「今日は皆さんに、ちょっと殺し合いをしてもらいます。
最後の一人になるまでです。」
戦国時代の英雄たちが集められたのは、孤島の廃校。
彼らは武装を解除され、ある一室に押し込められていた。
彼らは動揺したが、完全武装した男達を引き連れた管理者の出現と先の一声によって、否応なく自分の置かれた状況とルールを認識し、―そして殺し合いが始まった。
特に最後の管理者の一言
「優勝者には、天下を約束する」
この一言が皆を、信も義もない殺し合いに駆り立てた。
〜ルール〜
これは葉鍵板の「葉鍵ロワイヤル」を参考にした参加型の物語です。
武器は原作と同じ様な設定とし、その使用法がわかる解説書つきとします。
外交関係の認識は1555年あたりとします。(武将も大体そのあたりの者を選定)
武将の年齢は・・・あまり考えないで下さい。
一人で暴走しないで下さい。
その他、マナーを守って楽しくやりましょう。
なお、参加する武将は中央付近に集中させ、密度を高くしました。
地方の方々、申し訳ありません。
2 :
F ◆u9W1ry1S9Y :04/05/19 17:11
参加武将一覧
01赤尾清綱 51佐久間信盛
02赤穴盛清 52佐々成政
03秋山信友 53宍戸隆家
04明智光秀 54柴田勝家
05安居景健 55下間頼照
06浅井長政 56下間頼廉
07浅井久政 57上条政繁
08朝倉義景 58鈴木重秀
09朝比奈泰朝 59大道寺政繁
10足利義秋 60滝川一益
11足利義輝 61武田信廉
12甘粕景持 62武田信繁
13尼子晴久 63武田晴信
14尼子誠久 64竹中重治
15荒木村重 65長曽我部元親
16井伊直親 66土橋景鏡
17池田恒興 67鳥居元忠
18石川数正 68内藤昌豊
19磯野員昌 69長尾景虎
20今川氏真 70長尾政景
21今川義元 71長坂長閑
22岩成友通 72丹羽長秀
23鵜殿長照 73羽柴秀吉
24遠藤直経 74蜂須賀正勝
25大熊朝秀 75馬場信房
3 :
F ◆u9W1ry1S9Y :04/05/19 17:11
26岡部元信 76林秀貞
27織田信長 77久武親直
28織田信行 78平手政秀
29飯富昌景 79北条氏照
30小山田信茂 80北条氏政
31海北綱親 81北条氏康
32柿崎景家 82北条綱成
33桂元澄 83細川藤孝
34金森長近 84本庄繁長
35蒲生賢秀 85本多正信
36川尻秀隆 86前田利家
37北条高広 87真柄直隆
38吉川元春 88松平元康
39吉良親貞 89松田憲秀
40久能宗能 90松永久秀
41熊谷信直 91三雲成持
42顕如 92三好長慶
43高坂昌信 93三好政勝
44香宗我部親泰 94村上義清
45後藤賢豊 95毛利隆元
46小早川隆景 96毛利元就
47斎藤道三 97森可成
48斎藤朝信 98山中幸盛
49斎藤義龍 99六角義賢
50酒井忠次 100和田惟政
4 :
無名武将@お腹せっぷく:04/05/19 17:12
★
>>1を逮捕へ 京都府警、 国内だけで1人
・三国志・戦国時代の様々なネタを元にしておもしろおかしく改変する「三国志・戦国板内のスレ」に
>「今日は皆さんに、ちょっと殺し合いをしてもらいます。
>最後の一人になるまでです。」
>戦国時代の英雄たちが集められたのは、孤島の廃校。
>彼らは武装を解除され、ある一室に押し込められていた。
>彼らは動揺したが、完全武装した男達を引き連れた管理者の出現と先の一声によって、否応なく自分の置かれた状況とルールを認識し、―そして殺し合いが始まった。
>特に最後の管理者の一言
>「優勝者には、天下を約束する」
>この一言が皆を、信も義もない殺し合いに駆り立てた。
などと書き込んだことで他の人間を(゚Д゚)ハァ?な気分にさせたとして、
京都府警ハイテク犯罪対策室と五条署は16日朝にも、その日の気分を害したとの疑いで、
三戦板 自治スレッド 15
http://hobby5.2ch.net/test/read.cgi/warhis/1082035080/l50 に任意同行を求め、逮捕する方針を固めた
5 :
無名武将@お腹せっぷく:04/05/19 17:38
>>2-
>>3 まとめたぞゴルァ!
参加武将一覧
01赤尾清綱 26岡部元信 51佐久間信盛 76林秀貞
02赤穴盛清 27織田信長 52佐々成政 77久武親直
03秋山信友 28織田信行 53宍戸隆家 78平手政秀
04明智光秀 29飯富昌景 54柴田勝家 79北条氏照
05安居景健 30小山田信茂 55下間頼照 80北条氏政
06浅井長政 31海北綱親 56下間頼廉 81北条氏康
07浅井久政 32柿崎景家 57上条政繁 82北条綱成
08朝倉義景 33桂元澄 58鈴木重秀 83細川藤孝
09朝比奈泰朝 34金森長近 59大道寺政繁 84本庄繁長
10足利義秋 35蒲生賢秀 60滝川一益 85本多正信
11足利義輝 36川尻秀隆 61武田信廉 86前田利家
12甘粕景持 37北条高広 62武田信繁 87真柄直隆
13尼子晴久 38吉川元春 63武田晴信 88松平元康
14尼子誠久 39吉良親貞 64竹中重治 89松田憲秀
15荒木村重 40久能宗能 65長曽我部元親 90松永久秀
16井伊直親 41熊谷信直 66土橋景鏡 91三雲成持
17池田恒興 42顕如 67鳥居元忠 92三好長慶
18石川数正 43高坂昌信 68内藤昌豊 93三好政勝
19磯野員昌 44香宗我部親泰 69長尾景虎 94村上義清
20今川氏真 45後藤賢豊 70長尾政景 95毛利隆元
21今川義元 46小早川隆景 71長坂長閑 96毛利元就
22岩成友通 47斎藤道三 72丹羽長秀 97森可成
23鵜殿長照 48斎藤朝信 73羽柴秀吉 98山中幸盛
24遠藤直経 49斎藤義龍 74蜂須賀正勝 99六角義賢
25大熊朝秀 50酒井忠次 75馬場信房 100和田惟政
6 :
無名武将@お腹せっぷく:04/05/19 17:50
>>1「葉鍵ロワイヤル」を参考にした
詳細キボンヌ。知らないから参加できん。
7 :
無名武将@お腹せっぷく:04/05/19 18:51
8 :
無名武将@お腹せっぷく:04/05/19 19:46
お、また奇抜な企画。一番乗りさせて頂く。
大方の武将が殺人ゲームに乗るなか、ただ一人異議を唱えるものが居た
11番 足利義輝である。
「余の治世に何が殺し合いじゃ!それに天下を約束するとはどうい―」
ザシュ!
「うるせぇんだよ、お前・・・いいから黙って参加しろ」
義輝の言葉が終わりきらない内に管理者の手から飛んだナイフが義輝の首に突き刺さった。
ヒューヒューと音を立てながら、彼が倒れた時、残りの参加者も完全に殺人ゲームに参加することを決意した。
彼らは一〜五番のトラックに乗せられて、島内の五ヶ所から殺人ゲームの舞台へと放された。
【11番 足利義輝 死亡】
9 :
無名武将@お腹せっぷく:04/05/19 19:58
名門が意義を唱えて反対するシナリオは洩れも考えていた。
やっぱりみんな考えは同じなのね_| ̄|○
10 :
無名武将@お腹せっぷく:04/05/19 21:13
>>8 剣豪将軍義輝が速攻すか?_| ̄|○
九州、東北系が一人もいないのが残念。
11 :
無名武将@お腹せっぷく:04/05/19 21:47
>>10 丸腰で油断してたなら剣豪も何も無いだろ?
本文
二番のトラックから管理者の兵を睨みつつ、殺気を振り撒いて出てきた男が居た。
27番 織田信長である。
得物はブローニング・ハイパワー。説明書を一通り読み終えた信長はそれを破り捨て、森の奥へと入っていった。
信長には狙うべき標的が居た。20番今川氏真と21番今川義元の父子である。
「父上・・・これも何かの縁、憎き今川を・・・滅ぼしましょうぞ・・・」
天に向かって一瞥すると、一番トラック停泊地に向かって信長は樹海を進んでいった。
持ち物を書かないと混乱するよ
27番 織田信長「ブローニング・ハイパワー」
13 :
無名武将@お腹せっぷく:04/05/19 22:07
F氏ィィィ???
14 :
無名武将@お腹せっぷく:04/05/19 22:29
15 :
無名武将@お腹せっぷく:04/05/19 23:44
>>10 同意。東北はともかく九州の一部だけでいいから出して欲しかったな。
69番長尾景虎は思い悩んでいた。
(小生はこの狂った戦いを許せぬ!・・・だが、しかし父上と兄上の遺志である天下の平定はどうする!?)
葛藤は近くに敵意を持った者が近付いてもそれを気付かないほどになっていた。
「死ねぇ!景虎!」
竹槍を振りかざして向かってきた79番北条氏照は近距離から景虎の心の臓を貫こうとした。
だが、
ドゴォ!
一撃で勝負は決まった。
氏照の頭部はもはや原型を留めておらず、鮮血の雨を降らしたかと思えば、地に崩れ落ちて、二度と起き上がることは無かった。
「・・・小生は・・・敵とは言え・・・」
自らの手で殺してしまった骸に黙想をしおえた景虎は未だに硝煙の上がる「IMI デザートイーグル」をその手に握りつつ、その場を後にした。
16 :
無名武将@お腹せっぷく:04/05/19 23:45
書き忘れ
【79番 北条氏照 死亡】
AA板でもロワイヤルやってたけどあっさりと糞スレ化してたな。
こういうのは見る人選ぶよ。
18 :
無名武将@お腹せっぷく:04/05/20 15:08
a
取り敢えず感想スレ建てたほうが良くないか?
「ふぅむ……」
74番蜂須賀正勝は自分に支給された武器をまじまじと点検していた。
一見普通の戦斧に見える……それは良い、槍とはバランスが違うが扱えないというほどの物ではない。
だが柄の先にもう一つ戦斧の頭がついているのはどういった訳なのだろう?
もう一度説明書に目を通してみる
『魅惑の双頭武器、オーク・ダブル・アックス!
一本で二つの武器を持ったのと同じ効果でお客様の生き残りを猛烈サポート?
あの魏文長も効能を力説!』
そしてその下には武器の効能を更に詳しく解説した文と
仮面をつけた男ーどうやらこいつが魏文長らしいーの写真。
「どこから見ても馬鹿が考えた面白武器にしか見えんが……本当に大丈夫か?」
【74番蜂須賀正勝:オーク・ダブル・アックス】
それともう少しルールを詰めるべきじゃないか?
食糧の問題とか。
21 :
無名武将@お腹せっぷく:04/05/20 17:57
いやそれよりも先に簡単なルール(武器の制限や禁止エリア等)
を決めたり武将たちが戦う場所の地図を作ったりするのが急務だと思うんだが。
22 :
無名武将@お腹せっぷく:04/05/20 20:55
>>20-
>>21 でも、葉鍵ロワイヤルひいては、「武器は原作と同じ様な設定」とかいてあるし、イインジャネーノ?
ま、地図については漏れもキボン。
90番松永久秀は五番トラックからそれほど離れていない樹海から、出てくる参加者を待ち伏せしていた。
「へ、バカ共は何も知らずに俺に殺される・・・フハハハ、天才だなわしは」
その時、五番トラックから95番毛利隆元が出てきてた。
すかさず松永は得物である、「H&K PSG1」のスコープの中の彼をうつし出した。
そして、松永の指に力が入った瞬間、スコープの中の彼は頭部から血を噴出して倒れた。
【95番 毛利隆元 死亡】
23 :
無名武将@お腹せっぷく:04/05/20 21:30
| A .| B .| C | D .| E .| F .| G | H .| I .|
______.|______.|______.|______.|______.|______.|______.|______.|______.|______.|
|
1 | _,,,,, ,,,,,,, _,,,,,-'''"" ̄'Z,,,,_,, 北
| /'''''"''''"\,,._.,,-''""" "''" ""''"" 林 林X i, .↑ /'''''"''''"\
______.| i,崖 家家家 林 林 i 西←┼→東 i 崖,,ゝ
| 'i,, 林 林 林 林 林 林 'I,,,,, .↓ / 崖/
2 | ''I,,, 林林林 林 畑畑畑 "''I 南 ,,/ 崖i
| 'I, 林 林 畑畑畑 \,,, ,,,,, / ヽ,,
______.| / 畑畑畑畑 \/, \/ /
| /' V 森森森森森 家家 "''ヽ,,,
3 | i 廃 廃 森森森森森森森森 田田田 家家家 "'i,
| |廃 廃 荒 荒 林林林林林林林林林森森 U 田田 i"
______.| i川川川川 荒荒 林林林林林林林林林林林林 ,,,,,,_/
24 :
無名武将@お腹せっぷく:04/05/20 21:31
| ヽ 川川川川川川 林林林林林林林林林林林林林 浜浜,,/
4 | i 草草草草 川湖 森森森森森森森森森森森森 浜浜/'
| '-, 草森森森草草 森森高高高高高高高高森森 浜,/''"
______.| 'i, 草草森森森森草草 森山森山森山森山森山森山 浜,/'
| ,i' 草草草草草草 山山森山山森山山森山山森 'i,
5 | / 家 沼 T 山山山山山山山山山 "'i,,
| 'i 家 山山山山山山山山山山山 \
| / ,,,,,,,,,,,,,,, 山山山山山高山山山山山 W "'ヽz
\,,,/ \,,,/\,,,,/ヽ,,,,,,,,,,,/ヽ,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,ノヽ_,,,,.,ノ\/\,,,,,,,ノ\,,._.,,-''"""ヽ,,,,,,r
廃:廃墟 荒:荒地 川:河川 湖:湖(透明度が高く飲むことができる) T〜X:それぞれのスタート位置
森:森 草:草原 沼:沼(にごっているため飲むことはできない) 林:林 崖:崖 山:山 高:高地
家:民家(簡単な医療道具や食料有り) 浜:砂浜 田:水田 畑:畑 とりあえず地図を作ってみたんだが。
とりあえず地図を作ってみたんだが。
私も読売巨人軍バトルロワイヤルの終盤をずっと一人で書いてみたりしたこともありますが
こういう企画は荒れて未完になることが多いようですのでそうならぬよう頑張ってくださいね
26 :
無名武将@お腹せっぷく:04/05/20 23:18
28 :
無名武将@お腹せっぷく:04/05/21 17:32
久秀は次の獲物に狙いを定めた。
100番和田惟政である。
しかし、惟政は毛利の死骸を見ると危険を察知して逃走し、再び松永は待ち伏せに戻った。
この様子を遠くから見ていたものが居る。
85番本多正信だ。彼もまた、毛利を待ち伏せしていたのだが、獲物が先に倒れたので松永の存在を察知したのだ。
目線の先には伏せてライフルを構えている「エモノ」がいる。
本多は勝利を確信して、その背中に自分の獲物であるサバイバルナイフを突きつけた。
「ふ、下剋上の達人も数の数え方は知らぬようだな!もうあの車の中に人はおらんのにずっと待っているとは、フハハハハ!」
そう、言いながら飛び出した彼の胸には勝利の二文字が既に浮かび上がっていた。
・・・だが、彼の首筋に冷たい感触が押し付けられた。―デリンジャーの銃口だ。
「誰もいないことも知っている。そしてお前がここに来ることも知っていた。」
そういい終え、正信が振り返ろうとした瞬間、正信の首から血の華が咲いた。
そして、正信の武器を回収した久秀はライフルを構えていた「エモノ」からも武器とバッグを取り上げた。
「エモノ」・・・それはそれは先に久秀に遭遇して殺された下間頼照であった。
【55番 下間頼照 死亡】
【85番 本多正信 死亡】
29 :
無名武将@お腹せっぷく:04/05/21 17:33
久秀は次の獲物に狙いを定めた。
100番和田惟政である。
しかし、惟政は毛利の死骸を見ると危険を察知して逃走し、再び松永は待ち伏せに戻った。
この様子を遠くから見ていたものが居る。
85番本多正信だ。彼もまた、毛利を待ち伏せしていたのだが、獲物が先に倒れたので松永の存在を察知したのだ。
目線の先には伏せてライフルを構えている「エモノ」がいる。
本多は勝利を確信して、その背中に自分の獲物であるサバイバルナイフを突きつけた。
「ふ、下剋上の達人も数の数え方は知らぬようだな!もうあの車の中に人はおらんのにずっと待っているとは、フハハハハ!」
そう、言いながら飛び出した彼の胸には勝利の二文字が既に浮かび上がっていた。
・・・だが、彼の首筋に冷たい感触が押し付けられた。―デリンジャーの銃口だ。
「誰もいないことも知っている。そしてお前がここに来ることも知っていた。」
そういい終え、正信が振り返ろうとした瞬間、正信の首から血の華が咲いた。
そして、正信の武器を回収した久秀はライフルを構えていた「エモノ」からも武器とバッグを取り上げた。
「エモノ」・・・それはそれは先に久秀に遭遇して殺された下間頼照であった。
【55番 下間頼照 死亡】
【85番 本多正信 死亡】
30 :
無名武将@お腹せっぷく:04/05/21 17:34
>>19 感想スレ建てる事に同意。
>>1、建ててくれ〜〜。
6番、浅井長政は父の乗せられた二番のトラックに向かっていた。
「いくら、あのような父上とは言え、このような島で置いておくわけには・・・」
彼には得物である「FN ファイブセブン」の重さが父親の命の重さにも思えた。
そこに銃声が轟いた。
長政はまさかと思って、その現場に近付いた。
「むむ!?麻呂の領域に入ってくるとは不届き者め!コレでもくらうでおじゃる!」
信長は、辛うじて21番今川義元の撃ってくる弾を避けた。
義元の武器は「ベネリ M3-ショットガン」。
正面から挑んだのが間違いであった。近距離戦ではあまりにも不利と瞬間的に悟った信長はすかさず距離をとったが、義元が見かけによらない、恐るべき勢いで間合いを詰めてきたのである。
「麻呂の空間から消え去るでおじゃる!」
信長が死を悟った瞬間、
ドン!ドン!ドン!
三発の銃声が響き、義元は信長に銃口を向けたまま倒れこんできた。
「義兄上、ご無事でありますか!?」
「・・・ぬぅ、ぬかったわ・・・」
「義兄上、銃声が聞きつけられ、すぐにも敵が来るでしょう、早く逃げましょう」
「―ふっ、この信長最大の幸運は主と誼を通じていた事よ」
「義兄上・・・」
2人は、まず久政を救助するべく、森を南に抜けていった。
【21番 今川義元 死亡】
32 :
無名武将@お腹せっぷく:04/05/22 00:31
>>31 本文追加
奇しくも、信長と長政は同じFNの銃で、運命を共にする事となったのだ。
33 :
無名武将@お腹せっぷく:04/05/22 09:02
ふう なかなか便利なものだな
殴ってよし、しかも罠を張ることも身を隠す穴も掘れる。結構使えるな。
三好政勝は落とし穴にはまり身動きできなくなった男を得物で叩き殺した所だった。
どんな歴戦の勇者だろうが罠にかかって身動きが取れなければなにもできない。
彼は哀れな犠牲者から食料と支給品の防弾ベストを奪い、
怪しまれないように死体を落とし穴に入れてそれを埋めると
角スコップを持って再び潜伏用の穴に隠れた。
【93番 三好政勝 角スコップ 防弾ベスト】
2C〜2Dに広がる畑に潜伏しています 畑は落とし穴だらけになってます
【16番 井伊直親 死亡】
34 :
無名武将@お腹せっぷく:04/05/22 10:12
小山田信茂はこの非常事態においても状況を楽観していた
貰った武器がぴすとるという火縄銃を小型化して強力にしたものという当たりだったこと。
そして何よりも御館様を中心とした武田騎馬軍団の鉄の結束に絶対の自信を持っていた。
すでに御館様が状況の打開策を考えているに違いない。
いきなり将軍が殺された混乱に乗じて軍団メンバーに島の最南西部に
集合するように彼らだけに解かる符丁で合図を送ってきたのだ。
御館様が本気になったら管理者などメじゃないはずだ。
彼は集合時間に少し遅れたがなんとか集合場所にたどり着いた。
なにかの臭いが強くなってきた。
山育ちの彼はこれが潮の香りなのだと場違いな感想を抱きながら仲間達を探し始めた。
突然背後から声をかかったが、良く知っている声なので慌てずに振り返った。
そこには彼の主君武田晴信が立っていた。
しかし、ほかの同僚達は誰もいない。その疑問を口に出すと御館様は黙って海岸の一角を指差した。
そこにあったのは何人もの死体だった。磯の臭いだと思っていたのは血の臭いだったのだ。
その死体は良く知っている武田騎馬軍団の面々だった…
「これはなんとしたことか。御館様これは?」
それに答えず武田晴信は違う事を話し出した。
「俺はどっちでもいいと思っていた。この宋銭を投げて表なら管理者と戦う…
危機感を覚えた信茂はソーコムピストルに手をかけたがその時には彼の胸に何個もの風穴が開いていた。
そして裏が出たらこの茶番劇に乗ると…」
【30番小山田信茂】【61番武田信廉】【62番武田信繁】【68番内藤昌豊】
死亡確認
【63番 武田晴信 イングラムサブマシンガン ソーコムピストル ?×3】
A5より北に移動
36 :
F ◆u9W1ry1S9Y :04/05/22 16:40
37 :
無名武将@お腹せっぷく:04/05/22 20:40
38 :
無名武将@お腹せっぷく:04/05/23 00:26
>>37 重複してるか?
見たところ同じスレは無いようだが?
39 :
無名武将@お腹せっぷく:04/05/23 14:30
40 :
無名武将@お腹せっぷく:04/05/23 15:02
03番秋山信友、29番飯富昌景、43番高坂昌信、75番馬場信房の4人は近くの森からこの光景を見ていた。
「ま、まさか御館様が!」
「落ち着け信友、あれは御館様を狙っていた忍びかも知れぬ」
「昌信、それはない。俺は紛れも無い御館様と我らが同僚たちだ。」
「馬場殿っ!?」
「私は、紛れも無い馬場信房。御館様が正気かどうかこの目で確かめる」
馬場はスッと立ち上がると、支給武器のシャムシールと呼ばれる湾曲した刀を昌景に預けた。
「その刀を持って、もう一度戦場を駆け巡りたかったな。」
「信房様!」「馬場殿っ!」
信房は、若者に勝るとも劣らない健脚で、あっという間に、晴信に追いついた。
「御館様、久しぶりでございますな。」
「信房か・・・」
振り向いた晴信の目はどろりと濁っていた。
(日毎の執政、そして父への慙愧の念で狂われたか)
「信房、貴様にだけは会いたくなかったな。」
「ふ、何を仰います・・・」
「お前もそうだが、森にいる連中、腰が引けておるのだよ」
「な―逃げろ、昌景っ―」
信房が駆け出した瞬間、信房の手に穴があいた。
「っちぃ、外したか!」
信房は、一目散に森へ駆け込むと、3人を引き連れて山へと退却した。
「信房も、甘くなったな、逃げる時は止血せよとあれほど言ったお前がその轍を踏むとは」
晴信の眼下には、森へ、そして山へと点々と続く夥しい量の信房の血があった。
久武親直(77番)と後藤賢豊(45番)はとある建物の中で睨み合っていた、互いの手の中には一丁の銃が握られている。
「一つ、提案があるのだが。」
後藤が重々しく口を開く。
「手を組めとでも言うつもりか?」
「否、お前とわしが争った場合、どちらが勝つにしても無傷では済むまい。」
「へっ随分と舐められたもんだぜ。それで?」
「わからんのか?此処に相応しい決着をつけ方をしようと言うのだ。」
そう言うと後藤は後ろ手で部屋の照明のスイッチを入れた。
「なっなにィーッこっこいつは!」
暗かった部屋に中央の凹んだテーブル、ワインバー、無数のカード、スロットマシーン等が姿を現す。
「そう、ここは過磁之!(カジノ)かつて漢達が己の意志と魂を賭けて無数の名勝負を繰り広げて来た場所だ!」
後藤の姿が微妙に筋肉質になった様に見えるが……気のせいだろう。
「フフ……血府(チップ)はどうする?」
久武も微妙に姿とキャラが変化したようだが……多分、気のせいだ。
「漢の勝負に二度目は無用、好きな台を選ぶが良い。」
「フフッ」
「何が可笑しい?」
「此処は過磁之、なら俺達に相応しい台は一つしかない。」
言って久武は無数の赤い数字と黒い数字に彩られた台へと歩いて行く。
「ほう……琉雨烈徒(ルーレット)を選ぶか。」
後藤も台の反対側に移動し琉雨烈徒に手をかける。
「名前を…聞いておこう。」
「長宗我部家家臣、久武親直。」
「六角家家臣、後藤賢豊、ハーーーーッ!」
後藤は琉雨烈徒を回し
「オッシャアーーーッ!」
久武は銃を何も書いてない黒いスペースに叩き付けた。
【久武親直(77番):トカレフ】
【後藤賢豊(45番):モーゼル・ルガー】
>>38-39 三国志バトルロワイヤルスレはこの際、無関係。
このスレの重複だろ。或いは板自体の事象に関する板違いだな。
43 :
無名武将@お腹せっぷく:04/05/23 18:55
28番織田信行はトラックからろくに離れもしない廃墟の中でへたりこんで、震えていた。
「な、何故、このボ、ボクがこんな事に巻き込まれなくちゃいけないんだ・・・!」
もちろん答えるものは居ない
カタカタと震えていた彼は床のきしむ音に気がつくことも無かった。
「ボクには信長を倒し、尾張を統一するという青写真があったはずなのに・・・!」
「尾張を統一・・・か、若君の口癖は『天下ニ武ヲ布ク』でしたな・・・」
「ひ、平手!た、頼む助けてくれ、ボクを尾張に帰してくれ!」
「信行様、私は若君の後見、今ここであなたを殺しても、人道には外れますまい?」
「な、何を言っておる!しゅしゅしゅ、主家に刃を向けるのか、平手!」
「私は織田家に刃を向けるつもりなど毛頭ございませぬ・・・ですが・・・」
平手はゆっくりと得物であるコルト パイソンの銃口を真っ直ぐと前に向けた。
「ひひひひひひ、平手・・・た、たしゅけて・・・!」
「ッ!信行様、伏せなされ!」
ドガガガガガガガガガガガ!
「へ、織田家の奴らはよえぇなぁ?こんな所でカタカタ震えてたらすぐわかる」
平手は廊下の奥に居る93番三好政勝を壁に隠れつつ迎撃した
「信行様、貴殿は、尾張に戻られないのですか!」
「ちっ!弾切れか!」
その声を聞き取ると平手は武士としての勘で廊下に躍り出て、三好を狙った。だが、
「残念、計略を見抜けぬお前たちにゃ、天下はとれねぇよ」
三好は構えておいた、ミネベア 9mm機関拳銃をフルオートで乱射した。
「ぐっ、ぬかったわ!!!!」
平手は体中に穴を空け、廊下に倒れた
「ぐぬぅ、の、信行様、御武運を」
そういい残すと、平手は二度と立ち上がることは無かった。
46 :
無名武将@お腹せっぷく:04/05/25 18:20
「さて、あとは腰抜けの信行クンだけか・・・」
政勝は廊下を抜けて、銃を構えようとして、―目を見張った。
信行は先ほどまでの臆病さはどうしたのかコルト M1908を構え、政勝の心臓を確実に狙っていたのである。
「―――ッ!」
政勝が緊急退避しようとした瞬間、その小さな拳銃は火を噴いた。
護身用の拳銃といえど至近距離で心臓を撃たれた政勝は平手の上に崩れるようにして倒れた。
「―正直、兄上には妬いていた、僕には無いものがあった。それは僕がいくら勉強しようと、賢く振舞っても手に入れられなかったんだ」
信行はかがんでもう何も言わぬ平手の手をとった。
「父上や若き家臣達は兄上ばかり見ていると思っていた。―でも、兄上の側近のお前が最後に僕を思ってくれるとは・・・」
そして、銃数分後、廃墟から出てきたのは以前の臆病で内向的な青年でなく、ある一つの真実を知った青年であった。
【73番 平手政秀 死亡】得物のコルト パイソンは23番織田信行が回収
【93番 三好政勝 死亡】得物のミネベア 9mm機関拳銃は23番織田信行が回収
>>33で93番 三好政勝は登場済みなので別の人に代えてください
48 :
無名武将@お腹せっぷく:04/05/27 00:31
49 :
無名武将@お腹せっぷく:04/05/28 15:04
よくわかんなくなってきたからつくってみた
間違ってたらスマソ
生存確認
3番秋山信友【???】
6番 浅井長政【FN ファイブセブン】
27番 織田信長【ブローニング・ハイパワー】
28番 織田信行【コルト M1908、コルト バイソン、ミネベア】
29番 飯富昌景【???】
43番 高坂昌信【???】
45番 後藤賢豊【モーゼル・ルガー】
63番 武田晴信【イングラムサブマシンガン、ソーコムピストル、?×3】
69番 長尾景虎【IMI デザートイーグル】
73番 平手政秀【デリンジャー、ライフル、サバイバルナイフ】
74番 蜂須賀正勝【オーク・ダブル・アックス】
75番 馬場信房【シャムシール】
77番 久武親直【トカレフ】
90番 松永久秀【H&K PSG1】
93番 三好政勝 【角スコップ、防弾ベスト】
死亡確認
11番 足利義輝 16番 井伊直親
21番 今川義元 22番 岩成友通
30番 小山田信茂 55番 下間頼照
61番 武田信廉 62番 武田信繁
68番 内藤昌豊 78番 平手政秀
79番 北条氏照 85番 本多正信
95番 毛利隆元
51 :
無名武将@お腹せっぷく:04/05/28 21:32
>>50 本文用に編集してみますた。
「あー、参加者諸君、聞こえるか?」
皆の耳にあの管理者の満足そうな声が聞こえてきた。
「諸君にはわからんと思うが、この声はこの島全体に聞こえるカラクリで、毎日3回、日の出、正午、日没に死亡者と食糧の補給場所を伝える」
以前なら、理解できなかったであろう現代のキカイを武将達はこの非日常で特に抵抗も無く理解した。
「あー、それとなぁ、食糧補給場所ではよく戦闘が起きて人が死ぬだろうから気をつけろよ」
管理者は細かい説明をなおつづけた。
「でだなぁ、待ち伏せとかあるといけないから、そのエリアに四半刻(30分)以上居たものは、諸君の左胸に仕込ませておいた爆発物を作動させるから、注意しろよ」
「じゃあ、今までの死亡者を発表するぞ、死んだ者順だ。
11番足利義輝、79番北条氏照、55番下間頼照、95番毛利隆元、85番本多正信、16番井伊直親、21番今川義元、62番武田信繁、63番武田信廉、68番内藤昌豊、30番小山田信茂、78番平手政秀、22番岩成友通―以上13名だ。なかなか好調な出だしじゃないか!期待しているぞ!」
プツッ
武将達は、死亡者放送を聞いて、改めてこのゲームへの見識を改めたのであった。
73番羽柴秀吉は深い森をひたすら走り、縁側の洞窟へと転がり込んだ
「はあはあ、なんでワシがこんなめに……」
猿顔の彼の顔がまた一段と歪んだ
「そうだ− ワシの、ワシの支給武器は……?」
秀吉は支給されたデイパックの存在を思い出し、恐る恐る期待と緊張につつまれて、開けてみた
中には、なんの変哲も無い四角い箱の上に赤丸い出っ張りがついた物だった
「…………なんだこれは?」
秀吉がいぶかしんでいると、紙切れが一枚乗っかっている事に気がついた−
「おめでとう!この試合の優勝者はあなたです!あなたの運は天下一です!さあこのスイッチを押してください!全て終わります!」
と汚い文字で書かれていた
「……優勝者?」
その文字を見た瞬間、秀吉の脳裏に「生命」への欲求が取り付いた
「こ、これを押せばワシは助かる……?」
信長、ねね、母、小一郎、牛若、又左、勝家……
あらゆる人物の顔が目の前に浮かんできた
「ええい!ワシは生きて− 生きて天下人になるのじゃ!」
ドゴォォォォォォォォォォォン!
国崩しがなった程度ではない。あらゆる方面からとてつもない爆音が鳴り響いた
「ひぃ……」
秀吉は身を屈め、静かになったのを計らい外に出た。
するとそこには胸が張り裂けた織田信行(28番)が倒れていた
「どういう……ことじゃ?」
すると先ほどの機械的なスピーカーから「おめでとう!秀吉殿」
と声が流れた
「一体どういうことじゃ……?」
残り0人 ゲーム終了
53 :
無名武将@お腹せっぷく:04/05/28 22:08
73番羽柴秀吉は深い森をひたすら走り、縁側の洞窟へと転がり込んだ
「はあはあ、なんでワシがこんなめに……」
猿顔の彼の顔がまた一段と歪んだ
「そうだ− ワシの、ワシの支給武器は……?」
秀吉は支給されたデイパックの存在を思い出し、恐る恐る期待と緊張につつまれて、開けてみた
中には、なんの変哲も無い四角い箱の上に赤丸い出っ張りがついた物だった
「…………なんだこれは?」
秀吉がいぶかしんでいると、紙切れが一枚乗っかっている事に気がついた−
「おめでとう!この試合の優勝者はあなたです!あなたの運は天下一です!さあこのスイッチを押してください!全て終わります!」
と汚い文字で書かれていた
「……優勝者?」
その文字を見た瞬間、秀吉の脳裏に「生命」への欲求が取り付いた
「こ、これを押せばワシは助かる……?」
信長、ねね、母、小一郎、牛若、又左、勝家……
あらゆる人物の顔が目の前に浮かんできた
「ええい!ワシは生きて− 生きて天下人になるのじゃ!」
ドゴォォォォォォォォォォォン!
国崩しがなった程度ではない。あらゆる方面からとてつもない爆音が鳴り響いた
「ひぃ……」
秀吉は身を屈め、静かになったのを計らい外に出た。
するとそこには胸が張り裂けた織田信行(28番)が倒れていた
「どういう……ことじゃ?」
すると先ほどの機械的なスピーカーから「おめでとう!秀吉殿」
と声が流れた
「一体どういうことじゃ……?」
残り0人 ゲーム終了
54 :
無名武将@お腹せっぷく:04/05/28 22:46
73番羽柴秀吉は深い森をひたすら走り、縁側の洞窟へと転がり込んだ
「はあはあ、なんでワシがこんなめに……」
猿顔の彼の顔がまた一段と歪んだ
「そうだ− ワシの、ワシの支給武器は……?」
秀吉は支給されたデイパックの存在を思い出し、恐る恐る期待と緊張につつまれて、開けてみた
中には、なんの変哲も無い四角い箱の上に赤丸い出っ張りがついた物だった
「…………なんだこれは?」
秀吉がいぶかしんでいると、紙切れが一枚乗っかっている事に気がついた−
「おめでとう!この試合の優勝者はあなたです!あなたの運は天下一です!さあこのスイッチを押してください!全て終わります!」
と汚い文字で書かれていた
「……優勝者?」
その文字を見た瞬間、秀吉の脳裏に「生命」への欲求が取り付いた
「こ、これを押せばワシは助かる……?」
信長、ねね、母、小一郎、牛若、又左、勝家……
あらゆる人物の顔が目の前に浮かんできた
「ええい!ワシは生きて− 生きて天下人になるのじゃ!」
ドゴォォォォォォォォォォォン!
国崩しがなった程度ではない。あらゆる方面からとてつもない爆音が鳴り響いた
「ひぃ……」
秀吉は身を屈め、静かになったのを計らい外に出た。
するとそこには胸が張り裂けた織田信行(28番)が倒れていた
「どういう……ことじゃ?」
すると先ほどの機械的なスピーカーから「おめでとう!秀吉殿」
と声が流れた
「一体どういうことじゃ……?」
残り0人 ゲーム終了
55 :
無名武将@お腹せっぷく:04/05/28 23:32
>>52-54 一人で暴走するな、カエレ。ついでに連続投稿うぜぇぞ。
ただでさえやばいんだから、ふざけるな、厨房が。
放送の直後罠にかかった後藤賢豊を叩き殺して所持品をあさりながら政勝は思案する。
食料確保が重要だが…わざわざ危険を冒して食料を取りに行くのは無謀。
さいわいここは畑。大根が栽培されている。これで飢えを多少はしのげる。
他の参加者もこの畑に食料補充にくるだろう。
それを罠で倒していけば…
政勝は後藤が持っていた鉈を手に入れた
93番 三好政勝 【角スコップ、防弾ベスト、鉈】
【45番 後藤賢豊 死亡】
58 :
無名武将@お腹せっぷく:04/05/28 23:44
60 :
無名武将@お腹せっぷく:04/05/29 04:07
(91番)三雲成持は未だにX近くの林に居た。
「あぁ〜別に天下なんてほしくないんだけどな〜。」
まじまじと自分に支給された「直径22センチの鍋(蓋つき)」を見る。
「これじゃ〜ど〜しよ〜もないからな〜。誰かについていきたいな〜六角サンとかいないかな〜」
地図を見ると、どうやら西側に民家があるらしい。
こんな所でちんたらしているのもなんだから、(もう既にちんたらしているのであるが、)とりあえず西に行ってみる事にした。
「西ってどっちだっけな〜」
そして彼は何故か南の森林地帯に向かって歩き出すのであった。
91番 三雲成持 【鍋(20センチ蓋つき)】D3〜C3の森林地帯に向かって移動中。西に向かっていると勘違いしている様子
>>1は戦国武将が実際に殺し合いをしていないとでも思っているのかー!
62 :
無名武将@お腹せっぷく:04/05/29 12:14
まあまあ・・・
殺しあいはしてたとけどこんな形ではなかったと思われ。
63 :
無名武将@お腹せっぷく:04/05/29 12:24
とりあえず今生きてるやつの名前あげてみよう
64 :
無名武将@お腹せっぷく:04/05/29 12:25
なっちの戯曲
あ〜64とり損なった・・・(笑)
66 :
無名武将@お腹せっぷく63:04/05/29 12:38
01赤尾清綱 26岡部元信 51佐久間信盛 76林秀貞
02赤穴盛清 27織田信長 52佐々成政 77久武親直
03秋山信友 28織田信行 53宍戸隆家 78平手政秀×
04明智光秀 29飯富昌景 54柴田勝家 79北条氏照×
05安居景健 30小山田信茂 55下間頼照× 80北条氏政
06浅井長政 31海北綱親 56下間頼廉 81北条氏康
07浅井久政 32柿崎景家 57上条政繁 82北条綱成
08朝倉義景 33桂元澄 58鈴木重秀 83細川藤孝
09朝比奈泰朝 34金森長近 59大道寺政繁 84本庄繁長
10足利義秋 35蒲生賢秀 60滝川一益 85本多正信×
11足利義輝× 36川尻秀隆 61武田信廉× 86前田利家
12甘粕景持 37北条高広 62武田信繁× 87真柄直隆
13尼子晴久 38吉川元春 63武田晴信 88松平元康
14尼子誠久 39吉良親貞 64竹中重治 89松田憲秀
15荒木村重 40久能宗能 65長曽我部元親 90松永久秀
16井伊直親× 41熊谷信直 66土橋景鏡 91三雲成持
17池田恒興 42顕如 67鳥居元忠 92三好長慶
18石川数正 43高坂昌信 68内藤昌豊 93三好政勝×
19磯野員昌 44香宗我部親泰 69長尾景虎 94村上義清
20今川氏真 45後藤賢豊× 70長尾政景 95毛利隆元×
21今川義元× 46小早川隆景 71長坂長閑 96毛利元就
22岩成友通× 47斎藤道三 72丹羽長秀 97森可成
23鵜殿長照 48斎藤朝信 73羽柴秀吉 98山中幸盛
24遠藤直経 49斎藤義龍 74蜂須賀正勝 99六角義賢
25大熊朝秀 50酒井忠次 75馬場信房 100和田惟政
自分でやりましたよ
ミスがあれば修正よろしく
67 :
無名武将@お腹せっぷく:04/05/29 12:43
01赤尾清綱 26岡部元信 51佐久間信盛 76林秀貞
02赤穴盛清 27織田信長 52佐々成政 77久武親直
03秋山信友 28織田信行 53宍戸隆家 78平手政秀×
04明智光秀 29飯富昌景 54柴田勝家 79北条氏照×
05安居景健 30小山田信茂× 55下間頼照× 80北条氏政
06浅井長政 31海北綱親 56下間頼廉 81北条氏康
07浅井久政 32柿崎景家 57上条政繁 82北条綱成
08朝倉義景 33桂元澄 58鈴木重秀 83細川藤孝
09朝比奈泰朝 34金森長近 59大道寺政繁 84本庄繁長
10足利義秋 35蒲生賢秀 60滝川一益 85本多正信×
11足利義輝× 36川尻秀隆 61武田信廉× 86前田利家
12甘粕景持 37北条高広 62武田信繁× 87真柄直隆
13尼子晴久 38吉川元春 63武田晴信 88松平元康
14尼子誠久 39吉良親貞 64竹中重治 89松田憲秀
15荒木村重 40久能宗能 65長曽我部元親 90松永久秀
16井伊直親× 41熊谷信直 66土橋景鏡 91三雲成持
17池田恒興 42顕如 67鳥居元忠 92三好長慶
18石川数正 43高坂昌信 68内藤昌豊× 93三好政勝×
19磯野員昌 44香宗我部親泰 69長尾景虎 94村上義清
20今川氏真 45後藤賢豊× 70長尾政景 95毛利隆元×
21今川義元× 46小早川隆景 71長坂長閑 96毛利元就
22岩成友通× 47斎藤道三 72丹羽長秀 97森可成
23鵜殿長照 48斎藤朝信 73羽柴秀吉 98山中幸盛
24遠藤直経 49斎藤義龍 74蜂須賀正勝 99六角義賢
25大熊朝秀 50酒井忠次 75馬場信房 100和田惟政
あ・・・64ゲット成らず(笑)
あ・・・64ゲット成らず(笑)
70 :
無名武将@お腹せっぷく:04/05/29 17:36
>>56 モーゼル・ルガー持った後藤賢豊が
>>41で久武と戦ってるんだが
久武はどうなったん?
71 :
これは?機転を変えれば面白いかも:04/05/29 17:42
73番羽柴秀吉は深い森をひたすら走り、縁側の洞窟へと転がり込んだ
「はあはあ、なんでワシがこんなめに……」
猿顔の彼の顔がまた一段と歪んだ
「そうだ− ワシの、ワシの支給武器は……?」
秀吉は支給されたデイパックの存在を思い出し、恐る恐る期待と緊張につつまれて、開けてみた
中には、なんの変哲も無い四角い箱の上に赤丸い出っ張りがついた物だった
「…………なんだこれは?」
秀吉がいぶかしんでいると、紙切れが一枚乗っかっている事に気がついた−
「おめでとう!この試合の優勝者はあなたです!あなたの運は天下一です!さあこのスイッチを押してください!全て終わります!」
と汚い文字で書かれていた
「……優勝者?」
その文字を見た瞬間、秀吉の脳裏に「生命」への欲求が取り付いた
「こ、これを押せばワシは助かる……?」
信長、ねね、母、小一郎、牛若、又左、勝家……
あらゆる人物の顔が目の前に浮かんできた
「ええい!ワシは生きて− 生きて天下人になるのじゃ!」
ドゴォォォォォォォォォォォン!
国崩しがなった程度ではない。あらゆる方面からとてつもない爆音が鳴り響いた
「ひぃ……」
秀吉は身を屈め、静かになったのを計らい外に出た。
するとそこには胸が張り裂けた織田信行(28番)が倒れていた
「どういう……ことじゃ?」
すると先ほどの機械的なスピーカーから「おめでとう!秀吉殿」
と声が流れた
「一体どういうことじゃ……?」
残り0人 ゲーム終了
64ゲット成らず(笑)
くやしい・・・
てか今まで二回失敗したはず・・・ちゃんと書けてたらすいません。
すいません
死亡者を45後藤賢豊から71長坂長閑に変えます
93番 三好政勝 【角スコップ、防弾ベスト、鉈】
【71番 長坂長閑 死亡】
74 :
無名武将@お腹せっぷく:04/05/29 20:48
俺は作者じゃないけど
>>71は荒らしなのか?
感情表現は原作を再現しているし、そこらの厨房じゃ作れんぞ
76 :
無名武将@お腹せっぷく:04/05/29 21:15
実はこれ死んだの秀吉だけ
っていう星新一の小説がある
77 :
無名武将@お腹せっぷく:04/05/29 22:00
78 :
無名武将@お腹せっぷく:04/05/31 23:54
73番羽柴秀吉は深い森をひたすら走り、縁側の洞窟へと転がり込んだ
「はあはあ、なんでワシがこんなめに……」
猿顔の彼の顔がまた一段と歪んだ
「そうだ− ワシの、ワシの支給武器は……?」
秀吉は支給されたデイパックの存在を思い出し、恐る恐る期待と緊張につつまれて、開けてみた
中には、なんの変哲も無い四角い箱の上に赤丸い出っ張りがついた物だった
「…………なんだこれは?」
秀吉がいぶかしんでいると、紙切れが一枚乗っかっている事に気がついた−
「おめでとう!さあこのスイッチを押してください!全て終わります!」
と汚い文字で書かれていた
「……終わる?」
その文字を見た瞬間、秀吉の脳裏に「生命」への欲求が取り付いた
「こ、これを押せばワシは助かる……?」
信長、ねね、母、小一郎、牛若、又左、勝家……
あらゆる人物の顔が目の前に浮かんできた
「ええい!ワシは生きて− 生きて天下人になるのじゃ!」
ドゴォォォォォォォォォォォン!
国崩しがなった程度ではない。とてつもない爆音が鳴り響いた
しかしその音を秀吉が聞く事は無かった
そこには胸が張り裂けた「秀吉だった」黒焦げの物体が転がっていた
【73番 羽柴秀吉 死亡】
79 :
無名武将@お腹せっぷく:04/06/01 04:39
鍋が「支えていたら落ちない」程度に頭にフィットする事を発見した91番三雲成持は、
うっそうと茂る森の中を歩いていた。
「おっかし〜なぁ〜、も〜そろそろ家が見えてきてもいい頃なのに〜」
その時、しゅっと言うかすかな音とともに、一本の矢が彼の左肩をかすめ、すぐ前にあったブナの木に突き刺さった。
「ひゃっ!!びっくりした〜」
おそるおそるその矢を見ると、そこには手紙がくくりつけてあった。
『シバシ待テ スグニソッチニ行ク』
「なんだよこれ〜、ちょっと怖いし〜しかもなんで片仮名?…まあいいや、ちょっと疲れたし、待と〜。」
91番三雲成持【鍋(20センチ蓋つき)、一本の矢、謎の手紙】
q
88番松平元康は自分の支給武器を見て勝利を確信していた。
彼の武器は「USSR RPG7」という無反動砲、弾頭も大量にあった。
使ったことは無かったが説明書や、ある種の勘からコレが途轍もない兵器であることは容易に想像できた。
森の中では2、3人の人影を見たが、この長大な武器を見て不利を悟ったのか、その全てが即座に逃げ去った。
しかし、ただ一人63番武田晴信が、今、真正面から挑んできた。
「むぅ!?甲斐の武田か!?」
「・・・・・」
「ふふふ、あまりの武力の差に声も出ぬか! まぁよい、初戦を飾るには丁度良い敵じゃ!」
「―お前もこの茶番劇に乗ったのか・・・」
晴信は余裕面の元康にいきなり銃口を向け、至近距離からサブマシンガンを乱射した。
ドガガガガガガガガガガガガガガガガガガッ!
元康は不測の事態と、激痛にうろたえたが、とっさに砲口の照準を合わせた。
だが、
「その疾き事、風の如く―」
この至近距離だというのに晴信はまさに風のような動きでその砲弾をさけたのである。
両者の攻撃が一瞬止み、膠着状態になった。
いや、どちらかといえば、元康には次弾装填の余裕がなく、晴信の銃口によってその一切の動きを封じられていた。
「・・・たっ頼む、この武器はやる!だからこの場は見逃してくれ・・・」
体中に穴が空き、もはや助かる余地はほとんど無いというのに元康は命乞いをした。
「なんなら、食糧も水もやろう だから―」
「―命を捨てる覚悟が無いなら、かような茶番劇に乗るな―」
晴信の鋭い眼光が元康をにらみつけた。完全に力関係がはっきりとした今、それは元康の繊維を喪失させるのに十分だった。
だが、晴信がその場でトリガーを引く事は無かった。
そして、撃たれるという恐れさえ感じないのか、そのままそこを背にして去っていった。
「・・・・助かった・・・のか?」
強大な敵が何故か去り、冷静さを取り戻した元康は自分が脱糞・失禁しているのに気がついた。
しかし、もはや立ち上がる気力も無い元康はそのまま、自分の無力さに打ちひしがれながら、うずくまっていた。
そして思った、今こうやって生き長らえ生き恥を晒すよりはあそこで一思いに果てたかった―と。
気付いてしまった。
自分の数メートル後に、今しがた息を引き取ったと見られる遺体があることを。
「うひょっ!こんな所に〜遺体が〜いた〜」
そんな寒すぎる独り言を言いながら、三雲成持は待っていた。
謎の手紙をよこした、張本人を。
「……ていうか、この人知らないなぁ〜。誰だろ。」
暇で仕方ないので、身元不明の"誰か"の持ち物を調べてみる事にした。
ザックはすぐ横に落ちていたのだ。
しかし、中身がない。
「あら〜……。あ、そういえば、もしかして……今近くに誰かいる?」
右手にある木が、ざわりと揺れた。
83 :
なべ・やかん 2/5:04/06/05 04:03
時間は10分ほど前までさかのぼる。
25番大熊朝秀も、森林地帯に迷い込んだ1人であった。
食料がほしいとも思ったが、どこに食料があるのか、……それ以前にどの方角に行けば森林地帯から抜け出せるのかさえ分からなかった。
ちょうどその時、目の前に団子の包みを広げている69番長尾景虎を発見したのだった。
「……お前はっ……にっくき景虎!!」
「大熊の朝秀殿ではないか。まあ過去の事は忘れて、一つ、どうですか?」
長尾景虎は持っていた団子を一つ朝秀に差し出した。朝秀ののどがごくり、と鳴る。
どうやらかなりおなかが空いているらしい。
「団子はほしいが……お前の命もほしいのだ!!」
朝秀は、持っていたサバイバルナイフを景虎に突き刺した。
……と、景虎はそれをひらりとかわし、朝秀の手首を持つと、反対の手で団子を敵の口に押し込んだ。
「ま、仲良くやりましょうや。」
「……?!」
朝秀の手からナイフがぽとりと落ちた。
「最後に物が食べれて、本望だろう、」
景虎はナイフを拾うと、あたりを見渡した。
なにやらぶつぶつひとりごちながら歩いてくる奴がいる。
ああいう妙な奴にかかわるのはごめんだ、と思いながら、彼は手近な木に登った。
「……なんだろ〜。」
誰かいるのだろうか。三雲はそう思って、上を見上げた。
「誰もいないか〜」
誰かいるのには気付いたけど、とりあえず放っておく事にした。
「ごたごたは〜嫌だ〜♪」
「おぉーーーい!三雲!!」
「あ〜六角サン。それに蒲生サンまで。」
息を切らしながら走ってきたのは、99番六角義賢と35番蒲生賢秀だった。
「あはは〜六角家揃い踏みだね〜」
「どうしたんだ、お主ちょっと変だぞ、三雲。まあ元からか。とりあえず1人は危険だ。行動をともにしよう。」
"1人は危険"の根拠がちょっとわからなかったが、成持は3人で行くのはなんとなく楽しそうだと思った。
「蒲生サン、一緒に行っていい〜?」
「了解。」
「口数少ない〜……」
「お主と逆だな。」
しばらくこんなくだらん会話を続けた後、義賢が言った。
「ところで、今ここにどんな道具があるか、確認しないか?」
鍋とふた、矢×1(三雲)・やかん(蒲生)・弓、矢×9(六角)
「……どこぞの芸人さん(?)じゃ〜ないんだから〜〜」
とりあえず、装備が洒落にならないのは確からしい。
「弓って言っても多分わししか使えぬし……。」
「あ〜〜さっきの手紙〜、やっぱり六角サンのだったんだ〜。」
「ああ、うん。わしの。」
「なんで片仮名だったの〜?」
「電報だったからだ。当たり前だろう。」
「意味不明。」
「……怖いよ〜、蒲生サン」
「あなた方、ちょっとうるさいぞ。」
相当いらいらしてきたのか、装備品を聞いて勝てると思ったのか。
木の上から69番長尾景虎が飛び降りてきた。
「うわ〜、出た〜〜〜」
「あんた近眼か?あの距離で見えないのはおかしいだろ。」
「戦うの嫌いなだけ〜〜」
「気付いてたんならわしにも教えてくれればよかったのに。」
「だって〜〜、忘れてたんだもん。」
「存在感薄。」
「……本当にうるさいですよ、あなた方。」
「まあ人は多い方がいい。4人で行きましょう、……えっとお名前は…。」
「長尾景虎です。……あ、お三方、ちょうど私団子持ってるので、お食べになりませんか?」
「わしも腹減ったしな……」
「右に同じ。」
「〜…ちょっと待って〜……ど〜せそれ毒団子かなんかでしょ〜。そういうのを使うんなら、もうちょっと信頼関係ができてからの方がいいと思うよ〜〜。」
「……?!何をっ?」
「だってあの人(近くの遺体を指差す)外傷なかったじゃん。」
「……」
ものめずらしそうに(多分怖いもの見たさで)見に行っている六角と蒲生。(緊張感ゼロ)
長尾景虎は、笑顔を即座に消すと、サバイバルナイフで三雲に切りかかってきた。
「ひえぇ〜…」
鍋の蓋でそれを受け止める三雲。
それに気付いた六角が、弓に矢をつがえた。が、あまりにも二人が近くに居るため、的を絞る事が出来ない。
「も〜、いいから〜、二人はどっか行って〜。」
蓋でナイフを受け止めながら、三雲はかぶっていた鍋を六角たちの方に投げた。
鍋は乾いた音を立てて地面に転がった。
「自分〜、大丈夫だから〜ほっといて逃げて〜」
自分のまいた種だ、これはどうにかしなきゃ、と思いつつ、彼はサバイバルナイフをよけた。
なおも切りかかる景虎。
「だから逃げてっていってんじゃ〜〜ん」
「逃げますよ。」
蒲生が六角を引っ張って逃げていく。
たとえ3人いようとも、凶器を持っているものに立ち向かうのは危険だ、と彼は判断したようだ。
「六角殿は私が守る」
「がんばって〜」
「貴殿も。」
二人が立ち去っていく。三雲がそれを少し目で追ったとき、景虎がいきなり団子を口に押し込んできた。
「…いらないってば〜」
三雲は団子を吐き出した。
「おいしいんだけど、ね〜……っ!!」
気付いてしまった、自分のわき腹にナイフが深々と刺さっているのを。
「あらぁ〜〜……痛いかも〜」
「てこずらせおって。」
景虎はナイフを抜くと、さっき六角たちが逃げていった方向とは逆の方向に向かって走り出した……と同時に、三雲の視界が暗くなり始めた。
「よかった〜……あの人……方向オンチで〜〜…………」
【25番大熊朝秀、91番三雲成持 死亡確認】
69番長尾景虎【毒団子×8、サバイバルナイフ】
99番六角義賢【弓+矢×10、鍋(蓋なし)】&35番蒲生賢秀【やかん】
88 :
無名武将@お腹せっぷく:04/06/05 08:51
北条氏政と北条氏康の親子は北条一族の性癖なのか3Iにある民家の一つに
立てこもっていた。
幸いなことに井戸があるので水に困らない。
家の中にあった使えそうな物をかき集め防御力を強化した。
しかしこれからの展望がまるで開けない。
氏康は2階のベランダで双眼鏡を使いながら遠くで聞こえる銃声に危機感を募らせていた。
あまり期待はしてないが息子の意見を聞いてみる。
氏政「パパ。ここの米はとても美味いよ。ご飯だけで3杯はいけるよ」
氏康。・゚・(ノД`)・゚・。
氏政は支給された食料を使い切ってしまった…
【80北条氏政 フォークとナイフ】
【81北条氏康 双眼鏡】
3Iの民家の一つを1階にバリケードを作り改造した
ブンッ!
双頭の斧が弧を描いて木の幹にめり込む。
「はぁッ!」
再び斧は弧を描き反対側の幹に叩き込まれる。
何本かの樹を切り倒し、己の足で踏み固めた広場に蜂須賀正勝はいた。
この奇妙な武器ーオーク・ダブル・アックスーを自在に扱う為には幾多の戦場を駆け抜けてきた彼をもってしても
それだけの鍛錬を必要とした。
「まぁこれならどうにかなるか?」
ようやく鍛錬を終えた正勝はそう呟いて背後に向き直る。
「待たせたな、別に背後から襲っても良かったのではないか?」
「それじゃあ俺がつまらねぇよ、どうせ一度は死んだ身だ、好きな事やっておさらばしてぇじゃねぇか。」
いつからそこにいたのか林を掻き分けて大柄な男が姿を現す。
「俺は真柄ってんだ、あんたは?」
喋りながら真柄直隆は何気ない調子で間を詰める、一見無防備なようでまるで隙の無い見事な足運びで。
「蜂須賀だ、できればこの糞ゲームを抜ける為に協力して貰いたいのだがな。」
「俺に勝ったら考えてやるよ、生きてりゃな。」
「その言葉、忘れるなよ。」
一歩、正勝が歩を進める、そこは既に互いにとって必殺の間合いであった。
【蜂須賀正勝:オーク・ダブル・アックス】
【真柄直隆:大太刀】
>>82〜
>>87です
69番 長尾景虎を70番 長尾政景にかえます。すいません。
91 :
▼生存者リスト(参加者公開)▼:04/06/07 01:40
90超えたので・・・
参加者公開でつ。
>>51さんみたいな感じの放送があったと思ってくだされ
あと、ちょっと三国志バトロワをパクリました。スマソ
ちなみに
>>90現在。
生存確認
◇3番秋山信友【???】&29番 飯富昌景【???】&43番 高坂昌信【???】&75番 馬場信房【シャムシール】
◇6番 浅井長政【FN ファイブセブン】&27番 織田信長【ブローニング・ハイパワー】
◇35番 蒲生賢秀【やかん】&99番 六角義賢【弓+矢×10、鍋(蓋なし)】
◇80番 北条氏政【フォークとナイフ】&81番 北条氏康【双眼鏡】
@28番 織田信行【コルト M1908、コルト パイソン、ミネベア9o機関銃】
@45番 後藤賢豊【モーゼル・ルガー】
@63番 武田晴信【イングラムサブマシンガン、ソーコムピストル、?×3、USSR RPG7+弾頭×大量】
@69番 長尾景虎【IMI デザートイーグル】
@70番 長尾政景【毒団子×8、サバイバルナイフ】
@74番 蜂須賀正勝【オーク・ダブル・アックス】
@77番 久武親直【トカレフ】
@87番 真柄直隆【大太刀】
@88番 松平元康[重傷]【なし】
@90番 松永久秀【H&K PSG1】
@93番 三好政勝 【角スコップ、防弾ベスト、鉈】
交戦中
45番 後藤賢豊 VS 77番 久武親直(
>>41)
74番 蜂須賀正勝 VS 87番 真柄直隆(
>>89)
92 :
▼死亡者リスト(参加者公開)▼:04/06/07 01:43
死亡者には×がついています
01赤尾清綱 26岡部元信 51佐久間信盛 76林秀貞
02赤穴盛清 27織田信長 52佐々成政 77久武親直
03秋山信友 28織田信行 53宍戸隆家 78平手政秀×
04明智光秀 29飯富昌景 54柴田勝家 79北条氏照×
05安居景健 30小山田信茂× 55下間頼照× 80北条氏政
06浅井長政 31海北綱親 56下間頼廉 81北条氏康
07浅井久政 32柿崎景家 57上条政繁 82北条綱成
08朝倉義景 33桂元澄 58鈴木重秀 83細川藤孝
09朝比奈泰朝 34金森長近 59大道寺政繁 84本庄繁長
10足利義秋 35蒲生賢秀 60滝川一益 85本多正信×
11足利義輝× 36川尻秀隆 61武田信廉× 86前田利家
12甘粕景持 37北条高広 62武田信繁× 87真柄直隆
13尼子晴久 38吉川元春 63武田晴信 88松平元康
14尼子誠久 39吉良親貞 64竹中重治 89松田憲秀
15荒木村重 40久能宗能 65長曽我部元親 90松永久秀
16井伊直親× 41熊谷信直 66土橋景鏡 91三雲成持×
17池田恒興 42顕如 67鳥居元忠 92三好長慶
18石川数正 43高坂昌信 68内藤昌豊× 93三好政勝
19磯野員昌 44香宗我部親泰 69長尾景虎 94村上義清
20今川氏真 45後藤賢豊 70長尾政景 95毛利隆元×
21今川義元× 46小早川隆景 71長坂長閑× 96毛利元就
22岩成友通× 47斎藤道三 72丹羽長秀 97森可成
23鵜殿長照 48斎藤朝信 73羽柴秀吉× 98山中幸盛
24遠藤直経 49斎藤義龍 74蜂須賀正勝 99六角義賢
25大熊朝秀× 50酒井忠次 75馬場信房 100和田惟政
間違ってたら訂正よろしくお願いいたす
ガサリ・・
「ふぅ・・やれやれ・・愚者の真似も楽ではないな・・」
奥深い森の暗闇で一人の男が立ち上がった。
いや、息を吹き返したというべきか。
誰あろう三雲成持その人である。
>>86で長尾景虎に腹部を刺され、戦線離脱したと思われた男が何故・・・?
何を隠そう、伊賀の土豪である三雲は地元の忍者から忍術を習得していたのだ。
つまり「死んだふり」である。
生来、疑り深い三雲は同じ六角家中の人物といえど、「信用ならず」と
その素性、忍術の会得、鍋蓋を二つ持っていた事など
(もう一枚の蓋を腹に入れていたので致命傷は免れた)
全て隠して行動していたのだ。
さらに一度「死んだこと」にすれば
他者の目から逃れることもできるし、隠密行動をとりやすくなる。
それゆえ、「三雲は愚者ゆえ瞬殺された」と生き証人を残す為に
殺されたふりをし、六角・蒲生を逃がしたのだ。
とはいえ、景虎のナイフは鍋蓋を貫通し
出血もかなりものだ。致命傷ではないとはいえ
このまま放置すれば命に関わる。
死んだふりをしといて本当に死んでしまっては洒落にならない。
三雲「・・・とりあえず民家を探して血止めの処理をしなければな・・」
再び三雲は闇へと消えた。
同時刻・・・
E3地点の森で一人の男が木に登っていた。
【36】川尻秀隆である。
「ふふふ・・ワシの思慮深き智謀に敵う者など存在すまい・・」
大きな杉の木の枝にまたがりながら
川尻はつぶやいた。
その手に構える武器はクロスボウ。矢も十分にある。
木の上という死角から、通りかかる人間を狙い打ちにしようという魂胆である。
他人が通りかからなければ通りかからないで他の人間が殺し合い、
人数が絞られるまで、ここで高みの見物としゃれ込めばいい。
自らの聡明さに思わず笑みもこぼれる・・
「ふふふ・・・はははは・・はーっはっはっ・・ハークション!!!」
ギャアァアアァアアアアアッ!
自らが花粉症である事を極度の緊張ですっかり忘れていた川尻は
大きなクシャミと共に杉の木から滑り落ち、誰が掘ったのか古井戸らしき穴へ落ちてしまった。
「うっ・・うーん・・・」
91・三雲成持【生還・負傷中、持ち物無し】
36・川尻秀隆【気絶中、クロスボウ紛失。】
追記。
・川尻は緊張のあまり、一定箇所に留まっていると爆死というルールを聞き逃しています。
・三雲は死んだふりをしても、いずれ放送で死亡していない事がばれるのは承知していますが
少しでも時間を稼ごうとして仮死状態になる術を使用しました。
正面から打ちかかる、
刃で受け、脇へずらし、反対の刃で胴を狙う。
柄の中心を蹴って間合いを離す、姿勢が崩れているうちに肩口を狙った必殺の一撃を叩き込む。
転がって間合いを更に離す、体制を立て直しざま斧を手の内で滑らし持ち方を変える、
大太刀の間合いの外からの足を狙った薙ぎ払い。
強引に太刀を引き戻し、地面に突き立てる、辛うじて斧を受け止め一歩前へ。
「楽しい、楽しいなぁ蜂須賀ぁッ!」
「四半時の掟を忘れたか?」
「はッ!俺達は動いてるだろ?大体1エリアだったら四半時で抜けられるかよ!」
楽しげに、そして嬉しげに太刀が踊る、受けようとした斧は一瞬間に合わず胸の上を浅く薙ぐ。
「見ろよ、お前の胸に開かれた後はねぇ、本当に爆弾が埋め込んであるかも怪しいもんだぜ!」
二人の間合いは大太刀の間合い、そこから三歩踏み込めば双頭の斧の間合い、一歩下がれば振り回される斧の間合い。
二人の勝負はまだ続く。
【蜂須賀正勝:オーク・ダブル・アックス】
【真柄直隆:大太刀】
大体1エリアだったら四半時で抜けられるかよ!」
↓
大体寝る時どうすんだよ!」
ご迷惑をおかけします。
ゴッッッ
重い、あまりにも重い音がして三雲成持はその場に倒れた。
「忍びの術とは恐れ入った、だが遠くからわしが全てを見ていた事に気付かなんだのが
うぬが不幸よ。」
だいたいそんな理由で生き返れるなら北条家(風魔)も武田家(真田)も徳川家(伊賀)も
生き返ってしまうだろうがと心の中で呟きつつ遠藤直経は手近にあった石で三雲の頭を完全に粉砕した。
【三雲成持:死亡】
【遠藤直経:石、遠眼鏡】
19番磯野員昌と24番遠藤直経は同じトラック、しかも余り時間をあけず開放された事もあって、開始後すぐにユニットを組んで行動をしていた。
得物はそれぞれ、薙刀と、マクアフティルと呼ばれる石刃のついたアステカの刀であった。
普段から戦場で拾った刀などでも十分に戦えるように訓練している為、使いこなしに時間は掛からなかったが、遠距離への攻撃手段がない分、2人共目を見張らして警戒していた。
「早めに海北様や若君と合流しなければ、この装備ではいささか心許ないな・・・」
「しかし、ずいぶんと歩いたが、遠藤、我らは何処へ向かっているのだ?」
「まずは、若君をお守りするべく、若君のところへ向かっておる」
「海北様も恐らく同じ事を考えておるだろうから、合流できるかもしれんな」
などと話している時だった。
坂を駆け上がる音に二人が構えた直後、まつろわぬ者が草陰から姿を現した
「おお!やはり遠藤に磯野ではないか!」
「隠居殿!」
「・・・!」
「いやいや、やはり天命よの、長政を探していてその方らにあうとは!」
しかし、そこまで話して歩き出そうとした時、久政は前に居る二人の表情が、驚きから怒りへと変わっている事に気が付いた。
「いかがした、さっさと来んか!」
久政は彼らの表情を理解できていなかった。
そして、久政が身を翻した瞬間にその首が飛んだ。
久政は宙に飛んだ頭をひねり、ようやく自分の首が飛んだ理由を理解した。
「・・・・・」
「・・・・・」
磯野も遠藤もいくら暗君で、領民の誇りと平和を顧みない久政とは言え、「主君であった人間」を討った事に罪悪感を覚えたのか、終始無言のまま、山を降りていった。
【07番 浅井久政 死亡】得物のメリケンサックは手に装備されたまま放置
スマソ、書いているうちに
>>100で遠藤出てしまったようです・・・どうしましょう。
今川氏真は恐慌をきたしていた。
実の父、今川義元と行動を共にしていたのだが
ちょいと小用に赴いていた間に、父は信長に惨殺されてしまったのだ。
しかし、父の敵を討つどころか、真っ先にその場から逃げ出してしまったのである。
後悔してももう遅い。
それに、よしんば隙を見て父の敵を討とうにも
自身の武器は「蹴鞠」しかないのである。どうしようもない・・仕方なかったのだ・・
そう自らに言い聞かせるしかなかった。
あてどなく森をさまよい、ぶつぶつと独り言を繰り返し、
やがて、ついには歩くことすら疲れ果て
大きな木の根元に腰を下ろしたその時だった。
「ギャァアアアア!」
突如、近くから何者かの断末魔が聞こえた。
恐る恐る声のした方を見れば、何者かが別の男の頭蓋を石で叩き割ったところであった。
「く・・狂ってるでおじゃる・・いったい皆はどうしてしまったんでおじゃるか・・」
再び、氏真はその場から駆け出し
迷走をはじめようとしたが・・
氏真「・・ん、これは・・」
その時、ふと足元に何かが落ちているのに気がついた。
つづく。
???「…殿、殿」
松平「その声は忠次か?すまんがもう目がかすんで何も見えん」
酒井「殿。傷は浅うございます。気をたしかにお持ちください」
松平「…これは…致命傷じゃ。すでに首よりゴホゴホ…下は感覚が無い
強力な武器を貰って舞い上がって雰囲気に呑まれゲホゲホ」
酒井「殿。しゃべらない方が。今手当てします」
松平「武田晴信に気おつけろ。奴は…強い…忠次今まで私に仕えてくれてあり…がトウ…」
酒井「殿!!〜」
【88番松平元康 死亡】
【50酒井忠次 マッチ1箱】4Eで松平元康の遺体を葬ってます
>>102 別に矛盾してないからそのままでいいでしょ。
装備品に無理が出るし、会話の手直しも必要だし…
今回は私の方が差し替えます
遠藤→宍戸隆家
三雲成持を追いていってからもうかなり経った。
死亡者放送から一言もしゃべっていない。
ただひたすら、どこかへ向かって歩いていた。
・・・・・・といっても、別にあてがあるというわけでもなかった。爆死を避けるため…そして誰にも見つからない場所を見つけるため。
途中で誰かの遺体を埋めている者も見つけたが、何もしなかった。
蒲生は自分の近い将来を暗示しているようだとおもい、思わず目をそらした。
そのとき、六角が言った。
「あのさ、わしらバンド組まない?」
何を言ってるんだ、こんな時に。
「絶対売れるからさ!」
「二人とも生還できたら。」
蒲生は(バンド組みたくなかったので)ちょっと無理な事を言って断った。
「よし、じゃあ二人で生還するぞ。」
……このお方は、もしかしてルール全然理解してないのか?
いつのまにか二人は、森を抜け、4Cの草原に来ていた。
多分ここは見晴らしがいいので、長く居ては恰好の獲物になってしまうだろう。
現に、右の方でこちらを狙っている奴がいる。
「六角様、走ってください」
99番六角義賢【弓+矢×10、鍋(蓋なし)】&35番蒲生賢秀【やかん】
4Cの草原を東に向かって移動中。行く当てはない模様。
A〜Dの1〜3エリアで雨が降ってきました。
A-1、A-2、A-3、B-1、B-2、B-3、C-1、C-2、C-3エリアでは
火を必要とする武器・道具が野外では使用できなくなりました。
また視界も悪くなっています。
なお、
>>120のレス時間(分)が
奇数なら雨は止み、
偶数ならさらに範囲を広げて雨が降ります。
110 :
無名武将@お腹せっぷく:04/06/08 23:54
顕如「ひぃっ!!」
佐久間「どうした坊主? もうあとが無いぞ?」
“G4”の森に於いて、【42番】顕如は、【17番】池田恒興と【51番】佐久間信盛の2人組みに追い詰められ進退窮まっていた。
顕如「あっ!」
木の根に足を取られ、思わずその場に倒れこんでしまう。
顕如『なぜ‥‥なぜ私がこんな目にッ!?』
本願寺第11世法主として、御仏の教えを広める事に尽力してきた自分が‥‥‥ッ!!
池田「佐久間殿、見ててあまり気分の良い光景では御座らん。武士の情け、早く成敗なされてはどうか?」
恒興はハンドガン【グロック17】を弄びつつ、先程からなぶる様に顕如を追い回していた信盛を促す。
佐久間「フンッ!分かっておる。」
そう言いつつも信盛は、両手に持った投擲用の小斧【フランキスカ】と、目の前でうずくまった顕如を見比べるばかりである。
───結局のところ、彼等は中世の一般的常識人。
「僧を殺さば無間地獄」などと本気で信じている訳でもないが、さりとて実際に手を下す段になると、ためらってしまうのだ。
顕如『南無阿弥陀仏、南無阿弥陀仏‥‥‥‥』
耳を塞ぎ、目を閉じ、口も閉じ、彼はただひたすら心の中で念仏を唱え続けていた。
‥‥‥が、いくら待てども、彼の想像した“その時”は訪れない。
塞いだ耳から、僅かに銃声の様なものが聞こえた気がした。彼は恐る恐る眼を開く‥‥‥。
───そこには、両手に小斧を持ち、先程まで目の前に立っていた男の顔が、目の前に転がっていた。
“転がっている” のである───その胴体は、胸の辺りが粉々に、そして真っ赤に染まって突っ伏していた。
顕如「‥‥‥‥‥ッ!!」
恐怖と困惑で、声が出ない。腰すら抜けてしまっている。
必死でその生首から逃れようとしても、数十センチ後退するのがやっとであった。
しかし、今はそれで充分──その遺体の向こうが視界に入りさえすれば、この状況の理由が説明できた‥‥。
頼廉「顕如様ッ! お怪我は御座いませんか?」
1人の男が、大急ぎで駆け寄ってくる。その禿頭、その声‥‥知らぬ者ではない。本願寺の坊官、【56番】下間頼廉である。
顕如「‥‥‥‥‥ッ!!」
だが顕如は、手を後ろに伸ばし、さらに後退を続ける。一瞬、それが下間頼廉だと気づかなかったのだ。
脇に大型の鉄砲──ショットガン【スパス12】を抱え、袈裟は返り血で赤く染め、足元の二遺体に驚きもしない男、頼廉に‥‥‥。
頼廉「顕如様、落ち着いて下さいッ! 私です、頼廉です!」
───頼廉の手が自分の顔に触れた瞬間、顕如は意識を失った。
‥‥‥‥‥‥。
‥‥‥‥‥‥‥‥‥。
顕如『ん‥‥‥ここは?』
頼廉「顕如様、気付かれましたか?」
顕如『‥‥‥ッッ!!?』
頼廉の声に思わず逃げ出そうとした顕如を、彼は必死で抱きとめた。
頼廉「落ち着いて下さい顕如様!私は顕如様の味方です!!」
やがて顕如も平静を取り戻したのか、抵抗を止めた。
落ち着きを取り戻した顕如に向かって、頼廉はゆっくりと話し始めた。
頼廉「顕如様‥‥‥顕如様はこの戦‥‥と申してよいのか分かりませぬが‥‥どの様にお考えですか?」
顕如は、答えない。いや、おそらく答えなど始めから求められていない気がした。
それに今は、口を開くのも億劫であった。ただ黙って頼廉の言葉に耳を傾ける。
頼廉「『優勝者には、天下を約束する』などと‥‥‥胡散臭い事この上も御座らん‥‥‥しかし‥‥‥」
そう言いながら、頼廉は空を見上げ、言葉を続ける。
頼廉「しかし、もし仮にこの戦の参加者たちが、みな本物であるならば‥‥‥彼等がみな死ねば日の本 六十余州全てとまでは
いかずとも、畿内数ヶ国ぐらいは加賀国と同様に出来るかと‥‥そもそもこの様な場所で、顕如様がお亡くなりになっては、
御仏に仕える僧侶、そして天下万民の不幸!それがし決心致しました!例え修羅道へ堕ちようとも顕如様をお守りし、
残りの参加者をみな討ち果たして御覧にいれます!そして、事が終わった暁には‥‥‥」
そう言って頼廉は、【グロック17】を顕如に手渡し、向き直った。
頼廉「僧が殺生を為すは御法度‥‥この拳銃なる物にて自害致します。それまではこの拳銃、護身用としてどうぞお持ち下さい。」
正直、顕如は頼廉の話しに着いて行けなかった。
いや、むしろ頼廉に対し、言い知れぬ恐怖さえ抱いた──先程の2人組みに追われている時以上の恐怖を。
『逃げ出したい!』そう思っても、体が言うことを聞いてはくれなかった。
顕如「‥‥南無阿弥陀仏、南無阿弥陀仏。」
思わず手を合わせ、念仏を唱える顕如。その念仏の意味を誤解した頼廉は、同じ様に手を合わせ、顕如に向き合った。
頼廉「南無阿弥陀仏。」
【42番 顕如:グロック17、???】
【56番 下間頼廉:スパス12、フランキスカ×6本】
※下間頼廉は、参加者を皆殺しにした後、自分も自殺して顕如を優勝させるつもりです。
【17 池田恒興: 死亡】【51 佐久間信盛:死亡】
114 :
▼生存者リスト(参加者公開)▼:04/06/09 05:26
とりあえず場所も書いてみました。(分かる人のみ)
>>113現在。
〜パーティの部
◇3番秋山信友【???】&29番 飯富昌景【???】&43番 高坂昌信【???】&75番 馬場信房【シャムシール】@多分A4森(
>>40)
◇6番 浅井長政【FN ファイブセブン】&27番 織田信長【ブローニング・ハイパワー】@不明(
>>31)
◇35番 蒲生賢秀【やかん】&99番 六角義賢【弓+矢×10、鍋(蓋なし)】@4C草原(
>>108)
◇80番 北条氏政【フォークとナイフ】&81番 北条氏康【双眼鏡】@3I民家(
>>88)
◇19番 磯野員昌【薙刀】&53番 宍戸勝家【アステカの刀】@不明(
>>101)
◇42番 顕如【グロッグ17、???】&56番 下間頼廉【スパス12、フランキスカ×6本】@G4森(
>>113)
以上14名生存確認
115 :
▼生存者リスト(参加者公開)▼:04/06/09 05:28
□20番 今川氏真【蹴鞠】@不明(
>>104)
□24番 遠藤直経【石・遠眼鏡】@不明(
>>100)
□28番 織田信行【コルト M1908、コルト パイソン、ミネベア9o機関銃】@不明(
>>46)
□36番 川尻秀隆[気絶中]【なし】@E3森(
>>95)
□45番 後藤賢豊【モーゼル・ルガー】@不明(
>>41)
□50番 酒井忠次【マッチ一箱】@4E(
>>105)
□63番 武田晴信【イングラムサブマシンガン、ソーコムピストル、?×3、USSR RPG7+弾頭×大量】@A5より北(
>>35)
116 :
▼生存者リスト(参加者公開)▼:04/06/09 05:29
□69番 長尾景虎【IMI デザートイーグル】@不明(
>>15)
□70番 長尾政景【毒団子×8、サバイバルナイフ】@不明(
>>86)
□74番 蜂須賀正勝【オーク・ダブル・アックス】@不明(
>>98)
□77番 久武親直【トカレフ】@不明(
>>41)
□87番 真柄直隆【大太刀】@不明(
>>98)
□90番 松永久秀【H&K PSG1】@多分E3林(
>>29)
□93番 三好政勝 【角スコップ、防弾ベスト、鉈】@2C〜2D畑(
>>56)
以上14名生存確認
小分けですいません。書き込めなかったので。。。
117 :
▼死亡者リスト(参加者公開)▼:04/06/09 05:32
死亡者には×がついています
01赤尾清綱 26岡部元信 51佐久間信盛× 76林秀貞
02赤穴盛清 27織田信長 52佐々成政 77久武親直
03秋山信友 28織田信行 53宍戸隆家 78平手政秀×
04明智光秀 29飯富昌景 54柴田勝家 79北条氏照×
05安居景健 30小山田信茂× 55下間頼照× 80北条氏政
06浅井長政 31海北綱親 56下間頼廉 81北条氏康
07浅井久政× 32柿崎景家 57上条政繁 82北条綱成
08朝倉義景 33桂元澄 58鈴木重秀 83細川藤孝
09朝比奈泰朝 34金森長近 59大道寺政繁 84本庄繁長
10足利義秋 35蒲生賢秀 60滝川一益 85本多正信×
11足利義輝× 36川尻秀隆 61武田信廉× 86前田利家
12甘粕景持 37北条高広 62武田信繁× 87真柄直隆
13尼子晴久 38吉川元春 63武田晴信 88松平元康×
14尼子誠久 39吉良親貞 64竹中重治 89松田憲秀
15荒木村重 40久能宗能 65長曽我部元親 90松永久秀
16井伊直親× 41熊谷信直 66土橋景鏡 91三雲成持×
17池田恒興× 42顕如 67鳥居元忠 92三好長慶
18石川数正 43高坂昌信 68内藤昌豊× 93三好政勝
19磯野員昌 44香宗我部親泰 69長尾景虎 94村上義清
20今川氏真 45後藤賢豊 70長尾政景 95毛利隆元×
21今川義元× 46小早川隆景 71長坂長閑× 96毛利元就
22岩成友通× 47斎藤道三 72丹羽長秀 97森可成
23鵜殿長照 48斎藤朝信 73羽柴秀吉× 98山中幸盛
24遠藤直経 49斎藤義龍 74蜂須賀正勝 99六角義賢
25大熊朝秀× 50酒井忠次 75馬場信房 100和田惟政
以上21名死亡確認
118 :
▼諸連絡(参加者公開)▼:04/06/09 05:33
交戦中
45番 後藤賢豊 VS 77番 久武親直(
>>41)
74番 蜂須賀正勝 VS 87番 真柄直隆(
>>98)
放置アイテム
クロスボウ(
>>96)@多分E3森の井戸の近く
メリケンサック(
>>101)@不明 ※浅井久政が手に装備
連絡
A〜Dの1〜3エリアで雨が降ってきました。
A-1、A-2、A-3、B-1、B-2、B-3、C-1、C-2、C-3エリアでは火を必要とする武器・道具が野外では使用できなくなりました。
また視界も悪くなっています。
なお、
>>120のレス時間(分)が奇数なら雨は止み、偶数ならさらに範囲を広げて雨が降ります。
(
>>109コピペ)
間違いがあったら訂正よろしくお願いします
>>114の記事をちょこっと訂正
◇19番 磯野員昌【薙刀】&24番 遠藤直経【マクアフティル】@不明(
>>101)
「ガガッ・・・ あ〜諸君、聞こえるだろうか?そろそろ初日の日没となるわけだが
食料の配布場所をボチボチ告知するかな。
今回の食料配布場所は・・H-1の崖付近、H-4の浜辺、C-5の沼付近の計三箇所だ。
ちなみに食料は生存者の人数分確保してあるが、基本的に早い者勝ちだ。
すぐに配布場所に直行して多めに食料を確保するも、
争いを避けて次回の配布まで待つも、配布食料を当てにしないで自給自足するも
自由である。
ま、こちらとしては是非とも配布場所に来てほしいものだがね。
腹が減っては戦はできぬし、少々の危険を避けるようではこの先どのみち生き残れんだろうしな。
あっと、忘れてた・・配布場所のエリアは30分後に爆破ポイントとなるので
モタモタしてると飯にありついたと思ったら爆死・・なんて事にもなりかねんから
早めに来るようにな・・では続いて死亡者の発表を伝える。」
45番 後藤賢豊 71番 長坂長閑 73番 羽柴秀吉 25番 大熊朝秀
91番 三雲成持 07番 浅井久政 88番 松平元康 17番 池田恒興
51番 佐久間信盛・・・
・・ここまでで21名の死亡だな。初日としてはまぁまぁといったところか。
これからも気合入れて頑張ってくれよ〜んじゃなぁ〜・・ガッ」
【お知らせ】A〜Dの1〜3エリアでの雨は止みました。しかし霧が立ち込め視界は悪いままです。
ここはI3の民家である。
ここには相変わらず北条親子が立て籠もっていた。
氏政「パパ!おなかすいた!」
氏康「貴様が全部食ったんだろバーロ!いい加減にせいや!あ〜あ、腹減ったなあ。」
氏政「だけどパパ!すぐ近くの崖でご飯の配給やってるよ!」
氏康「ん〜、そうか。そんじゃあお前ここで待って・・・む、誰か来る!」
北条親子は息を潜め、クローゼットの中に身を潜めた。するとその影は段々こちらに近づいてくる。
そしてその影はなんとこの民家に入ってきた!
氏政「ぱぱあぁぁぁ〜怖いよおぉぉお〜」
氏康「五月蝿い!だまっとれ!」
その影は民家の中を漁っているようだった。しきりにタンスの中を開け閉めしている。
そして・・・
その足音が氏康らのいるクローゼットの前で止まった。
その瞬間、クローゼットの扉は勢い良く開けられた!
氏政「ヒィッ!」
氏康は自らの死を覚悟した。しかし、その後にかけられたのは聞き覚えのある声だった。
綱成「おや!?殿では御座いませんか!なぜこんな所でヒッキーしているので御座いますか?!」
氏康「いきなり入ってくんなや!まあいい。・・・ところでお前が持ってるその円柱はなんだ?」
綱成「電気ガマです。これのお陰でずいぶん危機を救われました!
一度目は全裸の男(三雲)、二度目は変な銃もってた男(久武)が襲ってきた時です。これを投げつけて難を逃れました。」
氏康「(果たしてその使い道であってるのか・・・。)」
綱成「お陰で銃も手に入れられました。あと首なしの死体から意味不明な武器も取ってきました」
氏政「そんなことよりさあ、綱成おじさん、なんか食べ物持ってない?お腹すいちゃった。」
綱成「おお、食糧ですか。さっき沢山貰ってきましたから大丈夫ですよ。」
氏政「やったー!」
【80北条氏政 フォークとナイフ】
【81北条氏康 双眼鏡】
【82北条綱成 電気ガマ・メリケンサック】
【77番 久武親直 気絶】
「ふう……」
後藤賢豊は額の汗を拭った、琉雨烈徒の玉は赤い数字の上に止まっている……二人の命を賭けた勝負はこうして終了した。
「あ、ありえん……」
一方の久武親直は肩を震わせながら落ち込んでいるように見えた。
「さあ、貴様の負けだ、おとなしく銃を渡すが良い。」
「フッ…そうだったな。」
ゆっくりと銃を拾った久武は後藤に銃口を向ける。
「何のつもりだ?」
「ワハハーッ!わしは自分さえ良ければ何処までも卑怯になれる男なんじゃー!」
「下衆が……」
あまりの無念に後藤は唇を噛む。
「まぁ命だけは助けてやるありがたく思うんだな。」
それだけ言うと久武は過磁之を出て行った。
それから時は暫く進む……
「アホが。」
それだけ呟くと後藤は綱成に絡んで気絶させられた久武の額にトカレフの一発を叩き込んでいた。
「だがまぁお前の銃を確保できただけマシとしよう、関東の武士は結構うっかりしている様だな。」
自分の銃と綱成が落としていった銃を持ち、後藤は何処かに立ち去った……
【77番 久武親直 死亡】
【後藤賢豊:モーゼル・ルガー、トカレフ】
「ふぅむ、」
後藤は少し首を傾げた。
「先程の放送……わしが死んでおる?」
という事は……
「主催者め、理由はわからんが何らかのからくりが故障したに違いないわ、とはいえこの幸運いかに生かすべきか?」
後藤はほくそえみながら歩き続けていた。
【後藤賢豊:モーゼル・ルガー、トカレフ】
放送直後、99番六角義賢と35番蒲生賢秀は、B4の草原を走っていた。
「C5の沼?おぉ、蒲生、やったな!食糧補給場所は近いぞ!」
「行きますか」
二人はくるりと向きを変えると、沼に向かって一直線に走っていった。
走って走って数時間……。
日没後の暗闇の中、二人は沼と思しき所についた。
「どうやらここが沼のようだな。しかし……食料なんぞどこにも無いではないか。」
「遅かったようですね」
「それにしてもここの沼は綺麗な水だなー。」
「……ここ川ですか?」
「……そういうこと?」
99番六角義賢【弓+矢×10、鍋(蓋なし)】&35番蒲生賢秀【やかん】
B4の川で途方にくれています
ほんとにあつかましいんですが、定期的に観戦スレも貼り付けてはいただけないてしょうか。
>>104からぬるぽ。
ガッ・・
「ん・・これは・・?」
足元に何か当たったようだ。ふと視線を下ろすと、そこにあったのは・・
【26】岡部元信の亡骸であった・・
「ギ・・ギニャー!!」
思わず大声で叫んでしまった氏真・・
すぐに我に返り、こんな声を出しては居場所を気づかれる、と口を押さえる。
しかし、その手はガクガクと震えたままだ。
今川家中では武辺者として知られた岡部元信が、呆気なくやられてしまうとは・・
どんな猛者が潜んでいるのかと、益々恐怖感が沸き起こる。
さらに吐き気を抑えつつ、岡部の死体を検分すると
その右手には大太刀が握られている。銘は無いので安物であろう。
しかし、太刀に刃こぼれも無ければ、血の跡も無い。
そして、岡部の死体は真正面から一刀の元に斬り付けられている。刃物でやられたのであろう。
つまり、正面から敵と向き合い、岡部も太刀を抜き、尋常に立ち会ったにも関わらず
岡部は敵に一太刀も浴びせる事無く絶命したのだ。
敵はかなりの強者であろう。
氏真は、念仏を唱えながら
岡部から大太刀を取り上げると、近くに穴を掘り
その亡骸を埋めた。
「岡部・・何者か知らぬが、父上やそちの仇は必ず、麿が討つぞ・・」
かつての味方の死を間近に受け、いつしか氏真の震えは武者震いへと変わっていた・・
【26】岡部元信・・死亡確認
【20】今川氏真・・所持品、【蹴鞠】【無銘・大太刀】
131 :
無名武将@お腹せっぷく:04/06/16 23:03
14番尼子誠久はT番トラックを目指して、山を越えていた。
まず、13番尼子晴久に会う為である。
「・・・そういえば、会ったあとのことを考えてなかったな」
誰に話し掛けるでもなく、ただ虚空に向かって言葉を発していた。
「ま、合流するもよし・・・別行動をとるもよし・・・殺すもよし・・・」
最後の「殺す」という言葉に現実味がこもっていたことに誠久自身、多少の身震いを覚えた。
そして、脳裏に浮かんだのは、父や自分への不当な扱いや、新宮党の武者達の恨み言ばかりだった。
「殺すか・・・」
最後の言葉は多少自嘲気味であった。
先ほどの言葉を咀嚼するたび、宗家に刃を向け、従兄を裏切るのにもそれほど抵抗は感じなくなった。
132 :
無名武将@お腹せっぷく:04/06/16 23:04
半ば夢遊病者のように歩いていた誠久を現実に引き戻したのは、やたら陽気な声とそれに応ずる冷めた声だった。
相手が友好的であるとも限らず、また得物である「鉄笛」に備えられている毒針で狙撃するのにも好都合と考え、誠久は悟られぬよう、近くの茂みから樹に登り、様子を見た。
「相手は・・・ひい、ふう、みいの三人か・・・」
誠久が聞き耳を立てるとどうやら、そのうち一人は主君か少なくとも上の身分のものらしい。
しかし、次の瞬間、その格上と思われた者の首が飛んだ。
「――っ!!」
そして、あとの二人ともそれきり声を発せず、道なき道を進んでいった。
「ふふ、丁度いい、下剋上のお手本か・・・」
誠久はひらりと、樹から飛び降りると、その二人の跡を追っていった。
133 :
無名武将@お腹せっぷく:04/06/16 23:06
直経と員昌は後からかけてくる逃げも隠れもしない足音に気付き、沈黙を破った。
「遠藤!」
「うむ、構えた方がいいな」
「遠矢を射られたら・・・散るぞ!」
彼らは左右に分かれてそれぞれの得物を構えた
「まった、まった!某(それがし)は新宮党の尼子誠久、是非仲間に加えてはもらえぬか?」
誠久はいぶかしげに顔を見合わせる彼らに自分の目的とこれまでの経緯を話した。
「確かに我々は久政様を殺しはしたが、それは・・・!」
「いや、確かに彼の言っている事も正しい。理由はあれ主君を・・・隠居殿を吾らが殺したのは事実」
「某は新宮党の皆の為に、その恨みを果たしたいのだ!」
「ふうむ、江北の民と新宮の民とそれぞれを苦しめる主君を討つ・・・か」
「もっとも、久政公は既に討たれましたがな」
「貴様!まだ俺は貴様を仲間とした覚えはないぞ!」
員昌は激昂して薙刀を振り上げ、誠久もとっさに鉄笛を構えた
「待たれよ!磯野殿!尼子殿!」
「「むぅ・・・」」
「磯野殿、今我等が競りおうても仕方あるまい、尼子殿に敵意がないのだから、ここは快く迎え入れてやろうではないか」
磯野は不承不承ながら、年長である遠藤に従った。
134 :
無名武将@お腹せっぷく:04/06/16 23:08
そんな折、50番酒井忠次が元康の遺体近くに落ちていた、いくらかの砲弾にマッチを付けた簡易爆弾と木の棒に鉄片をくくりつけた即席の槍を用意して、3人に突っ込んできた。
「今川が死んだ今、我ら東三河衆が松平家を盛りたて、独立するのだ!何人にも邪魔立てはさせん!」
言って、数個の爆弾を投げてきた。
それを危険物と直感した3人は再び散って、戦闘体勢をとった。
「(ほう、誠久とやら、やるではないか・・・)」
硫黄臭のする煙に巻かれて、闇雲に爆弾を投げる忠次を遠藤が逃げるふりをして引き寄せ、員昌と誠久がその左右に回った。
「三河の、三河の独立を阻むものは!!」
なかばバーサーカー状態となった忠次は二人の姿を確認すると、爆弾をかなぐり捨て、槍を振り回した。
誠久はその穂先をスウェーでかわし、忠次の二の腕に毒針を吹いて、打ち込み、酒井の槍の動きを止めた。
その瞬間を見逃さず員昌がその薙刀でその背を貫き、酒井は倒れ込んだ。
会って間もないというのにこのコンビネーションに改めて3人はお互いへの信頼感を強めた。
「遠藤、俺も誠久を・・・歓迎するぜ!」
【50番 酒井忠次 死亡】
死亡者には×がついています
01赤尾清綱 26岡部元信× 51佐久間信盛× 76林秀貞
02赤穴盛清 27織田信長 52佐々成政 77久武親直×
03秋山信友 28織田信行 53宍戸隆家 78平手政秀×
04明智光秀 29飯富昌景 54柴田勝家 79北条氏照×
05安居景健 30小山田信茂× 55下間頼照× 80北条氏政
06浅井長政 31海北綱親 56下間頼廉 81北条氏康
07浅井久政× 32柿崎景家 57上条政繁 82北条綱成
08朝倉義景 33桂元澄 58鈴木重秀 83細川藤孝
09朝比奈泰朝 34金森長近 59大道寺政繁 84本庄繁長
10足利義秋 35蒲生賢秀 60滝川一益 85本多正信×
11足利義輝× 36川尻秀隆 61武田信廉× 86前田利家
12甘粕景持 37北条高広 62武田信繁× 87真柄直隆
13尼子晴久 38吉川元春 63武田晴信 88松平元康×
14尼子誠久 39吉良親貞 64竹中重治 89松田憲秀
15荒木村重 40久能宗能 65長曽我部元親 90松永久秀
16井伊直親× 41熊谷信直 66土橋景鏡 91三雲成持×
17池田恒興× 42顕如 67鳥居元忠 92三好長慶
18石川数正 43高坂昌信 68内藤昌豊× 93三好政勝
19磯野員昌 44香宗我部親泰 69長尾景虎 94村上義清
20今川氏真 45後藤賢豊× 70長尾政景 95毛利隆元×
21今川義元× 46小早川隆景 71長坂長閑× 96毛利元就
22岩成友通× 47斎藤道三 72丹羽長秀 97森可成
23鵜殿長照 48斎藤朝信 73羽柴秀吉× 98山中幸盛
24遠藤直経 49斎藤義龍 74蜂須賀正勝 99六角義賢
25大熊朝秀× 50酒井忠次× 75馬場信房 100和田惟政
以上
「俺が勝てば良いのだ。
そうすれば御家を再興できる!」
山中幸隆(以下、解りやすさ重視で鹿之介)は森の中を駆けていた。
彼の支給された武装はベレッタM93R 。
森の外側に居た男を、彼は執拗に追いまわす。
本来なら姿を確認すると同時にベレッタを撃ってしまいたかったのだが、雨はたった今やんだばかり。
霧が立ち込めていて視界が悪い上に、マガジンがの支給されなかった為に、所持している弾数が少ない。
となれば可能な限り弾を温存しなくてはならなかった。
「くっ、ああも若造に翻弄されるとは……」
その”若造”である長宗我部元親は手元のを無言で眺めていた。
槍の振るい方も知らないというのに、銃などを渡されるとは……ステアーAUGと呼ばれる奇怪な形の銃を手に、彼は只管逃げた。
「……」
そう、まずは今自分を追う奴を一人目の対象として……。
「覚悟して貰う!」
後ろから鹿之介の声が響く。同時に、元親は横の茂みへ飛び込んだ。
速いか遅いか、それは解らない。だがしかし……もはやこのタイミングに掛けるしか無いのではないか?
その思いが元親に決断させた。
「えぇい!」
近くの紐が結ばれた杭を引き抜く。
「隠れ……む?」
何かが風を切る音を、鹿之介の耳は捉えた。
とっさに横へ降られた目が逸れを見た。木だ。縄からぶら下がった木が、一直線に此方に向かってきている。
だがこの程度の罠に直撃する程やわなつもりは無い。余裕を持ち、とっさに身をかわすが、かわした先にももう一本同じものが迫る。
後ろへ飛びのく。
(しまった、遅かったか!?)
だが、その罠が頭部に直撃するかと思われたその瞬間、罠は彼の頭上を走っていった。そして視界が低くなっていく。
咄嗟の事で判断が付かない間に、目の前に土が現われ、そして背中が地面にたたき付けられた。
古典的でいて、その”真の罠”と呼ぶには滑稽な罠。だがその罠は計算され尽くした位置に掘られていた。
「落とし穴か……っ」
身を起しかけた鹿之介の目の前に、先ほどの”若造”が銃を構えて立っている。
「私に戦意は無い」
「残念であったな、俺には有る」
元々迷いを内包していた元親が怯む。
突如、鈍い音と共に元親の顔が苦痛に歪んだ。
森の茂みから現れた突然の第3者、金森長近。その第三者が放った最初の一撃は元親の右肩を叩き付け、元親を弾き飛ばした。
金森長近はその手にした木刀を、しっかりとした手つきで握り締めている。
「金森長近、参るぞ! つあぁぁっ!」
金森長近が、再度木刀を振り上げる。
幾ら木刀といえど、その脳天へと一直線へ振り下ろせば、その破壊力は計り知れない。
元親はその時、何を考えたのか解らなかった。だが、確かに確実な事は、彼の生存本能が彼を突き動かし、知らぬ間に銃のトリガーを引いていた事だ。
金森長近の身体が宙に浮いたかのように痙攣する。
胴体に無数の穴が開いた長近は、振り上げた時の勢いをもって死者による一撃を、元親の肩へ叩き込んでいた。
「こんな事なら戦の作法をちゃんと習っておけば良かったな……」
元親が大きく息を吸い……吐けない。
息を吸い上げたまま、喉が詰まって息を緩やかに吐けない。
「甘いな、御主」
鹿之介が元親の喉を背後から締め上げている。
「だが、その甘さに漬け込まねばならんのだ!」
首を締め上げつつ、鹿之介は脇に転がる銃へと手を伸ばした。
鹿之介が伸ばした手が銃を握る前に、銃声が鳴り響いて地面の一点をめくり上げた。
続いて転々と地面を銃の弾が弾いて行く。
「邪魔が入ったか!」
鹿之介は元親から手を離し、森の奥へと駆け込んでいく。その手に拳銃を拾い上げながら。
(誰だ……)
元親はぼんやりした頭でその”更に現れた”第四者の顔を見上げた。
139 :
無名武将@お腹せっぷく:04/06/18 13:52
【34・金森長近 死亡 】
【65・長宗我部元親 : ステアーAUG+マガジン×3】
【98・山中幸盛 : レッタM93R】
【??・正体不明 : 銃器不明】
>140
誤字失礼。
時々間違うんだわ。
〜パーティの部〜
◇3番 秋山信友【???】&29番 飯富昌景【???】&43番 高坂昌信【???】&75番 馬場信房【シャムシール】@多分A4森(
>>40)
◇6番 浅井長政【FN ファイブセブン】&27番 織田信長【ブローニング・ハイパワー】@不明(
>>31)
◇35番 蒲生賢秀【やかん】&99番 六角義賢【弓+矢×10、鍋(蓋なし)】@B4川(
>>126)
◇80番 北条氏政【フォークとナイフ】&81番 北条氏康【双眼鏡】&82番 北条綱成【電気ガマ・メリケンサック】@3I民家(
>>122)
◇14番 尼子誠久【鉄笛】&19番 磯野員昌【薙刀】&24番 遠藤直経【マクアフティル】@不明(
>>101)
◇42番 顕如【グロッグ17、???】&56番 下間頼廉【スパス12、フランキスカ×6本】@G4森(
>>113)
以上16名生存確認
143 :
▼生存者リスト(※印以外参加者公開)▼:04/06/19 06:06
〜ピンユニットの部〜
□20番 今川氏真【蹴鞠、無名・大太刀】@不明(
>>130)
□28番 織田信行【コルト M1908、コルト パイソン、ミネベア9o機関銃】@不明(
>>46)
□36番 川尻秀隆[気絶中]【なし】@E3森(
>>95)
□50番 酒井忠次【マッチ一箱】@4E(
>>105)
□53番 宍戸勝家【石・遠眼鏡】@不明(
>>100)
□63番 武田晴信【イングラムサブマシンガン、ソーコムピストル、?×3、USSR RPG7+弾頭×大量】@A5より北(
>>35)
□65番 長宗我部元親【ステアーALG+マガジン×3】@不明(
>>139)
□69番 長尾景虎【IMI デザートイーグル】@不明(
>>15)
144 :
▼生存者リスト(※印以外参加者公開)▼:04/06/19 06:08
□70番 長尾政景【毒団子×8、サバイバルナイフ】@不明(
>>86)
□74番 蜂須賀正勝【オーク・ダブル・アックス】@不明(
>>98)
□87番 真柄直隆【大太刀】@不明(
>>98)
□90番 松永久秀【H&K PSG1】@多分E3林(
>>29)
□93番 三好政勝 【角スコップ、防弾ベスト、鉈】@2C〜2D畑(
>>56)
□98番 山中幸盛【レッタM93R】@不明(
>>139)
□??番 正体不明【不明】@不明(
>>139)
以上15名(合計31名)生存確認
25名死亡確認(※実質24名。45番 後藤賢豊【モーゼル・ルガー、トカレフ】@不明(
>>125)は手違いで死亡という事になっています)
145 :
▼諸連絡(参加者公開)▼:04/06/19 06:10
交戦中
74番 蜂須賀正勝 VS 87番 真柄直隆(
>>98)
65番 長宗我部元親 VS 98番 山中幸盛 VS ??番 正体不明(
>>139)
放置アイテム
クロスボウ(
>>96)@多分E3森の井戸の近く
木刀(
>>137)@不明
連絡
食料配布場所⇒H-1の崖付近、H-4の浜辺、C-5の沼付近(
>>120)
A〜Dの1〜3エリアでの雨は止みました。しかし霧が立ち込め視界は悪いままです。(
>>121コピペ)
147 :
無名武将@お腹せっぷく:04/06/19 22:00
鈴木重秀「なるほど便利だな」
そばには首の骨を折られ息絶えた男が倒れていた。
持ち物を調べるとまた訳の解からない物と説明書が出てきた。
重秀は今まで奇妙のカラクリの使い方を調べていて戦いに出遅れてしまっていたのだ。
しかしそのカラクリのお蔭で奇襲してきた敵を事前に察知して
返り討ちにすることに成功した。
「不意打ちはされないが銃を手に入れなければ話にならん」
こうしてまたの名を雑賀孫一と呼ばれる男は行動を開始した
【58鈴木重秀 対人レーダー スタングレネード】位置5E 目的 銃入手
【33桂元澄 死亡】
対人レーダーは同じエリアにいる人に反応します 性能は原作と同じぐらい
「ククククク…アッハッハハ…」
同僚の姿に油断した北条高広はあっけなく絶命した
これで彼による犠牲者は岡部元信に続いて2人目である
「マダ タリナイ」
妖刀に魂をとらわれた男はさらなる獲物を探すべくその場を後にした
【32柿崎景家 村正】C5
【37北条高広 死亡】毒薬 放置
149 :
無名武将@お腹せっぷく:04/06/22 20:39
「やはり一益様には一歩叶わぬのですか・・・」
「・・・・・!」
60番滝川一益は100番和田惟政を一瞬で組み伏せ、取り押さえた。
見覚えのある顔に安堵したのか、一益は得物の苦無(くない)から力を抜いた。
「殺さないのですか?」
「よくできる弟弟子をむざむざ殺すほど私は非道では無い」
「買い被りすぎです」
「私は信長様をお守りする為すぐにでも馳せ参じねばならぬ、なるべく余計な体力は使いたくない、そういう意味もある」
「なるほど――お互い天下の安寧を成し遂げられそうな君主に着いたわけですが義輝様は・・・」
「言うな。忍びたるもの心に迷いがあってはならぬ、何があっても耐え、忍ぶのだ」
「私にとっては鼻持ちならぬ奴だったが、織田家中でも実力派であった猿(秀吉)が死んだ、うかうかしておれん」
「この島は狂っています」
「そうだ。こんなふざけた茶番劇で信長様を失うわけにはいかんのだ」
「――私も同感です。互いに仕える主君は違いますが、早くこのような狂った試合を止めましょう」
「そうだな」
二人は万一お互いの主君が死んだときの合流場所(C-1の家屋)を決めてお互いの主君の下に向かった
雑談スレ落ちた?
どこぞに移転した様だが。
正直普通に入れる板から人大杉な板に移動させた理由がわからん。
受け流す。
止める。
切る。
突く。
叩きつける。
切る。
切る。
切る。
二人の勝負はまだ続いていた。
何十回とぶつけた斧を、太刀を、気の遠くなるほどぶつけ尚続いていた。
更にもう一回ぶつけ、押し合う。
離れたのは殆ど同時。
「ク……ククククク……」
突如として蜂須賀が笑い始める。
「はははははははは!」
応じるように真柄も笑い返す。
もう、勝負などどうでも良かった、斧が、太刀が、命を賭けたやり取りが、
戦う事が、
何より相手が楽しかった。
「俺の負けだな。」
真柄が太刀を降ろして楽しげに言う。
「引き分けの、間違いだろう?」
「馬鹿野郎!俺が負けたんだよ!」
「残念だな、貴殿とはもう一度戦いたかったのだが。」
「うるせぇ、事が終わったら叩きのめしてやるよ。」
再び二人で笑う。
それで、貴殿は何時死んだのだ?」
「俺は真柄、お前の所と戦って死んだってのにそりゃねぇだろ?」
「いや、残念ながら覚えてない。」
「しゃーねぇな、姉川で……」
「姉川?」
「オイ待てよ、テメェ参加してねぇと言うつもりか?」
「俺は尾張、美濃国境の土豪だぞ?何でそんな所で戦える?」
「はぁ?斉藤は滅んだろ?」
「待て、そんなデマを何時聞いた?」
「つまりだな……」
彼らの話は長くなりそうである。
(戦馬鹿/2名)
【蜂須賀正勝:オーク・ダブル・アックス】
【真柄直隆:大太刀】
37番北条高広は奇しくも同族の46番小早川隆景と行動を共にしていた。
得物はそれぞれ尖った鉛筆1グロスと、銀玉鉄砲。
お互いの武器が貧弱だった事から協力したのであった。
「しかしよう、早めにお前さんの親父らと合流せんとなぁ・・・」
「ですね、同じトラックだったので待とうと思ったのですが襲撃されるとは」
「こんな武器を持たされて、つくづく運がねぇよなぁ・・・」
「愚痴っても仕方ありませんよ、それより、本拠地を築いておきましょう」
隆景の作戦は4-E端の山の突端の丘に拠点を作りそこからT番トラック付近の人の出入りを見るというものである。
数時間もたたず、簡単な鳴子のような仕組みを作り、敵が侵入してきそうな地形には鉛筆を植え、その上に落ち葉を被せて備えた。
「しかしだな隆景、今ふと思ったのだが、ここで食糧供給が行われたらどうする?ずっと構えているわけには行かんぞ?」
「あ゛!」
「―考えてなかったのか、まぁいい、その時はその時だ、後で考えるとしよう」
「すいません・・・」
58番鈴木重秀はT番トラックに近付こうと山を越えていた。
「ふぅ、一体どこまで続くのだ」
そうひとりごちていると、ほどなく視界が開けた。
「ほう、ここまで来れば人も多かろう、夜陰にまぎれて銃を盗むとするか・・・」
すると、レーダーの画面の端の方にに2人分の反応が映し出された。
「良いカモだな。」
重秀は獣道を進んでいき、46番小早川隆景の脇に於いてあった鉄砲をそっと抜いた。
「ふふふ、もう一人の武器も頂くとするか・・・」
「盗人が・・・動くな!」
「何!!」
振り返ると木の上から46番北条高広が重秀を睨みつけていた。
「ちっ、間が悪るかったか!」
木の上から構えている北条の武器を確認できなかったので、重秀は逃走した。
―その時の重秀は初めての盗みと逃げ出す事に精一杯で足元の確認がなっていなかった。
グサリ!
重秀が安全圏まで逃げ切ったと確信した瞬間、それは重秀の足を貫いた。
「ぐわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!」
鈍い痛みが足に伝わり重秀は立つ事さえままならず地面に倒れ込んだ。
そして、また数本の鉛筆が腕やら横腹に突き刺さった。
「ぬわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!」
この異常なまでの声に隆景は目を覚まし、重秀を追っていた高広はあまりにもおぞましいその声に追跡を止めた。
―そしてある者は新たなる「エモノ」を見つけた。
156 :
無名武将@お腹せっぷく:04/06/25 19:42
重秀は数分して、痛みをこらえて立ち上がり、利き腕の右腕に刺さっていた鉛筆を抜いた。
抜いた痕から夥しい量の血液が迸った。
それを数分間手で抑えて、止血し、腹に刺さった鉛筆を抜こうとした。
しかし、体重で折れた鉛筆は簡単に抜けず、何か抜く為の物を探して、近くの茂みをあさり始めた。
しばらくすると、丁度良い大きさの小枝を見つけ、傷口に差し込んだ。
「ぐあっ」
自ら差し込んだとは言え、あまりの痛みに声が漏れた。
グチュグチュ・・・・グッ・・・ヌポッ・・・・
血のついた鉛筆が地面に落ち、小枝を離した手で先ほどのように止血した。
えぐれた腹の傷はなかなか血が止まらなかったが、痛みはずいぶんと引いた。
重秀は安全地帯で静養しようと歩き出した・・・その時、
ズギューーン!
と音がして、重秀の肩から血が噴き出た。
見れば、90番松永久秀がデリンジャーを構えている
重秀はとっさに、腰にある先の鉄砲で久秀の心臓を狙って撃った。
・・・だが、打ち出されたのは弾丸は弾丸でも、ただの銀玉であった。
松永は自分の無事を確認すると、事態を把握できず混乱している重秀の頭を撃ち抜いた。
久秀が去ったあと、血まみれの死体と転倒の衝撃で壊れたレーダーが残された。
【58番 鈴木重秀 死亡】得物のレーダーは破損
【46番 小早川隆景 武器紛失】得物の銀玉鉄砲は重秀の死体の傍に放置
>>148で46番北条高広は死亡しているので別の人に代えてください
158 :
無名武将@お腹せっぷく:04/06/25 23:48
159 :
無名武将@お腹せっぷく:04/06/25 23:55
景広にしとけばいいじゃんよ
160 :
無名武将@お腹せっぷく:04/06/25 23:56
161 :
無名武将@お腹せっぷく:04/06/26 00:00
というよりも
>>148のほうが明らかに文章の差し替えが簡単そうなんだが・・・
>>161 じゃあ斎藤朝信で。
アサシン、惜しいけどな。
163 :
無名武将@お腹せっぷく:04/06/28 21:30
あげ
観戦スレが見つからない・・・誰か助けて
しょうがないから此処に感想書けば?
166 :
無名武将@お腹せっぷく:04/07/01 19:40
168 :
無名武将@お腹せっぷく:04/07/02 20:41
6番浅井長政と27番織田信長は放送で告知されたH-4の食糧供給所を眺めていた。
「兄上、あれですな」
「だな、人気は・・・・」
二人は浜辺やその近くの森を見渡した。
「闇夜に近付いた甲斐あって、居ないようですな―行きましょう」
「うむ、もうすぐ夜が明ける、早くしよう」
食糧供給場所のログハウスにて、42番顕如に付き添って寝ずの番をしていた56番下間頼廉は、駆けて来る二人の影を見つけた。
「ぬ!またしても敵か!」
「・・・うぅむ・・・」
頼廉の身震いと声で顕如が目を覚ました
「―顕如様、申し訳ありません、賊がまた近付いてきます」
「ひ・・・ま、またか・・・」
顕如は寝ぼけ眼を一転させて、目を見開いた。
「今回は見える限りで二人・・・命に代えても防ぎますが、万が一の事もあります。申し訳ありませんが、今一度ここを離れましょう」
「そうか・・・」
顕如を諭した後、頼廉は改めて小窓から2人の方を確認した。
「何!速い!速すぎる!」
信長らは足がめり込んで、走りにくい砂浜を物ともせず、鍛え上げられた健脚で食糧供給場所に駆けて来ていたのだ
「顕如様、私が囮となって奴らをひきつけ、倒します、顕如様はその間に!」
「頼廉!命を粗末にするな!」
「ここで果つるつもりは毛頭ございませぬ」
「しかし・・・」
「顕如様、もう、賊がすぐ近くまで来ています、どうか、お逃げを!」
「頼廉・・・すまぬ!」
信長達は見晴らしがよく、狙撃される危険性のある砂浜を一気に駆け抜けて来ていた。
そこに、
「兄上!人影が!」
「我こそは下間頼廉!本願寺一の悪僧なり!」
「ぬぅ!敵か!」
「命を弄ぶ貴様らに仏罰を加えようぞ!」
言って、スパス12-ショットガンを放った
ドゴォォォォ!
「うおっ!」
慌てていた為か、頼廉の初弾は無駄玉となり、その隙に信長と長政も距離をとった。
しかし、素早く次弾を装填した頼廉も銃口を向けて、突進してきた
だが、次の瞬間、頼廉の左胸から、鈍色の穂先がえぐれ出た。
「ごあっ!」
「「何っ」」
頼廉が倒れ、その後から人影が現れた。
「親父殿!」
48番斎藤道三である
「貴様!先程の賊かぁ!」
「何を言うか!いきなり襲い掛かってきて・・・その方こそが賊だろうが!」
「無念なり・・・顕如様、ご無事で・・・」
そう言って、頼廉は息絶えた。
「親父殿、どうして?」
「いや、ワシらも食糧を取りに来たのだが、そこの似非坊主にいきなり襲われてな」
「『ワシら』と言いますと?」
「婿殿、そちらは?」
「ああ、例の浅井の長政です」
「おお、そちがか!どうじゃ、お市は?毎晩眠れまい?」
「(赤面)」
「親父殿、からかわないで下さい、こやつは―」
「おい、道三!」
聞きなれない声がして森の方から、手傷を負った男が歩いてきた
「おう、忘れておった、ワシとともに行動していたモリモトだ」
「毛利元就だ。勝手に略すな―それより早く食糧を確保しよう」
「そうじゃな」
だが、ログハウスの中を見た4人は見を見張った。
血、血、血、血、血・・・・
部屋の中は一面、血だらけとなっていた。
そして部屋の隅にあった、もはや原型をとどめぬほどに胴体が吹き飛ばされた59番大道寺政繁の、恐怖に見開かれた目が4人を直視していたのだ。
「う゛、お゛え゛ぇぇぇぇぇ」
たまらずに長政が外に出て吐いた。
数分後、食糧を多めに確保し、信長・長政と老人コンビは分かれた。
彼らの背後には、満ちた潮に染み出した血の紅さと競う様な紅さの黎明が近付いていた。
【56番 下間頼廉 死亡】得物のスパス12は6番浅井長政が回収
【59番 大道寺政繁 死亡】得物のハサミはログハウス内に放置
48番 斎藤道三 得物・菊地槍
道三・元就の目的:息子らとの合流
今更だが、信玄のクダリ原作そのままやん
175 :
無名武将@お腹せっぷく:04/07/05 20:25
このスレ自体が無効
178 :
無名武将@お腹せっぷく:04/07/06 20:13
>>162もああいってるし、無効にするにはもったいないから、有効だろ。
ひょっとこ斎でぇーす
ちんぽこ斎でぇーす
ちんぽ臭いでぇーす
>>179-181 物語に反映させろよな。
ひょっとこ斎とちんぽこ斎の兄弟は揃ってちんぽが臭かった。
二人は息を押し殺し元就達の後を伺う。
元就が用を足すため一人になった刹那、二人は元就に襲い掛かり、
股間のそれを元就の顔面に押しつけた。
「ひょっとこ斎でぇーす」
「ちんぽこ斎でぇーす」
兄弟の声がハモる。
『ちんぽ臭いでぇーす』
183 :
無名武将@お腹せっぷく:04/07/09 20:37
184 :
無名武将@お腹せっぷく:04/07/14 20:17
保守上げ
醜い肉塊が2つ、虚空に舞った。
叫び声をあげる暇もなく道化の兄弟は地に伏した。
元就でも道三でもない。二人にそれまでにない緊張が走る。
酒に酔った男がそこにいた。39番吉良親貞である。
76番林秀貞が倒れている。死んではいないようだ。
「おぅ、ジイさんたちよお・・・このおっさん助けてやれねぇか?ック・・・」
雨を凌ぐ場さえないなか、瀕死の秀貞を守っていたのだ。
しかし道三も元就も疑いの眼を緩めない。その上で元就が口を開く。
「我らは息子を探しておるのじゃ。一人はすでに身罷ったらしいがの」
親貞の酔いが一瞬醒める。
「そうか、俺も兄者を…まあいいや・・・行けよ。」
何事もなく、緊張感を保ったまま両者は分かれた。地はまだぬかるんでいる。
【39番 吉良親貞】得物:無名の脇差
【76番 林秀貞】得物:なし 腹部に重傷・移動不可能
>185
正直、そんなんで構わんよ。
187 :
無名武将@お腹せっぷく:04/07/15 22:53
ピーガガッ・・・
「オホン、殺っとるかね諸君?一夜明けて今日で二日目、死亡者も既に4分の1を越えた。いや〜、全くよく殺ってくれるよ、ハハハハハハハ・・・」
高飛車で、癪に障るだみ声が響く。だが、武将達は―親や子を想う者も、兄弟や友の安否を案ずるものも、主君の無事を祈るものも、そして純粋に殺人ゲームを楽しむものも―皆、この放送に聞き入っていた。
「一応、2日目最初の放送だから、優しい俺様はもう一度ルール説明をしてやる。―1日目に聞きそびれた奴はチンケな耳、かっぽじって聞けよ!
言うまでも無く、最初に説明したように、この島に集めた百人のうち、1人だけ生き残った奴が勝者だ、そいつには天下をくれてやる。
なお、食糧供給場所と死亡者は日の出、正午、日没、計3回の放送で伝えるからな、覚えておけよ
あとな、ゲームを加速させる為に、武器も箱に入れて食糧供給場所においておく。ただし、箱は数個あるが、そのほとんどがダミー、つまりニセモノだ、大怪我をするから注意しろよ。弱っちい武器に当たった奴は一か八か掛けてみるのもいいだろう。
あ、そうだった、馬鹿が、俺のいる本部に攻撃を仕掛けようとしてるらしいが、そんなコトは考えない方がいいぞ、・・・死にたくないならな。
―ルール説明のおさらいはこんなもんだ、俺様に何度も説明させるんじゃねえぞ
じゃあ、食糧補給場所と死亡者を伝える。くどいようだが、死亡者は死んだもの順だ。
食糧補給場所はA-1崖付近、B-3川の北岸、G-3U番トラック前だ。
死亡者は、77番久武親直、26番岡部元信、50番酒井忠次、34番金森長近、48番斎藤朝信、58番鈴木重秀、59番大道寺政繁、56番下間頼廉、のべ28名の死亡だ。
2日目はペースが多少落ちると思うが、この調子でな!」―プツッ
188 :
無名武将@お腹せっぷく:04/07/21 23:07
保守
文が稚拙すぎ。
もっとよく考えて書いたらどうだ?
三国志verより酷いぞ?
文句あるならチラシの裏にでも書いてろ
書きもしない奴はおとなしくROMってろ夏蟲
チラシの裏よりも
2ちゃんの方が簡単に書ける。
192 :
無名武将@お腹せっぷく:04/07/27 01:05
で、マヂでここに感想書くの?
193 :
無名武将@お腹せっぷく:04/07/27 01:20
可児とだったら、一瞬でうちとられてもおかしくないのに、あ!スレまちがった!
196 :
無名武将@お腹せっぷく:04/07/30 21:32
age
197 :
無名武将@お腹せっぷく:04/08/04 17:30
保守
198 :
無名武将@お腹せっぷく:04/08/08 20:15
「うわ〜〜〜ん、おなかすいた〜〜」
「ええい、騒ぐな!それでもこの氏康の子か!」
「だって、おなかがすいたんだもん!死んじゃうよ〜!」
「(親と子でもこれほど違うとは・・・)
まぁ、氏康様、腹が減っては戦は出来ぬとも言いますし・・・」
「うぅむ、どうしたものか・・・」
「氏政様に、その遠眼鏡で外を警戒して頂いては?」
この言葉を合図に、氏康と綱成二人の間にアイ・コンタクトが成立した。
「(厄介払いか?)」
「(はい、駄々をこねる子にはオモチャを与えるのが一番です)」
「(ま、このまま騒がれるよりはいいか)」
「(左様にございます)」
「よし、氏政、綱成の言う通り、そちはこの遠眼鏡で外を哨戒いたせ」
「え!これくれるの!?」
「預けるだけだ、壊すでないぞ」
見ると、既に氏政は双眼鏡を手にとって、ベランダに駆けていっていた。
「聞いちゃいねぇ・・・」
「よいではないですか、氏康様も休まれては?」
「そうしようか。綱成、後は頼んだぞ」
「承知しました」
「パパ!パパ!」
「・・・あの野郎・・・!!」
「殿、落ち着いて下され!!」
綱成はメリケンサックを握り締める氏康を必死で、止めていた。
「パパ〜、氏真クンだよ〜〜!」
「ん?氏真?」
「義元公の御嫡子ですね。いかが致しましょう?」
「パパ〜、迎えに言ってくる〜〜」
「お、おい、氏政!!」
氏康の静止も聞かず、氏政は氏真の方に駆けて行った。
199 :
無名武将@お腹せっぷく:04/08/08 20:16
「氏真ク〜ン!!」
「氏政君でおじゃるか?」
「氏真クン、久しぶり。おなか減っちゃった」
「(最後の言葉は一体?)久しぶりでおじゃる・・・!!」
ドサッ!
氏真はいきなり、氏政を抱えて、草原に倒れ込んだ。
続いて、数発の銃声が響いた。
「な、な、氏真クン、男同士で、いきなりアオカンなんて・・・」
「そんな事言っている場合ではないでおじゃる!走りまするぞ!」
言って、氏真は、氏政の手を引いて駆け出した。
数々の死別や過酷な現実は氏真に緊急事態への対処能力を身につけさせたのだ。
氏真達の後を追うように、また数発の銃声が響き、彼らの足があったあたりの草むらの葉が弾けた。
「氏政、氏真!大丈夫か!?」
民家から、氏康と綱成も飛び出してきた。
人数的な不利を悟ったか、銃声が追ってくることはなかったが、
氏政の足からは鮮血が流失し、鉛玉がその骨に食い込んでいた・・・。
20番今川氏真【北条氏政らと合流】
80番北条氏政【左足負傷】
/^l
,―-y'"'~"゙´ |
ヽ; ・ ⊥・ミ
ミ ヾ q ミ;.,
ミ ゙ .,_,)⊆口⊇ソ
モフモフモフ〜 i ミ ;,., ; |\ ヽ、
C c ┌\ヽ.,_,,.) \ \_i
◎┘  ̄ ̄ ̄ ̄◎
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
201 :
無名武将@お腹せっぷく:04/09/04 15:12
保守
捕手
203 :
無名武将@お腹せっぷく:04/10/10 08:17:29
程度の低い書き手が入ってくると
この手のスレは一気に伸び悩むね。
川尻秀隆は頬を伝う冷たい感覚によって目を覚ました。
「ん・・んん・・こ・・ここは?」
頬を伝う水滴を拭うと、川尻は立ち上がった。
「そうか・・確か木の上から足を滑らせ転落したのであったな・・」
体を確かめるが擦り傷だけで大きな怪我はない。
足元に少量の水が溜まっているのを見るとここは古井戸か何かであろうか。
穴から空を見上げるとポツポツと小雨が降り注ぎはじめている。
「まずここから何とか這い出ねばな・・」
しかし、この穴は事の他深い。
道具もなしに這い上がるのは至難の業だ。
「むう・・・どうしたものかのう・・」
ピーン!
「うぐっ・・!?こ・・これは・・!?」
A 妙案がひらめいた音だ。
B 猛烈な便意が腹を襲った音だ。
続きマダー?
207 :
無名武将@お腹せっぷく:04/11/28 18:36:35
保守
208 :
無名武将@お腹せっぷく:04/12/08 16:11:57
保守
にんまり。
保守
保守
age nai
213 :
無名武将@お腹せっぷく:05/01/14 01:28:12
全員ゾンビ化して復活!!
武田信玄のところ、そのまま原作を丸パクリじゃねーか
215 :
無名武将@お腹せっぷく:05/01/14 13:03:37
話止まっちゃってるし、人いるならリセットしてやり直さない?
217 :
215:05/01/14 13:50:41
219 :
215:05/01/15 02:24:52
とりあえず
>>10の希望通り増やしてみた
参加武将一覧
01赤尾清綱39岡本禅哲77宍戸隆家115馬場信房
02赤穴盛清40織田信長78柴田勝家116林秀貞
03秋山信友41織田信行79島津貴久117久武親直
04明智光秀42鬼庭良直80島津歳久118平手政秀
05安居景健43飯富昌景81島津義久119戸次鑑連
06浅井長政44小山田信茂82島津義弘120北条氏照
07浅井久政45甲斐親直83下間頼照121北条氏政
08朝倉義景46海北綱親84下間頼廉123北条氏康
09朝比奈泰朝47柿崎景家85上条政繁124北条綱成
10足利義秋48桂元澄86鈴木重秀125細川藤孝
11足利義輝49金森長近87角隈石宗126本庄繁長
12蘆名盛氏50金上盛備88相馬盛胤127本多正信
13阿蘇惟豊51上泉信綱89大道寺政繁128前田利家
14阿蘇惟将52蒲生賢秀90滝川一益129真柄直隆
15甘粕景持53川尻秀隆91武田信廉130正木時茂
16尼子晴久54北条高広92武田信繁 131正木時忠
17尼子誠久55北信愛93武田晴信132松平元康
18荒木村重56吉川元春94竹中重治133松田憲秀
19有馬晴純57吉良親貞95伊達稙宗134松永久秀
20有馬義貞58久能宗能96伊達実元135三雲成持
21井伊直親59九戸政実97伊達晴宗136三好長慶
22池田恒興60熊谷信直98土居清宗137三好政勝
23石川数正61黒川晴氏99長宗我部国親138村上義清
24石川高信62顕如100長宗我部元親139毛利隆元
25伊集院忠朗63高坂昌信101土橋景鏡140毛利元就
220 :
215:05/01/15 02:27:02
26磯野員昌64香宗我部親泰102鳥居元忠141最上義守
27今川氏真65後藤賢豊103内藤昌豊142森可成
28今川義元66小早川隆景104長尾景虎143山中幸盛
29岩成友通67斎藤道三105長尾政景144結城晴朝
30上杉憲政68斎藤朝信106長坂長閑145結城政勝
31氏家定直69斎藤義龍107長野業正146龍造寺隆信
32鵜殿長照70西園寺実充108中野宗時147龍造寺長信
33遠藤直経71酒井忠次109鍋島清房148龍造寺信周
34大熊朝秀72佐久間信盛110南部晴政149六角義賢
35大友義鎮73佐竹義昭111新納忠元150和田惟政
36大崎義直74佐藤好信112丹羽長秀
37大村純忠75佐々成政113羽柴秀吉
38岡部元信76里見義堯114蜂須賀正勝
ルール等は混乱しないよう、従来通りでいいよね?
こんな感じで進めていいなら、明日以降から再開させます
221 :
215:05/01/15 02:29:51
あら、なんか読みにくかったね。
っつーわけで、今夜は落ちるので進めたきゃ勝手に進めといてくださいな
おー五十人も増やしたのか。東北も九州もこれだけはいれば楽しいな。
>>215乙!再開期待してるよ!
223 :
無名武将@お腹せっぷく:05/01/15 18:02:30
主催者は誰にするの?公家とか天皇か?
>>220 どうでもいいが鍋島清房よりは直茂のほうがいいような・・・。
226 :
無名武将@お腹せっぷく:05/01/15 21:39:18
>>224 年代的には後奈良だけど、あえて正親町にするの?
>>225 こちらも年代的には直成はキツくはないかい?
まぁどちらも無理矢理出せなくもないだろうけど
>>215 悪いけど増やしすぎだと思われ。ついでにちょっとミスキャスト有。
あまり範囲がでかくなると話がダラダラしたものになるし、因縁がある者で、話を展開するのはいいけど、似たような因縁のある人物は避けたい所。
始めの100人前後で調度くらい(むしろそれでも多いか?)だと思う。
228 :
215:05/01/16 07:39:32
>>227 スマンorz
ミスキャストは分かってるのもいたが、数が中途半端になるから頭数合わせに出した。
とりあえず
>>227が希望通りのキャスティングし直してくれ
いや、始めの100人でいいかなと思ってる。
がんがれ!
とりあえず義輝初期あぼーんは無しな
えー義輝使いたいよ。そんな中途半端なことしないで完全にリセットしようよ
234 :
215:05/01/16 22:24:26
>>233 だから殺さないでってことでしょw
ではでは再開といきますか
一同は管理者を見つめている。この男には、人を寄せ付けない異様な空気があるが、人の目を釘付けにしてしまう何かも確かにあった。男は正親町天皇だと名乗った。
「殺し合いだと!?何故、わしらがそのような、ふざけた真似をせねばならぬのか理由を聞かせてもらおうか」
11番足利義輝である。義輝は今にも飛びかからん勢いで正親町天皇を睨み据えながら問いかけた。
「余はすべてに飽いたのじゃ…。何を見ても、何を聞いても、何をやっても面白うない。そなたらは、余の退屈しのぎの余興の一つとして殺し合えばよい。それから…」
スッ
いつの間に抜いたのか、正親町天皇の刀が義輝の喉元に突きつけられていた。後に、抜刀将軍と呼ばれることになる義輝が動けないほど、鮮やかな手並みだった。
「…それから、余に質問するのは禁止だ。11番、こたびは許すが次はないぞえ。さぁ皆、思う存分殺し合って参れ」
一同は武装した兵に促されるまま、20人ずつ5台のトラックに分乗してスタート地点となる5つの場所へ向かっていった…
235 :
無名武将@お腹せっぷく:05/01/17 00:50:29
再開記念あげ
236 :
無名武将@お腹せっぷく:05/01/17 03:40:21
僭越ながら、武器なども戦国期のだと良いかも☆トラックで移動じゃなく牛車とかにすれば中世的に感じるかと
>>236 刀や槍でバトロワやるのか?
面白くなるとはとても思えないが・・・
238 :
215:05/01/17 10:52:25
仕方ない、人が来るまで頑張るか
27番織田信長は不機嫌だった。理由は管理者である正親町天皇にあった。
信長は、別にこんなゲームなどはどうでもいいと思っていた。自分に降りかかる火の粉を払うだけで、積極的にゲームに参加する意思はない。
それより信長の興味を引いたのは、あの管理者だった。圧倒的なまでの圧力と魅力を兼ね備えた男に、興味を持ったのだ。
ただそれは好意的な感情だけではない。あの男を殺したい、自分の手で八つ裂きにしたい、そうも思っていた。
その矛盾した気持ちが、信長の中で自分を苛立たせている理由だった。
ふと、前方に人の気配を感じ、信長は木陰に身を潜めた。何やら話し声が聞こえてくる。
「…死にたくない…死にたくない…わしは死にたくない…」
怯えたような声が微かに聞こえる。独り言なのか、相手が黙っているのか、声は一つしか聞こえてこない。
信長は苛立つ自分を押さえ、静かにその場を去ろうとした。
「だだだ、誰だ!?……そんな所に隠れてないで出てこい!…ひひ、卑怯だぞ!」
去ろうと背を向けたとき、怯えた声の主に呼び止められてしまった。一瞬考えた後、信長は木陰から出た。まだ、支給された武器は出していない。
怯えた声の主の正体は、76番林秀貞だった。秀貞は『ベレッタM1919』を構えている。恐怖で木陰から出てきたのが主君とは気づいていない。
239 :
215:05/01/17 10:54:08
「そ、それ以上近づくな!近づいたら、ほ、本気でうう撃つからな」
銃を構えた手が、大袈裟なくらい震えている。
信長は今の秀貞の忠告が聞こえなかったのか、構わず近づいていく。
「う、うわあああぁぁぁ!」
貞秀は恐怖で目を瞑りながらも、信長に向け銃を撃った。
が、目を瞑り、手が震えていたため信長には当たらない。信長は素早く貞秀の後に回り、懐から引き抜いた『デザートイーグル.50AE』を貞秀の後頭部に当てた。
「いいい、嫌だ…死にたくないよう…助けて……」
信長は貞秀の助命を受け入れることもなく、引き金を引いた。貞秀の首から上は消し飛び、もの凄い勢いで血をまき散らしていた。
「そうか…こいつらを皆殺しにすれば、またあの男に逢えるのか…」
信長は貞秀の死体から銃と食料を奪い取ると、一人納得して森の中へ消えていった…
240 :
215:05/01/17 10:58:02
書き忘れ
【76番林秀貞 死亡】
【27番織田信長 『デザートイーグル.50AE』『ベレッタM1919』E3林付近を移動中】
241 :
無名武将@お腹せっぷく:05/01/17 23:07:56
自分、文才無い上に携帯だからROM専門なんだけど、書く人って一人しかいないのか?
ちょっと点呼取ろうぜノ
ノ
ROM専だが一応いるぞ
義久「やれやれ・・・・・・・・」
81番島津義久。彼は特に誰に言うでもなく一言だけ呟いた。
義久「別にわしは公家様の要求になんぞ、応えたくはないのだがな」
先ほどの天皇の言葉をそのまま辿れば
それは即ち彼の弟達も討たねばならぬことになる。
かとは言え、先ほどの天皇の刀さばきは並々ならぬもの。
うかつに反逆など考えれば、いかに義久と言えどたちまち切り殺されることは
すでに自明の理であった。
なればこそ彼はただ独り言を呟いていただけにとどまっていたのである。
義久「まあ、まずは父上や義弘、歳久と合流せねばならんな」
そういい残し、彼は森林に向かい歩き出した。
その義久に照準をつけ、今まさに命獲らんと息巻く男がいた。
35番、大友義鎮である。彼の手には「デリンジャー」が握られている。
義鎮「ク・・・・・ククッ・・・・きたか・・・・・来たか義久・・・・・」
大友家にとって義久、いや島津家は不倶戴天の敵。
ここで島津の司令塔である義久を討ち滅ぼせば、大友家に脅威なす敵を
一つ滅ぼしたことになる。
無論その後生きて帰れるかどうかなど義鎮は考えていない。
今の義鎮にとって島津を討つことだけが最優先である。
ある種の現実逃避でもあった。
義鎮「所詮この武器も種子島と似たようなものよ・・・。
この義鎮が討ち漏らすことなどありえぬわ・・・・」
義鎮の手が震える。無論狂喜の震えである。
彼の緊張感、絶頂感は最高潮を向かえ、それはまるで無限に続く射精の様であった。
義鎮(ヒヒッ・・・・死ね・・・・死ね・・・・・!!死ね死ね!!死ね島津!島津島津島津ッ!!)
あたりに銃声が響いた時、義鎮の興奮は絶頂を迎えた。
義弘「・・・・兄者、油断が過ぎますぞ!」
義久「ん?おお、義弘か。父上や歳久は共にはおらんのか?」
義弘の手には、義鎮の血のついたナイフが握られている。
義鎮の撃った銃弾は確かに義久に当たった。
確かに当たりはしたのだが、義久に与えられた武器がなにであるかを
知らなかったのが義鎮の最大の不幸であった。
その武器とは『防弾ベスト』であったのである。
撃てども倒れぬ義久を見た大友は混乱した。その混乱こそまさに隙であった。
二発目を撃つ前に、兄を探していた義弘に討ち取られたのである。
義久「銃弾を通さぬとは大したものよ。ま、骨は折れてしまったようだがな・・・」
義弘「頭に食らえば通さぬもなにもありますまい。以後注意してくだされ」
義久「しかし・・・よくわしの場所がわかったな」
義弘「手前、大友を追っていたところ、兄上がおりましたゆえ」
義久「ほう。まあ、それはよい。引き続き父上と歳久を探すとするか」
義久、義弘の現在の目的は父と弟を探すこと。
義久達は骨折した部分を押さえ、B2区域を歩き出した。
【35番 大友義鎮 死亡】
【81番 島津義久 防弾ベスト 骨折】
【82番 島津義弘 サバイバルナイフ デリンジャー】
>>246 では
島津義久→95番 毛利隆元
島津義弘→38番 吉川元春
大友義鎮→14番 尼子晴久
249 :
215:05/01/18 23:19:19
混乱のないよう、参加武将は
>>5を。
ルールなどは変わらず
>>234からの再スタートです。
>>248 俺が余計な事したばっかりにすまなかったなorz
250 :
215:05/01/18 23:21:12
『USSRドラグノフ』のスコープを覗いてる男がいる。58番鈴木重秀だ。スコープは91番三雲成持を写しだしている。
二十町ほど離れた小高い丘の上にいる重秀に、成持は気付いていない。道なりに真っ直ぐ歩いているのが良く見える。
「ふふ、馬鹿な奴だ。あんな所を歩いていたら、撃ってくれと言ってるようなものじゃないか」
重秀は嬉しそうに笑いながら成持を撃った。弾は成持の胸を貫通し、成持はピクリとも動かなくなった。
【91三雲成持 死亡】
【58鈴木重秀 『USSRドラグノフ』】
なお、成持の武器『?』は未回収です
>>248 正直、始めてから、すぐに5と8と4の奴が出会うのがおかしいと思うんだが・・・
確か、一番トラックに(5X+1)番の奴、二番に(5X+2)番の奴・・・って感じじゃなかったか?
>>251 むむ、すまん。そのあたりよく考えないで書いちまったようだ。
しかし他に文章に合う組み合わせもないから
>243-244はボツにしちまってくれ。
253 :
無名武将@お腹せっぷく:05/01/18 23:47:50
254 :
無名武将@お腹せっぷく:05/01/19 00:22:05
>>251 まぁその辺は深く考えなくていいんじゃない?
人いないんだし、盛り上がるまでは大目に見ていっても差し支えないだろ
34番、池田恒興の心の中は焦燥と恐怖に満ち満ちていた。
恒興「天皇様も恐ろしいことを考えたものだ・・・・」
これは戦ではない、一対一の殺し合い。
戦であればまだ兵がいる分、撤退や待機の機なども窺える。
しかし一対一となれば、機もクソもあったものではない。
うかつな失敗をすれば、即座に命を落とすことになる。
いやそれどころか、何も知らぬ、わからぬまま死んでしまうかもしれない。
恒興「ふふ・・・・前線で戦う名も無き兵の心がわかった気がするわ・・・。
兵どもは戦など起きぬ方がよいのかも知れぬな」
自嘲の気か、恒興は笑う。
突き詰めれば武士などいらぬかも知れぬという事。
自分どころか主君まで否定する考え。
だがこれも一つの戦国の真意かも知れぬ。
恒興「この戦いで命を懸け抜ければ、信長公に申してみるか・・・・?ふふ・・・・」
その様な他愛の無いことばかり考えて、この地獄が終わればいかに幸せか。
無論その様な甘いものではないと言うことは、恒興自身も知っていたはずであったのだが。
いかほどか時が過ぎたであろうか。
ふと気がつけば、恒興に向かってくる影がある。
恒興「・・・・・敵か・・・・・?いや、あの姿形には見覚えがある・・・・・が・・・・」
己の武器『備前長船』を手に、警戒を怠らない恒興。
だがその警戒の気も、人影がはっきりするにつれやがて消えていった。
恒興「おお!あれは、信長様家臣団の・・・・!」
そうだ。
わしは何を恐れていたのだろう。
先ほど集められた中には、織田家の者も多くいたではないか!
ならば恐れることなど何も無い!
日頃の反目など忘れ、今こそ信長公と共に立ち上がるべきではないか!
恒興「よしなっ―――――」
一帯に銃声が響いた。
恒興は胸から血を流し倒れ、目の光を失った。友の名を最後まで呼ぶ事すら叶わず。
可成「羽柴!!これはどういう事だ!!お前は一体――!!」
恒興の屍骸の側で男2人(とはいえ、一方的に)が言い争っている。
73番羽柴秀吉と、97番森可成である。
可成「織田家臣を集め、信長様を筆頭にここから逃げようと言ったのはお前だ!
お前が言ったのだろうが!何故恒興を撃つ!?撃つ必要がどこにある!」
羽柴「おいおい、可成殿。そんな叫んだら敵にわしらの場所を知らせるようなもんだで?」
可成「馬鹿者!何が敵だ!?抜け抜けとよくもそんなことッ――・・・・・!!」
可成の言葉がそこで遮られた。
非難する可成の眼前に、秀吉の武器『パイソン』が突きつけられたからである。
羽柴「お前はいらん事をピーチクパーチクやかましいんじゃ・・・・。
お前ら無能ごときに今まで『成り上がり』『成り上がり』と軽蔑されてきた
このわしの気持ちがわかるか?ええ?」
銃口を可成の眼前に突きつけたまま、羽柴は喋り続ける。
その顔はすでに『人たらし』と呼ばれた男の顔ではなかった。
羽柴「確かにこの、天皇の催し物はどっか・・・・いや完全に狂っとるようじゃ。
しかしわしはこう考えさせてもらうでな。
『いらん奴らを皆殺しにする天の機』とでもなぁ・・・・・?」
可成が何かを喋ろうとした時、羽柴の銃が火を噴いた。
『同じ織田家臣』という一瞬の隙が、恒興、そして可成の命運を決めた。
羽柴「丹羽殿や小六はともかく、勝家だけはこの機に消しておきたいものよな」
恒興の武器『備前長船』を漁りながら呟いた秀吉の顔は
いつもどおりの『人たらし』の顔へと戻っていた。
【17番 池田恒興 死亡】
【97番 森可成 死亡(武器は不明、死体側に存在)】
【73番 羽柴秀吉 コルトパイソン、備前長船】
258 :
無名武将@お腹せっぷく:05/01/20 00:06:50
秀吉は曲者だな
259 :
無名武将@お腹せっぷく:05/01/20 13:22:40
人いないな・・・
260 :
215:05/01/20 14:58:52
徐々に集まるといいな。
とりあえずは少ない人数で盛り上げてこう
「ふふ、まったくだ。まさかお主と一番にやり合おうとは、考えもせんかった」
先に声をかけた男は69番長尾景虎。片鎌槍を携えている。
いま一人は63番武田晴信。こちらはコルトM16A2を肩から提げている。
「で、どうする?あの天皇の余興に付き合ってここで一戦交えてみるか?」
「さてどうであろうか・・・。正直なところ、この余興に乗るかどうか迷っている。無駄な殺生はなるべく避けたいでな」
「ほう、これは毘沙門天の化身と云われるほどの男の発言とは思えぬな。それとも余程の自身がおありなのかな?」
「別に自信があるわけではない。・・・まぁ自信もあるにはあるんだが、それでではない。
ただ、状況も分からぬまま、あの天皇の言いなりするのが釈然とせぬだけだ」
「確かにお主の言うとおり、わしもあやつに踊らされるのは気に食わん。
同じ殺し合いをするにしてももう少し、状況を見極めてから動いても遅くはないかもしれんな」
「では組んでみるか?」
「この武田晴信が、長尾景虎と手を組むのか?うーむ・・・」
「状況を見極めるまでだ。やむを得ぬ時は改めて掛かって参られるがよろしかろう」
「一時的な同盟と言うわけか・・・。いいだろう組もう」
「敵にしたらこれほど厄介な男はいないが、味方にしてこれほど頼もしい男もいないであろうな」
「ほう、長尾景虎はなかなか上手い世辞を言うわい」
「はっはっはっ、そうよ、戦も巧いが世辞もまた天下一品よ!わはははは」
こうして、一時的とはいえ、夢の最強タッグが組まれた。
【63番武田晴信 コルトM16A2】
【69番長尾景虎 片鎌槍
丹羽長秀は、織田家中においてなくてはならない存在と言われている。
やや、戦においては少し心許なさを覚えるが
知略においては、あの百人中でもさほど遅れはとるまい。
落ち着き払いながら側の屍骸を探る長秀を見ながら、利家はそう思った。
長秀「・・・・やはり、可成殿のようだな。首は無いが、具足などから相違無い」
利家「・・・・そうか。そこの恒興と含めて、織田家臣はもう3人死んでおるのか・・・・」
72番丹羽長秀と、86番前田利家。
この2人が出会ったのはまったくの偶然であった。
織田家臣同士で殺しあう理由は皆無。他の家臣もその考えには相違ないであろう。
そういった事から、他の家臣や主君・織田信長を探すため協力しあう事にしたのである。
正確に言えばもう1人、34番金森長近も加わっていた。
だが、道を歩いている途中、長近はいきなり頭を撃ち抜かれた。
直後に走り森林の中へと逃げたためか自分たちは撃ち抜かれはしなかったが
これは利家と長秀の認識を改めさせるのには十分すぎる出来事であった。
撃ったのは誰か。なぜ己達ではなく、長近が。
そしてなぜ自分達は撃たれなかったのか。故意か、偶然か。恩情か、弾切れか。
顔を合わせた事も無いであろう者に恩情をかけられるとは考えにくい。では偶然か?
その様な事を考えていた時である。恒興と可成の死体が目に入ったのは。
長秀「可成殿の首がないのは、首級を挙げられたがためではないであろう。
利家、お前が持っているような南蛮の武器の強力さゆえであろうな」
利家「ふむう」
利家に与えられた武器は、ショットガン『SPAS12』。
使ったことなど無論一度も無いが、種子島の比でない事は十分にわかっていた。
利家「恒興の武器は既に奪われているようだが・・・・・可成の物は?」
既に可成に支給されたバッグを開けていた長秀は、こう言った。
長秀「・・・・・弓・・・・だな。矢は十本ばかり・・・・・これでは心許ない・・・・」
銃火器相手に通常の弓では、不安にも程が・・・いや不安などと言うレベルではない。
弓を構えたところで相手が銃を持っていれば、撃ってくださいと言っているような物だ。
可成を撃った秀吉が(無論利家と長秀はその事を知らないが)弓を持っていかなかったのは
持つのも一苦労、しかも役にも立ちそうにもなかったからである。
利家「では、どうする?その弓と矢を持っていくのか?
いや、まさかな・・・スタンドに目覚めるわけでも無し、捨て置いていこうか」
だが利家の予想に反し、しばらく弓を眺めていた長秀はこう言った。
長秀「いや、矢は持っていこう。弓は今ここで使う。この私の支給武器と共にな」
利家は仰天した。その言葉を辿れば、それは己を今ここで討つと・・・・。
長秀「おい、勘違いするな。お前を射つ気など無い。それよりその辺りから石を持ってきてくれ」
利家「・・・・・石?何に使うんだ?」
長秀「いいから早く持って来てくれ。心配せずとも後ろからお前を射ちなどしない」
利家「むむむ・・・」
長秀「何が『むむむ』だ。・・・・いいよ、わかった。石は私が持ってくる。
お前は、この弓の弦を外しておいてくれ」
利家「むむむ・・・わかった、いいだろう。何の考えか知らんが、乗ってやろうじゃないか」
長秀「何が『むむむ』だ」
そのやり取りからほぼ一時間後、恒興と可成の死体のもとに一人の男が現れた。
利家でも長秀でもない。その男こそ長近を撃った『55番・下間頼照』であった。
頼照「先ほどはあの2人を逃がしたが・・・・・憎き織田家臣め、今度こそ逃がしはせぬ」
先ほど長近を撃ったのは狙ったわけではない。たまたまである。
別に利家でも長秀でもよかったのだ。
続けざま2人を撃たなかったのは、仏門の身である彼の一辺の心情だったかも知れない。
誰だってこの狂気に呑まれたくなど無い。命をかけて戦いたくなどないかも知れぬ。
救えるものなら救いたい。その考えが下間頼照の頭にあったのも事実。
だが、彼はその一辺の心情を、必死に打ち消した。
頼照「所詮は畜生、織田家に仕える者・・・・恩情などかけられようはずもない」
こうしている間にも、己の君主・本願寺顕如が危機に陥ってるかも知れぬ。
本願寺以外の者は消しておいたほうが良いのだ。
それに・・・今さら一人殺しておいて己は何を考えているのか。
頼照「顕如様のためなら、悪僧にも破戒僧にも鬼ともなろうではないか・・・・!」
そう彼が決意した時、ふと、可成の物である武器が詰められたバッグが目に入った。
頼照(先ほどの者どもは、この道を通らなかったのか・・・・)
武器があれば誰だって拾う。その武器が放置されてるとあれば、誰も通らなかったという事だ。
頼照「・・・・ならば、この下間頼照が貰い受けるか・・・・」
可成の屍骸に経を唱え、頼照はバッグを拾う・・・・が・・・・。
頼照「な、なんだ・・・・・妙に重いな・・・・・ええい、かさばるが、中身だけ持っていくか・・・」
そう言い、頼照はバッグを開けた。ピン、という音がしたことには気づかない。
頼照「バッグの中に・・・・石が詰められておるとは・・・?」
そう言い終わるかどうかのうちに辺りに衝撃が起こり、バッグもろとも頼照は吹き飛んだ。
長秀「むっ・・・・うまくいったようだな」
十五町程度離れるかどうかのところから煙を確かめ、長秀が呟く。
利家「・・・・うまくいくものなんだな・・・・そんな小さなビンでも・・・・」
長秀に支給された武器、それは『Mk2破片式手榴弾』であった。
可成の弓の弦を外し、一方を可成のバッグに取り付ける。もう一方を手榴弾のピンに。
手榴弾とバッグを石で固定し、バッグを開ければピンが抜けるよう設置する。
下間頼照はまんまとそれに引っかかり、粉みじんになったのである。
長秀「この武器を支給された時からうまい使い方を考えていたんだが・・・・。
出来すぎとも言えるくらいうまくいったようだな。他の使い方もあるかも知れん」
利家「・・・・吹き飛んだのが織田家臣だったらどうするんだ?」
利家がそう突っ込むと、そこまで考えていなかったのか長秀は渋面をしてこう言った。
長秀「・・・・・・・・むむむ」
利家「何が『むむむ』だ」
【34番 金森長近 死亡】
【55番 下間頼照 死亡】
【72番 丹羽長秀 Mk2破片手榴弾×3 矢×10本】
【86番 前田利家 ショットガンSPAS12】
266 :
215:05/01/21 10:22:21
死亡者リスト
01赤尾清綱 26岡部元信 51佐久間信盛 76林秀貞 ×
02赤穴盛清 27織田信長 52佐々成政 77久武親直
03秋山信友 28織田信行 53宍戸隆家 78平手政秀
04明智光秀 29飯富昌景 54柴田勝家 79北条氏照
05安居景健 30小山田信茂 55下間頼照× 80北条氏政
06浅井長政 31海北綱親 56下間頼廉 81北条氏康
07浅井久政 32柿崎景家 57上条政繁 82北条綱成
08朝倉義景 33桂元澄 58鈴木重秀 83細川藤孝
09朝比奈泰朝 34金森長近× 59大道寺政繁 84本庄繁長
10足利義秋 35蒲生賢秀 60滝川一益 85本多正信
11足利義輝 36川尻秀隆 61武田信廉 86前田利家
12甘粕景持 37北条高広 62武田信繁 87真柄直隆
13尼子晴久 38吉川元春 63武田晴信 88松平元康
14尼子誠久 39吉良親貞 64竹中重治 89松田憲秀
15荒木村重 40久能宗能 65長曽我部元親 90松永久秀
16井伊直親 41熊谷信直 66土橋景鏡 91三雲成持×
17池田恒興× 42顕如 67鳥居元忠 92三好長慶
18石川数正 43高坂昌信 68内藤昌豊 93三好政勝
19磯野員昌 44香宗我部親泰 69長尾景虎 94村上義清
20今川氏真 45後藤賢豊 70長尾政景 95毛利隆元
21今川義元 46小早川隆景 71長坂長閑 96毛利元就
22岩成友通 47斎藤道三 72丹羽長秀 97森可成 ×
23鵜殿長照 48斎藤朝信 73羽柴秀吉 98山中幸盛
24遠藤直経 49斎藤義龍 74蜂須賀正勝 99六角義賢
25大熊朝秀 50酒井忠次 75馬場信房 100和田惟政
267 :
215:05/01/21 10:23:09
生存者リスト
個人
【27番 織田信長 『デザートイーグル.50AE』『ベレッタM1919』E3林付近を移動中】
【58番 鈴木重秀 『USSRドラグノフ』】
【73番 羽柴秀吉 コルトパイソン、備前長船】
パーティ
【63番 武田晴信 コルトM16A2】
【69番 長尾景虎 片鎌槍】
【72番 丹羽長秀 Mk2破片手榴弾×3 矢×10本】
【86番 前田利家 ショットガンSPAS12】
未回収アイテム
【91番 三雲成持 武器は不明、死体付近に存在】
【97番 森可成 武器は不明、死体側に存在)】
>>266 本文用に編集してみるてすt
「皆の者、朕の声が聞こえるか?」
それはまぎれもなく、少し前まではどうしようもないほど困窮し、官位と引き換えに『献金』という名の施しを与えていた相手であり、
今はこの絶海の孤島で絶対的権力を握る、天皇の声であった。
その声はひどくかすれたように聞こえた。
「よいか、この声は南蛮渡来のカラクリであって、これを用いて以後日の出・正午・日没に死亡者及び糧秣の配布場所を伝えることにする」
以前なら理解できずに混乱したであろう武将達は、今は抵抗なくそれを理解した。
「糧秣配布場所には丁度百人分の糧秣は用意してある。しかし別に複数個持って行ってもそれは勝手だ。別に取りに来なくても構わぬがな。」
正親町天皇はまだかすれた声でくどくどと続ける。
「しかし、伏兵して頸を取ろうとする不心得者に備え、配布場所に四半刻(30分)以上居る者は爆破いたす。
ゆめゆめ注意することじゃ。
では、とりあえず今までの死亡者を読み上げるぞえ。死んだ者順じゃな。
76番林秀貞、91番三雲成持、17番池田恒興、97番森可成、34番金森長近、55番下間頼照。
以上六名じゃな。朕はこういう事は好まぬ。なるべく早く終わらせることを期待しておるぞ。」
ブツッ
ここはよほどのトンデモ展開じゃない限り思いついたこと書いてもいいの?
ある程度なら突飛な展開もありだろうな。
ただ思い付きだけで書いて、話がおかしくなるのは勘弁な。
「一体、ミカドは何を考えておられるのだ?」
06番浅井長政は父・久政と義兄・信長をこの狂った島から助け出すべく、鬱蒼とした森に通る獣道(4-D付近)を通過しながら、ぽつりとひとりごちた。
この島は狂っている事が多すぎて、何が異常で、何が正常なのかがわからぬ。
管理者側の人間から渡された見慣れぬ布袋(バッグ)も、それを開けると自分が何かに変わってしまいそうな気がして、まだ開けておらぬし、・・・何から手をつけてよいものか・・・。
グーーーーーー。
間の抜けた音が響く。・・・私ではない、慌てて辺りを見渡し、気配を探る。
―右の茂みに、誰か居る・・・敵か?
ガサガサッ!
案の定、目を向けた瞬間、突然動き出した茂みに向かって「攻め」「守り」「逃げ」どれにも対応できる身構えをして、茂みの中の「敵」を睨み付けた。―が、
「ひっ、助けてください!!」
茂みの中のその小柄な「敵」は私に襲い掛かってくるでもなく、逃げ出すでもなく、ただ、眼光にすくんだのか尻餅をついて、私を見上げていた。
「お、女?」
「殺さないで下さい、お願いします」
お世辞にも小さいとはいえない私の体をあおぐ様にして見ていたその顔は、次の瞬間、地に伏して私に助命を懇願し始めた。
参ったな・・・斯様なおなごさえ、この島に連れられてきているのか・・・。
「手出しはせぬ、見よ、私は刀も槍も持っておらぬ」
不安げに地べたからもう一度、私のほうに向けられたその顔は私が嘘をついていないという事を知ると途端に明るくなった。
「ありがとうございます―えっと」
「長政、浅井新九郎長政」
「ありがとうございます、長政様」
私に向けられる微笑みは戦を知らぬ民のおなごそのものではないか。
「君は一体誰だ?」
「―私、孤児(みなしご)でしたので名前はないんです。ただ皆さんにはノドカと呼ばれていますので、そう呼んでいただければ嬉しいです。
命の恩人に本当の名前を教えられない、というのは失礼かもしれませんがお許しください」
「あいや、気にすることは無い、して、何故斯様な所に?」
「親方様を、晴信様をお助けする為に、探していたのですが、いきなり誰か知らない人に襲い掛かられて、それで怖くなって―」
晴信!?かの甲斐の虎・武田晴信か?
武田といえば、歩き巫女なる女忍びを養成しているとは聞いたが、このおなごも・・・。
「・・・わかった、私も父と義理の兄を探しているところだ、ともに探そうではないか」
「良いのですか?是非!」
私はその夜初めて布袋を開けた。中に入っていたFN5-7を転がしながら、ため息をつく。
説明書を見る限り、以前までの私なら必要としなかったであろうその殺傷能力の高い武器は、今の私にはうってつけのモノだった。
この狂った島を止める為、この腕の中に眠る一つの安らかな寝顔を守る為、狂ったミカドを、狂った人間を止めなければならぬ。
もし、それが叶わぬのであれば、ただ、我らが前に立ちはだかるものを全て斬り進む―修羅となろう。
修羅となり―いや、今は止めて置こう、ノドカが私の心の変化に気付いたのか起きてしまったではないか・・・。
「どうかされたのですか?」
「いや、なんでもない、今日はゆっくり休もう」
「はい!」
―この子に安らぎのあらんことを・・・
【06番浅井長政 FN5-7】4-G付近
【71番長坂長閑(ノドカ) 無銘・匕首】
275 :
無名武将@お腹せっぷく:05/01/21 23:28:29
ということは長政はこれから夜までは一切動きが無いってことだな
276 :
215:05/01/22 02:00:27
天皇の放送から数分したA-3廃墟
「――父上、私は生き残る自信がありません・・・」
「何を言ってるんだ、氏政。今は生きるか死ぬかの瀬戸際だぞ。甘えるな。お前はこれから関八州を治めていく身。そのような弱気でどうする」
「私には元々向いてないんですよ・・・。血なんて見たくないですし・・・」
「情けなや、これが我が子か・・・。氏政よ、わし亡き後はどうする気だ?それではとてもじゃないがお前に北条の家を任せられんぞ?」
「いいんですよ。私には優秀な弟達がいますから。なにも私が後を次ぐことはないんです」
「・・・まあよい。その話は生きて帰れたらの話だ。生きるにはまず食料の確保だ。
幸い、地図を見ると先ほどの知らせにあった配布場所はすぐ近くだな。氏政、一応鉄砲に弾込めしておけよ」
「だから私は――」
「念のためだ。必要が無いなら使わないに越したことは無い」
そう言われて、氏政は渋々『南部十四年式』に弾丸を詰めた。
氏政の用意が終わるのを見て、氏康は氏政を促し外に出て行った。氏康は一本の変わった短刀(ナイフ)を腰に差している。『コブラ』だ。
二人は肩を並べてたわいもない話をしながら歩いて行く。まだ実際の戦闘に遭ってない分、少し緊張感に欠けているのかもしれない。
「それにしてもいい天気ですね。この島で殺し合いが行われているとは思えないほど、のどかでいい所ですよ」
「そうだな、気持ちのいい日だ。・・・しかし先程の知らせを聞いたろ。すでに数人が命を落としている。気は抜くなよ」
さすがに氏康だった。息子をたしなめ、周囲に注意を払っている。
しかしそんな氏康でも、突然襲ってきた一本の『クナイ』を避けることは出来なかった。
クナイは深々と氏康の右肩に突き刺さっている。氏康は傷ついた体で氏政を庇いながら次々に飛来するクナイをかわしていく。
「くそ、待ち伏せだ!」
「父上――酷い傷だ。すぐに手当てしなければ・・・」
「馬鹿者!人の心配より自分の心配をせい!本気でやらねば――!?」
277 :
215:05/01/22 02:01:30
氏康が雑木の陰でクナイを防ぐのに夢中になっていると、後ろから伸びてきた手が氏康の首に巻きついた。敵は一人ではなく二人いたのだった。
咄嗟に氏政は南部十四年式を相手に向ける。しかし氏康と重なり合っていて発砲できない。
氏康が巻きついた腕から逃れようともがくが、腕はきつく首に食い込み、ろくに身動きが取れないでいる。
「ぐぅ・・・し、しまった・・・」
「父上ー!くそぅ、汚いぞ!父上を放せ!」
「放せと言われて放す馬鹿がいるか。それより持っている武器を捨てろ。さもなくば親父の首をへし折るぞ」
氏康の後ろの男が氏政に銃を捨てるよう強制する。男は何故か頭に『鍋』をかぶっている。おそらくこれが得物なのだろう。
三人のやり取りを見て、優勢と判断したのかクナイを投げていた男も氏政の後ろから姿を現す。こちらはまだ手に一本のクナイを持っている。
氏政はゆっくりと体をずらし、鍋男とクナイの男を視界の中におさめる。
「さあ早く武器を捨てろ。親父が死んでもいいのか?」
「安心しろ。俺たちは武器さえ頂ければ命までは取らない。しかし早くしなければ本当に信茂が親父さんを殺してしまうぞ」
「う・・・氏・・・政・・・わしを・・・きに・・・するな・・・撃て・・・」
氏康は相当な力で締め上げられているらしく、顔が真っ赤になり声も出ないらしい。
「しかし撃てば父上に当たってしまうかも・・・。ならばいっそ・・・」
「そうだ。大人しく捨てろ。逆らわなければすぐに開放してやるから」
仕方なく氏政は銃を信茂と呼ばれた男の足元に抛った。
信茂がその銃を確認しようと氏康を締め上げていた腕を少し緩めた瞬間、氏康がそのバネのような体をしならせ、腕からすり抜けた。
そして、腰に差していたコブラを引き抜くと同時に、信茂の首めがけて突き立てた。信茂は首にコブラを刺したまま仰向けに倒れこんだ。
この間、数秒も経っていない。
「ゴホゴホッ・・・い、今だ氏政!もう一度鉄砲を取り、あやつを撃ち殺せ!」
氏政は氏康の声を聞き銃に駆け寄るとすぐに構える。クナイの男はまだ何が起きたか理解出来ていないで、呆然と立ち尽くしている。
278 :
215:05/01/22 02:02:33
「どうした氏政!?早く引き金を引いてしまえ!!」
ようやく事態を飲み込めた男が顔を引きつらせながら氏政を見つめている。抵抗する気はないらしい。
氏政はしばらく男の目を見つめ返していたが、首を横に振り静かに銃を下ろした。
「・・・やっぱり私には出来ません」
「何を甘いことを・・・。わしが殺されかけたのを見たろう!?お前は父を殺そうとした奴が憎くはないのか!!」
「・・・それでも私には・・・」
氏政は銃を地面に落とし、俯いてしまった。
氏政に戦意がないと知ると、男は今が好機と手に持っていたクナイを氏政に向け投げつけた。
「危ない!氏政ーーー!!!」
ドス
鈍い衝撃が氏政に伝わった。しかし不思議なことに痛くはない。
氏政が恐る恐る目を開けると、そこには自分の背でクナイを受け止め、自分を優しく抱いていてくれる父・氏康の笑顔があった。
氏康は身を犠牲にして、氏政を助けていてくれた。
「大丈夫か氏政?・・・まったく敵に情けなど見せおって、この戯け者め・・・」
「も、申し訳ありません・・・。私のためにこんな・・・」
「よいよい。親が子を救うは当然よ・・・。それよりこれからはお前が北条の主だ・・・。死ぬなよ、うじ・・・ま・・・さ――――」
「ちちうえ・・・ちちうえ・・・しっかりなされませ父上ーーー!!!!!!」
「ふ、ふん。お前が悪いんだぞ。大人しく武器を渡さないから・・・。わしは悪くないからな!」
クナイを投げつくしてしまった男は逃げ腰になっている。
氏政は父の遺体を静かに横たえると、銃を取り男に向き直った。
279 :
215:05/01/22 02:03:28
「な、なぁ、こっちも仲間を殺されてるんだ。おあいこだろ?見逃してくれよ、な?」
「・・・イヤだ・・・」
「ち、ちょっと待てって。話し合おう。――やめ・・・」
氏政は男にマガジンが空になるまで撃ち続けた。
「私のせいだ・・・。私が――――」
【03番 秋山信友(クナイの男) 死亡】
【30番 小山田信茂(鍋男) 死亡】
【81番 北条氏康 死亡】
【80番 北条氏政 『南部十四年式』『コブラ』『クナイ(10本)』『鍋(頭に装備)』 A-3付近で氏康を埋葬中】
280 :
215:05/01/22 02:24:53
おっと、肝心なのを忘れてたので追記。
氏政の南部十四年式は全弾撃ち尽しているので空です。予備のマガジンも弾丸も再び入手しないとありません
誰かそろそろ西の方の武将も出してくれよも
>>276-279 いい話だが小山田は兎も角秋山の扱いが哀しい。
氏康もここであぼんしていいものなのか・・・?
まあいいけど
284 :
無名武将@お腹せっぷく:05/01/22 17:00:18
かいたもん勝ちさ
285 :
無名武将@お腹せっぷく:05/01/22 21:06:37
雑談スレは立てないのか?
誰か立ててくれよ
287 :
無名武将@お腹せっぷく:05/01/22 21:47:01
新しく立てちゃ駄目なのか?
漏れは構わないと思うが、そもそもFFDQでもACでも削除されてないし。
三戦の場合は、前例があるので
削除依頼が出れば削除されるだけだと思われ
なら念の為にこの板を巡回する事になった海王に聞いてみたらどうだ?
あの御仁が来ると他の削除人は殆ど来なくなるらしいしな。
良くも悪くも石田三成みたいな御仁だそうだからあまり期待はできないが。
292 :
無名武将@お腹せっぷく:05/01/23 01:44:59
まあどっちでもいいんじゃね?
立てたいなら立ててもいいし、立てないなら今のままでも問題なさそうだし。
好きにしてよ
つーか、今の雰囲気に違和感がなくて、面白そうな話は復活させたら駄目なの?
結構気に入ってるストーリーあるんだけど・・・。
295 :
無名武将@お腹せっぷく:05/01/23 11:07:56
先に言っとくが秀吉の爆弾はヤメロよな
辺りは暮れなずむ空も東から徐々に青黒く変わっていき、動物達も、血に飢えた獣も息を潜めつつあった。
そんな中28番織田信行はトラックからろくに離れもしない小さな廃墟の中でへたりこんで、どうしようもなく震えていた。
「な、何故、このボクがこんな事に巻き込まれなくちゃいけないんだ・・・!」
虚空に向かって、愚痴をこぼしても、もちろん答えるものは居ない。
織田家中で最も品性がある。とよばれたその顔は涙と冷や汗と鼻水で見るに耐えない様相となり、
パリッとしていた服は、ぐっしょりと濡れていた。
カタカタと震えていた彼は床のきしむ音に気がつくことも無かった。
「ボクには信長を倒し、尾張を統一するという青写真があったはずなのに・・・!」
信行がひとりごちると、廊下の影からすっと現れた老人が信行を見ずに答えた。
「尾張を統一・・・か、若君の口癖は『天下ニ武ヲ布ク』でしたな・・・」
「ひ、平手!た、頼む助けてくれ、ボクを尾張に帰してくれ!」
信行の懇願にもかかわらず、あらぬ方向を向いたまま、呟くように織田家の老臣は答えた。
「信行様、私は若君の後見。お世継ぎ争いを起こさぬためにも―今、殺し殺されるのが掟のこの島であなたを殺しても、兵の道には外れますまい?」
いつもの老人特有のほがらかさや温かさと言うものは何処へ行ったのか、氷の様に冷たく、抑揚のない声で老人は言い放った。
「平手、お前それは―」
信行が指差したのは平手の左手に握られていた拳銃だった。
「これですか?何でも南蛮の石火矢の類いらしく・・・この引き金を引けば痛みなく死ねますよ?」
言って、平手はゆっくりと得物であるコルト・パイソンの銃口を真っ直ぐ信行の頭に向けた。
信行はへたれこんだまま、後に壁があるにもかかわらずあとずさろうとした。
「な、何をするんだ!主家の人間に刃を向けるのか、平手!」
「私は織田家に刃を向けるつもりなど毛頭ございませぬ・・・ですが・・・」
そうして初めて、信行に目をやった平手はしばらくそのまま立ち尽くしていた。
「ひ、ひ、平手・・・た、たしゅけて・・・!」
暫くの沈黙の後、信行が声を発すると、その瞬間、廊下の向こう側にある窓が派手な音を立てて破れ、同時に弾丸が飛び込んできた。
ドガガガガガガガガガガガ!
「ッ!信行様、伏せなされ!」
平手は闖入者の出現にとっさに射線の死角となる信行の方に飛び込み、身構えた。
「弱し、弱し、弱し。臆病者の家かココは?」
闖入者・93番三好政勝は破れた窓を乗り越えて家の中に侵入し、勝ち誇ったように叫んだ。
平手は壁に隠れつつ、コルト・パイソンで迎撃するも、素早くあちらも壁の影に転がり、平手と同じ様に攻撃を仕掛けてきた。
室内戦が始まった。
しかし、機関銃とただの拳銃では明らかに形勢が不利なのは、現代の武器知識を知らない平手にも瞬時に理解できたらしく、
とりあえず後方の窓からこの家屋を脱出し、その上で迎撃を試みようとしたが、その時、信行の姿が目に入った。
信行は相変わらずカタカタと震えて、さっきの位置から少しも身動きを取れていないようだった。
「信行様、貴殿は、尾張に戻られないのですか!」
平手が慌てて信行を叱咤する。が、信行は一向に動きだそうとはしなかった。
「ちっ!弾切れか!」
平手が信行を見捨てようか、どうか迷っていると、廊下の向こうでそんな声が聞こえた。
平手は信行を守る為意を決し、廊下に躍り出て銃を構えた。勇ましいその様子は老いを少しも感じさせず、まるで信長や信行よりも精気に溢れた動きであった。
だが、廊下の奥の闖入者を成敗すべく、今にも駆け出そうとしたその老兵の目に映ったのは、普通に機関銃を構えている三好政勝であった。
「じじい、我らが家がどうしてあそこまで成長したか知ってるか?嘘、裏切りはお家芸なんだよ!」
平手が銃を構えなおそうとした瞬間、ミネベア9mm機関拳銃がフルオート乱射され、平手は体中に穴を穿たれながら、奇妙な死の踊りを舞った。
「が―――――!」
平手の声にならない悲鳴も、遠くで鳴っている放送も、全て轟音にかき消された。
やっと轟音が鳴り止むと、平手の体は廊下の真ん中でうつ伏せに倒れた。
「の、信行様・・・」
激痛に目を閉じたまま、最後の力を振り絞って平手は信行に呼びかけた。
「どうか、御武運を・・・生き延びなされ・・・」
そういい残すと、平手は二度と動かなくなった。
「さて、居るんだろう?出て来い、腰抜け!」
政勝は叫んだが、一向に向こうからの動きは無い。変わったのはカタカタという耳障りな物音がしなくなったくらいである。
逃げたか?いや、そんな暇はあるまい・・・
政勝は大またで廊下を抜け、振り向きざまに得物を構えようとして、―目を見張った。
信行は先ほどまでの様子とはうって変わって、握筒と呼ばれる小さな銃で、政勝の心臓を確実に狙っていたのである。
「―――ッ!」
そして政勝が一瞬の空白から正気を取り戻し、得物を構えた瞬間、その小さな銃は火を噴いた。
たった一発しか撃てない護身用の銃といえど、政勝の心臓に風穴を開けるのには十分だった。
一瞬、血の霧を振り撒き上げて、目を見開いたまま政勝は、平手の横に崩れるようにして倒れた。
射撃音が続いていた小さな家に再び静寂が訪れた。
「―正直、兄上には妬いていた、僕には無いものがあった。それは僕がいくら勉強しようと、賢く振舞っても手に入れられない物だったんだ」
信行はかがんで、もう何も言わぬ「心が通じ合った仲間」の手をとった。
「僕には手に入れられないものだと思っていたよ―でも、兄上の側近のお前が最後に僕を思ってくれるとは・・・」
血飛沫を受けた信行の顔から、紅い涙が平手の顔へと落ちた。
暫くして、小さな廃墟から一人の青年が出てきた。
泣いていたためか、はたまた血が拭き取れきれていないのか、目の周りは赤かった。
しかし彼の瞳は、以前の内向的で、全ての人間を斜視している瞳ではなく、一つの仲間を得て、真実を知った青年の力漲る瞳であった。
【73番 平手政秀 死亡】得物のコルト・パイソン(残弾少数)は23番織田信行が回収
【93番 三好政勝 死亡】得物のミネベア 9mm機関拳銃(残弾少数)は23番織田信行が回収
【28番 織田信行 3-B廃墟】得物の握筒は弾切れのため廃墟に放置。
299 :
無名武将@お腹せっぷく:05/01/23 21:52:48
感想はここに書こう
では感想を一つ
なかなか面白いのもあるね。
ただ織田家中ばかり戦ってるようで、毛利・宇喜田・長曽我部のもそろそろ見たい。あと朝倉とかね
あと個人的には氏政がどうなるのかが楽しみだよ
88番松平元康は重い足取りで古い工場跡へと入っていった。
妊娠線が浮かぶほど太って、血色の良かった右足は、今や、肉が激しく裂け、生々しく白い骨が露出して、使い物にならなくなっていた。
数時間前、彼は偶然にもトラックからそう遠くない林の中で18番石川数正と出会っていた。
「元康殿!石川だ」
「数正殿か?よかった、仲間が居らんで、困っておったのだ」
元康は見知った顔を見て心底ほっとして、肩の力を抜いた。
「それは、またどうなさいました?」
「いや、私に支給された武器はこれなのだが、使い方が一向にわからん」
言って、デイバックから取り出したそれはスプレー缶だった。
数正は説明書を一読すると、ふと一瞬、元康には見えぬよう笑みを浮かべ、そして、元康がその存在に気付かなかった安全装置をはずした。
「元康殿、簡単ですよ・・・これはこうやって使うんです」
元康が再び数正の顔に浮かび上がった醜悪な笑みに気付いた瞬間、目の前に向けられた催涙スプレーが元康の目に容赦なく吹き付けられた。
直後に数発、殴打された元康は激痛に悲鳴を上げながらも、即座に逃げ出した。
その後、数分の逃走劇の末、目の見えない元康は崖(1-A)から転がり落ちたのだ。
奇跡的にも一命は取り留めたが、右足は死に、腹部からの出血も無視できない量となっていた。
そして、海岸線を辿りながら、段々と光を取り戻した目で廃墟に入った時には、もう日が暮れかかっていた。
一瞬、入口横にある椅子に寄りかかろうかと考えたが、敵の襲撃を恐れた彼は、悲鳴を上げる骨を酷使して、金網の敷かれた半二階のコンテナのへと倒れこむように寄りかかった。
そこで、手近にあった、黒く汚れたタオルで止血をしながら、激痛と戦っていた。
―数正めぇぇぇぇ!この恨み、彼奴を八つ裂きにしても収まりきらん!
血が抜けて少し健康な肌の色になりかけていた彼の顔は、怒りにまた赤くなっていた。
ドガガガガガガガガガガ!
彼の思考をさえぎったのは近くから聞こえる轟音だった。鉄砲のように聞こえるが、全く途切れる様子がない。
ひとしきり轟音がやんだかと思うと、人の声が聞こえ、さらに、先ほどの射撃音とは違う、単発の軽い爆発音が聞こえ、それに促されたようにまた轟音が轟いた。
近くの家屋で誰かが戦っているという事はすぐにわかった。
赤かった彼の顔は不安な想像に、急に青ざめ、せわしなく辺りを見回し始めた。
何滴めの脂汗が落ちた時だったろうか、断末魔の悲鳴まじりの轟音がやんで、すぐにまた乾いた射撃音がして、それきり音は聞こえなくなった。
「終わった・・・のか?」
元康が安堵の息を漏らそうとした、その直後
ウアァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!!!
雄叫びとも鳴き声ともわからない叫びがすっかり暗くなった工場の中にこだました。
それを聞いた、元康はもはや、尋常でない程震えだした。
そして、その夜彼は肉体がいくら悲鳴をあげても、余りの恐怖に眠ろうとはせず、瞼が重くなるたびに死んでいないほうの足を釘で刺して、いまだ痛みの残る目を覚ました。
―悲しい、悲しい夜だった。
【88番 松平元康 3-B廃墟・重傷】武器なし
【18番 石川数正 不明】催涙スプレー、他一種
(本文後半部の戦闘の表現は
>>296-298)
304 :
無名武将@お腹せっぷく:05/01/24 00:59:04
どの話も時間帯がごちゃごちゃだが、一体トラックから降りたのは何時くらいなわけ?
放送があったのが正午としたらトラックから降りたのは午前中・・・八時か九時かってところじゃね?
それで今の時間が午後一時頃ってのでどうよ?
306 :
550:05/01/24 16:13:07
変わってるけどつい見てしまう。なかなか面白いです。尼子家ひいきなので頑張って欲しいものです。特に山中様に。
309 :
無名武将@お腹せっぷく:05/01/25 02:38:57
尼子晴久と尼子誠久を捜すため、山中幸盛は食料配布場所の一つである浜辺へと向かっていた。
別にアテがあって浜辺に行くわけではない。ただ単純に、腹が減っては戦が出来ぬと云う諺を思い出したに過ぎない。そこに居るという確信も根拠も何もなかった。
現当主・晴久の代になってからというもの、尼子家は毛利元就の謀略に遭い衰退の一途を辿っていた。どうにかしてこの現状を打破しようと考えていたとき、この天皇の「余興」に巻き込まれた。
しかし、それは必ずしも災難ばかりではなかった。この戦に勝ち残りさえすれば尼子家を盛り返すことが出来る。それどころか天下まで約束されている。幸盛としては何としても勝ち残りたかった。
それにはまず、晴久か誠久のどちらか一人でも見つけ出さねばならない。自分一人が生きていても肝心の尼子の血を引く者が居なくては何の意味もなさないからだ。
「無事でいてくれればいいが・・・」
考えまいとしても、どうしても最悪の事態を考えてしまう。幸盛の足は不案と焦りのため、自然と速くなる。
ようやく海岸近くまで来ると、誰かの怒声が聞こえてきた。
「もしや・・・」
幸盛は走り出していた。浜辺を見渡すことのできる崖まで来ると、幸盛の不安が的中していた。
幸盛が目にしたのは、尼子誠久が一人の男と対峙しているところだった。相手の男には見覚えがあった。憎き毛利家の次男・吉川元春だった。
誠久は『スコップ』を八双に構え、じりじりと元春を崖下の岩場へ追い詰めている。いや、正確に云うと、岩場へと誘われている。
「まずいな」
幸盛のいる崖の上からは、岩場の陰に身を隠した毛利家三男の小早川隆景が『グロック17C』を手に、待ち構えているのがよく見える。完全に射殺できるよう、おびき寄せるつもりのようだ。
そのことに誠久は気付いていない。前から己の武勇に頼って、周りが見えなくなることが多かった誠久は、まんまと乗せられてしまっている。
幸盛の行動は迅速だった。天を仰ぐと、青空にまだうっすらとしか見えない白い三日月に向かい、小さく呟いた。
「我に七難八苦を与えたまえ・・・」
310 :
無名武将@お腹せっぷく:05/01/25 02:39:57
次の瞬間には幸盛の体は宙を舞っていた。高さ三丈近くもある崖を一息に飛び降りたのだ。下が砂浜だからといって、普通の人間なら出来る芸当ではない。幸盛の身体能力の高さゆえのものである。
幸盛は元春の目の前に着地すると、持っていた六尺あまりの『六角棒』を振り向きざまに隆景に投げつけた。当たったかどうかなど、幸盛は確かめもしない。そのまま幸盛は元春に向き直った。
誠久はいきなり現れた男が幸盛と知ると、俄然強気になったようだった。元春の方は動じない。鋭い目つきで一瞥するとにやりと嬉しそうな笑みを浮かべた。
「山中幸盛か、相手にとって不足はないな。丁度いい。どうせ殺るなら尼子誠久のようなつまらない男より、お主のような男の方が殺し甲斐がある。さぁ、どっからでも掛かって参られよ!」
「得物を取ったらどうだ。素手ではやりにくかろう」
「措け。お主も丸腰ではないか。丸腰相手に得物を使っては「鬼吉川」の名に傷がつく。遠慮はいらん、掛かって来い!」
そう言うと元春は懐から小型の『ナイフ』を取り出し、砂浜に投げ捨てた。幸盛は鼻で笑いながら元春のすることを見ていた。
幸盛が獣のような唸り声を上げて元春に飛び掛る。それを避けようともしないで元春は立っている。
幸盛の右拳が元春の頬を捉えたかに見えた。が、倒れたのは幸盛だった。幸盛の拳が元春に届く前に、元春が上体を沈み込ませ、幸盛の開いた胴の隙間を縫って正確に肝臓を打ち抜いていた。
「うぐ・・・」
息が詰まって膝を着いた幸盛の顔面を、元春の足が蹴り上げる。間一髪でそれをかわした幸盛が今度は元春の腰に飛びつく。そのまま押し倒し、元春の上に馬乗りになる。
上から硬く握った拳を、元春の顔に叩き込む。今度はしっかりと元春を捉えた。グシャリと鼻の骨の砕ける音がする。力一杯殴りつけようとするが、先程の肝臓への一撃が今頃利いてきて思うように力が入らない。。
元春は幸盛の隙を見逃さず、思いっきり体を仰け反らせて反転する。しかし、幸盛は逃がさない。うつ伏せになった元春の頭を砂の上に何度も叩きつける。
幸盛は意識が朦朧としている元春の上から立ち上がると、側にあった一抱えもある大きな石を持ち上げると、何の躊躇も見せず元春の頭に落とした。グチャとスイカが落ちて割れたような音がして、元春の頭は石に潰された。
元春はビクビクと体を痙攣させている。
311 :
無名武将@お腹せっぷく:05/01/25 02:41:46
「よくやった!さすがは幸盛だ。吉川元春を殺すとは大金星だな」
近くで格闘を見ていた誠久が走り寄り声を掛ける。幸盛はそれには答えず、肩で息をしながら岩場へ歩いていく。そこには幸盛の投げた六角棒が残されているだけで、隆景の姿はなかった。
「しかし、あんな高いところからよく飛び降りるな。わしはてっきり天狗が舞い降りたのかと思ったぞ」
誠久の冗談に幸盛も髭面を崩して笑いかける。
「ご無事でなによりです。これからは某が同行させていただきますので誠久様はご安心ください」
「そうか、幸盛が付いてきてくれれば百人力だ。よろしく頼むぞ」
幸盛は元春の亡骸に手を合わせると、食料の入ったバッグを抱えて誠久と共にその場を後にした
【38番 吉川元春 死亡】
【46番 小早川隆景 所在地不明】グロック17C』
【14番 尼子誠久 4-H砂浜】『スコップ』
【98番 山中幸盛 4-H砂浜】『六角棒』『ナイフ』
書いてて気付いたが、この当時って山中幸盛は10歳なんだよな・・・。
312 :
無名武将@お腹せっぷく:05/01/25 09:59:32
313 :
550:05/01/25 10:14:18
山中様の活躍見れてかなり嬉しいです。歴史では毛利勢に尼後家は翻弄されてたけど・・・是非頑張って欲しいです。これからも読ませていただきたいと思います
これが終ったら、参加武将の年代を関ヶ原くらいに移してまたやりたいな
秀頼が主催して、最後の一人まで生き残れば天下を譲るとかにしたら面白くなりそう
315 :
無名武将@お腹せっぷく:05/01/25 13:49:26
自分もリクエストいいかな?
松永久秀を思いっきりずる賢く描いて欲しい。敵役は足利義輝がいいな。
どっちの視点からでもいいから誰書けないかな?
>>314 面白そうだね
どうせなら義輝で見たいな。
松永にそそのかされた三好三人衆が、義輝を囲んでなぶり殺そうと迫る。義輝は鬼丸で撃退するが自身も深手を追い死亡。
松永は三人を道連れに死んでいく義輝を遠く樹の下かなんかで眺めてる。その顔がいかにも老魁で不適に笑う、みたいな感じにしてほしいな
318 :
550:05/01/25 18:10:01
さすがにひとりで書いてるわけじゃないから話が食い違ってることもあるみたいですね。読むだけは楽しめるけど書いて下さってる方々は大変そうです。話を作るのも面白そうだけれど人物とかややこしくなりそうでむずかしそうですね〜
319 :
311:05/01/25 18:29:02
>>316 どうでもいいが、三好三人衆のうち、2人も欠員が出てますが何か?
322 :
無名武将@お腹せっぷく:05/01/25 23:03:08
松永秀久自爆ドカ〜ン
「何のために剣を振るうか・・・」
11番足利義輝はこの狂った島で剣の師である上泉信綱の言葉を思い起こしていた。
将軍家にかつての力は無く、戦乱の世を止める力すら無いことは、細川に京を終われ、近江で朽木の庇護を受けていた幼年期から既に悟っていた。
そして、自分がその世の流れに潰されていく民の上に立つ、お飾りの将軍である事もわかっていた。
だからこそ、一人でも多くの民を救う為に実用的な剣術を学んだのだ。
どのような基準で選ばれたのは知らないが、ここに集められたものたちの名前は民の安寧を乱す側の人間―つまり戦国に生きる人間ばかりだ。
短絡的に考えれば、それをこの際、この狂った島で斬ってしまったら世に安寧をもたらす事ができると考えるだろう。
しかし、深く考えると、彼らのいない世界はもっと酷くなるだろう。何故ならどんなに酷くても、彼らは統治者なのだ。
それに出来れば、どんな人間であれ、救いのある限り、助けていきたい。
「―何より、目の前の小悪よりも、まず大悪を斬らねばなるまい・・・」
義輝の瞼の裏に、正親町天皇の狂った目が思い出される。
大悪を目の前にして微動だに出来なかった自分の非力を呪った。
しかし、幸か不幸か、今、その大悪から、「力」を与えられた。
―「力」。それは一本の刀だった。銘は
「兵闘ニ臨ム者ハ皆陣烈前ニ在リ、か・・・」
九字の印が刻んであるだけで、作者らしき名前はない。
「大悪から破魔の刀を与えられるとは滑稽な物だ。」
ハハハ、と乾いた声が、昼だというのに暗く、シンと静まった山林に響いた。
「しかし、そう悠長な事も言っておられんようだな・・・」
生い茂る木立を見ていた義輝は手馴れた動作で、白木造の柄を戻し、目釘を打ち直す。
そして、目の前に立つ、敵―16番井伊直親を正面から見据える。
直親の目にはもはや正気というものが無く、半ば白目を剥きながら、口からはだらしなく涎を垂らしている。
「う、うひゃひゃひゃ、クれよぉ、アレを、あの薬をくレよぉ・・・」
アクセントが滅茶苦茶な言葉は辛うじて聞き取れた。
「一応、貴様に問おう、この狂った余興に乗って、余と戦うと言うのなら相手をしよう・・・」
義輝が形式ばった長い口上を述べ終える前に、直親は手近にあった小石を掴むと、それを義輝に向かって投げつけた。
コントロールも力の加減も出鱈目な小石は、義輝の足元に転がってきた。
「薬をくれよぉぉぉぉ!」
叫んで、さっきの石よりも大きい、拳大の石を掴んで、それを振り上げながら直親は義輝に向かって、襲い掛かってきた。
「―残念だが、相手をしよう」
義輝と直親との距離は4間(約7.3m)ほど。足場に木の根の出っ張り等の障害物が無ければ、一瞬で勝負は決まっただろう。
しかし、千鳥足で近付いてくる直親の動きは変幻自在で、義輝は彼の軌道を読みきる事が出来なかった。
「うヒゃひャ、どウシた?」
言って、至近距離から投げつけられた、石は義輝の顔面に直撃し、義輝の体をのけぞらせた。
だが、直後に体勢を持ち直した義輝は、ただ一閃、上段から目の前の空間を一刀両断にした。
直後に、義輝の真横を走りぬけた直親の右肩から血が吹き上がる。
陶酔状態にあった彼の脳も、激痛に対して、本能で危機を察知し、
時間差を置いて、義輝の横にボトリと妙な音を立てて落ちた自分の右腕とデイバッグを、一瞬惜しむように見つめて、そして、それを置き去りにしたまま、山の中へと逃げ去った。
彼が去った後に残されたデイバッグを義輝が検分すると、中から赤黒い色をした切手大に切られた紙が出てきた。
附属の説明書を一読して、そのまま破り捨てる。
「この薬が彼をあそこまで変えてしまったのか・・・こんな物があるから・・・」
憤りを抑えきれず、デイバッグを斬り付ける。中身の水やパンがぱっくりと割れた箇所からのぞいた。
暫くして、義輝は彼の腕とデイバッグを食糧ごと谷川へと投げ捨てた。
こうしている間にも人は死んでいく。丁重に葬るのは後でも構わない。
彼が去った後、ゆっくりと森が再び呼吸を始めた。
【11番 足利義輝 九字の破邪刀】4-D森。
【16番 井伊直親 なし】4-D森から山奥へ逃亡。重傷。
なお、谷川へ薬や食糧を投げ込んだ為、川の流れで下流に行き着く可能性も有り。
書き込みついでに、
>>271-274に題名「今一度(ひとたび)の安らぎを・・・」をつけておく。
327 :
参加者一覧:05/01/26 00:48:59
328 :
参加者一覧:05/01/26 00:52:35
329 :
死亡者一覧:05/01/26 01:02:52
03番 秋山信友
17番 池田恒興
30番 小山田信茂
34番 金森長近
38番 吉川元春
55番 下間頼照
73番 平手政秀
76番 林秀貞
80番 北条氏康
91番 三雲成持
93番 三好政勝
97番 森可成
本庄繁長は、主君上杉謙信を心の底から嫌っていた。
謙信の主義と本庄の主義が異なっていたこともあるだろうが
それ以前に、人間としてウマが合わない・・・・というものが大きな原因だろう。
なにやらワケもわからずこんな場所まで連れてこられたが
考えようによっては、事を起こし得るいいチャンスかも知れない。
本庄「あんな戦バカには、もうついていけねぇしな・・・・」
84番・本庄繁長は、その一言だけ呟き、ニヤリと笑った。
正午の放送が流れる。
本庄は己の武器『サバイバルナイフ』を弄びながら、苛立たしげに舌打ちをした。
『上杉謙信』の名が呼ばれなかったからだ。
本庄(まあ、ハナから期待なんてしてなかったが・・・・)
上杉謙信と言えば、軍神『毘沙門天』の異名を持つ男。
そう容易く首をとられるような男ではないことは、本庄自身もよくわかっていた。
本庄「・・・やはり、このわしが謙信を殺るしか・・・・む?」
そこまで言うと、本庄は喋るのをやめた。
いつの間にか、よく見知った男がすぐ近くにいたからだ。
景家「・・・・・・」
近くの男-32番・柿崎景家-は、五尺はあろうかと言う大太刀を握っていた。
その大太刀には、誰のものとも知れぬ血がついている。
本庄「なんだ景家か・・・・・ここで会うとは奇遇だな」
景家「・・・・」
本庄「その大太刀・・・・血がついているじゃないか。もう誰ぞを斬ったのか?」
景家「・・・・」
別段、本庄と景家はそれほど親しい仲でもない。
にも関わらず本庄が良く喋るのは、正午の放送後の本庄の言葉から
謀反の心を辿られるか・・・・と、考えたからである。
だが、景家は本庄の言葉に答えようとはしない。
ただ、本庄を冷たい・・・あまりにも冷たい目つきで見下すだけである。
本庄(聞かれたか・・・・ならばやむを得ぬな・・・・)
本庄と景家・・・・この両者の距離は近い。
この距離なら、本庄が後ろ手に隠し持っている『サバイバルナイフ』の方が
景家の持っている大太刀よりも有利である。
本庄「すまんな・・・・許せ、景家!」
顔に笑みを浮かべ、本庄はサバイバルナイフを景家に勢いよく突き出した。
だが、本庄の腕に刺した感触はなかった。
・・・・というより、サバイバルナイフを持った右腕のすべての感覚が
二の腕から下、まったく感じられなかったのである。
『ドサッ』という音と共に己の右腕が地に落ちたのを見ても
本庄は、理解することが出来なかった。
理解したのは、その次の瞬間。
景家が大太刀を振り上げ、己を斬らんとするその瞬間であった。
『そうか。
わしの右腕は、この大太刀に切り落とされたのか』
そう理解した瞬間、本庄の身体にかつてない震えが走った。
戦場でもこんな震えを感じたことがない。
本庄「ま・・・待て!待ってくれ!!や、やめる!全て改めよう!だから・・・!!」
本庄は右腕の痛みも忘れ、必死に景家に懇願した。
だが景家はその言葉を聞くと、大太刀を構えたまま顔に恐ろしい笑みを浮かべた。
鬼というものがいるとすれば、この時の景家のような顔なのだろうか。
本庄「なぜ!?なぜ・・・なぜ・・・・なぜわしを――――」
本庄の言葉も終わらぬまま、景家は刀を振り下ろした。
数刻を経ても、景家の持った刀からは血が流れ続けていた。
景家「・・・・マツダイラ・・・・オダ・・・タケダ・・・ウエスギ・・・・アシカガ・・・・・マダタリナイ・・・・ククク・・・・アッハハハハ」
もともと景家に本庄の謀反の言葉など届いていなかった。
彼は、この大太刀に心奪われていたのである。
その刀こそ松平を呪う刀と呼ばれ
後世に置いて妖刀と言われる刀、『村正』であった。
【84番・本庄繁長 死亡】
【32番・柿崎景家 妖刀村正】
自分の書いた話ではないけど、面白そうなので
>>148をリメイクしてみた。
改良か改悪かは判断にお任せします。
村正は五尺もないらしいけど勘弁しておくんなせぇ。
載せてから、上で義輝も刀を扱っていたのでちょっと驚いた。
334 :
無名武将@お腹せっぷく:05/01/26 01:51:08
竹中重治。戦国随一の知恵者と謳われた男
彼はこの殺し合いには反対派である。しかし当然死ぬ気も無い
『いかに自らが労せず生き残るか』これを念頭に置き、そして策を張った
この数時間前、重治は息を潜めていた
彼に支給された武器は「スナイパーライフル」標的は26番岡部元信
「まずアイツを殺して所持品を奪い、知った顔が通るまで待つか」
銃声と共に元信の首は吹き飛び血を噴き出す
重治は死体に近づくとバックを奪い、近くの民家で中身を確認する
「クレイ・・・モアか、とりあえずこの家の周りに設置しよう」
説明書片手に大量のクレイモアを仕掛ける。もし誰かが踏めば大爆発である
「食材も調達した。これで敵に襲われる心配も無い」そして重治は深い眠りに入った
335 :
無名武将@お腹せっぷく:05/01/26 01:59:47
追加
【64番・竹中重治 民家で就寝】
【26番・岡部元信 死亡】
336 :
無名武将@お腹せっぷく:05/01/26 09:45:23
妖刀の話面白い!
337 :
智将の戦い:05/01/26 11:31:09
毛利元就はあまり動き回らず身を静かに潜めていた。ただし時間で爆破されるため少しの移動は行ってはいるが。
「大内・尼子からの支配を脱してようやく毛利家も安泰に・・と思っていたのにのう。」
突然生き残ったものに天下を与えると天皇が言ったために安泰どころではなくなってしまっている。それどころか殺し合いに巻き込まれているのである
「三人の息子は無事かのう・・」
すでに死亡している次男元春のことをしらない元就はただただ息子たちの安全を祈るばかりであった。
「しかし・・何故にワシの武器は十文字槍なんじゃ?遠距離が困るのう」
武力にあまり自信の無い元就は己の武器を見つめてため息をつくばかりであった。
「勝手に殺し合いをするのは良いが、わしは嫌じゃな・・敵に遭遇せねばよいが」
そう呟きながら元就は少し移動をしようと立ち上がった。
「ん?」
走ってくる男が居る。見かけない顔だ。その男は元就の姿を見ると怯えた顔を見せつつも弓矢に矢をつがえる。
「おい、待て待て!飛び道具とは卑怯ではないか」
元就はそう敵に言い自分の不利をみせつつ後退をしていく。弓の男も必死で元就を矢の範囲に入れようと構えながら間合いを詰めようとする。
元就は弓を構える男をある場所へと誘い込んでいた。何も知らないその敵は足元を見る余裕もなかったらしく気の根っこに足を引っ掛けて転んでしまった。
慌てて落としてしまった矢を拾おうとする男に元就は何の躊躇いもみせずに襲い掛かった。
男の心の臓に深々と槍を突き刺し絶命するのを確かめてから槍を抜く。
「ふう・・地形をついはじめに来たときに確認するは罠を張ったりしてきたわしのくせじゃな」
元就は相手の弓と矢を拾いあげた。
「己のみのぶきで不安なら敵から奪うしかないのかのう・・」
相手の荷物から6本の矢と食料を取り自分の物とすると元就は歩き始めた。
「まずは息子探しかのう。一人は・・すぐに折れてしまう」
息子に教えた三矢の教えを自分に言い聞かせながら元就は知らずのうちに天皇の余興に巻き込まれていくのであった。
【23番・鵜殿長照(弓の男) 死亡】
【96番・毛利元就 十文字槍・弓と矢6本】
338 :
ジャッジマン:05/01/26 12:14:13
今ダレが生き残ってんの?
339 :
生存確認者一覧:05/01/26 13:12:32
個人
【27番 織田信長 『デザートイーグル.50AE』『ベレッタM1919』E3林付近を移動中】
【58番 鈴木重秀 『USSRドラグノフ』】
【73番 羽柴秀吉 コルトパイソン、備前長船】
【80番 北条氏政 『南部十四年式』『コブラ』『クナイ(10本)』『鍋(頭に装備)』 A-3付近で氏康を埋葬中】
【28番 織田信行 3-B廃墟 】コルト・パイソン(残弾少数)ミネベア 9mm機関拳銃(残弾少数)
【88番 松平元康 3-B廃墟・重傷】
【18番 石川数正 不明】催涙スプレー、他一種
【46番 小早川隆景 所在地不明】グロック17C』
【14番 尼子誠久 4-H砂浜】『スコップ』
【98番 山中幸盛 4-H砂浜】『六角棒』『ナイフ』
【11番 足利義輝 九字の破邪刀】4-D森。
【16番 井伊直親 なし】4-D森から山奥へ逃亡。重傷。
【32番・柿崎景家 妖刀村正】
【64番・竹中重治 民家で就寝】
【96番・毛利元就 十文字槍・弓と矢6本】
パーティ
【63番 武田晴信 コルトM16A2】&【69番 長尾景虎 片鎌槍】
【72番 丹羽長秀 Mk2破片手榴弾×3 矢×10本】&【86番 前田利家 ショットガンSPAS12】
【06番浅井長政 FN5-7 4-G付近】& 【71番長坂長閑(ノドカ) 無銘・匕首】
未回収アイテム
【91番 三雲成持 武器は不明、死体付近に存在】
【97番 森可成 武器は不明、死体側に存在)】
340 :
ジャッジマン:05/01/26 13:20:20
マイナーの荒木村重は殺されたの?
残念
341 :
無名武将@お腹せっぷく:05/01/26 13:22:16
信玄や兼信も死んでんのか
なんで秀吉が生きてる 爆死したんじゃないのか
342 :
無名武将@お腹せっぷく:05/01/26 13:22:34
343 :
無名武将@お腹せっぷく:05/01/26 13:23:14
信長の優勝 まちがいない!
>>340 誰も書いてないのは生きていると考えてよいと思う。
次の話でいきなり死んでるかも知らんが。
345 :
無名武将@お腹せっぷく:05/01/26 13:31:32
基本的には出てきてないのは生きてると考えていいだろ。
346 :
無名武将@お腹せっぷく:05/01/26 13:34:17
だから信長が勝つんだって
義光「・・・以外と誰とも会わないもんだな・・・」
政宗「伯父上、ばれなくて都合が良いんじゃ?」
山での暮らしに慣れている二人には散歩程度のイベントである。
義光「隠居した親父にはもったいない趣向だしな」
政宗「父上達が参加して、この私等が参加出来ぬのは納得いきませんでしたしねw」
義光「ん〜相馬殿と会う場所はこの辺りのハズなのだが・・・」
地図をもっていない二人は感を頼りに森の中を歩いていた・・・
【96番伊達実元に成りすました政宗 武器 木刀二本 魚の膾(毒入り)】
【141番最上義守に代わり義光 武器 金属バット】
348 :
無名武将@お腹せっぷく:05/01/26 14:12:19
>>347 正直興味がわくんだが
参加者リストは
>>5にあるとおりなんだわ。すまんね。
何をアヒャッてるんだろうこいつらは?
和田惟政は木陰から前を歩く二人を見ながら考えていた。
親父にはもったいない趣向?
それじゃあ何か?俺達にはこの最低極まりないイベントがお似合いってか?
つうかまともな大名なら主要人物があらかた消えたこの機会に天下統一を狙うに決まってんだろボケ!
最後の一人が生き残れる保障だって限りなく怪しいもんだぞ?
考えているうちにだんだん腹が立ってきた和田は自分の武器で馬鹿二人の脳天を叩き割ると、
とっとと森の奥に消えた。
【100番和田惟政 グレートアックス 魚の膾(毒入り)】
【96番伊達実元に成りすました政宗? 141番最上義守に代わり義光? 死亡確認】
※残りのアイテムはその場に放置
渡された食料は兵糧丸一袋と味噌縄、竹竿二本分の岩清水・・・それとコイツか
惟政はガキから奪った魚のナマスを取り出した。
「ふん、うまそうなもん持ってたじゃぁねぇか・・・糞ガキが・・・ガキの使いじゃねぇんだぞ・・・」
それが惟政の辞世となった。
【100番 和田惟政 死亡(毒殺?自殺?)】
最初の死亡者が義輝公なんだな
ガガッ・・・ おっほん皆の者、聞こえるか?間もなく初日の日没である故、
糧秣の配布場所を告知いたす。
此度の食料配布場所は・・2-Iの崖付近、5-Hの岬、C-3の川辺の計三箇所である。
念のため、もう一度伝えるが、配布場所には百人分の糧秣を用意しておるが、
複数個確保しようと、争いを避けて次回の配布まで待つも、また配布を当てにせぬのも自由である。
まぁ、朕としては是非とも配布場所に集まり、楽しませて欲しいのであるがな。
もう一つ。配布場所で伏して頸を取ろうとする不心得者への制裁として、
配布場所に四半刻(30分)以上居る者は爆破いたす。よいか、朕に同じ事を二回も言わせたのだ、ゆめ注意せよ。
では死亡者を読み上げる
―30番小山田信茂、81番北条氏康、03番秋山信友、38番吉川元春、84番本庄繁長、
26番岡部元信、23番鵜殿長照・・・たった今、73番平手政秀と93番三好政勝が死んだようじゃな。
のべ15名―少ないな、罰として、食糧の支給は次より、半分じゃ。食い足りるように、もっと殺すがええ
カカカカカカッ
・・・ブツッ
その頃c-3の川べりではミスラがタルタル達と金魚掬い大会を行っていた。
効果DEX+3
和田の死は日没の放送後でFA?
ピーピーピー。ピーピーピー・・・・。
外界とは遮断された地下空間にやけに大きく電子音が響く。
カチッ。
「朕じゃ。用意はまだ整わないのか?」
「スミマセン、帝サマ。デスガ、モウチョトデ作戦、始メマス。」
「あまり朕を怒らせるな。ザビエル。」
「スミマセン。デハ用意、アリマスノデ」
「今日までじゃぞ、よいな!」
乾いた声がヘッドホン越しに響く。
「全く、ヒステリーなお貴族様だぜ」
先ほどの外国人特有の妙なイントネーションとはうって変わって、近代日本語の発音で「ザビエル」と呼ばれた男はひとりごちた。
彼の目の前には多くの電子機器が小山を成し、顔に精気の色が感じられない、十数人の作業員達が脇目も降らず、黙々と作業を続けていた。
電灯の無い部屋の中でただディスプレイに照らされる精気のない顔がならぶ様子はそれだけで異様であった。
空気は澱み、間断なく聞こえるタイプ音が聞こえる以外には動きというものが、まったく感じられない。
今まで作業に没頭していた為気にならなかったが、当事者であるザビエルでさえこの異様な光景に悪寒を覚え、手近にいた作業員を蹴り倒した。
ガターーーン・・・
椅子を蹴り倒した彼自身がひやっとするほど、派手な音がして、作業員の女性は倒れたが、ただの一度も彼を見ることなく、
倒れた椅子を建て直し、ディスプレイに向き直った。
その様子に腹を立て、もう一度彼が拳を作った時、今まで澱みの無かった部屋のドアが開き、人が入ってきた。
「やぁ、ザビエル。どうした、そんなに怒って?」
「――ロヨラ、今まで何処に行っていた?いくら長といえど、同志に報告無く消えるなど許されんぞ!」
拳を振り下ろす場所をなくし、怒りの原点を目の前にしたザビエルは地下室中に響くような声で怒鳴った。
「散歩さ、様子見を兼ねてね・・・」
「貴様!」
怒りが頂点に達したザビエルは、一度下ろした拳を再び振り上げた。しかし、
「おっと、ストップだ。僕は『教皇』から認められた代行者なんだぜ?良いのかい、そんなモノを振り上げて?」
ロヨラと呼ばれた男は挑発するように、目を細めた。
「・・・・・」
「・・・・・」
唯一動きのあった二人が沈黙し、部屋の空気は再び静まった。
「いつか、お前を見返してやる」
「期待しないで待っておくよ、じゃあ、僕はこれから作戦があるからね」
言って、横のディスプレイに映し出された数人の参加者達を嘲笑の目で見たロヨラは、
笑い声を上げながら、入ってきたドアから再び出て行った。
360 :
550:05/01/26 18:31:40
ルール違反の人がたまに居るからどこまでが話しになってるのかわかりずらいですね。
リストに出てない人で書いてるのは荒らし?それとも間違いなのかな〜?
荒らしならやめてほしい・・
361 :
地図:05/01/26 18:35:24
a
362 :
地図:05/01/26 18:36:52
364 :
「決意」1/2:05/01/26 19:28:42
毛利元就は天皇の放送を聞いて一瞬耳を疑った。それもそのはず、死亡者に次男の元春が入っていたからだ。
「まさか・・あの元春が・・?」
三兄弟の仲で武勇にすぐれていた元春の死は信じがたかった。
「一体誰が元春を・・」
元就は怒りと悲しみに震えながらしばらく立ち止まり涙していた。
「・・・ここでワシが立ち止まるわけにはいかぬ・・元春の分もワシが・・」
決意した元就は再び歩き出した。
「わしは3−Eの森に居るから・・まずはC−3で食料を貰うといたすか」
「他の二人は無事であろうか・・」
不安を抱いたまま元就は目的地まで歩き出した。
365 :
無名武将@お腹せっぷく:05/01/26 19:45:44
>>363 お前勝手に変なの出すなよ。お前が暴走するといつもおかしくなる。
そのせいで別のスレが一つグダグダの糞スレ化したじゃん。
>>358-359はボツ。無かった事にしよう
366 :
「決意」2/2:05/01/26 20:16:47
D−3辺りで同じ歩行へ向う男を元就は見つけた。元就はその男を知っていた。
「あれは・・尼子の赤穴盛清じゃな。あ奴もワシと同じ場所を目指しておるようじゃな・・」
目指す場所は荒地で隠れるところも少ないはずである。
「ここらで片付けておいたほうが良いじゃろうな」
元就は赤穴に気づかれないように気をつけつつも速度をあげた。赤穴は警戒しているためか速度は遅くあっさりと先回りが出来た。
「真っ向勝負はワシのお得意な戦法ではないからな・・卑怯でも仕方ない」
元就は弓をつがえて赤穴を待った。
何も知らない赤穴は元就のほうへやってくる。元就は赤穴との間合いをとり背後から足に狙いを定め矢を放った。
ビュンと音を立て狙い通り赤穴の右ふくらはぎに深く突き刺さった。
「ぎゃぁぁっ!?」
赤穴は苦痛の叫び声を上げつつその場に前のめりに倒れこんだ。
赤穴は突然の奇襲に混乱し防衛本能のまま持っていたアサルトライフルを構え周囲に乱射した。
だが、弾は元就には当たらず虚しく木々に当たるのみであった。元就は隙をついて手を狙い撃ち武器を落とさせるとすぐ十文字槍を構え赤穴に飛び掛った。
「お、お前は毛利の・・!!」
赤穴の言葉が言い終わる前に元就の槍は相手の喉を貫いた。
「すまんのう・・これも生き抜く為じゃて」
元就は槍先を横に払い赤穴の喉を引き裂いた。
「今の銃声で新たな敵が来るやもしれん。」
死体から物資を奪い落ちたアサルトライフルを拾い上げるとすぐにその場を立ち去った。
【02番 赤穴盛清死亡】
【96番 毛利元就 十文字槍 弓矢(4本)アサルトライフル(残弾少量)】
【16番 井伊直親】出血多量にて22:11死亡を確認
【18番 石川数正】同時刻 井戸の中にて死体を確認
【28番 織田信行】同 信長により銃撃死
・・・以上3件を追加するものなり BR実行委員会速報
>>368-370 一番上はともかく、下二つはストーリーなりなんなりを
書いてもいいと思うんだが。
372 :
550:05/01/26 23:00:45
石川数正らいつのまにやられてるの・・?ストーリーなしでOkなんですか?
373 :
無名武将@お腹せっぷく:05/01/26 23:10:32
この小説って違う人が出したキャラは使えないんすか?例えば小早川隆景みたいに行方不明になってる人とか・・
374 :
無名武将@お腹せっぷく:05/01/26 23:16:52
いいんじゃない?それの方がおもしろくなるし
一番最初の三国バトロワで似たよーな事やってた香具師がいたなー
>>368-370 漏れもこいつも老害って事か。
376 :
無名武将@お腹せっぷく:05/01/26 23:27:07
>>374 良いって372と373のどっちが良いって事なんだ?
377 :
無名武将@お腹せっぷく:05/01/26 23:30:30
ストーリーなしに殺されてたらはっきり意ってつまんねぇよな。
378 :
(=w=;):05/01/26 23:32:51
結局今は誰が死んでて誰が生きてるの?
参加したくてもちょっと把握し辛くて参加できない・・・
どなたかまとめてくれると助かるのですが・・・・
秀吉「まったくひでぇ目にあったぎゃぁ」
石川数正に食らった催涙スプレーがまだ秀吉の目と鼻をジンジンさあせている。
秀吉「せっきゃくワシがチームを組もうと話しかけたのに、イキナリスプレーなんかで攻撃しゃがって、その挙句バランス崩して井戸におちるなんち大馬鹿もんだぎゃあ」
秀吉は人がいるとも知らず、薬や道具を探しに近くの民家へ近づいていった。
380 :
まとめとこ:05/01/27 00:00:09
死亡者
02番 赤穴盛清
03番 秋山信友
17番 池田恒興
23番 鵜殿長照
26番 岡部元信
30番 小山田信茂
34番 金森長近
38番 吉川元春
55番 下間頼照
73番 平手政秀
76番 林秀貞
80番 北条氏康
84番 本庄繁長
91番 三雲成持
93番 三好政勝
97番 森可成
登場武将
>>5 地図
>>23-24
>>368-379は無効の方針で。
で、
>>358-359はどうする?
荒れの元になりかねないけど、ボツにするにはもったいないんじゃない?
最終的には葉鍵ロワみたいに、開催者側の真実なんかもあるんだろうし。
382 :
無名武将@お腹せっぷく:05/01/27 00:15:23
ボツ決まってんだろ。
管理者側はあくまで管理者であって、そっちが本筋ではない。
管理者側に無用なキャラ出伏線複線張ってくのは、話がややこしくなるだけ。
どうしても伏線張りたいなら、天皇にやらせるべき。宣教師なんて出す意味が解らない。
せっかく天皇がいい味出してるのに、登場してないのを無理やり出してくるのは邪魔なだけ。
よって無視が妥当かと
>宣教師を出す意味
天皇の協力者、もしくは黒幕とかだろ?
そのほうが、話の区切りのつけ方も楽だし、話のスパイスになると思う。
384 :
無名武将@お腹せっぷく:05/01/27 00:34:02
少なくとも
・死んだキャラは蘇生させない
・一度にキャラを大量死させない
・変装してるキャラは出さない 例
>>347 ・同じ武将が登場する話が被ったら基本的に先の方を優先
・他人の書いた話の途中を書いても可。要するに早いもの勝ち
・一人で突っ走しる奴は無視して展開を進める
・定期的に生き残ってる奴、装備品、パーティーなどをまとめる
あらかじめルール決めないと無駄に荒れる
385 :
無名武将@お腹せっぷく:05/01/27 00:38:06
いらねえだろ。天皇の狂気から始まったことになってるわけだし、いきなりオナニーキャラが登場して話の主要な部分をかっさらっていったらせっかくの正親町天皇キャラが死んでしまう。
そんなの出すくらいなら本筋にいくらでもスパイス加えろよ
きちがい書き手が裏方とか出して盛大に自作自演を始めている様で
利家「・・・・平手様も逝かれたか・・・・」
日没の放送を聞き、利家がふと一言を漏らす。次いで、長秀も。
長秀「織田家・・・・いや信長様を支えていたのは平手様と言っても過言ではない。
果たして信長様は、どのような面持でこの報を聞いていることか・・・・」
2人の間に重い空気が流れる。
正午の放送は、織田家臣が多めと言えど、死したのは6人ばかりであった。
しかし、後の日没の放送では9人も殺されている。
この死人数の加速は何を意味するのか。
図らずもこの場所にいる人間が、生存を-つまり殺し合いを-
決意してきたと言うことではないだろうか。
長秀は思いつめる。信長様は生きて帰れるのか。利家は?羽柴は?・・・私は?
織田家中でも親しい者の顔がふと思い浮かべられた。そして最後に、自分が。
そんな長秀の心を感じ取ったか、利家が話の流れを変える。
利家「・・・天皇様は先ほど、糧秣の話をしていたようだが・・・・・」
長秀「糧秣か・・・・ふむ・・・・仰られていた場所は・・・・ここから近いようだな」
長日では地図を広げて場所を確認した。長秀達の現在地はC-2の林の中である。
C-3の糧秣補給地点には、おそらくもっとも近いであろう。
長秀「なるほど・・・・・うまくいけば、一番乗りできるかもしれん」
長秀が呟いた後、間髪いれず利家が囃した。
利家「ならば、今のうちに持ってこようじゃないか。
こんな機会、恐らくそうそうはないぞ」
長秀「いや、ダメだ」
利家「なんで!?」
予想に反する答えだったのか、利家がやや声を荒げて言う。
そして、長秀と利家の言い争いが始まった。
利家「考えられんぞ!?我らのような
『あ、そーいえばいたね、君たち』みたいな役どころには
こんな機会などおそらくこれっきりだ!見逃してたまるものか!」
長秀「人は水だけでしばらくは生きていける。
しかも私達には、まだ食料も残っている。切り詰めれば一ヶ月は生けるぞ」
利家「抜かせ!『腹が減っては戦は出来ぬ』と言うではないか!」
長秀「『武士は食わねど高楊枝』という言葉もある」
利家「むむむ・・・・・!」
長秀「何が『むむむ』だ」
やや長秀が優勢だったようだが、野獣の如き利家の勢いには結局勝てず
温厚な長秀は渋々ながら承諾することにした。
しかしそれは、長秀&利家に『鬼に出会ったような恐怖』を体験させるきっかけとなる。
長秀「くそ、利家め・・・・私のほうが位が高いんだぞ・・・・足軽大将のくせに・・・・」
結局C-3地点へは、長秀一人で行く羽目になってしまった。
利家が『この南蛮武器(ショットガンSPAS12)でサポートしてやるから』
などと調子のいい事を言い出したのである。無論長秀は猛抗議したが
長秀(そんな事言ってるヒマがあったら糧秣取りに行ったほうが早いよな・・・・)
などと思ってしまったのが運の尽きだったのである。
とりあえず、長秀はダッシュで向かい、ダッシュで帰ることにした。
たまに後ろを振り向いたが、やはりと言うか・・・・利家の姿はなかった。
C-3地点へ到達した時、確かに糧秣は多く残されていた。
いや、手をつけられていなかったと言った方が正しい。
だが、一番乗りであったとは考えられなかった。
糧秣配布地点の少し向こうのほうに、五尺ほどの大太刀を
嬉々として振るう男-32番・柿崎景家-が居たからである。
長秀(む・・・・あれだけの刀を軽く振るえるのは、織田家中では柴田殿しか・・・・・)
その時、長秀の頭の中に個人武勇の図式が出来上がった。
『あの大太刀の男≒柴田勝家>>>>(超高い壁)>>>>丹羽長秀』
その時長秀の頭の中に出てきた生存への方程式の答えは『よし、逃げよう』だった。
まだあちらは後ろを向いているせいか、長秀に気づいていない・・・・。
忍び足で音を立てず、糧秣を取る・・・・・。まだ気づかれない。
とりあえず取れるだけ取る・・・・。まだ気づかれない。
糧秣を抱えて、後ろを振り返る・・・・・。幸い、まだ気づかれていないようだ・・・・。
長秀(いける・・・・・いけるぞ!このまま行けば気づかれず(森へ)帰れる・・・・!)
長秀がそう確信し、音を立てず歩き出したその時、大きな声が聞こえた。
利家「長秀!!河尻を見つけたぞ!!」
それはまさに長秀にとって死刑宣告の様に聞こえた。
考えるが早いか、長秀は後ろを振り向かず全力で逃げ出した!!
追ってくるのか?追ってこないのか?そんなことはどうでもいい!!
とにかく逃げる!全力で逃げる!何は無くともまず逃げる!!
長秀が振り返ることはなかったが、景家が追ってきていることはよくわかっていた。
後ろから『クククク!アッハハハハハ!!』等と言う変な笑い声が聞こえてくる事と
前にいる利家が銃を構えていた事から容易に推測できたのである。
利家「鬼みたいな顔しやがって・・・・・この南蛮武器の威力を見せてやる!」
利家がの引き金を引く!
盛大な音が辺りに鳴り響く!!
だが後ろの笑い声は止まない!!
利家、振り返り逃げる!!
長秀「バッ、おま・・・・!!お前、外しただろ!!このうつけ野郎!!」
利家「仕方ないだろうが!!使うの初めてなんだよ!!
お前だって信長様の種子島初めて使った時・・・・・!!」
景家「アッハハハハハハハハハハァァァァァァァァッ!!」
はたから見ればひどく奇妙な鬼ごっこだっただろう。
夜が訪れても命がけの鬼ごっこは止まない。
いつしか長秀と利家の疲れも限界に近づいていた。
いや、緊張感との相乗効果でもうとっくに限界に来ていたのだが
その時は後ろを盗み見て、また疲れを心の隅に追いやり走り出した。
だが、その方法を使ってさえ、もはや限界だったのである。
長秀「く・・・・くそ・・・・・糧秣さえ・・・・取りに・・・・行かねば・・・・・」
・・・・・・・糧秣?
そうだ。今、自分は糧秣の入った袋を持っている。
こんな鬼ごっこの原因を作った糧秣の入った袋を。
なんのために全力で逃げてるのか、理由が欲しくて
捨てられなかった糧秣の入った『袋』を持っているじゃないか。
これだ。
これが使える。
長秀「利家・・・・!ひとつ・・・・ひとつ、頼まれろ!」
利家「ハァーッ!なんだ・・・・!囮になれってんなら・・・・・ハァッ!ごめんだぞ!」
長秀「違う・・・・ハッ!この糧秣が入った袋をッ・・・・!ちょっと持て!!」
言うが早いか、長秀は糧秣が入った袋を利家に渡し
己の武器『Mk2手榴弾』を次に取り出し、ピンを抜いた。
長秀「単体では当てる自信がなかったが・・・・この袋ごとなら話は別だな・・・・」
言うが早いか長秀は利家から糧秣袋を奪い取り、手榴弾を袋の中に入れた。
そして後ろを振り返り、糧秣袋ごと景家に投げつけたのである。
糧秣袋は上手い具合に景家に当たり、その数瞬後爆発が起きた。
長秀の持っている手榴弾の有効範囲は、現在の単位で約8メートル。
そして、ピンを抜いてからほぼ4秒後に爆発が起きる。
利家「最初ッから・・・・・ハァッ!投げろよ!」
無論長秀も最初から投げるつもりではあった。
しかし、仮に手榴弾が景家に当たらず、あさっての方向に行ってしまえば
見当違いな爆発が起き、武器を無駄にするだけである。
では、ピンを抜き、その場に放置してしまえば?
投げるのが遅ければ、その爆発の被害は間違いなく長秀と利家にも及ぶ。
投げるのが早ければ、景家にもなんの被害を及ぼさない。
丁度いいタイミングを計り辛い。
どうしたものか思案していたところ、糧秣袋の利用を思いついたのである。
・・・・もっとも、鬼の形相をした男相手に振り向いて
手榴弾を投げたり、銃を構えたりしろというのも現実問題難しかったのだが。
利家が振り向き、銃を撃たなかったのもその辺りに理由があったのである。
そういったところも含めてか、利家は言葉を止め、大きく深呼吸をした。
利家「まあ・・・・・ふーッ!!これで少しは一息つける・・・・・・って・・・・・・」
長秀「・・・・・・まさか・・・・・嘘だろう・・・・・?」
2人が驚愕したのも無理はなかった。
手榴弾の爆発を、(直接ではないといえど)確かに食らったはずの景家が
また起き上がってきたのである。
だが、無論無傷で、ではない。それどころか惨憺たるものであった。
片腕、片足は吹き飛び、部分部分欠けた胴からは血がとめどなく吹き出ている。
顔も手榴弾の破片で、もはや人とは呼べないほど変形していた。
だが、大太刀だけはしっかりと、力強く握り締めている。
・・・・・人はこれほどになってまで生きていられるものなのか。
いや、むしろ、一体何がこの男をそこまで生にしがみつかせるのか。
握られた大太刀は、爆発の後でもあまりに美しく、刃こぼれ一つすらなかった。
その大太刀からは血が流れている。誰の血でもない。
ただ刃自身が、血を流し、血を求め、怪しく妖悦に光り輝いていた。
長秀「・・・・・こいつは・・・・・・鬼か・・・・・・まことの鬼か・・・・・・」
長秀がそう思うのも無理はない。通常の人間には信じられない情景である。
だが・・・・利家は、前を向き、己の武器『ショットガンSPAS12』をしっかりと構えた。
利家「鬼なら鬼でそれもいい・・・・しかし、いかに鬼とは言えど
人から逃げる日もあるだろう?
ちょいと季節外れだが・・・・・他の鬼より一足早く『鬼は外』をくれてやる!」
カッコいいのかカッコ悪いのかよくわからないキメ台詞を言うと
利家は、元は景家であった鬼に向かい、ショットガンを撃ち放した。
轟音が鳴り響くと、景家の頭は完全に吹き飛び
しっかりと握っていた妖刀も地に伏せた。
長秀「・・・・・おかしな男だったな・・・・・或いは、まさに鬼だったのか・・・・・」
利家「考えてもわからんさ・・・・それより、ここから場所を移ったほうがいいだろうな」
銃声、罵声、奇声。ありとあらゆる音がこの場所に飛び交った。
誰かが近づかないうちに場所を変えたほうがいい、利家はそう言ったのである。
無論長秀に異論はない。
利家「・・・・そういえば、糧秣は?さっき投げたのが最後ではないのだろう?」
長秀「ああ・・・・そうだな。懐に潜ませたのが一人分ある」
利家「一人分!?」
さきほどの放送で天皇は『食料は半分にする』と言っていた。
つまり、元々半分の『一人分』を2人でわけたとすると・・・・。
利家「・・・・・明朝の食料配布地点が今のうちにわかったら・・・・・なぁ・・・・」
長秀「私は行きたくなどない。鬼に追いかけられるのはもう十分だ」
利家「武将のくせに鬼が怖いと言うのか?こやつめ、ハハハ」
長秀「ハハハ」
恐怖から解放された安堵か、2人はただ笑った。
長秀と利家が場所を移してから数刻後の深夜。
景家の死亡した地点に、一人の男がやってきた。
その男こそ、利家と合流したはずの『36番・河尻秀隆』であった。
もともと彼は利家から離れた場所にいた。
そのため、鬼と化した景家の目にふれることなく
鬼ごっこに加わることもなかったのだ。
秀隆「利家に長秀・・・・・どこに行ったのか・・・・・・む?」
秀隆が地を見ると、とても美しく光る刀があった。
秀隆「ほう、これはかなりの業物だな・・・・・手にとって見てみようか・・・・・」
誘うように光る刀を手に取り、じっくりと眺める秀隆。
秀隆「ほお・・・・これは素晴らしい業物だ・・・・・見ているだけで・・・・斬りたくナッテクル・・・」
その瞬間、鳴いていたフクロウの体躯に光が走り、フクロウの声は止んだ。
そして、秀隆のすぐあとにこの場所にたどり着いた『41番・熊谷信直』も
何が起こったのかわからぬ間に真っ二つとなった。
景家が鬼と化したのは、己のせいではない。
この刀の魅力、魔力が、景家を鬼と変貌させたのである。
そしてそれを持った秀隆も今、鬼へと変貌した。
秀隆「・・・・・・・マダタリナイ・・・・・・・アッハハハハハハハ・・・・・・」
【32番・柿崎景家 死亡】
【41番・熊谷信直 死亡】
【36番・河尻秀隆 妖刀村正】G-4地点
(河尻自身の武器は不明、景家死亡地点(G-4)付近に放置)
【72番・丹羽長秀 Mk2破片手榴弾×2 矢×10本】
【86番・前田利家 ショットガンSPAS12】(両者ともにB-4地点)
396 :
毒饅頭 1/4:05/01/27 02:35:28
日が暮れた。辺りはもう漆黒の闇が押し寄せている。その闇の中を織田信長は悠然と歩いていく。
信長の顔つきは一変していた。林秀貞を殺した直後から憑き物に取り憑かれたように険しい表情をしている。
今の信長の心は憎悪に満ちている。もちろんその憎悪の対象は正親町天皇だ。
天皇を初めて見たときの羨望と、それを認めてしまった自分への怒りが全て、正親町天皇に向けらている。
天皇を殺し、天皇なども所詮は人間、自分となんら変わりがない。いや、その天皇を倒した自分こそが最も優れていることを確認したいのだった。
その野望のために、また一人殺した。相手は25番大熊朝秀だった。朝秀が川で水を汲んでいたのを後ろから撃った。
距離は少しあったものの、デザートイーグルから発射された弾は正確に朝秀の心臓を撃ち抜いていた。
水筒に、朝秀の胸に開いた風穴から流れる血が流れ落ちていく。
信長は朝秀の死体には一瞥もせず、食料と朝秀の得物『和泉守兼定』を探し出すと何事もなかったように歩き出した。それが数刻前だった。
397 :
毒饅頭 2/4:05/01/27 02:36:27
そして今、信長は食事を取るため安全な場所を探していた。
さすがに腹が減ってきていた。食事は一度もしていない。
二度とも食料配布も受けずにいるため、食料は最初に支給された自分の分と、殺した二人から奪った分の三回分しかない。
いつまで続く分からない戦だけに、無駄にはしたくないがどうしようもない。空きっ腹ではいざという時に力が入らないだろう。
信長が休息できる場所を探していると、いきなり声を掛けてくる者がいる。空腹で注意力が散漫していたために、近くにいるのを気付かなかったのであろう。
「――お待ちを。拙者は荒木村重と申す者。――なに、敵意があって呼び止めたのではござらん。鉄砲をしまいなされ」
信長は戸惑ってしまった。今は戦場にいるのと同じである。にも関わらず、目の前の男は自分は敵ではないと言う。
そんな言葉が信じられる状況ではないのだが、信長はなんとなく、話を聞いてみることにした。
「いやはや、お恥ずかしい話だが、実は一人でいるのが恐くて仕方がなかった。そんな時に貴殿を見つけたので、つい声を掛けてしまった」
信長は黙っている。黙って村重を舐めるように吟味した。武器は持っていないようだった。何処かに伏兵がいる様子もない。殺気も感じることはない。
「どうかな?これから夕餉でも。さっきの食料配布で大量に饅頭を手に入れたから、よろしければご一緒しまぬか?」
「・・・いいだろ。相伴に預かろう」
「おお、お受け下さるか。よかったよかった。すぐそこに拙者が隠れている民家があります。汚い場所ですが、火も焚けるし夜露も凌げましょう。ささ、こちらでござる」
村重は信長を促し、自分が先に立って歩き出した。村重の言うとおり、民家はそれほど離れてはいなかった。
398 :
毒饅頭 3/4:05/01/27 02:37:28
民家といっても、掘っ立て小屋に毛の生えたような、お粗末なものだったが一晩休むくらいなら何も問題はありそうもなかった。
中に入ると以外に広く、土間と板の間に分かれていた。土間には藁が堆く積まれ、寝るときはこれにくるまれば暖をとることもできそうだった。
村重は板の間に無造作に放り出されていた布袋からいくつかの饅頭を掴みだすと、それを信長に押しやった。
「さぁ召し上がってくだされ。まだまだありますから心配は無用ですぞ」
「・・・で、あるか」
「ところで織田信長殿と言ったかの。貴殿は何人殺しましたか?」
「二人」
村重が少し動揺した。目をキョトキョトと動かしている。
「ほぅ左様ですか。実は拙者は一人も殺せないでいる。拙者には殺し合いより茶の湯の方が向いているようでしてな。――どうしました?饅頭を召し上がりなされ」
「・・・匂うな・・・。この饅頭、まずは貴様が喰ろうてみよ」
「・・・はは、拙者は先ほど食って腹一杯だゃ。拙者はいいから貴殿が食いなされ」
明らかに村重が動揺している。目を絶え間なくキョトキョトと動かしている。
399 :
毒饅頭 4/4:05/01/27 02:38:20
信長は右脇に置いていた和泉守兼定を引き抜くと、切っ先に饅頭を突き刺した。
「食え。食ってみよ」
饅頭を村重の口の前に持ち上げる。
「だ、だから拙者は腹が一杯だ。こら、やめろ!」
信長は構わない。抵抗する村重の口に無理やり饅頭を押し詰める。
「うぐ・・・うぐぐ・・・ごっくん」
「どうだ、美味いか?」
饅頭を食わされた村重の様子がおかしくなった。喉を抑え、床を転げまわっている。口からは赤い血の泡を吹き悶え苦しんでいる。
「くそーー!!何故解った!?」
顔を朱の色に染め、村重が信長によろよろと詰め寄る。信長はその村重を突き飛ばし、和泉守兼定を上段に構える。
「・・・下郎が、そんな子供騙しに引っ掛かるわけなかろうが」
信長は村重を真っ向唐竹割りにすると、そう言い放った。
【25番 大熊朝秀 死亡】
【15番 荒木村重 死亡】
【27番 織田信長 5-B民家で休息中】『デザートイーグル.50AE』『ベレッタM1919』『和泉守兼定』
信長は『毒饅頭』を回収していません。そのまま民家内に放置してあります。
和田書いた者として一言だけ。
昔の三国ロワでもあーゆー訳の分からん代物が沸いた事があって、(例えば無敵のアーマーとかネオとか)
そういった時はとっとと沸いた者をアボーンして話を進めてたのよ。
まぁボツならボツでもOK
401 :
合流:05/01/27 07:01:36
小早川隆景は4−Hの地点で兄吉川元春を殺され一人ただ逃げ延びていた。
食料供給の放送を聴きつつも、隆景は父である毛利元就が居る場所を推理するように考えていた。
「父上なら森の所を好むかもしれない。隠れるにも、戦するにも父上に適してるのではないだろうか?」
確信はなかったが隆景は歩みを止めなかった。元春が目の前で殺され動揺していたせいもあるであろう。
ただ、ひたすら歩き続けていた。
隆景が森に入りしばらく歩いていると悲鳴と銃声が近くで聞こえた。驚きその方向へ走ると死体を見つけた。
「こやつは赤穴盛清?」
周りを見渡すと少し向こうに人が歩いて行くのを見つけた。その人は毛利元就であった。
隆景はようやく見つけた父を追いかけた。
元就はどうやら食料をもらいに3−C地点へ行こうとしているようであった。
「父上!」
隆景は必死で走り元就にやっとの思いで追いついた。隆景の声に元就は立ち止まり振り向いた。
「おお、隆景か!無事であったのだな!」
「はい、私はどうにか・・しかし元春兄上は・・」
「・・知っておる。とにかく、これからは共に行こうではないか」
「はい、父上」
二人は合流しまずは3−Cへ移動してから毛利の長男隆元を探すことに決めた。
【毛利元就・小早川隆景合流 3−C地点を目指して移動中】
402 :
550:05/01/27 07:45:25
色々お話が進んでますね〜。中でも特に山中様の話が気になってしょうがありません・・・
どなたか続きを書いてくださると嬉しいのですが
403 :
無名武将@お腹せっぷく:05/01/27 09:47:32
山中書いた者だが今別の人を書いている。
しばし待て
404 :
無名武将@お腹せっぷく:05/01/27 11:27:33
氏政は父の墓に手を合わせている。墓といっても、氏政が己の手だけで掘った穴に氏康の遺骸を納め、その上に土を盛り上げただけである。
もうどれぐらい、ここで泥だらけの手を合わせているのだろうか。長いことじっとそうしている。
手を合わせながら氏政は、心の中で氏康に詫びていた。
その氏政の背後から二人の男が近づいてきた。武田晴信と長尾景虎の二人だった。
「ハッ!?」
近づいてくる二人の気配に、氏政は父の残したコブラを手に取る。
「失礼。小生は長尾景虎、この者は武田晴信。別に怪しい者ではない。貴殿が手を合わせているその墓は一体どなたのものですかな?」
「長尾景虎と武田晴信?あの越後の長尾と甲斐の武田・・・ですか?・・・この墓は私の父、北条氏康を埋葬したものです・・・」
「氏康殿の・・・。放送で聞いてはいたが、実感がなかった。本当に亡くなられたのだな」
「・・・はい、私を庇って背に深々とクナイが刺さって・・・」
「そうか・・・。惜しい人を亡くしたな。お父上にはこの晴信も散々煮え湯を飲まされたが、もう一度合戦であいまみえたかったわ」
ずっと黙っていた晴信が感慨深げに哀悼の意を表する。
景虎と晴信は氏康の墓前に膝を着き、手を合わせた。その姿がなんとも自然で、氏政は心を打たれた。
戦場では父の好敵手だった二人が、父の死を悲しんでいる。氏政にはこれがなによりの供養に思えた。
「先ほど、そなたを守ってのご最後だったと言うたが、よもやそれを悔いてはおらんだろうな」
晴信に言われてドキリとした。確かに氏政は悔やんでいた。死ぬなら自分の方がよかったと自分を責めていた。
それを晴信にも責められているようで、氏政は答えることが出来なかった。
「・・・お主、自分を責めるのではないぞ。氏康ほどの男がお主に後を託したのだ。胸を張っていいんだぞ」
「そうだ。あれほどの男に見込まれたんだ。なんら恥じることはない。はよう、氏康殿を超える男になってみい」
「父上に後を託された・・・父上を超える・・・私が?」
二人の言った言葉を反復する。自分が氏康を超えるなど、二人に言われるまで考えもしなかった。
405 :
雲蒸竜変 2/2:05/01/27 11:29:08
天を見上げて氏政は父に語りかけた。
「・・・父上・・・私に出来るかな・・・私に父上のようになれるのかな・・・父上・・・」
景虎と晴信は聞こえないふりをしている。
二人に向き直った氏政の顔に、もう迷いはない。
「なにか、ふっ切れたような気がします。ありがとうございました。次に遭うときは遠慮はいりません。及ばずながら存分にお相手しましょう」
氏政は二人に深々と頭を下げると、何処かに去っていった。
「また一人、手ごわい男が現れたな。お主、ここで声を掛けたのを後悔するときが来るやもしれんぞ」
「毘沙門天のご加護がある限り、小生は誰にも負けはせん。氏政が向かってくるならばそれもよい。蹴散らすのみよ」
「ふふふ、一体お主のその自信はどこからくるものなのかのう」
二人はもう一度、氏康の墓に手を合わせると、氏政とは反対の方向に歩いていった。
【63番 武田晴信 3-A付近を移動中】 『コルトM16A2』
【69番 長尾景虎 3-A付近を移動中】 『片鎌槍』
【80番 北条氏政 3-A付近を移動中】 『南部十四年式(弾切れ)』『コブラ』『クナイ(10本)』『鍋(頭に装備)』
>>261 長尾景虎と武田晴信を勝手に使わせてもらいました。
406 :
予想屋:05/01/27 11:52:02
優勝は、ずばり「織田信長、長尾景虎、武田晴信」
の3人にしぼられるだろうな
ちなみに現在生き残っているのは誰でおじゃる?
407 :
無名武将@お腹せっぷく:05/01/27 12:20:04
01赤尾清綱 26岡部元信× 51佐久間信盛 76林秀貞 ×
02赤穴盛清× 27織田信長○ 52佐々成政 77久武親直
03秋山信友× 28織田信行○ 53宍戸隆家 78平手政秀×
04明智光秀 29飯富昌景 54柴田勝家 79北条氏照
05安居景健 30小山田信茂× 55下間頼照× 80北条氏政○
06浅井長政○ 31海北綱親 56下間頼廉 81北条氏康×
07浅井久政 32柿崎景家× 57上条政繁 82北条綱成
08朝倉義景 33桂元澄 58鈴木重秀○ 83細川藤孝
09朝比奈泰朝 34金森長近× 59大道寺政繁 84本庄繁長×
10足利義秋 35蒲生賢秀 60滝川一益 85本多正信
11足利義輝○ 36川尻秀隆○ 61武田信廉 86前田利家○
12甘粕景持 37北条高広 62武田信繁 87真柄直隆
13尼子晴久 38吉川元春× 63武田晴信○ 88松平元康○
14尼子誠久○ 39吉良親貞 64竹中重治○ 89松田憲秀
15荒木村重× 40久能宗能 65長曽我部元親 90松永久秀
16井伊直親○ 41熊谷信直× 66土橋景鏡 91三雲成持×
17池田恒興× 42顕如 67鳥居元忠 92三好長慶
18石川数正○ 43高坂昌信 68内藤昌豊 93三好政勝×
19磯野員昌 44香宗我部親泰 69長尾景虎○ 94村上義清
20今川氏真 45後藤賢豊 70長尾政景 95毛利隆元
21今川義元 46小早川隆景○ 71長坂長閑○ 96毛利元就○
22岩成友通 47斎藤道三 72丹羽長秀○ 97森可成 ×
23鵜殿長照× 48斎藤朝信 73羽柴秀吉○ 98山中幸盛○
24遠藤直経 49斎藤義龍 74蜂須賀正勝 99六角義賢
25大熊朝秀× 50酒井忠次 75馬場信房 100和田惟政
×印は死亡者
○印は生存者
無印は不明者
408 :
無名武将@お腹せっぷく:05/01/27 12:21:15
個人
【27番 織田信長 5-B民家で休息中】『デザートイーグル.50AE』『ベレッタM1919』『和泉守兼定』
【58番 鈴木重秀 『USSRドラグノフ』】
【73番 羽柴秀吉 コルトパイソン、備前長船】
【80番 北条氏政 『南部十四年式(弾切れ)』『コブラ』『クナイ(10本)』『鍋(頭に装備)』 3-A付近を移動中】
【28番 織田信行 3-B廃墟 】コルト・パイソン(残弾少数)ミネベア 9mm機関拳銃(残弾少数)
【88番 松平元康 3-B廃墟・重傷】
【18番 石川数正 不明】催涙スプレー、他一種
【14番 尼子誠久 4-H砂浜】『スコップ』
【98番 山中幸盛 4-H砂浜】『六角棒』『ナイフ』
【11番 足利義輝 九字の破邪刀】4-D森。
【16番 井伊直親 なし】4-D森から山奥へ逃亡。重傷。
【64番・竹中重治 民家で就寝】
【36番・河尻秀隆 妖刀村正】G-4地点
パーティ
【63番 武田晴信 コルトM16A2】&【69番 長尾景虎 片鎌槍】3-A付近を移動中
【72番・丹羽長秀 Mk2破片手榴弾×2 矢×10本】 &【86番・前田利家 ショットガンSPAS12】(両者ともにB-4地点)
【06番浅井長政 FN5-7 4-G付近】& 【71番長坂長閑(ノドカ) 無銘・匕首】
【96番 毛利元就 十文字槍 弓矢(4本)アサルトライフル(残弾少量)】&【46番 小早川隆景 所在地不明】『グロック17C』3−C地点を目指して移動中
未回収アイテム
【91番 三雲成持 武器は不明、死体付近に存在】
【97番 森可成 武器は不明、死体側に存在)】
【15番 荒木村重 『毒饅頭』は5-B民家に放置】
こんなところかな。
間違いがあれば訂正よろ
409 :
質問くん:05/01/27 14:00:19
質問です
誰をどう殺しても良いの?
場所とか関係あんの?
秀吉って何で生きてんの?
武将は誰がどう使ってもいいの?
>>409 お前みたいな痛いのは出てくるな。さっさと消えろ
411 :
質問くん:05/01/27 14:14:17
どうやって消えたら良いの?
痛いって ぼくはぜんぜん痛くないよ
質問に答えてくれないスレなの?
じゃあ答えてやるよ。
誰をどう殺しても良いの? いいわけない
場所とか関係あんの? あるに決まってる
秀吉って何で生きてんの? お前こそ何で生きてんの?
武将は誰がどう使ってもいいの? 選ばれた者だけだ
答えたからさっさと消えろ
413 :
質問くん:05/01/27 14:30:50
それじゃわかんないよ
もっとちゃんと教えくれないとダメだよ
殺し方まで決まってんの?
誰が決めてんの?
武将は選ばれた者しか使えないんじゃ
誰にも話が作れないよ
どやったら選ばれた者になれんの?
414 :
無名武将@お腹せっぷく:05/01/27 15:00:24
氏政の話イイ(゜∀゜)
でもタイトルの雲蒸竜変ってどういう意味?
415 :
質問くん:05/01/27 15:05:28
氏政の話よりちゃんと質問に答えるのが先だよ
414は、横入りしないでよ
NHKは今度の大河ドラマを三国志にするべき
--------------------終了--------------------
417 :
質問くん:05/01/27 15:23:24
ねえ ねえってば
ちゃんと答えてくれないの
ちゃんと質問してるのに
そんなに嫌わなくてもいいじゃないか
418 :
質問くん:05/01/27 15:26:29
ちゃんと見てんのは知ってんだぞ
419 :
無名武将@お腹せっぷく:05/01/27 15:29:21
421 :
質問くん:05/01/27 15:34:22
だめだよ ちゃんと質問に答えてくれないと
質問してるだけだよ 別に荒らしてるわけじゃないよ
みんなでそんなにいじめなくてもいいじゃないか
422 :
質問くん:05/01/27 15:38:55
ブー ブー
コテハンってなんだよ
423 :
質問くん:05/01/27 15:39:37
ちゃんと答えてくれるまでここから消えてやらないぞ
>>420 なに気持悪い馬鹿をかばってんだ?
どっちが池沼だかもう一回よく考え炉
425 :
質問くん:05/01/27 16:45:07
質問に答えないとだめだよ
426 :
質問くん:05/01/27 16:48:29
425は、ぼくじゃないよ
ぼくは、もうあきらめたから質問はしないよ
427 :
元・質問くん:05/01/27 16:57:09
スレを汚してしまったのであやまります
みなさんご迷惑かけてごめんなさい
それから425決してぼくじゃありません
本物でも偽物でも両方失せろ
429 :
元・質問くん:05/01/27 17:10:39
改心したのにそんな言い方しなくても良いじゃないか428!
過去の過ちを償おうとしてるのになんて冷たい人たちなんだ
425は、本当にぼくじゃありませんよ
ぼくは、そっと見てるだけなのに
それもダメなんですか?
構ってチャンの池沼は放置の方向でお願いします
431 :
元・質問くん:05/01/27 17:18:53
なんて事言うんだよ430!
ひどいじゃないか!
何もしてないのに悪いのは425だぞ!
ぼくじゃないぞ!
それから構ってチャンでも池沼でもないぞ!
432 :
550:05/01/27 17:19:41
都合考えずすいません。おとなしく待ちます。<<403
433 :
元・質問くん:05/01/27 17:23:11
そうだ そうだ
550は、人の都合もちゃんと考えないとだめだよ
これからは気をつけてね
434 :
元・質問くん:05/01/27 17:23:51
403さんがんばって書いてあげて
435 :
無名武将@お腹せっぷく:05/01/27 17:26:52
気づけば必ず変な奴はいってるな。なんだろうな〜マジわかんねぇ。
けど放置方向ってんでそのままほっとくか。あと408の書いてくれた人サンキュウ。まとめてもらって解りやすい
436 :
元・質問くん:05/01/27 17:30:20
こらーっ!
なんて事言うんだ435!
ぼくは変な奴じゃないぞ!
何もみんなして無視しなくてもいいじゃないか
408さ〜んごくろうさまでした
437 :
無名武将@お腹せっぷく:05/01/27 17:30:35
お前何様?自分も気をつけろや<<433
438 :
550:05/01/27 17:35:24
ここは喧嘩場所じゃないんですよね・・みんな楽しく話書いたり読んだりしてるので少し落ち着いてください。
<<436・437
439 :
元・質問くん:05/01/27 17:35:56
???
437 言ってる意味がわかんないよ
別にぼくは、えらそうにしてないよ
ただ、みんなを手伝ってあげてるんじゃないか
参加は出来ないけどせめてお手伝いでもって思って言ってあげてるのに
マジで放置して。
いつまでも構ってるからつけあがるんだからさ。
せっかく書いてくれる人に失礼だろ
441 :
元・質問くん:05/01/27 17:42:20
440だからぼくが話を作ってあげるって言ってるのに
どうして参加させてくれないのさ
つけあがってなんかいないよ
442 :
途方にくれる:05/01/27 18:11:56
尼子晴久は一人歩いていた。3−H地点、周りは田んぼである。
「こんなところで死んでたまるか・・しかし一人はかなわんなぁ・・誠久や山中はどこに居るのであろうか」
「放送を聴いたところ、何人かすでに殺されているらしい・・恐ろしいことよ」
武器は鎖鎌。しかし忍者でもない晴久はあまり上手く扱えない得物であった。
「武勇に優れておればこの鎖鎌も使えたかもしれんが・・ワシには不向きな・・」
晴久はただぼやくだけで上手く扱おうと鍛錬する気もなかった。
「さて・・どこへ行けば良いのか・・」
目的も定まらぬまま晴久は3−G地点へ進んでいくのであった。
【13番 尼子晴久 鎖鎌 3−Gへ移動】
443 :
元・質問くん:05/01/27 18:14:00
わくわくするなあ
途方にくれるさん早く続き
444 :
無名武将@お腹せっぷく:05/01/27 18:14:03
あ〜尼子晴久使ったのはいいがただ移動しただけになってしまった。すまん
445 :
550:05/01/27 18:15:56
初めは移動だけでもこれから話進めたらいいんじゃないですか?
<<444
446 :
無名武将@お腹せっぷく:05/01/27 18:20:05
了解、放置する<<440
447 :
(孤独と恐怖)1/2:05/01/27 18:30:12
3−Gにやってきた尼子晴久はそのまま進んで森に入っていく。
「ここなら潜みやすいか・・?」
木々を見渡しながら晴久は呟いた。
「あ〜もう!何でワシがこんなことに巻き込まれておるんじゃ!」
孤独と恐怖に負けたのか晴久は自分の置かれている今の状況にわめいた。
出来るものならすぐにでも脱出したいくらいであった。
カサッ・・と落ち葉を踏むような足音が晴久の耳に入ってきた。
448 :
元・質問くん:05/01/27 18:30:14
そうだよ こらからだよ話が面白くなるのは
それで446は、誰を殺すの?
449 :
元・質問君:05/01/27 18:31:44
早く質問に答えてよ
450 :
元・質問くん:05/01/27 18:36:56
こらーっ! 449ぼくのまねをするな!
449はぼくじゃないよ
451 :
(孤独と恐怖)2/2:05/01/27 18:46:38
「敵か!?」
晴久は今にも恐怖に押しつぶされそうな気持ちであった。足跡が近づいてくる。
晴久の目の前に来たのは毛利隆元であった。
「毛利の・・」
隆元も晴久が居たことで驚いた様子であった。
「尼子晴久・・まさかこんな所にいるなんて・・」
隆元の手には手裏剣が握られている。
(揃いも揃って忍者の得物か)と晴久は苦笑した。
隆元は手裏剣を投げたがうまく当たらない。木々に刺さったり地面に落ちたりするだけであった。
その上数に限りがあり隆元は武器を失ってしまった。今がチャンスと晴久は鎖鎌を隆元に向って飛ばそうとしたが運悪く木に絡まってしまった。
「・・・」
一瞬寂しい沈黙が流れた。あまりにも情け無い戦いにお互い戦意喪失してしまった。
「・・よそう・・こんなことをしても天皇を喜ばせるだけじゃ」
「・・確かに」
そう言うと二人はそれぞれの武器を回収しなぜか同じ方向へ歩き始めた。
【13番 尼子晴久 鎖鎌】
【95番毛利隆元 手裏剣8個】
二人3−Dあたりを歩き中
452 :
元・質問くん:05/01/27 18:48:30
質問にはちゃんと答えてね
453 :
元・質問くん:05/01/27 18:51:43
>>450 ジサクジエンはやめようね?
なんで僕の真似するの?
454 :
元・質問くん:05/01/27 18:55:23
こらーっ! 452と453いいかげんにしろよ
自作自演はしてない
449は本当にぼくじゃないよ
455 :
元・質問くん:05/01/27 19:00:20
みんなでよってたかっていじめなくてもいいだろ
ぼくのまねばっかして おちょくるのはやめてほしい
456 :
無名武将@お腹せっぷく:05/01/27 19:01:21
放置しろって言われてもまじムカツク・・412の気持ちわかる気がするぞ・・
457 :
元・質問くん:05/01/27 19:01:34
なんなんだ!?
・452
・453
・454
は偽物!いい加減にしろや!頼むから真似しないで。
458 :
元・質問くん:05/01/27 19:06:04
こらーっ! 457お前が犯人だな
まねするなーっ!
459 :
元・質問くん:05/01/27 19:06:13
いいかげんにしてよ
460 :
元・質問くん:05/01/27 19:09:10
458まねしないでよ!ぼくはかんじなんかつかわないよ?なんでまねするの?
461 :
元・質問くん:05/01/27 19:14:26
459と460もぼくじゃないよ
にせてるけど違う
おい、こういう厨を避けるためにさ、やっぱ感想スレ立てない?
463 :
元・質問くん:05/01/27 19:18:15
461おねがいだから、まねしないでよ!
>>462 1.感想スレは前例のある削除対象
2.削除対象を故意に立てても逆に誘導される
3.感想スレを立てれば厨が避けられるとは限らない
465 :
元・質問くん:05/01/27 19:22:25
461と463も違うよ!やめろ〜!
466 :
無名武将@お腹せっぷく:05/01/27 19:23:10
464に同感。感想スレがあってもそっちに書いてくれるとは限らないしな
<<462
467 :
550:05/01/27 19:24:41
無視して本文に戻しては?このままじゃ途中で終わりかねないし・・
468 :
元・質問くん:05/01/27 19:24:56
こらーっ! 463と465まねするな!
いいかげんに人をおちょくるのはやめなよ
他の人が迷惑するだろ!
469 :
最後の元・質問くん:05/01/27 19:27:11
わかったよ 消えるよ
もうこないから偽者も消えてあげてよ
じゃないとこのスレの人に迷惑じゃないか
凄く困ってるのがわかるだろ
誰がまねしてるのか知らないけど
ぼくはもう消えるからね さよなら
470 :
元・質問くん:05/01/27 19:31:27
よかった!468と469のにせものがきえて。
なんでぼくのまねしてたんだろ?
471 :
使えない得物:05/01/27 19:32:09
尼子晴久は毛利隆元と上手く扱えない武器を持って歩いていた。
「こんなことでは生き残れんな・・」
「やはりそう思いますか?・・練習したほうが良いでしょう」
「うむ」
意気投合した二人は木に向って武器を当てようと投げた。とまっている木にさえ当たらないのだから動く敵を仕留めるのは確率的にゼロに等しい。
二人は夢中に投げ続けた。
【二人3−Eらへんで練習中】
472 :
元・質問くん:05/01/27 19:34:08
ぼくのしつもんにはちゃんとこたえてね?
473 :
550:05/01/27 19:34:54
尼子晴久と毛利隆元の話ついうけました。皆がみんな武器を上手く扱えないかもしれないですものね〜
474 :
無名武将@お腹せっぷく:05/01/27 19:37:15
ギャグにどうしてもなってしまう。俺にシリアスは向いてないのか?
他の奴ら凄いな・・<<473
>>474 こやつめ、ハハハ。
そんなお前がうらやましいぜ。
オレなんかギャグを狙っても空回りさ・・・・。
476 :
無名武将@お腹せっぷく:05/01/27 19:48:57
そう言ってもらえると自信が出るぜ〜
まじサンキュウ!<<475
477 :
普通の人:05/01/27 19:55:03
ちょっとのぞいてみたら キモイ連中だな まったく
ネットの世界で励ましあいかよ 強烈すぎるぜお前ら
特に475と474は死んだ方がいいぞ
現実の世界でお目にかかったら思わず殺しちゃうかもな
じゃあな 一生やってろ ネットの世界でな ペッ
478 :
無名武将@お腹せっぷく:05/01/27 19:57:46
おーい、話止まっちまってるぜ〜?
>>478 そりゃあ書いてる人間だって
477のように一日中PCに張り付いてるわけじゃないだろうからな。
480 :
無名武将@お腹せっぷく:05/01/27 20:06:16
そっか〜暇じゃないもんね〜<<479
481 :
元・質問くん:05/01/27 20:18:11
言っとくけど477はぼくじゃないよ
それから最後まで残ってたのもぼくじゃない
ぼくは469からかきこんでないんだから
ぬれぎぬだけは嫌だから書いちゃったけど
大人しく読んでるだけだから勘違いしないでほしい それだけ
482 :
目的地にて:05/01/27 20:23:24
毛利元就と小早川隆景はようやく3−C地点へやってきた。
「ふう・・腹減ったのう・・」
「ここら辺で食料を配布すると申してましたが・・どの辺りでございましょうな?」
二人は周囲を探索することにした。
「よいか、隆景油断は禁物じゃぞ」
「御意」
【96番 毛利元就】
【46番 小早川隆景】
3−Cで探索中
「フフフ・・・ついに見つけたぞ」
小高い木々が生える森の中でぽっかりと穴の空いたように木が見あたらない敷地。
そこまで沈黙を守っていた85番本多正信は、捜し求めていたモノを見つけ、思わず笑い声を上げた。
近寄って、ガラス窓に打ち付けられた板の隙間から中をのぞく。
明りも無いそこに、当然ながら人は居ないようだった。
かわりに正信の背後から、少しも隠そうとしない足音が近付いた。
「誰だっ!?」
正信が振り返ったその先には黒いフードをかぶった妙な人間がいた。
その廻りからは、夜の闇よりも黒いオーラが渦巻き、政治や謀略には慣れていても、このような異常な事態に慣れていない正信は先程までの余裕を無くし、ただそのフードの奥にある目を虚勢ではあると知りつつも睨み返した。
正信には一刻とも、二刻とも感じられた少しの沈黙の後、黒フードの人間が口を開いた。
「何故ここに来た?」
重々しく尋ねるその声音は、正信に聞き覚えのある声だった。
――この声は、一体誰だ?
少しでも物事を考えて、言い知れぬ恐怖から目をそらそうとする。少なくとも、話が出来る相手であるらしい。
「ただ、知りたかったからだ。『知』は私の行動原理であると同時に、到達点だ」
恐怖を悟られぬよう、正信は堂々とした声で話したつもりであったが、声が震えている事は彼自身にもわかった。
自分の探究心と、この場所を見つければ安全と目論んだ自分の浅見を今更恨んだ。
しかし、彼の心などどうでも言った風に、黒フードは続けた。
「―左様か、『知』か。」
「そうだ、今、目的は果たされた。もう私の目的は無い。」
正信は聞き覚えのある声の相手が気になりつつも、この場をやり過ごす為の逃げ口上を含ませた。だが、
「そうなのか?今、お前は私の事を知りたくは無いのか?」
正信の心を見透かしたように、黒フードは正信からは見えない顔をほころばせて、知りたいのだろう?とと付け足した
正信は迷った。この得体の知れない者の正体と聞き覚えのある声の持ち主が同じ者なのだ。知を欲するものとしてこれ以上の無い題材だ。知りたくないわけが無い。
しかし、その欲求よりも強く、これ以上首を突っ込むなと、彼自身の生命としての本能が告げていた。
「結構だ。」
強く言い切り、この場から逃げ出すつもりだった。しかし、
「『結構』か、良し、見せてやろう。こうして顔をあわせるのは久しぶりだな。」
その言葉を聞いて、正信は普段からの気取った口調で、イエスの意味とノーの意味を兼ねる「結構だ」という言葉を使った事を激しく後悔した。
黒いフードを脱いだ男は正信の善く見知った顔であった事だけが、救いであり、また彼を愕然とさせた。
「顕如様!?」
「そうだ――何故ここに居るのか不思議そうだな。言ってやろう。」
またも正信の心を読み取ったように顕如は語り始めた。
「そうだな、端的に言えば、私は帝に付いた。」
あまりに突飛はその話はただでさえ状況が理解が出来ず、混乱している正信をますます混乱させた。
「まあ、慌てるな。帝が遣いをよこして仰せられたのだよ、この遊戯を促進する為に協力すれば、我らが宗を国の教えとする、とな。」
具体的な話を聞いて、少しづつ状況を理解した正信がやっと顕如に言葉を返した。
「天皇の仰せを飲まれたのですか?」
「見ての通りだ。」
言って、袈裟掛けに掛けていて背中に隠れていたFFV M2カール・グスタフを取り出した。
その1m余りの砲身は視覚的に正信の本能に逃げるように働きかけるには十分だった。
余りの恐怖と奇怪さに叫び声すらあげられず、ただひたすら森の中を駆け抜けた。
何度も転び、その度に付いた土を拭いもせず、ただただ走った。
戦国武将には珍しくあまり強健ではない体がこの時に祟った。
足が攣り、心臓は恐怖からの動悸もあいまって、限界を訴えた。
振り返り、誰も追ってきて居ない事を確認して、安堵した彼は半ばぶつかるようにして、木にもたれかかった。
ドォォン
衝撃で、木が少し揺れ、木の葉が数枚落ちる。
正信は木の葉が落ちて来る様子を見ながら、生きている事と自分の無力さを実感した。
一枚、また一枚落ちてくる木の葉を見つめた。
「また、一枚―」
酸欠で目が朦朧とした正信にぐんぐん近づいてきた、黒い影は彼の腹にぶつかった瞬間、目映い光を発して、彼を世界から消した。
轟音と一瞬光が、周辺に響きわたった。直後に、数発の射撃音がした。
そんなことはどうでもいいように、附属の望遠レンズから森に穴があいた様子を確認すると、顕如は重い鉄のドアを開き、学校の屋上から立ち去った。
「言ってなかったな、むごたらしく、派手に殺すほど良いのだそうだ。」
言葉と心を置き去りにして―
【85番 本多正信 死亡】支給品のナビコンは破損。
【42番 顕如】FFV M2カール・グスタフ(望遠レンズ附属、残弾2発)
487 :
元・質問くん:05/01/27 20:34:32
また、にせものがあらわれたよ…いいかげんにしろ!
なんかレスアンカーの打ち方から見て、550の自演に思えてきた。
最初のうちはおとなしく応援してただけなのに、いつの間にかこのスレの管理者みたいに一日中張り付いてるし、口調や出没するタイミングも荒らしてる馬鹿に似ている様に感じる。
違ってたらゴメンな。ただせっかく盛り上がってきてるのに、こんな馬鹿のせいで廃れさせたくない一心で言ってみた。
もし自演ならもうするなよな。
489 :
無名武将@お腹せっぷく:05/01/27 20:38:36
>>481 あのな、お前が本物でも偽物でもどっちでもいいわけ、わかる?
頼むからもうくるな!
ジサクジエンだったらお前最低なやつだよ?
頼むから、偽物がどうこういうのやめろ!
490 :
無名武将@お腹せっぷく:05/01/27 20:39:01
ってか地図に学校載ってる?
地図に載ってないから「見つけた」って表現があるんじゃないの?
492 :
元・質問くん:05/01/27 20:43:35
489さん ぼくは自作自演はしていません
ぼくに悪意があれば偽者が出ても書き込みを続けてるはずでしょ
でもぼくは469で消えてるでしょ
ぼくがここへ来たのはこういう所が好きなのと
凄く興味があったからだよ
けして嫌がらせできてるんじゃないよ
それなのにじゃまものあつかいしてるのはそっちじゃないか
それから正真正銘ぼくが本物だよ
ぼくは基本的に無害なんだから
人の嫌がる事なんかしないよ
493 :
無名武将@お腹せっぷく:05/01/27 20:44:08
おい、ルール書いてなくても暗黙のってあるじゃ。
地図にないのを出してきたり、自演したり、いいかげんにしろ!
494 :
元・質問くん:05/01/27 20:47:34
>>493 だから自演なんかしてないよ
それに話はぼくが書いたわけじゃないよ
495 :
550:05/01/27 20:47:59
かなり本当に落ち込んだ・・感想しか書いてなかったのに。
ま、顔見えない分仕方ないわな。書くのはやめようわい。
山中話だけで感想書くの良しときゃよかったね。口調もやばかった?
ごめんm(_ _)m<<488
496 :
無名武将@お腹せっぷく:05/01/27 20:50:54
>>493 空白地で不自然で無くストーリーをかえなければいいんじゃないか?
>>550 悪い、やっぱり違ったか。スマンかった。
お詫びついでに一つ言わせてよ。別に書き込むの止める必要はないがトリップつけてくれないかな?あとレスアンカーは正しく打ってくれ。でないといちいち過去ログをあさらなくちゃならないから
ほんとゴメンな
498 :
(*0w0*)/蠍の毒(1/2):05/01/27 21:04:36
おうおう・・・だいぶ荒れてきてんなぁ・・
疑うより煽るよりも無視して本文書いていった方がいいんじゃないかな?
本文
「ふむ・・食料の配給場所は三箇所か・・・ワシの現地点はG-5・・近いな・・・」
そう呟いたのは90番松永久秀であった。
「ワシの得物は毒か・・・これは中々使い易いものが至急されたわぃ」
久秀は辺りを警戒しつつ5-Hを目指して進んで行た。と、その時である。
「む・・・」
久秀の前を一人の影が歩いていた。久秀はその影を凝視した。
「ほぉ・・・見たことのある人物と思えば長慶殿か・・・」
久秀は自分の主と判断するや否や十分な間合いを取って叫んだ。
「もし!そこの御仁は三好長慶殿ではござらぬか!?」
「おぉ!その声は・・・久秀か!」
長慶は自分が三好家中でもっとも信頼を寄せていた久秀の声を聞き安堵の気持ちで久秀との接触を受け入れた。
「殿・・・ご無事で何よりでござる」
「久秀、おのしこそ無事でいてくれてよかった・・・友通も政勝もすでにやられてしもうて心細かったところじゃ・・・」
しめた・・と久秀は心の中でほくそ笑んだ。
499 :
蠍の毒(2/2):05/01/27 21:21:50
「(長慶はワシに信頼を置いておる・・さらに家中の者は既に亡き者・・・これからはワシを信じ頼るじゃろう・・)」
長慶を殺すことは容易だ。だがただ殺すよりも自分の利益にして殺したほうが良い・・
久秀は自然とそう思い長慶にゆっくりと話しかけた。
「殿・・・家中でも能力の高い友通殿と政勝殿が初日で亡き者にされた以上
天皇の余興は我々の考えの至る状況ではないと思われまする・・・拙者を信じて頂けるならば
どうでしょう?一緒に行動しませぬか?拙者が殿を身命を賭してお守り致す所存・・・」
「ぉぉ・・・久秀・・・良いのか・・?ワシはそちの足手まといになるやも知れぬのだぞ・・?」
長慶は言葉では引いているものの目は行動してくれと哀願しているのが良くわかった。
「水臭うございまするぞ、殿・・拙者をここまで育ててくれたのは殿と言っても過言ではありませぬ・・・
その殿がどうして足手まといになりましょうか・・・しかし、この久秀武力の面では聊か自信がございませぬ・・・
とのいざという時は拙者を踏み台にして生き延びてくだされ・・・・!」
「すまぬ・・!久秀、恩にきるぞ・・・!!」
久秀の申し出を長慶は何の躊躇いも無く受け入れた。
二人は5-Hを目指し歩き続けた。その道中ふと長慶に呟いた。
「殿・・・拙者は昔住み込んでいた寺の和尚に蠍と言われましてな・・・
蠍の毒は後から来ると申すものでございますからな・・・」
安堵の気持ちでいっぱいの長慶は久秀の言葉の意味を解らぬまま共に歩き続けた・・・
【90番松永久秀 青酸カリ(小瓶に入ってます)】
【92番三好長慶 弓・矢(10本)】
合流後5-H地点に向ってます。
500 :
元・質問くん:05/01/27 21:27:45
自作自演はしていないのにな…
501 :
無名武将@お腹せっぷく:05/01/27 21:32:01
おまいら、この「元・質問くん」は自作自演しているぞ!
>>492はアンカーつけれないのに
>>494はアンカーつけてるだろ?
なのに、
>>492はこいつを偽者と指摘していない。
つまり、「元・質問くん」は自作自演を今までしてきて、していない!と嘘をついていたんだよ。
非常に有害だと思うが?
502 :
無名武将@お腹せっぷく:05/01/27 21:36:23
アク禁にできればいいのに
503 :
550:05/01/27 21:37:37
>>487 いや、もういいよ。気にしないで。こちらこそごめんね。ついでに言うとネット慣れてないから専門的なのもよく解らないもので。
ここで聞いて良いのか解らないんだけどトリップってなんなんでしょうか?検索しても専門的すぎていまいち解らなかったんだけど・・
504 :
無名武将@お腹せっぷく:05/01/27 21:37:36
そして、元・質問くんの偽者と思われるやつのあとに元・質問くんはあまり時間差がなくレスしている。
これは、意図的に時間をずらしていたと考える以前にセットで現われる点から考えて、同一だということも考えることが出来るでしょう。
505 :
無名武将@お腹せっぷく:05/01/27 21:39:38
トリップってなんなんでしょうか?
506 :
550:05/01/27 21:41:44
507 :
(*0w0*):05/01/27 21:42:10
>>487 横槍で悪いんだけど・・・
トリップって・・・何ですかね?俺も付けれるなら付けた方がいいのかな?
508 :
550:05/01/27 21:44:58
>>487 ああーまたレスアンカーというの失敗してる・・たびたびごめん。
全角と半角で違うんだね〜
名前#〜〜
好きなコテハンの後に半角シャープ。〜〜の部分に好きな文字・数字を入れればいいだけ。
自分しか知らないから自演とかされにくくなるよ
あとレスアンカーは、
>>1のようにすればいいよ。基本的には頭に付けるのがわかりやすくていいのかな
510 :
550 ◆9rH0eHARI. :05/01/27 21:49:20
512 :
550 ◆9rH0eHARI. :05/01/27 21:51:28
>>506 これであなたと私が別人と解っていただけるはず。
人の名をかたらないでください
513 :
550 ◆9rH0eHARI. :05/01/27 21:52:52
>>511 助かりました。親切にありがとうございます(^^)
514 :
(*0w0*) ◆oAOy2S9Xpg :05/01/27 21:56:55
>>509-513 漁夫の利で失敬・・・
二人のおかげで俺も勉強になりましたわ・・・感謝!!
以後俺も付けておきます・・・
515 :
無名武将@お腹せっぷく:05/01/27 21:59:58
見てて思ったんだけど、
元・質問くんは荒らしにかわりはないと思うんだが?トリップつけるなら、改心したら?
516 :
(*0w0*) ◆oAOy2S9Xpg :05/01/27 22:04:48
>>515 まぁ、顔が見えないからなんとも言えねぇけど・・・
元・質問くん=550かどうかは以後の動向でわかるんじゃねぇか?
今決め付けるのは良くないと思うんだが・・・
518 :
2日目・日の出の放送:05/01/27 22:13:29
ガガッ・・・おっほん皆の者聞こえるか?まだ早いが2日目の日の出である
それ故3度目の食料配布場所を告知いたす
次の配布場所は4−Fの山中、3−Gの2番トラック到着地、3−Aの廃墟内とする
この夜中のうちに死んだ者だが、02番赤穴盛清、15番荒木村重、25番大熊朝秀、32番柿崎景家、41番熊谷信直
85番本多正信の6人だ。朕はおぬしらの殺しあう姿が見たいのじゃ。死人が少なすぎるのう
罰として食料を20人分に減らす。数少ない食料を求め殺しあう姿を朕に見せてくれ
ハハハハハハハハハハハハハハ
カカカカッ
・・・ブツッ
みんな落ち着くまでsage進行でいこうぜ
520 :
元・質問くん:05/01/27 22:19:01
どうもみんなにかなりの誤解をまねえたみたいだね ごめんなさい
でも偽者がいたのは事実だよ
本物のぼくは、トリップは知らないけど
自演やうそはついていない
こらーっ!って怒ってるのがぼくだし
それから500は偽者だよ ぼくはTVを見てたからしらないもん
それから元・質問くんって名前も変える事にするよ
戦国時代だから忍者くんにするよ その方がわかりやすいし
これからは番号じゃなくできるだけ名前で呼んでほしいな
たぶん仲間には入れないと思うから話だけ聞いてるよ
それなら荒らしよばわりされないだろうし
でもたまには書き込みするかも 迷惑にならない程度に
521 :
忍者くん ◆NrzNAFPLAQ :05/01/27 22:21:30
トリップ使ってみたから これでいいのかな
>>518 ちょっと早すぎない?
もう少し後でやり直そうよ。
523 :
出発:05/01/27 22:28:31
毛利元就は3-Cで何とか食糧を得、天皇の放送を聞いていた。
「今回は死人が6人?しかも食糧20人分?何ということじゃ」
「父上、急ぎましょう。ここからだと3-Gに行きますか?」
「いや、高地の4−Fに行く」
「左様ですか」
元就はどんなときでも常に冷静で戦のことも考えながら行動を決めているところがある。
「隆元兄上はご無事でしょうか?」
「死亡者には上がっておらんかったし大丈夫じゃろう・・もっとも傷を負っておるかもしれぬが」
「・・行きましょうか」
「うむ」
二人は再び林の方へ歩き出した。
【96番毛利元就・46番小早川隆景 4−Fを目指すため3−Dに向う】
524 :
無名武将@お腹せっぷく:05/01/27 22:38:19
>>522 一日目日没で150行ってるから十分でしょ
どれにしろ、
79人に対して、20人分じゃ、食糧の不足で戦いどころじゃなくなりそうな予感。
食糧半減はもう少し後でいいでしょ。
なんなら、差し替えはちゃんと作るからさ
>>525 任せたぜ。
ところでふと思ったんだが、光秀はどこの家臣と考えればいいんだ?
織田?朝倉?斉藤?足利?はたまた浪人か?
1555って言ったら斉藤あるいは浪人か?
個人的には織田にしたいんだが、織田出すぎな気がするし。
俺もトリップ付けるかな。
>>414 雲蒸竜変は雲に乗じて蛇が竜になって天に昇ること。英雄や豪傑が時期を捉えて世に出るたとえ
>>518 さすがに早すぎ
>>525 差し替えお願いできるかな?
それから、偉そうにするわけではないが、このスレ再起動させた者として一言言わせてくれ。
おまいらもちつけ。もっとマターリ行こうよ。
ガガッ・・・皆の者、起きよ!2日目の日の出である。
放送をよく聞け、聞き漏らしの無いようにな。
先の放送でも言ったとおり、今回からの食糧配布は半分。つまり50人分だ。
最初に支給した食料も尽きつつあるだろう。食いたければ、殺してでも奪うがええ。
今回の食料配布場所は、4-Fの山中、3-Gの2番トラック到着地、3-Aの廃墟内とする
次に今までの死者を発表する。―02番赤穴盛清、15番荒木村重、25番大熊朝秀、32番柿崎景家、41番熊谷信直、85番本多正信の6人ジャ。
一日目で21人か、まだまだ血が足らぬ。朕はおぬしらの殺しあう姿が見たいのじゃ。
この放送で親や知己の死を知った者も居るだろう?憎みあうがええ、殺しあうがええ。
ククク、カーッカッカッカッカ・・・
・・・ブツッ
529 :
元・質問くん:05/01/27 23:23:07
僕は今から寝るから、いまから明日の4時までにでたら、にせものだよ
530 :
元・質問くん:05/01/27 23:25:17
それと、ぼくは無害だから仲良くしてね
>>527 スレ立て人としても、個人的にも賛成。
皆、マターリしようよ。せっかくスレが復活したんだし。
532 :
忍者くん ◆NrzNAFPLAQ :05/01/27 23:48:28
コラーッ! また人のまねして
この偽者め529と530うそつくな!
ぼくは、トリップもつけてるし 名前も変えてるんだからな
それにちゃんと見てるんだから
つうかマジで感想スレ建てないとログが流れて話がさっぱり分からなくなるぞっと。
雑談・感想スレがホスト規制で立てれんかった。
誰か替わりにに頼む
535 :
忍者くん ◆NrzNAFPLAQ :05/01/28 00:13:05
ぼくが立ててあげようか?
536 :
忍者くん ◇NrzNAFPLAQ:05/01/28 00:21:30
1つぎもん?
トリップつけてもコピペ出来るんじゃ..
ためしてみよ
537 :
忍者くん ◆LUr9isZgQk :05/01/28 00:23:38
出来ちゃった でも文字が太くなるからわかるかな
「・・・殺してくれ・・・頼む・・・殺してくれ・・・」
尼子誠久と山中幸盛は、今にも死にそうな男を見下ろしていた。場所は5-D。死にかけた男は16番、井伊直親だ。
「酷いな・・・これではもう・・・」
「あぁ、この傷では助かるまいな」
直親は哀願するように二人を見つめている。その目には生気はなく、死が近いことを表している。
もう手遅れだと判断すると、幸盛はナイフを直親の左胸に当てた。
直親の口が微かに動く。幸盛は耳を直親の口元にそっと近づけた。
「あ・・・り・・・が・・・とう・・・」
薬によって精神が錯乱していた彼も、死ぬ間際には正気に戻れたのだろう。
頷くと幸盛は、再び左胸にナイフを当て、一息に心臓を突き刺した。
直親は小さな呻き声を上げ、ビクビクと痙攣していたが、幸盛は目を背けずナイフを握った手に力を込める。
やがて直親が息絶えると、幸盛は静かにナイフを抜き取った。無言で直親の血を拭うと、幸盛はさっさとその場を離れた。
後ろから誠久が追ってくる。
「どうした幸盛?」
「早く晴久様を見つけましょう。こんな馬鹿げた戦は懲り懲りだ。某は貴方と晴久様を連れてこの島を出る」
「出るってお前、どうやってだ?なにかいい案でもあるのか?」
「そんなものはありませぬ。罠があれば食い破るのみ。それだけです」
「それだけって・・・大体、毛利を殲滅し、天下を狙えるまたとない好機だぞ。みすみす逃すこともあるまいて」
誠久は大股で歩く幸盛に遅れまいと、小走りで追いながら幸盛に話しかける。
「いいでしょう。毛利のことは幸盛、お約束しましょう。この身が引き裂かれようとも、必ず毛利の者どもを討ち果たしてごらんにいれる。ただし、天下などという夢はお忘れなされ」
「しかし――」
「天下は人から与えられるものではござらん。天下は己の力で掴み取るもの。二度と情けないことは言われますな」
「・・・そうだな、その通りだ。すまん、許せ」
幸盛に言われたことを恥じたのか、誠久はそれから一言も口を利かなかった。
二人は朝の陽の光を全身に受けながら、食料配布場所の4-Fの山中へ歩き出した。
【14番 尼子誠久 4-Fの山中へ移動】『スコップ』
【98番 山中幸盛 4-Fの山中へ移動】『六角棒』『ナイフ』
>>550 ◆9rH0eHARI.
時間かかったわりに駄文ですまん。こんな感じで我慢してくれ
541 :
無名武将@お腹せっぷく:05/01/28 07:38:16
うお〜!気がつけば皆トリップついてやがったり・・・。
昨日途中から落ちてた間にかなりもめたみてえだな〜。
俺もトリップつけたほうがいいのか?
書き手と、常駐するROM専は付けた方がいいかも。自演防止になるかもしれないしね。
あとsageた方がいい。人がこれだけ集まればageる必要ないでしょ。
それから感想スレ立てちゃっていいのかな?
543 :
忍者くん ◆NrzNAFPLAQ :05/01/28 08:43:48
おはよう みんな
ぼくは、荒らしじゃないから今日も一日よろしく(^O^)
荒らしじゃないならまずsageろ。それとも構ってちゃんは人の目に触れてほしくてわざとageてるのかな?
sageるってこういう事かな?
あんまし詳しくないから ごめんちゃい
なかなか素直じゃん。少し見直したかも。
ダメもとでいってみるが、もうちょっとおとなしくしてような
は〜い<(^O^)
>>540 あー本当だ。
>>539に
【16番 井伊直親 死亡】
を追記です。
教えてくれてありがとね。
549 :
元・質問くん:05/01/28 10:39:07
こらー!みんなお願いだから僕のマネしないでよ、
一目瞭然だな。荒らしは人に見て欲しくてあげる傾向がある。
>>549はその典型的な馬鹿の代表といったところか。
2chブラウザ使っている人は、あの馬鹿をNGワードに入れることをお勧めする。あぼーんできるから不快な思いをしなくてよくなるから。
ぼくももう偽者の相手はしないよ
みんなの迷惑になるだけだし
疑わしきは節穴せよ
ねえ 誰か話書こうよ 面白くないよ
すごくさみしいスレになってるよ
節穴って どうやんの
名前欄に節亜名と半角で入れるんだっけ?
あんまり知らないから、誰かハットリくんに教えてやってくれよ。
知ってるよ それって あいぴーが出るやつでしょ
ぼくをだまそうとしたってだめだよ
ぼくはそんなにバカじゃないんだから
あいぴー?知らない言葉が出てきた
558 :
忍者くん ◆NrzNAFPLAQ :05/01/28 15:03:25
ちがうの?
>>555 こうだね。
ホスト名・IPが、、、
他の人のホスト名・IPを見ることはできませんが、自分のものを表示することはできます。
名前欄に「fusianasan」といれるだけです。
もしも間違ってこの方法他でホストが表示されたとしても、自己責任なので削除依頼には応じません。
まちがえたsageだった めんご
そう それだよ
まぁ何でもいいや。
とりあえず、今は俺とお前しかいないようだ。ハットリよ、お前に雑談・感想スレ立てさせてやるから立ててみな。
どうやんの
564 :
無名武将@お腹せっぷく:05/01/28 15:07:49
ガキはホントにバトルロワイアルに感化されすぎ。だから平気で人も殺す。
病気だね。
え? 誰が誰にしゃべってんのか わかんないよ
概出は知ってるよ。
ただこれ以上、本スレを廃れさせないためには別スレ立てるしかあるまい。
そして削除依頼厨の松茸に目を付けられるのな。
564はそんな汚い言葉使っちゃだめだよ
みんな専門用語が多すぎて わからないよ
もっとちゃんとしゃべろうよ
とにかくハットリが立ててみれば分かるだろう。
おい、ハットリ。お前が荒らしから足を洗ったのなら立てろよ。みんなのためだ。立て方知らないなんて青くせぇ事言ってないでやってみろ
うーん 立てたらどうなんの
>>572 海王のペースだと、削除依頼が出され次第、24時間以内に削除される。
人物はともかく、時代設定が戦国時代ではないので
ついでにこのスレも削除依頼が出される可能性が高い。
>>572 そこが雑談・感想スレになるだけ。
運が悪けりゃ削除されるかもしれんって事。
ふーん でもやった事ないからできないよ めんご
使えない奴。糞の役にもたたないとはコイツの事だろうな
だってさ やった事ないんだから しょうがいなよ
ごめんなさい
なら二度と偉そうにするなよ。話の続き早く書けなど、もってのほかだ
気にすんな。このスレは煽りがデフォ
はーい めんご
でも誰も書いてないから すごくさみしいスレになってたから
これからは気をつけまーす
忍者くんが好き勝手に続きを書けよ
そんな事できないよ
ルールもなにもわかんないんだから
ルールはシンプル。面白いもん勝ち
まあこいつが続きを書いてもスルーされるのが落ちだろうけど
それだけじゃ わかんないよ
武将もかってに使ったらだめだったり
全員の武将のいる場所もわかってないとだめだし
武器もだし
わからない事がおおすぎるよ だから最初に質問したんだよ
面白ければ何でもいいんだよ。
つまんなかったり、気に入らなかったりすると難癖付けられる。
ルールなんて実際は有って無きが如し。
そろそろ帰るよ さよならみんな
また、今度遊びに来るよ
その時は、話のログだけを見るようにするよ
じゃ
588 :
無名武将@お腹せっぷく:05/01/28 15:53:36
忍者くんは元・質問くんなのか?俺が代わりに板立ててやろうか?どんな板立てればいいんだ?
>>588 いや、今はまだ時期尚早だろう。
前に感想スレ消された前例があるから。
2スレくらいまで行ったら、もう一度考え直そう。
>>588 せっかく帰ってゲームしようと思ったのに
ぼくは、本物の元・質問くんだよ
にせものじゃないからみんなにめいわくかけないよ
名前を変えたんだよ 戦国時代だから忍者くんにしたんだよ
ちゃんとトリップも付けてるからにせものも怖くないよ
それからみんなsageなんだってわかった588
スゲーな。一日中張り付いてやがる。
それもレスがあってすぐに反応してるのが、ある意味怖いな
とうぜんだよ ぼくはこのスレの大ファンなんだから
深夜でもお話できるよぼくは でも悪い子じゃないから安心して
>>◆IVgdXngJC6
素敵なお話ありがとう。わざわざ頼んで書いてもらってごめんね〜。
でもマジ嬉しかったわ。無視されるかなとも思ってたし、その上ネット初心者なもんでどこまでがオッケーなんかも解らんかったし
しかし敬語じゃないと駄目なのかと思ったら荒らしと間違われるし・・難しいな・・勉強不足がよく解った。専門用語さっぱり・・上のログ読んでも解らんことだらけだった
でもこのトリップつけてもらえるとわかりやすくていいね。大体皆名前なしで入れてるから混乱しかねん・・
3−Dへ向う途中毛利元就は共に行動している小早川隆景の様子がおかしいことに気がついた。
もともと体力のあるほうではなかったがその乱れた呼吸は正常とは思えない。
「隆景」
元就は自分の後ろを歩く隆景に声をかけた。足取りも重く肩呼吸をしている。
「ち、父・・上・・?」
元就の足が止まったことにようやく気がついた隆景は元就をみやった。
「先を・・急・・ぎま・・せぬと・・」
「隆景。受け取れ」
何を思ったのか突然元就は拾った小石を隆景へほうり投げた。
しかし隆景はそれに反応できず、宙を舞った小石は地面に落ち転がっただけであった。
>>忍者
常に居るなら一つくらい続き書いてみれば?とりあえず誰も使ってないキャラで始めてみてはどうだろう。斎藤とかが空いてるよ。別に使われている武将でもいいんだろうけど、他の書き手さんが続きを考えてるかも知れないので、一言入れてからでないと失礼だよね。
書き方の方は難しくないと思う。ただ場所や時間等には注意してね。今後の武将の行動がそれで決まるから。
武器に関しては実在する武器ならある程度出しても構わないでしょ。常識レベルのものに限るけどね。
あとは武将達の因果関係を考えてやればok
楽しみにしてるから頑張って
「やはりか・・」
元就はそう言うと隆景へ近づいた。
「父上?な、何です・・?」
隆景は距離をとろうと後ろへ下がろうとしたが元就の手のほうが速く隆景の左手を掴んだ。
「・・・!?」
「隆景・・右手を見せてみぃ」
元就の言葉に隆景は首を横へ振った。無理にでもと元就は隆景の右腕を掴もうと触れた瞬間隆景の苦痛の叫びが上がった。
「うあぁぁっ!!」
元就は隆景の右腕が折れていることに気がついた。そのうえ、免疫反応のため折れた腕は炎症を起こし腫れている。
「どうしたのじゃ!?その腕は・・そういえばお主は元春と共におったのであったな。お主も争うたのか?」
元就は必死で隆景に問うが隆景は俯いているだけであった。
「このばか者が!何故黙っておった!!」
何も言わずにいた隆景にはもちろん怒りはこみ上げてくるが、それよりも一緒に居ながら何も気がつかなかった自分に元就は腹が立つばかりであった。
兄元春と組み尼子誠久を殺そうとした時に突然崖から飛び降りてきた男、山中幸盛は持っていた武器六角棒を隆景に投げつけてきた。
それが銃で狙っていた隆景の右腕に当たってしまっていた。
本来なら元春の援護のためにも山中幸盛を撃ち抜こうとしたであろうが、片腕をやられ苦痛に襲われていた隆景にはそれが出来なかった。
気がつけば元春は殺されていて、己だけでもと必死に逃げたのであった。
敵の武器も拾える状態ではなかった。だからそのまま残して逃げてきてしまった。
ただ、必死で生き残るために・・
597 :
元・質問くん:05/01/28 19:04:13
>>595 ぼくはここが好きだからここにいるだけでいいんだよ
はぁ?はぁ?はぁ?
ぼくは、ぼくは、
元、元、元、元、
質問、質問、質問
君だよ、君だよ
ははははははははははWWW
しかし、みんなバカだねWWWぼくはホントに無害だと思ったの?はぁ?ははははははははWWW
ホントにおかしくて腹が痛いよWWW
ここは小説書くところなの〜?それとも荒らしについて語るとこ〜?
>>100 荒らすとこじゃないよ、
あと、上の荒らしはぼくじゃないよ
>>600 戦うところ。
このスレがセンゴク・ロワイヤルだったんだよ!
トリップ一緒で違うって言われてもな・・・
これで荒らしに認定されたし相手にするの止めような
>>602 あ〜そうなん?センゴク・ロワイヤルか〜。
変なんいたからなんだろうと思ったじゃん〜
このサイト?結構人数いるの〜?
>>603 トリップ変えたよ、もうこれでにせものは現われないよ、ぼくは無害だから、大丈夫だよ
ちょっと見に来たら
ひどすぎるよ なんでこんなにせにものがいるの?
それもトリップまでまねしてる なんでわかったの ぼくのトリップ?
せっかく595が言ってくれたからがんばってみようと思ったのに
しかたないから今度は絶対わからないトリップにするよ
ちょっとめんどうくさいけど
それから ぼくは592からかきこみしてないからね
>>603 トリップ一緒なのに違うとか言ってるけど・・大丈夫よね?
コピーとか出来るなんて無い?あと、sageってなに?ゆっくり進めるってことなんかな?
違う・・かも?
みんなの迷惑になるから しばらく顔出さないようにするよ
じゃ
また現われたよ、606と607と609はぼくじゃないよ、なんで真似するの?それと、ご飯食べるから9時までに来る忍者くんは偽者だからね
>>608 トリップはコピーなんて出来ません。コピー&ペーストするとこんな名前欄になる。
解析は出来るようだが、わざわざそんなことする暇なやつがいるとは思えん。
自作自演99%確定。そういうわけで、相手するな。
>>608 トリップはそのままコピペしてもすぐ分かる。
大抵は本人しか知らないからコイツは完璧な自演荒らしだよ。
君も疑いがかかったんだから、奴に関わるとまた疑われるよ。
それからsage進行とはみんながsageていくこと。スレを上げないから人目につきにくくてやりやすい。
なんか君に教えてばっかりだ。昨日もトリップを教えたし
自作自演なんかしてないよ
それにトリップがコピーできないのはぼくが発見したんだぞ
だからにせものは解析したんだよ
本物は「Ohu1I64peo」だよ
簡単なトリップを付けたぼくも悪かったけど
でもこんどは複雑だから解析されないよ
>>611 そっか・・安心した・・。やっぱり自作自演か。解った。
相手にしないことにします。
ぼくは荒らしなんかしてないよ
トリップをチェックしてもらえればちゃんとわかるよ
「Ohu1I64peo」は何もしてないでしょ
はっきりゆうよ前のトリップは「#100」だったんだよ
簡単だから解析されちゃったけど
今度は絶対されないから だから本物は「Ohu1I64peo」だよ
>>612 う〜ごめんなさい!
かなり迷惑かけてますです。
勉強になりました、ありがとう!
わーん どうして ぼくの言ってる事信じてくれないんだよ
ぬれぎぬだよ
ぼくはあらしてないよ もう
>>616 気にしなくていいさ。
ただ2chは半年ROMが基本なんだよ。と、偉そうに言ってみたりしてみるw
>>612 もっと勉強しとくんだった〜。まさかこんなに色々あるとは思ってなかったよ・・
2チャンネルの専門用語解説検索で昨日も言ったけど一応理解しようと調べたらその解説自体専門用語だらけだったわ・・
>>617 俺は信じてるよ。自己紹介してくれるかな。
【名前】
【性別】
【年齢】
【身分】
【生息地】
【趣味】
【他によく逝く板】
【生息時間】
【一言・自己アピール】
>>618 半年RoM!?初心者には無謀でありましたか・・(ガーン)
もー なんでぼくがいない間ににせものがあらしてるんだよー
にせもの出て来い! もうぼくは逃げも隠れもしないぞ!
ぼくが本物だ! ぼくに化けてこれ以上このスレに迷惑かけないでよ!
ぼくが疑われるだろ!
>>621 無理せず徐々になれていくんだね。
そのうち2ch用語にも慣れてくるさ。
>>620 そんな事できないよ
ぼくはここのルールを出来るだけ守って
おとなしくお話を聞きたいだけなのに
にせものが悪い事するんだよ
最初はぼくもお話を作ろうと思ったけどルールがわからなかったから
でもせっかく595が認めてくれてたからなんとか作ってみようと思ったのに
下の方見たらひどい事になってたんだ
全部ぼくじゃなくてにせものがやったんだ
ぼくは無実だよ!!
>>623 だといいな〜。でもまた迷惑かけるかも・・・早く慣れたいなぁ。
でも、ここの人らは親切な人が多くて助かったです。顔が見えないから文字で判断しなくちゃいけない分チャットとかって存外怖いのよねぇ
はじめ書いたときかなりドキドキしてたな・・無視とか怒られたらどうしようってね〜
今も少し思ってるけど・・(^^)=顔文字も最近覚えたてなのさね・・情けない
ぼくはもう帰るけどこのトリップ以外の忍者くんは全部にせものだからね
それからお話はがんばって考えてみるよ 完成したら書き込んでみるよ
おもしろくないお話だったら 次からは書かずに見てるだけにするよ
それじゃ みんな おやすみ
>>602 人数なんてわからねんじゃないか?点呼の取りようないような・・
>>627 602 :無名武将@お腹せっぷく :05/01/28 19:27:08
>>600 戦うところ。
このスレがセンゴク・ロワイヤルだったんだよ!
そ−いや朝からずっと居る人って・・違う意味凄い・・。一体どんな生活してるんだろうか・・?
黙ったままの隆景の右袖を破りとると元就はそれを右腕に巻きつけた。
「・・っ!?」
冷たい感覚が右腕に走り隆景は元就を見た。大切な飲み水を熱の持った腕にかけている。
「父上!なんともったいないことをなさいます!?」
「なくなれば汲みにいくか、敵から奪うか、方法はある。それよりもまずは手当てを致さねば・・とはいえ添え木を当てるくらいしかできぬが・・」
元就は周囲を見渡しちょうど良い枝を捜し始めた。
が、途中で元就は隆景の所へ引き返した。
「どうされたのです・・?」
「しっ・・。微かじゃが足音が聞こえたような・・」
「!敵ですか・・父上これを」
隆景は自分の持つグロック17Cを元就へ差し出した。
「なんじゃ・・?」
「これを持ってお行き下され・・私はここに残って少しでも時間稼ぎを・・」
熱のせいか、痛みのせいか隆景は自分の身体がすでに限界がきていると実感していた。ついて行けば重荷としかならないであろうと考えた故の決意であった。
確かに足音は近づいてきている。時間はなさそうである。
「さ、はよう・・お行き下され・・」
「隆景・・」
元就には息子の気持ちが痛いほど解った。
631 :
無名武将@お腹せっぷく:05/01/28 22:31:32
>>617 はっきり言う、出てけ!二度と来るな!
いいか?確かに#100は簡単かもしれない、だがな!それはお前しかわからないんだぞ!?お前が#100にしたから簡単だと思ってるかもしれないが、お前以外にわかるわけないの!
頼むから、スレに参加しないなら来ないで!
632 :
無名武将@お腹せっぷく:05/01/28 22:37:05
>>626 仮に、ホントに偽者がいたとして、そいつがお前のトリップにしたことは凄いことなんだぞ!?
トリップは真似出来ないことは、2chやってれば、誰でもわかるぞ?
たまたま同じになったとして、今のお前が本物だと証明出来るものは何もないだろ?
どっちにしろ、迷惑かけたんだから謝罪しろ!
>>631 気持ちはわかるけどもうほっとけば?
それにsageでいくんだろ?
>>633 スマン、マジで腹立ったからさ…
ホントいい加減にして欲しいわ…なんで荒らしの本物探しでスレ埋めるんだかな〜しかもトリップつけようが荒らしに変わらないし…ホントうぜーよクソ忍者!
>>634 まあ、確かに。しかも都合で出たり居なくなるとかいったり・・
うぜえよなあ・・毎回同じこと言ってるし
>>634 奴のせいで他の人らが来なくなったら困るしな・・
ところでおまいらの一番好きな話どれ?
おいらは妖刀と氏康が死ぬ話の二つが好きだ。
何でも無い、顔に掛かったそよ風の揺らめきで私は目を覚ました。
「・・・朝か。」
日頃からの癖がこの島でも抜け切っていないようで、まだ辺りは明るいとはいえない。
いつもならこのまま起き、近習と共に夜が明ける前に館を出て、山で払暁の鍛錬に励むのだが、
「起こしては悪いな・・・」
隣に眠る娘―ノドカを起こさぬよう、間もなく消えようとする儚い星の光を数えてみる。
・・・・・
星を数えている内に心は静まって、聞こえてくる静かで安らかな寝息を感じる。
顔は見ていないが、きっと、安らかな寝顔をしているのだろう。
本当に、安らかで、心地よい朝だ、こんな朝ならたまにあってもいいかもしれない。と、この島に似つかわしくない事を思う。
―だからこそ、護らなくては―この命を。終わらせなければ―この狂ったゲームを。
やがて起きたノドカと共に、私は行動を開始した。
ノドカも朝には慣れているようで、昨日と変わりのない様子で私の後に付いて来る。
「ノドカ、武田殿はどのような人なのだ?」
探す手掛かりにでもなればと歩きながら聞いてみる。
「はい、とっても優しいお方です。私や源五郎君と遊んでくださったり、色々な事を教えて下さいました。」
―そういう事では無い、と言おうとしてやめた。
質問としてはあてが外れたのだが、興味が湧いたので色々話してみるのもいいと思ったからだ。
「なるほど、武田殿は大名としてだけでなく、そなた達にとっても素晴らしい父であったのだな」
言って、私は父・久政を思い起こした。そして、さっきのノドカの話と対照的な想い出に、思わず表情が暗くなった。
「どうか、なさったんですか?」
私の表情の変化に気付いたのか、ノドカは歩みを止めて、私の顔を覗き込む。
その透き通った瞳を見ると、何故か抵抗無く私は彼女に想い出を語りだした。
「私の父の久政は、毎日、鷹狩や田楽に明けては暮れ、まともに口をきいたのは数えるほどしか想い出に無いのだ。
母は早世しておって、代わりに私は海北綱親や赤尾清綱といった、臣とよく話した。」
切り出しの言葉でさっきの私の表情の変化の意味を悟ったのか、真剣な表情で彼女は頷いていた。
「しかし、それが全て私の望んでいた話かと言うと、やはり、そればかりではなかった。むしろ、そのような話のほうが少なかったかもしれない。」
「・・・どんなお話をなさったんですか?」
声もいつもの軽やかさを抑えて、ゆっくりと彼女は聞き返してくる。
「彼らが日頃から口にしていたのは、父を反面教師として、良い将となり江北の民を救え。といった話が多かったな。
もちろん、それは当たり前だと思うし、彼らは臣でも、師でもあるが、父ではない事は解っている!」
少しづつ、感情が昂ぶっている事には気付いていたが、もはや、口は止まらなかった。
「思えば、私はこうして将足らんと励み、功を成そうとしたのは父に振り返って欲しかったからかもしれない。
しかし、私が鍛錬に励めば励むほど、功を成せば成すほど、父はむしろ私に憎しみの目を向けるのだ!
何故だ!私は、私は―!」
叫んで、崩れるように跪き、項垂れ、そして溢れた涙が地に染みこむ様を見た。
すると、
「大丈夫です。」
声が聞こえて、細い腕で、跪く私は頭から抱きしめられた。
「・・・ノ・・・ド・・・カ?」
頭を上げて、ようやく三つの音を私の口は紡いだ。
「大丈夫です。私が、私がいつでもお話なら聞きます。だから、だから・・・」
言って、私の耳の横にあるノドカの口からも嗚咽が漏れ始めた。
「・・・ノドカ、ありがとう、でも慰めてくれた君が泣いていては、本末転倒だろう?」
ノドカを真似て、少しおどけた口調で言ってみる。
そして、少しだけ離れて、お互いの涙の流れる瞳を見つめあい―
「長政様・・・」
「ノドカ・・・」
―私達は短い、唇を合わせるだけの、けれど深い接吻を交した。
>>635 そうなんだよ…
偽者と現われる時間がほとんど同じだし、あいつ多分ホントに自作厨だよ…
しかも、あいついらないし偽者だろうが、このスレには有害だしな…
>>636 確実に減ってるでしょ、ってか、三戦住人にも迷惑かけていると思う、謝罪以前にこのスレから消えて反省して欲しい。
だからもういいって。
そんなくだらない議論するスレじゃないだろ?その話をしてる奴らも俺から言わせれば同罪だぞ。
出て来ても完全無視きめこめば、数日もすれば消えるんだろうからほっとけよ。
もうその話はここで終了。
「父上・・」
「これ以上は申すな・・ワシはお前の父親じゃぞ。見捨てていけるか」
元就は隆景を支えつつ木の陰に身を潜めた。
「戦うにしてもまずは敵を知らねばな・・」
足音が近づき姿を見せたのは40番久能宗能であった。片手にはボーガン。
(・・・誰じゃろう毛利や尼子の者ではないようじゃが・・)
熱で朦朧としているためか隆景は自分の武器を落としてしまった。その音に久能は気がついた。
「誰だ!!」
ボ-ガンを構えつつ音の方向へ近づく。久能が元就たちを見つけた瞬間に元就は飛び出した。
久能も敵の出現にとっさにボーガンを放つ。至近距離で矢は放たれ元就の左肩へ突き刺さった。
しかし元就は久能に飛び掛っていた。久能も必死で抗おうとする。
「父上・・!」
隆景も援護をしたいのだが身体が自由に動かない。元就の勝利を願うのみである。
敵に備えていた元就は十文字槍を持っていた。相手の久能はすでにボーガンを撃ったため矢も無い。
もちろん番えさせるような真似を元就にする気はない。圧倒的に元就の有利な戦いであった。
「うぐっ・・」
と声がし、戦いは終わった。元就は槍を久能の心の臓に突き刺した。ググッと元就の手には力が入れられる。
ゴボゴボッと久能の口から血が噴き出された。
「・・・」
しばらくして、ようやく元就は槍を抜き立ち上がった。
「許せ・・」
持ち物を奪うと元就は隆景のほうへ行き再び目的地を目指すために進むのであった。
【40番 久能宗能 死亡】
【96番 毛利元就 弓矢4本・アサルトライフル(残弾少量)・ボーガン5本・十文字槍】
【46番 小早川隆景 グロック17C・(右腕骨折により体調最悪)】
目的地4-F目指し中、負傷者のためゆっくり進み中
テスト
?
>>637 どれが一番かといわれると困るな・・550の人みてえに好きな固定キャラも・・
迷うな・・。どれもいいからな
そーいや、やっぱこのスレで書いてる奴は皆小説に参加してんのか?
ちなみに俺は尼子晴久の・・くだらない駄作ですまん。な話書いてる・・
>>637 「妖刀」が気に入っている。
リメイクしてくれた職人に感謝。
>>649 色々と書いてる。
俺の駄文の特徴として、台詞よりも動き、動きよりも感情表現が多い。
よろ。
>>650 「妖刀」はほかのと違った感じで面白いよな
652 :
悪魔大魔神 ◆jvBtlIEUc6 :05/01/29 00:21:16
信長はまだ使える?死んでないなら使いたいんだけど
もちろん一番すきなのは尼子ネタ。特に幸盛の・・まじにハマッテル。
実は私も話書いてました。すいません。
信長は生きてるよな?確か・・
あれ?パスワード間違えてたんかな?
>>653のおかしい・・
あ、やっぱり打ち間違ってた・・・戻った。まぎらわしいことしてしまった・・以後気をつけます!
いかんな・・何しても。失敗ばっか・・やっぱり向いてないよう・・。
話書くのは楽しいんだけどな〜
「妖刀」・・思いもつかなかったな〜。まあ、晴久らじゃ向いてないか。
>>649 丹羽&利家の(人気ねぇ)話とか
なんでか知らんけど好かれてる『妖刀』とか書いてみた。
いや、ちょっぴり雑談ウザーかも知らんが
思い出したら言いたくなったのでちょっと書かせてくれ。
『妖刀』書いたあとにスレ見直したら、すぐ上で義輝も刀扱ってるのね。
しかも義輝が『破邪刀』ときて、こっちが『妖刀』。
挙句の果てにどちらもやられ役の右腕が飛んでるし。
すげー偶然を感じたね。
>>660 丹羽らのもいけてるぜ!足利の剣聖将軍と同じようなの・・すげぇ。
偶然って侮れんな
毛利の話書いてる奴いる?
あれ、読みにくい。張るならいっぺんに張ってよ。
自分は尼子の話がいい。幸盛が実直な武士って感じが出てて結構好き
>>650 どの話か気になるな〜。意識して見てみるわな
毛利のにつられて隆元だしたな、俺。
>>662 毛利話ごめん。あんまり長すぎも困るかと思って分けちゃったんだよね〜
気をつける
お?山中幸盛はもしやファン多いのか?いいな〜褒められる話書けて・・うらやましいぜ
>>666 互いに『とりあえず景気づけ&数合わせにやられるキャラ』を盛り上げて行こうぜ。
景気良く不幸な数字も取ったことだし。なあ、オーメン。
幸盛いいね。
「天下は〜〜」
って台詞がかなりカッコイイな。
あ、付け忘れた。
>>665私でした。気づけば尼子の敵書いてるし、始めは幸盛にやられかけた隆景使おうとしたら元就メインになってた。
そろそろ終えようかな・・元就ら・・。やっぱり尼子にやられるべきか・・?う〜ん・・
>>669 また、まちがえてねえ?何か違う気がするのは俺だけか?
元就は頭良いから俺的に好きだけどな〜
>>670 なんでだろう・・こわれてるわけじゃないよな・・うちのパソコン
ころころトリップ変えるけどなんで?
普通、一回入れればずっと使えるものだよ。
もしかして、いちいち名無しになってカキコしてる?自演?
>>672 そうじゃなくて・・何回かこれ見て一回落ちてワードで宿題うってたら記憶させてるのが
なくなってる・・宿題に集中したほうがいいかも・・ごめんなさい。
また新たな疑い・・ハァ〜
何かやっぱり向いて無いから参加やめとく。変な疑いかけられるとへこむから・・
元就らも自由に使ってもらえればありがたい。では、ご迷惑ばかりかけました
すいませんでした
>>675 何で解るの?女って・・口調?
工房って何・・?
高校生ってこと。
臭いで分かる。なんか女って感じが出てる。
>>677 臭い!?嘘だ〜!
でも性別は当たってる。高校生じゃないどね
なんだ、ババァか。
腐女子の臭いがプンプンするから工房かと思ったがババァとは・・・
宿題終了・・はぅ!またしつこく入ってしまった・・ネットに慣れてないとハマルのも早い・・抜け出せれるかな〜?
>>679 ババアとはなによ!失礼な!まだ若い!!ひでえの・・そういう自分は若いんでしょうね?
年上だったらまじ怒るよ
ま、いいや。喧嘩しても仕方ないや。
生意気な厨房でした( ̄ー ̄)ニヤリ
もう落ちるから続きはまた明日やろうね。
黙ってみてるとおかしいな・・
女ってもろバレ当然。文章的にも・・女みたいだし
>>683 続きするの?まじ・・?つーか・・ごめん厨房からみたらおばんだわ
686 :
松茸狩り▲ ◆NrzNAFPLAQ :05/01/29 01:28:05
コテハンスレの様相を呈してきたな。
>>683 明日もってか:550 ◆9rH0eHARI.明日もこんといかんなったな?
笑える・・
>>683 明日は朝と昼間しか出れんもんね〜厨房じゃないから、暇があまりない。仕事だ〜
そう−いや元就は結局どうすんだ?:550 ◆9rH0eHARI.は止める気なんか?
それとも置き?
幸盛書いてる人に任せちゃえば?
今日は朝来ただけでまだ来てないけど
いじめられてる自覚があるなら
まず半年ROMれ。空気嫁。
議論はそれからだ。
>>690 そうすっか。
でも何かモメテやめられるのは後味悪いな〜
平和主義の俺には耐えられねえ(どこが?)
>>691 うけた。まじで、いいなぁここ。
意外にほっとかないもんな、なんだかんだ言っても。
今までに入った中で居心地良い〜感じか
:550 ◆9rH0eHARI.落ちたんか〜?
俺は頑張って晴久書かんと・・さて、どうつなげっかな・・
げげっ!気がつけば時間たつの早くねえ?・・皆落ちるはずかぁ・・
696 :
無名武将@お腹せっぷく:05/01/29 01:53:30
歴史好きの女か・・変わってるな〜。やっぱり年いってんのかもな。
さて俺も今日はこれくらいにすっかな。ねみぃ・・
698 :
博士太老:05/01/29 02:15:20
ココすごい面白い話しばっかですね
特に幸盛と氏康は大好きです。これからも良質な内容で頑張って下さい。あと完成したら本にしてみると売れるかもねW
とりあえず皆さまケンカなどせず良スレageまくりで!
699 :
無名武将@お腹せっぷく:05/01/29 03:05:19
700 :
忍者くんうざい ◆Nw./LV24og :05/01/29 08:05:33
今日も明日もこの先ずっと現われないことを祈る。
もし700取れたら、忍者くんに天罰が落ちますように!
701げっとしたよ
おはよう みんな 今日も一日よろしく
それからにせものが出てたけど 大丈夫だよ
トリップをコピーしてただけだから
これでぼくがほんものだってわかったでしょ
前のトリップは、本当に解析されたんだよ
だからびっくりしたんだよ ぼくはうざいのかもしれないけど
うそはついてないよ だって自分であらしなんて名前で
自分のトリップ使ってあらさないよ
にせものは本物マークを知らないみたいだね
703 :
忍者くん ◆tWdyGLAzbI :05/01/29 09:34:21
ちょっと待って!これにせものだよ!かこレス読んだらわかるよ!ぼくが先にトリップ変えてるし、この人真似しているだけだよ!
あとからトリップ変えて本物名乗らないでよ、なんで真似するの?
704 :
忍者くん ◆tWdyGLAzbI :05/01/29 09:37:53
それと、そのトリップは本物のマークじゃないよ、だって、この偽者はぼくがトリップ変えたあとに、変えてるし、現われないって言ってるのになんかいも荒らしにきてるよ、ぼくは無害だけど、この偽者は荒らしだよ、なんで真似するの?
705 :
忍者くん ◆tWdyGLAzbI :05/01/29 09:41:45
702はぼくのトリップわからないから、これでもう真似されないよ
ぼくが本物だからね、この人は偽者だからね
>>703-705 いいかげんにしてよ このにせものめ!
ぼくは人のわるぐちいったりしないよ!
それに君はsageてないからにせものだってバレバレだよ
あんまり人のいやがる事ばっかりしちゃだめだよ
ほんとに悪い子になっちゃうよ
ここの人が迷惑するから今度からちゃんとsage使った方が良いよ
誰もいない、出遅れたな。
かなりスレが良い流れになってきたので嬉しいです。
>>637-662-668-博士太老
ありがとね。
>>550 ◆9rH0eHARI.
毛利の話書いてたんだ。なら幸盛使ってみれば?
一応今後の伏線のために、元就の目的地に幸盛も向かわせてあるからやりやすいと思うよ。
01赤尾清綱 26岡部元信× 51佐久間信盛 76林秀貞 ×
02赤穴盛清× 27織田信長○ 52佐々成政 77久武親直
03秋山信友× 28織田信行○ 53宍戸隆家 78平手政秀×
04明智光秀 29飯富昌景 54柴田勝家 79北条氏照
05安居景健 30小山田信茂× 55下間頼照× 80北条氏政○
06浅井長政○ 31海北綱親 56下間頼廉 81北条氏康×
07浅井久政 32柿崎景家× 57上条政繁 82北条綱成
08朝倉義景 33桂元澄 58鈴木重秀○ 83細川藤孝
09朝比奈泰朝 34金森長近× 59大道寺政繁 84本庄繁長×
10足利義秋 35蒲生賢秀 60滝川一益 85本多正信×
11足利義輝○ 36川尻秀隆○ 61武田信廉 86前田利家○
12甘粕景持 37北条高広 62武田信繁 87真柄直隆
13尼子晴久 38吉川元春× 63武田晴信○ 88松平元康○
14尼子誠久○ 39吉良親貞 64竹中重治○ 89松田憲秀
15荒木村重× 40久能宗能× 65長曽我部元親 90松永久秀
16井伊直親× 41熊谷信直× 66土橋景鏡 91三雲成持×
17池田恒興× 42顕如 67鳥居元忠 92三好長慶
18石川数正○ 43高坂昌信 68内藤昌豊 93三好政勝×
19磯野員昌 44香宗我部親泰 69長尾景虎○ 94村上義清
20今川氏真 45後藤賢豊 70長尾政景 95毛利隆元
21今川義元 46小早川隆景○ 71長坂長閑○ 96毛利元就○
22岩成友通 47斎藤道三 72丹羽長秀○ 97森可成 ×
23鵜殿長照× 48斎藤朝信 73羽柴秀吉○ 98山中幸盛○
24遠藤直経 49斎藤義龍 74蜂須賀正勝 99六角義賢
25大熊朝秀× 50酒井忠次 75馬場信房 100和田惟政
×印は死亡者 23人
○印は生存者 20人
無印は不明者 57人
個人
【27番 織田信長 5-B民家で休息中】『デザートイーグル.50AE』『ベレッタM1919』『和泉守兼定』
【58番 鈴木重秀 『USSRドラグノフ』】
【73番 羽柴秀吉 コルトパイソン、備前長船】
【80番 北条氏政 『南部十四年式(弾切れ)』『コブラ』『クナイ(10本)』『鍋(頭に装備)』 3-A付近を移動中】
【28番 織田信行 3-B廃墟 】コルト・パイソン(残弾少数)ミネベア 9mm機関拳銃(残弾少数)
【88番 松平元康 3-B廃墟・重傷】
【18番 石川数正 不明】催涙スプレー、他一種
【11番 足利義輝 九字の破邪刀】4-D森。
【16番 井伊直親 なし】4-D森から山奥へ逃亡。重傷。
【64番 竹中重治 民家で就寝】
【36番 河尻秀隆 妖刀村正】G-4地点
【42番 顕如】FFV M2カール・グスタフ(望遠レンズ附属、残弾2発)
パーティ
【63番 武田晴信 コルトM16A2】&【69番 長尾景虎 片鎌槍】3-A付近を移動中
【72番 丹羽長秀 Mk2破片手榴弾×2 矢×10本】 &【86番 前田利家 ショットガンSPAS12】(両者ともにB-4地点)
【06番 浅井長政 FN5-7 4-G付近】& 【71 番長坂長閑(ノドカ) 無銘・匕首】接吻を交わしています
【14番 尼子誠久 『スコップ』】&【98番 山中幸盛 『六角棒』『ナイフ』】4-Fの山中へ移動
【96番 毛利元就 弓矢4本・アサルトライフル(残弾少量)・ボーガン5本・十文字槍】&【46番 小早川隆景 『グロック17C』(右腕骨折により体調最悪)】目的地4-F目指し中、負傷者のためゆっくり進み中
【13番 尼子晴久 鎖鎌】 &【95番 毛利隆元 手裏剣8個】二人3-Eらへんで練習中
【90番 松永久秀 青酸カリ(小瓶に入ってます)】 &【92番 三好長慶 弓・矢(10本)】合流後5-H地点に向ってます。
未回収アイテム
【91番 三雲成持 武器は不明、死体付近に存在】
【97番 森可成 武器は不明、死体側に存在)】
【15番 荒木村重 『毒饅頭』は5-B民家に放置】
現在二日目早朝です。
それにしても登場すらしてない武将が多いな。
誰か使ってない奴で続き書こうよ。
おはようございます。
この初めにうったパスワードが間違ってないことを祈ります。
そ〜いや話書くときも題名するからけさんといけなくなるような・・?
皆どうやってるの?ま、間違ってしまうのは私だけだ・・
>>708 ま、待って〜!私の文才はないので素晴しい: ◆IVgdXngJC6 さんの続きは無理です。
しかも、いじめの対象になってるようだし?(笑)
いじめって誰がいじめられてるの?
いじめちゃだめだよ かわいそうだよ
もっとみんなで仲良くお話書こうよ
昨日のって?
昨日はにせものがあらしてて大変だったから
お話どころじゃなかったよ
とにかくいじめはだめだよ絶対
>>715 構うな。こーゆー輩は放置するのが一番。
誰も相手にしない荒らしほど惨めなものはないからな。
>>716 そう?私的にはお話する時間有ったけどねぇ・・
もし私が幸盛使って話しかいたら〜かなりマニアックになりそうな・・
なんだよー みんなして無視する事ないじゃないか
ぼくは何もしてないのに
sageだって使ってるし、トリップだって使ってるんだぞ
出来るだけみんなに迷惑かけないようにしてるのに
悪いのは全部にせものだよ sageも使わないし
トリップもコピーしたり 解析したりしてさ
ぼくをいじめてばっかだよ いやんなるよまったく
お〜す!
気がついたらお昼過ぎだ〜
山中の書いた奴は朝きてたみてえだな。毛利のが続き書くのか?
なんなら尼子晴久らも使ってもいいぜ?
そん時は俺は違う奴で書くからよ〜
今大事なとこをわかるように印刷してみた・・読み返してみたけどやっぱり幸盛の話最高にいい・・
かっこいいよこの幸盛!
>>698の人が言うようにこれ本になったら買うな〜まじで・・。
でもそのときは私が書いたのは消すか他の人が代わりに書いてもらわないと
恐ろしい・・
そうだね 本になるといいよね
ぼくもそう思うよ698 723
>>721 何か話が違う方向に・・あれ?私は書くのやめるはずだったような・・
今日は午後4時から夜中まで仕事なんで今張り切ってパソコンに座ってる。
でもはっきり言ってこの時間帯少ないから嫌だね〜。
仕事から帰ってからももちろん見るけどその時も時間的に誰もいないかも・・
ぼくはいるよ お話できるよ725
>>725 あっ仕事してる人なんだ。
宿題がどうとか言ってたから大学生かと思ってたよ。
暇人は忍者だけ?・・嫌な組み合わせ・・誰かヘルプ!
構うなっていっても・・この状況だもんな〜やだやだ。
>>727 専門学校いきながら勤め中です・・
きついです。休みあまりないから・・
そんな事言わないでよ550さん
なんでもみんなぼくをけむたがるんだよ 何もしてないのに
>>729 そうか、頑張れよ。
君はなんか話しやすくて可愛らしいから応援したくなるな
仕事なしでは生きられないもんね・・お金がたくさんあれば良いけど宝くじ買っても当たらないし。
地道にいくしかないようです。(当たり前だけど)
>>731 ありがとう〜そう言ってくれるのは貴方だけです〜
頑張るわ!学業と仕事の両立!そして遊ぶときは遊ぶ!
たいへんかもしれないけど がんばって550
ぼくも応援してるよ
>>733 ゴメン、ちょっと自分消えます。
やりにくいと思うけど、相手にしないで続きでも書いててよ。
んじゃねノシ
>>735 ・・了解です。そうだ、私もお昼にしようかな。ちょっと離れませう
えーん みんなぼくを相手してくれないよー
つまんないよー えーん
食べすぎで気分悪いかも〜話でも書こうかな・・
幸盛さんらありがたく使わせてもらおうかな〜
本当に使ってもいいのかな?
・・どんなんにしようか・・
この幸盛はファンが多いようだから気を付けてやらないと反発くらうぞ。
気を付けてやれよな
>>740 やっぱり怖いんだけど・・やめとこうかな・・私も幸盛ファンだし。
やっぱりぼくはじゃまものなのかな
わかったよ 今日はもうかえるよ さよなら
743 :
忍者くん ◆tWdyGLAzbI :05/01/29 17:13:28
よかった、偽者が消えて
なんでこの忍者が本物扱いなんだ?あとからトリップつけて現われたのに、それに僕はsageなんて使わないよ!君はもう出てこないでね、みんなに迷惑かかるし
正直、偽者のほうが面白かったんだけど
あ、こういうことsageで書くと自作自演っぽいねw
745 :
無名武将@お腹せっぷく:05/01/29 17:37:17
もう一回やり直すことおすすめ
ワケがわかんないから
おもしろそうだったのに
登場人物30人に減らして
もう一回やり直すべき
746 :
忍者くん ◆tWdyGLAzbI :05/01/29 17:37:36
744さん、別にいいよ。あと、あの偽者はまた現われると思うよ。
なんで偽者だとバレてないと思ってるんだろう?
過去レスみればわかることなのに
僕は偽者みたいにしつこくしないからね
忍者うざ杉
なんでスレ潰しやがるんだ
↑
わかるけど、スルーして椰子と交信しない方がいい!荒らしは無視され続ければ絶対にいなくなるから!
特に
>>701なんか「701取ったよ」…荒らしとしか思えん。とにかく忍者君はスルーで頼む!
2-F地点の湾岸の白い岸壁に、絵筆が何度も滑り、大きな像が描かれていた。
「懐に絵筆一色を入れておいてよかった・・・」
携帯用なだけ、多少質が悪いが、この際文句は言ってられまい。
「描けるだけいいと思おう、目立たない所に白い岸壁があったのも仏のお導きじゃ。」
最後になるやも知れぬしな。と彼は独り言に付け足して、黙々と作業を再開した。
甲州一の絵上手として知られた61番武田信廉は、遺作になると覚悟して巨大な人物像を夜もほとんど休まず、描き続けていた。
夜中は灯火の揺れる暗い中で絵を描いていた為、目から痛みが感じられ、一晩中絵筆と絵皿を握っていた為、手の筋肉が軋んだが、それでも気にせず彼は絵を描き続けた。
それは執念でも、プライドでもなく、ただ描き続けたかったからこそ、できる芸当だった。
昇って来た日の光で手元と絵の全体像が少しづつはっきりとする。
そして、絵の仕上げとして色付けに掛かった。
シャ、シャ、シャ・・・
絵筆が滑る度に、味気の無い岩に魂が込められて、一つの芸術作品となっていく。
不思議に絵と解っていても触れてみて確かめたくなるものが彼の作品にはあった。
そして何より、彼の魂が吹き込まれた絵からは温かみが感じられた。
「む、朱が無いではないか・・・。うむぅ、どうするか・・・」
近くを歩いて回っても、絵の具の代わりになりそうなものは無く、仕方なく絵の近くまで戻ってきた。
信廉は頭を抱えて考え込んだ。絵は少しでも早く完成させたいが、朱が無い事には納得のいく作品には出来ない。
だからと言って、探しに行った先で殺されては、結局絵は描けない。
安全に不完全な絵を描くか、危険を冒してでも最高の絵を描くか、彼の頭はそれだけで一杯だった。
だが、胸に走った鋭い痛みが、絵の世界に飛んでいた彼の思考を引き戻した。
彼が自分の胸を見ると、右胸から矢尻が飛び出ているのが見えた。
遅れて噴出した血で、絵の横の岩が赤く染まった。
しかし、今や彼の思考の片隅にも自身の命の危険という感覚は無く、彼の世界は絵を中心に動いていた。
「誰ぞ知らぬが、今しばし待て!この様な命、後でいくらでもくれてやる!」
振り返らずに血を吐きながら叫んで、信廉は自分の右胸に絵筆を浸し、絵に生々しく、濃い朱の色を塗った。
だが、待たずに放たれた、矢尻が彼の左胸からも飛び出し、しかし、彼は世界が終わる間際に、『世界』の完成を見届けた。
「狂人め・・・」
ゆっくりと歩いてきた99番六角義賢が動かなくなった信廉に吐き捨てるように言う。
その目に死者への哀れみという感覚は全く無いようだった。
「フン、赤い奴を見ると、反吐が出るわい」
絵を見上げた彼はさらに罵った。
彼の脳裏には、緋色の陣羽織を羽織った浅井長政が浮かんでいた。
そう、それは将軍を奉じて、上洛し、管領に告ぐ名門と謳われた絶頂の直後だった。
野良田で義賢自慢の大軍を蹴散らされた上、六角兵すら長政に尊敬の眼差しを向けていたのだ。
この事は、義賢に才能が無いという証拠を万人に見せ付けられたようで、彼の存在それ自体が義賢には耐えがたい屈辱になった。
それからというものの、長政の名を出した家臣を切り、城下で野良田の話をした者を斬っても、彼は満たされなかった。
だが、この島で弓を手に取り、吉田重政から奪った弓術が自分にあることを彼は自覚したのだ。
「若造め、この義賢が弓を取ったが最後よ、殺してやる、殺してやる、殺してやる!」
それこそ狂人のように叫びながら、義賢は去って行った。
心に名門のプライドという寄生虫を飼っている人間と、想いに純粋に生きる人間が交わる様子を岩に描かれた瞳は見守っていた。
その後ゆっくりと、まるで信廉の死を司っているかのように、燃えるような朱の眼が、黒く変わっていく。
―彼が完成させた絵は赤い陣羽織を来た、ふくよかな武将だった。
そして、その武将は彼の尊敬する兄・晴信だったのか、それとも兄に良く似た彼自身だったのか、誰も知ることは無い。
【61番 武田信廉 死亡】武器のブーメランは六角義賢が回収
【99番 六角義賢 滋藤の弓 矢×12隻】
550 ◆9rH0eHARI
お前も無意味な雑談多すぎ。
>>752 俺もかなり前からそう思ってる。
荒らしと同じ頻度で無駄なこと書き込んでるし、正直書き手としてはかなりやる気を削がれる。
感想雑談スレが立てれない以上、少しは大目に見られてるのが仇になってる感じだな。
荒らしにしても550にしても、相手してるのはごく一部の連中っしょ
放置しときましょ
変なの気にしないで自分のペースで納得いくのを書いてくださいな。頑張ってください。
早朝の放送より四半刻前、松田憲秀はあるものに躓いた。場所は5-C。
「痛たたたた。一体なんだ、木の根でも・・・ひ、ヒィイ!?」
憲秀の足元に転がっていたのは初日に鈴木重秀に射殺された三雲成持の成れの果てだった。
「し、死んでるよな・・・。うん、死んでる。クソ、脅かしやがって!紛らわしいんだよボケがっ!」
憲秀は相手が死人と分かると、立ち上がり、成持に何発も蹴りを叩き込む。
「ハッ!?待てよ、ここに死体があるということは、こいつを殺した奴がまだこの辺りに潜んでいるかも・・・」
憲秀は樹の根元に座り込み、辺りの様子を窺う。
どうやら成持を殺した重秀は去ったようだ。もっとも重秀がまだいても、狙撃した場所はここから二十町も離れていたため、憲秀がちょっと様子を探ったくらいでは気付くわけもないのだが。
「・・・誰もいない・・・よな?」
憲秀はまだ辺りに注意を払いながら、そろそろと木陰から這い出てくる。
「うぅ、よりによってなんでわしがこんな目に遭わねばならんのだ・・・」
憲秀はぶつぶつと口の中で愚痴をたれながら成持の荷物を漁り始めた。憲秀の得物がハズレの紙一枚だったので、なんとか身を守る道具を獲たいところだった。
「お!?これは使えるかもな。」
見つけたのは『スタンガン』だった。60万ボルトとやや電圧は低いが、使い方によっては十分な殺傷能力を秘めているだろう。
暗がりの中、月の光を頼りに説明書を読む。どうやら扱い方はさほど難しいものではないらしい。しかし、戦闘を得てとしない憲秀には実戦で使えるかどうかが心配ではあった。
やがて夜が明け、天皇の早朝の放送が聞こえてきた。
「フン、まだ氏政は生き延びているのか。無事に国に帰れたとしても、氏康様の後をあの阿呆が継いでは何かと不安だ。わしの手で引導を渡してやるか」
そう言って憲秀は、小さく笑った。
【89番 松田憲秀 『スタンガン』】5-Cで待機
>>755 のタイトルは『乱臣賊子』ね。
どうもタイトルを入れ忘れるな。
>>753 大目に見てあげなよ。別に悪気があるわけじゃないんだろうし。
>>550 ◆9rH0eHARI.
幸盛書かないなら俺が書いちゃうよ?
大して面白いのは書けないけど・・・
光秀「それより、先に進みましょう。このような平地では危険が多すぎます」
04番・明智光秀が、08番・朝倉義景と10番・足利義秋に話しかける。
義景「義秋様。この私も、昨日は光秀のお陰で命を拾いました。
光秀の言うとおり、場を移し変え、これからの策を練りましょう」
義秋「・・・・そなたらに・・・・そなたらに任せる・・・・・」
朝倉義景、足利義秋、そして明智光秀。
この三人が揃ったのはたった今しがたの頃である。
一日目の事。同じトラック、そして間を置かず下車した光秀と義景の2人は
行動を共にしていた。
無論、幾度か危険な場面もあったのだが、光秀の機知と武器『PPSh41』により
その苦難を抜けてきたのだ。
義景はその事を何度も光秀に感謝した。すると光秀はそのたび
光秀「お気にめさることはありません。配下が主を守るのは当然のこと。
それより、必ずこの狂気を生きて抜けようではありませんか」
といい、義景を激励してくれたのだ。
その言葉を聞くたび、義景は生きて帰る事を決意していた。
そして二日目に入った頃、一人で彷徨っていた義秋と合流したのだ。
義秋「わしは・・・わしは足利家、将軍家の人間だぞ・・・なのになぜこんな・・・・」
森の中に三人が入っても、義秋は合流した時と同じく愚痴をこぼしていた。
だが、光秀は冷たい言葉で義秋を叱咤した。
光秀「今さらその様なことを言っても何にもならんでしょう。
それより、義秋様の武器を手にとり、身を守ることをお勧めしますがいかがか」
光秀の言葉に、義秋は当然激昂する。が、光秀は意に介していない様子を取る。
そして、その2人の様子を見て義景は思った。
この言葉は、光秀の優しさなのだ。
狂気に身を落とされたのは確かに理不尽だが、今は嘆いても戻れない。
ならば武器を手に取り、己のみを守る事に専念すべきなのだ。
だが、頭ではそう思っても、どうしても・・・・・。
光秀と義秋と、2人の考えがわかる義景は口を挟まず、ただ黙り、そして考えた。
この光秀の、人に伝わらぬ優しさは、いずれ光秀自身の身を滅ぼしかねない、と。
そして少し時間が過ぎた後、不意に銃声が鳴った。
光秀「チッ、敵か!義景様、義秋様、木の陰にお隠れください!」
言うが早いか、光秀は義景達と距離をとり、すぐに見えない場所へ行った。
義景「義秋様、早く!早く、お隠れを!」
義秋「わ・・・・わしは将軍家の人間ぞ!?鉄砲をわしに向け撃つなどなんと・・・・!!」
義景「その様な話は後で十分聞きましょう!今は早くお隠れを!」
義景は、いまだに愚痴を言う義秋を無理矢理に引っ張り、己もすぐに隠れた。
銃声が重なって聞こえる。おそらく、光秀と敵との撃ち合いであるのだろう。
光秀が敵の気を引いてくれたお陰か、己たちに向かって撃っているのではないようだ。
義景は、心の底から光秀を援護したかった。
しかし、義景に与えられた武器は今で言う『ペンチ』のみである。
もう一人、隠れる義秋の武器は『釘』5本。
このようなもので、銃撃戦に加わることなど出来ようか?
無論出来るはずがない。ただ光秀の無事を祈るだけである。
義景「光秀・・・・生きて帰れたのなら・・・・この義景が生きて帰れたのなら・・・・・。
この義景・・・・もはや誰にも凡愚などとは言わせん!
宗滴様にも冥土で笑って会えるように・・・・・!!
だから死ぬな・・・・我らは生きて帰るのだ・・・・・光秀!」
義景がそう思いを馳せ、ただ光秀が帰って来る事を願っていた時。
不意に、光秀の、断末魔ととれる声が聞こえた。
―――馬鹿な。
光秀が死ぬものか。
そう思ったとき、義景は不意に、隠れていた場所から飛び出し、叫んでいた。
義景「光秀ェッ!!」
その時、義景の目に銃を構えた男が写った。
義景「馬鹿な・・・・ここまで近づかれていたのか・・・・」
そう思った直後、己に構えられた銃が火を噴いたことを、義景は見た。
海北「・・・・全員殺すのみよ・・・・天皇の望み通り行けば生きて帰れる・・・・」
義景を撃った男-31番・海北綱親-は、誰に向けるでもなく、そう呟いた。
義秋「ううっ・・・・よ、義景・・・・・!」
義秋は己からほとんど距離のない、義景にゆっくり近寄った。
義景は腹を撃ち抜かれたようだ。命はあるようだが・・・・長くは持つまい。
そう考えた義秋は、海北を上目に見て、小声で、かつ丁寧にこう言った。
義秋「お主は確か浅井家の・・・・あ、浅井家は・・・・・朝倉家と同盟を・・・・」
海北「そ・・・・・それがどうした!?生くる死ぬの・・・・せ・・・瀬戸際に!」
海北は、抵抗する気も無い義秋に、言い訳の様に言い続けた。
海北「・・・・だいたい、急に出てくるから悪いのだ・・・。
鉄砲を持っているから悪いのだ!わしは悪くない!!」
無論言い訳にはなっていないが、多少は気に病むのだろうか。
海北は『わしは悪くない』としきりに叫んだ。
己の背後から近づく者に気がつかなかったのも、それが原因であろう。
海北「わ・・・・わ、わしは悪くないんだ!全員殺さねば生きて帰れぬから・・・・!」
光秀「ならば『断末魔』だけではなく、『本当に殺したか』も確認することだ。
もっとも、それで近づいた時に撃つつもりではあったのだが・・・・・」
海北「・・・・・・!!」
見ると、音を立てず海北の背後に忍び寄っていた光秀が、海北に銃を突きつけている。
光秀「もっとも、時は既に遅し・・・・だがな」
海北「お前・・・・・ま、待て!!待ってくれ!!」
光秀「兵法に通じた海北殿も、この狂気では理性を保てなかったか・・・・」
それだけ言うと、光秀は海北の頭に銃弾を撃ち込んだ。
義景「みっ・・・・・みつ・・・・・助・・・・・・」
光秀「義景様。手前の策の落ち度により・・・・・」
もはや義景は長くない。それは光秀も一目でわかった。
義景「生き・・・・・ねば・・・・そ・・・・う・・・・てき・・・・・さまニ・・・・・」
義景は、朝倉家の、そして今は亡き宗滴のために生きる気であった。
わずか一日の間に、義景は『暗君』『凡愚』から脱したのだ。
だが―――
光秀はしばし考えた後、義景の頭に銃弾を撃ち込んだ。
義景の遺体を土に葬る光秀に、義秋が言う。
義秋「明智光秀・・・・・貴様一体・・・・・」
光秀「義景様はもはや助かる状態ではありませんでした。
なればわずかにも苦しみの時を・・・・」
義秋「な・・・・何を言うか!!お主は、義景の心を・・・・!!」
光秀「汲み取ったからとて、義景様の傷は癒えませぬ」
これも、先ほど義景が感じた『光秀の優しさ』である。
苦しみを長引かせるくらいなら、いっそ一思いに・・・・。
しかし、義秋にはそれが優しさだなどとは、とても感じられなかった。
義景の遺体を葬った光秀は、義秋にこう言った。
光秀「・・・・死ぬのです。悔いたからとて、明日を目指したとて人は理不尽に死ぬ。
銃弾一つ頭や胸に撃ちこまれたら、それで終わりです。
悔いや愚痴、明日の理想は帰ることが出来てから・・・・それで良いでしょう」
光秀としては、義秋のために言った言葉である。
しかし、義秋は光秀への不信感、猜疑心を隠さずにこう言った。
義秋「お主についていくより、この義秋が生き残る道はない・・・・。
だが、覚えておくがいい!明智光秀!!
わしは、お主を信じたりはせんぞ!」
・・・・もとより、誰よりもこの状況を悲しんでいるのは、光秀である。
それを感じもせず、ただ自分勝手に、見当違いに怒る義秋に対し湧き上がる怒りを
光秀は心の底に隠した。
【08番・朝倉義景 死亡】(武器のペンチは土の中に共に埋葬)
【31番・海北綱親 死亡】
【04番・明智光秀 サブマシンガンPPSh41 マシンガンM60】
【10番・足利義秋 釘×5本】(共にD-4付近)
数え間違って七つから六つになりました。紛らわしくてゴメソ。
>>755>>757 乙!いつも楽しみに読んでるよ。
ところでオバちゃんいないのか?昨日の夜に約束したのに・・・・・
まあ仕事なら仕方ないか。でも夜の仕事ってウォーター系のやつでしょ?
ババァでも指名が取れればいいけどなあ
>>757 こいつら、同じトラックじゃないぞ?
光秀は4番トラック、義景は3番トラック、足利義昭は5番トラックだろ?
偶然出会ったって事にしとけば?
>>764 あ、ホントだ。義秋は二日目だからかまわんが
4と8って同じトラックじゃねーんだよな。
わりっ。偶然会った事にする。
ていうか、書いてる時に気づけって話だけどな・・・・。
>>766 俺も書いてから間違いに良く気付くよ。
もっと推敲すればいいんだろうけど・・・。
ちなみに、
>>757-762のギミックにも気付いてたりして・・・。
ドゴォォォ!!
2日目の朝、轟音で19番磯野員昌と24番遠藤直経のコンビは目を覚ました。
異常事態を察し、一晩休んでいた民家から素早く外に出ると、辺りは火の海だった。
たまたま彼らは踏まなかったが、一つの爆発が64番竹中重治がばら撒いた地雷に次々と誘爆したのだ。
火元は重治の休んでいた民家だった。
「糞、誰が!?」
員昌は叫ぶが、直経は敵を発見すると教えるよりも早く、得物のマクアフティルを振り回して、火の海を突き抜け、一気に敵の下へと駆け込んだ。
一瞬遅れたが、員昌もそれに倣い、二人は42番顕如と対峙した。
「どういうつもりだ、坊主?」
二人は顕如に詰め寄って、すごんだが、顕如は目を閉じたままだ。
「・・・・・」
「何とか言ったらどうなんだ?」
「この砲はどうも、人目にはつくが、むごたらしさがイマイチだ。相手の武器も手に入れにくい・・・」
呟いて、顎につけていた手を離し、不敵な目で二人を挑発した。
激昂した二人は息のあった同時攻撃を仕掛けたが、顕如はいとも簡単に大砲の砲身で二つの剣を受け止める。
「わしには仏がついておる!仏敵など恐るるに足りんわ!ハッ」
言って、二人分の刀を弾き、かなり重い砲身で右から左へ顕如の目の前の空間を薙ぐ。
十分離れて間合いを取った二人の顔にをソニック(衝撃波)が叩き付けられ、思わず二人は目を瞑る。
そして目をあけた瞬間には、既に両者の間合いは先よりも詰められていた。
「何と!」
直経は余りの驚きにそれくらいの短い言葉しかは出なかった。
員昌に至っては、もはや口を動かしている余裕も無いようだった。
間髪をいれずに二度目の薙ぎが二人を襲う。
しかし、二人にも武士の意地があった。二人は攻撃までの短い間に合図を送ったのだ。
磯野が呉広で砲身を受け止め、その隙を突いて、遠藤が顕如の後ろに回りこむ。
磯野とて無事ではなかったが、顕如は危険を察知し、慌てて二人から距離をとった。
だが、もう一人そこに現れた人物が顕如の背後を遮った。09番朝比奈泰朝である。
「寝起きから物騒な、貴様らの宗門では人殺しを教えているのか?」
言って、青龍偃月刀を構える。
顕如は不利を悟って、誰もいない方角から炎の海を走って突きぬけ、そのまま海の中へと逃げ込んだ。
・・・やがて火は燃え尽き、3人は顔をあわせた。
「朝比奈泰朝だ。今川の家臣だが、おぬし等が気に入った、仲間に加えてくれぬか?」
「勿論、こちとら願ったりかなったりだ」
遠藤が顔を向けると、磯野も頷く。
そして3人は黒く焦げる戦場を後にした。
【64番 竹中重治 死亡】
【19番 磯野員昌 呉広】目的、浅井家関係の人間との接触
【24番 遠藤直経 マクアフティル】目的、同上
【09番 朝比奈泰朝 青龍偃月刀】目的、今川父子との接触
【42番 顕如 FFV M2カール・グスタフ】3-Iの海に逃亡。残弾は1発だが、濡れた為、一時使用不能。
3-Hの民家の一部が焼失。
はいはい、雑談多くて悪かったですね〜。今度から気をつけるわ。
ついでに仕事ウォーター系ではないことだけ言わせて。
変な人物像を作らないように。んじゃ、それだけ。
「某が食料を取りに行きますゆえ、誠久様は暫しの間、こちらでお待ちくだされ」
「何を言うか。たかが食料を取りに行くくらい、わしにもできる。わしもついて行くぞ」
食料配布場所の目と鼻の先で、幸盛は誠久を宥め賺していた。
「だからこそお待ちいただきたい。たかが食料を取りに行くのに二人して危険に赴くことはない。なに、すぐに戻りますから大人しくここで、待っていなされ」
「ふむ、それもそうだな。分かった、ここで待とう。そのかわり幸盛、無事に戻って来いよ」
「ふっ、某には貴方様と晴久様をお守りする役目がありますからな。まだまだ簡単には死ねません。それに、ここは某の死ぬ場所ではない」
そういい残すと、幸盛は配布場所へと歩いていった。
「・・・さて、幸盛が戻ってくるまで暇だな。その間、何をしているか・・・ん?・・・あれは小早川・・・?おのれ!こんなところにおったのか!?わしが叩き殺してくれるわ!!」
誠久は自身の武器であるスコップを小脇に抱えると、走り出していた。
隆景は、奥へ奥へ歩いて行く。誠久は隆景を追うことに夢中で、幸盛が待っていろと言ったことをすっかり忘れてしまっていた。
しばらく先へ進むと、隆景がこちらに背を向けて立ち尽くしていた。
「(馬鹿め、油断しておるわ。後ろから襲ってやるか・・・)」
気配を消しながら隆景に近づいていく。隆景は気付かないのか、そのままの体勢でいる。
一歩一歩、息を殺しながら近づくが、依然として隆景が気付く様子はない。誠久はそれを少しもおかしいと思わないで、どんどん近寄っていく。
真後ろまで来ると、持っていたスコップを頭上高くに振り上げた。
「(今だ!死ねい!)」
ドスッ
何かが両腕を上げて無防備になった誠久の胴を貫いた。
「な、なんだ・・・?」
声が出てしまった。ここでようやく隆景が振り向いた。心なしか青い顔をしているように見受けられる。
が、誠久にそんなことを考える余裕はなかった。恐る恐る、腹に突き立ったものを確認する。矢だった。
また矢が飛んでくる。今度は高々と上げた左腕を掠めていった。腕は掠り傷だが腹に突き立ったものは、深々と刺さっている。どうやら矢の先端は背中に突き出ていそうだった。
矢を見るまでは痛みはなかったのに、矢を見ると思い出したように痛んでくる。
間髪置かずにもう一本飛んでくる。今度は承知している。落ち着いて横に飛んで矢をかわす。
しかし、立ち上がれない。次の攻撃に備えようと、体を緊張させるが、腰から下が思うように動いてくれなかった。
腹の矢は思った以上のダメージを誠久に与えていた。腹からは相当な血が流れ出ている。
「くそ・・・こんなはずでは・・・」
いつの間にか銃を構えていた隆景を、精一杯目に力を込めて睨み上げる。
「貴様は囮か・・・まさか二度も同じ手を食らうとは・・・」
「卑怯とは思わないでくれよ。これも戦術の一つなんだ」
隆景は体をふらつかせながら誠久に言った。
「しぶとい奴じゃのう。まだ息があるのか」
矢の飛んできた方向から老人が姿を現す。弓には矢を番えたままである。
「父上、こやつです。こやつと山中幸盛が元春兄上を・・・」
元就の顔が一瞬、冷たくなるのを誠久は成すすべもなく見上げていた。すでに血が流れすぎていたため、睨むことさえ億劫になっていた。
「そうか・・・こやつが元春をのう・・・」
「・・・生き恥を晒すつもりはない・・・早く止めを刺せ」
「望み通り殺してやる!兄上の仇だ、死ねぇ!」
「よせ隆景!こやつにはまだ使い道がある。・・・ふっふっふ楽には死なさんぞ」
「誠久様ー!誠久様ー!返事をなされい!何処におられるのですかー!誠久様ーー!!」
もうかれこれ一刻ほど行方知れずの誠久を捜していた。
幸盛は内心、泣きそうな思いだった。せっかく誠久に逢う事が出来たのに、一日も経たずに別々になってしまった。
ここで別れては次は何処で遭えるか分からない。それどころか生きて遭えるとの保障もなかった。
「ええーい、くそ!大人しく待っていろと言ったのに、何処に行かれたのだあの御仁は!」
だんだん腹が立ってくる。どうも自分と誠久の間には事態に対する考え方に溝があるらしい。
自分が考えているほど、誠久は深く考えていないのだ。そのために、こういった勝手な真似をするのだろう。
「(一度、きっちりお灸を据えねばならんな)」
そんなことを考えつつ、似たような山道をぐるぐると歩き回る。
ふと、幸盛が足を止めた。何かの気配を感じとっている。
幸盛は六角棒を握り締めると、気配のある方へゆっくりと進んでいった。やがて開けた場所に出ると、何かが先の地面で蠢いている。
「・・・そんな・・・酷い・・・酷すぎる・・・こんな事ってあるのか・・・」
幸盛の目の前には、今にも息絶えそうな誠久が横たわっていた。
「ゆ・・・幸盛か・・・すまんな、勝手な事をしたばかりにやられてしもうたわ・・・」
「しっかりなされ!傷は浅うございますぞ!」
幸盛は静かにそっと誠久を抱き上げる。
「気休めはよせ・・・わしはもう・・・死ぬだろう・・・。目が霞んでしもうてお主の顔も見えぬわ・・・」
「誰が・・・誰がこんなむごい事を・・・」
幸盛の言うとおり、誠久は酷い有様だった。よく見ると胸に鋭利な刃物で直接、誠久に文字が刻まれている。
『息子の仇だ』
「おのれ!毛利の仕業か!!」
幸盛の顔がこれまでにないほどの険しいものになる。
「幸盛・・・何処だ・・・幸盛・・・」
「ここにいますぞ!某はここにいます。しっかりなされませ!」
誠久の差し出す手を、幸盛は優しく包み込んでやる。
「悔しい・・・悔しいな幸盛・・・またしても毛利にしてやられてもうた・・・必ず・・・必ず・・・我が怨みを晴らせ・・・必ず・・・必ず・・・」
幸盛の腕の中で、誠久は生き絶えた。
「毛利め・・・!」
幸盛は今一度、誠久に毛利殲滅の誓いを立てた。
【14番 尼子誠久 死亡】『スコップ』は誠久の墓標替わりに使われました。
【98番 山中幸盛 『六角棒』『ナイフ』】4-Fの山中
【96番 毛利元就 弓矢4本・アサルトライフル(残弾少量)・ボーガン5本・十文字槍】
【46番 小早川隆景 『グロック17C』(右腕骨折により体調最悪)】両者とも現在地不明
>>550 ◆9rH0eHARI.
毛利親子使っちゃった。ごめんよ
わざとだろw
2日目、日の出の放送の直後に、一番近かった3-Gの食料配布場所にいち早く訪れた58番鈴木重秀は、
無事に食料を手に入れ、場を離れようと森の方へと歩いていた。
彼は既に一人殺している。しかし決して天皇の余興に乗ったわけではなかった。
人や物に縛られるのを嫌い、自由気ままを好む彼にとって、権力の象徴である天皇の命令に屈するのは耐え難いことなのである。
「はっはっは・・・・、こりゃ参ったな、随分と面倒なことに巻き込まれちまったもんだぜ・・・」
朝日の昇った青空に向かって独り言をつぶやく。雲ひとつない快晴を話し相手に・・・。
ふと、視線を遠くに向けた彼の顔が真剣な表情に変わってゆく。
稀代の狙撃者である彼の超人的な視力が、一人の男が森から木々を掻き分け、慎重にこちらに向かって来ているのを捉えた。
恐らく重秀同様食料配布地点に向かうのだろう。
相手はまだこちらに気づいていない様子。だが、その歩き方には全く隙がなかった。
肉弾戦では相当な腕前だろう。
「あいつ、できるな・・・。ともかく戦意のある相手なら迎え撃つのみ」
重秀はUSSRドラグノフを構えながら近づいて行った。
やがて、相手の男も大きな異国の銃を構えた重秀の姿に気づき、じっと、しかし堂々と見据えている。
「よう。やるかい?」
圧倒的に形勢有利な重秀は、USSRドラグノフを向けながら、颯爽と男に声をかけた。
「お主、・・・・何故だ?」
男は怯む様子も無く返した。
「うん?何故って、なにがだ?」
全く脅えない男の豪胆さに驚きながら、さらに聞き返す重秀。
「私を殺ろうと思えばいつでも撃てただろうに」
既に覚悟を決めているのだろうか。男はまるで脅える様子が無い。そのあまりの堂々たる姿に重秀は、この男の強さを垣間見た気がした。
「ふふふ、お前が弱くて隙だらけだったらそうしただろうな」
無邪気に笑って男に返す。
「ふっ、面白い奴だな。まぁいい。覚悟は決めておる。お主の好きなように致せ」
向かってくる火の粉を振り払いはすれども、威風堂々としたこの男を殺すつもりなど重秀にはハナから無い。
「好きなようったってなぁ〜・・・、俺は今腹が減ってるんだ。一緒に飯でも食うかい?」
USSRドラグノフをこちらに向けながらそんなことを言う重秀に、男は豪快に笑った
「はっはっは!!変わった奴だわい!お主、名はなんという」
「俺かい?鉄砲傭兵集団、雑賀衆頭領の鈴木重秀ってんだ。名前ぐらいは聞いたことあるだろ?」
「う〜む・・・、すまぬ、存ぜぬ。だが相当の使い手とお見受け致す」
「なにぃぃ〜!?はぁ・・・、知らないのか・・・・。まぁ、金で雇われるだけの傭兵だからなぁ。そういうアンタは誰だ?」
「武田家家臣、飯富昌景にござる」
「おお!!アンタがあの名高い・・・、どうりで強そうなわけだ。」
「光栄である」
「そんで、これからどうすんだい?」
「我が盟主、晴信様を探すつもりだ。お主に撃ちぬかれなければな」
「ああ、はっはっは、こりゃすまん。」
重秀は昌景に向けていた銃を慌てて下げた。
「これはかたじけない。して、お主はいかがなされるおつもりか?」
「そうだなぁ。俺は無事に帰れりゃそれでいいかな」
「殺し合いに乗じると?」
昌景は、さっきまでの笑顔が嘘であるかのように、神妙な面持ちで言った
「いや、それだけが能ではないだろう。他になにか方法があるやもしれん」
「・・・・むむ?ではなにか他に考えがあると?」
「いやぁ・・・・、はは・・・まあ、なにも思いついてねぇんだよな。正直なところ」
「考えも無しに、この狂った余興から、ただ生き延びて帰るというのは困難極まりなかろう。」
苦笑を浮かべる重秀に、昌景もまた苦笑して返す。
「はっはっは。まぁそう言われりゃ反論できねぇな。アンタは盟主様を探してからどうするんだ?」
「自分は御館様の命に従うのみでござる」
「ふーん、その御館様ってのは、なにを考えてんだ?」
「いつも適確な考えを持っていらっしゃるお方だ、少なくとも軽はずみな行動は致さぬ」
「へぇ〜・・・・、適確な考えか・・・・。確かに考えも無しに抜けられるほど甘いもんじゃ無さそうだよなぁ・・・」
そう言って、重秀は、腹が減っていることも忘れて暫く考え込んでしまった。
そしてふと呟いた。
「・・・・いいこと思いついたぞ」
「むむ?」
「その、武田家の盟主ってのは強いのかい?」
「無論だ。しかし何故そのようなことを?」
「アンタも相当強いだろ」
ニヤニヤしながら昌景に言う重秀。
「そもそもだなぁ〜、最後の一人しか生き残れないなんて馬鹿げてるだろ?」
「ま・・・、まさか・・・」
「ふっふっふ」
不敵に笑う重秀。
「余興の張本人を葬るとな・・・?」
「まぁ、厳しいかもしれないがな。だが殺し合いで最後まで残るよりは望みありだろ?巻き込まれた連中は各地の名将揃いってことだしな。なにより弱き天皇如きの言いなりになるのは腹の虫が収まらんぞ!」
「はっはっはっはっはっは!!」
「・・・な、なんだぁ?」
「はっはっは!!帝をそのように言うとは、なんとも罰当りな」
昌景が言うのも無理はない。いくら形だけとは言え、天皇の権威たるや容易に逆らえるものではない。
誰かや物に縛られず自由奔放に生きる者だからこそ口にできることなのかも知れない。
「ハナから好きじゃねぇんだよな。無能な権力者ってのが」
「面白い!その話乗った!」
「・・・マジ?」
「男飯富昌景、武士に二言は無い!!」
「おお、言ってみるもんだぜ。」
「それでは手始めにお主、私と一緒に晴信様捜索を手伝って頂けないだろうか。恐らくお主の考え、理解してくれるものと存ずる。」
「ああ、了解した」
意気投合した二人はその後、周囲に気を配りながら食事をとった。
そのときだった。突然物凄い爆音が遠くから鳴り響いた。
二人は、なにが起こったのか理解出来ずにいた。
「な、なんだぁ!!?」
「ただ事では無いな」
この爆発は、64番竹中重治の仕掛けたクレイモアが、42番顕如によって発動したものであったが、当然二人には知る由も無かった。
「どうする?行ってみるか?」
重秀が昌景に問う。
「いや、近づくのは止めておこう」
昌景は落ち着いて答える。
「武田の当主さんが居るかもしれねぇぞ」
「それを申したらキリがあるまい。それに晴信様は知略に長けたお方だ。あの程度の難なら切り抜けられると信じておる。それ以前にあのような民家と崖しかない目立ちやすいところなどにむざむざ出向くことは考えられぬ」
「うむ。そうか。アンタ、当主様ってのを信頼してんだな。傭兵ふぜいの俺にはわからねぇ感覚だよ」
「無論、お主のことも信頼しておる。ともかくあの爆音でここら周囲は少なくとも注目に晒されるだろう。早めに立ち去ろう」
後に雑賀孫市と呼ばれる伝説の鉄砲使いと武田家屈指の強さを誇る男のパーティは、3-F付近から歩き出した。
【58番 鈴木重秀 USSRドラグノフ 食料(少量)】
【29番 飯富昌景 武器不明 】 共に3-Fから出発
孫市&昌影コンビ(・∀・)イイ!!
何故斎藤道三・義龍親子が無視され続けてるんだ・・・
梟雄の一人としてがむばっていただきたいものだが
>>786 もうすぐ、登場させる予定。
よかったら、待ってて欲しい。
>>777 いいよ、やっぱり貴方が書いた方が良い話作れるから。
雑談用が欲しいもんだ・・つい、楽しく書きこんじゃう。
じゃ、頑張って書いていってください。
ようやく尼子晴久は鎖鎌を少しだけ理解したような気がした。共にいる毛利隆元も投げた手裏剣を回収し晴久のほうへ振り向いた。
思えば変な組み合わせである。たぶん、この二人だからこそ共に居れるのであろう。
これが誠久・隆元なら即座に隆元はやられていただろうし、晴久と、他の兄弟隆景・元春なら晴久が死んでいるに違いない。
隆元はあの元就の息子であるが、戦が嫌いであり、とても優しい心を持つ男であった。
弟二人とはまったく違っていたため、元就からすれば一番心配な子でもあり可愛い子でもあった。
「晴久殿、そろそろ行きますか?食糧も貰いに行かないと」
「うむ、そうしよう。でも、多分敵に遭う確立高いだろうな・・」
「晴久殿らしくもない。そんなことでは戦国の大名が務まりませんよ」
隆元に微笑まれ晴久は頭をかいた。本来なら敵同士であるのになぜか心地良い。
「3−Gが近い、そこに行こう。」
二人は当たり前のように肩を並べて歩き始めた。
【13番 尼子晴久・鎖鎌】
【95番 毛利隆元・手裏剣8個】
3-Gへ向って進行中
久々に書いた晴久と隆元。不気味に仲が良いってか。
幸盛とか元就に遭ったら即どっちかは確実死亡になりかねん奴らだ・・。
そーいや元就書いてた女、書かないのか?一度くらい好きな幸盛使ってかいてもいいんじゃねえ?
せっかく書いてみたらって言ってくれてたんだからよ。反感怖がってたら何にも出来ねぇぞ
確かに今の幸盛はかっこよすぎる・・けどな。気づけば色々死んでたり登場してたり、今の状況はどーなってんだろーか?
できたら、まとめ誰か宜しく
雑談スレなら別板に立ててもいいんじゃないか?
よければ立ててくるけど大丈夫かな?あと立てるなら何処がいい?
もうすぐ目的地であったが、突然晴久の足がとまった。
「い、いかがされました?」
・・もしや敵?
隆元は不安を抱きながら晴久に問う。晴久は突然その場に座り込んだ。
「疲れた〜!腹減った〜!喉も渇いた〜!」
まるで幼子が駄々を捏ねているように晴久は喚いていた。
「・・もうすぐ食糧くれる所ですよ。いきましょうよー!」
隆元が晴久の手を引っ張り立ち上がらそうとする。その瞬間隆元の身体に激痛が走った。
「ぅぐっ・・!?」
何が起こったのか晴久も一瞬わからなかった。目の前に居る隆元の右肩から血が流れている。
「隆元殿!」
晴久は膝をついてうずくまる隆元を立ち上がらせ木の陰に逃げ込む。
ズダァァン・・ッと銃声が鳴り響いた。
「敵じゃ・・やはり敵に遭ってしもうた・・何ということじゃ・」
しかし震えてばかりも居られない。どうにかしなくては二人ともここで殺されてしまう。
まずは敵を知らねば、と晴久は木から顔を覗かせた。銃を構える男を見て晴久は一言告げた。
「お、お前は・・・・誰?」
顔を見ても解らなかった。
「いや、本当に誰?名乗ってくれんかのぅ・・?」
晴久の言葉にその男は大声で言葉を発した。
「酒井忠次じゃ!!」
名前を聞いてもやはりピンッとこなかった。
「強いのか弱いのかもわからん・・どうするか」
晴久は首を傾げて呟く。
「晴久殿、相手は銃を持っております・・気をつけなければ・・」
「隆元、大丈夫なのか?」
銃で撃たれた傷を心配して晴久は問う。隆元はにっこり微笑んだ。
「痛みはあるけど・・そんなことも言っておられません」
手裏剣を取り出す。
「当たらなくとも相手の気をひければ隙は生まれます。」
「もしや、その隙ができたら・・わしに宜しくってことかのう?」
「まさにそのとおり。さすがは尼子の大名様。話し解ってますな」
隆元の笑顔に騙された気もするが、晴久は覚悟を決めた。
「鎖鎌の餌食、第一号にしてくれる・・」
晴久はそう言うと木から飛び出し、酒井と間合いを詰めつつ忍者のように他の木に潜んではまた出て、次へ移る。
酒井はわけもわからない動きをする晴久を必死に撃ち殺そうと狙い定めるが、なかなか捉えられない。
「何なんだ、こやつ・・忍びなのか?」
腹が立ちつつも酒井はその気持ちを抑えた。冷静に居なくては戦には勝てないのが常である。
数発撃つも木に当たるばかりである。
「くそっ・・変な動きをするな!」
しかし、晴久も必死である。
(わしが強かったらな〜・・いや、ここに誠久とか山中とかがいたらな〜)など考えつつも晴久は死にたくない一心で酒井に近づいていく。
距離が縮まる。晴久は隆元にアイコンタクトを送った。
隆元が手裏剣を投げる。惜しくも手裏剣は忠次の腕を掠めただけであったが、忠次は怪我をさせた隆元から、まさかそんな物を飛ばされるとは思ってもみなかったのであろう。
油断していたために一瞬ひるんだ。戦慣れしていない晴久もその機会を逃さなかった。
鎖鎌を持ち忠次に襲い掛かった。忠次の銃が地面に落ちる。晴久はそのまま忠次を押し倒し鎖鎌で相手の喉笛を切り裂こうとするが、忠次も必死に抵抗し晴久を退かせようとする。
「くぅ・・この・・!しつこいやつめ!」
晴久は早くしとめなければいつ他の敵に襲われるか・・という恐怖に押されながら必死に力を込める。
ザッ・・と足音がした。その足音は隆元である。隆元は銃を拾い上げ構えている。
手裏剣という使えない武器であったが故に隆元は晴久との戦いを止めたのだとすれば、今の隆元は忠次だけでなく自分も撃つかもしれない。
晴久は相手が毛利であることに怯えた。
ダアァァンッ・・と銃は火を噴き忠次の頭を撃ち抜いた。
晴久は鎖鎌を強く握り締め隆元の動きに備えるが、隆元はその恐怖を吹き飛ばした。
「さ、これは晴久殿がお持ちください。」
銃を差し出し微笑む隆元に晴久は胸が苦しくなった。信用していないのは己のほうではないか・・。
晴久は隆元から銃を受け取る。隆元は忠次の遺体に手を合わせている。
「このような状況でなければ手厚く葬って差し上げたいのだけど・・許してください」
そして、また二人は先へ進むことにした。
【50番酒井忠次死亡】
あ、
>>794の番号が違う。悪い、敵襲2/3じゃなくて3/3だ。
あと・・酒井の武器銃にしたいんだが良い名前が浮かばなかった。
すまん!良いのあったら教えて欲しいなり
>>795 銃とかは『アサルトライフル』『ショットガン』『サブマシンガン』とかで
ぐぐれば意外に出てくる。
一応名前と性能を覚えておけばよいかと。
原作持ってたらそっから武器だけとるのも良いし。
オレは原作持ってないからなんとも言えんが。
「こうして、武器を携えて会うのも久しぶりですな」
「うむ、先の川中島での御主の働きぶり、見事だった」
この狂った島で出会ったにもかかわらず、お互いの顔を確認すると身構えもせず、43番高坂昌信と48番斎藤朝信は旧知のように話を始めた。
川中島では決戦こそほとんど無かったが、衝突のたび、互いに使者を交わし、小競り合いの度、名乗りを上げあった。
それ故、武田と上杉の間では、家臣すらもお互いの顔と名前を知るようになったのだ。
だからこそ彼らはこんなにも穏やかな対面を果たせたのである。
「・・・この島をどう思われますか?」
少し間を置いて、昌信が尋ねる。
「一言で言うのなら煉獄だな、この島は。」
朝信は目を閉じながら、本心のまま答えた。
「某もそう思います。御館様はこの様な島に居てはならぬのです」
「少なくとも、私はこの島で殿が天下をとったとしても喜べない」
少しだけ目を開いた朝信と昌信の視線が交錯する。
そして、右手の指で昌信を指差して、朝信は続けた。
「むしろ、川中島でお主らに切られたほうがよほどましと言うものよ」
言って、ニヤリと笑みを浮かべた。
「・・・果つるのはご免ですが、同じ思いです。」
昌信も相槌を打つ。お互い硬い表情が崩れて、幾分か自然体に戻っていた。
「御主は良い若武者だ。日本国中の武者が御主のように慈愛のある者ばかりであれば、戦など起こらぬのにな」
視線を外して、空を仰ぎながら朝信が呟くように話し掛ける。
「買い被りです。しかし、晴信様はいつも某に仰いました。『相手を慈しみ、愛せよ』と。」
昌信の言葉を聞いて、また朝信は視線を戻した。その目はまるで見えないものが見えたかのように見開いている。
「偶然だな、殿も良く『慈愛せよ、さすれば不和なし』とよく似たことを言うておったわ」
少しして、お互いから笑いの声が漏れる。
「某、始めは景虎殿を悪鬼の如き者と思っていましたが、実は御館様とよく似ていらっしゃるのですね」
「全くだ。」
ひとしきり笑い終えて、真剣な表情に戻った朝信が昌信に話し掛ける。
「・・・そんなにも似ている者が家門や、小さな考えの違いから戦を起こす戦国の世はなんとも地獄だ」
「そうですね、この島はそれ以上に狂っています。」
「私も同僚を失った。既に人を殺めている同僚も居るかもしれん」
少し、朝信が視線を下げる。彼に見えているのは草でも、昌信の足でもなかった。
―共に各地の戦場で刀折れ矢尽きるまで戦い、心を分かち合った柿崎景家。
―傲慢で油断ならないとは思っていたが、それでも同じ主を奉じていた大熊朝秀。
―反骨精神旺盛な揚北衆の中でも、武士としての礼儀をわきまえていた本庄繁長。
それぞれ気に入る所も、そうでない所もあったが、彼らの死亡告知を聞くたびに、大事な戦友を一人、また一人失ったという事実が、朝信の心に穴をあけていった。
「ただ1日で2人・・・知り合いが殺されているというのに―某は非力です」
言って、昌信も同じ思いで頭を垂れた。小山田、秋山のどちらも、若く、新参で、しかも孤児であった昌信を温かく迎え入れてくれた武将だった。
もし、このまま晴信を失えば、昌信は絶望の淵に立つだろう。
そして、あと1つ、彼には絶対に失いたくないモノがあった。
「・・・これから私は殿を探すつもりだが、御主はどうする?」
落ち込んでいてもしょうがないとばかりに、朝信は尋ねた。
「某も御館様を探します。―あと・・・を。」
「そうか、どちらも御主の大切な人なのだな、頑張れよ」
「はい、朝信殿こそ。・・・共に生きて帰りましょう」
昇って来た朝日に照らされた二人の顔に、もう憂いの色は無かった。
あったのは、勇気凛々として輝く、2対の瞳だけだ。
「ああ、生きて帰ったら、善光寺で酒でも飲まぬか?」
朝信はいたずらを思いついた子どもような笑みを浮かべる。
「酒は飲めませぬが、お相手しましょう」
昌信も応じて、微笑みを浮かべた。
「ハハハ、ではさらばだ」
こうして、越軍の鐘馗と謳われた斎藤朝信と、春日源五郎こと高坂昌信は、それぞれの目的を果たす為に別々の道を進んでいった。
【43番 高坂昌信 エクストリーマ・ラティオ】3-C荒野から移動
【48番 斎藤朝信 モップ型暗器】3-C荒野から移動
>>791 俺、ログ補完ページを作るつもりなんだが、そこにしないか?
掲示板とか、最低限の機能だけつけるつもりだけど・・・。
801 :
本間 賢輔 ◆qYUOQZOsz6 :05/01/30 14:24:23
800なら三戦板に居続ける
803 :
本間 賢輔 ◆fv0tj9zHR. :05/01/30 14:26:10
やっぱり、居続けることにしよっと。
おらもバトルロワイヤル書くね!
>>800 マジ?そりゃありがたいな。
800取っただけに、嘘八百とか言わないよね?
>>801 禿藁
806 :
本間 賢輔 ◆JgRqgRdWj6 :05/01/30 14:56:32
807 :
本間 賢輔 ◆p4x2oLQCcc :05/01/30 14:59:41
いいからsageろ。
まぁどうせまたクソ忍者がコテ変えただけなんだろうな
また荒らしか
放置しましょ。
812 :
伝説の荒らし ◆x0VEEeRskg :05/01/30 15:19:39
813 :
本間 賢輔 ◆lPp.6hZWzo :05/01/30 15:20:51
814 :
本間 賢輔 ◆Z1sxrlLQjs :05/01/30 15:23:44
>>810 荒らし?は?三戦にまともな椰子がいると思ってるの?2ch初心者はカエレ!
01赤尾清綱 26岡部元信× 51佐久間信盛 76林秀貞 ×
02赤穴盛清× 27織田信長○ 52佐々成政 77久武親直
03秋山信友× 28織田信行○ 53宍戸隆家 78平手政秀×
04明智光秀○ 29飯富昌景○ 54柴田勝家 79北条氏照
05安居景健 30小山田信茂× 55下間頼照× 80北条氏政○
06浅井長政○ 31海北綱親× 56下間頼廉 81北条氏康×
07浅井久政 32柿崎景家× 57上条政繁 82北条綱成
08朝倉義景○ 33桂元澄 58鈴木重秀○ 83細川藤孝
09朝比奈泰朝○ 34金森長近× 59大道寺政繁 84本庄繁長×
10足利義秋○ 35蒲生賢秀 60滝川一益 85本多正信×
11足利義輝○ 36川尻秀隆○ 61武田信廉× 86前田利家○
12甘粕景持 37北条高広 62武田信繁 87真柄直隆
13尼子晴久○ 38吉川元春× 63武田晴信○ 88松平元康○
14尼子誠久× 39吉良親貞 64竹中重治× 89松田憲秀
15荒木村重× 40久能宗能× 65長曽我部元親 90松永久秀○
16井伊直親× 41熊谷信直× 66土橋景鏡 91三雲成持×
17池田恒興× 42顕如○ 67鳥居元忠 92三好長慶○
18石川数正○ 43高坂昌信○ 68内藤昌豊 93三好政勝×
19磯野員昌○ 44香宗我部親泰 69長尾景虎○ 94村上義清
20今川氏真 45後藤賢豊 70長尾政景 95毛利隆元○
21今川義元 46小早川隆景○ 71長坂長閑○ 96毛利元就○
22岩成友通 47斎藤道三 72丹羽長秀○ 97森可成 ×
23鵜殿長照× 48斎藤朝信○ 73羽柴秀吉○ 98山中幸盛○
24遠藤直経○ 49斎藤義龍 74蜂須賀正勝 99六角義賢○
25大熊朝秀× 50酒井忠次× 75馬場信房 100和田惟政
×印:死亡確認者 28名
○印:生存確認者 33名
無印:未登場者 39名
>>815 お、まとめてくれたんだな。ありがてえ!恩にきるぜ!
個人
【27番 織田信長 5-B民家で休息中】『デザートイーグル.50AE』『ベレッタM1919』『和泉守兼定』
【58番 鈴木重秀 『USSRドラグノフ』】
【73番 羽柴秀吉 コルトパイソン、備前長船】
【80番 北条氏政 『南部十四年式(弾切れ)』『コブラ』『クナイ(10本)』『鍋(頭に装備)』 3-A付近を移動中】
【28番 織田信行 3-B廃墟 】コルト・パイソン(残弾少数)ミネベア 9mm機関拳銃(残弾少数)
【88番 松平元康 3-B廃墟・重傷】
【18番 石川数正 不明】催涙スプレー、他一種
【11番 足利義輝 九字の破邪刀】4-D森。
【36番 河尻秀隆 妖刀村正】G-4地点
【42番 顕如 FFV M2カール・グスタフ(望遠レンズ附属、残弾1発一時使用不能)】3-I海に逃亡
【99番 六角義賢 滋藤の弓 矢×12隻】2-F湾岸
【89番 松田憲秀 『スタンガン』】5-Cで待機
【98番 山中幸盛 『六角棒』『ナイフ』】4-Fの山中
【43番 高坂昌信 エクストリーマ・ラティオ】3-C荒野から移動
【48番 斎藤朝信 モップ型暗器】3-C荒野から移動
パーティ
【63番 武田晴信 コルトM16A2】&【69番 長尾景虎 片鎌槍】3-A付近を移動中
【72番 丹羽長秀 Mk2破片手榴弾×2 矢×10本】 &【86番 前田利家 ショットガンSPAS12】(両者ともにB-4地点)
【06番 浅井長政 FN5-7 4-G付近】& 【71 番長坂長閑(ノドカ) 無銘・匕首】接吻を交わしています
【96番 毛利元就 弓矢4本・アサルトライフル(残弾少量)・ボーガン5本・十文字槍】&【46番 小早川隆景 『グロック17C』(右腕骨折により体調最悪)】両者とも現在地不明、負傷の為進行遅延。
【13番 尼子晴久・鎖鎌】&【95番 毛利隆元・手裏剣8個】3-Gへ向って進行中
【90番 松永久秀 青酸カリ(小瓶に入ってます)】 &【92番 三好長慶 弓・矢(10本)】合流後5-H地点に向ってます。
【04番・明智光秀 サブマシンガンPPSh41 マシンガンM60】&【10番・足利義秋 釘×5本】(共にD-4付近)
【19番 磯野員昌 呉広】&【24番 遠藤直経 マクアフティル】&【09番 朝比奈泰朝 青龍偃月刀】目的、浅井家臣、今川父子との接触
【58番 鈴木重秀 USSRドラグノフ 食料(少量)】&【29番 飯富昌景 武器不明 】 共に3-Fから出発
未回収アイテム
【91番 三雲成持 武器は不明、死体付近に存在】
【97番 森可成 武器は不明、死体側に存在)】
【15番 荒木村重 『毒饅頭』は5-B民家に放置】
俺が見てない間にいつも人が来る。ついでに変なのも。
俺、もしや乗り切れてねえ?どっちかっつ−と乗り遅れか?(笑)
雑談用にあれば確かに便利だろうな。お話好きが中にも居るみたいだし。俺も話書くのはもちろん、雑談するのも好きだけどな
晴久らで当分頑張るかな。これからもよろしく
>>814 それ言うとマジで初心者が来れなくなるんじゃないか?
いいのか・・?
>>823 まじ、お疲れ。過去ログ見つつまとめるのは大変だろうな。
俺には出来ん。性格的に短気だもので・・
>>825 すまん、よく見たらまともな奴じゃなかった。
荒らしだったと書いた後きがついた・・まじすまんかった
>>756 ごめん、やっぱり一度くらい幸盛使わせてもらってもいい? ◆IVgdXngJC6 様
書き始める葉返事きたらにする・・
>>827 756じゃないが好きにしろ。
人物像や時間帯、場所背景等が前後の話としっかり辻褄が合っていれば問題はない。
そもそもリレーっつーのはそういうもんだ。
伝説の荒らし&本間 賢輔の2人!
いい加減にして帰りなよ
ぼくがいなくなっても出て来てるじゃないか
みんな迷惑してるのがわからないの
みんな これでぼくが悪い子じゃないってわかったでしょ
この2人組があらしてるんだよ
>>828 はい。頑張って書かせていただきます!もう一度背景・ストーリーを読み返してから書かなきゃ・・ですね?
>>830 ガンバレ。リレーだからね。あくまで。
一人で暴走して前後の話無視しちゃったりすると他の書き手さんに迷惑かかるし。
だからこそ自分の書く物には責任を持っていいものに仕上げていただきたい。
>>830 基本的なことだけど大切なことだものね。迷惑かけないように書くね
晴久は負傷した隆元を連れ森を進んでいた。確実に人数は減っている。
それに伴い、自分たちが狙われる確立は高くなっていく。
皆知ってかしらずか天皇の余興に乗っているのだ。もちろん晴久らもであるが・・。
「いったい・・いつまで続くのか・・これが戦国を生きる武士たちの生き様か?」
晴久は天皇が己の暇つぶしに自分たちを巻き込んでいることに腹を立てた。
「誰がどこに居るのかすぐにでも解ればこんなに苦労はせんのだがな・・」
相棒が隆元というのは心もとないが、一人で居たときよりは落ち着く。
今なら晴久にも仲間の有り難さがよく解る。
「・・このようなくだらない殺し合いでも学ぶことはあるのだな・・」
晴久はフフッと笑いがこみ上げた。
【13番尼子晴久・95番毛利隆元 3−G入り口に到着】
二日目日の出、食料配布地点は三箇所である。
既に無事食料を手にした者もいれば、これから手に入れようとする者も居た。
それらの人間を狙う者や、危険を察知し、配布地点から離れる者もいるだろう。
食料配布地点が他の参加者と遭遇する確率の高いことくらい、誰にでも容易に予想できることだった。
13番尼子晴久と95番毛利隆元は、3-G森林出口付近まで近づいたものの、食料配布地点である2番トラック到着地には近づけないで居た。
そこには、なにかブツブツとうわ言のように呟きながら、美しい刀を振り回す奇妙な男がいたからだ。
「うむむ・・・・、どうすればよいのか・・・」
木々に隠れ、晴久は苦悩の表情を浮かべる。
「しかたありません。もう少しここから様子を見ることにしましょう」
隆元も、無造作に刀を振り回す男に恐怖を感じていたが、悟られないように冷静を装って話していた。
それほどまでに、男の手にしている刀は見事なものだった。
それほどまでに、男の手にしている刀は見事なものだった。
あの男の目的はなんなのだろうか。食料を手にする様子は全く無い。その場を立ち去る気配も無い。
ただブツブツと感情の通わぬ独り言を呟くのみである。
実はその男、36番河尻秀隆は、暫く前の凄まじい爆音に連れられてこの場に来たのである。
ただ人を斬りたいという欲望に支配されてしまった彼の思考は、爆音が自然の悪戯ではなく、人為的に行われたものだという解釈をし、誰かと遭遇して刀を振り下ろしたいという欲求を満たすことしか考えていなかったのである。
そしてこの配布地点へと辿り着いたにも関わらず、未だ誰とも遭遇していないことに苛立っていた。
秀隆がこの地点を訪れる直前に、19番磯野員昌、24番遠藤直経、09番朝比奈泰朝の三人がこの場を後にしたなど知るわけがないだろう。
もう随分この場に居る。それでも彼はその場をウロウロし、ただブツブツと奇妙なうわ言を繰り返し、美しい刀を振り回し続けていた。
離れた林から気配を潜め、彼を見つめる晴久と隆元。
3-G、2番トラック食料配布地点での我慢比べは始まった。
【36番 河尻秀隆 妖刀村正】3-G、2番トラック食料配布地点
(村正によって精神を支配されています)
【13番尼子晴久 鎖鎌】
【95番毛利隆元 手裏剣8個】共に3−G、森林地帯の出口付近
ありゃ、
>>838の一行目が被っちゃいましたね・・・、
すいません、読むときは脳内消去しといてください。
ここは何人の作家で回してるんだろ?
たぶん三、四人しかいないんだろうな。お疲れさんと言っておくよ
尼子誠久を失った幸盛は誠久を弔ったあと、すぐその場を離れた。目的地はなかったが幸盛は歩みを止めなかった。
誠久の最後の言葉が今も幸盛の耳に残っている。
(悔しいな・・幸盛。・・・必ず、我が怨みを晴らせ・・)
誠久の死によって『憎き毛利を討ち果たす』ことが幸盛にとっての最大の目標になっていた。
「必ず・・毛利をこの手で・・!誠久殿見ていてくだされ。必ず貴方様の無念この幸盛が晴らしてみせましょう・・」
幸盛の毛利への恨みは誠久の死によって己自信のモノとなっていた。それまでは幸盛自信のモノではなく、尼子の運命を幸盛に背おわせた母親や他の幸盛を頼る尼子の者たちによって創られた恨みであったのだ。
恨みといえば、確かに幸盛が産まれたときに父は毛利との戦で戦死していたが、見たこともない父の為だけではここまで毛利を倒すことに執念を抱かなかったであろう。
自分の腕の中で絶命していった誠久のことを考えると幸盛は居ても立っても居られない気持ちになるのであった。
「(あの時、某が誠久殿を置いて行かなければこのようなことには・・)」
幸盛は首を横へ振った。
「(かようなことばかり気にしても致し方無し。今は前に進むしかないのだ・・)」
そう自分に言い聞かせ、幸盛は進んでいった。
【98番 山中幸盛 (六角棒・ナイフ)現在4−E地点】
一応頑張ってみたけど、読み返したら誤字が・・・お許しを!!
>>841 3.4人!?そんなに人数少ないのかな〜?それにしてはいろんなのが出来てるからもっと居るのかと思ってた。
>>840 晴久ら使っていい話書いてんな〜ヘボな俺とはさすがに違うぜ
気がつけば元就の武器が増えてるから、怖いおじいさん化してる・・幸盛が不利だ・・・
じいさんで張り切りすぎたかも・・脇役を殺す話は書き易いけど主役張りそうなキャラは難しいね〜
>>846 負傷した体であれだけの荷物は無理だと思ってたところだから、
ついでに捨てさせとけば?
>>847 負傷してるのは隆景だから元就が持ってることはオッケーなんだけどね。
本出しませんか?
チンコ出しませんか?
既に出してますがなにか?
>>850 同人ならともかく、一般向けはちょっと無理があると思ふ。
>>852 通報しますた
それはさておき、書き手さん頑張ってください。いつもいい話をありがとう。
>>842 つまらなくはないが、随分と遠慮した様だな。
もっと大胆にいっちゃえばいいのに
>>856 話のすすめ方考えてたら困惑してしまったので、反感買わないように控えめにしちゃったのであります。
>>858 それでいいと思いますよ。
欲張っていろんなことに手を出すよりも、自分が今出来ることを確実にやったんですね。
他の書き手さん達も、ご自分のペースでゆっくり仕上げてください。いつもご苦労様です。
自分が使ってたキャラは「ま、いっか〜」のノリで書けるんだけど。特に人気高いキャラになってるしせっかく書いてくれてた人のを壊したくないから
な〜気をつけて書かないと・・
>>859 ありがとうです。何はともあれ、怒られてなくて良かった・・
で、一体どっちが幸盛を書いていくんだ?
面白ければどっちだろうと構わないんだけどさ
自分が使ってたキャラっつーか、登場人物は登場人物だぞ。
特定の書き手専門ってことはないし、当然アンタ専門のキャラなわけじゃない。
言ってることおかしくないか?まいっか〜のノリで書くんじゃなく、ちゃんと責任もってやってくれ。じゃないと他の書き手や読み手に迷惑がかかる。
>>862 ごめん言い方が悪かった・・そういう意味で言ったんじゃないです。
たとえば、殺すにしてもすぐにひらめくというか・・。逆に相手の続きから書くのは色々行き詰るというか・・
責任は両方あるよね。ごめん
>>861 どっちでもいい。誰か一人しか書いちゃいけないルールなんて全く無い。
>>861 えっ・・どっちがと言われると解らないです・・。この小説は皆で書く話だからね〜断定できないです。
>>逆に相手の続きから書くのは色々行き詰るというか・・
それこそがリレー小説の難しさであり、楽しさ面白さなんですよね。
>>866 ああ〜!なるほど・・リレー小説の難しさ、楽しさ、面白さか。いいこといいますね。
なんか尊敬しちゃいました。
>>866 禿同。自分は読み専門だけどね。
例えば、
>>845がずっと書き続けていた晴久隆元を、
>>837が引き継いで書いたら、
和やかムードから一変、戦闘臭く進んだし、読むほうも全く気が抜けないよ。
これから先
>>837が続きを書くのか、それともまた
>>845が書くのか、全く別の人が書くかもしれないし、だから面白い。
>>865も無理はしないで、自分の出来ることを頑張れ。書くのがきつかったら俺みたいに読み専門も楽しいぞ。
>>862 怒ってる?本当にごめんなさい・・。次から言葉に気をつけて書きます。
>>868 きついわけじゃないんですけど・・確かに読み手に回るのも一つの手かもしれないですよね・・
文才ないし・・無謀なことしてるのかなー・・?
>>869 私は862じゃないけど、
862は、ただ単にリレー小説を書く人としての常識を教えてくれただけに過ぎないと思うよ。怒ってるとかじゃなくってさ。
あとは
>>1に書いてあるルールや
>>828の言ってることなんかも書き手の基本的なマナーかな。
初心者だから慣れないことも多いかもしれないけど、頑張ってね。
>>871 そっか・・良かった。頑張ってマナー覚えます
今このスレに居る人は書き手さん?
それとも執筆中で不在なのかな?
>>873 スレにはいっぱい居ると思うけど、実際の書き手は多分5人いるかいないかぐらいじゃないかな?
ほとんどが読み専門またはロム専。自分も普段はロム専。
77番・久武親直。そして、45番・後藤賢豊。
この2人は、とある森の中、静かに・・・向かい合っていた。
お互いに武器は構えていない。だが、殺気だけは確かにそこに存在していた・・・。
久武「どうやら・・・・てめー、このオレと決着をつけてーようだな・・・・」
腰を入れ、そこから上をキッチリ垂直から45度に傾け、久武は語りだす。
あくまで挑発的に。だが、目だけは緊張感に満ち満ちて。
後藤「・・・・・」
だが、対する後藤は何も語らない。しばし、張り詰めた空気が場を包んだ。
何をトチ狂ったのか、久武は急にこんなことを言い出した。
久武「・・・・オレの武器を見せてやろうじゃあねーか」
そう言い出すと、久武はバッグを開き、中から数十枚のカードを取り出した。
それを見て、後藤の目が光った!
いや、見間違いではないッ!!
確かに後藤の目が『光った』のだッ!!
池上遼一を思い出せばきっとわかるだろうッ!!
後藤「それは・・・・・まさか異国に伝わる伝説の競技『闘乱武』ではッ!?」
-闘乱武(とらんぷ)とは-
勤勉な読者諸兄には説明の必要はないであろうッ!!
これは、今で言う『トランプ』の旧式版であるッ!!
様々な遊び方が出来、かつ対象人数は一人から54人ッ!!
まさに国民的競技であるッ!!
・・・・ちなみにトランプは東洋から発祥しヨーロッパに伝えられ
14世紀後半ほどに今の形が出来たということは通説であるが
元々『闘乱武』は古くから日本に伝わる格闘奥義の一つであり
その最強の使い手『闘乱 武満』(とうらん たけみつ)が語源であることは
あまり知られていない―――『民明書房刊-世界の怪拳・奇拳-より抜粋』
久武「そうだ・・・・コイツがオレの『武器(スタンド)』だ・・・・・。
出しな・・・・・てめーの・・・・・『武器(キラークイーン)』を・・・・」
挑発的な久武に対し、黙る後藤・・・・。
だが、後藤は次の瞬間、笑いながらこういったのだ。
後藤「・・・・・君は、『引力』と言うものを信じるか?」
久武「・・・・・?」
急に宗教論に走った後藤・・・・・?だがッ!!真意はそこではないッ!!
後藤「人と人との間には『引力』があるということを・・・私は今それを信じた。
そして君も・・・・・これから信じることになる」
ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ
久武「てめー・・・・・まさかッ!てめェェェェェェェッ!!」
後藤「『私の武器(スタンド)も闘乱武』だ」 ( ド ギ ャ ァ ッ ! ! )
まさに引力ッ!!まさに運命ッ!!愛=理解ッ!!
この2人に与えられた武器はまったく同一のものであったのだッ!!
後藤「『砲歌阿(ポーカー)』だ。久武。砲歌阿(ポーカー)で決着をつける」
-砲歌阿(ポーカー)-とはッ!!
古来より東洋に伝わる以下略ッ!!
久武「面白いッ!!砲歌阿(ポーカー)は私の最も得意とするゲームの一つだッ!」
久武の頬に墨が入り、ポーズは垂直から斜め45度ッ!!
そして後藤は学帽・・・はないので食料の入ったバッグを頭に被りなおしたッ!!
久武「さて・・・・ではゲームを始めようと思うが・・・・。
まだ君の決意を聞いていなかったな・・・・・」
後藤「いいだろう・・・・オレの『食料(チップ)』を賭けよう」
久武「GOOD!!」
後藤「やれやれだぜ」
そして、熱い朝は今幕を開けたのであるッ!!
【77番・久武親直 闘乱武(トランプ)】
【45番・後藤賢豊 闘乱武(トランプ)】
>>41のさらにパロディ要素を含め、現実離れさせたというか・・・。
まあ、調子にのりすぎた。マズけりゃボツってくれ。
男塾かっ!!!!!!!
戦国とは大きくかけ離れているがチョトワラタよ!!!!!!
>>41の書き手として一言。
むうッ!漏れの書いた作品より遥かに秀逸ッ!
そういや旧作じゃこの後の後藤の運命は中々笑える展開に……
>>879 お、いらっしゃったか。
興味を引く話だし、後藤も久武も出てなかったし
それになにより男塾が好きだから書かせていただいたよ。グラッツェ!
・・・・・どっちかっていうとJOJOネタの方が多い・・・というか大半だが。
今自分で読み直したが、勢いだけで文章メチャメチャだな・・・・まあいいか、フッフフ。
男臭くてワラタよ
反天皇派の勇者っぽくなってるのが鈴木重秀と飯富昌景だね。他にも正義っぽいのたくさんいるし。
逆にジェノサイダーが松永や秀吉、河尻秀隆かな?
信長や義輝、長政なんかは、これからどっち側になるんだろう。
楽しみだぁー。書き手さん頑張ってください!
信長は少しジェノサイダー寄りじゃないか?
個人的な感想だけど、信玄謙信や孫一昌景みたいな男の友情を描いた話がすごくいいね。感動した。
あと斉藤朝信と高坂昌信の話もめっちゃいい。
下っ端のペーペーだけど、一応出版関係の仕事してるから、本の話考えてみようかな
知らない間に話が凄い方向へ・・なんでみんなそんなに凄いの?
あ〜置いてけぼり食らってる感じだ〜。
元就は尼子誠久に致命傷を与えた後
>>886 あ、わりい、間違えた。書き終わらないうちに書きこんじまった・・
「致命傷を与えた後どこいったんだろう」と入れたかったんだが・・
>>887 元就の話し考えてるところだった・・まだ決まりきってないけど書く予定
>>888 この時間帯にいたか!俺はこれからバイトだけどな。話書きたかったが、早起きできんかった・・
無念
元就は尼子誠久に致命傷を与え放置すると目的であった食糧を得、その場を立ち去った。
あれからかなり時を刻んでいた。元就の次の目的地は川のある4-C地点であった。
隆景の様態はあれから悪化し、今となっては支えなしでは立っていられない状態にまでなっていた。
「熱も下がらん・・このままでは隆景までもが・・」
元就は歯噛みした。
「(おのれ・・尼子め!元春の命だけでは足りんと申すのか・・!)」
現在4−Dまで来ていた。もうすぐ川のある場所へたどり着く。そこで隆景の身体を休めるつもりであった。
「父上・・ハァッ・・どう・・か、置いて行って下さい・・っ」
ここに来るまでの間も隆景はそればかりを元就に懇願していた。もちろん元就が承知するはずもない。
すでに戦の役には立たないことを元就も隆景自身も知っている。だからこそ隆景は見捨てて欲しいと元就へ申していた。
戦国の時代を生きる者として、戦の道理と潔さは多少持ち合わせている。いくら血のつながりがあるとはいえ切り捨てなければならない時があるかもしれないのが戦国だ。
甘いことを言っていては危ういことになる。
今まで辛い戦をし、勝ち残ってきた元就がそのことを知らないはずもない。だが、元就には息子を切り捨てる覚悟が出来なかった。どうにかしてでも助けてやりたかったのである。
「隆景、もう良い。何も申すな・・無駄な体力を使うだけじゃて・・今は温存せよ」
「・・・」
隆景はただの重荷にしかなっていない自分が情けなくて涙が溢れた。
元就は隆景の涙に気がつきながらも見ぬ振りをし、ただひたすら歩き続けた。
(もし・・今敵が現れたらいかがいたすか・・)
そんな思いが元就の頭の中で湧くように出てくる。[敵]と言う言葉で元就には一人の男が創造されていた。
その名は・・・山中幸盛・・・・
【46番小早川隆景・96番毛利元就4−D出口に存在・目的地4−C】
次スレのために簡単に人物紹介をしてみる
正親町天皇・・・・・今回の狂気ともいえる余興の主催者。最後まで生き残った者に、天下を約束する。実は剣術の天才?
04番明智光秀・・・・その優しさを相手に理解してもらえない、損な性格。自分を誤解している義秋と行動を共にしている。
06番浅井長政・・・・父・久政と義兄・信長を助けようとしている。ノドカとのエロシーンに期待大。
09番朝比奈泰朝・・・直経・員昌が気に入り行動を共にする。
10番足利義秋・・・・一緒にいる光秀を信じられないが、それしか生きる道がないため、光秀と行動を共にする。
11番足利義輝・・・・九字の破邪刀で大悪を斬ることを決意。
13番尼子晴久・・・・尼子の宿敵、毛利の長男・隆元と意気投合。以来、隆元と行動を共にする。
18番石川数正・・・・仲間と思い安堵した元康を、催涙スプレーで襲った男。
19番磯野員昌・・・・浅井家関係の人間との接触するのが目的。同じ浅井家臣・直経と、突然現れた泰朝と行動を共にする。
24番遠藤直経・・・・浅井家関係の人間との接触するのが目的。同じ浅井家臣・員昌と、突然現れた泰朝と行動を共にする。
27番織田信長・・・・天皇に見せられた男。自分の方が天皇より優れていることを証明するため、殺し合いには積極的に参加。孤高のジェノサイダー。
28番織田信行・・・・兄・信長の理解者であった政秀に助けられ、何かが変わった?
29番飯富昌景・・・・武田家屈指の男。重秀の考えに賛同し、晴信捜しを手伝わさせる。晴信を心から尊敬している。
36番河尻秀隆・・・・妖刀村正により、精神を支配された殺戮マシーン。
42番顕如・・・・・・余興に乗り、殺し合いに積極的に参加した破戒僧。もはや仏を超えた戦いぶりを見せる。
43番高坂昌信・・・・似たような境遇の朝信と友情が生まれる。善光寺での再開を誓い、晴信を捜しに行く。
45番後藤賢豊・・・・親直と闘乱武で、砲歌阿に興じる。
46番小早川隆景・・・父・元就と合流。幸盛の六角棒により右手を負傷するも、元就の重荷になるまいと、それを告げぬ強い意志を持つ。
>>876 『闘乱 武満』=トランプマン?って読めるよね?
48番斎藤朝信・・・・似たような境遇の昌信と友情が生まれる。善光寺での再開を誓い、景虎を捜しに行く。
58番鈴木重秀・・・・鉄砲傭兵集団、雑賀衆頭領で鉄砲の名手。人に縛られるのを嫌い、天皇殺害を心に決める。昌景の申し出を受け、晴信を捜すことになる。
63番武田晴信・・・・武田信玄の名で知られる名将。ひょんなことから、景虎と行動を共にする。まだ余興に参加する意思は無い?
69番長尾景虎・・・・上杉謙信の名で知られる名将。ひょんなことから、晴信と行動を共にする。相当な自信家。
71番長坂長閑・・・・ノドカ。実は歩き巫女なる女忍びで、親方・晴信を探しているところを浅井長政と会う。長政との関係に期待大。
72番丹羽長秀・・・・知略の持ち主。相棒の利家に振り回されながらも、幾多もの危険を回避している。
73番羽柴秀吉・・・・『人たらし』の仮面を被り、平然と仲間を殺した男。勝家に殺意を持っている。
77番久武親直・・・・賢豊と闘乱武で、砲歌阿に興じる。
80番北条氏政・・・・臆病者。しかし、父・氏康の死をきっかけに、生まれ変わることを決意。まだ実力のほどは解らない。
86番前田利家・・・・『むむむ』が口癖の男。長秀にいつも怒られている。
88番松平元康・・・・妊娠線が浮かぶほど太った男。数正に襲われ逃げ出すも、崖から落ちて瀕死の重傷を負う。廃墟で療養中?。
89番松田憲秀・・・・氏政では心もとないと、謀反を企てる?
90番松永久秀・・・・主君・長慶を操り自分の利にしようと企む。今のところ目立つ動きは無い。
92番三好長慶・・・・久秀を信じているが、実は久秀に踊らされている?
95番毛利隆元・・・・心の優しい男。晴久と意気投合し、以来、隆元と行動を共にする。忠次の銃撃により右肩を負傷。
96番毛利元就・・・・息子・隆景と合流。子には優しいが、誠久を嬲り殺すような残忍な一面も持つ。
98番山中幸盛・・・・人気の高さにはキャラ作りした作者もビックリ。義に篤く、主家想いの忠臣。誠久の無念を晴らすため、打倒毛利を決意する。
99番六角義賢・・・・自慢の大軍を蹴散らし、自軍の兵すら尊敬の眼差しを送る長政に、敵意を持つ。
俺から見たものだから、書いた人は気に入らないかもしれない。
間違いや訂正があればよろしくです
>>893 : ◆IVgdXngJC6様お疲れです!・・数少ないトリップ(だったっけ?)ついてる人だから
なにかしら安心感湧きますです。大好きな山中鹿之介(ここでは幸盛だ)を 素敵なキャラメイクしてくださって本当に嬉しいです。
なかなかこのスレでも会えないのでここでお礼を・・ありがとうございます。
>>550 ◆9rH0eHARI
そう言われればなかなか会えないね。
今日は夕方までは暇で張り付いてるつもりです。何かあればどうぞ。
次スレ立てるまでには全員出したい気もするね。
>>897 あんまり無理して出すと、おかしくなるかもよ?
って、俺がもっと出せって過去ログで言ったんだけどね。すまん
>>896 私は学校がこれから行って5時まであるので入るの遅くなる・・うぅ・・
間に合うかな〜?夕方・・
>>550 ◆9rH0eHARI.
無理だw5時には出かけちゃう。夜にもこれたら来るから、その時にでもまた
「いりゃあーー!」
ブゥン
『木太刀』がまた空を切る。一向に当たる気配がしない。岩成友通は肩で息をしながら、相手をまるで化け物を見るような目で見ている。
「フハハハハ、どうした、それまでか?」
北条綱成は涼しい顔をして立っている。何故か隆々とした筋肉を見せびらかすように、上半身裸で腕組みをしていた。
「ふぅふぅ・・・なんなんだよ、この気持ち悪いオッサンは・・・」
「気持ち悪いだと!?俺の筋肉のどこが気持ち悪いってんだよ、おい!見よ、この肉体美を」
綱成は自分の筋肉が最高に格好良く見えるポーズをとって見せる。
「どうだ、惚れ惚れするような美しさであろう?」
「・・・益々もって気持ち悪い。いいかげんに服を着ろ!見ているだけで吐き気がしてくる」
「それ以上、俺を愚弄すると許さんぞ。取り消せ、そして俺の筋肉を誉めろ!褒めちぎれ!」
友通は答えずに地面に唾を吐き出す。
「おのれ〜!いっぺん死んでみるか小僧ぉ!」
綱成は腰に差していた『ヌンチャク』を抜き、ピュンピュンと音をさせながら振り回す。
「しまった・・・筋肉馬鹿を怒らせてしまったか!?」
「後悔しても遅いぞ小僧ぉ・・・我が肉体を馬鹿にした責任は取ってもらうぞ。フフフ」
友通は木太刀を正眼に構えるが、綱成それには構わず、ズカズカと間合いに踏み入ってくる。
「おおりゃぁあ!」
たまらず友通は綱成を打ちつける。が、それをいとも簡単に払い除けられてしまう。
「あーたたたたたたたた、あたぁ!」
ヌンチャクが目にも留まらぬ速さで友通を襲う。
「お前はもう死んでいる」
そう綱成が言うと、友通の顔面が大きく崩れる。
「あべし!」
断末魔とともに、崩れた顔面がっ吹き飛んだ。
「このキレ、この力・・・んー、たまらんな」
【22番 岩成友通 死亡】
【82番 北条綱成 『ヌンチャク』『木太刀』】1-I崖付近
山中鹿之助が人気っつーか、一部の人間だけでワッショイしてるだけじゃないのか?
コテハンが特定の人物を持ち上げるってのはどうなんだ?
>>902 確かに。
でも別に持ち上げてるつもりはさらさらない。
気に入らないようなら
>>893は訂正しといて。
904 :
無名武将@お腹せっぷく:05/01/31 15:08:41
>>904 文句たれる前にスレの流れ嫁や。sageろ
>>902 うーん・・・、俺もちょっと同意かな。
好きなキャラがいるのは別に全く問題ないんだが、なんつーか、一人で異様に盛り上がり過ぎな希ガス。
初心者だから、上手いこと空気嫁っつーのは酷かも知れんけど、とりあえず550 ◆9rH0eHARIはちょっと落ち着いたら?
参考に、他のリレー小説のスレを覗いてみたらいいかもよ。
>>906 え?俺じゃなくて550 ◆9rH0eHARIへのレスなわけ?
>>903 いや、恐らく貴方では無いほうのコテだと思う。
まあ、悪気があるわけじゃないことぐらい十分わかるのだが、
過去ログ見渡しても、なんか本編そっちのけでチャットみたいになっちゃってるし、
とりあえず550 ◆9rH0eHARIは、一応俺らみたいにROM専の読み手が沢山居ることもわかってておいてくれ
初心者だから、色々わかりにくいことはあると思うが頑張ってくれ。決して怒っているわけではないぞ。
最初から抱いてた疑問なんだが、なんで550はコテなんだ?
あとな、初心者だからってのはなんの免罪符にもならん
すまん、俺も早とちりしてた。
チャットになりかけてる件は、過去ログで誰かがログ置き場作るって言ってたから、それを待つしかないな。
出来るだけ、早く作ってもらえるよう願います。
俺もどちらかと言えば、550 ◆9rH0eHARIを応援している方だから、あまりキツイことを言うつもりは無いが、少し自重した方がいいかもしんない。
読み手になれば、一つの話が長々と先へ進んでいくより、他の話も読んでいきたいわけだろうし。
他の武将も使いながら、自分のお気に入りキャラを動かしていけばいいんでないかい?
ところで俺はどうなんだろ?この際だから聞いてみる。
>>911 全く問題ない。
というか、スレを再始動させてくれた張本人たる功績と感謝の想いは果てしなくでかい。と、個人的には思う。
あと、550 ◆9rH0eHARIのことは自分も応援しているつもりだ。だからこそ、注意すべきときは注意する。
>>911 いいんじゃない?
いつもまとめてくれたり、話書いてもらったり正直助かってる
もうすぐ1000行くから雑談はこれくらいにしようぜ
>>912-913 ありがd。励みになります。
じゃ、雑談はこれくらいにして本文が進むのを待ちますか。
>>901 禿藁
綱成が筋肉馬鹿のケンシロウもどきってイイ(・∀・)かも
ごめんなさい。コテってなに?もしかしてコテって550のことなのかな?名前付けないと駄目なのかと思ってたけど違うんですか?
あ・・そ〜いや確かに私チャットみたいにしてしまってる・・・ここは話を書くとこなのをいつも忘れて一人で勝手なことしてました。
皆様にご迷惑かけてしまったことを深くお詫び申し上げます。これからも悪いところは言ってもらえたらと思います。少し図に乗ってました。
これからは自重します。550は消したほうがいいのかな・・?
>>917 名前欄に「無名武将@お腹せっぷく」以外が表示されれば
トリップの有無に関わらず、コテもといコテハン(固定ハンドル)になるよ。
固定ハンドルが占用すれば削除対象。
2chではコテ同士の馴れ合いは疎まれる。以上。
消さなくていい。このスレの住人になるなら付けてても問題無い。
ていうか、ROM専が偉そうなことを言うなってきがする。書く方はそれこそ頭を悩ませて書いてくれてるのにぐだぐた文句つける奴の方がどうかしている。
お前は少しだけ空気を読めるようにすればいいだけ。
>>919 ごめん。マジに涙出てきた・・。まったく空気読めてなかった・・何か騒がしただけだねぇ・・これじゃ荒らしらとあんまりかわらなかったのかもしれないこと
今頃気がついたなんて・・まじに情けない。本当に悪かったね・・私居ても大丈夫なのかな
私はすごくここが好きだから慣れたいけど・・解らんことだらけだし・・
ねーねー。1000こえたらどうすんの?誰かが新しいスレッドたてるのか〜い?
ログ置き場できるまでは書き込むのは少し控えな。ただ書き込むのをヤメロっていうのじゃない。空気を読んで必要なことだけにしときな。
あとはログ置き場ができたらそこでやればいい。
ここにいるのは自由だし、荒らしとは思ってない。だからもっと色々な板やスレを覗いて勉強するんだな。それで無問題。
>>919 禿同。ROM専キチガイの言うことなんて気にすんな!!
偉そうなこと言う奴に限ってなんもできねー役立たずなんだからさ
解った。それまで待つことにします。空気を読むのは多分私には難しいだろうから控えておきます。
また、今も無駄にしてるって怒られるかもしれないから・・・落ちます。色々ありがとうございました。
他の板覗いたら荒らしばかりだったのでよく解らなかったけど諦めずいきます。
他の方々もすみませんでした。ここで謝ってばかりですね・・ハハ・・進歩ない。
では、皆さん頑張って書いてね。もしかしたら、たまに覗かせてもらうかも・・
>>923 正しいことを指摘するのに偉そうもなにもないんだよ。
口調が悪いと荒れる元だからやめようね。
>>924 あなたに悪気が無いことくらいは皆わかっていると思いますよ。
まあ、あとは慣れですね。いきなり空気を読めっていうのは
>>906さんも言っている通り酷だと想いますんで、それも含めて徐々に慣れていってください
誰でも最初は初心者です。あなたには指摘を受け入れる心の広さが備わっていると思いますので慣れさえすれば、きっと大丈夫じゃないでしょうか?
ROM専の分際でレスさせていただきました。失礼いたしました。
「(おかしい・・・、ここに辿り着くまで随分時間がかかったものだ。それなのに、誰一人とも遭遇しないなんて・・・。そもそも食料配布地域においても誰一人から気づかれることなく・・・。)」
4-Cを目指す96番毛利元就の後に行く46番小早川隆景は、重い体でなんとか歩きながら考えていた。
三兄弟の中でも、父親の知略を最も受け継いでいたのが三男の隆景である。本
来ならば、そのずば抜けた知能でこの狂った余興を切り抜ける術を思いついたのかもしれない。
だが今の彼のは、動くどころか、立っていることがやっとの状態なのである。
並大抵の人間では、朦朧とする意識の中で思考を巡らすことすら出来るまい。
隆景の予感は的中していた。
彼ら親子の後ろ100メートルほどに、チャンスを窺う者が居た。
その者の手には大きな爆弾らしき物があった。この森の中で使うにはあまりに威力が大きすぎて自爆行為になりかねないのだろう。
この森を出た瞬間に彼らに向け、大爆発を起こさせることを狙っていたのだ。
予感はしていたものの、存在そのものには気づいていない隆景、そして、息子を救う為、慎重に確実に4-Cの川に向けて進行する元就。そして、その後ろを、見つからぬよう同じように慎重につける男。
二人は、ゆっくりながらも森の出口付近に差し掛かかった。
途切れそうな意識の中で隆景は、視界が段々と明るくなり始めてきたのに気づいた。
「おお、湖が見えるぞ。」
やっと目的地が見えたことで元就は安堵の声を漏らす。
「隆景、苦しかったじゃろうがやっと少しは楽になるじゃろうて」
「ち・・、父上・・、お待ちください・・・」
「うむ。お前の言いたいことはよくわかる。今は森に身を隠している状態じゃ。ここから出るのは慎重に、じゃったな。小さい頃、お前によく教えたものじゃった」
「はい・・・」
平地は得てして目立ちやすい。それ故敵の的になりやすいのは言わずもがなであった。薄れゆく意識の中で隆景は、必死し、それでいて冷静に思考を巡らせていた。
そして、彼の予感はまたも的中した。
姿勢を低くし、湖に少しずつ近づき様子を探る元就の視界に二人の男が入ってきたのである。
04番明智光秀と10番足利義秋である。
長く歩いていたのだろうか。疲労した義秋がダダをこねて光秀の説得むなしく休んでいるようだ。
幸い元就からは遠く離れてはいたが、湖に近づくのは困難と判断せざるには十分であった。
「むむむ・・・、誰かおるわい」
「・・・さようでございますか・・・」
そんなやりとりを後ろから探る爆弾を持った男。当然その男は光秀と義秋の存在には気づいていない。
なかなか森から出ようとしない100メートル先の親子にイライラしながらも、頃合を探っていた。
「あやつらは誰なのであろうか。やはり気づかれたら襲ってくるのであろうか」
元就は光秀達がその場を離れないことに困惑していた。
「なにか言い争いをしているようじゃ。遠くてよく聞こえんが」
「ち・・・、父上・・・、私などの為に・・・、ご迷惑を・・・・申し訳ございません・・・」
「よい。お前はそこで休んでおれ。こうして動かないでいるだけでも十分な休養になるものじゃ」
「は・・、はい・・・」
確かに本編そっちのけは困るかもしんねえけどよ、一人に皆が攻撃すんのは好ましくないと思うが・・
>>822−823
>>826らみたいな心の広い奴らもいるのはわかってっけどよ
。過去のレス読み返してもやっぱりなんかどっちかっつーといじめになってるような気がするぜ?そう考えのは俺だけかもしんねえけどな。
1000近くなって皆焦ってんだろうけど。荒らしがいなけりゃもっと余裕あったかもな〜。さて誰か話書いてくれよ。俺も当分R0M専門でいくことにすっからさ。
元就は息子を心底想っていた。
そんな父親に、今は少しでも意識を快方に向けることを考え、知の面で力になろうと隆景は決意した。
後ろの爆弾男は我慢の限界だった。
足音と立てないように、ゆっくり慎重に近づいてゆく。
視線の先にいる親子は未だ動く様子はない。イライラが募る。
(こやつが届きそうな範囲にまで近づけたら、いっそのこと、投げてしまおうか?)(いやいや、森の中だとまろにも被害が及ぶかも知れんぞな)
考えていることを思わず口に出してしまいそうになりながら、ゆっくりゆっくり近づいてゆく。
元就の視線は未だ、前方の光秀義秋に向けられていた。
そしてその時、二人が湖を後にしようと立ち上がったのだ。
「まずい!こっちに来るぞ!」
元就の心に緊張が走った。尤も、相手は無駄な殺生をする者でないことなど彼はまだ知る術もない。
そして、その様子は、元就親子に近づいていた爆弾男、21番今川義元の目にもしっかりと映っていた。
義元は驚愕した。
自分がターゲットにしていた人物達の先に、もう二人の人物が居たからだ。
その二人の男は遠く離れているとはいえ、自分のいる方向に向かって歩いて来ていた。
(ま、待てよ。これは、もしかしたらまたとない偶然やもしれんぞな)
義元の脳裏には、自分が4人の人間を葬っている姿が浮かんだ。自然と顔からは不気味な笑みがこぼれる。声を上げて笑い出しそうになるのをこらえながら、相手との距離をつめる。
「あの者達、こっちに向かってくるようじゃな。ここはひとまずここから離・・・、!!!」
そう言いかけた元就に戦慄が走る。
なんと、隆景の真後ろに大きな爆弾を手にした義元が居たからである。
一方義元も、ついに気づかれてしまったことで大いに恐怖した。
「!!」
暫く固まって動けない双方。
休養で意識を少しながら取り戻しつつある隆景だが、それでも後ろの義元には気づくことが出来ず、元就の姿を見て未だ状況を飲み込めないでいた。
自分達が向かおうとするところで、そんなやり取りがあることなど、知る訳も無く、光秀と義秋はこちらに近づいてくる。
その様子が否応なく義元の目に映る。それがさらに義元の恐怖心を煽ってしまったのだ。
これ以上この恐怖に耐えられない。今にも恐ろしくてその場に立っていられないほどだった。
「ひぃぃぃぃぃぃぃぃ!!!!!!!!!!!!」
向かってくる恐怖を精一杯振り払うかのように、義元は手にしていた爆弾を、腕ごと飛んでいきそうなくらい力いっぱい投げた。
その勢いはあまりに強く、元就は、それが自分の頭の上を越えて視界から消えていくのをなんとか確認した。
辺りには、耳を劈くような物凄い爆風と、鼓膜を直に刺激されているかのような爆音が鳴り響いた。
その音を聴くや否や、義元は後ろを振り返り、走り出した。
「あはははひゃひゃひゃぎゃぎゃぎゃぎゃぎゃぎゃああぁぁぁぁぁ!!!!!!」
全速力で、恐怖から解放されたように大声を上げて笑いながら走り続けた。
小早川隆景は未だ、状況の理解に苦しんでいた。
突然自分の後ろから大きな玉が勢いよく飛んでいき、自分の先でものすごい爆音が轟き、今にも飛ばされそうなほどの爆風が吹いたのだ。
毛利元就は、なんとか無事であった。
しかし、隆景より爆心地に程近かった為、爆風で数メートル吹き飛ばされ、木の幹に体を打ち付けてしまっていた。
【96番 毛利元就 弓矢4本・アサルトライフル(残弾少量)・ボーガン5本・十文字槍 (軽い打撲。命に別状はありません)】
【46番 小早川隆景 『グロック17C』(右腕骨折により体調最悪、意識は少し回復中)】両者とも現在地4-D森林出口付近、負傷の為進行遅延。
【21番 今川義元 武器なし 現在発狂気味】4-Dから逃走。現在地不明
【04番・明智光秀 サブマシンガンPPSh41 マシンガンM60】
【10番・足利義秋 釘×5本】共に生死不明。4-C付近
4-C湖、河口付近で爆発が起きました。
周囲の森林には燃え移っていませんが、その周辺にもし人物が居たならば、なんらかの被害を受けているかもしれません。
話に割り込んだからっしょ
>>938 ああ、そういうことか。つい正義感が出ちまった、とでも言っといていい?
わりわり・・頭突っ込むことじゃなかったな。忘れてくりゃれ。なんなら消してもいいぜ
次スレは980あたりでいいね?
テンプレに
荒らしは放置。
sage進行。
雑談は控える。
って入れておいた方がいいな
雑談・感想スレの件はどうなったの?
まだ検討中かい?
許可とって立てるか、それともいい感じのクソスレを再利用するっていう手もあるね。
お、いいかも。丁度いい感じのクソスレだね。
雑談・感想スレは
>>945を再利用することになりました。
>>947 あ、出来たんだな。雑談用スレ。良かった。
時は弘治三年(1557年)、日本中が新たなる時代を求めて、
戦に戦を繰り返した時代・戦国時代である。
しかし、後奈良天皇崩御の直後、正親町天皇が践祚した直後であった。
戦国の名だたる武将達100名は、ある島に集められ、天皇から地獄のゲームの開始を告げられた。
「この島で殺し合いをせよ」
人を殺すのが日常ともいえるこの時代の武将達ですら、このゲームは異色と感じるが、
有無を言わさずゲームに参加させられた武将たちは、困惑しながらも様々に行動を始める。
殺す者、殺される者。
騙す者、騙される者。
知己を探す者、獲物を探す者。
愛する者、憎む者。
信じる者、諦める者。
絶望と血の島で起こる、永遠の地獄と一瞬の安息の物語。
「やはり一益様には一歩叶わぬのですか・・・」
「・・・・・!」
60番滝川一益は100番和田惟政を一瞬で組み伏せ、取り押さえた。
見覚えのある顔に安堵したのか、一益は惟政の首筋に突きつけた得物の『十手』から力を抜いた。
「殺さないのですか?」
「よくできる弟弟子をむざむざ殺すほど、私は非道では無い」
「買い被りすぎです」
「私は信長様をお守りする為すぐにでも馳せ参じねばならぬ、なるべく余計な体力は使いたくない。そういう意味もある」
「なるほど――実は手前も義輝様の元へ参ろうと思っていた次第。しかし、義輝様にもしもの事があったらと思うと・・・」
「言うな。忍びたるもの心に迷いがあってはならぬ、何があっても耐え忍ぶのだ」
「はい。・・・ですが、この島は狂っています」
「そうだ。こんなふざけた茶番劇で信長様を失うわけにはいかんのだ」
「――私も同感です。互いに仕える主君は違いますが、早くこのような狂った殺し合いを止めましょう」
「そうだな」
二人は万一お互いの主君が死んだときの合流場所(C-1の家屋)を決めてお互いの主君の下に向かった。
【60番 滝川一益 『十手』】
【100番 和田惟政 『不明』】両者主君を捜すために、2-D畑より別々に移動
利家「この向こうかな・・・・・?」
4-B付近にいた長秀と利家にも、先ほどの爆発は聞こえていた。
幸い長秀と利家に被害はなかったものの
さっさと場所を変えようとする長秀に対し、利家は爆発の様子を見に行こうと
森出口まで向かっていったのだ。
無論利家とて爆発地点に近づくことは危険だと思っている。
だが、利家はある種の『予感』というものを感じたのだ。
頭で考え行動する長秀に対し、戦場や喧嘩場で磨かれた『勘』で動く利家にとって
『予感』というものは、従わなくてはならないものであったのかもしれない。
利家「・・・・・酷いものだな・・・・」
利家がそう漏らしたのも無理はない。
先ほどの爆発が原因であろう、2人の男が爆死していたからだ。
その男こそ光秀と義秋・・・・・。
ではなく、『砲歌阿(ポーカー)』で雌雄を決していた後藤と久武であった。
時間はやや遡る。
・・・・ではなく、時間はやや遡るッ!!
後藤「・・・・・ロイヤル・・・・・ロイヤルストレートフラッシュだッ!!」
( バ ン ! ! )
久武「何ィ―――ッ!!」
互いの『食料(たましい)』を描けた大一番勝負はッ!!
後藤の必殺『イカサマ・ロイヤルストレートフラッシュ』で幕を閉じたッ!!
久武「な・・・・なぜだァァァァァッ!!!
このような大一番で・・・・・そのような大技が来るなど
有り得るものではなァァァァァいッ!!」
後藤「フッフフ・・・・・教えてやろうか?この大うつけめがッ!
この勝負に使ったのは貴様の闘乱武(トランプ)だ・・・・・。
ではその間、このオレの闘乱武(トランプ)はどうしたと思うね・・・・?」
久武「・・・・・・・アッ!!」
そうッ!!勝負に使ったのは久武の闘乱武(トランプ)ッ!!
後藤は自らのカードは隠し、大一番の時に己のカードから
『ロイヤルストレートフラッシュ』を繰り出したのだッ!!
念のため言っておくがこれは机上の空論だッ!!
実際にやるとボコボコものなので勤勉な読者諸兄は気をつけて繰り出せッ!!
バレても責任は取らんッ!!
ていうかバレなかったら諸兄の相手を疑えッ!!おかしいぞソイツッ!
久武「そのような・・・・・そのようなイカサマが認められるかァァァァッ!!」
後藤「バレなきゃあイカサマじゃあねーんだぜ・・・・・。
とりあえず食料(たましい)はもらっていこう・・・・フッフフ・・・・」
久武「クッ!!敗北者がすべてを失うのは世の常・・・・・!持って行けッ!!
だがッ!!今度会ったときこそは・・・・・!!」
後藤「何も変わらない。勝利の女神はオレに惚れているのさ。
今も・・・・・そして未来でもな・・・・」
だがそこまで後藤が語った時、今川義元が起こした爆発が2人を巻き込んだッ!!
ド グ ア ァ ァ ァ ァ ァ ァ シ ャ ア ッ ン ッ ! !
・・・・後藤は非常に大きな勘違いしていた。
そもそもこの生き死にの戦いの中、トランプなんぞを配給された時点で
勝利の女神が微笑んでるはずはなかったのだ。
だがそんな事情を利家が知るはずはない。
それより、利家の目はある人物に釘付けとなっていた。
叫びながらこちらに向かってくる人物-21番・今川義元-に。
義元「あひあヒあひゃひゃひゃヒャひゃ――ッ!!」
利家「・・・・・こんなところで会えるとは・・・・・!!」
先の己の予感は、このためだったのかもしれない。
思うが早いか、利家は己の武器『ショットガンSPAS12』を義元に向けた。
利家「織田家が怨敵、今川義元!!その首この前田又左衛門利家が貰い受ける!」
そう叫ぶと、利家はショットガンの引き金を引いた。
長秀「利家の奴、いったいどこに向かったのか・・・・・」
とっとと場所を離れようとしながらも、何の気なしに利家を心配した長秀も
ゆっくりと爆破地点へ向かっていた。
長秀「草が踏まれているからには、おそらくこの道を・・・・む?」
遠くで銃声が鳴った。その後、男2人の怒声、奇声がわずかに聞こえる。
一人は利家の声だ・・・・・だがもう一人は誰だ?
そう思いつつ、長秀は歩を早めた。
しばらく走ると利家が視界に入った。なにやら、巨漢と争いあっている。
利家は一対一でも決して弱くはない。少なくとも長秀よりは肉弾戦はずっと得手がある。
だが、長秀には利家の方が分が悪く映る。
持っている銃がアダになっているのか、『槍の又左』の動きの精彩がないのだ。
長秀(利家を圧倒するほどの相手とは・・・・・・一体何者だ?)
そう思いつつ長秀は相手の巨漢を見た。直後、身体が硬直する。
それもそのはず、巨漢は織田家にとって不倶戴天の敵、今川義元だからであったからだ。
そうか。先ほどの銃声は、利家が義元公を撃ったのか。
だが運悪く外し、その隙に近づかれ、至近距離での戦いになった・・・・そういう事か。
そう確信すると、長秀は利家に『銃を撃て』と叫ぼうとした。
だが、それが不可能なことをすぐに長秀は悟らされる。
利家が銃を撃とうと距離をとると、義元が即座に利家に近寄りまた肉弾戦になるのだ。
義元の動きは見かけによらず、ずっと素早い。あれでは構えて撃つなど出来そうも無い。
長秀「無念だが介入するのは私には無理か・・・・。むしろ利家の邪魔になってしまう・・・」
そう考えた長秀は、援護できる武器を探し、『Mk2手榴弾』を取り出した。
だが利家と義元の距離はかなり近い。投げても利家も死ぬか、大怪我だ。
そう考えると長秀は手榴弾をしまい、義元に飛び掛る決意をした。
長秀「やはり私も・・・・・・む?」
その矢先、長秀に『持っていたもう一つの武器』が目に入った。
長秀「・・・・よし・・・・これに頼ってみるか」
利家は、長秀がすぐ近くにいることを知らなかった。
ゆえに、長秀が視界に入った時にはまず何よりも驚いたのである。
確かに助けに来てくれたのは嬉しかったが、正直長秀の敵う相手ではない。
かと言い「引っ込め」などとはやはり言えない。
利家がそう気を取られた瞬間
利家は義元の体当たりを受けて倒れ、銃を遠くに飛ばしてしまった。
利家「うぐッ・・・・!」
義元「あひゃひゃひゃひゃひゃッ!!」
最初の銃声で完全に狂った義元は奇声を発しながら
利家の落とした銃を拾いに行こうとする。だが、その先を長秀が阻んだ。
長秀「そのような気を違えた状態でも銃を拾いに来ようとは・・・・」
『つくづく戦上手だ』と長秀が言おうとした矢先、長秀は義元の体当たりで吹き飛ばされた。
利家「馬鹿な!!なぜ銃を拾わん!?」
利家は長秀にそう怒声するが、長秀はそれを受け冷静に言った。
長秀「拾う必要がないからだ。義元公を見ろ」
その言葉を受け利家が義元を見ると
義元は先ほどの勢いを無くし、その場に立ち止まっていた。
その喉には、矢が突き刺さっている。
長秀「恒興と可成のところで矢を拾っただろう。
確かに私は喧嘩は不得手だが・・・・。
武器も無く、一直線に向かってくる相手の喉に矢を突き立てるぐらいは出来るつもりだ」
喉は、身体の他の部分よりも細いが、やわらかい。一目でわかる急所である。
義元の喉に突き刺さった矢は、後ろから見てもはっきりわかるほどであった。
だが、それでも義元はおかしな呻き声、奇声を静かに立てている。
利家「・・・・・執念だな・・・・だがそれもこれで終わりだ、義元公」
利家は立ち上がり、直立不動でおかしな動きをする義元を横目で見ながら
飛ばした銃を拾い、しっかりと構えこう言った。
利家「織田が怨敵、今川義元公!!
前田又左衛門利家が討ち取ったり!!」
そう叫ぶと、利家はショットガンの引き金を引いた。
長秀「自分の名前を言うあたり、なんか調子いいなお前」
義元と言う、織田にとっての宿敵を制した気の緩みだろうか。長秀がため息をつき言う。
利家「そう言うなら、先ほどお前も銃を拾えばよかったではないか」
長秀「お前の武器は私には使えん。説明書が無いからな。
それより最初の計画通り場所を移るぞ」
利家も場所を移ることには異存はない。
だが、今の言葉で一つからかいたい言葉が思い浮かび、利家は口を開いた。
利家「・・・・説明書がないから使えない?お前はまさに『まにゅある人間』だな」
少し癇に障ったのか、その言葉を受け長秀が言う。
長秀「お前の様に考えて行動せず、勝手に先走るよりはマシだ。
だいたい今回の事だって私が矢を持っていなければ・・・・」
利家「説教は御免だ。場所をさっさと移し変えるぞ」
長秀「ちょ・・・・待て!人の話は最後まで聞け!だいたいお前は・・・・」
利家のからかいが発端となり、この後場所を変えるまで論争はしばらく続くことになる。
利家「むむむ・・・・義元公を討ち取った気分に乗じたとはいえ
無意味にからかうべきではなかったな・・・」
長秀「何が『むむむ』だ」
利家「お前、それがいいたいだけちゃうんかと」
【45番・後藤賢豊 死亡】
【77番・久武親直 死亡】
【21番・今川義元 死亡】
【72番 丹羽長秀 Mk2破片手榴弾×2 矢×9本】
【86番 前田利家 ショットガンSPAS12】(B-4地点からD-4地点まで移動予定)
爆心地から少し離れてたところを歩いていた52番佐々成政は、鼓膜が破れそうになる程の爆音を聞いて、居ても立ってもいられなくなっていた。
「ここからほど近いな・・・。行ってみるか。・・・いや、他にも様子を探りに来る者がおるかもしれぬな。どうするべきか・・・。」
考えが固まらないながらも、自然と足は、音のした方向へと向かってしまうのであった。
狂った余興のことなど、まるで無縁のようにのどかなこの島だが、やはり先ほどの爆音を聞いてしまった以上は、この事態を夢などでなく現実のものであると認識せざるを得なかった。
「これはひどい・・・。」
周囲はあまりに悲惨な状況であった。
広範囲にわたって草は焼け焦げ、黒い煙が舞い、激しい異臭が発ちこめていた
「!・・とっと!」
ふと、成政は足元に転がっていた木に躓いて転んでしまった。
その木は、焼け焦げて真っ黒になって。少々黒い煙を発していた。
成政が躓いた拍子に、ボロっと木の一部分が脆く崩れてしまった。
「ふぅ〜・・・、気をつけねばな・・・。」
やれやれといった具合に立ち上がる成政。
空は雲ひとつ無い綺麗な快晴である。
「うん?ところで、何故こんなところに木が?ここは草原地帯のはず・・・・」
「・・・・・・」
「!!」
成政は背中に一筋の冷や汗が伝うのを感じた。
「もしや、これは・・・」
そう。真っ黒にこげたそれは、木ではなく、人の焼け焦げた消し炭だったのだ。
よく見ると近くに同じような黒焦げの消し炭がもう一つあった。
「だ、誰なのだろうか・・・・。」
だんだんパニックになってくる。
「むむ・・、だめだ、心を乱してはならぬ。」
必死に自分に言い聞かせ、心を落ち着かせるべく深呼吸してみる。
「すぅぅぅ〜〜〜、はぁぁ〜〜〜〜」
少々古典的かもしれないが、人間取り乱しているときは、基本的なきっかけで立ち直るものである。
少し落ち着いた成政の頭に、織田家の人々の顔が思い浮かんだ。最も尊敬する織田家当主の織田信長、上司であり、父親のような存在の筆頭家老の柴田勝家、仲の良い前田利家。みんなこの狂った余興に巻き込まれているのだ。
もっとも、彼がこの場を立ち去った直後に、同じくこの場に辿り着くのが前田利家と丹羽長秀だという事実など、彼の知る由もない。
「いかんいかん。ここで脅えていては武士の名が廃る。お館様の無事を信じ、なんとしても合流してお力になるのだ。」
成政は決意した。崇拝する織田家当主の為に全力を尽くすことを。
そうでもしないと、この場の恐怖に押しつぶされてしまいそうだからだ。
「ここは危険だ。森にて姿を隠そう」
彼は、恐怖を振り払うかのように、その惨劇の場を後にし、4-Dの森に向けて走っていった。
明智光秀と、足利義秋だった二つの黒焦げの消し炭は、未だ消えぬ黒い煙の中に包まれていた。
【52番 佐々成政 武器不明】 4-D森林入り口地点
【04番 明智光秀 】
【10番 足利義秋 】 共に死亡が確認されました。
965 :
忍者くん ◆NrzNAFPLAQ :05/02/01 10:48:13
ぼくが 立ててあげようか?
966 :
忍者くん ◆NrzNAFPLAQ :05/02/01 12:19:57
柴田勝家は道を歩いていました。
そしたら向こうから信長が来ました。
「あ!信長様だ!」
と言ったらビックリした信長に撃ち殺されてしまいました。
「なんだ勝家だったんだ。」
信長は勝家を殺してしまったけど元気にそこから離れましたとさ。
【54番柴田勝家即死】
日も大分高くなり、20番今川氏真は陽射しを避ける為の家屋を探していた。
普段、屋内に居て涼しい中で政務を行い、遊興にふけっていた氏真にはこの陽射しはきつい。
さらに、安全な場所へと逃げる為に、自分の足の程も考えずに走ったため、
靴擦れはできるわ、筋肉痛は起きるわで、彼はもうへとへとである。
「どこか、いい場所は無いかのう、美しいおなごがおる、涼しい家は・・・」
この暑さの為か、はたまた、まだ自分の置かれている状況を理解できていないのか、この島ではありえないことを呟く。
「・・・天皇のある都では奇異な遊びをするのじゃのう」
集められた教室での天皇の言葉を思い出す。彼はその意味を理解してなかった。
和歌ばかり吟じている彼には「殺す」という言葉が解らなかったのである。
「それに、都は荒れているとは聞いたが、斯様にも草木ばかりじゃとはのう」
途中、何度も転げそうになった山道を思い出す。
幸い彼は誰にも襲われはしなかったが、輿に乗ってばかりの彼には、何もかもが珍しく、理解できない事であった。
・・・しばらくして、氏真の鼻に異様なにおいが届いた。
「はて、また奇怪な香じゃのう、唐土のものであろうか・・・?」
言って、匂いのするほうへと歩き出す。香合せで鍛えた彼の鼻はすぐににおいの元を突き止めた。
古く、潮風にさらされて錆だらけの工場跡である。
昼間でも暗く、ひやりとするその中は、臭いさえ除けば、氏真のよい昼寝場所になったであろう。
しばらく立ち尽くしていた氏真は、血痕に目をとめた。
その血でできた道の上に人の足跡も見て取れる。
この血の意味を理解できない氏真は、その血の跡を辿った。
88番松平元康が、悲しい夜を乗り切り、一度眠りにつこうかとした時だった。
コツ、コツ、コツ・・・
木靴独特の乾いた、高い足音が、半ば眠りの世界へといっていた、元康の意識を呼び戻す。
―ついに、ついに来たか・・・。
嗅ぎ慣れて、気にならなくなったとは言え、自分の体から発せられている腐臭は元康自身にもわかっていた。
そして、その臭いが血に餓えた獣を惹きつけるには十分な要素である事も。
心臓はまた血を激しく送り出し始め、汗がどっと吹き出てきた。
しばらくして木靴の音が元康のいるほうに近づく。
元康は昨夜自分の足を何度も刺し貫いた釘を握り締めた。
しかし、現れたのは以外にも血に餓えた獣ではなく、自分の良く見知っている男であった。
「元康、元康では無いか!」
「う、氏真様?」
驚きに声が裏返り、傷ついた腹を突き刺すように響く。
「どうしたのだその傷は!待て、今医者を呼ぼう。」
この島に医者が居る事に元康は驚いたが、希望の未来を思い描く前に、
「誰ぞ、誰ぞ居らぬか?」
間の抜けたとしか、いいようがない言葉を聞いて、元康は再起を諦めた。
―この島には誰もお前のいう事を聞くものなぞ居るわけなかろうが!
少しだけとは言え、期待していた分、激しく心の中で罵る。
―しかも、ここで大声を出せば、逆に敵を引き寄せるだけだろう!
―人を信じすぎだ、私がいつまでもお前の臣下で居るわけが無いであろう、この馬鹿者が!貴様などすぐ敗者となるわ!
大声を出し続ける氏真を無視しつつ、ひとしきり心の中で言いたい事を言って、元康は唐突に昨日の事を思い出した。
―そうだった。わしも友と信じたために、正信に騙されたのだったな、わしもこの島の敗者だったのか
そして、思考を止め、決意を固めた元康は氏真に話し掛けた。
「氏真様、私はもう駄目ですが、義元様からの伝言があります、お耳を」
氏真が食いつきそうな話題で、元康は話し掛け、
「何、父上から?」
案の定、氏真は疑いもせずに、無防備に元康に近付いて、その左耳を元康に近づけた。
次の瞬間、元康の右手に握られた釘が、渾身の力で叩きつけるように氏真の首を刺し貫いた。
「う゛げぇ!」
一瞬の激痛に氏真は、断末魔を上げ、目を見開いたまま即死した。
しかし、元康の手は止まらない、何度も何度も釘で動かなくなった氏真を刺し貫く。
噴き出る血が元康の目に入るが、昨日の催涙スプレーに比べれば、痛みなど無いに等しく、そのまま右手だけを動つづけた。
「ま・・ぶめ、・・さの・・め・・、正・・ぶめ、まさ信め・・、正信め!」
もう血すらほとんど噴き出なくなった頃、工場には壊れたレコードのような音だけが規則正しく響いていた。
「正信め、正信め、正信め、正信め、正信め、正信め、正信め、正信め、正信め、正信め、正信め、正信め、正信め、正信め、正信め、正信め」
釘を握っていた右手もいつしか、その釘を振り下ろす動作をやめ、乾いた声だけが響いていた。
「正の――」
壊れたレコードが何百回、同じ『音』を発した時だろうか、突然音は止まり、釘が力なく落ちる音を最後に何も聞こえなくなった。
それは、この工場が操業を終えた瞬間に思われた。
【20番 今川氏真 死亡】武器不明放置。
【88番 松平元康 死亡】(3-B廃墟内)
腐臭と氏真の大声に気付いた武将が居る可能性あり。
2−Bに二人の男が対峙していた。一人は片手にショットガンを持ち相手を見下したような態度をとっている。それもそのはず、もう一人の男は武器に鎌を持ってはいるものの震えていたのである。
人間の本性というべきか、自分の優勢を感じると特に器量のない者や弱いものは、ここぞとばかりに強気な態度になるものだ。
「わしの名は大道寺政繁、貴様の名は!?」
ショットガンの男はそう名乗った。しかし、鎌を持つ男は震え俯いたまま何も語らなかった。
見た目も自分のほうが体格もよく強そうだと政繁には思われた。『勝てる』と確信できた政繁は、すぐには殺さずになぶり殺してやろうと考えた。
そのために政繁は、武器を構えずに敵のほうへ近づいた。少しずつ距離が縮まるが相手は動かず俯いたままだ。
「ビビッて動くこともできないようだな・・?くっくっく・・さて、どう料理してやろうか・・」
政繁は嬉しそうに笑顔を見せながら相手に近づいた。鎌の範囲に思い切り入っているのに全く警戒しない政繁。
しかし、次の瞬間政繁は自分の行動を悔やむことになる。
「御主の腐った信念、よく解った」
言葉を発した瞬間、男は鎌で政繁の手首を抉った。動脈まで達し、多量の出血が噴出した。
「ぎゃぁ・・!?」
持っていたショットガンが地面へ落ちる。咄嗟の事もあり、政繁には状況が理解できないでいた。
ドクドクと流れ出る血と共に激痛が襲う。
政繁はドッ・・ドッ・・と脈を打つ音が聞こえた。ただならぬ恐怖が襲ってきた。
あまりのショックに政繁はうずくまったまま動けないでいた。
ガガッ・・・皆の者、聞こえるか?この島のほんに暑き事よのう。カッカッカ。
二日目正午の放送を始める。この暑さの中、水も飲みたかろう?
特別に今回は多めに水を用意しておいたぞ、感謝せよ。
ただし、その中の1本には眠り薬(睡眠薬)を入れておいた。
その場で飲んで、眠りこけるような愚はおかさんようにな。
では、配布場所を発表する。1-E 5番トラック到着地。5-C 沼辺。4-G 森の入口付近だ。
次に死亡者の発表だ。
17番井伊直親、40番久能宗能、61番武田信廉、31番海北綱親、28番朝倉義景、64番竹中重治、14番尼子誠久、50番酒井忠次、22番岩成友通、10番足利義秋、04番明智光秀、45番後藤賢豊、77番久武親直、21番今川義元、20番今川氏真、88番松平元康、以上16名だ。
のべ37人、大分調子が出てきたようだな。今までで最高だ。
次の放送で、褒美を取らそう。ハッハッハッハ・・・
・・・ブツッ
血に濡れた鎌を持った男は政繁に近づきながら言う。
「弱いものを前にしたときどのような態度にでるか試したかった。御主の本性を知りたかった。がっかりだ・・どうやら弱いものは自分より弱いものを見つけると嬉しくなるらしい。」
政繁にはその男の発する声が重く響く感じがした。
「御主は私を嬲り殺そうとわざわざ近づいてきた・・武器も構えずに・・」
政繁が恐る恐る相手の顔を見上げた。さっきまでの弱い人間はどこへ行ったのだろうか?
今、自分の目の前に居るのは恐怖そのものであった。
「私はな、幼き頃より父から「本当に強いものは弱いものを潰さないと」教えられて育った。だからこそ、御主のような輩は嫌いだ。御主は先ほど私に名を聞いたな?せっかく名乗ってくれた相手に名乗らぬのは失礼だ・・お教えいたそう」
ショットガンを拾い上げ、政繁に目を向けた。
「長曽我部元親。姫若子と呼ばれる弱い男だ・・。さて、そのまま放置しても苦痛が長引くだけでどうせ助かりはしまい。本来なら鎌で斬り裂いても良いが私には合わぬ。一瞬で終わらせよう・・」
元親は銃口を政繁の心の臓に狙いを定め構えた。政繁は出血で意識が朦朧としつつも、元親に挑んだことを後悔した。だが、時は遅かった。
ズドンッと音と共に政繁は撃ちぬかれ、まるで赤い花が散るかのように血が辺りに飛び散った。元親は死体に手を合わせるとその場を去った。
【59番大道寺政繁死亡】
【65番長曽我部元親 鎌・ショットガン持ち2-Bを去ろうとして天皇から放送あり。1−Eへ向います。】
時は、正午の天皇の放送よりやや遡る。
地点として3-G、朝の食料配布地点での事である。
尼子晴久、毛利隆元。そして妖刀に心を支配された河尻秀隆。
この三人の我慢比べ、その顛末である。
晴久「奴め・・・・・一体いつまであの場所にとどまるつもりだ?」
時間にしてはまだ10分程度なのだが、その10分が永年にも感じられた晴久は
苛立たしげにそう呟いた。
隆元「まさか四半時の掟を忘れたわけではないでしょうが・・・・・」
食料配布地点に30分以上留まると、爆死するという掟を隆元は思い出し口にする。
晴久と隆元より、秀隆は先にいる。いずれ、爆死を恐れこの場を去るであろう。
それを当てにして晴久と隆元は留まっていた・・・・そういった感覚も確かにあった。
だが、当の秀隆は立ち去る素振りなど一向に見せない。
ただ、ブツブツと何かを言いながら刀を振っているだけである。
秀隆-正確には妖刀-の意思としては、ただ人を斬りたいだけなのだ。
『人を切れるのであれば、この[寄り代(秀隆)]などどうでも良い』
妖刀に意思があるとすれば、そんなところであろう。
妖刀に立ち去る意思はない。そして、また我慢比べは続くのである。
晴久「・・・・・もはや待っても無駄か・・・・隆元殿、引き上げようか―――」
晴久がそう言った瞬間、秀隆の動きに変化が起きた。
先ほどまで刀を振るっていた秀隆が、急に森に向かい走り出したのだ。
遠くてよく見えなかったその顔は、近づくにつれよく見えてきた。
―――明らかに狂気に取り憑かれている。もはや、人間の顔ではない・・・・。
晴久「・・・・・・まずい・・・・気づかれたか!?」
晴久がそう思ったのも無理はない。
だが、秀隆は晴久や隆元達のほうに向かっているのではないようだ。
方向は森に向かっているとは言えど、やや晴久達とはずれている。
隆元「・・・・我らに向かってくるのでは・・・・・ないようですね」
やや安堵したのか、隆元は、ふう、とため息をつきそう言った。
晴久「では・・・・・あやつは一体何を見つけたのだろうか・・・・・」
何の気なしに言ったものの、2人ともわかっていた。
『エモノ』を見つけたのだろう。
晴久「・・・・・・食料はどうする?」
隆元「・・・・・細心の注意を払い、取ってきましょうか」
2人はその『エモノ』に同情を抱きつつも、食料をとることだけに専念した。
あの秀隆の狂気の面に恐怖を覚え、近づくことがかなわなかったのだ。
秀隆「・・・・ククククク・・・・・アッハハハハハハ・・・・・マダタリナイ・・・・・」
哀れなエモノ-66番・土橋景鏡-を、見る影もないほど斬り刻んだ秀隆が
また新たなエモノを探しに行こうとした時―――ふと、声がした。
?「ほう・・・・・妖刀村正か・・・・・・この様な所でお目にかかろうとは・・・・・」
・・・・・・『美しい』・・・・・。
妖刀に支配されたはずの秀隆が、そう感じたほどの声であった。
声のした方に秀隆は正面を向ける。
そこには・・・・・なぜか、見る者を魅了してやまない不思議な男がいた。
?「かような刀まで持ち出す、か・・・・・やはりただの茶番ではないようだ」
形式、動作、声、姿。その男の何もかもに至るまでが何か常人とは違う。
秀隆は妖刀を手にしたまま立ち止まる。なぜか動けなかったのだ。
―――だが、それも束の間の事。
秀隆「ウガァァァァァァァッ!!」
雄たけびを上げ、秀隆は男に飛び掛る。
そして、人間業とは思えない速さで刀を振り下ろした。
だが、秀隆に何かを斬った感覚はなかった。強いて言うならば、空を切った感覚か。
秀隆「・・・・・・ウッ!?」
秀隆が男の姿を見失い、ふと辺りを見回す。
すると男は、先ほど秀隆が斬った元は人間であった肉塊の側にいた。
その男は肉塊を哀れむ目つきで見ながら言う。
?「哀れなものよ・・・・・だが、流石妖刀・・・・凄まじき切れ味だ」
秀隆「ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ァァァァァァァァッ!!!!」
間髪おかず、秀隆は奇声と共に男に斬りかかった。直後、激しい金属音がなる。
・・・・・しかし、男を斬ったはずの妖刀は、近場にあった石にぶつかっていた。
直後、秀隆の手に凄まじい衝撃が走る。
?「あれほどの速さで石にぶつかろうとも砕けぬか。強度も大したものだ」
秀隆「ウグッ!?グググゥッ!!」
妖刀が今まで斬った人間の中でも、このような男はいなかった。
皆恐れ逃げ惑い殺されるか、あるいは立ち向かい斬られるかだ。
先ほど妖刀の元の持ち主(柿崎景家)の時に一度不覚を取ったが
あれとて、まともに立ち向かわれたものではない。逃げた末の奇策だ。
だが、この男は逃げない。
それどころか、真っ向から向かい残撃を全てかわしている。
秀隆「グッ!!ググ・・・・・ググゥッ!!」
藤孝「・・・・・怯むか。この藤孝に撃を全てかわされ、怯むのか?」
その男-83番・細川藤孝-は、静かに、だが美しくそう言い放った。
藤孝「・・・・確かに切れ味は素晴らしい。強度も大した物だ。
だが・・・・・肝心の持ち主が、妖刀の力に振り回されているようだな。
真っ向から策もなく突っ込んでくれば、この藤孝にかわせぬ道理はない」
秀隆「ホザケェェェェェェェッ!!!」
藤孝は挑発的に言い放つと、秀隆はまたも一直線に突っ込んでいった。
無論藤孝が当たる道理はなく、またも妖刀は空を斬る。
藤孝(挑発に乗るか・・・・。
おそらくこの寄り代、憑かれる前は勇猛な将であったのだろう。ならば・・・・・)
妖刀の寄り代の性格により違いがあるのかはわからないが、藤孝はそう考える。
直後、何を考えたか藤孝は路傍の小枝を拾った。
藤孝「うぬなど、この一尺にも満たぬ小枝で役が足りる。来るが良い、猪武者よ」
その藤孝の言葉が終わるが早いか、秀隆は大きな雄叫びを上げ
今までにない速度で藤孝に突っ込んでいった。
直後、2人が交差する。
その後・・・・・・ゆっくりと秀隆は倒れた。
藤孝「向かう、うぬの勢いがあれば、小枝でも大きな力となる。
この藤孝の力を甘く見たが・・・うぬの不覚よ」
藤孝はそう言い残すと、己に支給されたバッグをまた持ち、歩き出した。
だが、わずかに歩を進めた後、藤孝は後に人の気配を感じ、振り返る。
その先には―――。
秀隆「マダタリナイ!!マダタリナイ!!マダマダタリナイッ!!ガアアアアァァァァァッ!!!!」
藤孝「・・・・・これは意外だ。確実に急所を突いたはずだが・・・・。
死なぬまでも、しばらくは立つ事かなわぬはず・・・・」
だがそんな藤孝の疑問を無視し、秀隆はまた向かってくる。
だが、秀隆に先ほどの勢いはまるでなかった。
ゆっくりと、呻きながら、それでも斬ることだけを考えているのかのように。
・・・・いや、もはや思考など無いのかもしれない。
藤孝「死して冥府に堕つるまで止まれぬか・・・・・業深き妖刀よ。
ならば是非にも及ぶまい・・・・」
藤孝はそう言うと、己のバッグから、太刀を取り出し、構えた。
藤孝「抜けば珠散る氷の刃も、気づいた時は最後の雫・・・うぬへの餞よ、妖刀。
香取神道流、細川藤孝・・・・・参る」
死なぬとはいえ失速した秀隆が、藤孝にかなう道理は無かった。
藤孝「・・・・・妖刀まで持ち出すとは、果たしてこの狂気の真意は・・・・?
義輝様や義秋様、光秀はご無事であろうか・・・・」
己の太刀で妖刀を森深くに弾き飛ばした後、藤孝は3-G地点から歩き出した。
この後、天皇の放送により藤孝は義秋、そして光秀の死を知る事になる。
彼が天皇の真意を知ろうと決意したのは、その時であった。
【66番・土橋景鏡 死亡】(武器は不明、死体側に放置)
【36番・河尻秀隆 死亡】
【13番尼子晴久 鎖鎌】
【95番毛利隆元 手裏剣8個】(食料入手、現在地は不明)
【83番・細川藤孝 太刀】(3-G付近)
*妖刀も3-G地点の森の中にあるので
見つけた人間(剣の心得が無い人、妖刀を見なかった人)は拾う可能性があります。
983 :
美学1:05/02/01 23:26:47
「ふうむ、次は此処と此処と、此処の3箇所で配給があるから・・よしここが良いな。1−Eにしよう」
北条綱成は一人呟いた。ここまでは他の武将達と変わらなかったが、綱成には他の者ではない野望のようなモノをもっていた。
「多くの者達に我鍛え抜かれた肉体、(筋肉)を見てもらわねばな・・」
と、本気で思っているのである。
「しかし、天皇もワシの筋肉を見せる為に大勢の観客を集め、この場所を提供してくれたのだ。実に素晴らしい」
綱成は思い切り勘違いしつつも今まで生き残ってきていた。武器はヌンチャク。まるで、彼のために用意された物の如く綱成にはピッタリの物であった。
「食料配布場所には人も集まるであろう・・」
綱成には食料をもらうことはついでであり、第一の目的は筋肉を見てもらうことであった。
暫く歩いていると二人の男をみつけた。33番桂元澄と53番宍戸隆家である。綱成は心を弾ませながら二人を追いかけた。そのスピードはとてつもなく速い。
突然目の前に立ちはだかった綱成に二人は武器を構える余裕もなく、ただ驚いた。さらに輪をかけて驚かされたのは綱成が何故か上服を脱いでいたからである。
「さあ、キミ達!我鍛え抜かれた肉体を見るが良い!さぁ!さぁ!!さぁ!!!」
意味不明なポーズで二人に近寄って来る。耐えかねた桂は禁句を発してしまった。
「キモッ!!!」
その一言は綱成をブチキレさせた。
「貴様・・そーかそーか・・どーやら死にたいようだな!ならば望み通りにしてくれるわ!!」
突然ヌンチャクを出し桂に襲い掛かった。
「あーたたたたたたたたぁー!ほぁたーっ!!!!」
「お前はもう死んでいる・・」
「は、何を言って・・・はぶしゃー!!」
突然桂元澄の頭が変形したかと思うと吹き飛んだ事に宍戸は怯えた。血の惨劇に理解ができない。
もちろん綱成はそれで終わるはずもなく、宍戸へポ−ズをとって何やら訴えている。宍戸も桂の死で学んだのか褒めちぎった。
「す、すばらしい肉体・・・まさに美学・・・・?」
疑問になっていた事も全く気にせず綱成は満面の笑みで近づいた。
「キミとは気が合いそうだ!ワシは決めたぞ!共にいざ行かん!!さらなる美学向上のために!!」
否応なしに腕を引っ張られ、宍戸隆家はただ呆然としていた。
【82番北条綱成・ヌンチャク】
【53番宍戸隆家・ブーメラン】二人これから1−Eへ行く予定。
【33番桂元澄死亡・武器木刀は2−Gに未回収】
>>985 綱成の持ち物に大太刀追加です(忘れてました)
久秀と長慶は5-Hに着いた物の食料補給は受けられなかった。
途中長慶が足の痛みを訴えだしその場に座り込んで休んだ事により生じたタイムロスが二人から食料補給(命綱)を遠ざけたのだ。
「す・・すまぬ、久秀・・・」
元・食料補給地点に着くなり早朝の放送を聞かされた長慶は今にも泣き出しそうな面持ちで久秀に謝罪した。
「・・・殿、あの距離を一回の休憩で終わらせていただきまことにご苦労様で御座る。
どれ・・・疲れたでしょうしここいらで休憩といきましょうかな?何を情けのう顔をしていらっしゃる・・・
一国の主ともあろうお方がその様な顔をしていてはいけませぬな・・・」
久秀は自分の心にある長慶への怒りを納めながら平静を装ってゆっくりと長慶に言い聞かせた。
「(この男の使い道はまだある・・・ここで葬り去っても毒の残量が減るだけで得にもならぬ・・・
ここは耐え時じゃて・・・)」
長慶は久秀の言葉を聞き少しの間感涙を流した。
「久秀・・・儂は・・儂は本当に良き家臣恵まれたっ・・・!」
「殿、嬉しゅうございます・・・」
久秀が長慶の肩を抱きしめる事数分・・・長慶の腹の虫がグウゥっと音を立てた。
「はっはっは!殿も空腹で御座ったか!いや、この久秀も昨日より緊張のしっ放しで
何も口にしておりませんでしてな・・・過去を悔いても致し方ありませぬ。
どれ・・・ここらでちと食事がてら休憩しましょうか。」
久秀はそういうと長慶には有無を言わさずに座り込みリュックから食料と水を取り出し始めた。
「久秀が居るなら安心じゃ・・・儂も食べるぞ」
長慶と久秀はしばしの休息を楽しんだ。
少し休んだ二人は久秀の進言により北の浜辺(4-H)に向かうことにした。
海ならば何か食べ物があるかもしれないという久秀の案は長慶を頷かせるには十分だった。
正午前に着いた長慶は疲れにより浜辺に倒れこんだ。
「殿は少し休んでいて下され。拙者は辺りをすこし調べてまいりまする。」
「た、頼んだぞ・・・・久秀・・・」
久秀は辺りを探索するが食料となりそうなものは見当たらなかった。
「やはり水中を見てみねばならぬか・・・・」
そう呟いたその時、天皇から正午の放送が流れた。
「もう・・・正午なのか・・・・」
放送を聞き終わった長慶は静かに久秀に呟いた。
だが、久秀に返答はなく変わりに笑いが帰ってきただけであった。
「くく・・・ふはははは!!」
「ひ、久秀!?疲労で気でも触れたか!?」
長慶は驚いて飛び起き久秀の下に走ってきた。
「ククク・・・殿、先ほどの放送を聞いては居らなかったのですか・・?」
「き、聞いておったぞ・・・?正午を告げておったではないか・・・・」
「おやおや・・・食料補給地までは聞いておらぬご様子・・・次の食料補給地は
1-E・5-C・そして4-G!!4-Gはここより西に歩いた森の入り口あたり!
苦労をして魚を獲るよりこちらに向かった方が断然早く確実!!殿!急ぎ向かいましょう!!」
そこまで聞くと長慶は興奮して足の痛さも全身の疲労もどこへやら、久秀の進言に大きく頷いた。
「うむ!!急ごうぞ!久秀!!」
二人は再び食料を求めて歩き出した・・・久秀は己はやはり強運の持ち主だと思うと当分の間一人笑いがこぼれた・・・
【90番松永久秀 青酸カリ(小瓶入り)】
【92番三好長慶 弓・矢(10隻)】
4-Gへ向かっています。二人とも食料と水は食べきってしまいありません。
990 :
無名武将@お腹せっぷく:05/02/02 08:57:37
>>11 丸腰でも十分強いよ?
油断するなら剣豪じゃないじゃんw
>>990 雑談は雑談スレで、それからsage進行でおねがいします。
992 :
無名武将@お腹せっぷく:05/02/02 09:07:34
埋め立て
埋めたて
埋め立て
埋めたて
産め立て
埋め建て
1000だったら優勝するのは妖刀・・・・・なんてな。
梅立て
1001 :
1001:
立 新 / ,、r'";;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;`';,、 ,r';;r" _ノ と 何
て し L_ /;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;\ ,';;/ ) 申 と
ね い //;;/´ `' 、;;;;;;;;,,l;;' /ヽ す 1000
ば ス /.,';/ ヽ;;;;,l;L_ .,,、,--ュ、 ';;;;;;;;;i か を
い レ l |;|┌--‐フ ┌----、、 |;ヾr''‐ヽ, ,、ィ'r-‐''''''‐ヽ ';;;;;;く !! 超
か ッ i |l ~~__´ 、 ``'__''''┘ |;;;;;l rO:、; ´ ィ○ヽ 'i;;;;;厶, え
ん ド l _|. <,,O,> 〉 <,,O,,> |;;;;;| `'''"/ `'''''"´ !;;;;;;;;ヽ た
の を ._ゝ'|. / 、 |; ,' / 、 |;;;;;;;;;;;;;レ、⌒Y⌒ヽ
う 「 | | ( ) .ソ l ,:' _ ヽ .|;;;;;;;//-'ノ
ヽヽ | _,ニ ニ,,,,,_ ', ゞ,' '"'` '" i;;;;;i, `' /
⌒レ'⌒ヽ厂 ̄ `| ,、ィ-‐''__'''‐-`,、 '' .', i、-----.、 `''"i`'''l
人_,、ノL_,iノ! . ', :i゙''''''''''`l' ` _人__人ノ_ヽ ヾ゙゙゙゙ニニ'\ ,' ト、,
/ ヽ L__」 「 で 書 Lヽ ヽ〈 i| Vi゙、
ハ ワ {. ヽ. -、、、、 ' ノ き き 了. ゙, ,ヽ===-'゙ ,' , // ヽ
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