1 :
世界@名無史さん :
03/07/30 16:04 もとはといえばインド人のブッダ。 彼が西へ西へと歩き、ヨーロッパに仏教を布教させていたらきっと、、?! ナムマタリ〜〜
2 :
世界@名無史さん :03/07/30 16:07
2
3 :
世界@名無史さん :03/07/30 16:13
リアルな顔をした地蔵が道ばたに立っていただろうね。
4 :
世界@名無史さん :03/07/30 16:43
仏像は初期の仏教では禁止されていた。
イスラム圏が仏教圏に置き換わっても面白いと思うが。
6 :
世界@名無史さん :03/07/30 18:10
どこだったっけ? ロシアの。 なんだっけ?
7 :
棄教者 ◆egKIKYO7cg :03/07/30 18:15
1. レオ三世が仏像破壊令を出していた。(726年) 2. 小ブッシュは敬虔な仏教徒。ターリバーンがバーミヤンの大仏を爆破した翌日にアフガニスタンに軍隊を差し向ける。 3. 教会のステンドグラスには光背のある聖人たちの像が。ただしキリスト教の聖人ではなく羅漢たちや仏陀だったりする。 4. 教会ではラテン語の代わりにサンスクリット語を使用。仏蘭西とか西班牙の教会に逝くと、 現地の言葉が分からなくても神父さんにサンスクリット語で話しかけると用件が通じる。 5. 今日のヨーロッパは西はスペインから東はバングラデシュあたりまで、帯状になっている。 イスラームは小アジア、南アジアの布教に失敗してアフリカに布教しまくる。 黒人はほとんどムスリム。 (2. 5. が矛盾しているけど小一時間問い詰めないで欲しい) 6. ウパニシャッド哲学がもう少し理解しやすくなっていたらヘーゲルとかマルクスがもう500年か1000年くらい速く 現れていたかもしれない。 7. クリスマスの代わりに花祭りが世界的な行事になっている。 8. ユダヤ人は今ほど偏見の目で見られていなかったかもしれない。
8 :
棄教者 ◆egKIKYO7cg :03/07/30 18:17
9. 池田大作が「謗法の輩」として欧米諸国で叩かれまくる。
9 :
世界@名無史さん :03/07/30 18:20
>>6 カルムイキア共和国な。
カスピ海西岸地帯。
命の値段がさらに軽くなってそう。
イスラム教の預言者とキリスト教の聖人としてブッタが列せられる。
フス宗なる武装僧兵がヨーロッパ各地で神輿を担いで強訴する。 マルティン・ルターはフスの後継者を自任し、仏教における儀礼を否定、 念仏のみが身を救うという「ブッデスタント」を興す。
>12 仏陀はもう聖別されてるらしいですが。
>>13 神輿って・・・オーディンかなにかですか。本地は金剛界大日如来?
16 :
世界@名無史さん :03/08/05 23:19
薔薇十字仏教もお忘れなくね。
キリスト教は存在しないんですね…。 欧州仏教は、上座部が主流なんでしょうか。
アメリカの支配階層はWASBか
アメリカはユタ州で創価学会が生まれます。
20 :
かきつばた ◆O1SdlnknBs :03/08/06 01:56
インドとローマ帝国は大交易して交流があったのに、仏教はなぜ西遷しなか ったんでしょうね。
21 :
世界@名無史さん :03/08/06 06:05
仏教、ヒンズー教、道教 いずれも仙人、山ごもりして奥義を究める、生命体としての階層を登って行く というイメージが教義の中心にありますね。 このような自助努力系の宗教が一神教を駆逐していたら、それはまた面白かった でしょうね。
ユダヤ密教もそうみたいだけど
23 :
世界@名無史さん :03/08/06 08:20
>>18 いや。
WASIって感じじゃないか。
White AngloSaxon Ikkousyu
キリスト教は仏教に追われて東進、景教として百済経由で日本へ
時の都長安で流行していた景教の奥義をを時代の最先端として 日本に持ち帰った当時の天才・空海であったが…
26 :
世界@名無史さん :03/08/06 10:26
それぞれ面白い仮定だが、俺が一番きになるのは西暦。 仏教がヨーロッパに入っていたとしたら暦はどうなったのか? やっぱブッタが起源になるのか?
>23 どうせなら"White AngloSaxon ABsolute Ikkousyu"でWASABIがいいな。 内容については各自適当に想像してくれ。
仏教ってのは金とかHとかはえげつないが、殉教が他に比べてどえらく低い。 大航海時代が無くなってしまうかもなー って考えすぎるとこりゃかなり難しいifだな。
29 :
世界@名無史さん :03/08/06 11:21
>>26 釈尊の生誕を以て紀元とする仏暦というのがあるけど
それはたぶんキリスト紀元の真似だろう。
ある人物の生誕を紀元とする発想は普遍的ではない。
30 :
世界@名無史さん :03/08/06 11:32
とりあえず、あと56億7千万年は人類安泰だと考えて、 ミレニアムにまつわる終末思想が無くなる。
31 :
山野野衾 ◆F6mxNHihgE :03/08/06 11:34
>>30 1000年の恐慌が51年遅れるだけでしょう。・・・あっちこっちの霊山に
経が埋められるわけですか(そして掘り出されると)。
末法ですか 56億〜ってのは年でなく念で人の数だと聞いたような
33 :
山野野衾 ◆F6mxNHihgE :03/08/06 22:41
でも仏教だけでどう変わるかはまるで分かりませんね。在来信仰には多少は 似たところもありますが、摂関政治もなにも無い状態でどういった思想・歴 史観が出て来るのか・・・。
ディアドコイ戦争の際、アショカ王?が継承者たちに仏僧を派遣して「おまいら戦争やめれ」と説得していた、という記録があったという本を読んだ事があるけれど・・・。 さて真相は?
35 :
世界@名無史さん :03/08/07 01:03
>32 弥勒菩薩の説明文はどこをみても56億7千万年後と書かれていますが、 年後というのを人数と解釈するのですか?
36 :
世界@名無史さん :03/08/07 01:18
仏教学のパリ大学。
37 :
世界@名無史さん :03/08/07 01:56
仏陀の名のもとにイスラムと戦争する。
38 :
世界@名無史さん :03/08/07 01:57
資本主義が生まれない
40 :
世界@名無史さん :03/08/07 02:29
というか、イエスの当時のユダヤ人社会にも、仏教思想は教養として入り込んでいたんじゃないかな? シルクロード等を通じて。 シルクロードで絹の取引を扱っていたのが主にユダヤ人だろう? 十字架に掛けられたイエスキリストは、諸行無常。
41 :
世界@名無史さん :03/08/07 02:30
諸行無常だということを悟った上で、生命を捨てたのだろう。
42 :
世界@名無史さん :03/08/07 02:33
>>40 十字架に掛けられたイエスキリストは、あらゆる欲を断って座禅を組んでひたすら瞑想する仏陀に似ている。
命を捨てたのだから、個人としては仏陀を超えたともいえよう。
43 :
世界@名無史さん :03/08/07 02:33
>>40 十字架に掛けられたイエスキリストは、あらゆる欲を断って座禅を組みひたすら瞑想する仏陀に似ている。
命を捨てたのだから、個人としては仏陀を超えたともいえよう。
44 :
世界@名無史さん :03/08/07 02:43
一部の国ではチベット仏教が若い人の間で流行ってるよ。
45 :
世界@名無史さん :03/08/07 03:23
46 :
世界@名無史さん :03/08/07 03:27
菩提樹の木の下、ロンギヌスの槍で瀕死の仏陀を刺すスジャータ嬢萌。
なんで広まらなかったんでしょうかね。 イスラム教のかわりに仏教が普及していてもおかしくないような気がする
資本主義はやっぱ生まれるでしょう。 アダムスミスに先駆けて鈴木正三なんかが資本主義を説いてまわったりとか。
>>47 無理っしょ
仏陀が所謂対機説法をやってたせいで死んだ後は誤解が誤解を呼んでオジャン
なんとか誤解を解くために大乗・タントリズムと進化してったけどその頃には
一度定義した言葉は二度と解説しない仏教経典の性格上、理解するための時間が掛かりすぎるようになってた。
イスラムも仏教も本質的にはなーんもかわらんけど
イスラムが理想を実現するための方法を1つに決め打ちしちゃってるのに対して
仏教はありとあらゆる方法で説く。
自分で考えなくてもこうすりゃいいんだって言い切ってくれるイスラムのほうが楽チン、
というか生きるのに必死な時代に仏教は向かない。
アジアに広まってるほうが謎ぃしちょっとした奇跡だと思う。
50 :
世界@名無史さん :03/08/07 14:51
>一度定義した言葉は二度と解説しない仏教経典の性格上、 『法華経』はくどいくらい繰り返し解説していたような・・ >イスラムも仏教も本質的にはなーんもかわらんけど ちょ、ちょっと待て。仏教徒が悟りを開けば仏陀になれるが、 イスラム教徒がどうがんばってもアラーにはなれないだろ。 本質的に違うだろ。
51 :
世界@名無史さん :03/08/07 15:19
イスラムと仏教の本質が変わらないだと?w って事はどのセム系一神教と仏教も本質は一緒だって事か? 仏教=ゾロアスター=ユダヤ=キリスト=イスラム=統一教会 あふぉかw
52 :
世界@名無史さん :03/08/07 16:41
>>49-50 「論」ではしつこい位に解説されている。例えばアビダルマの哲学書の一つくらい読んどけ。
説話集の中には説教から直接採録されたらしいのがありますが、あれ も「解説」のうちでしょうね。まあ代表的な思想や階層ごとに求めら れたものは得られるようになっていたかと。
54 :
世界@名無史さん :03/08/07 16:56
宗教に限らんが何事も発生、展開は自然地理的必然が大だから広がらなかったろね。 人文地理的なりゆきで広がったら大航海、産業革命は興らなかった事だけは確かか。
55 :
世界@名無史さん :03/08/07 16:58
働かねーし、戦争なんてもってのほか。歳に関係なく家族を捨てて出家しる って宗教が為政者に受け入れられるとは思えないんですが。 何で東南アジアで広がっているか謎。日本は戒律全廃して、骨抜きにしてしまったが。
56 :
世界@名無史さん :03/08/07 17:04
たしか南宋だったと思うが、三回出家してその度に国家予算の3分の一くらいの 身代金を寺社にふんだくられてた皇帝がいたね。
>歳に関係なく家族を捨てて出家しる 中世の日本には結構ありましたが。少なくとも理想像としては。 列挙した例といえば『閑居友』や『撰集抄』。戒律全廃という言い方 もどうかと。
>>56 梁の武帝では。それとも南宋にも居ましたかね。日本の僧が雨乞いと
雨止み乞いをして成功したので重用した皇帝も居たのでおかしくはあ
りませんが。
60 :
世界@名無史さん :03/08/07 20:23
イエス上人が、自らの解釈で新たに仏教を説いたり…。 キリスト教が無くてもイスラム教が誕生するのかしらん。
62 :
世界@名無史さん :03/08/07 22:41
十字軍が卍軍になる。 殺生禁じられ、欧州の人口は停滞。 仁王様はイケメンになる。
63 :
山野野衾 ◆F6mxNHihgE :03/08/07 22:47
仁王像のモデルはヘラクレスだという説がありましたね。
64 :
山野野衾 ◆F6mxNHihgE :03/08/07 22:48
バチカンの地下で入定状態にある大師ペテロ。
『数珠』ってどこが発祥地なの? 中世ヨーロッパのカトリックのロザリオ(鎖部分)も数珠状になっていたし、イラン辺りのイスラム寺院でも数珠を握っていた婆さんがTVに映っていたのを見た事もある。 ♪ロザリオの数珠の珠は108個と決まっているけど〜 ・・・って歌は、意訳か直訳か?
66 :
世界@名無史さん :03/08/07 23:01
インド北部は世界の火薬庫
67 :
山野野衾 ◆F6mxNHihgE :03/08/07 23:04
>>65 インドにはすでにあったと読んだことがありますが、専門書では無かった
ので保障出来ません。
68 :
世界@名無史さん :03/08/07 23:08
シダータ会、僧侶、ザビエル師、大航海時代にジパングに来て布教を行おうとするが、 論破されて泣く泣く帰国。
69 :
山野野衾 ◆F6mxNHihgE :03/08/07 23:10
>>68 史実ではイエズス会がてこずったのは法華宗と禅宗でした。
70 :
世界@名無史さん :03/08/07 23:10
ロザリオってそんなに珠の数なさそうみえるんだが。 もともと紐の結び目をつくって数えていたという話は聞いたことがある。 数の数え方はどこも似たりよったりでは。
71 :
世界@名無史さん :03/08/07 23:11
法華宗と禅宗を相手取り、戦争の予感
てゆーか仏陀が西へ西へと進んでヨーロッパで仏教が広まったら、 日本に仏教は知られていないと思われ。 神道と儒教しか知らない国で、ついでに物部氏がまだ健在だったりして。 歴史教科書には「1453年仏教伝来」とか書かれるんでしょうか。
1549年だった。 1453年はコ市の陥落じゃねーか…。
74 :
世界@名無史さん :03/08/07 23:17
カルヴァン師、大乗ローマ本山を批判し、分派。 全ての人は修業僧のように生きる事を望み、民衆は一汁一菜の生活。 殺生を禁じ、動物性蛋白を摂取しなくなった為に、国民はいちじるしく戦闘能力が落ち 他国に攻められて、あえなくあぼーん。
75 :
世界@名無史さん :03/08/07 23:19
ニーチェ「アンチブッダ」を著す。
76 :
世界@名無史さん :03/08/07 23:19
外道カタリ派
77 :
世界@名無史さん :03/08/07 23:21
>>72 逆に日本にキリスト教が伝播していたりな。景教とか
78 :
世界@名無史さん :03/08/07 23:29
>>68 が面白いので日本も史実どおり仏教が根付いていたとしよう。
落語が坊主の法話から発展した話芸という説があるが、 ヨーロッパでも落語の対になるような話芸が発達。 熱心な信者は家族で日曜寄席にいくようになる。
80 :
世界@名無史さん :03/08/08 00:10
日本というか、アジアの仏教地帯が殺生禁止でも何とかやってこれたのは、 土地の生産性の高さと大豆蛋白の存在が大きいよね。米にもかなりの量のタンパクが 含まれているし。 欧州が殺生禁止なら悲惨だな。南欧はまだしも北欧は... 乳の利用は殺生には当たらないが。
>>80 モンゴルとチベット仏教、という例もあるし。
82 :
世界@名無史さん :03/08/08 00:22
>65 ロザリオの珠の数は60個。 Credo + Pater Noster + Ave Maria×3 + (Misterium + Ave Maria × 10)×5=61 最初のCredo は珠でなく十字架なので61−1=60。
殺生禁止といいつつ魚食ってるし。
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85 :
世界@名無史さん :03/08/08 00:34
>>82 お祈りをしながら玉をくくるってこと?
仏教はどうでしたっけ?
唱えたお経の数をタマで数えるらしいよ。
87 :
世界@名無史さん :03/08/08 06:58
>>72 「1549年」も「1453年」も無いだろ
88 :
世界@名無史さん :03/08/08 07:40
>87 戦国時代、ポルトガル人が日本に佛教を伝える 江戸時代は廃佛令がでるが、明治以降解禁 という設定なら面白いかも
>>87 ザビエル来日て1549年じゃなかったでしたっけ。
>>89 いや、キリスト誕生が西暦1年だから・・・
そんな世界でキリスト紀元が使われてるわけないでしょ
92 :
世界@名無史さん :03/08/08 13:19
仏暦か各国で違いがある。 以前左翼雑誌「週刊金曜日」で 「元号反対、皇紀はもってのほか。しかしキリスト教徒でないから西暦も使えない。 だから仏暦を使おう」 という案があったが、各国で違いがあることが判明し、沙汰止みになってしまった。
93 :
世界@名無史さん :03/08/08 13:24
スペインのレコンキスタ運動はどうなる? スペイン人は南米先住民に仏教を強要するのか?
ギャー、成る程。納得しますた。 そうか、暦から変わるんですね。
95 :
世界@名無史さん :03/08/08 16:32
96 :
山野野衾 ◆F6mxNHihgE :03/08/08 17:18
>>79 一発変換出来る『醒酔笑』なんてのもありますからね。民話や伝説の伝播に
は僧侶の説教が一役かっていた。日本の説話の黄金期は12〜13世紀です
が、欧州でもその頃に説話集がいくつか編纂されている。
編纂者にもよるでしょうが、かなりくだけたものも出て来るかも。
>>93 本地垂迹説が適用され、南米の神々が薬師如来や釈迦如来の化身ということ
に。神が生贄を求めることを説明する為に「捧げられた人や動物が往生出来
る」という○○縁起が各地で製作される。
>>96 >捧げられた人や動物が往生出来る
要するにポア(by 智津夫)?
98 :
山野野衾 ◆F6mxNHihgE :03/08/08 18:25
>>97 『諏訪縁起』や『沙石集』の厳島神社の論理です。神饌となることがすなわ
ち結縁になるというもの。批判した僧侶も少なくありませんでしたが地元の
論理ということで。批判には白楽天の詩が利用されましたが、古代ローマあ
たりに供犠を否定したものがありましたかね。
説話の伝播といえば、竹取物語もチベット起源とかいう話がありましたね。 岩波文庫の『シベリア民話集』を読んでのですが、 「これ赤頭巾ちゃんじゃん」「これさるかに合戦じゃん」 なんて話がテンコモリですげえなと思いました。 ま、19−20世紀に採録された話ばっかだから、もうどこが起源なのやらって感じですけど。 トルストイが子供向けに書いた民話には3本の矢がありました。
100 :
山野野衾 ◆F6mxNHihgE :03/08/08 18:56
>>99 竹取云々は逆に日本から近代に伝播した可能性が指摘されています。
採録時期が遅く、分布も限定されたものですから。
三本の矢云々は五本の矢としてロスチャイルドやモンゴルの話にもあ
りました。シンデレラや手無し娘やの類話なら日本にもありますし、
「三枚のお札」や「羽衣天女」の話は世界的に分布しています。
101 :
世界@名無史さん :03/08/08 20:09
>>93 レコンキスタ以前にスペインなんて国が存在するのか?
イスラムという宗教が存在するのか?
>>82 thx!
意訳だったんだなあ、あの歌はw
103 :
世界@名無史さん :03/08/08 21:30
それでもやはり欧州人は異端審問や魔女狩りをやりそうだな。
>>103 それは偏見かと。
仏教国で他宗を排撃した事例は少ないですから…。
ヨーロッパ中央ではドルイドと習合するのでは。
日蓮宗がなんかの間違いでヨーロッパで広く普及したりして。
>>105 イタリアでは実際、亜種が拡がってますが(w
かのRバッジョが 「先生、先生」 って言うから誰のことかと思えば・・・・・・
107 :
世界@名無史さん :03/08/09 07:03
南欧ではギリシャ多神信仰とゴッチャになるが、 近代化の過程で、アクロポリスから仏像が放り出されてしまう。 仏教はカタコンベで葬式仏教として脈絡を保つのみに……
日本の逝堕代作法師が 大乗ローマ本山の法王目指して工作中 なんてことなりそう
109 :
世界@名無史さん :03/08/09 11:11
仏教ってもともと先祖を敬うとか、そういう思想が無いんだよね。 家族や友人やあらゆるものを捨てて、自分自身の修行に励む。 中国に仏教が入ってきたとき、そういうところが受け入れられず、 広まらなかったんだけど、後からキリスト教が入ってきて、その 教えを取り入れて、今の仏教になってるんだよね。延暦寺に行くと 今はどうだか知らないけど、聖書の写本とか一杯残ってるでしょ。 延暦寺の坊さんに聞いても”密教は東方キリスト教ですよ”って 答えるくらいだから。西本願寺にも親鸞が書いた聖書の写しが残って 居るはずだけど、今は一般公開されなくなったね。
すごい電波だな。 しかし、もともと仏教は世捨て教なので広まりにくかったのは事実。
黙示録が弥勒菩薩と他化自在天魔王の戦いを書いたものになるだろう。
112 :
世界@名無史さん :03/08/10 00:11
ドミニコ・グスマン師 外道の蔓延を憂慮し、外道撲滅の為の僧侶の会を発足。 トマス・アクイナス師 仏教哲学とアリストテレスを融合した著作「仏学大全」を上奏 ところで、それ以前にこいつらのファーストネームが存在しない罠。
113 :
世界@名無史さん :03/08/10 00:14
仏法僧の解釈の違いを巡り、東西に分裂。 西本願寺はローマに拠点を置く。
114 :
世界@名無史さん :03/08/10 00:22
イタリアでは、清貧を説くフランシスコ上人が会を発足させる。 のちに西の親鸞上人と呼ばれる。 親鸞とフランシスコじゃどっちが先?
115 :
世界@名無史さん :03/08/10 02:00
本地垂迹関係 毘廬舎那仏 = ゼウス 大日如来 = アポロ 観世音菩薩 = アテナ 金剛菩薩 = アレス(=マルス) しかしギリシアには救済系の神様がいないんだね。 イエスなら阿弥陀か弥勒にできるのに。
116 :
世界@名無史さん :03/08/10 02:12
>>104 一向宗と日蓮宗の抗争を見ると、そうとも思えん。
117 :
世界@名無史さん :03/08/10 05:14
寺社僧兵団、聖地奪回の為インドに向けて旅立つ。 シーク教徒の激しい抵抗に遭い、ミッション失敗。
118 :
世界@名無史さん :03/08/10 13:49
仏教が広まっていたら、世界三大宗教は何になってんだろう。 仏教、ゾロアスター教二大宗教の世界か?
119 :
名無的発言者 :03/08/10 14:14
たぶん仏教はヨーロッパじゃ広がらなかったよ。 宗教が伝播するのは、民族性,地域性,気候,風土が大きく関係してくる。 イスラム教が日本に信徒を獲得できないのも、これが大きく影響している。 ヨーロッパ人が仏教を受け入れるには、その風土から相当無理がある。 キリスト教が突然現れたと思うのが間違いであって、当時のギリシア,ローマ 文化の影響を受けながらキリスト教は発達してきたものだ。それは孔子が儒教 を説く前に、すでにそのような伝統思想が支那大陸に根付いていたのと合致する。
120 :
世界@名無史さん :03/08/10 14:19
もともと弥勒菩薩と毘廬舎那仏はゾロアスター由来だったね。 東伝仏教が中国教に変質したように、西伝仏教はゾロアスター教と習合し ゾロアスター教の性格が濃いものになりそうだ。 東伝、西伝、南伝(小乗)、北伝(ラマ教)で世界4大宗教に。
>>119 そんなつまらない解りきった事かくなよw
122 :
世界@名無史さん :03/08/10 16:17
>>119 仏教はギリシア・ローマ文化の影響を受けないという前提に
無理があるのだが。むしろ同じアーリア系多神教として
キリスト教以上に親和性があるはずなんだが。
123 :
世界@名無史さん :03/08/10 16:59
>>122 しかしイエスの出た時代のユダヤはローマの属領でもあり、
既にヘレニズム時代から多大な影響を受けていて、
ユダヤ教自体がかつてのものから変質している。
「キリスト教はローマで生まれた」という主張も
決して欧米人のコジツケとは言い切れない。
125 :
世界@名無史さん :03/08/10 18:15
>ヨーロッパ人が仏教を受け入れるには、その風土から相当無理がある。 キリスト教も砂漠の宗教で相当欧州の気候風土と異なる場所で生まれたんだが?
ロシアで立川流のラスプーチンが権力をにぎる
ステーキに似せた精進料理が食べたいねー
128 :
世界@名無史さん :03/08/10 22:22
仏教がヨーロッパに広がりえたとするなら、 ラマ教だけだろ。
130 :
とてた ◆0Ot7ihccMU :03/08/10 22:48
「西伝仏教」が海のシルクロード経由だったら、 まずイスラム教も誕生しないでしょうね。 当時の上座部仏教を批判したイエス上人が開いた「イエス宗」は 十二大弟子(一人は転宗…欧州の仏教昔話でダイバに喩えられる)によって地中海世界に広がる。 数百年後、商人のムハンマドが「在家でも悟りを得られる」と提唱。 「ムハンマド宗」とよばれる。
やがて卍軍が…って既出か。
ユダヤ教は存在してるんじゃないのか? イエスはそこの一ラビとして収まりそうだが。
どうだろうねえ。 キリスト教が存在しててユダヤ教やユダヤ人が欧州で迫害されてたからこそ ユダヤ教が残ったという気もするが。ちと逆説的だけど。
うん。 ユダヤ人のあの物凄い結束力は迫害されてたからこそだろう。
135 :
世界@名無史さん :03/08/12 15:43
中世の初めのころはそれほど迫害されなかったと思うが。 そうでなきゃ人種的に白人と同一化するようなことはなかった筈。
136 :
世界@名無史さん :03/08/12 15:54
>>119 >ヨーロッパ人が仏教を受け入れるには、その風土から相当無理がある。
具体的には何がマズイのよ?
キリスト教だって、ロシアのような極寒の地から、 エチオピアのような灼熱の地まで広がってるのにな。 風土云々いわれてもね。
138 :
世界@名無史さん :03/08/12 23:17
>>128 チベット仏教の諸宗派が盛んなのはおっしゃるとおりとして、
日本人が布教した禅宗もおおはやりなんですが。
139 :
世界@名無史さん :03/08/12 23:24
シベリアの亜寒帯林にもチベット仏教は根付いていることだしね。
140 :
世界@名無史さん :03/08/13 01:24
パウロ上人は、この世の無常を説き、ストア派の哲学者がこれを受け入れた。 コンスタンチヌス帝、卍の印を旗印に。以後、仏教はローマの国教となる。 ギリシャ教父達は仏法僧の教義を話しあう。公会議主義の誕生。
141 :
世界@名無史さん :03/08/13 01:26
怪僧ラスプーチン、ロシアの道鏡と批判される。
142 :
世界@名無史さん :03/08/13 01:53
>>119 え〜だってカタリ派とかってよっぽど仏教臭いじゃん。
まあマニ教臭いというべきなんだが。
大シスマだって仏教思想的バックグラウンドの有無の差と言っちまえば言えるし、
スーフィズムだって仏教からの影響大と言っちまえば言えるし
143 :
世界@名無史さん :03/08/13 02:46
>>128 >>138 西洋人に最も受け入れやすいのは浄土教だと思う。
浄土教ならキリスト教やイスラムと似たようなもんではないか。
145 :
世界@名無史さん :03/08/13 04:30
>>144 ユダヤ・キリスト教だと「狭き門」をくぐったスーパーエリートしか天国にいけないが、
浄土教は誰でも往生できる、というのが売りだからなぁ。
>西洋人に最も受け入れやすいのは浄土教だと思う。 >ユダヤ・キリスト教だと「狭き門」をくぐったスーパーエリートしか天国にいけないが、 >浄土教は誰でも往生できる、というのが売りだからなぁ。 だから広まらないと思うよ。 誰でもOKという事は、逆に信仰に対する熱心さを奪ってしまう。 人間ってのは、確かな手応えが欲しいの。制約や戒律があるほうが安心できる。 暮らしに不具合を感じない程度に、ほどほどに厳しく、ハッキリとした指針があり、 誰でも『選ばれし者』になる事で優越感を満たすキリスト教は、そういう意味では秀逸。
146はなんで鎌倉清仏教があそこまで流行ったと思ってるのかしら? 鎌倉幕府の意向だけではないですよね。
149 :
世界@名無史さん :03/08/13 12:37
>146 誰でもOKだからこそ、宗教が民衆に広がる。 (ユダヤ教に比べて)キリスト教しかり、(旧佛教に比べて)鎌倉新佛教 しかり。 146が戒律は厳しい方がよいと思うのは、現代の日常生活が惰弱に流れて いる(146個人のことではない)と感じる現代人ゆえの観点だと思う。
150 :
世界@名無史さん :03/08/13 16:36
真言立川流がのちの セックス教団愛の家族へ
浄土宗って肉も魚もセクース妻帯もOKだったっけ
152 :
世界@名無史さん :03/08/13 18:09
肉食妻帯許可なのは浄土真宗 いま話題にしてるのは浄土宗でも浄土真宗でもなく もっと広く浄土教一般。 浄土宗や浄土真宗は阿弥陀浄土教の一派だが その他に弥勒浄土教もある。
だ・か・ら、マルティン・ルター上人だろ? 浄土欧宗の開祖は。 (日本にきたイェズス会の人間も、ここにもルターの徒がいる、と言った)
>>149 古代ローマの多神教より、キリスト教の方が戒律は厳しくないか?
同じようにアラブ土着の多神教よりイスラム教の方が厳しいし、
カトリックよりプロテスタントの方が厳しい。
過去の人も大衆化(堕落)した既存の宗教・宗派より、厳しい方に魅力を
感じる。もちろん、逆パターンもアリだが。
もっといえばルター派よりカルヴァン派のほうが厳しい もっといえばカルヴァン派よりゴホンゴホン
逆説的だが厳しい方が楽なのだ。 厳しければ何も考えずにその厳しい掟に従うだけでよい。 カトリックでは何でも教会で教えてくれるし 教会で教えることに従っていれば救われるのだから楽。 プロテスタントは誰も助けてくれない。 厳しいのをつらいと思うのは それに反抗しようとする少数のインテリだけ。 一般大衆にとっては厳しい方が却って楽。
宗教改革時代のカトリックは、教会でミサやってくれるだけで日常生活には 割と干渉しなかった。 カルヴァン派なんて宗教警察を作って、賭け事も祭も禁止で刃向かえば追放、 処刑と凄く厳しい。
博打はそれ自体が偶然に頼るものであることから占い・神事に通じるもので した。中世の日本では巫女と博徒が対になって描かれています。 勿論法的に禁じられはするでしょうが、「欧州仏教」の世界ではそれなりの 地位が与えられる可能性がありますね。イングランドには闘鶏で村の一年を 占う地域が19世紀まであったものの禁止されたそうです。 博打と神事についてはホイジンガも書いていました。
>>143 を貼った者ですが、みんな現実世界の仏教の大躍進には関心ないのかーっ!
仏罰がく(ry
>>158 網野善彦説くところの賤民化した技能民みたいのが出来てたかもしれませんね。
カンタベリ大司教座聖堂直属の武器職人ギルドとかw
ところで、銀行企業が成立しにくいんじゃないかと。
流通が整備されていけば自然発生的に為替取引きやらは出てくると思う。 江戸時代に既に帳合やらなんやらといった金融商品(米だけど)みたいなのはあったし。 社会の変化に合わせて宗教の方が変容する可能性の方が高そうな気が。
そんな簡単にエートスは変化せん
変容と言う書き方が不味かったですね。 既存の仏教から社会の変化に合わせるように新たな一派が派生する可能性、としと来ます。 鈴木正三やら石田梅岩やらがプロテスタントに相当しそうじゃないですか。
163 :
世界@名無史さん :03/08/14 02:14
プロテスタントに相当するのは禅ではないかと思う。 大乗=キリスト教 浄土教=イスラム 禅=プロテスタント 密教=スーフィズム こんな感じではないだろうか?
浄土宗:カトリック 日蓮宗:イスラム教 禅宗:プロテスタント 真言宗:ヒンドゥー教 天台宗:ユダヤ教 ではないか?
165 :
世界@名無史さん :03/08/14 02:33
浄土宗:プロテスタント 日蓮宗:イスラム教 真言宗:カトリック 天台宗:ユダヤ教 かな。プロテスタントはカトリックの秘儀性を否定して 「ただ信仰のみ」だから。しかし禅宗的な不立文字精神はない。 ムスリムと日蓮宗は共に一経典中心主義。 ユダヤ教と天台宗は読みこなす経典の量では他に引けをとらず 他宗派の母体ともなった。
資本主義への起爆剤の一つとしてのプロテスタントに相当するものを挙げただけなので。
167 :
世界@名無史さん :03/08/14 16:34
このスレの世界観として、キリスト教は存在しないのか? イスラム教は存在しないのか? アジアに仏教は伝来しないのか?
ドイツあたりでオーディンのみを信仰して、仏像破壊が起る。
169 :
世界@名無史さん :03/08/14 17:15
その前にローマ帝国自体がどうなるのか設定しないと ユダヤ教についても詰められないね>167 俺はそこまで見識ないんで皆さん頼む 仏教/ミトラ教と習合とか インドから近東に至るまでに、妙に戦闘的な教義に変質して 丁度イスラムのような位置づけになるのか それとも「悟り」をグノーシス的な二元論に翻訳して オリエント世界に馴染みやすくするのか…… そんでローマ帝国の国教とするか、はたまた…… うーん、わからん
>>163 うーむ。
禅宗のような個人主義かつ非進歩的という方向性は
プロテスタントには比しがたいなあ。
単性論教会とかかな?
171 :
世界@名無史さん :03/08/14 23:13
中東がキリスト教圏、欧州・ロシアが仏教圏となる。 イスラムは中央アジア・パキスタン・マレーシア・インドネシア・ブルネイ フィリピンの一部・東アフリカ諸国に普及。 日本は欧州→ロシア→モンゴル→中国→朝鮮ルートで仏教伝来
172 :
世界@名無史さん :03/08/15 05:21
なんで現実にはイラン以西に広がらなかったの?
攻撃性がないから。
誤爆すまん
誤爆に見えないが。
誤爆どころか実に適切な返答になってる
(⌒V⌒) │ ^ ^ │<これからも僕を応援して下さいね(^^)。 ⊂| |つ (_)(_) 山崎パン
第一回数珠軍 ・・・なまってる?
数珠はイスラムでも使うから仏教の象徴にはならない。 やっぱり卍軍だな。
180 :
とてた ◆0Ot7ihccMU :03/08/15 22:01
キリスト教が生まれないと、聖書由来の名前も無くなる様な。
181 :
山野野衾 ◆F6mxNHihgE :03/08/15 22:06
マリアがマヤになるわけですか。他にはアナンダとか・・・。
182 :
とてた ◆0Ot7ihccMU :03/08/15 22:15
イスラム教も生まれないと(以下略 …ユーラシア西部って、民族古来の名前って少ないような(日本も中国の影響が強いですけど)。
183 :
山野野衾 ◆F6mxNHihgE :03/08/15 22:19
>>182 >日本も中国の影響が強い
そうですか。○○丸とか麿とかいったものは違うと思いますが。なお
女性でも和泉式部の幼名は御許丸であったらしい。御許は従者の意。
>>182 名前が音読みの奴がどれくらいいるのかと。
>>185 うるさくてすみません。そういえば名前の由来スレがありましたね。
ユーラシア東部で仏教由来の名前が出て来なかったのは面白い。通名
と実名を使い分けていますし。
宗教臭いといえば梵天丸とかせいぜいそれくらいですね。
187 :
世界@名無史さん :03/08/15 23:38
スッタニパータやダンマパダが聖書に代わって、広く普及する。
ヨーロッパの画豪がブッダの生涯を描いたりするのだろう。
>188 なまっちろい肌の仏陀、萎え。 しかしイエスが茶髪茶目に描かれているのは(本来は黒目黒髪茶色い肌) ぜめてものキリスト教徒の良心なのかもな。
>>189 フビライや大友宗麟、豊臣秀吉なども欧州風に描かれていましたからね・・・。
復元されたイエスの顔には笑いました。
191 :
とてた ◆0Ot7ihccMU :03/08/17 09:50
>>186 いえいえ、僕は厨ですから…。
>>188 ローマ座主、新築されるお堂に「釈迦涅槃図」を画くことをミケランジェロに依頼…。
>>191 だから〜、ミケランジェロ(語源=天使ミカエル)という名前も存在しないってばw
弥勒菩薩を語源に
196 :
世界@名無史さん :03/08/17 13:05
比叡山がバチカソになるのか?
197 :
世界@名無史さん :03/08/17 20:46
弥勒菩薩から名前を借りたらマイトレーヤ
>>194 があったか。すべった。
>>197 アンジェロという言葉は普及してないと思ったのでディーヴァかなとおもったのだが。
200 :
とてた ◆0Ot7ihccMU :03/08/17 22:18
201 :
世界@名無史さん :03/08/17 22:58
>>199 菩薩がギリシア語でどう訳されるかだな
さすがにただのパシリ扱いじゃないか・・・
202 :
世界@名無史さん :03/08/17 23:18
逆にキリスト教が東方布教して、景教が東アジア・東南アジアの主流宗教と なったら面白しろいのに。 カトリックはローマで細々と維持。 西欧 仏教 中東 仏教 東欧 正教 ロシア 正教 インド 仏教 東アジア 景教(満州・モンゴル方面では正教) 東南アジア 景教 プロテスタントは誕生せず。
203 :
世界@名無史さん :03/08/17 23:28
実際、仏教はどこまで西進したんだろう。 スエーデンのバイキングの遺跡から仏像はでているけど・・ でもヨーロッパにも仏教国はあるよね。 カルムイク自治共和国。 こんなところになぜモンゴロイドが?の国だけど。
204 :
世界@名無史さん :03/08/19 09:26
仏教が西に電波しなかったのは、仏教国が西に支配権を持たなかったからでは?
紙の伝播も遅れたかね。
たまたま唐から紙が伝わったから西方では紙が発明されなかった。 もし唐から紙が伝わらなかったら 西方でもいづれパピルスの発展形として独自に紙が発明されただろう。
そして、その西洋紙に描かれる西洋史には仏教の法典が刻まれることはなかったと…
仏陀生誕地はネパールにあるんだよな。
210 :
とてた ◆0Ot7ihccMU :03/08/19 21:47
>>203 カルムイクスタンは、18〜19世紀になってあの地に至ったそうです。
最近はダラムサラからお坊さんを招いているとか。
211 :
世界@名無史さん :03/08/19 21:52
ブッタって、ガンジーみたいな人だったんだろうね。
212 :
世界@名無史さん :03/08/23 17:10
密教の坊さんが、吸血鬼を真言を唱えて退治するってか?
213 :
◆uNlBIVWBhM :03/08/23 17:36
ガンジス川流域のジャングルみたいな気候の思想と、西方の乾燥気候の思想は、 根本的に合わないんじゃないか? インドも、イスラーム勢力に数百年支配された割には、イスラム教徒が人口の 2割もいない。
>>213 仏教の本拠地は高温多雨湿潤なベンガルなどではなく
どちらかといえば乾燥地域なんだが?
215 :
世界@名無史さん :03/08/23 20:48
イスラム圏の人って宗教心が篤くてほんっとに自分の宗教に忠実 イスラムの教えじゃなくて仏教が広まってたら 殺生を禁じるっていう戒律をとことん守ってタイのような平和な世界だったかも
ケルト神話やゲルマン神話に基く神殿が健在。 神官が絶えず廃仏を唱える。 折れはとりあえず巫女さんと記念写真を撮る。
217 :
世界@名無史さん :03/08/23 21:17
>>216 青い目の巫女さんがイパーイ(゚д゚)ウマー
尼さんはどうでせうか?
>>215 ちょっとスレ違いだが、タイ王室は非常にカリスマが高く
首相と軍部?副首相がケンカしたとき、両人呼び出して
「やめなさい」といったら、その政争が収まったという伝説が……。
>>216 たぶんはかまははいてないぞ。
なにかははいてるが。。。念のため。
222 :
世界@名無史さん :03/08/23 22:43
>>220 ↓これのことですな:
「1991年2月、軍事クーデターによりチャチャイ政権が倒された。
そして1992年5月4日、スチンダ将軍を首相とする軍部内閣が成立した。
これに反対する市民は、抗議集会、デモを連日開催し、そのデモ隊に軍・警察が
発砲し、死者50人といわれる流血事件が発生した。プミポン国王が裁定に乗り出し、
5月24日、スチンダ将軍は退陣した。」
223 :
とてた ◆0Ot7ihccMU :03/08/23 22:46
ケルトがそのまま残るとなると…、 ゲルマン族の「かなりな凶暴さ」も残るのかしらん。
225 :
世界@名無史さん :03/08/23 22:58
>折れはとりあえず巫女さんと記念写真を撮る。 >青い目の巫女さんがイパーイ(゚д゚)ウマー 朝霧の巫女と高畑勲が混ざったような価値観の世界なのかーッ!! それはそれで萌え。巫女さん大量出現の世界名作劇場・・素晴らしい。 最高の(ry
フランス一向宗の尼さんジャンヌダルク。
巫女に反応して泰の反応がおくれた。 (*_*)
>225 件の巫女衣装の歴史は意外と新しいのですが・・・念のため。
>>228 へえー、具体的にはいつ頃からのものなの?
3年くらい前から
>>229 元々大社の巫女は小袿(所謂「十二単」の一種)を、民間の巫女は白い装束
(浄衣)を身に着けていました。一般人が参拝する際にも通常は浄衣を着て
いたようです。鎌倉時代の鎌倉では派手な色彩で行われていたようですが。
現代の「巫女装束」は一応室町時代には登場していますが、規定化されたの
は明治になってからです。
巫女は神道だろ…
巫女のほとんどは、巫女装束を着てる売り子さんだ。 おみくじ、お守り、お払いの受付、縁起物。特にお正月。 神社というのは、ものを売るときに最初にコスプレを採用した事業者かもしれん。
>>232 あー、申し訳ない。『石山寺縁起絵巻』を見ていたらガラ付きの衣装を着た
民間巫女が出ていました(今頃遅いか)。
236 :
世界@名無史さん :03/08/31 04:44
age
237 :
世界@名無史さん :03/09/07 03:16
なんで当時のローマ帝国で仏教の受けが悪かったんでしょね。 商業的な交流があったんだから、まったく知らないと言うわけでもないでしょうし。
238 :
ケンチャン :03/09/07 09:16
>184 わたくしもジョウジもリカもジュンイチロウも音読みですが何か >159 某新聞を購読しなさい キリスト教世界への仏教の躍進がカナーリ 誇張されて報じられてますよ「21世紀は 仏教の時代」とかダイサク じいさん(彼も音読み)がいきまいてますよ
239 :
とてた ◆0Ot7ihccMU :03/09/07 09:21
>>237 ミトラ信仰はそれなりに盛んだったそうですが…。
伝道僧が到着できなかったのですかね。
240 :
まあそれはとにかく :03/09/07 09:27
イエスが実は仏教徒だったという説もあるよね
仏教なんて難しいものがそうそう簡単に普及するわけがない。 印度で仏教が盛んだった時代でも実は仏教が広まったのは知識階級だけ。 最盛期でも一般の民衆に仏教徒は少なかった。 だから印度の仏教には民衆の支えが無かったので イスラムの流入によって滅びてしまった。 支那や日本や朝鮮やインドシナに仏教が広まったのは 哲学色を薄めて民衆にも分かりやすい「方便的」な仏教に変質したからだ。
有名な『古今和歌集』の仮名序には「ちからを入れずして天地を動かし、目 に見えぬ鬼神をもあはれと思わせ・・・」という文章がありますが、これを 中世(鎌倉時代頃)の一般人は次のように解釈していたようです。 「法相宗が説く唯識論には次のようなたとえがある。ただの綱を蛇だと思い こめば、その綱は本当に蛇となって動きはじめる。また木の切り株を人間だ と思えば、切り株は動き出しものを言うだろう。もろもろの現象は人の心を 原因として生ずるものなのである(和歌についてもまた同じ。)」 唯識論ですらも一般人には噛み砕いて説明されたようです。薄まったと見る のか広がったと見るかは人によるでしょうが。 勿論観音信仰や地蔵信仰などの功績も大きい。
一般民衆への仏教普及の鍵になったものは浄土教だろう。 浄土教なら基本的には信仰だけしていればよいのだから分かりやすい。 浄土教はその成立時にキリスト教の影響を受けたと言う。
「皇帝ネロとある比丘の対話」 とか、読めたはずなわけだが。
っていうか、ブッタって人の名前なの?
246 :
世界@名無史さん :03/09/08 13:31
仏陀は普通名詞。 悟りを開いた者は誰でも仏陀。 釈尊と呼ばれる人もその1人であって 彼の名はガウタマ・シッダールタ。
247 :
世界@名無史さん :03/09/09 15:54
キリストやマホメットもブッダと言えるのだろうか? あれは神の啓示を受けた預言者だから違うのだろうか? そもそも悟りってどうなれば悟った事になんの?
>>247 悟り? 人間苦から解放されたら悟ったことになるんじゃないの?
解脱というかも知れないけど。
「神」(造物主)を認める時点で釈迦の思想とは別物。
とはいえ、それゆえにブッダと呼ばれないかは微妙。
周りが認めればブッダだろうなあ。きっと。
目覚めた人・悟った人という意味の普通名詞に使われるので、
当時も釈迦以外にブッダと呼ばれた人は居たらしいし。
キリストは最初から神なんだから悟りもへったくれもないな。 ムハンマドはただの人間だから悟りなんか開いてそうにないし。
>>249 前者には色々とややこしい議論がありまして。
もちろん、神性を認めないと異端な訳ですが。
個人的には、あの嫌になるほど論理的で救いがない原始仏教が好きなんだが、少数派なんだろうな。
252 :
世界@名無史さん :03/09/09 20:07
タイで勃興しつつある「仏教原理主義」も原始仏教の教義への回帰を掲げているのかな。
>>252 教義(あるとすれば)は”人間苦からの解放(解脱)”で同じだとは思うけれど、手法は違うかも。
救いがないというのはたぶん西洋文献学的バイアスじゃない?
>>254 いや、誉め言葉(笑)
無記、無常、空、縁起なんぞは情け容赦ないというか、
あるものをあるがままに見て、経験的事実と論理的推論に基づいて物事考えろという認識論、
人間の認識の届かない領域については沈黙するという態度、
しかも、それらの議論は知識ではないので、解脱に役に立たないという割り切り、
その産物である、すべては縁起によって生成変滅するという認識。
よって永続不変のアートマンなどはないという無我の認識。
どれを取ってもイカしてる。そこにシビれる、あこがれるぅ。
257 :
山野野衾 ◆F6mxNHihgE :03/09/09 22:00
キリスト教徒は『般若心経』を聞くと恐怖するそうです。全てが空とされているので。
Nothing come from nothing. Nothing comeback to nothing. When you lost ? Nothing ! モンティ・パイソンの歌で唯一(?)UKヒットチャート1位を記録した "Always look on the brightside of life" より
般若心経は漢字の字面を眺めるだけでも寒気がしますな。
260 :
世界@名無史さん :03/09/10 03:43
浄土真宗は般若心経を唱えないそうです
>>260 法華宗もです。浄土宗などは一応唱えますが、宗旨からは外れますね。
>>258 仏教というよりは老荘といった感じです。
>>257 意味を理解してるなら、大抵の日本人より凄いかも。
大抵の日本人は意味も分からず、日常使わない読み方で呪文のように唱えているから。
264 :
とてた ◆0Ot7ihccMU :03/09/11 22:17
>>263 はい、そうです…。
とはいえあれは漢訳ですから、ヨーロッパでは「問答歌」になるのかなぁ…。
専門の研究者でないかぎり西洋人がサンスクリット語や漢文で読むわけないから 西洋語に翻訳されたものを読むのだろう。 ならば漢訳のものが普及してる日本人よりも分かりやすいはずだ。
ものには永遠に自立自存する「自性(実体)」(svabhava)などない、 ものは様々な条件や原因に依存して成立する(縁起によって成立する)というのが空の思想だと思うのだが、 確かに理解している日本人は少ないわな。
現代の日本人で漢文(しかも音読)を理解できる人なんて 千人に1人も居ないだろう。 漢文の教師でも音読では辛いはずだ。 これじゃ仏典も呪文になるわい。
>>267 そもそも坊さん達は自分たちが読んでる経の中身を理解しているのだろうか?
意味の説明や経文についての解説などはついぞ聞いたことがないのだが。
>>269 残念なことだが、勉強することと理解することはイコールではない。
まして、知らない人に説明できるようになるのは。
と、いうより、商売上の都合のような気がするな。
本当に理解してたら、もう少し違う商売のやり方をするような気がする。
しかしわざわざ経典の意味を教えて欲しいと願う人も滅多におりませんからね。 大抵は宗派の目的と祖師の伝記話で終わる。 葬式仏教だとか文句を言う人もいらっしゃいますが、じゃあそういう人たちが 理解したがっているのかといえばそうでもない。
>>271 葬式仏教だと文句を言うし、今の日本の仏教は釈迦の教えとは別物だと思っているし、
理解したいと思って自分で勉強してますが、何か?
>>272 誰もあなたがそうだとは言っておりませんが。
>>273 >葬式仏教だとか文句を言う人もいらっしゃいますが、じゃあそういう人たちが
>理解したがっているのかといえばそうでもない。
こういう事を言われても。
>>273 >葬式仏教だとか文句を言う人もいらっしゃいますが、じゃあそういう人たちが
>理解したがっているのかといえばそうでもない。
こういう人は宗教否定派ね。さらにはクレイマーかも。
>>268 そもそも内容を理解しているお坊さんは昔から少数派なんです。
それよりも恐ろしいのは仏教を信仰しているお坊さんが少数派なのではないかと思うこと。
>>255 -256
確かにすきのない美しい体系なんですが、でも愛というか慈悲が感じられない。
そこが西洋文献学的偏見じゃないかと。というのも美しい論理体系だけでは人は動かないと思うんです。
その例がダライラマ猊下です。猊下も美しい論理体系を説かれる。
しかしそれは深い慈悲に裏打ちされ、おこないの裏付けがあって人に信用されると思うんです。
それに『虚無の信仰』や『僧侶と哲学者』などというヨーロッパでベストセラーになった本でも、そうゆうニヒリスティックな仏教理解は間違いだったと言われてますよん。
>>257 それ『虚無の信仰』に詳しいですね。
>>266 その般若心経の理解マックス・ミュラーの誤読を逃れたものですね。
>>276 仏教、特に原始仏教は信仰の対象ではないので、それはそれでOKかと。
ヴァッカリやバドラーヴダやアーラヴィ・ゴータマが信仰を捨て去ったように、
そのように汝もまた信仰を捨て去れ。そなたは死の領域の彼岸にいたるであろう。ピンギヤよ。
(スッタニパータ1146 中村元訳)
ドータカよ。わたくしは世間におけるいかなる疑惑者も解脱させえないであろう。
ただ、そなたが最上の真理を知るならば、それによって、そなたはこの煩悩の激流を渡るであろう。
(スッタニパータ 1064、中村元訳)
問題は、仏教に対する根本的な無理解にあるかと。
仏教が本来生きている生身の人間の生きる方便、知恵としてその存在価値があるということを、
ほとんどの日本人が理解していない、という点がそのもっとも由々しき問題でしょう。
ただ抹香臭いもの、意味の分からない難しいお経をありがたがるものという仏教に対する偏見、
あるいは観念が、そういう理解を妨げているということも言えるでしょう。
仏教は葬式の時だけに必要なものではありません。死者を弔うためにあるものでもありません。
死んだ後の世界を案内してもらうためにあるものでもありません。
むしろ、仏教はそのようなことにすこぶる消極的です。そう書くと、怪訝な顔をされる方も多いと思いますが、
その怪訝顔こそ皆さんが仏教を正しく理解していない確たる証拠です。
(スリランカ仏教、アルボムッレ・スマナサーラ長老、『恐れることは何もない』、泉書房、20〜21頁)
>>277 >そこが西洋文献学的偏見じゃないかと。というのも美しい論理体系だけでは人は動かないと思うんです。
それはそれで偏見のような。
直接その人に接することはできなくても、真理を伝え、受け取ることができればそれはそれで意味のあることで、
自らの理解と行動によって人間苦の克服は可能だと思う次第。
ニヒリスティックと思われるのは個人の自由だが、別に私はあれがニヒリスティックであるとは思わない。
あるものをあるがままに理解すればいい、と思うので。
>>279 まあ、私は大乗ですから。利他、菩提心、慈悲等を大切にしております。
スマナサーラさんには慈悲とか感じられないんですよ。ごめんね。
281 :
山野野衾 ◆F6mxNHihgE :03/09/12 23:45
>>275 創価の人やキリスト教の人がわざわざ来られることも・・・。一般人ならケチ
をつけたいだけなのでしょうが。
>276
下の行に激しく同意です。ただ私が直接知る方々はそうではありません。名前
を挙げられないような大寺院は・・・ですが。
>>281 やっぱり共通認識なんですね。だからって自分はどうかといえばウーンですが、
がんばって行と学問はしてるんですが、慈悲や空性がなかなか身にならず、目くそ鼻くそ状態です。
まあ、師匠がいいからなんとかなるか、というかそこだけに安住して怠けてますね。いかん、いかん
283 :
世界@名無史さん :03/09/13 00:47
墓なんぞいらん、川にでも流してしまえ
284 :
世界@名無史さん :03/09/13 00:48
墓なんぞいらん、臓器ブローカーに下取りしてもらえ
285 :
世界@名無史さん :03/09/13 00:52
墓なんぞいらん、臓器ブローカーに下取りしてもらって、余った部分は川にでも流してしまえ
286 :
世界@名無史さん :03/09/13 01:10
おまいら献体しる
287 :
世界@名無史さん :03/09/19 01:43
お釈迦様は白人です。ガンジーのような鼻の尖った人だった可能性が高いだろう。 これを言うと怒りだす日本人がいるんだけど、人種差別だろうか?
288 :
世界@名無史さん :03/09/19 02:03
別に何人でも、そんなことどうでもよろしい。 が、釈尊アジア人説もあるぞ。
インド人は白人だし
290 :
世界@名無史さん :03/09/19 19:28
>>287 「白人」という人種はありません。
>>288 「アジア人」という人種はありません。
>>289 印度には多種多様な民族、人種が存在するので「印度人は」と言うのは無意味です。
291 :
世界@名無史さん :03/09/19 20:55
292 :
世界@名無史さん :03/09/19 21:04
ナチの鉤十字も仏教の卍をアレンジしたものだから ドイツでは仏教はある程度知られてると思われ。
293 :
とてた ◆0Ot7ihccMU :03/09/19 22:22
>>292 「スワスティカ」は、直接仏教には関連してなかったと思いますが。
>>292 無知曝け出し。
仏教と全然関係有りません。
まして、東洋の卍をアレンジしたものでは有りません。
トゥーレ協会のシンボルをアレンジしたものです。
>>292 こりゃ非道い。
未だにそんな事言ってる馬鹿がいたんだな。
>>295 「未だに」ってことは、かつては公然とそういバカがいたってこと?
興味あるな、それ。どこのバカよ?
ヨーロッパの酒は、般若湯が席巻。 ワイン畑が……米…無理かな。
>>297 ヨーロッパは米作に適した気候とは言い難いと思う。故にそれはちょっと無理かと。
むしろワインが般若湯と呼ばれるとか?
赤ワインは赤般若。ロゼが紅般若で白が・・・緑般若?
301 :
世界@名無史さん :03/10/14 00:34
食生活だと、殺生戒はどのへんまで守られるかな。 畜肉はやめられないかもね。
都合良く歪曲されるのでは? 例えば「ビーバーは肉ではない」の様に
出家者はともかく俗人が殺生戒を守ってる所なんてどれだけあるんだよ
>>303 それは盲点だったな…ンじゃ行事で、小難しいことは抜きに
盆休みがヨーロッパに浸透して…
>>299 白は白般若でいいんじゃない?
赤般若、紅般若、白般若。
すこし、赤般若をいただこう。
306 :
とてた ◆0Ot7ihccMU :03/10/14 22:17
>>301 中央アジアの場合、「自分で殺さず・他人に殺させず・自分の為に殺させず」なら肉食も可だったとか。
>>304 …「お盆」は仏教そのものの行事じゃないです。
欧米の「お盆」はハロウィンだーね。 かぼちゃ大王は、やはりかぼちゃ大王のままだろう。
ハロウィーンだってキリスト教の行事では無いんだから 何教とでもくっつけるだろう。
309 :
世界@名無史さん :03/10/14 23:08
ワルイゴハオラネガー、とトナカイそりに乗って冬至の晩に現れかねないぞw
310 :
世界@名無史さん :03/10/14 23:19
中世にバルラーム(仏陀)とヨサファット(菩薩。誰だろう)という名前で 西欧に伝わり、後に列聖されているという話は既出ですか。
煙突から進入、寝息を立てて眠る子供たちをメッタ刺し 顔面を覆い隠す凶悪な髯面に、全身返り血を浴びた真赤な服 ヤシの名は・・・
般若湯は防寒と滋養のため(という名目で)飲まれたんだから 水代わりのワインじゃなくて、むしろスピリッツの類がそう呼ばれそうな気がする。
ウォッカなんかはどう変わるんだろ? こないだ90%のを飲んだら舌にのせた瞬間に気化した。 ロシア人は良くあんなもんのめるな。
>>312 それなら「生命の水」ならぬ「知恵の水」と言うことでピッタリかもね。
317 :
世界@名無史さん :03/11/06 22:24
a
久しぶりに来たら、停滞中か…。 仏教繋がりで、服装とかどうかな?
319 :
世界@名無史さん :03/11/19 22:20
袈裟とトーガって似すぎw 案外抵抗なく受容されそう。
西の方に伝播した仏教では仏像はふつに巻き毛なのに東に伝播したほうの仏像はパンチパーマ。 そのことが原因で東西で仏教が割れてみたり。
>>320 するどい、そういえばそうだ、ガンダーラ…起き抜けだから頭が回らん。
322 :
世界@名無史さん :03/11/29 17:06
食べ物スレからコピペ 「さて、齢80となられた釈尊は死期を悟られ、ラージャガハ(王舎城)の霊鷲山から 生まれ故郷のカピラ城に向かって最後の旅に出られました。結局、釈尊はカピラ城から 70キロほど手前のクシナーラーで亡くなられましたが、直接の死因は食中毒でした。 旅の途中、釈尊は侍者アーナンダ他数人の弟子たちと、パーヴァーという都市の近郊にある マンゴー林に滞在され、鍛冶工チュンダの供養を受けられました。チュンダは釈尊一向のために、 「美味なる噛む食物、柔らかい食物、多くのスーカラ・マッダヴァ」を用意しました。 食中毒の原因はこのスーカラ・マッダヴァだったようです。ですがこのスーカラ・マッダヴァの 実体については古来異説があって、定かではありません。「スーカラ」とは「野豚」のことで、 「マッダヴァ」とは「柔らかい」という意味です。有力な説は二つあります。 ひとつは「柔らかい豚肉」の料理だとする説です。もうひとつは「豚の掘り出すキノコ」の料理とする説です。 キャビア、フォアグラとともに世界の三大珍味といわれているトリュフも豚や犬の嗅覚を利用して 探すそうですが、その類のキノコなのでしょうか。」 フランスでのトリュフ位置づけはどうなる?
324 :
世界@名無史さん :03/11/30 01:24
上からバスーイ。面白いなこりゃ!50ヘー 聖ヨサパト(Josaphat, Saint) ヨサパトの名は、仏教の称号ボディサットBodhisattva(菩薩)がキリスト教に導入されて 転訛したものであり、したがって聖ヨサパトは、軽率にも悉達多・釈迦牟尼をキリスト教の 聖人に列したものだった。 中世の聖人製作者たちが、ブッダの若い頃の物語を改作して、聖ヨサパトの話を作りあげた。 聖ヨサパトの父親は「インドの王」と呼ばれており、王はこの息子をキリスト教徒にさせまいと監禁しておいた。 しかし、ともかくも、この若者はキリスト教に改宗し、例によって数々の奇跡を行った。 その奇跡のうちのいくつかは、ブッダの伝記に記されている出来事を借用したものだった。 聖ヨサパトは、中世の人々の間で非常に人気があった。 当時のヨーロッパで仏教が悪魔の作品として嫌悪されていたことを考えると、これは何とも皮肉な成り行きだった。
325 :
世界@名無史さん :03/11/30 01:41
「ホトケを待ちながら」
これもいけてると思う。 > なお、このバルラームとヨサパトの聖伝は、すでにキリシタン時代に『聖ばるらあんとじょざはつの御作業』と題してわが国に翻訳されている。
トマス秋茄子が起こした数少ない奇跡の中に、 彼が氏ぬ直前に魚の行商に「ニシンが食いたい」って言ったら 行商が持っていたイワシがニシンに変わった、 ってのがあるよね。 ヨーロッパの人はみんなシーフードを食べるようになったんじゃないかな?
マルクスも仏教の影響を受けると・・・ 共産主義とは「空の空なるかな、すべて空なり」となる。 人は末法の世の中を輪廻再生を繰り返し、 「共産主義社会が実現するのは五十六億七千万年後である。」 となる。
330 :
世界@名無史さん :03/12/12 23:41
やっぱどうしても現世を否定してしまう・・・ 政治や経済の原動力にはなかなか結びつかないなあトホホ
宗派にもよるでしょう。
332 :
世界@名無史さん :03/12/13 09:42
一瞬、もし仏教が宇宙に広がっていったらって感じる年月だな<56億年
334 :
とてた ◆0Ot7ihccMU :03/12/13 20:39
人類の居住権が地球外に広がれば、仏教も神道もキリスト教もイスラム教も宇宙に広がっていくことでしょう…。
もし仏教がヨーロッパに広がっていたら、文明は進歩しなかった。
336 :
世界@名無史さん :03/12/14 00:01
よくわからんが、キリスト教的終末論が無ければ、マルクスの「千年王国」的なヴィジョンも ケインズの「キリスト教徒としての博愛の論理としての失業者対策=有効需要の論理」も、 いや、マックス・ウェイバーのいう「プロテスタンティズムと資本主義の論理」も 生まれないんじゃないのか? それ以前に、ローマの迫害にもめげず欧州全土を覆ったキリストだかメシア思想に、 温帯湿潤な仏教が、どうしたら流布するのか?
337 :
世界@名無史さん :03/12/14 00:06
チベット高原やモンゴルの砂漠、シベリアまで根付いた仏教のことだ、 まあ気候は障壁になるまいよ、と楽観視してみるw
338 :
世界@名無史さん :03/12/14 00:13
うむ。いや、気候というかうまく言えないのだし、言うほどの知識も 無いのだが・・・やはり一神教とか救済の論理とかには、大乗仏教だか小乗仏教 だかは太刀打ち出来ないって事はないかなぁ。 ディベートとかさせると、どんなものなんだろ。 キリスト教には例の「宣教師」というシステムがあるけど、仏教には あれほどの情熱があるのか? それともイグナテゥス・ロヲラが阿弥陀如来に帰依したら、やはり「布教」 するのが白人の血なのか? よくわからんのです・・・。教えてえらい人
唯識論やらなんやらに対抗できる深さがキリスト教にあるかな?
>>338 イスラム教にも宣教師はいない。それでもあれだけ広まっているのだから、宣教師の存在とかはあまり関係ないのでは?
>338 論理的整合性よりもどちらがより民衆へのアピールがあるかと思われ。 どちらが宣伝上手かでしょう。 キリスト教が布教を重視するのは 元々のゾロアスター教からして人間世界と歴史をふくむ宇宙全体が善と悪の闘争の 場であり、宇宙史の展開は善と光明の「最後の勝利」の実現に向かってすすみつつ ある一つの過程ととらえており、未来に倫理的意味の目的性があるから。 この考え方はイスラム教もユダヤ教も同じ。 簡単にいいかえると「終末戦争までにどんどん信者獲得して悪に勝って永遠の王国へいこうぜ!」 対して仏教は もともと歴史に積極的意味を求めない。歴史とは諸要素の流れとかその中に現れる 現象にすぎない。なんの目的も救済もない。上とか下の層?があってそれぞれの層 においてのカルマの果てしない繰り返しがあるだけ。輪廻転生で浮き沈みするけど。 歴史に目的があるとしたら、修行してカルマを脱出しようとするときかな。 仏教の布教というのはどっちかというと慈悲からじゃないの? 「仏様ってのを拝んでおけば来世はよくなるよ」(ほんとの救いは56億七千万年後だけど) 「んなに待てねーよ」 「じゃ、阿弥陀仏拝めば弥陀の浄土へ連れていってくれるよ」
ジングル・ベル、ジングル・ベル、数珠が鳴る
いや、ユダヤ教もキリスト教もイスラムも信者の数は神の勝利に関係ないよ。 それに「悪魔」の役割もキリスト教に比べて低いし。
344 :
岩佐真悠子と結婚します :03/12/14 03:08
ヨーロッパに広まってたら経典への接近がよりダイレクトに行われるんで 以外に原始的な姿をとどめていたかも。 玄奘も翻訳にあたってどうしても訳し切れなかった箇所ってのを挙げてる けど、古典ギリシア語の素養があればサンスクリットを習得するのは そんなに難しいことじゃないだろうし。 そもそも翻訳なんて作業を必要としなければ、必要以上の誤解や解釈、偽 経典なんてものが生まれる可能性もぐっと低くなるし、仮に生まれたと しても検証し易くなるだろうし。般若心経だって最初の段落に訳されて いない文があるでしょ。ああいうことが起こらなくなるわけだし。
345 :
世界@名無史さん :03/12/14 03:14
マジレスすると今だからそんな気がするだけであって、 広まったとしてもいずれ一神教に駆逐されたと思う。 近世から近代にかけて仏教は時代的にいちばん説得力のなかった思想かもしれん。
346 :
世界@名無史さん :03/12/14 05:04
明清や江戸時代はほとんど無力だったしな。
347 :
世界@名無史さん :03/12/14 05:07
キリスト教はもともと論理なんてないよ。 今のキリスト教が論理的にみえるのはカトリックが キリスト教とは何の関係もないギリシア哲学をもってきて理論武装したから。 仏教が入ってきたらギリシア哲学はインド哲学に駆逐されるか 混淆して見分けのつきにくいものになった可能性の方が高い。 それから一神教が力があるように見えるのは西洋近代のせいだろう。 西洋近代は一神教全般の力じゃなくて、実はプロテスタント思想の力。 そして近代はキリスト教もふくめた宗教全般が説得力を失っていく過程だった。 仏教が特別どうだはない。日本も西洋とともに世俗化がすすんでいただけ。 チベットや東南アジアの仏教は別。
348 :
世界@名無史さん :03/12/14 05:18
「毘沙門天のルーツが英雄ヘラクレス」だという説は、ここではどうなん?
349 :
とてた ◆0Ot7ihccMU :03/12/14 10:33
ケインズとかマルクスの理論構築の基礎にキリスト教が…、 というのはよくききますが、 南宋や江戸時代の日本みたいにキリスト教に関係無く「資本主義」が発達した例もありますよ。
351 :
世界@名無史さん :03/12/14 10:49
あとはキリストや仏に関係なく地理的な要素で、「大航海時代」や「小国同士の 戦闘による切磋琢磨」で、例えば東インド会社のようなインド一国を扱う巨大企業 が生まれるかどうかですかね・・・???
大丈夫です。真宗の門徒が多かった近江商人の如く、 「南無阿弥陀仏」「進者往生極楽退者無限地獄」の旗を掲げた大艦隊が出現しまつ。 マゼラン「それでも藻前は門徒かーッ、海峡を見つける前に逃げ出すものは地獄へ落ちるぞーッ、武者押しの声を挙げよ」 乗組員「なまんだなまんだなまんだなまんだー」
す、すまそ。別スレの捨てはんが残っていました・・私は山野氏ではありません・・
今のカトリック圏が念仏系・浄土系で、プロテスタント圏が禅宗になってたりして。 東欧は天台・真言とかかな。
355 :
世界@名無史さん :03/12/14 18:28
>>347 それは一神教を過小評価しすぎでは?
確かに近代では教会の力は弱まるが、649も言うように
西欧近代哲学はすべて一神教的発想(あえてキリスト教とはいわないが)が
ベースになっていることはここの住人なら知ってる事だろう。
それをプロテスタントに限定するのは胴衣だが哲学にはユダヤ人の貢献も多いからね。
良く考えてみると近代までに一神教が浸透しなかったのは
中国の影響圏だけだというのも
考える余地のある問題かもしれない。
>西欧近代哲学はすべて一神教的発想(あえてキリスト教とはいわないが)が はあ?そもそも一神教的発想って何だよ。
357 :
世界@名無史さん :03/12/14 18:57
>>355 儒教の聖書批判というのは、どういうものだったのですか?
358 :
世界@名無史さん :03/12/14 20:14
>>356 一神教とは西アジアの乾燥地帯で発生したユダヤ教、
キリスト教、イスラム教など「啓典の民」の思想を指す。
もう一回高校社会科からやりなおすことをお勧めする。
>357さん わたしゃ355さんじゃないのですが、お答えしますと・・ やはり「君、君たり、臣、臣たり、親、親たり、子、子たり」(論語)という君臣の義を誤るということが、 キリスト教拒否の大きな原因だったのではないでしょうかね。
>>358 一神教的発想とは何を想定しているのか、と尋ねたのであって、
一神教て何、と尋ねたわけではないよ。
小学校の国語からやり直してどうにかなるものなら、そうお勧めするのだが…。
>近代までに一神教が浸透しなかったのは中国の影響圏だけだ アホでつか?
362 :
世界@名無史さん :03/12/14 22:21
中国においては、仏教も、皇帝に対して僧侶が頭をたれるべきであるかどうか ということについて、何度も議論が戦わされてきた。 皇帝権威は中国独自の思想・倫理観によって裏付けられているため、それに 服さない仏教僧の存在は、微妙な立場にあった。
人権がキリスト教の産物か議論してたスレってどこだっけ?
364 :
世界@名無史さん :03/12/14 22:57
368 :
世界@名無史さん :03/12/14 23:12
385 名前: 世界@名無史さん 投稿日: 02/05/09 13:26 欧米の人権思想の核心にキリスト教の世界観がある、という説について 皆さんはどう思われますか? 人間が現世において一回限りの生命を持ち、死して永遠の救いに与るという 教義は、世俗化された形で人権の思想とつながっているという考え方ですが。 (だから日本のような親子心中がめったにないのかな?)
386 名前: 世界@名無史さん 投稿日: 02/05/09 13:46 人は生まれながらにして自由・平等であるという人権思想は 人は神の前において平等であるっていうキリスト教の教えと 通じるものがあることは確かでしょうね。
387 名前: 世界@名無史さん 投稿日: 02/05/09 14:06 私は、人権思想とキリスト教思想は切れていると思います。 切れてはいるが、キリスト教思想を範にしたと言うように思えます。 なぜかと言えば、キリスト教思想は、十字架上のイエスの贖罪を信じる者 のみに適用されるとするのが(現在までのところ)正統であり主流だからです。 マリア・テレジアは、ボランティア活動で、イスラム、ヒンドゥーの 信者が死にゆくときには、それぞれの宗教の祈りの言葉をかけてあげた と言います。これは現在のキリスト教が持つ可能性の1つではあると 思います。が、まだまだ決して主流とは言えないと思います。 >切れてはいるが、キリスト教思想を範にした について捕捉すれば、人権思想を練り上げた近代思想家達の主観に立てば、 キリスト教思想を克服し、乗り越えようとした、人たちの方が多かったと 思います。 個人的意見ですが、キリスト教思想というのはそれほど軽々しいものでは ないので、克服しようとして、結果的に、キリスト教思想の構造を範と したような構造的に同型(似たタイプ)の思想が構築された、とこのように 考えています。
388 名前:
>>387 修正 投稿日: 02/05/09 14:09
×>マリア・テレジア
修正>マザー・テレサ
373 :
世界@名無史さん :03/12/14 23:17
>>369 すみません。ご親切にコピーしていただいておいて恐縮なのですが
>>367 の方を探しておりました。
>>368 で読めますので、お手数をおかけして、本当に申し訳ありませんでした。
375 :
世界@名無史さん :03/12/15 00:10
356=360=361 ウザ。よそでやれ。
>>344 ラテン語には冠詞がないからどっちにしても多少の混乱はあると思われ
冠詞なんて飾りです
いまは平和だろう。<仏教
381 :
世界@名無史さん :03/12/15 22:11
>>355 >良く考えてみると近代までに一神教が浸透しなかったのは
>中国の影響圏だけだというのも
>考える余地のある問題かもしれない。
中国とは関係ないけどさ、
イランは古代から続く文明と、ゾロアスター教のような独自の思想体系が
あったのに、なぜイスラーム化したんだろう・・・
文明国でありながら後発の一神教に征服された例は、ローマ帝国とイラン
ぐらいかな。
382 :
世界@名無史さん :03/12/16 07:03
ローマの場合は自らキリスト教を選んだという感じがかなりある。 イランの場合、本来普遍宗教だったゾロアスター教が劣化して民族宗教みたいに成り下がって 活力を失っていたことが大きい。そうでなればいくら戦争に負けたとはいえ 独立したらまた盛りかえすだけの余力は当時十分あった。
383 :
世界@名無史さん :03/12/16 07:40
国家以前の時代のシャーマニズムやら自然崇拝てのは 人間の世界に野蛮が発生しないような教えだった面もある。 ネイティヴアメリカンも必要以上の肉は捕らないとか。 国家てのはそういう「教え」を破壊して王がすべての戦争と野蛮を吸い上げて行く 古代の帝国は自然崇拝を王と国家に都合良く当てはめて行く時代だった。 一方では倫理的な「教え」に生きる人々にとっては危機の時代でもあり、 それに対抗するために一神教が生まれたと位置付ける事ができる。 その流れからいくとけっこうわかりやすい話では?
>>383 昔の偏狭な西洋人みたいなこと逝ってるな。
それで世界を侵略したのもキリスト教文明を広めて野蛮から人類を救済するためかw
385 :
世界@名無史さん :03/12/16 11:13
>>382 >ローマの場合は自らキリスト教を選んだという感じがかなりある。
そーゆー意味でローマ帝国のキリスト教化というのはかなり特殊かな。
386 :
世界@名無史さん :03/12/16 11:41
国家の発生は自然崇拝の神を国家の下にをおいたが、 逆に国家の上にくる、国家に支配されない神として一神教が設定されたともいえる。 まあ、結局教皇みたいなのが出て来る訳だが。
387 :
世界@名無史さん :03/12/16 11:46
>>384 まあ、その通りな訳だが、一神教の発生した頃の意義と
その後の一神教徒のDQNな歴史は分けて考えてやれ。
やっぱり、大仏を造営するんだろうか… 塗る為の金が…
389 :
世界@名無史さん :03/12/16 20:09
>>382 >本来普遍宗教だったゾロアスター教が劣化して民族宗教みたいに成り下がって
>活力を失っていたことが大きい。
将来、本来普遍宗教だったキリスト教が劣化して民族(人種)宗教みたいに成り下がって、
活力を失っていく可能性はあるんだろうか・・・
国教会なんて思いっきり民族宗教に成り下がって活力を失っているように 思えるが、どうだろう。 キリスト教の場合は他にも多様な宗派があるから、全般的な没落には 繋がっていないが。
>>386 一神教のハシリといわれるアマルナ信仰の発祥は全く逆の、権力者がもう一つの権力である
神殿を押さえるために生まれたといわれている。
しかしイスラームは、道徳律として全くの役立たずで権力者のためにするものでしかなくなって
いた多神教を叩き潰し、道徳律と世俗権力を刷新するという動機により生まれているって考えると
訳ワカメ。
上下云々というより、
『神>世俗』もしくは『世俗>神』の状態を『神=世俗』という古来の理想のカタチに再構成
する動き、と捉えるべきかな。
>>388 銅像より、クシャナ朝のガンダーラ美術のような、古典美術を受け継いだ彫刻が発達したんじゃない?
それにしても、ヘレニズムと仏教が融合したクシャナ朝の文化は最も参考になると思うのだが。
>>389 カトリックが宗教改革でそうなってもおかしくなかったんだが、内部に修道会っていう自浄組織を
もっていたからな。修道会はエライ!
392 :
世界@名無史さん :03/12/16 23:05
>>389 >国教会なんて思いっきり民族宗教に成り下がって活力を失っているように
>思えるが、
禿げ同。
>>391 いわゆる「リフォルマ・カットリカ」ですな。
トリエント公会議以後、少しずつ内部からの刷新を実現してゆく。
司教の定住、イエズス会など新たな修道会による伝道活動、巡礼や信心会の
復活、深い霊的神秘的生活の広がり、芸術の開花など。
最近、ヨーロッパが統合されていくにつれて、「我々」と「他者」を分けるのに
キリスト教が持ち出されているような。
アラブ人や日本人を「同化不可能な人種」とみなすとか。
同化してもらいたくないのですがねえ、こちらは。
まぁ、山野氏みたいのもいるからな。
最近のヨーロッパはまた違う方向に向いているように思う。 アラブ人や日本人を排除するというより反米で連帯する方向じゃないのかな。 既に現在のヨーロッパは人口動態からいってイスラム教徒を排除する道は 袋小路がみえてるので、どうしたって共生か同化しか先がない。
396 :
世界@名無史さん :03/12/17 07:24
EU統合にキリスト教は関係するのかどうか、 歴史を見てくると未来への分かれ目な気がしますね。 同化するための共同体なら出来てもこの先ろくなことないですから。 アジアに置き換えたら大変なことになるし。 395のいうように共生のための組織になっていくなら可能性感じますが。 うまくトルコが入ってうまく共生出来て行くといいんですがね。
397 :
世界@名無史さん :03/12/17 08:16
>>396 ローマ教皇ヨハネ・パウロ2世は、「欧州憲法」のなかでキリスト教に
ついて言及するようにロビー活動を行っていましたね。
>>389 英国国教会が活力を失った原因の一つは、国王が教会の首長を兼ねる
という体制ですか?
江戸時代の日本もそうだけど、宗教が政治に従属すると活力を失って
いくような。
中世の、聖職叙任権闘争が起こる前のカトリック教会も弱体だったな。
金のかからない宗教が良い宗教だ。祭事や御布施も程々に。
399 :
世界@名無史さん :03/12/17 09:06
内村鑑三の無教会派
>>396 100%の共生とか100%の同化はあり得ない。程度問題。
とはいえ、伝統的なヨーロッパにこだわって比較的同化を重んじるか
まったく新しいヨーロッパをめざして比較的共生を重んじるかは
フランス人・ドイツ人あたりは優柔不断な情況にある感じがするね。
米国とちがってヨーロッパのキリスト教は今後ますます
決定的な要素にはなりえなくなっていくと思われ。
396のいうとおり先々トルコが加盟するかどうかが分かれ道だろうけど、
これも結局どうしたいのかヨーロッパ人自身が自分でわかってない。
401 :
世界@名無史さん :03/12/17 13:05
>>395 >最近のヨーロッパはまた違う方向に向いているように思う。
>アラブ人や日本人を排除するというより反米で連帯する方向じゃないのかな。
「ヨーロッパ人」というアイデンティティを
「アメリカとどう違うか」という点を強調することによって
確立しようとしているのかな。
>>401 西洋思想史に詳しい関曠野氏によるとドイツ人やフランス人が
「ヨーロッパ人」という概念を具体的に自覚するようになったのは
合衆国が強大化した第一次大戦の頃からだそうだよ
403 :
世界@名無史さん :03/12/17 22:41
>>397 それは文化人類学的にも理にかなってますね。
聖なる権威が世俗権力を兼ねることは出来ても
逆は出来ないってことでしょうか。
404 :
世界@名無史さん :03/12/18 10:54
>>400 >米国とちがってヨーロッパのキリスト教は今後ますます
>決定的な要素にはなりえなくなっていくと思われ。
アメリカではギャラップ調査で80%以上の人が、
「宗教は生活の中で重要」
と答えるそうで。
ヨーロッパでは古くからあるカトリックまたはプロテスタントの教会が
しばしば政府と密接に結びついていますね。
405 :
とてた ◆0Ot7ihccMU :03/12/25 22:40
イエス上人誕生祭…はないでしょうね、やっぱり。 (お坊さんの場合、お亡くなりになった日の方が多いような)
真宗の場合、祖師の方が阿弥陀仏よりも信心されていますからね。
407 :
世界@名無史さん :03/12/26 01:44
ムスリムとはうまくやっていけるだろうか。 しかし勃興期のイスラム帝国武力拡大は免れないだろうけどなあ・・・
408 :
世界@名無史さん :03/12/26 23:16
ダライ・ローマ法王: 「卍字軍を結成せよ!ヒンドゥー教徒、さらにイスラム教徒の手に落ちた 聖地ルンビニー・ブッダガヤー・サールナートを奪還するのだ!」 中央アジアのラマ教系遊牧民と手を組んで一挙に・・・と妄想してみるw
409 :
山野野衾 ◆UJr4Al4ZYM :03/12/26 23:18
>406 > 真宗の場合、祖師の方が阿弥陀仏よりも信心されていますからね。 具体的には、どういった点がそう見えますか?
411 :
山野野衾 ◆UJr4Al4ZYM :03/12/26 23:30
>>410 御影堂の方はごったがえしているのに、肝心の阿弥陀仏の前はガラガラだったり。
>411 なるほど。そういうことでしたか。真宗で「信心」という場合、教義的には 阿弥陀如来に関する話ばかりで、親鸞上人に対する信仰といったものは ふつう出てこないように思いますが、歴史的に、あるいは民間信仰として は親鸞信仰というものがあるかもしれませんね。
昔は門主のつかった湯を「疫病除け」に飲んだという話もありますよ。 勿論信者側が勝手にやっていた事でしたが。
>413 まさに何というか聖者信仰のようなものですかね。門主も法主も親鸞の血脈 ですから、親鸞信仰かもしれないし。
415 :
世界@名無史さん :03/12/27 09:15
>教義的には >阿弥陀如来に関する話ばかりで、親鸞上人に対する信仰といったものは >ふつう出てこないように思いますが 全く出てこない。親鸞は「俺を拝め」なんて言ってないし、 実際、親鸞に向かって合掌した人を叱ったりした。 後継者は親鸞を拝め、なんて言ってないが「親鸞を拝むな」と 言ってないのも事実。
416 :
世界@名無史さん :03/12/28 07:16
>407 中東地域はいったん仏教が広まるが、 イスラムが勃興し、仏教勢力はヨーロッパに孤立する。 その中からローマ法主の提唱で卍字軍が結成されたりする。 ヨーロッパではローマ法主が支配する旧仏教勢力に対抗して 禅、念仏、題目などのプロテスタント勢力が北欧中心に勃興してくる。
417 :
とてた ◆0Ot7ihccMU :03/12/28 15:58
さあ、どうでしょう? キリスト教が存在しないでイスラム教が成立するでしょうか? イエス上人が従来の上座部に疑問を抱いて独自の大乗イエス宗を開いたのなら、 ムハンマドも在家仏教徒(「新義的」かもしれませんが)として行動するのでは。
結局キリスト教の方が布教成功してるよね 大航海時代があったからかな
419 :
世界@名無史さん :03/12/28 21:14
浄土真宗開祖カルヴァン上人 「天職をまっとうせよ。例えば農作業の結果小さき虫を殺めるのは 阿弥陀仏の本意に叛くものではない。必ず極楽往生できる。 商人が汗して得る富は尊いものである。これも阿弥陀の望まれることである。 感謝の心を込めて南無阿弥陀仏と唱えよ。」 というカルヴァンの教えは、当時勃興しつつあった市民階級(商工業者)に 支持されて普及し、資本主義の発展に大きな影響を与えた。
腐敗堕落する大寺院の僧侶階級にいやけをさしたムハンマド上人は、 自ら還俗し「村なら村、国なら国そのものが大いなる僧伽(サンガ)そのものである」とし、 出家という行為自体を廃止し、家に「居すわる宗」を開いた。
どこの宗教も根は同じだなぁ
422 :
世界@名無史さん :03/12/28 23:38
>421 キリスト教とイスラム教は親類だし、 イエスは教養として仏教の知識を持っていて 教義に影響を与えたというし。
>>422 しかし、ふと「世界に一つの大宗教しかなかったら」と思うと
その世界って、この世界よりも殺伐としているだろうな…。
宗教にも多様性を…そして和を…一神教だと無理か。
キリストは「良きサマリア人」の教えがあるし イスラム教は「異教徒のの保護」はムスリムの義務とシャリーアに定めがあり、 ヒンズー教は世界の諸宗教の教祖はすべてヒンズーの神の化身なのだから 異教には敬意を払わなければならない。 一神教だろうが多神教だろうが本来対立すなければならない原則はない。
どこで間違ったのかなぁー南無阿弥陀仏
426 :
とにもかくも :03/12/29 10:42
アメリカ西部からきた創価学会員が無料英会話教室をひらいて折伏 「チョットイイデスカ スミスセンセイハプロフェットデス イロンナブキョウドレガタダシイ カイノタラ ホトケサマユメニミマシタ」 アメリカは民主党・共和党・公明党の3政党制となる
428 :
世界@名無史さん :03/12/29 21:28
カール5世から「南無阿弥陀仏と唱えれば救われる」との自説の撤回を求められたのに対し、 ルターは経典に明らかな証拠がある以外は取り消さないと拒否し、 「我ここに立つ、仏我を助け給え」という言葉で答弁を終わったと言われている。 カール5世はルターを法律の保護外において帝国追放に処し、 浄土宗を禁止して彼の著書の購買や頒布を禁じた(1521)。 その後、ルターは突然人々の前から姿を消し、行方が分からなくなった。 ルターはザクセン選帝侯の居城ヴァルトブルク城にかくまわれていたのである。 そこで彼は浄土三部経、すなわち『無量寿経』『観無量寿教』『阿弥陀教』のドイツ語訳を完成し、 一般の人々にも経典が読める道を開き、自らは『選択本願念仏集』を著した。
429 :
世界@名無史さん :03/12/29 21:29
ハゲシクワロタ
漢訳仏典を意味不明な呪文としてありがたがっている今の日本仏教も、 サンスクリットから現代語に直接訳した仏典をきちんと使ようにせんと いかんよな…。
431 :
世界@名無史さん :03/12/29 21:46
カトリックにもラテン語の経文があるんじゃなかった?
432 :
世界@名無史さん :03/12/29 21:47
それと、イスラム教が礼拝を古代アラビア語でやるのもどうよ?
433 :
世界@名無史さん :03/12/29 21:58
浄土三部経や法華経の分かりやすい日本語訳がほしいな。 昭和30年代に岩波から出版された訳(岩波文庫)は現在では分かりにくい。 信仰の有無にかかわらず、書かれている内容は2,000年来のロングセラー だけあって読み応えはある。「お経は分からないからありがたい。」という話もあるけれど。
>430 >433 浄土三部経のうち『観無量寿経』はサンスクリット原文が失われていて、 漢文訳しかないそうです。岩波文庫も『無量寿経』と『阿弥陀経』は サンスクリット原文→現代日本語訳だけど、『観無量寿経』は漢文訳→現代日本語訳です。
やはり、修道院長が旅の修道士との禅問答で敗れると、修道院を明け渡さなきゃならんのだろうか・・・。
>>430 まあ理解しようとすれば分からないというものではありませんし、それでも
人々の支持を得てきたのは確かな訳ですから・・・。
別に理解しなきゃいけないってこともないだろう、と思う。 宗教は哲学じゃない!
仏教は哲学だけどな
仏教とギリシア哲学ってやはり関係あるんだろうか。
宗教か哲学かという分け方がすでに西洋の発想。 仏教が宗教か哲学かという問い自体すでに仏教的でない。
>>440 インドでも宗教と哲学は別物。
哲学が宗教に呑み込まれてはいるけどな。
仏教の哲学はあっても、仏教自体は宗教扱い。
442 :
世界@名無史さん :04/01/02 21:39
浄土三部教の成立は紀元前後というところでしょうか?
443 :
世界@名無史さん :04/01/02 22:01
>442 浄土三部経のうち、最も古い成立と思われる『無量寿経』では極楽浄土について 「涼しい風がふき、洗濯物がよく乾く・・・」とある。・・・ということは成立した地は 亜熱帯で湿潤な気候のところだと思われる。西域やチベットでは気候が涼しく乾燥しているから (下着以外はほとんど洗濯しない)一般に言われているよりも(一般では西域で成立したとされている) 古く、インドで成立したのではないかと。
444 :
世界@名無史さん :04/01/02 22:11
浄土教系では浄土三部経以外にお経を認めないけど、 浄土宗では『観無調儒教』、真宗では『無量寿経』、時宗は『阿弥陀経』を それぞれ最も重視しますな。親鸞が法然の一弟子であったにもかかわらず 浄土宗の一派でなく「浄土真宗」とされているのは最も重視すべき根本経典が 異なるため?
445 :
世界@名無史さん :04/01/03 09:04
反宗教改革 宗教改革の進展につれて、旧仏教側もこれに対抗してみずから寺院改革を行い、 勢力の立て直しに努めた。これを反宗教改革と呼んでいる。 1545年から18年間にわたって南チロルのトリエント(トレント)で開かれた宗門会議は、 当初は新旧両仏教の調停を目的としたが、新仏教側が出席を拒否したので、 旧仏教側だけの会議となり、近代天台・真言等の教義の確定の場となった。 会議では、ローマ法主の至上権を再確認し、また教義についても従来の解釈が正しいことを再確認した。 その一方で旧仏教界内部の粛正、宗門裁判所による異端審問の強化、禁書目録の制定による思想統制の強化なども行われた。 反宗教改革の推進に大いに貢献したのが、スペイン人のイグナティウス=ロヨラらによって1534年に設立されたゴータマ会(ジェズイット教団)である。 イグナティウス=ロヨラ(1491頃〜1556)は、スペインの貴族出身で、軍隊に入りフランスとの戦いで負傷し、病院で回心し(1521)、ブッダガヤへの巡礼後、 パリなどで勉学に励み、パリでフランシスコ=ザビエル(シャヴィエル)ら6人の同志とともに、清貧・貞潔・法主への絶対服従を根本精神とするゴータマ会 (ジェズイット教団)を創設し(1534)、のちに法主の許可を受けて(1540)、初代総長となった。 フランシスコ=ザビエル(1506頃〜52)は、スペインのナヴァラのシャヴィエル城主の子に生まれ、王国の没落でパリに出て学び、 同郷のイグナティウス=ロヨラに出会い、彼に共感してゴータマ会の設立に加わった。 反宗教改革に尽くし、ポルトガル王の要請で仏教の衰えた仏教の故地インド再布教のためにゴアに至り(1542)、 インド・東南アジアの布教に努めた。マラッカで日本人彌次郎に出会い(1547)、彼の案内で鹿児島に来て(1549)、 日本に初めて仏教を伝え、その後平戸・山口・大分で布教した。さらに中国への布教のために広州付近の上川島に至ったが、 熱病にかかりその地で没した。
446 :
世界@名無史さん :04/01/03 11:22
どこがパロなのかよくわからんなw
これでは単にキリスト教と仏教の名前を入れ替えただけに成り下がっているではないか。 逆にザビエルが日本から経典を持ち帰るくらいの展開にならんのか。
景教が漢の国教になり、極東一帯キリスト教国になる。 日本に伝わって八百万の神々は八百万の聖人やら天使やらに なっちゃったり。
449 :
世界@名無史さん :04/01/09 01:43
>>448 やはり「漢訳聖書」が出来るのだろうなあ・・・
450 :
世界@名無史さん :04/01/09 13:02
>>447 「お経を取りに行く」のって、
何か知らんがものすごく仏教的な行動だよなw
451 :
世界@名無史さん :04/01/09 13:04
452 :
世界@名無史さん :04/01/09 14:44
>もし仏教がヨーロッパに広がっていたら、、 ザビエルカットが歴史から消える。
453 :
世界@名無史さん :04/01/09 19:25
仏教って学問ぽく教典主義なとこがあるから、 世界のあちこちにいろんな教派がある多様な世界観になるんだろう。 世界にはまだまだ未知の教典がある!とかいって大西洋を渡りかねんな。 もしくはインド目指して大西洋渡るかも。
イスラム圏がなくてもインド目指して大西洋渡ってるかな?
>>453 スエズ運河を掘って、大雷音寺にいくんじゃないのか。
ルネサンス期に書かれた『東遊記』の中で石から生れた人狼がオリンポス山 やヴァルハラで大暴れをして釈迦如来に取り押さえられるんでしょうか。
457 :
とてた ◆0Ot7ihccMU :04/01/10 00:03
ダンテの「地獄変」では、閻魔大王と会ったり、八大地獄廻りをしたり…、 あ、中国の地獄でしたっけか。 ラストは弥勒菩薩と会うんでしょうけど。
源信の『往生要集』を読んで(源信が生前に宋へ送っている)感動したダンテ が「地獄変」で最後に源信とその母を登場させる・・・。 この世界じゃハデス=炎摩天=地蔵菩薩なんでしょうね。
>>450 曰くカトリックは聖遺物を求めに逝く以外は外国に出てはイカンのだそうだ。
9世紀アレクサンドリアで、ヴェネチアの商人が「豚だ豚だ!」とはやし立てながら荷物
を抱えて港に走る。当然街行く異教徒達は彼らを避けて道をつくり、役人の検査もおぞ
ましさのためいいかげんに。何事もなく海に出られたヴェネチア人の荷物には、豚肉の
下にマルコ聖上の教典が隠されていた。
以後、ヴェネチアはマルコ聖上の都市と呼びならわされる。
関係ないけどこないだ親戚の葬式に出たんですよ。 坊さんが10人くらいでお経を唱えるんですけど なんかリズミカルで歌ってるような感じでした。 鉦やら太鼓やら木魚たたいたり鈴鳴らしたりで。
461 :
世界@名無史さん :04/01/10 09:13
460のは法華系だな。 日蓮宗か、京都の町人系か....
462 :
世界@名無史さん :04/01/20 10:43
>>460 リズミカルにするのは
その方がおぼえやすいから
463 :
世界@名無史さん :04/01/20 11:43
不干斎ハビアン
464 :
世界@名無史さん :04/01/20 12:30
踊り念仏を(特別な日だけでなく)日常的に 行なっている宗派や寺って現存するのでしょうか? かつてはお題目を僧と信者がノリノリで掛け合いをし、 黒人のゴスペル教会wのノリだったそうな。
465 :
世界@名無史さん :04/01/24 01:11
>>464 時宗。時宗は寺をもたない(ということになっている)。
UKasianの雄Panjabi MCが歌ってる曲ってモロお経だよな・・・・ Jogiなんか言葉からしてそれっぽいポ。
467 :
世界@名無史さん :04/03/03 16:37
age
B.C. 6C 仏教がインドで誕生 B.C. 3C ギリシャと接触。論理性の獲得と仏像の作成がはじまる ガンダーラ←インド ↓ スリランカ B.C. 1C シルクロードに伝播。大乗と小乗に分裂 ┌→シルクロード │ ガンダーラ←インド ↓ スリランカ
1C 中国に仏教到達。竜樹の活躍。 ┌→シルクロード→中国 │ ガンダーラ←インド ↓ スリランカ 6c 日本や東南アジアに伝播 ┌→シルクロード→中国→朝鮮→日本 │ ガンダーラ←インド ↓ スリランカ→東南アジア 8c チベットに伝播。イスラムの侵入さかん ┌→ シルクロード→中国→朝鮮→日本 │ イスラム→ インド→チベット ↓ スリランカ→東南アジア(ボロブデュール) 13c インドで仏教滅亡。元がチベット仏教を国教化。日本では鎌倉仏教 ┌→ 中国→朝鮮→日本 │ ↑ イスラム─→ チベット スリランカ→東南アジア(アンコールワット)
470 :
世界@名無史さん :04/03/11 20:32
仏教って、日本に伝わるまでに1000年もかかってるのね・・・ すげー
ビシャモンジェロ
472 :
世界@名無史さん :04/03/11 22:03
仏教は今ヨーロッパではファッショナブルだよ。 日本仏教を説明してくれって言われるけど、 「ぼさつ」とか「ほけきょう」って日本語発音が通用しないから、 意思疎通できないんだよな(w
そこでサンスクリット語ですよ
いや、パーリ語だろ
ドイツ辺りで北欧神を絶対化して廃仏毀釈運動が始まる。
476 :
世界@名無史さん :04/03/12 05:54
英語文書に出てくるところでは Bodhisattva ってのが菩薩ですな。 Theravada 上座部(南伝)仏教 Mahayana 大乗仏教 Pure Land 浄土宗 ですかね。
477 :
世界@名無史さん :04/03/12 08:54
478 :
世界@名無史さん :04/03/12 12:15
浄土がピュアランドか・・・ ありがたみ半減だな、なんかサンリオっぽいし
479 :
世界@名無史さん :04/03/12 12:17
仏教ってヒマラヤ山麓のシャーマニズムの土壌から出て 結局インドでは受け入れられずに中央アジアや中国で発達していった。 どっちかっていうとその土地その土地の神秘思想みたいなのと 結びついて発展していったから、 インド=ヨーロッパ的な純粋哲学指向には合わないのかも。 伝播も見事にインド=ヨーロッパ語圏を外して伝播してるんだよね。 日本人には分かりやすいけどもしかしたら英語で翻訳してもピンと来ないんじゃないかな。
480 :
朝まで名無しさん :04/03/12 13:39
数年前だけどペルシャで仏像2つが発見されたって 新聞記事読んだよ。
481 :
世界@名無史さん :04/03/12 19:27
482 :
世界@名無史さん :04/03/12 19:32
483 :
世界@名無史さん :04/03/12 19:45
>>479 仏教東漸の頃の中央アジアにいたのはイラン系のインド・ヨーロッパ語族の民族やん。
>>481 カスピ海西岸のロシアのカルムク共和国は?
もっとも、モンゴル人が18世紀に住みついたところだけど…
485 :
世界@名無史さん :04/03/12 20:28
>>483 でも結局一神教に駆逐されちゃったよね。
>>479 は仏教をかなり誤解してるな。
原始仏教はかなり透徹したもので、シャーマニズムとは関係が薄い。
インドの仏教は密教までは呪術的な要素は薄く、むしろ論理学や認識論に近い。
487 :
世界@名無史さん :04/03/12 20:49
てs
>>489 それはそうなんだが
もともと仏教は非アーリア系のシャカ族伝承の宗教で、
その中からゴータマ=シッタルダがインドに出かけてインド哲学の実在論理に出会い、
自分達の非アーリア的な思想とインド=ヨーロッパ的な思想の
境界面から仏教思想が生まれたっていう説があるんだが.....
それは誤解してるのか?
>>488 (゚Д゚≡゚Д゚)エッドコガトソウナンダ?
仏教には神がいないのだが、 宗教なのか?
なんかへんなこと逝ってる奴がいるが、 仏教ってのはインドヨーロッパ語圏で生まれて はじめの頃はインドヨーロッパ語圏でひろまったじゃん
ビルシャナですか
494 :
世界@名無史さん :04/03/24 23:53
印欧祖語から分かれた同語源なんだなこれが: ティーウ(北欧神話)=デウス(ラテン語)=ゼウス(ギリシャ語)=ダエワ神群(ゾ教・アヴェスター語)=デーヴァ(サンスクリット)
495 :
世界@名無史さん :04/03/25 09:14
ローマカトリックだって聖人崇拝を認めているので 結局似たようなもんだという見方もある
>>494 ティーウ(北欧神話)ってのは聞いたことないな。詳しくキボンヌ
Rが抜けたんじゃないかな?
498 :
世界@名無史さん :04/03/27 01:32
499 :
世界@名無史さん :04/03/27 02:33
仏教は文明の退廃に対しておこった文明の宗教。 未開の地に文明を形づくっていった他の宗教とはちと違う。 だから中国と日本に伝播した。
500 :
世界@名無史さん :04/03/27 03:20
親らんや日蓮が逆に近世ヨーロッパに生存してたら哲学者扱いされてたと 学校の教授がいってた。中世の日本の僧侶は神秘的でもなくて哲学者だとか
501 :
世界@名無史さん :04/03/27 03:31
ブッダが西に行ってれば、思想信条にバリェーションがでてきて 小乗プロテスタント 小乗カトリック等多彩に融合しあい、救いに多様化がでた反面、価値観の多様化が歪みあって戦争も多発したと思う
502 :
世界@名無史さん :04/03/28 01:02
ユダヤ人が流れてきても軋轢起きなかったかもな・・・
>>498 それは特定の神の固有名詞でそ。
ゲルマン神話でダエーワやデーヴァに相当するのはヴァン神群だよ
ほー デウスやゼウスは、固有名詞ではないと?
ゼウスは固有名詞だろ。 唯一神の場合は固有名詞か普通名詞かの議論は無意味だが。
そこでイスラム合理主義だな。 唯一神に名前なんて必要ないですよ。
>494は神話体系中に占める位置の話ではなく、あくまで語源の話だと思われ。
でもデーヴァとヴァンてのもちょっと似てないこともないな。 デーヴァはサンスクリットで「光り輝くもの」の意味。
509 :
世界@名無史さん :04/04/13 22:38
ゾロアスター教のアス・ドヴァース(As Dvaas)も デーヴァと同源だよん
インドの帝釈天とか歓喜天とかが仏教と一緒に日本へ来たのは、なんとなくわかる 彌勒はミトラだとか午頭天王はバールだとかもなんで一緒に来るのかな? しかも西から来るばかり 今はあの辺唯一神だから逆流する事はないんだろうけども 仏教が広まっていたら、それもアリなのか?
>彌勒はミトラだとか午頭天王はバール その辺の話は確証がある訳ではありません。「牛頭天王」については朝鮮半島 の牛頭山から伝来した神だともいいますが、『中外抄』上巻の69段に 又仰云、祇園天神ハ何皇ノ後身哉。予申云、神農氏之霊歟。件帝ハ牛頭也。 但故忠尋僧正説ニハ王子晋之霊云々。仰云、神農氏也、神農氏ハ薬師仏同体也。 とある事から判断してもやはり外来の存在であったらしい。もっとも祇園天神 =牛頭天王とされるようになったのは鎌倉時代からだという説もありますが。 なお『中外抄』には牛頭天王と並んで祇園社に祀られていた蛇毒気神に関する記 述もありますが、やはり正体は分からないものであったそうです。
512 :
世界@名無史さん :04/04/14 18:04
511>関連で もしヨーロッパで仏教が広まっていたら世界的に有名な悪魔達は どうなっていたんだろう。 ルシファーは菩薩の一人でアスタロトは天部の一人ベルゼバブは バールと同一だから牛頭天王として崇められることとなったのだろうか
ルシ=ダイバダッタ?
ルシ=ダイバダッタと思う時点で既にキリスト教のバイアスがかかってると思われます。
>>510 ヴェーダ神話にミトラ神がいます。インド・イラン系の所謂アーリヤ人の共通の
神話のようです。彌勒は普通名詞のmitra(親友)から派生したmaitra(友情・親切),
maitrI(親切・慈悲)が固有名詞としてMaitreyaとなったもの。
516 :
世界@名無史さん :04/04/25 10:30
512> もしそうなったら今の世界最強の大魔王の地位は 佛敵のマーラ様という事になるんだろうな・・・ 黒ミサで巨大な○ンポが飾られる様を想像すると なんか笑える
もともと古代ギリシャやローマでは性器崇拝が盛んだったから あながちありえない予想ではないぞw 仏敵でなくタントラ乗やリンガ+ヨニ崇拝の影響で 仏陀の象徴となるかもw 今でもギリシャに有翼ファロス像群が残っているはず。 ラテン系の気質にも抵抗なくなじむと思うのだがw
518 :
世界@名無史さん :04/04/25 14:42
僕の友達のドイツ人とポーランド人には親や祖父母の代からの仏教徒がいます。 ちなみに、どちらもちゃんとした純粋なヨーロッパの白人です。 ドイツ人の友達の家はチベット仏教で、ハンブルクです。 ポーランド人の友達の家は政治家や高級官僚をたくさん輩出している貴族の家系なのですが 何故か曹洞宗です。この家の人は共産主義時代、スイスに住んでいましたが、今は両親がポーランドに住んでいます。
>>518 ヨーロッパではある程度教育のある家に多いようですね。
その方々が仏教徒になったいきさつなど分かればお聞かせください。
僕も彼らがどんな理由で改宗したのか興味はありますが、宗教の話題はちょっと深入りしづらいですね。 どちらの家族もユダヤ系ではなく、ハンブルクの家族は元はルター派、ポーランドの家族はカトリックだったことまでは聞きました。
521 :
世界@名無史さん :04/04/26 21:37
北米とかカナダでは、「ビートジェネレーション」や 「カウンター・カルチャー」運動で東洋思想が初めてマスレベルで 浸透したと思っていたのだけれど、実際はたいして普及してない のかなあ。518みたいに中欧やドイツってのは初耳。驚いた。
お釈迦様にでも、枕元に立たれたとか。
チベット仏教ってのは珍しい気がする。 大乗仏教なら独仏のインテリ階層にはそこそこいるらしいけど。
>>20 そもそも、マウリヤ朝時代に北インドにいたギリシャ人にある程度は仏教って
広まっているはずだし。
>>523 神秘主義思想とチベット仏教とは結びつきやすいよ。ただ、チベット仏教に帰依
する場合って、基本的には出家しないとダメなんだよなぁ。
ヨーロッパはインテリ階層には大乗仏教、下層階級にはイスラムが流行。 チベット仏教はマニア系。
526 :
世界@名無史さん :04/04/27 22:50
>>524 そんなことないぞ。必ずしも出家は必要ない。出家主義のゲルクでも、
海外では出家主義でないぐらいですよ。
インテリは文献のみで、行者はチベット仏教ってことかな?
ちなみにフランスのチベット仏教徒はなかなかなもんですよ。もう二世世代で、
行もやるお経もスラスラ読める人格者がけっこういる。
代表は素晴らしいマチウ・リカールね。おお! 真のインテリもチベット仏教か?
ところで大乗仏教って禅とかですか? まさか日蓮系ではあるまいなあ!
いや、正式な信仰としてじゃなくて、思想的に(理性的に)は 大乗仏教の考えに賛同するというか親近感をもつ、みたいなこと。 ヨーロッパのインテリはまだまだ世俗化してるし。 (原理主義化するのは田舎の似非インテリじゃないかな。偏見だけど) 日連携みたいなカルト暖帯(庶民大衆御用達)は、 仏教系カルトもキリスト系カルトもみんなイスラムに食われてるのが実情。
日蓮宗と創価学会とを同列に語るのはやめてくれ〜 まぁ、鎌倉仏教はどれもこれももともとカルトではあるが
浄土真宗なんて凄い
浄土真宗なんて凄いカルト狂団だよな。日蓮ほどじゃないにせよw
禅宗も山法師が暴れてました
創価は今でも信者が暴れ回ってるのが問題だな。
だから日蓮宗と創価とを混同しないでくれ〜 創価学会はもともと日蓮宗から生じた別の宗派である「日蓮正宗」の 在家信者の団体。身延山久遠寺の日蓮宗とは別なんだよ〜 で、今はその日蓮正宗からも破門されている。「破門」が本来の意味で 現代で使われた珍しい例だ、うん。
キリスト教とモルモン教みたいなもんでは
日蓮本人がそうとう痛い人だからなあ
日蓮と大作どっちが酷い?
酷くない教祖は死んだ教祖だけだ
>537 金日成と金正日のどっちが酷いかと聞くようなもの。
金日成には一国をでっちあげるだけと自分の権力を磐石のものとするだけの才能があったぞ。 金正日には親父から受け継いだものを壊す才能しかないではないか。
541 :
世界@名無史さん :04/05/02 20:25
本筋にもどってくり
もし仏教がヨーロッパに広がっていたら、、 南北アメリカにも仏教が広まる、かな?
日蓮をよく知らずに批判している人が(ここに限らず)多いですが、彼は経典 を解釈して正しいと考えられた結論を導き出して主張しただけですよ。 ・仏教を奉じていれば、国家安泰の筈→・しかし実際には飢饉や疫病が頻発 →・「経典を読んでみると」正しい仏教が行われていないと護法が国土を見 放すと書いてある→・根本経典として『法華経』を称揚し、既成の宗派を批判 →既成の信仰と権益を否定された側から弾圧される。 といった具合。中世的価値観からいえば、真っ当なものと言ってよいかと。 一方、某学会は・・・敢えて言いますまい。 まあ当時の飢饉の頻発は寒冷化によるもので、経典奉じてもなおる筈が無いと いうのが「近代的な」ものの見方ですが。
仏法が元々はインドの人に対する教えであり、 他ならぬ釈迦の母国が釈迦本人と一子ラーフラの出家で滅びた事は 日蓮ならずとも仏法者の常識。 インドの教えを読んで、日本の柱になったり 亡国の教え仏教を奉じれば国家安泰とは天才の考えることは凡人の理解を越えている。 国の一つや二つ滅びた所で諸行無常。 いや、釈迦本人はそう思っていたのかも?
既成の宗派を批判ってだけならいいんだけど、寺を打ちこわしちゃいかんでそ…
546 :
世界@名無史さん :04/05/03 03:26
>>543 その解釈がおかしくないか? 法華経は全てを融合する教えであって、
排他的教えではないと、解釈されているし、
そもそも排他は仏教が最も否定する我執の現れ以外のなにものでもない。
インド、中国、チベット、日本の大乗仏教を比較すれば異常なのは明らかだと思うけど。
日蓮がこういう解釈が正しいという所までは良いけど、 だから他は全部排除せよ、自分以外は全部敵、 と言うような態度が痛い人なのだと。
>545 法華宗最初の寺も襲撃に遭っていますけどね。やったのは叡山でしたが、こ うした手法は「中世」という時代の中でこそ行えたものであって教団として やるべきでなかったというよりも、自身の権利を暴力的な手段を行使してで も護る時代であったと考えた方がよさそうです。 宗教とかいっても、所詮その時代・地域を構成する要素の一端に過ぎません。 >546 >そもそも排他は仏教が最も否定する我執の現れ以外のなにものでもない。 御説御尤も。しかしあの時代は「我執」がどうこうよりも、災害から救済して くれる「仏教」とか往生させてくれる「仏教」の方に目が向いていました。 「本来は」そうだったとしても、それをいちいち説いていると当時の実情に合 わないものになってしまう。歴史上の仏教というものは各々の時代に合わせた ものが採用されたのであって、経典の内容がそのまま受け入れられた訳ではあ りませんでしたから。 例えばあなたがあの時代に赴かれて「これこれこういう事で」と教えを説かれ たとしても、日蓮や叡山はおろか日蓮に帰依していたような人々の支持を得ら れるかどうかすら怪しい。 たまに当時受け入れられていた経典の内容から当時の思想を知ろうとする研究 者がいますが、これはいけません。当時の思想を知るためには、どんな経典が 受け入れられていたのかよりも、どんなものとして受け入れられていたのかを 考える必要があります。 そして当時の需要と供給を考えた結果、日蓮が到達したのが『法華経』回帰・ 原理主義的思想であったと。
>>547 自分以外は敵、というよりも「こうしないと」国土は滅び、死後の往生も約束
されないと判断した結果です。似たような考えは『道賢上人冥途記』などにも
既に現れていた事で、彼の思想が最初の特異な存在であったとは思えません。
既成の手法の全否定という点では最初であったと思いますが。
548の545氏宛てのレスで「宗教とかいっても」と述べましたが、これを
「偉人」に当て嵌めても同じ事です。
どんなに突然変異的と思われる思想家(安藤昌益など)でもその時代の背景に
合せて出現したのであり、だからこそ歴史に名を留める事となった(昌益は近
代まで無名であったというつっこみは勘弁)。
日蓮より先立つこと80年前、治承・寿永の内乱の頃には既に「三国伝来の仏
が天竺へお帰りになられる」とか「春日大明神が他国へ行ってしまわれる」と
いった風説が立っており、『宝物集』のような説話集もこうした時代に成立し
たものでした。
叡山などでは頻りに祈祷が行われているのに、何故駄目なのか。
これは医師の治療法に当て嵌めてみれば分かり易い話で、従来の処方が間違っ
ていたから全廃して新しい方法をというのは必然的な結果でした。(続く)
法然上人や栄西上人などは正面きっての衝突は避けた方で、生前には「天台僧」 として遷化なさったものでしたが(「浄土宗」ほかの成立はもう少し後の時代) 、全く平和・共存を求めていたかといえばそうでもない。 13世紀描かれた阿弥陀画像(現存せず)の中には、専修念仏の徒だけに阿弥陀 の光明が届き、それ以外の修行をする者たちは救済されないという展開を示した ものがあります。 もっとも所謂「旧仏教」の側でも『比良山古人霊託』などの中で「法然や親鸞は 無間地獄に堕ちた」と言っていまし、「教えに従わねば地獄に堕ちる」という事 はあの時代ある程度の思想家なら考えていた事でしょう。 そもそも他のやり方で救われるようなら新しいやり方を実行する必要は無い。 お金を集めていた事と経典に拠っている事は違いますが、それでも今日日の新興 宗教とそう変わりは無い。そしてそれが受け入れられたのもまた事実な訳で、あ まり真面目に考えすぎないほうがいいでしょう。
>>543 > 日蓮をよく知らずに批判している人が(ここに限らず)多いですが、
そうなんですよ〜。だから、
> 某学会
は更に誤解を広めてると思うんですよ〜
例えば近代日本で民族主義的主張をした陸羯南や、時代に合わせて思想を変遷させてきた 徳富蘇峰などと北一輝とは時代背景や思想の流れに繋がりはあっても、その評価は大きく 異なるでしょう。 鎌倉新仏教は既存宗教との対立や結果としての弾圧など似通った経過を辿っている部分も 多いですが、他も同じと言う範囲を日蓮は超えちゃってるんじゃないかと思いますね。
「『法華経』原理主義」と言いましたが、「教主(釈迦)回帰主義」と言い換え ます。彼の場合『涅槃経』なども引いて「西土の佛駄」に縋って教主を蔑ろにす る行動を批判していた訳ですから(『立正安国論』など)。 >552 江戸時代まで続く不受不施派の弾圧といい、確かに「中でも」際立った存在であ ったという事は言えるでしょう。しかしだからといってあの時代のああいった行 動を否定してよいかというと、疑問符がつきますね。 江戸時代初期に書かれた虎明本(狂言の台本集)の『宗論』は浄土宗の僧と法華 宗の僧が「どちらの教えが優れているか」を競いあい、それぞれが念仏と題目を 唱え続けるが、その内どちらが何を唱えているか解らなくなり、「どちらも仏の 教え」というので和解するというもの。 この頃には(少なくとも庶民レベルでは)こうした融通無碍な宗教観が成立して いた事がこれから伺える訳ですが、中世にはやはりああした強固な思想も必要と されていたと思いますよ。 裏を返せば、『宗論』に見られるような近世的な思考(と言っておきましょう) の登場した時代にはああした態度がもう必要とされなくなっていたという事で、 そうした融通性が西欧に次いだ日本の近代化を助けたという意見もあるのですが。 別に今の法華宗が焼き討ちなど行っているわけではなし、鎌倉時代の志向を今 批判したところで意味は無いのでは。現在進行形なら批判の意味もありますが。
554 :
世界@名無史さん :04/05/03 23:25
『聖禅士聖矢』という漫画が流行る。 見習い坊主たちが、十二支をモチーフにした黄金聖禅士ら強敵と禅問答を繰り広げていく。
仏教って哲学そのものだろ?だから三大宗教っていったところで イスラムやキリスト教みたいな伝搬を教義とした他の強烈な 排他的宗教に駆逐されてタイ・日本・ミャンマ・ベトナムくらいにしか 残滓がかいま見えない
>>554 あれ、小学生くらいのときに流行ったな〜。
「燃えろ俺の小涅槃、南無サンダー!!」
ってみんな真似してますた。
557 :
世界@名無史さん :04/05/03 23:58
>>555 いやいや、チベット、ネパール、ブータン、シッキム、台湾、フランス、
カルホルニア、モンゴル、ブリアチア等でも仏教は盛んですよ。
↑ 「カルホルニア」は仏教じゃなくて「逝駄犬作教」でしょ?
559 :
世界@名無史さん :04/05/04 00:04
日蓮の話なんかスレ違いだし、する価値もないし、したくもないけど。
私の我執がこれを書かせてしまったのだ〜
じゃ、日蓮好きの人は仏教知らないからな〜 といわせてもらっちゃおう!
>>548 > 御説御尤も。しかしあの時代は「我執」がどうこうよりも、災害から救済して
> くれる「仏教」とか往生させてくれる「仏教」の方に目が向いていました。
> 「本来は」そうだったとしても、それをいちいち説いていると当時の実情に合
> わないものになってしまう。歴史上の仏教というものは各々の時代に合わせた
> ものが採用されたのであって、経典の内容がそのまま受け入れられた訳ではあ
> りませんでしたから。
我執を取り去り無我・空を実感して解脱するのが仏教であり、それから逸脱しては、
仏教と言えないでしょう。歴史的な相対主義、結果主義からすればソウカもオウムも
仏教なんでしょうが。そうゆう歴史主義で仏教を判断されてもね〜。
歴史的にも古くは『元亨釈書』近くは『本朝高僧伝』でも日蓮宗は仏教と見られていません。
さらに私は日蓮は中世神道と同じ宗教ナショナリストにしか見えません。
日本中心、自分中心で仏教的知識を利用して国粋宗教を構築した。
だから、排他的で自分を慕うものには優しいが嫌うものには厳しい。
そんな人は仏教を説いてはいけない。法を説くなら『法華経』のように包括的で、
あらゆる人に平等な態度で接しなければならないのです。
560 :
世界@名無史さん :04/05/04 00:04
日蓮の『法華経』解釈は全く倒錯していて排他的です。それは間違っていると言わねばならない。 その解釈を「それは歴史的に採用されたのですから....」といわれても困るんですよ。 なぜか、倒錯した見解では解脱も悟りも利他もなく、みんなを不幸にするだけだから。 また、息災の加持祈祷や往生を願うのは別におかしくないんです。 それは方便といわれます。解脱を取るためには、世俗の障害を払う息災もけっこう、 浄土へ往生して好条件で解脱に向かって修行することもまったくおかしくない。 それはインド、チベット、シナで共通して行われている大乗の方便です。 しかし日蓮のように排他的、国粋的な大乗仏教は他に見られない異常なケースです。 > 例えばあなたがあの時代に赴かれて「これこれこういう事で」と教えを説かれ > たとしても、日蓮や叡山はおろか日蓮に帰依していたような人々の支持を得ら > れるかどうかすら怪しい。 いったい、何が言いたいのか分かりません。問題は何が大乗であるか、あるいは 日蓮の解釈や行が仏教的におかしくないか? であって、彼の魅力と私の魅力ではない。 魅力勝負ならソウカ等の新興宗教の圧勝でしょう。集客力が問題なのではなく、 問題はそれが解脱へ至る道か、輪廻する道か、悟る道か、迷う道か、それが仏教的視点です。
561 :
世界@名無史さん :04/05/04 00:05
> たまに当時受け入れられていた経典の内容から当時の思想を知ろうとする研究 > 者がいますが、これはいけません。当時の思想を知るためには、どんな経典が > 受け入れられていたのかよりも、どんなものとして受け入れられていたのかを > 考える必要があります。 > そして当時の需要と供給を考えた結果、日蓮が到達したのが『法華経』回帰・ > 原理主義的思想であったと。 だから既に述べたようにそんな歴史的相対的視点で話されても! しかも倒錯した『法華経』原理運動ですね。 > そもそも他のやり方で救われるようなら新しいやり方を実行する必要は無い。 そうとは思えない。仏教の行は我を壊していくもので、これは厳しいんです。 自分が最も大切にしているもの、最もみたくないものなんかを師匠に えぐりだされ向き合わなければならないからです。そこで挫折して自分勝手に やっても我はなくらなず、解脱には向かわない。だからこそ仏教は法脈を大切にする。 我の無くなった聖者が伝える法脈に繋がらなければ、そうゆう聖者を師匠にしなければ、 解脱、悟りはありえないからです。日蓮に法脈がないというのも仏教でない根拠ですね。 > 叡山などでは頻りに祈祷が行われているのに、何故駄目なのか。 > これは医師の治療法に当て嵌めてみれば分かり易い話で、従来の処方が間違っ > ていたから全廃して新しい方法をというのは必然的な結果でした。(続く) というか叡山でうまくいかなかったので、つまり師匠に我を指摘されてそれを 乗り越えられず、自分勝手に新派を開いたというのが正しくないか? このスレでこのネタもうやめませんか。これだけ書いててなんですが。
法華経と言っても何も頭が七つに破れると言った類のものばかりではない。 妙法蓮華経常不軽品第二十に常不軽菩薩(じょうふきょうぼさつSadaparibhuta) なる菩薩が出て来る。彼は〜すべての者は皆やがて成仏する。従って自分を軽蔑したり 迫害する者もまたやがて尊い仏になる。〜と言って迫害軽蔑する者に対して礼拝した。 これは正に、後の偉大なる魂=マハトマ・ガンジーのsatyagrahah非暴力不服従運動 の先駆ではないか。
法華経と日蓮はスルーでお願いします。 仏教の話なんで。
565 :
世界@名無史さん :04/05/04 14:44
何故ヨーロッパに仏教が流行ったのか?それは、世界大戦と関係があるのです。 当時の列強国は、国土拡大のためにアジアへも進出しました。 ソ連の脅威を感じていたヨーロッパの列強は、未開であった西域と呼ばれる 地域にも進出し、領土拡大を計画しました。そこで、偶然数々の大発見をしました。 インドですでに消失された梵文経典や仏教絵画など。それを、本国に持ち帰り、 独自に研究を始めたわけです。それで、比較的エリート階層に仏教が学問的に広まったのです。 現在においても、その傾向は見られます。(日本での研究も、最近ではかなり学問的に進歩してきました。) 仏教は、ヨーロッパにおいては仏教学・文献学という学問として広まったために、 宗教的な広がりを見ることができなかったんです。
↑エリートに学問的に広まり、庶民の信仰心を捉えられなかったというのが 正にインドで仏教が滅亡した最大級の原因。 こりゃヨーロッパでも先行き暗そうだな。 ナマンダブナマンダブ
567 :
世界@名無史さん :04/05/04 21:14
その説根拠薄弱ですけど。
568 :
世界@名無史さん :04/05/04 22:00
ここでナチスがなぜかチベットから呼んできた謎のスワスチカ部隊を投入するですよ
569 :
世界@名無史さん :04/05/16 11:22
>しかし日蓮のように排他的、国粋的な大乗仏教は他に見られない異常なケースです。 韓愈に批判された唐代中国の仏教者(焼身自殺を行ったり、法華経を最上の経典と主張したりしていた) もいるんですがねえ。 排他的といえば法相宗や真言宗と争った最澄、念仏を「かえるの鳴き声じゃ有るまいし」 弘法大師を「虚名の僧侶である」と批判した道元もいますねえ。 国粋的といえば鎮護国家を主張した僧侶は山ほどいますねえ。 突っ込みどころ満載のあなたの論理。
檀家の供養するのは当たり前だろ。国家は最大のスポンサーなんだから 鎮護国家くらいで国粋的などというのはどうかと思われ。
>>569 おもしろいな。言葉は自分を映す鏡ね。
短い文の中に「突っ込みどころ満載のあなたの論理」。
>>569 排他的といえば法相宗や真言宗と争った最澄、
最澄さん真言宗と争ってましたか? 弘法大師の弟子となり密教を学んでるよ。
途中で弘法大師から絶縁されてるけど、論争はしていないし、弟子達が入唐して、
盛んに密教を学んだのだから、真言密教を否定どころか、その後も尊重していたことは、
否定しようもない。
見解が異なるから、論争することはインド以来、シナ、チベット、
日本のどこでもあること。それと法華経以外を認めない排他的な日蓮は全く別。
それは前にもいったように「一乗」の誤読しているから。
本来法華経の「一乗」は三乗すべてを包括するという意味で、
決して排他的に他の教えを否定したりする意味ではないよ。
ところが日蓮は「一乗」を排他的な唯一無二の意味に誤読して、法華経を他宗を攻撃する
根拠にしてしまった。それは倒錯以外のなにものでもなく、
我執による経典の読み替えにしか思えないです。
既に
>>559 でこう述べているように、
> そんな人は仏教を説いてはいけない。法を説くなら『法華経』のように包括的で、
> あらゆる人に平等な態度で接しなければならないのです。
別に法華経を否定している訳ではありません。
日蓮の倒錯した法華経原理主義を否定してるだけです。
>>569 国粋的といえば鎮護国家を主張した僧侶は山ほどいますねえ。
それも既に言ったように方便としてでしょう。
鎮護国家を祈祷したりするのは、国家が安定しないと、
そこに生きる衆生がくるしむから、国が安定し平和であることを願うのです。
日蓮の場合は、自分が素晴らしく、素晴らしい自分がいるから日本という国も素晴らしい、
というまさに我執に基づく自讃毀他だから仏教的に異常なのです。
またそうゆう出来の悪い坊主はいつでもどこでもいたと思いますが、
そうゆう人が宗派をなし、現代まで存続し一大勢力を形成し仏教と呼ばれることが、
仏教的に異常なケースなのです。
>>569 まあそれまでのものに満足していれば思想的に目立つ訳も無い訳で。
法然上人にしても、天台は止観、真言は即身成仏で往生すればよいが、念仏
を宗とはしていないので弥陀の本願に叶っていないとし、他宗「浄土教」を否
定しています。
また弟子たちになると、余行を修めるような人々は「方便化土」へ往生せざ
るを得ないという「懲罰」を与えていますからね(親鸞聖人ほか)。
法然上人が病気平癒の為に貴族に円頓戒を授けていたのは有名ですが、結局は
念仏による現世利益を主張する事によって他の佛神への祈りを間接的に否定し
てしまいました。
「円融不二」の世界観に従って全てを仏法として包括・温存しようとした「顕
密側」の無住や貞慶から「不及同席、水火難並」と言われたのも当然です。
結局のところ経典に対する自己の判断から「御仏に<選択>された<唯一>確
実な往生行としている点において、「顕密側」から見れば許しがたい存在であ
ったのは同じです。
何も日蓮に限った発想では無かったと思いますが。
(・・・て、ここまで書いて気付いた。前書き込んだスレじゃありませんか!
あんまり書き込んで荒しと判断されるのも嫌ですが、しょうがない。)
(今回は控めにしようと思いますが、とにかく) 私は当時に限らず、歴史上の思想を「異端」と称すること自体に反対で、つ けるとしてもせいぜい「 」付きで使用することにしています。 結局その時代に必要であったからこそ法然の教えも日蓮の教えも派生・発展 した訳で、それを「異常なケース」などの言葉に閉じ込めてしまっては、理 解も判断も出来ません。 歴史家に必要なことは思想を解き明かすことであって、思想を取捨選択した 上で批判するような真似では無いでしょう。いくら述べてみたところで、歴 史上に厳然として存在することはゆらぎようも無い。 論文に特定の思想家の言説を「排他的」などと記す場合、「 」を付けてあ りませんか。私はどの先生も研究者として「賛美者」や「批判者」にならな い為になさっておられる事だと考えているのですが。 それに「自分の考えた日蓮の思想」を「異常」とか「出来の悪い」ものとして 排除なさるあなたの行動自体、十分「異常」です。宗教の是非善悪を説かれる のでしたら、それこそ宗教板へ行かれた方がよろしい。また、 >鎮護国家を祈祷したりするのは、国家が安定しないと、 >そこに生きる衆生がくるしむから、国が安定し平和であることを願うのです。 この時点で既に顕密側に立った偏りが出ているように思うのですが。荘園の人 間が労役などを果たさないことに対し、天台・真言などの僧が呪詛を行ってい たことをどう判断なさるおつもりですか。 国家的秩序と仏教が結びついたからといって、万人にいい目がある訳ではない のですよ。「専修念仏」や日蓮の思想が一方から批判され、一方から受け入れ られたのも「顕密側の言うことを聞かなくても往生可能。解放される。」とい うのが大きな問題としてあった訳で、単に宗教上・思想上の問題に限らない支 配イデオロギーの打破という点で問題にされた訳です。 「受け入れた側」が存在した以上は宗教的な救済という面から見ても大きな意 義があったでしょうし、歴史的に見るならば受け入れた側・それに反発した側 の行動や理論にこそ注目すべきでしょう。
>>573-574 だから
>>559 で言ったように歴史的な相対主義じゃないんですけど。
最初にこの問題を巻き起こしたのはあなたですよ。
>>543 で日蓮を「真っ当なものと言ってよいかと」
なんていうからじゃないですか。それは「中世的価値観からいえば」という限定がついていても、
ある価値観(大いに擁護的)を含む時点ですでに「思想を取捨選択した上で批判」してますよね。
それに対してインド、シナ、チベット、日本等の一般仏教的視点から異常であると言っているわけです。
江戸時代に禅僧によって書かれた『本朝高僧伝』に書かれていないように、
日本史的にも長い間一般的に異端であると認識されていたのではないかと。
顕密というメルクマールは日本の歴史家の視点でしょ。
一般仏教的視点(私の場合は特に大乗仏教ですが)からみれば顕密に分類される方が正統なのは自明です。
そんな自明のことを知らないで、あるいは知っていても隠しているか、
日本史の相対主義の中で述べられても困っちゃうんですけど。
<「円融不二」の世界観に従って全てを仏法として包括・温存しようとした>顕密側は正に
本来の法華経の包括的一乗に従っているとしか見えません。
呪詛も方便ですよ。本来は。インド、シナ、チベット、日本共通です。
ただし菩提心に基づいて行わなければならない。
ですから、私利私欲に基づく呪詛もたくさん行われるのも、シナ、チベット、日本共通です。
私の言葉が異常とみられるのは、私が仏教を心から信仰実践しているからでしょう。
私は歴史家でも、学問としての仏教学者でもないので、仏教徒として変なものは変だと言わずにはいられません。
また、この問題がスレ違いなのは分かっているので、
>>541 から速く止めて欲しいと言っています。
>>561 でも言っていて、
>>562 さんにからかわれているぐらいです。(リンク先おもしろかったです)
しかし、黙ってられないのは煩悩かもしれません。黙っていても変なものは変だとみんな知っているだろうから。
>><「円融不二」の世界観に従って全てを仏法として包括・温存しようとした>顕密側は正に >>本来の法華経の包括的一乗に従っているとしか見えません。 従っているというのは言い過ぎた、準じるに訂正。
578 :
世界@名無史さん :04/05/17 22:23
…宗論の幡をかかげておきながら逃げるとは卑怯ですぞ。 終わりにしたいのであれば自らの非を認めなされ。さもなくば徹底的にやるんですね。 >576氏 呪詛を肯定するところからして叡山か高野山系統の方だとお見受けします。 私は効力はないと思いますが、加持祈祷はまだしも人を幸せにしようとするものだと いうことで方便としていいとは思います。しかし呪詛は邪道だと思います。 仏教徒として人の不幸を願うような事は断じて許されるべきではない。 私は野狐禅の徒ですが、呪詛を肯定する人間を仏教徒として認めたくは無いです。 そして呪詛で飯を食っていた堕落僧達は、断じて仏教徒として認めたくは有りませんよ。 私は日蓮も嫌い(忍性を批判するなどおこがましいと思う)ですが、呪詛をなりわいとしていた 連中よりは民衆の事を多少とも考えていると言う意味で上だと思います。 後あなたは本朝高僧伝を随分持ち上げますが、著者の卍元師蛮は仏教の深奥に 通じた人だと思われますか?わたしはそうは思えません。あの人は伝説に頼りすぎるのでは ないでしょうか。卍元が日蓮を無視したからと言って、それほど見識のある僧だとは思えません。 あなたが本朝高僧伝を称揚する理由は日蓮を否定せんが為であって それ以上の意味を持たないでしょう。本朝高僧伝が江戸時代の一般的な認識というのも いささかどうかと思います。日蓮宗は長谷川平蔵や遠山景晋・景元親子など幕府官僚にも 支持され、江戸庶民にも人気が有りました。落語や歌舞伎にも大きな影響を与えて居ます。 決して否定されていたわけではない。
そんな煽らないでくださいよ。私としてはできればもう終わりにしたいです。 あきれてレスをつけないにしろ、納得していただけたにしろ、答えがないのが嬉しいです。 忍性菩薩はほんとうに素晴らしいですよね。日蓮の批判は妬みにしかみえません。 呪詛・調伏ですが、これはインド・シナ・チベット・日本で密教と不可分なので、 否定しようがないです。私にはそれ以上いうことができません。 師蛮さんについてはそんなによくしりません。江戸仏教学者の一般認識と思うのですが。 もうヨーロッパに戻りませんか?
というかヨーロッパと仏教に絡めて書け。
581 :
とてた ◆0Ot7ihccMU :04/05/18 23:49
では、当初(?)に戻って…、 ドイツのロマンチック街道では、旅行者の散策をお地蔵様が見守り、 イタリア・ローマのバチカン山では、世界からの参詣者は釈迦涅槃図に感嘆の賛辞を送り、ローマ座主もいまだに健在。 うう、上手くないです…。
聖地で入水・焼身して往生しようとする輩が続出。 「リスボンは極楽浄土の東門」とする信仰が広まり、船出して西方を目指す 人々が増加。ついでにアメリカ大陸にも史実より早く到達。
コルシカ・サルディニア島が西国八十八箇所霊場めぐりのお遍路さんたちで にぎわう。
584 :
世界@名無史さん :04/05/24 19:33
>>582 殺生戒があれば先住民ともああまで悲惨な出会いにはならなかったろうにな・・・
585 :
万年救護大本尊の朴蓮 :04/05/24 20:37
なんだか文字の多いスレだね。 読みたくなくなっちゃうよ。 朴の意見としては、 呪文・偶像・生贄を伴う仏教魔術なんか魔術の変形だから広がらないね。 あの仏教魔術はチベットを経由して日本人にだけ 必要だったと思う。 実は日本人が仏教だと思ってるのはもっと何か別のものだろ。 映画ラストサムライは面白かったなぁ。 外人から見た日本人の異常なケッペキ性がよく出てたよ。
>585 なんとレスしていいのかよくわからんが、 とりあえず仏教の祈祷では生贄なんか用いないんだけど。
587 :
万年救護大本尊の朴蓮 :04/05/25 22:45
祈祷じゃなくても ご供養やお布施やお供え物なんか生贄の内だよ。 それに、ゴータマ・シッダル−タ(こんな読みだっけ?)本人は 果たして祈祷などしただろうか? たぶんしてないよ。 願いを叶えるのが仏教か? 執着を捨てるのが仏教だろ。 欲の皮をつっぱればそれが成仏だとするどーしようもない亡者がいるが 本来仏教は無功徳! 仏に縁させると功徳があるなんてバカな迷信を信じ、 自分の功徳だか欲ボケの為に他人を無理矢理仏教に引き込むなんざ 他人を生贄にしてるのと一緒だよ。 仏教の名で魔術を広めたってそんなの本物の仏教じゃないって おそらく学者連中からツッコまれるよ。
588 :
世界@名無史さん :04/06/11 22:36
異教徒に占領された聖地ブッダガヤを奪還すべく 卍字軍が結成され、意気揚々と出陣した・・・ どうやって行くんだかw
>>589 その論争のために、派兵議論は200年に及んだと言う。
591 :
とてた ◆0Ot7ihccMU :04/06/14 22:35
巡礼に行く人は多いでしょうが、「聖地奪還」にはならないでしょう…。 お釈迦様はヒンズー教でも崇拝されてますし、イスラムが誕生しないならなおのことかと。
592 :
世界@名無史さん :04/06/14 22:41
イスラム以前の「イスラム圏」には仏教徒もそれなりにいたでしょう。結局一神教にはかなわないのかな。
>>590 いらんこと言ったために200年!!
修行しろや。
>祈祷じゃなくても ご供養やお布施やお供え物なんか生贄の内だよ。 うーん、余りにも強引な定義ではないかと思うのですが。 動物を生きたまま、神なりなんなりにお供えするのがイケニエであって、 不殺生戒がある仏教ではそういうイケニエはしないと思うんですが… 私の田舎だと外から饅頭を買ってきて、まず仏壇にお供えとしてさしあげてから頂くのですが、 饅頭はイケニエとはいわないのじゃないのかなあ。 > 願いを叶えるのが仏教か? 執着を捨てるのが仏教だろ。 願いをかなえるのも仏教です(少なくとも空海や日蓮にとってはそうです)。 民衆の願いをかなえるために治水工事を行った空海、ハンセン病患者を救済した忍性など、 まさに仏教者として有るべき姿だと私は思います。願いをかなえると称して 法外な報酬を要求するのは、それはもちろん論外です。 執着を捨てると言う心も捨てるのも仏教です。世親にいわせれば一つの執着を捨てて 悟りを開くことは、涅槃に至る一つの段階に過ぎません。「執着を捨てる事」に固執して 個人の救済のみを願うのは、仏教としてはわたしは邪道だと思う。 どうも、あなたは何者かに怒っているのでしょうが、どうも一人よがりと言うか、 怒りが空回りしている感じを受けますねえ。
595 :
世界@名無史さん :04/06/16 20:52
ジェダイ規範 ジェダイナイトの信条を要約する哲学をまとめたもの。 感情を越えたところに平和あり。無知を越えたところに知あり。 情熱を越えたところに平静あり。死を越えたところにフォースあり。 ジェダイは個人の権力や富のためには行動せず、知識と啓発を求める。 真のジェダイは、憎しみ、怒り、恐怖、攻撃心からは決して行動せず、 心が平安でフォースとともに安らいだ状態で行動する。
>>593 「それも一大劫のうちの刹那にすぎなかった」
と、スカンジナビアの大僧正は
弟子に漏らしたことがあるという。
弟子は、その後マラウィの湖畔で5年修行し、
6年目に疫病で死んだ。
>>596 どうも山野は仏教と称している宗派の現世利益の追及を批判されると切れるなぁ。
いい加減見苦しいぞ。
仏教原理主義過激派だな 欧州各地の仏像を破却しまわったとか
宗教ネタは荒れるのが必定。 昔ネットでスリランカの仏教徒がインド人のヒンドゥー教徒を cock worshiperと罵倒してたのを読んだことがある。
>cock worshiper 直訳すれば「このチンポ拝み野郎!」と言ったところか。 シヴァ派のリンガ崇拝のことを指してるんだろうけど、 にしてもストレートな表現だなぁ・・・。w
602 :
世界@名無史さん :04/07/18 22:32
さしずめキリスト教徒は「死刑囚の屍体拝み野郎!」ってところか
日本にも朝鮮にも支那にも性器崇拝はありますけどね・・・。
604 :
世界@名無史さん :04/07/18 22:55
縄文時代の「石棒」でつか? あれが男根であること、考古学者は否定したがるそうだが。
現在でも各地で木造・石造・自然物とよく見かけますよ。
606 :
世界@名無史さん :04/07/18 23:36
「コンセイサマ」でつか?
金精さまも含まれますね。韓国でも女性器型の石に小石を投げて多産を祈ったりする。
609 :
世界@名無史さん :04/07/18 23:49
韓国では、おマンコを「シプ」とか「ポジ」という。 日本の「報知新聞」は「ポジシンムン」と発音するので、 「イルボンにはこんな卑猥新聞があるニダ」などといって喜ぶ。
610 :
世界@名無史さん :04/08/03 21:49
日本語のホトと語呂が似ている・・・
611 :
世界@名無史さん :04/08/04 03:03
『ブッディズムの倫理と資本主義の精神』
612 :
世界@名無史さん :04/08/04 03:50
>611 資本主義が成立しないよw
貨幣経済そのものは仏教に織り込み済みですから、 資本主義は独自発生するような。
614 :
世界@名無史さん :04/08/15 23:35
『ブッディズムの倫理と利他主義の精神』
615 :
世界@名無史さん :04/08/16 00:44
仏教徒同士で散々殺しあっていただろう。
616 :
世界@名無史さん :04/08/16 04:38
仏教であれなんであれ、ヨーロッパに伝われば血みどろの宗教になっていたことは想像に難くない。
617 :
世界@名無史さん :04/08/16 06:42
それはちょっと。仏教はとっても野蛮だったチベット・モンゴルを馴化してますから。 シナ南北朝でも同じ。なので仏教が欧州に伝わっていれば世界史はより優しくなっていただろう。
そう信じたいですね
ヨーロッパの僧兵達が原住民の虐殺を繰り返し 悟りを唱えつつアジアを侵略していただろう。
620 :
世界@名無史さん :04/08/17 01:16
ほとけさんが、どれもこれも、グレコローマンスタイルな、写実的彫像に。
621 :
世界@名無史さん :04/08/17 02:09
しかし仏教を信仰すればやさしくなれると言えるか? NHKブックスから、ビルマに9〜13世紀ころ栄えた王国、パガン朝のことを詳しく記した本が出されているが、 ここに載っている仏塔に寄進された碑文がとにかく凄いんだわ。 「我がこの仏塔に寄進した領地を汚すものはこの世で雷に打たれろ、蛇に噛まれろ、虎に食われろ、病になれ あの世では黒縄、トウカツ、阿鼻叫喚、無間、ありとあらゆる地獄で苦しめ。 舌が五尋も伸びて苦しめ。ダイバダッタが受けた苦しみの一万倍苦しめ。 厚さも長さも50行程はある大磐石の下になって苦しめ」 こんなありとあらゆる呪いに満ちた石碑の文章がいくらでもあるのね。 仏塔に奴隷を寄進して、その寄進された奴隷の子孫はつい近年まで差別されていたとか。 そしてそのビルマ、のちのコンバウン朝は、隣国タイのアユタヤ朝を破壊しつくして滅ぼしたし。 仏で優しくなれるとは言えないよ。
622 :
世界@名無史さん :04/08/17 06:52
一部の例外でものを言ってほしくないんですけど。 大航海時代以降の旅行記とかで人が優しいと書いている土地は大抵仏教国じゃない。 しかもセム系三宗教と比較するならどう考えても優しくするでしょう。 セム系三宗教は創立以来、現在まで争いの種ですから。 それに較べてインドではイスラムの侵略に対して争わずに無抵抗で殺されたみたいだし。 チベット・モンゴルも中共に対してテロルなどは挑んでない。 さらにはアショーカ王伝説のようなものを残せるのは仏教以外にありえないと思うけどん?
623 :
世界@名無史さん :04/09/03 00:47
age
624 :
世界@名無史さん :04/09/03 01:01
>>621 仏教を受容して間もないころなので
それ以前の部族抗争の気質が残っていた反映、とは考えられないだろうか。
仏教が浸透していくにつれて気質が徐々に穏和になっていくのかもね。
ビルマの諺でこんなのが。
「大きなことは小さく、小さなことはなくなるように・・・」
トラブルの解消を説いた格言だが、これが一神教社会だったら(ry
625 :
世界@名無史さん :04/09/04 02:25
新しい歴史教科書で東大寺の大仏の開眼式をインド人僧侶がやったという記述があった。 こんなこと書くのはすごいなと思った。 だが、これは参考書にのせるべきことだと思った。
626 :
世界@名無史さん :04/09/04 02:30
>>625 参列者もすごいぞ
波斯人(パールス=ペルシャ人)
林邑人(リウー=南ベトナム)
たぶん新羅(南鮮)や渤海(北鮮・満州・沿海州)、
唐からも来てたんじゃないか。
>もし仏教がヨーロッパに広がっていたら、、 布教努力はしている。アレクサンダー大王がギリシャ文化をインドに伝えたのは有名だが、 逆にインドの仏教、ジャイナ教の僧がエジプト等で布教活動をしていた記録が残っている。 3世紀頃シリア?で発生したマニ教は、キリスト教、ユダヤ教、ゾロアスター教、仏教の要素が 混じっている。 仏教は、がんばって布教はしたが、きちんとした聖典宗教であるユダヤ教、キリスト教、イスラム 教には敵わなかった訳だ。 仏教はそもそも世界の端っこでしか生き残っていない弱い宗教だ。 島国スリランカ、日本、台湾。山奥チベット等。
>>627 モンゴルや東南アジアはどうしたのでつか?
わざとでつかw
629 :
世界@名無史さん :04/09/04 12:12
きちんとした電波宗教な。今、世界で起きてる戦争テロ事件の根源。 この電波三宗教のおかげだ。兄弟喧嘩なわけだが、他人にまた迷惑かけないで欲しい。 確かに仏教は弱いかもしれない。戦いを認めないから。 しかし、戦争やテロで平安が得られるのだろうか? 怨みに怨みをもって報いても、怨みはなくならない。 怨みを捨ててこそ、怨みはなくなる。(凄惨な目にあって言えるかが勝負なのだが) やっと最近ヨーロッパ人にも仏教のよさが理解されてきたようだ。 フランスなど仏教徒はカトリックに次ぐ人工を獲得しているらしい。 中東や中央アジアにも仏教が浸透すれば、過激なテロはなくなるかもしれない。 それと18世紀以来西洋人がいかに仏教を恐れてきたか知らないらしい。 いまだにユダヤ人は仏教がユダヤ教を超えることを認めたくないらしく、 論破するために仏教を学ぶものが多いらしいが、シュヴァイツァーの悲惨な 感情論のようでない合理的な論駁など聞いたことがない。
>>629 627とは別人でフォローする気も無いが、
弱いってインパクトの話であって、仏教国が戦争しないわけじゃないし・・・
キリスト教だってイスラム教だって基本的には平和を説く宗教。
何を間違ったか戦争してるのは、宗教の所為と言うよりもっと人間的な要因が宗教の口実を借りてるだけだろ。
要は分りにくいんだよ仏教って。で分らないことをもって悟りの道は程遠しみたいなとこがあったりするでしょ。
だから、感情に流されやすい一般民衆は、念仏宗教に走るか、もっと分りやすい一神教に鞍替えるかってとこじゃない?
まあ日本の葬式仏教も大概葬式以外の役目を終えてるけどね・・・
631 :
世界@名無史さん :04/09/04 15:34
最後の三行は納得。しかしセム三宗教が平和を説く宗教だとは思えない。 要するに「神の命令に従え! 従わないものは死ね!」って宗教だと思う。 キリスト教は、幾分やわらくかくなっているが、旧約も典拠にしてるし。 旧約とか読んでみ。その考えかわるから。今ならただでいろんなの手に入るし。
632 :
世界@名無史さん :04/09/04 16:24
セム三宗教が説く「平和」はあくまで第一義に「信者の平和」なんだろうな。 「人は神の前では平等」という言葉も、信者間の平等のことであって、異教徒は当然(ry
>>631 >要は分りにくいんだよ仏教って。
経典が多すぎますからね。五部大乗経を読んでいる間に、新旧約聖書やクルアーン
が何度読めるのやら。
だからこそ宗派も分裂してくる訳ですが、比較的それを容認しているような教えで
あったからますます収拾がつかなくなった。悪いとは思いませんが。
浄土三部経を求めるか、「四大本無主、五薀本来空」を学ぶかでまるで別の信仰であ
るかのように思えてくる。
因みに、キリスト教徒に言わせると『般若心経』は怖いものだそうです。
>まあ日本の葬式仏教も大概葬式以外の役目を終えてるけどね・・・
そうとも言えますが、宗教家の責任というだけではなく、信者が求めて行き着いた
先という気がしますね。
けど田舎行くと坊さんはけっこうえらいんだぜ。 スピード違反で止められても切符切られないですむくらいには。
635 :
世界@名無史さん :04/09/12 04:04:35
仏教だったら古代ギリシャやローマやゲルマンの神々も 多神教的に柔軟に取り込んで存続できていたろうね。
636 :
世界@名無史さん :04/09/12 11:16:12
>因みに、キリスト教徒に言わせると『般若心経』は怖いものだそうです。 Imagineの”Imagine there's no heaven.Above us only sky" と言う言葉は「ビートルズはキリストより有名」という発言より 恐ろしく冒涜的なんだろう。 この言葉のせいでレノンは暗殺されたと思っている。 反キリストは許せても無キリストは絶対に許せないんだろう。
史実のキリスト教というのは、プラトニズムの影響を受けて、 (というかプラトニズムを神学の基本枠組みとして)成立しているわけだが、 実のところ、キリスト教の教義とプラトンの著書はあまり整合的ではない。 本当は矛盾している体系を無理矢理こじつけた感じがある。 しかし、仏教とプラトニズムなら、もっと体系が似ていてつなげやすいので、 仏教の解釈の枠組みとして当然のようにプラトニズムが利用されるだろう。 そういう風に整理された仏教の体系をイメージするのは難しいことではない。 アジアの仏教のオカルト的側面が少なくなって、むしろ判りやすくなってるはずだ。 ピュタゴラスあたりが仏陀と同じ魂の生まれ変わりという設定になって、 プラトンの著書が仏典として位置づけられることになってるかもしれないな。
639 :
世界@名無史さん :04/10/03 23:27:54
>>633 hannyasinkyou ?
お面は怖いよな
640 :
世界@名無史さん :04/10/04 00:29:48
>>639 般若の面じゃなくて般若の空思想が怖いということでしょ。
641 :
世界@名無史さん :04/10/04 03:18:17
アメリカの学者が国境の無い世界の方が現在の世界よりはるかに 人類を滅亡に導く危険性の高いということを完璧に証明。
642 :
世界@名無史さん :04/10/04 03:20:46
インド人の考える事は難し過ぎてよく分からん。 が、この抽象的な事を考えるのが得意という特性がインドをIT大国に 成長させた〜のかもしれない。 rupam sunyata,sunyativa rupam色即是空、空即是色0=1,1=0…
どうせ、バチカンが創価学会のように異端審問でバリバリ異端に 仏敵とかレッテル貼って、火アブリ刑にするんだろ。
644 :
世界@名無史さん :04/10/05 02:21:53
あげ
>>643 異端審問庁のダイサク教皇睨下に通報しますた
中世に即身仏大量生産してそうな気がする。
インドに似て哲学方面が高度に発達しそうかも。 キリスト教社会では一度途絶えた古代ギリシャの哲学を継承発展してくれたら・・・
648 :
世界@名無史さん :04/10/23 16:55:35
ここ最近は仏教が息を吹き返してるね。 一番仏教熱が盛んなのが台湾、日本は奈良時代以降からだいたい国民 の大多数が仏教行事を生活習慣化さええてるように事実上の仏教国。 あとタイとビルマかな。大乗仏教圏はチベット仏教圏であるチベット人 やモンゴル民族で活発だ。 中国や韓国はまだまだ元気がない。
漏れの家は仏教ではないけど仏教の教えっていいと思う(少ししかしらんが; だけど今の日本は仏教信者ですって言ったらヒかれる時代だよなあ あと何十年かしたらもう日本に仏教信じてる人いなくなるんだろーか
梅原猛と瀬戸内寂聴の対談じゃないけど、 ニーチェあたりが「僕も死ぬまでに一度は釈迦を書いてみたいですね〜」 とか言ってんだろうか…
651 :
世界@名無史さん :04/11/01 15:57:57
>>649 そうか?俺は一応、仏教徒と言うことにしているが。
といっても、輪廻転生を信じているかと言えばどうなんでしょうかというレベルだけどね。
仏教の突き放したような妙な客観性と、そこから生じるヒューマニズムみたいな
ものが好きだ。
でも、日本の場合は神道とかなり深く結びついて、奇妙な形で
融合しているのだよね。どちらかというと、教義とかではない
アニミズム的な思想が日本人の宗教的基盤だと思う。その上に
佛教のなんやかやが乗っかっている感じ。
もっとも、明治期以降の神道は、実質新興宗教という人もいますね。
(実際、儀式やらは、各寺社事にかなり変わったらしい。寺院専属の
神官が寺院を乗っ取ったり、社にいた坊主が出て行かざるを得なかったり。)
中世当たりのヨーロッパ人が生の佛教に接したとき、どういう風に解釈するか
見物ではある。そういえば、モンゴル軍の中にはチベット僧はいただろうから、
キプチャク・ハンの首都サライや
続き)イルハン国のバグダードあたりにもうろうろしていた可能性はある。 とここまでくれば、ビザンティンは目の前なのだが・・・
いわゆる輪廻転生はヒンドゥー教じゃないの?
654 :
世界@名無史さん :04/11/01 18:56:20
現代の布教活動や個人的に帰依した例を除いたら、 仏教圏の最西端はロシア領のカルムイク共和国でいいんですか?
655 :
世界@名無史さん :04/11/01 19:00:17
仏教は欧米に広まっているぞ ロベルトバッジオやリチャードギアがそうだろ 彼らを真似してファッションから入って仏教徒になる若者は少なくない
656 :
よろずこ :04/11/02 01:18:32
657 :
世界@名無史さん :04/11/02 01:32:19
>>655 アメリカの日系社会の仏教って面白いよねぇ。
アメリカ人一般のキリスト教徒が日曜に教会にいくのが
普通だということが最初にあるんで、仏教徒も、日曜に
なると、お寺さんに集まって、説教聞くんだとさ。
で、そういうノリで、キリストのお祭りの代わりに、
盆踊りやったりしてさ。
宗教ってばこんなものだから、ヨーロッパに仏教が
入ったとしたら、結局は、ギリシア哲学に味付けされて
仏教哲学そのものが、仏教仏学(神学じゃないからさ)に
なって、プラトンだのアリストテレスだのというような
もので、議論されるんだろうなぁ。そういうのを仮定して
西洋仏教なんてものを、この板で考えてみるのは面白い
かもしれない。
658 :
世界@名無史さん :04/11/02 05:02:29
ギリシャ人の王メナンドロス=ミリンダと仏教者ナーガセーナの対話 ミリンダ王の問い「那先比丘経」 と言う経典がある。 ギリシャとインドはアレクサンドル大王以来の交流がある。 が、今一つ西洋世界に仏教が広まらなかった。 やはりインド人の思考回路には付いて行けなかったのか。 逆に考えると、インドのお膝元の東南アジア以外のアジアに仏教が広がったのが 不思議に思える。 東アジアに仏教が広まったのは経典の漢訳が行われ流布したのが大きいと言える。 後にも先にも中国人がこんなに熱心に異文化を学んだ事はないのではなかろうか。 仏教東漸=中国化 メナンドロス以降もギリシャへの仏教の浸透が持続していたら インド→ギリシャ→ローマとキリスト教と同じようなルートで西洋化していたかも。
仏教は一神教ほどにはガツガツとしてないから 勢力争いになると難しい所も多いでしょうね。
んなこたぁない。戦国時代の宗教抗争は西洋とたいしてかわらんのじゃないか?
>>654 18世紀に現地に到着したんですけどね。
662 :
世界@名無史さん :04/11/05 15:21:53
踊念仏が広まったらすごいことになりそう。欧州にあるクラブは 反キリストの地下協会として全部摘発。DJは悪魔の宣教師として・・・。
663 :
世界@名無史さん :04/11/05 15:27:16
西洋人的に改良されて結局正統派と異端派が出来ていただろう。
664 :
世界@名無史さん :04/11/05 19:07:26
665 :
世界@名無史さん :04/11/05 19:16:47
667 :
世界@名無史さん :04/11/10 23:43:20
「ヘルシング」でダイバダッタという組織が出てくる オーディンとかが阿修羅になっている
669 :
世界@名無史さん :04/11/11 00:46:20
賢者である池田先生の下で世界が統一され人々は幸福に暮らしているだろう
ラッキイ池田先生ですかw
671 :
世界@名無史さん :04/12/30 16:50:48
ローマ時代に地中海圏に広まったら案外根付いたろうか?
672 :
世界@名無史さん :04/12/31 02:06:44
単純にミトラ教の一派になってたと思われます
>>621 今更ですが、日本の起請文で「約定を違えたら、ライになっても構いません」と
なっていた様なもので、喩えに持ち出された話と現実は別でしょう。
実際に、敵に対してそうした行動をとっていたのであれば、仰る通りですが。
674 :
世界@名無史さん :05/01/15 02:22:15
ほえ
675 :
世界@名無史さん :05/02/04 01:04:40 0
輪廻はユダヤの秘教にあるらしい
677 :
世界@名無史さん :05/02/07 00:23:20 0
グノーシス派とはわりあい相性が良さそうだったかも。 いや、実際に接点あってもおかしくないか、あの時代だし。
678 :
世界@名無史さん :05/02/07 00:36:05 0
>>673 しかし喩えとは言え、あそこまでネチネチ呪詛の言葉書き連ねるのは・・・
679 :
世界@名無史さん :05/02/07 04:35:08 0
輪廻転生思想に近いものならアイルランド系のカトリックにもありますね。
680 :
世界@名無史さん :05/02/20 18:12:50 0
英語seal「あざらし」=sea「海」=soul「魂」は同語源と聞いたよ。 死者の霊魂は海へ還りアザラシに転生するというケルト神話から由来しているそうな。
ヨーロッパに仏教が伝わったらという仮定は伝道者が誰かにもよるかも。今、インド仏教界1億人の頂点に いるのが日本人佐々井秀嶺だけど、変なおっさんやし。佐々井秀嶺みたいなのがヨーロッパで布教活動 していたらゲテモノになっているだろうな。 佐々井は9歳ぐらいで童貞を捨てるほど性欲があったが、途中で仏門に入る。そしてひょんなことからインドへ。 インドでは、カーストの不可触民が仏教徒になる例が多いのだが、それは名前は忘れたが、インドの現代憲法 の礎を作ったオッサンが指導したもの。そのオッサンはガンジーとそりが合わなくて、仲が悪く、インドの仏教徒 にとってガンジーの人気は全くないのだが、何も知らない佐々井はガンジーを持ち上げていて、始めは総スカン クを食らったのだが、体当たり主義で多くの支持を得るようになった。でその勢力を煙たく思った日本政府や、 インド政府が帰国させようとしたが、不法滞在で強制帰国させられるところを何百万人もの嘆願書でインド人に 帰化で、インドに行って一度も日本に帰国せず、仏教徒の権利拡張に奮闘している。
682 :
世界@名無史さん :05/03/07 01:03:53 0
そういや早くもアレクサンドロスの時代に仏教徒とギリシャ人は 接近遭遇を果たしていたんだよなあ。 捕虜に僧侶や戦利品に経典なんかなかったんだろうか?
>>682 ギリシャ哲学に影響を与えたらしい。
ギリシャの懐疑論はその賜物といわれている。
684 :
世界@名無史さん :エジプト暦2329/04/01(金) 00:36:51 0
ほほう
685 :
ぢゅらさん :エジプト暦2329/04/01(金) 00:43:51 0
>>681 インドの現代憲法の礎を作ったオッサン
アムベードカルですか。
ところで
>>684 の暦がエジプト歴になってるのはなぜですか?
686 :
世界@名無史さん :エジプト暦2329/04/01(金) 01:10:06 0
仏教徒だからマジレスすると、4月1日だから。
687 :
世界@名無史さん :エジプト暦2329/04/01(金) 02:20:17 0
仲間だ(*´・ω・)人(*´・ω・`*)人(*´・ω・`*)人(・ω・`*)ネー ネー ネー
688 :
世界@名無史さん :エジプト暦2329/04/01(金) 02:58:19 0
武装しない宗教は滅びる風土だから滅びた さあ、滅びの言葉を
689 :
世界@名無史さん :エジプト暦2329/04/01(金) 13:21:58 0
690 :
世界@名無史さん :エジプト暦2329/04/02(土) 12:08:30 0
>>1 日本のお寺とは趣向が違うが教会ではなく仏教寺院が建てられている。
おおかたトルコ寺院のようなものが建てられているのではなかろうか?
「イオニア様式の大伽藍には大理石の仏像が立ち並び、境内は供物の花輪で埋め尽くされている。 黄色と赤のトーガをまとった僧侶の一団がリラの旋律に合わせてグレゴリオ声明を高らかに朗詠する。 伽藍の高い天井にまで線香の煙がたなびき、釈尊の生涯が描かれた天窓のステンドグラスから差し込む 地中海の陽光を御来光の如く映し出す・・・ 白蓮を象った天蓋の下で結跏趺坐を組む皇帝アウグストゥスの頭髪に、マウリヤ国王から贈られたと伝わる 伝世の剃刀が、今まさに当てられようとしている。 各国・全属州からの参列者たちは世紀の得度式を前に 固唾を呑んで見守っている・・・かくも壮麗な典礼は我がバーラタをも凌ぐ・・・」 ローマ、アウグストゥス帝の得度式に参列したサータヴァーハナ朝使節の手記より(民明書房刊)
ローマ座主がご遷化されたので、 聖アナンダ大聖堂では追善報徳法要が行われ… 不謹慎なネタかしら。
693 :
世界@名無史さん :2005/04/20(水) 13:00:02 0
新法王「教会が挑戦を受けた時は全力を挙げて戦わなくてはならない 」
746 :名無しさん@5周年:2005/04/20(水) 02:03:09 ID:DgbsXof5
465 :世界@名無史さん :2005/04/13(水) 17:42:05 0
>>464 JP2は元々宗教学と哲学の博士でもあり、仏教への深い理解を示したが、
ラッツィンガーはこれに苦い顔していたそうだ。
ドイツ人が関るとろくなことがないのは歴史が示している。
こんな男が次期法王になってはならない。
こいつの主張
・仏教はエロチックな霊性である
・仏教は西暦二〇〇〇年までに教会が受ける最も大きな挑戦としてマルクス主義に取って代わるであろう
・教会が挑戦を受けた時は全力を挙げて戦わなくてはならない
でもまあ78歳だからねー
ベネティクトゥス16世はカルト化した仏教をエロイっていってんじゃないの?
696 :
世界@名無史さん :2005/04/21(木) 00:52:47 0
>>694 それは今回の経済波及効果を重視して、すぐに次のコンクラーヴェができるようにだな
697 :
世界@名無史さん :2005/04/29(金) 17:56:55 0
駄胃削先生がもうじき「対話」しに行くと思われ。しかしああいうの好きな人だねえ。
698 :
世界@名無史さん :2005/04/29(金) 19:33:49 0
もし仏教がヨーロッパに広がっていたら・・・ 勿論、騎士・魔導師・盗賊・エルフ・ドワーフ・僧侶の6人パーティー で、有難いお釈迦様の経典をゲットする旅が始まるんだ。 題して『東遊記』。 立ち塞がるムスリム。襲い掛かる暗殺教団。砂漠と高地のアフガンを越 えて、アレクサンダーの道を東へ。君は沙羅双樹を見ることができるか・・・ まあ、ドラゴンを坊主が倒したとか、ライン川が九頭竜川に改名されたり 西欧人が漢字読めたり、僧兵が一向一揆起してテンプル騎士団と宗教戦争 とか、面白い展開が期待できるけどな。
ドラゴン倒しなんて聖ゲルギオスとかもやってるし九頭竜と仏教の関係ないのでは? だいたい支那を経由する必要無いから漢字じゃないし
地中海からシナイ半島経由して紅海インド洋を通ってさくっと行っちゃうでしょ。 アフガンとか通らないし。
701 :
檀家のクリスチャン :2005/05/01(日) 09:28:01 0
仏教とキリスト教の対比 上座部仏教 ⇒ カトリック 大乗仏教 ⇒ 主流派プロテスタント 創価学会 ⇒ 福音派・原理主義 ちなみにチベット仏教は、ロシア正教かな? 事件になった聖神中央教会は、オウム・法の華・釈尊会と同類です。 特に浄土真宗は、リベラル派の日本キリスト教団に近いです。 出家を大事にする部分は、上座部仏教とカトリックは似ています。 ※それぞれの寺院・大聖堂は、華やかですね・・・
カトリック=天台宗 ギリシア正教=真言宗 プロテスタント=鎌倉新仏教 ルター派=禅宗 ピューリタン=浄土真宗 英国国教会=日蓮宗
割礼を要求するヤハウェイは悪魔の可能性。
そう解釈することに無理があるか?検証中。
「なぞとき工房」解明企画・・検証結果レポート
http://www3.to/nazotoki 日本人の課題と生きる意味を探る大切な真理探究室
ポイント
聖書中の血の犠牲を要求する主の正体は悪魔の可能性があり‥。
イスラエルはヤハウェイの魔神にまんまと騙された悪魔民族か
なぜなら紛争と略奪の国、嘘の祝福 激怒、殺せ!殺戮命令‥
悪魔ヤハウェイが主なる神を偽って神のように現れたものか‥
704 :
世界@名無史さん :2005/05/17(火) 21:56:57 0
698> 『東遊記』いいねぇ。 神を信じず仏陀への解脱を信じる仏教は、カソリックで異端や破門 された人々の受け皿になるっぽく。 本格的な宗教戦争になるでしょうね。 仏像なんか、まんま偶像崇拝だし。
仏教も初期は偶像崇拝禁止だけどな
バクトリア王国ってギリシア人が仏教信じてたのか? じゃあ、神仏習合で八百万の神とオリンポスの神を同一化できるじゃん! ハァハァ・・・ とか妄想していた工房時代
707 :
世界@名無史さん :2005/06/17(金) 18:14:50 0
なんやねん
スウェーデンの遺跡から、バイキングが交易の末に入手した、インドで造ら れた青銅製の仏像が出土しているとか。 >706 幕末に、平田篤胤が似たような事をやっています。>同一視
709 :
世界@名無史さん :2005/06/18(土) 00:35:26 0
インドは、人種的には、(南方モンゴロイドと混血した)コーカソイドの土地で、 言語的にも、欧州諸語の遠い親戚にあたる印欧語が使われている。 仏教が欧州に伝播したら、もっと文化的に欧州と近い感覚になるわけだ。 その時間線の世界では、ユーラシア大陸は、 コーカソイド地域とモンゴロイド地域に大区分されているだろう。 両者の境界はおおむね東経90度あたりをジグザグに縫う南北のライン。
サーサーン朝がかなり強力に他教排撃をやったせいで 仏教がホラーサーン以西に伸長できなかったって話は既出だっけ?
>>708 平田篤胤と同じ発想なんてすげえ!>おれ
国家社会主義ドイツ労働党のハーケンマンジ→田
713 :
世界@名無史さん :2005/07/07(木) 17:46:27 0
古代オリンピックをどうか廃止せずに存続させてくれたらいいなだがな。 競技種目にカラリパヤットとか、ゴータマ青年も得意だったカバディとかw
714 :
世界@名無史さん :2005/07/07(木) 18:47:33 0
肛門をもっと大事にする文化になっていたはず
715 :
世界@名無史さん :2005/07/12(火) 03:41:05 0
いわゆる卍、逆卍はインド・ヨーロッパ祖語時代の古いシンボルだった という話を聞いたことがある
性交の体位が48手のまま残った。 もちろん、グレコ・ローマン スタイルも、「ドギーラーゲ」なんて謂われず、 公然と存続。
717 :
世界@名無史さん :2005/07/17(日) 07:18:09 0
男子は貴賤を問わず一定期間出家することが定められていたら、欧州の社会も だいぶ違っていたかも。
肉を食わなくなって穀物食主体になったら、 小腸が長くないと消化吸収できないので腸が長くなり そして胴長短足になっただろう。
719 :
世界@名無史さん :2005/07/31(日) 16:56:31 0
肉食しながら仏教、というのは チベット人やモンゴル人のような形態もありえるかのな。
720 :
てる兄 :2005/07/31(日) 18:27:14 o
逆に日本では景教(キリスト教)が飛鳥時代に伝来して 奈良時代に絶頂期を迎え、壮麗な景教寺院が建立され さらに鎌倉時代になると大陸から新しい潮流である 景教新派(プロテスタント)が伝わる そして戦国時代にはザビエル僧正により日本に初めて仏教がもたらされた しかし、豊臣・徳川政権は仏教を禁じ、以後明治まで邪宗とされた
721 :
世界@名無史さん :2005/08/16(火) 19:09:29 0
↑ いいたいことは判るけど ツマンナイね
722 :
てる兄 :2005/08/16(火) 20:32:19 o
キモイよ、汚物→721
721の「ツマンナイ」てのには同意するけど、その理由を示さないのはどうかと思うね。
>>722 人格攻撃レスは学問板では逆に嘲笑を受けますよw
>>720 がツマンナイ理由の一部:
なんで『 景教新派(プロテスタント)』なるものが伝播してくるの?
そもそも、なぜプロテスタントというものが大陸で発生するの?
現実の歴史でヨーロッパでプロテスタントが発生した経緯がユーラシア中央で再現される可能性は考えているの?
その場合、『プロテスタント』が抗する『教皇権』という権力があったわけだが、
当時の景教にそんな権力集中主義的な機構があったか?
そもそも、景教は唐代の流行だが、どうやって飛鳥時代の日本に伝来するんだ?
。。。。。って細部がメタメタな妄想なだけに読んでいて痛い。
724 :
てる兄 :2005/08/17(水) 03:25:58 0
>なんで『 景教新派(プロテスタント)』なるものが伝播してくるの? 「可能性1」 新派というものはいつの時代も旧派勢力によって迫害を受けるです。 なので一部の新教徒らは別天地を目指すのです。 「可能性2」 旧派が目に見えて腐敗していれば、それを律する動きや受け入れる勢力が内外問わず出てくるものです。 日本の景教旧派の一部にもそういった新派への同調姿勢が出てきたのです。 (それは史実で鎌倉時代に日蓮宗や禅宗や浄土宗など新しい仏教の潮流が現れたように) >そもそも、なぜプロテスタントというものが大陸で発生するの? >現実の歴史でヨーロッパでプロテスタントが発生した経緯がユーラシア中央で再現される可能性は考えているの? 充分ありえるでしょう。 もちろん、この場合の中国大陸の政治情勢は史実とは異なり、統一王朝ではなく、 ヨーロッパのように分裂状態にあり、各諸侯国はそれぞれ独自の王を頂き、絶えず紛争状態にあります。 言語や習慣も違い、地理的にイスラム化している国やゾロアスター教化している国も混在します。 景教も幾つかの宗派に分かれており、キリスト像ではなくイコンなどを崇拝している宗派もあります。
725 :
てる兄 :2005/08/17(水) 03:27:27 0
>その場合、『プロテスタント』が抗する『教皇権』という権力があったわけだが、 >当時の景教にそんな権力集中主義的な機構があったか? それは例えば、史実で儒教の始祖である孔子の子孫が「衍聖公(えんせいこう)」の爵位を代々受け継ぎ、 山東省の曲阜の孔府において、儒教の長として常に中華世界の思想的中心であり続けたように、 景教においても、中国五山の一つである秦山に景教総本山の壮麗な寺院があり、各諸侯国には秦山法王から任命された 枢機卿がおり、それぞれが諸侯との密接な関係を築き、中華世界全体が思想的に秦山法王の元に治められているのです。 >そもそも、景教は唐代の流行だが、どうやって飛鳥時代の日本に伝来するんだ? この場合、唐代よりもちょっと前の隋代に隆盛し、朝鮮半島の百済経由が妥当かと。 (史実では仏教伝来と同時期の6世紀半ばに秦河勝が飛鳥に景教を伝えたというトンデモ説もあり) >細部がメタメタな妄想なだけに読んでいて痛い。 ていうか、「仏教がヨーロッパに広まっていたら」っスレ自体が最初から妄想だろうに! 鼻から妄想スレなのに「史実と照らし合わせると納得いかない」とか言わないでくださるかしら!
まあリアルリアリティと言う奴ですよ。 妄想だって事はわかってるけどなるべく史実に沿って妄想を展開しろってことでね?
728 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう :2005/09/10(土) 22:48:36 0
そこで馬小屋神童の登場ですよ。
729 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう :2005/09/11(日) 19:54:01 0
フランスには60万人も仏教徒がいるらしい。
730 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう :2005/09/11(日) 20:09:02 0
>>729 ヨーロッパは寛容だからどんどん仏教やイスラムが増えてますよ。
その点で日本人は不寛容で異分子を排除するから、キリスト教やイスラムは増えません。
731 :
世界@名無史さん :2005/09/12(月) 15:52:19 0
補陀洛渡海して浄土へ行こうとして新大陸発見とか。
西方浄土じゃなくて東方浄土になる罠
733 :
世界@名無史さん :2005/09/19(月) 00:18:05 0
補陀洛渡海は文字通り「あの世」を目指した航海だったから、 水・食料はおろか、ほとんど物資らしい物資も積まずに出航したそうな。 船の造りも外洋横断に備えたような船では全然ないし。 まあそれでもなお九死に一生を得て漂着した一団もあったかも知れないな。
734 :
世界@名無史さん :2005/09/19(月) 01:08:57 0
735 :
世界@名無史さん :2005/09/19(月) 10:19:53 0
>730 どんどん仏教やイスラムが増えているというが、改宗してまで増えているのか? 精々が日本のキリスト教徒と同じぐらいの普及率だろうが。 特に異教徒が増えているのは移民による増加。即ち元々イスラム教徒圏の民族が豊かなEUに押し寄せたのが原因。 根本的に履き違えている。 キリスト教は極めて排他的な宗教。一神教で他の宗派を一切認めず宗教紛争を繰り返してきた歴史をもつ。 民族問題も大きいが、アイルランドのIRA闘争を見てみろよ。血で血を洗う抗争を繰り広げたではないか。 またカトリックとプロテスタントの壁は結構残っていて、男女が付き合う際に貴方は何派かどうかというのをまず確認して 交際するといったこともしばしば行われる。 これらを踏まえてどこが寛容なのか激しく疑問なのだが。
736 :
世界@名無史さん :2005/09/19(月) 10:32:28 0
また仏教は他の宗派に関して極めて寛容な宗教。大乗もあれば小乗もある。 又密教は浄土宗、真宗・法華経等多岐に渡る宗派が並立することもあったが、各宗派同士で異端であるとそれぞれを 排斥し合うことは無かった。 また土着の宗教(日本の場合神道)と融合しあい、それによる変質を受け入れる大変受容力のある宗教であった。 しかしながらこれらの事は、イデオロギー色の強い宗教と比較して極めて受動的になり易い宗教でもある。 日本以外で仏教がさかんに栄えた他地域で中国は道教や儒教、朝鮮半島はキリスト教(厳密には似非キリスト教だが) 等、他のイデオロギー色の強い宗教に取って代わられたのが何よりの証拠であろう。 例え仏教が西方へ伝播していったとしても、後から出で来たイデオロギー色の強い一神教に置き換えられた多神教と 同じ運命を辿っただろうということは、容易に推察できる。 即ちミトラ教等と同じく排他的で教条的な一神教により、歴史の闇へ埋もれてしまったに違いないだろう。 2000年以上も宗教で殺し合いをしてきた地域を甘く見てはいけない。
737 :
世界@名無史さん :2005/09/19(月) 11:46:05 0
仏教が西方で普及しなかったのは、やはりもともと 厳格で教条主義的な宗教を欲していた土壌が既にできあがっていたせいなのかもなあ。
738 :
世界@名無史さん :2005/09/19(月) 11:46:18 0
ナザレのイエスのキャラクターに、仏教界でいちばん近いのは法然だろう。 似たようなエピソードもあるし。大乗仏教の布教者にはふさわしいな。 じゃあ親鸞がペテロかっていうと、なんかそれは違うような気がする。 ペテロの本質は、親鸞のような志操堅固な理論家というより、蓮如のような組織者だ。 その線で行くなら、カトリックを愛の教えから支配の教えに変えてしまったアウグスティヌスは顕如だなw
740 :
世界@名無史さん :2005/10/09(日) 01:36:01 0
日本仏教の経典は梵語→中国語→日本語と翻訳を経てきたが、 欧州だとどうなるんだろうな。 サンスクリット→ギリシア語?ラテン語→各国言語、となるのだろうか。
サンスクリットが印欧語なぶん、翻訳は楽だろうな。 っていうか、ヘレニズム時代にギリシャ語仏典って絶対にありそうなんだけど。
742 :
世界@名無史さん :2005/10/25(火) 19:23:37 0
地中海沿岸地域のどこかの砂漠の中の洞窟で、死海文書みたいに 羊皮紙に書かれたギリシャ語の仏典が発見されるとか。
743 :
世界@名無史さん :2005/10/25(火) 20:57:56 0
《ミリンダ王の問い》って、もともと何語で書かれた経典?
744 :
世界@名無史さん :2005/10/25(火) 21:24:16 0
たぶんサンスクリット語じゃない?
745 :
世界@名無史さん :2005/10/26(水) 03:23:01 0
>>1 残念だったな。
仏教はイスラム教に滅ぼされてしまったんだよ。
ところで、日本にある仏教は元々の仏教からみれば、子供のままごとだよ。
中国人がピーコしたものの又ピーコだからね。
おすぎは?
747 :
世界@名無史さん :2005/10/26(水) 09:44:24 0
>>743 パーリ語。原題はMilinda panha
ミリンダ王ことギリシア人メナンドロスと僧侶ナーガセーナとの対話集。
和訳はネット上にはないようだけど、英訳なら出ている。
対話集といっても、ミリンダ王の質問に僧侶が答える形式で、あくまで
仏教徒の立場からの一方的な見解で相手をねじ伏せている感がなきしもあらず。
どう考えてもミリンダ王の意見の方が理に適っているところも散見される。
でも、膨大かつ冗長ないろんな仏典の中で、一番面白くて理解しやすいと思う。
お勧め度 特A
748 :
世界@名無史さん :2005/10/26(水) 09:51:31 0
>>742 そうなると面白いね。アショカ王碑文は、イエスが話していた言語として有名な
アラム語(厳密にはイエスのアラム語とはちょっと違う方言だけど)で書かれて
いるから、逆もあってもおかしくないと思う。
ちなみに北アフリカで布教活動していたキリスト教の教父の一人は、仏教について
言及した文を残している。
749 :
世界@名無史さん :2005/10/26(水) 10:12:50 0
>>741 同感。サンスクリット語のmanoと英語のmanとか結構意味も綴りも似ている
単語があるよね。(もちろん梵語の方はローマナイズしての比較だけど)
そのせいか、仏典を読むとき、英訳の方が和訳よりわかりやすいことが多い。
例えば、色(シキと発音)なんか何のことかわからないけど、英語なら
form(形)と訳されるからすぐわかる。それとか、「摩訶般若」なんてのも
ピンとこないけど、これは梵語のMaha-prajna (Great Wisdom; maha=great;
prajna=wisdom; 大いなる智慧)の音写だから、英語の方がわかりやすい。
だいたい仏教が盛んな日本で、未だに全ての仏典が和訳されてないのは、
僧侶と学者の怠慢だと思う。全100巻くらいの大蔵経は中国語たる古い
漢文で書かれているから、多くの一般人には理解するのは困難。
日本人にとって恥ずかしいことに、翻訳されてネット上で無料で読める
仏典の数は英語の方が圧倒的に多い。これだけ多くの坊さんが日本には
いるんだから、一般人を啓蒙するために、翻訳してネットでもっと公開
して欲しい。
750 :
世界@名無史さん :2005/10/26(水) 10:23:27 0
>>740 ギリシア以外の欧州に仏教が伝わったのは、中世以降で、サンスクリット
からラテン語に翻訳されたらしい。当時の欧州では、エラスムスの
痴愚神礼賛のように、ラテン語が一般的で、各国語に仏典が翻訳されたのは
かなり後になってから。
ちなみに日本にタイなどの南方仏教が伝わったのは、19世紀後半になってから。
それもイギリス人を通してだった。
751 :
世界@名無史さん :2005/10/26(水) 10:25:35 0
>>739 親鸞との類似性をペテロでなくパウロに見出す宗教家は多いね。本もいろいろ
出版されている。
>>749 漢訳のままにしておいて知識の独占。
今の日本はルター以前のヨーロッパみたいなものか。
かといって、変な和訳(超訳)する新興宗教もこまるけど
ちゃんと和訳すると葬式仏教が困る?
754 :
世界@名無史さん :2005/10/26(水) 11:02:24 0
>>752 全くその通りだと思いますよ。日本の医者がちょっと前まで、患者のカルテを
ドイツ語で書いていたような閉鎖性を感じる。
だからわかりやすく説得力のある教えを説く新興宗教にいく人が多いんだと思う。
葬儀とかで仏教の坊さんが経典を読むけど、梵語の音写のまま読むから、一般人には
何のことかわからない。しかも、当の坊さんにも馴染みがないらしく、経典の
漢字一字一字にカタカナでフリ仮名を付けていることがある。これじゃ、いくら
本当は役に立つ教えでも、説得力がないよね。(もっとも陀羅尼みたいに、意味が
わからない方がご利益があるとする経典も一部あるけど。)
755 :
世界@名無史さん :2005/10/26(水) 11:08:54 0
>>753 そう指摘する僧侶もいる。数年前に他界した、臨済宗の高名な禅僧
秋月りょうみんは、日本の仏教は祭儀仏教だと批判して、自らは
葬儀を取り仕切ることはなかった。彼によれば、本来インドで仏教が
葬儀に関係したことはないから、日本のように土着信仰に影響を受けた
葬儀仏教はおかしいとのこと。
756 :
世界@名無史さん :2005/10/26(水) 11:53:28 0
もし仏教がヨーロッパに広がっていたら、 世界中が平和を享受し、衆道が称讃されて 男色全盛の理想的社会が現出して居た事だろう!
中世ヨーロッパは男色天国です
759 :
世界@名無史さん :2005/10/26(水) 13:27:16 0
>>757 アショーカ王碑文は複数の言語で書かれ、その一つはアラム語。
760 :
世界@名無史さん :2005/10/28(金) 01:51:30 0
仏教原理主義なんて今までに出現したことあるの?
761 :
世界@名無史さん :2005/10/28(金) 02:11:20 0
つ日蓮
えー
763 :
世界@名無史さん :2005/12/03(土) 21:17:52 0
764 :
世界@名無史さん :2005/12/03(土) 21:21:58 0
(´・ω・`)風呂は嫌いか、アショーカ王
765 :
よろずこ :2005/12/05(月) 00:09:22 0
えっ。そうなの。 あそーか王。
766 :
世界@名無史さん :2005/12/05(月) 09:01:07 0
もし仏教がヨーロッパに広がっていたら、 世界中が平和を享受し、衆道が称讃されて 男色全盛の理想的社会が現出して居た事だろう! 中世ヨーロッパは男色天国では無かったぞよ!!!
767 :
世界@名無史さん :2005/12/06(火) 01:13:47 0
つ不邪淫戒
768 :
世界@名無史さん :2005/12/25(日) 17:58:48 0
仏法に帰依して従順になるバイキングが見てみたいw
バイキングは平和になったよ。スレ違いだけど、どうして攻撃的な民族が その後平和国家の代名詞になるほど豹変したのか不思議。現地の教養ある 人たちにも何人か尋ねたけど、わからなかったり、戦に疲れたからだろう というような意見しか返ってこなかった。
余所に略奪に行かなくても食えるようになったから、とか。 でもそれじゃ豊かな土地にすんでる戦争好きな奴の行動が説明できないな。
771 :
世界@名無史さん :2006/01/03(火) 05:39:02 0
>>754 葬式の読経なんてほとんどが加持祈祷のための呪文だろ。
意味なんて必要ないんだよ。
新約聖書にある肉食を忌む人達てのは仏教徒のことかなぁ? などと妄想したりするんだけど、どんなもんだろ
耕地面積が少なく、肉食中心だった古代ヨーロッパで仏教が広まる可能性は低かったと思う。 肉食禁止は聖職者に限るというなら話は違ってくるが。
仏教なんてどこでも形骸化してるじゃないか 日本では単なる葬儀屋だし
層化学会が立派に機能してるぜ。
777 :
世界@名無史さん :2006/02/04(土) 23:30:52 0
あれはもう仏教じゃなくて犬作教だ。 正宗から破門されたし。
778 :
世界@名無史さん :2006/02/14(火) 18:02:03 0
そういや仏教とキリスト教はミトラ神でつながってるな。 まぁ説を信じればの話だが
779 :
世界@名無史さん :2006/02/19(日) 13:24:09 0
キリスト教が誕生して以降に 仏教がヨーロッパに伝来、というシナリオもありえるんだな。 その場合はどうなるんだろう。
780 :
世界@名無史さん :2006/02/19(日) 15:51:08 0
>779 どうにもならない。極めてイデオロギー色が強い一神教であるキリスト教の中に入っていけないから。 これはイスラムにもいえると思う。 仏教は教義に関してはかなり寛容であり、大乗仏教もあれば小乗仏教もある。そしてチベット仏教や諸国でその国 の文化に適合した宗教でありえるから。 ところがキリスト教の場合、カトリック以外の宗派が出る度に恐ろしいまでの宗教紛争が同じキリスト教内でも起こった し、更には他の一神教と血みどろの争いを繰り広げている。 それだけ教条的な宗教が敷衍している地域では、緩やかな宗教である仏教教義は端から受け入れられないだけだ。
ローマの国教になる前に伝来してたら一発逆転もあったんジャマイカ。 キリスト教誕生後に、という設問が全く無意味になる想定だが。
782 :
世界@名無史さん :2006/02/22(水) 00:10:47 0
実際の話として、中央アジアのガンダーラ美術を見ても判るように、ギリシアの写実主義的な仏像が沢山製作されて はいるが、その仏教教義自体が、西方へと伝播していく事はなかった。西方には仏教以外の魅力溢れるライバル宗教 が多々輩出していたことと、特に一神教が発生していたこともある。 仏教美術がギリシア美術の影響を受けているのは万人の認める所であるが、仏教が西方への宗教的、哲学的価値観に 対して影響を与えたか?となると全く無いとはいわないが、殆ど無に近いとしかいえないだろうな。
783 :
世界@名無史さん :2006/02/22(水) 02:10:58 0
一神教の世界にも仏の思想は入れるのではないだろうか。 仏はあくまでも人間の心を磨いてそのきわみの姿、イエスの 愛の教えと対立しない。ただ浄土系の往生思想を天国の考えと 調整する思想を生み出す必要があるが。
784 :
世界@名無史さん :2006/02/22(水) 08:28:07 0
仏教の分布は正しく黄色人種の分布と一致している 仏教の教義そのものがなにか黄色人種の心情に合致する点があるのか
785 :
世界@名無史さん :2006/02/27(月) 23:41:24 0
>>784 フィリピン(ルソン島)は仏教国としての歴史を持たなかったんでは?
発音偏重のクセに嘘発音を大切にする、日本人の悪習だな。 今でも英会話塾が流行ってるけれど、滑舌はおしえても、意味のある受け答えや、 読ませるに耐える作文は軽視するだろ。 それが、漢語なら、呉音から漢音への切り替え、どうあがいたっちゃあ直で習らん かぎり声調や入声は習得できないのに。 仏典なら、良い真言の読み方・唱え方、梵字の“正しい読み方”ばかりに集中して 意味なんかほったらかし。で、お寺で懸命に伝授している梵語の正しい発音たるや 言語学的には噴飯ものだ。
ほんとに作文軽視だなと思った。 まあオーストラリア人はtodayをトゥダイだし英語と米語も発音違うし困ったもんですな。
788 :
世界@名無史さん :2006/02/28(火) 14:16:59 0
運動能力 【黒人>>>>>>白人>>>アジア人 体格、パワー 【白人>>>黒人>>>アジア人 (意外かもしれないが”力”だけならヨーロッパ白人の方が圧倒的に強い) ルックス(男) 【白人>>>>>>どうあがいても超えられない壁>>>>>>黒人>>アジア人 ルックス(女) 【アジア人≧白人>>>>>>>>>どうあがいても超えられない壁>>黒人 頭脳 【白人>>>アジア人>>>どうあがいても超えられない壁>>>>>>>>>>>>>>>>>>>黒人
>>782 けど、ガンダーラ美術の発生と、ギリシャ人政権の当地の支配の終焉との間に、
200〜300年の空隙があるよ。
確かに、技術様式・デザイン要素はギリシャの影響を受けてはいるけれども、
その担い手は果たしてギリシャ人と呼んでいいものかどうか。
政治的な後ろ盾や、通商上のメリットのようなものがなくて、数としては少数の
ギリシャ人が独自性を保っていたかどうか、疑わしい。
790 :
しつもぉーん! :2006/03/08(水) 22:54:26 0
仏教は見事なまでに、西進してませんね。 仏陀の生まれ故郷から西には、まったくと言っていいほど 広がっていない。仏教はほぼすべて東進。 この理由については、歴史学ではどのような説が唱えられて るんでしょうか。もちろん確定的な説は無いものとは思いますが。
過去レスを読んでないのかね・・・
792 :
しつもぉーん! :2006/03/08(水) 23:01:53 0
↑全部読むのは面倒くさいので、 3行くらいにまとめてお願いします。
>>790 いや、仏教思想はイエスの思想に影響を与えてるよ。
「右のほおを打たれたら左のほおを差し出せ」
これは仏教の捨身虎図などに見られるような自己犠牲の思想と共通していて
それまでのヘブライ思想には見られないものだよ。
795 :
世界@名無史さん :2006/03/09(木) 04:28:10 0
仏教そのものがインドヨーロッパ的なインド哲学への アンチテーゼとして生まれたというのもあるだろう。 ヒマラヤ山麓のシャカ族はチベット系の少数民族という説もある。 西進してもインドヨーロッパ語族の思考体系に受け入れられないのはある意味自然かもしれん。
796 :
世界@名無史さん :2006/03/09(木) 20:57:51 0
仏教がキリスト教より早くヨーロッパへ伝播していれば 広まったかもしれないが インドとヨーロッパの間に ゾロアスター教を奉じるペルシャがあったから 仏教はヨーロッパまで辿り着けなかったのではないか?
では、中央アジアから黒海北岸経由でヨーロッパへと言うルートも考えられるが
このスレでも何度か触れられてるけど、 サーサーン朝はシャープフル1世の死後、ワフラーン1世の時代に大祭司キルデールが 音頭取りをして帝国全土で大々的な異教撲滅運動を展開した。しかもその後も帝国領内では 幾度かの異教撲滅運動が展開したためにメソポタミア以外のホラーサーン以西のイラン本土 ではゾロアスター教以外の宗教教団はほぼ駆逐されてしまったらしい。 マニ教はシャープフル1世の時代にマーニー自身がパルティア地方やシリア、エジプト まで宣教していたため、これらの地域やソグド地方ではマニ教は生き残ることが出来た。 キリスト教会もこの影響でメソポタミアやソグド方面に信徒が避難したためにこれらの 地域でも信徒が生き残った。一方、仏教はクシャーン朝の隆盛で中央アジアに進出できた ものの、このサーサーン朝側の撲滅運動の影響をモロに受けて、ブハーラーやバルフ、 メルヴ方面から西へは完全に閉め出されてしまった。 キルデールが残したナクシェ・ロスタムの「ゾロアスターのカアバ」刻文には 国内から撲滅された異教徒として、ユダヤ教徒やキリスト教徒、マニ教徒などと 並んで沙門やバラモンの名がある。仏教の場合ソグディアナから西では王侯などから 国家的な庇護を受ける機会がまったくなかったので西方へは伝播できなかったの だろうと思われている。
かくしてこの次の動きはイスラムまで待ちか。 シーア派もゾロアスターの影響を受けてるともいわれるね。
800 :
世界@名無史さん :2006/03/12(日) 12:15:44 0
800
801 :
世界@名無史さん :2006/03/12(日) 13:07:16 0
802 :
世界@名無史さん :2006/03/12(日) 13:19:40 0
しびび?
803 :
世界@名無史さん :2006/03/13(月) 12:58:27 0
804 :
しつもぉーん! :2006/03/13(月) 23:35:47 0
>>798 専門家解説乙
ということは、古代〜中世初期のイランには、仏教の足跡が
認められると。
しかし、仏陀の時代からこの時代までほぼ一千年の
時間的スパンがある。この間、イランを貫通して地中海世界まで
仏教が広まらなかったのは、どうしてなんでしょうか。
インドにおける仏教の勢力拡大と、十分な時間的余裕のスパン。
さらにアレクサンダー以来の東西交通と、仏教西進の条件は
十分なはずですが。
>>804 おそらく仏教の教えが間違っているからでしょう。
一番の原因は学会でもそれだと言われています。
>>805 層化乙。
>>804 単純に、東に伸びる宗教だったからなんじゃないか。
布教の方面も、保護国も東の方に伸びて行っている感じがする。
807 :
しつもぉーん! :2006/03/14(火) 00:53:26 0
>>806 んだから、なんで東に伸びる宗教になったのか。
西に伸びるファクターが無かったのか。
教義がそうだから、というのはナシにしてください。
あんまり歴史学的回答ではないですからw
>>807 その質問はむしろ歴史的考察のみからでは答えが出ない希ガス。
洋の東西を問わず世界宗教の展開は都市国家から帝国への展開の過程で起きたものだが、
どんどん暴力装置化する国家(偶像崇拝やシャーマニズムを根底に持っている)に対抗する倫理として
世界宗教が展開したのだと考えられる。
西ではやはりシャーマニズムや偶像の否定から一神教への展開が最大の軸になったのに対して
仏教はシャーマニズムや偶像崇拝を取り込んでいく。
結果として仏教はシャーマニズムの濃い遊牧民の手で伝達されることになるが、
やはり教義が西の一神教とは違う方向に発達したというしかない。
東には仏教に対抗できそうな宗教もしくは哲学が無かったからじゃねーの?
7年ほど前に米国のニュースで仏教ブームについて特集をしていた。 カトリックの神父、プロテスタントの牧師、ユダヤ教のラバイが禅寺で 座禅している様子が報道されていた。なぜ禅寺で座禅するのか、 というレポーターの質問に対し、カトリックの神父、プロテスタントの牧師、 ユダヤ教のラバイは口をそろえて、「我々の宗教の教えでは得られない 答えを見つけることができるからです」といっていた。私は、在米26年の 数理物理学を専門とする数学教授であるが、私が出会った米国人の 一流の数学者や物理学者のほとんどは仏教について深い造詣を持っている。 仏教の教えの真髄は数理物理学の理論(偏微分方程式論、最適化理論、 システム制御理論)で完全に説明できる。
その禅寺ってアメリカの禅寺? アメリカには日系の禅寺があるの?
寛容なものと不寛容なものとが接触すると、不寛容なものだけが残る。
アメリカにある禅寺で日本仏教の禅寺以外は聞いたことが無い。 ニュースでみたのは確かニューヨークにある禅寺であったと記憶する。
韓国系の禅寺も進出しています。 学者によっては同じ禅でも韓国系、中国系、日本系とわけて考えている。
815 :
世界@名無史さん :2006/03/14(火) 12:44:21 0
中国人の西への憧れがあったんじゃないのか 又偶々仏教で西方浄土ともいうしな ヨーロッパ人の東方への憧れはオリエンタリズムか
816 :
世界@名無史さん :2006/03/14(火) 12:47:26 0
西は太陽の沈むロマンチックな光景 東は太陽の昇る希望に満ちた光景
817 :
世界@名無史さん :2006/03/14(火) 14:36:18 0
リオのカーニバルが、ただの花祭りになって 裸のねーちゃんが見られなくなるw
>もし仏教がヨーロッパに広がっていたら インド人もびっくりでしょうね・・
>>814 韓国って禅寺あったの?
別に嫌韓とか煽りとかじゃなくて。
李朝の頃に仏教は衰微しちゃったような印象なので。
820 :
世界@名無史さん :2006/03/15(水) 14:42:19 0
>>819 韓国では現在でも仏教徒が一番多いそうだから
禅宗があっても不思議はない。
でもどのような禅宗だろうか、曹洞宗に近いか
臨済宗に近いか黄檗宗に近いか、どうなのだろうか。
821 :
世界@名無史さん :2006/03/15(水) 15:15:46 0
韓国 仏教:27%、キリスト教:24%、その他儒教、天道教
822 :
しつもぉーん! :2006/03/15(水) 21:46:26 0
古代から中世初期にかけて、イランに精神文明の断層が あるように感じられますね。 ここを境にして、キリスト教、ユダヤ教、マニ教その他 オリエント系宗教は東進してる。逆に仏教、ヒンズー教は西進。 ネストリウス派キリスト教の西進は、中世以降になる。 古代イランに古代世界史上の精神的断層が存在する、 という見方はどうでしょうか。
>>822 漠然と中世初期といわれても困る。
それってウマイヤ朝のこと?それともササン朝?
ゾロアスター教は一神教のバリエーションてとこがミソだと思う。 多神教から一神教へのまさにプロセスにあるような宗教。
825 :
世界@名無史さん :2006/03/19(日) 23:33:41 0
>>823 ササン朝まで、ウマイヤ朝は時代的に完全な中世。
とはいえ、古代とか中世とかいう時代区分は、ヨーロッパ史を
基準にしたものであることは、了解のうえでの話だが。
なぜ東だけに伝達っていうより、 ブッダガヤを起点にすればむしろ南北東西全方向に伝達したが ペルシア以西だけ(ゾロアスター教があったから)進まなかったってことじゃないの。 草原経由でも黒海以西は当時ユダヤ教だし。
827 :
世界@名無史さん :2006/04/02(日) 14:07:42 0
hosyu
多神教には勝てても一神教二神教には勝てない仏教
829 :
よろずこ :2006/04/08(土) 00:52:44 0
二神教?
830 :
世界@名無史さん :2006/04/08(土) 02:26:31 O
日蓮宗は法華経至上主義で一神教とかわらん。創価もダイサク教だし。
831 :
世界@名無史さん :2006/04/08(土) 10:14:09 0
―――神道―――――――――――――――――― ―――道教―――――――――――――――――― 儒教―――――――――――――――――― ┌仏教・大乗(漢訳仏典地域)―――――― │ ┌仏教・少乗・大乗・金剛乗(チベット語訳仏典地域)―― │ ┌仏教・金剛乗(サンスクリット語訳仏典地域)―――――― ┌仏教・少乗(パーリ語仏典地域)―――――――――――― ┌ジャイナ教―――――――――――――――――― ┌バラモン教――――――ヒンドゥー教―――――――――――― 原始ミトラ教――ゾロアスター教 ┌イスラム教・シーア派(ペルシア系)― (アーリア系) : ミトラス教 │ : : ┌イスラム教・スンニ派(アラブ)―――――― ――┬―――┴ユダヤ教(ヘブライ)―――――――――――――――――― : └└原始キリスト教 アテン神(エジプト) │ └キリスト教・東方諸教会 │ └キリスト教・東方正教会(ギリシア系、スラブ系)― │ └キリスト教・カトリック(ラテン系)―――――― └キリスト教・アリウス派―― └キリスト教・プロテスタント(ゲルマン系) こんな感じだろ
原始ミトラ教なんてない
東條はもうウンザリ
834 :
世界@名無史さん :2006/04/08(土) 23:31:26 0
つまり世界最初の世界宗教はアーリアンムーブメントなんだよ!!!!
835 :
世界@名無史さん :2006/04/09(日) 00:00:56 0
イランインドって同じ神群じゃん
836 :
世界@名無史さん :2006/04/09(日) 01:18:50 0
>>831 儒教や道教と仏教徒の関連が薄すぎる。
そもそもその二つは他の宗教と併記するのもどうかと思うし。
さらに、ヘレニズム系の宗教はどこへ行ったんだ?
838 :
世界@名無史さん :2006/04/09(日) 07:04:29 0
そんなに東條を登場させたいのかオマイラ
我侭だなw
>>831 我儘ついでに、天理教などを度外視したとしても、「神道」が一本線で表さ
れる様になるのは明治以降では。古代から続いているという事はない。
イスラムのところに限って言えば、ムハンマドを最初にユダヤ・キリスト教的な 「預言者」と認めたのはキリスト教徒だった彼の母方の伯父だったことも考えれば、 キリスト教と在来のアラブのセム的土着宗教を度外視している感じがする。
明治維新 ↓ ―――日本仏教―――――――――――――――――┬――― └―――神道 ―――儒教――――――――――――――――――――┬―― └――靖国
>>843 「そがともののべのいくさ」って何?
教えて!
あと
>>842 の図は、日本仏教に神祇信仰も含ませて超単純化して、
靖国をネタにしたジョーク図だから気にしないで。
845 :
世界@名無史さん :2006/04/09(日) 20:38:54 0
崇仏論争って事だろ
846 :
世界@名無史さん :2006/04/09(日) 21:52:57 0
僕ちゃんとやらは、おそらく神道を「判ってない」 田舎物氏はわざと聞いて恥をかかそうとしている 喧嘩するなら他所でやれよ
原始ミトラ教いいたいだけちゃうんかと 東條言いたいだけちゃうんかと
848 :
世界@名無史さん :2006/04/10(月) 00:12:22 0
神仏習合下でも神道は神道 戦後の神道だけが神道じゃない
学問的には近世以前の土着信仰は、神道ではなく特に区別するために神祇信仰と呼ばれています。 そして神祇信仰と仏教信仰を折衷し、統合された世界観として体系化されたものを神仏習合と言います。 欧米の研究者も二十年ほど前から神道(Shinto)と神祇信仰(KamiWorship)を区別して扱う人も多くなりました。 神道は、学問的には新興宗教に近いものです。
勿論、近世以前の土着信仰を広義神道、以降を狭義神道と呼ぶ研究者の方もいらっしゃいます。 しかし近世以降、神道の意味が大きく変容し、日本書紀や中世史料にみられる「神道」という概念とは 全く違うものになっています。(そもそも古代の神道というものがどういったものか、ほとんどわかっていません) そのため、神道と神祇信仰は分けて使用するのが通常です。
851 :
世界@名無史さん :2006/04/10(月) 02:00:03 0
↑名無しの山野?
ではありませんが、言いたいことはその通りでしたね。
853 :
世界@名無史さん :2006/04/10(月) 02:18:20 0
国家神道以降だけが神道だと思ってるアフォの脳髄に染み込んだ概念に対して そうではないことを説明する事なく 別の言葉を用いて神道を再定義する為に 新たに言語された概念が「神祇信仰」に過ぎん
強いて言うなら、神仏習合や折衷というと対等合併であったかの様に 聞えるが、どちらかといえば仏教の世界観の中で神祇の存在が把握さ れていたという事、前近代は神仏より仏神の例の方が多い事が無い。 寺社奉行という様に、前近代には寺社の用例が普通であったのに近代 になって社寺が公に使われる様になったとは故黒田俊雄先生の弁。 (前近代)仏神・寺社→(近代)神仏・社寺→(現代)?
855 :
世界@名無史さん :2006/04/10(月) 02:20:06 0
神道と「神道」が違うが如く 神祇信仰と「神祇信仰」も違う意味を持つ事になった
856 :
世界@名無史さん :2006/04/10(月) 02:23:17 0
密教が神道を下部構造化した所為だろ 密教自体がヒンドゥー化した仏教だが
明治以降の国家神道とそれ以前のものとのが違うのは、日本について学んだ欧米人 なら知ってる人が多いね。そしてその国家神道なるものも天皇の人間宣言で 再び大きく変容したことも。で、このスレタイに照らし合わせて考えると、 神道は厳密な教義をもたないから仏教のようにヨーロッパはおろか日本でも 仏教ほど実践の手段としては説得力をもたない。それはイエス同様の現人神たる 天皇でさえ仏教に帰依してしまうことがあったことからでも明らか。
858 :
世界@名無史さん :2006/04/10(月) 02:40:19 0
創唱宗教じゃないからな
>>851 山野じゃなくても日本の宗教史をやった奴なら常識中の常識。
1コマ目の概論で学ぶくらいのな。
誰が説明しても同じことを言うだろうよ。
>>857 神道は教義を持っていないというよりも
仏教とむりやり引き剥がされた結果、何もなくなったと解釈すべきだと思う。
861 :
世界@名無史さん :2006/04/10(月) 02:45:27 0
逆に浄土真宗なんかは神祇不拝だよね 明治憲法下以外ではw
神祇を信仰してはいけないと言うからには、 神祇を仏教以外の物として明確に認識しなければならないね
863 :
世界@名無史さん :2006/04/10(月) 02:58:44 0
本地垂迹説も序列化が目的だけど、主仏従神だから結局区別してるよな
なんかこういう自演はスレが面白くなくなるからやめれ。
865 :
世界@名無史さん :2006/04/10(月) 03:01:35 0
寒いな
とりあえず一連の流れで僕ちゃんの人間性はわかった。 自演すんなとは言わんが、次は奇天烈説じゃなくて盛り上がるネタふりでヨロ。
現代に限れば日本の禅が西洋に思想として広まっているという側面もある。 ジョン・レノンのイマジンはオノ・ヨーコから仏教思想を聞いて書いた歌だとも言われている。 そもそも最近では両者の合作と言われているんだっけ? 自他の差別を究極まで無くしていくという仏教思想がイマジンの本質である。 それはヨーロッパのリベラル派に影響を与え、フランスの移民暴動の遠縁となったというのは言いすぎか。
868 :
世界@名無史さん :2006/04/10(月) 03:23:01 0
結局国家神道以外の神道を理解してないんだよコイツラは
869 :
世界@名無史さん :2006/04/10(月) 03:25:40 0
西洋人にとっての禅は、新渡戸稲造の「武士道」みたいなもんなんだよ
原始ミトラ教いいたいだけちゃうんかと 東條言いたいだけちゃうんかと
871 :
世界@名無史さん :2006/04/10(月) 22:47:14 0
きめぇ
872 :
世界@名無史さん :2006/04/10(月) 22:54:47 0
西進した仏教がミトラ教と習合してたら 牛を殺す不動明王みたいな仏像とかが作られたりしたんだろうか?
禅が西洋に広まったのは1950年代に鈴木大拙の影響を受けた アメリカのビート派の文学者を通じてだし。
東條で抽出したら870みたいなレスしか出てこなかったんだけどこいつはなんなの?
876 :
世界@名無史さん :2006/04/11(火) 00:33:49 0
これは酷い聖徳太子ですね
欧米に禅が広まったのは鈴木大拙のおかげ。
聖書の外典にお釈迦さま(らしき人)の話が書いてあるそうだけど本当?
>>878 聖人としてブッダとたしかアーナンダが出ていたことが有る。
その事実がわかった後は当然無くなったけどw
イスラムじゃ一部で仏教を啓典の民(旧約聖書系の宗教)と認めているところすらある なんでそんなことになったのかさっぱりわからんが
>>880 啓典の民は租税が減免されるから、仏教徒を懐柔するための融和策なのでは?
ムガル朝で、ヒンズー教徒を啓典の民に含める試みもあったことだし。
このスレの内容を楽しむ為の参考書みたいのってないですか? 各宗派の特徴とかお互いの関係が歴史を踏まえて解説されているようなもの。 スレを読んでて仏教の概略を勉強したくなってきました。
883 :
世界@名無史さん :2006/04/16(日) 03:00:26 0
釈迦滅多
Wikipediaで「仏教」を検索して、カテゴライズされたものを片っ端から読んで見れ
>>882 貴方に現世利益たっぷりの黄金の法を説いてさし上げます。
捨てメアドで良いですから教えてくださいませんか?
勝つ!勝つ!勝つ!
>>884 ありがとう。そうします。
日本の仏教の項に粗い骨組が書いてあったんでそこから辿って肉付けしていきます。
>>882 他をあたってください。
887 :
:2006/04/17(月) 00:08:49 0
888 :
:2006/04/17(月) 00:10:02 0
889 :
:2006/04/17(月) 00:10:46 0
890 :
:2006/04/17(月) 00:11:29 0
891 :
:2006/04/17(月) 00:12:03 0
892 :
世界@名無史さん :2006/04/17(月) 01:23:46 0
893 :
世界@名無史さん :2006/04/21(金) 17:59:51 0
英訳された般若心経聞けるのか。 聞きたいなー。
>>879 このスレでも以前出ていたと思いますが。
聖バルラーム(バラモン?)と聖ジョザファ(釈迦?)が19世紀に破門さ
れていますね。仏教研究が欧州で進んで判明したという事で。
>>882 仏教の概略という事であれば、それこそ「国訳一切経」でしょうが、原始仏教
に基づいた釈尊の伝記という事であれば、講談社文庫の『この人を見よ』を。
仏典の現代語訳集は、『大乗仏典』などの名でいくつか刊行されています。
原始仏典は岩波文庫を、解説は講談社学術文庫をどうぞ。
>>893 英訳自体は前世紀からあった筈で、欧米の信者も唱えています。
大蔵経も英訳が刊行中ですね。
ttp://www.bdk-jp.org/dendou/dendo_03.html ところで、アレクサンドリアの司教クレメンスという人が「ブッダこそキリ
スト教の真理を伝えた人」と書いていたそうですが、どなたか詳細をご存知
ないでしょうか。
アショーカ王はシリア・エジプト・マケドニアなどに宣教師を派遣されたそ
うですし、大図書館に仏典があってもおかしくはないでしょうが。
895 :
世界@名無史さん :2006/04/23(日) 00:31:12 0
日本の仏教は俗に『葬式仏教』と呼ばれ、葬式産業の圧倒的シェアを握っている。 また旅行案内に名前の出てくる有名寺院は多くの観光客を集めている。 今日の仏教の存在感といえば、せいぜいそんなものである。
お前のお国の惨状が透けて見えるようなレスだな。
897 :
世界@名無史さん :2006/04/23(日) 05:45:33 0
キリストとかただのDQNだしな。 ヤツが神の子とか本気で信じてる西洋列国は どうかと思うよ。
そりゃまた、DQNな見識で
899 :
世界@名無史さん :2006/04/24(月) 16:40:10 0
>898 しかしキリスト教の歴史そのものは正にDQNの歴史そのものじゃん。異端弾圧・イスラム十字軍虐殺・宗教紛争での 弾圧と黒歴史に事欠かない。逆に仏教徒が弾圧したって言うほうはあまり聞かないのだが? 儒教やその他の宗教に弾圧されたってのは良く聞くんだけど。 あまりにもイデオロギスティックな宗教は排他的で多くの人を殺める道具になりさがってしまう。 今のイスラムテロもハンチントンのいう文明の衝突としかいいようがないし。
900 :
世界@名無史さん :2006/04/24(月) 21:40:34 0
>>899 仏教だってヤバい要素はたくさんある。
摂大乗論には、悪行で地獄に落ちるべき人間を、悪行をなす前に殺してやるのは
菩薩の慈悲というオウムそっくりのことが書いてあるし、理趣経にゃセクースしても
菩薩の境地なんて言ってるし、蓮華経ならこの経典を信じないやつは動物に生まれ変わるぞ
なんて脅している。
密教の末期時代に至ると未訳の経典ばかりだけど、さらにさらに凄くなるらしいし。
なぜかこれらの経典の内容は表に出ないが・・・
どんな宗教でも教義に忠実たらんとすると、とんでもないことになるのは同じ。
901 :
山野野衾 ◆CXSSL1llHI :2006/04/24(月) 21:52:04 0
>摂大乗論には、悪行で地獄に落ちるべき人間を、悪行をなす前に殺して 前後の文脈込みで詳しく。上二者の類は一応仏教史スレでも申し上げました。 >蓮華経ならこの経典を信じないやつは動物に生まれ変わるぞ どちらの品でしょうか。動物というか、癩や障害だったと思うのですが、畜 生道についても記述がありましたか。やや強烈な内容になっているのは、弾 圧されていた時代に編纂されたからだとも言いますが。
仏教で近代民主主義思想は生まれ得るのだろうか? その世界ではイスラムにおいて産業革命>近代国家形成?
鈴木正三あたりからの流れで何とかなんないかね?>近代民主主義思想
>>902 >>903 キリスト教でも本来的には無理だったんだが>近代民主主義や近代国家
だが、西方キリスト教はローマ帝国領に広まった際に
古典古代の遺産としてのギリシア・ローマ思想の残りカスの
一部を取り込んでローマ教会の教義の中に「凍結保存」したので、
ルネッサンス期に「解凍」してキリスト教と辛うじて矛盾しない
近代国家体制を作ることがなんとか可能になった。
それでも本質的にはヨーロッパ的な近代国家と
オリエント式一神教であるキリスト教は全く矛盾するものなので
世俗国家原則(政教分離)として
今でも宗教と近代政治社会との相克が重大な問題になる。
19世紀には西欧キリスト教と近代国家は不可分のように
勘違いされていたが、こんなことは大嘘であることは
古典古代がキリスト教とは全く無縁な多神教世界だったことですぐ分かる。
ちなみに、キリスト教でもギリシア正教会は
「古典古代の凍結保存」をほとんどしていないので、
東方教会エリアでは近代民主主義はなかなか根付かない。
EUに正教会諸国が加盟するのが軒並み格段に困難であるのはこれが理由。
>>904 でもさ、凍結保存の前と後ではだいぶ違うわけじゃない。
そこにキリスト教的な味付けってのがあったのではないかと。
そんで、902が問題にしてるのは、仏教がその代役はたせるか、
という事なんじゃないの?
先代が死んだらアホみたいに領土を分割相続させる フランク人の慣習なんかも関係有りそうだけどな。
>>905 そもそも「キリスト教の代役」という考え方自体がおかしいよ。
多神教のギリシア・ローマ世界で生れた古典古代を起源とする
自由で民主的な近代国家を築き上げるのに、
それ自体と鋭く対立するオリエント式一神教の「代役」なんて
そもそもなぜ必要なんだよ?
そもそも仏教圏などはキリスト教など全く抜きにして
古代ギリシアやローマを遠い古典とする
近代民主主義国家を築けば良いだけの話。
オリエント式一神教を知らないということは
封じ込め管理するのに極めて大変な障害が一つ減って良いことなんだが。
「奴隷制ギリシアの民主制」という突っ込みは無視するとしても ローマの場合は帝政の前は貴族制でカルタゴと一緒 民主主義なんかもともと無かったわけだが。
>>908 ローマの共和制を「貴族制」と言うなら、
日本や欧米各国など近代国家の代表民主制も貴族制そのものになるんだがw
共和制ローマの制度はギリシアの「民主制」よりもむしろ
現実的古典規範としては大きな役割を果たしたとも言える。
古典と言うのは宗教経典ではないのでw
そのまま実現しようというものではないことに注意。
近代民主主義ってのは政教分離がないと始まらないんじゃないのか。 教会の支配から解放には東洋思想との接触が必要だった事を考えると キリスト教が前提で近代民主主義が生まれるなんてのはガセじゃね。
前提というだけでそこから反面教師とかそういうことじゃね
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反面教師なんじゃねぇの?
ってーよりキリスト教の抑圧に対する反発かね?
反発じゃねえの?
916 :
世界@名無史さん :2006/04/26(水) 23:29:47 0
>もし仏教がヨーロッパに広がっていたら 創価学会が世界を支配したでしょう。
セム一神教(キリスト教、イスラム教、ユダヤ教)が広まらず、ローマやエジプトが そのまま発展したら、文明の進歩は、負の部分を背負い込まずに、1000〜1500年 早く進歩していただろうな
さすがにそれは如何なものか。 技術の発展や資本の蓄積は、古代〜近代では政体による違いはあまり無いのではあるまいか。
んなわきゃねーだろw
ギリシャ・アレキサンドリアに代表される古代先進世界がそのまま発展し続けていたら バーホーベン版宇宙の戦士の社会のような世界・文化形態になっていただろうなぁと推測
いや、セム一神教という人間精神が陥りがちな業病に一度は感染しつつも、 それを何とか自力で克服して免疫をつけたところに西欧の真の近代性がある と俺は思ってる。 仏教は教義の中心が定まらない、理論的に低水準な宗教だから毒も弱く 「魔術からの解放」も容易だったが、その分だけ東アジアの人間は精神の 根底がイデオロギーに対して脆弱だと思う。
キリスト教が理路的で水準が高いってのは初耳
>>921 毒が強くて魔術度が高いほど高水準な宗教ってわけか。
>>921 あんなものにかかっから、歴史が1000年後退し、それをとりもどすのに500年またかかっている。
1000年かかって食いつぶせなかったローマの遺産は偉大だよ。
1000〜1500年早く進歩していたって言ってるのは基督教がなければ ローマを滅ぼした蛮族がいきなり産業革命して近代民主主義に到達するとでも思ってるんだろうか
100年とか50年単位で進歩が早いっていうなら分かるが?
927 :
世界@名無史さん :2006/05/11(木) 22:03:46 0
>>908-909 幕末の洋書の翻訳で、現代なら「市民」と訳されている、CIVIL、CITIZEN、CIVITUS
の訳は、「民」の字を用いていなかった。
どう訳しているかというと、「士」と訳してある。
政治に参与する権利を持ち、公に対する義務を負い、武装している者(武装可能な者)が、
CIVIL だから、そりゃ、江戸時代感覚では、「士」だな。
カラカラ帝以前、自由民と市民は違ったからねぇ。
どのように?
931 :
世界@名無史さん :2006/06/15(木) 21:23:29 0
終末論はセムのオリジナルじゃなかろ。 ゾロアスターの立場がないな。
>>931 うひゃ〜、すっごい久しぶりにスレを覗いたらレスがついてる。
ありがとうございます。
手始めに一番上のやつを読んでみます。
ブッタとスジャータの間に子供がいて 今でもその血が脈々と受け継がれている という内容の小説がベストセラーになる
>>934 釈迦は16歳で母方の従妹の耶輸陀羅と結婚し、一子、羅睺羅をもうけた
釈迦の実在を疑う学者もいるらしいと聞いたが。
937 :
世界@名無史さん :2006/07/01(土) 09:17:48 0
釈迦の生まれた日を祝う花祭りには どんな行事をやるんだろう
938 :
世界@名無史さん :2006/07/01(土) 17:23:04 0
釈迦誕生像に甘茶をかける
>>934-936 他に影の薄い妃が二人存在しましたからね。実はそちらに・・・という話なら成立しそうです。
>936
20世紀中に終わった説だと思っていましたが、まだ論者がいるのですか。
なんだかんだで、日本人って仏教好きだよな
禅とか浄土とかの現世利益を追求しない仏教は俺も好き。 だから法華は嫌い。
>>939 ただ、妻帯し子どもがいたと経典にしっかり書かれている釈迦じゃ
ダヴィンチコードのような物語にはならんよなぁ。
>941 法華の場合、主眼は観音経の様な現世利益よりも一乗成佛に置かれているでしょう。 日蓮の法華宗という事であれば、国家を救済するのが目的(中世には当然)。 弥陀念仏にも二十五菩薩の加護があるとされており、禅宗も祈祷と無縁ではない。 それぞれ系統は違うものの、全方向に手を差し伸べており、現世利益以外も求めて はいますが、現世利益もカバーしています。 祖師が現世利益を強調した例はあまりありませんが、どんな信仰でも、大衆は利益 なしでは生きられない様です。 戦国〜江戸初期のキリシタンも、必ずしも教義を理解していた訳ではなく、求めて いたものは佛教徒と同じ災害や疫病からの救済が中心でした。本質は同じ。 前近代の場合、現世利益といっても生存に関わるものが多いので悪くも言えません。 室町時代に発展した福神信仰の類は「余分」なものですが、これも経済の発達に応じ た必然と言えるでしょう。 と、別に貴方の個人的な好き嫌いをどうこうしたい訳ではありませんが。 >942 子孫がいるというのであれば関心は集めるでしょうが、上座部では佛になれるのは 釈迦だけですし、大乗なら誰もがなれるので、問題ありませんね。 仏典に従っても、尊いのは生まれではなく行いです。 (そもそも、ただでさえ記録があやふやなインドで子孫と言われても) あちらは、父と子と聖霊以外に「子の子」がいるから問題とされているのでしょう。
>>943 >日蓮の法華宗という事であれば、国家を救済するのが目的
日蓮が「念仏無間、禅天魔」と罵った気持ちはよくわかりますね。
巨大な国難が到来しようとしている中で、念仏や禅にうつつを抜かしている連中は
許しがたい亡国の徒と思えたことでしょう。
だからといって日蓮が有効な対策を打ち出したわけでもないけど・・・
>>942 >>943 乱暴に言えば、結局釈迦は「生まれながらの神の子」ではなく
自力で悟りを開いた人間だ(だから悟りを開いてはじめて聖性を帯びた)
という根本観念は大乗仏教になっても変わらず
釈迦を始点とする血統系譜はどうしても聖性を帯びないということだろうね。
釈迦の遺体があれほど崇拝されたのに血を分けた子孫が気にされないというのも
良く考えれば不思議なことではあるが、インドの宗教伝統なのだろう。
高弟にしても、出家後には子どもは作れない(はずw)だから、
高弟の子孫がいたとしても出家前の子であって高弟自身の聖性とは関係がない。
日本仏教の大谷家などは、仏教の世界的な伝統の中では
ありとあらゆる意味で特殊な例なんだろうなあ。
946 :
山野野衾 ◆CXSSL1llHI :2006/07/06(木) 17:30:07 0
>>944 >だからといって日蓮が有効な対策を打ち出したわけでもないけど・・・
打ち出していましたとも。『法華経』がその有効な対策ですよ。
日蓮が批判していたのは、ただ「うつつを抜かしていた」事ではありません。
弥陀専修念佛や禅といった「正しくない」佛教に熱中して、本来あるべき佛
教としての『法華経』を忘れていた事です。
これによって、国土を守護してくれる護法の善神達は国を捨ててしまい、そ
れが為に国難が生じる様になったと日蓮は考えた訳です。
今は違いますが、かつて日蓮の衣鉢を継いだ者たちは、「神祇不拝」の態度
を貫いていました。神々は日本から他国へと移住してしまったのだから、空
になった社殿を拝んでも仕方が無いと考えた為です。
その一方で、『法華経』を信仰する事により、神々の帰還を促した。
ここでいう神とは、佛の垂迹である春日や厳島などの日本の神々です。
正しい佛教が廃れれば国難が到来するという解釈は、護国経典の世界観に基
づいたものであって、何も日蓮に限ったものではなく、日本限定でもない。
古代・中世の社会は、弓箭の様な物理的暴力と加持祈祷の様な宗教的暴力と
いう二つの力によって維持されていました。
「護国」を考える場合、まず後者が存在して勝敗が決まるとされていた。
当時の人間は、勝敗の原因を武器や戦術に求めるよりも、何かしらの理由で
佛神の加護を失ったせいであると考えたのです。
当時の人間を、鎧を着た現代人のイメージで捉えていると陥穽に嵌る。
従って、当時の武器や戦術のみを考えていては、戦闘は理解出来たとしても
戦争を理解する事は出来ない訳です。
なお、専修念佛や禅に対する同様の批判は所謂「旧佛教」側からも出されて
おり、日蓮が特に有名なのは、やはり「新佛教」の宗祖だからでしょう。
因みに、北条一族の関係した寺院や僧侶といえば禅宗が有名ですが、それは
イメージであって、実際には真言・天台や南都六宗が大半でした。
>>945 >だから悟りを開いてはじめて聖性を帯びた
大乗佛教では、今生娑婆で佛となる人物は、弥勒菩薩で有名な様に前世は兜
卒天で修行して、佛となる資格を備えて誕生しているとされました。
誕生時点で奇瑞が生じたというのも必然を表しています。
経典の中でも、『涅槃経』と並んで五時教判断では最終のものとされ、同じ
く「諸経の王」とされた『法華経』には、久遠佛の思想が出ています。
釈迦如来は、久遠の昔に成佛されたのであり、娑婆に王子として出生された
後の事は、方便として人々に示されたものであったと。
もっとも、久遠佛にも創造神・絶対神の属性は最後まで認められません。
『法華経』の中心となる思想は一乗成佛の思想であり、そこでは全ての人々
が佛になる事が出来るのだと説かれています。
>>945 >日本仏教の大谷家などは
親鸞が後世の信者によって阿弥陀如来の化身とされ、親鸞―蓮如の子孫であ
る本願寺○世に従う事が、極楽往生をもたらすとされました。
戦国期の一向門徒の旗の中には、「進めば極楽浄土、退けば無間地獄」とい
う文句が見られたという事ですが、親鸞の系統を阿弥陀と見做した場合、そ
れに従う事は阿弥陀への供養であり往生に繋がるが、断って破門すればそれ
は阿弥陀に迎えてもらえず、救ってくれる存在が無いから地獄に堕ちるのだ
という当時の考えを理解しないと、慣用句以上の意味がつかめません。
それでは、こうした生身の人間への信仰がいかにして生じたのかという問題
ですが、やはり直接見る事が出来る様な存在、娑婆に出て来てくれていた存
在の方が親しみ易く、現在も生きている存在と関係を結んで救われるという
信仰の方が、理解し易いという需要があった為であろうと思われます。
かつては大谷家の残り湯を信者が有り難がったという話が聞かれましたが、
一遍の小便を有り難がる様な傾向は他の高僧の信者にも見られたらしい。
一遍らはそうした態度を勧めてはいませんでしたが、それと信者側の直接的
な願望はまた別ですからね。日本の宗派では、佛よりも宗祖の御影の方が人
気があるという話はしばしば聞かれますが、そうした信者側の態度が生身の
子孫の存在と結びついた結果、大谷家の様な事例が生まれたのでしょう。
山野に仏教語らせちゃいけないというのが、よくわかる例だな。 仏教ネタは山野にしては珍しく論破->発狂というパターンをたどる場合が ほとんどというのもよくわかるよ。
なにがなにやら、
山野ってこんな過剰反応するヤツなの?
日蓮によって国難が去ったわけじゃないよね。という言葉に反応して
>>946 って一体どうなってんの?
宗教の信者というのはそういうもの。 興奮すると事実認識のレベルと信念のレベルの区別が付かなくなる。 ある宗教的努力が当人や彼を囲む共同体内で共有されている信念の内においては 国難に対処するために有効であると思われていたとしても それが単なる宗教的信念にとどまる以上、共同体にとっての他者が絡む 現実の世界における国難に対処するのには全く役に立たない、 という944のしごくまっとうな指摘を理解できないんだから。
自演か?
自演でしょ。 日蓮がやったことが現実に効果があったか否かという話を山野がしてるわけじゃないのに。 現代的な感覚だけで当時の人間の行動を考えるなって話だろうに。
954 :
世界@名無史さん :2006/07/07(金) 11:06:36 0
自演じゃないけどね。
明らかに反応がおかしいから。
>>953 日蓮の行動は現実の国難に対して効果が無かった。というレスへの返信なんだから
その行動が当時の社会においてどういう意味があったかという話ではなくて、
現実に効果があったか否かという話をしてるんだろ?
>現実に効果があったか否かという話をしてるんだろ?
(現代の実証主義に基づくとりあえずの常識から判断した場合)
効果がある訳が無いでしょうに。そんな事を歴史板で話しても益はありません。
歴史について話す以上、物理的な力とは別に当時の社会の中における当時の人
間がなした行為の意味を問わなければなりません。
>>944 氏の「日蓮が有効な対策を打ち出したわけでも」という発言は、
@日蓮の行動は物理的な意味をもたなかった
A日蓮は当時の世界観から見ても何ら行動を起こさなかった
という二通りの意味にとる事が出来ますが、@の行動を歴史板で否定的に見
ても意味はなく、Aの意味であっても日蓮は実際に行動していたのだから当
て嵌らないという意味で、
>>947 でご説明した次第。
もう、どーでも良くなってきたんだけど、
普通
>>944 を日蓮は何一つ行動を起こさなかったという
Aの意味でとらえるほうがおかしくないか。
日蓮が起こした運動も、攻撃対象だった
座禅組んでたり念仏唱えたりしてる連中と同じで
当時の国難に対しての有効性は変わらないんだよな。
という単純なレスを無理やりAの意味に変換して
>>946 を書いたとしたら
やっぱり違和感全開の過剰反応にしかみえない。
そもそも国難が来ると本当に予想してたのか? 新興宗教にありがちな人々を不安にさせて入信させる手法ぽいのだが それがたまたま当たっただけで
>>958 鎌倉幕府が防壁を造ったり特使を斬り殺したりしてたから、
一般人レベルでも来襲近しという雰囲気は感じてたんじゃないかな。
>>957 それについては、既に申し上げた通りの解釈をしておりました。
>>958 >そもそも国難が来ると本当に予想してたのか?
南宋の僧侶から情報を得ていたという人もいますが、それは当時の人間の心
性を理解していないと思います。物理的な事を言えば、たまたま当たった。
ただ、日蓮にも彼なり(当時の人間なり)の根拠がありました。
若い頃から勉強家であった彼は数多くの経典を読んでいましたが、護国経典
には正法を捨てていると、善神は国を去り、異国に襲われるとあった。
それを論拠にして、今の信仰を維持していては、国が滅びると発言した。
新興宗教と異なる点は、解釈はさておき、経典に根拠を求めるという点にお
いては、当時としては常識的な行動を示していた事です。自前ではない。
なお、日蓮は自分の主張を受け入れないと国が亡びると考えていた訳ですが、
結局蒙古軍の本格的な日本上陸は達成される事は無く、しかもその原因が自
分が批判していた真言律宗の叡尊の祈祷による「神風」だという評判を聞い
て、自分の思想と現実のずれに苦しんでいた様です。
(当時の勝敗が佛神によるという思想は、
>>946 の通り)
ただ、発言は過激ですが、行動パターンは当時の人間としては常識の部類に
入るものであって、カルトとは言い難いと思いますね。
>>960 日蓮が異国襲来を意見したとされるのは、文永の役の14年前です。
防壁というのは、石塁の事ですか。それなら文永の役の後です。
>>961 それはどうだろう。
俺としては、十分に当時の法華はカルト的要素を持っていたと思う。
長文は苦手だが、せめて箇条書きで考えをまとめると、
1.異常なまでの排他
2.「本家」からの破門
3.ファナティックな言動
およそこの三点から。
確かにその当時に「カルト」と言う概念は無かったが、今の基準に照らせば
十分にカルトだと思う。
>>962 異常なまでの排他性(『法華経』序品等の解釈に基づく)は目立ちますが、
ただそれに類する行為は「旧佛教」側から「新佛教」側にも加えられてお
り、専修念佛の側にも、法華側とかみ合うぐらいの攻撃性はありました。
(それに、そもそも「排他」の行動原理は当時の人間の理解出来る行動の
範囲内だという事も既に何度か申し上げた通りです)
無住道暁も鎌倉時代後期の宗派間の争いについて記録を残しており、程度
の差こそあれ、新思想の開花した時代には見えた社会的現象かと。
本家からの破門、ファナティックな言動もつきものでしょう。
特に世界史を振り返ってみた場合、類似のものは目につき、それらが歴史
へのある程度の貢献をなした事も認められると思うのですが。
発祥時においては、大抵の宗教・宗派がカルトであったと仰られるのであ
れば、特に申し上げる事もありません。
それと、今の基準から見て良いものでしょうか。>959の様な発言はい
たずらに行われる中傷でしか無く、歴史を語る際に口にすべき事では無い
だろうと思います。
山野が法華信者だとは知らなかった。(具体的宗派は知らないが)
個人の信仰にとやかく言う権利はもちろん俺にも全くないんだが、
山野というコテハンとしてここで仏教の議論を行うには
明らかに不利な告白をしてしまったことになるよねえ。
どうでもいいんだけどさ。
>>962 というより、インドで成立した法華経自体が最初から
仏教にしては珍しいカルト性を強く帯びて成立しているからね。
文体もサンスクリットの教養から見ればgdgd、中身も粗雑で過激で排他的、
だがそれゆえに一部民衆の強い支持を集めていたらしい。
だから日蓮から始まるというより、彼は漢訳法華経の奥の本質を正しく嗅ぎ分けて
インド以来の法華経の伝統に忠実な精神的態度をとったとも
言えるんだろうよ。「法華でマターリ」という最澄のほうがある意味おかしい。
『法華経』の一乗成佛思想は素晴らしいものだと思いますが、『維摩経』で も『大般若経』でも『涅槃経』(大乗の方)でも、大抵の経典には素晴らし いと思える所がありますよ。聖書にも好きな話がいくつもありますし。 特定の経典を評価したからといって色眼鏡で見るかの様な発言はどうかと。 特定の経典を無条件で賛美するのと、それだけで胡散臭い目で見るのとは、 そう変わらない行動であろうと思います。 >インドで成立した法華経自体が最初から 最初に去って行った数千人の僧尼らの行動などから、弾圧されていた人々の 中で編まれたから排他的、などという説もありますね。 ただ、現在の『法華経』は時代ごとに各部が加わって成立したものらしく、 受け手の解釈も様々でしたから、性格は一様に評価出来ないと思います。 「曉季」を意識しての日蓮のそれが忠実と言う事も出来ますが、一乗成佛 を中心に理解するなど、時代変われば求めも変わりました。 最澄のそれも、世の中が比較的平安であると感じていればこそでしょう。 結局は時代や人によるのが問題であって、『法華経』自体の責任とは。 『法華経』は古代から中世にかけてもっとも広く愛好された経典だろうと思 いますが、まず好まれたのが病気や災害に対する観音品と寿量品、次いで悪 人や女人救済の提婆品、その次でもないでしょうが、目立ったのが薬王品で す。しかし、平田篤胤に薬売りの口上の様だと言われただけあって、その多 様さが救いを求める人々に受け入れられたのであって、信仰していたから過 激という事は無かった。私もそのつもりはありません。
↑前半は、964氏がどうこうという事ではなく、色眼鏡で見る人が存在した場合の話です。
法華経がカルト経典扱いされてるのは、渡辺照宏が岩波新書で悪意ある紹介をしたのも大きい。 女人成仏とか悪人成仏とかのセールスポイントは無視して、とにかく異常な人たちが作った 異常な経典だということばかり強調している。
なんだろう。日蓮に関するレスには 「歴史板で口にするな!」とか「意味無いこといってんじゃねえ!」とか言い出す山野。
悪人成仏というのがあるとは知りませんでした(女人成仏も)。 親鸞の思想とはだいぶ違うものなんでしょうか。
>>967 >法華経がカルト経典扱いされてるのは、渡辺照宏が岩波新書で悪意ある紹介をしたのも大きい。
あの先生も言論が過激で、しょっちゅう(学問的な不正確さについて)批判されて
いましたからね。袋叩きというか。
『法華経』が弾圧の中で生まれたという説も、この先生以外では(皆無ではありま
せんが)あまり見る機会がありません。確定されていないからでしょう。
よく分からない事まで断定口調で毎回批判的に述べられる方でしたから。
>>969 女人が罪深い存在だと捉える思想が目立つのは、実は経典の影響を直接受け
たものではなく、中世になって女性の社会的地位が現実に低下してからの様
ですが、11世紀以降には、悪人往生が言われています。
悪人正機説が親鸞以前に法然によって言われていたという事はもうずいぶん
前から言われていますが、実は笠置山の貞慶などの「旧佛教」側からも言わ
れていた事で、近年(もう四半世紀は経ちましたが)では、鎌倉「新佛教」
が大衆性を備えた革新的思想によって「旧佛教」を凌駕したという説は否定
されています。「新佛教」の勢力拡大は室町時代からですし、中世を通して
「旧佛教」側も多数の人々の信仰を集めていました。
後は各自の「悪人」観の相違点の検討が必要でしょうね。
>近年(もう四半世紀は経ちましたが) 日本史の教科書の学説は、おおよそ30年以上前のものが採用されています。 固まっていないからという理由もあるのですが、一般との認識のずれが大きい。
タイミング的に、法華経がを説いていたときに、釈迦族の殲滅が起きていたから あれほどのある意味灰汁の強いキッツイ経典が出来たって説を読んだな。 個人的な好みを出して良いなら、私は涅槃経の方が好き。 スッタニパータも好きだけど。 あとミリンダ王の問いも好き。これは原典じゃないけど。 …我ながら偏ってるなあ。
973 :
969 :2006/07/11(火) 11:10:34 0
>>970-971 ありがとうございます。悪人往生を主張するのはかなり少数派なのかと
思っていたので意外でした。
まあ、中観仏教ほど論理的な宗教は他にないな。 「中論」は宗教書ではなくて存在論の哲学書だ。 禅宗は相対主義哲学に近い部分がある。 キリスト教など将来ほとんどの宗教は科学によって駆逐される。これは動かない未来だと思うよ。 しかし禅宗は生き残るだろう。 日本や中国の仏教は、訳者のクマラジーヴァ君が誤訳してしまって 本来の大乗仏教とは全くのベツモノ。 そもそも本来の大乗仏教は霊魂、来世、輪廻の存在を認めていない。 日本の仏教はむしろヒンドゥー今日の影響を色濃く受け継いでいる。
>>972 晩年説はかつて教団で言われていましたが、実際に『法華経』の原型が形づ
くられたのは、紀元前後では無かったかと。
>>973 「悪人正機」ならまだしも、「悪人往生」であれば院政期までにはよく聞か
れるものとなっていました。元々、我が国最初の往生伝である『日本往生極
楽記』も序文で言及していた通り、先行する中国の往生伝にも、牛の屠殺な
どの「悪行」を行いながらも往生した例が多数収められていたものです。
>>974 本来の大乗佛教はというよりは、本来の佛教はといった方が良いのでは。
それと、数ある訳者の中で鳩摩羅什だけが原因というのが分かりません。
>キリスト教など将来ほとんどの宗教は科学によって駆逐される。
私見ですが、これは無いと思います。合理的説明が人を動かすとは限らない。
キリスト教も、原始佛典以外の佛典も、人の歴史と共に続く事でしょう。
それに、「霊魂、来世、輪廻の存在を認め」ないという事は、寧ろ貴方が重
宝しておいでの『中論』で否定された断見になりませんか。
『中論』の第17章には、「あの世とかの世」において果報を受ける事が述
べられており、その一方で、第25章には、(佛陀の)死後の存在を論ずる
説が(共に否定すべき)依る事によって成り立っているとある様ですから、
私には科学を判断材料にして「未来」の「否定」について語る事自体、『中
論』の思想に反している様に思われるのですが。
私に『中論』を理解出来る様な頭がある訳もありませんが、有無を超えて自
由な視点から真実を掴み取ろうとしたものと判断されました。
存在論とか相対主義哲学とか言われる割に、貴方がどんな思想を掲げておら
れるのかが今一つ見えて来なかったので、とりあえず「キリスト教」や「日
本や中国の佛教」を否定する理由が霊魂などの存在を認めているからだと解
釈された事から、貴方の思想を科学的合理主義だと判断した上で、それに執
着するのは『中論』の「論理的」姿勢にそぐわないのではないかと言わせて
頂きました。見当違いの場合には、ご容赦下さい。
つーか、いい加減スレタイ嫁よオマエラ
山野が来てからおかしくなったなw
>キリスト教など将来ほとんどの宗教は科学によって駆逐される。 俺が子供の頃のSF小説はそういう設定になってた。 銀河帝国三部作とか。 今のSFは違うの?
980
981 :
世界@名無史さん :2006/07/17(月) 14:37:38 0
age
982 :
世界@名無史さん :2006/07/18(火) 10:49:23 0
次スレいる?
983 :
世界@名無史さん :2006/07/18(火) 16:12:59 0
984 :
世界@名無史さん :2006/07/19(水) 07:18:47 0
スレタイの内容について続きを語りたい人は、もういないのかな? 仏教の西進ネタとか面白かったんだけどな
985 :
世界@名無史さん :2006/07/20(木) 04:20:16 O
ぶっちゃけ何も変わらんと思う。 だって、中国人も日本人も ドイツ人もユダヤ人も、やってることは み〜んな同じだもん。
986 :
世界@名無史さん :2006/07/20(木) 22:53:53 0
>>985 > やってることはみ〜んな同じだもん。
何の話?
食べて、寝て、セックス