【国際的】リヒャルト・ゾルゲ【スパイ】

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1世界@名無史さん
について詳しい人いらっしゃいますでしょうか・・・。
いいと思われる書籍とかについても
教えて下さい。
2世界@名無史さん:02/06/13 20:11
ゾルゲ氏ね
3世界@名無史さん:02/06/13 20:14
ソ連の国際スパイ。

コードネームは、"ラムゼイ"、"インソン"、"フィックス"他多数。

現在のアゼルバイジャン共和国、バクー生まれ。

父アドルフはドイツ人技師、母ニーナはロシア人。

第一次大戦にドイツ軍志願兵として参戦し、三度負傷。その後、共産主義者となる。

ドイツの新聞記者、ナチス党員を装い、駐日ドイツ大使オイゲン・オットの私的顧問となり情報を収集。

ドイツと日本の国家機密をモスクワに打電していた。

1933年より41年まで、ゾルゲ諜報団の中心人物として組織を指揮。

41年に日本の特別高等警察に検挙され、44年のロシア革命の記念日に仲間の尾崎秀美とともに処刑された。

その活動が日本で再評価されるのは、冷戦が終わった最近のことである

4尾崎秀美:02/06/13 20:14
>>2
もう死んでるって、既に。
5コピペ:02/06/13 20:15
《略歴》

1895年 バクーに生まれる。

1914年 ドイツ志願兵として第一次大戦に従軍。

1919年 博士号(政治学)取得。

      ドイツ共産党入党。

1924年 同党の指示でモスクワに派遣される。

1925年 ソ連共産党に入党。コミンテルン要員として国際スパイ活動を始める。

1928年 ハンブルクで主著『新帝国主義論』出版

1929年 ヤン・ベンジン大将の指示でソビエト赤軍参謀本部第四部に所属。

1930年 上海にて諜報活動に従事。

      米国人ジャーナリストアグネス・スメドレーと交際し、彼女に尾崎秀美を紹介される。

1932年 モスクワに戻る。

1933年 モスクワで、エカテリーナ・アレクサンドロブナ・マクシーモワと結婚。

      9月に日本に派遣される。




以後、後に“ゾルゲ事件”と呼ばれるようになる諜報活動を展開。《詳細》




1941年 10月18日、特高に逮捕される。

1943年 死刑判決。

1944年 ゾルゲの上告棄却。

      11月7日、死刑執行。

1964年 ソ連最高会議幹部会から“ソ連邦英雄”の称号を授与される。
6世界@名無史さん:02/06/13 20:23
ゾルゲがスパイした重要な事項をかいつまんで挙げると

1.日本の南進政策転換  これによってとりあえずソ連は日本の心配
   がなくなり、ドイツ戦に専念することができた。
2.ノモンハン事件    ゾルゲによって、日本が本格的に戦闘に参
   加する気がないと分かるや、ソ連は大兵力をノモンハンに全勢力
   をあげておくりこみ、勝利した。これによって日本にソ連恐怖症
   を植え付けることができ、後の南進政策転換に結びつくとも言え   る。
3.ドイツのソ連侵攻情報 せっかくのゾルゲの死を賭けた情報も、ス   ターリンはゾルゲを信用せず、うまく利用できなかった。これが
   ゾルゲを捕虜交換でソ連に返す事無く、日本で処刑される事にな
   った理由とも言える。
71:02/06/13 20:24
詳しい方いらっしゃるんですね〜。
勉強になります。メモメモ。
8世界@名無史さん:02/06/13 20:45
http://www.asahi.com/culture/movie/K2002040500030.html
「ゾルゲ」映画に クランクインに思い
篠田監督、映画人生の集大成
9世界@名無史さん:02/06/13 21:43
ゾルゲを落とした特高刑事が亡くなられたそうな。
;;ヽ____   ___/;;;;ノ
____(〒)____]
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11世界@名無史さん:02/06/13 22:22
無事にソ連に帰れたとしても粛清の対象だったという悲劇的な人。
正確な情報を入手したにもかかわらず、なんら活用されず、母国がドイツ軍に
蹂躙されるのを黙って見ているしかなかった。
12世界@名無史さん:02/06/13 23:59
>>8
なんかゾルゲを英雄視する映画になりそう。

冷静に考えたら、戦前はソ連に対する幻想がインテリの
間にあったので、ソ連のスパイは日本人をリクルートするの
が簡単でした、ハイ、お終い、って話だと思うけど。
で、この辺の事情はある時期までイギリスも同じ。
13 ◆FJZQA7RE :02/07/20 00:33
test
14世界@名無史さん:02/07/21 01:29
age
15世界@名無史さん:02/07/21 02:29
ソ連は日本にスパイ交換を持ち掛けられてもゾルゲを見捨てたが、
ゾルゲは本当は、何の価値もない存在だったのではないか。
例えば瀬島龍三とか、関東軍、大本営にはソ連のエージェントがうじゃうじゃいた
だろう。瀬島が抑留中にスパイになったというのは間違いで、戦時中からだろう。
ゾルゲがもてはやされたのは、日本人スパイの存在を隠すためだろう。
戦後も日本人エージェントは活動し続けたようだし。
16世界@名無史さん:02/07/21 03:04
「尾崎秀美」じゃなくて「尾崎秀実」だろ
17フジサンケイ取材班:02/07/21 03:25
えー・・・瀬島龍三が戦時中からソ連と内通してたいうの、ちょっと(信じられない)
推測は推測でかまわないが、それを示唆するソースをしめしてほしいな。

あと、アグネス・スメドレー-ゾルゲの上海人脈って本当謎だよね。
尾崎も上海特派員時代リクルートされたようだし、このへんのつながりってわからん
18pt:02/07/21 03:54
日本軍が北進するか南進政策なのか調べてた人
ナチ党員に偽装してた
19世界@名無史さん:02/07/21 11:43
バロム1に粉砕されますた
20世界@名無史さん:02/07/21 14:34
>>17
それを示唆するソース。

おいおいあの 瀬島龍三がテレビでてるぞ!!
http://choco.2ch.net/news/kako/1009/10099/1009984334.html
21世界@名無史さん:02/07/21 14:46
>12
ヤツは「知ってるつもり」の溥儀の回で中共を絶賛していた。
加藤登紀子も、関口宏も。
2221:02/07/21 14:47
だからゾルゲ絶賛映画になるのは必至。
23【^▽^】胃病ジョーカー土佐守:02/07/21 14:53
>21
憶えている。中国(中共)の寛容さの象徴とか
言っていたね。
ただ、溥儀を殺さずに「改造」したところは、
中共の利口さの現れだとは思うがね。
24【^▽^】胃病ジョーカー土佐守:02/07/21 14:57
第一次世界大戦敗北まではゾルゲも多くのドイツ青年と
同様に(彼はハーフだけど)愛国者で、
西部戦線での負傷で片足が少し短くなっちゃったんだよね。
25世界@名無史さん:02/07/21 16:52
朝日新聞の尾崎秀実に「死刑」判決!
26世界@名無史さん:02/07/21 17:15
>23
傀儡でも構わない他の中国人に声を掛ければ良い所で
溥儀を騙して神輿に担ぎ上げ、
よって清朝復興のラストチャンスを潰した事で、
国民党と共産党から感謝された関東軍の日本当局者よりは
随分賢かったんだろうな。
27世界@名無史さん:02/07/22 20:37
http://cocoa.2ch.net/test/read.cgi/cinema/1020656132/
映画作品板 スパイゾルゲ
28@名無しさん:02/07/22 23:06
古本屋に尾崎秀実全集というのが積んである。
しばってあって、内容が見えない。
読んだ方、なにがかいてあるのでしょう?
29世界@名無史さん:02/07/23 12:05
>28
「降る雪は星のごとく」(だったかな?刑死した兄秀実の思い出本)
尾崎秀樹(弟)は文芸評論家だから、そっちは本、わんさとだしていると思ったけど・・・。

兄もジャーナリストだから、当然、文章かきちらしているんでしょうな

http://oohara.mt.tama.hosei.ac.jp/rn/senji2/rnsenji2-166.html
30 :02/07/23 12:11
ごめん。秀実の妻子への書簡集は「愛情は降る星のごとく」だった・・・

http://members.jcom.home.ne.jp/y-moon/flashlessindex.html

17>>20
なるほど〜。そのスレ、僕も注目してました。
正直、ソースが「自民党ソ連崩壊後資料調査団の持ち帰り文書を斜めに読んだソース不在のハマコー政界暴露本」
であるのは、ちょっと・・・と思いますが、
昭和20年頃から、一応、中立条約むすんだ条約相手国と瀬島龍三が、なんらかの連絡協議をもち
末期、戦後の保身をにらみある程度の内通(スパイ行為なんでしょうな)はあったかもしれませんね。

しかしそのスレ、イワレンコとレフチェンコ間違えたり、中曽根首相はソ連のスパイいったり
けっこう無茶いってる人もいますねえ(苦笑
31世界@名無史さん:02/07/23 15:23
ゾルゲっていう名前がすでに悪役。
32世界@名無史さん:02/07/23 16:43
>>30
戦後の保身をにらんだのではないだろう。
瀬島は大本営時代、太平洋戦線の帰趨が見えてきたところで、仮病を使って外れ、
自ら志願して関東軍に配置換えになった。
保身目的なら、米国に対してするだろう。
33 :02/07/24 01:29
瀬島って日商岩井だっけ
伊藤忠だっけ?
34世界@名無史さん:02/07/24 16:07
コミンテルンの世界作為戦争謀略
http://touarenmeilv.hoops.livedoor.com/comibouryaku.htm
コミンテルンの世界諜報謀略網
http://touarenmeilv.hoops.livedoor.com/cominterun%20network.htm
【企画院事件】 日本政府内に潜入した共産主義者
http://touarenmeilv.hoops.livedoor.com/kikakuin.htm
35世界@名無史さん:02/07/24 16:44
日本人がゾルゲを悲劇のヒーロー扱いするのは
間違ってる。
36世界@名無史さん:02/07/24 16:53
>>35
ヒーローではなくとも、客観的に見て悲劇の人ではあるなあ。
ちなみに、ゾルゲの名前が付いた学校がソ連時代にはあったらしい。
今もあるかな?
37世界@名無史さん:02/07/25 13:53
あって欲しくない。
38世界@名無史さん:02/07/25 14:04
>33
伊藤忠商事副社長だか専務を経て顧問。
ついでに言えばデヴィ夫人をインドネシアに行かせたのもこのオヤジらしい。

39世界@名無史さん:02/07/26 13:41
瀬島とかってどーでもいい。
問題はゾルゲ。
40世界@名無史さん:02/07/26 17:10
所詮スパイ。
41世界@名無史さん:02/07/26 17:50
風間道太郎「尾崎秀実伝」法政出版
42世界@名無史さん:02/07/27 00:01
ドイツ大使の奥さんと不倫してた。
43世界@名無史さん:02/08/21 00:30
日本軍上層部に潜伏していたソ連スパイだけど、山本五十六なんてどうかな?
あいつこそ、日本海軍を全滅に追いやった元凶だし。
最後は死んだことになってるけど、その死に不審な点もあるそうだ。
44世界@名無史さん:02/08/21 13:48
こいつの墓、キックしたら倒れた・・・。
45どとうとしや:02/09/02 05:56
「リヒャルト・ゾルゲは、多数の人命を救った」といったら嘘だろうか?
彼の情報で、シベリアのソ連軍多数をモスクワに送れたわけで、それがなければモスクワ陥落があり得たかも。
そうすれば、ナチスドイツ崩壊はずっと先になっていたんではないだろうか?
私自身は、歴史に翻弄されつつも、人間ゾルゲに興味をもってます。
日本国の司法機関は、リヒャルト・ゾルゲ氏と尾崎秀実氏およびその同志に対する再審をおこなって、
無罪判決を出していただきたいものです!
46世界@名無史さん:02/09/02 07:51
>>45
ソ連が生き残ったため、スターリンによる自国民粛清と満州、樺太に
条約違反をして侵略し一般邦人20万人が死亡した。
もっと早くゾルゲを拘束し売国奴であった共産主義者を処刑しておけば
日本の終戦時の悲劇も避けられたのです。
47世界@名無史さん:02/09/02 10:49
>>46
ナチスの支配下でも
イデオロギー的要請に従って、
旧ソ連国民の内、スラブ系諸民族は奴隷化され
大量死するでしょう。
さらに言及すればポーランド人もスラブ系であります。
もっともモスクワが陥落した上で
日本がソ連に中立条約違反で戦争を仕掛けても
かえって大日本帝国解体が早まった可能性もありますが。
48世界@名無史さん:02/09/08 20:23
このスレのウヨクって
言わずもかな事言って
終わってるような。
皿仕上げ。
49世界@名無史さん:02/09/26 08:59
age
50世界@名無史さん:02/10/11 08:11
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51世界@名無史さん:02/10/26 10:48
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52世界@名無史さん:02/11/09 18:55
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53世界@名無史さん:02/11/26 00:11
age
54世界@名無史さん:02/12/28 19:12
age
55山崎渉:03/01/11 13:17
(^^)
56世界@名無史さん:03/01/13 21:36
>45
日本の国家機密(ソ連侵攻の意思はない、など)をソ連に通報したので、
それが結果的に何万人救ったか救わなかったかに関係なく、
スパイ罪は成立する。
再審請求は却下されるだけ。
57世界@名無史さん:03/01/13 22:29
具体的にゾルゲはソ連に日本のどんな情報を流したんだ?勝手に想像するから添削する
なり、追加するなりしてくれ。

1)ノモンハン事件の日本中枢の基本政策。
  対ソ連へ攻勢にでる気が全くない事をソ連はしり、そのためにあれ
  だけ大規模な兵力の集中ができた。
2)日本の攻撃目標がソ連から南方に移動。
  これにより、ソ連は極東軍を西方に動かし、モスクワを守り、また
  スターリングラードでの勝利に結びつける事ができた。
3)ドイツのバルバロッサ作戦を事前に通知。
  スターリンはこの情報を信じなくて、おかげで酷い目にあった…。
58世界@名無史さん:03/01/21 03:31
>57
その3つだけじゃないが、書き写すのが面倒臭い。
本を読めば書いてあるから、それを見れ。
59世界@名無史さん:03/01/23 23:49
>>58
面倒くさがらず、教えてたもれ。
60世界@名無史さん:03/01/25 18:07
ルロルロ…  ゾールゲー 

あげ
61世界@名無史さん:03/01/26 13:27
ゾルゲ必死だな(藁
62世界@名無史さん:03/01/31 01:07
尾崎秀実の話だとスレ違い?
『現代支那批判』(中央公論社、1936年)掲載の諸論文を読めば、
尾崎の中国研究者としての実力が、どれほど凄いかを思い知らされる。
63世界@名無史さん:03/02/07 11:12
age
64世界@名無史さん:03/02/24 07:59
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65世界@名無史さん:03/03/12 09:18
age
66山崎渉:03/03/13 12:56
(^^)
67世界@名無史さん:03/03/16 07:17
age
68世界@名無史さん:03/03/17 00:34
しかし戦後、関東軍司令部が率先して将兵を労働者としてソ連軍に提供したのではないかと
いう疑惑がささやかれている。

だが全抑協の切なる願いも虚しく、瀬島龍三は、シベリア抑留問題を含め大東亜戦争の真実
を語ろうとはせず、一九九〇年十二月には、ソ連側要人と密会し、「すでに戦後四十五年を
経ている。大半の日本人捕虜は傷も癒えた。いまさら資料公開で波風をたてないでほしい。」
と申し入れたのである…。

シベリア捕虜収容所において、瀬島龍三は、天皇制批判を行い、将校団の民主化運動(共産
主義洗脳)を推進し、将校達に「赤いナポレオン」とささやかれていた…。
http://touarenmeilv.infoseek.livedoor.com/siveria.htm
69世界@名無史さん:03/03/17 00:34
>>20
おいおいあの 瀬島龍三がテレビでてるぞ!!
http://choco.2ch.net/news/kako/1009/10099/1009984334.html

瀬島ら大本営参謀にソ連寄りの人物がかなりいたようで、シベリア抑留など、彼らはソ連に
日本人を売り渡そうとしたけど、その目的は何だったのか?
つまり、尾崎秀美が特高の取り調べで証言したように、日本と東アジア全体の共産化だった
のか、それ以外に目的があったのか。
それ以外の目的があった可能性としては、保坂正康「昭和史 七つの謎」にあるけど、
日本人を満州・朝鮮に残留させ、ソ連と手を組み、米国への反攻を目指そうとしていたの
ではないかというもの。
それとは別に破滅した日本の復興は、米ソの対立が極東で始動することによってのみ可能
だという考えは敗戦間際・直後の日本の指導層にあったようだ。
「週刊新潮」に「○○宮がソ連に提供した第三の原爆」という記事があった。皇族の将校が、
ある都市に落とされ、原爆ではないかとみられた不発弾をソ連軍に提供した事実について
そういうことを語っていた。原爆投下直後にソ連軍将校らが日本の招きで多数広島入りした
事実も保坂の著書にあるし、ソ連が撮影したとみられる被爆直後の広島の映像も残っている。
シベリア抑留でソ連シンパが大量に育成された事実についても、彼らが帰国後、共産主義
運動をすることで、日本の共産勢力が巨大化し、GHQの占領方針が180度変わった。
   (続く)
70世界@名無史さん:03/03/17 00:35
    (続き)
もし、瀬島らが後者の目的のためにソ連に手を貸したなら、満州邦人に多大な犠牲を出すなど
想定外の悲劇を生んだとはいえ、一定の評価はできる。対日外交最高責任者・コワレンコは
瀬島を「先の先まで見通せる男」と評していたし、瀬島のシベリア時代の真実を暴露し始めて
いたり、公開されつつあるソ連文書に抑留中の瀬島の活動が記されているということはその
可能性もある。ラストボロフ事件で、ラストボロフが日本におけるKGBネットワークを米国当局
に暴露すると、危機感を抱いた朝枝元大本営参謀は自ら警察に出頭し、「ソ連にスパイを強要
された」と証言。種村元参謀(戦後共産党員)も自ら出頭、「シベリアでスパイになるよう命じら
れた」。松村参謀副長は瀬島とともに東京裁判でソ連側証人になった。朝枝と種村は元将校
としては異例でわずか2〜3年で帰国を許されている。瀬島や朝枝、種村は、大本営参謀で
ありながら、終戦間際に満州入りするなど不自然な行動を取っており、現地の関東軍参謀か
ら「お前、なんでこんなところにいるんだ」と言われたりしていた。
しかし、前者の目的だった可能性もある。それは、瀬島らは、米軍との対決でも、日本軍を
意図的に破滅させるかのような行動を取っていたから。その場合、大本営中枢部はソ連の
スパイで固められていたことになり、彼らこそが日本の共産化を目標に、負けると承知の上で
日本国を破滅的な対米戦争に引きずり込んだ張本人といえる。
71世界@名無史さん:03/03/17 00:35
種村佐孝大佐ら参謀本部第20班(戦争指導班、参謀次長直轄)と陸軍省軍務課の主務者が
作成した「昭和十九年八月八日今後採るべき戦争指導の大綱に基く対外政略指導要領(案)
三2(イ)A」に基づき、種村大佐の「昭和二十年四月二十九日今後の対ソ施策に対する意見」
の如く、ソ連側の言いなり放題となり、両人は進んで関東軍将兵や邦人居留民を労働者とし
てソ連に提供したのではないか。だから戦史叢書大本営陸軍部9、10は両資料を隠蔽してい
るのではないか。

8月21日、関東軍参謀部は、
「居留民及疎開民の処理全般の趣旨は成るべく大陸における民族再興の素地を残す他は
内地に送還す。武装解除後の軍人の処理全般の趣旨は希望者はなるべく大陸に其の他は
内地に帰還せしむ。兵は現地に於いて召集解除若しくは除隊せしめ在満の在郷軍人及び
在満徴集現役兵は努めて満州の現職場に復帰せしむ。開拓団は全員努めて原開拓団に
帰還開拓に従事せしむ。」と決定し、ソ連軍に支配される満州にできるだけ多くの
軍人居留民を残留させようと企図したのである。結果、満州における大惨劇が引き起こされ
たのである…。
http://touarenmeilv.infoseek.livedoor.com/siveria.htm

・終戦工作の記録(江藤淳監修、波多野澄雄編/講談社文庫)A
http://touarenmeilv.infoseek.livedoor.com/bunken.intro.htm
真珠湾攻撃からポツダム宣言に至るまでの政府、外務省、陸海軍の戦争指導資料を収録。
近衛上奏文中の、「一方に於て徹底的に米英撃滅を唱うる反面、親ソ的空気は次第に濃厚に
なりつつある様に御座候。軍部の一部はいかなる犠牲を払いてもソ連と手を握るべしとさえ論
ずるものもあり、又延安との提携を考え居る者もありとの事に御座候」に相当するであろう
「今後採るべき戦争指導の大綱に基く対外政略指導要領案」など貴重な資料を収録しており、
大東亜戦争研究には必要不可欠な資料集であるが、不思議なことに刊行後すぐ絶版となって
おり、古本市場にも全く存在しない。
72世界@名無史さん:03/03/28 08:25
age
73世界@名無史さん:03/04/05 07:33

未だにロシアではゾルゲの銅像があり、GRU(ロシア軍情報機関)の教育では
いかに一人のスパイの情報が国の命運を左右するかを説いてるらしいね。
当時ゾルゲをとっ捕まえた特高警察は現在でいう「公安」だが、それら
日本の情報組織もそういう情報活動を重視する教育の下、海外情報収集に
力を入れるべきではないか?外務省のヘボぶりを見てると特にそう思う。

74山崎渉:03/04/17 09:48
(^^)
75山崎渉:03/04/20 04:52
   ∧_∧
  (  ^^ )< ぬるぽ(^^)
76世界@名無史さん:03/04/27 22:04
   
77世界@名無史さん:03/04/28 09:07
まあ、これ見て60年前のスパイに思いをはせようや
http://www.spy-sorge.com/
スパイ・ゾルゲ◆6月14日(土)全国東宝系ロードショー
日本とドイツの最高機密情報を盗み出し、モスクワに送り続けたスパイ、
リヒャルト・ゾルゲ。日本の特高警察に逮捕されたとき
「もはや日本に盗む機密は何もない」と自ら豪語するほどの情報収集能力。
ハンサムにして強烈な個性。誰をも惹きつけるその人間的魅力。
スパイであると同時に透徹した目を持つジャーナリスト。そして、プレイボーイ……
 この激動の時代を駆け抜けた一人の《怪物》に惚れ込んだのは
巨匠・篠田正浩監督。構想10年、製作費20億円を投入して
超大作『スパイ・ゾルゲ』を完成させた。国際スパイ・ゾルゲの足跡を
圧倒的スケールで描き出すため、上海・ベルリン等で海外ロケを敢行。
さらに、最新のデジタル技術を駆使して、モダンな昭和の銀座の街並みを見事に再現。その監督人生の集大成として20世紀最大の《怪物》を
スクリーンに蘇らせた!!
この《怪物》を演じるのは、その風貌から「ゾルゲを演じるのは
この人しかいない」と監督が指名した、ハリウッドでも活躍するイギリスの
舞台俳優、イアン・グレン。ゾルゲと共にスパイ活動を行う
日本人ジャーナリスト・尾崎秀実を演技派俳優、本木雅弘。
激動の時代を生きた男たちを愛し支えた女たちを、葉月里緒菜、小雪、
夏川結衣、そして岩下志麻ら豪華キャストが演じる。
20世紀最大のスパイ《ゾルゲ》は日本にいた!!
相関図http://www.spy-sorge.com/movie/ring.html
予告編http://www.spy-sorge.com/movie/yokoku/qt4.html

78世界@名無史さん:03/04/28 09:17
ゾルゲに情報提供していた尾崎秀実は近衛内閣にくいこみ
「日本と中国国民党を戦わせて、互いに消耗させ
その後にソ連と盟主として中国と日本に共産党国家を築く」
という理念でスパイ工作してたらしい
ようするに、日本を負けさせるために、日中戦争を煽ってた。

http://www2s.biglobe.ne.jp/~nippon/jogbd_h14/jog263.htm
尾崎秀實
〜 日中和平を妨げたソ連の魔手
79動画直リン:03/04/28 09:18
80世界@名無史さん:03/04/28 09:29
>>78
URLまちがえた。
http://www2s.biglobe.ne.jp/~nippon/jogbd_h14/jog263.html
 この昭和12年の4月頃から尾崎は昭和研究会に入り、支那
問題研究部会の中心メンバーとして活躍していた。この研究会
は軍部とも密接な関係を持って、近衛新体制生みの親となり、
大政翼賛会創設を推進して、一国一党の軍部官僚独裁体制を作
り上げた中心機関である。
 翌13年4月には尾崎は朝日新聞社を退社して、近衛内閣の
嘱託となり、月2回ほどの「朝飯会」で近衛のブレーンとして
意見を言える立場についた。首相官邸の地階の一室にデスクを
構え、秘書官室や書記官室に自由に出入りできるようになった

 尾崎の言う「東亜共同体」とは、あくまで日本と蒋介石を戦わせ
両国で共産主義革命が実現した後に成立するはずの
ソ連・日本・中国による「赤い東亜共同体」であった。
中国共産党は蒋介石を抱き込み、尾崎グループ
は親日政権を作らせて、日本と国民党政権をあくまで戦わせ、
共倒れにさせて、日中両国で共産革命を実現しようとしていた
のである。

共産主義社会になれば、絶対的な平和が訪れる、そう信ずる尾崎に
とって、確かに日華事変での犠牲者は「東亜に終局的な平和を
齎すべき『東亜における新秩序』の人柱」なのであった。
 共産主義革命後の「終局的な平和」の為なら、国民を欺いて
日中戦争に駆り立てて「人柱」にすることも許されると尾崎は
信じていた。尾崎は「帝国主義戦争を自己崩壊の内乱戦たらし
め」、「戦争を通じてプロレタリア革命を遂行すること」と命
じたコミンテルンの忠実な使徒であった。
81世界@名無史さん:03/04/29 16:33
>>78
本物の売国奴じゃないか。
ゾルゲは敵ながら天晴れという感がしないでもないが、こちらは・・・
82世界@名無史さん :03/04/29 20:14
今、新潮文庫『ゾルゲ 引き裂かれたスパイ』読了した。

作者のロバート・ワイマントはどうも反ナチならなんでもOKみたいね。
反対に反共意識のかけらもないところがある意味、日本の左翼っぽい。
共産主義国家のスパイなのに共産主義の側面を、ソ連崩壊で免罪に
して反ナチをクローズアップする思考には疑問しかわかない。
共産主義は終了してナチスは現在問題か?

スパイが世界史においてどのように働きかけたのかが面白みだと思う
んだけど、ただの情報屋、政治「主」スパイ「従」として扱っているところ
が不満かな。ゾルゲ中心だからしょうがないのかもしれないけど、日本
における共産主義のスパイ活動全般に目が届けばよかったのにと思わ
ざるをえないのは欲張りか。尾崎のスパイとしての側面がまったくみえ
ないと話としてわかりづらいと思うんだけどね。まあドイツ人が主人公
だからしょうがないのかね。でも片手落ちだと思う。

エピローグで、米占領軍のウィロビーがゾルゲ、尾崎を「日本をソ連から
真珠湾に目をそらせた」と言っているのを悪意に満ちた強弁であり、手元
の資料も否定していると言っているんだが、あんがい外れた見解じゃない
わな。日本の行動をソ連の利益不利益の視線で見直せばくっきりうかび
あがると思うんだけどね。
ひょっとすると占領軍にはそこらへんの情報があるのかもしれないな。
83世界@名無史さん:03/05/01 06:34
>>80
蒋介石とあくまで戦おうとしてたのは、当時の陸軍だろうが。
そもそも親日政権樹立工作だって、それを一番積極的に推進してたのは
北支那方面軍や中支那派遣軍じゃねえかよ。
それすら仮に尾崎に踊らされたとしたら、とんでもなくマヌケな組織だな(w
84世界@名無史さん:03/05/01 09:01
>>83
近衛文麿は、日中戦争反対派の陸軍主流派を追放している。
日中戦争を長期化を決定づけた「蒋介石を相手にせず」や
陸軍と支那軍の和平を潰した「北支派兵声明」を出したのは全部近衛文麿。
そのアドバイザーとしてすべて尾崎がかんでいる。
陸軍主流派はソ連があるから南進や、支那との長期化は絶対に避けたがっていた
のを朝日新聞で盛り上げつづけたのが尾崎。

満洲はともかく、汪兆銘の親日政権樹立は陸軍が主ではない。
蒋介石を相手にしないということは、戦争はどこまでも継続するしかないのは自明。

陸軍が一枚岩で話をすすめていたと思うのは、戦後の陸軍悪玉史観の産物だ。
偏見だよ。
85世界@名無史さん:03/05/01 23:44
>>83-84

>>78のURLにある文章にもそれについては触れてるね。>>78読んでて
空恐ろしくなった。

■1.近衛文麿を操った「見えない力」■
 昭和18(1943)年4月、衆議院議員・三田村武夫は近衛文麿
を訪れて、戦局、時局の問題について懇談した際、
 この戦争は必ず負ける。そして敗戦の次ぎに来るものは
共産革命だ。日本をこんな状態に追い込んできた公爵の責
任は重大だ!
と言った所、近衛はしみじみとした調子で、第1次、第2次近
衛内閣当時のことを回想してこう述懐した。
 なにもかも自分の考えてゐたことと逆な結果になつてし
まつた。ことこゝに至って静かに考へてみると、何者か眼
に見えない力にあやつられてゐたような気がする。[1]

こうして見ると、近衛内閣の登場のたびに、政局は大きく戦
争へと進んでいる。三田村議員の言う通り、まさに近衛公爵の
責任は重大であった。その近衛はその当時を振り返って、「見
えない力にあやつられてゐたような気がする」と言っているの
である。その見えない力とは何だったのか?
86世界@名無史さん:03/05/01 23:49
■7.茅野老の日中和平工作■
 尾崎のグループは国内世論を誘導するだけでなく、実際に国民党政権
との和平の動きを妨害した。孫文の中国革命に協力し、蒋介石以下の
国民党首脳部とも親しい間柄にあった茅野長知は、上海派遣軍司令官・
松井石根(いわね)大将の依頼により、昭和12年10月頃から、
日中和平に乗り出した。
  しかし、茅野老が再び帰国して、交渉の結果を報告すると板垣陸相の
態度は全く変わっていて「中国側に全然戦意なし、この儘(まま)で
押せば漢口陥落と同時に国民政府は無条件で手を挙げる。
日本側から停戦声明を出したり、撤兵を約束する必要はなくなった」という。

■8.天才的な謀略■
 茅野老が「それはとんでもない話だ。国民政府は長期抗戦の用意が
出来ている。そんな情報はどこから来たのか」と問いつめると、
板垣陸相は、同盟通信の上海支局長をしていた松本重治が連れてきた
国民政府の外交部司長・高宋武から直接、聞いたという。
 茅野老が香港に行く途中の上海で、松本と会って、交渉の過程を
話したのだが、この松本重治は尾崎の年来の友人であり、共に「
朝飯会」のメンバーとして近衛首相のブレーンともなった人物である。
後に茅野老は松本との会談を「運命の日」だったと述懐している。
 松本が連れてきた高宋武は、日本側に「国民政府はもうすぐ無条件降伏する」
と伝える一方、蒋介石にも「中国があくまで抗戦を継続すれば、
日本側は無条件で停戦、撤兵する」という偽りの電報を打っていた。
こうした謀略によって、茅野老の和平工作はあと一歩という所で水泡に帰しその後、高宋武、松本重治、尾崎秀實らによる汪兆銘政権樹立の
動きとなっていく。
 汪兆銘は国民党の副総裁であり、あくまで党を分裂させずに、蒋介石に
コミンテルンの謀略に乗った抗日戦争を止めさせるよう願っていたのだが
その汪兆銘を担ぎ出して親日政権を作らせ、それを以て日本と国民政府の戦いを続けさせようという尾崎らの謀略はまさに天才的としか言いようがない。
87世界@名無史さん:03/05/02 05:56
「茅野長知」は、萱野長知と書かれるのが普通じゃないか?
「高宋武」は間違い。高宗武だろ。

それはさておくとしても、高宗武が「国民政府の無条件降伏」を伝えた、とい
うのは、信憑性が薄いぞ。高はむしろ岩永祐吉(同盟通信社社長)との会談
で「対手とせず」声明の取り消しなどを要求しているし、蒋介石下野などは視
野に入れていたとしても、無条件降伏を提示したとは考えにくい。

和平工作の認識も偏見にすぎる。
松本重治らのグループが汪兆銘を擁立したのは、やはり蒋介石ら国民政
府に和平への転換を促すのが最大の目的だった。もちろん、その見通しは
余りにも甘かったし、影佐禎昭らはむしろ国民政府切り崩し工作ととらえて
いたが。

とりあえず、汪兆銘工作については戸部良一「ピース・フィーラー」や
劉傑「漢奸裁判」などが参考になる。実際のところ、尾崎の近衛声明や汪兆
銘工作への関与の程度なんて、まだ推測でしか語れないぞ。
88世界@名無史さん:03/05/02 06:37
>>82
>日本の行動をソ連の利益不利益の視線で見直せばくっきりうかび
>あがると思うんだけどね。
>ひょっとすると占領軍にはそこらへんの情報があるのかもしれないな。

GHQと共産主義者の関係ってのも、押さえとくべきなんだろうな。
でも、↓こんなことばっか見てると、陰謀史観に陥りそうだから、
まぁ「結局は世の中はつながってるんだ」って程度に認識しとくべきかな?

・最後通牒ハルノートの原稿かいたホワイトがソ連のスパイ
ハル・ノートの真実(1)〜(2)
http://www.melma.com/mag/56/m00000256/a00000066.html
http://www.melma.com/mag/56/m00000256/a00000067.html

・真珠湾攻撃の前に爆撃攻撃計画たててたカリーがソ連のスパイ
米、真珠湾攻撃直前に日本爆撃を計画
http://www.melma.com/mag/56/m00000256/a00000051.html
ニューディーラーと共産主義者(1)
http://www.melma.com/mag/56/m00000256/a00000062.html

・初期のGHQそのものがバリバリの共産主義とニューディーラー
ニューディーラーと共産主義者(2)〜(3)
http://www.melma.com/mag/56/m00000256/a00000063.html
http://www.melma.com/mag/56/m00000256/a00000064.html

ソ連のスパイ網は日本やドイツだけではなかったらしい。
アメリカでは、60年たつと情報公開されて、数年前からWW2関係の情報が
ごろごろ公開され始めてきてるから、そのうちもっとえぐい事実も出てくるんだろうな。
89世界@名無史さん:03/05/04 23:17
>>84
>近衛文麿は、日中戦争反対派の陸軍主流派を追放している。

当時は、不拡大派の方が反主流だ。
石原莞爾、柴山兼四郎、河辺虎四郎などが要職についていた
から、不拡大派も侮れない勢力を持ってはいたがな。
だが、近衛は軍に支持基盤も声望も無かったから、主流の拡
大派に逆らうような真似は出来なかったし、するつもりもなかった。

>そのアドバイザーとしてすべて尾崎がかんでいる。

尾崎の役割は、今のところ資料で立証できる部分が余りにも少
ない。書記官長だった風見章や、外務、陸軍、海軍の各省の事
務当局者たちが、主に声明の立案者とされる。

>陸軍主流派はソ連があるから南進や、支那との長期化は絶対に避けたがっていた
>のを朝日新聞で盛り上げつづけたのが尾崎。

当時朝日新聞の主筆だった緒方竹虎などの活動はどうなる?
緒方は様々な和平工作に関与しているし、特に蒋介石政権との
直接交渉には積極的だったが。
90世界@名無史さん:03/05/04 23:34
>満洲はともかく、汪兆銘の親日政権樹立は陸軍が主ではない。

工作を開始したのは松本重治や西義顕などの民間人だが、1938年11月
までには、今井武夫や影佐貞昭ら軍人たちの主導となっている。
それに、汪兆銘工作以外の和平工作、たとえば臨時政府、維新政府工
作や、呉佩孚、唐紹儀擁立工作など、ほとんどは陸軍が主導してる。
もちろん一方では、萱野長知が進めた宇垣・孔祥熙工作などの例もあるが。

以上、参考文献は戸部「ピース・フィーラー」。

>陸軍が一枚岩で話をすすめていたと思うのは、戦後の陸軍悪玉史観の産物だ。
>偏見だよ。

陸軍が一枚岩でないことは同意だが、尾崎秀実が近衛の政策を牛耳っていた
と見るのも、“偏見”に思えるがね。
91世界@名無史さん:03/05/05 06:04
ソ連崩壊以来、ロシアはソ連時代の情報公開してるから
けっこうえぐい情報も出てきてるらしいよ。
最近はプーチンがKGB復活させるんで情報公開もなくなりそうだけど

92動画直リン:03/05/05 06:21
93世界@名無史さん:03/05/06 21:10
おっ、今、ヒストリーチャンネルのスパイの世界の番組で
ゾルゲと尾崎についてやってるぞ
9489:03/05/17 23:28
和平工作の尾崎陰謀説を言ってた香具師らはどこ逝っ
たんだか・・・。

まあ、今のところ確実に言えるのは、日本の「南進」転換
や汪兆銘工作の進展を尾崎が望み、そのための情報収
集及び宣伝活動を行っていたことだけだ。

>89でも触れたように、政策形成過程に尾崎がどの程度
参加したかについては、裏付ける資料がほとんど無い。む
しろ、近衛声明や汪兆銘工作では、尾崎は関与していた
にしても、それほど大きな役割を果たしていなかったと見
るのが妥当だろう。

ただし、今後国内外でどんな資料が見つかるかは分からな
いので、将来にこの見方が修正される可能性もある。
95世界@名無史さん:03/05/21 00:39
age
96無知な人間:03/05/21 02:54
 映画公開のせいか、ちょっとしたゾルゲ・ブームみたいだけど、ある記事で
戦後ゾルゲや尾崎秀実は平和主義者として再評価されている、とか書いてある
のを読んだんだけど、マジなの ?

 ソ連がゾルゲを評価するというのは分からなくも無いけど。
97名無しさん@3周年:03/05/21 05:07
>>96
再評価というよりも、ずーと平和主義者として評価されてきたよ。
日本では、冷戦時代を背景に、「反ソ連」「反共産党」に結び
つけようとする流れが確かに存在したが。
当事者のソ連は、スターリンの失策に関連することなので
長らく封印していた。
映画「スパイ・ゾルゲ」の公式サイトでの元木のコメントが
よかった。本人のコメントなのか、それとも事務所の指示なのか
わからないが。小雪も結構いいこと言ってたな。
葉月はアホみたいなコメントだった。
98世界@名無史さん:03/05/21 07:00
>>97
お前みたいな共産主義者がまだいることに、驚きを感じます。
99世界@名無史さん:03/05/21 14:29
>>96-97
ゾルゲに関する著作はいくつか持っているが、平和主義者なんて言い草をしているのは一冊もないよ。

ゾルゲはあくまでソ連の国益の為にスパイ活動していたのだし、
そもそもスパイというのがそういう性質のものだ。
100世界@名無史さん:03/05/21 15:29
当時、スパイなんて星の数ほど存在した。もちろん、彼らは国益のために活動した。
処刑されたスパイも星の数ほど存在した。しかし、ゾルゲや尾崎だけが長期間に
わたって世界中の熱い関心を集め研究されてきたのには、やはり人々の心をとら
える理由があったからだ。一国だけの「国益」を超えて「いかにして悲惨な戦争を
阻止するか」のために命をかけたのだから。
101世界@名無史さん:03/05/21 15:34
もちろん、当時の歴史的な制約として、ゾルゲの頭の中には
「戦争阻止・平和=ソ連防衛」という方程式があったことは確か。
尾崎の頭の中にも「戦争阻止・平和=帝国主義戦争を内乱へ転化
し民衆による政権樹立で戦争終結」という構図があった。
102世界@名無史さん:03/05/21 16:11
なんでまた、思ったら、篠沢??なんとかの映画公開か。
本当に出来るとは思わなかった。個人的にはあのメフィストフェレス顔は
若い頃のドナルド・サザーランドにやらせるべきだと思ったけど、もう
無理だな。

いわゆるコミンテルン所属の「世界革命家」としてゾルゲが経歴をスタート
させてるけど、国共内戦の中華ソヴィエトとか上海人脈とかにかかわり
はじめたころから、軍事スパイの色彩が濃くなってくる。
ところがこのへん、アグネス・スメドレーとか尾崎のリクルートとか
いま一つ闇に包まれ不明なんだよね。
NHKの下登米取材班のモスクワ公文書調査からはや10年。
なにか詳細はでてるのかしら?

103世界@名無史さん:03/05/21 16:19
>78
尾崎は個人的に、そこまで力はないし、「日本国の利益を考えて、ラムゼイ情報網の末端」
となったのは、「戦争が日本を滅ぼすから、(できればソ連なり中国共産党の利益にもなる形で)
日中和平にもっていきたかった」いうのが動機じゃないの?

もっとも昭和研究会あたりの同僚の話だと「調子のいい呑んだくれ」いう評価だし、
「日本を滅ぼすためにやった」いうのは、近衛の遺書における「満州事変を主導した
軍部はじつは共産主義者の秘密結社だった」いう言説くらい、いまとなっては
蒙昧の、反共時代のタワゴトだと思われ
104世界@名無史さん:03/05/21 16:21
夢子ちゃんの庭はとても綺麗で今日も木の枝に母上の目玉を引っ掛けて
遊びまスイカが大好きだから夏は大嫌いでると戸が開いてびっくりした夢子ちゃんは
目玉を地面に落とスイカを落としまいには蟻が母上の目玉に群がり食べ始めを大きく開いた兄上が
美味しそうにナルトを口に咥えていたの上から夢子ちゃんは右手を大きく挙げて「母上様!
私にもナルトを下さい!」なんて言うものですから兄上はスイカを食べてゲロを吐いたの上から目撃
した父上が「おい、臭うぞ下僕!」なんて言うものですから靴の底から
ウジムシが湧いた風呂にはいるヒットラーなんてするものでんわが鳴った
けどうろに飛び出してを挙げ手首がぶら下がる木のしたを出して餌を
欲しがる犬でした。
105世界@名無史さん:03/05/21 20:47
>>99
岩波で出版されたゾルゲ・尾崎関連の書籍のあとがきとか
あの出版社はもはや会社全体が真っ赤なんだけどね(w


106世界@名無史さん:03/05/21 20:51
尾崎が平和主義を指向してようと結果的に彼の行動が
ソビエト、共産主義の利益になったのは事実
冷戦時代においても、
平和活動やらベトナム戦争反対のデモやらヒッピーやらが
ソ連、中共が扇動してたんだし、
尾崎とソ連、共産主義の関係も似たようなもんだろ
末端は純粋で正義のつもりでも、背後のスポンサーはそれを利用してるだけ
107世界@名無史さん:03/05/22 15:13
日本がアジア解放を指向しようとして結果的に日本の行動が
中国、アメリカ、ソビエト、朝鮮の利益になったのは事実
冷戦時代においても、
反共活動やら右翼やら親米派らがアメリカを調子づかせ、
経済援助という名の賠償金で結局は中国に力をつけさせたんだし、
尾崎の一面的な評価と、結果的に日本を隷属状態にした輩との関係も、似たようなもんだろ
末端は国益のつもりで動いても、大国の手のひらの中で踊らされているだけ
108世界@名無史さん:03/05/22 15:32
>ゾルゲや尾崎だけが長期間に
>わたって世界中の熱い関心を集め研究されてきたのには

それは戦争の大勢を変えたと言われているから。
ゾルゲを調べるのなら、最低、当時の東部戦線の状況くらい知っていそうなもんだが……。
ゾルゲ・グループが平和主義だったのなら、なぜ満州情報も収集していたのかね?
それらの情報は実際に1945年のソ連軍の侵攻のお役に立ったわけだが、
これも平和主義なのかね?
109松岡洋右(本人):03/05/22 19:27
今日、私は外務大臣の地位にあって、大東亜共栄圏の確立を念願として微力を致している。
また現に私は泰・仏印間の居中調停の役をかっている。南洋は必要である。大いにやらねば
ならぬ。それなら北守南進でやるのかというにそうは考えない。北守南進論は盛んに出でい
る。あれは新しく唱えられたのではない。私らの若いときに誰であったか、確か竹越さんと
記憶しているが、南洋に行って帰って南進論を書かれた。それから南進論が一時盛んになっ
て何時しか消えた。今日再びそれが頭をもたげたのだ。これまたわが民族の躍進的機運の一
つの表れとして、私は決して異議を挟むものではない。しかし南進の上に北守という字を今
日付けるに至ってはそれは大変な認識不足である。今日はまだ北守南進なんと口軽のことを
言う時ではない。「北の守り」は果たしてできているか、よし仮にもうできているにしても、
さきに指摘した原理で進まなければ守りを全うすることはできない。進まぬ時はもう守りを
捨てているのだ。それが生物の原理である。国民の発展はその国力と環境とによりてその速
度なり方向なりを、手加減する必要は固よりある。しかし北の守りはまだまだ北守なんとい
って打切る時期は来ていない。これからいよいよ全能力を傾け非常な決心をもって、如何な
る犠牲を払ってもやるという意気込みで、なお少なくとも十年はかかると思う、強いて言葉
を作れば北進南進だ、何方へでも行けるところまで行く。国力と環境とに鑑みて手加減しつ
つ、その時々何れに力を余計入れるいうことを決すればよい。繰り返して言う。今日はまだ
北守といって北の方を軽く片付ける時ではない。これからがいよいよのところだ。大和民族
はこれから益々力をふるって、北の満洲国を本当に立派な独立国として完成し、五族協和と
いう精神に徹底し、その上に立って進まねばならぬ。
「興亜の大業」(第一公論社刊、昭和16年5月10日発行より)
110世界@名無史さん:03/05/22 21:57
まあ、なんちゅうか、尾崎のことを考えるに、
あなたがもしあの時代に、然るべき立場にあったら
どうするのか? ちゅうことですな。

つまり、石油もゴムも錫もない日本が軍事的に植民地を求めたって、
そんなにうまくいくのか? 満州を我が物にしようとしても、
いずれ中国は国民党と共産党が共同で日本軍を打ち負かすだろうし、
アメリカはすかさず漁夫の利を狙って参戦するだろうし、日本の工業力と
軍事力を考えれば、結局は日本の庶民も中国の庶民も塗炭の苦しみを
味わされたうえに日本も中国も欧米列強の支配下に置かれることになる
のは明らか。 ならば、なんとか日本の侵略戦争の企てが打ち砕かれる
ようにし、日本も中国も共に栄える共栄圏をつくったほうが未来のためだ、
と。
111世界@名無史さん :03/05/23 02:26
↓映画の公式サイト。予告編が面白い。
ttp://www.spy-sorge.com/

1930年代の東京、上海や二・二六事件のカットがある。
このスレの住人はとりあえず映画館行きますか。
112世界@名無史さん:03/05/23 05:38
裏切り者は死ねよ。

ソ連に漏らした情報を基にして
スターリン大元帥が日本に便宜を図ってくれるなどとは
馬鹿かコミュニストしか考えないことだ。
113世界@名無史さん:03/05/23 13:50
>本も中国も共に栄える共栄圏をつくったほうが未来のためだ、と。

ソースは?
114世界@名無史さん:03/05/23 17:37
ロシアでスパイから大統領なった人物、
まるで何かの因縁に捕らわれているように、
115世界@名無史さん:03/05/23 17:56
>>114
おまけにロマノフ王朝で暗躍したラスプーチンの子孫だぞ(マジ)
116世界@名無史さん:03/05/23 18:13
ロシアは今でも
「1人のスパイがいかに世界を変えるか」
を教え込むからね
日本と対極だよなあ
117世界@名無史さん:03/05/24 00:57
>>68
10年も前ではないかもしれないが、満州シベリア定住化を目論んで抑留を快諾したという文書が公開されたよ。
日本民族が大陸に集団でいることが将来的に有利になるというのが理由らしい。

残留孤児も案外その線で戦後すぐの捜索ほっといたのかも。
118世界@名無史さん:03/05/24 20:31
>>116
 ん ? 日本も日露戦争での明石工作は教えてると思うけど…教科書には
載って無いのかな ?

>>117
 それは「希望者の現地残留を認めて欲しい」「それ以外の者にはすみやかに
日本に帰国を」という内容のはずだから、むしろシベリア抑留はソ連の独断で
関東軍の関与が無かったことの証明になってたはずだけど。
119世界@名無史さん:03/05/24 23:39
>>117
そうなのかあ。
120世界@名無史さん:03/05/25 00:14
>>89
まさに同意。たかが共産スパイが近衛を動かせるだけの力があるわけがない。
その近衛がイニシアティブを発揮できる権力を持ってるわけが無い。

陰謀史観論者=自分と旧軍のプライドに都合のいい解釈をしたがる右翼
121世界@名無史さん:03/05/25 00:33
>>118
教科書では教えてないよ。それに、日本は第二次大戦でスパイその他の
情報源から、各種の情報を手に入れていながら、ほとんど全く活用して
ないんだよね。
122世界@名無史さん:03/05/25 05:37
今の日本の教科書では中学でも東郷平八郎の名前は出てこないぞ
高校の教科書になるとかろうじて出てくるが
123世界@名無史さん:03/05/25 07:24
俺教科書で東郷平八郎習ってねーよ
124世界@名無史さん:03/05/25 09:22
>>120
そう決めつけるのはどうかなぁ。近衛さんのおかげで、対中戦略は
決まったようなもんだし。
12589:03/05/25 10:24
>120、>124
風見章に言わせれば、「対手にせず」声明は「こうする
ほかなかった」というが、近衛は自主的に陸軍の強硬
論を抑えようとする努力があまり見られないんだよな。

それに近衛自身、蒋介石政権の力量を過小評価してい
て、強硬に行けば屈服させられるという都合の良い期
待を抱いていた節もある。

いずれにしても、「対手にせず」声明を出した近衛の政
治的責任は大きいし、この失敗がその後に大きく影響し
たのは間違いない。
126120:03/05/25 11:53
>>125
近衛は「夷を以て夷を制す」的に自分に火の粉が飛ばないように自分の意見を人に
言わせようとするからね。代々貴族の処世術か。
「五相会議にかけてみないと・・」とか、軍部との対立を避けて積極的だったのは人事だけ。

>>84
>近衛文麿は、日中戦争反対派の陸軍主流派を追放している。
梅津美治郎は陰気だから嫌いだったみたいね。人事を個人的好みで決めるのが近衛文麿。

>満洲はともかく、汪兆銘の親日政権樹立は陸軍が主ではない。
民間と軍の有志が起草した案に、過酷な条件を加えていったのは陸軍とその配下の興亜院
ですが?

>陸軍が一枚岩で話をすすめていたと思うのは、戦後の陸軍悪玉史観の産物だ。
まあ参謀本部と陸軍省や関東軍や特務機関でやった事は違うしね。
主流を追っていくと
だいたい参謀本部は事変初期にトラウトマン和平派(不拡大ではない)、特務機関は
各地に傀儡政権作り、陸軍省は和平条件の上乗せ等ね。

数々の和平工作を見る限り、参謀がまじめな和平派だったのは
トラウトマン工作の事変初期だけで、後は陸軍全体として和平条件の上乗せ(権益要求)
で和平を潰している。基本的に文民は権益を要求しないが軍はそれをして和平を潰す。
陸軍やっぱり善玉史観も所詮戦後の反動史観である。
127世界@名無史さん:03/05/25 14:15
映画は6月14日公開。雑誌で監督のインタビュー読んだけど、
楽しみやな〜
128世界@名無史さん:03/05/25 16:10
先々週BS1でスパイゾルゲの紹介やってた
監督がいうには
田舎出身の青年将校たちのふるさとでは
生糸をアメリカ向けに売るために養蚕業してたけど
アメリカが経済制裁+中国の生糸産業と競合して
なくなく身売りする女学生が増える
そんなわけで怒った青年将校がクーデターを画策し2.26に至り
さらに軍国主義に走らせたと

反米親ソなストーリーになるのかな
129世界@名無史さん:03/05/25 17:37
日本で敵国のスパイを美化する映画が作られるとは嘆かわしい
130世界@名無史さん:03/05/25 18:59
河原宏『日本人の「戦争」』
「”革命よりは戦争がまし”という指摘は、日米開戦直後に書かれたヒュー・バイアスの『敵国日本』で
述べられていた」

「日中戦争はニ・ニ六事件の後遺症を引きずりながら、なお国内改革に着手することなくそれを
解消し、その記憶を抹殺しようとして起こされたと言ってよい。」

「根本は農民、ひいては国民の大多数を貧困におしこめる地主支配の土地制度に起因しており、
農民の困窮と農地の制度的な改革不可能性が、内の矛盾を外に転化する形で常に軍国主義に
エネルギーを補給してきた。」

「農村を豊作の時にすら飢餓状態におとしこむ社会構造、つまり土地所有関係の変革を含む社会改造
の方向が、「国体」の名によって封殺されている以上、残された道は武力によって土地獲得を企てる
アジア侵略以外にはありえないのだ。」

「アジア解放への共感は、実は本来解放さるべき国内での貧窮、悲痛さの上に支えられていた。」


ちなみに1940年の日本の農民人口は50%です。
131世界@名無史さん:03/05/25 19:49
今日、試写会で映画観てきた〜!史実にそってるって感じだね。
三時間の上映も、そんなに長く感じなかった。良かったよ。
132世界@名無史さん:03/05/26 02:42
>>131
報告サンクス。
史実にそってるなら安心だ。早くみたい!
>>128>>129
前出監督のインタビュー記事ではそういう意図はないようですよ。
まあスパイ活動が平和を願う意味もあった、程度のようです。
133世界@名無史さん:03/05/26 07:18
594 名前:日出づる処の名無し 投稿日:2003/05/26(月) 03:54 ID:R4DImhr9
篠田正浩は、鴎外の「舞姫」を映画化するに当たり勝手に
「ビスマルクの強権政治に抵抗するドイツ人革命家」のエピ
ソードを創作して全く未消化なまま挿入し、ただでさえ郷ひ
ろみ主演でイタかった作品を致命的なレベルで駄作へとなさ
しめた、素敵な監督です。

こういう前科がある人らしいですが・・・
134世界@名無史さん:03/05/26 13:16
>>129
日本人も協力してるのでは。
全員が軍国万歳でなかったという映画だと思って見に行って見ます。
135世界@名無史さん:03/05/26 15:30
136世界@名無史さん:03/05/26 18:02
進攻の情報を流したから「裏切り者」、とかいうヤツ、アホすぎ。
「個々の戦闘」という、意図的に狭い視点でしか議論しようとしない。
尾崎は、ファシズムには必ず侵略戦争が伴い、結局ファシズムは
軍事力で打ち砕くしかない、という本質を理解していた。
初期の段階でファシズムを叩き潰して日本と中国が協力し合わないと、
いずれ双方は欧米の支配下に置かれ、取り返しのつかないことになる
ことを恐れていた。
尾崎こそ真の大東亜共栄圏を作ろうとした人物。
137世界@名無史さん:03/05/26 18:05
>>136
ソースも出さないで延々持論をがなっているヤツ、アホすぎ
138世界@名無史さん:03/05/26 21:05
>>136
南進させて弱いアジアの民を虐殺させてないで、
南進の情報を送らないでソ連を煽ってスターリン様にファシズム日本を潰してもらうほうがいいと思うが?
139世界@名無史さん:03/05/26 21:07
ゾルゲ事件、捜査員褒章上申書がロシアに
捜査の全容わかる内部資料
http://www.zakzak.co.jp/top/t-2003_05/3t2003052630.html
140世界@名無史さん:03/05/26 21:09
>>136
461 名前:    投稿日: 02/01/03 23:16 ID:/0weTasH
ゾルゲ事件で逮捕された朝日新聞の尾崎秀美は、戦争賛美の上に、北進に傾いた
近衛首相を南進に向けたが、彼が特高の取り調べでゲロした内容は以下の通り。
「日中戦争で国民党軍が壊滅すれば中国は共産化する。日中戦争は米国との戦争
に発展する。資源禁輸された日本は東南アジアに侵攻するだろう。そして初期は
日本軍が圧倒し東南アジアから帝国主義勢力を一掃する。しかし米国の物量を前に
劣勢に立たされるだろう。そこでソ連軍を日本に進攻させ、その協力で日本を
共産化する。そして日ソ連合で米軍を排除し、東アジア全体の共産化が実現する」
これは尾崎個人の発想ではなくコミンテルンのプランだろう。瀬島がコミンテルン
の指令に従っていたと考えれば、彼の行動はすべてうまく説明できる。

おいおいあの 瀬島龍三がテレビでてるぞ!!
http://choco.2ch.net/news/kako/1009/10099/1009984334.html
141世界@名無史さん:03/05/26 21:11
ふぅ。またageキチガイが出てきたぞ
142世界@名無史さん:03/05/26 22:59
>>139
これ日本の警視庁の資料なのにどういうルートでソ連に渡ったんだろうね???
143世界@名無史さん:03/05/26 23:28
>139
記事がzakzakいうのはともかく、社会評論社いったら、中核派シンパが
創設した左翼系出版社やね。

第一勧銀事件総会屋の小池被告の黒幕は、同社会長の木島某。
世界は共産主義者の陰謀だらけだね(w
144世界@名無史さん:03/05/27 04:41
尾崎の構想は>>136>>140に示す通りで、別に新しい情報じゃない。
そこらへんの書物に記載されている常識レベルのこと。
「ソース、ソース」と言いいさえすれば否定できるってもんじゃない。
145世界@名無史さん:03/05/27 06:02
>>136
戦略的に見ても尾崎は間違っていただろう。
昭和10年代だったら宇垣一成外相がやろうとしたように国民政府と和平
し英米との協調を維持するのが正しい戦略。
アジア主義は日本を滅ぼす。
146世界@名無史さん:03/05/27 12:21
>>144
お前>>136?全然意味と理屈が分かりませんが?
なんでアメリカの攻撃で劣勢に立たされた後、ソ連主導で日本を共産化できるんだ?
147世界@名無史さん:03/05/27 14:36
>>>144
尾崎の構想は>>140であり、まさに戦後の朝日ジャーナリズムに通じる姿勢。>>136
尾崎を美化しすぎ。尾崎は白人に対抗しようとしたわけではない。
>>146
日中戦争→大東亜戦争は、尾崎のシナリオ通りに進んだ。日米戦争で関東軍の主力が
南方戦線に引き抜かれたことでソ連軍の満州侵攻が可能になった。もっとうまくいけば、
ソ連軍が日本列島に侵攻し、日本の共産化が実現したということ。
148世界@名無史さん:03/05/27 15:57
陰謀史観のキチガイは消えろ
149世界@名無史さん:03/05/27 20:51
>>146
ソ連のスパイがいたのは日本だけじゃない
日本は「ロシアの南下を防ぐため、中国の共産化を防ぐため」と
満州の権益をがんとして譲らなかった。
が対日戦略の筋書きやハルノートを書いたのはソ連スパイ
WW2当時のアメリカとルーズベルト親ソ、親共だった。
共産党やソ連スパイがアメリカの中枢まで食い込んでた。
日本とは逆に、アメリカはWW2で共産党勢力を増やすために戦ってたようなもんだ。
当時の日本はアジアの共産化を防ぐいわば蓋のようなもの。
そしてその蓋をアメリカがとっぱらったらとたんに中国、北朝鮮、ベトナムと
アジア共産化。
ついでにいえば日本の共産化も進められている。
GHQの初期のブレーンにも共産党とニューディーラーがいて
農地解放や官僚の力の増大、労働組合、相続税率増大と
左巻きの政策打ち出していった。
ほら、「日本は世界で唯一成功した社会主義国」って聞いたことあるだろ?

それにしても共産主義の防波堤として戦い、
その後西側に組み込まれた日本が、当のアメリカの手によって
世界で唯一成功した社会主義国になったなんて
えらい皮肉だね。
150世界@名無史さん:03/05/27 21:03
>>149
>「日本は世界で唯一成功した社会主義国」

なんでそれを言った奴の名前が出てこねーんだよいつもゴルバチョフだよゴルバチョフ
紙に10回書いて覚えとけ
151世界@名無史さん:03/05/27 22:23
陰謀史観論者とリヴィジョニストって同じ人種だよな…
152山崎渉:03/05/28 14:57
     ∧_∧
ピュ.ー (  ^^ ) <これからも僕を応援して下さいね(^^)。
  =〔~∪ ̄ ̄〕
  = ◎――◎                      山崎渉
153世界@名無史さん:03/05/28 21:38
日本は世界で唯一成功した公務員社会主義国
154世界@名無史さん:03/05/28 22:26
>>151

ふつーに同義でしょ。
155世界@名無史さん:03/05/29 11:05
日本が一種の社会主義国っていうけど、経済システムの面だけだろ。
戦後、言論・文化面ではマスメディアは比較的自由だったし、
デモ、労働運動も活発だった。論壇も反体制色が強かったし、
社会主義国ではこうはいかないよ。日本は十分、自由主義国。
156世界@名無史さん:03/05/29 19:44
「閉ざされた言語空間」戦後7年間は検閲の嵐
戦前のほうがむしろ言論の自由があったとか
戦前の検閲はスミ塗りするだけだから前後の文を読めば
何となく意味は理解できたのに。
戦後GHQは出版する前の段階で規制して
とくにGHQと連合国に対する批判は一切禁止。
その7年間で「自己検閲」をおぼえた。
157世界@名無史さん:03/05/29 19:45
戦後デモや労働運動が活発だったのは
それが日本の弱体化につながるから
GHQが奨励したのさ
158世界@名無史さん:03/05/30 01:34
またキチガイリビジョニストが湧いて出た。
159世界@名無史さん:03/05/30 20:58
根拠を示さない書き込みをするヤツはなあ
160世界@名無史さん:03/05/31 13:40
>>155
 戦後日本の言論、文化面はもろに極左だったと思うけどなぁ。
世論がそれを支持したかはともかく。

 共産党が武力革命を放棄したのは、つい最近だし、社会党なんて非武装中立
は共産国軍を引き込むための方弁だったことを(昔は) 認めていたからなぁ。
一般世論が共産主義を支持しなくて良かったよ。
161世界@名無史さん:03/05/31 16:11
>戦後日本の言論、文化面はもろに極左だったと思うけどなぁ。
>世論がそれを支持したかはともかく。

アンタの頭の中で「極左」というのはどう定義されてるんだ?
それから「言論、文化」と「世論(一般世論)」とを、
どんな風に区別して使ってるんだ?
日本語の文章として理解に苦しむぞ(藁
162160:03/05/31 17:24
>>161
 極左というのは言過ぎかもしれないけど、戦後の日本のマスコミ、言論・
文化人が親共・反米だったのは事実だと思いますが。

 言論人、文化人と世論を分けたのは、マスコミや知識人が、あれだけ親ソ、
新共だったのに、選挙では親米自民党政権がずっと続いていたからです。
 一般世論が、当時の言論人、文化人に同調していたら、日本は社会党が
第一党になり、日米安保は破棄され、自衛隊は解散となり、東側陣営になって
いたと思っていますので。

 あなたは、一般世論と、言論人、文化人が同調していたとお考えなのですか ?
163160:03/05/31 19:47
>161
だからさ、最初からそう区別して書けよ(藁
「戦後日本の言論、文化」と書いたら、日本社会全体の「言論、文化」にな
ってしまうから、「世論」と何にも差が無いだろ。
で、「極左」については全く定義してくれないわけね。

>言論人、文化人と世論を分けたのは、マスコミや知識人が、あれだけ親ソ、
>新共だったのに、選挙では親米自民党政権がずっと続いていたからです。
「あれだけ」って「どれだけ」だよ(藁
読売、毎日、産経、文春、新潮とかは無視か?
それにさ、選挙って言論人や文化人への支持を問うものなの?
選挙で自民党政権維持=言論人、文化人の意見の否定、とは限らないだろ。
まあ、ここで言う「言論人、文化人」の範囲が良く分からんが。

>一般世論と、言論人、文化人が同調していたとお考えなのですか ?
さてねえ・・・物事によって時期によって変化するとしか言えん。
単純にYES、NOで答えられるものでもない。
だけど、言論人や文化人が世論と全く同調しないで、その社会の「言論人、文
化人」足りえることって、あるのかね?

ま、スレ違いも甚だしいからこの辺で。
164163=161:03/05/31 19:49

スマン、名前と宛先を完全に間違えた。俺は161で、163は162へのレスな。
言い訳はしない。逝って来る。
165世界@名無史さん:03/06/03 17:56
まあ、163の文章は言い方がキツいが、言うことはわかる。
160みたいな、「極左」とか使った、曖昧でワケワカ文章なんか
読むに耐えないからな。
166    :03/06/03 22:49
http://mentai.2ch.net/whis/kako/1005/10057/1005736174.html
ゾルゲ事件について教えて
167世界@名無史さん:03/06/03 23:38
まあいずれにせよ、現在の世論はかなり現実的になってるから
喜ばしいことだよ。イラク戦争前後でも一部メディアに
帆船ムードをあおる傾向があったが、盛り上がらなかった。
有事法制でもそう。戦後左翼運動はもう終わった。
168????s??s:03/06/03 23:41
こんな夜にオススメサイトだよ!!!
http://homepage3.nifty.com/coco-nut
169世界@名無史さん:03/06/03 23:56
極左っていうか売国だよね
日本以外の国では右だろうが左だろうが愛国って点では一致してるのに
日本では左罹った人は売国、外患誘致に全力投球だからね
170世界@名無史さん:03/06/04 00:08
>169
愛国を主張してる人間同士が、方法や思想の違いで互いを“売国奴”と罵
り合うのは、世界各国各時代で腐るほど例が見られる。
それに、何らかの形で外国の力を借りたり恃んだりすることを“売国”
というなら、自民党や右翼の親米も十分に“売国”だろう。
171世界@名無史さん:03/06/04 01:20
一番最善なのは「中立国」であり
日本は「鎖国」を最優先を選択していたがそれは
「国際化」「グローバル化」を選ぶより良かった。
江戸時代は治安の面では世界最高だったと思う。
172世界@名無史さん:03/06/04 01:23
>>170
でも、日本以外の国の左の人が
自国の国旗や国歌を「他国民の感情やら歴史に配慮して」認めない。
…なんてのは見た事ないんだけど。
あと、他国と一緒になって自国の戦争責任追及する政治家
…なんてのも見た事ない。
173世界@名無史さん:03/06/04 01:39
ボー・グエン・ザップの本なんか
愛国心を強調しまくっているし
敵に通じる人間は同胞といえどためらわず処刑したと書いてる。
 (人民戦争論に書いてます。)
日本の左翼って単なる無政府主義だと思う。
174世界@名無史さん:03/06/04 02:19
>>172
>他国と一緒になって自国の戦争責任追及する政治家

「他国と一緒になって」という枕詞をつける必要なんて無い。
要は「自国の戦争責任追及する政治家」が“売国奴”だと言いたいんだろ?
第一、戦争責任を追及するなら、当事国と何らの関わりも持たないでいれるは
ずもない。「他国と一緒に“ならないで”自国の戦争責任追及する政治家」
なんて、いるわけないだろw
それとも、ここで言う「戦争」って内戦を指すのか?

矛盾だらけのワケ分からん日本語使わんで、もっと率直に本音を言えよ。

・・・つーか、ここゾルゲや尾崎秀実を語るスレだよな?
いい加減、本題に戻そうぜ。俺が言うのも何だがw
175世界@名無史さん:03/06/04 02:29
>>174
 尾崎は結局、共産革命を日本で起こすことを目的としてゾルゲに協力して
いた訳だよね。
 共産主義の支持者かどうかで、激しく評価が変わりそうだなぁ。
176174:03/06/04 02:43
>175
最近発表された誰かの論文で読んだが、確か尾崎は、日本=共産中国=ソ連の
三国による共産ブロック化を構想してたらしい。それで、日本の共産化のため
に、近衛文麿に「ケレンスキー的役割」を担わせようとしてたようだ。
まあ、共産主義者じゃなかったら、“売国的”構想だろう。尾崎本人の主観は
ともかくとして。

だけど、尾崎は構想こそ大規模だったけど、肝心の近衛からはほとんど信任さ
れなくてボヤキまくってたからなあ。それに、蝋山正道らの大東亜共栄圏構想
を現実的でないと非難してたが、自分の構想については“非現実的”とは思わなかったようだしw

・・・これで本題に戻せたかな?175氏、ありがとう。
177世界@名無史さん:03/06/05 10:18
>>175
これは完全に党派的な見解になるが、反共主義の漏れの立場からすれば
尾崎は死刑になって当然。

一方日米開戦阻止のためにグルーにかなりやばいレベルの情報まで流し
ていた吉田茂は、仮に当時の政府が本気で刑事責任を追及して吉田茂が
死刑になっていたとしてもそれは漏れ的には「偉大な殉教者」になる(w。

この種の件について客観的な立場というのはありえないと思うね。
178動画直リン:03/06/05 10:20
179http://academy2.2ch.net/history:03/06/05 10:21
180世界@名無史さん:03/06/05 15:17
月刊『現代』2003年7月号 
“ベストセラー「昭和史七つの謎」の著者が「日米開戦の闇に迫る」”
『スパイ・ゾルゲと東條英機』 保阪正康

・・・昭和20年2月に天皇が重臣ひとりひとりに終戦についての考えを聞いたときに、近衛は
上奏文を提出している。その前半部には、共産主義が軍部のなかに浸透しているとし、
満州事変以来の動きは明らかにその方向にあると指摘したうえで、「この50年、軍部、官僚、
右翼、左翼の多方面にわたり交友を有せし不肖が、最近静かに反省して到達したる結論」と
いっている。
 この近衛上奏文は、共産主義者が仮面をかぶっていると恐れ、そしてコミンテルンの巧妙な
手口は世界赤化政策を企てていると執拗に書いている。
 なぜ近衛はこのような上奏文を書いたか。
 近衛は明らかに自らの人脈に近い尾崎の事件を意識している。その意識は、昭和16年
10月15日の尾崎逮捕、そして東條との間で自らの周辺にスパイの網の目ができあがって
いると脅かされたのが発端ではなかったかと思えるのだ。
 ジョン・ダワー(米マサチューセッツ工科大学教授)もかつて『吉田茂とその時代』のなかで、
これに通じる見方を示していた。尾崎は処刑の前に、自主的に意見を述べ、いつか
大東亜新秩序社会が戦争にあとにあらわれて、「世界革命の一端」を形づくると満足感を
もって死に赴いた事実を紹介している。そして尾崎の「自分が永く仮面をかぶった危険な
潜行運動をしたその苦心のために、頭の髪は全く白くなってしまった。自分等の日本赤化
運動は、すでにその目的を達し、日本はついに大戦争に突入し、擾乱は起り、革命は必死
である。自分の仕事が九分通り成功しながら、今その結果を見ずして死ぬのは、残念である」
を引用し、この告白を知らされた折りの近衛の戦慄を、上奏文の伏線としている。実際に
上奏文の表現は、尾崎の語った言葉がそのまま引用されているとしか思えないほどである。
181180:03/06/05 15:28
>>180 訂正

革命は必死 → 革命は必至

182世界@名無史さん:03/06/07 19:58
共産主義とか反共主義とかの座標軸を置いてから考えるのもいいけど、
当時の状況下では、戦争による大量死を防ぐ手段としてソ連に希望を
寄せるしかなかったのでは?
当時はインターネットもなく、スターリンのアホさを知ることが
不可能であったんだし。自由主義者も宗教者も結局は戦争反対から
戦争協力に傾いていくなかで、他に選択枝があったのか?
「コミンテルンの方針、共産主義」が先にあったのではなく、
手段として「コミンテルンの方針、共産主義者」以外に方策が
なかった、ということでは?

183中国共産党の抗日宣言(1935.8.1):03/06/07 20:31
「日支事変」の黒幕は中国共産党だった!
ここにおいて中国ソヴェート政府と共産党とは、抗日共同戦線を結成すべき必要が目睫の間に
迫っていることを強調し、再び全国同胞に対し呼びかける。
各党が過去において、また現在において、政見利害を異にするにせよ、各軍隊が過去および現
在において敵対行動をとっているにせよ、いまこそわれらは兄弟カキにヒシぐの愚を自覚すべ
きである。まず一切の内戦を停止し、対立を超越してあらゆる国力を集中し、もって抗日救国
のために戦わねばならぬ。中国ソヴェート政府と共産党はさらに一度宣言する。
国民党の軍隊は中共軍攻撃を即時停止し、いずれの軍隊も対日戦争準備を遂行すべきだ。国民
党軍と中共軍は、過去および現在のあらゆる国内的紛争にこだわるのは止め、直ちに対立を克
服して親密なる連携の下に国家救国を行うべし。

1935年=昭和10年8月1日、この日こそが「中国が日本に宣戦布告」した日であった!!!
184世界@名無史さん:03/06/07 22:28
>>140>>180で昭和史の真実が見えてくる。

おいおいあの 瀬島龍三がテレビでてるぞ!!
http://choco.2ch.net/news/kako/1009/10099/1009984334.html
にも書かれてあるが、近年ロシア政府が公開し出した旧ソ連文書には、
「日本がひっくり返る」ような資料があるそうだ。文書を持ち帰った自民党の調査団が
その一部を公開したにすぎないが、内容が衝撃的すぎて確信が持てず、公開を躊躇して
いるのではないか?
軍部の上層部がソ連のスパイで固められていたのは間違いないだろう。
185また瀬島か(苦笑:03/06/07 22:32
>184
あんた、1年前から、過去ログの自分のレス、えんえんリンクしまくっ
てないか?心に残る名文か何かなのか?広く世に知らしめたいのか?
186世界@名無史さん:03/06/07 22:43
『異国の丘』とソ連・日本共産党(1)
シベリア抑留問題から見た「逆説の戦後日本共産党史」
http://www2s.biglobe.ne.jp/~mike/siberia.htm
187世界@名無史さん :03/06/07 22:54
日本人をスパイに引き込む常套用語「日本人の犠牲を少なくするには
これしかないんだ」
尾崎もゾルゲも日本なんかどうでもいいのだ。
当時ただ一つの共産主義体制の国ソ連を守ること、共産主義を
守ることそれしかない。
188世界@名無史さん:03/06/07 23:44
187=釣りです。
孤独な人が多いなあ
189世界@名無史さん:03/06/08 00:52
>スターリンのアホさを知ることが不可能であったんだし。

左系で、まともに事象を分析できる人間なら、コミンテルンの共産党に対する
「指導」がどれだけいい加減であったかだけでも、じゅうぶんアホさを
窺い知れると思うが。
事実、そのアホさから戦前の日本共産党は壊滅したようなものだし。
190世界@名無史さん:03/06/08 01:03
187はあたらずしも遠からずぐらいだと思うが。
191世界@名無史さん:03/06/08 11:37
>189
中共もそうだな。陳独秀、瞿秋白、李立三。こいつらみんな、コミンテルンの
アホ指令に振り回され、挙句にコミンテルンの失敗を全部被せられて失脚して
るんだから(特に陳独秀なんて、指令のデタラメぶりを承知してた分、悲惨)。節目に自分の判断で行動した毛沢東が正解だった。
192世界@名無史さん:03/06/08 14:28
>>189
それでは、あの時代、どないすればよかったのか?
アナタならどうする? アイフル
193世界@名無史さん:03/06/08 15:11
>>191
売国奴の末路だよ。
>>192
「天皇陛下万歳!」この叫びだ。
194世界@名無史さん:03/06/08 18:42
映画板ではスパイ・ゾルゲの評判は散々だね
195世界@名無史さん:03/06/08 20:05
>それでは、あの時代、どないすればよかったのか?
アナタならどうする?

尾崎は新聞社という有利な場所にいたんだから、その組織を
和平の方向に動かす努力こそやるべきだった。
尾崎は盧溝橋事件の時世界戦争になると書いたのがたまたま
あたったので、うぬぼれ、増長してテングになっていた。
196世界@名無史さん:03/06/08 20:16
>189
それ以前に、バルト三国併合やソ・フィン戦争見れば、スターリンの正体が分かっただろうに。
197世界@名無史さん:03/06/08 22:24
【沈黙】産経新聞と瀬島龍三【亡国】
http://society.2ch.net/test/read.cgi/mass/1036639073/l50
■■■瀬島龍三とは何者か!■■■
http://academy2.2ch.net/test/read.cgi/history/1049011659/l50
198世界@名無史さん:03/06/09 11:03
尾崎は企画院の総力戦研究で日米開戦に反対だったよ
199世界@名無史さん:03/06/09 13:35
ゾルゲ摘発の真の功労者は誰?
元特高の毛利説は面白いけど、確認されてないし。
200世界@名無史さん:03/06/09 14:18
映画板
ttp://tv3.2ch.net/test/read.cgi/cinema/1054139703/l50
篠田正浩】 スパイ・ゾルゲ Spy Sorge
201世界@名無史さん:03/06/09 17:10
>尾崎は企画院の総力戦研究で日米開戦に反対だったよ

そんなことは、国を売ったことの弁解になにもならない。
自分で反省して死刑で償うのは当然だと言ってるのだから
本人のためにもグタグタ弁解、弁護しないほうがいいよ。
202世界@名無史さん:03/06/10 01:13
>ゾルゲ摘発の真の功労者は誰?

以東律でわ?
203世界@名無史さん:03/06/10 02:47
>>192
対中全面戦争の回避、対米英協調の維持。
結局昭和天皇や元老・重臣たちの判断があの頃は一番正確だった。
204198ではないが:03/06/10 02:48
>201
>そんなことは、国を売ったことの弁解になにもならない。
>自分で反省して死刑で償うのは当然だと言ってるのだから
>本人のためにもグタグタ弁解、弁護しないほうがいいよ。

オマエ、単なる事実の指摘に過剰反応しすぎでキモい。198に尾崎を弁護する意
思があるかどうかなんて、これだけでは分からんだろうが。
205世界@名無史さん:03/06/10 07:23
いや、伊藤律は実弟尾崎秀樹はじめ多くの人に、ながいこと、
「ラムゼー情報網摘発の端尾となった末端の誰かを警察に売った裏切り者」
いうことにされていた。

戦後、共産党内の権力闘争に負けて、中国に亡命したから、余計、
「国内不在者にクチナシ」ってことで、「伊藤律=裏切り者説」が流布された。

1990年代になって日本共産党長老の野坂参三が、党を除名になった。
じつは彼こそが、ソ連のスパイだか特高の2重スパイとして、
「従来、伊藤律が果たしたとされるラムゼー情報網末端某の密告」
を担当したらしいけど・・・。
206世界@名無史さん:03/06/10 08:03
207世界@名無史さん:03/06/10 08:51
>>198
その割に朝日は日本の勝利を喧伝してましたな
208世界@名無史さん:03/06/10 23:31
いや、207は適評なんだが、それ以前の過去ログ読むと2chなんかで「アンチ朝日」だの
「アンチ共産主義」だのいってるのは、それは思春期で反抗期な君らの心の中にすむ
学校の先生やお母さんやお父さんを朝日や共産主義にかさねてるだけのような気が・・・。

209世界@名無史さん:03/06/10 23:56
>>280
かつては"家"や"村"が青少年に押し付けてくる秩序への抵抗のよりど
ころが"メディア"だったのだのだな。
青年は"メディア"をよりどころにして秩序に反抗した。
文芸誌なんかに和歌や詩を投稿すればそれだけで不良扱い退学もあり
えた。

高度経済成長以降"家"や"村"による抑圧のリアリティがなくなり、子供
たちは幼い時からテレビ漬けにされて育てられるようになると、青少年に
とって打倒されるべきエディプスは"メディア"それ自体になった。
210世界@名無史さん:03/06/11 01:19
>>205
野坂スパイ説も、主に共産党が唱えているだけで、確証があんまないんだよね。
共産党の主張は、党にとって都合の悪い奴=スパイだから、全然証拠にならないし。
なんせそのパターンで戦前には何人もリンチして殺してしまったくらいだし。

だいたい野坂はアメリカ共産党の人間で、それからソ連に渡っているから、
日本の特高と接触する機会なんかなかったんじゃないの?
211世界@名無史さん:03/06/11 02:24
>>208
それ以前の問題として、198は企画院での尾崎について言っているのに、207は(「朝日での尾崎」ではなく)朝日を突然持ち出してるから、まともなレスにす
らなっていない。
207はネタのつもりなのか、素に論理的な思考力が無いだけなのかw
212世界@名無史さん:03/06/11 08:23
205>210
なるほどねえ。なにが真実かわからんもんだな。
僕は、大昔、文芸春秋の例のオレンジ表紙の「闇の男 野坂参三」(NHKの下斗米取材班がソ連崩壊後の
モスクワで、はじめてゾルゲの公文書調査をしたころ頃出版された?)読んだきりだから、たしかに
その後の情報は知らんなあ
213世界@名無史さん:03/06/11 09:52
「偽りの烙印」の作者の渡部富哉がときどきゾルゲ関係の論文を発表してる。これが面白いな。

彼に言わせるとゾルゲの組織には共産党関係者が多くいたんだからバレるのは時間の問題だったらしい。
(日本共産党情報は特高に筒抜け状態だった)
214世界@名無史さん:03/06/11 11:32
「スパイ・ゾルゲ」の試写会観てきたけど、あれって昭和期日本の知識が相当
ないと、何が展開されているのかわからないだろうな。
215世界@名無史さん:03/06/11 19:23
そうか。昭和は遠くなりにけり、だな。
いや、それ自体はしょうがない。誰も時間の流れにはさからえんわな
216世界@名無史さん :03/06/11 20:00
>あれって昭和期日本の知識が相当
ないと、何が展開されているのかわからないだろうな。

その思考法で行くと、理解力があると、尾崎の行動が理解できるように
誤解させる恐れがある。
なんであんな馬鹿なことをしたのか解らない方がまともだ。
監督はさも高級なことを表現してるような自己満足に陥っている。
217世界@名無史さん:03/06/12 03:22
東条内閣の商工相であり、戦後に首相として安保改正を成し遂げ、大正・昭和を通して最高
の保守政治家と称賛される岸信介氏は、大東亜戦争を回顧して「支那事変を長期化させ、
日支和平の芽をつぶし、日本をして対ソ戦略から、対米英蘭の南進戦略に転換させて、遂に
大東亜戦争を引き起こさせた張本人は、ソ連のスターリンが指導するコミンテルンであり、
日本国内で巧妙にこれを誘導したのが、(近衛内閣に潜入した)共産主義者、尾崎秀美で
あった」と述懐している。(三田村武夫「戦争と共産主義」)
http://www.jiyuu-shikan.org/store/book/zasshi/zasshi0204.html
218世界@名無史さん:03/06/12 03:23
大変面白い本を読みました。
筑波大教授中川八洋氏の「近衛文麿とルーズベルト 大東亜戦争の真実」
(PHP研究所、1800円)です。
 中川氏の説は、大東亜戦争は、近衛文麿やその側近尾崎秀美(朝日新聞、中央公論、
改造などで、当時の中国問題第一人者、後にソ連のスパイとして、逮捕、処刑された)が、
以下のシナリオを実現するために、工作を行い、その結果であるというものです。

1)日中戦争により中国は共産化する
2)日本は英米との戦争によって、ソ連との提携の道を選択せざるを得なくなる、
3)戦時下で、日本自ら社会主義への体制変革を進める
http://www.hi-ho.ne.jp/gnp_hp/book/200/210_750_4569548202.htm
219世界@名無史さん:03/06/12 03:23
●日中戦争も太平洋戦争も、スターリンが世界共産革命を実現するに当たって行われた
謀略である。
これは僕の持論です。自由選書「大東亜戦争とスターリンの謀略」を読めばわかります。
http://homepage1.nifty.com/1010/newpagekakiko.htm
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/tg/detail/-/books/4915237028/250-6163433-7623413

石原莞爾フォーラム
http://web.kyoto-inet.or.jp/people/yatsu8hd/forum/133.html
http://web.kyoto-inet.or.jp/people/yatsu8hd/forum/162.html
220ゾルゲは国際的反戦平和運動の一環?:03/06/12 04:02
>>99
>ゾルゲに関する著作はいくつか持っているが、平和主義者なんて言い草をしているのは一冊もないよ。

いやそれがあるんだな。
リヒャルト ゾルゲ 1895〜1944
ドイツの新聞記者・共産主義者 バクー生まれ
第一次大戦に参加。1919年に創立されたドイツ共産党に入る。
1925年モスクワに行き、コミンテル情報局・ソ連共産党で活動。
1930年〜33年”社会学雑誌”特派員として上海で情報活動、
”フランクフルターツアイトゥング”特派員として1933年来日、日本で情報活動を組織。 1941年尾崎秀実(ほつみ)らと共に検挙され(ゾルゲ事件)1944年死刑。 その活動は国際的反戦平和運動の一環であった。
参考資料 ”現代史資料(ゾルゲ事件 1・2・3・24巻)
コンサイス外国人人名辞典より
http://www.kt.rim.or.jp/~katsuma/jiten.f/zorge.html

皆どう思う?
221世界@名無史さん:03/06/12 04:52
「国際的平和運動の一環だった」いうと、それは後世のソ連の海外出版向けプロパガンダや
日本共産党のソレと同じで、多少反発覚えるけど、30年代の世界中の共産主義者が
「祖国や同朋のためにそれが最良の方法」いうことで、ソ連の諜報当局と協力関係に
あったのをあまり悪し様に言う気にはなれないね。

アンソニー・ブラントやキム・フィルビーとか1920-30年代のオックスブリッジ(わかるよな?)
の連中が、ww1後の不況と軍備拡張とファシズムの台頭の中で、ある理想に燃えてマルクスを
手に取るのもわかるし、それをジェルジェンスキー以来の「技術化された」ソ連当局が
巧みにとりいり、ぬささしならぬ状態にもっていくのもわかる。

ゾルゲは童貞じゃないし、戦争にもいったし、隣人愛もしっているまともな人間だった。
その過程で、どこからどこまでが彼の自発的意志で、どこからが(粛清の恐怖に基づく)命令従事か
ま、検証すべきでしょ
222世界@名無史さん:03/06/12 09:21
ゾルゲは愛国者としてドイツ青年らしい信念に燃えて第1次大戦に
参加したが、片足が短くなってしまうほどの重症を負った。
戦場の地獄を見てから戦争を憎むようになったのである。
まあ、この点は理解できるし共感できるな。
223世界@名無史さん:03/06/12 09:33
>>222
理解を絶する。
普通二度と国家とか戦争とかと関わりにならないように生きようとするん
じゃないか?
224世界@名無史さん:03/06/12 09:42
>>221
ブラントやフィルビーもクソ。
まあ30年代の英国青年でスペイン戦争に義勇兵として参加したとかいう
のはまだわからんでもないが、大英帝国の支配階級の一員としてソ連
のスパイをやるなんざ心底腐っているとしかいいようがない。
225世界@名無史さん:03/06/12 09:43
ゾルゲと尾崎の話が混乱している。
ゾルゲは半分ロシア人だし、祖国のためにスパイに
なり、誇りをもって死刑になり、CIAや日本のスパイと
同じで有能無能の議論はあっても、それ以外はどうでも
いいこと。死ぬ時も反省も弁解もない。ただのスパイだ。
売国奴ではない。
フィルビーなどは、イギリスではただのアカの売国奴である。
フィルビーも反省も弁解もしていない。
226世界@名無史さん:03/06/12 12:10
俺たちから見れば尾崎は立派に売国奴だよ。
227世界@名無史さん:03/06/12 12:37
売国奴とは金や女などの欲望に負けた奴を言うと思う。
共産主義者に日本がのっとられたら
祖国解放のために情報を外国に流しても(共産政権を自滅に追いやるため)
政界工作を行っても
君にとって売国奴とは見做されないのと同じ。
228世界@名無史さん:03/06/12 15:56
ゾルゲは売国奴でないが尾崎は売国奴。
自分でそう反省している。
229世界@名無史さん:03/06/12 20:41
>>228
ゾルゲってソ連人だと思われてる?
母親はロシア人とはいえ、国籍はドイツだよ
230世界@名無史さん:03/06/12 22:51
ゾルゲは1916年に、当時東プロイセン領であったケーニヒスベルクの野戦病院で手術を受けている。
その時出会った教養のある知的な若い看護婦から、急進的な社会主義の思想を教わったらしい。
レーニンの名を知ったのも、その時であった、と後に語っている。
ゾルゲにとって、肉体的苦痛が極限に達したこの時期が、精神への最高の恵みの時期であったのだそうだ。


231世界@名無史さん:03/06/12 23:12
>>228
拷問を受けたからかな。それとも、捕虜交換でソ連に出国できるとでも
思ったのかいな?
232世界@名無史さん:03/06/13 00:08
ヒトラーもその手の看護婦で
しかも美人と野戦病院で出会ったいたら
世界史は、、、
23389:03/06/13 00:38
>>217-219の尾崎陰謀説は、このスレの前の方で触れられてるように取るに足らないとして・・・。
南方資源の奪取や米英との対決を当時主張してたのは他ならぬ岸信介なんだがな。戦前の岸の著作「日本戦時経済の進む途」などを読めば一目瞭然。
まあ、岸についてはスレ違いだが。
234世界@名無史さん:03/06/13 01:02
ゾルゲは、当時の情勢や日本の工業力を徹底的に調べ分析した。
彼の予想によれば、日本が負けるのは45年6月。
実際とは多少ずれてるが、実質的にはピッタリ。
単純にゾルゲの社会科学的分析力はすごいと思う。
235世界@名無史さん:03/06/13 01:08
>>230
その「教養のある知的な若い看護婦」についてだけど、ケーニヒスベルクということは、
その後、ソ連兵に輪姦されて馬鹿を見たんだろうな。
236世界@名無史さん:03/06/13 02:42
日本が尾崎らの「理想」通り共産化してたら…
アジアの共産国家のその後を見てると、心底恐ろしくなるな。
237世界@名無史さん:03/06/13 06:51
>>236
だからこそ、戦後日本で社会主義国化した弊害が現れてんだろ
238世界@名無史さん:03/06/13 21:43
尾崎の書いたものというには、本心を書かなかったせいもあるけど、
ぜんぜん面白くないけれど、なにか面白いのありましたか?
星がふってなんとか以外ですよ。
239世界@名無史さん:03/06/13 22:20
>>218
>2)日本は英米との戦争によって、ソ連との提携の道を選択せざるを得なくなる、

保阪正康のベストセラー「昭和史七つの謎」には、対米戦で劣勢に立たされた参謀本部内
でソ連との提携論が高まっていった事実が書かれている。シベリア抑留のところ。
で、>>219の石原莞爾フォーラムでも語られているが、参謀本部戦争指導班種村佐孝(戦後共産党員)
らが続々と満州入りしたんだ。
もっとも米国に押されたからやむをえずとは限らず、それがもともと彼らの狙いだった可能性がある
わけだが。つまり、参謀本部内はソ連スパイがうじゃうじゃいて、自殺的な対米戦に踏み切らせた
ということ。
240_:03/06/13 22:21
241無料動画直リン:03/06/13 22:23
242世界@名無史さん:03/06/14 23:15
>>239
 ただ、当のソ連から日本軍への支援や同調する動きがほとんどないんだから
説得力無いよなぁ。
 単なる片思いだったのか ? > 参謀本部のソ連スパイとやらは。
243世界@名無史さん:03/06/14 23:48
>>239
 対米開戦前の参謀本部は北進論が大勢を占めてたぞ。
 独ソ戦開戦の際にはドイツと連携して直ちにソ連を攻撃すべし、と軍部
でも最も強硬に主張してたのは参謀本部だし。
 もちろん、中には南進論に立つ者もいたが、南進論主張者を全てソ連ス
パイと見なすのは無茶苦茶な話だな(スパイの存在を全面否定する気は無
いが)。

 それより、共産スパイの陰謀説を必死に主張すればするほど、戦前日本の
政府・軍部はスパイに騙されて重要政策を決めてしまうほどヴァカでした、
と自虐的に宣伝するようなものなんだが。
244世界@名無史さん:03/06/15 00:00
>>218>>219
尾崎秀美は企画院の総力戦研究で
アメリカとの戦争に反対していたよ
245世界@名無史さん:03/06/15 00:09
http://tv3.2ch.net/test/read.cgi/geino/1048954863/l50
映画スパイゾルゲでゾルゲの愛人三宅華子役【葉月里緒菜】スパイ・ゾルゲ
246世界@名無史さん:03/06/15 00:14
マスコミ板から消えたと思ったらこんなところに居たのね
朝日叩き、石原莞爾オタクで有名な「東亜連盟戦史研究所」さん
247世界@名無史さん:03/06/15 00:34
>>236
結局、日本は多くの優秀な人材を失い、アメリカの
「公務員社会主義」政策によって骨抜きにされちまった。
尾崎の考えた通りになってたほうがよかったかもね。
日本人の国民性と優秀さを基本にした社会主義制度だったら
現在のアメリカに対峙するスゴイ国になっていただろう。
少なくとも確実にドイツよりは豊かな工業国になっていただろう。
今は自称「社会主義」の中国にさえ追いつかれようとしているし、
某国にもタカラレっぱなしの不甲斐ない国になっちまった。
248世界@名無史さん:03/06/15 07:46
>尾崎の考えた通りになってたほうがよかったかもね。

なってるやん。アメリカに対峙してるし、ドイツよりゆたかな工業国だし
めでたしめでたし。
249世界@名無史さん:03/06/15 19:31
>>247
民主集中制に根本的な欠陥があるので、無理。
この制度は能弁な人間が有能な人間をどんどんスポイルしていくことになるから、
もっと酷いことになっていたはず。
たぶん、

戦後日本 ― 貿易黒字

てなことになって、国・地方の赤字が100兆円になってたんじゃねえの。
250世界@名無史さん:03/06/15 20:49
★世界競争力ランク、日本は世界30位に後退
スイスの国際経営開発研究所(IMD)は29日、02年の世界競争力ランキングを発表、日本は
調査対象49カ国・地域の中で30位となった。同調査で日本は90年代初めまで首位だったが、
その後後退を続け、昨年は26位に。今年はさらに、チェコ(29位)、中国(31位)、イタリア
(32位)と並ぶところまで落ちた。
首位は引き続き米国が占めた。昨年2位だったシンガポールは5位に後退、代わってフィンランドが
2位、ルクセンブルクが3位に入った。
ランキングは「経済の状況」「政府の効率性」「ビジネスの効率性」「インフラ」の4分野、計314
項目について、各国に順位をつけ、総合点をはじき出している。

日本は、外貨・金保有高、高校進学率、1人当たり研究開発支出額、寿命の長さ、ハイテク製品の
輸出額、国民の勤勉さ、コンピューター使用台数などで1位か2位にランクされた。
一方、「外国人を雇う困難さ」「公共事業の発注が外国企業に開かれているか」「大学教育が競争経済のニーズに適合しているか」
「起業家精神の広がり」「株主の権利、責任の明確さ」「公務員の質」「文化の閉鎖性」などの項目で、最下位となった。
251世界@名無史さん:03/06/15 21:22
約20年位前の月刊PLAYBOY誌にゾルゲのインタビュー記事が載っていたように思うのだが、
私の記憶違いなのでしょうか。ゾルゲ本人が真相を語るようなものだったと思うのですが、
別人だったのでしょうか。 ゾルゲは近年まで生きていたと思っていたバカなもので。
その近年というのは、数年前で新聞の死亡記事でした。 それがゾルゲ本人なのか
ゾルゲに関係のあった人の記事だったか。 ご存知の方いらっしゃいませんか。

刑死しているのは知っていますが、あれは何だったのか? と思いまして。
252世界@名無史さん:03/06/15 21:46
>>218
政府内に尾崎秀美のような親ソ主義者が居たのは確かだが、それをただ悪人
呼ばわりする中川教授はどうかと思うぞ。ドイツの侵略から祖国を守ろうと
するロシア人に共感するってのは、日本人としても自然な感情だ。
253世界@名無史さん:03/06/15 22:29
当時も仮想敵国だったロシアの人に共感することが、「日本人の自然な感情」?
「共産党員の自然な感情」なら分かるが。

インテリの中に共産主義シンパが多かったのは当時の世界的傾向で、
まあ流行、ブームみたいなもんだな。スペイン内乱で、多くのインテリが
国際旅団に身を投じたことからも分かるように。
日本でも、
共産党を取り締まるべき存在であるはずの検察庁の中にさえシンパが相当いて、
「検察赤化事件」が騒がれたこともある。
もっとも、そのシンパのインテリばかり多くて、肝心の労働者層への浸透が低かったのが、
戦前の日本共産党の構造的欠陥の一つだったりする。

>>251
ぢつはJ.F.ケネディやプレスリーもまだ生きているんだよ。
故郷の星に帰っただけなんだ。
254世界@名無史さん:03/06/15 22:42
ま、しかし、ソ連にとってはゾルゲなんて大した奴じゃなかったんだろうね。
ソ連は、日本側が提案したスパイ交換にも応じず、ゾルゲを見捨てたし。
参謀本部その他、日本の国家中枢にもスパイが多数いたのなら、ゾルゲの情報
なんて意味ないし。
ゾルゲを大物視するのことは、そういった衝撃的で悲惨な日本の実態をカモフラージュ
することになっているだけ。
255世界@名無史さん:03/06/15 23:02
だって、スターリンはゾルゲの情報を却下して、酷い目にあったのだか
ら…。一時期、茫然自失になったんだよ。その秘密を覆い隠す必要があ
ったから、ロシアに来られちゃ駄目だめってことになったわけだ。
256世界@名無史さん:03/06/15 23:13
>ま、しかし、ソ連にとってはゾルゲなんて大した奴じゃなかったんだろうね。
>ソ連は、日本側が提案したスパイ交換にも応じず、ゾルゲを見捨てたし。

それはないでしょ。>>255さんが言ってるとおり、あまりに
大きな存在だったから、必死こいてゾルゲの存在を
抹殺しようとしたんでしょ。
素直にゾルゲの言うことを聞いていたら国民を大量に死なせる
ことも避けられたかもしれないのだから。
257世界@名無史さん:03/06/15 23:39
251です。 >>253 多分そうだと思います。 PBのB/N探してみます。
近年の新聞の死亡記事は愛人さんのでした。
258世界@名無史さん:03/06/16 00:06
人間ゾルゲ
(角川文庫)

著者: 石井 花子〔著〕

本体価格: \667
出版:角川書店
サイズ:文庫 / 364p
ISBN:4-04-369701-5

↑ゾルゲの愛人が書いた本です。
259世界@名無史さん:03/06/16 00:15
ソ連はドイツの侵略を覚悟していたってある程度の被害はでただろうから、
ゾルゲ情報をどうしようとたいした違いはない。
ゾルゲに心酔しすぎ。
尾崎は閣僚でもないんだから、彼の意見なんて、何を言おうと影響力など
なかった。
260世界@名無史さん:03/06/16 00:37
>>259
こーゆー我田引水的に情報を軽視する態度が、日本を敗戦に導く元になっ
たと思うんだけどね。日露戦争時には、明石のスパイ活動でかなりの事を
成し遂げたのを…やっぱり忘れちゃったんだろうなぁ。
内閣のブレーンが影響力ないとはこれいかに…。
261世界@名無史さん:03/06/16 00:48
259のような意見は極端だとしても、
当時の外交政策は結局は軍部次第だったわけだから、
尾崎が日本の外交に与えた影響は殆どなかったと思うな。

ちなみに、明石のスパイ活動は軍事情報が主なので、
日本についての政治的リーク・分析を豊富に含んだ、
ゾルゲ・グループの情報とは性格が異なるよ。
262世界@名無史さん:03/06/16 01:33
>>261
明石ってスパイだったの?
日露戦争中に日本に何か情報を送っていたの?
263世界@名無史さん:03/06/16 02:13
259のような意見はネタだとしても、
他の板で、南進と戦争の責任は全て尾崎にある、と言う
カキコがあって笑えた。
264世界@名無史さん:03/06/16 02:55
>>261
軍事<政治 だろうな。とすると、明石<ゾルゲ か?
265世界@名無史さん:03/06/16 02:58
>>261
ノモンハンの時の軍部の考えは尾崎から筒抜けだった…>情報はソ連に
流される>ソ連は犠牲をものともせず、日本を一度徹底的に叩く(全面
戦争になるおそれはないとする情報あり!)>日本は南進を決断!

無茶苦茶軍事に影響していると思うのですが…。
266世界@名無史さん:03/06/16 06:24
>265
おいおい、ネタのつもりか?

261はそういう連鎖反応についてじゃなく、
国内での具体的な外交方針作成について言ってるんだろ。

それに、日本が南進論に傾斜した(北進論が放棄されたわけでもないが)のは、
「国策の基準」を打ち出した広田内閣からじゃないか。
ノモンハン以前の話だよ。
267世界@名無史さん:03/06/16 06:52
尾崎秀美ってなんて読むの?
268世界@名無史さん:03/06/16 07:26
>>266
> 261はそういう連鎖反応についてじゃなく、
>国内での具体的な外交方針作成について言ってるんだろ。

ん?261で問題にされていた「尾崎が外交に与えた影響」をきちんと述べているじゃないか。
それに、北進論がほぼ放棄されたのが、ノモンハンの影響だろ。
269259:03/06/16 09:16
ノモンハンの勝敗と尾崎は関係ない。
尾崎秀美→正しくは秀実→ホツミ
局地戦の偵察、斥候と違って、ソ連の政策がスパイ情報で
変更はされない。
ノモンハンでソ連が強かったのが、北進作戦に影響をあたえても、
ゾルゲ情報でソ連が強かったわけじゃない。
270世界@名無史さん:03/06/16 09:23
北進論と南進論の対立は独ソ開戦時まで続いてるんだが。
271世界@名無史さん:03/06/16 15:09
みなさん、映画は観に行くの? オレは行かない。ビデオで十分。
「パパ、ゾルゲの映画、観に行きなよ。」
「レンタルで十分。」
272世界@名無史さん :03/06/16 15:29
朝日がこの映画を後援してるのは、再び日本が戦争になったら、
今度も国を売りますよという宣言だろう。
273世界@名無史さん:03/06/16 16:36
一応観に行くよ。批判するにしても観てないとついていけないだろ。
あと、小雪が結構好きなので。
274世界@名無史さん:03/06/16 19:09
>>261
影響はあったよ。特に南進路線。
独ソ戦争勃発後、軍部でも対ソ攻撃論が高まり、近衛首相も一時北進を決意したんだ。
不安になった駐日ソ連大使が松岡洋右外相と会談し、「日本は中立を維持してくれるのか?」
と問うと、松岡は「日ソ中立条約は独ソ不可侵条約を前提としたものだ。ドイツが不可侵条約
を破棄した以上、日本が中立を維持する必要はない」と回答。すると大使は脚をぶるぶる震わ
せ出したそうだ。会談に同席した加瀬俊一元国連大使の証言。
加瀬は、近衛が北進論に一時傾いたにもかかわらず、尾崎が「シベリアには資源はない。
南方に進出するべきだ」と近衛を説得して南進論に傾けさせたと証言していた。
NHKの番組でだったけど、インタビュアーが再度、「尾崎が傾けさせたんですか?」と問い
直すと、加瀬は「そうです」
275世界@名無史さん:03/06/16 19:40
>265
 そもそもスターリンは、ゾルゲのことなんて全然信用してなかったぞ。
 スターリンはゾルゲを「ナチスの二重スパイ」と疑って人格非難の言動までしてたほど。
だから、ゾルゲや尾崎がどんなに必死になって信憑性の高い報告挙げても、肝心のス
ターリンは全く無視。
 ノモンハンは、ソ連軍の行動が偶然にゾルゲの報告に呼応した“ように見えた”だけ。

 つーわけでゾルゲも尾崎も、必死になった割にノモンハン事件には何にも影響してない
ので、日本の外交に影響するはずもない。
 まあ、これはこれで、2人とも悲惨としか言いようが無いけどなw
276世界@名無史さん:03/06/16 19:59
>274
仮に加瀬の発言が事実だとしても、尾崎の役割なんて大したこと無い。
第一、この時の近衛の政策決定権なんて、たかが知れてる。
陸軍省が参謀本部の北進論を潰し、さらに大本営連絡会議で「南方施策
促進に関する件」を採択して南部仏印進駐を決めたことの方が大きい。
277世界@名無史さん:03/06/16 20:06
>>262
教科書で日露戦争は
ロシアでは革命が起こり、日本も戦争続けられないから講和した
ってことになってるだろ。表向きは。
で、明石はレーニンに協力してロシア革命おこさせて
ロシア国内に火種を巻いてたのさ
278世界@名無史さん:03/06/16 20:08
>>276
で、そこで陸軍参謀兼海軍参謀の瀬島龍三がでてくるのかい
279世界@名無史さん:03/06/16 20:28
やっぱ日本は伝統的な北進をすべきだったのだ。
千島のアイヌに銃でおどしならラッコを獲らせ、抵抗すれば射殺し、
樺太では放火・殺人やりまくり。軍備のない日本はなくなく樺太を放棄。
やっぱり軍事力がないと鬼畜にやられると、軍備を整えてきた。
これもあれも露助の脅威があったため。
日露戦争は満州で戦った戦争でロシア本国までは行けなかった。
いずれ決着をつける日がくると陸軍は訓練してきた。満州を生命線としたのも
そのせい。
関東大特演の時、攻め込むべきであった。
280世界@名無史さん:03/06/16 21:56
>>276
何が何でも、ゾルゲと尾崎の影響を低く考えようとしてるねw
スパイって重要だよ。孫子だって、

孫子曰く、およそ師を興すこと十万、兵を出すこと千里なれば、百姓の費、
公家の奉、日に千金を費し、内外騒動し、道路に怠り、事を操るを得ざる
者七十万家、相守ること数年、もって一日の勝を争う。
而るを爵禄百金を愛(おし)みて敵の情を知らざる者は、不仁の至りなり、
人の将にあらず、主の佐にあらず、勝の主にあらず。

と言っているな。スターリンはゾルゲを攻撃しないと、自分自身の失敗が
明らかになるから、個人攻撃はしょうがないでしょ。
281世界@名無史さん:03/06/16 22:07
>何が何でも、ゾルゲと尾崎の影響を低く考えようとしてるねw

欧米で出版されてる多くの独ソ戦史で、大抵ゾルゲの名前が出てる。
ロシアにも「ゾルゲ通り」がある。ゾルゲマニアの欧米人も多い。
そしてゾルゲの仲間は尾崎秀美その他大勢・・・・
282世界@名無史さん:03/06/16 23:17
「ゾルゲとの約束を果たす」とかいう題の本があったけど、
どんな内容の本だったでしょうか?
確かゾルゲを取り調べた人が書いた本だったような気が。
283コーヒーと夕方:03/06/17 00:56
ゾルゲは、処刑される前に「インドに行きたい。」と、言っていたらしい。インド
に何が有るのだろうか?色々な説が有るので解からんね。カレーが食いたかったの
か?
284世界@名無史さん:03/06/17 01:09
>>276
近衛がGOサインを出して関東軍がシベリアに攻め込めば、満州事変、日中戦争と
同じく既成事実となって南進論は潰えただろう。
日中戦争だって、参謀本部には反対論が多かったんだ。
もちろん、勝敗はどうなるかはわからんが。
285諜ヲタ:03/06/17 02:00
>>277
最近の研究では、明石工作は殆ど成果を挙げていなかった、ということになっているんだよね。
フィンランドに送った武器輸送船も沈んじゃったし、
シベリア鉄道妨害工作も最大で一日間の運航停止を指せたに過ぎないし。

ロシア官憲の厳しい監視の下、ロシア国内に諜報網を作った功績のほうが大きかったらしい。
(明石に送られた機密費からの推測)
潜水艦情報を東京に送ったのも彼だし。
そのときにはフィンランドやポーランドなどの独立運動の気運をうまく生かす事ができた。

286276:03/06/17 04:20
>280
ゾルゲや尾崎が、ソ連のために日本の北進政策の放棄、南進政策への転換を望
んでいたのは間違いないし、そのためのさまざまな活動を行ったのは認めている。

だが、実際にどれほど当時の政治・外交に影響を及ぼしたのか、となると、まだ確
定的なことは言えないし、むしろかなり微妙なんだよ。当時の政治指導者たちが
ゾルゲ・尾崎の報告や進言に基づいて行動していたことを示す資料は乏しいし。

あなたがスパイというもの自体をどのように評価するかは自由だが、残念なが
ら現在の状況ではゾルゲ、尾崎の影響を過大評価することはできないだろう。
確認だが、南進論転換の責任は全てゾルゲと尾崎のせいだ、と言うつもりは無
いよな?
287276:03/06/17 04:54
>近衛がGOサインを出して関東軍がシベリアに攻め込めば、満州事変、日中戦争と
>同じく既成事実となって南進論は潰えただろう。

まず、100%と言っていいほどあり得ない仮定だな。
当時の陸海軍の主流を説得して意見を変えさせたり、あるいはあくまで逆らって
政治決断するようなことが、近衛にできたと思うか?

>日中戦争だって、参謀本部には反対論が多かったんだ。

まあ、参謀本部については石原莞爾らがいたが、陸軍省など含めた陸軍全体だ
と賛成論(拡大派)が多数だからね。この時も近衛は拡大派に結局引きずられて
るし。
288276:03/06/17 05:05
>287は>284へのレスです。ゴメン。
289世界@名無史さん:03/06/17 06:22
>>287
原則的に陸軍の主流意見は、対ソ戦ですが。

対ソ戦が始まると、予算が陸軍省に集中するのを嫌ったから
海軍省主流派は対ソ戦を嫌ったが。
290276:03/06/17 07:04
>289
ノモンハン以後は流れが変わって、陸軍でも北進論は衰え始めてる。参謀本
部の主流は松岡洋右と組んで北進論に立っていたけど、最後は陸軍省に北進
策を潰された。
その前にも陸軍は、南進やドイツとの同盟に反対だった米内光政内閣から陸
軍大臣を引き上げて総辞職に追い込み、直後に北部仏印進駐が行われた。

まあ、南進への考え方について陸軍と海軍で違いがあること、それと陸軍がソ
連への意識が強かったのは確かだが。
291世界@名無史さん:03/06/17 20:16
>>286
>南進論転換の責任は全てゾルゲと尾崎のせいだ、と言うつもりは無いよな?

 当然そんなことを言うつもりはない。しかし、俺は結果的にせよゾルゲら
の影響は無視できないし、かなりの影響力が考えられると思っているだけだ。
そもそも、歴史上の人物・集団が何が原因で一定の行為をしたかなんぞ、そ
んなに明確に特定できるもんかいな?今現在生きている人間の行動原理です
ら怪しいのに。
292世界@名無史さん:03/06/17 20:25
>結果的にせよゾルゲらの影響は無視できないし、

ゾルゲは超大物だよ。そしてゾルゲ支持の日本人は沢山居たんだよ。
南進論転換がゾルゲ個人とは直接関係無くとも、当時の日本の体質
として親ソ連的傾向が強かったことを示しているのだろう。
293世界@名無史さん:03/06/17 21:42
「スパイゾルゲ」みた。
◎「ゾルゲ個人を描く」と言うよりは、
「ゾルゲが活躍した昭和10年代の世界を描く」と言う感じ。ゾルゲも尾崎もず抜けて目だっているわけではない。時代に翻弄される一人という感
◎226事件が特に大きく扱われている。昭和維新を目指し、天皇に見捨てられながらも処刑時に「天皇陛下万歳」と叫ぶ青年将校は、スターリンに裏切られながらも最後「国際共産主義万歳」と唱えるゾルゲに対比されているよう
◎評判のCGによる背景は、結構良かった。クレムリン等ややのっぺりしてるかなと思うところもたまにあったが。上海騒乱や226事件、有楽町や銀座等これだけでも見る価値ありと。
◎第一次世界大戦やヒトラー演説、ニュース映画等当時の映像多数登場
◎昭和天皇登場。壮年君主振りがカコイイ
竹中直人の東条英機はあまり似てない
スターリンそっくり

ゾルゲに関しては概説本以上のことは知らないのだが、昭和十年代に興味がある人なら見て損はないと思う
294世界@名無史さん:03/06/17 22:08
スターリン出てくんの?誰?やってんのは岡田真澄???
295スマイルα:03/06/17 22:27
296世界@名無史さん:03/06/17 23:04
これ、海外の人に輸出したらどういう反応が来るかな
297276:03/06/17 23:04
>291
>当然そんなことを言うつもりはない。

それなら、安心した。あとはスタンスの違いの問題だと思うし、>291に
書かれている考え方を否定する気は無いよ。

もちろん、将来どんな資料が出てくるか分からないし、あるいはゾルゲ
や尾崎が政治・外交にとてつもない影響をもたらしていたことが、明ら
かになる日が来るかもしれない。

だけど、あくまで今の時点では、彼らの政治・外交に対する影響は極め
て限定的だった、としか俺は思えないんだよね。例えば、スターリンがゾ
ルゲを、近衛が尾崎を信任していたかどうか、となると?マークが付くし。
298世界@名無史さん:03/06/18 01:19
結局、南進しようが北進しようが結果は同じってことさ。
国体を維持して国内の矛盾を植民地獲得で解決しようとする限り、
アメリカだろうがソ連だろうが、どこかの先輩帝国主義列強とぶつかり、
最後は、民主主義と反ファシズムを旗印に掲げた、これらの先進工業国に打ち負かされる運命。
南進を選ぶか北進を選ぶかで日本の運命が大きく変わることなどあり得ない。
国体護持の矛盾がそのまま存続できるワケない。矛盾は両立せず必ず解決をみる。

そう考えれば、ゾルゲや尾崎の目指した構想のほうが、貴重な多くの人命を救う
有効なシナリオだったと思いますが。
299世界@名無史さん:03/06/18 01:20
南進論をノモンハンだけで語るのは無理だろ?

フランスやオランダが、ドイツに降伏したことも考えないとね。
300ピュー:03/06/18 01:21
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301世界@名無史さん:03/06/18 03:14
映画、見てきたよ〜
日本映画にしてはスケールが大きく、ごまかしがないね。
上海反日暴動、二・二六事件の再現がリアルでよかった。
また瀬戸内海での連合艦隊の演習のCGも迫力あったね。
小雪さん、夏川さんが和服がとても似合っていて美しかった。
ただ少し長すぎたのと、共産主義への情熱、失望の描き方が
難解だったかな。最後のイマジンも…
まあ1930年代の日本の絶望と暴走がよく分かる作品で、
全体的には気に入ったな。
302世界@名無史さん:03/06/18 10:44
>>294
スターリン Peter Borchert
昭和天皇 花柳錦之補
303世界@名無史さん:03/06/18 16:22
>そう考えれば、ゾルゲや尾崎の目指した構想のほうが、貴重な多くの人命を救う
>有効なシナリオだったと思いますが。

その構想に似た道を選んだ某半島北部の某国は、国民の殆どが飢餓状態ですが何か?

東欧諸国も大勢が収容所で死んどりますが何か?

国内矛盾を国内で解決して英国型立憲君主制を目指したり、
農地改革を実現化しようという構想ならまだしも、
現実に破綻している世界共産革命が有効なシナリオとは、トホホですな。
304世界@名無史さん:03/06/18 17:29
>>301
小雪タン、イイ!
305世界@名無史さん:03/06/18 17:51
>>303
日本が追い抜かれようとしている中国やベトナムの例を
敢えてスルーするのはナゼなのでしょうか。
「資本主義国」でも、南米みたいに、貧困、拷問、処刑が
あふれ返っている国もある。
あ、「中国は実質的に資本主義やん」てのは無しです。
一部市場経済を導入することはレーニンもやったことですから。

>国内矛盾を国内で解決して英国型立憲君主制を目指したり、
>農地改革を実現化しようという構想ならまだしも、

ファシズムというものの性質を考えると、これは絶対に無理である
ことは尾崎も理解していたと思われる。
これと同じ勘違いをスターリンもやっている。
不可侵条約によってファシズムドイツを牽制できる、と。
スターリンは馬鹿だったから、ファシズムの本質を理解できなかったのである。
306世界@名無史さん:03/06/18 20:30
>>305
>日本が追い抜かれようとしている中国やベトナムの例を>敢えてスルーするのはナゼなのでしょうか。

つーか中国やベトナムを育ててるのは日本人なんだが?
その他資本や最先端技術を注入してる外国企業が
中国に進出する形で雇用を与え、地元経済を引き上げてる。
所詮企業は利潤追求が至上命題だし。安い賃金、労働基準法を無視での酷使は魅力だろう。
その上中国なんか日本から無償援助だけでも一千億円以上、
その他技術援助とか莫大な援助貰ってんだからそれで発展できなかったらそれこそ無能だね。
大人しく日本や外国企業を受け入れて
その指導に従ってればまともな国になれるって分かったみたいだな。
中国人が自前でやった事は国民に害もたらす事ばっか。
あと生産基盤の移転による国内産業空洞化は先進国ではどこでも起こっている。
現在の状況は日本が先進国であり他の先進国と同じ道を辿っているのであり、
逆に中国や東南アジアはそれだけ後進国で労働者の人権、権利の保護に関して劣ってるということ。
資本家にとって魅力的=それだけ労働者を虐待できるから。

先進国の資本家に自国の労働者を奴隷に供する事で富のおこぼれに預かってんだね。

>「資本主義国」でも、南米みたいに、貧困、拷問、処刑が
>あふれ返っている国もある。
ソ連や中国みたいに自国民を何千万も殺せるのは資本主義国ではまずないな。
307世界@名無史さん:03/06/18 21:43
現在の途上国は恵まれてるよな。
タダ援助、タダ留学。
明治の日本は高い金出してお雇い外国人
呼ばなくちゃいけないかったし、留学も自費だ。
紛争に関しても国連なんかあてにできないし。
308世界@名無史さん:03/06/19 18:38
>>304
スルーしてほしくないならスルーしないけど……

>中国

文革って知ってまっか?
チベットやウィグル其の他の少数民族自治区でも派手にやらかしてますな。
とうてい「多くの人命を救う」ことにはならんと思いますが?

>ヴェトナム

ヴェトナム戦争の頃,どさくさで少数民族なぶり殺しにしたり、
大量のボート・ピープル出したりしてますな。

とうてい「多くの人命を救う」ことには(ry

それから、これら両国の反映を称えるのも結構だけど、
その反映の恩恵を真っ先に受けているのが、赤い貴族だということを
忘れてはしないかい?

戦前日本の国内矛盾の解消どころか、矛盾を拡大生産することになっただろうし、
下手すりゃ宮本顕治が(リンチ事件やらかしているところを考えると)ポル・ポトちっくに
大量虐殺やった可能性すらありうるんでないかい?
309世界@名無史さん:03/06/19 18:46
>304やのうて>>305だったね。

>ファシズムというものの性質を考えると、これは絶対に無理である
>ことは尾崎も理解していたと思われる。

んじゃ聞きますけど、なんで不可能なん?
共産党革命の可能性がゼロでないのなら、こっちの可能性かてゼロやないやん。
それにや、
「ファシズム体制では改革は不可能である」と尾崎が思っていたのなら、
その後の歴史がその間違いを証明してまんな。
スペインがまずそうやろ。
フジモリも軍事独裁敷いて程度の成果を残しましたな。

てか、トルコのムスタファ・ケマルがそうやん。
310世界@名無史さん:03/06/19 19:54
>>309
ちょいまち。ケマルをファシスト扱いするのか? ファシストの定義どうなっとんのよ。
311世界@名無史さん:03/06/19 20:40
ファシストつうか独裁者やったね。

しかし、ファシストの定義うんぬん言うんやったら、日本も当て嵌まらんのとちゃう?
http://www.trotsky-library.com/1930-1/df-fascism.htm
312世界@名無史さん:03/06/19 22:00
>>311
日本も下からのファシズムという側面はあったよ。政治腐敗のせいで軍部独走を
国民が支持してたし。
313世界@名無史さん:03/06/20 01:49
共産主義は民族解放も掲げており、したがって共産国が「侵略」を行うことは
ありえないはずだった。しかし実際には特にソ連によって多くの侵略が行われていた。
(47年チェコ事件、ベルリン暴動、ハンガリー暴動、プラハの春、アフガン侵攻)
また「労働者と農民の政府」に専制皇帝はいないはずだった。しかし実際には
スターリンがロマノフ朝の皇帝をはるかにしのぐ専制、恐怖政治を行っていた。
共産主義は完全に非現実的、机上の空論、まやかしだったのだ。ソ連崩壊までは
その事実は隠されるか、たまに見え隠れしても左翼知識人は米国に話をすりかえ
ごまかしてきた。結局1991年、幻想は打ち砕かれた。
314世界@名無史さん:03/06/20 02:43
>>313
自分の思考停止を他人にさらすのがそんなに楽しい?
わけのわからんコピペは止めようね。
315世界@名無史さん:03/06/20 05:37
だから「腐敗せる財閥、政党、宮中重臣ブロック」が一番正しかったんだよ。
共産主義とかアジア解放とか夢見るのはもうやめようよ。
316_:03/06/20 05:40
317世界@名無史さん:03/06/20 05:53
しっかし>>298にある「国体を維持して国内の矛盾を植民地獲得で解決しようと
する限り」を無視し独裁体制についてのみ語ろうとするのはアレだな。>>305
がファシズムを「国内の矛盾を植民地獲得で解決しようとする」体制だと誤解
していたせいもあるけど。
318世界@名無史さん:03/06/20 10:40
>>317
「国内の矛盾を「植民地獲得で解決」以外の手段が、
「ゾルゲや尾崎の目指した構想のほうが、貴重な多くの人命を救う
有効なシナリオ」???
そんなアホな、ってな話なんだが。

他の共産主義国の例から推測して人命も救わないし、国内矛盾解決にもならなかっただろうし、
それどころかポル・ポトみたいなことになってたかもしれない。
319世界@名無史さん:03/06/20 14:46
ゾルゲや尾崎の目指したものは、
ソ連のドイツや日本の侵攻を予め回避し、
それができなかったら事前予測することであって、
日本国内の矛盾解決は思考の範囲外だったのでは。
ひとまずソ連と仲良く共存してくれれば
後は「歴史の発展法則」が解決するという受身の発想かと。
320世界@名無史さん:03/06/20 15:09
>>318
共産主義国が介入すると事態が悪化することがわかったのは戦後じゃないか?
321世界@名無史さん:03/06/20 15:46
>>318
なんでそこで「他の共産主義国の例から推測して」なんて電波をまきちらすの?
「当時の」社会情勢を考えてからモノを言えよ。
322世界@名無史さん:03/06/20 15:47
お気に入り集 ☆
http://pleasant.free-city.net/
323世界@名無史さん:03/06/20 16:47
>>317-318

298をちゃんと読めよ。
「ゾルゲや尾崎の目指した構想のほうが、貴重な多くの人命を救う
有効なシナリオだったと思」っているのは、
現代人である298自身であって、
尾崎じゃないぜ。
324世界@名無史さん:03/06/20 16:50
>>320-321だった。訂正
325世界@名無史さん:03/06/20 17:03
>>323
だから、298が今現在の視点で共産主義をどう思おうが完全に無意味だろ。
そんなの単なる電波垂れ流しだ。
326世界@名無史さん:03/06/20 17:04
298じゃない。318だ。
327世界@名無史さん:03/06/20 17:04
いまさら反共宣伝活動やってるアナクロがいるのはこのスレですか?
328世界@名無史さん:03/06/20 20:01
>>327
逆じゃねえの?
329世界@名無史さん:03/06/21 00:01
>>328
みんなが当時の状況で見ろといっているのに、今の視点から共産主義語っている
バカが常駐しておるやん。>>313 とか。
330世界@名無史さん:03/06/21 02:11
 満洲事変がコミンテルンの対日諜報謀略戦を発動させ、満洲国協和会による一国一党の
実験が、近衛新体制運動を引き起こす要因となり、そして石原莞爾が対ソ持久戦争を想定し、
陸軍の俊英を集め、参謀本部内に創設した戦争指導課は、幾多の変遷を経て、ソ連に忠誠
を誓い、「国家が大規模に長期に亘り戦争を行い敗北すれば、大衆は彼らに戦争の惨苦を
もたらした政府に激しい怨恨憎悪を抱くようになり、暴力革命勃発の土壌が生まれる。」という
レーニンの敗戦革命論に基づき「一億玉砕」を唱え、東亜全域の赤化を画策する革新幕僚の
巣窟に変貌してしまったのである。
331世界@名無史さん:03/06/21 02:12
332世界@名無史さん:03/06/21 02:13
【近衛上奏文(昭和二十年二月十四日)】
 昨今戦局の危急を告ぐると共に一億玉砕を叫ぶ声次第に勢を加えつつありと存候。かかる
主張をなす者は所謂右翼者流なるも背後より之を煽動しつつあるは、之によりて国内を混乱
に陥れ遂に革命の目的を達せんとする共産分子なりと睨み居り候。
 一方に於て徹底的に米英撃滅を唱うる反面、親ソ的空気は次第に濃厚になりつつある様に
御座候。軍部の一部はいかなる犠牲を払いてもソ連と手を握るべしとさえ論ずるものもあり、
又延安との提携を考え居る者もありとの事に御座候。以上の如く、国の内外を通じ共産革命
に進むべき、あらゆる好条件が日一日と成長しつつあり、今後戦局益々不利ともならば、この
形勢は急速に進展致すべくと存候。
http://touarenmeilv.infoseek.livedoor.com/konoejosobun.htm
333世界@名無史さん:03/06/21 02:14
【近衛文麿の正体】 
 近衛は中学生の頃、高貴な華族の家柄であるが故に貧困に喘ぐ下層階級を見て良心の
呵責に苛まれ、弟の秀麿に「社会主義談義」を頻繁に行い、京大学生時代には貧困の問題を
研究し、大正三年(一九一四)、近衛は新思潮五、六月号にオスカーワイルドの「社会主義下
の人間の魂」を翻訳掲載し(発売禁止処分)、ワイルドの言葉を借りて次のように述べている。
 「私有財産が諸悪の根源であり財産と貧困の害悪を断ち切るには社会主義を実現するしか
ない。」
http://touarenmeilv.infoseek.livedoor.com/from88to93ww2.htm 
334世界@名無史さん:03/06/21 02:20
そういえばリトアニアの現大統領はアメリカ国籍だったな。
335世界@名無史さん:03/06/21 02:44
同じ頃、佐藤賢了と密接な関係をもっていた尾崎秀実もまた、日本の北進を阻止すべく狂奔し
ていた(3)。朝飯会(近衛の最高政治幕僚会議)において尾崎は、
1、元来シベリアは独立して立ち得る地域ではなく、欧露によってのみ支配されるべきもので、
従って日本がシベリアを領有してみても欧露に強い政権ができれば、シベリアもその政権に
支配されるにいたる。
2、資源の関係からみても、日本が現在必要とする石油、ゴムの如きはシベリアにはなく、
この点からすれば日本にとってはむしろ南方進出こそ意味がある。
3、現在の日本としては、ソ連の内部崩壊が到来すれば極東ソ連は武力を用いずして支配下
に収め得るので、ことさら武力を用うるの必要を認めない。
と主張し、日本が北進しドイツと共にソ連を挟撃することに猛反対したのであった(4)。
http://touarenmeilv.infoseek.livedoor.com/from43to56ww2.htm
336世界@名無史さん:03/06/21 02:49
330=332=333=335みたいなキチガイ陰謀論者って、ほんとなんなんだろう
337260:03/06/21 02:56
リヒャルト・エロゲ
338世界@名無史さん:03/06/21 02:58
こういうコピペ貼る奴に限って、近衛の人となりを知る最良の手がかり
「(第一次)戦後欧米見聞録」すら読んでないわけだわ。
339おなかいっぱい。:03/06/21 04:05
>>333当時の上流階級の人間は豊かさに後ろめたさを感じてたらしい。
近衛さんは晩年、「愛国者の社会主義」ならいいやと統制派のような右翼社会主義者(皇道派も社会主義だけど)を跳梁跋扈させた事を恥じ、
「右翼も左翼も同じだ」と反省したらしい。
340世界@名無史さん:03/06/21 08:44
「最高政治幕僚会議」が朝飯会なんてしょぼい名前はつけない。
政府の委員会で吉永みちこ?があほな意見を言ってみんなが無視
して聞いてるようなもの。
341世界@名無史さん:03/06/21 12:01
>>336
ほとぼりが冷めたら、また湧いて出てくるよ。
どんなに論破されてもこりないカルト信者のようなもんだからさ。

>>332
>昨今戦局の危急を告ぐると共に一億玉砕を叫ぶ声次第に勢を加えつつありと存候。かかる
>主張をなす者は所謂右翼者流なるも背後より之を煽動しつつあるは、之によりて国内を混乱
>に陥れ遂に革命の目的を達せんとする共産分子なりと睨み居り候。

つーかこれって、尾崎秀実じゃなくて岸信介あたりのことを言ってたんじゃ
ないの?岸も戦後の進路しだいでは、右翼から散々叩かれただろうね。
342世界@名無史さん:03/06/21 20:07
近衛文麿はゾルゲ事件のショックが大きすぎて
被害妄想になったのだろうか。
343世界@名無史さん:03/06/21 21:48
>>339
そのわりには最後の最後まで、「統制派=アカ」論という電波言説を
撒きまくりましたが。近衛サンは。

ヘタレ近衛の思考回路はよう判らん。一貫性を欠いているうえ、思い込みが
激しいから。
344世界@名無史さん:03/06/21 21:52
>>332
「近衛上奏文」で言う「共産分子」ってのは、岸信介たち革新官僚&東条たち
統制派のことですよ。

ヘタレ近衛は、東条たち統制派は隠れ共産主義者で、日本を共産国家にする
ためわざと敗戦に導いているに違いない、という妄想を当時抱えてました。
…と、日本現代史の教授に教わった。

この「統制派=アカ」論は、戦後、殖田俊吉なんかも書き残しているそうだ。
まだ日本現代史の中では研究があまり進んでいないジャンルだそうだ。
345世界@名無史さん:03/06/21 22:12
>今の視点から共産主義語っているバカが常駐しておるやん。

>>298のことだね。
346世界@名無史さん:03/06/21 22:36
>>336以降から散々突っ込まれたり遊ばれたりしてる>>330が、哀れになってきた。
まあ、自業自得と言えばそれまでだが(藁
347世界@名無史さん:03/06/21 22:52
共産主義者がいんのか
キモイ
348世界@名無史さん:03/06/22 04:04
>>345=347
を、今日もまたキチガイくん登場か。オナニー頑張ってね。
349世界@名無史さん:03/06/22 13:57
>>342
おまけに息子はソ連で殺されてるし
350世界@名無史さん:03/06/22 14:00
こいつを

逮捕した

特別高等警察の復活キボンヌ!

鮮人工作員なんか速攻殲滅できるぞ。
351世界@名無史さん:03/06/22 15:20
筑波大学の
中川八洋教授の著作によれば、
内閣を組織していた頃の近衛文麿こそ
尾崎と同じく共産主義者なんだが何か?

東条英機や岸伸介を共産主義者呼ばわりした近衛文麿を共産主義者呼ばわりした中川八洋。
勢いあまって三笠宮や裕仁まで共産主義者呼ばわりしてくれたら
知性はともかく勇気を買うのだが。
352世界@名無史さん:03/06/22 18:12
>>351
中川八洋の脳内で「共産主義者」がどう定義されてるか見てみたいな。
つーか、このセンセイ、近衛上奏文すらマトモに読んだことがないように思える・・・。
353世界@名無史さん:03/06/22 18:24
>>351
じゃなんで共産主義者の近衛が、ばりばりの右翼で、後に東京裁判でA級戦犯に
なるヤツをブレーンに入れて居るんだ?
354世界@名無史さん:03/06/22 20:02
>>353
それよりなぜ中川八洋がのうのうと教授をしていられるのかに
疑問を覚えるのだが。

学生がかわいそうだ。
355世界@名無史さん:03/06/22 20:03
>>351
>勢いあまって三笠宮や裕仁まで共産主義者呼ばわりしてくれたら
>知性はともかく勇気を買うのだが。

名言ですね (´ー`)y-~
356世界@名無史さん:03/06/22 20:04
気に喰わないヤシをアカといっているだけですな。コヴァと完全に同類。
357世界@名無史さん:03/06/22 20:37
なんだか「企画院にアカがいる。岸信介は共産主義者だ。その手先の早川国光は国際共産主義者だ」
とか口走ったタカラヅカの創始者にもおとる展開になってきたなあ。

・・・あの、みんな無理して知らないこと語ることないんだよ、なんていってみたりして
358世界@名無史さん:03/06/22 23:35
>>348
では聞くが、298において「尾崎の構想がマシだった」という感想を抱いているのは誰?

尾崎?
298自身?
さあ、どっち?
359世界@名無史さん:03/06/23 07:14
「尾崎の構想のほうがマシだった」な。負けるとわかってる戦争を、
国民を巻き込んでおっぱじめるよりは。おかげで日本は白人の植民地
になってしまったじゃないか。
 共産主義は嫌いとか言ってる人たちが「国内の矛盾」を国内で解決
することができたんだったら尊敬するが、結局はできなかったし、
する気もなかったからな。
尾崎よりもダメじゃん。
多くの日本人を死なせ、アメリカに日本を売りわたしただけじゃん。
360世界@名無史さん:03/06/23 07:23
北朝鮮みたいに、デンパな国家主義・民族主義を振り回して
悲惨な目に遭いたくはありません。
361世界@名無史さん:03/06/23 09:32
映画は極端につまらんかった。。。
362世界@名無史さん:03/06/23 09:49
>日本は白人の植民地
 になってしまったじゃないか。
  共産主義は嫌いとか言ってる人たちが「国内の矛盾」を国内で解決
 することができたんだったら尊敬するが、結局はできなかったし、
 する気もなかったからな。

それは君個人の結論で、世間の考えはその逆だよ。
363世界@名無史さん:03/06/23 18:01
>>358
はいはい、論破されて悔しいのはわかるけど、粘着はキモイよ。
364世界@名無史さん:03/06/23 21:17
>近衛文麿を共産主義者呼ばわりした中川八洋。

近衛は無策だったとはいえゾルゲ事件には関与してないから、
そのへん中川教授の論は脱線してるな。

中川教授の著作には興味深い記述もあるが、脱線も少なくはないからなぁ。
365世界@名無史さん:03/06/24 00:56
結局、最大の売国奴は、日本の自称「民族主義者」。
中国・朝鮮の手先として行動したにすぎない。
現在も、彼らの構成員の多くは在日外国人である。
その役割は、負ける戦争を煽って敗戦に導き、中国・朝鮮が長期にわたって
多額の賠償金を得るようにすることと、敗戦処理による天皇制の壊滅であった。
日本が欧米を敵にまわして植民地再分割戦争に参加した場合には
逆に植民地にされる可能性があることは当時の常識でも明らかだった。
アメリカの横ヤリによって、天皇制が中途ハンパなままに残ってしまった
のは彼らにとって予想外だったが。
366世界@名無史さん:03/06/24 01:05
>>365
いい加減に空しくならない?
367世界@名無史さん:03/06/24 04:00
>>353
つーかさ、

尾崎=共産主義者→尾崎は近衛のブレーン→近衛=共産主義者

という短絡思考をやらかすのが「政治学者」だ、と誤解されそうなのが悲しいよ・・・・゚・( ノД`)・゚・。
368世界@名無史さん:03/06/24 04:01
>>354だった・・・゚・( ノД`)・゚・。
369世界@名無史さん:03/06/24 09:54
>尾崎は近衛のブレーン

小泉首相で考えると、自分が小泉のブレーンだと思ってる奴は
やまほどいる。月曜の朝飯から日曜の朝飯、昼飯、夜の宴会まで
いろいろなことをみんなが言うだろう。そこにアカが一人や二人
混じって意見をいったってそれで国の方針が動くわけじゃない。
370世界@名無史さん:03/06/24 21:55
椎名桔平がフジの軽部に見えたよ…
371世界@名無史さん:03/06/24 23:33
>>369
山ほど?具体的に何人いるんだw
372世界@名無史さん:03/06/24 23:33
228 名前:名無しさん@4周年 :03/06/24 21:50 ID:qvSnPRE4
ソ連の官僚機構をテーマにした本を読み、日本のそれと共通する面が
山ほどあるので苦笑した事がある。
非効率・非生産的・非公開、そして無責任体質・・・・。
自民党と役人達の共犯関係が日本の官僚機構をソビエト型にしてもうた。
自民党こそが本当の意味で「アカ」(笑)。
この国の保守派はアカを敵視しながらアカそのものの政党を支持している
のだから悪いジョークとしか言いようがない。
質の悪い保守は奇形化した社会主義を産み落とす。
日本がそれを証明した。

ところで、あんたは野党を売国奴だらけというが、一番の売国奴は与党にいると思うが?
373世界@名無史さん:03/06/24 23:59
>>363
論破?

下手な誤魔化ししてないで、答えろよ。
374369ではないが:03/06/25 01:01
>>371
ネタか?まさか「昭和研究会」を知らないわけじゃないだろうな?
もちろん「昭和研究会」以外にも、ブレーン(「自称」含む)はいくらでもい
ただろうし。
375世界@名無史さん:03/06/25 01:28
>>373
見苦しい。消えろ。
376世界@名無史さん:03/06/25 08:13
だって、日本は公務員社会主義だし、その与党が自民党ですから。
377世界@名無史さん:03/06/25 09:49
>ソ連の官僚機構をテーマにした本を読み、日本のそれと共通する面が
山ほどあるので苦笑した事がある。

ソ連の官僚機構の評価は興味深いテーマで私はかなりなもので
ソ連崩壊の危機の時もなんとか支えきったと思っているが
すれ違いなので他で議論したい。
378hage:03/06/26 01:18
反共を叫ぶ者たちがソ連を敵視するのは近親憎悪であろうが
すれ違いなので他で議論したい。
379世界@名無史さん:03/06/26 02:08
実につまらん映画だった。映像自体は悪くないが。
その点は「梟の城」あたりと同じだ。この映画もまたひどかったけど(藁
「梟の城」スレが日本史板に立ちもせず(まあ公開当時は2ちゃんねる自体マイナーだったが)、似たようなこの映画のスレが激論に突入したのは、やっぱ右翼左翼関係だからだろうねえ。
しかしこの監督は、アクションが死ぬほどヘボい忍者映画や、アクション自体が無いスパイ映画を撮ることに妙なこだわりでもあるんだろうか。
とにかくこういう作品ばかり出てるうちは、日本映画は駄目だろう。
380世界@名無史さん:03/06/26 02:28
でも映像だけは評価できるな。
「梟の城」は焼け落ちた奈良の大仏がゴロゴロと草原の中に転がっているシーンとか、「スパイ・ゾルゲ」は戦前の銀座の街並みのセットとか、妙に綺麗でドキッとする写真を見せてくれてるような気がする。
そういえば当時大仏は焼かれてたなあとか、この洒落た街がもうすぐ焼けるんだなあとか、情緒を感じてしまうのはやっぱ日本人だけなんだろうと思う。
381世界@名無史さん:03/06/26 02:59
日本の映画監督って絵作りはうまいけど動かすととたんにダメになるよね。
382世界@名無史さん:03/06/26 03:17
ゾルゲ、取り調べで落ちても泣かないんだって? 
泣くどころか、拍手するんだって?
興ざめ。
383世界@名無史さん:03/06/26 08:56
日本ではコミュニズムはソ連崩壊後の1990年代に共産国家の正体がどんどんばれて、
完全に支持を失った。スターリン粛清、カチンの森虐殺事件とかポーランド分割の
独ソ秘密条約なんかが典型。まあ1940年のバルト三国侵略とか戦後ではハンガリー
暴動、プラハの春なんかでとっくに分かってたのだが。ともあれ戦後40年以上続いた
淡い期待は打ち砕かれたわけだ。
384世界@名無史さん:03/06/26 17:25
>>375
それって論破の言葉?w

早く質問に答えなよ。
385世界@名無史さん:03/06/27 01:14
>>383
カキコ内容が、すげーアホっぽいんですけど。
386世界@名無史さん:03/06/27 01:37
映画を観て、西園寺公望がパリコミューンを見てきたことを始めて知った。
随分長生きしてたんだな。
387世界@名無史さん:03/06/27 04:23
バルトゥー外相が登場したのがびっくり。
歴史オタ的には得点高いよ。
388世界@名無史さん:03/06/28 02:09
マイ・ベスト
ディーキン、ストーリィ『ゾルゲ追跡』岩波現代文庫
MI5勤務の経験のあるディーキン、知日派のストーリィと来れば、これは最強コンビ。
ゾルゲ・尾崎・宮城はスパイとしても質が高かったが、ヴーケリッチはふらふらしてるし、クラウゼンにいたってはコンプレックスがあった(ブルーカラー上がり)というので、
外国人三人組はかなりむりがあったというふうに書いているのがイギリス人らしい、渋い結論。
ワイマント『ゾルゲ 引き裂かれたスパイ』は、著者の年齢を考えればよく書いてあると思う。
ドイツ人のチェンバリストとの恋愛もあって、なんで映画に出てこないのか、と思う。しかも解説は篠田監督で、それによるとイアン・グレンの役作りによかっただと。
389世界@名無史さん:03/06/28 02:12
困ったなあ賞
石井花子『人間ゾルゲ』
良くも悪くも素人が書いた文章。思い入れは深いのだが…。ソ連へ招待されて、すばらしいと感動してしまうところにつまらなさがある。
390世界@名無史さん:03/06/28 13:23
>>389
歓迎され、いいところだけ見せられたら仕方ないよ…
近年でも「北」に招かれたセンセイ達が(略
391世界@名無史さん:03/06/28 14:21
「北」に招かれたセンセイは罪が深い。社会主義のダークサイドも報道されていたんだし。
ハナコサン、ワルクナイデス。
392世界@名無史さん:03/06/28 14:46
「夢顔さんによろしく」読んだ?
ゾルゲが意外な登場するよ。
393世界@名無史さん:03/06/28 15:56
読みました。涙をそそる。母が勤めていた商店のお客さんに、近衛さんの息子さんと軍隊で一緒やったという人がいたので。
394世界@名無史さん:03/06/28 17:59
私はジュネーブ行の途次ロシアに立寄つたのであるが、當時のソヴェート・ロシア國民の消費生活は
實に惨憺たるもので、道を歩いて居る女や子供は皆蒼い顔色をして、ひょろひょろして居る有樣であつた。
それにも拘らずスターリンは實に頑強な鐵の意志を以て、何の仮借するとことなく、第一次、第二次の
五箇年計画を強行する、國民も亦世界に類のない彼のスラブ魂を以て辛抱強く耐えて行く、
當時ウクライナ地方の大飢饉では何百万の人が餓死したと謂われるが、政府も國民もびくともしない。
そして遂々第一次、第二次、第三次と次から次に大きな國家統制の力で計画經濟をやり上げてしまつた。
其の爲に凡ゆる重工業面の画期的な、否革命的な大發展を遂げたのである。其の結果が即ち、
御承知の如くノモンハンの戰爭に現れて來たのである。彼の大量な新鋭の武器、彼の完全な近代的な
輸送の整備は、皆そこから來たのである。誠忠勇敢な皇軍の将兵なればこそ、それを迎えて敵の心胆を
寒からしめるような豪勇無比な戰爭が出來たのである。歐米自由主義國の人々は皆ソ聯國民の消費生活の
悲惨を憐み、或は密かに嗤笑さえもして居た、否、我々日本國民も之等の民主主義國家の尻馬に乗つて、
我々の日常生活の豐かさを誇り奢侈に耽つて、大に優越を感じてさえも居たのであるが、スラブ魂は兎に角
万難を排してそれをやり上げた。我々日本國民は大にそれを學ばねばならぬ。とくに年諸君は物の不足や、
生活の不自由等に對して、不平不滿を訴えるが如きことが仮りにもあつてはならぬ。
お隣りのソ聯の女や子供にさえも笑われる。

さすが松岡洋右先生!
395世界@名無史さん:03/06/28 21:55
ttp://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B00008Z6UC/qid%3D1056804557/250-7250668-7189053

NHKの「国際スパイ・ゾルゲ」見た。内容は良かったけど、逮捕の様子などが全く触れられていなかったのが残念。

逮捕の決め手になった事、等は分かっていないの?(公開されていないの?)
396世界@名無史さん:03/06/28 22:23
397世界@名無史さん:03/06/29 00:43
当時の共産主義者のスパイって国籍を超えてネットワークを作るから、スゴい
事をやってのけてるよね。最近までゾルゲのようなスパイに情報を盗まれてた
のはスパイに対する日本の脇が甘いからと思っていたけど、当時の共産主義が
一枚上だったんだね。

日本の上層部まで共産シンパがウジャウジャいたんでしょ。情報を守りきれなか
ったのも、しょうがない気がする。


今は華僑ネットワーク(特に在米)が怖いね。
398世界@名無史さん:03/06/30 10:41
日露戦争の時は、明石がスパイをやりまくったから、逆にやり返されたって
とこかな?
399kou:03/07/01 01:18
映画見ました。作品の質はともかく考えたことがありました。
私は歴史にそれほど詳しくないですが、あの時代と今の時代の違いは何だろう?と、考えました。
私が思うに、アメリカのとる行動は今も変わっていないな、(シャブリ体質)ということがひとつ、
当時の国益について考える人と今のそういう立場の人(政治家など)との根性の入れ具合が違うのかな?と思いました。
そして、正義というのは時代によってこうも変わるのか、ということでした。
これほどの大事件でないにしても、例えばミクロな例ですが自分の会社の中でも今、目まぐるしく
方針が変わったりしていることとダブって見えました。
それが今の時代の無気力につながっているのかと。
信念や正義を持ち続けるって事のモチベーションの根源って何なんだろう?
400世界@名無史さん:03/07/01 02:21
>>398
明石の場合、スパイと言うより、政治工作だからな。
革命派に資金提供して、帝政の不安を煽り、ロシア正規軍を首都にしばりつけた。
コミンテルンが資金を出して日本共産党が暴力革命を起こそうとした事の方が近いかな。
401世界@名無史さん:03/07/09 00:19
結局、近衛露探説はどうなんだろうね?
ハマコーが言う、自民党調査団がモスクワから持ち帰った旧ソ連文書における
「日本国中がひっくり返る情報」って、それぐらいじゃないと面白くない。
奴が自殺したのは、当時はまだ中国、日本その他、東亜の共産化が実現しておらず、
ただ日本が廃墟になっただけで、おまけに戦犯にされそうになり、もしコミンテルン
の指令に従っていたのなら、バカを見ただけで、多くの人と自分自身を不幸にして
しまったことでの絶望だったのかもしれない。
402世界@名無史さん:03/07/09 00:37
>>400
それって、スパイなんじゃ…。
403世界@名無史さん:03/07/09 00:40
>402
ノンノンノーン
私ノ国デハ「えーじぇんと」言ヒマス
404世界@名無史さん:03/07/09 04:43
>>401
>ハマコーが言う、自民党調査団がモスクワから持ち帰った旧ソ連文書における
>「日本国中がひっくり返る情報」って、

ハマコーはどこでそういうこと言ってました?
405:日本@名無史さん:03/07/09 12:21
閑話休題

尾崎秀実の息子の尾崎秀樹は某大手新聞社の記者を経て
文芸評論家になってるはず。職歴はともかくとして、
尾崎のような反逆者の餓鬼がいけしゃあしゃあと生き残って
いるのは何故だ?そんな奴を雇う新聞社は…おっと左翼系だったな。
406世界@名無史さん:03/07/09 18:21
>>405
なんでこんな馬鹿がよってくるかねえ。

それと、あげるな。
407世界@名無史さん:03/07/10 00:20
>>406
自分の馬鹿さ加減を晒したいっていう露出狂が多いんでしょ。
408世界@名無史さん:03/07/10 02:48
>>405
弟だが。
409世界@名無史さん:03/07/10 05:17
>>395
今日発売の文藝春秋に載ってるみたいだぜ。
410世界@名無史さん:03/07/10 05:50
4〜5年前(だったと思うが)、普段は見ない訃報欄を何気なく眺めてたら
リヒャルト・ゾルゲの元愛人というひとの死亡記事が載っててびびったことがある
411世界@名無史さん :03/07/10 11:57
尾崎秀実の結婚の逸話の他に、ゾルゲと会った後も、ゾルゲも
驚く女性関係が尾崎にはあったらしいが、具体的な話は出てないな。
つかまってから、急に家族がどうとか、親子がどうとか泣き言を
いうのは、見苦しい。その点ゾルゲのほうがすっきりとしている。
412世界@名無史さん:03/07/10 20:18
>尾崎秀実の息子の尾崎秀樹

・・・哀れな405に誰か救いの手を。
413世界@名無史さん:03/07/11 00:11
さすが世界史板、ちゃんと中立的に物事見れる人が多い
2ちゃんだとどこ言っても映画見てないような奴がウヨサヨどうこう言ってる
自分はこの映画は半端なとこもありましたがいろいろな人物が出てきたりでその辺は楽しめました
だけど歴史興味ない人はつまらないんだろうなあ…
近衛文麿がずっと首相みたいな感じで中途半端だったからなあ、途中の東条英機登場のシーンもわかる人にしかわからないでしょう
特に電車でケータイいじってる中高生には…
414諜ヲタ:03/07/12 14:34
>395
逮捕の状況

伊藤律、左翼活動容疑で逮捕され、北林トモの名を出す
   ↓
ゾルゲ組織末端諜報員北林トモ逮捕さる ← 北林の姪、青柳喜久代、左翼活動容疑で
   ↓                 逮捕され北林の名を出す
宮城与徳逮捕され、
組織のほぼ全容自供 → 九津見房子・秋山幸治逮捕
   ↓
尾崎逮捕
   ↓
ゾルゲ、クラウゼン、ヴーケリッチ逮捕
   ↓
ソ連大使館ヴットケヴィッチ領事部長出国
(ザイツェフ二等書記官兼領事は残留)

※特高はゾルゲとドイツ大使館の親密さを考慮して、ゾルゲ逮捕に踏み切るまでにはかなり慎重に捜査したため、逮捕は最後になった。
 また、ゾルゲ・グループ自体、伊藤律逮捕のかなり前からマークはされていたらしい。
415山崎 渉:03/07/15 12:41

 __∧_∧_
 |(  ^^ )| <寝るぽ(^^)
 |\⌒⌒⌒\
 \ |⌒⌒⌒~|         山崎渉
   ~ ̄ ̄ ̄ ̄
ハッキリ言ってアメリカなどの多民族国家では黒人の方がアジア人よりもずっと立場は上だよ。
貧弱で弱弱しく、アグレッシブさに欠け、醜いアジア人は黒人のストレス解消のいい的。
黒人は有名スポーツ選手、ミュージシャンを多数輩出してるし、アジア人はかなり彼らに見下されている。
(黒人は白人には頭があがらないため日系料理天などの日本人店員相手に威張り散らしてストレス解消する。
また、日本女はすぐヤラせてくれる肉便器としてとおっている。
「○ドルでどうだ?(俺を買え)」と逆売春を持ちかける黒人男性も多い。)
彼らの見ていないところでこそこそ陰口しか叩けない日本人は滑稽。
417世界@名無史さん:03/07/22 17:52
http://touarenmeilv.infoseek.livedoor.com/from88to93ww2.htmより
>91、昭和という時代
 昭和時代―我が国がマルクス・レーニン主義に汚染され尽くした思想的国難―において、
 昭和天皇は、三度、『悪魔とその祖母』とさえ妥協する共産主義者から我が国を救い出されたのであった。
 戦後、東京裁判裁判長を務めたウェッブは、戦史家の児島襄氏から昭和天皇に関する質問を受け、
 「神だ。あれだけの試練を受けても帝位を維持しているのは、神でなければできぬ。そうじゃないか。」
 と即答したことは有名である(1)。

 日本共産党再組織評議会が開かれた直後に践祚され、ベルリンの壁、ソ連の崩壊を直前にして崩御された昭和天皇は、
 我が国が共産主義者によってソ連の如き全体主義国家―現存するこの世の地獄―に貶められることを阻止する為、
 我が国を守護する八百万の神々から遣わされた現人神―現実に生きている人間でありながら
 尋常ならぬ威厳威力を持つ畏れ多き存在だったのであろう…。

(1)児島襄【天皇5】三七二頁。

こいつ終わってるよ。ウェッブ裁判長のその発言は
無責任な最高責任者とそれを許容する日本国民への皮肉だよ。
キーナン検事が言ったのなら、また別の受け取りようがあるかもしれんが。


418世界@名無史さん:03/07/22 18:55
>>411
具体的話がないのに、それほど非難するとは…
419世界@名無史さん:03/07/30 20:07
今日
そのとき歴史が動いたでゾルゲやるね
あまり期待してないけどあげ
420世界@名無史さん:03/07/30 20:17
期待したれ!
421世界@名無史さん:03/07/30 21:25
朝日新聞記者・・・
422世界@名無史さん:03/07/30 21:30
>>421
朝日キター!
423世界@名無史さん:03/07/30 21:34
↓売国奴
424世界@名無史さん:03/07/30 21:36
NHKはそうとう共産主義にいれこんでますね
425世界@名無史さん:03/07/30 21:44
ソ連存亡の危機!!
426世界@名無史さん:03/07/30 21:46
西園寺から漏れたのか…
427世界@名無史さん:03/07/30 21:51
暗号電報って、ホントぎりぎりだったんだね。決定的な電報が最後の
電報とは。
428世界@名無史さん:03/07/30 21:59
朝日新聞が売国新聞であることが良くわかった。
429世界@名無史さん:03/07/30 22:04
スパイ ゾルゲの映画のほうがNHKよりよかった。
430世界@名無史さん:03/07/30 22:08
ゾルゲを信用しなかったスターリンが馬鹿じゃなくて、
スターリンの想像を絶するほど、
日本の諜報戦略がお粗末だったんじゃないの?
431世界@名無史さん:03/07/30 22:12
日本がソビエト連邦とも開戦していたら、石油の無い中国と違って、ロシアには石油があり、石油を獲得出来るので、第2次世界大戦はもっといい線いけてたと思う。
っていうか、ソビエト連邦は日本と戦っても勝ち目は無いと自覚していたので、武力よりも政治力に頼った策に出たのだ。
陰謀作戦陰謀作戦。
まぁ・・・日本はその陰謀にまんまと引っ掛かることになるわけだが。
432世界@名無史さん:03/07/30 22:12
最後はスターリンもゾルゲの「日本軍は参戦しない」という情報を
信じたわけだ。
433世界@名無史さん:03/07/30 22:21
ゾルゲ英雄だったんだな。知らなかった。
434世界@名無史さん:03/07/30 22:24
ゾルゲの人生はドラマチック、しかし彼が最後の電報を打たなければ、ドイツ
がモスクワに進行しソビエト崩壊し日本とドイツで占領してたのかも。
しかしその前に日本が南進なんかしなければよかった話だね。
435世界@名無史さん:03/07/30 22:49
いまだにノモンハンでソ連軍が圧勝したというデマを垂れ流してたな。
勉強不足なのかソ連シンパのアカなのか?
436山野野衾 ◆F6mxNHihgE :03/07/30 22:53
スターリンが一応信じたのは(フルシチョフも含めた)酒飲みだけであったとか。
437世界@名無史さん:03/07/30 22:55
露助は二万も死傷してるからな。
大苦戦の末にようやく勝ったというのが実情だろう。
438世界@名無史さん:03/07/30 22:58
439世界@名無史さん:03/07/30 23:31
>>434
あのとき、日本は少しの間黙って見ていれば、独ソ戦はおのずから決着が
ついたのかもね…。決着がほぼついた後に、ソ連に侵攻ってシナリオもあ
ったかも。でも、その場合共産主義の幻影から、現代人は抜け出していな
い可能性もあるわな。
440世界@名無史さん:03/07/30 23:36
全極東軍をつぎ込んで関東軍の一部に痛み分け
ソ連はよほど日本を警戒してたんだなぁ
ゾルゲがもっと早く捕まっていればと悔やまれる
441世界@名無史さん:03/07/30 23:40
今、樺太は史上最大級の石油発掘ブーム。ここ、戦前は日本領だったんだよね。
442世界@名無史さん:03/07/31 00:18
>>441
樺太南部だけだよ。北部はソ連領。
443世界@名無史さん:03/07/31 00:44
樺太千島交換条約という史上最大のワケワカラン珍条約が結ばれるまでは
実質日本領(アイヌ領)だったのにくロシアが後からずかずか入ってきた領土だった。
444世界@名無史さん:03/07/31 05:01
WW2でソ連が勝利したことが、結局共産主義という幻影を白日のもとに曝け出すことになる。
共産主義を信奉し,ソ連にいいように利用されたゾルゲのなしたこととは一体何だったんだろう。
445世界@名無史さん:03/07/31 09:30
>>442
樺太北部も昔から日本領。シナや朝鮮の史料からわかる。
徳川斉昭も全島領有宣言してるし。ロスケが維新のどさくさに紛れ込んだ。
日露戦争で全島回復してアレクサンドロフスク(歴山市)に樺太民政署を置いた
が、老獪なウィッテのよもだで北部を還した。
シベリア出兵中、尼港(ニコライエフスク)でパルチザンに邦人500名が惨殺
され、樺太北部を保証占領しアレクサンドロフスクを首都として軍政をしいた。
この時期の北樺太がもっとも良かったと回想するロシア人も多かった。
446世界@名無史さん:03/07/31 12:58
大島の電報が日本を動かしたんじゃないの?
447世界@名無史さん:03/07/31 13:01
――――――――――――――――――
おにょれ、ゾルゲめぇーーー!!
__  __ .r――――――――――――――――――
    ∨   |  ノモンハン事件、独ソ戦も勝ってたかもしれないね
日 凸 U | ______
≡≡≡≡≡| /〃∧_∧  / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
 U ∩ [] ∨%(・∀・ ;) <  パイパン、まんせー
__ ∧ ∧__∧_∧___)_ \______________
  (   ,,)日(    .)∇
― /   | ― (     )―――
\(__.ノ    ━┳━)/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
 ━┳━   └ ┃―・゛  そりゃ、剃り毛じゃ。
 ̄ ┻  ̄ ̄ ̄ ┻ ̄ ̄ ̄  \______________

448世界@名無史さん:03/07/31 15:29
>416
殺すぞキサマ。
449世界@名無史さん:03/07/31 19:26
>>445
とりあえず国境線を確定ってことで南樺太を領有ってしたんだけど、南樺太にも
ロシア人がきたんで、まるで樺太から逃げ出すようにしかたなく千島樺太交換条約。

そこでロシア人の南下が止ったから幸いだけど、もし北海道まで押しよせてきたら
明治政府はどう対処したんだろ?
450世界@名無史さん:03/07/31 20:58
>>449
樺太の函泊(ハッコドマリ)の放火事件や囚人による殺人が頻発、ロシア軍は
兵の横暴を止めようとしなかったから、日本人を追い出すためかなり意図的に
いやがらせをやったのだろう。イギリスは樺太に出兵せと、当初は言ったが
その後、放棄論を説く。しかし、岡本監輔のように最後まで樺太全島領有を
主張し、行動した者もいた。
451世界@名無史さん:03/07/31 21:06
大島浩の情報「ドイツはソ連に圧勝している」という情報
を信じて、日本はソ連との戦いを避けた。

日本がソ連との戦いを避けたから、ソ連はドイツに勝てた。
452世界@名無史さん:03/08/02 16:27
シベリア師団を対独戦線に投入できないまま
もしソ連政府が瓦解していたら、
ロシア人やウクライナ人やベルラルーシ人らが
ソ連より非道な奴隷化状態に置かれたまま、
ナチスドイツは大戦を終結させていたのだろうか。
453世界@名無史さん:03/08/06 10:44
明治初年には、日本がロシアから樺太を結構安価で買取る話がもうほとんど決まりかけてた。
なのになんで元々日本領な千島を樺太との交換材料として使ったのか確かにわけわからん。
454世界@名無史さん:03/08/10 10:12
実は彼に関する調書などを纏めた本は既に読んだ
結構昔の本なんかで出てるよ

やっぱりかなり賢いタイプの人間だったようだ
けれどもプーチンなんかと比べると(ま向こうは
大統領なのだが)、妙に人間味の強いタイプのように
感じた(本当のところはどうか知らないが)。

プーチンは彼より切れ者だが少々冷酷のように感じる

その後すぐにゾルゲの映画を作成するとテレビで観て
「よし観よう!」と思いついたわけだが。。
455世界@名無史さん:03/08/10 10:17
実を言うと以前からスパイ関係の映画なんかはよく
目を通していた

といっても007なんかには興味はもてない
007のような「明るく、正しく」の世界なんかに関心はない
むしろ暗くて人間のもつ独自のドロドロとした裏舞台に
惹かれる

ゾルゲは(個人的にだが)今の世界の人間の忘れた
義の世界で死んでいった人間だという気がする

●廬溝橋・謀略の銃弾
http://drhnakai.hp.infoseek.co.jp/sub1-44-2.html

★共産党謀略説

 廬溝橋事件は日本軍と国民党軍を戦わせるための共産軍の謀略であるとの説である。
国民党軍に対して劣勢だった共産軍は、「漁夫の利」を得るため、日本軍・国民党軍双方
を戦わせて疲弊させようと考えた。そして、共産党の工作員が夜陰に乗じ、廬溝橋付近に
駐屯していた日本軍・国民党軍双方に発砲したというのである。
●ゾルゲ事件
http://drhnakai.hp.infoseek.co.jp/sub1-44-3.html

★尾崎らによる国家中枢世論の誘導

 1937年(昭和12年)の4月ごろから尾崎は「昭和研究会」に入り、「支那問題研究部会」の
中心メンバーとして活躍していた。この「昭和研究会」は軍部とも密接な関係を持って、近衛
新体制生みの親となり、大政翼賛会創設を推進して、一国一党の軍部官僚独裁体制をつく
り上げた中心機関である。
 昭和13年4月、尾崎は朝日新聞社を退社、近衛内閣の嘱託となる。首相官邸の地階の一
室にデスクを構え、秘書官室や書記官室に自由に出入りできるようになった。

 尾崎は、中国に親日政権を作り、それをくさびとして、あくまで日本と蒋介石を戦わせよう
としたのである。
★尾崎らによる日中和平妨害工作

 尾崎は国内世論を誘導するだけでなく、和平の動きそのものも妨害した。

 昭和13年4月には即時停戦、日本の撤兵声明発表などの合意にいたった。近衛首相も
板垣陸相も承認して、この線で和平実現に努力することになった。茅野は国民党政府と
接触し、5人の代表を東京に派遣することとなった。

 しかし、茅野が再び帰国して、交渉の結果を報告すると、板垣陸相の態度は急変「支那
側には全然戦意はない。このまま押せば漢口陥落と同時に国民政府は無条件で手を挙げ
る。日本側から停戦声明を出したり撤兵を約束する必要はなくなった」という。
 茅野が「それはとんでもない話だ。国民政府は長期抗戦の用意ができている。そんな
情報はどこから来たのか」と問いつめると、板垣陸相は、同盟通信の上海支局長をして
いた松本重治が連れてきた国民政府の外交部司長・高宋武から直接聞いたという。
松本重治は尾崎の年来の友人であり、共に「朝飯会」のメンバーとして近衛首相のブレーン
ともなった人物である。
●謀略文書・田中上奏文
http://drhnakai.hp.infoseek.co.jp/sub1-44-4.html

★ソ連の陰謀

 この疑惑の文書「田中上奏文(田中メモリアル)」について、産経新聞(平成11年9月7日
号)は、ソ連による偽造の可能性が強いと報じた。

 日本の世界制覇の野望の証拠とされ、東京裁判での「共同謀議説」や「南京事件の存在」に
も深く関わっている「田中上奏文(田中メモリアル)」を偽造したのはKGBの前身GPUで、
米国共産党によってその英語版が大量に配付された。「田中上奏文」は 1930年代に米国
や中国で出回り、日本に対する強い反発を呼んだ。(産経新聞:平成11.9.7)
460尾崎・ゾルゲ・ホワイト☆ソ連謀略機関:03/08/11 10:43
●陰謀の海・真珠湾
http://drhnakai.hp.infoseek.co.jp/sub1-44-5.html

 アメリカ国民を納得させる方法は、日本を挑発して日米開戦にもっていくことしかない。
そうすれば日独伊三国同盟の立場から、ドイツはアメリカに戦端を開くかもしれない。
ルーズベルトの閣僚で、最も信任の厚かった、財務長官ヘンリー・モーゲンソー(Henry
Morgenthau)はそう考えた。モーゲンソーはユダヤ人である。

 モーゲンソーを支えていた財務次官は、ハリー・デクスター・ホワイト(Harry Dexter
White)である。ルーズベルトの周辺には、かなりの数のソ連スパイが暗躍しいていた。
ホワイトはそのスパイ・グループの一人であったのである。

ソ連の課題は、日本から侵攻されることを未然に防止することであった。「ゾルゲ事件」も、
対ソ連侵攻の「北進説」から、南方進出の「南進説」へと日本の国策転換に一定の役割を
果たしたと考えられている。こうしたソ連の事情から、ホワイトの役割は日本を挑発し日米
戦争を仕掛けることにあったようである。

 ルーズベルトの政敵で共和党のリーダーであったハミルトン・フィッシェの調査によれば、
東郷外相が、最後通牒と判断してしまった「ハル・ノート(Outline of proposed Basis for
Agreement Between The United States and Japan)」は、ハル国務長官の意図とはか
なり異なったものであるという。「ハル・ノート」の起草者こそホワイトであった。

■真珠湾攻撃の5ヶ月前に、アメリカも日本本土爆撃を計画していたことを示す公文書が
発見された。その推進者であったロークリン・カリーという大統領補佐官はソ連のスパイだ
った。(産経新聞:平成11.7.15)

■真珠湾攻撃の原因となった「ハル・ノート」を作成した当時の米財務次官ハリー・ホワイト
はソ連のスパイだった。ソ連指導部は日本の軍事的脅威を除くため、米国を早急に対日
参戦に促す「スノウ作戦」をすすめていた。(産経新聞:平成11.8.22)
461世界@名無史さん:03/08/11 11:02
キチガイ陰謀史観論者が出てきて、いかにも夏らしくなってまいりました今日この頃、
いかがおすごしでしょうか。
462世界@名無史さん:03/08/11 11:53
『雪』作戦
 1955年11月、旧ソ連国家保証委員会(KGB)の元対米諜報担当者であったビタリー
=パブロフ氏は、当時財務省特別補佐官であったハリー=デクスター=ホワイトが旧ソ連
の協力者であり、諜報工作の対象者だったことを明らかにした。それはホワイトを利用して
アメリカの対日交渉に働きかけようとするものだった。
 「ハル・ノート」には仮条約案から成る「暫定協定案」と本案から成る「基礎的一般協定案」
から成っていた。そしてその本案である「基礎的一般協定案」が作成された場所が財務省
内であり、これはモンゲソー案と呼ばれていた。しかし、これは本来財務長官であるモンゲ
ソーの側近であるホアイトが原案を作成した。そしてこれは「ホワイト試案」と呼ばれた。
 ホワイトは1934年に財務省に入り、ニューディール派の理論家として頭角を現し、戦後
アメリカを代表して国際通貨基金(FIFA)創設に尽くし、そして46年に国際通貨基本総裁
に就任した。しかし、その後マッカーシズム旋風に巻き込まれ、ソ連のスパイ容疑で下院
非米活動委員会に喚問それたが、証言のないまま48年8月に服毒自殺をした。当時、
ホワイトはモンゲソーに絶大な信頼があり、ホワイトの出した案はほとんど修正されること
なく通ったという。マッカーシズム旋風以来「ホワイトはソ連のスパイではないか」と言われ
続けて来た。それは「ハル・ノート」の元々の原案となる「ホワイト試案」にソ連が関与してい
たということにつながることであるからだ。そしてパブロブ氏の証言はこの問題のベールを
はぎ取り、この様に明らかにしたのであった。・・・

ソ連の工作  http://www.knightofround.com/hull_note/note03.htm
463世界@名無史さん:03/08/11 15:03
        ,,,--─===─ヽ/へ
      /iiiiiiiiiiiiii彡≡≡≡|≡ヾ ヽ
     iiiiiiiiiiiiiiiiiii彡≡≡≡≡|≡ミミヾ丶
    iiiiiiiiiiiiiiiiiiii/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\ミiiiiiヽ
   iiiiiiiiiiiiiiiiii/             \iiiiiiiゞ
   iiiiiiiiiiii/                \iiヽ
  iiiiiiiiiiiiiii《    ━━━'/  ヽ━━━ ヽミヽ
 ...iiiiiiiiii彡/      __,.::  :: __  ヽiiiii|
 ..iiiiiiiiiiiii》|             :::      |iiiii|
 iiiiiiiiiiiiiiii|,                     |iii|
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iiiiiiiiiiiiiii《《《ヽ     》 / ̄ ̄\ 《     |iiiiiiii|
iiiiiiiii《《《《《《《《    《《 \ ̄ ̄/ 》》   |iiiiiiiiiii|
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464世界@名無史さん:03/08/11 19:05
>>456以下
要するに、世界共産主義運動の総本山・ソ連の対独戦争上、東方の守りを固めるため、
あえて局地紛争に過ぎなかったノモンハンに無謀で異常な戦力投入をして、日本に誤れる
敗北意識とソ連軍が強力であるという錯覚を植え付けることでドイツと交戦した時点の北進
を思いとどまらせる根拠とさせ、

通説崩壊!☆ノモンハン☆皇軍かく闘えり
http://academy2.2ch.net/test/read.cgi/whis/1041429333/

さらに日本と中国の全面戦争を泥沼化させて、極東部隊の部分的な西斬を可能にして
対独戦を持ちこたえ、あらゆる日中和平案を葬り去り、
その上で、捏造田中上奏文を利用し、南京虐殺のプロパガンダで国際世論を喚起し、
周到に日米対立を演出しながら、ついには仏印進駐を契機とした石油禁輸措置で窮地に
陥った日本が、局面打開のために、南方武力進出を図るようにしむけ、和平案をちらつかせ
て独ソ戦の成り行きを横目に交渉を長期化させ、日本が最終的な国家政策として、
和平交渉破談の時には南方進出すると決定した途端、それまでの交渉経緯を反故にして
ハル・ノートをつきつけて開戦を決断させ、軍事物資の南方移送を確認したら即座に
極東部隊を全面的に対独戦に投入して既に敗退をはじめていたドイツの屈服を確実の
ものとした。また、国力と資源供給の面でいずれ敗北が確実な日本は、アジア各国におけ
る欧米の植民地支配を解体した上で自国は崩壊し、アジア全域に共産化の芽がまかれる。
それこそがソ連謀略機関の構成員、尾崎・ゾルゲ・ホワイトらがそれぞれの持ち場で
奔走した役割だったのである。
465世界@名無史さん:03/08/11 23:23
>>414
ゾルゲ逮捕の状況だけど、最近注目すべき本が出た。これによると、今までの
定説がかなり崩れそうだ。

昭和史発掘 幻の特務機関「ヤマ」 斎藤充功 新潮新書

今までゾルゲの逮捕は伊藤律らの逮捕から芋づる式に逮捕されたとされて来た
が、これは極秘の特務機関「ヤマ」の存在を隠蔽する為であった。ヤマは特務
の為の機器を開発する研究部門から殺しのライセンスを持ち非合法活動をも行
える実行部隊まで、まさに日本版MI6の様な組織だ。陸軍中野学校出身者も多
く、映画「陸軍中野学校」のスパイ描写のモデルは実は「ヤマ機関」だ。
このヤマ機関が作り上げたのが、怪電波の発信地を探る装置。自動車に載せて
3点観測し、およそどの地点から電波が発せられているか関知する装置だ。こ
の装置で捜索4ヶ月後に怪電波の発信源が特定され、逮捕に繋がったという。

つまり、それまでは誰もゾルゲを怪しいと思わなかった…と。ゾルゲは最後の
通信の後に捕まっており、ソ連からは外国への逃亡を指示されていた…。
この本にはヤマ機関最後の生存者へのインタビューが載っているけど…かなり
組織の事は話にくそう…。90代だし、元々単なる通訳だったし…。
466世界@名無史さん:03/08/12 02:20
>465
いずれ読もうと思っていたが、そんな本だったのか……

諜報モノの本は、どれも一応は疑いながら読んだほうがいい。
検証が難しい(情報開示がされにくいからね)のでトンデモがしょっちゅう紛れこむ。
落合信彦なんかはこの分野のトンデモとして有名だが、
NHKもベラスコなどという電波っぽいオヤジに引っかかったりしている。
(ベラスコの場合、全部がウソではないだろうが、話に尾ひれつけ過ぎ)

で、ヤマ機関だが、その話が本当だとすると、特高警察や検事が全員口裏を
合わせていたということになる。
戦前ならそれもありうるだろうが、戦後になってまで、
ヤマ機関についての緘口令を守る必要があるのか?という疑問が生じるのだが。

あとは、怪電波探知機ってのも、どうもなあ……。
467世界@名無史さん:03/08/12 05:55
>>466
鹹口令は一応あったみたいだけど、単純に非合法活動を率先して行ってい
た組織だから、関係者もあまり話したがらなかったという部分もあったみ
たいですね。著者はスパイ養成所の「陸軍中野学校」や技術部門の「登戸
研究所」を調査するうちに、「ヤマ」関係者やトップにも既に会っていた
みたいなんです。でも、いざヤマを研究しようとすると、彼らは既に死亡
し、残されたのは、家族に語った自らの歴史のみ。
ちなみに、特高も検事もほとんどその組織は知らなかったみたいです。ヤ
マ関係者が特高に逮捕されそうになる場面もあったみたいですね。特高も
知らない陸軍の組織…。
怪電波探知機ってのは単に電波がどこから出ているか感知する装置なんで
すが…。今だったらそんなに複雑なものとは言えないかも(w
468世界@名無史さん:03/08/12 07:25
ハリー・デクスター・ホワイトがソ連のスパイなら
ジョン・メイナード・ケインズはケンブリッジに潜り込んだモグラだな(w
469世界@名無史さん:03/08/12 12:01
>465,>467
なんか「殺しのライセンス」とか「緘口令」とかいう時点で
トンデモの匂いがぷんぷんするんですが…
470世界@名無史さん:03/08/12 12:29
>>469
そうですか(w 別に本当にライセンスがあった訳じゃなくて、人を非合法に
殺してもOKだったと言うことです。この本には元機関員の方で、貴重な証言
を残した方のご子息の住所が書いていますし、実名も書いていますので、その
気になれば調べて証言を貰うこともできるでしょ。ちなみに、大分県宇目町で
す。「ととろの里」なんかある町みたいですね。
471世界@名無史さん:03/08/12 22:54
>>465
何かの雑誌で概要を読んだ。文芸春秋の先週号だったかな。
トンデモ本ではないよ。
472世界@名無史さん:03/08/12 23:37
トンデモ本は何冊か読んで、落合氏のも含めて結構別の意味で楽しんで読む
ことが多いのですが、>>465の本は、トンデモのにおいがしないんですよね。
行動が実証的だし。すぐに突飛な結論に飛びつく訳でもないので。

証言が戦後出てこなかったのはその違法性からだと思います。吉田茂を含め
た要人の盗聴や、彼らへの手紙をばれないように見てたとか、民族独立主義
者の暗殺とか…。ばれれば、戦後でも糾弾されかねない行為だったと思いま
すね。
473世界@名無史さん:03/08/13 02:45
スパイ・ゾルゲ Spy Sorge 第二幕
http://tv3.2ch.net/test/read.cgi/cinema/1056471642/
売国奴を美化する映画『スパイゾルゲ』は許せない
http://news3.2ch.net/test/read.cgi/news2/1056365396/


『スパイ・ゾルゲ』を囃す朝日新聞の狡猾

『THEMIS』 03・08号
http://www.e-themis.net/new/index.html
立花隆も、この映画を真に受けると、歴史を見誤ると批判しているそうです。
474世界@名無史さん:03/08/13 16:27
ゾルゲがスパイだった=犯罪者だったのは間違いない
それでも死後彼があれだけ美化されるのは
ロシアの首相が元スパイだったり、「スパイ」という仕事が
ある程度大衆の間に認知されてきたせいもあるだろう

それに(これから先はあまり大きな声で言えないが)
彼がわりと美形だったり悲劇の結末をたどったり悲しい
恋愛を体験していたりする…というのも女子供には
ポイントが高かったせいもあるのでは
475世界@名無史さん:03/08/13 21:56
>472
まあ、読んでみないとはっきりしたことは言えないんで、今度呼んでみることにして……

それでもやはり、"戦後も"沈黙を特高警察や検事が守っていたことは不思議でならないよ。

例えば、対共産党工作について、拷問その多の違法捜査も色々出てきたり
してるんだけどね。
476世界@名無史さん:03/08/14 11:40
>>475
特高もヤマについては知らなかったんです。実際、証言を残したヤマ機関の
友源治郎氏は、特高に拘束されかかってますんで。で「俺はこういうものだ!」
って言っても信用されず、軍のかなり上の方まで照会されてやっと解放され
たんです。でも、「生死に関わる時だけ、自分の正体を明かしてよい」とい
う決まりを破ったため、後で問題になったんですが。
477世界@名無史さん:03/08/15 16:12
ところで、ゾルゲに関する本は結構ありますよ。
図書館や古書店で探してみてください。
案外よく見つかるものです。
478山崎 渉:03/08/15 18:30
    (⌒V⌒)
   │ ^ ^ │<これからも僕を応援して下さいね(^^)。
  ⊂|    |つ
   (_)(_)                      山崎パン
479世界@名無史さん:03/08/15 18:52
ゾルゲがもし本を書いてたりしたら読むんだけどな
と言ってみるテスト
480世界@名無史さん:03/08/16 09:39
近衛と尾崎の関係は、今の小泉と竹中の関係に似ているような気がする。
竹中はアメリカが日本の経済低迷化政策を実行する上でのキーパーソン
だろう。そのアメリカ政権は特にクリントンの時代には露骨だったが、
中国のスパイ網にからめとられていると思う。かつて二次大戦時には
ソ連のスパイ網にアメリカの政治が裏で操られていたように。
481ニャントロ星人:03/08/16 12:24
>ソ連のスパイ網にアメリカの政治が裏で操られていたように。

・・・・・壮大ですな(w
482世界@名無史さん:03/08/16 21:13
正直、落合氏の書いた本が全部本当の記述を
しているとは到底思えない。
一部に脚色なども含まれているに違いない。
483世界@名無史さん:03/08/17 01:31
昨日のNスペ「満州における関東軍の検閲」で、
満州でのソ連に通じた中国人抗日地下スパイ網摘発の手法を見ていると、
上掲の特務機関「ヤマ」によるゾルゲらスパイ組織摘発の舞台裏が類推される。
奉天より、ソ連領へ微弱電波によるモールス信号で日本軍の動向を情報提供してたのを、
日本の防諜網が探知し、場所を特定して、ついには検挙していく。

それは「ヤマ」のやってるのと全く同じだ。
ゾルゲ事件の時も、同じように、電波で送信してたのを追い詰めていって場所を特定した。
送信してるのが同じ以上、発見される根拠も同じになって当然だし、
同じような捜査が国内で行われてて当然。

Nスペでは、実際に探知してた日本人がインタビューに応じてた。
ちなみに、逮捕された中国人は石井の731部隊に送られて、人体実験の丸太にされた
そうだ。
484世界@名無史さん:03/08/17 01:45
【事件の再評価】
<対談>ゾルゲ事件と昭和史の暗影
  篠田正浩(映画監督)、立花隆(評論家)

『世界』 2003年 09月号
http://www.iwanami.co.jp/sekai/2003/09/directory.html

この対談で以下の著作が紹介されてて、その本のあとがきで解説している人が、
ゾルゲのスパイ網を総覧してるんだが、情報網は実に参謀本部中枢にまで食い込んで
いて、近年公開されてるロシアの公文書を分析すると、部隊の配置や装備、作戦その他、
あらゆる情報を入手してた。そして、それがノモンハンにおけるソ連軍の“圧勝”につながっ
たのではないかと推測している。

『国際スパイ ゾルゲの真実 』 下斗米 伸夫 (編集), NHK取材班 (編集) 角川文庫
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4041954010/qid=1061051614/sr=1-6/ref=sr_1_2_6/250-1422702-8180237

ノモンハンでは関東軍が非常に稚拙というより不可解な行動をとったりしてて、
それがジューコフの発言の背景になってるんだろうが、そもそも参謀の作戦立案者の
なかに容共主義者がまぎれこんでたんじゃないかとすら勘ぐってしまう。
485世界@名無史さん:03/08/17 06:56
>>474
プーチンでもスパイになりたくてKGBにはいったと
いまだに公然と言っているメンタリティーはロシアならではなんだよな。
ロシアの場合は特殊かもしれんよ。
一国の元首がスパイになりたかったとはあまり言わないよな。
所詮汚れ役で使い捨てと言うダークなイメージが一般にはあるからな。
考えてみれば、レーニンやスターリンやトロツキーは暗号名であり、
本名ではない。革命後やソ連時代でもこんな呼称が一般に使われている
というのも不思議といえば不思議な国だな。
他の革命が起きた国はこんな呼称はあまり使わないよな。
革命中はともかく革命後は普通は本名だよ。
やはりあの国のスパイや諜報活動に関する意識は他国とはやや違うと思う。
486世界@名無史さん:03/08/17 06:58
そして恐らく革命以前からあったものだと思う。
いや、ロシア以前かな。
487世界@名無史さん:03/08/17 15:14
>485
> 所詮汚れ役で使い捨てと言うダークなイメージが一般にはあるからな。
そうでもないと思うよ。
むしろ、スパイに対してそういうイメージを持っている日本のほうが特殊なのでは。
日本の場合、第二次世界大戦以前から諜報活動と情報工作活動を混同したまま
来てしまっているし。
488世界@名無史さん:03/08/19 17:40
○中山(正)委員 自由民主党の中山正暉でございます。

 先ほど奥野誠亮先生から、憲法がアメリカから与えられたという話がありました。日本が
滅びたのは――この間、私は篠田監督の「スパイ・ゾルゲ」という映画を見てきました。
それから、ヒョンジョンさんの韓国の「二重スパイ」というスパイの映画を二つ見てきました
が、日本の刑法の中には、終戦後の刑法改正準備草案の中にはスパイを規制する刑法
上の規定が入っておったんですが、何とそれが刑法の中に今全く存在をしない。
 スパイによって、特に、近衛文麿という人は貴族でしたから東大へ行けたのに、京都大学
の共産党教授河上肇に師事をしたいために彼は京都大学に移っています。その近衛文麿
の側近であった尾崎秀実という、朝日新聞の記者でございましたが、この人がいわゆる
コミンテルンに協力するために日本の情報を全部、ノモンハン事件のときから、総理大臣
のかばんの中からソ連に全部提供をしていたという事実があります。
 こういうことを考えてみますと、日本というのはスパイ防止法もない。それは、占領をした
国が、日本にいろいろな外国から私信が来る、その情報を全部、今ではECHELONと
いって、衛星から一日に百万通話の電話盗聴をやっているという話を聞いております。
「ディクショナリー」というそれを解読するコンピューターの時代が来ているんですが、
そういう時代の日本をどういうふうに安全なものにするか。

第156回国会 憲法調査会 第9号 平成15年7月24日(木曜日)
http://www.shugiin.go.jp/itdb_kaigiroku.nsf/html/kaigiroku/008915620030724009.htm
489世界@名無史さん:03/08/23 16:40
>>452
確かにロシア人やベルラルーシ人、ポーランド人にとっては
ナチスに支配されるよりソ連やその手先に支配された方が
よりマシであったのは事実だろう。
その意味合いではゾルゲは心の祖国、ソビエト政権だけではなく、
結果的に東欧を救った人物といえよう。
もっとも尾崎の方はその志に反して祖国にもたんなる大敗北をもたらしだけでなく、
祖国の南進政策採用の尽力する事によって東南アジアにも、
やらずぶったくりの日本軍政による荒廃をもたらしてしまった人物と評価しうる。
490世界@名無史さん:03/08/26 19:16
『明治・大正・昭和 30の「真実」』 三代史研究会 (著) 文春新書
を読むと、日中戦争での近衛首相の責任は大きい。
参謀本部は必死で戦争をやめようとしていたのに、近衛内閣が文民主導で推進し、
和平を拒否したんだ。
近衛は単なる馬鹿だったのか、それとも・・・
491世界@名無史さん:03/08/28 17:06
>490
一般読者向け概説書としては
なかなか有用だけど、
ちょっとウヨがかってるね。
「命のビザ」杉原千畝氏についての章で
戦後彼の首を切った外務省を弁護するのは
ちょっと見苦しかった。
492世界@名無史さん:03/08/28 17:17
死刑になったゾルゲの遺体を戦後掘り起こして、
金歯を指輪にした日本人の恋人ダウン顔だけどかっこいい椿姫みたい
ゾルゲかっこよすぎ。
493世界@名無史さん:03/08/29 12:09
―編集委員が読む― 「スターリンのスパイ」 布施裕之 (読売03・06・15朝刊)

 一度作りあげられた人物像を改めるのはむずかしい。それが政治や主義主張にかかわる
歴史上の人物となれば、なおさらのことだ。―篠田正浩監督の話題作「スパイ・ゾルゲ」の
公開(今月14日)と前後して、「スターリンのスパイ」ゾルゲに関する書籍の新刊や復刻が
相次ぐなか、そんな思いを強くした。
 ゾルゲが、映画などで「ナチス・ドイツを崩壊させ、第二次大戦の連合国勝利を導いた」と
描かれたように、本当に「世界を動かした怪物」だったのかどうかは、実のところ、ソ連崩壊
でクレムリン史料が公開された今も、明らかになっていない。それどころか、「平和の闘士」
とされた従来のゾルゲ像は社会主義神話と同様、意図的に作られた虚像だったのではな
いかとの見方が、ロシア国内でさえ、少なくないのだ。
 リヒャルト・ゾルゲは、ドイツ国籍ながらソ連の軍情報機関に属したスパイで1933年(昭
和8年)独紙の特派員を装って来日した。ナチ党員としての立場を利用し、諜報活動に従事
した後、四一年日本側の協力者尾崎秀実らとともに逮捕され、治安維持法違反などで処刑
された。
 その活動は戦後、一部で神話化され、(1)四一年六月のナチスドイツによるソ連侵攻を
クレムリンに警告した(2)同年七月の御前会議で日本が南進を決定したことを察知して
報告した(3)スターリンはそれに基づき極東部隊を欧州に転送させ、対独反撃の足場を
築いた―ことなどが称賛の的となった。
494493:03/08/29 12:10
 ところが、このうちドイツソ連侵攻については、スターリンが情報を知りながら握りつぶして
いたことが、すでにソ連時代に明らかにされている。一方、日本の南進、対ソ戦回避の方針
に関する報告は、ソ連崩壊後、部分的に公開された秘密電報などの史料によって確かに
軍中枢部に届いていたことは裏付けられた。
 だが、それが果たしてスターリンのもとにまで達していたのか、また軍事戦略策定にどの
ような意義をもったのか、ゾルゲ報告と極東部隊の西送との間には因果関係があるのかな
ど、肝心な点に関しては、史料が十分でないため、解明が進んでないのが実情だ。
 むしろロシア国内では、極東部隊西送の狙いは、反撃のためどころか、対独先制攻撃へ
の準備にあったのではないかとの見方さえ生まれている。
 クレムリンによる対独攻撃計画を克明に裏付けたことで知られる新進歴史学者、ミハイル
・メリチュホフ氏(ロシア史研究所)は、スターリンが四一年六月までに、すでに全軍兵力の
「81・5%」を「極秘のうちに」欧州戦域に集中させていたことを明らかにしている。細かい
時期や部隊の内訳などは不明とはいえ、少なくとも西送は、南進についてのゾルゲ報告
より前に開始されていた可能性が高いのだ。
495493:03/08/29 12:12
 日露の戦史・軍事史をめぐっては、従来、日本側の「壊滅的な敗北」とされてきた三九年
のノモンハン事件についても、戦闘を仕掛けたのは実はソ連側で、将兵の損失もソ連側の
方が多かったとする実証研究が登場している。
 メリチュホフ氏は、ソ連時代を扱う歴史家は「まずソ連が平和愛好勢力であるという全く
ばかげた観念と決別する必要がある」としたうえで、ゾルゲ報告は「不正確かつ矛盾した
情報が多く、図らずもドイツによる偽情報の伝送ルートにもなっていた」と厳しい見方をする。
 ゾルゲ神話を生む背景となった「ばかげた観念」は、ロシア側ばかりではなく、日本側に
もある。神話や虚像を突き崩すためには、我々も、ゾルゲの暗躍した戦前の日本をやみく
もに暗黒時代と決め付けるような紋切り型の歴史観を克服しなければならないだろう。
496世界@名無史さん:03/09/04 00:48
瀬島露探説をはじめ、参謀本部中枢にソ連のエージェントが多数いて、関東軍主力を
南方で壊滅させ、ソ連軍を満州に導いたという仮説に立つ場合、どうしても、ミッドウェー戦を
強行して連合艦隊を破滅的状態に陥れた山本五十六を疑わざるをえない。
もともと陸軍は十数個師団を南方に展開し、早期に撤収させて、その内、対ソ・対中に
数個師団を投入させることすら可能という読みだったのに、実際には百個師団以上を
南方戦線に投入し、壊滅する羽目になった。


「山本長官による大東亜戦争の敗戦戦略」
ヤコブ・モルガン著 忍野昭太郎訳『山本五十六は生きていた』第一企画出版から
http://hiroshima.cool.ne.jp/h_sinobu/yamamoto1.html

【昭和の悲劇】米内光政と山本五十六は愚将だった
http://academy2.2ch.net/test/read.cgi/history/1029062665/l50
497世界@名無史さん:03/09/04 22:53
……と、このようにデムパになり易いので、
諜報分野を調べる際には、細心の注意が必要。
「全てを疑え」
これが鉄則。
活字になっているからといって、鵜呑みにしたらケガするよ〜ん。
498世界@名無史さん:03/09/06 23:51
辻正信は、敗戦後、“潜行三千里”なる旅に出て数年間消息不明。
日本に帰国後、その奇行が有名になり、ついに参議院議員に当選。
何してたんだろうね?
499世界@名無史さん:03/09/06 23:52
>>498
「歴史街道」(PHP)最新号で、元海軍参謀・奥宮氏が書いている。
500世界@名無史さん:03/09/07 05:24
>>498
なぬ!辻さんて、日本人からみたら、無謀な作戦で兵隊を死なせまくった戦犯
だと思ってました(つまり当然、軍事裁判で死刑になっていたと・・・)

ショック・・・
501世界@名無史さん:03/09/10 04:33
>>500
安心しろ。
最後は東南アジアで、
加藤保憲に呪殺されてるから。
502世界@名無史さん:03/09/10 04:43
最近集英社新書で出た
『戦時下日本のドイツ人たち』っていう本にも、
ゾルゲのエピソードがちょっと出て来るよ。
同盟国に対してスパイ行為を働いたゾルゲのおかげで、
当時の在日ドイツ人は、やっぱり肩身の狭い思いをしたらしいね。

当時のドイツの外交官の中には、
ゾルゲの果たした歴史的役割がそれほど大きなものだったのだろうかと、
懐疑的な人もいるね。

日本の南進は多かれ少なかれ誰でも予測できた。
(つまり秘密情報でもなんでもない)
それに当時の東京には、ゾルゲよりさらに信頼のおける
モスクワのエージェントがたくさんいた。

イギリス人スパイのもたらした情報も信用しなかった
あの疑い深いスターリンが、ゾルゲの報告でどれだけ動かされたか
疑問に思うってさ。
503世界@名無史さん:03/09/10 22:47
>>502
>日本の南進は多かれ少なかれ誰でも予測できた。
>(つまり秘密情報でもなんでもない)
根拠は?ドイツ人がそんなこと言っているの?自分たちの国に無茶不利益
じゃないのか?

>それに当時の東京には、ゾルゲよりさらに信頼のおける
>モスクワのエージェントがたくさんいた。
政府中枢に入り込んでいないことには…
504世界@名無史さん:03/09/12 02:01
>>503
うん、ドイツ人(当時のドイツ大使館員の、ブロイアーとかって人)が、
インタビューに答えてそんなこと言ってるんだよ。
まあ、後知恵かもしれないけど。

このブロイアーっていうドイツ人は、
独ソ戦開始の直後に、ゾルゲと一緒に昼食を食べたことがあって、
その時にやっぱりゾルゲはソ連をかばって、ドイツはもう終わりだって
言ってたって。
その時はまだ、ソ連のスパイとは気づかなかったけど、後になって思えば……。

日本と同盟を組んで、ソ連を挟撃するっていうのが
ナチス・ドイツの構想だったわけで、確かに自分達に取って不利益だよね。
そのへんの整合性がどうなってるのか、私にはちょっとわからない。
ソ連のエージェント云々についても同様。
505世界@名無史さん:03/09/12 02:06
この本は新書だけど、
元になったのはドイツで出版されたインタビュー集で、
この本の2倍以上の量があるってさ。
ちょっと興味があるけど、
日本の大型書店の洋書コーナーとかでは、
置いて無さそうだな。

まあ、仮に入手したとしても、私の稚拙なドイツ語力で、
どこまで読めるものかどうかw
506世界@名無史さん :03/09/19 19:09
ゾルゲ事件獄中記 川合貞吉著 新人物往来社
507(○m○):03/09/20 23:40
結局、後知恵ばかりだな…。
508世界@名無史さん:03/10/01 19:57
あげ
509世界@名無史さん:03/10/01 20:05
  日本の情報機関は、何より分析能力が駄目だそうだ
510世界@名無史さん:03/10/01 20:47
>>509
つーか。情報を利用するはずの軍が情報軽視なんだから、そりゃやる
気もなくすだろう…。
511世界@名無史さん:03/10/01 22:25
ねぇねぇ。上の方にあったけど、尾崎さんの驚くような女性関係ってなに〜?

今、愛は降る星のごとくを読んでるので、興味津々だよ〜。
だれかおせ〜て!
512世界@名無史さん:03/10/08 20:36
↑兄貴の〇〇〇と××したの。
513世界@名無史さん:03/10/31 21:33
あげ
514世界@名無史さん:03/11/01 00:01
映画のゾルゲみてて、モッくんのパナマハットやロイド眼鏡や、ピクニックのゾルゲの衣装などに
とても心奪われた。ああいうクラシックな着こなししてみたいなあ。
515世界@名無史さん:03/11/02 05:40
>>514
しろよ
516世界@名無史さん:03/11/04 01:56
します
517世界@名無史さん:03/11/07 18:16
今日は彼の命日です。ロシア革命記念日でもあります。
518世界@名無史さん:03/11/22 08:45
DVD発売記念age
519[☆]日本人民共和国[☆]モスクワ臨時政府:03/11/22 09:04
(■∀■)君にもできる革命工作国際共産主義のためにがんがろう!!
520世界@名無史さん:03/11/22 20:01
この映画のスターリンが変に似てて、妙に可笑しかった。
あと、ゾルゲが絞首刑になった後の部分、いらねえよな。アレで終わりにすればよかった。
どう見ても、監督の「私はアカじゃありませんよ」の弁解部分にしか見えない。
特に、椅子に座った汚ねえババアが「結局ゾルゲは・・・」とか言うセリフ。
あのシーンの存在だけで、この映画が糞になる。とんでもないぶち壊しだ。
521世界@名無史さん:03/11/22 20:09
ゾルゲは結構前に、その時歴史が動いたでやってたぞ。
522世界@名無史さん:04/01/13 13:13
 
523世界@名無史さん:04/02/21 23:55
保守age
524世界@名無史さん:04/02/21 23:58
保守age
525世界@名無史さん:04/02/22 13:01
ゲルゲ
526世界@名無史さん
スパイスゾルゲ