1 :
伯爵:
労働者としての使用人の黎明期から衰退まで
語れ
2 :
世界@名無史さん:2008/10/04(土) 03:16:09 O
2ゲト
3 :
世界@名無史さん:2008/10/04(土) 03:17:48 O
チャタレー夫人の恋人や、小説・映画の「モーリス」に出てくるアレック・スカダーは
20世紀初頭イギリスの使用人の典型かなぁ? 2人とも猟場番兼雑用。
そういえばメイドさんの歴史スレは落ちたのか
5 :
世界@名無史さん:2008/10/04(土) 03:22:46 0
よく、没落したド貧乏貴族が物語に出てきますが、小数ながら以前の使用人を残存させてますよね
なぜなんでしょう?
使用人は薄給で雇われてる労働者なので、さらにお先真っ暗になってまで残ってる必要性は皆無じゃないですか。
6 :
酔鯨ジョーカー土佐守ジーモン ◆.5DV4fMpf6 :2008/10/04(土) 03:30:30 O
>>5 前から薄給故に雇用側もあんまし減給なしで雇っていたからなんじゃないのかな?
加えて田舎で他に仕事のあてがないことも理由だったり。
執事ともなるとカネがかかるだろうけどね。
>>3 カントリー・ジェントルマンの生活に必要不可欠だったという点では典型でしょう。
>>5 「物語」のプロットを語りたいのなら、それ相応の板でどうぞ。
8 :
世界@名無史さん:2008/10/04(土) 14:20:55 0
一乙
ここは質問おkだよな?
スレタイの時期の使用人は労働者階級だったんだよな
でも大きい屋敷ほど使用人間ではめちゃくちゃ格差あったやんか。
同じ階級の出身者でもこれだけ差が出るのは、雇用年数とか能力のためなのですか?
あと”家令”について教えてください。
執事までは労働者階級の就く仕事ですが、これだけは別枠なのですか?
どういう人がなったのですか。
>>8 では、私もあなたに質問。
「スレタイの時期」とは一体いつを指すのですか。
「英国のメイド・召使い・使用人の歴史」という言葉のどこにも
時代を特定する言葉は含まれていないのですが。
11 :
世界@名無史さん:2008/10/05(日) 00:55:48 0
>>8 『エマ』の作者が出してる『ヴィクトリアンガイド』を読んだらええんと違うか。
>>8 >”家令”について教えてください。
>執事までは労働者階級の就く仕事ですが
その「家令」(英国に関する話題であるから、おそらく"steward"の和訳だろう)
という言葉をどこで知ったのか分からないが、
その情報源に何らかのヒントがあるんじゃないか?
「別枠」だと判断した理由と併せて、何か分かったらあなたが披瀝したらいい。
現在では、おそらく王室あたりにしか存在しないお飾りの職種だけど、
昔はどうだったのかな。
13 :
世界@名無史さん:2008/10/05(日) 13:01:30 0
>>12 サンクス
うん、そこまでの情報は英国の使用人の本&googleで知ったんだが、
執事に比べて圧倒的に情報が無い。
確かに、大きい家にしかいない職種みたいですね
いいすれ
メイドのいる生活スレが落ちてしまった
時代は執事ブームだもの。
17 :
世界@名無史さん:2009/03/14(土) 02:02:33 0
メイドブームも執事ブームも、
所詮異性と対等の関係を築けないキモオタのファンタジー。
ヴァーチャルな主従関係の下で、
有無を言わさず相手を支配したいという歪んだ欲望は、
昨今の陰惨な事件すら想起させる。
実際のメイドって方言丸出しの田舎娘だから
「〜ですわ」とか言ってむちゃくちゃ礼儀正しいメイドは本物とは違うよなあ
イギリスでなくてすまんがモーパッサンの『女の一生』に出てくるメイドは
方言丸出しで教養も無かったけど、豊満で元気な田舎娘で主人公の夫(男爵)にひんむかれてた。
こういう下の階級の無教養な少女を楽しみたいという妄想は昔からちゃんとあるみたいだね
ロザリーは最後まで忠誠を保ったのがよかったな。
後半では無教養だけど高い実務能力でジャンヌを支えるし。
その後、そんなメイドさんが不足して、少女メイドさんが登場。
21 :
世界@名無史さん:2009/03/15(日) 06:13:55 0
「実際のメイド」がモーパッサンの小説の登場人物とはこれいかに。
22 :
世界@名無史さん:2009/03/15(日) 12:05:32 0
ん?ここがメイドスレの6にする?
23 :
世界@名無史さん:2009/03/15(日) 12:20:38 0
英国のメイドさんて19世紀以降は殆どインド系なんじゃね?
>>23 それは、ない。
家事使用人としてのメイドの需要が一番高かった19C中期から20Cにかけての、
ビクトリア期・エドワード期でもメイドは英国人だよ。
25 :
世界@名無史さん:2009/03/22(日) 21:50:35 0
ところで久しぶりにきたのだが見当たらないということは
ついにメイドさんスレが途絶えたのでしょうか?
26 :
世界@名無史さん:2009/03/22(日) 22:09:51 0
ん?ここがメイドスレの6にする?
メイドは廃れ、電化製品に取って代わられました。
28 :
世界@名無史さん:2009/03/23(月) 06:20:04 0
冥途に行ってしまったのだ
29 :
世界@名無史さん:2009/03/25(水) 01:14:20 0
ん?ここがメイドスレの6にする?
中世のイタリアあたりではオリエントから輸入した家内奴隷も使用していたらしいですが
イングランドではずっと農村からの奉公人なんかが主だったんですかね?
31 :
世界@名無史さん:2009/03/26(木) 09:21:01 0
>>25 あのスレたしか5年ぐらいあったんだよな
スレタイからして絶対メイド萌え話だけのスレになると思ってたのに
ちゃんと真面目な話してて面白かった
32 :
世界@名無史さん:2009/03/27(金) 02:20:47 0
シンガポールは中流家庭の人でもメイドいるらしいね
34 :
世界@名無史さん:2009/03/27(金) 13:19:44 0
上流階級:執事がいる家
中流階級:女中、下男がいる家
庶民: あざー
お屋敷住まいじゃないような街に普通に住んでいる人
(建物がつながっているようなでかいアパートみたいなかんじ?)にも
一人ぐらいのメイドや使用人がいたりする作品を見ることがあるのですが
実際のところその程度の経済力でも雇うことができたのでしょうか?
英国に限らず大正時代日本あたりが舞台の作品とかでもですけど
通いならいる
37 :
世界@名無史さん:2009/03/28(土) 21:29:13 0
そもそも「建物がつながっているようなでかいアパートみたいなかんじ?」
って何それ。
当時は人件費がおそろしく安かったし、
女中を雇うということは、他に行き場所のない女性に、
生活の場所を与えることでもあったのだよ。
38 :
世界@名無史さん:2009/03/28(土) 22:13:50 0
当時は女が男に立ち混じって外で働くなんて考えられなかったからね。
女がアパートを借りて一人住まいなんてのも堕落的なことだと思われていた。
ところで、英国では百年二百年前の建物が今でも普通に使われているが、
ロンドン都心のかつての貴族の邸宅街も、
佇まいだけでなく、今でも大富豪しか住めない特別な場所だ。
ただ、生活様式の変化に伴い、内部はだいぶ様変わりしている。
かつて使用人は階段を上り詰めた屋根裏に住むのが普通だったが、
現代ではエレベータが各階を繋ぎ、
最上階も主人家族の生活空間となり、
使用人はドライエリア(空堀)で採光する地階に移った。
地階はもともとキッチンなどが置かれ、使用人のエリアではあったが、
主人家族の個室に専用バスルームを設けるなどの理由によって、
業務空間と生活空間が地階に移転集約された形である。
また、家事のアウトソーシング化によって地階のサービス空間自体も縮小し、
代わってインドアプールやフィットネスルームが作られるのが近年の傾向。
今月初めに、ウェストミンスター公爵とココ・シャネルの愛の巣だったといわれるイートン・スクエアのタウンハウスが45万ポンド(60億円余り)で売り出されたが、すぐに売れてしまったようで、ネット上に掲載された間取り図をご紹介できない。
それはもう豪華な立体長屋だったのだが。
39 :
世界@名無史さん:2009/03/28(土) 23:25:48 0
4500万ポンドね。まあ誰も見ちゃいないだろうが。
いや、黒執事に期待してがっかりしたオイラが見てるよ(´・ω・`)
41 :
世界@名無史さん:2009/03/30(月) 23:17:34 0
42 :
世界@名無史さん:2009/03/31(火) 02:50:32 O
メイドさんロックンロール
43 :
世界@名無史さん:2009/03/31(火) 03:03:16 0
イェイ
44 :
世界@名無史さん:2009/04/05(日) 19:03:00 0
45 :
世界@名無史さん:2009/04/05(日) 20:14:39 0
セバスチャンって執事のこと?
>45
仰ることの意味を分かりかねます
47 :
世界@名無史さん:2009/04/05(日) 21:33:20 0
ヨハンナ・シュピリ作の児童文学小説、
あるいはこれに材を取ったアニメーションに登場するセバスチャンならば、
ドイツ・フランクフルト市に邸宅を構えているという設定の富商、
ゼーゼマン家の男性使用人の名前ですね。
ちなみに、この作品が執筆されたのは1880年代初頭、
ゼーゼマン家は、その姓からユダヤ系であった可能性があります。
執事の定番の名前はセバスチャン?
49 :
世界@名無史さん:2009/04/12(日) 03:36:11 0
そろそろフィクションから離れませんか?
フィクションも、当時の実情をしのぶよすがとなるなら結構ですが、
執事にありがちなクリスチャンネームなどあり得べくもないでしょう。
50 :
世界@名無史さん:2009/04/12(日) 03:50:35 0
単なる奴隷制度だと思うが
金持ちがでかい顔したら
なぐってやるぐらいの根性はないのか?
51 :
世界@名無史さん:2009/04/12(日) 10:55:58 0
そんなこと言ったら
旗本屋敷の用人や商家の番頭も奴隷ってことに。
52 :
世界@名無史さん:2009/04/12(日) 11:43:58 O
前に或る大学教授が学生から「夏目漱石の「心」の先生が家に女中がいるのに銭湯に行くのが不思議だ。」と言われたらしい。
この時代は女中を雇うより風呂付きの家に住む方が経済力がいるんだね
書生どもなら庭先で行水とかしてそうだなw
御主人様のそこは疎らに過ぎますわね保守
ヴィクトリア朝時代の中産階級でも、女中の給料よりも寄付の学の方が遙かに多い。
そんな金があるならメイドさんをもっと雇えと
寄付の学って誰?
57 :
世界@名無史さん:2009/05/10(日) 14:16:27 0
中産階級ってどれ位の割合で居たの?
それが分からないから想像しにくい
58 :
世界@名無史さん:2009/05/10(日) 16:23:46 0
お土産をくれるんだってきいたことがある。
59 :
世界@名無史さん:2009/05/15(金) 00:09:41 0
>>50 奴隷とは、原則無給であり主人が自分の財産として売買できるもの。
メイドなどの使用人はまったくそれとは異なる。
いずれにしても主人に殴りかかったら、その場で放逐されて路頭に迷う。
もう少し、フェイントをいれないと、とご主人様に講義されたうえ、
指導マニアのご主人様の生徒として気に入られるという展開も
クルーゾー家の警備システムのケイトーの月給っていくらだろ?
唐突にクルーゾー家とかケイトーとか言われてもね。
ピンクパンサーのいきなり襲ってくるアレでしょ
「ピンク・パンサー」の登場人物のクルーゾー氏なら、
パリもしくはその近郊に住むフランス人警察官という設定。
英国の家事使用人の歴史とはほとんど関係がないようですな。
英独意外にもメイドいたんだな
>>52 家に女中がいてエッチし放題なのに、なんで銭湯へ行くのか、ということ。
銭湯はお手軽売春の場だから。
やる気なら庭先で水浴びるって手もあるけどなw・・・英国のメイドは主人が変態紳士でも何も見てないように仕事するんだろうな
イギリスではメイドさんがハラボテになったから王様が教会とケンカしたりもした。
71 :
世界@名無史さん:2009/08/26(水) 05:10:28 0
>>52 江戸の名残りで火事の心配があるから家に風呂を作らなかったということでは?
どの本で読んだか忘れてしまったが、英国の執事は
「滅私奉公」ってなもんで、結婚しないのが普通だったとか。
結婚しちゃうと自分の家庭が優先してしまうが不可避だから。
結婚資金が貯まるまで働いて、貯まったら結婚という流れになるが、
このことがライフサイクル・サーバントと相まって晩婚化を促した
んじゃなかったけ。
75 :
世界@名無史さん:2009/10/13(火) 12:45:03 0
ほしゅ
ゲイは英国紳士の嗜みだからな。
ヴィクトリア朝の召使いについての記述は結構見かけるけど、
エリザベス朝あたりの貴族の城館の召使いについて知りたくても
なかなか見つからない…。
78 :
世界@名無史さん:2009/11/29(日) 01:44:43 0
ヴィクトリア朝になると女性の割合も多いけど
清教徒革命前はほとんど男性なんだっけ?
男性使用人に税金をかけるようになってからかな?
貴重な男性労働力を家事労働なんぞで浪費すんなってことだったかと。
>>73 ゲイだから。
イギリス上流階級はゲイのスクツだし、一家に二人や三人、ゲイの息子だの
部屋住みの弟だの居たんだし。
81 :
世界@名無史さん:2009/12/15(火) 23:59:49 0
えっ、独身執事の全員が?
全員がゲイ?ありえねぇw
ジャガイモの消費量がうなぎのぼりですね。わかります
85 :
世界@名無史さん:2010/01/18(月) 01:34:50 0
Pの人のBL妄想っぷりが怖い
だがそれが良い
それよりハギス狩ろうぜ!
いいレス
91 :
世界@名無史さん:2010/06/25(金) 20:23:17 0
「日の名残り」という映画最近放送してたの見たんだが執事ってめっさ滅私奉公なんだね
カズオ・イシグロの小説が元だから丸々鵜呑みにはできないけど
>>73-74の言ってるそのままだった
ああいう風に仕える事に疑問を感じない存在が自己主張が強いとされる欧米にいるのが不思議だ
小さい頃から仕込まれないとああはなれないなぁ
今はエリートサラリーマン並の給料貰う人もいるようだから
表面的には同じに見えても中身は変わってるんだろうな
92 :
世界@名無史さん:2010/06/25(金) 20:36:16 0
大貴族のメイドって、女中って言うより女官だからね。
執事もどっちかつーと天皇に仕える侍従みたいなもんだろう。
昔の貴族ってモナコの大公みたいな君主だったわけで。
93 :
世界@名無史さん:2010/06/25(金) 22:54:16 0
ふむ女官か
だから労働者階級にとっては仕える事自体が誇りだったという事かね
映画の「日の名残り」は貴族階級の権威が落ちつつある時代の最後の執事の姿という事なんかね
執事持てる身分ならいいけど逆ならいやだな
94 :
世界@名無史さん:2010/06/29(火) 13:24:02 0
まあ小沢一郎の公設秘書とか貴族の執事みたいなもんじゃね?
パーティの客とか超大物ばっかりだし。
あと小沢一郎のSPになれるのは警視庁では名誉らしいよ。危険度高いから。
>>92 身分の違いで変わる。
庶民はメイド、すなわち労働者として使用され、
貴族は女官として秘書や側仕えする。
メイドは下賎の者なので奴隷同然に扱われるが、
女官は同じ貴族なので友人的な付き合いすら許される。
96 :
世界@名無史さん:2010/06/29(火) 19:16:11 0
まあ今の日本の皇室の女官は一応身分的には庶民のはずだが。元華族とかいるのかな?
今のヨーロッパの王室の女官って身分はどうなんだろ?
>>96 今の英国のエリザベス女王2世の女官は伯爵家の子女らしい。
99 :
世界@名無史さん:2010/06/30(水) 13:28:31 0
さすが英国。
100 :
世界@名無史さん:2010/07/01(木) 21:29:11 0
>>96 現皇后が皇太子妃時代にいじめられたのは、周囲に仕える者の出自が原因だとか。
執事と聞くとまず高師直を連想してしまう
102 :
世界@名無史さん:2010/07/01(木) 22:12:49 0
庶民出身の皇太子妃と元華族の女官だと友人的な付き合いが難しいということか?
そういうパターンだったらむしろメイドに対しての方が友人的だったりして。
“アルプスの少女”に喩えると、
ロッテンマイヤー女史が、女官。
クララが、主家。
ツィネッテが、メイド。
ハイジが、側用人。