1 :
世界@名無史さん:
彼は何の目的でイスラームを立てたのか。彼は何がしたかったのか。
聖クルアーン(コーラン)はどのようにして創られたのか。また、本当に一人で創ったのか。
彼の体験・思想が聖クルアーンのどの箇所に影響しているのか。
彼はただの電波だったのか。
ムハンマド(彼の上に平安あれ)の生涯や、彼に関する諸々の話を皆で語りましょう。
なお、ムハンマド(彼の上に平安あれ)以外のイスラームに関する話は他のスレで行ってください。
関連スレッド
イスラーム史総合スレ
http://academy2.2ch.net/test/read.cgi/whis/1007890822/
2
3 :
世界@名無史さん:03/08/11 00:54
まず彼は中世の人である。
で、臨死体験をしてしまった結果、それを神秘体験と本人が勘違いして
どんどんエキセントリックになったというのが実情じゃないかな。
4 :
世界@名無史さん:03/08/11 00:58
ちなみに、これは俺個人の意見というより立花隆の臨死体験を読んでの感想。
何年も読んでいないので詳細は忘却したが、聖ヨセフもかつてユダヤの地で
悪徳役人として自堕落な日々をおくっていたが、ある日、急病になって神秘体験
した。それが引き金となって急に「目覚めて」以前とちがう人格となり、
ローマを目指して布教にいくわけだ。
これは、臨死体験した人に良く見られる心理状態と人格改変らしい。
そんな馬鹿な!という前に一度立花隆の本を読んでみてはどうだろうか。
宗教の「神秘体験」なるもの実態やそこに至る心境が解説されていてなかなか
おもしろいと思ったのだが。
話にならんという前にまずよんでからレス暮れ。話はそれからにしようじゃないか。
臨死状態でなくても、トランス状態とかクスリでの幻覚とか、神秘体験なんて珍しいことじゃない
6 :
世界@名無史さん:03/08/11 02:11
珍しくなくても動機付けには十分だと思うのだが。
7 :
世界@名無史さん:03/08/11 02:16
第一、2人とも俗物その者の商人と自堕落役人だったのが、
急に「人が変わる」わけだ。
中世や古代は医学に対する洞察が現代より劣っているのは確かだし、
自分に起こった体験を脳内で合理化しようとした時に神様と結びつけるのは
ごくごく当然の事だと思われ。
そして、記憶すら歳月の流れと共に「自分がそう思いたいと思う」方向に
代わっていく(このあたりの心理状態は心理学あたりで聞いた方がよろしいかと)
で、神様と結びつけた人々は人によって異なる反応をしただろうが、中でも
この手の人の中にはムハンマドやヨセフのように行動しちゃう人も出る。
そういう事が発端でないかな。
8 :
世界@名無史さん:03/08/11 02:19
だから、電波といえば電波なわけだが、それは現代人の常識ー
つまり、医学的な根拠や心理学を知った俺たちーいわばある意味、
神の視点だよな。
今と当時の人々の反応は異なるだろうなと。
まあ、人工的な「神秘体験」はオウムでもやってたしね。
異端アリウス派の僧侶が背教して新宗教をデッチ上げた。
それ以来世界は分裂と混乱の災いの中にある。
彼は地獄の第八界に落とされた。彼の名に呪いあれ。
....と米南部のキリスト教原理主義者は信じてるんじゃないのか?
そのムハンマド、ヨゼフの電波仲間にパウロもいれてやってくれ
>>4 そのヨセフとは何者だ? 聖人になっている「ヨセフ」は、イエスの父親しか思い当たらんが。
14 :
世界@名無史さん:03/08/11 23:55
東方のゆんゆん三博士の出番ですなw
ムハンマドと仏陀とイエスは本当に会ってみたい。
神聖か真性かこの目で確かめたい
16 :
世界@名無史さん:03/08/12 00:05
>>15 釈尊はデムパな哲学者という程度だけど
イエスとムハンマドは本物の基地害だろう
↑その「デムパな哲学者」を「釈尊」と呼ぶDQN。
18 :
第20軍団兵:03/08/12 12:58
ジブリール(ガブリエル)との交信を「てんかんの発作?」って言っていた香具師がいたな。
ゲーテだったか?
ブレインヴァレーか?
20 :
世界@名無史さん:03/08/12 13:13
ムハンムドはメッカの偶像を破壊したけど、なんで神殿の隕鉄だけ残したの??
なんでー。
21 :
世界@名無史さん:03/08/12 13:32
電波を受信したからさ
22 :
世界@名無史さん:03/08/12 14:16
23 :
第20軍団兵:03/08/12 14:24
>20
人間が作ったものではないから&天から降ってきたものだから。
-->アッラーから下されたものだから。
24 :
世界@名無史さん:03/08/12 14:32
ちょっと待ってくれ。
ムハンマドはカーバ神殿の黒石が隕石だと思ってたのか?
25 :
世界@名無史さん:03/08/18 00:53
あげ。
26 :
世界@名無史さん:03/08/18 01:01
27 :
世界@名無史さん:03/08/19 04:00
ムハンマドは若い頃、ネストリウス派の説教者の
影響を強く受けていたというのは本当ですか?
28 :
世界@名無史さん:03/08/19 04:03
あと、ムハンマドは、三位一体のことを
「創造主・イエス・マリア」を三つの神として崇拝している事だと
勘違いしていたというのは本当なのでしょうか?
29 :
世界@名無史さん:03/08/28 13:50
30 :
世界@名無史さん:03/10/11 16:03
muhanmado
31 :
世界@名無史さん:03/10/11 16:15
イエスはパウロ教とも言われるほど
弟子たちがその教義を確立したわけだが
ムハンマドは個人でやってのけたのか?
まー、ムハンマド自身キリスト教を参考にしてイスラム教をつくったんだろ。
32 :
世界@名無史さん:03/10/11 16:20
ムハンマドは15も年長のハディージャとケコーンして、40で啓示を受けるまでの間、何をしていたのでしょう?
33 :
世界@名無史さん:03/10/11 16:32
キャラバンじゃないの?
34 :
世界@名無史さん:03/10/11 16:38
35 :
世界@名無史さん:03/10/11 18:32
ムハンマドが美男子だったというのは本当?
それともムスリムがつくりあげた伝説?
36 :
世界@名無史さん:03/10/12 09:19
>>35 15も年長の金持ち未亡人とケコーンするくらいなら、悪くはなかったんじゃないの?
「アル=アミーン」(信頼できる者)といわれるくらいだから、顔より人望があったのかな。
>>32 そりゃ、ムハンマドの本業は商人だったんだから商売していたんでしょ。
俺も金持ちの未亡人と結婚したい。
39 :
世界@名無史さん:03/10/13 13:21
日本語で読める伝記で楽に読めるの何?
イスラムでぐぐれ。
41 :
世界@名無史さん:03/10/13 15:00
>>39 井筒俊彦『イスラーム生誕』人文書院 1979
小杉泰『ムハンマド―イスラームの源流をたずねて』山川出版社 2002
後藤明『ムハンマドとアラブ』東京新聞出版局 1980
嶋田襄平『マホメット―預言者の国づくり』清水書院 1975
藤本勝次『マホメット―ユダヤ人との抗争』中公新書 1971
牧野信也『マホメット』講談社 1979
イブン・ヒシャーム、嶋田襄平訳「マホメット伝」『インド アラブ ペルシア集』
筑摩世界文学体系9 筑摩書房 1974
モンゴメリー・ワット、牧野信也・久保儀明訳『ムハンマド―預言者と政治家』
みすず書房 1970
日本語で読めるムハンマドの伝記の主なものとしてはこれぐらいか。
この中では井筒俊彦『イスラーム生誕』と小杉泰『ムハンマド』が読みやすいし、面白かった。
43 :
世界@名無史さん:03/10/13 15:30
>>13 ヤコブの息子じゃねーの?遺作の孫。アブラハムの孫
ファラオの忠臣
>>43 そん時代にはローマなんか存在しないわけだが。
野っぱらに宣教しにいったわけじゃあるまいし。
一体、いかなるヨセフかワカラン。
>>44 神の恩寵による奇跡によってタイムトラベルしたんだよ。
時間と言うもの自体、神の被造物だ。
46 :
世界@名無史さん:03/10/13 21:51
いま文庫本の「臨死体験」を本棚からだした
17章にパウロのことが詳しくのっているがヨセフという人物の名はみつからない
47 :
世界@名無史さん:03/10/13 22:09
>>43 >遺作の孫。
藁田。のはエロゲのしすぎ?
やりすぎです。
49 :
世界@名無史さん:03/11/19 17:59
age
50 :
世界@名無史さん:03/12/28 16:31
age
51 :
世界@名無史さん:04/01/29 18:11
クルアーンに異本は存在しないとされるが、
闇に葬られたムハンマド外伝なんて過去には結構あったのかしら・・・
クァルーン
القرآن الكريم
54 :
世界@名無史さん:04/01/31 07:39
ムハンマドの絵ってないですか?
子供の頃に一度だけ見た事有るけど外見サンタクロースみたいな人だった。
>>4 立花はまともな学者には相手にされないデムパ。
>>8 現代人が昔の人より物事が見えてると思ってる時点で基地外。
>>16 教養なさすぎ。お前は存在自体が論外。
56 :
世界@名無史さん:04/02/02 17:42
>>16 そーゆーアンタはとーぜん釈尊の哲学を理解してんだろーな。(藁
57 :
世界@名無史さん:04/02/12 01:25
>>54 社会科の資料集に顔つきの絵があったが・・・あれは?
>54,57
それはありえない。教科書に出ていたとしても頭部が描かれていないか白い炎の形を
しているはず。
サンタクロースのような肖像画はおそらくオスマン帝国のスルタンではないでしょうか。
>60
> 5つ目はイギリスグラッドストーンパーク小学校の小学生ムハンマド君の自画像です。
あっ、・・・ムハンマド君にも平安あれ。
日本のイスラーム史関係の書物でムハンマドを描いた絵画として掲載されているものの多くは、
エディンバラ大学図書館(Edinburgh University Library)所蔵のラシードゥッディーン
(Rasīd al-Dīn Fazl Allāh Hamadānī/رشيد الدين فضل الله همدانى)の『集史』
(Jāmi‘ al-Tawārīkh/جامع التواريخ)の挿絵のような気がするが。
あぼーん
64 :
世界@名無史さん:04/03/10 21:51
age
65 :
世界@名無史さん:04/03/22 08:36
人格的にはどういう人物だったんですか?>ムハンマド
66 :
世界@名無史さん:04/03/29 23:40
自己顕示欲旺盛の俗物に決まってんじゃん!!
67 :
世界@名無史さん:04/03/30 15:35
現代にはあってないだろうけど
当時としてはそこの風土に適した現実的な宗教だと思う。
んで、ムハンマド現代に現われたら多少電波っぽくはあっても
理想と現実を上手い具合に組み合わせるんじゃないかな。
決して現実とは乖離しない形で。
まあ、またそれで数百年後
時代遅れになるのが難ではあるが。
70 :
世界@名無史さん:04/04/12 09:42
>>65 優しい人だったんじゃないの?
伝記読むと温厚そうで、とても聖戦とかしそうには思えないが・・・
大昔の基地、電波風は奇特とされ社会性を持っていました。
近代以降は馬鹿、リアル基地とされ反社会性をもっています。
ムハンマドは行く先々で孤児を養子にしてたらしい。奥さんが12人いたらしい。
イスラムで一夫多妻OKなのも孤児と関係してるとか
/ ! \
/ ,イ ヽ
/ _,,,ノ !)ノリハ i
i jr三ミ__r;三ミ_ ヽ _____________
l ,iヾ二ノ ヽ二 ハ ノ /
ヽ、.l ,.r、_,っ、 !_, <イスラム教は女性差別!
! rrrrrrrァi! L. \
ゝ、^'ー= ̄''"' ;,∧入  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
,r‐‐'"/ >、__,r‐ツ./ ヽ_
/ / i" i, ..: / / ヽ-、
./ ヽ> l / i \
>>73 イスラム以前の中東での女性の扱いについてちったぁお勉強してから出直せ、
腐れタレント議員。
75 :
世界@名無史さん:04/04/13 20:15
>>67 >当時としてはそこの風土に適した現実的な宗教だと思う。
どこらへんでそう感じるんですか?
77 :
世界@名無史さん:04/05/09 08:41
ムハンマドは宗教家と言うより有能な軍人なんじゃないの?
78 :
世界@名無史さん:04/05/09 10:57
アンド商才に長けた経営家か。
79 :
世界@名無史さん:04/05/09 11:34
ムハンマドは宗教軍事家。
戦争を教義の中に取り込んで正当化させた。
これが侵略・征服・強奪を生業とする
アラブ人やトルコ人などの遊牧民族に気に入られ
急速に広まり「剣かコーランか」の通り
征服戦争を正当化させたわけだ。
ムハンマドは政治家だろ。
イスラームは宗教と言うよりもイデオロギー
に近い。だから政治とは切り離せない。
これに生活をも従属させたのは秩序を維持するため。
民族や、それ以上に部族間の対立、特に当時はオアシス利権だな、
を解消するためだ。だから部族が奉じていた土着の宗教的偶像を
徹底して破壊した。当時は宗教的権威は政治的権威を裏付けていたからだ。
部族の土着の宗教以上の理念がそれには
必要なのだが正しくそれこそイスラムだったんだよ。
中東式アウフヘーベンと言うところだろうな。
そしてイスラムに従属させて秩序を形成した。
軍事はそのための手段、つまり政治的秩序を形成
するためのものだ。
今でも復古主義者がイスラムに求める最も本質的なものだよ。
しかし現実の歴史ではイスラム帝国は8世紀には早くも分裂を始める。
イスラムも部族や民族の伝統や歴史には抗し切れなかったわけだ。
現代ではその典型はアフガニスタンだな。
イスラムが厳格なのはそれだけ部族間の対立が激しいからだ。
その典型が血讐と言うやつだな。
ここ中東では厳格な倫理とそのもとでの秩序こそ部族の対立
を抑止できるのだ。
81 :
世界@名無史さん:04/05/15 04:52
やはりムハンマドは軍人。
怪力だったらしいし、精力も絶倫。
82 :
世界@名無史さん:04/05/15 20:08
ムハンマドは預言者だろ。
キリストと並ぶ預言者だったといわれている。
83 :
世界@名無史さん:04/05/16 06:59
法律家でしょ
一夫多妻の法律家
84 :
世界@名無史さん:04/05/27 04:45
ムハンマドは癲癇持ちだったらしいよ。
やっぱり狂人だったんだね。
そのような全世界の癇癪持ちの方を敵に回す発言はやめときなさい
そのような全世界の癇癪持ちの方を敵に回す発言はやめときなさい
84は「てんかん」と「かんしゃく」の違いすらわからない文盲に近いバカ
88 :
世界@名無史さん:04/06/05 15:40
癲癇持ちだったと言うのは、キリスト教世界の風説に過ぎないと思うが。
それ言ったらイエスだって、癲癇では無いにしてもかなりの・・・・・・。
>>59 昔、読んだイスラム教とムハンマド関係の歴史漫画(多分、学研?)
を読んだ時、思いっきり笑顔でタイトルに写ってたのを見てビックリした
覚えがあります。
他社の歴史漫画ではちゃんと顔を黒塗りにしてたので余計目立ってましたっけ。
抗議とか来なかったのかな・・・?
90 :
世界@名無史さん:04/06/06 10:32
学研の漫画は、抗議があったそうですよ。もう、出てないんじゃないかな、よく分からないですけど。
91 :
例の170 ◆vBOFA0jTOg :04/06/06 21:17
>>88 そんな貴方にお薦めの本
「アリアドネ古代史スペクタクル〜最古の「巨大コンツェルン」神話 商業帝国イスラムの謎」
アリアドネ企画 出版/H.ゲオルク・ベーア 著/¥2,100
フランク人の偏見と妄想で練り上げたようななんとも香ばしい本です。
例えば「葡萄酒を禁じたのは商売敵のキリスト教徒への当てつけ」
などと電…もとい斬新な解釈満載です。
92 :
世界@名無史さん:04/06/06 22:33
40歳の未亡人と結婚して3男4女を得たというのだから
やはり精力絶倫だったのだろうね。
94 :
世界@名無史さん:04/06/28 22:51
>>84-88 癲癇かどうかは知らないがムハンマドが死ぬ時にはひどい頭痛に見舞われたらしいよ
あと神からお告げが下る時に体がぶるぶる震えたとか。
95 :
世界@名無史さん:04/06/29 04:01
大天使ジブリール(ガブリエル)からお告げを受けた時、ムハンマドはジン(悪魔)に
取り付かれたと思って自殺しようとしたと言われている。
サルマン・ルシュディの『悪魔の詩(うた)』はやっぱりヤバ過ぎたわな。
96 :
これが実像だッ:04/07/01 15:28
ムハンマドの身長は人並みかそれより僅かに高い程度であった。
彼の胸・肩は広く、全体的に体格はがっちりしていた。
彼の腕は長く、手と足は粗毛で蔽われていた。
彼の額は広く、秀でており、鉤鼻と、茶色がかった大きな黒い目を持っていた。
頭髪は長く、密生しており、癖はなかったとも、やや巻き毛であったとも言う。
顎髭も濃く、細い毛が首から胸にかけて薄く連なっていた。
頬は張っていて、口は大きく、人好きのする微笑をたたえていた。
全体的に彼は色白であった。
彼はいつもまるで坂を駆け降っているかのような勢で歩き、他の者が彼に遅れずについて行くのは困難だった。彼はいかなる方角に向きを変える時にもそれを全身で行なった。
彼はよく悲しげな顔をする事があり、深い思索に耽っている時はいつまでも黙っていた。しかし彼は決して休まず、何かと忙しく立ち働いていた。
彼は決して不必要に喋る事は無かった。
彼が話す事は常に要点をつき、彼の意図を十分に明らかにするものであったが、不必要な挿入句は交えられていなかった。
彼は終始早口で喋った。彼は感情をしっかりと制御する事が出来た。彼は困惑した時は脇を向き、喜んだ時は下を向いた。
彼はとりわけ人々との交渉に長けていた。
概して彼は粗野ではなく穏やかではあったが、時折は厳しいを態度を示す事が出来た。彼の笑い方は殆ど微少と言っても良い程であった。
彼はことのほか子供が好きで、彼らと遊びに興じる事もあった。
彼は子供らしい遊びに打ち興じる事ができ、多くの少年たちは彼の「友だち」であった。
ムハンマドはあまり背が高すぎも低すぎもしないひとだったという。
顔色は白くもなく赤くもなく、
神はさして縮れていなかったが完全な直毛と言うわけでもなく
耳と肩のあいだまで垂れていたと言う。
「手と足は人並みはずれて強く、あとにも先にも、あの方のような力の強い人は見たことがない。手のひらの大きい人だった」
97 :
世界@名無史さん:04/08/17 15:18
age
98 :
世界@名無史さん:04/08/17 15:53
99 :
世界@名無史さん:04/09/14 08:45:54
age
子供好きだったらしい。
自分もそうだっただけあって孤児には優しかったし、
アブー・バクルの娘のアーイシャ(当時十歳ぐらい?)と結婚した時には
一緒に人形遊びをやっていたそうな。
101 :
世界@名無史さん:04/09/14 20:11:55
単にロリコンだっただけだろ!?
なにぃ!
ぢゃあ、ヲレもムハンマドになれるかな?
103 :
世界@名無史さん:04/09/16 23:45:22
104 :
世界@名無史さん:04/09/20 21:03:31
19 名無しさん 04/09/19 17:59:48 ID:q7uhhvEH
数年前なら「差別だ!」と憤慨していた私だけど、ヨーロッパ住んで
ここのモスリム達に出会った今は「差別したくなる気持ちはわかるけど
人にもよるんだよ」としか言えないな・・・・
もし身近な女の人がモスリムと結婚すると言い出したら「モスリムに
関するありとあらゆる情報を得たのち100回考え直して、それでも気が
揺るがないのなら結婚してもいいけど、それでも結婚して人が変わる
モスリムは後をたたないんだからね・・・」と言うだろう。
105 :
世界@名無史さん:04/09/21 13:07:09
>>102 電波だろうがなんだろうが何千もの人々の心をひきつけ、
それなりに整合性のある国家建設事業を成功させ、
ベドウィン族を相手に百戦百勝すればなれるだろう。
東洋を宗教統一しちまえ
107 :
世界@名無史さん:04/09/23 22:20:35
108 :
世界@名無史さん:04/11/06 21:20:19
109 :
世界@名無史さん:04/11/21 23:42:07
ただの能書き言いの盗賊の頭目だろ?
東洋の統一宗教の準備が出来ました。選んで下さい。
1 創価学会
2 統一協会
3 主体思想
ムハンマドの史的見解ということなら、ちと古いが、以下の著作がおすすめ。
モンゴメリー・ワット著 『ムハンマド』 みすず書房
原著は英語。「メッカのムハンマド」「メディナのムハンマド」という2冊の研究書の合冊版を、邦訳したもの。
著者は少し前の初期イスラーム研究の大物の一人。
従来の、教祖としてのムハンマドではなく、政治家としてのムハンマド考察した書。
また、ムハンマド時代のメッカ、メディナの状況も含めた考察として、以下がおすすめ。
後藤明 『メッカ』 中公新書
著者は初期イスラーム史研究者。
ムハンマドの生きた時代・地域を詳細に検討した書。
英語で読める人は、他にもP.CroneやF.Donnerの論著が楽しめるかと。
112 :
世界@名無史さん:05/01/05 02:15:45
保守
>>109 そういうことは世界宗教の一つも立ててから言え(ry
イエスはただの宗教家、しかも処刑される。
モーセは難民の頭目、孔子は挫折した政治家、釈迦は当時いくらもあった新興宗教のひとつの指導者。
しかしムハンマドは宗教家としても建国者としても大成功した天才。
ただのDQNに出来るワザではない。
115 :
世界@名無史さん:05/01/19 15:58:25 0
詐欺師だろ
(彼の上に平安あれ)って何?
>>115 巨大帝国の建国者であるという事実は、お前がどうあがいても変えられないわけだが。
118 :
世界@名無史さん:05/02/08 14:29:33 0
アブー・バクル>>>>>>>>|超えられない壁|>>>>>>>>>ムハンマド
119 :
世界@名無史さん:05/02/08 20:44:21 0
120 :
世界@名無史さん:05/03/04 00:09:02 0
121 :
世界@名無史さん:05/03/15 00:38:29 0
ムハンマドの親や先祖はやはり異教徒扱いなの?
特に話題にもならない。
ムハンマドは血縁故に特別なのではなく、預言者である故に特別だから。
123 :
世界@名無史さん:2005/03/27(日) 03:53:38 0
116>>
神や預言者の名を呼び捨てにすると
呪いと受け取られることがあるため
「彼の上に平安あれ」等と付け加えて敬意を表す
……という意味だったと思うんですが。
124 :
世界@名無史さん:2005/04/15(金) 00:02:59 0
そうかね?
125 :
世界@名無史さん:2005/05/03(火) 01:35:40 0
違うやろな
152 :
世界@名無史さん:2005/06/03(金) 00:18:42 0
153 :
世界@名無史さん:2005/06/03(金) 20:00:24 0
日本だと意外と知名度が低いマホメット。
ムスタファ、イブラヒーム、ムスタファ、イブラヒーム
アラ、アラ、アラ〜、ウブレ〜フォユー
صلى الله عليه و سلم
156 :
世界@名無史さん:2005/06/05(日) 10:00:50 0
アッラーアクバル!
157 :
:2005/06/19(日) 02:59:50 0
アイラーイルアラーハ
158 :
世界@名無史さん:2005/06/22(水) 23:22:46 0
アローハ
رضي الله عنه
160 :
世界@名無史さん:2005/07/10(日) 13:01:02 0
唯一神の始まりであるユダヤ教成立が紀元前。当時の被差別民同志が団結するための必要性から生まれた。
その次のキリスト教。戒律主義への反発から生まれる。
最後に生まれたイスラム教はこれらの宗教を研究した上で作り出された宗教。
ユダヤ教の唯一神思想を取り、キリスト教の偶像崇拝問題を反面教師とした。
ガブリエルの啓示(キリスト教の天使じゃん)やキリストをイスラム教の預言者に位置づけるなど、その考えは
よく練られた考え方だと思う。
おそらくマホメット自身行商でこれらの宗教と接し、その考え方を学んだ結果
イスラム教を考え出したんだと思う。
>>160 >ユダヤ教の唯一神思想を取り、キリスト教の偶像崇拝問題を反面教師とした。
キリスト教も一応、唯一神を崇める宗教ですよ。
いわゆる三位一体論というアクロバットな神学理論があるではありませんか。
ムハンマド時代において問題となった偶像崇拝とは、アラビア半島のアラブ部族民による
土着信仰でのものです。
たとえば、メッカのカーバ神殿は元来、そうしたアラブ部族民の崇拝する偶像が祀られる地の一つでした。
>ガブリエルの啓示(キリスト教の天使じゃん)やキリストをイスラム教の預言者に位置づけるなど、その考えは
よく練られた考え方だと思う。
そもそもムハンマドの意識としては、イスラームとユダヤ教・キリスト教は同一のものだと考えられていたようです。
換言すれば、原始イスラームにおいては、ユダヤ教・キリスト教はイスラームの一部ということになります。
したがって、ムハンマド自身は新たな宗教を興したという意識は無かったと考えられます。
実際にメディナ期の初期において、ムハンマドはユダヤ教徒・キリスト教徒も当然ムスリムになってくれると思っていたようです。
>>160さん
そのムハンマドの片思いが裏切られた(?)結果が、
ハンダクの戦いの後のクライザ族の惨殺に繋がるわけですね。
偶像崇拝はユダヤ教のモーゼの時点で問題が指摘されてる。
偶像をつくるとその形のせいで論争になったり、いらないものを付け足されたり
いつのまにか他文化の造形の影響をうけたり、異端がでてきたり、偶像をかさにきて
横暴を振るうものが出たりする。それをユダヤ教は避けた。
その点をムハンマドは見習った。
キリスト教の最後の審判。
これもムハンマドは取り入れた。死後ムスリムは緑園で酒池肉林できるというやつ。
イスラム教はユダヤ+キリストの最初からよくできた人造宗教。
164 :
世界@名無史さん:2005/07/12(火) 19:35:35 0
死後、酒池肉林するためには、現世で酒池肉林しちゃいけません!か・・・・。
頓馬な話だな。
最後の審判はユダヤ教(ていうかゾロアスター?)にあるだろ。
166 :
世界@名無史さん:2005/07/13(水) 12:10:29 0
ムハンマドと似ている人物は世界史にいるかな?
167 :
世界@名無史さん:2005/07/19(火) 21:10:21 0
ムハンマドの妻たち、娘たちについて語ろう。
ハディージャ、アーイシャ、ザイナブ、マリア、ファーティマ…
そのうち、ナザレのイエスと同じように史的ムハンマドの実像に迫るという作業は、放棄されるだろうなと思う今日この頃。
で、クルアーンのテキスト解析に興味が移ると。
>>168 というか、史料上の制約がきつくて、もはや限界なんじゃないかな。
新史料は、ないだろうしなぁ。。。
ムハンマドが主人公の映画ってないのか
171 :
世界@名無史さん:2005/07/26(火) 22:53:27 0
作ると命が危なくなるから誰も作るまい。
172 :
世界@名無史さん:2005/07/26(火) 23:12:26 0
>>170-171 どこの国の作品だったか忘れたけど、
ムハンマドを主人公にした映画ならあるよ。
ムハンマドの視点にカメラを据えるという荒業で撮影されたとか。
ムハンマドは、『神(アッラー)よりすべての預言を訂正できる、人類最後の預言者』という解釈もあります。
ムハンマド自身は、
『自分はただの人間であり、神の啓示のために選ばれた媒介者』と言ってます。
後の世代の敬虚な者達はムハンマドを、
『彼を奇跡を行う人物で、人間の元型(完全型人間)である』と見なしました。
またネストリウス派クリスチャンのワラカはすぐ覚った。
『ムハンマドは、モーセやイエスと同じだ。アラブ人のために預言者となった』と言っています。
(まさに客観的発言だと思います。)
子供のころ、学習漫画でムハンマドの顔に蔭がかかっているのが理解できませんでした。
昔のヤツはムハンマドの女系関係者にまで影をかけたましたしねえ(母・妻・娘)
最近の学習漫画はハデージャの顔は書いていましたが・・・
175 :
世界@名無史さん:2005/07/29(金) 21:20:44 0
ハリウッドで作りゃいいんだよ。
主演俳優や監督やプロデューサーが
暗殺されるようならそれはそれで
イスラムの野蛮さを示すいい宣伝になるだろう。
パッションは作れてなぜイスラムはつくれない!
>>172で紹介されてる作品があるジャマイカ。
ムスタファ・アッカド監督『ザ・メッセージ(The Message)』アメリカ・リビア、1976年。
キャスト:アンソニー・クインほか
179 :
世界@名無史さん:2005/08/03(水) 00:06:17 0
アメリカ・リビア合作ですか・・・時代ですなあ。
>>177 だからさぁ、イスラームの場合、偶像崇拝の禁止に抵触するのさぁ。
何度もこのスレででてきたっしょ?
181 :
世界@名無史さん:2005/08/25(木) 18:16:33 0
182 :
世界@名無史さん:2005/08/26(金) 20:41:22 0
偶像崇拝はやめて、パー像かチョキ像を崇拝しようか?
よく知らんのだが、イスラムの偶像崇拝禁止って何で預言者のまで禁止してるの?
アッラーの偶像が禁止ってだけならともかく。
184 :
世界@名無史さん:2005/08/26(金) 23:07:48 0
情報の劣化コピーで変な亜流宗派が生まれたら困るからだよ。
>>183 預言者を信仰の対象としない為に。
あくまでもアッラーを崇拝するのがイスラーム。
アッラーの偶像が禁止なのは、神の不偏性を侵さぬ為。
って感じですかね?
キリスト教だって本来そういう感じだったのが、どんどん変質していったよなぁ…
ムハンマドが死んだとき、
「預言者が死んだなどという不信心者はコロス!」
なんて言ったのっぽがいたぐらいですしね・・・
>>187 後の第二代正統カリフ、ウマルのことですな。
アブー・バクル(後の初代正統カリフ)が「預言者は死んだ。しかし神は死なない。したがって神との契約は永続する。」
と言って取りなしたそうですが。
小杉泰『イスラームとは何か』講談社現代新書。に載ってた希ガス。
>>188さん
遅レスごめんなさい。
私見ですがウマルは正統カリフの中で最も政治感覚が優れているんだけれど、
ある意味アブー・バクルよりも強烈なムハンマドの信奉者な気がする・・・
カーバ神殿の聖なる黒石に向かって
「お前なんかただの石だって俺は知ってんだ。
でもムハンマドがそうするからお前にキスするんだからな。」
(" ̄д ̄)ウマル・・・
190 :
世界@名無史さん:2005/09/13(火) 01:37:18 0
191 :
世界@名無史さん:2005/09/13(火) 01:45:18 0
シーア派では高位聖職者=が居るのはシーア派だけの傾向?=の写真を振りかざしているようだが?
192 :
世界@名無史さん:2005/09/13(火) 15:12:21 0
ムハンマドは癲癇(てんかん)持ち患者で、
癲癇の発作が起きている裡に見た幻覚を
神からの言葉として人々に伝えたという。
これは定説である。
193 :
ジーモン・ジョーカー:2005/09/13(火) 16:29:19 O
ムハンマドは宗教家であり政治家。 当時のアラビア半島ではデムパだった一神教を掲げて、見事にアラビア半島の大部分を統一した。 五十嵐助教授殺害事件、もうそろそろ時効になるのかなぁ。
194 :
193>192:2005/09/13(火) 16:33:27 O
それってあながち冗談ではないかも。 ムハンマドが頭痛持ちだったのは本当らしいし(最期の頃は頭がかち割れそうな痛みだったらしい)。 エゼキエルなど旧約聖書の預言者たちにも癲癇患者とおもわれる人が多いらしい。
195 :
ジーモン・ジョーカー:2005/09/13(火) 16:37:56 O
ムハンマドとマルクスは世界人類に災いをもたらした。
アレクサンダーやカエサルもてんかん持ち
197 :
ジーモン・ジョーカー:2005/09/13(火) 17:18:07 O
ムハンマドはコプト女ともやっちゃうし、好き者だよね。 ダビデ(ダーウード)やソロモン(スレイマーン)も助平だけど。 イエス(イーサー)を見習え>ムハンマド
>>191 シーア派というかイランは細密画で顔付ムハンマドの画像すら残していますからね。
イマームは確かに高位聖職者と言えそうですね。
>>192 いつの定説だよ…
少なくとも1953年には否定されているはずだが。
コーランを読めばすぐ分かることだが、ムハンマドの主張は嘲笑を買うばかりか迫害すら招いたのだから、
真の信仰心がなければとうてい貫けと押せるはずがない。
(中略)
癲癇やヒステリー、ましてや抑え難い激情にみまわれるような人物が、遠征軍を率いたり、
小さな都市国家を建設して宗教共同体へと育て上げ、長期的な展望で冷静に導くことなどできようか。
(中略)
コーランには、預言者が何らかの疾患を抱えたことを裏付ける記述は一つとして見あたらない。
コーランには敵対者が浴びせた愚弄と罵倒の言葉が率直書き留められているが、その中に病的疾患に触れた発言はない。
たしかに敵対者たちはムハンマドをマジュヌーン(ジンに取り憑かれた狂人)と呼んだ。
しかし、これは、彼の言動は常軌を逸しているとか、彼の話しぶりはジンのお告げを受けた占い師のようだという意味でしかない。
ムハンマド自身もこの点について確信が持てなかったらしい。
とはいえ、敵対者が精神病疾患の徴候をあげつらったとは思えない。もしそうだとしたら、後生に語り継がれているはずである
(リチャード・ベル、医王秀行訳『コーラン入門』ちくま学芸文庫、2003年〔原著は1953年刊〕、78-79頁)。
200 :
199:2005/09/15(木) 22:03:53 0
×貫けと押せる
○貫け通せる
×率直書き留められているが
○率直に書き留められているが
199 の著者がてんかんについて知らなかっただけなのでは・・・
ホントにその著書をもって「てんかんだった説」は葬りさられたの?
202 :
199:2005/09/16(金) 19:30:04 0
>>202 >>199を読めば分かると思うが、
ベルの主張は、「ムハンマド癲癇」説を裏付ける証拠はない、というもの。
そもそも「ムハンマド癲癇」説は誰が提唱した学説?
そして彼(ら)の主張は信頼に足る物なのか?
ベルは『コーラン』を第一の史料として用いるべきで、
それと一致する伝承のみを受け入れるべきと主張している(いわゆる史料批判の手続きである)。
ベルは癲癇説を持ち出す論者にヴァイルやスプランガーといった学者の名を挙げ、
彼らの仮説は上述の史料批判に耐えないとし、退けている。
上は、『コーラン入門』の79ページの記述より。これ以外に説得力のあると思われる
「ムハンマド癲癇」説があれば、出典を明記のうえ、紹介して欲しい。
203 :
199:2005/09/17(土) 08:09:54 0
>>201 そもそも、癲癇説自体が推測の域を出ないわけですよ。
205 :
世界@名無史さん:2005/10/05(水) 22:58:10 0
そう?
>>205 だってさ、ムハンマドの行動のいくつかが「癲癇の症状と考えられないことも無い」ってだけじゃん。
確定的に論じることは無理じゃろ。
「母親は貧乏なくせに気位が高く直接ムハンマドの世話をしなかった。
乳母はムハンマドより支払われる給金に関心があった。」
↓
「このようになおざりに養育された人間にとかく出現するはずのありとあらゆる欠陥を考えれば…
彼はこまやかな愛情にほどんと接しなかった。彼の発作もここに原因があるのかもしれない。」
(三修社 H・ゲオルグ・ベーア著 金森誠也約『商業帝国イスラムの謎』P58あたりをかなり要約)
…とても納得できないぶっ飛んだ考えだと思います。
つーか、この本(『商業帝国イスラムの謎』)全体がちょっとアレな感じですが。
まあ、癲癇説を唱える人の中にはこーゆー人もいるってことで。
>>207 その本はかなりアレなやつですね。
もっとまともな研究書を翻訳してくれればいいのになぁ・・・。
>>208 まあ、表紙に「古代文明の謎を追え!−F」なんてのありますからね。
表に「謎」という文字が使われている歴史の本は、「アレ」な可能性が結構高いかと…
これに「最大の」とか感嘆符がついてた時には、信頼度激UP!ですね〜w
偏見による悪評にはうんざりさせられるが、
ムスリムたちによる「敬虔なる虚偽」にも辟易させられる。
読み書きの出来ない人物がコーランを下したのだという、ムハンマド文盲説は、
イスラムの奇跡性を喧伝する際にしばしば用いられている。
しかし、ベルはこの説に(断定はしていないが)疑問を呈している。
まず、ムハンマド誕生前後のメッカは商業が盛んであり、商契約のために文書(証文など)を記す必要から、
メッカでは筆記がある程度広まっていたことが考えられる。
このことは、コーランに頻出する商売言葉を用いた比喩表現が頻出することからも明らかである。
(最後の審判の日→決算の日、天使たちが人間たちの行いを逐一、“帳簿”に記している等)
ベルはまた、啓示の章句もナツメヤシの皮などではなく、
パピルス紙や羊皮紙に書き留めていた可能性を示唆する。
また、インクと筆の比喩のあるコーランの節も印象深い。(以下の章句の節番号は全てエジプト版のもの)
海が主の言葉を書き記すインクであっても、主の言葉が尽きる前に海の方が涸れてしまうだろう。
たとえ我らが同じ海をもう一つ持ってきたとしても(18章109節)。
地上の樹木すべてが筆になり、海が更に七つの海を加えたとしても、
アッラーのお言葉は尽きることがない(31章第27節)。
いずれも筆記具の使えない人間ができる表現ではない。
(『コーラン入門』、46〜60ページより。)
偏見と同様、その揺り戻したる一方的な擁護にも注意する必要がある。