ヒッポクラテスの時代から、人類にとって重要な問題だった「医」 について語ろう。
2get
3 :
世界@名無史さん :03/02/04 23:20
草思社から『王様も文豪もみな苦しんだ性病の世界史』という本が 出てたね。
4 :
世界@名無史さん :03/02/05 00:26
医療ミスはハムラビ法典で罰せよ。
中国における西洋医学の流入について。 康熙帝は中医よりも西洋医を信頼してたんだって。
マターリとした長寿の良スレになりそうな・・・。
>>1 さん。がんばってね。
7 :
世界@名無史さん :03/02/05 18:34
近代ヨーロッパにおける精神病院の改革なんかもおもしろそう。 フランスのサルペトリエール総合施療院で精神障害者の人権を守ろうとした ピネル医師とか。
毒殺スレになりそうな予感…。
>>7 精神医学史のうえでは、「ピネルの解放」をもって
近代精神医学がはじまるとされているほど彼は重要です
ナイチンゲールの伝記によると、「病院」という施設の 元型を作り上げたのは彼女ひとりの独創であったらしい。 赤十字のデュナンもナイチンゲールの強い影響を受けてるし、 現代医療に対する彼女の歴史的功績は計り知れないものがある。
11 :
世界@名無史さん :03/02/05 21:10
>>10 クリミア戦争では、兵士の病死が多かったからねえ。
実際の戦闘より、伝染病(チフスやコレラなど)の死亡者のほうが多かったとか。
日露戦争では脚気論争があったし。
森林太郎(森鴎外)が高木の説を認めなかったので患者の数が増えた。
12 :
世界@名無史さん :03/02/05 21:23
ナイチンゲールて長生きだよねえ
13 :
世界@名無史さん :03/02/05 21:25
ヨーロッパ人が植民地にどんどん出ていくようになってから、その土地の 風土病に悩まされたらしい。 アメリカ大陸からもたらされた梅毒は有名だけど、そのほかにもマラリア、 コレラ、黄熱病など、未知の病気がいっぱいあった。
その逆のパターンモナー。 旧大陸から新大陸にもたらされた疫病でも死者多発。
15 :
世界@名無史さん :03/02/05 22:49
>ナイチンゲール 患者死亡率を40〜60%から2.2%にまで下げたしね。 ナースシューズも彼女の発案。 看護婦として働いたのは6年くらいだけど、その後の実力者ぶりも凄い。
16 :
山野野衾 ◆UJr4Al4ZYM :03/02/05 22:51
>12 そのわりには毎日「自分は死ぬのではないか」と怯えていたそうです。
東洋では、「看護婦」という職業は無かったんですよね。
東洋といえば華陀
世界史というには微妙だけど、錬金術師・魔術師として名高いパラケルススは 実はかなり名の知れた医者で、反骨反権力の気骨の士だったらしいな。 彼が書いたとされる魔術書はほとんど全部偽書なんだけど、奇人だったのは事実。 中世の、ひどい迷信にとらわれた医学のなかに、開明的な医療法を導入しようとしたらしい。
20 :
山野野衾 ◆UJr4Al4ZYM :03/02/05 23:45
>19 エラスムスを治療して「私は貴方の技術に値するだけの報酬を支払えるほど 豊かではありません。」と絶賛されていました。フッガー家のインチキ水銀 ・香木療法(対梅毒)を批判し、更に同僚も批判して教授職を追われていま したが、腕は(非中世欧州的というか)確かでした。
21 :
山野野衾 ◆UJr4Al4ZYM :03/02/05 23:48
なお表現が難しいのですが、パラケルススは物に宿る「魔術的性質」自体は 信じ、それを医療に応用しようとしていました。
22 :
世界@名無史さん :03/02/06 00:00
>>17 西洋でもナイチンゲール以前は「看護婦」はいなかったも同然。
アル中や売れなくなった売春婦がつく職業。
日本で看護婦の必要性を強く説いたのが、アメリカで看護学を学んだ大川捨松。
23 :
世界@名無史さん :03/02/06 22:43
http://www.people-inc.org/museum/images/pinel.jpg サルペトリエールを訪れたピネルが、患者を鎖から解放しているところです。
ttp://web.sc.itc.keio.ac.jp/anatomy/kokikawa/seisin/seisin47.html 精神病者も人間として処遇されるべきである、との考えをピネルはイギリスの
フェリアJ. Ferriarから学んだと述べており、現代から見れば多くの限界が
認められるにせよ、彼の実践上の方針は当時としてはきわめて新しいものであった。
盲目的に多くの薬を使うことに反対し、患者の衛生、食事、病院内管理、職員の態度、
信頼にみちた温い雰囲気の大切なことを強調したのである。学問上のしごとは
下記の著書にまとめられ、諸外国語に訳された。英国の精神医たち、とくに
カレンW. Cullenの影響をつよくうけ、理論的体系づくりよりも患者を細かく
順序立てて観察し、記述することを重要視した。これはその後フランスの精神医学の
伝統の一つとなっている。ピネルは疾病分類をもこころみているが、それは次の通り、
かなり雑然としている。疾患の第4網が精神疾患(nevroses)とされ、これが次の
5類に分けられている。(1)感覚のnevroses(以下n.と略す)、(2)脳機能のn.
(1.昏睡 2.ヴェザニー[ヒポコンドリー、メランコリー、マニー、痴呆、夢遊、
恐水病など])、(3)運動と発声のn., (4)摂食機能のn., (5)生殖機能のn.。ピネルは
器質論的先入観を持つことをあくまでも排したから、彼の精神医学は心理学から
出発したものといえ、この二つの学問の密接なつながりはその後フランスの伝統の
一つとなった。ピネルの歴史的意味は何と言っても「精神病者の解放」の象徴と
なったことだが、この解放事業はその後彼の弟子たちや諸外国で多くの努力が
試みられてきたにもかかわらず今なお完成していない。
24 :
世界@名無史さん :03/02/06 23:29
>>22 >>15 にもありましたけど、もしナイチンゲールがいなかったら、今の医療制度・体制そのものが存在していないんですね…。
すごい女性。
26 :
世界@名無史さん :03/02/07 05:54
ナイチンゲール以前は看護婦なんて医師の娼婦扱いだったしな。 彼女は医療制度だけでなく、女性の社会的地位の向上にも貢献した。
外科の技術向上に役立ったのは、戦争と火器
28 :
世界@名無史さん :03/02/07 22:32
インカかアステカで脳外科手術が行われてたと言うが、 本当のところはどうなんだろうか? 治療?まじない?
>>28 当時の主力武器であった鈍器で叩かれた脳内出血を治療するための手術。
頭蓋骨に穴を開けて中に溜まった血液を排出する。
30 :
世界@名無史さん :03/02/08 00:15
>>28 そういえばマラリアの特効薬であるキニーネはキナから抽出されるが、この
キナの原産地は南米のアンデス山脈。
古くからインカ人が熱病の薬として使用していた。
31 :
世界@名無史さん :03/02/08 04:43
>29-30 アリガd。結構すごいね
32 :
世界@名無史さん :03/02/08 21:25
>>5 中国では漢代に、『黄帝内経』や『傷寒論』など中国医学の理論の基礎となっている
医学書が完成したけど、その後の発展はどうなっているんだろ。
33 :
山犬 ◆R200hJA.tQ :03/02/19 17:45
>>32 さん
中国の医学書は結構失われてしまって、現在は残っていないものも多いですね。
十世紀に、日本の丹波康頼と言う医者が、中国の医学書200冊ほどをまとめて
「医心方」という医学書を編纂したのですが、ここに引用されている医学書の
多くは失われています。
逆にいえば「医心方」が残っているおかげで、隋唐期の漢方医学を知る事が
できるわけです。
医学書が失われた所為かどうかはわかりませんが、病気によっては治療法が
退化してしまった例もありますね。
例えば、脚気の治療法ですが、晋の時代には小豆の粥を食べさせるというもの
だったのですが、時代が下ると、この治療法は忘れ去られてしまいます。
関係ない話ですが、丹波哲郎は丹波康頼の直系の子孫です。
なんか丹波哲郎の祖先だと聞いただけで その康頼という医者も信用できなくなるなあ 祖先は電波じゃなかったんだろうか
35 :
世界@名無史さん :03/02/19 18:49
中国でも、黄河文化圏では鍼灸療法が発達し、江南文化圏では漢方療法が 発達したらしい。
>>35 黄河文化圏で発達した医学は漢方じゃないのかい?
37 :
山野野衾 ◆UJr4Al4ZYM :03/02/19 18:53
>34 「今昔物語集」では阿倍晴明らと共に藤原道長に送られて来た瓜の中の毒気を除去 した名医です。史実でも重用されていましたし、そんな医師でも無いと「医心方」 なんて書けません。しかし日本の医学書は秘伝を世間に公開する為に鎌倉時代に書 かれた「頓医抄」(50巻)といいやたら長いのが多い。
中世ヨーロッパの医療は凄いYO!! 負傷し足が膿んでいたら医者登場! 「死ぬのと足が一本なくなるのとどちらが良いか?」 ・・・そりゃあ、命落とすよりは足落とすほうがええな。 そう言うや医師は、斧で膿んだ足をバァーッ!! 血も髄液も飛び散る中、哀れ負傷者はショック死・・・ というとんでもない記録を、十字軍時代のイスラム人が ガクガクブルブルしながら残してます。 しかも、下々の兵のみならず、時に大物もこのキティな治療で逝かれています。 かの獅子心王を捕虜にしたオーストリアのレオポルト 近くにまともな医者がいなかったので、やむを得ずヤブな医師に頼んだため・・・!!
39 :
山野野衾 ◆UJr4Al4ZYM :03/02/19 19:26
外科手術で無くても瀉血と浣腸ばかりやられていたら具合も悪くなりますわな。
40 :
世界@名無史さん :03/02/19 19:28
>>36 あ、すいません。
ここで言う漢方とは「薬草を使った療法」のことです。
41 :
世界@名無史さん :03/02/19 20:03
ルネサンス時代になって、ヴェサリウスだのアンブロワーズ・パレだのが 出てくる。
発症のはじまりって、天然痘は古代から、ペストは中世、コレラは近世…で、良かったんでしたっけ。
43 :
山犬 ◆R200hJA.tQ :03/02/20 00:54
思い出した!
宋以降は、脚気の治療法として、瀉血が行われるようになったんでした。
山野さんの
>>39 のレスを読んで思い出しました。当然ながら、瀉血は
脚気には効果はありません。
小豆はビタミンB群を豊富に含んでいるので、脚気に効果があります。
あと、あんまり日本史の話をすると怒られるかもしれませんが、丹波家は
超名門の医者の家です。江戸時代は丹波家から分かれた多紀家が、代々
将軍家の御典医として活躍しました。またまた全然関係ない話でスイマセンが、
安室奈美江の別れただんなの家(丸山家)は代々岩槻藩の御典医でした。
44 :
世界@名無史さん :03/02/20 19:46
>>42 コレラはインド・ベンガル地方の風土病です。
イギリスによるインド支配が本格化した17世紀以降は、近隣諸国でもコレラの
局地的な流行が発生していました。
しかし19世紀初頭に、この病気は全世界的な流行を見せ、インド、中近東、
ヨーロッパはもとより、日本やアメリカ大陸でも発生します。
例えば1832年のフランスでは9万人が犠牲になり、ペリエ首相やラマルク将軍も
亡くなっています。
45 :
世界@名無史さん :03/02/20 20:48
|
>>43 |丹波氏はもともと百済人ニダ!
|チョパーリはウリ民族に感謝しる!
└──────v──────────――――――
∧_∧
<ヽ`∀´>
( )
| │ |
〈_フ__フ
>>44 ありがとうございます。
インドの風土病だったんですか…最近、海外旅行で罹患する人多いとか。
47 :
世界@名無史さん :03/02/21 23:13
そういえば、19世紀のイギリスで流行っている外科医の見分け方として、 外科医が掛けているエプロンを見ろってのがあった。 エプロンが患者の返り血で汚れているほど腕がイイ!(患者が来ている) ...19世紀に生まれないでヨカッタ。
49 :
世界@名無史さん :03/02/22 00:15
不思議なことに、手術用キャップや手袋も外科医より先に補佐である看護婦が先。 確かに良いラテックスの手袋がないと繊細な手術はできないだろうが、 それでも病原細菌の存在が知られていなかった時代でもあるまいに。
50 :
山野野衾 ◆UJr4Al4ZYM :03/02/22 00:19
細菌の発見が相次いだのは19世紀の後半に入ってでしたから・・・。消毒 といえばノストラダムスが日光消毒をやっていたような。
51 :
世界@名無史さん :03/02/22 00:40
そう言えば、ゼンメルヴァイスという医師は、 「産婆が取り上げた妊婦の方が、医者や医学生が取り上げた妊婦よりも産褥熱で 死ぬ数が少ない」ということから、 「手術などで汚れた手で処置するのが原因だろうから、お産に立ち会う前には必 ず消毒せよ」と主張し死者を大幅に減らしたそうですね。 もっとも、同僚たちから「死亡率が下がったのはたまたまだ。俺達を汚い者呼ば わりして中傷する気か」といった感じで罵倒され、病院から追放されて精神病院 で悲惨な最後を迎えたそうですが。 (今では、「消毒法の先駆者」「母親の救助者」と讃えられているそうですね。)
>51 たしかオーストリアでしたか。「医療倫理」の講義で真っ先に紹介されました。
>52 病院はウィーンですが、ゼンメルヴァイス自身はハンガリー人だったと思います。 (1818〜1865)ということなんで、国としては一つですが…。
54 :
トトメスV世 ◆prgqkIQ406 :03/02/22 01:14
>>50 黒死病の流行時にやってますね。
他にも死体や患者が身に着けていたものを焼いたり、ネズミを退治したりしてますね。
55 :
山野野衾 ◆UJr4Al4ZYM :03/02/22 10:02
>53 わざわざどうも。 >54 一部では予言者というよりも寧ろこっちのほうで有名だそうですね。
中国医学って実際の所、科学的に効果は認められてるの? 江戸時代の日本で蘭学が伝わると医者はみんなそっちに 走ったことを考えると、あまり効果はなさそうだが。
>>56 「漢方医療」だったら、江戸時代末期でも西洋医学の方が上だったかと思います。
日本で漢方が「非公認化」されたのは、「脚気」を治療できなかったからだと聞きましたが…、
間違ってるかな?
>>56 俺もそれ考えた事あって、全部が無意味じゃないけど、西洋医学の下に捉えなおす、みたいな
やり方が必要なってくるのでは?
あれだけ蓄積があるから、生薬、漢方薬にも風邪とかいろんな病気に効く成分
含むまっとうな薬もあるわけで、全てが無意味じゃないと思う。
ただその際に有効かどうかを測る基準が、やっぱ現代医学に基づいてなされてるわけで、
陰陽五行説とか、理気思想とか、非科学的な所を捨てなきゃいけない部分がでてきてしまうわけで、
どうしても根本で西洋医学、科学的合理主義に吸収、包括される形になってしまうんじゃないかな。
精神分析、心理療法は科学か?
>57 >日本で漢方が「非公認化」されたのは、「脚気」を治療できなかったからだと聞きましたが… 石黒、森、青山等々、明治医学の主流派達も脚気医療には全く 無力(どころかむしろ積極的に正しい療法を妨害)し、多数の 死者を出してますから、これはないでしょう。
61 :
世界@名無史さん :03/02/23 14:56
>57 脚気は栄養に起因する病気ですから西洋医学よりは東洋医学の分野だと思うのですけどね。 玄米飯を食えば脚気は治るという経験則を治療に活かせなかったのでしょうか。 白米を主食に食べる江戸で多かった病気ですから「江戸患い」と呼ばれていたわけでしょう?
そーいや、鴎外のせいで脚気治療が遅れたな。
西洋医学が漢方医学を越えたのは種痘の発見以後ですよ。 それまでは西洋医学の治療能力は漢方医学より劣ってた。 しかし、科学的な研究態度によって 西洋医学のほうが「将来性」は期待できたということです。 また、徳川時代の日本で知られていた漢方医学が 漢唐時代の古いものだったという事情もある。
64 :
世界@名無史さん :03/02/23 16:51
なんか、混乱しているようだが、漢方は日本の医学だよ。 もちろん、起源はシナだけど、漢方は、江戸時代に日本独自に発達してきたもの。 それに対し、シナの医学は中医と言う。 漢方も中医も東洋医学だが、漢方≠中医。
小規模な物を除き外科手術が, まあ一般化したのは抗生剤の普及以降の話だと思う。 一般にイメージされる外科手術というと 開頭だったり開胸だったり開腹だったりと大手術な訳だが, (現在に至るもそうだが)術後管理が成功率を大きく左右する。 術後管理は感染コントロールが死命を制するといっても過言ではない。 これには抗生剤が絶対不可欠。 この例だけではなく,現在の西洋医学の圧倒的な優位の背後には 化学療法(抗生物質を使った治療はこれに属する)の発達が何と言っても大きい。 衛生・公衆衛生を除けば,化学療法は医学が人類にもたらした 最大の恩恵であると言って過言ではない。(ソース無いけど) では何故「化学」療法なのか? それは「正しく天才中の天才」と呼ばれたP.Ehrlichが,そう名付け 世界初の化学療法剤を開発したからなのだろう。
66 :
世界@名無史さん :03/02/25 22:13
18インチの主砲で (⌒(( )) ワシントンを粉砕します 目指せ西暦2041年!帝國の完全勝利!!!! ( ))())))ノ ( (ソ)ノ)((丿) +╋┘〜 ( )(ソノ ( ))ノ _0/__ ( 丿 (( )) 艦ト=_ / /)ノ +╋┘〜 ((⌒ノ 』橋|l /煙|//( ) __ _ (() -皿日回t7/突|/台- |●| \  ̄``ー-、.,,______━主 ━主「(ソ)副砲問巛≡三三二「主━ | ̄  ̄ ̄ ̄ 彡ミミミ〜〜〜  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄7 ミ彡彡~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~""""~~~~~~~~~〜〜彡彡 〜 〜 〜 〜
67 :
世界@名無史さん :03/03/02 10:28
(^^)
69 :
世界@名無史さん :03/03/22 12:28
山田慶兒氏について皆の意見を聞きたい! 『中国医学の起源』ほか著
70 :
世界@名無史さん :03/04/02 23:22
age
71 :
山野野衾 ◆F6mxNHihgE :03/04/02 23:23
>69 「夜鳴く鳥」も楽しく読めました。
72 :
世界@名無史さん :03/04/16 07:58
age
>>4 それ確か史実だよね。死刑とか腕を切られるとか。
そんなんで医者が育ったのだろうか。
メソポタミアの医療って虫歯を直す呪文しか知らない…
>>27 「西洋医学は悪いものは切ればいいという頭の悪い医学だ」みたいな事
言う人がいるけど、実際は火器の発達以降にそうなったのかな。
メディーック!
74 :
世界@名無史さん :03/04/16 19:48
麻酔も消毒法も細菌の知識も炎症を抑える方法も 知られてなかった時代からそうだったからこそ恐ろしかったんだよ。 昔の西洋医学は。
現在の西洋医学はアレキサンダーさまさまってとこだな
76 :
世界@名無史さん :03/04/17 00:06
石器時代の頭蓋骨に、小さな穴があいているものがある。 これはテンカン手術の跡らしい。
石器時代? メソアメリカの石器文明でなくて?
いわゆる「エーテル・デイ」笑気ガスによる麻酔薬の発見が大きいと思う。 これで誰でも簡単に麻酔ができるようになり外科手術が飛躍的に発展した。 外科手術での麻酔の必要性は以前から重要な問題として指摘されていて しかも笑気ガスの存在や効能は以前から広く知られていた しかし数十年の間誰もこれを麻酔に利用できるとは思わなかったのは 非常に面白い。
華陀の麻沸散の技法が失われたのは心底惜しいね。
(^^)
81 :
世界@名無史さん :03/04/17 12:04
agemasu
82 :
世界@名無史さん :03/04/17 12:24
良スレでござる。 ナイチンゲールはたしか、かなりいいとこ出のお嬢さんでしょ? 彼女の行動力の根源が知りたい。よもや陽明学派だったわけじゃあるまいw
83 :
世界@名無史さん :03/04/17 14:22
ttp://www.ffortune.net/social/people/seiyo-mod/nightingale.htm フローレンス・ナイチンゲールは一般にはクリミア戦争で敵味方の区別なく
怪我人を看護した博愛の看護婦、というイメージを持っている人が多いので
すが、実際の彼女はそれとはかなり隔たったものです。
まず彼女は「神の声を聞いた人」です。彼女は生涯に4回(1837,1851,1854,
1861)神の声を聞いており、クリミアに赴いたのは、神の命に従って奉仕を
するためでした。
そんな中運命の1837年2月7日。フローレンスは神の声を聞きます。神は彼女
にこう言いました。『私の所に来て奉仕しなさい』しかしその時彼女にはど
うすれば神様に奉仕することができるのか分かりませんでした。
彼女がその解答を見つけたのは7年後の1844年、24歳の時でした。彼女は修
道女のように病院で病気やけがの人の世話をしたいと言い出します。そして
翌年、従兄のヘンリー・ニコルソンの求婚を断って近所のサリスベリの町の
病院に入って仕事をしながら看護の勉強を始めました。1847年からはローマ
の保養所に移り、ここでその所長のシドニー・ハーバートと出会います。
彼女はその後1849年にはエジプトに行ったあと1850年から1851年にかけて2回
ドイツの看護学校に行って、はじめてシステマティックな看護理論を学びま
す。そして1851年「他人の評価を気にせず神に奉仕しなさい」という2度目
の神の声を聞いて、貧しい人・病む人たちへの手を更にさしのべていきます。
84 :
世界@名無史さん :03/04/17 14:23
1853年イギリスに戻っていたフローレンスは、ロンドンの貧困女性病人援護 の会の会長に推されます。そして1854年。イギリスはクリミア戦争に出兵し ます。この時、シドニー・ハーバートが軍務大臣になっていました。 戦場で多くの兵士が満足な手当も受けられないまま死んでいっていました。 (ほんの50年くらい前まではどこの戦争でも一般に戦死者より戦病死者の方 が多かった)。シドニーは彼女にこの戦争の戦病者・戦傷者の看護を依頼し ます。フローレンスはただちに38名のボランティアの女性を組織して、戦地 に向かいました。34歳でした。 現地に行ってみるとそれはひどいものでした。彼女らのチームは野戦病院の 衛生環境を強引に改善し、死亡率を数パーセント下げてみせました。この時 彼女はチームのやり方を軍の首脳部に納得させるために彼女が発明した統計 グラフを使用しました。これは当時としては非常に独創的なものでした。単 なる数字ではなく視覚に訴えるものの説得力は強く、彼女の考案したグラフ の様式は今でも使われています。彼女はこの手法の考案者として後に英国統 計学会の会員になり、米国統計学会の名誉会員にもなっています。このクリ ミアで彼女は3度目の神の声を聞きました。 帰国後彼女は状況をビクトリア女王に報告した上で、今後の軍役における衛 生管理についても助言をしました。しかしこのクリミア戦争ではさすがに激 務がたたって彼女はかなり体を壊し、後々までそれが響くことになります。
85 :
世界@名無史さん :03/04/17 17:37
86 :
世界@名無史さん :03/04/17 18:12
救急救命士のことを“パラメディック”といいますが、この言葉は、 ベトナム戦争中に活躍したパラシュート部隊の衛生兵、すなわち パラシュート・メディックを語源としていると言われています。 かれら衛生兵は戦場にパラシュートで落下し、負傷兵の救命処置をし、 野戦病院などに搬送しました。
87 :
例の170 ◆vBOFA0jTOg :03/04/17 22:21
ナイチンゲールって言えば、デュナンの国際赤十字設立の構想に難色を示して 各国各々がそれぞれでやるべきだって主張したんだっけ。 ・・そんだけだけど。
88 :
世界@名無史さん :03/04/17 22:22
89 :
世界@名無史さん :03/04/17 22:32
>>82 ナイティンゲールの母親の口癖は「女としての務めを果たしなさい」
「世間様の期待を裏切らないように」。
彼女に大きな影響を与えたのは、パリのサロン。
ここで女が男と対等な友人と扱われている世界を知る。
フェミニストとしての情熱の面が濃い、と
91 :
世界@名無史さん :03/04/18 18:36
西洋医学って、古代よりの薬草治療その他のテクを、 魔女狩りで排除して退化したんじゃなかったっけか。
92 :
世界@名無史さん :03/04/18 19:07
近代医学の歴史って、ある側面から見ると 迷信とか因習とかとの戦いの歴史だよね。 種痘の話だとか輸血の話だとか。 脳死移植やクローン技術も、あと100年もすれば 何の抵抗もなく受け入れられているのかも。
93 :
世界@名無史さん :03/04/18 19:28
腕や足を作るクローニング技術ならともかく、 人間一人をコピーする技術はチトどうかな。 というのは宗教観や倫理観で言っているのではなくて、 世界史ではおなじみの権力闘争にも微妙な影を落として行ってしまうのではないか、と。 人類史的な規模でね。
94 :
世界@名無史さん :03/04/18 23:30
あれだけミイラづくりに長けていたのだから、 エジプトの医療レベルは高かったのでは?
>92 野蛮人が全能ぶって生命を弄んできた歴史だと思われ
>93 >権力闘争にも微妙な影を落として行ってしまうのではないか、と。 現状のクローンに対する反応の一部は、 「今のクローン技術で出来るのは『年の離れた双子の弟』でしかない、」 という事実が十分浸透していないために生じた幻想のように思えますね。 まあ、世襲制の君主が実権を持っているような場合には、「断絶した 筈の王家がなぜか復活」とか、「前王のクローン弟と従兄弟が正統性を 争う」とかいろいろありそうですが。
∧_∧ ( ^^ )< ぬるぽ(^^)
98 :
世界@名無史さん :03/04/20 17:30
>>96 私は元々どちらかといえばサイエンスファンだったものですから、
私が言いたいのはどちらかといえば其の後段の方の意味です。
洋の東西を問わず、19〜20世紀ぐらいまでの権力闘争には血液が密接に絡んでます。
これは正確な言い方ではないですね。
血液を「建前とした」権威性は洋の東西を問わず人類がおおむね認めてきた、ということ。
勿論近代社会にあってはそういう不文律はだいぶ廃れておりますが、
クローニングという最先端技術が固陋未開な迷信的観念とドッキングして大衆に浸透して、
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>>98 血液…?血統だよね。
しかし今時、血統がどれだけの意味を持つかね。
ヒットラーに子どもがいたとして、それがナチスの象徴となりうるか?
これがクローンだとしても、そう変わりはないと思うけど。
ペットのクローニングサービスでは、猫の毛の模様が変わったりするそうだが、
こういう知識が(遺伝子のみでは同じ人間を作り上げる事は出来ない)
一般に浸透すれば、迷信に突っ走ったり、権力者の後継者として認めたりもないだろう。
影武者を作るって手もあるが、これは成長促進技術が開発されなければ
どうにもならないから、SFの話だね。
101 :
例の170 ◆vBOFA0jTOg :03/04/21 00:14
他のスレで「ギリシア人は素っ裸で戦ってた」ってレスがあった。 その理由は「衣服が傷口に入って化膿するから」って理由だったはずだけど、 それなら、ギリシア人にはちゃんと医学における衛生の重要性を初歩的ながら 理解してたって事になる。 古代ギリシアってますますスゴイ。 それと、優生学はこのスレでいいのかな。 駄目なら質問スレに逝くけど。
>優生学はこのスレでいいのかな よろしいのでは。 全裸格闘技は化膿以前の問題で、危険な気もするが。
103 :
例の170 ◆vBOFA0jTOg :03/04/21 01:00
では、 インド、グプタ朝時代に優生学のはしりがすでにあったと聞いた。 これはどういうものなんだろう。教えてキボーン カーストの理論的裏付けのために生み出されたのか、あるいは優生学が生まれて カースト制度がよりいっそう固定されたのか。 ソースは中央公論 「世界の歴史3 古代インドの文明と社会」だったハズ。 新版の緑表紙のヤツね。 >102 いや、ちゃんと槍持った戦争の時に。鎧をつけない時代か、あるいは軽歩兵は 裸だったらしい。
古代インドの医学書ってなんだっけ?
105 :
マジレスすると :03/04/21 09:10
↑カーマ・ストーラ
107 :
第20軍団兵 :03/04/21 15:56
>101 裸なのはギリシア文明が"裸はスバラシイ"ということで、美的表現でしょう。 公的な彫像(神殿等に飾るもの)神々と英雄の場合が裸を許されたようですね。 壺に描かれる像ではアキレウスでも鎧と鎧下を着ている姿が描かれているものがあります。
108 :
世界@名無史さん :03/04/21 19:27
カーマ・スートラって、 けっこう相手への礼儀としての清潔ってのが、 強調されているように思う。 公衆衛生とはちと違うかも。
109 :
例の170 ◆vBOFA0jTOg :03/04/21 21:53
>第20軍団兵 ああ、そういえばギリシアでは早くから鎧をしっかりと着込んでいた。 でも、騎兵や軽歩兵はほとんど裸だったような。 アーユルヴェーダはどうだろう。
110 :
例の170 ◆vBOFA0jTOg :03/04/22 23:11
謝罪しよう。
>>103 のソースを読み直したが、そんな記述はどこにもなかった。
歴史の本で読んだかどうかも怪しい。グプタ朝だったかすら自信がない。
だが、昔のインドだったことは確かなんだが・・・。
ペストは元々ウイグル人の風土病で、モンゴル襲来でヨーロッパに伝わったって聞いたけど、
それじゃあ、ペロポネソス戦争のアテネで流行った病気って何なんだ?
モンゴル以前からペストは確かに伝わってた。けど、全土に広まったのはモンゴル襲来が原因って事?
111 :
世界@名無史さん :03/04/24 16:06
>110 インドの医学には、 ヴェーダ期の養生書『アタルヴァ・ヴェーダ』の時代と、 10世紀以後のイスラム知識の流入の時代の間に、 偉大な2人の医師が優れた医学書を著し、 その後のインド医学の体系の元となった、という記述を、 手持ちの本に見つけたけど、このあたり? なんか、それぞれ、対話形式の医学書と、 6分冊からなる外科の手引き書で、 医師は慈悲を持てとかという職業倫理も内容に含まれているらしい。 外科手術は、扁桃腺、手足の切断の他、 姦通の罰に鼻を削がれた人のための形成手術まであったとか。 それか、 その2人の医学書より古い時代のサンスクリットの書物に、 マラリアと蚊、ペストとねずみの関係について書いてあった、 とかいうやつかな。
112 :
第20軍団兵 :03/04/24 17:32
>110 ラテン語でペスト=疫病って訳すからでは?(名詞でペスなんちゃら) 現代の医学用語では肺ペストとか線ペストっていう風に分けるし、中世の例の疫病は"黒死病"って訳すのが一般的みたいですね。 理由は線ペストっぽいのですが微妙に違う点があるかららしいです。
あ、ごめん。 優生ね、衛生と勘違い。 医学知識を選別に使ってたってこと? 思想と技術の応用は違うよねえ。 生ませないとか殺すとかの他に、 どうやって何をしてたんだろう。 調べるにしてもヒントとかない?
114 :
世界@名無史さん :03/04/29 18:50
ベトナムはSARSの封じ込め宣言とWHOから指定解除を受けましたね。 近代医学の基礎は植民地時代にフランスから入ってきたものでしょうが それをずっと受け継いできたのはすばらしいことだと思います。
その割にはAIDSはすごいことになってるがな
エイズといえばサハラ以南のアフリカでの蔓延ぶりはひどいものだな。 すでに村一つエイズで死に絶えた(大人はエイズで死に残された子供は餓死)とかいう話もあるし。 エイズで国が滅びかねない状況。
117 :
世界@名無史さん :03/05/10 07:44
SARSは
118 :
第20軍団兵 :03/05/12 18:31
>>116 今NHKのラジオで報道があっているが、アフリカでは1日6000人超が氏んでいるらしい。
それも働き盛りの人間がヤラレルのが痛いそうだ。
その中ではウガンダが封じ込めでは上手く行きつつあるらしい。
しばらく前にNHKスペシャルでも特集されていた。>>エイズ
>>117 SARSはインフルエンザに比べたらたいした事無いと思う。
厚生省がポカ踏むと悲惨だろうけど。
アフリカでSARS死亡率の高い、 髄膜炎(だったかな?)が伝染してなかったか?
>西洋医学って、古代よりの薬草治療その他のテクを、 >魔女狩りで排除して退化したんじゃなかったっけか。 退化するわけないだろw 中には間違って有用テクも排除したのもあるかもしれんが 結局は進歩してるって。 近代科学が確立してからはもう確実に。 役に立つものと、インチキの峻別が厳密になっただけ。
121 :
世界@名無史さん :03/05/15 20:52
>120 何番に対するレスか書けよ
━―━―━―━―━―━―━―━―━[JR山崎駅(^^)]━―━―━―━―━―━―━―━―━―
123 :
世界@名無史さん :03/05/23 21:07
124 :
世界@名無史さん :03/05/24 18:16
昔は盲腸(虫垂炎)やったらおなか痛いまま死ぬしかなかったのかな・・
125 :
世界@名無史さん :03/05/24 19:28
中東ねたあんましないね。 最初の病院はバグダード(アッバース朝初期)って話の 信憑性はどんなもんでしょ。
126 :
世界@名無史さん :03/05/24 19:33
>>124 死んだうちのじいさまが昭和一ケタ台のころに
盲腸で開腹手術を受けたそうなのですが
私の街は当時も今も関東、東京近辺の中核都市ですが、
当時町には盲腸の手術をできる医者が一人もおらず、
わざわざ中央から軍医がやってきて施術に当たったそうです
街の歴史で最初の盲腸手術だったのではないかという話
技術水準も低い昔のことですから、盲腸とて大手術で、
なんとか命は取り留めたものの、非常に危険な状態だったそうです
私が幼いころ見た祖父の腹にはものすごい手術の跡が残っていました
それでも、祖父が生まれてくるのがもう少し早すぎたら
その盲腸のために命を落としていたろうとのこと
>>127 昭和初期でそれじゃあ、江戸時代なんかは絶対助からなかったでしょうね・・
(((( ;゚Д゚)))ガクブル
129 :
世界@名無史さん :03/05/25 00:06
医者が床屋も兼業してたのはいつくらいまでなんですか?
∧_∧ ピュ.ー ( ^^ ) <これからも僕を応援して下さいね(^^)。 =〔~∪ ̄ ̄〕 = ◎――◎ 山崎渉
132 :
世界@名無史さん :03/06/02 18:06
高校の世界史資料かなんかで読んだけど 足を腫らした患者がイスラム教徒の医者のところへやってきた。 医者は熱いコテで傷口を熱し、切開して膿を取り除いた。 そこへキリスト教徒の医者がやってきて、おまえら野蛮人は まったく何にも分かっちゃいない、こうやるんだとばかりに 患者の足を切り落とし、悪魔を追い出すのだといって 頭蓋骨に穴を開けた。患者はたちまちにして死んだ。 中世、ヨーロッパの医学の水準が非常に劣っていたことを 古代ギリシア以来の医学の伝統を受け継いでいた中東の人々が 風刺して書き残したものだという話。
133 :
世界@名無史さん :03/06/02 21:48
そのもと資料は和訳あるけど、 全体を読むとその記事はネタの可能性もあるかも、と感じた。 逆に十字軍側の優秀さを紹介する記述もあるし。 変な侵略者を馬鹿にするために 生まれたネタの可能性も大で、 教科書に採用するには、正直、どうかと思う。
当時イスラム教圏の人々が そんな風に言ってヨーロッパ人を馬鹿にしていた、 というだけでも、西洋=文明的、イスラム圏=野蛮、 という古い迷信的イメージを打ち砕く効果があるわけで。 日の当たらないイスラム文化圏にもっと注目しよう、 っていう流れが世界史教育の中であるわけだしね。
135 :
世界@名無史さん :03/06/03 00:28
でも、教科書に不確かな情報はよくないね。 4人妻の理由もなんだかなーと思うし。
136 :
世界@名無史さん :03/06/04 23:49
>133 その話自体の信憑性は分からないけど、 当時のヨーロッパは、イスラム文明に比べてかなり遅れていたでしょ
>>136 その「当時」って何世紀よ?
「かなり遅れてた」の指標は?
ソースは「高校の教科書、資料集」以外のやつをお願いね!
なんでそんなにムキになってるの? ヨーロッパが好きなの?
問題はヨーロッパが遅れていたことじゃなく 中東文化圏において高水準の医療技術が保たれていた、 という話の真偽だと思われるわけですがこのスレのテーマ的にも
>当時イスラム教圏の人々がそんな風に言ってヨーロッパ人を馬鹿にしていた、 >西洋=文明的、イスラム圏=野蛮、という古い迷信的イメージを打ち砕く効果があるわけで。 しかし馬鹿にしてるからって実際問題として優れてるとは限らない。 戦後の韓国があらゆる面で日本を馬鹿にしたり、悪口言ってた資料として残ってて それが後世に優れてた証拠とか引用されても間違いだろ。 それは韓国人の嫉妬とか劣等感の裏返しで現実には日本よりはるかに遅れてたし。 イスラム医療が一時期先進的だったのは間違いじゃないんだから 胡散臭い資料なんか使わずに客観的に示せば良いだけと思う。
141 :
世界@名無史さん :03/06/07 12:36
>137 十字軍がイスラムに出兵していた200年間ぐらいは、ヨーロッパの暗黒時代やん
アルラージー、イブンシーナー、イブンルシュド。 最高級の医者がイスラム圏に現れた。
143 :
世界@名無史さん :03/06/08 11:15
>137 十字軍が何世紀に出兵してたか知らないの?
145 :
例の170 ◆vBOFA0jTOg :03/06/08 12:27
>>141 ん?
>十字軍がイスラムに出兵していた200年間ぐらいは、ヨーロッパの暗黒時代やん
十字軍がイスラムに出兵して、200年間ぐらい続いた、ヨーロッパの暗黒時代が打破された。
の間違いじゃ?
ヨーロッパの医療水準がイスラム圏のそれに追いついたのはいつ頃だろう。
147 :
133,137 :03/06/08 13:42
ところで136はどこへいったんだ? 名無しさんで逃亡か(藁 これだから厨房は----- 遅れたイスラム同様、 暗黒の中世も最近は、見方が変わってきただろ。 12世紀辺りだと、単純にイスラムのほうが上とはいえんな。 12世紀西ヨーロッパの文化活動なら、 和書でも色々本が出てるからそっちよんどけ。 >141 見方が単純 > 143 アホ > 146 やっぱ一つはハーヴェイの出現が指標になるかもね。
148 :
133,137 :03/06/08 13:44
149 :
世界@名無史さん :03/06/09 22:07
お互い言ってることが抽象的すぎ
150 :
世界@名無史さん :03/06/09 22:49
「最先端医学は常に戦場で誕生した」と応用倫理学の講義で聞いた。 戦場で瀕死の状態にある兵士を臨終前にいかにして本国に帰すか、 ということから生命維持装置が生まれたという。
151 :
Niur ◆jjkdNiurZE :03/06/09 23:11
イブン・シーナが眼科のオペしてる 旧ソ連製の映画って無かったっけ?
152 :
世界@名無史さん :03/06/10 00:29
『ターフェルアナトミア』の図版と解剖遺体とを見比べて、 内臓配置が『タ−フェルアナトミア』の通りで、 中国の五臓六腑説に基づいた伝統的医書とは違っている、 ということに日本の医者が驚愕するという場面が、『蘭学事始』にある。 それまでの数千年間、中国の医師はヒトの遺体を実際に見ることがなかったんだろうか? 死が現代よりもずっと身近にあり、人肉食なんて風習もあった中国で、 そういう事態が数千年間も続いたとは考えられないのだが。
154 :
例の170 ◆vBOFA0jTOg :03/06/10 00:47
>>152 儒教の伝統に基づいて、古い書物の批判などもってのほか、とか。
155 :
世界@名無史さん :03/06/10 00:50
アイスマンの腰にハリ治療用のツボの目印らしき 刺青があったのに萌えてしまいまつ。 発見当時、彼の胃の中から未消化のホップの実が出たそうな。 生前から回虫による腹痛に悩んでいたらしく、虫下しに飲んでいたとも推定されています。 この腹痛で下山が遅れて凍死したとも考えられています。
>>149 抽象的?どこをどう読んでるんだ?
まあ誰だって厨房に詳しく話をしてやる気にはならんだろ。
知識は無いくせに噛みつくだけは噛みつくような糞にはな。
>>151 あった、あった。昔、地上波でも放送してた。
あんまり史実には忠実じゃなかったけど。
イブン・シーナーは、宮廷医のようなこともやってたから、
政変にともなってあらぬ嫌疑を掛けられ大変だったみたい。
------
ちなみに話(馬鹿な十字軍の医者)の軸になった資料はこれ。
上から二つめの『ウサーマ・ブヌ・ムンキズ 回想録』
http://www.kansai-u.ac.jp/Syppan/frame3-11b.html アミーン・マルーフだったか『アラブからみた十字軍』という本で
引用されたことで例の話は有名になった(訳有り)。
ただ『回想録』全体を読むと十字軍側の臨床技術を著者が評価するシーンもある。
アラブ人はあの手のネタを作るのは上手いから要注意だよ。
この時代くらいからアラブ側の資料もじょじょに豊富に残ってるけど、
まだ一つのエピソードを検証できるほどの量はないところが悲しい。
157 :
世界@名無史さん :03/06/11 01:13
>152 中国では解剖による人体器官図もちゃんと残されている。 ただあまり重視されなかっただけ。
158 :
世界@名無史さん :03/06/11 01:24
>156 なんでもいいが、お前のその文体うざいよ せっかくいいこと書いてても、荒らしにしかみえん。
159 :
世界@名無史さん :03/06/26 21:59
B
>>144 ワロタ
ところで話変わるけど、携帯ゲーム機"プレイステーションポータブル(PSP)
このPSPは、新規格UMD(ユニバーサルメディアディスク)というディスクを利用しており、そのサイズは直径6cmととても小さい(CDの半分程度)。 容量は1.8GBとなっている。
画面は4.5インチのTFT液晶で、480px x 272px(16:9)。MPEG4の再生やポリゴンも表示可能。外部端子として、USB2.0とメモリースティックコネクタが用意されているという。
この際、スク・エニもGBAからPSPに乗り換えたらどうでしょう。スク・エニの場合、PSPの方が実力を出しやすいような気がするんですが。
任天堂が携帯ゲーム機で圧倒的なシェアをもってるなら、スク・エニがそれを崩してみるのもおもしろいですし。かつて、PS人気の引き金となったFF7のように。
突然へんな事書いてスマソ…
GBAと比べてみてどうなんでしょうか?(シェアのことは抜きで)
__∧_∧_ |( ^^ )| <寝るぽ(^^) |\⌒⌒⌒\ \ |⌒⌒⌒~| 山崎渉 ~ ̄ ̄ ̄ ̄
ハッキリ言ってアメリカなどの多民族国家では黒人の方がアジア人よりもずっと立場は上だよ。 貧弱で弱弱しく、アグレッシブさに欠け、醜いアジア人は黒人のストレス解消のいい的。 黒人は有名スポーツ選手、ミュージシャンを多数輩出してるし、アジア人はかなり彼らに見下されている。 (黒人は白人には頭があがらないため日系料理天などの日本人店員相手に威張り散らしてストレス解消する。 また、日本女はすぐヤラせてくれる肉便器としてとおっている。 「○ドルでどうだ?(俺を買え)」と逆売春を持ちかける黒人男性も多い。) 彼らの見ていないところでこそこそ陰口しか叩けない日本人は滑稽。
163 :
世界@名無史さん :03/07/28 17:36
で、結局、西洋医学がアラビア医学の水準を抜いたのはいつよ?
山野野衾さんって医者なんですか? なんか医学生の講義っぽい内容が出てきてますけど
165 :
世界@名無史さん :03/07/28 19:33
山野は女子大の講師 「せんせーい コンパいきませんか?」 「ん ボクはお酒飲めないから・・」
いつだったか、トルコ皇帝がローマ法王だか ヴェネツィアだったかに「ユダヤ人の医者を送ってくれ」という要請をした事があったような 1700年代だったと思うんだが 外科学とかに関してはその辺りからではあるまいか? 後、内科学的な投薬等に関しては、西洋医学って相当遅れてたような・・・ ペニシリンが発見されてからだよね? ただ漏れも東洋医学はそこそこわかるけど、アラビアとなると良くわからんのが実情です
167 :
世界@名無史さん :03/08/05 23:25
アーユルヴェーダで何かと最近名前だけはよく聞く インド伝統医学などはどうでしょ? 南アジア諸国では現役で診療が盛んなようですが。
168 :
世界@名無史さん :03/08/08 02:58
デヒー・シクマット アラビア医学とインド医学が融合した伝統医学。 パキスタンから北インドのムスリム社会で現役ですな。
hoshu
170 :
世界@名無史さん :03/10/09 14:00
>>167 イスラム侵入によって、それまでの知識の大半が失われてしまったという・・・
痔ろうは切らなきゃら治らない、と言われていたのを、切らなくても簡単に治せる方法を数年前に
アーユルヴェーダ医が復元したらしい。
きっと、他にもすごい知恵があったんだろうな。
171 :
世界@名無史さん :03/10/09 23:25
張仲景萌えage
医師国家試験2002年度の合格率は90.4%。
173 :
世界@名無史さん :03/11/21 00:35
>>170 日本でも、どっかの大学病院でやっていたはず。
よく時代劇なんかで焼酎を傷口に吹きかけて洗うってありますけどこれってなにげ にアルコール消毒ってことですよね。 ホントにあったのかな。他の国ではどうしてたのかも疑問。
意外に思うかも知れないが焼酎で傷口を洗う(口に含んで吹き付けたかどうかはともかく) というのは昔の日本において実際に行われていたことであり、のみならず、 (1)それは遅くとも江戸時代後半においては金瘡に対する標準的な治療法であった。 (2)しかもその目的は消毒(破傷風にならないため)であることが意識されていた。 (3)それどころか、外傷に対してむやみに消毒して患者に苦痛を与え、傷口の細胞を痛める よりも洗浄だけの方が良いのではないか、という現代医学の知見に迫る見解すら存在した。 例えば、平野重誠(1790〜1867)は「病家須知」において次のように言っている。 「また金瘡を洗に、むかしより火酒を用ることなれども、洗ときに、激痛堪えがたき のみならず、暑月は、膿みやすくして大に可からず、それよりも石灰を水に攪て、その 澄清を以て洗かたが、血の止ことも速にして、痛も少く、且癒ことも早し、(中略) 俗人は、金瘡を水にて洗といはば、必訝ていはん、洗ところの水が、創口より入りて、 破傷風にならんかと、これ決してなき理なれども(以下略)」 焼酎による殺菌能力がどの程度のものなのかはわからないが、ともあれアラビア医学(?) 以後十九世紀半ばまで消毒の概念は忘れられていたのだから、これは驚くべき事だろう。
176 :
世界@名無史さん :03/12/25 12:29
よく考えると19世紀初めまでの西洋医学の優位って理由わからない。 まだ病原菌が発見されてないから、消毒の概念も、化学療法もないんでしょ? なら解剖学の正確な知識と種痘だけじゃ? なんかたいしたこと無い割に過大評価な気もするんだけど。
177 :
世界@名無史さん :03/12/27 01:14
西洋の牛種痘より先に、中国では人種痘を行ったな。
178 :
世界@名無史さん :03/12/28 23:18
>>34 丹波哲郎の祖父はどっかの薬科大の学長だった筈。
ここで日本・中国等の東洋医学もありですよね?
179 :
世界@名無史さん :04/01/25 23:07
もちろん! 東洋医学というとインド医学も話題が豊富ですな。 アーユルヴェーダだけにとどまらず。
180 :
世界@名無史さん :04/01/25 23:47
消毒の基本、昔は焼き鏝を当てること。 このために大火傷してかえって悪化することが多々あったという。
181 :
世界@名無史さん :04/01/26 10:17
アルコールで消毒することは昔からあったの?
酒だめなら、イスラム圏は消毒どしてたの?
183 :
世界@名無史さん :04/01/27 14:09
別に消毒=酒じゃないだろ。
184 :
世界@名無史さん :04/01/27 22:07
>>182 アルコールの蒸留って8世紀にアラブ人が発明したんだろ。
ていうか”アル”コール
186 :
世界@名無史さん :04/02/03 10:03
1685年二月一日、イギリス国王チャールズ二世がおそらく腎不全で危篤状態に陥った。 この日から崩御の二月6日まで医師団が行った治療はほとんど無意味かつ拷問だった。 王はまず多少の瀉血のうえ、アンモチンとキュラソーを混ぜた催吐剤、硫黄を入れた 芍薬水を飲まされた。さらに2時間おきに浣腸、浣腸剤は葵の葉、すみれ、砂糖大根、 ウイキョウ、亜麻の種、シナモン、カルダモン、サフラン、サボテンに寄生する虫、 アロエ、これらの混合物。その間にも李のシロップ、岩塩、下剤などが投与され、 挙げ句頭髪を剃って発泡剤を塗りつける。 この後偶然に王の意識が回復したので、医師団は意思を強くした。甘草、アーモンド、 大麦の煎じ薬、そして下剤。 火傷するほど熱い膏薬、虫の粉末入りを全身に塗る。両脚の裏にはタールと鳩の糞 まで塗りつける。 王の回復を「確信した」医師団はブラックチェリー、砂糖、ラベンダー、真珠の粉、 有りとあらゆる発作防止のてを講じる。あげく「変死体の頭部から抽出した液体」を 服用させる。 しかし結局、2月6日正午、国王は崩御した。 医師団の治療は当時としてはベストだが、現在から見れば拷問である。
187 :
世界@名無史さん :04/02/03 21:08
565 :世界@名無史さん :04/02/03 13:38 【ゴールデンレス】 このレスを見た人はコピペでもいいので 10分以内に3つのスレへ貼り付けてください。 そうすれば14日後好きな人から告白されるわ宝くじは当たるわ 出世しまくるわ体の悪い所全部治るわでえらい事です
欧州人は戦争ばっかりやっており医者は軍医として生計 をたてるほかなかった。戦場には遺体、けが人が沢山いて 死んでも訴える人もなかったので外科手術が発達した。
>>186 十字軍の話で必ず出てくる「イスラム教徒の医者がキリスト教徒の医者の『治療行為』に呆れる」話ってのが、誇張でもジョークでも無かったように思える逸話ですな。
190 :
世界@名無史さん :04/02/11 16:55
今よく見るリフレクソロジー、起源にはヨーロッパの民間医療の流れもあるの? ツボの概念なんてあったのかな。
191 :
世界@名無史さん :04/02/11 18:37
レフレクソロジーの起源には色々と説がある。 エジプト説、インド説、中国説。 ちなみにリフレクソロジーの基本は反射区で、ツボとは違う。
初めて輸血をされた人は、フランス国王ルイ14世って聞いたことがある。 が、これは本当なのだろうか?
193 :
世界@名無史さん :04/02/11 23:12
ローマ教皇が重体になったとき、若い二人の僧が血を捧げた、のが「輸血」の最初、と聞いたことがある。 しかしこれは血管注射ではなく、口から飲んだために意味がなく、 血を捧げた僧たちも出血多量で死んでしまった。
194 :
世界@名無史さん :04/02/11 23:17
ツボはともかく鍼は効果あるらしいからな。
198 :
世界@名無史さん :04/03/12 13:56
a
199 :
世界@名無史さん :04/03/13 11:59
>>182 飲酒はダメだが、消毒剤としてのアルコール自体を禁じたわけじゃない。
法学者が言った「マリファナはハラームである」 信徒が尋ねた「マリファナとは何でしょうか?」 法学者は答えた「…知らぬのか、仕方ないの」 法学者はマリファナを懐から取り出し「これがマリファナじゃ」 イスラム圏でジョークになるほど、法学者は腐ってるんですね。 イスラムはやっぱり不寛容
201 :
世界@名無史さん :04/03/13 15:52
ジョークになるんだから寛容だろうが。
202 :
世界@名無史さん :04/03/17 19:56
>>167 インドのアーユルヴェーダの二大医典 というのがある
チャラカ・サンヒター(内科学)
スシュルタ・サンヒター(外科学)
成立年代は。紀元前に遡るよ。
それは、インド思想においては、アーウルヴェーダは唯物主義的であり、
ローカーヤタ(順世派)という新しい思想であったから。
思想的素地としては、仏教やジャイナ教などと同じ。伝統的なバラモン思想
へのカウンター・カルチャーだった。
後に、バラモン教がヒンドゥー化していくなかで吸収されてしまうのだが…。
アタルヴァ・ヴェーダも、4ヴェーダのうち最後に成立したといわれて
いるが、その成立過程で、アーリア系の主流の思想に土着思想を、習合させた
経緯がある。
仏教も非バラモン系。シャカの一族も、1説によれば、アジア系だとされている。
ゴータマ・ブッダの在世時、苦行者(沙門)となったのは、非バラモン系の人たち。
「チャラカ」という名前も「苦行者」の意味がある。
その後の、アーユル・ヴェーダは、仏教寺院等で、発展したようです。
『古代インドの苦行と癒し』ケネス・G・ジスク
〜仏教とアーユルヴェーダの間〜 時空出版
203 :
世界@名無史さん :04/03/17 20:05
錬金術のルーツは、中国だという説もあります(すなわち化学のルーツはアジアに、ということになる、)。 『インド錬金術』(東方出版)p.12-13 三 東西の交流 ここでいう科学とは言うまでもなく「近代科学」とはちがっている。…ジョゼフ・ニーダ ムの言うように、「近代科学は西洋科学とは全く別もの」であり「“近代科学”とは、たま たま歴史上ヨーロッパに生まれたというだけのことで…、“近代科学”が発展するための社 会的・経済的状況が、ヨーロッパに、いやヨーロッパだけに整っていたにすぎません……ヨー ロッパ以外の世界中の国々は……古代や中世の科学に寄与しなかったということにはなりま せん」(中山茂・他編『ジョセフ・ニーダムの世界』p.75)ということである。 錬金術の起源とその伝播および交流の問題で、…これとの関係でニーダムの見解を紹介して おこう。ニーダムは、「中国だけで起こった不老不死の霊薬という概念は、まずアラビア人 に伝わり、それからビザンツ帝国の人々に、そして最後にロジャー・ベーコンの時代までに フランク民族あるいはラテン民族に伝わって、化学薬品の動きがはじまる。」(牛山輝代訳 『中国科学の流れ』p.13)という。さらにニーダムは、「ペルシアやアラビア諸国はから来 た商人たちは、中国の錬金術の冶金学的な面と長生法の面との両方に深い関心をもっている と映ったのは、はっきりしています。こういった角度から見てみると、中国の考えがが西方 へと進み、ヘレニズムの考え方と合流し、それがアラビアの思想に取り入れられたというの は、ほぼ理屈にかなっていると思われます」(同 p.104) …ニーダムは東方から西方に伝わったものの一例として、単語の“ケメイア”について指摘 している。すなわち、「単語の起源 chemeia、つまり古のシルクロードの関心をひいたに ちがいない、“金の品物”が、そうでした。ギリシア語には、chemeiaにあたるちょうどい い語源が見つかりません。多分、中国語で金をさす、chin,kim,kem,gum から出ていると思 うのです。この語は方言によってさまざまに発音されますから、chemという語根はここから 来ているのではないかと思います」(同 p.84)とニーダムは言う。
誰かNHKの番組みた? イスラムすごいねえ。
205 :
世界@名無史さん :04/03/24 23:07
今夜は十字軍編だね。
206 :
世界@名無史さん :04/03/28 22:32
中国以外で鍼灸が発達した地域ってあるのかな。 かのアイスマンも腰に鍼を施した痕らしき刺青があったが。
>>206 アイスマンは5000年前か。
鍼灸の起源は、石器時代の石による刺脈治療といわれている。
世界各地にツボ治療の伝統があって、
それが中国に残ったというのはあり得るね。
それより、そのイレズミがどの部位にあったのか知りたいw
208 :
世界@名無史さん :04/04/02 21:20
アイスマンの治療痕は鍼ではなく透熱灸によるものじゃなかった?
209 :
世界@名無史さん :04/04/05 13:09
苦痛を乗越えた後に、脳内で多量のエンドルフィンが放出される。 典型的の例では、出産の後がそうである。 人はこの事に気付き、わざわざ苦しむようなことを自らに科し、 その後の爽快感を得るようになった。 これが苦行tapasの始まりである。 なーに、そんな物は唯のマヤカシ(maya=幻術)に過ぎないのだが、 釈尊以前の修行者は大真面目で難行苦行虚仮の行に励んで、 せっせと人生を無駄にしていた。 さて、炎熱の地・インドでは熱が非常に人を苦しめる物であり、 tapasとは本来は<熱>という意味である。 ある行者が草を乾燥させた物を自らの身体に載せ 火を付けた。焼身供養と言う奴だ。 これが実に良く効いた。 火が燃え尽きた後には大量の汗が出て、この上なく心地良く感じた。 ああ、風が気持ち良い。清々しい。生きるって素晴らしい。 ”我、解脱(moksa)を得たり!” こう叫んだ事から、後にこの草は解脱の草すなわちモクサmoxaと呼ばれるようになった。
210 :
世界@名無史さん :04/04/05 20:20
↑ 出典、民明書房を入れ忘れたらしい。
211 :
世界@名無史さん :04/04/11 22:51
鍼治療の起源については「刺青起源説」もあるくらいだから かつては世界に広く存在したのかも。
212 :
世界@名無史さん :04/04/11 22:52
213 :
世界@名無史さん :04/04/12 17:02
明治鍼灸大学のHPね。 なるほどサンクス。
214 :
世界@名無史さん :04/04/13 02:15
医学の歴史と言うものの真に医学の名に値するのはごく近代からで それ以前は単なるごまかしに過ぎないのが良く分かる。
215 :
世界@名無史さん :04/04/14 00:27
>>214 そりゃ西洋医学にかぎった話だろ。
東洋医学は紀元前には体表観察医学として理論的に完成してるぞ。
216 :
世界@名無史さん :04/04/14 23:17
理論的に作文が完成していてもねえ…
217 :
世界@名無史さん :04/04/15 00:33
いちおう言っておくと、近代以前の東洋医学のレベルは西洋医学を圧倒してるぞ。 現代でも、感染症と外科的分野以外の治療では、それほど劣ってるわけでもない。 そう見えないのは、あまりにも体表観察医学に偏ってしまたため、診察に職人的熟練を要求されるから。 いっぽう西洋医学は、検査法さえ間違えなければヤブでも適切な感染症治療ができるからね。
218 :
世界@名無史さん :04/04/15 01:34
東洋医学は何故西洋医学みたいに知の体型化が行われなかったのだろうか?
219 :
世界@名無史さん :04/04/15 01:52
感染症と外科分野以外の治療で劣っていたら論外だと思うのが普通だが。 また適切な治療が出来る医者をヤブとは言わない。 現代の社会は医学によって作られた。 医学が歴史や社会に大きな比重を占めるようになったのは 正しく現代の特徴だろう。 社会の有り方が医学によって全く以前と異なってしまった。 現在の人口の増加、人口構成の変化:多産多死→多産少子→少産少死化=少子高齢化、それに伴なう環境破壊等は すべて医学の進歩による。 これらの現象が近代以前に起きなかったのは、 医学の進歩が未発達だったからである。 もちろん、今後も医学がこのまま進展して行くかどうかは分からない。 ○耐性菌の増加 ○環境破壊による新興感染症の増加 などによって感染症はまた厄介な存在に戻りつつある。 また、現代の薬の原料やエネルギー源として多量の石油を消費する ”地球に優しくない”現代医療が持続可能とも思えない。 患者一人一人に膨大な量の石油や水が使われ、 大量の廃棄物やCO2が排出される。 微生物に逆襲された持続不能の現代医学が立ち行かなくなった時、 社会はどうなるだろうか。 例:女性の社会進出なども一生のうちに子供をせいぜい二人しか生まず、 人生を80歳まで生きると言う前提で成立している。 これが現代医学以前の状態になれば、必然的に社会は多産多死に 成らざるを得ない。当然、社会進出もへったくれもない。 現代社会は医学(=石油文明)によって成立している。 このように社会に決定的な影響を与えた医学というものはかつて 存在しなかった。もちろん、東洋医学が社会を根本的に変えるなどということはない。
220 :
世界@名無史さん :04/04/15 17:01
>>219 いや、ここは医学の歴史を語るスレであって未来を語る板ではないぞ。
おまいが医学には素人なのはわかったから、お願いだからもう語らないでね。
221 :
世界@名無史さん :04/04/15 22:48
>218 それは西洋では銅版画が発達して解剖の微細な構造まで表現することが出来たからだよ。
222 :
世界@名無史さん :04/04/15 23:54
>>219 > 感染症と外科分野以外の治療で劣っていたら論外だと思うのが普通だが。
戦場だったらともかく、日常では内科や循環器、ガンなどの疾患も重要だと思うが
どうだろうか。
> 現在の人口の増加、人口構成の変化:多産多死→多産少子→少産少死化=少子高齢化、それに伴なう環境破壊等は
> すべて医学の進歩による。
医学の進歩は一つのファクターだろうけど、そう言い切るのは乱暴すぎ。
> また、現代の薬の原料やエネルギー源として多量の石油を消費する
???誰が言ったのそんなこと。ソース希望。
> もちろん、今後も医学がこのまま進展して行くかどうかは分からない。
医学の進歩は少なくともこれから20年は急速に進むだろう。
・ゲノムやプロテオームの解析がすすんでいること
・IT技術を新薬のスクリーニングに使えるようになったこと
によって創薬にはずみがついているしオーダーメイド医療や再生医療の研究が
急速に進展するようになった。
ああ、突っ込みどころが多すぎていちいち反論するのもめんどくせ。とりあえず、
・高校生は2ちゃんなどみないでちゃんと勉強すること
・言いたいことを人に伝える技術が未熟。小論文の勉強を特にしっかりすること
・因果関係を正しく認識すること。e.g.人口構成の変化と環境破壊は直接のつながりはない
以上!
223 :
世界@名無史さん :04/04/17 23:01
以前NHK特集で 「白人は他の黄色人種や黒人より感染症に対する抵抗力が強い。これは現在の白人は、 中世のペスト大流行の生き残りの子孫だからだ。ペスト流行の際、病に弱い個体はすべて淘汰された。」 と言っていたが、本当かな?
224 :
世界@名無史さん :04/04/17 23:13
ペストはヨーロッパだけでなくてエジプト、シリアでも猛威を振るい 西ユーラシア全体で流行してたんでなかったっけ? 19世紀終わりまでヨーロッパ世界は、都市社会としては稀に見る不衛生なところだったから、 「ペストの大流行の生き残り」でなくて「ペスト流行以来、不衛生さに耐性を持った」と言い換えた方が良いのかも(w いや、良くは分からないけど。 NHKも大概適当な言い方するから何とも・・・
そしてその白人と、白人が持ち込んだ伝染病でバタバタ倒れたアメリカ先住民の生き残りとは どちらが強いんだろうか?
感染症全般についてかはともかく、ペストによる淘汰によって、現在の欧米人の数%は生ま れつきペストに対する完全な抵抗力をもっているが、その抵抗力はエイズにも有効。なので、 ごく少数の欧米人は、エイズに対する完全な抵抗力を持つ、とか聞いたことはあるな。 どこまで本当かは分からんが。
227 :
世界@名無史さん :04/04/17 23:47
228 :
世界@名無史さん :04/04/17 23:59
人種によってかかりにくかったりかかりやすかったりする病気があるのは事実。 これは生活環境の違いなどの要素を抜きにしても存在すると言われている。 理由のほうは推定なので、どれも決め手に欠けるけどね。
229 :
世界@名無史さん :04/04/18 00:06
>>226 のエイズの例では、エイズに抵抗力を持っている人は遺伝子の違いからリンパ球
の表面の構造が普通の人と異なっていて、エイズウイルスがそこに密着できないから
というのが理由。
231 :
世界@名無史さん :04/04/18 01:16
>>228 黒人に他の人種よりかま状赤血球の人の割合が多いのも同じような理由だと
言われてるね。
その昔アフリカにいた頃に、マラリアによる淘汰の結果、マラリアに感染
しにくいかま状赤血球の人の割合が増えたと言われている。
ただしかま状赤血球は酸素運搬量が少ないため、遺伝「病」とまではいかない
までもあまり好ましくはない形質とのこと。
>228 > 理由のほうは推定なので、どれも決め手に欠けるけどね。 本当に決めてに欠けているの?>231のように理由がはっきりしている 病気も結構あるんじゃないの?
233 :
世界@名無史さん :04/04/19 00:30
>>232 現代医学において常に絶対的な事実がある、なんて考え方してちゃダメだよ。
臨床的に有効なことがわかってても、その理由が未解明な治療法は山ほどある。
懐疑を切り捨てて臨床に用いることと、なおも疑いを持ち研究を続けることとは両立するんだ。
例に出たマラリアのことだと、現段階で最も可能性の高い理由をあげているだけのこと。
別の事実が出てくればそこで定説がひっくり返ることも珍しくはない。
222よ、いくら2chとは言え、何でこんなことを言われなきゃいけないんだよ。ええ? まあ、2chで怒るのも馬鹿らしいか♪ 若返らせくれて有難うよ(^^) >日常では内科や循環器、ガンなどの疾患も重要だと思うが どうだろうか。 内科(内科、外科…)…診療科 循環器(循環器、消化器、泌尿器…)…臓器 ガン(ガン、肉腫…)…病気 これからの別々のカテゴリーを同列に並べる理由は如何に? そもそも、臓器別の分類と言う発想はもろに西洋医学特有なのだが。 勿論、この臓器の変化によって病気が生ずるという固体病理説は必ずしも 西洋で主流だったわけでない。かつてはヒポクラテス以来の黒胆汁、血液汁、 黄胆汁、粘液汁の四体液のバランスの乱れで病気が起こると説く体液病理説の 方が主流だった。これは気の乱れによって病気が起こるとする東洋医学に通ずるものが ある。しかし、近現代の医学の主流はこれから脱却した固体病理が主流であり、 当然、その結果として臓器別の分類と言う流れが生ずる。 多分、非外科、非感染症をイメージさせるものを雑多に並べたところか。 内科といっても感染症以外の自己免疫疾患などを念頭に置いていると推察する。 心臓移植の行われる心臓は循環器の親玉でないのか!心内膜炎は感染症でないのか! まあ、高血圧や動脈硬化などの病気が念頭にあるのか。ガンも手術は必要だが? 感染症以外の重要な病気の<象徴>として挙げているのか。 どの病気も重要だねえ。 で、これらのうちで乳児死亡率を著しく上げている疾患はどれか? 見当たらないのだが。 これらの病気は抗生物質や手術の進歩で高齢化が進み罹患する人が増えた。 しかも、抗生物質や手術といった手段で克服しにくい結果、取り残された。 俗に人生五十年といわれた時代に生活習慣病やらガンになるのも難しかったろう。 多くの人はそこまで行く前に感染症でアボーンだったわけだ。 <日常>とは現代の日常であり、昔からこうだったのはない。 みんなが高血圧やガンになれる<日常>とやらを作り上げているのが、 他ならぬ現代医学だというのがこの主張の眼目である。
> また、現代の薬の原料やエネルギー源として多量の石油を消費する ???誰が言ったのそんなこと。ソース希望。 ○油田施設の設備や運用に多量の石油を消費する ???誰が言ったのそんなこと。ソース希望。 ○タンカーの建造や航海に多量の石油を消費する ???誰が言ったのそんなこと。ソース希望。 ○工場に運搬するタンクローリーの作成や運転に多量の石油を消費する ???誰が言ったのそんなこと。ソース希望。 ○工場で薬品の合成をする際に多量の石油を消費する ???誰が言ったのそんなこと。ソース希望。 ○工場の設備を作るにも当然、多量の石油を消費する ???誰が言ったのそんなこと。ソース希望。 ○薬剤のパックにも多量の石油を消費する ???誰が言ったのそんなこと。ソース希望。 いずれもソースも何も常識だろう。 薬に限らず、病院自体に沢山の資源が使われ、 医療器械は電気がないと動かない。 火力発電は直接だが、水力、原子力、風力、潮力、地熱どんなエネルギーソースでも 結局は発電設備を構築する際のエネルギーソースとして化石燃料を多量に消費する。 いずれも常識であるから、ソースはない。 注射筒などの医療器具の原料はプラスチックだから、 石油を消費する。 常識だからソースはない。 製鉄産業に比べたら医療は石油消費量はずっと少ないから、 大量に消費するとは言えない〜てな話ではない。 近代以前の医療では使わなかったのだから、それに比べれば格段に使うと 言う事だ。
○麻黄からエフェドリン(漢方) ○印度蛇木(インドジャボク)からレセルピン(印方) ○キツネノテブクロからジギタリス(欧方?) ○南米アマゾンの毒矢クラーレ(原料は部族ごとに違う)からツボクラリン(米方?) ○キナからキニーネ(米方?) ○蛭からヒルジン、熊からクマリン 等の様に、元は動植物が原料の生薬の有効成分を分析採取、再現し大量生産して商品化した薬品は多い、 と言うか結局は今まではそれが基本だった。地方薬、伝統薬が製品化されてる。 田舎娘が世界にデビューというスタア誕生が幾度と無く生まれてきた。 (最も、地方局所の物が世界・全体へと言う情報・物品の流れは感染症の世界的蔓延ということも招く諸刃の剣ではある。) ゲノム創薬とやら以外は。 火の鳥のアニメを見ていたら、カビの汁を煎じて飲ませるというシーンが出て来た。 漫画はともかく、現実には庭の土の中のカビを育て、手作り抗生剤を患者に与えるなどと言う事はない。 (開発段階ではそれに近い物があるが) 「いやあ、今年のペニシリンは良い出来だ」とか 「ペニシリンは95年物に限る」とか 「藪井先生の家の株は絶品だ」などと言うこともなく、 現在の医薬品の大勢は大量生産された工業製品である。 牛や牛乳は確かに工場で生産されてはいないが、 チーズは工場で厳密な管理下に生産されている。 <大量生産技術なくして現代医療なし。>
>医学の進歩は少なくともこれから20年は急速に進むだろう。 ・ゲノムやプロテオームの解析がすすんでいること ・IT技術を新薬のスクリーニングに使えるようになったこと によって創薬にはずみがついているしオーダーメイド医療や再生医療の研究が 急速に進展するようになった。 〜と、どこぞの製薬会社のHPめいた未来の夢を熱く語るのは良いが、 研究途上の技術を引き合いに出してもなあ… 最初に描いた予想図がそのまま必ず実現するなら、 本四架橋も東京湾アクアラインも今ごろ黒字だろう。 とは言え、予想と違うという事は必ずしも悪い事ではない。確かに、迷いも無く新薬が生まれるとすれば、それは素晴らしい。 だが世の中には<B面の大ヒット>がある。 ★昔、高血圧に苦しむ男が居た。孝行息子の美濃吉は何とか助けようと、薬草を煎じた汁を上げた。 すると、父親は毛深くなり美濃吉は困ったが、これを飲むと毛が生えるぞ!と評判を呼び、彼は大金持ちになった。 美濃吉汁は図らずも毛生え薬になったのだ。 ★他にも高血圧の男が居て、薬を作った。その近くに「旅無し盆地」(タビナシボンチ)と言う世にも恐ろしい所があって、旅人を苦しめていた。 旅無し盆地に迷い込むとたちまち、陽物が萎え果ててしまう。所が、この薬を飲むと一陽来復どころか以前の倍にも増してそそり立つようになった。 あたかも櫓の如し。世人はこの妙薬の効能を誉め讃え、倍櫓(ばいやぐら)と呼んだ。 近年人気の薬品のことだ。あえて名前を出さないが、おのずとそれは何かは分かると思う。このような本来の目的と違う(有用な)偶然の発見をセレンディピティという。 何と言っても人類史上最大のセレンディピティはペニシリンの発見だろう。人は偶然や試行錯誤でもこのような発見をしてきた。ゲノム創薬で「人間を数百万年苦しめて、 気の遠くなるような数の命を奪っている病気をたちまち治し、面倒な副作用もごく少なく、大量に生産できる魔法の薬」を発明できるかまだ分からない。 出来るかもしれないが、出来ないかもしれない。それは今後の課題だ。が、無くても出来た。
かと思えば
>20 :世界@名無史さん :04/04/15 17:01
>>219 いや、ここは医学の歴史を語るスレであって未来を語る板ではないぞ。
おまいが医学には素人なのはわかったから、お願いだからもう語らないでね。
と未来を語る板でないぞと断言する人も居る。
2chも色々な人間が居るな。
現代医療が社会の産業の一部に組み込まれていて、
何らかのトラブルによって容易に崩壊しうるというのは未来の事でもなく、
現実に幾らでも起こることである。
天災や戦争、テロ、その他明日にでもあり得る。
最近でも、ソビエト連邦崩壊の時に著しい平均寿命の低下と乳児死亡率の上昇が見られた。
かつての超大国がこの有様。
まあ、アメリカも潜在的には似たような物らしいが。
ゲノム解析や再生医療あるいは移植医療は、現代医学の進歩の当然の帰結点ではある。主流の固体病理学では、病変のある臓器を特定する事が肝心である。 そして、臓器が特定されれば、今度はどの器官が、器官が特定されれば組織が、次は細胞、そして現代、ついにはゲノム、果ては分子まで到達した。 その背景には人間を機械の様な部品の集合と見なす意識がある。それは部品の交換=移植として結実している。再生医療もまた然り。 ところで、西洋医学って言葉はどうも好きじゃないんだよね。北里柴三郎、田原淳、山極勝三郎、川崎富作みな日本人だが”西洋医学”に貢献している。 東洋人なのにこれ如何に。ヨーロッパにも古代のヒポクラテス、ガレノス以来の医学があり、ハーブを用いる伝統医学もある。 このスレでさんざん、アラビア医学の重要性が取り上げられたし、インドも中国も違う。"東洋”と言っても広い。 東洋西洋のみならずアフリカや大洋州や新大陸にも伝統医学が有る。…医学と言うよりは医療か。 何らかの方法で具合の悪い所を治す行為を医療と呼ぶなら、猫が猫の草を食べて毛玉を吐き出すのも医療?になる。 医〔学〕となると知の体系であり、必然的に文化の一部をなすことになる。 ヨーロッパ文化(ヘレニズム/ヘブライズム/カルテシアニズム、キリスト教)インド文化(ヒンドゥー教)中国文化(儒教/道教/仏教) アラビア文化(イスラム教)と雑多に色々な因子を並べてみたが、要はカルテシアニズムvs非(または反)カルテシアニズムとなる。 カルテシアニズムとはデカルト主義(思想)ということで、心物二元論、機械論、を中心とする現代科学文明の基盤である。 その一つの到達点がゲノム解析や分子標的治療だろう。 東洋的一元生気論の名残は言葉の中にも残っている。元気と言う言葉の元々の意味は、天地間に広がり、万物が生まれ育つ根本となる精気。 太極中央元気(漢書)だから、これが身体のミクロコスモスと一致すると、体が活発になる。 反対に、印方で人体には64(スシュルタ・サンヒターでは107)の死穴(マルマン=末魔と音訳)があり、これを断つとたちまち絶命する事から断末魔の語が生まれた。
デカルトに至る歴史の流れをみる。 ○ヨーロッパの知のビッグバンの原点として、まずこの人を挙げなければならないだろう。 ヨハン・グーテンベルグ(1397?-1468)ドイツ、1455「42行聖書」 ○医学の原点=解剖学の父 アンドレアス・ヴェサリウス(1514-64)ベルギー1543年刊 初版. 人体の構造(ファブリカ) ○近代外科の父・床屋医者 アンブロワズ・パレ(1510-1590)フランス1655外科全書(オランダ語版) ○医学界のコペルニクス ウィリアム・ハーヴェイ(1578-1657)イギリス1628心臓と血液の運動 ○近代哲学の父 ルネ・デカルト(1596-1650)フランス1637方法序説 ズラズラっと親父さんを並べてみた。因みに近代医学の父で検索して見ると ヒポクラテス、ガレン(ガレノス)、モンディーノ、ピネル、パラケルスス、パレ、オスラー…(~_~メ)訳分からん。ヒポクラテス、ガレノスは幾らなんでもさかのぼり過ぎ。 これがOKだったら、キリストだって抗生物質の発見者だ。 …(イエスは)地につばきをし、そのつばきで泥をつくり、その泥を盲人の目に塗って言われた、『シロアムの池に行って洗いなさい。』 そこで彼は行って洗った。そして見えるようになって、帰って行った。(ヨハネ9) 唾液のリゾチームと土中の菌の抗生物質で治したんだよ。酵素+抗生剤というよくある処方を二千年前に… フレミング(ペニシリンを発見する前は培地に鼻水を垂らした事からリゾチームの研究)より遥かに早い^_^; このお父さん方は、ハーヴェイが魔女裁判で魔女を糾弾したり、デカルトが熱心なキリスト教徒だったりと、 あるいはパレがJe le pansay,le guarit.我包帯し、神癒す。と言ったようにキリスト教の権威を落とすつもりは更々無かった。 が、結果として宗教の権威を失墜させることになった。
一元論&生気論、ミクロコスモスとマクロコスモスが一致していてその不調和が病気を引き起こす、 現代社会が行き詰まっている今日、再びこの考えを取り戻すのが重要ではないか、ジャンジャン。 では、その具体策は?提言は立派だけど、実際の解剖もせず昔の人の本を読み、 高い所から講釈して、治ろうが治るまいが権威は保つというかつての医者の姿を思い起こす。 実際に治しているのは、ミクロだマクロだと説教しているお偉いさんじゃなくて、血まみれの床屋医者なんだよ。
219 あることないこと書くな
あ、分かった?
244 :
世界@名無史さん :04/04/19 16:03
>>219 誰も東洋マンセーなどしてないのに、
いきなり西洋マンセー始めたから叩かれただけなのに。
今回もひとりよがりな長文のせいで誰にも読んでもらえない。
いちいち反論するのも面倒なので放置決定だな・・・可哀相に。
○油田施設の設備や運用に多量の石油を消費する ???誰が言ったのそんなこと。ソース希望。 ○タンカーの建造や航海に多量の石油を消費する ???誰が言ったのそんなこと。ソース希望。 ○工場に運搬するタンクローリーの作成や運転に多量の石油を消費する ???誰が言ったのそんなこと。ソース希望。 ○工場で薬品の合成をする際に多量の石油を消費する ???誰が言ったのそんなこと。ソース希望。 ○工場の設備を作るにも当然、多量の石油を消費する ???誰が言ったのそんなこと。ソース希望。 ○薬剤のパックにも多量の石油を消費する ???誰が言ったのそんなこと。ソース希望。 いずれもソースも何も常識だろう。 219は基地外?議論が飛びすぎで気持ち悪い。 > 若返らせくれて有難うよ(^^) いい年こいて、簡潔に分かりやすく自分の議論もできないのですか?大学入試の 小論文ですらそんな文体、構成で書くと不合格ですよ。
>>219 > 製鉄産業に比べたら医療は石油消費量はずっと少ないから、
> 大量に消費するとは言えない〜てな話ではない。
そういう話じゃないんですか?そうなると僅かでも石油を使う産業はすべて否定されなければ
なりませんね。服を着て電灯の下でパソコンなんか打っている場合じゃないですよ。
> 化石燃料を多量に消費する。 いずれも常識であるから、ソースはない。
> すべて医学の進歩による。
そういうばくっとした考え方はやめて、もっと精緻に考えた方がいいんじゃない?
できればの話だけどw
> 〜と、どこぞの製薬会社のHPめいた未来の夢を熱く語るのは良いが、
> 研究途上の技術を引き合いに出してもなあ…
っていうか商品化されてますけど。臨床試験の段階の新薬はたくさんありますけど。
アムジェンとかアンジェスとか知ってて言ってるの?
> 薬に限らず、病院自体に沢山の資源が使われ、
> 医療器械は電気がないと動かない。
となると診療所を構えて工業製品のお灸を使ったり、電気治療を行ったりしている
鍼灸院なども”地球に優しくない”ということになりませんかね。
> ミクロコスモスとマクロコスモスが一致していてその不調和が
言説のミクロコスモス(個々の記述)とマクロコスモス(論理の流れ)が不調和だと
思うのは私だけですか。
> ヒポクラテス、ガレン(ガレノス)、モンディーノ、ピネル、パラケルスス、パレ、オスラー…(~_~メ)訳分からん。
あんたが一番訳分からないと思われてますよ。
>>220 素人と言われて
>>219 が逆上しているようですけど、却って馬脚をあらわしましたねw
247 :
世界@名無史さん :04/04/20 17:43
>2chも色々な人間が居るな。
∧_∧ / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
( ’∀’)<
>>219 オマエガナー
( ) \_____
| | |
(__)_)
お前ら二人して医者に行ってこい。
ヨーロッパのリフレクソロジーというのは 欧州の伝統的な民間治療法が起源なのですか? マッサージ術は世界中にあるけれど 「反射区・反射点=ツボ?」という概念を持つ指圧術は 中国だけの専売特許って訳でもないのか・・・
251 :
世界@名無史さん :04/04/25 23:56
マイモニデスは白内障手術の達人だったらしい。 アヴェロエスといい、昔は医者が哲学者やっていたんだな。
ある意味「人間とはいかなるものか」を探る点で同じ分野だったりするな。
253 :
世界@名無史さん :04/04/26 19:27
むしろ、哲学=文系の最右翼 みたいに位置づけられてる現代の方が 歴史的にはよっぽど特殊なのでは? 医学に限らず、昔の哲学者には科学者や数学者の方が多いわけだし。 252氏が言うように、哲学も自然科学もそれを生み出す根っこは同じなのかも。
違う 自然科学を生み出した根っこ=哲学
255 :
世界@名無史さん :04/04/26 19:53
>>250 リフレクソロジーの歴史はかなり新しい(せいぜい100年、実質50年)ので、
東洋から入って来た理論が影響を与えた可能性は高い。
だが、リフレクソロジーや耳ツボの反射区と、東洋医学の経絡理論はまるきり別物。
東洋でも似たようなものが流行ってるけど、中医学には取り入れられてないので、
あれは気功や整体と同じく民間療法の分野に分類すべきだろう。
>>255 東洋医学からの影響より前の時代に
ヨーロッパになにか原型となる技術か理論が
先に存在していたのでしょうか。ぐぐっても発祥ははっきりしていないようですね。
258 :
世界@名無史さん :04/04/30 21:28
ん? フィッツジェラルドが痛がらない患者がいたのでなんでだろうとと見てたら、 指を思いっきり机だったか椅子だったかの角に押し付けてるのを発見したのが始まりじゃないか?
259 :
世界@名無史さん :04/04/30 21:35
まずは観趾法でググってみる・・・・・84件。 しかも、これは一見してわかるように全てリフレクソロジーの紹介ページ。 次に黄帝内経でググると・・・・・・・4410件。 普通、黄帝内経と言う場合は「霊枢」と「素問」のことをさす。 これは実際の鍼灸臨床を問答形式で記述した完全な実用書である。 この原文を読んでみても、観趾法の記述などどこにもないのは事実。 内経は複数の著者によるバラバラの記述ををまとめたもの、と言われてるが このうち占いや方位学を記述した部分は現代では切り捨てられてる。 その異説のうちのどこかにあるのかもしれないが、これはちょっとわからない。 少なくとも、84件ヒットしたうちで原文を載せてるページはひとつもなく、 おそらく最初に言い出した奴の主張をそのまま書き写してるだけのようだ。 また、リフレクソロジーはアメリカのフィッツジェラルドが起源とよく言われてるが、 実質は1975年にドイツで出版された本が全てのはじまりとなっている。 以上の点から。 なんか歴史を少しでも古く見せようとして、無理矢理こじつけてるとしか思えないな。 効果うんぬんはおいておくとして、医療の歴史とはスレ違いの話題だと思うよ。
↑ ちょっと調べてみたんで追加。 観趾法が載ってるといわれる文献は、内経のうちの「素女経」とわかった。 しかしこれ、現在では原書が中国にはなくて、日本に伝わったのが残ってるだけ。 すなわち、偽書の可能性も否定できないシロモノです。 内容は、房中術の実践技術を素問と同じ問答形式で記述したもの。 すなわち、当時のポルノ小説w
261 :
世界@名無史さん :04/05/08 01:16
連休中にカキコないとは、このスレも終わってる?
262 :
第20軍団兵 :04/05/08 16:30
古代ローマで"Celsus ケルスス"て医者?が出てきたんだけど、何かご存知の方いますか?
264 :
世界@名無史さん :04/05/09 14:13
>>262 アウレウス・コルネリウス・ケルススのことかな?
>(BC30−AD64?)はヒポクラテスの学問をうけついだ代表的な医師であった。
>彼は“医術について”という著書をあらわし、その中でがんについてもわずかばかり記載している。
>彼は隠れた癌の存在について強調しており、こうしたがんは放置しておくより仕方がないが、
>治療法が不適であると悪化し、生命が危険になるとしている。彼は炎症の特徴として、有名な
>Rubor(赤い), Color(熱がある), Dolor(痛い), Tumor(腫れる)の学説を唱えた人である。
>結核を初めて記載したのもケルススといわれる。
http://www.kenkobunka.jp/kenbun/kb28/aoki28.html ちなみに後世の大錬金術師、パラケルススの名は「いにしえの名医ケルススを凌ぐ(para-)」という意味で命名したそうな。
265 :
第20軍団兵 :04/05/10 01:24
>264 ありがとうございました。
266 :
第20軍団兵 :04/05/15 00:31
石渡,隆司 / 小林,晶子 "〈古典医学書翻訳〉ケルスス『医学論』 (医事学研究 / 岩手医科大学医事学研究会, 16, 125-157p, 2001/12/10) というタイトルで日本語訳もあるのですね。ケルスス。
267 :
世界@名無史さん :04/06/05 19:24
定期あげ。
268 :
世界@名無史さん :04/06/27 18:36
日本ではカイロプラクティックが有名で影が薄いですが オステオパシーも海外では結構人口多いんですね。 発祥は全く関係ないのに、身体観や治療法がよく似ているのは興味深いですね。 (両方とも19世紀アメリカ生まれ。)時代的なものも影響したのでしょうか?
269 :
世界@名無史さん :04/08/01 04:49
age
ゴリラは病気のときは薬草を食う 研究者がゴリラの後をつけてゴリラと同じものを食べてたら 病気のときに特別に食うにがい葉っぱに気付いたらしい
271 :
世界@名無史さん :04/08/18 12:03
古代ローマ時代に電気ウナギを使ったショック療法で精神病者を治してたというのをどっかで読んだ希ガス
嘘こけ。 イブン・シーナーだろ。
273 :
世界@名無史さん :04/08/29 00:13
非常に素朴な疑問だがデンキウナギって南米以外にも居るの?
>>273 エーベルスパピルスにそんなこと書いてない。
電気ウナギは南米大陸アマゾン及びオリノコ水系にのみ生息する。
電気ウナギを頭に巻いたら死ぬだろ。
277 :
世界@名無史さん :04/09/07 14:02
股間に巻いたら別の意味で昇天できそうだ・・・
278 :
世界@名無史さん :04/09/07 14:03
アナル挿入で尚一層・・・
279 :
世界@名無史さん :04/09/16 18:18:57
ギニア湾岸にデンキナマズがいるけど古代に知られていたのかな・・・
280 :
世界@名無史さん :04/09/18 17:45:59
電気といえば静電気治療のほうも一世を風靡した時代があったね。 メスメルもそうだっけ。
電気といえば電気メスで腸を切ったら 腹の中の屁が爆発して死んだ例があったな。
282 :
世界@名無史さん :04/09/19 09:59:16
北斗百裂拳とはすなわち、体内の生体電気を腸内でスパークさせる経穴を刺激する技に他ならない のだろうかw
283 :
世界@名無史さん :04/09/20 02:02:39
>>280 メスメルが使ったのは静電気ではなく「動物磁気」。
実は磁気にも電気にもあまり関係ない、催眠によるトランス誘導だった。
治療成績は抜群で、時の大神経学者、シャルコーも大いに興味を持った。
メスメルはシャルコーの弟子のフロイトにも
影響をあたえ、のちの『ヒステリー研究』に結実した。
今でも催眠術を使うセラピストは多い。
ちなみに英語でmesmerismは催眠術、
mesmerizeは催眠術にかける、魅惑するという意味だ
うつ病や統合失調症にたいする電気ケイレン療法(ECT)は1938年
イタリア医師ツェルレッティが開発した。
その後1950年代より向精神薬がつぎつぎとデビューするが、
ECTは今なお難治性うつ病や緊張型分裂病に対する最強の治療法である。
効果が早いので、うつ病で長く休めないアメリカのエグゼクティヴ
のために電気ショック専門病院がある。
その治療メカニズムは今も不明。
となると、発電動物利用によらない電気療法の始まりは どこのいつごろなのでしょう? やはり近代ヨーロッパでしょうか?
285 :
世界@名無史さん :04/11/06 02:41:33
('A`)<aga
286 :
世界@名無史さん :04/11/24 17:18:37
>>284 治療法ではないが、エジソンの発明した電気椅子が最初だと思う。
287 :
世界@名無史さん :04/11/24 18:59:38
田沼意次が肩凝り治療にエレキテルを使っていたというのは?
288 :
テオフラトゥス :04/11/25 02:43:32
ハムラビ法典には医師に関する法令と罰則が載っているらしいが 内容はやはり復讐法に基ずくものであるようだ。 とは言え、バビロニアはエジプトと並ぶ医学隆盛の地で 多くの医師が働いていた事だろう。 ともすれば、正当な治療をして残酷な刑罰を受けるのは割にあわず 実際にこの法令の対象となったのは、偽医者、ヤブ医者達と考えられる。 タチの悪い悪徳医者を取り締まる事は、同時に医師達の正当な医療行為を 保証し、これを認めるという事である。 これは世界最古の医師法、もしくは医師法の原形と捉える事ができそうだ。
つーか、電気ショック以外に電気を直接治療に使う療法って今あるの? もちろん電気メスや検査器具の類は別として。
290 :
世界@名無史さん :05/01/03 07:28:02
保守
291 :
世界@名無史さん :05/01/03 15:27:19
静電気のほうは何か治療・診断に使われていたろうか。
292 :
世界@名無史さん :05/01/03 15:47:22
うん。オナニー療法に使われた。
293 :
世界@名無史さん :05/01/03 16:01:41
外科手術については、人類は数万年前からやっている。 意外と多いのが、頭蓋骨の穿孔手術。頭痛などに対して行う。 アフリカの民間術者から5回くらい頭蓋骨穿孔手術を受けている 人もいる。もちろん、命に危険は「あんまり」ない。 熱帯地方などでは、頭蓋骨穿孔は、石器のドリルで穴をあける場所 にそって、小さい穴を並べてあけて、で、ぱこっとはずす。 治療後(たとえば、脳内の虫を取り出すなど)、椰子の実の一部で 穴埋めをつくって、それをはめて、その後ふさぐ。椰子の実には殺菌 作用があるので、そのままいれたままで治癒するらしい。 帝王切開は、これまた近代化以前のアフリカではかなりふつうで、 成功率もかなり高い。酒で、酩酊状態にした妊婦の腹を割き、 子供を取り出してから、ちゃんと処置して、母子ともに健康 っていう例がある。 後期旧石器時代以降だと、結構こういうことをやっているよう なので、近代医学以前から、人間は治療という点ではかなりの ことをやっているのは間違いない。
294 :
世界@名無史さん :05/01/03 16:03:53
開拓時代のアメリカの白人は黒人奴隷の伝統療法にけっこう助けられたんだってね〜。
295 :
世界@名無史さん :05/01/05 01:47:35
ネイティブ・アメリカンの伝統療法も馬鹿にできないと思われ。 最近サプリメントとしても見かけるエキナセアは 彼らが蛇など動物に噛まれたときの特効薬にしていたんだけど、 近年の研究では抗生物質的役割が大いにあるとか。 健康な細胞壁と病原菌におかされた細胞壁との 境目を壊してしまう酵素の発生・発達を阻害してくれるんだそうな。 昔から膀胱炎の治療に使われてきたウワウルシも アルブチンがハイドロキノンに転化して抗菌作用があるし、 カモミールからアズレン、ホワイトウィローからアスピリンと 民間療法の薬草も馬鹿にできないね。
296 :
世界@名無史さん :05/01/05 12:27:35
南米のコカ・キナに比べて北米の薬用植物は最近まであまり聞かなかったのは 単に白人が注目しなかったためでしょうか。栽培作物か否かも関係あるのかなあ。 オーストラリアでも健康食品などで最近注目されだした野生植物は たいていアボリジニが利用していたことから効能を知った、というものが多いようですし。
結局、数万年前と現代と、 外科の直面してるテーマって何も変わらんと思うのよ。 テーマが変わらん以上、やっぱりおんなじようなことしちゃうんだろうね。 面白いなあ。
298 :
世界@名無史さん :05/01/05 22:29:30
何十年、何百年後の人間は
現在の医学について知ると
(((( ;゚Д゚)))ガクブル
もんなんだろうな。
丁度我々が
>>127 >>186 見てうひゃーと思うのと同じで。
胃カメラなんて飲んでたの!?
じ、人口肛門が脇腹に!?
みたいな。
299 :
世界@名無史さん :05/01/05 22:32:38
まあ、その究極の姿が、あの、スタートレックに出てくる、 「あ、今、スキャンされました。あらやだ、私何考えてたかしら」 の世界だよね。CGらしいドクターもそうだけど。 本当にそうなるのだろうか。
300 :
世界@名無史さん :05/01/05 23:03:25
300ゲットでお大事に〜
301 :
世界@名無史さん :05/01/06 21:58:34
何にせよ目の前に患者がいて、苦しんでいる。 放置しておけば死は確実だ。 となれば何だってする他ないじゃない。どうせほっとけば死ぬんだもん。 黒曜石の破片で頭蓋骨ゴリゴリやろうが、 電気メスで同じことやろうが、 これ、切る側の理屈は常に変わらないよね。 中国人ってのは昔から人口が多かっただけあって 人間の死は他より多く見てきたんだろう。 内科(本道)に対して外科とはよく名付けたものだ。 確かに外科は医科に似ていながら、常にそのアウトサイドにある。
302 :
世界@名無史さん :05/01/06 22:08:43
太平洋戦争のとき、軍医が足りなくなって、衛生兵が手足の切断手術とか までやってたそうだが、器用な人は下手な医者より役に立ったらしい。 戦後、衛生兵あがりの偽医者が相当いて、患者の受けもよかったそうだ。
303 :
テオフラトス :05/01/08 00:35:18
昔のイギリスでは外科手術には必ず内科医が立ち会わなければいけなかった そうだが、見ているだけで役には立たなかったそうな。 外科医療が中心の古代ギリシア医学で、数少ない内科医療に重点を置いた ヒポクラテスの影響か、西洋でも外科医の地位は低かったような。
304 :
世界@名無史さん :05/01/08 04:28:43
休診日はまさか肉屋とかけもちしてなかったろうな(((ガクブル)))
305 :
世界@名無史さん :05/01/08 10:11:39
そういや、動物実験は昔からしてただろうけど 獣医っていつ頃からいたのかね? 庶民はともかく王侯貴族で犬や猫、馬を かわいがってる人は多数いただろうし・・・・ 近代までは人間の医者が獣医を兼任してたのかな?
牛馬が軍事に採り入れられた時代にはもう運搬手段メンテの目的で獣医がいたかも。 まさかシュメール期? あるいは遊牧民社会ならば必然的に家畜の診察・治療に長けた専門化が現れていたかも。
馬や牛の産婆なら大昔からいそうだな。
308 :
テオフラトス :05/01/11 22:03:49
ミイラ造りと医学を関連づけて考えるなら、猫のミイラを作ってた エジプト辺りは居そうな気配。
309 :
世界@名無史さん :05/01/11 22:56:08
「傷寒論」と「金匱要略」が出てこないのはなぜ? 「傷寒雑病論」は後漢末に成立した薬物治療書であり、宋代には急性発熱性疾患を扱った「傷寒論」と 慢性疾患を扱った「金匱要略」とに分かれた。これが今日の日本の漢方医学の基礎になっている。
310 :
世界@名無史さん :05/01/11 23:35:00
家畜を飼うと、去勢とかそういう手術はふつうにしなくちゃいけ ないので、かなり知識はあっただろう。 それから、狩猟採集生活の段階でも、動物の解体をしていると、 かなりそれだけで動物の体に関する知識はつく。何種類かの 動物の解体で、どれも同じような臓物がでてくれば、なんとなく 一般化して、人間にも応用できるってのがあるだろう。 癌の手術、脳外科などは、そうとう昔からやっていたらしいし。 #むかしって、数万年前っぽい話
311 :
世界@名無史さん :05/01/20 14:29:51 0
中国では『周官』に獣医の名が見えるから、 漢代までに、かなりの知識の蓄積と需要があったのでは?
312 :
世界@名無史さん :05/01/20 17:31:48 0
でもあの時代は折角蓄積したものをパアにするとかよくあるでなあ・・・
313 :
世界@名無史さん :05/01/21 13:20:23 0
>>312 始皇帝の焚書ですか?
あれで焚かれたのは史書や儒学系の書でしょ。
医療含む技術系の書は残されてますよ。
314 :
サキワレスプーソ ◆CmO68.zjZ2 :05/01/23 03:16:13 0
このスレで、かなりの昔から外科手術が行なわれていたのは分かったけど 心臓の移植手術までは、まさか行なっていないよな? カブレラストーンにそんな絵があったけど(((((((;゚Д゚)))))))
315 :
世界@名無史さん :05/01/27 11:46:22 0
世界各地でミイラは発見されてるけれど、その肉体保存技術に共通点はあるのでしょうか?
316 :
世界@名無史さん :05/01/27 20:51:27 0
時代劇で、たまに傷口に酒をかけるシーンが出てきますが、 かのヨーロッパでも消毒の概念が出来たのは19世紀中頃ですので そのはるか以前に日本でそれがあったとは到底思えないのですが・・・
319 :
世界@名無史さん :05/02/06 13:24:04 0
>>315 製法だけでも乾燥・冷凍まちまちだからね・・・とりあえずの共通点は
・内臓は殆ど全部除去、その後詰め物を充填
・ミイラ用に調合された防腐剤を皮膚に塗布
・吸湿用の布で包み、密閉容器に納めて乾燥した場所に安置。
こんなところかなあ。
日本は湿気が多いから、即身仏ミイラを作るには前もって穀物を絶ち、 ミイラになりやすい身体を作っておかなくてはならない。 そして即身仏になってから、たえず蝋燭や線香で炙られ燻される環境でなくては長持ちしない。 奥州藤原三代が何の仕掛けも無くミイラになったのは、ある意味奇蹟だね。
321 :
世界@名無史さん :05/02/25 23:43:16 0
322 :
世界@名無史さん :05/03/04 12:07:22 0
今の中国では伝統的中医にも医師免許が与えられるらしいね。 東洋医学のレベルではやっぱり日本の漢方よりも進んでるのだろうか。
323 :
世界@名無史さん :05/03/07 11:41:01 0
日本では昔祈祷師と言うのがいたらしいがあれも一種のいしゃのようなものだったの?
祈祷師では曖昧過ぎますし、何処の文化圏にも当て嵌まってしまいます。 加持を行っていた僧侶、祭・祓いを行っていた陰陽師、そして医者。 平安時代以降、近世まで病に立ち向かったのはこうした面々でした。 僧侶はさておき、医者と陰陽師は技術者扱いでしたが、医陰の輩と呼ば れた通り、両者は分けられています。 医者と陰陽師のどちらの意見を採用するかは呼んだ人間次第で、時には 医者が陰陽師の定めた吉日に意見する事もありました。 現在言われている六曜がさしたる根拠の無い俗信だという事は『徒然草』に も出て来ますが、そうしたものを取り上げようとした陰陽師を、医者が やり込めたりもしています。
325 :
世界@名無史さん :05/03/13 01:01:34 0
>>322 ひとつの病院の中に
・西医科(西洋医学)
・中医科(漢方医学)
・鍼灸科(はり・灸)
・推拿科(中国式マッサージ)
が分かれていて、患者は症状に応じてそれぞれの治療を受けるそうですよ。
【医療】ウジ虫に患部の潰瘍食べさせ治療 岡山大で患者に応用へ
http://news13.2ch.net/test/read.cgi/newsplus/1080054887/ 1 名前:ちぃφ ★[sage] 投稿日:04/03/24 00:14 ID:???
岡山大医学部倫理委員会は23日、
閉塞(へいそく)性動脈硬化症などによる血行不良でかいようが手足にでき、
薬も効かない患者について、無菌で育てたウジ(ハエの幼虫)に
患部の壊死(えし)した組織や雑菌を食べさせてきれいにする治療法の臨床研究を承認した。
同学部の三井秀也助手(心臓血管外科)が申請していた。
実際の治療では、無菌で育てたハエの幼虫をかいようの患部に置き、ガーゼで覆う。
幼虫は消化酵素で壊死組織を分解、吸収して雑菌の繁殖も防ぎ、傷口をきれいにするという。
ガーゼを毎日取り換える際に、傷口の治り具合を確かめながら治療を進めるとしている。
申請によると、同様の治療法の歴史は古く、数千年前から行われていたとの記録があり、
1930−40年代にも患者に多く応用された。
その後外科手術や抗生物質の発達で行われなくなっていたが、
90年代に抗生物質の多用によって薬で治りにくいかいようが出現したことから見直され、
現在、世界の約2000の医療機関で実施されているという。
記事の引用元:
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040324-00000002-kyodo-soci
327 :
世界@名無史さん :2005/04/07(木) 18:17:40 0
328 :
朱由檢 :2005/04/18(月) 22:11:51 0
後漢の張仲景著『傷寒論』が究極の治療対象とした、 急性発熱性疾患“傷寒”がどの病気かが気になるな。 江戸時代の日本では内科療法の聖典は『傷寒論』で 外科的療法の聖典は蘭学の書籍だったと言われてて、 呪術的な傾向を強めていた清朝当時の中国医術より、 実効性を追求する日本医術の方が水準が高かったと されるんだよね。
329 :
世界@名無史さん :2005/05/01(日) 11:16:29 0
12:日本の医療をよく知ろう この文章は、平成16年10月に古河東ロータリークラブで講演した内容をまとめたものです。その前に当院の「業務改善発表大会」でも、同じような内容の講演を職員相手にしました。 「医療費抑制策」によって日本の医療機関がどんなに苦しんでいるのか、「医療の“質”向上」や「医療事故防止」がどんなに阻まれているのか、ということを、医療界ではない一般の人たちに切々と訴えたものです。 表現や図表の多くを鈴木厚氏の著書から借用させてもらいました。我々医療従事者のモヤモヤとした気持ちがとても的確に表現されており、すばらしい著書です。 日本の医療をよく知ろう 院長 加藤奨一 -------------------------------------------------------------------------------- はじめに 日本の医療に対して国民の多くは「日本は、医療費が高く、医療のレベルは低い」と思っているかもしれませんが、実は、本当は 「日本は、低額で高質な医療を提供している世界一の国」なのです。 まず、国民がほとんど知らされていない日本の医療に対する世界的な評価を紹介します。私もつい最近このことを知りました。 世界保健機構(WHO)が2000年に、国全体の健康状態、保健システムなど5つの項目について、適切なサービスが公平に提供されているかどうかを、世界191カ国の保健システムについて評価・判定 し「国別医療ランキング」を発表しました。なんと日本はこのランキングで、 スウェーデン、カナダとともに堂々第1位に輝きました。 ちなみに、日本の医療行政やマスコミが手本としているであろうアメリカは第37位でした。また、皆さんもご存じの「平均寿命」の世界ランキング (2002年、男女計、WHO発表)で日本は第1位(81.9才)、(第2位はスイス、 80.6才)、「乳幼児死亡率」は世界最低、と、国の保健・医療レベルを示すパラメーター(医療評論家の皆さんの大好きな“エビデンス”)もこれを示しています。
330 :
世界@名無史さん :2005/05/01(日) 11:35:58 0
日本とイギリスは、医療費の対GDP比で先進7カ国中最低を争っており、人口当たりの医師数でも似た状況にある。 そのイギリスでは、サッチャー政権以来の低医療費政策の歪みが出て、医師不足、看護師不足、ベッド不足など深刻で、 手術の必要な患者が長期間待たされたり、フランスまで医療を受けに行くという状態になっている。 医師の過剰労働や医療事故の増加も問題になっている。 競争原理の導入など効率化を進めるサッチャー政権の医療改革は失敗に終わったわけだが、日本は正にイギリスと同じ道を歩いている。 入院患者100人当たりの日本の医師数は、アメリカの5分の1、ドイツの3分の1であり、看護職員数は、アメリカの5分の1、ドイツの2分の1である。 日本医学会総会の会頭を勤めた杉岡洋一氏は講演の中で、「日本の医療は、野球で言えば、野手2人で守っているようなものだ」と言っているが、 一般の人に分かりやすい表現である。 9人で守るところを2人で守るという過酷な条件では、医療の質の低下は避けられない。こうした中で新卒看護職が減少してきている。 日医によると、看護師と准看護師を合わせた2003年の1学年定員数は、5年前に比べて1万3千人位減少しており、地域の中小病院の看護職不足は深刻である。 02年4月の准看養成カリキュラムの見直し後、准看養成所の定員数が減少、国立病院・国立療養所附属の看護師等養成所の統廃合や日赤などが運営する養成所の減少も影響している。 イギリスは最悪の事態に至って、ブレア政権は医療費水準を1・5倍にする改革に踏み切った。 今の小泉内閣の、財務省や経済財政諮問会議任せの政策が続く限り、日本の医療・社会保障は崩壊の道を辿るだろう。医学が進歩すると医療は高度化、複雑化するし、 そのために人・物の投入を含めて一定の医療費は確保しなければならない。イギリスの先例を教訓に、医療・社会保障に重点を置く政策転換を求め、国民に理解をしてもらう必要がある。 【京都保険医新聞_第2437号_2004年7月5日1面】
保守
332 :
世界@名無史さん :2005/05/26(木) 21:26:10 0
age
>>330 現在日本の医療制度の問題は人口当たりの医師の数が足りないのではなく、
個人経営の病院が多いために受け入れ態勢に欠陥があるだけだよ。
さらに医師達は儲かる眼科、精神科、美容整形などへ集中するから、
小児科などのたいへんで儲からない分野の医師が不足が不足してるだけさ。
本当はやりくりすれば維持できるのに、
いたずらに危機感を煽って金を搾る官僚の見え透いた旧い手口にうんざり。
334 :
世界@名無史さん :2005/06/11(土) 20:56:27 0
age
335 :
世界@名無史さん :2005/06/26(日) 23:48:52 0
ほほう
まるで人が
337 :
世界@名無史さん :2005/07/18(月) 21:57:52 0
のようだ
339 :
世界@名無史さん :2005/08/05(金) 07:02:15 0
自演キモっ
341 :
世界@名無史さん :2005/08/25(木) 18:09:56 0
342 :
世界@名無史さん :2005/09/03(土) 16:36:06 0
アラブが見た十字軍 12世紀において、フランクは、科学・技術の全領域において、アラブより非常に遅れていた。 そして、先進の中東と未開の西洋との較差がいちばん大きかったのは、医学の分野においてであった。 足を怪我した男性に治療と称してアラブ人医師が傷口を開き膿を出し軟膏を塗って治療する傍ら、 フランク(ヨーロッパ人)は斧で足をたちおとし骨髄むき出しにした。 また病気になったのは悪魔の仕業だといって、肺病の女性に対しアラブ人医師が休養療法、投薬、食事療法等 を施してる傍らフランクは頭骸骨を塩もみにしたらしい。 何とも野蛮なことだが、両方とも、患者はたちまち死んでいる
回復する例と死亡する例、同じ文化圏の治療だとは思えんな。 酢で外傷を洗うという治療法は民間療法(近代前は全て民間療法か?)なんだろうが、 結局腕の良い医者とヤブの差があり過ぎたということかな? そういえば、外傷の治療に長けているということで拷問吏が医者よりも信用されたそうだし。
345 :
世界@名無史さん :2005/09/04(日) 23:49:45 0
>>344 中世はヨーロッパもイスラム圏もガレノスとかの理論に基づいた医学だから
根本的な部分でそれほど違いがないのでは?
イスラム圏では教育システムが整備されてたから医者の質が安定してたのでは
>>343 ,344
邦訳の方と前嶋信次先生の『アラビアの医術』などでその部分を
読んだことがある。>342の外科医はどうみても薮だが、十字軍スレで
貼られているこのエピソードの後に書いているウサーマによる記事は、
当時の医師の逸話などを読む限り、大体似たように手際よく怪我人や
病人の治療を行っている。
多分、後者の医師はシチリアかフランスかアンダルスかでちゃんと師に
ついてしっかりとした薬学や外科術を修得した人物だったように思えた。
347 :
世界@名無史さん :2005/09/05(月) 10:39:45 0
この時点ではガレノスより1000年近くも経ってるのでやはり格差がついていたのではなかろうか またアラブはインド等などからの医学も入ってきてたらしい
>347 8〜10世紀にアッバース朝が「国策」として大々的にギリシア語の翻訳運動を 行ったため、その影響でパフラヴィー語やインドの諸文献も翻訳や研究が行われた らしい。 ギリシア語やシリア語の文献の翻訳はシリア教会などのキリスト教徒たちが行い、 パフラヴィー語やインド関係の文献は旧サーサーン朝系のイラン系ムスリムたち などが担っていたらしい。 アッバース朝が大規模な翻訳活動を推進した理由は、ウマイヤ家からカリフ権を 奪権した手前、その支配正統性を理論化する必要があり、論理学の方法論を学ぶため ギリシア語文献、特に『トピカ』などのアリストテレスの著作を体系的に翻訳する 必要があったことが核になっていると見られている。 医学分野の発達は、宮廷が拡大するにつれカリフに奉仕する典医の必要性と都市の 拡大なども絡んではいるが、ギリシア語翻訳に従事したシリア系のキリスト教徒たちが 医学に通じた人々だったことも原因している。当時のキリスト教系の知識人の殆どは 修道士であることも関係してか医師であり文献読修上、哲学にも通じていたからだった。
>347 旧西ローマ帝国の諸地域は帝国が滅亡後は、ギリシア系の文献は全て 失伝状態だったので、12世紀にシチリアやアンダルスからアラビア語 文献をラテン語に翻訳する過程で、ギリシア語系の哲学、医学文献も アラビア語を通じてようやくギリシア文献の「復活」が果たされたと 聞いている。 この話が本当なら西ローマ帝国が滅亡してから、何故ギリシア語の文献が 伝承されなくなったのかはなかなか興味深いが、恐らくアッバース朝と違って、 すでに初期教父たちの膨大な宗教論争に関する文献があったため、わざわざ 異教のギリシア語文献を活用する必要が無かったからではないかと思える。 また西ローマ帝国時代からローマ以外には通時代的にギリシア語文化の「核」 となるような都市なりが存在しなかったせいではないかとも思えたが・・ これは西洋史に明るく無いので自分の全くの憶測なので、西ローマ帝国滅亡後の 西欧でのギリシア語文献の伝承状況については欧州中世史に詳しい方にご教示 願いたいところ。
350 :
世界@名無史さん :2005/09/08(木) 11:49:30 0
そうなるとアラビア語文献が流入する前のヨーロッパでは 医療はゲルマンの土俗的なウィッチドクターの類とか 修道院が片手間にやってた感じか。
351 :
世界@名無史さん :2005/09/25(日) 05:58:42 0
age
352 :
朱由檢 :2005/10/01(土) 02:28:45 0
>>345 キリスト教圏がアリストテレスをイブン=ルシュドの解釈本で知ったように、
“ガレノスの医学書”として紹介された本も、
正確にはガレノスが書き残したものではなく、
ジュンディ・シャープールに亡命したネストリウス派の末裔、
フナイン=イブン=イスハーク(810-877)と、
その弟子が内容を追加し、編纂したものなの。
(ジュンディ・シャープールのネストリウス派が中心となり、
初期アラビア医学が発展したことは有名な話。)
ビザンツ帝国でも、非キリスト教的とされたものは排除される傾向にあり、
(非キリスト教的とアカデメイアの廃止なんかは印象的な事件。)
ヘレニズム・ローマ技術は西部キリスト教圏では失われていたに等しいから、
十字軍運動によるイスラム教圏との接触の意義は大きいよね。
353 :
世界@名無史さん :2005/10/02(日) 22:57:24 0
看護学校の課題で古代ローマの看護について調べているのですが、 その時代に看護婦という職業はあったのでしょうか? ないとすれば、誰が病人の世話をしていたのですか? どなたかおしえていただけませんか?
医者の弟子や見習い?
今でも後回しの感があるけどね 看護は。 医療現場職員はちゃんと認識してるけど 患者さんは今でも、蔑視する。
介護に至っては…
353です そうですかぁ、やはり、ナイチンゲール以降ですよね、、、 ありがとうございましたm( _ _ )m
オリーブオイルでマッサージとか薬湯入浴みたいな知識を蓄えた 奴隷とかはいただろうけどね。 セックスの弱くなったご主人に強壮剤になるりんどうを探す ブスだけど心の優しい女奴隷の話しなんかで読んだし。
360 :
世界@名無史さん :2005/10/05(水) 01:01:37 0
古代ローマは開業医中心だから、そこで働く家内奴隷で医師の助手を していたのも結構いただろうね。 そこで知識を身につけて、その医師が引退するか亡くなると退職金がわりに 奴隷身分から解放されて自ら医師とかマッサージ師になるものもいただろう。 元奴隷といえども医師は社会的地位も高かったらしいからね。
361 :
朱由檢 :2005/10/10(月) 01:43:47 0
>>353 キリスト教国教化以降は看護を目的とする看護ボランティアは登場したよ。
レプラ(壊疽)やペスト(黒死病)患者の看護にも献身的にあたったため、
“パラボラニ”つまり命知らずと呼ばれていた。
なお、中世キリスト教圏では教会や修道院が医療の中心だったものの、
医療や看護は魂の救済の妨げになると度々禁止された。
362 :
世界@名無史さん :2005/10/22(土) 23:07:48 0
保守
363 :
世界@名無史さん :2005/11/04(金) 00:37:22 0
軍隊に随行した医者は近代以前はどんな人が任じられたのだろう。 軍医のような専属の医者が遠征にも同行したのか、それとも 将兵のうち手馴れた者が適当に務めたのだろうか(衛生兵に近いか)?
外科は床屋さん
>>363 日本の場合だと大名お抱えの医者がおりまして、彼らが従軍していました。
もちろん人手は足らず、大抵は「手馴れた者が適当に務めた」のです。
世界史だと、ネロとウェスパシアーヌ帝に仕えた軍医ディオスコリデスが有名ですね。
著書『薬物誌(De Materia Medica)』は西洋本草学のバイブルでもありました。
366 :
世界@名無史さん :2005/11/24(木) 23:11:59 0
パレの例のように「床屋」医者だけど手練れの外科医もいた。 要するに当時、床屋か医者かは資格問題じゃないの?
368 :
世界@名無史さん :2005/12/22(木) 09:06:30 0
age
369 :
世界@名無史さん :2006/01/17(火) 22:35:32 0
保守
370 :
世界@名無史さん :2006/01/18(水) 09:45:51 0
パリなどの病院をみると窓に鉄格子が入っている。 つまり病院というのは治す所でなくて、伝染病などの病人を 閉じ込めておく所だったようだ。島によく作ったみたい。
診療科目にも盛衰の歴史、大学病院の小児科志望半減
新たな医師臨床研修制度による2年間の初期研修を終え、今春大学病院の小児科に進む人は、
前年までの半分以下であることが19日、日本小児科学会のアンケート調査で分かった。深刻化
する小児科医不足がさらに進む恐れもある。
2004年度にスタートした新制度は、幅広い基本診療能力を身に付けさせるため、各科を回る
ローテート方式。内科6カ月以上、小児科1カ月以上などと基準が示されている。
これについて同学会は「1カ月では弊害の方が大きい。基本診療科として最低2カ月は必要」と
している。
アンケートの結果、大学病院約100施設の分をまとめたところ、
小児科の医局に入局する研修医は106人。05年は245人、04年243人で、半分以下に減っていた。
(時事通信) - 1月19日21時1分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060119-00000177-jij-pol
372 :
世界@名無史さん :2006/02/12(日) 13:09:29 0
ユナーニー医学は現代も現役なのか? 中国医学やアーユルヴェーダのように現代風にアレンジされているんだろうか。
373 :
世界@名無史さん :2006/02/12(日) 13:22:19 0
中医学は現代医学も取り込みつつバージョンアップしてますよ
374 :
世界@名無史さん :2006/02/15(水) 20:56:04 0
301 名前:名無しの心子知らず メェル:sage 投稿日:2006/02/15(水) 11:24:29 ID:VGm3J0F+
702 名前:名無番長 投稿日:2006/02/14(火) 18:25:19
793 名前:底名無し沼さん 投稿日:2006/02/13(月) 23:53:49
342 名前:名無しQ(・∀・)ノ゜サァン!! 投稿日:2006/02/12(日) 22:48:26 ID:bgBiQdMK
539 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2006/02/11(土) 11:28:37 ID:yZ6MZKsV0
13 名前:名無しさん@6周年 メェル:sage 投稿日:2006/02/09(木) 23:16:07 ID:PM3YYW6V0
慈恵会青戸病院がナチスなら、筑波には帝国陸軍731部隊がある。
http://www003.upp.so-net.ne.jp/medical/ ここの「医療事故発生」ページ最後の方のリンクを開いてみれ。
この病院は何人の患者を殺せば気が済むのだ!
知り合いに茨城県民がいるなら回覧汁
>372 たしか今でもイブン・シーナをテキストにしてるとか・・・
376 :
世界@名無史さん :2006/03/02(木) 18:48:49 0
いわば「回方」医学ってとこですか。
377 :
世界@名無史さん :2006/03/19(日) 01:15:26 0
超亀レスだけど、
>>38 読んで中世ヨーロッパの医療は凄いと再認識した。
負傷し足が膿んでいたら切断する、というのは抗生剤が無い時代であれば、
最善の治療法なわけだしな。
切断による失血でショックになって死ぬ可能性はあっても、
放っておけば確実に「ショック」で死ぬわけだから、患者が拒否しない限り、
足を切断すべきだろうと思う。
中世ヨーロッパ意外に凄いぜ!!
380 :
世界@名無史さん :2006/04/03(月) 15:26:52 0
age
381 :
世界@名無史さん :2006/04/19(水) 00:52:21 0
>>349 中世にイスラム世界で外科分野が発達したのは有名ですが、
人体を解剖する行為って教義的には抵触しなかったんでしょうか?
ユダヤ・キリスト・イスラム教徒は牧畜民族が多く動物の解体に 慣れてたんで抵抗が少なかったんじゃなかろうか。
383 :
世界@名無史さん :2006/05/05(金) 02:26:24 0
( `ハ´) <解剖なら朝飯前の我が国ではなぜ・・・
>>383 つ陰陽五行説
中国医学では五行の気の乱れを回復するというのが医療の中心的課題となったため、
医学の中でも解剖学はあまり発達しなかったという話だったような。
三焦を実証学的に探そうとする奴とかいなかったのかな? それとも当時の人には自明のことだったんだろうか?
386 :
世界@名無史さん :2006/05/07(日) 23:11:25 0
( `ハ´) <双脚羊を三枚下ろしにしたが見付からなかったアル・・・
387 :
世界@名無史さん :2006/05/24(水) 09:55:58 0
ん?
は?
389 :
世界@名無史さん :2006/06/17(土) 11:59:29 0
あ!
390 :
世界@名無史さん :2006/06/18(日) 20:08:53 0
チャングムの話の最後のほうで、チャングムが王に外科手術を施すかどうかで悩む場面がある。 実際、治療のためとはいえ王に刃物を当てるのは、大逆行為と見なされて大問題になる。 正祖王は、切開いて膿を出せば治ったであろう背中の腫れ物をやむなく放置したため命を落とし、 ある王子は医者を招き、自身の腕に簡単な手術をさせたが、このために医者は大逆罪に問われ、 王子は医師を救うためにあらゆる手を講じなくてはならなかった。 また、ある王が唇に出来た腫れ物で苦しんでいたとき、医者は切開を思いついたが刃物を当てれば大逆罪に問われる。 そこで道化を呼んで、王の前であらゆる滑稽で恥ずかしい真似をさせた。 流石に王もこらえきれず爆笑し、その瞬間腫れ物は裂け、無事に膿が出て治った。
そういやあ三国志でも 「頭を切開して手術します」っつって曹操に殺されるカダのくだりがあったな
392 :
世界@名無史さん :2006/06/20(火) 18:39:56 0
華陀は曹操に「以前関羽どのを治療したことがございます」と語ったため、 仲間だと思われて殺されたんだよね?
393 :
世界@名無史さん :2006/07/01(土) 13:39:22 0
>>386 特定の臓器ではなく代謝システムの呼称として三焦をとらえていたらしいが
解釈は一様ではなかったのかもな。
394 :
世界@名無史さん :2006/07/05(水) 01:48:19 0
「外科の夜明け」復刊するかもしれないですよ。 お暇な方は復刊.comを宜しく。 麻酔の無い、消毒法の無い時代の手術は、 「拷問を受けた上で死神に身を委ねるようなものだ」とはよく言ったものだ。 患者は手術の痛みに耐えかねショック死するか、手術に恐怖し自殺するか、 偶然生き残っても敗血症に耐えねばならなかったんだから。 そういえばアニメ「南の島のフローネ」に、 麻酔なしで下肢の手術をするエピソードがあったが、 子供心にキンタマ縮み上がったものだ。
395 :
世界@名無史さん :2006/07/21(金) 16:20:34 0
ニコライアや北里柴三郎が破傷風菌を確認する以前は、 破傷風ってどう考えられてたのか知りたいんだけど、なかなか資料がない。 どなたかいい資料あれば教えてください。 痙攣など見て、何かの災いとか思ってたんだろうか。 18〜19世紀頃なら、ある程度原因は絞り込まれてたのかな。 怪我や動物に噛まれた傷が原因なのかなーとか。
アルコールは?
手塚治虫の「火の鳥」の黎明篇読んでたら 破傷風を「くされ病」と呼んで、アオカビ使って ペニシリン治療する医者が出てきた。 女王卑弥呼の時代に。
ナギとやら、礼を申すぞ・・・
さすが偉大な神の国。欧米よりも遙かに優れている。
400 :
世界@名無史さん :2006/08/11(金) 00:20:16 0
400ゲット
401 :
世界@名無史さん :2006/08/11(金) 10:15:02 O
餅の青カビを利用した治療法は確かにあったそうだが。
402 :
世界@名無史さん :2006/08/27(日) 10:30:49 0
パキスタンやバングラデシュなど、イスラム化した南アジア圏は、 アーユルヴェーダ医学などは廃れてしまったんでしょうか? 人体観って宗教と密接な面もあるからねえ。
「外科の夜明け」によれば、 インドでの膀胱結石の手術はケルススのそれと同一だったという。 会陰からメスを入れピンセットで石をつまみ出す。 少なからぬ人間が感染で命を落とし、幾らかの人間に漏孔を残し、運の良い少数が完治すると。 尿路結石は再発率が高いのでいずれこの病気で命を落とす人も多かっただろうな。
404 :
世界@名無史さん :2006/09/05(火) 14:48:51 0
>>344 それを言ったら江戸時代は藪が医者の代名詞。
信仰が教えるところによれば、あらゆる医学的処置よりも神への信頼の方に 大きな治療力があるとされたので、医者に治して貰おうと期待して頼る者は、 すでにそれだけで神の救済を期待していないことになる。 それ故多くのイスラム神秘主義者において医学的治療の断念は特別の徳であり、 神の慈悲に絶望することは最大の罪であるとみなされた。
健康と疾病は中世にあっては人間の救済の視点から見られている。 アラビアの神秘主義者ガッザーリーによれば、病者が治療を求める理由が成り立つ のは、精神的に有意義な生活をするために、治癒行為を志向する場合のみである。 労働能力をもたらす健康だけを欲する時にはすでに精神的制限を被っているものと みなされる。できるだけ妨げられることなく自分の逸楽の奴隷となるためだけに 健康を欲し、「悔いのない快楽」以外の何物をも欲しない種類の人々は誰の目から 見てもおかしい。 「つまり病が人間の心の頑なさを打ち破る場合には救いをもたらすものであり、 健康といえども人間の不幸な旧態を強めるだけのことになるのであれば、極めて 危険である」
預言者マホメットは医師を崇め、薬物を尊重して病苦の意味を認識し、疾病の 浄化する力を理解することを学び、神の業への信頼を失うことのないようにと、 一貫して信徒達に教えた。 「病人の何か欲するものがあればそれを手に入れて彼に与えるべきである」 「神が病苦を造り給うた時には、必ず同時に病苦に対する薬をも造り給うた」 したがって創造の秩序によって認可された治療薬を見出すことこそ医師の本来の 課題となる。 宗教伝承によればマホメットは患者往診や瀉血・ある種の薬を推奨するか拒むか の問題を論じたのみならず、全ての生活状況にあって可能な限り衛生的な生活法 にも触れている。
408 :
世界@名無史さん :2006/09/23(土) 13:19:45 0
このスレ見てると((((((;゚Д゚))))))ガクガクブルブル でも1000年後には 「21世紀初頭では胃がんのような比較的軽度の病気に対しても、 刃物で人体を切り開き患部を直接取り除くという現代では考えられ無い方法で・・・」 なんて言われてるかもね
検査機器だと自走能力のある錠剤ロボットを飲んで消化器検査とか売り出されてるし、 体に手術痕が残るような手術はここ20年ぐらいで激減するだろね。
410 :
世界@名無史さん :2006/09/28(木) 19:35:36 O
>>361 レプラってハンセンじゃないの?
ずっとそう思ってた
411 :
世界@名無史さん :2006/10/13(金) 14:03:58 0
シチリア王国の摂政だったマルクウォルトは結石手術の失敗で死んだらしいが 13世紀にそんな技術があったとは驚きだ。
韓国が中国の伝統医学である「漢方(中医学)」を「韓医学」と名前を改め、世界文化遺産の認定申請の動きが出ている。
これに対して、中国内で猛反発が起き、対韓国感情が悪化しそうな雲行きだ。(矢板明夫)
中国の華僑向け通信社・中国新聞社がこのほど、配信したもので、
この記事を「広州日報」や「安徽日報」など多くの地方紙が転載。
インターネットの反応も大きく、13日現在、重複分を含めて、約30万以上もの中国語のサイトがこの記事を転載している。
このような中国での関心の高さの背景には、中韓両国間で、
ここ数年、伝統文化をめぐり繰り広げられてきた激しい“抗争”がある。
昨年11月、中国で2000年以上の歴史を持つ「端午の節句」(旧暦5月5日)が、韓国によって「江陵端午祭」との名前で
ユネスコ(国連教育科学文化機関)の「世界無形文化遺産」に申請、選定された。
当時の中国メディアは「強盗にあった気持ちだ」などと一斉に猛反発した。
ユネスコの資料などによると、中国は現在、兵馬俑、故宮、万里の長城など33項目の世界文化遺産の認定を受けている。
旧正月や少林拳など約100項目は申請中だという。
今回の記事では、「韓医学」と「漢方」の共通点や、世界文化遺産申請の具体的日程について触れていない。
しかし、端午の節句で悔しい思いをしただけに、中国人の警戒感は強い。
「固有文化を守るため、徹底的に抗戦すべし」と言った勇ましい書き込みがネット上に殺到している。
中国の民間文芸家協会副主席の白庚勝氏は中国新聞社に対し中国の文明は
韓国、日本、ベトナムなどの周辺国に大きな影響を与えてきた。
これらの国家と共有している文化も多い」と述べたうえで、
「政府は世界文化遺産を申請する際、これらの国々が共有している文化を優先して申請すべきだ」と指摘している。
http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/world/china/23106/ ついに宗主国まで裏切ったわけだが……
端午の節句は既に横取りされてしまってたのかよ・・・ 憤青が怒るわけだ。日本も他人事じゃないぞ、こりゃあ。
>411 会陰からアプローチして膀胱内の石を取り出す方法では?
なんで端午の節句は通ったんだろ? ちょいと調べりゃ中華文化だってことはすぐ分かりそうなもんだが。 ユネスコ的には何処の国の文化だろうが知ったこっちゃないのかな?
418 :
世界@名無史さん :2006/11/03(金) 12:40:45 0
月例瀉血に上がりました。
爪にばい菌が入る「ひょう疽」でひどい目にあった。 今は抗生物質があるからいいが、昔だったら全身がはれて死んだり、 仕方なく腕を切断した人も多かったろう。
ひょうそは早いうちに切開し排膿するのが最良よ。 酷くなると骨まで侵されて指が変形する。 昔の人は結構手足の指先が変形していることが多かったそうで、 その何割かはひょうそが原因だったんだろうね。 まあ痛みと言う意味でも相当痛い病気だから、 切開を恐れるよりスパッと切ってたんだろうが。
中世西洋の荒っぽい治療がたまに話題になるけど 焼き鏝当てたり瀉血の多用も実はアラビア由来なんだな
424 :
世界@名無史さん :2006/11/11(土) 18:19:05 0
CT被ばくで断面癌にされた弁護士
425 :
世界@名無史さん :2006/11/12(日) 00:58:39 0
麻酔はウリナラ起源ニダ!
それはない
427 :
世界@名無史さん :2006/11/23(木) 00:17:31 0
428 :
世界@名無史さん :2006/12/11(月) 02:19:48 0
月例接種に上がりました。
トンデモ医療に関する本とかないですか? 梅毒治療のために頭蓋骨に焼き鏝とか、水銀風呂だとか。
430 :
世界@名無史さん :2007/01/01(月) 04:20:58 0
遅レスになるがイスラムの医学はエジプトの医学をも取り込んだと思う。 プトレマイオス朝の頃に死刑囚を使ってナチスや731もビックリな生体解剖やった医師がいたような…
432 :
世界@名無史さん :2007/01/01(月) 11:21:43 0
開頭手術もか?
433 :
世界@名無史さん :2007/01/01(月) 12:08:52 0
傷をアルコール消毒、という発想は昔からあったよ。 ヒポクラテスも「傷は温めたワインで洗う」という治療法を書き残しているし、 アヴィケンナは「アルコールはイスラムの教えに反する」という批判に対して、 「外傷(と鬱病)の治療に薬として使うのは問題無い」と反論しているし。 (鬱病のほうは「飲む」わけだが、外傷のほうは外用薬に使ったんだろう) ただ「外科手術の傷口を消毒する」という発想は、どうだったのかな。 中世イタリアの医学校では「手術後は傷をワインで洗うと化膿しない」と 言っていたらしいし、日本では南北朝時代の金創(外科)医が「刀傷は焼酎で洗う」 という治療法を知っていた(室町時代にはこれを出産時にも応用して、日本では 産褥熱の予防はほぼ成功していた)らしいけど。
アルコール以外だとハーブ系かな? ハーブを使うのは確かドルイドが上手かったようだけどキリスト教徒が魔女狩しまくったせいでその知識があるドルイドや魔女がいなくなりさらに鼠を食べる猫も殺したせいでペストが流行り壊滅しかけたような…
435 :
世界@名無史さん :2007/01/03(水) 01:34:44 0
>>433 少なくとも「外科手術時の感染症予防」という点では、日本は世界最先端を走っていた時期があったようだよ。
たとえば乳癌。体の中心に近いので、リスターが防腐法を開発するまでヨーロッパでは手術など考えられなかった
(無理に手術しても、患者は感染症で必ず死んでしまったらしい)。
それを華岡青洲は難無く手術を成功させてるからね。例の焼酎消毒で。
>>434 消毒に使える薬草というと、何だろう?
ドクダミは排膿に使えるから、そういう類かな。
薬草だとオオバコ、セイヨウノコギリソウ、カミツレ、ニワトコ、ニレ、ニガハッカ、ヨモギ、オランダガラシ、ニンニク、セイヨウワサビ、タイム、カバ、ハコベ、コケモモ、ミント等。
>華岡青洲は難無く手術を成功させてるからね。 難無くか?成功数は何件?
438 :
世界@名無史さん :2007/01/04(木) 12:58:43 0
>>434 魔女狩り->猫減少->ネズミ増加->ペスト流行は無理
ペストの流行は中世から
魔女狩りの流行は近世から
439 :
世界@名無史さん :2007/01/04(木) 13:08:58 0
>室町時代にはこれを出産時にも応用して、日本では >産褥熱の予防はほぼ成功していた これもソースがないかぎり、あやしすぎる。
440 :
世界@名無史さん :2007/01/04(木) 13:53:52 0
441 :
世界@名無史さん :2007/01/06(土) 07:26:08 0
442 :
世界@名無史さん :2007/01/06(土) 19:45:03 0
443 :
442 :2007/01/07(日) 01:32:02 0
補足。日本では産褥熱予防にほぼ成功していた話は、 ゼンメルワイス(産褥熱予防法発見とその蹉跌)のくだりに出てきます。 「ケンの脳外科手術」、少年に脳腫瘍が見つかって、その父が外科医で・・・ という話で、ケン少年には同情する(完治する)し、医学ネタが面白いのだが、 最後はあまり医学と関係ない話になる。 もうひとつソースがあるので(うろ覚え)、見つけ次第報告します。
444 :
442 :2007/01/08(月) 03:10:38 0
産褥熱の予防はほぼ成功していたとは言えないな
446 :
世界@名無史さん :2007/01/08(月) 04:54:33 0
>>443 「ケンの脳外科手術」には「まれな例外」と書いてある。
まあ、室町どころか明治になっても長塚節の「土」みたいな話はあるんだが。
関孝和がいた。 微分積分まで達していた。 ゆえに、日本の江戸時代には、世界最先端の数学が発展していた。 ということにならないのと一緒だな。
448 :
世界@名無史さん :2007/01/09(火) 23:58:25 0
>>447 それは、そのとおり。
たまたま外傷の優れた治療法が発見されていたからといって、
それだけで「江戸時代の医学は全部優れていた」とはいえない。
外科だけが医学じゃないし。
エキナセアやキナ等、北米・南米では有用な 薬草があって昔から治療に使われてたけど、 西洋人は信用してなかったのかね。 使い出したのはだいぶたってからのような・・・。
日本の西洋医学会よりも 西洋の医学は寛容じゃなかったのかい
451 :
世界@名無史さん :2007/02/21(水) 21:36:00 0
統合失調症に関係する遺伝子発見 理研など 2007年02月21日
http://www.asahi.com/science/news/TKY200702210290.html 幻覚や妄想などを主な症状とする統合失調症の発症に、
「カルシニューリン」と呼ばれる酵素の遺伝子が関係していることを日米の共同研究グループが見つけた。
新たな治療薬の開発につながる可能性がある。米科学アカデミー紀要電子版に掲載された。
カルシニューリンは、神経伝達物質であるドーパミンとグルタミン酸の働きを調整する酵素。
マウスで、これがなくなると統合失調症に似た行動異常が起こる。
理化学研究所と米マサチューセッツ工科大のグループは、カルシニューリンを作ったり、
機能を調整したりする14個の遺伝子に注目。統合失調症の124家系の日本人患者を調べ、
四つの遺伝子に異常があると発症確率が高まることがわかった。
うち一つは、他の人種で統合失調症との関係が示されていたが、
残る三つが発症に関与することが明らかになったのは初めてだという。
統合失調症の治療薬は現在、ドーパミンの働きを妨げるものがほとんどだが、
薬が効きにくい患者もいて別の作用をもつ薬剤が求められている。
理研脳科学総合研究センターの吉川武男チームリーダーは「カルシニューリンを標的にした
治療薬ができれば、より多くの患者に効果が期待できるのではないか」と話す。
452 :
世界@名無史さん :2007/02/22(木) 18:28:51 0
453 :
世界@名無史さん :2007/03/13(火) 03:04:10 0
>>438 そういや、ペスト禍を免れたポーランドには
ぬこタン大好き王様がいらしゃいましたね。
454 :
世界@名無史さん :2007/03/18(日) 07:43:16 0
テレビの時代劇に出てくる江戸時代の病院風景は正確なのかな? 江戸時代の病院に看護婦とかはいたんですか?
西洋人が書いてればソース。 日本人が書いてればショーユ。
456 :
世界@名無史さん :2007/03/23(金) 02:08:58 0
燕山君の時代には宮廷看護婦チャングムがいましたニダ
麻沸散って本当になんだったんだろう
459 :
世界@名無史さん :2007/03/26(月) 04:58:22 0
>>454 安藤優一郎『江戸の養生所』 PHP新書、よると、
養生所は不衛生で、賄賂が飛び交っていた施設だったらしい。
それと、「看護婦」という専門職はないけれど、看病人の中には女性もいたのではないか。
華陀
461 :
世界@名無史さん :2007/04/08(日) 21:38:46 0
>>458 チョウセンアサガオじゃないのかな?
>>456 残念。チャングムは女医です。李氏朝鮮の宮廷には女医が勤務していたのは事実。
もっとも女医たちに宴会で酌をさせる、とか人材をあたら無駄にしていたらしいが。
462 :
世界@名無史さん :2007/04/08(日) 23:27:08 0
マルセル・サンドライユ他著 中川米造、村上陽一郎監訳 『病の文化誌』上・下 リブロポート 1980[1984] 下巻のp57 ドイツの医学史家、カール・ズートホフ 「西洋史における時代はある決まった病気で特徴づけられる」 各時代の代表的疾病 古代:ハンセン病、逃れることのできない宿命 中世(14世紀):ペスト、神が人間に集団的懲罰を加え、生きることの悲劇性を如実に示した 16世紀:梅毒、人間性解放への警鐘 18世紀:天然痘、子供がかかりやすい、女性にとってこわい病気(痘痕) 19世紀:結核、ロマンチックな愛。 コレラ、規律と秩序、権力の介入 20世紀:癌、 少し早すぎるが、21世紀を特長づける疾病を各自、予想してみよう
エイズで滅亡かな? エイズは男女ともに罹患する病気だが、最初はホモに蔓延したため、 「神が同性愛者に与えたもうた天刑病」と誤解された。 男女の性交では妊娠の可能性があるためゴムをしっかりつけるが、 ホモの性交では妊娠するはずが無いため、ゴムなぞつけなかった。 だからホモに蔓延したのだ。
嘗糞
日本文化チャンネル桜は、平成十九年三月三十一日をもってスカイパーフェクTV!Ch.767における
24時間放送を休止し、同Ch.241「ハッピー241」の夜の時間帯で放送を続けることになりました。
※「ハッピー241」での放送時間(4月1日?)は、以下のとおりです。スカイパーフェクTV!
の受信環境があれば、どなたでも無料でご覧になれます。
【月?金】18:30?21:30/23:00?24:00
【土・日】21:00?24:00
http://www.ch-sakura.jp/index.html
466 :
世界@名無史さん :2007/04/15(日) 16:10:55 0
>>462 メタボリックシンドロームでしょう。
高血圧・脳血管疾患・心疾患・高脂血症などの原因。
ダイエットしましょう。
>>462 うつと依存でガチかなあ。
と、白血病で平均余命5年前後と宣告された俺がつぶやく
468 :
世界@名無史さん :2007/04/28(土) 01:58:23 0
環境ホルモンによる総メス化を挙げてみるか。 早くも未来モノ映画の題材にもなったことだし。
469 :
世界@名無史さん :2007/05/01(火) 17:34:47 0
>>462 20世紀を特徴づける病気は、癌というが、
映画や小説の中では、白血病も結構、ドラマになる。
悲劇のヒロインが白血病になる原型は、どの作品だのだろう?
どうして、白血病がしばしば、映画に登場するようになったのか?
470 :
世界@名無史さん :2007/05/03(木) 12:18:47 0
白血病の前の時代は結核かな。
471 :
世界@名無史さん :2007/05/03(木) 12:24:51 0
白血病は癌の一種なんですが、何か? 時代の流行は、アルツハイマーでしょう。
472 :
世界@名無史さん :2007/05/03(木) 18:39:26 0
>>469 俺が知っているヒロインが白血病になる古い映画:
1970年頃のアメリカ映画「ラブ・ストーリー」。
でも、そのころの日本の少女漫画では、ヒロインが白血病に罹るのは、
ありふれたストーリー展開だったと、後に当時の読者から聞いた。
473 :
世界@名無史さん :2007/05/03(木) 19:15:40 0
474 :
世界@名無史さん :2007/05/03(木) 19:22:53 0
白血病が定番の韓国ドラマ ガラスの靴[2002韓国SBS]の概略より抜粋。 全40話のかなり濃いドラマです。なにしろ韓国ドラマに欠かせぬ要素がたっぷり詰まっています。交通事故、「白血病」、生き別れ、記憶喪失、貧富の差、なりすまし性悪女、四角関係、ヤクザ、チンピラ、、、、
475 :
世界@名無史さん :2007/05/03(木) 19:44:16 0
>>471 >白血病は癌の一種なんですが、何か?
作られたイメージなんだろうけど、ドラマの中で、
白血病にかかる人は、なぜか善人が多い。
癌だと「白い巨塔」の財前みたいのもなるけど、
悪役が白血病で死ぬドラマは見たことがない。 なぜ?
476 :
世界@名無史さん :2007/05/04(金) 00:57:28 0
白血病は「きれいな病気」のイメージがあるからだ。 夏目雅子の連想で。
それはそうだが、あれ以前から「白血病もの」ジャンルはあったはず。 古くは『この子を遺して』からだから原爆の悲劇イメージ 1970年頃から、もっと一般化してきたんじゃないかな。 「夭折」イメージが、結核から移行したことも見逃せまい。
そう、感染症だと不治の病にならない時代だからね
479 :
世界@名無史さん :2007/05/04(金) 04:24:13 0
>>477 スーザン・ソンタグは、結核文学を分析した『隠喩としての病』を出したが、
「白血病もの」を取り上げた評論は、ないのかな?
480 :
世界@名無史さん :2007/05/04(金) 04:42:35 0
>>477 結核は若い人が罹ることが多いから、「夭折」イメージがあるけど、
白血病も、やはり若年層が発症することが多いの?
永井隆『この子を残して 』。
ちょっと調べたら、原爆症で亡くなったってあったのだけど、
これのこと?
公衆衛生の先生が言ってたなぁ。 老人の方が病気罹患率は高いのだけれども、それは老衰や天寿という言葉でまだ気持ちに整理がつく。 病の悲劇は、若い人間が年老いた人間より先に死ぬことだ。 と。病死に夭折のイメージが強いのは先立たれる不幸への恐れなんだろうね。
>>480 白血病だけじゃなく癌は若いほど進行が早いってのも有るからじゃなかろうか。
483 :
世界@名無史さん :2007/05/05(土) 02:01:42 0
アンディ・フグも、ほんとあったいう間だったものね。
484 :
世界@名無史さん :2007/05/06(日) 03:36:30 0
485 :
世界@名無史さん :2007/05/08(火) 04:24:22 0
>>482 白血病の患者は、かなり重症になるまで普通の日常生活を送れることが多い。
だからストーリーを組み立てやすい。
主人公がベッドに寝たきりでは、なかなかドラマになりにくいだろう。
486 :
世界@名無史さん :2007/05/08(火) 04:37:13 0
白い血の病、という語感が、「きれいな病気」のイメージを作ったのだろう。 肺病は、「肺臓から吐き出だされる真紅の鮮血」で「きれいな病気」のイメージ。
487 :
世界@名無史さん :2007/05/08(火) 05:06:33 0
ドラマの中の白血病って、なぜか必ず「薄幸の美少女」がかかっているような気がするのだが。 柄谷行人が、近代文学と肺結核の関連に言及していた。 戦前の文学青年にとって、肺結核は憧れの病気。 かかると、文学青年としてのプライドが満足できるみたいな。
488 :
世界@名無史さん :2007/05/08(火) 16:54:45 0
新羅時代、ある坊さんが処刑される間際に宣言した。 「私が正しいならば、奇跡が起こるだろう!」 役人が坊さんの首を刎ねるや、「白い鮮血」が飛び散ったという。 この坊さんは白血病だったのね。
489 :
世界@名無史さん :2007/05/08(火) 21:23:23 0
21世紀はPTSDでしょ!! 日本が戦争に巻き込まれるかは別として、世界的には・・・
490 :
世界@名無史さん :2007/05/08(火) 21:24:00 0
491 :
世界@名無史さん :2007/05/08(火) 21:53:45 0
白血病になると白くなっていると思っている所が一番おも白い
アンドロイドでは?
494 :
世界@名無史さん :2007/05/14(月) 20:08:08 0
■ ■ U D 終 了 の お 知 ら せ ■ ■
(⌒∨⌒)/::"\ ∧_∧
(⌒\:::::::::/⌒(⌒∨⌒) __________ _ (´・ω・`)_
( ̄>::(,,^Д^)(⌒\:::::::/⌒) )これまでの解析の日々||〜。_|ヽ(__0=t/ ━ヽ
( ̄/:::::::: (_>::(*゚∀゚):<  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ____二コ__  ̄ … (_))
/((⌒∨⌒(_/U::U\__) , - ,,  ̄ ̄(◎〒=ニ二_ノ ̄
/ (⌒\::::::::/ (_∧_)`∨⌒) 、@, ミ ,;ミ ヘ○ヘ
<(__>:ミ,,゚Д゚彡 __し//J\::::::/⌒;@@^ ∧_∧∩" |∧
|ヽ(_/::::::::\_)(_>::(*゚ー゚)つ|/`,,- ,(,,`・ω・)ノ_____/_
| ヽ. (_∧_) // (_(ノ:::::::\_) ミ ;⊂ ノ | ) )
| \し|.|J ////(_∧_) `''''"(^) / ,人 ̄ ̄ ̄> ,/ /('∀`)ノシ
l `.:7 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄/ し"J (,,ノ (__) ,/ / / (ヽ)
ヽ / .:::/ ∧_∧ o゜*。o (___)' / / .i⌒i ̄|〉〉
/ ̄ ̄ヽ(,,゚Д゚) ~ ̄ヽ (,,´Д`/⌒ヽ.*゜*. (,,・∀・ ) '───' | |
ヾニニ=/./ハゞ\=ニン (、_つヾ )。*o / つ_______l_|∧∧
/ / /| |ヽ \ l l" ̄ ̄ ( ,ノ (゙('A`,,)
(__ ̄l/__U"U V`" .し"l,,ノ ヽ,_,),,) `o_o,)〜
Q:UDって終わったの?
A:UDは2007年4月27日に終了となりました。
UDの貢献した成果は
ttp://ud-team2ch.net Q:Team 2chは解散?
A:現在では大勢の方がBOINCでWCGを始めとするプロジェクトに移行し始めています。
がん、AIDS治療やタンパク質解析から宇宙人探し、気象予測など
医学、化学、数学、物理学などの色々な分野があります。詳細は下記
【BOINC/WCG/F@H】分散計算処理総合236【Team2ch/UD】
http://etc6.2ch.net/test/read.cgi/entrance/1179051764/
クラインマンの臨床人類学はスレチ?
496 :
世界@名無史さん :2007/05/15(火) 08:25:21 0
『病いの語り』のほうが、汎用性が高い。
Anakin Skywalker: Borderline Personality, Bipolar or Narcissist?
http://www.wired.com/medtech/health/news/2007/05/anakin_syndrome SAN DIEGO -- Anakin Skywalker, aka Darth Vader, suffers from a controversial mental condition
and could use some couch time in a shrink's office, a team of researchers declared this week.
"He's suffering. And he's suffering from a disorder," said Dr. Eric Bui, a psychiatrist in Toulouse,
France, who co-wrote a study that diagnosed one of the most villainous and heroic characters
in the Star Wars canon as having borderline personality disorder.
According to the authors, who reported their findings at the American Psychiatric Association's
annual meeting in San Diego, Skywalker meets the criteria for the condition: He has difficulty controlling anger,
stress-related breaks with reality (after women in his life die or leave), impulsivity (dangerous pod racing),
obsession with abandonment (those women again) and a "pattern of unstable and intense interpersonal relationships
characterized by alternating between extremes of ideation and devaluation" (hello, Obi-Wan).
In another sign that he's borderline, the authors argue that Skywalker suffers from an "identity disturbance."
After all, he did become Darth Vader after being "very unsure of who he was and what he wanted."
The diagnosis came to Bui, a Star Wars fan, as he watched the series. "I thought to myself, 'That guy is crazy.' But he's not crazy. He's borderline." Carolyn Kaufman, a clinical psychologist in Columbus, Ohio, said the diagnosis holds up in many ways, although Skywalker might also suffer from histrionic personality disorder and bipolar disorder (manic depression). The latter condition causes intense mood swings, and "Anakin could be said to display symptoms of both depression and mania, especially since mania is often irritability instead of the stereotypical happiness," Kaufman said. "Some get so irritable they start fights, for example. I once had a client in a manic phase try to strangle a friend for teasing him." Skywalker's prognosis is mixed. On one hand, some "personality disorders are relatively resistant to treatment," said psychologist Steve Sultanoff of Irvine, California. "Yes, they can be treated, but the treatment is likely to (take) years." Study co-author Bui said psychotherapy -- "long term," he added with a laugh -- would be the best treatment for Skywalker, although he might prescribe a drug to help him sleep.
Bui had mixed feelings about prescribing an antidepressant like Prozac and said he'd avoid tranquilizers like Xanax that could leave Skywalker addicted or send him into "disassociation" (a rupture with reality). But would Skywalker even go into therapy? "Because of his narcissistic tendencies he would perceive himself as 'above' that," said Sultanoff, who thinks Skywalker also suffers from narcissistic personality disorder, at least in Star Wars Episode II. Why do we care about the psychoanalysis of a Star Wars villain? Because the diagnosis helps explain why teenagers -- no strangers to borderline personalities -- find Skywalker so appealing, said study co-author Rachel Rodgers, a psychologist in Toulouse. They may like him, she said, "because he's very similar to them." Plus, serious-minded people have long tried to figure out what's wrong with characters, from Winnie the Pooh (ADHD and OCD) to Tony Soprano (possible sociopathology). As for the 30-year-old Star Wars series, "We're probably lucky nobody has started analyzing the lightsabers as phallic symbols," said clinical psychologist Kaufman. "Come to think of it, someone probably has." Indeed.
ラテン語でおk
501 :
世界@名無史さん :2007/07/06(金) 01:59:21 0
【9:28】 【中国】漢方薬「龍の骨」、実は恐竜の化石だった
beチェック
1 :リボン付きφ ★:2007/07/06(金) 01:37:40 ID:???0
北京──中国河南省の住民が、数十年以上にわたって「龍の骨」として漢方薬などに利用し
ていたものが、実は恐竜の化石であることが判明した。化石の発掘にあたる科学者が4日、
発表した。
科学者によると、河南省汝陽県で以前から住民が掘り出していた「龍の骨」は、粉末1ポンド
(約453グラム)あたり、25セント(約30円)ほどで売られていたという。「漢方」はカルシウム分
が豊富な漢方として、めまいや足の痛みを訴える子供らに飲ませていた。
村人が科学者に、「調査用」として200キロほどを寄贈。これを調べたところ、昨年になって、
8500万─1億年前に生息していた草食性恐竜の化石だと判明した。
村人は過去20年にわたって、推定1トン程度を掘り出していたという。
村人に代わって発掘を続けた科学者が3日に、「化石」として骨の展示を開始。「村人たちは、
龍の骨だと信じていた」と話している。
CNN.co.jp
http://cnn.co.jp/science/CNN200707050038.html こんな話って、今でもあったんだね。
502 :
世界@名無史さん :2007/07/06(金) 15:17:00 0
↑は本物?らしいが、漢方には偽物もある。 江戸時代、解熱剤として珍重されていた犀角は、そのほとんどが、牛の黒い角だったらしい。 そりゃそうだよね。犀の角なんて、そうそうたやすく日本に輸入できたとは思えないしね。
503 :
世界@名無史さん :2007/07/06(金) 15:32:12 0
>>501 確か甲骨文字って、そういう「龍の骨」に書かれていたのでは。
504 :
世界@名無史さん :2007/07/06(金) 16:09:13 0
清朝末期の学者の王国維がマラリアの薬として買った「龍の骨」に 何か奇妙な文字のようなものが刻まれていたことから、甲骨文字が発見された。 その所謂「龍の骨」と称されるものは、実は殷代に占いに使われた亀の甲羅や鹿などの肩甲骨だった。 ただ、薬剤商の間では文字の刻まれた骨や甲羅の存在は以前から知られていたが、 そういうのは不良品とされて店頭に出回らないことが多かったらしい。 つまり、いい加減な薬剤商が王国維に不良品の「龍の骨」を売りつけようとした事から、 偶然甲骨文字が世に知られるようになったのである。 余談ながら、甲骨文字が有名になって、文字つきの骨が研究用に買われるようになると、 牛などの肩甲骨や亀の甲羅などに刻み付けたニセモノも出回るようになったという。 その話を聞いた時「なんか如何にもアノ国らしいな〜」と思ったものだ。
505 :
世界@名無史さん :2007/07/14(土) 14:10:45 0
貴重な内容が書かれた甲骨文もあったろうにな・・・勿体なや。
506 :
世界@名無史さん :2007/07/14(土) 18:29:14 0
北京原人の骨も、薬にされてしまったんだろうね。
507 :
世界@名無史さん :2007/07/23(月) 16:03:25 O
あれは輸送船が沈んだんじゃなかったっけ?
508 :
世界@名無史さん :2007/08/01(水) 16:29:40 0
漢方薬の6分の1は有毒です。 朝鮮日報 : 2007/08/01 韓国産漢方薬から基準値超える水銀…中国産より深刻 韓国で販売される漢方薬の中で、鉛・カドミウム・ヒ素など、 人体に有毒な重金属が検出されたものの大半が中国産だ。 しかし、有毒の水銀にっていえば、「中国産漢方薬よりも韓国産の方が多い」という研究結果が出た。 韓国科学技術研究院のチョン・ジニョン研究員チームが 食品医薬品安全庁の依頼により実施した漢方薬の品質調査の結果、 鉛・カドミウム・ヒ素・水銀などが法定基準を超えている薬剤は 600種類中93種類で、 このうち72種類(77.4%)が中国産であることが分かった。 しかし水銀濃度が基準値を超えた13の漢方薬のうち、 約半分の6種類が国産品であることが判明し、 水銀汚染に限って言えば、韓国産が中国産よりも深刻な状況にあることが分かった。
509 :
世界@名無史さん :2007/08/01(水) 16:45:13 0
韓国産漢方薬って人参のことかい?
ブラウン大医学部のエドモンド・シェナッサ医師らの調査で、湿気やカビの多い家の
住民は鬱病(うつびょう)にかかりやすいことが分かった。
欧州の8都市に住む6000人の男女を対象に不眠、自尊心の低下、食欲不振、
気力不足などの症状があるかどうかををたずねた。
その結果、平均して57%が湿気やカビが少ない住宅に住んでおり、ポルトガルでは
80%と高かった。逆にスロバキアでは25%にとどまった。
鬱病と分かったのは全体の9%。シェナッサ医師は「カビの多い住宅では鬱病の人の
割合が40%高くなる。欧州と米国のカビが同じ種類だと仮定すると、米国でも同じ比率で
発病率は高くなるだろう。ただし、カビが多いことが鬱病の直接的原因かどうかは
さらに調査が必要」という。
米国では居住環境におけるカビの基準を定めていない。しかし、米疾病対策センター
(CDC)は「生死にかかわらず、カビの胞子を体内に吸入すると、呼吸器系の障害の
原因になり、最悪の場合は肺疾患に至る」と警告している。(ワシントン アラン・モーゼス)
http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/natnews/topics/82865
512 :
世界@名無史さん :2007/10/07(日) 19:44:08 0
age
超音波蚊よけ器:効果なく不当表示で排除命令…公取委
http://mainichi.jp/select/jiken/news/20071121k0000m040103000c.html 虫よけ効果がない商品の包装に「超音波で蚊を寄せ付けない」などと表示したとして、
公正取引委員会は20日、電気機器製造販売会社「オーム電機」(東京都豊島区)に対し、
景品表示法違反(優良誤認)に当たるとして、再発防止などの排除命令を出した。
公取委によると、問題の商品は「超音波蚊よけ器」(98年販売)「ミニライト付き蚊よけ器」(01年販売)。
同社は商品の包装に「蚊が逃げる!」「音波で蚊をシャットアウト」と表示。
裏面には「血を吸うメスの蚊が嫌う周波数の音波を発生し、蚊を寄せ付けません」と記していた。
公取委が委託した検査機関の実験では、効果は全くなかった。
両商品はホームセンターなどで500円前後で販売され、同社は今年10月までに、計約120万個を出荷している。
同社の河内良和社長は「先月から出荷を停止し、返品があれば受け付けたい」と話している。【斎藤良太】
514 :
世界@名無史さん :2007/11/22(木) 15:56:16 0
ほしゅ
北京原人の骨も漢方薬になってたよ。 ドイツ人の大学教授が南京かどっかの薬屋で偶然目にしたのが発掘のきっかけだっけ。
自分が読んだ中で参考になる本があったんで紹介。
絵とき精神医学の歴史
ジェラール・マッセ、アラン・ジャッカル、ミシェル・シアルディ 著
http://www.seiwa-pb.co.jp/search/bo05/bn432.html フランスの医者の卵向けの絵本なんだが、分かりやすい上面白い。
ピタゴラスの昔から現代の医療制度改革に至るフランスの精神医療史が書いてある。
クロルプロマジン発見以前はホントに恐ろしい代物だったんですね、精神医学はw。
そんな中でどうやって手探りで発達してきたのか勉強になります。
あとフランスの精神医療がどれだけ進んでいるのか知るのにも参考になるかと。
517 :
世界@名無史さん :2007/11/28(水) 11:58:44 0
>>517 戦争などで暴行された女性の中絶手術もそんな感じだよ。
ちゃんと麻酔することのほうが少ない。
.
520 :
近畿 :2007/12/18(火) 01:03:59 0
健脾丸の初輸入は何時ごろ?ご存知の方教えてちょうだい。 江戸時代? それとも鎌倉時代?
健脾丸って、何に効く薬? 配剤は? 関連するエピソードなども教えて。
522 :
近畿 :2007/12/19(水) 23:55:46 0
健脾丸の木版印刷の和紙を仏像の玉眼(眼)の中より発見しました。 この仏頭は未修理であり制作当初に玉眼のガラスを押さえるために入れられたものと思いますが? わたしはこの医療歴史分野の知識は全くゼロ。 軽い気持ちで質問しました。
ここで訊くよりぐーぐる様に「健脾丸」でお伺いを立てた方が早いと思う。
524 :
近畿 :2007/12/20(木) 21:56:12 0
世界@名無史さん:さん、ありがとうございました。
525 :
世界@名無史さん :2008/02/20(水) 23:14:44 0
age
526 :
世界@名無史さん :2008/02/23(土) 08:41:03 0
ルイ14世の侍医は、ろくな治療法をできず、そのせいで、 王の子、孫、ひ孫のほぼ全員が死亡 ただ一人生き残った曾孫は、乳母が宮廷から連れ出したから、助かったという
アンブロワーズ・パレ 近代外科学の父 今回、医師国家試験に出ました!
528 :
世界@名無史さん :2008/03/12(水) 23:10:48 0
>>526 ルイ14世の侍医についてぐぐってみたらいろいろ面白い話が見つかった。
>ルイ14世の侍医であるダカンは「歯が全ての病気の感染の巣である」という奇妙な学説を主張していました。
>一本でも歯がある限り何かの病気に感染するという説です。
>ダカンはなんとルイ14世の歯をすべて抜いてしまいました。
>18世紀初頭には、ルイ14世の侍医が持病の治療薬として毎日スプーン数杯のロマネ・コンティを処方しました。
>1667年ルイ14世の侍医デニーによって、4名の貧血患者に子羊の血液を輸血するという治療が行われています。
>当然、結果は失敗で、1名が命を落とし、デニーは殺人罪で訴追、
>フランス国内に限らずヨーロッパ中に輸血の禁止令が出されました。
ルイ14世の侍医って何でこんな変なやつばかりなのか。そりゃ死人も出るわ
乳母が曾孫を連れ出したのは正解だったね。
>>528 当時基準じゃまともな医者の部類だったのかも。
パレは床屋医者出身だけど、当時は外科なら床屋医者、
薬なら魔女(というか民間薬師)の方が信頼できた時代なわけで…。
正規の医者なんてガレノスの教科書を読みながら机上の空論を打つようなもんじゃ?
フランスの医学史見ているとあまりに血まみれで軽く鬱になれる。 効かなくても死にはしない漢方文化圏で良かったと心底思った俺。
>>530 さあ、君も水銀を飲んで仙人になろうぜ?
第102回医師国家試験結果発表^^ ^^
533 :
世界@名無史さん :2008/03/30(日) 11:32:33 0
今月発売された医学書院の「まんが医学の歴史」は、おすすめ 著者はDrコトーの監修者でしられる臨床医兼漫画家の茨木先生 今まで読んだ医学史の本では一番面白かった
534 :
世界@名無史さん :2008/04/26(土) 15:29:19 0
医師の描く医学史は、ほとんど近代医学万歳で終わるものが多くて、つまらない。 ちゃんとした歴史家か科学史家が書いた医学史の本はないものかね。
537 :
世界@名無史さん :2008/07/21(月) 23:00:11 0
age
538 :
世界@名無史さん :2008/08/30(土) 00:18:01 0
age
539 :
世界@名無史さん :2008/10/09(木) 21:37:02 0
>>534 歴史家や科学史家が書くと、 医学の内容があいまいになる。不正確になる。 難しいね。
>>534 >>539 まともな科学史や医学史は、史料に同時代の科学や医学の専門家の記述や
実践的な臨床の記録、病人や施設等の施政上の処理など事務的な記録を使うだろ。
それをもとにパラダイムや言葉の関係の変化を複層的にとらえて解釈する。
欧米では文系理系の壁が日本のようにない
こういう研究を理数的手法や科学に疎遠な人がやって生き残れない。
著者の名前で売る一般的向けのいいかげんな啓蒙書は別だろうけどね
541 :
世界@名無史さん :2008/12/03(水) 07:24:16 0
歴史人口学は、数理的な手法のみだな。
542 :
世界@名無史さん :2009/01/24(土) 00:32:21 0
【ナチス・ドイツ】“死の天使”メンゲレ医師は“双子の大量生産”に成功していた!!? 逃亡先ブラジルに“双子の町”(写真有) 1 :どろろ丸φ ★:2009/01/23(金) 03:35:01 ID:???0 ブラジルのある町で驚くほど多くのアーリア人の双子が生まれている。歴史学者によると、かつて 『死の天使』と恐れられたナチス・ドイツの医師がこれに関与しているという。 支配者民族の建設を目指すアドルフ・ヒトラーの命を受けてヨーゼフ・メンゲレは双子を生む遺伝子 の研究を行った。アーリア人の出生率を人為的に増大させるのが目的である。 アウシュビッツでの医学実験で40万人を殺害したとされるメンゲレのこの任務は、長い年月を経て 遂に実を結んだのかもしれない。
543 :
世界@名無史さん :2009/01/24(土) 00:33:09 0
リアルブラジルから来た少年
545 :
世界@名無史さん :2009/03/23(月) 15:13:06 0
中世のアラブ人は木の歯ブラシと、歯磨き粉を使っていた。
546 :
世界@名無史さん :2009/06/27(土) 19:00:03 0
16世紀にでてくる阿片チンキって知ってる?
547 :
世界@名無史さん :2009/06/29(月) 09:07:35 0
>>534 医学史ではないが宗田一著「近代薬物発達史」は参考になる。
548 :
世界@名無史さん :2009/06/30(火) 00:52:24 0
さてと
>>546 阿片チンキってラウダヌムのことだよね?
パラケルススが鎮痛剤として使った薬だったと思う
>>534 少なくとも反近代医学みたいに仕上がるよりはマシだと思う。
そっちの方がカルトがかってるか、偏った政治ナショナリズム入ってそう。
新しい発見や視点は学術的に正確なら歓迎すべきだが、
基本的に近代医学肯定の姿勢は正しいと思う。
メンゲレを語れ
時来たれり
?大医、どこの植民地だったかな? その気になったら余裕で圧勝なんですが 早めにエスカレーション戦略で臨むのが良かった
板橋区に所在しているとある研究所には、多数の、多様な、人物が在籍しています グループAも多数、100人以上存在しています そして、これらの方々は、帝京大学医学部、医学系研究科出身者が主力を占める研究グループB(とくに研究グループB強硬派)とやり取りが活発で、 事情をよく知ってらっしゃるはずですが、 しかし法的にも真っ白の方々でもあるわけです
宴会場
http://science6.2ch.net/life/index.html 先生、逮捕されちゃうの・・・
そんな〜
/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ \
/ /・\ /・\\
|  ̄ ̄  ̄ ̄ | ___________
| (_人_) | | | |
| \ | | _ | | |
\ \_| / j゙~~| | | ─ l ┌─┐ll┌─ |
__/ \ |__| | | 口 匸 日 |
| | / , \ n|| | | 田 ↑ 六 __) |
| | / / r. ( こ) | | |
| | | ⌒ ーnnn |\ (⊆ソ .|_|___________|
 ̄ \__、("二) ̄ ̄ ̄ ̄  ̄l二二l二二 _|_|__|_
マッドサイエンティストどもを、数十人、公開 刑。
さてと
ん?
184 名前:名無し三等兵 :2009/07/19(日) 03:45:39 ID:???
/ \
ヽニニニノ
| ノ ヽ ( ) 医学博士はワシの栄光を讃えワシにひれ伏し、
/ ● ● | ( ) そして永遠の忠誠を誓い無上の喜びに浸るのが人生。
__| ( _●_) ミ__ ( ) 間違えないように気をつけよう。
(_. 彡、 |∪| 、`__ )─┛
/ / ヽ ヽノ /_/:::::/
|::::::::::| / ( ̄ ̄ ̄ヽ |:::::::| ̄
|::::::::::| |  ̄ ̄ヽ .ノ |:::::::| /
/ ̄ ̄旦 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄/|/
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| |-------------------| |
宴会場
http://science6.2ch.net/life/index.html http://science6.2ch.net/rikei/index.html
祭開催中
どこで?
563 :
世界@名無史さん :2009/07/20(月) 10:05:01 0
イザベラバードの朝鮮紀行という本を読んでたら「医療宣教師」と言うのが 出てくるがこれなに?
薄い人は大丈夫だが
作戦は最終段階を迎えつつある
239 名前:operation moondrop58th :2009/07/20(月) 23:52:10
neuroinformaticsなどと、分析法理学、国際政治学、地政学、社会情報学などの全面戦争なのかはさておき、情報戦は最終段階
当該懸案に関しては、中南海が介入不可能な状況が保たれている
戦場
http://science6.2ch.net/life/index.html 240 名前:エリート街道さん :2009/07/20(月) 23:53:12
播州信用金庫と密約が成立w
243 名前:エリート街道さん :2009/07/21(火) 00:40:03
東大大学院医学系研究科、理研BSIなどの一部、すなわち脳科学研究グループBと、その他の全面戦争 の最終段階
ポイントは、「その他」だがなw
本次作戦の目的は、素体実験の強制終了である
株式会社ギヴアンドテイクと大坂電気通信大学の提供でお送りしています
69 名前:TBF :2009/07/21(火) 00:23:47
キチガイを人為的に作り出す実験etcなのだよ
素体実験とは
70 名前:名無しゲノムのクローンさん :2009/07/21(火) 02:29:04
加藤某も人豚の刑に処したい
実際は小菅で首を吊ってもらう予定
晒しのエスカレーション
加藤ベルゼブブ真樹、特にしつこいストーカー 山?君を晒そうか
遠隔 連合野などへの電極設定 完成済みのブレインデコーディング ちうごくへの技術流出 傍受 MRIではないが、類似の技術の応用 要するに、頭脳へのクラッキングだ
上層部の方の一部には、医学系研究科と理研BSIに対する強硬姿勢、強制捜査の再着手が、これらの勢力との関係の大幅な悪化につながるという懸念、政策判断があるようだ 研究機関としてより優れた実績を挙げているのが、比較的小規模のATRであるということを指摘しておく
長官などの方々が何度も強制捜査への再着手を行うも、BSIのチームリーダ、医学系研究科の教授、助教授連中の嘆願によって強制捜査の再着手がうやむやのうちに流れる ということが繰り返された
まずはベルゼブブ岡ノ谷君を晒すか
なんでまた?
日米英共同作戦として遂行された某作戦は最終段階を迎えつつある 素体実験とは何か? 素体1,2,3は狂わされ、素体3は自殺 「被験者を戦場にする」の意味が理解できるか?
革命を阻止する側だ 念のため 誰が撹乱しているのかはおのずと明らかだな
ところで柴玲をどのように処遇する?
応報
応報刑?
一般予防ってなんですか
検索すれば?
BSE 高病原性鳥インフルエンザ 新型インフルエンザ ・・・
あるものとないもの ないものとあるもの ・・・
人獣共通感染症 新興・再興感染症 ・・・ ウイルス撲滅政策防疫思想は、科学か?
/ \
ヽニニニノ
| ノ ヽ ( ) 医学博士はワシの栄光を讃えワシにひれ伏し、
/ ● ● | ( ) そして永遠の忠誠を誓い無上の喜びに浸るのが人生。
__| ( _●_) ミ__ ( ) 間違えないように気をつけよう。
(_. 彡、 |∪| 、`__ )─┛
/ / ヽ ヽノ /_/:::::/
|::::::::::| / ( ̄ ̄ ̄ヽ |:::::::| ̄
|::::::::::| |  ̄ ̄ヽ .ノ |:::::::| /
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宴会場
http://science6.2ch.net/life/index.html http://science6.2ch.net/rikei/index.html 576 :世界@名無史さん:2009/07/24(金) 18:43:19 0
日米英共同作戦として遂行された某作戦は最終段階を迎えつつある
素体実験とは何か?
素体1,2,3は狂わされ、素体3は自殺
「被験者を戦場にする」の意味が理解できるか?
日本人ゴイム化作戦
591 :
世界@名無史さん :2009/07/28(火) 19:58:09 O
ヒトラーの予言 二極化が進み、人は神とロボットになる?
反日挑戦人は嘘吐き
それでは腕に自信のある諸君、マッドサイエンティストの領袖を殲滅しませうか
r ndなどの多数の戦略家によって、圧倒的な戦略優位が確保されている
顕著な功績を立てた人物は、抜擢されるはずだ
正当防衛なので安心されたし
かなりの口撃を行っても無問題 敵HQは綿密にモニタリングされている
敵HQの詳細に関しては、降伏が行われぬとき、晒しなどによって示す
作戦目標が一つ追加されたが、リヴァイアbrosと詩音さんと東大阪市etcの戦力があまりにも圧倒的なので
敵本拠
http://science6.2ch.net/life/
>>590 霍乱戦術の例
ドイツ語をデファクトスタンダードとする業種は?
鉄門倶楽部全般は無問題と確認しておく 脱宗教的に。
599 :
世界@名無史さん :2009/08/05(水) 23:37:28 0
医学】認知症がうつる?アルツハイマー病が病変組織を介して別の個体に伝達 スイスのバーゼル大学などが報告
<認知症がうつる?−スイスのバーゼル大学などが報告>
http://www.nikkan.co.jp/news/nkx0620090609eaam.html nature asia-pacific(
http://www.natureasia.com/ )
http://www.natureasia.com/en/highlights/details.php?id=363 http://gimpo.2ch.net/test/read.cgi/scienceplus/1244551776/1-100 100円ショップで、使い捨て手袋を買えばいいんだ
>アルツハイマー病になったマウスの脳抽出物を、健康なマウスの脳に注射。
そもそもリン酸化タウが神経原繊維を生み出して、その細胞が壊れて、細胞外に放出されたタウがまた近隣の細胞にダメージを与える
というの話なんだから、当然っちゃ当然だ罠。
この実験で単純に「うつる」とかはあまりに言いすぎ。
その辺を理解できずまんまとミスリードされた一般人が都合よく解釈して騒ぎ出す予感。
クロイツフェルト・ヤコブ病(CJD:Creutzfeldt-Jakob disease)は・・・・・
自然に発生する「孤発型」、孤発型の家系に現れる「遺伝型」、CJD罹患者の角膜や乾燥硬膜の移植を受けた
事によって感染する「医原型」、BSE(牛海綿状脳症=狂牛病:Bovine SpongiformEncephalopathy)を発症した
肉牛の、脳・目・骨髄・脾臓など神経系の部位や、回腸・リンパ節などプリオンを多く含む部位や、衛生的でない
屠畜場で処理された食肉に上記の危険部位が混入した肉や加工食品を摂取した場合に発症する、変異型クロイツフェ
ルト・ヤコブ病(vCJD:variant Creutzfeldt-Jakob disease)・・・・・・
だからして、実験は・・・・・・遺伝子操作を施してヒトの変異型タウたんぱく質を強制発現させ、アルツ
ハイマー病になったマウスの脳抽出物を、健康なマウスの脳に注射・・・・・・・だからして・・・・・
アルツハイマー病を患った患者の体内の組織ってか、多分、ヤコブ病(CJD)と同じで、患者の角膜や乾燥硬膜
なぞを移植しない限りうつらないって事で良いのではなかろうか・・・・・・・
ふ〜ん
>白血病になると白くなっていると思っている所が一番おも白い 慢性の白血病で白血球が100万にもなってる人の血液を 採血してみると、真っ白なんですよ。だから正しいのです。
白血病(笑)
レトロウイルス 日沼頼夫 白血病 西原克成
604 :
世界@名無史さん :2009/08/10(月) 23:06:22 0
厚生労働省本省は特に問題は無い
606 :
インフルエンザ「新型」デスデス詐欺(笑) :2009/08/17(月) 18:19:45 0
607 :
世界@名無史さん :2009/08/18(火) 14:08:08 0
「何故か」叩かれる北海道だったが、ケリをつけるのは保守本流など 何故か中道左派なども連携しつつ参戦w ヲタと大酒呑みの方々など、各界の大物が(ry
608 :
世界@名無史さん :2009/08/25(火) 16:29:53 0
609 :
世界@名無史さん :2009/09/07(月) 23:14:03 0
さて何人死ぬのかな?
615 :
世界@名無史さん :2010/01/10(日) 09:18:37 0
>>607 サポログラードにもピペドなどが多いようだな
616 :
世界@名無史さん :2010/04/17(土) 10:11:59 0
あげ
617 :
世界@名無史さん :2010/05/26(水) 23:56:09 0
口蹄疫ていどでオタオタしている政府の対応を見ると、 バイオテロでも起きたらどうなるのか心配でたまらない。
618 :
世界@名無史さん :2010/08/01(日) 13:44:34 0
619 :
世界@名無史さん :
2010/08/26(木) 03:27:14 0 21世紀でも、いまだに怪しげな呪術まがいの医療がまかり通っているとはな・・・。