今から戯志才でどこまで行けるか始めます
シナリオ2
189年二月
年齢33歳
後五年位の命
戯志才「この命、有意義に使わんとな。」
190年一月
戯志才「私はやはり曹操殿に仕えるのが一番じゃ、早速仕官するぞ」
曹操の仕官に成功しました。
190年二月
戯志才「まずは巡察じゃ、民と仲良くしなければ何も始まらん」
民「山賊が・・・・」
戯志才「ふざけるな、私の武力で勝てると思っておるのか」
孫堅「我が陣営に来てくれないか?」
戯志才「嫌じゃ、儂はこの命を曹操様に捧げたのじゃ」
孫堅「おのれ戯志才、今度あったら覚えていろ」
戯志才「王匡が董卓に滅ぼされたようじゃな。
今度は袁紹や伊籍からも登用の誘いがあったわい、もちろん断ったけどな」
今日も巡察。
民「戯志才様、学問を教えてください」
戯志才「そういうことを言うのじゃ、賊退治は典韋殿などに頼んでくれ」
学問は評判で民は満足して帰っていきました。
今日も巡察。
民「戯志才様、学問を教えてください」
戯志才「そういうことを言うのじゃ、賊退治は典韋殿などに頼んでくれ」
学問は評判で民は満足して帰っていきました。
今日からずっと仕事じゃ!
戯志才「最近満寵とかいう奴が配下になったそうじゃ、青二才共に負けてられんぞ」
曹操「戯志才、これまでの功績を認め、四品官に任命する」
戯志才「良し、出世したぞ」
戯志才「む、よく見たら軍師殿の陳宮と私の知力は86ではないか、鍛錬をしまくったら私は軍師になれるかもしれぬぞ」
191年9月
張陽の勢力が滅びる。張陽が殺される。
翌月
張燕の勢力が滅びる
使者「戯志才様、曹操様が貴方を軍師に任命したいと」
戯志才「キタ━━━━━━(゜∀゜)━━━━━━!!!!ふっふっふ鍛錬した甲斐があったぞ」
戯志才「曹操にこのまま仕えてもポックリ死んでしまうかも知れんわい、何かパーーーーーーッということをやろうかのう」
典韋「最近戯志才殿の様子がおかしいぞ。」
満寵「ああ・・・まさか韓玄みたいなことをするんじゃないかと思うが」
典韋「何だそれは?」
満寵「いや、何でもない」
今日はこの辺で終了します。続けられたら続けたいと思います。では。
配下武将プレイから7か8、王匡勢力が存在するのとシナリオ2から7と判断できるがシリーズも書いてくれ。
新リプレイ開始記念カキコ。
戯志才殿、頑張って下さい。
雲玲殿も続きを楽しみにしております。
劉度、9pk、シナリオ5…どうにかチャレンジしてはいるんですがむちゃくちゃツライ…
相性いじって60前後にしても大丈夫なら…リプレイいきたいかと。
戯志才が軍師に任命された時から戯志才の様子はおかしかった。
部屋に一人で籠ることが多かった。
兵卒A「典韋様や満寵様の言う通り戯志才様は様子が変だ。」
兵卒B「うむ、これは絶対何かあるな。」
カタッ。
兵卒A「馬鹿!音を立てるな」
戯志才「誰だ!」
兵卒A・B「戯志才様!?これは、あの・・・!」
戯志才「貴様等、私のことを調べようとしていたな!来い!」
兵卒A・B「戯志才様何を!」
戯志才が軍師に任命された時から戯志才の様子はおかしかった。
部屋に一人で籠ることが多かった。
兵卒A「典韋様や満寵様の言う通り戯志才様は様子が変だ。」
兵卒B「うむ、これは絶対何かあるな。」
カタッ。
兵卒A「馬鹿!音を立てるな」
戯志才「誰だ!」
兵卒A・B「戯志才様!?これは、あの・・・!」
戯志才「貴様等、私のことを調べようとしていたな!来い!」
兵卒A・B「戯志才様何を!」
李典「さあ今日から訓練だ。来月には劉岱を滅ぼすと曹操様が言っていたからな。」
兵士「李典様、兵士が二人ほどいません」
李典「そいつらはどうしたのだ?まさかさぼっているのではあるまいな?」
兵士「それが、昨夜軍師様の部屋へ行ったきり戻ってこないのですが・・・」
李典「そうなのか?早速戯志才殿部屋へ行ってみるぞ」
李典「これ、軍師殿はいるかな?」
(戯志才の)護衛兵「はい、今呼んできます」
護衛兵「戯志才様、李典様が面会を求めております。」
戯志才「李典が?通せ」
李典「軍師殿、昨夜それがしの兵士が貴方の部屋へ行かれなかったか?」
戯志才「いんや、私の所には昨夜は誰も来とらんわい」
李典「さようですか・・・?」
戯志才「ああ、本当じゃ」
李典「そうですか…来月にはボクヨウの劉岱に攻め込みます、軍師殿も戦の準備をしておいて下さい」
戯志才「ああ、わかった(来月にはこの軍は滅んでるかもな)」
【すべては負けないために】
…夢を、見ていた。
まだ、幼いころ…そんな感じの夢を。
ただ、内容は覚えていない。
気がつけば朝。
賢が書類を持ってきてやってきていた。さっさと目を通せ、と。
執務中、訓練の声が遠くから聞こえてくる
わずか4千ばかりの兵ではあるが、刑道栄が訓練をつけているらしい…
…華北は曹操によって統一され、南にその視線は向けられている。
自分を含めた、四郡の太守たちは似たようなものだ。
その南進としての布石。
…自分は、劣った部類に入るだろう。
金旋のように、人並みの武勇があるわけでもない。
趙範のように、文官としてそれなりにできるわけでもない。
…あれには負けたくないとは思うが。
……ただ、このまま終わるにしては、男として終わってしまっている気がする。
…このまま……では終わりたくない。
「賢。城下へ行くぞ。知者を探しに」
はっきりといえば馬鹿ぞろいのこの城下に、頭のいいやつがいる。
そんな噂は聞いていた。
信じてみよう。そう思い、城下へ向かう。
自分なりの、布石を打つために。
つーわけで、現在の条件記入です。
三国志9PK版
で、劉度親子の相性を60に変更したへたれプレイです。
さて、どこまで持ちこたえられるか分かりませんが…やってみようと思います。
翌日城内にて
李典「おかしい・・・やはり戯志才殿は何かたくらんでるようだ・・」
満寵「李典殿もですか」
典韋「これは早く他の諸将にも知らせないと大変なことが起こると思う、俺の心がそう語っている」
李典「しかし曹操様はどうするのだ?曹操様は戯志才殿をかなり気に入ってる。このことを曹操様に知らせるべきなのか」
典韋「李典殿、その言い方だとまるで戯志才殿が曹操様を裏切る様な言い方ですな・・・」
李典「いや・・・!そんなつもりでは!」
満寵「とりあえず様子を見ましょうか・・・・・」
その夜
曹操「う〜〜ん・・・うぬぅ・・・!うわぁぁぁぁぁぁぁ!!」
曹操「ハァ・・・・・ハァ・・・・」
曹昴「父上!どうしたのですか!?」
曹操「なんでもない、悪夢を見ただけだ。」
曹昴「その悪夢とは…?」
曹操「部下が謀反を起こし、我が勢力は滅びる夢だった。儂は殺され、他の者も皆殺された」
曹昴「私も・・・ですか?」
曹操「ああ、昴も殺されよったわい」
曹昴「気味が悪い夢ですね・・・・・」
戯志才「ふむ・・・今・・時は・・・満ちた・・・
とうとうあの時がやってくるのか・・・・」
【やってみなけりゃわからない】
一月が経過。
知者など綺麗さっぱり見つからずにほかに何もしなかったせいか
何もしないまま時が過ぎていうのと対してかわらずに。
「…やはり愚かだったということか…?」
人にしたがっていればいいのだおのれは。
そんな言葉さえ浮かんでくるが、それを否定する意思はある。
「…ふむ。」
何気なく見た、近隣の城の配置図。
その中に一つひらめいたことがあった。
やってみる価値はありそうだ…
「まずは実行、だな。」
男、刑道栄を呼ぶ。思いつきの策、それを実践させるために。
>1
スレ立てお疲れ様です。使わせて頂きます。
>8
新リプレイキタ━━━(゚∀゚)━( ゚∀)━( ゚)━( )━(゚ )━(∀゚ )━(゚∀゚)━━━!!!!!
後五年位の命 戯志才「この命、有意義に使わんとな。」 (藁
>27
ありがとうございます。ですが今回は短いです。スイマセン。
>33
劉度キタ━━━(゚∀゚)━( ゚∀)━( ゚)━( )━(゚ )━(∀゚ )━(゚∀゚)━━━!!!!!
やはり韓玄スレには荊州四英傑のリプが欲しい所。がんばってください。
【それが意味する事】
『一瞬の静寂。
この地に在る全ての者。
いや、この大地に在る全てのモノ。
それらが同時に、ほんの僅かな時間、動きを止めた。
まるで時間が止まったかの様に。
何があったのか?』
夏侯淵「惇兄、どうした?」
軍を後退させる最中、夏侯惇はジッと空を睨み続けていた。北東の空を。
夏侯惇「淵・・・・・・・・・・・」
ポツリと呟く。
並走する夏侯淵は夏侯惇の表情に変化が現れた事に気付いた。
厳密にいえば表情に変化があったわけではない。
二度と開く事の無い、惇兄の左目。それを覆う眼帯。
その隙間から透明の液体が一筋、流れ出でた。
頬を伝い、そして消えていった。
「涙?!」
夏侯淵は動揺した。
夏侯惇の左目が物を捉える事は無い。
だが隻眼となり、より一層惇兄は研ぎ澄まされた。
その左目は、人の目に写らぬ何かを捉えるのだ。
その左目が涙をこぼした。ほんの僅かでも。
それが意味する事は何か?
少し考えてみる。
紡ぎだされる回答は・・・・・
夏侯淵「・・・・・・・・・・・そんな、まさか?!」
驚愕の表情で目を見開いた夏侯淵の隣で、夏侯惇はいつまでも空を凝視し続けたという。
北東の空を。
シリーズは忘れましたが、過去に劉度でリプレイを
書かれていた方がいます。貴殿は恐らく二代目でしょう。
ご健闘をお祈り致します。
【予想外な出来事は唐突に】
もともと劉度の策、それは知者がいないという前提。
そのために発生したものだった。
しかし。
『親父殿。劉子初殿をお連れした。』
賢の言葉を聴き、一瞬思考が停止した。
そんなことをのたまう息子の隣には、確かに文官。
そう、念願の文官の姿が。
「劉巴子初にございます。以後、よろしくお願いいたします…」
その登場は劉度にとって意外なもの。
そして、少々の躍進の兆しを見せる出来事だった…
【策の結論と目的。】
3月中旬。
とある文官の登用を総出で失敗した。
そして、ここにきて劉度の策が実践に移される。
『交趾制圧』
刑道栄の次男刑道苞が二千を率い進軍。
程なく、4月になる前に制圧の報が知れ渡る…
「ふむ。」
劉度はそうつぶやいただけだったとか。
問題はそれに連なる先のこと。そうとでもいいたげに。
「あっちには軍備を増強しておくよう。
そのうち、お主の長兄のほうにもしばらく出向いてもらおう。」
「御意。
わが息子二人だけで大丈夫でしょうか…?」
「大丈夫だろう…しかし朝廷からの使者がきているそうだ。応対に伺うとしよう。」
州牧就任。
それにより、劉度が4君主で名目上一番上側にたつ。
そして、交州における統治者と認められたのだ。
「まだまだ……」
就任の夜、劉度は一人ごちる。
まだ、半年が経つまでにもう一つ二つおきそうだ。
そんな風に思いながら…
【4英傑の脱落】
それからは予想外のことがおきた。
まずは秦ヒツの仕官だった。
これが利点となり、噂を聞き刑道栄を留守番にして建寧まで出かける。
そしてこのときに李恢を秦ヒツの説得により、軍閥に組み込んだ。
人数は増えている。
確実に、だ。
順調とも言える劉度軍。しかし、隣は…陥落していた。
桂陽陥落。
一角が崩れた。そう、思った。
趙範や、その配下がどうなったのかは分からない。
おそらくは、孫権に組み込まれるのだろうが。
「さて。どうするべきか…」
動き方を決めておかなければなるまい。そう思った。
さて。全部名前をなおすのを忘れていたわけですが。
下手れなごとく何度もやり直しています。
一番上手いこと助走がついたので現状の状態にしていますが進めすぎてしまいこんなことに。
新武将として二名。
刑道昭…統58武62知21政12
刑道苞…統42武54知15政7
こんなところです。両方とも突破のみ所有。
さて、進みすぎは書きずらいことが明確に判明。
マップは一年ごとにしたいかと思いますのででは。
【零陵放棄】
問題が二つ三つ発生した。
まず一つは劉表が武陵を制圧。
残る4君主はあいつと自分だけ。
「…必ず、帰ってくる。」
そう、つぶやいた。
直接的な孫権の波状攻撃。
それが来ると思われる零陵を放棄して交趾に撤退。
力を付け直すというのが最大の目的だったり。
そして、交趾についた後しばらく。
やつも陥落したと言う報が入ってきた。
「……これで…」
「何もいうな」
そうつぶやき返していた。
自分はここで持ちこたえなければならない。
総勢2万5千。
それが今のすべてだ…
悪いこと、というのは畳み掛けるものらしい。
あの親子を除き、交趾から出払っていたときになって、とんでもない報がはいってくる。
「劉璋軍襲来」
それは交趾まであと2日というところで聞いた大問題だった…
【刑道栄奮迅】
劉度が帰ってきたときには戦闘は始まっていた。
刑道栄親子率いる一万三千が出撃。
迫っていた劉璋軍2万5千に突破を繰り返していた。
「おおっ!!!」
やってくれる。倍近い敵が見る見るその数を減じていく。
相手が攻城兵器というのもあるのだろうが、それを差し引いても余りある。
「別方向から敵影!旗印は厳!」
物見からの報告が来るころには劉璋隊はもはや散りぢり。
まだ余裕があると判断したのかそのまま敵にぶつかっていく。
「無事、帰還しました。」
「…よくやってくれた。厳顔に一騎打ちで勝ったそうだが」
「捕らえられなかったのは残念です。
くつわを並べ共に戦ってみたいですな。敵としてでも問題はないですが。」
それでもいい、当面の危機は脱したのだから。
兵舎のほうを見ると捕らえた敵兵の治療を行っている光景
そしてあらされた田畑を見て呆然としている文官たちがいた。
「…復興と行くか…」
当面の危機はさったといえる。
しかし…大変そうだ、そんな風に思いながら、政庁に戻った。
時間おいてから見直して間違いたくさんだなあとかおもいました。
字が違うしな。刑じゃないんだなあ、と。
後は…どれくらい入るのかを理解していかないとなあとか思いました。
戯志才「夏侯惇殿、曹操様がお呼びです。」
夏侯惇「そうか、すぐに行く」
夏侯惇「曹操様?どこです?」
ザクッ!
夏侯惇「うぐっ・・・!うおおおお!!何者だ!?」
戯志才「ふっふっふ、夏侯惇よ」
夏侯惇「む・・!戯志才殿!これはどういうことだ」
戯志才「この勢力は私が滅ぼします。既に曹操様も葬っておきました。」
夏侯惇「そんな馬鹿な・・・!?」
戯志才「見るが良い、これが曹操の首よ」
夏侯惇「!?おお・・・曹操様」
そこには哀れな曹操の姿があったのだ・・・
タッタッタッタ
戯志才「ちっ・・・」
夏侯淵「夏侯惇!どうした!」
夏侯惇「来るな!」
ザクッ!
夏侯淵「うっ!?こ、これは・・・!」
戯志才「・・・・・・」
夏侯惇「夏侯淵!おのれ・・・戯志才!必ず呪ってやるぞ!!うぐっ・・」
曹操は戯志才に殺されました。
夏侯惇は戯志才に殺されました
夏侯淵は戯志才に殺されました。
その後、他の将たちも次々と殺されていった。
曹休「おのれ・・・・」
曹洪「何故だ・・・何故だ・・!軍師殿!」
曹昂「私が見た夢はこのことであったか・・・」
曹休は戯志才に殺されました。
曹昂は戯志才に殺されました。
曹洪は戯志才に殺されました。
楽進は戯志才に殺されました。
満寵は戯志才に殺されました。
典韋は戯志才に殺されました。
陳宮は戯志才に殺されました。
曹仁は戯志才に殺されました。
曹純は戯志才に殺されました。
何故戯志才が謀反を起こしたのか?彼は一体何が目的だったのか?
他国の使者か?それとも本当にパーッとしたことがやりたいだけだったのか?
それは誰にもわからない・・・
この謀反からたった一人逃れた者がいた。李典である。
彼は曹操の勢力が滅亡する寸前、既に危険を察知して逃げていた。
しかし、李典は仲間たちを見捨てた自分の愚かさに耐えきれず、長江に身を投げたのであった。
曹家を皆殺しにした戯志才は呉に移動していた。
呉で于吉という老人に出会う。
戯志才「誰が死にそうじゃ?」
于吉「劉焉のようじゃ」
戯志才「(ホッ・・・私じゃなくて良かった・・・)」
【超英雄の帰順】
その存在は圧倒的だった。
政庁にいるすべての人間が、その歩みに視線を奪われた。
一挙手一投足に、威圧感が存在した。
男の名は、関羽雲長。
曹操ですらほれ込んだという特級の英雄である。
そしてその男が、呼びかけに応じてくれた。
そもそもは劉備が滅ぼされたのが大きいのだろうが、それでもいい。
わが軍は、最大の切り札を手に入れたのだから。
桂陽にいた、というのを聞いて劉巴を初めとする文官連中が引き抜きにいったのは知っていた。
しかし。本当に引き抜いてくるとは、な。
「よろしく頼む、関将軍」
「御意」
会話はそれだけでよかった。
さて…どうするか。
そんな風に、次の一手を模索している自分がいるのが分かった。
【戦が終わりて残るもの】
張飛の動きに呼応した馬超。
二人の連携により敵軍は総崩れとなり、防衛線は雲玲軍の勝利となった。
次々と兵達が城へ帰還する最中(さなか)、只一人、戦場に佇む姿があった。
勢力の長、雲玲である。
彼女の視界には無数の屍が転がっている。
その耳にはシ重車に乗せ、運ばれていく重症を負った兵達の苦しそうな呻き声が届く。
「私は・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
『貴方は己の私怨の為だけに我々を利用している』
戦場にて何度も繰り返される言葉。
雲玲の心の臓に深く矢のように突き刺さり、そしてその傷を前に何も出来ない。
『そんなに早く曹操を殺したいのですか?そんなに早く仇を討ちたいのですか?』
そう、私は焦っていた。早く、早く曹操をこの手で討ちたかった。
『「報仇雪恨」仇を報い恨みを雪ぐ。『孝』の心。それが間違っているとは言いません。
その為に私も協力してきました。ですが、二人だけで軍議をしていたあの頃とはもう違うのです。
私怨の為だけに軍を動かしているのであれば我々はここまで来れはしなかった。
只、仇だけに走るのはもうお止めください。旗下の将達は貴方を信じてここまで来たのです』
止める事は出来ない。
この事を再確認する事により雲玲は気付いてしまった。
この期に及んでなお仇を優先する。
なんて独善的な支配者だろう。
どれだけ皆が血を流そうとも、どれだけの民を苦しめようとも、自らの目的のみを実行しようとする。
今まで何も理解していなかった。いや、理解しようとしていなかった。
戦場に横たわる死体の数、同じ数だけの人生を、未来を無に消す行為。
戦場になったため住み慣れた土地を奪われ、棄民になった罪無き民。
『・・・・・・・・・・・・・ただ、逃げていた。
闇雲に。
暗闇の、木々の間をすり抜けて。
ふと、立ち止まり、振り返る。
遠くには炎。
生まれ育った村。両親と共に過ごした村。
そんな思い出を全て焼き尽くす炎』
自分の育った村を灰にした曹操。
ソレと、今私が行なっている行為は何ら変わらない。
私は何もわかっていなかった。
雲玲「こんな女が蜀公?・・・・・・・・・笑わせるわね」
苦々しい呟き。
だが、今はこんな言葉しか出てこない。
蔡蘭「雲玲様?」
隣から蔡蘭が心配そうな表情で覗き込んでいた。
いつの間にか隣に立っていた。
蔡蘭「大丈夫ですか?」
そんなに酷い顔をしているのだろうか?今の私は。
雲玲「とりあえず休むわ。酷く疲れた」
蔡蘭「ではすぐ床の用意を」
城門をくぐると諸将達が整列し、雲玲を出迎えた。
張良「醜態を晒しました。二度とこのようなことが無き様今まで以上により一層、武へと専心したします」
馬超「同じく、今回は自らの未熟さを悟る良い経験となり・・・・」
ホウ悳「しかし張飛殿、孟起殿が後方を衝けなければどうなっていた事か・・・・。咎は私にあります。
如何様な処分も」
諸葛亮「処分を受けるのは私でしょう。処分は私に」
張飛「子龍・・・・・・・・!」
劉度「徐晃タン(;´Д`)…ハァハァ」
各自好き勝手にのたまう。
蜀公の座、忠義、大義・・・・・・・何もかもが今の彼女にとって重荷以外の何物でもなかった。
もうどうでもいい。
私は此処から何処へ行けばよいのか?
納得のいく回答が出せる者には、今の私の持つ全てをくれてやってもいい。
雲玲「・・・・・・・・・そんな都合のいい答え、あるわけ無いわね」
蔡蘭「?」
皆の前を素通りし、雲玲は休む事にした。
床につき、眠る前にもう一度言葉を呟く。
「私は・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
やっぱり答えは、続く言葉はその唇から紡ぎ出される事は無かった。
【どっちが得か】
時は流れ209年秋。
前年の反曹操同盟の流れに乗って劉度軍は劉ショウ領に対して侵攻を開始。
建寧→雲南と侵攻し、そして、成都を陥落させるにいたった。
いたったのはいいのだが。
「どう動くべきか…」
進む道は二つ。
しかしどちらも強豪といえば強豪。
今までのような脆弱な部隊に対しての戦ではないのだ。
本格的なものに対して、まだ経験が少なすぎた。
「…全兵数は約4万。賢が正面の関を5千で守備…か。」
つぶやく。
軍議の席には譜代の刑道栄親子。関羽、李恢など将軍たち。そしてその副官。
成都に至る道のりで配下に加わった張松、王甫、劉巴などの文官たちがいる。
「江州と梓潼、どちらを攻めるか…意見を聞きたい。」
軍議が始まった。
【意義】
「…漢中への足がかりを作るため、梓潼を狙いますな。
江州からの兵は劉賢殿がある程度は押しとどめられるでしょう。
その間に…攻め落とせれば。」
口火を切ったのは刑道栄、しかしそれには劉巴が帰す。
「確かに、梓潼の守備兵はせいぜい二万。
しかし、実際には、張魯攻めを行っている兵が含まれます。
つまりはもっと多いでしょう。」
「江州のほうは?」
関羽の問いかけに答えたのは副官の袁庶だ。
「少ないですね。しかし、永安に5万近い兵がいます。
それを考えると少々厳しいでしょうか。」
厳しい。
雲南を占領しなおす、という案もあろうが利点がない。
さて、どうしようか…そう、打開策を考えていた。
えーっと、しばらくリプレイできません。よろしくお願いします。
進めすぎてもうたー
メモ取ってないー。
さてどうしよう。
【答えを知るものは遥かなる場所へ】
新野での攻防、それが行なわれる少し前―――――――――――
曹操「何か用か?隠者」
最近、特に酷くなってきた偏頭痛にイラつきながら
「隠者」と皮肉をたっぷり込めて眼前の来客に語りかける。
文官「と、殿。こちらの方は・・・・」
老人「かまわんよ」
謁見している老人もまるで気にしない装いで軽く語りかける。
老人の名は烏角の名で民には知られる方士―――――――――――左慈。
曹操「怪しげな方術を用いて人心を誑かす・・・・・・・・らしいな」
左慈「それが事実であればどうされます?」
曹操「実にけしからん。拷問の後、処刑だ」
左慈「ふぉふぉふぉ・・・・・・・・如何に支配地を奪われようとその気丈は変わらぬか」
曹操「ぬかせ。それに噂通り『仙人』であるのであれば、この俺には殺せんのであろう」
左慈「告げる事がある」
居並ぶ文官達が一斉に注意を老人へと向ける。
人との交わりを避け、隠者として過ごすこの男。
だが、その名は世の民に知れ渡っている。
一言一句聞き逃してはならない。
左慈「今、この世は狂っておる」
曹操は黙っている。続けろという事だ。
左慈「復国した忌むべき王朝、『殷』。その建国の背後には人ならぬ者が関わっておる」
曹操「あんなものは自称であろう?誰も認めん。俺も認めん」
左慈「じゃが現にソレは勢力を拡大しておる。それに・・・
この国からも人材が流出しておる」
夏侯惇、夏侯淵等の事を言っているのだ。
文官達は恐る恐る曹操の表情を確認した。
曹操の表情は変わらない。
左慈「隣接する領土からは造反が相次いでおるのではないか?それも人ならぬ奴等の仕業」
曹操「我が領土に住まう者には富んだ大地、そして末端に位置する者にまで役割を与え充実した生活を送らせておる」
左慈「そんな民ですら住み慣れた地を後にし、『殷』へと向かわせる。人ならぬ者が」
おおよそ、尋常でない事をほざく。
だから何だというのか。ソレを知ったからどうだというのか。
結局、何もわからない。何も変わらない。
曹操「で、告げる事とはそれだけか?」
気だるそうに曹操が口を開く。
左慈「それだけではない。南方の雲玲もそうじゃ」
曹操「あの娘か」
左慈「知っておるのか」
曹操「俺は父親の仇らしい。実際そうであるのか判らんが。
それに、そんな事はどちらでも良い。一人の生き死にに心を惑わせておっては『奸雄』の冠は被れん」
左慈「だが今や、南中、益州、揚州、ワイ南・・・・そして荊州の南部の支配者じゃ」
曹操「それも人ならぬ者の仕業だと?」
左慈「彼女は紛れも無い『人』じゃ。だがこの狂った歴史を戻す為に力を貸している者がいる」
曹操「それが人ならぬ者だと?」
左慈「そうじゃ」
曹操(これだから隠者という者は・・・・・・)
首をかしげ、不思議そうな表情を浮かべる文官達を横目に曹操は胸中で独りごちた。
自分の言いたいことだけを言いたい放題。
人の世に紛れておらんから言葉の流れというモノも一切無視だ。
これ以上話を続けても得るものは何も無い。曹操はそう結論付けた。
左慈「故に何の加護も受けず一勢力の長となっているのは曹 孟徳。貴方だけじゃ」
座から立ち上がり曹操の座する壇上へと徐々に歩み始める。
文官等がザワつき始め、警備の武官が慌てて動き出した。
その動きを手で制し、曹操が言葉を返す。
曹操「孫権もいるだろう」
左慈「既に孫呉の命運は風前の灯火。それにあの一族は方技を嫌う」
曹操へとまた一歩近づく。
曹操「それで」
左慈「申したとおり人ならぬ者の加護を受けぬのは貴方のみ。これでは公平ではない」
曹操「それで」
曹操が座から立ち上がる。
左慈「私が貴方に力を与えよう。貴方にも人ならぬ者の加護を」
既に曹操に手が届く所まで近づいている。
左慈「使えるものは全て使うのがお主のやり方であろう?それに主に残された時間は限られておる」
曹操「確か・・・・・仙人とは長生きなんだってな。人より」
左慈「然り」
曹操「ならば無駄に皺を刻み続けるその脳髄に刻み付けるがいい!」
シュン!
瞬時に懐から刃を抜き放ち一閃させる。
と同時に左慈の首が飛んだ。
曹操「曹操は死ぬまで曹操である!!」
ドッ・・・・と鈍い音と共に地に落ちた左慈の顔に叩きつけるが如く言い放つ。
曹操「貴様には何の興味も沸かん。失せろ!」
不機嫌そうにそれだけ言い放つと曹操は首に背を向けた。
曹操が退室して少し後、首だけとなった左慈が言葉を発し始めた。
左慈「人の身でありながら、おおよそ人が行なう事全てをこなし、更に昇華させる。
才を愛し、創造を愛し、変化を愛する。
刻が違えば天下に届いてしかるべき者なのだが・・・・・・・」
そう言い残し、姿を消した。
残された筈の胴と共に。
自室に戻った曹操は手に持った剣を床に落とした。
ガシャン!
乾いた耳障りな音が鼓膜を叩く。
指先が震える。音が遠い。視界が歪む。
曹操「・・・・・・・・・・・・グッ」
思わずうめき声を洩らし己が眉間に手をやる。
数日前からひどくなってきた頭痛。既に日常生活に支障が出る程。
耐え切れず机上の竹簡の山にもたれかかった。
曹操「・・・・・・・此処までか。まあ、それもよかろう」
崩れ、床に散らばっている竹簡の束を眺め、曹操はその場に静かに崩れ落ちた。
その数日後、曹操は床に伏せることとなる。
左慈の祟りだと嘆く臣下等を前に静かにこう言い放ったという。
曹操「馬鹿者どもが。祟りであればこんな満ち足りた顔で死ぬか?」
思うが侭乱世を駆け抜けた男、曹操孟徳。
戦場と策謀の中を駆け続け、誰よりも乱世を楽しみ生き抜いた。
波乱に満ちた生涯とは裏腹に、その最期は静まり返った静寂の中。
只、静かにその瞳を閉ざしたという。
口元に僅かな笑みを残して。
>63戯志才殿
これからという所で・・・・。帰還をお待ちしております。
>64二代目劉度PL殿
そこは脳内補完で何とか( ゚д゚)/
現在の状況を。とりあえず。
武威●∴┃∴∴∴┃∴∴∴∴∴★薊∴∴凸烏丸∴┏┓★襄平
∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴★晋陽∴∴∴∴∴∴北平★┃┃┏┓∴
━∴━━┛∴∴∴∴┏∴━━∴━┳∴━━┳━━┛┗┛┗━
西平∴∴∴┏━┓┣┛★上党∴∴∴南皮★┃
∴●∴∴安定●┣┻┓∴∴★業∴┃平原★┣━━━┓┏━━
羌∴━∴━━∴┛∴┗━━━━━━━┳━┛北海★┃┃倭凸
凸∴∴∴∴★長安∴∴★洛陽∴★濮陽┃★小沛∴∴┃┗━━
∴∴●天水∴∴∴∴∴∴∴∴∴━━━┛┃★下丕∴┃
∴∴∴∴∴∴∴∴宛★∴∴∴∴★陳留∴∴┏∴━━┫
漢中●┃★西城∴∴∴■許昌∴∴∴∴┏∴┛∴┏━┛
∴∴∴┗┓∴新野▲∴∴∴∴┃★汝南∴■寿春┃┏━━━┓
∴▲梓潼┗━━━━━┳━┓┗━━━┛∴∴┏┛┃■秣陵┃
∴∴∴∴∴∴襄陽▲∴┗┓┃■江夏∴■廬江┃┏┛∴呉■┃
▲成都∴∴▲永安∴∴∴┃┗━━━━━━━┛┃∴∴┏━┛
∴江州▲┏━┓▲江陵∴┗━┓┏━━━┓┏━┛∴∴┗━┓
━━∴━┛∴┗━━━━━━┫┃柴桑■┃┃∴∴∴会稽■┃
∴∴∴∴∴∴武陵■∴長沙■┃┃∴∴┏┛┃∴∴∴∴∴∴┃
凸雲南∴■建寧∴∴∴零陵■┗┛∴∴┗━┛∴山越凸∴┏┛
∴凸南蛮∴■交∴■桂陽∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴┏┛
■→孫権▲→劉度●→馬騰★→曹操
未記入は異民族そのままと空白。
(いろいろいじったり、しているため本当は馬騰は滅んでいてもおかしくはない。)
へたれの上に卑怯だったりしますが。困難でよろしければまたそのうちに。
今の主力が
関羽・厳顔・張イ壬・李恢・抜擢武将の軍と
刑道栄親子&関羽の息子兄弟(策と興)の二軍というところで人材のほどを察してください。
劉備譜代以外の蜀系はどうにかこうにか集まってますけどねえ…
戯志才「突然ですが戯志才リプレイは終了いたしました」
曹操「何故だ?何があった」
戯志才「実はメモリーカードが壊れて中のデータが全て消えてしまい、三国志7のデータも消えましたもんで…」
曹操「メモリーカード?何を言ってるのかわからんが、兎に角大変なことがあって続けられないのだな」
戯志才「そうです・・・」
ということでデータが消えましたので終了いたします。
皆さん本当に申し訳ありません・・・・。
さあ〜て、呉蘭でもやるか
シナリオ2 呉蘭 20歳
呉蘭「何故俺は間抜けな劉璋なんかに仕えているのだ。」
雷銅「よう、呉蘭」
呉蘭「おお、雷銅じゃないか」
雷銅「どうしたそんな顔をして?」
呉蘭「実は、俺は神の国を作りたいと思うのだ。」
雷銅「はあ?」
呉蘭「俺は神に選ばれた者、これより俺は独立し、神の国を作るのだ!!」
雷銅「呉蘭・・・大丈夫か?」
呉蘭「精神は普通だ。」
雷銅「しかし、お前の言ってることもおもしろうそうだ、俺も協力しよう」
呉蘭「我が友よ感謝するぞ。今からお前も神の一員だ。」
雷銅「さっそく下野するか?」
呉蘭「いや、まだしないでおこう。行動力が多く回復する時に人材を集めておこう」
雷銅「そうか、じゃあ俺もしばらくここにいよう」
189年12月
呉蘭「荀シンという人物を発見した。手紙を数枚書いておこう。」
荀シン「呉蘭から手紙?誰だ?」
文書「神の為に働け」
荀シン「・・・・・この文章だけでは何とも言えんな。」
厳顔「呉蘭、治安強化に手を貸してくれ」
呉蘭「別の奴に頼め、俺は忙しいんだ」
190年2月
呉蘭「郭嘉という人物を発見した。手紙を書いておこう」
郭嘉「何何?呉蘭から手紙だ?」
文書「お前も神の為に働け」
郭嘉「・・・・・簡単には信じられないな・・・・お前もってことは誰かも巻き込まれているのか・・・?」
190年3月
呉蘭「甘寧とかいう奴も発見した。手紙を書こう」
190年4月〜7月
呉蘭「甘寧、荀シン、郭嘉とも仲良くなったし、そろそろ神の国を建設しよう。」
雷銅「呉蘭、俺はもう準備ができた、先にあの場所に行っておく」
呉蘭「おう、行ってくれ、直に俺も行く」
呉蘭と雷銅は下野しました。
190年8月
ここは永昌・・・
民「あ〜今日も永昌は平和だなあ。おや、あそこに見知らぬ人物がいるが・・・?」
その人物こそ雷銅であった。
雷銅「もうそろそろ呉蘭が来るところか。」
呉蘭「お〜い、雷銅〜」
雷銅「遅いぞ!」
呉蘭「すまんすまん、三人を説得するのにちと時間がかかってな」
雷銅「甘寧と荀シンと郭嘉か、俺は雷銅だ、よろしく」
甘寧「よろしく」
荀シン「こちらこそ」
雷銅「ん?一人たりないようだが?」
呉蘭「郭嘉は何の理由があるのかついてこなかった」
雷銅「そうか・・・」
呉蘭「よし!この永昌は今から俺が神の国として治める!」
民「(これは大変なことになりそうだ・・・)」
呉蘭が永昌で旗揚げしました。
呉蘭「我が勢力名はGOLANだ!何か不満のある者は?」
一同「不満はありませぬ」
呉蘭「よし、諸君は今日から神の一員だ!俺の為に神の国を作り上げるのだ!!」
一同「おお!」
190年9月 巡察
民「呉蘭様、山賊が出没していて困っています」
呉蘭「よかろう、俺が退治してやろう」
賊の退治に成功しました。
民「最近雨が降らなくて作物が育ちません」
呉蘭「神に出来ぬことなどない」
しばらくすると雨が降り出しました。
190年10月
雷銅「呉蘭、都市の金が500しかないぞ、これで神の国が出来るのか?」
呉蘭「それもそうだな、金を寄付しよう」
都市の金500→1100
呉蘭「諸君等の給料を増加させよう」
雷銅「ありがたき幸せ」
荀シン「働く気力も出てくるものです」
甘寧「これからの期待を楽しみにしてください」
191年1月
荀シン「内政数値が最悪です(商業43、開発52、治安57)皆で発展させましょう」
呉蘭「荀シンの言う通りである、これからは内政に力をいれるように」
>>75の訂正です。
三国志7と入れるのを忘れていました。
シナリオ2ですから劉璋ではなく、劉焉でした。
「曹操の死」
この報は華北だけでなく中華全土を駆け巡った。
雲玲領 弘農
張良「・・・・・・・・・・・・・・・・・」
司馬懿「盛者必衰・・・・・か」
雲玲軍第二軍団の中核をなす二人もかっては曹操の元、その才を振るっていた。
張良「もう、あのような方は二度と現れぬだろうな」
司馬懿「・・・・・ここ(雲玲軍)へ来た事を後悔しておられるのか?」
張良「いや。そうでは無い」
司馬懿「フッ・・・・わかっているよ」
張良「私はただ武にのみ生きてきた男だ。呂布殿に惹かれるのはごく自然な事
曹操殿は武には秀でてはいなかった。だが強い。その強さは呂 奉先とは全く違った強さだった」
司馬懿「『善く奇を出だす者は、窮りなき事天地の如く、尽かざる事黄河の如く、終わりてまた始まるは、日月此れなり』」
張良「本来なら雲玲軍の将として許されぬ発言だな」
司馬懿「今日くらいは良いでしょう」
張良「・・・・・・・・・・・・・・・・そうだな」
劉備「いざとなると静かなものだな・・・・・・・・」
語らう二人を遠目に見ながら、劉備は只酒の入った器を傾けていた。
そう、事の重大さに反して大地は静寂に満ちていた。
いつもは必要以上に騒がしい鳥達も、それらが宿としている木々も、森も、山も。
まるで黙祷を捧げるが如く。
そしてその静寂の中、誰よりも絶望するものが一人。
雲玲領 新野
『北斗聖君「お主にはこの地に太平の世を築くという大いなる陽と」
南斗聖君「仇、とゆう名の私怨を晴らそうとする悪しき暗き陰が」
北斗聖君「例えるなら大極図、陽の中の陰」
南斗聖君「例えるなら大極図、陰の中の陽」
北斗聖君「それぞれが強く」
南斗聖君「輝いている」』
雲玲「もう、私には何も無い。志も、大義も、戦の目的さえ」
皮肉にも「曹操の死」は彼女に何も齎しはしなかった。
叫びたくなるほどの歓喜も、泣き叫ぶほどの悲しみも。
何も。
『北斗聖君「陰と陽の中立が乱れし時」
南斗聖君「お主は絶望の淵に立たされる」』
蔡蘭の言葉に胸を穿たれ、最後の目標すら失った彼女に出来る事は何もなかった。
全身の力が抜ける。
もう寄りかかる場所は何処にも無い。
雲玲「私が此処にいる必要も無いわね・・・」
そう言い残して彼女は静かに姿を消した。
【真の敵】
「今回は、攻めない」
幾度目かの反曹操同盟。
それに応じた後の劉度の一言は混乱を浮かばせた。
「どういうことですかな…?」
「…その方がいいでしょうね」
疑問を浮かべる厳顔に帰したのは筆頭郡市の法正だ
「真の敵は孫権。そうお思いなのでは?」
会議、その場の将がどよめく。
「江陵は幾度となく攻められている。周囲の港には孫権軍が5万近く配備されて入る。
しかし、われらの軍が総勢4万がいいところ。
長沙あたりからの兵士を考えると10万を相手にしなければなりません。
さらには正直、建寧の軍も目障りです。
ですから…」
「だから今回は攻めない…とまでは行かないまでも攻勢を最小限にし、後は富国強兵に徹する。」
君主である劉度の言葉、それは絶対だ。
法正の言葉に続いたそれ、その言葉は説得力のあるものとしてうつる。
「雲南の占領くらいで十分だろう。後は、涼州との友好を保てばよろしい。」
そんなふうに言いながら。
今回の同盟が終われば一つ、野望を実行する。
孫権の元にいる帝の奪回という。
…さて。
間はそのうち、記録書という形で出すでしょうからノーコメントでって言うかパス。
帝は今なぜか許昌にいたのを孫権が陥落させたので孫権の元に。
さて…中朗将にならなくては。
以上、短かったですが。
三国志7
シナリオ5 劉璋 史実上級モード
で始めたいと思います。
1
時は217年2月、場所は武陵。
かつては蜀の主だったが劉備にその地位を奪われ
そればかりか一般武将に降格されて武陵に左遷され
毎日毎日こきつかわれる哀れな男、劉璋。この物語の主人公である。
劉璋「畜生、わしは蜀の主だった人間じゃぞ!?
高貴な身分の人間じゃぞ!? なんで牛馬のごとき扱いを受けなければならん。
しかも上司が下品で野蛮なこと。確か糜芳とかいうたな(糜芳は武陵太守)。
何じゃあいつは。品位とか知性とかそんな言葉から最も縁遠いに違いない」
周りの者が聞いたら「お前がいうな」と突っ込みたくなるような科白である。
劉璋「もうこんな屈辱耐えられん!
下野して旗揚げし、蜀の地をもう一度わしの手に取り戻してみせる!
わしから蜀を奪った奴らもわしを裏切った奴らも絶対に許さん!」
劉璋はその夜こっそりと武陵を抜け出した。
行き先ははるか西の果て、永昌。
長らく宮殿暮らししかしていなかった劉璋にとって
その道程は険しく困難なものだったが1月かけてどうにかたどり着き
旗揚げをすることができた。
2
劉璋「畜生、元の蜀の主が旗揚げしたというのに誰もついてこん。
わしの元配下はなんて薄情な奴らじゃ。ぶつぶつ。
まあ、よいわ。元の蜀の主のために働きたいという奴らなど
他にもたくさんいるわい」
領内を捜索すると兀突骨という名の偉丈夫が見つかった。
劉璋「(性は兀なのか、それとも兀突なのか。一体どっちじゃろう?)
どうじゃ、元の蜀の主であるわしの配下になってみんか?」
兀突骨「宮廷仕えは面倒くせえ。あばよ」
劉璋の誘いはあっさりと断られた。
劉璋「おのれ、こっちが下手に出ればいい気になりおって。
元の蜀の主の誘いを断るとは許せん!」
しかし金も権力もない、腕力でももちろん勝てそうにない劉璋にできることは
悪口を書きなぐった迷惑手紙を毎週のように兀突骨に送りつけることだけだった。
劉璋「ふふふ。今ごろ己の愚かさを痛感していることよのう」
わざわざ兀突骨を怒らせるようなことをしている劉璋こそ愚かなことこの上ない。
3
217年4月
兀突骨が劉璋のもとへのりこんできた。
劉璋「ひいいい!? だ、誰かわしを助けろ!」
護衛兵が兀突骨を止めんと立ちふさがったがあっさりと蹴散らされた。
兀突骨「貴様ら邪魔するんじゃねえ! 俺は劉璋に用があるんだ!!」
そして警備兵は全員のされ、兀突骨は劉璋の前に立ちふさがった。
哀れにも劉璋はぶるぶる震えていた。
兀突骨「貴様の手紙読ませてもらった」
手紙が握られている兀突骨の手はぷるぷる震えていた。
劉璋「(あわわわ…こ、殺される)」
兀突骨「あまりの字の汚さに内容を読み取ることはできなかった。
しかし幾万語も連ねられたこの文面!
毎週のように届けられるこの手紙!
俺を必要とする気持ちは確かに伝わった!!」
劉璋「……はひ?」
兀突骨「俺は感動した! この兀突骨、お前に力を貸すぞ!」
字が汚かったために命拾いしたばかりか兀突骨を配下にすることができた劉璋であった。
しかし今回の件でこりたのか手紙に悪口を書くことは二度となかったいう。
4
宮殿暮らししかしたことのない劉璋。
蜀を取り返したいと思っても具体的にどうしたらいいかまるでわからない。
劉璋「蜀を取り返すにはどうしたらいいかわかるかのう?」
兀突骨「がはは そんなこと俺がわかるわけないだろ」
劉璋「やはりのう。お主に聞いたのが間違いじゃった」
兀突骨「何か言ったか?」
劉璋「いえ、何も」
兀突骨「ま、ここらへんはまだまだ人材が眠っているから
そいつらに聞いたらどうだ?」
劉璋「おお、それはいい考えじゃ」
兀突骨「がはは さすがは俺だ!」
劉璋「では、さっそく捜索に向かってくれ」
兀突骨「戦争以外のことは面倒くせえ。いやだ」
劉璋「『いやだ』ってそんな……」
5
兀突骨「いいか、俺の魅力は46だ。お前の魅力はいくつだ?」
劉璋「えーと、53…」
兀突骨「ほらみろ。お前の方が魅力が高い。
つまりお前が捜索に行くほうが効率がいいんだ」
劉璋「それはそうじゃが、君主の命令には従って…」
兀突骨「(劉璋の肩を抱えながら)なあ、俺たちは今至弱の勢力だ。
なるたけ早く国力を上げなきゃ劉備に潰されちまうだろ」
劉璋「それはそうじゃが…」
兀突骨「なら無駄な行動をしている暇はないんじゃないか?
武力の高い俺が軍事を行い、まあ高いとは言えないが
俺よりは知力や政治力がましなお前が内政その他を行う。
間違っているか?」
劉璋「いえ……」
兀突骨「よし、ならお前が行け」
劉璋「(くそ、何で知力14の馬鹿にわしが言いくるめられなきゃいかんのじゃ)」
6
しぶしぶ劉璋が捜索すると木鹿大王という人物に出会った。
なぜか周囲に象やら虎やら猛獣を引き連れていた。
猛獣「グルルルルゥ」
劉璋「(怖くて近寄れんわい)や、やあ。そこの偉丈夫。わしの配下にならないか?」
木鹿大王「よく聞こえない。もっと近くへ来い」
劉璋「猛獣が怖くて近寄れんのじゃ。しばらくの間遠くへやってくれんかのう」
木鹿大王「俺の友達馬鹿にした。許せない。あいつ食っていいぞ」
猛獣「ガルルルゥゥ」
劉璋「うひぃぃい!? 助けてー!!」
ほうほうの体で劉璋は帰宅した。
兀突骨「それで何もできずに帰ってきたのか。情けねえな」
劉璋「しょうがないじゃろ! 虎だの毒蛇だのが周りにいて近づけられんわい!
ったく、たかが人材捜索で命を落とすとこじゃったわい」
兀突骨「それで奴を登用するのは諦めるのか?」
劉璋「お主のときみたく手紙を送りまくって誠意を見せるしかないのう」
兀突骨「あいつは確か文盲だぜ」
劉璋「にゃ、にゃにいーーー!?」
兀突骨「しょうがねえな。俺が登用してきてやるよ。
ほんと世話の焼ける奴だな」
結局兀突骨が木鹿大王を登用したのだった。
木鹿大王「お世話になる。だけど友達粗末に扱うと許さない。
肝に銘じろ」
劉璋「(とほほ…野蛮人ばかり配下に加わるわい)」
7
劉璋「何にせよ2人配下に加わり運営も楽になるわい」
さっそく2人にこれからの方針を尋ねた。
木鹿大王「諜報しろ 登用できる」
兀突骨「ここは治安が悪いな。暴動おきちまうぞ?」
劉璋「……思ったよりまともな意見を言っているのう。驚いたわい」
兀突骨「何か言ったか?」
劉璋「いえ何も」
兀突骨「ま、俺たちは軍事に励むから、お前は内政がんばってくれ」
劉璋「軍事に励むって お前ら何もしてないじゃろ?」
兀突骨「兵もいない。そして兵も雇う金がないんじゃ俺たち何もできねえんだって」
劉璋「それなら内政を一緒にやっても……」
兀突骨「だ・か・ら 俺たちの政治力いくつかわかってる?
俺が16、木鹿大王も16」
劉璋「それはわかっておるが…」
兀突骨「いーやわかってない。内政するのにも金はかかるんだ。
俺らが内政を行ったところで効果はほとんど無い。
金をどぶに捨てるようなもんだ。
ただでさえ資金が少ないのにそんな余裕があるのか?ん?」
劉璋「いえ……ありません……」
兀突骨「わかったならさっさと行ってこい。それじゃな」
結局劉璋は一人で治安活動を行うことになった。
劉璋「くっそー、あの無駄飯ぐらいどもめ。
兵を雇ったらたっぷりこきつかってやるから覚悟しておけ」
8
毎度毎度いいように言いくるめられる劉璋だったが
一人では何もわからないため今日も兀突骨に話を聞きに行った。
劉璋「内政が思うように進まないんじゃが、何か良い方法はないか?」
兀突骨「民心上げれば内政の効率も上がるぜ」
劉璋「どうやって民心上げるんじゃ?」
兀突骨「かーっ お前はほんと何も知らないんだな。
巡査を行って庶民の声を聞いてやるんだよ。
ま、おまえさんみたいな宮廷育ちはそんなことしたことないか」
劉璋「ふん どうせわしは世間知らずじゃよ」
生涯で初めて劉璋が巡察を行うと、一人の民が窮状を訴えてきた。
民「祠が建っているのですが、お布施の額が高くて生活厳しいです」
劉璋「それじゃお布施やめたら?」
民「ぶるぶる そんなことしたら崇りが恐ろしくて」
劉璋「うーむ、それじゃ我慢するしかないのう」
民「はぁ……誰か祠をぶっ壊してくれないものでしょうか」
劉璋「(さっき崇りが恐ろしいとか言ってたくせに…)
お主が壊したらいいのでは?」
民「ぶるぶる そんなことしたら崇りが恐ろしくて」
劉璋「……」
民「……(じー)」
劉璋「…えーい、わかったわい! わしが壊してやるわい!」
民「ありがとうございます!」
劉璋は村に立てられていた祠を全て破壊した。
兀突骨「あーあ、知らねえぞ。崇りがあっても」
劉璋「不吉なこと言うな!」
9
217年9月
劉璋の息子である劉循が訪ねてきた。
劉璋「おお、わが息子よ。わしとともに蜀を取り返すため戦ってくれるのじゃな」
劉循「残念ながらその逆ですよ。こんな馬鹿なことやめさせるためにきました」
劉璋「何じゃと! この親不孝ものめ!」
劉循「父上ももう若くないんだし、こんな危険で不衛生なところにいたら
早死にしちゃいますよ。一緒に中国に帰ってのんびりと余生をすごしましょう」
劉璋「えーい、うるさいうるさいうるさい。おまえとはもう赤の他人じゃ!
さっさと帰れ! 塩じゃ、塩をまけー!」
兀突骨「ばかやろー! こんな山奥じゃ塩は貴重品なんだ
勿体無いことするんじゃねえー!」
劉璋「ぎゃー! ごめんなさーい!」
劉循「はあ…… 帰ろ……」
劉璋に愛想をつかした劉循はさっさと帰路につきました。
劉循「あ、あれは父上の星だ」
ピューーーーーーー
劉循「あ、落ちた…………」
217年10月
劉璋死去。死因コレラ。
劉璋の後を継いだ兀突骨は劉璋の悲願を達成すべく
劉備軍に立ち向かった……などという感動の物語があるはずもなく
劉備軍の討伐を受けてさっさと降参したそうだ。
完
【残された者達】
孔明の私室
「失礼致します」
部屋に入ってきたのは我が主、雲玲様の参謀 蔡蘭。
孔明はギィ・・と軋んだ音をたて来訪者の方へ椅子を向けた。
普段は呆れるほどの無表情である彼女の表情は、何処か青褪めて見えた。
諸葛亮「どうされました?」
蔡蘭「雲玲様が失踪されました」
諸葛亮「・・・・・・・・・・」
諸葛亮はその報告に眉一つ動かさず再び背を向け、筆を動かし始めた。
蔡蘭「・・・・・・・・諸葛亮殿?!」
諸葛亮「軍を動かします。目標は先の戦で兵士の補充が遅れているであろう汝南、そして宛です」
蔡蘭「諸葛亮殿!」
諸葛亮「はい」
やはりその表情に変化はないようだ。背を向けているのでわからないが。
諸葛亮「これは攻略戦でありながら掃討戦に等しい戦です。既に荊州の各諸県に兵の補充、
そして弘農、長安には援軍の要請をしております」
蔡蘭「雲玲様不在のまま、軍を進めようというのですか?」
諸葛亮「先程も申しました通りこれは掃討戦です。雲玲様が不在でも・・・・・・」
蔡蘭「そうではありません!」
蔡蘭の怒気を帯びた叫びを叩きつけられ、遂には孔明の筆が止まる。
諸葛亮「雲玲様は探しに行かれたのかもしれません」
唐突に蔡蘭に言葉を返す。
蔡蘭「探しに?」
蔡蘭が疑問に満ちた表情を浮かべる。無理もない。
諸葛亮「あのお方が今、行なっておられる事は何です?」
更に疑問が投げかけられる。
先の回答、そしてこの問いかけ。
意味がわからない。
蔡蘭「雲玲様が今行なわれている事・・・・・」
諸葛亮「それは『覇業』なのですか?」
『覇業』
この問いかけを雲玲本人にしたのであれば性格上、本人は否定するであろう。
『覇業』では無いと。
では何なのであろうか?
我々が今、行なっている事は。
諸葛亮「あのお方は否定されるでしょう。ですが・・・・戦にて領地を広げ、民に善政を施し、更に軍を進める。
狭い範囲で行なっているのではありません。
荊州を得、高祖に倣い益州を奪い、北は涼州にまで領土としている。
新勢力の台頭により混乱している曹操の領土と比べ、我々は既に中華一の最大勢力として存在しております」
そう。そうなのだ。
今やかっての曹操に匹敵する程の領土と人材を得、この大地第一の勢力となっているのだ。我々は。
諸葛亮「これは、まさしく『覇業』以外の何物でもありません」
そう、民草だけでなく我が軍に所属している兵士、いや将ですらその答えに至るであろう事は容易に想像出来る。
だが雲玲はきっと、その回答には至らない。
彼女が軍を進めてきた第一の理由は仇を討つことなのだから。
諸葛亮「それが雲玲様に『足らないもの』なのです」
蔡蘭「それを雲玲様は探しにいかれたと?供の者も連れずにたった一人で」
諸葛亮「そうそう、将を補充いたします。兵等と供に間もなくこちらに着かれる頃でしょう」
書簡をこちらへと手渡してくる。
諸葛亮「それには今回の攻略戦に参加する主だった将の名が書き連ねてあります。
策の立案にご利用ください。無論、今回の攻略戦には蔡蘭様にも同行していただきます」
話はもう終わり、という事なのだろう。話題を再び汝南、宛の攻略へと戻した。
事の重大さを忘れるように。
蔡蘭「諸葛亮殿!誤魔化しても・・・・」
諸葛亮「ではあのお方は今、我々に探される事を望んでおられるのでしょうか?」
探されるのであれば、最初から姿を消さない。
諸葛亮「我々は只、軍を進めるのみ。『覇業』を此処で止めるわけには参りませぬ」
蔡蘭「失礼します!」
きびすを返し蔡蘭は足早に部屋を後にする事にした。
孔明の言う事はある意味正論だ。だが、それで良い訳が無い。
部屋を出る直前、僅かながら諸葛亮の呟きが聞こえたような気がした。
諸葛亮「それに、これは好機なのですから・・・・・・・」
蔡蘭は自室に戻り一人憤慨していた。
このままで良い筈が無い。
だが、雲玲が姿を消す理由に心当たりが無い訳ではない。
その原因は自分の発言にある。
その後ろめたさが孔明に対する反論を押さえ込んでいるような気がした。
どうする事も出来ずに持っている書簡を衝動のまま握り潰そうと・・・・・・・・そこで自分が持っている物に気付いた。
先ほど渡された書簡だ。
とりあえず広げ、中身を確認する。
ある事に気付いた。
補充される将の数人に奇妙な共通点があるのだ。
筆頭として書かれている劉備以下数名。
いずれもかって劉備旗下にて活躍していた将の名だ。
これは結束を図るためかそれとも・・・・・・・・・・
『それに、これは好機なのですから・・・・・・・』
先ほどの孔明の呟きが耳に残る。
雲玲不在の中、蔡蘭の脳裏に良からぬ想像が浮かんだ。
>92劉璋殿
韓玄スレに相応しい見事なダメ君主(藁
次回作も、お待ちしております。
【只一人の女】
関を抜けるのは簡単だった。
只ひたすら駆け続けていた。
一勢力の長という重責から、仇を討てなかった無念から、見失った「自分」から、
逃げるように。
北へ・・・・・・・・・・・・。
雲玲「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・クッ!」
座臥から身を起こす。
・・・・・・・・・見慣れない部屋。
一通り見回した後でやっと記憶が繋がった。
何処へ逃げようと、己の領地にいてはいずれ見つかる。
自分の領ではない土地。となると選択肢は一つしかなかった。
雲玲「で、ひたすら馬を北へ走らせた」
言葉を紡ぎ、再確認する。安宿の一室で。
閉鎖されていると聞いた「殷」領内で営業している宿があるのは意外だった。
雲玲「私は宿に泊まった只の客。旅をしている只の女」
もう己を慕ってくれる配下も、優れた軍師も、数万の軍勢も、もう何処にもいない。
放浪生活には慣れている。
「トントン」
部屋の戸を誰かが叩く。
反射的に武具を引き寄せ、来室を促した。
女「失礼致します」
入ってきたのは女。年のころは二十を過ぎた辺りだろうか。まだ若い。
女「お体は大丈夫ですか?」
雲玲「?」
質問の意味がわからない。
女「お部屋から・・・・・・・その、苦しそうな声が」
控えめに言葉を選んで語るが、何を言わんとしているかは理解できた。魘されていたのだ、私は。
宿に着いた雲玲は、すぐに用意された床についた。
ひたすら馬を走らせてきたのだ。精神的、肉体的、共に疲労の極地にあった。
だが、眠れない。その原因は夢にあった。
夢の中、雲玲は一人、立っていた。何処なのかはわからない。
そしてその雲玲から遠く離れた所に、数人の男がこちらを眺めている。
肉眼で視認が困難な距離。だが、雲玲には彼らが誰だかすぐにわかった。
揺らめく靄のような向こう。其処に立っていたのは・・・・・・・・・。
女「それで・・・・・ですね」
雲玲「!」
その言葉で突如現実に引き戻された。それまでの言葉は当然雲玲には届いていない。
女「軍の兵士様方が駐屯しておられる村の北部には近寄らない方が良いですよ」
ごゆっくり、と、言葉を残し女は部屋を出て行った。
時間、距離を考えるとおそらく間違いない。新野から退却した「殷」軍の兵士達だ。
もう自分には関係の無い事。
雲玲「・・・・でも」
悩んでいた。確かにもう関係の無い事だ。
だが既に身体は座臥から離れていた。
諸葛亮の事だ。すぐに追撃の軍を動かしてくる。そのためにこの地に駐屯する兵士の数、将を確認しておかなくては。
雲玲「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・何故?」
思考を止める。何故そんな事をしなければならないのか?
自分にはもう関係無い。
部屋を飛び出そうとしている身体を引きとめ、振り返る。
其処には先程まで身を横たえていた座臥があった。
雲玲「だが、このままでは眠れないし」
十分に疲れも取れていない。
雲玲「まぁ、散歩ついでに物見も良いか」
強引に結論付けて結局、彼女は部屋を出る事にした。
保守?
112 :
無名武将@お腹せっぷく:04/04/21 17:04
保守
【常に背後に立つ者達】
夏侯惇「・・・・・・・・・・・・・」
ただ、静かに酒を呷っていた。悲しさを紛らわす為に。
夏侯淵「・・・・・・・・・」
それは夏侯淵も同じだ。陣幕の外、面をつき合わした二人は一言も発さず酒を飲んでいた。
一瞬の沈黙の後、夏侯惇が立ち上がる。
夏侯淵「惇兄?」
夏侯惇「酒がきれた。調達してくる」
そんな事は部下に任せておけばいい。だが、じっとしていられないのだろう。
何もする気が起きない。だが、じっとしてはいられない。
彼らが失った存在は、あまりにも大きすぎた。
残された者達は静かに絶望していた。
もう日は落ちてしまった様だ。
薄暗い道を雲玲は歩いていた。
宿を出て、北に歩き続ければ幕舎のような物はすぐに見えた。
まだそれなりの兵数は残っている。何より敗戦の暗い雰囲気が全く伝わってこない。
雲玲「この陣の将は大した者みたいね」
静かに独りごちた。
いくら止めようとしても、雲玲の思考はこの地に駐屯する軍の分析へと向けられてしまう。
だが、既に先程みた悪夢の事は忘れていた。
ザッ・・・・・・・ザッ・・・・。
土を蹴る音。誰かが歩いてくる。
雲玲「!」
すぐさま道脇の木陰へ身を隠す。油断していたとはいえ、こんなに近くへ接近を許してしまうとは。
雲玲(鈍っている?!)
胸中で静かに認めながらその男の通過を静かに待った。
だが、
男「・・・・・・・・・・・そんなに多くの『モノ』を背負っていて気付かぬ訳が無かろう?出て来い」
バレバレだ。所詮この程度の人間なのだ。私は。
兵士としても、将としても中途半端。
雲玲「だが!」
瞬時に木陰から飛び出し、男へと襲い掛かる。並みの兵士であれは瞬時に口を封じられていただろう。
だが、眼前に立つこの男は尋常では無い。
袈裟懸けに振り下ろしたその刃は片手で軽くいなされた。
雲玲「クッ!」
反動を利用して距離をとる。無駄な動きが無い。
憎憎しげに相手を確認する。
ツイてない。
眼前に立つ隻眼の将を前に、また雲玲は胸中で独りごちた。
夏侯惇「・・・・・・・・・・・・・・・・」
多少驚いているようだ。驚きたいのはこちらの方だが無理も無い。
夏侯惇「こんな所で何をしている?」
少しの沈黙の後、口を開いたのは夏侯惇からだった。
雲玲「何って・・・・・・」
言葉に詰まる。私は何をしているんだろう。
俯き、言葉を濁らせた雲玲を目にして夏侯惇は鋭い眼差しを向けた。
夏侯惇「孟徳は死んだ」
ビクッ、とその言葉に雲玲の体が反応する。
夏侯惇「こんな所で遊んでいる場合ではなかろう?供もつけず、追撃してきた訳でも無さそうだな」
軽く周りを見渡す。他には誰もいない。当然だ。
私は一人なのだから。
夏侯惇「全く、こんな女に俺も孟徳も振り回されたんだから嫌になるな」
・・・・・・・・・知った様な口を。
この男は知らないのだ。
憎悪と血にまみれた道を歩み過ぎ、もう戻る事は出来ない。
自分だけならまだいい。
多くの人々まで巻き込んでしまった。その、間違った道に。
多くの自分を慕ってくれた者達を踏み台にしてまで、更なる闘争をを繰り返し、また人を殺す。
目を背けてきた「真実」それに気付いた時の「絶望」
雲玲「だったら、私を殺せばいいじゃない!今、此処で!!」
感情のまま言葉が出る。
止められない。
雲玲「私の首を曹操の墓前にでも備えればいいじゃない!もうどうだっていい。仇も討てない。此処に在るのは何も出来ない」
また、言葉が詰まる。
雲玲「只の・・・・・・女」
そこまで言った所で泣き崩れてしまった。
もう、どうだっていい。
夏侯惇は嗚咽を繰り返す雲玲を前に多少困惑していた。
が、重心を深く取り「垂直」から、「構え」へと体制を移行させ、深く息を吐く。
夏侯惇「ならば、ここで終わりにしてやろう。お前の存在を」
スッ・・・・・と顔を上げた雲玲のぼやけた視界には刃を構えた夏侯惇。一足飛びで届く距離に。
夏侯惇「道を失い絶望し、更に常に見守る者達まで己の枷とする。そんな者に先は無い」
常に見守る者?
その言葉が妙に引っかかる。どういう意味なのか。
夏侯惇「判らんか?ならば振り返ってみるがいい」
促され振り返る。そこに立っていたのは―――――――――――――
今更4初プレイ中(しかも女性新君主)
一応プレイ記録をとってるんだが、リプレイを上げてもいいかな?
(既に3つほど並行進行中のようなので)
まあ、雲玲殿とは真逆の「あ、軽い」ものになりそうですが。
>雲玲(弐代目袁尚)殿
高幹のファンでした……いや違くて。
このスレの分しか読んでませんが、重厚ないい雰囲気ですね。
今後も期待しております。
>二代目劉度殿
やはり荊州四英欠はこのスレには欠かせませんね(^^
天下目指して頑張れ!
>劉璋殿
あまりにあっけない最期に虚ろに笑うしかありませんですた(^^;
>呉蘭殿
神の国は成るのか?今後に期待
>>117 宜しいかと存じます。がんがって下さい。期待しております。
>韓玄五代目殿
ありがとうございます、がんがります。
とりあえず設定を
三国志4 シナリオ1
新君主(代県) 初級・史実
ロードによるやり直し禁止
激ヌルですが、4初プレイってことでご容赦を。
【0:序章/1】
189年10月−代県
香蘭:ふに〜
荊月:香蘭様、お疲れですか?
香蘭:一日かけての狩りは疲れましたの。でも、いい鍛錬になりましたの。
荊月:それは、私も付き合った甲斐がありました。
香蘭:父様が倒れましたし、私がしっかりしないといけませんの……。
荊月:香蘭様ならきっと、立派にお父上の代わりが務まります。……ん?
遠くから、騎影が全力で駆けてくる。
荊星:こここ、香蘭様〜!大変です、お殿様が重篤に!
香蘭:と、父様が?急いで戻りますの!
代県、太守の館
劉苑:おお……戻ったか、香蘭。
香蘭:父様、しっかりして下さいですの!
劉苑:香蘭……お前、いくつになるかな。
香蘭:二十歳……ですの。
劉苑:そうか……年頃になっても、お前は女の嗜み事より、政治や軍略のようなことにばかり興味を持っていたな……。
香蘭:…………。
劉苑:こんな娘で嫁のもらい手があるのかと気を揉んだが……いまは帰って安心できるよ。後事を一人娘であるお前に託せるのだから……。
香蘭:(泣きながら首を振る)
劉苑:我が侭を言うものではない、香蘭。父は残念ながらここまでだ。だが、お前には成さねばならぬ大業があるのだぞ?
香蘭:……逆臣董卓を討ち、天下国家を安んじる……。
劉苑:その通りだ。もしも迷うことがあれば、私の妹……お前の叔母の伯姫に相談しなさい。
……月、星、いるかね?
荊月:はい。
荊星:ここにおります。
劉苑:いままで、よく我が家に仕えてくれた。お前たちの今後を見れぬのは残念だが、せめて立派に育て上げたとあの世で荊厳に報告するとしよう……。どうか、これからも良き友として、香蘭を支えておくれ。
荊月:はい、我が父の名に懸けて。
荊星:一命を賭して。
劉苑:では、しばしお別れだ。お前の名が九泉の下にまで届く日を願っているよ……。
香蘭:……父様?父様あぁぁぁ!!
代県太守劉苑、この世を去る。それは、新たな時代の幕開けでもあった……。
【0:序章/2】
189年11月−代県の娼館
袁麗:(大金を差し出し)旦那様、長らくお世話になりました。
娼館の主人:麗、突然辞めるとは、いったいどうしたのだね。
袁麗:ええ……少し、やりたいことが見つかりましたもので。
主人:……新しい太守、香蘭様のところへ行くのかね?
袁麗:お見通しでしたか?
主人:お前が密かに難しい書を読みふけっていたことぐらい、私の耳に入らないとでも思っているのかね?
(袁麗が出した金を突き返し)さあ、このお金は持っていきなさい。
確かに香蘭様は女性だからと言って差別なさらないだろうが、だが仕官するにも何かと物入りだろう。
袁麗:しかし旦那様、これは私がここに入る時に……。
主人:だれがやると言ったかね?これはお前に貸すんだ。
お前が功成り名を挙げた時、五倍、十倍にして返しておくれよ。
袁麗:旦那様……それでは、有難くお借り致します。
主人:ああ。言っても詮無いことかも知れぬが、身体に気をつけて。
袁麗:はい……旦那様もお達者で。
袁麗:(さぁて、どうやら四世三公とか宣って名門の上に胡座をかいてる伯父様を見返す機会がやってきたようね……)
同年同月−代県の酒場
韓恋:ご主人、酒代はここにおくね。
酒場の主人:へい、毎度。しかし姐さん、随分物々しい格好だねえ。
やっぱり、香蘭様のところへ仕官なさるのかい?
韓恋:うん、そのつもりで荊州からここまで来たから。
主人:荊州から!そりゃまた随分と遠いところから来なさったんだね。なんでまた?
韓恋:女性が上役の方が、自分もやり易そうだからね。
主人:なるほどねぇ……姐さん、よければ名前を聞かせてもらえないかね?姐さんが有名になった時に自慢できそうだからさ。
韓恋:……韓恋よ。
かくて代県に集った6人の女性。乱世を終結させるべく、彼女たちは激動の時代に乗り出す……。
※以下に登録武将のデータを示します。
年齢は189年12月時。なお、全て架空キャラです。
劉香蘭(20歳)
統率:50 武力:50 知力:50 政治:60 魅力:100
特技:焼討、騎兵、同討、修復、罵声
韓恋(15歳)
統率:99 武力:77 知力:80 政治:15 魅力:50
特技:製造、流言、焼討、騎兵、落石、天変、連環、罵声
劉伯姫(32歳)
統率:60 武力:20 知力:99 政治:98 魅力:60
特技:情報、作敵、弓兵、落石、天変、連環、修復、罵声
荊月(15歳)
統率:90 武力:99 知力:70 政治:52 魅力:52
特技:外交、焼討、騎兵、弓兵、火計、落石、風変、虚報
荊星(15歳)
統率:99 武力:12 知力:99 政治:45 魅力:67
特技:外交、焼討、騎兵、連環
袁麗(22歳)
統率:27 武力:52 知力:61 政治:98 魅力:99
特技:人材、製造、諜報、混乱、罵声
私もリプレイを始めてみたいのですがよろしいでしょうか?
文才もギャグ力も無いですが…
>>117氏
スペシャリスト揃いですか。
4は初とのことですが、がんばってください〜。
>>125氏
書き続けて上手くなることも多いと思いますし、始めてみてはいかがでしょうか?
期待しております。
【1:初陣】
189年12月
香蘭:伯姫叔母様、新しく入った二人はどうですの?
伯姫:……香蘭様。公の場では、呼び捨てにして下さるよう申したはずですが。
香蘭:あう。まだ慣れませんの(−−;
伯姫:それはさておき、二人ともよくやってくれています。韓恋殿はあの若さで一軍を任せるに足る実力を持っていますし、袁麗殿は政治向きのことをよくご存じですから。
香蘭:それはよかったですの。おば……伯姫、二人をよく支えてあげて下さいですの。
伯姫:お任せ下さい。
香蘭:父様が亡くなってから二ヶ月……そろそろ、動き出してもいい頃ですの。
伯姫:それですが、香蘭様。一度、この代県を捨てる覚悟はあるでしょうか?
香蘭:……それが父様の意志を果たすために必要ならば、覚悟はできますの。
伯姫:では……まずこの地図をご覧下さい。
韓恋:幽州、冀州の地図ね。
伯姫:はい。ここ(代県)が現在我々がいるところ、こちら(北平)を治めるのが白馬義従の異名を取る公孫[王贊]殿、そして……。
袁麗:ここ(南皮)を押さえるのが四世三公の名家、袁紹ってわけね。
荊月:黄巾の乱よりも前から、三つ巴というより三竦みの関係でしたが……あれ以降は、睨み合いがさらに激化している感じがあります。
伯姫:後背に憂いを抱えたままでは、到底中原に打って出ることは不可能です。ですから、まず幽冀両州の制圧……最低でも北平、襄平、南皮の三都市を押さえることを、当座の目標とします。
荊月:それは分かりますが……それが、どう代県を捨てることと繋がるのですか?
荊星:姉様、あたしは分かりましたよ。
伯姫:では荊星、答えてご覧なさい。
荊星:はい。北平、南皮のどちらを攻めるとしても、攻め取った後はその都市と代県の両方が敵に晒されることになります。ですから、両方の都市に戦力を分散させるよりは、一時代県を放棄してでも戦力の集中を図る……ということですよね?
伯姫:その通り、荊星。
香蘭:……分かりましたの。なら、この代県は一度捨てますの。
韓恋:よく決心されました……それで、どちらと先ず事を構えますか?
香蘭:……北平、公孫[王贊]殿を攻めますの。
伯姫:北平、襄平を取って、南皮の袁紹に対抗する力をつけよう、という方針でよろしいですね。
袁麗:でも、公孫[王贊]に勝てるかどうかってのがあるんじゃないの?
香蘭:それはもう、考えても仕方ありませんの。勝つしかないですから。
韓恋:長期戦だと、元々地力で頭一つ抜けている袁紹に対抗するのが困難になるでしょうから……速攻に賭ける、という所ですね。
荊星:あの、香蘭様。
香蘭:なんですの、荊星?
荊星:はい、公孫[王贊]に勝てても、それで疲弊した隙を袁紹に突かれたら、結局同じですよね。
香蘭:それはそうですの。
荊星:ここはひとつ、烏丸族の力を借りてはどうでしょう。
韓恋:なるほど、烏丸族に南皮を引っ掻き回してもらうわけですね。確かに、上手くすれば時間稼ぎになるかもしれません。
荊星:劉苑様の頃より、烏丸族とは親交がありました。今こそ、それを生かすときだと思います。
香蘭:では荊星、交渉役を頼みましたの。
荊星:はい、お任せください。
荊星:戻りました。烏丸族の族長は、南皮への出兵を約束してくれました。
香蘭:これで向後の憂いはなくなりましたの。韓恋、荊月、よろしく頼みますの。
韓恋:はい、お任せください。
北平・野戦 劉香蘭軍12500vs公孫[王贊]軍9600
荊月:白馬義従は出てきたようですが……歩兵部隊のようですね。
韓恋:馬を使うまでもないってこと?舐められたものね。ひとつ、私たちの力を思い知らせてやりましょう。
荊月:はい。
韓恋:それには、この雨雲が邪魔ね……。韓恋が希(こいねが)う!天よ、軍気によりて暗雲を去らせ、陽光をこの地に招け!!
公孫[王贊]:兵数はやや劣勢だが……所詮は小娘に率いられた弱卒。我ら北平の軍には叶うまい。
厳綱:敵将は、この厳綱が生け捕って殿の御前に連れて参りましょう。
公孫[王贊]:はっはっは、頼もしいな。
公孫越:ん……兄上、空を見て下さい。
公孫[王贊]:ほう、晴れてきたな。
荊月:では、私もご披露致しましょう……。荊月が希う!天よ、我が求めに応じ、西南の風をこの地に吹かせよ!!
公孫越:兄上、急に風向きが!
公孫[王贊]:天候が急変している……一体どうなっているんだ!
荊月:いまです、火を放ちなさい!
厳綱:た、大変です!火が迫っております!
公孫越:兄上、ここはお逃げください!
公孫[王贊]:くっ、白馬陣なら悠々と逃げられたものを……これが侮った報いだというのか!
伝令:報告!逃亡しようとする公孫越、厳綱を捕らえました!
韓恋:肝心の公孫[王贊]は逃がしたか……。ちょっと失敗したわね。
荊月:しかし、兵力は壊滅しました。再起は無理でしょう。
戦後処理
登用:厳綱
捕虜:公孫越
厳綱:へへ、俺は役に立つぜ?なあ、仲間にしてくれよ……
韓恋:いいでしょう。
荊月:こんな奴、斬り捨ててしまってもよろしいのでは?
伯姫:(一応いた)それはなりません。投降した者を斬ったとあらば、香蘭様の名声に傷がつきましょう。
韓恋:それに、現実的な問題として人手が足りませんからね。
荊月:確かに……。それで、こちらは……。
公孫越:おのれ、劉苑の小娘の使いっ走りに遅れを取るとは……。さあ殺せ!
韓恋:その心意気や善し……殺すことはしません。暫く、自由は制限させていただきますがね。
公孫越:くっ……後悔するなよ。
>>126氏
ありがとうございます。
スペシャリスト揃いと言うと聞こえはいいですが、微妙に技能が
噛み合ってないせいでイマイチへっぽこな印象は拭えません(苦笑)
(荊星、特にお前だ!)
追記:
香蘭:
>>124のキャラクターデータが間違ってましたの。
伯姫:
香蘭様の知力は、実際には80ですね。
香蘭:
とりあえず、お仕置きですの(すちゃ)
ウワマテヤメロナニヲスr(ぐちゃ)
データ…初期化により消失…申し訳ありませんが続行不可能…
【2:四世三公】
190年1月
荊星:香蘭様〜お屋敷の貴重品、全部持ってきました〜。
香蘭:ご苦労様ですの。さて、次は襄平に逃れた公孫[王贊]殿を……。
袁麗:それどころじゃないわよ!袁紹が大挙して攻め込んで来たわ!
荊月:くっ……四世三公の名門の看板は伊達ではないということですか。
動きがいい!
韓恋:香蘭様、直ぐに出撃命令を!
香蘭:分かりましたの。韓恋、連続になりますけどお願いしますの。
韓恋:はいっ!
北平・迎撃戦 劉香蘭軍15500vs袁紹軍15400
韓恋:戦力はほぼ拮抗ね……。
伯姫:戦術が差を分けるでしょうね。どうでしょう、柴草を仕掛けては?
荊月:いいかもしれませんね。やってみましょう。
顔良:はっはっは!一番槍はこの顔良がもらった!
荊月:自分から柴草のど真ん中に飛び込んでくるとは……それ、火を放て!
顔良:ぐおお!火に巻かれて動けん!
伝令:報告!顔良殿の部隊が、敵の火計に嵌まり退却しました!
袁紹:おのれ、不甲斐ない!斯くなる上は、わし自ら出て決着をつけるぞ!
韓恋:四世三公の御大将自ら先陣とはね。
その心意気に応えて、徹底的に叩いてやりなさい!
袁紹:くっ、止められん……張[合β]、田豊は何をしている?!
従卒:炎の壁に阻まれて、こちらへは救援に来られません!
袁紹:おのれ……已むを得ん、退くぞ!
伝令:撤退する袁紹軍に追撃を仕掛け、袁尚を捕らえました!
韓恋:報告、ご苦労様。
戦後処理
解放:袁尚
韓恋:帰って父君に伝えなさい。白馬義従の次は貴方の番だとね。
袁尚:くそっ、覚えていろ!
韓恋:袁紹軍を撃退いたしました。
香蘭:ご苦労様ですの。
伯姫:これで、袁紹もしばらくは大人しくしているでしょう。
香蘭:じゃあ、今のうちに公孫[王贊]殿を迎えに行きますの。
>132二代目劉度殿
あらら……それは残念です。
次回作、期待いたしております。
では、刑道栄で始めたいと思います。
史実初級、登録アイテム武将編集全てあり
それ以外は手付かずで…
207年10月 画龍飛翔し赤壁に長江燃ゆ
ここに一人の男がいた。名は刑道栄。能力は…
武力70
知力26
政治26
魅力38
これだけ見るとただのバカだが彼には天下を取るという分不相応な夢があった…
道栄:さて、劉度様に会いに行こう。お別れを言いに…
劉度:諜報さえしておけば…
長沙の黄忠殿は義を重んじる…
『この2言で何があったのかは知らないがとにかく別れはすんだ…』
11月
劉表:弩を作れ
道栄:いやです。野に下りますので
刑道栄は野に下りました
『登録しておいた5人の子供で天下統一できるとでも考えてるのでしょうかこのバカは…』
12月
民:賊がいます
道栄:そう、じゃあ退治に行ってくる
賊を退治しました。
道栄:さあ、賊もいなくなったし旗揚げだ!
刑道栄が永昌で旗揚げしました
『とうとう旗揚げしちゃったよ…』
年明けて1月
刑道操:臣としての忠義を果たすことで育てていただいた恩に報いる所存です
刑道仁:以下同文
2人が成人し、刑道栄の幕下に入りました。
道栄:君主に必要なものってなんだろう?やっぱり行動力かな?
そんなわけで行動の特技を身につけることを目標にしました。(期限・209年7月)
道栄:仁を軍師にして、仁と商業をして、巡察2回して今日は終わり。
操:なんか珍しい生き物を捕まえたのでここに置いときますね。
木鹿大王が仲間になりました。
2月
木鹿:仲間を連れてきましたんで…
兀突骨も仲間になりました。
今日は木鹿と商業をして忠誠が79だった二人の俸禄を30ずつ上げて終わりました
年明けて1月
刑道操:臣としての忠義を果たすことで育てていただいた恩に報いる所存です
刑道仁:以下同文
2人が成人し、刑道栄の幕下に入りました。
道栄:君主に必要なものってなんだろう?やっぱり行動力かな?
そんなわけで行動の特技を身につけることを目標にしました。(期限・209年7月)
道栄:仁を軍師にして、仁と商業をして、巡察2回して今日は終わり。
操:なんか珍しい生き物を捕まえたのでここに置いときますね。
木鹿大王が仲間になりました。
2月
木鹿:仲間を連れてきましたんで…
兀突骨も仲間になりました。
今日は木鹿と商業をして忠誠が79だった二人の俸禄を30ずつ上げて終わりました
今日はここまで。
参考までに能力値を…
操・武力82 知力71 政治26 魅力70
仁・武力57 知力79 政治61 魅力60
こんなズルまでしていますが、どうか生暖かく見守っていてください…
【3:白馬義従】
190年2月:襄平
香蘭:白馬義従殿、このようなところで何をされていますの?
公孫[王贊]:……劉苑の娘御か。見ての通り、畑を耕している。
香蘭:乱れた世に背を向けて?
公孫[王贊]:何とでも言うがいい。敗軍の将、兵を語らずだ。
香蘭:そうやって、北平の民に対する責任も放棄しますの?
公孫[王贊]:……。
香蘭:貴方には、するべきことがありますし、できることもありますの。
公孫[王贊]:この老い耄れに、どうしろと仰るのかな?
香蘭:私も、私の周りにいる人間も、まだまだ未熟ですの。
北平の白馬義従殿、あなたの見識と経験、是非私たちにお貸し頂きたく思いますの。
公孫[王贊]:……わしの様な者でも役に立つというのなら……香蘭殿、いや香蘭様。
このわしの力、貴女の為にお役に立てましょう。
香蘭:ありがとうございますの、公孫[王贊]殿(^-^)
公孫[王贊]:(娘のような年の相手に仕えることになるとはな……これも乱世の定め、か)
袁麗:公孫[王贊]が降伏したのを聞いて、公孫越も降ったわ。
伯姫:これで北平、襄平の2都市。対袁紹戦に専念できますね。
190年4月
袁麗:公孫度殿をお連れしました。
公孫度:微力ながら、お仕えさせていただきます。
香蘭:それじゃ厳綱殿を付けますから、襄平はお任せしますの。
公孫度:はっ!
荊星:大変だよ〜!また袁紹が攻めてきた〜!!
韓恋:しつこいわね。
荊月:もう一度叩いてきます。
香蘭:お願いしますの。
北平・迎撃戦 劉香蘭軍15000vs袁紹軍7600
韓恋:……15000で勝てなかった相手に8000弱で勝てるとでも?
荊月:舐められてますね。
韓恋:まったく。一気に踏み潰すわよ!
と・こ・ろ・が
韓恋:へ、兵士が思ったように動かない……
荊月:こちらの被害も大きいです(汗)
徴兵を重ねて数を揃えたのはいいが、訓練を怠っていたツケが回ってきたようで。
訓練23、士気21では川すら越えられず、やむを得ず敵の渡河を待って戦うことに。
とはいえ倍の兵力差は流石に伊達ではなく。
荊月:なんとか撃退できましたね。
韓恋:ほんとに何とかって感じね。数を集めるだけでなく、練度も上げないと……。
戦後処理
捕虜:文醜、審配
伯姫:袁紹軍の誇る二枚看板の片割れを捕らえられたのは大きいですね。
香蘭:さすがにこれで大人しくなると思いますの。
【次回予告】
河北の雄、袁紹との決戦の意志を固める香蘭。
それに先立ち、袁麗は南皮に潜入し、ある将と連絡を取る……。
従者:ご主人様、袁麗と申す美しい女性が、ご主人様にお会いしたいとおいでになっておりますが。
??:ほう、それは会わない訳には参りませんね。
では、私は身支度を整えますから、その間美しくもてなしておきなさい。
袁麗が連絡を取った人物とは?香蘭は河北の袁紹との戦いに勝利できるのか?
次回、「河北の決戦」
>138二代目刑道栄殿
それでズルとか言われると私の立場は(^^;
ともあれ、お互い頑張りましょう。
>138二代目刑道栄殿
それでズルとか言われると私の立場は(^^;
ともあれ、お互い頑張りましょう。
いまいちトリップに自信のない11代目です。
激しくお久しぶりですが、ご機嫌如何でしょうか。
いや、冗談です。ごめんなさい。
引越しついでにリプレイデータ飛ばしてしまったとか、それもホント冗談抜きの話でして(;´Д`)
飛ばしたというか、きっとどこかに眠っているのでしょうけど。
何とも余裕がないというのが現状です。
済みません、今更ですがちょっとお休みさせて下さい。
発掘したら、また続きを書かせていただけると嬉しいです。
うおお、テンキー操作を誤った_| ̄|○|||
10代目ですよ、10代目!
【4:河北の決戦】
190年5月
伯姫:度々の敗戦で、袁紹軍内部にも動揺があるでしょう。
ここらで諜略を仕掛けてはいかがでしょう?
袁麗:でしたら、わたくしにお任せを。
不満を持っていそうな将を、こちらに招いてきましょう。
香蘭:袁麗殿、お願いいたしますの。
袁麗:さて、と。ここね。
(陶然とした笑みを浮かべ)こんにちは、お役目ご苦労様。
門番:え?は、はい!
袁麗:袁麗と申すものですけれど、こちらのご主人に取り次いでいただけないでしょうか?
門番:はい、美しい貴女の頼みとあらば!
袁麗:よろしくお願いしますわ(どーやら変わってないわねー)
従者:ご主人様、袁麗と申す美しい女性が、ご主人様にお会いしたいとおいでになっておりますが。
??:ほう、それは会わない訳には参りませんね。
では、私は身支度を整えますから、その間美しくもてなしておきなさい。
従者:はい、ご主人様。
袁麗:久しぶりね、張[合β]。
張[合β]:これはこれは、麗姫。お久しぶりですね。相変わらずお美しい。
袁麗:あなたのそーゆーとこも変わってないわね。それと、「姫」はやめてくれる?
今のあたしは、袁家との関係は切れてるんだから。
張[合β]:では、袁麗とお呼びしましょうか。それで、何の用です?
袁麗:旧交を温めにきた……じゃ、駄目?
張[合β]:貴女がそんな感傷的な人ではないことぐらい、私は知っているつもりですが?
袁麗:やれやれ……じゃ、直で言うわ。今、あたしは北平の劉香蘭様にお仕えしているの。
張[合β]:そうでしたか……それで、私に北平に来い、と?
袁麗:ええ。公孫[王贊]はあっという間に飲み込まれ、袁紹軍も連敗を続けている。
南皮の戦力も、かなり厳しい状態でしょう?
張[合β]:一月の出征には私も将として参軍していましたからね……
もっとも、火計で殿と分断されたところで、殿の部隊が集中攻撃を受けて撤退。
鮮やかな手並みに、私は醜くもまともに働けませんでしたが。
袁麗:このまま袁家に仕えていても先はない……でしょう?悪いようにはしないわ。こちらへ来なさい。
張[合β]:強引だ……だがしかし、それが貴女の魅力でもある。
分かりました、香蘭殿にお仕えするとしましょう。
袁麗:ふふ……ありがとう、張[合β]。
張[合β]:張[合β]と申します。袁麗殿より招聘を受け、参軍いたしました。
どうぞ末席にお加えください。
香蘭:よく来てくれましたの、張[合β]殿。こちらこそ、よろしくお願いしますの。
張[合β]:美しい貴女の為に、全力を尽くします。
伯姫:これであと手ごわいのは顔良、田豊といった辺りですか。
荊星:上手くすれば、今年中に南皮も手に入るかもね。
荊月:星、「上手くすれば」じゃありません。上手くするんです。
香蘭:とにかく、今年中に南皮攻略を目標にしますの!
190年6月
荊星:烏丸の族長にもう一度南皮をかき回してくれるよう頼んできたよ。
韓恋:結果待ちね。
190年7月
伯姫:烏丸族が南皮に侵攻。撃退されましたが、それなりに戦果を上げたようです。
香蘭:機は熟しましたの。今こそ、袁紹と決着を着けますの!
一同:おおっ!!
南皮・攻城戦 劉香蘭軍18500vs袁紹軍6300
韓恋を総大将に、南皮に押し寄せる劉香蘭の軍勢。
袁紹は城に籠もり必死の守勢を見せるが、3倍の兵力差を覆せるはずもなく……。
韓恋:よし、城壁の守りは突破した!一気に袁紹の本隊を突け!
袁紹:くそおっっ!!これまでだというのか?!
顔良以下、諸将も勇戦したが、衆寡敵せず。ついに南皮の城より、「袁」の旗は降ろされた。
戦後処理
登用:郭図、蒋義渠
解放:袁譚、袁熙、袁尚
捕虜:田豊、沮授、顔良、逢紀、陳琳、陳震、淳于瓊、高覧
韓恋:袁紹の息子たち。貴方たちは逃がせとの、我が殿よりの仰せです。
三人:……。
韓恋:再び「袁」の旗を掲げるもよし、何処かの群雄について復讐を狙うもよし。好きになさい。
袁尚:おのれ、我らを解き放ったこと、必ず後悔させてやるぞ!
袁譚:私も袁家の長男!クツジョクは必ず晴らす!
袁熙:(君らよくそんな強気なことが言えるね……)
韓恋:さて、袁紹殿。よくおいで下さいました。
袁紹:くっ、縛めをとかんか!ワシは四世三公の名門、袁家の長だぞ!
袁麗:この期に及んでまだ名家を振りかざすワケ?往生際が悪いわよ、オジサマ。
袁紹:お、お前は、麗……なぜ、お前がここにいる!
韓恋:彼女は、私の同僚です。
袁紹:同僚……お前、劉苑の娘に仕えているのか……。
袁麗:そういうこと。いけ好かないオジサマに一泡吹かせようと思ってね。
袁紹:くっ……!!これは、何かの……何かの間違いだ!もう一度やれば、お前たちなどに!!
公孫[王贊]:いい加減にしないか、本初(袁紹)。
袁紹:伯珪(公孫[王贊])……。
公孫[王贊]:蔑ろにしろとは言わん。だが、古きものに拘っていては滅ぶしかない。
今、新しい風が吹き始めているのだ。時代を変える新しい風が。
袁紹:風、か……。
公孫[王贊]:どうだ本初。お前も、一緒に風の行き着く先を見てみたいとは思わないか?
袁紹:……この四世三公の看板、この時代にどんな意味があるかは知れぬが、それでも何かの役に立つこともあろう。
息子たちの命を救ってもらった恩義もある……劉香蘭殿に仕えるとしよう。
袁麗:え〜〜(ごき:ばたっ)
荊月:申し訳ありません、向こうに連れて行きます(ずるずる)
韓恋:(袁紹の縄目を解き)袁紹殿が協力して下さること、我が殿もお喜びになられるでしょう。
どうか宜しくお願いします。
袁紹:こちらこそ、宜しく頼む。
斯くして、劉香蘭は北方を平定し、一躍群雄の一角にその名を連ねることになったのである。
>148 10代目韓玄殿
やはり、この長沙……もとい、このスレには韓玄殿が必要でござる!
お早いお戻り、お待ちしておりますぞ!!
今回よりギコナビ使用のF……げふげふ、劉香蘭でした。
【夢の続き】
夏侯惇「俺の左目は何も捉えん。だが、人ならぬ、物ならぬ、何かを捉える」
雲玲が振り返った先には誰もいなかった。正確には。
だが、雲玲にも見る事が出来た。
夢でもみた『彼等』は夢と同じ表情で其処に立っていた。
此処に在るのが当然の様に。
輪郭は薄くぼやけている。だが、雲玲にも『見えた』
此処に在る筈の無い彼らを。
雲玲「そんな・・・・・・・・・」
韓玄が、金旋が、法正が、荀攸が。かって雲玲軍に所属し、そして散っていった男達が。
其処に立っていた。
静かに。
夏侯惇「その者達も貴様は枷だと言うのか?奴等は自らの役目を果たし、死んでいったのでは無いか?」
そう、彼らは自らの為に生き、そして死んだ。私の為ではない。
夏侯惇「それでも、貴様は自らの役目を放棄すると言うのか?」
彼等の後ろにもう一人、人影が見えた。それは・・・・・
雲玲「父さん!」
驚愕に目を見開き絶叫する。
目には映る。
だが、彼らはもういない。
自らの信じた道を走り続け、そして死んだのだから。
私は?
まだ何もしていない。
夏侯惇「さて」
正面には夏侯惇。その構えに隙は無い。
夏侯惇「いつまでも大将首目の前にしてツッ立っている程、俺は気が長くないし暇でもない」
ジリジリと徐々に距離を詰めてくる。
一足飛びで届く距離から、手の届く位置にまで。
私は・・・・・・・・・・。
雲玲「呀ァ!」
夏侯惇「?!」
持っていた剣を瞬時に持ち直し彼女は斬りかかっていた。
夏侯惇「・・・・・・・・・・・・フン」
そうでなくては面白くない、とでも言わんばかりに鋭い剣戟が雲玲を襲う。
雲玲「グッ」
袈裟、逆袈裟、そのまま返す力で横薙ぎ。
己に振りかかる剣戟を一合一合丁寧に捌いていく。
まだ、死ねない。
夏侯惇「るあァァ!」
ガギイイィィィィィィ!
夏侯惇の渾身の一撃も奇麗に捌かれてしまう。
夏侯惇「これが本来の姿か」
一撃をその身に受ける前から、まるで刃が何処に振り下ろされるか知っているかの様な絶妙な見切りと捌き。
今まで相対した己の膂力に全てをかけている男達とは何処か違う。
思わず笑みがこぼれる。
雲玲「ハァッ・・・・・」
大きく息を吐く。
疲労が身体にまだ残っているのだろう。体の節々が痛む。
だが体が反射的に刃を逸らす。
雲玲「まだ、生きていてもいいの?」
(お前はまだ十分に生きてはいない!)
雲玲の問いかけに対する回答が背後から聞こえてきた。
夏侯惇「ようやくその首に相応しい価値が、戻ってきた様だな」
一転して嬉しそうに口を開く。
雲玲「そう・・・・・・そうかもしれないわね」
夏侯惇「では、此処までだ」
雲玲「?!」
夏侯惇が構えを解いた。
雲玲「どういう意味かしら?」
夏侯惇「こんな所で決着をつけるのは惜しい。貴様は『将』だ」
雲玲「・・・・・・・・?」
夏侯惇「『将』との決着は戦場でつけるのが相応しい」
見逃すということだ。既に中華全土の約三分の一を制している勢力の長を。
雲玲「どうして?」
夏侯惇「一大勢力の長、か。此処で俺が出会ったのは・・・」
そこまで言い、男は背を向けた。
夏侯惇「何も出来ない只の女、なのだろう?」
それだけ言い残して夏侯惇は去っていった。
雲玲「・・・・・・・・・・・・・・・」
わからない。だが、命が助かったのは確かだ。
慌てて振り返る。そこには・・・・・・
もう、誰もいなかった。
半月ぶりのうぷで御座います。
実はMYノートPCがウィルスをくらった様で動作がクソ重く三国志[自体
のプレイが続行不可能となってしまいました。
しかし、一年以上続いたリプレイですがこのまま終わらせるのはしのびなく
今まで書き上げた分+脳内補完でなんとか最後まで書き上げようと思います。
うぷが今まで以上に困難になりますがスレを汚し続ける事、お許し願いたい。
>118韓玄五代目殿
馬キユスレ、いつも見せて頂いております。
個人の個性の出し方、豊富な知識、見事と言うしかない深みのある文にいつも感動しております。
これからも一読者として期待しております。
>120劉香蘭殿
二年近くも昔のリプレイを覚えていて下さるとは光栄です。
新リプレイがんがってください。
>142二代目刑道栄殿
>劉表:弩を作れ
道栄:いやです。野に下りますので
ハッキリした奴(藁
続きも楽しみにしておりますぞ。
【5:大耳見参】
190年8月
香蘭:伯姫、今後はどうしたらよろしいですの?
伯姫:南皮は豊かな都市ですから、ここを本拠地といたしましょう。
後は、旧袁紹配下の将たちを慰撫し、疲弊した兵力を立て直すためにも、暫くは内政に力を注ぐべきでしょう。
香蘭:ふむ……では、わたくしは南皮に移りますの。北平は、公孫[王贊]殿にお任せしますの。
公孫[王贊]:えっ?!私が、ですか?
香蘭:元々公孫[王贊]殿が北平の太守でしたから、よく分かってると思いますの。
弟君(公孫越)も付けますから、よろしくお願いしますの。
公孫[王贊]:は、はっ!
袁紹:お久しぶりですな、香蘭姫……いや、今は香蘭様、とお呼びしなければなりませんな。
香蘭:本初殿、お久しぶりですの。貴方が力を貸してくれること、心強く思いますの。
袁紹:敗軍の将に過分の言葉を賜り、恐縮です。……さて、早速一つ、仕事の結果をお目にかけたいのですが。
香蘭:なんですの?
袁紹:程c殿、こちらへ。
程c:程c、字を仲徳と申す者にございます。
先頃まで平原の劉玄徳殿の元におりましたが、この度袁紹殿よりお招きを受け、香蘭様にお仕えすることに致しました。
香蘭殿の逆臣董卓を討つという志に、微才ながら協力させて頂きたく存じます。
香蘭:程c殿、よく来て下さいましたの。よろしくお願いしますの。
袁麗:でもこれ、劉備の恨みを買わない?
荊月:細かいことを言っていては、乱世を生き残れませんよ。
190年9月
袁紹:田豊、陳琳が香蘭様に仕えることを承諾しました。
香蘭:それじゃ、さっそく内政を担当してもらいますの。
190年10月
袁紹:沮授が説得に応じました。
程c:後、在野の士であった呂曠殿を登用致しました。
袁麗:審配は強情ね……中々説得に応じないわ。
香蘭:ゆっくりでいいですの。その間に、南皮を開発しますの。
ところが、そうも言ってられない事態が。
程c:香蘭様、大変です!平原の劉備軍が攻め込んでまいりました!
香蘭:ええっ?!
袁紹:早速意趣返しか?田舎の莚売り風情がいい気になりおって。
韓恋:香蘭様、すぐに出陣致します。
香蘭:任せましたの。
南皮・迎撃戦 劉香蘭軍15000vs劉備軍10000
伯姫:劉玄徳殿自ら出陣されたようですね。
荊月:義弟の関羽、張飛も参陣しているようです。
韓恋:正攻法では……被害が大きいかな?
張[谷β]:それに、正面からすり潰すような戦い方は、美しくありませんね。
韓恋:……幸い、相手は歩兵だから進軍速度に難がある。そこを突きましょうか。
伯姫:「燎原の火」ですね。
韓恋:ええ。私の部隊で劉備軍が渡河しないよう頭を押さえるから、その間に上手く火をかけて。
荊月:お任せ下さい。
劉備:(同じ劉姓を戴く相手……だが……放ってはおけぬか……)
関羽:……兄者、風向きが変わりましたな。
劉備:なに?そういえば確かに……先程までは西南の風であったはずだが。
関羽:これは……拙いかも知れません。
兵卒:ひ……火だぁ!
関羽:くっ、いかん!兄者、この風では火に巻かれるのを待つだけです!一旦引き上げましょう!
劉備:已むをえんか……撤退する!
韓恋:劉備軍を撃退致しました。我が軍の損害は微少です。
香蘭:ご苦労様ですの。
タイトルの割に「ヤツ」の出番は一瞬でした(死)
>>161雲玲(弐代目袁尚)殿
大変デスね……。
私も最近PC不調からOS再インストールをしたのですが……。
なんつーか、惇兄カッコイイぞ(^^
続き期待しております。
>>137二代目刑道栄殿、
>>147劉香蘭殿、
新リプレイ開始おめでとうございます。
がんがって下さい。
>>148,149 10代目韓殿、
データが飛んでしまいましたか…ご愁傷様です。
またの機会をお待ちしております。
>>161雲玲(弐代目袁尚 )殿、
ウィルスですか…大変ですね。いつも楽しく拝読して
おりましたが、リプレイが続けられなさそうなのが残念です。
ですが最後まで書かれるご予定との事。これからも
頑張って下さい。楽しみにしております。
当方の拙文については、知識といっても現今リプレイ開始
以降に読み漁って知った、いわば付け焼き刃のものです。
然様なお褒めの言葉を頂くと喜ばしい一方で、却って赤面も
してしまいます。
もう一息というところですが、最後まで頑張ろうと思っています。
これからも宜しくお願い致します。
蛇足ながら、私はセーブデータとリプレイの原稿はよく、
圧縮してFDDに保存しております。宜しければご参考までに。
と思ったらリアルタイムキタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!
軍がどんどん充実してきていますね。
がんがって下さい。
【6:閑話休題・其の一】
190年11月
程c:審配殿、逢紀殿、陳震殿が説得に応じました。それと……。
香蘭:なんですの?
程c:はい。平原の劉備殿の元に袁熙殿、北海の孔融殿の元に袁尚殿がおられることを確認致しました。
香蘭:ふむ……父親がこちらで仕えていることを伝えたら、登用できませんの?
程c:そう思って袁紹殿に行ってもらいましたが、素気なく追い返されたそうです。
香蘭:あらら……。でも、何とかこちらへ招きたいですの。
程c:御意。諜報活動を続けます。
190年12月
香蘭:あっという間の一年でしたの……。
伯姫:そうですね。ですが香蘭様。来年はもっと忙しくなりますよ。
香蘭:董卓の暴政に苦しんでいる人々の為にも、頑張りますの。
程c:ところで、香蘭様。顔良、文醜、高覧、淳于瓊が降り、ようやく旧袁紹配下の人材の慰撫も完了致しました。
どうでしょう、この辺りで代県に人を送られては。
袁麗:あたしも賛成よ。代県から離れて1年……あそこの人たちも、領主を待ちわびてるんじゃない?
香蘭:そうですの……それじゃあ差し当たって陳震、逢紀、呂曠に行ってもらいますの。
程c:御意。その様に取り計らっておきます。
香蘭:(父様……香蘭は頑張ってますの。見守っていてくださいですの)
【次回予告】
激動の一年は幕を閉じた。
だが、香蘭の戦いが終わったわけではない。
新たな戦いに備え、雌伏の時を過ごす香蘭の元へ、
続々と将は集う。
次回、第七話「常山の龍」
今、新たな英傑が世に現れる。
−オマケ・キャラ紹介 其の壱−
劉香蘭
言わずと知れた当リプレイの主人公。
溢れる魅力(だけ)が取り柄の、自分は全然戦場に出ない人。
それでも人望はあるらしい。
韓恋
一応韓信の流れを組む家の出身らしい。
統率99を生かすべく、もっぱら総大将に据えられるが、
技能がぱっとしないせいでどーにも華がない。
が、何故か「天変」が使える。どこで覚えたそんなモン。
>>166韓玄五代目殿
声援ありがとうございます。
臆病さと無謀さが程よくブレンドされた自身の性格のせいで
タイトロープ上を突っ走ってる感じになっておりますが(^^;
ご期待に恥じない物にしたいと思っております。
キユリプレイは現在ボチボチ目を通してます。
感想はいずれ。
171 :
元劉度二代目PL:04/05/15 03:58
8PK・劉賢で始めようかと思考中。
で。
落雷なし。
幻術なし。
他国の在野登用なし。
劉度親子の愛称劉備にあわせて。
軍団長は弱小4君主にするという縛りを設けてみようかと。
ほかに何か縛りがあれば。
(ちなみに劉度も同時に始め、すぐに下野。賢に継がせて、親再仕官という形で行こうかと)
あげてしまったよ、すまぬよ。
173 :
無名武将@お腹せっぷく:04/05/15 23:22
本能寺。。。
【幕間:状況解説】
191年 年始
荊月:皆さんこんにちは。香蘭様にお仕えしている荊月と申します。こちらは双子の妹で荊星です。
荊星:荊星です。よろしくお願いします。
荊月:さて、香蘭様が劉苑様の跡を継がれてより1年余りが経ちました。
この辺りで、世情について解説せよとの仰せを受けましたので、不肖私が務めさせて頂きます。
荊星:まずは香蘭様の勢力下の詳細です。
都市 太守 兵力 人口 民忠 開発 治水 商業 技術 武将
南皮 劉香蘭 168 410400 72 84 54 69 35 19
襄平 公孫度 0 66800 80 41 44 45 25 2
北平 公孫贊 0 72200 81 56 47 60 20 2
代県 陳震 5 112000 62 34 53 30 32 3
荊星:幽州は人口が少ないね。
荊月:こればかりはどうしようもありません。
しかし、我々がしっかりしていれば今後幽州が戦火に晒される事はないでしょうから、そうなれば自ずと発展していくでしょう。
荊星:香蘭様は、南皮を今後の拠点にするのかな?
荊月:南皮は平原(劉備)、北海(孔融)を睨む拠点ですからね。兵力を増強しつつ、ここの開発を主に進めていくことになるでしょう。
荊星:それじゃ、次は他の群雄の情勢ですね……よいしょ。
都市数
5:董卓(3)
3:劉表、劉焉
2:曹操(1)、馬騰(1)、孫堅(1)、陶謙、劉[月缶系]
1:劉備、袁術、韓馥、喬瑁、孔融、孔[イ由]、厳白虎、王朗
※:カッコ内は189年12月時の都市数
荊月:董卓が勢力を伸ばしているようですね。
荊星:宛、安定を得て、順調に拡大してるね。
馬騰は一旦は天水から安定まで伸びてきたけど、そこを董卓に叩かれて小休止。
孫堅は地道に桂陽を得て、曹操は許昌を得ている。袁術は宛から叩き出されて新野に篭ってる……と。
荊月:速攻でここまできましたが、これから先は厭でも戦線が延びていきますから、
それに耐えられる戦力を整えるために、暫くは時間がかかるでしょうね。
荊星:では、続きをどうぞー。
【7:常山の龍】
191年1月
香蘭:次に言う将には、代県へ行ってもらいますの。まず顔良殿、文醜殿。
顔良:はっ!
文醜:はっ!
香蘭:田豊殿、陳琳殿、蒋義渠殿。以上ですの。太守は蒋義渠殿ですの。
蒋義渠:そ、某を太守に!ありがとうございます!
香蘭:……(派遣する面子の中に他に適当な人材がいなかっただけとは言えませんの(−−;))
田豊:謹んで拝命致します。香蘭様の故郷、より発展させるために尽力いたしましょう。
程c:代県は、洛陽を望む足懸りともなります。各将、よろしくお願いしますぞ。
一同:はっ!!
191年6月
瞬く間に半年の時が流れた。南皮、代県は発展を見せ、総兵力も3万を数えるまでになった。
そんなある日のこと−
小間:ご主人様、お客人がお見えです。
田豊:ほう、客。どなたかな。
小間:はい、趙子竜殿と名乗っておられましたが。
田豊:なに、子竜?!すぐ通してくれ。
小間:はい。
趙雲:久しいですね、元皓(田豊)殿。
田豊:子竜殿も息災な様で何よりです。貴殿が袁紹様の元を去ってより以来ですかな。
趙雲:そうですね。ところで、元皓殿は今、劉香蘭殿の元で働いておられるとか。
田豊:はい。父君の跡を継ぐなり、瞬く間に幽冀の四都市を制圧なさった。
北平の公孫[王贊]殿、私や子竜殿の元の主君である袁紹殿も、今ではあの方に仕える立場です。
いずれ、逆賊董卓を中原より追い出すのもあの方であろうと、私は見ています。
趙雲:なるほど、元皓殿は香蘭殿をずいぶん高く買っておられるようだ。
田豊:はっはっはっ……それは子竜殿とて同じでしょう。
ただ旧交を温めるために、わざわざ私の屋敷を訪れたわけではありますまい?
趙雲:さすが元皓殿、察しがいい。
私も香蘭殿の噂を聞くにつれ、この方こそ仕えるべきお人だと思いました。どうぞ、宜しくお取次ぎください。
田豊:お任せを。天下に名高い「常山の趙子竜」殿ならば、一も二もなく迎えて下さるでしょう。
香蘭:趙雲殿、初めてお目にかかりますの。私が劉香蘭ですの。
趙雲:趙子竜と申します。劉香蘭様のご高名を聞き、お役に立ちたいと思い馳せ参じました。
何卒、末席にお加えくださいますようお願いいたします。
香蘭:趙雲殿の武勇は私も伺っておりますの。こちらこそよろしくお願いしますの。
陳琳:ところで香蘭様、私も一人、引き合わせたい人がいるのですが。
香蘭:どなたですの?
陳琳:張燕殿、こちらへ。
張燕:ゴワハハハハ!オヌシが劉苑殿の娘か。
香蘭:劉香蘭ですの。えっと、張燕殿、ですの?
張燕:うむ、「黒山の張燕」とはワシのことよ。
劉苑殿には生前色々と世話になったのでな。娘が面白いことをやっていると聞いて、一つワシも力になろうと思うて来たのよ。
香蘭:そうですの……ありがたいですの。
張燕:なんのなんの、ワシが好きでやることじゃ。恩に感じることなどないわい。ゴワハハハハ!
趙雲:というわけで、もったいなくも代県の太守を拝命いたしました。
諸将と力を合わせてやっていきたいと思いますので、よろしくお願いします。
蒋義渠:(短い天下だった……(T_T))
−オマケ・キャラ紹介 其の弐−
荊月
劉香蘭軍のリーサル・ウェポン。
高いレベルで纏まった能力、風変&火計の一人コンボ、
騎兵&弓兵能力と他の追随を許さない、「歩く決戦兵器」。
荊星
折角高い能力を持ちながら、技能とのミスマッチで
全てを台無しにしている娘。彼女の状態をさしてこういう。
「宝の持ち腐れ」、と。
>>171元劉度二代目PL殿
チャレンジ精神こそ人を成長させるのです(大げさ)。
是非頑張って下さい(^^
では、続きをば…
208年3月
道栄:とりあえずお前らだけで商業やれ。俺は民の心をキャッチしてくる
操:一応4人でやりましたけど…
栄:4人もいて17しか上がらないのか?政治最高がお前の60だもんな…
操:それならあんたも働けばいいでしょうに…
栄:行動覚えなきゃ名声下がるからいやだ
『君主がこういうエゴイストだと配下が苦労します』
結局、金をやって学問を教えましたが学問の方は民よりバカっぷりを見せ、成果は上がりませんでした(民心23)
4月
襄平と楽浪に洪水が発生しましたがこいつらには関係の無いことです
先月と同じ行動を取っています。金クレクレが2回、学問が1回…奇跡的に成功してしまいました
栄:これこそ俺の実力よ!
『知力28の分際で何をほざく』
栄:俺の財布ももう空に近くなってきたぞ。何でこう金ばっかり要求するんだ?
4人:開発データをご覧ください
開墾…52 商業…89 治安……42…
5月
さすがに治安の低さを見かねたらしく商業のかわりに治安を実行しています。
4人もいて16しか上がらないのは天の与えし試練なのでしょうか?
栄:さて、今日も巡察…
宴会には参加しましたが雨乞いと学問の講義には不参加です。無難ですね
6月
先月と同じ行動
栄:今日の金クレ攻撃でとうとう全財産が消えた…
民心掌握は97です。永昌の民は一体何を考えているのでしょうか…
『金より劉璋に首を取られる心配をしたほうが…』
7月
公孫康が曹操に降伏しました
栄:そろそろ軍備もしたほうがいいんじゃないか?
操:そんなことは治安とかを万全にしてから言ってください
2回学問を断り、宴会に参加してとうとう民心掌握が100になってしまいました…
栄:これで行動を覚えられる…
『そんなに世の中都合のよいようには…』
8月
栄:そこの出番なしの南蛮2人。兵貸すから雲南とってこい
骨・木:了解
ワーワーワーカキーンカキーンカキーン
刑道栄軍は雲南を占領しました
『永昌の内政もままならないうちに何をやっているのでしょう』
栄:雲南の在野武将を手に入れて頭数を増やすんだよ
『こいつにしてはまともですが南蛮武将はそろって知力と政治が低いことをお忘れなく…
ちなみに、兀突骨は初期で籐甲兵を、木鹿は象兵を持っていました。これは驚き』
9月
栄:息子を人材のために送って、あとは勉強あるのみだ…
政治が1上がりました
『特技獲得率は5%です。頑張ってもらいましょう…』
10月
仁と操が孟獲と孟優を見つけたようです
栄:で、その2人は?
仁・操:登用には失敗しました
その後、南蛮コンビで説得に行かせましたがこれも失敗…
今月も勉強一筋…
11月
4人で孟獲にアタックするものの失敗…
栄:お前全員に絶対成功するって言ったよな
仁:ええと、その…
で、今月も勉強だけ。
劉璋軍が建寧を占拠しました
張魯軍が武都を占拠しました
曹操軍が楽浪を占拠しました
『本格的に首が危ないですね』
12月
操:頼みますよ。こっちも必死なんですから…
孟獲:わかったよ、さすがに12回もこられちゃかなわん…
仁:というわけで、軍師の地位が危ないんです、頼みます…
孟優:わかったよ。めんどくさいが…
とうとう2人の引き抜きに成功しました…
今月も勉強…、いい加減何か覚えてくれても…(政治29)
1月
刑道茂:
>>141を参照してください
こいつも仲間になりました
栄:茂の俸禄を10、先月の2人の俸禄を30上げて、雲南にいる奴ら全員ここへ戻ってきてくれ
これで行動力を使い切り、勉強は出来ませんでした。
本日はここまで…
武将編集の効果
曹操が魅力99、その他100になり聖痕以外の全ての特殊能力を持っています
劉備はオール1で特殊能力はありません
肝心の刑道栄は成長タイプを平凡にしただけでその他は手付かずです
刑道茂はまた後に紹介します…
208年。某日。
その宣告は唐突にやってきた。
「お前に位を譲る」
「何を考え取るんだくそ親父いいっ!!!」
そんな親子のごくごく普通の会話から始まるのだが。
「…よりにもよって…拒否権なしかよ…」
そんな台詞を言いながら、街中を歩いている姿。
帯剣はしているがまだ年若い、青年が歩く。
「…きっと…何か考えがあると思いますよ?」
「とはいってもな、真。体を悪くしたわけでもないんだろう?
こんな小都市ひとつ。その後見役というわけでもあるまいに…」
「それはそうだと思いますが…」
青年の隣を歩く、『真』と呼ばれたのは少女。
男で言えば成人したばかりの年だ。
医術の心得があるとかで、なんらかの理由で仕官してきたのだが。
以来、彼はその世話役になっている。
「…やるしかねえってことなんだろうけどな…
俺は先生のところに行ってくる。さき帰ってろ。」
こくり、真はうなずき、先に歩む青年の背中を見届けていた…
彼の名は、劉賢。
この都市の新しい君主である…
「せんせいっ!!!」
劉賢が中に入ればそこには礼服に身を包んだ、師、劉巴がいたり…
「せ、先生?まさか…」
「城へ行きますよ?軍師として迎えていただけるそうです。」
…手回しのいい…とか思った。
「先生、なぜです?今の今までこうして…」
「あなたの父上からの申し出でね。あなたの力となってやってくれ、と。」
それ以外の理由、必要ですか?とでも言いたげに、笑っている。
「…先生…」
「それ以上いえないのなら、連れて行ってもらえませんか?
それと、もう先生はやめてください。あなたは私の主なのですから。」
数刻。
座に座り、正面を見る劉賢の姿があった。
軍師として劉巴。
文官に、劉真・劉度。
武官に、刑道栄。
まだ少数だが。やらねばならんのだろうなあと、ぼんやりと思っていた…
「…反韓玄連合?」
数ヶ月たったらある日、劉巴が進言してきた。
「ええ。アレはつぶしておくべきです。人語を解さない馬鹿君主といううわさもありますし。」
「いや先生。仮にも君主だから。」
特にほかには動きはない。
遠く漢中あたりでどっかの教祖が勢力を伸ばしている、といううわさは聞くが。
「強い爺と馬鹿っぽい馬鹿がいるそうです。武官一人では心もとないですからねえ。ぜひ。」
「連合ならば勝算もありましょうな。実行すべきです。」
その一人、刑道栄が承諾し、実行に移される。金旋、趙範・孫権が受諾したものだから…
「攻めよ。」
即座に進行を開始。
劉巴、刑道栄の二名でほぼ全軍を率い侵攻。
そして比較的あっさりと
「捕まえてきました。」
翌月、つれてこられたのは馬鹿っぽい親父と堂々とした老将軍。
「キイッ!ききっ!きっ!」
「これが元君主とは恥ずかしく思いますが。このサルは『貴様に何ぞ仕えられぬわゴルァ』と申しておるようです。」
ほんとに猿かよ…とか思う。
かつての偽皇帝もサルっぽかったと聞いたが人間の言葉は話していたんだろうなあとか思いながら。
「この、黄漢升。劉賢殿にお使えさせていただきます。」
「ん。」
サルはえさを与えた上で放逐された。
韓玄という名前なぞもはや誰も呼ばない。サルはサルだ。
「次は、孤立した桂陽ですな。」
そして、いろいろあったが攻め落とせた。
なかなか手ごわかったが。
「三人とも、承諾、か。次を狙おうかね…」
そんなふうに、張沙の座にてゆっくりと考えている劉賢だったり…
さて。いったん区切り。
現在はここまでですので大幅にはしょってみました。
半壊した8PKでどこまで正常にいけるのか心配ですが、がむばって見ます。
ちなみに、劉賢は知、政、魅をプラス5してあります。
唯一の登録武将
劉真 武・37 知・51 政57、魅、42
といった感じです。
医術意外は使う気ナッシング。
【8:その名、于吉】
191年7月
程c:趙雲殿より、張遼殿を登用したとのことです。
香蘭:張遼殿が?嬉しいですの(^−^)
191年8月
程c:今度は韓遂殿を登用したそうです。
香蘭:どんどん人が集まってきますのね……。
程c:中原では董卓が暴政を振るっておりますからな。それを嫌った人間が流れてきておるのでしょう。
まあ、香蘭様がそれだけ良く領下を治めてらっしゃるということもあるのでしょうが。
香蘭:あんまりおだてないでくださいですの(//▽//)
袁麗:しっかし、趙雲は頑張ってるわよねぇ。
……それに引き換え、自分の子供一人呼び込めないなんて、ちょっと情けないんじゃない?オ・ジ・サ・マ?
袁紹:五月蝿い、麗。お前だってここのところはさっぱりじゃないか。
袁麗:なんですってぇ?大体オジサマは昔から……(喧々)
袁紹:お前、それが目上の人間に対する態度か。そもそもだな……(諤々)
荊月:……(ガン!ゴン!)
袁麗:(きう)
袁紹:(ばたん)
荊月:お騒がせして申し訳ありませんでした。すぐに退出させます(ずるずる)
香蘭:……ご、ご苦労様ですの(汗)
191年9月
袁麗:香蘭様、これを。
香蘭:なんですの、これ?
袁麗:南皮の技術者達が開発した、「連弩」という武器です。
香蘭:……ふむふむ。結構使えそうですの。
袁麗:では、量産にかかってよろしいでしょうか?
香蘭:予算を回しますから、頑張ってくださいの。
袁麗:お任せを。
191年10月
斥候:袁紹殿。
袁紹:おお、戻ったか。どうだ、誰ぞ有能な人材は見つかったか。
斥候:いえ、残念ながら……その代わりと言ってはなんですが。
袁紹:なんだ?
斥候:はい、于吉という道士と出逢いまして、劉香蘭様麾下の者であることを告げると、このような物を。
袁紹:これは……「太平清領道」?!
斥候:はぁ。して、いかがいたしましょう。
袁紹:うむ……ワシの方から香蘭様に渡しておこう。お前は下がって休め。
斥候:はっ、では失礼いたします。
袁紹:(……于吉とかいう道士……噂には聞いたことがあるが、一体何を考えている?)
191年11月
袁紹:香蘭様、劉備のところにいた宋憲を登用いたしました。
香蘭:また人が増えましたの……そろそろ晋陽に人を送ってもいいかもしれませんの。
程c:しかし、そうすると韓馥はともかく、董卓と領地を接することになりますからな。
まず、十分な力を蓄えねばなりますまい。
韓恋:訓練の甲斐もあって大分兵も精鋭と言えるようになってきましたが、まだ数が揃っていないのが不安材料ですね。
香蘭:課題は山積みですの……でも、一つ一つやっていくしかありませんの。皆、よろしく頼みますの。
一同:はいっ!
>>180二代目刑道栄殿
地の文のツッコミがナイスです(^^
是非このノリで最後まで突っ走って下さい。
>>186初代劉賢殿
韓玄、猿扱い……(^^;
いわゆる「荊州四英欠」って誰でやっても大変だと思うんですが、
頑張って下さい。
某日。永安。劉賢の屋敷
「劉(王章)に対して…連合であたるとは、いい策でしたな。」
「サルとの戦で得た教訓だ。できるだけ被害を少なくするには、な。」
金旋をあっさりと打ち破った劉賢は南4郡を制圧。
そしてとりあえずの目標、永安を陥落させた。
しかし、ここで問題が出る。
「劉王章と、曹操か…」
曹操はいつかはあたらねばならない。
しかし、まだ兵力差、人材ともに差が大きい。
接する江陵を落とせればそこより南の安全が確保できるのも確かなのだが。
「で、黄忠。俺に用とはそれだけなのか?」
「いえ。」
黄忠はてをたたき、奥から誰かを呼んだ。
出てくるのはうら若い女性。
「…嫁にもらいませんか?」
「イヤ、マテ。」
「いきなりそんなことを言われてもだな」
「…この娘は「人の話を聞け。」
いきなりそんな話をされてもなあ…とか思う。
どうしたものか。
彼女はじっとこちらを見ているし。
「劉真殿に恋慕しているわけでもありますまい?」
「なぜあいつが出てくる。それに欲情できるような年ではない。」
言われ、同姓の少女を思い浮かべるが、すぐに消える。
そういう対象ではない、それは誓っていえることだ。
「婦人の一人ぐらい…よいのではないですかな?」
「まあな。」
「ならば…」
「よかろ。婚儀などの手続きは…軍師殿と協議の上決めてくれ。」
彼女のほうを向けば、にっこりと微笑んでいる。
そこから、翌年の春まで、特に動きはしなかった。
多少間隔があったとはいえ、連戦中だったのだから。
翌年春、ひとつの落胆があった。
「…姫…かよ。」
生まれたのはよかった。
しかし、姫。男子ではない。
まあいいか、と、劉鳳と名づけたその子を抱きつつ思うのだった・…
>劉香蘭殿
大変じゃないです。
相性劉備とあわせてあるので比較的、楽。
他国在野不可の縛りのほうがよっぽどつらいので。
劉王章領にはたくさん有能なのが…
【9:上洛之儀】
192年 年始
高覧:香蘭様!
香蘭:…………高覧殿、なんですの?
高覧:あの、今の間は?
香蘭:……ちょっと考え事をしていただけですの。
高覧:はぁ。
香蘭:(名前を思い出していたとは言えませんの(汗))それで、なんですの?
高覧:え?ああ、はい。今後の方策ですが……荊州の劉表殿と結んではいかがかと思いまして。
香蘭:劉表殿と……なるほど、評定にかけてみますの。
伯姫:……というわけで、この件について諸将の意見を伺いたいのですが。
袁紹:反対ですな。
程c:遠すぎて、有益なことなどなにもありませんぞ。
荊月:必要ないでしょう。
張[合β]:意味のない外交です。美しくありませんね。
沮授:某も反対でございます。
香蘭:……満場一致で否決ですの。
高覧:(TへT)
192年1月
香蘭:方針を決めましたの。晋陽から、洛陽を目指しますの!
程c:いよいよ、中原へ向けて動き出しますか。
香蘭:(こくん)逆賊董卓を討つ事は、亡き父様の願いでもありましたの。
その目的に向かって本格的に体勢を整えますの。
袁紹:それで、香蘭様。晋陽へは誰を?
香蘭:とりあえず、私と、韓恋、荊月、荊星、程c殿、審配殿、張[合β]殿で代県へ向かい、
そこで一旦再編してから晋陽に行く人を決めますの。
袁麗:……ってちょっと待ってよ!じゃあ、あたしはここでコレと留守番?!
袁紹:麗、貴様目上の人間に向かって「コレ」とは何だ!
袁麗:いーのよ。オジサマなんか「コレ」で。
袁紹:なんだと!この乳臭い小娘が、粋がりおって!
袁麗:だぁれが乳臭い小娘よ!頭に黴の生えた唐変木!
袁紹:こぉのぉ〜!!
袁麗:むうぅ〜!!
荊月:……(バキ!ボコ!)
袁紹:げふっ!(バタッ)
袁麗:きゅう!(バタッ)
荊月:お騒がせ致しました。どうぞ続きを。
香蘭:……ええっと、それで、後の太守は袁紹殿にお任せするつもりだったのですけど……
聞こえてないですのね(汗)
袁紹:*へんじがない ただのしかばねのようだ*
香蘭:それで、軍師は仲徳殿(程c)にお願いいたしますの。
程c:大任ですな。謹んで承りましょう。
香蘭:それでは皆、今後も宜しくお願いしますの。
一同:はっ!!
【次回予告】
再び南皮の太守となった袁紹。
だが、彼に運命は牙を剥く。
南皮に迫る軍勢、そして陣頭に立つ「袁」の旗……。
次回、第十話「骨肉の争い」
戦場に待つは、悲劇だけなのか。
(作者注:当然ですが、こんなシリアスな展開にはなりえません(死))
−オマケ・キャラ紹介 其の参−
劉伯姫
司馬懿にタメ張れる天才軍師。
技能もそれなり、「天変」まで持っているのだが……
どうにも決定力に欠ける気がするのは、「混乱」「同討」がないからだろうか?
袁麗
魅力が自慢のお色気ねーちゃん。
……のはずがタダの囂(かしま)しい小娘に成り下がってるのは
偏に書き手の人生経験が足りてないせいです(死)
政治も高く、人材&製造とあるため、とりあえず働かせる場所には困らない。
>>193初代劉賢殿
むぅ、そうなのですか。
4ではどっちにしろ統治下の在野部将or捕虜部将か、隣接都市の部将しか
登用できませんからねぇ……。
目出度く嫁さん貰って娘も生まれた劉賢君、
荊南制圧はできるのか?
余談:劉璋
【己の行方】
暗闇の中、部屋の中で一人。
彼女は毛布に包まり座っていた。
もうどれだけの時間こうしているのか?
安宿の二階。
帰って来たのはもう深夜といっても差し支えの無い時間であった。
が、暗闇に覆われたこの部屋ではそれからどれだけの時間が経ったのか、見当もつかない。
部屋の中は自分でもわからない、内から湧き出る衝動に駆られ破壊された物が散らばっている。
机、花瓶、壁掛け・・・・・・・。
散々な光景の部屋の中、彼女は一人佇んでいた。
つい先程、彼女の瞳に映った男達。
彼らはその生涯を生き抜いた。それが雲玲には羨ましく思えたのかもしれない。
自分はまだこんな所で燻っている。
(お前はまだ十分に生きてはいない!)
脳裏に響き渡った誰かの声。そう、私はまだ生きている。
結局そういう事なのだろう。
私は生きている。
生きてさえいれば、何だって出来る。
彼らが羨ましいと思えたのなら、するべき事は一つ。
己が出来る事をやるしかない。
投げ出さずに。
見事に生きる、生き抜く為に。
雲玲は立ち上がり軽く伸びをしてみた。
長時間座り込んでいたせいで腰が痛い。
が、たまった疲労はある程度とれたようだ。
部屋の隅に転がった剣を拾い上げる。
徐々に五感が研ぎ澄まされていくのがわかる。帰るのだ。戦場に。
奇妙な昂揚感を認めながら徐々に、彼女は荷物をまとめ出立の準備を始めた。
その背中を、誰かが見守ってくれている・・・・そんな気がした。
常に顎鬚を弄び、意外ともいえる「武」で最後を飾った――――武都で散ったあの男が。
零陵で、見事にその役目を果たし、静かに最後を迎えたあの男が。
長安にて、無念の最後を迎えるもその才は誰もが認めていたあの男が。
準備を整え、扉に手をかざす。
この扉を開けば、もう戻る事は出来ない。
『只の女』
その彼女に対する認識は別に間違ってはいない。
刻が違っていれば、彼女にも別の人生を歩む事が出来た筈である。
地図にも載らぬ小さな村で静かな生活を営み、良人と出会い静かにその生涯をまっとうする事も。
それは「女」として幸せな選択であったのかもしれない。
そしてその選択は今からでも出来る。
だが、彼女は扉を開けた。
【己の存在】
扉を開けた雲玲の前には無数の屍が横たわっていた。
いつの間にか宿は包囲されていた様だ。
だが、身なりからして軍に所属している者たちには見えない。
この集落の人間だ。
その者達が、物言わぬ屍となって雲玲の前に並んでいる。
正面には二人の男。
彼等が殺したのであろうか。
雲玲「・・・・・・・・・・・アンタ達が殺ったみたいね」
横たわる屍等を前に事も無げに雲玲はその男達に話し掛けた。
これだけの人数をたった二人で。
只者ではない。
だが、男達は刃を懐に収め雲玲に深く一礼した。
男「諸葛亮様から言伝がございます」
雲玲「?!」
この男達は諸葛亮の手の者だという。
ならば、城を発ってからの雲玲の動きは諸葛亮に筒抜けだった事になる。
男達「宛城にてお待ちしております。との事」
諸葛亮は知っていたのだろうか?私の苦悩も、全部。
男達「では」
下った命を淡々とこなし、去ろうとする。
雲玲「一つ、質問があるんだけど」
男達「は?」
雲玲は視線を足元へとずらし、問い掛けた。
雲玲「『これ』は?」
足元の屍達を示す。
男達「この宿を包囲しておりました。宿に居られるのは雲玲様のみであり、この者達の目的は恐らく・・・・」
雲玲「私の命」
男達「御意。宿に手引きした者がいるようです」
当然だ。ここは自国領内ではない。
全てが敵なのだ。そして、連中にとって私は只の女では『ない』
己の命を懸けてでも私の命を狙う者は沢山いる。当然だ。
一勢力を率いるという事はそういう事なのだから。
雲玲「今更そんな事を思い出すなんて、本当に・・・・・・・馬鹿ね」
男達「?」
雲玲「最後に名前を教えなさい。恩賞をとらせます」
男達「我々は諸葛亮様の影。恩賞などと・・・」
雲玲「名前は?」
男達「我々はいわゆる影ですので名は・・・・」
雲玲「名前」
男達「しかし・・・・」
雲玲「なまえ」
最後には男達が折れ、名を伝えた。
雲玲「趙儀に徐堅ね。覚えておくわ」
男達の困惑した表情を見て満足した雲玲は深く頷き、別れを告げた。
男達は音もなくその場から姿を消し、再び雲玲は一人。
だが、もう迷わない。
歩むべき道をようやく見つけられたのだから。
騎乗し、横たわる躯達を一瞥して彼女は駆け出した。
宛城へと
戦場へと
186 :初代劉賢(元劉度二代目)殿。
新リプレイキタ━━━(゚∀゚)━( ゚∀)━( ゚)━( )━(゚ )━(∀゚ )━(゚∀゚)━━━!!!!!
リプレイ事に武将の扱いが違ってて面白い。韓玄「サルって・・・・・(;´Д`)」
更にリアルタイムキタ━━━(゚∀゚)━( ゚∀)━( ゚)━( )━(゚ )━(∀゚ )━(゚∀゚)━━━!!!!!
更新ペース速いですね。頑張って下さい。
ヤッパリサルはいかんのですか…もう一人、侮蔑名があるんですがな。
賢「ドレッド髭略してドレ髭」
>劉香蘭殿
申し訳ない、一行で済ませていたのですが。
>金旋をあっさりと打ち破った劉賢は南4郡を制圧。
>そしてとりあえずの目標、永安を陥落させた。
ということですので。
出るんだなあ…と思いました。
【10:骨肉の争い】
192年2月
香蘭:それでは、代県居残り組を発表しますの。
程c:陳震殿、逢紀殿、蒋義渠殿には代県に残っていただいて、内政及び各地の情報収集に努めて頂きます。
なお、太守は蒋義渠殿にお願いいたします。
蒋義渠:(イキテテヨカッタ……)(T▽T)
程c:他の方々は晋陽へ向かうことになりますので、そのつもりで準備をしておいて下さい。
所変わって、南皮
袁紹:戦で敗れ、降ったワシが再び南皮の太守とはな……。
劉苑も度量の大きい男だったが、やはり子は親に似るものか……。
沮授:袁紹殿、感慨に耽っている所申し訳ありませんが、また劉備めが軍をこちらによこしたそうです。
袁紹:よくよく懲りん男よな。大将は誰だ?
沮授:それが……陣頭には「袁」の旗が。
袁紹:……顕奕(袁熙)か、あの愚か者が……。出陣する、すぐに布令を出せ!
沮授:はっ。
南皮・迎撃戦 劉香蘭軍16400vs劉備軍13500
劉香蘭軍
総大将:袁紹 歩兵 7400
部将: 劉伯姫 強弩兵3700
部将: 宋憲 弩兵 5300
劉備軍
総大将:袁熙 歩兵13500
袁紹:兵力に差がある上に、参軍も連れておらんのでは勝負にならんな。
伯姫:とはいえ、正面から力押しではこちらの損害も馬鹿になりません。
迂闊に隙を見せるのは得策とは言えないでしょう。
袁紹:文挙(孔融)か……敵は玄徳だけではなかったな。
伯姫:御意。
袁紹:で?何か策でもあるのか。
伯姫:陥穽計を用いましょう。川と道からある程度進軍する場所は図れます。そこに仕掛けておけば……。
袁紹:こちらの兵力を温存できる、というわけか。よし、やってくれ。
袁熙:うう……いつの間にか親父がまた太守になってるし……。
キーテネーヨ、ってカンジだよ……。と、ともかく突撃ー!
卒壱:う、うわぁっ?!
卒弐:お、落とし穴だぁっ!!
宋憲:そーれ、馬鹿が罠にかかったぞ!射掛けてやれ!!
袁熙:アンタには言われたくないっ!!……ぐは?!
*袁熙が矢に当たって怪我をしました*
袁熙:ぐ、ぐぐ……ええい、破れかぶれだ、つっこめー!
袁紹:おっと、まだ来るか……全軍を下がらせろ。
袁熙:敵が後退する……やれるのか?いや、やれる!親父、僕はアンタを越えるっ!!
袁紹:大きく出たな、顕奕。
袁熙:親父ぃっ!覚悟しろぉっ!!
袁紹:だが、足元がお留守だぞ。
袁熙:え?……げはっ、また落とし穴っ?!( ̄□ ̄;)
伯姫:今です、撃ちなさい!
袁熙:あち、あち、あち!ううっ、引き上げだー!!
袁紹:はっはっは、この袁本初、まだまだお前ごときに遅れはとらんよ。
袁麗:あははー、おとといきなさーい♪
袁熙:ヽ(`Д´)ノモウコネーヨ!ウワアァァァン!!
【次回予告】
遂に洛陽攻略に乗り出す香蘭。だが、そこで香蘭は信じがたい光景を目にする。
乾いた風が吹く帝都に、ヤツの嘲いがこだまする。
次回、第十一話「帝都陥落」
−オマケ・キャラ紹介 其の肆−
程c(字:仲徳)
始めは劉備に仕えるが、袁紹の招聘を受けて劉香蘭に仕え、
以後筆頭軍師を努める。
いろんなとこに気を使う苦労人。何気に最年長であったりする。
袁紹(字:本初)
ご存じ四世三公の名家の旦那。
190年中に香蘭によって滅ぼされるがそのまま香蘭に仕え、
そして東部方面の統括を任されることになる。
最近では名家の主とゆーより袁麗との叔父姪コンビでの漫才の方が目立ってる気が……。
(注:袁麗は架空のキャラです、念の為)
>>208初代劉賢殿
げふ(吐血)
た、大変申し訳ない……。
金旋の名前が出てたんで、なんとなく「これで3つめかな?」とか思ってました……。
と、ともあれ、今後の活躍を期待致します。
>>201雲玲(弐代目袁尚)殿
雲玲、どうやら立ち直れたようですね。
しかしますます持って前の話が気になる……
はよHTML化せんものか。
ご声援、感謝致します。お互い頑張りましょう(^^)
永安放棄
それを選んだ劉賢は実行に移す。
主力を武陵に8万を残し、じっとそのときを待つ。
そのとき、とは。
反劉璋同盟の解散。
そして、永安に曹操軍が出兵し…手薄になるときを。
「…これは、事実なのだな?」
「間違いはないかと。
確かに、永安にほぼ全軍が出兵。残るのは、曹熊ただ一人!」
その知らせを持ってきた伝令に確かに礼を与えて。
「全軍に出兵の用意を!反曹操連合初陣であるっ!」
そして、その作戦は…見事に成功したのだ。
連合はすべての勢力が賛同。
特に馬超の働きは目覚しく、先に曹操に劉備軍崩壊によって帰順していた
趙雲を捕らえるなどの戦果を挙げたのだ。
そして、捕らえこちらに帰順した将の中に見た顔がいた。
「張イ壬どの…」
実際に、先に永安に攻め込んだのは劉璋が先。
そしてそれを曹操が攻めたのだ。
おそらくそのときに投降したのであろう、名将が目の前にいる。
投降の意思を持って。
「ふう…」
「悲願…だったか?」
「親父か。なぜここにいる。」
武陵の太守の座に座る劉賢の元、やってきたのは父の劉度。
「なに。様子を見に来ただけだ。
州牧というのに、浮かない顔のようだが?」
「なに、堅苦しくなりそうだ、というだけだ。とっとと帰れ。」
苦笑する。
周囲はいまだ曹操軍に囲まれている。
孫権も連合を使い領土を広げてきた。
さて、どうするつもりなのやら。
つぶやき、娘の顔でも見に行こうと思った…
太守を父から譲られてまだ数年。
正直、好すぎるなあとか思いながら。
いろいろはしょっています。
つーわけで、補足。
関羽……劉備が滅んだのでさまよっていたようです。
ちなみに武陵にいたので、拾った、というだけの話。
まだ8品官だし…ねえ。
とりあえず今回はこれまで。
…さて。今までのりプレイでなかった流れを作るにはどうしたものか。
「快進撃ですな。」
「快進撃だねえ…」
先月のことだ。
連合の押収によって江夏から一気に上庸までを落とした孫権だった。
しかし。その江夏の太守に任命されていたジュンイクが離反。
それを攻め落とすためにこうして軍を動かしているわけだ。
「しかし…なあ。曹操がくたばるとは…」
「江陵での戦で出くわしてきりでしたかな?
潔く斬られた、という話。しかし、退路が立たれてはどうしようもなかったのでしょう。」
状況を説明しよう。
まず、連合軍によって孫権に徐州を奪われた曹操は張魯に目を向けた。
そして、漢中を制圧し、自分は上庸に身を置いたのだ。
だが、しかし。
劉璋により漢中が陥落。
そして孫権が攻めあがってきたために孤立した曹操は逃げることができず捕らわれたらしい。
そしてそれを継いだ曹ヒもまた…
「曹彰だったか。できの悪いやつらしいがな。」
「今の魏の大将ですか…わかりませんがね。」
とりあえず、戦だ。
もうすぐ連合の期限もきれるが波に乗った呉軍はそう簡単にはとまるまい。
問題は…
「われわれがどう動くか・…か。」
いや曹親子がいきなりいくとは思わなかっただけに驚いてみたりして。
とりあえずそのためだけに、ええ。
【11:帝都陥落】
192年3月
香蘭:さあ、いよいよ洛陽を攻めますの!
程c:洛陽の守備兵は僅か5000足らず。守将も李儒を除けば二線級でしかありません。楽に勝てるでしょう。
香蘭:趙雲殿、張[合β]殿、荊月。頑張って下さいの。
張[合β]:美しい貴女に、必ずや美しい勝利を捧げましょう。
趙雲:はっ、董賊を必ずや都から叩き出してご覧に入れましょう!
荊月:……吉報をお待ち下さい。
洛陽・攻城戦 劉香蘭軍17500vs董卓軍4400
劉香蘭軍
総大将:趙雲 歩兵 10000
部将:張[合β]歩兵 5000
部将: 荊月 連弩兵 2500
董卓軍
総大将:董旻 歩兵 2200
部将:郭[シ巳]歩兵 1100
部将: 李儒 強弩兵 1100
趙雲:兵力差は歴然だ!一息に揉み潰せ!
李儒:叩き落せ!城壁を登らせるな!
張[合β]:醜い敵の抵抗を華麗に打ち破り、美しい勝利を掴むため!皆さん、頑張りなさい!
荊月:次々に撃ちなさい。少しでも敵の抵抗を弱らせるのです。
董旻:くそっ、突破されたか……。
趙雲:董旻、覚悟ー!(突撃)
李儒:董旻殿の部隊が壊滅したか……これ以上は無理だ、撤退するぞ!
張[合β]:我々の勝利です、さあ、勝鬨を!
戦後処理
登用:蔡[巛邑]
捕虜:司馬朗
処刑:董旻
荊月:蔡[巛邑]殿、司馬朗殿、香蘭様にお仕えする気はありませんか?
司馬朗:一時とはいえ、董卓に与したのは事実。今更何の面目で生き長らえられよう。斬ってくれ。
趙雲:それは違います。董卓に与したことを恥と思うならば、
尚更今度は正しい政(まつりごと)を行うために努めるべきではありませんか?
司馬朗:……何れにせよ、今は気持ちの整理がつかん。しばらくは放っておいてくれまいか。
趙雲:分かりました、では、暫くは客人としてもてなさせて頂きましょう。
荊月:それで、蔡[巛邑]殿は?
蔡[巛邑]:私は董卓の為というより、洛陽の民の為にここで働いていた。
洛陽までその名が届く劉香蘭殿にお仕えするのに、なんで否があろうか。喜んで、忠勤を尽くすとしよう。
趙雲:その言葉、香蘭様が聞けばお喜びになるでしょう。
荊月:さて、残ったのは……。
張[合β]:この男ですね。
董旻:くっ、ええい、放せ、放さんか!俺は董相国の弟ぞ!
張[合β]:やれやれ、この期に及んで……美しくありませんね。
趙雲:この男の処遇は……。
荊月:(黙って肯く)
趙雲:と、言うわけだ。なに、心配はいらん。貴様の兄もいずれ同じところに送ってやるからな。
董旻:い、いやだ、助けて助けてくれぇ!!
張[谷β]:見苦しいですよ、美しく散りなさい。
趙雲:せめて私が、手ずから送ってやろう。
董旻:ぎゃあああ!!(ドシュッ)
斯くしてついに洛陽は董卓の手より奪い返され、そして董卓の弟、董旻は討たれたのだった。
192年4月
程c:香蘭様、見事、洛陽を董賊より奪還なさいましたな。まずは祝着に存じます。
香蘭:これも程c殿を始め、皆が私を支えてくれたからですの。本当に感謝してますの。
程c:勿体ないお言葉です。……ですが、皇帝陛下が洛陽におられなかったのは、無念でしたな。
香蘭:本当に残念ですの。せめて、いつまた皇帝陛下をお迎えしても良い様に、洛陽を整えておきますの。
程c:御意。我らとしても、今すぐ長安まで攻め上る力はありませんからな。しばらくはまた力を蓄えるべきかと。
香蘭:よろしく取り計らってくださいの。
程c:御意。それはそうと、晋陽の張遼殿より、[赤β]昭を登用したとの報告がありました。
香蘭:……優秀な方ですのね。将軍につけますの。
程c:それと、司馬朗殿を説得して参りました。
司馬朗:洛陽の民の為、香蘭様の元で働かせて頂きたく思います。
香蘭:こちらこそ、よろしくお願いしますの(^−^)
【次回予告】
洛陽を落とした劉香蘭。だが、董卓も黙ってはいない。
洛陽奪回に燃える董卓軍を、韓恋は撃破できるのか。
次回、第十二話「決戦、虎牢関」
>>214初代劉賢殿
なんというか……激変ですね。
このタイミングで曹操死亡という展開も珍しい様な……。
順当にいけば次は益州制圧かな?
>初代劉賢殿
曹操父子は亡く、関羽は手中ですか。順調のようですね。
こっちの馬超は頑張ってますね(笑)
>劉香蘭殿
第三新東京市…すみません何でもありません。
張[合β]は無双のキャラですね。
皆様がんがって下さい。
「順調も終わったようだねー。」
順調すぎる、実に順調すぎた益州討伐。
劉楯軍を瓦解させたのは良い。
そこまではよかったのだ。
「囲まれちまいやしたねー。」
軍師のホウトウ、ジュンイクが言葉をかける。
「いかがなされますか?荊、益の孫権軍の分断は横に伸びすぎているために用意ですが。」
…地図を持ってこさせた。
それと同時、主要な将軍を呼び寄せる。
※※※※※※※※※※※※※※※※※※薊※※※※※※※※※※※※※※※※※
※※※※※※※※※※┏━●━━━━━●━━━┳━━━━●━━━●遼東※※
※西涼★┓※※※上党●┓晋陽※業β┏━━━┳●渤海┏━┛北平※※※※※
※※※※┃※弘農※※┃┗━━━━━●━━┓┗━━━●平原※※※ ※
※※※※┃※┏●━┓┃洛陽※※陳留┃※※●━━━●┻━┓※
※西平★┫※┃※※┗●━━━━┳━●━━┫濮陽※済南※┃※
※※※※┃※┃長安※┗┓宛┏━●許昌※※┃※※※┏━●┛※※
※天水┏●━●━━━━●━┛※┣━▲━━▲小沛※┃北海※※※※※
※※※┃※┏┛※※※※┣━━━▲━┓言焦┃┏━━┛※※※
※武都▲━▲漢中※※※▲新野※汝南┃※※┗▲下丕β※
※※※┃※┃上庸※襄陽┃※※※※※┃※※┏┛※※※※
※※フ ■━┻▲━━━━▲━┓※※※┃※※▲広陵※※
※※※┃※※┗┓永安┏┛┏■江夏※▲寿春┃※※※※
※※※┣━┓※■━┳■━┫┗━┓┏┻━━▲┓抹陵※
※※※┃巴■━┛※┃江陵┃※※┗▲廬江※┃┃※※※
※成都■━┛※武陵■※※▲━━━┫※┏━┛┗▲呉※
※※※┣■建寧※※┣━■┛柴桑※▲━┛※※┏┛※※
※永昌■┃※※零陵■※┃長沙※※翻陽※※※┃※※※
※※※┃┃※※※※┗■┛※※※※※※※※※▲会稽※
※三江■┛※※※※桂陽※※※※※※※※※※※※
※※※※※※※※※※※※※※※※
●→曹彰 ▲→孫権 ■→劉賢 ★→馬騰
「こんな感じですやね。ほぼ間違いないとはおもいやすぜ?」
「…ふむ。桃組。お前らどう思う。」
いきなり暴言を吐く。
呼んだのは劉備の三兄弟だ。
「…時を待つべきでは?同盟を持ちかけたのはこちらです。」
「だが、いたずらに時が過ぎれば…」
劉備の言葉。それに何番目かの参謀格法正が口を出す。
「馬騰をけしかけてみる、というのはどうですかね?」
そんな意見は確か、太史慈とかいったやつだ。
元は孫権の武将だったらしいが、小競り合いしているうちに曹家に使えていた。
それを、連合で出兵したときに捕らえてきたのだ。
「それも難しいな。あれは貧乏集団だ。
連合での山岳騎でもかなりつらそうだったぞ?」
「むう…」
次に目を向けたのは益州組。
張イ壬をはじめとした武将たちだ。
こっちがどうでるかわからんのだが…………
「時を待つに賛同しますな。
永安、フ、それに江夏、長沙、江陵に兵を配置。
『万一』にも対応しておくべきですな。」
その意見が一番堅実な気がした。
しばらくは完全な元劉楯軍配下の懐柔も含め時間がかかる。
時間をおくべきだな、そうなっとくした。
「いかがなされますか?蜀公どの。」
張イ壬の策をとる。そう伝えると、軍議を終了し、解散させた。
攻勢はしばらくない。
そうつぶやきながら遠くを見据えてみたりして…。
ほぼ現状報告。
娘が成人するまでこのままで成人したら娘のほうでに切り替えるというのもありかなあとか思ってみる。
けど…それだと『劉賢』じゃないか。
ぬう。
【12:決戦、虎牢関】
192年5月
荊星:たたたたた!
荊月:箪笥(たんす)。
香蘭:田んぼ?
程c:一ひねりして走っている擬音。
荊星:大変だよ!冗談言ってる場合じゃないってば!宛から董卓軍が攻め込んできたよ!兵力約一万!
程c:ほう、流石に洛陽を落とされたことは、心中穏やかでないと見えますな。総大将は?
荊星:李儒です!
香蘭:手加減はいたしませんの。韓恋、荊月、趙雲!虎牢関で迎撃ですの!
三人:はっ!!
虎牢関(洛陽)・迎撃戦 劉香蘭軍16900vs董卓軍9900
劉香蘭軍
総大将:韓恋 騎兵 4400
部将: 趙雲 歩兵 10000
部将: 荊月 連弩兵 2500
董卓軍
総大将:李儒 歩兵 5100
部将: 樊稠 歩兵 2400
部将: 王允 歩兵 2400
韓恋:兵力では勝ってるけど、李儒がいるし油断はできないわね。
趙雲:とはいえ、呂布、華雄は出てきていないから、まだ楽でしょう。
韓恋:ともあれ趙雲殿、先陣をお願いします。
趙雲:お任せを。
李儒:虎牢関か……籠もられると厄介だが、どうやら打って出てくるようだな。ならば幾らでもやりようは……。
王允:…………。
趙雲:動きが鈍いですね、山地に引き寄せるつもりかな?まあ、かかってやりましょう。全軍進撃!
韓恋:(敵の戦意が低いように見える……気のせいではなさそうだけど)
王允:李[イ寉]将軍。
李[イ寉]:おう、王允殿。こんな夜更けにどうなされた。
王允:いや、明日辺りどうやら敵とぶつかりそうですのでな。……どうです、景気付けに一献。
李[イ寉]:ははは、これは気が利いておりますな。……うむ、旨い酒だ。
王允:まだまだありますぞ。今宵はどうぞ、心ゆくまでお飲み下さい。
李[イ寉]:うむ、うむ!
王允:(そう……心ゆくまで飲むがいい。末期の酒だからな)
李[イ寉]:(ぐがー……ぐがー……)
王允:ようやく酔い潰れたか……。
従卒:王允殿、手筈は整いました。
王允:樊稠殿は?
従卒:こちらに同調されるそうです。
王允:よし、では引き上げるぞ。李儒が気づかぬうちにな……。
張[谷β]:子竜殿、只今戻りました。
趙雲:それで、敵陣の様子はどうでした?
張[谷β]:もぬけの空でしたよ。私たちの美しい布陣を見て、気勢を削がれたのでしょう。
趙雲:どうやら、敵の士気は低いようですね。
韓恋殿の軍と合流して、一気に叩きつぶしましょう。
張[谷β]:では、ついでに私が連絡してきましょう。
韓恋:……なるほど。分かったわ、趙雲殿にはそのまま前進するように伝えて。
張[谷β]:はい。……っと、「お土産」を忘れるところでした。
韓恋:お土産?
張[谷β]:はい、どうぞこちらへ。
李[イ寉]:(むーっ!むーっ!!)
韓恋:……なにこの芋虫。
張[谷β]:董卓軍の将、李[イ寉]かと。空の陣に縛って転がしてありました。
韓恋:はあ……逃げようとする兵を止めようとして反撃にでも遭ったの?
まあいいわ、そのまま転がしておいて。
李[イ寉]:(むーっ!!むーっ!!)
張[谷β]:……美しくない(ボソ)
趙雲:全軍突撃!策を弄する隙を与えるな、一気呵成で攻め立てろ!
韓恋:今度こそ李儒を逃がしちゃダメよ!捕らえた者には百金を与える、頑張りなさい!
李儒:く、くそっ……樊稠、王允はどこへ行ったのだ!
奴らさえおればまだ戦えたものを!!……がっ!
兵卒:敵将、李儒を捕らえたぞ!!
韓恋:よし、勝ち鬨を上げろ!
兵士:おーーーっっ!!
戦後処理
登用:韓暹、馬忠(呉)
解放:李粛
処刑:李儒、李[イ寉]、郭[シ巳]
程c:韓暹、馬忠は登用に応じましたが、李粛は拒んでおります。
香蘭:逃がしてやって構いませんの。
程c:御意、そのように。それと……。
香蘭:後の三人は、私が直々に相手しますの。
香蘭:李儒殿、お初にお目にかかりますの。
李儒:ふん、片田舎の太守の小娘が大層な出世だな。
香蘭:貴方達の非道を止めることが、父の遺言でしたの。
私は、その為に頑張ってきただけですの。
李儒:何の力もない小娘が、御輿に担がれて英雄気取りか。いい気なものだな!
香蘭:上にあって将を纏め、方向を指し示すのが君主の在り方ですの。
私は、少なくとも父にはそう教わりましたの。
李儒:……。
香蘭:何れにせよ、貴方たちを赦すわけにはいきませんの。
李儒:くっ……呪われるがいい、劉香蘭!
董相国の元、呂将軍、華将軍は健在だ!貴様に安息の日々はないぞ!!
香蘭:……洛陽に兵を進めた時から、とっくに覚悟はしてますの(−−)
さあ、連れて行きなさいの。
程c:董卓の知恵袋、ついに墜ちましたな。
香蘭:……でも、最期に言っていたように、飛将軍呂布と華雄は健在ですの。
油断はできませんの。
程c:そうやって気を引き締めていらっしゃる限り、大丈夫でしょう。
【次回予告】
洛陽で主力が董卓軍と熾烈な争いをしているとき、
河北の袁紹もまた、敵との雌雄を決さんとしていた。
次回、第十三話「破龍墜天」
−レス−
>>223韓玄五代目殿
レスありがとうございます。
一文でも返して頂けると、続ける上で励みになりますね。
ええ、張[谷β]は無双ベースです。
インパクトが強烈なんで特徴付けしやすくって……(^^;
プレイ自体はこれより結構進んでいるんですが、
ウチでも馬超(と馬一族)は登場しています。
どういう形になるかは、その時をお楽しみに……。
>>224初代劉賢殿
三国鼎立状態……とはいえ、荊州・漢中がえらいことになってますな。
しかし劉賢……ガラわるい(苦笑
桃組てあーた(^^;
まあともかく、お互い頑張りましょう。
【13:破龍墜天】
192年6月
香蘭:(ずずず) (つ。。旦)つ
程c:香蘭様、悠長に茶を啜っている場合ではありませんぞ。
香蘭:なんですの? (つ・・)つ旦
程c:董卓と曹操が手を結びました!
香蘭:ええっ?! (ノ ̄□ ̄)ノ
程c:うわっちゃちゃちゃ!!
香蘭:ああ?!ごめんなさいの!!
程c:い、いや大丈夫です。それよりも……。
香蘭:……でも、方針と言っても今まで通りですの。しばらくは洛陽で守りを固めて戦力を蓄えますの。
程c:まあ、そうですな。「今まで通り」で。
香蘭:ええ、「今まで通り、いつも通り」ですの。
192年7月−南皮
袁紹:今年はどこも豊作なようだな。
伯姫:はい、民も喜んでおります。
袁紹:顔良、文醜も今南皮にいる、兵力もそれなりに整った。そして兵糧も十分にある……。
伯姫:討って出られるのですか?
袁紹:うむ、文挙(孔融)はおとなしくしているが、平原の莚売りが目障りだ。いい加減ここらで蹴りをつける。
伯姫:それも宜しいかと存じます。
袁紹:精兵も十分に揃い、兵糧にも憂いがない。今こそ、頻りにこちらを伺う劉備を討つべき時!
顔良:殿……もとい、袁紹殿!先陣の役目、この顔良にお任せを!
文醜:いえ、この文醜にお任せ下さい!
袁紹:うむ……先陣は顔良!そしてワシ自身も出る!
袁麗:ちょちょ、ちょっと待ちなさいよオジサマ。南皮はどうすんの。
袁紹:文醜、おまえはここに残す。後任の太守は袁麗とする故、よく彼女を補佐してこの地を守れ。
文醜:はっ!!
袁麗:……えええっっ?!
袁紹:素っ頓狂な叫びを上げるな。
袁麗:だ、だって、あた、あたしが太守って、え、あ、その、ええ?!
袁紹:……伯姫殿、至らぬところばかりの姪だが、よく補佐してやってくれ。
伯姫:かしこまりました(^^;)
袁紹:では、出陣!
伯姫:ほら、袁麗。袁紹殿がご出陣ですよ?
袁麗:うーー……。お、オジサマ!負けて帰って来たって、城に入れてあげないからねっ!!
袁紹:はは、入れてもらえんか。……では、勝つしかないな。
伯姫:御武運をお祈り致しております。
平原・野戦 劉香蘭軍14700vs劉備軍10200
劉香蘭軍
総大将:袁紹 強弩兵 3200
部将: 顔良 歩兵 11500
劉備軍
総大将:劉備 歩兵 6800
部将: 関羽 歩兵 3400
袁紹:劉備の本隊は7000弱か。正面攻撃でなんとかなるな。
沮授:御意。
顔良:久しぶりの戦だ、腕が鳴るぜ!全軍突撃!
劉備:くっ……関羽はまだか!
簡雍:南方の山賊討伐に出てたのが仇になったねぇ。
まあ、なんとか持たせるしかないんでない?
張飛:長兄、関羽の兄貴がいなくったって、この張飛様がついてるじゃねぇか!
劉備:うむ……頼りにしているぞ、張飛。
張飛:へへっ、任せてくれよ。
顔良:押して押して押しまくれ!一気に踏みつぶせ!
劉備:くそっ……支えきれん!
簡雍:玄徳ヨォ、一旦城まで下がった方がいいんじゃネェかい?
相手は顔良だ、この兵力差じゃきついゼ。
劉備:確かに……仕方ない、全軍平原まで引き上げろ!
袁紹:退くか……よし、追撃だ!このまま平原まで押し寄せる!
平原・攻城戦 劉香蘭軍12000vs劉備軍7000
関羽:兄者、遅くなって申し訳ない!
劉備:いや、よく来てくれた関羽。なんとしてもここで守り抜くぞ!
袁紹:城に籠もったか。だが、相手は多寡の知れた小勢。一息に押しつぶすぞ!
顔良:おおっ!!
沮授:強攻策ですか……。
袁紹:下策と言いたいか?だが、時間もない。これしか手はないんだ。
関羽:石を落とせ!城壁を死守するのだ!!
劉備:内に入られては厳しくなる、突破を許すな!
顔良:へっ、ぬるいんだよ!(ドガッ)
兵卒:ぎゃあっ!!
顔良:劉備、どこだ!てめぇの首、この顔良が貰うぜ!!
袁紹:顔良が上に行ったか。どうやら、このまま勝てそうだな。
沮授:御意。
顔良:そこかぁ!
劉備:くっ……!てぇい!
顔良:甘いっ!(ガァン!)
劉備:し、しまった……。
顔良:敵将、劉備を捕らえたぜ!勝ち鬨上げろぉ!
兵士:おぉぉーーーっっ!!
簡雍:やれやれ、どうやらこれまでだねぃ。雲長、おめぇはどうする?
関羽:……已むを得ん……降伏しよう。
戦後処理
登用:簡雍
解放:劉備
捕虜:関羽、張飛、袁熙
袁紹:貴君が劉玄徳殿か。
劉備:袁紹殿、お初にお目にかかります。
できれば、この様な形ではなくお会いしたかったですが。
袁紹:ふむ……そうだな。どうだ、劉備殿。我が主君、劉香蘭様にお仕えする気はないか?
劉備:……次々に勢力を伸ばしていく劉香蘭殿に脅威を覚えたとはいえ、先に攻撃したのはこちらの方です。
今更何の面目でのうのうと仕えられましょう。どうぞ、覚悟はできております。
袁紹:そうか……ならば!(ばす←縄を斬った音)
劉備:……?
袁紹:殺すまでもないわ、どこへなりと行け。貴君に才覚あらば、またまみえることもあろう。
劉備:……礼は申しませぬ。それでは!
袁紹:関羽、張飛、その方らはどうだ?
関羽:我が主君は玄徳兄者ただ一人。お仕えする気はございませぬ。
張飛:俺もだ!!
袁紹:そうか……だが貴殿らもまた、殺すには惜しい人物。
暫くすれば考え方が変わることもあろう。まあ、ゆっくり考えるといい。
簡雍:いやぁ、負けた負けた。流石今を時めく劉香蘭殿の軍だねぃ。
……どうだい、オレッちを使ってみる気はネェかい?
袁紹:面白い男だな。お前は劉備殿の味方では無かったのか?
簡雍:いんや。オレッちは面白い方の味方。
どうやらこの先は劉香蘭殿についてった方が面白そうだからねぃ。
袁紹:ははは、よかろう。
袁熙:くっそー、放せ、放せぇ!!
袁紹:袁熙、いい加減諦めて、父の所へ戻ってこい。
袁熙:うっさいクソ親父!誰が戻るもんかぁ!!
袁紹:クソ(−−#)……しばらく牢屋で反省してろ!
袁熙:げっ( ̄□ ̄;)地下牢はイヤダァァァァ……(フェードアウト)
オマケで現在の地図を掲載。
なお、下記の地図は荊州弱小カルテット殿の作成された地図を元に、
若干の修正を加えて使用してあります。
この場を借りて謝辞を申し上げます。
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
■■西涼■■■■■■■■■■■■■代県■■■■■■北平■■■■■襄平■■■
■■馬■■■■■■■■■■■■■┏━香━━━━┳━━香━━━━━香■■■■
■■┃■■■■■■■■■■■■■┃■■■■■■┗━━┓■■■■■■■■■■
■■┃■■■■■■■■■■■■■┃■■■■平原■■■┃■■■■■■■■■■
■■┃■■■■■■■■■■■■■┃■■■■■香━┳━香南皮■■■■■■■■
■■┃■■■■■■■■■■■晋陽香■■■■■┃■┗━━━━━━━┓■■■■
■■┃■■■■■■■■■■■■■┃■■ 業β ■┗━┓■■■■■■■┃北海■■
■■┃■■安定■■■■■■■■■┃■■┏━韓━━┻━━┓濮陽■■☆■■■■
■■┃■┏董┓■■■■■■■■■┃■■┃■┗━┓■■■喬■■■■┃■■■■
■■馬━┛■┃■■■■■■■■■┣━━┛■■■┃■■■┗┓■徐州┃■■■■
■■┃天水■┃■■■■弘農■■■┃■■■■■■┃陳留┏━╋━陶■┃■■■■
■■┃■長安┃■┏━━董━━┓■┃洛陽■■■■┣━曹┛┏┛■┣━陶 下丕β ■
■■┃■■┏董━┛■■■■■┗━香━┓■■┏━┛■■┏★言焦┃■┃■■■■
■■┃■■┃┗┓■■■■■■■■┃■┗━━曹━━━━┛┃■■┃■┃■■■■
■■┗━□┫■┗┓■宛┏━━━━┛■■許昌■■■■■■┃寿春┃■┃■■■■
■■下弁┃┗┓■┗━━董━━━━┓■■■┏━━━━━━┛■┏▲■┃■■■■
■■■■┃■┃■■■■┃■■■■┗━━━□━━━━━━━━┛┃■┃■■■■
■■■■┃■┃漢中■■┗┓■■■■■■■汝南■■■■■■┏━┛┏┛■■■■
■■■■┣━▽■■■■■●新野■■■■■■■■■■■■■┃■■┃■■■■■
■■■┏┛■┗┓■上庸■┃■■■■■■■■■■■■■■■┃■■┃■■■■■
■■■▽梓潼■┗━□━━┫■■■■■■■■■■■■廬江■┃■■┃■■■■■
■■┏┛■■■■■┃■■┃■■■■襄陽■■江夏┏━□━━┻┓■┃建業■■■
■■┃■■■┏━━┛■■┗━━━━◇┳━━◇━┛■┃■■■┗━▲━┓■■■
■■▽成都■┃永安■■■■■■┏━━┛■■┃■■■┃■■■■■■■┃■■■
■■┃■■■□━┓■■江陵┏━┛┏━━━━╋━━━□柴桑■■■■■厳■呉■
■■┗┓■┏┛■┗━━┳━◇━━┛■┏━━孫■長沙■■■■■■■■┃■■■
■■■┗▽┛■■■■■┃■■┏━━━┛■■┃■■■■■■■■■■┏┛■■■
■■■■江州■■■■■┗□━┻━孫━━孫━┛■■■■■■■■■■王■会稽■
■■■■■■■■■■■武陵■■■零陵■桂陽■■■■■■■■■■■■■■■■
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
香=劉香蘭 ●=袁術 董=董卓 馬=馬騰 韓=韓馥 曹=曹操
喬=喬瑁 ☆=孔融 ★=孔[イ由] 陶=陶 ▽=劉焉 ◇=劉表
孫=孫堅 ▲=劉[月缶系] 厳=厳白虎 王=王朗 □=空白地
「さて…襄陽陥落以降怒涛の勢いだったわけだが」
「まったくですな。益州まではびこっていた呉軍は撃滅。揚州にほぼ閉じ込めておりますし。」
「北上は許すが、西進は許さん。さて。」
どうすべきかな。そういいながら思考してみる。
現在は涼州と同盟中。
曹討伐が妥当か…とか思ってみる。
…都を落とすか…
とんでもないことを思考し、それを誰にもつげず実行に移そうとしている。
もはや、都を落とすなど問題ではない。
まるで、そう言っているかのように。
「…父上……どうか、過信だけはなされませぬよう・・・」
そんな、娘の言葉、どこか感じ取りながら。
ここあたりでとめて二代目に移ろうかと思うです。
さて。現在の劉賢。
武力…85(七星宝刀により+10かかってます)
知力…62(やっぱりアイテム補正かかってます+5)
政治…63(微妙。よく覚えてない。補正で+10)
魅力…54(このくらいかと。)
突撃…4・奇襲…3
こんなとこですな。
能力だけ見れば魏延あたりには匹敵します…ひえええええ
227年春…
「父上っ!私もお手伝いができますってことでご褒美に何かください。
というか仕官祝いに。」
「…なにおう。」
娘、劉鳳が仕官してきた。
しょうがないので七星宝刀、論語、史記をくれてやると頭を抱え始めた。
昔の自分のようにおばからしい。
「ちちうえ〜…」
「技能的にはお前のほうがはるかに上なんだ。がんばるように。」
そんなこと言いながら。
私の記述はこの辺だ。
後は、娘に任せるとしよう…
履歴書
補正含みの能力
武力…67
知力…44
政治…47
魅力…48
戦法…落石・妖術・激流・車懸以外すべて、段階初
特技…智嚢、水軍・偵察・天文以外すべて。
「信じられない…そんなつぶやきは父親本人のもので・…」
名前間違えましたが。
切り替わりますが初代劉賢のままで行こうかと。
娘視点もまあいいかなあとか思いながら。
【14:閑話休題・其の弐】
192年8月
簡雍:よう、本初。
袁紹:……この一月でいい加減慣れたが、一応言っておく。呼び捨てはやめろ。
簡雍:へいへい、でだな、本初。
袁紹:……なんだ?
簡雍:南皮の姪御さんからさっき連絡が来たんだがよ、烏丸族が南皮で暴れてたそうだぜ。
袁紹:烏丸が?……確かにここ二年ほどほったらかしだったな。
簡雍:なんだったら、オレッチが行ってきてもいいんだがよ。
袁紹:そうだな、頼む。
簡雍:よう、戻ったぜ。
袁紹:ウム、どうだった?
簡雍:ああ、なんか一部連中が暴走したミテェなこと言ってたナ。
まあ今後そういうことがネェようよっく頼んどいたし、暫くはでぇじょうぶダロ。
袁紹:そうか、ご苦労。
沮授:関羽殿、よろしいですかな?
関羽:沮授殿……でしたな。
沮授:ええ。どうです、お気持ちは変わりませんかな?
関羽:……何度言われようと、拙者の主君は兄者のみです。
沮授:聞けば、関羽殿らは漢朝復興の為に兵を挙げられたとか。
関羽:そうです。
沮授:であれば、こう考えればいかがでしょう。香蘭様に仕えるのではなく、漢朝の為に仕えるのだ、と。
関羽:詭弁ですな。
沮授:ええ、詭弁です。ですが、香蘭様もまた、漢朝復興を旗印にしておられる。
たとえこの論が詭弁でも、為すべき事は漢朝のため、天下国家の万民の為になりましょう。
関羽:…………。
沮授:少なくとも、こうして日がな一日燻っているよりは、余程有意義かと思いますがな。
関羽:…………。
沮授:……少し長居しすぎましたか。では、また後日……。
関羽:沮授殿。
沮授:?
関羽:漢朝のため、天下国家のため……そう言われれば、断り切れませぬ。
この関羽も、働かせていただきましょう。袁紹殿、劉香蘭殿に宜しくお伝え下され。
沮授:袁紹殿も香蘭様も、お喜びになるでしょう。
簡雍:ヘェ、結局雲長もこっちにくることにしたのかい。
関羽:馬鹿を申すな。我が心は常に兄者と共にある。
だが……ただ暇を持て余すよりは、ここで戦った方が結局は人々の為になろう、そう思ったからだ。
簡雍:やれやれ……しかしマ、益徳はどうすんのかネェ。ありゃあ単純で一本気だからねぃ。
関羽:まあ……当分は駄々をこねているだろうな……。
関羽:(兄者……申し訳ない。だが、兄者なら分かってくれると信じておりますぞ)
192年12月
香蘭:周りの沈黙が不気味ですの……。
程c:董卓はどうやら弘農に呂布、華雄を集めたようです。狙いは間違いなく……。
香蘭:弘農−洛陽の線が唯一の弱点ですのね……。警戒は怠りなく、ですの。
程c:御意。それと妙な噂を聞き及んだのですが。
香蘭:妙な噂?なんですの?
程c:はい、なんでも[業β]の韓馥が、伝国の玉璽を我が物にしたとか。
香蘭:……それ、ホントですの?!
程c:人をやって調べさせましたところ、どうやら間違いないようです。
香蘭:許せませんの!玉璽は朝廷に在るべき物ですの!
程c:力尽くでも取り返すべきでしょうな。
幸い[業β]は寡兵、それに配下の者も最近の韓馥には愛想を尽かしたようで、潘鳳が内応に応じました。
香蘭:では、年が明けたら張遼に言って攻めさせますの。
程c:はい、ですが晋陽の兵は9000足らず。
[業β]には一万弱いるということですから、如何に張遼殿でも厳しいかと。
この洛陽からも支援を出した方が宜しいでしょう。
香蘭:うーん……それじゃ、張燕殿にお願いしますの。一万も出せば十分ですの。
程c:御意、ではそのように手筈を整えておきます。
【次回予告】
[業β]攻略を決心した劉香蘭。だが、彼女が軍を動かすより早く、董卓軍が襲来する。
陣頭に立つは赤兎馬に方天画戟のあの男。
次回、第十五話「飛将軍推参」
>>241初代劉賢殿
娘さんに代替わりして継続ですか。
しかしまた典型的な器用貧乏げふげふ(汗)
もとい、今後の活躍を期待しております。
「また…負けてしまいました。」
私は落ち込んでいました。
父上の軍は快進撃、涼州征伐も終えて揚州を平定した軍と合流。
あとは魏を滅するだけなのです。
しかし、私は…数度の出兵にもかかわらず、お役にも立てず・・・
父上はすごいと思いました。
涼州征伐の中。
関羽将軍を、張飛将軍を黄忠将軍を失いました。
それでも、父上は前を向き続けています。
「…もう、少しなのだ。」
父上の使う弓、それは、黄忠将軍のものです。
それだけ、関係が深かったということなのでしょうか。
正直…私がお役に立てるのか…平和になったあとでも。
それが・…わからないでいます…
私は今許昌で留守居役です。
このまま父上たちは北上していくことでしょう。
内政に才があるというわけでも何のですが、待つしかありません。
…平和になったとき、私に、役目が残されているのか。
それが…問題なのですが…。
傀儡には…なりたく、ありません…
……ある意味…恐れていたことです。
父上が、皇帝となりました。
喜ぶべきなのでしょう。
漢の15代皇帝となったです。
…同時に、私もその世継ぎ。
もはや、自由はありません…
逃げたい…です。
もし、もう一人の私を作りことのできる存在がいて。
それを私の変わりにおき、私が逃げることができたら・・・
身勝手ですね。
父上を。迎えましょう…
ネガティブ一直線ですねー・・・
………私は…どうするべきなのでyそうか。
洛陽で行われている、統一の式典。
そこから、どうにか抜け出した私は、夜の城内を歩いていました。
…かつて連れて行ってもらった荊南を思い出します。
馬に乗りたい。
どこまでもかけて生きたい。
そんな意思が…思考を支配していきます。
どん、という感覚がありました。
誰かにぶつかってしまったようです。
みれば、まだ若い青年と、老人のような姿の方でした。
「おいっすー!」
「…………」
「おいっすー!」
「…………」
「おいっすー!」
「…………」
「のりが悪すぎじゃ」
「おぬし、どうしたい?」
「ここから逃げたい。そう思っているような様子ですよ?」
「15代、劉賢の統一に、貴様はその娘、嫡子でありながら何も貢献はしておらん」
「世継ぎ、といわれても納得しないものもありましょうな。」
二人は交互に言ってくれました。
ひどいです。
けど、事実です。
確かに、何も貢献できていないのですから。
「…私は………どうするべきなのでしょうか。」
「おぬしが望むのなら。過去へ連れて行こう。
おぬしが望むのなら。過去の戦乱へ導こう。
おぬしが望むのなら。戦の渦中へ連れて行こう」
…どうしよう、と思いました。
無力さを実感していた私にとって、それは…ささやきでした。
自分の実力の元、何かを勝ち取る。
すべてを投げ出そうとも、価値があるような気がします。
…どうしたものでしょうか。
世継ぎのこともききました。
しかし、大丈夫だといいます。
どうにかしてみせる、と。
私は…私の決断は…
というわけで。
どうしたものか、と思っております。
このまま終わらせるもよし、董卓連合あたりで続行もよし。
…次は週末かな、とか思いました。
【15:飛将軍・推参】
193年 年始
荊月:皆様こんにちは、荊月です。
荊星:荊星です、よろしくお願いしまーす!
荊月:旗揚げから三年、正直こんなに早く洛陽奪回が成るとは思いませんでしたが……。
荊星:みんながんばりましたから。
荊月:そうですね……では、改めて現状を。まずは都市の状況です。
都市 太守 兵力 人口 民忠 開発 治水 商業 技術 武将
洛陽 劉香蘭 225 733800 80 131 69 77 72 14
襄平 公孫度 0 70700 82 74 44 72 25 2
北平 公孫サン 0 76500 83 86 47 99 20 2
代県 蒋義渠 0 114200 81 97 67 87 32 3
晋陽 張遼 88 92100 81 69 59 48 24 6
南皮 袁麗 100 401700 76 135 79 120 80 6
平原 袁紹 122 369000 73 127 50 133 28 6
アイテム:太平清領道、蛇矛(劉香蘭)
青龍偃月刀(荊月)、雌雄一対の剣(趙雲)
荊月:兵力、都市状況共に順調と言えるでしょう。
荊星:襄平、北平はイマイチ伸びが悪くないですか?
荊月:いる人間が人間ですからね……ある程度は仕方ないかと。
それに、前線に近い都市の開発を優先した方が効率はいいですし。
荊星:それもそっか。
荊月:兵力も五万を数えるまでになりましたが、実際には前線が延びている関係上、
個々の戦場を見れば拮抗している箇所ばかりなのが難ですね。
荊星:えっと、次は他勢力の状況です。
都市数
4:劉焉(3)、董卓(5)
3:孫堅(2)、劉表
2:曹操、馬騰、陶謙、劉[月缶系]
1:袁術、韓馥、喬瑁、孔融、孔[イ由]、厳白虎、王朗
0:劉備(1)
※:カッコ内は191年1月時の都市数
荊月:董卓は我々により洛陽を失陥、また劉備も我々の平原攻略に伴い現在は放浪状態です。
荊星:その一方で、劉焉、孫堅はそれぞれ漢中、零陵を得てキッチリ勢力を伸ばしてるね。
荊月:元々周囲に敵の少ない両勢力ですからね。
しかし、孫堅はこれ以降は荊北の劉表との激突は必死。これからが正念場ですね。
荊星:姉様、それあたしたちも一緒。韓馥を倒しても、まだ先は長いよ。
荊月:ええ、香蘭様の為にがんばりましょう。
荊星:うんっ!!
荊月:さて、それでは続きをどうぞ。
193年1月
程c:香蘭様、弘農より董卓軍九千、攻め込んでまいりました。
香蘭:新年早々来ましたのね……趙雲将軍、今回は恐らく呂布、華雄がいますの。心してかかって下さいの。
趙雲:はい、お任せ下さい。
洛陽・迎撃戦 劉香蘭軍16400vs董卓軍8900
劉香蘭軍
総大将:趙雲 歩兵 10000
部将: 荊月 騎兵 3900
部将:張[合β]連弩兵 2500
董卓軍
総大将:鍾[月缶糸]歩兵 6000
部将: 呂布 強弩兵 2900
趙雲:やはり来たか、飛将軍。
程c:あの武は脅威です。十分に警戒せねばなりませんな。
荊月:……。
呂布:はっはっは!脆い、脆すぎるぞ!!(ドガガガガガガ)
張[合β]:ええい、奴は鬼神ですか?
呂布:不甲斐ない連中め!この呂布に挑もうという奴はいないのか?!
荊月:(うぃず青龍偃月刀)ここにいるぞ!
呂布:……なっ、女だと?!
荊月:呂奉先!荊厳が娘、荊月が貴殿に一騎打ちを挑む!
呂布:ふん、戦場は女子供の出るところではないわ!
(ギン!ガン!ギン!)
呂布:くっ……こいつ、やる!(武力100+7)
荊月:流石噂に名高い飛将軍……強い!(武力99+6)
呂布:だがこの呂布、女に負けるわけにはいかん!でえぇい!
荊月:うくっ……これ以上は……呂布、勝負は預けた!(くるっ)
呂布:待て、逃げられはせんぞ!(#`´)-D−−−>(ピシッ)
荊月:きゃあっ!!(どさっ:落馬)
程c:い、いかん。荊月殿が……全軍突撃!荊月殿をお救いせよ!!
呂布:来るか、迎え撃て!
(わーわーわーわー)
呂布:ちっ、流石に兵力差がきついか。退くぞ!
程c:荊月殿、ご無事ですか?!
荊月:程c殿……申し訳ありません……うぐっ!
程c:ご無理はなさらぬよう。今、趙雲殿が鍾[月缶糸]の部隊に総攻撃をかけているところです。
間もなく決着はつきましょう。
荊月:…………。
戦後処理
登用:華[音欠]
捕虜:華雄
解放:鍾[月缶糸]
趙雲:華雄が三尖刀を持っていたので、献上いたします。
香蘭:ご苦労様でしたの。
張[合β]:……なんで壁に穴が開いてるんです?
韓遂:先ほど荊月殿が通られるときに壁を思いっきり殴られて……その有様です。
張燕:呂布に負けたのが相当悔しかったんじゃねぇのか?
まあ、呂布に負けて悔しがれるってのも相当なもんだがな。
趙雲:私なんかには、普段通りに見えましたけどね……。
荊星:あれで姉様、ものすごく負けず嫌いだから……(−−;)
張[合β]:それより張燕殿、そろそろ出発では?
張燕:おっと、そうだった。香蘭、いやさ香蘭様に玉璽を持ってこんとな。
じゃ、いってくるわ。ゴワハハハハハ!
【次回予告】
[業β]太守、韓馥の元へ進軍する劉香蘭軍。
だが、それを迎え撃つ軍の中には、敢えて父と逆の道を行く子の姿があった。
次回、第十六話「父子の再会」
>>248初代劉賢殿
劉賢は統一を果たしたようですね。
まずはおめでとうございます。
劉鳳にとっちゃめでたくもなんともなかったようですが……。
彼女の武勇伝も見てみたい気もします。
気が向いたなら一つよろしくお願いします。
【楽屋】
劉香蘭:ところで。
はい?
劉香蘭:間が空いた理由を説明しますの。
いやその、三国志8を買ったんで、ちょっと……。
あの、香蘭さん?その鉄疾黎骨朶はいったい?
劉香蘭:おしおき、ですの(にっこり)
いやあのちょっとm(ぐちゃ)
【16:父子の再会】
[業β]・攻城戦 劉香蘭軍8800vs韓馥軍9600
劉香蘭軍
総大将:張遼 騎兵 5300
部将[赤β]昭 歩兵 3500
韓馥軍
総大将:韓馥 歩兵 6400
部将: 辛評 歩兵 3200
田豊:潘鳳の部隊に動きは見られません……どうやら応じないつもりのようですな。
張遼:見上げた忠義だ。だが、それならそれで正面より応じるだけだ。
(ばからっ、ばからっ、ばからっ)
張遼:我は張文遠!誰か、我と合する者は在るか!
潘鳳:おうっ!この潘鳳が相手だ!
張遼:よい度胸だ……だが、相手を見て出て来い!(どげし)
潘鳳:げふっ!!
張遼:敵将潘鳳、召捕った!
韓馥:おのれ、大口叩いてむざむざやられおってからに、情けない!……ん?何の騒ぎじゃ?
伝令:報告!南方より敵の増援と思われる部隊が出現!その数約一万!!
韓馥:な、なんじゃと?!
張燕:ゴワハハハハハ!黒山の張燕ここに在り!韓馥、覚悟せい!
韓馥:く、くうぅ……。
張遼:大勢は決した!一気に殲滅しろ!
登用:韓馥、潘鳳、袁譚
捕虜:辛評
韓馥:こ、降伏する。命ばかりは……。
張燕:元々玉璽を取り返すためよ、命までは取らんわ。しかし、今回の事で己の器量は分かったじゃろう?
韓馥:は、はい。所詮私には過ぎた代物でした。
張燕:まあ、畑仕事でもしながらのんびり余生を過ごすんじゃな。ゴワハハハハハ!
潘鳳:覚悟はできている、殺せ!
張遼:殺しはせんよ。主君に義理立てするのは当然だ、何も恥じることはあるまい。
潘鳳:……。
張遼:貴殿の忠義心、むしろ天晴れだ。……どうだ、改めて我が殿の元でその武、振るってみる気はないか?
潘鳳:……もっと大きな戦場で、か……。
張遼:そうだ。
潘鳳:……分かった、この命、劉香蘭殿にお預けいたす。
田豊:袁譚様、このような所でお逢いするとは奇遇ですな。
袁譚:……笑え。勇んで出てきたはいいが、結局はここで韓馥の客将止まり。
一矢報いることすらできずにまた虜囚の身だ。
田豊:どうです、お父上の元に戻る気はありませんか。
袁譚:父上のことは……噂で聞いている。今は平原におられるとか。
だが、今更どの面下げて戻れるというのだ……。
田豊:子を思わない父はおりませぬ。必ず、篤く迎えてくれましょう。
袁譚:田豊……劉香蘭様と父上に、取りなしを頼まれてくれるか。
田豊:喜んで。
−平原−
袁紹:顕奕。
袁熙:親父……何の用だ。
袁紹:親が子に会うのに一々理由がいるのか?
袁熙:(ぷい)
袁紹:まあ、今日は確かに用があるのだがな。……[業β]にいた顕思(袁譚)が降伏したそうだ。
袁熙:兄上が?
袁紹:そうだ。……どうだ、顕奕。いい加減意地を張るのは止めて、この父に手を貸してはくれんか。
袁熙:……分かったよ、親父。兄上が降ったのに、僕一人意固地になってたんじゃ馬鹿みたいだ。
袁紹:そうか……嬉しいぞ、顕奕。よし、今日は飲め(どん)
袁熙:(^^)
簡雍:……てなわけでさ、麗しいねえ、親子の愛情。
張飛:…………。
簡雍:どうでぃ、益徳。おめぇもいい加減意地はんの止めたらヨォ。
張飛:…………。
簡雍:雲長はもうバリバリ働いてるしよ、オレっちだってなんだかんだ言って結構使ってもらってんだ。
おめぇにも入ってもらえりゃあ、そりゃあ千人力ってもんだゼ。
張飛:…………。
簡雍:簡単に気持ちの整理がつかネェのもわかるけどヨ。
いい加減、踏ん切りつけてもいいんじゃネェかい?
張飛:…………注げ。
簡雍:(とくとくとく)日がな一日、こうして酒食らって寝てばっかじゃしょうがネェだろうがヨ。
張飛:(ごっごっごっ……ぷはぁ)
簡雍:いい飲みっぷりだがヨ。果たして腕の方はどんなもんかネェ。
すっかり腐っちまってんじゃねぇかい。
張飛:(#`д´)(ギロ
簡雍:睨まれても怖くネェな……今のおめぇは怖くネェよ、益徳。
張飛:(ズガン!)
簡雍:ひゅう。アブねぇアブねぇ。いきなり物騒なモン振り回すンじゃネェヨ。
張飛:幾ら酔ってようが、俺の腕は鈍っちゃいねぇ。明日からだって働けらぁ。そう袁紹に伝えな。
簡雍:……やっとヤル気になったってかい?
オレっちも通い詰めた甲斐があったってモンだネィ。
ま、ほんじゃ本初にゃそー伝えとくヨ。明日からしっかりな、益徳。
張飛:…………(これで、いいんだよな、長兄)
【次回予告】
またしても洛陽奪回の軍を起こす董卓。
いつものことと迎撃に出た韓恋と趙雲を、悪夢が出迎える。
次回、第十七話「謀略の策士」
【決断】
「私は…戦いたい。そしてためしたいです。
私が本当に、この、今いる地位にふさわしいのか。
私は、父上の後を継げるだけの、漢の16代目、もしくは其の后としていてもいいのか、と」
私は、老人に言いました。
老人はうなずきます。ならばよし、と。
「ならばわしは導こう。
おぬしは過去に赴く間、外見の歳は取らぬ。それは覚えておくのだ。
以下に年月がたとうとも、過去は過去。
おぬしがここに帰ることを望めば、戻してやろう。
おぬしが、それを望むのであれば…」
次に若い人のほうが、私の頭に触れます。
戦術の知識。
それが私の中で作り変えられていくかのようです。
「之でよかろう。力の総量は変わらぬが、特徴をつけた。
あのままでは、過去に飲み込まれる可能性もあったからな。」
能力は作り変えられてしまいました。
そして、おじいさんのほうが、私を、どこかへ送り出そうとします。
「行くがいい、娘。主が望んだ場所へ…」
「名前…は?あなたたちの!」
知りたいと思いました。
こんなことができる人たちの名前を。
「主が」
「すべてを収束させたとき」
「ほかの、同様の娘とともに。」
「いるはずのない存在とともに」
「そろったときにでも、教えるとしよう…」
二人の交互の声。それが、私の、現在の最後の記憶でした。
ほおり出された場所は、私の見たことがない都市でした。
そしてそこの城、城壁には「劉」の旗が立っています。
誰の?
そう疑問に思いました。
とりあえず、仕官してみようと思いました。
まず、どの時代でも、お金は先決です…
劉虞という太守さんでした。
…玄徳公と違うタイプのまっとうな人。
そんな人が、私の当面の主のようです…
というわけで。
以後よろしゅうです。
間が開いたのは、必要な本が見つからなかったから。
劉鳳の戦法が突撃、奇襲、斉射…参。攻城が弐に変更になっています。
【17:謀略の策士】
193年2月
程c:香蘭様、今度は宛より侵攻して参りましたぞ。
香蘭:し、しつこいですの……。
程c:我らに洛陽を取られたこと、相当応えたと見えますな。
香蘭:韓恋、趙雲殿、もう一回お願いしますの。
韓恋:はっ。
趙雲:お任せ下さい。
虎牢関(洛陽)・迎撃戦 劉香蘭軍12900vs董卓軍8900
劉香蘭軍
総大将:趙雲 歩兵10000
部将 :韓恋 騎兵 2900
董卓軍
総大将:賈[言羽]歩兵8900
韓恋:思ったより多いわね。
趙雲:それに精兵の様です。これは苦戦するかも知れません。
韓遂:用心に越した事はないですが、正面から当たれば負ける事はありますまい。
趙雲:暗いな……今宵は月さえ見えん。夜襲には警戒しなければ……。
??:奇襲だー!董卓軍の奇襲だぞー!!
趙雲:くっ、早速きたか!
韓遂:多寡の知れた小勢です。一息に揉みつぶしてしまいましょう。
趙雲:うむ!
韓恋:陣中は良く纏っているようね。
荊月:はい、いつ董卓軍が来ても対応できます。
??:奇襲だー!董卓軍の奇襲だぞー!!
韓恋:といってる矢先に!迎撃するわよ!
荊月:はい!
趙雲:逃げにかかったか、よし、追撃だ!
??:前方に敵の別働隊を発見しました!!
趙雲:今は勢いは我が方にある、一気に貫くぞ!
韓恋:あっという間に引き上げていく……不甲斐ない。追撃するわよ!
??:前方に敵の別働隊を発見しました!!
韓恋:本隊かしら?まあいいわ、一当てしてみましょう。
趙雲:……何か妙だな。
女性:そこにいるのは将とお見受けした!覚悟!
趙雲:女だと?我が軍以外にも女の将がいたのか!
(ギン!ガン!ギン!)
趙雲:……ちょ、ちょっと待った、韓恋殿?!Σ( ̄□ ̄;)
韓恋:えっ?!趙雲殿?!!Σ( ̄□ ̄;;)
韓遂:くっ、引っ掛けられた!皆、やめい!!味方だ!味方だぞ!!
荊月:止めろ!武器をおろせ!!
韓恋:まんまと一杯食わされたわね……くそっ!!
伝令:大変です!董卓軍が迫ってきています!!
趙雲:この機会を図っていたな……なんとか迎撃を!
韓遂:はっ、急いで兵を纏めます!
荊月:私も行って食い止めてきます。
韓恋:あ、ちょっと荊月?貴女まだ怪我治ってないんじゃ……待ちなさいよ!
(ばからっ、ばからっ、ばからっ)
荊月:そこにいるのは董卓軍の将か?!
樊稠:な……女?!
荊月:私は荊月!勝負だ!
樊稠:面白い、この樊稠が相手だ!
(ギン!ギン!ギギン!!)
樊稠:ぐっ……つ、強い!!
牛金:樊稠、大丈夫か?今助ける!
荊月:二人掛かりか……しかし!!
(ギガン!ゲシ!ドガガガガッ!!)
樊稠:ぐはっ!!
牛金:くっ、樊稠?!
荊月:(はあはあ)次はお前だ!
牛金:何を、負けるか!
(ガン!ガキッ!ガシィ!)
荊月:きゃ?!(どさ:落馬)く、しまった!!
牛金:覚悟しろ!
韓遂:全軍突撃!敵を押し返せ!
牛金:いかん、流れが変わったか……荊月といったな、勝負は預けておくぞ!!
荊月:…………。
韓遂:兵を纏めましたが……これ以上ここで頑張るのは無理ですな。
韓恋:くっ……情けない!!(T_T)
趙雲:まだ、完全に敗北したわけではありません。洛陽には後詰の兵七千がおります。
荊月:一旦、洛陽まで引き上げて……ぐぅ!
韓恋:無茶ばっかりして……あんたは洛陽に戻ったら怪我が治るまで部屋に監禁よ!
荊月:……(−−;)
洛陽・篭城戦 劉香蘭軍10600vs董卓軍3800
劉香蘭軍
総大将:劉香蘭 歩兵 8300
部将: 趙雲 連弩兵2300
韓恋:一軍を任されておきながらこの失態、いかようなる処罰も受ける所存です。
香蘭:勝敗は兵家の常、仕方ありませんの。それよりもここできちんと敵を食い止めないといけませんの。
程c:幸い、まだこちらの兵は一万ほどおります。
董卓軍の兵は四千ほどにまで討ち減らしておりますから、普通にやれば負けはしないでしょう。
賈[言羽]:洛陽まで攻め入ることができたが……ここらが限界かな。適当にやって引き上げるとするか。
牛金:一気に洛陽を奪い取る好機ではないのか?
賈[言羽]:劉香蘭がどうかは知らないが、参謀の程cはそれほど甘い男ではない。この兵力差では無理だな。
牛金:まあ野戦では勝てたから、よしとするしかないか……。
賈[言羽]:(……それに、これで劉香蘭殿に私の名前を売ることもできただろうしな……)
捕虜:樊稠
香蘭:なんとか撃退できましたの……。
程c:しかし、韓恋殿と趙雲殿を同士討ちに嵌めるとは。敵の賈[言羽]という者、やりますな。
香蘭:味方にできれば、きっと心強いですの。
程c:御意。しかし今は軍の建て直しをお考え下さい。
香蘭:この連戦はキツかったですの。急いで兵を集めて鍛えなおさないといけませんの。
韓遂:我ら武官も、粉骨砕身努めましょう。
程c:そうそう、南皮の袁麗殿より、張南殿を登用したとの報告がありました。
後、[業β]の張遼殿が、辛評殿を説得したそうです。
香蘭:そろそろ、後方の人材配置も考え直した方がいいかも知れませんの。
程c:御意。
オマケ:今月の蒋義渠
蒋義渠:[業β]に移転?キイテネーヨ(−−;)
【次回予告】
流れる平穏な時。だが、誰もが気づいている。
それは、来るべき戦いの前奏曲でしかないことを。
次回、第十八話「閑話休題・其の参」
>>267劉鳳殿
を、リプレイ続行(新リプレイ?)ですか。
期待しております。
応援sage
【18:閑話休題・其の参】
193年3月
程c:香蘭様、董卓が漢中を奪ったそうです。
香蘭:未だ意気盛ん、といったところですのね。
程c:ところがそうでもありませんでな。この報告をご覧下さい。
香蘭:……長安から東に、殆ど兵がいませんの(汗)
程c:これは、好機だと思いませんかな?
香蘭:ですの。手始めに弘農を奪いますの。
程c:というわけで、弘農への出兵を行います。
荊月:香蘭様、私に考えがございます。
香蘭:……荊月、今回は貴女を出陣させるつもりはありませんの(−−;)
荊月:いえ、それは承知しております。
程c:では、考えとは?
荊月:はい、羌族に弘農攻撃を依頼してはどうでしょう?
程c:念には念を……と言ったところですか。
香蘭:程c殿、どう思いますの?
程c:よろしいかと存じます。使者には華[音欠]殿を……。
荊月:いえ、私が赴きます。
香蘭:……じゃ、荊月。お願いしますの。
荊月:は、お任せください。
香蘭:程c殿、本当は羌族に攻撃をかけてもらう必要はないですよね?
程c:はい。しかし荊月殿はここのところ、大分鬱屈した物が貯まっている様でしたから。
香蘭:違う任務は、いい気分転換になりますの。
程c:ええ。
荊月:戻りました。羌族は、弘農に攻撃をかけてくれるそうです。
香蘭:それじゃ、結果を待ちますの。
さてその頃、平原では
袁麗:オジサマ、オジサマー?姪離れできてないオジサマー?
袁紹:誰が姪離れできてないかっ?!
袁麗:あれ違った?わざわざあたしを南皮から呼び寄せるから、てっきり寂しくなったのかと。
袁紹:断じて違うっ!!
伯姫:袁麗、袁紹殿をからかうのはそのぐらいにしておきなさい。
袁麗:はーい♪
袁紹:ったく……ま、ともかくよく来てくれた。
袁麗:しかし冗談はさておき、アレに任せておいて大丈夫なワケ?
我が従兄殿ながら、どーにも心配なんだケド。
袁紹:お前に心配される様ではなぁ……(−−;)
まあ、息子贔屓になるが顕思(袁譚)はしっかりした奴だ。
それに文醜、郭図といった辺りが補佐してくれるし、大丈夫だろう。
伯姫:それよりも、南皮−[業β]−洛陽の線上に位置するこの平原を固めたい、というわけですね。
袁紹:うむ、今後暫くはこちらは守りだしな。
袁麗:あらオジサマ、弱気。
沮授:ただ弱気というわけではありませんよ。
袁麗:あ、沮授。どういうこと?
沮授:孔融が麾下に太史慈など良将を持ち、侮れなくなってきている事が一つ。
同様に陳留の曹操も大きな力を持ち、迂闊に動けば背後を突かれる可能性があるのが一つ。
袁麗:んー……確かに。
簡雍:それだけじゃあねぇんダロ、沮授?
今ンとこ「徐州の鬼才」を敵に回したくネェ、ってのもあるんじゃネェのかい?
沮授:ええ、それもありますね。
袁麗:徐州の鬼才ぃ?
伯姫:陳家のご子息ですか。優秀な方だとか。
袁紹:方々に敵を作るのは避けたいからな……まあ、暫くは地盤固めをするということだ。
袁麗:なるほど、りょーかい。んじゃ、あたしも頑張りますか。
袁紹:頼りにしてるぞ。
袁麗:ホホホ、あたしの働きは安くなくてっよ?
袁紹:抜かせ(; ̄ー)
高覧:明日には[業β]に配属替えか……今日は早めに寝よう。
??:(……高覧……高覧……)
高覧:な?だ、誰だ?
??:(お前に頼む……同じ……を持つお前に……)
高覧:……なんだって?
??:(お前しかいないのだ……頼む……私の代わりを……)
高覧:え……うわああぁっ!!
高覧:はっ……今のは……夢?
しかし……。
……やるか?いや、やるべきだ!このまま「その他大勢」に埋もれないためにも!
*高覧が何かに目覚めました*
審配:うわあぁぁぁぁ!!
小間:ご主人様、どうされましたか?!
審配:い、いやなんでもない。悪い夢を見ただけだ。
小間:そうですか……何か飲み物でもお持ちいたしましょうか?
審配:いや、いい。大丈夫だ。
小間:そうですか……では、失礼します。
審配:そうだ……「ヤツ」はいない。「ヤツ」はいないんだ……。
大丈夫。何も気に病むことはない……。
??:(くくく……)
【次回予告】
準備を整えた劉香蘭は、遂に軍を西へと向ける。
立ち塞がるは、天下の飛将軍、そして美周郎。
次回、第十九話「弘農攻略戦」
ワシの名は韓玄! 江夏太守、黄祖の下で扱き使われておる27歳の武将じゃ!
能力も武力50、知力19、政治19、魅力13と皆も知っているとおり中途半端なものばかりじゃ!
じゃが、こんなワシにも夢はある! それは天下統一じゃ!
今は劉表下で働いておるがいずれは独立し、ワシが天下を取ってやるぞい!
わぁ〜っはっはっはっはっはっはっ!!
シナリオは董卓が暴れておるシナリオの189年10月からじゃ! 難易度は初級である!
では、いくぞ! つまらないなら即、「やめろ」と言っても構わぬぞ!
283 :
韓玄・12代目?やっていいですか?:04/06/16 22:08
12代目じゃな
わしのデータは行方不明なっちまったですよ(ノД`)
黒歴史化して10代目としてやってもらって構わないです。
おのれ、引越し作業_| ̄|○|||
>284
それはお気の毒に…。
では、あなたの韓玄が見つかるまで私が11代目としてやってきましょう。
早くデータが見つかるように祈ってます。
あ、ついでに言い忘れましたが私のはPS2版『三国志8(通常版)』です。
【第一章 韓玄独立】
189年 10月
ワシの名は韓玄。 先ほども言ったとおり、今は江夏太守、黄祖に扱き使われておる。
毎日毎日、苦手な仕事を与えられては出来が悪くて怒られ、江夏のガキどもには「おじさん、だぁれ?」といわれる始末。
じゃが、こんな生活をするためワシは劉表の配下となったわけではないっ!
歴史に名を残す英雄となるために劉表の配下となったのじゃ!
それが、今では黄祖などの元で雑用ばかりさせられておる!
ええぃ! もううんざりじゃわ! こうなれば独立して自分で新たな勢力を作ってやるわ!
そして後の世に名を残すほどの名君となってやるわ! 見ておれ黄祖!
ワシに毎回開墾ばかりやらせ、評価が悪いと怒鳴っていたことを後悔させてやるわっ!
と、いうわけでワシは独立する準備を進めた。
黄祖「では、今月の仕事は…」
韓玄「ワシには治安を命じてくだされ!」
黄祖「じゃあ、お前開墾な」
韓玄「がぁ〜ん」
毎週、ワシと黄祖はこんな会話ばっかしておったがそれも今日までじゃ。
さらばじゃ江夏よ! さらばじゃ劉表! さらばじゃ糞黄祖よ!
ワシは今日から野に下るぞ! 下野じゃ!!
と、思ったら黄祖が来た。 今更何のようじゃ。
黄祖「待ってくれ韓玄。 考え直してみないか?(お前が下野したらパシリがいなくなる)」
誰が考え直すか。 ワシを粗末に扱ったことを後悔するが良い。
韓玄「いえ、もう決めたことですから。 んじゃ」
黄祖「そ、そうか…ならこれはそれがしの気持ちだ。 受け取ってくれ」
金50か…しけてるのう。 まあ、何も貰えんよりはマシじゃ。
では、今度こそさらばじゃ黄祖! 次は戦で会おうぞ!
【第二章 曹操と韓玄】
189年 11月
ちゅーことで、ワシは下野し新たな勢力を作るため人材探しの真っ最中じゃ。
噂じゃと董卓勢力の曹操とやらが主君と上手くいってないようじゃな。
ううむ、曹操殿の今の気持ち、ワシによーくわかるぞい。 ワシも劉表の下で働いていた時は、
似たような状況じゃったからのう。
良し、ここは一先ず曹操殿と親交を深めるとしようかのう。
ちゅーわけで、洛陽に引越しじゃ!
ううむ、流石董卓の都市かのう。 ワシの居た江夏とは比べ物にならんわ。
っと、こんなこといっとる場合じゃないのう。 さっそく曹操殿に会わなければ。
曹操「始めてお会いする。 曹操と申す」
曹操とは意気投合し長い間話し合いました。
うむ、やはり主君に恵まれぬもの、話が合うのう。
よし、この調子で曹操殿と親交を深めるのじゃ!
で、ワシは189年11月〜190年6月まで毎日のように曹操殿に会いに行った。
途中、ジュンコウとか言う奴とも会ったぞ。 こやつとも意気投合したわ。
さて、曹操殿とも信頼関係になったからな。 そろそろ良かろう!
ではさっそく曹操殿を誘って放浪軍でも…と、その前に変な奴と会ったわ。
許劭「始めまして。 私の名は許劭と申します。 実は、なかなかの人物がここ洛陽に居ると聞きましてなぁ」
韓玄「嘘つけ」
許劭「……ま、まあ良いでしょう。 ところで韓玄殿はこの後どうするのですかのう?」
韓玄「決まっているじゃろ。 独立じゃ!」
許劭「独立か! 確かに、おぬしは乱世を生き抜く力を持ってそうじゃのうー」
韓玄「何故棒読みなのじゃ」
と、いうことでワシの目標に独立勢力とか加わったがそんなもん、目標にされる前にやったるわい。
では、曹操殿とついでにジュンコウ殿も誘って放浪軍を結成しようぞ!
韓玄「皆のもの! どうじゃ! ワシと共に新しき世を作らぬか!?
もし新たな世で平和に暮らしたいものが居れば、ワシと共に参れ!」
あれ? 誰も居ない。
【第三章 人材探し】
190年 7月
…ええぃ! 曹操の臆病者めが! そんなに董卓が怖いか!
もう良いわ! おぬしなど要らぬ! おぬし以上の人材など腐るほどおるわっ!
フン! あの時仕えればよかったと後悔するが良いわ曹操!
貴様は次ワシの目の前に現れたときは斬首じゃ!
…ウウム。 曹操のあほんだらのせいで数ヶ月も無駄にしたわ。
しかも曹操を宴会に誘いまくったせいで金もすっからかんじゃ! どうするかのう…。
……と、ここでじたばたしても仕方がないのう。 良し! まだ野に埋もれている人材を
発掘しまくってやるわっ! そうと決まればここ(洛陽)に居る必要もない!
争いをさけ、秣陵に引越しじゃ!
そういえば、一度も董卓から仕官願いが来なかったな。 董卓もアホじゃのう。
ちゅーことで、秣陵に引っ越してきたぞ。 ついでに、その間に孔融と袁術が滅びてたわ。
袁術はまあともかくとして、孔融はこのときから雑魚じゃったんだな。
まあ、そんなことはどうでも良いのじゃがこの都市、だっんれもいないのう。 ワシだけか。
まあ良いわ。 では、この都市で旗揚げでもするかのう! うりゃ! ワシが旗揚げっ…あれ?
…な、なんちゅーことじゃ! 部下が一人でも居ないと旗揚げできんじゃと!?
うぬぬ…いかんのう。 このままでは孔融を滅ぼした名前を忘れた奴がこの都市まで攻めてくるわ!
早めに味方となってくれそうな武将を探さんとなぁ。
んで、8〜12月まで彼方此方で武将を探し回ったんじゃが誰もいないわ。
途中、ヤブ医者を見つけたがこいつは配下にならんしの。
「韓玄殿には車懸は向いてないですのう」って言われんでもわかっとるわ。 ワシャ、戦は嫌いじゃ。
ううむ、しかしほんっと誰も居ないのう。 誰も居ないから台風にも襲われたわっ。
ううっ、ワシの家の屋根が吹っ飛んでしまったわ。
ついでに、誰も見つからんから武力を鍛えて52まで上がったわ。 これで文官相手には勝てるな。
気づけばもう191年の1月じゃ。 6月まで誰にも相変わらず会わなかったのでいうことはない。
じゃが! 7月についに! ついに! ついにキター*・゜゚・*:.。..。.:*・゜(゚∀゚)゚・*:.。. .。.:*・゜゚・*!!!!!
おお、あまりの嬉しさに顔文字を使ってしまったわい。 こういうことだけは覚えてるんじゃの、ワシ。
まあ、そんなことはどうでも良いがやっと張英という武将と会ったわ!
こやつとも意気投合したぞ。 きっと、ワシと同じで主君に(ry
んで、8〜9月の間毎日こやつにくっつきまくったわ。
ウム。 どうやら好意になったようじゃの。 よし! 放浪軍結成じゃ!
さて、ここで我が軍の武将を紹介するとしようぞ。
韓玄:武力52 知力19 政治19 魅力13
張英:武力71 知力38 政治40 魅力45
微妙じゃが、まあ張英が武力71もあるのが救いじゃのう。
では、今回はここまでじゃ!
えーと、質問してもいいですか?
ここって誰でも乱入OKなんですか?
…私が来たころに比べ、ずいぶんと人が増えたと思います。
といっても私が仕事をサボってスカウトしてきた人たちなのですが。
古参の人たちには
「元黄巾が多い(徐南在野組)」
だの
「歳食ってるのに何であんなに(黄忠おじさん)」
「髭がいや(張松さん)」
とか散々です。
中原でいろいろ動いているようですが、北の果てのここにはあんまり関係ないです。
いきなり董卓が死んだり。(連合により)
馬さんはがんばってますねえ・・・
…わが軍は正直消極的です。
軍も二万を超えています。
そろそろ晋陽の燕さんをつぶすべきだと思うのですが。
大将は動きやがりません。
…どうせ下っ端です・・
…わが軍は正直消極的です。
軍も二万を超えています。
そろそろ晋陽の燕さんをつぶすべきだと思うのですが。
大将は動きやがりません。
193年10月の評定で、特権を使い侵攻をお願いしてみました。
初陣です…
…どうせ下っ端です・・
【初陣】
晋陽の山の間をわれわれは進んでいきます。
私の手勢は3000程度の騎馬兵です。
キョウ何とかさんが先陣を切り、砦(空っぽ)を落としていきました。
私たちは後続から続いていきます。
…大将を倒せればいいのですが。
【…】
しくじりました。
かく乱により混乱していた部隊が一つあり、周りこんでつぶしたのですが。
…私の隊はその直後ほかの部隊により壊滅させられ、とらわれてしまっていました。
晋陽の中で、助け出されたとき、同情というかなんと言うか。
女の癖に、という視線で見られたのが悔しいです・・・
次は、負けません。
一人称はえらく厳しい…ぬう。文体もかんがえねば。
すみません、袁煕で始めさせてもらっていいですか?
三国志[withPK(PS2)
195年 袁煕(初級・史実)
天下は狙わずマターリいきます。
195年7月 渤海
袁煕「とまあ、始めたワケなんだけど・・・僕って太守だったんだね」
高幹「そうですよ、北には殿の宿敵公孫サンがいます。重要な土地ですぞ」
袁煕「うん、じゃあとりあえず渤海の状況を見ようか。
・・・結構武将がいるけど、ロクなのがいないなぁ・・・」
高幹「・・・それって私も含めてですか?」
袁煕「うん」
高幹「・・・・・・」
袁煕「とりあえず田豊とか顔良・文醜あたりを移動させよう」
―実施中―
袁煕「父上に断られたよ。どーゆーこと!?」
高幹「あんた君主じゃありませんからね。とりあえず徴兵でもしてなさい」
袁煕「できないよ」
高幹「どうしてですか?」
袁煕「田豊・顔良・文醜・張コウを全部断られたんだよ。
もう行動できないみたい」
高幹「・・・ダメだ、こいつ・・・」
袁煕「次は仕事・・・?」
高幹「はい、部下に命じてください」
袁煕「・・・田疇の耕作にマルがついてるけど、これは何?」
高幹「田疇殿は耕作の特技を持ってるんです」
袁煕「要するに得意ってこと?」
高幹「そうですな」
袁煕「意欲とか提案ってのは?」
高幹「それは・・・って、あんた説明書読みました?」
袁煕「読んでない」
高幹「・・・読んでください」
袁煕「嫌だよ、活字は嫌いなんだ」
高幹「・・・・・・」
195年10月 渤海の評定
袁煕「大変だよ、大雪が降って賊が出現したよ!」
高幹「はあ、そうですね」
袁煕「どうすればいいの?」
高幹「知るか、説明書読めって!」
高幹「ところで、この3ヶ月あんた何してたんですか?」
袁煕「いろいろな場所に行ってきたよ」
高幹「要するに遊びまわってたんですね」
袁煕「違うよ!」
高幹「鍛錬とか仕事したんですか?」
袁煕「一度城壁補修と兵法の訓練をやったけど、あれは疲れるから嫌だな。
やっぱ僕みたいな貴人にあーいうのは似合わないよ」
高幹「・・・まあ、いいです。とりあえず太守の仕事はちゃんと務めてください」
袁煕「さっそく田豊と張コウの移動を父上に断られたよ」
高幹「・・・・・・」
袁煕「でも沮授や審配あたりなら・・・」
高幹「やめロォォーーー!!諜報と徴兵でもやっとけ!!!」
北平の諜報・徴兵7200人 実施
195年10月 業β
袁煕「父上、遊びに来たよ〜」
袁紹「おお、袁煕か。渤海の統治は順調かな?」
袁煕「うん、順調だと思うよ」
袁紹「そうか、それは何よりじゃ。
そうそう、せっかく来たのだから袁尚とも会っていくがよい」
袁煕「うん、そうするよ」
袁煕は父親に別れを告げ、謁見の間から退出する。
長い長い回廊を進む途中で、彼は気付いた。
袁尚の居場所を聞き忘れた。
戻って聞こうかとも考えたが、面倒くさいのでやめた。
やがて再び視線を戻した時、前方からやって来る長身の若者が目に入った。
袁煕「尚!」
そう、それは他ならぬ袁煕の弟、袁尚の姿。
身長は袁煕よりもかなり高い。加えて顔のほうもかなりの男前だった。
若干17歳であるが、生まれながらにして王者の風格を身につけている感がある。
そんなわけで、袁尚の評価は袁紹陣営の中でも高く、
彼を袁紹の後継に推そうとする一派も出てきつつあるとかないとか。
袁尚は袁煕の姿を目にし、素っ気無く答えた。
「・・・兄貴か」
袁煕「久しぶりだねぇ、元気だった?」
袁尚「・・・ああ」
袁煕「今年は大雪だねぇ」
袁尚「そうだな」
袁煕「うちの領内なんて、それに加えて賊も出てさぁ・・・もう大変」
袁尚「兄貴、悪ィ。俺、忙しいから」
甲冑をガチャガチャいわせ、袁尚は立ち去る。
無言のまま立ち尽くし、彼はこの無愛想な弟を見守っていた。
袁煕はこの弟が嫌いではなかった。
ただ彼は、人付き合いというものが苦手なだけだとわかっている。
悪気はないのだ。
ただひとつ、弟に対して許せないところがあるとすれば、
それは自分より10センチも身長が高いところであった。
外に出ると、真っ白な雪が街に舞っていた。
来月はどこに行こうか・・・などと彼は考えてみた。
195年11月 平原
袁煕「そんなわけで、今月は譚兄さんを訪ねてみたよ」
袁譚「どういうわけかわからんが、良く来た。まあお茶でも飲みなさい」
袁煕「いただきます・・・あ、これ烏龍茶だね」
袁譚「いや、爽健美茶だ」
平原の太守、袁譚。
袁紹の長男であり、当然後継者の第一候補。
優しい顔立ちをしており、家臣の中でもそこそこ評判はいい。
しかし、その笑顔の奥にある眼光は決して笑ってはいなかった。
父親の愛情厚い袁尚を、心の中で毛嫌いしている。
袁煕「じゃあそろそろ、暗くならないうちに帰るよ」
袁譚「ああ、気をつけてな。これは土産だ」
袁煕「ありがとう・・・あ、これツバメの巣だね」
袁譚「いや、スズメの巣だ」
【19:弘農攻略戦】
193年4月
程c:樊稠殿が説得に応じ、我が軍に加わりました。
それと張南殿が襄平に到着、太守の任を替わり、公孫度殿は北平に移動したと報告がありました。
香蘭:あい、分かりましたの。
程c:しかし、北平に公孫一族を集めるのは、何かお考えあってのことで?
香蘭:今はまだ内緒ですの。
それより、弘農攻略の軍を出しますの。
程c:御意。
香蘭:総大将は趙雲殿、張[谷β]殿、張燕殿が参軍ですの。
趙雲:お任せください、虎牢関の雪辱、必ずや晴らしてみせます!
張[谷β]:美しくない輩を、弘農から一掃して参りましょう。
張燕:ま、香蘭様はのんびりここで戦勝報告を待ってればええわい。
ほんじゃ、ちょっくらいってくるわ。ゴワハハハハハ!
弘農・攻城戦 劉香蘭軍10000vs董卓軍2800
劉香蘭軍
総大将:趙雲 歩兵10000
董卓軍
総大将:呂布 強弩兵1900
部将 :周瑜 弩兵 900
周瑜:呂将軍、長安まで撤退した方が宜しいのではないか?
呂布:一戦もせずに退いたとあってはこの呂布の名折れよ!
たとえ兵は少なくとも、必ずあの小娘の部下共に一泡吹かせてやる!
周瑜:(嘆息)
趙雲:四倍近い兵力差でも向かってくるか。流石飛将軍呂奉先。
張燕:ふん、情勢が読めないだけの戦馬鹿よ。ま、ワシも人のことは言えんがの。
張[谷β]:無駄な抗戦が美しくないことを思い知らせてあげましょう。
呂布:どりゃあ!!
卒壱:あべし!
呂布:せぇい!!
卒弐:ひでぶ!
趙雲:くそっ、何度みても凄まじいな。
張燕:何の何の。「人中の呂布」といえど所詮はワシらと同じ人間よ。疲れもするし、しくじることもあるもんじゃて。
張[谷β]:そうですね。無理に打ち掛かるのは止めて、遠巻きに囲みなさい!
呂布:どうしたどうした!この呂布に挑む者はいないのか!!
趙雲:生憎我らの役目はこの弘農を貴様らから奪い返すことで、貴様と武を競うことではない……やれっ!(バサッ)
呂布:なっ……投網だと?!卑怯な!!
張燕:それ、取り押さえちまえ!
呂布:お、おのれぇぇぇ!!
戦後処理
登用:朱儁
捕虜:周瑜
解放:呂布、董承
趙雲:朱儁将軍、お初にお目に掛かります。
朱儁:……劉香蘭殿の噂は聞いている。
帝を取り戻し漢朝再興を為すため、ワシも微力ながら協力させていただこう。
張[谷β]:ほう、これは美しい若武者ですね。
張燕:手ぇつけるんじゃねぇぞ、儁乂。
張[谷β]:失礼な。確かに私は美しいものが好きですが、男色のケはありませんよ。
張燕:そりゃそうと、こいつぁ江南の周家の若旦那じゃねぇかい?
周瑜:オレを知っているのか?!
張燕:山賊の情報網をなめるんじゃねえわい。ゴワハハハハハ!
張[谷β]:で、貴方はどうしますか?
周瑜:相手が例え非道な男とはいえ、一時禄を食んだは事実。……暫し考えさせてくれ。
張燕:かたっくるしい男じゃな。まあゆっくり考えるがええ。
趙雲:では、香蘭様に仕える気はないと。
董承:……帝の傍に誰も味方がおらぬでは寂しかろうて。できれば……。
趙雲:分かりました。我々が長安を奪回した後、お味方してくれることを期待しております。
呂布:……この俺を逃がすだと?何のつもりだ。
張[谷β]:いえね、一人、ここで貴方を斬っても仲間にいれても納得しそうにない人間がいるんですよ。
呂布:あの女……荊月と言ったか。
張[谷β]:ええ、次の戦場では彼女が貴方とまみえるでしょうね。
呂布:ふん……その余裕、必ず後悔させてやるわ。
一方、宛では
董卓:呂布がまた敗れただと!おのれ、情けない!
賈[言羽]:弘農にいた兵は三千足らず。流石の呂将軍でも如何様にもならなかったかと。
董卓:おのれ、それにつけてもにっくきは劉苑の小娘よ。
賈[言羽]:それより殿、急ぎ長安の防備を固めませんと。
放っておいて長安と帝を奪われては大事になりましょう。
(作者注:この時点で董卓の勢力は4都市。ただ、その全て(安定、宛、漢中)が長安と接しており、
逆に言えば長安を奪われるとこれらの都市の連絡が絶たれることになります)
董卓:む……漢中より軍を呼び戻せ。今は劉焉に構ってる時ではないわい。
賈[言羽]:御意。(しかし、そろそろ頃合いか……)
翌日
董卓:賈[言羽]、賈[言羽]!……おい、賈[言羽]はどうした?!
従者:そ、それが。賈[言羽]様のお屋敷がもぬけのカラになっております!
董卓:な、なんじゃと?!ヤツめ、どこへ行きおった!
さらに数日後
賈[言羽]:いつぞや城壁でお会いして以来ですな、劉香蘭様。
香蘭:賈文和殿……いつぞやは大変「お世話」になりましたの。それで、本日は何のご用ですの?
賈[言羽]:はい、香蘭様に我が才、使って頂こうと参りました。
程c:貴殿は董相国に仕えていたのではないのか?
賈[言羽]:あれは一時の方便で御座います。元は董卓めの隙を覗い、帝をお救いするつもりでしたが……
事今となれば、むしろ劉香蘭様を頼った方が早いかと思った次第で。
香蘭:(……程c殿……どう思われますの?)
程c:(言葉ほどの真実味は感じられませぬが……しかし、董卓を見限ったのはおそらく事実かと)
香蘭:(信用、できますの?)
程c:(香蘭様が落ちぶれぬ限りは)
香蘭:では賈[言羽]殿、我が陣営にお迎え致しますの。
賈[言羽]:よろしくお願い致します。
−オマケ・1−
荊月:〜♪(だからっだからっだからっ……ひゅんひゅんひゅん)
荊星:姉様、ご機嫌だね……。
韓恋:方天画戟に赤兎馬だものね……浮かれない方がおかしいわよ。
−オマケ・2−
高覧:(最初が肝心だぞ……)
審配:高覧殿、今度こちらに配属になったそうですな。改めてよろしくお願いしますぞ。
高覧:こちらこそ、よ魯粛(ろしく)お願い致す。
審配:……………………はう(ばたん)
高覧:ああっ、審配殿?!ケ芝(どうし)ました?!
審配:…………(あ、悪夢だ……素晴らしい悪夢だぁぁぁ……)
【次回予告】
弘農を奪った香蘭軍の、次なる目的は宛。
しかし、守将張繍は、戦う前より窮地に立たされていた。
次回、第二十話「落日の宛城」
>>285 11代目韓玄殿
遂に期待の新人が(w
やはり、このスレッドには韓玄殿がいなければ始まりませんね。
応援してますので、頑張って下さい。
>>294 劉鳳殿
なんというか……ネガティブスパイラル(汗
まー、劉虞はあんま好戦的じゃないでしょうしねぇ。
大変だろうけど頑張れ、劉鳳!
(イジケる姿に萌え<マテ)
>>300 袁熙殿
袁熙とはまた渋いところを。
のんびりまったりプレイのようですね、頑張って下さい。
……しかし、相方は「ヤツ」なのか……。
審配、倒れてないだろうな(ぉ
最近仕事が忙しく以前の更新ペースを維持できませんが、
のんびり最後まで続けていくつもりですので、なにとぞお付き合いのほど、よろしくお願いいたします。
>>313劉香蘭サマ
初めまして、よろしくお願いします。
今まで一人ぼっちで寂しかったですよぉ〜!
ホントに始めて良かったのかなぁ〜・・・などと不安だったり(笑
香蘭サマは着実に覇道を歩んでいるようですね。
統一目指して頑張ってください!応援してます。
しかし・・・男色の張[合β]もちょっと見てみたかったりもします(笑
195年12月 渤海
袁煕「とまあ、そんな感じで、香蘭サマの有難いお言葉があったワケだよ」
高幹「誰ですか、それ?」
袁煕「いや、こっちの話。
それはそうと、譚兄さんからお土産を貰ったんだ。お前にやるよ」
高幹「・・・何ですか?この妖しげな物体は?」
袁煕「○△メの巣・・・。美味しいと思うから、食べてみな」
高幹「ツバメ?」
袁煕「○△メ・・・」
笑顔で見詰め合う二人。
これ以上ない冷たい空気が、二人の間を走り抜けていった。
やがて、その沈黙を破り、高幹がぼそりと言う。
高幹「とりあえず貴様が食べてみろ」
笑顔のまま殴り合いを始める二人であった。
【番外編 盗賊退治】
張英をワシの配下にしたことにより、放浪軍も無事結成されたぞ。
わっはっはっ! これで10月にはワシの国を建てられるぞ!
思えば長かったのう…黄祖には扱き使われ曹操には裏切られとろくな人生を送ってなかったが、
それも今となればどうでもいいことじゃ! ワシの黒歴史などあっさり忘れてやるわ!
さて、暇じゃから見聞をしまくってたらとんでもないことを聞いてしまったわ!
なんと、ワシの国となる(予定)の秣陵に賊が暴れまわってるとのことじゃ!
ぬぬぬ、許さぬ! ワシの国を汚しよって! 張英よ! 蹴散らしてしまうのじゃ!
…と、命令しようとしたらこやつ。 酒場で酔いつぶれてたわ。
いざと言う時に使えん奴じゃのう。
…ウヌヌ、なんじゃか知らんが民の視線がワシのほうを向いておるぞ。
ワシは嫌じゃぞ! 賊なんかに勝てるか! こうなれば気づかん振りして家に避難じゃ!
と、思ったらうっかり治安コマンドの討伐をプレイヤーが押しおったわ! それほどこやつはワシの負けっぷりを見たいのか!
仕方がなく、ワシはいやいや賊の元へと向かって行った。
途中、何度も逃げようとしたが憲兵の目が鋭く逃げ出せんかった。 くそっ。
ちなみに、賊の親玉は陳横と言うものじゃった。
韓玄「ぞ、ぞぞぞ、賊ども! きょ、今日こそ成敗してくれれ、れる!」
陳横「フン。 誰だか知らんが俺様ちゃんの邪魔はさせねえぞ!」
こうしてこやつとの一騎打ちが始まった。 ちなみに、奴に武力は61じゃった。 運がよければ相打ちくらいはしそうじゃな。
韓玄「お、おぉぉ! こうなればワシも一応武将タイプじゃ! この韓玄の実力を見よ!(ブゥン)」
陳横「フン? なんだ? まさかこれで攻撃か? 馬鹿が、武器はこうして使うのだ!(ズバァァッ!)」
韓玄「ギャァァッ! ひっ、ひぃい! た、助けてくれぇぇぇ!(プゥゥン!)」
陳横「ムッ!? うおっ、し、しまっぐげっ」
韓玄「あれ?」
なんじゃか知らんがワシが目を開けた時には陳横が横たわってたわ。
わっ、わっはっはっ。 ワシがその気になれば賊ごとき、屁でもないわっ!
【第四章 秣陵旗揚げ】
192年 1月
豪傑二人を配下に加え、いよいよワシが天下を名乗り揚げるときがきたわっ!
わっはっはっ! それ、旗揚げじゃ! 今こそワシが天を奪ったる!
町人「おお、韓玄様がついに立ち上がれたか。
これでこの地も安泰だ!」
韓玄「おぬし、目が笑っとらんぞ」
ワシが旗揚げした直後、孔由が滅びたようじゃがそんな奴どうでもいいわい。
192年 7月
領地を得たのはいいがまだ生憎まだワシの部下は二人しかおらん。
周りは空白地だらけじゃから取るのは簡単じゃが、とっても他勢力に取られるのは目に見えておる。
とりあえず人材集めにワシは専念した。 が、その時世を騒がせる事件が起きた。
なんと、反董卓連合軍が結成されたらしい。
じゃが何故ワシのところに連合の誘いが来ないのじゃ。
192年 8月〜12月
ワシが人材発掘しまくったおかげで、周キン、厳輿とこれまた武力だけ高い豪傑を仲間にすることができた。
クアァックアックアァッ。 これで戦争はこいつらにまかせっきりにできそうじゃわ。
と、そんなことをしている間に董卓が隣までいつの間にかやってきた。
れ、連合軍は何をしているんじゃ!
【最終章 天下を夢見て】
193年 1月
ワシの恐れていたことがおきた。
なんと、ついに董卓がワシの領地に攻めてきたのじゃ。
ぬぬぬっ! ゆ、許せん! ワシを馬鹿にしよって!
じゃがまあいい。 向こうも人材が揃っているが、こちらも人材は揃っている。
董卓など恐れるに足りん! ゆけぃ! 張英! 陳横! 周キン! 厳輿!
ワシらの恐ろしさを見せてやれぃ!
韓玄軍兵力:5300
董卓軍兵力:55400
ワシの軍は10ターンも立たないうちに瞬殺された。
ワシは董卓に捕らえられ、董卓の元へと連れて行かれた。
うぬぬ、まあこうなったら仕方がない。 奴の下で働く振りをしてその後…
董卓「お前を生かしておく道理はない」
韓玄は処断されました。 韓玄の勢力が滅亡しました。
こうしてワシは、久々にあっさり死んだ韓玄として世に伝えられるのだろう。
ちなみに、その後連合軍が狂ったように董卓を潰したのは言うまでもない。
〜終〜
…と、言うことでわずか4年あまりであっさり韓玄は滅びてしまいました。
やはり、へタレの自分では韓玄は無理だったか OTL
ですが、普段とはまた違う面白さを体験できたと思います。
次はビホウあたりでやってみようかな……。
とりあえず、あっさり死んじゃってすみません。 次はもっと腕を磨いてから再挑戦してみます。
>韓玄11代目殿
むむ、残念…。しかしこの勝てなさっぷりが
韓玄らしいと言えなくもありませんね。
またのチャレンジをお待ちしております。
他のリプレイヤーの皆様もがんがって下さい。
私はそろそろ名無しに戻ろう…。
196年1月 渤海の評定
袁煕「暇だから出陣しようか」
高幹「ええェー!そんな安易に!!」
袁煕「大丈夫、兵力的にもかなり優勢だし、多分楽勝だよ」
高幹「しかし、北平にはかの白馬義従を率いる公孫サンがおりますし、
その配下の趙雲もかなりの名将と聞いております。楽観的に見るは禁物かと」
袁煕「大丈夫、大丈夫。それ行けー!」
袁煕軍、北平に出陣。
袁煕(弩兵1万)、高幹(軽騎8千)、田疇(歩兵8千)
田疇「間者の報告によりますれば、敵軍の総数はおよそ1万7千。
前線の砦に陣を張り、こちらを待ち受けている様子であります」
袁煕「ああ、ご苦労。それじゃ進軍開始!
僕は後方支援に徹するから、高幹&田疇よろしくね!」
高幹「は、はぁ・・・(そんなら1万も兵率いてんじゃねーよ!)」
袁煕軍は順調に進軍、渡河を果たした辺りで敵軍とぶつかる。
高幹と公孫続とのぶつかり合いにより、北平の戦いの火蓋は切って落とされた。
袁煕「おお、高幹の奴けっこうやるなぁ。
それ、田疇、高幹の支援に当たれ・・・っておい!何故僕より後方にいる!」
田疇「すみませぬ。何分率いているのが歩兵ですので・・・」
田疇の部隊が戦闘に加わる。
対して敵には趙雲率いる弩兵部隊が加わった。
一進一退の攻防。しかしこちらの兵数は敵のおよそ2倍。
公孫続は高幹の乱撃により捕縛され、
山頂で善戦した趙雲軍も、田疇の落石の策により混乱、やがて力尽き壊滅となった。
袁煕「よし、よくやった!」
高幹「あ、あんたは無傷なんですね・・・」
袁煕「失礼な、ちゃんと弓で支援しただろう?」
高幹「ああ、あの全く当たらない斉射ですか・・・」
その勢いのまま、高幹が砦に迫る。
しかし、そこに待っていたのは5千の兵を率いる公孫サンであった。
高幹軍、公孫サンの車懸により壊滅。
ここで味方の援軍(王修&辛ピ)およそ1万が加わる。
対する敵軍にも公孫範率いる1万の兵が加わった。
こうなると、もはや乱戦模様。
しかしジリジリと押さているのは袁煕軍。
兵力差は次第に縮まり、ほぼ互角となるまでになった。
散々にやられた袁煕は兵数2百となり、必死に逃げ回る始末。
援軍(王修&辛ピ)も、もはや使い物にならない状態。
その中で獅子奮迅の活躍をした田疇。
後方に回り込み、関靖を壊滅させた後、そのまま公孫サンを攻めこれを壊滅。
公孫範の兵はおよそ6千を残していたが、正規軍が全滅したため撤退を始めた。
かなりきわどい戦いであったが、からくも袁煕軍は勝利を収めることができたのであった。
袁煕「やった!勝ったね!!」
田疇「こちらもかなりの犠牲が出ましたがね・・・」
袁煕「譚兄さんが悪いんだよ、あんな武力の低い奴らを援軍を送るから!
でもまあ、いいじゃない。勝てたんだからさ」
田疇「はあ、そういえば戦後処理で
高幹殿が渤海の太守になられましたな」
袁煕「うん、僕の副官がいなくなっちゃったよ。
そうだ、今回の勲功に報いて、お前を僕の副官に任ずる!」
田疇「えェー!?(か、勘弁してくださいィ・・・)」
>11代目韓玄殿
>ワシらの恐ろしさを見せてやれぃ!
>韓玄軍兵力:5300
>董卓軍兵力:55400
爆笑してしまいました。
最高ですね・・・って失礼。
五代目韓玄様が言うように、韓玄らしいっちゃーらしいかも。
リプレイお疲れ様でした!次回のリプレイ楽しみにしてますね!
196年4月 北平の評定
馬騰が天水に進出
李カクが洛陽に進出
北平の方針が内政重視となる
北平に武将が移動してくる(顔良、文醜、張コウ、袁尚)
田疇「やりましたね、袁紹陣営の名立たる将軍が移動してきましたね」
袁煕「う、うん、そうだね・・・」
田疇「どうしたんですか?前はあんなに移動して欲しがってたのに」
袁煕「・・・そうなんだけどさ、顔良や文醜って、間近で見ると怖いよね・・・」
田疇「・・・・・・」
渤海の袁紹軍が薊に進撃、援軍を求められる。
伝令「渤海の高幹様が軍を発せられました、つきましては援軍を求めたいと」
袁煕「わかったよ」
伝令「はっ、宜しく願いまする」
袁煕「よしっ、尚!出陣だよ!!」
袁尚「・・・ああ」
薊へ援軍に向かう
袁煕(弩兵7千)、袁尚(重歩7千)
袁煕「到着したみたいだね」
袁尚「ああ、戦闘はまだ始まっていないようだ」
状況:袁紹軍56200VS19200公孫サン軍
袁煕「やっほー援軍に来たよー!」
高幹「うぉっ!な、何故あんたがッ!?」
袁煕「だって援軍欲しいって・・・」
高幹「顔良&文醜殿は・・・?」
袁煕「置いてきた」
高幹「・・・(し、勝算が狂った!)」
ともかく高幹軍は敵軍の倍以上。意気揚揚と進軍する。
しかし、突出した陳琳隊が城壁前で敵に包囲され壊滅。
さらに同じく突出した蒋義渠隊も同上。
序盤は、突出した部隊が各個撃破されるという最悪な展開で始まる。
やがて後続部隊が続々と到着、激しい戦闘が繰り広げられる中、
袁煕は付近の山頂に布陣し、当たらない斉射を敵陣に向けてひたすら放っていた。
状況:袁紹軍37044VS14167公孫サン軍
袁煕「あ、尚の部隊が混乱してる!」
兵士「いかがしましょう?」
袁煕「・・・仕方ない、怖いけどちょっと近付いて沈静させようか」
袁尚部隊の沈静には成功したものの、
袁煕隊は戦場に近付きすぎ、乱戦に巻き込まれることとなる。
一方、回復した袁尚隊は勇敢に戦った。
公孫サン隊にひたすら攻撃を続け、ついには高幹が公孫サン隊に止めを刺した。
主を捕縛されたため、敵軍の士気は低下。
それまで奮戦した趙雲隊も、ついには高幹・呂威コウの包囲を受け、壊滅。
最後は袁尚隊が陳震隊を壊滅させ、戦場における敵軍は全滅する。
戦闘は攻城戦へと移行いていった。
袁煕は味方の後方に布陣し、ひたすら待機する。
高幹「こらぁー!こっちに来て戦わんかい!!」
袁煕「・・・仕方ないなぁ」
袁煕隊が城壁に近付く。
しかし、その途端雨のような矢が降り注いだ。
袁煕「わぁぁー、やめて!他の部隊を標的にしてよっ!!」
再び袁煕は後方に退いた。
攻城戦は続くが、城内の敵軍はどんどん回復をしていく。
反対に味方はどんどん敵の矢に倒れ、ついには兵力差が逆転した。
袁尚「兄貴、もう勝算はない。撤退しないか?」
袁煕「そうだね、もう飽きたし」
高幹「ちょ、ちょっと待てェェーー!!」
袁煕&袁尚部隊撤退。
結局、薊の攻防戦で袁紹軍は敗北した。
戦後処理
陳琳が公孫サンに登用される。
196年7月
馬騰を盟主とする反李カク連合が結成される。
参加勢力(馬騰、曹操、袁術、劉表)
劉璋軍が永安を領有する。
196年10月 北平の評定
袁煕「何にもないね」
田疇「はい、これといって・・・」
袁煕「あ、そういえば、こないだ顔良に無理矢理『突撃』を教わったよ」
田疇「まあ、袁煕様は弩兵での後方支援が得意ですから、
必要ないといえば必要ないかもしれませんね・・・」
袁煕「うん、おかげで筋肉痛・・・あれ?文醜だったかな?」
田疇「・・・お二人の区別がつかないんですね」
袁煕「うん」
197年1月 北平の評定
関靖「大変です、北平に大量の兵士が派遣されてきました!」
袁煕「いいじゃない、多いに越したことないし」
関靖「しかし、このままですと・・・
秋の収穫時に大幅な赤字が出ます」
顔良「ガハハ!いいじゃねぇか。公孫サンを攻めようぜ」
文醜「ブハハ!そうそう兄者の言うとおり!」
関靖「しかし、北平は内政重視でござる」
顔良「俺たちがここに派遣された、そして兵士を増強されたってこたぁ、
暗に『公孫サンを攻めろ』って言ってるんだと思うねェ〜俺としては」
文醜「ブハハ!兄者の言うとおり!!太守様のお考えはどうですかな?」
顔良&文醜が袁煕に詰め寄る。
その様子は、二匹の巨大熊に睨まれた小鹿のようであった。
袁煕は真っ青な顔をして言い放つ。
袁煕「出陣!」
第二次薊攻略戦
編成
袁煕(弩兵1万)、袁尚(軽騎8千)、張コウ(軽騎8千)
顔良(重歩8千)、文醜(重歩8千)
袁紹軍42000VS19900公孫サン軍
張コウ&袁尚の軽騎部隊が先鋒として進軍する。
すぐに敵前衛砦に迫った。
張コウ「後続が追いついていない、慎重に進め」
袁尚「ああ、わかってる」
伝令「先鋒部隊の報告によると、前衛砦に敵軍はいない模様」
袁煕「りょーかい、しかし・・・顔良&文醜は遅いなぁ」
折りしも天候は雨天、重歩部隊を率いる二人の進軍はすこぶる遅い。
やがて渤海から、高幹率いる援軍が到着した。
援軍部隊(高幹、陳震、呂威コウ、蒋義渠、閻柔)
袁紹軍77900VS19900公孫サン軍
高幹「おお、両将軍。お先に失礼するぞ」
援軍の騎兵部隊が二人を追い越してゆく。
文醜はそんな様子を不機嫌そうに見送った。
文醜「あ、兄者ァ・・・追い抜かれちまったよォ・・・」
顔良「ガハハ!心配するな、奴らじゃ苦戦するに決まってる。
そこに我々が颯爽と登場、その先は・・・わかるな?」
文醜「美味しいところを貰おうってワケだな!」
顔良「そうよ!」
文醜「ブハハ!流石は兄者!!」
顔良「ガハハ!それじゃ進むぞ、弟よ!!」
ノロノロ・・・
その頃、猛進する袁尚隊に、趙雲隊の斉射が降り注いだ。
さらに側面より公孫サン隊の車懸。大打撃を受ける。
袁尚「くッ・・・小癪な!」
張コウ「尚殿、援護するぞッ!!」
袁尚「・・・有難い。我々も突撃だッ!!」
張コウ&袁尚の突撃により、公孫サン隊はほぼ壊滅状態に陥る。
そんな様子を、得意の山頂布陣で見守る部隊があった。
袁煕「おお、軽騎部隊、頑張ってるねェ〜。よし、援護せよ!」
しゅぱぱぱぱ・・・
袁煕隊の弓攻撃により、公孫サン隊は壊滅した。
張コウ「あっ・・・袁煕様・・・」
袁尚「兄貴の野郎・・・美味しいとこ持ってきやがった・・・」
これにより、敵軍の士気は低下。続々と混乱する部隊が出る。
公孫範「ちっ、これでは戦にならぬ!」
趙雲「落ち着いてくだされ、私はあの山に布陣する弩兵隊をどうにかする。
公孫範殿は、城壁に迫る騎兵部隊をどうにか止めてくだされ!!」
公孫範「・・・うむ。わかった」
公孫範隊が、城壁に突進する袁尚隊の側面を突いた。
これにより、袁尚隊は壊滅してしまう。
袁煕「ああっ!尚の部隊が・・・!!」
兵士「報告!山を登ってくる敵部隊あり!!」
袁煕「えぇ?何だって!?」
趙雲「敵軍が見えたぞ、斉射せよッ!!」
袁煕「うわぁ〜、引け、引けぇー!!」
大打撃を受けながら袁煕隊は後退する。
そして安全圏に入ると、部隊を反転させ、叫んだ。
袁煕「くやしいから、こちらも斉射だ!」
兵士「当たらないんだから、やめときなさいって・・・」
袁煕「うるさい、斉射!」
・・・運良く当たった。
趙雲「ぐっ・・・!」
斉射を受け、山を転げ落ちる趙雲隊。
そこに援軍部隊の先頭、高幹隊が偶然通りかかった。
高幹「おッ、敵軍だ。攻撃せよ!」
趙雲隊、高幹隊の攻撃により壊滅。
城壁前で奮戦していた公孫範隊も、張コウ隊の攻撃により壊滅した。
これにより、今回の戦闘はほぼ決したといっていいだろう。
袁紹軍66888VS7734公孫サン軍
援軍も加わり、混乱している敵軍は次々と壊滅してゆく。
そんな頃、山頂にいる袁煕隊の元へ、あの両将軍が到着した。
顔良「フゥフゥ、やっと着いたぞ、前線じゃ」
文醜「ハァハァ、これから我らの華麗な活躍が・・・」
袁煕「あ、ご苦労」
顔良「おお、袁煕様。戦況はどうですかな?」
文醜「我らが来たからには、もう心配ありませぬ・・・ってアレ?」
山頂から見渡せる戦況を見て、二人は固まった。
顔良は目を丸くさせ、硬直した。
文醜は目を数回こすり、同じく硬直した。
城壁前では、敵軍最後の部隊である公孫続隊を、
今まさに閻柔隊が壊滅させんとしているところであった。
顔良「や、やめろォォーー!!」
文醜「我らの美味しいところがァァーー!!」
敵軍全滅。
顔良&文醜隊、出番なし。
こうして第二次薊攻略戦は幕を閉じ、
公孫サンの勢力は歴史から姿を消したのであった。
袁煕 曰く、
「てか、君たちいらなかったね」
戦後処理
敵将は公孫サンを含め、全員帰順。
袁尚は北平の太守となった。
【20:落日の宛城】
193年5月
程c:董卓も無能ではありませんな。素早く長安に兵を帰したようです。
香蘭:趙雲殿にはしばらく弘農で待機してもらいますの。
程c:持久戦と参りますか。
193年8月
程c:ようやく華雄が降ったそうですな。
香蘭:粘り強く説得した甲斐がありましたの。
程c:ところで香蘭様。董卓は、宛に呂布を就かせたそうにございます。
香蘭:兵力は?
程c:増強されていないようですな。
香蘭:じゃあ兵力を抱える前に韓恋、荊月、荊星に攻めさせますの。
程c:御意。
宛・攻城戦 劉香蘭軍10000vs董卓軍1700
劉香蘭軍
総大将:韓恋 歩兵10000
董卓軍
総大将:張繍 強弩兵1200
部将 :呂布 弩兵 500
張繍:これしきの兵で守りきれるわけがない……なぜ董相国は兵を回して下さらぬのか!
呂布:帝がいる長安の守兵は割けぬ。
張繍:…………(董卓め……ワシを切り捨てたな!)
韓恋:策も何もない、一息に粉砕するのよ!
兵卒:おー!!
韓恋:さて、前哨戦ということで……荊月、行ってらっしゃい。
荊月:(こくん)
荊月:私は荊厳が娘、荊月!呂奉先、今一度私と勝負しろ!!
呂布:くそっ……あいつまで出てきたのか。
荊月:どうした、呂布!臆したか?!
呂布:ふん、一騎打ちばかりが戦ではないわ!!
荊月:(へ ̄#)
荊星:どうやら、出てきませんね。
韓恋:しょーがない、総攻撃。
戦後処理
登用:張繍
捕虜:皇甫嵩、王允、牛金
七星の剣(偽物)を入手。
韓恋:呂布には逃げられたか……。
荊月:長安で、決着をつけます。
荊星:姉様が燃えてる……。
韓恋:皇甫嵩、王允、牛金は降伏しないため、捕虜と。
荊星:皆マジメだね。
韓恋:悪いことじゃないけどねー。真面目一方もどうかな。
荊星:にしても七星剣。本物かと思ったんだけどなぁ。
韓恋:王允殿が持ってるならともかく、持ってたのが牛金じゃね……むしろ妥当じゃない?
韓恋:さて、次は……。
張繍:降伏する、だから縄を解いてくれんか。
荊星:はやっ!
韓恋:……ワケアリ?
張繍:訳有りか、だと?ふん、最前線に寡兵と共に放り出され、
挙句頼みの綱だったはずの呂布は董卓のお呼びとかでさっさと引き揚げ。
これ以上の訳がいるのか?!
韓恋:なるほど……分かりました、我が陣営でお迎えしましょう。
張繍:よろしくお願いする。
193年9月
程c:皇甫嵩殿が協力することを承知して下さいました。
香蘭:黄巾の乱で功績のあった方ですのね。
程c:出来うるなら、後は廬植殿にも来て頂きたいところですな。
香蘭:長安を落として、帝を取り返せば来て下さるかも知れませんの。
程c:ええ。……後、[業β]の審配殿より、臧覇という人物を登用したと連絡がありました。
【次回予告】
于吉より知らされた凶報。
だが、香蘭はそれを乗り越え、洛陽侵攻の兵を起こす。
次回、第二十一話「雪中の血戦」
>>315袁熙殿
男色家の張[谷β]……面白いよーな怖いよーな。
それはさておき、順調に地盤は固まってるようですね。
しかし、いつも咬ませ犬だな公孫勢力……(哀)
顔良、文醜は我が方でも袁紹や息子たちの下で頑張っております。
>>316韓玄11代目殿
えーっと……お疲れ様でした(苦笑)
まあ、このへっぽこぶりもある意味らしいというか。
これに懲りず、また挑戦なさって下さい。
ごめんなさいごめんなさいごめんなさい。
OS吹っ飛ばしてしまいました。
トリップも埋もれていたはずの8データも綺麗さっぱり消えました。
鬱。
バックアップ取ってりゃよかった…。
という事で本格的に継続不可能な状況に追い込まれますた。
本当にごめんなさい。
197年4月 薊の評定
薊の方針が晋陽の制圧となる。
陳琳が渤海の太守となる。(高幹は平原に異動)
顔良「袁煕様、殿より晋陽攻略を命ぜられたようですな!」
袁煕「うん、でも期限は1年だから、マターリやるつもりさ」
文醜「何を悠長なことを言っておられる!
早ければ早いほど良いではありませぬか!!」
顔良「弟の言うとおりでござる。
まさに今は機を見るに敏、ご決断を!」
袁煕に詰め寄る顔良&文醜。
その様子は、二匹の巨大熊に睨まれた小鹿のようであった。
袁煕は真っ青な顔をして言い放つ。
袁煕「出陣!」
晋陽攻略戦
袁煕「僕はいつもどおり弩兵ね。
顔良&文醜は・・・前と同じで・・・」
その瞬間、袁煕は凄まじい殺気を感じた。
ゴゴゴゴゴゴゴ・・・
顔良&文醜は何故か小声で、馬について語り合っている。
文醜「兄者・・・馬っていいよな・・・」
顔良「うむ、馬って素敵だよな・・・」
袁煕「・・・重騎部隊にしようか」
編成
袁煕(弩兵1万)、張コウ(重歩9千)
顔良(重騎9千)、文醜(重騎9千)
袁紹軍37000VS18000張燕軍
晋陽に到着するや否や、さっそく進撃する顔良&文醜。
瞬く間に、敵前衛砦に迫る。
顔良「むっ、敵影はなしか・・・」
文醜「残念だな、兄者」
袁煕「やあ、君たちご苦労」
顔良&文醜「何ィィーー!?」
固まる両将軍。
袁煕は後方の山を指して言った。
袁煕「山をショートカットしたんだよ。張コウもすぐ後ろまで来てる」
顔良「弟よ、こうしてはおれぬぞ!」
文醜「うむ、一番槍は我々ぞッ!!」
疾風の如く進撃を再開する顔良&文醜。
しかし、ほどなく行った所で、突然左側の山から無数の岩が降ってきた。
顔良&文醜「な、何故ェェーー!?」
岩罠にかかり、両部隊は打撃を受け混乱する。
その間に袁煕隊がすぐに追い付いた。
袁煕「僕がこんな前線にいるなんて、どーゆーことだよ。しっかりしてくれ」
顔良&文醜「ムムム・・・」
顔良は何とか自力で回復。しかし文醜の混乱は治まらない。
顔良「仕方ない、わしは進撃を続けるぞ!アディオス!!」
文醜「ま、待ってくれ!兄者ァァーー!!」
文醜を残し、顔良は颯爽と進撃を開始した。
顔良「城門にかなり迫ったようじゃな。
敵が布陣している筈、速度を落とせ」
ほどなく前方に敵の3部隊(張燕、卞喜、スイ固)が見えた。
すると、速度を落とした顔良隊の横を、
凄まじい速度で駆け抜けるひとつの部隊があった。
顔良「何ィ、文醜!?」
文醜「ハッハッハッハァ、一番槍は貰いじゃァァ!!」
文醜隊は、袁煕の沈静によりすぐに混乱を脱していた。
そのまま文醜隊は卞喜隊へ突撃する。
晋陽の戦いの火蓋が切って落とされた。
袁紹軍33502VS18000張燕軍
とはいっても、この兵力差。
しかも袁煕軍は袁紹陣営屈指の名将揃い。(袁煕を除く)
卞喜隊は文醜隊の突撃により壊滅し、
スイ固隊も顔良隊の突撃により、壊滅を余儀なくされた。
これはたまらぬと、張燕は城内へ逃げ帰る。
晋陽の戦いは攻城戦へと移行していった。
文醜「ちくしょォォー!出てきやがれ!!」
顔良「ええい、城門を破壊せよ!」
ちまちまと城門耐久力を減らす顔良&文醜。
その横で、張コウが堂々と叫ぶ。
張コウ「攻城ッ!!」
顔良&文醜「な、何ィィーー!?」
張コウの特技『攻城』の大活躍により、晋陽は陥落した。
戦後処理
第一戦功は文醜、第二戦功は顔良、第三戦功は張コウとなった。
文醜「ブハハ、残念だな兄者よ!」
顔良「ムム・・・やはり一番槍を取られたのがまずかったか」
その横で、ひっそりと話す袁煕と張コウ。
袁煕「すまなかったな、張コウ」
張コウ「いいんですよ、こうでもしないとお二人は納得しますまい」
評定の間に、顔良&文醜の豪快な笑い声が響いていた。
戦功の判定基準に、二人の暖かい心遣いがあったことを、この両将軍は知らない・・・
張燕勢力は滅亡し、敵将は全員帰順。
公孫サンが薊の太守となった。
>劉香蘭さま
はい、マターリやるつもりが、ついつい暇で戦争ばっかし。
でも袁煕は次男ですから、どーせ後継ぎにはなれないんでしょうけどね。
公孫勢力は強いです。でも悲しいかな、地盤が貧弱すぎる・・・
>10代目韓玄さま
ドンマイ、これにめげず頑張ってください。
やっぱこのスレの醍醐味は荊州弱小カルテット。
もし宜しければリスタートしてはいかが?
僕もいつかは挑戦してみたいです。
197年7月 晋陽の評定
晋陽の方針が上党の制圧となる。
審配、公孫範が異動してくる。
卞喜を北平に異動させた。
趙雲を北平から呼び寄せた。
袁煕「何だか最近、異動希望が通るようになったなぁ」
張コウ「袁煕様はなかなかの実績を上げておりますからな。
殿もそれを認めてくださったのでありましょう」
袁煕「うん、そうかもね。それはそうと、
今回、晋陽の方針が上党制圧になったんだけど、あの二人には・・・」
張コウ「はい、内緒の方向で・・・」
袁煕「うん、頼むよ」
あの二人とは、無論あの両将軍のことであった・・・。
197年10月 晋陽の評定
審配「劉璋が上庸を制圧したようにございます」
袁煕「あ、そう。どうでもいいや」
審配「ですよね〜。華北の出来事じゃないし」
袁煕「それより、史記の4巻は見つかった?」
審配「それが・・・晋陽の書店には在庫がないようでして、
ただ今、業βの大型書店に発注したところであります」
袁煕「うん、早く頼むよ。田舎は暇で仕方ないや」
などという、適当な評定をしていると、
突然、轟音とも呼べる足音が鳴り響いてきた。
扉が凄まじい勢いで開く。
そして巨大な二人の人影が現れた。
顔良「袁煕様、殿に上党攻略を命ぜられたようですなァ!」
文醜「黙っているとは水臭いィ!!」
袁煕「あ、あ、ああぁ・・・」
(以下略)
袁煕軍は上党へ出撃した。
<編成>
袁煕(弩兵1万)、顔良(重騎8千)、文醜(重騎8千)
張コウ(重歩7千)、趙雲(弩兵7千)
出撃した袁煕軍。
さらに業βから、袁紹自ら率いる援軍が加わる。
袁紹軍およそ9万。対する張楊軍はおよそ1万8千。
楽勝でした。
<戦後処理>
帰順:楊醜・董昭
解放:張楊・劉豹
公孫範が晋陽の太守となった。
197年12月
業βに遊びに行った袁煕。
そこで袁紹に女性を紹介され、すぐさまスピード結婚。
盛大な結婚式が挙行され、上党に帰還したのは月末だった。
張コウ「おかえりなさいませ」
袁煕「うん、ただいま」
張コウ「奥方を迎えられたそうで、おめでとうございます」
袁煕「う、うん。ありがとう・・・」
張コウ「どうしたんですか?元気がありませんね」
袁煕「それがね・・・妻の名前がわからないんだ」
張コウ「ハァ?」
袁煕「漢字も、読み方もわからないんだよ」
張コウ「・・・どんな漢字なんですか?」
袁煕「凧思函・・・みたいな感じ」
張コウ「・・・何でしょうね、コレ?」
袁煕「さぁ・・・」
198年1月 上党の評定
劉表軍が柴桑を領有した。
袁紹陣営で、公孫サンを都督とする第二軍団が発足。
袁煕、四品官となる。
上党の方針が、洛陽の制圧となる。
張燕・審配が異動してくる。
上党の宮城へ、ひとりの男が入ってゆく。
片手に酒瓶を抱え、その足取りはすこぶる危なっかしい。
不審者と思った衛兵は、その男を呼び止めた。
男は衛兵を怒鳴りつける。
「無礼な、俺は高幹!袁家の一族だぞッ!!」
袁煕「久しぶり・・・しばらく見ないうちに、やさぐれたねェ・・・」
高幹「仕方ねェだろうが。毎日毎日、あの馬鹿(袁譚)に愚痴ばかりこぼされてよォ、
酒でも飲まねェとやってらんねぇっての!チクショォオ!!」
ゴクゴクゴク・・・(酒瓶イッキ)
結婚&昇進により、袁煕と袁譚の功績は逆転していた。
袁煕13149(袁紹陣営4位)、袁譚12140(同6位)
また、名声はダントツで袁煕が勝っている。
袁煕12950(袁紹陣営4位)、袁譚9054(同10位)
要するに、袁家の長男としては弟の活躍が面白くないワケである。
高幹「うぃ〜、そりゃあテメェが無能だから悪いんだっての。
何にもしねぇで功績が上がるワケねェっての。なぁ?」
袁煕(うわっ、酒クサッ!)
高幹「それに比べて、あんたは・・・エライっ!」
袁煕「まあ、それは置いといて。
高幹、お前・・・城門で叫んだらしいね」
高幹「ああ、それがどーした!叫んじゃ悪いってのかぁ!?」
袁煕「違うよ。お前って僕の一族だったんだ」
高幹「今まで知らなかったのかッ!」
※高幹は袁紹の甥です。
楊醜を平原へ異動させた。
高幹を平原から呼び寄せた。
審配を上党の軍師に任命。
あと、オマケで徴兵実施。
毎回二将軍に怯える袁煕がイイ
198年4月 上党の評定
袁煕「あ、そういえば、史記の4巻はどうなった?」
審配「それなんですが、晋陽に届けられてしまったようで、
ただ今、上党へ配送中にござります。申し訳ない・・・」
袁煕「そっか、戦で晋陽から移動しちゃったものね。
仕方ないや、届くのを待ってるよ。もう最近暇でさぁ・・・」
などという、適当な評定をしていると、突然、轟音とも呼べる足音が鳴り響いてきた。
袁煕の体が硬直する。この足音は間違いない、あの両将軍のものだ!
そして扉が凄まじい勢いで開き、巨大な二人の人影が現れた。
袁煕「・・・」
袁煕は黙したまま、二人の動向を注視する。
ところが、二人は特別な行動を起こすまでもなく、そのまま自分たちの席についた。
袁煕の口がポカンと開く。予想外の行動だった。
審配「両将軍・・・、体調でも悪いのですかな?」
顔良「・・・我らは常に健康体だが」
文醜「軍師殿、何故そのような質問を?」
審配「いや、私はいつものように出陣出陣と、
お二人が騒ぎ立てるパターンかと思ったのですが・・・」
顔良「フッ・・・」
文醜「軍師殿、我らとて、それほど戦馬鹿ではない」
顔良「その通り。李カク軍は中央を征した、あの董卓軍の生き残り。
今までの敵とは比べ物にならぬ。我らとて簡単に戦を提言できぬ」
袁煕「・・・・・・」
袁煕は少し、この二人を見直していた。
ただただ戦と、考えなしに進言していたワケではなかったのだ。
張燕・張楊は確かに弱小勢力だった。
それゆえに早目の制圧を考え、強硬な出陣論を掲げたのだろう。
さすがは歴戦の勇者。袁紹陣営の二枚看板と言われるだけはある!
顔良「し・か・しィ!」
一喝に似た顔良の声に、袁煕は我に返った。顔良が続ける。
顔良「忠孝あつい袁煕様のこと。殿に洛陽制圧を命じられた以上、
このまま上党に篭り、無駄に日々を過ごすことはあるまいなァ・・・」
文醜「うむ、わしもそう思う。たとえ兵力差は拮抗していようと、
殿の期待に答えるべく、洛陽に出陣されるのであろうなァ・・・」
二人はお互いの顔を見合わせ、感慨深げに何度も頷いた。
そして同時に袁煕に視線を送る。
その鋭い眼光の中に、袁煕は確実な殺気を感じた。
袁煕「出陣!」
もはやパブロフの犬状態。
気が付けばそう叫んでいる自分がいる。
顔良「おお、やはりそうでしたか!」
文醜「実は袁煕様の考えを察し、既に城外に遠征軍を編成しておりまする!」
袁煕(こ、こいつら・・・)
やはりこの二人は戦馬鹿だ・・・。袁煕はそう思った。
洛陽攻略戦
<編成>
袁煕(弩兵1万)、趙雲(弩兵1万)
顔良(重騎1万)、文醜(重騎1万)、張コウ(重歩1万)
袁紹軍50000VS36200李カク軍
進撃する袁煕軍は黄河に迫った。これを渡河すれば、洛陽は目前。
諸将が次々と渡河していく中、袁煕隊が運悪く水罠にかかる。
河に投げ出され、必死に転覆した船にしがみ付く袁煕。
その横を何食わぬ顔で顔良が通過した。
袁煕「こら、僕を助けろ!」
顔良「イ`」
ただそれだけを言い残し、顔良は渡河を果たした。
ここで弘農からの援軍が敵に加わる。
袁紹軍48948VS45600李カク軍
やがて、顔良が敵前衛砦に迫る。小高い山の頂上に設営された砦。
そこに無数の旗が掲げられているのを、顔良は確認した。
顔良「むぅぅ・・・厄介なことになった」
文醜「騎馬隊は山岳地帯の行動に向かぬ。
どうする兄者。無視して城を叩くか?」
顔良「いや、補給線を越えるのは好ましくない。
面倒だが、ここはあの砦を落とすしかあるまいて」
山では騎馬隊の機動力を発揮することはできない。
邪魔な草木を伐採しながらの、ゆっくりとした進軍となった。
文醜「イライラするのォ・・・」
顔良「ふむ、ここはひとつ、歌でも歌いながら進むか」
思い込んだら 試練の道を 行くが男のど根性
真っ赤に燃える 武門の血筋 天下無双を掴むまで
幸せ流せ 涙を拭くな 行け行け顔良(文醜) どんと行け♪
山上の砦には、徐晃隊が駐留していた。
伝令「大変です、山麓から巨人の星の替え歌が流れてきております!」
徐晃「それがどうした!?」
伝令「それが・・・、それを聞いた諸将の部隊が次々と恐慌状態に!」
徐晃「何だと!?」
音程の外れた歌(ゲーム内では大喝)により、山上の敵部隊は次々と恐慌に陥る。
顔良&文醜は山頂付近に迫り、敵軍の大将張繍隊を包囲、壊滅させる。
これにより、敵軍は恐慌から混乱状態に陥った。
朱儁・郭隊、張コウ隊により壊滅。
胡車児隊、顔良隊により壊滅。
劉豹隊、趙雲隊により壊滅。
唯一、砦で善戦したのは徐晃隊。
勢いに乗って迫り来る顔良&文醜隊に落石の計を決め、一矢を報いる。
袁紹軍39245VS15783李カク軍
しかし徐晃隊も、計略を免れた張コウ隊の突撃、
さらには袁煕・趙雲隊の援護射撃を受け、壊滅。
最後は韓暹隊が、復活した文醜隊の攻撃を受けて壊滅。
ここに敵正規軍が全滅し、洛陽攻略戦の勝敗が決した。
<戦後処理>
帰順:朱儁、徐晃、劉豹、胡車児、郭
高幹が上党の太守となった。
>>357殿
ありがとうございます!
いつの間にかこんなキャラになってしまいました。
暇があったらまた何か書いてやってください。
何気にやる気が回復しますので。
【21:雪中の血戦】
193年10月
于吉:劉香蘭とはあんたかね。
香蘭:うひゃあ?!
程c:ど、どうやってここまで入った?衛兵、出会え!!
于吉:まあまあ、あせりなさんな。別にあんたをどうこうしようと思ってきた訳じゃない。
香蘭:何かご用ですの?
于吉:用と言うほどのものじゃないがね。韓馥が持っていた玉璽、ありゃあ偽物だ。
香蘭:ええっ?!
程c:な、なんだと?!
于吉:頑張って本物を探すんだな。じゃ、儂は失礼するよ。
香蘭:あ、あの。そういえばあなた、どなたですの?
于吉:于吉ってぇタダの爺さ。じゃあ、またな。
香蘭:あ、いっちゃいましたの……。
程c:追いかけさせましょうか?
香蘭:いえ、いいですの。それより、玉璽が本物か調べさせますの。
程c:御意。
程c:改めて調べさせた結果、良くできた偽物でした……。
香蘭:うーん……そうでしたの……。
程c:どういたしましょう。やはりこの事は内密に……。
香蘭:いえ、隠してもいずれ洩れますの。それよりはさっさと公表して、本物を探させた方がいいですの。
程c:御意。ではそのように……。
程c:周瑜、王允の両名が我が方の説得に応じ、麾下に加わりました。
香蘭:お二人とも優秀ですのね。色々とやり易くなりますの。
193年11月
程c:王允殿が牛金殿を説得したそうです。
香蘭:そうですの……それじゃ、そろそろ弘農に移りますの。
程c:いよいよ長安を攻めますか。ところで、洛陽は誰に任せますか?
香蘭:うーん……いま洛陽にいる人間では、ピンと来る方がいませんの( ̄へ ̄)
程c:では、[業β]の張遼殿を呼び寄せてはいかがでしょう?[業β]の太守には[赤β]昭殿を充てれば宜しいかと。
香蘭:なら、早速張遼殿を呼び寄せますの。
程c:御意。
張遼:張文遠、参りました。
香蘭:良くきてくれましたの。[業β]の様子はどうですの?
張遼:治安は行き届き、兵も精強となっております。曹操、陶謙が窺っても、付け入る隙など与えません。
香蘭:頼もしいですの。では貴方のその手腕、今度はこの洛陽で発揮してくださいの。
張遼:大任、謹んで承ります。香蘭様は、逸早く董賊の誅滅と帝の奪回をなされますよう。
香蘭:優秀な人たちが揃ってますから、大丈夫ですの(^−^)
193年12月
香蘭:いよいよ、長安奪回ですの!
趙雲:は、お任せください!
長安・攻城戦 劉香蘭軍8800vs董卓軍7600
劉香蘭軍
総大将:趙雲 歩兵 4800
部将:張[合β] 弩兵 4000
援軍
部将: 韓恋 騎兵 5300
董卓軍
総大将:董卓 歩兵 3800
部将 :呂布 歩兵 1900
部将 :荀攸 弩兵 1900
援軍
部将:鍾[月缶系]歩兵 9000
趙雲:余り兵力差はない。このままぶつかるのは厳しいな。
張[合β]:宛から韓恋殿が支援に来てくれるはずです。それまでは様子を見ましょう。
趙雲:そうだな。
伝令:で、伝令ー!
趙雲:何事だ?
伝令:安定から敵の援軍が来ました!その数九千!
趙雲:なにっ!まだそんなに兵がいたのか!
張[合β]:いけませんね、これは。とりあえず、敵の援軍を叩くことを優先しましょう。
趙雲:そうだな。
鍾[月缶系]:くっ、救援に来たはいいが……。
趙雲:押せ押せ、一気に刈り取ってしまえ!
張[合β]:さあ、敵に向かって美しい矢の雨を降らせるのです!
韓恋:うーん、敵も増援が来てるか。負けないまでも、勝ち切るのは難しいかな?
荊月:では、せめて一矢報います。
荊星:姉様、無理は……あ、いっちゃった(−−;)
荊月:呂布!荊月が来たぞ、勝負しろ!
呂布:くっ、またあの女か!
紀霊:そこの女、この紀霊が相手だ!!
(ぎん、がぎん、げげしっ)
紀霊:くっ……つ、強い?!
荊月:……雑魚に用はないっ!!(どごっ)
紀霊:ぐはっ?!
呂布:ちっ、紀霊如きでは相手にならんか。よかろう、また地面に這い蹲らせてやるわ!
荊月:それはこちらの台詞!
(キン!ギギン!ガン!!ドゲゲゲゲッ!!)
荀攸:互角か……やりますね。だがここで呂将軍を失うわけにはいかない。
日も暮れてきたことだし、引き上げの合図を。
兵卒:はっ!!
(ドーン、ドーン)
呂布:むっ……荊月!今日のところはここまでだ、続きは後日!
荊月:……よかろう。
韓恋:今だ、突撃!
荀攸:させるか、撃て!
韓恋:ぐっ?!
従卒:あっ、しょ、将軍?!
韓恋:くっ……これしきの傷!
従卒:い、いけません。無理をされては……!
荊星:そうだよ、無理にしかけて落ちるほど長安は甘い城じゃないって。
張[合β]:辛うじて鍾[月缶系]は退けましたが……こちらも被害が大きいですね。
韓恋:仕方ない、戦力を立て直して出直すか……全軍撤退!
程c:申し訳ございません、長安攻略は失敗いたしました。
香蘭:いえ、相手の援軍を考慮に入れなかった私の失策ですの。それより、連戦いけますの?
程c:宛の兵は殆ど損失がありません。可能です。
香蘭:なら、年が明けたらもう一度攻めますの。今度こそ長安……そして帝の奪回ですの!
程c:御意。
【次回予告】
年が明けてすぐ。香蘭は、再び長安攻めの兵を起こす。
今度こそ、帝を戴くために。
第二十二話「皇帝奪還」
>>343 10代目韓玄殿
それは残念です(TT
気力が戻ったら、是非新たなチャレンジを。
それまでは、私と袁熙殿で頑張ってこのスレッドをもり立てましょう。
>>363袁熙殿
顔良、文醜がいい味出してますね、ホント(^^;
そしてしれっとおいしいところを持って行く張[谷β]……(w
濃い面子に囲まれて右往左往する袁顕奕の明日はどっちだ。
あー、それから高幹。
出番あるだけマシだぞ?
ウチ(三国志4)だとキャラ登録すらされてないからな、君は(^^;
ある日の上党・・・
高幹「ぶえっくしょん!」
於夫羅「シャチョサン、ドウシタネ?」
高幹「・・・誰かが噂しやがったようだ」
於夫羅「ソーネ、シャチョサン人気者ネ」
高幹「まあいいや、酒持ってこい!」
於夫羅「OKOK、デモ、オ触リハ禁止ネ」
高幹「触らねーよッ!」
一方、洛陽には袁紹が訪ねてきていた。
袁紹「煕よ、なかなか頑張ってるようじゃな」
袁煕「はい・・・、まあ」
袁紹「心なしかやつれたように見えるが、大丈夫か?」
袁煕「はあ、ここんとこ戦ばっかで、もう・・・」
袁紹「ふむ、ところでお前を都督に任じたいと思う。
とりあえず三品官になってくれ。頑張れよ!」
袁煕「はーい、頑張りまーす・・・」
袁紹「洛陽の方針は内政重視にしておく」
袁煕「おおっ、有難い!!流石は父上!」
>劉香蘭サマ
長安攻略、失敗しちゃいましたね。
董卓&呂布が揃っちゃ、さすがの趙雲&張コウでもキツイですか。
しかし・・・
>張[合β]:さあ、敵に向かって美しい矢の雨を降らせるのです!
何故かワロタ。
荊月カッチョエエですなぁ。
そして何気に干吉もカッチョエエw
372 :
無名武将@お腹せっぷく:04/07/07 13:46
age
失礼します、突然ですが韓玄のりプレイしてもいいでしょうか?
条件は
PS2版[PK
君主になるの禁止、あくまで配下として天下統一を目指す
子供が生まれて成人した場合その子供でプレイを続ける。
で行きたいと思います。
それと13代目でいいですよね?
>>373殿
いいんじゃないでしょうか。
僕もいきなり始めちゃいましたし。
僕個人としては大歓迎です。
198年7月
洛陽の朱儁が死去する。
馬騰を盟主とする反李カク連合が再結成される。
加盟勢力(馬騰、袁紹、袁術、曹操、張魯、劉表、呂布)
袁術軍が翻陽を領有する。
劉表軍が長沙を領有する。
198年10月
劉璋が建寧を領有する。
呂布軍が下ヒ(劉備領)に侵攻。撃退される。
劉備軍が小沛(呂布領)に反撃。これを制圧する。
これにより、呂布勢力は滅亡した。
しかし、その小沛に今度は曹操軍が侵攻。これを制圧する。
洛陽にいた胡班を登用した。
劉豹を上党へ異動させる。
審配を上党から呼び寄せ、軍師に任命した。
【22:皇帝奪還】
194年1月
韓恋:さて、もう一度長安を攻めるんだけど……今度は荊星が総大将よ。
荊星:あ、あたし?韓恋じゃなくて?
韓恋:ちょっと怪我の具合が思わしくなくてね。私も行くけど、今回は参軍に徹するわ。
荊星:うわー(; ̄□)
韓恋:ま、私と荊月で支えるから、しっかりやんなさい。
荊星:う、うん。がんばる!
長安・攻城戦 劉香蘭軍5500vs董卓軍6900
劉香蘭軍
総大将:荊星 歩兵 5500
援軍
部将 :趙雲 弩兵 4000
董卓軍
総大将:董卓 歩兵3500
部将 :呂布 歩兵1700
部将 :荀攸 弩兵1700
韓恋:打って出てきたわね。ま、当然かな。
荊星:皆、暫くは守りに徹して。その内趙雲将軍が支援に来るから、そうしたら一気に反撃だよっ!!
兵士:おーっ!!
いつにもなく、平穏な日々が流れていた。
袁煕「ああ、戦のない生活っていいねぇ・・・」
審配「そうですね、このところ、あの両将軍も大人しいですし」
前述のとおり、洛陽の方針は内政重視に定められていた。
しかもこれは袁紹直々の指令であったため、
さすがの顔良&文醜も口を挟めないでいるらしい。
審配「しかし、袁煕様・・・最近少し太られたのでは・・・?」
袁煕「ええっ、そうかな!?
そういえば最近、宮城から外に出てないもんなぁ・・・」
審配「そこでどうです、ダイエットがてら、
在野の士を探しに諸国を巡ってみては?」
袁煕「そうだね、そうしてみるよ」
10月初旬、袁煕は在野の士を探すべく洛陽を出立した。
袁煕自らは豪華な馬車に乗り、その周囲を護衛兵が固める。
また、お抱えの料理人なども伴ったため、その総数は百名を数えた。
城門から出て行くこの大行列を見送りながら、審配は頭を抱えたらしい。
呂布:ちっ、小娘どもがやりおるわ。だがっ!!
卒壱:(どがっ)ぐはっ!!
卒弐:(ばぎっ)げふぅ!!
荊月:待て待て!呂布、勝負だっ!
呂布:ええい、また貴様かっ!!よかろう、ここらで決着をつけてやるわ!
荊月:おぉっ!!
(どがっ!ギン!がぎぃっ!!)
伝令:将軍、大変です!弘農から敵の援軍!荀攸殿、董承殿が捕らえられました!
呂布:な、なんだとっ……!!くそっ、勝負は預けた!
荊月:逃げるか、呂布!
荊星:ふーっ……なんとか勝てたね。
韓恋:董卓、呂布は逃がしちゃったけどねー。
荊月:次こそ勝つ……次こそ……。
戦後処理
捕虜:荀攸、董承
解放:張衛
袁煕一行は洛陽の東、エン州の州境に差し掛かっていた。
エン州は曹操の勢力下である。当然そこには兵士が配置されていた。
西から迫り来るこの大行列を見て、兵士たちは大仰天した。
兵士A「お、おい、敵襲か!?」
兵士B「いや、それにしちゃ〜数が少ない。それに洛陽は今、袁家の支配下だ。
同じ連合加盟勢力同士の争いは禁じられている筈、ありえない話だ!」
兵士A「ともかく上に報告すべぇ」
兵士B「うむ、そうしよう」
このことは、州境の警備隊長である、車冑に伝えられた。
車冑は慌てて現場に駆け付ける。そして説明を請うべく袁煕を訊ねた。
袁煕は車冑を見るなり話し始める。
袁煕「やぁ、君、在野の士?
どう、袁家に仕えない?俸禄はずむよ」
車冑「い、いえ、それがしは曹家に仕えておりますので・・・」
袁煕「なぁんだ、君主持ちかぁ。いいや、進め」
行進を再開する行列を見て、車冑が慌てた。
車冑「わぁぁ、止めろ!止めろぉォッ!!」
結局、この問題は陳留太守である郭嘉にまで及んだ。
袁煕と郭嘉は宮城内で数時間に渡る話し合いをし、
袁煕は護衛兵5名を伴うことで、エン州に入ることを許されたのであった。
荊月:無事、帝を保護できましたね。
韓恋:全く。さて、後は香蘭様の到着を待つだけ……。
伝令:報告!漢中より董卓軍です!
荊星:もう兵を立て直してきたの?!
韓恋:荊星。
荊星:あう、またあたし総大将?
韓恋:がんばれ。
荊星:が、がんばる。
五丈原(長安)・迎撃戦 劉香蘭軍8800vs董卓軍9600
劉香蘭軍
総大将:荊星 騎兵 4000
部将 :荊月 弩兵 4800
董卓軍
総大将:徐栄 歩兵 9600
荊星:援軍はなし。でも敵も敗残兵の寄せ集め、あたしたちの敵じゃないっ!皆、いくよっ!
兵士:おーっ!!
荊月:そこの将!この荊月と勝負しろっ!
徐栄:ん……荊月?ははは、こんな小娘が呂将軍とやりあっただと?面白い冗談だ、行くぞ!
荊月:ぬるいっ!!(どがっ)
徐栄:がっ?!
荊星:敵将は姉様が捕らえたよ!今だ、全軍突撃!!
戦後処理
捕虜:徐栄、閻圃
荊星:も、もーこないで……。
荊月:大丈夫だとは思うけれど。
程c:まあ、来月には趙雲将軍たちもいらっしゃいますから(^^;)
【次回予告】
遂に長安、そして帝の奪還は成った。
次なる戦いの為に、英雄たちはしばしその身を休める。
第二十三話「閑話休題・其の肆」
−オマケ・キャラ紹介 其の伍−
張[谷β](字:儁乂)
香蘭が北平で袁紹と争っているときに、袁紹陣営より真っ先に帰参。
以来、趙雲と並んで先鋒を努める。
ひたすら美しいことにこだわるヒト。
何故か「風変」を覚えた(汗)。
「風よ歌え、嵐よ叫べ、今私は最高に美しいっ!!」
趙雲(字:子龍)
常山の人、誰もが知ってる優等生。
第一線で活躍しているはずなのだが、相方が非常に濃い(張[谷β]だし)ので
イマイチ目立てない(苦笑)。
頭もいいはずなのだが、賈[言羽]にはいいように踊らされた。おにょれ。
>>371袁熙殿
そちらはようやく落ち着けたようですね。
……猛獣二匹(顔良&文醜)が騒ぎださなきゃいいんですが。
さしずめ張[谷β]は猛獣使い?(マテ)
>董卓&呂布が揃っちゃ、さすがの趙雲&張コウでもキツイですか。
つうか、ホントにきつかったのは鍾[夕缶糸]が連れてきた援軍だったりします。
これが香蘭が言ってるように完全に計算外だったので。
構ってる内に時間切れ、てのが真相ですね。
>>張[合β]:さあ、敵に向かって美しい矢の雨を降らせるのです!
>何故かワロタ。
毎度毎度コヤツのセリフはひねり出すのに苦労してるので、
そう言っていただけると幸いです(^^;
荊月は今回分でも活躍してるので、とくと勇姿をご覧あれ。
袁熙も、そのうち活躍の場(?)が用意されています(大分先だけど……)
>>373殿
どうぞどうぞ。やはり四英欠がいないと締まりませんし。
ちなみに、12代目だったと思います。
>劉香蘭サマ
す、すみませぬ。かぶっちゃいました・・・
ついに長安を制圧しましたか。順調ですね!
勢力地図を見てみたい気もするんですが、Wはテンプレなかったよなぁ・・・
あと、張[合β]。
風変覚えてるのかよ・・・
ビジュアル系バンドのプロモを思い出しました。
風を正面から受けて熱唱してるヤツ・・・(w
では始めさせていただきます。
なお韓玄の寿命のみ3から5に変更指定おります、そうしないとおそらく子供が成人する前に死んでしまうので。
189年10月スタート
史実モード初級です
韓玄「何じゃこれは?歴代韓玄の記録?…なんだか分からんがわしと同じ名を持つ者の記録じゃな」
(暫く読みふける)
韓玄「・・・けしからん!いずれも己の野望のために主君をないがしろにしおって!
大体わしが天下統一など無理の無理無理じゃ!夢見すぎじゃ!」
韓玄「決めたぞ、わしは劉表様に忠誠をちかい、劉表様の下での天下を取る!」
韓玄「わしだけではなく子孫も劉表様の一配下として忠義を全うするんじゃ!」
秋の夜長の満月に誓ったその日から。
韓玄の生暖かくも激しいかもしれない人生が始まった。
191年5月
韓玄「黄祖殿、まずは人材から集めるべきだと思うんですよ」
黄祖「突然だな、とりあえず技術上げてよ、あんまり期待してないけど」
韓玄「人集めにいろんな所行かなきゃ行かんので無理」
黄祖「魅力15で何が登用だよ、そう言って甘寧だっけ?半年近くシカトされてるんだろ?」
韓玄「1%の可能性があればそれに賭ける、それが男」
黄祖「1%もないだろ」
韓玄「ある!」
黄祖「ない!」
韓玄「あるったらある!とにかくちょっと陳留まで行ってきます!」
黄祖「ならしょうがないからお土産買ってきて!陳留まんじゅう」
韓玄「商人いたらね!」
韓玄「陳流についたはいいけど、どこかよさげなのは…」
??「失礼だが、劉表殿の配下の韓玄殿ではないか?」
韓玄「いかにも韓玄はわしだが…」
??「噂どおりの冴えない顔だ、一目で分かったよ」
韓玄「冴えないとは失礼な!せめて平凡な顔と言って欲しいぞ!」
??「失礼、実は武将として雇ってくれる所を探していてな、そこで貴公の話を聞いたのだ」
韓玄「それは歓迎だが…大丈夫なのか?」
??「腕には自信がある、さあ、はいかイエスのどっちだ?」
韓玄「むむ…どっちかといえば…はい」
??「よーし決まりね、では案内してもらおうか」
韓玄「ちょっと待った、名前は?」
夏候惇「夏候惇、字は元嬢、以後よろしく」
韓玄「ホントに大丈夫なのー?片目怪我してるし」
陳留に入った袁煕は、さっそく見境なしのスカウトを始める。
袁煕「やあ、君、在野の士?」
荀イク「ハァ?」
袁煕「どう、袁家に仕えない?」
荀攸「い、いえ・・・」
袁煕「俸禄はずむよ!」
程イク「馬鹿だろ、お前」
曹軍の武将から、果ては道端の乞食にまでスカウトは及んだ。
しかし、断られたり従者に止められたりで、結局収穫はゼロ。
いつの間にか一行は陳留の外れにまで来ていた。
もう帰ろうかな・・・などと考えていると、
前方からやって来る三つの人影が目に入る。
いかにも猛将っぽい大男が2名。
それに従う召使いちっくな男が1名。
さっそく袁煕の触手が動いた。
袁煕「やあ、君たち。袁家に仕えない?」
男A「エンケ・・・?」
男B「袁紹ですよ」
袁煕「そうそう、華北の覇者!」
男B「して、貴様は袁家の何なのだ?」
袁煕「僕は袁紹が第二子、袁顕奕さ!」
AとBが顔を見合わせる。そして大笑いを始めた。
男A「ははは、袁紹の子息がわざわざ人材探索とはなァ!」
男B「袁家も人材がよほど足りぬと見える」
袁煕「し、失礼な!僕は・・・」
ダイエットのため、とは言えなかった・・・
男A「ならば、こちらも名を名乗ろう。俺は呂布、字を奉先!」
驚いた袁煕の従者たちが、3歩下がる。
男B「それがしは張遼、字は文遠」
それを聞き、従者たちはさらに2歩下がった。
男C「曹性でェ〜っす」
従者たちは『誰だこいつ』みたいな感じで1歩進み出た。
呂布「どうだ、まだ俺を登用する気か?」
袁煕「うん」
袁煕は全く動揺してはいない。
完全に自然体の袁煕を見て、呂布は少々戸惑いを覚えた。
袁煕の中では、巨大な勢力のトップに立つ男こそ、恐るるべき男であった。
いくら個人の武勇が優れていようと、百万の軍勢の前ではどれほどのことがあろう。
呂布は、小沛いち都市を維持できなかった程度の男。
袁煕の中では、そんな評価しかなされてはいなかった。
呂布としては、全く自分を恐れないこの男に興味をそそられた。
呂布「ハハハ、よかろう。ただし客将の扱いをせよ。
貴様の配下となるのではない。あくまでも立場は対等だ」
袁煕「う〜ん、まあ、いいや」
袁煕とともに歩き出す呂布。
しかし張遼は立ち止まったまま、動こうとはしない。
そんな彼を振り返り、呂布は言葉をかけた。
呂布「どうした、文遠」
張遼「・・・」
しばらくの沈黙の後、張遼が語り出す。
張遼「それがしは、曹操殿に仕えたく存ずる」
呂布「曹操だとッ!?」
呂布の額に青筋が走った。
同時に凄まじい殺気がオーラとなって放出される。
呂布「文遠、曹操は我が宿敵ぞ!」
張遼「しかし、それはもはや過去の事」
呂布「・・・ッ!」
張遼「かつて戦を交え、それがしは確信いたしました。
彼の御仁こそ、天下に覇を唱える人物と!!」
呂布の、方天戟を握る腕が震えていた。
一方の張遼も、隙を見せずに呂布を睨み据える。
やがて、呂布が折れた。
呂布「・・・好きにせよ」
クルリと反転し、歩き出す呂布。
その背中が、泣いているように袁煕には感じられた。
張遼は一礼をし、陳留の宮城へ歩みを進めてゆく。
最後に、頭を抱えた曹性がその場に残された。
>12代目韓玄殿
韓玄キタ━━━(゚∀゚)━( ゚∀)━( ゚)━( )━(゚ )━(∀゚ )━(゚∀゚)━━━!!!!!
生涯臣下プレイとは、なかなかやりますな!
しかも開始早々、猛将ゲットだぜ!
生暖かくも激しいかもしれないリプレイ、期待してます!!
【23:閑話休題・其の肆】
194年2月
香蘭:つ……疲れましたの。
程c:ははは、やはり陛下の御前に出るは緊張なさいましたか。
香蘭:出来れば遠慮したいですけど、そういう訳にも参りませんの……。
程c:その様なことをすれば、社稷を蔑ろにしているととられましょうからな。
香蘭:洛陽、長安の両都奪回は、一まずなりましたの……これで、亡き父上も喜んでくれると思いますの。
程c:とはいえ、董賊は今だ漢中に根を張り、涼州では馬騰の軍が閥化、
益州の劉焉も、盛んに香蘭様のことを詰る言を発しているようで。
香蘭:先は長いですのね。
程c:御意、されど我ら家臣一同、宜しく香蘭様を盛り立てて行く所存にございますれば。
香蘭:頼りにしていますの(^−^)
程c:それはそれとして、荀攸殿がようやく説得に応じてくださったそうです。
香蘭:他の方はまだですのね……引き続き、説得を続けてくださいの。
程c:御意、それと董賊めより使者が来ております。
香蘭:今更なんですの?
程c:さあ、命乞いですかな。
香蘭:一応、会うだけ会ってみますの。
使者:劉香蘭様に置かれましては、ご機嫌麗しく存じます。
香蘭:前口上はいいですの。さっさと用件を言いなさいの。
使者:はい、先頃の戦でこちらに捕虜となりました閻圃殿を解放していただきたく……
もちろん、こちらに献上の品は用意して御座います。
香蘭:程c殿?
程c:ご随意になされば宜しいかと。
香蘭:……分かりましたの、閻圃殿は解放いたしますの。
使者:おお、それは我が君もお喜びになられるでしょう。
香蘭:董卓もいよいよ切羽詰ってきましたの。
程c:司隷より追われ、長安も奪われ、残った拠点の漢中と安定も分断されている状態ですからな。
香蘭:とはいえ、こちらもこの方面の兵力は十分ではありませんの。
程c:御意、将軍たちに命じて、徴兵と調練は滞りなく進めさせております。
香蘭:よろしく頼みますの。
程c:して、計略の進展はどうか。
周瑜:安定には絶え間なく間諜を送っております。もっとも、事を成すには今暫くかかりそうですが。
趙雲:しかし、この様な小細工を弄さずともいいのではありませんか?
程c:念には念を入れる。それが軍師としての某の仕事ゆえ。
荀攸:仕える主の為、汚れ仕事も厭わぬ、か。真、難儀よな。
程c:某は難儀と感じたことなどないがな。
香蘭殿は決して我らの働きを蔑ろになさらぬ。なかなか仕えるに喜びある主人ゆえ( ̄ー ̄)
194年3月
程c:董承殿より、陛下を洛陽に還御し奉る準備が整ったとの知らせがございました。
香蘭:んー……付いていくべきなのですけど、今ここ離れるのは……(−−;)
程c:董承殿と、宛の張昭殿、それと洛陽の蔡[巛邑]殿にお任せしてはいかがでしょう。
香蘭:では、それでお願いしますの。くれぐれも失礼のないように。
程c:皆国事には精通した方々ゆえ、間違いはないでしょう。
……それと、徐栄殿が降りました。後、蔡[巛邑]殿より、賈逵殿を登用したとのことです。
香蘭:ん、分かりましたの。
程c:香蘭様、一つ目標を達成なさいましたな。
香蘭:亡き父に、ようやく胸を張って報告できますの。
程c:よろしゅうございました。ところで、香蘭様。趙雲将軍ですが、どのように思われますかな。
香蘭:?武勇に優れ、それでいて驕ることはない。才知に長け、上の者を敬し下の者を慈しむ、立派な方ですの。
程c:そうですな、某もそのように思います。香蘭様の婿とするにふさわしいかと……。
香蘭:……?!ちょちょちょ、ちょっと待って下さいの!
程c:何か?
香蘭:「何か?」じゃありませんの!そんな婿とか結婚とか……。
程c:香蘭様、お年はお幾つになられましたかな。
香蘭:うぐ。……二十五ですの。
程c:はっきり言って、嫁き遅れですな。
香蘭:(ぐさっ)
程c:香蘭様、子を儲け家を絶やさぬ事もまた「孝」と存じます。
すぐに考えられないのは分かりますが、決して有耶無耶にはされませぬよう。
香蘭:わ、分かりましたの……。
194年8月
−董卓領・安定−
許靖:わざわざご苦労なことだな。
間諜:大したことではありません。それより……。
許靖:長安陥落の報を聞いてより、ずっと迷ってきた……私は如何にすべきかと。
間諜:……。
許靖:董相国を見捨てて良いものかと。一時とはいえ彼に仕え、恩もある身ゆえ。
……されど、劉香蘭殿が陛下を奉戴なされている以上……
漢朝の臣として陛下にお仕えすべく、劉香蘭殿の元へいくべきなのであろうな……。
間諜:では?
許靖:劉香蘭殿への取り次ぎ、宜しくお頼み申す。
香蘭:よく来てくれましたの、許靖殿。
許靖:いえ。不才の身ではございますが、よろしくお願い致します。
程c:時に、安定の様子はどうですかな。
許靖:東に香蘭様、西に馬騰殿がおり、董卓殿のおられる漢中との連絡は絶たれたまま。
群臣は皆敵の来ることを恐れており、さて攻められぬうちにいずれにつこうかと考える有様でございます。
程c:いかが致しましょう、香蘭様。すぐにでも兵を出せば、安定は落ちるかと思われますが。
香蘭:んー……今暫く力を蓄えますの。
董卓衰えたりとはいえ、馬騰、劉焉はまだまだ力を持ってるはずですの。
迂闊に動いて隙を突かれては意味がありませんの。
程c:御意。では長安の内政に努めるよう指示しておきます。
194年10月
荊星:大変、大変、大変!!
程c:何事ですか、騒々しい。
荊星:益州の劉焉、逝去!
香蘭:ええ?!
程c:結構なお年だとは聞いていましたが……。
香蘭:それで、誰が跡を継ぎましたの?
荊星:劉璋だって。
程c:とりあえず、弔問の使者を手配致します。
香蘭:お願いしますの。
【次回予告】
雌伏の時は過ぎた。英雄は再び立ち上がる。
倒すべき敵を討つ為に。
次回、第二十四話「斜陽の哀歌」
>>384袁熙殿
いえいえ、お気になさらず。システム的に仕方のない面もありますし。
>男C「曹性でェ〜っす」
>従者たちは『誰だこいつ』みたいな感じで1歩進み出た。
笑いました(^^
そして勧誘でも完全に蚊帳の外……何しに出てきたんだ、こいつ(苦笑
しかし、顔良文醜だけでも持て余してるところに、呂布まで……
どうなることやら。
>>386 12代目韓玄殿
忠臣韓玄……「子育て韓玄」を思い出しました。
色々苦難はありそうですが、頑張って下さい。
しかし、いきなり夏侯元譲ですか、さい先は良いようで。
その日、洛陽の宮城はいつにもなく騒然としていた。
もうすぐ呂布を登用した袁煕が、到着するというのである。
審配「よりにもよって、呂布とは・・・」
顔良「軍師殿、案ずるな。ワシらが追い出してやるわい!」
文醜「うむ、兄者の言うとおり!」
丁原を裏切り董卓に仕えるが、その董卓をも裏切った。
さらには己を庇護した劉備を裏切り、徐州を乗っ取る。
呂布を配下に加えた勢力は、ことごとく滅亡しているか、
或いはそこまでいかなくとも、滅亡に近い打撃をこうむっていた。
そんな呂布を、彼らが暖かく迎え入れる筈もない。
そんなピリピリした雰囲気の中、
やがて袁煕一行到着の知らせが、宮城に入ってきた。
袁煕「やあ、君たち。ご苦労」
能天気な顔をして、袁煕が入場する。
その背後に寄り添うようにする、呂布の姿があった。
すぐさま、その両側に顔良&文醜が立ちはだかる。
顔良「これはこれは、貴殿が高名な呂奉先殿ですかな」
呂布「・・・・・・」
文醜「養父を二人殺し、恩人である劉玄徳殿をも裏切ったという・・・」
呂布「何が言いたい?」
一触即発の雰囲気が室内に充満していた。
動くこともできず、一同は固唾を飲んで事の成り行きを見守った。
顔良「率直に言おう。貴様の居場所はここにはない」
文醜「出て行け。貴様が居たのでは、
我々も枕を高くして寝ることができぬわい!」
呂布「フン、俺は奴(袁煕)に請われてここに来たのだ。
貴様ら三流将軍の指図に従ういわれはない」
文醜「・・・ッ、言わせておけばッ!!」
文醜と呂布の右手が、ほぼ同時に剣の柄にかかる。
もはやこれまでと、一同がその目を閉じる中、
ひとつの影が疾風の如くその間に割り入った。
呂布「・・・、き、貴様ッ!」
文醜「な・・・ッ!」
張コウであった。
彼は二人の間に入ると、
それぞれの右手を抑えて、その抜刀を封じていた。
張コウ「控えなされ、ここは洛陽の宮城内であります」
さすがに両者の剛力を封じるのは苦だったか、
張コウの額には無数の脂汗が浮かび上がっていた。
そんな様子を見て、はっと我に返った袁煕。
慌てて彼は叫んだ。
袁煕「二人とも、やめないか!
確かに呂将軍には、僕が頼んで来てもらったのだ」
両者の腕から力が抜けた。
張コウはホッと息を吐き、後ろに下がる。
それでも納得のいかなそうな諸将の表情。
そんな彼らに対し、袁煕は言った。
袁煕「袁家は王者の家系。
刃向かう者は神仏であろうとも打ち砕く。
しかし順ずる者はそのすべてを受け入れよう。
たとえそれが・・・魔道や悪霊の類であってもだ!」
その言葉に、一同は静まり返った。
>劉香蘭サマ
結婚キタ━━━(゚∀゚)━━━!!!!!
まさかこのような展開になるとは、驚きです。
しかしこれを踏み台にして、趙雲には更なる活躍を・・・(w
あと、Wの勢力地図、このスレですでに出てましたね。
前に読んだのに忘れていたようで、失礼。
次回はついに董卓一掃ですかな?
期待してます、がんがってください!
199年1月
劉璋軍が永昌&三江を領有する。
曹操軍が下ヒ(劉備領)に侵攻。これを制圧する。
ここに劉備勢力が滅亡した。
その頃、袁煕の居宅では・・・
産婆「御生まれになりました。元気な男の子ですよ!」
袁煕「おお、やったね!」
奥方「あなた、この子に良き名前を御付けください・・・」
袁煕「うん、実はもう考えてあるんだ。袁突!」
産婆「・・・・・・」
奥方「・・・エントツ?」
袁煕「うん、何となく背が高くなりそうな名前じゃない?」
奥方「・・・ええ、まあ・・・」
洛陽にて、袁煕の息子(袁突)が誕生しました。
199年4月 洛陽の評定
孫策軍が翻陽(袁術領)に侵攻。これを制圧する。
孫策の勢いを恐れた袁術は、劉表と45ヶ月の同盟を結んだ。
後顧の憂いを絶った劉表は零陵へ侵攻。これを領有する。
審配「袁煕様、提案したき儀がございます」
袁煕「何だい?」
審配「速やかに弘農へ出兵くださりますよう・・・」
袁煕「・・・えぇ〜戦かい?」
審配「顔良&文醜と呂布の確執、これは深刻なものがござります。
この両者を引き離し、諸将の情緒安定を図るが得策・・・」
袁煕「う〜ん・・・」
審配「それに、殿より言い渡された内政目標の達成期日は3ヵ月後。
しかし現時点において、目標の半分も達成できておりませぬ。
このままでは、殿の御怒りを買うのは必至・・・」
袁煕の顔が青ざめた。
弘農への出陣が決まり、その編成が発表される。
<編成>
袁煕(弩兵12000)、趙雲(弩兵10000)
審配(重歩10000)、張コウ(重歩10000)
呂布(重騎9000)、徐晃(重騎9000)
それを聞き、怒鳴り込んできたのは他ならぬあの両将軍であった。
顔良「袁煕様、袁煕様はおられるかぁァ〜!?」
文醜「呂布を連れて行き、ワシらを残すとは如何なる所存かぁァ〜!!」
獰猛な巨大熊を思わせる勢いで、両将軍が入ってくる。
蹴破られた扉が、凄まじい勢いで宙を舞った。
審配「おお、両将軍ではないか」
そこに居たのは審配ひとり。袁煕は別の場所に避難させている。
顔良「袁煕様は何処じゃァ・・・?」
審配「ここにはおられぬ。どうされた?」
文醜「知れたこと、此度の軍編成、我らは納得いかぬゥゥ・・・!」
審配「遠征軍から外されたことかな?」
顔良&文醜「そうじゃィ!!」
審配は大きく息を吸い、猛獣をなだめるように語り出した。
審配「両将軍、よく考えなされ。ここ洛陽は華北と中原を結ぶ要ぞ。
ここを他勢力に奪われれば、我らは本土に帰還できなくなる」
文醜「それがどうしたァ!?」
審配「洛陽に呂布を残せばどうなる、
我らが安心して弘農を攻められるとお思いか?」
顔良「むぅ・・・」
審配「両将軍をここに残したのは、深い考えがあってのこと。
洛陽を任せられるのは、両将軍を除いて他に考えられぬ」
文醜「それもまあ・・・そうかもしれぬ・・・」
審配「袁煕様も断腸の思いなのじゃ。
涙を流しながら両将軍を編成から外された」
顔良「何と・・・!」
文醜「それほどまでに我らの事を・・・!!」
二人の男泣きが始まった。
審配はホッと胸をなでおろす。
この数十分後・・・
袁煕は両将軍に力の限り抱きしめられ、危うく窒息しかけたらしい。
【幕間 近況報告】
195年 年始
荊月:皆様いかがお過ごしでしょうか。荊月です。
荊星:荊星です、よろしくねっ!
荊月:我々も旗揚げより5年……とうとう洛陽、長安を落とし、皇帝陛下を奉戴することができました。
荊星:長かったよねー。
荊月:しかし、我々の戦いが終わったわけではありません。むしろ、ある意味ではこれからが正念場でしょう。
荊星:そうだね、姉様。
荊月:流石に支配都市が増えてきたので、今年以降は都市ごとの詳報はなしにします。そして、各勢力の状況ですが。
荊星:はーい。よいしょっと。
都市数
11:劉香蘭(7)
4:劉璋
3:孫堅、劉表、陶謙(2)、劉[月缶系](2)
2:曹操、馬騰、董卓(4)
1:袁術、喬瑁、孔融、孔[イ由]、王朗
0:劉備、厳白虎(1)
※:カッコ内は193年1月時の都市数
荊星:董卓は完全に落ち目だね。
荊月:劉焉と争って漢中を得ましたが、弘農、宛、そして長安を失陥。一時の勢いは完全になくなりました。
荊星:いっぽうで、陶謙、劉[月缶系]が伸びてきてる、と。
荊月:陶謙は孔[イ由]を叩いて[言焦]を奪い、劉[月缶系]は厳白虎を打ち破って呉を傘下に収めています。
荊星:南の方はまだまだ荒れそうだね。
荊月:そうですね。今後に注目、といったところでしょうか。
荊星:それじゃ、続きをどうぞー。
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
■■西涼■■■■■■■■■■■■■代県■■■■■■北平■■■■■襄平■■■
■■馬■■■■■■■■■■■■■┏━香━━━━┳━━香━━━━━香■■■■
■■┃■■■■■■■■■■■■■┃■■■■■■┗━━┓■■■■■■■■■■
■■┃■■■■■■■■■■■■■┃■■■■平原■■■┃■■■■■■■■■■
■■┃■■■■■■■■■■■■■┃■■■■■香━┳━香南皮■■■■■■■■
■■┃■■■■■■■■■■■晋陽香■■■■■┃■┗━━━━━━━┓■■■■
■■┃■■■■■■■■■■■■■┃■■ 業β ■┗━┓■■■■■■■┃北海■■
■■┃■■安定■■■■■■■■■┃■■┏━香━━┻━━┓濮陽■■☆■■■■
■■┃■┏董┓■■■■■■■■■┃■■┃■┗━┓■■■喬■■■■┃■■■■
■■馬━┛■┃■■■■■■■■■┣━━┛■■■┃■■■┗┓■徐州┃■■■■
■■┃天水■┃■■■■弘農■■■┃■■■■■■┃陳留┏━╋━陶■┃■■■■
■■┃■長安┃■┏━━香━━┓■┃洛陽■■■■┣━曹┛┏┛■┣━陶 下丕β ■
■■┃■■┏香━┛■■■■■┗━香━┓■■┏━┛■■┏陶言焦┃■┃■■■■
■■┃■■┃┗┓■■■■■■■■┃■┗━━曹━━━━┛┃■■┃■┃■■■■
■■┗━□┫■┗┓■宛┏━━━━┛■■許昌■■■■■■┃寿春┃■┃■■■■
■■下弁┃┗┓■┗━━香━━━━┓■■■┏━━━━━━┛■┏▲■┃■■■■
■■■■┃■┃■■■■┃■■■■┗━━━★━━━━━━━━┛┃■┃■■■■
■■■■┃■┃漢中■■┗┓■■■■■■■汝南■■■■■■┏━┛┏┛■■■■
■■■■┣━董■■■■■●新野■■■■■■■■■■■■■┃■■┃■■■■■
■■■┏┛■┗┓■上庸■┃■■■■■■■■■■■■■■■┃■■┃■■■■■
■■■▽梓潼■┗━□━━┫■■■■■■■■■■■■廬江■┃■■┃■■■■■
■■┏┛■■■■■┃■■┃■■■■襄陽■■江夏┏━□━━┻┓■┃建業■■■
■■┃■■■┏━━┛■■┗━━━━◇┳━━◇━┛■┃■■■┗━▲━┓■■■
■■▽成都■┃永安■■■■■■┏━━┛■■┃■■■┃■■■■■■■┃■■■
■■┃■■■▽━┓■■江陵┏━┛┏━━━━╋━━━□柴桑■■■■■▲■呉■
■■┗┓■┏┛■┗━━┳━◇━━┛■┏━━孫■長沙■■■■■■■■┃■■■
■■■┗▽┛■■■■■┃■■┏━━━┛■■┃■■■■■■■■■■┏┛■■■
■■■■江州■■■■■┗□━┻━孫━━孫━┛■■■■■■■■■■王■会稽■
■■■■■■■■■■■武陵■■■零陵■桂陽■■■■■■■■■■■■■■■■
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
香=劉香蘭 ●=袁術 董=董卓 馬=馬騰 曹=曹操 劉=劉備
喬=喬瑁 ☆=孔融 ★=孔[イ由] 陶=陶 ▽=劉璋 ◇=劉表
孫=孫堅 ▲=劉[月缶系] 厳=厳白虎 王=王朗 □=空白地
今回は近況報告のみです、すいません。
ネタを思いついたので、書きためてた分に加筆しないと……。
>>406 袁熙殿
都合のいい口実ですな(苦笑
まあ、洛陽が要地なのも事実ですが。
現にウチでも洛陽太守には張遼&田豊を置いてますしね。
(ちなみに、隣の[業β]に[赤β]昭&賈[言羽])。
これで少しは休めるかな(^^;
ちなみに結婚の話は、程cが勝手に候補の一人として
趙雲を挙げたってだけです。大体、あの堅物がこんな話を承伏するとは思えん(^^ヾ
正直、相手は決めかねてる状態なんですよね……誰がよかろ?
どうしようかと思考中。
8のディスクが寿命寸前ぽく。
そして10が手元にある・・・かんげんをやれということ・・・?
10の韓玄?いいんでない?
195年1月
香蘭:平和ですの……(つ。。旦)つ
程c:御意。しかし香蘭様、中華全土が平和と言うわけではありませんぞ。
香蘭:分かってますの。漢朝の為、天下万民の為。これからも邁進しますの。
程c:香蘭様、家臣の身で、この様なことを申し上げるのもどうかとは思いますが。
香蘭:何ですの?
程c:黄賊が世に現れて天下が乱れ、十常侍や董卓の如き輩に専横を許した。
これは偏に、現在の漢王朝の力が衰えた証にございます。
香蘭:それは……否定できませんの。
ですから、私たちが立ち上がって、こうして漢朝を立て直す為に努めていますの。
程c:そうですな。香蘭様の働き、天下万民が認めるところでございましょう。
ましてや、香蘭様のお父君であられる劉苑殿は、立派に皇室に連なる血筋。
つまりは香蘭様にも、その血が受け継がれていると言うことでございます。
香蘭:……程仲徳!口を慎みなさいの!
程c:……はっ、失礼致しました。
しかし香蘭様、家臣の中にはそのように考えている者もいること、心にお留め置き下さい。
香蘭:…………分かりましたの。少し、一人にしてくださいの。
程c:御意。
香蘭:(私が……玉座に登る……?)
195年3月
−董卓領・安定−
朱儁:誰か、誰かある!
門番:何者だ?!
朱儁:朱公偉だ、長安より脱出して参った!宜しく太守殿にお取次ぎ願いたい!
楊彪:朱儁将軍、よくおいでくださいました。噂では劉香蘭に降ったと聞きましたが……。
朱儁:一時の方便だ。本当はもう少し内から様子を窺うつもりだったのだが……
貴君らの窮状と、香蘭の軍がもうすぐ西進を開始するという話を聞いてな。
楊彪:なんと!……ここにいるのは文官ばかりで、兵を率いることもままなりません。
将軍がいてくだされば心強い。
朱儁:うむ、任せておけ。
鍾[月缶系]:将軍。
朱儁:鍾[月缶系]、それに張済か。二人揃ってどうした。
鍾[月缶系]:将軍、正直にお話ください。将軍は本当に長安から脱出してきたのですか?
朱儁:これは異なことを言う。そうでなければなんだと言うのかね。
張済:劉香蘭から放たれた間諜……我らはそう見ております。
朱儁:私を疑うのか?ならば、私を捕えてこの皺首を刎ねればよかろう。卿らの言、些か不愉快だ。
張済:将軍、誤解しないで頂きたい。
鍾[月缶系]:そうです、将軍。我らも機会あらば、香蘭殿に降りたい、そう考えているのです。
朱儁:……。
張済:最早董卓に付き従っても未来などない。将軍、我らは味方です。どうか本当のことを仰って下さい!
朱儁:……卿らの言うとおりだ。私は香蘭様から遣わされた内通の使者だ。
鍾[月缶系]:おお、では!
朱儁:間もなく韓恋殿を大将として、西伐の軍が起こされる……
その時卿らが、賢明な振る舞いをしてくれると期待している。
鍾[月缶系]:はっ!!
張済:はっ!!
195年4月
程c:陸績、向寵と言った人物が加わり、我が陣営増々層が厚くなりましたな。
香蘭:お隣の曹操殿も必死のようですけれど……。
(作者注:この時点で曹操は2都市27人。
武将数では香蘭陣営に次ぐ人数となっています。さすが人材コレクター(w))
程c:ですな。まあしかし、張遼殿、[赤β]昭殿といった辺りが睨みを効かせておりますゆえ、そうは動けますまい。
それよりも、そろそろ西伐へ動き出してもよい頃かと。
香蘭:馬騰殿から返事は?
程c:芳しくありませんな。彼の者には我らも董賊も同じに見えるようでして。
香蘭:仕方ありませんのね……それじゃ、安定から……
荊星:大変大変大変!!
程c:荊星殿、いつも思うのですが、もう少し女性らしくですな……。
荊星:あー、お説教は後で聞くから!董卓がまた来たよっ!!
程c:ほう。
香蘭:う゛ー、面倒くさいですの……。
程c:とはいえ、座して見ている訳にも参りますまい。早速韓恋将軍に迎撃するように伝えましょう。
香蘭:あ、ちょっと待ってくださいの。
程c:何か?
香蘭:韓恋には、西伐を任せたいですの。ですから、今回の迎撃には別の人に出てもらいますの。
程c:なる程、ではどなたに?
香蘭:んー……趙雲将軍と荊月に頼みますの。
程c:御意、ではその様に。
五丈原(長安)・迎撃戦 劉香蘭軍17800vs董卓軍7500
劉香蘭軍
総大将:趙雲 歩兵 10000
部将 :荊月 連弩兵 7800
董卓軍
総大将:董卓 歩兵 7500
趙雲:今回は呂布は来てないみたいですね。
張燕:その代わり御大自らお出ましじゃ。尻に火が点いたと見えるわ。
張[合β]:ふ、あのような醜い輩が、香蘭様のお膝元を騒がせることすら恐れ多い。一息に殲滅してしまいましょう。
荊月:ええ、ようやく数を揃えた連弩の威力も試せますしね。
劉辟:敵が多いから、撤退だってよ。
卒壱:え、撤退?
士長:何下がってる、前進だ前進!
何儀:麓を川沿いに迂回?
卒弐:え、こっち?
裴元紹:阿呆、逆だ逆。
卒参:で、結局どっちに行くのさ?
士長:だあぁ!なんで命令通りに進まん?!
黄権:駄目です、収拾がつきません!
董卓:おのれ、小童どもが小賢しい真似を!!
趙雲:やれやれ、面白いように踊ってくれますね。
張燕:ウチの馬鹿ども、どうやらちゃんとやっとるようじゃの。
荊月:撃て、撃つんだ!弓弦が切れるまで撃ち続けろ!
張[合β]:敵は無様に混乱しています!今ならば刈り取り放題ですよ!!
董卓:くそっ、やっておれん!黄権、殿を務めい!
黄権:あ、殿っ?!
戦後処理
捕虜:黄権
趙雲:董卓は逃がしてしまいましたね。
張燕:まあええわい、後の楽しみじゃよ。ゴワハハハハ!
【次回予告】
五丈原にて董卓軍を撃退した劉香蘭。
いよいよ、涼州へと軍を向ける。
次回、第二十五話「西伐開始」
−オマケ・キャラ紹介 其の陸−
張燕(字:不明)
長く北方にあって河北の雄たちを苦しめた「黒山の張燕」。
このスレッドでもかつてその勇姿を披露していた。
PLがそのリプレイのファンなので、そこそこの能力値でしかないにも関わらず、
やけに出番が多くなっている(^^;
おまけに(周倉を除き)武将登録されていないはずの「七本槍」の面子も
今回はゲスト出演。一番得してるのは実はこいつらか?
朱儁(字:公偉)
黄巾賊討伐で功績を挙げた将の一人。
同僚の盧植、皇甫嵩などと比べても安定した能力を持つ。
今回の経緯から西伐同行が確実なため、自ずと出番は増えそう。
>>411劉鳳殿
個人的には劉鳳リプレイを続けて欲しいですけどねー。
でも、10のリプレイを韓玄で一番乗りというのも面白そうな気はします。
覚えてみえる方は居られるでしょうか・・・。
二ヶ月のご無沙汰、雲玲(弐代目袁尚 )です。
近いうちに更新を再開いたします。
もう少し、スレを汚すことになりますがお許し頂きたい。
これまでのあらすじは>206以前、もしくは前スレをご覧下さい。
>袁煕殿
何処か懐かしい香りのするリプレイです(藁)
審配の活躍に期待しております。
>劉香蘭 ◆y/OJcCTtM6 殿
お疲れ様です。個人的には>香蘭:(私が……玉座に登る……?)どうされるんでしょう?気になります。
劉鳳PL 殿
韓玄スレですし韓玄もアリかな・・・・と。
【冥途の土産】
「汗臭い・・・・・」
つい文句が口から漏れる。
が、森の中、粗末な鎧を着込み、その者は再び騎乗した。
「さて、行くか!」
まるで何事も無かったかのように馬は駆け出して行った。
蹄の音が遠ざかっていく。やたらと軽やかに。
・・・・・・・何事も無かった訳ではない。
木の根元には猿轡をかまされた男が一人縛られていた。
ありったけの恨みの念を込めて叫ぼうとするが、当然言葉にはならない。
それに、自分の装備を奪った者の姿はもう見えなくなっていた。
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
もう、男に出来る事は途方にくれる事くらいであった。
宛城
「そろそろ頃合か」
そう一人ごち、男は眼帯を結びつけた。
夏侯 元譲。
彼が太守を勤める宛城は、既に敵軍に包囲されていた。
新野の攻略に失敗した敗残兵。だが、その殆どが宛城内における戦力の全てである。
つまり兵士を補充する時間を我々に与える間もなく、雲玲軍は次の手を打ってきたのだ。
約四万に対し敵軍は・・・・・・・。
部屋から外を覗き込みウンザリする。
夏侯惇「・・・・・・・・・・・・・・・・約十万か」
即座に篭城を決断した所までは流石と言える。
が、たとえ幾多の戦場を乗り越えてきた猛将も今回ばかりは
夏侯惇「打つ手無し」
嘆息と共に静かに認める。
夏侯惇「吻!」
軽く得物を振り回してみる。
このような境地においても刃を構えるその手は、目標を仕留める為の最小限の動きを想像どうりに実現した。
夏侯惇「目標?」
とある事に気付いた。
目標とは何を指す言葉であろう?
眼前に迫る雲玲軍十万の兵全員の首?
恐らく軍を率いているであろう諸葛亮の首?
最後まで曹 孟徳ですら扱えなかった劉備の首?
仮にそれらの首を取ったとしてもそれを献上する相手はもうこの世にはいない。
このまま「殷」軍内にいつまでも居るつもりはない。
目標・・・・・・・・夏侯惇の脳裏に一人の人物の姿が浮かんだ。
夏侯淵「惇兄!」
思索は己を呼ぶ声の前に儚く霧散した。
夏侯淵「こんな所で何をしている?城門を破られるのは時間の問題だぞ!」
そう、主も褒賞もない只一己の武人として求める最上級の標的は・・・・・・
夏侯惇「淵、この戦は我々の負けだ。お前はどうする?」
夏侯淵「惇兄に従う。曹孟徳亡き今、我が従うのは只一人だ」
夏侯惇「ならばお前は投降しろ」
瞬時に眉を顰めて夏侯淵は聞き返した。
夏侯淵「なら惇兄はどうされる?」
夏侯惇「体がな・・・・・・」
得物を軽く振ってみせる。
風斬り音が夏侯淵を掠めた。
夏侯惇「考えておるのよ」
夏侯淵「?」
夏侯惇「戦って、戦って、殺して、殺しまくって・・・・孟徳まで死んだ今、何故俺は生きておるのか?
そう考えたら―――――――体が答えた。
戦いたい相手がもう一人いる」
夏侯淵「・・・・・・では」
夏侯惇「どうやったら奴を倒せるのか。その動きを体が自然と求める。
以前下手に相対したから余計にな」
夏侯惇はそのまま部屋の出口へと歩を進めた。口元には笑みを浮かべながら。
夏侯惇「・・・・・さぁ、蜀公殿との戦を楽しもうか。死ぬまでな」
夏侯淵「御意」
その数刻後、恐怖と、諦めと、怨嗟の声が満ち溢れた宛城にて、彼は騎乗の人となった。
只一人、笑みを浮かべながら。
【戦勝攻取してその功を修めざるは凶なり】
諸葛亮「各将は投降兵の確認を忘れるな!それと長安からの援軍を受け入れる準備を」
攻略戦は多少梃子摺りはしたものの、あっさりとカタはついた。
先陣である城門付近に「あの方」の姿が見えた時は驚いたが。
落城寸前に突如、夏侯惇、淵の両名が率いる軍が城門付近に出現し雲玲軍は大混乱に陥った。
張遼「な・・・・何だと?」
馬超「馬鹿な?今まで何処にいたのだ?」
勝利を掴みかけている正にその瞬間、僅かに生まれた弛緩を最大限に利用し惇、淵両軍は暴れまわった。
だが、更に驚愕すべく出来事が起こった。
夏侯惇「さて、このまま敵軍の最奧までブチ抜くぞォ!淵、弩を放て・・・・・」
バシュゥ!
騎乗し、後方を向いていた夏侯惇の頬に鮮血が飛び散る。
自らの血では無い。乗っていた馬の血だ。
正面に向き直った夏侯惇の視界に映ったのは馬の頭。
だが、その両耳の間から角のような物が生えていた。
否、刃が馬の咽から頭頂を貫いていたのだ。
夏侯惇「チィッ!」
軽い舌打ちと共に馬から飛び降りる。が目の前には既に一撃を加えようとする敵兵。
夏侯惇「嘗めるなァ!」
寸前のところでその一撃をかわし、呼吸を整える――――――――――――フリをしてみた。
当然、第二撃が襲ってくる。
夏侯惇「吻!」
その一撃を横薙ぎで捌く。
夏侯惇「かかりおったな雑兵が」
そのまま刃を頭上で閃かせ――――
夏侯惇「死ねェ!」
己の膂力の全てを込めて大上段から振り下ろす。
ガキィ!
やけに手ごたえが無い。
これは雑兵を一刀両断にした音ではない。刃にて捌かれた音だ。
夏侯惇「な!?」
驚いている暇は無い。そうしている間にも死角となった左側から刃が打ち据えられている。
夏侯惇「グゥッ!」
数歩後退し、敵の姿を視界に捉える。
先程の一撃であろう。雑兵が装備していた粗末なつくりの兜は、もう原型を留めていない。
おかげで自分が誰と戦っているのかがよくわかった。
夏侯惇「成る程・・・・・こんな所に紛れ込むとは。同じ将でも、孟徳とは随分違うな」
雑兵はフ・・・・と口元に軽い笑みを浮かべ軽く言い放った。
雑兵?「いつぞやの決着を」
夏侯惇「律儀な事だ。手間が省けて助かる。が、将のやる事では無いな、これは」
雑兵?「でも、これが私のやり方。『只の女』はこんな事しないと思うけど?」
夏侯惇はククク・・・・と咽を鳴らす。笑っているのだ。敵軍十万に囲まれた戦場で。
雑兵?「『将』との決着は戦場でつけるのが相応しい』のでしょう?」
夏侯惇「その通りだ。では決着をつけようか。『蜀公』雲玲殿?」
雑兵改め雲玲「待った」
得物を持たぬ左手を差し出す。
雲玲「決着をつけたら、それからどうするの?」
夏侯惇「?」
何を言っているのだ?この女は。
これからどちらかが死ぬのだというのに。
雲玲「雲玲軍には歴戦の将、夏侯 元譲を受け入れる準備がある。
雑兵改め雲玲「待った」
得物を持たぬ左手を差し出す。
雲玲「決着をつけたら、それからどうするの?」
夏侯惇「?」
何を言っているのだ?この女は。
これからどちらかが死ぬのだというのに。
雲玲「雲玲軍には歴戦の将、夏侯 元譲を受け入れる準備がある」
成る程。
夏侯惇「確かに・・・・・・貴様は『将』だな」
遠い目で空を見上げてみる。雲一つ無い澄み切った青い空。
夏侯惇「その後、か。考えてみた事も無かった・・・・・・・・」
再び雲玲を見据え、
夏侯惇「いいだろう。ならば見せてみよ!この夏侯元譲を従えるほどの将器を!」
雲玲「上等!」
鋭い日差しの中、再び彼等は交錯した。
現在の状況
※※※※※※※※※※※※※※※※※※薊※※※※※※※※※※※※※※※※※
※※※※※※※※※※┏━■━━━━━■━━━┳━━━━■━━━○遼東※※
※西涼☆┓※※※上党■┓晋陽※業β┏━━━┳■渤海┏━┛北平※※※※※
※※※※┃※弘農※※┃┗━━━━━■━━┓┗━━━■平原※※※ ※
※※※※┃※┏☆━┓┃洛陽※※陳留┃※※■━━━■┻━┓※
※西平☆┫※┃※※┗□━━━━┳━□━━┫濮陽※済南※┃※
※※※※┃※┃長安※┗┓宛┏━□許昌※※┃※※※┏━☆┛※※
※天水┏☆━☆━━━━☆━┛※┣━□━━□小沛※┃北海※※※※※
※※※┃※┏┛※※※※┣━━━□━┓言焦┃┏━━┛※※※
※武都☆━☆漢中※※※☆新野※汝南┃※※┗☆下丕β※
※※※┃※┃上庸※襄陽┃※※※※※┃※※┏┛※※※※
※※フ ☆━┻☆━━━━☆━┓※※※┃※※☆広陵※※
※※※┃※※┗┓永安┏┛┏☆江夏※☆寿春┃※※※※
※※※┣━┓※☆━┳☆━┫┗━┓┏┻━━☆┓抹陵※
※※※┃巴☆━┛※┃江陵┃※※┗☆廬江※┃┃※※※
※成都☆━┛※武陵☆※※☆━━━┫※┏━┛┗◇呉※
※※※┣☆建寧※※┣━☆┛柴桑※☆━┛※※┏┛※※
※永昌☆┃※※零陵☆※┃長沙※※翻陽※※※┃※※※
※※※┃┃※※※※┗☆┛※※※※※※※※※◇会稽※
※三江☆┛※※※※桂陽※※※※※※※※※※※※※
※※※※※※※※※※※※※※※※
公孫康=○ 馬騰=滅亡 張魯=滅亡 曹操=■ 孫権=◇ 新勢力「殷」=□ 雲玲=☆
リアルタイム記念カキコ
顔良&文醜に代わり、今回出陣する呂布&徐晃。
彼らには、主に前回の戦で投降した李カク軍の敗残兵が当てられた。
李カク軍の弱さは、前回の洛陽攻略戦で既に露呈している。
かつて精強と呼ばれた董卓軍であったが、その面影はもはや微塵も残ってはいなかった。
これら弱兵をあてがわれた呂布&徐晃。
しかし彼らはわずかな期間で、これら弱兵を精強な部隊へと変貌させた。
出陣前日、袁煕の元へ伝令が入る。
洛陽郊外で調練をしていた両部隊が帰還したというのである。
ほどなく呂布の姿が現れた。
呂布「兵士に飯を食わせろ」
そう言い残し、呂布は姿を消す。その後に徐晃が従った。
呂布の姿に特別な変貌はなかったが、
後に従う徐晃の姿は、見るも無残に変わり果てていた。
頬はげっそりと痩せこけ、大きくなった両目がギョロリと光っている。
やつれただけかと思いきや、
その体躯、特に両腕などはひと回り大きくなったかのように見えた。
一同は騒然とする。
そして、城外に待機する兵士たちを見て、彼らはさらに驚愕した。
疲れ果て、もはや立つ気力もないような状態。
数は明らかに減っている。まるで戦場から帰還したかのような有様。
遠くの方には、行き倒れと思われる兵士の姿が数十は確認できた。
これが明日、使い物になるのか・・・?
兵士たちを目の当たりにした審配の心に、一抹の不安が過ぎった。
<弘農攻略戦>
弘農は洛陽と長安を結ぶ中継地である。
ここを攻略できれば、長安は目と鼻の先。
敵軍も死に物狂いで、弘農の防衛に当たるであろう。
しかし今回、袁紹軍には反李カク連合の援軍がある。
これをどのように使うか。
軍儀の焦点はそこに集まった。
審配「我らはここに待機し、援軍を待つが上策。
さすれば損害少なく、我らは勝利を得られるでしょう」
熱弁を振るう審配に、それまで沈黙を守っていた呂布が言い放った。
呂布「援軍などいらぬ」
審配「何と、将軍は大軍の利を無用と申すか?」
呂布「奴らは弱い。魔王董卓軍も落ちたもの。
俺だけで充分だ。貴様らはそこで見ておれ」
そう言い残し、呂布は天幕を去った。
慌てて審配が後を追う、しかし呂布の姿は既にない。
ほどなく呂布の部隊が凄まじい勢いで動き始めた。
結局、袁煕軍は呂布に引きずられる形で進軍を始めたのである。
(※ゲーム内での呂布は完全委任)
烈火の如く進軍する呂布&徐晃の重騎部隊。
徐晃部隊が前衛砦を占拠し、彼らは城門前に迫る。
そこには長安の援軍を加えた李カク軍が布陣していた。
兵力は拮抗している。
袁紹軍58749VS54900李カク軍
そこに呂布隊が切り込んだ。
敵陣内を縦横無尽に走り抜け、
布陣をズタズタに切り裂いてゆく呂布隊。
少し遅れて切り込んだ徐晃隊が、それらの部隊を次々に壊滅させていった。
呂布隊により、楊奉隊壊滅。
徐晃隊により、張済・張楊・董承隊壊滅。
この頃になると、連合の援軍が到着していたが、
その助けなど全くいらない状態で戦況は進行していた。
趙雲隊により、張繍・韓暹隊壊滅。
張コウ隊により、鍾ヨウ隊壊滅。
どうにか戦場に間に合ったホウ徳隊が賈ク隊を壊滅させ、
かろうじて連合の面目は保たれたものの、
結果は袁紹軍の強さを連合各国に披露しただけの形となっていた。
趙雲「凄まじい・・・」
張コウ「・・・まさか本当にここまでやるとは」
感嘆する両名の横で、無言のまま佇む審配。
確かに呂布は頼もしい戦力だ。
しかし、頼もしさを通り越した空恐ろしさを、審配はうっすらと感じていた。
<戦後処理>
帰順:韓暹・鍾ヨウ・董承・楊奉
文醜が洛陽の太守となった。
>劉香蘭サマ
じゃあ、香蘭サマには、劉璋の子息との政略結婚をお勧めします。
結婚式当日に趙雲が現れ、香蘭をさらっていく。
そして二人は世俗を離れ、幸せに暮らしましたとさ・・・→リプレイ終了。
ダメじゃん(w
>劉鳳サマ
10の初リプレイ、いいんじゃないでしょうか。
期待してます、頑張ってください!
>雲玲サマ
懐かしいですか・・・どういう意味だらう、古い?(w
雲玲さんの文章は凄いっすね。
もう、小説に近い感じ?
前スレも読みたいんですが、表示されませんでした。
さて。
能力平均値があの伝説の2曹豹並みの韓玄…無茶くさいですな。
結論…劉鳳を10で。
さて。黄月英とか使う予定だったので予定が狂い。
新武将をいろいろ作ってる最中です。
現在清河公主を作成しようと画策中…旦那がふがいないにもほどがあるパラなので・・・
【25:西伐開始】
程c:無事、撃退したとのことです。
香蘭:それじゃ、西伐開始ですの。韓恋!
韓恋:はっ!
香蘭:西伐の総大将を任せますの。安定から西涼まで悉くを制圧してきなさいの。
韓恋:はい、必ず!
香蘭:周瑜!
周瑜:はい!
香蘭:貴方を西伐軍の参謀に任じますの。韓恋をよく支え、無事任を全うすることを望みますの。
周瑜:大任、謹んでお受けいたします。
香蘭:後、西伐に参加する者は、荊星、韓暹ですの。
荊星:はいっ!
韓暹:は、はい?!
程c:諸将が怠りなく軍務に努め、西伐の達せられんことを望みます。
三人:はっ!
韓暹:(なんで俺?)
安定・攻城戦 劉香蘭軍10000vs董卓軍4200
劉香蘭軍
総大将:韓恋 弩兵 4700
部将 :周瑜 歩兵 5300
董卓軍
総大将:楊彪 歩兵 2800
部将 :朱儁 強弩兵1400
韓恋:健気に打って出るとは、見上げた忠誠心だこと。
周瑜:一応、降伏勧告してみるか?
韓恋:そうね。
韓恋:聞け!私はこの西伐軍を預かる将軍、韓恋である!
安定太守楊彪!彼我の戦力差は歴然であり、これ以上の抗戦は無益である!
私は無用の争いは好まない。
貴殿は董卓配下の者として十分その責を果たした!
速やかに降伏され、以降は漢朝の臣として皇帝陛下への忠節に勤められんことを願う!
繰り返す、速やかに降伏されよ!
なお、私が主より与えられた時間も無限ではない!三日の後に返答がない場合、総攻撃に移る!
貴君が賢明なる判断を下すことを望む!
周瑜:お疲れ。
韓恋:さて、降伏するかしらね。
周瑜:無理……だろうな。あちらにも意地がある。一戦もしないで降伏はできんだろうさ。
韓恋:ま、兵には一応備えをさせておきますか。
韓恋:約限の三日である!安定太守楊彪、答えや如何に?!
楊彪:貴殿の話は分かった!だが、私も安定を任された以上、一戦もせず降る訳にはいかぬ!
かくなる上は戦って雌雄を決するのみ!
韓恋:……貴殿の答え、受け取った……合図を!
荊星:はいっ!
(黒旗が振られる)
楊彪:なんだ、あの旗は……ん?
伝令:ほ、報告!朱儁殿、鍾[月缶系]殿、張済殿寝返り!!
楊彪:な、なんだと?!くっ、最初から私は孤立していたのか……見事だ、劉香蘭!
戦後処理
登用:楊彪
(埋伏:朱儁 戦中に離反:鍾[月缶系]、張済)
韓恋:楊彪殿、もう、義理は十分に果たされたと思います。
楊彪:そうだな……ここまで鮮やかにやられては、ぐうの音もでんわ( ̄ー ̄)
鍾[月缶系]:楊彪殿……。
楊彪:降伏しよう。この年寄りが役に立つなら、使ってくれ。
韓恋:歓迎いたします、楊彪殿(^^)
程c:安定より伝令が着きました。無事、攻略したそうです。
香蘭:まずは祝着ですの。
程c:後、平原より田疇、呂威[王黄]の両名を登用したとの事。
それから先ほど、黄権殿が降ったと荀攸殿が伝えてきました。
香蘭:分かりましたの。
【次回予告】
安定を攻略した勢いのままに、韓恋は天水、そしてその先を目指す。
待ち受けるは西涼の雄、馬騰。
次回、第二十六話「天水の激戦」
>420雲玲殿
久しぶりですね。
これからどうなるのか、期待しています。
(しかし前スレがまだ見れん……)
香蘭がどうするかは……乞うご期待、ということで。
>428袁熙殿
人間に擬装済みの二足歩行形態特殊重戦車の凄まじさは相変わらずのようで。
しかし、後々どうなることやら……。
で、劉璋の息子っつうと劉循ですか?
……(想像中)……ダメすぎる orz
>433劉鳳殿
えーっと……三国志2の曹豹は。
知力:13 武力:19 魅力:15
……これに匹敵するとなると、流石に厳しい(どころじゃない)ですか。
ともあれ、新リプレイも期待しております。
このスレ(・∀・)イイ!!
漏れもリプレイやっても(・∀・)イイ??
どなたか、三国志[プレイ日記その2を立てていただけないでしょうか?
袁術陛下が、馬鉄たんがぁっ・・・!
これだけだとアレなので
>袁煕殿
某ザンギを彷彿とさせるような猪突猛進の両将軍にワロタ。
>劉香蘭殿
君主殿以外の女性キャラは結婚しないのかな…とひそかにドキドキ。
>雲玲殿
もう話がわけわかめで…。
…ごめんなさい。
では、皆様がんばってください。
>>439 新スレってのはどうかねえ。
馬鉄さんはこっちのスレか、「三 国 志 プ レ イ 日 記 2」に移ってもらった方が良いと思う。
袁術陛下は・・・もうどうでもいい。
199年7月 弘農の評定
曹操が[言焦]・許昌を領有する。
劉表が桂陽を領有する。
袁煕は三品官に昇進した。
弘農の方針が内政重視に定められた。
審配「さて、どうしましょうか。
このまま勢いに乗って、長安に攻め込むのも一手ですが」
袁煕「いや、方針は内政重視だし、しばらくはここでマターリしたいな」
審配「そうですな、それもいいでしょう」
すると突然、伝令が駆け込んできた。
伝令「洛陽の我が軍が宛に侵攻、これを制圧した模様!」
審配「・・・誰が攻め込んだのだ?」
伝令「顔良&文醜将軍ご両名です」
袁煕「あいつら・・・」
審配「我慢、できなかったようですな」
袁紹が宛を領有する。
洛陽の太守は郭。宛の太守は文醜となった。
楊奉を北平に異動させる。
袁尚を北平から呼び寄せた。
199年10月 弘農の評定
張魯が長安(李カク領)に侵攻。これを制圧する。
李カクは斬首され、ここに李カク勢力は滅亡した。
これにより、反李カク連合は解散となる。
劉表が新野を領有する。
曹操が北海(孔融領)に侵攻。これを制圧する。
これにより、孔融勢力は滅亡する。
袁紹が燕公の位を授与された。
審配「張魯に先を越されてしまったようですな」
袁煕「うん、もうちょっとで長安だったのに、残念だね」
審配「あまり残念そうには見えないんですが・・・」
袁煕「う〜ん、実はどうでもいいんだよね。
マターリプレイだし、父上の後継者はどうせ譚兄さんになるんだしさ」
審配「はあ、そういう生き方も良いとは思いますが・・・」
袁煕「盛り上がる展開もないから、勢力地図でも載せとこうか」
※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※
※※※※※※※※※※┏━■━━■━━━━━━┳━━━━■━━━△遼東※※
※西涼☆┓※※※上党■※晋陽※薊※┏━━━┳■渤海┏━┛北平※※※※※
※※※※┃※弘農※※┃※※※※業β■━━┓┗━━━■平原※※※ ※
※※※※┃※┏■━┓┃洛陽※※陳留┃※※●━━━●┻━┓※
※西平☆┫※┃※※┗■━━━━┳━●━━┫濮陽※済南※┃※
※※※※┃※┃長安※┗┓宛┏━●許昌※※┃※※※┏━●┛※※
※天水┏☆━▼━━━━■━┛※┣━●━━●小沛※┃北海※※※※※
※※※┃※┏┛※※※※┣━━━@━┓言焦┃┏━━┛※※※
※武都□━▼漢中※※※▲新野※汝南┃※※┗●下丕β※
※※※┃※┃上庸※襄陽┃※※※※※┃※※┏┛※※※※
※※フ★━┻★━━━━▲━┓※※※┃※※□広陵※※
※※※┃※※┗┓永安┏┛┏▲江夏※@寿春┃※※※※
※※※┣━┓※★━┳▲━┫┗━┓┏┻━━◆┓抹陵※
※※※┃巴★━┛※┃江陵┃※※┗@廬江※┃┃※※※
※成都★━┛※武陵▲※※▲━━━┫※┏━┛┗◆呉※
※※※┣★建寧※※┣━▲┛柴桑※◆━┛※※┏┛※※
※永昌★┃※※零陵▲※┃長沙※※翻陽※※※┃※※※
※※※┃┃※※※※┗▲┛※※※※※※※※※○会稽※
※三江★┛※※※※桂陽※※※※※※※※※※※※※
※※※※※※※※※※※※※※※※
■袁紹、●曹操、◆孫策、▲劉表、★劉璋
@袁術、☆馬騰、○王朗、▼張魯、△公孫度
□空白地
>劉鳳サマ
おお、]のリプレイっすか!
いいなぁ、早くPS2で出ないかなぁ。
期待してます、がんがってください。
>劉香蘭サマ
韓暹かよ!いいなぁ、ワロタよ。
華北統一まであと少しですね!
次回は馬騰戦ですか、馬超の活躍に期待します。
>>438殿
(・∀・)イイとも!
>>439-440殿
す、すみません。私、実は馬鉄でもあるんです。
2つのスレでリプレイしてました。
こっちはお手軽風に、あっちは真面目風に・・・
スレ、なくなっちゃいましたね。どうしましょうか・・・。
劉鳳「はいこんばんはー。誰がなんと言おうとこんばんわです。ええ。
とりあえずですね。新武将設定が終わったので発表といきたいかなと」
無能一号「はいどーも。」
無能二号「そうですか」
劉鳳「のりが悪いですね…まあ無能コンビの能力から行きましょう。
無能一号!韓玄。
統20武33知6政3魅1。
存在自体がギャグだね。」
一号「ほっとけえっ!!!二号よりはましだ!」
劉鳳「ちなみに二号…夏候ボウ
統15武7知5政20魅3。
伝説を凌駕したね…」
劉鳳「…まあいいとして。以下、新武将ズの能力値のみを置いておきますゆえー。
適当にご覧ください。」
劉鳳 統62武59知41政39魅43
劉凱 統78武89知66政58魅69
雷鳳 統99武100知88政99魅88(少し下げる。高すぎだ…)
夕凪 統63武55知98政88魅85
範翔 統35武25知88政58魅99
曹玲 統55武79知85政40魅91(清河公主設定)
配聖 統97武86知91政78魅87
韓異 統74武85知99政56魅85
劉鳳「こんなところでしょうか。
改めてみると…高すぎなのでもう少し下げるかも、です。
ではがんばってみたいと思います。」
二号「俺でやってみたいという勇者は…いないだろうなあ・・・」
>>444 サンクス!
それじゃあやらせてもらっちゃいやがります。
三国志8PKで行かせて頂きまする。
使用キャラは、新武将で孫仁。
孫朗の別名なんだか孫尚香の名前なんだか、よく判らない人物です。
なので歴史捏造w
尚香の双子の弟という設定でやっちゃいますよ、ええ。
208年の赤壁シナリオで始めます。
所在地は廬江、孫権軍所属です。
■孫仁
・基本能力
武力75 知力55 政治71 魅力80
・戦法
撹乱(初) 烈火(参)
・特技
耕作 商才 弁舌 歩兵 医術
ぴぴぴぴぴぴ。
今日も小鳥の囀る朝がやって来た。
彼らの奏でに合わせるように、また人間たちも営みを始めようとしている。
だけど……。
「眠い…」
布団にくりまりながら、ごろんと寝台で寝返りを打つ。
朝のひんやりとした空気と布団のぬくもりが心地よい。
こんな朝は、いっそいつまでも眠りを甘受していたい気分だ。
「朝だよー、さっさと起きなさーい」
どこからか、そんな声が聞こえる。
近いような気もするし、遠いような気もする。
ぼんやりとした頭で、もごもごとその言葉に答えた。
「んー…あとちょっと寝かせて……」
「何寝ぼけたコト言ってんのよ!」
「うごふっ!?」
怒声と共に、強烈な衝撃が腹部を襲う。
なんか、痛い。痛いというか、すっごく痛い。
痛む腹部をさすりながら、涙目をこすって体を起こす。
こんな仕打ちをするのはどこの誰だろう。
半ば解りきった自問。
そして、その回答は予想を裏切らずに僕の眼前に直立していた。
「姉さん…ものすごく痛いんだけど」
「そりゃあ本気でやったからね。痛くて当然よ」
双子の姉、孫尚香は至上の笑顔で言い放った。
西暦208年。
大兵力を動員して南征を開始した曹操は荊州を制圧しようとしていた。
江陵に20万の兵力を駐屯させ、江夏へ逃れた劉備を一飲みにせんと機を窺っている。
隣国である呉とてそれは他人事ではない。
曹操からの降伏勧告を跳ね除け、劉備と手を取り立ち向かう決意を固めていたのだった。
「…とは言うものの、僕はこうしてのんびりと農作業に精を出しているわけで」
「ん? 何か言った?」
「いや、何でもないよ」
訝しがる姉さんを横目に、僕はがしがしと廬江の田畑を耕していた。
周提督の駐屯する柴桑ならいざ知らず、直接江陵の脅威に接していない廬江。
おまけに戦闘要員として参加する可能性の低い僕にしてみれば、曹操軍は対岸の火事みたいなものだった。
まあ、実際に長江の対岸なわけだけど。
ただその火事は、その気になればいつでも渡河してこれる能力を備えているのが問題ではあった。
「あんた、すごく呑気なコト考えてるでしょ」
「読心術!?」
「顔に出てるわよ…」
はあ、と姉さんが溜息をつく。
その表情は呆れ顔だったが、僅かに笑みの成分を含んでいたのだった。
短めですが、導入部という事で今宵はここまで。
へたれ文筆ですが、よろしくお願いしますー。
【26:天水の激戦】
195年5月
韓恋:この勢いで、一気に天水も落とすわよ!
天水・攻城戦 劉香蘭軍12100vs馬騰軍4100
劉香蘭軍
総大将:韓恋 騎兵3500
部将 :周瑜 歩兵8600
馬騰軍
総大将:馬騰 弩兵1900
部将: 馬超 弩兵 900
部将: 馬岱 歩兵 900
部将: 馬鉄 歩兵 400
馬騰:勢い盛んなことだ。この城では支えきれんな。
馬超:親父、そんな弱気な!
馬騰:孟起よ、別に弱気で言ってる訳ではないぞ。西涼の兵と糾合し、総力で決戦する。そう言っているだけだ。
馬超:む。
馬岱:殿、それに従兄上。戦を前に争われますな。
馬鉄:そうです、退くとしても、一泡噴かせてからですよ。
馬超:それもそうだな。
朱儁:馬氏一族総出でお出迎えとは。
韓恋:歓迎痛み入るわ。総攻撃!
馬騰:おおっと……流石に香蘭軍、意気盛んだな。
趙累:御大将、機を失わぬうちに……。
馬騰:うむ、西涼へ退け!
周瑜:ちっ、もう撤退し始めたか。諦めがいいことだな!
韓恋:追撃!次に備えて少しでも損害を与えておくのよ!
戦後処理
登用:梁興、馬玩
荊星:捕えた将が降伏を申し入れてるけど。
韓恋:本気かどうか怪しいから、とりあえず監視付きで軟禁。
ま、次で決着つけたら本当に降るでしょ。
195年6月
荊星:韓恋、今伝令が来たんだけどさ。
韓恋:伝令?長安の方で何かあったの?
荊星:んーん。あれ以来董卓は静かなもんだよ。そうじゃなくって、柴桑で劉備が旗揚げしたって。
韓恋:……うーん。平原陥落っていつだっけ?
荊星:確か三年前。
韓恋:長の雌伏から遂に立ち上がる……か。
荊星:これも浪漫?
韓恋:……どうかな?
朱儁:お話中の所、申し訳ありません。
韓恋:いえ、朱儁殿、何か?
朱儁:物見より知らせがありました。西涼の馬騰、動いたようです。
韓恋:あちゃ、先手を打たれたか。
朱儁:いかがないさますか?
韓恋:お望み通り、野戦でケリをつけてあげるわ。全軍に出撃命令を!
朱儁:は。
天水・迎撃戦 劉香蘭軍10600vs馬騰軍8000
劉香蘭軍
総大将:韓恋 騎兵7500
部将: 周瑜 歩兵3100
馬騰軍
総大将:馬騰 歩兵3800
部将: 馬超 弩兵1700
部将: 馬岱 歩兵1700
部将: 馬鉄 弩兵 800
韓恋:見たところ、将の顔ぶれは変わってないか。
周瑜:とはいえ、騎兵を率いぬ馬氏なぞ手足をもいだ蟹も同然。ここで一気に決着をつけましょう。
朱儁:そうだな。……狙い目は、馬超か?
韓恋:んー、西涼の錦馬超と言えばその勇猛さで有名。それが狙い目?
荊星:姉様が聞いたら、喜々として一騎打ちに行きそう……。
韓恋:あー、最近盛んに一騎打ちしかけてるしね……ってそういう話じゃなくて。
周瑜:今回、奴は弩兵を率いてる。確かに弩兵の扱いも不得手ではないだろうが、
騎兵や強弩兵を使ってる時に比べれば格段に脅威の度合いは下がるからな。
朱儁:そういうことだ。ここで奴を捕えておけば次の西涼攻めがやり易くなる。
荊星:それに、兵力も馬騰本隊の半分だしね。
韓恋:ご尤も。じゃそういうことで……いきますか!
馬鉄:うわああぁっっ!!
馬超:鉄!お前またか?!
馬騰:ったく何度も落し穴に嵌りおって……下がっていろ!
馬鉄:うぐぅ……父様、兄様、ゴメン(T−T)
*馬鉄は撤退しました*
馬騰:あの「韓」の旗……噂に聞く劉香蘭旗下の名将韓恋の部隊か。
馬超:俺と親父で奴を攻める!岱、お前は南の方でうろうろしてる歩兵を叩いてこい!
馬岱:分かりました、従兄上!
韓恋:上手い具合に二手に分かれたわね……。
荊星:それじゃ……?
韓恋:全軍、馬超隊目掛け突撃!しかる後に馬岱隊の後背を突く!我に続けぇ!!
馬超:くっ、逆落としか……いかん、押さえ切れん!!
馬騰:孟起の部隊が全滅しただと?!
伝令:はっ、馬超殿は捕えられた由にございます。
馬騰:ならば取り返さねばなるまい。行くぞ!
兵士:おーっ!!
周瑜:さすが西涼に名を馳す馬騰殿、兵の士気は高い。
……が、気力だけじゃあどうにもならねえことってのがあるんだよな、世の中には。
馬騰:くそっ!また落し穴だと?!
従卒:馬騰様!これ以上は……。
馬騰:どうにもならんか……撤退するぞ!
捕虜:馬超、馬休、周倉
登用:成宜、張横
韓恋:では、降伏する気はない、と。
馬超:くどい!俺も西涼の勇将馬寿成の子よ!さっさと首を刎ねるがいいわ!
馬休:僕も兄上と同じです。降る気はありません。
朱儁:さすが、というべきかな。
韓恋:貴方たちを殺す気はないわ。ま、しばらくゆっくりしててちょうだい。
馬超:どういうつもりだ?懐柔などされぬ、生かしておけば貴様らに災いを成すだけだぞ?
韓恋:さて?まあそうなったらその時考えるわ(^−^)
馬超:う……。
【次回予告】
追いつめられた西涼の雄は、敗残の兵を率い何を想うのか。
そして、東では一人の人物の死が新たな戦乱の火種となる。
次回、第二十七話「馬騰恭順」
>439殿
「次回をご期待下さい」(いや、次々回かな)
>441袁熙殿
曹操の勢力が意外と大きいことにびっくり。
しかし、どこまでマッタリやれますかな……ふふふ。
>445劉鳳殿
つ、使えネェ……能力値ヒトケタってなんだ!<無能一号二号
オリキャラは、ちと万遍なく高いキャラが多すぎるんで、かえって面白みに欠けるかもー。
まあ、ウチも全員99の能力値持ってますが、大体その分どっかの能力値が低いですからね。
(万遍なく高いのなんか荊月ぐらいですが……それでも魅力、政治はぱっとしませんし)
>447孫仁殿
新キャラですねー、頑張って下さい(^^
209年7月、江夏陥落。
この知らせは瞬く間に呉を駆け抜けていった。
援軍として出撃した柴桑軍も散々に打ち破られたらしい。
この頃には曹操軍も公孫康軍を攻め滅ぼして北方攻略を完了している。
その兵力を南方へ振り向け、万全の態勢で望んでいるのだろう。
この廬江に曹操軍が向かってくるのも、そう遠い日ではないように思われた。
「…なんて、僕は今日も畑耕してるんだけどね」
結構、呑気なもんだった。
思考も途切れたところで、作業を再開する。
作業員に声を掛けると、それぞれ小休止に後ろ髪引かれながら持ち場に戻っていった。
僕も鍬を持って出て行こうとすると……。
「呑気に畑耕してる場合じゃないわよーっ!」
騒々しい声とともに姉さんが走ってきた。
しかし呑気に、というのは聞き捨てならない。
農業収穫は国の基礎だ。
それを軽んじられてはたまらない。
こほん、と一つ咳払いして説教してやる事にする。
いつもやられ通しだから、たまには反撃してやらなくては。
「いいかい、姉さん。農業というのは国を支える重要な柱であって、決して呑気とは……」
「国がなくなったら農業もへったくれもないっ」
「は?」
姉さんの言う事は要領を得ない。
国がなくなる? なぜ?
「曹操軍が廬江に向かってきているわ。あんたもさっさと戦闘準備なさい!」
「えー!? だって、さっき江夏攻めたばっかりじゃないか!」
「そっちの部隊じゃないわ…敵は、寿春から来てるのよ」
「寿春…そうか。そっちの部隊を動かしたんだ」
なるほど。曹操軍が廬江にやって来るのは、果たして遠い日ではなかったという訳だ……!
主力は城外に布陣し、迎撃態勢を整えていた。
僕はその中に含まれず、城内で守備を固める。
願わくば、僕らの出番がない事を。
しかし…。
「いつまで持ちこたえられるか、ていう問題かしらね…」
「姉さん?」
とても姉さんの言葉とは思えない弱気な発言だった。
本当に姉さんなのかどうか振り向いて確認してみるが、やはり姉さんだ。
「らしくないね。姉さんなら100万相手にしても平気な顔して飛び込んで行きそうなのに」
「へぇ。仁くん、私の事そーゆー風に見てたんだ?」
笑顔、極上の笑顔だった。
それは極限の恐怖を僕にもたらす。
こりゃ怒らせちゃったな、と思った時には既に遅い。
疾風の如き動作で僕の背後に回ると、姉さんの拳がこめかみを捉える。
ぐりぐりぐり。
「うわっ、痛いってば。姉さん!」
「乙女に酷い事言うからこうなるのよ。その身に刻みなさい」
「刻むの!? ってーか痛いんだってばー!」
どの口が乙女と言うか!
どちらかというと弓腰姫という通称の方が相応しい振る舞いだ。
この地獄は際限なく続いて行くような気がしてならなかった。
ぐりぐり。
ぐりぐりぐり。
ぐりぐりぐりぐり。
「ええと…そろそろよろしいでしょうか?」
「「は……」」
指揮下の兵がすごく居辛そうにこちらへ視線を向けていた。
姉さんが慌てて離れて、ちょっとだけ恥ずかしそうに咳払いしている。
こっちだって十分恥ずかしいさ…。
「え、ええと。それじゃあ持ち場に……」
「いえ、その必要はないみたいですよ」
「へ?」
「既に退却命令が出ておりますれば」
「「な、なんだってー」」
情けない叫びが調和していた。
城外に展開した廬江軍は既に破られていたらしい。
すぐさま撤退に取り掛かるが、少し出遅れている。
曹操軍の一部はもう廬江城内に侵入してきていた。
あちらこちらで剣戟の響きが奏でられていて、僕たちのいる場所も安全とは言えなくなっていた。
それでもどうにか指揮下の兵を脱出させ終え、残るのは僕と姉さんの二人だけとなっている。
「よし、何とかなった…。さ、姉さん。先に行ってよ」
「何言ってんのよ。あんたが先に行きなさい」
「何言ってんのよって…それは僕の台詞だよ。姉さんを残して先に行ける訳ないじゃないか」
「あー、もう。男ならごちゃごちゃ言わないの!」
「男が先に逃げられる訳ないじゃないか!」
言い争いは長期戦に入ろうとしていた。
こんな事してる場合じゃない、と焦燥感ばかりが募っていく。
そのせいか、僕は周囲へ配る注意力をいささか欠いた状態だった。
「だから姉さんが先に脱出しないと僕も出るに出られないんだってば」
「もう、変なところで強情なんだか……っ、危ない!」
姉さんが剣を抜いたかと思った直後、僕のすぐ後ろでその剣が振るわれていた。
ぱしり、とそんな音を聞いた気がする。
振り返ると足元に矢が一本、二つに折れた姿で落ちていた。
流れ矢、という奴か。
全然気付いていなかった。
「…ありがとう、姉さん。助かった」
「ふー…。まったく、気を付けなさいよね?」
「そうするよ」
頬を伝う冷や汗を拭う。
ほっと一息つきたいところだけど、そんな悠長な事も言っていられない。
また今みたいな事があったりでもしたらたまらないからだ。
僕はずい、と一歩進み出ると、姉さんの手を握り締めた。
「行こう、姉さん。どっちが先に行くのが嫌なら、二人で行けばいいんだ」
「ちょ……仁?」
「姉さんが傍にいてくれれば心強いしね。さ、走るよー」
「あ、こら。そんなに引っ張らないでよ!」
僕と姉さんは、辛うじて廬江を脱出した。
律儀にも城外で待っていてくれた部隊と合流し、そそくさと撤退して行く。
向かう先は秣陵。
一度だけ振り向いた廬江には、既に「曹」の旗が翻っていた。
よさげなトリップ発掘できたので調子に乗って書き込み書き込みw
曹操軍が強すぎて参ります。
このシナリオの孫健軍、武将が多すぎて戦争の出番がないのが悩みの種…。
必死だな、自分。
>香蘭さん
妄想余地たっぷりに新武将ですw
そちらの方はもう大勢力ですね。
馬騰の天水侵攻はちょと意外でした。
しかしさすがはCOM、部隊編成がへたれw
■次回予告
廬江を陥落せしめた曹操軍の勢いは止まらない。
周辺勢力を次々と併呑していく中、これに立ち向かう勢力はあるのか。
孫仁もいつまでのんびりとしていられるのか。
いまだ見えぬ未来に備えよ、総員戦闘配備!
199年10月 弘農の評定の続き
袁紹が遼東(公孫度領)に侵攻。これを制圧する。
公孫度勢力は滅亡し、袁紹は後顧の憂いを絶った。
審配「それにしても、呂将軍は評定を欠席ですか」
袁煕「いいじゃない、彼はあくまでもうちの客将なんだから」
審配「しかし・・・、全く音沙汰なしというのも・・・」
袁煕「まあ、その辺の連絡役は徐晃がやってくれてるし。
徐晃、最近の呂布の様子はどうだい?」
徐晃「はい、先日訪ねた時には
部屋の隅でコックリさんをされてました」
袁煕&審配「・・・・・・」
200年1月 弘農の評定
袁紹陣営で山騎部隊が使用可能となる。
袁煕「あけましておめでとう!
さようなら2世紀、こんにちは3世紀!」
年が明け、最初の評定がひらかれた。諸将が袁煕に挨拶の言葉を述べる。
皆、その表情は明るく、活気に満ちている。
中には昨夜深酒したのか、酒臭い息で挨拶を述べる者もいた。
しかし、ひとり浮かない表情の者がいる。審配だ。
袁煕「どうしたんだい、暗い顔してるねぇ」
審配「・・・今回も呂将軍が欠席とは。
一体どういうつもりなのでしょう、あの方は!」
袁煕「まあまあ、一緒に餅でもつかないかい?」
審配「結構です!何をしているのだ、奴は!!」
徐晃「呂布様ですか?あの方でしたら、
最近、ときめきメモリアルにハマっているようですね」
袁煕&審配「・・・・・・」
>劉鳳サマ
韓玄の魅力1にワロタ(w
もうすぐ始動でしょうか?期待してまっせ!
>孫仁サマ
なかなか文章力あるじゃないっすか。
孫尚香とナイスコンビっすね、呉が滅亡しないことを祈ります。
>劉香蘭サマ
まだまだマターリしまっせ。
ええ、このまま寿命が尽きる勢いで(w
しかし、何気に捕虜に周倉が混じってるのにワロタ。
どういう経緯で西涼にまで流れたのだらう?
466 :
無名武将@お腹せっぷく:04/07/25 01:21
あげ
最近再び活気づいてきたようで嬉しい限りです。おじゃまします。
>439
そりゃそうですね。これだけうぷに間が空くとわけわかめですよね。スイマセン。
前スレはまだ読めないようですので、
時が経ち、いつか時間が出来た時に暇つぶしがてら目を通して頂ければ幸いです。
もう前スレから物語を覚えている方なんていないような気がしますが
これよりうぷさせて頂きます。
【人ならぬ者の思惑】
殷領地 洛陽
そこには奇妙な光景が広がっていた。
「死んだ、死んだ、一杯死んだ〜」
能天気な唄を歌いながら女が笑っている。
それだけなら多少変な光景ではある。が、問題は彼女の周りである。
彼女の足元には無数の民がひふれし、囲んでいた。
十数万人もの数の民草が。
女「さあ、雲玲とかいう女は遂にここ洛陽の隣にまで来ました〜」
オオオオオオオオオオオ――――――――――――――!!
彼女の軽口に歓声が巻き起こる。十数万の。
女「さあ、みんな、ブッ殺して、ブッ殺されようね――――!」
オオオオオオオオオオオ―――――――――――――――――――――――!!!!
より一層の歓声が木霊する。洛陽どころか中華全土に響き渡りかねない程の勢いで。
皆、やせ細り生気がまるで感じられない。
だが、一心不乱に声を上げていた。狂うように。熱病に魘されるように。
十数万の民草が、たった一人の女を囲むように熱狂し、叫び続けていた。
ここは王都。洛陽。
決起集会(?)を終え、彼女玉座に当然の様に腰を下ろした。
其処に座れるのは天子だけなのだというのに。
蘇妲己「さて、最終決戦ねぇ」
正面に立つ二人の妹に語りかける。
ちなみにこの大広間には彼女等三人しかいない。
他には誰もいない。
王貴人「そうですね。我々は、我々の役目を果たすまでです。
溜まって澱んだ水を、再び流し、清める為に」
蘇妲己「そうね。今度こそ、この大地に我々の存在を認めさせなければ」
胡喜媚「でも北斗南斗まで絡んでくると超めんどくさいよね」
蘇妲己「今回の相手は姜子牙でも仙人でもない。加護を受けているとはいえ只の人間よ」
胡喜媚「そう考えると超楽かも」
王貴人「では、私は軍をまとめてきます」
蘇妲己「そうね、一番苛烈で一番残酷で一番犠牲者が多く出る方法で迎え撃つのよ」
王貴人「御意」
雲玲領 宛城
宛城を落としてからまだあまり時間は経ってはいない。
だが、雲玲の名において即座に軍議が開かれた。
洛陽攻略の為の。
既にこの事を見越していたかのように諸葛亮が次々と策を挙げていた。
この男はきっと雲玲が戻らぬとも続ける気でいたのだろう。
劉備に託すか、もしくは自らが主となって。
覇業を。
集まった諸将の表情にも特に変化は見られない。
まあ、彼らには雲玲の失踪は伝えられていないのだが。
当然の如く攻略戦の立案は成立し、日時が伝えられた。
雲玲「・・・・・・・・・・・・・・フゥ」
自然とため息が漏れた。
軍議を終え、室内には雲玲と蔡蘭の二人が取り残されていた。
雲玲「何か久々な感じね。肩がこっちゃいそうねぇ」
蔡蘭「凝りを解してさしあげましょうか?」
雲玲「・・・・べ、別にいいよ」
動揺しながら雲玲は答えた。
先の失踪、そして戦場での独断先行。また小言を言われるのだと雲玲は覚悟を決めた。
今回はどうやら最長記録を飾りそうだ。説教の。
観念して蔡蘭に向き直る。が、予想に反して蔡蘭の表情は悲壮感に溢れていた。
蔡蘭「本当に、これで良かったのですか?」
雲玲「へ?」
雲玲は硬直した。
全く予想しなかった言葉が向けられたからである。
蔡蘭「失踪された原因は私の軽率な発言であった事はわかっています。
そして、曹操亡き今貴方が更に覇業を続ける、否、此処にいる理由は―――――」
正面に雲玲を見据え、己の偽らざる本心を乗せて蔡蘭は言葉を続けた。
蔡蘭「もう、無いのではありませんか?」
雲玲が何か言葉を返そうとする。が蔡蘭は更に続けた。
蔡蘭「貴方が苦しみ続けていたのは知っています。ならばいっそ・・・・・・」
必死に言葉を続けようとする蔡蘭を手で遮り、雲玲が口を開いた。
雲玲「・・・・確かに、色々考えさせられた。蔡蘭の言うように全てを捨てて逃げようかとも思った」
雲玲は静かに認めた。その先に答えがあるのだから。
雲玲「でも、そんな事をしたらきっと曹操に笑われちゃいそうだし」
蔡蘭「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
雲玲「それに、これまで私を信じて戦ってくれた皆に申しわけがたたないじゃない?」
蔡蘭「貴方は!」
珍しく蔡蘭が声を荒げた。
蔡蘭「漢王朝の末裔でも宦官の子孫でも何でもないのですよ!ここまで来れたのが奇跡みたいなものです。
ここで投げ出したって・・・・・」
雲玲「それはちょっと軽率な発言じゃないのかしら?」
驚いた顔をして、蔡蘭が目を伏せる。まあ、それだけ心配してくれていたという事だろう。
蔡蘭「し、失礼致しました」
雲玲「まあ、いいわ。戻ってきた以上私は私の出来る事をする。太平の世を築くってゆう」
蔡蘭「しかし・・・・・」
雲玲「もう少しだし、何とかなるわよ」
蔡蘭「・・・・・・・・・」
雲玲「何とかなる・・・・・・」
自らに言い聞かすように繰り返す。
まだ、時は残酷な時間を刻み始めてはいなかった。
青空の下。足元には大地が広がっている。今は只静かに。
北斗聖君「制約は施行された」
南斗聖君「制約は施行された」
北斗聖君「我々は人の生死を司る者」
南斗聖君「故に人の世にそれ以外モノは不必要」
北斗聖君「故に消えてもらう」
南斗聖君「人以外のものに」
北斗聖君「制約は施行された」
南斗聖君「契約は施行される」
【洛陽攻略戦 壱】
二つの川が城を囲む堀の如く流れ、更にその二本の川が敵軍の砦の前で合流。
そしてそのまま行く手を阻むが如く雲玲軍攻略拠点へと流れてくる。
諸葛亮「今回は二度の渡河が必要となります。敵砦へ向かうのに一度。
城を落とす為に一度」
この川。非常に厄介な事この上ない。渡河中に襲われればいくら優将揃いの雲玲軍もひとたまり無い。
敵軍が待ち受けている場所に渡河するのだ。無事に済むはずが無い。
だが、河を渡らねば『攻略戦』にはならない。
雲玲「ただの旅行だか遠足だかになるわけね」
蔡蘭「・・・・・・・・・・・」
ジャーン!ジャーン!
銅鑼の音が響き渡る。
雲玲「敵襲?!」
蔡蘭「違います。これは渡河の合図です」
蔡蘭はにべもない。
蔡蘭「雲玲様は一番後になります」
攻撃拠点の目の前に聳え立つ山。その山裾より雲玲軍は渡河を始めていた。
伝令兵「張良軍、張飛軍、劉備軍渡河開始!」
あまり大きな河ではない。直ぐに上陸し、砦攻略の為の橋頭堡を築く。これが彼らの役目であった。
雲玲「でも渡河の途中に先遣隊が弩で蜂の巣にされちゃうんじゃないの?
わざわざ敵のド真ん中に行く訳だし」
諸葛亮「御意。それについては別働隊を動かしております。雲玲様においてはしばらくこのままで。心配無き様」
雲玲「そう」
だが本陣にいる三人の中で蔡蘭は一人、不安そうに空を眺めていた。
雲が、風が出てきたのだ。
劉備「・・・・・・・・・・」
眉間に皺を寄せながら劉備は空を覆う分厚い雲を眺めていた。
そこに同じ船に乗る張飛が駆け寄ってきた。
張飛「どうした?兄者」
劉備「・・・・・・・・・・・・雨になるやもしれんな」
雨が降れば河の水量は増大し、当然渡河が難しくなる。劉備は其処を懸念していた。本陣にいた蔡蘭も。
劉備「出来るだけ早く上陸し、後続隊の橋頭堡とならねば。渡河前に嵐になっては我々は孤立してしまう」
張飛「そうだな兄者」
馬謖「流石だな兄者」
劉備「そろそろ対岸が見える頃だ。弩の間合いを出来るだけ詰め、一気に接近戦に持ち込む
それが出来なければ蜂の巣だ」
張飛「そうだな兄者」
馬謖「流石だな兄者」
劉備・張飛「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
馬謖「流石だな兄者」
劉備「貴方は?」
馬謖「兄者ではなくてお兄様、とお呼びすれば良かったですかな?それとも兄君?にいや・・・・・」
劉備「いや、そうではなくて」
張飛「誰だ手前ェ!」(注1)
馬謖「弟者です」
張飛「誰がンな事聞いた!」
怒鳴りつける張飛を目の前にして男はあくまで冷静に言い放った。
馬謖「私は『白眉』馬 季常の弟、馬 幼常。故に先程の回答はあながち間違いでは無いのです」
張飛「ぬう?確かに筋は通っている」
劉備「いや、そうではなくて」
馬謖「先遣隊の張飛殿の軍を混乱させる為、偽報をバラ撒く為に単身船に乗り込みました」
張飛「何だとォ?!」
敵軍の刺客たる馬謖は、やはり淡々とこちらの質問に答えた。
劉備「いかん。ここで『偽報』で我々の軍が足止めをされれば後続の軍の上陸どころか渡河すら困難になる!」
張飛「まずいぜ!兄者」
馬謖「確かにまずいですね」
張飛「お前は敵だろうが!」
蛇矛を振るい追い払おうとするが、馬謖はあっさりそれを躱し船の縁へと器用に降り立った。
馬謖「友情とは戦いの中で生まれるもの・・・・・・・・否!
真の友情は戦いの中でしか生まれぬのです!!夕日をバックに土手で殴りあったり」
軽くキメポーズなどをとりながら意味不明なことをのたまう。
馬謖「貴方々とは時と場所が違えば素晴らしい関係が築けたのかもしれません。
ですが!今ここでは私達は敵同士・・・・・・」
先程とはまた違ったポーズを決める。演説は更に続くようだ。
馬謖「しかし、嘆く事はありません。より大きな困難が立ちふさがってこそ、それを乗り越えた時
至上の友情が結べるのです!95万パワーが何十倍にも跳ね上がったり」
船の縁を徐々に後退していく。その先には河しか無いのだが。
馬謖「その困難を乗り越えて後再びお会いしましょう。悲しんではなりません!いいですか、悲しんでは・・・・・」
バシャーーーーーーーン!
水しぶきが舞う。
何だか芝居がかったポーズのまま、馬謖は河へ落ちた。
劉備「何だったんだ・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
張飛「さあ・・・・・・・・・・・・・・・・・?」
訳のわからぬまま硬直していた二人の頭上に。
ヒュヒュヒュヒュヒュ・・・・・・・・・・・・
無数の矢が煌いた。
張飛「長兄!」
張飛は劉備を庇い咄嗟に床に伏せた。どうやら知らぬ間に敵の弩の射程内に入ってしまったようである。
劉備「な・・・・・・・何をしている。このままでは上陸も出来ん!後退せよ、漕ぎ手はなにをやっている?」
兵士「それが、どうやら浅瀬に入り込んでしまった様で・・・・・・・」
張飛「チィィィ!」
劉備「このまま我々がここで膠着してしまえば後続は・・・・・・・」
想像し、ゾッとする。
馬謖に嵌められたのである。やりかたはどうあれ。
劉備「何だか今回、我々は馬鹿みたいだな」
張飛「おのれェェェェェェェェ!」
張飛の無念の咆哮が船上に木霊した。
注1)このシナリオでは劉備達は博望(土皮)で一度滅ぼされているので当然馬謖にはまだ会ってません。
雲玲軍が山裾から渡河を始めた丁度その頃、その山を迂回する一団がいた。
雲玲軍最速を誇る元涼州騎馬軍。馬超とホウ悳である。
ホウ悳「我々は山を挟み反対側から渡河を開始せよとの事ですが」
馬超「ちゃんと渡河のための船は用意してあるんだろうな・・・・・」
ホウ悳「でなければ何のために我々が砦へ遠回りしているのかわかりませんよ」
やがて山を迂回しきったあたりで視界が大きく開けた。
正面には森。それを越えれば河が見える筈である。
馬超「あの森の裾の河縁に船が隠してあるそうだが・・・・・・・・・・・・」
そこまで呟いた所で馬超は目を細めた。
ホウ悳「どうされました?」
馬超の視線の先には遠目だが、だが何がいるかは理解できた。
騎兵が陣を敷いている。馬超等を迎えるが如く。
ホウ悳「判り切ってはいる事ですが、この地点で我々より先行している部隊はありません」
馬超「歓迎されているみたいだなぁ・・・・・俺達は」
読まれていたのだ。敵軍に待ち伏せされている?!
馬超「涼州の武。馬 孟起の精兵に告ぐ。このまま速度を落とさず敵陣を突っ切るぞ!
前座で時間を食ってる暇は無ぇ」
ホウ悳「敵陣を真一文字に切り裂いて後、部隊を再び二つに分け後方より攪乱をかける!
そして敵兵を殲滅する!」
兵士「オオオオオオオオオオオオオオオオ・・・・・・・・・・・・・!」
戟を振るい檄を飛ばす。そしてそのまま馬超達は敵陣へ突っ込んだ。
馬超「・・・・・・・・・・チッ!」
忌々しい舌打ちが自然と出る。
敵味方乱れる乱戦の中、馬超は苛立たしさを隠せないでいる。
既に敵陣に突撃してからそれなりの時間が経っている筈であった。
だが敵軍の殲滅どころか敵味方どちらが優勢なのか。それすらも馬超には計りかねていた。
敵味方、同じ騎兵同士。
否、同じではない。
中原の軟弱な騎兵に負けるはずは無い。が、今回の戦は何だか『やりにくい』のだ。
まるでこちらの動きを知っているかのような。
馬超「そうか。来てやがったのか。・・・・・・・・・・・楊秋」
かっての涼州の将。そして今は敵同士となり以前、戦場で相対したことのある将の名が馬超の口の端から漏れる。
ホウ悳「否。この軍を率いているのが楊秋一人であるのならこうも苦戦しません。
それ以上にこ奴等は・・・・・老獪というか何と言うか・・・・・」
馬超の意見を否定はするものの、決定打となる言葉を見つけることが出来ずにホウ悳は口篭った。
馬超「こちらの動きをまるで知っているかの様な騎兵・・・・・・・・・・涼州・・・・・・・・老獪・・・・・・」
一言一言飲み込むかの様にして、考え込む。
導き出される答えは・・・・・・・・。
ホウ悳「・・・・・・・・・・・・まさか」
馬超「多分、正解だろうな」
二人は瞬時に同じ回答を出した様だった。
戟を持ち替え力を込める。
馬超「とりあえず、アタリはついてんだろう?」
彼等の眼前では無数の刃が煌き、鮮血が舞い、嘶きと怒号が交差していた。
敵味方の判別すらも困難になる程。
ホウ悳「ええ。何となくは」
しかしその乱戦の最中、彼らの目は急所を捉えたようだ。なんとなくでも。
するべきことは一つ。
馬首を揃え、彼らは駆け出した。
敵将の顔を拝む為に。
全身血に塗れていた。
自分の血か、返り血かの判別が難しくなるくらい。
斬って、抉って、貫いて、また血を浴び・・・・・ようやく辿り着いた。その場所に。
敵将が視認出来る位置へ。
馬超「・・・・・・該当する人物が親父以外には一人しか思い浮かばなかったが、やっぱりか」
ホウ悳「貴方が・・・・・・・・・・・・・手強い訳だ」
まだ言葉が伝わる程接近出来てはいない。
だが、まるで二人の呟きが聞こえたかのようにその敵将はニタリ・・・と口元を歪ませた。
馬超「かって漢王朝にすら歯向かった男。老いて尚戦場を求めるかよ・・・」
そろそろ刃が交わせる距離にまで接近したあたりで馬超は絶叫した。
馬超「何やってやがる、叔父義!」
馬超が戟を叩き付けた敵将こそが、ある意味最も『涼州の武』を深く知る者。
父馬騰の義兄弟。韓遂 文約であった。
その矢は、恐ろしく正確に対岸のの弩兵を打ち抜いていた。
??「初めて会ったのは何時の事か・・・・・・・」
船上にて自然と呟きが漏れる。
??「許昌、いや黄巾の乱の頃か・・・・・・・・・。まさか再び共に戦うとは思ってもみなかった」
彼の眼には渡るべき対岸と、その直前で無数の矢が衝き立てられているもう一隻の船が映っていた。
??「淵、そろそろ上陸出来そうか?」
夏侯淵「ああ。対岸の兵はあらかた片付いたみたいだ」
??「そうか」
夏侯淵の回答に満足し、大きく息を吸い込む。
夏侯惇「いつまで甲板にへばり付いているつもりだ?モタモタしていると置いて行くぞ!」
もう一隻の船に怒鳴りつける。
すると、遠目ながら徐々に身を起こし始める自軍の兵達の姿がみえた。
何やら怒鳴り返している声も聞こえる。多分、張飛だろう。
あえて聞こえないふりをすることにした。
夏侯惇「さて、淵。上陸だ」
夏侯淵「御意」
夏侯惇「後続の張良、張合βらに道を作ってやってくれ」
夏侯淵「アレはどうなさいます?」
夏侯淵が示した先からは、相変わらず罵声が聞こえる。
夏侯惇「放っておけ。只のむしろ売りと肉屋で無い限り自分で何とかするだろう」
夏侯淵「わかりました」
苦笑を噛み締めつつ、まずは夏侯淵が上陸に成功した。
雲玲軍 本陣
諸葛亮「夏侯惇、淵将軍等がまず砦への渡河に成功したそうです」
雲玲「・・・・・・そう。じゃ我々も動きましょう」
すぐにでも陣を動かそうとした雲玲をとりあえず諸葛亮は諌めた。
諸葛亮「もう少し戦場が安定してからの方が宜しいのではありませんか?
いきなり先陣に出るのも・・・・・・」
雲玲「只一所に留まっているだけの敵将程討ち易いものは無い。
こうしている間にも戦局は変化しつつあるのよ」
そう答える雲玲の目は諸葛亮を見てはいなかった。只前線へと向けられていた。
蔡蘭「それでは後詰は私がやりましょうか?」
蔡蘭が進み出る。
一歩前に出た彼女に雲玲から鋭い視線が向けられた。
蔡蘭「・・・・・・・・・・・・な、何か?」
突如向けられた視線に動揺する。
いつも向けられている視線だ。何故動揺しているのだろう?
雲玲「貴方は駄目」
蔡蘭の申し出はあっさりと却下された。
諸葛亮「では、私が」
今度は視線が諸葛亮に向けられる。
諸葛亮「ど、どうされました?」
突如雲玲の視線に晒され、諸葛亮も動揺している。
何故か?別に後ろめたい事とかは無い筈だが。
雲玲「・・・・ん。後詰めは諸葛亮に任せるとする。後は各自渡河の準備にかかれ」
雲玲はそれだけ言い残し、自らが乗船する船へとその身を向け、歩き出していた。
蔡蘭「あ、お待ち下さい!」
急ぎ蔡蘭が後を追う。
河が見下ろせる天然の高台には諸葛亮だけが残された。
諸葛亮「まるで私の存在自体を射抜かれたような視線。あれは―――――――――」
蔡蘭「雲玲様、後詰めを私ではなく諸葛亮殿に任せられたのは・・・・・・」
雲玲「簡単な事よ。諸葛亮なら、少なくともあそこでは命を奪われる事は無い」
蔡蘭「それは何を根拠に・・・・・・・・・・・・」
言いかけて蔡蘭は口をつぐんだ。また、あの視線を向けられたからだ。
蔡蘭の心胆をも射抜くような視線。
雲玲「諸葛亮は、まだあそこでは死なない。私にはそれがわかる」
それだけを言い残し、雲玲は乗船した。
>432袁煕殿
>懐かしいですか・・・どういう意味だらう、古い?(w
いえ。前々スレで袁尚のリプレイを書いていた頃に袁煕&審配&高幹に活躍(?)してもらいました。
故に実に個人的な事です。特に他意は無いです。失礼しました。
>最近、ときめきメモリアルにハマっているようですね
呂布がいろんな意味でやりたい放題(藁
>孫仁殿
姉弟が主役というまた一味違ったリプレイ。
楽しみにしております。ぐりぐり。
>劉香蘭 ◆y/OJcCTtM6殿
その武は遂に涼州にまで至れり。
>馬鉄:うぐぅ……父様、兄様、ゴメン(T−T)
馬鉄ちん ふぁいとぉ!
・・・・・・・・・・・・・リプレイ頑張ってください。
>劉鳳殿
新武将設定を終え、これからリプレイ開始ですね。
お待ちしております。
あと>424-425何気に文がかぶっております。
本日二度目のスイマセン。
>雲玲殿
張良って新登録かと思ってたけど
スレ読み返してみると張遼?呂布と曹操に仕えた。
あと涼州の老獪なやつというと夏クを思い浮かべてしまう。
揚げ足とりみたいでスマン
]でリプレイしている人はいる?
秣陵に逃げ延びてから三月が経った。
魏王に上った曹操は柴桑、翻陽を陥落させて荊州での勢力争いを制した形だ。
秣陵は今や対魏最前線となり、会議場は連日張り詰めた空気を漂わせていた。
「で、毎度の事ながら」
僕は外で農作業の指揮を執っている訳で。
少なくとも、ここには張り詰めた空気は存在しない。
さすがに曹魏の侵攻に怯える雰囲気が皆無とはいかなかった。
しかし過剰な反応を示しているのはごく少数に過ぎない。
天下の情勢を無視する事が許されるなら、今この場所はいたって平穏と言えた。
とは言え、騒動の種はどこにでも存在する。
「仁ー、ちょっと話があるんだけどー!」
ほら、噂をするまでもなく姉さんの影。
今度はどんな種を撒きにきたのだろう、と声のした方を振り向いた。
「む。あんた、今ものすごく失礼な事考えてなかった?」
「…人の心を的確に読むの、止めてくれないかな」
「あー、やっぱり思ってたんだー!」
「やば、墓穴掘った」
思わず目を瞑った。
直後に来るであろう衝撃に身構える。
痛いんだよなあ、あのこめかみぐりぐりされるのって。
……あれ、来ない?
「まあいいわ。今回は許してあげる」
「……嘘。姉さん、どうしたの? いつもなら間髪おかずに手ぇ上げるところなのに」
にわかには信じがたい言葉だった。
普段の姉さんなら冗談交じりに(いや、それでも痛いんだけど)仕掛けてくるはずだ。
何かよからぬ事を企んでいるのだろうか。
いや、それ以前に調子がよくないのかもしれない。
「姉さん、何か変なものでも食べた? 調子悪いんだったら家で寝てなきゃ……」
「仁くん」
自身の名を呼ぶ声に戦慄し、僕はそれ以上の言葉を紡ぐ事が出来なくなった。
姉さんの声色はどこまでも優しげで、顔はにこやかな笑顔。
ああ、この現象には見覚えがある。
この体が覚えている。
本 気 で 怒 ら せ ち ま っ た ! ?
「あ、いや…別に悪気があった訳ではなく…その。僕は純粋に姉さんの身を案じて……」
「ありがとう、仁くん。そこまで気遣ってもらえるなんて、姉としてこれほど嬉しい事はないわ」
「う……」
気圧される。
この空気は圧倒的だ。
何が圧倒的か、と問われても返答に窮する。
しかし、これは圧倒的という言葉以外に表現が見当たらない。
「でも、今後はもう少し言葉を選んで頂けるかしら? 乙女の心は貴方が思っている以上に傷つきやすくてよ」
「は、はい!」
「次に同じような事があれば……」
「……あれば?」
「その時は…………捌く」
「さ、捌くぅ!?」
目が本気だ。
雰囲気としては「マジ」と読んでもらえれば幸いだ。
同じ失態を繰り返したとき、僕は命を永らえる自信がまったくない。
命が惜しくば今後は口を慎め。
姉さんの言葉を端的に表すなら、こういう事なのだ。
僕に出来た事は、ただ首を縦に振り続ける事だけだった。
「判ったならいいわ。ええと、何か話が逸れちゃったわね」
あ、戻った。
「それで本題なんだけど。あんた、農作業指揮から外れる事になったわ」
「え…僕、なんか拙い事やらかした?」
「そうじゃないわ」
びくりと肩を震わせ、不安を隠しきれずに顔を窺う。
姉さんはやや苦笑気味にこちらへ目を向ける。
安心なさい、と軽く僕の肩に手を乗せると、
「兄様から人材捜索の命が下ったの。張温って人を探してきて欲しいらしいわ」
「あ、なるほど」
「それじゃさっさと済ませてしまいましょう。さ、行くわよ」
「行くって…どこに? 僕、張温さんの居場所知らないんだけど」
「ああ、そうだったわね。ええと…ちょっと待ってね……」
くるりと回って背を向ける姉さんは、分厚い本を取り出していた。
一度だけこちらを振り向いて、見ちゃ駄目よ、なんて釘を刺してくる。
……どこに隠し持ってたのさ、その本。
そして見ちゃ駄目、と言われれば言われるほど見たくなるのが人の性というもので。
「ええと…張温の初登場は209年の呉かあ」
姉さんは黙々と頁をめくっていて、気付く様子はない。
そーっと姉さんの背後から覗き込んでみる事にする。
「最初から仕官してるのね…未登場時期も呉にいるって事かしら」
「何、その本?」
「うきゃ!?」
姉さんが跳ねた…いや、比喩でも何でもなく跳ねた。
ものすごくびっくりした様子で本を胸に抱きかかえ、こちらを見ながらぱちぱちと目を瞬かせている。
腕の間から、姉さんの持っている本の表題が垣間見えた。
「ええと…三国志8武将ファ」
「それ以上言っちゃ駄目!」
「もご……」
姉さんの手が僕の口を塞いでいた。
幸い、鼻までは塞がれていなかったので呼吸の方は問題ない。
「もー…覗いちゃ駄目って言ったのにー」
ごめん、と言いたかったのだけど。
口を塞がれていて言葉を発する事が出来ない。
姉さんはぷー、と頬を膨らませて、
「この事は誰にも言っちゃ駄目だからね。世界観壊すから」
こくこく、と頷いて返事をする。
それを見届けると、はぁ、と盛大な溜息をついて姉さんはようやく僕の口を解放してくれた。
その後、なにかといじける姉さんを宥めながら僕たちは呉へと向かったのだった。
結局今回ものんびりムード。
緊張感のない人たちです。
つか、ちょっとやりすぎた勢い。
>袁煕さん
>文章力
ありがとうございますー。
でもまだまだ修行不足、精進して参りたいと思います。
>雲玲さん
>ぐりぐり
わー、ぐりぐりされるーw
基本的に弄られ弟弄り姉です。弱々。
>485さん
劉鳳さんが10でのリプレイを計画しておられるみたいですね。
内角を抉るように待つべし、待つべし!
【次回予告】
呉に向かった孫仁たちは無事に張温との対面を果たす。
しかし些細な事から仁と尚香は険悪な雰囲気に。
張温の登用は成功するのか。
次回、第四話<姉と弟>
先行く暗雲を斬り払え、僧院戦闘配備!
「へぇ…言ったわね」「ああ、言ったさ」
>>490 了解です
・・・でも、俺もやってみた(ry
>>491 やり始めるのは自由だと思われ。
つか、いろんな人のを読める方が個人的には嬉しい。
>>490 孫仁氏
武将ファ(ryにワロタ
>>492様
ではお言葉に甘えてやらせていただきます
・・・でも皆様の様な小説風はちょっとムリポ
三国志] シナリオ3
新武将の君主でスタート(配下も新武将で一人だけ)
都市は柴桑
信也(主人公)
統率72 武力79 知力68 政治70 魅力89
信邦(信也の子)
統率76 武力82 知力74 政治76 魅力80
194年 3月 日はめんどくさいので省略
早速評定
早速評定終わり
市場で蒋カンを発見するも登用できず
・・・要らないけどね
酒屋で周泰 発見━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!
早速登用するも蹴られる
かくなる上は会話して友好度アップ作戦だ
信也「やあ、周泰・・・」
周泰「悪いが、貴殿と無駄話をする気は無い」
・・・・
信邦に周泰を登用させる
その間に、周泰と親交を深めた
が、待ちきれずに登用してみる
・・・・成功
今度は断られなかったぞ
伝令によると孫策軍が劉ヨウ軍を滅ぼして建業を支配したとか
4月
農地で呂蒙とやらを発見、早速登用だ!
・・・蹴られた、
柴桑で反乱が起こった。治安良くするの忘れてた
呂蒙をしつこくストーキング、苦労の末、登用に成功する
5月
周泰、呂蒙に治安。信邦に兵の訓練を命じる
俺は民の愚痴を聞いてやるか
民1「何か・・・、食べ物・・・」
信也「飯をやるからとっとと帰れ」
〜何故か10日経過〜
商人「投資して」
信也「よし、金2200渡すぞ」
〜10日経過〜
商人「成功しますた、金3000どうぞ」
信也「うほっ、いい商人」
屯所に行って都市の治安を良くするぞ、治安58だし・・・
屯所に行くと周泰と呂蒙が居た、話でもしてやるか
周泰「それがしより他の人を誘われた方がいいでしょう」
呂蒙「それがしより他の人を(ry」
同じ台詞で断られた・・・
信也「むっ」
呂蒙「どうかなされましたか?」
信也「宛の方からプレッシャーを感じる」
呂蒙「・・・・・は?」
信也「この私にプレッシャーを掛ける武将とは・・・、一体?」
呂蒙「・・・(シャア?)」
信也「よし、確かめに行くぞ、呂蒙!後は任せた」
呂蒙「え?と、殿〜〜〜!」
宛に出発だ!
6月
やっと到着、早速探索だ
酒屋で甘寧を発見した
信也「貴様がプレッシャーの正体だな!」
甘寧「は?」
意味不明な事を言いつつも登用してみる
甘寧「今はまだ世に出る気は無い、帰ってくれ」
・・・・しかし、ここで諦める訳にはいかん!(なんせ武力93、知力75の名将なのだぁぁ!!)
しつこくストーキング、出会えば会話をして親交を深める
甘寧「しつこい人だな・・・」
信也「頼むから俺と話しよ、ねっ?」
甘寧「・・・・・」
なんとか親密になった、よしっ!登用だ
信也「頼む、力を貸してくれ」
甘寧「信也殿と俺の仲だ、喜んで力を貸そう」
信也「やった」
もうちょっと探索、李厳、荀攸とやらも発見
李厳には逃げられたが荀攸は逃がさん!
信也「我が軍に力を貸してくれ」
荀攸「むむむ・・・」
信也様、舌戦をして荀攸殿を説得しますか? →はい/いいえ
と、言うわけで舌戦突入
信也(知力68)VS荀攸(知力94)
・・・・勝てないよ!バーヤ
橋から落とされました
信也「あ〜〜れ〜〜!!」
7月
気が付けばもう秋
信也「頼む・・・、我が軍には貴殿の知謀が必要なのだ」
荀攸「・・・解りました、我が知謀、信也様の為に使います」
やっと、荀攸を登用できた
〜柴桑に帰還〜
信也「や、やっと帰ってこれた〜」
早速、周泰達に軍備を整えさせる
俺は溜まっていた陳情でも聞いてやるか
武芸者「そこら辺の雑兵と一緒にするな、俺達は最強だぜ」
信也「よし、兵に加えてやる」
〜10日経過〜
兵数、士気などが上昇
商人「投資して」
信也「またお前か・・・」
商人「お願いします」
信也「金2600を投資してやる」
〜10日経過〜
8月
商人「成功しました、金3640どうぞ」
信也「うむ、よいぞよいぞ」
人材を探すために呉に行ってみる
呉に到着
9月
農地で諸葛瑾を発見、一発で登用に成功
柴桑に帰る途中、建業にも寄ってみた
10月
呂岱を発見するも逃げられる
柴桑に帰還
ぱこぱこ内政
11月〜1月
ぱこぱこ内政
2月
荀攸「凌繰を連れて来ました」
凌繰「は、放せ!このっ」
信也「よくやった(拉致?)」
信邦「パパ〜、廖化さんを連れて来たよ〜」
廖化「廖化です、よろしくお願いします」
信也「今度は普通に連れてきたのだな・・・」
信邦「?」
人材を探しに汝南に行く
汝南で魏延を発見、登用に成功
魏延「戦争なら任せろ!」
信也「頼もしいぞ」
と、こんな感じですけど
どうでしょう?
>雲玲サマ
(・∀・)イイです!
馬謖が非常にいい味を出してますね(w
文章も読みごたえあっていいっす。続き期待してます!
>孫仁サマ
姉弟ペア、相変わらず良いコンビで。
武将ファ・・・にワロタよ(w
あと、僧院戦闘配備も。狙いました?
>信也サマ
シンプルな感じがGoodっすね。
何気に小ネタもいっぱい仕込んであるし(w
信也さんって、どこかの個人リプレイページで見たような記憶が・・・
別人物かな?あるいは本人??
>484
はい。そうです。張遼文遠です。新規登録武将ではありません。張子房でもありません。
タダの変換ミスです。
三度目のスイマセン(;´Д`)
>あと涼州の老獪なやつというと夏クを思い浮かべてしまう。
夏ク・・・・・・・・賈(言羽)文和の事でしょうか?
違ってたらすいません。手元の三国志8武将ファ・・・(藁にはそんな人いないので・・・・。
とりあえず登場しますが。
>孫仁 ◆SonJinVql6殿
>乙女の心は貴方が思っている以上に傷つきやすくてよ
>なにかといじける姉さんを宥めながら
姉さんかわ(・∀・)イイ
>袁煕殿
ありがとうございます。
馬謖はこの後も登場しますが正直端役のままで終わってしまうのが
残念です。
>485殿
またもや新規リプレイ。私が一人でいた頃に比べ随分活気が出てきてますね。
頑張ってください。
とゆう事で二日連続UPです。
【洛陽攻略戦 弐】
この部屋には窓が一つも無い。
筆を進める手元を照らす明かりは小さな燭台が一つ。
昼間でも外の光がまるで届かぬその部屋で、男は静かに待ち続けていた。
好機を。
兵士「軍師殿、失礼致しまする。伝令であります!」
軍師と呼ばれた男「・・・・・・・・何だ」
兵士「工作兵等が全て準備万端整えたとの事です」
軍師と呼ばれた男「敵軍の上陸地点は?」
兵士「計画通り、弩兵等を迂回しそのままこちら(砦)へ向かってくる様です」
軍師と呼ばれた男「陸遜、馬良の陣への伝達準備は?」
兵士「出来ております」
軍師と呼ばれた男「ならば私自らが好機をこの瞳で捉えようか」
フッ・・・・・と明かりを吹き消し、静かに男は立ち上がった。
外へ出る。だいぶ曇ってきたとはいえ、暗がりの中にいた男には外の光は少し辛い様だ。
軍師と呼ばれた男「クッ・・・・・」
手をかざし、日を遮る。
だが地平の彼方に砂塵がかすかに見える。あれが敵軍だろうか?おそらくそうであろう。
軍師と呼ばれた男「・・・・・・・予想より少し早いな」
が、予想外ではない。予想の範囲の話だ。
男は胸中でその言葉を付け足し、徐々に慣れてきた目を敵軍の左右に向けた。
軍師と呼ばれた男「さあ、咲かせようか。大輪の華を」
そして静かに今度は右手を大きく掲げ、そして振り下ろした。
それが合図だったのであろう。
即座に二頭の早馬が砦から飛び出して行った。
それぞれが逆方向に。
軍師と呼ばれた男「さあ、入って来い。この賈 文和の懐へ」
男は口元をニヤリと歪ませ、その時を待っていた。
張飛「ぐぬううううぅぅぅぅぅぅぅぅ・・・・」
鬼の如き形相で張飛は馬を走らせていた。
劉備「落ち着け。これ以上速度を速めると後の兵達がついて来れないぞ」
くるりと振り返る。
張飛「屈辱だぞこれは!」
劉備にも同意を求めているようだ。
張飛「よりにもよって夏侯惇だぞ夏侯惇!そんな奴に命を救われるなんて、恥だ恥」
夏侯惇「それは失礼したな」
張飛「げ」
そっぽを向いて頬を掻いている劉備の向こう側に、隻眼の将の姿を張飛はうめき声と共に認めた。
夏侯惇「報告によると砦の周りには二部隊が遊撃軍となって周回しているらしい。
我々はソレを叩く。ヌシ等はそのまま砦へと向かってくれ」
張飛「何で俺達が貴様なんぞに指・・・・・・・」
兵士「敵襲―――――――!!」
夏侯惇「連中は我々がやらぬばならん。行くぞ、淵」
夏侯淵「御意」
いつのまにか劉備の隊に紛れていた夏侯惇、淵の両軍がその速度を速めた。
そのまま砦の脇から現れた敵軍へと向かっていく。
張飛「いいのかよ兄者!言いたい事言わせておいて」
劉備「・・・・・・・・我々は我々の命を果たすまでだ」
張飛「ぐぬぬぬぬ・・・・・・・」
癇癪をおこしている張飛を脇目に劉備は静かに先行した二軍を見送った。
我々の目的はこの遊軍を砦の前に釘付けにする事。
脳内で反芻し、敵将の居所を探す。
乱戦の中、無意識の動きの様に刃を避け、弾き、刺し、抉る。
曹操旗下第一の将として各地を転戦してきた。
その戦歴は伊達ではない。
そう、それはあの男も同じ筈だった。
敵味方入り乱れる最中、静かに敵将が夏侯惇の前に姿を現した。
夏侯惇「久しぶりだな、于禁」
于禁「・・・・・・・・・・・・・・・・」
夏侯惇「また、黙して語らんのか?お前は。相変わらずだな」
何度か夏侯惇が声をかける。だが于禁は沈黙を続けていた。
夏侯惇「貴様まで連中についていたとはな。驚いたぞ」
于禁「・・・・・・・・・・・・・・・・それは貴殿も同じ事」
重々しく口を開く。
夏侯惇「確かにな。だが・・・・」
于禁「それ以上は言葉は用を成さない。我々は言葉を交わすために此処にいるのでは無い」
夏侯惇「確かに。では」
刃を抜き放ち手綱を握る手に力を込める。
夏侯惇「刃の上にて、言葉を交わそうか!」
怒声を込めたその声を叩きつけられても尚、于禁は眉一つ動かさず静かに戟を振りかざした。
陸遜「此度の戦、諸葛亮先生はおいででは無いのか?」
何故か妙に芝居がかった動きをしながら男は呟いた。
脇には急ぎ伝えに来た伝令兵が跪いた体制から怪訝そうな顔で見上げている。
伝令兵「前線には姿が見えません。ですが、いないということは無いかと」
とりあえず答えてみた。
陸遜「そうだね。でもそちらは『彼』に任せよう。我々は、出来る事をすればいい」
伝令兵「それでですが・・・・・・」
不安そうな顔で兵が言葉を続ける。
陸遜「ああ、大丈夫だよ。伝令は確かに受け取った。馬良殿にも伝えてあるんだろう?」
兵士「ハッ!」
陸遜「じゃ、始めよう。敵軍の進行は予想より少し早いみたいだから・・・・」
話しながら背を向ける。そこには弓を構えた彼の軍が規則正しく整列していた。
陸遜「弩兵、点火!」
兵士達が油を染み込ませた枯れ草が仕込まれているそれぞれの矢に火を灯した。
陸遜「構え!」
兵士達が正面に立つ彼のやや上を睨み弓を構える。
陸遜「・・・・・・・・・・・・・・・・・」
そこまでで突然、くるりと先程の伝令兵に身を向けた。
陸遜「このまま放っておいたら我が軍は火の海だねえ?」
何故か嬉しそうに語りかける。
伝令兵「じょ、冗談はお止めください?!」
焦りながら言葉を返す兵の表情に何故か彼は満足したようだ。
再び振り返り右手を掲げる。
陸遜「放て!」
掲げた手を振り下ろす。と同時に無数の矢が風切り音を立てて飛んで行く。
陸遜「しかし、火計が得意な諸葛亮の軍にワザワザ火計で挑むとは・・・・・」
男は両の掌を上へ向けイヤイヤ・・・・・と、やはり大げさな仕草を見せた。
陸遜「策に皮肉やら挑戦状の様なものまで加えるとは。流石に勉強になるねぇ」
目を細め、矢が飛来する地点を見やる。
そこには「劉」旗が翻っていた。
こから劉備らを挟んで反対側、男は遠目ながら紅の炎が大地を蝕んでいくのを確認しこう呟いた。
馬良「OK。火計ゲット」
馬謖「流石だな、兄者」
馬良「連中の足場には油を染み込ませた巻き草が仕込んである。それに風向きを計算すれば砦に火は向かない」
馬謖「流石だな、兄者」
馬良「もう劉備には正面の砦へ進むか、後退するかの二択しか残されていない」
馬謖「流石だな、兄者」
馬良「あとは我々の軍を劉備等の後方につけ、火の海の中へ奴等を沈めるだけだ」
馬謖「兄者?」
馬良「何だ?弟者」
馬謖「風向きから計算すると、我等の軍も煙にまかれる危険があるように思えるが?」
馬良「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
馬謖「更に炎は砦の反対側に流れるという事は我々も燃やされる危険性が大いにあるような気がするのだが?」
馬良「・・・・・・・・・・・・・・・・・・昔の人はこう言った」
馬謖「?」
馬良「心頭滅却すれば火もまた涼し」
馬謖「ここは中国だが?あと我々も『昔の人』なんだが」
馬良「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・!」
突如、馬良は目の前にあった書簡が並べてある机を真上に放り投げた。
馬謖「お・・・・OK。わかった話し合おう兄者」
既にコメカミに太い血管を浮かばせている兄をとりあえず落ち着かせようと馬謖は兄へと近づいた。
馬謖「でも火にまかれるのも嫌だし、とりあえず待機していよう」
兄の拳が震えている。
その馬良の背後でばきゃ!と豪快な衝突音と共に落ちてきた机に何人かの兵が巻き込まれた音が聞こえた。
兵士「おい、どうした?張、しっかりしろ」
兵士「へへ・・・・もうすぐ俺もお前のそばへ行くぜ・・・・」
兵士「何言ってるんだ、戦働きをして邑の彼女に畑をあげるんだろう?」
兵士「ヘッ、思えばツマラネェ人生だった・・・」
兵士「張ーッ!」
今は兄の機嫌を元に戻す事が最優先だ。聞こえなかった事にする。
馬良はとりあえず気分を持ち直し、馬謖の案に従う事に決めた。
何もしない。という事だが。
>509
最初に追加。
そ
非常に雰囲気悪くするかもしれないが聞いてくれまいか。
以前の韓玄リプレイスレといえば、弱小君主でプレイするところが面白く、
そういった主人公を選ぶことが前提だった。
でも最近は、新君主・新武将ばかりになってきている。
そういうのも有りだとは思うが、そればっかりというのは以前から見てきた者としては少し淋しい。
もっと実在の人を、よわっちい人が頑張る姿を見たい・・・というのは、自分の我侭かな。
今リプレイを書いてる方に恨みがあるわけでもなく、むしろ今後も面白い内容にしてもらいたく思うのだけども、
できれば今後始める方には、実在のよわっちい武将でやってほしいと思うのであります。
あ、袁煕殿応援してます。
あう、スマン雲玲殿指摘する俺から誤字ってました。
賈(言羽)文和でオーケーです。
あと殷王朝が出てるし張良子房も
復活組みとして登録したのかなーて思いました
【26:馬騰恭順】
195年7月
韓恋:さて、それじゃ行ってくるわ。朱儁将軍、後はよろしく。
朱儁:天水の守りはお任せを。
韓恋:では、出発!
西涼・攻城戦 劉香蘭軍9900vs馬騰軍3800
劉香蘭軍
総大将:韓恋 歩兵5000
部将: 周瑜 歩兵4900
馬騰軍
総大将:馬騰 歩兵2000
部将: 馬岱 弩兵 900
部将: 馬鉄 歩兵 900
馬騰:のう、鉄、岱。時として武人の性とは因果なものよな。
馬岱:は?
馬鉄:父様?
馬騰:いや、なんでもない。なんでも、な。それ、「劉」の旗がひしめいておるわ。行くぞ、者ども!
戦後処理
登用:趙累
捕虜:馬鉄、馬岱、程銀、楊秋、費詩
そして−
韓恋:馬騰殿、ようやくお目にかかれましたね。
馬騰:うむ……。
韓恋:西涼の兵の精強さ、まざまざと見せつけていただきました。
……この上は、馬騰殿にも香蘭様の志に協力していただければ、嬉しいのですが……。
馬騰:頭ではな、分かっておったのよ。
韓恋:……。
馬騰:劉香蘭殿と共に、朝敵を討つ、それが正道だということは。
……だが、つまらぬと言われようとも、わしにも武人の意地があった。
韓恋:分かる……気がします。私も女だてらに戦場に立つ身ですから。
馬騰:遅まきながら……馬寿成、劉香蘭殿に降るとしよう。犬馬の労も厭わぬゆえ、こき使ってくだされ。
朱儁:馬超殿、いま西涼から連絡があった。
馬超:西涼が……落ちたか。
朱儁:ああ。馬騰殿は恭順されたそうだ。
馬超:……そうか、親父が……。
朱儁:どうだ、馬超殿。父君に倣い、貴君も新しい世を作る為の戦に参加してみぬか。
馬超:分かった。親父が降ったというのに俺が意地を張っても詮無いこと。よろしく頼む。
−長安−
程c:西涼より早馬が着きました。馬騰を降伏させたそうにございます。
香蘭:西涼の馬一族とその部下たち……心強いですの。
程c:それと……こちらは訃報ですが。
香蘭:誰が?
程c:徐州の陶謙殿が亡くなられたそうです。
香蘭:弔問の使者を送っておいてくださいの。ところで、誰が跡継ぎに?
程c:孫乾だそうです。正直、東方については先がどうなるか混沌としてまいりましたな。
香蘭:ですの……でも、今は漢中の董卓が先ですの。
程c:御意。
195年8月
(どんちゃん、どんちゃん)
(わはははは……)
馬騰:いやいや、このような宴まで催してもらえるとは思わなんだ。
韓恋:西涼の雄をお迎えできたのは、大変喜ばしいことですから。
馬騰:ふぅむ……韓恋殿、つかぬ事を窺いますが、年はいくつですかな。
韓恋:?今年で21になりますが……。
馬騰:ふむ、ウチの超は19で年も近い。どうです、婿に貰ってはくれませんかな。
韓恋:??!!
馬超:(ぶっ!)お、親父?!
韓恋:い、いやあの馬騰殿。またそんな唐突な……。
朱儁:何をおっしゃいます。韓恋殿も、もう婿を迎えられてもよろしい年頃でしょうに。
馬騰:親の口から言うのも何だが、超は武勇に優れ、眉目秀麗。
決して、当代に名を馳せた将である韓恋殿の婿として、見劣りするものではないと思うが。
韓恋:あ〜、う〜……。
馬騰:それにまあ、欲目を引いて言えば、あれは確かに腕は立つが、やや思慮が足りないところもあるのでな。
そういう所を貴殿に補っていただければ、とも思う。
韓恋:と、ともかく……暫く考えさせていただけますか?
馬騰:はは、何もこの場で急に決めようと言う気はござらんよ。ゆっくり考えてくだされ。
−長安−
程c:天水よりの書状ですか、何か良いことでも書いてありましたかな。
香蘭:韓恋が馬騰殿に、馬超殿との縁談を勧められたそうですの(^^;
程c:それはそれは、目出度いことですな。ところで、香蘭様ご自身のことですが……。
香蘭:(……藪蛇でしたの(−−;)
【次回予告】
西伐を達成した香蘭は、次に漢中に立て籠もる董卓に目を向ける。
一時は中原を支配した英傑の命運も、今や風前の灯火。
次回、第二十七話「寂寥、漢中城」
−オマケ・キャラ紹介 其の陀−
馬超(字:孟起)
天下の勇将、西涼の錦馬超。
別スレッドの馬キユリプレイでは悪逆非道な人物に成り果てていたが、
こちらはこちらで違った意味でなんかとんでもないことになってしまった(苦笑)
このままゴールインか?
賈[言羽](字:文和)
二度主を換え、それでも三カ所全てで重用された、希有な処世術の持ち主。
このリプレイでも董卓麾下として香蘭を苦しめた後、香蘭に帰参して、そのまま[業β]を[赤β]昭と共に任される。
非常識なほど同討の成功率が高い。どうなってるんだこいつわ。
>孫仁殿
仲良し(?)姉弟、いいですねー。
皆さんおっしゃってますが、「武将ファ」は私も笑いました(^^;
お姉さんと力を合わせて、曹操の圧力をはねのけて下さい。
……しかし、「捌く」って(怖
>袁熙殿
200年はまだ2世紀デス(ぇ
さておき、呂布……ドウヨソレ orz
達観してる徐晃がなんかステキデスネ。
周倉……なんでこんなところに、ねぇ。
まあ、この後「なんでこんなところにPart2」な人間が出てくるんですが。
>雲玲殿
ダーク&シリアスな感じで進む合戦。
そしてたった二人、その雰囲気をものともシネェで漫才を繰り広げる馬良&馬謖兄弟。
なんか「兄弟神技」を思い出しました(苦笑)
今後も期待しております。
>485殿
新キャラリプレイですね。シンプルな中に小ネタが満載、中々面白いですね。
お互いに頑張りましょう(^^
>512殿
お気持ちは分かります(本来の趣旨ってそんな感じでしたよね)。
ただ、私が始めた時は確かかなりがらがらだったので、
少しでも賑やかになればなーと思い、記録を取っていた4初プレイをリプレイにした、
というのもありますので……。
始めた以上終わらせるのは義務だと思うので、今回は最後まで劉香蘭に突っ走らせたいと思います。
どうか笑って最後までお付き合い下さるようお願い致します。
『189年。9月』
「えーと…これで弓兵が1万到達。補充完了。ご苦労様」
劉鳳は担当していた弓兵補充を終了し、担当副官に言葉を発していた。
弓兵は基本的に必要な部隊だろう。
特に、隣…白馬義従を考えれば。
「…おす。」
そう声をかけられた。
名は韓異。
長兄の無能さとそれに対して自分にまで及ぶ侮辱に腹を立て、仙道に走ったという異色さだ。
なぜか、劉虞の陣営にいるのだが。
「…伝令の話、聞いたか?」
「はなし?」
「爺が死んだぞ。丁原、養子の呂奉先に殺さる、だ。」
「…それは…また。で?軍はどうなったの?」
「張楊とか言うのが引き継いでまとめたそうだな。
まあ、この先どうなるかはわからんが。」
「そ…ありがと。帰っていいよってかかえれ。」
ひでえなあとかつぶやく男。
しかしその言葉どおり宿舎に帰っていく。
「動きそうねえ…普通ならこんなことはないでしょうから。」
そこからだ。
しばらく、その年の間に大きな出来事が発生した。
曹操の独立と…反董卓連合の結成だ。
「どうするんだろうなあ…父さんは」
そんなふうにつぶやきつつ…北のはずれで空を見上げる女が一人。
【189年攻略ー】
劉鳳「これをやりたいがために能力高めにしてましたっ!」
韓異「わー」
劉鳳「この年は特に動きはなく、がしがし戦力増強が必須。
ぼんやりしているとうちの勢力の場合、唯一のイベント『しろうまらいしゅう』
がやってきます。」
韓異「公孫サンな。」
劉鳳「もしかしたらぽっくりいくかもしれませんがそれはそれで。」
韓異「…まあ、本格的には…戦闘開始後、だな」
200年1月 弘農の評定の続き
ここ、弘農では既に1月の評定が終わっていたのだが、
袁煕の要請により、臨時に諸将が集められた。
集まった武将たちに、袁煕は言う。
袁煕「やあ、ご苦労。今日みんなに集まってもらったのは、
非常に重要な情報が寄せられたからなんだ」
審配「・・・良い知らせですかな、それとも悪い知らせですかな?」
袁煕「残念ながら、悪い知らせだよ・・・」
諸将の表情に緊張の色が走る。
袁煕はひとつ息を吸い、真面目な表情で彼らに告げた。
袁煕「西暦200年はね・・・まだ、
3 世 紀 じ ゃ な か っ た ん だ よ !」
一同「な、 な ん だ っ て ー !!」(AA省略)
趙雲「な、何たる不覚!
年賀状に『3世紀も宜しく』と書いて出してしまった!」
張コウ「私など、玄関の門松に
『祝★3世紀到来』と書いて飾り付けてしまいましたよ!」
審配「袁煕様、近所の白木屋を貸し切って、
『新世紀到来記念◆袁煕軍新年会』を予定していたのですが・・・」
袁煕「すぐにキャンセルしといて!」
審配「はっ、ただちに!」
徐晃「宮城に『新世紀に向けて躍進する袁紹軍』とかいう
垂れ幕がかかっていたが・・・あれはどうするんですか?」
袁煕「すぐに外しといてよ!」
徐晃「了解」
袁煕「あと、早馬を出してみんなの年賀状を回収するんだ!」
趙雲「御意!」
こんな感じで、慌しく袁煕陣営の正月は過ぎていった・・・。
『新世紀も頑張って精進するように』と書かれた、
袁紹からの年賀状が袁煕の元へ届いたのは、その翌日のことであった。
>雲玲サマ
馬兄弟いいっすね!
それにしても不憫な張さん(w
>512サマ
ありがとうございます、がんがりますよ!
>劉香蘭サマ
おお、新たなる恋の予感。
三角関係とか見てみたいなぁ・・・などと言ってみるテスト(w
>劉鳳サマ
「しろうまらいしゅう」が「しまうまらいしゅう」に見えますた(w
]は持ってないんで、良く知らないんですが、
史実どおりにゲームが進むとか聞いたことがあります。
その場合、新君主はどうなるんだろう?
8月
甘寧「殿、軍備が整いました!」
信也「おお、やっと準備が出来たか!」
荀攸「で、何処を攻めるのですか?」
信也「もちろん建業だ、孫策とやらを倒してやる」
荀攸「・・・マジですか?」
信也「マジだ、この一戦で我が軍の武運を占うのだ」
部隊表
信也 兵1万 歩兵
甘寧 兵1万 歩兵
周泰 兵1万 歩兵
呂蒙 兵1万 弓兵
魏延 兵1万 弓兵
信也「それでは行ってくるぞ」
荀攸「行ってらっしゃ〜い」
呂蒙「お、建業が見えて来ましたぞ」
信也「よし、攻撃を開始せよ!」
戦闘開始
ひたすら鼓舞をして全軍の士気を上げる
周泰「なんかせこい様な・・・」
信也「どんな手を使おうが・・・、最終的に勝てばよかろうなのだァァァァッ!!」
周泰「カーズ様!?」
孫策を誘き寄せてみる
信也「バーカ、バーカ!」
孫策「ぐぬぬ・・・許せん!そこで待っていろ!」
成功だ、のこのこと来たところを全員で叩いてやる
孫策「そこだな、信也!勝負だ!」
信也「わわわ・・・」
魏延「あ、殿が危ない!加勢しろ!」
周泰「我が隊も孫策隊を攻撃しろ!」
甘寧「我らも続くぞ!」
呂蒙「そこに居たか黄蓋!勝負だ」
信也「呂蒙だけ何やっているんだ?」
孫策隊壊滅
孫策「むむむ、ここは一旦引くか」
信也「逃がすかよ、えい!」
孫策「あ、こら放せ!」
甘寧「ははは、敵大将を捕虜にしたぞ、我が軍の勝利だ!」
孫策「ふん、俺が捕らえられてもまだ周瑜や太史慈がいるのだ」
「すぐに助けに来るぞ!」
魏延「いや、もう引き上げたぞ、全員」
孫策「な、何ぃ!?」
信也軍の勝利
信也「第一戦功は甘寧のようだな」
甘寧「はは、コーエーです」
信也「さて・・・、こいつはどうしようかな?」
孫策「ふん、さっさと斬れ」
信也「うるさいから逃がしとくか」
孫策「こ、後悔するなよ!(ほっ、よかった)」
信也「はっはっは、建業を手に入れたぞ」
甘寧「柴桑はどうしますか?」
信也「荀攸に太守を命じるぞ」
9月
信也「よし、呉に攻めるぞ」
周泰「もう攻めるのですか?」
信也「善は急げだ、行くぞ」
部隊表
信也 兵9396 歩兵
甘寧 兵8586 歩兵
周泰 兵1万 弓兵
魏延 兵7553 弓兵
信邦 兵7118 弓兵
信也「よし、攻撃開始だ!」
周瑜「また来たのか・・・」
同じ戦法で行ってみる
信也「バーカ、バーカ!」
孫策「ぐぬぬ・・・許せん!そこで待っていろ!」
信也「さすがコーエーAI、馬鹿だな・・・」
孫策「信也!勝負しろ〜!」
信也「来たな・・・、全軍、やってしまえ!」
甘寧「かかれ〜!」
信邦「やれ〜」
周泰「突撃だ!」
孫策「し、しまった・・・罠か」
魏延「気が付くのが遅い!」
信也「氏ねぇ、孫策!(解りにくいネタだな・・・)」
孫策隊壊滅
敵、全軍撤退
信也「相手にならんな」
孫策「くそ・・・」
軍事裁判
周瑜 開放
程普 登用
黄蓋 開放
太史慈 開放
孫瑜 登用
朱治 開放
呂範 開放
韓当 開放
孫静 登用
張紹 開放
張鉱 登用
厳輿 開放
孫策 開放
孫策軍が滅亡しました
信也「登用できたのは四人だけか・・・」
甘寧「あとは全員、在野になりましたな」
信也「もったいないな、全員登用しよう」
張鉱&程普「ワシ等に任せんしゃい!」
信也「元気の良い爺達だな」
11月
孫策に仕官をすすめる
孫策「いやだ」
・・・嫌いフラグでも立っているのか?
在野の奴等の登用は全部失敗
やはり嫌いフラグ?
12月
内政
1月
評定
会稽で周瑜を発見、が登用できず
2月
呉に帰る途中、賊が出てきた
賊「ここを通りたかったら金だしな」
信也「成敗してやる」
賊「小癪な!」
信也「賊が言うなよ・・・」
信也(武力79)VS賊(武力80)
あ、ちよっとやばい・・・
賊「神速撃!」
信也「何の!とりゃ」
賊「ぐ、やるな」
一進一退の攻防
信也「疾風撃!」
賊「ぎゃ、お助け〜」
信也「ふん、相手にならんな(危なかった・・・)」
3月
呉に帰還
城壁に徐盛とかいう人物を発見
信也「我が軍に力を貸してくれないか?」
徐盛「解りました」
信也「やった」
他にも潘璋、朱桓を登用
4月
台風が来る
張鉱が周瑜の登用に成功
信也「でかしたぞ!」
>袁煕様
年賀状に『3世紀も宜しく』って書いた趙雲に萌え〜
>どこかの個人リプレイページで見たような〜
って所は気のせい、ってことにしておいてください
>劉香蘭様
馬勝は根っからの軍人ですな、カッコイイ〜
これからもお互いに頑張らさせてください
>雲玲様
どうも、新規リプレイヤーです
この場のふいんき(←何故か変換できない)壊さないように頑張ります
・・・2cnでこんな事するのは初めてなので少し不安ですけどね(ボソッ)
解放を開放としてるのはネタっすか 素ですか
「門戸はいつでも開放してますよ いつでもいらっしゃい」という意味と考えれば開放でもOK!
ごめんうそ
【番外】
荊月:張鉱は張「紘」ですよね。
荊星:馬勝(ばしょう)って誰だろ?馬騰(ばとう)殿のことかな。
荊月:ふいんきは正しくは雰囲気(ふんいき)ですね、おそらく。
趙雲:……何をやっているんだ?
荊月・荊星:いえ別に。
余計なお世話かとも思いましたが、一応指摘を。
(誤字が多いと、それだけで低く見られる面はありますしね)
孫策との激戦は制したようで……今後の飛躍を期待しております。
>劉鳳殿
やっぱり劉虞配下ですか。
当面の敵が公孫[王贊]って辺りに妙な親近感を覚えたり(^^;
頑張って下さい。
>袁熙殿
些細なツッコミをネタに昇華させる力量……素直に脱帽です。
めっちゃ笑いました(w
韓恋:では、以下本編です。
【27:寂寥、漢中城】
195年9月
沮授:袁紹殿。
袁紹:沮授か。後ろの者は誰だ?
沮授:はい、先頃まで孔融に仕えていた董昭殿でございます。
董昭:董昭、字を公仁と申す者にございます。北を劉香蘭殿、南を陶謙殿の後を継いだ孫乾殿に挟まれながら、
清流派を気取りなんら手を打とうとせず、ただ己の領土を守ることに窮する孔融殿に諦観いたしました。
何卒使ってくださるようお願いいたします。
袁紹:うむ、仕えた主君を見限るは心苦しかったろうが、よく決心してくれた。
今後は香蘭様の元でその才を発揮してくれ。
董昭:過分なお言葉、ありがとうございます。
袁紹:そろそろ、文挙(孔融)とは決着を着けるべきかも知れんな。
沮授:御意。長安の香蘭様にその旨打診いたしましょう。
袁紹:ああ。
195年10月
朱儁:楊秋が趙累の説得に応じたそうです。これで、旧馬騰配下の者は全て降ったことになります。
韓恋:(ぼへー)
朱儁:韓恋殿?
韓恋:え?あ、な、なに?
朱儁:恋煩いですかな?
韓恋:○×△□@ΩΦ?!
朱儁:いやいや、若いというのはいいことですなぁ。
韓恋:朱儁殿ぉ……。
朱儁:それで、婚儀はいつの予定で?
韓恋:……董賊を誅滅するまでは、一身の安寧を思うわけにはいかないわ。だから、おそらく年が明けてから。
朱儁:確かに、香蘭様も年内に董卓を討つことを決めていらっしゃるようですしな。
韓恋:まあ、香蘭様より早く身を固めるってのは、ちょっとだけ気がひけるけどね(苦笑)
朱儁:はは、しかし香蘭様は最早天下に名を知らぬ者がいない位になられた。
お相手を探すというのも、一角ではありますまい。
韓恋:そうね。早くいい人が見つかればいいんだけど。
香蘭:(くちゅん!)
程c:む、香蘭様、お風邪ですかな?
香蘭:いえ、きっと誰かが噂していますの。
程c:ははは、今や天下の人が香蘭様の噂をしない日などありますまい。
人の噂でくしゃみが出るならば、香蘭様は年中くしゃみをしていなければなりませんぞ。
香蘭:……うみゅう。
程c:ところで、平原の袁紹殿から、北海攻めの具申が来ておりますが。
香蘭:年明けまで凍結ですの。
程c:董賊誅滅が優先ですか。
香蘭:ですの……来月には攻めますの。
程c:御意。
−オマケ・今月の高覧−
[赤β]昭:今年の冬はまた厳しいものになりそうだということで、民の為に蔵を開きます。さて、これを……。
高覧:太守殿、その役目、この高覧にお任せを!
[赤β]昭:ふむ、では高覧殿にお任せします。しっかり頼みますよ。
高覧:はい、いっ蒋顕(しょうけん)命、杜預(どりょ)くします!
審配:逝ってこぉい!!(どがーん!)
高覧:ぐはぁぁぁっ?!!
[赤β]昭:(大丈夫なのか、ほんとに?)
195年11月
香蘭:西伐も成った今、漢中に今だ立て篭もる董賊を討つ軍を起こしますの!
程c:この長安から全軍を、さらに下弁からも援軍が来る手はずとなっております。諸将、よろしく頼みましたぞ。
一同:はっ!!
漢中・攻城戦 劉香蘭軍16500vs董卓軍7300
劉香蘭軍
総大将:荊月 歩兵 10000
部将 :趙雲 連弩兵 6500
援軍 :馬鉄 騎兵 10000
董卓軍
総大将:董卓 歩兵 3700
部将 :呂布 歩兵 1800
部将 :盧植 歩兵 1800
呂布:出て来い、荊月!俺と勝負しろぉっっ!!
荊月:応!
(ぎゃぎっ!ガギン!ドガッ!!ガン!ずががががっ!)
紀霊:呂将軍、助太刀しますぞっ!!
荊月:む。
張燕:小物が余計な手出しすんじゃねぇ、お前の相手はワシがしてやるわ!
馬鉄:西涼の馬騰が三子、馬鉄が援護仕る!
盧植:これはいかんな……馬氏の若君、この盧子幹がお相手いたそう!
馬玩:若君をやらせはせん!この馬玩が相手よ!
蘇飛:しゃらくさい!貴様の相手はこの蘇飛が務めようぞ!
(がきん!どががっ!!ずがっ!ざん!げがっ!!)
張[合β]:いけませんね、これは。皆、熱くなってしまっています。
趙雲:そうだな……引き上げさせた方がいいだろうか?
張[合β]:このまま武将同士の美しい一騎打ちを続けさせてもよいですが、
その結果が美しくない泥試合では意味がありません。引き上げさせた方が良いでしょうね。
趙雲:よし、撤退の合図を!
(どーん、どーん、どーん)
荊月:引き上げか……呂布、勝負はこれまでだ!
呂布:ふん、貴様如き何回こようが返り討ちにしてくれるわ!
紀霊:黒山の張燕か……その名、忘れん!
張燕:ふん、ワシはお前なんぞに覚えていてもらわんでもいいがな。ゴワハハハハ!
盧植:寿成(馬騰)殿は良いご子息を持たれた……では、御免!
馬鉄:あれが、黄巾賊討伐で名を馳せた盧植将軍……流石に強かった……。
馬玩:蘇飛とやら、この勝負預けた!
蘇飛:それはこちらの台詞よ!
翌日
馬玩:若君、また董卓軍の将が出てきましたぞ。
馬鉄:あれは、呂布じゃないね。昨日呂布の後に出てきた……そう、紀霊と言ったか。
紀霊:誰か俺と勝負する奴はいないか!
馬鉄:昨日の今日で威勢がいいことだね。
張横:若君、この張横にお任せを。
馬鉄:え、あちょっと……行っちゃった。大丈夫かな?
馬玩:まあ、某(武力60)などより全然腕は立ちますが……大丈夫かと問われると……。
張横:紀霊、この張横が相手だ!
紀霊:ふん、西涼の若造の腰巾着か。物の数ではないわ!
張横:大言は俺を倒してから言えっ!!
(ぎん!がん!ぎぎん!)
紀霊:ば、馬鹿な。俺が押されているだと……?!
張横:どうした、紀霊。最初の大言はどこへ行った!
紀霊:(武力80)くっ……ありえん!てぇぇい!
張横:(武力71)ふん……てぇりゃあああ!!!
紀霊:ぐはっ?!
張横:はぁ……はぁ……敵将、紀霊……張横が打ち倒したぞ!
荊月:敵が怯んだ今が好機!全軍突撃!!
趙雲:何としても董卓を捕えろ!
馬鉄:張横の勇戦、無駄にするな!いけぇぇぇ!!
呂布:ふん、張横如きに敗れるとはな。紀霊め、存外大したことはない。
盧植:(これは……いかんな)董卓様。
董卓:盧植か、何だ。
盧植:最早大勢は決しました。この上は、潔く……。
董卓:降伏、か?
盧植:はい。
董卓:できぬよ、降伏など。今更潔く幕を引くなど、天が許すまい。
盧植:…………。
董卓:まだ上庸がある。そこでせいぜい意地汚く足掻くとしよう。だが、降りたい奴は降れ。これ以上は強制せん。
盧植:……御意。
董卓:閻圃、貴様もついて来なくてもよかったのだぞ。
閻圃:平王にも申包胥がおりました。閣下にも私一人ぐらいいても良いでしょう。
董卓:ぬかしおるわ!
戦後処理
登用:王粲、李粛
捕虜:盧植、蘇飛、張衛、紀霊
解放:呂布
呂布:また解放するだと……?
荊月:上庸で、最後の決着をつけましょう。
呂布:……ふん。
程c:荊月殿より報告が参りました。漢中は陥落させたそうです。ただ、董卓には逃げられたようですが……。
香蘭:……程c殿、漢中に移りますの。
程c:一気に攻めますか。
香蘭:上庸より先には行けませんの。今年中に決着をつけますの。
【次回予告】
一代の悪漢も、遂に報いを受ける時が来た。
上庸の地で、送り火となる戦火が上がる。
次回、第二十八話「董卓の最期」
−オマケ・キャラ紹介 其の捌−
顔良(字:不明)
有名な袁紹配下の二枚看板の片割れ。
演義では関羽にあっさり斬られたが、このリプレイでは袁紹の元で相変わらず先陣を切って活躍中。
文醜(字:不明)
有名な袁紹配下の二枚看板の片割れ。
演義では関羽にあっさり斬られたが、このリプレイでは顔良と違って守りに使われている分影が薄い。
200年4月 弘農の評定
新世紀騒動もひと段落し、
袁煕陣営にはマターリムードが漂っていた。
袁煕「ああ、平和っていいねぇ・・・」
袁尚「・・・長安を攻略する気はないのか、兄者?」
袁煕「だってさぁ、うちと張魯との友好は80もあるんだよ」
袁尚「乱世だぞ、友好度などアテになるまい」
袁煕「まあまあ、そう急がないで。
マターリいこうよ。弘農の目標は内政だし」
袁尚「・・・・・・」
袁煕「そうだ、今月は徐晃が風邪で欠席だったっけ。
奴に代わって呂布のところに連絡に行ってくれない?」
袁尚「な、何故俺が・・・!?」
袁煕「いいじゃん。仲良くしといた方がいいよ。
はい、これ評定結果のプリントと配布物!」
袁尚「・・・・・・」
呂布宅へ赴いた袁尚。
そこは高い塀に囲まれた豪邸であった。
門扉に『強盗歓迎』という札がかかっている。
袁尚は帰ろうかと思った。
しかしそうもいかず、扉を開け中に入る。
入った瞬間、背後の扉が凄まじい勢いで閉じた。
しかも押そうが引こうが開かない。
(と、閉じ込められた!)
嫌な予感が胸中に走る。
そして静かに響き渡る、不気味な唸り声・・・
ブルルル・・・ブルルル・・・
建物の影から、ゆっくりと巨大な赤い馬が姿を現す。
いや、それは馬というには、余りにも凶悪すぎた。
(せ、赤兎馬・・・!?)
ブルルルオォォオォ〜ン!!!
凄まじい勢いで突進してくる赤兎馬。逃げる袁尚。
止まったら死ぬ・・・、そう本能が告げている。
建物の回りを数周し、キリがないと感じた彼は、窓をブチ割り屋内に侵入した。
ドゴォォン!!
背後の壁が大きく揺れ、ビシビシッと亀裂が入る。
赤兎馬が体当たりをしているのだ。
素早く袁尚は目の前の扉を開け、その先に進んだ。
パカッ・・・
突如、彼の足元が2つに割れる。
(落とし穴ッ!?)
すんでの所で、彼は床に掴まることができた。
下を見ると、そこには無数の骸骨が転がり、数匹のワニがのそのそ動いている。
背中に悪寒を感じた彼は、必死で上に這い上がる。
そこは一直線の廊下であった。
帰りたい。しかし、もはやそうもいかない。
一息ついた彼は、意を決して前へと進む。
やがて四つ角の向こうから、人影が姿を現した。
すかさず剣を抜き、身構える。
しかし、ほどなくその人影が女性であることに気付いた。
こちらに気付いた彼女が優しそうな感じで言う。
「あら、強盗の方かしら?」
「い・・・、いや、俺は袁尚といって・・・」
「主人の同僚の方?」
「そ、そうです。あなたは・・・?」
「あら、初めまして。私は呂布の妻で、貂蝉と申します」
透き通るような、真っ白い肌の美人であった。
それまでの事などすっかり忘れ、彼女に見とれる袁尚。
「それじゃ、主人の所にご案内いたしますわ」
「お願い・・・します」
「いつもは徐さんですのに、今日はどうしましたの?」
「ああ、徐将軍は風邪で欠席しまして、俺・・・いや、僕が代理で・・・」
「そうですか」
「よいしょ・・・」と、マッチョな銅像を押す貂蝉。
ゴゴゴゴ・・・と、隠し扉が開く。その奥に待っていたのは巨大虎。
袁尚に襲い掛かろうとする虎を、
貂蝉が「こら、ジョニーやめなさい」と、なだめた。
さらに所々で弓矢が二人を襲う。
軽やかにかわす貂蝉に対し、袁尚は必死でそれらを打ち払う。
「毒が塗ってあるので、気をつけてください」と、彼女は優しそうに言った。
そんなこんなで数十分後、やっと彼は呂布の所に到達する。
呂布は机に向かい、何やら文を書いているところだった。
「あなた、ご同僚の方が見えましたわよ」
「・・・ヌッ!」
慌てた様子で、目の前のノートを閉じる呂布。
「あら、またポエムを書かれてたのですか?」
「こ、こらッ・・・、いいだろう、そんな事はッ!」
呂布の顔が少し赤くなった。
そしてコホンと咳払いをして、袁尚に告げる。
「・・・珍しいな」
「・・・好きで来た訳じゃない。徐将軍の代理だ」
手早に用件を済ませ、帰ろうとする袁尚。
しかし、またあの道を引き返すのか・・・と、不安になった。
そんな彼に呂布が言う。
「隠し通路を使うといい。徐晃もそれを使っている・・・」
「・・・・・・」
「貂蝉、案内してやれ」
「はい、わかりました」
去り際に、呂布は彼に「また来い」とつぶやいた。
隠し通路は、地下を通り、宮城内の井戸へと通じていた。
(い、いつの間にこんな物を・・・!)
絶句する袁尚。そんな彼に貂蝉が言う。
「また来てくださいまし。主人は・・・あなたの事を気に入ったようなので」
「・・・・・・!」
(二度と行くか!)などと考えつつも、
貂蝉の顔を思い浮かべ、(また行ってもいいかな)とも考える袁尚であった。
リプレイと関係ない長文をダラダラ投下しちゃってスンマソ。
>485サマ
やっぱり『開放』に笑っちゃいました。
やっぱ夏だし、武将たちも開放的になるのかな・・・なんてね(w
人材もそろってきたようで、これから飛躍の時期っすね!
がんがれ信也!読み方は・・・「しんや」でいいんすよね?
>劉香蘭サマ
やっぱり主君より早く結婚しちゃうのはタブーっすか。
がんばれ、韓恋!しかし二人に子供ができたら・・・、強そう・・・ですね(^^;
次回はとうとう董卓の最後!斬首されるか、登用されるか気になります!
早めの投下、お待ちしておりまふ(w
【28:董卓の最期】
195年12月
趙雲:この一戦で、遂に董卓の命脈も尽きるか。
張[合β]:引導は、美しく渡して差し上げましょう。
上庸・攻城戦 劉香蘭軍10000vs董卓軍1400
劉香蘭軍
総大将:趙雲 歩兵 5000
部将:張[合β]歩兵・衝車5000
董卓軍
総大将:董卓 歩兵 1400
董卓:かつては栄耀栄華を極めたワシに付き従う兵も、今では千五百足らずか……。
閻圃:悪党は悪党らしく、せいぜいみっともなく足掻くといたしましょう。
董卓:そうだな、その通りだ。……そら、崩壊の音が聞こえるわ。
張[合β]:地道な努力が、明日の美しい勝利へとつながるのです!さあ、皆さん!頑張りなさい!
(どごーん!)
呂布:門が破られたか……だがこの呂奉先、ただでは死なん!うおらあぁ!!
卒壱:ぎゃあ!
卒弐:ぐげっ!
趙雲:呂布、覚悟!
張[合β]:せめてアナタの最期に、美しい死の舞を見せて差し上げましょう!
荊月:今度こそ、トドメです!
(ばぎっ!!とががっ!ざくっ!げん!)
趙雲:全く、まるで戦う為に生まれて来たかのような男ですね……。
張[合β]:我々三人がかりでも仕留めきれないとは……。
荊月:だが……これ以上は!
呂布:……ふん、流石に限界か。ならば、一人でも道連れにしてやるわっ!!
荊月:できるか、呂布っ!!
呂布:おおぉっ!!(体当たり)
荊月:……!しまっ!!(城壁から諸共に投げ出され……)
張[合β]:いけない!(慌てて飛び出す)
張[合β]:くっ……!(手をつかむ)
荊月:張[合β]殿!
趙雲:……間に合ったか。儁乂、今私も手伝う!
呂布:ふ……悪運の強い女よな。結局、最後まで殺せなんだか……。
荊月:呂布……。
呂布:貴様は生き残る。それは貴様の勝ちということだ……ならば、最後まで勝ち続けろ。
この俺に勝った貴様が、他の誰に敗れることなど許されんぞ!いいな!(壁面に掴まっていた手を放す)
荊月:……!
張[合β]:武人としていき、武人として死にましたか……。
荊月、引き上げますよ。
荊月:あ、はい。
趙雲:「人中の呂布」と呼ばれし飛将軍も最期を遂げたか。
荊月:……勝ち逃げされた気分です。面白くありません。
張[合β]:さて、それでは兵を纏めるとしましょう……よっと(荊月を抱き上げる)
荊月:ひゃっ?!ちょ、張[合β]殿、何を?!
張[合β]:隠してもダメですよ。さっき、足をひねったでしょう。
荊月:う……い、いやしかし、歩けないほどではありません。いいですから降ろしてください。
張[合β]:嫌です。それに、美しい貴女を美しい私がこうして抱きかかえている。美しい絵になっているとは思いませんか?
荊月:……馬鹿。
張[合β]:はは、ほめ言葉として受け取っておきますよ。
荊月:あ、それと……。
張[合β]:?
荊月:先ほどは、ありがとうございました。
張[合β]:はい、どういたしまして。
荊星:姉様ー!董卓を捕えました!!……って、何やってんの?
荊月:……気にしないで(〃−〃)
趙雲:どうやら、終わりましたか。
荊月:ええ、終わりました。そして始まるんです。また、ここから。
荊星:……その格好で言っても様にならないよ?
荊月:……五月蝿(うるさ)い。
戦後処理
捕虜:閻圃
処刑:董卓、呂布
董卓:ええい、放さぬかぁ!
張[合β]:やれやれ、弟君と同じですか。アナタも美しくありませんね。
荊月:これまで好き放題やってきたのです、もう十分でしょう。
董卓:十分だと?!十分なことなどあるものか!!ええい、忌々しい小娘どもが……!!
趙雲:もういい、連れて行きなさい。
兵卒:はっ!!
董卓:ふざけるな貴様ら!ワシを誰だと思っている……!!
姦雄董卓、死す。香蘭が兵を興してより、実に六年目のことであった。
【次回予告】
一代の悪漢は倒れた。
だが、天下は未だ太平ならず。
戦乱の時代の集結を目指し、今度は東の雄が動く。
次回、第二十九話「北海攻略戦」
>袁熙殿
ご要望にお応えしての早期アップです(^^
周囲のまったりムードにも関わらず、一人だけ常に臨戦態勢の呂布……ううむ(^^;
袁尚君には災難だったよーで。
うちの方でも、次々回当たり袁熙が再登場の予定です。
>劉香蘭様
数々の誤字の指摘、ありがとうございます
・・・回線切って三国志を読み直してきます
>袁煕様
楽しく見させていただきました
どうも呂布は袁尚を『お気に入り』に設定したようですね
夏もまだまだこれからなので袁煕様も開放して頑張ってください
読み方は「しんや」であってますよ
後、今日から用事がありまして二週間ほど、このスレに書き込めなくなります
すみません
韓玄「何か眠っていた魅力が目覚めたのか確変が起きたのか、はたまた偶然か…」
満寵「満寵でーす」
典偉「典偉でーす」
劉日革「劉日革ですよ!」
韓玄「どうよ!この人材登用術!ちょっと見直した?」
黄祖「・・・割と」
劉日革「それでついでに私がもう一人連れてきたりしたりするわけよ、カモーン」
(スポットライト&スモーク付きで登場)
??「そんな呑気な劉表軍に救世主が!」
韓玄「へーベルハウス?」
??「はーい…って違う!」
韓玄「とりあえず名前を」
周喩「周喩です、それなりの勢いで頑張ったりするのでよろしく」
次々と人材を補強していく…が、それから2年、戦争という戦争は起きずにただ空白地を占領していく日々が続いた
195年5月
夏候惇「なー韓玄よー俺らつるむようになって随分たつよな」(ずずずと茶を飲む)
韓玄「そだねー、最初に登用したからそれ以来仲いいよね」(同じく茶を飲む)
夏候惇「ここで俺ら義兄弟を契りでも結んでみるってどうよ?」
韓玄「いや、わしやらないかな趣味は持ってないし」
夏候惇「俺はノンケだって食ってしまう男・・・じゃ無いから安心しろ、普通に義兄弟になろうつってんだよ」
韓玄「よかったー、わし人を見る目を間違えたかと思ったよ、それならオッケー」
夏候惇「それとついでにさ、結婚してみる気は無い?」
韓玄「・・・は?」
夏候惇「いや、俺の知り合いでいいのがいるわけよ、そこでこいつなんかどう?とお前の話をしたら気に入ったらしくて」
韓玄「わしもそろそろいい年だしな…まあ会うだけなら」
夏候惇「分かった、それとどっちが兄なんだ?」
韓玄「そりゃあ勿論わ・・・」
夏候惇「そうか、俺か、わかった、これからもよろしく頼むぞ」
韓玄「いやわしが兄…」
夏候惇「ジャンケンポン!」(グー)
韓玄(慌ててチョキ)
夏候惇「勝ったから兄な」
韓玄「あーまあいいや」
196年1月
夏候惇「落ち着け義弟」
韓玄「落ち着けねえって、ついにわしの遺伝子を受け継いだかもしれない子が…」
夏候惇「何で仮定形なんだ?」
韓玄「だって計算があわな…」
夏候惇「気にするなよそんな細かいとこ」
(大きな泣き声)
夏候惇「生まれたようだな」
韓玄「途中の過程はおいといてよかったよかった」
産婆「おめでとうございます、きれいな姫君ですよ」
韓玄「ほほーそれはよかった」
夏候惇「名前は決めているのか?」
韓玄「韓明という名前にしようかと」
夏候惇「そうか、義弟のとこだから適当に決めたのだろうがまともな名前だ」
韓玄「わしを変なやつに見てないか?」
夏候惇「てっきりフランソワーズとかニコル38世とかにするものかと」
韓玄「するか!」
そんなこんなで義兄弟&結婚を果たし子供も生まれて、これからどうなるのか、長い休みを挟んでこれだけかと小一時間(ry
随分と時間を空けてしまいました。
仕事の忙しさについこちらの作業を怠ってしまいまことに申し訳ございません。
自分のペースというものをまだまだ掴みきれていませんがこれからも生暖かく見守ってもらえると有難いです。
200年7月 弘農の評定
伝令「注進、注進!一大事にございます!」
袁煕「どうしたんだい?」
伝令「街中に、巨大な馬と虎。
さらには数匹のワニが出現し、暴れ回っております!」
審配「な、何と!?」
袁尚「・・・・・・」
袁煕「尚くん、どうしたんだい?顔色が悪いけど」
袁尚「い、いや・・・、何でもない・・・」
審配「すぐに兵を送りましょう!」
袁煕「うん、頼むよ!」
数十分後、貂蝉がペットを連れて散歩に出ていただけと判明。
しかし散歩の割には、民間人と兵士に数名の負傷者が出たらしい。
曹操が広陵を領有する。
内政目標を達成し、袁紹に誉められる。
200年10月 弘農の評定
7月に呂蒙、8月に賀斉、9月に張飛の登用に成功。
張コウ「我が軍の人材も、かなり豊富になったようですね」
袁煕「うん、頑張って各地を(遊び)回った甲斐があったよ」
張コウ「・・・そろそろ、時期でしょうか」
趙雲「長安・・・ですか?」
張コウ「はい、長安を攻略しないことには、我が軍の道は開けませんし」
袁煕「そうだね、内政目標も達成できたし。そろそろ戦争しようか!」
一同「 お お ー !!」
審配「あ、あのー・・・盛り上がっているところ、誠にすみません」
袁煕「ん、審配、どうしたんだい?」
審配「弘農の軍資金が・・・76しかないんですけど・・・」
一同「 な、 な ん だ っ て ー !?」
出陣は延期された。
>劉香蘭サマ
おお、董卓も呂布も死んでしまいましたか。
呂布ファンとしては少し残念。でもまあ、仕方のない結末かな?
そろそろ袁煕君が登場ですって?活躍期待してますっ!!
・・・てか、袁煕じゃ活躍は期待できないか(^^;
>信也サマ
はい、まったり頑張ります。
復活お待ちしてますんで、お仕事がんばってくださいね!
>12代目韓玄サマ
周瑜が配下に!? 夏侯惇と義兄弟!?
何て意外な展開、ちょっと韓玄を見直したりして。
しかし、韓玄&夏侯惇コンビ、いい味出してますねぇ(w
笑っちゃいました。次回も期待してまっせー!
【29:北海攻略戦】
196年1月
香蘭:盧植殿……。
盧植:……香蘭様、何か?
程c:先ほど、宛から連絡がありました。皇甫嵩殿が病を得て、そのまま……。
盧植:そうですか……昨年の暮れには朱儁も交えて三人、
また新たな世の為に働こうと言ったばかりだったのですが……。
香蘭:私も残念ですの……。
盧植:私も老骨ゆえ、いつまでお役に立てるか分かりませぬ。
ですが、その日まで精一杯お役目を努めさせていただきましょう。
皇甫義真、死す。享年五十七歳。
劉香蘭が旗揚げしてより、初の有力武将の死であった。
その頃、上庸
荊月:……えっと、儁乂。その、具合はどうですか?
張[合β]:もう大丈夫ですよ。ですが、子龍がまだ休んでおけとうるさくてね(苦笑)
荊月:すみません、私のために。
張[合β]:貴女と引き換えなら、肩を痛めたくらいどうという事はありませんよ。
それに、しばらくは上庸から荊州の見張りで、積極的な動きをしない時期なのも確かですからね。
いい骨休みの機会だと思うことにしましょう。
荊月:そう、ですか。
張[合β]:ところで、何か用があったのではないですか?
荊月:あ、はい。えっと、その……お食事を、作ってきました。お口に合うか分かりませんけど……。
張[合β]:ああ、これは美しく盛り付けられていますね。……うん、味もいいですよ。
荊月:そうですか、良かった(〃▽〃)
荊星:いーなぁ……。
趙雲:羨ましがっているぐらいなら、君も相手を探したらどうだ?
荊星:そうなんだけどね。中々これ、っていう人はいなくって(嘆)
一方、平原
袁紹:遂に董卓も死んだか。まあ、因果応報というやつだな。
沮授:めでたいことですな。ですが、天下が太平になったと言う訳でもありませんぞ。
袁紹:うむ、これからが正念場かも知れぬ。手始めに時流を読めぬ北海の儒者を屈服させるとしよう。
袁麗:勇将太史慈は昨年末から病が篤いみたい。今が狙い目なんじゃない?
袁紹:うむ……では、出陣する!
北海・攻城戦 劉香蘭軍41300vs孔融軍19300
劉香蘭軍
総大将:袁紹 連弩兵15100
部将 :顔良 歩兵 26200
孔融軍
総大将:孔融 歩兵 12900
部将:太史慈 歩兵 6400
袁紹:ほう、「袁」の旗も見えるか。顕甫(袁尚)はどうやら達者にやっているようだな。
袁麗:説得できないの、オジサマ?
袁紹:誰に似たのか、あれは気骨が激しくてな。まあ、無理だろう。
顔良:御大将。
袁紹:顔良、どうした?
顔良:はい。城攻めの前に一つ、それがしが挑戦して参りましょう。
袁紹:うむ……よし、行ってこい!
顔良:はっ!!
顔良:我は冀州の顔良なり!我こそはと思うものあらば、出てきて俺と勝負しろ!
太史慈:応っ!!この太史子義が相手だ!
顔良:太史慈?はっ、病人が何を粋がっている!
袁麗:凄い、太史慈が出てくるとわ。
伯姫:とはいえ、病を得た身で顔良殿に勝てるとは思えませんけれどね。
顔良:おらおらおらぁっ!!
太史慈:うっ……はぁ……はぁ……ぐっ!!
顔良:病人は大人しく、寝床で寝てやがれっ!!
太史慈:ぐはっ!!
顔良:俺の……勝ちだっ!!
孔融:ああ……まさか太史慈が捕えられるとは……。
袁尚:孔融殿、オレが行きますっ!
孔融:袁尚……しかし。
袁尚:ここで戦うのを躊躇えば、何の為に父の元に戻るのを拒み続けたか分かりませぬ。……では!
顔良:まったく、他愛のない……ん?
袁尚:顔良ぉー!!
顔良:これはこれは御曹司。このようなところで遇うとは奇遇ですな。
袁尚:てええぇぇい!!
顔良:(ガツン!)……して、これは何の真似ですかな?
袁尚:知れたこと!恩ある孔融殿に報いるため、貴様を討つ!
顔良:恩を言われるならば、御曹司を育てられた袁紹殿に報いるべく、帰参すべきではありませんか?
袁尚:やかましい!易々と女ごときに膝を屈するような男、父とは思わぬ!
袁麗:………………女、ごとき?(ピキ)
袁紹:(あ、いかん)
袁麗:顔良。
顔良:……は。
袁麗:ヤれ。
顔良:は、はひっ!!(どげっ!)
袁尚:ぐふぅ?!
顔良:孔融、甚だ乱暴だが、御曹司は返していただくぞ!(これでどやされんで済む……)
孔融:太史慈に続き、袁尚まで……もはやこれまでか……。
袁紹:二将を失い、敵は最早失意の極みにある。一息に攻め潰せ!
兵士:おーーっっ!!
戦後処理
登用:孔融、武安国、袁紹
捕虜:太史慈、辛[田比]
伯姫:太史慈殿は別室にて休ませてあります。病が癒え次第、ご挨拶に伺うと申しておりました。
袁紹:そうか。ご苦労、伯姫殿。……さて文挙(孔融)よ、久しいな。
孔融:そうだな、本初(袁紹)。いつ以来になるかな。
袁紹:貴君も、天下の趨勢すらも見定められぬ愚者ではあるまいに。
孔融:見えておったからこそよ。誰も彼もが漢朝を蔑ろにする中で、わしまでどうしてその気風に乗れようか。
袁紹:香蘭様が蔑ろにしておられるとでも?
孔融:本人はどうであろうな。だが、漢室の血を引く者が全土に名声を得ている。
ならばいずれ、女の皇帝でもよいのではないか……そういう声が出てこないとも限らんではないか。
袁紹:よいではないか。
孔融:なに?
袁紹:何がまずいのだ。香蘭様が継がれるのであれば、それは簒奪ではない。
それに、大事なのは政が正しく行われること。男か女か……それこそ、些細なことではないか。
孔融:驚いたな、本初。お前がそういうことを言うとは。
袁紹:口さがない姪御に日頃からやり込められておればな。嫌でも諦念が身につくわ(苦笑)
孔融:ははは、本初殿の姪御はそれほど弁が立つか。
袁紹:文挙、お前も付き合え。不安を感じるならお前が、道がゆがまぬよう見張ればよいではないか。
孔融:……そうだな、生きて正道が保たれるよう努めるのもよいかも知れぬ。
袁紹:では、来るか。
孔融:ああ、よろしく頼むぞ、袁紹殿。
袁麗:顕甫、久しぶりねぇ。
袁尚:ぐっ……この女狐が……!
袁麗:……今何か言ったの、この口?ねえ、この口?(みょーん)
袁尚:い、いふぁいいふぁい!ふぉら、ふぁにふぉふゅるふぁ?!
袁麗:ま、冗談はこれくらいにして……。顕甫、アンタも香蘭様に仕えなさい。
アンタの父親も兄さんたちも皆そう決めたわ。後はアンタだけよ。
袁尚:ふん、仮にも袁家の男児として生まれた者が、女如きに膝を屈せるものか!さっさと殺せ!
袁麗:ふぅ……ん。
顔良:お、御曹司。どうか考え直してはいただけませんか?
袁尚:くどい!
袁麗:ふぅーん。アンタ、誰に向かって物言ってるか、理解ってないんだ。
袁尚:あ?
袁麗:まあ、アンタがその気だったらいいわ。
アンタが死んだら、墓には「十歳まで寝小便が直らなかった男、ここに眠る」って刻んであげるから。
袁尚:ちょ、ちょっとマテ。
袁麗:あ、これはいや?じゃあ、桃花ちゃんとのことにしてあげようか?
それとも遠乗りに出掛けたときのこととか……ああ、あの李の木の話なんかも……。
袁尚:ゴメンナサイ、シツゲンデシタ。リュウコウランサマニセイシンセイイツカエマスノデユルシテクダサイ(ガクガク)
袁麗:分かればいいのよ、分かれば(ニヤリ)
程c:香蘭様、袁紹殿より、無事北海を攻略。孔融殿を降伏させたと伝えて参りました。
香蘭:それは良かったですの。
程c:後は、紀霊、蘇飛、張衛の三名を説得、我が陣営に加わりました。
香蘭:あい。こちらもそろそろ劉璋討伐に動きますの。
程c:御意。
【次回予告】
北海平定−その隙を突き、姦雄曹操がついに牙を剥く。
だが、官渡で彼の軍を出迎えたのは……。
次回、第三十話「再現、白馬陣」
>信也殿
いえ、あまりお気になさらず(^^;
>12代目韓玄殿
なんか熱い展開ですね。ていうか、ホントに韓玄?(失礼)
その調子で劉表殿をもり立てて行って下さい。
>袁熙殿
なんというか……オチ付きの人生ですねぇ(苦笑)
袁熙君は登場しますよ。活躍……ねえ。まあ、楽しみにお待ち下さい。
574 :
無名武将@お腹せっぷく:04/08/12 22:36
age
200年10月 弘農にて
奥方「あら、あなた。随分と機嫌が良さそうですけど、どうかしました?」
袁煕「うん、週刊誌の星座占いを見たんだけど、
今月の僕は絶好調だってさ。きっといい事があるよ!」
奥方「良かったですわね。きっといいことがありますわ」
ピンポ〜ン
奥方「あら、こんな朝早く・・・一体誰かしら?」
袁煕「もしかしたら、在野武将が仕官しに来てくれたのかも!」
奥方「それじゃあ、ちょっと見てきますわね」
しばらくして・・・
奥方「残念ながら在野の方じゃありません。
ご同僚の方みたいですけど、どうします?」
袁煕「え、誰かな?」
奥方「顔良様と文醜様と名乗られて・・・」
ドドドドドッ!
えんきはにげだした。
しかしまわりこまれてしまった。
顔良「袁煕様ァ〜、逃げ出すとは水臭いィィ〜〜!」
文醜「兄者、そう言うな。きっと袁煕様は照れておられるのだ」
顔良「うむうむ、長いこと離れ離れだったからのぅ」
文醜「しかし、距離と時間ごときで、我ら親友の鎖は断ち切れまいて」
顔良「そのとおりじゃ!」
袁煕(い・・・、いつの間にか親友にされているッ!)
袁煕「と、ところで今日はどういった用件かな?」
顔良&文醜「・・・・・・」
急に黙り込み、伏し目がちに顔を赤らめる両将軍。
やがて顔良が、遠い目をしながらボソッと語り始めた。
顔良「かの劉備玄徳は・・・
桃園で関羽・張飛と、義兄弟の契りを結んだそうであります」
文醜「生まれた時は違えど、死せる時は同日・同場所ってやつだな!」
顔良「良い話ではありませぬか・・・」
文醜「うむ、義兄弟っていいよなぁ・・・」
二人はチロリチロリと、袁煕に熱い視線を送っている。
ぞわわわわ・・・と、背中に悪寒が走った。
このままではいけない。
とっさに機転を働かせた袁煕が言い放つ。
袁煕「あ、そういえば政務がたまって・・・」
奥方「あら、良いお話ですわね。
あなたもこちらの両将軍と義兄弟になられたらどうですか?」
袁煕(よッ、余計な事を!)
顔良「おおッ!奥方もそう思われますかッ!!」
文醜「わしらも、そう考えておりましたのじゃ!」
顔良「実はこの近くに桃園があるそうです」
文醜「善は急げってやつじゃな!」
凄まじいスピードで、ロープを袁煕に巻き付ける。
そして袁煕を引きずったまま、両将軍は疾風の如く玄関から立ち去っていった。
断末魔の悲鳴を上げながら、拉致されてゆく夫を見送り、奥方は言った。
奥方「行ってらっしゃいませ〜、早く帰ってきてくださいね〜!」
確かにそこは桃園だった。しかし季節は冬。
花が咲き乱れる筈もなく、見渡す限り枯れ木ばかり。
しかも傍らに浮浪者の死体が転がっていた。
枯れ木にとまったカラスが数羽、ギャアギャアと鳴き声を上げている。
文醜「うぅむ、予想に反して殺風景じゃのう」
顔良「・・・場所を変えるか」
文醜「この近くにビニールハウスの薔薇園があるそうじゃが」
顔良「そちらにするか・・・」
袁煕「ギャアアァァアァァ〜〜〜!!」
引きずられたまま、薔薇園に移動。
ビニールハウスの中、咲き乱れる薔薇たち。
ムンムンするほどの薔薇臭が鼻を突く。
しかもビニールハウスの中なので暑い。
暑さのため、上半身裸となった顔良&文醜。
彼らは右手に剣、左手に杯を持ち、息を乱しながら袁煕に迫る。
半ば朦朧とした意識の中、そのヴィジョンを見た袁煕は思った。
袁煕(ああ、何か、僕の人生終わったような気がする・・・)
袁煕と顔良&文醜は、義兄弟となりました。
201年1月 弘農の評定
袁煕「ヤア、君タチ、新年オメデトヲ・・・」
審配「・・・何やら疲れておられるようですな」
袁煕「うん、疲れたというか、憑かれてしまったというか・・・」
審配「少し休まれた方がいいのでは」
袁煕「うん、そうする。評定は適当にやっといて」
フラフラと退出する袁煕。
霊感の強い数人の武将が、立ち去る袁煕の背中に、二つの不気味な影を見たらしい。
審配「それでは袁煕様の代行として仕切らせて頂こう。
諸君、ご存知の通り、我が軍は深刻な資金不足に陥っている」
趙雲「・・・臨時徴収でもしますか? あるいは略奪で・・・」
審配「いや、それは得策ではない。
苦肉の策だが、兵糧を売り払い、資金に当てようと思う」
張コウ「なるほど、まあ仕方がありませんね」
審配「袁尚様、この仕事、お願いできますか?」
袁尚「・・・俺が?」
兵糧を売り、資金を得る。
簡単な仕事、子供の使いのようなものだった。
何故、俺がこんな仕事を・・・。
商館で手配を終えた袁尚は、愚痴りながら街中を歩いていた。
そんな彼の目に、ひとりの女性がとまる。
あれは・・・貂蝉殿ではないか!?
ドキリと胸が鳴り、体が停止する。
そんな彼に気付いた貂蝉は、ニコリと笑顔を向けて一礼をした。
思わず数回連続して頭を下げる袁尚。
やがて彼女はゆっくりと歩み寄り、優しげに彼に告げた。
「袁尚様・・・でしたわね」
「は、はいッ、そ、そうです!」
「お散歩ですか?」
「い、いやッ、散歩というか兵糧で資金を売るというか・・・アレ?」
「私はこれからお買い物なんですが、宜しければ一緒にどうかしら?」
「・・・え?」
嬉しさの余り、一瞬意識が飛んでいた。
不思議そうに、貂蝉は首をかしげながら問い掛ける。
「ごめんなさい、余計な御世話でした?」
「いえ、そ、そんな事ないです! 行きましょう、是非!!」
たどり着いた先は『珍獣館』という、妖しげな商館だった。
薄暗い店内には様々な珍獣が並び、奇怪な鳴き声が室内に響いている。
やがて胡散臭そうな主人が、奥から姿を現した。
「おや、貂蝉様ではないですか。今日は何をお探しですかな?
生きのいい人喰い熊が入ってますぞ。5人殺したそうです、フヒヒヒ・・・」
「そうねえ、熊にも惹かれますが、今日は毒蛇を買いに来ましたの」
「そうですか、それでしたら、こちらへ・・・」
地下室へと案内される。
じめっと薄暗いそこには、様々な蛇が並んでいた。
「このコブラですとか、ガラガラヘビがお勧めですな」
「どちらの毒が強烈なのかしら?」
「そうですな、コブラの方が猛毒と聞いてはおりますが・・・」
「でも、即効性のやつじゃなくって・・・
やっぱりジワジワと苦しませながら、死に至らせる方がいいですわね」
「ううむ、どちらも舶来品ですので、そこまでは・・・」
「そうですか、じゃあ両方くださいな」
街が赤く染まる夕暮れ時。
十数匹の毒蛇が入った袋を引きずる貂蝉。
その後ろを、半ば抜け殻状態の袁尚がフラフラと従っていた。
やがて夕陽をバックに、貂蝉が告げる。
「それじゃあ、私はこの辺で・・・」
「あ、ええ・・・」
透き通るような笑顔で、ペコリと一礼する貂蝉。
そのまま彼女は立ち去った。
その後姿を眺めたまま、しばし固まる袁尚。
やはり素敵だ・・・。そう袁尚は思った。
>劉香蘭サマ
うっわ〜袁麗、強烈な再登場。
一気にファンになってしまいそうなインパクトですね(w
それにしても哀れな袁尚くん。
彼の将来に幸あれ・・・
こちらは資金不足で戦争できません。
だからこんなくだらない話ばっか・・・。
お金ください。いや、マジで・・・(T_T
【30:再現、白馬陣】
196年1月・続き
平原
袁熙:親父は勝ったか。
関羽:先ずは祝着にございますな。
袁熙:ああ。でもまだ河北にも力を持った群雄は多い。油断はできないね。
張飛:なぁに、ここにはこの張飛様もいるんだ。ちょっとやそっとの相手じゃ手をだせるかよ。
袁熙:そう願いたいよ。
許攸:袁熙殿、大変でございます!
袁熙:どうした、許攸?
許攸:はっ、[業β]に曹操の軍勢が攻め込んで参りました。太守の[赤β]昭殿より、救援の要請が参っております。
関羽:あの姦雄が遂に動きましたか。袁熙殿、その援軍、この関羽にお任せを。
張飛:雲長の兄貴一人に任せちゃおけねえ。俺もいくぜ。
袁熙:あー……でも、ここの兵士は親父が殆ど北海に連れて行っちゃったからなぁ……。
関羽:む……そうでしたな。では、いかが致すか……。
公孫[王贊]:何やらお困りのようですな。
関羽:おお、公孫[王贊]殿。
公孫[王贊]:着任の挨拶に参ったのですが、どうやらちょうど良かったようで。
袁熙:ちょうど良い、とは?
公孫[王贊]:外をご覧下さい。
袁熙:これは……!
公孫[王贊]:再建した白馬陣三万、お連れ致しました。兵馬の調練も十分になされております。どうぞお使い下さい。
関羽:これを、拙者に預けて下さる、と?
公孫[王贊]:本来ならわし自ら率いたいところだが、疲労の極みでな。関羽殿、貴殿に託すとしよう。
関羽:忝のうござります。
袁熙:本当に助かった、公孫[王贊]殿。それでは関羽殿を大将に、張飛殿、そして参軍は許攸殿にお願いする。
[赤β]昭殿を助けてきてくれ。
三人:はっ!
官渡([業β])・迎撃戦 劉香蘭軍30000vs曹操軍13300
劉香蘭軍
総大将:[赤β]昭 歩兵28000
部将 :審配 弩兵 2000
援軍
部将 :関羽 騎兵30000
曹操軍
総大将:曹操 歩兵13300
援軍
部将 :夏侯惇 歩兵 9700
[赤β]昭:そうか、袁煕殿は援軍を出すか。
賈[言羽]:となれば、後はそれまで守りきること、ですが。
[赤β]昭:官渡の地形なれば容易かろう。何より、かの姦雄の兵力はこちらの半分足らずだ。
賈[言羽]:陳留より援軍が参るでしょうが、こちらにも援軍があれば数での優位は動かぬかと。
[赤β]昭:うむ。だがまあ、相手はあの曹操だ。油断はできぬな。
賈[言羽]:御意。
伝令:報告!敵援軍、陳留より到着!指揮官は夏侯惇、兵力およそ一万!
[赤β]昭:盲夏侯か!厄介な。
賈[言羽]:数は少なくともあの勇将は侮れません。が、些か思慮に欠ける点があるのも事実。それを利用いたしましょう。
[赤β]昭:できるのか、賈[言羽]殿?
賈[言羽]:なに。趙雲、韓恋の両将を躍らせることに比べれば、いか程の事もありませんよ。
夏侯惇:孟徳のやつめ、いきなり劉香蘭に戦を仕掛けるとは無茶をする。
楽進:しかし、先年までかの女傑の目は西を向いておりました。
また、先ごろ平原の袁紹も北海の孔融に対し出兵しています。隙があると判断したのでは?
夏侯惇:確かに南皮の袁紹は動いたが、それでも洛陽には張遼がおり、
[業β]の太守[赤β]昭も若いながら侮れんと聞く。オレはさすがに孟徳の勇み足だと思うのだがな……。
楽進:だとしたら、尚更急ぎませんと。
伝令?:将軍!大変です!
夏侯惇:何事か?!
伝令?:はっ、物見より報告。この先の湿地帯にて、合流の直前を狙って仕掛けようと
敵軍の部隊が陣を敷いている由にございます!
夏侯惇:ふん、しゃらくさい。一気に粉砕して突き抜けてくれるわ。全軍進撃!
曹操:対陣して三日か。しかし奴ら、動きが鈍いな。
侯成:はぁ……何を考えているのでしょうな。
曹操:恐らくは南皮からの援軍を待っているのだろうよ。
だが、北海攻略に動いた後でまともな兵力が揃えられるとも思えんがな。
伝令?:殿、ご報告申し上げます!
曹操:どうした?
伝令?:はっ、物見より報告。一軍が正面を迂回し、密かに我が軍の側背を突かんと動いている由にございます!
曹操:ふん、焦れて小細工を仕掛けてきたか。
侯成:では、迎撃に出ますか。
曹操:ただ迎え撃つのもつまらんな。陣の東側を空けておけ。攻めてきたところを逆に包囲殲滅してくれる。
侯成:はっ。
夏侯惇:あれがそうか。よし、全軍突っ込め!
曹操:来たか、迎え撃て!
(ワーワーワーワー)
夏侯惇:何か妙だな……なっ!?「曹」の旗だと?!いかん、騙されたか!
楽進:くっ、やめい!矛を収めよ!相手は味方だ!
侯成:か、夏侯惇将軍?!これは一体!
夏侯惇:分からぬ!オレも一杯食わされたようだ!
曹操:くっ……参謀の賈[言羽]か!ぬかったわ!
楽進:洛陽で趙雲、韓恋相手に勝利を収めた、あの?
曹操:全軍、体勢を整えろ!この絵図面を描いたのが奴なら、この機会に仕掛けてくる!
(ジャーン!ジャーン!)
夏侯惇:くっ、ここで来るか?!
楽進:将軍、我が軍は未だ体勢が整っておりません!
夏侯惇:ええい、泣き言をほざくな!
曹操:侯成!正面の敵陣はどうだ?!
侯成:動いた気配はありません。
曹操:となると、平原より来た援軍か。
劉[月缶系]:……あれは?
夏侯惇:どうした、劉[月缶系]?
劉[月缶系]:は、はあ。あの敵の馬、白い馬ばかりなのが気になりまして……。
曹操:白馬揃え……?まさか、白馬陣か?!
楽進:白馬陣?!しかし、あれは確かずっと以前に劉香蘭によって……。
夏侯惇:阿呆!白馬陣が壊滅したとて、公孫[王贊]は生きていようが!
ならば、これだけの時間があれば再建していたとして不思議はない!
楽進:た、確かに。
曹操:物見を走らせ、旗を確認させろ!
伝令:報告、敵の陣頭の旗は「関」!それに「張」の旗も見受けられます!
曹操:関、張……だと?!(滝汗)
夏侯惇:まさか……袁紹め、よりによってあの二人を残していたか!
曹操:くっ……ここまで、か?
夏侯惇:退け、孟徳!後はオレが引き受ける!
曹操:元譲?!
夏侯惇:いいから退け!今、貴様に死なれる訳にはいかんのだ!
曹操:……分かった、後は頼むぞ、元譲!
関羽:そこにいる隻眼の将は、夏侯惇殿とお見受けする!
夏侯惇:如何にも!このオレが夏侯惇よ。死にたくば来い!
関羽:大言を!素首、撥ね落としてくれる!
夏侯惇:おおっ!!
(ギン!ガン!ガガン!ドゲゲっ!ガァン!)
関羽:やりおるわ、さすが音に聞こえし勇将。だが、少し周囲を見てはどうかな?
夏侯惇:……ちっ!残った兵はこれだけか……。
関羽:命までは取らぬ、降参致せ。
夏侯惇:ふん、頭を下げさせたくばオレを殺して死体を土下座させるがいい!
関羽:ふむ……ん?
伝令:関羽将軍、許攸殿より伝令です。「準備ができたので、予定箇所まで下がってください」とのこと。
関羽:そうか、分かった。お前は下がっていろ。
伝令:は。
関羽:さて、ケリを着けるか。
夏侯惇:やってみろぉっ!!
(ガン!ガギッ!ドガッ!)
関羽:ちっ、容易くはないな。夏侯惇、勝負は預けた!
夏侯惇:臆したか、美髯公!
許攸:来たか……よし、やれ!
夏侯惇:がっ、伏兵だと?!
許攸:それ、捕らえろ!……関羽殿、よくやって下さいました。
関羽:なに、初めての戦働きですからな。拙者としても気合が入ったというものです。
戦後処理
解放:劉[月缶系]
捕虜:夏侯惇、楽進
許攸:では、降伏はせぬ、と。
夏侯惇:くどい!
許攸:袁煕殿、いかがなされますか?
袁煕:そうだね……とりあえず客人としてもてなしておいて。
許攸:御意。
夏侯惇:殺さぬか。袁紹も甘い息子を持ったな。
袁煕:僕が甘いのかどうか……ま、そのうち分かると思うよ?
夏侯惇:(この余裕……ただの盆暗ではない、か?或いは上に立つものの器量が下にも伝わるものか……)
【次回予告】
大敵、董卓を討ち果たした香蘭は、次に益州に目を向ける。
巴蜀の地を治める劉璋は梓潼で防衛に当たらせるが……。
次回、第三十一話「梓潼の血戦」
>袁熙殿
はい、袁熙君登場です。
戦場には出ないけど、結構美味しい役どころかも。
そちらは……なんというか、大変そうですな(^^;
背後霊もまあ、味方につければ頼もしいでしょうから……。
後、「ご利用は計画的に」(謎)
>劉香蘭サマ
をを、ついに袁煕君登場!
凡庸っぽくてイイ感じですねっ(w
しかし、あの面子に加えて関羽&張飛が控えていたのか、劉香蘭軍!
まさしくオールスターって感じですな。次回も頑張ってください。
さりげなく、袁麗登場希望・・・と言ってみるテスト(w
陳登プレイ開始
三国志7 シナリオ4 陳登
陳登「私の名は陳登。字は元龍。徐州を呂布に奪われて大変なことになっておる」
陳珪「登よ…実はお前に頼みがある…」
陳登「何ですか?父上?」
陳珪「実はお前に呂布の暗殺して欲しいのだ…」
陳登「なんですと!?」
陳珪「呂布が死ねば陳宮や張遼が後を継ぐだろうが、呂布よりましだ」
陳登「しかし…」
陳珪「徐州のためだ!やってくれるか?登よ。」
陳登「はい…分かりました!!」
こうして陳登は呂布暗殺を決意した。
呂布の部屋に侵入した陳登は早速呂布に近付いた。
陳登「やあ呂布殿(ブルブル)」
呂布「おう陳登、どうしたのだ?顔色が悪いようだが?」
陳登「いやいや、私は良好ですぞ。それよりもですな曹操との対決についてのことですが…(ブルブル)」
呂布「やっぱり顔色が悪いのではないのか?おや、懐に手を入れているが、腹が痛いのか?」
陳登「いや…別に…(ブルブル)」
呂布「どれ診てやろう」
陳登「(くそっ……!)今だ!呂布よ!覚悟しろ!!」
呂布「!?うわっ!陳登殿!何をするか!」
陳登「しまった…!」
呂布「俺を暗殺しようとするなど百年早いわ!」
陳登「これまでか・・・」
呂布「貴様は謀反人とする!」
呂布の暗殺は失敗し、陳登は処刑されました。
〜陳登伝・完〜
【31:梓潼の血戦】
196年2月
周倉:カンパーイ。
[目圭]固:逆賊董卓が死んだことにカンパーイ。
何儀:兄弟との再会にカンパーイ。
裴元紹:韓恋殿と馬超殿の結婚にカンパーイ。
劉辟:張[合β]殿と荊月殿の結婚にカンパーイ。
卞喜:メデタイ、メデタイ。
[龍共]都:とにかくメデタイ。
張燕:おう、ここにいやがったか馬鹿共。
周倉:あっ、頭。
張燕:たく、めでたいのは確かだが、メデテェ、メデテェと酒ばっかりかっくらっててもしょうがなかろうが。
劉辟:そんなこといわずに、ささ、頭も一杯どうぞ。
張燕:馬鹿いえ、戦だぞてめぇら!
[目圭]固:えっ?てことは、益州ですかい。
張燕:おう、梓潼攻めの援軍よ。さっさと酔いをさまさねぇか馬鹿ども。そんなんじゃ恥かいちまうぞ。ゴワハハハハ!
この年の一月、韓恋は馬超と、荊月は張[合β]と華燭の典をあげる。
とはいえ、慌しい世情はこの夫婦にのんびり蜜月の時を過ごすことを許さない。
周瑜:袁紹が北海を落とし、辛[田比]、太史慈といった辺りも降ったそうだな。
韓恋:ええ。その辺の報告書と一緒に、命令も来たわ。
周瑜:じゃあ……?
韓恋:益州攻略戦の開始よ。……ったく、ちょっとぐらい休暇をくれたってばちは当たらないと思うんだけど。
周瑜:はは、香蘭様はそれだけ将軍のことを買っているということだろう。
韓恋:ま、ほんとにのんびりしたかったら天下を平らげるしかないわけか……。この平定戦も、一年以内に終えるわ。
周瑜:そうか。なら、急いで出兵の準備を整えよう。
梓潼・攻城戦 劉香蘭軍14800vs劉璋軍9100
劉香蘭軍
総大将:韓恋 歩兵10000
部将 :馬騰 騎兵 4800
援軍
部将 :盧植 強弩兵3800
部将 :張燕 連弩兵6600
劉璋軍
総大将:呉蘭 歩兵 4100
部将 :徐晃 弩兵 2000
部将 :雷銅 歩兵 2000
部将 :尹黙 歩兵 1000
韓恋:敵兵力は一万足らず。とはいえ、率いる将が呉蘭、雷銅、徐晃と来ては、到底油断はできないわね。
周瑜:まもなく、漢中から盧植将軍が応援に来る。それまでは挑発に留めるか?
韓恋:そうね、義父上の腕前も見たいし。
馬騰:我は西涼の馬寿成!誰か、我と戦う者はいないか!
雷銅:ふん、田舎の猪武者がよく吠える。朱霊、相手してやれ。
朱霊:はっ。
朱霊:馬騰、この朱文博が相手だ!
馬騰:おうっ!
(ギン!ガン!ドガッ!)
馬騰:ば、馬鹿な……くぅっ!
馬岱:いけません、叔父上!
雷銅:ちっ、付録が出てきたか。俺も出るぞ!
(ドゴッ!ガン!ドガッ!)
雷銅:ていやぁ!
朱霊:せぇい!!
馬騰:ぐっ!
馬岱:うわっ?!
周瑜:い、いかん。あの二人が敗れただと……?侮っていたが、意外に将が揃っているのか……。
??:で?貴様はここで高みの見物か。
周瑜:だ、誰だ?!
徐晃:我が名は徐公明!貴君も武人ならば、我に武を示すがいい!
周瑜:ちっ、こなくそぉ!!
徐晃:その意気や善し……が、我の相手ではないっ!!(どがぁっ!!)
周瑜:ぐはっ?!
韓恋:……ったく、なにやってんのよ?!
紀霊、張済!急いで兵士を纏めてこっち引っ張ってきて!!
盧植殿と張燕殿が来るまで耐えるわよ!
紀霊:はっ!
張済:お任せください!
張燕:なんだなんだ?思ったより苦戦してるようじゃな。
盧植:何か不測の事態でもありましたかな。
張燕:まあ、ワシらが来たからには、もう大丈夫じゃわい。ゴワハハハハ!
盧植:はは、頼もしいですな。……それ、撃てぇ!
伝令:報告!盧植殿、張燕殿の軍が到着!城に攻勢をかけ始めました!
韓恋:よし、ようやく反撃ね!全軍突撃!一気に城壁を貫くわよ!
兵士:おぉっっ!!
雷銅:呉蘭、無事か?!
呉蘭:くっ……抜かったわ、支えきれん!
徐晃:個人の武では、やはり限界があるか……。
雷銅:(……限界があるのは個人の武と言うより、上に立つ者の資質かも知れぬな……)
戦後処理
登用:呉蘭、雷銅
捕虜:王甫、徐晃、董和、張魯、朱霊
解放:高沛
韓恋:それでは、降伏すると?
呉蘭:先代の頃は良かったが、今の益州の主である劉璋殿は、先代に比べると、余りに非才。
雷銅:このまま劉璋殿に任せ、何れ心ならざる者に蹂躙されるぐらいならば。
呉蘭:今、劉香蘭様にこの益州、お譲りした方が益州の民のためともなろう……そう考え申した。
雷銅:我ら二人、全身全霊を持って尽くす所存なれば、どうぞお使いくだされ。
韓恋:益州の将の中でも有名な御両名の助けを得られるなら、万の兵に勝る味方を得た気分よ。
こちらこそ、よろしく。
【次回予告】
益州の門、梓潼を抜いた香蘭の軍は、そのまま成都へとなだれ込む。
劉璋、そして配下の益州の士は城に依って防御を図るが……。
次回、第三十二話「仕組まれた戦場」
>袁熙殿
本来なら二線級のハズの朱儁、盧植、張燕などが主力に組み込まれているため、
後方に意外な有力武将が残っていることが多いです(^^;
袁熙君はこの後も河北前線の太守を任せているので、ちょくちょく出てくるかも……。
袁麗ですか?
しばらくは益州が中心となるので出番がありませんが、
再登場時は結構オイシイ役回りです。ご期待下さい(^^
>陳登殿
孫策、孫権相手に徐州を死守し続けた鬼才が、なんともあっけない(^^;
次を期待しています。
みんなってどういう風にしてるんだ?ノートに記録してるのか?
600 :
二代目刑道栄 ◆DQN.DBSvfM :04/08/26 20:46
皆様、覚えておいででしょうか。
>>150近辺でリプレイを書いていたものです。
唐突ですが残念ながら刑道栄のリプレイは中止となりました。
実は、ブラクラに引っかかってしまい、PCがアボンしたので今の今まで修理に出して、やっと戻ってきたのですが…
HDDの内容がふっ飛んでいて、リプレイの再開は不可能となりました。
まあ、あそこでくすぶっていても劉璋に首チョンパされて終わるような気がしたので、結末は同じだったのかな…と考えると少し寂しいです。
ともかく、刑道栄のプレイはこれで終わりです。気が向いたら新しいリプレイを書くつもりですので、期待せずにお待ちください。
【32:仕組まれた戦場】
196年3月
韓恋:はぁ?張魯を返せ?
王累:はい、こちらに相応の代価を用意いたしましたゆえ……。
韓恋:……少し、別室で相談してくるわ。待ってて。
韓恋:どうする?
周瑜:別に構わないんじゃないか?兵力差で押しつぶせるだろうから、
一人向こうの指揮官が増えたところで大差なかろう。
馬騰:ですな。ここで劉璋に一つ恩を売っておくのも宜しいかと。
呉蘭:……韓恋殿、よろしいでしょうか?
韓恋:なに?
呉蘭:はい、私に一つ考えがございます。
韓恋:待たせたわね、王累殿。
王累:いえ、それでご返事は。
韓恋:張魯殿は返すわ。それに、呉蘭殿もお返ししましょう。
王累:おお、流石は劉香蘭殿の下にその人ありと言われる韓恋将軍、仁をお持ちであらせられますな。
韓恋:歯が浮きそうな台詞はどうでもいいわ。あたしの気が変わらないうちに連れ帰りなさい。
王累:はっ、ではこれにて。
韓恋:……今の成都に大した将はいなかったわね。
周瑜:良将は梓潼と永安に集中していただろうからな。
韓恋:となれば、呉蘭を指揮官に据えない手はない……。
周瑜:そこが、狙い目というわけだ。
韓恋:五月にはこちらの陣容も整う。攻めるわよ、準備しておきなさい。
周瑜:御意。
196年5月
韓恋:益州州都とも言うべき成都……か。ここを落とせば、益州攻略は成ったも同然ね。
馬超:恋、任せてくれ。この馬孟起、必ず君の為に成都を落とそう。
韓恋:ふふっ、期待してるわよ、孟起。
成都・攻城戦 劉香蘭軍21500vs劉璋軍7600
劉香蘭軍
総大将:韓恋 歩兵 15000
部将 :盧植 連弩兵 6500
劉璋軍
総大将:劉璋 歩兵 3800
部将 :呉蘭 歩兵 1900
部将 :王累 歩兵 1900
劉璋:あわわ……な、なんという数じゃ……。
高沛:殿、しっかりなされませ!殿がそのようなことでは、兵たちも脅えますぞ!
劉璋:だ、だがのう。相手はあの韓恋だと言うではないか。勝てるのか?
呉蘭:成都の城によって戦えば、そう易々と敗れはしませぬ。その間に、張任たちが駆けつけて参りましょう。
劉璋:そ、そうか……。
呉蘭:(ま、そう上手くいかせはしないがな)
盧植:ふむ、随分しっかりと守りを固めているな。
朱儁:堅牢なことだ。だがまあ、数で圧倒的に有利な分、黄巾賊の時よりは楽かも知れぬな。
盧植:ふう……正直、この年になってまたお主と共に戦場に出るとは思わなんだよ。
朱儁:お互い様だ。まあ、お互い70、80まで生きて、太平の世で
義真(皇甫嵩)の分まで「安楽な老後」を楽しもうではないか。
盧植:はは、それはいい。だがまあ、その為にはまず太平の世を作らねばな。
朱儁:うむ。
馬岱:盧植将軍!
盧植:おう、馬岱殿。何かな?
馬岱:はっ、この戦いの先駆け、この馬岱にお命じくださいますよう、お願い申し上げます!
盧植:ふむ……梓潼の雪辱か。
馬岱:はい、あの時は馬家の者にあるまじき醜態を晒してしまいました。何卒、名誉挽回の機会を下されますよう!
盧植:……よかろう、行ってこい!
馬岱:はい!
馬岱:西涼の馬岱が挑む!誰か、俺と戦う者はいないか!
呉蘭:威勢がいいな、馬家の小倅!雷銅にやられた傷はもういいのか?!
馬岱:高いところから罵倒するしか能のない臆病者、俺を小倅というなら貴様がかかって来い!
呉蘭:貴様など、私が相手をするまでもないわ!
馬岱:一度は韓恋殿に命を救われておきながらその恩も忘れ、かといって武勇を鳴らすこともせず、
ただ安全なところから囀るだけが貴様の能か!
呉蘭:はっ、言いたいことはそれだけか小僧。
それにしてもきゃんきゃんとよく吠える。さては貴様、馬家ではなく狗家の出か!
馬岱:なんだと?!言わせておけば!!
高沛:呉蘭殿、あのうるさい奴の口、私が黙らせて参りましょう。
呉蘭:そうか、行ってくれるか?
高沛:お任せを。
呉蘭:(お前が勝てる相手かよ)
高沛:小うるさいやつめ、貴様など呉蘭殿が出られるまでもない!この高沛が相手だ!
馬岱:高沛だと?生憎、蜀の山猿に知り合いはいなくてな。
高沛:おのれ、なめるな小僧っ!!
(ドガッ!ギン!ガシッ!)
馬岱:少しはやるか……だが、それが限度だ!(どがっ!)
高沛:…………!(どさっ)
馬岱:敵将高沛、討ち取った!
劉璋:あ、ああ……高沛がやられてしもうた……。
卓膺:おのれ、高沛の仇!
雍[門豈]:馬岱、生かしては返さぬぞ!
張魯:儂も行くかの……。
盧植:一斉に打って出てきたか!
朱儁:これは馬岱一人ではきついな。
盧植:公偉、お前も出る気か?
朱儁:老いたりとはいえ私も将、若い者の奮闘を見れば血も騒ぐと言うものだ。
盧植:分かった、だが無理はするなよ。
朱儁:引き時は心得ている、心配するな。
韓恋:あらら、火に油だったかしら。
馬超:三人出てきたか……一人は引き受けよう。
韓恋:大丈夫?
馬超:……本気で言ってるのか?
韓恋:全然。孟起が勝てない相手なんてそうはいないでしょ。
馬超:当然だ(ニヤ)。じゃ、行ってくる!
馬超:貴様の顔、見覚えがあるぞ。五斗米道の張魯か!
張魯:……!き、錦馬超!!
馬超:己の分に合わぬ戦場に出たが貴様の運の尽きだ、大人しく寝ていろ!(どごぉっ!!)
張魯:ぐはっ?!
朱儁:そらどうした、この老いぼれにすら勝てぬか?
卓膺:くっ……なんのぉっ!!
朱儁:甘いぞ、せいやっ!!
卓膺:げふっ!!
雍[門豈]:そりゃっ、はあっ!!
馬岱:なんのっ、せぇぇい!
雍[門豈]:ぐっ?!
馬岱:これで終わりだ!
雍[門豈]:む、ぐうっ!!
劉璋:あ、ああ……我が軍の将が、ことごとく敗れるとは……。
伝令:と、殿〜!!
劉璋:こ、今度は何じゃ?
伝令:ご、呉蘭将軍寝返り!!
劉璋:なんじゃと?!
呂範:おのれ、血迷ったか呉蘭!
呉蘭:血迷ってなどおらぬ。益州の為に最善の手段を考え、劉香蘭殿に明け渡すことにした、それだけのことよ。
呂範:この不忠者が!
呉蘭:不忠だと?意味のないことを。元より俺は益州の士、引いては漢朝の士よ。
端から劉璋ごときに仕えた覚えはないわ!
劉璋:も、もうだめじゃ。逃げる、ワシは逃げるぞ。
従卒:あ、殿ぉ?!
馬超:すまん、恋。劉璋は取り逃がした。
韓恋:ま、いいわ。まだ江州、永安と残ってるしね。ケリをつける機会はいくらでもあるわよ。
戦後処理
捕虜:張魯、雍[門豈]
解放:卓膺
【次回予告】
益州の州都、成都を陥落させた香蘭軍。
だが、まだ劉璋の勢力が潰えた訳ではない。
益州最強と言われた男が、江州で待ち受ける。
次回、第三十三話「張任、孤戦」
>599殿
自分はテキストファイルに大まかな動き、戦況などをメモして、
それを元にリプレイを書き起こしています。
>刑道栄殿
むむ、それは残念です。
またの機会をお待ちしております。
199年1月
韓玄「・・・やったぞ!」
夏候惇「ああ?何やったの?」
韓玄「ついにわしはやり遂げたのじゃ!」
夏候惇「だから主語を明確にしろって」
韓玄「いやいや、言っとくけどかなーリすごいよ、これを言ったら多分お前はちびるね、トイレに篭ってここじゃ言えない事するね」
夏候惇「はいはい、どうせ大したことは期待してないから言ってみ」
韓玄「仕事の達成率が50%を超えたのじゃ!」
夏候惇「・・・・・・・・・」
韓玄「ふふ〜ん、さすがに驚いて声も出ないようじゃな」
夏候惇「な、なんだってー」(超棒読み)
韓玄「めっちゃ棒読みだな」
夏候惇「予想の斜め下行ってるじゃねえか、このアホ」
韓玄「アホって言うなー!」
200年8月
??「そこの少女よ、力が欲しいか」
韓明「なに?おじいさんへんたいさん?」
??「違う!」
韓明「じゃあゆうかいはん」
??「あ〜とにかくじっとしてろ!」
韓明「んー、わかったじっとしてる」
??「そりゃー!…OKOKさすがだよな、わし」
韓明「ゆうかいしないの?」
??「だから違うといってるじゃろ、今お前に車掛の才能を目覚めさせたから、お前の力で使いこなせるかどうかは知らんがないよりマシじゃろ」
韓明「ありがとーへんなおじいさん」
??「変って言うな!」
201年1月
韓玄「ついに戦争か・・・今までろくに戦争しなかったからドキドキじゃ、ちなみに戦力は」
黄祖 11000 弓兵
玄興 6500 重歩
呼厨泉 6500 重騎
許侑 6500 重歩
韓玄 6500 重騎
韓玄「あの、はっきり言って微妙な人選なんですけど」
黄祖「お前が一番び(ry」
(戦闘開始、in寿春)
韓玄「突っ込んでいきなり兵が2000は削らせるんですけど!」
黄祖「そりゃあ訓練50しかないしね」
韓玄「何でそんな状態で戦争するんです!」
黄祖「むしゃくしゃしてやった、戦争ならなんでもよかった、今は敗走している」
韓玄「わしは捕まっている」
馬騰「・・・帰れ、別に要らん」
韓玄「あ、やっぱり、では帰ります」
韓玄「・・・という夢を見たんじゃが」
黄祖「戦わなきゃ、現実と」
韓玄「呼厨泉は馬騰の配下に寝返った夢を見たんじゃが…そういえばあいつ見かけないな」
黄祖「戦わなきゃ(ry」
韓明「たたかわなきゃげんじつとー」
韓玄 orz
現実を知ってまた一段と成長しない韓玄、次回の予定は未定
>599
自分はノートに書いてテキストファイルに清書、そのあとスレにコピペです。
刑道栄殿
残念です、データあぼーんは悲しいですね(つД`)
劉香蘭殿
なんて言うか…カッコいいですね、文才無き身としてはうらやましい。
陳登をしてた者です。
今回は士燮でいきます。
オープニング
士燮「儂は士燮。この乱世を治めるために一族と共に立ち上がった。これより交趾は儂が治める!」
士シ「父上万歳!」
士徽「父上万歳!」
三国志7 シナリオ3
士燮 58歳
士燮「人材を探してみたらここには誰もいないようだ。民心掌握でもしようかのう」
民「士燮様、宴会などどうですか?」
士燮「おお、参加しようぞ」
士燮「治安が59と壊滅てきじゃな、皆、治安強化に手伝ってくれ。」
士壱「ははっ!」
士燮「しかしなんじゃ、儂と士壱以外は皆政治力が未熟じゃのう」
士徽「父上、申し訳ありません。」
士シ「面目ありません」
士燮「いやいや、例え政治力がなくとも、武力がなくとも、知力がなくとも、魅力も少なくとも、頑張れば結果は出るもんじゃ」
士徽「・・・・・」
195年 1月
士燮「今日からは内政に力を入れてくれ」
一同「ははっ!」
士燮「全然内政に力がはいらん・・・しかし政治の鍛錬により鍛錬を覚えたぞ」
士燮「しかしなんじゃな、商業の最大値が300だったので早く商業が最大になったわい。皆、今度からは開墾に力を入れるように。」
一同「ははっ!」
士燮「たまには息子と話しでもしてみるかのう」
士徽「おお父上ではないですか、さあ中へ」
士燮「士徽と話しがしたくてやってきた」
士徽「北平を諜報してきました。父上にも教えましょう」
士燮「公孫サンの勢力じゃな」
士燮「知力の鍛錬により、罵声を覚えたぞ」
士徽「父上、政治の鍛錬をお願いします」
士燮「うむ、分かった。よし、早速あそこの山まで全力疾走で走ってゆけ」
士徽「は!?」
士燮「いいから走れ」
士徽「は…はいー!」
士徽は強行を覚えました
民「士燮様、私の質問に答えてください」
士燮「ふむ」
民「白馬将軍と呼ばれたのは誰しょうか?」
士燮「それは公孫サンじゃ、我らとは反対に北の方に勢力敷いている」
民「おお!流石士燮様です!」
士徽「父上、狩りに行きませんか?」
士燮「おお、丁度儂もお前を誘うところじゃった。早速参ろうぞ」
士徽「てやっ!」
士燮「おお、士徽よ、流石じゃ」
士徽「ありがたいお言葉です」
士燮「む・・・そこの草原に何か居るような・・・」
虎「ガルルルルル」
士燮「と・・!虎だ!士徽!士徽は何処へ行った!」
虎「ウガーーーーーー!」
士燮「ひいいいいい」
士燮はなんとか虎の猛威から逃れることができた。
士燮「はあはあ・・・もう追ってこないな・・」
士徽「父上どうしたのですか?」
士燮「士徽!お前は何処にいってたのじゃ!儂は虎に襲われそうになって大変だったのじゃぞ!」
士徽「なんですと!?それは大変な目に・・!今日はもう戻りましょう」
士燮「だいぶ都市も発展したのう、よし、今日からは技術に力をいれるように」
一同「ははっ!」
士シ「父上・・・」
士燮「なんじゃ?」
士シ「たまには私と話しでもしましょうよ・・・」
士燮「おおすまなかった。早速じゃが戦闘の指南を頼む」
士シ「では私の部屋の壁が壊れたのでそれを直して下さい」
士燮は修復を覚えました
士燮「知力の鍛錬により、穴攻を覚えたぞ」
士壱「君主の劉ヨウが死んだそうだな」
士匡「後継ぎは許劭のようです」
士徽「父上、狩りに行きましょう」
士燮「おお」
士燮「また虎に会うとは・・・今回は見逃してくれんようじゃな」
黒虎「ガルルルル」
士燮「勝負はやってみなればわからんぞ!」
黒虎「ウガー!ウガー!」
士燮「勝負はやってみなればわからんぞ!」
黒虎「ガルルルルルルルルル!」
士燮「ぐはっ」
士燮は虎の猛威に会い、重症を負った
士シ「父上!大丈夫ですか!?士徽!お前はなにをしていたのだ!」
士徽「兄上、父上申し訳ありません。ついつい夢中になっており…」
士燮「良いんじゃ、儂の方こそ武力の鍛錬を怠っていたからこんな目にあったのじゃ」
士徽「父上・・・」
士燮「うぐっ…!今日からは富国強兵じゃ!グホッ…!皆の…者…力を入れる…ように…!」
一同「は…ははっ…」
士壱「呂布が曹操に滅ぼされたそうだな」
士匡「ここから曹操が力をつけてくるのか…」
士燮「皆の者、曹操のところから陳宮殿を連れて来た。我が軍の軍師がこれで誕生した」
一同「おおっ!」
陳宮「よろしくお願いします」
士燮「怪我は治ったが、劉璋と隣国してしまったぞ!」
士シ「とうとう我らにも戦争が起こるのですな」
士徽「その前兆ですね」
士壱「公孫度が公孫サンに滅ぼされたな」
士匡「公孫度は首を刎ねられました」
士燮「皆の者!今日からは兵士の訓練じゃ!」
一同「おおっ!」
士壱「許劭(元劉ヨウ)が孫策に、孔融が曹操に滅ぼされたな」
士匡「小勢力がどんどん減っていきます」
士壱「我らも同じことにならなければ良いがな」
士匡「…まったくもって」
士燮「鍛錬により商才を覚えたぞ」
士壱「張楊が李カクに首を刎ねられたな」
士匡「後を継いだのは董昭です」
士燮「訓練も最大になったし、そろそろ一騎当千の猛将が欲しいのお」
陳宮「残念ながらこの都市には誰もおりませぬ。どこかから引き抜いてくるしかありません」
士燮「早速それを始めるか」
陳宮「曹操のところに孟獲という者を発見しましたが、誰も引き抜けませんでした」
士燮「また今度にしよう・・・」
士匡「袁紹のところから韓浩殿を引き抜いて参りました!」
士燮「でかした!!それと、戦闘の鍛錬により乱射を覚えたぞ」
士壱「董昭が張燕に滅ぼされたそうじゃ」
士匡「董昭は首を刎ねられたな」
士燮「戦じゃ!これより劉璋領地の雲南を攻める!後方は空白都市なので全員で行くぞ!」
一同「おおっ!」
199年10月 雲南の戦い
陳宮「我が軍は10400、対する劉璋軍は35660。向こうには援軍が来ますがさほどの数ではないでしょう」
士燮「この戦はどう攻める?」
陳宮「正面突破をするべきでしょう。山地ばかりなので落石には注意して下さい」
士燮「うむ、流石陳宮じゃ。皆の者!健闘祈る!」
1日目
陳宮「暗君の劉璋を討ち!世に平和をもたらそうぞ!」
兵士「うおおおおー!劉璋軍なんて敵じゃないぜ!」
陳宮「その意気だ!それなら勝てるぞ!」
3日目
陳宮「劉璋軍の兵士よ!無能な劉璋のために死ぬことなどあるまい!」
劉璋軍兵士「そうだな…今更劉璋様のために戦わなくてもいいよな…」
陳宮「よし、敵は動揺したようだ」
4日目
陳宮「敵拠点を制圧しました。そして敵軍に援軍が到着したようです」
士燮「確かにたいした数ではないのう」
6日目
陳宮「高沛ごときが敵では体が怠けるわ!」
高沛「なんだとこの野郎!」
士壱「それっ!張松に矢を浴びせろ!」
7日目
張松「よし!成功だ!今の内に士徽を叩け!」
士徽「混乱してしまった」
士燮「高沛を混乱さしたぞ!今の内に叩くのだ!」
士壱「拠点を制圧したぞ」
8日目
韓浩「高沛!俺と一騎討ちをしろ!
高沛「貴様ごときそれがしが出ると思ったのか!」
韓浩「逃げるか卑怯者!」
士シ「うわっ!火罠か!」
呉蘭「はっはっは、陳宮軍は水地にいるぞ!突撃だ!」
陳宮「しまった!」
9日目
韓浩「高沛!一騎討ちをしろ!」
高沛「五月蝿い奴だ…受けてやろう」
韓浩「それそれそれ!」
高沛「見切った!」
韓浩「十文字斬り!」
高沛「ま…参った…」
韓浩「高沛はそれがしが生け捕った!」
10日目
士燮「呉蘭を捕らえたぞ!」
士匡「父上、張松を挟み撃ちにしましょう」
士壱「任せろ!」
11日目
陳宮「張松を捕らえたぞ!」
12日目
士燮「張任は臆病者じゃのう」
張任「生意気な!」
13日目
陳宮「張任は混乱したぞ!」
士匡「張任を捕らえた!」
士燮「敵は全滅したぞ!
功績1位は陳宮、2位は儂、3位は士匡じゃ」
陳宮「殿、捕虜の始末を」
張任「それがしが仕えるのは劉璋様のみ」
張任「才能を発揮してくれるなら十分に働こう」
登用ー張任、呉蘭、張松
処刑ー高沛
士燮「我らの初勝利じゃ。皆、これからも頼んだぞ」
一同「おおっ!」
士燮「交趾の太守は士シとする」
士シ「ありがたき幸せ」
顔良が紙ふぶきを大きく撒き散らす。
はらはらと紙ふぶきが舞い散る中、文醜が大きく言い放った。
文醜「どーん、どーん、どーん!」
袁煕「ベタベッタ!」
文醜「どどーん、どどーん!!」
袁煕「ベタやで〜!!」
ハッ!!
そこで袁煕は飛び起きる。
うっすらと朝の光が差し込む寝室で、
汗をびっしょりとかいた袁煕は真っ青な顔でつぶやいた。
袁煕「あ、悪夢だ・・・」
201年4月 弘農の評定
宛へ兵士3万を移動させた。
袁煕「なーんだ、簡単じゃん。始めからこうすれば良かったんだよ」
審配「まあ・・・確かにこれで食料問題は解決しましたが、
兵士も激減してしまいましたな。これでは長安は望めませぬぞ」
袁煕「いいって、いいって」
審配「それどころか、張魯に攻められる可能性も・・・」
袁煕「だいじょーぶ、あっちとは親密が90もあるし」
審配「ですな。仮に攻められたとしても、
こちらには豪傑が数多くおることですしな・・・」
袁煕「そうそう」
201年7月 弘農の評定
孫策が会稽(王朗領)に侵攻。これを領有する。
王朗勢力は滅亡した。
趙雲「王朗が滅びたようだな」
張コウ「ええ、江東は孫策の支配下になりましたね」
趙雲「残る勢力は8つ・・・か」
張コウ「ところで、あなたが私を訪ねるとは珍しい。
いったいどういった風の吹き回しなのですか?」
趙雲「・・・実はな、俺は公孫サン殿の降伏時より袁家に仕えておる。
もはや袁煕様の陣営の中でも古参に入るといっていいと思う」
張コ「はい、そうですね」
趙雲「その割には・・・だな、どうも露出が少ないような・・・」
張コ「・・・出番が欲しいのですね」
趙雲「・・・(こくり)」
張コ「ならばズバリ言いますよ。あなたは・・・キャラ立ちしてない!」
ピカーッ、ゴロゴロ、ドーンッ!(雷)
趙雲「そ、そうなのか!?」
張コ「ええ、そうですとも。三国志でも三国無双でも、
あなたは万能であるがゆえに、強烈な個性がないのです!」
趙雲「で、では俺は・・・」
張コ「いずれ二軍落ちするかもしれません」
趙雲「・・・ど、どうすればいい。教えてくれ!」
張コ「他のキャラを凌駕するような、強烈な個性を身に付けのです!」
趙雲「例えば、どのような・・・」
張コ「 ロ リ コ ン などどうでしょう?」
趙雲「・・・・・・」
張コ「では、私に続いて言ってください」
趙雲「・・・あ、ああ」
張コ「ょぅι゛ょ・・・」
趙雲「・・・・・・」
張コ「どうしたのですか、出番が欲しくないのですか!?」
趙雲「む・・・ッ、無理だ!」
張コ「頑張ってください! さあ、一緒に、ょぅι゛ょ・・・」
趙雲「・・・!!」
ブシュッ!
その日、趙雲は手首を切って自殺を図ったが、一命は取り留めたらしい。
>陳登サマ
陳登いさぎよし!笑かせてもらいましたw
>劉香蘭サマ
とうとう結婚しちゃいましたか。主君よりも先にw
もう、ラブラブですね。君のために〜って・・・もう見てらんない(^^;
しかし盧植とは、なかなか渋い武将使ってますね。
益州攻めの朱儁とのコンビがいい味出てました。
>599サマ
僕はアクセサリのメモ帳に記載してます。
清書してから、コピペして書き込みしますね。
>二代目刑道栄サマ
むぅ、それは残念。次回作お待ちしてます!
>12代目韓玄サマ
え、もしかして韓玄終わり!?
結構ギャグがいい味出してて良かったんですが。
黄祖の「むしゃくしゃして〜」かなり笑いましたw
次回も期待してます!
>士燮サマ
新リプレイ、おめでとうございます!
士燮とは・・・また、かなり渋い選択ですね。
地理的には有利・・・なのかな?ともかく健闘をお祈りします!
緒戦に勝って勢いを得たようですね、この調子でがんがってください!
>袁煕様
いや、終わってませんよ、つかアレで終わるわけ無いです。
ちゃんと続きますのでご安心を。
むー…見直したら脱字が多いな(汗
文才能力がなくてアッサリと話しが進むとおもいますが、よろしくお願いします。
200年4月
士燮「雲南は全然内政をしていないな。雲南は内政に力を入れるように」
一同「ははっ!」
士燮「黄忠を引き抜いたぞ!」
陳宮「これで我が軍にも猛者が誕生しましたね」
黄忠「我が弓術で敵将を討ち取ってごらんにいれましょう」
士シ「父上万歳!」
士徽「父上万歳!」
民「士燮様、この六韜をお受けとり下さい」
士燮「おお、こんな良い物をすまぬのう、陳宮、お前に六韜をやろう」
陳宮「ありがたき幸せ」
士燮「陳宮、これからについてどう思う?曹操や孫策は強大じゃ、なんとか良い手段はないのかのう?」
陳宮「そうですね、まずは劉璋などを滅ぼし、劉璋の部下たちを配下にして力を蓄えるべきですね」
士燮「劉璋の首を刎ねた方が儂の名も世に広まるじゃろうか?」
陳宮「左様で」
士燮「うむ、決定じゃ、まずは劉璋を滅ぼす」
201年4月
士壱「兄上〜!兄上〜!」
士燮「どうしたのじゃ?」
士壱「韓浩殿が諸葛亮殿を引き抜いてきました!」
士燮「なんじゃと!?諸葛亮といえばあの臥龍と言われた…」
陳宮「殿…もしや軍師は諸葛亮殿にされますか?彼なら私よりも的確な助言が出来ると思いますが…」
士燮「いや、我が軍の軍師は陳宮じゃ、何があろうと我らの軍師はお前じゃ」
陳宮「殿…その言葉、一生忘れません」
士燮「遂に孫策と隣国してしまったわい…」
陳宮「殿、焦ることはございません。孫策とて劉表との戦いでそうとうな被害を受けているでしょう」
士燮「そうじゃがのう…」
201年4月
士壱「兄上〜!兄上〜!」
士燮「どうしたのじゃ?」
士壱「韓浩殿が諸葛亮殿を引き抜いてきました!」
士燮「なんじゃと!?諸葛亮といえばあの臥龍と言われた…」
陳宮「殿…もしや軍師は諸葛亮殿にされますか?彼なら私よりも的確な助言が出来ると思いますが…」
士燮「いや、我が軍の軍師は陳宮じゃ、何があろうと我らの軍師はお前じゃ」
陳宮「殿…その言葉、一生忘れません」
士燮「遂に孫策と隣国してしまったわい…」
陳宮「殿、焦ることはございません。孫策とて劉表との戦いでそうとうな被害を受けているでしょう」
士燮「そうじゃがのう…」
士燮「士徽、永昌を制圧して来るのじゃ」
士徽「御意に」
ワーワー
士徽「占領しました」
士燮「ご苦労、太守はお前にする」
士徽「遂に私も太守をするときがきたのですね…」
士燮「劉辟とかトウ頓とかいつのまに仲間になってたんじゃ?」
陳宮「さあ…」
士燮「皆の者、儂は州勅史になったぞ」
陳宮「おめでとうございます」
士シ「父上万歳!」
士徽「父上万歳!」
士燮「これも皆のおかげじゃ」
士燮「今から劉璋領の成都へ攻め込むぞ!」
〜成都の戦い〜
陳宮「敵の参軍は歩シツ、総大将は劉璋、作戦は正面突破がよろしいでしょう」
士燮「うむ、皆の者、健闘を祈る」
陳宮「劉璋を討ち(略」
兵士「うおおおお!(略」
楊懐「我らが来たからには士燮軍など敵ではない」
士燮「ふふふ、来たところで何もできぬことを、ましてや楊懐と馬岱ではのう」
陳宮「劉璋に刺客を放てい!」
劉璋「この儂を暗殺できると思ったか!」
刺客「うぐっ、無念」
陳宮「刺客の腕が悪すぎたか…劉璋も暗殺できんとは…」
雷銅「むっ!お前は呉蘭!」
呉蘭「雷銅!」
雷銅「貴様!士燮軍などに降りおって!覚悟しろ!」
呉蘭「親友でも今は敵同士!者共、かかれー!」
雷銅「くっ、この俺が捕虜になるとは…強くなったな呉蘭」
士燮「楊懐を捕まえたぞ!」
劉辟「拠点を制圧したぞ」
呉蘭「同じく」
士燮「はっはっは、儂とて水軍を持っておる、武力が低くても水地に入れば有利になるのよ」
そのとき、士燮に激痛が走った
士燮「うぐっ…曲者だ…」
歩シツ「でかした!これで士燮もまともに戦えまい!」
諸葛謹「よし、士燮軍の拠点に辿り着いた」
陳宮「無視しろ、もう劉璋は目の前だ」
公孫康「それがしが呉蘭ごときに敗れるとは…」
士燮「歩シツ…儂に刺客を放ったことはただではすまさんぞ…!」
歩シツ「ふっ!その怪我で戦うのか?笑わしてくれる」
士燮「でやああああああ!!!」
歩シツ「うぎゃっ!」
士燮「歩シツを捕まえたぞ」
劉辟「劉璋!もう後が無いぞ!覚悟しろ!」
劉璋「ひいい」
劉辟「劉璋を捕らえたぞ!」
こちらは諸葛謹
諸葛謹「なにっ!劉璋様が捕らえられただと…!?」
呉蘭「もう逃げても無駄だ、諸葛謹はそれがしが生け捕った」
士燮「戦功1位は劉辟、2位は呉蘭、3位は儂じゃ」
陳宮「劉辟殿は戦功10000を越えましたな」
劉辟「ははは、それがしの武勇を持ってすれば当然です」
黄忠「混乱してて全然活躍できなかった・・・」
陳宮「殿、捕虜の始末を」
士燮「さてと…歩シツ貴様は速攻死刑じゃ」
歩シツ「貴様ごこときに首を刎ねられるとは…」
劉璋「いやじゃあ!儂は死にたくない!」
士燮「さて、劉璋よ、何か言い残すことはあるか?」
劉璋「この老いぼれがあ!」
黄忠「なんだとこの野郎!」
世に聞こえし劉璋ここに散る…
後継ぎは厳顔になりました
登用ー馬岱、雷銅、公孫康
解放ー黄権、諸葛謹
処刑ー楊懐、歩シツ、劉璋
陳宮「武芸大会をやりましょう」
士燮「おう、やれやれ」
優勝ー黄忠
準優勝ー雷銅
士燮「雲南の太守は士壱じゃ」
士壱「ありがたき幸せ」
士シ「父上、暗殺されたと聞きましたが、生きてたのですね、良かった…」
士徽「父上、あまり無理をなされないように」
士燮「おお、わかっておる」
【33:張任、孤戦】
平原
袁煕:成都が陥落したってね。
許攸:益州制圧は順調に進んでいるようです。
袁煕:こっちも、そろそろ曹操、孫乾と決着を付けるために動いてもいい頃かな。
許攸:はい、しかし……。
袁煕:でも、その為には……濮陽の喬瑁が目障りだ。
許攸:「白馬陣」を動かしますか。
袁煕:うん。白馬儀従殿に、よろしく伝えて。
許攸:御意。
濮陽・攻城戦 劉香蘭軍30000vs喬瑁軍2000
劉香蘭軍
総大将:公孫[王贊]騎兵30000
喬瑁軍
総大将:喬瑁 歩兵 1400
部将 :張紘 歩兵 600
公孫[王贊]:白馬陣の相手には不足だが、贅沢は言えんか。突撃!
喬瑁:だ、だめじゃあ……。
戦後処理
登用:喬瑁、魏続
捕虜:張紘、程秉
喬瑁:降参する、降参する。命ばかりは……。
公孫[王贊]:安心めされい。命まで取りはせぬ。後方で安逸を楽しむがいい。
196年6月
香蘭:益州攻略は順調ですの?
程c:梓潼、成都を陥落させました。残り二郡ですが、まあ年内には終わるでしょう。
香蘭:それはよかったですの。
程c:それと、徐晃、王甫、董和、張紘、程秉といった人々も幕下に加わりました。
香蘭:あい、適材適所で配置をお願いしますの。
程c:御意。
香蘭:それじゃ、私はこれで……。
程c:どちらへいかれますかな、香蘭様。今日こそは真剣に婚儀のお相手を……。
香蘭:(ふえーん(><))
196年7月
程c:韓恋殿より連絡がありました。劉璋より要請があったので、張魯を解放したそうです。
香蘭:その辺りは一任してますから構いませんの。
程c:御意。それから、孫堅が江陵の攻略に成功したようですな。
香蘭:うーん……次の目標は荊州ですから……そろそろ劉表、孫堅と当たることを真剣に考えないとなりませんの。
程c:両者が噛み合ってくれれば理想なのですがな。
それと、これは残念な報告になりますが……北海の太史慈が出奔したそうです。
香蘭:あら……残念ですの。
程c:思ったより衝撃は受けておられぬようですが。
香蘭:今までちょっと順調すぎましたから、こうしたことの一つや二つあった方が自然ですの。
程c:そういう考え方もありますか。
香蘭:ただ、これが他の将まで波及するようなことがあってはなりませんの。
不満が起こらないよう良く注意を払い、恩賞も十分に……ですの。
程c:御意。
成都
周瑜:河北、洛陽以東も慌しくなってきたな。
韓恋:今までが静か過ぎたって話はあるけどね。それよりも次の江州、張任が出てくるけど大丈夫かしら?
周瑜:いかに張任が名将だろうが、三倍の兵力差はどうにもならんよ。
馬超:それに、こちらには俺や親父、そして恋がいるからな。
韓恋:頼もしいこと。それじゃ、行きますか!
江州・攻城戦 劉香蘭軍21900vs劉璋軍7300
劉香蘭軍
総大将:韓恋 連弩兵 6600
部将 :馬騰 歩兵 15300
劉璋軍
総大将:劉璋 歩兵 3700
部将 :張任 弩兵 1800
部将 :王累 歩兵 1800
援軍
部将 :呂義 歩兵 5200
部将 :文聘 歩兵 2600
馬超:くそっ、臆病者どもめ!誰一人挑戦に応じんとは!
韓恋:一人いい将が入るだけで、こうも違うもんなのね……。
馬騰:まあ、成都の時は呉蘭殿が内から煽ってたのも大きいのだろうがな。
韓恋:さておき、いつまでも時間を潰してるわけにはいかないし、そろそろ本腰入れて攻撃を……ん?
馬岱:大変です、永安より援軍が!
韓恋:くっ、抜かったわ!数は?!
馬岱:呂義、文聘を指揮官にその数八千!
韓恋:本隊と併せて一万五千……よっし、何とかなる。義父上!各個撃破で行きます、まずは援軍の相手を!
馬騰:うむ、任せろ!
呂義:殿をお助けするのだ!者ども、進め!
文聘:野戦は苦手なのだがな……泣き言は言ってられんか。
馬超:撃て、撃ちまくれ!少しでも数を減らすんだ!
紀霊:ここが正念場ぞ!生き抜いて恩賞に与るためにも奮戦しろ!
張済:陸に上がった河童など恐るるに足らん!撃滅せよ!
馬岱:永安よりの援軍を打ち破りました!
韓恋:よし、この勢いを借って城を攻める!一気に粉砕するわよ!
劉璋:ああ、ダメじゃ、もうダメじゃあ……。
張任:殿!殿がそういう事を言っていてどうします!援軍はその役目を果たしてくれた、諸将も奮戦してくれ!
[广龍]義:はっ!
馬騰:城門は突破したか。どこだ、劉璋!
呂範:殿をやらせはせぬ!この呂範が相手だ!
馬騰:その意気やよし。馬寿成が相手をしてやろう!
(ギン、ガン……ドガッ!)
呂範:くぅっ!
馬騰:ふう、さて……。
張済:馬騰殿、劉璋の姿が見当たりません!
馬騰:何?……しまった、また逃げられたか!
戦後処理
登用:呂凱、文聘、[广龍]義、呂範
捕虜:呂義、張魯、張任
解放:卓膺
馬岱:義従姉上、捕虜の将の一人が義従姉上に直接お目にかかりたいと言っていますけど。
韓恋:え?まあいいわ、会って見ましょう。
【次回予告】
劉璋麾下であった将の一人。彼の降伏を受け、向後の憂いをなくした韓恋は、
一気に益州最後の都市、永安へ攻め込む。益州の士も最後の抗戦を図るが……。
次回、第三十四話「益州平定」
>12代目韓玄殿
お褒め頂きありがとうございます(^^
韓玄殿と黄祖のやりとりには笑わせていただきました。
たたかわなきゃげんじつとー♪
>士燮殿
おお、ベトナムの英雄ですな。(冗談……ではない、実は)
人材も揃ってきたようですし、今後の飛躍に期待しております。
>袁熙殿
趙雲……相談する相手間違えてるよ(遠い目)
まあ、「何でも出来る上に、性格も優等生」ですからね、彼は……<目立たない
盧植、朱儁コンビのやりとりは自分でも気に入っているので、嬉しいです(^^
両名とも、史実じゃかなりの名将だったんですけどね……。
士燮「雲南の太守は士壱じゃ」
士壱「ありがたき幸せ」
士シ「父上、暗殺されたと聞きましたが、生きてたのですね、良かった…」
士徽「父上、あまり無理をなされないように」
士燮「おお、わかっておる」
203年1月
士壱「君主の李カクと袁紹が死んだそうだな」
士匡「李カクの後を継いだのは郭シ、袁紹の後を継いだのは陳琳です」
士燮「何をぶつぶつ喋っておるのじゃ?」
士壱「おお兄上、怪我は治りましたか?」
士燮「この通りじゃ、ほれほれ」
士匡「ははは、良かった〜」
陳宮「殿、厳顔からの使者が来ております」
士燮「うむ、通せ」
ホウ義「我が主君は士燮殿との修好を望んでおります」
士燮「(どうせ儂に滅ぼされるのにのお、金など持ってきおってwありがとさん)」
203年6月
陳宮「士燮様の長男、士シ様が孫策領の南海に侵攻したそうです」
士燮「ほほう、我が息子が初の軍指揮をとるのか、いい結果を期待してるぞ」
〜南海の戦い〜
諸葛亮「敵の総大将は程普、参軍は袁尚、敵の数は4万強といったところでしょう」
士シ「援軍の有無は?」
諸葛亮「はい、向こうの援軍は出陣しています。おそらく金旋かと思われます」
士シ「諸葛亮殿の落雷に期待しておるぞ」
諸葛亮「ふふふふふ、お任せを」
諸葛亮「一向に天気が悪くならん…残ったのは程普だけだ」
士シ「諸葛亮殿、落雷は使えそうにないですね」
そして・・・
諸葛亮「おお、豪雨だ。今だ天の怒りよ!」
ド〜ン!(雷)
士シ「ぎゃあっ!」
士シに雷が落ちました
諸葛亮「・・・・・・」
張任「士シ様の兵士が一気にいなくなった…」
士シ「諸葛亮殿・・・(怒)」
諸葛亮「すみません・・・」
程普「くっ、この私が捕虜になるとは」
士シ「よし勝ちどきだ!戦功1位は諸葛亮殿、2位はトウ頓殿、3位は張任殿です」
登用ー金旋
解放ー程普、韓当、孫匡、袁尚
士燮「士シよ、落雷を落とされたようじゃな」
士シ「ええ、もう酷い目に会いましたよ…」
士燮「ははは、まあこんなこともあるだろう、頑張ってくれ」
士シ「はい」
士燮「交趾の太守は士匡とする」
士匡「ははっ!」
郭シが死亡。楊彪が後を継ぐ
曹操配下の孫権が配下になる
呂義が配下になる
士燮「厳顔から修好の金を貰った直後に出陣じゃ」
士壱が建寧を陥落させる
登用ー費詩
解放ー於夫羅、趙範
士壱「兄上!建寧の在野に陸遜がいました!」
士燮「なんじゃと!はっはっは、諸葛亮と並ぶ知将がまた増えるわい」
陳宮「殿、武芸大会を開きましょう」
士燮「おお、もうそんな時期か」
優勝ー黄忠
士燮「黄忠は二冠じゃな。流石我が軍の猛将じゃ」
黄忠「ありがたき御言葉」
陳宮「それと、私は二品官になりました」
士燮「おお、そなたに17000の兵を預かることを許可しよう」
649 :
士燮:04/09/12 09:03:10
>皆さん
えー…年号を書くのを忘れていました。
年号を書いていないと分かりづらいですね…。
以後は年号をつけたいと思います。よろしくお願いします。
650 :
無名武将@お腹せっぷく:04/09/15 22:55:38
age
俺もリプレイやろうかな・・・王朗で・・・
じゃあ俺は…きれいな呂布で…きれいなジャイアンみたいに…
ガイシュツ?
205年1月
北斗「士燮が名士十選の8位になっておるな」
南斗「では士燮に金3000をやろう」
陳宮「殿、兀突骨という者が仕官したいと…」
士燮「通せ」
ドスン!ドスン!
士燮「そなたが兀突骨かな・・・?」
兀突骨「お前に仕官したい…良いか?」
士燮「う、うむ…良いぞ(それにしてもでかい奴だわい)」
士壱「馬騰が江州を制圧、そこで我らが疲れきってる馬騰軍を攻撃して江州を制圧」
陸遜「名付けて泥棒猫作戦!」
士壱「では江州に侵攻するぞ。陸遜は留守番」
陸遜「何故…?」
654 :
士燮:04/09/27 09:48:02
〜江州の戦い〜
孫権「成都から黄忠、呉蘭、陳宮の援軍が来ております」
士壱「兄上が援軍を出してくれたか」
孫権「援軍はまだか!(略)」
徐盛「援軍はまだか!(略)」
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
陳宮「我等が来たから(略)」
田階「我ら(略)」
士壱「良し!援軍が来たか!向こうも来たようだが敵ではないわ!」
孫権「拠点制圧完了」
公孫康「火罠か!あちち…」
雷銅「しっかり!今消化するぞ」
士壱「張飛って馬鹿?」
張飛「なんだとこの野郎!」
雷銅「田階を捕らえた!」
士壱「張飛がなかなか混乱しない…」
呂義「うわっ!張飛の突撃と成宜の騎馬攻撃を喰らってしまった。そして捕虜になった。無念」
劉辟「拠点制圧!」
黄忠「前の戦では活躍できんかったから今日は手荒いぞ!」
張飛「はっはっは、陳宮と孫権よ、その程度で混乱すると思っているのか?」
ボシュ〜!
士壱「よし!張飛は混乱したぞ!」
張飛「う…何故だ」
黄忠「張飛を捕らえた!」
呉蘭「うわわ、火が…!」
劉辟「朱桓に火をかけろ!」
朱桓「甘いな、火攻めとはこうやるものだ」
士壱「徐盛を捕らえた!」
陳宮「馬騰は混乱したぞ!」
呉蘭「馬騰!この俺の突撃を受けてみろ!」
公孫康「馬騰を捕らえたぞ!」
士壱「君主を捕まえた!我らの勝利だ!」
655 :
士燮:
士燮「さんざんてこずらしたそうだな。馬騰、貴様は処刑じゃ」
馬騰「残念無念」
世に聞こえし馬騰、ここに散る
韓遂が後を継ぎました
登用ー張飛、朱桓、徐盛
解放ー田階
処刑ー成宜、馬騰
士壱「王朗が孫策に滅ぼされました」
士匡「そしてその王朗が我が軍に仕官したいと」
王朗「士燮様、孫策に復讐をします。なにとぞ私を配下に」
士燮「来るもの拒まずじゃ」
公孫サンが死亡し、単経が後を継ぐ