【香料から】アラビア半島の歴史【原油まで】

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1世界@名無史さん
メソポタミアとインダス文明との中継貿易で栄えたディムルンから、
シバの女王、ムハンマド出現、ワッハーブ運動、
そして産油立国興隆からビンラディン家まで幅広く語りましょう。
2世界@名無史さん:05/03/06 01:47:16 0
関連スレッド

オマーン国際
http://academy3.2ch.net/test/read.cgi/whis/1108730656/l50
@世界史板
 
3世界@名無史さん:05/03/06 02:01:31 0
そういやこの地域専門のスレッドって無かったかもね。
湾岸戦争の話題もギリギリセーフか?

>>1のディムルンは今のバーレーンのことだっけ?
4世界@名無史さん:05/03/06 02:11:43 0
>>3
>2のスレでも出てくるが、おおよそ
ディムルン=バーレーン、
マガン  =アブダビ一帯、と同定されているそうな。
5世界@名無史さん:05/03/06 02:50:03 0
生活史関連はこっちもよろしく:

中世アラビアの生活
http://academy3.2ch.net/test/read.cgi/whis/1079366492/l50
 
6世界@名無史さん:05/03/06 21:39:39 0
でもペルシャ湾側のアラビア半島に独立国って生まれたことあったっけ?
7世界@名無史さん:05/03/09 02:01:29 0
聞いたことないなあ。
あっても部族社会の支配地だったかと。
8世界@名無史さん:05/03/11 23:41:54 0
近代までは独自の国家は発生しなかったらしい。
ペルシャなどの対岸国の領土の下で土侯が統治していた感じだろうか。
9世界@名無史さん:05/03/16 16:51:44 0
ttp://wee.kir.jp/saudi/sud_people.html
<サウジアラビアの部族・集団>

アナザ部族
(Anaza) アラブ諸族の中で、最も、高貴な部族のひとつとされる。
北アナザに、ルワラ、カラース、シャアラーンなどの下部族が、
南アナザに、アマラート、ビシュルなどの下部族がある。
アール・ムッラ部族
(Al-Murrah) サウジアラビア有力なベドウィン部族。
ラクダの飼育に長けている。
ウタイバ部族
(Utayba) 南部アラブの部族。
サウード部族には、忠誠を尽くしてきた。
サウード部族
(Saud) アナザ部族から派生した、サウジアラビアの支配部族。
10世界@名無史さん:05/03/16 16:52:35 0
シャンマル部族
(Shammar) ベドウィンの一大部族。
アブダ('Abda)、アール・トゥーマーン('Al Tuman)、スィンジャラ
(Sinjara)、アスラム('Aslam)の4つの下位部族に分かれる。
ハリーファ部族
(Khalifa) ウトブ部族から、派生した部族のひとつ。
バーレーンの支配部族。
ハルブ部族
(Harb) アラビア半島の有力な部族。
ヒジャーズィー
(Hijazi) メッカや、メディナの巡礼のあと、そのまま、
居残ってしまった人たち。
イエメン、中央アジア、東南アジアからの人たちが多いようだ。
部族的な結合はない。
ベドウィン
(Bedouin) アラブ系の遊牧民族の総称。
アラビア語を話し、イスラム教を信じる。
ムタイル部族 サウード部族に、反抗的な部族。
ルワラ部族
(Ruwala) アナザ部族の最大下位部族で、ベドウィンの一大部族。
ムルアド(Mur'ad)、ガアドゥズア(Ga'adz'a)、ドゥグマーン
(Dughman)、フレッジャ(Furejja)、ケワーチェバ(Kewacheba)の
5つの下位部族に分かれる。
11世界@名無史さん:05/03/20 22:55:18 0
1744年、故郷ウヤイナを追われたイブン・アブド・アル=ワッハーブは、
ダルイーヤの町(現在のリヤド市の一部)に到着した。
彼の噂を聞いた同地の豪族イブン・サウードは、イブン・アブド・アル=
ワッハーブの宿を訪ね、彼の教えに感銘を受け、以後、ワッハーブ派の教義を
広めるためにジハードを行い、イスラームの法を施行し、善を命じ悪を禁ずる
誓いを立てた。ここに「政教盟約」が誕生した。
これにより、もともとダルウィーヤの小豪族に過ぎなかったサウード家は、
ナジドの覇者となるにいたり、イブン・サウードの孫、大サウードの時代には
東部州はアフサー、カティーフからカタルまで、西はヒジャーズ地方全域、
北はアラビア半島を越えてシリア、イラクの一部、南はアスィール、ナジュラーン
からイエメンとオマーンの一部を支配下に置き、サウード家最大の版図を
実現した。
12世界@名無史さん:2005/03/30(水) 13:43:34 0
石油が最近こんなに上がっているのは歴史に残るね
13世界@名無史さん:2005/04/15(金) 22:14:57 0
石油時代以前のアラビア半島沿岸部は真珠採取も主産業だったそうだが、
現在はまだ続けている地域もあるんだろうか?
14世界@名無史さん:2005/04/15(金) 22:16:54 0
ミキモトのせいで壊滅したそうです
15世界@名無史さん:2005/04/15(金) 22:27:21 0
湾岸諸国の王様の中にはイランやパキスタンから渡ってきた
もともとアラブ人じゃない連中が結構多い。
16世界@名無史さん:2005/04/17(日) 10:58:47 0
>>15
環インド洋地域は、昔から交流が深かったからですか?
17世界@名無史さん:2005/04/17(日) 11:08:10 0
アラビア湾なんか水たまりみたいなもんだ
イラン、パキから/へなんてダウですぐ渡れる。

環インド洋という視点だと、インド−オマーン−
ザンジバルというルートだな。オマーン人なんて
見た目も文化も、ある部分はグジャラート的だったり
アフリカっぽかったりでおもしろい。
18世界@名無史さん:2005/04/18(月) 13:21:03 0
「中国は過去ばかり見ないで未来志向で」

いち早く日本支持を表明したアラブ首長国連邦の御用新聞 Kaleej Times。
UAE政府の見解とみていいでしょう。

http://www.khaleejtimes.com/DisplayArticle.asp?xfile=data/comment/2005/April/comment_April18.xml§ion=comment
Khaleej Times Online >> News >> COMMENT
China must look to future By Mohammed A. R. Galadari 18 April 2005

だからこの親日的な国にもっと注目してくれよ。ザイード大統領死去の時も扱い小さかったし。
19世界@名無史さん:2005/04/18(月) 16:13:21 0
つーか、石油の大供給国だからね。

でもマスゴミに期待するようではまだまだだよ・・・
20世界@名無史さん:2005/05/02(月) 20:32:57 0
アラビアの香辛料って
21世界@名無史さん:2005/05/03(火) 22:21:31 0
イエメンが没薬・乳香の産地だったっけ。
22世界@名無史さん:2005/05/03(火) 22:32:06 0
Arabia Felix
23蕎序:2005/05/03(火) 22:32:39 0
中国は国際協調に金使わん割にはいちいち口出すよね。
 それでもって人民元問題からは逃げる
24世界@名無史さん:2005/05/03(火) 22:43:46 0
いくら未来志向と言っても、UAEはイランに占拠された大トンブ、小トンブ、
アブー・ムーサーの三島の領有権問題も棚上げしたわけでもあるまい。
25蕎序:2005/05/03(火) 23:08:17 0
まあそれぞれのお国事情というものがありますからね〜
26世界@名無史さん:2005/05/15(日) 22:43:42 0
するとペルシャ湾岸側には独自の王朝が生まれず、他地域からの支配を受けてきた、
ということになるんでしょうか。
ディムルンではないけど、インド方面との交易路としてい立地に思えるがなあ。
27世界@名無史さん:2005/05/15(日) 23:25:13 0
東の起点のインド亜大陸はともかく、西の起点のメソポタミア平原を抱える
イラクはアッバース朝の衰退以来、戦乱や政情不安で生産商業活動が低調に
ならざるを得なかったから。
28世界@名無史さん:2005/05/16(月) 02:39:50 0
アハサー地域はカルマート派の勢力範囲だったことがある。
それ以外は国家レベルの勢力は無かったな。
29世界@名無史さん:2005/05/16(月) 02:45:26 0
>>27
それ以前に、イラン南東部のマクラン〜インダス下流〜北インド(グジャラート)には名の聞こえた港が無い。
北インドとの交易は陸路がほとんどだったのだろう。
30世界@名無史さん:2005/05/16(月) 20:58:22 0
ジャースク、チャーバハール、グワーダル、パスニー、
ラーハリー・バンダル、タッター、
ポルバンダル、ソームナート、ディウ、カンバート、
バローダ(バドーダラ)、スラト、ダマン
みんな有名。
31世界@名無史さん:2005/06/02(木) 21:21:18 0
ディウはかつて相当栄えた港だったようだな
http://www.geocities.co.jp/SilkRoad-Lake/2917/india/diu.html
32世界@名無史さん:2005/06/02(木) 22:41:41 0
アラビア半島で有名な歴史的建造物や遺跡というと、紅海側を思い浮かべるが、
ペルシャ湾側やアラビア海側には有名なものはあるんでしょうか。
33世界@名無史さん:2005/06/02(木) 22:45:09 0
34世界@名無史さん:2005/06/11(土) 02:53:01 0
過疎気味だね・・・
イエメンのシバームなんかよく長持ちしたなと驚くがなあ。
最古の石造ダムもイエメンになかったっけ?
35世界@名無史さん:2005/06/15(水) 04:50:47 0
ハドラマウトとかいつ無くなったんだろ?
てか、元々マスカット近辺の首長だったオマーン王家があんなでかい領土を持ってることが不思議だ。
UAE〜オマーンにかけてはもっと沢山首長居たのに。
36世界@名無史さん:2005/06/19(日) 22:30:37 0
カーリミー商人は、大航海時代以降没落したの?
37世界@名無史さん:2005/06/19(日) 22:34:52 0
>>35
ハドラマウトの首長国については、ここが詳しい
http://www.geocities.co.jp/SilkRoad-Lake/2917/syometsu/shuchoyemen.html
38世界@名無史さん:2005/06/21(火) 03:02:47 0
  []______________
   ||       ,-‐-、┌i,,.-‐-、.       |
   ||       {    }| ″   }       |
   ||       ヽ、__.ノ.| iヽ、__.ノ      |     もう原油ないYO〜
   ||       ,-‐-、.,| |., -‐-、      |  
   ||       {    ( | |{  (_,      |
   ||       ヽ、__,,(~|.|ヽ、__.ノ      |
   ||             i」            |
   ||" ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
39世界@名無史さん:2005/06/21(火) 21:11:40 0
>>38
どこかの国旗なの?
40世界@名無史さん:2005/06/22(水) 23:25:00 0
منظمة الدول المصدرة للنفط
41世界@名無史さん:2005/06/25(土) 23:47:09 0
    .┌───────────┐     .,-、        「 ゙̄|          ┌──‐‐─┘ └‐‐───┐
      !  ,______   ,_____|    / . \        !  |          !____________,|
      !  |┌──‐┘ └‐‐‐‐‐‐┐    ヽ、  ,>____|  |____       ┌───────┐
      |  | !  .______   .!    /\ \/ |                 |      i  ______  !
      |  | |  └‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐┘  |   l′ \.  | .┌─┐ .┌─┐  |      | └‐‐‐‐‐‐‐‐‐┘ |
      |  | |  ┌─────┐  |   ヽ-、 ,/   |  |   |  |   |   |      i________!
      |  | l   ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄   l           |  |__,,|  |__,,|   |   ┌───────────‐┐
      |  |└‐‐‐‐‐‐┐ ┌‐‐‐‐‐┘           |             |   │  __________,   |
      |   |   ,.へ、 i  |  , へ          /\ |  ┌─┐ .┌─┐ |  .i   |. .┌──────┐ .|   !
     /  |__/   /  i  | l_   \      ,/  /.|  |   |  |   |  |   |   |  |   ____  │ !.  |
   /  /l    /   .|   |   \   ヽ_  _/  / .|  |   |  |   |  |   |   |  | └───┘ │ !.  l
  \ / \/  「 ̄   i    ヽ,__/ /   /   |   ̄ ̄゛  ゛ ̄゛ .|   |   |  |_________,,.! .|   |
42世界@名無史さん:2005/06/26(日) 19:02:33 0
油田が涸れたら次の産業は何だろうか。
太陽光発電かメッカ観光?
43世界@名無史さん:2005/07/01(金) 00:34:23 0
初心に還って真珠取りw
44世界@名無史さん:2005/07/03(日) 19:27:53 0
養殖真珠を開発して湾岸の真珠産業を壊滅させたのは日本人のくせに。
45世界@名無史さん:2005/07/03(日) 20:23:57 0
まあ、石油がなくなったら安易に「金融センターを目指す」
とか言って、結局マネーロンダリングの巣になって、
世界中から非難されておしまい。あとは寂れる一方、
てな未来が見えるw。

やっぱりイスラムがらみの新商売だろうな、具体的には
思い浮かばないけど。それ考えるとカタールのアル・ジャジーラ
なんてよく成功したよね。エライ。
46世界@名無史さん:2005/07/04(月) 13:51:48 0
アルジャジーラって(アメリカから見れば)反米な報道でスポンサー激減して赤字になってたような
47世界@名無史さん:2005/07/07(木) 18:18:39 0
確かに
ソマリアの紛争のときも
大銃撃戦してるときに
どっち側に行っても撃たれなかったのは
サウジアラビア兵だけだったらしいし
ゲリラとの仲介業者はこれからいいかもね
イスラムを生かした新商売ってそんなのばっかりかw
48世界@名無史さん:2005/07/15(金) 00:20:46 0
http://www.jetro.go.jp/turkey/middleeast/special/riyadh_najd.html
にナジド(ネジド、ナジュド)の歴史がかなり詳しく書いている。
イスラム以前、五世紀から六世紀にかけての50年ほどの間、
現サウジアラビアの大半に広がったキンダ族の連合などについても
書いてます。

>>32
>>1にディムルン(現バハレーン)が出てます。
49世界@名無史さん:2005/07/15(金) 23:23:16 0
よく見たらディムルンでなくてディルムン(Dilmun)でした。エデンの園のモデルとも言われてるそうな。
http://www.bk1.co.jp/product/69102 てな本があるらしい
50世界@名無史さん:2005/07/18(月) 21:30:53 0
47 :世界@名無史さん :2005/07/17(日) 22:19:38 0
 ハシーム家のヒジャズ王国。アラビアのロレンスの活躍等で有名。
イギリスの後押しで1920年独立するも、わずか5年で滅亡w

 ハシーム家はメッカ・メディナの本地をサウド家に奪われ、イギリスから
イラクとケラクに所領を譲ってもらい存続。思えばこれが、イギリス中東政策
躓きのはじまり。
 イラクのハシーム家も第二次大戦後に革命で滅亡。現在ハシーム家はケラクのみ。
歴史の流れが違えば、アラビア半島・イラク・シリアにハシーム・アラブ王国が
建国されていたかもしれない。
51世界@名無史さん:2005/07/18(月) 22:18:02 0
今はカラクじゃなくてアンマーンだが。
52世界@名無史さん:2005/07/27(水) 18:19:21 0
で、原油の歴史は?
53世界@名無史さん:2005/07/27(水) 19:26:25 0
>1920年独立するも、わずか5年で滅亡w
>1920年独立するも、わずか5年で滅亡w
>1920年独立するも、わずか5年で滅亡w
>1920年独立するも、わずか5年で滅亡w
 
↑の方がよっぽどwだな。
それ以前だって実質的には独立状態だったし。
54世界@名無史さん:2005/07/27(水) 20:41:37 0
原油、アラビア語では原油や軽い留出物のことを「ナフト(naft)」と称するが、
前近代でこれが本格的に利用・研究されるようになるのは、やはりアッバース朝かららしい。

「ナフサ」の語源にもなってるこの「ナフト」だが、当時は通常の原油である「黒ナフト」の他に
これの留出物である「白ナフト」とに明確に定義・分類されていたと、9世紀後半の大学者アブー・
バクル・ラーズィーは述べている。天然にある「白ナフト」を人工的につくり出す製法も述べて
いるが、「黒ナフト」を白い粘土や鹵砂と混ぜてどろどろの液状にしてこれを蒸留することで得た。
こうして様々な蒸留などの行程を経てオイル・ランプ(naffaata)などの石油生成物(主に可燃物)
が生産され中東・西アジア各地で広範に利用されていた。

当時のナフトの主産地は現在のようなペルシア湾岸諸国ではなく、アゼルバイジャン地方のバクー周辺、
イラク北部のモースルのティグリス河東岸地域周辺、イラン南西部フーゼスターン地方一帯が挙げられ
ている。バクー、フーザスターンは現在でも同地はもとより西アジアを代表する原油生産地のひとつと
して現役だが、バクーのナフトは殊に有名で、アッバース朝カリフから度々ナフトの献上や油泉収入の
下賜が行われていた。また後代のマルコ・ポーロもバクー油田について記述がある。

歴史的にアッラーンと呼ばれたアゼルバイジャンの低地帯は、サーサーン朝時代から油田地帯として
知られ、この時多くのゾロアスター教関連の聖域が建造され地下からの可燃ガスや原油をつかって
拝火壇が設置された。ゾロアスター教の教義によれば光と闇の二元対立によって成り立つ現世で、
光明神の権勢を維持する重要なファクターとして常夜燈の設置が強く望まれたが、その設置場所として
このアッラーン地方に国家的に重要な拝火壇のいくつかが建立されたことが知られている。
そのため、現在のアゼルバイジャンでは油田やガス田は決まってサーサーン朝時代の聖域遺跡の近くに
掘られたりするらしい。
55世界@名無史さん:2005/08/01(月) 18:08:37 0
サウジのファハド国王が死去、後継にアブドラ皇太子
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050801-00000011-yom-int
 【カイロ支局】サウジアラビア国営テレビなどによると、同国のファハド国王(1923年生まれ)が1日、リヤド市内の病院で死去した。(読売新聞)


サウジ国王が死去したとの情報=西側外交筋

 [リヤド 1日 ロイター] 西側の外交筋によると、サウジアラビアのファハド国王が死去したという情報がある。
 サウジの国営テレビは、通常の番組を中断し、コーランを流している。
 西側の外交筋は、「病院の関係者が、(ファハド国王が)死去したとわれわれに伝えてきた」と語った。
(ロイター) - 8月1日16時32分更新

二聖モスクの守護者 ファハド・ビン・アブドゥルアジーズ・アール・サウード国王http://www.saudiembassy.or.jp/Jp/SA/10.htm
56世界@名無史さん:2005/08/01(月) 18:28:03 0
ヨルダンもアブドラ国王、サウジもこれからアブドラ新国王。
ややこしや〜ややこしや〜
57世界@名無史さん:2005/08/01(月) 19:15:11 0
イスラムはみんなコーランの聖者から名前取るから
名前のバリエーションほんと少ない。

聖書の聖者から名前を取るヨーロッパもたいして
変わらんのだが、苗字があるし、言語によって
読みが変わるから救われてる(ジョン=ジャン=
ヨハン=ヨハネ=イワン=ジョヴァンニ=ファン)
とかね。
58世界@名無史さん:2005/08/01(月) 19:35:06 0
無制限に名前が作り出せてしまう日本とどっちがいいんだろうね
59世界@名無史さん:2005/08/01(月) 21:42:12 0
フランス革命後、フランスではとんでもない名前を付けるのが流行したとか。
悪魔とか殺し屋とか教皇とかイエスとか地獄とか糞とか小便とかオ○ンコとか、そういう命名が。
60世界@名無史さん:2005/08/01(月) 22:54:10 0
名前をこうしろなんて聖書にもコーランにも書いていないわけだが。
サウド家なんか数も多いし、とりあえず認識番号104000703とかでいいんじゃねえのか?
61世界@名無史さん:2005/08/02(火) 00:45:22 0
ハディースの一つに、ある信徒が預言者ムハンマドに
人に名前を付けるとしたらどういう名前が良いのですか?と尋ねたら
「アブドゥッラーフ(「神の下僕」)が最も宜しい」と答えたという。
ちなみにアブドゥッラーフはムハンマドの実父の名前だったりする。

後代の人名、特に都市の住民は貴賎を問わずだいたい個人名は数通りしか
なかったりするが、ラカブの類いが「〜・アル=ディーン・ムハンマド」
みたいな形が定着するようになるとなおさらその傾向が強くなったみたい。

ベドウィンとかテュルク・モンゴル系の遊牧民や戦士階級は、アラブ征服時代の
勇士の名前やペルシア語、テュルク・モンゴル語の固有名詞をつける傾向があり、
近代の氏名改革で人名選択の単純化や多様化が促進したりしているとか。
その土地ごとで特徴が別れるらしい。(トルコやイランの市民層は特に多様化とか)

それにしてもサウジとシリアで、アブドッラーの人が首長になったのかあ・・・
サウジの人は王様だから昔風にやたらと長いラカブやクンヤをつけるとかして差異化して欲し(ry
62世界@名無史さん:2005/08/02(火) 15:20:22 0
サウジアラビア・ファハド国王、8月1日、アッラーの許に召される。享年84歳
http://www.nikkei.co.jp/news/kaigai/20050802AT2M0101201082005.html

アブドラ皇太子がサウド朝第6代王に即位が決定・・・え、齢82歳?
63世界@名無史さん:2005/08/02(火) 15:21:32 0
だって弟だろ。
64世界@名無史さん:2005/08/02(火) 15:48:02 0
今のうちに次代の王も決めとかないと。
何年在位できるやらw
65世界@名無史さん:2005/08/02(火) 16:02:19 0
初代 アブドルアジズ
2代 サウド    初代の子
3代 ファイサル  2代の弟
4代 ハリド    3代の弟
5代 ファハド   4代の弟
6代 アブドラ   5代の弟
66世界@名無史さん:2005/08/02(火) 16:04:16 0
http://www2.pf-x.net/~informant/saudi/saudifamily.htm
サウド家の直系男子王族は788人とある!
67世界@名無史さん:2005/08/02(火) 16:11:15 0
参りました… OTZ
68世界@名無史さん:2005/08/14(日) 12:25:07 0
サウジで大兄弟といえばこの一家も。

「オサーマ・ビン・ラディンのつくりかた」より
http://pws.prserv.net/hosaka/shuji/osama/osama1.htm

しかし、52番兄弟の17番目というのも凄杉。
69世界@名無史さん:2005/08/14(日) 12:25:48 0
スマソ、「52人兄弟」デスタ・・
70世界@名無史さん:2005/09/02(金) 13:31:18 0
乳香・没薬って今も需用あるんでしょうか。
イエメンが産地で名高かったようだが今も産出しているんですかね。
71世界@名無史さん:2005/09/02(金) 22:31:32 0
イエメンでは今でも乳香炊いてるよ。
その煙立ちこめる中、カートやってトローンとする。
72世界@名無史さん:2005/09/14(水) 03:43:00 0
一人で14人生んだの界
73世界@名無史さん:2005/09/14(水) 11:06:38 0
通販サイトでカートが売ってたよ。カートってのは合法なの?
74世界@名無史さん:2005/09/15(木) 23:17:05 0
サウジでは違法
75世界@名無史さん:2005/09/16(金) 03:34:15 0
カートはソマリアでも人気。内戦やってて金もないのに
ケニアやエチオピアからカートを輸入してる。
「あいつらカートばっかりやってるから、いつまでたっても
馬鹿なんだ」と笑われてる。
76世界@名無史さん:2005/09/16(金) 03:36:33 0
>>73
警察が「カートが何か?」知らないだけだろ。
そのうちチクられて逮捕されるよ。
77世界@名無史さん:2005/09/17(土) 17:53:29 0
原産はエチオピア、アカネ科の樹木。
社交の潤滑油的存在なのはコーヒー(やはりアカネ科)とも通じるものあり。
http://forum.nifty.com/fworld/pictures/yemen0212/08.htm
78世界@名無史さん:2005/09/19(月) 11:11:20 0
コーヒーといい、カートといい、紅海対岸のエチオピアとは
交易が盛んだったみたいだね。
79ty270410:2005/10/01(土) 00:31:01 0
中世のイェメンにあったラスール朝について
日本語で読めるものがあれば教えてください!
80世界@名無史さん:2005/10/04(火) 03:32:57 0
           ,へ、        /^i       =     =
           | \〉`ヽ-―ー--< 〈\ |     ニ= ラ そ -=     
           7   , -- 、, --- 、  ヽ.    ニ= ス れ =ニ   
          /  /  \、i, ,ノ    ヽ  ヽ    =- |. で -=  
          |  (-=・=-  -=・=-  )  |    =- ル. も -=     
         / 彡  / ▼ ヽ  ミミ   、  =- な. .   ニ  
        く彡彡   _/\_    ミミミ ヽ  =- ら. .   ニ  
         `<             ミミ彳ヘ  ,r :   ヽ`   
  、、 l | /, ,  /`ーヘ、 ー--´ l| \ ̄ニ-、、   /小ヽ` 
 .ヽ     ´´,    へ\ー--‐'/,_ \   \
.ヽ し き ラ ニ.⌒  ,◎、  \ / | : ̄    \
=  て っ ス  =   /|_.|イ-、、V  ̄  : |
ニ  く. と. |  -=_/、ニEl(,,ノ : |o  i : o
=  れ.何 ル .-= 〈 ニニノ : |   ``'''―'⌒
ニ  る と. な  =ニ. _ーノ  : |
/,  : か ら ヽ、 .´/ ̄   :|
  ,r     ヽ  


81世界@名無史さん:2005/10/13(木) 19:54:35 0
1979年に起きたカーバ神殿占拠事件ってどういう背景があったんですか?
なんでも襲撃者のリーダーがマフディーを名乗ってたとか・・・
82世界@名無史さん:2005/10/24(月) 17:27:09 0
>>81
ttp://www.jiia.or.jp/pdf/global_issues/h12_saudi/nakata.pdf

(2)マッカ聖モスク占拠事件1979年11月20日、即ちヒジャラ暦1400年元旦、イフワーンの流れを汲む
約300名の武装集団がマッカ聖モスクを選挙した。彼らはモスクを訪れる予定であったハーリド国王を廃位し、
マフディー(救世主)の支配の到来を告げる計画であった。ハーリド国王は予定を変更し姿を見せなかったが、
彼らは人々にマフディーへの忠誠を要求してモスクを占拠した。軍の投入により激しい戦闘の末、抵抗は
鎮圧され、首謀者が逮捕、処刑され事件は「解決」したが、聖モスク占拠事件は、サウード王家の支配の
安定性についての議論を呼び起こすことになった。事件のイデオローグ・ジュハイマーン・アル=ウタイビーは
イフワーンの系列の思想家であったが、サウード王家の支配をそもそも認めない点で、イフワーンと異なっていた。
アル=ウタイビーによると、イマーム(カリフ)は?ムスリムであること、クライシュ族の出自、宗教の実施の
3条件を満たすことが不可欠である。更にこの条件を満たす候補者が、ムスリムたちの自由意志による忠誠の誓い
を受けることによって初めて彼は正当なイマームとなり、ムスリムには服従が義務となる。彼は当時のサウード
王家がイマームの3条件のうち?クライシュ族の出自、宗教の実施、の2つの条件を満たさず、自由意志による
忠誠の誓いを得ておらず、単なる力による覇権によって支配しているだけであるため、イマームではなく正当性
を有さず、覇権を恐れて服従することも許されるが、廃位が望ましいと述べる。つまりアル=ウタイビーは、
ワッハーブ派の認める「覇者の統治権」を認めない一方で、ワッハーブ派と異なりイマーム(カリフ)の条件
にはクライシュ族の出自が不可欠であるとしており、これは取りも直さずクライシュ族の出身でなく武力により
支配領域を拡大してきたサウード王家の支配の根本的な否定に他ならなかった。こうしてマッカ事件により、
サウード王家との「政教盟約」を根底から否定する流れがワッハーブ派内に存在することが露呈したのである。
83世界@名無史さん:2005/11/04(金) 01:25:32 0
写真もテレビも偶像崇拝として禁じていたサウジだが・・・

ネットカフェは人気だそうだな(笑)
84世界@名無史さん:2005/11/09(水) 18:13:44 O
イスラムのジハード>>>>>>ラクシズのテロ行為
http://anime.2ch.net/test/read.cgi/shar/1131453430/
85世界@名無史さん:2005/11/17(木) 14:49:29 0
聖地が単なる一つの国家内に存在するのは納得イカン。
86世界@名無史さん:2005/12/04(日) 21:28:31 0
サウジが小麦の輸出国だと知ってちょっと仰天。
砂漠の下には地下水源が大量に眠っているおかげなのだが、今のペースで
汲み上げ続けると・・・あと数十年で使い果たしてしまうそうな。
極乾燥地のことだ、再び元通りになるには途方もない年月がかかるだろうよ。
ある意味、石油の枯渇以上に切迫しているのかも。
87世界@名無史さん:2005/12/23(金) 18:43:31 0
>>85
バチカンのように聖地だけで独立するってこと?
88世界@名無史さん:2005/12/30(金) 18:56:13 0
>>86
太陽エネルギーで淡水化出来れば持続出来るんやろうけどのう。果たして間に合うか?
89世界@名無史さん:2006/01/21(土) 01:32:28 0
イエメンとサウジが国境線画定で係争中だったはずだが、
現地には柵も看板もない一面の砂漠だよね。
油田や鉱山も見当たらないし、なぜに争うのやら。
90世界@名無史さん:2006/01/21(土) 01:36:36 0
>>89
今後見つかるかも知れないから
それはどこの国境紛争でも同じ
91世界@名無史さん:2006/02/04(土) 14:25:02 0
アラビア半島諸国の中では、イエメンは珍しく油田の乏しい国だった希ガス。
資源小国の焦りがあるのかも。
92世界@名無史さん:2006/02/10(金) 01:41:07 0
大油田はペルシャ湾岸側に集中してしまっているしな。
どちらかといえば盆地や海岸など海抜の低い所に多い。
93世界@名無史さん:2006/02/10(金) 02:03:41 0
>>89
>>90に加えて、面子。
北イエメンの革命のあとサウジに支援された王党派とエジプトに支援された共和国政府の間で内戦が続いたからその遺恨もあるんだろう。
湾岸危機でも空気読めずにフセイン支持とかやっちゃったしな。
94世界@名無史さん:2006/02/18(土) 17:10:19 0
モカ珈琲があるじゃないか!
輸出できる農産物があるなんてアラビア半島諸国では
イエメンだけじゃないか?
95世界@名無史さん:2006/02/19(日) 12:30:30 0
モカコーヒーはエチオピアの産出で、イエメンは貿易中継地。
もともと「アラブ」「アラビア」というのは、ナイル川の氾濫原を外れた、
エジプトから見た東側のことで、ナイル川と紅海の間の乾燥地帯のこと。
96世界@名無史さん:2006/02/20(月) 21:16:35 0
サウジの王族ってリヤドに住んでるの?

辺境の族長とかは王族ではないんかな?
97世界@名無史さん:2006/02/25(土) 12:04:47 0
サウジ最大の建設・総合メンテ企業・SBG(ビンラーデン・グループ)
http://www2.pf-x.net/~informant/saudi/groupbinladen.htm

創始者はイエメンのハドラマウト出身とあるな。
 
98世界@名無史さん:2006/03/17(金) 23:49:39 0
尾様の家?
99世界@名無史さん:2006/03/22(水) 22:38:02 0
祝一周年!
100世界@名無史さん:2006/03/23(木) 00:27:38 0
100ゲット
101フマーユーン:2006/03/25(土) 19:01:54 0
>>96首都はリヤドということにはなっているが、ターイフだのどこだのを、一年掛けて
周る。
102世界@名無史さん:2006/03/25(土) 20:08:02 0
高校世界史レベルからのサウジ史啓蒙書ないですか?
103フマーユーン:2006/03/25(土) 20:36:41 0
短くて読み易いは、文春新書「サウジアラビア現代史」岡倉徹志
長大なのは、法政大学出版局「サウジ・アラビア王朝史」ジョン・フィルビー 岩永博・冨塚俊夫共訳  日本国際問題研究所「王国のサバイバル−アラビア半島300年の歴史−」小串敏郎
現代サウジについては岩波新書「サウジアラビア−変わりゆく石油王国−」保坂修司
爆笑トリビアものは「不思議の国サウジアラビア−パラドクス・パラダイス−」竹下節子
                                               
104フマーユーン:2006/03/25(土) 20:38:19 0
ごめん、「不思議の国」は文春新書ね♪
105世界@名無史さん:2006/03/25(土) 20:55:48 0
何か急に数人で盛り上がっては沈下を繰り返してるようなスレだな。
>>95
それはモカ港が有名になった頃のことでしょ。
イエメンは一般にイメージされる砂漠ばかりでなく急峻な山地が多く、コーヒーやカートの栽培に好適。
形の揃ったモカ豆の多くはイエメン産。

>>77
一時期、民博かどこかの誰かが出版物に乗せてしまった勘違いのせいか・・・。
khatは和名をアラビアチャノキというニシキギ科の植物。
主成分や薬効も全く違うし、葉や樹形も似ても似つかない。
栽培好適環境が似ていて、どちらも食料にならない換金作物であるという類似があるくらい。
中国には漢方として古くから知られていたらしい。
かつてはアラブ世界に広がってそうだけど、禁止されたのはいつの時代なんだろう?
106世界@名無史さん:2006/03/25(土) 21:32:20 0
禁止っつーか、コーヒーとの競争に負けたんでそ
107世界@名無史さん:2006/03/25(土) 21:51:21 0
>>106
ん?確かに一方は世界的な嗜好品、一方はドラッグという烙印を押されたけど競争ではないでしょ。
アラブ諸国でもコーヒーは広く飲まれるが、カートを噛むのは禁止されている。
でもカートを消費している地域ではコーヒーと共に供されるのが良いとされるので相性は良い。
法で禁止したりかつて中国にもたらされたからには認知はされていたっぽい。
クルアーン成立時点で知られていないモノは全て(煙草とか)、
その後に可否が決められているのだからカートにもそれがあったのでは?という疑問。
書いてて思ったけど、唐辛子の刺激は論争を経なかったのだろうか?
108世界@名無史さん:2006/03/25(土) 22:01:40 0
既にスパイスという分類ができてるから議論してもすぐおわるっしょ
109世界@名無史さん:2006/04/10(月) 18:41:29 0
初めてタバコが伝来したときはハシシの一種のように思われていたんだろうか?
110フマーユーン:2006/04/20(木) 21:39:02 0
>>109酒と同じく酩酊作用があるとして法学者たちは反対したが、数百年掛かって
広範な承認が得られた。ただし、今でも反対する学者はいる。
111ty270410:2006/04/20(木) 22:39:24 0
イエメンのラスール朝の歴史を書いた本はないでしょうか?
112世界@名無史さん:2006/05/03(水) 22:26:09 0
いまNHK「鄭和」でラスール朝が登場しているところだよ。
113世界@名無史さん:2006/05/18(木) 01:28:50 0
お願い・・・
積み荷を燃やして・・・
114世界@名無史さん:2006/05/19(金) 08:35:59 0
>>111
最近出た家島彦一先生の本に少しラスール朝について載せておられたような・・
115世界@名無史さん:2006/05/31(水) 21:04:04 0
 
116世界@名無史さん:2006/06/16(金) 00:34:55 0
>>98
創業者は彼の父。
117世界@名無史さん:2006/07/02(日) 19:25:22 0
月例巡礼に参りました。
118世界@名無史さん:2006/07/16(日) 21:35:08 0
連日暑くて頭までうだりそう・・・
カート噛むとスッキリ冴えるらしいが。
119世界@名無史さん:2006/08/05(土) 11:33:59 0
インドもそうだが、酷暑の土地では甘い味が好まれるみたいだね。
甘い材料が手に入るかはさておいても。
120世界@名無史さん:2006/08/17(木) 15:21:29 0
アラビア半島って、イラクやシリアも含まれるの?
121世界@名無史さん:2006/08/17(木) 16:17:59 O
え?
122世界@名無史さん:2006/08/17(木) 20:53:57 0
لا يحتوي نطاق شبه الجزيرة العربية
 على العراق وسوريا    
 
 
123世界@名無史さん:2006/08/18(金) 19:57:10 0
>122
もしかして、中東からのレスですか?
124世界@名無史さん:2006/08/20(日) 00:15:14 0
ヨルダンやサウジは王国と呼ばれているが、元首の本当の呼称は何だ?
125世界@名無史さん:2006/08/31(木) 10:31:59 0
>>120
含まれない。
126世界@名無史さん:2006/09/09(土) 12:18:02 0
サウジ以外小国しかないだろ
127世界@名無史さん:2006/09/16(土) 03:05:30 0
ジャーヒリーヤ時代に入って都市国家より遊牧部族が台頭してくるのは
アラビア半島の砂漠化を受けての変化なのでしょうか。
128世界@名無史さん:2006/09/17(日) 13:55:37 0
五胡十六国時代やフン族+ゲルマン民族大移動と
時期的に重なるのは偶然の一致か?
129世界@名無史さん:2006/09/17(日) 13:56:37 0
あ、気候の寒冷化をうけて遊牧民族が跋扈した時代、という意味でね。
130ty270410:2006/09/20(水) 22:07:32 0
イェーメンのラスール朝(1229〜1442)の6代目スルタンのアル・アフダル・アル・アッバスの
が編纂し『6か言語辞典』が有名です.

http://itako999.blog41.fc2.com/blog-entry-23.html

アラビア語,ペルシャ語,トルコ語,アルメニア語,ギリシャ語,モンゴル語
の6言語です.
収録語彙は7,300語ということです.

おそらく,当時の通商,政治に必要な言語を選択したのだと思いますが,
アラビア半島の南端でモンゴル語を加えているのは面白いです!
131世界@名無史さん:2006/09/21(木) 01:11:43 0
>130
アマゾンで売ってたけど、¥ 26,793 (税込み)・・・
132世界@名無史さん:2006/09/21(木) 09:34:15 0
イスラーム以前の、メッカで信仰された多神教について、日本語で読めるような研究や資料ってあるんでしょうか?
個人的にも探してみましたけど、あまり詳しく書いてあるものがなくて…。
133世界@名無史さん:2006/09/22(金) 22:51:27 0
>>132
最重要文献の一つである、イブン・アル=カルビーの『偶像の書』ならネット上で英訳が公開されている。
http://answering-islam.org/Books/Al-Kalbi/
134世界@名無史さん:2006/09/23(土) 02:55:37 0
>>133
ありがとうございます。早速がんばって読んでみます。
135世界@名無史さん:2006/09/28(木) 22:54:35 0
>>130
アフダルの息子の、ラスール朝第7代スルターンのアシュラフ2世はイエメンを訪れた
代表的なアラビア語辞典『カームース・ムヒート』の著者、フィールーザーバーディーと
自分の娘を結婚させたことが伝わっていることなどを考えると、このラスール朝
スルターンの父子はやけに辞書というものに縁があるような・・・
136ty270410:2006/10/05(木) 23:33:00 0
>>135
ご教示ありがとうございます.
なるほど,縁がありますね!

1330年ごろ,イブン・バットゥータがイエーメンを旅して
5代目スルタンのアル・ムジャヒド・アリ(1322〜1363)に
会っていますね!
家島先生の本に載っていました.
137世界@名無史さん:2006/10/15(日) 15:39:20 0
世界史板では「半島国家はヘタレ揃い」とのジンクスがあるが、
アラビア半島もそういや半島国家なんだよな。
ただし統一国家が支配したのはウマイヤ朝一回きりだが。

なんというか、可もなく不可もつけがたい地域ではあるね。
138世界@名無史さん:2006/10/16(月) 23:27:18 0
メッカはムハンマドの子孫が支配していたはずだが、
預言者以降のメッカやメディナは都市として発展してましたか?

いまいち印象薄いな。
139世界@名無史さん:2006/10/16(月) 23:50:10 0
政治的な中心がウマイヤ朝以降、ダマスカスやバグダードやカイロに移ってからも、
年に一度の大巡礼の時期には現在に比べるべくもないが、
多くのムスリムが訪れる宗教的な中心地であり続けたし、
第一、水源や耕地に乏しいヒジャーズ地方はそんなに多くの人口を養いきれないから、
イラクやエジプトやイエメンを押さえる政権に依存しないとやっていけないかと。
140世界@名無史さん:2006/10/19(木) 00:20:37 0
紅海の海運を支配していたのはどこの地域・民族が多かったのでしょう?
エジプトは、意外と紅海とナイルを結ぶ交易は少なかったようで。
141世界@名無史さん:2006/10/22(日) 09:48:50 0
オマーンがザンジバルを支配していたごろはオマーンの海軍力が突出していそうだな
142世界@名無史さん:2006/10/24(火) 00:34:22 0
UAEって100年くらい前は海賊しかいなかったのか?
143世界@名無史さん:2006/10/24(火) 02:02:57 0
>>142
世界飛び地領土研究会に詳しく乗っていた。
海賊しかいなかったみたいだ。
ttp://www.geocities.co.jp/SilkRoad-Lake/2917/syometsu/kalba.html

競馬ヲタとしてはドバイが日本の競馬市場に積極的に参入しようとしているのが謎。
別にアメリカや南米、香港でもいいだろうに。
144世界@名無史さん:2006/10/29(日) 18:00:41 0
>>139
確かに。
食糧も水も多いわけではないヒジャーズ一帯は、世界中から押し寄せる巡礼者を
どう受け入れていたのだろうな。
富裕な巡礼者からの寄進もあったろうけど、食糧や燃料などは輸入に頼っていたのかな。
145世界@名無史さん:2006/11/01(水) 00:28:31 0
そういや紅海の海運で栄えた民・国ってあまり耳にしないな。
メッカ詣での巡礼客も船で大勢来たろうに。
146世界@名無史さん:2006/11/08(水) 20:09:53 0
アカバ
147世界@名無史さん:2006/11/14(火) 23:04:50 0
シバの女王やソロモン王がそうだろうか?
148世界@名無史さん:2006/11/15(水) 18:23:39 0
>>143
レースの内容に比較して賞金が高いからじゃないの?
149世界@名無史さん:2006/11/20(月) 01:16:45 0
>>145
オマーンは紅海も牛耳ってたのだろうか。
150世界@名無史さん:2006/11/20(月) 14:01:11 0
sage
151世界@名無史さん:2006/12/06(水) 23:53:09 0
>>145
14〜15世紀ぐらいまでは入り口のアデンで止まっちゃうのが殆ど。
マムルーク朝エジプトはそれに対抗して紅海直行ルートを開いた。
他にはマッサワを擁するエチオピアとか、
152世界@名無史さん:2006/12/16(土) 20:38:47 0
そういやエジプトやスーダンの紅海沿岸にはこれといった都市はないようだね。
陸運が過酷すぎるせいだろうか?
153世界@名無史さん:2006/12/17(日) 01:23:43 0
一応、メッカ巡礼の中継港はそこそこあったよ。
ただ、地図帳見れば分かるけど、あそこら辺山地だから…。
アラビア半島側には、沿岸部の平地とキャラバンルートがあったけど。
154世界@名無史さん:2006/12/17(日) 01:27:54 0
スーダンにはポートスーダンという重要港湾都市があるでしょ。
それにエジプトとスーダンには紅海沿岸の国境紛争があるし。
155世界@名無史さん:2006/12/17(日) 21:53:46 0
昔は山超えるより、カイロ経由でナイル川上るルートの方が効率よかったわけだ。
船で行くにしても歩きで行くにしても、川なら水も食料も不自由しないし。
156世界@名無史さん:2006/12/26(火) 23:40:58 0
ナイルってわりかし便利な所に流れてんだな
157世界@名無史さん:2007/01/20(土) 12:48:57 0
ビンラディン家の出自や系譜に詳しい方います?
ググっても父親の代止まり・・・イエメンの出らしいのですが。

もとから代々豪商だったのか、父の代に一代で成り上がったのか、はてさて。
158世界@名無史さん:2007/01/27(土) 21:10:29 0
いま「世界・不思議発見!」でバーレーンの古代遺跡を放送中!
テレビに登場するのは初めてかも。
ディムルンについても取り上げる様子。
159世界@名無史さん:2007/01/28(日) 14:08:44 0
>>157

イエメンのハドラマウトってのが出自らしいね。サウジの財閥の大方はここが
出身ということでも有名。親父が裸一貫から建設会社を始めて成功した。
160世界@名無史さん:2007/01/28(日) 14:12:57 0
>>159
へジャスという国が、現在のサウジ南部からイエメンの一部にかけて存在。
一族はそこの出身
161世界@名無史さん:2007/01/28(日) 14:31:15 0
>対トルコ独立を画策したメッカ、メジナの支配者へジャスのフセインは
>イギリスの支援を受け独立しますがイギリスと対立しイギリスに見捨てられ
>北上してきたイブンサウドにへジャスを奪われ完全に消滅しました。
http://www.fuji.ne.jp/~redstar/ottman4.html
162世界@名無史さん:2007/01/28(日) 14:33:42 0
163世界@名無史さん:2007/01/28(日) 14:38:20 0
>※ハドラマウトは古くから香料貿易で栄えた地域で、中世から北アフリカや東アフリカ、
>インド、東南アジアなどへ多くの移民が渡っていった。現在インドネシアやシンガポール
>に住む数十万人の「アラブ人」は多くがハドラマウト出身の商人で、1930年代には
>彼らからの送金でハドラマウトは潤い、住民は輸入米を主食とするようになったため、
>農業が低迷した。ところが1940年代に東南アジアが日本軍に占領されると、移民から
>の送金が途絶え、ハドラマウトは43年と46年に飢餓に襲われるハメになった。
>一方で、日本軍占領下で高揚したインドネシアの民族主義の影響を受けて、1950年代
>からハドラマウトではスルタンへの改革要求や反英闘争が盛んになっていった。
http://www.geocities.co.jp/SilkRoad-Lake/2917/syometsu/shuchoyemen.html
164世界@名無史さん:2007/01/28(日) 14:47:44 0
>>159
車は切り立った崖の間の道を下っていった。
左側の崖の下には緑に生い茂ったパームツリーと密集して建つ村があった。
ここはこの辺りで金持ちのブックシャーン家の統治するところである。

このハドラマウド渓谷の支流のひとつのワディ・ドアンには大きな3つの族がある。
ひとつはブックシャーン家で他にアルメフバ家とビンラディン家がある。
あのオサマ・ビンラディンは生まれてすぐにサウジアラビアに移ってしまった。
http://www.geocities.jp/rihoh2/yemen-2.html
165世界@名無史さん:2007/01/28(日) 16:37:12 0
>>158
ディルムンじゃないの?
166世界@名無史さん:2007/02/24(土) 07:11:23 0
>>159-164

超亀でしたが、詳しい回答ありがとうございました。
167世界@名無史さん:2007/02/28(水) 22:39:59 0
12世紀末のアラビア半島は、イエメンにアイユーブ朝が勢力を伸ばしてましたが、
ペルシャ湾岸や紅海沿岸部はどのような勢力がいたのでしょうか?
168世界@名無史さん:2007/03/10(土) 23:15:24 0
イエメンって農耕アラブ人の国だっけか
169世界@名無史さん:2007/03/14(水) 20:03:39 0
>>167
基本的には都市国家。ペルシャ湾ではキーシュ島と旧ホルムズ(ホルムズ島ではなく、
すぐ北のイラン海岸にあった)、紅海アフリカ側にはゼイラ、スワーキン、アイザーブ等。
これらはセルジューク朝など内陸の有力国家に臣従していた。
キーシュなどはベンガル地方にまで艦隊を派遣したそうだが、その度の過ぎた行為に
より12世紀頃にはペルシャ湾に商船が寄り付かなくなりその勢力は衰えたらしい。
170世界@名無史さん:2007/03/14(水) 23:25:13 0
>>169
ありがとうございます。あの地域に都市国家があったということは全く
知りませんでした。12世紀末だと、アイユーブ朝とかバグダッド・カリフ
に臣従していたのでしょうか?

あと、もし宜しければその辺りに詳しい文献などを教えていただけると
嬉しいです。
171世界@名無史さん:2007/03/26(月) 20:53:19 0
やっと規制が解けたわ

>>170
>12世紀末だと、アイユーブ朝とかバグダッド・カリフ
>に臣従していたのでしょうか?
そのようですね。キーシュはカリフ・ナースィルの時代に、セルジューク朝から
アッバース朝に臣従対象を乗り換えたそうです。

これらは、家島彦一『海が創る文明〜インド洋海域世界の歴史〜』朝日新聞社に詳しいです。
172世界@名無史さん:2007/03/28(水) 10:14:00 0
>>171
文献まで薦めていただいてありがとうございます。早速読んでみます。
173世界@名無史さん:2007/04/02(月) 19:47:42 0
アラビア半島は昔から砂漠だったんですか
174世界@名無史さん:2007/04/12(木) 23:49:37 0
ザイード朝って事実上世界最長寿王朝になるんでしょうか?
175世界@名無史さん:2007/04/16(月) 00:42:50 0
イエメン〜オマーンあたりは長命王国が多いな。
あそこまで攻め込む外敵が少なかったせいかもな。
176世界@名無史さん:2007/04/30(月) 16:39:44 0
>>174
建国年が定かでないものの、
ざっと1100年は続いたかもな。恐らく史上最長かも。
177世界@名無史さん:2007/05/13(日) 10:40:11 0
イエメン独立が1962年か。
継承者はまだ生きているんだろうか?
178世界@名無史さん:2007/05/14(月) 11:58:05 0
>>143
金持っている割には(市場規模が大きい割には)、持っている馬匹がヘタレだから。
179世界@名無史さん:2007/06/30(土) 13:52:00 0
180世界@名無史さん:2007/07/15(日) 05:36:21 0
>>169
今のカタール・バーレーン・UAEなどの起源は
それらの都市国家の首長だったんでしょうか?
181世界@名無史さん:2007/07/19(木) 00:37:55 0
13世紀のアラビア半島内陸部の勢力図に関心があります。
当時、ペルシャ湾岸にはシーラーフ商人などが拠点を確保して
いましたが、ルブアリハリ砂漠についてはベドウィンなどの遊牧民が
点在していて集中的な権力はなかったという認識で良いでしょうか?

また、当時のベドウィンの部族の名前などが分かると嬉しいです。
182世界@名無史さん:2007/07/19(木) 02:04:28 0
手持ちのマムルーク朝関係の本にシリアのベドウィンについてならいくらか載ってたけど
アラビア半島は・・・
183世界@名無史さん:2007/08/11(土) 13:16:30 0
原油価格が下がりだしてるから
昔の遊牧民に逆戻りかな?
マーケットリポート
http://kft.livedoor.biz/
184世界@名無史さん:2007/08/11(土) 15:18:53 0
>>180
湾岸には都市らしい都市はなかった
これらの首長は日本で言えば村上水軍とか九鬼水軍とか
要するに海賊の頭目
185世界@名無史さん:2007/08/13(月) 12:57:51 0
>>137
見方を大きく見れば西欧も大きな半島といえる
186世界@名無史さん:2007/08/15(水) 13:18:38 0
アラブが見た十字軍という本を読んでいるけど、第一回十字軍の際
分裂して互いに争っていたということがあるにせよ、あと一歩で勝つという
ところで仲間割れしたり、隣の領主が勝つよりは十字軍が勝ったほうが
まだましだと密告したり、勝てそうもないと見るや金銀財宝道案内を
申し出たり、恐れをなしてぐだぐだしている間に体勢立て直されてたり、
この人たちは本当にどうしようもないと思えてくる。
本当にこんな人たちがビザンチン滅亡させたり、ヨーロッパを席巻したのだろうか?
187世界@名無史さん:2007/08/15(水) 14:07:52 0
平和になるとそんなもんだよ。
世界史みればいくらでもw
188世界@名無史さん:2007/08/15(水) 15:04:46 0
タリバンとアルカイダがイスラム圏を統一して、熱に浮かされて
どんどん攻め込んでいったようなもんだから。その陰で粛清されて
殺されていった人間の数は不詳。

189世界@名無史さん:2007/08/15(水) 18:22:05 0
外部からの侵攻を受けても、攻められた側がお互いバラバラの政治状況では
対応はその問題に直面した勢力しか行えないものなんだろう。

13世紀半ばにバトゥ率いるモンゴル帝国軍がルースィや東欧に攻め込んだけど、この時も
ルースィの諸都市は全体で団結する間も無く各個撃破され、ノヴゴロドのアレクサンドル・
ネフスキーやガリーチのダニイルみたいにモンゴル軍側に帰順した諸侯もいた。
欧州に到達した時もハンガリー王国やポーランドなども各個撃破の状態で、ハンガリー王国が
2年間もモンゴル軍に国土を蹂躙されていたが、ハンガリーから救援要請を受けていたはずの
神聖ローマ皇帝やフランス国王などは自分達の内外の対立にかまけて有効な手を施さぬまま、
何時の間にモンゴルの撤退を受けている。フレグが西アジアへ侵攻してきた時もだいたいこんな
感じだったが。

十字軍が侵攻して来た時も、シリア周辺のセルジューク朝系勢力は自分達の領土の獲得と、
イラン・イラクでのセルジューク本家の当主位を巡ってバラバラに内部闘争の真只中だった。

幸いモンゴル帝国みたいな国家クラスの大規模な侵攻を受けた訳では無く、100年くらい前に
バイキングがノルマンディーやシチリアを占領したような、中小の諸侯クラスの軍がバラバラに
侵攻して来て各々が領土を奪取して来たので彼らが獲得した土地も、シリア周辺現地の政治勢力と
似たような規模だったが。

これに対抗出来そうなのはファーティマ朝くらいだったが、自分達の領土が直接襲われでもしない
限りは殆ど行動をしていない。平和云々はこちらの方が合っているかも。
190世界@名無史さん:2007/08/18(土) 17:29:51 0
乳香って売ってますね。実際嗅いだらいいニオイなのでしょうか。
191世界@名無史さん:2007/08/21(火) 21:10:36 0
半田ごてで半田付けしたことある?
あのニオイに近い
192世界@名無史さん:2007/08/21(火) 21:54:33 0
ハンダの匂いが宝の扱いだったとは。練乳みたいな香りと思ってた。
これは知らないほうがよかったかも。
シバの女王はハンダの乳香をソロモン王に贈ったのか。
193世界@名無史さん:2007/10/15(月) 01:29:31 0
>>191
鉛が入っていた時代と今では匂いが違うと思うが
194世界@名無史さん:2007/11/08(木) 10:04:42 0
オマーンのカブース国王の妹ブサイナ王女は、日本人との混血。
前国王が来日した際、神戸で美人見初めて結婚。
しかしその女性は娘を産んだ後、病死。
幼い姫は父と共に砂漠の国へと旅立った。
195世界@名無史さん:2007/12/21(金) 16:54:02 0
原油高すぎ><;
196世界@名無史さん:2007/12/21(金) 17:09:37 0
>>195
 この前の国営放送で、価格100の内、50が実需、30がヘッジファンド、
20が年金基金、と解説してたな
197世界@名無史さん:2008/03/07(金) 07:08:11 0
世界の支配層どもは

原油暴騰でアラブ、ロシア産油国を潤わせて
軍備を強化させて、バルカンの不安定化をそそのかす

EU・アメリカ経済失速、大統領選の混乱で

世界最終戦争とやらの準備を着々と

中露が一枚岩でないのがいやらしい
さてどこが勝者か
198世界@名無史さん:2008/04/07(月) 16:11:54 0
岡山
199世界@名無史さん:2008/05/05(月) 09:07:11 0
都市は沿岸部に集中
内陸部には遺跡もろくにない
昔から砂漠だったんだな
200世界@名無史さん:2008/05/06(火) 23:57:58 0
T・E・ロレンスの自伝、 角川文庫ソフィアの「砂漠の反乱」178ページには、
「7月16日の夜明けにわれわれは、ムルから出発した。」と記述されている
のですが、前後の流れからみると9月16日の間違いではないかと思われます。
 これは、元々の原文通りなのか、誤訳なのか、誤植なのか、ご専門の方、
ちょっとお教え下さい。



201世界@名無史さん:2008/05/20(火) 10:16:03 0
アラブを儲けさせるな!
原油なんて買うな!
202世界@名無史さん:2008/05/20(火) 11:06:52 0
そうだ油揚げを買おう
203世界@名無史さん:2008/05/21(水) 16:39:42 0
ペルシャ湾沿いのところ、今の国でいうとクエートとかカタールとかアブダビとかバーレーンとかが
アラブ圏になったのは以外に遅くて、オスマン王朝支配期に入ってから。
それまではペルシャ湾は文字通りペルシャの内海。
かつてはインド洋の西半分を支配したオマーンのスルタンももともとはペルシャ系。
204世界@名無史さん:2008/05/23(金) 06:53:56 0
>>203
ひとつ疑問。
何を持って「アラブ圏」とみなしているの?
205世界@名無史さん:2008/05/31(土) 21:58:21 0
>>200 の続きである。
 ロレンスは、1917年7月に南からアカバ港攻略に成功し、いったんエジプトのカイロの英陸軍情報部に補給の
相談に出向いた。そして、補給のなった9月に紅海沿岸のアカバから死海の東側を内陸進攻した。アレンビー司
令官が地中海側からトルコ領の占領を図るのに呼応した陽動作戦だった。
 結局、1918年10月にダマスカス入城をもって作戦成功となるのだが、なぜ「砂漠の英雄」では2か月日付が早
いのかが謎である。単なる誤訳なのか、カイロ行きを秘密にする意図か、地名の解釈間違いか。
 ともかく、高等教育を受けた大英帝国の能吏たちが、如何に主体的に植民地支配に取り組んでいったのかが、
よく実感できた。ロレンスが自分の歴史家としての視点でアラビアの人物たちを分析評価し、応対していったか
とか、歴史学は教養ではなくビジネスの武器になりうるようである。
206世界@名無史さん:2008/06/21(土) 21:36:11 0
最近のバイオ燃料批判は不当。バイオ燃料を批判するなら、コーヒーやカカオ等の贅沢品生産も非難すべき。

贅沢品生産のために貴重な水と土地を使うんなら、燃料生産に使うほうがまだまし。

養蚕向けの桑栽培、ワイン向けのぶどうなんかも非難しろ。こういう例はほかにもあるだろ。

バイオ燃料だけに対する非難は、産油国の陰謀から始まった可能性が高い。よく注意しよう。

また、バイオ燃料の生産拡大は、原油価格高騰のスピードを弱める要因になるだろう。

バイオ燃料がなければ、投機筋はさらに強気になっていただろうから、原油価格はもっと上がっていたかもしれない。

なお、食料価格高騰は日本にとって食料自給率回復の絶好の機会と捉えるべき。
207世界@名無史さん:2008/08/02(土) 12:23:45 0
>>203
言語と、帰属意識。
208世界@名無史さん:2008/10/11(土) 20:39:54 0
そうだ、紅海へいこう
209世界@名無史さん:2008/10/12(日) 08:26:17 0
よく、アジアで列強の植民地にならなかったのは日本とタイだけみたいな
言い方するけどオマーンもそうじゃね?一時ポルトガルに占領されたけど
内陸ではイマーム政権が存続して自力でマスカットを奪取したし、日本よりも
早く「帝国」を築いてイギリスやペルシアと張り合ったし。まぁその後鎖国だけど。
だからアジア・アフリカで植民地経験がないのは日本・タイ・オマーン・エチオピアでガチ?
210世界@名無史さん:2008/10/12(日) 13:34:07 0
日本 敗戦でアメリカに全土を軍事占領されて主権喪失
エチオピア 第二次大戦中、イタリアに征服されて一時イタリア領
211世界@名無史さん:2008/10/12(日) 16:08:01 0
何故か中国とイランが抜ける件
212世界@名無史さん:2008/10/12(日) 20:41:45 0
中国とイランは半植民地化された件。
日本はGHQによる占領であり主権は失っていない件。
213世界@名無史さん:2008/10/12(日) 21:28:42 0
GHQの占領で主権は失っている。
だからサンフランシスコ平和条約による講和により主権回復=独立

植民地とはちがうが、まともな独立国でなかったのは事実。
軍事占領された上、外交権を失い、憲法も内政も介入されまくりの間接統治で、
保護国や半植民地とたいしてかわらない。
214世界@名無史さん:2008/10/12(日) 21:53:08 0
んで、オマーンは?
215世界@名無史さん:2008/11/25(火) 01:43:08 0
ttp://www.cinemabox.com/schedule/times/soon.shtml
ttp://lawrenceofarabia.jp/
アラビアのロレンス 完全版 ニュー・プリントヴァージョン
12月20日(土)ロードショー
テアトルタイムズスクエア

http://news.pia.jp/pia/news.do?newsCd=200811050006
そこで「年配の映画ファンだけでなく、若い人に名作の魅力を味わってもらいたい」との想いを込めて当日800円という料金を設定した。
本作は上映時間227分の大作のため一般料金は2000円となるが、小・中・高校生は半額以下の値段で鑑賞できる。
216世界@名無史さん:2009/02/20(金) 18:11:57 0
age
217世界@名無史さん:2009/02/20(金) 18:30:14 0
オスマン帝国も列強の半植民地?
218世界@名無史さん:2009/02/20(金) 19:37:17 0
セーブル条約の内容が履行されたら、そう言えるだろうが、
第一次大戦じゃ一応ドイツ側について戦ってるから微妙だな。

半植民地とか言ってるわりに、アラブとかずっと支配してたし、
エジプトやリビアも第一次大戦直前まで宗主権下においていた。
219世界@名無史さん:2009/02/21(土) 20:34:59 0
13世紀ごろのアラビア半島の部族の分布図(勢力図)みたいなものってない
物でしょうか。イエメンやメッカ周辺は比較的資料があるのですが、現在の
オマーンやサウジ、UAEあたりの部族分布がわかりません。
220世界@名無史さん:2009/06/14(日) 20:34:43 0
221世界@名無史さん:2009/07/17(金) 13:46:33 0
>>217-218
最近の研究では、オスマン帝国の官僚や軍人がアラビア半島を
植民地のように見なしていたことが明らかにされている。
222世界@名無史さん:2009/07/28(火) 22:53:29 0
これは明らかに独占だ、必須燃料の独占が許されるのか

吊り上げてる産油国に制裁と

原油に投資してる奴に厳罰を与えるべき

だと思います。
223世界@名無史さん:2009/08/02(日) 21:58:00 0
明日、NHKのBSでアラビアのロレンスについての番組が放送されるぞ。

http://cgi4.nhk.or.jp/topepg/xmldef/epg3.cgi?setup=/bs/premium8-tue/main
224世界@名無史さん:2009/08/03(月) 22:14:32 0
>>222
それよりガソリンや原油に上乗せさせてる税金下げたら劇的に下がるぜw
225世界@名無史さん:2009/09/18(金) 15:36:28 0
226世界@名無史さん:2009/09/20(日) 04:57:23 0
アラブ諸国の中でもイエメン人は、「アラブ人の源流」としての血筋の由緒正しさを
誇る一方で、侮蔑をこめて「アラブの田舎」「アラブの秘境」と呼ばれている。
一人当たり国民所得、識字率、平均寿命のどれをとっても、イエメンはスーダンと
並んでアラブ世界の底辺に甘んじてきた。
「沙漠」のイメージが強いアラビア半島の中で、イエメンは国土の大半が山岳地帯であり、
人々は山の頂に集落を構え、互いの行き来を最小限に止めながら自給自足的な
生活を送っていた。
20世紀に入って、他のアラブ諸国がそれなりの「近代化」を歩み始めたときも、
孤高を保つ北イエメン地域では歴代イマームによって採用された「鎖国」政策の
ために、庶民はラジオなどの「近代機器」の所有を禁じられ、道路、学校、医療施設
などもほとんど存在しなかった。
227世界@名無史さん:2009/10/06(火) 13:49:00 0
中世は結構栄えてたような
228世界@名無史さん:2009/10/25(日) 21:53:22 0
当たり前
229世界@名無史さん:2009/12/13(日) 21:47:44 0
最近アラビアに関して興味を持ちました。
が、生活史関連は過去ログ化してしまったようで残念です。

中世アラビアの生活
http://academy3.2ch.net/test/read.cgi/whis/1079366492/

上記スレのログをお持ちの方がいらっしゃったらupして頂けないでしょうか。
datでも構いませんのでよろしくお願いします<(_ _)>

http://www.dotup.org/
230世界@名無史さん:2009/12/14(月) 01:05:46 0
231世界@名無史さん:2009/12/14(月) 13:20:42 0
>>230
おおおおお、こんなサイトがあったんですね!
本当にありがとうございます。・゚・(つд`)・゚・。感謝です!
232世界@名無史さん:2010/03/16(火) 21:57:12 0
233名無し募集中。。。:2010/03/16(火) 23:13:40 0
234世界@名無史さん:2010/03/17(水) 01:03:15 0
>>226
2ちゃんねる的に大阪のようなものか。
235世界@名無史さん:2010/03/17(水) 01:37:05 0
イラクはイスラム教徒の支配下になった時に
アラブ人の部族が流れ着いてアラブ化したと
ウィキペディアにかいてあったが
じゃあアラブ人が住み着く前は誰が住んでたの?
ペルシャ人?
236名無し募集中。。。:2010/03/17(水) 07:42:03 0
>>235
ササン朝ペルシアの支配下
237世界@名無史さん:2010/03/17(水) 12:44:19 0
じゃあイラクの地は
元々ペルシャ人が住んでいたわけか
238世界@名無史さん:2010/03/17(水) 19:58:29 0
土地、人の血統、人の帰属意識、言語は、それぞれ別々に伝わるというか、もともと結びつきの薄いものだ。
日本のような、太古から、居住地が一定、大規模な移民や移動がなく、倭・日本という紐帯意識を持ち、言語が
変容したり別の系統の言語を受け入れたりしたこともない、というようなのは特殊な例だ。
そういう感覚で世界史をみていると。訳判らなくなるぞ。

古代は勿論、遅い時代まで、広域統治の手段として、反抗的な集団を遠方に分散移動させる、
代わりに友好的な集団に土地を与えたり、別の反抗的な集団を住まわせたりするということが
行われてきた。
239名無し募集中。。。:2010/03/17(水) 20:18:23 0
中東はアッシリア人やクルド人やペルシア人がいる
240世界@名無史さん:2010/03/17(水) 21:13:52 0
日本の場合弥生人の進入が最後の異民族の進入だったから
241世界@名無史さん:2010/03/17(水) 21:17:22 0
>>238日本人て意識ができたのは明治になってからでしょ
242世界@名無史さん:2010/03/19(金) 03:44:34 0
>>235
バビロニア人。
末裔は、現代アッシリア人。シリアに三つか四つ村落が残っている。
243世界@名無史さん:2010/07/24(土) 21:58:17 0
アラビア半島はほぼアラブ人単一状態?
244世界@名無しさん:2010/07/25(日) 08:58:16 0
>>242
バビロニアのカルデア人とアッシリア人は別でしょ。
アッシリアは新バビロニアに滅ぼされた。
>>235
イラクは元々メソポタミア文明を作ったシュメール人、その後来たアッカド人、
カルデア人、アッシリア人などが住んでいた。
フセインは自分を新バビロニアのネブカドネザル王と名乗っていたし、
私は
イラク人=アラブ化したカルデア人 シリア人=アラブ化したアラム人 
エジプト人=アラブ化したコプト人 パレスチナ人=アラブ化したペリシテ人
レバノン人=アラブ化したフェニキア人 サウジアラビア人=元からアラブ人
と考えています。
245世界@名無史さん:2010/07/25(日) 16:23:53 0
イエメンにはユダヤ人社会があったようだね。
他のアラビア半島にもあったのかな。
246世界@名無史さん
>>245
クルアーンにはマッカのユダヤ人金貸しが出てくる。