1 :
第三の波平 ◆JXLBbnYqTY :
2012/02/20(月) 08:40:05.59 0
2 :
第三の波平 ◆JXLBbnYqTY :2012/02/20(月) 08:40:43.55 0
推奨図書 <日本> ★日本の歴史シリーズ (講談社学術文庫) ISBN:4062919079 網野善彦監修の日本の歴史の最新シリーズ文庫本。いままで歴史シリーズで一般的な権力史 だけでなくその時代の風俗が描かれてどれも読み応えあり。 ★日本倫理思想史1〜4 和辻哲郎 (岩波文庫) ISBN:4003811062 日本人には思想がないと言われる中で、通史として倫理思想を描いた野心作。主に武士の倫 理の変化が丹念に描かれている。 ★日本仏教史 末木文美士 (新潮文庫) ISBN:4101489114 日本の仏教のわかりやすい通史。 ★日本の歴史をよみなおす (全) 網野善彦 (ちくま学芸文庫) ISBN:4480089292 日本人=農業中心という固定概念を覆し、島国という地形をもとに多様に生きてきた新たな日 本人像が示される網野歴史学の代表作であり人気本。 ★沈黙の宗教――儒教 加地伸行 (ちくま学芸文庫) ISBN:4480093656 日本人もまた儒教の影響を受けていると言われるが、具体的には実感がない。孔子以前の宗 教としての儒教を分析し、いかに日本人の中に浸透しているからを分析する。 ★禅学入門 鈴木大拙 (ちくま文庫) ISBN:4061596683 西洋人向けに書かれているために難解な禅学をわかりやすく解説されている。西洋人の日本 人=禅的と言われる理由がわかる?ハイデガーも絶賛したと言われる鈴木禅学の入門書。
3 :
第三の波平 ◆JXLBbnYqTY :2012/02/20(月) 08:41:15.47 0
★江戸時代とはなにか―日本史上の近世と近代 尾藤正英 (岩波現代文庫) ISBN:4006001584 日本人にとって職がいかに重要な役割をしてきたかを大胆な仮説で分析する。 ★「愛」と「性」の文化史 佐伯順子 (角川選書) ISBN:4047034312 性に関する分析が重要なのは、その文化がどの程度、西洋キリスト教の禁欲文化の影響を受 けたかがわかるからだ。日本人はキリスト教の影響はクリスマスイベントぐらいと考えがちだ が、近代化を通して根深く浸透している。それが江戸時代以前の日本人がいかに性に開放的 であったかで知ることでわかる。 ★逝きし世の面影 (平凡社ライブラリー) 渡辺京二 ISBN:4582765521 幕末から明治初期に来日した西洋人の証言を丹念に積み上げて、西洋化する前の逝きし日本 文明を描き出す野心的な試み。しかしそこで浮かび上がるのはいまも懐かしく、共感できる原 −日本人である。日本人とは何者か知るための現代日本人のバイブルとすべき本だと思う。 ★日本経済史 石井 寛治 ISBN:4130420399 日本の近代史は多くが戦争史として描かれるが、その底部で劇的に変化する経済史は欠かせ ない。明治以降の近代化によって日本の経済はいかに立ち上がったのかを分析する。 ★昭和史 1926-1945 (平凡社ライブラリー) 半藤一利 ISBN:4582766714 戦争の時代である昭和史前半を、ドキュメンタリータッチで描いていく。登場人物がいきいきと 浮かび上がる読みやすくおもしろい昭和史。
4 :
第三の波平 ◆JXLBbnYqTY :2012/02/20(月) 08:41:47.58 0
<世界> ★世界の歴史シリーズ (中公文庫) ISBN:412205253X いままでの世界史=西洋史に対して、中国、中東など非西洋圏に多くの巻がさかれている。ま た最新の調査結果もふんだんに盛り込まれている世界の歴史シリーズ最新文庫本。 ★世界史 上・下 (中公文庫) ウィリアム・H. マクニール ISBN:4122049660 世界史を世界全体の連動した動きとしてまとめ上げる。世界史が一つの潮流として見えてくる。 西洋でも大ベストセラー本。 ★戦争の世界史―技術と軍隊と社会 ウィリアム・H. マクニール ISBN:4887082711 歴史とはなにかと一言で言うなら、歴史とは強い者が勝つ戦争の歴史である、と言えるだろう。 戦争を中心に世界史を描き出すマクニールの名著。 ★世界文明における技術の千年史 アーノルド パーシー ISBN:4794805225 技術の変遷を世界史として描き出す数少ない本。多くの技術が中国から発生し、やがて西洋 の近代化へつながることがわかる。 ★キリスト教の歴史 (講談社学術文庫) 小田垣雅也 ISBN:4061591789 日本では案外ない、キリスト教の通史がをわかりやすく描かれている入門書。 ★イスラームから見た「世界史」 タミム・アンサーリー ISBN:431401086X ギリシア・ローマ時代と近代の間の西洋中世暗黒の1千年。それはまさにイスラム圏の時代 だった。失われたパズルのピースが埋まるように世界史の全体が見えてくる。いままでの世界 史では西洋の影として描かれるイスラム圏だが、地中海圏と中華圏との間に位置する中心とし てイスラム圏を描くことで世界史が見えてくる。
5 :
第三の波平 ◆JXLBbnYqTY :2012/02/20(月) 08:42:19.49 0
★西洋哲学史 1〜3 バートランド・ラッセル ISBN:4622019019 ギリシア哲学からキリスト教、そして啓蒙主義へと西洋人がたどった精神の変遷が丁寧に描か れるラッセルの名著。 ★小説「聖書」 3部作 ウォルター・ワンゲリン ISBN:4198612277 聖書を物語として描く旧約聖書、新約聖書、使徒伝の3部作。古代西洋史において聖書は貴重 な歴史資料でもある。またその内容はその時代を描いた物語として楽しく読むことができる。 ★物質文明・経済・資本主義15-18世紀 全6巻 フェルナン・ブローデル ISBN:462202053X 産業革命へ至る西洋の発展を、自給自足、交換という経済活動を中心に丹念に描いていくブ ローデルの代表作。産業革命など存在しない。テイクオフは革命などではなく緩やかで積み上 げられた経済の活動だった。 ★戦後世界経済史―自由と平等の視点から (中公新書) 猪木 武徳 ISBN:4121020006 戦後を考えることはグローバルな経済の変遷が中心になるだろう。戦後経済史のわかりやす い新書。 ★第三の波 (中公文庫) アルビン・トフラー ISBN:4122009537 1980年に現在の、農業、工業に続く情報化が世界をいかに変えるかを分析し、いまもまだ新し いトフラーの名著。まだボクたちは第三の波の始まりにいる。
6 :
第三の波平 ◆JXLBbnYqTY :2012/02/20(月) 08:55:29.60 0
■知の北極星とエクスタシー 起源としてのギリシア ギリシア時代はほんと不思議である。現代西洋文明の起源のように語られるが、実際はギリシ アと言ってもアテナイのことだし、人口20万人、その中でも市民と言われるのは4万人程度で ある。このわずかな小さな都市が、現代の起源であるという。 シュメールにはじまる都市文明から考えれば、中東にはそれ以前に3千年近い文明史があり、 まさにアテナがペルシア帝国に奇跡的に勝利した時代、ギリシアはそうそうたる中東文明から すれば、ただの田舎の漁村だった。 それがその後に、アレクサンダーのペルシア征服で、ヘレニズムとして中東に広まり、またロー マ帝国時には、キリスト教の源泉の一つとして世界に広まり。またルネサンスでは回帰し、現代 の西洋文明の元になったという。なんとも良くできた話しである。 結局、文明は中東で生まれたのだし、帝国は中東で育ち、文明は中東で育った。ローマ時代で も、西洋は辺境な田舎だった。それが逆転するのは、まさに産業革命前頃だろう。ギリシア思 想にも、それまでの源泉があり、またその後継承したのも中東だった。
7 :
第三の波平 ◆JXLBbnYqTY :2012/02/20(月) 08:56:01.83 0
真理と北極星 真理とは北極星のようなものだろう。日々刻々と変化する星空の中で、いつもどこでも変わらず 同じ位置にある。真理を強く求める始めは一神教に求めることができる。初期の宗教は多くが 土地に根ざし、豊穣を祈ることに始まる多神教である。土地に根ざす民は土地が固定になるた めに星の変化、周期を気にする。北極星を気にするのは放浪する民である。 ユダヤ人が一神教や厳しい戒律を強く求め出したのはバビロン捕囚からである。もともと放浪 の旅であったユダヤ人がイスラエルに定住の地をえたが、バビロニアにより征服される。バビロ ニアの政策で征服民は別の地へ移動される。ユダヤ人の一部はユダに残り、あるものはバビ ロニアに送られ、またあるものは他の地へ逃げる。ばらばらになる中で、教義は強くなるのは結 束を高めるためだろう。一神教はユダヤ人におって北極星の働きをした。どこにいてもいつでも 見失わないように。そこに厳密な戒律は北極星の輝きである。固定した位置とともに、強く輝く 強度が重要になる。
8 :
第三の波平 ◆JXLBbnYqTY :2012/02/20(月) 08:56:33.94 0
「演繹される論理体系」と知の北極星 ギリシア人の発明は、一神教とは別に、真理を見いだしたことである。ギリシア以前二千年以 上、知は蓄積されてきたが、プラトンのイデアに象徴されるように、知の中にいつ、どこでも変 わらない北極手を見いだすという抽象がギリシア人の発明である。プラトンのイデア論に多大 な影響を与えたのはピタゴラスである。まさに知の北極星を求めたのはビタゴラスである。 ビタゴラスはピタゴラスの定理で有名であるが、彼は神秘主義ピタゴラス教団の教祖であり、数 学はいつ、どこでも変わらない知の北極星であり、そして神の言葉だったのである。エジプトな どを旅し実践を学んだ中から、抽象として神の言葉、数学を見いだす。 プラトンが政治家に数学を学ぶように推奨したのはそのためである。真理の言葉としての数 学、すなわち「演繹される論理体系」は、絶えず知識人達を魅了し、西洋の知識思考の基礎と なる。数学がローカルな言語でしかないことがウィトなどにより明らかにされた今も続いている。 近代の知を先導する科学は演繹よりも実験値を積み上げで法則性を見いだす帰納を重視す る。さらに現代では帰納は確率論によって強化された。しかしそれでもその根底にあるのは「演 繹される論理体系」への強い信仰である。現代の歴史においてギリシア時代が特異点である のはこのような信仰の起源であるからだ。
9 :
第三の波平 ◆JXLBbnYqTY :2012/02/20(月) 08:57:24.11 0
真理のエクスタシー >> A・N・ホワイトヘッドの有名な表現によれば、西洋哲学史は、要するにプラトン哲学に対する一 連の脚注にすぎない。宗教思想の歴史においても、プラトンは同様に重要であり、古代後期、 とくに四世紀以降のキリスト教神学、イスマーイール派の霊知、イタリアのルネサンスなどはす べて、程度の差はあるもののプラトン派の宗教的なヴィジョンの痕跡をとどめている。 プラトンが、ときにはイデアの世界を現実の世界のモデルとして語り、またときには、感覚的現 実の世界がイデアの世界に「参与する」ことを認めたりしたことは問題にならない。しかし、この 永遠のモデルとなる世界がいったん正しいものと仮定されれば、人間がいつ、どうやってイデア を知ることができるのかが、説明されなければならない。プラトンが、魂の運命に関する「オル フェウス派的」、ピタゴラス派的理論を踏襲したのは、この問題を解決するためにほかならな い。・・・みずからの体系にあわせて、魂の輪廻と「想起」(アナムネーシス)の理論をとり入れた。 プラトンは、知ることは、要するに思い出すことに帰着すると考えている。地上での生と次の地 上での生とのあいだに、魂はイデアを観照し、純粋で完全な知識にあずかる。しかし、転生の 過程で魂はレテの泉から水を飲み、イデアを直接観想することによって得た知識を忘却する。 しかしながら、この知識は転生した人間に潜在化しており、哲学の働きによってよびもどすこと ができる。P265-266 世界宗教史3 ミルチア・エリアーデ (ちくま学芸文庫) <<
10 :
第三の波平 ◆JXLBbnYqTY :2012/02/20(月) 08:57:57.14 0
ピタゴラスにしろプラトンにしろ、真理は神秘主義として宗教と結び付いている。しかし真理が神 の領域にしかないというのはそれほどおかしくなことではない。しかしおもしろいのは彼らが影 響を受けたオリフィック教は、ギリシアな正当な神話の神々ではなく、異教系のディオニソスニ の系譜にある。ディオニソスニは身体的な熱狂を重視する。 土地に根ざし慣習に従い生きる人々がディオニソスを求めたのは豊穣を祝う祭りなどの非定常 時だろう。しかしオリフィック教は身体的な熱狂を精神的な禁欲主義へ変える。禁欲的な恍惚 により現実から神的なものへ近接する。 真理への欲求はそのはじめから神的な熱狂と結びついているのはおもしろい。土地に根ざし、 慣習に従い「健全」に生きる人々には北極星は必要がない。北極星を求める人はさ迷い、強い 光の導きをもとめている人々だ。真理という絶対の静点というイメージとは異なり、真理への跳 躍には強い渇望、エクスタシー、熱狂を必要とする。「健全」は生活から見れば異常である。 ブラトンが知のあるところにすべてに感染し続ける。キリスト教、イスラム教、ルネサンス、科 学、啓蒙主義、社会主義、自由主義…グーグル…これらの感染が示すのは、真理とはエクスタ シーであるといことだろう。
11 :
第三の波平 ◆JXLBbnYqTY :2012/02/20(月) 08:58:45.29 0
ギリシアと江戸 江戸時代の江戸はその時代、世界有数の都市であった。人口、市場の発達、システムとしての 高度さなど。そんな日本では、近代化前まで、西洋的な知の北極星への欲求はほとんどな かった。日本人は擬似単一民族として島国日本という土地に根ざして生きてきたために、宗教 においても雑多な多神教であり、宗教を求める強度も低い。このために北極星を求める必要が なかったためだろう。 ギリシア人がなぜユダヤ人のように、北極星をもとめたのはわからない。そもそもギリシア人そ のものの特性であるよりも、ピタゴラスやプラトンなどの知識人の特性であるといえる。またギリ シアが中東圏という中心に対する周辺にいて、多様な知を俯瞰して見ることができる位置にい たことが上げられる。 またギリシアが原住民をドーリア人移民が征服した文明でであることだ。奴隷制によって市民 は労働しなかった。ピタゴラスもプラトンも金持ちで、労働から切り離されていた。ギリシア人は 奴隷制によって、労働することを蔑視した数万人の選民が文化を構築することで、実働から抽 象を思考したといえる。 それに対して、日本人は縦の身分制とともに、横の職の体系によって、現世利益的な実働を重 視し職が単なる労働ではなく、儀礼であり、宗教であり、高度な秩序システムを構築していた。 今となっては、日本人はいかに、高度な社会システムを機能させていたのは気になる。もしか するとこれからの日本のあり方のヒントになるかもしれない。
なんだブログの宣伝だったかw
14 :
第三の波平 ◆JXLBbnYqTY :2012/02/20(月) 23:32:00.88 0
■自然信仰から自然主義への飛躍 プラトンの国家論と日本の職の大系は全く違う、しかし近いところがある。プラトンの国家の始 まりは、人にはそれぞれ生まれ持っての得意不得意がある。それぞれが得意に特化すること、 それが理想的な正義の国となる。ここで自然は、生まれに指す。生まれもっての得意不得意を もとに、大系が作られる。ここが自然主義的な形而上学。 しかし日本の職の大系は、生まれついて場所によって職は固定される。農民の家に生まれれ ば農民となる。生まれ持っては関係が無く、家が重視される。重要であるのは才能そのものよ り、慣習に組み込まれること。済めば自然と調和する自然信仰 日本人もプラトンも自然をその根底におくことは同じ。だから教育を重視する。人は慣習が重要 であり、その中で人は正しく育つ。しかしプラトンは、それ以上に生まれによる自然的素質を重 視する。生まれる前に、絶対的な正しさがある。それがイデア論につながる。慣習はイデアをよ り汚れなく育てる過程である。この形而上学的な正しさを信じるにいたるのは、数学である。数 学は人間を超越した正しさ。形而上学的な自然。日本人にはこのような形而上学的な正しさなどない 自然信仰から自然主義への飛躍。それがプラトン。宗教で言えば、土着の自然信仰から、キリ スト教などの一神教への飛躍。そのまま、対応する。自然が形而上学へと抽象化する。結局、 この構図は、科学、啓蒙主義、社会主義でも同じ。ギリシア哲学では、この抽象は、ピタゴラス の実働算術から数学への飛躍にはじまるといわれる。土着の自然信仰から、キリスト教などの 一神教への飛躍に、このギリシア的論理的な飛躍が取り入れられて、神学へなっていく。
15 :
第三の波平 ◆JXLBbnYqTY :2012/02/20(月) 23:32:42.60 0
>> ソクラテス「われわれがいましがた、完全な哲学者となるために必要な資格として要求したよう な諸条件を、全部残らずそなえた自然的素質というものは、人間たちのなかにきわめてまれ に、少数しか生まれてこないということ、この点は、すべての人がわれわれに同意するだろうと 思う。 ・・・そういう自然的素質の持前としてわれわれが誉め讃えたものの一つ一つが、それをそなえ た魂を堕落させ、哲学から引き離すという事実がある。ぼくが言うのは、勇気とか、節制とか、 その他われわれた挙げたすべてのもののことだ。 植物にせよ動物にせよ・・・そのすべての種子、あるいはそれから生じるものについて、われわ れは次のような事実を知っている。すなわち、もしそうした種子が、それぞれに適した養分や、 季節や、場所などに恵まれなかった場合には、それが力強いすぐれた種子であればあるほど、 それだけいっそう多く、自分が本来必要とするものに不足することになる。なぜならば、悪いも のは、善くないものに対してよりもむしろ善いものに対してこそ、つよい反対関係にあるからだ ・・・われわれは魂についてもこれを同じように、最善の自然的素質に恵まれた魂は、悪い教育 を受けると、特別に悪くなると言うべきではないだろうか?」P40-41 国家 下 プラトン (岩波文庫) <<
16 :
世界@名無史さん :2012/02/21(火) 02:42:33.29 0
良スレ
まず一番初めにオリエントの宗教があった その次にホメロスなどの文学が現れた 次にタレスなどの哲学者が現れた 最後に歴史家ヘロドトスが現れた つまり、まず宗教を学び、次に文学を学び、次に哲学を学び、 最後に歴史を学ぶべきである 歴史など下位の下位の学問である
18 :
第三の波平 ◆JXLBbnYqTY :2012/02/22(水) 17:38:19.51 0
>>17 なんの系譜を語っているのかわからない。
取り合えず歴史の基礎を学んでください。
19 :
世界@名無史さん :2012/02/24(金) 01:59:56.82 0
>>2-5 で挙げられている本のうち、
「哲学」の本って、ラッセルの書いた<入門書>だけじゃん・・・
しかもラッセルのこの本、自分の分析哲学的見地に立って、
過去の哲学者、ヘーゲルやライプニッツやベルクソンを、ニーチェを、
「はい、この人何言ってるかわからないから、哲学者失格ね」
って、バサバサ切り捨てていってしまってる、っていう
哲学史的にはかなり問題ありの、DQN入門書だよ。
だな。スレタイ見たあとざっと眺めて、意味がわからんかった。 俺のお勧めは、木田元「反哲学史」かな。タイトルに似合わず良くまとまってる。 とりわけ、ギリシア哲学の出発点に力点おかれてるのが板的に丁度いいかと。
つーか入門書とかじゃなくて、「哲学」で議論しろw
22 :
世界@名無史さん :2012/02/24(金) 10:57:27.94 O
哲学なんか結局自分で考えた方が早いよ あとは自分の考えを押し付けるやり方と相手の受容の態度が問題になるだけ 歴史は知識に依ることが多いからグダグタとダベることが多いけど 哲学のように話を深めなければ意味がない話を2ちゃんでやるのは無理、それは哲学板の不毛さを見れば分かる そもそも最初から話題を提供するでも他人の考えを聞きたいわけでもなく 自分の理論と修辞的論理を披露したいだけだろ
23 :
第三の波平 ◆JXLBbnYqTY :2012/02/24(金) 13:22:30.91 0
>>19 3巻の近代哲学はラッセルを読む必要はないのと、
ラッセルもまだ当事者で、俯瞰できていない。
一番面白いのは、2巻のキリスト教史かな。
1巻のギリシア思想史も結局、キリスト教史の前走的な位置づけだし。
2巻から、最終的にはいかに近代につながるか。
24 :
第三の波平 ◆JXLBbnYqTY :2012/02/24(金) 13:29:10.50 0
>>19 も哲学というと、ラッセル、ヘーゲル、ニーチェ。
>>22 もそうだが、
日本人にとって哲学とは結局、理屈、形而上学、非日常的で、
結局、日本における哲学需要は思春期の中二病者だけ
となるね。
哲学とはそういうものではなくて、とても日常的なもの。
西洋人にとって、日常を基礎づけるために哲学思想を
考えてきた。
日本人と違うのでは、多民族国家で、日常が一つではない。
だから言葉で表現して競いあわなければならない。
日本人は擬似単一民族でそのような必要がなかった。
それでも、日本にも道徳、倫理、法、経済はあったわけで、
そこに思想はあった。
25 :
第三の波平 ◆JXLBbnYqTY :2012/02/24(金) 13:30:42.78 0
新たな権力は新たな海外文化をかかげて台頭する 日本人に特徴的なのが、明治以来の根深い西洋信仰がある。日本はダメだ、世界(西洋)はす ごいというのが、日本人の基本スタンスである。西洋に追い付け追い越せで近代を生き抜いて きた日本人に深く染み付いている。西洋人が日本的なものをほめることに疑心暗鬼で、不快感 さえ感じる。かといって、日本人が日本を好きでないということではない。いわば自信がない。 さらにいえば海外を重視する姿勢は大和朝廷以来の伝統とも言える。日本人は中華文化圏を 生き、たえず新たな文化を中国から吸収してきた。この傾向はアヘン戦争で中国(清)が子供 のように西洋に破れたときまで続いた。 日本人は大国の動向に敏感に反応することで生きてきた。この敏感さは単に大国に征服され る心配だけではなく、日本国内の権力闘争において、新たな権力は新たな海外文化をかかげ て台頭するからだ。この運動は主に世代論をとることが多い。ある海外文化にカブレた世代に 対して、新たな海外文化にカブレた世代が、時代は変わったと主張する。この運動では古い世 代はいつも「日本人的である」と批判される。 最近なら有名なガラケーとスマホのカラパゴス論争にこの典型的なパターンが見られる。様々 に変化してきたにもかかわらず、この伝統的な日本人の「ガラパゴス」な新陳代謝運動のかわ らなさには驚いてしまう。
さすが第三の波平。良スレ。
27 :
世界@名無史さん :2012/02/24(金) 17:50:46.62 O
>>24 おいおい理屈は非日常的なものなのかよ
逆に西洋の哲学は何か「日常的な」ものであって理屈でも刑而上学でもないのか・・・
「哲学とはそういうものでない」これは
1.根拠抜きに強引な二元論で相手にレッテルを貼り
2.日常的、という表現で具体的な論理を誤魔化し
3.日本における哲学の形態を想定しておきながら何故か理想化された西洋哲学の形態だけを哲学とする理由無き独断
という酷いものだね・・・
つーか、君のレスがまんま俺が前に言ったレスに当てはまるでしょ?
君の西洋日本比較文化哲学論に当てはめて開陳したいだけで、反論になってはいない
まず論点が噛み合わないんだよな、自分の考えを押し付けたいだけだから
論点の逸脱と論理の飛躍、それが君のいう表現して競い合うこと名のか?
君自身、自分に優しい論場を作ろうとしてるだけで何も競争などしていないでしょ
28 :
第三の波平 ◆JXLBbnYqTY :2012/02/24(金) 18:46:30.13 0
>>27 なにが言いたいかよくわからん(笑)
日本人の哲学理解は変だ、とボクはいったわけだが、
キミは、そんなことはないと?
29 :
第三の波平 ◆JXLBbnYqTY :2012/02/24(金) 18:48:25.03 0
ギリシア時代という特異な位置をどう理解するか ギリシアで奇跡が起こったわけではなく、1つはオリエント文化、すなわち人類史の一つの成熟期であった。 またその高い評価は近代西洋の起源としてだ。 中世の低い評価は忘れられていたというよりも必要とされなかったということ。 だから素晴らしいプラトンは現代的な価値においてだ。 現代的な価値において、 プラトンは奇跡的だ。 キリスト教を、神学として成熟させて、 さらには近代化においても、その精神性の元になった。 ではプラトンの精神性とはなのか。
30 :
第三の波平 ◆JXLBbnYqTY :2012/02/24(金) 19:04:40.71 0
ギリシア思想の気持ち悪さは、それまでエジプト、オリエントなど広い範囲で影響を与えあったものが、 一気にキリシアのわずかに都市の中で閉じて歴史が展開する。 このようなことはキリスト教史でもない。
31 :
世界@名無史さん :2012/02/24(金) 20:14:16.28 0
しかしプラトンははたしてヨーロッパの歴史にそれほどの影響を与えたといえるのだろうか? アレクサンドロスが影響を受けたのはプラトン、アリストテレスよりむしろ アレクサンドロスに先駆けてペルシャに遠征し帰還したクセノポンだろう。 アレクサンドロスはプラトンの抽象観念的形而上学よりも、 同じソクラテスの弟子ながらはるかに実行力のあるクセノポンの哲学からより大きい影響力を受けているように思われる。 プラトンを崇拝するのは常に実行力の乏しい、保守的消極的な既成の特権を正当化しようとする身分階級である。 実際のヨーロッパを左右してきたのは既成の身分階級制度を超越した挑戦者たちである。 教皇を拉致するフィリップ四世、男装御免のジャンヌダルク、ルネサンス無双のフランソワ1世、 新旧不問のアンリ四世、リシュリュー、ヘンリー八世、クロムウェル、ナポレオン、これこそ世界史!
32 :
第三の波平 ◆JXLBbnYqTY :2012/02/24(金) 20:45:18.08 0
プラトン思想をざっくりばさっといえば、この世界は数学でできている確信だ。 東洋思想を考えれば、こんな抽象的な世界の理解は存在しない。 プラトンはピタゴラスの基地外を受け継いでより体系化した。 この神の書いた数字を解読しようと西洋からオリエントからみなが熱狂するわけだ。 そして科学思想を通して世界を征服する。 ボクたちはいまも基地外な熱狂に取りつかれて、当たり前ななってしまっている。 あの目の前のものだけを信じて毎日笑ってすごしていた日本人でさえも、プラトンの魔力に勝てなかった。
33 :
世界@名無史さん :2012/02/24(金) 21:18:18.26 0
インド人とかどうなん?
34 :
世界@名無史さん :2012/02/24(金) 21:22:00.03 0
あるいは南米マヤにも高度な数学、天文学は存在した。
35 :
世界@名無史さん :2012/02/24(金) 21:25:56.34 0
完全に俺の私的な感想で悪いが 東洋思想は人間中心の観点から世の中で生きて行くうえでの教訓や意味を説く傾向 西洋思想は自然界や社会全体の仕組みを追究して物事の存在意義を見つけ出す傾向
プラトンはただ世界を構成する四元素に正多面体を想定しただけだろ どこが「この世界は数学で出来ている」なんだ アホか
37 :
第三の波平 ◆JXLBbnYqTY :2012/02/24(金) 21:49:10.13 0
>>33-34 数学があることと、世界が数学でできていると信仰ことは全く違う。
そもそもどこからこんな基地外な考えが出てきたのか謎だ。
>>35 キリスト教にしろ、東洋、西洋にかかわらず、宗教のほとんどの部分は
人間の道徳則からできている。
ギリシアのあと、西洋が仕組みの追求したのは、近代からでしょ。
どの地域でも、農耕の土着信仰は多神教で抽象性は低い。
他宗教にも寛容で、禁欲も低く、ゆるい。
一神教になると、厳しい戒律、他宗教への不寛容など、
強い宗教になる。
それでも、世界が数字でできているとという把握はない。
それぐらい、プラトンが言っていることはトンデモだ。
このコンセプトに過去どれだけの人が熱狂したことか。
38 :
第三の波平 ◆JXLBbnYqTY :2012/02/24(金) 21:55:03.30 0
現代では当たり前すぎて改めて考えないが、 世界が数字でできているという信仰の異常性 このコンセプトの魔性 最初にこのコンセプトに気がついたとされる ピタゴラスの神秘主義は有名。 神秘主義からしかこのような狂ったコンセプトは出てこない。 もしかすると、本当の精神病者だったではとも思う。
39 :
第三の波平 ◆JXLBbnYqTY :2012/02/24(金) 22:01:05.85 0
ただ西洋人がその起源としてプラトンを聖人化するための物語 であることも、否めない。 世界が数字でできているという信仰には、 その根底に市場経済があったと思う。 抽象的な数字としての貨幣の普及と関係するんだと思う。
40 :
第三の波平 ◆JXLBbnYqTY :2012/02/24(金) 22:23:41.68 0
>>31 アレクサンドロスは家庭教師のアリストテレスからさえ影響を
受けなかったといわれるが、
アレクサンドロスによってはじまるヘレニズムは
ギリシア文化を世界に拡散した。
さらにはローマ帝国。
そしてキリスト教。
キリスト教がローマ国教となり世界に広まるときには、
すでにプラトンと一体化していた。
41 :
世界@名無史さん :2012/02/24(金) 22:24:55.59 0
しかし哲学だけで世界史は理解できない。 しょせん哲学は世界史の中の極々一部にすぎない。 まず哲学があって、世界史が構成されているのではなく、 むしろ先に世界史があって、その影響で哲学が構成され存在していると考えるほうが正しい。 プラトンがいたからアテネが海洋都市国家になったのではなく、 アテネが海洋都市国家であったからこそプラトンの哲学が構成された。
42 :
世界@名無史さん :2012/02/24(金) 22:25:43.31 0
世界史が哲学の影なのではなく、哲学が世界史の影なのだ。
43 :
世界@名無史さん :2012/02/24(金) 22:31:02.46 0
逆に言えば確かに哲学を知らなければ歴史を語れないとも言えるが、 歴史を知らなければ哲学を語れないとも言える。 フリードリッヒ大王が完敗のまま終わっていれば、カントが哲学の権威になることもなかっただろう。
44 :
第三の波平 ◆JXLBbnYqTY :2012/02/24(金) 22:35:41.08 0
>>41-42 それは否定しないが、
歴史は誰が作るかという問題がある
プラトンでいえば、プラトンを基点として歴史を
語ったのかは誰かという問題がある。
それとともにまたプラトンはいまもベストセラーの著書があり、
そのすばらしさは確かだ。
哲学を知らなければ歴史は語れない、とはそういうことでしょ。
そもそも、かつて歴史は権力者の歴史だった。
いまも基本はそうだが、
いまはヘーゲル、ニーチェ、フーコーを経て、
歴史も哲学的、系譜学的に深層になった。
系譜学とは、それまでのベタな歴史を疑いつつ
語るということ。これはいまや常識でしょ。
45 :
第三の波平 ◆JXLBbnYqTY :2012/02/24(金) 22:40:05.46 0
かつて歴史はのんきなものだったが、
いまや哲学的であることが当たり前になっているということ。
たとえば
>>2-3 でも上げた
日本の歴史シリーズ、世界の歴史シリーズは、
少し前に歴史シリーズとずいぶん変わっている。
少し前のものはほんとに単面な英雄史だったが、
最近のものは多面的で深い。
46 :
19 :2012/02/25(土) 02:48:34.11 0
>>23 > ラッセルもまだ当事者で、俯瞰できていない。
そういう問題じゃない。
「まだ当事者」であったラッセルと同世代人であっても、
もっと客観的に、近代哲学史を見ることができた人間は、いくらでもいたわけで。
だからこれは単に、ラッセル自身の資質の問題。
それと、あなたの推奨している第二巻の中世思想史だって、第三巻と全く同じレベルにしか自分には思えない。
まあ所詮は、無神論者には中世哲学はわからない、という気が、特にラッセルを読んでいると強くする。
(これについても、無神論者であってももう少しはよく理解している人が、いると思う)
あと、
>日本人にとって哲学とは結局、理屈、形而上学、非日常的で、
>結局、日本における哲学需要は思春期の中二病者だけ
何でそうなるの?
俺はラッセルがヘーゲルやニーチェを根源的に誤読している、って言っただけで、
「哲学は形而上学だ」などとは一言も言っていないのだが。
近代以降の哲学というのは、ある意味で「形而上性」と「日常性」との相克の中で戦ってきたものなわけで。
例えばヘーゲルから見れば、当然ながら
あなたの言っている「理屈、形而上学、非日常的」なものと「日常的」なものとの
止揚の上に哲学というものは成り立つので、従って
>>23 で言っていることは
初歩的事実さえ誤認した勘違い、ということにしかならないと思う。
・・・っていうか、素人さん相手に真面目に語りすぎたか、、、
たぶん、俺が言ったことが全然通じてないレスが
↓かえってくるんだろうな、って気がする・・・・orz
47 :
19 :2012/02/25(土) 02:50:29.80 0
ごめん正確には
>従って
>>24 で言っていることは
>初歩的事実さえ誤認した勘違い、ということにしかならないと思う。
だね。
48 :
世界@名無史さん :2012/02/25(土) 13:57:34.91 0
プラトンが国家的に聖人化されたのは、19世紀の帝政ドイツ以降だと思う。 ルネサンス期の新プラトン主義とかはあくまで一時的局部的な流行だった。 せいぜい中の上くらいだったプロイセンが19世紀になって北ドイツを統一し、 カイゼルを頂点とする一大官僚国家になった。 その官僚、特に高等文官、シビリアン官僚のエリート意識、優越感の根拠になったのがプラトンの国家論だ。 武力、腕力でなく、総合的教養=哲学によって国民を統制し、世界統一を目指す的感覚。 その官僚教育を支えたのが、ギムナジウム、国立大学での哲学教育だった。 ピタゴラス由来の数字信仰は、国家論を経て事務官僚のエリート意識の根拠に応用され、統計学的確率論万能主義になった。 去年崩壊した原発安全神話もそこに由来している。
カント由来の科学テクノロジーが 「和魂洋才」の“洋才”に符号したんじゃないですかね?
50 :
第三の波平 ◆JXLBbnYqTY :2012/02/26(日) 01:07:38.56 0
■なぜ人類はプラトンに熱狂するのか プラトンとはなにか ギリシア思想の気持ち悪さは、それまでエジプト、オリエントなど広い範囲で影響を与えあった ものが、一気にキリシアのわずかに都市の中で閉じて歴史が展開する。このようなことはキリ スト教史でもない。 ギリシア時代という特異な位置をどう理解するか。ギリシアで奇跡が起こったわけではなく、1 つはオリエント文化、すなわち人類史の一つの成熟期であった。またその高い評価は近代西洋 の起源としてだ。中世の低い評価は忘れられていたというよりも必要とされなかったということ。 だから素晴らしいプラトンは現代的な価値においてだ。現代的な価値において、プラトンは奇跡 的だ。キリスト教を、神学として成熟させて、さらには近代化においても、その精神性の元に なった。ではプラトンの精神性とはなのか。
51 :
第三の波平 ◆JXLBbnYqTY :2012/02/26(日) 01:08:26.91 0
世界が数字でできているというコンセプトの異常性 プラトン思想をざっくりばさっといえば、この世界は数学でできている確信だ。東洋思想を考え れば、こんな抽象的な世界の理解は存在しない。プラトンはピタゴラスの基地外を受け継いで より体系化した。この神の書いた数字を解読しようと西洋からオリエントからみなが熱狂するわ けだ。そして科学思想を通して世界を征服する。ボクたちはいまも基地外な熱狂に取りつかれ て、当たり前ななってしまっている。あの目の前のものだけを信じて毎日笑ってすごしていた日 本人でさえも、プラトンの魔力に勝てなかった。 どの地域でも、農耕の土着信仰は多神教で抽象性は低い。他宗教にも寛容で、禁欲も低く、ゆ るい。一神教になると、厳しい戒律、他宗教への不寛容など、強い宗教になる。それでも、世界 が数字でできているとという把握はない。それぐらい、プラトンが言っていることはトンデモだ。こ のコンセプトに過去どれだけの人が熱狂したことか。 アレクサンドロスは家庭教師のアリストテレスからさえ影響を受けなかったといわれるが、アレ クサンドロスによってはじまるヘレニズムはギリシア文化を世界に拡散した。さらにはローマ帝 国。そしてキリスト教。キリスト教がローマ国教となり世界に広まるときには、すでにプラトンと一 体化していた。 現代では当たり前すぎて改めて考えないが、世界が数字でできているという信仰の異常性。 このコンセプトの魔性。最初にこのコンセプトに気がついたとされるピタゴラスの神秘主義は有 名。神秘主義からしかこのような狂ったコンセプトは出てこない。もしかすると、本当の精神病 者だったではとも思う。
52 :
第三の波平 ◆JXLBbnYqTY :2012/02/26(日) 01:09:02.78 0
プラトンを基点として歴史を語ったのかは誰か ただ西洋人がその起源としてプラトンを聖人化するための物語であることも、否めない。あるい は世界が数字でできているという信仰には、その根底に市場経済があったと思う。抽象的な数 字としての貨幣の普及と関係するんだと思う。 歴史は誰が作るかという問題がある。プラトンでいえば、プラトンを基点として歴史を語ったの かは誰かという問題がある。それとともにまたプラトンはいまもベストセラーの著書があり、その すばらしさは確かだ。哲学を知らなければ歴史は語れない、とはそういうことでしょ。そもそも、 かつて歴史は権力者の歴史だった。いまも基本はそうだが、いまはヘーゲル、ニーチェ、フー コーを経て、歴史も哲学的、系譜学的に深層になった。系譜学とは、それまでのベタな歴史を 疑いつつ語るということ。これはいまや常識でしょ。 かつて歴史はのんきなものだったが、いまや哲学的であることが当たり前になっているというこ と。たとえば日本の歴史シリーズ、世界の歴史シリーズは、少し前に歴史シリーズとずいぶん 変わっている。少し前のものはほんとに単面な英雄史だったが、最近のものは多面的で深い。
53 :
第三の波平 ◆JXLBbnYqTY :2012/02/26(日) 01:12:19.47 0
>>46 ラッセルの哲学史が分析哲学に偏向しているまではわかった。
>>2-5 はすべて哲学本だ。
ボクは、西洋哲学という狭い意味で哲学をとらえていないということ。
54 :
第三の波平 ◆JXLBbnYqTY :2012/02/26(日) 01:12:56.71 0
55 :
世界@名無史さん :2012/02/26(日) 13:08:54.88 0
たとえば19世紀以前は国家公務員試験、昔の高等文官試験とかなかった。 18世紀以前は民法もろくになく、領主裁判権が通用していた。憲法もなかった。 あるのはそれぞれの村や町の掟、貴族の家の家法、それと教会法だけだった。 官僚を選ぶ基準は良くも悪くも学歴ではなく、身分や職歴、地縁血縁だった。 大学はあるにはあったがそれは私立の巨大なカルチャースクールのようなもので、 国家行政とは直接的には無縁だった。そもそも官職自体、金銭で売買されていた。 18世紀には日本の明治時代初期の官僚や大臣が皆そうであったように、必ずしもプラトンを知っている必要はなかった。 つまり19世紀以前は国家行政自体、いまよりはるかにあやふやだった訳で、 その分、プラトンの権威もあやふやだった。 しかし大学が国立になり、国立大学卒であることが官僚になるための必須要件になるとその権威は絶対的になる。 憲法民法が制定され、領事裁判権も宗教裁判も廃止され、国民皆兵となり、官僚によって全国民の生活が一律の基準で統制されるようになる。 それを哲学的に正当化する根拠がプラトンだった。
プラトンを持ち上げるとしたらローマ帝国がとっくにやってますよ。
57 :
世界@名無史さん :2012/02/26(日) 18:08:40.31 0
プラトンを持ち上げていたのはローマ帝国「時代」の一部の神秘主義者で、 共和政ローマ・ローマ帝国の国家行政がプラトンの哲学を基本にしていたとは言えない。 そもそも民会とか護民官とかいう制度はむしろプラトンの哲人王の思想とは真逆。 執政官を民会で選出するとか、わざわざ二人にするとか民衆不信のプラトンとは正反対の思想だ。 文章が上手いカエサルにしても、抽象観念的な文章のプラトンとはむしろ対極的。 新プラトン主義にしても、もともとのプラトンの思想とはかけ離れている。 つまりそれくらいプラトンの思想は普及していなかった。 ルネサンスの共和政都市国家も独裁を嫌った。君主国家は哲学より血統を重視した。 マキャベリはプラトンに近いかもしれないが、実現したわけではない。
58 :
第三の波平 ◆JXLBbnYqTY :2012/02/26(日) 19:07:49.74 0
>> A・N・ホワイトヘッドの有名な表現によれば、西洋哲学史は、要するにプラトン哲学に対する一 連の脚注にすぎない。宗教思想の歴史においても、プラトンは同様に重要であり、古代後期、 とくに四世紀以降のキリスト教神学、イスマーイール派の霊知、イタリアのルネサンスなどはす べて、程度の差はあるもののプラトン派の宗教的なヴィジョンの痕跡をとどめている。 プラトンが、ときにはイデアの世界を現実の世界のモデルとして語り、またときには、感覚的現 実の世界がイデアの世界に「参与する」ことを認めたりしたことは問題にならない。しかし、この 永遠のモデルとなる世界がいったん正しいものと仮定されれば、人間がいつ、どうやってイデア を知ることができるのかが、説明されなければならない。プラトンが、魂の運命に関する「オル フェウス派的」、ピタゴラス派的理論を踏襲したのは、この問題を解決するためにほかならな い。・・・みずからの体系にあわせて、魂の輪廻と「想起」(アナムネーシス)の理論をとり入れた。 プラトンは、知ることは、要するに思い出すことに帰着すると考えている。地上での生と次の地 上での生とのあいだに、魂はイデアを観照し、純粋で完全な知識にあずかる。しかし、転生の 過程で魂はレテの泉から水を飲み、イデアを直接観想することによって得た知識を忘却する。 しかしながら、この知識は転生した人間に潜在化しており、哲学の働きによってよびもどすこと ができる。P265-266 世界宗教史3 ミルチア・エリアーデ (ちくま学芸文庫) ISBN:4480085637 <<
59 :
第三の波平 ◆JXLBbnYqTY :2012/02/26(日) 19:13:04.96 0
プラトンの哲学王制はあまりに理想主義でそれを実現する 動きはないでしょ。イデア論などもっと思想的な部分で 影響を与えている。
60 :
第三の波平 ◆JXLBbnYqTY :2012/02/26(日) 19:15:18.53 0
プラトンのイデア論は世界の真理を説き明かすというようなものではなく、 人には、そしてものには正しい役割があるという とてもプラグマティックな確信に基づく。 その意味でとても倫理的である。
61 :
第三の波平 ◆JXLBbnYqTY :2012/02/26(日) 19:22:22.31 0
帝政ドイツなのか、欧州を通して日本もプラトン的なものを感じる。 日本の近代は、国民を役割に配置するイメージは プラトンにたどれる?
62 :
世界@名無史さん :2012/02/26(日) 19:49:08.46 0
それはプラトンでしょう。特にヘーゲルを仲介にした。
たどれないかな… もう少し勉強した方が良いかも
64 :
第三の波平 ◆JXLBbnYqTY :2012/02/27(月) 09:23:43.58 0
明治維新の強烈な禁欲主義とその後の全体主義にプラトンの影響をないとはいえないだろうけど、 それ以上にもともと強い役割社会の日本ならではの影響があるように思うが。
65 :
第三の波平 ◆JXLBbnYqTY :2012/02/27(月) 10:15:03.57 0
禁欲主義の系譜をどのようにたどるか
66 :
世界@名無史さん :2012/02/27(月) 13:34:16.26 0
そもそも明治時代以前の日本には国家と国民と言う概念がなかった。 世襲領主(藩主)と世襲領民、極少数の世襲家と世襲天皇しかいなかった。
67 :
第三の波平 ◆JXLBbnYqTY :2012/02/27(月) 14:54:03.02 0
誤解のある言い方だな。 いまのようなナショナリズムは明治以降だが、外国人に対する日本人という概念自体はあった。
68 :
第三の波平 ◆JXLBbnYqTY :2012/02/27(月) 14:58:47.07 0
あとは身分制により、すべてほぼ世襲制。 世界的に、家系、血族を重視する文化は多いが、日本人のように、血よりも家業、家督を重視する文化は珍しい。 これは、社会の中の役割を重視する日本独特の文化だか、 プラトンの職業主義に似ているところが面白い。
69 :
第三の波平 ◆JXLBbnYqTY :2012/02/27(月) 15:48:05.15 0
>>48 、
>>55 、
>>57 は、
プラトンの具体的な政治思想の影響に
聖人化についてだが、
プラトンの思想の後世への影響は
>>58 のように、
哲学においても、宗教においても、根深い。
思想の核心は、もともと世界は数学や幾何学のような神の言葉でできている。
それを真理は人間の英知を超えた超越的であるからただ神へ祈るしかない、
ではなく、形而上学として理解できるから、掘り起こせというだろう。
哲学においても、宗教においても、ここから人の探求がはじまる。
ようするにいくら神に関することでも、客観的な論理を語ることが重要になる。
70 :
第三の波平 ◆JXLBbnYqTY :2012/02/27(月) 15:51:16.76 0
>>48 、
>>55 、
>>57 は、プラトンの具体的な政治思想の影響についてだが、
プラトンの思想の後世への影響は
>>58 のように、哲学においても、宗教においても、根深い。
プラトン以前は、真理は人間の英知を超えた超越的であるからただ神へ祈るしかなかったが、
世界は数学や幾何学のような神の言葉でできている。
すなわち形而上学として理解できるものだ。
哲学においても、宗教においても、ここから人の探求がはじまる。
ようするにいくら神に関することでも、客観的な論理を語ることが重要になる。
それがキリスト教の神学となり、プラトン的な理屈が組み込まれていく。
71 :
第三の波平 ◆JXLBbnYqTY :2012/02/27(月) 16:00:58.51 0
それとともに、数学や幾何学は現代人が考えるように、 倫理とは関係がなき、無機質なものではなく、 ピタゴラス派が考えたように、倫理的なものを指示するものだった。 すべてにはイデアという正しい役割があるという倫理的な核心。 靴屋は靴屋の正しい役割があり、軍人には軍人の正しい役割があり、 政治家には政治家の正しい役割があり、 そしてこれらの正しさの核心を知っている者が哲学者であって、 哲学者が支配者になることよい、となる。 そして重視するのが、そもそも正しいことが世界の基本なのだから、 歪まないように育てることが重要である。 ここに禁欲主義が現れる。
72 :
第三の波平 ◆JXLBbnYqTY :2012/02/27(月) 16:10:58.60 0
キリスト教の中に組み込まれて、 ローマ帝国の国境化として、広まっていく。
73 :
世界@名無史さん :2012/02/27(月) 21:05:55.76 0
なんつうかこれこそニーチェが一番嫌悪した思想だよな。
74 :
第三の波平 ◆JXLBbnYqTY :2012/02/27(月) 23:03:48.15 0
■日本人の役割文化とプラトン的全体主義 プラトンの思想の後世への影響は哲学においても、宗教においても、根深い。プラトン以前は、 真理は人間の英知を超えた超越的であるからただ神へ祈るしかなかったが、プラトンが示した のは世界は数学や幾何学のような神の言葉でできている、ということ。すなわち形而上学とし て理解できるものだ。哲学においても、宗教においても、ここから人の探求がはじまる。ようす るにいくら神に関することでも、客観的な論理を語ることが重要になる。 それとともに、数学や幾何学は現代人が考えるように、倫理とは関係がない無機質なものでは なく、ピタゴラス派が考えたように、正しさを示す倫理的なものだった。すべてにはイデアという 正しい役割があるという倫理的な核心。 靴屋は靴屋の正しい役割があり、軍人には軍人の正しい役割があり、政治家には政治家の正 しい役割があり、そしてこれらの正しさの核心を知っている者が哲学者であって、哲学者が支 配者になることよい、となる。 そして重視するのが、そもそも正しいことがまずあるのだから、育てる過程で歪まないようにす ることが重要である。ここに禁欲主義が現れる。そしてキリスト教の中の論理=神学として組み 込まれて、ローマ帝国の国境化とともに広まっていく。ここにプロテスタントの天職概念を見るこ とができる。 世界的に、家系、血族を重視する文化は多いが、日本人のように、血よりも家業、家督を重視 する文化は珍しい。これは、社会の中の役割を重視する日本独特の文化だか、近代化におい てプロテスタントの禁欲主義の影響を強く受ける中で、日本的な役割文化と、プラトンから継承 されたプロテスタント的な天職概念が結びついて面がある。そこに全体主義が見えてくる。
追い出されてきた他板のコテか
77 :
第三の波平 ◆JXLBbnYqTY :2012/02/28(火) 09:19:49.43 0
>>73 「道徳の系譜」のように、ニーチェはキリスト教的禁欲主義の
不純さを負け犬根性と非難した。
それに自立した強さとして「超人」を対立させる。
これがニーチェの基本の構図で、「悲劇の誕生」では、
アポロン的とディオニソス的を対立させる。
静的、禁欲的、道徳的な社会秩序と、動的、欲望的、力の思想の対立。
当然、プラトンの禁欲主義も前者になるわけだが、
おもしろいのが、プラトンもまたピタゴラスも、ディオニソス系の
「オルフェウス教」の影響を受けているという。
ニーチェが避難する禁欲主義ももとをただせば、
ニーチェが信仰するディオニソスから来ているということ。
禁欲的と欲望的は同じ根を持つ。
この感覚は日本人にはわかりやすいと思う。
プラトン的、キリスト教的禁欲主義も、ニーチェ的な欲望も
違和感がある。それらはともに強すぎる。
正しい対立は、素朴さと禁欲(=欲望的)だろう。
78 :
第三の波平 ◆JXLBbnYqTY :2012/02/28(火) 09:20:57.23 0
世界史理解には、 素朴さと禁欲(=欲望的)の対立はとても重要。
79 :
第三の波平 ◆JXLBbnYqTY :2012/02/28(火) 09:42:55.08 0
素朴さと禁欲(=欲望的)の対立はとても重要。 この素朴さとは、簡単に言えば、土地に根ざした農耕生活にもとづく。 豊作を祈る土着的で素朴な信仰。 宗教と言って、日々の生活慣習や豊作の儀式(呪術)と密接に結びつき、 個の精神性を求めるような強い禁欲さはない。 強く一人の神を信仰するのではなく多神教で、 他の宗教にも寛容。 これと対立するのが、強い1神教。 ユダヤ教、キリスト教、仏教、(宗教ではないが)儒教。 土地、農耕、生活慣習と切り離され、 明確化された人間主義的で、禁欲的な教義 強い1神教。他信仰への不寛容。 これらがどのように生まれてきたきたのかは、 いろいろ説はあるが、土地から切り離されて、 社会の流動性が上がったことによる。 土地から切り離されて、社会の流動性が上がるのが、 民族対立、民族征服だろう。 ユダヤ教に強い戒律を生まれたのは、 バビロン捕囚のあとと言われる。 戦争に負け、捕虜としてつれられ、またバラバラになり、 どこにいてもつながっているために 強い1神教、強い戒律が求められた。
80 :
第三の波平 ◆JXLBbnYqTY :2012/02/28(火) 09:58:12.55 0
キリスト教は、ユダヤ人を超えて、都市層の流動民を取り込むことで 広まっていった。 そしてこのような強い禁欲主義の一方で、ディオニソス的な強い欲望の 信仰も求められる。 もともとディオニソス的な信仰は、日本でいうハレのように、 土着的で素朴な信仰の中で、豊作を祝う祭りとして生まれたのだろうが、 それが、禁欲主義的宗教と同じように、土地から切り離され、比較的裕福な 都市層の中で一つの宗教になったのではないだろうか。 このような意味で、禁欲と欲望的の対立を超えたところに、 素朴な信仰と強い宗教の対立がある。 そしてニーチェの批判は、強い宗教の中からでない。 素朴な信仰 VS 強い宗教(禁欲 VS 欲望的)
81 :
第三の波平 ◆JXLBbnYqTY :2012/02/28(火) 10:13:04.32 0
素朴な信仰 VS 強い宗教(禁欲 VS 欲望的) ボクたち日本人には宗教がないといれるのは まさにこの強い宗教を信仰していないためだ。 たとえば江戸は、人口、高度な文明化において、 世界的に有数であったのもかかわらずに、 日本人がすごいのは、強い宗教を持たずに、 素朴な信仰のままで、江戸時代まで生きてきたこと。 こんな民族は他にないのではないだろうか。 普通は、土地に根ざした素朴な信仰の民族は、 どこかで、強い宗教の民族に征服される。 なのに日本人は辺境島国故に、征服されずにきた。 ならば普通は辺境民族として原始社会をとどめるような ものだが、 ラッキーなことに中国という世界最先端の 文明が絶えず輸入されてつづけた。 この奇跡的な環境が、高度に文明化するのに、 素朴な信仰のままという、世界的に奇跡的な状況を生みだした。
82 :
第三の波平 ◆JXLBbnYqTY :2012/02/28(火) 10:35:30.01 0
日本でも強い宗教の仏教は早い段階から輸入されたが、 鎌倉仏教までは、僧や知識層の勉学や祈祷術などに 一部の普及にとどまった。 鎌倉仏教で民衆に広まるわけだが、困ったことに 庶民は本来の強い宗教としての禁欲主義や精神的な高い理想を 理解せず、現世利益を求めて土着の信仰と融合させるにとどまる。 新たな支配層の武士は武士道として禁欲主義な禅宗などを 信仰するが、その理想とは別に、どこまでまじめに取り組んだかは怪しい。 日本人がもっとも、禁欲主義的な強い宗教のエートスを受け入れたのは、 明治以降だろう。強い宗教を信仰することはないが、 近代文明の中に忍び込まされたプロテスタンティズム的な精神性は いやがおうにも、日本人に浸透していく。 これで一気に日本人は禁欲主義化する。 キリスト教の影響が一番わかりやすいのは性に関してだろう。 キリスト教は、アダムとイブの始めから性への禁欲主義はとくにうるさい。 それまで、人前で行水したり、セックスに関しても寛容だった日本人が、 一気に性にモラルに敏感になる。少しでも肌が見えていると ヒステリックになる180度の変わりようだ。
83 :
第三の波平 ◆JXLBbnYqTY :2012/02/28(火) 10:37:54.57 0
それでも、いまも西洋人から見ると日本人は性倫理が低い。 最近とくに、うるさいのはオタクなどの幼児性愛的な表現である。 この当たりに日本人の性への寛容さが残っているが、 キリスト教文化では、あるまじきことだ。 結局、キリスト教的禁欲主義だろうが、ニーチェ的な反禁欲主義だろうが、 西洋人は子供の頃から信仰者として育てられて強い宗教は大変らしい。 日本人には宗教、思想がない、優柔不断ではっきり意見を言わないとか、 非難されるが、日本人の素朴で適当さは貴重である。
84 :
世界@名無史さん :2012/02/28(火) 10:49:24.84 0
キリスト教の禁欲主義って本当?
85 :
第三の波平 ◆JXLBbnYqTY :2012/02/28(火) 11:13:49.33 0
さらに世界的に、家系、血族を重視する文化は多いが、日本人のように、血よりも家業、家督を 重視する文化は珍しい。これは、社会の中の役割を重視する日本独特の文化だか、おそらく日 本人の辺境島国なのに高度文明という特殊な環境によるだろう。通常、民族的に侵略されると 家業の継続は難しく、それよりも宗教や血を重視した結束をもとめるだろう。 多民族による征服を知らない日本人は、擬似的な単一民族感覚を継承し続ける。その象徴が 天皇だろう。天皇がたえず政治的に強い位置にいたわけではないが、擬似的な単一民族感覚 が継承されていることを象徴しつづけた。 そしてこのような擬似的な単一民族感覚の中で、日本人は誰もが日本人全体のためになんら かの役割を担っていることを求められた。武士はもともと貴族の護衛をするなどの職業である が、武士が支配層になろうが職業としての武士は継承される。武士は支配する上流層以上に、 警察、行政、政治の職業を担う人だった。将軍もまたしかり。 このような日本の役割社会は、「全体主義」的にも思えるが、江戸時代までは国民国家という 強い思想はなかったし、また庶民は素朴な信仰のもとにあった。農民でもその役割は支配層の 武士に強く管理されたわけではなく、決まった年貢さえおさめれば、職に関しては、村の自治に 負かされて自主的である。西洋の封建社会の農民が領主に強く従属されていたのに対したの とは対照的である。 日本人が早くに近代化を達成しえたのは、日本人的な役割文化がプラトンから継承されたプロ テスタント的な天職概念が結びついた面がある。そしてその延長線上に、日本人の全体主義 的な面も現れたのだろう。
86 :
第三の波平 ◆JXLBbnYqTY :2012/02/28(火) 11:14:52.90 0
>>84 アダムとイブの失楽園から、
欲望をコントロールすることがキリスト教の重要な目的になった。
87 :
第三の波平 ◆JXLBbnYqTY :2012/02/28(火) 11:43:25.90 0
キリスト教にかぎらず、禁欲主義は、土地から切り離された人間が、精神的な安定性を求めることから来ているのだろう。
88 :
世界@名無史さん :2012/02/28(火) 11:46:57.34 0
ニュースを見ていると毎日金の話ばっかりで欲望の固まりみたいな国民が多い ように見受ける。
89 :
第三の波平 ◆JXLBbnYqTY :2012/02/28(火) 11:55:12.41 0
日本人はもともとが素朴で、宗教的、思想的に、 禁欲主義、理想主義的な成熟が低く、現世利益を重視する。 現在、経済が低迷して、政治はリベラル(中道左派)な富の分配議論が 中心になっているが、 そもそも思想がないので、国からどれだけもらえるだけが興味があって、 日本をよくするための政治思想とか興味がない。 勤勉であるのは、慣習的に役割が重視される文化から、 来ている。
90 :
第三の波平 ◆JXLBbnYqTY :2012/02/28(火) 11:59:47.82 0
弱者を助けるのは、キリスト教圏の博愛主義が優れている。 政府が他の民族に支配されて、弱者民族が見捨てられる可能性があり、 市民が思想をもって、ボランティアや、社会福祉を運営する。 日本人は、漠然とした擬似単一民族の意識によって、 政府も仲間であって、最後の最後は見捨てないだろうという 漠然として信頼で支え合っている。
91 :
世界@名無史さん :2012/02/28(火) 13:26:21.40 0
そんな博愛の国、国民が江戸260年の太平をつくった日本人と違い戦争、戦争の 歴史なの。ヨーロッパの歴史を読むと「戦争史」だよな。いまだにアフガンだの あっちこっちで戦争やってる。武器も売ってるよな。日本でも津波で流されたとこに ボランティアが沢山行ってるよ。
92 :
世界@名無史さん :2012/02/28(火) 14:05:27.14 0
元は同じでもニーチェとプラトンでも解釈の仕方は全然違う。 そもそも元がソクラテスでもプラトンとクセノポン、犬のディオゲネスでは全然違う。 プラトンの思想の根底にあるのは人間不信と自分の欠陥を棚に上げた他人に対する完全主義。 キリスト教の博愛主義は常に布教、説教、他文化に対する一方的な優越感、潜在的支配欲とセット。 食事を出した後に説教を聞かせる。アメリカのTPP交渉もこれと酷似している。
93 :
世界@名無史さん :2012/02/28(火) 14:24:19.18 0
ニーチェとかいう人ユダヤ人ではなかったか?
94 :
第三の波平 ◆JXLBbnYqTY :2012/02/28(火) 17:33:46.27 0
>>91 草原から次から次へと新たな蛮族が湧いてくる世界だからね。
日本人にはとうてい理解できない。
基本的に日本人には西洋的な奴隷というのは理解できないんじゃないかな。
日本人は身分社会であっても、擬似単一民族的なイメージを維持し続けた。
西洋のように、決定的に生まれながらに下等であると差別はできなかった。
>>92 ボクが考えている構図は、
(プラトン、キリスト教の禁欲主義とニーチェの反禁欲主義) VS 日本人の素朴な信仰
ニーチェがいくら禁欲主義を批判しようが、日本人の素朴な信仰からすれば、
キリスト教圏内の考え方でしかない。
95 :
世界@名無史さん :2012/02/28(火) 19:12:09.00 0
ヨーロッパが実際に文化的にも思想的にもキリスト教・プラトン主義の権威で統一されてたならアレだが、 実際はそれほど完全に統一されていたわけでもなかった。 十字軍時代はスペインはイスラム教だったし、東欧・北欧にもキリスト教は普及していなかった。 教皇庁自体、フィリップ4世が自分の都合でローマからアビニョンに移されるレベル。 スペインからイスラム教がなくなると今度は新旧に分裂。バルカン半島はトルコに。 分裂後は教皇より国王、領主の権威の方が大きくなる。 英仏独の法律も宗教裁判を別としてキリスト教的というよりむしろゲルマン人、ノルマン人、ケルト人の慣習法が反映されている。 もちろんローマ法の影響もあるがよく言われているよりはるかに限定的。
「哲学を知らなければ歴史は語れない」 このタイトルを欧米人に言ったら、当たり前すぎて、 「白い犬は白い」と言うのと同じ反応。 そもそも、「哲学を知る」と言う表現自身が、極めて哲学的。 哲学を知っている状態と知らない状態は、どうやって判別するんだ?
プラトンの話はもういいよ 呪文のように同じ内容を繰り返してるだけだしつまらない そういえばナポレオンは歴史のみが真の哲学であると言ってたな
98 :
第三の波平 ◆JXLBbnYqTY :2012/02/28(火) 23:53:56.29 0
>>95 ローマで国境化されてからは帝国内はキリスト教が広まったわけで
統一されただろう。
その後、蛮族の侵入でローマ帝国は分裂、弱体するが、
ゲルマン人もキリスト教化されて、確実に広まった。
そもそも十字軍が可能だったのは、教皇制の成功があってこそ。
封建制で国家が細分化される中、統一されたのは教皇制による。
99 :
第三の波平 ◆JXLBbnYqTY :2012/02/29(水) 00:07:54.55 0
ボクがピタゴラス、プラトンの流れを重視するのは、 その思想がいまも基本的にかわらないから。 ピタゴラスが発見(発明)したのは、それまでエジプトなどで建築、天文術などで 発達した算術を、抽象化して数学。 このような抽象化を行ったのは、世界が数学でできているという神秘主義的な核心。 この興奮はいまもかわらない。 この世界が数学によって記述できること、 そして数学を使うことで、通常の人間の認識を超えた この世界の原理に到達できること。 超弦理論によると、この世界は10次元らしいが、 数学による認識があってこそ到達できる世界。 これは物理だけの話しではなく、確実に人間社会にも適用されている。 近代の基礎を作った啓蒙主義は、ようするにニュートン力学に 触発されて、人間社会の統一理論を探す運動。 それはそうそうに失敗するが、 続いたのが、第二次科学革命と言われる統計力学。 たとえば人間は全体として使えば、もののバラツキを示す 正規分布に従うという核心。 いまの経済学はこの流れから生まれてきたし、 そして近代の政治とは経済を中心にしている。 功利主義、リベラルとか、リバタリアンとか基本は富の分配議論。 現代の社会の根底には、ピタゴラスからかわらずに、 世界には数学的法則性があるという神秘主義的な核心によって 運営されている。
100 :
第三の波平 ◆JXLBbnYqTY :2012/02/29(水) 00:13:05.40 0
キリスト教ではピタゴラス、プラトン系の神学は東ローマで 継承されて、西ローマはアリストテレスの現実主義へ傾く。 理論より信仰が超える。ご託並べるよりも祈れが 西ローマ=ローマ教皇側で継承されるので、 ある意味で、のほほんと進む。 それが近代になると、再び、プラトン、ピタゴラス的な 数学原理主義が台頭する。 ルネサンスの人文主義とかいいながら、 ガリレオとか、世界を数学法則で記述しようとする。
いや、数学で出来てるというピタゴラスの哲学と数学で精度の高い観測ができるというのは全然別の話だから ピタゴラスは輪廻転生の面でプラトンに影響を及ぼしてるだろうし、プラトンの絶対主義的な哲学は明らかに現代まで巨大な影響を及ぼしてるだろうが数学とかは大して関係ねー つうか数学の利用を数学至上主義と決めつけて否定したいのかもしれないがまず数学について学んだら? 力の要因を分解していったら11次元で説明しやすいというのは数学信仰とかとまったく関係がないごく論理的な話だろ? 統計についても数学だからという理由で否定する前に確率とは何か考えてみろよ 手始めにユークリッドの原本でも読みといてみろ かなり思索できるぞ
102 :
第三の波平 ◆JXLBbnYqTY :2012/02/29(水) 00:31:08.86 0
まあ、馬鹿っていうのはネットでは最強だよな 俺にはお前を説得することはできないよ
104 :
第三の波平 ◆JXLBbnYqTY :2012/02/29(水) 00:39:28.49 0
>いや、数学で出来てるというピタゴラスの哲学と数学で精度の高い観測ができるというのは全然別の話だから 精度が高い観測とは何の話し??? >ピタゴラスは輪廻転生の面でプラトンに影響を及ぼしてるだろうし、プラトンの絶対主義的な哲学は明らかに現代まで巨大な影響を及ぼしてるだろうが数学とかは大して関係ねー オルフェウス教からの輪廻転生を継承しているが、 ピタゴラスからの継承で重要なのはこの世界が数学的は調和でできていること >つうか数学の利用を数学至上主義と決めつけて否定したいのかもしれないがまず数学について学んだら? 数学至上主義??? >力の要因を分解していったら11次元で説明しやすいというのは数学信仰とかとまったく関係がないごく論理的な話だろ? 数学なく、11次元という認識には到達し得ないと言っている >統計についても数学だからという理由で否定する前に確率とは何か考えてみろよ 否定とは??? >手始めにユークリッドの原本でも読みといてみろ >かなり思索できるぞ 何の話し(笑) ユークリッド幾何学が面白いのは、数学的思考よりも、 とても建築・設計的な思考になっていること
105 :
第三の波平 ◆JXLBbnYqTY :2012/02/29(水) 00:41:32.79 0
>>103 もしかすると深いこといってるのかしれないが、
日本語に問題がある(笑)
>>104 単純な有無、大小と言った論理を越えて数量的な精密さで物事を観測できる
重要なのはというか、君にとって重要に見えるものは、ね
で、一体何について数学的調和と言ってるんだ?プラトンが想定する粒子の形が正多面体であることか?
107 :
第三の波平 ◆JXLBbnYqTY :2012/02/29(水) 00:54:16.61 0
>単純な有無、大小と言った論理を越えて数量的な精密さで物事を観測できる >重要なのはというか、君にとって重要に見えるものは、ね これ、日本語的に成立している??? >で、一体何について数学的調和と言ってるんだ?プラトンが想定する粒子の形が正多面体であることか? たとえばピタゴラスなら三角形的な調和だな。
>>107 ピタゴラスなら、ではなくプラトンの哲学における数学的調和とやらを尋ねているんだが・・・
分かりにくいならもっと文字を増やそう
数量的な精度がなければ物事の量的理解については単純な有無、大小、軽重といったような大雑把な理解しかできない
それと「重要云々」は君が
>>104 で
>ピタゴラスからの継承で重要なのはこの世界が数学的は調和でできていること
という言ったことに対するものだ
109 :
第三の波平 ◆JXLBbnYqTY :2012/02/29(水) 01:07:56.99 0
>>108 >ピタゴラスなら、ではなくプラトンの哲学における数学的調和とやらを尋ねているんだが・・・
だからピタゴラス的な数学的調和を重視する思想を、
プラトンが継承していると言っているんだが
>分かりにくいならもっと文字を増やそう
>数量的な精度がなければ物事の量的理解については単純な有無、大小、軽重といったような大雑把な理解しかできない
>それと「重要云々」は君が
>>104 で
>>ピタゴラスからの継承で重要なのはこの世界が数学的は調和でできていること
>という言ったことに対するものだ
???
いちいち、つっこむのも悪いので、
以後、日本語的に理解できないところはスルーするよ
>>109 してません
どこの記述からそういうことを言ってるんですか?
そもそもただ単純に数字と世界を比例的に解釈することはピタゴラスだけでなく古代世界一般で行われてます
ピタゴラスみたいに数学が実在するというような考え方とは全然違いますし
君の言うような数学原理主義とも関係ありません
111 :
第三の波平 ◆JXLBbnYqTY :2012/02/29(水) 01:12:40.73 0
プラトンが数学を重視する例としては、有名なところでは「メノン」で ソクラテスが奴隷に幾何学問題を解かせる場面とか。
112 :
第三の波平 ◆JXLBbnYqTY :2012/02/29(水) 01:15:34.78 0
「メノン」の例は、ピタゴラスの(数学的)想起説をプラトンが 継承している有名な箇所だと思うが・・・
113 :
第三の波平 ◆JXLBbnYqTY :2012/02/29(水) 01:18:00.77 0
>そもそもただ単純に数字と世界を比例的に解釈することはピタゴラスだけでなく古代世界一般で行われてます ほーそうなの? たとえば?
>>111 >>112 あのね・・・
重視することとピタゴラス的に数学を捉えることは全然別だから
つうか想起説はピタゴラスの教えじゃねーだろ
>>113 例えば古代中国では陰陽二元論や五行説に基づいて世界を当てはめたね
ピタゴラスみたいに音楽を当てはめてもいる
世界創造を一周間の七日にしたユダヤ人を初めとして惑星と月日の比例関係を作り出すのは至極ポピュラー
というか歳月日を古代人が測る方法から言って極自然にそうなるんだよ
116 :
第三の波平 ◆JXLBbnYqTY :2012/02/29(水) 01:27:25.06 0
>>114 >つうか想起説はピタゴラスの教えじゃねーだろ
おいおい(笑)
118 :
第三の波平 ◆JXLBbnYqTY :2012/02/29(水) 01:34:55.12 0
>>115 確かにこの当たりは微妙ではある。
ピタゴラス派も天文的な周期に抽象的な数学を
見いだそうとしてこともあるが、
一般的には、世界の現象と切り離した抽象的な数学に
世界の真実をみたところが、ピタゴラスが初めてと
言われている。
>>117 間違ってる。
なぜピタゴラスが輪廻転生を重視したか。
想起するためだよ。
119 :
第三の波平 ◆JXLBbnYqTY :2012/02/29(水) 01:43:59.93 0
ピタゴラスはエジプトで学んだと言われているので、 天文学的な周期や、建築・設計的な算術から学んだわけだが、 純粋に抽象的な数学、幾何学を探究したところがそれまでと違う。 そしてその抽象的な数学の探究の動機が、 学問的な探求心などではなく、 それがこの世界に埋め込まれた神の(真実の)言葉と考えたからだろう。 ピタゴラスはどこまでも神秘主義者だったわけで ピタゴラスは日常から想い出すことが重視した。 その究極が輪廻転生する前に見た真理を想い出すこと。
120 :
第三の波平 ◆JXLBbnYqTY :2012/02/29(水) 01:44:20.28 0
何度かはったが・・・ >> A・N・ホワイトヘッドの有名な表現によれば、西洋哲学史は、要するにプラトン哲学に対する一 連の脚注にすぎない。宗教思想の歴史においても、プラトンは同様に重要であり、古代後期、 とくに四世紀以降のキリスト教神学、イスマーイール派の霊知、イタリアのルネサンスなどはす べて、程度の差はあるもののプラトン派の宗教的なヴィジョンの痕跡をとどめている。 プラトンが、ときにはイデアの世界を現実の世界のモデルとして語り、またときには、感覚的現 実の世界がイデアの世界に「参与する」ことを認めたりしたことは問題にならない。しかし、この 永遠のモデルとなる世界がいったん正しいものと仮定されれば、人間がいつ、どうやってイデア を知ることができるのかが、説明されなければならない。プラトンが、魂の運命に関する「オル フェウス派的」、ピタゴラス派的理論を踏襲したのは、この問題を解決するためにほかならな い。・・・みずからの体系にあわせて、魂の輪廻と「想起」(アナムネーシス)の理論をとり入れた。 プラトンは、知ることは、要するに思い出すことに帰着すると考えている。地上での生と次の地 上での生とのあいだに、魂はイデアを観照し、純粋で完全な知識にあずかる。しかし、転生の 過程で魂はレテの泉から水を飲み、イデアを直接観想することによって得た知識を忘却する。 しかしながら、この知識は転生した人間に潜在化しており、哲学の働きによってよびもどすこと ができる。P265-266 世界宗教史3 ミルチア・エリアーデ (ちくま学芸文庫) <<
>>118 つまり「輪廻は過去生の想起に繋がるからピタゴラスは想起説も考えていたに違いないし、
プラトンはピタゴラス派からそれを教わったに違いない」
という君なりの超解釈ね
しかし過去を思い出すことと、プラトン的なイデアを想起して正しさを知ることは凄まじい差があると思うんだが
現代において輪廻転生を信じている、重視している奴がいたらそいつは想起説を考えてるのか?
オルフェウス教徒はみな想起説も信じていたのか?
更に言うと想起説=ピタゴラス教の数学を実在として取扱う部分をプラトンが信じていた証、にはならんだろ?
いや、君のように解釈する人もいるだろうけどそれが定説でなければ後世への影響という観点から説明することはできないだろ
つかピタゴラスは重視したというより輪廻転生に則った世界観と倫理を持っていただけのように見えるが
122 :
第三の波平 ◆JXLBbnYqTY :2012/02/29(水) 01:53:06.55 0
>>121 超解釈でもなんでもない。
これこそ、入門書読んでくれ(笑)
>>120 前述したようにプラトンがオルフェウス教やピタゴラスから輪廻転生の影響を受けていることと
絶対主義的な哲学が後世に甚大な影響を及ぼしたことは否定してないよ
けどそれは数学原理主義とは関係がない
論理的に飛躍している
>>122 あのさあ
まずピタゴラスが相起説を考えていたならピタゴラスがイデア説も考えてなくちゃならないってことは分かる?
君はその入門書自体を超解釈していただけなんじゃないか?
125 :
第三の波平 ◆JXLBbnYqTY :2012/02/29(水) 01:58:15.78 0
重要なことは、数学調和的な想起説が以下に非論理的な、 神秘主義的な狂った考えか、ということ。 エジプトなどに、天文学的な周期に根ざした調和ではなく、 より抽象的な数学として発見した法則性を なんの根拠もなく、世界の真実として、神秘主義的に考えた異常性が ピタゴラスの特徴ということ。 現代では当たり前の数学の抽象性が、 このような狂った考えからしか生まれなかった。 具体的な算術から抽象性への飛躍は、 普通の考えでは生まれない。
126 :
第三の波平 ◆JXLBbnYqTY :2012/02/29(水) 02:00:39.36 0
>>124 なわけないだろう。
イデアとはなにか。
イデアに到達するためには、ソクラテスの徳の概念が
必要なこともわからないのか?
わからないなら勉強してこい。
>>126 はあ・・・いや、要するにピタゴラスはイデア説を抱いてはいない、という点では同意してくれるんだね
んでプラトンの想起説っていうのがイデアを見たからこそ正しさが分かるというものなのは分かる?
ピタゴラスは過去を想起しただけでなぜ幾何学的な正しさが分かると考えたのかな、君の解釈では
>>125 なぜ何の根拠もないことになってるんだ・・・?
129 :
第三の波平 ◆JXLBbnYqTY :2012/02/29(水) 02:17:04.56 0
ピタゴラスの想起が、抽象的な数学的調和とすれば、 プラトンの想起のイデアはさらにソクラテスの倫理取り込んで、 善へとつなげる。 イデアとはそれぞれの正しい役割。 イデア的世界ではみなが正しい役割=善に配置されるということで 達成される。 そのためには刺激を抑えた道徳教育によって、人々に正しい役割を 想起させる。 ピタゴラスは機械的で、こんな道徳的なことを言っていない。
>>129 いや、もうその「抽象的な数学的調和」はピタゴラスが言ってたんじゃなくて、君が言ってるだけだと思うが
それはどうやって輪廻に結びつくものなの?
131 :
第三の波平 ◆JXLBbnYqTY :2012/02/29(水) 02:22:15.96 0
>>127 、
>>128 キミは探り探り質問形式でレスするのが良くないのではないかな。
恥ずかしがらすに、ボクはこう考えると!とはっきり書いた方が
何がわかってないか指摘しやすいぞ。
132 :
第三の波平 ◆JXLBbnYqTY :2012/02/29(水) 02:25:08.48 0
>>131 もう言ったよ
プラトンの絶対主義的な哲学が与えた影響力の大きさは認めるが
ピタゴラスとプラトンとを数学原理主義を関連付けるのはただのこじつけであり論理の飛躍
歴史の特異性を単純化し過ぎる知的怠慢にして論理的粗雑
ちなみに別に探ってるわけじゃなく直接反論になる質問を言っているんだが
>>132 何の説明にもなってませんが
あなたは「ピタゴラスが輪廻を重視していたこと」からピタゴラスが想起説を想定し、
プラトンの想起説はピタゴラスの数学観を受け継いだ証である、と関連付けたわけですが
それならプラトンの想起説がイデアによって正しさを知るものであるように
ピタゴラスにもイデアに変わるような、何か想起し得る正しさの基準を想定しなきゃならないわけです
あなたはそれを「抽象的な数学的調和」と言いますが
それが輪廻に関係するものじゃなければ一番最初の根拠が無意味になって論理が破綻するわけです
分かりましたか?
135 :
第三の波平 ◆JXLBbnYqTY :2012/02/29(水) 07:18:03.71 0
同じことしつこい。
議論するような要素がなく、入門書よめ。
>ピタゴラスとプラトンとを数学原理主義を関連付けるのはただのこじつけであり論理の飛躍
メノン読め
>あなたは「ピタゴラスが輪廻を重視していたこと」からピタゴラスが想起説を想定し、
>>120 はプラトンがピタゴラスの想起説を取り入れたと言う説明
>それが輪廻に関係するものじゃなければ一番最初の根拠が無意味になって論理が破綻するわけです
輪廻と想起は一体。想起するのは、
ピタゴラス→抽象的な数学的調和
プラトン→イデア
136 :
第三の波平 ◆JXLBbnYqTY :2012/02/29(水) 07:21:15.57 0
ここまでソース書いてるのに、ごねるって意味不明。 >プラトンが、魂の運命に関する「オル >フェウス派的」、ピタゴラス派的理論を踏襲したのは、この問題を解決するためにほかならな >い。・・・みずからの体系にあわせて、魂の輪廻と「想起」(アナムネーシス)の理論をとり入れた。 日本語書くのヘタで、読解もできないのか。
137 :
第三の波平 ◆JXLBbnYqTY :2012/02/29(水) 07:23:52.83 0
プラトンはピタゴラス派的理論である輪廻と「想起」(アナムネーシス)の理論をとり入れた。 って、書いてる。 ごねるにもほどがある!
138 :
第三の波平 ◆JXLBbnYqTY :2012/02/29(水) 07:34:50.57 0
ピタゴラスはエジプトで学んだと言われているので、天文学的な周期や、建築・設計的な算術 から学んだわけだが、純粋に抽象的な数学、幾何学を探究したところがそれまでと違う。そして その抽象的な数学の探究の動機が、学問的な探求心などではなく、それがこの世界に埋め込 まれた神の(真実の)言葉と考えたからだろう。ピタゴラスはどこまでも神秘主義者だったわけで。 重要なことは、数学調和的な想起説がいかに非論理的な、神秘主義的な狂った考えか、という こと。エジプトなどに、天文学的な周期に根ざした調和ではなく、より抽象的な数学として発見し た法則性をなんの根拠もなく、世界の真実として、神秘主義的に考えた異常性がピタゴラスの 特徴ということ。現代では当たり前の数学の抽象性が、このような狂った考えからしか生まれな かった。具体的な算術から抽象性への飛躍は、普通の考えでは生まれない。 ピタゴラスの想起が、抽象的な数学的調和とすれば、プラトンの想起のイデアはさらにソクラテ スの倫理取り込んで、善へとつなげる。イデアとはそれぞれの正しい役割。イデア的世界では みなが正しい役割=善に配置されるということで達成される。そのためには刺激を抑えた道徳 教育によって、人々に正しい役割を想起させる。ピタゴラスは機械的で、こんな道徳的なことを 言っていない。 キリスト教ではピタゴラス、プラトン系の神学は東ローマで継承されて、西ローマはアリストテレ スの現実主義へ傾く。理論より信仰が超える。ご託並べるよりも祈れが、西ローマ=ローマ教 皇側で継承されるので、ある意味で、のほほんと進む。それが近代になると、再び、プラトン、 ピタゴラス的な数学原理主義が台頭する。ルネサンスの人文主義とかいいながら、ガリレオと か、世界を数学法則で記述しようとする。
139 :
第三の波平 ◆JXLBbnYqTY :2012/02/29(水) 07:35:22.94 0
ボクがピタゴラス、プラトンの流れを重視するのは、その思想がいまも基本的にかわらないか ら。ピタゴラスが発見(発明)したのは、それまでエジプトなどで建築、天文術などで発達した算 術を、抽象化して数学。このような抽象化を行ったのは、世界が数学でできているという神秘主 義的な核心。 この興奮はいまもかわらない。この世界が数学によって記述できること、そして数学を使うこと で、通常の人間の認識を超えた。この世界の原理に到達できること。超弦理論によると、この 世界は10次元らしいが、数学による認識があってこそ到達できる世界。 これは物理だけの話しではなく、確実に人間社会にも適用されている。近代の基礎を作った啓 蒙主義は、ようするにニュートン力学に触発されて、人間社会の統一理論を探す運動。それは そうそうに失敗するが、続いたのが、第二次科学革命と言われる統計力学。たとえば人間は全 体として使えば、もののバラツキを示す。正規分布に従うという核心。いまの経済学はこの流れ から生まれてきたし、そして近代の政治とは経済を中心にしている。功利主義、リベラルとか、 リバタリアンとか基本は富の分配議論。現代の社会の根底には、ピタゴラスからかわらずに、 世界には数学的法則性があるという神秘主義的な核心によって運営されている。
140 :
第三の波平 ◆JXLBbnYqTY :2012/02/29(水) 09:21:25.28 0
わかっていると思うが、改めて言えば、 「抽象的な数学的調和」というのは、 具体的な算術との対比になっている。 天文学や建築設計のために、外部の対象との関係を 記述するのが算術である。 これは、バビロニアにしろ、エジプトにしろ、古くからある。 それに対して、数学、幾何学は、具体的に外部の対象と どのような関係があるかを超えて、 数の法則の体系化をめざす。 すなわち数の法則性そのものが目的化する。 これを抽象化という。
141 :
第三の波平 ◆JXLBbnYqTY :2012/02/29(水) 09:28:36.97 0
現代でも同じだが、数学は抽象的な学問である。 具体的な世界との関係を超えて、独自の世界で試行されて 発展している。 それにもかかわらず、物理学などで適用されると、 現実的な現象を記述できる。 これが不思議なところである。 ピタゴラスは現代にも続く、神の言葉としての数学を 初めて見つけた人だろう。信仰しすぎて神秘主義といわれる。 では数学は本当に、神の言葉なのか、といえば、 現代では、数学は発見ではなく、発明であることがわかっている。 数学は新たな定義を追加して、進歩する。 それはこの世界の真理とは関係がない。 にもかかわらず、いまでも物理学など、 世界を記述できることが不思議なのである。
142 :
第三の波平 ◆JXLBbnYqTY :2012/02/29(水) 09:34:59.43 0
このような成功があるから失敗がある。 すなわち数学を信仰し、拡張しすぎる。 その失敗の多くが、物理現象での成功を人間科学へと 拡張しすぎることである。 プラトンはすでにその間違いを起こしている。 人間の倫理にも数学的な明確さがあるという核心がある。 先にあげたように、ニュートン力学からの啓蒙主義、 そして統計学からの優生学、社会進化論など これらはプラトンから現代まで全体主義的に現れる。 数学的な調和を人間に適用したいという主知主義的な欲求は 現代もまったくかわらず継承されてつづけている。
143 :
第三の波平 ◆JXLBbnYqTY :2012/02/29(水) 11:27:42.51 0
もしかするとこれは西洋的な神話かもしれない。 近代の西洋の成功を歴史的に基礎付けるために、プラトン、さらにはピタゴラスという起源は作られた。 実際はそこで革命がおこったけでなく、少しずつ変化した可能性の方が高いだろう。
144 :
第三の波平 ◆JXLBbnYqTY :2012/02/29(水) 11:32:48.76 0
しかしあきらかにプラトンの本には、数学のように美しく社会を作りたいという強い欲望は見える。 プラトンを読んだ人々がこのコンセプトに熱狂しただろうことはわかる。 現代のように数学がローカルな言語であるとわかったあとでも、熱狂はさめないわけだから。
145 :
第三の波平 ◆JXLBbnYqTY :2012/02/29(水) 11:45:07.29 0
そもそもギリシアにしろ、ローマにしろ、オリエント、エジプトの端として栄えわけで、 現代の西洋が成功したのはほんとについ最近、産業革命前ぐらい。 それまでは中国圏、イスラム圏の方が発展していた。 なぜ西洋が台頭したのかは軍事力の増強に成功したから。 火薬、銃、高炉は中国の発明だか、大砲や銃を活用した規律訓練された軍隊は西洋で発展していた。 兵器が強力になると、それまでのマンパワーと軍事力の相関関係から、 兵器を手に入れる金と軍事力の相関が高くなる。
146 :
第三の波平 ◆JXLBbnYqTY :2012/02/29(水) 11:54:02.13 0
軍事力を誇示した海外貿易により金儲けと、儲かった金でさらに軍事力を増強する 金と軍事力のスパイラルを最初に見いだしたのが、西洋であったということ。 たとえば東アジア周辺ではおこぼれにあずかるような取引しかできなかったのに、 アヘンを売る非道を正当化するまでになるのは、なんといっても短期間で身につけた強力な軍事力のためでしょ。 アヘン戦争で負けるまで中国にしろ、たぶんイギリス自身も、ここまでの差ができてるとは思わなかった。
147 :
第三の波平 ◆JXLBbnYqTY :2012/02/29(水) 11:55:25.78 0
実は軍事力による優位は、戦争の時代を越えた現代でも変わらず継承されている。
148 :
第三の波平 ◆JXLBbnYqTY :2012/02/29(水) 12:03:15.36 0
そもそもにおいて、市場経済と軍事力は強い関係にある。 近代では強い軍事力がなければ市場は育たない。 強い軍事力の維持には金がいる。それだけの金を生み出すのは市場を活用するしかない。 また商品交換より略奪の方が簡単だから。 略奪を抑制する軍事力がなければ真面目な市場は育たない。
149 :
第三の波平 ◆JXLBbnYqTY :2012/02/29(水) 12:11:44.40 0
こんな田舎者成り上がりの西洋人が、ギリシアやローマに自分たちの起源を基礎づけたくなることはわかる。
150 :
世界@名無史さん :2012/02/29(水) 14:06:51.28 0
入門書だけを論拠にして大きな論題の議論を展開させようとするのには無理があるよな。 まあヘーゲル的にはそれが普通なんだけど。 軍事力にしても実際に欧州がアジアに完全に優越すると言えるのは、フランス革命以後。 18世紀の君主国家時代はヨーロッパもオスマントルコもムガール帝国もどっこいどっこいだった。 ロシアの軍事力もトルコ、ペルシャの軍事力もまあどっこいどっこいだった。 欧州、特に英仏の軍事力がアジアに圧倒的に優越するようになったのは技術力というより、議会制民主主義の普及によるもの。 ナポレオンのフランス軍がヨーロッパの君主国家に連戦連勝したのは兵器技術の差ではない。兵器自体は大差なかった。 身分制度の廃止、議会制民主主義によって可能となった国民国家、国民兵役、国民教育によって、動員兵力、税収が激増し、思想統一ができたためだ。 大村益次郎率いる長州の奇兵隊が、長州士族、徳川軍に連勝したのは兵器の差というより、 身分制度、指揮官の世襲を廃止したため。 兵器技術がいくら進歩して、軍事力を増強しても、司令官・指揮官が世襲の無責任な軍隊では国民国家の国民軍には勝てない。 イギリスは不完全ながら一応立憲君主制、議会政治を採用していたからフランスに対抗できた。
151 :
世界@名無史さん :2012/02/29(水) 14:12:37.47 0
アメリカの白人移民は自分たちが選んだ国会議員がいないことを理由に英国政府への納税を拒否し、反乱を起こした。 イギリスの軍事力は兵器技術より政治制度、議会制民主主義に由来する。 これはプラトンの思想とは正反対だ。
152 :
第三の波平 ◆JXLBbnYqTY :2012/02/29(水) 14:34:39.52 0
>>150 西洋の成功、軍事力強化を民主主義を転機とするのはあまりに我流すぎるだろう。
教科書的にも絶対主義国家からだろう。
なぜ封建主義から絶対国家へ権力の集中が起こった。
なぜ絶対主義国家がコロンブス達を支援し、資本主義を後押ししたか。
金と軍事力だろ。
153 :
第三の波平 ◆JXLBbnYqTY :2012/02/29(水) 14:39:11.56 0
ボクが軍事力といったのは、兵器の能力だけではない。 日本でも鉄砲が入って刀が廃れたわけではない。 火縄銃を活用するには軍隊システムから見なおさないと意味がない。 規律訓練化された軍隊だ。それは大砲にしても同じ。
154 :
第三の波平 ◆JXLBbnYqTY :2012/02/29(水) 14:44:47.51 0
キミのいうように、ナショナリズム、徴兵、規律訓練、国民教育が重要。 それは兵器技術より重要なのではなくて、 銃、大砲などの兵器を活用するために必要。
155 :
第三の波平 ◆JXLBbnYqTY :2012/02/29(水) 14:52:38.28 0
絶対王政から民主主義は国家という意味でそれほど遠くない。 フランス革命のあと皇帝ナポレオンが出たりするのはそのため。 富国強兵競争において、民主主義化の方が金が儲かる、そして儲からないと軍事力競争に負けるから だから重商主義から自由主義があり、絶対主義から民主主義がある。 欧州はそういう競争の時代だった。変化に遅れるとポルトガル、スペイン、イギリスと最強国がころころかわる。
156 :
世界@名無史さん :2012/02/29(水) 15:00:11.80 0
なんだかよくわからない。お金を知らなければ歴史は語れない。軍備もピラミッドも お城も、大奥の豪華な着物もお金がなければできない、着れない。無い袖は振れない。
157 :
第三の波平 ◆JXLBbnYqTY :2012/02/29(水) 15:05:07.61 0
そんなことはない。近代以前は金よりマンパワーが重要。
158 :
第三の波平 ◆JXLBbnYqTY :2012/02/29(水) 15:10:52.13 0
ようするにマンパワーのように、国内でまかなえれば金はそれほど重要ではない。 他国と貿易することで金が入り、また最新の材料、技術が手に入る。 近代は資本主義化に乗り遅れたら負ける。
159 :
第三の波平 ◆JXLBbnYqTY :2012/02/29(水) 15:17:38.27 0
たとえば中国が近代化におり遅れたのは、資本主義化せずに、権力者を富を独占した。 マンパワーさえあれば戦争に勝てる時代ならそれでよかった。 国を解放して、貿易を促進して資本主義化して国の富を増やさなければ、勝てない。 それはいまも変わらない。
160 :
第三の波平 ◆JXLBbnYqTY :2012/02/29(水) 15:36:20.30 0
昔の戦争って、何万人対何万人で語られる。 基本的には人数で計られる。 いまは人数だけでなく、保有兵器が重視される。 それで最新兵器の高いこと。戦闘機一台いくら?
161 :
世界@名無史さん :2012/02/29(水) 15:42:39.21 0
今の時間こんなとこで議論している奴は何でメシ食ってるヤツだ。税金泥棒か?
162 :
世界@名無史さん :2012/02/29(水) 19:08:53.13 0
いやオレは今日、決算書完成してあとは確定申告するだけ。・・疲れた。 昔は金より人数が重要だったのはその通り。特に野戦中心のナポレオン戦争のとき。 ナポレオンは要塞や戦艦じゃなく野戦で勝負した。野戦で必要なのは軽量の野砲と、簡単なマスケット小銃と、銃剣。あと馬。 小銃は射程が短く、連射できないので、銃撃戦は短時間で何発か撃つだけで終り、すぐに銃剣を使った白兵戦になる。火薬や鉛ダマは最小限。は しかも国民兵が戦う目的は、金銭ではなく、国民主権と言う権利、投票権を守ること。 今の歩兵は、銃剣のほかに自動小銃、手榴弾、機関銃、ロケットランチャー、無反動砲、迫撃砲、 対戦車ミサイル、地雷、無線機、双眼鏡、ぜいたくな国では装甲車、機関砲、暗視装置、対空ミサイルまで使う。
163 :
第三の波平 ◆JXLBbnYqTY :2012/02/29(水) 19:54:05.43 0
西洋が見いだした金と軍事力のスパイラル そもそもギリシアにしろ、ローマにしろ、オリエント、エジプトの端として栄えわけで、現代の西洋 が成功したのはほんとについ最近、産業革命前ぐらい。それまでは中国圏、イスラム圏の方が 発展していた。なぜ西洋が台頭したのかは軍事力の増強に成功したから。火薬、銃、高炉は中 国の発明だか、大砲や銃を活用した規律訓練された軍隊は西洋で発展していた。兵器が強力 になると、それまでのマンパワーと軍事力の相関関係から、兵器を手に入れる金と軍事力の相 関が高くなる。 軍事力を誇示した海外貿易により金儲けと、儲かった金でさらに軍事力を増強する。金と軍事 力のスパイラルを最初に見いだしたのが、西洋であったということ。たとえば東アジア周辺では おこぼれにあずかるような取引しかできなかったのに、アヘンを売る非道を正当化するまでに なるのは、なんといっても短期間で身につけた強力な軍事力のためでしょ。アヘン戦争で負け るまで中国にしろ、たぶんイギリス自身も、ここまでの差ができてるとは思わなかった。実は軍 事力による優位は、戦争の時代を越えた現代でも変わらず継承されている。 そもそもにおいて、市場経済と軍事力は強い関係にある。近代では強い軍事力がなければ市 場は育たない。強い軍事力の維持には金がいる。それだけの金を生み出すのは市場を活用す るしかない。また商品交換より略奪の方が簡単だから。略奪を抑制する軍事力がなければ真 面目な市場は育たない。
164 :
第三の波平 ◆JXLBbnYqTY :2012/02/29(水) 19:54:49.79 0
軍事力はマンパワーから資金力へ なぜ封建主義から絶対国家へ権力の集中が起こった。なぜ絶対主義国家がコロンブス達を支 援し、資本主義を後押ししたか。金と軍事力だろ。ボクが軍事力といったのは、兵器の能力だけ ではない。日本でも鉄砲が入って刀が廃れたわけではない。火縄銃を活用するには軍隊シス テムから見なおさないと意味がない。規律訓練化された軍隊だ。それは大砲にしても同じ。ナ ショナリズム、徴兵、規律訓練、国民教育が重要。それは兵器技術より重要なのではなくて、 銃、大砲などの兵器を活用するために必要。 絶対王政から民主主義は国家という意味でそれほど遠くない。フランス革命のあと皇帝ナポレ オンが出たりするのはそのため。富国強兵競争において、民主主義化の方が金が儲かる、そ して儲からないと軍事力競争に負けるから。だから重商主義から自由主義があり、絶対主義か ら民主主義がある。欧州はそういう競争の時代だった。変化に遅れるとポルトガル、スペイン、 イギリスと最強国がころころかわる。 ようするにマンパワーのように、国内でまかなえれば金はそれほど重要ではない。他国と貿易 することで金が入り、また最新の材料、技術が手に入る。近代は資本主義化に乗り遅れたら負 ける。たとえば中国が近代化におり遅れたのは、資本主義化せずに、権力者を富を独占した。 マンパワーさえあれば戦争に勝てる時代ならそれでよかった。国を解放して、貿易を促進して 資本主義化して国の富を増やさなければ、勝てない。それはいまも変わらない。昔の戦争っ て、何万人対何万人で語られる。基本的には人数で計られる。いまは人数だけでなく、保有兵 器が重視される。それで最新兵器の高いこと。戦闘機一台いくら?
165 :
世界@名無史さん :2012/02/29(水) 20:29:35.37 0
確定申告するなら税理士に金払え。すぐ終わる。
166 :
第三の波平 ◆JXLBbnYqTY :2012/02/29(水) 20:35:44.11 0
>> 十六世紀のヨーロッパにおいて、どのようにして、また何故、富と軍事的能力が手をたずさえて 進んだかを示した。すなわち、「金こそ戦争の活力」ということである。・・・ヨーロッパにおいて戦 争を支え政治権力を維持する能力は、十七世紀においては、ヨーロッパ外から引き出された富 か、あるいは商業によって作り出された富、これも結局はヨーロッパ外の富に由来する、を手に 入れることにますます頼ることになった。P73-74 重商主義論全体は、その理論に優雅さと首尾一貫性を持ち、多くの優雅な経済論と違い、実践 においても反駁されなかった。交易は実際富を生んだのである。もし政府が富をつかめば、そ れは艦隊と軍隊に変えられた。そして、艦隊と軍隊は、もし然るべき装備され指揮されれば、国 家権力を現に増大させたのである。P89 十六世紀の末に、火力は衝撃というよりむしろ決定的要素であり、槍はマスト銃を守るもので あってその逆ではない・・・火力を極大化する隊形と、統制されしかも不断の発射を確保する手 順の双方を、工夫することが必要であった。・・・戦闘行為のこうのような発展は、戦場それ自体 における非常に高度な統制を必要とした。運動の統制、火力の統制、とくに兵士の自制であ る。このために訓練が必要であり、訓練以上に規律が必要であった。規律という考えはあまり に軍事生活についてのわれわれの考えの一部になっているので、それが十七世紀ヨーロッパ の戦争に現れた新しい現象であることを知ることはむずかしい。封建騎士は全体として見事に 無規律だった。P100 ヨーロッパ史における戦争 マイケル・ハワード <<
167 :
世界@名無史さん :2012/02/29(水) 20:36:36.36 0
「冗漫な文章」っていう言葉がぴったりこんこんのなげ〜わけわかんない文章。
168 :
第三の波平 ◆JXLBbnYqTY :2012/02/29(水) 20:37:42.75 0
169 :
第三の波平 ◆JXLBbnYqTY :2012/02/29(水) 20:38:33.39 0
>>167 ケータイで歩きながら書いたレスをつなげただけだから許せ(笑)
170 :
世界@名無史さん :2012/02/29(水) 20:53:07.97 0
まあしかし十六世紀末レベルの火力戦闘なら、 ヨーロッパじゃなくても、オスマントルコのイエニチェリやら砲兵やらの方がむしろ上とも言えた。 ユーラシア遊牧民文化の延長でも火縄銃、槍、大砲の協同・統制は可能だったわけだ。 国姓爺こと鄭成功の指揮する台湾倭銃隊でも、マウリッツ式訓練受けたオランダ兵に完全勝利できた。
根本的に哲学と関係ないな
172 :
第三の波平 ◆JXLBbnYqTY :2012/02/29(水) 20:58:19.28 0
遊牧民、台湾はおいておいても、大砲技術はトルコの方法が進んでいたし、 トルコから買っていたわけだが、その後差がついてのは、 やはり資本主義と軍事力の正のスパイラルを回した西洋と、 資本主義化に失敗したトルコの違いだろう。 この当たりは、ウェーバーのいうプロテスタンティズムの精神が 聞いたのかもしれない。
173 :
第三の波平 ◆JXLBbnYqTY :2012/02/29(水) 20:58:43.65 0
歴史を哲学しているんだ、と主張するんならそれは世界史一般について考察することと何ら変わらない行為で 「歴史と哲学の関係性」については何ら関係がない
175 :
世界@名無史さん :2012/02/29(水) 21:02:35.55 0
近所に哲学の先生がいるんだけど「哲学」って何?って聞いたらわけわかんない こと言ってた。おれってバカかしら。
177 :
第三の波平 ◆JXLBbnYqTY :2012/02/29(水) 21:10:21.53 0
>>174 アナール学派とかへて、最近は、歴史学もすっかり哲学化したからね
昔は単なる権力者の神話だった
178 :
世界@名無史さん :2012/02/29(水) 21:12:24.29 0
去年90歳で死んじゃった。職業軍人の息子。
>>177 話がずれてるな
ここは「哲学を知らなければ歴史を語れない」
つまり哲学の歴史に対する影響力を知らなければ歴史は語れないという命題について語るスレじゃないのか?
ただ歴史について考察することを広義に哲学と呼ぶだけの話なら他のスレと変わらないだろう
180 :
第三の波平 ◆JXLBbnYqTY :2012/02/29(水) 21:17:26.80 0
西洋が成功し、オスマントルコが負けた、というよりも、 欧州は脱皮しつづけたことが重要だろう。 ポルトガル、スペイン、オランダ、イギリス 経済では、重商主義、重農主義、自由主義・・・ 政治では絶対主義、民主主義・・・ より富を生むように西洋の資本主義は脱皮し続けた そして富に比例して、軍事力も強化されていった
181 :
第三の波平 ◆JXLBbnYqTY :2012/02/29(水) 21:21:55.19 0
>>179 哲学を狭く取りすぎているな。
狭義の哲学史
ソクラテス、プラトン、アリストテレス、デカルト、カント、ヘーゲル、ニーチェ・・・
そういうことではない。
もっと広く哲学思想
あっそ もういいや
183 :
第三の波平 ◆JXLBbnYqTY :2012/02/29(水) 21:25:57.81 0
別に人それぞれだが・・・
184 :
世界@名無史さん :2012/02/29(水) 21:28:44.71 0
ただ、あれだ。哲学を知らない人の歴史についての語り方は、自覚なしである哲学の語り方を踏襲しているんだ。 特にマンシュタインは戦術の天才とか、グデーリアンガーとか、クラウゼヴィッツガーとか。 昔は英語がかろうじて読めるレベル程度の奴が適当に抄訳したダイジェスト版だけが市井の歴史議論の絶対的論拠になってたからなおさらそう。
185 :
世界@名無史さん :2012/02/29(水) 21:31:58.62 0
たとえば司馬遼太郎史観みたいなのだな。 明治は完璧、昭和は最低みたいな。 そもそも日本海海戦レベルの海軍と高速空母機動部隊同士の戦いじゃ規模的に比較にならないんだが。
186 :
第三の波平 ◆JXLBbnYqTY :2012/02/29(水) 21:37:56.14 0
そもそも狭義の哲学史とはなんなのだろう ソクラテス、プラトン、アリストテレス、デカルト、カント、ヘーゲル、ニーチェ・・・
187 :
第三の波平 ◆JXLBbnYqTY :2012/02/29(水) 21:40:14.47 0
結局、西洋哲学はカントにはじまったんだと思う。ボクは思う。
188 :
世界@名無史さん :2012/02/29(水) 21:41:22.55 0
哲学は知らないのですが歴史大好きの人はどうすればよいのでしょうか?
189 :
世界@名無史さん :2012/02/29(水) 21:41:59.09 0
哲学は知らないのですが歴史大好きの人はどうすればよいのでしょうか?
>>184 まあその次元を越えても次は何でも「〇〇史観」「〇〇学派」のレッテルを貼って解釈しちゃう落とし穴があるけどな
191 :
第三の波平 ◆JXLBbnYqTY :2012/02/29(水) 21:44:35.98 0
カント以前の哲学などなかった。 科学、政治、言論術、宗教などの一部でしかなかった。 ギリシア哲学しかり、キリスト教神学しかり、 そしてデカルトでさえ、数学者でもあった。 啓蒙主義は政治運営と密接に結びついてた。
192 :
第三の波平 ◆JXLBbnYqTY :2012/02/29(水) 21:49:13.03 0
啓蒙主義がヒュームの懐疑論によってとどめを支えた。 ようようするに、ピタゴラス、プラトンが見いだした哲学的主知主義 論理を詰めれば、美しい人間社会がうまれるという ユートピア思想にとどめを刺されたとき、 哲学的要素は終わった。 しかしカントはそこから、思弁的な純粋な哲学的要素だけを 取り出して、超越論的哲学として、「哲学」を生みだした。
193 :
第三の波平 ◆JXLBbnYqTY :2012/02/29(水) 21:51:02.03 0
カント以前に「哲学」などなかった。 哲学的要素は科学、政治、言論術、宗教などの一部でしかなかった。 ギリシア哲学しかり、キリスト教神学しかり、 そしてデカルトでさえ、数学者でもあった。 啓蒙主義は政治運営と密接に結びついてた。 啓蒙主義がヒュームの懐疑論によってとどめをさされた。 ようするに、ピタゴラス、プラトンが見いだした哲学的主知主義。 論理を詰めれば、美しい人間社会がうまれるというユートピア思想に とどめを刺されたとき、 哲学的要素は終わった。 しかしカントはそこから、思弁的な純粋な哲学的要素だけを 取り出して、超越論的哲学として「哲学」を生みだした。
194 :
第三の波平 ◆JXLBbnYqTY :2012/02/29(水) 21:54:53.08 0
そこから、逆に、過去の哲学的要素を紡いで、 哲学史なるものが作られた。 哲学史の系譜とはなにの系譜だろう。 これらを繋ぐ理由はどこにあるのだろうか。 ソクラテス、プラトン、アリストテレス、デカルト、カント、ヘーゲル、ニーチェ・・・
195 :
世界@名無史さん :2012/02/29(水) 22:01:24.19 0
変人、奇人の集まり。ところで上の7人は何で飯食ってたの?
196 :
第三の波平 ◆JXLBbnYqTY :2012/02/29(水) 22:07:14.13 0
ソクラテス←貧乏人 プラトン←金持ちの息子、学校経営 アリストテレス←学校経営、アレクサンドロスの家庭教師 デカルト←王族パトロン カント←教職 ヘーゲル←教職 ニーチェ←?
197 :
第三の波平 ◆JXLBbnYqTY :2012/02/29(水) 22:16:08.02 0
ニーチェ←教職
198 :
世界@名無史さん :2012/02/29(水) 22:21:20.47 0
学校の先生で屁理屈こねてたんだ。金の出所は生徒の親。近所の哲学の先生は 職業軍人の息子で昭和10年代事変に出動した親がたんまり手当てもらって家を建てた みたい。軍人がおっきな家たてたら負ける 。そこで息子である先生は偉い哲学者になった。
ソクラテスは石工 古代ギリシャにおいて石工と彫刻家は分化していないのでたまに彫刻家と訳されたりもする 残されてる逸話では神託を聞いて本格的に哲学に打ち込む(手当たり次第に論戦を挑む)ようになってからは 仕事をしなくなり貧乏になって妻子を苦しめている 金持ちの友人兼弟子がいたので援助も受けていたらしいが
200 :
世界@名無史さん :2012/02/29(水) 22:29:22.93 0
先生で貧乏人と金持ちの両者に分かれるのがわかった。前者は人気があり頻繁に 結婚式に呼ばれるのでいつもピーピー。後者は屁理屈ばっかこねてるので月給が たまり結構豊か。哲学者ってどっち?
201 :
第三の波平 ◆JXLBbnYqTY :2012/02/29(水) 22:34:22.38 0
>>200 まず近代とそれ以前を分けて考える必要がある。
たとえば芸術家を考えるとわかる。
芸術家はいかに生計を立てたか。
近代は資本主義、民主主義によって、
職業としての芸術家が成立する。
しかし近代以前は身分制。
芸術家は貴族などパトロンによって養われる。
というか、芸術は貴族のためにあった。
202 :
世界@名無史さん :2012/02/29(水) 22:36:48.65 0
貴族のためにあったのではなく貴族が絵の具、キャンバス代を払い、お礼も たんまり払えたということだろ。 パトロン。
203 :
第三の波平 ◆JXLBbnYqTY :2012/02/29(水) 22:42:49.98 0
>>202 違う。
美術館は近代にできた。
近代以前、絵は貴族が一人部屋で眺めていた。
204 :
世界@名無史さん :2012/02/29(水) 22:43:02.40 0
芸術家も哲学者もその時代の金持ちが何だかのパトロンになっているということ。 日々の稼ぎで生きている人には遠い存在。宗教家もそうだよな。
205 :
世界@名無史さん :2012/02/29(水) 22:46:08.97 0
貴族が金がなくなり自ら絵を維持できなくなり公的な建物に寄付したんだろ。 自らの建物そのものを市に寄付した美術館もある。
206 :
第三の波平 ◆JXLBbnYqTY :2012/02/29(水) 22:48:22.61 0
重要なことは、パトロンなんだけど、援助することはとても神聖は行為だった。 たとえば芸術のほとんどが神に関するものだった。 哲学への援助も同様。 趣味ではなく、神への捧げる行為。
207 :
第三の波平 ◆JXLBbnYqTY :2012/02/29(水) 22:51:14.09 0
>>205 金がなくなったどうかは知らないが
神聖さなくなり、
そして美術コレクターが現れた。
商品になったということだな。
208 :
世界@名無史さん :2012/02/29(水) 22:52:55.30 0
教会が金を持ってる時代はそうだった。神聖というより神様のおかげで金が 集まった。それに反旗を掲げたのが共産主義。
209 :
第三の波平 ◆JXLBbnYqTY :2012/02/29(水) 22:57:33.87 0
>>208 教会から共産主義とはえらく飛ぶなあ(笑)
210 :
第三の波平 ◆JXLBbnYqTY :2012/02/29(水) 23:00:07.30 0
神様のおかげというよりも、王がいて、教皇がいて、 どこでも権力には金が集まるだけのこと。
211 :
世界@名無史さん :2012/02/29(水) 23:01:08.72 0
スターリンは金の集まる教会をぶっこわしただろ。
212 :
第三の波平 ◆JXLBbnYqTY :2012/02/29(水) 23:03:28.89 0
>>211 共産主義は金がどうこうの前に、
宗教を否定するから
マルクスしかり
213 :
世界@名無史さん :2012/02/29(水) 23:05:25.48 0
マルクスはユダヤ教徒ではなかったか?共産主義でも金が生まれなければ 滅びる。
214 :
第三の波平 ◆JXLBbnYqTY :2012/02/29(水) 23:08:22.24 0
教会から共産主義は飛びすぎ 簡単にみても カトリック→宗教改革(プロテスタント)→フランス革命(民主主義)→ 自由主義→共産主義
215 :
世界@名無史さん :2012/02/29(水) 23:10:11.19 0
金の集まる組織、団体、集合体が移動しただけ。
216 :
世界@名無史さん :2012/02/29(水) 23:10:29.26 0
金の集まる組織、団体、集合体が移動しただけ。
217 :
世界@名無史さん :2012/02/29(水) 23:12:05.22 0
もう寝る。
218 :
第三の波平 ◆JXLBbnYqTY :2012/02/29(水) 23:12:14.39 0
>>213 マルクスはユダヤ人だがキリスト教とだな
それは関係なくて、
共産主義は、世界共和国をめざすのだが、
民族、宗教は否定される、厳密には。
219 :
第三の波平 ◆JXLBbnYqTY :2012/02/29(水) 23:20:51.22 0
>>215 封建制と自由主義では
富の在り方が違う。
単純に言えば、
封建制はゼロサムゲーム
自由主義は、富は増えるので、ウィンーウィンが可能。
いまの日本は人類史上もっとも、多くの人が豊かになった時代。
220 :
世界@名無史さん :2012/03/01(木) 06:20:06.18 0
戦争に負けて帰還(復員)した若者が軍人の跋扈する社会はだめだということから 外地で見た車、家電、電子装置。、その他もろもろのものを品質良く作り輸出 することにより得た外貨(ドル)で豊かになった。いま中国が後を追ってる。 ご近所の哲学の先生は親からもらった土地、屋敷がありあくせく働くことなく 語っていたのが哲学。今日もおれは仕事。株は上がるかな。
221 :
第三の波平 ◆JXLBbnYqTY :2012/03/01(木) 08:27:31.60 0
算術から数学への飛躍の狂気 ピタゴラスはエジプトで学んだと言われているので、天文学的な周期や、建築・設計的な算術 から学んだわけだが、純粋に抽象的な数学、幾何学を探究したところがそれまでと違う。そして その抽象的な数学の探究の動機が、学問的な探求心などではなく、それがこの世界に埋め込 まれた神の(真実の)言葉と考えたからだろう。ピタゴラスはどこまでも神秘主義者だったわけで。 重要なことは、数学調和的な想起説がいかに非論理的な、神秘主義的な狂った考えか、という こと。エジプトなどに、天文学的な周期に根ざした調和ではなく、より抽象的な数学として発見し た法則性をなんの根拠もなく、世界の真実として、神秘主義的に考えた異常性がピタゴラスの 特徴ということ。現代では当たり前の数学の抽象性が、このような狂った考えからしか生まれな かった。具体的な算術から抽象性への飛躍は、普通の考えでは生まれない。 ピタゴラスの想起が、抽象的な数学的調和とすれば、プラトンの想起のイデアはさらにソクラテ スの倫理取り込んで、善へとつなげる。イデアとはそれぞれの正しい役割。イデア的世界では みなが正しい役割=善に配置されるということで達成される。そのためには刺激を抑えた道徳 教育によって、人々に正しい役割を想起させる。ピタゴラスは機械的で、こんな道徳的なことを 言っていない。 キリスト教ではピタゴラス、プラトン系の神学は東ローマで継承されて、西ローマはアリストテレ スの現実主義へ傾く。理論より信仰が超える。ご託並べるよりも祈れが、西ローマ=ローマ教 皇側で継承されるので、ある意味で、のほほんと進む。それが近代になると、再び、プラトン、 ピタゴラス的な数学原理主義が台頭する。ルネサンスの人文主義とかいいながら、ガリレオと か、世界を数学法則で記述しようとする。
222 :
第三の波平 ◆JXLBbnYqTY :2012/03/01(木) 08:28:06.77 0
現代のピタゴラス的精神 ボクがピタゴラス、プラトンの流れを重視するのは、その思想がいまも基本的にかわらないか ら。ピタゴラスが発見(発明)したのは、それまでエジプトなどで建築、天文術などで発達した算 術を、抽象化して数学。このような抽象化を行ったのは、世界が数学でできているという神秘主 義的な核心。 この興奮はいまもかわらない。この世界が数学によって記述できること、そして数学を使うこと で、通常の人間の認識を超えた。この世界の原理に到達できること。超弦理論によると、この 世界は10次元らしいが、数学による認識があってこそ到達できる世界。 これは物理だけの話しではなく、確実に人間社会にも適用されている。近代の基礎を作った啓 蒙主義は、ようするにニュートン力学に触発されて、人間社会の統一理論を探す運動。それは そうそうに失敗するが、続いたのが、第二次科学革命と言われる統計力学。たとえば人間は全 体として使えば、もののバラツキを示す。正規分布に従うという核心。いまの経済学はこの流れ から生まれてきたし、そして近代の政治とは経済を中心にしている。功利主義、リベラルとか、 リバタリアンとか基本は富の分配議論。現代の社会の根底には、ピタゴラスからかわらずに、 世界には数学的法則性があるという神秘主義的な核心によって運営されている。
223 :
第三の波平 ◆JXLBbnYqTY :2012/03/01(木) 08:28:37.50 0
数学的調和を人間に適用する欲求 「抽象的な数学的調和」というのは、具体的な算術との対比になっている。天文学や建築設計 のために、外部の対象との関係を記述するのが算術である。これは、バビロニアにしろ、エジプ トにしろ、古くからある。それに対して、数学、幾何学は、具体的に外部の対象とどのような関 係があるかを超えて、数の法則の体系化をめざす。すなわち数の法則性そのものが目的化す る。これを抽象化という。 現代でも同じだが、数学は抽象的な学問である。具体的な世界との関係を超えて、独自の世 界で試行されて発展している。それにもかかわらず、物理学などで適用されると、現実的な現 象を記述できる。これが不思議なところである。ピタゴラスは現代にも続く、神の言葉としての 数学を初めて見つけた人だろう。信仰しすぎて神秘主義といわれる。 では数学は本当に、神の言葉なのか、といえば、現代では、数学は発見ではなく、発明である ことがわかっている。数学は新たな定義を追加して、進歩する。それはこの世界の真理とは関 係がない。にもかかわらず、いまでも物理学など、世界を記述できることが不思議なのである。 このような成功があるから失敗がある。すなわち数学を信仰し、拡張しすぎる。その失敗の多く が、物理現象での成功を人間科学へと拡張しすぎることである。プラトンはすでにその間違い を起こしている。人間の倫理にも数学的な明確さがあるという核心がある。先にあげたように、 ニュートン力学からの啓蒙主義、そして統計学からの優生学、社会進化論など。これらはプラト ンから現代まで全体主義的に現れる。数学的な調和を人間に適用したいという主知主義的な 欲求は現代もまったくかわらず継承されてつづけている。
224 :
第三の波平 ◆JXLBbnYqTY :2012/03/01(木) 08:42:05.63 0
日本人は禁欲主義に興味が少ないが、 定着したものは、武士道だろうか。 武士という一部の層のものだが。 武士道は、禅宗、浄土宗などの鎌倉仏教と、 儒教の影響が強いだろう。 世界的な禁欲主義は、 キリスト教、仏教、儒教、ギリシャ哲学(プラトン)、イスラム教があるが、 東洋の主要二系(仏教、儒教)の流れにある。 日本人庶民へ禁欲主義が普及するのは、 明治近代化である。 西洋的な富国強兵をめざす明治政府は、 国民教育として強烈に禁欲主義を導入していく。 武士道を日本人の精神とするが、 武士道そのものは日本人的な非生産的義理人情などが強いので、 より儒教よりな教育勅語など しかし実際は武士道的なものは継承されて、 日本人が軍国主義化が強まる。 禁欲主義を超えて、死をかけた自己犠牲が強まる。 また西洋文化の中で、プロテスタンティズムが忍び込まれる。 明治維新後の性関係の禁欲や、 時間単位の労働観念など
225 :
第三の波平 ◆JXLBbnYqTY :2012/03/01(木) 08:46:56.26 0
そもそも禁欲主義とはなんだろうか。 大きな流れは、 宗教系 ユダヤ教→キリスト教→イスラム教 哲学系 オルフィック教→ピタゴラス→プラトン 儒教・仏教系
226 :
世界@名無史さん :2012/03/01(木) 08:55:08.69 0
朝から悪いが「禁欲」ってSEXしてはいけないの?
227 :
第三の波平 ◆JXLBbnYqTY :2012/03/01(木) 08:55:51.98 0
欲望を禁ずるとは、簡単には自己コントロール術である。 そこにあるのはまず心身二元論である。 欲望のままの身体と、それをコントロールする精神 すなわち身体と切り離した精神が重視される。 禁欲主義以前は、心身一元論。 心と体を切り離すような考えはない。 ベタにいえば、動物のようにとなるが、 重要なことは、心身一元論では、 環境−心身という、環境に埋め込まれているということ。 主にあるのは環境であって、人は環境に 従属して生きるということである。 環境に従属することで欲望は拘束されざるおえない。 だから心身二元論では、 切り離されるのは心と体というよりも、 環境と人であり、環境と切り離された身体を 心がコントロールするということだ。 環境と人が切り離されるとは、 環境に埋め込まれなくても、生きていける。 それは豊かさ、富の蓄積。 富が蓄積されていれば、環境が悪くなっても、 蓄積された富で生きることができる。 環境の変化に左右されること減る。
228 :
第三の波平 ◆JXLBbnYqTY :2012/03/01(木) 08:59:40.87 0
富を蓄積するとは、農業の生産量が増えるということだが、 単に蔵に貯蔵するということではなく、 余剰は商業を発達させて、市場が発達する。 貨幣は蓄積に優れた商品である。 腐らずに容易に貯めることができ、 またいつでも必要なものになんでも交換できる。 要するに、禁欲主義と貨幣の普及は深い関係にある。
229 :
第三の波平 ◆JXLBbnYqTY :2012/03/01(木) 09:00:05.55 0
230 :
第三の波平 ◆JXLBbnYqTY :2012/03/01(木) 09:27:18.93 0
社会が富むと、富をめぐり闘争が生まれ、格差が生まれる。 そして裕福層は欲望を増幅させる。そして逆に欲望こそが悪であると、禁欲主義が生まれる。 あえて欲望を抑えることは欲望をコントロールする精神を生み、心身二元論であり、理性的な精神がめざざれる。 では精神の目指す在り方とはなにか。正しい精神、善、理性とはなにかが研究される。 キリスト教は他者への深い愛 仏教では悟り 儒教は君子としての礼 そしてギリシアではピタゴラスの数学的美をへて、プラトンはイデアという社会的な役割
231 :
世界@名無史さん :2012/03/01(木) 09:40:46.46 0
SEXもしたい金もほしい、うまいもの食いたい、禁欲主義は絶望
232 :
第三の波平 ◆JXLBbnYqTY :2012/03/01(木) 09:42:25.08 0
日本人の禁欲主義の代表である武士道は儒教と仏教の強い影響を受けているが、 「武士道とは死ぬことなり」と、独特な倫理観を持つ。
233 :
第三の波平 ◆JXLBbnYqTY :2012/03/01(木) 10:14:16.65 0
武士道という禁欲主義は日本の独特な文化から来ている。 武士道と基本は、世界や社会や組織よりも、 卑近な君主への忠義から来ていると言われる。 この人と決めた人に対して自らの死を超えて忠義を尽くす。 このような考えは、小さな武闘集団に起こりやすい。 誰が敵か、見方が混沌とした闘争環境では、 卑近な見方との信頼関係だけが頼りである。 武士が台頭した時代が応仁の乱のあとの日本列島の治安が 不安定で混沌とした時代であったこと。 また武士たちが地方の農民層から生まれたことなどから、 卑近な信頼関係が重視される環境にあったと考えられる。 しかしまたこのような武士道が実在したか、という問題がある。 武士道として体系化して考えられるのは、戦乱も終わった 江戸時代から明治である。いわば、もはや武闘集団としての 武士が終わったときに、「武士道とは」と理想像が語られた面が強い。 そもそも武士という地方の田舎者がほとんどの中で、 そして下克上など裏切りが基本だった時代に、 武士道を実践し生きたか疑問である。
234 :
第三の波平 ◆JXLBbnYqTY :2012/03/01(木) 10:32:12.64 0
ボクは武士の倫理を考える場合に重要なのは、パフォーマンスと家督だと考えている。 武士は上級貴族護衛や地方統治補佐の下級貴族職にはじまる。 職は代々引き継がれ、家督が重視された。 また職級をあげることが家督代々の念願となるが、そのために重要であるのが、パフォーマンスである。 地方で討伐を成功させて凱旋し、庶民に支持されることで、貴族へ影響をあたえることができる。 また地方統治には名声は欠かせない。名声に兵力となる支持者が集まる。 武士が卑近な関係を重視するのも、組織だった徴兵より、人望で人を集めたからた。
235 :
第三の波平 ◆JXLBbnYqTY :2012/03/01(木) 10:54:55.88 0
これには日本人に独特の統治構造がある。 日本人は、オリエント、西洋のように、民族闘争によって、 支配民族の入れ替えがない。 また中国のように、同じ民族内でも支配者=皇帝の 入れ替えがない。 天皇の系譜が名目上の支配者であり続ける。 天皇は、日本人の擬似的単一民族としての漠然として 共同体意識に支えられているので、 それを無視して、武力だけで新たな皇帝になることは できないし、 日本民族を征服する多民族がいない。 だからいくら強い武力を持っても、支配者になれない。 このような固定した支配構造で、武力に長けただけの下級武士が 台頭するには、民衆の人気と、民衆から志願による さらなる軍事力の向上による影響力の増加が重要になる。 またこのような影響力の行使は、1代でなるものではなく、 家督の継承の中で徐々に上げていくことになる。
236 :
第三の波平 ◆JXLBbnYqTY :2012/03/01(木) 10:58:14.47 0
葉隠れの「武士道とは死ぬことなり」とは、 一つにはパフォーマンスである。 卑近な主君との関係を重視するために、 法を超えた忠誠を示す。 さらには、家督の名を上げるために、自らの死さえ 道具となる。 というような武士道の表れであるが、 また実働的には、理想像であった、すべてがそうであった わけではない。
237 :
第三の波平 ◆JXLBbnYqTY :2012/03/01(木) 11:08:48.05 0
世界的な禁欲主義の流れからみると、 武士道は、そもそもの禁欲主義の目的である、 欲望をコントロールするための在り方とは少し違う。 武士道には心身二元論はない。 むしろ心身一元論の先鋭だ。 そもそもに、日本人には禁欲主義の精神は馴染みがない。 禁欲主義は、環境から切り離されることで 暴走する欲望をコントロールする術であるといったが、 日本人は環境と密接に生きてきた。 日本人の擬似的単一民族意識は、 身分制度があっても、富の吸い上げや、 下級への搾取は西洋に比べて緩やかだった。 天皇を頂点とした縦の身分制度とともに、 天皇を中心とした横の職(役割)の体系があった。 誰もがみな、日本人のために役に立つことが慣習があり、 役にたつ上では、互いの職を尊重する。 農民は従属的に農業労働をさせられているのではなく、 農業の職に誇りをもち、自ら地方自治し、 自分達のペースで仕事をして、農業技術改善を進め、 改善分は自らの収入となった。
238 :
第三の波平 ◆JXLBbnYqTY :2012/03/01(木) 11:22:38.08 0
ようするに、西洋的な禁欲主義と、武士道の禁欲主義には 大きな差がある。 しかし日本が近代化するときに、西洋的な禁欲主義の 導入とともに、武士道が活用される。 その後の日本のたどった経緯を考えると、なかなか危険な融合である。 日本人総武士化は、富国として、みごとに近代化の勤勉な労働力としては 役だったが、強兵において小さな戦士を生みだしていった。
239 :
第三の波平 ◆JXLBbnYqTY :2012/03/01(木) 11:30:16.67 0
再度言えば、 西洋的な禁欲主義は、豊かになり環境と切り離されて、 欲望が肥大する上流、あるいは貧富が広がり、 搾取される苦しむ下流のための、 環境とは切り離された、精神の理想像、救いを求めるものだ。 正しい精神、善、理性とはなにか。 キリスト教は1神そして他者への愛。来世での救い 仏教では修行による悟り。来世での救い。 儒教は君子としての礼。 そしてギリシアではプラトンのイデアという社会的な役割。 儒教、ギリシアは貴族主義的で、救いはない。 儒教、ギリシアは原理論として、 キリスト教とギリシア哲学、 仏教と儒教は融合し、体系化されていく。
240 :
第三の波平 ◆JXLBbnYqTY :2012/03/01(木) 11:33:57.39 0
そもそもが禁欲主義が富の問題だとすれば、 環境に埋め込まれた土着の農耕社会から、 富の増加により環境から切り離された階級社会への変化があり、 さらには、近代化という資本主義社会がある。 近代化では、禁欲主義は近代思想として、 新たな形態へと変化する。
いま、ドゥルーズの「ニーチェ」を読んでますが面白いですね。 ニーチェ評論としては秀逸な一冊だと思います。
242 :
第三の波平 ◆JXLBbnYqTY :2012/03/01(木) 12:13:55.19 0
禅に生きる日本人はニーチェなんかいらないけどの
243 :
第三の波平 ◆JXLBbnYqTY :2012/03/01(木) 12:31:32.09 0
そもそも自由人の日本人に禁欲主義はないんだし、禁欲主義批判のニーチェはいらない。
244 :
世界@名無史さん :2012/03/01(木) 14:12:50.49 0
いや明治以前の日本人はたしかに禅だけで生きていたが、 明治以後はドイツ哲学カブレ山県有朋親衛隊の西アマネやら何やらの御用学者が、 富国強兵の名の下に擬似禁欲主義をテキトーに都合よく応用したのだ。 それが最悪の形で結実したのが、神風特別攻撃隊。 明治以後の日本人が西洋主義の呪縛から自由になるにはニーチェも必要。
245 :
第三の波平 ◆JXLBbnYqTY :2012/03/01(木) 16:20:06.15 0
禅宗というのは中国で流行った仏教の一種で、 日本では武士層に支持された。 その核心を、 デカルトの「我思う故に我有り」と対照させれば、「我無し故に我有り」 「我思う故に我有り」は、心身二元論の極限で、理性的な精神を 基本に据える。まさに西洋哲学の精神至上主義。 ニーチェはこのような精神至上主義に対して、身体を力の思想として 復活させる。 それに対して禅の「我無し故に我有り」とはなにんだろうか。
246 :
第三の波平 ◆JXLBbnYqTY :2012/03/01(木) 16:39:31.42 0
「我無し故に我有り」 これは論理として破綻している。 禅問答で有名なように、禅では論理は否定されレトリックが重視される。 仏教の基本はこの世界は苦しみの世界である。 だから来世で救われるように、神に祈る。 しかし禅宗は来世にかけるようにも今の自分を作り直す。 言語で語られる正しいことを既成の我である。 既成の我は欲へ囚われてるから苦しい。 だから新たな我を作る。それが禅的な悟りである。 ではどのように新たな我を作るのか。 欲を無くし、自然を感じ、何げない日常に喜びを感じて生きる。 たとえば日本では、禅宗から茶道、華道などを生みだした。 有名なワビ、サビであるが、これは簡単にいえば 何げない日常に、そこただある環境に、 「わびしい」もの、「さびれた」ものを楽しみ、美を感じる。
247 :
第三の波平 ◆JXLBbnYqTY :2012/03/01(木) 16:52:52.09 0
このような禅の精神は、日本人の心だろうか。 確かに禅宗は日本で武士道、茶道などに取り入れられて発展し、 いまでは世界で残っているのは、日本だけである。 他の大陸系のアジア人にはわかりにくいのかもしれない。 日本人が禅をここまで発展させたのは、 そもそも日本人は素朴な土着的自然信仰を生きてきたためとも言われる。 日本人の自然信仰では、神は自然のあちこちにいる。 禅宗の何げない日常、自然の対象を重視する方法にあった。 しかしまた禅宗は禁欲主義としては、とても強いものである。 「我思う故に我有り」のような、理性的な精神を重視するだけではなく、 「我無し故に我有り」は、精神そのものは否定する。 逆に日本人は禁欲主義がなかったように、このような極端な 禁欲主義を受け入れることができたともいえる。 だから禅宗を重視したのは武士層である。 新たな支配者層なので、新たな知的文化を求めたこともあるが、 この強い禁欲主義が、死を身近に生きる武士にはよかったのかもしれない。 それでも結局のところ、禅宗そのものは江戸時代までは、 茶道などのように一部の知識層だけに流行ったものだろう。 日本人に広く広まったとすれば、明治以降に禁欲主義として、 武士道が取り入れられたなかでだろう。 それでも、日本人は禅的であるかはあやしい。 ただ禅宗以前に、あるがままの環境を敬い、楽しむ 素朴な特性は持っていた。 それが西洋人にはいまも禅的と理解されるのかもしれない。
248 :
第三の波平 ◆JXLBbnYqTY :2012/03/01(木) 17:09:45.09 0
ここまできて、日本人にニーチェの反禁欲主義は必要だろうか。 そもそも日本人には強い禁欲主義がない。 明治以降に色々な思想が輸入されて、日本人の好奇心旺盛は、 次々にかぶれていった。 保守主義、自由主義、民主主義、社会主義、キリスト教、マルクス主義・・・ しかし結局のところ、日本人が身につけたものはなにか。 資本主義である。 そもそも資本主義って思想か。 資本主義とはなにかといえば、社会主義の対立である。 資本主義とは資本制による経済活動を重視する思想となるが、 そもそも資本制は、江戸時代の日本でも、中世の欧州でも行われた。 お金が使われているところに、積極的な金の貸し借り=資本は普通にある。 だからそもそも積極的に資本主義化しよう!という思想家はいない。 あるのは、積極的に資本主義を無くそうという社会主義思想だけである。 ようするに日本人は西洋に侵略されないように富国強兵を進めるために、 西洋の法治国家としての資本制の経済を導入したのだ。 だから日本人には市民革命はなかった。 我思う故に我有り!自立した理性的主体であれ!国家から資本家と対して 権利を守れる市民であれ。そのために禁欲主義であれ、と言われたことはない。 ただ国民教育として規律訓練、そして時間労働概念を訓練されただけだ。 このような労働生産性を上げるために禁欲を訓練されただけで、 政府はみんなの仲間で、企業も仲間の集まりだ。 国家主導型資本主義、終身雇用、護送船団・・・ それらが近代化、戦後の復興、経済成長、世界1の経済大国という 成功を勝ち取ってきた。
249 :
第三の波平 ◆JXLBbnYqTY :2012/03/01(木) 17:11:48.36 0
神風特別攻撃だって、結局、近代化の禁欲的規律訓練の中に、 武士道が混ざって、小さな武士たちを大量生産してしまったためだ。 禁欲主義の西洋人もお国のために死を捧げたりしない。
250 :
第三の波平 ◆JXLBbnYqTY :2012/03/01(木) 17:33:27.91 0
なんにしろ日本人は西洋人の禁欲主義のような、あるいは似たりよったりの反禁欲主義のような面倒なものがなくても、 自然に生きていく方法を身につけている。 なまじ中途半端に哲学なんかにかぶれるとややこしいことになる。 まあ日本人が哲学にカブレるのは人生でもっとも精神不安定な思春期ぐらいだが。 それを抜ければ西洋哲学なんて馬鹿馬鹿しくてやってられない。
251 :
第三の波平 ◆JXLBbnYqTY :2012/03/01(木) 19:54:12.17 0
■日本人と禁欲主義 1 環境と欲望 1) 環境と切り離された人間 禁欲主義とはなんだろうか。欲望を禁ずるとは、簡単には自己コントロール術である。そこにあ るのはまず心身二元論である。欲望のままの身体と、それをコントロールする精神。すなわち 身体と切り離した精神が重視される。 禁欲主義以前は、心身一元論。心と体を切り離すような考えはない。ベタにいえば、動物のよ うにとなるが、重要なことは、心身一元論では、環境−心身という、環境に埋め込まれていると いうこと。主にあるのは環境であって、人は環境に従属して生きるということである。環境に従 属することで欲望は拘束されざるおえない。 だから心身二元論では、切り離されるのは心と体というよりも、環境と人であり、環境と切り離さ れた身体を心がコントロールするということだ。環境と人が切り離されるとは、環境に埋め込ま れなくても、生きていける。それは豊かさ、富の蓄積。富が蓄積されていれば、環境が悪くなっ ても、蓄積された富で生きることができる。環境の変化に左右されること減る。 富を蓄積するとは、農業の生産量が増えるということだが、単に蔵に貯蔵するということではな く、余剰は商業を発達させて、市場が発達する。貨幣は蓄積に優れた商品である。腐らずに容 易に貯めることができ、またいつでも必要なものになんでも交換できる。要するに、禁欲主義と 貨幣の普及は深い関係にある。
252 :
第三の波平 ◆JXLBbnYqTY :2012/03/01(木) 19:54:43.55 0
2) 精神の理想像とは 社会が富むと、富をめぐり闘争が生まれ、格差が生まれる。そして裕福層は欲望を増幅させ る。そして逆に欲望こそが悪であると、禁欲主義が生まれる。あえて欲望を抑えることは欲望を コントロールする精神を生み、心身二元論であり、理性的な精神がめざざれる。 では精神の目指す在り方とはなにか。正しい精神、善、理性とはなにかが研究される。キリスト 教は他者へ愛。仏教では悟り。儒教は君子としての礼。そしてギリシアではピタゴラスの数学 的美をへて、プラトンはイデアという社会的な役割。西洋近代化ではプラトンのイデア論は重要 な役割を示す。それはキリスト教のプロテスタンティズムも経由して、社会倫理の基盤となる。 日本人の禁欲主義の代表である武士道は儒教と仏教の強い影響を受けているが、「武士道と は死ぬことなり」と、独特な倫理観を持つ。
253 :
第三の波平 ◆JXLBbnYqTY :2012/03/01(木) 19:55:16.18 0
2 武士道と禁欲主義 3) 武士道という禁欲主義 武士道という禁欲主義は日本の独特な文化から来ている。武士道と基本は、世界や社会や組 織よりも、卑近な君主への忠義から来ていると言われる。この人と決めた人に対して自らの死 を超えて忠義を尽くす。このような考えは、小さな武闘集団に起こりやすい。誰が敵か、見方が 混沌とした闘争環境では、卑近な見方との信頼関係だけが頼りである。 武士が台頭した時代が応仁の乱のあとの日本列島の治安が不安定で混沌とした時代であった こと。また武士たちが地方の農民層から生まれたことなどから、卑近な信頼関係が重視される 環境にあったと考えられる。 しかしまたこのような武士道が実在したか、という問題がある。武士道として体系化して考えら れるのは、戦乱も終わった江戸時代から明治である。いわば、もはや武闘集団としての武士が 終わったときに、「武士道とは」と理想像が語られた面が強い。そもそも武士という地方の田舎 者がほとんどの中で、そして下克上など裏切りが基本だった時代に、武士道を実践し生きたか 疑問である。
254 :
第三の波平 ◆JXLBbnYqTY :2012/03/01(木) 19:55:49.74 0
4) パフォーマンスと家督 ボクは武士の倫理を考える場合に重要なのは、パフォーマンスと家督だと考えている。武士は 上級貴族護衛や地方統治補佐の下級貴族職にはじまる。職は代々引き継がれ、家督が重視 された。また職級をあげることが家督代々の念願となるが、そのために重要であるのが、パ フォーマンスである。地方で討伐を成功させて凱旋し、庶民に支持されることで、貴族へ影響を あたえることができる。また地方統治には名声は欠かせない。名声に兵力となる支持者が集ま る。武士が卑近な関係を重視するのも、組織だった徴兵より、人望で人を集めたからた。 これには日本人に独特の統治構造がある。日本人は、オリエント、西洋のように、民族闘争に よって、支配民族の入れ替えがない。また中国のように、同じ民族内でも支配者=皇帝の入れ 替えがない。天皇の系譜が名目上の支配者であり続ける。天皇は、日本人の擬似的単一民族 としての漠然として共同体意識に支えられているので、それを無視して、武力だけで新たな皇 帝になることはできないし、日本民族を征服する多民族がいない。だからいくら強い武力を持っ ても、支配者になれない。 このような固定した支配構造で、武力に長けただけの下級武士が台頭するには、民衆の人気 と、民衆から志願によるさらなる軍事力の向上による影響力の増加が重要になる。またこのよ うな影響力の行使は、1代でなるものではなく、家督の継承の中で徐々に上げていくことにな る。葉隠れの「武士道とは死ぬことなり」とは、一つにはパフォーマンスである。卑近な主君との 関係を重視するために、法を超えた忠誠を示す。さらには、家督の名を上げるために、自らの 死さえ道具となる。というような武士道の表れであるが、また実働的には、理想像であった、す べてがそうであったわけではない。
255 :
第三の波平 ◆JXLBbnYqTY :2012/03/01(木) 19:56:22.48 0
5) 武士道は禁欲主義か 世界的な禁欲主義の流れからみると、武士道は、そもそもの禁欲主義の目的である、欲望をコ ントロールするための在り方とは少し違う。武士道には心身二元論はない。むしろ心身一元論 の先鋭だ。そもそもに、日本人には禁欲主義の精神は馴染みがない。禁欲主義は、環境から 切り離されることで暴走する欲望をコントロールする術であるといったが、日本人は環境と密接 に生きてきた。 日本人の擬似的単一民族意識は、身分制度があっても、富の吸い上げや、下級への搾取は 西洋に比べて緩やかだった。天皇を頂点とした縦の身分制度とともに、天皇を中心とした横の 職(役割)の体系があった。誰もがみな、日本人のために役に立つことが慣習があり、役にたつ 上では、互いの職を尊重する。農民は従属的に農業労働をさせられているのではなく、農業の 職に誇りをもち、自ら地方自治し、自分達のペースで仕事をして、農業技術改善を進め、改善 分は自らの収入となった。 ようするに、西洋的な禁欲主義と、武士道の禁欲主義には大きな差がある。しかし日本が近代 化するときに、西洋的な禁欲主義の導入とともに、武士道が活用される。その後の日本のた どった経緯を考えると、なかなか危険な融合である。日本人総武士化は、富国として、みごとに 近代化の勤勉な労働力としては役だったが、強兵において小さな戦士を生みだしていった。
256 :
第三の波平 ◆JXLBbnYqTY :2012/03/01(木) 19:57:01.62 0
3 禅と禁欲主義 6) 「我無し故に我有り」 再度言えば、西洋的な禁欲主義は、豊かになり環境と切り離されて、欲望が肥大する上流、あ るいは貧富が広がり、搾取される苦しむ下流のための、環境とは切り離された、精神の理想 像、救いを求めるものだ。正しい精神、善、理性とはなにか。キリスト教は1神そして他者への 愛。来世での救い。仏教では修行による悟り。来世での救い。儒教は君子としての礼。そして ギリシアではプラトンのイデアという社会的な役割。儒教、ギリシアは貴族主義的で、救いはな い。儒教、ギリシアは原理論として、キリスト教とギリシア哲学、仏教と儒教は融合し、体系化さ れていく。 禅宗というのは中国で流行った仏教の一種で、日本では武士層に支持された。その核心を、デ カルトの「我思う故に我有り」と対照させれば、「我無し故に我有り」。「我思う故に我有り」は、心 身二元論の極限で、理性的な精神を基本に据える。まさに西洋哲学の精神至上主義。ニー チェはこのような精神至上主義に対して、身体を力の思想として復活させる。それに対して禅 の「我無し故に我有り」とはなんだろうか。 「我無し故に我有り」。これは論理として破綻している。禅問答で有名なように、禅では論理は 否定されレトリックが重視される。仏教の基本はこの世界は苦しみの世界である。だから来世 で救われるように、神に祈る。しかし禅宗は来世にかけるようにも今の自分を作り直す。言語で 語られる正しいことを既成の我である。既成の我は欲へ囚われてるから苦しい。だから新たな 我を作る。それが禅的な悟りである。ではどのように新たな我を作るのか。欲を無くし、自然を 感じ、何げない日常に喜びを感じて生きる。たとえば日本では、禅宗から茶道、華道などを生 みだした。有名なワビ、サビであるが、これは簡単にいえば、何げない日常に、そこただある環 境に、「わびしい」もの、「さびれた」ものを楽しみ、美を感じる。
257 :
第三の波平 ◆JXLBbnYqTY :2012/03/01(木) 19:57:33.74 0
7) 禅の精神は日本人の心か このような禅の精神は、日本人の心だろうか。確かに禅宗は日本で武士道、茶道などに取り入 れられて発展し、いまでは世界で残っているのは、日本だけである。他の大陸系のアジア人に はわかりにくいのかもしれない。日本人が禅をここまで発展させたのは、そもそも日本人は素 朴な土着的自然信仰を生きてきたためとも言われる。日本人の自然信仰では、神は自然のあ ちこちにいる。禅宗の何げない日常、自然の対象を重視する方法にあった。 しかしまた禅宗は禁欲主義としては、とても強いものである。「我思う故に我有り」のような、理 性的な精神を重視するだけではなく、「我無し故に我有り」は、精神そのものは否定する。逆に 日本人は禁欲主義がなかったように、このような極端な禁欲主義を受け入れることができたと もいえる。だから禅宗を重視したのは武士層である。新たな支配者層なので、新たな知的文化 を求めたこともあるが、この強い禁欲主義が、死を身近に生きる武士にはよかったのかもしれない。 それでも結局のところ、禅宗そのものは江戸時代までは、茶道などのように一部の知識層だけ に流行ったものだろう。日本人に広く広まったとすれば、明治以降に禁欲主義として、武士道が 取り入れられたなかでだろう。それでも、日本人は禅的であるかはあやしい。ただ禅宗以前に、 あるがままの環境を敬い、楽しむ素朴な特性は持っていた。それが西洋人にはいまも禅的と理 解されるのかもしれない。
258 :
第三の波平 ◆JXLBbnYqTY :2012/03/01(木) 19:58:08.25 0
4 資本主義と禁欲 8) 日本人には強い禁欲主義がない そもそもが禁欲主義が富の問題だとすれば、環境に埋め込まれた土着の農耕社会から、富の 増加により環境から切り離された階級社会への変化があり、さらには、近代化という資本主義 社会がある。近代化では、禁欲主義は近代思想として、新たな形態へと変化する。 そもそも日本人には強い禁欲主義がない。明治以降に色々な思想が輸入されて、日本人の好 奇心旺盛は、次々にかぶれていった。保守主義、自由主義、民主主義、社会主義、キリスト 教、マルクス主義・・・しかし結局のところ、日本人が身につけたものはなにか。資本主義であ る。そもそも資本主義って思想か。 資本主義とはなにかといえば、社会主義の対立である。資本主義とは資本制による経済活動 を重視する思想となるが、そもそも資本制は、江戸時代の日本でも、中世の欧州でも行われ た。お金が使われているところに、積極的な金の貸し借り=資本は普通にある。だからそもそも 積極的に資本主義化しよう!という思想家はいない。あるのは、積極的に資本主義を無くそう という社会主義思想だけである。 ようするに日本人は西洋に侵略されないように富国強兵を進めるために、西洋の法治国家とし ての資本制の経済を導入したのだ。だから日本人には市民革命はなかった。我思う故に我有 り!自立した理性的主体であれ!国家から資本家と対して権利を守れる市民であれ。そのた めに禁欲主義であれ、と言われたことはない。ただ国民教育として規律訓練、そして時間労働 概念を訓練されただけだ。このような労働生産性を上げるために禁欲を訓練されただけで、政 府はみんなの仲間で、企業も仲間の集まりだ。国家主導型資本主義、終身雇用、護送船 団・・・それらが近代化、戦後の復興、経済成長、世界1の経済大国という成功を勝ち取ってきた。
259 :
世界@名無史さん :2012/03/01(木) 20:10:54.37 0
共産主義というのは「配給」の国。配給する物がなくなった時点で滅んだ。資本主義 というのは何にもない人が物を作って売ることから始まった。それは今でも続いている が富の偏不満不平を生み、紛争のもととなっている。
ニーチェが禁欲的とか言うのは誤解だね。 むしろ彼は禁欲的なキリスト教の価値観を批判してる位だし。
261 :
世界@名無史さん :2012/03/01(木) 20:36:53.94 0
おれはミッションスクール出身だが聖書に禁欲的なことはなかったよ。
262 :
第三の波平 ◆JXLBbnYqTY :2012/03/01(木) 20:49:14.08 0
263 :
第三の波平 ◆JXLBbnYqTY :2012/03/01(木) 20:51:10.69 0
264 :
第三の波平 ◆JXLBbnYqTY :2012/03/01(木) 21:05:08.63 0
>> <b>禁欲主義的理想を除いては、人間は、人間という動物は、これまで何の意義も有しなかっ た。</b>地上における人間の存在には何の目標もなかった。「人間は一体何のためのものか」 −−−これは答えのない問いであった。人間および地上には意志というものが欠如していた。 あらゆる大きな人間的運命の背後には、それよりも更に大きな「徒らに!」が折り返し文句のよ うに響いていた。何物かが欠如していたということ。人間の周囲に一つの巨大な空隙があった ということ、このことをこそ禁欲主義的理想は意味するのだ。−−−人間は自己自身を弁明し、 説明し、肯定するすべを知らなかった。<b>彼は自己の意義の問題に苦しんだ。彼はそれ以外 にも苦しんだ。彼は要するに一つの病気の動物であった。</b> しかし苦しみそのものが彼の問題であったのではない。<b>むしろ「何のために苦しむか」という 問いの叫びに対する答えの欠如していたことが彼の問題であった。</b>人はそれを欲する、か れはそれを求めさえもする。もしその意義が、苦しみの目的が彼に示されるとすればだ。これま で人類の上に蔓延していた呪詛は苦しみの無意義ということであって、苦しみそのものではな かった。−−−そして禁欲主義的理想は人類に一つの意義を提供したのだ!それがこれまで 唯一の意義であった。<b>何らかの意義を有するということは、全く意義を有しないということよ りもましである。</b>わけても禁欲主義的理想は、確かにこれまでに存在したかぎりでの優れ た《間に合わせ》であった。苦しみはその中で解釈を得た。
265 :
第三の波平 ◆JXLBbnYqTY :2012/03/01(木) 21:05:41.37 0
巨大な空所は充たされたかに見えた。門扉はすべて自殺者的ニヒリズムの前に閉ざされた。こ の解釈は−−−それには疑いを容れない−−−新しい苦しみを持ち来たした。それは一層深 い、一層内的な、一層有毒な、一層生命に喰い入るような苦しみであった。<b>この解釈はあら ゆる苦しみを負い目の見地のもとに持ち来たったのだ・・・・・</b>しかしそれにも拘らず−−− 人間はそのように救われた。彼は一つの意義をもった。それ以来、彼はもはや風の中の木の 葉ではなくなった。無意義の「没意義」のお手玉ではなくなった。彼は今や何物かを欲すること ができた。−−−彼が差し当たり何に向かって、何のために、何によって欲したか、というよう なことはどうでもよい。意志そのものが救われたのだ。 <b>禁欲主義的理想によってその方向を与えられたあの意志全体が、もともと何を表現してい るかを包み隠すことは絶対に不可能である。</b>人間的なものに対する、それにもまして動物 的なものに対する、それにもまして物質的なものに対するこの憎悪、官能に対する、理性その ものに対するこの嫌忌、幸福と美に対するこの恐怖、あらゆる外見や変化や生成や死滅や願 望や欲求そのものから脱がれようとするこの欲求−−−<b>それらはすべて、これを敢えて概 念的に一括するならば、無への意志であり、生に対する嫌忌であり、生の最も根本的な前提に 対する反逆である。</b>しかし、やはりそれが一つの意志であるということに変わりはないの だ!・・・・・・そこで、私が最後にもう一度繰り返すならばこうである。−−−<b>人間は欲しない よりは、まだしも無を欲するものである、と</b>・・・・・P207-208 <b>道徳の系譜 ニーチェ</b> (岩波文庫) <<
266 :
第三の波平 ◆JXLBbnYqTY :2012/03/02(金) 10:32:56.13 0
枢軸時代 自己の限界を自覚的に把握すると同時に、人間は自己の最高目標を定め」人びとが 「人間いかに生きるべきか」を考えるようになった >> この世界史の軸は、はっきりいって紀元前500年頃、紀元前800年から紀元前200年の間に発 生した精神的過程にあると思われる。 この時代には、驚くべき事件が集中的に起こった。シナでは孔子と老子が生まれ、シナ哲学の あらゆる方向が発生し、墨子や荘子や列子や、そのほか無数の人々 が思索した、―インドで はウパニシャッドが発生し、仏陀が生まれ、懐疑論、唯物論、詭弁術や虚無主義に至るまであ らゆる哲学的可能性が、シナと同様展開されたのである、―イランではゾロアスターが善と悪と の闘争という挑戦的な世界像を説いた、―パレスチナでは、エリアからイザヤおよびエレミアを へて、第二イザヤに至る預言者たちが出現した、―ギリシャでは、ホメロスや哲学者たち、―パ ルメニデス、へラクレイトス、プラトンー更に悲劇詩人たちや、トゥキュディデスおよびアルキメデ スが現われた。以上の名前によって輪郭が漠然とながら示される一切が、シナ、インドおよび 西洋において、どれもが相互に知り合うことなく、ほぼ同時的にこの数世紀のうちに発生したのである。 歴史の起原と目標(1949) カール・ヤスパース <<
267 :
第三の波平 ◆JXLBbnYqTY :2012/03/02(金) 10:33:22.44 0
禁欲主義の時代
268 :
第三の波平 ◆JXLBbnYqTY :2012/03/02(金) 10:42:19.85 0
人間が覚醒したようにいうのは違うが、 知識人たちが台頭する環境が都市に生まれた。
269 :
第三の波平 ◆JXLBbnYqTY :2012/03/02(金) 12:49:51.51 0
ようするにプラトンの倫理は正しい配置にあることだ。 正しい配置を見つけること。 それは自然は調和のもとにあるという自然主義の根を持つ。 キリスト教の倫理は聖書に忠実であるが、聖書を解読する方法としてブラトンの倫理は用いられた。 というか聖書を解読することそのものがプラトンの影響である。
270 :
世界@名無史さん :2012/03/02(金) 17:19:19.21 0
聖書のどこに禁欲を説いてるの?
271 :
第三の波平 ◆JXLBbnYqTY :2012/03/02(金) 18:30:45.82 0
272 :
第三の波平 ◆JXLBbnYqTY :2012/03/02(金) 18:38:09.14 0
アダムとイブが欲に負けて失楽園して人間できたから、 キリスト教は禁欲が基本ときいたけど
273 :
第三の波平 ◆JXLBbnYqTY :2012/03/02(金) 18:57:02.76 0
プラトンの輪廻転成と、想起説はなぜ間違いなんだろうか。
274 :
世界@名無史さん :2012/03/02(金) 19:35:31.45 0
おれ、ミッションスクールにいたんだけど聞いたことねー。
275 :
第三の波平 ◆JXLBbnYqTY :2012/03/02(金) 20:00:58.00 0
シリコンバレーで働いてた事があるが、エンジニア達は昔の哲学者に対してはある程度 敬意を払っているが、現代の哲学者は嘲笑の対象になってたな。 自然哲学なんて現代哲学者は何の寄与もしていないし、むしろ物理学者、生物学者の後講釈ばかり。 他の分野も、おおむね医者や技術者などの専門家の事績の後講釈。 歴史的には、すべての科学は哲学から派生して来たと考える連中が多い中、 哲学固有の分野がなくなって来てると言うのが、多くの意見だった。
277 :
第三の波平 ◆JXLBbnYqTY :2012/03/03(土) 21:04:57.53 0
>>276 哲学から学問が生まれてきたというのもおかしいんだよね
そもそもあったのは総合的学問で、それを哲学とよぶのはおかしい。
いまでいう哲学はカントあたりからで最初からマイナー
むしろ哲学が重視されるのは現代だろ。
素人は、いまだに哲学というとカント以来の超越論的認識哲学をイメージするが
ようするにニュートン以来の科学の時代がいきずまっているいま様々な学問で哲学的なセンスがないやつは通用しないだろう。
278 :
第三の波平 ◆JXLBbnYqTY :2012/03/03(土) 21:11:55.07 0
科学に対して哲学が果たしてきた役割 科学的真実を疑い多面的に分析すること 最近、歴史学もがらっと様変わりした。 日本の歴史シリーズ、世界の歴史シリーズをみても以前は単に権力者史だったが、いまは絶えず懐疑がはいり多面的だ。
>科学に対して哲学が果たしてきた役割 >科学的真実を疑い多面的に分析すること そこが嘲笑の的だといっている。 科学の多くの科学的真実とはつまり科学的事実であって、それを疑って多面的だとか普遍的に論理で発展させようとするという行為自体がナンセンス。 事実は事実。さらにそれの枠を広げてより広範囲に適用できる理論をみつけるには、まず元となる事実の制限条件(コンテキスト)を調査して理解しないといけない、 つまり少なくともその事実を築いたその科学者と同レベルの理解にいたらないといけないのだが、基本的に本をよむだけで科学的情報を得ている今の哲学者にはそれが達成できておらず、 けっか、部外者から嘲笑される。
第三の波平 ◆JXLBbnYqTYは精神病患者
波平がやってることは間接的理系批判。 理系批判できる能力がないのになんちゃってレベルでそれをしているから叩かれる。
おあつらえ向きだよ波平には
283 :
第三の波平 ◆JXLBbnYqTY :2012/03/04(日) 08:46:52.77 0
>>279 その哲学者批判自体が哲学的だな
ようするに自らも哲学的だから哲学者を批判するぐらい、
哲学的センスが一般化しているということだろう
284 :
第三の波平 ◆JXLBbnYqTY :2012/03/04(日) 09:07:22.40 0
>>276 そもそも現代の自然哲学ってなに?
科学哲学のことか?
今の哲学者は倫理学だけやってればいいんだよ。 向こう50年、その方面で民俗学者や経済学者に負ける心配は無いから。
286 :
世界@名無史さん :2012/03/04(日) 14:34:21.17 0
2012年の日本の前に大きくたちはだかる21世紀的禁欲主義の強要、 それは原子力発電、東京電力だ。 国民の大半は感情的生理的には原発事故に恐怖し、使用済み核燃料を嫌悪している。 しかし国家的エネルギー行政、電力確保、電気料金値上げによる海外への工場移転、失業者激増という近未来的抽象観念、国家行政が、 国民に原発事故、死の灰の恐怖に耐えて生活することを強要している。 それを強要しているのは、現代の哲学者を気取る、原発推進派の国会議員と原子力行政担任官僚、電力会社だ。 原発廃止を主張する科学者に対して、彼らは世界的エネルギー不安、原発病の非科学性、原油価格の高騰などの抽象観念的知識によって、 国民に、原発事故の恐怖に耐えながら生活するという現代的禁欲生活を強要しようとしている。
test
288 :
第三の波平 ◆JXLBbnYqTY :2012/03/04(日) 15:40:11.17 0
>>286 日本人はリスク管理ができないからね。
原発を選んだの自分達で自分達もリスクを選択したのに、
問題が起きると誰かのせいにする。
日本人は災害が多い土地で自然に翻弄されてきたから 勤勉だけど受身なんだな。 人間が全ての尺度という突き詰めた思考にいたるヒマがない。
290 :
世界@名無史さん :2012/03/04(日) 22:09:57.60 O
地震ヤバいと思ったら津波の方がやばくてビックリしてたら 原発爆発してもっとヤバかったとかw まぁ映像に残ってるやばさは実際の十分一程度だろうけど
291 :
世界@名無史さん :2012/03/04(日) 22:13:01.35 0
天災。
誤爆ったorz
293 :
世界@名無史さん :2012/03/05(月) 19:25:49.71 0
原子力発電の危険は別に日本に限ったことではない。旧ソ連は言うに及ばずたとえアメリカ・フランスであっても大差ない。 哲学があれば原子力発電のリスクを安全に管理できるというような論理こそまさに21世紀的禁欲主義。 福島第一原発が爆発したのはプラトン哲学が国民に浸透していなかったから、みたいな説明はソフィスト的詭弁。
294 :
第三の波平 ◆JXLBbnYqTY :2012/03/05(月) 21:37:12.70 0
295 :
世界@名無史さん :2012/03/05(月) 22:28:46.45 0
ソクラテス「日本は資源が少なくて今のままだと石油を輸入しなくてはならないね。」 ウランちゃん「まさしくその通りです。」 ソクラテス「日本が政治的経済的自立するためにはエネルギーを国内で自給する必要がある。」 ウランちゃん「おっしゃる通りです。」 ソクラテス「もしももっとも賢明な哲学者が日本を統治していたら、使用済み核燃料の再処理に反対することは決してないだろう。」 ウランちゃん「しかし大地震や大津波がきたら海岸にある原子炉や高速増殖炉とかマジでヤバクないでしょうか?」 ソクラテス「いやそこは500年後、1000年後の日本の将来を考えて多少のリスクは覚悟するのが賢明な哲学者というもの。そういう人間に行政をまかせてこそ日本は平和で安心して生活できる国になる。」 ウランちゃん「全くおっしゃるとおりです。」
296 :
世界@名無史さん :2012/03/06(火) 00:20:17.80 O
ちょっと面白いじゃないかw ソクラテスが出てくる話は大体そんな調子だよね
297 :
世界@名無史さん :2012/03/06(火) 09:34:00.35 0
なんかプラトンが書くソクラテスの対話は九州電力のやらせタウンミーティングみたいだよな。
>>297 一般的な学者や司政家の話風だよ。
どこにでもある。
それに賛同したり引きつけられてしまうとりまき(まあプラトン?の例だと読者や相づちうつキャラ)がキーパーソン。
糞
300 :
世界@名無史さん :2012/03/06(火) 14:08:56.41 0
テレビの通信販売や池上彰の番組にも似てる。 何も知らない奴を横に置くのが味噌。 あなたのソクラテスが真理をわかりやすく伝えます!みたいな感じ。
301 :
第三の波平 ◆JXLBbnYqTY :2012/03/06(火) 17:21:31.86 0
いまさらソクラテス叩いてなんとする(笑)
302 :
第三の波平 ◆JXLBbnYqTY :2012/03/06(火) 17:30:48.46 0
魂の輪廻転生、魂と肉体の心身二元論、魂の想起説 魂は肉体をかえて生まれ変わる。 生まれる前に魂はすべてを知るが肉体がそれを妨げる。 魂を清らかなるために禁欲せよ。 オルフェウス教、ビュタゴラス教、プラトン哲学、新プラトン主義、パウロ教
303 :
第三の波平 ◆JXLBbnYqTY :2012/03/06(火) 17:47:18.22 0
魂の輪廻転生、魂と肉体の心身二元論、魂の想起説 魂は肉体をかえて生まれ変わる。生まれる前に神の国にいる魂は真理を知っている。 真理とは数学的均整の自然な調和にあり、その役割としての配置である。 しかし生まれて肉体をもつと真理を忘れて様々な欲にまどわされる。だから禁欲しなければならない。 真理を想い出す方法は哲学することのみである。 オルフェウス教、ビュタゴラス教、プラトン哲学、新プラトン主義、パウロ教
304 :
第三の波平 ◆JXLBbnYqTY :2012/03/06(火) 18:02:39.30 0
哲学の始まり オルフェウス教、ビュタゴラス教 魂の輪廻転生、魂と肉体の心身二元論、魂の想起説 プラトン主義 魂は肉体をかえて生まれ変わる。生まれる前に神の国にいる魂は真理を知っている。 真理とは数学的均整をもつ自然な調和であり、役割としての配置(イデア)である。 しかし生まれて肉体をもつと真理を忘れて様々な欲にまどわされる。 魂の真理を想い出す方法は禁欲に真理を探求しようとする哲学によってのみである。
305 :
世界@名無史さん :2012/03/06(火) 18:35:35.71 0
哲学というよりもはや、哲学の皮をかぶった政治的擬似宗教だな。
306 :
第三の波平 ◆JXLBbnYqTY :2012/03/06(火) 18:46:24.90 0
現代科学も変わらない
307 :
世界@名無史さん :2012/03/06(火) 19:27:00.90 0
そう。そこで現代の原発と古代のプラトンがつながる。
308 :
第三の波平 ◆JXLBbnYqTY :2012/03/06(火) 19:38:05.94 0
おお!
309 :
第三の波平 ◆JXLBbnYqTY :2012/03/06(火) 19:56:02.30 0
原子力は、アインシュタインが相対性理論から導き出した 質量とエネルギーの等価法則E=mc2を元にしている。 ピュタゴラスもプラトンも生きていれば、 この法則をみて、自らの正しさを確認しただろう。 その意味で、原発を推進した人々はプラトン主義の系譜にあると 言って良い。 ってことか?
310 :
第三の波平 ◆JXLBbnYqTY :2012/03/06(火) 20:02:46.66 0
人類を破壊するほどの原子力は究極であるが、 科学技術全般につきまとう力。 オルフェウス教、ビュタゴラス教、プラトン主義の 魔力がいかに強烈であるか。
311 :
第三の波平 ◆JXLBbnYqTY :2012/03/06(火) 20:20:54.98 0
オルフェウス教からビュタゴラス教をへて 完成された、プラトン主義には、人類に普遍的な魅力があると思う。 その基本は、自然信仰なわけだ。 「自然は神的に美しい」ということが大前提になっている。 その美しさは具体的な物質的な自然ではない。 目の前に自然には腐敗があり、死がある。 自然の美しさは生死の輪廻を超えた法則性そのものにある。 ここまでって、現代の自然科学でも 持っている考え(信仰)だろう。 プラトン主義は、この自然を人間へ延長する。 自然の一部としての人の生死を超えた自然の法則性=魂 現代ではここで、安易に人間の道徳、倫理と自然主義を つなげることの問題が生じる。 自然法則、あるいは近代の生物学なら進化論になるが、 進化が10〜100万年単位でしか変化しないのに、 人間の文化は100年、あるいは10年、1年で変化する。 生物の進化と人の倫理をつなげることがとても危険であると 考えられている。ようするに自然主義の誤謬。
312 :
第三の波平 ◆JXLBbnYqTY :2012/03/06(火) 20:30:55.54 0
といいつつ、実は人は自然と社会をつなげる誘惑に勝てない。 裏から裏から絶えず、つなげて、 プラトン主義の誘惑を復活させている。 進化論の倫理への短絡は、社会進化論、優生学。 ナチスで有名なゲルマン 民族優生思想、ユダヤ人迫害。 この流れは最近では、優秀な遺伝子という遺伝子操作へとつながっている。 でも、現代に一番に影響が強いのが経済学だろう。 基本的に経済学は、自然法則としての統計学が 人間社会に適用可能という前提で成り立っている。 すなわち現代社会の基本の自由主義は、 人を一つの理性的合理的な単位とすることで、 成立している。
313 :
第三の波平 ◆JXLBbnYqTY :2012/03/06(火) 20:39:40.32 0
こういうと、何か大きな権力が、人々をマクロな単位として扱う構図に 見えるが、現代のプラトン主義の誘惑はそんな単純なものではない。 自由主義社会を享受しているのは、庶民そのものだ。 それは、経済学の理念として、個人を単位として扱う方が 経済が活発になり、豊かになる。 すなわち人々が物質的な豊かさを手に入れるというだけではなく、 現代人は、個人を物質的単位として扱われることが嬉しい。 たとえばマクドナルドを考えればわかる。 食べ物から、サービスから、場所から、規格化されることで とても居心地のよい環境が生まれている。 コンビニだってそう。 「街のほっとステーション」になっている。
314 :
第三の波平 ◆JXLBbnYqTY :2012/03/06(火) 20:51:34.08 0
しかしボクは自由主義経済が現代のプラトン主義的な現れという といくことではなく、実はそもそものプラトン主義って、 貨幣経済のもとの生まれたのではないかと、疑っている。 プラトン主義がその時代の最先端の都市ギリシア、 硬貨というきちんとしてお金が初めて作られたギリシア時代、 すなわち最初に貨幣交換が栄えてたときに、 生まれたことに深い関係があるのではないか。 もっといえば、プラトン主義って、貨幣交換の快感と つながっているのではないか。
315 :
世界@名無史さん :2012/03/06(火) 20:54:17.39 0
まあ原発にはなにやら訳のわからない魔術に近い感覚があるのは確か。 高速増殖炉とか、MOX燃料とかいかにも錬金術的。
316 :
第三の波平 ◆JXLBbnYqTY :2012/03/06(火) 20:57:54.12 0
すなわちイデアのもっとも純粋なモデルが貨幣ではないのか。
317 :
第三の波平 ◆JXLBbnYqTY :2012/03/06(火) 21:16:20.81 0
■プラトン主義の魔力 プラトン主義と原子力 哲学の始まりとは、オルフェウス教=ビュタゴラス教にはじまると言われる。魂の輪廻転生、魂 と肉体の心身二元論、魂の想起説。これらを哲学として体系化したのが、プラトン主義である。 魂は肉体をかえて生まれ変わる。生まれる前に神の国にいる魂は真理を知っている。真理と は数学的均整をもつ自然な調和であり、役割としての配置(イデア)である。しかし生まれて肉体 をもつと真理を忘れて様々な欲にまどわされる。魂の真理を想い出す方法は禁欲に真理を探 求しようとする哲学によってのみである。 原子力は、アインシュタインが相対性理論から導き出した質量とエネルギーの等価法則E=mc2 を元にしている。ピュタゴラスもプラトンも生きていれば、この法則をみて、自らの正しさを確認 しただろう。アインシュタインの有名な言葉「神はサイコロをふらない」。すなわちこの世界は統 計学ではなく、美しい法則でできているはずだという核心である。これは、14世紀の神学者 オッカムの剃刀「ある事柄を説明するためには、必要以上に多くの実体を仮定するべきでない」 にたどれる。その意味で、原発を推進した人々はプラトン主義の系譜にあると言って良い。人 類を破壊するほどの原子力は究極であるが、科学技術全般につきまとう力。
318 :
第三の波平 ◆JXLBbnYqTY :2012/03/06(火) 21:16:53.86 0
プラトン主義と自然主義の誤謬 プラトン主義には、人類に普遍的な魅力があると思う。その基本は、自然信仰なわけだ。「自然 は神的に美しい」ということが大前提になっている。その美しさは具体的な物質的な自然ではな い。目の前に自然には腐敗があり、死がある。自然の美しさは生死の輪廻を超えた法則性そ のものにある。ここまでって、現代の自然科学でも持っている考え(信仰)だろう。 プラトン主義は、この自然を人間へ延長する。自然の一部としての人の生死を超えた自然の法 則性=魂。現代ではここで、安易に人間の道徳、倫理と自然主義をつなげることの問題が生じ る。自然法則、あるいは近代の生物学なら進化論になるが、進化が10〜100万年単位でしか 変化しないのに、人間の文化は100年、あるいは10年、1年で変化する。生物の進化と人の 倫理をつなげることがとても危険であると考えられている。ようするに自然主義の誤謬。
319 :
第三の波平 ◆JXLBbnYqTY :2012/03/06(火) 21:18:49.53 0
プラトン主義と自由主義経済 といいつつ、実は人は自然と社会をつなげる誘惑に勝てない。裏から裏から絶えず、つなげ て、プラトン主義の誘惑を復活させている。進化論の倫理への短絡は、社会進化論、優生学。 ナチスで有名なゲルマン民族優生思想、ユダヤ人迫害。この流れは最近では、優秀な遺伝子 という遺伝子操作へとつながっている。 でも、現代に一番に影響が強いのが経済学だろう。基本的に経済学は、自然法則としての統 計学が人間社会に適用可能という前提で成り立っている。すなわち現代社会の基本の自由主 義は、人を一つの理性的合理的な単位とすることで、成立している。 こういうと、何か大きな権力が、人々をマクロな単位として扱う構図に見えるが、現代のプラトン 主義の誘惑はそんな単純なものではない。自由主義社会を享受しているのは、庶民そのもの だ。それは、経済学の理念として、個人を単位として扱う方が経済が活発になり、豊かになる。 すなわち人々が物質的な豊かさを手に入れるというだけではなく、 現代人は、個人を物質的単位として扱われることが嬉しい。たとえばマクドナルドを考えればわ かる。食べ物から、サービスから、場所から、規格化されることでとても居心地のよい環境が生 まれている。コンビニだってそう。「街のほっとステーション」になっている。 しかしボクは自由主義経済が現代のプラトン主義的な現れというといくことではなく、実はそも そものプラトン主義って、貨幣経済のもとの生まれたのではないかと、疑っている。プラトン主義 がその時代の最先端の都市ギリシア、硬貨というきちんとしてお金が初めて作られたギリシア 時代、すなわち最初に貨幣交換が栄えてたときに、生まれたことに深い関係があるのではない か。もっといえばイデアのもっとも純粋なモデルが貨幣ではないのか。
320 :
第三の波平 ◆JXLBbnYqTY :2012/03/06(火) 21:23:13.44 0
>> ケトレーはこれらの初期の著作において、何よりも次の事実に関心を向けた。すなわち身長的 特徴の平均や非身長的特徴、たとえば犯罪や婚姻の比率は、長期をつうじてまた国のいかん を問わず、年齢その他の人口学的変数と驚くべき安定的関係を示すということである。彼が社 会的世界の「法則」とよんだのはこれらの関係である。平均人という考え方は、1835年の彼の 最初の本で最大の役割を果たしている。しかし彼は1840年以降になると、平均や比率の安定 性だけではなく、それ以上にこれらの特性の分布に関心を示した。彼は人間の身長や体重の 分布をグラフに描いてみると、今世紀初めから研究されていた観測誤差の分布と非常に似て いることに気づいた。そこで彼は、身長的属性の分布を正規分布であるかのごとくみなせると いう固い信念を持つようになった。・・・彼の確信によると、十分な観察ができれば、身長的特性 の分布のみならず、身体的でない特性の分布もつねに正規分布になる。P234-235 「確率革命」 第8章 生命・社会統計と確率 ベルナール=ピュール=レクイエ (ISBN:4900071692) <<
321 :
第三の波平 ◆JXLBbnYqTY :2012/03/06(火) 21:24:44.39 0
>> 19世紀の確率論者たちは自分たちの理論を統計的頻度を用いて理解した。19世紀の社会科 学者たちは規則性を探究したが、それは個人行動というミクロのレベルではなく、むしろ社会全 体というマクロのレベルでの規則性であった。18世紀の思想家にとり、社会は法則に支配され たものであったが、それは社会が合理的個人の総計であったからである。19世紀の反対者た ちにとっては、社会はその構成員が非合理的な個人であるにもかかわらず、法則に支配されていた。P200 「確率革命」 第6章 合理的個人と社会法則の対立 L.J.ダーストン (ISBN:4900071692) <<
322 :
第三の波平 ◆JXLBbnYqTY :2012/03/06(火) 21:45:17.53 0
>> 世界中に散在し日に日に増殖する無数のウェブサイトが、ある知についてどう評価するか」とい うたった一つの基準で、グーグルはすべての知を再編成しようとする。ウェブサイト相互に張り 巡らされるリンクの関係を分析する仕組みが、グーグルの生命線たるページランク・アルゴリズ ムなのである。・・・これは、「知の世界の秩序の再編成」である。 ウェブ進化論梅田望夫ISBN:4480062858 <<
ピタゴラスもプラトンも、ヘロドトスやソロンもエジプトに行ってるよな。 そして実は大したことなかったなんて証言はなさそうだし、やっぱり彼らが 実感できる何かがあったんだろう。 マケドニア王朝期の科学革命もエジプトの知を開放した結果なんだろうか。
プラトンは、第一天国っていうところに行っています。 悟った学を、一般の人に説いて回ったんだって。 悟っただけだと、第二天国っていうところまでしか行けないんだって。
325 :
世界@名無史さん :2012/03/07(水) 09:47:25.47 0
バカは死んでも直らないとはまさにプラトンのことだな
326 :
第三の波平 ◆JXLBbnYqTY :2012/03/07(水) 13:07:20.37 0
327 :
世界@名無史さん :2012/03/07(水) 13:54:02.41 0
つまりあの世でも他人に説教してるという。 死んだ後まで他人に説教なんかされたくないよなあ。
328 :
第三の波平 ◆JXLBbnYqTY :2012/03/07(水) 14:06:49.05 0
>> 南イタリアやクレタ島の墓で発見された、すくなくとも前五世紀に溯る金の板に刻まれた詩・・・ には貴重な指示が含まれている。「黄泉の国の棲みかの左には泉が見いだされ、そのそばに は白い糸杉が生えている。この泉にあまり近づきすぎてはいけない。かわりに別の泉を見つけ なさい。その思い出(ムネモシュネ)の湖には冷たい水が湧き、番人たちがそこで番をしている。 番人に向かって、「私は大地と星空の子供で、それはあなたも知っているはずだ。しかし、私の 喉の渇き、死にそうだ。思い出の湖から湧きでた冷たい水を、すぐにいくまいか」と言いなさい。 そうなれば、番人たちは聖なる泉の水を飲ませてくれるから、そうなれば他の英雄たちとともに 権勢をふるうことができよう。」 この金の板の宗教的な重要性は、ホメロス的な伝統において記録されたものとは異なる、魂の 死後の生存についての観念を示しているという事実にある。おそらく、ここにみられるのは地中 海やオリエントのアルカイックな信仰や神話であり、長いあいだ「民衆のなか」、あるいは文化 的辺境のなかで保存され、ある時点から、「オルフェウス派」やピラゴラス派をはじめとする終 末論の謎にとりつかれたすべての人間たちのあいだで、一定の評価をかち得るようになったも のなのであろう。
329 :
第三の波平 ◆JXLBbnYqTY :2012/03/07(水) 14:07:05.59 0
しかしそれ以上に重要なのが、「魂の渇き」についての新しい解釈である。死者の渇きをいやす ための葬儀における献酒は、多くの文化において記録されている。「生命の水」が英雄の復活 を保証するという信仰もまた、神話や民間伝承にひろくみられる。ギリシア人は死を忘却と同一 視し、死者とは過去の記憶を失った者だと考えていた。・・・しかし、記憶と忘却の神話は、輪廻 の理論が導入されることによって変化していく。レテの(湖の)機能は逆転し、肉体を離れたば かりの使者を迎えいれ、地上における生存を忘れさせてやる必要はもはやなくなる。反対に、 レテは転生して地上にもどる魂から、天上における記憶を抹消する。こうして「忘却」はもはや 死ではなく、生命の復活を象徴するようになる。軽率にもレテの湧き水(「忘却と悪に満ちた」と プラトンはよんでいるが。「パイドン」)を飲んだ魂は転生し、新たな生成のサイクルのなかに投 げこまれる。ピタゴラスやエンペドクレスをはじめとした輪廻の教義を信じていた人間たちは、前 世のことを記憶していると主張するが、要するに彼らは、あの世における記憶の保存に成功し たということなのである。(注 記憶の鍛錬や修養はピタゴラス派の諸集団においては重要な役 割をはたした。)P257-260 世界宗教史3 ミルチア・エリアーデ (ちくま学芸文庫) <<
330 :
世界@名無史さん :2012/03/07(水) 14:11:27.50 O
高速増殖炉モンジュも 文殊菩薩から命名したらしいからなw 智の成果なのにクレーン引っかかって作動できなとかw
331 :
第三の波平 ◆JXLBbnYqTY :2012/03/07(水) 14:15:34.73 0
魂は死後も生きており、転生する。 そして転生の前に魂は神の国の記憶(真実)を忘却させられる。 このためにピタゴラス派では忘れないこと、そして想い出すことが修練となる。 ピタゴラス派のこの世界が数字でできているという核心も、 神の国の記憶の一つである。 なぜなら数字は調和しているからだ。 数字は数学、幾何学を形作り、 この世界の美しい調和を浮き彫りにする。
332 :
第三の波平 ◆JXLBbnYqTY :2012/03/07(水) 14:17:51.67 0
数とはなにか。 この神秘の言語は神の言葉か・・・ なぜ数字は人間の認知を超えた世界を記述できるのか・・・ 金もまたただの数字である・・・
333 :
世界@名無史さん :2012/03/07(水) 14:19:43.92 0
つまりNHK教育テレビのピタゴラスイッチとアルゴリズムたいそうも神の国の記憶の一つなわけだな。
334 :
第三の波平 ◆JXLBbnYqTY :2012/03/07(水) 14:26:02.89 0
ピタゴラスイッチってなんなのか、と考えるととても深い。 ようするに子供に発想と調和の絶対性を洗脳しているのだろう。 ピタゴラス教団の生き残りが仕掛けているんだろうか。
335 :
第三の波平 ◆JXLBbnYqTY :2012/03/07(水) 14:28:52.12 0
この世界は設計できる。 なぜなら神の言葉で書かれているから。 神の言葉はもっとも調和的で美しい。 神の言葉を学び、探求して、 キミも世界を美しく設計してみよう。 ピタゴラス教団より
ゔぁーーーーかw ゔぁーーーーかっwゔぁーーーーかw
はい、波平=ラルク確定っと 334 名前:第三の波平 ◆JXLBbnYqTY :2012/03/07(水) 14:26:02.89 0 ピタゴラスイッチってなんなのか、と考えるととても深い。 ようするに子供に発想と調和の絶対性を洗脳しているのだろう。 ピタゴラス教団の生き残りが仕掛けているんだろうか。
338 :
世界@名無史さん :2012/03/07(水) 18:31:05.12 0
339 :
世界@名無史さん :2012/03/07(水) 20:10:25.39 0
安全な原子炉は設計できる。 なぜならGE社の原子炉マークUの設計図はアメリカの言葉で書かれているから。 アメリカ人の言葉はもっとも調和的で美しい。 アメリカ人の言葉を学び、探求して、 キミも原子炉を手っ取り早く設計してみよう。 読売新聞
340 :
世界@名無史さん :2012/03/07(水) 23:14:53.47 0
280 名前:名無しさん@12周年[sage] 投稿日:2012/01/13(金) 12:26:01.31 ID:sGoAT50E
三年前ごみんすに投票した連中、今どんな気持ち?
287 名前:名無しさん@12周年[sage] 投稿日:2012/01/13(金) 12:27:00.18 ID:P8V2Yy+50
>>280 橋下様なら何とかしてくれるとお経上げてるよ。
09年の選挙では 民主なら誰でもよかった
今度の選挙では 維新なら誰でもよかった
このまま行けばB層はこうなる
341 :
第三の波平 ◆JXLBbnYqTY :2012/03/08(木) 11:55:18.42 0
ピタゴラスはピタゴラスイッチを推奨するか
342 :
世界@名無史さん :2012/03/08(木) 14:52:56.95 0
弟子と一緒にアナゴリズムたいそうを踊るピタゴラス。
343 :
世界@名無史さん :2012/03/08(木) 15:23:03.64 0
アナゴリズムとは何か?
344 :
第三の波平 ◆JXLBbnYqTY :2012/03/08(木) 16:47:59.84 0
穴子リズム? アルゴリズムとは、問題を解くための効率的手順を定式化した形で表現したもの。 現代定義では、計算が可能な関数。おおよそコンピュータで実行できる関数と同じ。(wiki)
345 :
第三の波平 ◆JXLBbnYqTY :2012/03/08(木) 18:05:30.63 0
数字、数学、アルゴリズム 論理的とはなにか。 空間、時間に影響されないより硬い基盤 価値の基本。 数学は誰がやっても同じ解になる。 答えは絶えず1つしかない。 数字がこのような再現性を実現するのはなぜか。 抽象化されているから。 1とはただ個数を示す言葉である。 1は存在しない。リンゴはどれとして同じものはない。 それぞれが別々である。 それを様々な特性を排除して、同じものとして還元して、 さらにりんごであることも排除することで、1が生まれる。 数とは極限的に質を排除した言葉である。 量のみを現す言葉である。
346 :
第三の波平 ◆JXLBbnYqTY :2012/03/09(金) 13:28:23.66 0
■数字と占い ぶっちゃけると、最後の最後は、占いに頼ったりする。孔子にしろ、ピタゴラスにしろ、占いと切 り離せないというか、プロだった。数字、数学、アルゴリズム、論理的とはなにか。空間、時間に 影響されないより硬い基盤価値の基本である。数学は誰がやっても同じ解になる。答えは絶え ず1つしかない。 数字がこのような再現性を実現するのはなぜか。抽象化されているからだ。1とはただ個数を 示す言葉である。1は存在しない。リンゴはどれとして同じものはない。それぞれが別々であ る。それを様々な特性を排除して、同じものとして還元して、さらにりんごであることも排除する ことで、1が生まれる。数とは極限的に質を排除した言葉である。量のみを現す言葉である。 この抽象化という思考はとても特殊である。なかなか実用の世界では生まれてこない。これを 強く意識した最初の人がピタゴラスと言われる。それは数神学という、とても神聖なものとして 現れた。逆にいえば神的な行為としてしか意味がなかった。数字は確かな基盤であるとすれ ば、人々を魅了するのは確かな未来である。だから多くの占いと数字は深く結び付いている。 このような抽象的な数字はいつ庶民に広がったのだろうか。数そのものは実用で使われていた だろうが、抽象的な意識するのは貨幣以外にないのではないだろうか。貨幣の数字とは価値 現すものである。しかし通常の100円の商品と100円の貨幣は等価であるが意味が違う。決 定的に違うのは、貨幣はどの商品とも交換できるという意味で、とても抽象化されている。人々 が貨幣に触れたとき、とても不思議な体験を味わったのではないだろうか。
ちなみに、占いとは、 星の象意と、角度や距離などの計算 神学と天文学だから、ものすごい学問
348 :
世界@名無史さん :2012/03/09(金) 13:38:10.68 0
もともとは農業漁業のための天気予報だよな。
テレビの天気予報が、 気象だけじゃなく星の運行まで取り入れてくれたら、 なんかものすごい予報になるんじゃないかと思った 何光年先にこの星とあの星がぶつかるから注意とか
350 :
世界@名無史さん :2012/03/09(金) 18:37:45.15 O
太陽暦が農業用で太陰暦が漁業用だったかな? で合わせたのが西暦なはず フランス革命の時は10進法に変えたりなんかしてたな
351 :
世界@名無史さん :2012/03/09(金) 18:56:53.12 0
干潮・満潮の時刻を知るには太陰暦の方が便利らしい。 沿岸漁業ではこれが必須。 暦でさえ時代や地域に応じてまちまちなことを考えると、数字が万国共通と言うのは間違い。 実際は便宜的なものに過ぎない。
352 :
第三の波平 ◆JXLBbnYqTY :2012/03/09(金) 19:33:20.38 O
>>351 暦は実働的な数字なので統一してないのはわかるとして、
数字そのもの違いは10進法か、しかないと思うが
353 :
第三の波平 ◆JXLBbnYqTY :2012/03/09(金) 23:28:54.83 0
>> 人間を教導する際には、彼(ピタゴラス)は最良の出発点から始めた。・・・彼は自分と交わった 人[弟子]たとの多くに、彼らの魂が現在のこの肉体に縛り付けられるはるか以前に生きた前生 を、きわめて明瞭に鮮明に思い出されたのである。 さて人間にとっては感覚を通じてもたらされる指導が、人が美しい姿と形を見、美しいリズムを メロディーを聞くならば、最初の導きとなる、と彼は信じたので、特定のメロディーとリズムを用 いた音楽による教育を第一段階の教育と彼は定めた。これらによって、人々の気分の変調と激 情が治まり、魂に元来備わっていた諸能力の調和均衡が回復して、肉体と魂の病気が阻止さ れ、癒されるように、彼は工夫したのである。 一方、自分自身に対してはかの人は[弟子たちに対するのと]同様な処方で、つまり楽器[演奏] やのど笛[歌声]によって、そのような効果を得たのではなくて、言いがたく理解しがたい一種の 神業によって、天上はるかなる全宇宙の奏でる汎宇宙的協和音と斉唱を聞き取り、理解するこ とができたようであった。この音楽は、諸天球のそれぞれ異なる音響と速さと大きさを位置がき わめて音楽的比率で組み合わされているので、そして諸天球が極めて旋律的であると同時に 多様で極美の運動と回転を行なうから、人間界の音楽よりももっと充実した、もっと完全な旋律 を奏でるのである。P66-70 ピタゴラス的生き方 イアンブリコス <<
354 :
世界@名無史さん :2012/03/10(土) 00:16:00.06 O
陰暦で割ると約30日で一周 太陽暦で割ると365日で一周 週が7日なのは特に根拠ない キリスト教圏は日曜が祝日でユダヤ教は土曜 イスラム教は金曜 現在のグレゴリオ暦に変わる時に農民が戸惑ったけど大して混乱無かったとか まぁ利息計算とかは大変だったらしいけど
355 :
世界@名無史さん :2012/03/10(土) 00:26:51.43 O
でイスラム圏は太陰暦重視なのか知らんがやたら国旗に月を入れてるし日本と逆だよね
356 :
第三の波平 ◆JXLBbnYqTY :2012/03/10(土) 09:11:40.85 0
■なぜ数字は力なのか 数字とはなにか ぶっちゃけると、最後の最後は占いに頼ったりする。いくら科学が発達しても未来は予測できな いし、どんなに金持ちになっても将来への不安は消えない。これはこの世界の原理だ。孔子に しろ、ピタゴラスにしろ、占いのプロだったことはなにもおかしなことではない。 数字、数学とはなにか。数学は誰がやっても同じ解になる。答えは絶えず1つしかない。だから 空間、時間に影響されないより硬い基盤価値の基本であると考えられている。数学がこのよう な再現性を実現するのはなぜか。数字という「抽象化」された言語を演繹論理的に使用するからだ。 1とはただ個数を示す言葉である。1は存在しない。リンゴはどれとして同じものはない。それぞ れが別々である。それを様々な特性を排除して、同じものとして還元して、1個と呼ぶ。さらにり んごであることも排除することで、1が生まれる。数とは極限的に質を排除した、量のみを示す 言葉である。 いかなる物理現象でも厳密にはまったく同じことは起こせない。たとえば宇宙空間で物体を衝 突させて慣性の法則を再現しても、物体が衝突するときの摩擦熱は再現されない。摩擦熱は 物体の表面状態に左右されているが、厳密に同じ表面状態を再現することはできない数学で 記述される物理法則は、徹底的に量に還元され=抽象化された理想状態の机上のモデルでしかない。
357 :
第三の波平 ◆JXLBbnYqTY :2012/03/10(土) 09:12:20.43 0
「抽象化」という神的な力 この「抽象化」という思考はとても特殊である。なかなか実用の世界からは生まれてこない。り んごを1、2、3と数えることはあっても、1、2、3という数字のみとして使用することは通常必要 がない。数字を強く意識した最初の人がピタゴラスと言われるが、数字が世界を支配している 「数理神学」を信仰した。逆にいえばこのような神的な行為としてしか抽象化への飛躍はなかっ たのだろう。 そして抽象化された数字は近代科学においてその力を発揮する。ニュートン力学にはじまり、 次々と世界の秘密を解明し、それを力へと変えていった。そこには絶えず神的な魅力があった が、原子力だろうが、半導体だろうが、抽象化された数字が生み出したものである。 抽象化された言語としての数字が人々を魅了したのは、どこでもいつでも変わらない確かな基 盤=真理であると考えられ、さらに延長することで確かな未来予測を可能にすると考えられた。 だから抽象化された数字が最初に重視されたのは天文学であり、さらには占いだった。
358 :
第三の波平 ◆JXLBbnYqTY :2012/03/10(土) 09:12:56.75 0
抽象的な数字としての貨幣 このような抽象的な数字が支配者層の秘技から、より広く人々にいつ広がったのか。数そのも のは実用で使われていただろうが、抽象性を実感するのは貨幣の普及からではないだろうか。 人々が貨幣に触れたときとても不思議な体験を味わっただろう。 貨幣の数字とは商品の価値を表すものである。通常の100円の商品と100円の貨幣は等価 であるが、またこれらは決定的に違う。100円の商品を他の100円の商品と交換できるとは限 らないが、100円の貨幣は100円の商品と交換することができる。そしてこの不思議な貨幣の 力は人々を魅了した。マルクスはこれを貨幣の物神性と呼んだ。この貨幣の物神性は、数字の 抽象性がもつ確かな基盤=真理を元にしている。貨幣はどこでもいつでも同じ数字の価値をもつ。 そして貨幣はこの特徴からもう一つの力を発揮する。大量に容易に蓄積することを可能にす る。いままで様々なものが貨幣の役割をしてきた。貝殻、石、麦、金銀、紙、そして電子デー タ・・・貨幣自体もより抽象化し、さらに大量の価値を永遠に蓄積する。そしてさらに3つ目の機 能を発揮する。他者へ投資することでどんどん増えていく。これらを可能にしているのはすべて 抽象化された数字の力である。
359 :
第三の波平 ◆JXLBbnYqTY :2012/03/10(土) 09:13:26.36 0
数学は遺伝子に基礎づけられている? では実際、数学は神の言葉なのか。残念ながら原理的に数学はどこにも基礎づけられていな い。人がつくった一つの言語でしかない。それにしてはあまりに世界をうまく記述できるではな いか。この謎は解明されていないが、一つの可能性は数学は人の認識の根源に触れているの かもしれない。そして人の認識は生命誕生からこの世界の環境とともに進化してきた。すなわ ちこの世界をより的確に認識するために改造されつづけてきた。でなければ厳しい環境を生き 残ることはできない。原理的には基礎づけられなくても、進化により遺伝子に基礎づけられている、と。 このように「数学はあまりに世界を記述できる」という謎によっていまもピタゴラス的数理神学= 「世界は数字でできている」は生き続ける。
360 :
世界@名無史さん :2012/03/10(土) 09:18:10.19 0
クリスマスとかミレニアムとか神聖視するけど、暦が変われば日付も違う。 戦前の紀元節の日付とかも逆計算の根拠はいいかげん。 このような抽象的記念日は、世界史的には政治的な都合で決められた物にすぎない。
361 :
第三の波平 ◆JXLBbnYqTY :2012/03/10(土) 09:28:45.12 0
ピタゴラス教団に入りたい! ・輪廻転生 魂は生まれ変わる ・想起論 魂は生まれる前に真理をしっているが 生まれて肉体に閉じこめられて忘れる ・数理教学 世界は数字でできている 自然には数字的均整な調和が隠されている ・禁欲的教練 真理を思い出す禁欲的な教練 ・教練内容・・・ 数学、幾何学、音楽、体育 豆を食べてはいけない
362 :
世界@名無史さん :2012/03/10(土) 11:03:25.02 0
震災前 /::::::::::::::::::::::::::::::;;::ノ ヽ;::\ /::::::::;;;;;;;;;,,,;;...-‐''"~ ヽ:;::l |:::::::::::| 岡田 異音 |ミ| |:::::::/ ,,, ヽ,、 '|ミ| '|:::::::l '''"" ゙゙゙゙` |ミ| |:::::|. ,,r ‐、 ,, - 、 |/ ,/⌒| ノ ・ _), (. ・ `つ| | ( "''''" |"'''''" | ヽ,,. ヽ | | ^-^_,, -、 | | _,, --‐''~ ) | マニフェストもう守れない。どうしよう・・・・ 'ヽ ( ,r''''''‐-‐′ / 震災後 |:::::::::/ |ミ| |::::::::| ,,,,, ,,,,, |ミ| |彡|. '''"""'' ''"""'' |/ /⌒| -=・=‐, =・=- | | ( "''''" | "''''" | .ヽ,, ヽ .| キリッ | ^-^ | . | ‐-===- | 大震災が起こったのだからマニフェストの破綻も致し方ありません ,\. "'''''''" / 朝鮮民主党 おわり
363 :
第三の波平 ◆JXLBbnYqTY :2012/03/10(土) 23:15:38.73 0
ピタゴラス教 ・輪廻転生 魂は生まれ変わる ・想起論 魂は生まれる前に真理をしっているが 生まれて肉体に閉じこめられて忘れる ・数理教学 世界は数字でできている 自然には数字的均整な調和が隠されている ・禁欲的教練 真理を思い出す禁欲的な教練 ・教練内容・・・ 数学、幾何学、音楽、体育 ある意味で、禅宗と似ている部分がある。 多くの宗教が外部に真理を求めるのに対して、 自らの中に真理を見いだそうとする。 ピタゴラス教では、魂は生まれる前の真理を想起する。 その真理は一種の自然主義で、数字の均整をもつ調和をもつ。 禅宗では、仏は自らの中にある。 そして仏は一種の自然主義で、ありのままの自然との調和を求める。 同じく一種の自然主義であるが、ピタゴラス派では、 真理は数字という抽象化された超越的であり、 肉体から切り離された魂が知るという心身二元論であるが、 禅宗では真理は日常のありのままの自然である。 このために肉体と魂、そして自然は調和した心身一元論が目指される。
受け売り 神は身の内にあり
おまえもモロ受け売り。
366 :
世界@名無史さん :2012/03/11(日) 12:39:25.18 0
教練内容の体育ってやっぱりアルゴリズム体操か。
367 :
第三の波平 ◆JXLBbnYqTY :2012/03/11(日) 15:04:04.05 0
教育で芸術や体育が軽んじられるのは、最近の受験による学歴主義からなんだろうね。
368 :
第三の波平 ◆JXLBbnYqTY :2012/03/11(日) 15:12:30.50 0
しかしその徴候は近代化にあって、論理が重視するようになる。 技術より科学理論 修辞学より論理学 実働より理論 大学や教授、学生の登場 やはりニュートン力学の成功が大きかったんだろう。
369 :
第三の波平 ◆JXLBbnYqTY :2012/03/11(日) 15:29:03.44 0
宗教と学問が分かれていなかった時代は、学問は身体的修練と切り離されるものではない。 学問は修練の一部であったわけで たとえば科挙でも体育、芸術試験はなかったが、試験は過去の儒教本などから出されたわけで、そこでは論理ではく、倫理の面が強かった。
>>360 世界史学こそそういうの無頓着だろ
世界史を学んでて思うことは世界史には基盤というものが存在しない
それなのに学者達はそれがあるかのごとく話しやがる
民族だとか国家だとか全て抽象的なものに過ぎないのに
すぐ滅びるとか成立したとかいう
後世界史学者たちがほのめかす英雄賛美や文明賛美にも吐き気がする
英雄も文明も大嫌いだ
英雄賛美や文明賛美が嫌で哲学を学んでみた科学もしっかり学ぼうとした しかし科学や哲学はその不満を解消させるものではなかった 科学と哲学はむしろ歴史の悪い部分を強化してるように感じる だから俺は宗教をいま学んでいる 宗教のの深さはまだよく分からない だが英雄や文明、国家、民族を超えようとする意志は感じる
372 :
世界@名無史さん :2012/03/11(日) 20:30:38.06 0
科学と哲学が歴史の政治的な面を誇張しているのは事実としても、 宗教はそれ以上に政治的で誇張的だろう。 宗教の歴史も結局は英雄的カリスマと国家・民族の歴史だ。 ブッダ、キリスト、ペテロ、ルター、カルバン、聖徳太子、空海、最澄、日蓮、道元、親鸞、 孔子、朱子、王陽明、スサノオ、ヤマトタケル・・。どれも国民性、民族性と無関係ではない。
373 :
第三の波平 ◆JXLBbnYqTY :2012/03/12(月) 00:05:50.05 0
■なぜ人類の歴史は禁欲の歴史なのか ダイエットってなんなんだろうと思う。人類はやっと好きなだけおいしいものを食べられるように なった。現代では、安価でおいしいものが手に入る。しかし食べたいだけ食べると、健康を害す るという。このズレは、進化と進歩の時間的にズレによる。生物は長く食べ物が不十分な生活 を続けていた。このために栄養は貯められるときに貯める。それを抑止する機能は発達してな い。しかし進歩は短い時間で食べ物を十分な環境を作った。これに進化が追従できない。進歩 は10〜100万年単位で進むが、進歩は10〜100年単位で進む。このズレはあまりに大きい。 しかしこのようなズレは食欲だけのことだろうか。人の様々な欲求に同様なことが起こっている のではないだろうか。だから進歩には、たえず欲求の抑止が必要になる。進化時代でしか変わ らない肉体を管理するための精神。進歩は禁欲を求め、禁欲には肉体と管理する精神すると いう心身二元論を求める。 しかし進化=肉体/進歩=精神という単純な二元論にならないだろう。重要なことに欲求は肉 体に根ざすということだけではなく、進歩は欲求を開拓する。豊かになると新たに欲求は刺激を 求め開拓される。豊かさを生む環境は人にストレスを与える。このために、ストレスの解消とし て、欲求が求められる。だからキリスト教的な禁欲技術は、肉体と管理する精神するという心身 二元論の構造を持つが、たとえば禅的な禁欲技術は肉体と精神を一元論である。さらには進 歩は禁欲によって支えられてきたと言える。禁欲的な精神が新たな進歩を生み出してきた。 ようするに、人類の文明の歴史とは禁欲の歴史と言っても良い。
ちなみに俺は、 昼にカレーライス2杯、おやつにコーラと板チョコ1枚スナック菓子1袋、 夜にすき焼きを食べたいだけ食べても、体重一定。 ただし、食に愛着なし。セックスの方が10倍好きだ。
>>1 が言いたいことは要するに数秘術はキチガイのやるものってことかな?
ちなみに聞いた話では数秘術を元に作られた音楽はとてもつまらないものらしい。
376 :
第三の波平 ◆JXLBbnYqTY :2012/03/12(月) 15:47:04.77 0
だいたいそんな感じ。 ようするに、禁欲って変態だろと
377 :
第三の波平 ◆JXLBbnYqTY :2012/03/12(月) 16:55:40.11 0
禁欲へ飛躍させるものは これまでを流れで示すと以下のようになるだろう。しかし実はそう簡単ではないと思っている。 特に「迷い、戦争、格差→自己抑制(禁欲)」は自明だろうか。逆に成り上がるための強い欲望 を生むのではないだろうか。そこに飛躍が存在する。 古代西洋、オリエントにおける大きな禁欲の流れとしては、ユダヤ教→キリスト教、とオリフィッ ク教→ピタゴラス派→プラトン主義の流れが知られている。ユダヤ教が禁欲を強めたのはバビ ロン捕囚後と言われている。民族の一部が捕虜として連れ去られ、残った者もばらばらにな る。このときに強い一神教と強い律法によって結束を図ろうとする。オリフィック教→ピタゴラス 派→プラトン主義の流れは実際には、ギリシャ圏に禁欲を広めたかは疑問である。実際にプラ トン主義が影響を与えたのはローマにおいて、そしてキリスト教の国教化においてではないだろうか。 >> <b>自然環境からの抑制→自然環境の管理→豊かさ→迷い、戦争、格差 →飛躍? →自己抑制(禁欲)→理想像をもとめる倫理(真実)→宗教、神的なもの</b> <<
受け売りを書くなと言われるだろうけど、 禁欲は唯一、何かに没頭してる時だけ欲望を忘れられるんだって。 性欲を禁ずると、最後は悲壮感から自殺するんだって。 その手前の人は、財テクに走るなどゆがんだ性格に どうしてもなっちゃうんだって。 セックスは正しい恋愛でどんどんしようよ。 科学的にも健康になるんでしょ?
379 :
世界@名無史さん :2012/03/12(月) 19:52:48.65 0
西洋哲学派ピタゴラス派、ストア派だけに非ず。エピクロス派の伝統を連綿と続く。 快楽主義のパラドクス 行為に結果として付随するはずの快楽そのものを目的として得ようと努力すればするほどかえって快楽を得るのは難しくなる、という逆説。 例えば、スポーツで最も快い瞬間は脇目もふらずそれに打ち込んでいる時であるが、快楽を気にしすぎていてはスポーツに熱中できず、従って快楽を目指していない時のほうがかえって多量の快楽を得ることが出来る、というもの。 快楽機械 永遠に最高度の快楽を与えられ続ける機械が発明されたなら、快楽主義者は死ぬまで快楽機械を使い続けるのか、という批判。哲学者には悩ましい批判である。
なんか哲学ってそれ自体間違っている気がする・・・ 天上人が、性欲というものはうんたらかんたらと考えてるとは思えない
381 :
世界@名無史さん :2012/03/13(火) 00:00:20.44 0
しんすけいる?
382 :
第三の波平 ◆JXLBbnYqTY :2012/03/13(火) 09:30:14.88 0
宗教はなぜ必要なのか
383 :
世界@名無史さん :2012/03/13(火) 13:59:11.68 0
というか天上人はセックスするわけない、というのは逆に通俗的な価値観を根拠にした考えで、 別に天上人は、下々に変態と思われようが、異常性欲者と思われようが、気にするとは思えない。 実際、ギリシャ神話の中の全能雷神ゼウスなんかはチンコ勃ちっ放しのドスケベ好色オヤジで、 白鳥に変化してレダの寝室に夜這いして、パッコンパッコンしながら、 「どうやレダ、ここか、ここがええのんか〜〜!!」 とやりまくって、それがトロイ戦争の原因になった。
384 :
世界@名無史さん :2012/03/13(火) 14:15:44.91 0
ゼウスの愛した女性たち エウロペ 人間。ラダマンティスとミノスの母。牛ゼウスに口説かれた。 ダエナ 人間。ペルセウスの母。黄金の雨ゼウスに口説かれた。 レダ 人間。カストル、ポリュックスの双子座兄弟、ヘレネ、クリュイテムネストラの母。白鳥ゼウスに口説かれた。 イオ 人間。エパポスの母。雲ゼウスに口説かれた。 セメレ 人間。デュオニュソスの母。後に月の女神に。 アルクメネ 人間。ヘラクレスの母。 レト 巨人族。アポロン、アルテミスの母。 マイア 巨人族。ヘルメスの母。 テミス 巨人族。モイラ、ホーラーの母。 アイギナ ニンフ。アイアコスの母。 カリスト ニンフ。アルカスの母。大熊座。 メティス 女神(巨人族の娘)。アテナの母。 ムネモシュネ 記憶の女神。詩神ミューズ(ムーサ)9姉妹の母。 デメテル 農業の女神。ペルセポネの母。 ヘラ 家庭と嫉妬の女神。正妻。アレス、ヘパイストス、ヘベ、エイレイテュリアの母。
なんか海外の神話って荒々しいよね。なんで? 本当にそんな神様がいたのか、 人に悟らせるためのたとえ話なのか
386 :
世界@名無史さん :2012/03/13(火) 19:44:22.82 0
日本の神だって荒々しいだろ。日本は天上人のセックスから生まれたんだよ。 伊邪那岐 「汝身者如何成也」「汝(いまし)が身(み)はいかに成れる」 「あなたの体はどのようにできていますか」 伊邪那美 「妾身層層鑄成 然未成處有一處在」「わが身はなりなりて成り合はざる処一処あり」 「私の体には、成長して、成長していないところ(女陰のことを示す)が1ヶ所あります」 伊邪那岐 「吾身亦層層鑄也 尚有凸餘處一 故以此吾身之餘處 刺塞汝身之未成處 為完美態而生國土 奈何」 「わが身はなりなりて成り余れる処一処あり。故(かれ)このわが身の成り余れる処を以て、汝が身の成り合はざる処を刺し塞ぎて、 国土(くに)を生み成さんと以為(おも)ふ。生むこといかん。」 「私の体には、成長して、成長し過ぎたところ(男根のことを示す)が1ヶ所あります。そこで、この私の成長し過ぎたところで、 あなたの成長していないところを刺して塞いで、 国土を生みたいと思います。生むのはどうですか。」 こうして、二神は性交を始める。しかし、この性交の前に、女性である伊邪那美の方が先に男性の伊邪那岐を誘ったために、ちゃんとした子供が生まれなかった。 最初に産まれた子供は水蛭子(ひるこ)であり、二神はこの子を葦舟に乗せて流してしまった。次に産まれたのはアハシマであった。 水蛭子とアハシマは、伊邪那岐・伊邪那美の子供の内に数えない。 ちゃんとした子供が生まれないので、二神は別天津神のもとに赴き、どうするべきかを聞いた。すると、占いによって、女から誘うのがよくなかったとされた。 そのため、二神は淤能碁呂島に戻り、今度は男性の伊邪那岐から誘って再び性交をする。
387 :
世界@名無史さん :2012/03/13(火) 19:50:34.55 0
ミシマノミゾクヒの娘のセヤダタラヒメ(勢夜陀多良比売)が美人であるという噂を耳にした大物主は、 彼女に一目惚れした。セヤダタラヒメに何とか声をかけようと、大物主は赤い矢に姿を変え、 セヤダタラヒメが用を足しに来る頃を見計らって川の上流から流れて行き、彼女の下を流れていくときに、 ほと(陰所)を突いた。彼女がその矢を自分の部屋に持ち帰ると大物主は元の姿に戻り、二人は結ばれた。 こうして生れた子がヒメタタライスズヒメ(イスケヨリヒメ)で、後に神武天皇の后となった。
388 :
第三の波平 ◆JXLBbnYqTY :2012/03/13(火) 19:58:03.91 0
■宗教の発展段階 宗教は以下のような4段階で発展する。 1 自然環境とのコミュニケーション・・・呪術的 人は自然環境に大きく左右されて生きてきた。この不安定な状態を抜け出すには、予測するこ とが重要である。次に何が起こるのか。そして予測をするためには、知ることが重要である。こ のために自然環境とコミュニケーションすることが重要である。ひとつは自然環境を観察するこ と。それは法則性を見出すことである。大きな法則性は天体の動きに見いだせるだろう。さらに はそれに同期する自然環境である。これらは客観的事実として観察されるよりも、コミュニケー ションが可能なように擬人化され、そして物語化される。 神話が神々の物語であるのは、天地を巡る擬人化された神々の物語であることは、コミュニ ケーション可能で、理解可能な人が支配していることをします。これによって人々は世界が混沌 ではなく、理解でき、コミュニケーション可能な世界であるという安心を得る。コミュニケーション 可能となることで、選ばれた人がコミュニケーションを図る。宗教的リーダーが生まれる。彼らは 自然環境にする神々と、コミュニケーションを計ることで、豊穣であり、災害であり、コントロール を試みる。 このような段階では、シャーマンの元の呪術的、素朴な自然信仰である。
389 :
第三の波平 ◆JXLBbnYqTY :2012/03/13(火) 19:58:44.40 0
2 支配者の理由付け・・・集団的 このような物語は、ヒエラルキーを生み出す。神、選ばれた人、民衆。それはやがて支配者の 権力の理由付けとなる。英雄は神の子となり、人々を従える正当な理由となる。 この段階では、農耕が発達して、ある程度の大きな集団となり、強い支配者のもとでヒエラル キーが生まれる。 3 人々の規律、管理 ・・・都市的 このような神話の中で、徐々に人間存在そのものが位置づけられていく。基本は神々に作られ た不完全な存在である。そして不完全性の強調から、人間の罪が生まれる。このような人間は 神話に遅れて描かれる。なぜ人間の罪が重視されるのか。罪を償いことを求めるためだ。戒 律、道徳、倫理がうまれる。これらは規律として人を管理する術である。集団における秩序を維 持するためであり、支配者のもとに結束するためである。 集団が結束されている時点では必要とされないだろう。他集団との交流が盛んで、人々の結束 を強める必要がある。強い神、そして強い戒律が求められる。 4 平等、禁欲・・・コスモポリタン さらに禁欲が体系化されていけば、自ずとより大きな集団における平等な思想が芽生えるだろう。
390 :
世界@名無史さん :2012/03/13(火) 21:17:03.63 0
だいたい禁欲主義なんて物がありあまっていて、穀物生産順調・貨幣経済浸透で欲しいものがすぐに手に入る場所や時代、都市生活でしか成立しない考え方で、 ギリギリの狩猟採集生活、農村・漁村生活では禁欲主義なんて哲学として成立しない。 手に入るものは食えるだけ食って、セックスもやれるだけやって、子供を作れるだけ作る人間の方が偉い。 体力抜群、精力絶倫のエロい男とエロい女のほうが社会で尊敬され、神格化されるのは当然。
391 :
世界@名無史さん :2012/03/13(火) 23:22:09.82 0
しんすけいる?
392 :
世界@名無史さん :2012/03/14(水) 01:06:06.39 0
393 :
世界@名無史さん :2012/03/14(水) 14:30:07.73 O
子作り神話が都市化で不必要になった感じかw 都市化で貯蓄させるために一神教禁欲主義布教になったと
394 :
第三の波平 ◆JXLBbnYqTY :2012/03/14(水) 17:00:48.61 0
哲学とエクスタシーが深い関係にあるのは、 エクスタシーが肉体から魂を乖離させる心身二元論を生み出すからだ。 単に抜き出すだけでなく浄化される。 いかに欲深い肉体を従えるために浄化するべきかという禁欲。それが哲学である。 エクスタシーなく禁欲はなく、哲学はない。
395 :
第三の波平 ◆JXLBbnYqTY :2012/03/14(水) 18:47:34.49 0
面白いのが現代で哲学といえば救済が主目的である。 しかしそもそも救済のための宗教はかなり特殊なものだろう。 豊穣を祝い、集団の起源を語り、集団の未来を知り、英雄を讃える。 宗教はいつからそんなみじめったらしいものになったんだろうか。
396 :
世界@名無史さん :2012/03/14(水) 19:35:46.53 0
そりゃあかのニーチェ様のお得意分野よ。 肉体が罪深いとか言う発想は少なくとも狩猟民社会で重宝され、尊敬される絶倫男・淫乱女の発想ではない。 狩猟民・遊牧民は肉体絶対・体力が全て。天気予報より運動神経。視力・聴力・脚力絶対。 スパルタ主義、ディオニュソス信仰、マイナス=女のネ申。地母神=巨乳のお姉さん。 仏でさえも歓喜仏。解脱=エクスタシー。修行=セックス。セックス=ヨガ。 それと真逆の禁欲主義は都市社会での権力の世襲に由来するかもしれない。 金持ちで生活に不自由しない、温室育ちのひ弱で無知な世襲権力者にこそ禁欲主義を他人に強制する必然性がある。 北朝鮮のキムジョンウンとかまさにそう。カリスマ的絶倫男・淫乱女は彼の権力にとっての脅威。
397 :
第三の波平 ◆JXLBbnYqTY :2012/03/14(水) 19:36:01.47 0
間違い 面白いのが現代で宗教といえば救済が主目的である。 しかしそもそも救済のための宗教はかなり特殊なものだろう。 豊穣を祝い、集団の起源を語り、集団の未来を知り、英雄を讃える。 宗教はいつからそんなみじめったらしいものになったんだろうか。
ちん@ビンビンかね〜
/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\ (ヽ,,,/ 仟磷ト f磷心\ /) (((i ) .弋cソ 弋cソレ ( i))) ,/∠| (_人_) |ゝ \ ぴぁ〜のゃな?ぴぁ〜のゃな? (__\ \ / /,__) ぴぁ〜のゃなったらぴぁ〜のゃな? /´ `ヽ、. .: `ヽ、 / `ヽ、 ゙i i :; ,! ! ‐-、 :. 。 .:' / ヽ ヽ ; j:! " __..:-‐'"´ ̄ ̄` __ノ \ ! .:' 〃 ,..:---─‐'"´ __.. -──── ''"´ `ヽ、 ヽ、 ノー;'"、二:.:'ー--ァ'"´ `ヽ、 >:).......ヽ、_∨:/` ̄i ....:::::::::::にニニイ::::::::::::::::ヾK.._.ノ、 ....::::::::::::::::::,! _ i!:::::::::::::::::..ヾ:、__/ ミ、::::::::::::::::......... ..::::::::::::::::::::::::!`´_` .! `===='' :::::::::::::....... ::::::::::::::::::::::::::k'´! i ,``;| ..:::::::::::::::::::::ヾ三三ノ ',',
400 :
世界@名無史さん :2012/03/16(金) 20:48:14.49 0
,イ';;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;ヽ、 ./;;;;;;;;;;;:;:::;;;_,.. --――--- 、 ;;;;;;;;;;;;;;;;;; {;;;;;;;;;;;,,/ \;;::;;;;;;;;} {;;;;;::::/ ` 、:;;;;;;} {;;;::/:: ,, _..、 ,i;;;;;} i ,|:: `¨ ,( ● __● )、 | | |;;;|:: _- 、 , ,.ィァヵl };;;} iヽ|:: 爪 (_,ハ ん、しハ i;/、 | i:: トo。ノリ {トゞ。oリ |" | i }:: 弋 ー'丿 ヾニン i | \ `ソ /=・=- i、-=・=-\/ ̄/ \/ ( ◎ ) \/ ヽ. \_|_/ / ヽ. ヽ、`==´/ / こういうことじゃろ〜? `、 \ ― / ノ 丶 ` ―― ´ ノ _/ | \ /|\_ , -''" ̄⌒ヽ, , `又´``ー;;7''~´`丶、  ̄ ̄ ̄ ( ,--一''" ~`〜〜''"~ ー--、 ) ___ | 〈 〉 |  ̄ ̄ ̄ | } { | ___ | | | |  ̄ ̄ ̄ . | | | | _/ { } \_ (__,-、__} {__,-、__) `┻━┻ ┻━┻"
401 :
世界@名無史さん :2012/03/16(金) 20:50:25.74 0
livedoor > ニュース > モバイル > なぜスマホ支持者は若い世代ではないのか 世代論の困難 2011年09月20日09時00分 提供:pikarrrのブログ なぜスマホ支持者は若者ではないのかボクが少し前からなんかおかしいなと思っていたことがある。なぜスマートフォン支持者は若者ではないのか。いまではスマホは広い世代に受け入れられているが、 数年前にケータイをバッシングするスマホ支持者はIT好きの中年層が中心だった。 そこにいかなる違和感があるかというと、中国の辺境島国である日本人は、軍事的、文化的侵略は行われなかったが、文化的に閉塞してしまう傾向があった。 このために日本人は自ら定期的に外国文化へカブレることで文化の閉塞を破ってきた。
402 :
世界@名無史さん :2012/03/16(金) 20:50:43.87 0
livedoor > ニュース > モバイル > なぜスマホ支持者は若い世代ではないのか 世代論の困難 2011年09月20日09時00分 提供:pikarrrのブログ なぜスマホ支持者は若者ではないのかボクが少し前からなんかおかしいなと思っていたことがある。なぜスマートフォン支持者は若者ではないのか。いまではスマホは広い世代に受け入れられているが、 数年前にケータイをバッシングするスマホ支持者はIT好きの中年層が中心だった。 そこにいかなる違和感があるかというと、中国の辺境島国である日本人は、軍事的、文化的侵略は行われなかったが、文化的に閉塞してしまう傾向があった。 このために日本人は自ら定期的に外国文化へカブレることで文化の閉塞を破ってきた。
403 :
世界@名無史さん :2012/03/16(金) 20:50:59.81 0
livedoor > ニュース > モバイル > なぜスマホ支持者は若い世代ではないのか 世代論の困難 2011年09月20日09時00分 提供:pikarrrのブログ なぜスマホ支持者は若者ではないのかボクが少し前からなんかおかしいなと思っていたことがある。なぜスマートフォン支持者は若者ではないのか。いまではスマホは広い世代に受け入れられているが、 数年前にケータイをバッシングするスマホ支持者はIT好きの中年層が中心だった。 そこにいかなる違和感があるかというと、中国の辺境島国である日本人は、軍事的、文化的侵略は行われなかったが、文化的に閉塞してしまう傾向があった。 このために日本人は自ら定期的に外国文化へカブレることで文化の閉塞を破ってきた。
404 :
世界@名無史さん :2012/03/16(金) 20:51:38.14 0
livedoor > ニュース > モバイル > なぜスマホ支持者は若い世代ではないのか 世代論の困難 2011年09月20日09時00分 提供:pikarrrのブログ なぜスマホ支持者は若者ではないのかボクが少し前からなんかおかしいなと思っていたことがある。なぜスマートフォン支持者は若者ではないのか。いまではスマホは広い世代に受け入れられているが、 数年前にケータイをバッシングするスマホ支持者はIT好きの中年層が中心だった。 そこにいかなる違和感があるかというと、中国の辺境島国である日本人は、軍事的、文化的侵略は行われなかったが、文化的に閉塞してしまう傾向があった。 このために日本人は自ら定期的に外国文化へカブレることで文化の閉塞を破ってきた。
「オウムは統一教会をラジカルにしたもの」 「オウムが行く前に統一教会が、ロシアに進出していました。ところが、そういう連中が、どうも何時の間にかオウム信者とすりかわってしまった。」 【殺された石井こうきの発言から】 オウム、北朝鮮、麻原サブリミナル、左翼政権誕生→阪神大震災、サリン 韓流信奉、韓国、韓流サブリミナル、(反日)左翼政権誕生→東日本大震災、原発事故 似ているね てかそのものか。 そうか、統一教会、朝鮮総連、民団→民主党
406 :
第三の波平 ◆JXLBbnYqTY :2012/03/18(日) 05:39:11.40 0
■禁欲と生と死と 民族の神話や英雄伝についで、新たに宗教の意義は、不死である。守るものを得たとき、不安は生まれ る。豊かになり生まれる不安。その最大は死である。不安を回避する方法は苦行である。苦行はある種 の興奮であり、高揚である。禁欲はその静的なイメージと異なり、熱化である。卵を孵化させるイメージ。 なぜ不快に対してあえて不快を求めるのか。一つには不快を自己管理する。ただ外部から不快が与えら れ戸惑うのでなく、自ら不快を与えることで管理下におく。また自ら苦痛を与えることは刺激である。刺激 はストレスを解放する。さらに刺激は中毒性がある。 ブラックコーヒーは苦いのになぜ飲むのか。子供の頃は大人はなぜあえて苦いブラックをのむのかと 思ったが、大人になったいまでは甘すぎるものは体が受け付けない。大人になると体の変化として、ビ ターな味を求めるようになる。しかしこれは生理学、生物学的問題に還元できるのだろうか。 そこには社会的な影響はないだろうか。たとえば大人になると様々な社会的な責任、義務が生まれる。 子供時代よりストレス下に置かれる。このストレスに対する反応として、ビターなものを求める。ストレス 下という不快に対しては、ビターという不快であり、刺激あるものが、緩和作用として働きやすい。大人に なりビター味を好むようになるのは、ストレスに対応するための、小さな「禁欲」である。大人のビターな嗜 好には苦行の本質がある。
407 :
第三の波平 ◆JXLBbnYqTY :2012/03/18(日) 05:40:06.25 0
ここでポクが禁欲と呼んでいるものは、フロイトの快感原則の彼岸と近づく。快感原則の彼岸とはフロイト のなぜ人はあえて不快を選んでしまうのかという疑問から生まれた。たとえばフロイトの糸巻き遊びの例 がある。日本のいないないばーに近い。西洋の子どもはフォーダーという遊びを好むという。糸巻きをな げて隠し、引き寄せる遊びである。なぜ糸巻きを隠すという不快を選ぶのか、とフロイトは問う。 それまで母に抱かれて育った赤子がやがて母親の不在を体験する。その不安を解消するために母の不 在を糸巻きを対象に再現するという。糸巻きで遊ぶ劇では、糸巻き=母をコントロールするのは自分であ る。この世界に生まれたことそのものの不安に対して、あえて不安を演じることで解消する。まさに禁欲 は人間誕生の場面にある。欲をあえて禁じることは他の動物にはできない。これはまだ他社(母)から分 離された自己への気付きでもある。 ラカンはフロイトの快感原則の彼岸を掘り下げる、というか人間の条件とした。欲望の根源を快感原則の 彼岸に置いた。人はその始めから欠落した存在である。そしてこの決して埋まらない不安を埋めるため に欲望は生まれた。 生と死の不安という生きることへの不安に対して、禁欲はあえて不安を与える。
408 :
世界@名無史さん :2012/03/18(日) 13:43:02.85 0
スパルタ主義か
409 :
第三の波平 ◆JXLBbnYqTY :2012/03/20(火) 17:35:14.91 0
■禁欲と生と死と 民族の神話や英雄伝についで、新たに宗教の意義は、不死である。守るものを得たとき、不安 は生まれる。豊かになり生まれる不安。その最大は死である。不安を回避する方法は苦行であ る。苦行はある種の興奮であり、高揚である。禁欲はその静的なイメージと異なり、熱化であ る。卵を孵化させるイメージ。なぜ不快に対してあえて不快を求めるのか。一つには不快を自 己管理する。ただ外部から不快が与えられ戸惑うのでなく、自ら不快を与えることで管理下に おく。また自ら苦痛を与えることは刺激である。刺激はストレスを解放する。さらに刺激は中毒 性がある。 ブラックコーヒーは苦いのになぜ飲むのか。子供の頃は大人はなぜあえて苦いブラックをのむ のかと思ったが、大人になったいまでは甘すぎるものは体が受け付けない。大人になると体の 変化として、ビターな味を求めるようになる。しかしこれは生理学、生物学的問題に還元できる のだろうか。そこには社会的な影響はないだろうか。たとえば大人になると様々な社会的な責 任、義務が生まれる。子供時代よりストレス下に置かれる。このストレスに対する反応として、 ビターなものを求める。ストレス下という不快に対しては、ビターという不快であり、刺激あるも のが、緩和作用として働きやすい。大人になりビター味を好むようになるのは、ストレスに対応 するための、小さな「禁欲」である。大人のビターな嗜好には苦行の本質がある。
410 :
第三の波平 ◆JXLBbnYqTY :2012/03/20(火) 17:35:34.35 0
快感原則の彼岸と禁欲 ここでポクが禁欲と呼んでいるものは、フロイトの快感原則の彼岸と近づく。快感原則の彼岸と はフロイトのなぜ人はあえて不快を選んでしまうのかという疑問から生まれた。たとえばフロイ トの糸巻き遊びの例がある。日本のいないないばーに近い。西洋の子どもはフォーダーという 遊びを好むという。糸巻きをなげて隠し、引き寄せる遊びである。なぜ糸巻きを隠すという不快 を選ぶのか、とフロイトは問う。それまで母に抱かれて育った赤子がやがて母親の不在を体験 する。その不安を解消するために母の不在を糸巻きを対象に再現するという。糸巻きで遊ぶ劇 では、糸巻き=母をコントロールするのは自分である。この世界に生まれたことそのものの不 安に対して、あえて不安を演じることで解消する。まさに禁欲は人間誕生の場面にある。 欲をあえて禁じることは他の動物にはできない。これはまだ他社(母)から分離された自己への 気付きでもある。ラカンはフロイトの快感原則の彼岸を掘り下げる、というか人間の条件とし た。欲望の根源を快感原則の彼岸に置いた。人はその始めから欠落した存在である。そしてこ の決して埋まらない不安を埋めるために欲望は生まれた。 生と死の不安という生きることへの不安に対して、禁欲はあえて不安を与える。
411 :
第三の波平 ◆JXLBbnYqTY :2012/03/20(火) 17:35:48.06 0
原・インド思想 不死願望に対して、供犠が有力な手段である。特権階級(祭司層)に認められていた。これら は呪術や苦行により行われたが、神話から供犠や瞑想の技術、さらに思想喚起したのはインド だけであった。新たな解が魂の輪廻である。輪廻から脱出する方法(解脱)が求められた。解脱 は形而上学的な無知からの脱出する知に求められる。知とは、絶対と相対、精神的と物体的 などの相容れない存在様式が人であり、またそこに解脱の可能性がある。解脱は哲学的理解 や瞑想によって獲得される。 重要な要因として、都市化が進むことがある。都市化が進み、不安は強まり、それをコントロー ルする術としての禁欲。祭司が行う供犠は集団への祈りでもあったが、そこから個人の救済へ の転換がおこる。輪廻、形而上学的な無知、、2コウ対立の存在様式、解脱法としての様々な 技法。この先に仏教が生まれる。 さらにこの流れの輪廻を基本とするピタゴラス教を位置付けることはおかしいだろうか。個人的 救済の可能性としての原・インド思想、特にウパニシャッド。そこへ至る重層な思考体系は世界 に例を見ない。なぜこのようなことが可能であったのか。1つはやはり強い階級制だろう。暇な 上流層がいて、パトロンがいた。インド・アーリア人は南下した征服民族である。さらにはインド の温暖気候、稲作文化は豊かさを維持した。
だれか三行で和歌にして頼む
過疎…
414 :
世界@名無史さん :2012/03/20(火) 20:42:36.78 0
都市化して 腹いっぱいで 文句いう 死後が不安で 人に説教
神に説教 神に仏法 私にパソコン用語説明すんなやわかんねーから
416 :
第三の波平 ◆JXLBbnYqTY :2012/03/21(水) 00:09:31.26 0
超絶神本! 世界宗教史1〜4 (ちくま学芸文庫) ミルチア エリアーデ その他 第1章 時の始めに…古人類の呪術‐宗教的営み 第2章 もっとも長い革命 農耕の発見―中・新石器時代 第5章 巨石・神殿・祭祀センター―ヨーロッパ、地中海地域、インダス川流域 第21章 ケルト人、ゲルマン人、トラキア人、ゲタエ人 第16章 古代中国の宗教 オリエント 第3章 メソポタミアの宗教 第4章 古代エジプトの宗教思想と政治的危機 第13章 ザラスシュトラとイラン宗教 第27章 イランにおける新たな総合 ユダヤ、キリスト教 第6章 ヒッタイト人とカナン人の宗教 第7章 「イスラエルが幼き頃…」 第14章 王と預言者の時代のイスラエル宗教 第25章 ユダヤ教の試練―黙示からトーラーの称賛へ 第28章 キリスト教の誕生 第29章 帝政時代の異教、キリスト教、グノーシス派 第30章 神々のたそがれ
417 :
第三の波 平 ◆JXLBbnYqTY :2012/03/21(水) 00:09:58.55 0
インド 第8章 インド・ヨーロッパ諸民族の宗教 ヴェーダの神々 第9章 ゴータマ・ブッダ以前のインド―宇宙的供犠からアートマン・ブラフマンの至上の同一性まで 第17章 バラモン教とヒンドゥー教―最初期の哲学と救済の技法 第18章 仏陀とその時代 第19章 仏陀のメッセージ―永遠回帰への恐怖から言葉を超えた至福へ 第23章 マハーカーシャパからナーガールジュナにいたる仏教の歴史とマハーヴィーラ後のジャイナ教 第24章 ヒンドゥー教の総合―『マハーバーラタ』と『バガヴァッド・ギーター』 ギリシア、ローマ 第10章 ゼウスとギリシア宗教 第11章 オリュンポスの神々と英雄たち 第12章 エレウシスの密儀 第15章 ディオニュソス、あるいは再び見いだされし至福 第22章 オルフェウス、ピタゴラス、新たなる終末論 第20章 ローマの宗教―その起源からバッコス祭の迫害(前一八六年)まで 第26章 ヘレニズム時代におけるシンクレティズムと創造性―救済の約束
>>416 おい文庫で発刊11000円とかふざけんなよ!
419 :
第三の波 平 ◆JXLBbnYqTY :2012/03/21(水) 21:07:48.92 0
420 :
第三の波 平 ◆JXLBbnYqTY :2012/03/22(木) 15:56:52.64 0
このようなリベラルが可能になったのが、インドにおいて仏教であり、キリスト教であり、 そしてプラトンである。 そして魂の救済の方法は誰にでも可能になってゆく。 禁欲が広がっていく。
421 :
第三の波~平 ◆JXLBbnYqTY :2012/03/22(木) 15:59:31.33 0
このようなリベラルが可能になったのが、インドにおいて仏教であり、キリスト教であり、 そしてプラトンである。 そして魂の救済の方法は誰にでも可能になってゆく。 禁欲が広がっていく。
422 :
世界@名無史さん :2012/03/23(金) 07:53:10.57 0
そして社会主義的禁欲主義になるわけだな。
423 :
第三の波~平 ◆JXLBbnYqTY :2012/03/24(土) 09:56:52.97 0
農耕に根ざした宇宙的宗教(神話、祭司層、呪術)において不死というのは重要なテーマであ る。死を操るのは神につながる祭司層である。魂の輪廻思想は新たな展開を生み出す。魂が 輪廻するなら問題は死ではない。問題は肉体と切り離された魂の純粋性を保つこと。形而上学 的な知(グノーシス)である。そして知の方法は様々な検討されるが、基本は肉体的な現世の 欲望を管理し、断つこと、すなわち禁欲が基本となる。 魂の輪廻思想では救済は、祭司層の特権から、因果応報(カルマン)とも結びつき個々人の問 題となる。ヘレニズム的啓蒙主義の流れにもそって、自由、平等が芽生える。キリスト教もこの 影響から免れない。そもそもがユダヤ教的であり、律法主義、終末による救済を重視するが、 パウロ以下ヘレニズム啓蒙主義の強い影響下によって、純粋な精神を目指す二元論を取り入 れていく。そしてユダヤ人を超えた世界宗教となる。特にグノーシス派は異端とされながらも。 逆かもしれない。「リベラル」な社会的要望が輪廻思想を呼び込んだ。肉体に対する禁欲の技 術と形而上学的な知の探求が進む。キリスト教では西は信仰重視、東は神学重視。仏陀以降 も二極化する。
エリアーデなら「せりか書房エリアーデ著作集」がいいな。 昔夢中になって読んだよ。
425 :
世界@名無史さん :2012/03/24(土) 17:22:41.15 0
640 名前:名無しさん@12周年[] 投稿日:2012/02/18(土) 15:05:47.13 ID:sskgsjsc0 [2/2] 『平清盛』プロデューサー在日朝鮮人 磯智明(反日・天皇制度廃止論者)のプロデュース作品 @『監査法人 (2008)』反体制・反社会 A『最後の戦犯 (2008)』反日・天皇制度廃止・反体制・反社会 B『リミット -刑事の現場2- (2009)』反体制・反社会 日本放送協会 、、 〒150-8001 東京都渋谷区神南2-2-1 韓国放送公社(KBS) 〒150-0041 東京都渋谷区神南2-2-1NHK東館710-C ←よく痴漢やヤクで捕まるのはここの工作員 テレビが言えない民主党のスポンサー=韓国北朝鮮 あとはもうわかるよな 民主党は、朝鮮人だらけ。 野田はどうだろうか。韓国人の集いに出席し、韓国人暴力団から賄賂を貰っている野田は
426 :
第三の波~平 ◆JXLBbnYqTY :2012/03/26(月) 15:12:07.16 0
ユダヤ教の特異性 宗教史をたどると、ユダヤ教というのは特異だよね。普通に古代宗教って、豊作を願うような自 然宗教であって、人々の土地に根ざした生活と密接に結びついている。それは、階級とともに 体系化されて、宇宙宗教として確立されている。それでもユダヤ教の1神教、他の神を許さない ような強いものではなく、多神教、他の民族の神に環境である。民族が違えば神も違うだろう。 生活があり、生活習慣を犠牲にしてまで、宗教は強くない。 ユダヤ教は、とにかく宇宙宗教を異教として排除する。ユダヤの神を信じるのか、信じないのか と突きつけてくる。このために閉塞的で、不寛容で、強情だ。またあなたは信じるのか、と個人 へ訴えかけてくる。ある民族に帰属するなら漠然とその宗教の一員であるのとは違い。個人に 突きつけてくる。そして帰属する者だけが最後に救済される。 ユダヤ教がこれほどまでに強い宗教になったのは、バビロニア捕囚以後だと言われる。空間的 にバラバラになった民族をつなぎ止めるために、戒律の限界が目指されたと言われる。
427 :
第三の波~平 ◆JXLBbnYqTY :2012/03/26(月) 15:12:57.39 0
主体、1神教、形而上学的知 現代、「宗教」といえば、まさにこのイメージである。日本人には宗教がない、ということも個人と して選び、救済を求める宗教がないことをいう。ようするに、キリスト教がユダヤ教のこのような 部分を継承して、現代の西洋中心主義とともに、宗教のイメージを、キリスト教が持っているか らだろう。 まさに現代の西洋中心主義思想の、主体、理性はここから来ている。そこに加わるのは、形而 上学的な知への探求であるが、これはユダヤ教よりもキリスト教の影響だろう。キリスト教が、 大きく言えばユダヤ教+ヘレニズムによって、育った。イエスそのものがヘレニズム的であった わけではないが、ユダヤ教の閉塞性を批判すること、ユダヤ人以外も許す。ユダヤ教の戒律に 縛られない。という切り口が、ユダヤ人以外の人々を受けいれて、ヘレニズムの文化を流入さ せた。そのためには、その時代の思想の先端である、ギリシア思想の形而上学的な知を受け いれる必要があった。 ギリシア思想の形而上学的な知は、イランやインドの宗教の影響を受けていると言われてい る。最終的にはインドのウパニシャッドにたどれるのではないかと思っている。オリエント、エジ プトで発展した実働的な技術知と、形而上学的な知は異なる系譜をもつように思う。どんなに 技術知が進んでも、形而上学的な知への欲求は生まれない。形而上学的な知は魂の救済に 生まれる。人の英知を超えた魂の純粋性、それは死を超え、輪廻を超えて、求められる解脱へ の道である。
たしか日本の宗教団体は13万あるんだったかな
429 :
世界@名無史さん :2012/03/29(木) 11:43:26.86 0
640 名前:名無しさん@12周年[] 投稿日:2012/02/18(土) 15:05:47.13 ID:sskgsjsc0 [2/2] 『平清盛』プロデューサー在日朝鮮人 磯智明(反日・天皇制度廃止論者)のプロデュース作品 @『監査法人 (2008)』反体制・反社会 A『最後の戦犯 (2008)』反日・天皇制度廃止・反体制・反社会 B『リミット -刑事の現場2- (2009)』反体制・反社会 日本放送協会 、、 〒150-8001 東京都渋谷区神南2-2-1 韓国放送公社(KBS) 〒150-0041 東京都渋谷区神南2-2-1NHK東館710-C ←よく痴漢やヤクで捕まるのはここの工作員 テレビが言えない民主党のスポンサー=韓国北朝鮮 あとはもうわかるよな 民主党は、朝鮮人だらけ。 復興が遅れるのも当たり前。脳がない奴が大臣やってるから 野田はどうだろうか。韓国人の集いに出席し、韓国人暴力団から賄賂を貰っている野田は
430 :
世界@名無史さん :2012/03/29(木) 14:16:39.96 0
>>39 市場経済じゃなくて音楽だろ。
少なくともピタゴラスは。
431 :
第三の波~平 ◆JXLBbnYqTY :2012/03/29(木) 18:09:37.52 0
>>430 人々に数字の魔力を認知されたのは貨幣だろう。
432 :
世界@名無史さん :2012/03/29(木) 18:22:38.93 0
>>431 いやだからピタゴラスの数(学)実在論と市場経済における貨幣の物神性の間には
あまりにも隔たりがありすぎるんだよ。その間をつなぐ論理も実証もまるで無し。
433 :
第三の波~平 ◆JXLBbnYqTY :2012/03/29(木) 20:08:33.79 0
>>432 ピタゴラスの数字の超越論はどこから来たのか。
他に思いつかないな。
434 :
世界@名無史さん :2012/03/29(木) 20:49:52.83 0
435 :
第三の波~平 ◆JXLBbnYqTY :2012/03/29(木) 21:01:32.29 0
>>434 そりゃピタゴラスの音楽が有名だが、
数字の超越性=調和性が先で音楽があとだろう。
ようするに自然主義だから、なぜ自然の中に
数字の調和があるのか?
その一例が音楽
436 :
第三の波~平 ◆JXLBbnYqTY :2012/03/29(木) 21:06:07.12 0
あえて言えば、数字の超越性といえば天体なんだけど でもエジプトで数字の超越性は生まれなかった ギリシアで本格的に硬貨が使われ出して市場が育った。 貨幣を前に数字に魅了されない人間がいるだろうか。 やっぱ貨幣の超越性だろうな
437 :
世界@名無史さん :2012/03/29(木) 21:09:07.93 0
>>435 だから自然の中の数字の調和をどこで見つけたんだって話だろ。
音楽という自然(現象でも現実でもいいが)にその調和を見出したんだろ?
ま、実際のところ史実なんてわかりゃしないから厳密に言えば音楽かどうかも分からんが
ともかくそういった自然の中に数字の調和を見出したから数を実体化したんだろ、ピタゴラスは。
438 :
世界@名無史さん :2012/03/29(木) 21:12:32.98 0
>>436 サモス島のど田舎で貨幣に魅了もなんもないよw
439 :
第三の波~平 ◆JXLBbnYqTY :2012/03/29(木) 21:49:26.50 0
>>437-438 普通に考えて、音楽が先はないだろう。
エジプト等々旅して、実働的技術を学んで
どこかで、超越論を開眼したんだろう。
440 :
世界@名無史さん :2012/03/29(木) 22:15:33.28 0
>>439 ピタゴラスの数実体論って一種の宗教だから。
実働的技術から着想ってこたぁないだろ。
441 :
第三の波~平 ◆JXLBbnYqTY :2012/03/29(木) 22:40:44.77 0
>>440 一種の宗教というか、神秘主義そのものなわけだが、
そもそも数学というのは、ピタゴラスの前には
実働技術計算しかなかった。
それはそれで高度な技術でピラミッドなどの建築を可能にした。
しかしそれを実働と切り離して、超越論的に考える
必要がどこにあるのか。
この飛躍が謎だ。
数字は便利だから、数字は美しいへの飛躍。
ボクは、それは貨幣だと創造する。
ボクたちは貨幣を当たり前につっているが
貨幣という数字で商品が手に入るという魔法は
強烈である。
ピタゴラスがそうでなくても、ピタゴラス派が
その後、プラトンなど様々に影響を与えたのは、
人々が数字の魔力を貨幣として身近に実感していたからだろう
いや、だから説明してる人がいるやん・・・ 弦楽器なんかで綺麗な、調和した音を出すには一定の比例関係にある部分をつま弾く必要があった 数比が即音楽的な調和になるのなら数に物理的な実相があると考えるのはさして論理の飛躍じゃないだろ 確か古代中世においては音楽が数学に含まれていたんだよな そもそもピタゴラスの前にタレスもいるし
443 :
第三の波~平 ◆JXLBbnYqTY :2012/03/29(木) 23:20:39.50 0
>>442 いやだから説明しているだろう
音に自然の数比の調和が見いだされるのは、
数字の美に目覚めた事後だろう。
ピタゴラスはまず音楽家だったというのか。
ピタゴラスには音楽も数学の一部でしかない。
ピタゴラスが一番に重視したのは三角形が。
世界は△の調和でできていると考えた。
数字は便利だから、数字は美しいへの飛躍を
目覚めたのはなにか
何も説明してないよ 君がしているのは理由もなく音楽との関係性を後付けにして なぜか「利便性から美しさへ飛躍し、美しさから超越論に飛躍した」 と論理的に飛躍する方を正しいと結論しているだけ しかも超越論、という抽象的な表現で貨幣が宇宙論や元素論に結びつく具体的説明はなしにね ちなみにピュタゴラス派の教えは陰陽五行説に近いし、その数比的な宇宙観が音楽的な比例関係に対応としていた部分も近似している 古代ギリシャ・古代中国において音楽が一般教養だったこともね
445 :
第三の波~平 ◆JXLBbnYqTY :2012/03/30(金) 00:29:52.27 0
>>444 キミの方がなにも説明してないよ
数の美に魅了される前に音楽があったという説明がなにもない
普通考えれば、事後だろう。
ピタゴラスが音楽研究家でそこに数比を見いだし
そこから、数理神学を発展させたというのはおかしい。
そもそも中国とピタゴラスになんの関係が?
インドならまだ輪廻思想でつながっている可能性があると言えるが
貨幣の形而上学を分析したのはマルクスだな。
マルクスは貨幣を物神性と呼んだ。
それ以前に、ボクたちは普通に貨幣に神的なものを感じている。
それは貨幣が普及した原初でも代わらないというか、
その方が見せられただろう。
そもそもピラゴラスの禁欲的であるのは、
貨幣市場経済が普及して、贅沢な生活が普及していた反動だろう。
まず論理がぐちゃぐちゃだな 数の美、貨幣、超越論の関係性を整理してから語ってくれ 音楽の後に数比を見出そうが数比の後に音楽的数比を見出そうが何も問題ないんだけど 音楽の数比関係から物理的な数や宇宙論の想定に発展するのは何がおかしいの? ちゃんと論理を理解できてるかい? 中国を比較にだしたのはともに知識人の一般教養として音楽が普通だったから 従ってそのような類似した文化から類似した宇宙観が発生したと想定できるから 君は「音楽研究家」という大袈裟な表現で茶化したいのかもしれないけど、別に専門研究家である必要はないんだよ 別に自分は貨幣に神性なんて感じたことはないが それ以前の問題として「数理神学」「物神性」という字面で誤魔化してピュタゴラスの宇宙論や元素論との具体的な関係性が全く説明されてないだろう
447 :
第三の波~平 ◆JXLBbnYqTY :2012/03/30(金) 00:59:47.58 0
まずピタゴラスが音の美を追究したのは、 それを聞くことが魂を浄化すると考えたからだな。 修行の一種だった。 貨幣説については、まずこれ。 マルクスの貨幣の物神性説は知らないのか。 一から説明するのめんどくさい。 >> 彼(ピタゴラス)は何にもまして幾何学を研究した、と言われる。というのも、エジプト人のもとに は幾何学の問題がどっさりあった。なぜなら、従古から、神々の時代からすでに、エジプトの技 術者たちはナイル川の増加と減少のために、割り当てられていたすべての土地を測量しなおす 必要に迫られているからである。だからこの学問は幾何と名づけられているのである。しかしま た天体の観察も、彼らによって片手間に行われていたのではない。そしてこの研究にもピタゴラ スは精通していた。だから線についての研究(つまり幾何学)のすべては、かの地(エジプト)に 由良するように思える。一方、計算と数に関する学問は、フェニキアの地に住む人々によって 発見された、と言われる。(注 フェニキア人が最初に数と計算術を研究したという説は、「ポル ビュリオス」や、プロクロスにも記されている。後者によると、「数についての精確な知識は、フェ ニキア人の間で、交易と商取引に役立てるために、始まった。」) さてピタゴラスはこれらすべてを採り入れ、自分でも付け加えて、諸学問を進歩させ、同時にま た、そのすべてを明確な、よくまとまった形で弟子たちに教示した、と言われる。P173-175 ピタゴラス的生き方 イアンブリコス <<
448 :
第三の波~平 ◆JXLBbnYqTY :2012/03/30(金) 01:10:56.28 0
わかっていると思うが、ピタゴラスの基本は、 輪廻思想と想起説。 魂が輪廻する。生まれる前の輪廻が真実を知る。 思い出すために、魂を浄化する。 ピタゴラス教団では、共産的な集団生活によって、 日々魂の浄化の修練が行われる。 数比的に正しい音楽は魂を浄化するとして研究された。 >別に自分は貨幣に神性なんて感じたことはないが それはキミがなれてしまっているからだろう。 でも金を使うとき快感を感じているはずだし、 大金を見ると、ワクワクして魅了されるはずだ。 金がないときは、交換は難しかった。 基本が自給自足で、不便な生活。 それが金が流通することで、 ただ金を持っているだけで、汗水垂らして自給しなくても一瞬で手に入る。 貨幣は一種の魔法なんだよ。 だからみんな金に目の色を変える。
449 :
第三の波~平 ◆JXLBbnYqTY :2012/03/30(金) 01:17:44.79 0
「数理神学」、「物神性」は別にボクが作ったわけはなから 一般的なテクカルターム。 ピタゴラスといえば数理神学、マルクスといえば物神性 これでわかってもらえれば面倒は説明はいらないが・・・ ググれといってもいいが
ググったよ 落合って人が数理神学という言葉を作ったのね それのどこらへんが一般的なテクニカルタームなのか分からないが結局それとピュタゴラス、及び貨幣の具体的な関係性が説明されてないんだけど 数理神学、ピュタゴラスでググってまともにヒットするのは君のブログぐらいのようだぞ? 根本的に音楽による着想と音楽の呪術的な使用法との区別がついてない そんなものに関係なくピュタゴラスは音程の基準を発見したとされているんだけどな そもそも古代ギリシャの哲学において世界の根本要素に生命や知性、神性を結びつけるのはよくあることで 数を宇宙の構成要素と考えたピュタゴラスがそういった発想をすることは別に特筆するようなことじゃないと思うが
451 :
第三の波~平 ◆JXLBbnYqTY :2012/03/30(金) 01:44:35.47 0
>落合って人が数理神学という言葉を作ったのね 落合ってだれ? >数理神学、ピュタゴラスでググってまともにヒットするのは君のブログぐらいのようだぞ? 調べたが、いくらでも出てくるだろう ボクのブログが上位なのは単にブログが人気があるから 「ピタゴラス的生き方 イアンブリコス」など、 ピタゴラス本を数冊見たが、 さすがに、数理神学に音楽が先行するという本はなかったな。 事後だな。残念ながらイアンブリコスでは、弟子の修行法として書かれていた。
452 :
第三の波~平 ◆JXLBbnYqTY :2012/03/30(金) 01:47:09.68 0
音楽先行説よりも、貨幣先行説の方に有力なようだな。 そりゃ、どこまでいったも解はない。 ピタゴラスそのものの文献はないわけだから。
>>451 色々というか・・・もしかしてそれしか読んでないんじゃないのか君
どうやら擬イアンブリコスのみが使った用法が数理神学らしいな
実際にググってみれば分かるがそれで出てくるのは君のサイトと落合氏の用法、そして数秘術について解説したサイト(これも擬イアンブリコスからの引用)ぐらいのようだぞ
で、イアンブリコスはピュタゴラスは貨幣から着想を得たんだ、とでも書いていたか?
自分はピュタゴラス伝の方なら読んだことがあるがそんな記述の記憶はないな
そもそも前提としてイアンブリコスがピュタゴラスから800年くらい後の人間であることは理解してるよね?
>>452 えっと・・・今まで結局君から具体的な根拠も説明も何も得てないんだけど
一体どういう思考でそういう結論に至ったの?
ていうかまず君は数比的な宇宙観、数・幾何学的要素による元素論、それに対する生命・知性・神性の付与、の区別がついてないよね?
で、それに対する貨幣との具体的な関係性を求めているだけなんだけど
454 :
第三の波~平 ◆JXLBbnYqTY :2012/03/30(金) 07:52:57.21 0
>>452 とりあえず、音楽先行説はなしということでよいな。
イアンブリコスがピュタゴラスから800年で、新プラトン主義者であった
としても、ピタゴラスのまとまったわずかな資料の一部なのだから
しかたがないだろう。
キミがよんだ解説本もイアンブリコスを参考にしているだろう。
で、貨幣先行説は、たしかにボクのオリジナルだ。
ボクがそれを考えた根拠は、
・
>>447 あたりの資料
・ギリシアで硬貨が普及し、それまでにない市場経済が発達したこと
・マルクス等の貨幣の物神性分析
ここから大胆な考察がいるということだ
東京にある6つのキー局の内、製作から財務まで一貫して朝鮮人が行ってるテレビ局が1つ 中国共産党から毎年大量の反日工作費が流れているテレビ局が2つ もろに北朝鮮と繋がっているテレビ局が1つ 年寄はまだまだテレビという外国人に騙され続ける 犬猫子供を出せば、馬鹿は見るだろ? 某テレビ局在日社員 オレオレ詐欺なんて年寄がどれだけ騙されやすいかという社会実験でしかない 馬鹿はいつまでも騙される
大胆な考察・・・笑
457 :
世界@名無史さん :2012/03/31(土) 13:20:44.00 0
梅原猛なみの大胆な考察だな。梅原猛の大胆推理とか。哲学屋によくいるパターン。
第三の波平って子は議論のできないタイプの子だね。
459 :
世界@名無史さん :2012/03/31(土) 17:11:15.25 0
1 名無しさんにズームイン! [] Date:2012/03/28(水) 08:28:15.02 ID:NWYs/2ZP Be:
やらなけゃいけない
電○の各局への圧力が半端ないんです
昨日、一昨日前田AKB卒業ネタやった情報番組全てが前田AKB卒業ネタ中の毎分で視聴率がダダ下がりしました。
各局本音では毎分視聴率ダダ下がりするこのネタははやりたくなかったけど原子力村以上に電○からの圧力が凄いんです
ブーム捏造、枕営業、自社買い、サクラの動員そして
AKBの捏造ブームのために税金が大量に使われている証拠がこちら
やっと気付いた「AKBに電通が絡んでる」ではなく「AKBの正体が電通」な件 その122
http://hayabusa3.2ch.net/test/read.cgi/morningcoffee/1332925336/ テレビの捏造ブームに騙されるな
460 :
第三の波~平 ◆JXLBbnYqTY :2012/04/01(日) 00:02:10.99 0
>>457 梅原ほど大胆ではない。
ボクが言っているのは、基本は唯物史観だから
461 :
第三の波~平 ◆JXLBbnYqTY :2012/04/01(日) 00:03:01.97 0
■なぜ現代日本人は童貞を大切にするのか キリスト教の"強さ" ようするに、問うているのはなぜボクたちは禁欲的なのか、ということ。その起源の一つがキリ スト教になる。日本には明治維新以降の近代化によって、ドミノ倒しのように、一気に社会が禁 欲にかわった。 これらを読むと、キリスト教からさらにユダヤ教に頼れることがわかる。ユダヤ教には、他の宗 教に比べても"強さ"がある。ユダヤ教が、1神教や律法強化をしたのは、バビロン捕囚、ユダ ヤ王国がバビロニアに滅ぼされ、バラバラになった中で、民族の団結を強化すること。 そもそもユダヤ教は、他の多くの豊饒宗教と異なり、砂漠の民によって作られた、土地に根ざさ ず、放浪の中で団結するための強さをもっている。それが改めて、強化されたわけだ。それが まさにユダヤ教の強さだ。 キリスト教はユダヤ教の一派として派生し、ユダヤ民族以外の民族に開けれるという特徴をも つ。そしてこのような強さを継承する。その一つの表れが禁欲だ。1神教への忠誠と、生活レベ ルで禁欲的規律が作られていく。 ローマ帝国時代という、都市化して流動性が高く、豊かであるが、権力が安定しない不安定を 抱えた時代に、キリスト教の強さは、流動する人びとを団結する働きと、禁欲による心の安らぎ をえる救済と、誰にでも開かれる寛容さによって、広まっていった。それとともに、ヘレニズム時 代という、ギリシア思想などの知的な運動を吸収して、豊かで知的な体系化を果たすことに成功する。
462 :
第三の波~平 ◆JXLBbnYqTY :2012/04/01(日) 00:03:31.10 0
キリスト教の純愛思想 基本的には、この2、3世紀に作られた禁欲的な道徳が、キリスト教の基盤となり、やがて近代 日本も席巻し、現代のボクたちの生活のあり方を作っている。たとえばここに一夫一婦制の純 愛思想の原型がある。現代の次々作られる恋愛ドラマの根底にある思想はまさにここにある。 >> 童貞生活は、その源に神への愛がある時のみ聖なるものである。しかしもしそれが結婚蔑視か ら出ているならば、良いものであるとは言えない。男は妻を、単なる欲望によってではなく、愛 徳にもとづいた愛によって愛さなければならない。性的生活にはいかなる不浄も含まれていな い。キリスト教史1 初代教会 ジャン・ダニエル−(平凡ライブラリー) << 江戸時代の日本人にはこのような純愛思想はなかった。一夫多妻制だったし、性交も解放され ていた。これは日本人が淫乱というよりも、そもそも豊饒宗教では、性は豊作と結びつく、開放 的であった。基本的には素朴な宗教は土地、農業と結びついて、豊饒宗教なので、性に禁欲 的であるのは、都会的なハイセンスな思想である。
463 :
第三の波~平 ◆JXLBbnYqTY :2012/04/01(日) 00:03:59.72 0
現代日本の童貞禁欲主義 あるいは、現代の童貞と特別視することも、明治以降のキリスト教文化の影響から来ている。も ともとは、簡単にばかばか性交していた田舎者に対する、近代化したハイセンスな都会人とし て、童貞と処女は神聖で礼賛された。 現代が童貞率が高いのはその影響を付けている。現代でも童貞を捨てることはそんな難しいこ とではない。風俗へ行けば終わりだ。しかしあえて風俗に行かないのは、そこに童貞が神聖な ものであると考えがあるから。愛する人との純愛の先に、童貞を捨てることがすばらしいという キリスト教的禁欲な考えがあるから童貞が守られている。 童貞が蔑視されるようになったのは、性体験がないということではなく、愛する人との純愛を経 験していないというキリスト教的な禁欲による。だから風俗で童貞を捨てても、素人童貞のよう な、新たな蔑視の言葉が作られているし、リア充とは、愛する人との純愛を行った人という意味 である。現代、日本で異常な童貞率も、その起源はまさに2、3世紀にキリスト教の成功にたど ることができるわけだ。 童貞は一つの例でしかない。現代のボクたちは、もはや意識しないがとても禁欲的な生活をし ている。その起源のひとつがそこある。
464 :
第三の波~平 ◆JXLBbnYqTY :2012/04/01(日) 00:04:33.30 0
>> 童貞生活に付与された卓越性に関しては異論の余地がなかった。この考えは新約聖書のいく つかのテキストにすでに現れている。「コリントの信者への手紙 一」の中でパウロは、童貞生 活を義務づけることは拒みながらも、彼自身の教えの表現として、それを保つようにという助言 を与えている。・・・二世紀中葉、殉教ユスティノスは、キリスト教の一つの特徴として、「多くの、 五〇歳ないし六〇歳の男女で、子供時代からキリスト教の教えを学んだ人びとが童貞生活を 保ち続けた」ことを語っている。 童貞生活に対するこのような敬意は、全教会の一般的特徴の一つであった。しかしユダヤ・キ リスト教の痕跡が比較的多く残っている社会では、さらに強烈な性格を帯びる。・・・ユダヤ・キリ スト教に深く影響された地方では、キリスト教の完全な表現を結婚とは両立しえないものとみな す傾向があったらしい。 (ユダヤ教の一派である)エッセネ派の社会で悪しき「イエゼル」すなわち、悪の霊と、性的本能 とが同一視されていることに関係があるらしい。性欲というものは、そのままの姿では人間の悪 しき原理に結びつくものとして現れる。そこからユダヤ・キリスト教の禁欲主義の他の側面も理 解される。
465 :
第三の波~平 ◆JXLBbnYqTY :2012/04/01(日) 00:04:49.93 0
このような傾向は二世紀後半に反対を受けることになる。アレクサンドレイアのクレメンスが、 結婚はキリスト教的生活と完全に両立するものであることを初めて示すことになる。・・・なるほ どキリストは結婚しなかった。しかしクレメンスはそれに、すばらしい深さをさなえた理由を与え る。「ある人びとは結婚は性的な罪であり、悪魔からうつされたものであると言う。そして自分た ちは、結婚しなかった主に倣っているのだと言う。彼らは真の理由を知らない。まず、主には自 分自身の妻がある。教会である。次に主は、肉による助けを必要とする普通の人間でなかっ た。主は(自らを持続させるために)子供をもうける必要がなかった。永遠に持続する存在であ り、神のただ一人の子であったから」。童貞生活は、その源に神への愛がある時のみ聖なるも のである。しかしもしそれが結婚蔑視から出ているならば、良いものであるとは言えない。男は 妻を、単なる欲望によってではなく、愛徳にもとづいた愛によって愛さなければならない。性的 生活にはいかなる不浄も含まれていない。P280-285 キリスト教史1 初代教会 ジャン・ダニエル−(平凡ライブラリー) <<
466 :
第三の波~平 ◆JXLBbnYqTY :2012/04/01(日) 00:05:35.87 0
>> 第二十五章 ユダヤ教の試練−黙示からトーラーの称賛へ ペルシアの宗主権のもとで平和が続いていた二世紀にあいだ、捕囚以前に開始され、捕囚中 にも続いた律法改革は決定的に強化された。バビロンでは、割礼がヤハウェの民の一員であ ることの最高のシンボルとして再び価値を与えられた。安息日の尊重が、神との契約に対する 忠誠の証しとされるようになった。「レビ書」に含まれていた儀礼を規定した法典は、捕囚中二 明確な形を与えられた。「神聖法典」と称され、モーゼのものに帰せられるこの法典は、儀礼の 浄・不浄を主張しながら、動物の供犠、性的関係のあり方と禁忌、祭事暦、祭儀の詳細を規定 している。・・・「神聖法典」は生活と社会行動の諸機能を儀礼化している。その目的は、ヤハ ウェによって約束された地を新たに獲得することに備えて、イスラエルの民の純粋性を保つこと にある。民族としての存続は、不純な異国の世界にただ中で、イスラエルの民族的、精神的ア イデンティティを守る程度においてのみ可能となる。 かつての偉大な預言者が成しとげたように、聖霊がもたらす内面的な回心によって国民生活が 再建されるとはもはや期待するべくもなく、律法の絶対的権威のもとで、共同体を効果的に組 織化するしかなくなった。P76-77 われわれは、きわめて重要な精神現象、シンクレティズムによって生じた宗教的創造性の問題 を扱わなければならない。事実、初期の黙示文学の作者であるハジディームに属する者たち は、シンクレティズム的な体系に由来する思想を受容し、同化したが、これらの思想はユダヤ 教の幅をひろげ、ユダヤの民が非常な困難に遭遇した時期に希望の支えとなったのである。同 様の過程は他の宗教的潮流にもみられる。エッセネ派とよばれるハシディームの集団は、「義 の教師」の指導のもとに共同体から離れ、荒野で隠遁生活を送る決心をした。修道生活を送る エッセネ派の組織にもっとも類似しているのは、ギリシア型の閉塞的な秘密結社である。101 世界宗教史4 ミルチア・エリアーデ <<
467 :
第三の波~平 ◆JXLBbnYqTY :2012/04/01(日) 00:47:57.08 0
幼児性愛という日本人的な純愛 現代は、風俗嬢の純真みたいなことが起こっている。毎日、売春しているから汚れているわけ ではなく、それとは別の次元で、メンタルな純粋主義がある。性情報が氾濫し埋没するから、よ り純粋なものの価値が高まる。童貞が、性情報にまみれながら、童貞というラインで線引きし て、純潔を守るのは面白い。 一つは、性交は相手がいることで、金を払っている性交するか、金を払わないか、金を払わな い場合には、敷居が急に高くなる。金を払わない純愛というのは、メディアであまりに神格化さ れすぎたのだろう。純愛ドラマが流されて、ドラマのような恋愛をしなければならない強迫観念 が作られる。 このようなドラマのような純愛への敷居が高くなりすぎて、純愛はオタクのように萌えへ回避さ れる。萌えも純愛主義の系譜から来てる。より純粋な愛を突き詰めたところに幼児がいる。幼 児はもっとも性的なものから遠い純粋で神聖は存在だ。しかし幼児を神聖な純粋さを見るのは 日本人的な考え方だろう。この当たりは、豊饒宗教、四季の自然と重視しあたらに生まれるも のへの神聖さを感じる文化から来ているのだろう。 西洋キリスト教的な恋愛は、結婚を基本とするから、結婚できる年齢まで純潔を守った人びと がだった一度の愛を誓い合う。だから幼児性愛は異常でしかない。西洋では幼児は未完成な 動物と考える。だから幼児は人間になるためにきびしく躾けられる。それにくらべて日本人は幼 児に寛容である。
468 :
世界@名無史さん :2012/04/02(月) 03:11:05.82 0
死刑囚は基本特亜だらけだが今回の執行はどこの国の人? 640 名前:名無しさん@12周年[] 投稿日:2012/02/18(土) 15:05:47.13 ID:sskgsjsc0 [2/2] 『平清盛』プロデューサー在日朝鮮人 磯智明(反日・天皇制度廃止論者)のプロデュース作品 @『監査法人 (2008)』反体制・反社会 A『最後の戦犯 (2008)』反日・天皇制度廃止・反体制・反社会 B『リミット -刑事の現場2- (2009)』反体制・反社会 日本放送協会 、、 〒150-8001 東京都渋谷区神南2-2-1 韓国放送公社(KBS) 〒150-0041 東京都渋谷区神南2-2-1NHK東館710-C ←よく痴漢やヤクで捕まるのはここの工作員 テレビが言えない民主党のスポンサー=韓国北朝鮮 民主党は、朝鮮人だらけ。 復興が遅れるのも当たり前。帰化しても頭ん中外人のままの人間が大臣やってるから 野田はどうだろうか。韓国人の集いに出席し、韓国人暴力団から賄賂を貰っている野田は
469 :
第三の波~平 ◆JXLBbnYqTY :2012/04/05(木) 19:47:16.71 0
■資本と戦争 資本について語れば、キリスト教では資本交換は禁止されていた。だからユダヤ人が卑しい仕 事として高利貸しをいとなんでいた。しかし大航海時代の遠洋貿易では、資金を募り、儲けて分 ける金融や、貿易先で決算する銀行業務が発達する。絶対王政という国家はこの膨らんだ金 融市場からのピンハネがなければ成立しない。危険な遠洋では国家軍事力、侵略が不可欠だから。 そんな絶対王政も市場の膨張には勝てない。重商主義、重農主義、自由主義と経済システム は膨張を求めて変化する。富が求められると共に富は軍事力と比例した。国家のためには王 政でさえ捨てる。そして自由主義経済に適した国民主権、民主主義へ現に覇者はポルトガル、 オランダ、スペイン、イギリスと適応したものに移っていった。金融恐慌は資本主義の始めから ある起きている。定期的なものだ。 なぜ絶対君主の多くが啓蒙主義者だったか?カトリック権威への反発わ多いが、金が儲かった から金は絶対王政の生命線。そして金が国民主権へ転がす。金と軍事力か比例する兵器開発 時代に西洋が入った。これが決定的でしょ。カトリック教会の目を気にする必要がなくなり、ただ いかに経済システムを変革して儲けて国を強くするか。そして征服。世界大戦の終わりまでは まさにそんな時代。
470 :
世界@名無史さん :2012/04/06(金) 20:10:36.31 0
-----朝日新聞やNHKが煽る「国の借金」について 日頃メディアや、反日工作員が必死になって「国の借金」という単語を使い 財政破綻論を展開させていますが、現実、現在の日本には「政府の借金」1000兆円近く存在いたしますが、 「国の借金」は存在いたしません。 朝日新聞やNHKは、雇い主である中国共産党より日本人に対して不安や政府に対する不信を持たせ、煽るために 局内の共産党員を使用して既に数十年間、「国の借金」を連呼し続けております。 <違和感なく「国の借金が1000兆円もある」という幻想に浸ってしまっている一般の方々は、朝日新聞やNHKに見事に騙されて続けている訳です> 数十年もテレビや新聞から情報を得てきた方々の中には、「メディアが嘘を付く訳ない」と思う、そう思いたい方もいるでしょう。 しかし、長い目で見れば、もともと戦前から日本を転覆させるために存在してきた報道機関ですから、 これくらいの嘘は朝飯前で御座います。 それでも、「国の借金は1000兆円ある」と考えをお持ちの方は、複式簿記の勉強をしてから、日本のバランスシートをご覧ください。 実質中国共産党の持ち物でありますNHK、朝日新聞は、これからも嘘を付き続けます。デマを流し続けます。捏造し続けます。 -------そのニュース、核心はデマだ。 長文失礼いたしました。----------
471 :
第三の波~平 ◆JXLBbnYqTY :2012/04/14(土) 14:56:34.53 0
■禁欲の時代 最近、西洋歴史モノの映画を見るが、ほんとキリスト教は残忍だね。すぐ異端だ!首切り、火 破りと異端や戒律違反に対する反応が半端ないな。文化的なものなんだろうな。異端でないこ とを示すための禁欲と、強迫性があるよな。 ようするに、ユダヤ教的方法論がキリスト教を通して世界に広がった。背景としては、アレキサ ンダー後の、ヘレニズム圏、さらにローマ帝国である。一大文化圏、経済圏が誕生したこと。宗 教も地域に根ざした土着宗教から、コスモポリタンなものが求められた。ユダヤ教の方法論と は、土地ときりはなされた民族が団結を維持する。一神教、律法主義、教会システムである。し かしユダヤ教はあくまでユダヤ民族に根ざしたものである。それをさらに改善したのがキリスト 教である。割礼などの厳しい戒律を排除し、他民族にも入信しやすくした。 これはキリストそのもの教えからも読めるが、ユダヤ・キリスト教からヘレニズム・キリスト教へ の変革を勧めたのはパウロの貢献と言われる。これにより庶民に広く浸透するとともに、知識 人たちにより、ギリシア思想などが取り込まれ神学として様々に体系化されていく。 ユダヤ教的な禁欲主義がキリスト教を通して社会に広がっていく。禁欲主義は、自然に生活を 拘束された農村より、自由度が与えられた都市的な習慣だろう。規律、慣習が生活にリズムを 与え、またコミュニティを生み出す。そして理想像として、清貧を極める聖人が生まれてくる。 このようなユダヤ教的禁欲は、現代日本人までつながっている。しかし現代は禁欲からさらに 規律である。経済性という要因がもっとも重視される。禁欲から規律は、フーコーの監獄の誕生 のテーマである。なぜ公開処刑から監獄に変化したのか
本スレ
>>318 国がじゃなく波平が心配してるだけだから
波平の発言は借り物だが、波平が発するとすべて波平の意見でしかない。
国とか経済とかいう単語がでてきても日本国や実経済とは無関係。
ここ、重要だから。
「国の借金」について 日頃メディアや、反日工作員が必死になって「国の借金」という単語を使い 財政破綻論を展開させていますが、現実、現在の日本には「政府の借金」1000兆円近く存在いたしますが、 「国の借金」は存在いたしません。 朝日新聞やNHKは、雇い主である中国共産党より日本人に対して不安や政府に対する不信を持たせ、煽るために 局内の共産党員を使用して既に数十年間、「国の借金」を連呼し続けております。 <違和感なく「国の借金が1000兆円もある」という幻想に浸ってしまっている一般の方々は、朝日新聞やNHKに見事に騙されて続けている訳です> 数十年もテレビや新聞から情報を得てきた方々の中には、「メディアが嘘を付く訳ない」と思う、そう思いたい方もいるでしょう。 しかし、長い目で見れば、もともと戦前から日本を転覆させるために存在してきた報道機関ですから、 これくらいの嘘は朝飯前で御座います。 それでも、「国の借金は1000兆円ある」と考えをお持ちの方は、複式簿記の勉強をしてから、日本のバランスシートをご覧ください。 実質中国の広報機関であるNHK、朝日新聞は、これからも嘘を付き続けます。デマを流し続けます。捏造し続けます。 ---そのニュース 核心はヤラセだ 長文失礼いたしました。---
474 :
第三の波~平 ◆JXLBbnYqTY :2012/04/22(日) 20:43:25.59 0
■なぜ日本人は世代論でものを考えるのか 1) 日本人の世代論思考 キリスト教の影響を大きく受けているのに、キリスト教に改宗しない。日本人の面白いところで すね。このように様々な文化を雑食的に採り入れることが日本人のかわったところというのは、 丸山真男などいろいろ指摘されていますね。 これを説明ためにボクが考えたのが、日本人の世代論思考です。多くの民族は、民族論思考 です。自民族文化と他民族文化に差異を感じる。だから他民族文化は強く排除する。逆に他民 族文化(キリスト教)に改宗するときには、その文化を全部受けいる。 しかし日本人は擬似単一民族なのです。他民族との差異というものを感じない。だから軽く他 文化を受けいれる。そして差異を自民族内の世代論に求めます。日本人の思考はほぼ世代論 です。たとえば民主党が支持されてのも、古い自民党と新しい民主党という構図です。実際は 政策にほとんど差はありません。ほんと日本の政党の政策に差はない。共産党ぐらいですか。 キリスト教のような他民族文化も、明治維新で、新世代の文化として採り入れられて、それは旧 世代への対抗として採り入れられます。日本文化とキリスト教文化という民族論はないので す。キリスト教文化を知らない旧世代と、キリスト教文化を知っている新世代という世代論の構 造で採り入れられるのです。
475 :
第三の波~平 ◆JXLBbnYqTY :2012/04/22(日) 20:43:47.06 0
2) 日本人の軽い外国文化好き だから採り入れられ方も自民族文化を否定するような大げさなことではない。ようするに流行に カブレる。程度のものなのです。このような取り入れば、他の文化でも次々と世代論的に採り入 れられていきます。日本の雑多な文化をつくっていきます。ほんとに日本人は世代論が大好き です。最近ならガラケーとスマホのように。世代論として、スマホにしないと時代に乗り遅れると 宣伝されます。まさにこのレベルなのです。 これによって、変革しているように感じるのですが、実は日本人的なものはまったくかわってい ない。擬似単一民族的な、島国根性、閉鎖性はまったくかわっていない。 日本人は民族の差異を語られるのを嫌います。他民族に対して、日本人がどうであるか。なぜ なら世代論の運動によって、最先端を位置しているように感じているからです。スマをもってい る。だから最新の世界市民であると勘違いします。これを、日本人ってほんと、国際的に閉鎖 的に田舎者だな、と言われるのが怖いのです。かわりもの民族であることを認めようとしない。
476 :
第三の波~平 ◆JXLBbnYqTY :2012/04/22(日) 20:44:13.75 0
■なぜ日本で専業主婦は許容されるのか 専業主婦の「家を守る」役割 女性の労働の構図において、日本だけが、2→3への変化が異常にない。なぜか、ということだな。 1農業時代→家事労働+農作業 2賃労働時代→家事労働のための専業主婦 3賃労働時代→家事労働の負荷が減って、サラリー労働へ 欧米では比較的2専業主婦の期間が短かった。もともと女性が家を守るという感覚がない家を 守るという役割がないから、専業主婦は仕事をしない怠け者扱い。だから専業主婦でも社会活 動とか、することが当たり前。欧米では家よりも、女性も一つの主体として考える。だから主体と して、なにをしているのかが問われる。家を守っているというのは主体のすることではない。日 本では、家を守るということは女性の役割としてずっと認知されている。それは1農業時代で も、女性の役割として重視されている。「嫁」という役割がある。 専業主義大国日本だが、日本では主婦は市民権を得ている。日本では主婦(嫁)は、家を守る という重要な役割と考えられている。他民族の侵略がない日本では家系は系譜の連続性をも つ、重要な単位としてきた。欧米の主体に対して、日本の家系。そして嫁は家系を守る重要な 役割として考えられてきた。
477 :
第三の波~平 ◆JXLBbnYqTY :2012/04/22(日) 20:44:41.94 0
欧米の主体、日本の家 この文化は現代にも残り、専業主義であることは役割として認知されている。日本において、主 婦は重要な職業であり、役割である。専業主婦率が高い日本であるが、現に世界有数の国民 総生産を誇っている。そこに主婦の役割を誰もが認めるだろう。主婦はたしかに賃労働ではな い。このために貨幣経済に位置しない。非貨幣経済なのである。経済は貨幣経済と共に非貨 幣経済によって成り立ち、社会を豊かにしている。 日本人は日本人としての役割を求められる。日本人の役割は個人ではなく、家として求められ る。すなわち家系、家督、家業。日本人は家として役割を求めれる。このために専業主婦の家 を守る役割は認知されている。父親が賃労働、子供が学業、妻は専業主婦で家が日本人とし ての役割をはたしている。 日本名物引きこもり型ニート 日本で引きこもり、ニートが許容される理由もここにあると思う。おそらく世界的に見て、高齢の 引きこもり、ニートは認知されないんだろう。海外では、主体としての自立を求められるので、仕 事なくてもとにかく家を追い出されるじゃないだろうか。 ボクも、高齢ニートとか、オレオレ詐欺とは子供への過剰な甘えの意味がわからないが、ようす るに、家として機能していれば、父親が賃労働、妻は専業主婦であれば、子供が高齢になろう が、ニートだろうが、日本では許容されてしまうんだろう。 専業主婦は悪?むしろ働く女性の方が嫌われてない。日本は社会的に女性が社会進出するよ うな環境にないよ。医者、弁護士など、手に職をもった専門職ならよいが、管理職は受けいれら れないでしょ。ニートは許容してない?日本的な引きこもり型ニートを許容している国が日本以 外にあるの?オレオラ詐欺が成立する国が他にあるの?日本というこの世にも奇妙な国を舐 めすぎだな(笑)
478 :
第三の波~平 ◆JXLBbnYqTY :2012/04/22(日) 20:45:12.13 0
■なぜ日本は負のポピュリズムによる機能不全に陥ったのか 経済合理性より国民感情 最近の日本はポビュリズムがひどすぎるんじゃないかな。最近一番ひどいと思ったのが、小沢 裁判だ。小沢の秘書が不正な政治資金の回収を行っていた。小沢本人も関与したに違いな い。しかし証拠はない。小沢のイメージは不正に金を集める汚い古い政治家だ。どう考えても 小沢は関与しているに違いないと誰もが思っている。しかし近代法では疑わしきは罰せず。こ れは経済的合理性から来ている。仮に関与しても証拠がなければ罰せられない。それでも国 民感情が許さず繰り返し繰り返し裁判を繰り返す。合理性より国民感情が重要になっている。 国民感情重視の傾向は少し前からあった。倖田來未、亀田バッシング事件、首相の首切り、韓 流ウヨ。 マクロコンテクストな経済的合理性と、ミクロコンテクストな卑近な感情を短絡して、庶民感情を 煽る。マクロコンテクストな経済合理性が停滞する。経済の悪化、国際競争力の低下。マクロコ ンテクストは卑近な感情とは異なる法則性を持つ。
479 :
第三の波~平 ◆JXLBbnYqTY :2012/04/22(日) 20:46:06.92 0
ネット炎上とマスコミの演出 ネットの台頭が要因の一つである。ネット炎上という、国民感情の表現方法が生まれた。マスコ ミも大きな役目を担っている。ネット台頭で収益が低下する中で、ネット炎上は金になる。ネット 炎上の種をつくり、また油に火をそそぐ。 方法はミクロコンテキストとマクロコンテクストの短絡である。いままかに目の前で嘆き悲しむ弱 者の顔をアップで映し出す。そしてこれをマクロな政策に短絡させる。マクロコンテクストの合理 性は最大多数の利益を重視する。必ず漏れる弱者がでる。この弱者の不利益を感情的に取り 上げで、マクロコンテクストを機能不全に陥れる。 問題はいつも100%である。1%でも問題があれば、ミクロコンテクストにより脱臼は可能である。 そして経済合理性には100%はあり得ない。すなわちどんな場合にも可能であり、あとは国民感 情を炎上させる演出の問題になる。 なぜ日本人の前へ進む勢いは低下したのか 精神分析では100%を求めるのは神経症である。過度な潔癖症ではこのスプーンは十分洗わ れていないんじゃ?この手摺りは汚いんでは?と疑い機能不全になる。経済合理性から 100%の清潔はありえない。品質不良0%を達成するためには無限大のコストがかかる。 十分洗われていない可能性があり、腹を壊すこともある。しかし経済合理性から食べるしかな いということ。不完全を許容する勢いである。いまの日本にはとにかく前へ進む勢いが決定的 に落ちている。このような勢いの低下はなんだろうか。経済的に言えば購買欲の低下が経済を 悪化させている。これが超高齢化社会というものだろうか。経済的な成熟というものだろうか。 経済的な成熟はある。ある程度、物質的に豊かになると、必要以上の努力をする意欲が失せ る。個人の快感に引きこもる。経済の停滞し、少子化、そして高齢化する。このような傾向が、 先進国全般に見られるものであるが、特に島国に閉じこもり、移民が受け付けない日本では、 極端に現れる。
480 :
第三の波~平 ◆JXLBbnYqTY :2012/04/22(日) 20:46:39.16 0
ミクロコンテクストと炎上 最近の日本人は、ミクロコンテクストをお涙ちょうだいへと展開しているだけではないか。マスコ ミ、ネットが安易な炎上装置として働く。だから短期間で熱が冷めて、飽きる。真剣に福島の人 の尊厳を考えて、ミクロコンテクストを語っているのかということです。ただ不安をもとに、ネタを 見つけては吹き上げる。ボクが問うたのは、そういう意味です。 ミクロコンテクストで、福島の人の前でそんなこと言えるのか!といいつつ、本当は福島の人の ことなんかなにも考えていないだろう。脱原発と言いながら、単に不安ヒステリックになっている だけだろう。 凋落する日本 マクロコンテクストの重要性、すなわち近代以降の資本主義社会から逃れられない。それを軽 視すれば、日本そのものが危うくなる。その認識を持ちつつ、ミクロコンテクスとの犠牲をいか に対処するか。あるいは人間は太古とかわらずいまのいけにえ献げなければ生きられない。だ からいかに犠牲を無駄にしないか。またいつか自らも生け贄にあるかもしれない。その非情を 生きる者です。 日本人は豊かさにぼけて、神にでもなったつもりです。実際は、世界的にみれば、後進国の多 くの生け贄の上になんとか豊かさを維持できた。そしてもうすぐ日本人が生け贄になる可能性 がある。そんな、生きるか死ぬかの世界を生きているのです。テレビで悲しい場面がみただけ で、不安か、安易に脱原発とか、豊かさボケには付き合いきれないのです。 いま日本に起こっているのは貧困のグローバル化です。後進国に富が輸入され始めたように、 いままで映像で見た後進国の貧困が、日本に輸入されているのです。いままで日本人が知ら なかった、日本人のために後進国の貧しい生け贄が、日本に輸入されているのです。後進国 はいままでの屈辱を晴らすために必死です。そして日本人はいまだに、いつまでも豊かだと勘 違いして、のんびりしている。
481 :
第三の波~平 ◆JXLBbnYqTY :2012/04/22(日) 20:47:21.67 0
豊かになるために、世界は原発建設ラッシュです。スリーマイル原発事故後、建設を封印した アメリカでさえ計画中です。今後、原油が高騰し、CO2排出規制が厳しくなり、日本はどうする のでしょう。わずかな電力をほそぼそと使い生き延びる。経済力はどんどん低下して、軍事力も 低下、またアメリカから魅力がなくなれば、防衛も期待できない。 まずは中国の経済の属国、ほんとにどうなるかわからないが、実質的、中国の軍事的支配下 におかれて、搾取される。これは、ドラマの話しではない。実際に日本が後進国などで行ってき たことです。だって、世界中の人びとは、原発以前に日々生存への戦いをしているのです。日 本人だけです。豊かさぼけて、マスコミとネットで炎上で不安や解消して喜んでいるのは。
482 :
第三の波~平 ◆JXLBbnYqTY :2012/04/22(日) 20:47:46.22 0
>>
【研究】日本、先進国から脱落へ…経団連の研究機関予測
http://uni.2ch.net/test/read.cgi/newsplus/1334594229/l50 経団連の研究機関、21世紀政策研究所(森田富治郎所長)は16日、2050年までの日本と世
界50か国・地域の長期経済予測を発表した。
四つのシナリオに基づいて日本経済の成長率や規模を試算したが、少子高齢化の本格化で日
本は30年代以降にマイナス成長に転じ、先進国から脱落する、との厳しい見通しを示した。同
研究所がまとめた「グローバルJAPAN2050年シミュレーションと総合戦略」で、日本の人口
や貯蓄・投資の動向、生産性の変化を予測して試算した。日本の生産性が他の先進国並みを
維持する「基準シナリオ」では30年代からマイナス成長となり、41年〜50年の国内総生産(G
DP)成長率は平均マイナス0・47%となる。現在世界3位のGDPは4位と、中国と米国の約6
分の1の規模となる。1人あたりGDPは世界18位で韓国(14位)に抜かれる。
女性の就業率が北欧並みに高まる「楽観シナリオ」でも41年〜50年のGDP成長率はマイナ
ス0・46%となり、31年〜40年は0・17%のマイナス成長になる。一方、政府債務の膨張が
成長を妨げる「悲観シナリオ」では2010年代にマイナス成長に転じ、41〜50年はマイナス1・
32%に落ち込む。GDPの規模は世界9位で、中国、米国の約8分の1に縮む。また、生産性
が90年〜2010年代と同水準にとどまる「失われた20年」が続くシナリオでは、41〜50年は
0・86%のマイナス成長となる。
読売新聞4月16日(月)11時38分配信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120416-00000504-yom-bus_all <<
483 :
第三の波~平 ◆JXLBbnYqTY :2012/04/22(日) 20:48:11.29 0
■明治維新の禁欲ドミノ倒し 禁欲の時代 最近、西洋歴史モノの映画を見るが、ほんとキリスト教は残忍だね。すぐ異端だ!首切り、火 破りと異端や戒律違反に対する反応が半端ないな。文化的なものなんだろうな。異端でないこ とを示すための禁欲と、強迫性があるよな。 ようするに、ユダヤ教的方法論がキリスト教を通して世界に広がった。背景としては、アレキサ ンダー後の、ヘレニズム圏、さらにローマ帝国である。一大文化圏、経済圏が誕生したこと。宗 教も地域に根ざした土着宗教から、コスモポリタンなものが求められた。ユダヤ教の方法論と は、土地ときりはなされた民族が団結を維持する。一神教、律法主義、教会システムである。し かしユダヤ教はあくまでユダヤ民族に根ざしたものである。それをさらに改善したのがキリスト 教である。割礼などの厳しい戒律を排除し、他民族にも入信しやすくした。 これはキリストそのもの教えからも読めるが、ユダヤ・キリスト教からヘレニズム・キリスト教へ の変革を勧めたのはパウロの貢献と言われる。これにより庶民に広く浸透するとともに、知識 人たちにより、ギリシア思想などが取り込まれ神学として様々に体系化されていく。 ユダヤ教的な禁欲主義がキリスト教を通して社会に広がっていく。禁欲主義は、自然に生活を 拘束された農村より、自由度が与えられた都市的な習慣だろう。規律、慣習が生活にリズムを 与え、またコミュニティを生み出す。そして理想像として、清貧を極める聖人が生まれてくる。 このようなユダヤ教的禁欲は、現代日本人までつながっている。しかし現代は禁欲からさらに 規律である。経済性という要因がもっとも重視される。禁欲から規律は、フーコーの監獄の誕生 のテーマである。なぜ公開処刑から監獄に変化したのか
484 :
第三の波~平 ◆JXLBbnYqTY :2012/04/22(日) 20:48:47.97 0
近代化とキリスト教 相次ぐ蛮民の侵入で解体したローマ帝国のあと、統一的権力として台頭したのが、カトリックな わけだけど。近代化に対してキリスト教をどう評価するか。一つ目は、近代化を阻害する旧権 力。暗黒時代論。確かにキリスト教の強さは近代の自由平等と対立する部分はある。二つ目 は、ウェーバーの資本主義の精神としてのプロテスタンティズム、すなわち勤勉さ。 日本の近代化を見ると、明治維新で近代システムが導入されるとともに、ドミノ倒しのようにキ リスト教的な禁欲主義に変化した。たとえば和服から洋服へかわったことだけでも、そこには、 禁欲主義が隠されている。和服なら、無頓着で見えていた肌が、洋服ではその露出が、キリス ト教倫理観によって、きびしく管理されている。日本人は洋服を身につけることで、同様な禁欲 的倫理観を習慣づけられる。少しでも露出の高い洋服を着れば、破廉恥だと、責められる。 江戸時代の絶対主義 江戸時代は、西洋でいえば絶対主義王政に近い。鎖国されていたが、限定された海外貿易は 行われて、幕府が利益を独占していた。特に日本には銀・銅の鉱物が豊富で、管理された中 で、西洋で活発したグローバル貿易の恩恵を受けていた。 江戸は世界有数での大都市で、鎖国の中でも活発な国内市場によって、商人だけでなく、農民 も大きな恩恵を受けていた。定期的に起こる飢饉なども、単に天候の悪さが問題ではなく、不 作が市場に影響を与えて、インフレを起こすことが問題だった。ようするに、日本はプレ近代化 していた。 明治維新で急がれたのはなにかといえば、一番は軍事力である。鎖国によって、西洋で発展し た兵器がなかったこと。それとともに、西洋では重商主義(植民地主義)、自由主義(産業革命) とさらに発展して、富を稼ぎ、軍事力を高めていた。逆に、日本が短期間で近代化できたのは、 プレ近代化していたためだろう。
485 :
第三の波~平 ◆JXLBbnYqTY :2012/04/22(日) 20:49:18.38 0
明治維新の「禁欲ドミノ倒し」 明治維新の近代化は国家、国民そのものを作りあげるプログラムである。その基本は全国統 一的な学校制度だろう。さらに農業から産業化。産業化ではすべての慣習が西洋化されてい る。すべてとは業務ではなく、農村から都市部へ生活基盤を移して生活全般がかわる。サラ リー方式になると、多くを金銭でまかない、娯楽など環境先般が西洋化する。 このような状況の中で、明治維新の「禁欲ドミノ倒し」は起こった。西洋近代化にはキリスト教的 禁欲主義の慣習が内在し、一体として影響されざるをえない。近代化の禁欲主義はキリスト教 的な倫理だけでなく、時間を細分化する規律訓練型である。
1 名無しさんにズームイン! [] Date:2012/03/28(水) 08:28:15.02 ?ID:NWYs/2ZP Be:
やらなけゃいけない
電○の各局への圧力が半端ないんです
昨日、一昨日前田AKB卒業ネタやった情報番組全てが前田AKB卒業ネタ中の毎分視聴率ダダ下がりしました。
各局本音では毎分視聴率ダダ下がりするこのネタははやりたくなかったけど原子力村以上に電○からの圧力が凄いんです
なんか海外でも日本でAKBがバカ売れしてるっていう情報に騙されてAKBヲタになった人が最近気付き始めてる件
http://hayabusa3.2ch.net/test/read.cgi/morningcoffee/1334516585/ 税金垂れ流しのヤラセブーム
いたのかね?
488 :
世界@名無史さん :2012/04/24(火) 19:43:22.81 0
よーう待ち宇よ、元気にしってか?
489 :
世界@名無史さん :2012/04/27(金) 16:29:35.09 0
待ち宇 〜 波〜平
1 名無しさんにズームイン! [] Date:2012/03/28(水) 08:28:15.02 ?ID:NWYs/2ZP Be:
やらなけゃいけない
電○の各局への圧力が半端ないんです
昨日、一昨日前田AKB卒業ネタやった情報番組全てが前田AKB卒業ネタ中の毎分で視聴率がダダ下がりしました。
各局本音では毎分視聴率ダダ下がりするこのネタははやりたくなかったけど原子力村以上に電○からの圧力が凄いんです
ブーム捏造、枕営業、自社買い、サクラの動員そして
AKBの捏造ブームのために税金が大量に使われている証拠がこちら
やっと気付いた「AKBに電通が絡んでる」ではなく「AKBの正体が電通」な件 その127
http://hayabusa3.2ch.net/test/read.cgi/morningcoffee/1335468718/ テレビの捏造ブームに騙されるな
491 :
世界@名無史さん :2012/04/30(月) 04:08:04.07 0
結局純一ってなんだった?
ポモ
493 :
世界@名無史さん :2012/04/30(月) 21:35:43.18 0
494 :
世界@名無史さん :2012/04/30(月) 23:21:47.74 0
495 :
世界@名無史さん :2012/04/30(月) 23:57:34.44 0
496 :
世界@名無史さん :2012/05/01(火) 00:44:09.82 0
497 :
世界@名無史さん :2012/05/01(火) 04:48:41.40 0
498 :
世界@名無史さん :2012/05/01(火) 18:06:09.49 0
499 :
世界@名無史さん :2012/05/02(水) 17:22:11.74 0
22 :可愛い奥様:2012/02/19(日) 20:10:14.60 ID:BAiCWuwH0
AKBを全面に出したバスが走ってて
http://www.akb-sg.net/akbus01.jpg バスに書かれたリンクに行ったらAKBのページがあって
クールジャパンとは関係ないショップやカフェの広告が出てて
http://www.cooljapan.com.sg/akb48_live.html クールジャパンとは関係ない現地のAKB企業HPへのリンクが貼ってあり
経済産業省の文字の真上で是非リンク先に訪れて下さいねと書いてある Please visit the official AKB48 Singapore website for the latest schedule of highlights!
www.akb48.com.sg
これのどこが日本の利益になるの?
税金使ってAKBと秋元康のバックにいる民主党への利益誘導をしてるだけでしょ
500 :
☆サヨク史観を黙らせろ! :2012/05/02(水) 19:57:01.23 O
信仰的に語り伝え述べ記すから真に歴史である。 ありのままに事跡を録するには相違無いが、それに信念がこもらなければ反古同然である。 楠公の事も公の精神を体して記してこそ建武中興の歴史に属する。 今日の人の事業も精神の現れでこそ後代を動かすもの、即ち歴史である。 それを又今後伝える者もその精神を捉えてでなければ紙上の描写に過ぎぬ。 【西晋一郎・著「人間即国家の説」明世堂、昭和19年8月15日刊より】 ◆戦後の唯物的、即物的、歴史記述には国民国家共有の物語精神が喪失しています。
501 :
第三の波平 ◇JXLBbnYqTY :2012/05/02(水) 23:54:04.92 0
502 :
☆反日亡国装置打破 :2012/05/03(木) 09:25:37.20 O
GHQはOSSの影響を受けています。OSSというのは戦略情報局というCIAの前身にあたるものです。 このOSSについては米国で資料公開が行われており、ハーバート・ノーマンはOSSの要員であり、日本国憲法作成の首魁であったケーディス大佐もOSSの要員です。 OSSでは二段階革命を考えており、第一段階では天皇を温存し、天皇の力を利用しブルジョア民主革命をおこし、二段階目で天皇を退け、共産革命を起こすというものです。 こうした二段階革命論はノーマンから憲法研究会に伝わっていると思われ、憲法研究会の草案では天皇温存の考え方を示しています。 「天皇ハ国政ヲ親ラセス国政ノ一切ノ最高責任者ハ内閣トス」 「天皇ハ国民の委任ニヨリ専ラ国家的儀礼ヲ司ル」 「国民の委任」とあるところがミソで天皇を退けることを可能にしています。 これは現在のGHQ憲法第一条「・・・この地位は主権の存する日本国民の総意に基づく」に対応しています。 憲法研究会では共和制を理想とするが「現在の過渡的段階の実態にかんがみて、しばらく『民主主義的性格』の強き立憲君主制たるを妥当と考へる」としています。 二段階革命を伺わせる内容です。また憲法改定手続きも一旦憲法改正を行い、10年後に新憲法を制定することにしており鈴木安蔵は次のように述べています。 「この程度の憲法が施行されれば、10年のあいだに、国民は思想的にも必然的に一歩前進して共和制の国家形態を要望するにいたるであろうと考えたのであった!」 GHQ憲法の首魁、ケーディス大佐はGHQ憲法の改正条項の議論の際、憲法改正を困難にしては「後世の国民の自由意思を奪う」と述べていますが、これも二段階目の革命を容易にしたいがための発言と推察できます。 高野岩三郎は憲法研究会のメンバーでありながら、天皇の存続は不本意であったようで、別個に憲法私案を作成しています。 私案の文頭には次のように書かれています。 「根本原則 天皇制ヲ廃止シ、之ニ代ヘテ大統領ヲ元首トスル共和制採用」 この高野岩三郎はGHQの検閲にも協力しており、公職追放によって空席となったNHK会長に就任しました。このときNHKに反皇室イデオロギーが埋め込まれたのでした。 【転展社「戦後日本を狂わせたOSS日本計画」田中英道(著)より】
503 :
第三の波平 ◇JXLBbnYqTY :2012/05/04(金) 20:17:59.13 0
504 :
世界@名無史さん :2012/05/05(土) 23:03:52.58 0
セルフ手万スレ
505 :
反日亡国装置 :2012/05/06(日) 10:02:14.24 O
OSSというのは戦略情報局というCIAの前身にあたるものです。 このOSSについては米国で資料公開が行われており、ハーバート・ノーマンはOSSの要員であり、日本国憲法作成の首魁であったケーディス大佐もOSSの要員です。 OSSでは二段階革命を考えており、第一段階では天皇を温存し、天皇の力を利用しブルジョア民主革命をおこし、二段階目で天皇を退け、共産革命を起こすというものです。 こうした二段階革命論はノーマンから憲法研究会に伝わっていると思われ、憲法研究会の草案では天皇温存の考え方を示しています。 「天皇ハ国政ヲ親ラセス国政ノ一切ノ最高責任者ハ内閣トス」「天皇ハ国民の委任ニヨリ専ラ国家的儀礼ヲ司ル」 「国民の委任」とあるところがミソで天皇を退けることを可能にしています。 これは現在のGHQ憲法第一条「・・・この地位は主権の存する日本国民の総意に基づく」に対応しています。 憲法研究会では共和制を理想とするが「現在の過渡的段階の実態にかんがみて、しばらく『民主主義的性格』の強き立憲君主制たるを妥当と考へる」としています。 二段階革命を伺わせる内容です。 また憲法改定手続きも一旦憲法改正を行い、10年後に新憲法を制定することにしており鈴木安蔵は次のように述べています。 「この程度の憲法が施行されれば、10年のあいだに、国民は思想的にも必然的に一歩前進して共和制の国家形態を要望するにいたるであろうと考えたのであった!」 GHQ憲法の首魁、ケーディス大佐はGHQ憲法の改正条項の議論の際、憲法改正を困難にしては「後世の国民の自由意思を奪う」と述べていますが、これも二段階目の革命を容易にしたいがための発言と推察できます。 高野岩三郎は憲法研究会のメンバーでありながら、天皇の存続は不本意であったようで、別個に憲法私案を作成しています。 私案の文頭には次のように書かれています。 「根本原則 天皇制ヲ廃止シ、之ニ代ヘテ大統領ヲ元首トスル共和制採用」 この高野岩三郎はGHQの検閲にも協力しており、公職追放によって空席となったNHK会長に就任しました。 ★このときNHKに反皇室イデオロギーが埋め込まれたのでした。 【参考文献】 転展社「戦後日本を狂わせたOSS日本計画」田中英道(著)
506 :
世界@名無史さん :2012/05/06(日) 10:38:19.49 0
●いかに貪欲を抑えるか ・池田SGI会長 大乗仏教―その中でも法華経の哲学―では、 欲望の消滅を 目指すのではなく、宇宙と自我との調和・融合を説き、 そこに人生における理想的な幸福があると説いたのです。 ・トインビー博士 貪欲性は、“小我”が自らの目的のために 宇宙を利用しよう という欲望です。 貪欲の反対が慈悲です。 この慈悲を実践することによって、“小我”は現実において “大我”になることができるのです。 ・池田SGI会長 仏法では、慈悲は“抜苦与楽”を意味するとされています。 “抜苦”は“同苦”(苦しみを同じくする)の上に成り立つものです。 私は、このような“同苦”が根底にあってこそ、人間における 連帯も成り立つのではないかと思うのです。
507 :
世界@名無史さん :2012/05/06(日) 21:32:38.48 0
508 :
世界@名無史さん :2012/05/24(木) 00:11:50.11 0
たとえば、「神」や「テスト」という概念自体には色は強く付属していないが、イエスの像や仏像、テストの解答用紙などは色がある。 程度の差があるものの、普通、人は「神」や「テスト」という言葉を使うときにこれらを頭の片隅に想定しながら話をしているから 「神」や「テスト」には色が弱く付属しているといえよう。 だが「トキ」「意味」などの概念は色付けされていない。
セフレ手万スレ
じゃな
.ノ′ } 〕 ,ノ .゙'┬′ .,ノ ノ } ゙l、 」′ .,/′ .,ノ _,,y .,v─ーv_ 〕 〕 .| .il゙ 《 ._ .,,l(ノ^ノ ,i(厂 _,,,从vy .,i「 .》;ト-v,|l′ _,ノ゙|.ミ,.゙'=,/┴y/ l ,zll^゙″ ゙ミ .ノ .il|′アll! .>‐〕 \ _>< 《 il|′ フーv,_ .,i″ ||}ーvrリ、 ¨'‐.` { \《 ヽ .゙li ._¨''ーv,,_ .》′ ゙゙ミ| ,r′ } \ ,゙r_ lア' .゙⌒>-vzト .ミノ′ 〕 .゙'=ミ:┐ .「 ./ .^〃 :、_ リ .} ゙\ア' .-- ,,ノ| 、 ゙ミ} :ト ゙^ー、,,,¨ - ''¨.─ :!., リ ノ 〔^ー-v、,,,_,: i゙「 } .,l゙ l! .´゙フ'ーv .,y ] '゙ミ | ,/゙ .ミ;.´.‐ .] ミ, | ノ′ ヽ 〔 ミ } } ′ } { .| .ミ .< 〔 〕 .{ \,_ _》、 .{ .} { ¨^^¨′¨'ー-v-r《 〔
512 :
世界@名無史さん :2012/05/25(金) 20:02:54.63 0
>哲学を知らなければ歴史は語れない どゆこと?
513 :
出涸らしマニア :2012/05/25(金) 21:46:44.55 0
669 :Classical名無しさん:2012/05/24(木) 19:11:15.36 ID:hTE5OJOu ┏━━━━━━━━━━━━━━━━┓ ∧_∧ 5/27 東京10R 芝・左 2400m ┃ 東京優駿(GI) (第79回日本ダービー) .┃(´∀` )<3歳(国際)牡・牝(指定)オープン 定量 発走15:40 ┣━┯━┯━━━━━━━━━━┯━╋○━○┯━━━━━┯━━━━┓ ┃1 │1 │スピルバーグ .[牡3]│57│横山典│(東)藤沢和│プリンシパ1┃ ┃1 │2 │ヒストリカル [牡3]│57│安藤勝│(西)音無秀│毎日杯 1┃ ┃2 │3 │ゼロス [牡3]│57│川 田│(西)領家政│皐月賞17┃ ┃2 │4 │ジャスタウェイ [牡3]│57│秋 山│(西)須貝尚│NHKMC6┃ ┃3 │5 │ベールドインパクト.[牡3]│57│藤岡佑│(西)大久龍│京都新 2┃ ┃3 │6 │ゴールドシップ .[牡3]│57│内田博│(西)須貝尚│皐月賞 1┃ ┃4 │7 │コスモオオゾラ ..[牡3]│57│柴田大│(東)高橋義│皐月賞 4┃ ┃4 │8 │ワールドエース .....[牡3]│57│福 永│(西)池江寿│皐月賞 2┃ ┃5 │9 │エタンダール .[牡3]│57│松 岡│(西)藤原英│青葉賞 2┃ ┃5 │10│ディープブリランテ [牡3]│57│岩 田│(西)矢作芳│皐月賞 3┃ ┃6 │11│フェノーメノ .[牡3]│57│蛯 名│(東)戸田博│青葉賞 1┃ ┃6 │12│トリップ .[牡3]│57│田 辺│(西)松田博│皐月賞12┃ ┃7 │13│クラレント .[牡3]│57│小 牧│(西)橋口弘│NHKMC3┃ ┃7 │14│トーセンホマレボシ[牡3]│57..|ウィリアムズ|..(西)池江寿│京都新 1┃ ┃7 │15│ブライトライン .[牡3]│57│佐藤哲│(西)鮫島一..|.NHKMc10┃ ┃8 │16│モンストール [牡3]│57│柴田善│(東)尾関知..|.NHKMc16┃ ┃8 │17│グランデッツァ ...[牡3]│57│池 添│(西)平田修│皐月賞 5┃ ┃8 │18│アルフレード [牡3]│57│武 豊│(東)手塚貴│NHKMC2┃ ┗━┷━┷━━━━━━━━━━┷━┷━━━┷━━━━━┷━━━━┛
514 :
(・o・)甘やかしてはならない! :2012/05/25(金) 22:46:15.67 O
●超拡散 《情報戦に無防備な日本人》 ■現在、日本の閉塞状況の原因は、小泉日本構造解体政策以降の経済的な落ち込みだけでなく、 宮沢政権時代に米国から押し付けられた年次改革要望書の要求がエスカレートするにしたがって、右肩上がりで大きくなってきています。 小泉構造解体以降、国民一人あたりの所得が100万円以上消えた責任を追及しなくては、根本的な日本の復活はないでしょう。 日本人がTPPなどで、自ら国を解体する政策を推進する根本には、共通点があります。それはズバリ情報戦に負け続けていることです。 それが、日本を不幸に貶める原因になっていることに、ほとんどの国民は気付いていないようです。 こと情報戦は、歴史認識問題だけと思っている方がほとんどですが、実際には、歴史認識問題から派生して国際的に孤立化し、 我が国が第二次世界大戦に引きずり込まれた原因も情報戦に負けたことが起点だったのです。 それは、1932年、国際連盟に於いて顧維欽中国代表は、偽書「田中上奏文」を利用し、日本が世界征服を目論んでいるとの大演説からスタートし、 けっきょくその延長上で満州国帰属の採決が行われ、日本は敗れ孤立無援になり国際連盟を脱退することになったのです。 その顧維欽が1938年、同じ国際連盟で「南京で2万人の虐殺と数千人の強姦があった」と、演説したが、その時は虚偽演説を見透かされ無視されていたが、 その後、顧維欽が演説した「南京虐殺」数の十倍以上にまで膨らんだことも情報戦に連戦連敗しているからなのです。 皆様は、とんでもない国、中国にいいように手玉に取られて悔しくないですか。 このとんでもない中国に、日本は、戦後、実質的な反論を一度もしたことはありません。情けないことです。 しかし、過去の情報戦で様々利益を得てきた中国は、歴史が過ぎて徹底的な歴史検証の結果、中国が情報戦で得た利益を精算してもらう時代に突入しました。 それには、智恵のある日本人の協力なくして実現が難しいことも事実ですが、 たとえ時間がかかろうとも、淡々とやること以外に日本再興はないでしょう。 いま、世界の目は、中国が二十世紀最大の嘘吐き国家との認識を持ち始め、「法と正義」を無視する「とんでもない国」と認識していますので、 キッチリ百倍返しできる今こそが千載一遇のチャンスなのです。
>418 名前:リーマン小太郎 ◆JXLBbnYqTY :2012/05/27(日) 23:25:09.92 0 >代謝がないと、基本持っているエネルギーを使い切れば終わりだけど、 >生命には代謝があるから、原理的には永久にエントロピーの増大に反し続けられる >418 名前:リーマン小太郎 ◆JXLBbnYqTY :2012/05/27(日) 23:25:09.92 0 >代謝がないと、基本持っているエネルギーを使い切れば終わりだけど、 >生命には代謝があるから、原理的には永久にエントロピーの増大に反し続けられる (-_-) この人、エントロピーって用語を生命に対して使ってるよ…何考えてんだろ? (-_-) この人、エントロピーって用語を生命に対して使ってるよ…何考えてんだろ?
516 :
第三の波~平 ◆JXLBbnYqTY :2012/05/31(木) 00:04:13.68 0
コスモポリタニズムの歴史
518 :
国売り物語 :2012/06/01(金) 17:35:05.76 O
http://www.nikaidou.com/archives/25442 ◎売国議員に告ぐ。 外国人犯罪の増加から分かること より
◎まず、日本にはスパイ防止法がないので、こうしたスパイを検挙するに当たっては既存の罪条で該当するものを探してやるしかないのです。
逆に言うと、スパイ行為がはっきりとしても、何らかの既存の法律に抵触するところを抑えないと、警察は動き出せないということです。
さらに、外交官が使う旅券は一般の旅券とは違う「外交護照」、地方政府関係者の公的渡航には「因公護照」が使われるはずで、
外国人登録を自治体役場で行うさいには旅券を提示しなくてはいけないですから、
研究員資格の外国人登録証明書などとれるはずがないのです。
「護照」とは中国語で旅券、つまりパスポートのことを指していますが、もちろん、「日本では公用で、次に行く国は私的な用事で」となれば、外交護照と普通護照の二つを持っていてもおかしくはないかもしれません。
しかし入管では一人に二つの入国印を押すことはあり得ませんし、外登証を発行する役場でも入国印を確認しているはず。
と言うことは、彼は日本の入管の入国印があらかじめ押してある別の旅券を持っていて、外国人登録の際にはそれを使ったということです。
これこそが、拙著「日本が中国の自治区になる」「中国が世界に知られたくない不都合な真実」「日本は中国人の国になる」、
そして最新刊「新・通訳捜査官」で、口を酸っぱくして申し上げている「なりすまし」の手口なのですよ。
「なりすまし」は一般中国人が渡航に利用しているだけでなく、中国政府もこの手を使っていると何度も言っていたものが、今回現実の問題となって明るみに出たわけです。
この問題、私は昨年末に日本会議さんのご尽力で、国会議員の先生方にもご説明してまいりました。
でも、たちあがれ日本の平沼赳夫先生以外、出席された先生方はほとんど自民党で、25人程の先生方と50人ほどの秘書の方のうち、与党民主党からは、私が知る限りわずかに2名様のみ。
これが政権与党の関心度です。というより、民主党の関心事は、「効率的な売国の仕方」だったのかも。
◎売国議員に告ぐ。 外国人犯罪の増加から分かること
http://ameblo.jp/japangard/
>>第三の波平君へ 君が物知りでしかも、感性豊か、それに集約させる知識力、僕では相手にならないが、一つ聞かせて欲しい。 君自身のの哲学は、何を目的(最終)としているのですか?
僕は世界史に詳しくないので笑わないで聞いてくれたまえ。 1. 日本が韓半島や中国に進出しなければならなかったのは何故か。 2.そのj状況が日本にあったのではないか。 3.日本が真珠湾攻撃をしなければならなかったのは、アメリカの謀略ではないか。 以上のことに、できれば忌憚なく答えて欲しい。
日米戦の原因は通説では日米の中国市場を巡る争い。
>>512 「名前:世界@名無史さん[] 投稿日:2012/05/25(金) 20:02:54.63 0
>哲学を知らなければ歴史は語れない
どゆこと?」
君は哲学が何か知っているかな。だから分からないんだよ。
>>521 やっぱり!
そうだと思っていたよ。ということはつまり、当時(今もだが)のアメリカ政府は白人のやっているアジア(日本)に対する
侵略を阻止しようとする日本が、明らかに相等に気に入らなかっただけなんだ。
経済的に言えば君の言うとおりだが、大事なことが抜けている。
倫理だよ。そういうと歴史を知らない奴だと非難がきそうだが、君は歴史の歴史たるその発生原因を知っていますか?
確かにいかなる事象も歴史というのだが、人間を神聖視してはならないのと同様、歴史とは忌むべきものなのだ。
人間は現代まで科学技術を発達させてはきたが、心が何も発達していないということに気づいていたかね? 恐ろしく
発達が遅いのだ、天才を除いては。それは心より科学が簡単だということの証明なのだ。
だからあなたは、それだけ知識がありそれを人間的に綜合する能力があるのなら、「市場を巡る争い」などと書かないでくれたまえ。
そのように書くのはあなた自身からの逃亡なのである。
524 :
第三の波~平 ◆JXLBbnYqTY :2012/07/02(月) 12:24:39.26 0
昨日のNHKスペシャルはおもしろかったですね。ギリシア彫刻があんなに色鮮やかだったとは 一気にオリエンタルな感じに変わります。これは哲学に対する考えも影響を受けるでしょう。 フーコーの主体の解釈学が面白いのは、キリスト教以前に、主体的なものへの運動=自己へ 配慮があったということだ。すでに人々には禁欲的、自制的、自己管理的なものがあった。キリ スト教はこれらの系譜にある、ということ。そしてギリシアのブラトンとローマのストア派などとの 違いとして描く。それはそれで良いのだが、しかし禁欲の系譜は最も大きな流れなんだろう。た とえばインド宗教の影響を抜きには語れない。 プラトンとピタゴラスはいかほど違うのか。ピタゴラスが受けたオリエンタルからの影響は?ギリ シアの特別性はまさにいまの西洋中心主義にある。
525 :
第三の波~平 ◆JXLBbnYqTY :2012/07/02(月) 12:29:40.63 0
>>520 >1. 日本が韓半島や中国に進出しなければならなかったのは何故か。
日本がなぜ、というよりも、植民地主義、帝国主義が
西洋で台頭したのか、ということだろう。
明治以降の日本の近代化とはその流れにのったわけだ。
526 :
第三の波~平 ◆JXLBbnYqTY :2012/07/02(月) 12:31:41.85 0
西洋の台頭そのものが植民地主義によることを考えれば、 それまで辺境の国々だった西洋がなぜ世界を征服しえたのか。
>>525 というより、欧米列強に日本ははなはだ危険を感じていたのではないか?
たとえば、日本人は行軍の際、花が咲いているところを避けて泥沼を歩いたという。
こんな日本人が、欧米流の帝国主義に乗っかったのだろうか? わたしにはどうも
そうは思えないのが正直なところだ。
528 :
世界@名無史さん :2012/07/07(土) 18:35:57.44 0
日本は開国以来ずっと、常に対米貿易収支は赤字だった。 日本からは綿、絹、缶詰などの軽工業品を輸出し、 最大の貿易国だったアメリカからは国家の維持に不可欠な石油、くず鉄、旋盤などの工作機械を輸入していた。 日本は紡績、食品加工業が輸出の中心で、アメリカから、資源や重工業製品を輸入せざるをえなかった。 日本はアメリカからの輸入が無ければ、国民の生活が成り立たず、国力の増大も図れなかった。 この赤字を解消するために、どこかで外貨を稼がねばならなかった。 そこで、遅れて帝国主義国家となった日本は輸送コストがかからず、 辛亥革命以後の混乱が収まらない中国の市場に目をつけた。 1915年に対華21カ条要求を受託させて中国における日本の権益を拡大し、 満州事変で、満州帝国を独立させ傀儡とした。 日本は中国から鉱物資源や食料を安く輸入し、 欧米よりも品質の劣る機械類や中国国内でも生産できる軽工業品を力ずくで売り込み利益を上げた。 1941年には輸出の40%を中国市場でまかなった。 一方、アメリカは1929年の大恐慌から続く不況と高い失業率、 それに対するニューディール政策の破綻により、財政赤字が膨れ上がり限界を迎えていた。 新たな市場を獲得し貿易を拡大せねば、アメリカ経済は破綻する。 そんな中、アメリカが将来性があると思い込んでいた中国市場を独占していたのが日本だった。 利益独占をする日本に対し機会均等を求めたアメリカの反発の頂点が、 日本に対米戦を決意させた「ハル・ノート」だった。 中国は豊かな国などではなく魅力的な市場と言えるわけではなかったが、 日本には他に選択肢は無く、アメリカもまた同じ市場を欲していた。
529 :
世界@名無史さん :2012/07/07(土) 18:36:54.03 0
日本は、第二次上海事変により、局地紛争から、大規模紛争へと拡大し、事実上の全面戦争となった、日中戦争打開のため 汪兆銘政権樹立のための工作を続ける一方で、ビルマ、仏印を通じて蒋介石政権へと送られる、 英米の戦略物資のルート(援蒋ルート)を遮断するために、ナチスドイツ占領下のフランス・ヴィシー政権と強引に交渉し、 1940年9月に北部仏印に進駐した。1941年7月、日本は南部仏印にも進駐する。 これは北部仏印の進駐とは違って、英米と開戦した場合に行われる予定の南方作戦のためのものだった。 ところが、南部仏印の海を隔てた向こう側はアメリカ植民地フィリピンである。 南部仏印進駐は、日本の勢力圏が南シナ海に及ぶことを意味し、 自国の植民地の喉元にナイフを突きつけられた格好になったアメリカは、直ちに報復措置として、 日本の在外資産の凍結、および石油の対日輸出を禁止した。 日本にとっては日中戦争打開のための苦肉の策としての仏印進駐であったが、 アメリカ政府はナチスドイツによる、周辺国への侵略と同様のものと認識し、 これにより、アメリカ政府内のスティムソンやモーゲンソーなど対日強硬派が発言力を強め、 ついにルーズベルト大統領によるハル・ノート承認という決定的自体を起こす。 さらに、仏印進駐により、アメリカに歩調をあわせイギリス、オランダも日本に禁輸措置をとった。 とくにイギリス植民地マレーは南部仏印の目の先であった。 南部仏印進駐は英米に与えた衝撃はあまりに大きく。 これにより日米間での戦争回避のための交渉は失敗し、 日本は残された道、戦争を選択する。
530 :
世界@名無史さん :2012/07/07(土) 19:54:22.34 0
まあそもそも1940年6月にフランスがドイツに条件付降伏しなきゃ、 仏印はビシー政権にはならないし、ナチスドイツを通じて交渉もできないから、 北部仏印にも南部仏印にも進駐できない。 そもそもフランスがドイツに敗北しなければ、1940年に日独伊三国同盟が成立することもない。 アメリカと断交して中国を完全占領しても「国家の維持に不可欠な」石油、くず鉄、旋盤などの工作機械は中国からは輸入できない。 中国で稼げる外貨なんて米ドルとは比較にならないし、赤字の解消にもならない。 そもそも米英と断交して外貨を稼いでどこで使うんだ? 逆にアメリカにとっての中国は生命線でも何でもない。事実、アメリカは中国から手を引いたが大して影響受けていない。 輸出国であるアメリカにとっての生命線は自由貿易であり、その中心であるイギリス、ヨーロッパ。
満洲はたかだか10年もへないで高成長していたはずだが 弾丸列車にしろ、実験的な社会インフラ投資も行われていたし
戦後のアメリカが影響受けるも何も、戦後世界は需要が有り余って 投資先に困るような状態じゃなかったはずだが
533 :
世界@名無史さん :2012/07/09(月) 09:22:55.15 0
昨日のNHK教育で石橋湛山の小日本主義や、その元ネタの小英国主義をやってたが、 普通に単純な統計やらなんやらを常識的な頭で考えれば、いちいち増税して徴兵増やして外征軍隊編成して、 国外に駐屯させて、植民地行政するなんて、経済的不利益にしかならないのはわかるはずなんだが、 経済ド素人の将校や畑違いの高級官吏みたいなのに限って後付で失敗を糊塗するために後付で無理な理屈をつける。 満州が開発されていたのはせいぜい満州鉄道の沿線限定、増加する一方の関東軍・北支派遣軍の駐兵費用を差っ引けば、どれほどの利益があったかはあやしい。 ノモンハンでも1個師団全滅している。 米英を敵に回したほうがトータルではかえって投資先を減らして国際経済的には不利、って昨日の石橋湛山特集でもやってたなあ。 石橋湛山は早大哲学科だし、やっぱり哲学の勉強って大事ダネ。
534 :
m9(^.^) お知らせします :2012/07/09(月) 11:49:42.94 O
『教育者は、聖職である』(野田将晴著/高木書房)の著者、野田氏がまとめた教育員の心得です。 教職員が、心底、こういう気持ちで生徒に接していたならば、大津市のいじめ事件は起こらなかったと思うのですが・・・。 どこかに“緩み”があったのではないか?“緩み”を生じさせる何かがあったのではないか? (西村慎吾先生の例ではありませんが、“小さな”教職員(公務員)が巣食っていたということはないのだろうか?・・・私は国立二小問題も少々知っているので、すぐそういう点に思いが行きます) 根本原因を突き止め、根本対策を打たない限り、同じような問題はどこかでまた発生する。原因の大半は大人にあります。 明治のはじめ、寺小屋がなくなってのち、教育現場はあっという間に荒廃したそうです。そして教育勅語が施行されてのち、あっという間に荒廃は無くなったという記録があります。 ここに大事なヒントがあると思います。 <理想像> 1.親孝行する青年たれ 2.志ある人間たれ 3.誇りある日本人たれ 4.役に立つ国民たれ 5.尊敬される国際人たれ <校訓> 「勇気のっ頃、国を愛し、郷土を愛し、人を愛する」 <教育員のための心得> 1.教育者は、聖職者である。 2.教育者は、自らを鍛錬し、生徒に対しては長所を伸ばす指導法を基本とする。 3.教育者は、自己責任を行動原理とする。 4.教育者は、学校の健全な発展に努める。 5.教育者は、教育は国家百年の大計であると心得る。 6.教育者は、生徒の教育を本位として行動する。 7.教育者は、教育を通して利他の精神に基づく文化を創造する。 8.教育者は、国を愛し、郷土を愛し、人を愛する。 9.教育者は、正しい歴史観と国家観が教育の基本と認識する。 10.教育者は、問題行動などに対しては、毅然とした態度で適切な指導を行う。
日米双方が単なる摩擦の状態から戦争へと進んだことに関して、 二人の人物が果たした役割を無視できない。 一人は第二次近衛内閣に外務大臣として入閣した松岡洋右である。 松岡はオレゴン州立大学への留学経験から、 アメリカ人に対しては強くでることで恐れさせねばならないという持論を持っていた。 松岡の論理にのっとれば、対米戦回避のためには、 アメリカに対し強硬姿勢をとり続けねばならないのであった。 仏印進駐、ドイツとの同盟と言う出来事により、 戦争の危機を懸念させるほど悪化した日米関係を打開するために、 親米派の野村吉三郎海軍大将を駐米大使とし、日米交渉をさせる動きがあり、 松岡もこれに乗り気であった。 1941年4月に野村大使とハル国務長官の対談にこぎつけ日米諒解案が提示された。 近衛首相は本案について、戦争回避の絶好の機会と賛成、大本営も「大体受託すべし」と賛成の意向を表明した。 問題は日米交渉が外交ルートを経ずに民間ベースで主導されたことだ。 日ソ中立条約を締結させた松岡は帰国後、諒解案の事後承認を求められ、反対の姿勢をとった。 松岡は日独伊三国同盟とソ連の中立をバックにした力の外交を考えていたからだ。 松岡の諒解案への態度はアメリカ側を失望させ交渉の進展は薄れた。 それでも、野村とハルの交渉は続けられたが、6月22日に独ソ戦が開始された。 ドイツ軍の進撃は松岡にドイツ強しとの印象を与えた。アメリカはドイツを脅威と認識した。 アメリカと日本は、中国問題に加え三国同盟でも対立することになり、 三国同盟にこだわる限り日米交渉の前途は絶望的だった。 近衛首相は日米交渉の障害である松岡に外相辞任を迫るが拒否される。 7月18日、近衛首相は松岡を内閣から追い出すために、第三次近衛内閣を組閣し、 松岡を外相からはずし、代わりに海軍の豊田貞次郎を外相に迎えた。 松岡の対米強硬姿勢の影響は大きく、日米開戦を決定付けたという開戦経緯の研究者の意見もある。
もう一人の人物はアメリカ国務省の極東部長(1928〜37年)、国務長官特別顧問(1937〜44年)を務めた、 スタンリー・クール・ホーンベックである。 対日穏健派であるグルー駐日大使とホーンベックの態度は正反対であったが、 大統領やハル長官をはじめとする国務省への影響力はホーンベックのほうが絶大であった。 ホーンベックは対日対策として出先大使館の情報を信頼せず、日本への知識はさほど無かった。 「絶望感から戦争を仕掛けた国が一つでもあるなら言ってみろ」という1941年11月の彼の言葉が示すとおり、 石油輸出禁止やハル・ノートに対して反発し日本が戦争を仕掛けてくることはそれが起こるまで、 まったく考えていなかった。 その一方でホーンベックは日本を包囲し弱体化させることを強く主張していたのである。 松岡は自らをアメリカ通だと思っていたし、 ホーンベックは、自らを極東問題の専門家だと思っていた。 しかし、実際にはその知識は不正確な思い込みでしかなかった。
537 :
世界@名無史さん :2012/07/09(月) 14:22:42.89 0
日米にも新渡戸稲造やグルーみたいな良識人はいたんだけどな。
>>525 君が答えないのは、何故ですか? 大体わかっている。そういう問題を君は忌避しているからである。つまり事実ではなく、心の問題を。
しかしよく考えてみたまえ、いかなる人間社会であろうとも人間としての事実は人間の心が現象させるのである。それを回避しては、
人間の歴史は語るにおあらず。君にはそうは思えないか?
大体はわかりました。みなさんありがとう。しかし残念でした。結局人は、「食物」なのだということがよくわかりました。 それに対する反証もありますが、あまりにもまれでしかありません。 であるなら、人口問題と宗教に関して人は真剣に考えるべきです。自分たちの生活のことしか知らないようでは、絶望的です。
541 :
リーマン小太郎 ◆JXLBbnYqTY :2012/08/06(月) 08:39:44.59 0
ユスティニアヌス没後すぐにマホメットが生まれるのは象徴的ですね。 その後、ローマ帝国に変わってイスラム帝国が席巻する。 わずかな間に、彼らは明らかに宗教的派遣を持って地中海圏を侵略する。 十字軍当たりまでの数百年は明らかにイスラムの時代です。
542 :
リーマン小太郎 ◆JXLBbnYqTY :2012/08/06(月) 08:46:14.35 0
欧州はゲルマン達の混沌の時代です。 十字軍までまとまった力を持てなかった。 西洋史では欧州前史のように語られるが、田舎地域の集まりです。 実質的には前近代化前の絶対主義までは重要ではなかった。
543 :
リーマン小太郎 ◆JXLBbnYqTY :2012/08/06(月) 08:51:20.78 0
ローマ帝国史のようにイスラム帝国史を語ること。 千年近いこの栄華を語る本がないんですよね。 権力史は多々あるが、文化を含めて、この長い千年の栄華と発展を書いた本がない。 イスラム圏はキリスト圏より宗教による律則が強くて、発展性がないように語られますが、 ほんとにそうなんだろうか。
544 :
リーマン小太郎 ◆JXLBbnYqTY :2012/08/06(月) 09:17:22.06 0
欧州では宗教的権威と、政治的権威の分離という特徴があります。 ローマ教皇と国王の分離。 西ローマ帝国滅亡後もカトリックはよく権威を維持したと思います。 案外、イスラムの対等が差異的にカトリックの存在を求めたのかもしれません。 十字軍以前にもイスラムとの対立の精神的な中心はローマ教皇でした。 神聖ローマ帝国もイスラム対抗ためのローマ教皇のアイデアです。
545 :
リーマン小太郎 ◆JXLBbnYqTY :2012/08/06(月) 09:31:14.80 0
そしてイスラム帝国史と関係するのですが、 なぜ欧州は台頭できたのか? たとえば交換と略奪。 宗教が違うなら略奪を正当化したイスラム。 交換の秩序を維持しようとしたキリスト教圏は、あまりに単純すぎるでしょう。 西洋の新大陸発見により爆発的な経済成長。
546 :
リーマン小太郎 ◆JXLBbnYqTY :2012/08/06(月) 09:33:59.82 0
欧州の台頭が海軍国家に支えられた海外貿易によるのは、 1つはイスラム海賊との長い戦いによる海軍力の発展にあるでしょう。
547 :
リーマン小太郎 ◆JXLBbnYqTY :2012/08/06(月) 12:58:10.17 0
地中海において、イスラムが海賊、すなわちキリスト教圏からの略奪を、正規な゛経済゛活動として承認したこと、 経済性以上にジハード(布教のための侵略)を重視したこと それに比べて、キリスト教が略奪より交換を重視したこと 一つにはイスラム圏ほど一丸でなかった。 宗教的権威と政治的権威が一体でなく、政治的権威が分散していた。 十字軍まで一体化していない。十字軍の聖戦でも分散的だった。
548 :
リーマン小太郎 ◆JXLBbnYqTY :2012/08/06(月) 18:00:30.80 0
現代で宗教といえば、神とのパーソナルな契約を結ぶことだ。 日本人に信仰がない言われるのは、日本人が神を信じないわけでも祈らないわけでもなく、 パーソナルな契約を結ばないからだ。 パーソナルな契約を結ばない信仰、すなわち自然宗教であり、集団的慣習の根ざした信仰の方が古いだろう。
549 :
リーマン小太郎 ◆JXLBbnYqTY :2012/08/06(月) 18:06:50.98 0
パーソナルな契約を結べる神とは、強い神である。 一神教、明文化、自然を超越するなど自立した強い神である。 その強さゆえに人は゛選択゛できる。 弱い神は人の慣習と強く結び付き、人は選択することなく、育った慣習の中で気がつけば信仰している。 日本人が初詣やお寺参拝なとは観衆である。
550 :
リーマン小太郎 ◆JXLBbnYqTY :2012/08/06(月) 18:11:53.78 0
キリスト教がローマ時代に普及した理由の一つがパーソナルな契約である。 さまざまな土着の宗教に対して、キリスト教はパーソナルな契約することが斬新的だった。 個人の自立という最先端の感覚だった。 土地に、階級に埋め込まれていた人々が、都市化とともに、個人に目覚めていく。 キリスト教は新たに倫理にマッチした。
551 :
リーマン小太郎 ◆JXLBbnYqTY :2012/08/06(月) 19:18:52.37 0
倫理には段階がある。 パーソナルの尊重はまず強い宗教によるところが大きい。 キリスト教以前にも、インド宗教に見られる。 インドでは土着宗教を脱して、個人的な悟りがブームとなった。 その影響を受けている可能性があるが、ギリシアではピタゴラス教団が個人的な修練を目指した。 この流れはプラトンを経てヘレニズムの゛ヒューマニズム゛へ そしてストア派などローマの禁欲主義へ キリスト教もこの流れから離れてはいないだろう。 まだユダヤ教の一部、ユダヤ・キリスト教からパウロにより自立し始めたときの支持者はまさにヘレニズムの影響を受けた人々であった。
552 :
リーマン小太郎 ◆JXLBbnYqTY :2012/08/06(月) 19:24:49.27 0
インドで信仰がパーソナルになれた理由の一つが温暖な気候ではないだろうか。 簡単にいえば働かず修行をしてもなんとか生きていける。 ギリシア・ローマにおけるパーソナルな信仰の普及は経済発展により、人々が土地に縛られなくなった。 ここにパーソナルの目覚めが起こる。
553 :
リーマン小太郎 ◆JXLBbnYqTY :2012/08/06(月) 20:02:28.04 0
面白いことにパーソナルな目覚めは、近代のような自由平等の主張としてではなく、禁欲活動としておける。 埋め込まれていた慣習から離脱し、自己コントロールによる生きる。 先鋭的にはストア派なとがあるが、自己管理的禁欲の実践を普及させたのはキリスト教であった。
554 :
世界@名無史さん :2012/08/07(火) 00:02:37.21 0
キリスト教は金融を容認してるから発展した イスラムは金で金を稼ぐのを禁止した から巨大資本で工業を活性化することが出来なかった
555 :
リーマン小太郎 ◆JXLBbnYqTY :2012/08/07(火) 12:03:31.11 0
>>554 キリスト教も金融を禁止している。
ただイスラム教程の強制力をもって働かない。
キリスト教権力と国家権力に乖離があること
キリスト教の戒律は聖書という物語の解釈で、解釈の仕方という猶予がある
556 :
リーマン小太郎 ◆JXLBbnYqTY :2012/08/07(火) 12:05:16.74 0
>>554 このキリスト教のいい加減さ、緩さが、近代化を可能にしたとも言える。
557 :
リーマン小太郎 ◆JXLBbnYqTY :2012/08/07(火) 16:23:23.51 0
山のものを海へ、海のものを山へ 交易はいつの自体もある。 そしてそこにはギャンブル性がつきまとう。 大損するかもしれないし、大儲けするかもしれない。 交易で成功したものが香辛料である。インドから欧州へ送られ莫大な富を生んだ。 これを独占してヴェネチアである。 近代の芽生えとも言われる大航海時代に成功したポルトガル、スペインがめざしたことの一つが、 ヴェネチアの地中海航路に変わる新たにインドへの航路である。 その先に航路ではなく生産地自体を植民地として抑える手段にいたる。 もとをただせば交易競争である。 それほどの富を動かす交易量のなった。
558 :
リーマン小太郎 ◆JXLBbnYqTY :2012/08/07(火) 16:30:36.81 0
このようにして動き出した交易は、重商主義、重農主義、自由市議と形をかえていくが、 富を求めるグローバルな活動としては連続である。 このときに生まれた国家というシステムはいまもかわらない。 国家はグローバルな交易のたものプレイヤーである。 ヴェネチア共和国という都市国家が衰退したのは、グローバルな国家プレイヤーとしては不十分であった。
559 :
世界@名無史さん :2012/08/07(火) 20:48:37.90 0
>>1 別に哲学オタよか歴史学オタのほうが
お題が歴史だから普通に知識は上だろ
560 :
世界@名無史さん :2012/08/09(木) 17:44:09.80 0
>>559 一概にそうは言えない 哲学は見える物聞こえる物感じる物すべてを学んだ上で
語る物だから古代では賢者といわれていた まあ現代哲学をやっている人が賢者
かどうかわからんけど
561 :
世界@名無史さん :2012/08/09(木) 20:08:05.67 0
>>560 先生
でもそれじゃー孫子兵法が破綻だろー
過去の戦術や戦略で失敗と成功はつきもの
リアル人類の歴史だろー
歴史ネタなマテリアル皆無で兵法を語るのは可能かどうかいうてやったった
562 :
第三の波~平 ◆JXLBbnYqTY :2012/08/15(水) 19:40:03.73 0
“個”の誕生―キリスト教教理をつくった人びと [単行本] 坂口 ふみ 古代から中世へ,一大転換期を舞台にした思想劇-キリスト教の基礎を据え, 正統と異端を産み落とした教義論争史にわけいる. ニカイアからカルケドン公会議まで,時代を揺るがした流血の闘争から, 個体存在をめぐる新しい観念が産声を上げた. この概念こそ,近・現代まで流れ下る西欧的思考の一つの根,豊かな水源ではなかったか. 4~6世紀のキリスト教教義論争史にわけいる。 カルケドン公会議を中心に、時代を揺るがした流血の闘争から生まれた新しいアイデア、 未知の価値とは何だったのか。 ヨーロッパの西と東を分離し、知力の限界をつくして争われたキリスト教教義論争は、 後の知の世界に何をもたらしたのか。 その苦闘の中から生まれた新しいアイデア・価値がヨーロッパ的思想の〈個〉の概念を 生むまでを追う。
563 :
世界@名無史さん :2012/08/15(水) 23:19:56.91 0
哲学者も歴史学者も、人は皆、内奥には、「泥」に塗れた 記憶や矛盾 というものを抱えて生きている。水清ければ魚棲まず。泥もない所に、 水生植物は繁茂しない。泥を受け入れることが出来るから、人は生きていくこと が出来るのだ。その泥の記憶や矛盾の纏まりを養分として、何かが育つ。 どんなにキャリアの高い人間も、皆それは持っている。そこは変わらない。 目前の人間は、どんな泥を抱えているのか。どんな記憶、どんな教育歴、 そしてどんな矛盾を抱えて生きているのか。そこを見抜ける人間であろう。 人の人生を一番邪魔するもの、阻むもの。それは人間。嫉妬や策謀といった負の感情だ。 なぜ目前の人間は、ああも攻撃的になるのか。その根っこにある汚物、泥を見れる人間でありたいものだ。
564 :
波平さんの本業↓ :2012/08/20(月) 01:26:11.33 0
565 :
世界@名無史さん :2012/08/20(月) 01:27:13.73 0
そもそも民主主義というのは哲学が生み出した物である 今の原子力も哲学者が考えた原子という発想が発展した物である 哲学というのは考え方を提示するものであって 考え方が熟成して形を成すまで とても長い年月が必要なのである 考え方の根源を考えるのが哲学で哲学の熟成が歴史である
566 :
哲板での波平さんの荒業↓ :2012/08/20(月) 01:30:00.90 0
567 :
哲板での波平さんの荒業↓ :2012/08/20(月) 01:30:45.64 0
568 :
AA荒らしがバレる波平さん↓ :2012/08/20(月) 01:31:44.74 0
> 797 :第三の波平 ◆JXLBbnYqTY :2009/07/14(火) 21:55:45 0 > .-=・=- i、-=・=- > ((i)) > .. -=ニ=- つのがらいクリかね? > 798 :考える名無しさん :2009/07/14(火) 21:57:03 0 > もしも〜し、コテ外し忘れてますよ〜(ppp
569 :
コテを外し忘れるかつての波平さん↓ :2012/08/20(月) 01:33:08.49 0
> 888 :ぴかぁ〜 ◆wMDHqGPerU :04/12/28 22:29:04 > ぴかぁ〜がかつていっていましたが、 > > 891 :考える名無しさん:04/12/29 19:11:00 > うわっ、888フィーバーでもろばれ自演。ぴかぁさん素敵w
570 :
『辟易』が読めない波平さん↓ :2012/08/20(月) 01:34:33.36 0
> 414 :第三の波平 ◆JXLBbnYqTY :2012/02/13(月) 23:30:15.34 0 > しかたがないことなんだろうが、 > なにを読んでも、近代西洋に毒されていて > ヘキヘキする。
571 :
芸能板でマークされるかつての波平さん↓ :2012/08/20(月) 01:35:52.61 0
> 【芸板自治スレッド】「ぴかぁ〜」について > > 1 :名無し募集中。。。:01/12/08 00:32 > さっきからコピペ荒らししてる「ぴかぁ〜」っていう奴 > 病院逝ったほうがよくない?
572 :
職業をカミングアウトするかつての波平さん↓ :2012/08/20(月) 01:37:58.11 0
> 45 名前:考える名無しさん :03/09/08 10:43 > いま、無職なんだ? >44 > > 47 名前:ぴかぁ〜 :03/09/08 10:44 > そう、無職。プーとも言うが。
573 :
『チェック』を『チャック』と間違える波平さん↓ :2012/08/20(月) 01:39:57.00 0
> 110 :第三の波平 ◆JXLBbnYqTY :2012/02/21(火) 19:36:07.08 0 > 最近チャックした本
574 :
『自己満足』がどうしても変換できない波平さん↓ :2012/08/20(月) 01:42:35.06 0
> 39 :リーマン小太郎 ◆JXLBbnYqTY :2012/06/02(土) 01:16:01.64 0 > 人間の行動原理は全てシコマンソク > シコマンソクとはなにか
575 :
時々日本語が喋れなくなる波平さん↓ :2012/08/20(月) 01:43:28.84 0
> 255 : 第三の波平 ◆JXLBbnYqTY : 2011/10/03(月) 19:40:14.99 0 > 武士の精神性である。強固なしゅしゅうかんこいや、義理人情もパフェー満背からは逃れられない。 > それは江戸時代にさらに形式化されたときがひどい。もはやぱへぁーマンスは慣習かして逃れられなくなる。 > 殉死、腹きりしないほうがひさんとなる。
576 :
脳梗塞が疑われた頃の波平さん↓ :2012/08/20(月) 01:44:18.62 0
> 334 :第三の波平 ◆JXLBbnYqTY :2011/12/14(水) 12:43:12.21 0 > えに金巻き上げ羅列、しゅうじょみたいにしょじをまもって
577 :
世界@名無史さん :2012/08/20(月) 03:45:25.96 0
アハハ その調子だよ ちゃんと見ていてあげるからね がんばるんだよー アハハハハ
哲学板の荒しが追って来たか
579 :
世界@名無史さん :2012/08/21(火) 19:05:12.48 0
哲学なんてどうせ旧式なくせに現代も破綻されない最古な学問 なくせに
580 :
世界@名無史さん :2012/08/21(火) 21:03:23.91 0
だから 民主主義は哲学の産物なんだよ すぐには役に立たないけど考え方の根源なんだよ哲学は! いまあるもの 常識と思っていることを徹底的に考え直してみると新しい 考え方が生まれてくる 新しい考え方の成長が歴史でもある
581 :
世界@名無史さん :2012/08/22(水) 00:17:23.74 0
哲学もそうだし自然科学もわからないと歴史はわからないよ。 本来歴史は、過去に起きたこと全部のこと。 その中から文系の人が勝手に自分に判る所だけ抜いてきたのが 今の狭義の「歴史」。 元々学問全てを表していた哲学が、現在では文系に判る思想史だけを 表すようになったのと似ている。
お前ら理系板でもウザがられてるじゃんw 生半可な知識で専門板に首突っ込まずに巣にこもってろよ
583 :
世界@名無史さん :2012/08/22(水) 10:32:00.29 0
>哲学もそうだし自然科学もわからないと歴史はわからないよ。 哲学が分らないと自然科学は分からないし、哲学が分からないと歴史も分からない。 自然科学が分からないと哲学も分からないし、自然科学が分からないと歴史も分からない。 歴史が分からないと哲学も分からないし、歴史が分からないと自然科学も分からない。 結局、どこに焦点を集約させるかが異なる、相関の関係にあるってだけ。 それぞれが、互いに版図を侵さず、自分の領分を越えるからには、人に物を頼んだり 借りたりする時は、それなりの態度を示してねってこと。それぞれが、自分の専攻を弁えて、 自分の仕事に専念しながらも、力を貸し、借り合って、関係し合い、人間社会、共同体、 総合的研究対象「ミクロコスモス」は成立している。これを言語学では「相補分布」と呼ぶ。
584 :
世界@名無史さん :2012/08/22(水) 10:34:03.73 0
世界は、分けることによって、成り立ってるってことなんだろう、きっと。便宜的に。
585 :
世界@名無史さん :2012/08/22(水) 10:50:44.61 0
それに、哲学が比べるものは、歴史学や心理学であって(考古学と地理学はちょっち小さい)、 自然科学じゃない。昔はともあれ、少なくとも現代では、哲学はあくまで 人文科学の中の、文学(人文)で主に用いられる、総合的な研究対象の一手法、 専攻であって、端から自然科学はスケールが一、二段ほど違う。 自然科学が比べるものは、人文科学に社会科学だろう。 哲学は、文学部という枠組み内では、主役(専攻)にすることが出来るが、 その学部の外に一歩出れば、あくまで総合的な研究対象の一手法に成り下がる。 経済・経営学部も、法学部も、商学部も、教育学部も、神学部も、 理学部も、工学部も、薬学部も、医学部も、哲学の手に負える領域など、一つもないよ。
586 :
世界@名無史さん :2012/08/22(水) 10:53:14.73 0
経済・経営学部 ⇒ 政治・経済・経営 学部 木を見て森を見ず ⇔ そもそも木すら見えない人間に森だと認識することは出来ない
587 :
世界@名無史さん :2012/08/22(水) 10:55:20.71 0
人間なんて、みんなキャパシティー限られてんだから。 (連投大変スマンかった。)
588 :
世界@名無史さん :2012/08/22(水) 23:27:06.73 0
経済・経営学部 ⇒ 政治・経済・経営 学部 ↑これはイミフだが ↓こっちはわかる 森を認識して木を知るもあり
589 :
世界@名無史さん :2012/08/22(水) 23:47:18.85 0
哲学を根本的に理解してないなw 今見えている物聞こえる物感じる物すべてに関心をもち疑問を持つことが哲学なんだよ 学問の格とか関係ない たとえば 水は氷でも沸かして水蒸気になっても水! なんで? 他の物質はどうなの? と考えること事態が哲学! そこから科学が生まれた 上とか下とか無い 結論も無い 意味が無いかといえばそうでもない 民主主義とか哲学から生まれた 王になる者は神に選ばれているとしか思えないような強運を どの国の創始者も持っている しかし実際の王は所詮人間としか思えないことしか出来ない そこで考えられたのが選挙で皆が納得できる人物に指導者になってもらうという考え方がでた 王権神授説は自然な考え方だがそこに切り込むのが哲学! 金にならないし時には危険な場合もあるが意味はあるし必要不可欠なものだ
590 :
世界@名無史さん :2012/08/23(木) 13:01:11.16 0
>>589 続き
西洋と東洋の違いや宗教戦争を理解しようと思うとどうしても哲学を避けて通れなくなってくる
話は民主主義に戻るが
古代国家は基本的に国内で自給自足でき社会自体がシンプルで王制のほうが民主主義より力を発
揮できた。しかし技術と経済が発展してきて国同士の係わり合いが複雑になって王同士の人間関
係だけで同盟国や敵国を決めてしまうことができなくなりさらに新しい考え方や技術にたいして
王が関心を持たなかった場合他国より致命的に遅れてしまうようになり王の存在意義が徐々に弱
まり民衆が王を動かすようになって最終的には民主主義が復活した
つまり民主主義は時代の要求によって復活したのであって今王制に近い国家体制の国は世界をリ
ードするのは難しいといえる
O
592 :
世界@名無史さん :2012/08/24(金) 14:02:07.69 0
>>590 必死チェカーご苦労さま
手間が省けるからもっと貼っていってくれたまへ
593 :
世界@名無史さん :2012/08/24(金) 16:35:20.26 0
ルサマンチン (C)波平
594 :
世界@名無史さん :2012/08/25(土) 20:22:51.26 0
物理学の大家ファインマンは、「哲学科はくだらない。理系の素養がある人なら 絶対言わないような馬鹿げたことを議論している」と嫌っていた。 そして息子が哲学科に入ったときに本当に落胆していた。 時間とは何か、意識とは何か、人間とは何か、宇宙とは何か。 こうした根源的話題については、文系の哲学だけでは手に負えないのは当然でしょう。 現在の「哲学科」が文系にわかる狭い領域内で議論しているから成り立っているだけで。 尤も現在の「哲学科」は過去の哲学者の著作を再解釈して論文書いているばっかりだから、 哲学をちゃんとやっているとは言えないのだろうけど。 たしかに本質的な哲学議論のためには、過去の巨人の論考を熟考するのが哲学的思考訓練に なるのは否めないんだけどね。
まあ、俺みたいな、コミュニケーション不全の家に育って、科学だけでは得られない、 人生の意味、神の意志と自分の意志のマッチングによる 心の平穏を欲しているなら、 教育学部が一番コンパクトで無難だろうけど、純粋に世界の真理というか、 バラエティを見たいのなら、理学部が一番手っ取り早いからな。ミモロジズム的視点が 見についていなかった 子ども時代は、"理学って何ぞや?"って思ってたけど、 要するにあれって、世の理を研究してるんでしょ。 分けられるから、分かる。分かったつもりになれる。だから、心の平穏は保たれる。 自然は、生贄を捧げなければ、心の平穏を保てないような、夜の森のような、 あまり深入りしたくない、カオスな恐ろしい存在ではなく、そういう部分事象が排された、 不思議に満ち満ちた、神秘的な存在へと変わる。深層心理学の手法とここは一緒だね。 まあ、「人間は心なんだ」とか言い出して、何かに取り憑かれたように、 心理学の諸分野を片っ端から概説書読みだして、たくさん文字を読んだってだけで、 心が心が心がって言い出すようになったら、それはそれで、人間終わりだけど。 本当に世界が知りたいなら、理学部の中で哲学やった方が、よっぽど色んな考え方に 触れることが出来たし、殻を外からぶち破ってくれるような、新しい景色や、 止揚も、たくさん見ることが出来ただろうな。まあ、俺はBookOffで「自然地理学」(地球科学) のA4版の入門書を見た時、おもんなさすぎ、やってられるかって感じて、買わなかったけど。 理学は基本 唯物主義で、文字はそれを抽象化したものでしかないって視座だから、 文字読んでても、あんまり実感が湧かない。ああいうのは映像資料で見せて貰わないと、理解できない。 生物学の資料も、歴史学(考古学)の資料も、映像で見たら 物凄く神秘的で面白いんだけど、 文字で読んだら、途端に意味プーになって、全然面白くなくなる。カタカナの名前だけ見せられても、 表情も服装も、てか文化そのものがまるで分かんないんだから。背景描写、心理描写が全然無いし。 文字読んでて面白いのは、哲学・社会学・教育学。文学は学問にするようなものでもないし。
かなり低レベルな俗な話になるけど、そもそも研究者として生きていく気の無い者、 というより、研究者になれる学力の無い者(たとえば塾講師で生きていくこと を心に誓った者など)は、映像資料がたくさん出されている分野を研究分野に 選んでおかないと、いくら学位を持っていたって、社会人になってから、生涯学習(プライベート) でやってられなくなる。仕事は、なるべく教職にしておいた方が良いのは間違い無いけど、 教職にしたって、仕事でヘトヘトに疲れて帰って来た平日、果たして本を読む気力が残っているだろうか。 ゲオでレンタルした、100円DVDの数枚セットがあれば、どれだけ助かるだろうか。 だって、ミルクココア飲んで、布団で寝転んで、お菓子を貪りながら、それを繰り返し見るだけなんだから。 歴史学だと、日本史にしても中国史にしても朝鮮史にしても、物凄い数の作品が DVDのレンタルショップで、壁一面にズラ〜って陳列されてあるし、漫画だってたくさん売られている。 BookOffで1冊につき105円で全巻セットを購入することも可能だ。ちょっと裕福な収入が確保できれば、 ケーブル(?)を繋いで、ヒストリーチャンネルのような、専門チャンネルを観賞することも出来る。 今時、かなり高度な録画技術が用意されてあるし。これを生涯学習に利用しない手は無い。 動物学が補助学になるような分野を選んでおけば、動物園や水族館だって助けになる。 でも、哲学は、そういった、手軽な 映像資料・漫画資料などが、まるで無い。 これじゃ、モチベーションもすぐに人間社会に潰される。どうせ長続きしない。 「大切なのは人間関係なんだ」って言うようになって、組織で仲良しこよしの生活送って、 ドラマ見て、ちゃんちゃん、って感じの、世間中心主義の展開に向かっていくだけ。 宇宙の中に位置づけられた、海から陸に上がって来た、常に自分の見てこなかった 世界も視野に入れ続ける、無限を意識して生き続ける、星の子として生きることは、許されなくなる。
597 :
世界@名無史さん :2012/08/26(日) 00:52:10.30 0
院を出て俗世間で就職して初めてわかった。 哲学のことを考えながら生きていたら、会社じゃ使い物にならない。 雰囲気がずれている人(言動、表情、行動)は、すぐにわかって、 へたすりゃいじめの対象になる。
それ、体育会系のところだろ
599 :
世界@名無史さん :2012/08/26(日) 17:35:37.61 0
人間の自由とはたえず選択を行いつつ自己を新たに拘束していくことでもある。
600 :
世界@名無史さん :2012/08/27(月) 00:31:33.27 0
なんか哲学を難しく考えすぎてるなw もっと気楽に哲学ライフを楽しんでみてはどうだろう 何気なく疑問に思ったことを資料を集めて調べていくと疑問が疑問を呼び哲学にたどり着く 例えば神様はほんとにいるの?という疑問を考えていくと「我思う故に我在り」といったデ カルトにたどり着くかもしれないしプラトンの形而上学にたどりつくかもしれない 哲学者を目指すわけではないだろうから結構楽しめると思うぞ
デカルトの「我思う故に我在り」は、確かヒュームに瓦解させられたんだけど、 どんな風にやられたんだっけ? 思想史なんてもうとっくに忘れたけど、 今のところ、「神様はいるだろうけど、我々にはそれを認識することは出来ない。」 という帰結でとりあえず落ち着いているのかな。 人間は、ものを認識する時、やっぱり必然的に分解するらしい。視覚から得られた映像は、 網膜を経て脳内で分解・再構成されることで 表象されているらしいけど、 その際に、大脳皮質かどっかに、分解する基準のような、幾何学的なスキーマの 類型のピースが100個ぐらい、予め脳に備わっているらしい。脳が勝手に計算して、 2次元情報を3次元情報に変換したり。あるいは、映像レベルでも観念レベルでも、 焦点を集約させることでこそ、ものが見える、という点でも、両者は共通しているようだ。 社会を視る、世界を視る、現実を視る、真実を視る。そのためには何をすべきか。 自分は、どのように世界を視ていて、他にどのような視方があるのか。 各分野の手法、専門家に比べて、自分に欠けている視点は如何なるものか。 ただ ただ、本当のことが知りたい。世の中の全体構造を知って、その人類の現在までの 研究の成果を辿ってみたい。でも、そのためには、どうしても世間と衝突してしまう。 本当は知らないのに 知ったかぶりする輩。差別に訴えることで、自分の見た景色を 他人の見た景色と差別化したり、時には邪な偽証やハッタリを付き通そうとしたり。 貶しつけて、存在そのものを否定して、他人が見た景色を無かったことにしようとしたり。 集団で徒党を組んで、世間ぐるみで他人の進化を阻もうとする輩たちすらいたり。 ただただ、頭が良くなりたい。学位がたくさん欲しい。世界の繋がり、自分と世界が繋がり、 世界と神(意志)の繋がりが知りたい。それだけなのに。生きるって、辛いね。
602 :
基地外カルト粉砕 :2012/08/27(月) 09:26:48.39 O
戦前も戦後も共産党とそのシンパどもは、 <日本国の解体、或いは、日本国悪しかれ> と願って日本弱体化、日本社会破壊工作をやってきました。 ソ連が崩壊すると、彼らは平和・平等・人権などの似非看板を掲げていますが、狙いは変りません。 つまり、外交・防衛、教育の破壊であり、日本の歴史・文化・道徳の否定であり、天皇制打倒、靖国参拝反対です。 ところで、産経紙によれば ・石原都知事が河野談話に就いて、「訳が分からず認めた河野洋平っていうバカが、日韓関係をダメにした」一方、 ・橋下大阪市長も河野談話を、「証拠に基づかない内容で最悪だ。日韓関係をこじらせる最大の元凶だ」と批判。 などとあります。漸くこうしたまともな発言が報じられるようになったのは、李明博大統領の想定外の“大功績”と言えるかも知れませんね。 それから『WILL』誌に、藤岡先生の論文が掲載されています。
603 :
第三の波平 ◆JXLBbnYqTY :2012/08/27(月) 12:01:37.75 0
カトリック(正統派)とはなにか。 三位一体説を基本にするとか言われても日本人にはわからないが。 そこには政治がある。 キリスト教がローマ帝国の国教になるにあたり、 すなわちローマ帝国の一体を維持するために、求められたのは一貫して、知的な論理である。
604 :
第三の波平 ◆JXLBbnYqTY :2012/08/27(月) 12:05:29.89 0
ギリシア思想からの、論理主義の文化が続く中で、 論理的な一貫性が求められ、何らかに統一し、正当化されなければならない。 まさにこの過程でいまに続くキリスト教はうまれた。 というか、いまに続く西洋「リベラルな」思想の広い普及が始まる。
605 :
第三の波平 ◆JXLBbnYqTY :2012/08/27(月) 12:07:20.84 0
論理主義に潜むリベラリズム 論理の前では誰もが平等である
606 :
第三の波平 ◆JXLBbnYqTY :2012/08/27(月) 14:17:43.65 0
領土問題で重要なことはここ数年、中韓と日本の関係が密接になっていることだ。 特に経済、文化の面で 少し前まで中韓は後進国で、日本にとって外国とは欧米であった。 中韓では戦後、嫌日を維持し続けたが、日本人は関心をもたなかった。 ここに来て関係が密接になり、日本人は気付き驚いている。 いわば時限爆弾のようなものだ。
607 :
第三の波平 ◆JXLBbnYqTY :2012/08/27(月) 14:22:02.42 0
やっと日本人は中韓の気持ちに気付いた。 経済的文化的交流はさらに密接になっていくだろう。 領土にしろ政治的関係を気付いていくのはまだまだこれからだ。
608 :
第三の波平 ◆JXLBbnYqTY :2012/08/27(月) 14:27:21.43 0
おもしろいのは、ネットウヨと言われるように、 本来国境を一番簡単に乗り越えるネット上でナショナリズムが高まっていることだ。 しかしこれはなにもおかしくない。 いままで物理的に距離があったものが、いきなり鼻を突き合わせるほどに近づいたときに現れる反動のようなものだ。 反動の何倍もの大きさで交流は密接になりつづけている。 ニュース番組は政治を一番に重視するために、反動面を取り上げやすいのだろう。
哲学とは、言わば、監督。監視係。そう考えたら、少しだけ気が楽にならないかな。 何かを誇る、何かを信じるということは、嘘をつくこと、何かしらのイデオロギーを 妄信して他を見ないこと と隣り合わせにある。「宗教」と「科学」は、 見た目上は分けられているが、突き詰めれば、人間のやることなど、 宗教だろうが科学だろうが結局は同じ。 何か1つのイデオロギーを妄信し、その反証の存在を認めないこと、 世界の多様性を認めないこと、それ自体がもはや「宗教」である。 分析だろうが評価だろうが、もうどうでも良くなってる。哲学は、本来的に、 専攻にするようなものではなくて、監視役として、視点が凝り固まった時に、 その視野狭窄を外すための 読み物として、部屋に据えておくと良いのかもしれない。 そっちの方が、よりカジュアルで、哲学に向いてる。哲学は、あくまで万人のための 学問、ということで。要するに、嘘つくなよってことなんだよな、哲学の言いたいことは。 哲学なんて、もう何年もやってねえよ… 教材の選び方も、まるで解っちゃいなかったし。
なぜ自分は生まれたのか。この世界は一体何なのか。自分の生とこの世界、 その繋がりに、如何なる意味があるのか。そして、神は実在するのか。 いるとすれば、自分の五感では認識できない、あるいは赴くことの叶わない、 遠く離れた次元や裏世界では、如何なる景色が繰り広げられているのか。 何故姿を現さず、ずっと眺めているだけなのか。そこにどんな意図があるのか。 神がいるとすれば、神はどのようにして誕生したのか。そもそも自分が時間という 固定概念に縛られているだけで、1ym(衆生の時間感覚)から見た太陽のように、 永久の昔から端から存在していたのだろうか。もし誕生があったとすれば、もっとそのさらに原点、 背景には、どんな世界の記憶があったというのか。 現代は、宗教よりも科学が圧倒的な説得力を持っていて、人間の祖先は猿だということになっている。 しかし、人間は、それに縛られ過ぎている。もし神話の存在が王権神授説のためだと 決めつけられてしまうのなら、何故「王族が神の末裔なんてウ〜ソで〜した〜」と暴露する ような類の史料が、まるで出て来ないのか。神話は、本当に全てが作り話なのだろうか。 ある一定の時期から、人間は何かしらをきっかけとして、神との交流を断絶されたまでであって、 そして我々は、端からそれが当たり前の環境で育ったから、それが信じられないだけで、 その昔は、人間は神との交流が、もしかしたら在ったのではないか。
論文に含まれる実証性という約束事、あれがそもそも、人間のハビトゥスの羽ばたきを 抑圧してしまう。想像力を殺す。自分の存在の矮小さを自覚せず、その自分の観たものだけを信じる。 だから、自分が観ている第一次世界や人間社会だけを 世界の全て、存在しても自分には(自分らの業界には) 関係ないと決めてかかって、歴史の世界も、海や森などの自然界も、別の銀河の星も、 人間はまるで観ようとしなくなっていく。いつの間にか、経済やら経営やら法やら、 そんな方向の本ばっかり読むようになっていく。俺は偉いんだ 俺は偉いんだ 俺は偉いんだ、 俺は人生勝ってるんだ 俺は人生勝ってるんだ 俺は人生勝ってるんだ。そんな妄想ばっかりが先走って。 主旨、初志を、完全に忘れ去ってしまっている。 自分の観たものだけを現実と見なすのではなく、自分の観ていない、観てこなかった世界も、 現実の1側面として認めよう。科学に対する、空想世界、魔法世界、想像世界。脳内世界。 これも、神から与えられた、この世に存在する、森羅万象の機能の1つなのだから。 問を組み立てる能力、問題提起力さえあれば、現実という名の集団詐欺世界、 集団妄想世界に気が付くことが出き、その中にいた自分に気が付いて、そこから羽ばたくことが出来る。 すべては可能性から始まった。神話、文学から始まった。あの時の人間の視点を、取り返したい。 何でもかんでも、人間の理解可能な形に、捨象して 押し込めてしまうと、世界すべてが見えなくなってしまう。 存在の意味。存在の喜び。これがどんどん忘れ去られてゆく。 theology的視点、存在論的視点は、どんどん使いようの無いものとして、忘却・淘汰されてゆく。 本当に人生で磨き上げていかなければならないのは、こういった問題提起力・発問力なのに。
分けるということ。そして纏めるということ。纏めることで、 それらは 一時的に脳を過っただけで、すぐに忘れ去れらてゆくような 脆弱な感覚としてではなく、確固たる法則、体系的知見として、自分の中に内在化され、 意識化され、習慣化され、ものになってゆく。存在の意味に触れたい。 存在の喜びを知りたい。そのためには、神の意図、答えの無い問題に触れ、 常にそれらを意識する必要がある。そのためには、如何なる手法が必要で、 如何なる視点、法則、体系的知見が、自分(theologyに関して門外漢な者)には圧倒的に欠如しているのか。 そこに気が付かない限り、いつまで経っても、本当の進化も、エクスタシーも、訪れない。 躁的防衛ばっかりが強くなっていくだけだ。
神学部の出身でもない者、神学の手法もまるで知らない無知な者が、 鰯の頭でも信仰しとけ だの、神は死んだだのと、せせら笑って悦に浸る 現代日本。 いつからこの国は、こんな軽薄極まりない国になったのでしょう。 なぜ自分は、そんなこと(神学部や理学部の価値)にも気が付けない、 愚かな人間社会の一員だったのでしょう。素直に神学に進んだ奴、理系でいうと理学部に進んでいって、 そこで学位取った奴が羨ますぃ。自分よりも、ずっと遠大な、スケールのデカい世界を観ている。
分けるということ。そして纏めるということ。 → 分けるということ。そして纏めるということ。意識化すること。反復すること。 習慣化され、ものになってゆく。→ 習慣化され、ものになってゆく。記憶の回路が作られてゆく。
子どもたちは、みな教育を親に縛られ、そして世間に縛られている。 その中で、ブランドの名作文学を読ませたり、英会話やピアノなどの習い事に通わせたりと、 大変軽薄な、見栄の張り合いの競争が始まる。しかし、研究テーマを「自分」「自己教育」 「自分研究」に絞らない限り、その身に付けた能力は、自分と神、世界との関係の構築、 存在の意味の実感、存在の喜び、エクスタシーを、感じたい時にすぐに 日常行為によって 感じられるようにするような、行為・手法の法則化・体系化ではなく、世界の中での自我の構築 でもなく、パワーゲームに覆われた、世間に見栄を張ること、意地を張ること、 あるいは他人(人類)のためにどうのこうのという方向に行ってしまう。 大学卒業前までの勉強など、いちいち散在としていて、学問にまるで値しない。 その最高に低レベルな囲いの中で、人は、育ちの良し悪しを争ってきた。 脳や人体構造について、あるいは行動について、あるいは宇宙や地球や人間の進化の歴史について、 あるいは神との繋がりについて、その 薄い、しかし堅い、自分の存在に関する概説書を 片っ端から読ませたり、理系・文系のDVDシリーズを何十セットも安値で購入して、 それを繰り返し繰り返し見せたり。あるいは、世界中の神話を、児童文庫のような、 少しでも簡単に噛み砕かれたものでいいから、それを片っ端から読ませたり。 学校の教科書は、すべてこれの補助学として機能している。 人間は奥が深い。整理すればするほど、そこから零れ落ちる例外が出てきて、 それがまた体系化・手法化され、それらが密接に絡み合い、多次元的に自分を捉えられるようになってゆく。 最初は ただの思い出の回顧、発達心理学(笑)、ライフステージの整理をしていただけのに、 そこからいつの間にか、ライフヒルトリーからオーラルヒストリーへと、 神学やら脳科学やら人体構造 DNAやら、とんでもない方向に向かってたり。 空想小説、神話小説のような、神秘的な、魔法のような世界、人知を超えた世界、隠れた究極の主語の潜む世界が、 自分の存在、その意味と重なった時、人間精神は、周囲を圧倒する程の、大きな進化を遂げる。
616 :
第三の波~平 ◆JXLBbnYqTY :2012/08/30(木) 03:02:11.53 0
日本人の若者に処女信仰が強いことはよく知られているが、 童貞信仰も強い。 童貞を捨てるということに強い特別性をもつ。 風俗や好きでもない子を捨てるのは負けである。 愛した人と美しい恋愛のもとで捨てる。 このような童貞信仰と処女信仰は純愛主義として対応している。 このような純愛主義は明治以降にプロテスタントの影響のもと 日本に輸入されたといわれているが、 最近の純愛主義は、戦後消費社会と深く結びつている。 恋愛がエンターテイメントとして美しく描かれることで それが現実の理想像として登場する。 萌えを基本とするオタク文化も、純愛商業主義の中で 登場したといえるだろう。 あまりにハードルが高くなりすぎた純愛主義に対して、 新たに用意された商品が萌である。
617 :
第三の波~平 ◆JXLBbnYqTY :2012/08/30(木) 03:13:11.38 0
オタク文化は恋愛弱者を救済すると言われるが、 そう単純ではないだろう。 もはや恋愛強者、リア充が理想偶像化されている。 恋愛弱者は恋愛からオチこぼれるというよりも、 恋愛そのものがあまりに偶像化されすぎて、 その補完として萌えはもう一つの偶像といえる。 オタク文化は、高くなりすぎた理想的な恋愛が成就される場所。 実際のプロテスタントの国々は日本ような恋愛の偶像化は 進んでいない。 なぜ日本だけで、恋愛はこれほど理想化されたのか。 なぜ江戸時代まであけっぴろげだった恋愛はこれほど 閉鎖的になったのか。日本の近代化の特殊な事情がある。 日本の近代化は規律が重視されるが、 一つはプロテスタント、もう一つは武士道および儒教である。 性は強く抑圧される対象になっていく。
618 :
第三の波~平 ◆JXLBbnYqTY :2012/08/30(木) 03:16:29.14 0
それが戦後においても残り、 性の希少性は高く、商業化によってもさらに理想化されて 高い価値をもつ。 いまだに男女交際に儒教的な禁欲主義が残っている。
619 :
第三の波平 ◆JXLBbnYqTY :2012/08/30(木) 10:37:38.86 0
簡単にいえば日本人社会がもつ閉塞性から、日本人は新しいものを望む。 ロリコン指向の一部にもその傾向がある。 閉塞からの回避通路。
620 :
第三の波平 ◆JXLBbnYqTY :2012/08/30(木) 14:07:24.28 0
■なぜ日本人は幼児性に萌えるのか
621 :
第三の波平 ◆JXLBbnYqTY :2012/08/30(木) 14:12:53.84 0
日本人の新ものを好きは消費においても顕著である。 音楽や映画などセールスの成功を決めるのは一週目である。 一週目でいかにセールスをのばせるか。 日本人のあたらし物好きと情報伝搬の早さ、価値の画一性がある。 擬似単一民族としての高い同期性 次々に新しいものを追い掛けなければみんな同じで閉塞してしまう。
622 :
第三の波平 ◆JXLBbnYqTY :2012/08/30(木) 14:14:07.96 0
このような日本人の特性が技術立国を生み出し、またガラパゴス化を生み出した。
623 :
第三の波平 ◆JXLBbnYqTY :2012/08/30(木) 19:10:35.20 0
ギリシア思想において、人間の正しいあり方として禁欲的な姿勢が探求される。 この傾向はローマ時代には禁欲主義、ストア派を経てキリスト教として大衆に広まっていく。 これは、孔子、釈迦、キリストなどをまたぎ、世界的に枢軸の時代などと言われ、人類の精神の成熟期とも考えられる。
624 :
世界@名無史さん :2012/08/31(金) 01:12:06.53 0
現在、支配的な支持を持っている価値観、その人間は文化は、何に支えられているのだろう。 それは、周縁のエスニック・マイノリティーに着目し、その視座から 世界を眺めることでこそ、 見えてくるものだ。流行でない物に着目することで、今現在流行しているものは、 一つの歴史的( 社会史的・(生活)文化史的 )可能性でしか無かったと知る。 そして、人間が差別に走る時、その理由は、大変、妄想だけが先走った、 大変くだらない理由であることが殆どであることを知る。 現実という名の、差別関係(法的根拠はもたない)、力関係、集団力学に支えられた、そのパワーバランスの偏り。 カルチュラルスタディーズは、そこに着目する。支配的な条件に、偶々であるなり必然であるなり、 その時代的な流行に乗っかって、我こそが現実なりとゲラゲラ笑うことを望む人間、 あるいは何かしらの恨みを周囲に晴らすことを望む、風流の心を失った人間、心の根っこに コンプレックスを潜ませ、そこに立脚した躁的防衛(俺も半分乗っ取られかけているから、抑制するのに必死) を為す、自己愛性人格障害者は、そもそも、哲学や社会学には向かないだろう。 哲学・社会学の基本は、常識を疑うこと、疑問に思うことだ。周縁(エスニック・マイノリティ) からの視座を現実の一側面、角度、99%と認めない人間、差別されてろ、 一方的にやられて し返して来るな、現実見てないだろクズ、しか言えない、 言いたがらない、考えられない人間には、経済学や経営学がピッタリである。法学ですら怪しい。
625 :
世界@名無史さん :2012/08/31(金) 01:22:19.01 0
哲学者、社会学者の、あの大学の二人は、もう既に このことを知っていた。 だからこそ、歴史学者たちは、「 歴史学では「もしも〜」は禁句だ 」と常々口にしていたのだろう。 しかし、歴史を描く時、というより、描かれたもの、自分にピッタリな翻訳文を チョイスして読んでいく上では、流れそのものより、観点、キーワード、テーマの方が遥かに大切になってくる。 まず、社会の広さ、思想や価値観、文化を学ばなければ、歴史のテーマそのもが思い描けない。 誰も 学校の教科書の歴史がやりたい なんて言ってない。まず、社会学、現代社会に重心(専攻)をおろし、 具体的なキーワードの文化的多様性や、イズム、イデオロギーの多様性を学び、 そこからアンカーをおろすように、軽く 薄く、そして幅広く 歴史を描いていく。 自分的には、歴史は、これぐらいが丁度いいと思っている。
626 :
世界@名無史さん :2012/08/31(金) 01:26:14.92 0
現実見てないだろクズ → 俺(世界の中心)という現実を見ろクズ
627 :
第三の波~平 ◆JXLBbnYqTY :2012/09/14(金) 09:23:34.21 0
原理(一の原理と多様な個の関係)への執着 ・ギリシア時代に生まれた、原理(一の原理と多様な個の関係)への執着は ギリシア思想、ローマ、キリスト教教義へと連続性がある。 ・キリスト教が「ギリシアの原理への執着」を求めた一つの理由は、 国教なり国を統一する原理ため。正当性への闘争。東西分裂の根底にもあった。 ・ギリシア思想の原理が自然を対象としたのに対して、キリスト教では愛を対象とした。 ギリシア思想は自然主義であり、自然の原理が求められた。 プラトンが徳や理想政治を検討したとしても自然主義としてであった。 キリスト教の愛では多様な個とは個人である。 個人とはそれぞれが別々の存在、かけがえのない個人という倫理へつながる。 ・原理(一の原理と多様な個の関係)への執着はキリスト教を経て近代化という 西洋の台頭へつながる。自然科学として、また倫理においてもヒューマニズムとして
628 :
第三の波平 ◆JXLBbnYqTY :2012/09/14(金) 09:24:09.23 0
テスト
629 :
第三の波平 ◆JXLBbnYqTY :2012/09/14(金) 14:37:45.28 0
西洋人とは何ものか?
630 :
第三の波平 ◆JXLBbnYqTY :2012/09/14(金) 15:26:55.73 0
西洋人がキリスト教理から受け継ぐ個の思想 各人にそれぞれある個の存在 それを尊重するヒューマニズム キリシア哲学の存在論で理論化され、キリスト教の隣人愛とつながりヒューマニズムへ発展する 西洋人は個としての存在を問われる。
631 :
第三の波平 ◆JXLBbnYqTY :2012/09/14(金) 18:18:03.99 0
日本人にはこのような個の思想はない。
632 :
世界@名無史さん :2012/09/14(金) 23:51:09.35 0
>>波平 純一の申請によって哲学板のAAレスが大量削除された件について一言
633 :
第三の波~平 ◆JXLBbnYqTY :2012/09/15(土) 14:23:03.04 0
超神本TOP10 “個”の誕生―キリスト教教理をつくった人びと 坂口 ふみ 世界宗教史〈3〉ゴータマ・ブッダからキリスト教の興隆まで(上) (ちくま学芸文庫) ミルチア エリアーデ 逝きし世の面影 (平凡社ライブラリー) 渡辺 京二 日本倫理思想史(二) (岩波文庫) 和辻 哲郎 貨幣と精神―生成する構造の謎 中野 昌宏 交換のはたらき (物質文明・経済・資本主義15‐18世紀) フェルナン ブローデル ウィトゲンシュタインはこう考えた-哲学的思考の全軌跡1912~1951 (講談社現代新書) 鬼界 彰夫 知恵の樹―生きている世界はどのようにして生まれるのか (ちくま学芸文庫) ウンベルト マトゥラーナ 監獄の誕生―監視と処罰 ミシェル・フーコー 偶然を飼いならす―統計学と第二次科学革命 イアン・ハッキング
634 :
第三の波~平 ◆JXLBbnYqTY :2012/09/15(土) 16:42:07.73 0
韓流ドラマの背景 父系一族の強さ・・・儒教的 子供の頃の約束、義理・・・儒教的 財閥と貧しい人 韓国にはまだこのような社会的な構造が残っている。 このために、障害を乗り越える=物語が成立する。 しかし日本ではこれらは解体され、 その他障害もない。 一族の拘束なし 約束、義理の拘束ない 貧富はあっても拘束とならない 構造が解体された=ポストモダンな社会では、 物語のための障害がない。 障害なければ、物語が成立しない。
635 :
第三の波~平 ◆JXLBbnYqTY :2012/09/15(土) 16:44:38.03 0
日本で人気があるジャンルが医者ものだ。 逆いえば、生死という障害しかない。 このような障害のなさはドラマだけではなく、 実生活でも問題を起こす。 障害のなさ=自由は、孤独を生み出す。 孤独から抜け出すには、生死に近接するしかない。
636 :
第三の波~平 ◆JXLBbnYqTY :2012/09/17(月) 15:35:11.14 0
キリスト教的ヒューマニズム 神との一対一の契約 究極のミクロコンテクスト 誰とも変われない個人 個人の理性、神への忠誠が問われる 近代のヒューマニズム 貨幣交換の最大化 究極のマクロコンテクスト 国力を最大化するための個人が重視される 個々人の倫理よりも最大化
637 :
第三の波~平 ◆JXLBbnYqTY :2012/09/17(月) 15:53:33.67 0
自然信仰 自然からの恵み、災害との共生のために 自然を信仰する 土地に目指し、生活に根ざす。 慣習そのものに根ざし、 強い信仰=1神教、明文化を必要としない。 ユダヤ教 砂漠、放浪という反自然 根ざす土地がないために、強い信仰を必要とする 明文化された強い神=1神教との契約を守る 厳しい戒律 キリスト教 ユダヤ教の一派として発生する ユダヤ教の強い信仰を引き継ぐ。 ただイエスの隣人愛はユダヤ人に限定されず開放される。 イエスの死によって、贖罪を重視する。 人は生まれながらに罪人である。 イエスはその罪を一人引き受けた。 救われるためには神と個人との一対一の契約を結ぶ。 存在論的な個。個の誕生。=キリスト教的ヒューマニズム
638 :
第三の波~平 ◆JXLBbnYqTY :2012/09/17(月) 16:03:55.18 0
日本人は、仏教、儒教などの先端の思想、 および最新の技術を受け入れつつ、 発展してきたが、島国という閉鎖空間で 古来からの自然信仰を温めてきた。 精神的には田舎者のままという得意な存在。 西洋の贖罪という陰の文化に対して、 日本人ののんきな自然信仰という陽の文化 西洋はユダヤ教にたどれる反自然、 個としての自立を求める思想 反自然は自然を征服、客観的に分析する自然科学へつながる 個の思想は自立した理性主義へ 日本は自然に根ざした古来からの田舎ものの 陽気でのんきな思想だが、 明治以降、西洋化を求められる。
639 :
第三の波~平 ◆JXLBbnYqTY :2012/09/17(月) 16:12:19.82 0
反自然は自然を征服、客観的に分析する自然科学へつながる 個の思想は自立した理性主義へ しかし自然科学が生み出した力の増幅は グローバルな経済活動を生み出し、 巨大な流れを生み出す。 啓蒙主義(理性主義)は早々に挫折し、 新たな個の思想が生み出される。 全体の中の一つ、統計的な単位 それぞれの個の自由な活動が 最大の結果を生み出す。 倫理は存在論的な個=マクロコンテクストから、 全体の富を最大にするための個=マクロコンテクスト 経済性によって、個は重視され、倫理は決定する
640 :
第三の波~平 ◆JXLBbnYqTY :2012/09/17(月) 16:20:26.92 0
日本の近代化(西洋化)では、 個の思想が突きつけられる。 まず日本人は半野蛮人という分類から始まる。 正当な世界ルールの一員ではない。 田舎者の野蛮人ではない理性をもった民族 であることを証明することが求められる。 導入されたのが江戸時代に武士に導入された 儒教である。 明治以降、日本人の侍化が始まる。(教育勅語) それが軍国主義へ向かったのは当然といえる。 マクロコンテクストは、全体主義として導入される。 自由なマクロであるよりも、計画的なマクロである。 戦後自由なマクロコンテクストが導入されるが、 西洋人に残る個を重視する理性主義は弱いままだ。 その根本にはいまも田舎者の自然信仰を持った 陽気でのんきな民族である。
641 :
第三の波~平 ◆JXLBbnYqTY :2012/09/17(月) 16:37:32.38 0
自然信仰と反自然信仰 信仰の基本は自然信仰にある。自然からの恵み、災害との共生のために自然を信仰す る。土地に目指し、生活に根ざす。慣習そのものに根ざし、強い信仰=1神教、明文化を必 要としない。日本人は、仏教、儒教などの先端の思想、および最新の技術を受け入れつ つ、発展してきたが、島国という閉鎖空間で古来からの自然信仰を温めてきた。文化的に 中国からの情報によって世界レベルであり続けたが精神的には田舎者のままという特異 な存在である。 それに対して、ユダヤ教は特殊で、砂漠、放浪という反自然。根ざす土地がないために、強 い信仰を必要とする。明文化された強い神=1神教との契約を守る。厳しい戒律。キリスト 教はユダヤ教の一派として発生する。ユダヤ教の強い信仰を引き継ぐ。ただイエスの隣人 愛はユダヤ人に限定されず開放される。イエスの死によって、贖罪を重視する。人は生ま れながらに罪人である。イエスはその罪を一人引き受けた。救われるためには神と個人と の一対一の契約を結ぶ。存在論的な個。個の誕生。=キリスト教的ヒューマニズム。
642 :
第三の波~平 ◆JXLBbnYqTY :2012/09/17(月) 16:37:58.08 0
反自然信仰が生み出す近代化 西洋はユダヤ教にたどれる反自然、個としての自立を求める思想。反自然は自然を征服、 客観的に分析する自然科学へつながる。個の思想は自立した理性主義へ。反自然は自然 を征服、客観的に分析する自然科学へつながる。個の思想は自立した理性主義へ。しかし 自然科学が生み出した力の増幅はグローバルな経済活動を生み出し、巨大な流れを生み出す。 啓蒙主義(理性主義)は早々に挫折し、新たな個の思想が生み出される。全体の中の一 つ、統計的な単位。それぞれの個の自由な活動が最大の結果を生み出す。倫理は存在論 的な個=マクロコンテクストから、全体の富を最大にするための個=マクロコンテクスト。経 済性によって、個は重視され、倫理は決定する。
643 :
第三の波~平 ◆JXLBbnYqTY :2012/09/17(月) 16:38:23.06 0
日本人の西洋化 西洋の贖罪という陰の文化に対して、日本人ののんきな自然信仰という陽の文化。日本は 自然に根ざした古来からの田舎ものの陽気でのんきな思想。その陽気さは性に象徴され る。西洋の性倫理の厳しさに対して、性に開放的な江戸時代までの日本人。 だが、明治以降、西洋化を求められる。日本の近代化(西洋化)では、個の思想が突きつ けられる。まず日本人は半野蛮人という分類から始まる。正当な世界ルールの一員ではな い。田舎者の野蛮人ではない理性をもった民族。であることを証明することが求められる。 導入されたのが江戸時代に武士に導入された儒教である。 明治以降、日本人の侍化が始まる。(教育勅語)。それが軍国主義へ向かったのは当然と いえる。マクロコンテクストは、全体主義として導入される。自由なマクロであるよりも、計画 的なマクロである。戦後、自由なマクロコンテクストが導入されるが、西洋人に残る個を重 視する理性主義は弱いままだ。その根本にはいまも田舎者の自然信仰を持った陽気での んきな民族である。
645 :
第三の波平 ◆JXLBbnYqTY :2012/09/21(金) 18:19:21.14 0
魂と肉体 禁欲は魂を正しく導くために肉体の求める欲望を戒める。 魂の思想は輪廻転成に求められる。 キリシアのビタゴラス教団 インド宗教
647 :
第三の波平 ◆JXLBbnYqTY :2012/09/27(木) 11:16:22.94 0
キリスト教とはなにか 隣人愛に代表される人類的ヒューマニズム イエスの死と復活に代表される、人類の負債 終末論 人は罪深く信じるものだけが終末に救われる
648 :
第三の波平 ◆JXLBbnYqTY :2012/09/27(木) 11:20:53.73 0
キリスト教はヘレニズム文化の中で生まれた ネオプラトニズムと一神教 人類的ヒューマニズム ギリシア哲学による理論付け。知識人による深み、探求
649 :
第三の波平 ◆JXLBbnYqTY :2012/09/27(木) 11:22:51.20 0
ローマ中期以降の社会的混迷に対する救済 都市化による地場宗教からの離脱が向かう開かれ
650 :
第三の波平 ◆JXLBbnYqTY :2012/09/27(木) 11:24:13.88 0
キリスト教とギリシア思想に育まれた、普遍的な個
【HKT48】さっしーこと指原莉乃応援スレ★2631 966 :第三の波平 ◆JXLBbnYqTY []:2012/08/27(月) 01:10:14.77 ID:xkZSdjEe0 あっさんの卒業し うなも名古屋へ 横山も大阪へ あきちゃはジャカルタ みんな旅立つね。 もうあのときは戻らない・・・
652 :
第三の波~平 ◆JXLBbnYqTY :2012/09/29(土) 00:18:32.97 0
最近、坂口ふみの本を読んでいます。 著作は3冊しかなく、今週四冊目が発売された。 個の誕生をと信の構造を読んで、いま新刊のヘラクレイトスの仲間たちを読み始めたところだ。 ヘラクレイトスの仲間たちは、人でつむぐ思想史のシリーズ1で残り2冊が発売される予定らしい。 “個”の誕生―キリスト教教理をつくった人びと 坂口ふみ ISBN:4000028979 信の構造―キリスト教の愛の教理とそのゆくえ 坂口ふみ ISBN:4000234455 ヘラクレイトスの仲間たち (人でつむぐ思想史 1) 坂口ふみ ISBN:4906791050 天使とボナヴェントゥラ―ヨーロッパ13世紀の思想劇 坂口ふみ ISBN:4000240277
653 :
第三の波~平 ◆JXLBbnYqTY :2012/09/29(土) 00:28:26.15 0
坂口ふみは現在、東北大学名誉教授。 1933年生まれというから77歳か。 専門は西洋中世哲学、すなわちキリスト教神学である。 名著といわれる1996年発売の個の誕生は、 難解であるにもかかわらず、 発売されてすぐに 5版まだで印刷されたという。 彼女の本が難解であるのにおもしろいのは、 学術的ないようにも関わらず、その根底に 西洋人とはなにものか、という日本人にとって 興味深いテーマが流れているからだろう。 西洋人の期限としての西洋性を 古代および中世の歴史と思想史を通して、 あぶり出そうとしている。 それは裏を返せば、西洋人とは違う日本人とは なにか、につながっている。
654 :
第三の波~平 ◆JXLBbnYqTY :2012/09/29(土) 00:30:08.66 0
特に個の誕生では、ギリシア思想とキリスト教が 深くつながりつつ、対立するその現場で、 個の中の個という純粋性が生まれ出る現場を 時系列的にスリリングに描かれている。
コテ外して名無しを装うとするも
IDが同じなのでモロバレする波平さん↓
> 425 :第三の波平 ◆JXLBbnYqTY []:2012/09/25(火) 13:13:13.83 ID:kmhbIBpr0 ←
> 今日本屋にあった
>
> 33 :名無しさん@実況は禁止です[]:2012/09/25(火) 13:44:23.07 ID:kmhbIBpr0 ←
>
>>1 が馬鹿だということだけわかった
>
> 668 :名無しさん@実況は禁止です[]:2012/09/25(火) 15:58:31.23 ID:kmhbIBpr0 ←
> 今日はHaKaTa百貨店の収録という噂あり
>
> 715 :名無しさん@実況は禁止です[]:2012/09/25(火) 19:11:05.55 ID:kmhbIBpr0 ←
> 今日百貨店の収録確定です
>
> 725 :名無しさん@実況は禁止です[]:2012/09/25(火) 19:42:30.90 ID:kmhbIBpr0 ←
> 状況から見て確定ですよ
>
> 820 :名無しさん@実況は禁止です[]:2012/09/25(火) 23:34:45.90 ID:kmhbIBpr0 ←
> 金曜日のテレフォンで月曜日のいいともテレフォン出演が決まったという意味かと
http://hissi.org/read.php/akb/20120925/a21oYklCcHIw.html
656 :
第三の波平 ◆JXLBbnYqTY :2012/10/01(月) 11:43:40.90 0
魂の系譜
657 :
第三の波平 ◆JXLBbnYqTY :2012/10/01(月) 11:44:29.99 0
現代人の無時間性
658 :
第三の波平 ◆JXLBbnYqTY :2012/10/01(月) 11:52:44.49 0
現代人は世界を俯瞰する神の視線を手に入れた それは無時間性である 時間を感じるのは他者との相対化において、後輩の成長、子供の成長 そして自らの老い、死へ近づく 無時間的自我において老いは成熟ではなく不治の病である 現代の将来への不安は老いることが成熟ではなく、病であるからだ
659 :
第三の波平 ◆JXLBbnYqTY :2012/10/01(月) 12:05:11.93 0
無時間性の中で老いることなく歳をとる。 しかし死は確実に近づいてくることの恐怖 現代において死は病になった
660 :
第三の波平 ◆JXLBbnYqTY :2012/10/01(月) 12:21:08.63 0
輪廻 魂は復活する 円環的時間 キリスト教は終末に新たに世界が生まれる
661 :
第三の波平 ◆JXLBbnYqTY :2012/10/02(火) 13:34:02.80 0
病にならずに適当にぽっくりいけることが幸せかもしれない。 では死のタイミングをみずから選択することはダメか 死を選択することの禁止。
662 :
第三の波平 ◆JXLBbnYqTY :2012/10/03(水) 09:42:31.23 0
形而上学はマクロコンテクストから生まれる。 イデアから啓蒙主義までつづく。啓蒙主義破綻後に統計的思考へのシフトからマクロコンテクストは生まれた。 ミクロコンテクストはキリスト教倫理で成熟する。 日本人は
663 :
第三の波平 ◆JXLBbnYqTY :2012/10/03(水) 12:16:39.35 0
気難しい国中国と以下に向き合っていくべきか
コテ外して名無しを装うとするも
IDが同じなのでモロバレする波平さん↓
> 425 :第三の波平 ◆JXLBbnYqTY []:2012/09/25(火) 13:13:13.83 ID:kmhbIBpr0 ←
> 今日本屋にあった
>
> 33 :名無しさん@実況は禁止です[]:2012/09/25(火) 13:44:23.07 ID:kmhbIBpr0 ←
>
>>1 が馬鹿だということだけわかった
>
> 668 :名無しさん@実況は禁止です[]:2012/09/25(火) 15:58:31.23 ID:kmhbIBpr0 ←
> 今日はHaKaTa百貨店の収録という噂あり
>
> 715 :名無しさん@実況は禁止です[]:2012/09/25(火) 19:11:05.55 ID:kmhbIBpr0 ←
> 今日百貨店の収録確定です
>
> 725 :名無しさん@実況は禁止です[]:2012/09/25(火) 19:42:30.90 ID:kmhbIBpr0 ←
> 状況から見て確定ですよ
>
> 820 :名無しさん@実況は禁止です[]:2012/09/25(火) 23:34:45.90 ID:kmhbIBpr0 ←
> 金曜日のテレフォンで月曜日のいいともテレフォン出演が決まったという意味かと
http://hissi.org/read.php/akb/20120925/a21oYklCcHIw.html
歴史を知らずに哲学は語れない 6 1 :第三の波平 ◆JXLBbnYqTY :2012/01/30(月) 21:49:22.68 0 歴史を知らずに哲学は語れない 5.1 1 :第三の波平 ◆JXLBbnYqTY :2012/01/31(火) 14:11:03.42 0 歴史を知らずに哲学は語れない 5.2 1 :第三の波平 ◆JXLBbnYqTY :2012/01/31(火) 20:56:38.28 0 歴史を知らずに哲学は語れない 5.3 1 :第三の波平 ◆JXLBbnYqTY :2012/01/31(火) 21:54:29.93 0 歴史を知らずに哲学は語れない 5.3 1 :第三の波平 ◆JXLBbnYqTY :2012/02/01(水) 01:17:05.95 0 歴史を知らずに哲学は語れない 5.4 1 :第三の波平 ◆JXLBbnYqTY :2012/02/01(水) 01:19:44.03 0 歴史を知らずに哲学は語れない 5.5 1 :第三の波平 ◆JXLBbnYqTY :2012/02/01(水) 01:22:25.57 0 歴史を知らずに哲学は語れない 5.5 1 :第三の波平 ◆JXLBbnYqTY :2012/02/01(水) 01:24:08.62 0
> 334 :第三の波平 ◆JXLBbnYqTY :2011/12/14(水) 12:43:12.21 0 > えに金巻き上げ羅列、しゅうじょみたいにしょじをまもって > 255 : 第三の波平 ◆JXLBbnYqTY : 2011/10/03(月) 19:40:14.99 0 > 武士の精神性である。強固なしゅしゅうかんこいや、義理人情もパフェー満背からは逃れられない。 > それは江戸時代にさらに形式化されたときがひどい。もはやぱへぁーマンスは慣習かして逃れられなくなる。 > 殉死、腹きりしないほうがひさんとなる。 > 414 :第三の波平 ◆JXLBbnYqTY :2012/02/13(月) 23:30:15.34 0 > しかたがないことなんだろうが、 > なにを読んでも、近代西洋に毒されていて > ヘキヘキする。 > 39 :リーマン小太郎 ◆JXLBbnYqTY :2012/06/02(土) 01:16:01.64 0 > 人間の行動原理は全てシコマンソク > シコマンソクとはなにか
> コテを外し忘れたままキモAA荒らしを装う波平の雄姿wwwwwww
>
> 797 :第三の波平 ◆JXLBbnYqTY :2009/07/14(火) 21:55:45 0
> ...-ー、,-─
> .-=・=- i、-=・=-
> ((i))
> .. -=ニ=- つのがらいクリかね?
> .`ニニ´
> γ´⌒\___/⌒ヽ
> /⌒ ィ `i´ ); `ヽ
> / ノ^ 、___¥__人 |
> ! ,,,ノ爻\_ _人 ノr;^ > )
> ( <_ \ヘ、,, __,+、__rノ/ /
> ヽ_ \ )ゝ、__,+、_ア〃 /
>
> 798 :考える名無しさん :2009/07/14(火) 21:57:03 0
>
>>797 > もしも〜し、コテ外し忘れてますよ〜(ppp
> 888 :ぴかぁ〜 ◆wMDHqGPerU :04/12/28 22:29:04
> ぴかぁ〜がかつていっていましたが、
> 「マイフェイバリットト」から「マイブーム」へと、
> 欲望の加速化、細分化ですね。
>
> 891 :考える名無しさん:04/12/29 19:11:00
>
>>888 > うわっ、888フィーバーでもろばれ自演。ぴかぁさん素敵w
純 一 『俺が思うに、資本主義というのは、おそらく派遣とか期間工という 流動化した労働が過剰に存在する状態の事だけを おそらく資本主義と言うのだ。 要するに、会社という名の社会主義が崩壊しても、 流動化した労働力を再び社会主義である会社として復帰させる為の 『担保』としての資本主義なのだ。』 (↑6月9日の書き込み) ↓ 『担保』という単語(データ=商品)だけが移動する ぴかぁ〜 『近代はなぜ理性の『担保』が求められたのか。 現代では理性は古臭い概念だと考えられている。 たとえば思想史で語れば、十七世紀に現代哲学の始まりとされる デカルトは論理的に理性を『担保』しようと考えた。 . 十八世紀の啓蒙主義では理性の『担保』はデカルト的演繹から、 ニュートン的帰納へ移った。』 (↑6月11日の書き込み)
> 44 :第三の波平 ◆JXLBbnYqTY :2011/01/12(水) 14:59:06 0 > ここ最近、読者の質が悪いや > 佐々木わたるんの読者評価が高いのが気に入らないと > つぶやいているらしいが、 ↓ > 85 :純一 ◆QzuB1xeuck :2011/01/12(水) 18:06:48 0 > あと、俺気になったんだけど、 > 上の方で波平って『中(あたる)』を『わたる』って読んでないか? ↓ > 798 :第三の波平 ◆JXLBbnYqTY :2011/01/14(金) 01:04:17 0 > あたるんにはまるのは必然。クオリティは別にして、 > びっくりするぐらいに思考の系譜が似ているから。 ↓ > 804 :考える名無しさん:2011/01/14(金) 01:07:40 0 > 何事もなかったかのようにあたるんって言ってる・・・屑だなあ
50 :第三の波平 ◆JXLBbnYqTY :2009/08/18(火) 20:02:15 0
♪ ∧__,∧.∩
r( ^ω^ )ノ _ 親の年期食いつぶす♪
55 :純一 ◆QzuB1xeuck :2009/08/18(火) 20:10:26 0
>>50 ぴかぁ〜年期じゃなくて、年金な。
そしてそれはお前の事だと思うぞ〜純一兄さんはな、少なくとも。
279 名前:第三の波平 ◆JXLBbnYqTY :2009/08/19(水) 01:37:52 0
性格分析的には、寂しがりや、体育会計、親分肌・・・か
280 :純一 ◆QzuB1xeuck :2009/08/19(水) 01:40:00 0
体育会計じゃなくて、体育会系、な?
43 :ぴかぁ〜 :03/02/17 23:18 ソフィア、マンコ舐めさせて。 70 :ぴかぁ〜 :03/02/18 00:36 ソフィアのおっぱい飲みたいからいったんわしの子をはらんで 乳だけ出したら堕胎しろ!わかったか! 370 名前:Sophia ◆8ADoZCl6.k 投稿日:03/04/07 02:45 ぴかぁ〜はもう病院行ったほうがいいよ。。。 あともう少し自分の考えを論理的に見つめ直した方がいいよ。
677 :
世界@名無史さん :2012/10/05(金) 03:03:47.18 0
波平さんマジかっけーわw
678 :
第三の波~平 ◆JXLBbnYqTY :2012/10/05(金) 08:46:23.13 0
●ギリシア前 世界の歴史〈1〉人類の起原と古代オリエント (中公文庫) 大貫良夫 ISBN:4122051452 世界の歴史4 - オリエント世界の発展 (中公文庫) 小川英雄 ISBN:412205253X 世界宗教史〈3〉ゴータマ・ブッダからキリスト教の興隆まで(上) (ちくま学芸文庫) ミルチア エリアーデ ISBN:4480085637 世界宗教史〈4〉ゴータマ・ブッダからキリスト教の興隆まで(下) (ちくま学芸文庫) ミルチア エリアーデ ISBN:4480085645 旧約聖書の誕生 (ちくま学芸文庫) 加藤隆 ISBN:4480094113 *ギリシアに続く、源泉としてのオリエント文明。すでに完成された豊かな文明だった。 *ギリシア思想へ続く、オリエントの宗教、インド宗教 *キリスト教へ続く、砂漠の宗教ユダヤ教の特殊性
679 :
第三の波~平 ◆JXLBbnYqTY :2012/10/05(金) 08:46:50.55 0
●ギリシア・ローマ時代 ピタゴラス的生き方 (西洋古典叢書) イアンブリコス ISBN:4876981906 “個”の誕生―キリスト教教理をつくった人びと 坂口 ふみ 信の構造―キリスト教の愛の教理とそのゆくえ 坂口ふみ キリスト教の歴史 (講談社学術文庫) 小田垣雅也 ISBN:4061591789 ローマ人の物語38 キリストの勝利[上] 塩野七生 新潮文庫 ローマ人の物語39 キリストの勝利[中] 塩野七生 新潮文庫 ローマ人の物語40 キリストの勝利[下] 塩野七生 新潮文庫 ローマ人の物語41 ローマ世界の終焉[上] 塩野七生 新潮文庫 ローマ人の物語42 ローマ世界の終焉[中] 塩野七生 新潮文庫 ローマ人の物語43 ローマ世界の終焉[下] 塩野七生 新潮文庫 *ギリシア思想の抽象性という特殊性 *キリスト教の誕生と、ギリシア思想とキリスト教の融合による西洋思想の誕生 *ローマのゲルマン化
680 :
第三の波~平 ◆JXLBbnYqTY :2012/10/05(金) 08:47:16.25 0
●ローマ後 世界の歴史10 西ヨーロッパ世界の形成 中公文庫 ローマ亡き後の地中海世界 上 塩野七生 イスラームから見た「世界史」 タミム・アンサーリー ISBN:431401086X 世界史の誕生─モンゴルの発展と伝統 (ちくま文庫) 岡田英弘 ISBN:4480035044 海の都の物語〈4〉―ヴェネツィア共和国の一千年 (新潮文庫) 十字軍物語〈1〉 塩野 七生 戦争の世界史―技術と軍隊と社会 ウィリアム・H. マクニール ISBN:4887082711 ヨーロッパ史における戦争 (中公文庫) マイケル・ハワード ISBN:4122053188 ルネサンスとは何であったのか (新潮文庫) 塩野 七生 *ローマ終焉後の世界。イスラム帝国の台頭。イスラム対抗としての神聖ローマ帝国 *大航海時代と交易競争。商業と近代化と近代国家
681 :
第三の波~平 ◆JXLBbnYqTY :2012/10/05(金) 08:52:15.54 0
最近、古代、中世西洋の歴史本を読んでる。 おもしろかった本一覧。 塩野七生が多い。 文庫本になって安価だし、解像度が違う。 物語として詳細まだ描かれている。 それと、西洋人が書いたものが今ひとつおもしろくない。 おそらくキリスト教圏の人は、キリスト教の心性を 客観視できないのではないだろうか。 日本人の書いたものはいつも西洋人の不思議さの視点がある。 その点で似ているのが、坂口ふみである。 ともに欧州に在住経験があり、たえず西洋人の不思議に接している。 二人とも女性であるのはたまたまか。
682 :
第三の波~平 ◆JXLBbnYqTY :2012/10/05(金) 08:53:59.14 0
西洋の古代、中世という広く、複雑な領域で 連続的につながりやすいのは、宗教、思想の精神性だろう。
683 :
第三の波~平 ◆JXLBbnYqTY :2012/10/05(金) 18:06:16.19 0
●ギリシア前 世界の歴史〈1〉人類の起原と古代オリエント (中公文庫) 大貫良夫 ISBN:4122051452 世界の歴史4 - オリエント世界の発展 (中公文庫) 小川英雄 ISBN:412205253X 世界宗教史〈3〉ゴータマ・ブッダからキリスト教の興隆まで (ちくま学芸文庫) ミルチア エリアーデ ISBN:4480085637 旧約聖書の誕生 (ちくま学芸文庫) 加藤隆 ISBN:4480094113 *ギリシアに続く、源泉としてのオリエント文明。すでに完成された豊かな文明だった。 *ギリシア思想へ続く、オリエントの宗教、インド宗教 *キリスト教へ続く、砂漠の宗教ユダヤ教の特殊性 △インド思想、エジプト文明の成熟 ●ギリシア・ローマ時代 ピタゴラス的生き方 (西洋古典叢書) イアンブリコス ISBN:4876981906 “個”の誕生―キリスト教教理をつくった人びと 坂口 ふみ ISBN:4000028979 信の構造―キリスト教の愛の教理とそのゆくえ 坂口ふみ ISBN:4000234455 キリスト教の歴史 (講談社学術文庫) 小田垣雅也 ISBN:4061591789 ローマ人の物語38 キリストの勝利 (新潮文庫) 塩野七生 ISBN:4101181888 ローマ人の物語41 ローマ世界の終焉 (新潮文庫) 塩野七生 ISBN:4101181918 *ギリシア思想の抽象性という特殊性 *キリスト教の誕生と、ギリシア思想とキリスト教の融合による西洋思想の誕生 *ローマのゲルマン化
684 :
第三の波~平 ◆JXLBbnYqTY :2012/10/05(金) 18:07:10.79 0
●ローマ後中世 世界の歴史〈10〉西ヨーロッパ世界の形成 (中公文庫) 佐藤彰一 ISBN:4122050987 ローマ亡き後の地中海世界 上 塩野七生 ISBN:4103096306 イスラームから見た「世界史」 タミム・アンサーリー ISBN:431401086X 世界史の誕生─モンゴルの発展と伝統 (ちくま文庫) 岡田英弘 ISBN:4480035044 海の都の物語〈4〉―ヴェネツィア共和国の一千年 (新潮文庫) 塩野 七生 ISBN:4101181357 ヨーロッパ史における戦争 (中公文庫) マイケル・ハワード ISBN:4122053188 *ローマ終焉後の世界。イスラム帝国の台頭。イスラム対抗としての神聖ローマ帝国 *大航海時代と交易競争。商業と近代化と近代国家 最近、古代、中世西洋の歴史本を読んでる。おもしろかった本一覧。塩野七生が多い。文 庫本になって安価だし、解像度が違う。物語として詳細まだ描かれている。それと、西洋人 が書いたものが今ひとつおもしろくない。おそらくキリスト教圏の人は、キリスト教の心性を 客観視できないのではないだろうか。日本人の書いたものはいつも西洋人の不思議さの 視点がある。その点で似ているのが、坂口ふみである。ともに欧州に在住経験があり、た えず西洋人の不思議に接している。二人とも女性であるのはたまたまか。西洋の古代、中 世という広く、複雑な領域で連続的につながりやすいのは、宗教、思想の精神性だろう。
685 :
第三の波~平 ◆JXLBbnYqTY :2012/10/06(土) 10:19:37.50 0
■古代、中世西洋史私感 西洋の心性と交易 @仏教、ユダヤ教 精神性の系譜を考えると、いくつかの跳躍、遷移点がある。たとえば仏教以前にすでに成熟したインド宗教。宗 教の基本は豊穣を祈る呪術的な自然宗教である。宗教という強さがなく、人々の生活慣習の中に埋め込まれて いた。その中からインド宗教は世界的にも突出して高い抽象性をもった。生活慣習を越えて精神性を求めて多く の人々が修練を挑む。一般の人々が労働から離れて精神修養に専念できるということがインドの温暖で豊かな 自然環境に支えられているのだろう。 キリスト教へと続くユダヤ教の特殊な宗教である。豊穣を祈る呪術的な自然宗教を元にする土地に根ざした豊 かな人々に対して、その周辺で虐げられたユダヤ人という砂漠の民は、自然宗教を嫌い、律法によって民族を まとめる。このために一神教、明確な戒律の強い宗教を作り上げる。この強さがその後キリスト教へつながる。 しかし実際にユダヤ教が強さをもつのはヘレニズムの影響があると言われる。すなわちギリシア思想の抽象化 の中から生まれたプラトニズム=1者の思想の影響である。すでにこの時点でギリシア思想とキリスト教は共鳴 しあっていると言える。ギリシア思想はその後、ローマ時代に入って、ネオプラトニズムなど1者の思想をより明 確にするが、ここには逆にユダヤ教、キリスト教の影響があるとも言われる。
686 :
第三の波~平 ◆JXLBbnYqTY :2012/10/06(土) 10:20:04.54 0
Aギリシア思想の抽象性への跳躍 ギリシア思想の特徴はその抽象性にある。その源泉のひとつであるピタゴラス教団では数理神学といわれるよ うに数学を理想とした。ギリシア以前に算術は発展していた。高度な建築技術には高度な算術が必要だったし、 また自然を管理するためにその周期性は数字化されていた。しかしピタゴラス教団の特徴はこのような具体的 な算術から数学という抽象性へ飛躍した。数学という抽象化された数字の世界が存在すること。それは生まれ る前、死後の魂の理想世界とした。現実世界は理想世界をモデルとした不完全な世界である。 抽象に理想を求める思想はその後、プラトン(イデア論)に引き継がれ、西洋思想の一つの源泉となる。たとえ ばニュートンが起こした革命はまさにピタゴラス教の回帰といえる。現代人もこの世界が抽象的な数学で記述さ れることに驚き、一つの真理として「信仰」している。 このような具体性から抽象性への飛躍は、これがどこから来たのか、わかっていないが、抽象性と輪廻転生か らインド宗教の影響は考えられる。またオルフィック教の影響も言われている。現代では当たり前のように感じる 抽象性であるが、世界的にもかなり特殊な思想である。数学体系の美しさに魅せられ、のめり込むように信仰 するエクスタシー体験によってしか飛躍はなかっただろう。
687 :
第三の波~平 ◆JXLBbnYqTY :2012/10/06(土) 10:20:36.27 0
B個の純粋性 キリスト教とギリシア思想の共鳴 このような抽象性の思想はいくつかの精神性を生み出す。一つはプラトニズムに見られるように抽象化の先に 理想の1者に到達する。このような考えは1神教としてのキリスト教誕生、そしてその後のキリスト教神学へ大き な影響を与える。もうひとつは逆にいえば1者以下は同じであるという個の思想、平等主義というヒューマニズム へつながる。ギリシア時代は奴隷制の時代で現代のいうヒューマニズムとはかけ離れているが。これらの思想 がアレキサンダーの世界帝国とともにヘレニズム文化として広まっていく。 キリスト教がユダヤ教の亜流として生まれてくる中でも、ヘレニズム文化の影響は大きいと言われる。隣人愛と いうキリストの愛の思想はユダヤ教の選民思想を越えて、さらにギリシア思想のヒューマニズムさえ越えて、虐 げられた奴隷や女性も救済する。 しかしユダヤ教の亜流で、無数にある宗教の中で、キリスト教がローマ帝国の国教にまで上り詰めるのは簡単 なことではなかっただろう。一つは多くの弱い自然宗教(多神教、生活慣習に埋め込まれている明確に戒律化し ていないなど)に対して、ユダヤ教と継ぐ強い宗教(1神教、戒律による集団団結など)であったこと。割礼を排 除し、ユダヤ民族の限定せず、広く信者を受け入れたこと。キリストの隣人愛のヒューマニズム。キリストの死と 復活の物語によってパウロが生み出した贖罪の思想。すなわち人は存在そのものが罪深く、終末に救われると いう新たな救済思想。
688 :
第三の波~平 ◆JXLBbnYqTY :2012/10/06(土) 10:21:05.14 0
どちらにしろキリスト教の成功は、ローマ世界帝国のチャンネルがなければ世界宗教になりえなかっただろう。 ローマ帝国はローマ帝国でこのヒューマニズムで強い宗教を人々を教育し、帝国を統一し続ける方法論として 利用しようとした。 このような方法論とするために、コンスタンティヌス帝の時代以降、キリスト教は「正統」をめぐる闘争に入ってい く。その方法論として用いられたのがギリシア思想である。プラトニズムと継ぎ1者を重視するアレキサンドリア 地域や、アリストテレスを継ぎ個別を重視するアンティオキア地域、ギリシア思想的方法論よりも実利な隣人愛 を重視するローマなど。単なる机上の論争を越えてそれぞれ地域の宗派の闘争であり、ローマ帝国東西分裂 の一因ともなる。その中で生まれてきたが、キリストの隣人をという具体的な個人の尊重と、ギリシア的な抽象 的な個の尊重の融合による「個の純粋性」である。これは現代の西洋人の精神性の中にも息づいている。西洋 人が個人を重視するのはその根底に「個の純粋性」という思想が息づいているからからではないか。実利的に しか個人主義をとらえられない日本人には理解しにく西洋人の心性である。
689 :
第三の波~平 ◆JXLBbnYqTY :2012/10/06(土) 10:21:35.01 0
Cイスラム教圏の台頭 ローマ帝国は俗に言うゲルマン民族の大移動、新たな民族が次々と南下して、混沌として崩壊していく。その後 に台頭したのがイスラム教である。東西ローマ帝国を最後に統一したユスティニアヌス帝の死と、イスラム教の 開祖マホメットの誕生が時期的に近いのは象徴的である。 ローマ帝国の崩壊を尻目にイスラム教圏は急拡大し、地中海貿易圏を支配していく。そしてイスラム教圏が拡 大の方法論として選んだのが、キリスト教圏からの略奪である。キリスト教圏からの略奪、すなわち海賊行為は イスラム教圏の正統な布教活動であり、経済活動として組織的に行われた。資本主義社会となった現代では正 統な経済活動といえば交換であるが、古くから略奪も一つの効率的な経済活動であった。 混沌とするローマ帝国崩壊後において、各所を統一する権威となるのはローマカトリックだけとなった。そしてこ のような絶え間ないイスラム教圏の脅威に対して、ローマカトリックがとったのが、ゲルマン人の新たな国、フラ ンク王国に神聖ローマ帝国として後ろ盾となってもらうことであった。しかしまだ混沌としたヨーロッパ地域は必 ずしもローマカトリックの指示に従った訳ではない。
690 :
第三の波~平 ◆JXLBbnYqTY :2012/10/06(土) 10:22:09.06 0
D交易の拡大とキリスト教圏の反撃 このようなイスラム教圏の優勢の中で、キリスト教圏が再び反撃することになるのはなにがきっかけだろうか。 一つあげられるのは民族大移動が一段落して、ヨーロッパ各国が国、または封建主義的な地域として成熟して いったことがあげられるだろう。その象徴的な出来事が十字軍である。教皇に呼びかけに応えて、組織的にイ スラム教圏へ遠征が可能であったのは、政治的、経済的な安定をみられつつあったことによるだろう。 それとともに、イスラム教圏との闘争を繰り返す裏では、確実に交易が発展しつづけたことがあげられる。ヴェ ネツィア共和国を代表とするイタリアの商業都市はイスラム、そしてインドとの交易によって巨額の富を得るよう になる。ルネッサンスがこれらの国々で発生したのは偶然ではない。ルネッサンスという文化革命は豊かな交 易による富と、キリスト教圏外からからもたらされるコスモポリタンな文化に支えられていた。 その後、西洋が台頭するきっかけの大きな一つがここにある。増大する交易の富に対して、ポルトガル、スペイ ンなど各国は新たなインドへの航路を開拓しようと必死になる。コロンブスのアメリカ大陸発見や、ヴァスコダガ マの世界一周などはその副産物でしかない。 やがて増大する交易の富はイタリアの貿易都市の許容をこえる。富の増大は国家単位のを君主の元にした巨 大な権力として成長していく。もっとも大きな要因が富の増大はより強力な兵器への投資、すなわち軍事力競争 を促す。国家権力闘争の時代に入っていく。これが近代国家の芽生えである。 イスラム教圏がこのような国家権力時代に乗り遅れていく一つの要因は、キリスト教圏ではすでに政治権力の 国王と宗教権威の教皇が別であったのに対して、これらが一体で切り離すことができなかったからだろう。また キリスト教の根底に担保された「個の純粋性」は自由経済活動を推進する要因になった。
691 :
第三の波~平 ◆JXLBbnYqTY :2012/10/06(土) 10:22:40.04 0
Eキリスト教と交易 そもそも交易、すなわち(貨幣)交換とキリスト教圏に芽生えた「個の純粋性」には高い純粋性がある。ギリシア は地中海交易として栄え、その富に支えられて、労働と結びついて具体性から、非労働的な抽象性というギリシ ア思想が発展しえら面がある。そして交換とはそもそも個対個の関係である。取引相手との信頼関係は重要で あるが、絶えず新たな交易相手を開拓することで富は得られる。相手が誰であれ商品を持つ者と交易する。そ れが富をえるためのリスクである。 すなわち交易が活発になることは、社会の流動性があがり、従来の階級も飛び越える可能性が生まれる。ギリ シア・ローマ圏、すなわち後のキリスト教圏は流動的な交易圏でもあり、ギリシア的なヒューマニズムにしろ、キ リスト教的ヒューマニズムにしろ、そして「個の純粋性」にしろ、交易における個の尊重、正確には貨幣(を持つ 者)の尊重が背景にある。このような意味でキリスト教(圏の人々)はそもそもにおいて交易との相性がよい。現 代で言えば自由主義を許容する背景をもつ。たとえキリスト教の戒律で金融業が禁止されていてもだ。 しかし交易が活発であった地域は西洋圏に限らない。中国でも、オリエントでも交易は活発であった。その違い はなにかということは大きな疑問である。たとえば日本でいえばたえず商業は活発であたし、早くから貨幣が普 及していたが、定期的に巨大な政治権力に管理されていた面が強いということだろうか。中国での宋時代に発 展した交易文化は、新たなモンゴル民族国家元では管理、抑圧されることになる。イスラム圏においても交易が 国家宗教権力と切り離すことが難しかった。そもそもにおいて等価交換はとても繊細な行為である。現代の国 家による治安が発展していればよいが、一歩間違えば容易に略奪に転倒する。
692 :
第三の波平 ◆JXLBbnYqTY :2012/10/06(土) 11:17:59.11 0
それでもギリシア思想は自然宗教の系譜であり自然主義を基本とする。 抽象化の変態を抱えながらも、自然であること基本とすることはかわらない。 キリスト教はユダヤ教から続く、反自然宗教の系譜にある。 自然よりも一神にそして一神の律法に従う。キリスト教もまた強く一神に従う。 ユダヤ教からキリスト教へはヘレニズムのヒューマニズムの影響を受けている。 神を愛するように隣人を愛する。ボクたちも隣人あいする。 しかし身近な人と見ず知らずな人では違う。 キリストがいう隣人はそのような違いがない。 これはとてもかわっている。貨幣交換と似ている。
693 :
第三の波平 ◆JXLBbnYqTY :2012/10/06(土) 11:23:46.77 0
ミクロコンテクストとは異なる。貨幣交換ようにマクロコンテクストであるが、 隣人と別け隔てなく交換しろならよいが、隣人と別け隔てなく愛せ。 パラドキシカルである。 愛することはミクロコンテクストで別け隔てなくあるから。 すなわち神のみが可能である。マクロコンテクストでミクロコンテクストを達成する。 この変態性。
694 :
第三の波平 ◆JXLBbnYqTY :2012/10/07(日) 17:44:22.58 0
尖閣問題 国際社会に訴えるとは? 西洋性の魅力とは?
695 :
第三の波平 ◆JXLBbnYqTY :2012/10/07(日) 19:35:24.38 0
西洋の魅力は個人の尊重だと思う
696 :
第三の波~平 ◆JXLBbnYqTY :2012/10/07(日) 19:57:13.60 0
より広く言えば、中国の帝国など、東洋的だったりする。 より広く言えば、そもそも土地に根ざし、自然宗教を基本とする地域では、 1者が納める帝国が生まれる。階級がある。 そのような大帝国では、商業は周辺で育つ。 商人たちは権力者へ賄賂し、利権を得る。 自由な競争の商業都市は周辺で生まれる。 欧州で自由が育ったのはなぜか。 西ローマは、ゲルマン民族の南下で崩壊する。 現実の国は国王が治め、 神の国は教皇が治めると分離された。 そもそもの西洋の個の純粋性が生き延びる。 個を個として尊重し、自由を尊重する。 自由競争を許容する。
697 :
(^.^)気にしないかな? :2012/10/07(日) 20:58:34.39 O
◆石破茂という政治家 石破茂氏という政治家は、軍事オタクと言われるように、防衛政策への精通度に於いては現在の政界で恐らく随一である。 しかし石破氏は幹事長就任後、テレビの政治番組に出ずっぱりの中、 10月6日(土)の日テレの「ウェークアップ!ぷらす」で、「日本経済再生の秘策は、(1)安売り合戦を止める事、(2)女性と若者の就労を増やす事」と述べた後、 司会者に「具体的にどうやって?」とツッコまれ、「政府だけでなく民間も頑張って貰わなきゃ困る」と回答した。 民間も頑張るのはもちろん必要だが、この事から政治としての具体策は持っていない事が窺われた。 また筆者自身が、ある席で石破氏に外国人労働者受け入れについての考えを聞いた際、少なくとも知識・技能労働者と単純労働者の問題を区分してはいない様な回答だった。 加えて、三白眼で睨み上げる独特のスタイル自体は良いとして、隙を作らず切れ目なく話し対話の応酬を拒むような姿勢からは、政治家としての幅の狭さが察せられた。 なお、石破氏は、2009年から昨年まで政調会長を経験しているが、従来の自民党政策を踏襲し、防衛と農政の一部を除き目立った政策を打ち出していない。
698 :
第三の波平 ◆JXLBbnYqTY :2012/10/07(日) 21:17:40.33 0
ローマ帝国でも東と西の特徴の違いがあって、 東は皇帝が教皇だった。 強い王を基本とするピラミッド これは東ローマだけでは、ペルシャ帝国からオリエンタルに続く特徴。
699 :
第三の波~平 ◆JXLBbnYqTY :2012/10/08(月) 11:15:53.93 0
歴史的にみると人は土地に根ざして生きてきた。 豊穣を祈る自然宗教。 信仰は農耕生活の慣習の中に埋め込まれた。 神は1神教は強いものでも、言葉で記述された 明確化されたものでもない。 豊かな地域は次々と周りを取り込んで大きくなる。 王は自然神の代理であり、大きなピラミッド組織によって 支えられる。下層の生産物を徴収し豊かな生活を送る。 これが文明の基本的な姿だろう。 交易は大国と大国の間で行われる。 交易によって富むのは大国と大国の間の小さな国家である。 大国内の経済は、徴収と贈与交換である。 贈与交換は賄賂を含む。 大国間で貨幣交換が発展することはすくない。
700 :
第三の波平 ◆JXLBbnYqTY :2012/10/08(月) 11:20:40.22 0
このように考えると、近代以降に西洋の成功は とても特殊な現象であることがわかる。 彼らの成功は交易によるからだ。 それまで小国の方法論であった交易による大成が 世界を征服する。 西洋が一大帝国ではなく、国家群であったのは そのためだろう。 なぜ交易による方法論で成功が可能であったのか。 そこに人類史の中でも特殊な反映の時代である近代が あるのだろう。
701 :
第三の波平 ◆JXLBbnYqTY :2012/10/08(月) 11:25:46.29 0
近代の方法論は、資本主義、自由主義、民主主義。 これらはそれ以前の時代に比べて特殊である。 金が全面で現れる。 人々が平等で個が尊重される。 先に行ったように、それ以前は金は周辺であり、 世襲による固定されたピラミッド型の階級社会だった。 この大きな変異はなぜ起こったのか。 なぜ近代の方法論が成功したのか。
702 :
第三の波平 ◆JXLBbnYqTY :2012/10/08(月) 17:25:09.79 0
歴史的にみると人は土地に根ざして生きてきた。豊穣を祈る自然宗教。信仰は農耕生活 の慣習の中に埋め込まれた。神は1神教は強いものでも、言葉で記述された明確化された ものでもない。豊かな地域は次々と周りを取り込んで大きくなる。王は自然神の代理であ り、大きなピラミッド組織によって支えられる。下層の生産物を徴収し豊かな生活を送る。こ れが文明の基本的な姿だろう。 交易は大国と大国の間で行われる。交易によって富むのは大国と大国の間の小さな国家 である。大国内の経済は、徴収と贈与交換である。贈与交換は賄賂を含む。大国間で貨幣 交換が発展することはすくない。 このように考えると、近代以降に西洋の成功はとても特殊な現象であることがわかる。彼ら の成功は交易によるからだ。それまで小国の方法論であった交易による大成が世界を征 服する。西洋が一大帝国ではなく、国家群であったのはそのためだろう。 なぜ交易による方法論で成功が可能であったのか。そこに人類史の中でも特殊な反映の 時代である近代があるのだろう。近代の方法論は、資本主義、自由主義、民主主義。これ らはそれ以前の時代に比べて特殊である。金が全面で現れる。人々が平等で個が尊重さ れる。先に行ったように、それ以前は金は周辺であり、世襲による固定されたピラミッド型 の階級社会だった。この大きな変異はなぜ起こったのか。なぜ近代の方法論が成功したのか。
コテ外して名無しを装うとするも
IDが同じなのでモロバレする波平さん↓
> 425 :第三の波平 ◆JXLBbnYqTY []:2012/09/25(火) 13:13:13.83 ID:kmhbIBpr0 ←
> 今日本屋にあった
>
> 33 :名無しさん@実況は禁止です[]:2012/09/25(火) 13:44:23.07 ID:kmhbIBpr0 ←
>
>>1 が馬鹿だということだけわかった
>
> 668 :名無しさん@実況は禁止です[]:2012/09/25(火) 15:58:31.23 ID:kmhbIBpr0 ←
> 今日はHaKaTa百貨店の収録という噂あり
>
> 715 :名無しさん@実況は禁止です[]:2012/09/25(火) 19:11:05.55 ID:kmhbIBpr0 ←
> 今日百貨店の収録確定です
>
> 725 :名無しさん@実況は禁止です[]:2012/09/25(火) 19:42:30.90 ID:kmhbIBpr0 ←
> 状況から見て確定ですよ
>
> 820 :名無しさん@実況は禁止です[]:2012/09/25(火) 23:34:45.90 ID:kmhbIBpr0 ←
> 金曜日のテレフォンで月曜日のいいともテレフォン出演が決まったという意味かと
http://hissi.org/read.php/akb/20120925/a21oYklCcHIw.html
704 :
第三の波平 ◆JXLBbnYqTY :2012/10/13(土) 08:52:25.79 0
西洋のヒューマニズムは勝ち取るもの、 自由、平等は容易なものではなく、 試行錯誤、闘争の歴史 日本人的ヒューマニズムって、 漠然とした共同体意識に支えられている。 自由とは、平等とはなにか 改めて考えることなく、当然あるものと 考えられている。
705 :
世界@名無史さん :2012/10/13(土) 09:02:14.91 0
日本でこそ自由と平等は両立する可能性がある
706 :
世界@名無史さん :2012/10/13(土) 11:58:39.64 O
(^.^)「友愛」はいかがなものか?
707 :
第三の波平 ◆JXLBbnYqTY :2012/10/14(日) 10:53:09.90 0
>>705 日本人の自由と平等は漠然とした共同体意識に支えられているので、
日本以外では通用しない
708 :
第三の波平 ◆JXLBbnYqTY :2012/10/14(日) 21:36:12.08 0
モンゴル帝国元朝の欧州、中東まで広がる大帝国は、 欧州から日本まで繋がる巨大交易圏を生み出した。 しかし遠方交易では陸路より海路の方がやすく大量に運ぶことができる。 元朝は陸の民族であり、海運に長けていたのは、ヴェネチアやジェノバなどイタリア都市である。 巨大な富がイタリア都市共和国にあつまる。ルネサンスが始まる。 それに対抗すべく各国がインド航路の開拓をはじめる。 コロンブス、ヴァスコダガマ
709 :
第三の波平 ◆JXLBbnYqTY :2012/10/14(日) 21:38:55.00 0
その中で新たに市場が生まれてくる。 アフリカ、アメリカ。 さらに巨大な富を求めて軍事力を高める。国家が生まれてくる。
710 :
第三の波平 ◆JXLBbnYqTY :2012/10/15(月) 12:24:17.01 0
地中海は航海術が発展する土壌だ オリエント、エジプト、ギリシア、ローマと古くから貿易圏として栄えた 世界的には日本海、東シナ海が上げられるが、中国は巨大な大陸の大河貿易が重視され、航海術はそれほど発達しない。 イスラム教圏、そしてモンゴル帝国統治下の巨大な交易圏の出現で 海上交易が求められて大きな利益を得たのは、地中海交易の主役イタリア商人達だった。 シリア、エジプトを押さえたイスラム圏にも航海術は発達したが、イタリア商人がどこまでも経済活動重視で打算的であったのに対して、 彼らはジハードという侵略的宗教活動と絡めた略奪を重視した。 またこの戦いがイタリア商人たちの航海術を向上させた。 それは特に軍事的な面で。
711 :
第三の波平 ◆JXLBbnYqTY :2012/10/15(月) 12:38:40.21 0
交易とは略奪との戦いである。 イタリア商人といっても、ヴェネチア、ジェノバなど都市国家であり、世界有数の海軍をもち航路の安全を確保した。 十字軍においても海上で頼ったのは彼らである。 交易においては航路の確保、為替システムなど、整備された。 これにより海上交易の時代の巨大な富を手に入れることができた。
712 :
第三の波平 ◆JXLBbnYqTY :2012/10/15(月) 12:44:01.81 0
そもそも交易、商人は大国の周辺都市が行う雑用である。 大国は土地から税を徴収するために、侵略を基本とする。 交易という雑用は必要であるから周辺にやらせて、安全を保障しうまえを跳ねる。 交易の距離が広がり富が増えても、イスラムや中国など大国の姿勢は変わらなかった。
713 :
第三の波平 ◆JXLBbnYqTY :2012/10/15(月) 20:35:21.16 0
歴史的にみると人は土地に根ざして生きてきた。豊穣を祈る自然宗教。信仰は農耕生活の慣習の中に埋め込 まれた。神は1神教は強いものでも、言葉で記述された明確化されたものでもない。豊かな地域は次々と周りを 取り込んで大きくなる。王は自然神の代理であり、大きなピラミッド組織によって支えられる。下層の生産物を徴 収し豊かな生活を送る。これが文明の基本的な姿だろう。 交易は大国と大国の間で行われる。交易によって富むのは大国と大国の間の小さな国家である。大国内の経 済は、徴収と贈与交換である。贈与交換は賄賂を含む。大国間で貨幣交換が発展することはすくない。 このように考えると、近代以降に西洋の成功はとても特殊な現象であることがわかる。彼らの成功は交易によ るからだ。それまで小国の方法論であった交易による大成が世界を征服する。西洋が一大帝国ではなく、国家 群であったのはそのためだろう。 なぜ交易による方法論で成功が可能であったのか。そこに人類史の中でも特殊な反映の時代である近代があ るのだろう。近代の方法論は、資本主義、自由主義、民主主義。これらはそれ以前の時代に比べて特殊であ る。金が全面で現れる。人々が平等で個が尊重される。先に行ったように、それ以前は金は周辺であり、世襲 による固定されたピラミッド型の階級社会だった。この大きな変異はなぜ起こったのか。なぜ近代の方法論が成 功したのか。
714 :
第三の波平 ◆JXLBbnYqTY :2012/10/15(月) 20:35:53.76 0
地中海は航海術が発展する土壌だ.。オリエント、エジプト、ギリシア、ローマと古くから貿易圏として栄えた。世 界的には日本海、東シナ海が上げられるが、中国は巨大な大陸の大河貿易が重視され、航海術はそれほど発 達しない。イスラム教圏、そしてモンゴル帝国元朝の欧州、中東まで広がる大帝国は、欧州から日本まで繋が る巨大交易圏を生み出した。 海上交易が求められて大きな利益を得たのは、地中海交易の主役イタリア商人達だった。シリア、エジプトを押 さえたイスラム圏にも航海術は発達したが、イタリア商人がどこまでも経済活動重視で打算的であったのに対し て、彼らはジハードという侵略的宗教活動と絡めた略奪を重視した。またこの戦いがイタリア商人たちの航海術 を向上させた。それは特に軍事的な面で。 交易とは略奪との戦いである。イタリア商人といっても、ヴェネチア、ジェノバなど都市国家であり、世界有数の 海軍をもち航路の安全を確保した。十字軍においても海上で頼ったのは彼らである。交易においては航路の確 保、為替システムなど、整備された。これにより海上交易の時代の巨大な富を手に入れることができた。 そもそも交易、商人は大国の周辺都市が行う雑用である。大国は土地から税を徴収するために、侵略を基本と する。交易という雑用は必要であるから周辺にやらせて、安全を保障しうまえを跳ねる。交易の距離が広がり富 が増えても、イスラムや中国など大国の姿勢は変わらなかった。
715 :
第三の波平 ◆JXLBbnYqTY :2012/10/16(火) 09:19:48.08 0
インド航路を越えた発見 アメリカ大陸、アフリカの市場の開拓 富と軍事力の競争が進む 大砲の威力 特に海軍において効果的だった イタリア諸都市から侵略国家の時代へ 侵略国家の時代になっても、それでも交易が重要であり続けた理由 軍事力を富が密接に結びついていた 富は交易からしかえられない 軍事力は専門集団からの購入に頼る 交易競争から離脱すると、富からも軍事力からの離脱する 富(資本)は富と安全を求めて移動する 欧州諸国で次々に繁栄国が移り変わった
716 :
第三の波平 ◆JXLBbnYqTY :2012/10/16(火) 09:27:13.05 0
地理的条件 略奪よりも交易を重視する風土 *交易は特殊な状況 ・地中海貿易の海洋国 イタリア諸都市の成功に続く ・欧州は多国地域で帝国ができない 軍事的な均衡 ・富の競争は軍事競争を加速 他地域との差別化 ・カトリックの政治的主体と宗教的主体の分離により 交易が容易である ・キリスト教の心性 隣人愛と貨幣交換
717 :
第三の波平 ◆JXLBbnYqTY :2012/10/16(火) 09:27:59.23 0
・キリスト教の心性 隣人愛と貨幣交換 交易に対するハードルが低かった
718 :
第三の波平 ◆JXLBbnYqTY :2012/10/16(火) 09:32:59.52 0
日本人も海洋国 中国の周辺国 交易に対するハードルは低い
719 :
第三の波平 ◆JXLBbnYqTY :2012/10/16(火) 09:34:13.87 0
早くから貨幣が流通 職の体系のため
720 :
第三の波平 ◆JXLBbnYqTY :2012/10/16(火) 09:38:04.70 0
農業をしながら、商売することが当たり前 いまでいう地方の名産品
721 :
第三の波平 ◆JXLBbnYqTY :2012/10/16(火) 14:37:27.45 0
島国日本は農業国であるとともに、多様な産業が盛んで、 回りが海で海運にも長けて流通が盛ん。 中国、朝鮮との貿易は古くから盛んで、室町時代には中国の宗銭が日本中に流通し、さらに国内交易を活発にした。
まだやってんのぴぁ?w
723 :
第三の波平 ◆JXLBbnYqTY :2012/10/16(火) 23:48:24.35 0
日本人は日本というアイデンティティよりも 九州、大和、朝鮮という日本海を貿易圏として 発達していったように、そのはじめから海洋国だった。 日本人が日本と名乗るのも、征服していた朝鮮半島の 先端から追い出されたことによる。
724 :
第三の波平 ◆JXLBbnYqTY :2012/10/17(水) 00:04:44.02 0
西洋人が交易を活発にすることで、そこに「隣人」を発見した。 隣人とは、どこの誰であるかを越えたただ商品をもっているだけの 純粋な他者である。 現代では当たり前である隣人であるが、 土地に埋め込まれて自給自足、あるいはよく知った共同体を生きる 人々には、隣人は不気味で、恐ろしい存在である。 日本人は単に時に埋め込まれて生きていたわけではない。 島国日本は農業国であるとともに、多様な産業が盛んで、 回りが海で海運にも長けて交易が盛んであった。 しかし隣人=純粋な他者は発見しなかった。 なぜだろうか。 西洋の交易が地中海という他民族交易圏で発達したのに対して、 日本人は一部が朝鮮人、中国人との交易があったが、 多くが日本に閉じて行われた。 では交易の相手は何者であったのか。
725 :
第三の波平 ◆JXLBbnYqTY :2012/10/17(水) 00:14:13.36 0
日本人間の交易では、相手はどこの誰であるかを越えた ただ商品をもっているだけの純粋な他者ではない。 他の職の人だった。 日本人は漠然と日本という共同体意識を持ち、 誰もが職に従事することで支え合っていた。 誰もが職についている、そして職が存在意義であった。 相手は日本人という職について労働の成果物を 交換しあう他の職の人だった。 日本の農民は西洋の農民同様に上流層から税を取られた。 あるいはかってに移動することを禁じられた。 しかし農業という職に関しては、職業人として任せられた。 武士といえども、職に関しては口出しをしない。 村の自治で運営し、そして自ら改良を加えた。 生産性を向上させればその対価は自らのものになった。 またもとも交易が盛んで、様々な産業が盛んであり、 副業を営み、交易を行っていた。
726 :
第三の波平 ◆JXLBbnYqTY :2012/10/17(水) 00:16:20.37 0
単なる労働者ではなく、職という尊重が行われた。 職人の共同体内で必要なものを交換しあう。
727 :
第三の波平 ◆JXLBbnYqTY :2012/10/17(水) 00:18:37.65 0
支配層の武士、さらにはトップの将軍でさえ職業であった。 だから基本的に暴利な搾取を行うことがなかった。 農民は奴隷でも労働力でもなく、国を豊かにすることを ともに進める職人である。
728 :
第三の波平 ◆JXLBbnYqTY :2012/10/17(水) 00:22:34.80 0
ともに国を豊かにするために働く職人 尊重がある。
729 :
第三の波平 ◆JXLBbnYqTY :2012/10/17(水) 08:49:25.23 0
日本人の大企業病
730 :
第三の波平 ◆JXLBbnYqTY :2012/10/17(水) 18:52:16.25 0
職の体系の特徴は階級がありながらも、支配関係に還元されない、互いに職人として対等性が維持されていたということである。 農民も自立的に生産性向上をめざす。武士であっても職業人であった。 西洋などの大陸において階級が支配関係に強く依存していた。 奴隷文化に表れている。西洋では奴隷は重要な労働力であった。 日本にも奴隷はいたが社会全体の大きな労働力を占めているわけではなかった。 奴隷は多くにおいて、民族闘争で破れた者たちである。 西洋は多様な民族いて、絶えず戦いがあり、奴隷が生み出された。 しかし日本ではたとえば蝦夷地からつれられてきたりしたが、民族戦争はなく、奴隷はいない、 奴隷文化そのものがない。
731 :
第三の波平 ◆JXLBbnYqTY :2012/10/17(水) 19:00:42.82 0
奴隷文化の発達は現代でも影響があるだろう。 たとえばサービスである、西洋のサービスは対価との相関が高い。 航空機などよいサービスには高い対価を払えということだ。 これは自由主義的ともいえるが、
732 :
第三の波平 ◆JXLBbnYqTY :2012/10/17(水) 19:18:25.83 0
日本では社会関係をここまで割り切るには違和感がある。 サービスするとはただを意味するように、価格に関係なく、得るもの、与えるものという考えがある。 たとえばおもてなしは価格に還元されない儀礼であり、商人だけのことではない。 西洋では奴隷文化もあり、サービスは豊かさと、それは階級と結び付く。 このサービスへのドライさが現代の対価との関係につながる、
733 :
第三の波平 ◆JXLBbnYqTY :2012/10/17(水) 19:33:42.24 0
日本人のサービスには対等性がある。 奴隷制にあらわれるような他民族間のドライな社会関係に対して、 疑似的な単一民族である日本人の互いに思いやる気持ちがある。 しかし単に共同体的なつながりだけではない。
734 :
第三の波平 ◆JXLBbnYqTY :2012/10/17(水) 22:15:12.26 0
踊る走査線が日本人にうけた理由 そこにあるのは「職人」である。 どんなにとぼけていても、自らの職に誇りをもつ。 管理側との対立は、職人性を浮かび上がらせる構図である。
735 :
第三の波平 ◆JXLBbnYqTY :2012/10/18(木) 00:11:14.76 0
日本渡辺京二著「逝きし世の面影」 これは、明治中期になってからのことだが、アリス・ベーコンはこう言っている。「自分たちの主人には丁寧な態 度をとるわりには、アメリカとくらべると使用人と雇い主との関係はずっと親密で友好的です。しかも、彼らの立 場は従属的でなく、責任を持たされているのはたいへん興味深いことだと思います。彼らの態度や振る舞いの なかから奴隷的な要素だけが除かれ、本当の意味での独立心をのこしているのは驚くべきことだと思います。 私が判断するかぎり、アメリカよりも日本では家の使用人という仕事は、職業のなかでもよい地位を占めてい るように思えます」。召使が言いつけたとおりでなく、主人にとってベストだと自分が考えるとおりにするのに、アリ スは「はじめのうちたいそう癪にさわ」った。しかし何度か経験するうちに、召使の方がただしいのだと彼女は 悟ったのである。
736 :
第三の波平 ◆JXLBbnYqTY :2012/10/18(木) 00:12:17.24 0
彼女は主著"Japanese Girl and Women"においてこの問題をもっと詳しく論じている。「外国人にとって家庭使用 人の地位は、日本に到着したその日から、初めのうちは大変な当惑の源となる。使える家族に対する彼らの関 係には一種の自由がある。その自由はアメリカでならば無礼で独尊的な振る舞いとみなされるし、多くの場合、 命令に対する直接の不服従の形をとるように思われる。家庭内のあらゆる使用人は、自分の眼に正しいと映る ことを、自分が最善と思うやり方で行う。命令にたんに盲従するのは、日本の召使にとって美徳とはみなされな い。彼は自分の考えに従って事を運ぶのでなければならぬ。もし主人の命令に納得がいかないならば、その命 令は実行されない。日本での家政はつましいアメリカの主婦にとってしばしば絶望の種となる。というのは彼女 は自分の国では、自分が所帯の仕事のあらゆる細部まで支配するかしらであって、使用人には手を使う機械的 労働だけしか与えないという状態になれているからだ。
737 :
第三の波平 ◆JXLBbnYqTY :2012/10/18(木) 00:13:05.57 0
彼女はまず、彼女の東洋の使用人に、彼女が故国でし慣れているやり方で、こんな風にするのですよと教えよ うとする。だが使用人が彼女の教えたとおりにする見込みは百にひとつしかない。ほかの九十九の場合、彼は 期待通りの結果はなし遂げるけれど、そのやりかたはアメリカの主婦が慣れているのとはまったく異なってい る。使用人は自分のすることに責任をもとうとしており、たんに手だけではなく意志と知力にひょって彼女に仕え ようとしているのだと悟ったとき、彼女はやがて、彼女自身と彼女の利害を保護し思慮深く見守ろうとする彼ら に、自分をゆだねようという気になる。 外国人との接触によって日本人の従者が、われわれが召使の標準的態度とみなす態度、つまり黙って主人に 従う態度を身につけている条約港においてさえ、彼らは自分で物事を判断する権利を放棄していないし、もし忠 実で正直であるならば、仮にそれが命令への不服従を意味するとしても、雇い主の為に最善を計ろうとするのだ」。
738 :
第三の波平 ◆JXLBbnYqTY :2012/10/18(木) 00:27:16.76 0
たとえば現代の日本人労働の優秀さの一つとして、 現場レベルの改善があげられている。 現場の労働者は単に命令に従う労働力ではなく、 そこに自立的に改善を行おうとする。 このような現場力が日本の製造業を支えてきた。 このような日本人の自主性は、 日本社会の職を基本とした体系による。 職を中心に関係性が構築され、 どの職も対応性によって認め合う。 それは江戸時代の使用人も、現代の労働者も同様である。 このような特性は現代の日本人のサービスにも 現れている。
739 :
第三の波平 ◆JXLBbnYqTY :2012/10/18(木) 00:37:50.15 0
このような特徴は、擬人単一民族のために、 奴隷制が発展しなかったこと 戦国時代において、相手を皆殺しにすることは 奴隷にすることはなかった。 労働において、奴隷のような単に命令に従う労働がなかった。 労働は耐えず、一つの職として、社会全体の中で担う役割であった。 支配関係があっても、そこに職としての対等性があった。 農民は自主的に文字を学び、農業書を読み、改善を行い、 また地方自治を行っていた。 武士も単なる支配者ではなく、農民を管理しつつも、保護した。 武士もまた地方政治、行政の機関であり、職であった。 それは、大名、将軍でさえ同様であった。
740 :
第三の波平 ◆JXLBbnYqTY :2012/10/18(木) 00:44:31.44 0
もう一つは、日本人の実情は農本主義ではなかった。 日本の律令制は中国唐から導入された、 中国は農本主義であり、納税のシステムとして、 同様な管理が導入された。 しかし実際日本は島国であり、農地だけでなく、 地方ごとに漁業、加工品など多様な産業が盛んであった。 特に海岸線が近いことで、交易が盛んであった。 農民の多くが地方産物として副業を行っていた。 室町時代の古くから貨幣が流通し、 また識字率が高かった。 すなわち労働者として優秀であった。
741 :
第三の波平 ◆JXLBbnYqTY :2012/10/18(木) 00:52:43.13 0
家業を中心に社会が形成されていた。 支配制度があったとしても、 その根底に職人として個人が尊重される土壌があった。 職ということはそこに商品の交換が存在する。 しかし単に交換は等価交換ではなく、 社会全体として尊重と慣用がある。 西洋的なプロフェッショナルが対価に対して 契約を遵守することを意味するとすれば、 日本人の職人倫理は、対価を超えて、 社会の役割として全うする。
742 :
第三の波平 ◆JXLBbnYqTY :2012/10/18(木) 00:54:26.15 0
このような職の体系は、現代も日本人の大きな特徴として 残っているが、それでも明治の近代化、 そして戦争、戦後の経済成長を通して変容してきた。 特に現代の若者は一見、もはや職の体系を遵守してないように見える。
743 :
第三の波平 ◆JXLBbnYqTY :2012/10/18(木) 08:03:15.83 0
資本主義の合理性に還元されない改善は、日本人の職人気質から来ている。 いかなる現場仕事でも賃金に還元されない職人的誇りを見出だし自立的に改善を試みる。 フォーディズムに改善を取り入れて品質向上を展開する。 さらに単なる時間労働を越えて、生活まで労働の場とするポストフォーディズム時代はまさに日本人的といえる。 このように経済大国となったが、現代の労働意欲の低下はなんだろう。
744 :
第三の波平 ◆JXLBbnYqTY :2012/10/18(木) 08:14:59.73 0
ポストフォーディズムは労働の二元化を進める。 一方でより創造的な知価労働と、よりマニュアル化された合理的時間労働。 バイトや日雇いなどの合理的時間労働は、マニュアル化以上の労働を排除、すなわち職人気質を求めない。 日本型フォーディズムのために確保されていた終身雇用のような職人気質を保持する安心継続した労働環境は、ポストフォーディズムでは解体される。 高収入の創造的労働も流行の移り変りの早さから、いつまで維持されるかわからない。
745 :
第三の波平 ◆JXLBbnYqTY :2012/10/18(木) 08:22:54.75 0
たしかに西洋型ポストフォーディズムに合わせる必要はないのかもしれない。 しかし問題は中国など西洋型資本主義の合理性を安い人件費で進める国との競争に勝つかだ。 日本型フォーディズムでは、人件費が高く、終身雇用を確保することはむずかしい。 低賃金のマニュアル労働はまさに中国の労働者とのコスト競争しているのだ。
746 :
第三の波平 ◆JXLBbnYqTY :2012/10/18(木) 08:39:16.90 0
さらに構造的ないえば、日本ではポストフォーディズムの労働の二極化が、世代論になっている。 まだ創造的労働が既存正社員世代の既得権益として確保され、マニュアル仕事が若い世代に回る。 新しい世代の若者にもはや日本人的職人気質がなくなっているとはいえないだろう。 若者に世代は労働現場ではマニュアル仕事しかできない鬱憤を、趣味の世界で晴らしている。 オタク文化はジャパンクールと呼ばれ世界的影響力を持つまでに成長したが、 これらは若者の膨大な非賃金創造的労働による。 このような非賃金創造的労働の成果は世界的にも例がないのではないだろうか。 西洋のロックミュージックや、またハッカー文化はいまや世界の産業を接見しているが、 現代はネットなど創造的ツールが安価で豊かであるという条件はあるが、 ニコニコ動画などの対価を求めない創造場ではなかっただろう。
747 :
第三の波平 ◆JXLBbnYqTY :2012/10/18(木) 08:50:31.22 0
日本の若者はいまの労働環境に順応性して、割り切って、賃金を確保する労働の場と、創造を発揮する労働の場を分けて考えている。 この変化は日本人のライフスタイルを大きく変える。 賃金は一人生活できるほどに安いので、結婚しない。 日本の結婚は企業の終身雇用に支えられていた。職人として生活を労働に捧げるには、生活を守る妻が必要になる。 だから企業は結婚相談所でもあった。若者の交流を促進し、社内結婚させる。 その後のマイホームから老後の年金まで面倒をみる。 日本の社会保障は企業が担ってきたといえる。
748 :
第三の波平 ◆JXLBbnYqTY :2012/10/18(木) 08:56:08.15 0
若者の〜離れは、このような旧世代とのライフスタイルの断絶に対応しているだろう。 一つの企業に閉じない生活、賃金労働場より無賃金労働場=趣味的コミュニティの重視、低賃金など
749 :
第三の波平 ◆JXLBbnYqTY :2012/10/18(木) 09:02:46.70 0
しかし状況はさらに悪化している。 賃金労働場の停滞、すなわち国際的に日本企業の凋落、さらに生産の海外移管、日本での雇用の減少。 本来なら若者の活力は停滞するいまの日本企業を乗り越えて、よりクローバルに、またベンチャー企業など自主的な労働場の創造をめざすべきかもしれないが、 実情はより非賃金労働へ、内へ向かっている。
750 :
第三の波平 ◆JXLBbnYqTY :2012/10/18(木) 09:13:10.90 0
問題はいつまでも、このような幸福な二重生活が続くか、ということだ。 1つは低賃金でそれなりの生活が確保される環境は今後も確保されるのか。 低賃金といっても、海外の貧困とは全然違い生活環境は豊かである。 このような安価に手に入る日本の豊かな生活環境は、いままで日本人がコツコツ構築してきた社会インフラに整備されているからだ。 電気水道通信道路など公共的インフラだけでなく、コンビニが近くにあること、安価で多様な生活用品が手に入ることなど、高度な流通システムに支えられているが、 今までは過去の遺産に頼っていたが、インフラ維持には膨大なコストがかかる。
751 :
第三の波平 ◆JXLBbnYqTY :2012/10/18(木) 09:28:57.17 0
原発問題で叩かれる日本の電力会社であるが、一面で世界有数の安定に電力供するすぐれたインフラを構築してきた。 最近は問題が価格に集中しているが、電力インフラの安定性が崩れると、日本中の生産の効率が低下する。 さらには道路などインフラ建築物の老朽化が問題になっている。 企業にしても収益の悪化は価格が上がらなければ、品質が低下することは避けられない。 日本人は空気のように考えているが、海外から羨ましがられていた安全安心な生活インフラが疲弊しつつある。 だから結局、いますべつが税金にむかっている。そして国の赤字は増え続けている。 なぜ日本はギリシアのようにならないのか。いろいろ議論があるが、今後もならないとはいえないだろう。 日本にも海外のような真の貧困がくる日も近いかもしれない。
752 :
第三の波平 ◆JXLBbnYqTY :2012/10/18(木) 09:34:20.81 0
明るいのは、若い世代でも旺盛な日本人的な職人気質は維持されている点だろう。 安易に極論をいえば一度経済破綻して、リセットされるのがいいかもしれない。
753 :
第三の波平 ◆JXLBbnYqTY :2012/10/18(木) 17:46:08.77 0
いまに続く日本文化は室町時代以降に作られたという。 この時代、日本には様々な変化があった。 1つは貴族支配から武士支配への移行。 鎌倉幕府は日本全体を武士の支配に変えたわけではない。応仁の乱から戦国時代を経て、武士の支配となる。 武士は下級貴族、地方豪族、農民から生まれた。階級の転倒であり、また中央に対する地方の台頭である。 この流れは地方と中央の交流を活発にする、地方へ知識が流れて、農業の生産性は工場する。 また貨幣が流通して交易が活発になり、豊かになる。 混乱の時代と考えがちだがそれとともに地方では生活水準、文化が向上した。
754 :
第三の波平 ◆JXLBbnYqTY :2012/10/18(木) 17:58:23.18 0
さらに有名なのが鎌倉仏教が広まった時代であった。 仏教は伝来していたが中央貴族が政治に活用するものだった。 鎌倉仏教は庶民を対象にした。 それまで庶民は地域の民間宗教を信仰していた。基本的に豊作を願うなと生活慣習に根ざしていた。 その意味で鎌倉仏教は日本の民衆が初めて接する強い宗教である。 具体的な神がいて、明文化され、個人の内面に問われる。
755 :
第三の波平 ◆JXLBbnYqTY :2012/10/18(木) 18:09:54.26 0
個人に問われる、個人の内面を意識する自体が初めてであったかも知れない。 どこまで仏教を理解したかは別に、個人に目覚める精神的な革命であった。 各地に寺が作られ、知識人として坊さんが招かれて、自らで自治を行うなどの村の自立を促した。
756 :
第三の波平 ◆JXLBbnYqTY :2012/10/18(木) 18:22:17.61 0
地方の発展は兵農分離を経て、支配層の武士と、比支配層の農民の構図をもとに日本中が整備されていく。 しかしこの支配関係は制服ではなく、疑似単一民族内の職に根ざしている。 それももともとが同じ下層である。
757 :
第三の波平 ◆JXLBbnYqTY :2012/10/18(木) 23:04:04.83 0
海とは陸地の境界だろうか。 海は高速道路だ。 陸を移動するよりも、容易に大量の荷物を迅速に 運搬することができる。 島国日本は多様な地形を元に 様々な産業は発達した。 そして縄文時代から海に恵まれ交易が盛んであった。 大陸中国の制度は土地の面積を基本に管理する。 土地を区画して税を徴収する。 土地で農業を営む人を管理する。 日本が農本主義になったのは、 中国唐の律令制を導入したときだ。 ここにその後につながる、日本の対立が生まれる。 人々を管理する縦の農本主義と、 多様な産業と交易を基本とする横のつながり。
758 :
第三の波平 ◆JXLBbnYqTY :2012/10/18(木) 23:18:23.28 0
日本の管理は、大宝律令の律令制の導入から、 そして太閤検地など武士の時代になっても、 基本は農本主義であり続けた。 しかし実際の百姓は土地に根ざした農業以下に 多様な産業、交易を行ってきた。 これらの余剰は百姓の収益になった。 管理には絶えず抜け道が用意されてきた。 そこに百姓の自立性が生まれる。 百姓とは農民のことではなく、様々な生産者の名称である。 ただ百姓が個人として自由であったわけではなく、 基本は土地に根ざして生活する。 このために、日本人の基本的な単位は「家」であったとされる。 ここでいう家とは血縁関係だけではなく、 その土地での継続的な職業、すなわち家業を基本とする。 もともと多様な産業の日本では、家の家業は、 他の家との相対的な関係性になり、 すなわち地位的的な体系を形成する。 地域の中で、家業がその「家」の価値となる。 自主性をもち互いに職として認め合う。
759 :
第三の波平 ◆JXLBbnYqTY :2012/10/18(木) 23:30:17.06 0
農本主義にする縦の支配関係は存在したが、 それとともに継続された家業間の横の関係が継続される。 特の産業の多様性が爆発したのが室町時代当たりである。 貴族による中央集権の縦社会が解体していき、 地方の武士たちが台頭することで、縦の管理がゆるむ。 また地方と中央の流動性があがり、 交易が活発になり、富を生み出す。 すなわち横の産業がさらに多様にそして活発化する。 その後、武士の支配が固まっていくと、 太閤検地や、徳川幕府による儒教的農本主義の再導入で 再び、縦の管理が整備される。 しかし江戸時代の縦の管理は、戦国時代から むしろ治安を向上させて、多様な産業が活性化され、 世界有数の市場を誕生させることになる。
760 :
第三の波平 ◆JXLBbnYqTY :2012/10/18(木) 23:36:44.10 0
そもそもにおいて、武士は支配者であるより、 行政、政治をになう職業であった。 領地が繁栄し、領民が活動することに責任をもつ。 領民は地域の自治権をもち、 自ら生産性を向上させるよう努力する。 土地管理を行ったが、領民たちが自立的に行う 横の産業に必要以上に干渉することはない。 また武士は自らの職は行政、政治であって、 産業に参入することもない。
761 :
第三の波平 ◆JXLBbnYqTY :2012/10/18(木) 23:40:12.30 0
ウェーバーの資本主義の精神としての プロテスタンティズムに対応するものが、 江戸時代にあり、明治以降の近代化は 成功したとよく言われる。 明治以降の日本の管理は農本主義であったが、 まさに横の職人の体系がそれに当たるのではないだろうか。
762 :
第三の波平 ◆JXLBbnYqTY :2012/10/19(金) 00:35:01.71 0
江戸時代の職は交換と関係しない。 支配層の武士への納税に費やされないが、 多くにおいて交換に関係する。 しかし職の体系は、自由主義のような純粋な交換とはことなる。 職は家業として世代で連続して固定される。 それぞれが社会全体の中で必要とされるから継続している。 決まった相手にだけの贈与ではなく 不特定多数への交換である面で自由であるが、 家業という系譜によって固定された体系によって自由ではない。
763 :
第三の波平 ◆JXLBbnYqTY :2012/10/22(月) 11:56:06.29 0
網野本を読んでいる。 網野の日本通史は独特の切口で繋がる。 一般的に日本史は農本主義で書かれている。 農本主義とは農業を国の基本として国の制度を構築する。 土地を測量、区画し、管理することで、人、税を管理する。
764 :
第三の波平 ◆JXLBbnYqTY :2012/10/22(月) 12:00:51.55 0
このような農本主義の導入は中国唐からの輸入であり、それ以前は多様な職が営まれていた。 特に島国日本は海運により、縄文時代から日本各地から、朝鮮、中国との交易が行われていた。 交易が行われているということはさまざまな生産物があるということ。
765 :
第三の波平 ◆JXLBbnYqTY :2012/10/22(月) 12:40:12.58 0
交易文化と農本主義 この対立は民衆、自由と管理、支配の対立項として語られる。
766 :
第三の波平 ◆JXLBbnYqTY :2012/10/23(火) 18:30:14.78 0
日本人にとっての公とは?
767 :
第三の波平 ◆JXLBbnYqTY :2012/10/23(火) 18:40:05.54 0
日本人の職は寓話的にも天皇と繋がる。 天皇に授かった公務を起源をもつ、由緒正しく家業。 公務である。 日本人にとって職とは日本人としての公務であり、日本人であることにつながる。
768 :
第三の波平 ◆JXLBbnYqTY :2012/10/23(火) 18:43:40.25 0
日本人の職中心主義
769 :
世界@名無史さん :2012/10/23(火) 19:38:03.70 0
数学を知らなければ哲学は語れない
770 :
第三の波平 ◆JXLBbnYqTY :2012/10/23(火) 20:58:50.64 0
奴隷文化である西洋では、仕事をしないことが最高のステイタスである。 仕事は生活費を稼ぐ手段である面が強い。
771 :
第三の波平 ◆JXLBbnYqTY :2012/10/24(水) 12:46:50.30 0
それに対して、日本人にとって職は生活費を稼ぐ以上の意味を持つ。 日本人が自らを紹介する場合、 会社名や従事する仕事を一番に説明するように、 日本人にとって職とは自らの存在を示す一番のものである。 仕事が生き甲斐ということではなく、 日本の社会において職が日本人としての公的なものだからだ。 日本人なら当然、職につき、社会の役に立っていると言うこと。 社会貢献のために仕事をしているという強い意味ではなく、 日本人として当然の義務であるということで公的である。 日本人が職を絶えず公的なものとして位置づけてきたことによる。 日本の平民である義務として、税を払うこと、賦役を行うことは当然。 あるいはいかなる職業も国によって公的に認められる、 という意味で、正式な日本人なら当然である。 むしろこれらから排除されることは、下人であるなどの 社会的に認められた正統な日本人=平民とは言えない。
772 :
第三の波平 ◆JXLBbnYqTY :2012/10/24(水) 12:53:15.82 0
これは日本の天皇制ともかかわると言われる。 実質の支配層が変わっても天皇が継続したことは、 日本人が日本人としての公的なもの=正当性を 継続して自覚してきたことによる。 その頂点にいるのが天皇である。 多くの職業が源流にたとれば天皇につながる。 天皇から授かった職、授かった土地などの 逸話を元にして、自ら正当性が主張される。 日本人の正当性が天皇という象徴をもとに 家業という職を通して、語られる。
773 :
第三の波平 ◆JXLBbnYqTY :2012/10/24(水) 12:56:15.98 0
現代では、家業という考えは崩れたとしても、 職によって日本人の公的な正当性を主張する習慣は かわらない。 日本において、無職、非正規雇用などの立場が低い、 世間体が悪いというのは、 単に収入の面だけではなく、日本人としての義務を 果たしていないという観念が継続されているからだろう。
774 :
第三の波平 ◆JXLBbnYqTY :2012/10/24(水) 13:01:08.64 0
このような職に対する日本人の独特な習慣は、 日本人社会の様々な面に現れている。 ・非正規雇用へ社会的な立場の低さ ・終身雇用制度重視 ・娯楽文化の立場の低さ ・女性の正規雇用率の低さ ・投資への消極性
775 :
第三の波平 ◆JXLBbnYqTY :2012/10/24(水) 13:05:29.34 0
西洋では自らのアイデンティティを職だけではなく、 社会文化交流、活動として示すことが求められる。 西洋では大人の文化活動が活発であるが、 日本では文化活動は、就職するまでの楽しみと考えられる。 大人とは正社員として職について、 そこに存在意義を見いだすことで認められる。
776 :
第三の波平 ◆JXLBbnYqTY :2012/10/24(水) 13:11:18.50 0
西洋では大人文化が豊かであるが、 日本では自立した大人文化そのものがない。 日本人の趣味は若いときの懐古的な暇つぶしか、 仕事の延長線上である。 たとえば恋愛においても、大人は職、あるいは父母という 公的な立場での関係を基本とするために、 大人の恋愛は存在しない。 アメリカの大人の恋愛映画がどの程度まで 実情を表しているか疑問もあるが、 大人の恋愛、そして文化が描かれている。 大人の恋愛にして、大人の趣味は、 日本人において、正統なものではないという 慣習がいまもある。
777 :
第三の波平 ◆JXLBbnYqTY :2012/10/24(水) 13:17:18.36 0
最近は大人になっても、ネットやオタク文化を 楽しむことが一般化しているが、 しかしそこには大人になれない人々、 子供のままの人々というレッテルがある。 職に存在意義を見いだせないまま、年をとった人々は、 社会に劣等感を持ち、抑圧され大人文化を迂回して、 子供の趣味を延長し続けるという面がある。 オタク文化が幼稚でありつづけるのは、 劣等感の反映かもしれない。 幼稚であり、大人になれないことを自ら認める 正当でないことに開き直る屈折した面がある。
778 :
第三の波平 ◆JXLBbnYqTY :2012/10/24(水) 13:20:20.35 0
職とは生活費を稼ぐための手段でしかない。 その意味では、投資も有用な生活費を稼ぐ手段として 認められる。 職に就いていないことはやましいことではなく、 ただ経済的な問題でしかない。 人生が豊かであること、自らの存在意義は 別のところにある、という西洋的な文化は 徐々に浸透しいくのだろうか。
779 :
第三の波平 ◆JXLBbnYqTY :2012/10/24(水) 13:22:24.69 0
このような職の重視は、日本の歴史と深く結びつて、 日本人のかなり基本的な特性になっているために、 そう簡単に変わるものではないだろう。
780 :
第三の波平 ◆JXLBbnYqTY :2012/10/24(水) 13:36:55.55 0
プロ野球での日本人選手と外国人選手との待遇の違い。
781 :
第三の波平 ◆JXLBbnYqTY :2012/10/24(水) 20:57:35.84 0
網野善彦 日本の歴史をよみなおす(全) (ちくま学芸文庫) 網野善彦 ISBN:4480089292 日本社会の歴史〈上〉 (岩波新書) 網野善彦 ISBN:4004305004 日本社会の歴史〈中〉 (岩波新書) 網野善彦 ISBN:4004305012 日本社会の歴史〈下〉 (岩波新書) 網野善彦 ISBN:4004305020 日本とは何か 日本の歴史〈00〉 網野善彦 ISBN:4062689006 日本中世の百姓と職能民 (平凡社ライブラリー) 網野善彦 ISBN:4582764681 日本中世に何が起きたか―都市と宗教と「資本主義」 (洋泉社MC新書) 網野善彦 ISBN:4862480306 日本中世の民衆像―平民と職人 (岩波新書) 網野善彦 ISBN:4004201365 米・百姓・天皇 日本史の虚像のゆくえ (ちくま学芸文庫) 網野善彦 ISBN:4480093486 無縁・公界・楽―日本中世の自由と平和 (平凡社ライブラリー) 網野善彦 ISBN:458276150X 東と西の語る日本の歴史 (講談社学術文庫) 網野善彦 ISBN:4061593439 中世再考 (講談社学術文庫) 網野善彦 ISBN:4061594486 蒙古襲来―転換する社会 (小学館文庫) 網野善彦 ISBN:409405071X 日本中世の非農業民と天皇 網野善彦 ISBN:4000016431
782 :
世界@名無史さん :2012/10/24(水) 22:47:29.56 O
783 :
第三の波平 ◆JXLBbnYqTY :2012/10/25(木) 12:20:36.03 0
平民的な権利は、納税、夫役の義務により守られた。 平民としての正当性という概念が律令制導入当時からあり、継続されつづけた。 すなわち支配者が変わろうとも、この正当性を保障する公義が継続された。 武士が実質支配者になっても、武士が支配者であることを保障する公義が存在した。
784 :
第三の波平 ◆JXLBbnYqTY :2012/10/25(木) 12:28:32.59 0
その象徴が天皇の継続であるが、しかしこれを天皇崇拝のような心理的なものに還元することは間違いだろう。 公義を支えるシステムが職の体系である。 先祖伝来の土地、先祖伝来の家業など、これらは公義による保障により正当性が維持される。 土地、職を受け継いでいく行為そのものが正当性としての公義を継続させる。
785 :
第三の波平 ◆JXLBbnYqTY :2012/10/25(木) 12:30:43.24 0
土地、職の継続は慣習を伝授していくことだ。
786 :
第三の波平 ◆JXLBbnYqTY :2012/10/25(木) 12:35:42.66 0
慣習の継続は必ずしも職によって行われる必要はない。 むしろ危うい面がある。職同士の関係には交易が関係する。 交易は見ず知らず同士の関係を促し、集団そのものを流動化する。 しかし日本では職が重要な役割をした。
787 :
第三の波平 ◆JXLBbnYqTY :2012/10/25(木) 17:02:01.34 0
日本の職の体系は明治維新で見事にはまった。 天皇を頂点として公務として富国強兵を進める。 あまりにうまく行きすぎで顧みることができなかった。 戦後もまたうまく回った。なぜいま逆にうまくいかないのか。
788 :
第三の波平 ◆JXLBbnYqTY :2012/10/25(木) 17:05:41.92 0
日本式そのものが悪いということではないだろう。 人件費の高騰が、職の体系を高いものにしている。 ダウンサインジング型職の体系の可能性は?
789 :
第三の波平 ◆JXLBbnYqTY :2012/10/26(金) 01:28:45.38 0
正当性を保障する公儀 平民的な権利は、納税、夫役の義務により守られた。平民としての正当性という概念が律令制導入当時からあ り、継続されつづけた。すなわち支配者が変わろうとも、この正当性を保障する公儀が継続された。武士が実質 支配者になっても、武士が支配者であることを保障する公儀が存在した。 公議を支える職の体系 その象徴が天皇の継続であるが、しかしこれを天皇崇拝のような心理的なものに還元することは間違いだろう。 公儀を支えるシステムが職の体系である。先祖伝来の土地、先祖伝来の家業など、これらは公儀による保障に より正当性が維持される。土地、職を受け継いでいく行為そのものが正当性としての公儀を継続させる。土地、 職の継続は慣習を伝授していくことだ。 なぜ職が公儀を支えるのか 慣習の継続は必ずしも職によって行われる必要はない。むしろ危うい面がある。職同士の関係には交易が関 係する。交易は見ず知らず同士の関係を促し、集団そのものを流動化する。しかし日本では職が重要な役割をした。 その理由の一つが日本がその始めから交易国であったためだ。すでに縄文時代から日本国内や朝鮮との交易 が盛んであった。交易において優位であるのは希少性である。自らにあって他にないものが交換の対象にな る。そのような地方ごとの特色が生まれる。 日本が日本国として、天皇制、律令制が導入されたのは、奈良時代であるが、その前にすでに交易国であっ た。その上に唐から輸入された農本主義的な律令制が導入された。導入された律令制と実情の交易との調整 の中で、国家の平民としての正当性を保証する妥協案として生まれてきたのが、土地および職を公的な存在と して認知するという職の体系だろう。 職が公的に保証されて、系譜されていくことで重み付けされていく。系譜されることは根本的な社会の解体が起 こらなかったということ。すなわち民族的な侵略がなかったことが大きい。民族的な侵略はそれまでの社会シス テムを解体するとともに、奴隷を生み出す。純粋な労働力として奴隷の存在は職そのものの価値を解体する。
790 :
第三の波平 ◆JXLBbnYqTY :2012/10/26(金) 11:44:49.23 0
891菅原道真 935平将門 991藤原道長 1056前九年後三年 1107白河院 1156平清盛 後白河 1192源頼朝 1199北条 1221丞久の乱 1272元冠 1321後醍醐 1333足利高氏
コテ外して名無しを装うとするも
IDが同じなのでモロバレする波平さん↓
> 425 :第三の波平 ◆JXLBbnYqTY []:2012/09/25(火) 13:13:13.83 ID:kmhbIBpr0 ←
> 今日本屋にあった
>
> 33 :名無しさん@実況は禁止です[]:2012/09/25(火) 13:44:23.07 ID:kmhbIBpr0 ←
>
>>1 が馬鹿だということだけわかった
>
> 668 :名無しさん@実況は禁止です[]:2012/09/25(火) 15:58:31.23 ID:kmhbIBpr0 ←
> 今日はHaKaTa百貨店の収録という噂あり
>
> 715 :名無しさん@実況は禁止です[]:2012/09/25(火) 19:11:05.55 ID:kmhbIBpr0 ←
> 今日百貨店の収録確定です
>
> 725 :名無しさん@実況は禁止です[]:2012/09/25(火) 19:42:30.90 ID:kmhbIBpr0 ←
> 状況から見て確定ですよ
>
> 820 :名無しさん@実況は禁止です[]:2012/09/25(火) 23:34:45.90 ID:kmhbIBpr0 ←
> 金曜日のテレフォンで月曜日のいいともテレフォン出演が決まったという意味かと
http://hissi.org/read.php/akb/20120925/a21oYklCcHIw.html
792 :
純一 :2012/10/26(金) 14:59:48.75 0
99 :考える名無しさん:2012/09/17(月) 19:17:51.42 0
データ検証の結果報告↓
1 :珍宝二郎:2012/09/16(日) 10:35:21.72 0
3 :珍宝二郎:2012/09/16(日) 10:55:24.00 0
995 :第三の波平 ◆JXLBbnYqTY []:2012/09/16(日) 11:03:31.19 ID:SrJq7uvr0
22 :第三の波平 ◆JXLBbnYqTY []:2012/09/16(日) 11:05:23.25 ID:SrJq7uvr0
25 :第三の波平 ◆JXLBbnYqTY []:2012/09/16(日) 11:06:48.63 ID:SrJq7uvr0
43 :第三の波平 ◆JXLBbnYqTY []:2012/09/16(日) 11:13:07.55 ID:SrJq7uvr0
78 :第三の波平 ◆JXLBbnYqTY []:2012/09/16(日) 11:26:00.40 ID:SrJq7uvr0
81 :第三の波平 ◆JXLBbnYqTY []:2012/09/16(日) 11:26:28.38 ID:SrJq7uvr0
7 :珍宝二郎:2012/09/16(日) 11:31:56.76 0
8 :珍宝二郎:2012/09/16(日) 11:46:13.98 0
9 :珍宝二郎:2012/09/16(日) 11:47:16.35 0
10:珍宝二郎:2012/09/16(日) 11:51:47.22 0
100 :考える名無しさん:2012/09/17(月) 19:20:24.94 0
データ検証の結果、↓の『珍宝二郎』のレスの空白時間である
10:55〜11:31に波平の書込み時間を当て嵌めてみた(
>>99 )結果、
>>99 の様に空白時間が完全に一致した。
命題の真偽を判断していこうじゃないでしょうか?
http://awabi.2ch.net/test/read.cgi/philo/1347759321/
第三の波平さんが頑張りすぎている感があるな
796 :
第三の波平 ◆JXLBbnYqTY :2012/10/29(月) 09:59:10.77 0
104 :考える名無しさん:2012/09/17(月) 19:49:20.55 0 波平側から検証しても一致する↓ 129 :第三の波平 ◆JXLBbnYqTY []:2012/09/17(月) 07:41:37.28 ID:o3Vql3ln0 170 :第三の波平 ◆JXLBbnYqTY []:2012/09/17(月) 08:55:34.61 ID:o3Vql3ln0 319 :第三の波平 ◆JXLBbnYqTY []:2012/09/17(月) 10:38:32.60 ID:o3Vql3ln0 49 :珍宝二郎:2012/09/17(月) 10:44:07.13 0 50 :珍宝二郎:2012/09/17(月) 10:51:41.58 0 51 :珍宝二郎:2012/09/17(月) 10:57:23.03 0 52 :珍宝二郎:2012/09/17(月) 11:15:23.60 0 53 :珍宝二郎:2012/09/17(月) 11:29:53.54 0 390 :第三の波平 ◆JXLBbnYqTY []:2012/09/17(月) 11:36:27.42 ID:o3Vql3ln0 394 :第三の波平 ◆JXLBbnYqTY []:2012/09/17(月) 11:43:32.16 ID:o3Vql3ln0 395 :第三の波平 ◆JXLBbnYqTY []:2012/09/17(月) 11:44:21.49 ID:o3Vql3ln0 397 :第三の波平 ◆JXLBbnYqTY []:2012/09/17(月) 11:45:08.82 ID:o3Vql3ln0 404 :第三の波平 ◆JXLBbnYqTY []:2012/09/17(月) 11:50:44.84 ID:o3Vql3ln0 407 :第三の波平 ◆JXLBbnYqTY []:2012/09/17(月) 11:53:51.60 ID:o3Vql3ln0 421 :第三の波平 ◆JXLBbnYqTY []:2012/09/17(月) 12:01:26.19 ID:o3Vql3ln0 55 :珍宝二郎:2012/09/17(月) 12:03:04.58 0 429 :第三の波平 ◆JXLBbnYqTY []:2012/09/17(月) 12:06:54.32 ID:o3Vql3ln0 433 :第三の波平 ◆JXLBbnYqTY []:2012/09/17(月) 12:10:07.42 ID:o3Vql3ln0 435 :第三の波平 ◆JXLBbnYqTY []:2012/09/17(月) 12:11:21.15 ID:o3Vql3ln0
798 :
第三の波平 ◆JXLBbnYqTY :2012/10/29(月) 12:05:27.36 0
死への覚悟を持たなければならなかった。 死は近接したものだった。 戦はいつも近くにあり、いつ死ぬかわからい。自らのみではなく、一族が。 また社会的な関係性を維持するのは個人間の信頼関係だ。 だから自ら、そして一族より、忠義を重視することが求められる。 それが守れないなら社会的に抹殺される。
106 :考える名無しさん:2012/10/19(金) 15:45:38.76 0
波平っぽい
(文春)
・クリーニング屋に来ると、1時間でも2時間でも話していく。他のお客さんが来ても後ろで待っててまた話を続ける。自慢話多し。
・「家賃を少し滞納したらすぐ督促状が来た」と大家さんの愚痴
・「いい研究をしても上に横取りされる」と愚痴
・「ワインバーに行ったら素敵な女性がいたのでアタックしたい」と言ってた。
・クリーニングに持ち込む服のほとんどはユニクロ
・ホスト風の男とケンカして警察沙汰になったと自慢。しかしエアと判明。
・おばあちゃん子で挨拶しても会釈もしない暗い子だった。
・浪人時代に模試で全国でも上の成績になったと見せびらかしてきた(東大にも入れるレベル) が、あれはウソやろと友人たちの間では言われていた。
・医科歯科大時代、学園祭ではバンドを組んでボーカルしていた。
・彼女はたぶんいなかった
・京大法学部と二重学籍を持ってると言ってた
・年賀状に「東大助教授になった。こんなもんです。スピード出世は実績があるからです」 「新聞を驚かせるような発表がまたあります」と書いて同級生に送っていた
・山中教授のiPS研究所の公募に応募して落ちたという噂
http://ikura.2ch.net/test/read.cgi/ms/1350367132/851 http://i.imgur.com/JKPDx.jpg
800 :
第三の波平 ◆JXLBbnYqTY :2012/10/29(月) 12:30:45.97 0
統治者になり、禁欲的美学にまで高められるのは、仏教、儒教の影響が大きいのだろう。
801 :
第三の波平 ◆JXLBbnYqTY :2012/10/29(月) 16:14:50.81 0
なぜ武士は禁欲的なのか?
802 :
第三の波平 ◆JXLBbnYqTY :2012/10/31(水) 09:25:42.91 0
戦国時代は日本が分裂した時代と考えられるが、しかしそれ以前の地方は曖昧だった。 一応、中央集権の管轄でありながら実は豪族や百姓など未分割に様々に自活していた。 各地を戦国大名が分割統治するこてで、検地され、境界が明確になり、整備された。
803 :
第三の波平 ◆JXLBbnYqTY :2012/10/31(水) 09:31:53.41 0
このような状況は西洋近代の近代国家成立に似ている。 突然目覚めたように領土境界のせめぎあいが始まり、領土が明確になる。 そして自国内では言語、教育などさまざまな共通した整備がはじまる。 戦国時代にはここまでではなかっただろうが同様に事が起こった。
804 :
第三の波平 ◆JXLBbnYqTY :2012/10/31(水) 09:34:51.15 0
それは富国強兵のためだろう。国を豊かに強くする競争の始まりである。 ではなぜこの時代突然、強国競争が始まったのか。
805 :
世界@名無史さん :2012/11/02(金) 13:18:47.93 0
話途切りますけどポモの行き着く先はキリスト教への回帰だと思います イエスは二度復活するかも
歴史は理性と情念の対決です 古代・理性、中世・情念、近代・理性 近代はもう終わりです、次は情念の時代が来るでしょう イエスではないかもしれません、しかしそれに似たそれを超えるより大きな不気味なモノが 現れるでしょう、ウェブやネトウヨはその露払いにもなりません 国家間の戦争もね(国家は近代の産物ですし) もっと恐ろしいモノが現れるでしょう
「哲学を知る」って簡単にいうけどさ、「哲学を知る」ってそんな簡単な事じゃないと思うよ。
>>806 みたいに「歴史は理性と情念の対決です。」って単純化して断言しちゃう姿勢もなあ…何事も断言しないほうがいいと思うよ。
>>807 それが現在の哲学ポストモダンの姿勢です、判断保留(エポケー)の姿勢
私も断言することの危険性や無知は承知しています
しかし極論すれば哲学史というのは断言する、しないの対立の歴史です
実存主義(断言しない派)構造主義(断言する派)ポスト構造主義(やっぱり断言しない派)
そこで私は断言する方をとったのです
それに私の想定しているのはそんなものを更に超えるようなものです
まさにこの世は水のよう。姿、形をころころと変えあるのか無いのか解らない 真理は水だはあっていた?
810 :
第三の波平 ◆JXLBbnYqTY :2012/11/10(土) 23:39:31.10 0
“江戸”の人と身分〈2〉村の身分と由緒 (〈江戸〉の人と身分 2) 白川部達夫編集 ISBN:4642065679 織豊政権と江戸幕府 日本の歴史15 (講談社学術文庫) 池上裕子 ISBN:406291915X 日本中世の百姓と職能民 (平凡社ライブラリー) 網野善彦 ISBN:4582764681 モノが語る日本対外交易史 7-16世紀 シャルロッテ・フォン・ヴェアシュア ISBN:4894348136
811 :
第三の波平 ◆JXLBbnYqTY :2012/11/13(火) 15:49:17.87 0
始めて太平記読みのことを知った。太平記読みは太平記を解説した本で、 江戸初期の出版の普及とともに武家層から庶民にまで広まった。 その後の日本人の政治、道徳思想の手本となった。
812 :
第三の波平 ◆JXLBbnYqTY :2012/11/13(火) 15:56:26.01 0
江戸時代は家康の政策により、儒教が取り入れられたと言われるが、 実際の日本人の考えは太平記読みの思想に近い。 その思想は、たとえば君主の上になる国家(公)があり、民のみならず君主であっても国家のためであること。 よって君主は民のために働くことが公儀である。仁政をめざすべき。
813 :
第三の波平 ◆JXLBbnYqTY :2012/11/13(火) 16:11:09.12 0
仏教、儒教などの学問にとらわれるのではなく、 忠義のため、仁政のために、すなわち国のための 実際的な知として活用して意味がある。
814 :
第三の波平 ◆JXLBbnYqTY :2012/11/13(火) 16:15:36.13 0
著者は、このような太平記読みの思想を、 それ以前の中世の思想と対立させる。 中世の思想は顕密仏教を中心とする宗教的な思想であるという。 ここには疑問がある。 本書では、太平記読みの成立過程はまだ分かっていないとされる。 このような思想が、太平記読みの普及という革命によって、 一般化したのか。 このような思想の土壌がすでにあり、太平記読みはそれを 吸収し、江戸時代の出版革命で、具体的な形をもって 現れたのではないか。 というのは、太平記読みの思想は、武士の存在につながり、 さらには現代に日本人にも続く、独特な特徴を持っているからだ。
815 :
第三の波平 ◆JXLBbnYqTY :2012/11/13(火) 16:18:14.64 0
それはボクが言っているように、日本人は 国家に対する役割によって存在意義を見いだしてきた、 将軍だろうが一つの役割、仕事でしかない、ということ。 このような思想は、江戸時代の太平記読みの出版によって 広まったものだろうか。
816 :
世界@名無史さん :2012/11/17(土) 04:00:26.53 0
0点 >175 名前:第三の波平 ◆JXLBbnYqTY :2012/11/14(水) 20:59:05.43 0 >■日本人の言語思想の系譜 太平記読み >太平記読みの思想 >「太平記読み」の時代:近世政治思想史の構図若尾政希(ISBN:4582767753)が、平凡社ラ >イブラリーの文庫本として出版された。これで始めて「太平記読み」のことを知った。 >太平記読みは太平記を解読した本で、江戸初期の出版の普及とともに武家層から庶民にまで >広まった。その後の日本人の政治、道徳思想の手本となった。 太平記読みは本じゃねーから むしろ著者は A(書物) 太平記 B(書物) 太平記評判秘伝理尽鈔 C(講演)「太平記評判秘伝理尽鈔」講釈 D(人間) 太平記講釈師(民衆向けタネ本問わず) E(人間) 太平記講釈師(理尽鈔タネ本限定) これらをすべて区別してる これらの違いを語ってるわけでしょ? 最初から識別出来ないよーな文盲には読めねーな これを使って書き直すと >「直接講釈師に依らずともこれらの書物を通して「理尽鈔」講釈に接することが >できるようになったのである。」 直接E(人間)に依らずともB(書物)を通してC(講演)に接することができるようになったのである という意味
817 :
世界@名無史さん :2012/11/18(日) 10:27:00.84 0
0点 >175 名前:第三の波平 ◆JXLBbnYqTY :2012/11/14(水) 20:59:05.43 0 >■日本人の言語思想の系譜 太平記読み >太平記読みの思想 >「太平記読み」の時代:近世政治思想史の構図若尾政希(ISBN:4582767753)が、平凡社ラ >イブラリーの文庫本として出版された。これで始めて「太平記読み」のことを知った。 >太平記読みは太平記を解読した本で、江戸初期の出版の普及とともに武家層から庶民にまで >広まった。その後の日本人の政治、道徳思想の手本となった。 太平記読みは本じゃねーから むしろ著者は A(書物) 太平記 B(書物) 太平記評判秘伝理尽鈔 C(講演)「太平記評判秘伝理尽鈔」講釈 D(人間) 太平記講釈師(民衆向けタネ本問わず) E(人間) 太平記講釈師(理尽鈔タネ本限定) これらをすべて区別してる これらの違いを語ってるわけでしょ? 最初から識別出来ないよーな文盲には読めねーな これを使って書き直すと >「直接講釈師に依らずともこれらの書物を通して「理尽鈔」講釈に接することが >できるようになったのである。」 直接E(人間)に依らずともB(書物)を通してC(講演)に接することができるようになったのである という意味
>直接E(人間)に依らずともB(書物)を通してC(講演)に接することができるようになったのである C(講演)をするのはE(人間)だろう 読解力大丈夫?
819 :
世界@名無史さん :2012/11/18(日) 21:41:12.20 0
820 :
世界@名無史さん :2012/11/18(日) 21:41:45.88 0
接するという日本語を鮮人は知らないらしい
821 :
世界@名無史さん :2012/11/18(日) 22:04:44.52 0
係り受けわからねー底辺いるのな 書物を通して→接する
822 :
世界@名無史さん :2012/11/19(月) 01:04:37.21 0
>>812 お前がどんな理解の仕方をしているのか知らんが、儒教には
> 民のみならず君主であっても国家のためであること。
> よって君主は民のために働くことが公儀である。仁政をめざすべき。
こういう教えはある。というか、それこそ儒教だ。べつに君主の「上」に国家がなくたってそういう思想だ。
お前の言う「上」がどういう概念か判然としないが。仮に君主の交替を示唆したとしても、
それはつまり易姓革命論だろう。
儒教の学説の一つに包摂される。
>>813 > 忠義のため、仁政のために、すなわち国のための
> 実際的な知として活用して意味がある。
だから、それこそが儒教なんだってば。どんな入門書・概説書・事典の類にも書いてあることをなんで見落とすかな。
>>815 > 国家に対する役割によって存在意義を見いだしてきた、
> 将軍だろうが一つの役割、仕事でしかない、ということ。
「体用論」という言葉で調べてみるといい。「体」と「用」は区別されるべき概念ではあるが
同時に表裏一体の存在でもある。仏教でも儒教でも宋代以後に流行した概念だ。
江戸時代の儒学の主流だった朱子学にも名を残す朱熹の著作にも体用論は出てくるから
中国思想史の本をちゃんと読めばわかること。太平記読みにもその思想が反映しているのだろう。
日本独自の思想がなかったとは言わないが、そんな所で喜んでるようじゃお話にならないよ、糞コテ君。
823 :
世界@名無史さん :2012/11/19(月) 01:16:10.29 0
0点 >175 名前:第三の波平 ◆JXLBbnYqTY :2012/11/14(水) 20:59:05.43 0 >■日本人の言語思想の系譜 太平記読み >太平記読みの思想 >「太平記読み」の時代:近世政治思想史の構図若尾政希(ISBN:4582767753)が、平凡社ラ >イブラリーの文庫本として出版された。これで始めて「太平記読み」のことを知った。 >太平記読みは太平記を解読した本で、江戸初期の出版の普及とともに武家層から庶民にまで >広まった。その後の日本人の政治、道徳思想の手本となった。 太平記読みは本じゃねーから むしろ著者は A(書物) 太平記 B(書物) 太平記評判秘伝理尽鈔 C(講演)「太平記評判秘伝理尽鈔」講釈 D(人間) 太平記講釈師(民衆向けタネ本問わず) E(人間) 太平記講釈師(理尽鈔タネ本限定) これらをすべて区別してる これらの違いを語ってるわけでしょ? 最初から識別出来ないよーな文盲には読めねーな これを使って書き直すと >「直接講釈師に依らずともこれらの書物を通して「理尽鈔」講釈に接することが >できるようになったのである。」 直接E(人間)に依らずともB(書物)を通してC(講演)に接することができるようになったのである という意味
824 :
世界@名無史さん :2012/11/19(月) 21:52:48.58 0
なにこの自演?
http://philo.log2.me/1318682213.html 波平アンチ []2011/10/16(日) 19:29:14.41 0
波平なんてほんとうに大したことない。
大量のガチな哲学読書をこなすだけの知性と財力を持ち、
幅広い知識とユーモアセンスを背景に
日本人が最も苦手とする独自性のある思想を
これでもかというほど毎日のように生み出し続け、
アルファブロガーとしての地位を固めつつ
それでいて匿名掲示板を中心に何の見返りも求めず
強靭な精神力でガチな日常を生き続けている。
本当にありふれた日本人哲学者。それが波平。
俺は波平を絶対に認めん!
第三の波平 ◆JXLBbnYqTY []2011/10/16(日) 19:39:53.82 0
It is really nothing to speak of in 波平.
Have the intellect and financial ability which manage a lot of ガチ philosophy reading,
and it continues producing almost every day, so that Japanese people call thought
with the originality [ be / the weakest ] against the background of wide knowledge a
nd a humor sense being also now, Hardening the status as an alpha blogger,
and yet, it does not ask for collateral of what centering on an anonymity bulletin board,
but living ガチ every day by tough emotional strength is being continued.
The truly common Japanese philosopher.
It is 波平.
I do not accept 波平 by any means!
825 :
(^.^)感じるのだ :2012/11/20(火) 21:01:43.36 O
(・o・)マタ独りよがりな知ったか振りか
826 :
世界@名無史さん :2012/11/20(火) 22:04:49.22 0
感じすぎてよがり声かね?
827 :
世界@名無史さん :2012/11/20(火) 22:31:03.03 0
0点 >175 名前:第三の波平 ◆JXLBbnYqTY :2012/11/14(水) 20:59:05.43 0 >■日本人の言語思想の系譜 太平記読み >太平記読みの思想 >「太平記読み」の時代:近世政治思想史の構図若尾政希(ISBN:4582767753)が、平凡社ラ >イブラリーの文庫本として出版された。これで始めて「太平記読み」のことを知った。 >太平記読みは太平記を解読した本で、江戸初期の出版の普及とともに武家層から庶民にまで >広まった。その後の日本人の政治、道徳思想の手本となった。 太平記読みは本じゃねーから むしろ著者は A(書物) 太平記 B(書物) 太平記評判秘伝理尽鈔 C(講演)「太平記評判秘伝理尽鈔」講釈 D(人間) 太平記講釈師(民衆向けタネ本問わず) E(人間) 太平記講釈師(理尽鈔タネ本限定) これらをすべて区別してる これらの違いを語ってるわけでしょ? 最初から識別出来ないよーな文盲には読めねーな これを使って書き直すと >「直接講釈師に依らずともこれらの書物を通して「理尽鈔」講釈に接することが >できるようになったのである。」 直接E(人間)に依らずともB(書物)を通してC(講演)に接することができるようになったのである という意味
828 :
世界@名無史さん :2012/11/24(土) 02:26:05.70 0
ケニアのモーゼス・マサイは10000mで26分30秒台出せるだろ。 5000mで12分50秒の快記録持ってるし、モスクワで金メダルとってほしい
ルーカス・ロティッチは26分43秒を昨年出したが安定感がないな 今年は5000mで13分台に終わってるしロードレースでもいまいちに終わっている。
ウガンダのキプロティッチは来年モスクワ世界陸上で金メダルを獲得できるか? 2時間4分台の実力は最低でもある思うのだが・・・
藤木直人って格好いいね。 俳優の中でもかなり格好いいほうじゃないか? ハンサムだよな
モスクワ世界選手権ではケニアのチェプコクにも注目だぞ。 12分51秒、26分51秒の記録を持ちかなり安定感がある。代表に返り咲くかも
早稲田大学法学部に入りたいのですが、どうしたら入れますか? 得意科目は英語で苦手科目は日本史です。国語は普通です。
30年戦争って結局後の世界に何を残したの? 誰か詳しく解説して
エチオピアのアブラハム・チェルコスは12分54秒のスピードがあるし、マラソンでも 初マラソンで6分台?で走ってるから正直3分台狙えるかも
早稲田大学政治経済学部と慶應大学法学部はどちらがいいだろうか?
マサイはロードに転向したほうがいいかも トラックでは記録は出せるけどキック力が少々足りない ハーフで58分台は出せると思うのだが果たして
イマネは今年ハーフ初挑戦で、マラソンに転向するのかもね 59分台で走り切ったからまずまず適性はありそう しかしモスクワはたぶん10000で狙うだろね
哲学的な意味で、アメリカ独立戦争は世界に何をもたらしたのでしょう? 詳しく知りたいのです!
ケニアは5000mで12分49秒のキプコエチが来年核になりそう 10000mでも26分50前後はいくんじゃないか?
キケロって哲学者か? 彼の思想はどのようなものだったのだろう? そしてわれわれはそこから何を学べるだろうか?
イスラム時代のロベオは簡易案哲学を書しているけど、これはどのような内容の ものだったのだろうか?
844 :
世界@名無史さん :2012/12/18(火) 12:19:03.70 0
ケニアのウィルソン・チェベットは2時間5分台を3回も記録しているし、2時間4分台 前半の実力はあると思う。 キプルトも直接対決で下してるし
エチオピアのツェガエ・ケベデは2時間3分台を来年出してエチオピア記録を更新したいね。 ケベデの実力なら3分台後半は可能だと思うよ 2分台となると話は別だが
男子マラソンエチオピア歴代10傑 2時間3分59秒 ハイレ・ゲブレセラシエ 2時間4分23秒 アエレ・アブシェロ 2時間4分38秒 ツェガエ・ケベデ 2時間4分48秒 イェマネ・ツェガエ 2時間4分50秒 ディノ・セフィル 2時間4分50秒 ゲトゥ・フェレケ 2時間4分52秒 フェイサ・リレサ 2時間4分53秒 ゲブレ・ゲブレマリアム 2時間4分54秒 マルコス・ゲネティ 2時間5分10秒 タデッセ・トーラ
田村正和の古畑任三郎って昔あったけどあれって終わっちゃったの? けっこう面白いよな?
男子マラソンケニア歴代10傑 2時間3分02秒 ジョフリー・ムタイ 2時間3分06秒 モーゼス・モソップ 2時間3分38秒 パトリック・マカウ 2時間3分42秒 ウィルソン・キプサング 2時間4分16秒 デニス・キメット 2時間4分27秒 ダンカン・キベト 2時間4分27秒 ジェイムズ・クワンバイ 2時間4分40秒 エマニュエル・ムタイ 2時間4分55秒 ポール・テルガド 2時間4分56秒 サミー・コリル 2時間4分56秒 ジョナサン・マイヨ
男子マラソン世界歴代10傑 2時間3分02秒 ジョフリー・ムタイ ケニア 2時間3分06秒 モーゼス・モソップ ケニア 2時間3分38秒 パトリック・マカウ ケニア 2時間3分42秒 ウィルソン・キプサング ケニア 2時間3分59秒 ハイレ・ゲブレセラシエ エチオピア 2時間4分16秒 デニス・キメット ケニア 2時間4分23秒 アエレ・アブシェロ エチオピア 2時間4分27秒 ダンカン・キベト ケニア 2時間4分27秒 ジェイムズ・クワンバイ ケニア 2時間4分38秒 ツェガエ・ケベデ エチオピア
男子マラソンパフォーマンス歴代10傑 2時間3分02秒 ジョフリー・ムタイ ケニア 2時間3分06秒 モーゼス・モソップ ケニア 2時間3分38秒 パトリック・マカウ ケニア 2時間3分42秒 ウィルソン・キプサング ケニア 2時間3分59秒 ハイレ・ゲブレセラシエ エチオピア 2時間4分15秒 ジョフリー・ムタイ ケニア 2時間4分16秒 デニス・キメット ケニア 2時間4分23秒 アエレ・アブシェロ エチオピア 2時間4分26秒 ハイレ・ゲブレセラシエ エチオピア 2時間4分27秒 ダンカン・キベト ケニア 2時間4分27秒 ジェイムズ・クワンバイ ケニア
古代ローマ時代の哲学者で現代に通じる思想を残したのは誰ですか? 知りたいです。
カントって哲学者ですか?
今年10000mで26分52秒をたたき出したケネス・キプケモイは来年期待だぞ 26分40秒台くらい出すかも
エチオピアのイグレムは来年どうかね。 まだジュニアで26分57秒出してしまったのは驚き エチオピア新エースに名乗りって感じか
ジュニア世界記録ってワンジルの26分41秒だろ? 抜けてるよな。2位は26分55秒のジョフリー・キルイか?
マラソンで史上最強になる可能性を秘めているのは、ウガンダのキプロティッチとキプサング、 あとモソプ、Gムタイ、アブシェロかな。 キルイは今年はケニア最強だったけど2分台を出せるかはわからない。
大いなる権力の前に、私たちは屈するしかないのか? それを考えてみようぜ!
キプサングは初マラソンがパリマラソンの2時間7分10秒、2回目のフランクフルトで2時間4分57秒、 3回目のびわ湖が2時間6分13秒、4回目のフランクフルトで2時間3分42秒、5回目のロンドンで2時間4分44秒 だから、五輪前までは失敗レースもなく2時間2分台も十分狙えたと言えるだろうね。 五輪では前半暴走してしまい銅メダルに終ったが。
政治思想についてだけど、戦後はヨーロッパ的な哲学が世界を支配したと 言えるだろうか?
1500mの世界記録だけど、キプロプが一番可能性あるかな?
ケニアのニクソン・チェプセバ、サイラス・キプラガト、チョゲも3分29秒台を 持っていることだし、ケニアの中の誰かが久々の3分27秒台をみせてくれるかも 800は超ハイレベル時代だから、1500mも頑張ってほしいね
エチオピアはジェイランの復活が期待されるだろう 昨年の10000m世界チャンピオンなわけだしなww
モロッコのイグイダーはどうだろうか? 3分31秒がベストにとどまっているが3分30を切る実力をつけてきてるだろう 5000mでも12分50秒台前半は出せそうな勢いあるし
ホッブズのリヴァイアサンは哲学的に非常に重要な文献ですよね 何年に著されましたか?
865 :
世界@名無史さん :2012/12/18(火) 15:52:53.19 0
中世ヨーロッパの国家哲学について述べた書としてはルーカス・カダの水槽思想が 有名だと思いますが、どんな内容なのでしょうか?
2011〜2012で10000で好記録出したのをあげると 昨年26分43秒のベケレ、ロティッチ、26分46秒のファラー、26分48秒台のラップ、メルガ、Jベット 26分50秒台で走ったビシェイなど、今年は26分51秒のベット、チェプコク、26分52秒のキプケモイ、 26分57秒のイグレムあたりか。
ケニアはマラソンでまだまだ2時間4分台が出てきそうだ。 昨年フランクフルトで2時間5分25秒のアルバート・マテボ、今年パリで2時間5分12秒の ビウォット、シカゴで2時間5分54秒のキトワラらが有力だろうね。
ここ数年の日本男子マラソンのトップ記録は藤原新の2時間7分48秒だもんな〜〜 日本記録は一応2時間6分台だが今6分台を出せそうな選手は新と堀端くらい 2時間2分台に入ろうかというケニアエチオピア勢には到底かなわんな
エリトリアのメディンあたりがマラソンやったら面白そうだな 2時間5分台は裕に狙えるだろう。 タデッセもマラソンで普通に走れるようになればハーフまでのスピードで考えれば 2時間2分台もいけそう
ケニアのジョナサン・マイヨはどうなんだ? 2時間4分56秒出したしハーフも58分台に迫ってるから2時間3分台も狙えるよなm
アルクィンの主な思想を簡潔に教えていただけませんか?
ネオプラトニズムって何ですか? 難しいので誰か教えてください。
今年ウィーンマラソンを2時間6分58秒で勝ったヘンリー・スグトはどうだ? 来年あたり5分台いくんじゃないか?
ウガンダのキプシロが10000mで記録狙えば26分40秒台は出るだろうな ボニファス・キプロプの有する26分39秒のウガンダ記録は微妙だけど
俳優の渡哲也って身長何cm?
ウガンダ記録はこれからロードもどんどん伸びるだろうね 5000mで12分50秒、10000mで26分39秒だけどマラソンなんかキプロティッチが2時間4分台は 最低出すと思うね
中世ルネサンスってどんな思想哲学が優先されたの? 教えて。
ウガンダのハーフ記録っていくつ? まさかキプロノの60分25秒か? キプロティッチが真面目に狙えば59分台前半は余裕だろうな
アンセルムスはどんな思想論を展開したの?
ヨーロッパの都市で発達した大学だけど、最初は法学部となんだっけ? まったく覚えてない。
881 :
世界@名無史さん :2012/12/21(金) 19:39:23.34 0
882 :
世界@名無史さん :2012/12/26(水) 20:25:56.34 0
???
747 名前:考える名無しさん :2012/12/30(日) 13:12:26.35 0
> 168: 第三の波平 ◆JXLBbnYqTY [] 2011/11/01(火) 08:46:51.04 0
> 有名な双国が貢ぎ物を送り、正式な倭国の代表とみて認められて金印を授かる。
> 漢は初めて儒教を国学として認めたが、双国が認められるには、ある程度漢字を操り、
> 中国式礼にたけた人物がいたことが想像できる。 双国は北九州にあったといわれ、
> 朝鮮半島と北九州はすでに中国の下に文化圏を形成したためだろう。
×双国
○奴国
*「双国」という国は歴史上存在しません。
748 名前:考える名無しさん :2012/12/30(日) 13:22:38.11 0
> 176: パルメゾーン ◆JXLBbnYqTY [] 2011/11/01(火) 12:24:12.15 0
> 有名な双国が貢ぎ物を送り、正式な倭国の代表とみて認められて金印を授
> かる。漢は初めて儒教を国学として認めたが、双国が認められるには、ある程度漢字を操り、
> 中国式礼にたけた人物がいたことが想像できる。双国は北九州にあったといわれ、朝鮮半島と
> 北九州はすでに中国の下に文化圏を形成したためだろう。
「奴」国を「双」国と読み間違える波平↑
奴国 -wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%A5%B4%E5%9B%BD 唯一「双国」でヒットする大分県立国東高等学校双国校↓
http://kou.oita-ed.jp/soukoku/
892 :
アナフィラキシ ◆JXLBbnYqTY :2013/03/16(土) 11:19:37.72 0
西洋人は言語でできているから単純だけど、日本人はなあ。言語といっても和歌とか、俳 句とか、修辞の臨界に生きてるからな。難解だよ まあ、ラカンも日本人には(言語活動により構造化された)無意識がないとはよくいったもの だ。西洋人、特にキリスト教は大変らしいね。 言語に縛られて。〜してはいけない!とい う禁止、フロイトが言う去勢されて、うまく動けない。日本人が強い宗教信仰を気持ち悪 がるのもそのためだろう。意味不明な禁止が多すぎる。 それに比べて日本人は自由だ。ようするに日本人生息環境での日本人は水を得た魚なんだ ろう。頭使わなくてもなんとなくうまくいく。これが海外にでると壊れたロボットみたい になるんだろうが。
894 :
世界@名無史さん :2013/03/19(火) 12:23:31.64 0
895 :
世界@名無史さん :2013/10/27(日) 04:09:57.47 0
そもそも学問の原点が哲学だから 歴史を語る時に哲学が入ってるのはある意味当たり前 入試でも東大なんかは論述ばっかでそんな感じになるみたいだ
896 :
世界@名無史さん :2013/10/28(月) 08:34:35.22 0
フランシス・フクヤマの「歴史の終わり」は果たして正しかったのか? そこんとこ知りたいです。
897 :
霊姑浮 ◆5JB5Td0w.M :2013/11/11(月) 08:52:00.80 0
たとえば中心になるのが教皇になるわけだけど、 11世紀のグレゴリウス改革での教皇VS国王から、16世紀ルネサンス教皇VS人文主義までの間にさまざまな対立がある。 教区司祭派VS托鉢派(教皇派) 教皇絶対主義VS公会議主義教会令法派VS神学派 アウグスティヌスVSアリストテレスVSキケロ など
898 :
霊姑浮 ◆5JB5Td0w.M :
2013/11/11(月) 08:53:45.50 O 神本の発見は人生の至上の喜び そこに多少のお金がかかっても仕方がないですね。