1 :
世界@名無史さん :
2006/08/09(水) 23:49:59 0
2 :
世界@名無史さん :2006/08/10(木) 13:05:25 0
2get
3 :
世界@名無史さん :2006/08/10(木) 14:39:03 0
まずはシュメールから
4 :
世界@名無史さん :2006/08/10(木) 19:36:25 0
古すぎやしないか?
5 :
世界@名無史さん :2006/08/10(木) 20:54:40 0
14世紀にヨーロッパでは「封建制の危機」が起こったが、このとき ポルトガル・スペインが海外に出て行かなかったら、その後のヨーロッパの 発展は無かったんだろうか?
6 :
世界@名無史さん :2006/08/10(木) 22:03:08 0
>>5 難しいと思う。
ヨーロッパの外への志向を、阻害する要因としては
ポルトガル・スペインが海外に出て行かなかったらという構図
からは完膚なきまでにイスラムに押さえ込まれていたってことが
連想される。
レコンキスタが失敗してイベリア半島が回教国だった。
とか
あとは強力な王権による欧州の統一が実現していた。
最後に
黒死病による死亡率の史実以上の犠牲が出た。
欧州の半分から3分の2程度?
前スレでこれからのヨーロッパが、 16世紀東アジア型閉鎖系、19世紀ハプスブルグ再来型のどちらかの道を 辿ると予測されていたが、漏れは前者のほうが可能性が高いと思う。 今のヨーロッパは明清代の東アジアのように豊かになってしまったし、 ヨーロッパ人自体が非常に内向きになってしまっている。 (欧州の知識人は、ヨーロッパ軍が出動するのは“ヨーロッパとその 周辺地域に限定され、この限界を超えた遠隔地まで悪魔を探し求める 意図は無いし、アメリカに従って世界の警察官になりたくはないと主張 している) その場合、予測しにくいのはイギリスがどういう道を歩むか。 確かに西欧の一国だが、アメリカ・カナダ・豪州・NZといった国との 関係も深いし。 逆にアジア諸国は資源や食糧を求めて外へ出て行くかもな。
>>6 大航海時代以前のヨーロッパには、二つの交易圏(地中海交易圏、バルト海
交易圏)があって、ヨーロッパ北西部はどちらかというと辺境だった。
イタリア戦争自体、フランスとスペインが当時の先進地域だったイタリア半島を
手に入れようとしたもの。
多分、現在内戦が続くブラックアフリカ諸国のように、無秩序状態が常態化
したのでは?
>>5 14世紀にすでに海外進出してたんですか?
モロッコあたりへ遠征してたのは聞いたことあるけど。
そういや14世紀初頭にジェノヴァ人がアフリカ周回航路を開拓しようとして
行方不明になったらしいが・・・
11 :
世界@名無史さん :2006/08/11(金) 20:36:04 0
>>海外への膨張で「封建制の危機」を解決しようとする なんか秀吉の大陸出兵を連想するな・・
12 :
世界@名無史さん :2006/08/11(金) 21:13:35 0
とりあいず、シュペングラーの『西洋の没落』とかいう今で言うところの トンデモ本は、必読書だな。ふるほんやで探せ。
今はイスラーム文明とアメリカ文明の争いの時期に当たるのかね。
>>11 14世紀のヨーロッパは、人口が飽和状態になってそれに追いつく食糧が
無くなったために危機に陥ったらすぃ。
農業・手工業はまだ原始的だったので、食糧不足のために物価は上昇し、
英仏の間では百年戦争が起こって、西欧は戦争体制を取ったために徴税は
強化され、民衆の暮らしは荒廃した。
ある意味、日本の戦国時代と似たところがある。
>>13 中世イスラーム世界は、ヨーロッパに比べてその高い衛生水準で有名だったが、
19世紀にエジプトからイランを訪れた旅行者は、公衆浴場のあまりの
不潔さに愕然としている。
「ハンマームに足を踏みいれるや、水の異臭が周囲に漂い、窒息せん
ばかりであった。浴槽には悪臭ふんぷんたる水を満たし、それをハズィーネ、
つまり“コッル”(宗教的に正常な水)と称しているのである。水は、あまりの
汚れのために玉虫色に変色していた。その悪臭は、人間の脳髄をかき乱した。
あらゆる流行病の温床が、まさにこの腐った水にあることはすぐに判った」
という記録が残っている。
今、アラブ諸国はオイル・マネーを世界の金融市場で運用しているが、
これがイスラーム文明を浮上させることになるかなあ?
16 :
世界@名無史さん :2006/08/11(金) 22:08:51 0
文明なんてもんは世紀や千年紀単位で考えるべきもの 短期の経済変動なんてたいした意味はないんじゃないか?
今のアラブ・イスラーム諸国はオイルマネーを有効に使っているとは言えんな。 インフラ整備や教育などに金を使うべきだ。
アゼルバイジャンではムスリムの石油成金がイスラム圏初の女子学校を建てたり 一応地元に還元しようとする動きがあったようだね。 結局ソヴィエトに征服されてしまったが。
17世紀、オランダが経済のヘゲモニーを握っていたころ、イギリスは 毛足の長い羊毛で作る厚手の「旧毛織物」をやめ、薄手の「新毛織物」 に転換した。 これは本来ネーデルラントで開発された商品だったが、労働集約的な 性格を持っていたために、多数で安価な労働力を抱えたイギリスで 生産されるようになった。 現在の東アジア・東南アジア諸国はこの段階だろうか? 逆にインド経済は、東アジア諸国のように労働集約型の安価な商品を 欧米市場に輸出して経済発展を遂げるのではなく、輸出よりも国内市場を、 投資よりも消費を、工業よりもサービス業を、非熟練型の製造業よりも ハイテク産業を重視して成長を達成しているといわれている。 どちらのモデルがいいのかはわからんが。
20 :
世界@名無史さん :2006/08/11(金) 22:34:35 0
>>16 はげどー
国際情勢や地政学、経済状況の変化と文明の興亡とを混同した議論が多い気がする
たとえばオイルマネーだ金融だといっても、そもそも金融だのなんだの
現代的な意味での資本主義自体が西洋文明の生み出したものなんだから
金を幾ら儲けようが、どう使おうが、所詮「イスラーム文明」じゃなくて
「アラブ系諸国」が西洋文明の手の中で踊ってるだけ
たとえばアメリカ大統領がムスリムになって、アメリカとヨーロッパの住民の
半分がイスラーム化しましたとか、そういうレベルまでいかないと、とてもとても
このまま先進国で少子化が続けば、2050年にはヨーロッパ系白人は 世界の人口の10%未満になるという予測もあるけど、そうなれば 自由・民主主義・人権といった西洋起源の価値観も力を失うんだろうか? もし非西洋世界の人間が、西欧の価値観を受け入れるようになればいい けれども、今のところ英語が世界共通語になったといっても、ビジネス 言語の域にとどまっていて、感情表現や政治的メッセージを伝えるもの にはなっていない。欧米のメディアが世界的に影響力を持っていると いっても、発展途上国の人間に先進国の豊かな生活を見せているだけで、 西洋の価値観を民衆レベルに浸透させるまでには至っていないだろう。
>>4 文明衰亡史観はシュメールに始まっている
ウル第3王朝の滅亡時、「周囲の蛮族によって中心文明が滅ぼされる」、
史上最初の歴史観が誕生し、引き継がれて今に至る。
しかしなんだかんだいってメソポタミア文明がペルシアないし それ以後まで続いているように見えるのはなぜだ? 楔形文字を使用し続けたからかな。 おそるべきはエジプト。 三千年間も、その文明の本質が異常なほどに変わることなく持続し続けた。 いくら閉鎖的な地勢とはいえ、人類史上の驚異だ。
ローマ字もローマ時代以降続いているが、ローマの衰退と滅亡はメジャーなテーマだけど。
おそるべきは中国。五千年間も、その文明の本質が異常なほどに変わることなく持続し続けた。 いくら閉鎖的文明とはいえ、人類学上の脅威だ。
単なる煽りだとは思うんだけど、中華文明が閉鎖的ってどういうこと? 一体どこと比べて閉鎖的なの?
>>23 人類の文明史五千年の中で、じつに四千年は古代なんだよな。
古代のギリシア人にとっても、古代エジプトははるか昔の物語だった。
ローマ帝国も、共和政時代から数えれば7〜800年続いたし。
しかし16世紀以降の世界の変化のスピードは驚異的だな。
中華は閉鎖的というのとは違うだろ 征服王朝もあったわけだし。
>>26 もちろん煽りです。でも「ローマ帝国は閉鎖的だった」と書かれて、いちいち
かみつく人がいるとは思えない。
何で中華だとそうむきになるのですか? それはやはり、なにかある、ということなのではないでしょうか。
ところで、ローマ帝国だと、武力征服なしに、ラテン人以外の人々が
出世して議員や皇帝になってゆくけど、中国の場合、異民族が、武力征服でなしに、
また、軍人でなしに、文官として出世したことってあるの?
(征服王朝は閉鎖云々とは関係ないと思うけど。ところで、外来の仏教を受け入れた点は
閉鎖的とはいえないかもしれないが、仏教以外大きな外来文化の受容ってあるの?
あと文化的には唐代は開放的かも)
30 :
26 :2006/08/12(土) 02:09:15 0
>>29 > もちろん煽りです。でも「ローマ帝国は閉鎖的だった」と書かれて、いちいち
> かみつく人がいるとは思えない。
「ローマ帝国は閉鎖的だった」と書かれたら、単なるアホだと思ってスルーするから。
わざわざ煽りっぽい書き込みをするってことは、
言いたい事があるんでしょ?
だから聞いてみたわけ。
>>29 正直思い浮かばない。元とか以外では。
中国人の特技は文治であり、征服王朝では支配層(皇帝・軍人)−漢民族(官僚)のパターンが多い。
ただ、ローマの議員は軍の高官を任ぜられることも多いし
皇帝にいたっては軍の最高司令官(インペラートル)だから比較としては微妙だぞ。
あと、征服王朝があったということは外部からの干渉があったということで
それにも関わらず文明として変質せず中華のアイデンティティーを保持してる
わけだから、ポイントとしては閉鎖性よりその文明の強靭さだと思う。
閉鎖文明ってスペイン人がくるまでの中南米みたいなのいうんじゃないの。
漏れは25じゃないけど・・・ ヨーロッパが大航海時代を迎えたころ、東アジア諸国も鄭和の大航海・勘合貿易・ 倭寇・八幡船などの形で外へ出て行こうとしていた。 しかし、結局東アジア諸国はヨーロッパと違って、鎖国・海禁政策をとるように なってしまった。この違いは何? 別に他国を植民地化する必要は無いけど、貿易や人の往来まで制限する必要が あったのかと。
>>31 >文明として変質せず中華のアイデンティティーを保持してる
イスラーム文明も、トルコ人やモンゴル人が征服者としてやってきても
結局同化された。
34 :
世界@名無史さん :2006/08/12(土) 12:27:37 0
文明は文明外勢力は取り込めるんだよ。 ただ、ある文明と他の文明が正面から遭遇したときには大事件になる。 近代までは人間の移動能力が限られていたからそんなことはなかった。 しかし18世紀以降、北大西洋文明が西アジア・南アジア・東アジア文明と 相次いで遭遇し、それらを傘下におさめていった。
>>33 いや、だからやん。中国やイスラムは他文明に征服されても逆に同化できる。
同じことをローマやギリシアができなかったのは何故か。
それは文明史上の大問題だおる。
征服されたギリシアが野蛮な征服者を虜にした。
>>35 末期のローマ帝国は、キリスト教のせいで排他的になってたんじゃないの?
ゲルマン人はアリウス派が多かったし。
>>34 ビザンツ文明VSイスラーム帝国(アッバース朝、オスマン朝)、
インド(ヒンドゥー文明)VSムガル朝は?
39 :
世界@名無史さん :2006/08/12(土) 19:25:22 0
>>32 内部の安定重視してたからだろう。
東アジア諸国体制はある程度自足できるに足る経済圏を
それぞれの政治単位が保有しており
逆にヨーロッパでは細切れのまま、その細切れにひとつひとつは
単独で自足するには不十分だったにもかかわらず、どこかが
全欧州を統一することもできなかった。
織田信長が登場しなかった日本みたいなもんか
信長が出なければ日本でも統一国家なんぞ登場せずに
いくつかの大勢力に収斂して、そのまま手詰まりになり
日本全ての統一は不可能、日本を一つにした経済市場も絶望的に成り
そのまま封建制の危機と行き詰まった成長経済、増えすぎた人口という
危機を前にして島津や毛利や伊達、北条が対外貿易や競争に狂奔したりした
可能性もあるわけで、
40 :
世界@名無史さん :2006/08/12(土) 19:27:11 0
織田信長を進歩の代表のように言ってる連中が多いが 実際のとこ違う方向への進歩を阻害した張本人だった可能性もあるだろ。
明代の中国じゃだいたい必要物資を国内で自給できた上に 貿易費用が高すぎて割に合わんかっただろうからな。 鄭和以後、南方探検やめた理由は費用の問題だったはず。
>>40 日本の場合、閉じられた世界で、外国からの干渉も無かったから、
あれだけ短期間に統一が達成されたのかもな。
ところで、EUが「閉鎖体制」を取ったとしても、ムスリム移民が
オスマン帝国末期のミッレトみたいになっていく可能性があるんジャマイカ?
かつてヨーロッパ諸国はオスマン帝国に対して、キリスト教徒の保護権を
盾にして内政干渉を行ったが、現在のヨーロッパも人権思想が邪魔をして、
同化しない移民に対してなかなか強硬な態度を取れないでいる。
今回の英旅客機テロ未遂もパキスタンの過激派から支援があった可能性があるし。
ムスリムとの対立がエスカレートして、オスマン帝国末期のアルメニア人
虐殺やら住民交換みたいな悲劇が起こらなければいいけどな。
43 :
世界@名無史さん :2006/08/12(土) 21:26:38 0
>>39 カール5世やルイ14世、それにナポレオンがヨーロッパ帝国を目指したが挫折した。
ヨーロッパに統一国家は形成不可能。
これは地政学的な要因以外に、なにか西洋文明独特の構造的要因とかがあるんだろうか。
>>42 どっか一つの国でムスリム排除を公約する極右政権ができたら
あとは連鎖的に・・・って可能性はある。
そうなったら人道主義と民主主義は崩れ去るかもしれない。
45 :
世界@名無史さん :2006/08/12(土) 21:47:16 0
いかなる文明も周期的に統一と分裂が繰り返された。 現代では人類世界全体が西洋文明の傘下に入り、 かつて文明内部の国家同士が抗争したのに対し、 いまや西洋化された地球世界における古い文明単位同士の対立がはじまっている。 これが「文明の衝突」だな。 ということは地球上に生きる全人類はこの抗争に巻き込まれ、逃げられないということだ。 かつて一つの文明の外には別の文明があったが、もはや地球の外側に世界はないのだから。
>>43 ヨーロッパでは聖俗の権威が分離していたからというのはどうよ?
ビザンツ帝国でも、イスラーム世界でも、中国でも聖俗の権威は一致しているか、
あるいは聖職者が世俗の支配者の風下に置かれていた。
カール5世がヨーロッパ帝国をつくろうとしたまさに同じ時期に宗教改革が
起こったので、ローマ教皇の弱体化が普遍帝国という概念にも打撃をもたらした。
次いで国家理性やバランス・オブ・パワーという概念が生まれてきたが、
イギリスやロシアといった欧州の辺境に存在する国は、もっぱら外部世界での
領土拡張に専念し、ヨーロッパ大陸に統一された勢力が出現するのを阻もうとした。
これまでアジアは順調に経済発展を続けてきたが、19世紀のヨーロッパ のようにナショナリズムが高まった場合、第一次世界大戦のような 大規模な戦争が起きるか、 あるいは国内の少数民族に対して“民族浄化”が行われるかもしれん。 中国やインドのムスリム、東南アジアの華人が標的になるかな。
48 :
世界@名無史さん :2006/08/12(土) 23:24:57 0
>>46 日本も結構聖俗の権威が乖離していたが統一性が取れた時期もあったが・・
>>47 微妙ですね
19世紀ヨーロッパにおいてハートランドに位置したドイツに相当するのは
21世紀アジアにおいては中国だろうな。
どちらの場合もユーラシアの真性ハートランドのロシアと
北米の真性シーパワーのアメリカは
キーパーソンになるだろう。
>>48 戦国時代、一向宗やキリスト教は結局世俗権力に敗れてしまった。
それと、日本の場合、中国やオリエントの帝国に比べると、統一には
程遠い状態だと思う。幕府の権力は藩の内部には及ばなかったし。
中国が沖縄・モンゴル・沿海州など、かつて朝貢国だった地域に野心を
持っているのは有名だけど、実はインドのナショナリストも、パキスタン・
バングラデシュ・アフガニスタン・ブータン・スリランカ・ミャンマーを
「本来のインドの領土」と主張している。
(これは英領インドの領域なんだが)
中世にはキリスト教がヨーロッパを停滞させたが、 21世紀には社民主義がヨーロッパを停滞させるかもしれん。
>>49 紀元前後に成立したとされる、アルターシャストラでも、大体同じ
ような領域を「バーラタの地」と捉えていたようだよ。
アショカ王の領域もそれに近いし。
逆に西方文献でも、ヒンズークシュ南東地域から「白インド人」と
見なしていたようなので、古来、インドと認識される領域にあまり
変化はないということなのかも。
ヴェトナムも仏領インドシナの版図を回復しようとする野望はないのか?
53 :
世界@名無史さん :2006/08/13(日) 10:01:33 0
ある学者が、 「人間の生涯は短く宇宙のなかではほんの一点でしかない、という事実までは 科学技術を持ってしても速やかに変えることはできない。とはいえ、科学技術は、 そのほんの一点と宇宙とをわかりやすく、しかも慰めるように結びつけていた 従来の宗教を蝕んできた。これが、西側文明における潜在的な弱さの源となって いるのである」 と書いていた。 ヤパーリ信仰を失った社会というのはおかしくなるのかな? ヨーロッパではキリスト教、とくに「最後の審判」に対する信仰を、啓蒙主義と 自由神学が排除してしまった後に、マルクス主義とニーチェ哲学が出現したが。
>>42 >>44 ヨーロッパ諸国がアフリカを植民地支配したとき、最初は「文明化の使命」
という大義名分を掲げていた。
しかし、20世紀にはいると、
「アフリカ人はいつまでたっても西洋の優れた文明を理解も需要もしないではないか」
という苛立ちの声が出てきた。
そこで人種主義者たちは、劣っている者は進歩のしようがなく、アフリカ人は
永久に一人では何も出来ない子供のままだ、と主張するようになった。
要するにアフリカ人を“文明化”しようとする無駄な試みは捨てて、彼らを
手付かずの未開状態にしたまま支配するという方針が打ち出される。
ムスリム移民がいつまでたってもヨーロッパ社会に同化しない場合、
これと似たような主張が出てくる可能性があるな。
移民を全部もとの国に送り返すか、あるいは南アのアパルトヘイトのような
政策を採るか。
>>50 11世の農業革命以後ヨーロッパは発展し続けているんだが
>>53 宗教性の喪失ってあんまり関係ないような。
だったら宗教性と強いイスラム諸国がもっと国力あげてないとおかしいし。
イブン・ハルドゥーンは文明が発展し、豊かになるとともにアサビーヤ(集団の 連帯意識)が失われて新しい質実剛健な集団にとってかわられると主張したが、 富による退廃、あるいは貧富の差の拡大による共同体意識の喪失というのは 文明にどのくらいの打撃を与えるんだろうか? ロバート・ライシュが「勝者の代償―ニューエコノミーの深淵と未来」で アメリカ人の平均労働時間が長くなり、勝者には富と栄光をもたらした反面、 家庭生活や友人やコミュニティとの関係が崩壊しつつあると書いている。 ちなみに帝政ローマでも、皇帝への陳情を処理する係の責務は過酷なものだった らしい。セネカも「大をなすことは大きな奴隷状態に陥ることを意味する」 と言っているし。 福祉国家の弊害というのはいままでさんざん論じられてきたが、弱者切り捨ての 新自由主義改革がいきつくとローマ帝国末期のような状態になるのでは?
58 :
世界@名無史さん :2006/08/13(日) 21:55:11 0
トインビーやシュペングラーは文化/文明が発達の極限に達して 世界国家・世界都市段階にいたると人間疎外と文明の求心力の消滅が起こって すべてが崩壊すると考えていたようだ。
>>51 最近、南アジアの研究者の間では、「不分割の主権」というヨーロッパで
できた国家観は南アジアに適合しておらず、カシミール問題について、
インドの主権・パキスタンの主権・カシミールの主権を“重層的に”
存在させることは出来ないかと話し合われている。
アメリカのIT産業ではNRIと呼ばれるインド人移民が活躍しているが、
彼らはアメリカとインドの二重国籍を持ち、双方の国を自由に往復できる
ことを望んでいるそうな。
19世紀の帝国主義時代も「移民の時代」で、インド人がアフリカに、
中国人が東南アジアに、ヨーロッパ人がアメリカに移住していったが、
グローバル化が進んで再び移民が盛んになっている。
>>58 ポリス時代のギリシア人は、労働を奴隷に任せて余暇を楽しむのが「美にして
善なる者」だと考え、貧しく仕事に追われている者は知的にも道徳的にも
劣っていると考えていた。
ところがヘレニズム時代になると、ギリシア人の支配者は広大な帝国の管理に
忙殺されることになる。そして帝国の大都市には、様々な地域や民族の出身者が
集まってくる。
コスモポリタニズムというのは、個人主義的で華やかでカッコよく見えるが、
その一方、互いに理解もしあえないし、自分自身、あるいは家族や血縁の者
しか頼りに出来ない。
そして支配的な言語や文化が弱小民族の言語や文化を駆逐していく。
“国民国家”が消滅することははたして人間にとって幸福なことなのだろうか?
61 :
世界@名無史さん :2006/08/14(月) 20:38:17 0
国家(文明)のパワーの源泉は、おおまかに、 ・軍事的要素 ・政治的要素 ・経済的要素 ・イデオロギー的要素 ・人口学的要素 ・地理的要素 に分けられる。 たとえば、オランダからイギリスにヘゲモニーが移った原因は、 オランダ本国の人口の少なさ、イギリスの地政学的優位と資源だった。 イギリスからアメリカ合衆国にヘゲモニーが移ったときも同様。 アメリカのへゲモニーが衰退した後は、再びランドパワーが勃興するかな。
62 :
世界@名無史さん :2006/08/14(月) 21:22:01 0
>>61 そう思ったが・・無理じゃね?
中国とインドは
人口学的要素 では有望
ロシアは
地理的要素 では強いが
他の要素でぐだぐだというか将来性が見えない。
63 :
世界@名無史さん :2006/08/14(月) 22:35:25 0
18〜19世紀にかけて、清朝、ムガル帝国、オスマン帝国は衰退に向かう。 これらのアジアの帝国は、 (1)世襲制の皇帝が版図内の他民族を支配する政治制度 (2)農民支配を重視し、おもに地税収入に依存していた (3)内陸志向の政策をとり、貿易には冷淡であった ことが特徴。広大な版図と他民族支配の維持のためには、大規模な軍隊と膨大な 経費が必要。農業への依存は、工業が生まれてくると比較劣位に陥る。貿易への 冷淡さは、世界通貨の機能についての無関心・無知に通じるというふうに、 かつて発展を支えた要因が衰退の要因になった。 西洋文明が衰退するとすれば、自由民主主義・国民国家・資本主義・科学と いった西洋文明の長所を他の地域の人々が身につけるか、 それらを超える何か新しいパラダイムが生まれてくるときなのでは。 (新たなパラダイムがどのようなものになるか、ちょっと想像がつかんけど)
64 :
世界@名無史さん :2006/08/14(月) 23:43:09 0
>>63 >>自由民主主義・国民国家・資本主義・科学と
>>いった西洋文明の長所を他の地域の人々が身につけるか、
そのためには資源、エネルギー、水、食料、居住空間の確保
という重大な問題のクリアーがある。
逆にいえばこれら全てをクリアーできれば必然的に
諸地域での民主主義、効率的な経済、科学は早遅はあれど成長曲線に入る
と思う。
先進白人層は全人類の10分の1に満たないのであるから、今後
全人類の7割をカバーするアジア環太平洋とかの先進国化が可能であれば
物凄い事になると思う。
それこそ
>>それらを超える何か新しいパラダイムが生まれてくるとき
ってのも夢じゃあないくらいにな。
65 :
世界@名無史さん :2006/08/14(月) 23:47:25 0
どう考えてもクリアできない。
マルサスが『人口論』を書いたとき、彼の著書は多くの悪評を浴びせられ、 なかには、 “全能の神が養う手段より多くの人間をお造りになることはありえない” とか 、“マルサスの議論は全能の神への冒涜である” などといった批判もあったそうな。
>>64 古代地中海世界ではキリスト教が生まれ、広まっていったが、
グローバリゼーションが進むにつれて何か新しいイデオロギーが
生まれてくる可能性はあるだろうか?
68 :
世界@名無史さん :2006/08/15(火) 00:10:10 0
重大な問題のクリアーということなんだが、例え出来ても、これには 石油の重要性を低下させ、石油を不要とする経済、技術は不可欠なんだが これが実現すれば、今日の中東の重要性が相当低下する。 三大陸の交差点という場所の重要性は変わらないが 今や世界の勃興成長はアジア環太平洋であって欧州や中東は正反対に位置して いるから、おのずから大国の介入や利害も消失していき 人々と富は他地域に流出し、人口も産業も減退し、その過程で紛争も減少 石油の富なくして国家の体裁を保てるのがどれほどあるか疑問だし ゆるやかに中東は中世以前の国境のない砂漠の遊牧部族社会に 回帰していくだろうな。 逆に欧州は明のようになる気がする。米ソの狭間で四苦八苦し 続いてイスラムの流入に四苦八苦し、やがて人種主義と中華思想が合致して 他の地域と交流を必要とせず排他的な場所になって 世界から取り残されていくような感じ。 アフリカも乾燥化と部族民族間の泥縄の紛争、民度と政治レベルの低迷 はちょっとやそっとで解決できる問題ではないので、当分ぐだぐだの 明日無き迷走だろうし。 世界が重要問題のクリアを果たし文明が進歩していったと仮定しても 南北アメリカ大陸からインドシベリアのあたりまでカバーする アジア環太平洋は世界の富と情報と人口のほとんどを占める先進圏に 地球儀でいう欧州、中東、アフリカの地域は時代に逆行する地域として 遅れた地域として取り残されていくだろうという気がする。
69 :
世界@名無史さん :2006/08/15(火) 00:13:30 0
>>65 宇宙開発でエネルギーと水と資源は確保可能
月に基地を設置して地球への送電が可能ならヘリウム3による
発電は全人類を数百年以上生活させられるそうな。
水も小惑星とかの水を確保したりとかできるしさ。
ただ居住空間には不適だな・・
>>53 ttp://www.mainichi-msn.co.jp/kokusai/news/20060815k0000m030086000c.html 英テロ計画:容疑者に「改宗者3人」 英国社会驚き広がる
【ロンドン小松浩】
英国の旅客機爆破テロ計画で逮捕された容疑者グループにキリスト教から
イスラム教への改宗者が3人いたことが明るみに出た。イスラム過激派の
思想がキリスト教の家庭で育った英国の若者にも浸透していた可能性が
強まったことに英国社会で驚きが広がっている。
改宗していたのはブライアン・ヤング(28)、ドン・スチュワートホワイト
(20)、オリバー・サバント(25)の3容疑者。いずれもイスラム風の
名前に変え、あごひげをはやし服装もイスラム風にしていた。
スチュワートホワイト容疑者は保守党職員だった父を持つ白人で、美術専攻の
学生。スーパーモデルのヘザー・スチュワートホワイトさん(36)は異母姉
になる。へザーさんは元全仏テニスチャンピオンのヤニック・ノア選手の元妻だ。
同容疑者が改宗したのは逮捕の半年前。名前もアブドル・ワヒドにした。
容疑者グループは1年前から今回の爆破テロ計画を進めていたとされ、
スチュワート容疑者は改宗直後からテロ計画に加わった疑いがある。
またヤング容疑者は3年前、サバント容疑者は8年前に改宗した。3人とも
イスラム系の友人の影響があったとみられている。改宗後はイスラム教の集会
に積極的に出席し、飲酒を控えるなど教義の吸収に熱心だったというが、
イスラム過激派との接点はまだ不明だ。
改宗した3人を含め今回の逮捕者24人(うち1人は釈放)の大半は中流家庭
出身。音楽会社社員、自動車ディーラー、タクシー運転手、医者希望の学生
など生活に困っていた様子はうかがえない。生活態度も普通の若者と変わらな
かったという。英メディアは「普通の男たちが計画した普通でない陰謀」
(インディペンデント紙)などと伝えている。
>>68 少子化はヨーロッパより東アジア三国の方がよっぽどひどい問題だ
中国や韓国は約1.05、日本も1.25だっけか
これは将来大きい負担になるのは確実
その点はどう考える
どっかで人口ピラミッドが崩壊して、大淘汰時代になるね。 もっともそれがペスト禍みたいに再成長の契機になるかもしれないが >少子化国家 人口コントロールはいずれどこかの段階で不可避だろうし それができない国(人権思想から脱却できない国と中央権力が確立してないアフリカとか)は そのときに大崩壊するかもしれない。 石油は代替エネルギーで解決可能だが、今度は水と食料が問題になる可能性が高い。
遺伝子の研究が進んで、ある遺伝子を備える者はいついかなる病気を発病するとか、 しかるべき遺伝子を持った者ならその人の寿命はこれくらいでしかないとか、 そういういことがわかるようになったら恐ろしいことが起きそうな気がする。 “人類が生き延びるために、劣悪な遺伝子を持った者は淘汰しよう” とかいう考えが出てきたりして。 人権思想の薄いアジア諸国だったら本当にやってしまいそうだな。
74 :
世界@名無史さん :2006/08/15(火) 23:28:25 0
シーパワーがランドパワーに滅ぼされた例というと、 ローマに滅ぼされたカルタゴ、ナポレオン(フランス)に滅ぼされた ヴェネツィア、の他にどこがある?
75 :
世界@名無史さん :2006/08/15(火) 23:51:04 0
>>74 大局的に見てローマも純然たるランドパワーとはいえんきが・・
あそこは半島国家だしさ。
ナポレオン(フランス)のバヤイも同じ
ヨーロッパ半島という半島内におけるハートランド
ナポレオンが欧州統一してもそれは半島国家にしかならんわけで
背後の巨大な大陸国家と前面の強力な海洋帝国には勝てない。
つまり帝政ロシアと大英帝国に負けたのもいたしかたないわけで。
>>74 スパルタ=>アテネ(負けただけで滅んではないか)
アレクサンダー=>ティルス
源氏=>平家
半島のシーパワーは陸戦で負けるともろいね。
離島なら、制海権さえ維持してれば負けることはない。
(ティルスは半島にされてしまった)
77 :
世界@名無史さん :2006/08/16(水) 00:29:36 0
ギリシャ>モテュア こうしてみるとフェニキア人の都市国家は他国の侵略を 数度防ぎきるものの最終的にはことごとく負けてるな
アメリカ合衆国はシーパワーとしては最高の位置にあるように思えるね。 大西洋と太平洋、二つの大洋によって大陸から隔てられているから。 南米に強大な統一国家でも出現しない限り、軍事的には最高の要塞。
ランドパワーがシーパワーに滅ぼされた、あるいは敗北した例 スペイン=>アステカ、インカ イギリス=>ムガル帝国 アメリカ合衆国=>ドイツ、ソ連 シーパワーがシーパワーに滅ぼされた、あるいは負けた例 イギリス=>オランダ(英蘭戦争) アメリカ合衆国、イギリス、オランダ=>日本
日本は島国なのに海洋国家の発想がないんだよ。 平氏や織田政権みたいに海外交易派の政権は長続きせず 源氏や徳川幕府みたいに陸上重農派の政権が長持ちする。 先の戦争も結局保持しきれないほど支配領域を広げて自爆した部分があるが もし、海洋国家的なセンスがあるならもっと違うやり方があったかもしれない。
81 :
世界@名無史さん :2006/08/16(水) 08:48:58 0
島国として自覚するには周囲の条件が恵まれすぎなんだよな。 恒常的に大陸勢力の脅威があるってわけでもないし 程よい遠さで周囲から干渉を受けにくい小世界になってるし それに統一するには少々でかい、 でかい分統一しちゃうと交易とかに頼らずにやっていけてしまう。 相当に恵まれている。
>>81 >でかい分統一しちゃうと交易とかに頼らずにやっていけてしまう
ジャワ(インドネシア)もそんな感じだな。アジアの場合、米などの食糧には
恵まれている。
ヴェネツィア、オランダ、イギリスの場合、小さすぎて交易に頼らずには
やっていけないか、大陸に近くて脅威を受けやすいかのどちらか。
中国は最近「鄭和の南海遠征」を持ち出して、海洋国家になろうとしているが、
あの国が海洋国家的センスを身につけるのは相当な時間がかかりそう。
海洋国家は基本的に「面」ではなく「点と線」でものを考えなくては
ならないんだが。
83 :
世界@名無史さん :2006/08/16(水) 11:07:06 0
日本は完全なるSeapowerではないよ。 是は米国の場合でも言えるけどね。 島国も陸軍を保有する訳で、 完全なるSeapowerなど存在しない。 特に米国は米加・米墨間に長大な国境線を有しているから、 Landpowerとしての側面を有している。 日本はユーラシア大陸にコバンザメのように張り付いている国だから、 landpowerの影響を受け半landpowerの国でもある。
>>75 ローマは半島国家から出発して大帝国になったわけだが、こういう例は
非常に珍しいのでは?
半島は大陸と海洋の両方から攻撃を受けるので地政学的には不安定な
地域。
85 :
世界@名無史さん :2006/08/16(水) 11:49:34 0
海洋国家のようにも見えるが、結局内海を抱え込んでいるだけだから 広い意味では大陸国家ともいえるんじゃないかね。 ところでこのスレ、「文明の興亡」から「世界史の中の地政学」に改名したほうがよくないか?w
86 :
世界@名無史さん :2006/08/16(水) 11:51:29 0
間違えた。「文明の盛衰」だった。
アメリカの戦略研究家のエドワード・ルトワクが“Grand Strategy of the Roman Empire”(ローマ帝国の大戦略)を書いて、古代史研究者の間で論争に なったけど、実際のところ、 「ローマの前線部隊の地理的な配置状況などを見れば、ローマ皇帝たちが いわゆる『大戦略』のようなものに沿って政策を進めていたことがわかる」 というのはかなり無理がある? なんだか、現代人の考え方をそのまま古代に移し替えたようにみえる。
88 :
世界@名無史さん :2006/08/16(水) 20:50:50 0
>>64-69 『徹底討論 グローバリゼーション 賛成/反対』(作品社)に、
われわれのもっとも大きな挑戦は、まだ経済的にまったく離陸していない国々の
市民に、しかるべき生活水準と当たり前の希望を持ってもらうようにすることです。
北側の巨大な富を南側の人々に大々的に移す作業に取りかかるということ、そして、
その富が国家ではなく、人々の手に届くようにするということは、望ましいことです。
このような発展のための大きな挑戦は、教育や保健を確実なものにし、人生を
許容しうるものにするための方法を予見し、内包したものでなければなりません。
私は、世界はそこに到達するための手段を持っていると信じています。
と書いてあったんだが、そんなことが実際に可能なんだろうか?たとえば、
ブラックアフリカ諸国国民所得を、NIES・ASEAN諸国並みに
引き上げることができる?
>>83 地図だけみて判断している者の発想、といったら怒られるかな。
カナダ人はUS国境から100KM以内に人口の9割が住んでいる。
カナダが正面切ってUSと抗争することは絶対にありえない。
USの方もカナダは1州くらいだと思ってるよ。人口もカリフォルニアより
少ないし。
>>73 アイスランドは、閉鎖された国だから、各家の系図と病歴が
保険会社に把握されていて、家系によっては、保険に入るのが大変で
問題になっていたことがあった筈だけど。
病歴情報も個人情報となるだろうけど、保険会社はDBにデータを蓄積しつづけて
100年もたてば、日本社会くらいなら、アイスランド状態になるだろう。
>>88 NPOのパンフレットみたいだな。お題目は結構だが、
世の中には、自分さえよければ、という人がかなりいるので、
それを前提でものを考えて欲しい。パンフは無料で配るのでいいけど、
書籍は有料だからねぇ。もっと現実的・建設的な意見を書いて欲しいと思うが。
>>90 シンガポールや香港のような都市国家でもやれそうだな。
ヨーロッパでもルクセンブルクやスイスのような小規模な国ならできそう。
スウェーデンは実際に断種をやっていたわけだし。
>>88 最近はやりの、ロングテールは、それを可能にする、と言っている。
でも、漏れはマイナーな書籍をAMAZONで沢山買ったけど、
途上国の出品者に出会ったことはまだない。
>>88 >>91 そもそも、一国の内部で貧富の差を縮めるだけでも難事業なのに、それを地球
規模でやろうとした日にゃあ…
でも先進国の経済学者としては、中国人やインド人に、
「先進国の人間はあなたがたの30倍の収入を持っていますが、あなたがたは
成長を止めてください。なぜなら、もう資源はないし、あなたがたの生活水準が
上がることはありえませんから」
とは口が裂けても言えないんだろーな。
かといって、先進国の人間に、
「発展途上国の人々を豊かにし、地球環境の破壊を防ぐために、あなたがたの
生活水準を下げてください」
とも言えない。
下手すりゃ人類が食糧や資源を求めて戦争をした結果、石器時代の水準に
逆戻りするというシナリオも…
例えばTOYOTAのような、銀行に紐つけのないグローバル企業が いつまでも日本国民の為の企業であると、皆錯覚してない? TOYOTAの生産台数と販売台数の過半数が海外の方が多くなって、 現地採用の社員が、いつまでも現地の幹部までの出世どまりで満足しているとでも? 企業は、「企業」を守るのが第一。日本政府に税金を納めて、国際競争力の ない国民を養うのは、二の次だよ。 つまり、日本政府に高額な法人税を納めているグローバル企業は、 いつ、この国をでていってもおかしくないし、構成員がそのうち、有能な 途上国出身者で占められ、彼らがいづれ、「インドに本社を移転しよう。 社長はインド人だし、インド人がもっともわが社の製品を買ってくれている」 ということになってもおかしくない。 経済学者は心配しなくてもいい。企業が経済的判断を続ければ、 放って置いても、経済力・競争力に基づいた「人」単位で再編成されるよ。 つまり、国単位の格差は縮小し、国内での格差がいまの途上国と先進国なみに 開く時代が来る可能性が高い。
>>95 その場合、これまで国民国家が担ってきた、家族計画・環境保護・医療・教育
なども多国籍企業が資金を出すんだろうか?
多国籍企業がやらない場合、宗教団体など別の組織がそれを行う?
誰もやらない。が正解 強いて言えばコミューン毎の相互扶助か自力救済のみ。 できない奴は自然とスラム街入りして暴動を起こすぐらいしか 仕事がなくなる。
123 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2006/08/16(水) 21:21:47 ID:HJeUXo0K
ttp://www.guardian.co.uk/leaders/story/0,,1844559,00.html Torture
Liberal agonies
Tuesday August 15, 2006 The Guardian
英・ガーディアン:拷問:リベラルの苦しみ
パキスタンからの報道に拠れば、航空機テロ事件の諜報情報は、英国では
受け入れがたいような容疑者への拷問によって得られたという。
英国国籍を持つRashid Raufからの情報が、先週のテロリスト・グループの
逮捕につながった。その情報は法的な容疑者の人権保護を行なう措置を
無視して得られたという。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ガーディアンは従来から、テロリストの容疑者に対する拷問などに反対の
論陣を張ってきた代表的なメディアなので、ここでも大変苦しげに、拷問で
得られる情報が正確とは限らず、そうした違法なやり方を認めるわけには
いかないと主張する。
理想的な世界では、一切の拷問は認められない。しかし、現実に3000人の
大量殺戮の計画が明確であれば、その大型テロを阻止する為のある程度の
拷問を容認できないという論調は現実離れしている。
そうしたテロリストへの人権擁護が全体としての社会を、より良くするとも
思えない。リベラルの空理空論は、現実の政治外交軍事の前に、実際的な
意味を持たない。
グローバリゼーションは国民が自国の問題を解決する能力を蝕むもの。 国境のない世界というのは、裏を返せば誰一人として支配権を持たない世界。 すでにEUでは、“民主主義の赤字”が大きな問題になっている。 しまいには中世のように、警察も存在せず、市民が武器を取って自ら身を 守らなければならない時代が到来するかな。 すでに傭兵(民間軍事会社)は復活し、国家による暴力の独占が崩れつつある。
《新刊情報》
ttp://www.kinokuniya.co.jp/nb/bw/koubou/index.htm 講談社創業100周年記念出版
「興亡の世界史」 全21巻 (第00巻〜第20巻) 2006年11月、刊行開始
●第1回配本 2006年11月 2冊同時発売予定
第06巻 イスラーム帝国のジハード 京大教授 小杉 泰
第19巻 空の帝国 アメリカの20世紀 共立女子大教授 生井英考
●第2回配本 2007年1月発売予定 〜以降、毎月1巻ずつ刊行
第01巻 アレクサンドロスの征服と神話 帝京大助教授 森谷公俊
102 :
世界@名無史さん :2006/08/17(木) 16:55:50 0
103 :
世界@名無史さん :2006/08/17(木) 16:57:04 0
2.戦争状態、戦争の脅威、内政の不安定又は他の公の緊急事態であるかどうかにかかわらず、いかなる例外的な事態も拷問を正当化する根拠として援用することはできない。 3.上司又は公の機関による命令は、拷問を正当化する根拠として援用することはできない。
104 :
世界@名無史さん :2006/08/17(木) 17:00:12 0
105 :
世界@名無史さん :2006/08/17(木) 17:02:51 0
ちなみに日本だけでなくアメリカほかあらゆる先進国で、取調べの方法で拷問は禁止されてます。リベラルとかそういう次元の問題ではありません。
106 :
世界@名無史さん :2006/08/17(木) 17:40:27 0
>>90 >保険に入るのが大変で 問題になっていたことがあった筈だけど。
遺伝情報で加入を拒否もなにも、アイスランドは国民皆健康保険じゃないの
文明論から拷問の話題に転化していたのか。 スレ違いだから専門スレでやってくれよ。
108 :
世界@名無史さん :2006/08/17(木) 19:33:24 0
「人類史の十大事件」を選ぶとしたら何になる? とりあえず、 ・火の使用 ・文字の発明 ・一神教(あるいは救済宗教)の成立 ・資本主義の成立 を挙げてみる。
・紙の発明・普及 ・活版印刷による書物の安価入手可能とそれによる知識・情報の伝達 ・騎馬民族とその帝国 これらも追加して下さい。
110 :
世界@名無史さん :2006/08/17(木) 19:50:15 0
三大発明スレでやれ。
112 :
世界@名無史さん :2006/08/17(木) 21:16:19 0
西洋近代文明が完全に他の文明に移行させる事を象徴させるような
発明となれば何が考えられる?
漏れとしては
@安価な携帯式同時翻訳機
A核融合発電、水素発電による脱石油化
B効率の良い脱資本主義の経済システム
C新たな情報の蓄積伝達手段
例えば脳内にタンパク質性のバイオコンピュータを内蔵して
常時ネット交流可能なシステムとか
D安価な宇宙輸送手段
E陽電子ロボット経済
まあ寄り人間ナイズされたロボットをより低コストに生活、経済に組み入れた
社会ね
それぞれ
>>108 >>109 >>111 で述べられた
@は言葉
Aは火
Bは資本主義
Cは文字、活版印刷
Dは車輪
E蒸気機関の発明
に対応する新たなパラダイムで割合技術的に不可能ではない
ちゅうか実現が1世紀の範疇に実現可能な容易なものだと思う。
113 :
世界@名無史さん :2006/08/17(木) 21:21:57 0
欧米の衰退とアジアの勃興を同時進行で語る香具師は欧米日でも多いし
それに対して中国の汚染、東アジアの小子高齢化
水、資源、生活環境の不足という問題点も大いに
指摘されているが
万が一にもこれらのものが発明されれば問題点は結構解消され
発展持続が容易になると思う。
今のとこ日本が、これらを主導して発明していくことが
日本の今後数世紀に渡る国益になると思う。
これと宇宙開発とが平行して進めば今世紀にも
>>64 での指摘事項
資源、エネルギー、水、食料、居住空間の確保という重大な問題は
解決のめどが立つ。
>>88 でいう全人類的規模での生活水準のNIES・ASEAN諸国並みへの
引き上げが可能となり世界経済、市場の拡大ともなる。
ただ
>>95 いわく従来の国家の枠内に格差社会が登場して
国内版南北問題を抱えてしまうようになるだろうが・・
企業が国を選ぶ時代が来るとなると それは「公」の崩壊になりかねないが そんな体制が長続きするんだろうか。 治安を民間軍事会社が担うにしてもだ。 経済活動に伴う違法を取り締まる公がなければ 交易活動に支障をきたすと思うのだが (国に信用がなければ貨幣経済はなりたたないし 違法をやったもの勝ちなら、最悪物々交換以外の取引が成り立たない)
本村凌二氏が『多神教と一神教』(岩波新書)で、 古代の文献を読むと、かつて人々は神の声を聴いたり姿を見ることが出来たが、 ある段階から神々の声が聴こえなくなる、その段階が地球上で最初に現れたのが 地中海世界であり、とりわけ前1000年前後のカナン地方であったのではないだ ろうかと書いていた。 その理由はアルファベットの開発と普及、それにともなう読み書き能力の普及 および前1000年前後の東地中海世界の激動ではないかと。 さらに、人類にとって文字言語の習得はとてつもない能力の獲得であったが、 反面ではまた、途方もない能力の喪失ではなかったかということを、次の ソクラテスの言葉を引用して問題提起している。 なぜなら、人々がこの文字というものを学ぶと、記憶力の訓練がなおざりにされる ため、その人たちの魂の中には、忘れっぽい性質が植えつけられることだろうから。 それはほかでもない、彼らは、書いたものを信頼して、ものを思い出すのに、 自分以外のものに彫りつけられたしるしによって外から思い出すようになり、 自分で自分の力によって内から思い出すことをしないようになるからである。 (プラトン『パイドロス』275a)
>>114 東インド会社が大量の傭兵を雇い、また海軍のサポートを受けていたことは
有名だが、国家がなくなれば、それこそ倭寇のような交易活動が復活するのかな。
(現に犯罪組織は国境を越えて結びついているし)
あるいは企業が民間軍事会社を使って特定の地域を事実上の植民地にする。
(プラッシーの戦いのあと、イギリス東インド会社が徴税権を得たように)
つまり、企業がしだいに領土支配の機構に転化していくということ。
現在、ナイジェリアでは欧米の石油会社の施設が武装集団の攻撃を受けているが、
アフリカでは中国という新興勢力との競争もあるし、最初は地元のエリートを
通しての資源の獲得だけを目指していたが、地元民が彼らを信用しないので、
最後には領域的帝国にならざるをえない。
>>101 そんな国際分業にならないことは同意だが、
国と関係なく、企業単位での分業になると思うよ。
TOYOTAの社員はインドでも日本でも富裕層、
商店街の大規模チェーンは、インドでも日本でも中位。
商店街の店員は、インドでも日本でも低所得者。
今までは、為替相場や、購買力平価でも、日本の低所得者は、インドでは富裕層
だったが、今後はそうはいかなくなる、ということ。大企業の努めた方が有利
なのは従来通りだが、その格差が数倍に拡大する、ということ。
>>117 インドにはヒマラヤ山麓にドゥーン・スクールという名門寄宿学校があるが、
現在アメリカのビジネス界で活躍するインド人には、ドゥーン・スクールOBが
多いのだそうな。
アメリカで暮らす平均的なインド人が高学歴である確率は、インドで暮らす
平均的なインド人に比べ3万倍も高い。
イギリスでは、ここ20年間で私立校の卒業生が弁護士や政治家など社会的地位の
高い職につく割合が強まっている。世論形成に影響を与える一流ジャーナリスト
100人のうち、実に56%が私立校の卒業生で、20年前の49%から10%も増加している。
ビジネス界では、英国を代表する企業100社の経営者のうち、私立校の卒業生が
全体の31%を占める。
ちなみに私立校に通う子供は、イギリス全体で7%、公立学校で学ぶ生徒は90%
以上である。2002年の調査では、イギリスの人口の1%にあたる最富裕層が国富の
23%を所有しており、91年の17%から大幅に増加している。
イエスの言葉のように、“持てる者はますます豊かになり、持たざる者は、
その持っているものまで取り上げられる”世の中が到来するのかね。しかも
これは小さい地域共同体だけの話ではないから、自分たちの周辺だけの努力
では変えることができない。
>>115 >古代の文献を読むと、かつて人々は神の声を聴いたり姿を見ることが出来たが、
>ある段階から神々の声が聴こえなくなる
何か別な本で読んだ気がするが、そういう状態を「二院制の脳」とか表現してたな。
国家という単位を企業が無視しだしたらその企業は結局は衰退すると 思うけどなあ。 近代国家って、歴史性や民族性をまとっているから、文化的な産物の ように見えるけど、実際は資本主義に必要不可欠な純然たる経済機能 だと思う。その機能の比重がグローバリゼーションの中で相対的に弱 まっている気はするけど、消えることはない気がする。 具体的に言えないから、思うとか気がする、としか言えないんだけど。 TOYOTAが日本から完全離脱しある種の「無国籍際企業」とかに なったとしたら、大企業であり続けることができるかは疑問だな。
>>120 記憶がはっきりしないけどそれかも・・・
ttp://www.foreignaffairsj.co.jp/archive/detail/200607.htm グローバル化で世界は中世へ回帰するのか
――アイデンティティーの多様化と国際政治
ジョン・ラプリー
ヨーロッパの中世の特徴だった、ローカルな帰属意識とトランスナショナルな
帰属意識の共存という現象がグローバル化時代の今に甦りつつある。国を離れた
グローバルな都市センター間のネットワークが強化されているし、途上国に
おいては、国の行政が及ばない地域で、ギャングやイスラム集団が事実上の
小国家的な政治単位を確立しつつある。一方、グローバル化で巨大な富を得た
富裕層も、国家から離れた生活を送るようになった。グローバル化による所得
格差を前に、貧困国、富裕国の双方において、国家秩序の再編が起きており、
この流れを、新しい中世と表現する研究者も多い。国際政治においてこれは
何を意味するのか。アメリカは辺境の異邦人に滅ぼされたローマ帝国の轍を
踏むことになるのか。
>>121 近代社会というのは流動的で、成功する機会も多い代わりに、失敗する危険も多い。
ところが都市化・職業が世襲でなくなったこと・住所が頻繁に変わることなどに
よってかつてのように地縁・血縁に頼れなくなっている。
したがって国家が福祉を整備して、困った人を助ける仕組みを作らなくてはならない。
また、機会均等のためには、国家が公教育を提供し、貧しい家庭の子供にも
教育を与える。単一通貨の導入による経済格差の拡大を防ぎ、労働流動性を
高めるためには標準語(共通語)を制定する。
ttp://www.mainichi-msn.co.jp/kokusai/europe/news/20060818k0000m070141000c.html 記者の目:EUの問題点は国連と同根=福原直樹
欧州連合(EU・25カ国)は来年、欧州経済共同体(EEC)の創設から
50年を迎える。この間EUは、6カ国から25カ国に拡大し、単一通貨・
ユーロも導入した。だが、華々しい歴史の陰に隠された問題がある。組織の
前近代性だ。加盟国民の批判の目が届きにくい分、改革が遅れ、一部では
不透明なカネの使い方すら続いていた。そして、これらEUの問題は人ごと
ではない。国連など、日本が参加する国際機関に共通する問題でもあるからだ。
我々はEUの状況を、他山の石とすべきではないだろうか。
(中略)
補助金額を決める基準には、各農家の生産高も含まれており、大農園への補助金
集中はある意味で、当然の帰結だったかもしれない。だが、問題は別な所にあった。
実態を知りながら、EUは、改革を怠っていたのだ。EUの「内閣」である欧州
委員会は02年、大農園・企業への補助金集中を排除するために、受給額の上限を
定めるよう提案していた。だが、国内の大農園主などに配慮する独・英の反発で、
廃案になっていたのだ。ここにも、EUの変革力のなさがうかがえるのでは
ないだろうか。
>>120 を見て想像した。
人をコンピュータに例え、言語はコマンド体系というか演算部分、
文字は記録装置部分、宗教がOS、科学はネットワークプロトコルって
イメージした。
で、OS(宗教)は便利だけど、使うとOS上のアプリからは、
機械語(神の声)が見えなく(聞こえなく)なる、みたいな。
文明の光芒は、WinかUNIXかはたまたLinuxかって感じだ。
UNIXが欧州でLinuxがアメリカ(分派ぽいからだけだが)。
イスラムがWin(まあ、使ってる人は多いってことで)。
中華は汎用機OS、昔は凄かった、今でも一応現役だし。
日本はTRONか、、、マニアしか使わんって感じで。
アフリカはOS未使用。使わなくても不便なだけでハード(脳)は動く。
そのかわり今でも機械語(神の声)直接使えるぞ、みたいな。
妄想が膨らみ過ぎた。。。その本買って脳内修正するわ。
127 :
世界@名無史さん :2006/08/18(金) 19:41:11 0
>>125 一昔前には本気で欧州版のアメリカ合衆国を志向してたのかもしれんけど
今はどう見ても欧州限定版の国際連盟でしかない。
128 :
世界@名無史さん :2006/08/18(金) 19:44:16 0
アメリカとEUでは全体的に見てどちらのほうが刑罰は重いんですか?
水田徹氏(古代ギリシア美術史専攻)が、『イリアス』などの叙事詩では主人公 たちは神々の定めた運命に将棋の駒のようにただ従うだけだが、 ギリシア悲劇では自らの意思と理性をもって、自らの運命に立ち向かいはじめた と書いていた。 そしてこれは叙事詩と悲劇の表現形式の違い(叙事詩が歌唱者の唱導で主人公 たちの科白を連綿と謳い継いでいくのに対して、悲劇では合唱隊が受け持つ 筋の説明部と、役者が演じるクライマックス部が明確に区分される)により、 クライマックスの演技を通して、単なる話の筋の理解から主人公の気持ちや 内面の解釈へと観者の興味を誘導する、 すなわちものごとの外面描写から内面把握への転換という、ギリシア世界の 大きな思想的変革の、ひとつの現れにほかならなかったという。
130 :
129 :2006/08/18(金) 20:25:56 0
また、現代人にとって古代ギリシアの彫刻や絵画は美術館のガラスケースに 展示されているモノにすぎないが、古代のギリシア人にとって、それは 神話化した神々のつくりものとしての御姿でも、遠い昔の伝説の英雄や 王たちの物語図でも決してなく、現に人々の目の前に現れ人々の運命を 司る神々そのものであり、人々の生きざまの写し身として人々とともに 生きる英雄たちの姿であった。 しかし前5世紀の古典期になると、こうした信仰のあり方や人々の生き方に 疑問を抱き「おまえたちが拝んでいるのは(神々ではなくて)石の塊にすぎない ではないか」と説く思想家が現れ(伝ヘラクレイトス、断片130)、あるいは また、古典ギリシアの三大悲劇詩人の戯曲を上演順に読み比べてみると、 登場する神々が次第にその超越性を失っていく様子がうかがえる、と。
>>115 >人類にとって文字言語の習得はとてつもない能力の獲得であったが、
>反面ではまた、途方もない能力の喪失ではなかったか
現代は衛星放送やインターネットなど、マス・コミュニケーションの発達に
よって似たような現象が起きているように思えるね。
TVやパソコンで遠い地域で起きていることの映像を見たり、ニュースを
知ったりできるようになったが、それは表面に出ている事実を伝えるだけで、
その背景まで深く教えてくれるわけではないので、一面的で単純な世界像しか
得られない。
さらに映像や写真は、何十年も前に起こった事件―たとえば第二次世界大戦―を
現在の出来事のように当事者の子孫たちに追体験させる。そして彼らは過去の
出来事に執着する一方で、現在進行形の問題には冷淡である。
また、第三世界の貧困、環境問題や動物愛護などに関心を持つ一方で、身近な
隣人には無関心・冷淡になる人間も多い。身近な人間にしか関心を持たない
視野の狭い人間は困ったものだが、そうはいっても、遠いところで起きている
ことにばかり関心を持って、足元の現実に目を向けないというのは人間として
不健全だろう。
132 :
世界@名無史さん :2006/08/19(土) 12:05:03 0
133 :
世界@名無史さん :2006/08/19(土) 20:24:13 0
大唐帝国とサラセン帝国という世界の2大中心は当時で言う 往年の米ソのようなもの・・ 当時のイスラームの大流行がちょっとまえのコミュニズムであり また当時イスラムの影響を受けなかった唯一の大帝国・唐が 共産主義を排した超大国・アメリカだな。 現代版イスラム帝国のようだった共産主義において エジプト=中国(古い文明を抱えながら頽廃し新思想に影響された) ビザンチン=EU(経済的に裕福でしかし硬直し退潮ぎみ) ヨーロッパ=日本や半島台湾かな・・ (隣の勃興する新興大帝国の掲げる思想や影響を良しとせず閉鎖的に対応) アメリカは唐だろう。結構インターナショナルで能力主義だが、名門という 血統重視な側面を持ち、世界史的に孤立文明圏に近い側面がある。 逆に考えればこれから数世紀たった後 アメリカは二度と這い上がれないような低迷の泥沼に 陥っている可能性が高いと思う。 国境が安全な海であるし石油という動力が無くなったら結構カルトな 宗教にはまっている点からしても・・ 既には入りかけているような気もするが・・ 活力とか将来性という点からすれば欧州、ロシア、インド、中国という 楕円形を取り巻くユーラシア世界のほうが文明としての未来の可能性 はあるとおもうな。 これからの日本周辺はちょっとした低迷期に入る可能性が高いが 紆余曲折の後、ヨーロッパが最後の勝者になったように 数世紀後には日本周辺が最後の勝者になっている可能性も あるとおもう。
134 :
世界@名無史さん :2006/08/19(土) 20:30:15 0
>>116 政府が小さくなってくにつれ最終的に企業と国家が法的に同レベルの存在に
なるってことか。
つまり資本主義が限界まで適用され国家も国民も商品化された社会
どんな社会なんだろう?
135 :
世界@名無史さん :2006/08/19(土) 21:07:57 0
>>134 80年代までのの日本人は、アングロサクソン型資本主義の企業がすぐ
従業員のクビを切るやりかたに反発して、
「従業員はモノではない」
などと言っていた。
けれど今の若い世代の日本人はそういう感覚をほとんど持たず、株主の
利益を尊重するスタイルに変わりつつある。
いずれ人類は、“国家も国民も商品化された社会”に慣れてしまうかもな。
あと、アメリカ合衆国の膨張の多くの部分は買収によって行われたもの。
1803年にルイジアナをフランスから1500万ドルで、1866年にアラスカを
ロシアから720万ドルで買い受けて自国の領土にしている。
ナショナリズムが薄まっていった場合、紛争解決の一手段として領土の
売買を認めるような社会が到来するかもしれんな。
中世のヨーロッパでは、君主の結婚により花嫁の財産領土・統治権を
他国(他の王朝)に譲ることが普通に行われていた。
>>133 ハリウッド映画には「異星人」「アフリカの殺人蜂」「南アフリカの毒蟻」が
平和なアメリカ社会を侵略する、というテーマのものが多いね。
炭素菌恐怖症、天然痘恐怖症、ダーティ・ボム恐怖症、ラジオのトーク番組に
おけるイスラーム憎悪、メキシコとの国境から大量の移民が流入する恐怖etc…
唐は国際的なイメージがあるが、黄巣の乱では広州で12万人の外国人が殺害
されたといわれている。
マヤ文明は天文学と建築技術は発達していたが、はっきりわからない理由で
滅亡した。アメリカ文明が滅亡した後、1000年後に世界中の学者たちが
その理由の解明に苦労するようになったりして。
>>134 公的な信用の裏づけがなくなって、企業自体が崩壊するかも。
そうしたら何もなくなって、ローマ崩壊直後の暗黒時代の再来だな。
>>137 文明の古い国というのは商人が悪辣だけど、あれは長い歴史の間に共同体が
崩壊して、個人が原子化しているから?
中東やインドや中国では、ほとんど詐欺すれすれの手段で商人がモノを
売りつけたりする。
商業における駆け引きの部分を極限化すれば、限りなく詐欺に近づく。 窃盗や殺人、傷害は太古から処罰されていたが 詐欺の処罰はそれに比べると歴史的に新しいとどっかで聞いた。 実際は、その社会におけるモラルのレベル (駆け引きなんだから騙される方が悪いという社会もある) 地縁の程度(一つの場所に固定して商売するほど、無茶はやりにくい) 法整備と運用の徹底度がどこまでかによるんだろうね。
>>134 ディックとかヴォネガットとかがそんな世界を書いてたと思う
>>134 アメリカでは、企業が従業員の医療保険負担に苦しんで、インドやタイといった
アジアの優秀な病院に“メディカル・ツーリズム”に行かせるというケースが
増えている。
ただ、これにはリスクがあって、医療ミスが生じた場合、患者が法的手段に訴える
ことはほぼ不可能。インドやタイでは患者を保護するための法律が整備されて
いないからだ。
(昔のように、特定の地域で治外法権が認められればそれも可能だろうが)
そのうち、国内より安いものは何でもアウトソーシングする時代が来るかも
しれないが、そうすると国家の様々なシステムが崩壊するだろうな。
「病院にとって最も儲かる患者=医療保険加入者」を国外に送り出してしまえば、
国内の病院にとっては大きな損失だし、医療制度全体の問題をさらに大きくする
かもしれない。
143 :
世界@名無史さん :2006/08/20(日) 16:50:39 0
>>113 >国家の枠内に格差社会が登場して国内版南北問題を抱えてしまう
これって、ある意味、19世紀ヨーロッパ諸国の政治と共通しているような…
政治に携わる国民には上流・中流階級の有権者がいて、社会の大多数を占める
労働者階級には選挙権が与えられておらず、貧富の差がきわめて大きかった。
冷戦で資本主義陣営が勝利して調子乗っちゃったから。 資本主義が絶対的正義とされ、資本主義的でないもの =修正資本主義の修正の部分まで否定されたから。 資本主義徹底したら19世紀的矛盾(競争は競争を駆逐する)は 解決不能だから放置しろということになる。
>>144 シュンペーターが、人間の社会は少し古いものや非合理的なものが
残っているほうが良い、ブルジョワジーは政治階級が嫌いだが、
ビジネスマンに政治はできない、彼らは自分たちを守る機能を果たして
くれる古い政治階級がある限りにおいてうまくいく、ということを
書いていたっけ。
完全に近代化・合理化した社会をつくろうとすると人間はおかしくなって
しまうのジャマイカ?
歴史的な楽観主義と合理主義を極端に押し進めたのが共産主義であり、
ナチズムであり、グローバリゼーションマンセー派の主張なのでは。
いや、国境を越えて徹底的な資本主義的競争をやれってのが グロバリゼーション派の主張であって、それは結局19世紀の怪物を蘇らせたということじゃないかと。 そこでいうビジネスマンと政治階級は合わせて1割もいないし、(底辺のリーマンは含まれてないだろう 今やお互い嫌ってるどころか不可分でベタベタの関係だろう。 ロシアとかアブラモビッチの儲け方はまさに政商だし アメリカ共和党は結局全国民じゃなく産業界の代弁者だし 日本も対特定アジア外交以外は経団連の政策=自民党の政策
>19世紀の怪物を蘇らせたということじゃないか ということは帝国主義も復活する可能性がある? 18世紀のイギリスでは、“ネイボッブ”と呼ばれるインド帰りの大金持ちが 本国で反感を買っていたんだが、彼らは現代日本の“ヒルズ族”みたいな 存在だったのかな。この時代のイギリス人にとって、インドはまだまだ危険な ところで、半数が生きて帰れなかったくらいだった。 そのほかに、カリブ海の植民地に砂糖プランテーションを持ちながら、イギリスで ジェントルマンとして暮らす不在プランターや砂糖商人もいた。 イギリスにハーウッド・ハウスという有名なカントリー・ハウスがあるが、 これは西インド諸島バルバドスの砂糖農園の成功で富を築いたハーウッド伯爵 ラッスルズ家の館。もちろんそこではアフリカから連れて来られた黒人奴隷が 働いていた。(貧しい白人が年季奉公人になることもあったが) モンテスキュー閣下は、「聡明なる神がこんなに肌の黒い生きもの(人間と しての)魂を宿らせたはずはなく」、黒人奴隷に同情するのは「気の小さい 連中」だけだと放言なさったが・・・
>>146 いまや左翼がナショナリスティックになり、資本家が国民国家不要論を説く時代。
先進国の労働者は他国への工場の移転や東欧からの労働者の流入に反対する。
(「万国の労働者よ、団結せよ!」というスローガンは過去のものになった)
一方、グーグルやヤフーのような企業は中国政府の検閲に追従。
149 :
世界@名無史さん :2006/08/21(月) 23:12:07 0
ジョン・ネズビッツという未来学者が、華僑ネットワークのあり方は インターネットにそっくりだと書いていた。 世界の目には中国一国として写るものが、実は中国以上のグローバルな中国人 ネットワークとして存在するというのが、この華僑ネットワークなのであり、 しかも、華僑ネットワークはオープンである。 おそらく、華僑組織が21世紀の組織モデルになるであろう。それはつまり、 完全に分散し責任者がいないインターネットが、21世紀の組織モデルであると いう意味でもある。
150 :
世界@名無史さん :2006/08/21(月) 23:32:03 0
華僑ってオープンか? 完全に分散し責任者がいないってのには同意するが。 どちらかというと華僑は2ちゃんねらーるにちかいんでないか? 華僑組織=2ちゃんかな
華僑や印僑だったら、血縁ネットワークがあるから、国民国家が 無くなっても生きていけそうだな。
そういえばアル・カーイダもグローバルに広がったネットワーク状の組織だな。 多国籍企業ならぬ多国籍テロ組織。 アル・カーイダは大家族制度をモデルに組織されていて、家族を束ねる信頼の 絆を活かし、資金の流れがたどりにくく、グローバルなネットワークに支えられた 私的な送金システムを最大限に活用する。血族的構造を持つ組織内部への浸透は きわめて困難。
ttp://allabout.co.jp/career/politicsabc/closeup/CU20050804A/index3.htm 「地下金融」ハワラを使った資金輸送
また、中東には「ハワラ」といわれる地下金融があります。地下、といっても、
もともとは伝統的なもので、ある氏族のハワラにお金を渡して、自分の氏族の
家族のもとへ送るよう頼む。そうすると、氏族のネットワークで、だいたい
48時間くらいで、送金が完了する、というものです。
これも「アル・カーイダ・ネットワーク」がよく利用する送金方法のようです。
ttp://www.mof.go.jp/jouhou/kokkin/tyousa/1702m_e_12.pdf#search=%22%E3%83%8F%E3%83%AF%E3%83%A9%22 7.出稼ぎ送金とハワラハワラ(hawala)とかフンディ(hundi)と呼ばれる
インフォーマルな国際送金は非常に便利で安いが故に、中東産油国への出稼ぎ
労働者の多くに利用されている。そのメカニズムも単純である。例えばUAEに
出稼ぎに来ているパキスタン人がペシャワールの留守宅に送金したければ
パキスタン系のハワラ取扱店(hawaladar)に送り先を言ってUAE通貨ディルハムを
持ち込むだけでよい。店は実勢レートでルピーに換算した金額をその日のうちに
送ってくれる。送金依頼書も受領書も要らない。ぺシャワールの hawaladar
名と受付番号(記号)をくれるだけである。送金人は家族に店の名前とその
番号(記号)通知すれば翌日か翌々日には家族に届く。利用者にとっては
@面倒でない、A送金手数料も安いし、為替レートも実勢なので銀行よりも
少しは多くのルピーを送れる、B24 時間営業のところもあり就業後利用できる、
送金速度も速い、それにC記録に残らないから税金とか為替規制を逃れられる、
といったように利用者には良いところ尽くしである(送金メカニズムついては
図表 4 参照)。ハワラ業者にとっては小額資本でできる(実際窓口一間ほど
小さな事務所で,3,4 人で行っているケースも少なくない)。最大の資産は
信用できるネットワークである。従って親戚縁者、地縁をベースにしてコアを
作りそれぞれのコアグループが出先で信用確かな別のコアグループの一つを
見つけネットワークを広げている。
154 :
世界@名無史さん :2006/08/22(火) 20:42:00 0
国民国家が衰退したら、戦争の形も変化していく?
テロとか不正規戦みたいな形が増えるんじゃなかろうか。 国際法とかの縛りが無意味になって、一種の何でもありになるんじゃないか。
>>155 先進国が「テロとの戦い」という大義名分のもと、容疑者に対して拷問を
行ったり、国民を監視・盗聴したりする。
市民のプライバシーは脅かされ、不寛容なファンダメンタリズムが台頭し、
これまでのリベラルな価値観は捨てられる。
プロテスタントによる宗教改革に対抗して、カトリック圏で異端審問的運動が
強まり、ルネサンス人文主義に打撃を与えたような時代が到来する。
157 :
世界@名無史さん :2006/08/23(水) 09:02:25 0
「文明の衝突」とよくいわれるが、過去の人類の歴史で異なる文明同士が 対等な立場で仲良く付き合った例はあるのか? たいていの場合どちらかが優位に立って、相手を劣った文明として見下す、 というパターンなのでは?
158 :
世界@名無史さん :2006/08/23(水) 13:31:47 0
そもそも対等というのが極めて近代的な概念です 人為的調整無しにはありえない関係ですね。
159 :
世界@名無史さん :2006/08/23(水) 18:05:43 0
>>157 なんせ今のとこ近代西洋文明と、その亜流しか生き残っていない
状況だし、もはや文明間の衝突という概念が、どれほど意味を持つかだが・・
>>155 >>156 その傾向に陥るのはヨーロッパとアメリカだろう。
イスラームの挑戦を受けてたってるのは、彼ら欧米とその価値観なわけだし。
>>156 80年代の南米の軍事政権がやってたな。「汚い戦争」ってやつか。
100年ぐらいしたら本当にブラジルが今のアメリカみたいになってたりして
>>158 近代国家が出現するまでは、人類の大部分にとって、また歴史の最も
長い期間にわたって、帝国が典型的な政府形態だったわけで。
普遍帝国はそもそも対等な関係というものを認めない。
>>159 イスラーム過激派はアナーキズムなどの西洋思想の影響を受けている
わけで、その意味ではまぎれもなく近代西洋文明の亜流だな。
周囲に不寛容な勢力が台頭する中で、リベラルな態度を保ち続けるのは
むずかしいね。イスラームに対抗するために、イエズス会のような組織が
結成されるかな。
グローバリゼーションマンセー派の主張 (1)グローバリゼーションは、市場の自由化およびグローバルな統合に貢献する。 (2)グローバリゼーションは不可避的で、非可逆的である。 (3)グローバリゼーションを統括している者はいない。誰のせいでもない。 (4)グローバリゼーションは誰にとっても利益がある。 (5)グローバリゼーションは世界に民主主義をいっそう広める。
>>157 ギリシアとアケメネス朝
ビザンツとササン朝
ビザンツとイスラム
は比較的対等だったと思うが。お互い自分を兄貴分だとは思っていたかもしれないが、
その程度で対等でないとすると、対等はありえない。
現代だってそうでしょ。
一般的平均的日本人
北米>一部欧州>南欧>東欧>日本人>中国・韓国>東南アジア・イスラム・中南米>アフリカ
でしょ?
これ読んでるキミ達の殆どがそうだと思うが。
>>163 なんで南欧や東欧に負ける?
音楽以外は江戸期から圧倒していると思うが、まあ産業革命の時期を見ても日本の勝ちだろう。
中南米には歴史に敬意を表して、こんなもんじゃない?
北米>一部欧州>日本>南欧>東欧>中国・韓国>中南米>東南アジア・イスラム>アフリカ
「文明」って二つの使われ方をするから混乱してしまう。 自然と人との関わり方の違いで使う時、例えば鉄器文明とか農耕文明とかと、 人間集団の特徴で分けて使う時、中華文明とかイスラム文明とか、って場合。 特に西欧文明が前者としての科学技術文明と、後者としてのキリスト教とか 西欧文化とかの、両方持っていたからややっこしくなってる気がする。 このスレで言う「文明」は後者なんだろうな。西欧文明が衰退しどこか次の 文明が盛隆しても、科学技術文明を継承しないとは思えんし。
>>163 >ギリシアとアケメネス朝
>ビザンツとササン朝
>ビザンツとイスラム
でもやっぱり「衝突」はしているんだよな。ギリシア(含マケドニア)とアケメネス朝、
ビザンツとイスラームの場合、最終的には片方がもう一方を滅ぼしている。
ttp://www.mainichi-msn.co.jp/kokusai/europe/news/20060824ddm007030038000c.html 世界はどう見る:旅客機爆破テロ未遂
英国で10日、米国行き旅客機の同時爆破テロ計画が発覚した。容疑者の大半は
英国籍パキスタン系イスラム教徒とみられる。計画が実行されたら01年米同時
多発テロ並みの犠牲者が出たとも予想された。
12日付英インディペンデントは「肝心な問題は、容疑者らがなぜ英国社会の
大勢から懸け離れていったかということだ。ブッシュ米大統領の言うように
『自由社会への嫌悪』が彼らの動機だという考えは誤っている。容疑者の憎悪の
対象は欧米ではなく、欧米の外交政策だ」と指摘。さらに「わが国への新たな
脅威と自分の外交政策は何の関係もない、というブレア首相の主張は正しくない。
何が真実かを我々が認識して解決策を見いださない限り、狂信的考えへの同調者
はさらに増えるだろう」と警告した。
(中略)
12日付独紙ウェルトの社説は、昨年7月のロンドン同時爆破テロ以降、
英政府とイスラム教指導者が会談し、テロ非難宣言をしたことについて
「残念ながらもう価値はない」と指摘。「穏健なイスラム教徒は私たちが思う
ほど過激派に影響力はない。トップ会談は教育など日常的な問題には良いが、
殺人崇拝には効果がない」と断じた。
168 :
世界@名無史さん :2006/08/24(木) 11:22:41 0
「帝国」と「グローバリゼーション」の違いって何? 単に政治的中心が存在するか否か?
ttp://www.asahi.com/international/update/0824/008.html 広がる不法移民憎悪浮き彫り ロシア市場爆発
「ロシア中にあふれてテロに手を染めている不法移民の連中に仕返しがしたかった」
――。モスクワの市場で21日、10人の死者を出した爆発事件の容疑者の供述が、
波紋を広げている。3人の容疑者は18歳から20歳までの学生。事件は、
ロシア人の若者に広がる他民族への憎悪の深刻さを浮き彫りにした。
モスクワ市検察当局から「民族的憎悪による複数殺人」の容疑に問われているのは、
ロシア化学技術大学のオレグ・コストイレフ容疑者とモスクワ社会大学のイリヤ・
チホミロフ容疑者(いずれも20歳)。調べに対して「モスクワにはアジア人が
多すぎる。何とかしなければと思った」などと話しているという。このほか、
18歳の大学生も共犯の疑いで拘束されている。
↑ロシアで今起こっていることは、明日のEU諸国の姿かもしれんな。
170 :
世界@名無史さん :2006/08/24(木) 20:35:44 0
歴史ではアジアが欧州に優越していたって記述がいろいろ書籍にあるが 今日ではそのアジアと欧州の語を入れ替えたほうが肯ける状況にある。 いろいろ入れ替えてみると 『西洋はアジアより豊かで進んでいた・・物産は豊かで政治は、より民主的で安定し 基盤は磐石で、はるかに文化水準も高く繁栄していた。』 『むしろアジアやアフリカはヨーロッパやアメリカと比較して文化的にも政治的にも技術的にも はるかに遅れており資源や環境でもはるかに不利な条件にあった。 にもかかわらず、今日ヨーロッパがこれほど立ち遅れ将来的な見込みのない状況にまで 追いやられているのはなぜであろうか?』 『ヨーロッパはEUというひとつの大きな統一意志がありヨーロッパという一大世界を一まとめに する中心があった。アメリカも何一つ不足のない一大帝国であり、西洋は内輪だけで閉ざされた 世界政府をもっていたようなものだった。 東方アジアはじめ他の世界には、最初から覇権の中心がなく主権同士が烈しい覇権争いがあり 戦争と外交的駆け引きによるいつ果てるともない執拗な競争が繰り広げられていた。 異宗教を掲げる異民族に手を焼いたヨーロッパはより強固な形で要塞化したが アジアは最初に内部の相互覇権競争があり、凄まじい鍔迫り合いは経済、政治、外交、軍事 文化の全てを賭けての覇権競争だった。 その競争スタイルの運動体が競争しながら資源や生存権を求めて進出成長していったのである。 悪疫の蔓延、人口の激増や歪な人口ピラミッド、度重なる戦乱、不足する資源や水、食料といった 20世紀から21世紀にかけての中世末期の絶望がアジアを突き動かし・・・
「破綻国家」と呼ばれ、資源や戦略的価値を持たない国々を放置しておくと、 第一次世界大戦直前のバルカン諸国のような存在になるかもしれない。 企業が魅力を感じない国は、「新南部」諸国としてグローバル経済から 排除され、海外投資および貿易の機会から著しく遠ざかり、国民はますます 貧困を強いられる。 また、先進国の製薬会社は、発展途上国の顧客ベースが十分な購買力を 備えていないという理由で、数多くの寄生虫症予防薬の生産を中止している。 このような国家にテロリストが本拠を置き、核物質や生物兵器を貯蔵して、 自爆覚悟の志願者が使用したり、 あるいは何かのきっかけで伝染病が他の地域へ流れ出し、そのときには 製薬会社が予防薬や治療薬の製造を止めていたら、深刻な事態をひきおこす。
孤児薬の問題は日本でも大きな問題となっているよな。
>>172 日本じゃ、昔に比べて寄生虫の研究をする人が減っているらしいね。本当は、
今のようなグローバル化の時代にこそ、寄生虫の研究を盛んにするべきなんだが。
アダム・スミスの「我々が自分の食事を取るのは,肉屋や酒屋やパン屋の博愛心
によるのではなく、彼等自身の利害関心に対する彼等の関心によるのである」
という言葉は有名だが、同時に彼は、資本主義というものは、どの程度資本家が
道徳観と責任感を持っているかに応じて、強靭にもなるし脆弱にもなると述べていた。
18世紀ヨーロッパの知識人は、19世紀の社会ダーウィニズムを唱えた連中よりも
バランスが取れていたように思える。モンテスキューも、美徳にさえも制限を
もうける必要がある、と書いていた。
18世紀の世界観は、宇宙は一つの大きなぜんまい時計のようなもので、その
それぞれ複雑に噛み合う歯車のひとつが壊れると、連鎖的に他の歯車全体が
狂うというものだったことと関係しているのかね。
グローバル化が進行するにつれ、先進国の企業は、発展途上国で民主主義を 選択した国より、独裁政権の国で事業を行うようになっているそうな。 (民主主義国家よりも権威主義体制の国のほうが、低賃金・労働組合の禁止・ 環境法の緩さなどのメリットがあるため) 民主化すれば海外からの投資が減るということになれば、再び独裁国家に 逆戻り、というコースも考えられる。 以前インドの経済誌『ビジネス・スタンダード』が、中国よりもインドの バランスシートのほうが信用でき、投資も好きなときに回収できるのに、中国は 問題を起こしてもあまり非難されず、一方インドは声高に非難されると不満気に 書いていた。中国市場があまりに魅力的であるため、国際企業はそこへ参入する ためなら特許侵害・契約の一方的破棄・党幹部の腐敗などについても我慢する。 さらに中国のシステムは閉鎖的だが、インドはオープンな社会なので、メディア などで批判にさらされやすいと。
175 :
世界@名無史さん :2006/08/25(金) 20:00:36 0
176 :
世界@名無史さん :2006/08/26(土) 04:48:14 0
>>115 記載の説に従い「神々の声が聴こえなくなる」原因を文字だと
すると、多分そうだろう。「神話」と「歴史」の最大の違いは、
歴史は「日々累積していく」とこだろう。無限に累積するんじゃ
人の記憶に限界がある以上、文字が無いと「歴史」は成り立たない。
562 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2006/08/26(土) 03:15:12 ID:e6OW3ihC ドイツはハイテク特にIT分野で日米に大きく遅れを取ってしまっている。 それも韓国をはじめとするアジア諸国より遅れているくらい深刻だ。 ソフトではアメリカに、ハードでは日本に追いつくことが困難なほど差をつけられた。 ドイツは80年代から自動車、工業機械、化学プラント、鉄鋼製品が伝統的に強い分野だが この産業構造は21世紀の今も変わっていない。新しい産業が伸びていない状況だ。 マイスター制度が逆に仇となって新興産業のIT技術やナノテクに人材が割けなかったツケが ここにきて顕著になってしまった。アジェンダ2000で教育を見直してマイスター制度にメスを 入れ始めたが遅きに失していると言わざるを得ない。 アジェンダ2004でエリート大学構想を打ち出したが国内からの反発が激しくうまくいっていない。 産官学でイノベーションを進める日米に対抗するためには今が正念場なんだけどね。
179 :
世界@名無史さん :2006/08/26(土) 21:53:15 0
アメリカのアリゾナ州で、選挙で投票すると抽選で1名に100万ドルが当たるという “宝くじ選挙”が提案されているんだけど、これって民主主義に対する侮辱? それとも投票率アップのための起爆剤として評価すべき? 古代ギリシアの政治家、ペリクレスは、 「我々は他のポリスの人々と違って、国家の仕事に関わっていない者を 暇な人間とはみなさない。無益な人間と考えるのである」 と演説したものだが。
180 :
世界@名無史さん :2006/08/26(土) 23:01:59 0
逆もあって、選挙に行かないとペナルティ。
181 :
世界@名無史さん :2006/08/26(土) 23:22:27 0
>>178 第二次産業革命の時代に、ドイツが産業の分野でそれまでの先進国
イギリスを追い抜いたことを考えると皮肉な現象だな。
ドイツの企業家は大学での研究に関心を持ち、研究教育機関を良くする
ことに意を用いた。1870年代のドイツには11の工科大学があり、その他の
20の大学でも自然科学が教えられていた。
これに対しイギリスの大学とパブリック・スクールは古典中心の教育を
続け、実用に役立つことは重視しなかった。1872年にケンブリッジで
自然科学を専攻する学生はわずか12人であり、しかもその大半が医学を
志していた。企業も経験のみが良い技術者と経営者をつくると考えていた。
工員を訓練する教育は20世紀に入るころになって、ようやく教育界で
取り上げられる始末だった。
>>179-180 オーストラリアがそんな感じだっけ?
実際、大の大人を半日拘束するんだから、
足代で5000円くらいは包んでほしい。
183 :
世界@名無史さん :2006/08/27(日) 13:13:01 0
ttp://www.okazaki-inst.jp/nakajima.ozrep.html オーストラリアでは政治家になるには、馬鹿に見えるか、馬鹿でなければ
できないといわれているんです。これは、国会議員から直にきいた話ですし、
メンディース首相の伝記を読んでも、はっきりとそう書いてあります。
(メンディースは聡明でしたが、「かれはオーストラリアの政治家としては
例外的である、とあるんです)しかも、この国では、選挙に行かないとペナルティ
を課すんです。二万円ぐらいの罰金を払わなければいけない。そこまでやっても
投票率が上がらないんですね。政治に関するものすごい無関心、それから国が
どこに行こうと生存には響かないという 贅沢、日本にすごくよく似ていると
思うんですね。
564 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2006/08/26(土) 18:34:11 ID:l0sqxws8 ハイテク貿易のシェアの相違はコンピュータ、OA機器の貿易に依存している。 アイルランド、フィンランド、オランダがそうだ。 ドイツのコンピュータ、OA機器、情報通信機器の競争劣位については、すでに 80年代において顕著だったがこうした状況は統一ドイツ10年間においても克服 できず、ハイテク貿易においては、日米先進国のみならず携帯電話のフィンランド に代表される北欧諸国やパソコンの台湾に代表されるアジアNIEsに席巻される という状況にある。 -ドイツ経済 統一後の10年より抜粋
186 :
世界@名無史さん :2006/08/27(日) 21:59:26 0
帝政時代のローマは、現代風にいえば「大衆社会化」していって、 たとえば法廷弁論に喝采屋(金をもらって法廷のベンチに座り、指揮者が合図を 出すと大声で喝采を送る連中)が雇われたり、 朗読会が流行し、金持ちの中には朗読を聞いてもらう代わりに豪華な晩餐を 出す者も現れた。こうなると作品の質の低下は避けられない。 さらに野心家が大衆を利用して権力を強め、貴族や元老院議員を殺害する ケースも増えた。 こういう状況は文明の衰退への第一歩?
187 :
世界@名無史さん :2006/08/28(月) 15:25:10 0
>>178 >>185 最近のフランスでは、移民の若者たちによる暴動、CPE導入反対デモと、
ショッキングな事件が立て続けに起こったが、
ドイツでもあと10年ぐらい経ったら、それまで社会の中に溜まっていた膿が
噴出するんじゃないのかな。
ハイテク分野の遅れや、年金費用・医療費の問題もさることながら、特に
旧東ドイツの状況が気になる。極右・極左政党が多数派を占めるような事態に
ならなければいいが。
今のドイツのどつぼの嵌まり方って日本に似ているなぁ 構造改革と称して修正資本主義からアングロサクソン的な純粋資本主義にシフトしたら それまで保護されてた=ある程度「持てる」壮年層と持たざる若年層に格差が。 そして若年層が圧迫された結果、少子化進行→社会保障制度危機 (なぜか人口増加前提の制度を改善できてないのは日独とも同じ) スタートラインをフラットにせずいきなり競争主義にシフトしたら こうなるのわからんかったんだろうか。
>>101 >世界は、知的パワーを備える「頭脳国家」と製造中心の「身体国家」に分かれ
ヴィクトリア時代の英国でも、イギリスのみが工業を独占し、世界の他の国々は、
ヨーロッパ諸国を含め英国に食糧・原料を供給する農業国に留まることがすべての
国々にとって利益になるという、「農工国際分業論」が説かれていた。
また、18世紀には英国を含むヨーロッパ諸国には中国などアジアの古い文明国に
対して高い評価を与えていたが、19世紀にはいるとそれが蔑視感情に変貌する。
「頑迷、頑固、白痴的プライドを主たる特徴とする中国政府」
「中国人ほど自惚れの強い国民はいない」
「中国人が外国から何か学ぶべきことがあることをなかなか認識し得ないのは、
中国があまりにも長い間東アジアにおける“お山の大将”だったからである」
などと描写されるようになった。
なにやら現代日本人のヨーロッパに対するイメージの変化と共通点が
多いようで興味深い。
190 :
世界@名無史さん :2006/08/29(火) 10:58:43 0
ttp://www.ohtan.net/column/200510/20051014.html 3 ペロポネソス戦争を通じて見たアテネと米国の類似性
(1)始めに
かつてトマス・ペイン(Thomas Paine。1737〜1809年。米建国の父の一人
で「コモンセンス」を執筆した)は、「ミニチュアのアテネを拡大したのが
米国だ」と言ったことがあります。
ハンソンも、米国人とアテネ人は、どちらも「力持ちだが不安を抱いてお
り、タテマエは平和主義者なのだが常に何らかの紛争に首を突っ込んでお
り、尊敬されるよりは好かれたいと思っており、戦争の方が本当は得意なく
せに芸術の才や文才を鼻にかける」点で似ている、と指摘しています。
もう少し、そのあたりを探ってみましょう。
>>188 日独は、明治維新、ナポレオン戦争、第1次大戦、第2次大戦などを通じた、
社会革命を経て、その都度社会が崩壊とはいかないまでも、ぐらぐらして
適度に無駄を殺ぎ落とした。だから、社会が安定したまま、計画的に脱皮する
方法を知らない。英国は比較的自浄的に内部的改革を続けて今の社会に至る。
日独は、これまでの歴史的経緯では、社会革命清算方式だったので、長期計画を
練った経験があまりない。ある意味無計画。だから戦後の支配層が、自分達の老後以上の
長期プランなど考えるわけなし。
>>191 >社会が安定したまま、計画的に脱皮する方法を知らない。
フランスの場合はどうなの?というか、世界的に見ればアングロサクソン
諸国のほうが特殊なのでは?
193 :
世界@名無史さん :2006/08/30(水) 22:31:05 0
>>115 >人類にとって文字言語の習得はとてつもない能力の獲得であったが、
>反面ではまた、途方もない能力の喪失ではなかったか
16〜17世紀の西欧の知識人は、ホメロスは同じ語句の繰り返しが多いので未熟、
ウェルギリウスは常に新しい言い回し、新しい組み合わせを見出したので上だと
考えていた。
これはもちろん彼らが印刷された本を読むことに慣れていたから。
今でも西欧の知識人は、文章を書くときになるべく同じ語句を使うのを避けて、
アメリカを「大西洋の向こう側」、フランスを「レキサゴーヌ(六角形)」と
言い換えたりする。
ttp://www.yomiuri.co.jp/atmoney/special/47/naruhodo230.htm 貿易立国から投資立国へ
「経常収支の変化は、国の経済の発展段階を反映している」という
「発展段階説」に従うと、日本は経常黒字が大きい「未成熟な債権国」
から、貿易・サービス赤字を所得黒字が補う「成熟した債権国」の
段階に向かいつつある。
この説によれば、目立った輸出産業がない発展途上国は、海外からの
投資(借金)で国内産業を育成する。この段階では貿易・サービス、
所得とも収支は赤字だが、輸出産業が稼げるようになれば、もうけを
海外への投資にも回せるようになり、その国は「借りる側」の債務国
から「貸す側」の債権国に移行する。
しかし、人件費の高騰などで、国内産業は次第に国際競争力を失い、
貿易黒字はその後、減少に向かう。しばらくは所得収支の黒字が穴埋め
して経常収支は黒字だが、貿易収支が大幅な赤字になると、海外から
国内の株式市場などに投資を呼び込まなければ必要な資金が賄えなく
なる。これが海外の負債が資産を上回って増える「債権取り崩し国」で、
巨額の経常赤字を抱える米国はこの状態にある。貿易黒字が1019億
ドルと日本を抜いた中国は「債務返済国」で、日本は米国と中国の中間
段階にある。
>>154-156 ラムズフェルドはイスラーム過激派のテロを「新種のファシズム」と呼んだ。
広島・長崎への原爆投下と同様、イラク政策も正しかったと主張している。
196 :
世界@名無史さん :2006/09/01(金) 14:45:16 0
ttp://www.janjan.jp/world/0609/0608310416/1.php シンガポール:子供か移民か
シンガポールのリー・シェンロン首相は、8月20日の「国民の日」演説で、
「経済維持のためには、現在の出産人数に年間1万4千人を追加する必要がある」
と語った。政府は2年前、出生率増加を目的に出産休暇の延長、保育補助金を
始めとする様々な対策を講じたが眼に見える効果は無く、昨年の出生率は史上
最低の女性一人当り1.24を記録している。
リー首相は、これでは移民の受け入れに道を開くしかないとしている。
(2000−2005年の永住認可者の数は8.75増の年間3万人。国内で
誕生した新生児市民は、0.9%増の2万8千人)
近年、職を求めてシンガポールへ移ってくる中国、インド、フィリピン、
マレーシア、香港からの専門職移住者が増えているが、政府が二重国籍を
認めていないこともあり、国籍を取得する者は少ない。しかし、もともと
シンガポールに住んでいるインド/中国系市民は競争を恐れ、移民増加を歓迎
していない。
197 :
世界@名無史さん :2006/09/02(土) 00:34:32 0
『諸君!』10月号で、大沼保昭×長谷川三千子の二人が「欧米流『人権』概念 の欺瞞」というタイトルで対談していたが、左右の勢力が反欧米、反グローバリ ゼーション、アジア主義で結びつくとヤバイことになりそう。 この二人は、 「欧米流の人権に替えてアジア的な人権、または人権よりマシな概念を創造 しなければならない」 「地球環境の悪化は欧米中心的な近現代の思考様式のせいだ」 「20世紀までは欧米諸国の力が圧倒的だったため、民主主義や人権以外の思想 原理は競争のスタートラインにさえ立てなかった。しかし、国際社会の多極化 にともない、今後はアジアやアフリカの思想も検証されてしかるべき」 「東アジアという単位で西欧中心の近現代文明の相対化を」 なんて主張しているが、それで日本人が幸福になれるとはとても思えない。
198 :
世界@名無史さん :2006/09/02(土) 05:25:48 0
というか・・この2人はアジア的な人権とやらで 世界人口の半分を占めるといわれるアジアが生活水準を向上させたら 逆に地球環境の悪化に拍車をかけるという事実をどう考えているのかと小一時間・・・
199 :
世界@名無史さん :2006/09/02(土) 06:00:11 0
>>195 ラムズフェルドの歴史観なんて、数にも入らんよ。
こいつ、イラク戦争でサダム・フセインの像が倒されたのを、
偉そうにベルリンの壁が引き倒されたのに例えたところ、
直ぐ歴史学者達から反論されていた。
歴史学者達の要点は、ベルリンの壁が倒されたのは、内部からの力に因るものであって、
イラク戦争のような外からのゴリ押し戦争ではなかったというもので、尤もな話だ。
大体、ラムズフェルドの学歴も大した事ないだろう。
ただ陸軍学校出ただけで、大学院にも行っていない様だし。
偉そうに振る舞っているが、こいつの歴史観なんぞ、数にも入らんと思うよ。
尤も、今のブッシュ政権の人材は、コンドリーザ・ライスの Ph.D. が最高らしいから、
ラムズフェルドに高い学歴や教養を期待しても始まらないかも知れんが。
200 :
世界@名無史さん :2006/09/02(土) 13:24:48 0
>>197 そういう人達の特徴。「アジア的なものを創造しなければならない」と
「主張」はするが「創造」自体は決してしない。というかできない。
アジア主義なんて単なる反西欧主義の別名で中味は空だから。
「アジア」という概念自体、西欧人が作ったんだから当たり前。
こんな概念に囚われてる時点で終わってる。
最初は非西欧諸国をまとめるスローガンとして役に立つが、中味を埋め
ようとし始めると、各国々で内容が違ってくる。まあ、当たり前だ。
日本だったら「和」とか「多神教」とか「武士道」「天皇制」あたりを
「再発見」「再評価」と称して復古させるのがお家芸。
各国ばらばらだから「アジア」の中で対立が始まる。まさに欧米の思う壺。
>>200 自由・デモクラシー・人権といった西洋の価値観がアジアに浸透するかどうかは、
アジアの将来に大きな影響を与えると思う。
西洋起源の価値観を拒否した場合、「アジア」の中で対立が始まるだけでなく、
いつかどこかで発展が頭打ちになるだろう。ちょうど社会主義が行き詰った
ように。
そして欧米諸国が衰退した後は、ちょうどサハラ以南アフリカの破綻国家
のような無秩序状態になるか、あるいは全体主義体制が成立して侵略・民族浄化
などやりたい放題に…
かつては儒教や仏教やヒンドゥーやイスラームなど、“歯止め”となるものが
存在していたが、それらが近代西洋文明によっていびつに変形させられて、
ナチズムのようなとんでもない思想が出てきそうな悪寒。
アジアという概念の不明瞭さもさることならが 自由主義民主主義の概念も、どこまで含まれるか意外と不明瞭だしなぁ。 歴史的にみても有色人種に人権はなくて当然という時代とか 女性の職業差別は当然という時代も(市民革命後も)あったわけだし 政教分離の概念も国によってまちまちだったり(イギリスとかは国教あるわけで) ドイツみたいにアウシュビッツの嘘を主張するのを規制するのだって 表現の自由に反してるといえなくもないわけだし。 欧米諸国がしばしばアジア諸国に非人権的と主張するのも よくよくみれば単に自分(欧米)のやり方と違うというだけだったりして。 はっきりいうとアジア=人権後進国というレッテルを利用した 卑怯なやり方なわけだが。
>>203 人間というのは、自分たちと異なった文明に価値を認めるのは非常に難しいん
じゃなかろうか?
戦国時代に日本に来たアレッサンドロ・ヴァリニャーノという宣教師は、日本人の
欠点をいろいろ批判していたが、日本は古代ローマや使徒時代のギリシアと同じ
である、つまり異教徒ではあるが高い文明を持つ民族であるとしていたが、
こういう境地に達することができる人は稀だろう。
《欧米人がアジアに対するときのやり方》
(a)単純な「西洋化」(その内容は時代によって違うが)に救いを見出す。
(b)アジア人は異質だから(あるいはアジア人は劣等人種だから)、アジアの
社会を作り変えることはできもしないし、良い結果をもたらさない。
したがって現地の制度や文化には手をつけずに放置する。
インドネシアあたりのある部族の話を読んだことがある。 森の狩猟生活から、欧米の植民地化で一挙に近代的都市生活を送るように なった人の話。例えは悪いが、いわば一生の間に人類何千年の歴史をワープ したような感じだ。勿論近代化したとは言っても極貧だ。差別もひどい。 で、人類学者が聞いた「昔の方がよかったのではないか」と。 実はおれもそう考えていた。なぜ無理に西欧化しなくちゃいけないのかと。 でもその人の答えは違った。多少作っているがこんな感じだった。 「森に住んでいた頃は、野獣と悪魔と悪い精霊に怯える日だった。 やつらは確かにいた。だが今では森に入っても奴らを見ることはない。 やつらがいないことも知っている。今は貧しいが、あの恐怖に比べれば 数段ましだ」と。 これは稀な例なのかもしれない。だけどおれはこれで見方が変わった。 西洋化に対し文化相対主義を持ってくればいいってもんじゃない。 森の民には森の民の恐怖と苦痛がある。目の前に精霊がいる恐怖。 それはおれたちが忘れてしまった、今の時代の恐怖なんて目じゃない もっと根源的でとてつもない恐怖なんじゃなかろうか。おれなんかが 体験したらとても正気を保てないほどの。 彼らはずっとそれにさらされ、呪われ、崇たれ、ご機嫌をとりながら 生活してきたんじゃなかろうか。 「人工的で自然を破壊する西洋文化ではなく、精霊とともに生きる 自然を破壊しない素晴らしい文化だ」とかでは済まない気がした。
206 :
世界@名無史さん :2006/09/03(日) 14:50:46 0
ttp://www.mainichi-msn.co.jp/kokusai/asia/korea/news/20060902ddm007070015000c.html グローバル・アイ:ポストモダンと日中韓 時代思想のずれ、対立生む
政治・経済的アプローチが主となるこの種のフォーラムで、思想・哲学的
アプローチからの興味深い意見を紹介したい。日本、韓国、中国の「同時代の
思想の違い」についてである。
この日本側論者は、日中韓3国の人々の認識のズレの根底には、すでにポスト
モダンの時代にある日本と、モダニズム時代の韓国、そのさらに後ろにある
中国の「時代思想の違い」があるのではないかと言った。
価値を相対化するポストモダンは、単線的な進歩史観を退け、個々の社会の
編成や構造の違いを、上下や優劣ではなく、あくまで機能的側面から見て
いこうとする。これに対してモダニズムの思想は、国家や民族に大きな価値を
置き、進歩や発展を信奉する。
日本人が韓国や中国の人々からの歴史認識をめぐる批判を暑苦しく感じるのは、
50〜60年代にかけて日本人がくぐり抜けてきた時代思想を、韓国と中国の
人々がいま生き、そこから日本を批判していると感じることと関係しているの
ではないか、というのだ。
207 :
世界@名無史さん :2006/09/03(日) 14:51:37 0
ポストモダンと歴史認識の相対化については、中東地域を例にこの欄で 取り上げた(04年5月24日)。グローバリズムによる価値の多様化が、 世界各地でポストモダンの思想の波及に拍車をかけていると指摘したが、 韓国もいまでこそ民族の価値が声高に叫ばれているが、日本以上に足早に ポストモダンの社会へ移行していくと私は思う。 中国はそう簡単ではない。価値の相対化は、共産党一党独裁体制と衝突 せざるを得ないからだ。しかしそれでも外国文化の流入や海外の留学組 などから、侵食は進んでいくと思われる。3国の同時代の思想の距離が 縮まった時、東アジア共同体には共通の思想基盤が生まれるのではない だろうか。
どうだかなぁ。ポストモダンを単線的進化論からの脱却といっても 近代以前→近代(モダニズム)→ポストモダンと並べてる時点で単線的だし。 というか、ポストモダンというもの自体がモダンの閉塞を示してるよね。 近代の次にくるものと言われても、それに名前をつけられないから そういう風に呼ぶしかないというわけで。
>>205 そもそも歴史上、異なる文明同士の接触というのは、ローマ帝国にしろモンゴル
帝国にしろ当初は破壊的で、その後に恩恵をもたらした。
その意味で近代西欧文明が特殊だったわけではない。
ただ、近代西欧文明の与えた衝撃はそれまでのものに比べて飛びぬけて大きく、
容易には立ち直れないようなものだった。そして現在の発展途上国の人々は、
押し寄せるグローバル化の大波の中で、自らの運命を制御できずにいる。
>>205 直接読んでみたいので本の名前教えてもらえるとありがたいんですが。
>>206-208 「歴史的真実」という言い方には違和感を覚える。
「真実」というのは文学であって、歴史ではないだろうに。
歴史というのは細かい事実関係が正確でないと危険な学問になって
しまうんだが、中国人・韓国人はそれを理解できてないように思える。
>>207 >東アジア共同体には共通の思想基盤
極悪の思想統一っぽくなる悪寒
>>171 >「破綻国家」と呼ばれ、資源や戦略的価値を持たない国々を放置しておくと、
>第一次世界大戦直前のバルカン諸国のような存在になるかもしれない。
アフガニスタンではケシの栽培が激増し、タリバンの資金源になっているとか。
UNODCの(国連薬物犯罪事務所)のカブール駐在員は、ケシ栽培撲滅のため
には、代替作物への転作が必要で、そのためには国際的な協力が不可欠だと
している。
タリバン政権はかつて、ケシ栽培を非常に厳しく取り締まっていたが、政権
崩壊後は、タリバン勢力がケシ栽培に協力し、資金源にしていると見られる。
214 :
世界@名無史さん :2006/09/04(月) 22:59:44 0
文明というのは、ある時点を境にしてそれまで長所だったものが短所に 転化して衰退していくのではないかな。 現代ヨーロッパ文明の足を引っ張っているものは何なんだろ。 人権思想?個人主義?
215 :
世界@名無史さん :2006/09/05(火) 19:47:14 0
ttp://www.mainichi-msn.co.jp/kokusai/europe/news/20060905dde007030035000c.html 不法移民:EU、悲鳴 イタリア、スペインに今年計3万人漂着…「対策予算なし」
「豊かな生活」を求めアフリカ各国からスペインやイタリアに押し寄せる不法
移民について、欧州連合(EU・25カ国)が対応に苦慮している。今年だけで
約3万人が漂着した伊、スペインはEUに監視態勢の強化を求めているが、
資金難からEUの反応は鈍いままだ。両国は「このままではEUは大量の不法
移民を抱えてしまう」と訴えている。
EUによると、スペイン領のカナリア諸島には8月、連日数百人がマリなど
アフリカ各国から漂着。不法移民の数は、今年計約2万人となった。また、
伊南部のランペドゥーサ島には、今年に入りモロッコやリビアなどから1万人
が漂着。8月下旬には同島そばで移民の乗った漁船が沈没し、数十人が行方
不明になっている。
今夏、スペインは不法移民の一部を故国に強制送還する一方、EUに援助を
依頼。EUの国境管理庁(本部・ワルシャワ)も英、仏、伊、ポルトガルなど
に協力を求め、8月からカナリア諸島の海域で監視を始めたほか、伊南部の
海域でも監視を行う方針を決めた。
216 :
世界@名無史さん :2006/09/05(火) 19:47:56 0
だが同パトロールへの参加は艦艇、航空機各2だけで「多くの効果は 望めない」(EU高官)状況だ。伊のプロディ首相は「EU各国の協力 が必要だ」と異例の声明を出した。 しかし、EUの「内閣」である欧州委員会は「すでに予算を使い果たして しまった」と協力を否定しているほか、各国も予算難から艦艇などの 派遣には消極的。伊、スペインは、今月末のEU内相会議で再度、協力 を求めるが、根本的な解決策はないのが現状だ。
217 :
世界@名無史さん :2006/09/07(木) 03:23:06 0
アメリカではキリスト教福音派が外交に対する影響力を強めていて、レバノン 紛争での親イスラエル姿勢もそれが原因だといわれているが、 イランではアフマディネジャド大統領が、リベラル派教員を大学から追放する 方針を表明。 世界は“不寛容な時代”へと突入するのかな。
ttp://www.ni-japan.com/report/onlineRep/topic386.htm 都市人口の爆発 ― その事実
これほど多くの人間が都市に住むようになったのは、人類の歴史上初めての
ことだ。しかも、都市に住む人々の多くが困難な状況で暮らしている。今回は
都市の成長と貧困について見てみよう。
(中略)
・南の国々では、今後30年でさらに20億人が都市部に流入するだろう。そうなれば、
都市人口は現在の2倍、40億人になる。南の国々の都市人口は現在すでに増加中で、
年間7千万人ずつ増えている。全体を見れば、1日におよそ18万人が都市に流入
している。ムンバイ(インド)だけでも毎日新たに約300人が農村から都市へ
やってきている。(2)
・2015年までに人口が1千万人を超えると予想されている23都市のうち、19は
南の国の都市である。(3)
ttp://www.asahi.com/international/update/0908/009.html テロを計画容疑、軍内のネオナチ組織を摘発 ベルギー
ベルギー捜査当局は7日、テロを計画していた軍隊内の極右組織を摘発し、
17人を取り調べていると発表した。この組織は手製爆弾などを持ち、軍事
訓練もしていた。オランダの極右組織と連携し、移民排斥や人種差別を主張
するネオナチ集団だという。
摘発された17人の名前などは明らかにされていないが、多くは軍人。ベルギー
北部フランドル地方の独立をめざす極右グループの構成員で、軍隊内でメンバー
を勧誘していたという。
(中略)
フランドル地方では、移民排斥を訴える極右政党フラームス・ブラング
(フランドルの利益)が大きな勢力を持っており、10月の地方選挙でさらに
支持を伸ばすかが焦点になっている。5月には北部アントワープで、極右支持
の家庭に育った少年が黒人女性ら3人を殺傷する事件も起きた。
>>209 ごめん、何年も前なので忘れた。
新書サイズ、白黒写真付
著者は日本人、人類学者か心理学者
テーマはアニミズムかシャーマン
だったような気がする。
221 :
世界@名無史さん :2006/09/16(土) 12:22:23 0
フランスの思想家ポール・ヴィリリオは、9・11は「第一次世界内戦」 (Global Civil War T)を引き起こし、世界大戦のような国家間戦争に代わる 時代をもたらしたと主張している。 20世紀の脅威は、1914年のサラエボ、第一次世界大戦だったが、われわれが いま直面しているのは、1930年代のスペイン内戦や、最近のユーゴスラビア 内戦のような局地的な内戦ではなく、世界で初めての地球規模の内戦であり、 グローバリゼーションが引き起こした最初の世界的な内戦なのだと。
222 :
世界@名無史さん :2006/09/16(土) 13:42:08 0
文明の盛衰は、 文明の盛隆⇒軍事的優位⇒政治的優位⇒経済的優位⇒文化的優位⇒文明の衰退 って順のような気がする。日本もそろそろやばいかもね。
そろそろっていうか、大分やばい。 人口減少→地方の過疎化→国が養える人口がさらに減少 というスパイラルに陥っている。 はっきりと衰退局面だ。
日本は国際社会における情報・宣伝戦で中韓に完全に負けている。 グローバル化の時代には、中国人・韓国人・ユダヤ人・インド人のような “ネットワーク型”の社会を持つ民族のほうが勝利を収めるのかもしれない。
225 :
世界@名無史さん :2006/09/17(日) 14:03:52 0
ttp://ukmedia.exblog.jp/ 思考の壁? ローマ法王のスピーチ
預言者ムハンマドはどうやってイスラム教を広めたか
今回の法王のスピーチの中で、宗教(=キリスト教)にも理論・理性を求める
のが欧州の伝統・文化だが、他宗教(=イスラム教)は、神が一切のものを
超越する考えをとる、という発言が引用されている。つまりは、イスラム教は
欧州の宗教(=キリスト教)とは異なる価値観を持った宗教、欧州文化に
そぐわない宗教、という見方が表現されている。
この点が、ムハンマド=暴力で宗教を広めた・・という部分の裏の考えとして、
今後、多くのイスラム教徒の移民を抱える欧州で議論が広がる可能性もある。
226 :
世界@名無史さん :2006/09/18(月) 15:34:17 0
21世紀はアジアの世紀に 22世紀は南米の世紀に 23世紀はシベリアの世紀に
227 :
世界@名無史さん :2006/09/25(月) 02:15:11 0
現在、アメリカではイラクを民族・宗派別に三分割すべきという案が出ているが、 これを実行に移した場合、中東地域が不安定になるんジャマイカ? ちょうど第一次世界大戦後、ウィルソン大統領が“民族自決”の原則を掲げた 結果、中東欧に多くの国家が生まれ、この地域の国際秩序が極度に不安定に なっていったように。
228 :
世界@名無史さん :2006/10/03(火) 20:42:22 0
229 :
世界@名無史さん :2006/10/21(土) 12:14:41 0
突破は先週頃だったっけ。
>>120 の本、読み終わった。
凄く面白いけど、一歩間違えるとトンデモって気がする。
脳の働きと歴史の変化をリンクさせて考えるのは新基軸な感じだけど
まだ脳自体よくわかってないから、仮定と結論の論理付けを、いろいろ
事例は出すものの、かなり推測で埋めてるような印象。
でも、脳が環境によってその機能を変化させる器官かも、という仮定は、
おおいにありえると思うし、脳の使用方法の違いが文明の有様とリンク
してる可能性もあると思うから、この基軸は今後も継承されて欲しいな。
231 :
世界@名無史さん :2006/11/11(土) 16:04:42 0
age
232 :
世界@名無史さん :2006/11/14(火) 00:26:35 0
ルネサンス時代のイタリアが統一国家を成立させていたら、世界史はどう 変わっただろうか? 新大陸にイタリア人が行ったらどんな植民地経営をしたか興味ある。
>>232 イタリアは立地的に新大陸に乗り出していくのは
難しい。
立地的な要因から新大陸に乗り出すメリットもないしね。
>>233 マキアヴェッリはイタリア統一を構想していたが、仮にそれが実現しても
イタリアの衰退は避けられなかったということか。
アメリカで、宗教的には保守的で経済的には保護主義的という政治家が 多数を占めるようになったら、あの国は停滞してしまうんじゃなかろうか。
>>235 共和党=右翼=伝統的価値観を重視・保守派・資本主義・自由主義・小さな政府
民主党=左翼=個人の権利を重視・革新派・社会主義・大きな政府・国際協調路線
宗教保守(右の思想)と保護貿易(左の思想)は相容れないからまず大丈夫。
237 :
世界@名無史さん :2006/11/17(金) 03:06:16 0
もし将来、アメリカ合衆国が衰退・崩壊するとしたら何が原因で起こるかねえ? ソ連のように内部要因で崩壊する可能性が一番高いかな。 軍事力でアメリカを倒せる国家というのは当分出てきそうにないから。
238 :
世界@名無史さん :2006/11/17(金) 03:12:50 0
モンゴル帝国もローマ帝国も漢朝も敵の居ない超大国と言うのは 内部分裂を引き起こして滅亡したからね。 いかなる強大国といえども、長期にわたって安泰でありつづけることは できない。国外には敵をもたなくなっても、国内に敵をもつようになる。 外からの敵は寄せつけない頑健そのものの肉体でも、身体の内部の疾患に、 肉体の成長に従いていけなかったがゆえの内臓疾患に、苦しまされること があるのに似ている。 ………ハンニバル……… (リヴィウス著『ローマ史』より)
となると中国を叩いた後に分裂か。
普通にムスリムとか、ヒスパニック系とか 非白人・非キリスト教徒・の増加による 社会の変質に耐え切れなくなってというのがありそうかな。 民族的人種的宗教的平等という建前と 未だに非白人非キリスト教徒が大統領になっていないという 実体のギャップにある矛盾に耐えられるかどうか。
241 :
世界@名無史さん :2006/12/28(木) 08:18:36 0
age
242 :
世界@名無史さん :2007/01/02(火) 10:00:28 0
ttp://www.janjan.jp/world/0701/0612317378/1.php 中国:歴史の教訓に学ぶ、ただし選択的に
世界の次の超大国になる準備を整えている中国が、歴史の教訓を学ぼうと他の
大国の盛衰を検討し始めた。しかし抜けている1章がある。中国自身の歴史だ。
文化大革命の発生原因とその結末や大躍進運動中の大飢饉をはじめ中国の近代史
の多くは検閲されあるいは一般に知らされていないままである。
政治的失敗を精査されることをおそれる中国共産党は、中国の過去の苦難よりは
将来の偉大さについて国民に考えさせることを好む。今月中国中央テレビで
放映されたドキュメンタリー新番組「諸大国の台頭」もまさにそうした意図であった。
243 :
世界@名無史さん :2007/01/02(火) 10:01:18 0
番組は、15世紀のポルトガル帝国から現在の米国に至るまで世界の 大国9カ国の台頭を検証して、こうした国の成功の原因を明らかに しようという内容だった。中国はこの9カ国に含まれていなかったが、 番組は、現在の中国指導者が国民に訴えたいと願っているソフトパワー の重要性を説くものであった。従来の中国の歴史本のように帝国の圧政 を強調するのではなく、番組はそれら帝国が理念、制度、文化の魅力に よって他に影響を及ぼすその力を掘り下げて検討した。 中国の将来の台頭を見据えたこの番組は、国のソフトパワーがいかに 重要であり得るか、あるいは経済力ははたして軍事力なしに実現可能 なのかどうかについて十分な議論を巻き起こした。ただし真正な歴史の 欠如またはその重要性について意見の分かれる問題を提起することは なかった。
244 :
世界@名無史さん :2007/02/18(日) 16:32:41 0
良スレage
>>232 当時のイタリアはフランスの軍隊が人殺すの見て驚いたような腰抜けぞろいだから
無理だろ
強い勢力になるには野蛮さもある程度必要だよな
246 :
世界@名無史さん :2007/02/28(水) 18:07:05 0
中国では、経済発展が進むにつれて暗黙のルールやコネに頼った解決策は機能 しなくなり、欧米型の法整備が必要になるという見方と、 中国は本格的な法制度改革無しでも現在の高度成長を維持できるという見方とがある。 中国政府は社会秩序を保ち、経済の好調を維持する施策を取り入れるのに長けている、 あるいは法整備が不備でも、巨大な中国市場は国内外の投資を引きつけてやまない、 中国は特殊なケースで、中国市場とその潜在力にはまだみんなが確信を抱いている、など。
247 :
世界@名無史さん :2007/03/25(日) 17:33:05 0
沈む月ありゃ浮かぶ月あり。
248 :
世界@名無史さん :2007/03/26(月) 01:38:09 0
>>242 中国って次の王朝に前の王朝の正史を書くのが伝統だろ。
逆に言うと今、中華人民共和国の比較的客観性のある歴史を
中国人に求めたって無駄ってこと。
次に来るのがどんな王朝か知らんけど、その時代になれば
日本人以上に客観的な中華人民共和国史を書くだろ、きっと。
249 :
世界@名無史さん :2007/03/26(月) 01:41:07 0
「清史稿」スレがあったが、過疎で沈んじゃった・・・
250 :
世界@名無史さん :2007/03/31(土) 20:54:02 0
1937年、ドイツ人哲学者オズワルド・シュペングラーが記念碑的作品 『西洋の没落』を著した。シュペングラーは、西洋文明に今後続々と異分子が 入り込み、それを駆逐できなくなって西洋は衰退の道をたどると予測した。 すなわち、西洋がもともと備えていた信仰や健全な信念が、現実から 乖離していく社会が生まれ、西洋文明は古代ギリシャやローマ帝国の ように崩壊していくと予測したのである。 古典文明と西洋文明は、世界に近代ルネサンスをもたらした 二大文明である。両文明は、アングロサクソン、北欧アルプス、 ゲルマン人種の支配が安泰なかぎり繁栄し、発展を遂げてきた。 文学、美術、古典芸術、保護に見合った女性の精神的道徳的進歩 といった気高い美徳こそが、両文明と他とを峻別する大事な条件だった。 こうした砦が次第に攻撃にさらされる。シュペングラーはそう見ていた。 タヴィストックも同じ見解をもっていたが、目標はまったく違っていた。 タヴィストックは、両文明が新世界秩序の到来にとって障害になるとみていた。 女性の保護や地位の向上を強調することも邪魔でしかなかった。 そこでタヴィストックは、女性らしさ、人種、道徳、精神、宗教といった 西洋文明の基盤を根底から覆して、西洋を『民主化』することに終始した。 シュペングラーが示唆したとおり、ギリシャ人やローマ人は社会、宗教、 道徳、精神の発展と女性らしさの維持のために邁進していた。 そしてそれは、同一人種で構成される一般大衆に支持された少数の責任ある 市民が政府を運営するというシステムが機能するかぎり、うまくいった。 タヴィストックの計画策定者は、古代ローマの支配者たちが、自らが定住と 同化を許可した元奴隷や外国人たちによって地位を奪われた事実を重視した。 そして彼らは、有資格者(旧支配層)から無資格者(新参者に)支配権を移す という人種変化を強制することが、西洋文明のバランスを崩す最善の方法 であると考えたのだ。
251 :
世界@名無史さん :2007/04/22(日) 12:01:18 0
252 :
世界@名無史さん :2007/05/06(日) 00:38:32 0
欧米近代の思考の中に「要素還元主義」があります。 近代文明を創り出した一つのパラダイムとして「要素還元主義」はそれなりの 成果を上げたことは事実であると思います。しかしながら、それをどこまでも 推し進めた結果、全体を掌握することが不可能となってしまった、俯瞰を成し えない体系となってしまったのではないかと思うのです。 文系・理系に人類の生み出した知的体系を無理やり分類し理系の学問を 文系の者が語ったり、文系の学問を理系の者が語る事すら忌避される現状を 鑑みる時、結局、人類の生み出した知的体系とは、また人類の知的活動とは 一体全体何の為なのかと考えざるを得ません。 浅学ですが私はかつて学部において物理学を学習しました。物理学は明確に 古典物理学(古典力学・電磁気学・熱力学等)と現代物理学(量子力学等)とに 分類される訳です。その根本的相違とは自然認識を2元論的立場(自然と人間 とを明確化する立場)を取るか取らないかにあると習った記憶があります。 別の言い方から言えばあくまでも人間中心主義的立場を取るのが古典物理 であり、そうではなく、自然と人間とを不可分の総体と考える立場が現代物理 であると言うふうに私は理解しております。 また、欧米近代の知的体系において物理学が成しえた知的跳躍(人間中心 主義脱却)が政治学や経済学等々において成されたのかと言う疑問を私は 予てから持ってもおります。 一つの考察として、いわゆる社会科学分野において現代物理学が成し得た 知的跳躍(人間中心主義脱却)を成し得なかった理由は、欧米近代主義社会 成立の歴史過程から、中世キリスト教主義の呪縛を否定する為の方便でしか ないダーウィニズムを絶対的真理と決め付けざるをえない、従って、ダーウィ ニズムを否定する事が中世暗黒社会への回帰となってしまう恐怖に呪縛され つづけている、その為と結論されるのです。
253 :
世界@名無史さん :2007/05/06(日) 00:39:04 0
その結果、呪縛を背負い込んだ現代社会科学をベースとする現行の欧米近代 主義社会は、何が何でも弱肉強食は自然界の大原則であるとしなければならない 宿命が有るため、経済学等の学問では人間中心主義脱却が出来ないのです。 ところで我々日本人は本来的感性として2元論はとらず、大自然と人間とは 一体であると認識してきたのであり、また、自然界は共生原理、棲み分け原理に より成り立っていると認識してきたのであり、自然界と人間界とを一体とする俯瞰 思想、「森の思想」「輪廻転生思想」を持ちつづけてきたのであり、結局、日本文明 とは欧米近代文明の行き詰まりを超越した先行文明であると結論できるのです。 以上により、日本神道、日本仏教、現代物理学の融合により、日本文明を理論 体系化することは可能であり必然であり人類生存の指針であるとも言えるのです。 オカルトと思われる方は今は思って頂いて結構です。でもこれこそが西田哲学 誕生の理由なのです。 ところで、近年、欧米、特にヨーロッパにおいて近代思想の行き詰まりに関して 切迫したものがあり、近代社会の内部崩壊現象として顕在化しているわけです。 社会の倫理崩壊現象や家庭崩壊現象、虚無主義的自己破綻現象として近代 主義社会の優等生を演じ続けた日本人は同様な状態になりつつあります。 ただし、日本人には古来からの「森の思想」「輪廻転生の思想」があり、それに 回帰さえすれば日本人個々の精神は安定するのです。 しかし残念ながら欧州や米国における欧米近代社会は欧米近代主義を放棄 した場合、暗黒の中世社会に戻るしか道がないようにも考えられる訳なのです。 それからまた、近代化を社会の根底から行うという愚かなる方針により実施され た文化大革命で宗教や倫理を破壊してしまった中国社会も、全くそうなのです。 これら社会では事は複雑怪奇、文明崩壊に至る可能性すらあり、極めて 重大事なのです。
254 :
世界@名無史さん :2007/05/06(日) 00:41:51 0
話を元へ戻しますと、人間の欲望を発散させ自らの生存環境を破壊する 欧米近代主義社会は食料等の欠乏から崩壊する事は必然であると同時に、 精神性倫理性の欠如からも崩壊するわけなのです。 (少なくとも中国中枢はその事を認識しています) 結論として、欧米近代主義社会の命脈が永遠ではないことをいち早く悟り、 「和魂洋才」という慣わしの中に日本社会を誘導していった我が父祖の世代、 特に明治の世代の偉大さをいまさらながらに思います。 また、欧米近代主義国家の都合(欧米近代の生み出した奇形児ナチスを 払拭する為)により強引に仕掛けられた大東亜戦争に際し、父祖の教えを 命をかけて護ろうとした、大正・昭和初期の世代の勇敢さに涙をもって共感 するものがあります。 以上を我々現代日本人はもっときちんと自覚し、正しい未来を築かねば 成らない使命があるはずです。 従って私は、スターリンの32テーゼやGHQの占領政策等々、即ち欧米 近代の主張するダーウィニズム的社会進化論と言うカルト思想を根底に 据える多くの思想思潮に荷担し、無差別都市爆撃なかんずく原子爆弾に より有無を言わせず強要された敗戦の中にも我が父祖たちがなんとか 守り通そうとした日本の魂を根こそぎ破壊し尽くそうとした、そしてし続ける 獅子心中の蟲ども(いわゆる進歩的文化人・マスコミ等々)に対し、心底 からの憤りと戦闘意思すら覚えるわけなのです。
255 :
世界@名無史さん :2007/05/06(日) 01:09:49 0
>人間の欲望を発散させ自らの生存環境を破壊する >欧米近代主義社会 その後発で伸し上がった日中は、その原理原則を 欧州以上に追求しているわけだな。自然と環境との 共生、という概念が流行り出したのは欧州 >欧米近代の生み出した奇形児ナチス 上記の文脈から云えば、寧ろナチスこそ、欧州近代の嫡子だろ
age>252-254
257 :
世界@名無史さん :2007/05/06(日) 10:27:57 0
下げてたよorz age>252-254
欧州やアメリカは異民族と内部的な対立をして暗黒時代になるだろうな 結局最後は数の多いのが乗っ取ることが出来る 日本も朝鮮人とこれからさらに30年以上は対立するだろう
259 :
世界@名無史さん :2007/05/29(火) 04:06:48 0
あげ
>>258 > 日本も朝鮮人とこれからさらに30年以上は対立するだろう
30年といわず、300年くらい対立していいよ。
261 :
世界@名無史さん :2007/06/11(月) 05:09:14 0
まぁ永遠に対立しそうだな
262 :
世界@名無史さん :2007/06/11(月) 06:43:03 0
>>258 >異民族と内部的な対立をして‥
ここは本当に世界史板か? そんな事、昔からだろ
263 :
世界@名無史さん :2007/07/15(日) 16:09:22 0
>>258 究極的にはイスラムが世界を席捲する結末になちゃうのか?
>>263 中華が世界を席巻。なんといっても人口が多い。
265 :
世界@名無史さん :2007/07/16(月) 01:31:38 0
中国人とイスラムはこれからの脅威だな イスラム教徒はずっとイスラム教徒だし 中国人はマフィアとかになるだろ 西欧人が新時代を切り開いたが全部乗っ取られる可能性もある
266 :
世界@名無史さん :2007/07/16(月) 01:57:34 0
なんか世界の問題児ってアジア大陸に勢ぞろいしていないか?
>>266 大陸では戦争が多いから
どんどん陰湿になっていくんだろな
268 :
世界@名無史さん :2007/07/16(月) 05:35:13 0
キリスト教の規範が日本も含め世界を席巻しているからだよ。
中国人はキリスト教にはそれほど反発信がないんじゃないか? イスラムはよく分かるけどね
270 :
世界@名無史さん :2007/07/26(木) 18:36:56 0
ヨーロッパ文明の偉大な時代は、ユダヤが各地に転出しだした一八一五年に、 突如として終わりを告げた。もはやシェークスピアやベートーヴェン、ゲーテの ような文化的巨人は、どこにも見当たらなくなった。 我々は単に飼育のためのコンクリート製の巣を持つに過ぎず、子供達には、 原っぱの代わりにコンクリートの遊び場があるだけだ。 我々の大学では、全てのものを、マルクスとフロイド、そしてアインシュタイン という三人のユダヤ人のいずれかの業績としなければならない。 そうしなければ、教官たちは教えることを許されないのだ。 その「仲間」の教授連中の間では、キリストは滑稽な人物として語られている。
271 :
世界@名無史さん :2007/07/30(月) 18:03:42 0
本能寺の変が無ければ、 信長が日本統一→海外進出→日本人によるアングロサクソン的世界支配
>>271 いや日本人だと信長の後に続く人がいないから
273 :
世界@名無史さん :2007/07/31(火) 11:51:42 0
>>138 書評を読む限り、絶対王政の時代からフランスはほとんど変化していないな。
支配者層と民衆の乖離がひどい。ベンチャーなど出てくる余地がゼロなのもうなずける。
国や国民の性質っていうのは時代が変わってもそんなに変わらないものなんだな。
274 :
世界@名無史さん :2007/08/29(水) 17:14:11 0
キリスト教を受け入れて後退した西洋 イスラム教を受け入れて発展させた中東
>237 >もし将来、アメリカ合衆国が衰退・崩壊するとしたら何が原因で起こるかねえ? だいたい、国家の興亡をみてると、その国家の隆盛の原因が、変質して、 衰退壊の原因になることが多いよね。 そういう類推からいくと、移民と、グローバリゼーションだな。 国に勢いがあるのときは、それらはいい循環になって、活力と隆盛の源だったが、これが反転すると、少ない分け前を巡って、既得権者と、新参移民との間で奪い合いが起こる。当然、貧しきものはますます貧しく、既得権者は 富を守るのに必死になり、社会の団結と、活力はますます失われ、それが更に、国家の経済を萎縮させる。グローバリゼーションは、国家の富を外に向かわせる。 移民は、アメリカ国民としてでなく、アメリカに住む異邦人になる。 そういう社会に、大きな政府は適用できないので、極限的に小さな政府になると思う。だとすると、共和党だが、これが本格的にヒスパニッシュと結びつき始めたときが、その兆候になるんではないかと思う。 そうなったら、ローマ軍の蛮族化→中世 のような現象がおきるだろう。 国家の危機になっても、だれも団結しないし、国家全体のために軍(政府)は動かない。 白人は、東部や、南部の一部の都市と、要塞町に固まって住むようになって、賄賂をヒルパニッシュの政治家や役人に献金または、賄賂をやって、商売的利益のみ以外に国家とのかかわりを持たなくなる。 もうこうなると、中国・南欧・中東みたいな、かつての大文明圏が そうであったように、なかなか元にはもどらん。
276 :
世界@名無史さん :2007/09/10(月) 23:03:14 0
>>275 大体そんな感じだね
アメリカを滅ぼすのはメキシコ人
277 :
世界@名無史さん :2007/09/11(火) 00:28:16 0
テロ組織ETAは、本日早朝、ログローニョにおいて車爆弾によるテロを
予定していた。
爆弾に利用されたのは、去る9月3日にフランス国内で盗まれたフォード・
フィエスタで、マラガ県フエンヒロラ市の偽造ナンバープレートを付けていた。
車は60〜80キロの爆発物と共にログローニョ市内にある防衛庁ログローニョ
支部の前に仕掛けられたが起爆装置の不具合により、小規模な爆発のみで、
本体の爆発には及ばなかった。
同テロについて、ETAは昨夜23時10分に電話による通告を行なっており、
これを受けた地元警察、国家警察が対処にあたったが、20時25分に小規模な
爆発があっただけで、爆発物特別処理班により、車爆弾は解除された。
ニュースソース:スペインニュース
http://www.spainnews.com/news/
278 :
世界@名無史さん :2007/09/11(火) 19:24:10 0
>>275-276 サミュエル・ハンチントンが『分裂するアメリカ』でそのことを危惧していたな。
アメリカはいいけど日本のこと心配しろよ。 移民一千万人沖縄の主権委譲などと本気でほざいている政党が参議院で第一党だぞ。
>279 日本の心配というなら、今のままいけば 日本もアメリカの後をおうさ。 ただ、日本は、元々は、北欧型社会主義とは、 また違う社会主義を実現できたはずなんだがな。 日本の今の良さはよくも悪くもほとんどが江戸時代に 端を発しているが、江戸時代というのは、世界的にも 希な経済システムをもってて、公地公民、通貨が米 およそ自由資本主義とは正反対のシステムをもって いたが、どっかの歴史がいってたように、もっとも幸せな 庶民がいた時代だといわれている。 この前、yahooで、低負担のアメリカ型資本主義社会と 高負担型北欧型社会主義のどちらがいいか?という投票を やってたが、圧倒的に後者だった。 自分的には日本もまだまだ良識があるんだと思って意外 だったが、現状、経団連と、アメリカの言いなりの自民党で、 これだけの借金があり、将来確実な、税収減高負担が見込 まれる小子高齢化の流れで、高負担型をやるには、行政サービスが 伴なわないので、かなり厳しい。 ただそれでも強力な意思とリーダーシップのある 政治家でもあらわれれば別だが、戦後の教育では それものぞめない。やはり、アメリカと心中というのが 落ちだというのが、無難な見方だ。
>>281 消費税上げた内閣はすべて潰れているのになに言ってんだ。
消費税20%にして小中学校無料化などと言ってみろ。暴動が起こるぞ。
小沢は増税せずに似たようなことを行うといっているようだがw
>これだけの借金があり これって橋本2期〜小渕政権がマスコミの不景気の大合唱に負けてばらまいたからじゃん 経団連とは真逆だよ。
284 :
世界@名無史さん :2007/09/12(水) 04:11:37 0
>>283 911以降アメリカがその巨額バラまきを安全保障関連で、そして金融緩和による不動産
バブル演出を行った。そのつけが今サブプライム問題として回ってきた。
>>284 オマエの今日の朝飯なんて聞いてねーよ。ってくらい関係無ぇレスだな。
286 :
世界@名無史さん :2007/10/19(金) 21:39:09 0
エジプト文明はなぜ滅びたのか?
287 :
世界@名無史さん :2007/10/25(木) 21:15:48 0
文明の環境史観の教えるところでは、自然災害と戦争災害とは コインの裏表なのです。ある国で自然災害が多発し社会崩壊が 進むとき、そこに住む国民は存続のため結束して隣国に攻め入って きたのは歴史現実なのです。 ヨーロッパ文明が世界を席巻したのは小氷河期によるヨーロッパ 社会の崩壊衰退がまずあってそれを乗り越える中に近代文明を 編み出して世界に攻め入り、移民拡散したのが世界史の大きな 流れなのです。この世界史の流れの中でアメリカ大陸原住民達は 戦い破れ、維持していた文明社会は滅亡したのです。 今まさに、このおぞましき世界史の流れが中国文明社会と 近隣諸国文明社会との間で気候変動を切っ掛けとして起ころうと しているのです。 上記を洞察できない、戦後価値観に汚染された軟弱無知蒙昧な 劣等非国民連中の共通項とは、世界史の大きな流れの中での 戦争と言う歴史現実を直視しない事だと言えます。
文明が衰退するのが何故かわからん。 一時は数学などいろいろ発展をみせたイスラム文明も、今や停滞しているし、 アラブ諸国も石油による金がたんまり入ったのに、欧米先進国やイスラエルのような 産業育成に金を使おうとしているようにはみえない。 イタリアもかつてはローマ帝国など法律や政治などで凄まじい発展を遂げたが、 今やそういう発展を見せていない。 日本もいずれ衰退するだろう。
age
290 :
世界@名無史さん :2007/10/30(火) 01:10:44 0
>>288 なんらかの周期があるね
ローマ、インド、中国にしても似たようなもん
ちなみに俺は、敗戦から今の日本はマイナス時代と考えている
291 :
世界@名無史さん :2007/11/06(火) 20:17:09 0
age
>>291 なるほど、これからの800年はアジアの時代だね
294 :
世界@名無史さん :2007/11/23(金) 13:58:14 0
老いるアジア 超長期予測 変貌する世界人口・経済地図 小峰 隆夫編 日本経済研究センター編 税込価格 : \1,890 (本体 : \1,800) 出版 : 日本経済新聞出版社 ISBN : 978-4-532-35279-0 発行年月 : 2007.10 世界の成長センターであったはずのアジアが人口激減により失速する。 その衝撃は世界と日本の経済にどのような事態をもたらすのか。今後半世紀の 人口変動がもたらす未来を予測し、その対応策を提言する。
日韓中は高齢化社会になるのは確定してるもんな
296 :
世界@名無史さん :2007/12/23(日) 13:32:26 0
ttp://www.chinavi.jp/daluqiao.html ユーラシアランドブリッジというのは、江蘇省連雲港を起点に西安、ウルムチ、
中央アジアを経て、欧州オランダアムステルダムまでを結ぶ鉄道のことです。
その中でも近年ウルムチを中心とした新疆ウイグル自治区が大きな注目を
集めています。ユーラシアランドブリッジ計画を見据え、カザフスタンなどの
中央アジア諸国との連携も強化されていますが、天然資源の開発と言う点からも
見逃せません。建設中の上海、南京などの長江下流域までのパイプラインが
良い例です。
297 :
世界@名無史さん :2007/12/23(日) 14:13:51 0
>>287 >この世界史の流れの中でアメリカ大陸原住民達は
>戦い破れ、維持していた文明社会は滅亡したのです。
インド人も東洋人もアフリカ黒人も、ぜんぜん人口減らず、
その文化も現在も存続している。
なぜインディアン、インディオだけは、大激減したのだろうか?
298 :
世界@名無史さん :2007/12/23(日) 14:17:29 0
>>295 アジアの世紀ったって、ピンとこない道理だな
だいたい、「アジア」って、
ユーラシア−ヨーロッパ=
ってだけ
ロシアをどう見るかでも、見解わかれてるし
過去の気温データを見たが、現在のように地球の気候が安定している って極めて珍しい状態だな。文明が発達し始めてから一万年程度安定している。 温暖化するにせよ寒冷化するにせよ、激しく変動して安定していないのが普通。 CO2排出にしろ自然現象にしろ、気候が大きく変動しはじめると、人類と文明は どうなるのであろうか?
300 :
世界@名無史さん :2007/12/23(日) 17:44:04 0
>>297-298 ヘンな質問をしてもうしわけありませんが、
あなた、またお前かといわれたことありませんか?
301 :
世界@名無史さん :2007/12/27(木) 15:36:48 0
頼りは国家ファンド 欧米金融機関に資本注入ラッシュ
ttp://sankei.jp.msn.com/economy/finance/071222/fnc0712221914007-n1.htm 低所得者向け高金利型住宅ローン(サブプライムローン)問題で巨額損失を計上した
欧米の名門金融機関が、中東や中国の国家ファンドから相次いで資本注入を受けている。
米証券大手モルガン・スタンレーは19日、9〜11月期に94億ドルの評価損を計上し、
中国投資有限責任公司(CIC)から50億ドルの出資受け入れを発表した。
CICは9・9%の大株主として君臨する。
「大変恥ずかしい決算になった」(マック最高経営責任者)というモルガンには、
投資家を選別する時間的余裕はなかったようだ。
サブプライム絡みの損失拡大で、資本不足の危機に陥った欧米の大手金融機関は軒並み、
海外国家ファンドの「公的資金」(邦銀筋)にすがる異常な状況にある。
10〜12月期に最大約110億ドルの評価損が発生する米銀最大手シティグループは、
アラブ首長国連邦(UAE)のアブダビ投資庁(ADIA)から75億ドル(4・9%)の、
スイスの大手金融グループUBSもシンガポール政府投資公社から95億ドルの出資を決めた。
302 :
世界@名無史さん :2007/12/28(金) 19:41:11 0
いまやタイの外貨準備高のほうが、ドイツやフランスやイギリスやオランダ より上という時代だ。
303 :
世界@名無史さん :2007/12/30(日) 01:45:04 0
化石水に依存する現代文明とは、地球資源枯渇と同時に崩壊する
滅びの文明システムなのだ。
化石水とは、地球生命体が極めて長い年月においてその内部に蓄えた
天然地下水である。その起源は石油・天然ガス・石炭と同じである。
米国中西部における灌漑には、化石水「オガララ帯水層」と呼ばれる
地下水が使われている。この地下水は通常の地下水と異なり、現時点で
雨によって補給がなされているものではない。一旦使い終わったら、
それこそ枯渇します。・・・・・
http://www.jamstec.go.jp/iorgc/sympo/2005/program/yasui/index.html とくに深刻なのは、世界の全かんがい農地の70%を占めるアジアである。
なかでも、2大穀倉地帯の中国とインドの状況は危機的である。
中国では、穀物生産量の約40%を占める北部平原での水不足がひどい。
毎年、地下水位が約1.5メートルずつ低下している。
インドの状況はもっと悪い。
インドでは全土で帯水層の水位が毎年2-3メートルも低下している。
帯水層の水が枯渇してかんがい農地が減ってしまうと、インドの穀物
収穫量は25%減少する可能性もある。
304 :
世界@名無史さん :2008/01/03(木) 14:09:35 0
758 :日出づる処の名無し :2007/12/31(月) 19:30:55 ID:K8xAhhOF フローではとっくに追い抜かれている日本ですが、まだ中国を圧倒している部分、それが貯蓄、特に個人資産と呼ばれる例の1600兆円の資産です。 これをフルに活用すれば中国なんか軽く吹っ飛ばせるだけのパワーがあるのですが、いかんせん日本はこれが金融機関(銀行と生保)に死蔵している・・・という問題があるのです。 (しかもここから生まれる配当・・・利息は年に1%も無いのですから、本当に人のいい貸主ですね) このお金を利用して・・・・具体的には株式市場を通じて世界の資本市場に打って出れば間違いなく日本が世界を圧倒できます。1600兆円ですから。しかし何を間違ったか、わが日本政府は株式投資に税金をかけたり、 投資家保護とかいって新しい金取法では70歳以上の人は許可が無くては株式が買えないとか、妙なルールを導入し始めようとして、ますます直接金融の利便性を失わせようとしている訳です。 中国あたりはしてやったり、とほくそえんでいることでしょう。こうやって日本の個人資産が市場に入ってこなければ企業の株価は割安に放置され、買収しようという外国の企業にとってこれほど有難いことはありませんからね。 日本はどんどん人口が減っていくので生産、消費の世界で中国を上回ることは金輪際ありません。つまり猫の手をいくら借りても日本はこれ以上にはならない。誰が働くのか・・・あるいは猫ならぬ虎の手は何かというと・・・お金そのものしかないのです。 この1600兆円にしっかり働いてもらわねば国が持たない訳でありまして、この1600兆円が株式市場を通じてしっかり国の企業の資本を形成し、企業は企業で外へ出てしっかり稼いで帰ってきてもらう事以外に日本の未来はないのです。
305 :
世界@名無史さん :2008/02/08(金) 22:42:27 0
age
307 :
世界@名無史さん :2008/02/09(土) 15:06:52 0
世界の歴史を見ると、3世紀ごとに激動の時代を迎えている。 1世紀 ローマ帝国、漢帝国の拡大 4世紀 民族大移動 7世紀 イスラム帝国、唐帝国の拡大 10世紀 フランク王国の分裂、唐帝国の分裂、イスラム帝国の分裂 13世紀 モンゴル帝国の拡大 16世紀 大航海時代 19世紀 列強の侵略 この法則でいくと22世紀に激動の時代が来ることになる!
308 :
世界@名無史さん :2008/02/26(火) 19:22:09 0
大航海時代と列強の時代は二つとも西洋の時代だな
309 :
世界@名無史さん :2008/02/27(水) 02:10:18 0
野蛮時代
310 :
世界@名無史さん :2008/02/29(金) 23:54:59 0
20世紀も激動の時代だろ
311 :
世界@名無史さん :2008/03/01(土) 00:42:06 0
おばあちゃんが言ってた。こういう胡散臭い説を見たら、 インドの歴史と照らし合せてみるんだって
312 :
世界@名無史さん :2008/03/12(水) 00:11:55 O
文明の起源はアラブ
313 :
世界@名無史さん :2008/03/20(木) 21:10:29 0
>>307 旧勢力が前世紀にほぼ没落し芽生えていた新興勢力が爆発的に躍進していく
時代のようだな。
でも今の状況見ても西洋の遺した近代文明を補完し後継しうる新しい
文明マインドが、どこにも見られないんだよな。
ただ19世紀の西欧列強のパワーゲームが世界大に拡大再現されていってる
だけのような。
そして近代文明がもたらした壊滅的な飽食と破壊を見れば
将来人類が生き残っていける可能性は低い気がする。
21世紀、人類の文明度は下がる。
西欧文明が貴重なのは、それが普遍的だからではなく、類がないからである。 したがって、西欧の指導者の主な責任は、他の文明を西欧のイメージに つくりかえようとすることではない。それはどだい力の衰えかけた彼らの 手にはあまることだ。むしろ、西欧文明のかけがえのない特質を保存し、 保護してさらに新しくすることだ。
316 :
世界@名無史さん :2008/03/20(木) 22:50:48 0
西欧モデルは世界の富を食い尽くすだけだからさっさと終了したほうがいいな。
317 :
世界@名無史さん :2008/03/20(木) 22:53:23 0
これからは江戸モデルが世界を席巻する
アメリカ在住の日本人が、アメリカというのはお金で幸せを買う国だと 書いていたな。
319 :
世界@名無史さん :2008/03/25(火) 21:39:48 0
>>313 文化が大いに発展し、異文明間の交流、融合が進む時代でもある。
320 :
世界@名無史さん :2008/04/18(金) 22:47:09 0
以下、ペンタゴンレポートより抜粋 :
http://nobuokimura.hp.infoseek.co.jp/Pentagon%20Report.htm 生存収容力と戦争状態との関連
Steven LeBlanc と言うハーバード大学の考古学者が生存収容力
「Carrying Capacity」と名付けた新刊書で生存収容力と戦争との
関係を描写しています。
豊富な考古学のまた民俗学のデータを基にして、LeBlancは歴史的に
人類は多種多様な理由により組織的な戦争状態を起こしてきたが、
その中に資源や環境の争奪が原因の戦争状態があった事は確か
であると主張しています。
人類は彼らの持っている自然環境の生存収容力を勝ち取る為に
戦います。狩猟民族/農耕民族の略奪者、権力者、から初期の
複合社会が成立する過程で、戦争は起こり、人口の25%の成人
男性は死にました。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
もう一度、戦争状態は人類の生存を限定するでしょう。
321 :
世界@名無史さん :2008/04/20(日) 08:06:29 0
複雑な系のふるまいでしかない。
【英国】英国からインドまで無銭旅行の男性、隣国フランスで言葉の壁に挫折[03/01]
http://news24.2ch.net/test/read.cgi/news5plus/1204368824/ 300 名前:名無しさん@3周年[] 投稿日:2008/03/27(木) 02:40:42
ヨーロッパならどこでもドイツ語で通じるのには驚いた。
面白いから英語使わずにドイツ語だけで済ませた。
フランスで英語を話すと嫌がられると聞いたけど、ドイツ
語で話しかけたら親切に応えてくれたよ。
スペインでは相手が頑固にスペイン語で何やらほざいて
いたけど、根気良くドイツ語で話したら終いには折れてく
れてドイツ語会話になった。話せるなら初めから乗って
くれよ、と思った。
英国ではちょっと手こずった。通じないフリをする人が
多くて困った。英国に来る日本人は皆英語を話すと勘違い
しているようだった。
323 :
世界@名無史さん :2008/06/03(火) 04:16:36 0
あげ
>>313 >>319 要は後世から見れば現代は古代のように人類にとって文明が急速に発展した時代なんだろうね。
そして、もし西欧文明の隆盛が終わったら、もしかすると中世のように交易が経済の中心的意味を
もつ社会が終わって、古代に対する中世のような社会になるかもね。
325 :
世界@名無史さん :2008/07/21(月) 21:51:24 0
紀元前1000年という時代は、人類文明史の中では、現代文明の基礎を 作った時代だと思います。現代につながるという意味においては、それより も前の文明は、この紀元前1000年の時点で切れているのです。 この現代文明につながっていくプロト・インドヨーロッパ語族と漢民族の 爆発的な拡大の方は、現代の環境問題にも直結してゆきます。 どうゆうことかというと、インドヨーロッパ語族にしても漢民族にしても、 もともとは牧畜民なのです。漢民族がなぜ自然の厳しい北京にこだわるか というと、もし温暖で湿潤な長江流域に都を置くと、牧畜的な性格を失う という危機感に根ざしていると思います。中国の歴代の帝国は、皇帝を 中心とする一部のエリート集団と一般大衆という明白な二重構造を長らく 維持しました。それは家畜とその群れを統率するリーダーという、牧畜民 社会の特質を反映したものだと思います。 彼らが爆発的に拡大することで、同時に地球の生態系が大規模に破壊 され始めたのです。 これが、現代にまで直結する地球環境問題の原点 のように思うのです。 それは、「長江文明がどうして崩壊したか」を考えての結論にもつながり ます。中国では西周の時代に、北方から畑作・牧畜民が大量に南下して、 長江流域に入ってきます。そのため、これまで長江流域に住み長江文明 を築いていた人たちは、漢民族の文明システムの中に組み込まれて漢民 族化し、一部は雲南省や貴州賞、広西省に移り山岳民族となり、一部は 南の南海の方へ逃れます。 またある一部はボートピープルとなり、日本にやってきました。 (我々現日本人が現中国人を生理的に忌避する根本理由がここにある)
トンデモ妄想乙
中国人の歴史家が文明とは異民族の争いから生まれる 我々は異民族の争いから発展をしたとか 結構まともなことを言ってた
328 :
世界@名無史さん :2008/09/15(月) 19:08:38 0
マイクル・A・クレモとリチャード・L・トンプソンの 『禁断の考古学― ―人類の隠された歴史』 という本がある。この著作は必見だ。 過去200年間、西洋の考古学的発掘調査の学術報告書を丹念に 調べていくと、この二人の著者は、実に奇妙な事実を発見する。 すなわち、その時々の学界権威筋の進化の公式に合わない発掘 遺跡に関する報告は、ことごとく葬り去られてしまう。そして、十年 二十年と経つ内に、完全に消されてしまうという。 この巨大規模の、そして系統的な西洋学界主流による偽装隠蔽 工作を見ると、現在定説となっている文明の歴史というものは、 かなりの部分、捏造されたものであると考えられる。
今のヨーロッパはローマ帝国末期と似ている
http://academy6.2ch.net/test/read.cgi/whis/1214114443/ 基本的に覇権(ヘゲモニー)は同じ文明か宗教、文化が類似した文明間しか移動しないと思うが。
ギリシア→マケドニアヘレニズム→ローマ→ビザンチン→ルネサンスイタリア→スペイン→フランス
(地中海ラテンの覇権移動)
フランドルネーデルラント(オランダ含む)→グレートブリテン(大英帝国)→アメリカ合衆国
(近代国家、近代西欧文明の産業中心地移動海洋編)
フランク王国→神聖ローマ→フランス→ブルボンフランス→ドイツ→ロシア(ソ連含む)
(西洋文明大陸の陸軍中心移動)
つまり西洋文明の覇権はアメリカ、ロシアで終了だと思うが、ヨーロッパはヒッキーだし。
331 :
世界@名無史さん :
2009/01/05(月) 00:44:38 0 age