1 :
名無し調教中。:
前スレが一杯なので立てます
2 :
名無し調教中。:2008/08/15(金) 22:22:30 ID:hJkFOfOp
3 :
名無し調教中。:2008/08/15(金) 22:32:18 ID:hJkFOfOp
「アマゾネスの捕虜にされた無敵の英雄」
美しく凶悪なアマゾネス達によって、男達の国は滅亡の危機にあった。そこで無敵の英雄は祖国を救うべく、単身アマゾネス達に戦いを挑んだ。
ところが英雄は美しいアマゾネスの女王に恋をしてしまい、自分の体の秘密を教えてしまう。それは、英雄の力は彼の陰毛に宿っており、これを剃られてしまうと彼は普通の女性よりも弱くなってしまうということだった。
アマゾネスの女王はセクシーな黒のビキニ姿になり、素っ裸でぐっすり眠り込んでいる彼の陰毛を全てさっぱり剃ってしまった。そして眠り込んでいる英雄に馬乗りになり、美しい脚で英雄を締めつけると、彼の顔を往復ビンタした。
英雄は驚いて目を覚まし、怒りに燃えて女王を振り払おうとした。しかし、彼の力は奪われ、体格まで女王よりも貧弱になってしまっていた。
女王は貧弱になった英雄を片腕だけで楽々組み伏せてしまった。そして、英雄の金玉を握りしめたり、包茎ペニスをビンタしたりして弄んだ。無敵の英雄は女に力を奪われ、泣きながら降参した。
アマゾネスは包茎の英雄に土下座を命じ、奴隷になることを誓わせた。そして女王は力を奪われ、貧弱になった男に首輪や手枷足枷を嵌め、逞しいビキニ姿のアマゾネスの少女兵士達に引き回させた。
4 :
名無し調教中。:2008/08/15(金) 22:33:59 ID:hJkFOfOp
女に力を奪われ、貧弱な体にされた素っ裸の英雄は、逞しいアマゾネス達に格闘プレイ用のリング上に連れて来られた。
まず、アマゾネスの勝利の儀式、英雄の降参の儀式が始まった。英雄は女王に金玉を握られ、彼女の股下をくぐりながら、奴隷になることを誓わされた。
続いてくすぐり責めショーが始まった。責め役のアマゾネスがリング上に上がってきた。ヒョウ柄ビキニにはちきれそうな胸と尻を包んだ若く逞しいアマゾネスだった。
エリカと呼ばれた、まだ少女とも言える年頃のアマゾネスは、身長178cm、体重62kg、大人の男を支配下に置き、なぶりものにすることを楽しんでいた。対する英雄は身長150cm足らず。エリカはリング上に傲然と立ち、女に力を奪われた貧弱な英雄を蔑むように見下ろした。
逞しいビキニの美少女アマゾネスは英雄に飛びかかった。
「アマゾネスの捕虜にされた無敵の英雄」(4)
リング上に対峙するのは、強い女VS弱い男。ヒョウ柄ビキニ姿の美少女アマゾネスエリカVS女に力を奪われ、貧弱な体にされた素っ裸の英雄。
傲然と腕組みをして、貧弱な英雄を見下ろす、長身で逞しい肉体の美少女アマゾネス、エリカ。身長178cm、体重62kg、B92・W61・H93の健康的に日焼けしたボディーにヒョウ柄のセクシーなビキニを纏う、逞しい胸と腰。
十代の美少女特有の気まぐれで我が儘、そして気性の激しい性格はアマゾネス達の間でもとかく噂の種だ。
まだ少女のあどけなさも残る美しい顔は、年上の男を捕らえ、屈服させる事の期待に輝いている。
「あ〜ら、誰かと思ったら、強い強い無敵の英雄さんじゃないの。今日はフルチンの素っ裸で、女の子と勝負しに来たのかしら〜
フフッ、でも妾よりも随分ちっちゃくなっちゃって、弱っちそうね。妾の一蹴りで吹っ飛びそう。アンタ、妾達の女王様に片腕で捻られて捕虜にされたんだって?
アハハッ、キャーッ、情けなーい。男なんて弱いのね。じゃあ、今日はこのエリカ様が、アンタ達男に女の強さを思い知らせてあげる。
無敵の英雄さん、これからお前は女の子の力に敗北して縛り上げられ、
5 :
名無し調教中。:2008/08/15(金) 22:35:12 ID:s2LP+7NV
無敵の英雄さんSSの続きはこのスレでお願い致します
6 :
名無し調教中。:2008/08/15(金) 22:35:25 ID:hJkFOfOp
妾からの辱めをたっぷり受けるのよ! 覚悟はいいかしら?」
素っ裸で子供のように剃毛されたぺニスをアマゾネス達の前で晒した英雄は、うら若いビキニ姿の美少女に言葉でなぶられ、屈辱に震えていた。
「アマゾネスの捕虜にされた無敵の英雄」(6)
英雄は物心ついて以来、勇士の心と武芸の技量をひたすら鍛錬し続けてきた。口舌の技など女の技、戦士の恥として顧みることもなかった男は美少女アマゾネスの陰湿ないたぶりにも何も言い返す事もできず、ただ屈辱に震えて歯を食いしばる事しかできなかった。
男はつい昨日までは、100人の兵士たちを一人で相手にして敗退させ、またライオンと闘って捕らえ、締め殺したほどの英雄であった。
しかし、アマゾネスの女王に弱点である体の秘密を知られてしまい、力の源である陰毛を剃られてしまった。
彼は身長150cm足らずの貧弱な体になってしまい、並みの女よりも弱くなってしまったのだった。
だが、英雄は男の誇りを奮い起こし、凶悪なアマゾネスの美少女に立ち向かおうとしていた。
英雄の闘志を女の鋭いカンで読み取ったエリカは、またしても、チクチクと言葉責めを始めた。
7 :
名無し調教中。:2008/08/15(金) 22:37:11 ID:hJkFOfOp
「アマゾネスの捕虜にされた無敵の英雄」第1章 美少女アマゾネスエリカVS無敵の英雄 (7)
H92の逞しい尻で男を圧倒するように、ビキニ姿の美少女アマゾネス、エリカは腰に手を当ててニヤリと笑った。女の強さを象徴するような姿だ。
「あ〜ら、弱虫坊やが怒ったのかしら〜 フフッ、見せてもらおうじゃないの、男の強さとやらを。男の中の男と呼ばれる無敵の英雄さん、この美少女のエリカ様が相手になってあげる!勝負なさい!
フフン、それともこの妾が怖いのかしら〜 アハハッ、女の子になぶられてモジモジしてる無敵の英雄さん、今日からお前は妾のペットになるのよ。
ホラ、だんだんと、ホラ、お前の可愛い子供みたいなチンチンが、どう、何だかムズムズしてきたわよ。アラッ、だんだんと、フフフッ、キャーッ、ヤダ〜ん、アハハハッ」
「アマゾネスの捕虜にされた無敵の英雄」第1章 美少女アマゾネスエリカVS無敵の英雄 (8)
アマゾネス達の見つめるリング上でなすすべもなく、ビキニ姿の美少女アマゾネスの言葉なぶりに晒されてきた英雄は己の下半身の変化に気づいて愕然とした。
彼のぺニスは、憎むべき敵の凶悪なアマゾネス少女の言葉通りにムズムズとしてきたのだ!
そしてそれは、エリカの嗜虐的な笑い声に屈従するかのように、みるみるうちに惨めにもビンビンに勃起してしまった!
リング上で全裸で女達の見せ物になり、敵の美少女アマゾネスに勃起させられた屈辱の英雄。思わず両手で惨めに勃起した己のぺニスを隠す。ますます間抜けな姿になった英雄を、エリカはいたぶり続けた。
8 :
名無し調教中。:2008/08/15(金) 22:39:08 ID:hJkFOfOp
「アマゾネスの捕虜にされた無敵の英雄」第1章 女VS男、アマゾネスエリカとの対決 (9)
「アラッ、弱虫坊やちゃん、どうしたの〜 こんな美少女の前で全裸で勃起してるなんて、ヘンタイかしらー アッ、今度はホラ、子供チンチンの先っぽから、キャーッ、イヤ〜ン、お汁が出てきちゃった〜 アハハハッ、アンタってサルみた〜い」
またしても英雄は愕然とした。美少女アマゾネスの言葉なぶりのままに、勃起したぺニスからは、惨めにも先走り汁が流れ出してきた!
誇り高き英雄は、今や敵の前で全裸にされ、勃起させられて先走り汁を流していた。
「アマゾネスの捕虜にされた無敵の英雄」第1章 女VS男、アマゾネスエリカとの対決 (10)
「強い強い無敵の英雄さん、女の子に勃起させられて悔しくないのかしら〜 さあ、女と男の真剣勝負の始まりよ!男の強さとやらを見せてご覧なさい!
まずは、腕相撲で勝負よ!」
エリカはビキニ姿をリング上に腹這いにし、右ひじを立てて英雄に挑んだ。英雄もやむなく応じた。
「アマゾネスの捕虜にされた無敵の英雄」第1章 強い女VS弱い男、女の完全勝利と男の完全敗北
男は女の強さを思い知らされるの巻
リング上では強い女VS弱い男、美少女アマゾネスエリカVS女に力を奪われた英雄の腕相撲対決が始まった。
英雄は渾身の力を右腕に込めた。ところが、エリカの右腕は微動だにしなかった。
「あ〜ら、英雄さん、遠慮しなくっていいのよ。フフッ、それともまさか、それが精いっぱいなのかなー
じゃあ、そろそろいくわよ! ホラホラ、妾がちょっと力を入れたら、アハハ、ホラホラ、どうする? 女の子に負けちゃうわよ〜
9 :
名無し調教中。:2008/08/15(金) 22:42:43 ID:hJkFOfOp
「アマゾネスの捕虜にされた無敵の英雄」第1章 強い女VS弱い男 続き
「アハハハッ、ホラ、もう少しで、ホラ、男のくせに女の子に力で負けちゃう、キャーッ、恥ずかしいっ!」
ビキニ姿のアマゾネスエリカは十代の美少女にありがちな残酷さで、わざとゆっくり力を込め、ジワジワと英雄を敗北に追い込んでいった。貧弱な英雄は逞しい美少女の右腕に屈服し、リング上に倒されてしまった。
「アマゾネスの捕虜にされた無敵の英雄」第1章 強い女VS弱い男 男の完敗。女の前で裸踊りの巻
美少女に一方的になぶられ、腕相撲対決でも完敗した英雄は、我を忘れて飛びかかった。
しかし、体格や腕力で勝るヒョウ柄ビキニ姿の少女は男を捕らえ、両腕をねじ上げると、今度はゆっくりといたぶるようにジワジワとリング上に押し倒した。そして逞しい太股で男を両腕もろとも挟み込み、逞しい尻の下に男を組み敷いてしまった。
「ホラホラ、どうしたのかしら〜女の子に負けちゃうわよ〜。格闘技なんて知らなくったって妾の方が強いんだから。女の方が男より強いのよ。罰として、エリカ様におケツを叩かれながら裸踊りをなさい!」
少女はほとんど技を使わず、ほとんど腕力だけで英雄を打ち負かしてしまった。英雄はエリカのビキニに包まれた逞しい尻の下で、なすすべもなくもがいていた。
女VS男の勝負は、女の勝利、男の敗北に終わった。エリカは捕らえた男のシンボルをからかうようにビンタして、英雄に降参を命じた。エリカは男に土下座を命じ、両脚で男の頭を挟んだ。
女VS男の勝負は、女の勝利、男の敗北に終わった。エリカは捕らえた男のシンボルをからかうようにビンタして、英雄に降参を命じた。エリカは男に土下座を命じ、両脚で男の頭を挟んだ。
10 :
名無し調教中。:2008/08/15(金) 22:45:26 ID:hJkFOfOp
ビキニ姿の逞しい美少女アマゾネスは、捕らえた全裸の英雄をリング上の責め台にはりつけにした。貧弱な英雄は子供のように剃毛されたぺニスを丸出しに股を広げ、降参するように両腕を上げた惨めな格好で女達の前に晒された。
英雄はエリカの命令で、剃毛されたぺニスを振りながら、裸踊りをした。腰の振り方が悪いとエリカの逞しい腕から容赦なく往復ビンタが飛んだ。
「キャーッ、おもしろーい。弱虫いぢめって快感〜
さあてとっ、今度はオナニーでもさせよっかな〜」エリカによる、英雄への責めが始まった。
「アマゾネスの捕虜にされた無敵の英雄」第2章 アマゾネスエリナ登場
女に力を奪われ、貧弱な体にされてアマゾネスの捕虜となった英雄(身長146cm)。
彼はアマゾネスの女王ユリナの命令で、逞しいヒョウ柄ビキニ姿の美少女アマゾネスエリカ(身長178cm、体重62kg)と対戦させられ、完敗。惨めにもエリカに捕らえられ、リング上の責め台にはりつけにされた。
エリカは全裸ではりつけになった英雄の金玉を握り、最早生かすも殺すも思いのままになった英雄をジワジワと弄んだ。
かつては無敵の英雄と呼ばれ、ライオンを素手で締め殺した男は、逞しいビキニ姿の美少女に支配され、生殺与奪の権を握られていた。
さて、リング上には、もう一人の美少女アマゾネスが登場した。エリナ。17歳。エリカの妹である。
エリカとほぼ同じ体格の逞しい少女は、その肉体を黒のビキニに包み、捕囚の英雄を嗜虐的に見つめた。
顔立ちや体格こそエリカによく似ているが、その性格は姉よりも更に残忍酷白であった。
彼女は、アマゾネスの女戦士として出陣する時には、捕らえた男兵士を厳しく拷問するのを好んでいた。
だが、彼女が一層好むのは、王や貴族や将軍などといった敵の身分の高い捕虜を虐待することであった。
11 :
無敵の英雄 作者 :2008/08/15(金) 23:00:21 ID:HGQ/zamw
ありがとうございます。
12 :
無敵の英雄 :2008/08/15(金) 23:07:59 ID:HGQ/zamw
第2部 第7章 ツィイー(20)
肩に受けた矢傷をものともせず、馬上青龍刀を振りかぶったエギンは追いすがる雑兵どもを五、六人、瞬く間に斬り倒すと、
敵本陣と見られる場所に向かって、一息に駆けた。騎馬の将校達も後に続いた。
その日の夜、旗下の将校達にアルギンへの謀反に立ち上がる事を伝えたエギンの軍勢は、
直ちに夜陰に乗じて咸陽に駐屯するジャハンギールの軍勢への攻撃を開始したのであった。
しかし、重慶のツィン軍への最前線を担う拠点西安の守備を任される将軍として、四万の大軍を当初は擁していたエギンであったが、
攻撃開始とともに脱走する将校や兵が相次ぎ、はなはだしい場合は将校が兵士を連れて部隊ごと脱走してしまった。
咸陽にたどり着き、攻撃を開始したときには、残っているのは二万人足らずであり、まだまだ更に脱走者は増えそうな、心もとない状況であった。
エギンはこの他に、北京やカラコルムで、ハーン一族中でアルギンに対し、密かに不満を抱くものが謀反に立ち上がる事を期待していた。
しかし、誰が確かに挙兵すると言うようなあてがあるわけではなく、互いに連絡を取り合うような組織や諜報機関も、エギンは持っていなかった。
また、まだ兵を挙げたばかりで、仮にそのような者がいたとしてもその知らせがすぐに入ってくるとは思えなかった。
敵はどれほどの軍勢であろうか。味方の兵もよく戦うものもいたが、多くはあてにならず、逃げ腰だった。
無理もない。いきなり、わけもわからず味方の軍勢と戦わされ、仲間達も次々に脱走しているのだ。
「ええい、逃げるな! 逃げる者はこの通り、処刑致す!!」
エギンは悪鬼のように、敵を斬り、逃げようとする自軍の将校や兵士を背後から斬った。
敵よりも、自軍の将兵らの方をたくさん斬り殺したかも知れなかった。
13 :
名無し調教中。:2008/08/15(金) 23:08:23 ID:TzQOPCgG
すまないパソコンが規制に引っ掛かった。誰か頼む
14 :
無敵の英雄 :2008/08/15(金) 23:11:47 ID:HGQ/zamw
第2部 第7章 ツィイー(21)
ジャハンギールの軍勢を突破する・・・・ そして・・・・
しかし、そして、どうするなどという目算は、エギンには一切なかった。
漢中のヨヒムの軍勢に阻まれ、ツィイーへの武器類を届けることができなかった将兵達を成敗して以来、
エギンの頭は得体の知れない殺気に支配されるまま、兵を指揮し、斬り殺しながら、進んできたのだった。
数十騎の将校、兵らとともに、エギンは軍勢が密集していると思われる地帯を避け、城に程近い村道を通過していた。その時・・・・・。
「それにおわすは、大ハーンの御弟君にして西安大将軍たるエギン殿とお見受け致す!
恐れ多くも兄君にして主君たる大ハーンに対し、弓引き奉るとは、このジャハンギール、はなはだ奇怪に思えども、君命なれば是非もなし、いざ、勝負致せ!!」
村道脇の林の中から現れた騎馬武者数百騎。その中央にいて、巨大な黒馬に乗り、長剣を振りかざして傲然と立ちはだかる身の丈2メートルばかりの巨躯の英傑。
褐色の肌にターバンを巻き、あごひげと口ひげをたくわえた砂漠の猛禽を思わせる男は、エギンの殺気など物ともせぬ激しい勢いで、突進して来た!!
タクラマカンの死の天使、ウイグルの猛禽、ヴァハン、エルラクに比肩するキタールの名将ジャハンギールが、姿を現したのである!!!
15 :
名無し調教中。:2008/08/15(金) 23:27:26 ID:s2LP+7NV
オールコピペしたほうがいい?
16 :
名無し調教中。:2008/08/15(金) 23:33:36 ID:TzQOPCgG
17 :
名無し調教中。:2008/08/15(金) 23:40:42 ID:s2LP+7NV
了解
18 :
名無し調教中。:2008/08/15(金) 23:42:55 ID:VtjWmXFC
前スレ最後ツィイー(19) に姿を姿を表わした、ツィイーの妖艶な描写に勃起。
美しい姿とは裏腹に、どうエゲツなく男たちを料理して行くのか、想像しただけで勃起。
今度は正真正銘、屈強な男戦士たちもいるし、今後の展開が楽しみ
19 :
:2008/08/16(土) 15:30:06 ID:eA6KGNVD
第2部 第7章 ツィイー(22)
「さて、本日は閣下に直々にお話したいことが・・・・」
今日の宴席には、年の頃十七、八歳から二十代前半頃の、しかも奴隷女中でも選りすぐりの美女ばかり十名余りが集められ、
彼女らの艶やかな和装が華やぎを見せていた。
彼女らの若々しい魅力と、ツィイーの成熟した女の妖艶な魅力に毒気に当てられたようなっているトゴンは、
ツィイーから話しかけられると、あわてて居住まいを正した。
普段あまり女に接することもなく、武人としての職務を貫いているトゴンにとっては、彼女らの姿はまぶしすぎた。
そんなトゴンの様子を内心嘲笑いながら、ツィイーは言葉を続けた。
「オホホ・・・・ 実は、この妾、ツィンの行く末をはなはだ憂えておりますに、宮廷に巣くう奸臣賊子はなはだ多く、
まずは彼らを除かんとするより他に、陛下の宸襟を安んじ奉る事難き乎と・・・・
よって、数少なき憂国の士たる閣下を頼んで申し上げまする。妾の願いは唯一つ・・・・
ユアンを、斬って頂きたいのです!!!」
「!!!・・・・ な、何と!! ユアン将軍は我が上官にして軍の元帥たる英傑!!
今将軍を失うことになれば、軍は崩壊しますぞ!!!」
「フフフ・・・・ それでいいではありませぬか・・・・?」
「な、何を・・・・!!」
ツィイーは妖しく微笑みながら、男の体に身を寄せ掛け、耳にフッと息を吹きかけながら続けた。
「ゆくゆくは、この国の支配者は、この妾・・・・。
そうなるためには、ユアンほど邪魔な者はおりませぬ! オホホ・・・・
この国は、女が支配する国となるのですよ・・・・ フフ、この妾が必ず、そのようにして見せます・・・・!!」
「・・・・ 何を、愚かな事を抜かすな!! 女如きに何ができるか!!
我は帰る! この事は将軍に報告する故、覚悟致せ!!」
そう言い捨ててトゴンは帰ろうとした、が・・・・。
「オホホホ・・・・!! さあ、帰れるものなら、帰って御覧なさい!!!」
ツィイーの嘲笑う声が、彼を追ってきた・・・・・!!!
20 :
名無し調教中。:2008/08/16(土) 17:41:21 ID:PkIF167q
コピペするならツィイー(1)からすればみやすくなったのに
21 :
名無し調教中。:2008/08/16(土) 17:56:12 ID:PkIF167q
もしかしてツィイーの戦いが見れるのか・も
22 :
名無し調教中。:2008/08/16(土) 18:18:27 ID:D4ft7rAe
スレ立て&コピペありがとう。
23 :
名無し調教中。:2008/08/16(土) 19:21:22 ID:B+VKpGqM
トゴンは罠だと分かりつつそこに飛び込んでいきツィイーとの駆け引きに勝つつもりだったのか
そのわりにはばか正直すぎる。そこは怒りを押さえて話を合わせ寝返ったように見せかけるぐらいしろ
「女が支配する」などと暴言をはかれれば男として怒らずにはいられないのはわかるが・・駆け引きで女の上にいくのは不可能なのか
だが体を生かした闘いならトゴンが負されるはずがないだろう
24 :
名無し調教中。:2008/08/17(日) 00:55:35 ID:rUzF5oMd
トゴンは感情で動くタイプの情の厚い逞しき武人だからな
ちまちました女々しい策など不要。力でねじ伏せれば良い
25 :
無敵の英雄 :2008/08/17(日) 01:36:38 ID:hapQKI8y
第2部 第7章 ツィイー(23)
飛燕の如きジャハンギールの長剣を逃れるために、エギンは何度も左右に体をかわし、
時に地に伏せて戦わねばならなかった。
周囲では旗下の将校達も力戦しているはずだが、誰がどう戦っているのか、勝っているのか負けているのか、
皆目気を配れないほどの激しい戦いだ。
・・・・・ 何たる豪傑!! キタールはこのような者をも擁していたのか・・・・!!
エギンはこんな場においても、今更ながら、多士済々のキタールの陣容に思いを致した。
・・・・・ ウイグルの猛禽、ジャハンギール。キタール人ではない彼のような英傑達が、
キタールの武力によって従わされたわけでもないのに、多くキタール帝国を支えている・・・・
それはひとえに、大ハーンであるアルギンの人徳と武勇に英雄達があこがれ、引きつけられるからに
他ならなかった。
そしてそれゆえにこそ、エギンは兄が憎くてたまらなかった。
我を次期ハーンに推挙してくれていた父が急死しなければ・・・・!! ツィン皇帝ヤオーが捕虜となり、
ツィンが急速に衰退し始めなければ・・・・!!
我こそがキタールのハーンであったのだ!!!
人は弱いもので、えてして自分の不遇を他人のせいや運のせいにしてしまう。
そういった事全てが悪い事というわけではないのだが、エギンは自分の恨みつらみを全て兄のせいにし、
悪鬼の如く荒みきった心をどうすることもできないでいた。
!!!・・・・・・!!
危うく眉間に叩き込まれそうになった長剣をかわすと、相手の巨躯の肩先目がけて斬りつける。
手ごたえは感じたものの、蚊に噛まれたほどの表情も変えず、ウイグルの猛禽王はエギンの脳天目がけて
長剣を叩き込む・・・・!!!
!!!・・・・・!!!
エギンの兜は真っ二つとなり、はじけ飛んだが、お陰で彼の頭は無傷だった。
体勢を立て直し、敵へ向き直ろうとしたエギンであったが・・・・
そこはなだらかながら崖の上であったようで、足を踏み外したエギンはそのまま、
下まで滑落していった・・・・・
26 :
名無し調教中。:2008/08/17(日) 14:08:15 ID:J9DzTtOv
エギンは完全にアマズネス・エリカに操られ、人生を棒に振ってしまった
自分でも何故自分が、キタール相手に戦っているのか分かってないだろうな
何故、何故、何故こんなことに。と頭の中で渦巻いていることでしょう
エリカにあったあの日から全てが崩壊してしまい、気付かぬうちに自分がなくなって
エリカのなすがままの男になってしまった
27 :
名無し調教中。:2008/08/17(日) 14:15:37 ID:J9DzTtOv
アラクと互角の強さを見せたトゴンは正真正銘、強い男
28 :
名無し調教中。:2008/08/17(日) 16:29:07 ID:rUzF5oMd
トゴンお前は我々女性が男よりも強いことを証明するための生け贄よ。多くの民衆が見ている前でもしあなたが私に負けてしまったらどうなるかしら。楽しみだわ 屈辱にまみれる男と自信と確信に満ちた女性の表情の対比を見ると感じち
29 :
名無し調教中。:2008/08/17(日) 16:29:52 ID:rUzF5oMd
トゴンお前は我々女性が男よりも強いことを証明するための生け贄よ。多くの民衆が見ている前でもしあなたが私に負けてしまったらどうなでしょう
30 :
無敵の英雄 :2008/08/17(日) 17:21:58 ID:hapQKI8y
第2部 第7章 ツィイー(24)
ここはエジプト、アレクサンドリア。総督府前の大広場には、続々と将兵が集結する中、
アフスム皇帝ナツィム・ナディン・ラー3世は遙か東方、キタールより来着したばかりの使者を引見していた。
すでにアフスムの誇る騎馬戦車軍団はその陣容を整え、皇帝ナディン・ラー自らの指揮の下、
ナイル川の彼方、アスワンを目指して出発する準備は整っていた。
アフスムの栄光を脅かす憎むべき女権帝国ラシェワと、その女王アドゥアナの勝ち誇る笑みを消し去らんがために・・・・
しかし、そんな危急の戦を控えつつも、ナディン・ラーはその名を世界に轟かせるアルギン・ハーンの書面を持参した使者を前に、
まずは会ってみようと、考えたのであった。
緋色の色調の目立つ、ギリシャ・ローマ風の意匠を凝らした大広間に甲冑を身に着けた武将や大臣、皇帝の寵妃らが居並ぶ中、
皇帝の前にひざまずくキタールからの使者の武人を前に、エジプト総督カッサンドロスがアルギン・ハーンからの書状を代読した。
「東方の数億の民を統べ、遊牧諸民族の大ハーンにして中華皇帝たるアルギン、書状を謹んで古の神々の子、
アフスム皇帝ナツィム・ナディン・ラー3世陛下に献ず・・・・」
31 :
無敵の英雄 :2008/08/17(日) 17:23:39 ID:hapQKI8y
第2部 第7章 ツィイー(25)
アルギン・ハーンの申し出は、こうであった。
要するに、キタール・ブルグン・アフスムの間で三国同盟を結び、全世界を三分して支配しようと言うのである。
壮大な計画であった。
それぞれ互いに、敵国を抱えている。キタールは主にツィン、そしてアマゾネス。ブルグンは主にフラン、アマゾネス。
そしてアフスムはラシェワである。
三つの超大国が同盟することで、各地の支配を安定化させ、ゆくゆくは世界を三分割して支配しようというのが、
アルギンの考えなのだ。
しかし、・・・・・。
ナディン・ラーは興味を示さない様子だった。
「ふ、同盟だと・・・・ 何を大げさな! 我らは他国の力など借りる気はない・・・・
今のところ我が帝国の敵は女子どもの国ラシェワのみ、これをあしらうに我が小指一本で事足りる相手である!!」
そう言い捨てると、皇帝は使者に引き取らせるよう、傍らの重臣に命じた。
「だが、遠路苦労であった・・・ セレウコス! 大シリア総督セレウコスよ!!」
「ここにおります、陛下!!」
「兵に命じ、使者を無事国境まで送り届けるよう!!」
ナディン・ラーが、この行いが如何に間違いであったか、思い知ることになるのはそう遠くない先である・・・・・!!
32 :
名無し調教中。:2008/08/17(日) 19:53:58 ID:J9DzTtOv
スレ立て乙あんど作者さん乙
33 :
無敵の英雄 :2008/08/18(月) 00:06:11 ID:R+cES18E
第2部 第7章 ツィイー(26)
「フフ、トゴン殿は、こちらの女子どもには、見覚えはございませぬか・・・・・?」
艶然と妖しく微笑むツィイーの背後に現れたのは、年の頃17、8歳ばかりの美少女二人、
主のツィイーに合わせた華やかな和装で、こちらも微笑んでいる。
「こ、これは・・・・・!?」
彼女らを見たトゴンは、愕然とした!
「オホホ、そうでありましょう・・・・・? 見覚えのあるご様子・・・・。
トゴン殿は、つい先週、これらの女子と偶然行き逢い、密かに邸に引き入れられてお楽しみになられた・・・・、
それに相違ありますまいな・・・?」
「・・・・お、お主ら、ツィイーの手の者であったのか・・・・!!」
「オホホホホ、さすがに武辺者の将軍、正直なこと・・・・」
美少女らを返り見たツィイーは、勝ち誇ったように、トゴンを突き刺すような涼しげな眼で見据えた。
「・・・・ふふ、他にもこの者らが邸より持ち出した証拠の品々もあり、将軍の邸内の詳細な様子など、
皆この女子どもよく承知しておるのが何よりの証拠・・・・
おほほ、トゴン殿、そのお楽しみの様子も、この者らから仔細に聞き申した・・・・
フフ、将軍は武辺一本の世間での評に違うて、この女子らの導きに従い、なかなかに倒錯的なる淫靡な遊びを楽しまれたとの事・・・・・
ウフフフ、さ、お前達、こちらの豪傑殿はどんな遊びをなさったのかえ・・・・?
お忘れのご様子ゆえ、思い出させてさしあげなさいな・・・!」
追いつめた雄ネズミをいたぶる雌ネコのように、ツィイーはジワジワとトゴンを責めにかかった・・・・
「ウフフ、・・・・」
美少女達も、掌中におさめた男をなぶるかのように、艶やかに笑った。
「・・・・ あたしたちが縄を持っていたから、ちょっと楽しい遊びをしようって、ねぇ〜・・・」
「そうよ・・・・ そして、この殿方を、二人がかりで、縛り上げて、・・・・アハハハッ・・・・・!!」
「・・・い、言うな!!」
いたたまれなくなったトゴンは悲痛なうめき声を出した。
「アハハッ・・・・ まだよ・・・ これからいいトコなのにぃ〜・・・・!!」
34 :
名無し調教中。:2008/08/18(月) 01:23:04 ID:wiInle05
そぅくるかツィイー そぅくるかハーン
35 :
名無し調教中。:2008/08/18(月) 08:49:35 ID:icEh52Mv
男達が団結し本気を出せば、女権国家なんて数日ともたない
女の癖に男に逆らうとどうなるのかアルギンが身をもって教えてくれる
でもそうなるとこのSSもすぐ終わっちゃうね。男の圧勝で
か弱い女どもの死に顔や苦悶の表情、叫び声でおなるか
36 :
名無し調教中。:2008/08/18(月) 08:51:20 ID:icEh52Mv
色仕掛けにさえ気をつければ男が女ごときに負けることなどない
37 :
名無し調教中。:2008/08/18(月) 21:30:13 ID:wiInle05
多数の国を一つにしようとしたら誰がトップにたつか揉めそう
38 :
無敵の英雄:2008/08/18(月) 23:55:12 ID:FvddAOMA
第2部 第7章 ツィイー(27)
さて、南京を進発した皇帝ダヤン自ら率いるツィン帝国軍二十万人は、
国境と定めたワイ川を渡河、キタール方の守備兵らを蹴散らすと、
怒涛の如く北方への進撃を開始した。
雲霞の如きツィンの大軍の前に不意を突かれたキタールの軍勢は随所で敗れ、
ツィン軍はキタールきっての智将エルラクが守備する徐州に達したのだった。
「エスデルよ、見よ、この快進撃を!!
我がツィン軍は本来の力を取り戻したのだ!!」
「とんでもない、陛下、こんなことで喜ぶのはまだ早すぎます!
国境を守備していたキタールの軍勢はごく少なく、さほどの精兵でもございません!
しかし、徐州のエルラクは天下に轟く智将、キタールの誇りとする英傑であります!!
彼とそのの精兵を破ることが出来てこそ、
はじめてツィン軍が北京を奪回し、キタールをモンゴル高原へと追い払う事が可能なのです!!」
「エスデルよ、そのためにこそ、今までの辛苦の日々があったのではないか!!
朕は必ず勝利する!! キタールを滅ぼし、世界帝国ツィンを再建するのだ!!!」
徐州のエルラクの軍勢は六万から七万。兵を分散せず、一点集中で突き進めば、
敵は長い国境に分散した兵をまとめるのに時間がかかり、
常に優勢な兵力で戦い得る!!
エスデルの軍略は、今のところ奏功しているようだ。
39 :
名無し調教中。:2008/08/19(火) 01:23:06 ID:f+mHgHAd
ロマンティシズムを感じる
40 :
名無し調教中。:2008/08/19(火) 07:55:05 ID:++nloTXb
男は女に支配されることを心の奥底では求めているがそれを懸命に隠そうとしている。tごいうかそれにまだ気付いていないだけ。
女子に屈辱与えられプライドを刺激されると隠れていた本能があふれ出し女子の足元に自ら平伏すだろう
41 :
名無し調教中。:2008/08/19(火) 23:00:15 ID:1KiYM11Q
ツィイーVSトゴンや、美しきアマゾネス、女権帝国らの具体的な活躍描写はマダですか?
新章じらしすぎ><
42 :
名無し調教中。:2008/08/20(水) 01:22:23 ID:mroNtbWd
第三の女権帝国誕生は阻止しなければ
男にとって多少脅威になるかも
まあ多少だけどね
43 :
無敵の英雄:2008/08/20(水) 01:56:27 ID:jIlXBh0j
第2部 第7章 ツィイー(28)
「………!」
「フフ、やっと気がついたようね……」
「お、俺は……!?」
「大丈夫、ちょっと気を失っていただけ……
それに、ここなら安全よ!」
ジャハンギールとの一騎打ちの最中、崖下に滑落し、気を失っていたエギンであったが、
気がついてみると目の前には……エリカが立っていた。
「……… ううっ!! て、敵の軍勢は……!?
味方の者達は……!!」
「エギン、気を落とさないで聞いて……
残念ながら、味方の将兵は全滅したわ……!」
エリカは身長176cmの長身美女。肌も露わな黒のビキニ姿に剣を吊し、
キラキラする大きな瞳で、エギンを覗き込んでいる。
「!…… 何と!!
凄まじい強敵とは思っていたが…… 全滅とは………!!」
暫し横たわったまま、黙し瞑するエギン。その心中はいかばかりか……!?
「…… ねえ、エギン…… もうあなたには、ともに戦う兵はいない……。
でも、ここで諦めたら、何もかもがムダ……!
そこで、ね!! あなたの力を必要としている女性がいるの……!
あたしも、その女性を助けたいのよ!!
これから、一緒に重慶に行くわよ!!」
「…… じゅ、重慶! ツィンのマオーの支配地に!?」
44 :
名無し調教中。:2008/08/20(水) 02:12:11 ID:CnLzxlr0
45 :
名無し調教中。:2008/08/20(水) 07:53:50 ID:Nqz9QDh0
いつまで経っても女を舐め腐って敵だと認めない男が女の脅威に晒され女の強さを認めたくないが認めざるを得ない状況に追い込まれる
女とは男が守ってやらなければならない弱い存在だと思っている男にとってはこれだけでも屈辱的
46 :
名無し調教中。:2008/08/20(水) 17:42:17 ID:mroNtbWd
良章
47 :
名無し調教中。:2008/08/21(木) 09:00:17 ID:uGELcNqp
エリカ様と戦いたい。そして負かされ犯され奴隷にされたい
48 :
名無し調教中。:2008/08/21(木) 20:47:43 ID:DfYpLFHu
49 :
名無し調教中。:2008/08/21(木) 22:06:15 ID:GFNbaR2w
支配するものとされるもの。今までは前者は男であったが・・
50 :
無敵の英雄:2008/08/21(木) 23:06:46 ID:O5Uz2MUi
第2部 第7章 ツィイー(29)
「さ、トゴン殿 …… 妾らの言いなりになればよし、さもなくば ……」
「うふふ、アンタがアタシ達と楽しんだ事を、皆に触れ回るダケよ! ……
フフ、どうなるかしらねぇ〜 ツィン軍の誇る勇将トゴンが、
アタシ達美少女に縛られ、イロイロと責められてヒイヒイ喜んでたなんて …… !!
フフッ、こんなことが公になったら、軍はもう終わりねえ〜!」
「オホホ、ア〜ラ、音に聞こえた英傑トゴンともあろう者が、か弱い女子らに ……
ウフフ、どのように責められたのかしら〜 …… ぜ〜んぶ思い出させておやり!!」
「う、ううっ ………」
ツィイーと手下の美少女奴隷達は、さながら雄鼠を捕らえた雌猫のように、
喜々としてトゴンを責め続けた。
稀代の豪傑トゴンは、悪女ツィイーの罠にはまり、
手下の美少女奴隷達に弱みを握られてしまったのだった。
「 …… オホホ、さ、もはやオマエのとるべき道は、二つに一つ ……
あくまで妾らに楯突き、オマエの恥行を妾らに触れ回られ、破滅する!!
それとも、妾らの走狗となり、言いなりとなって、ユアンを斬る!!
アハハッ、いずれにしても、これで軍は崩壊、このツィイーがこの国の女帝となるのよ!!
オマエ達男は皆、妾ら女の奴隷よ!!!」
51 :
名無し調教中。:2008/08/21(木) 23:59:16 ID:GFNbaR2w
頭を使ってくれトゴン そこで何をすべきか自ずと見えて来るはずだ
52 :
名無し調教中。:2008/08/22(金) 01:00:29 ID:vC0W8XfX
要するに『斬れ』
53 :
名無し調教中。:2008/08/22(金) 18:21:37 ID:BWrWa6AO
将校と兵士を口止めのため叩ききったエギンのように
ココは行動を起こすべきだトゴン
勇将としてサムライとして女子供を手に掛けるなど出来ぬ行為かもしれないが・・・・
54 :
名無し調教中。:2008/08/23(土) 07:30:15 ID:MD/3TWJW
ダヤンともあろう方が,トゴンともあろうかたが…
55 :
名無し調教中。:2008/08/23(土) 20:18:49 ID:UC62bLhx
くそ・・・・・卑怯な女狐ども
56 :
名無し調教中。:2008/08/23(土) 22:35:12 ID:CBLdTs8G
ツィイー活躍するかなぁ?
+ ∧_∧ +
+ (0゚・∀・)ワクワク
(0゚∪ ∪ テカテカ
+/ヽと_)__)_/ヽ+
(0゙ ・ ∀ ・)
(0゙ ∪ ∪ +
と____)___)
57 :
名無し調教中。:2008/08/23(土) 23:48:06 ID:5Vvyn0Yo
58 :
無敵の英雄 :2008/08/24(日) 02:29:09 ID:fxHqt5h6
これまでの登場人物(一部省略) (1)
【キタール】
戦の天才、不世出の英傑アルギン・ハーンに率いられる強大な遊牧民。ツィン帝国の衰退を機に、
南シベリアから満州、モンゴル、チベット、中央アジアからカスピ海に至る大帝国をつくり上げた。
アルギン・ハーン ・・・ キタールの族長。戦の天才。その野望はとどまるところを知らない。34歳。
ヴァハン ・・・ アルギンの家臣。勇猛果敢な将軍。ツィンとの大戦で片目を失う。33歳。
エルラク ・・・ アルギンの家臣。キタール随一の智将。36歳。
バルス ・・・ アルギンの護衛隊長。怪力で忠烈無比の豪傑。29歳。
ジャハンギール ・・・ キタールの将軍の一人。アルギンに反逆したエギンを討伐。40歳。
アクバル ・・・ キタールの将軍の一人。サマルカンド地方を守備。37歳。
ヨヒム ・・・ サラ国王。サラ国は青海湖付近にあるキタールの属国。アルギン・ハーンの妃ユウの父。46歳。
マフムード ・・・ キタールの将軍の一人。カスピ海のアスタを拠点としていたが、アマゾネスの
攻勢の前にあえなく捕虜となり、女王ユリナの奴隷とされる。35歳。
エギン ・・・ アルギンの弟。兄とは不仲で、アマゾネスの力を利用してアルギンを倒そうと試みるが、
次第にアマゾネスの女将校エリカの虜になっていく。ついに挙兵するも敗れ、
エリカとともにマオーの支配地である重慶へ逃走。31歳。
ユウ ・・・ アルギンの妃。サラ国王女。謎の多い美女。23歳。
59 :
無敵の英雄 :2008/08/24(日) 02:34:07 ID:fxHqt5h6
これまでの登場人物(一部省略) (2)
【アマゾネス】
残忍で狡猾な美女ユリナを女王に戴く女権国家。クリミア半島のアルテミアを都とする。
侵入して来たツィン帝国の大軍を破り、皇帝ヤオーを捕虜とした。
さらにキタールの勢力範囲にも進攻、マフムードを捕虜とした。
今やその勢力は東はカスピ海方面から、南は小アジアに及ぶ。
ユリナ ・・・ アマゾネスの女王。狡猾で残忍な美女。32歳。
エリカ ・・・ 格闘の達人の美女で、女王の護衛隊長。しかし、密かにユリナはエリカを厭いはじめている。
目下、ツィンやキタールに対する工作活動を行っている。
エリナ ・・・ エリカの妹。アマゾネスの兵士。捕虜となったツィン帝国皇帝ヤオーを奴隷にしている。
アリサとともにナディン・ラーの軍を偵察するため、パレスティナへ派遣されている。
マリカ ・・・ アマゾネスの兵士。マフムードの女奴隷だったが、アマゾネスの一員となってからは
彼女がマフムードを奴隷としている。
アリサ ・・・ アマゾネスの兵士。悪魔ベルゼブブに捕えられていたが、エリナらに助けられた。
60 :
無敵の英雄 :2008/08/24(日) 02:35:42 ID:fxHqt5h6
これまでの登場人物(一部省略) (3)
【ブルグン】
ライン川流域を故地とする金毛人の一部族。ウォルムスに王宮。神々の父オーディンの
末裔との神話を持つ一族が王家である。
先王ハイムダルの時代は小国家に過ぎなかったが、王太子時代に竜を斬り殺した英雄王オルム
が即位して以来、急速に勢力を拡大、ライヴァルのフラン族を圧倒、ドイツ全域からイタリア半島北部
に至る大帝国を作り上げた。
しかし、今、この栄光ある一族に、悲劇の影が忍び寄りつつある・・・・
オルム ・・・ ブルグン王。戦の達人で英雄。53歳。
マラミル ・・・ オルムの弟。名政治家で、内政全般を担当。50歳。
ロタール ・・・ オルムの嫡子で王太子。16歳。
キルデリック ・・・ オルムの嫡子。13歳。
ルクレツィア ・・・ オルム王の正妃。イタリア半島のロムル人の出。ロタール、キルデリックの母。
33歳。
ヒルディア ・・・ オルム王の愛妾。ロムル人。17歳。
ハーゲン ・・・ ブルグン十二騎士の長。オルムが最も信頼する勇猛果敢な英雄。55歳。
クヌート ・・・ ハーゲンの子。十二騎士の一人。父同様優れた武人。25歳。
ウォルスング ・・・ ハーゲンと双璧をなす十二騎士の一人。46歳。
ジキスムント ・・・ オルム王の庶子。その存在を知られていなかったが、王の配慮により王宮に迎えられ、
十二騎士の一人として活躍を始める。しかし・・・・・ 30歳。
61 :
無敵の英雄 :2008/08/24(日) 02:48:02 ID:fxHqt5h6
これまでの登場人物(一部省略) (3)
【ツィン】
北京を首都とした大帝国。しかし、皇帝ヤオーがアマゾネスの捕虜、奴隷となり、マオーが3世皇帝として
即位後は急速に衰退。満州やモンゴル、ウイグル、チベットをキタールに奪われる。
更にツィン本土にもキタールが進攻、帝都北京は陥落するが、クーデタにより皇帝マオー、ルアン、ツィイーらは
四川盆地に逃亡。マオーの弟ダヤンが皇帝に即位、エスデルらとともにツィンを立て直し、キタールとの決戦を試みる。
結局、黄河流域を中心とする華北をキタールに割譲、講和。国力を回復し、反攻の機会を窺う。
従って、ツィンは現在2つに分裂している。
《南京政権》
ダヤン ・・・ ツィン帝国皇帝。26歳。対キタール戦の屈辱的な講和を受け、帝国の再建を図る。
エスデル ・・・ ダヤンが最も信頼する将軍。ツィン軍全体の指揮をとる。戦の達人。37歳。
アラク ・・・ ダヤンの護衛隊長。25歳。勇敢で武芸に秀でた豪傑。
テムル ・・・ ツィン軍の将軍の一人。36歳。
《重慶政権》
マオー ・・・ 皇帝。四川盆地に逃亡し、ダヤンへの反撃を図る。29歳。
ユアン ・・・ ツィン軍の最高司令官だったが、マオーらとともに追放される。47歳。悪辣な策謀家。
トゴン ・・・ マオー方随一の豪傑。増大しつつあるツィイーら女権勢力に対抗し、
男権勢力の象徴である軍を守ろうと奮闘するが ・・・・
ツィイー ・・・ マオーの愛妾。30歳。妖艶な美女で、サディスト。元々奴隷女だったが、今やマオーを奴隷の如く
操っている。彼女の野望はマオー支配地域を女権国家に変えることであった!! そしてさらに ・・・!!
ヤオー ・・・ 元ツィン帝国皇帝。アマゾネスに進攻するが、捕虜となり、奴隷にされる。48歳。
62 :
無敵の英雄 :2008/08/24(日) 02:54:20 ID:fxHqt5h6
これまでの登場人物(一部省略) (5)
【アフスム】
メソポタミアを中心とし、ペルシアからアラビア半島北部、パレスティナ、エジプトに至る
大帝国。女権国家ラシェワの猛攻の前にエジプト総督軍は連敗、皇帝自ら出陣する事態となった。
ナツィム・ナディン・ラー3世 ・・・ アフスム皇帝。40歳。女権帝国群の攻勢や、新たな誕生などを
キタール・ブルグン・アフスムの三国同盟で抑えようという
アルギン・ハーンの提案を断ってしまう。
カッサンドロス ・・・ エジプト総督。53歳。
ザキール・シャー ・・・ ヘラート総督。戦の達人。皇帝への謀反の機会を窺う。27歳。
【ラシェワ】
ナイル川上流に勃興した女権国家。女王アドゥアナの下、ラシェワの女戦士らはアフスムの騎馬戦車部隊を
破り続けている。
アドゥアナ ・・・ 残虐な美女。ラシェワの女王。35歳。アフスム帝国を征服する野望を抱いている。
63 :
名無し調教中。:2008/08/24(日) 13:32:54 ID:jY6din4j
アフスムが敗れ去ると本当にやばいな
騎馬戦車部隊は連戦連敗中だから本当にやばい
ラー3世が指揮を執れば形成は逆転すると思うけど
64 :
無敵の英雄 :2008/08/24(日) 16:28:28 ID:fxHqt5h6
第2部 第7章 ツィイー(30)
「わ、分かった ……」
トゴンは重い荷を持ち上げるかのように、苦しげに顔を上げた。
「…… あ〜ら、ナニが分かったのかしら、この血の巡りの悪い坊やが!」
「これだけ考えてやっと分かるなんて、随分とバカなのねぇ〜」
口々に言葉でなぶるツィイーと美少女奴隷達。
「・・・・・ ユアンを、・・・ 斬る!・・・」
トゴンは真っ青な顔で、しぼり出す様に言った。
「ウフフフフ、そーお・・・・・
忠烈無比のトゴンも、ついにあたし達に降伏したのね・・・・!!」
「アハハハッ、御覧なさい、最後に勝つのは女なのよ!! フフフフ・・・・」
「さあ、トゴン、これでお前はあたし達の下僕よ!! この場で、下僕の誓いをしてもらうわ!!!」
ツィイーは、傲然とトゴンに命じた。
「さあ、服を全部脱いで、素っ裸におなり!!」
「・・・・・ 裸、だと・・・・!?・・・・」
「フフ、そうよ! 素っ裸で土下座して、妾達女に忠誠を誓うのよ!! 早くおやり、この薄ノロが!!」
・・・・・ それは、トゴンにとっては死に勝る屈辱だった。しかし、ここは耐えなければならぬ!!
「ウフフフ、どーお、素っ裸で、女の足元に土下座する気分は!!」
「フフッ、あたし達女奴隷を見下してきた武人を土下座させるって、気持ちのいいものねえ〜!!」
「さあ、トゴン、四つん這いのその格好で、ツィイー様の股の間をくぐってご覧!!」
「アハハハ・・・・・」
トゴンは屈辱に耐えながらも、時を何とか稼ごうと決意していた。ユアンを斬る、というのはもちろん
方便である。今に見よ!! そう、心に決めたトゴンであったが ・・・・・
65 :
名無し調教中。:2008/08/24(日) 18:52:49 ID:lX//BGse
トゴンがこんなにヒューチャーされるなんて誰が思いますか
66 :
名無し調教中。:2008/08/24(日) 21:05:14 ID:jY6din4j
確かにツィイー章に入るまでは名前も覚えていなかったトゴン
67 :
名無し調教中。:2008/08/25(月) 01:49:28 ID:Vup6OPSL
トゴンは本当に屈してしまったのだろうか
68 :
名無し調教中。:2008/08/25(月) 18:43:01 ID:U9E/7neI
中国3つ巴の戦いは,女達のしたたかな戦略ですべてを掌握しそう
69 :
無敵の英雄:2008/08/26(火) 00:44:18 ID:rsOubmHg
第2部 第7章 ツィイー(31)
かくして、ツィン軍の誇る勇将トゴンは、ついに妖女ツィイーの前に屈することとなってしまったのだった。
無論、トゴンにしてみればあくまでこれは時を稼ぐための方便であって、
決して本気で上官たるユアンを斬ろうとは考えてはいない。
しかし、一旦彼女らに弱みを握られ、このような誓約をしてしまうならば、
狡猾なツィイーはこれを最大限に利用し、如何なる巧妙な策略を巡らせてくるか分からなかった。
今やトゴンは、ツィイーら女権帝国建設の野望を抱く女達の走狗となってしまったのである。
かくして、ツィイーの野望は、トゴンを屈服させた事で、まず成就へと大きく前進したのだった。
すでに重臣達文官は、ツィイーら女達の奴隷の如き者に成り下がっている。
従って、残る軍こそは男権を象徴する組織であり、その牙城なのである。
これを崩壊させてしまえば、最早ツィイーに対抗する力は、男には無くなるのだ!!
その軍は、ダヤンの南京政権とはうって変わって、重慶政権のそれは弱小であり、
四川の天倹に守られなければ、とうに滅んでいたに違いなかった。
力ある将領としては、ユアン、トゴン以外には見当たらないこの軍を崩壊させるには、
ただ両雄のいずれかを手玉に取るのみで足ると考え、
見事に勝利を収めたツィイーは、恐るべき美女であった。
ツィイーの打つ次の手は何か!? ユアン、トゴンは彼女に対抗できるのか!?
今後も彼女の動きからは目が離せない。
70 :
名無し調教中。:2008/08/26(火) 10:22:58 ID:zDOWq0qq
女権3国同盟恐ろしす、一方男権国家は今だに女を軽視し3国同盟拒否か。見えてきたな
71 :
名無し調教中。:2008/08/27(水) 19:12:51 ID:tYsU8Kj+
エリカが重慶に何故エギンを
ツィーに完全に主導権を握られ手玉に取られた
トゴンに打開策はあるのか
またユアンに何か策はあるのか
ダヤンvsエルラクの行方は
重石ロス
72 :
名無し調教中。:2008/08/27(水) 20:30:05 ID:lzJ7GnTc
個人的にはラシュワ一押し。
ちょっとエジプト行ってくるわ
73 :
名無し調教中。:2008/08/27(水) 21:09:05 ID:aOpjT6PJ
男が戦わずして敗北しているのが腹立つ 男ならプライドみせろ 作戦のつもりだろうが後ろ向きなんだよ
74 :
無敵の英雄:2008/08/28(木) 00:07:07 ID:lH/fiApk
第2部 第7章 サムソンとエリナ(1)
さて、舞台はしばし西へ。所変わって、こちらはエルサレム。
アフスム帝国のユダヤ属州の都であり、この地方一の大都市である。
このユダヤ属州を、アフスム皇帝ナディン・ラーの威を背景に治める者、その名はヘロデ・アンティパス。
かつては王であったが、アフスム帝国の侵攻の前に売国に等しい降伏をし、
自身はアフスム帝国の一属州となった旧王国の総督となったのみならず、
家臣や将軍達など祖国の為に粉骨砕身してアフスム帝国に抗戦した義士らを、
戦犯としてアフスム帝国に引き渡した、惰弱にして卑劣卑怯極まる男であった。
東西を結ぶ交通の要衝であるエルサレムには、
諸国から様々な商人などが集まり、大いに賑わいを見せている。
ヘロデの宮廷、今は総督府には、諸国からの巨万の富が集まり、
それを背景にヘロデとその一族や貴族達は、民の生活を省みることなく、日々退廃的な暮らしに明け暮れていた。
そんなヘロデの治める街、エルサレムに姿を現した、歳の頃17、8と思われる二人の美少女。
長身にほぼ半裸のセクシーなビキニのような衣装に、武器を携えた少女達は、
いやが上にもエルサレムの衆目を集めた。
言わずもがな、アマゾネスのエリナとアリサである!!
75 :
名無し調教中。:2008/08/28(木) 00:15:52 ID:2eJkxeir
もしかしてラシェワ来た??
ちょっとエルサレム行ってくるわ
76 :
名無し調教中。:2008/08/28(木) 09:57:35 ID:UbRndhDA
歴史上、実質世界を支配したといえるのはモンゴル民族のみ
ということでアルギンハーン最強!!!!彼さえいれば女性軍など楽勝!!!
でも3国同盟結べなかったり、ダヤンに手こずったりと思い通りに
行っていないようなので心配です
77 :
無敵の英雄:2008/08/28(木) 18:40:43 ID:lH/fiApk
第2部 第8章 サムソンとエリナ(2)
エルサレムの都に、すばらしい美少女が二人も現れたと聞いたヘロデ王は、
早速その好色ぶりを発揮し始めた。
直ちに美少女達を捕らえ、奴隷として弄びたいとの欲望に駆られた王の命令を受けた兵士達が、
花薫るエルサレムの街を走った。
しかし、行く兵士達は皆、美少女二人を捕らえるどころか、ことごとく打ち負かされて逃げ帰ってくるのだった。
「何たることだ!!……
屈強な兵士どもが揃って、二人の少女を捕虜に出来ぬとは!!」
宮殿のヘロデ王は怒り狂ったが……
「陛下! 例の少女達が、自らこちらに出向くと申しておりますぞ!!」
「何だと! 捕虜には出来ぬ故、自ら出向いてやると言うのか!?
おのれ! 小癪な小娘どもめが!! 男を小馬鹿にするとは、許さん!!
兵士ども、たかの知れた小癪なる小娘二匹、小指一本で捕らえる男はおらぬのか……!!?」
しかし、恐れをなした兵士達は、最早誰一人として名乗り出ようとはしなかった。
「やれやれ、このままでは女の方が男よりも強いことになってしまうではないか!
これはゆゆしき事態であるぞ!!!」
しかし、当のヘロデ王自身が逃げ腰になっているので、兵士達は皆呆れていた。
78 :
名無し調教中。:2008/08/28(木) 22:49:49 ID:9BIdNuD0
世界を支配してきた軍神ヤオーの最強軍がアマゾネスごときにまさかの大敗を喫していなければ と数年後男は思うことになるのだろうか
79 :
名無し調教中。:2008/08/29(金) 09:31:13 ID:bk70/9ue
屈強な兵士達が、美少女二人に打ち負かされたみたいですが、
その肝心のバトルシーン描写が見たいです。
80 :
名無し調教中。:2008/08/29(金) 17:36:53 ID:bgOnQyTd
これほどの雑魚臭が漂う王と都市も今までになかったなw
こんなのに一都市を任せなければならないほどアフスムは人材がいないのか
二人の少女に責め落とされる可能性も無きにしも非ずか
81 :
名無し調教中。:2008/08/29(金) 17:58:43 ID:qBSnppXk
章の題になっているサムソンが気になるところ
82 :
無敵の英雄:2008/08/30(土) 00:55:34 ID:1EUb/0VX
第2部 第8章 サムソンとエリナ(3)
一同騒然とする中、ビキニ姿に武器を携えた長身の美少女二人がヘロデの宮殿に現れた。
宮殿の大広間に乗り込んで来たエリナとアリサはふてぶてしい様子で、
王とその兵士達を睨み回していた。
「フフン、どうやらアタシ達に勝てる男は、この国にはいないみたいねぇ〜!」
「フッ、つーことは、さぁ〜…… アタシ達が二人だけでこの国を征服した……
そういうことよねぇ……!?」
「アハハッ、さ、アンタ達全員、甲冑も衣服も全部脱ぎ捨てて、
素っ裸でアタシ達に土下座するのよ!!
アンタ達はアタシ達に負けたんだからね!!」
「それからそこのオヤジは、フルチンで裸踊りをしてから、土下座してアタシ達の脚を舐めるのよ!!!
アハハハハッ!!」 ヘロデ王を指して嘲笑うアリサ。
裸も露わなビキニ姿で腕組みしながら、大の男を愚弄する美少女達に、
ヘロデとその兵士達はなすすべもなかった。
「……陛下!一体どうなさるおつもりですか!?
このままむざむざとアマゾネスの、しかも少女二人に降伏したとあっては、
大シリア総督セレウコス閣下から如何なる譴責あるか分からぬ上、男としてこの上ない恥辱!!」
傍らの家臣が囁いた。
「やむを得んではないか! 強い者にはすぐ降伏する、これが余のやり方だ!!」
恥も外分もない王の様子に、家臣は呆れて口をつぐんだ。
83 :
名無し調教中。:2008/08/30(土) 01:10:06 ID:HzZyE9qp
∧_∧
( ゚д゚ ) ポカーン
( )
| .つ |
(_) _)
84 :
無敵の英雄:2008/08/30(土) 01:49:17 ID:1EUb/0VX
第2部 第8章 サムソンとエリナ(4)
「…… そうだ!! 陛下、我らにはあの英雄がおりますぞ!!!」
沈痛な面持ちでいた他の家臣が、ふと思い出したように叫んだ。
「そうとも、我らには男の中の男、無敵の英雄サムソンがいるではないか!!!」
他の家臣も感極まって叫んだ。
サムソンとは、神の力を受けたと言われている怪力無双の英雄である。
ライオンをも片腕で捕らえ、易々と引き裂いた話は、いつまでも語り草となっている。
「そうだ!!……」
ヘロデ王も顔に血をのぼらせた。
「英雄サムソンこそ、男の象徴! か弱き小娘どもよ!!
汝ら、我ら男を負かしたくば、我らがサムソンと勝負致せ!!!」
「フッ、いいわよ……!
そんなに言うんなら、そのサムソンとか言うヤツと勝負してやるわ……!!
フフッ、でも、いいのかしらねぇ〜!?
アタシが勝ったら、ホントに女の方が男より強いことが証明されちゃうわよ〜!!」
アリサが毒づいた。
「何を言うか、小娘どもめ!
男の中の男が、汝ら十七、八の小娘に敗れるわけはない!!」
「…… フフッ、お父様、誓って言えるかしら!」
皆、声の方を振り向いた。
えもいわれぬ芳香、優雅な姿態。
そうでありながらその美しい貌には残虐、嗜虐の相がありありと浮かび上がっており、
それがまたその美しさを際立たせている。
歳の頃、エリナ達と同じ程のこの美少女こそ、
この国をその残虐さで恐慌に陥れている王女、サロメに他ならない。
85 :
名無し調教中。:2008/08/30(土) 05:58:10 ID:PW83A4uW
流石聖地エルサレムの男
86 :
無敵の英雄:2008/08/30(土) 11:04:45 ID:1EUb/0VX
第2部 第8章 サムソンとエリナ(5)
王女サロメは歳の頃十六、七。長いドレスの裾からは、美しく白い脚が覗く。
長い手足に白い肌。ヘロデの実の娘ではなく、彼に暗殺された兄王の娘である。
歳に似合わぬ淫靡な風情に、居並ぶ男達はどよめいた。
真っ赤な長い舌で舌なめずりするようにしながら、妖しげな美少女は続けた。
「…… もしも、女と男が戦って女が勝ったなら……!
その時は男は全員、女の奴隷になるべきよ!!
フフ、お父様……!
その時は貴方は、素っ裸で首輪に手枷足枷を付けられて、
アマゾネスの国に連行されて奴隷にされるのよ!!
そしてこの国の女王はこのサロメ!!!
どう!? そのくらいね覚悟はあるのかしら!!」
「な、何だと……!」
ヘロデは絶句し、兵士達はどよめいた。
「フフ、それだけじゃないわ……
サムソンがこのアマゾネス達に敗れたら、彼は私の奴隷になる、
そして、この国はアマゾネスの属国になる……どうかしら!?」
「サ、サムソンが…… 奴隷に……!!
ば、馬鹿な!! 例え天地が滅ぶとも、あり得ぬ事だ!!
よかろう!サムソンが敗れれば、この国はアマゾネスとサロメのものだ!」
こうして、アリサとサムソンが戦い、アリサが勝てばヘロデの王国は女権国家となり、
アマゾネスの属国となる事が決まってしまったのだ!
…… 新たな女権国家の出現を、英雄サムソンは阻止出来るのか!?
「小癪な小娘どもめ!
男の中の男、英雄サムソンならば、指先一つで汝ら如きひねり潰してくれる!!」
先程の怯えはどこへやら、鼻息荒いヘロデの単純さに、またしても周囲は呆れていた。
87 :
名無し調教中。:2008/08/30(土) 11:31:55 ID:Lblu0pLv
最高の展開ktkr
地上最強の大魔王ベルゼブブを奴隷に墜としたエリナとアリサの戦いは楽しみです
どういう形であれ大魔王を打ち破ったことによって女の力に確信を持った2人が
強く逞しい男戦士相手にどういった戦いを見せるのか
そしてこういう事態を長年待っていましたと言わんばかりのの16歳王女サロメも良いキャラしてる
88 :
名無し調教中。:2008/08/30(土) 15:26:33 ID:PW83A4uW
これぞ神展開 サムソンもそうとうの実力者とみた
89 :
無敵の英雄:2008/08/31(日) 01:50:57 ID:5iL2c9/A
第2部 第8章 サムソンとエリナ(6)
さて、エルサレムを発した王使は、遠路はるばるサムソンの住む村へとたどり着いた。
「…… なるほど、それはまさに男の危機!!
アマゾネスなる小生意気な女どもの国の噂は、かねてから聞いておりました……
ふっ、しかし所詮は女のする事!
ましてやこのサムソン、恐らくはおよそ地上に生きる者の中では最強の男!!
獅子と戦って素手でこれを締め殺し、
敵のペリシテ人の軍勢千人を一人で壊滅させたる業、広く諸国も知る通り!!
アダムとイブの昔から、男は女の主人であります……
以前よりこのサムソン、単身アマゾネスに攻め込み、片腕にて女どもをなぎ倒して、
男の強さを思い知らせんものと思うておりましたるところ、
笑止千万にも、のこのこと小娘を迷い込ませるとは、いやはや…… ハッハッハッ!!!
王陛下には、ご安心あれとお伝え下さい!
このサムソン、まずは眠気覚ましに小指の先で十七歳のアリサとやらの小娘を平らげ、
その足でアマゾネスへ攻め込み、女王ユリナ以下を一網打尽に捕らえてご覧に入れましょう!!!」
英雄サムソンの力強い言葉に、王使は安堵して帰路についたのだった。
90 :
名無し調教中。:2008/08/31(日) 17:17:55 ID:rNdubWMq
サムソンめちゃくちゃ強そう。これはアリサでは荷が重いな
91 :
名無し調教中。:2008/08/31(日) 17:21:00 ID:rNdubWMq
2対1でやってもサムソンが勝つだろう
92 :
名無し調教中。:2008/08/31(日) 21:59:35 ID:zwzNiQEI
プライド高そうな男だな。こいつが跪くのですね
93 :
無敵の英雄:2008/09/01(月) 00:09:05 ID:vZO36I2U
第2部 第8章 サムソンとエリナ(9)
さて、国運を賭した女VS男の世紀の決戦は、近日中にもエルサレムの闘技場で、
王や貴族、一般庶民に至る大観衆の前で行われることになった。
街中はこの勝負の話題で持ちきりだった。
「サムソンが勝つに決まっている!!女が男に勝てるわけがない!!
ましてや、我らのサムソンは男の中の男、無敵の英雄ではないか!!」
男達は皆こう言った。
しかし、女達の中には、何とかサムソンを倒すことで男達から力を奪い、
女権国家建設を企む者達が、少なからずいたのである……
王女サロメを中心とする女達である。
彼女らは、アリサの勝利を確信していた。
サロメは前々から、男の象徴的存在である英雄サムソンを降参させて奴隷化し、
女が男を支配する国家の建設を夢見ていたのである。
「サムソンを素っ裸にして土下座させ、公衆の面前でオナニーさせてやるわ!!……
それからヒイヒイ泣き喚くまで鞭でぶってやる!!
そしたら、…… フフ、もう男は女に頭が上がらなくなるのよ!!!
アマゾネスにサムソンを倒してもらう見返りに、ヘロデをアマゾネスにくれてやる!!
アイツはアマゾネスの国へ連れて行かれて、生涯奴隷として生き恥を晒すのよ!!
そしてこの王国は女のもの…… ! フフフ……… !!!」
94 :
名無し調教中。:2008/09/01(月) 01:02:12 ID:Fhr1l7/D
観客を入れて対決かしかも一般市民まで
負けてしまったら噂となって世界に広がりそう
そうなると男にとってはまずいことになる
女子は負けても失うものは何もなく現状が維持されるだけ
サムソンが負けてしまったら男はすべてを失い世界が180゜変わってしまう
95 :
名無し調教中。:2008/09/01(月) 18:39:02 ID:I3IIaYzr
村に隠居していたサムソンが本来の力出せるのか?いくら凄い武勇伝を持つ英雄とはいえブランクは強さをさび付かせるよ
96 :
無敵の英雄 :2008/09/02(火) 00:15:43 ID:JIsv4vSI
第2部 第8章 サムソンとエリナ(10)
アリサは17歳。アマゾネスの一員となるまではこの地方きっての札付きの少女だった彼女は、
175cm、B92・W64・H90の強靭な肉体で、男を相手の喧嘩にも一度も負けたことはなかった。
以前、彼女を逮捕しに単身向かった騎士は、悲惨な目にあっていた。
如何に札付きの悪女といえ、相手は所詮は女、しかも何一つ武器を持たぬ丸腰の17の小娘、
しかもこちらは武装した騎馬の戦士とあって、まずは武器など使わず素手にて組み伏せようと組み付いた騎士であったが、
もみ合いの末帯びていた剣を取り上げられてしまい、一気に形勢逆転してしまった。
アリサに剣を突きつけられ、鎧も何もかも剥ぎ取られて素っ裸にされ、震えながら土下座して命乞いする騎士には、
アリサからの執拗な責めが待っていた。
ビキニ姿の美少女の前で、全裸にされ、直立不動で激しいビンタを数十発受けてフラフラにされた騎士は、
自分の馬に鞍代わりに括り付けられ、騎乗する女の尻の下であわや窒息しかけるところだった。
男を尻で征服したアリサは、人目の多い街道へと馬を走らせ、公衆の面前で騎士をオナニーさせるなど、言語に絶する屈辱を
男に与え、イヌの真似をさせて四つん這いで走らせ、鳴かせたり、などの挙句、全裸で大股開き、チンポや金玉を丸出しにした
状態で馬に括りつけ、街の方向へと馬を放してやったのだった。
そんなアリサだが、しかしサムソンは確かに別格だ。さて、エリナは何を企んでいるのだろうか。
97 :
名無し調教中。:2008/09/02(火) 04:44:11 ID:3qy49KmC
喩えるなら、ヘビー級王者にミニマム級4回戦が挑むような無謀な闘いだ
98 :
ななし:2008/09/02(火) 06:53:00 ID:DXrsTTcA
男の中の男サムソンが実は短小包茎であることを望む。
99 :
名無し調教中。:2008/09/02(火) 13:08:42 ID:L3sfVEby
アマゾネスの言葉責めにより怒りで我を忘れ平常心を失うサムソン
勝って当たり前のアマゾネスとの戦いで相手を舐めてかかるサムソン
かって当たり前のか弱き女にちょっと苦戦してしまい焦燥に駆られるサムソン
色仕掛けで勃起してしまいペニスが邪魔で動きが鈍るサムソン
100 :
名無し調教中。:2008/09/02(火) 20:00:13 ID:GnW8Nn4/
今だ!>100ゲットォォォォ!!ッッ痛?!
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄∨ ̄ ̄ ̄ (´´
∧∧ ) (´⌒(´
⊂(゚Д゚⊂⌒`つ≡≡≡(´⌒;;;≡≡≡
 ̄ ̄ (´⌒(´⌒;;
ズザーーーーーッ
∧∧
(ДT ;) ちんたま擦っちゃった
U ヽ
. 〉 ノノ~
∪∪
101 :
無敵の英雄 :2008/09/03(水) 01:15:07 ID:+mT9Ezqm
第2部 第8章 サムソンとエリナ(11)
戦いに備え、鍛錬怠らぬサムソンの住む村にエリナが現れたのは、それからすぐのこと。
長い付け睫毛に、ブルーのアイシャドウ、濃い口紅の17歳の美少女は、上半身はビキニのブラのみ
の肌も露な姿、下半身は肉付きのよい腰をミニスカートに包み、ロングブーツの間からセクシーな脚を
惜しげもなく見せている。
突然現れた少女に対して、サムソンは警戒心を隠さなかった。
「・・・・・では、お前はアリサではないのだな!?」
「だから違うってば! ヘロデ王からの使者も言ってなかったかしら!? アリサはペリシテ人の出よ、
アンタの仇敵のね。あたしはほら、髪の毛もそんなに濃くない黒で・・・・」
「ふん、まあよかろう・・・・ もしもたとえ、お前がアリサだとしても、背後から襲おうが、眼をつぶっていようが、
お前のような小娘など一ひねりで殺してやる!!」
「いやあん、そんなつれないことばっかりいわないでよ〜」
エリナが甘えかかると、サムソンは激怒した。
「下がれ、穢れた女よ!! この俺は天地の創造主なる神から力を与えられた英雄!!
そもそも女は男を惑わすサタンやベルゼブブの徒なり!!! 穢れた女の色香は神の忌み嫌われるものだ!!」
ベルゼブブの徒どころか、今頃大魔王ベルゼブブはアルテミアで毎日女王ユリナの聖水を飲まされ、格闘プレイで金玉を
握られて悶絶し、アマゾネスたちの前で裸踊りなどさせられているであろうが、エリナはおかしさをこらえて誘惑を続けた。
「・・・・・うふっ・・・・ねぇ〜
ちょっとだけならいいじゃん?・・・・ あたしとアソぼうよ〜・・・?」
どんな男でも一目で虜になってしまいそうな風情で、露な肌を寄せてくるエリナ。
日々厳しい鍛錬に耐え、武芸を磨いてきたサムソン。女を近づけず、禁欲を貫いてきた彼であったが、どうやらそれが仇に
なりそうであった。
「・・・・こ、これは・・・・いかん!!」
必死で性欲と戦おうとするサムソンであったが、すでにピッタリと抱きついたエリナが男の裸の体をそっとくすぐり、
耳たぶにフッと息を吹きかけると、もはや彼の理性はどこかへ消し飛んでいた・・・・・
ところで、サムソンは、アリサにはもう一人仲間のアマゾネスがいることは知らない・・・・・・
めちゃくちゃにされたとはいえベルゼブブと対峙した経験があればちょっとやそっとでは動じない精神力は手に入れてる。エリナの手を借りて仕返しして敗北を認めさせたし
作者さん細かいことですが7、8ぬけてるよ
104 :
無敵の英雄 作者 :2008/09/03(水) 01:47:07 ID:+mT9Ezqm
>>103さん ごめんなさい。番号を打ち間違えてるだけです。
ややこしくなるかと思ったのでそのままにしてました。
ありがとうございます。
105 :
名無し調教中。:2008/09/03(水) 17:42:59 ID:R2bXEiQR
エリナはここでサムソンをボロボロにする気なのか、
でも老若男女、地位の高い人間から低い人間まで多くの人々が観ている中で
最強の英雄が17歳の女の子に打ち負かされることに意義があるようにも思えるし
エリナがどういうつもりで近づいたのか体力を搾り取るためだけなのかそれとも・・・
106 :
名無し調教中。:2008/09/04(木) 10:24:37 ID:j1xu6MZa
>ところで、サムソンは、アリサにはもう一人仲間のアマゾネスがいることは知らない・・・・・・
なにやってるんだ男。どれだけ重要な戦いか分かってるのか。女を舐めてるのか
107 :
無敵の英雄:2008/09/05(金) 00:50:09 ID:qPgR9Xxa
第2部 第8章 サムソンとエリナ(12)
「うふふ…… いやあん……」
あれ以来、サムソンはエリナの体に溺れてしまっていた。
ヘトヘトになるまでエリナとベッドをともにしていたのだ。
17歳のエリナの肉体は疲れなど知らないように、サムソンの精力をむさぼり尽くすかのようだった。
さすがの超人サムソンの肉体も、女のとめどない欲望の前に疲労感を隠せなかったのだ。
「…… ウフフ、ねえ〜……」
そんな中、エリナが……。
「ヘロデ王の王女、サロメって知ってる……?」
「無論だとも…… あの魔女を知らぬ者は、いない……!!」
「魔女、なんて、……!魔法でも使えるの!?」
エリナはヘロデに会った時の、妖しい美少女の姿を思い出していた。
「あの女は、我らの創造主を信じず、淫らにして邪悪な女神を崇拝している!!
のみならず、彼女とその一党の貴婦人達は公然と男達を捕らえ、奴隷にし、
あるいは女神への生贄として捧げているとの事!!
断じて許すわけにはゆかぬ!!!
陛下には度々諫言したが、最早自分の手には負えぬなどと言って、何時もながらの逃げ腰だ……
情けない事たが、今やこの国は不肖このサムソンの双肩にかかってしまっているのだ!!
だが、俺はやるぞ!
魔女とは言え、たかの知れた16の小娘、今度のアマゾネスともども、ついでに退治してくれる!!!」
108 :
名無し調教中。:2008/09/05(金) 01:33:30 ID:agnCV0dr
ああ、サムソン……対決までに回復するのか……
109 :
名無し調教中。:2008/09/05(金) 18:48:32 ID:lSLFaTzt
女神崇拝などキリスト教が叩き潰してくれる
110 :
名無し調教中。:2008/09/05(金) 21:02:19 ID:q+f/6Upi
イエスは、下層民や仲間はずれ、犯罪者たちをあおって、ユダヤ教が支配する社会を攻撃しました。
言ってみれば、イエスはというのはアナーキスト(無政府主義者)なんですね。
「聖書」に書いてあることが本当だとしたら、
今の時代では政治犯として刑務所に入れられるようなことを言っている。
(中略)
要するにあらゆる種類のガラクタが集まってできている。
言ってみればキリスト教は「人間のあらゆるダメな部分」の集合体なのですね。
キリスト教によって、社会のくずやガラクタが権力にありつこうとするわけです。
(中略)
頭の悪い下層民たちがキリスト教に染まっていった時代でも、ローマ帝国の中にはそれとは正反対の、
高貴で、美しく、成熟したタイプの人間がおりました。
しかし、多数者が支配するようになってしまった。キリスト教と同じ本能を持っている民主主義が勝利を占めてしまったのです。
それではなぜ、不健康なキリスト教が勝利を占めたのか。
それはキリスト教が「国民的」ではなかったからです。
キリスト教は一つの民族だけが信じる宗教ではなく、不健康でろくでもないあらゆる種類のものに取りつく宗教なのです。
それで、いたるところににたくさんの同盟者を持つことができたのですね。
(中略)
111 :
名無し調教中。:2008/09/05(金) 21:03:03 ID:q+f/6Upi
反対に、キリスト教はローマの巨大な業績を一夜のうちにぶち壊しました。
キリスト教は世界を破壊しつくしてしまった。
キリスト教と無政府主義者は両方デカダンスです。
解体したり、害毒を与えたり、歪曲したり、血をすう以外には何の能力もありません。
立っているもの、持続するもの、 未来を約束するもの、すべてに対する恨みと呪いの固まりなのです。
(中略)
ところがそこにパウロが現れたのです。ローマに敵対し「世界」に敵対する下層民、恨みつらみの天才、
ユダヤ人の中のユダヤ人、選りぬきの永遠のユダヤ人であるパウロが登場したのです。
パウロはこう考えました。ユダヤ教から離れたキリスト教の小さな宗派運動を利用して、
世界を焼き払ってしまおうと「十字架にかけられた神」というお話を使って、人々をダマしてやろうと。
ローマ帝国の中でねじ伏せられている下層民、反乱を起こしたがっている連中、
陰謀を持っている無政府主義者など、全てのものの巨大な力を利用してやろうと。
キリスト教がどこで誕生したのかを考えることは大切なことです。
キリスト教がユダヤ民族から生まれた宗教であることは、皆さんご存知だと思います。
たしかにイエスはユダヤ教の諸制度には反対しましたが、
キリスト教は、ユダヤ民族の持っている本能に反発したわけではなく、
むしろその性質を徹底させているのです。
(中略)
現在のキリスト教徒は、自分たちがユダヤ的なるものの最終形態な姿であるのに気づかず、
「自分たちは反ユダヤ的だ」だどと思っているのですから始末におえません。
F・W・ニーチェ「キリスト教は邪教です」アンチクリスト現代語訳
キリスト教は掘り下げなくても良いよw
113 :
無敵の英雄:2008/09/06(土) 00:48:42 ID:EwP80KRh
第2部 第8章 サムソンとエリナ(13)
その頃……
またしてもアルテミアには、アマゾネスの大軍が集結しつつあった。
その数、およそ7万。
ヴォルガ河口のカスピ海の都市、アストラハンを襲い、
キタールの勇将マフムードを捕らえた時以来の大動員である。
では、今度の相手もキタールか、或いはそれに匹敵する大国なのか!?
女王ユリナは、男の弱点を突く事にかけては天才である。
男の些細な脆さをも最大限に利用し、
圧倒的に強い相手さえも倒してしまうのだ。
男の些細な隙をも、黙って見ているユリナではない。
またしても、アマゾネスの蹂躙に呻吟する男達の運命は如何に!!?
114 :
名無し調教中。:2008/09/06(土) 11:17:20 ID:zVNZS93p
エルサレムの住人の男全員、最強の英雄サムソン様が負けるなんて微塵も思ってないだろうし
95%の女もサムソン様が外敵の女を完膚なきまでに叩きのめしてくれることを信じてるだろう
その誰もが信じて疑わないサムソン様が無様にも負けてしまったら
115 :
名無し調教中。:2008/09/06(土) 11:19:33 ID:zVNZS93p
今現在、アマゾネスのすべてを終結しても7万か
でも7万人、全員が女というのは爽快な絵ですね
負けるはずのない英雄が苦戦しただけでもコロッセオはどよめくだろ
117 :
名無し調教中。:2008/09/06(土) 17:47:27 ID:zVNZS93p
サムソン様の武運をお祈りしています
118 :
名無し調教中。:2008/09/06(土) 23:29:44 ID:+QNe8b92
大切な対決の前にあんなことしていて勝てるのかな?サムソンさん
119 :
名無し調教中。:2008/09/07(日) 09:06:14 ID:OcJ0Q2e4
女の潜在能力は男よりずっと上、女達がそれに気づいて
力を発揮し始めたら男の力なんか簡単に追い越してしまうんだよ!
120 :
無敵の英雄 :2008/09/07(日) 11:49:28 ID:I8w21Qsz
第2部 第8章 サムソンとエリナ(14)
「そんなことよりさぁ〜・・・・ もう終わりなわけ・・・?」
エリナは嘲るかのような調子で言った。
「サムソンは地上で最強の男だって聞いてきたんだけどなぁ〜・・・?
でも、あたしとちょっとエッチしただけで、もうへとへとになっちゃうなんて、
・・・・プッ、そんなことで、ホントにアマゾネスに勝てるのかしら〜?」
「な、何を言うか!! この俺に勝る男など、創造主たる神の創り給うたこの世にはいないのだ!!
俺は神の霊気を受けて、邪悪なるペリシテ人の千人の精兵をたった一人で撃退し、
獅子と組み打って一息に絞め殺したほどの男だぞ!!
17の小娘など、鼻息一つで吹き飛ばしてくれる!!!」
「キャ〜、すご〜い! ・・・・・ ねえ、じゃあさ、フツーのエッチじゃアタシもちょっとモノ足りないしぃ・・・・、
そうだ! ・・・・ねえ、ちょっと変わったエッチして見ない・・・・!?」
「何だと・・・!! 一体、何をする気だ!?」
「フフフ、こ、れ、!! これで、縛りっこしようよ〜!?」
エリナの手には、・・・・ 一本の縄が握られている・・・・・!!
かつてベルゼブブを縛った縄が・・・・!!!
・・・・その頃。
クリミア半島を出発したアマゾネスの大軍は、黒海を東回りに南下、カフカス山脈を目指している。
山脈を越え、更に南下すれば、・・・・・
正にそこは、ラシェワとの大戦に忙殺されるアフスム帝国領。
皇帝はじめ、主要な将軍、総督らは軍主力を率いてエジプトへ入っており、
帝国北辺にはさほど精強ではない守備兵がいるのみである!!
よもや強敵など攻め込んでは来るまいとタカをくくる男たちの前に、アマゾネスの大軍が、静かに迫っている・・・・・!!!
そう言えばせっかく占領したアルテミアあっさり離れたんだったな。使用で
何もかもが裏目裏目の男たち
↑
そうそうブルグン王、オルムがアルギンの命でアルテミア占領したのに
オルムが皇帝の冠に固執して放棄してしまったんだよね
男女バトルになりそうな局面が多数あるが全て女子が一歩先手取ってるね
男は一つの敗北けによって総崩れになってしまう可能性もある
そういう意味でサムソンが勝利することはとても重要なのに
全男権国家の危機だな
ツィイーのターン
エリナのターンときて
次はサムソンのターンのはず。。。。
125 :
無敵の英雄:2008/09/09(火) 01:03:17 ID:B7HuDU65
第2部 第8章 サムソンとエリナ(15)
「な、何っ!!この俺を縛るだと!!……」
「フフ、やぁだあ〜 タダの遊びじゃな〜い!
だってぇ〜、もうフツウのエッチは飽きちゃったでしょ!
だからぁ、ちょっとヘンタイっぽくしたらコーフンすると思うな〜……
…… フフフッ、例えばさぁ……、無敵の世界最強の英雄、サムソンがブザマにも17歳の可愛いアマゾネス美少女に捕らえられ、
素っ裸にされて縛り上げられ、ありとあらゆる屈辱を受けたあげく奴隷化されていく、
な〜んて話、キャーッ、ちょっとソウゾウするだけでコーフンしない〜!?」
「何だと!! ふざけるな!!!…… この、小娘の分際で……」
「いや〜ん、だからタダのアソビだって言ってるじゃな〜い!
フ〜ン、いいわよ〜 もうアンタとはエッチしてあげないからね〜」
「ま、待ってくれ!
そう怒るなよ…… 俺が悪かった!!」
サムソンは慌てた。彼は若いエリナの体にすっかり溺れていたのだ。
「お前が俺を縛り上げたいのなら、好きなようにしてくれ!!」
「フフフッ…… あ〜ら、そーお……!
じゃ、あたしに好きなようにされていいのね!!」
「…… あ、ああ、構わないとも!」
「フフフ、じゃ、これ
126 :
無敵の英雄:2008/09/09(火) 01:06:22 ID:B7HuDU65
第2部 第8章 サムソンとエリナ(15)
「フフフ、じゃ、これから楽し〜いアソビの始まりよ!
ほら、サムソン、お前はアマゾネスの捕虜になったのよ!!
そこに素っ裸で土下座して、エリナ様に降伏なさい!!!」
「……あ、ああ…、エリナ様……」
「フフフ、お前は英雄のクセにチンポも小さくて、オマケに包茎じゃないの〜ウフフ……」
127 :
名無し調教中。:2008/09/09(火) 07:34:32 ID:2qbxVll7
サムソンはどうなってしまうの?アリサと戦う前にエリナにベルゼブブのように調教されてしまうの?
エリナは強い男のプライドをくすぐるのが上手い
>そんなことで、ホントにアマゾネスに勝てるのかしら〜?
この言葉でサムソンはエリナの思い通りに動かされてしまう
128 :
名無し調教中。:2008/09/09(火) 22:48:45 ID:IY4RhBcJ
戦いなしかいな
129 :
名無し調教中。:2008/09/10(水) 18:30:50 ID:TaJfMhrX
どうなんでしょうね
このままここでエリナ様の奴隷となり終わってしまうのか
130 :
無敵の英雄:2008/09/11(木) 01:20:23 ID:mcgrnr8M
第2部 第8章 サムソンとエリナ(16)
しかし、サムソンはタカを括っていた。
……こんな小娘に、縄一本で縛り上げられたところでどうといいことはない!
獅子を絞め殺したこの俺にかかれば、
いくら頑丈に縛り上げようが、一息に引きちぎってくれるのだ!!
そう思いながら、エリナの機嫌を取るためにサムソンは奴隷ごっこに付き合ってやることにしたのだ。
「…… フフフ、さあ、どーお?……
素っ裸で、両手両足広げられて縛り上げられた気分は!?」
「ああ……、恥ずかしいです……」
「エリナ様、でしょ!!」
エリナは無防備にさらけ出されたサムソンの睾丸を、グイと握った!
「ウッ!……」
英雄とは言え、男の急所を握られたサムソンは、女の力の前にたじろいだ。
「フフフッ、アンタ縛り上げられるのなんて、初めてでしょ……!?
たっぷりいじめてやるわよ!!……」
サムソンとエリナの章なので対アリサ戦の前にここで奴隷にされて終わりかな
アリサの待つ試合会場には現れず逃げた弱虫の英雄となるのか
エリナの拷問キター!
見下してたはずの女に蹂躙されるサムソン…どこまで耐えれるんだろうか?…ハァハァ
拷問というかプレイなので耐える気はなさそげ
すでに様づけしてるし縛られてるし
それよりもありさ戦があるのかないのかいずれにせよ楽しみで巣
134 :
名無し調教中。:2008/09/11(木) 19:48:14 ID:3/pdmae8
ベルゼブブのようにM調教されて変態マゾに変えられる可能性はある
いじめられることにより感じてしまい勃起してしまう英雄
135 :
名無し調教中。:2008/09/12(金) 19:19:11 ID:nP5FUDFG
どうなるんだああああ
サムソンvsアリサはあるのか・・・個人的にはあって欲しいが・・・・
いやでもエリナにこのまま調教されて犯されるのも・・・・
調教された上にアリサとの対決に挑むのも・・・
女の恐怖を体に刻み込ませて逆らえない体にした上
でアリサに公衆の面前で負かされるのも・・・
ああああ
136 :
ななし:2008/09/12(金) 19:20:45 ID:yGRn/Gjv
リクエスト通りに短小包茎にしてくれるなんて、
なんていい人なんだ、作者さん。
これからのサムソンいじめに期待してます。
今後も時々短小包茎をヨロシクです。
>女の力の前にたじろいだ
サムソンが女の力を始めて感じた瞬間です
エリナはアリサがサムソンに勝てないと思っているのだな
所詮は女。闘いでは男に太刀打ちできないのだよ
139 :
無敵の英雄:2008/09/13(土) 00:16:05 ID:NJfn8bbl
第2部 第8章 サムソンとエリナ(17)
無敵の英雄サムソンは今や生涯初めて全裸にされ、張り付けに縛り上げられて、
アマゾネス美少女エリナに陵辱されようとしていた。
「フフフ、しばらく金玉を責めてやるわ……
オマエがどんな弱虫か、思い知らせてやる!!……」
サムソンは17歳の美少女に睾丸を握られ、ジワジワと力を加えられていった。
「ウッ、…… ウッ、…… ウグーッ!!」
かつてただの一度も敵に捕らわれたことなどなく、自分の肉体を敵の拷問にさらしたことなどないサムソン。
しかし、今やその体は、アマゾネスの17歳の美少女のなすがままにされ、
彼女の蹂躙にさらされていた。
「アハハハハッ、ほ〜ら、どうしたの!?
千人の男を一人で倒した英雄が、金玉を握られたら、
あたしみたいな女の子にも屈服する弱虫になっちゃうのよねぇ〜!
ほ〜ら、もっと苦しめ!!」
エリナはわざとゆっくり指先に力を入れ、ジワジワと睾丸を圧迫していった。
「……ウグーッ!…… ウギャーッ!!…… 」
「ア〜ン、かわいい声出しちゃって〜!」
ビキニ姿の美少女は玉責めを止めると眼をキラキラさせながら、吊り下げられた英雄の顔を覗き込んだ。
「いやあん、涙目になっちゃってるぅ〜!!
女の子にいじめられて泣かされてる弱虫には、お仕置きよ!!」
いきなりエリナはサムソンの股間を軽く蹴り上げた。
「ウギャーッ!!……」
「キャーッ、いい声ねぇ〜! オマエはこれから、世界最弱の男に成り下がるのよ!! ウフフ……」
サムソンをマゾにして、女子に攻撃されると勃起してしまう体にしてしまう
サムソンをいぢめたおして女には勝てない・逆らえない体にしてしまう
女を見ると反射的に体が震えてしまい足下にひざま付いてしまう
玉攻めに耐えられず涙を流す英雄ハァハァ
金玉という弱点がある男は女の子には勝てない
GJ!エリナの玉責め最高! (*´Д`)
屈強な肉体を誇るサムソンが、所詮、決定的な急所を持つ男に過ぎなかったという事を思い知らされる展開に萌え
悶えるサムソンを、嬉しそう堪能するエリナの様子も激萌え
痛みを知らない女ならではの、ねちっこく徹底的に責めに期待
143 :
名無し調教中。:2008/09/13(土) 17:11:12 ID:0on5fYls
多くのサムソンファンが見ている前でプライドずたずたにして欲しい
少々女子に押されぎみの男権国家。このまま立場逆転して世界を奪われてしまうのか
145 :
名無し調教中。:2008/09/14(日) 18:33:23 ID:bqzfS1AD
自由に書きたい事を書いて戴きそれを読む
146 :
無敵の英雄 :2008/09/15(月) 00:09:06 ID:5K1vF5eu
第2部 第8章 サムソンとエリナ(18)
「ほーら・・・・、ふふふ・・・」
エリナは左手でサムソンの陰茎を握り、右手で睾丸をコロコロと転がすように弄んでいた。
「うふふ・・・、確かお前は、17の小娘如き、指一本で倒すとか言ってたわね・・・・?
でも、どうかしら・・・・ それは完全に逆よ・・・!
千人の勇士を一人で倒す英雄でさえも、小娘の指一本で倒されちゃうのよ・・・・!! ほら!!!」
エリナは指先で強くサムソンの睾丸を弾いた。
「ウギャッ・・・!」
「フフ、弱いわね!! そら、もう一発!!」
「アウッ・・・!!」
「ふふふっ、ちょっと力入れただけですごい声出して・・・ 連続で弾いたらどうなるかしら・・・・!?」
エリナは睾丸が逃げられないようにガッチリと女の力で押さえつけ、指先で何度も連続して弾き始めた。
「アッ、アッ、アウ、アウッ、アグッ・・・・・!!」
ついにサムソンは耐え切れず、両目から涙をポロポロ流しながら首を振り始めた!!
「うふふふっ・・・・・、おもしろーい!!! 何を言いたいのかしら!?
ふふ、分かってるわよ・・・降参したいんでしょ!!ほ〜ら、ついに英雄が女の子に降参よ・・・・・!!
お尻を振りながら、エリナ様、包茎チンポのサムソンが降参します、とお言い!!!
もっとも、それで許してあげるかはアタシの気分次第だけど〜!!」
サムソンは激痛に耐えかねながら思った・・・・
これはあくまでも遊びだ・・・・ この小娘の機嫌を損ねて、この体をむさぼれなくなったら・・・
そうだ、それではつまらない・・・・!!
本当に強いのは俺の方だ・・・・ 縄さえ解けば俺は無敵の英雄!!しばらくは遊びにつきあってやろう・・・」
そう、サムソンは思っていた・・・・・
「エ、エリナ様・・・・ 包茎チンポのサムソンが、降参いたします・・・・」
尻を振って、勃起した短小包茎の陰茎をブラブラさせながら、サムソンは言った・・・・
147 :
名無し調教中。:2008/09/15(月) 18:42:31 ID:6lTyZAAh
パート1が見れないのだがどうすれば良いの?
SSが読めない
この世界の男どもはみんなこのパターンだなw
ふむ
150 :
名無し調教中。:2008/09/15(月) 20:59:25 ID:s3ibE/dg
もしアリサとの戦いが実現してもメンタル的に女に勝つのは難しいね
エリナの調教によって男という性への自信が奪われてしまった
男として、英雄としてのプライドを保持しつつ女であるアリサと勝負できるのだろうか
>>148 まあ男なんてそんなもんでしょ。硬派なやつにかぎって
それと女が男に対して敵視してるのに男がまだ女を敵と思っていないこと
弱いと思い込み見下し油断してることによって色仕掛けにあっさり引っかかる
>>147 http://wiki.spc.gr.jp/ やさしい人にここにまとめてもらい
まだサムソンの心は折れてはいない!
152 :
名無し調教中。:2008/09/16(火) 22:40:21 ID:s+jDfGVP
お前ら知らないのか。サムソンといえば女の誘惑に負けて自分の弱点を晒してしまい負けてしまうんだよ
153 :
名無し調教中。:2008/09/16(火) 22:46:30 ID:s+jDfGVP
でも縄で縛られるぐらいでは軽く抜け出せる
神の力を持つ英雄サムソンがこのまま終わっちゃうの サムソン頑張れ
155 :
名無し調教中。:2008/09/17(水) 16:29:18 ID:i5MWFiAT
オトコハオンナニカテナイ
156 :
無敵の英雄:2008/09/18(木) 01:03:45 ID:YruDLU2O
第2部 第8章 サムソンとエリナ(19)
その頃……
シリア北部のアフスム帝国国境では、大変な事態が生じていた。
国境を守備する将軍、ホロフェルネスのもとに、北方より敵軍侵攻すとの知らせが入ったのだ。
「…… 敵は何者か!?
畏れ多くも神の子、聖なる皇帝ナディン・ラー陛下の帝国を侵す輩は!!
不遜にも我が帝国を侵す気概を有する者らなど、キタールをおいてあるまい!!」
「それが、閣下! 全軍、女であります!!……
男の姿は一人たりとも見えません!!」
「ハッハッハッ…… 何事かと思えば……
どこぞの女どもが、何を血迷ったか……我が帝国に迷い込んで来るとは!!」
「兵士の多くは歳の頃十代後半の美少女揃い!!」
「…… うむ、これはたまらぬ! 者共、いざ、女狩りに参るぞ!
軽武装で構わぬ!今宵は美少女共を奴隷とし、酒池肉林ぞ!!」
ホロフェルネスの言葉に、将兵らは大いに喝采した。
しかし……
「閣下、女共はアマゾネスなる凶悪なる女の戦士であります!
努々、油断は禁物ですぞ!!」
諌言する者もいたが、ホロフェルネスは耳を貸さず、兵士らを率いて出て行った……
果たして、彼らの運命は……!?
157 :
名無し調教中。:2008/09/18(木) 14:35:14 ID:tumCgDif
すべての国民の中に組み込まれている男のほうが優れているという観念が徐々に崩れていっている。女性が自信を持ち始めている
158 :
名無し調教中。:2008/09/18(木) 23:09:41 ID:4k2y1jsP
気付いたときには時すでにおそし,となっていなければよいのですが
男包囲網が男の知らないうちに着々と。って感じですかね
160 :
名無し調教中。:2008/09/20(土) 06:22:05 ID:YdRu47tA
161 :
名無し調教中。:2008/09/20(土) 06:46:55 ID:zmGSn740
登場人物がカタカナで読みにくい、日本語に置き換えてよ
全面戦争が近づいている感じがする
そこらかしこで女が動き始めていr
男性軍も。。。ガンバレ
164 :
無敵の英雄:2008/09/21(日) 01:20:33 ID:vUNoOVhW
第2部 第8章 サムソンとエリナ(20)
ナイル川岸、アスワンの街は、ラシェワとの戦いに敗走して来た、
アフスム帝国エジプト総督カッサンドロスの軍勢でごった返していた。
「…… 度重なる敗戦、陛下はご立腹であるぞ! カッサンドロス殿よ!!」
大シリア総督セレウコスは、敗残の同輩をむしろ蔑みで迎えた。
「分かっておるわ!
セレウコスよ! 貴殿は我を女にも劣る戦下手と蔑んでおるのやも知れぬが、
我とて神の子なる皇帝陛下より、聖なる帝国のエジプト総督を拝命致し、
幾多の戦を戦い抜いてきた者!
ラシェワを侮ると、痛い目を見ることになろうぞ!!」
「ふふ、御辺の旗下の弱兵とは異なり、我がシリアの精兵は一騎当千、
陛下もこのセレウコスの働きを頼みにしておられる!
キタールの軍勢をも撃退した我らが働きを、しかと見られよ!!」
「北方には同じくアマゾネスなる女権帝国があるではないか!?
精兵を全て引き連れ、北の守りを疎かにしては、思わぬ不覚を取ろうぞ!」
「ふん、我が股肱の臣、名将ホロフェルネスが守備する国境を、アマゾネス如きに突破できようはずはない!!
このセレウコス、陛下の右手となり、ラシェワを滅ぼしてアドゥアナの首を携え、凱旋して見せようぞ!!」
165 :
名無し調教中。:2008/09/21(日) 02:28:37 ID:iR/PBLI/
プライドを捨てて格下と考えず対等の力を持っていると考えないとダメだね
男はプライドの生き物なのでプライドを捨てるのは無理だろうけどね
166 :
名無し調教中。:2008/09/21(日) 14:16:17 ID:d6zfgZnf
重慶を統一されツィイーによる女権国家ができ、
アフスムがアドゥアナ率いるラシェワに飲み込まれたら、
男と女の勢力図が7:3ぐらいになってちょっとは男権国家を揺さぶれるんじゃないの
でもまだ
1キタール
2ブルグン
3南京ツィン
この3国を脅かすほどではない。所詮女権帝国は勢力を伸ばせてもここまででしょう
しかもツィイーやアドゥアナも勝つとは決まってないしね
それどころかユアンやセレウコスに完膚なきまでに叩きのめされ男に逆らったことを後悔するだろう
167 :
名無し調教中。:2008/09/21(日) 14:19:49 ID:d6zfgZnf
そして忘れてはならないのがサムソン
サムソンが負けたら新たな女権国家がここにも生まれる
しかし勝てばアマゾネスはエリナとアリサを失い大打撃を与えられる
168 :
無敵の英雄:2008/09/22(月) 00:01:25 ID:vUNoOVhW
第2部 第8章 サムソンとエリナ(21)
「ふふふ、あ〜ら……
ついに男の中の男が女に屈服したわね……!
ほら、もっと生き恥晒させてやるわ!」
エリナは今度は、サムソンの腕の内側から脇腹へ、ツーッと爪の先を走らせた。
「ヒイッ!……」
「あ〜ら、間抜けな声ねぇ〜 ホラホラ……」
「ヒッ、ウヒッ……!」
少女の細くしなやかな指先は、巧みにサムソンのくすぐったい所を突き、
地上最強の男は不覚にもアマゾネスのくすぐり責めに屈し、
尻と陰茎を振りながら裸踊りをしてしまった。
「ホラ、僕は包茎です、って言ってご覧!
そしたら許してあげるかもね〜」
エリナの責めと嘲りに、徐々に追いつめられていくサムソン。
「ホラ、どうしたのかしら〜!?
早く言わないとくすぐり殺してやるわよ!
ウフフ、勇者サムソンの最期が美少女にくすぐり殺されたなんて、笑っちゃうわよね〜!!」
「……こ、このままでは危ない……」
サムソンは焦った。くすぐりの拷問など受けたことのない彼にとって、
この責めは耐え難かった。
「エ、エリナ様……
勇者サムソンは包茎でございます……」
「アハハハッ、あら、サムソンじゃないの〜!?
女に責められて、いいザマだこと……!!」
突然のエリナ以外の少女の声に、サムソンは愕然とした!
見るとそこには、魔女の悪名高い王女サロメ、そしてアマゾネスのアリサ、
サムソンの仇敵の美少女二人が立っていたのだ!!
>>166 男は男同士でも争ってることを忘れてはいけない
ダヤン率いるツィンとキタールのように
170 :
無敵の英雄:2008/09/22(月) 10:45:10 ID:MLReIQ64
第2部 第8章 サムソンとエリナ(22)
「うぬ、おのれ ・・・・ !!」
サムソンは驚きのあまり動転した・・・・
この国不倶戴天の仇敵たる美少女達に、エリナに責められ、惨めにも興奮している様を
見られてしまったのだから。
「くそっ・・・・ やはりこいつもグルであったか・・・・!!」
はじめてエリナと彼女らの関係に気づいたサムソン。
「おのれっ・・・・!! そうと分かれば、むしろ好都合!!
憎むべき魔女とアマゾネスども、許すわけにはいかん!!
お前ら小娘ども三人、まとめてひねり潰してくれる!!!」
サムソンは一気に縄を引きちぎり、女達に襲いかかろうとした、が・・・・!?
「??・・・・・!!?・・・」
縄が、・・・・・切れない・・・・!!??
千人の豪傑をなぎ倒し、獅子を絞め殺すほどの男の豪力を以てしても、
アマゾネスの縄を切ることはできなかった!!!
「・・・・・フフフ、あ〜ら、どうしたのかしら!!
敵を目の前にして、裸でチンポぶらぶらさせるなんて、バッカじゃないの〜!!!」
「アハハハッ、ほーんと、男ってみんなこんなのばっかりよね・・・・
ほら、サムソン、戦わないのかしら・・・!? 魔女やアマゾネスなんて一ひねりなんじゃないの〜!!」
アリサとサロメは口々に責め立てた。
無敵の英雄サムソンは、今やアマゾネスの蜘蛛の巣に絡めとられた虫のように、
磔にされた全裸の体の全身で必死にもがいていた。
「ふふふ、どーお・・・ 敵に全裸を見られる気分は・・・!?」
「ほら、アンタに戦う気がないんなら、こうしちゃうわよ〜!!」
アリサはサムソンの陰茎と睾丸を、むずと掴んだ。
「・・・・!!」
「ほーら・・・・ アハハ・・・・ 体の割には小さな包茎チンポねぇ!!」
「や、やめろ・・・・」
「ふふ・・・・ やめないわよ〜!!!」
171 :
名無し調教中。:2008/09/22(月) 22:05:49 ID:vw8rfiZj
スムソン、責められると感じちゃう体になっちゃった
戦い当日が楽しみです 来るのか来ないのか 来なくて不戦敗もよしぼろぼろの姿で現れるもよし来てからぼろぼろにされるもよし どうなろうと醜態を曝すのは確実
当日以前に、今現在アリサに男のシンボルを握られたサムソンが、
これからどんな責め苦と恥辱を味合わされるかwktk
同国の旧知の間柄のサロメに、醜態を見せてしまった展開も最高に萌える(*´Д`)ハァハァ
174 :
147:2008/09/23(火) 12:11:35 ID:sQa2tXea
ワンピースに女帝国出現!!あんま期待してないけど
>>160 thanx!感謝です。やっぱこのSS最高に抜けます!
>>166 アマゾネスはすでにキタール級です。
色気など使わなくとも男ごときには実力で勝てるが
より確実なほうを選択してるだけだよ
>>173 大観衆の、男たちが強さを競った本来なら男しか立つことの許されない
闘技場で、現在なら高校生年齢の女の子に敗れ去る英雄も見てみたい
175 :
名無し調教中。:2008/09/23(火) 19:28:40 ID:miP8VsUe
176 :
名無し調教中。:2008/09/23(火) 20:00:34 ID:miP8VsUe
177 :
名無し調教中。:2008/09/23(火) 23:13:38 ID:miP8VsUe
178 :
無敵の英雄:2008/09/24(水) 00:58:13 ID:fZnoV2Hu
第2部 第8章 サムソンとエリナ(23)
その頃……。
既に夜の闇に包まれつつあるエルサレムのヘロデ王宮殿の地下牢獄には、
一人絶叫する男の凄まじい声が響き渡っていた。
「聞け! エルサレムよ!
汝の裁きの日は近づいた!!……」
ボロボロの衣服に、一見年齢が分からぬほど痩せ衰えた体。
しかしその炯々たる鋭い瞳は見る者を射竦め、
この男が常人ならざることを物語っていた。
男の名はヨハネ、神の預言者……。
「見よ!エルサレムよ!そして聞け!おののけ!!」
王女たる魔女サロメを糾弾し、彼女の怒りをかって捕らえられたヨハネ。
幾日も食事が与えられず、数日後には処刑を待つばかりのその声は、
しかし荒れ狂う嵐の如く王宮に轟き、聞く者を怯えさせた。
「原初の暗闇に包まれる、荒れ野からの呼び声を聞け!!
エルサレムよ、神を裏切り、魔女に魂を売る事なかれ!!
見よ、聞け、そして怯えよ! これは我らの創造主たる全能の神の御言葉なり!
西の方、海の彼方より、幾万もの戦士達が現れ、この街を狙う魔女どもに神の鉄槌を下すであろう!!!
この言葉は必ず実現する!!
エルサレムよ、最早その日は近づいた!
神の怒りは魔女どもに降り注ぐ!!
神の戦士達、彼らを率いる王こそ、その名は……!!!」
凄まじい落雷と嵐に、彼の声は一瞬かき消された……
「聞け、エルサレムよ、裁きの日は近づいた!!!……」
外は荒れ狂う嵐、内は聞く者を圧するヨハネの叫び声。
何か大変な恐るべき事の迫り来る予感に、ヘロデ王は広間の片隅にうずくまり、
ただ怯えているのみであった……。
179 :
:2008/09/24(水) 19:37:08 ID:chflKu6y
サムソンどうなっちゃうの?ねえサムソンどうなるの無敵の英雄さん
ヨハネの予言にサムソンは出て来ない。それが答え
181 :
名無し調教中。:2008/09/24(水) 23:53:36 ID:C3AaNEVk
縄が解けなかった時のベルゼブブやサムソンの焦りの表情や感情を考えると最高だね
簡単に解けるはずの縄が解けない。解けないということは身動き取れないし女の責めにも抗えずなすがまま。生殺与奪を女に握られ言うなりになるしかない
183 :
:2008/09/25(木) 18:30:46 ID:mpsMq3n3
神と対等に戦った魔王はウンコをもらし敗北宣言をし、そして射精させられ奴隷に落とされた
獅子を絞め殺し、千人の男を一人で倒した男の中の男・地上最強の男・無敵の英雄はどうなってしまうのか
184 :
:2008/09/26(金) 10:28:31 ID:9x0E60s1
ヘロデがチキンすぎる
サムソンが負かされたら
この国の男は終わりだな
185 :
無敵の英雄:2008/09/27(土) 00:35:01 ID:7PjzWYA7
第2部 第8章 サムソンとエリナ(24)
サムソンを縛った縄は、アマゾネスの間に伝わる女神イリナの呪法により、練られたものだった。
この縄に縛られると、女にとってはごく普通の縄だが、
男は如何なる怪力の持ち主と言えども、最早抜け出すことは不可能となるのだ!!
そして、この縄の恐ろしさはそれだけではない……。
そう、エリナに欺かれ、この縄に縛られた大魔王ベルゼブブはどうなったか……!?
彼は如何にしてその全能の力を失い、アマゾネスの奴隷に堕とされたのであったか……!?……
「…… あ〜ら、ふふっ……
サムソンと言えば、獅子を素手で締め殺し、
千人の戦士を一人で倒した豪傑よね……!?
そのサムソンが、女の子に負けて縛られてるなんて……
ふふふ、しかも素っ裸にされて、こんな恥ずかしいモノまでさらけ出しちゃってさ〜!」
サロメが、サムソンの陰茎を軽くビンタした。
「…… うぅっ……!」
屈辱に顔を歪めるサムソン。
「お、俺は敗れて縛られているのではない!!
この小娘の遊びに付き合ってやっているだけだ!!」
パシィーッ……!!
エリナのビンタがサムソンの頬を襲った!!!
「フッ、小娘だって……!??
あ〜ら、じゃあ〜、ついに英雄サムソンはこれから小娘に屈服するのよねぇ〜……!?
ふふふ、お前をこれからあたし達の奴隷に堕としてやるわ!!!
さあ、ショーの始まりよ!!!」
英雄サムソンは、今や雌ネコに捕らえられた雄ネズミのように、
美少女達によって弄ばれようとしていた!!!……
>俺は敗れて縛られているのではない
よく言ったサムソン其の通りだ
「男と真剣勝負するのが怖いのか」とか何とか言って挑発して
縄を解かして返り討ちにしてやれ
サムソンはまだ負けを認めていない
いつまで耐え抜けるのか
188 :
名無し調教中。:2008/09/28(日) 18:18:56 ID:dH2EsUqi
女子の強さを見せつけ、女子に優越感を男子に劣等感を植え付けてやれ
189 :
名無し調教中。:2008/09/29(月) 04:07:37 ID:yVnoH6jc
男権帝国が新興の女権帝国に浸食されていく様は立場逆転の究極と言っても良い
立場逆転フェチにはたまらないです
無敵の英雄なら何とか耐えて打開策を見出し、逃れ反撃に出てくれるはずだ・・
でも相手は大魔王ベルゼブブですら屈服させたアマゾネス・・
男の仲の男でもこのピンチからは・・
ここで負かされ奴隷に堕とされ闘技場にすらたどり着けないのか・・
勇将マフムードを力で屈服させたようにアマゾネスは縄がなくとも強い
それなのに男を無力化する縄まで使われては男は太刀打ちできないよ
192 :
名無し調教中。:2008/09/29(月) 21:31:52 ID:yVnoH6jc
闘技場での決闘もちょっと見たかった
193 :
無敵の英雄:2008/09/30(火) 00:35:25 ID:dJXEGWtP
第2部 第8章 サムソンとエリナ(25)
「・・・・おのれ、魔女どもめ!!
力では俺に対抗できぬと分かっていて、このような卑劣な手を使うとは・・・!!」
全裸の勇者サムソンは、縛られたまま怒り狂い、もがいたが、エリナ達は微塵もサムソンを恐れる様子はなかった。
「フフフ・・・、ナニ馬鹿なこと言ってんのかしら〜!!
そりゃあアンタは馬鹿力だけはあるかもそれないけどさぁ〜、戦いってモンは駆け引き、騙し合いなのよ・・・
いくらアンタが強くたって、捕えられたらもう負け、終わりなのよ〜!!
フッ、世界最強の男なんて言ったって、所詮こんなモンなのねぇ・・・・!?
あたし達女の方が、戦いってものをよく知ってるのよ!!!」
「・・・クッ・・・縛られてさえいなければ、お前ら如き何千人いようとも、一息でひねり潰してくれる・・・!!」
「ふうん・・・そ、一分とたたないうちに、アンタに今の言葉、取り消させてやるわ!!!」
アリサはサムソンの睾丸を握り、細く長い指先でジワジワと、転がしたり、強く握ったり、弱めたりしていたぶりはじめた・・・・
「・・・・あっ・・・アウッ・・・ウーッ・・・フッ・・・フグウ〜ッ・・・・!!」
悶え苦しむサムソン・・・・
「あ〜ら、もう降参かしら・・・・ ホントに男ってどいつもこいつも弱いわねぇ〜!!
さ、降参の誓いの言葉はどうしたのかしら・・・!?
アリサ様、サムソンは降参致します、ボクの包茎のチンポの毛を剃って下さいませ、って言ってご覧!!!」
「・・・・う、うあ・・・・!!・・・・クゥ〜!!!」
194 :
無敵の英雄:2008/09/30(火) 00:36:38 ID:dJXEGWtP
第2部 第8章 サムソンとエリナ(25)
サムソンは必死でアリサの玉責めに耐えていた・・・!
世界最強の男と謳われたこの俺が、仇敵たる美少女の魔女達に屈することになれば・・・・・
いや、断じてそんな事はできない!!!
「フン、まどろっこしいわね!・・・・アリサ、とっとと潰しておやり!!!」
王女サロメがニヤリと笑いながらけしかけた。
「・・・・ふふふ・・・・・・!!!」
アリサは眼をキラキラ輝かせながら、最早生かすも殺すも自由となった敵の男の睾丸を握る手に、更に力を込め始めた・・・!!!!」
「ウギャァッ〜!!!・・・・・ギャアアアッ・・・・!!!!」
最早サムソンは観念してしまった!!!
「ア、アリサ様ぁ〜・・・・!! こ、降参いたしますぅ〜・・・・」
「ふっ、なあに〜? 声が小さくて聞こえないんだけど〜!!」
「腹から声を出しなよ、このヘタレ虫が!!!」
サロメは跪かせたサムソンの顔を上に向けさせ、激しい往復ビンタをビシビシと与え始めた!!
「アッ・・・あう・・・ヒィ〜・・・」
嗚咽をこらえながら美少女のビンタを受けるサムソン。
その姿はかつて獅子を絞め殺し、千人の勇者を戦場で殲滅した男のものとは、最早思われなかった・・・・
「ふふふふ・・・・ あたし達はさぁ〜、ヘタレ虫は大っ嫌いなのよね〜・・・・」
エリナは男をいたぶる快感に燃えながら、サムソンを見つめた・・・・・
195 :
無敵の英雄:2008/09/30(火) 01:17:48 ID:dJXEGWtP
第2部 第8章 サムソンとエリナ(26)
その頃・・・・。
エルサレムでは夜に及んだ嵐はやみ、ヘロデ王もやっと人心地を取り戻した。
「やれやれ、大変な嵐だった・・・・
しかし、明日は晴れそうだ! サムソンとアリサの対戦は、明日予定通り開催するとしよう!!」
予定では、いよいよ明日、数万の大観衆を収容できるエルサレムの円形大闘技場にて、女vs男の決戦が
行われることになっていたのだ!!
「早速、兵士達に闘技場の整備にかからせております!」
「うむ、獅子を絞め殺す英雄サムソンのことだ! 女に敗れる事などあるわけがない!!
アマゾネスどもめ、眼にもの見せてくれる!!!」
先ほどまで怯えていたかと思えば、また急にはしゃぎだすヘロデの単純さに家臣達は呆れていたが、
明日の決戦の準備へと、それぞれ立っていった。
誰一人、サロメがいないのに気づかずに・・・・・
196 :
名無し調教中。:2008/09/30(火) 09:11:48 ID:NjZO+KzG
男なら挑発に乗って縄を解いていたはず
安っぽいプライドのない女はそんな挑発には乗らない
経験値の高さは圧倒的にサムソンのほうが上だと誰もが思うだろう。確かに幾多もの厳しい男と男の戦いを経験してきただろう
しかしサムソンは女との戦いは今まで経験したことはなかった。女が逆らって来る事などありえなかったのだから当然だろう。対女の経験値は0なのだ
男対男なら暗黙の了解で金的攻撃はタブーとなる。金的攻撃によって屈伏してしまったのは仕方のない事だろう。初めての経験なのだから
対戦当日 闘技場にサムソン・アリサはどのようにして現れるのだろうか。現れたとしてサムソンは戦えるのだろうか
198 :
名無し調教中。:2008/10/01(水) 04:35:11 ID:gqZyXTGI
エリナがアマゾネスだと知らなかったとは言え大切な決戦前夜に身体に溺れてしまうなんて
サムソンも悪いがアマゾネスが2人いるとしっかり情報伝達しない兵士。王がヴァカなら下もヴァカだ
この国のいや世界の命運が掛った勝負なのに
女を見下し舐めているからだよ
それが間違いだったともうすぐ気付くだろうが後の祭りだ
199 :
名無し調教中。:2008/10/01(水) 08:06:18 ID:J+YuFiGE
サムソンを解放するパターンとしないパターンが考えられる
前者なら・・・
大闘技場で向かい合う男女。男と女の運命を分ける戦い
しかしサムソンの様子がおかしい
男1000人・獅子を前にしても全く動じなかった無敵の英雄が
ただのか弱い女を前にして震えているのだ
サムソンは調教により女には勝てないことが心身に染み付いてしまっていたのだ
それどころか攻撃を受けることにより感じてしまう体になっていたのだ
見たいな展開
後者なら・・・
遂に対決日。大観衆でうめつくされた大闘技場に入場するはずの2人
アリサは覆面の男を奴隷にして馬代わりにして入場
それをみた王は「おのれ下等な女めがそのようが愚考ができないようサムソンに
負け犯され調教され奴隷にされるがいいわ。元来女は男の奴隷なのだ」
それを聞いたアリサが奴隷の覆面を天高くほおりなげ顔が露になった
その顔はなんと・・・みたいな展開
作者さんのふんどしをかりて勝手に妄想してごめんなさい・・・これからは自重しますので許してね
200 :
名無し調教中。:2008/10/02(木) 00:01:56 ID:eviMOO4R
200
闘技場の整備ktkr男の圧倒的勝利を信じて疑わない大観衆の前で
〔男はもちろんだが大半の女の観客もサムソンが楽に勝つと思っているだろう〕
無敵の男サムソン様はいったいどんな戦いを魅せつけてくれるのだろうか
男の戦いの場である闘技場に女が立つなんてことは
相撲で言うと女が土俵に上がり横綱と戦うようなもの
これは男の戦いを侮辱する行為。女にはそれなりの代償を払ってもらわないと
アリサには公衆の面前で大きな辱めを受けてもらわないとな
202 :
名無し調教中。:2008/10/02(木) 22:09:01 ID:qilWZp8T
屈辱の降参宣言kター しかもあっさりと心が折れた。今まで苦戦したことも責められたこともほとんどないんだろうねぇ。相手が女子ならなおさらだ
女子に心を犯され精神的に屈伏してしまったまま決闘に望んでも力は発揮できないねぇ
203 :
無敵の英雄:2008/10/03(金) 03:13:01 ID:r0mYjWUo
第2部 第8章 サムソンとエリナ(27)
その頃・・・・。
アフスム帝国、北の国境近く。
南下しつつあるアマゾネスの大軍を、単なるか弱い女の集団としか考えていない将軍ホロフェルネスは、
大シリア総督セレウコスの留守を預かるダマスカスの総督府を軍勢を率いて進発、
女どもを一網打尽に捕虜にするは容易い事と、将校から兵士に至るまで、物見遊山でもするような風情で
アマゾネスを迎え撃とうとしていた。
「閣下!!・・・・ 向こうから参るのは・・・!?」
幕僚の一人が、いぶかしげに声を上げた。
馬上のホロフェルネスも、前方からやってくる者らの姿をみとめた。
「うむ、・・・あれらこそまさしくアマゾネスに違いない・・・・ だが、何故一人で!?・・・・」
その若い女は、明らかにアマゾネスの一員であろう衣装、風貌であったが、何故か誰一人連れがおらず、
一人徒歩でやってきたようだった。
「・・・・女よ、止まれ!! 畏れ多くも、地上の神なる皇帝ナディン・ラー陛下の命を受け、
智謀武勇比類なき大シリア総督セレウコス閣下の代理としてこの地を治めるホロフェルネス、
我が許しなくば仮令獅子とても咆哮すらできぬのだ!!
ましてや汝如き女子一匹、我が尋問に答えずば、命は無いものと覚悟せよ!!!」
「ああ、西の国々に聞こえた英傑、ホロフェルネス閣下!!
私は、仲間達に愛想をつかせ、逃げてきたのでございます!!」
女は答えた。近づいてきた女をよく見ると、まだ非常に若い、しかもやや眼は鋭いが、なかなかの美女である。
ホロフェルネスは内心大喜びだった。
204 :
無敵の英雄:2008/10/03(金) 03:15:22 ID:r0mYjWUo
第2部 第8章 サムソンとエリナ(28)
「・・・・何!? 愛想をつかせたとな!! 汝はアマゾネスであろう! 心を一つに攻め寄せる仲間を裏切り、
投降するとは、どうしたことか!?」
「ああ、世界に名を轟かせるホロフェルネス閣下!
そもそも、女が男に敵うわけはございません!! なのに、愚かな我々の女王ユリナは男に反逆し、あちこちの諸国と
争った挙句、ついに畏れ多くも神なる皇帝陛下のアフスム帝国へと攻め入ろうとしております!
私達は仕方なしにユリナに従って参りましたが、最早我慢できません・・・ このままでは、アマゾネスは無敵のアフスムの
軍勢の前に、一撃で滅亡してしまうことは、誰の眼にも明らかです!!
そこで、閣下・・・・
私は長くユリナの側に仕え、彼女の事はよく知っております・・・・!!
いざ戦が始まれば、ユリナのいる本営など、アマゾネスの機密を全て閣下にお知らせ致します!
閣下の軍がアマゾネスを攻撃すれば、ユリナに不満を持つ者らが裏切りを始めます・・・・
そうなれば、ユリナの首級を挙げることは、武勇誉れ高き閣下にとって、いとも容易いこと・・・!!
そして、私達アマゾネスは皇帝陛下や将軍閣下らの女奴隷として、永久に忠誠をお誓い致します・・・・!!」
「・・・・うむ、よく申した!! 汝こそは女の鑑、女は男の下僕なるべき存在!!!」
ホロフェルネスはにんまりした。
「女よ! 汝を早速に、我が女奴隷としてくれるぞ!! 名は何と申すか!?」
「・・・・ありがとうございます・・・・我が名はマリカと申します・・・・」
「うむ、マリカよ、今宵は我と夜を過ごさせてくれるぞ!!」
・・・・・見事に計略にはまったホロフェルネス。マリカは内心舌を出しながら、彼に従っていった・・・・・。
戦場で正々堂々なんていらないんですよ男性諸君
206 :
名無し調教中。:2008/10/03(金) 19:10:14 ID:s1cthaJW
地位もあり、強く傲慢で女を見下し性奴隷としか思っていないような男が
惨めにも女に敗北し屈服させられてしまう様が大好き
207 :
名無し調教中。:2008/10/03(金) 19:33:55 ID:s1cthaJW
男のほうが女ごときに絶対に負けるはずがない。と思ってるのが重要
208 :
名無し調教中。:2008/10/03(金) 22:11:20 ID:J9I5cRtb
股間よりも性欲こそが男最大の弱点か……
209 :
名無し調教中。:2008/10/04(土) 09:58:24 ID:hnzsjcFS
奴隷だったアリサやマリカが大活躍。ツィイーも奴隷だったし。元奴隷に嬲られる男子たちの絵は面白い
タララララー
アマゾネスが現れた!
男の攻撃 ピリ
↓
アマゾネスはかわした ピロ
↓
アマゾネスの攻撃 プル
金的の一撃! ゾガー グ チ ャ ッ !
↓
男はショック死した
↓
男たちは全滅した…
おお 全滅してしまうとはなさけない…(アリアハン王)
211 :
名無し調教中。:2008/10/04(土) 19:29:40 ID:KyE7anNs
1対1の漢の闘いをわかってない女に現実をわからせてやってくれサムソン
212 :
名無し調教中。:2008/10/05(日) 13:32:05 ID:PzdFLvyD
男は女の精神的強さを恐れ男女対決をタブーとしてきた
そして「女=弱い・男=強い」という固定観念を女たちに持たせ
男のための国を作り上げた!!
しかしこれからはそのような固定観念にとらわれない女達が
男に勝負を挑み打ち負かすことだろう
皆入り込みすぎやで
214 :
名無し調教中。:2008/10/06(月) 05:29:50 ID:5JMtZSwh
3歳の年下女馬にメイショウ“サムソン”大惨敗。このSSのサムソンも大惨敗するヨチョウでしょう
>>211 正々堂々1対1で戦えですってw
これは試合じゃないの、死合なの
負かされたほうは領土を奪われ
命も奪われるかもしれないの
女権か男権かを賭けた男と女の戦争なのに
そのことにまだ男は気づいてないようね
217 :
無敵の英雄:2008/10/07(火) 01:31:24 ID:OlE1wPAi
第2部 第8章 サムソンとエリナ(29)
「ほら、ヘタレ虫!…… あたし達にご挨拶おし!!」
素っ裸で跪くサムソンの顔を、アリサがビンタして命じた。
「う…… ううぅっ……」
獅子を素手で絞め殺し、千人の戦士を一人で打ち倒した世界最強の自分が、美少女達に屈辱的な呼び名で呼ばれ、屈服している……
サムソンは屈辱で震えたが、最早どうすることもできなかった。
「……ア、アリサ様……エリナ様……サロメ様……
私はヘタレ虫のサムソンでございます……」
仇敵たる魔女やアマゾネスに辱められ、降参を誓う屈辱…… しかし、……
パシィーッ!!
激しいビンタが、またしてもサムソンの頬を襲った!!
パシィーッ!!パシィーッ!!……
激しい往復ビンタの嵐。美少女に顎先を持ち上げられ、仰ぎ見ながらビンタを受けるサムソンは、屈辱に涙していた。
「あ、あうぅっ…… ひい〜……」
「ほら、ヘタレ虫!!なんであたしにぶたれてるのか、言ってご覧!!」
「あ、あう〜…… わ、分かりまひぇん〜……」
「あ〜ら、悪いのは顔だけじゃなくて、アタマもなのねぇ〜!
ふん、じゃ、分かるまでビンタしてやるわ!!」
「ひいぃ〜!……」 パシィーッ! パシィーッ!……
「ねえ〜、もう2、3発でコイツ泣くわよ〜!」
「あ〜ら、世界最強の男が、女の子に泣かされちゃうわよ〜!!ふふふ……」
サムソン・・・男としての誇りを失わず耐えてくれ・・
調教シーンも大好物ですが格闘シーンも見てみたいっす
umu
思い起こせば軍神ヤオーが気紛れでアマゾネスを襲いまさかの屈辱的大敗を喫してしまったことにより女でも対等いやそれ以上に戦えると確信させてしまったのがこの戦の始まりだった
世界の潮流を男支配から女支配に変えてしまった男として歴史教科書に乗ることになるだろう
>>196 男の6割はプライドで出来てるからね。絶対ほどいてたね
>>197 決闘当日が来るのが楽しみ。サムソンが戦いの前に屈服しようがしまいがその日は来るからね
>>199 面白い妄想だね。ss職人と考えがかぶってたら負担をかけることになるかもね
>>208 ベルちゃんもサムソンも性欲によって自らを追い込んでしまったよね
>>210 男が勇者御一行様でアマゾネスは敵かよ
>>212 男が強いと思っている女子たちが男の弱い事実を目の当たりにしたら変わるだろうね
>>215 誰だよあんた?w
>>221 そしてツィーを目覚めさせたのがマオー
女に優越感を!!男に劣等感を!!
男女対決においては精神的に優位に立ったほうが勝つ!!
ヤオーとマオー…
226 :
無敵の英雄:2008/10/10(金) 01:31:42 ID:WzIXzbfI
第2部 第8章 サムソンとエリナ(30)
夜は明けた……。
昨夜の嵐はどこへやら、素晴らしい快晴の空の下、エルサレムの町は興奮に包まれている。
ついに、恐らくは史上初と思われる、女VS男の闘技場での決闘が行われるのだ!!
皇帝ナツィム・ナディン・ラー3世の栄光を讃えて建設された、
パレスチナ随一の巨大コロッセオは数万人の大観衆で満ちていた。
「……おお、壮観だ!見よ、我が国の栄えを!!」
特等席に着座したヘロデ王は大いに喜んでいたが、
王国がアフスム帝国の支配下にある事を恥じる風もなく、
民族の屈辱を晴らす気概もない王に向ける臣下らの眼は冷ややかだったが、
その事に一番気づいていないのも当のヘロデだった。
「……見よ、我らが世界に誇る英雄サムソンが、もうすぐ登場するぞ!
獅子を絞め殺し、千人の戦士を一人で倒した英雄、世界最強の男がな!!
見よ、男の力を、アマゾネスの小娘とやらに見せつけてくれる!!……」
「フフフ……!」
王の言葉を遮るかのように、嘲笑うかのように、多くの女達を引き連れ、
現れた美少女こそ、他ならぬサロメである……!
日頃からそうではあるが、今日の彼女はいつにも増して、
あらゆる男達を嘲笑うかのような笑みを浮かべている……!!
227 :
無敵の英雄:2008/10/10(金) 03:11:02 ID:WzIXzbfI
第2部 第8章 サムソンとエリナ(31)
「フフフ…… いい気でいらっしゃること……!
王よ!今、男の時代は終わりつつあるというのに……!!」
最早、敵意と嘲弄の色を隠そうともしないサロメに対し、
ヘロデ王は怒りを露わにした。
「黙れ! 女は元来、男の下僕に過ぎぬ存在!!
勇士サムソンが今この場で、証明してくれるのだ!……」
「…… あ〜ら、そう……!?
フフフ、王よ、その前に、これを……!!」
サロメが合図すると、大観衆が見守るコロッセオの中央に、兵士らによって一人の男が引き出されてきた。
痩せ細った姿、しかし異様に鋭い瞳……
預言者ヨハネである。
「決戦の前に、あの男を血祭りにあげてやるわ! いい余興になりそうね!!」
サロメの瞳はキラキラと輝いていた……!
「哀れな魔女め! 未だ改心せず、女神を崇拝し、悪しき道を踏み惑うておるのか!!」
引き据えられたヨハネはしかし、恐れる様子は露ほども見せず、
かえってサロメを鋭く見つめた。
「…… 見よ、エルサレムよ!!
これはほんの始まりでしかないことを、汝らは知るであろう!!
真の戦いは、この後始まる……!!!
西の果て、海の彼方から、無数の戦士らが現れ、魔女どもと戦いを始める!!
……」
「おのれ、まだそのような戯言を! 早く斬れ!!」
怒りに燃えたサロメが命じると、兵士は剣を降り下ろし、
ヨハネの首は地面に落ちたが、……何とそれでもヨハネは叫び続けていた……
「思い知るがいい、魔女どもよ!
これはほんの始まりに過ぎぬことを……!!」
228 :
名無し調教中。:2008/10/10(金) 05:06:23 ID:4pcCB2Jg
アリサはサムソンにびびって震えてるよ
お漏らしして泣いて詫びるんじゃねえの
229 :
名無し調教中。:2008/10/10(金) 07:47:40 ID:STeu45cN
つっ遂にこの日がきてしまった 男の強さを競い、見せつけ合う強い男のみが入場することが許可される
男の舞台・闘技場に女なんかに足を踏み入れられるなんて
それだけでも前代未聞で男の世界を侮辱された気持ちなのにまさか対戦する戦士が強い男の象徴であり
幾多もの激闘をこの男の舞台・闘技場でこなし、屈強な男達・獰猛な雄ライオンなどの野獣を屈服させ
時には命をも奪いとってきた無敵無敗の英雄・闘技場の王者・男の仲の男サムソンだとは
男でも挑戦権を勝ち取るにはかなりの戦績を納めないと得ることが出来ないのに
女が王者にお手合わせ願えるなんて。そのありがたみをかみ締め胸を借りるつもりでアリサは戦わないと
サムソンオタがウザくなってきた
作者さんが書きづらくなったら困る
そろそろサムソンの止め刺しちゃってください
231 :
名無し調教中。:2008/10/10(金) 17:10:56 ID:4pcCB2Jg
サムソンには大観衆からサムソンコール
アリサには大ブーイング
国民の期待を一心に受けるなかでの大惨敗
232 :
名無し調教中。:2008/10/10(金) 18:34:06 ID:STeu45cN
ヨハネの予言
「幾万もの戦士達が現れ、この街を狙う魔女どもに神の鉄槌を下すであろう!!!」
アマゾネス?ラシェワ?がついに男たちに負かされてしまうのか
233 :
名無し調教中。:2008/10/11(土) 08:50:06 ID:H1WIroYu
アマゾネスは男と正面からぶつかれば勝てないと考えているへたればかり。
こんな勝ち方は長くは続かない。実力で買ってるわけではないからいずれ修復ができない綻びが生じて
男が本領を発揮すれば敗北に敗北を重ねて土下座し足を舐めて許しを請うことになる。
ヨハネの予言のようにな!!!!!
>>232 >>233 「幾万もの戦士達が現れ、この街を狙う魔女どもに神の鉄槌を下すであろう!!!」
鉄槌はヨハネの願望だなww死刑の間際には
「無数の戦士らが現れ、魔女どもと戦いを始める!!」
と「魔女どもに鉄槌を下す」が消え、「戦いを始める」とだけ述べてる
そして忘れてはならないのは
神の預言者はベルゼブブのときも現れ
「汝らの所行の報いに、魔王ベルゼブブが、汝らを虜にするであろう!!」
と予言してる。確かにベルゼブブとは遭遇したが虜にされたのはどちらでしたっけ?
ベルゼブブと相対する。西から男の戦士達が攻撃を仕掛けてくるというのは
当たってるのかもしれないが、女子の強さを預言者たちは見誤ってる。もしくは見て見ぬふりをしてる
所詮、預言者も男。男が女に負かされるなどと予言は出来ない
バイアスなしの意見が欲しい。
ガチンコで戦ったら女って男に勝てないよな?
>>235 そんな厨房でも分かることを、なぜMスレで聞くんだか…
リアル消防かよ?
女にボコられる期待の裏返しとして、サムソン応援するならともかく、
真性は萎えるから消えろ
ペリシテの男1000人を1人で打ち倒した無敵の英雄サムソンが
ペリシテの女アリサ1人に負けることなど...そんなことになれば
間接的にペリシテの男戦士1000人がアリサに負けることになる...
男代表としてのプライドを見せてくれ
サロメはエリナとアリサが来るまでサムソンを恐れ、
女権帝国を建国することが出来なかったくせに生意気な子といいやがって
238 :
名無し調教中。:2008/10/12(日) 23:32:12 ID:y2Xzz2/e
いちいちついてくる修飾語が大好き
239 :
無敵の英雄:2008/10/13(月) 00:04:44 ID:gIV0Auf9
第2部 第8章 サムソンとエリナ(32)
「えい、誰か、黙らせよ!この首を!!……」
生首になっても叫び続ける預言者ヨハネに、さすがのサロメも恐怖を覚えた。
ヨハネを連行してきた兵士らも恐れて逃げ出し、
サロメの命令にもかかわらず近づこうとはしなかった。
……奇怪な出来事に、観衆は恐れて逃げ出し、あるいは恐怖で卒倒し、コロッセオは大混乱となった!
騒ぎはどれほど続いたであろうか……
ふと、サロメやヘロデ、観衆らが我に帰った時……
またしても奇怪な事に……預言者ヨハネの首は、……忽然と消えていたのである……!!??
240 :
無敵の英雄:2008/10/13(月) 00:07:51 ID:gIV0Auf9
第2部 第8章 サムソンとエリナ(33)
リング上に対峙する女と男。いや、美少女と男、と言った方がいいかも知れない………
大観衆の喧騒の中、英雄サムソンを恐れる様子もなく、傲然と見つめるアリサ。
……対するサムソンは、……!?
英雄サムソンは、男の名にかけて、女を代表して挑戦してくるアリサを倒さねばならなかった!
アリサ達に散々責められ、屈辱を受け、女に対する劣等感を植え付けられたサムソン………
しかも、英雄サムソンが受けたダメージはそんなものだけではなかった………
「イリナの呪法」の縄………
この縄に縛られ、美少女3人に責められ、射精させられたサムソン………
彼は、すでにその怪力を奪われ、責めた女の言いなりにされてしまう体にされていたのである………!!!
馬鹿め。解放されれば無敵の英雄とまで言われたサムソン様のワンサイドゲームだ
242 :
無敵の英雄:2008/10/13(月) 01:16:20 ID:gIV0Auf9
第2部 第8章 サムソンとエリナ(34)
その頃、エジプトでも………
アフスム帝国皇帝ナツィム・ナディン・ラー3世率いる帝国最精鋭の軍団15万は、
皇帝の片腕たる大シリア総督セレウコスの軍勢を最前線に、
怒涛の如く南下を始めていた!
………アスワンへ、連戦連勝を重ねて北上を続ける女権帝国ラシェワの女王、
アドゥアナ率いる9万の女戦士らを討つため!!
この一戦に敗北する事があれば………
アフリカは、女権帝国の支配下に入るのだ………!!!
>>235を見て思ったんだが、女が男に勝てる競技・スポーツ・武道etcって何かある?
現実に女に負ける屈辱を味わえるやつ。
んで頭脳系を抜かせば弓道くらい?
なんかない?そのサークルにはいるからさ
追記
弓道が互角で後は劣勢?
なんかないかな?
俺は剣道全くしらないが、鍔迫り合い無しなら剣道とかは?
どんな競技でも手加減すりゃ普通に負けられるだろ。
女が部活なんかで精通して、こっちがド素人ならガチでも負けれるし。テニスとか
あと格闘系では、老若男女が集まる町の柔道場の自由乱取りオススメ
女(極端な話、幼女でも可)と組んで自分から吹っ飛び、投げられまくり、
M心を怪しまれずに合法的に単能できる。寝技も同様
柔道は精力善用・自他共栄の格言があり、女や子供、素人相手にはこういう風にやられまくってやり、
稽古を付ける気風がある。
246 :
名無し調教中。:2008/10/13(月) 08:35:07 ID:Avj8CS7F
試合前日までの激しいsexによって体力的にヘトヘト
縄で縛られ弄ばれ「降参」させられプライドも精神的にもズタズタ
戦える状態ではないサムソンに男のすべてを託すのは荷が重い
>>238わかる
男の中の男、世界最強の男や無敵無敗の英雄とか軍神、勇将といった男を
彩る修飾語はイイ!。そんな強い男戦士が屈辱にまみれ惨敗するのは
ヘロデのようなへたれが負けてしまうよりも断然イイ!
247 :
名無し調教中。:2008/10/13(月) 08:50:58 ID:Avj8CS7F
アリサvsサムソン。一見、可愛い少女と屈強な無敵の英雄の戦い
誰がどう見ても、大観衆のエリナとサロメ以外は無敵の英雄が秒殺すると思ってるだろう
初の女男対決の結果はいかに
1vs1の戦いの裏で行われてる、軍vs軍の女男対決も見ものです
248 :
名無し調教中。:2008/10/13(月) 17:19:43 ID:B2uXe1/n
そんなはずは……そんな…サムソンが女に負かされる?嘘だろ?無敵無敗の英雄が?…でも…無敵無敗と言うのは男との戦いでの話…女とは今回が初の戦い…負けたこともないが…勝ったことも…ない…初めての戦いで敗北?
249 :
名無し調教中。:2008/10/13(月) 21:58:20 ID:Avj8CS7F
この1vs1と軍vs軍の対決に男達が2連敗なんてことになると
世界地図で見ても6;4ぐらいになりそう
女子達が徐々にそして確実に男を侵食している
それなのに男はまだ女子と正面から戦おうとしていない
250 :
無敵の英雄:2008/10/13(月) 23:56:07 ID:gIV0Auf9
第2部 第8章 サムソンとエリナ(35)
英雄サムソンを眼の前に、不敵に笑う美少女アマゾネス、アリサ。
「フフフ……あ〜ら……弱虫のサムソンちゃんじゃな〜い!?
わざわざこのアリサ様にぶちのめされに来たなんて、
うふふ………やっぱりアンタってマゾなのねえ〜………!!!」
アリサの先制言葉責めに、脇で見守るエリナ、サロメ、
そしてサロメの配下の女官、女奴隷達は皆哄笑した。
「………な、何たる不敵な女ども………
自国の勝利を願うどころか、アマゾネスの勝利を願い、我らが英雄サムソンを嘲弄するとは………!!」
ヘロデの家臣らは怒りを露わにしたが、サロメらは露ほども気にかける様子はなかった。
「フフフ………昨日のアンタの醜態ったら、………
ここにまたノコノコ現れたってことは、
今度はあの姿を世界中の晒しものにする気なのかしら〜!?」
アリサの嘲弄に、英雄は怒りに燃えていた。
「あ〜ら………!?
弱虫のクセに一人前に腹を立てちゃって、いいのかな〜!!?
このアリサ様に対してそんな態度取るなんて、………
ふっ、いいわよ、またじっくりといじめて………
衆人環視の中で、ヒイヒイ泣かせながら奴隷に堕としてやるわ!!!」
251 :
無敵の英雄:2008/10/14(火) 01:53:43 ID:UESZMzUL
第2部 第8章 サムソンとエリナ(36)
「………しかし、少女とは言え、相手は悪賢く、男を騙すことに長けたアマゾネスですぞ!
如何なる卑怯な手段を用いてくるやも知れず………!?」
無敗の勇士に対し、一歩も引かないばかりかすでに相手をものともしないアリサに、
家臣らの中には不安を感じ始める者もいた。
「何を言うか!!
獅子や千人の戦士をたった一人で打ち倒したあのサムソンが、
小娘如きが如何に策をめぐらそうとも敗れる道理はない!
それに、もはやあの小娘どもは、生きてはこの街を出られぬのだ!!」
「……王よ、それは如何なる事でありましょうか!?」
「うむ、アマゾネスがエルサレムに現れたことは、
すでに大シリア総督セレウコス閣下の代理たる将軍ホロフェルネス閣下にお知らせしている!
閣下は、現在北辺に侵入してきた奴らの仲間どもを平らげに大軍を率いてダマスカスを進発、
帰路にこのエルサレムに立ち寄られる!
魔女どもがサムソンに勝とうがどうしようが、どの道奴らはアフスム帝国軍の捕虜となるのだ!」
重慶を統一してツィイーを中心とした国家が成立
サムソンを負かしエルサレムにサロメを中心とした国家が成立
ラー3世を負かしアドゥアナを中心とした国家が成立
そしてユリナのアマゾネス
女子の快進撃を止められないのか
253 :
名無し調教中。:2008/10/14(火) 19:41:44 ID:+ZLBnNft
>>243 ダイビングは女性の方が同じタンクを使用したら
長く潜っていられる、酸素消費量が少ないらしい
だからといって作業ダイバーやプロのガイドに女性が多いわけではない
あ、海女さんはだから女性が多いのかも
とマジレスしてみる
屈辱のサムソンたん激しくキボンヌ
>>252 いやいやまだまだ体勢に大きな影響はないよ
アマゾネスもクリミア半島とカスピ海周辺と小アジアのみの
キタールに比べれば小国だよ
キタールとブルグンに挟まれてるし調子乗ってきたら挟み撃ちにすればいい
英雄サムソンが敗れるのは誤算かもしれんがイスラエル奪われたところで
さほど影響ない。この程度が女の限界
>>251 ヘロデのチキンが良いほうに出たな。もしサムソンが負けたときの備えも万全だ
はたして彼らに帰路がありますかね
アマゾネスを完全に見下してますし
アマゾネスもそれに関して手を打ってますし
256 :
無敵の英雄:2008/10/14(火) 23:57:02 ID:UESZMzUL
第2部 第8章 サムソンとエリナ(37)
「フフフ、さあ……
そろそろ女の強さを男に見せつける時が来たようね!!」
言うなりアリサは、身にまとっていた薄い上着を脱ぎ捨てた………
その下は………何と………全裸………!!?
176cmの長身、幾たびもの男相手の闘いを経てきた素晴らしい肉体を持つ17歳の美少女の裸体に、
コロッセオを埋め尽くす大観衆はどよめいた!
「フフフ、………武器を一切持たず、身につける物もない、肉体と肉体同士の戦い!!
女の肉体が強いのか、それとも男か………!?
答えは今日出るのよ!!!
さあ、サムソン!!これは、女対男の性の戦い!!!
アンタもあたしのように全裸になって戦いなさい!!
それとも、女の前で全裸になるなんて、怖くてできないのかしらねえ〜………!!?」
サムソンはたじろいだ! 全裸で戦うなど、初めての事だ!!
確かに、裸で戦おうと思えばできる………だが、………この状況で全裸になるのは………!!!
躊躇するサムソンに、サロメやエリナが横から言葉を浴びせる………
「あ〜ら……女が裸になってるのに、男はなれないなんて!!」
「フフフ、ホントに男なんて、意気地なしね〜!
最強の男があれでは、男なんて皆大した事ないわねぇ〜!!」
くそっ………このままでは、俺のために男の誇りが傷つけられてしまう………!!
ええい………やむを得ん!!!」
サムソンは、衣服を全て脱ぎ捨て、コロッセオの中央、大観衆の見守る中、全裸になった………!!!
257 :
名無し調教中。:2008/10/15(水) 03:12:26 ID:ooYGYb4W
女子たちの覚醒始まったな。この勢いのまま男たちはなすすべなく
世界の大半は女権帝国に、そして男は女の奴隷
一度女に実権を握られたら男は奪え返せないだろう
そんなことよりこの対決、悶え死にそう
258 :
無敵の英雄:2008/10/15(水) 03:20:24 ID:mbspwPbV
第2部 第8章 サムソンとエリナ(38)
サムソンの裸体に一瞬静まり返ったコロッセオは、やがて妙などよめきに覆われていた………!
サムソンの陰茎は、………勃起していた………!!!!
しかも、………その陰茎は人並み外れて小さく、包茎で………
昨晩美少女達になぶられ、陰毛を全て剃り落とされ………
まるで、子供の陰茎のようであった………!!!!
「……お、王よ!み、見事なる肉体でございますな!………」
「………あ、ああ、全くだ!さすがは男の中の男!………」
やや愕然としたヘロデや男達は必死で取り繕おうとしていたが、女達の反応は違った………
ある者は侮蔑の念を露わにし、ひそひそと話し始め、中にはあからさまに大声で笑い出す者さえいた。
今までは考えられない光景だった……
無敵の英雄、百戦無敗の英雄サムソンが、素っ裸で剃毛された包茎の短小陰茎を勃起させ、
国中の女達から嘲笑されている………!!!
259 :
名無し調教中。:2008/10/15(水) 03:49:39 ID:ooYGYb4W
発射しちゃいました。寝よ
ヨハネの予言が本当なら、ブルグンが攻め込んでくるのか。
それとも本当に神の軍(ベルゼブブが存在したので神がいても不思議ではない)
が攻めてくるのか。
と思っていたがホロフェルネスの軍が攻めてくるのか?でもこの軍は
アマゾネスを舐めてかかり、軽武装でアマゾネスを奴隷に落とせると
思い込んでいる。彼らがはたしてアマゾネスを落とせるのか
261 :
無敵の英雄:2008/10/16(木) 00:50:17 ID:Ymxw5Rrd
第2部 第8章 サムソンとエリナ(39)
………その頃。
アフスム帝国領の東方、おおよそ現在のアフガニスタン西部にあたる地方………
この地方の都市、ヘラートに築かれた城塞の大広間には、ほのかに阿片の香りが漂い、
主君と思しきまだ若い男が、家臣らを前にしている………
「………なるほど、して、ナディン・ラーの軍勢はラシェワ相手に苦戦中、とな!!」
「戦が長引くのは必定!それどころか、負け戦の可能性も!!」
「うむ、イスマーイールよ!これぞ、神の与え給うた好機!!
今ここで起たずして、どうしようぞ!!」
イスマーイールと呼ばれた初老の男は、ターバンに包んだ日焼けした顔の鋭い眼を、
真っ直ぐに彼の主君に向けて頷いた。
その視線の先にある男は、………
歳の頃、まだ23、4。彼を初めて見る者は、その女かと見紛うほどの美貌に驚かされる。
しかし、この男こそ………!
戦にかけては天才的な手腕を示し、天下にその知謀隠れなき名将、
アフスム帝国ヘラート総督、ザキール・ムハンマド・シャーである!!!
その彼が、そして彼の家臣らが主君たる皇帝を呼び捨てにしてはばからず、
帝国の敗戦を喜ぶ如き振る舞いは、どうした事か!!
そうだ!前々からナディン・ラーへの反逆の機会を窺っていたザキールは、ついに己の野心を成就させるべく、
アフスム帝国を滅ぼし、新帝国を建設すべく、動き出したのである!!
262 :
無敵の英雄:2008/10/16(木) 00:55:03 ID:Ymxw5Rrd
第2部 第8章 サムソンとエリナ(40)
陣容整ったザキール・シャーの軍勢5万は、ヘラートを進発し、一路西へ。
各地で守備にあたる帝国軍と戦うべく、進んでいく。
陣の中央には、軍師たるイスマーイールを脇に、颯爽と黒馬にまたがるザキール。
その眉目秀麗なる面貌は、………
何と、見るも奇怪な悪鬼の如き仮面に覆われている!!!
彼は、戦の折りにはいつもこの仮面を被るのだ!!
悪鬼の如き仮面をつけ、進退如神、無敗の英傑、あのアルギン・ハーンが最も恐れる男、
ザキール・ムハンマド・シャーが、ついに決起したのだ………!!!
かくして、西方の大国アフスムは、北からはアマゾネス、南からはラシェワ、
そして東方からはザキールの反乱軍の侵攻を受け、
今や滅亡の危機に瀕する事態となったのだ!!!
………思われるのは、アルギン・ハーンが提唱した三国同盟が成っていれば………。
ザキールの決起は、男対女の戦に、如何なる影響を及ぼすのだろうか!!
263 :
名無し調教中。:2008/10/16(木) 17:55:32 ID:+v3ygW8A
アマゾネス国は男権国を一国づつ滅ぼして行くのではなく全男権国を同時に満遍なく攻め、女権国の女の強さ・怖さをなるべく気付かせないようにしてる気がする
強さに気付いていない男達は女を舐めてかかり返り討ちにあい負かされてから強さに気付く。それが繰返されいつの間にか男権国は滅んでいた
264 :
無敵の英雄:2008/10/16(木) 19:00:57 ID:Ymxw5Rrd
第2部 第8章 サムソンとエリナ(41)
さて、帝国の遥か東方で起こりつつある事変など知る由もなく、
エルサレムではサムソンが仇敵アリサを前に、惨めな姿を晒していた………。
女達の声は、初めの遠慮がちなものから、今は露骨に英雄サムソンを嘲笑するものになっていた。
「アハハッ、なあに、あれ……!?
あんなモノぶらぶらさせて、戦えるのかしら〜」
「フフ、敵を前に勃起してるなんて、ヘンタイよね〜」
「ねぇ〜、アイツ、あのアリサに言葉で責められて、勃起してるのよ!!!」
「やあだぁ〜 世界最強の英雄なんて言ってるけど、女に責められて喜んでるマゾなんじゃな〜い!?」
アリサはニヤリとした。
「ほら、サムソン、女達の声が聞こえるかしら……!
みんなオマエの惨めな姿見て笑ってるのよ……!!」
アリサの挑発にサムソンは怒り、今にも飛びかかろうとしたが、陰茎は勃起したままだった。
………くそっ、こんな状態で戦えるだろうか!?……だが……
「あ〜ら……そんなに怒るとますます勃起しちゃうわよ〜!!
プッ……いいわよ……そのちっちゃな包茎チンポが、ビンタしやすくなるわねぇ〜!!」
………おのれ、言わせておけば!!
サムソンは一息にアリサを倒さんものと、飛びかかった………
>>254 カッサンドロスがラシェワに敗北に敗北をかさね、遂にナディン・ラー
まで出動しなければならなくなったことを忘れてはいけない
もしこのアフスムという大帝国が女権の手に渡った場合、男権国家も
女権の力を認めざるを得ないのでは
>>255 アマゾネスを、女を舐めまくり軽視しているホロフェルネスに帰路があるとは思えないね
このままサムソンが負けたら、エルサレムは女の手におちる
266 :
名無し調教中。:2008/10/16(木) 20:49:57 ID:+v3ygW8A
この衆人環視のアリサ対サムソンの初男女対決の結果はすべての女子に優越感をもたらし
すべての男に劣等感をもたらし、屈辱にまみれ、プライドは砕かれ、自信は崩壊。男=強者 女=弱者という固定観念が崩れ
女は男を恐れなくなり男に対して今まで虐げられていた借りを返す時が来たと思うだろう
男は何かの間違い。ただの偶然。などと言い訳したり、強がったり、事実を受け入れられないだろうが
女に芽生えた男の強さへの疑問は消えることはない。この精神的変化は非常に大きい
観客の変化がそれを物語ってるね
でも自国の無敵の英雄を応援せずに外敵であるアリサを応援するとは。今までは男に対して不満があっても怖くて何も言えなかったんだろう
267 :
名無し調教中。:2008/10/17(金) 07:57:40 ID:altN7Iqp
確かに”男の強さの象徴”サムソンの屈辱的敗北は女性の心にあった
男性は強く逞しく頼りがいがあり、守ってもらわなければならず
さからってはいけない絶対的存在だ。という生まれたときから持っていた常識を覆させた
これは男権帝国キタールやブルグン内部の女性達にも何らかの影響をもたらすかもしれん
もちろんそれは男性にとってはマイナスの影響に違いない
サムソンの敗北は男性に負の影響しか与えないのか
無理やりプラス要素を探すなら女性の強さを認識させられたこと
それによって女性を過小評価することがなくなるかもしれない
・・・・でもプライドの高い男性ほど女性の強さに目をつぶりたくなる・・・・
フリチン状態でブザマにブラブラ急所丸出しのサムソンを、
アリサが格闘対決(しかも公衆の面前)でどう辱め、倒すのか楽しみです
ままだ負けたわけじゃ な い
270 :
名無し調教中。:2008/10/18(土) 19:21:32 ID:CrXAYyub
サムソンが負かされると決め付け過ぎだ。まだまだこれからだろ。まだ負けたわけではない。その通りだ
アフスム帝国はカッサンドロスがラシェワ負け続けたためラー等主要将軍は
ラシェワとの大戦で頭がいっぱい。それをついてがら空きのアフスムに攻め入ろうとする
アマゾネス軍。まさにペニスを扱かれ、アナルを犯されているような状況!!
言葉責めイイ!!もっと言葉で責めてほしいし、男の苦悶の声や言葉も欲しい
表面的には強がっていても、すでに女の子に恐怖に怯えているんでしょ
本心をさらけ出し、女の前に跪きなさい
274 :
名無し調教中。:2008/10/20(月) 15:04:28 ID:zabPDO4Q
男側にアルギンクラスの天才が現れたのは良いが
ラーを討ちに行くのか。でも国を我が物にするためには
ラシェワやアマゾネスとも一戦交えないといけないな
たまに現れる女口調のカキコ何なのw好きだけど
276 :
無敵の英雄:2008/10/21(火) 01:16:49 ID:LkAhbOJ/
第2部 第8章 サムソンとエリナ(42)
キタールの武将、イブラーヒーム・ホセインは、アフスム帝国に隣接するおおよそ現在のタジキスタンや
キルギスに当たる地方の統治を任せられていたため、ザキール・シャーの謀反の情報をいち早く掴んだ。
ザキールの勢力拡大に備え、早速彼はパミール高原からカスピ海南岸に至る長大な国境地帯に大軍を展開し、
完全な戦闘体勢に入るとともに、北京のアルギン・ハーンの元にアフスム帝国の内紛勃発を知らせた。
「厳戒を怠るな!敵はいつ攻め寄せるやも知れぬぞ!!」
敵への警戒と言うよりも、これから来る北京からの命令に備えるためでもある。
目下、キタールは敵と交戦中である。アルギンの弟エギンの謀反は、ジャハンギールによって鎮圧されたが、
エギン本人を取り逃がしてしまった。
時を同じくしてツィン帝国南京政権の皇帝ダヤン自ら大軍を率い北上、
現在、エルラクの守備する徐州の城を包囲中である。
もし、徐州が陥落することになれば、形勢逆転、華北は再びツィンの手に帰する恐れすらある。
万が一の事態に備え、太子ホンタイジやアルギンの異母弟である大宰相ドルゴンを中心とするハーン一族は、
ヴァハン率いる大軍に守られ、北京を離れてモンゴル高原のカラコルムへと避難していた。
277 :
無敵の英雄:2008/10/21(火) 01:20:16 ID:LkAhbOJ/
第2部 第8章 サムソンとエリナ(43)
刻々と変化する情勢に対応するため、今日も将兵らの督励を怠らぬイブラーヒームの目に、
数人の女達の姿が入った。
「………!?………」
ここは砂漠と高原の国。女達ばかりがおいそれと旅できる地ではない。
不審を覚えたイブラーヒームは、女達を呼び止めようとしたが、途端に女達は、脱兎の如く逃げ出した!!
「捕らえよ!その女どもを!!」
直ちに兵士らが駆け出したが、あまりに素早い逃げ足に、取り逃がしてしまった。
「……何者でございましょうか!?」
「はっきりとは分からぬが、おそらく………
ただの女どもではない!北京へ急使を出せ!!………」
女達は、アマゾネスのエリカとその護衛兵らであった。
ツィン帝国重慶政権のツィイーの元に潜伏していた彼女らが、今キタール領内を突破し、西へ向かっている………
西方で、何か大きな動きが起こる………
イブラーヒームは、剣の柄を強く握り締めた………!!
278 :
名無し調教中。:2008/10/21(火) 10:38:34 ID:Ty/9f+XJ
このスレでオナりまくりです
279 :
無敵の英雄:2008/10/21(火) 23:41:31 ID:LkAhbOJ/
第2部 第8章 サムソンとエリナ(44)
さて、こちらはエジプト。
ザキール・シャーの謀反の知らせが皇帝ナディン・ラーの元に届くのは、まだ後である。
ラシェワの女戦士の前に敗戦続きだったアフスムの軍勢は、
皇帝親征と帝国最精鋭のセレウコス率いる大シリア軍団の来援についに形勢逆転、
アスワンの戦いに勝利をおさめていた!
兵員数の上でラシェワに勝り、またセレウコスの指揮も奏功していたのだ。
しかし、ラシェワ側の被害も全体としては僅かで、一旦はスーダン北部地方まで撤退したものの、
またすぐにでも攻勢に出て来ておかしくない情勢だった。
ともあれ、久々の戦勝に、アフスムの本営は大いに湧いていた。
勝利を祝う宴が催される中、皇帝ナディン・ラーは一人の美女に目を留めた。
「あの女は何者か!?」
「……は、実は、私の娘であります!……」
並み居る諸将も、おおと言うどよめきをもって応えた声の主は、
アスワンの戦いに先立ち、度重なる敗戦の責任を問われて降格されたカッサンドロスに代わり、
新たにエジプト総督に任命されたプトレマイオスである。
「……何と、汝の娘であったか……
しかし、これ程の美女は、この世に二人といまい!」
年の頃25、6、真っ直ぐな黒髪の長身の美女の名はクレオパトラ。
彼女との出会いが、己の運命を暗転させるとは、ナディン・ラーは知る由もない………。
男が真の実力を発揮すればこのとおり圧勝だよ
後は連戦連勝で女は男の性奴隷に逆戻りだよ
281 :
名無し調教中。:2008/10/22(水) 12:53:53 ID:JUKtsyP7
この章で進んでる戦闘すべて落とすようなことになったらさすがに尻に火が付いてこの戦争の全貌、何と何が争ってるのかを男も知るのではなかろうか
↑
すべてオトス??これからは男の連戦連勝だ!!男を舐めるな
283 :
無敵の英雄:2008/10/23(木) 00:38:23 ID:AWflIyxj
第2部 第8章 サムソンとエリナ(45)
………しかし、アリサは素早い身のこなしで易々とサムソンの攻撃をかわすと、
隙を見て勃起した陰茎をビンタした。
パシイィ〜ッ!!………
「ううっ………」
サムソンは呻いた。痛みよりも男のシンボルを易々と美少女に辱められた屈辱の方が、
はるかに大きかった。
「あ〜ら、鈍いわね〜……
ふふふ、縛られてなくてもカンタンに叩かれちゃうじゃない……!!」
サムソンは焦った。ビンタされて感じるようになってしまった陰茎は、
ますます勃起してしまっていたのだ。
「こ、これ以上ビンタされたら………!」
射精してしまうかも知れない………!!!
大観衆の前で女と戦った挙げ句陰茎をビンタされ、射精してしまう………
そんなことになれば、世界最強の英雄サムソンは終わりだ………!!!
そうだ、俺の敗北は、全ての男の敗北を意味する!!断じて敗れるわけにはいかないのだ!!!
ズゴッ………!!!
鈍い痛みがサムソンの股間を襲い、彼は無様に地面に倒れていた………!!
「キャ〜ッ、カンタンに入っちゃった〜!!」
サムソンの股間を蹴り上げたアリサは、その脚でサムソンの頭を踏みつけた!
「かる〜く蹴っただけなのに負けちゃったのね〜……ふふっ、弱〜い!!」
サムソン、あっさりと負けすぎなのはよくないなあ
もう少しいたぶってやってください o(_ _)o
285 :
名無し調教中。:2008/10/23(木) 10:50:00 ID:smfz+4BG
股間攻撃反則にしないと、男は簡単に負けちゃうよねww戦争で反則ってナンだよって話だがねwww
286 :
無敵の英雄:2008/10/23(木) 12:06:47 ID:AWflIyxj
第2部 第8章 サムソンとエリナ(46)
「ま、まさか………!!」
「た、大変だ………!!サムソンが………」
コロッセオの大観衆は騒然となり、ヘロデ王をはじめ男達は、
目の前で起こっていることが信じられずにいた。
地上最強の英雄、男の中の男、サムソンが、17歳の美少女に辱められた挙げ句、
股間を蹴り上げられ、地面に倒れ伏して頭を踏みにじられているのだ!!!
「………こ、これはおそらく………サムソンの策略に違いない!
アマゾネスを油断させようとしているのだ!!………」
「………そうだ、そうに決まっている!
あのサムソンが敗れるはずはない!」
ヘロデ王をはじめ男達は、皆必死でそう思い込もおうとしていた。
「………それにしても、我が国の女どもときたら!!
サムソンを裏切り、アマゾネスを応援するとは!!」
「全く、男に対する恐れを知らぬ態度!思い知らせてくれねばなりません!」
「戦いが終わったら、女を全て男の奴隷とする!!これは王の命令だ!」
しかし、女達の反応は違った。
戦いの様子を普通に見ていれば、女であり、年の頃サムソンの半分程であるアリサの優勢と、
世界最強の男であるサムソンの劣勢は誰の目にも明らかだったのだ。
………サムソンが全力を振り絞り、立ち上がると、男達からは歓声が上がった。
「ふふふ、そんなに女に痛めつけられたいなんて、やっぱりマゾなのね〜!」
「……だ、黙れ!卑劣なアマゾネスとこの国に巣くう魔女に、
今こそこのサムソンが鉄槌を下してくれる!!」
287 :
名無し調教中。:2008/10/23(木) 19:11:28 ID:3VSnFr1n
ああ遂に男女の本当の力関係【本当は特殊な縄によるものなのだが…】が観衆を通してエルサレムから世界に発進されてしまうのか…なんとか言論統制してこの事実が広がるのを避けなければ
男は女より強いという固定観念から来る精神的優位性が失われてしまう
やっぱ客はサムソンを応援するほうが盛り上がるよね。そっちのほうが断然良いんだよお。負けたときの沈黙も最高なんだよお
その中でサムソンが負けると、客の男達も一緒にアマゾネスアリサに負かされたような気分になるんだよ
まだサムソンの勝利を信じて疑わない一般観衆達。健気で泣けるねぇ。勝敗は前日の内に決していて目の前で行われているのは公開逆レイプなのにね
女の良くしなる手で打たれた平手打ちは涙が出るほど痛い。
女はグーで殴る時はコブシの第二関節で殴ってくるから、
歯が折れるほどの威力はないが、目や口に当たるとこれまた痛い。
あと、金玉打たれた超激痛を知らないものだから平気で金的蹴りしてくる。
かんべんしてほしい
サムソン!痛みに耐えて、飛び跳ねろッ!
クレオパトラキターーー、フェラチオ発明した人だっけ?
アルギンハーンが認める男ザキール・シャーの実力はいかほどか
ドラクエ4にもアマゾネスの国あったなw「男になどは負けはせぬ」や牢屋の中にいる男が、「喧嘩で女に負かされた」と言った会話があった
294 :
無敵の英雄:2008/10/27(月) 01:53:50 ID:KbC+emCp
第2部 第8章 サムソンとエリナ(47)
こちらは徐州を包囲中のツィン帝国南京政府軍の陣中。
平野に位置し、攻略が容易と思われていた徐州であったが、
守備するキタール帝国随一の武将エルラクの守りは堅牢、
ツィン軍は城にこもる兵の十倍近い30万の大軍を擁しながらも、
既に攻城は一週間に及んでいた。
「エスデルよ、やはりキタールは手強い。
十倍の大軍を相手にかくも戦い得るとは、エルラクとは稀代の名将!」
若き皇帝ダヤンの感嘆に、ツィン軍最高の名将にして軍師たるエスデルは応えた。
「その通りであります!
キタール帝国は不世出の英傑アルギン・ハーンを中心に、擁する名将英雄豪傑まさに綺羅星の如く、
動員可能な兵数80万、領土は今や南シベリア、満州モンゴル、華北からウイグル、チベット、
南はインダス川の地から西はカスピ海に及び、
まさにユーラシア大陸の過半を制する世界帝国!!
戦いは容易な事ではございません!」
「エスデルよ、何か方策はあるのか!?」
「偽帝マオーのツィン重慶政府の領土は、我が国に比べれば兵力などせいぜい7〜8分の1程度の小国、
しかし、これを併せれば両者合して大きな力となります。」
「うむ、重慶を攻めるか!」
「残念ながら我が国には、キタール、重慶政府との二つの戦役を
同時に戦い抜く事は不可能です。
重慶に使者を出し、マオーと和解したい、と言ってやるのです………
皇帝の地位は兄上に返す、と………!!」
「!!………何と!!!」
「ハハハ、もちろん策です!!和解の席で、マオーを斬るのです!!!」
「!!………!」
無敵の英雄さん乙!
北京南京重慶あたりは結構複雑化してきたな。さてどうなるのか
一方、男と女の1対1のシンプルな戦いにもそろそろ決着を迎えそう
宗教の違い、人種の違いが戦争の原因だったがこれからは性の違いが戦争の要因になる!!!!
298 :
名無し調教中。:2008/10/29(水) 18:13:18 ID:gIjzDjwP
大勢の一般の民衆が見守る中での戦いなのでこの初の女vs男の勝敗は世界各国に配信される
1vs1のハンデなしの本気勝負で世界最強の男の一人であるサムソンがアマゾネスの17歳の少女に負かされてしまったらどのような影響を及ぼすか
大半の女達は男に支え従う事こそが女としての勤めであり、男に守ってもらうことで生かされてる。と考えて来た
299 :
無敵の英雄:2008/10/30(木) 00:01:32 ID:3lnjyMpE
第2部 第8章 サムソンとエリナ(48)
アリサはまたもやサムソンの攻撃をかわすと、
今度は彼の顔を思い切りビンタした。
「あうっ………!」
女のビンタ………
無敵の英雄サムソンにとっては、蚊がとまった程にも感じない………はずだった……今までならば………
しかし、今は………
………サムソンは、耐え難い快感と闘っていたのだ………!!!
サムソンの体は、女神イリナの呪法により、
女に叩かれると性的興奮を覚えるようになってしまったのである………!!!
「………あ〜ら、どうしたのかしら〜!
ふふふ、女の力の前に、最強の男は何も反撃できないようね〜!」
………い、いかん!戦わねば!!………
サムソンは必死で己を鼓舞したが、闘志をかき立てようとすればするほど、
陰茎は惨めに勃起し、今にも射精しそうだった。
パシイィ〜ッ!!「アア〜………」
ついにサムソンはアリサの尻の下に組み敷かれ、陰茎をその手中に握られてしまった。
「ふふふ………
さあ、公開処刑よ!
女の方が男より強い事が、今日証明されるのよ!!」
アリサがサムソンの金玉と陰茎をなぶり始めると、
最早戦意を完全に喪失したサムソンは、自分を屈服させた美少女の尻の下で喘ぎ声を出し、
あえなく射精してしまった………!!!
女対男、性の優劣を賭けた大戦の第一ラウンドは、
女の完全な勝利と、男の完全な敗北に終わったのだった………!!!
300 :
無敵の英雄:2008/10/30(木) 02:00:12 ID:3lnjyMpE
第2部 第8章 サムソンとエリナ(49)
世界最強の英雄サムソンが美少女アマゾネスアリサに組み敷かれ、
男のシンボルをなぶり物にされて射精させられた………!!!
ヘロデ王はじめ、男達は目の前で起こった事が信じられなかった。
「……こ、これは………何かの間違いであろう………!」
「あ……い、いや、………そうに違いありません………」
しかし、如何に言葉でごまかそうとも、目の前の現実は、
男が女に劣る性だということを示していた。
「フフフ………
さあ、王よ!いや、もう王ではなくあたし達の奴隷ね!!
約束通り王位をあたしに譲り、お前はアマゾネスの奴隷となるのよ!!!」
エリナ、サロメだけではなかった。女達は最早、男を恐れてはいなかった。
「……王よ!一体………!」
焦る家臣達。
「ええい!黙れ!!」
ヘロデ王はエリナ達を一喝した。
「そもそも、どこの世に1対1の格闘で国の勝敗を決めることなどあろうか!
者共、この女共を生かしてこから出すな!!!」
兵士たちが何十人も、抜刀して駆け寄って来た!
「この小娘どもを斬れ!そして、女共の口を封じよ!!
この事が世界に知れわたらぬようにな!!
1対1の格闘ならば時には間違いも生じようが、
軍による戦ならば男が常に勝つのだ!!」
301 :
無敵の英雄:2008/10/30(木) 02:05:14 ID:3lnjyMpE
第2部 第8章 サムソンとエリナ(50)
「アハハハ、そうかしらねえ〜……!!」
突如として聞きなれぬ声………とともに、
ヘロデ王の前にポーンと投げられたのは、………
ホロフェルネスの首!!!
「あっ、あっ、あわわわ………」
あまりの事に腰を抜かしたヘロデ王は逃げ出そうとしたが、
その前に剣をを携えた長身の金髪の美女の軍団が立ちふさがった………!!!
「……な、な、………」
一体何が起こっているのか分からず、ヘロデや兵士たちは大混乱に陥った。
「あ〜ら、お前がヘロデね………
フフフ、今日からお前は、あたしの奴隷となるのよ!!」
へたり込んだヘロデの両手を、女のロングブーツが踏みにじる………
仰ぎ見るヘロデの視線の先には、長身の金髪美女………
今、ユリナ率いるアマゾネスの軍団7万が、ホロフェルネスの率いるアフスム軍を破り、
エルサレムを占領したのだ………!!!
かくて、聖地はアマゾネスと魔女の手に陥ちた………!!!
あ〜最強の戦士が女のビンタで・・・しかも射精まで・
303 :
名無し調教中。:2008/10/30(木) 17:56:30 ID:z58sVB1F
立場逆転の過渡期って最高です
304 :
無敵の英雄:2008/10/30(木) 23:30:44 ID:3lnjyMpE
第3部 第1章 十字軍 〜序章〜
降伏すると偽ってホロフェルネスの陣中に潜入したマリカは、
その夜、床をともにしたホロフェルネスの油断を見計らい、
全裸で絡み合ったまま、脚で彼を締め殺したのだった。
アフスム帝国の誇る名将、大シリア総督セレウコスの副官ホロフェルネスは、
美少女の脚力に敗れ、死を迎えたのだった。
………エルサレムの街は、武装したアマゾネスで満ちていた。
信じられぬ光景だった。誰が想像し得たであろうか。聖地エルサレム、神の都………
今その街が女達により蹂躙され、魔女サロメがこの国の女王となろうとしている………!!
壮麗なヘロデの王宮に入ったアマゾネスの女王ユリナは、
早速男達の降伏の儀式を行わせた。
ヘロデはじめ、サムソンやその他家臣達は皆全裸にされ、
国中の女達の見守る前でアマゾネスの兵士達から様々な辱めを受けたのだ。
捕囚となった男達は女達の好奇の視線に晒されながら、
アマゾネス女王ユリナと、新たなユダ王国女王となったサロメの前に全裸で土下座し、
男の女に対する降伏を誓った。
早速、武装解除されたユダ王国の男の軍に代わり、
女から成る軍が編成されたが、まだ訓練も行き届かない軍隊が王国を守るのは不可能だった。
そこで、当然の事ながら、ユダ王国はアマゾネスの軍政下に置かれ、
常にその大軍が駐留することとなったのである!
305 :
無敵の英雄:2008/10/31(金) 01:56:04 ID:8WBEPiSh
第3部 第1章 十字軍 〜序章〜(2)
エルサレム陥落の知らせは、エジプトの陣中にある皇帝ナディン・ラーの下へ、
そしてローマの神の教主ペトルの下へともたらされた………!
ローマの街を行く早馬は、教主の宮殿へと駆け込んでいった………
「エルサレムが、神の都が陥ちたと………
魔女どもの手に!!!」
流石の教主ペトルも、突如もたらされた凶報に驚愕した。
「アフスム帝国は異教徒の国、しかし歴代皇帝はエルサレムを護り、
我ら神の信徒に聖地への巡礼を許していた………
しかし、アマゾネスや魔女どもは違う!!
彼女らは男を呪い、我らの聖地を破壊し、我らを侮辱しようとしている!!!
ぐずぐずしてはおれぬ!ロドリーゴよ!!」
ペトルは近臣の若者の名を呼んだ。
306 :
無敵の英雄:2008/10/31(金) 01:59:04 ID:8WBEPiSh
第3部 第1章 十字軍 〜序章〜 (3)
「使者を派せよ!金毛人の諸国に!!
全ての金毛人諸国から成る連合軍を編ませ、
彼らの中で最も強力な王に全軍を指揮させるのだ!!
これは神の軍、十字軍である!!!
神の民の総力を結集して、魔女どもとアマゾネスに神の鉄槌を下すのだ!!!
かくて、預言者ヨハネの言葉は成就する!!!!」
………アルプスを越え、ライン川の流れる地へ、ブルグンの英雄王オルムの都、
ウォルムスの宮殿へと使者が駆ける………
新たなる大戦が始まろうとしている………女対男の世界大戦が!!!
そう、預言者ヨハネの言葉通り、今までの事はほんの始まりに過ぎない………!!!
地獄の釜が、口を開く………
聖地を占領したアマゾネスらは、最早引き返せないところまで来たのだ………
彼女らの次なる相手こそ、英雄王オルム、その名は竜殺し、
ブルグンと金毛人諸国数十万の連合軍を率いる神の剣!!!!
更新はええ
職人さん男の醜態最高です
308 :
名無し調教中。:2008/11/01(土) 11:54:59 ID:6I0KDgyF
長編サムソンとエリナ読み応えあったし勃起しまくりですた
次は十字軍ときましたか
マリカとアリサが活躍しているのを見るとアマゾネスが特別なのではなく女の性がもう一方の性を陵駕しつつあるのが分かる
クレオパトラや十字軍の出現オモロー
310 :
無敵の英雄:2008/11/01(土) 23:14:19 ID:OJF0lBUZ
第3部 第1章 十字軍 〜序章〜 (4)
「アマゾネスどもが!エルサレムを……!!」
エジプトはアスワンの陣中にて、ラシェワの女戦士軍団と対峙中のアフスム帝国皇帝ナディン・ラーは
あまりの事に絶句し、怒りを露わにした。
「ホロフェルネスは!!やつめは一体何をしておったのか!!?」
「はっ、アマゾネスの手にかかり、無念の最期を………」
まさか美少女に締め殺されたとの不祥事は言えず、伝令は口を濁した。
「ええい!どうしてくれようぞ!!」
怒りの余り、皇帝は陣幕を引き裂き、絶叫した。
………無理もない。
この数刻前、ザキール・シャーの謀反の報が到着したばかりで、
勝ち戦に湧いていたアフスム本陣は大混乱となり、
戦巧者の彼と強力なヘラートの軍団を破るには、バビロニア総督エサルハドンの軍団のみでは及ばず、
是非ともエジプトから大シリア総督セレウコスを援軍として派遣せねばならぬとて、
逆賊ザキールに鉄槌を食らわすべく派兵準備が整っていたところだったのだ。
「ザキールと戦おうにも、パレスチナはアマゾネスの手に落ちている!
アマゾネスを撃破せねば、我が軍勢はアフリカから出られませぬぞ!!」
311 :
無敵の英雄:2008/11/02(日) 01:37:49 ID:DmlPow5i
第3部 第1章 十字軍 〜序章〜 (5)
エルサレムを中心とするパレスチナは、
ちょうどユーラシア大陸とアフリカ大陸の継ぎ目に位置する要衝であり、
地政学上重要な位置にある。
この地を領するアフスム帝国は、それゆえにこそ
東はインダス川から西はエジプトに至る世界帝国たり得たのである。
その広大な領土からすれば、パレスチナはごく狭い場所であるが、
その重要性は大きなものがあった。
ここをアマゾネスに支配されることでアフスム帝国は一挙にその大動脈を制され、
ザキール・シャーの謀反という不運も重なり、帝国崩壊の危機に至ったのである!!
………そしてまた、新エジプト総督プトレマイオス。
自分の絶世の美女たる娘、クレオパトラをナディン・ラーに近づけ、
その妃とすることに成功した彼には、果たして野心はないのだろうか!!
………そしてまた、ザキールを迎え撃つべく臨戦態勢にあるバビロニア総督エサルハドン。
その総督府から、ひっきりなしに早馬が向かう先は、
何と北京である!!!………
バビロニア総督までもが、皇帝に無断でアルギン・ハーンと何事か、連絡を取っている・・・・!!??
この危機にキタールやブルグンは何をやっとるんだ
313 :
名無し調教中。:2008/11/02(日) 11:54:58 ID:7ck6TI0j
やっぱ予言はブルグンだったか!
男権の超大国が動き出した!!
調子に乗った女に本当の男の強さを思い知らせるときが来た!!!
314 :
無敵の英雄:2008/11/02(日) 14:01:06 ID:DmlPow5i
登場人物(1)
【キタール】(1)
戦の天才、不世出の英傑アルギン・ハーンに率いられる強大な遊牧民キタールを中心とする大帝国。今やその領域は、
南シベリアから満州、モンゴル、華北、ウイグル、チベット、中央アジアからカスピ海に至り、ユーラシア大陸の過半を制する。
首都は北京とモンゴル高原のカラコルム。
アルギン・ハーン ・・・ キタールの大ハーンにして中華皇帝。戦の天才。その野望はとどまるところを知らない。34歳。
ホンタイジ ・・・ アルギンの嫡子。
ドルゴン ・・・ アルギンの異母弟。キタール帝国大宰相として内政を掌握する。33歳。
ヴァハン ・・・ アルギンの家臣。勇猛果敢な英傑。ツィンとの大戦で片目を失う。33歳。
エルラク ・・・ アルギンの家臣。キタール随一の智将。36歳。
バルス ・・・ アルギンの護衛隊長。怪力で忠烈無比の豪傑。29歳。
315 :
無敵の英雄:2008/11/02(日) 14:02:40 ID:DmlPow5i
【キタール】(2)
ジャガン ・・・ バルスと双璧をなす武勇無双の豪傑。30歳。
ジャハンギール ・・・ キタールの将軍の一人。アルギンに反逆したエギンを討伐。40歳。
アクバル ・・・ キタールの将軍の一人。サマルカンド地方を守備。37歳。
イブラーヒーム・ホセイン ・・・ キタールの将軍の一人。インダス川上流、アフスムとの境界地方を守備。
ヨヒム ・・・ サラ国王。サラ国は青海湖付近にあるキタールの属国。アルギン・ハーンの妃ユウの父。46歳。
マフムード ・・・ キタールの将軍の一人。カスピ海のアスタを拠点としていたが、アマゾネスの
攻勢の前にあえなく捕虜となり、女王ユリナの奴隷とされる。35歳。
エギン ・・・ アルギンの弟。兄とは不仲で、アマゾネスの力を利用してアルギンを倒そうと試みるが、
ついに挙兵するも敗れ、 エリカとともにマオーの支配地である重慶へ逃走。31歳。
ユウ ・・・ アルギンの妃。サラ国王女。謎の多い美女。23歳。
316 :
無敵の英雄:2008/11/02(日) 14:10:10 ID:DmlPow5i
登場人物 (2)
【アマゾネス】
残忍で狡猾な美女ユリナを女王に戴く女権国家。クリミア半島のアルテミアを都とする。
侵入して来たツィン帝国の大軍を破り、皇帝ヤオーを捕虜とした。
さらにキタールの勢力範囲にも進攻、マフムードを捕虜とした。
今やその勢力は東はカスピ海方面から、南は小アジアに及ぶ。
ユリナ ・・・ アマゾネスの女王。狡猾で残忍な美女。32歳。
エリカ ・・・ 格闘の達人の美女で、女王の護衛隊長。しかし、密かにユリナはエリカを厭いはじめている。
目下、ツィンやキタールに対する工作活動を行っていたが、アマゾネスのパレスチナ進攻に伴い、
呼び戻された。
エリナ ・・・ エリカの妹。アマゾネスの兵士。捕虜となったツィン帝国皇帝ヤオーを奴隷にしている。
アリサとともにナディン・ラーの軍を偵察するため、パレスティナへ派遣されている。
マリカ ・・・ アマゾネスの兵士。マフムードの女奴隷だったが、アマゾネスの一員となってからは
彼女がマフムードを奴隷としている。 アフスム帝国の将軍ホロフェルネスを絞め殺した。
アリサ ・・・ アマゾネスの兵士。悪魔ベルゼブブに捕えられていたが、エリナらに助けられた。
英雄サムソンと戦い、倒し、女の男に対する優越を示す。
317 :
無敵の英雄:2008/11/02(日) 14:14:36 ID:DmlPow5i
登場人物 (3)
【ブルグン】
ライン川流域を故地とする金毛人の一部族。ウォルムスに王宮。神々の父オーディンの
末裔との神話を持つ一族が王家である。
先王ハイムダルの時代は小国家に過ぎなかったが、王太子時代に竜を斬り殺した英雄王オルム
が即位して以来、急速に勢力を拡大、ライヴァルのフラン族を圧倒、ドイツ全域からイタリア半島北部
に至る大帝国を作り上げた。
しかし、今、この栄光ある一族に、悲劇の影が忍び寄りつつある・・・・
オルム ・・・ ブルグン王。戦の達人で英雄。53歳。
マラミル ・・・ オルムの弟。名政治家で、内政全般を担当。50歳。
ロタール ・・・ オルムの嫡子で王太子。16歳。
キルデリック ・・・ オルムの嫡子。13歳。
ルクレツィア ・・・ オルム王の正妃。イタリア半島のロムル人の出。ロタール、キルデリックの母。
33歳。
ヒルディア ・・・ オルム王の愛妾。ロムル人。17歳。
ハーゲン ・・・ ブルグン十二騎士の長。オルムが最も信頼する勇猛果敢な英雄。55歳。
クヌート ・・・ ハーゲンの子。十二騎士の一人。父同様優れた武人。25歳。
ウォルスング ・・・ ハーゲンと双璧をなす十二騎士の一人。46歳。
ジキスムント ・・・ オルム王の庶子。その存在を知られていなかったが、王の配慮により王宮に迎えられ、
十二騎士の一人として活躍を始める。しかし・・・・・ 30歳。
318 :
無敵の英雄:2008/11/02(日) 14:23:19 ID:DmlPow5i
登場人物 (4)
【ツィン】
皇帝ヤオーがアマゾネスの捕虜、奴隷となり、マオーが3世皇帝として 即位後は急速に衰退。
キタールとの大戦に敗れ、北京は陥落する。クーデタにより皇帝マオー、ルアン、ツィイーらは
四川盆地に逃亡。マオーの弟ダヤンが皇帝に即位、エスデルらとともにツィンを立て直し、キタールとの決戦を試みる。
結局、黄河流域を中心とする華北をキタールに割譲、講和。国力を回復し、反攻の機会を窺う。
従って、ツィンは現在2つに分裂している。
《南京政権》
ダヤン ・・・ ツィン帝国皇帝。26歳。対キタール戦の屈辱的な講和を受け、帝国の再建を図る。
エスデル ・・・ ダヤンが最も信頼する将軍。ツィン軍全体の指揮をとる。戦の達人。37歳。
アラク ・・・ ダヤンの護衛隊長。25歳。勇敢で武芸に秀でた豪傑。
テムル ・・・ ツィン軍の将軍の一人。36歳。
《重慶政権》
マオー ・・・ 皇帝。四川盆地に逃亡し、ダヤンへの反撃を図る。29歳。
ユアン ・・・ ツィン軍の最高司令官だったが、マオーらとともに追放される。47歳。悪辣な策謀家。
トゴン ・・・ マオー方随一の豪傑。増大しつつあるツィイーら女権勢力に対抗し、
男権勢力の象徴である軍を守ろうと奮闘するが ・・・・
ツィイー ・・・ マオーの愛妾。30歳。妖艶な美女で、サディスト。元々奴隷女だったが、今やマオーを奴隷の如く
操っている。彼女の野望はマオー支配地域を女権国家に変えることであった!! そしてさらに ・・・!!
ヤオー ・・・ 元ツィン帝国皇帝。アマゾネスに進攻するが、捕虜となり、奴隷にされる。48歳。
319 :
無敵の英雄:2008/11/02(日) 15:00:00 ID:DmlPow5i
登場人物 (5)
【アフスム】
メソポタミアを中心とし、ペルシアからアラビア半島北部、パレスティナ、エジプトに至る
大帝国。女権国家ラシェワの猛攻の前にエジプト総督軍は連敗、皇帝自ら出陣する事態となった。
ナツィム・ナディン・ラー3世 ・・・ アフスム皇帝。40歳。女権帝国群の攻勢や、新たな誕生などを
キタール・ブルグン・アフスムの三国同盟で抑えようという
アルギン・ハーンの提案を断ってしまう。
カサンドロス ・・・ エジプト総督だったが、対ラシェワ戦の敗戦の責任を問われ、降格。53歳。
セレウコス ・・・ 大シリア総督。帝国最強のシリア軍団を率い、ラシェワをひとまず撃退。50歳。
プトレマイオス ・・・ 新エジプト総督。美女クレオパトラの父。53歳。
エサルハドン ・・・ バビロニア総督。キタールと内通か?46歳。
ザキール・シャー ・・・ ヘラート総督。戦の達人。ついに皇帝への謀反に踏み切る。27歳。
クレオパトラ ・・・ ナディン・ラーの妃。絶世の美女。しかし、その秘めたる野心にはまだ誰も気づかない・・・
25歳。
【ラシェワ】
ナイル川上流に勃興した女権国家。女王アドゥアナの下、ラシェワの女戦士らはアフスムの騎馬戦車部隊を
破り続けている。
アドゥアナ ・・・ 残虐な美女。ラシェワの女王。35歳。アフスム帝国を征服する野望を抱いている。
320 :
名無し調教中。:2008/11/02(日) 16:24:48 ID:7ck6TI0j
まとめ乙です
1対1の対決にも軍対軍の対決にも敗れ去り聖地エルサレムを奪い取られた男達
エルサレム陥落が全国家に知れ渡ったということは、女子が男子を負かした事実も知れ渡ったということ
これからが本当の戦いか。女は男には絶対かなわないと思いキタールに助けを求めたユウら姉妹は、この女の躍進をどう見てるのだろうか
321 :
無敵の英雄:2008/11/02(日) 23:46:29 ID:DmlPow5i
登場人物(6)
【アフスム】(2)
ヘロデ ・・・ アフスムの属国ユダ王国の王。アマゾネスの進攻の前に降伏、女王ユリナの奴隷とされる。
サムソン ・・・ 千人の戦士を一人で倒し、獅子をも素手で絞め殺す地上最強の英雄として知られていたが、
アマゾネスの美少女アリサと全裸で対戦、屈服させられる。
彼の敗北により、男=強者・女=弱者の図式は完全に崩壊した。
サロメ ・・・ 魔女と恐れられる美少女。サムソンの仇敵。叔父ヘロデを王位から追い、自ら女王として女権王国建設を
狙う。アマゾネスの力を借り、サムソンを倒す。かくしてパレスチナはアマゾネスの勢力下に入る。
ヨハネ ・・・ 名高い預言者。サロメを糾弾し続け、処刑されるが、対アマゾネスの十字軍開始を預言する。
死後、その首はなぜか行方不明に・・・・!??
【その他】
シャルル ・・・ ブルグンの敵、フラン族の王。常にオルム王と張り合い、皇帝の称号を狙う。
ペトル ・・・ ローマの神の教主。聖地エルサレムを占領したアマゾネスに対する十字軍派遣を、ブルグンやフランなどに
呼びかける。
テオドリック ・・・ ブルグンの東北隣に位置するラングール族の王。勇猛果敢な英雄。
アラリック ・・・ ブルグンの東南隣に位置するゴール族の王。
ビンタでダウンを喫して立ち上がることが出来ないところを
フェイスシッティングと手コキで強制発射
大観衆はイリナの呪法によってサムソンが戦いの前に弱体化し
女に逆らうことの出来ない体になっていたことなどもちろん知らない
実力で我が国の誇る英雄が若い女の子に何も出来ずに完敗し挙句の果てには
負けることに快感を覚えて射精までしてしまった
こんなのを見せられては男は劣等感を感じ女は優越感を感じるのは当たり前だね
十字軍vs女権王国。十字軍は男のプライドと強さを示すことが出来るのか
323 :
名無し調教中。:2008/11/03(月) 18:18:50 ID:INImBXy/
サムソンの大惨敗最高だな。観客の一般人男女の心の描写や声援なども欲しかったところ
アフムスはまず聖地エルサレムを奪還するべし
325 :
名無し調教中。:2008/11/04(火) 19:24:00 ID:9x/PZw1B
↑
アフリカ・アジア・ヨーロッパを結ぶ重要拠点でもあり聖地でもあるエルサレムを
何とかして漢戦士たちには聖地を奪還してもらいたい。聖地を女どもに汚されることは許されないこと
イリナの呪法を打ち破らなければ漢達は苦戦を免れないよなあ
漢にも何か聖なる武具はないのか。。。。聖剣ヴァミルがあったではないか
この武具にどのような神秘が秘められているのかわからないが
アルギン・ハーンが所有しているので期待が持てる
326 :
名無し調教中。:2008/11/04(火) 21:49:27 ID:MmX3UukQ
イリナの呪法のせいでサムソンは力が出せずに負けたのに……それを伝えられないのが悲しい
呪法のことを知っている男はベルゼブブとサムソンのみ……
327 :
無敵の英雄:2008/11/05(水) 01:03:14 ID:NsDQO3Q+
第3部 第1章 十字軍 〜序章〜 (6)
ローマの神の教主ペトルの腹心、ロドリーゴからの使者は日夜を急ぎ、母なるラインの地、
ブルグンの都、ウォルムスへと到着し、オルム王に謁見した。
「なるほど………」
アマゾネスの侵攻と聖地エルサレム陥落、それによる十字軍の要請に対しても、
すぐに引き受けるかと思われたオルム王は、意外に冷めているように使者には感じられた。
「相分かった。国家の大事ゆえ、衆議に諮り決定致す。
教主猊下にはよろしくお伝え下さるように!」
「……では、今すぐには御返事頂けぬと……!?」
「その通りである。暫し猶予頂きたい!」
オルムは使者を下がらせた。
オルムが逡巡している訳は………
そう、ご存知の通り、表面化しつつある家臣団の不和にあったのだ………!
328 :
無敵の英雄:2008/11/05(水) 01:05:07 ID:NsDQO3Q+
ブルグンにおいて内政を一手に仕切るのは、王弟マラミルであり、
その優れた手腕は衆目の認めるところである。
しかし、十二騎士の長として軍事面で大きな力を持ち、王族の一員でもある
ハーゲンとの対立は、次第に抜き差しならぬものになっている。
ハーゲンらはブルグンの更なる勢力拡大とオルム王の皇帝の称号獲得を望み、
マラミルや十二騎士のウォルスングらはむしろ名より実を取る形で国力充実を図ろうとしていた。
恐らくハーゲンらはオルム王が十字軍の指揮を取ることで金毛人諸国王の上に立ち、
ペトルから皇帝の称号を受けることを確実にしようと狙うに違いなかった。
一方マラミルらは十字軍に反対し、内政重視の政策を主張するに違いなかった。
オルム王は、弟と腹心の家臣との対立の調整という困難な仕事に着手せねばならなかったのである。
329 :
無敵の英雄:2008/11/05(水) 02:49:13 ID:NsDQO3Q+
第3部 第2章 赤壁 (1)
十字軍の首尾は如何に!? さて、物語の舞台は暫し東方へ、
キタール、南京ツィン、重慶ツィンの三つ巴の争いへと移る………。
徐州の包囲は早半月に及び、南京ツィン軍はさすがに疲れの色を見せ始めた。
「………しかし、あのような平野の城を守り、しかも我が方の十分の一の軍勢で持ちこたえ、まだ陥落せぬとは……!
エルラクとは正に、稀代の名将!
そして彼の如き武将を多く擁するアルギン・ハーン率いるキタールは、げに恐るべき国!!」
しかし、敵を誉めている余裕もあまりない。
徐州を諦め、包囲を解いて更に北方へ進軍しようとすれば、
直ちにエルラクの軍勢は城から追撃し、ツィン軍を悩ませる。
包囲しているツィン軍が逆に、徐州に釘付けにされているような情勢だった。
そしてまた、悪い知らせがもたらされた。
ついにキタール側の戦闘態勢も整い、アルギン・ハーン自ら大軍を率い、南下して来るとの情報が入ったのだ!!
キタールの名だたる武将らが従う軍勢の総数は、八十万。
不世出の英傑アルギン・ハーンは、ついにその覇業を成し遂げるべく、
まずは中華世界の統一という野望に向かって、その名将豪傑擁する未曽有の大軍を南下させ始めた!!!
果たしてダヤン、エスデル率いる南京ツィン軍はどう迎え撃つのか!!!
330 :
名無し調教中。:2008/11/05(水) 19:31:03 ID:y2P/iWmn
大ハーン率いるキタールと十二騎士要するブルグンが在れば
男権帝国が女権帝国に遅れを取ることなどナッシング
しかし備えあれば憂いなし。万全を規すために同盟を拒んだ
時代の流れを読めないラーには消えてもらい新たにアフリカの頂点に
シャーを立て、3国同盟を結び男権帝国を磐石のものとするのがベスト
ブルグンに内政を掌握できるだけの器の大きい王がいればパーフェクト
一枚岩にならないなー
332 :
名無し調教中。:2008/11/06(木) 12:49:53 ID:eAX0o969
実際の十字軍はエルサレムを制するんだったっけ?・・この通りになるのかな
でも北アフリカの王朝(ラシェワ?)に勢いをとめられマムルーク朝に息の根を止められるんだよね
マムルークというのは奴隷の意
女奴隷軍に負けて滅ぼされるのかな
333 :
無敵の英雄:2008/11/06(木) 14:55:12 ID:4LGHVIXR
第3部 第2章 赤壁(2)
アルギン・ハーン率いるキタール軍は八十万人、対するダヤン率いる徐州包囲中のツィン軍は三十万人である。
キタールとの総力戦に臨むためにも、更に十万ほどの兵員を集めることは可能だが、
それでもキタールの半分の兵員しかいない。
武将らもツィン軍の誇る優れた将軍達が揃ってはいるが、
キタールの人材の豊富さはそれ以上である。
士気の高さは、勝っているとも言えないが、決して劣っていない、と言える。
優れた武将らを多く抱え、志高い若い皇帝と、忠良で賢明な軍師に恵まれた南京ツィン軍が、
たとえ相手が倍の兵力であっても決して勝てないわけはない!!
北京を進発したキタール軍は、徐州のツィン軍との遭遇を避けるように西へ迂回し、
守備の手薄な長江中流域を目指し、一挙にツィン帝国の腹背を突き、
これを征さんとしている!!!
334 :
名無し調教中。:2008/11/06(木) 17:10:37 ID:NovtHXTF
エルサレムでの歴史的対戦が女を勢いづかせ男を本気にさせ
男女の最終対戦の呼び水になると思ったが
男はまだ本気になってないようだ
時代のうねりを感じることが出来ないのか
国と国の対決でもない民族と民族の対決でもない
これは男と女の性対決
男が認めたくないのは分かる。女が男に牙をむくなど馬鹿げたことだ
女が男に戦いを挑むなど自殺行為だと思いたいのは分かる
だがサムソンが公衆の面前で負けたのは事実なのだ
事実から目を逸らし見えないふりをしても無駄だ
ヨハネの予言は絶対に当たる。神の軍が女を滅ぼす
336 :
名無し調教中。:2008/11/07(金) 01:55:16 ID:KvV1xYGb
三巴の中国の戦いktkr
三巴は漁夫の利があるから考えて戦わないと
337 :
名無し調教中。:2008/11/07(金) 18:12:33 ID:azHEM0Pq
女権帝国は軍も一般の市民も女のみで構成されており男は奴隷として飼われているだけ
だから男がスパイとして女権帝国に侵入することは不可能。
やるにしても見つからないように隠密に行動しなければならず困難
一方男権帝国は一般市民にも王家にも女性が存在しスパイ活動はそれほど難しくない
ましてや男権帝国の女達はあわよくば男を出し抜こうとも考えている。これは厳しいぞ
338 :
名無し調教中。:2008/11/08(土) 14:40:00 ID:VH9UiJdT
キタールもツィンも名前のあるキャラが多いので面白そうだ
どちらが勝ってもただでは済まないだろうし勝敗がつかず消耗戦になってしまう可能性だってある
340 :
名無し調教中。:2008/11/09(日) 15:12:21 ID:1lNQvTDa
ツィイーの登場待てたよ 80万対40万の男の戦いを高みの見物
シードされて決勝でまってるから早く男の代表を決めてね
341 :
名無し調教中。:2008/11/09(日) 15:26:10 ID:AfYtRpD5
342 :
名無し調教中。:2008/11/09(日) 23:25:12 ID:NsmgvGb4
智将と智将、猛将と猛将の対決はあるのか
>>331 歯がゆいね・・・・男対男の戦いを一時休戦して女との戦いに神経注がないと取り返しのつかない状況になってしまうが男は馬鹿だから
344 :
無敵の英雄:2008/11/10(月) 23:38:37 ID:FPMJPrwY
第3部 第2章 赤壁(3)
ツィイーはこのところ苛立っていた。順調に進むかに思われた権力奪取が、
思うように進まないのだ。
皇帝マオーを思いのままに操り、重慶ツィン帝国の事実上の女帝となりつつあるツィイーであるが、
やはり帝国の根幹たる軍を握っているのはユアン、トゴンらの武将らである。
女奴隷らを中心とする女軍団も編成されてはいるが、まだ訓練もさほど行き届かず、
実戦でどれだけ戦えるかは分からない。
その訓練も、潜入していたアマゾネスのエリカらによって行われてはいたが、
エリカらは本国からの命令により突然呼び戻され、訓練も中断している。
今はアマゾネスの援助を一切受けることなく、独力で女権帝国建設に向けて奮闘せざるを得なかった。
しかし、今はまだ武力などなくとも、ツィイーの男を操る手腕は天賦のものがある。
自分の美貌をもってすれば、百万の兵と言えども手玉に取って敗亡に追いやることができることを、
彼女は知っている………
さて、皇帝マオーのもとに、宿敵であるツィン帝国南京政府の皇帝ダヤンから親書が届いた。
徐州包囲戦の最中、ダヤンは何を書き送ってきたのか………!?
345 :
名無し調教中。:2008/11/11(火) 01:51:58 ID:2KfY3Zg2
これから新たな国や人物が登場しますか
国は出そろいましたか
アマゾネスの支援を受けれないとなると重慶ツィンは厳しい
ツィイーの野望もここまでだな
>>343 女相手なら連戦でも問題ない
>>342 エルラク対エスデル
バルス対アラク
etcいい勝負になるか、一方的な展開になるのか
>>336 ハーンのキタールが抜けて強いと考える
キタール相手に南京だけでは太刀打ちできそうにないからな
重慶と一時同盟を結んでキタールと戦うのか
348 :
無敵の英雄 作者:2008/11/11(火) 23:08:52 ID:jw5FmuUp
>>345 まだまだ新しい国や人物が登場します。
よろしくお願いします。
大魔王ベルゼバブと最強の英雄サムソンの敗北アンド調教いいですねえ
これは呪法によって負かされてしまったわけだが、真っ向勝負だと女子はどれほどの力なんだろ
軍神ヤオー率いる最強騎馬隊は初の女との対決でアマゾネスに完敗したし
マフムードとその隊も実力で負かされてるし普通に戦ってもかなり強いのだろうが
350 :
無敵の英雄:2008/11/13(木) 01:43:44 ID:mKvBwK6V
第3部 第2章 赤壁(4)
「陛下!南京からの申し出、まことでございましょうか!!……」
ダヤンからの親書の内容を知ったユアンは驚愕し、皇帝マオーに拝謁していた。
無理もない………
親書の内容とは・・・・・
アルギン・ハーンはついにその世界制覇の野望を露わにし、
その総力を挙げて周辺諸国への侵略に乗り出してきた。
彼の野望の第一段階は、ツィン帝国を滅ぼし、中華世界唯一の正統なる皇帝の名を我がものとすることである。
彼の覇業を担うキタール軍はその数八十万、長江中流域を指して南下中、早ければ十日余りで赤壁に到着する。
赤壁の戦いこそ、天下分け目の大戦、これに敗れれば、おそらくツィン帝国は滅亡に至ることとなろう。
よって、従来の怨恨を忘れ、兄弟和解してキタールに当たらねばならない。
ついては、ツィン帝国皇帝の地位を兄に返す。
南京、重慶両政権が合体して当たれば、キタールに勝利する方策も生じよう、
・・・・・と言うものである。
しかし、これは言わば、南京政府が戦わずして重慶政府に降伏するに等しい。
両国合体し、皇帝をマオーと認める、と言うものだからである。
今や南京ツィン帝国の国力は、仁徳の王者ダヤンを慕い集まる英雄豪傑や、彼らを支える民衆の力で増大しつつある。
果たして重慶政府に十倍する国力を有する南京政府が、如何に窮したとて、むざむざと和を講じてくるであろうか!??
ユアンの疑念は、そこにあった。
351 :
無敵の英雄:2008/11/13(木) 02:55:37 ID:mKvBwK6V
第3部 第2章 赤壁(5)
「ハーンよ、いささか行く道が違うのではありますまいか!??」
ここは北京を南西へいくらか行った郊外の村。古今未曽有の八十万の大軍を率いる、
これまた世界にその名を誇る名将豪傑ぞろいのキタール軍。まさに世界最強の軍は、
ツィンとの大戦に臨むべく、南下を続けていた。
巨大な黒馬にまたがり、堅牢豪華な鎧をまとい、颯爽と歩みを進めるアルギン・ハーンに、
いぶかしげな問いを発したのは護衛隊長の豪傑バルスである。
「・・・・偽帝ダヤンめが我が帝国を侵しおり、神聖なる皇帝陛下の宸襟を悩ましたてまつらんとて
その暴軍をもって包囲しおる徐州は、こちらにまわるはやや遠回り!
このバルス、徐州にてツィン軍の最中に斬り込み、万の軍兵をただ一人にて血祭りに挙げ、
偽帝ダヤンの首級を挙げ、陛下の災いの万根を寸時にて断じたてまつらんと存じており申したが・・・!!」
「はは、バルスよ! 武辺一徹の汝には、まだまだ戦の事は分からぬと見えるな!!」
今や中華皇帝としての威厳も備わり、世界最大の帝国の主としての貫禄を身につけつつあるアルギン・ハーンは、
馬上より涼やかに、この剛毅溢れる忠臣に応えた。
「ダヤンは、一筋縄ではいかぬ男! 若年ながら、皇帝の位について以来、よく忠良の家臣を登用し、奸臣を遠ざけ、
その人徳は海内に及び、有能の人士は彼を慕って南京に集まり、庶民は彼の徳に感化され、よくその統治に服しておる!
皇帝ヤオーがアマゾネスの捕囚となって以来、崩壊寸前だったツィン軍は見事に復活し、いや、国土はかつての四分の一程に
なってしまったにも拘らず、その力はむしろ倍増している!!
実にダヤンは当代の英傑、稀代の名君!ヤオーやマオー如き残虐な暗君とは雲泥の差である!しかし、・・・・・
それゆえにこそ、彼は恐るべき敵!!! 我が覇業を妨げる者は、実にダヤンである!!!
352 :
無敵の英雄:2008/11/13(木) 03:07:17 ID:mKvBwK6V
第3部 第2章 赤壁(5)
朕は、己の力と智謀しか信じぬ・・・・この世界は、力が全て!!!我が智謀と、キタール軍の綺羅星の如き数多の忠良なる
名将英雄豪傑達の働きで、いずれ全世界は我がキタールのものとなる!!!!
しかし、ダヤンは力による覇道ではなく、仁者の道である王道によってツィンを統治し、巨大な帝国を創り上げている・・・・
彼の行く道は、真っ向から我が覇業を否定するもの・・・・ダヤンを、決して生かしてはおけぬ!!!!」
・・・・・アルギンの鬼気迫る語気の鋭さに、さしものバルスも粛然となった。
「ダヤンがいつまでも徐州に関わりあうとは思えぬ!我が方の動きを知るや、直ちに矛先を転じるであろう!!
長江中流域、赤壁へ・・・・・」
「陛下!!」
その時、中軍へと伝令が駆け込んできた。
「先鋒のジャハンギール将軍より!!数百名ほどの雑兵を連れた凄まじい風貌の男が、立ちふさがっております!
陛下にお会いしたいと申しておりますが、如何致しましょうや!?」
「何っ!!・・・・如何なる素性の男か!?」
「全く分かりませぬ!しかし、海内無双の強力の豪傑と自負しておるとのこと!!」
「ふむ、面白い・・・・!! 会おうではないか!!連れて参れ!」
「陛下、お気をつけなされませ!如何なる者やもしれず・・・・」
「む、分かっておる・・・・バルス、油断するな!!」
353 :
無敵の英雄:2008/11/13(木) 03:35:44 ID:mKvBwK6V
第3部 第2章 赤壁(6)
・・・・・身の丈2メートルを優に越す巨漢は、顔中に黒々とした髭を生やし、アルギン・ハーンの
前に引き出されても、いささかも恐れるところがなかった。
「汝、何ゆえに雑民を率い、畏れ多くも陛下の軍の前に立ちふさがるか!!
返答次第では汝の命は無いものと覚悟せよ!!!」
ジャハンギールが問うと、男はせせら笑った。
「これはこれは!!聞くに、アルギン・ハーンは稀代の英傑、家臣にも広く人材を求め、能力あるものは
身分に関わらず厚く取り立て、重用すると!!!
しかるに、豪傑に対するこの扱い、いやはや、見ると聞くとは大違いとは、この事よ!」
「豪傑とな!!世に豪傑を称する者は多いが、果たして汝の力量、その口ほどのものか!!」
キタール一の剛勇を以て任ずるバルスが吼えた!
「我が力を目の当たりにしてから、その雑言を吐くがよい!!匹夫、汝が名は何と申す!?」
「知らぬとあれば聞け!!!我が名はジャガン、その力はまさしく一騎当千、信ぜずとあらば、見よ!!!」
まさに竜虎の睨み合い、両雄抜刀し、河北に血雨の降る予感である・・・・!!!
ハーン最強説
355 :
名無し調教中。:2008/11/13(木) 18:54:19 ID:eW+XfY1W
ハニートラップ対策を考えなければ男に勝ち目なし あのベルゼブブでさえハニートラップと縄のコンボに成す統べなく地に墜ちたんだもん
男に尽きせぬ欲望の源泉・ちんこと金玉がぶら下がっている限り無理
去勢したホモ最強説
357 :
345:2008/11/14(金) 00:25:37 ID:osV8JXm9
>>348まだまだ出てきますか。それはまた楽しみです
これまで物語の舞台は中東・中央アジア・中国に一部ヨーロッパと陸続きで行われているがどのような国が出るか楽しみです
もしや黄金の国もでてくるのかな
358 :
名無し調教中。:2008/11/14(金) 08:49:08 ID:MmsVjz9H
>>348 よろしくお願いします
>>355 縄は厄介だなあ。プレイと称して縛られたら最後、後戻りは出来ないところまで逝かされるからなあ
>>357 黄金の国 王は信長?秀吉?それとも
359 :
名無し調教中。:2008/11/15(土) 07:51:00 ID:UGBZ+rBL
ヤマトタケルや卑弥呼かいな。ジパンがでてもあまり強くなさそうか?
クレオパトラの魅力にも屈しなかったアウグストゥスみたいな若く怜悧な、
才能ある傑物はいないのか?
南京と重慶が手を結んだ場合、ツィイーとハーンが一戦交える可能性も無きにしも非ず。。か
ハーンがダヤンを評価していたとは意外。ダヤンてあんまり強そうではなかったし
362 :
名無し調教中。:2008/11/15(土) 17:09:01 ID:UGBZ+rBL
ここで大ハーンが元奴隷の無名女に負けてしまう?まさか
363 :
無敵の英雄 作者:2008/11/16(日) 01:16:27 ID:v+5zsAuA
「日出ずる国」自体は登場しませんが、ある集団とその首魁が登場します。
もうしばらく先の話になりますが、どうぞお楽しみに。
364 :
無敵の英雄:2008/11/16(日) 02:36:33 ID:v+5zsAuA
第3部 第2章 赤壁(7)
「………皇帝の地位をマオーに譲り、ツィン帝国を再び一つにする、
こう言ってやれば、必ず奴めは乗ってきます!」
徐州から追撃するエルラクの軍勢を振り切りつつ、
南京ツィン帝国軍三十万は、南西方面へ迂回しつつあるキタール軍を迎撃、会戦すべく、
怒涛の如く南下を初めていた。
「長江赤壁にて兄弟会盟し、万古不易の信義を誓わん!!
………そのように親書にしたためております。必ずやマオーはのこのこ出て参るでしょう!」
「そして………」
つぶやくように言うダヤンに、エスデルはバサリと人を斬る仕草で応える。
「……これで一兵も損じる事なく、重慶ツィン帝国は滅亡、我らのものとなります!!!」
「………エスデルよ、本当にやるのか!?」
「陛下!」
エスデルは馬上、顔だけをダヤンへ向けた。
「陛下のお気持ちはよく分かります!
如何に悪逆の暴君と言えども、ツィン帝国の嫡流の皇帝にして血を分けた兄たる者を、
謀略をもって暗殺するのは忍びない事。
しかし、マオーの存在が、如何に多くの人々を苦しめているか!!
重慶、成都、四川の民は、皆頭上に南京ツィン帝国の旗が翻り、
我らの軍勢が入場する中、マオー、ユアン、ツィイーらの首級が街中に晒される日を待ちわびておりますぞ!!」
「分かっている!最早朕は私情を捨てた!!
マオーを暗殺せよ!!!」
365 :
名無し調教中。:2008/11/16(日) 03:12:13 ID:jFjbPd+W
朝鮮出兵的な感じですかな
日出ずる国が大陸に遠征してくる感じですかな
首魁が誰なのかもこれからの楽しみの一つですな
ハーンはエギンが自分に持ってないものを持ってることに恐れてるんでしょうな
言動の節々で冷静で慎重な所を見せてきたけれど案外小心者で小物なだけだったりしてね
366 :
名無し調教中。:2008/11/16(日) 03:53:22 ID:9Dvw6KKx
Mにはテンで興味ない俺はSMとか全部スルーしてる
やっぱ愛のある受けだよ
それも普通の受けじゃなくて性格、シチュ、H時全部超受け
もちろん責めルート、責めH一切なし
何ならH時だけ主人公がベットに縛り付けられて身動きできない仕様でもいい
そんなゲームがもし出たら予約10枚ぐらいしてもいい
367 :
名無し調教中。:2008/11/16(日) 17:10:55 ID:xRPqxiiY
ダヤンってもしかして重慶を納めているのはマオーだと思っているのかw
これは見込み違い、見当違いもはなはだしいw
368 :
無敵の英雄:2008/11/17(月) 00:21:46 ID:EYGK/S/u
第3部 第2章 赤壁(8)
『怪しい、どう考えても怪しい………』
ユアンは心中穏やかでなかった。
「うむ、ユアンよ!これも朕の積善の為せる業……
ついに南京にてツィン皇帝を偽称してきたダヤンめが、降伏を申し出て参ったのだ!!」
マオーは傍らに寵妃ツィイーや女奴隷達を侍らせ、
阿片を吸いながら横たわったまま、ユアンと話していた。
「は、全ては陛下の御威光の為せるところ!」
口ではそう答えたユアンであったが、内心の疑いは最早確信に近くなっていった。
『やはりこれは謀略だ!ダヤンめは何か企んでいる!!………』
如何にキタールとの全面戦争に窮したとて、我が方に十倍する国力を持ち、
勇将豪傑数多擁するダヤンらが、何を間違えて人材払底し、暴君の圧政に喘ぎ、
怪しげな女官らの跳梁する、今しも崩壊寸前の国に降を求めるであろうか!!
『謀略だ!!』
しかし、ユアンはあえて何も言わず、マオーに尋ねた。
「して、陛下は如何になさるおつもりで………」
「うむ、よろしく兵を率い、江南赤壁にて会盟されよ、
我もまた兵を率い、皇帝の玉璽をお返しして兄上を正統なるツィン皇帝として認めん、
とのことである!
ユアン、全軍を召集せよ!赤壁へ行くのだ!!」
369 :
名無し調教中。:2008/11/17(月) 18:58:04 ID:/HGGxCkZ
妥当キタールのために兵数・兵力を少しでも増やしたいため重慶と手をムスブ
マオーにうんざりしているトゴンら軍部にしても願ってもないチャンス
マオーを殺してトゴンらを戦力として迎えれば南京重慶連合軍として戦力アップ
キタールとの赤壁の戦いに向けて視界が開けてクル
しかしそうそう美味くはいかない。何故ならあのツィイーら女権国建国に野望を抱く女軍
が重慶にはいるのだ。そしてトゴンも女達の走狗となってしまったいる
ツィイーがどういった行動をとるのか。結局この局面も女の動向しだいなのだ
そしてアルギンハーンをも恐れぬ2mを超える大男はキタールの味方となるのか
赤壁の戦いから目が離せない
ハーンは男権国と戦い倒して行くことによって有能な人材と領土を増やし強くなって来たしこれからもそうするだろう。だから絶対に味方に加えるね。その度量こそがアルギンハーンたる所以。上の方でハーンは小さいなどとのたまわっているやつがいたが何を言っておるのだ
371 :
名無し調教中。:2008/11/17(月) 20:03:15 ID:/HGGxCkZ
ハーンは一番強いと読んでいて感じますが初のキタール対アマゾネスで
マフムードが敗れ奴隷にされているのにあまりアマゾネスや女権国家に関心がないように見える
装っているだけなのか。ユリナと初対面(距離は相当離れていた)では認めているような事を言っていた
372 :
名無し調教中。:2008/11/17(月) 21:57:18 ID:1mJ3p3t4
ハーンが最強です
男が美女(アマゾネス)に虐待・打ち負かされるM小説を期待してたが、
なんか大河歴史小説な展開になってて、一見さんMにはとっつきずらい
自分が勝手に思っているのは、ツィン・キタール・ブルグン・アフスムが今まで登場した中での4大大国だったと思っていた
うち軍神とまで呼ばれたヤオーと無敵を誇ってきたツィンの騎馬軍団が初めてのvs女との戦いで無様な敗北をして
ヤオーがエリナに負かされ奴隷に堕とされ、ヤオーの力で一つにまとまっていたツィンは分裂し脱落
アフムスはアドゥアナ率いる女権国家ラシェワに連戦連敗し焦りの色が隠せない。カッサンドロスを降格させ
変わって帝国最強のシリア軍団を率いたセレウコスがラシェワを撃退し難を逃れたように思えるが
ラシェワ・アマゾネスそして謀反を起こした戦の達人ザキール・シャーにまで囲まれ解体は時間の問題
ブルグンは国内の情勢がはっきりせず内部崩壊の危険性がある
かたやキタールは内政も外政も万全。赤壁で勝利を収めれば領土も拡大できもはや敵なしの最強勢力になるのは間違いなし
いまや世界は1強時代。女権国家?眼中になしだよ
>>373 M的要素のない章もあるからね。最初から読む人は結構しんどいかも
M的要素のない章も布石なんだけどね
376 :
名無し調教中。:2008/11/18(火) 22:02:57 ID:YryCKSvN
ほー日本人登場するんか。ということは船で現れるんか?
377 :
無敵の英雄:2008/11/19(水) 01:16:20 ID:E9/nwzqg
第3部 第2章 赤壁(9)
キタールの全軍がかたずを飲んで見守る中、バルス対ジャガン、2メートルを越す巨躯の豪傑同士は
激しく剣戟を交え、あたかも竜虎が噛み合う如くであった。
八十万の大軍は音もせず静まりかえり、上はアルギン・ハーンから下は兵卒に至るまで、
咳一つせずこの万邦無双の豪傑同士の戦いに見惚れていた。
大平原にはただ両雄の激しい撃剣の音と、掛け声がこだまし、
あたかも全宇宙の耳目がこの名勝負に集まったかのようだった。
戦いは一進一退し、いずれが勝るとも全くつかない。
力と力、武勇と武勇、全く伯仲する真の漢同士の勝負。
かつて、これほどまでの対決を目にした者が、いたであろうか!!!
両雄激突、三百合まで剣を交えたであろうか………
「大ハーンの御命である!それまで!豪傑よ、それまでである!!」
大音声、ジャハンギールが両雄の間に馬を乗り入れ、引き分けた。
ザッ……と、大海の水が引く如く、キタールの大軍が道を空ける中、
数百騎の旗本らを従え、現れたのは、無論アルギン・ハーンである。
「勇士よ!」
と、ジャガンに呼びかけるアルギン。
それに対し、ジャガンは先程とは打って変わって、丁重な礼を取って応じた。
378 :
無敵の英雄:2008/11/19(水) 01:20:17 ID:E9/nwzqg
第3部 第2章 赤壁(9)
「私めをもって勇士とは、過分なる御言葉!」
「何を申すか!
このバルスはキタール一の豪傑、この男を相手に一歩も引かず、かくまで戦い得る者が、
真の勇士豪傑でなくて、何であろうぞ!!」
「いや、この男、………」
バルスが話し始めた。
「今まで俺は、数多の豪傑と称する男達と戦ってきた……
だが、このような男は見た事がない!!
大ハーンよ、彼こそは真の漢、万邦無比の豪傑であります!!!」
「大ハーンよ!」
ジャガンは馬上のアルギンを仰ぎ見た。
「私は、今日初めて真の豪傑と言える人物に会うことが叶いました!
そしてかかる豪傑勇将数多擁し、全世界にその覇業を及ばさんとしておられる
智謀優れ、勇仁兼ね備えた英主アルギン・ハーンこそ、我が主君と仰ぐに相応しい御方と確信致しました!!
大ハーンよ!何卒、私めを配下にお加え下さい!!」
「分かった!!」
アルギンは笑って応じた。
「汝も我らと共に、大望を為さんと心を一つにするか!
ジャガンよ、汝をバルスと並んで護衛隊長に任ずる!!
共に男子の夢を遂げようぞ!!キタールよ、我らは今日、武勇無双の豪傑を得たり!!!」
八十万の大軍は潮の如くどよめき、勝どきをあげた。
379 :
名無し調教中。:2008/11/19(水) 13:07:39 ID:LPkiTtJa
キタールにA級クラスの武将が加わり兵士の士気も最高潮
数で優位にたち質でも優位、モチベーションも申し分ない
ダヤンは兵士達からの信頼厚く士気を高めるのは上手そうだが
重慶側の兵士達がまともに戦ってくれるのか
赤壁の戦、ツィーの動向も含め楽しみ
うわ・・また新たにプライド高く、強そうな男戦士が登場してるじゃん
新たな屈強な戦士が出てくれば来るほどその戦士が負けるはずのない女に
戦いで無残にも敗れ蹂躙され辱めを受けプライドを砕かれ女の足元に跪き許しを乞い
涙を流し足を舐めている姿を想像して勃起しちゃう。男が強ければ強いほど萌える
381 :
名無し調教中。:2008/11/20(木) 10:19:08 ID:iy1dVcbP
キタール,日本に破れる
382 :
345:2008/11/20(木) 20:16:56 ID:T92CtBOF
ジュンガってラシェワの女性なんですか?それとももっと南のアフリカの女性?
ラシェワはスーダン・エチオピア程度の領土しか持たないまだ小さな国だよね
そんな女権国に連戦連敗してるなんてて大帝国アフスムは屈辱的だろうなあ
「日出ずる国」が登場すると聞いて読み直してみたのですが
ツィンのマオーはわさびをとりよせていたんことから国交があったのですね
未開の地として東南アジアやアフリカの南、ロシアといったところがありますが
このあたりも登場するのですかね?南米北米、OZは離れているのでどうかな?
すいません質問ばかりで。無視してもらってもいいのでごめんなさい
どこの国も不安を抱える中キタールは万全だなあ
ハーンも新参者をバルスと同格の地位を与えるなんて凄い
無敵の英雄作者さん。いつも楽しく見させてもらってます
週一でも月一でも良いので続けて管浅い
383 :
名無し調教中。:2008/11/20(木) 23:05:20 ID:iy1dVcbP
それは進むにつれて明らかになっていくことなのでお楽しみということで
384 :
無敵の英雄 作者:2008/11/20(木) 23:40:39 ID:7KqxqXp/
ありがとうございます。
まだまだ物語は広がっていきますので、どうぞお楽しみに。
385 :
無敵の英雄:2008/11/20(木) 23:42:51 ID:7KqxqXp/
第3部 第2章 赤壁(10)
「フフ、陛下、お待ちあそばせ……!」
重慶ツィン帝国の宮廷。ユアンに出陣を命じるマオーに、
寵妃ツィイーが口を挟んだ。
………おのれ、女狐めが………また何やら奸策を構えようというのか!?
身構えるユアンを後目に、ツィイーは妖艶な笑みを浮かべて続けた。
「つい先頃、我が国はまこと、武勇誉高い武将を得たばかり………お忘れでは!?」
「お、おお………!」
マオーはやっと気づいた。誰あろう、他ならぬアルギン・ハーンの弟、エギンは兄に謀反を起こし、
無残にも大敗、兵は壊滅して尾羽打ち枯らし、今は重慶のツィイーの下に身を寄せているのではなかったか。
「全く!!エギンの如き勇将を忘れていたとは………!」
「キタールとの戦には、エギン殿のように内情に通じ、
しかも人望ある英雄がいれば最早御戦は勝ったも同然………
彼に軍を授けて一方の将となされば、キタールの兵らは戦わずして我らになびきましょうゆえ……」
「分かった!エギンを将軍に任じ、全軍の半分を委ねる!
後半分は、ユアン、汝率いよ!!」
「お、お待ちなされませ!!」
ユアンは驚いた。
普段は狭量で気の小さなマオーが、ツィイーの前ではやたらと大きな男であるように振る舞い、
あろうことか、降を容れて間もないエギンに全兵力の半分を委ねるとは!!
386 :
無敵の英雄:2008/11/21(金) 00:20:26 ID:ThV1QU12
第3部 第2章 赤壁(11)
「ユアン、何か不服か!」
たちまちマオーは機嫌を損ね、睨みつけた。
「そも、故人曰わく、英雄よく人を容れると!
汝は朕の意向に逆らうのか!?」
小人が時たま英雄の真似ごとなどすれば、百害あって一利なしだが、
最早ユアンは何も言う気がしなかった。
しかも、エギンは兄とは似ても似つかず、武勇こそ人並み以上あれ、知略人望など全くない男である。
ツィイーはエギンを英雄と評したが、全くの見当違いである。
だからこそ、西安を拠点として謀反したものの、兵らは次々に脱走し、戦っては敗北し、
ついにかつての敵の下に亡命してきたのではないか!
エギンに兵を委ねるなど、笑止千万!
しかも、わざわざ敵の術中にはまりに赤壁へ行くなど………
387 :
無敵の英雄:2008/11/21(金) 00:34:19 ID:ThV1QU12
第3部 第2章 赤壁(12)
………その時。
ユアンの胸には、とてつもない考えが浮かんできたのである………!!
これは最早、良い潮時!
マオーを置いておけば、ツィイーら女どもの力が強くなるばかり。
いずれは、とは思ってきたが………
「そうだ、ダヤンが手を下してくれるならば、手間が省けるというもの………!
そうだ、敵中にマオーを投じ、殺させよう!!!
そして、俺はこの要害の四川を抑え、この国の皇帝となる!
新たな帝国を建設するのだ!!
そうだ、これは………むしろ大変な好機!!!
これで俺は、主君殺しの汚名を着ずにすみ、
しかもマオーの威を借り力を伸ばしてきたツィイーどもをも抑える事ができる!!」
ユアンは何も言わず、マオーの前から退出した。
………かくして、ついにユアンは自分が皇帝の地位につくという積年の大望を果たすべく、
マオーをわざと死地に追いやるため動き出したのである!!
ユアンの次の打つ手は!?
………しかし、ツィイーも密かに企みを巡らせている。
最早アマゾネスのエリカの思いのままとなったエギンを将軍とし、
重慶ツィン帝国軍の半分を指揮させるようにさせた!
果たして、彼女は何を狙っているのか!!!
388 :
無敵の英雄:2008/11/21(金) 01:42:23 ID:ThV1QU12
第3部 第2章 赤壁(13)
重慶ツィン帝国軍は、総勢五万人。
ユアン、トゴン、エギンを除いては、これと言った将軍もおらず、
士気の低下も著しく、脱走者さえも相次いでいる。
かかる弱体を極める重慶ツィンが今まで、キタールや南京ツィンからの攻勢に何とか持ちこたえてきたのは、
その拠る四川盆地が周囲を険しい山々に囲まれ、天然の城塞となっているからである。
外に攻めて行けば敗北する可能性は大きいが、険しい山々に兵を配置し、
ひたすら守りに徹すれば、難攻不落の地である。
その事は、当然ツィイーもよく知っている………
彼女は何を狙って、総兵力の半分、二万五千の兵をエギンに与えたのか………!!?
サムソンの公衆の面前での歴史的敗北は今の所、表だった影響は見えて来てはいないみたいだね
男権帝国は言論統制してエルサレムでの歴史的対戦をなかったことにしてるのかな
女に知られると意識改革により主たる男に逆らう不届きな女が現れる可能性があるからね
390 :
名無し調教中。:2008/11/21(金) 04:50:08 ID:+OZywpKN
ふと疑問に思ったんだが、作者さんは男?それとも女?
aaa
392 :
名無し調教中。:2008/11/21(金) 19:13:23 ID:Tglql8Km
>>373 最初から読んでないとツィイーがマオーの奴隷で毎夜毎夜調教される立場の
気の弱い性奴隷だったなんてわからないですよ
それが今やマオーを傀儡としてあつかい、影の女帝ですから
立場逆転こそこのSSの醍醐味。ツィイーの今の言葉使いは最高
ツィイーの強さはまだキタールなどの他国には知られて欲しくない
あくまで重慶ツィンを指揮してるのはマオーだと思わせて欲しい
393 :
名無し調教中。:2008/11/21(金) 19:16:22 ID:Tglql8Km
ジャガンはザキール・シャーがよこしたスパイでは
394 :
無敵の英雄:2008/11/22(土) 03:21:30 ID:yLRaYGsF
第3部 第2章 赤壁(14)
こちらはアマゾネス占領下のエルサレム。女王ユリナの本営に、シリア北部からの使者が駆け込んだ。
使者はアフスム帝国領バビロニアに潜入していたスパイからの報告を携えていた。
女王ユリナは、その報告に驚愕した………
アフスム帝国領バビロニア総督であるエサルハドンの軍勢は、
各地の軍を撃破し東進、先頃ついにテヘランを占領したザキール・シャーの軍勢を迎撃するため、
主力部隊をペルシア西部へ移動、自然と北部地方は手薄となっているはずであった………
しかし、北部の街タブリーズに潜入したアマゾネスのスパイは、そこで信じ難い光景を目にしたのだ。
アフスムの軍勢が街から引き上げ、手薄に成り行く防備の様を探るべく、
タブリーズに入ったアマゾネスのスパイ。しかし、彼女が目撃したのは………
キタールの軍勢である………!!!
敵国であるはずのキタールの軍勢、その数は5、6万は下るまい………
その大軍が、恐らくカスピ海の対岸、トルクメニスタンからであろう、キタール領から船に乗り、
続々上陸し、タブリーズに入っているのだ!!
しかし、エサルハドンがこの事を知らぬはずはない………
にもかかわらず、エサルハドンがキタールの侵入を黙認している………
この事は一体、何を意味するのか………!!?
いずれにせよ、十字軍を迎え撃つべく態勢を整えつつあるアマゾネスの背後に、
キタールの軍勢が入り込みつつあるのである!!!
395 :
無敵の英雄:2008/11/22(土) 03:26:57 ID:yLRaYGsF
女性の権利が一番認められていないと思われる中東イスラム地域をアマゾネスが占拠してるのが面白い
397 :
名無し調教中。:2008/11/22(土) 14:54:58 ID:1//GebDa
キタールなんて軍神ヤオー率いる騎馬軍団に敗れてしまった国。たいしたことないよ
軍神をぼこぼこにしたエリナと10数万の兵と最強騎馬軍団を全滅させたアマゾネスが最強
もちろんサラ王国との戦争の後でツィンも多少戦力が落ちたり、モチベが落ちたりという
ことはあるとは思うけど俺の中でアマゾネス>キタールは揺るがない
>>396 イスラム教は女性の権利が一切なかった部族社会に男性の何割かの権利を与えたんだが?
399 :
名無し調教中。:2008/11/22(土) 20:29:25 ID:yRT3OhFm
ツィンは実はそれほど強くなかったんだよ。ヤオーもマオーも150に満たない小さなおっさんだし
キタールに勝ったといってもあの時のキタールは強くなかっただけだよ。アルギンもいなかった訳だし
ツィンにかったからアマゾネスが強いとは言えない
アマゾネス遠征もあなたのおっしゃる通りサラを滅ぼした後だった訳だし、舐めてかかって作戦もたてず力もいれず戦ってしまった
逆にアマゾネスは上手く作戦を練って戦い地の利を生かしただけ
女だけの国などいまに男にテッツイを下される。ヨハネの予言通り神の軍によって無残に全滅することになる
400 :
名無し調教中。:2008/11/22(土) 20:30:56 ID:yRT3OhFm
と言いながらもちろんアルギンハーンが実力で無名の奴隷女に打ち負かされ組み伏せられ許しを請う姿が見たい。いつになるのかわからないがラストまで残るのか…案外近いうちにそうなったりしてね
なんにせよ男を応援していた方が負けたときの興奮が大きいのでこれからも男を応援して行きますが本心ではないのでよろしく
401 :
名無し調教中。:2008/11/22(土) 20:44:28 ID:yRT3OhFm
>>398 何の知識もないのに想像だけで判断してしまいもうしわけない
本編ストーリー展開を大河的に展開させるのもいいですが、緩急つけて、
閑話休題・息抜き的に、アマゾネスたちの男イビリ・拷問などの日常描写を書いてくれれば神
核になる魅力的なS女もたくさん揃ってるし。
作者さんの気が向いたら、検討お願いします。
403 :
無敵の英雄 作者:2008/11/22(土) 23:03:21 ID:yLRaYGsF
>>402 分かりました。ありがとうございます。
アマゾネス統治下の男達の様子も描写していきますので、よろしくお願いします。
404 :
名無し調教中。:2008/11/22(土) 23:27:16 ID:yRT3OhFm
捕らえられた勇将や無敵の英雄が新たなアマゾネス戦士の育成に使われる?
405 :
無敵の英雄:2008/11/22(土) 23:44:17 ID:yLRaYGsF
第3部 第2章 赤壁(15)
ローマの街に、奇妙な噂が流れ始めていた。
王女サロメにより斬首されたヨハネの首を持つ者は、「世界の秘密」を手に入れることになる、というのだ!!
「世界の秘密」とは如何なるものか、それを手に入れるとどうなるのか、誰も分からなかったが、
謎めいた噂はいずことも知れずやって来てローマに入り、また他の街へと流れていった。
「フラン王シャルルが家臣らを派遣し、ヨハネの首を捜させているらしい!」
「ブルグン王オルムも家臣を密かに東方へ派遣したようだ!」
「ゴール王テオドリックは、ヨハネの首のありかを知る男を捕らえ、
聞き出そうと懸命のようだ!」
「ヨハネの首は予言をする!そしてこの世界の重大な秘密を語る!!」
どれも噂の域を出ず、何が真実なのか、誰も知らなかった。
噂は街から街へ、国から国へ………
いつしか、金毛人諸国全域へと広がっていった………
諸国が十字軍の編成に追われる中、広がった噂。
この奇妙な噂は、神の為せる業か、それとも何者かの企むところのものか………!?
406 :
無敵の英雄:2008/11/23(日) 01:09:57 ID:anJ0o44s
第3部 第2章 赤壁(16)
キタールの将軍、ヤズディギルドは4万のキタール軍を率い、
かつてマフムードが統治しており、今はアマゾネス占領下のカスピ海北岸の都市、
アストラハンに向かって、これを奪回し、捕虜となっているマフムードを救出すべく進撃を始めた。
アストラハンはアマゾネスにとって、東のキタールを抑える重要拠点となっていたが、
現在パレスチナに主力部隊を集中しているアマゾネスにとって、
アストラハンの防備に大きな兵力を割く余裕はなかった。
自軍の十倍近い大軍の侵攻を前に、アマゾネスらは軍議の結果、
更なる戦いに備え、兵力を温存するためにやむを得ず撤退することを決定した。
5千のアマゾネスらはアストラハンに火をかけ、マフムードを連行し、炎上する街を後に撤退していった。
ヤズディギルドのキタール軍が来着した時には、既にアマゾネスの軍勢は遠く引き上げた後であった。
幕僚らの中には追撃を主張する者もいたが、ヤズディギルドはアストラハンに軍勢を留め、
街の修復や軍の駐留の便を図るなど、地盤固めに努めていった。
防衛か、兵力温存か、で兵力温存を選んだアマゾネスのアストラハン駐留軍。
しかし、要衝アストラハンを放棄した事で、クリミア半島は直接キタール軍の攻撃にさらされる可能性が高まり、
かえってパレスチナから主力部隊を割いてクリミア半島防衛に当てざるを得なくなったのである。
十字軍侵攻を前に、兵力を分散せざるを得なくなったアマゾネス。
女王ユリナは如何にこの難局を乗り切るのか!
407 :
名無し調教中。:2008/11/23(日) 17:49:26 ID:mPRu2PF3
女子が男子に勝てるはずがないと思っていたユウ・ミキ・サーヤ達は
・仇であったヤオーとツィンがアマゾネスに敗戦を喫した事
・サムソンがアマゾネスの女戦士と1対1の戦いで完敗を喫した事
を目の当たりにはしてないが噂としては耳に入っているのか、入っていないのか
もし入っていたとしたら、女子でも男子にに勝る性である事を自覚し
何らかの心の変化はあるのだろうか
それともキタールでアルギン・ハーン等屈強な男達と出会い
男という性にいままで以上に尊敬や信頼の念を抱いているのか
もちろん放浪のみであった自分達を暖かく迎え入れてくれたことに感謝はしてると思う
ユウ・ミキ・サーヤの生い立ちや今後の心の動きにも注目
ツィイーとユウの関係そして生まれ故郷はあの国か
408 :
名無し調教中。:2008/11/23(日) 17:50:58 ID:mPRu2PF3
>>402>>403 捕らえられた男達がどうしているのか知りたかったし見たかった。
地位が高い・屈強で強い男は奴隷にされいぢめられ続けて精神崩壊?それともまだ男として抗い戦うのか
圧倒的な男性優位の社会で生きてきたであろう戦士達が女にいぢめ抜かれる描写はイイ
プライドが崩れ去り屈辱が快感にかわるときが本当の敗北
一般兵達はどうなってしまっているのでしぃお。やっぱ消されてるよね
元家来達が見てる前で女に調教され奴隷にされるのもいいし
さ
409 :
名無し調教中。:2008/11/23(日) 23:00:58 ID:ru9SeV/x
聖剣ヴァミル,イリナの縄,ベルゼブブ,ヨハネの首、ファンタジーも好きだお¨
410 :
名無し調教中。:2008/11/24(月) 08:02:17 ID:y2QwUu1n
ヤオー.マフムード.サムソンandお漏らしベルちゃん.主要人物でアマゾネスの捕虜は4人
いずれ劣らずの地位も名誉も兼ね備えた男闘呼だった。この男尊女卑の考えを持った男達がどんな酷いことになっているのか興味津々
戦いに敗れたわけでもなく捕虜にもなっていないのに調教の海に溺れてしまった男が
マオー→→ツィイー
トゴン→→ツィンの女奴隷
エギン→→エリカ
オムル→→ルクレツィア
負けて捕虜になったわけではないのにすでに調教済の男が結構いる
中でもあのブルグンの王オムルが夜な夜な王妃に苛められているとはブルグン国民には考えも及ばないことだろう
あの英雄王が属国のロルム人の20歳年下の王妃に頭が上がらないなんて知れたら生きていけない
>>403 作者さんありがとう
本編ともども期待してます
各国の
兵数
414 :
無敵の英雄 作者:2008/11/25(火) 01:40:16 ID:001oOKic
いずれ書こうと思ってました。
既出の主要国のおよその動員可能兵数(多い順)
大キタール帝国 …… 約120万人
南京ツィン帝国 …… 約50〜60万人
アフスム帝国 …… 分裂しつつあるので各総督ごとの保有兵力
シリア軍団(セレウコス) …… 9万人
エジプト軍団(プトレマイオス) …… 7万人
バビロニア軍団(エサルハドン) …… 7万人
ヘラート軍団(ザキール・シャー) …… 8万人
ブルグン王国 …… 約20〜25万人
フラン王国 …… 約18〜20万人
ラシェワ女王国 …… 約15万人
アマゾネス国 …… 約10〜12万人
サラ王国 …… 約5万人強
重慶ツィン帝国 …… 約5万人弱
大体動員数は人口の1割が限界だから、キタールで1200万か。
416 :
無敵の英雄 作者:2008/11/25(火) 13:03:03 ID:001oOKic
>>415 第2次大戦頃の近代国家はだいたいそうですね。
「無敵の英雄」の世界は古代・中世を念頭に置いてますので、
政府の動員能力も今よりはるかに小さい、とお考え頂ければ幸いです。
キタールは満蒙華北から中央アジアに至る帝国なので、
私としては総人口は数億人くらいのつもりでいます。
ありがとうございます。
417 :
名無し調教中。:2008/11/25(火) 19:45:26 ID:Rf38L7hY
剣対鞭の対決で男大苦戦
戦ったことのない鞭の軌道・間合いが
まったく読めず
女の柔軟性がしなる鞭と相性抜群で
腕と鞭が一体となり襲い掛かる・・・・・なんてね
418 :
名無し調教中。:2008/11/25(火) 22:26:38 ID:1WJKwbxk
既出国では数の上ではキタールが圧倒的ですね。
419 :
名無し調教中。:2008/11/26(水) 07:07:16 ID:uSkI4Fec
ジャガンのようなどこの馬の骨かわからない男を強いだけでバルスと同じ階級を与えるのは良いのか悪いのか
もしかしてスパイかもしれない。他の兵士達から不満は漏れないのか「何故新参者に従わなければならないのか」
そこは実力主義で納得してるのかね
南京と重慶…これほどまで兵力にさがあるとは…
アルギンが世界皇帝になる日も近い
アマゾネスとラシェワなんて眼中にないだろうね
南京ツィンを撃ち滅ぼせば世界はキタールのもの!!!
422 :
無敵の英雄:2008/11/27(木) 22:57:10 ID:RnNCWVPW
第3部 第2章 赤壁(17)
エルサレムのユダ王国女王の宮殿。
英雄サムソンは全裸にされ、首輪と拘束具を装着されて、
女王サロメの前で、大勢のアマゾネスや女奴隷らの好奇の視線に晒されながら、土下座していた。
かつては世界最強の男と呼ばれた男は、女王サロメにクイッと顎の先を摘まれ、
上を向かされた。
「フフン……… 最強の英雄と言われた男が、いいザマねえ………」
サロメは女奴隷に命じてサムソンの両腕をねじ上げさせると、
両手首の拘束具を首輪のところでガチャリと留め、サムソンの両腕を拘束してしまった。
そして、サムソンの両乳首をキュッとつねると、彼は惨めなうめき声をあげた。
「ふふッ………
ほら、サムソン、アンタに会いたいッてコが来てるわよ〜」
サロメの声とともに現れたのは、ミナというエルサレムでも札付きの不良少女と、
その仲間の少女達だった………!!
ミナとその仲間達は年の頃17、8の美少女揃い。
しかし、悪知恵に長けた彼女らは、自分達の魅力を最大限に利用し、
売春や恐喝など、良民の男達をたぶらかし、エルサレムの治安を著しく乱した。
サムソンは単身ミナ達の組織に乗り込み、彼女らを降参させて組織を壊滅させたが、
彼女らの命を奪うことまではしなかった。
「あ〜ら……… サムソンちゃんじゃない〜」
肌も露わなビキニ姿の美少女達。
一際美しい17歳のミナは、手にした鞭をしならせながら、サムソンを見下ろした………
423 :
名無し調教中。:2008/11/28(金) 02:29:14 ID:wULoW6V7
キタール=その他
女権は重慶合わせても数では差が大きいね
兵数の差を全く感じさせない戦を見せて来たが
アストラハンを放棄せざるをえないなど
数の違いに窮してる感じ
424 :
名無し調教中。:2008/11/28(金) 02:48:10 ID:wULoW6V7
誰かが書いてたが男権帝国には女もいるからね サロメのように好機を伺ってる女が
>421
なつかしいサイトだなw
王位継承の男女バトルはいつ見ても名作
なにげに皇帝に伝わる必殺技が、サムソン・スープレックス(女には無効化されるが)
>>422 乙です!
残虐な美女たちに捕えられたサムソンの運命にWKtK
426 :
名無し調教中。:2008/11/28(金) 18:34:34 ID:BtvEqFcq
ブルグンが以外に兵数少ない
女権国は重慶を合わせたとしても30程度か
まだまだ男権国の足元にも及ばないね
男が本気になればいつでも女など一網打尽に出来そうだ
アマゾネスなど地理的に見てもブルグン、キタールに
挟まれてるし昼寝代わりに一気に凌辱してやってください
427 :
名無し調教中。:2008/11/28(金) 18:35:51 ID:BtvEqFcq
兵数などが分かってくるとこれまた面白いね
428 :
名無し調教中。:2008/11/29(土) 03:13:50 ID:w4Ek/4fX
数じゃないのよ。ヤオー一人がアマゾネスによって捕虜にされただけでツィンが分裂したように
キタールだってアルギンのカリスマ性によって纏まっているだけ
アルギンがいなくなったら空中分解するのは目に見えているわ
ヤオーのようにアルギンももうすぐ跪き屈辱にまみれることになるわ
昔、降参させて壊滅させた組織の女の子達に苛められるというのがイイね
>>421 妹対兄も面白いね。強く逞しくどんなときでも頼もしかった兄。そんな兄をしたって尊敬していた妹であったが
男の意外な脆さ、弱さを知り2人の立場は逆転。いつも守ってくれていた兄がこんなに弱かったなんて
430 :
名無し調教中。:2008/11/30(日) 01:56:14 ID:bEgyzeE/
男権国の中にも男の権力乱用にたいして不満や怒りを持ちながらも恐怖で仕方なく従っていた女達がいたということだね
その女性達を導くのがアマゾネス
431 :
名無し調教中。:2008/11/30(日) 04:11:52 ID:8eJtTL4L
432 :
名無し調教中。:2008/11/30(日) 14:18:37 ID:UQHdmh/n
男権帝国にいながら男の寝首を狙ってる美女はいっぱいいるよ
ルクレツイア・ヒルディアやクレオパトラなんてそうだよね。ユウはどうなのかな
男の権力が弱まった地域では潜在的に男を敵視してきたミナのような美女が
どんどんあらわれるだろうし、表面的に兵数で男権帝国に劣っていても
それほどの差はないとみるね
433 :
無敵の英雄:2008/11/30(日) 15:24:12 ID:0UO8pOgz
第3部 第2章 赤壁(18)
「フフフ・・・・ 千人の戦士を一人で倒した男も、たった一人の女に勝てないのね!」
ミナはサムソンの陰茎をパシッとビンタした。
「女の方が男よりも強いってこと、これで分かったかしら!!
フフ、さあ、サムソン、この前のお返しはたっぷりさせてもらうわよ・・・・
まずはミナ様に、服従の誓いをなさい!!!」
かつて自分が屈服させた組織の少女達に、今度は自分が服従させられる・・・・
サムソンは屈辱に震えたが、彼の陰茎はますます勃起してしまった。
「あ〜ら、コイツのココ、こんなになってるわよ〜!」
目ざとくそれに気づいた美少女達は、嘲笑う。
「ほら! どうしたの!! 早くご挨拶をおし!!」
女王サロメも土下座したサムソンの頭を、グイ、と踏みにじった。
「ミ、・・・・ミナ様・・・サムソンはミナ様に降参致しました・・・・
私はミナ様の奴隷となります・・・・」
「声が小さい!! もう一度やり直し!!!」
「ほら、アタシの脚を舐めながらお言いよ!!」
434 :
名無し調教中。:2008/11/30(日) 22:01:43 ID:bEgyzeE/
強い男の象徴、サムソンがただの女の子に弄ばれるなんて……み見たくない
435 :
無敵の英雄:2008/12/01(月) 00:18:15 ID:KLvPd7X/
第3部 第2章 赤壁(18)
「キャハハハッ、なっさけない声出してやんの〜!」
何度も何度も美少女達への服従の誓いを言わされているサムソンを、リオが嘲笑った。
リオはミナの妹分に当たる少女。プーっとサムソンにタバコの煙を吹きかけると、土下座するサムソンに、
パシッパシッと往復ビンタを食らわせ、ペッと唾を吐きかけた。
「オラ、許して欲しかったらアタシの手にキスして命乞いしろ!!」
サムソンは往復ビンタを受けた美少女の手をとり、キスしようとした。
バシイッ!!
「やり直せ、このバカ!!」
またリオの罵声とともに、激しいビンタが飛んできた。
「は、ハイイッ・・・・!!」
サムソンは情けない声で返事すると、リオの手を自分の頭の上に捧げるように両手で持ち、
それからうやうやしくキスをした。
「ご挨拶は!!」
リオは大きな瞳でサムソンを見下ろすと、サムソンはその鋭い視線に射すくめられ、
ますます陰茎を勃起させ、オドオドと声を震わせた。
「リ・・・リオ様・・・・私は・・・サムソンは・・リオ様の奴隷となります・・・・」
「アッハッハッ、あ〜ら、そおなの〜!!
フフン、サムソンといえば千人の戦士を一撃で倒した英雄のはずだけど、そんな男がこのアタシ一人に服従するなんて・・・・
フッ、・・・・千人の男よりもこのリオ様のほうが強いってワケねえ〜!!!」
「う・・・う・・・・・・・」
「ほら、サムソン、アタシに屈服したシルシに、その包茎のチンポを振りながら裸踊りしてごらん!!!」
「キャハハハッ、おもしろそ〜!!」
他の少女達からも歓声が上がった。
「その次は街中を引き回しよ!! 裸踊りしながらオナニーして歩くのよ!!!」
436 :
名無し調教中。:2008/12/01(月) 18:21:14 ID:jIcZ0DNC
>悪知恵に長けた彼女らは、自分達の魅力を最大限に利用し、
>売春や恐喝など、良民の男達をたぶらかし、エルサレムの治安を著しく乱した。
>サムソンは単身ミナ達の組織に乗り込み、彼女らを降参させて組織を壊滅させたが、
>彼女らの命を奪うことまではしなかった。
この解説があるだけで、興奮度合いが全然違うよね、巣晴らし
437 :
名無し調教中。:2008/12/01(月) 23:08:50 ID:Kuf9laAU
キタールがマフムード救出しようとしてるが(4万で助けられると思っているのかアルギン)例え助け出せたとしても完全に調教されM奴隷にされてしまっているだろう
サムソン堕ちた・・・
440 :
名無し調教中。:2008/12/02(火) 20:56:45 ID:LCVy7EWK
あれ?結局十字軍はエルサレムに向かって進攻してるのか?
441 :
名無し調教中。:2008/12/03(水) 00:35:00 ID:Oz2pFHgJ
マフムード奪還に向かったキタール軍はさすがに負けるわけにはいかないでしょう
負けてしまうとアルギン、アマゾネスにまさかの2連敗になってしまう
442 :
無敵の英雄:2008/12/03(水) 01:02:51 ID:wfrj3GZg
第3部 第2章 赤壁(19)
「それで、結局オルムは十字軍に賛成したのだな!?………」
「どうやら、そのようであります………
ブルグン王は十字軍の兵数をおおよそ十数万とする事を教主ペトル猊下に申し入れ、
内四万弱をブルグンから出す、と………!」
「おのれ!オルムめが!!………
猊下も猊下だ!かつて金毛人諸国に覇を唱えたフランを差し置いて、
新たに台頭したブルグンにすり寄り、十字軍の盟主たる資格を与えるとは!」
ここはセーヌ川の辺、パリのフラン王シャルルの宮殿。
王は腹心の家臣ロベールと、十字軍の情勢について話していた。
「しかし、四万弱とは………
ブルグンなら、その何倍もの兵力を易々と出せるであろうに………?」
元々ブルグン王は十字軍に賛成でも反対でもありません………
しかし、十二騎士の長ハーゲンは賛成、王弟マラミルは反対、重臣らの意見が別れております。
そこでやむを得ず妥協の産物として、
ブルグンの金毛人諸国の盟主たる体面を保ち、
尚且つさほど負担のかからない程度の出兵に留めんものと考えた、と思われます。」
「それでは、我が国もそれなりの兵を出さねばなるまい………」
しかし、俺は行かぬぞ! オルムが国を空ける……これぞ好機!!」
443 :
無敵の英雄:2008/12/03(水) 01:25:06 ID:wfrj3GZg
第3部 第2章 赤壁(20)
かくして、ようやくオルム王が十字軍に賛成し、
その総帥として十数万の金毛人諸国の連合軍を率いる事となったのである。
兵数のみで比較すると、圧倒的に十字軍が優勢である。
エルサレムを守るアマゾネスは7万。対する十字軍は10数万である。
しかし、数のみをもって、十字軍の勝利を予測し得るであろうか!?
英雄王オルムが総帥となり、士気は上がるとみる事はできる。しかし、………
果たしてオルムはブルグンのみならず、互いに敵対するフランなどの5ヶ国連合軍を率い、
戦争を遂行する事ができるのであろうか!!?
フランなどの将兵はオルム王の命令に従わず、足の引っ張り合いをする可能性が多いのである………
連合軍はともすれば烏合の衆となる。対するアマゾネスは一枚岩、しかも選りすぐりの精鋭………
戦争の帰趨は、予測できない………!!
しかも、シャルル王はオルム出陣後のブルグンを狙っている!
果たして、十字軍は勝利できるのか!!?
444 :
名無し調教中。:2008/12/03(水) 18:28:33 ID:l0z+bAuN
クリミア半島でヤズディギルド率いるキタール軍と
エルサレムでは神の軍”十字軍”と対峙しなければならないアマゾネス
女権帝国の存立は今や風前の灯だな
女王ユリナをひっとらえて女の弱さを公衆の面前で今一度知らしめてやれ
女は男に勝てない。これは今も昔も、そしてこれからも変わらない絶対的事実なのだ
445 :
名無し調教中。:2008/12/03(水) 18:43:12 ID:l0z+bAuN
十字軍はエルサレムを汚れた女どもから奪還し
女権などという神をも侮辱するような国の女どもを
女のあるべき階級、奴隷におとし、それがいやな奴は公開処刑に処すべき
446 :
名無し調教中。:2008/12/03(水) 21:39:37 ID:Oz2pFHgJ
↑サムソンの醜態見せられた後ではただただ空しく虚空に漂うだけ
447 :
名無し調教中。:2008/12/04(木) 00:16:36 ID:lWF5U1Pf
十字軍は聖地からそこに入る資格すらない奴等を追い払うことに集中しろ
異物を排除しなければならない。聖地が汚れる前に
448 :
無敵の英雄:2008/12/04(木) 01:33:47 ID:5UsJBuHb
第3部 第2章 赤壁(21)
アルギン・ハーンは当面の方策として、キタールは南京ツィンとの戦端を開きつつ、
他方アマゾネスとは未だ戦争には至らぬものの、いつでも戦端を開き得る臨戦態勢、
そしてザキール・シャーに対しては専ら攻撃されれば撃退し得る防衛態勢で臨む、と決定、主な将軍らに通知された。
現アフガニスタンのカブールにはキタールの猛将イーブラヒーム・ホセインが7万の兵とともに西へ睨みを効かせており、
カスピ海北岸アストラハンには同じくヤズディギルドが4万の兵とともに、アマゾネスを抑える。
無論、アマゾネスとはいつ戦端が開かれても不思議ではないし、
ザキール・シャーとの全面戦争の起こる可能性もある。
しかし、アマゾネスはやがて攻め寄せる十字軍を迎え撃つのに手一杯で、
ザキール・シャーはバビロニア総督エサルハドンの軍勢を一蹴、西へ進むはずが、
キタールの援軍を引き入れ、武器の援助も受け強大となったエサルハドンの軍勢の前に行く手を阻まれ、
キタールと一戦交える余裕はない。
アルギン・ハーンの打ってきた手は、至る所で奏功している。
これで、目下のところ、南京ツィンとの大戦中に、キタールを背後から攻撃し得る国や勢力はない。
449 :
名無し調教中。:2008/12/04(木) 17:28:45 ID:n+DEG8Yj
無敵の英雄、サムソンが完全調教されてしまっている現実を目の当たりにしてしまうと
勇将マフムードも、もはや…助け出されたとしてもカスピ海の覇王だったころの面影はないかも
強く逞しい男の中の男達が女の手によって蹂躙されていく様はもうみたくない!!!
気高き男のプライドを女達に見せ付けてくれ!!!
本来女は男のために奉仕する絶対弱者のはずだ!!
キタールはさすが盤石だね。この数に置いても質に置いても最強のキタールのアルギンが
いつかなぶり者にされる日がくるのかと思うとむずむずしますな
451 :
名無し調教中。:2008/12/04(木) 21:21:52 ID:n+DEG8Yj
アルギンハーンだけは何故かアマゾネスのことを敵として見てるんだよな
他の男達は完全に軽視してるのに
アルギンハーンは敵を過大評価しすぎて慎重になりすぎるきらいがあるからな
表裏一体だわな
ヤオー
世界帝国の王であり軍神とまで言われた戦の神であったにも関わらず
初の女との合戦でアマゾネスに敗れ去り奴隷とされる
軍神を打ち負かしたことによりアマゾネスは増長し男に対し対等以上に渡り合えると
自信を与えてしまったのかもしれない
そう考えるとヤオーの敗北はゆるされるものではない
マフムード
女との1対1の真剣勝負ですべてにおいて惨敗。サムソンやベルゼブブのように呪法に
よって力を奪われてしまったわけではなく本気対決で負けてしまう
キタールの勇将としてアルギンの顔にドロをぬってしまった事実は許されるものではない
ベルゼブブ
神と渡り合うほどの強さを持つ大魔王でありながらアマゾネスの巧みな話術と色仕掛け
に乗せられイリナの呪法の縄に縛られ調教され人間の女の奴隷に堕ちた
大魔王でありながら人間の女に脱糞させられ射精させられるなど許されるものではない
サムソン
エルサレムという一国の主権を懸けた女との1対1の対決を前に色欲に溺れベルゼブブ同様
力を奪われる。そして衆人環視の中抗うことすら出来ず女の肉体に屈服し射精
無敵の英雄と呼ばれた最強の男にも関わらず、男の弱さを衆人環視の中さらけ出してしった
事は許されるものではない
>>389 いやいや女男の深層心理に深く刻み込まれてると思うよ
>>393 ジャガンはいったいなにものなのか。一匹狼で後ろ盾はないのだろうか
>>414 キタールと南京ツィンの戦いは両者ともに大きな痛手を負いそうですね
>>447 十字軍対アマゾネスも楽しみですね
ヤオーとマフムードが実力で屈服しベルゼブブとサムソンは女の武器を駆使され屈服したといった感じですね
457 :
名無し調教中。:2008/12/06(土) 22:20:24 ID:bu0o7G9W
無敵の英雄作者さんはラストまでの道筋はすでに立てておられるのですか?また終わり方も決まってるのですか?
458 :
名無し調教中。:2008/12/07(日) 03:06:44 ID:m/MZL9gh
サムソン等奴隷にされた男達はもはや抗うことさえもせず
女にされるがままなのか…英雄だったことを思い出してくれ
男として無敵の英雄としてのプライドはすべて粉々に砕かれてしまったのか
もうすぐ十字軍が助けに来てくれる。それまでプライドを保ち復讐に備えていてくれ
最強と言われた男が女に負かされたまま終わって良いはずがない
男の本気の力を女に見せつけ本来の男女の力関係を再度分からせてやってくれ
459 :
無敵の英雄 作者:2008/12/07(日) 15:26:22 ID:sVB59s4F
所詮男って威勢を張っていても女に負けて喜ぶ変体マゾばかり
男がこんなに弱かったなんて
461 :
名無し調教中。:2008/12/07(日) 23:35:40 ID:m/MZL9gh
幾重にも分かれた枝葉が一本になっていく過程を楽しませてもらってます
462 :
名無し調教中。:2008/12/08(月) 20:51:25 ID:swDA7SBI
十字軍は悪に対する善の戦いだ!!!悪である女を虐殺・略奪し忘れられない傷と記憶を女に付けてやれ!!
責められて勃起してしまったら最後だね
マゾだということを見破られてしまったら
もう責めからは逃れることはできない
責めなしでは生きて行けない
465 :
名無し調教中。:2008/12/08(月) 23:51:11 ID:Cd1zVNTx
さいこ
466 :
無敵の英雄:2008/12/09(火) 00:02:09 ID:Lg/uDm51
第3部 第2章 赤壁(22)
まんまと娘のクレオパトラを皇帝の后とする事に成功したプトレマイオスの勢威は、上昇の一方だった。
皇帝の義父にしてエジプト軍団を統率する彼に並ぶ者と言えば、
最早それは帝国最強のシリア軍団を率い、女権帝国ラシェワの女戦士らを度々撃退している
セレウコスの他にいなかったのだ。
「おのれ………セレウコスさえ居らねば、帝国は我が物というのに!
奴め、武勲名高く皇帝からの信任も厚い………
アンティゴノスよ、何とかならぬものか………!?」
プトレマイオスは腹心の副官アンティゴノスに図った。
「国父にして栄えあるエジプト軍団の総帥プトレマイオスよ、
彼を除くのなど訳はない事です。
このアンティゴノスの策をお用いになりさえすれば!」
「うむ、アンティゴノスよ、如何にすればいいのか!?」
アンティゴノスは得たりとにじり寄った。
「………皇帝に、セレウコスはザキール・シャーと内通している………
陛下を暗殺し、帝国を私せんとする野心あり、と吹き込むのです!
クレオパトラ様からお伝えになれば、人望なく、疑心暗鬼の皇帝は必ず信じましょう………!
そうなれば、………奴め、謀反人として処刑され、
国父は御自らの手を汚すことなく、お望みを実現出来ましょう!!」
「なるほど、汝は素晴らしい策士だ!
では、早速かかるとするか………!!」
467 :
無敵の英雄:2008/12/09(火) 00:03:46 ID:Lg/uDm51
第3部 第2章 赤壁(22)
………権力への野心に駆られるプトレマイオス。
もし、名将セレウコスを失ったならば、帝国はどうなるのか………
自分達のちっぽけな野心に盲目となった二人には、何も見えていない………
468 :
無敵の英雄:2008/12/09(火) 03:03:08 ID:GMGmgQe1
第3部 第2章 赤壁(23)
アフスム皇帝ナディン・ラー3世は、
ローマからやって来た教主ペトルの使者と会っていた。
「………十字軍だと!?誰がそのようなものを頼んだか!!」
皇帝は激怒している。
「パレスチナは我が領土!にもかかわらず、金毛人諸国が我国に何の断りもなく、
大軍を送り込む算段を整えたというのは、
あわよくば我が領土を奪おうという野心があるのではないか!!?」
「!………これは滅相もない!
だからこそ、こうして進発する前に陛下の元に参ったのではありますまいか!?」
「エルサレムを占領している魔女どもなど、
我が小指一本で皆殺しにしてくれる!!
十字軍などという大きなお世話は止めて、引っ込んでおれ!!」
「恐れながら、貴国はラシェワに苦戦の真っ最中。
その上アマゾネスとも戦うなどとは、とても無理な事!
だからこそ、こうして皆で力を合わせて………」
使者の言葉に皇帝は更に怒って席を立ってしまった。
「うるさいっ!!とにかく、我国は十字軍を敵とみなす!!
ペトルによくよく伝えておけ!!!」
終わり方はこれまで世界を支配し女を奴隷扱いしてきた男権帝国が崩壊しそれにとって変わり女権帝国が世界を支配しすべての男,特に身分の高い男を屈伏させ奴隷として服従させる世界になっているみたいな
カスピ海・黒海・紅海・ペルシャ湾・・・女海賊なんていかが
471 :
名無し調教中。:2008/12/10(水) 01:13:46 ID:XVD4XaWS
より集め集団のため組織形態がしっかり働かず失敗に終わってしまうのか神の軍。それとも一時的にでも奪還するのか完全に奪還するのか
472 :
名無し調教中。:2008/12/10(水) 19:58:48 ID:mRODWWMY
このSSイイ!男女逆転世界の実現楽しみ
一度逆転されたら男はかつての誇りや勢い
を失って逆転する力は蓄えられない
永久に女に主導権を奪われ
これから世界の歴史は女が紡いでいくことになる
473 :
名無し調教中。:2008/12/10(水) 23:20:37 ID:IMlnuoZP
い じ め ぬ い て
474 :
無敵の英雄:2008/12/11(木) 00:52:15 ID:n4fawM0G
第3部 第2章 赤壁(24)
重慶を進発したマオーの軍勢は、ユアン、エギン率いる二軍団に別れ、
長江中流域の赤壁にてダヤンの軍勢と合流するべく、
南京ツィン帝国領内へと入って行く………
今後、彼らを待ち受ける運命は如何に!?………
マオーは愚かにも、皇帝の地位をダヤンから譲られると思い込んでいる。
しかし、彼を真に待ち受けるものは………
死であろう………!!!
皇帝ダヤンは兄マオーを赤壁での祝宴の最中に暗殺し、
重慶成都、四川の地をも併呑して重慶ツィンを滅ぼし、
アルギン・ハーン率いる大キタール帝国との大戦に臨む計画でいるのだ。
ツィン帝国の正統な皇帝は、我一人!!!
それが、ダヤンの思いである。
………また、ダヤンの計画を知りながら、むしろこれを好機としてマオーを暗殺させ、
新たな帝国の皇帝となる事を計画するユアン。
しかし、彼の予期に反して、重慶ツィン軍の半分、2万5千の兵はツィイーの意向により、
エギンの手に委ねられるところとなってしまった………!!
果たして、彼の野望の帰趨は如何に!?
そして、………今や重慶ツィン帝国の実質上の女帝、ツィイー。
強敵ダヤンを前に、彼女の女権帝国建設の野望は、如何に進むのか………!!?
475 :
名無し調教中。:2008/12/11(木) 07:51:24 ID:T8bwD/Pn
男達は女のことを見下しまけるはずがない弱い相手だと思ってるところがいいね
その女に強いはずの自分達男が完膚なきまでに叩き潰され女の強さを思い知らされ
屈辱と絶望のふちに追い込まれ男の時代は終焉を迎える
476 :
名無し調教中。:2008/12/11(木) 11:18:18 ID:uhGkGntf
ツィイーから目がはなせない
このSS基本的には大好きなのだがちょっとだけ苦言を呈させて貰っていいでsky?
タダで見させて貰っているのに生意気ですsky
だ〜め〜
479 :
名無し調教中。:2008/12/12(金) 18:23:08 ID:V9ruhjcB
中国が誰の手に落ちるのか。中国をとるのは大きいよね
やはりキタールが圧倒的に優位なのだろうけどどうなるか
南京ツィンとキタールの一騎打ちだと思っていたが
重慶・・・いやツィイーがどう絡んでくるのか見ものだな
ツィイーが本物の男、ダヤンやアルギンたちをどう手玉に取るのだろう
女権帝国は建設できるのかツィイー!!!
今アマゾネスとの連携は途絶えてるんだよね重慶ツィン
482 :
無敵の英雄:2008/12/13(土) 00:42:00 ID:J4zHmSz5
第3部 第2章 赤壁(25)
アマゾネスらの奴隷にされたサムソンは、全裸にされ、リオに鞭で叩かれながら、
エルサレムの街を引き回されていた。
自分達よりも弱い者に対しては、とことんまで残酷になれるのが女の性である。
「ほら、もっとその包茎チンポを振って歩け!」
ピシイ〜ッ!!
美少女達はブラブラする男性器を面白がり、
周りから平手でビンタしながらサムソンを引き回した。
美少女達のビンタを受ける度にサムソンの陰茎はますます勃起してしまった。
「さ、この辺で楽しいショーを始めるわよ〜!!」
リオがサムソンの首輪を掴み、引き据えると、サムソンはヘナヘナと地面に崩れた。
リオはサムソンの両乳首をつまみ、爪でコチョコチョとくすぐり始めた。
「あっ………ああっ………ひいっ………うひいっ………」
今まで感じたことのない快感に、思わずサムソンは身悶えし、衆人環視の中、あえぎ声をあげてしまった。
「あ〜ら………恥ずかしいわねぇ〜!」
サムソンの体は次第に、責められると快感を覚えるようになっていく………
サムソンはもぅ許してあげてw
五月蝿い,都合が良すぎるんだよ
お前達が女を奴隷として支配してたときは物のごとく扱ったくせに
逆に支配されたときは許してくださいだと?
これまで女にしてきた許されるはずのない行いを思い出し懺悔しろ
そしてこれから女によって支配されていく世界を奴隷として眺めるんだな
男の世界が女によって侵食され犯されていくさまを
過去の栄光に縋りながら眺めるんだな・・・惨めだね男達
女の力で踏み潰された栄光はもう永久に帰ってこないんだよ
経験上、うるさい→五月蝿いは厨2病
486 :
名無し調教中。:2008/12/13(土) 19:41:33 ID:I9mrONlt
サムソン=じゃく者になってしまった つよきオトコの代名詞だったのに
サムソンは女に優越と自信を植え付けさせるための道具になったの
サムソンを責め犯すことで優越感を得るリオ
それを見ている女子達も男に対して優越感と自信を持つことになる
サムソンの痴態を街中で見せられた男は劣等感と絶望感にさいなまれ
女に対して持っていた優越感などすべてなくなり女の目すらまともに見れなくなるわ
そして男は女にかなわなくなる
強い男達の崩壊は最高だな。サムソンは女の強さをアピールするための広報だなww
489 :
名無し調教中。:2008/12/14(日) 23:59:00 ID:3yu+R2ht
も〜許せん。男権帝国が団結してアマゾネスをボコしてやって。ブルグンが口を、南京ツィンがアナルを、キタールが女性器を同時に責め抜き蹂躙してやって
490 :
無敵の英雄:2008/12/15(月) 01:54:06 ID:AdhHuAqO
第3部 第2章 赤壁(26)
サムソンは街の中央の広場で群集が見守る中、全裸で張りつけにされていた。
「フッ………千人の戦士を一人で倒した世界最強の男も、女一人にかなわないのねぇ〜………
男なんて弱いわねぇ………!」
広場にはアマゾネスの奴隷にされたヘロデをはじめ、
有力な男達が全裸にされ、集められていた。
ヘロデらはリオ達の前に連れて来られると、全員が土下座させられ、
少女達の脚を舐めて服従の誓いをするよう命じられた。
これは、アマゾネスが新たに征服した儀式の一つだった。
その国で最も権力のある男達を捕らえ、
その国の最下層の少女達に服従させ、彼女らに責めさせるのだ。
この儀式には出来る限り多くの女や男が集められ、これを見物しなければならない。
男達は王や英雄と呼ばれた男が少女に屈服し、
涙を流しながら降参する様を見せつけられ、
男としての誇りや力を全て奪われてしまう。
逆に女達は英雄の名高い男と言えども、少女の力にも屈してしまう存在なのだということを知り、
全ての男を蔑み、女の力に自信を持つようになる。
アマゾネスによる降参の儀式は、女に力を与え、男から力を奪うためのものなのだ。
良いねえ これで完全にエルサレムの男女の序列は逆転しました
あとはヨハネが予言した、責めてくるであろう神の軍を打ち負かせば聖地は女子のもの
ヨハネの予言すら跳ね返す女子のパワーを見たい
女子のパワーはヨハネにすら予言できぬほどの強大なものになりつつある
中華世界の統一の戦いも、南京と重慶が交わったときに大きく動きそうだ
マオーは死ぬだろうけど、ユアンとツィイーが強大な南京相手にどのような策をとるのか
そしてその後の赤壁でのキタール戦へどうつながっていくのか
494 :
名無し調教中。:2008/12/16(火) 23:19:36 ID:2vP+5Qct
アフムスのごたごたも忘れずに
495 :
無敵の英雄:2008/12/17(水) 03:04:56 ID:9rfoqk0I
第3部 第2章 赤壁(27)
赤壁に先着したのはユアン率いる軍勢。彼はかつては自身がその総帥として名を馳せた、
ツィン軍の壮麗さを、苦々しい思いで見ていた。
ヤオーが皇帝として君臨していた頃の将軍は、ほとんどいない。
ダヤンが皇帝となって以来、有能な人材が皇帝の徳を慕って集まり、あるいは抜擢され、
かつてのツィン軍よりはるかに優れた将軍達が、ダヤンの周囲を固めている。
「ようこそ!将軍、遠路遥々、ご無事で!!」
早速、一軍を率いて馬上、ユアンを出迎えに現れた将軍は、
かつては若輩の将校に過ぎなかったイェケである。
彼は身分も低くヤオーの治下では不遇であったが、
ダヤンによってその才能を認められ、今や南京ツィン軍を代表する将軍の一人である。
ユアンは苦々しい思いを抱え、ダヤンらが待つ本陣へと入場して行く………
やがて、マオーやエギンらも到着し、ダヤンらとの会見が始まった………
「アルギン・ハーンは正に稀代の英傑、軍略人に優れ、政務に長け、
しかも擁する名将豪傑は多士済々、百二十万と号する無双の大軍は、全世界を圧倒し、
最早あらゆる国が束になってかかろうとも、打ち破る事は不可能かに思われます!」
南京ツィン軍の総帥、ダヤンの片腕たるエスデルが軍議の口火を切った。
「しかし、キタールを打ち破る策がここにございます!」
身を乗り出すマオー。そしてユアン。
「我が方より、偽りの降人を出すのです!
アルギンに偽の情報を伝え、敵を攪乱するのです!!」
496 :
名無し調教中。:2008/12/17(水) 08:51:31 ID:tt3qHfB3
アフムスはまじでやばい
カッサンドロスは自分がラシェワに連戦連敗していたのが悪いのだが
降格させられラーのことは良く思っていないだろう
ヘラート総督のザキール・シャーは謀反を起こし
バビロニア総督エサルハドンはキタールに寝返った模様
プトレマイオスはクレオパトラを使い私利私欲の事しか考えていない
しかもまさかの連戦連敗を喫していたラシェワを相手に
勝利をおさめた名将セレウコスを罠にはめようとしている
もはや崩壊の道しかないように感じる
逆にキタールは、ジャガンを手に入れ、バビロニア総督までもを手中に納める磐石っぷり
着々と世界皇帝への道を突き進んでいるように感じる
497 :
名無し調教中。:2008/12/17(水) 09:17:22 ID:tt3qHfB3
やはりラーとアルギンの器の違いが国の明暗を分けるのだろうか
ブルグンのオムルは英雄王といわれ器は大きそうだが
ミラマルとハーゲンを上手く使いこなすことは出来るのか
十字軍の出兵に関しては二人の意見の間の策を採用したが
自分の本当の意見はどうだったのだろうか
498 :
名無し調教中。:2008/12/17(水) 23:29:20 ID:MR6pmLXd
ダヤンは人望もカもありそう
アルギンもみとめているみたいだし
499 :
名無し調教中。:2008/12/18(木) 02:19:50 ID:BJ5MXLCk
上に立つ人間は大切だね
500 :
名無し調教中。:2008/12/18(木) 06:09:07 ID:KenNkHHc
前が起つ男は大変だね
501 :
名無し調教中。:2008/12/18(木) 18:38:19 ID:PS8U/e4A
キタールのアルギンハーンのライバルは南京ツィンのダヤン?
ツィンを再生させマオー時代よ以上?の国力にした手腕は本物か?
だが不満分子だった、腐ったみかんだったマオーらとまた手を組もうとしている真意は?
ダヤンのことだからいろいろ考えてるのだろうけど、ツィイーのことまで頭がいってるのかな
502 :
無敵の英雄:2008/12/18(木) 23:58:13 ID:uD3plf4/
第3部 第2章 赤壁(28)
「………キタールを打ち破る策、それは、………
力ある有力な将軍が一人、偽って降伏し、間諜となって相手方を攪乱することであります!!」
エスデルの言葉に居並ぶ将軍達はどよめいた。
「味方のふりをして裏切る………
アルギンの首を上げる事も出来るかも知れぬ!!………」
「さすがはエスデル殿だ………」
「しかし、一体誰が、そのような重要な任務を引き受けるというのか!?」
ユアンが尋ねた。
「武勇優れた名将豪傑でなくては、なかなかこの任務は務まりますまい。
さて、そのような人物と言えば………」
「何を申すか!我が軍にはトゴンが居るではないか!!」
マオーが口を挟んだ。
「トゴンこそはツィン軍の誇り!!
彼のような武将が降伏すると言って参れば、アルギンも信じよう!!」
………おやおや、また始まった………。
ユアンは思った。
ただでさえ人材不足の我が軍から、トゴンを出してしまったら、
我が軍は一体どう戦うのか………
虚栄心が強く、自分を大きく見せたいマオーの悪癖が出たな………
503 :
無敵の英雄:2008/12/19(金) 00:01:05 ID:8K7ChQ/+
第3部 第2章 赤壁(28)
しかし、その時ユアンはある事に思い立ち、愕然としたのである。
………表面上はいくら親しさを装っていても、ダヤンらはマオーの暗殺を狙っている………
その時、最も邪魔になるのは誰か………?
言わずと知れた、常にマオーの護衛を務めている、トゴンではないか!!
彼をキタールへと間諜に出してしまえば、最早マオーを守る者はいなくなる!!
恐るべし、智将エスデルの策!!!
トゴンを以てキタールを攪乱し、同時にマオーの暗殺も成し遂げんとは!!
エスデルは、マオーの性格を熟知しており、彼がそう言うよう仕向けたのだ!!!
………暗殺に踏み切るのは近い!
その時、自分は如何に動くべきか………!?
配下の軍団をまとめ、一路、四川へと帰る、いや、攻撃するのだ!!
重慶を占領し、ツィイーの首をあげる!!!
504 :
名無し調教中。:2008/12/19(金) 09:55:12 ID:5dXG+Jka
ってかお前らw女権帝国無視するなw女子対男子を見たいんじゃないのかよ
505 :
名無し調教中。:2008/12/19(金) 22:56:22 ID:aZXyEtMN
(・ω・`)乙 これは乙じゃなくてポニーテールなんだからね!
506 :
名無し調教中。:2008/12/19(金) 23:37:32 ID:18iXPfFg
過程が大切
507 :
名無し調教中。:2008/12/20(土) 19:30:36 ID:ktu/UFqd
キタールとツィンの戦いはまさに世界を手中に収める世界皇帝を決める頂上決戦!!!
508 :
名無し調教中。:2008/12/20(土) 23:51:54 ID:m8/PiTza
フフンってわらいかたな んだかバカにされてる感じがでていてなにげにいいよね
509 :
無敵の英雄:2008/12/21(日) 02:05:58 ID:w6d203pE
第3部 第2章 赤壁(29)
その頃………。
重慶の宮廷では、ツィイーが裸の男奴隷に脚をマッサージさせながら、
西方のエルサレムから、そして東方の赤壁から、それぞれ帰着した間諜を呼び、
敵方の情勢を聞き取っていた。
男奴隷は元々、重慶ツィン軍の将軍であったが、ツィイーの機嫌を損ね、
身分を剥奪されて奴隷にされたのだった。
跪いてツィイーの脚に奉仕する彼の傍らにはツィイーの若い女奴隷が鞭を持って立ち、
少しでも気に入らない事があれば容赦なく彼を打ち据えた。
510 :
無敵の英雄:2008/12/21(日) 02:08:55 ID:w6d203pE
第3部 第2章 赤壁(29)
………ツィイーの計略は、こうであった。
機を見て、エギンに命じ、マオーとユアンの軍を襲撃させる!!
今や、エリカやツィイーの思いのままの傀儡となったエギンは、直ちに実行するだろう。
上手くいけば、ツィイーはマオーに代わって、ついに女帝となる事が出来る………!!
上手く行かなくとも………
ユアンとエギンは両軍死闘を続け、双方消耗し、倒れるであろう。
ツィイーは配下の元女奴隷らからなる軍団を動員し、四川の天険を守備させる………。
四川は高い山に囲まれた要害の地、要所に充分な女軍を配置すれば、
攻め寄せる男軍を撃退するのは容易い。
そうすれば、四川は女の手に落ちる!!!
ついにツィイーは、女権帝国建設への第一歩を踏み出そうとしている………。
ニヤリと嘲笑った美女は、チャイナドレスの美脚の下にうずくまる裸の男をピシリと鞭打ち、
土下座する男の頭を踏みにじった。
「フフフ………。やがて、全世界の男が、オマエみたいになるわよ………!!!」
ツィイー様ハァハァ ツィイー様の下僕になりたい
でも四川を獲ってもあまり男権国にしてみればたいした痛手にはならない
ここを拠点にツィイー様がどう男権国を責めていくのか。まだ四川も獲ったわけではないが
攻め込む拠点に出来るのであれば四川を手中にし女権国が1つ増えるのは大きいことか
513 :
名無し調教中。:2008/12/21(日) 23:53:07 ID:P90nGml/
GJ
いろんな人間の思惑や策略が渦巻いていて誰が誰を出し抜き勝者になるのかわからんんね
最終的にはすべて女子のものになるのだよ。それは決まっているのだよ
516 :
アマゾネス・サーガ「無敵の英雄」:2008/12/23(火) 23:02:52 ID:j1ooVIcO
物語の背景とこれまでの粗筋(1)
北京を首都とし、アジア東部に覇を唱える世界帝国ツィンを建国した初代皇帝ワン。
しかし、ワンの長子ヤオーはワンと対立、クーデタによって父や弟らを殺害、2世皇帝となった。
ヤオーの野心は更なる領土拡大へと向かい、まず、東海の島国、『日出ずる国』へと使者を向け、無条件降伏と朝貢を強要した。
しかし、彼の国はツィンの威信など一顧だにせず、使者は殺害され、ヤオーの権威は甚く傷つけられた。
激怒したヤオーは、『日出ずる国』への遠征を試みようとしたが、彼の国への海は波荒く航海は困難を極め、
なおかつその民は剽悍勇武、遠征の帰趨は甚だ図り難かった。
よってヤオーは、やむなく遠征を断念、西方の大陸諸国へとその侵略の矛先を向けたのだった。
ツィン軍は各地で暴威を振るい、多くの国々がその馬蹄に踏みにじられた。
青海湖岸に位置するチベット系民族の小国サラもまた、早くからツィン帝国への朝貢と従属を誓っていたにも拘らず、その犠牲となり、
王ヨヒムは捕虜となってしまった。
皇帝ヤオーは更に西方へ軍を進め、伝説に名高い美しい女戦士が奴隷階級の男を支配する国、アマゾネスへとその侵略の手を伸ばしたのだった。
・・・・しかし。アマゾネスの前にツィン軍は大敗を喫し、皇帝ヤオーもあえなく美少女兵士エリナの捕虜となり、奴隷とされてしまう。
3世皇帝として即位したマオーは荒淫暗愚、奴隷女のツィイーの色香に溺れ、彼女の奴隷となっていく。
かくして、世界帝国ツィンは衰退を始めたのである・・・・・。
517 :
アマゾネス・サーガ「無敵の英雄」:2008/12/23(火) 23:07:41 ID:j1ooVIcO
物語の背景とこれまでの粗筋(2)
この時、遙か朔北のモンゴル高原から、新たなる勢力が勃興をはじめていた・・・・。
キタール族。戦に長けた尚武の騎馬民族である。
おりしも、ツィンに宥和的だった族長エスゲイ・ハーンが後継者を指名しないまま死去し、後継ハーンの座は対ツィン強硬派の長子アルギンと、宥和派の次子エギンとの間で争われたが、
ツィンの衰退に伴う乱世の到来とそれに対応できる強力なハーンの必要性が主張され、クリルタイにおいてアルギンがハーンに推戴されたのだった。
アルギン・ハーンは、正に千年に一人と言われるほどの英傑であった。
彼は、その類稀なカリスマ性と優れた政治能力、世に比類なき用兵の巧みさにより、周辺諸国を瞬く間に征服していった。
その領土は南シベリア・満州から内外蒙古・ウイグル・チベット・中央アジアを併呑し、カスピ海周辺にまで及ぶ世界帝国へと成長したのである!!!
アルギン・ハーンの次の野望が向けられる先・・・・・
それこそ、愚帝マオーの乱政により、衰退著しいツィン帝国でなくて、何処であろうか・・・・・。
かくして百万と号するキタールの大軍が召集され、智将エルラクの軍勢が先鋒として南下を始め、ツィン軍の将軍ユアンが守備する万里の長城への攻撃を開始した。
キタール対ツィンの大戦は、ここに幕を開けたのである・・・・・!!!
518 :
アマゾネス・サーガ「無敵の英雄」:2008/12/23(火) 23:10:02 ID:j1ooVIcO
物語の背景とこれまでの粗筋(3)
大戦に先立ち、アルギン・ハーンは従属させた西方諸国への示威のため、大軍を率いてカスピ海沿岸まで到着、アストラハンの太守マフムードから歓迎を受ける。
その帰路、キタール軍は女王ユリナ率いるアマゾネスの大軍と遭遇するが、双方戦にならずに通過し終わる。(第一部終わり)
ユアンは万里の長城を死守するが、西北から長城を迂回して進攻してきたキタールの将軍ヴァハンの軍勢に背後に回り込まれ、ついに首都北京は陥落、
マオーらは南京へ逃れて戦争継続を試みる。
しかし、皇帝マオーや悪女ツィイーの暴政に憤るエスデルら将軍達はマオーの弟ダヤンを擁立、クーデタを起こし、マオー、ユアン、ツィイーらは追放され、
自派の僅かな軍勢とともに四川盆地の重慶へと逃れる。
かくしてダヤンがツィン帝国4世皇帝となり、ついに進攻してきたアルギン・ハーン自ら率いるキタール軍と決戦を行う。
新たな皇帝を迎え、将兵の士気は大いに上がるが、時味方せずツィン軍は劣勢。
しかし、遙か西方ではユリナ率いるアマゾネス軍がマフムードが守備するアストラハンを襲撃、占領し、マフムードはアマゾネスの奴隷とされてしまう。
その後、キタールとツィンの戦は一進一退、ツィンは黄河流域、華北をキタールに割譲、准河と秦嶺山脈を結ぶラインを国境とし、両者は講和する。
以降、ツィン帝国は南京を首都とし、皇帝ダヤンの指揮下、屈辱的な講和に耐えつつ、雪辱の時に向けて国力の強化に励んでいく。
・・・・・しかし、アマゾネスの将校エリカはキタール軍中に潜入、アルギンに不満を持つエギンを色仕掛けで誑かし、自分の思いのままに動くようにさせてしまう。
519 :
アマゾネス・サーガ「無敵の英雄」:2008/12/23(火) 23:14:56 ID:j1ooVIcO
物語の背景とこれまでの粗筋(4)
さて、ユーラシア大陸の西、金毛人の住む諸国。中でもその中央部に位置するブルグン王国は、巨竜を倒した英雄王オルムの指揮下、
周囲に覇を唱え、ライヴァルの西隣のフラン王国を圧倒していた。
オルムはアマゾネスがカスピ海北岸へ兵力を集中させている隙を突き、アマゾネスの本拠地であるクリミア半島の首都アルテミアを急襲、占領するが、
王妃ルクレツィアの伯父にして神の教主ペトルが、フラン王シャルルに皇帝の称号を与えるとの情報を掴む。
憤った彼はアルテミアを放棄、ローマへと軍勢を向け、ペトルに自分への背信がないよう誓約させる。
オルムはライン川岸の首都ウォルムスへと凱旋するが、帰路、オルムの息子だと名乗る青年ジキスムントに出会い、彼を連れて帰り、
ブルグン十二騎士の一人として遇することにする。
本国では十二騎士の長、ハーゲンと、王の弟マラミルとの対立が激化していた。
ジキスムントは自分を息子として認めないオルムに不信を抱き、代わって養子として迎えてくれたマラミルに信頼を寄せ始める。
その時、彼の前に、謎の美女が現れ、消える・・・・・。
520 :
アマゾネス・サーガ「無敵の英雄」:2008/12/23(火) 23:19:33 ID:j1ooVIcO
物語の背景とこれまでの粗筋(5)
一方、エチオピア・スーダンから勃興した女権帝国、ラシェワ。残虐な女王アドゥアナの前に、諸国は蹂躙され、ついにその軍勢はエジプトへと向けられた。
エジプトを領するのは、インダス川下流からイラン・イラク・アラビア半島北部・シリア・パレスチナ・エジプトにまたがる大帝国、アフスム。
しかし、アフスムのエジプト軍団は女戦士らの前に連戦連敗、皇帝ナディン・ラー3世が親征せざるを得ない事態となった。
アルテミアに帰還したアマゾネスらは、体勢を立て直し、エリナとマリカをアフスム帝国軍の偵察のためパレスチナに潜入させる。
エリナらはパレスチナで魔王ベルゼブブに遭遇するが、これを色仕掛けで上手く誑かし、縛り上げて屈服させ、奴隷にしてしまう。
その頃、四川盆地を中心とする重慶ツィン帝国では、マオーの寵妃ツィイーの力はますます強まり、
主な重臣らは皆ツィイーや彼女の配下の女奴隷らによって屈服させられ、その奴隷とされていた。
軍を握るユアンやトゴンはツィイーの力に対抗しようとするが、皇帝を巧みに操るツィイーの前に屈従を強いられる。
521 :
名無し調教中。:2008/12/23(火) 23:19:37 ID:jTR/J1xr
粗筋まじで乙です
最初からよんでなかったのでたすかります
苦にならない程度にやっていってください
522 :
アマゾネス・サーガ「無敵の英雄」 作者:2008/12/23(火) 23:23:48 ID:j1ooVIcO
523 :
アマゾネス・サーガ「無敵の英雄」:2008/12/23(火) 23:28:54 ID:j1ooVIcO
物語の背景とこれまでの粗筋(6)
ついにエリカに唆されたエギンは、打倒アルギンを唱え、西安から挙兵するが、キタールの名将ジャハンギールとサラ国王ヨヒムの軍勢により敗北、
単身、エリカとともに重慶ツィン帝国に亡命、ツィイーのもとに身を寄せる。
アフスム対ラシェワの大戦は、シリア総督セレウコス率いる軍勢により辛くもラシェワを撃退、しかし皇帝はエジプト総督プトレマイオスの娘、クレオパトラに現を抜かし始め、
プトレマイオスもまた、セレウコスを暗殺し、自分が帝国の実権を握ろうと画策し始める。
その頃、アマゾネスの美少女エリナと、ペリシテ人の美少女アリサはアフスム帝国の属国であるユダ王国の都、エルサレムに入り、ヘロデ王の兵士らを次々に打ち負かす。
少女二人に危うくエルサレムを陥落させられそうになったヘロデ王は、郊外の村に住む地上最強の英雄、千のペリシテの戦士を一人で打ち倒した男、サムソンを呼び出し、戦わせようとするが、
王女であり義娘であるサロメに、もしもサムソンが負けたら王は退位し、アマゾネスに奴隷として売却され、代わって自分が女王となることを約束させられる。
サムソンはエリナの色香に溺れ、縛り上げられて玉責めなどの拷問を受け、屈服させられる。
そして翌日のペリシテの美少女アリサとの格闘対戦にも敗れ、衆人環視の中射精させられてしまい、サロメの奴隷とされてしまう。
サムソンはエルサレムの不良少女、ミナやリオ達に引き渡され、様々な辱めを受ける。
524 :
アマゾネス・サーガ「無敵の英雄」:2008/12/23(火) 23:31:40 ID:j1ooVIcO
物語の背景とこれまでの粗筋(7)
時を同じくして、女王ユリナ率いるアマゾネスの大軍が進攻、シリアを守備していたアフスムの将軍、ホロフェルネスはベッドの上でマリカに組み伏せられ、裸のまま絞め殺されてしまう。
エルサレムはアマゾネスの前に陥落、ヘロデ王は捕囚として連れ去られ、女王ユリナの奴隷とされる。
ここに、サロメがユダ王国女王に即位、女権王国となったユダはアマゾネスの属国となり、聖地エルサレムはアマゾネスの手に落ちる。
預言者ヨハネは、魔女に対する神の鉄槌が下されるという預言を残し、処刑されるが、死後その首を持つ者は『世界の秘密』なるものを知る、という奇妙な噂が流れ始める。
アマゾネスとラシェワに挟撃され、パレスチナを奪われる事態となったアフスム帝国では、皇帝の権威は失墜し、
ヘラート総督にして戦の天才、若き英傑ザキール・シャーが、ついに謀反の兵を挙げる。
その軍勢は瞬く間にアフガン西部・インダス河口からペルシャ・イラク東部を席巻、一大勢力となる。
アルギン・ハーンはザキール・シャーを牽制する為、バビロニア総督エサルハドンを抱き込み、キタールの兵をバグダードに入れてザキールと戦わせる。
かくして、アフスム帝国は四分五裂し、崩壊寸前となる。(第2部終わり)
525 :
アマゾネス・サーガ「無敵の英雄」:2008/12/23(火) 23:36:09 ID:j1ooVIcO
物語の背景とこれまでの粗筋(8)
エギンの謀反に呼応し、南京ツィン帝国皇帝ダヤンは40万の大軍を率いて北上を開始、キタール対ツィンの第二次大戦が始まる。
徐州を包囲したツィン軍はエルラクの巧みな防御の前に攻めあぐね、その間にアルギン・ハーンは動員を終え、80万の大軍を率い南下する。
ツィン軍は徐州の包囲を解き撤退、長江中流域の赤壁でキタールを迎撃する策を採る。
エスデルは重慶のマオーを欺いて呼び寄せ、暗殺し、四川盆地を併合するようダヤンに進言し、ダヤンもこれを受け入れる。
刻々とキタール軍の南下する中、マオーはユアン、エギンの両将率いる5万の軍勢とともに、赤壁に到着。
ユアンはダヤンの企みを見抜いているが、マオーを見限り、見殺しにして、暗殺後は自ら四川を攻撃し、ツィイーらを殺害することを決意する。
ツィイーもダヤンの策を見抜いていたが、むしろこれを好機とし、マオー暗殺後はエギンに命じてユアンを攻撃させ、
両者共倒れとさせて重慶に念願の女権帝国を建国し、女帝となる野心を固める・・・・・。
一方、ローマの神の教主ペトルは聖地エルサレムを奪回するため、金毛人諸国の王達に対し、十字軍の結成を呼びかける。
十字軍は編成され、総大将にブルグンのオルム王が選ばれるが、フランなども参加する互いに敵同士の連合軍は、
果たしてオルムの命令を守って動くのだろうか。
また、アフスム皇帝ナディン・ラーは、金毛人達にパレスチナを奪おうという野心があるのではないかと疑い、
十字軍が来れば戦って追い返す、と言ってしまう。
以上
526 :
名無し調教中。:2008/12/24(水) 18:04:00 ID:kZJUqocG
しかしアフムスは何故こんなバラバラになってしまったんだろう
やはり、ラシェワというたかが女権国家に負け続けてしまったことが
威信を失墜させ、王の力を奪い、国力が低下し隙を生んでしまったのか
いいねアマゾネスサーガって題名!
528 :
名無し調教中。:2008/12/24(水) 23:38:36 ID:PvlsmKzq
ふむ
オムル王が十字軍に参加してる間、ブルグンは王不在で大丈夫かね
530 :
アマゾネス・サーガ「無敵の英雄」:2008/12/25(木) 23:40:25 ID:vveB8gL0
これまでの主な戦いとその勝敗、動員兵力(1)
左が戦勝国、右が戦敗国
青海湖岸の戦い……○ツィン帝国(25万人)対サラ王国(4万人)×
サラ王国は一旦滅亡、ヨヒム王は捕囚に。
アラル海岸の戦い……○アマゾネス女王国(8万)対ツィン帝国(25万)×
ツィン皇帝ヤオーは捕囚となり、アマゾネスの奴隷にされる。
ツィン帝国の衰退が始まった。
北京攻囲戦……○キタール・ハーン国(40万)対ツィン帝国(30万)×
ツィン帝国軍の総帥ユアンは万里の長城を守備し、
キタールの武将エルラクの軍勢を迎え撃つが、
長城を迂回して侵攻して来たヴァハンの軍勢により、北京は陥落。
皇帝マオー、寵妃ツィイーらは南京へ移り、戦を続けようとする。
保定の戦い……○ツィン帝国(ダヤン)(30万)対ツィン帝国(マオー)(5万)×
マオーらを追放する為、ツィン軍の武将らは皇弟ダヤンを擁立、
多くの武将らの支持を得たダヤンは勝利、ツィン帝国皇帝となる。
マオーらは重慶に逃れ、四川盆地を支配する。
531 :
アマゾネス・サーガ「無敵の英雄」:2008/12/25(木) 23:46:33 ID:vveB8gL0
これまでの主な戦いとその勝敗、動員兵力(2)
泰山の戦い……○キタール・ハーン国(80万)対ツィン帝国(30万)×
アルギン・ハーン自ら率いる軍勢がエルラク、ヴァハンの軍勢に合流、
ツィン帝国皇帝ダヤンの軍勢と死闘を繰り広げる。
キタールが優勢に戦は進むが、面目を一新したツィン帝国軍は名参謀エスデルの指揮下、
随所で侮れぬ働きをする。
ツィン帝国がキタールに、黄河流域を中心とする華北を割譲する事で講和。
キタールは北京に首都を移し、中華帝国として発展していく。
アストラハンの戦い……○アマゾネス女王国(7万)対キタール・ハーン国(4万)×
アマゾネスが不意を突き、アストラハンを急襲。
太守マフムードはアマゾネスに捕らえられ、奴隷にされる。
クリミアの戦い……○ブルグン(8万)対アマゾネス(6千)×
アマゾネスの都アルテミアの防備の薄さを突き、ブルグン王オルムが侵攻。
アルテミアは一時占領されるが、ブルグンはすぐに撤退。
532 :
名無し調教中。:2008/12/26(金) 20:05:31 ID:cntRswk6
アマゾネス8万でツィン25万を返り討ちにした”アラル海岸の戦い”が際立ってるね
ここからすべてが始まった。と数百年後の歴史の教科書には書かれることになる戦いだ
533 :
アマゾネス・サーガ「無敵の英雄」:2008/12/26(金) 23:41:19 ID:g7BBWyEA
これまでの主な戦いとその勝敗、動員兵力(3)
ハルトゥームの戦い……○ラシェワ(15万)対アフスム帝国(7万)×
エチオピア・南スーダンを中心とする女王国ラシェワが、
アフスム帝国エジプト総督軍に大勝。
皇帝ナディン・ラーが親征せざるを得なくなる。
アスワンの戦い……○アフスム帝国(15万)対ラシェワ女王国(15万)×
皇帝の親征、そしてシリア総督セレウコス率いるシリア軍団により、
アフスム帝国は辛勝。
しかし、ラシェワに大きな打撃は与え得ず。
長安の戦い……○大キタール帝国(10万)対エギン率いる反乱軍(6万)×
アルギン・ハーンの弟エギンの反乱。
ジャハンギールらによって鎮圧され、エギンは重慶ツィン帝国に亡命。
ダマスカスの戦い……○アマゾネス女王国(8万)対アフスム帝国(2万)×
アマゾネスの美少女マリカが、ダマスカスを守備するアフスム帝国の将軍ホロフェルネスの軍団に潜入。
ホロフェルネスはマリカに寝首をかかれ、将を失ったアフスム帝国軍は
アマゾネスの急襲に遭い、全滅。
534 :
名無し調教中。:2008/12/26(金) 23:45:37 ID:j6db4INZ
年表いい
べルサムのちたいも入れてほしい
535 :
名無し調教中。:2008/12/27(土) 01:06:01 ID:jdCDZT1F
動員兵力おもしろい 同じ兵力でアフムスはラシェワをたおしてるんだ
536 :
アマゾネス・サーガ「無敵の英雄」:2008/12/27(土) 03:00:34 ID:JGvmjj16
これまでの主な戦いとその勝敗、動員兵力(4)
エルサレム攻囲戦……○アマゾネス女王国(8万)対ユダ王国(8千)×
地上最強の男サムソンが、アマゾネスに加わったペリシテの美少女アリサによって倒され、
大混乱するエルサレムをアマゾネスが占領。
ヘロデ王は捕囚となり、サロメが女王となる。
アマゾネスの勢力は、クリミア半島から黒海沿岸地方、
カフカス地方からパレスチナに至る広大な地域に及ぶ事になった。
イスファハーンの戦い……○ザキール・シャーのヘラート軍団(8万)対エサルハドンのバビロニア軍団(7万)×
アフスム皇帝ナディン・ラーへの謀反の機会をうかがってきたヘラート総督ザキール・シャーが、ついに決起。
各地の小勢力を撃破した後、バビロニア総督エサルハドンの軍団と戦い、破る。
チグリス・ユーフラテス川付近までを勢力下におさめる。
徐州包囲戦……大キタール帝国(5万)対南京ツィン帝国(40万) 引き分け
講和を破り、ツィン帝国皇帝ダヤンが大軍を率い、北上。
徐州を包囲するも、キタールの武将エルラクの巧みな守備の前に撤退。
南下するキタール軍を迎撃する為、赤壁へと転進する。
537 :
アマゾネス・サーガ「無敵の英雄」:2008/12/27(土) 03:04:36 ID:JGvmjj16
アマゾネスの美少女VS男
○エリナVSヤオー×
○エリナVSマフムード×
○エリカVSエギン×
○エリナ、マリカVSベルゼブブ×
○エリナ、アリサ対サムソン×
○マリカ対ホロフェルネス×
538 :
名無し調教中。:2008/12/27(土) 20:27:12 ID:YSc3/wso
>アマゾネスの美少女VS男
強い男達が全敗ハァハァ
年表?良いですね,マオーの敗北から赤壁までは何年間ぐらいなんですか?
かなりのスピードで女権帝国が勢力を伸ばしていますよね。でも男達はまだ
女権帝国の存在を重要視してない感じですね
539 :
名無し調教中。:2008/12/27(土) 20:28:21 ID:YSc3/wso
女権帝国相手に惨敗続きのラーでさえまだ女子を軽視してますしね
認めないのか認めたくないのかわからないですが
まあ男達には傲慢であってもらいたいですけどね
540 :
アマゾネス・サーガ「無敵の英雄」:2008/12/27(土) 23:02:14 ID:JGvmjj16
これまでの女VS男の戦いを振り返って
女VS男の戦いは、現時点では女の5勝2敗、男の2勝5敗という結果である。
これは、1対1の格闘対決を除いての結果であり、
格闘対決については、男の全敗という惨憺たる結果である。
しかも、クリミアの戦いはアマゾネスの都アルテミアが防備手薄であり、
易々と占領されてしまったものである。
また、アスワンの戦いは、男の勝利とはいえ、戦線の伸びた女軍の不備を突き、
何とか辛くも勝利出来たに過ぎなかった。
実際、これらの敗北での女の損害は、ごく僅かなものでしかない。
逆に、男は少しずつ女に領土を侵食され、
ヤオーの敗北以来、女の領土は約3倍となっている。
男は、男どうしの戦には慣れていても、女相手の戦は未曽有の事であり、
一体どう戦うべきか、検討がつかないのだ。
このままでは、男は徐々に、ゆっくりと、女に力を削がれ、
やがて全ての男は女の奴隷として、全裸にされて、その頭を踏みにじられる日が来てしまうだろう!!!
果たして、男は、自分より強い性である女に勝つ道を見いだし得るのか!?
541 :
名無し調教中。:2008/12/27(土) 23:15:47 ID:jdCDZT1F
ヒトコトで言うと見いだしえないね
オトコの勝利はあまり意味がない2勝だよなあ
勝たなければならないたたかいはすべて残敗だもん
543 :
名無し調教中。:2008/12/28(日) 17:39:11 ID:G5Bswnhu
もともとヤオー・マオーは身長からも分かるように男の中でも弱者なんだよ
邪魔な雑魚キャラを態々女は駆逐してくれのだから感謝しないと
そのおかげで、ダヤンが王になり領土は減ったが国力は増大した
ツィンは女のおかげで強くなった
キタール・ダヤンのツィン・ブルグンこの三国とザキールシャーによる
世界をかけた男の戦いに女権が入り込む余地はない
はやくダヤンにはツィンを統一してもらいキタールとの一戦に備えて欲しい
トゴンを使った作戦などは素晴らしいね
マオーを殺害することと同時にキタールへの攻撃も行うという素晴らしいゐ作戦だ
四川という偏狭の地に女権国をつくることだけが夢のツィイーとはスケールが違うね
544 :
アマゾネス・サーガ「無敵の英雄」:2008/12/28(日) 23:16:30 ID:1dzmq3vi
アマゾネス女王国の国勢
領土……現在のウクライナ南部から、対岸の小アジア、カフカス地方、パレスチナに及ぶ。
但しユダ女王国は属国である。
総人口……約1500万人(領土の拡大により更に増加も)
政治……女王ユリナによる君主制。
数百名の女貴族らによる合議により国政の重要事項が決定される。
動員可能の戦士は10数万人だが、これは財政上の問題がある為であり、
戦士階級に属するアマゾネスはこの数倍いる。
習俗や文化……女=支配者・戦士階級、男=奴隷の位置付けははっきりしており、
女は16歳になれば、戦士階級に編入され、男=奴隷を支給される。
男=奴隷にとって女は絶対服従すべき存在であり、
女の命令に逆らう事は、死を意味する。
奴隷=男は全裸に近い格好で、ただ腰布のみを身につける事を許されており、
女からはどんな扱いを受けても耐えねばならない。
稀に、女は気紛れに奴隷=男を責め殺す事もあるが、
理由は何であれ、罰せられる事はない。 また、アマゾネスは大変な美女揃いで知られており、平均身長は176cmと大柄である。
衣装は胸周りと腰周りを、布で覆っただけのものが一般的である。
545 :
名無し調教中。:2008/12/29(月) 19:46:38 ID:BxVOeguZ
これまでの男と女の戦いは2勝5敗なのか。女権がもっと勝ってると思ってた
まあ男子は1対1の闘いで醜態晒しまくったからその印象がつよいんだな
アルギン・ハーンを筆頭にキタールの誇り高き戦士達や南京ツィン、ブルグンの戦士
が女子に負かされて奴隷にされ女子に土下座したりするシーンが
全然想像できないので、そうなったときはたまらなく興奮するだろうなあ
546 :
名無し調教中。:2008/12/29(月) 19:53:19 ID:BxVOeguZ
1対1で負かされてしまったのは呪法によるところが大きいのだが
サムソンと本気勝負していたらどんな闘いになってたのだろうな
ベルゼブブとはさすがに本気では戦えないだろうけど
547 :
名無し調教中。:2008/12/29(月) 19:54:53 ID:BxVOeguZ
性欲におぼれてしまったのもいわば実力なのであれも本気勝負といえるのかもな
スカーレットがヒーローとサムソンを巻かしたね
549 :
名無し調教中。:2008/12/30(火) 01:13:00 ID:8TIAY9a3
つぎの女権のターゲットとなる男はいったいだれになるのか。ラーかジュウジグンか。アドゥアナのとうじょうはあるのか
550 :
名無し調教中。:2008/12/30(火) 06:48:06 ID:BMUWmSOw
作者さん、女神(名前忘れた)VS男神アダの死闘ももう一度おさらいお願いします。ここからすべて始まった。アマゾネス達の自信の根源。
551 :
名無し調教中。:2008/12/30(火) 10:08:21 ID:V4zHe7h/
552 :
名無し調教中。:2008/12/30(火) 10:15:20 ID:V4zHe7h/
>>539 男は女をいつまでも格下あつかいするような傲慢なプライドは持ち続けて欲しいですよね
それをへし折られることに興奮を覚えます。女ごときにこの私が負けるなど・・・みたいな
>>542 でも勢いを止めるという効果はあったかも。連戦連敗してしまうと勢いにまかせて
どんどんせめて来そうですし
>>543 一つ大きなことを忘れていますよ。ダヤンが策に使おうとしているトゴンは
ツィイーに弱みを握られていることを
553 :
アマゾネス・サーガ「無敵の英雄」:2008/12/30(火) 20:16:44 ID:8zesVM3Y
アマゾネス女王国の国勢(続き)
教育……幼少時から、女=優位・男=劣位の教育が施される。
特に、歴史教育は、女の敵である男に負い目を感じさせ、
男は女に対し、悪事ばかりしてきた存在であるという観念を男に植え付け、
常に女に対し謝罪と反省の気持ちを忘れさせないようにし、
精神面からも男を従属させる手段として重要である。
天地創造神話の、男神アダが女神イリナと闘い、降参させられ奴隷とされた物語は、
国中の女男の広く知るところである。
………この物語は、後に女王ユリナによって詳しく語られる。
554 :
名無し調教中。:2008/12/31(水) 10:01:35 ID:0ubosBQZ
550です、作者さん早速ありがとうございます。
ダヤン策士だ、もしキタールに策略が暴かれてトゴンが捕まった所で、南京ツィンの
内部情報が漏れることはないし、殺されても仲間ではないし何のマイナスもない
成功すれば多くのものが得られるしノーリスクハイリターンだ
しかしダヤンは知らない、エギンだけでなくトゴンまでもツィイーの傀儡と化してしまっていることを
ユアンは論外だ
556 :
アマゾネス・サーガ「無敵の英雄」:2008/12/31(水) 14:31:37 ID:Lw8Wi1fP
アルギン・ハーン外伝「覇王誕生」(1)
時は少し遡り、これは、アルギンが大ハーンの位に就き、大キタール帝国を築きあげるまでの物語である。
ツィン帝国の都、北京にいた密偵がノイン・ウラに帰還したのは、モンゴル高原が日に日に冬の気配を感じさせるある日のことだった。
「何・・・・密偵が戻ったとな!? 今はまだ何ら報告を求める時でもないのに・・・・?!」
密偵が自分に面会を求めていると聞いて不審を覚えているのは、キタール族の誇る名将にして朔北の道の全ての遊牧民がその名を恐れる男、エルラクである。
「密偵は帰還したならば、直ちにイェスガイ・ハーンの元に参り、直に報告をせねばならぬ!キタールの定法を知らぬのか!!?」
「しかし、是が非でもまずはエルラク様にお会いしたい、と・・・・」
取次ぎの者の言葉に、何やら只ならぬものを感じたエルラクは、定法を曲げ、病床にあるイェスガイよりも先に密偵に面会することにした。
「将軍!! ツィンは一大事勃発であります!!!」
密偵の男は開口一番、驚くべき発言をしたが、エルラクはまず、その内容よりも、男の風貌に魅せられた。
身の丈2メートルを遙かに越え、炯炯とした眼光は見る者を射すくめ、筋骨隆々とした身体つきはこの者が世の常の者ならぬ武勇の者たる事を示していた。
「密偵よ、ただ、事実のみを、包まず申せ! 汝の考えはいらぬ!! ただ汝の見たもの、聞いたものをな!!」
「将軍、2世皇帝ヤオーはサラ王国を破り、王ヨヒムを捕囚にした後、西進を続けました。
そして、アラル海岸において、アマゾネスなる女戦士の種族と激しい戦闘となり、何とツィン軍は大敗、皇帝ヤオーは捕囚となったとの事!!!」
「な・・・・何と!! ツィンが、アマゾネスに!!?」
エルラクは絶句した。アマゾネスなる女戦士のことは噂には聞いていたが、まだ当時は内外蒙古を主たる活動範囲としていたキタールにとって、
彼女らはほとんど未知の存在であった。
しかし、ツィンの大敗という出来事は、それ自体キタールの行く末に大きな影響を及ぼすものであった。
557 :
アマゾネス・サーガ「無敵の英雄」 作者:2008/12/31(水) 14:38:29 ID:Lw8Wi1fP
いつも読んで頂いてありがとうございます。
年末なので、最近は今までのまとめ的なものを書いています。
アマゾネス・サーガ「無敵の英雄」本紀『赤壁』は、年明けからまた書いていきます。
平行して様々な登場人物(アルギンやユリナなど)の外伝や
アマゾネスに捕えられた男達の運命も書いていきますので、よろしくお願いします。
558 :
アマゾネス・サーガ 「無敵の英雄」:2008/12/31(水) 14:52:45 ID:Lw8Wi1fP
アルギン・ハーン外伝 「覇王誕生」(2)
『・・・・皇帝が捕囚となるという、正に前代未聞の不祥事・・・・!!
果たしてツィンはこのまま無事でいられようか!?』
「相分かった!ツィンの変事、こちらにて善処する!!
しかし、密偵よ、何故イェスガイ・ハーンに伝えず、臣下たる我に伝えに参ったか!?」
「それは・・・・キタールの戦士たちの声であります・・・・」
「?・・・・キタールの戦士たちの声、とな・・・・?!」
若者の眼は穢れなく、真っ直ぐだった。
その時だった。抜刀した兵士たちが、幕屋の中に乱入し、二人に斬りかかったのは・・・・
突然の事に、周囲にはたまたま護衛兵もおらず、エルラクは長剣を抜き、刺客達を相手に切り結んだが、
密偵の男は剣も抜かず、男達を素手で掴んではなぎ倒し、
殴りつけて打ち倒し、十数名の刺客達は数秒のうちに倒されてしまった。
「汝、・・・・素晴らしき武勇の持ち主、只者ではあるまい!! 名は何と申す!?」
「武勇だけを取り得にハーンに御仕え致す者、名乗るほどの者ではございません!」
「このエルラク自らが尋ねておるのだ、言うがよい!!」
「は、我が名はバルス、下賎なる者にて、ただ忠ならんことを胸に刻み、奉公致す者!!」
「バルスよ! 密偵も枢機なる職務・・・・が、汝にはむしろ、馬上颯爽と敵の鮮血淋漓たる武具をとり、
朔北の大地を駆け巡るのが性に向いておろう!!
汝の事は、ハーンに申し上げておくぞ!!!」
「お待ち下さい!!」
バルスはきっと眼をあげた。
559 :
アマゾネス・サーガ 「無敵の英雄」:2008/12/31(水) 15:29:16 ID:Lw8Wi1fP
アルギン・ハーン外伝 「覇王誕生」(3)
「その事にございます! 何卒、この身をお用い頂くとあれば、イェスガイ・ハーンではなく、長子たるアルギン様に・・・・」
「何・・・・!!? アルギン様にとな・・・・ それは何故に!!?」
武将に取り立てられ、栄達の道を歩むとすれば、ハーンたるイェスガイの元に仕えるのが、最良の道というものではないか?
「閣下、閣下とて、キタールの戦士達の嘆きの声、怒りの声を知らぬわけではありますまい!!このバルス、下賤の身なれど、面を冒して言上申し上げます!!
まず、敢えて不審にも思われぬ様をお見受けいたしますれば、閣下も我らを襲いしこの男どもが、何者に命じられて行ったのか、ご承知と存じます!!
閣下、我がキタールは、危機にあります!!何卒、お起ち下さい!!アルギン様を大ハーンに!!!」
キタール、天帝の選び給いし誇り高き尚武の民、天地開闢の昔より、他国に膝を屈せる例なく、その武勇を天つ下八百余国に知らしめ、
彼らの名は数億の民の恐れと敬意を以て呼ばれてきた。
しかし、ハーン・イェスガイはツィンの文化に興じ、その風を慕い、キタール古来の習俗や道徳を軽んじた。
彼は尚武よりも惰弱を選び、その風は諸国の侮りを受けるまでになっていた。
ツィンはキタールを、自らに媚を売る蕃夷の民と蔑み、軽んじた。
キタールは、自らみすみすその牙を鈍らせ、卑下し、己自身を失って華美なる衣や美酒に酔い痴れ、衰退への道を歩んでいたのだ。
古人曰く、国の滅びは、外からの攻撃によってはそう起こりはしない。むしろ、国内の道徳が廃れ、みだりに異国の風に被れ、
民がその古来の気風を喪失した時、その国は滅ぶ、と・・・・
560 :
アマゾネス・サーガ 「無敵の英雄」:2008/12/31(水) 17:24:48 ID:Lw8Wi1fP
アルギン・ハーン外伝 「覇王誕生」(4)
こちらは、イェスガイの幕屋。病床にあったイェスガイは、ようよう病も癒え始め、久々の酒宴を楽しむまでに回復していた。
幕屋では、ツィンから送られてきた美女達がイェスガイにしなだれかかり、酒池肉林の大騒ぎだったが、
周囲の武将達は一様に苦い顔をしていた。
「・・・・何を渋い顔をしておるのか!! 今日は我の回復祝いぞ! 汝らも飲むがいい!」
「ハハハ、父上はまだまだお若い!!今宵は飲んで飲んで、酔いつぶれましょうぞ!!」
傍らで、ひたすら父に媚びるのは、いかにも軽薄な才子風の次子、エギンである。
渋々と将らも杯を酌み交わし始め、ようよう酒宴たけなわとなる折、エギンが父に囁いた。
「例の男、始末致す手配をつけております。あわよくば、エルラクも・・・・」
「む、よくやった! これもやむを得ぬ犠牲だ・・・・ 今や世界は一つになろうとしている・・・・ ツィン帝国皇帝陛下が、世界を支配するのだ・・・・
そんな折、いつまでも先祖の遺訓を守って、古来の風習に固執するのは愚か者のすること!! キタールは新たなる時代に入ったのだ・・・・
武器を捨て、平和に生きる!!
我らはツィン帝国に同化し、その傘の下で平和に生きる! それこそが、我らが生きる道!!」
561 :
アマゾネス・サーガ 「無敵の英雄」:2008/12/31(水) 17:25:47 ID:Lw8Wi1fP
アルギン・ハーン外伝 「覇王誕生」(4)
「素晴らしいお考えです!! 戦争などというものは蛮人の業、我ら新しい文化を享有する先進的な人間のすることではございません!
しかし、遺憾ながら、父上の考えに反対する者も多くいますぞ・・・・ まず兄上アルギン・・・・ 更にドルゴン・・・・」
エギンは自分の兄と異母弟の名を挙げた。
「彼らばかりではございません・・・・ エルラク、ヴァハン、そして多くの武将らは、戦のない世になれば、
自分達がないがしろにされると思い、内心では父上の考えに激しく反発しております!!」
「ふっ・・・・ 剣を振るうしか能のない蛮人どもが! だが、我に反対する者は、消えてもらうまで!! その手始めが、エルラクだ! そして、あの男・・・・」
「そう、・・・・ バルスとか言いましたな!」
「我はあのような正義ぶった輩は反吐がでる!! 我は女どもに囲まれて、富と栄耀を満喫したいのだ!! キタールの栄光など、知ったことか!!」
「ハハハ、今頃は二人とも、冷たい骸と化しておりましょう!!」
来年もよろしくね!
ハーン外伝も良いっすね。キタール、ハーンの強大さが際立てば際立つほど
堕ちたときのギャップが最高だ
564 :
名無し調教中。:2008/12/31(水) 19:50:52 ID:KyDgM4ym
オナネタにずいぶん使わさせてもらいました。来年もよろしく
565 :
アマゾネス・サーガ 「無敵の英雄」:2008/12/31(水) 20:14:00 ID:Lw8Wi1fP
アルギン・ハーン外伝 「覇王誕生」(5)
時は少し遡り、これは、アルギンが大ハーンの位に就き、大キタール帝国を築きあげるまでの物語である。
「どうでしょうかな・・・・!? ハーンの仰る平和などというものの下で、我らは幸せに生きていけるものか!!」
酔った顔を少し覚ましに来た、といった気軽な風情で話しかけたのは、これまたキタールがその名を天下に誇る勇将、ヴァハンであった。
しかし、その言葉を聞いたイェスガイの顔はこわばった。
「何だと!! ヴァハンよ、汝、主君に楯突き、世の流れに逆らう愚か者が!! 弱者は強者に付き従う、これぞ世の定め!!
我らは皇帝陛下の命に従ってこそ、この世で生きていけるのだ!! それを汝、濫りに殺を好み、いらざる殺生をなして平和の世を混乱の巷に落とすか!!」
「ハッハッハッ、これはしたり!! 平和ですと!!! 一体、この世のどこに平和がありましょう・・・・
恐れながら申し上げます!!諸国は混乱と変転を繰り返し、陰謀攻防常なく利害を求めて相争っております!! これが現実ですぞ・・・・
ハーンの自分勝手な『平和な世』とは違うのです!!!
にもかかわらず、ハーンはただ日々是遊惰を事とし、民の暮らしを省みず、我らキタールの矜持も誇りも忘れ果て、
一体我らは、何処に生きる道を見出せばよろしいのでしょう!!?」
「おのれっ!! 臣下の分際で、我に歯向かうとは不届きな奴!!!」
「フッ・・・・ ハーンよ、もうご存知でいらっしゃいましょう!? ハーンが神の如く崇め奉る皇帝ヤオーは、哀れ女どもの捕囚となり、
後継皇帝は知る人ぞ知る、あの愚人マオーでありますぞ!!
最早ツィンは衰退に陥ろうとしております・・・・ 諸国の攻伐いよいよ盛ん、大いなる野望を武具に込め、
軍馬の嘶きとともに伸べんと欲せざる者、余人は知らず、キタールの男子たる者におりましょうや!!!!」
566 :
アマゾネス・サーガ 「無敵の英雄」:2008/12/31(水) 22:01:48 ID:Lw8Wi1fP
アルギン・ハーン外伝 「覇王誕生」(6)
「何と?!・・・・ ハーンよ、それは真の事でございましょうか!!?」
「ヴァハンよ、それは本当なのか!! あのヤオーが、捕囚に!!??」
さすがに、聞かざる風を装っていた他の武将達も、驚愕し、周囲に集まってきた。酒宴の場は、一気に殺気だった。
「ま、待て・・・・ 未だ確かなる事は何一つ分からぬ・・・・ だが、軽挙妄動は滅びへの道・・・・! 汝らは我の命に従っておりさえすればよいのだ!!」
イェスガイ・ハーンは必死で武将らを宥めようとしたが、誇り高きキタールの武将らの怒りは増すばかりだった。
「ハーンよ!! これはキタールの大事であります!!! 我ら臣下には何一つ図ることなく、万機を推し進め、かつ枢機を知らしめぬとは、
これは我らキタールの故習に悖るもの!!!
ハーン御自らが父祖の法に違背し、キタールの誇りを傷つけんとは、如何なることにございましょうや!!!」
「だっ、黙れっ!!・・・・ 汝ら、我の命が聞けぬと申すか!!! 臣下の分を弁えよ!!」
「・・・・臣下には臣下の分あり、而して主には主の分がございますぞ、ハーンよ!!」
突如響いてきた声・・・・ 幕屋の中にゆらりと入って来た者がある・・・・
その者の顔を見たイェスガイは驚愕した。
「エ、エルラク・・・・ 何故ここに・・・・」
「何故と、ハーン御自ら開き給うた祝宴に、忠良なる臣下たる私めも相伴に預からんとて参りたる次第!! 何卒、一献を!!」
皮肉な調子で話すエルラク。その傍らの男、バルスを見たイェスガイは最早、狼狽の色を隠せなかった。
「エギンよ・・・・ 奴ら、仕損じたのか!!?」
「・・・・いや、まさか・・・・ そんな筈はございますまい!! いずれ劣らぬ百戦錬磨の手練れの武者ども・・・・ 討ち損じるなどとは・・・・!!?」
「ハハハ、いやはや、先進的なる文化人のエギン様の御眼からは、あのような腰抜けどもが一騎当千の武者に見え申したか・・・・」
エルラクの痛烈な皮肉に、エギンは真っ青になった。
軍神とまで言われたツィン国皇帝がまさか女に大敗北を喫し捕虜にされるとは
イェスガイにもエルラクにも読めない大波乱だよなあ
キタールにまでヤオーの大惨敗は影響を及ぼしていたか
568 :
名無し調教中。:2009/01/01(木) 23:50:33 ID:0I1uqacT
アマゾネス女権国の成り立ちなんかもかたられるのかなユリナ外伝は
ユリナが1代目の女亭なのか、なぜ男と対立?するようになったのか
などなど興味深い
569 :
アマゾネス・サーガ 「無敵の英雄」 作者:2009/01/02(金) 00:13:45 ID:hR6oPVgZ
皆様、明けましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いします。
>>568さん 今考え中のユリナ外伝は、アマゾネスがカフカスの巨人族と戦い、
これを征服して奴隷化する物語です。
本紀『赤壁』もそろそろ再開する予定で、アルギン・ハーン外伝も併行して書いていきますので、
当分先の話になってしまいますが、アマゾネス女王国の誕生、男との対立の過程などの物語も、
いずれ書いていこうと思います。
よろしくお願いします。
570 :
名無し調教中。:2009/01/02(金) 00:29:35 ID:r5co9qyU
おめでとうございます。! キタールはアルギンだけでなく多種彩彩ですさまじそう。外伝、本編ともに男にとってうけいれがたいすごいことが待ちうけていそうで
571 :
アマゾネス・サーガ 「無敵の英雄」 作者:2009/01/02(金) 02:03:48 ID:hR6oPVgZ
アルギン・ハーン外伝 「覇王誕生」(7)
時は少し遡る。これは、アルギンが大ハーンの位に就き、大キタール帝国を築きあげるまで激しい戦の物語である。
「何じゃ、エルラクよ、汝、我に何やら不満でもあるとて参ったのか!!」
今にも斬って捨てんばかりの激しい勢いで、イェスガイはわめいた。
「なあに、我一身の事等、このキタールの危機に比べるならば、何程の事もございません・・・・
しかし、ハーンよ、現下の情勢に鑑み、このエルラク、恐れながら申し上げねばならぬ事がございます・・・・」
「な、なんじゃ・・・・!!? 回りくどい言い方をせずに、早く申せ!!」
「ならば、単刀直入に申し上げましょう・・・・ イェスガイ・ハーンよ、もうツィンとはお手を切りなさいますよう!!」
「な、何だと・・・・!!」
「ハーンよ、あなたのまとうておられる衣服は!? ツィンの物ではありませぬか!!
あなたの頭に召される冠は!? ツィンのヤオーより賜いし物ではありませぬか!!
一体、いつから我らは、ツィンの属国に成り下がったのです!!? ただの一度も戦に敗れたわけでもないのに!!!」
「うぬ、貴様、アルギンめと同じ事をぬかすな!!! 臣下の分際で!!・・・・」
ついにイェスガイは抜刀して躍り上がり、食膳は粉々に砕けた。女達は悲鳴を上げ、武将らはどよめいた。
その時・・・・
「・・・・ふふふ、父上、我の名をお呼びのようですな・・・・!!!」
「!!?・・・・・・!!!」
その男は、身長2mもあろうか・・・・ 浅黒く日焼けした肌に、筋骨逞しい肉体。
しかも、その容貌は決して粗暴ではなく、むしろ世の常ならぬ知性と才気に満ち溢れていた。
この男が、世に類稀な武勇と、更にそれを上回るが如き知能に恵まれた英傑である事は、誰の目にも明らかだった。
男はその巨躯にも関わらず、あたかも一陣の涼やかなる風が幕屋に吹き込む如く、音もなく、ゆらりと、幕屋の中央に立った。
その大きな、相手の心の奥底までを見通すような鋭い瞳は見る者を射すくめ、畏怖と敬意とを同時に抱かせた。
イェスガイは、絞り出すような声で、やっと声を出した・・・・
「・・・・ア、アルギン・・・・ 何用じゃ・・・・!!」
中国を賭けたツィン×キタールの対決は見もの。そこにツィイーは重慶を獲れるのか
そしてアマゾネス女王国はそこに絡んでくるのか・・・・赤壁の戦いは重要な一戦となりそう
分裂寸前のアフスムとラシェワの攻防もどうなるのか
15万対15万のアスワンの戦いでは勝利を収めたアフスムだが
これからの情勢はいったいどうなるのか
みなさんおめでとう、作者さんよろしく
ユリナ外電ではユリナ女王様の勇姿が見られるのかな
エリナ・エリカの勇姿は何度も拝見したがユリナの強さはまだ見たことない
巨人族を負かして奴隷化するのだから強い姿を拝めそう
575 :
名無し調教中。:2009/01/03(土) 15:43:44 ID:DbT4z/HX
無敵の英雄さんと住人さんたち明けましておめでとうございます
今年もSSを楽しませてもらいそして屈強な男達の惨めな姿で
射精させてもらいますw
覇王誕生編→男のキタールの強さをこれでもかというほど見せ付けて欲しいですね
アルギンの容姿は自分の中で勝手にラオウとさせてもらってます
ユリナ外伝→→巨人族ですか。普通の人間より大きく力も強いと予想するが
その相手をどう征服するか、屈強な男の惨めな姿が見れそうですね
>>568さんの妄想リクエストにも対応しつつ進行するバイタリティは凄いですね
576 :
アマゾネス・サーガ「無敵の英雄」 作者:2009/01/03(土) 23:00:38 ID:v8ImVV18
>>575さん
ありがとうございます。
ラオウはアルギン・ハーンのイメージにぴったりですね。
私も、アルギンを描く時には、曹操やチンギス・ハーンやヌルハチのような、
怜悧で非情な覇道の英雄をイメージしています。
577 :
名無し調教中。:2009/01/03(土) 23:55:09 ID:9Jr6CKI2
明けましておめでとう!
エルサレムがアシキ女の手に落ちたままなのはめでたくないけどな
578 :
アマゾネス・サーガ 「無敵の英雄」:2009/01/04(日) 01:39:58 ID:hB4HM0Bp
アルギン・ハーン外伝 「覇王誕生」(8)
時は少し遡る・・・・
これは、アルギンが大ハーンの位に就き、大キタール帝国を築きあげるまでの、激しく非情なる戦の物語である。
アルギン・ハーン・・・・
己の覇道に生命を燃やし尽くした男・・・・。
「・・・・何用、と・・・・父上、このアルギン、いささか父上にお教えを乞わんとて、まかりこしたるものに御座います・・・・」
低く、穏やかに響き渡る声が、男の濃い髭に覆われた口元から発せられた・・・・。
しかし、その声は不思議にも、如何なる強圧的な怒鳴り声や叫び声よりも、より強く聞く者の心を捕え、従わせる響きがあった。
「父上、・・・・ 先ほどよりの父上のお考え、このアルギン、甚だ興味深く伺っておりました・・・・
よって、その点について、お教えを乞いたき次第にて・・・・」
「な、なんじゃ、聞いておったのか・・・・ハハ、隠れておらずとも出てくればよいものを・・・・」
「さて、父上、先ほどのお話、弱者は強者に従うべしとの事・・・・ 一体、弱者とは何処の者らを指すのやら・・・・
ジャハンギール率いるジュンガル族か、はたまたアクバール率いるウズベク族か・・・・
しかし、彼奴らもまたなかなかの戦上手、我らの敵ながら、猛き武者揃い、なかなか弱者などとは言われませぬな・・・・!!!」
キタールの戦士らは、男の穏やかな声から発せられる気が、次第に凄まじいばかりの殺気と威厳を帯びてくるのに圧倒され、慄然としていた。
579 :
アマゾネス・サーガ 「無敵の英雄」:2009/01/04(日) 01:41:12 ID:hB4HM0Bp
アルギン・ハーン外伝 「覇王誕生」(8)
「父上、キタールのハーンたる父上が、ツィンの風に媚びて何ら恥ずる事無く、あまつさえ我らキタールの誇り高き戦士らを弱者と呼び、
日々是遊惰に明け暮れ、戦士の誇りも何もかも忘れ果て、ただ世の流れと称して恥ずべき屈従を事ともせぬ・・・・
父上よ、最早あなたには我らのハーンたる資格はない!!! この場にて、隠居なされませ!!!!」
「!!・・・・な、な、何じゃと・・・・!! お、おのれら・・・・」
「父上よ、忠烈比類なき股肱の臣たるエルラクをも誅殺し、それほどまでにしてヤオーの歓心を得たいのですか!!
最早あの男は皇帝どころか、哀れな捕囚ですぞ!!!」
「な、何っ・・・・!! ハーンよ、エルラク殿を・・・・ それはまことでありましょうや!!!」
武将達は驚愕し、イェスガイに詰め寄った。
「ま、待て・・・・ これは仔細あっての事・・・・ そう激高致すな!」
「これを怒らずして、何を怒りましょうぞ!!!」
キタールのハーンが、何の落ち度もない忠臣を、他国の歓心を買わんがために誅殺する・・・・。
前代未聞の不祥事に、武将らは激高し、中には抜刀する者もいた。
580 :
名無し調教中。:2009/01/04(日) 13:13:13 ID:G2kn16dq
オメデトウ!!このスレ最高!!雰囲気もいい!!ラオウか
ラオウが世界制覇の道半ばでアマゾネス女王国に粉砕されるところを想像すると勃起しちゃう
登場人物を、実在する人物やアニメキャラに当てはめると興奮度倍増!!
581 :
名無し調教中。:2009/01/04(日) 13:18:53 ID:G2kn16dq
あ粉砕されるとは限ってないけど!!アルギンハーンが女王国をボコボコにしちゃうかも
582 :
名無し調教中。:2009/01/04(日) 21:26:01 ID:cN1fOkT+
ユリナはユリアかよW
これはイメージとは違うな
あ作者さんオメ
583 :
名無し調教中。:2009/01/04(日) 22:05:00 ID:G2kn16dq
巨人族との戦いも見もの!!人間ごときと舐めてるだろ!!
しかも女ときたらもう敵とすら思ってもらえない
584 :
名無し調教中。:2009/01/04(日) 23:40:17 ID:cN1fOkT+
キョジンとはガチでぶつかるのかな
585 :
アマゾネス・サーガ 「無敵の英雄」:2009/01/05(月) 00:55:13 ID:uC91mLcO
アルギン・ハーン外伝 「覇王誕生」(9)
時は少し遡る・・・・
これは、アルギンが大ハーンの位に就き、大キタール帝国を築きあげるまでの、
激しく非情なる戦の物語である。
アルギン・ハーン・・・・
己の覇道に生命を燃やし尽くした男・・・・。
イェスガイは将軍らの何人かが抜刀したのを見て、すっかり怖気づいてしまった。
頼みのエギンも突然の出来事に驚愕し、逃げ腰になっているばかりであった・・・・。
「お、落ち着け、者どもよ、落ち着け・・・・!!」
イェスガイは声を限りに命じたが、最早彼の命に従おうとする者は誰一人としていなかった。
武将らは一人、また一人と、腰に帯びた剣を抜き始めた・・・・
まるで、長い間押さえつけられていた感情を解き放つように・・・・。
心無き屈従を強いられた悔しさを、一気に爆発させるように・・・・。
抜刀したキタールの戦士らは、一言の声も発さず、アルギンの周りに集まり始めた・・・・
「お、おのれら・・・・ キタールのハーンはこの我ぞ!! 我を裏切るのか!!」
声を嗄らせど、答える者はない。
進退窮まり、そのまま幕屋の外へ出て行くイェスガイ。その後を、バルス、そしてアルギンが追う。
幕屋の外は、不気味に静まり返っている・・・・。
・・・・その時、足音高らかに入ってきた男・・・・。
アルギンに劣らぬ長身で、知性溢れる顔立ち、これこそ彼の異母弟ドルゴンに他ならない。
剣を抜き放ったドルゴンは、幕屋内の武将らに宣言した・・・・。
「イェスガイ・ハーン、只今病のため逝去せり!! よって、この場にて後継ハーンを推戴せん!!!」
「な、何と・・・・!!!」
武将らはどよめき、口々に叫んだ。
586 :
アマゾネス・サーガ 「無敵の英雄」:2009/01/05(月) 01:06:08 ID:uC91mLcO
アルギン・ハーン外伝 「覇王誕生」(9)
「キタール古来の法に則り、イェスガイの三名の子らは皆等しく、後継ハーンたる資格を有する!
まず、我、ドルゴンは到底その器に有らざるゆえ、辞退させていただく!!」
おお、というどよめきが武将らに拡がった。
「次子エギンを、ハーンに推戴せん者!!」
ドルゴンが武将らに呼びかけたが、その時・・・・
「ま、待てっ・・・・!!」
エギンだった。
「皆、どうかしているぞ!! 父は病で逝去しただと!! そんなはずはない・・・・
あんなに元気だった父が、死んだとすれば、アルギンと、そこにいる下賎な男の仕業に決まっておろうが!!」
「・・・・ならば、御遺骸を確かめられよ、エギン殿!!」
ドルゴンの声とともに、アルギンと、バルスはぐったりとしたイェスガイの身体を運び込んできた。
最早彼が生きていないことは、誰の目にも明らかだった。
「!!!・・・・・!」
「この通り、たった今、父は死んだ!!」
アルギンが宣言した。
「よって、ドルゴンの告げるとおりである!!
さて、エギンをハーンに推戴せん者!! 遠慮はいらぬ! 我らの法に則り、剣を振りかざして賛意を示せ!!」
「アルギン様・・・・」
ヴァハンが進み出た。
「あなた様を措いて、我がキタールを救い、共に天下に男子の志を伸べんと我らが欲する御方、何処におりましょうぞ!!?」
おおっ、と居並ぶ戦士たちも、一様に賛意を示す。
「アルギン・ハーン!!・・・・」
戦士の一人が、剣を振りかざして叫ぶと、他の戦士らも一斉にこれに倣った。
「アルギン・ハーン!! アルギン・ハーン・・・・!!!」
それは、父弟との権力闘争に勝利したアルギンへの賛辞の雄叫びであるのみならず、キタールの戦士達皆の勝利の雄叫びであった・・・・
587 :
アマゾネス・サーガ 「無敵の英雄」:2009/01/05(月) 01:09:06 ID:uC91mLcO
アルギン・ハーン外伝 「覇王誕生」(9)
千古に記すべき、この栄光の日・・・・。
ついにキタールは、稀代の英傑アルギンをハーンに迎え、その歴史に新たな一歩を踏み出したのである。
イェスガイの変死と、後継ハーンと目していたエギンが排除された事に、ツィン帝国側は激怒した。
しかし、皇帝ヤオーを捕囚とされ、女奴隷ツィイーが権力を握り始めて早くも内政が混乱し始めたツィンには、最早キタールの強大化を防ぐすべはなかった。
ツィンの勢力後退の間隙を縫うかのように、アルギン・ハーンはモンゴルのみならず、満州、そしてウイグルへと、激しい戦いを幾度となく繰り広げ、
日に日に広大な領域をその勢力下に収めていくのである・・・・。
588 :
名無し調教中。:2009/01/05(月) 01:16:23 ID:ZLsAqGYW
外伝がえがかれるぐらいだからラストはやっぱり2人の対決になるのかなぁ
先の話なのでまだまだわからないか 作者の方のムネの内やいかに
589 :
アマゾネス・サーガ 「無敵の英雄」:2009/01/05(月) 01:16:55 ID:uC91mLcO
アルギン・ハーン外伝 「覇王誕生」(10)
ヤオーの捕囚と、それに伴うマオーの戴冠、ユアンの横暴、老臣スンの暗殺、ツィイーの権力の強大化・・・・。
ツィンは坂道を転がり落ちるが如く、衰退を始めていた・・・・。
アルギン・ハーン率いるキタールだけではない。ツィンの弱体化に乗じ、
周辺の諸民族は堰を切ったように攻伐を繰り返し始め、世界はさながら戦国乱世へと突入しようとしていた。
その中で、ただ強国たるツィンに屈従し、平和を唱えていればよしと考えたイェスガイやエギンは、
所詮は時代を読めぬ男達であり、キタールを率いる資格はない者達であった・・・・。
その中で、アルギン・ハーン率いるキタールは全モンゴルを統一、更にサルフの戦いで満州の諸部族連合軍を撃破し、
北はバイカル湖周辺から南は万里の長城、東は現在の沿海州地方や満州から西はアルタイ山脈に及ぶ、
広大な領土を掌握するに至ったのである。
しかし・・・・。
ここまで破竹の勢いで勢力を拡大してきたキタールの前に、強大な敵が立ち塞がることになる・・・・。
アルタイ山脈の向こう、ジュンガル盆地。戦に長けた剽悍なウイグル諸部族の中でも、最も強大な力を誇る遊牧民、ジュンガル族。
この誇り高き部族を率い、熱砂の大地を支配する男の名は、ジャハンギール。
後に、キタールの名将としてその雄姿を全世界に示す男は、
当時、キタールの最大の敵としてその姿を彼らの前に現そうとしていた・・・・。
「フハハハ・・・・ キタールの小倅めが・・・・!! 攻め寄せてみよ、この長剣の餌食にしてくれる・・・・!!!」
長剣を振りかざし、男は嘯いた。
「ヤオーが捕囚となり、ツィンは衰亡・・・・ 世は乱世に突入・・・・
フッ、全くいい世になったものだ・・・・
力こそ正義!! 見よ、このジャハンギール、キタールを倒し、ツィンを滅ぼし、全世界に我が覇業を轟かせん!!!」
キタール対ジュンガル、アルギン・ハーン対ジャハンギールの、歴史に残る死闘は、
また後に、アルギン・ハーン外伝「熱砂燃ゆ」として語られる事となる・・・・。
アルギン・ハーン外伝「覇王誕生」 完
590 :
名無し調教中。:2009/01/05(月) 08:05:34 ID:vE/JJ622
覇王誕生の感想。やはり男は強い。油断なく戦えば女などに負けることなどありえない
今のアマゾネス等女は勢いに任せて力以上のものを発揮してるだけ
男の2勝は大勢には影響はないと思われてるかもしれないが女の勢いを削ぐ改心の大勝利
女が勢いを失い男が本気をだせば男の全勝で女は男の強さ・怖さ・逞しさを改めて再認識するだろう
怖いもの知らずで戦ってきた女は負けることで怖さを知り男に立ち向かう無謀さに気づき
ガクガクブルブル状態だろう。男を怒らせ本気にさせた女が悪い
>ユリナと男との対立の過程
アマゾネスという国がどうやってできたのか興味深い
最初は男に奴隷として仕えていた女だったのだろうか
男=強い・、女=弱い。男と女の主従関係を塗り替える
何らかの出来事があったのだろうか
592 :
名無し調教中。:2009/01/06(火) 17:54:17 ID:LteJvsP1
男権国家の王や将軍・英雄達は女権国家の存在をどう認識してるのか。いくら過小評価していても無視できない存在になりつつあるのでは。事実男は女に2勝5敗、1対1の対決も勇将や英雄が少女にプライドを砕かれ無残な敗北。
それでもプライド高き男達は'弱い'女のことなど認めるわけには行かないのか。
それに女の事を評価してしまうと今まで虐げ奴隷にしてきた事が間違いだったと認めてしまうことにもなってしまう。
そんなことはあってはならない。この世界を,男の世界を守らなければ
593 :
名無し調教中。:2009/01/06(火) 23:26:36 ID:QLBFKRW6
みなさん明けましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。
594 :
アマゾネス・サーガ「無敵の英雄」:2009/01/07(水) 00:20:39 ID:OyDB5hvF
本紀 第3部 第2章 赤壁(30)
さて、その頃。
ブルグンでは、オルム王が、十字軍として率いて行く将軍らの人選に当たっていた。
隣国フランのシャルル王は自身は赴かず、家臣ロベールを名代として行かせるため、
後顧の憂いを絶つ為にも、鉄壁の布陣を本国に敷いておく必要があったのだ。
「……まず、朕の代わりにこの国を守り切る力のある人物……。
ハーゲンよ、汝を措いては他に居るまい!!」
「誓って御意にお応え申し上げます!」
「うむ、 そして、王太子ロタールを国王代理とする!
よく補佐を頼んだぞ!!」
「はっ!!」
「十字軍を率いるのは、十二騎士の副長、ウォルスングとする!
王子キルデリックは戦を見る良い機会であり、十字軍に同行させる!
それから、…… ジキスムントについては、十字軍がエルサレムを占領後、
その地にエルサレム王国を建国し、国王に封じる!!」
「何と、ジキスムント様をエルサレム王に!!?………」
「考えてもみよ、朕の子として生まれながら、
庶子である故に王位継承権もないのは、まことに不憫極まりない……
よって、ジキスムントをエルサレム王として、永くその地位を保たせたいのだ……」
オルム王のこの考えが、思わぬ波紋を呼ぶ事になる………。
595 :
名無し調教中。:2009/01/07(水) 17:45:00 ID:91CxQSpv
さすが英雄王と思わせる智略だと思ったが問題アリなのか
ツィイー活躍するかなぁ?
+ ∧_∧ +
+ (0゚・∀・)ワクワク
(0゚∪ ∪ テカテカ
+/ヽと_)__)_/ヽ+
(0゙ ・ ∀ ・)
(0゙ ∪ ∪ +
と____)___)
597 :
名無し調教中。:2009/01/07(水) 23:27:08 ID:Y2UuUZCi
現在進行してる3つの戦いの勝敗が決っしたら大まかなセカイの向きが見えてきそう
アマゾネスの当面の敵は十字軍だけか?
となると英雄王オルム王との対決もありうるのか
男は性的欲求を満たすためだけに存在していた女に噛み付かれて多少戸惑ってるだけ
飼い犬に噛み付かれて多少戸惑ってるだけ
そろそろ身の程をわきまえたほうがいい。男に媚びを売って生き長らえたほうが幸せだよ
600 :
名無し調教中。:2009/01/08(木) 01:35:26 ID:0zpRPOLK
600GET記念に対決見たい
601 :
名無し調教中。:2009/01/08(木) 16:01:34 ID:VVOIzAUv
エルサレムを汚らわしき者(オンナ)から奪還するために組織されたはずの十字軍は
男の面子やプライドを誇示することが目的となってしまってはないだろうか
オルム王は教主ペトルに恩を売り皇帝の称号が欲しいのと
十字軍の盟主たる資格を受けたことを他国に知らしめたいという政治的判断
フラン王シャルルは面子のために人員は裂くが、これを期にブルグンに攻め込むつもり
アフスムのラーはエルサレムを奪還しなければアフリカから出られない状態なのに
全く手を貸そうともしない・・・
女は片手間にでも倒せるから、それよりもエルサレムを奪還した後のことを考えている感じがする
602 :
アマゾネス・サーガ「無敵の英雄」:2009/01/09(金) 00:29:46 ID:aOpsa4Ir
本紀 第3部 第2章 赤壁(31)
サムソンは全裸にされ、エルサレムの広場に引き出されていた。
これから、女VS男の格闘プレイショーが始まるのである。
前日の晩は拘束されて張りつけにされ、
エリナからたっぷり玉責めの調教を施されたサムソンは、
首輪に付けられた鎖をエリナに引かれ、四つん這いにされて登場した。
かつては世界最強の英雄と言われた男は、歩く度に美少女エリナに足蹴にされ、
脚に頭をこすりつけて許しを乞うていた。
壇上にはアマゾネス女王ユリナとサロメ、
そしてアマゾネスの女戦士らが居並び、世界最強の男が美少女になぶりものにされるショーを心待ちにしていた。
これはアマゾネスが行う、男に女の強さを思い知らせる為のショーなのである。
観客の喝采を浴びながら向こう側から登場したのは、
かつてサムソンにより壊滅させられた、悪の限りを尽くした美少女の組織の一員であった、リオである。
身長175cm、B89・W63・H92、数々の男相手の喧嘩に勝利してきた美少女は、
その素晴らしい肉体をビキニとロングブーツに包み、
女の手に落ちたかつての仇敵をいたぶろうとしていた。………
603 :
名無し調教中。:2009/01/09(金) 08:01:22 ID:57HLXwZO
ヤズディギルドのキタール軍に恐れをなしてアストラハンを放棄して逃げたアマゾネスww
かつての英雄の惨めな登場に萌〜
全裸、四つん這いで少女に鎖を引かれ、蹴られながらショーへ駆り出される惨めな男…
対するは、ビキニ&ロングブーツ姿で堂々と登場した少女との格闘ショー
それを高座で、優雅に鑑賞するアマゾネス戦士達や観客の前でこれから展開されるショーの行方はいかに…
衆人観衆の前で徹底的に、いたぶられるサムソンが、羨ましいWWW
605 :
名無し調教中。:2009/01/09(金) 22:40:34 ID:Xj5qwqt6
組織を壊滅させられた少女vs壊滅させた最強の男とのリベンジマッチ
数日前なら勝敗の行方は誰の目にも明らかだっただろうが今の戦意のないサムソンではどうなるか……
サムソンの失われたプライドや戦意を回復させるため餌を与えて強いサムソンとの本気対決にしてほしい
例えばリオに勝てば開放してやるとかプライドを刺激する言葉を言って……そのサムソンを完璧に打ち負かし精神的にも肉体的にもリオは女戦士になる
そしてそれを見ていた観客はアマゾネスの戦士でなくとも普通の少女があのサムソンに勝つ事ができることを知りまた一段と女の性に自身を持ち男を見下すことができ精神的に優位に立つ事ができる
すいません。ただの願望なので聞き流してください
606 :
名無し調教中。:2009/01/09(金) 23:34:01 ID:5gE29o4h
じゃあかくな
607 :
アマゾネス・サーガ「無敵の英雄」:2009/01/10(土) 00:44:34 ID:cZ5JjNOP
本紀 第3部 第2章 赤壁(32)
始まろうとしている格闘プレイショーを見ながらも、女王ユリナは内心穏やかではなかった。
十字軍の動向がまだ定かではなく、しかもその総帥はあの英雄王オルムだというのだ。
以前クリミアの戦いではアマゾネスは主力部隊が遠征中だったとはいえ、
ブルグンの軍勢によって都アルテミアを占領されるという失態を犯している。
しかも、ヤズディギルド率いるキタール軍にアストラハンを明け渡してしまったため、
キタールからクリミアのアルテミアを攻撃するのは極めて容易になってしまっているのだ。
アマゾネスにとって最悪のシナリオは、十字軍の侵攻と同時にアストラハンのキタール軍も攻撃を開始し、
アマゾネスが十字軍とキタールから挟撃されることである。
もしも、そのような事態になれば、アマゾネスに勝ち目はないという他ない。
しかし幸いな事に、キタールは先頃エギンの謀反を機に宿敵ツィンと戦端を開いた。
ツィン帝国は皇帝ダヤンを中心に賢臣名将が力を結集し、
長江流域の巨大な人口はキタール領する黄河流域を凌ぎ、
領土面積は遠く及ばずとも、潜在的な戦闘能力はキタールと互角に戦い得るものがある。
戦いは長引くであろう………。
キタールは以前アマゾネスに敗れている以上、慎重になっている筈だ。
よって、キタールが侵攻するのは、ツィン帝国を滅ぼしてから………。当分先の事だ。
そう、ユリナは読んでいた。
一度フカクにも首都を奪われた相手が怖くて怖くて仕方がない見たいですね。
609 :
名無し調教中。:2009/01/10(土) 15:14:45 ID:iprTQ67k
>男に女の強さを思い知らせる為のショー
ということは観客にも女性だけではなく男性も居るのか
男性にとったらサムソンが負かされるのを見せられると
自分たちまで女性に負けてしまってる気分になるだろうな
逆に女子は・・・・・
610 :
名無し調教中。:2009/01/10(土) 16:18:55 ID:kvRlESj2
ちょっとエルサレムに行ってきます
611 :
アマゾネス・サーガ「無敵の英雄」:2009/01/10(土) 23:10:39 ID:cZ5JjNOP
本紀 第3部 第2章 赤壁(33)
女王ユリナ。アマゾネス女王国初代女王。
ユリナが女戦士らから女王に推戴され、
クリミアにアマゾネス女王国が建国されたのは、今を遡る事十五年前。
ユリナが十七歳の時である。
アマゾネスとは、この時ユリナの元に集い、女権国家建設を誓った女戦士らの総称であり、
祖先を同じくする一民族の名ではない。
以後、アルテミアに都し、擁する女戦士は数千、クリミアを領する小国に過ぎなかったアマゾネス女王国は、国力増大の一途を辿り、
今やウクライナ南部からカフカス、小アジア、パレスチナに至る大国に成長し、
擁する女戦士らは十数万、黒海は「アマゾネスの海」と呼ばれるに至った。
一体、何故に彼女らは女権国家建設を図ったのか?
当時少女であったユリナが、何故女王に推戴されたのか?
そこには一体、どのような出来事があったのか?
「女神イリナの書」との関係は?
謎に包まれてきたアマゾネス女王国の建国の物語は、後ほど、ユリナ外伝において語られる事になる。
ユリナはオルムが怖くて怯えているみたいw強がっていても女の子だね
これから始まる格闘プレイショー期待してます!
ユリナ外伝も楽しみです
男軍は高齢化が進みまくりで若い戦士が出てこない人材不足
一方、女軍は若い戦士達に経験をつませ世代交代?に成功
やはり30代後半から40代50代ぐらいの女達は男に対して勝てないだとか
かなうわけがないという固定観念が男の教育により
完全に植え付けられてしまっていて抜け出せなかったのだろう
その虐げられてきた世代が母となり、若い世代に男への復讐をたくしたのだ
男達はいまだに固定観念にとらわれ女を軽視している
でも男の醜態見せられると固定観念も崩れる
616 :
アマゾネス・サーガ「無敵の英雄」:2009/01/11(日) 21:25:50 ID:lMqel+cT
第3部 第2章 赤壁(34)
しかし、仮にツィン帝国がキタールと再び和睦した場合………。
こちらの可能性は、ないわけではない。
巨大な力を持つ両大国の決戦が、一つの戦争で終わるとは予測し難い。
そうなれば、キタールの矛先がアマゾネスを向いて来る事は、充分あり得る。
そうならない為には………
ユリナはこれまで、重慶政府のツィイーと連携し、
ツィイーが女権国家を建設できるよう、様々な援助を行ってきた。
しかし、この危機において、未だ強力な同盟者となり得ないツィイーを援助し続ける事は、
アマゾネスにとって得策とは言えない………
ユリナの心中には、新たなる構想が浮かび始めていた。
ここは思い切って、過去のわだかまりを捨て、ツィン帝国と和睦し、
皇帝ダヤンに軍事同盟を申し入れるのが得策では………!?
アマゾネス・ツィンが同盟し、キタールを挟撃する!!!
驚愕すべき構想が、ユリナの心中に芽生えていた………
ユリナが男と和睦?いつになく弱きなのか?それともアマゾネスの発展のためには致し方がないのか?
ユリナがそんな事してしまったらアマゾネス内部で反発はないのか。男の力を借りるぐらいなら滅びた方が
618 :
名無し調教中。:2009/01/12(月) 04:34:55 ID:yXQCmn9h
女の力だけでは到底かなわないからねキタールには
なのにツィンと和睦までされてさまったらもはや太刀打ちできないよね
まあ女の限界だね。ここまでよく頑張った。でも女は男には勝てない
619 :
名無し調教中。:2009/01/12(月) 11:05:09 ID:Tw3FE6gq
アマゾネス建国15年という事はあかんぼも15歳に成長している。打倒男の英才教育を受けて育ったこの世代はかなり強そう!
ユリナが17歳のときに建国されたのか
今のエリカやエリナらと同じ年齢だね
そしてエリカやエリナが赤ん坊のときだね
622 :
アマゾネス・サーガ「無敵の英雄」:2009/01/12(月) 22:46:00 ID:DeKg4Tfx
第3部 第2章 赤壁(35)
ここで、アマゾネス女王国の周辺諸国について、概観しておく。
まず、東方カスピ海以遠にはキタール帝国、南方パレスチナとはアフスム帝国で隣接している事は、
既に周知の事実である。
北方、キエフとその周辺にはルーシ諸部族が小公国を分立・抗争しており、
キエフ大公ワリャーグ3世がルーシの名目的盟主である。
酒と美女に目のないワリャーグは、近頃、アマゾネスにその手を伸ばそうとしているとの噂もある。
西方バルカン半島には、ドナウ川下流域には蛮族ブルガールが勢力を広げ、
更にその南には、ギリシャ民族がアテネ、スパルタなどの幾つもの都市国家を築いている。
しかし、先年来、二大都市国家たるアテネ、スパルタは関係が悪化、
その他の都市国家も両陣営に別れて戦争を始め、決着がつかず双方疲弊し、今日に至っている。
これらの諸国にどう対応していくかも、これからのアマゾネス女王国の行く末に、重大な事である。
ツィンと和睦したらツィイーとの関係が気掛かり。不協和音が生まれそうな気がする
624 :
名無し調教中。:2009/01/12(月) 23:59:36 ID:OMkGZpnD
なぜアマゾネス健国をゆるしてしまっタのか
アマゾネスはサムソンをこれでもかというほど利用するなw
なまじ最強の英雄という肩書きがあるばっかりに
無残にも女性優位をしらしめる道具にされてる
626 :
アマゾネス・サーガ「無敵の英雄」:2009/01/13(火) 03:11:10 ID:vwezequS
第3部 第2章 赤壁(36)
「………んもう、リオったら、早くサムソンをボコボコにしてやればぁ〜」
「フン、シカタないのよ………
ちょっとユリナ様が中座されてるんだからぁ〜」
格闘プレイを待ちくたびれたマリカと、観客席に戻って来たエリナが話している。
「じゃあさ、サムソンいじめプレイが始まるまで、
このエリナ様が習った歴史のお話をしてあげるわよ!」
「なんでそんなにエラそうなのよ〜
フン、どーせまたウソ八百のホラ話でしょ〜」
「違うわよ〜 ユリナ様直々に教えて下さったオハナシなんだからぁ………
さ、エリナ様の語る『イリナとアダの愛の物語』(笑)、始まり始まり〜」
627 :
アマゾネス・サーガ「無敵の英雄」:2009/01/13(火) 03:19:18 ID:vwezequS
エリナ外伝「創世記」(1)
「ん〜ッとさぁ………
それはそれはムカシのこと、エランの園ッてトコに、聖なる木が植わってて、
ソコにたあくさん実がなってたのよねぇ〜」
「エデンの園じゃないの」
「ンもう、イチイチ口はさむなッつーの〜
………んでさぁ、そのエデンの園には、万物を造り給うた神、ヤルダバオトがおられたのよねぇ〜」
「エデンを言えないクセに、そんなワケわかんないコトバは覚えてンのねぇ〜」
「………んで、と、主なる神ヤルダバオトは、男神アダを造り給い、
シカル後に女神イリナを造り給うた………、と、ユリナ様は仰ってたわ」
「あ〜、早くサムソンいじめ始まんないの〜」
「んでさ、創造神ヤルダバオトは、愛しあう二人に、
この木の実を決して食べてはならぬ、と言いつけたのよねぇ〜」
「アンタさぁ〜 ヒトのハナシ聞いてないでしょ」
「アンタこそ、そのバカっぽいハナシ方やめたらぁ〜」
「アンタに言われたくないわよ〜」
「ンでと、主なる神ヤルダバオトの御言葉である、コレは守らねばならん!
コレは二人の心中のセリフよ。
始まりに御言葉ありき、御言葉は神なりき」
「もーワケわかんないから、ちょっくら昼寝するわ」
「ンでさ、ハナシはコレからよ………」
赤壁の流れ的に来るのではと予想していたが来たか
対巨人じゃなくて創世記なのか
629 :
614:2009/01/13(火) 14:49:30 ID:XLqe0d80
願望とか掛かれるのって迷惑ですか
創世記楽しみです
女神イリナの活躍に激しく期待
631 :
名無し調教中。:2009/01/13(火) 23:32:00 ID:rM8F2AxZ
同盟はもし成ればハモンをひろげそうですね
632 :
アマゾネス・サーガ「無敵の英雄」 作者:2009/01/13(火) 23:36:14 ID:vwezequS
>>629 ありがとうございます。願望を書いて頂けると嬉しいです。
ただ、話の流れ的に難しかったり、私自身に書く力量がなかったりということもありますので、
必ずしも文章にできるとは限りませんが、どうかご了解下さい。
よろしくお願いします。
いつも読んで頂いてありがとうございます。
この物語を書き初めて、もうすぐ一年になります。
初めて書いた時は、まさかこんな話になるとは思ってもいませんでした。
こんな長く続けられたのも、読んで下さっている皆さんのおかげです。
これからもよろしくお願いします。
読ましていただいているこちらがありがとうございますですよ
634 :
名無し調教中。:2009/01/14(水) 17:38:26 ID:36pEX6TI
うちの夫婦関係はマジでエリナとサムソンみたいになりつつある
アマゾネス女王国がいったい男権帝国を打ち負かすため
どういった策をろうするのか楽しみだな。全く策を弄さず
カズの違いをもろともせず真正面から叩き潰す良し
女の武器をつかい男を誘惑するも良し
男ごときでは思いつかない作戦で男を出し抜くも良し
636 :
アマゾネス・サーガ「無敵の英雄」:2009/01/14(水) 23:13:01 ID:FBMsyyhQ
エリナ外伝 「創世記」 (2)
「女神イリナはフシギに思ったワケよ、一体またなんでその木の実を食べてはいけないのかって………
まあでも主なる神ヤルダバオトの言われることだ、何かワケがあるんだろって。
そこで、初めはその木の実を食べたりせず、シッカリ言いつけを守ってたのよねぇ〜
女神イリナは人間で言えば歳の頃十七、八………
色香匂い立つ美少女で、すらりとした長身………」
「アンタさぁ、ジブンみたいだって言いたそうね」
「で、イリナはアダに聞いてみたわけ。
ねえアンタ、この木の実のヒミツって知ってる〜?ってね。
そうするとアダが答えるには………
何を言うか、主なる神ヤルダバオトが言われることだ、女如きがむやみにセンサクするのはもっての他!
まあそこで、よ。この女神イリナはなかなか悪知恵だけは働くのよねぇ」
「アンタが似てるのはソコだけね」
「………そこでさ、女神イリナは、主なる神ヤルダバオトの霊力が最も弱まる時間、夕刻を狙って、
ちょっとしたワナをしかけてやることにしたのよ」
637 :
名無し調教中。:2009/01/14(水) 23:53:38 ID:3HVTrODX
皆が633と同意見だよー
638 :
名無し調教中。:2009/01/15(木) 04:56:20 ID:aMsdWeqp
もしや大魔王ベルゼブブや英雄サムソンを縛り上げたイリナの呪法の縄のナゾなんかも解けるのか
640 :
アマゾネス・サーガ「無敵の英雄」:2009/01/15(木) 23:08:01 ID:9lpayC5/
エリナ外伝 「創世記(3)
「ある日、イリナが木の側に行ってみると、何と、その木の周りに巨大な蛇が巻きついていたのよね」
「ねえ、格闘プレイ、まだ始まんないの〜」
「蛇はそれは恐ろしい眼でイリナを睨んだものよ。
でも、そこはイリナ、なかなか悪知恵が働くのよね。
実はこの蛇は、主なる神ヤルダバオトの化身だってコト、彼女は知ってたのよ。
いきなりグイと蛇を掴むと、巻きつかれないように工夫しながら、
蛇の頭を踏みつけて、シッカリ捕まえてしまったってワケよ。」
「あたし、蛇キラ〜イ」
「蛇はそれはそれはビックリしたんだけど、イリナがこのような狼藉に及ぶのは、
自分が創造神ヤルダバオトだって事を知らないからだって思ってたのよねぇ〜
ソコでさ、イリナに言うわけよ、イリナよ、我は主なる神ヤルダバオトである!!
このような狼藉に及んだ罪は重いが、無知なる女ゆえの過ち、許してくれよう、とね。
あ、ちなみに創造神は男よ」
「お腹すいた〜」
「ところがイリナは、そんなこと知っててやってるワケよ、
創造神ヤルダバオトがそう言うと、
フン、な〜にフザケたコト言ってんのよ………
穢らわしい蛇の分際で、神の名をかたるとは不届き者め!!
フフフ……女神イリナ様が、これからたっぷりとお仕置きしてやるわよ〜」
「イリナの喋り方って、アンタとおんなじなのね」
641 :
名無し調教中。:2009/01/16(金) 19:40:51 ID:50fycXtK
負けるはずのないと思っていた女子に負けるって最高のM快感……
勝利を確信していた戦いで惨めな敗北! これがいっとう萌えるシチュですな
戦い前と戦いの最中,そして戦い後と女に弄ばれ惨めに敗北していく男の心情の変化にも萌える
642 :
アマゾネス・サーガ「無敵の英雄」:2009/01/16(金) 22:54:47 ID:Ln9kddun
エリナ外伝 「創世記」(4)
「さあ、ヤルダバオトは震え上がったわ………
蛇の姿のままでは、イリナに捕らえられたまま、どうする事も出来ない。
かといって、元の姿に戻るには、折悪しく霊力が足りないのよねぇ………
全能の創造神ヤルダバオトも、最早捕らわれの身よ。
さて、女神イリナは蛇の頭をグイと踏みつけて、
ホラ、穢らわしい蛇! 女神イリナ様、私は醜い蛇でございます、今日から私はあなた様の奴隷となります、とお言い!!
と命じたのよね」
「アンタも普段、男におんなじことしてるわよね」
「まあ、創造神ヤルダバオトたる者、まさか女神とはいえ自分の格下の女神風情にそんなこと言えないわよね。
女神イリナは、服従の言葉を言わない神ヤルダバオトに、お仕置きを始めたのよ………
首根っこを拘束し、蛇の胴体をグイグイと捻ったばかりか、
何重にも結んでギュウギュウと締め上げたのよねぇ〜
『フフン、どう?お前の体をほどけない位に結んでやったわよ〜』
『ヒイイィ〜! 女神さまあ〜 グエェ〜 く、苦しいですう〜!!』
『アハハハ………
ホラ、もっと苦しめてやる!!………』
強く美しく狡猾。。アマゾネスはイリナの血をついでるのかも
強大な相手だとしても全く恐れない男にはない女特有の精神力
つっ遂に縄の秘密が
646 :
名無し調教中。:2009/01/17(土) 16:53:01 ID:Prqnlq4V
精神的に勝つことが不可能な男子は肉体的な力だけで
圧倒するしかないが賢い女子にプライドをくすぐられ
もともと弱い精神力を揺さぶられると
本来の肉体的な力すら発揮できずに負かされる
大事なところで本来の力を発揮し力を出し切るには
強靭な精神力が必要だが男子にそれはない
647 :
アマゾネス・サーガ「無敵の英雄」:2009/01/17(土) 20:39:28 ID:vkXr+oYy
エリナ外伝 「創世記」(5)
「イリナは更に、神に小便を飲ませたり、首を絞めて窒息させたりと散々弄んだ挙げ句、
いよいよ仕上げにかかったワケよ。
まず、聖なる木の実の秘密は何なのか、それを食べるとどういうことになるのか、
それを白状しないと、このまま絞め殺してやるわよ!!
って脅したのよね。
創造神ヤルダバオトはイリナに散々弄ばれて息も絶え絶えになり、
ついに木の実の秘密を白状したってワケよ。
すると、創造神ヤルダバオトが言うには………。
あの木の実を食べると、それを食べさせた者と食べた者の間には、主従関係が出来てしまう………
あの木の実は、男神アダが女神イリナに食べさせることになっているのだ!!
女は永久に男の奴隷として、男に仕えるように………
さあ、女神イリナは激怒したわ。蛇の頭をグイと押さえつけると、口をこじ開け、
固い棒切れを突っ込んで、口を閉じられないようにしてしまったの。
フフン、やっぱりそんなことだったのね………
あたしに木の実を食べさせようなんて、女が男の奴隷になどなるもんか!!
女神イリナはそう言うなり、こじ開けた蛇の口から木の実を次々に食べさせてしまったのよ………。
フフフ、普通ならイリナなど足元にも及ばない強大な力を持つ創造神は、
こうして木の実を食べさせられちゃったのよ」
語り口調で物語が進んで行くのもなかなか良いね エリナがまたバカっぽくて良い
649 :
名無し調教中。:2009/01/17(土) 23:36:58 ID:g9O1v+cm
ソ・ウ・セ・イ・キはどうせユリナの作り話だろうがよ
女にジシンをつけさせるためのよお
>>646 本来の肉体的力を発揮した所で、女には無い男だけの決定的な急所を攻撃され、
屈辱的に悶絶する展開も萌える。
そして、苦悶する男の脆さを見下ろし、
男みたいな致命的急所の無い、女としての優越感に浸るアマゾネスとか最高
>>647 乙です!
創世記という世界の成り立ちに関わる物語の中で、
創造神と男神アダが、イリナにどう辱められ虐待されて行くのか楽しみです
651 :
名無し調教中。:2009/01/18(日) 01:02:00 ID:DvYkw2Zu
色仕掛けときゅうしょ功撃をされると男はどうしようもないな
カが互角の女が相手だと勝つみこみ0
>>640 この辺前後のセリフ回しがウマいね。
放送作家とかシナリオ講座とかラジオのハガキ職人とかやってました?
653 :
名無し調教中。:2009/01/18(日) 14:24:43 ID:ry/dRD06
何せ蹴りやすく掴みやすいところに最大の急所ペニスがついているからね
しかもちょっとでも興奮させると勃起してしまい感じているのがバレバレで
弱点を大きくして狙ってくださいと言ってるようなもの
女の子が男の弱点を知っていれば多少劣勢に立たされても簡単に形勢逆転できる
だから余裕を持って男と戦えるので、精神的ゆとりができ、実力をフルに発揮できる
急所に直接攻撃をされなくても急所があるだけですでに男は劣勢に立たされているのだ!!!
まあ個人的には急所攻撃で負かされるりも実力で負かされるほうがすきなんだけどね!!!
小出し小出しにせずに週一ぐらいに一気に投稿すれば良いのに
↑
それは作者に強要するのではなく、自分が週一回覗くようにすれば解決する話だよ
656 :
アマゾネス・サーガ 「無敵の英雄」 作者:2009/01/19(月) 00:20:09 ID:+dncNw5s
>>652 ありがとうございます。特に文章を書く修行をした事はありませんが、
好きな話だと生き生きと書けるのかも知れませんね。
>>654 私もまとめて投稿しようかなと思った事もありましたが、そうするとついつい
書く量がほんの少しになってしまいました。また、忙しかったりで、期間を置いたからといって
たくさん書けなかったりもしました。
最近は毎日か、2〜3日に一度くらいで書けてますが、また書くペースがどうなるか
分かりませんので、書けた物から皆さんにどんどん読んでもらった方がいいかと思い、
次々に投稿しています。
要するに、私の力量不足ということで、どうか御理解下さい。
読んで下さってありがとうございます。
657 :
名無し調教中。:2009/01/19(月) 18:57:43 ID:+A50uvK0
アダとイリナの物語は女王ユリナの作り話だ
この話を聞かすことによって若い女を洗脳し
男にたいして敵意や優越感を持たせるための洗脳教育だ
この洗脳から開放してあげるためにも男は
一刻も早くアマゾネスや女権帝国を滅ぼし
女の子たちに本当の男女のあり方を教えてあげる必要がある
658 :
名無し調教中。:2009/01/20(火) 12:27:40 ID:r62dzCGZ
創世記も良いなあ。主までも罠にはめ奴隷とせしめんイリナ凄い
女ごときなどと宣うアダをどう料理するのかも楽しみです
1vs1の格闘対決でアダを実力で敗ってしまうのか、色仕掛けで落とすのか
男神アダが無様に地面に這い蹲るのは確実だろうから楽しみです
659 :
名無し調教中。:2009/01/20(火) 12:32:09 ID:r62dzCGZ
蛇が主なる神ヤルダバオトの化身と知りつつお仕置きするイリナ
いわば自分の娘であるイリナに生みの親である創造主がいぢめられる屈辱は計り知れない
660 :
アマゾネス・サーガ 「無敵の英雄」:2009/01/20(火) 16:18:25 ID:rPjXowq8
登場人物
【大キタール帝国】(1)
戦の天才、不世出の英傑アルギン・ハーンに率いられる強大な遊牧民キタールを中心とする大帝国。今やその領域は、
南シベリアから満州、モンゴル、華北、ウイグル、チベット、中央アジアからカスピ海に至り、ユーラシア大陸の過半を制する。
二傑四天王十六将に率いられる強大な軍事力は、正に世界最強である。
首都は北京とモンゴル高原のカラコルム。
アルギン・ハーン ・・・ キタールの大ハーンにして中華皇帝。戦の天才。
冷静沈着にして勇猛果断。権謀術策に長けた乱世の奸雄。
己の敵に対しては冷酷非情で容赦ないが、優れた人物は降を容れて用いる度量の広さも併せ持つ。
その覇業はとどまるところを知らない。34歳。
ホンタイジ ・・・ アルギンの嫡子。
イェムンバル ・・・ キタールの軍師。アルギンの戦の勝利を支えてきた名参謀。34歳。
ドルゴン ・・・ アルギンの異母弟。大宰相として内政を掌握する優れた政治家。33歳。
ヴァハン ・・・ キタール四天王の一人と称えられる勇猛果敢な武将。ツィンとの大戦で片目を失う。33歳。
エルラク ・・・ キタール四天王の一人と称えられる智将。36歳。
バルス ・・・ キタール二傑の一人と称えられる豪傑。アルギンの護衛隊長。
怪力で武勇に優れ、忠烈無比の男。アルギンがハーンの地位に就く際、大きな役割を果たした。
詳細はアルギン・ハーン外伝 「覇王誕生」 を参照。29歳。
661 :
アマゾネス・サーガ 「無敵の英雄」:2009/01/20(火) 16:24:13 ID:rPjXowq8
登場人物
【キタール】(2)
ジャガン ・・・ キタール二傑の一人と称えられる武勇無双の豪傑。30歳。
ジャハンギール ・・・ キタール四天王の一人と称えられる武将。
かつてはアルギン・ハーンの最大の強敵として中央アジアの覇権を争い、熾烈な戦争を繰り広げたが、
アルギンの人柄とその覇業への大志に次第に共鳴し、降伏。今やキタールになくてはならぬ名将である。
アルギンに反逆したエギンを討伐。40歳。
トゥグリル ・・・ キタール四天王の一人。38歳。
ヤズディギルド ・・・ キタール十六将の一人。西の守り、アストラハンに駐留し、アマゾネス女王国への睨みを利かせる。40歳。
アクバル ・・・ キタール十六将の一人。サマルカンド地方を守備。37歳。
イブラーヒーム・ホセイン ・・・ キタール十六将の一人。インダス川上流、アフスム帝国との境界地方を守備。
ヨヒム ・・・ サラ国王。サラ国は青海湖付近にあるキタールの属国。アルギン・ハーンの妃ユウの父。46歳。
ユウ ・・・ アルギンの妃。サラ国王女。23歳。
662 :
アマゾネス・サーガ 「無敵の英雄」:2009/01/20(火) 16:31:07 ID:rPjXowq8
登場人物
【アマゾネス】
残忍で狡猾な美女ユリナを女王に戴く女権国家。クリミア半島のアルテミアを都とする。
侵入して来たツィン帝国の大軍を破り、皇帝ヤオーを捕虜とした。
また、キタールの勢力範囲にも進攻、マフムードを捕虜とした。
さらに、アフスム帝国にも進攻、パレスチナを占領し、聖地エルサレムはアマゾネスの手に落ちた。
大帝国アフスムはアマゾネスによって、滅亡の危機に立たされている。
今やアマゾネスの勢力は東はカスピ海方面から、南は小アジア、パレスチナに及ぶ。
ユリナ ・・・ アマゾネス女王。狡猾で残忍な美女。16歳の時、女戦士らに推戴され、アマゾネス女王国を建国。
そのいきさつは、ユリナ外伝で語られる。32歳。
エリカ ・・・ 格闘の達人の美女で、女王の護衛隊長。しかし、密かにユリナはエリカを厭いはじめている。
目下、ツィンやキタールに対する工作活動を行っていたが、アマゾネスのパレスチナ進攻に伴い、
呼び戻された。
エリナ ・・・ エリカの妹。アマゾネスの戦士。捕虜となったツィン帝国皇帝ヤオーを奴隷にしている。
マリカ ・・・ アマゾネスの戦士。マフムードの女奴隷だったが、アマゾネスの一員となってからは
彼女がマフムードを奴隷としている。 アフスム帝国の将軍ホロフェルネスを絞め殺した。
アリサ ・・・ アマゾネスの戦士。悪魔ベルゼブブに捕えられていたが、エリナらに助けられた。
英雄サムソンと戦い、倒し、女の男に対する優越を示す。
ミナ ・・・ アマゾネスの戦士。
リオ ・・・ アマゾネスの戦士。
サロメ ・・・ ユダ王国女王。アマゾネスの進攻を機に、ヘロデ王を捕えさせ、自ら女王に。
663 :
アマゾネス・サーガ 「無敵の英雄」:2009/01/20(火) 16:47:43 ID:rPjXowq8
登場人物
【アマゾネスの奴隷】
ベルゼブブ ・・・ 神と対等に戦った大魔王だったが、エリナ達に屈服。奴隷とされる。
ヤオー ・・・ ツィン帝国皇帝。アラル海の戦いでユリナ率いるアマゾネスに敗れ、奴隷とされる。
マフムード ・・・ カスピ海周辺に勢力を誇った遊牧民のハーンで、後にキタールの武将となる。
アマゾネスの進攻に敗れ、奴隷とされる。
サムソン ・・・ 世界最強の男と言われた英雄だったが、アリサとの格闘対決に敗れ、奴隷とされる。
ヘロデ ・・・ アフスム帝国の属国、ユダ王国国王だったが、アマゾネスの進攻により捕囚となり、奴隷とされる。
ユダ王国はアマゾネス女王国の属国となり、サロメが女王となる。
664 :
アマゾネス・サーガ 「無敵の英雄」:2009/01/20(火) 17:03:25 ID:rPjXowq8
登場人物
【ブルグン】
ライン川流域を故地とする金毛人の一部族。ウォルムスに王宮。神々の父オーディンの 末裔との神話を持つ一族が王家である。
先王ハイムダルの時代は小国家に過ぎなかったが、王太子時代に竜を斬り殺した英雄王オルム が即位して以来、急速に勢力を拡大、
ライヴァルのフラン族を圧倒、ドイツ全域からイタリア半島北部 に至る大帝国を作り上げた。
オルム ・・・ ブルグン王。戦の達人で英雄。対アマゾネス十字軍の総帥となる。53歳。
マラミル ・・・ オルムの弟。名政治家で、内政全般を担当。十字軍の期間中は摂政としてロタールを補佐。50歳。
ロタール ・・・ オルムの嫡子で王太子。父オルムが十字軍を率いる間は、王代理として国政を統括。16歳。
キルデリック ・・・ オルムの嫡子。父とともに十字軍に参戦。13歳。
ルクレツィア ・・・ オルム王の正妃。イタリア半島のロムル人の出。ロタール、キルデリックの母。
33歳。
ヒルディア ・・・ オルム王の愛妾。ロムル人。17歳。
ハーゲン ・・・ ブルグン十二騎士の長。オルムが最も信頼する勇猛果敢な英雄。王が十字軍を率いる間は国の守りを固める。55歳。
クヌート ・・・ ハーゲンの子。父とともに十字軍の期間中は国の守りを固める。十二騎士の一人。父同様優れた武人。25歳。
ウォルスング ・・・ ハーゲンと双璧をなす十二騎士の一人。オルム王とともに十字軍に参戦。46歳。
ジキスムント ・・・ オルム王の庶子。オルム王とともに十字軍に参戦。30歳。
665 :
アマゾネス・サーガ 「無敵の英雄」:2009/01/20(火) 17:36:27 ID:rPjXowq8
登場人物
【ツィン帝国】《南京政権》
国土は華中・華南。
ダヤンが皇帝に即位してからは急速に国力を回復、宿敵ツィンとの戦端を再び開く。
赤壁の大会戦が迫る。
ダヤン ・・・ ツィン帝国皇帝。26歳。対キタール戦の屈辱的な講和を受け、帝国の再建を図る。
エスデル ・・・ ダヤンが最も信頼する将軍。ツィン軍全体の指揮をとる。戦の達人。37歳。
アラク ・・・ ダヤンの護衛隊長。25歳。勇敢で武芸に秀でた豪傑。
テムル ・・・ ツィン軍の将軍の一人。36歳。
イェケ ・・・ ツィン軍の将軍の一人。35歳。
《重慶政権》
国土は四川盆地とその周辺のみ。
追放されたツィン帝国のかつての上層部の亡命政権。南京政権とは対照的に、衰退の一途をたどっている。
マオー ・・・ 暗愚な皇帝。四川盆地に逃亡し、ダヤンへの反撃を図る。29歳。
ユアン ・・・ ツィン軍の最高司令官だったが、マオーらとともに追放される。47歳。悪辣な策謀家。
トゴン ・・・ マオー方随一の豪傑。増大しつつあるツィイーら女権勢力に対抗し、
男権勢力の象徴である軍を守ろうと奮闘するが ・・・・
ツィイー ・・・ マオーの愛妾。30歳。妖艶な美女で、サディスト。元々奴隷女だったが、今やマオーを奴隷の如く
操っている。彼女の野望はマオー支配地域を女権国家に変えることであった!! そしてさらに ・・・!!
エギン ・・・ アルギン・ハーンの弟だが、反逆、敗れて重慶に亡命。
666 :
アマゾネス・サーガ 「無敵の英雄」:2009/01/20(火) 17:46:39 ID:rPjXowq8
登場人物
【アフスム帝国】
メソポタミアを中心とし、ペルシアからアラビア半島北部、パレスティナ、エジプトに至る
大帝国。女権国家ラシェワの猛攻の前にエジプト総督軍は連敗、皇帝自ら出陣する事態となった。
更に、北方からアマゾネスの進攻を受け、パレスチナは占領され、聖地エルサレムはアマゾネスの手に落ちた。
アフスムは滅亡の危機にある。
ナツィム・ナディン・ラー3世 ・・・ アフスム皇帝。40歳。アマゾネスとラシェワ、二大女権国家に挟撃され、
帝国を崩壊寸前にしてしまった。
カサンドロス ・・・ エジプト総督だったが、対ラシェワ戦の敗戦の責任を問われ、降格。53歳。
セレウコス ・・・ 大シリア総督。帝国最強のシリア軍団を率い、ラシェワをひとまず撃退。50歳。
プトレマイオス ・・・ 新エジプト総督。美女クレオパトラの父。自己の勢力拡大のため、セレウコスの暗殺を謀る。53歳。
エサルハドン ・・・ バビロニア総督。キタールと内通か?46歳。
ザキール・シャー ・・・ ヘラート総督。戦の達人。ついに皇帝への謀反に踏み切る。27歳。
クレオパトラ ・・・ ナディン・ラーの妃。絶世の美女。しかし、その秘めたる野心にはまだ誰も気づかない・・・
25歳。
【ラシェワ女王国】
ナイル川上流に勃興した女権国家。女王アドゥアナの下、ラシェワの女戦士らはアフスムの騎馬戦車部隊を
破り続けている。
アドゥアナ ・・・ 残虐な美女。ラシェワの女王。35歳。アフスム帝国を征服する野望を抱いている。
ユディト ・・・ ラシェワの女戦士。捕えた男を拷問するのを好む。25歳。
667 :
アマゾネス・サーガ 「無敵の英雄」:2009/01/20(火) 17:59:01 ID:rPjXowq8
登場人物
【その他】
ヨハネ ・・・ 名高い預言者。サロメを糾弾し続け、処刑されるが、対アマゾネスの十字軍開始を預言する。
死後、その首はなぜか行方不明に、そして奇妙な噂が広がり始める・・・・!??
シャルル ・・・ ブルグンの敵、フラン族の王。常にオルム王と張り合い、皇帝の称号を狙う。
ロベール ・・・ フランの武将。シャルルの代理として十字軍に参戦。
ペトル ・・・ ローマの神の教主。聖地エルサレムを占領したアマゾネスに対する十字軍派遣を、ブルグンやフランなどに
呼びかける。
テオドリック ・・・ ブルグンの東北隣に位置するラングール族の王。勇猛果敢な英雄。十字軍に参戦。
アラリック ・・・ ブルグンの東南隣に位置するゴール族の王。
ワリャーグ ・・・ アマゾネス女王国の北方、キエフ公国の大公。ルーシ諸部族の盟主。
オリガ ・・・ ワリャーグの妃。残忍なサディスト。
ゴグ ・・・ カフカス山中に住む巨人族マゴグの王。アマゾネスに征服される。
ヤルダバオト ・・・ 世界を創造した造物主だが、女神イリナの策略にはまり屈服、奴隷とされる。
イリナ ・・・ 美しく狡猾な美少女の女神。ヤルダバオトを屈服させ、様々な世界の秘密を手中にする。
アダ ・・・ 男性神。女神イリナの奴隷とされる。
『イリナ、私だ…』
「お前だったのか。全く気付かなかったぞ…」
669 :
名無し調教中。:2009/01/21(水) 00:35:13 ID:gNniWFuL
まとめ乙です。ラシェワって名前は出て来るが物語中に出て来た事はないよね。アドゥアナの言葉もきいたことない
670 :
名無し調教中。:2009/01/21(水) 01:07:42 ID:Fs/apUyM
アドゥアナは出てきたよ!
まぁユディトは聞いたことなかったけど
今年に入ってまだ男が嬲られるシーン無いですよね?(蛇形の創造神のぞく)
そろそろ新年一発目のメインディッシュ(男虐待・拷問・フルボコなど)が見たいですぅ・・
アダイリナの物語がアマゾネス建国になんらかの影響は与えてるのかな
イリナの縄をアマゾネスが所持してるということはそう言うことなのかな
不思議な力があるイリナの縄が存在していると言うことはこの物語には信憑性がある
まとめ乙カレー
673 :
名無し調教中。:2009/01/21(水) 19:01:35 ID:l3mJrXr0
想像主が男だから‘女は永久に男の奴隷として、男に仕えるように”
こんなことしようとしていたのか!!
これはイリナも怒るよね。イリナは男と仲良くやっていこうと思っていたかもしれないのに
二傑四天王十六将に率いられる強大な軍事力―超強そうだな
マフムードは十六将の一人ですか?
12騎士も
キタールは二傑四天王十六将と良質ともに申し分なく内紛の火種も抱えていない
ブルグンも十二騎士にジキスムント等、多種彩々の陣容ではあるが内紛の火種を抱えている
南京ツィンは赤壁の戦いでどうなるのかわからないが、キタールに匹敵する強さかも?
この男権国家が女権国家にどう落されていくのだろうか
アマゾネスもユリナとエリカの間に何かありそうなので・・・・・
677 :
アマゾネス・サーガ「無敵の英雄」:2009/01/23(金) 23:40:57 ID:EutrQnJj
エリナ外伝 「創世記」 (6)
「さて、ヤルダバオトは何とか元の姿(神は人間の男の姿をしてるのよ。
『神、己の姿に似せてアダを創り給へり。』)
に返れたんだけど、フフフ、既に創造神ヤルダバオトの精神は、女神イリナに隷従させられてしまっていたのよね〜
イリナがちょっと鞭をピュンって鳴らすだけで、
ヤルダバオトは怯え切って四つん這いになり、犬がご主人様のご機嫌を伺うみたいに、
鼻をクンクン鳴らして屈従の誓いをするまでになっちゃったのよ。
もちろん、イリナの命令で素っ裸。
そして、イリナはヤルダバオトから、世界の秘密に関わる様々な事柄を聞き出したのよね。
その一つが、あの『イリナの縄』よ。
男の力を奪う事の出来る、不思議なあの縄の作り方を手に入れたのは、この時なの。
その他にも、イリナは様々な秘密を手に入れたんだけど、
その多くは、まだ発見されていない『イリナの書』に書かれてるんだって………
『イリナの書』には、女が男を征服するための、様々な呪術が書かれてるそうよ………
こら〜っ、人が喋ってんのに、寝るなっつうの!!」
678 :
アマゾネス・サーガ「無敵の英雄」 作者:2009/01/24(土) 03:09:13 ID:QipZypF3
679 :
名無し調教中。:2009/01/24(土) 08:19:35 ID:l1lx5wvW
力が落ちる時間に蛇になって何をしてたんだよ…創造主よ。
エギンの思い通りに動こうとしている南京と重慶の攻防。ツィイーとユアンがどう動くのか
ユアンはエギンの策をすべて読み解いているみたいなのでどうするのだろうか。エギンに寝返るのが得策か
ツィイーを負かして重慶だけでも己のものとしてそこから巻き返しを計るのか
ツィイーはツィイーでエギンとユアンを戦わせて共倒れさせ重慶を獲得し重慶に女権国家建国を狙ってるみたいだが・・・
元女奴隷軍のみでいかほどの兵力があるのか・・・
てっきりヤルダバオトが蛇のまま息絶えてそれがイリナの縄になったものと想像していた
これからいろんなアイテムがまだまだ出てくるのかな?とてもワクワクするし楽しみでもあり
マフムードのように実力で負かされる英雄たちも見て見たい気もする
682 :
名無し調教中。:2009/01/25(日) 00:22:22 ID:5zdINgz9
もしやヴァミルもイリナの持ち物だったのか
683 :
名無し調教中。:2009/01/25(日) 13:15:57 ID:0db2AoeJ
縄以外にも男を征服するアイテムがあるというのか!!!
エリナ女王はそれらをすべて手に入れてるのかな
エリナがイリナの書を受け継いでるのかな
だからアマゾネスを建国したのかな。謎だな
684 :
アマゾネス・サーガ 「無敵の英雄」:2009/01/25(日) 13:48:40 ID:MeKhnZ70
第3部 第2章 赤壁(37)
エルサレムの中央にある、皇帝ナディン・ラーの威光を讃えて建設された大闘技場。
かつてはコロッセオ・ラーと呼ばれたその闘技場は、今はユリナ・アマゾナと改名され、
アマゾネスの強さと、女の男に対する優位性を強調するものに変わっていた。
皇帝や王侯の着く貴賓席には、かつての来訪時には、幾度となく着座して豪傑達の闘技を観戦した
皇帝ナディン・ラーやヘロデ王に代わり、アマゾネス女王ユリナと、女権国となったユダの女王サロメが着座している。
美少女vs英雄の格闘プレイが始まりそうになったので、エリナとマリカは話をやめて、闘技場の中央を見つめた。
手枷足枷をはめられ、全裸のサムソンは、ミナに頭を踏みつけられ、
まずはユリナとサロメに土下座し、服従を誓わされた。
観客席の女達の中から嘲りの声が聞こえる中、まず現れたのはサロメの侍女の美少女達であった。
肌も露なビキニ姿にロングブーツの美少女達による、サムソンの玉蹴りショーが、これから開催されるのである。
・・・・その頃。
遙か東方、キタールの都、北京からは、数万の軍勢が出発しようとしていた。
何処へ向かう軍勢か。方角からして、赤壁へ、ではない。
軍勢を率いるのは、キタール四天王の一人、トゥグリルである。
彼の役目は、アルギン・ハーンの命に従い、アマゾネス女王国の北方を迂回し、ルーシ諸侯の地を突破して、
遠くブルグンへ、オルム王の元へと、聖剣ヴァミルを送り届けることである!!
聖剣を神の英雄の手にもたらし、聖地を奪った悪しき魔女どもを滅ぼさんがために!!!
685 :
アマゾネス・サーガ 「無敵の英雄」:2009/01/25(日) 14:38:44 ID:MeKhnZ70
第3部 第2章 赤壁(38)
「ふふふ、あ〜ら、みっともない顔ね、サムソン・・・・」
ミナは男をいたぶる快感を露にしながら、ネチネチと言葉責めを始めた。
「この前はよくもやってくれたわね・・・・。フン、たっぷり仕返ししてやるわよ!!
ここにいる可愛い女の子たちが、一人ずつ、これからじっくりとお前をいたぶって、
公衆の面前でヒイヒイ泣かせて命乞いさせてやるんだから!!!
ふふ、千人のペリシテ人の戦士を一人で倒した男が、この大闘技場で、女にいたぶられる日が来ようとはねぇ〜」
皇帝の威光を讃える大闘技場。しかし、今日の日が来る事を、一体男達の誰が予想し得たであろうか?
正面の大壁画の、ナディン・ラーの肖像はすでに剥がされて跡形もなく、代わってそこには、『イリナの書』にある神話をモチーフにした、
女神イリナが蛇形の創造主ヤルダバオトを両腕で責め上げ、足元に男神アダを踏みにじっている巨大な壁画が描かれている。
その絵を見させられながら、美少女から言葉責めを受けるサムソンの陰茎は、見る見るうちに勃起していった。
「さ、まずはこの子たちに服従のご挨拶をなさい!」
サムソンは、前に並んだ美少女達の脚に接吻し、縋り付いて奴隷となる誓いを立てさせられた。
「ふふふ・・・・ 昨晩は散々ビンタ責めをしてやったから、随分と怯えてるわね」
「ああ・・・・ 今日はどうか、お手柔らかにお願いします、ご主人様・・・・」
サムソンの醜態を見た少女達は、初めのぎこちなさもすぐになくなり、男を奴隷として扱うことに慣れていく。
「じゃあさ、これからコイツに一人五十発ずつビンタしてやろうよ! フフッ、全員で千発になるよ〜」
「ひ、ひいぃ〜 お許し下さい・・・・」
「あ〜ら、千人の戦士を倒したくせに、女の子のビンタ千発には負けちゃうのかしら・・・・
ふふっ、弱いのね〜」
686 :
アマゾネス・サーガ 「無敵の英雄」:2009/01/25(日) 15:59:14 ID:MeKhnZ70
第3部 第2章 赤壁(39)
ユアンに呼び出され、策略についての話を聞いたトゴンは、何となく釈然としなかった。
如何に策とはいえ、自らが裏切る役をせねばならないとは・・・・
「分かりました・・・・ しかし、他にもっと適任の者がいるのでは・・・・」
「何を言うか、このような重大事、余人には任せられぬ! 忠烈無比の股肱の臣たる汝ならばこそ、このような策が奏功するというものだ!!」
ユアンにそう言われれば、ドゴンは何も言う事が出来なかった。
「・・・・よって、手筈は只今伝えた通りである。首尾よく偽って投降し、偽の情報をアルギンに伝えよ!!」
翌朝、トゴンは赤壁の本陣を脱し、単身、北方へ向かったのである。
南下しつつあるキタールの軍勢へ、アルギン・ハーンの元へ投降するために。
彼の運命は、今後如何に変転するのであろうか・・・・
・・・・その頃、アフスム帝国領エジプトでは。
女権国ラシェワの大軍が再び陣営を整え、北上を開始したとの知らせに、アレクサンドリアの皇帝の本陣は色めきたっていた。
「・・・・パレスチナは魔女どもに占領されたままだ・・・・この状態で、ラシェワと戦端を開くことになれば、両者から挟撃されることになりますぞ!!
陛下、ここは一つ、十字軍の力を借りてでも、聖地を回復する手段を講じねばなりません!
面子にこだわっている場合ではない!!」
「だまれ、セレウコスよ!!」
プトレマイオスが一喝した。
「金毛人どもは、これをむしろ好機とし、餓狼の如く我らの領土を侵さんとしておるというに、汝は陛下の御心も知らず、奴らを引き入れんと申すか!?
陛下! セレウコスは逆臣でありますぞ!! 速やかにこやつを獄に下し首を刎ねられるが上策!!!」
「何だと・・・・!!!」
軍議は騒然となった。
687 :
名無し調教中。:2009/01/25(日) 20:49:40 ID:0db2AoeJ
サムソン調教も気になるがキタールの動きが最も気になる
聖剣を十字軍の長オルムへ送り届けるということはアマゾネスを意識してるのだろうか
きっちり送り届けられればいいのだが
ユリナは中座して如何な指示を…
聖剣を他国の王に手渡すアルギンは如何な策を…
ツィンの勢力争いは如何な決着を…
689 :
名無し調教中。:2009/01/25(日) 23:09:23 ID:5zdINgz9
いいよいいよバミルにはアダの聖なるカがやどってんのか
690 :
アマゾネス・サーガ 「無敵の英雄」:2009/01/26(月) 00:26:19 ID:QtJoBCdb
第3部 第2章 赤壁(40)
「セレウコスよ、汝、朕の十字軍に対する考えを知っておろう! それでも敢えて、十字軍と和解し、手を借りよと申すか!!」
「陛下、ご不興を覚悟で申し上げますが、今は我が国には、両女権国を相手に戦う力はございません・・・・!!
今は目をつぶって十字軍の力を借り、国力を回復した暁には必ず、十字軍の勢力を我が帝国から排除し・・・・」
「お待ちなされませ・・・・」
涼やかな声が響き、現れたのは王妃クレオパトラである。
王妃はその美貌に怒気をにじませながら続けた。
「陛下、この者は、陛下の力が賎しき女の蛮族にも劣るものと中傷しております・・・・
このまま捨て置いては、帝国の尊厳は保たれませぬ・・・!!」
「うぬ、この奸婦めが!! 陛下を誑かし、帝国を危殆に陥れんとするか!!!」
セレウコスは言い返そうとしたが、皇帝ナディン・ラーは激怒した。
「黙れ、セレウコスよ、臣下の分際で、王妃に暴言を吐くか!! この売国奴めが、我が帝国が女如きに敗れるわけがあろうか!!
汝の力など、最早不要!! プトレマイオスよ、この者を捕え、獄に下せ!!!」
「陛下・・・・!!!」
「黙れ、この者を捕えよ・・・・!!!」
かくして、アフスム髄一の名将セレウコスは、ラシェワとの戦を前に投獄され、処刑を待つ身となってしまったのである。
プトレマイオスは、内心小躍りせんばかりに喜んでいた。
691 :
アマゾネス・サーガ 「無敵の英雄」:2009/01/26(月) 13:06:15 ID:QtJoBCdb
第3部 第2章 赤壁(41)
「・・・・しかし、クレオパトラよ。実際ラシェワが攻め込んでくれば、北方の守りは手薄となる。何か良策はないか」
「策ならございます、陛下・・・・」
しかし、実際に政治の全権を握り始めたのは、娘のクレオパトラの方だったのだ。
ナディン・ラーは彼女に現を抜かし、国政も万事彼女の言いなりになっていったのである。
「パレスチナ南部に住む、ペリシテ人の元に使いを送るのです。そして、北上してアマゾネスを攻めるよう、命じればよいのです」
「しかし、易々と従うだろうか・・・・」
「事成った暁には、エルサレム周辺の地を与えると約束なさい・・・・
ペリシテ王ゴリアテは強欲ですから、すぐに飛びつくでしょう」
「成程・・・・ 失敗しても、我が兵力は少しの痛痒もない!
汝は女ながら、優れた策士だ!! 早速、かかるとしよう・・・・」
クレオパトラは内心、上手くいったとせせら笑いながら、皇帝に接吻した。
急使がペリシテ人の王、ゴリアテの王宮のあるガザへと派遣されたのは、それからすぐの事であった。
ゴリアテは身長3m近く、その剛勇と怪力は四方に轟いていた。
かくして、ペリシテ王ゴリアテは皇帝の命を受け、2万の兵を率いてガザを進発、北上、
アマゾネスの占領するエルサレムへと向かったのである。
692 :
アマゾネス・サーガ 「無敵の英雄」:2009/01/26(月) 14:00:36 ID:QtJoBCdb
第3部 第2章 赤壁(42)
しかし、ペリシテ人の動きは、何故か全てアマゾネス側の知るところとなっていたのである。
ゴリアテ率いる軍勢の兵数や装備、士気や将兵の資質に至るまで、全ては女王ユリナが掌握し、対策が万全に練られつつあった。
ユリナはサムソンを責めるショーの最中も度々中座し、軍勢の編成にかかっていたのである。
そして、エリカを指揮官とするアマゾネスの軍勢2万は、既に南下を始め、
ゴリアテらを返り討ちにせんものと女戦士らは剣を研ぎ澄ましていたのである。
それはあたかも、ナディン・ラーがペリシテ人にアマゾネス討伐の命令を下す前から、
彼らの進攻を知っていたかのようであった。
そう、ペリシテ人たちは攻め寄せたというよりも、おびき出されたのである・・・・
ゴリアテは、かつてアマゾネスに滅ぼされた、神々と人間の女との間に生まれた巨人族マゴグの末裔である。
体格こそは年代を経るに従って普通の人間に近くなってはいるが、気質や習性はそう変わらないとも言える。
ユリナやアマゾネスにしてみれば、組し易い相手であると言えよう。
指揮官たる王の資質から、率いる軍勢の内情まで全てを握られて出陣していくペリシテの戦士達は、
あたかも女に睾丸を握られたまま戦うような、哀れな運命にあった。
女の攻勢はヤオーと最強騎馬部隊の屈辱的大惨敗から始まったと思っていたんだけど創世記からすでにイリナが実行してたんだね
複数の話が同時に動いていて迫力ありますね
694 :
名無し調教中。:2009/01/26(月) 20:02:36 ID:cy+vNzLO
女戦士達は男軍を負かして世界を女のものにするという名目があるから一つになれるよね
695 :
アマゾネス・サーガ 「無敵の英雄」:2009/01/26(月) 21:35:19 ID:QtJoBCdb
第3部 第3章 アシュケロンの戦い(1)
バグダード近郊まで進出してきたザキール・ムハンマド・シャーの軍勢7万は、
態勢を立て直してチグリス川を越えて布陣した、バビロニア総督エサルハドンとキタール十六将アクバール率いる連合軍12万を相手に激しい会戦を繰り広げた。
ザキール・シャーの軍勢は、軍師イスマーイールの奇策が奏功し、緒戦を優位に進めたが、
次第に数で勝るキタール・バビロニア連合軍が押し返し、
アクバール率いる騎馬部隊の奮戦もあって、夕刻までに戦線は再び膠着状態に陥り、夜とともに戦闘はやんだ。
バグダード西方の本陣に戻ったエサルハドンは、再度ザキールの軍を撃退し得た事に安堵しつつも、
明日早朝よりまた始まるであろう激しい攻撃を思うと、甲冑を脱いで安らぐ気にはなれなかった。
「総督、敵軍は我が方の攻勢を恐れ、東方へ後退した模様。しかし、戦上手なザキールの事ゆえ、油断なりませぬぞ」
「分かっておる・・・・ だが、キタールの援軍なくば、我らには到底勝ち目はなかった」
エサルハドンは肥満した巨体を敏捷に動かし、幕屋内の声が外に聞こえにくいところに家臣バルアダンとともに移動した。
「よいか、覇道を歩む者、常に先を読みながら行動せねばならぬ」
エサルハドンは狡猾そうな笑みを浮かべた。
「ここは奴らの力を借り、ザキールめを討つより他あるまい。だが、その後は話が別だ」
バルアダンもうなずく。
「チグリス・ユーフラテスの地がしっかりと我らの手に収まった後・・・・
その後こそ、両大河に流れるのは、ザキールの叛徒どもの血ではない・・・・ キタールの戦士達の血だ・・・・!!」
エサルハドンはぞっとするような目をした。
「人は我を悪人と呼ぶやも知れぬ・・・・ だが、覇道を歩む者に情けは無用・・・・
キタールの勢力を排除した後は、我はここバビロニアに自立し、皇帝を自称する!
男子たる者、力を手にしながら、天下を望まぬとは、愚かなることだ・・・・!!」
ここにもまた、己の力を世界に示さんと望む男がいる・・・・
696 :
名無し調教中。:2009/01/26(月) 23:34:20 ID:D8KMCMCL
進みはええ べルゼブブ以来最もはええ むりせずにね、と言いいつつうれしい
697 :
アマゾネス・サーガ 「無敵の英雄」:2009/01/27(火) 00:39:55 ID:c6GUJJg3
第3部 第3章 アシュケロンの戦い(2)
さて、その頃、セレウコスは、クレオパトラの命令によってアレクサンドリアの地下牢獄に幽閉されていた。
アフスムの誇る名将、セレウコスは女の手で全裸にされ、髭も髪の毛も全て剃り落とされて、
鎖と手枷足枷で拘束されていたのだった。
「フフフ・・・・ アフスム帝国の誇る名将、セレウコスも、いいザマだこと・・・・」
コツコツコツ、と、ハイヒールを響かせて暗闇の中から現れたのは、王妃クレオパトラである。
「お、おのれ・・・・ こんな事をして許されると思っているのか!!」
ピシリ!! と、クレオパトラは手にした鞭で、セレウコスの裸の身体を一打ちした。
「う、うむむ・・・・」
「あら、弱虫だこと・・・・ ふふ、女の一鞭で黙らせられるなんて・・・・」
クレオパトラは嘲るように、鞭でツーッと、男の身体を撫で回した。
「あ、ああ、くくっ・・・・」
「アハハッ、どうしたのかしら、悪しき女権国の女どもを討滅するなんて言っておきながら、
女に捕えられてくすぐられて身悶えしてるなんて・・・・
クレオパトラは傍らの侍女らを振り返った。
「どう・・・・ アフスム帝国随一の名将も、最早アタシ達の言いなりよ!!
アンタ達の様な美少女達に、この男を責め抜かせるのもなかなかいいわね」
「や、やめろ・・・・」
「フフッ、さ、ヘレナ、この男の金玉を握っておやり!!
まずはアンタのような可憐な美少女に屈服させられる屈辱を、コイツに味わわせてやるのよ!!!」
ヘレナはセレウコスの睾丸を、からかうようにピンピンと指先で弾いた。
「あ、あ、あう・・・・、あっ」
「キャハハハッ、面白〜い・・・・ アタシの指先に怯えて腰を振って命乞いしてるわよ〜」
698 :
アマゾネス・サーガ 「無敵の英雄」:2009/01/27(火) 01:42:05 ID:c6GUJJg3
アシュケロンの戦い (3)
ガザを進発したペリシテ軍2万は、剛力王ゴリアテを先頭に、意気揚々と北上を続けた。
「へ、陛下・・・・ 何でも、今度の敵は娘っこばっかりの集団だっていうじゃないですかい!」
「ああ、そうだとも!! おめえら楽しみにしとけよ・・・・敵は若い娘っこども2万だ、
突進してきやがったらその場で素手でとっつかめえて犯し放題ってもんよ!!」
身長3m、巨人の如き体躯、髭面のゴリアテ王は想像するだけで興奮してきたように、両手をこすり合わせた。
馬にも乗らず、時に駆け出したりして行軍するゴリアテに、兵卒らはついて行くのがやっとだった。
「なあ、バラバよ、おめえ、女を犯したのはどれぐれえ前だ!?」
「んーっとこう、もう長え事、そういう有り難えことにゃあ、ありついてねえっす」
「へっへっへっ、じゃあ好都合ってもんよ、何でもアマゾネスとか言う娘っこどもは、
胸まわりと腰まわりを薄い布っきれで覆っただけの格好らしいぜ・・・・
いちいち脱がせる手間が省けるってもんよ!!」
「へ、陛下!! こいつぁあもう、我慢できませんぜ!! あっし一人で百人ぐれえはやっちまいまさあ!!!」
「アホたれ、その細っこい体で百人もやれるもんか、てめえが百人なら俺様は2万人まとめてやっちまうぜ・・・・
ほれ、見えてきた、あれがアシュケロンの街よ。あそこでちいっと休んだら、今度はお姉ちゃん方の
股ぐらまで一直線だぜ! ガッハッハッハッ!!!」
ゴリアテはアシュケロンの街がどうなっているかも知らず、能天気に、巨木の如き腕をこすりながら高笑いした。
699 :
アマゾネス・サーガ 「無敵の英雄」 作者:2009/01/27(火) 01:49:46 ID:c6GUJJg3
>>696 ありがとうございます。書ける時に書いときます。
>>678 マフムードも十六将ですか。その十六将を力で屈服させたエリナ様すごい
エリナ様に負かされたい
クレオパトラはやはりあそこと精通してるみたいだね
女と女の間でものすごいネットワークが作られていそう
701 :
アマゾネス・サーガ 「無敵の英雄」:2009/01/27(火) 14:47:33 ID:c6GUJJg3
第3部 第3章 アシュケロンの戦い (4)
「ほ〜ら、どうしたのかしら・・・・強い強い英雄さんが、女の子に金玉を握られて、身動きもできないわねえ・・・・」
「あ〜っ、あっ、あうっ・・・・」
アレクサンドリアの地下牢獄では、セレウコスが全裸で十字架に磔にされ、
クレオパトラの侍女のヘレナに睾丸を責められていた。
「ふふふ・・・・ つい半刻前までは皇帝に次ぐ権力者だった男が・・・・
でも今はアンタはもう将軍でも何でもないどころか、このアタシの思いのままの虫けら以下の存在なんだからね!!
ふっ、この地下牢ではアタシがアンタのご主人様よ!!!」
「くっ、くううっ・・・・」
「アハハハ、悔しそうねえ・・・・ ホラ、いくらもがいても、抜け出せないわよ・・・・
もうオマエには、号令一下突撃していく軍団もなければ、敵の中を縦横無尽に斬り結ぶ剣もないわ・・・・
あ〜ら、惨めなもんねえ・・・・ 無敵の名将が、女に全てを奪われて、その奴隷に堕とされるなんてねえ・・・・
ほら、もうちょっと力を入れてやるわ」
ヘレナが少し指先に力を入れて睾丸を握ると、セレウコスは激痛に顔を歪めてじたばたと暴れたが、どうする事もできず、
哀れみを請うような目で美少女を見つめるしかなかった。
「ふふふ・・・・ 男なんて弱いもんねえ・・・・ 女の子の指先一つで降参するなんて」
クレオパトラは嘲った。
「女なら、どんな時でも戦う事を忘れないわ! でも、男は簡単に屈服しちゃうのねえ・・・・
ふっ、やっぱり女の方が強いのよ!!
そうだ、オマエはココに剣を持ってるじゃないの」
「あっ、そうだあ・・・・ 女王様、アタシ、コイツが武器を持ってたのを忘れてたわ〜」
二人が白々しく、嘲るようにチョイチョイと突いたのは、セレウコスの陰茎であった。
702 :
名無し調教中。:2009/01/27(火) 21:31:46 ID:vF5iDqWN
大国としてはアフスムが最初に女の軍門に降りそうだね
703 :
名無し調教中。:2009/01/27(火) 23:46:33 ID:FakWBkHC
クレオパトラ ハァハァ
あの名高い美女クレオパトラ(とその侍女)に責められる、無敵の名将セレウコス最高!
クレオパトラ流の男嬲り拷問を堪能したい
バカな男たちの安っぽい陰謀と欲のせいで
アフスム最強の勇者セレウコスが女によって犯される羽目に
すべては女の・・クレオパトラの思い通り
セレウコスを失ったアフスム終わったか
ゴリアテも先祖の敵を討ちたいだろうに
マフちゃんが16将じゃ
キタールもたいしたことないわね
707 :
アマゾネス・サーガ「無敵の英雄」:2009/01/29(木) 02:30:06 ID:lEbgSPUh
第3部 第3章 アシュケロンの戦い(5)
ガザを進発したゴリアテの軍勢は、同じペリシテの街、アシュケロンの外れにたどり着いた。
「おいおい、迎えの者は何してやがる!
このゴリアテ様自ら御来着だぞ!!」
ゴリアテはアシュケロンから誰も出迎えがないのに腹を立て、怒鳴り散らし始めた。
彼が怒り出すと誰も手をつけられない。
平気で人を殴り殺したりするので、兵卒らは怯えて小さくなっていた。
「やいっ、このろくでなしども!!
アシュケロンの守備隊長を連れて来やがれっ!!
有無を言わせずひっ捕らえて来い!!
この場で俺様が首を斬り落としてくれる!!
これは王命だ!!!」
地獄の悪鬼の怒り狂うが如き凄まじさに、バラバをはじめ、家臣らも恐れをなし、
やむなく一個小隊ほどの軍勢が、アシュケロンの街中へと向かおうとした。
「あら、……こちら、音に聞こえたペリシテの豪傑王、ゴリアテ様の軍勢ではなくて………?」
突如として、涼やかな女の声が響き、ゴリアテらは虚をつかれた。
見回せど、姿は見えない。
「おのれ、何奴!?このゴリアテを愚弄するとは、ただでは措かぬぞ!!」
荒野で吼える獅子の如き凄まじい声に、大地も震えたが………
「ふふふ………」
木陰から現れた長身の美女は、顔色一つ変える事がなかった。
エリカである………。
708 :
名無し調教中。:2009/01/29(木) 13:00:47 ID:sUUtKkaN
男権国家・・・徐々にではあるが確実に女権の力の前に押され侵食されてる・・・
内部の女子達が男を貶めようとしてアマゾネスと内通し内から男権を壊しに掛かってること
になかなか気づくことが出来ないし対処も出来ない・・・
ラーもゴリアテも女権に飲み込まれるのは時間の問題だし・・・
ヤオー敗北から女権の領土が3倍になったと書かれていたが
今は5倍6倍にも膨れ上がってるのではないだろうか・・・男子の巻き返しはあるのだろうか
強き男という性の誇り・意地を見せてくれ
709 :
名無し調教中。:2009/01/30(金) 01:54:07 ID:4/UBqI5a
キタール・ブルグン・ツィンの3大国が健在な限り男の世界は安泰
その他の国は遅かれ早かれこの3大国に滅ぼされ飲み込まれることになっていた
女権帝国の動向にかかわらず
710 :
名無し調教中。:2009/01/30(金) 19:23:51 ID:huf9T+1A
女対女にならないのはやはり男を打ち負かし世界を女のものにする
という女全員の目標に邁進してるからなのか
男権国家にいる女たちでさえ男を倒し女の世界がくることを願っている感じだし
いや男権国家にいるからこそそれを願うのか
ユリナとエリカの仲だけが気がかりだ
3Mの大男がどう負けてしまうのか楽しみ
712 :
名無し調教中。:2009/01/31(土) 14:23:56 ID:wvfEO8ul
>>706 十六将のマフムードを力で捻じ伏せ、格闘で屈服させたのだから
アマゾネスの個々の力は相当凄いですよね
そこにイリナの書の力が加わってしまったら男はどうなってしまうのでしょう
アルギンは20歳・オルムが38・
714 :
名無し調教中。:2009/02/01(日) 19:38:53 ID:w96Z5s8k
天下を取ろうと己の力を誇示せんとする男子戦士達かっこいいい!!
男の中の男となり世界皇帝を目指す男子達かっこいい!!
>男子たる者、力を手にしながら、天下を望まぬとは、愚かなることだ・・・・!!
この言葉最高!!
でも
>女なら、どんな時でも戦う事を忘れないわ!
女子のほうがかっこいい!!!!
男の中で1番になってももはや世界で1番ではない時代がもうすぐそこまで迫っている!!!
715 :
名無し調教中。:2009/02/01(日) 19:46:56 ID:w96Z5s8k
神と人との混成3mの巨体ゴリアテと美少女エリカ。バトルになるのか
716 :
名無し調教中。:2009/02/02(月) 10:04:24 ID:Ni6w/VWy
女権の団結はんぱねえ
男の独りよがりはんぱねえ
717 :
アマゾネス・サーガ「無敵の英雄」:2009/02/02(月) 23:52:46 ID:imX7VvnC
第3部 第3章 アシュケロンの戦い(6)
ゴリアテはエリカが何者なのかを知らない。
突然現れた美女にそれまでの怒りもどこへやら、
たちまち好色そうな笑みを浮かべるゴリアテを、内心嘲笑うエリカであった。
「うぬは何者だ!いや、何者でもよい、このゴリアテ様の妾になれ!
そうすれば、ありとあらゆる贅沢をさせてくれるぞ!!」
「まあ、私如き者が豪傑王ゴリアテ様の妾になど………」
「構わぬ、この俺様には、うぬのような美女が似合うと言うもの!!………」
「まあ、勿体ないお言葉を……
ふふ、私如きを妾にご所望なさるゴリアテ様のため、ここにささやかな手土産を用意致しました……」
涼やかに言い放つエリカ。ポンと、何やらを放り投げた……!!
「!……やや、こ、これは……!!!」
ペリシテ人らは絶句した。
それこそは、未だゴリアテらを出迎えに来ていない、アシュケロンの守備隊長の首級……!!!
「ゴリアテ様はご立腹の末、この者を処刑せんとの事、そこで、私自ら剣にてこの者を斬った次第……。
ふふふ……事のついでに、軟弱な守備兵どもも一緒に、
この私の配下の女戦士らが皆殺しに致しました………
ウフフ……見ものだったわ…… 女に捕虜にされた男が繋がれて、
命乞いをしながらなぶり殺しにされていくところ………
女の力が男を圧倒した瞬間ね………!!」
「お、おのれ……!!」
男達は皆、あっけにとらえていたが、我に返ったバラバが抜刀し、エリカに斬りかかった……!!
718 :
名無し調教中。:2009/02/02(月) 23:55:03 ID:8sBQOWGz
セレウコスかわいそすぎるだろw 女に負けたわけでもないのにチョウキョウされてMにおちてしまうなんて
アルギンは予言者がキタールに訪れた時も簡単に切り付けた
トゴンは上手く潜入できるだろうか。トゴンのことを疑っていれば逆に
中に入れて泳がせる可能性もあるか
エリカの戦闘シーンwktk
721 :
名無し調教中。:2009/02/03(火) 11:11:21 ID:4NcuDlRk
女vs男の戦のシーンや描写が見たかった
逞しく力強く大きい鋼のような男の肉体から繰り出される攻撃を
しなやかで柔らかい大きくはないが質の高い女の肉体が跳ね返し
大きいだけで質の低い筋肉を踏みにじる
そして男にはない柔軟な筋肉を見せ付ける
722 :
名無し調教中。:2009/02/03(火) 11:17:37 ID:4NcuDlRk
エリカのことだから色仕掛けでたぶらかして油断したところを叩く
と思っていたらまさかの挑発
女の力が男を圧倒するのを期待
エリナの武器はなんだろう。素手だろうか
それとも剣?ムチ?
エリカ一人で戦うのだろうか、他のアマゾネスも潜んでいるのだろうか
エリカとゴリアテの一騎打ちはあるのだろうか
妄想が膨らむ
723 :
名無し調教中。:2009/02/03(火) 14:55:59 ID:Gj06tdaY
あ
724 :
名無し調教中。:2009/02/03(火) 15:02:02 ID:Gj06tdaY
722と同意 エリカの 戦い方が今までと違う。今まではまず色仕掛けや事前工作、裏工作の後からの戦いだったのが今回は正面きっての戦い、それほどの自信があると言うのか?いや確信があると言うのか?恐るべし女の強さ…
725 :
名無し調教中。:2009/02/04(水) 02:29:22 ID:k2KrlcHs
色仕掛けもすきだあああ
男なんかどんだけパワーやスピードやテクニック身につけた巨漢でも、
睾丸蹴られりゃ非力な女子供にさえ悶絶させられるんだから、
最強の戦士は女
エリカ様は完全に男を見下している
女が男よりも優れた性だということに確信を持っている
728 :
アマゾネス・サーガ「無敵の英雄」:2009/02/05(木) 02:22:40 ID:bJoqBMKb
第3部 第3章 アシュケロンの戦い(7)
エリカは素早い身のこなしでバラバの剣の切っ先をかわすと、
腕を捻り上げ、もう片方の手で男の睾丸を掴んだ。
「うっ………ぐああっ………!」
「ふふふ、さすがザコ揃いのペリシテの男だこと………
ほら、素手の女一人に勝てないのかしら!!
さあ、潰してやるわよ!」
「ひっ、ひいっ………!!」
我に返った他の戦士らが抜刀し、押し寄せる……
エリカはバラバを解放し、素早い身のこなしで駆け去った。
「ち、ちくしょう、待てっ!!」
後を追うペリシテ人に、矢がバラバラと雨の如く降り注ぐ……
バタバタと倒れ、逃げ惑う兵達……
「へ、陛下…… あ、あれを……」
指された方を見たゴリアテは、木陰、岩陰、至る所に女戦士らが潜み、
矢を射かけてくるのを見た。
「!………!!」
「う、後ろにも!!……」
見ると、背後からは先程の美女が騎乗し、女戦士らを率いて攻め寄せてくるではないか!!
「くそっ……おのれ、小娘どもめ!!
引くな、戦えっ!!逃げる奴はこの俺様が斬り捨ててくれる!!」
ゴリアテは必死に怒鳴ったが、ペリシテ人の死者は増えるばかりだった。
729 :
名無し調教中。:2009/02/05(木) 09:03:22 ID:+M8ubRr+
合戦きたああああああ
エリカ率いるアマゾネス軍2万
ゴリアテ率いるペリシテ軍2万
2万対2万のガチンコ対決
ペリシテ人って超弱そうだ
サムソンがやった1000人切り
エリカも楽々出来るぐらいの勢いだ
剛勇ゴリアテをどう料理してくれるのか
ゴリアテの勝利はあるのか
アマゾネスとクレオパトラの連携完璧だ。クレオパトラがラーに牙を向くのは時間の問題か
男権の大国の一つが遂に女権に飲み込まれてしまう……?十字軍に助けを求か?ラーの誇り高き男のプライドがそれを許さない?
731 :
アマゾネス・サーガ「無敵の英雄」:2009/02/06(金) 00:08:49 ID:zey3pl3B
第3部 第3章 アシュケロンの戦い(8)
前方と後方から、アマゾネスに挟撃されたペリシテ人達。
アマゾネスの戦史の一つを彩るアシュケロンの戦いの幕は、かくして切って落とされた。
満を持して仕掛けたアマゾネスに対し、不意を突かれたペリシテは次々と討ち死にし、
死骸の山を築き始めた。
たまに勇敢に戦う者がいても、味方のかなりの数が逃げ出しているので、
多勢に無勢、包囲されて討ち死にしていく。
アマゾネスの平野部での合戦の戦法は、ほぼ決まっている。
個々の体力では勝る事の多い男が相手なので、決して自分達よりも数の多い軍団を相手にはしない。
もしも、相手の軍団の方が数が多いと見れば、一旦撤退し、
更に自分達の兵数を集めて相手よりも数を多くしてから、攻勢に出る。
自分達よりも強いと見た相手とは、決して戦わないのだ。
男から見れば、女々しい卑怯な戦法であるが、女はそんな事は気にしない。
勝つ事が全てであり、負ける事は死を意味する。
それがアマゾネスの流儀なのだ。
至る所でペリシテの兵は、アマゾネスに包囲され、なぶり殺しにされていく。
ほぼ同数だった両者の兵数は、ものの十数分ほどで、明らかな差がついてきた。
ゴリアテの周りもアマゾネスに包囲され、もはや女の勝利と男の敗北は明らかとなっていった……。
アフスムなんて最初からいらんかったんだ
ザキール・シャーが抜けた時点で弱体化の一途をたどってたんだから
だから万が一、女に負け制服されてしまったとしても男にとっては何の支障もない
ツィン・キタール・ブルグンが安泰なら男も安泰なんだ
733 :
名無し調教中。:2009/02/06(金) 23:12:40 ID:hej/+KFm
まだ、まだだ
3mを超える剛勇ゴリアテがいる
734 :
名無し調教中。:2009/02/06(金) 23:51:12 ID:3nMsObjR
安っぽいプライドなどにしばられない女子は強いな
男のカを認めるところは認めてるのは意外だった
735 :
名無し調教中。:2009/02/07(土) 01:03:14 ID:bow+adrA
まだ大丈夫まだ大丈夫だと思っているうちに。。。
736 :
アマゾネス・サーガ「無敵の英雄」:2009/02/07(土) 02:12:32 ID:r8wUi9GG
第3部 第3章 アシュケロンの戦い(9)
その頃。
ブルグンから十字軍に参加する軍勢4万は、着々とその陣容を整えつつあった。
オルム王は、重臣や十二騎士らを集めて軍議を開いていた。
「朕の留守中は、太子ロタールが王代理となり、マラミルが摂政となる……
皆、よく忠誠を尽くすように!!」
王の言葉に、群臣は皆頭を下げた。
「軍の進退は、ハーゲンに委ねる!
万が一、他国からの侵攻があったならば、彼の元に一致団結して動くように!!」
起こり得るフランからの侵攻にも、充分な配慮がされた。
「我らが軍勢は、アルプスを越え、ローマに入る……
そこで、フランのロベール率いる軍勢と合流し、船団を組んでアフリカに渡る。
アフリカに上陸後は東進し、アフスム帝国領エジプトを横断、
ペリシテの国を通過し北上、パレスチナに攻め込む計画である……!」
既に、ラングール王テオドリック、ゴール王アラリックを中心とする軍勢6万はドナウ川の地を進発、
ギリシアの諸都市を通過し、海路ロードス島に到着している。
ここから更にキプロス島に渡り、軍艦を整えて北部パレスチナに上陸後、
アンティオキアの街を攻撃、奪回することで、十字軍の戦端を開く事が決定されている。
北方からはテオドリック王らの軍勢、南方からはオルム王の軍勢。
アマゾネスを挟撃する十字軍の戦略は、果たして奏功するのだろうか。
アマゾネス戦史に残る戦いになるのか。
戦として大きな戦いでもなし、
それほど強大な相手でもなし、
これに勝てば何かが変わる最重要な戦いなのか、
勝ち方が特別なのか…
アシュケロンの戦いは同兵力の男性軍相手に無傷で勝利するという伝説的な戦いなのです
女子が男子を圧倒し追い抜いた一戦です。と勝手な見解を述べてみました
739 :
名無し調教中。:2009/02/08(日) 14:09:45 ID:l+pfCdR9
年下の女の子達に完膚なきまでに叩きのめされ敗北を喫する男たちハァハァ
十字軍が負けて英雄王が女に敗れてしまったらチンコ爆発しそう
物語の最初から登場していた戦士が女に負けるシーンは凄いことになるに違いない
740 :
名無し調教中。:2009/02/08(日) 14:24:16 ID:l+pfCdR9
>>722 色仕掛けで負かされるのも良いし、策にはめられ負かされるのも良い
でも実力で女が男を打ち負かすのは格別ですな
>>730 男権国にいる女権国を支援する女子達が男にとってはやっかい
でもまさか自国の女子が男を裏切るなんて思っても見ないだろう
>>734 プライドは男にとってなくてはならないもの
それに縛られ身動きが取れなくなったとしても
男の黄金に輝くプライドをいかに崩壊させていくのかが見所ですよね
いかに屈辱を与えるか
742 :
アマゾネス・サーガ「無敵の英雄」:2009/02/08(日) 21:28:47 ID:tEMRICt6
第3部 第3章 アシュケロンの戦い(10)
包囲されたゴリアテの軍勢は、一人、また一人と倒れ、
残るは王たるゴリアテただ一人となってしまった。
片腕と頼むバラバもアマゾネスの少女兵らに囲まれ、馬から引きずり下ろされている。
あっという間に武具を剥ぎ取られ、全裸にされたバラバは少女兵らに高手小手に緊縛され、跪かされていた。
かくしてペリシテの軍勢は、アマゾネスの前にごくわずかな捕虜を除いては、ほぼ全滅するという屈辱的な大敗を喫したのである。
アシュケロンの戦いは、アマゾネス戦史に残る戦いとなった。
その理由は二つある。
まず一つは、これほどまでに一方的な大勝利は、かつて例を見なかった事。
アマゾネスの勝利には、これまた戦史を華やかに彩るアラル海の戦いがあるが、
こちらは相手方が世界最強を誇る大ツィン帝国の軍勢であり、
皇帝ヤオーを捕虜にした大勝利とは言え、相手方を全滅させるには至らず、
アマゾネス側の大きな犠牲を払いながらの勝利だった。
しかし、アシュケロンの戦いは相手方を全滅させる、徹底的な大勝利だったのだ。
もう一つは、エリカ率いるアマゾネスの軍勢二万は、新たな征服地であるシリアや北部パレスチナで集められた、
戦闘経験もほとんどない、十六歳から十七歳くらいの少女兵らが中心だった事である。
もちろん、指揮官にはエリカをはじめ、アマゾネスの歴戦の戦士らがいたのだが、
兵らが素人同然の少女らであったにもかかわらず、いかに戦術が勝っていたとは言え、
ペリシテの戦士らを相手に少女達が彼らを完膚なきまでに叩きのめしたということは、
男の女に対する優位が、完全に崩れ去ろうとしていることを意味していたのだ。
男達が私欲を抑えて団結する日は来るのか
アマゾネスと男権帝国の一角が同盟を結ぶことはあるのか
訓練されてない女達も最初は不安だったはず
アマゾネスの少女兵が戦いを通してどう心境が変わるのか気になるね
745 :
名無し調教中。:2009/02/08(日) 23:51:16 ID:TU8Mszy8
男はいつまでも女を見下していてほしい
女ごときに〜というふうに
でもそれだと男同士が一致ダンケツしようとしなくなるような気がするし
う〜んむずかしい
サムソンの玉蹴りショーと創世記とクレオパトラによる地下拷問の方も
気になります
747 :
名無し調教中。:2009/02/09(月) 18:02:37 ID:uazfkVoV
調教というのはマゾに成り下がってしまった奴よりドエスがマゾに堕とされのが良いのであり
もともとプライドがなく弱い奴よりプライドが高く強いと思っている輩を敗北にまみれさせるのが良いのだよ
アシュケロンの戦い良いですね。戦史に残る戦いというのはそういうことでしたか
少女戦士たちは男と本当に戦えるのか半信半疑だっただろうけど
この歴史的大勝利で男の弱さを実感してしまったでしょうね
この戦いで少女兵が手にした自信は計り知れないほど大きいでしょう
新たなアマゾネス戦士が数多く誕生してしまったわけですね
748 :
名無し調教中。:2009/02/10(火) 19:50:06 ID:MEvL3Nxq
さてゴリアテ様はどうする
749 :
名無し調教中。:2009/02/11(水) 13:16:20 ID:uYEhh8+P
サムソンが衆人環視の中、女に負かされる(イリナの縄により力を奪われていたのだがそんなこと誰も知らない)
ことによって1対1での男の女に対しての優位性が揺らぎ
このアシュケロンでは軍対軍の戦いでも男の優位性が揺らいでしまったか
いやまだ3mの剛勇ゴリアテが男の意地で何とかしてくれるかもしれない
仁王立ちするエリカと16歳の女戦士2万人と無様に敗れ地に果てる成人した男戦士2万人と何も出来ずに敗北を受け入れられず呆然と立ち尽くすゴリアテ
この屈辱的な光景を想像するとたまりませんな。勝ち誇り死んだ男を踏みにじり見下し女であることに優越を感じている絵がうかぶ
751 :
アマゾネス・サーガ 「無敵の英雄」:2009/02/12(木) 00:27:25 ID:+W4feDrR
第3部 第3章 アシュケロンの戦い(11)
アマゾネスの少女兵らは、ゴリアテを包囲していた。
「うぬらはアマゾネスか!?我こそはペリシテの王ゴリアテである!!
うぬらの指揮官と一騎打ちがしたい!一騎打ちにて決着をつけよう!!」
「フッ……… オマエ、まだ自分の立場が分かってないようね!!」
蟻の這い出る隙もないほど十重二十重に囲んだ兵らの間から馬に乗って現れたのは、エリカであった。
美しい両の乳房を露出したボンデージ様の衣装をまとい、黒い髪を高く結い上げ、
艶やかなうなじを見せた美女は、最早生殺与奪の権を握られた男を嘲笑った。
「オマエはもう王でも何でもないのよ!
アタシ達の捕虜になったタダの男……
そんなオマエ如きをこのアタシが相手にすると思うかしら!!………」
エリカに嘲られたゴリアテは激怒した。
「おのれ・・・・!! こやつら如き小娘の兵らなど、俺の相手ではない!!
一人残らず踏み潰してくれるわ!!!」
その時である・・・・。
最前列の少女兵の一人が、渾身の力でゴリアテの睾丸めがけて、手にしていた鞭を
叩きつけたのは・・・・!!
「・・・・ぐっ・・・ぐああぁっ!!!」
まともに睾丸を直撃されたゴリアテは、激痛のあまり崩れ落ちた・・・・
群がり押し寄せるアマゾネス達・・・・
かくして、剛勇を誇ったゴリアテは、ただの一太刀も振るう事もできず、名もなき少女のたった一撃によって
睾丸を打たれ、捕虜とされてしまったのである。
・・・・さて、全裸にされ、拘束されたゴリアテ。その前に立つのは、男を一撃で倒した少女である。
これからゴリアテは、彼女に陰茎と睾丸を思う存分拷問され、屈服させられ、奴隷となって服従するのである。
かくして、アシュケロンの戦いは、女の完全な勝利、男の完全な敗北に終わったのだ、が・・・・
この後、ペリシテの都、ガザを占領したアマゾネスに、後々まで語り伝えられる出来事が待ち受けていようとは、
勝利に勝ち誇るエリカらは知る由もない。
752 :
名無し調教中。:2009/02/12(木) 01:24:56 ID:41m4XmtT
この後におよんでイッキウチてww
甘い,大甘だよ男権戦士達。一騎打ちを打診して受け入れられると思ってるんだよねぇ。滑稽すぎる
男対男の闘いでは受け入れられたんだろうな。一騎打ちって”男らしい”感じがするから「受けて立とう」とか言いそう。
女権戦士のほうが戦いというものを理解してる。本当の勝負というものを男は分かっていない。
まあ一騎打ちをしたところでエリカに勝てるとは思えないけど
肉体的な男性の劣位。
女性は男の体を信じられないほど簡単に、弄んだり痛めつけたりすることができます。
ペニス 堕落したエゴの拡張。
それは弱くて、むき出しのままさらけ出されています。
精子を作り出している睾丸、男の生殖の根元的な部分はさらに致命的に傷つきやすい。
このような重要な男の生殖器官は、バッジのように体外にさらけ出されています。
並んでぶら下がった無防備な生殖器が、精子のたった一つの生命線なのです。
外界の温度だけではなく、女性が指ではじいただけで、あるいは、ただぶつかってくるあらゆる物に傷つけられてしまうでしょう。
このように男性器は弱い器官なのです。
女性の手の平や貞操器具に簡単に押さえ付けられてしまい、上位の女性のあざけりを受けます。
彼らはまた、興奮を相手に隠しておくことが出来ません。
女性たちの生殖器官はそれと異なり、保護される場所に安全に隠されています。
756 :
アマゾネス・サーガ「無敵の英雄」:2009/02/13(金) 02:44:20 ID:fWtW8Tv/
第3部 第4章 ダゴン(1)
エリカ率いるアマゾネスの軍勢は、ペリシテの都、ガザを目指して南下、これを占領した。
かくして、この地域に勢力を誇ったペリシテ人は、アマゾネスの支配に屈したのである。
最早、エジプトとの距離もさほどではない。
アフスム皇帝ナディン・ラーの、現在の唯一の支配地たるエジプトは、
かくして直接アマゾネスの攻撃に晒される事となった。
それはあたかも、女の攻撃に対し、無防備にさらけ出された男の睾丸のようであった。
ナディン・ラーをそそのかし、ペリシテ人を差し向けて、アマゾネスに叩き潰させれば、
エジプトは危機に陥る。
クレオパトラの策略は、見事に当たったのだ。
名将セレウコスを失い、今またペリシテ人をも失ったアフスム帝国は、
アマゾネスとラシェワの双方から、徐々にジワジワと責め立てられ、
武具や衣服を剥ぎ取られ、素裸にされて陵辱されていく男のようであった。
ユリナ、サロメ、アドゥアナ、そしてクレオパトラの女王達は、捕らえた男を弄ぶように、
ナディン・ラーとアフスムを翻弄していた。
まあ一騎打ちで惨敗するゴリアテ王も見たかったけどねw
名も無き少女にムチ一撃で悶絶させられてしまう王wエリカ様が出るまでもない
名も無き戦初体験の少女にやられる王
名も無き戦初体験の少女にやられる王
何度書いても良い!!
758 :
名無し調教中。:2009/02/13(金) 19:11:31 ID:osNmclSD
>>755 力等、身体能力すべてにおいて男が女を上回っているからこそ
ハンデとして男に睾丸という弱点を攻撃しやすい部分に剥き出しにさせた
しかし今や身体能力ですら女が男を凌駕することも・・・・
しかも精神的な強さにおいても女は男を圧倒している
精神的な能力で劣り、弱点を外部に晒し
身体的能力でさえ女が男に追いつき追い越そうとしている・・・
女にすべてにおいて凌駕されるのは時間の問題・・・男の時代は終わってしまうのか・・・
>>753 スレ情報ありがとう。でもやはり女が男を追い抜いていく過程が好きなので・・・
759 :
名無し調教中。:2009/02/14(土) 00:00:11 ID:g3pjYN51
なにイってんの
いつになっても女は男に勝てないよ
歴史がしょうめいしてる
760 :
名無し調教中。:2009/02/14(土) 07:40:57 ID:y6qJDzB2
英雄が短小包茎ってのもいいけど、すごいの持っててもやっぱり女には負けるってのもいい。
どんな女もひいひい言わせるはずの自慢の長大ペニスをエリナが激しい騎乗位で顔色も変えずにへし折ってしまうと同時に射精・死亡とか。
アマゾネスの美少女はどんな男相手でも手加減なしで激しく腰つかったらペニスへし折ったり、鍛えあげた身体ゆえの激しい締め付けで快感でショック死させて殺す事故がよくあるが男に人権がないので植木バチが壊れた程度に処理されるとか。
761 :
名無し調教中。:2009/02/14(土) 13:26:21 ID:fcBvoAtr
エリカ様「じゃあムチで睾丸を打ってあげるね♪」
僕「こっ 睾丸って何処でしたっけ?」
エリカ様「金玉よ♪金玉♪」
僕「(´;ω;`)」
762 :
小川友樹:2009/02/14(土) 15:32:44 ID:PTuZR6ur
成子〜〜〜〜
763 :
名無し調教中。:2009/02/14(土) 16:12:42 ID:Yt1ur2Tt
この状況で自分の名を叫び聞かすことで相手が怯むとでも思ったかゴリアテ,男っ滑稽だ
ガザで何が待ち受けているのか分からないがラーの敗北は時間の問題か
ラーが頼れるのはクレオパトラだけ。最後の心の拠り所,クレオパトラの奴隷に墜ちエジプトが女権の手に渡ってしまうのだろうか
次々に生まれる女権国と狡猾で力強い女王達。もはやアルギンでさえも……
無敵の英雄さん最高ですオナリまくってます
765 :
アマゾネス・サーガ「無敵の英雄」:2009/02/14(土) 23:51:24 ID:i1r13e41
第3部 第4章 ダゴン(2)
アマゾネスの軍勢2万は、ガザの街に堂々入城、ゴリアテの王宮を占領した。
ガザは地中海に面する港湾都市。ペリシテ人も遥か昔、海の彼方からこの地に到来し、
勢威を誇った民族であった。
街の中心には、古来ペリシテ人が崇めてきた海神ダゴンの神殿がある。
敵の国を占領すれば、まずはその国の神殿も破壊するのが戦に勝った国のやり方である。
エリカらはアマゾネスを率い、ダゴンの神殿を破壊しに向かったのであった。
海神ダゴンは、半人半魚の姿をした巨大な神と言われている。
見上げるばかりに巨大な神殿の、その奥に、それは鎮座していた……
石造りの巨大な偶像。十数メートルはあろうか、腰から上は魚、下は人間の男……
どっかりと胡座をかくように座っている不気味な偶像こそ、海神ダゴンであった。
アマゾネス達は、鉄器などを用い、ダゴンの偶像を破壊しにかかったのである……。
破壊作業は、その像の堅牢さ、巨大さゆえになかなか進まなかったが、
それでも昼を過ぎる頃には、かなり作業は進んでいた。
神殿からは、海が指呼の距離に見える。
作業にかかる少女兵らを指揮するエリカは、ふと、海の色が奇妙に変化していることに気づいた……
たってのお願いがあるのですが
いくさの時の女男の言葉なんか入れてくれたら嬉しい
ペリシテ軍の男が少女やエリカに負けて倒されるときの
「ばバカな・・・・女ごときに」などの驚愕や屈辱の言葉
少女やエリカが男を負かし倒すときの
「男ってこんなに弱かったんだ」などの嘲りや冷笑の言葉
海神くるか?。どうするエリカ
768 :
名無し調教中。:2009/02/15(日) 23:40:11 ID:WGIEaDvE
まあまあ作者さんにあまり負担をかけないようにね
イマジネーションが刺激されるなら
女王はエリナを嫌ってるんだっけ?
実は罠だったりして
剛勇ゴリアテ率いる2万の歴戦の勇ペリシテ軍は全滅・・・
一方エリカ率いる初実戦経験の少女軍は無傷・・・
年下の・・・経験知でも圧倒的に劣るかわいい少女に・・・
まさに歴史に残る戦い
771 :
アマゾネス・サーガ「無敵の英雄」:2009/02/16(月) 23:57:41 ID:UeYl2cyT
第3部 第4章 ダゴン(3)
さて、その頃。
ローマには、ブルグンより一足先にロベール率いるフラン軍3万が入城していた。
ロベールが真っ先にした事は、教主ペトルとの謁見であった。
「教主猊下に申し上げます!
ブルグン王オルムは、一刻も早く皇帝の称号を得んものと日夜画策しております!!
やつめが引き連れ参る臣下らもウォルスング、ジキスムントなど虎狼の如き暴将揃い、
オルムを信用してはなりません!
ブルグン王らをローマに入れれば、何をしでかすやら!!
これよりは、我が主君シャルルとこのロベールをお頼み下さい!
我らこそ、真の猊下の忠臣にして主なる神の右手に相応しい戦士、
偽りの言葉を吐くに慣れたブルグンどもとは違います!!」
「分かっておるとも……
シャルルこそは真の皇帝の名に恥じぬ者、必ずや、オルムを倒し、
諸国民に平和をもたらしてくれるものと信じている……!!」
ペトルの言葉に、ロベールは満足して退出した。
「猊下、オルムとの関係を絶つおつもりなのですか……?」
不安げにロドリーゴが尋ねた。
「なあに、オルムには皇帝の冠を約束し、
シャルルにも本心は汝を当てにしていると言っておく………
二匹の竜がともに競えば、この身は安泰だ………。
やつらめの力がこちらに向いて来ないように図り、
なおかつ十字軍を成功させ、神の王国をエルサレムに建設する!!!
そうなれば、我が威信は一気に高まるに違いない………!」
男達の駆け引きは続く………
772 :
名無し調教中。:2009/02/17(火) 00:46:42 ID:ghlrc3T/
今の女の強さ勢い賢さなどなどをかんがみると世界地図が女権にそまるのは時間のもんだい
並ぶまもなくいっきにおい抜かれそう
773 :
名無し調教中。:2009/02/17(火) 12:32:52 ID:M9r7Iv0t
ゴリアテが格闘経験も乏しい名もなきただの少女にムチ一撃で敗北してしまったのは良いですねえ
この少女も将来有望なサディスティックなアマゾネス戦士になりそうですねえ
アマゾネスは兵士数かなり増えてるんじゃないですかね。男は2万人減少しちゃいましたけど
774 :
アマゾネス・サーガ「無敵の英雄」:2009/02/17(火) 14:47:46 ID:T5YVYaJQ
第3部 第4章 ダゴン(4)
アマゾネスの少女兵ら2人が、休憩中とあって海岸で休んでいた。
広大なる地中海。後方のガザ市街地の中央には、一際高くそびえ立つ、ダゴンの神殿が見える。
海を眺めていた2人だが、ふと、何とも言えない不気味な気配を感じて、
背後を振り返ったのだった。
ダゴンの神殿では、仲間達によって、奇怪なダゴンの偶像の破壊作業が進んでいる。
神殿の方角を振り返った2人は、一瞬、あらぬものを見た気がして驚愕した。
一見、古代ギリシア風の、ごく普通の神殿が、何故か巨大な半人半魚の奇怪な神の姿に見えたのだ………!!
眼の錯覚とは思いながらも、2人がともに見た奇怪な幻に、
何とも言えない不気味さを覚えた少女兵らは、市街地の仲間達の所に戻ろうと立ち上がり、
海を背に歩き始めた………
が、何歩も歩くことは出来ず、突然、凄まじいばかりの力で地面に叩きつけ られたかと思うと、
それきり、2人は絶命した………
神殿のバルコニーで作業の指揮を取っていたエリカは、
海岸で眼を疑うような事が起こっているのに気づいた。
突然怯えたように戻って来る少女兵らの背後の海が、凄まじい音とともに裂けたのだ!!
そこから現れた巨大な姿は………。
それは、およそ人間の頭脳の想像力を超えた、地獄からの使者と言うのに等しいものだった………!!!
男と男の心をつなぎ合わせる楔となるような人物はいないものか 女を分断させる楔を打ち込む男はいないのか
776 :
アマゾネス・サーガ「無敵の英雄」:2009/02/17(火) 21:56:36 ID:T5YVYaJQ
第3部 第4章 ダゴン(5)
その身の丈は、十数メートルもあろうか。
人間の頭の何倍もある、巨大な血走った眼は、見つめられた者を恐怖に陥らせた。
その怪物は、上半身は固い鱗に覆われ、
その顔は、いや、魚とも、蛇とも、世界中のあらゆる生き物に似つかぬ不気味なものだった。
それでいて、この怪物の下半身は忌まわしい事に、明らかに人間の男だった。
二本の巨大な脚で歩み、海から現れたそれは、
胴体から伸びた4本の巨大な触手で少女兵らを捕らえ、
地面に叩きつけ、殺してしまったのだ。
その名はダゴン、ペリシテ人の邪神。
古来、ダゴンの神殿では忌まわしい生贄の儀式が執り行われ、
数多の美少女らが生贄に捧げられてきたのだ。
神殿を破壊し始めたアマゾネス達に、海神ダゴンの怒りが降りかかろうとしていた………。
エリカは全てのアマゾネスの少女兵らを召集し、
武具を携え、戦闘の準備をするよう命じた。
ダゴンと戦うのだ。
弓が鳴り、矢が雨の如く射られた。
しかし、まだ戦闘経験の浅い少女兵らの射弓は拙劣であるだけでなく、
当たった矢も固い鱗に当たって弾き飛ばされてしまい、何の効果もなかった。
見る間に、ダゴンの触手に少女兵らが捕らえられ、無惨に殺されていった。
エリカも自ら弓を射たが、どうする事も出来なかった。
見る間に、ガザの浜辺は殺戮の場と化した………。
777 :
名無し調教中。:2009/02/18(水) 01:23:20 ID:f7Pc3FNH
女の強靭な精神力のなせる技だ
男なら魔王や神が目の前に現れたら
精神的に屈伏してしまって戦う前に敗北
それはアルギンやシャー・オムル等選ばれし男でも例外ではない
ダゴンTUEEEEEE
779 :
名無し調教中。:2009/02/18(水) 13:42:57 ID:f7Pc3FNH
まず縄でグルグル巻きにして身動きとれなくする。しかも亀甲縛り
それかゴリアテを一撃で仕留めた鞭で玉攻め…難しいかな…
エリカの手腕に注目
ペリシテ男軍2万と3mある巨人族の末裔,剛勇ゴリアテをほぼ無傷で打ち破ったとはいえ
戦闘経験歴の浅い少女ばかりでは・・・それでも逃げずに立ち向かう,男にはまねできない,勇姿はすごいが・・・
女は生け贄としか思ってない海神にエリカがどう立ち向かうのか。神をも超えてしまうのか・・・
神とはいえ相手は男。女を見下しバカにする男は神でも許さないのがアマゾネス
今の女男の力関係を神の体に教え込ましてやらないと。数年前の力関係ではないことを・・・
男は神と聞くとすぐに祭り上げ拝め服従するが女は違う
男のせいで,神に人間など我が奴隷,と思われているが女が人間の強さをも教え込み
人間が・・・いや人間の女だけが強いことを神に知らしめる
781 :
アマゾネス・サーガ「無敵の英雄」:2009/02/19(木) 02:24:53 ID:tRIHULsO
第3部 第4章 ダゴン(6)
バグダード西方、エサルハドンの本陣に紛れ込んで来たその男は、極秘にエサルハドン自身との会見を申し出た。
「何者だ! 我が軍は、叛徒ザキールの軍勢と交戦中である!
素性の知れぬ者を、総督にお会いさせるわけにはいかぬ!!……」
「お待ち下さい! 私めはエサルハドン様に有益な情報を携えてきた者……
必ずや、閣下はお喜びになると存じますが!!……」
「汝、ザキールの手の者か!!」
「私をお斬りになりたければ、閣下が私めを話をお聞きになってからでも構いますまい!!
まずは、閣下にお目通りを!!」
こうして男は、エサルハドンの前に連れて来られたのだった。
「……汝、何者だ!
ザキールの手の者とあれば、ただではおかぬぞ!!」
歳の頃は50過ぎ、肥満した体に、炯々たる狡猾そうな鋭い瞳。
頬髭を黒々と生やした油断ならぬ顔つきの武将こそ、エサルハドンである。
「この度は、西域に隠れなき名将エサルハドン様に、
我が主君ザキール・シャーよりの書状を携えて参りました!」
「フン、安物の世辞などよいわ……
汝の主君の書状、我が気に入るものなくば、汝が命、即座になくなるものと思え!!」
「まずは、これをお読み下さい!」
使者の書状を読むエサルハドンの顔つきは、さほど変わらなかったが、
その細い眼は、爛々と輝き始めた………
ゴリアテの最後悲しすぎますねw屈辱的過ぎます
屈辱が大きければ大きいほど萌えまくりです。これからも男を屈辱に塗れさせて下さい
現在進行形!!
784 :
アマゾネス・サーガ「無敵の英雄」:2009/02/20(金) 01:00:42 ID:0ujDGCRJ
第3部 第4章 ダゴン(7)
多くの犠牲者を出し、アマゾネス達はガザ後背の丘陵地に逃げ延びた。
さすがのダゴンも、水から離れた場所までは追って来れない様子で、
アマゾネス達も一息つくことが出来た。
しかし、一体どうすれば、ダゴンを倒すことが出来るだろう………
相手は、計り知れない遠い年月を、海神として崇められてきた存在である。
このまま、アマゾネスの覇業は海神に妨げられてしまうのか………
エリカはその夜、祈りを捧げた。
アマゾネスの女神イリナ、そして数々の神話が伝える女神達に、
何卒海神ダゴンを倒す方策を与え給えと………
夜半過ぎ………
他のアマゾネス達の寝静まる中、祈るエリカの前に………
………その美女は、不思議な笑みを浮かべながら、エリカに告げたのだった。
「ダゴンを倒す方策を教えます……
私の言う通りにすれば、ダゴンを仕留めることは容易いことです……」
不思議に思うエリカに、古代メソポタミア風の衣装をまとった美女はこう告げた。
「………人は私を、『海の女王』と呼びます。
でも、それは私の仮の名………そして、あなたが見ているこの姿も、仮の姿………
そんなことより、ダゴンを倒す方策は………」
そして、その後、美女は忽然と消えたのだ!!………
785 :
名無し調教中。:2009/02/20(金) 03:32:54 ID:TgZJaTwQ
当時世界最強の名をほしいままにしていたツィンを滅亡寸前にまで追い詰め
軍神ヤオーを捕囚にしたアラル海の戦いからアシュケロンまでの
アマゾネス及び女権帝国の大躍進はどれぐらいの年月で行われたものなのですか?
786 :
名無し調教中。:2009/02/20(金) 03:38:05 ID:TgZJaTwQ
改めて無敵の英雄さん、乙です 楽しませてもらってます
1対1の男と女の本気勝負。向かい合う男と女。戦い前、男は余裕の表情で女を見下していた。負けるはずのない勝敗の分かりきった戦い。誰もがそう思っていた
788 :
アマゾネス・サーガ「無敵の英雄」 作者:2009/02/21(土) 00:08:39 ID:VEmi21SJ
>>786 ありがとうございます。
アラル海からアシュケロンまで、実に8ヶ月余りです。
女権帝国の大躍進は、ついに対アマゾネス十字軍を引き起こすこととなりました。
男権で満ちた男世界の地上を女権に塗り替えるばかりか魔王や神をも恐れず負かし奴隷にしようとする勢い。男権の終焉は近い
無敗の軍神・勇将、カスピ海の覇王・無敵の英雄などなど
強い男の登場人物に付けられた通称?を毎回何気に楽しみにしてる
そんな名で呼ばれるほど強い男が女に負けることが快感
791 :
名無し調教中。:2009/02/21(土) 23:30:58 ID:gDuD8kAz
ゴリアテさんもドレコレ09の仲間入りか
地位の高いセンシはドレイにされ低いやつは死あるのみですかね
792 :
アマゾネス・サーガ「無敵の英雄」:2009/02/22(日) 00:04:08 ID:VEmi21SJ
第3部 第4章 ダゴン(8)
十字軍の中で、目下、最も東方に到達しているのは、テオドリック王率いるランゴール王国の軍勢である。
ランゴール王国はドナウ川中流域、現在のハンガリーやスロバキア、クロアチアからトランシルバニアに至る広大な王国である。
武勇天下に轟く青年王テオドリック率いる軍勢は精強にして、ブルグンにも勝るとも劣らぬ威名を誇っていた。
テオドリック王は、2万余りの軍勢を率い、ギリシアの諸都市国家を通過、
アテネからエーゲ海に向けて出航し、ロードス島などを経て、海路パレスチナに上陸し、
北部の要塞都市サン・シメオンを攻撃する手筈になっていた。
ところが、アテネで合流する筈の、グール王アラリックの軍勢が、まだ到着していないのである。
グール王国は、現在のスペインの大部分を占める王国である。
王アラリックは勇猛をもって知られる王ではあるが、
残忍にして信義なく、他国の王は皆一様に警戒心をもって見ていた。
そのアラリックと組んで、十字軍を戦わねばならないテオドリックはやや気が重かったが、
早くもその不安は、十字軍への参加の遅れとなって現れたのだ。
来着の原因が何であるかは全く分からないが、ふと、テオドリックは何となく、嫌な予感がしていた。
793 :
名無し調教中。:2009/02/22(日) 00:58:30 ID:qVGzfGX7
地位の低い男に利用価値ないからな。女だけでは子が生めないので有能な男の子種は必要だが
十字軍キタコレ
794 :
名無し調教中。:2009/02/22(日) 17:24:58 ID:aTDrKuyI
肉体的拷問には仲間のため・国のため,男としてのプライドのため,どんな苦痛にも耐えて見せる英雄
しかし女の武器を駆使した快楽拷問にかかれば勇者といえど英雄・王といえど一日と耐えることは出来ない
男として生まれてしまったことを後悔し女の強さに屈伏する
795 :
アマゾネス・サーガ「無敵の英雄」:2009/02/22(日) 20:20:28 ID:AVugBMfA
第3部 第4章 ダゴン(9)
エリカはその不思議な美女に教えられた通り、その薬を調合して強い酒に混ぜ、
幾つもの樽に入れて浜辺に運んだ。
そして、周囲の岩陰や洞窟などにアマゾネスらを潜ませ、
ダゴンが現れるのを待った。
しばらくすると、海が真二つに裂け、海神ダゴンがその恐るべき姿を現した。
ダゴンは女の匂いを探ろうと鼻をヒクヒクさせていたが、
ふと、酒の匂いを嗅ぎつけ、波濤を巨体でうち割りながら、
波打ち際に上がってきた。
ダゴンは樽を持ち上げ、一つ、また一つと、飲み干してしまった。
そして、しばらくその辺りを歩きまわっていたが、やがて酔いがまわってきたらしく、
巨体を浜辺に横たえ、眠り込んでしまった。
エリカはアマゾネスらに合図し、ダゴンの体を縛り上げさせた。
そして、あの美女の言っていたように、ダゴンの体を覆っている堅い鱗を剣の先で探ってみると………
何と、その言葉通り、堅い鱗が簡単にポロポロ剥がれ落ちていくではないか!!
これは、あの美女の教えてくれた不思議な霊薬の作用であった。
しかもダゴンは、鱗を剥がされても痛痒を感じないらしく、そのまま眠り込んでいる。
エリカはアマゾネスらに、皆でダゴンの鱗を剥がし、
丸裸にしてしまうよう命じた。
796 :
名無し調教中。:2009/02/22(日) 20:39:05 ID:rXdB2mp6
男神vs女神の助言を受けた人間の女……
男神の勝利は揺るがないと誰もが思うだろう
倍率で言えば男神1.2倍、人間女100倍ぐらい
しかしまさかを起こすのがアマゾネス
アマゾネスにすればまさかではなく必然なんだけどね
丸裸にされ防御力は完全に奪われた海神ダゴン。男神が少女達に負かされてしまうのか
剥き出しにされた柔肌に突き刺さる少女達の攻撃に耐えられるか男神!!!
神をも恐れないアマゾネス達。さすが魔王をも奴隷にしただけのことはある
縛り上げられたダゴンは身動き取れないのだろうか
凄惨な虐殺の狂宴を尽くし、かつてないほどの損害をアマゾネスに与えたわけだから、
その報復もかつてないほど惨たらしいものになるだろうな・・
想像しただけでエログロでバイオレンスな嗜虐心が沸いて来る。
超期待です
800 :
名無し調教中。:2009/02/23(月) 19:24:36 ID:9SKf6DHO
海神ダゴンに男ならともかく女ごときが勝てるとでも
801 :
アマゾネス・サーガ「無敵の英雄」:2009/02/23(月) 21:08:29 ID:pOE/WrF3
第3部 第4章 ダゴン(10)
アラリック王率いるグールの軍勢が到着しないまま、
テオドリック王はやむなく自軍のみを率い、アテネを出航することになった。
目指す先は、まずはロードス島。ここを経て、更に西、キプロス島に渡る。
その対岸のシリア地方は、既にアマゾネスの支配下になっているのである。
キプロス島をほぼ真西へシリアへ渡ると、そこは、サン・シメオンの大要塞都市である。
小アジア地方とシリア地方の、ちょうど接合部に当たるこの地域を守備する為に、
なくてはならぬ重要拠点である。
その後背都市であり、この地方の要衝と言えるのが、アンティオキアの街である。
「サン・シメオンを制する者は、アンティオキアを制する。
アンティオキアを制する者は、シリアとパレスチナを制する。
そして世界の中心、パレスチナを制する者は、世界を制する……!」
と言われる所以である。
教主ペトル3世が、聖地を制したアマゾネスと魔女達に対し、
十字軍を宣言したのは、決して宗教上の理由からだけではなかった。
パレスチナはユーラシアとアフリカを結ぶ、正に「世界の中心」。
女権帝国がこの地域を制することは、やがては世界の他の地域も、
女権帝国の支配下に入っていくことを意味している。
彼女らの世界支配を阻止する為にも、聖地奪回は必要な事だったのである。
802 :
名無し調教中。:2009/02/24(火) 01:27:04 ID:4lxvhIyF
神
803 :
アマゾネス・サーガ 「無敵の英雄」:2009/02/24(火) 02:25:58 ID:vx3j6dXg
第3部 第4章 ダゴン(11)
テオドリック王率いる十字軍がアテネを発しようとしている事は、アテネに潜入している女達によって、既にアマゾネスの知るところと
なっていた。
テオドリックの武勇と、その精強なる軍の名は諸国に轟きわたっている。
女王ユリナは、軍議を重ねた結果、ついに一大決定を下した。
サン・シメオンには、現在2万のアマゾネスの精鋭がこれを守備している。
しかし、テオドリックのランゴール勢との激戦になった場合、兵力においてほぼ互角のアマゾネスが、確実にこれを守備しうるとは言い難い。
万が一、サン・シメオンが陥落した場合、アンティオキアも占領され、アマゾネスは本国との連絡を絶たれてしまう事にもなりかねないのだ。
そこで、ユリナが下した決断は、自ら5万の軍勢を率い、アンティオキアに向かう事であった。
後背地のアンティオキアから、サン・シメオンの要塞を支援し、必要とあれば出城してテオドリックと会戦する!!
数に劣るランゴール勢を、破る事もアマゾネスには決して不可能ではない。
武勇天下に轟くテオドリックを殺すか、捕囚にできれば、ただでさえ互いに猜疑し合う烏合の衆、呉越同舟の十字軍は浮き足立ち、
最早攻め込んでくる気さえなくしてしまい、空中分解するだろう。
この心理的影響は、大きいに違いない。
アマゾネスが、金毛人の主要国の王ほとんどが参加した十字軍を崩壊させたとあれば、男達への心理的影響は、計り知れないものとなるはずだ。
そう、ユリナは読んでいた。
ユリナはエリナらとともに、5万の軍勢を率い、エルサレムを進発したのだった。
一行はベイルート、ダマスカスを経て、アンティオキアへと向かう。
マリカは、やがてペリシテの女王に推戴されることになったアリサとともに、2万の軍勢とともにエルサレムに残った。
804 :
名無し調教中。:2009/02/24(火) 16:30:01 ID:n3sR0yAJ
ジキスムントの前に現われた幻の女と、エリカの前に現われた不思議な美女は同一人物なのかな
そうだとするとジキスムントを女の有利に働くように動かそうとしてるのかな
805 :
名無し調教中。:2009/02/25(水) 00:04:24 ID:3prPEbSG
名前までよく覚えてるね 女のまぼろしが現れたのは覚えてたけど
806 :
アマゾネス・サーガ 「無敵の英雄」:2009/02/25(水) 01:11:12 ID:zW+mid+q
第3部 第4章 ダゴン(12)
その頃、ローマでは。
オルム率いるブルグン勢が、アルプスを越えようとしているらしい、との知らせが入り、
まだ到着するのは先のこととて、市内にはロベール伯率いるフラン勢を中心に、イタリア半島の諸公国の軍勢や、
各国から来た傭兵団などが続々と集結、神の剣、英雄王オルムの到着を待っていた。
教主宮殿では、ペトル3世の側近、ロドリーゴが十字軍に従軍する事になり、十字軍とアマゾネスの戦いの様子を
つぶさに記し、後々まで書物として語り伝えようと、軍装を整えつつも、早速執筆の準備にかかっていた。
ロドリーゴは30歳。古文書や、遠い古代の物語を研究するのが好きな僧侶である。
十字軍の勝利後は、この戦いの様子を『十字軍聖戦記』として著すつもりであった。
そんなロドリーゴであるが、彼は先日発見した、奇妙な書物のことが気にかかっていた。
その書物の名は、『アルテミア年代記』。いつごろ書かれたのか、誰が書いたのか、も不明である。
ロドリーゴが手に入れたのはその一部の断章らしく、もっと多くの項が他にあるものと思われた。
彼が気になったのは、その一節である。
807 :
アマゾネス・サーガ 「無敵の英雄」:2009/02/25(水) 01:13:05 ID:zW+mid+q
第3部 第4章 ダゴン(12)
それは、今からおよそ15年前に起こった、「大いなる災い」により、海の西の諸国と陸の東の諸国には死者と負傷者が満ち溢れ、
人々はこの世の終わりを恐れた・・・・ というものであった。
だが、これが一体何を指しているのかは、全く書かれていない。
15年前といえば、決して古い話でもない。
こんな諸国に死者が満ち溢れるような、戦か、飢饉か、大災害か・・・・ 15年前にこんな大事件があったとは、
ロドリーゴは聞いた事がなかったのだ。
下らぬ誰かの作り話か、たわごとか・・・・
ふと、彼は思った。海が西で、陸が東・・・・ それは、パレスチナや、アマゾネスどもがその国をつくっている近東地方だ・・・・
そして・・・・ 伝えられるところによると、謎に満ちたアマゾネスの建国・・・・ まだ17歳の少女であったユリナの女王推戴・・・・
それは・・・・ 15年前!!!・・・・
一体、何が・・・・ いや、何かがあったのだ・・・・!! そしてそれは、何故か我々からも隠されてきた!!!
ロドリーゴの心臓は、知らぬうちに高鳴り始めていた。
808 :
名無し調教中。:2009/02/25(水) 18:13:49 ID:l40lzMhr
8ヶ月で女権はこれほどまでに勢力を広げたのか!!
女権が世界を牛耳るまでにそれほど時間はかからないかも
知れないですね。無敵の英雄さん!!
809 :
名無し調教中。:2009/02/25(水) 23:29:50 ID:3prPEbSG
十字軍wktk
女をたおすために作られた部隊
負けるわけにはいけない
万が一にも
負けるはずはない
エルサレムを奪還してアフスムを存続させる必要がある
アフスムが滅ぼされるのは他の男権帝国としてもマイナスにしかならない
でもアフスムは十字軍に参加しようとしない
これもプライドなのか
811 :
名無し調教中。:2009/02/26(木) 19:42:55 ID:BIPjzm8s
ファンタスティックなSS
肉体的拷問には仲間のため・国のため,男としてのプライドのため,どんな苦痛にも耐えて見せる英雄
しかし女の武器を駆使した快楽拷問にかかれば勇者といえど英雄・王といえど一日と耐えることは出来ない
男として生まれてしまったことを後悔し女の強さに屈伏する
813 :
名無し調教中。:2009/02/27(金) 17:12:58 ID:az1o5wdu
大国だったアフスムが女の手によりオちるのはまずい
キタールなどの男権国におとされるならまだしも
これまで数十年…数百年かけて作り上げてきた男を中心とした世界が……
女ごときにたった8ヶ月で数十%もの領土を奪われてしまったのか
たった8ヶ月で…数年後数十年後どうなってしまうんだ…
まあ後1.2年で男は終わるな
816 :
名無し調教中。:2009/02/28(土) 16:43:50 ID:sNdNSQf1
いいねえ。数年後アルギンが無名の少女に跪き
「部下はどうなってもいい。俺だけは助けてくれ」
などと恥も外聞もプライドなく許しを請い土下座しながら
足を舐めるシーンを想像すると激しく勃起する
817 :
名無し調教中。:2009/02/28(土) 19:25:04 ID:BuNjHCRB
ただの勘なんだが、湖井毛湯利子が新総理になる予感がする…もしそうなったらリアルな日本のトップも女かぁ…
818 :
アマゾネス・サーガ「無敵の英雄」:2009/03/01(日) 00:26:11 ID:q2WyBPft
第3部 第4章 ダゴン(13)
ダゴンの鱗は霊薬のために剥がれ落ち、そしてもろくなっているようで、
初めは剣の先でゆっくり剥がしていた少女兵らも、
剣の後ろを叩きつけて鱗を粉々にし、割って剥がしていた。
見る見るうちに、ダゴンの堅い鱗は剥がされ、裸体に剥かれていった。
エリカは、アマゾネスらにダゴンの体の上に乗るよう命じた。
仰向けに横たわるダゴンの体の上に、アマゾネスらが登っていく………
「フフッ……… これで、ダゴンはアタシ達の手に堕ちたわ……
あの女の言うことが本当ならねえ……
さあ、あの薬を、コイツの体に塗ってやるのよ!!」
エリカは、男を相手に戦う時のボンデージ様の衣装にロングブーツのいでたちで、
少女兵らを指揮していた。
少女兵らは、手に手に薬を染ませたハケを持ち、ダゴンの体に塗り始めたのだ。
……その時、ダゴンは目を覚まし、動き始めた………
819 :
名無し調教中。:2009/03/01(日) 01:08:32 ID:UR5dk7NT
人間に最強の防御カをほこる鋼の肉体をはぎとられむき出しのラ体にされ無防備にされたカミ
まさかカミが人間に天から地におとされてしまう?
ダゴンvsアマゾネスはどうやら勝敗は決したみたいだね
神までも奴隷にするアマゾネスの恐れを知らぬ強さ凄い
十字軍と女権帝国の対決ははたしてどうなるのか
あの英雄王が羞恥地獄におとされるのが楽しみ
ガチの決闘も久々に見たい
ペリシテ2万vsアマゾネス2万も軍同士のガチの戦いだったが
1vs1の真剣勝負が久々に見たい
もちろん色仕掛けや作戦を労するのも真剣勝負なんだけれど
1vs1で正面から戦っても負けてしまうというのも結構興奮する
マフムードのように
824 :
名無し調教中。:2009/03/01(日) 18:16:24 ID:M2Z8PfEq
女に己の強さの象徴と言っても良い鱗を剥かれていくダゴンとエリカの強さの象徴、ボンテージを想像すると起つねw
825 :
アマゾネス・サーガ「無敵の英雄」:2009/03/02(月) 00:02:20 ID:q2WyBPft
第3部 第4章 ダゴン(14)
「ペトルはまだまだ長生きしそうだな……」
ローマ教主宮殿の一室で、僧侶らが数名、ひそひそと密談していた。
「あの老いぼれめが、なかなかくたばりそうにない……
このままでは、我等は何時までも冷や飯を食わねばなりませんぞ……!」
至高の神の代理人たる教主を呼び捨てにしてはばからぬ彼らは、
ペトルの反対派たる僧侶らである。
教主の座は、彼ら有力な僧侶らの間から互選されるのであるが、
彼らの間には幾つかの党派が存在する。
最も有力な派閥はペトル自ら率いる集団であるが、
ペトルに拮抗する力を持つ僧侶レオン率いる派閥であった。
ペトルとレオンは事あるごとに対立する間柄であり、
双方は激しい敵対関係にあった。
「世が太平無事ならば、そうも言えるやも知れぬが……」
見るからに豪華な衣装をまとい、濃い頬ひげをたくわえた初老の男。
僧侶らしからぬ鋭い瞳に、果断さと野心を秘めたこの男こそ、レオン。
ペトルのライバルであり、次期教主の最有力候補である。
「力ある者は力を用い、智ある者は智を用いる………
ペトルが退かぬとあらば、退かせるまで………!!!」
男達は野心を露わに、額を寄せ、謀議を進めた………
826 :
名無し調教中。:2009/03/02(月) 22:16:08 ID:F/5vsx7H
認めたくないのか知らないのか我関せずなのか
女など眼中にないのか、まだ舐め腐っているのか
ここ8ヵ月の女の進撃に目を瞑り、いまだ私利私欲を
肥やそうとせん輩ばかり
舐め腐っているにもかかわらずいざ戦うと負けてしまう
というギャップが大好きなのでこのまま男は女を見下していて欲しい
実際、女と戦ったときの男の驚愕の表情・まさかこんなはずは。という苦悶の声
無様にはいつくばる姿。戦うことで初めて男女の本当の力関係を知る
キタールのアルギンハーンは他の男よりは軽視してないみたいだが
>>819>>824 海神にとって餌でしかない女に逆に捕食されようとしてるダゴンの心情を思うと抜ける
作者さん1周年オメ&ありがとう
827 :
名無し調教中。:2009/03/03(火) 20:25:15 ID:qsJ2LvS3
↑
十字軍を編成してるあたり男も女を意識してるでしょう
ダゴンが目覚めて現状を把握した時の行動
サン・シメオンのアマゾネスと十字軍のファーストコンタクト
『アルテミア年代記』に書かれたことの詳細
ロドリーゴではないがこれらの続きを自分なりに想像すると心臓が高鳴る
十字軍聖戦記で男の勇姿て勝利を記そうとしているロドリーゴが
アルテミア年代記を見つけてしまうのは何かを暗示してるよう
828 :
名無し調教中。:2009/03/03(火) 23:59:40 ID:bNs3heSt
オツ
829 :
名無し調教中。:2009/03/04(水) 00:28:51 ID:4uueRBcD
ユリナも元は男にしいたげられていたドレイだったのかなあ
ユリナはそうではないが母親がドレイにされていて憎しみを抱いていたのかなあ
ロドリーゴは十字軍の敗退など露ほどにも思っておらず勝利を確信しているのがよいなあ
830 :
名無し調教中。:2009/03/04(水) 19:23:20 ID:nOiU0vdi
サン・シメオンの戦いに勝てば今までの敗戦によるマイナスは帳消し どころかイッキにアマゾネスを殲滅するチャンス
しかしアマゾネスの支配下にある地での戦い…サン・シメオンにも、そこにたどり着く道程にも女の策略が張り巡らされている可能性はある
アマゾネスにとっても十字軍を崩壊させ男達に女のプレッシャーを与えるチャンス、十字軍の崩壊は男の崩壊の始まりを意味するはず
だからこそ5万の兵を直々にユリナとエリナが率い諸国に名を轟かす勇猛果敢な英雄を迎え撃つのだろう
その前に目を覚ました海神ダゴン対幾人もの少女兵を奪われたエリカの決着がつきそうだし
ますます楽しくなって来たぞ
831 :
アマゾネス・サーガ「無敵の英雄」:2009/03/05(木) 00:34:43 ID:Dyz20QcP
第3部 第4章 ダゴン(15)
海神ダゴンは、自分の体に不届きな女どもが大勢よじ登っているのに気づいた。
そればかりか、笑止にも女どもはこのダゴンの体を縛り上げているではないか!!
小癪な女どもが……!!
片手で捕らえ、皆殺しにしてくれる………!!?
だが、何かおかしかった………
「フフッ、やっと気づいたようね……」
エリカはダゴンの体を踏みにじっていた。
「海神も、ついに女の手に堕ちたわねえ………
もうオマエは、全ての力の源である鱗をなくしてしまったのよ……
フッ、もうオマエはアタシ達のなすがままの哀れな餌食に成り下がったのよ……!!!
さあ、ウソだと思うなら立ち上がってアタシ達を捕まえてご覧なさい!!!」
ダゴンは愕然とした。体を覆っていた鱗が全てなくなり、裸にされているのだ!!!
女達の脚下に踏みにじられ、ダゴンはピクリとも動くことはできなくなっていたのだ。
「あ〜ら、ウフフ………
いくらもがいたってムダよ……!!
さ、これからオマエの体に、ちょっとしたクスリを塗ってやるから、覚悟おし!!」
少女らは手に手にハケを持ち、ダゴンの体に塗り始めた。
「ヒイ〜ッ、ヒッヒッヒッ………」
くすぐったさにダゴンは身をよじったが、もはや逃れることはできなかった………
あの誰もが恐れた世界帝国ツィンの軍神ヤオーと最強騎馬部隊を全く恐れる素振りがなかったのは
15年前にアルテミアで起こったあることにより女でも男と戦うことができると自信がついたからなのか
しかし15年前……男権帝国の知らないところで世界を揺るがす何かが起こっていたのか……
アルテミア年代記…誰がこれを書き、何故アマゾネスが所有せず男権帝国下にある場所に貯蔵されていたのか…謎はふかまるばかり
しかるべきときにこの出来事があったことを男に知らしめるため?心理に影響を与える作戦?
ただの天災の記録だったりして
833 :
アマゾネス・サーガ「無敵の英雄」:2009/03/05(木) 23:23:03 ID:Dyz20QcP
第3部 第4章 ダゴン(16)
アルプスを越えたブルグンの軍勢は、ロンバルディア平野を南下中である。
「皆に伝えておきたい事がある!」
オルム王は全軍に停止を命じ、騎士らを集めた。
「ローマに入れば何かと他国の者の目も多く、
伝えにくい事ゆえ、今のうちに伝えておく!」
銀色の甲冑をまとい、聖剣を手にした王は、あたかも神の現身のごとしであった。
「よいか、我等はこれより神の都ローマに入り、十字軍として聖地エルサレムに向かう!
魔女どもを滅ぼすのだ!!!」
居並ぶ騎士らは各々剣の柄を握りしめ、頷いた。
「神の御加護により、我等が勝利をおさめるは容易い事………
これは全能の主なる神が預言者ヨハネの口を借りて伝えた事である!!
神の御言葉は必ず実現する!!!」
オルム王は聖剣を抜き放ち、叫んだ。
騎士らも倣い、オルムに続いて剣を抜き、神を称えた。
834 :
アマゾネス・サーガ「無敵の英雄」:2009/03/05(木) 23:30:02 ID:Dyz20QcP
第3部 第4章 ダゴン(16)
「さて、問題はエルサレムを奪回する途上、またはそれを奪回してからである……
知っての通り、エルサレムはアフスム帝国の属国、ユダ王国の都である………
目下、魔女どもはユダ王ヘロデを捕囚としてエルサレムに留めている……
よいか、戦闘中、ヘロデの姿を見かけることがあれば……」
「救出するのですね!」
と、ウォルスング。
ハーゲンに次ぐ十二騎士の中心人物である。
しかし、王の言葉は意外なものだった。
「いや、ヘロデを見つけ次第、殺せ!!
流れ矢に当たったか、アマゾネスに殺害されたと見せかけ、亡き者にせよ!!
ユダ王国は滅ぼす!!
新たにエルサレム王国を建国し、その王が神の右手として聖地を守るのだ!!
そして、エルサレム王となる者こそ、彼である!!!」
オルム王の指は真っ直ぐにその騎士を指している……ジキスムントを………!!!
835 :
名無し調教中。:2009/03/06(金) 00:13:52 ID:xtktJ6Os
歴史的勝利の余韻をかきけしたダゴンちゃんにはべルちゃん以上のはづかしめが必要ね
それにしてもあの赤壁がちょっとかすんでしまうほどの出来事が起こりすぎ
ダゴンって章だけどそれ以上に大きな時代のうね りを感じる
味方を殺戮しまくられたアマゾネスによるダゴンへの拷問シーンに超期待
玉責めにしても今までのように、ニギニギしたり軽く蹴ったりとかの
生易しい責め方とは比較にならないレベルのはず…!
ごめんなさい無敵の英雄さん、ダゴン章なのにアルテミア年代記やテオドリック十字軍が目茶苦茶気になるぞえ
838 :
アマゾネス・サーガ「無敵の英雄」:2009/03/07(土) 01:10:39 ID:NUippMYb
第3部 第4章 ダゴン(17)
「主なる神の紀元なるこの年、ローマ教主ペトルは謹んで書簡を、
主なる神の御心によりバルチスタン・ペルシア・バビロニア・シリア・ユダヤ・エジプトの各地を治める
聖なるアフスム皇帝ナツィム・ナディン・ラー4世陛下に差し上げる。
この度、十字軍を派するに当たり、我等には陛下の聖なる帝土を一寸たりとも侵す心はなく、
悪しき魔女どもを滅したる暁には、誓ってその占拠したる地を陛下に返還申し上げ、
聖地エルサレムを都とするユダ王国を復活させ、
その正統なる王ヘロデ陛下を復位させることを誓約申し上げる。
よって、何卒我が十字軍に対する誤解を解き、
我等とともに魔女どもと戦われん事を乞い願う!
我等の勝利には陛下の御助力が是非とも必要である………」
その頃、ナディン・ラーがこのような書簡をペトルから受け取っていたとは、
オルム王の知るところではなかった。
そしてまた、ペトルもオルム王の戦後処理に対する考えなどは、知らない………
歴史というものは、ちょっとした食い違いや誤解から、
とんでもない方向に流れていくことがある………
839 :
名無し調教中。:2009/03/07(土) 22:26:43 ID:m+FndEMY
テオドリックが負けたら逆にまとまる可能性も無きにしも非ず
あのテオドリックまでもが女に負けた…ここは生意気な女を討つことを最優先にすべき。と男の利害が一致しエリナの思慮外のことが起こるかも
シャルル・オルムとの2重外交で情勢を混乱させかねないペトルを殺害するのは悪くない。
がただローマ教主がアマゾネスこときに殺されたことにするのはまずいよ
840 :
名無し調教中。:2009/03/07(土) 23:53:58 ID:8QPpjx1a
地理の勉強になるね
841 :
名無し調教中。:2009/03/08(日) 20:21:26 ID:CXy6oPwq
サムソンがアダム・イブと言っている事からも従来言い伝えられて来た創世記が男権帝国では一般的
なのに対してアマゾネス女王国ではイリナ・アダの創世記が一般的
この歴史の違いは興味深い
これから行われる十字軍の大活躍を書き記すはずの十字軍聖戦記
もしまさかまさかの苦戦・苦杯を喫してもロドリーゴは事実を書き記すのだろうか
男に優位な事しか書き記さないのではないだろうか…
ここでアルテミア年代記の存在……
アマゾネスにも同じように戦に同行し戦場の一挙手一投足まで見逃さず記載するロドリーゴ役がいる……
男が隠したい男の大惨敗、ヤオーやマフムード・サムソンの事まで書かれているかもしれない……
これらを処分するためにも
新たな男の屈辱的歴史を記されないためにも負けることは許されない
創世記の伝えられ方の違いとかも面白いし萌える
842 :
名無し調教中。:2009/03/09(月) 04:00:29 ID:3lKRLZ9j
そういえば創世記話も中途でストップしてるな
2柱の男神(アダとダゴン)の無残なその後をじっくり堪能したい
843 :
名無し調教中。:2009/03/09(月) 13:20:10 ID:owcrmcvp
アルテミア年代記なんて女が勝手に創作した荒唐無稽な作り話 考慮を払う価値のないもの 無視し黙殺してしまう,ロドリーゴが他の人間の目に止まる前に処分すべきもの 女の情報操作に惑わされてはいけない
アダの物語はそれのさいたるもの
844 :
名無し調教中。:2009/03/09(月) 23:47:28 ID:jMkogxck
8ヶ月で世界は変わった。が急激な変化に男はついていけていないようだ
ついていけていたとしても現実を受けいれられないだろうけれど
845 :
アマゾネス・サーガ「無敵の英雄」:2009/03/10(火) 00:14:57 ID:eU/mrU+0
第3部 第4章 ダゴン(18)
「フフッ…… 今オマエの体に塗っているのは、
体を感じやすくしてマゾ化するクスリなのよ……
これからオマエは、アタシ達女にいじめられて喜ぶマゾに堕とされるのよ……!
ウフフッ、ペリシテの神、ダゴンが女の奴隷に成り下がるなんて……
これからオマエを従順なペットにしてやるから、覚悟おし!!……」
ダゴンは暴れ、何とか逃げだそうとしたが、もはや逃れるすべはなかった。
彼の力の源である鱗は全て剥ぎ取られ、ほとんどの力を女に奪われてしまっていたのだ……
「ホラ、こうしてやるわ……」
少女兵らは手に手に鞭を持ち、薬を塗った跡を打ち始めた。
「ヒイ〜ッ、ヒッヒッ……」
少女らに打たれる屈辱と苦痛が、快感に変わってしまう………
「ホラ、全身に塗ってやるわよ!!」
少女らはわざとジワジワとくすぐるように、ダゴンの全身にハケを這わせ、
くすぐり責めの屈辱で彼をマゾ化していった……
「あら、不思議ねぇ……」
エリカは気づいた。
ダゴンの体は、マゾ化が進むにつれて縮んでいっているようなのだ……!
846 :
名無し調教中。:2009/03/10(火) 00:42:38 ID:QQPG611C
屈辱と快感の狭間で身悶える男神・・たまらないっすね。
847 :
アマゾネス・サーガ「無敵の英雄」:2009/03/10(火) 02:29:22 ID:eU/mrU+0
第3部 第5章 十字軍来たる(1)
その頃、女王ユリナ率いるアマゾネスの軍勢は、既にエルサレムを進発、
早くもダマスカスに入っていた。
ダマスカスは、かつてはアフスム帝国大シリア総督として
軍、政に権勢を誇ったセレウコスの総督府の所在地であったが、
今やアマゾネスの侵攻によりシリア・パレスチナはその領土となってしまった。
また、無敵の名将セレウコスもクレオパトラの策略により、遠くエジプトで捕囚の身となり、
クレオパトラの侍女の美少女ヘレナに責められる日々である。
ユリナの目指す地はアンティオキア。
小アジア半島の付け根の辺りに位置するこの町は、この地方一の大都市であり、
西へ、地中海へと進めば、そこにはサン・シメオンの町と要塞がある。
ランゴール王テオドリック率いる十字軍は、まずはこのサン・シメオンの要塞を攻略、
占領する事で、対アマゾネス十字軍の戦端を飾るつもりでいるのだ。
ユリナの意図は、アンティオキアからサン・シメオンを支え、
テオドリックの十字軍を進んで迎え撃ち、これを破る事にある。
……一方、テオドリックの軍勢は、ロードス島に到着。
更に物資を補給し、充分休養を取った後、再び海路をキプロス島へ。
ここを出撃、海路東へ………。
サン・シメオンへと、戦士らは向かう……。
戦いの足音が、聞こえてきた。
848 :
名無し調教中。:2009/03/10(火) 20:05:29 ID:FH7y/dxt
エリカの部隊は鞭専門の特殊部隊なのか
女の基本装備が鞭なのか
849 :
名無し調教中。:2009/03/10(火) 21:23:30 ID:QQPG611C
ダゴンにとって変態マゾ奴隷に落ちるのは死ぬよりつらい
やられた少女兵の復讐
850 :
アマゾネス・サーガ「無敵の英雄」:2009/03/11(水) 00:50:17 ID:bvUkF++U
第3部 第5章 十字軍来たる(2)
オルム王の軍勢は行軍を続け、ついにローマに入城した。
出迎える貴族、僧侶、市民らは、国々にその名を轟かせるオルム王とブルグンの軍勢を一目見ようと、
道々に列を成し、ブルグンの軍勢の壮麗なる様に驚嘆した。
「何たる素晴らしき戦士らよ!……
これこそは全能の神の遣わした軍勢に相応しき男達!!」
戦に縁のない者らの目から見ても、ブルグンの軍勢が、
他の如何なる国々の戦士らに勝るものであることは明らかだった。
市民らの歓呼の声に応えつつ、ついに軍勢は教主宮殿に向かったのだ。
「全能の主なる神の右の腕、諸国民の王の王、ブルグン王オルムよ!!
この度は神の御心に応え、十字軍の指揮を執らんと参陣したるとは、真に素晴らしき事である!!
神は永久に汝が名を天の国の民に数えるであろう!!」
「全能の主なる神のこの世での代理人にして、偉大なる我等が導き手、教主ペトル3世猊下!
猊下の御為、神の御名の下、誓って魔女どもをこの世から滅ぼし、
御心を安んじ奉ります!!」
まずは二人は、形通りの挨拶を交わした。
851 :
アマゾネス・サーガ「無敵の英雄」:2009/03/11(水) 01:55:35 ID:bvUkF++U
第3部 第5章 十字軍来たる(2)
『十字軍聖戦記』の著者ロドリーゴは、この時の会見を、次のように記している。
「……二人は言葉は丁寧ながらも、互いに相手の様子を探りあっているようだった。
そして驚くべき事に、この会見から僅か数刻後、
オルム王とその軍勢は教主ペトルとのこれ以上の接触を避けるかのように、
ローマを後にし、イタリア半島を南下、シチリア島に向かったのであった。
今にして思えば、オルム王は既にこの時、エルサレムでのあの恐るべき所業を決意し、
それを決行せんとしていたのだ!!……
ああ、もう少し早く、このロドリーゴがオルム王らの企みに気づいていれば、………
そしてまた、あの憎んで余りある神の敵、レオンらの動きに気づいていれば………!!
今、猊下がこのような御苦難を味わわせ給う事もなかろうものを!!!」
後々の話となるが、ロドリーゴが『十字軍聖戦記』のこの箇所を著したのは、
ローマではなく、シャルル王治下のフラン王国内の町、アヴィニョンである……
何故、彼らがフラン王国内に……!?
一体これから、何が起こるのか………!!?
852 :
名無し調教中。:2009/03/11(水) 17:54:15 ID:yiQWLDRF
オルムそんな宣言したら不協和音生むだけだろうが
ぐちゃぐちゃだよ十字軍 絶対負けられないのに
男の圧倒的な強さを見せつけて欲しいのに
853 :
名無し調教中。:2009/03/11(水) 19:01:23 ID:ZWWXfLeW
遠い遠い昔のお話
854 :
名無し調教中。:2009/03/12(木) 00:28:38 ID:MYqDQooS
ダゴンはもちろんぺトルもオルムも全然ダメね。私たちのほぅに気持ちが向いていない。そんなことで勝てるのかしら
キルデリックには期待してるわ。楽しませてね
855 :
名無し調教中。:2009/03/12(木) 21:10:19 ID:6i7f3+xf
十字軍聖戦記の記述から語られる物語も面白いですね
856 :
アマゾネス・サーガ「無敵の英雄」:2009/03/13(金) 01:55:57 ID:RnhqRW3R
第3部 第5章 十字軍来たる(3)
「ユリナの率いる軍勢は、どの辺りまで来ているのだ!?」
ついにランゴール王テオドリックの率いる十字軍は、キプロス島に到着していた。
対岸はシリア。アマゾネスの占領下の地は目前である。
「それが、明後日にはアンティオキアに入城する模様との事!!」
「何と!…… 素早い行軍ではないか!!……」
テオドリックは少し驚いた。
アマゾネスらは女の持久力などの長所を最大限に生かし、
男に勝るとも劣らぬ機動力を有しているのである。
「……これは、なかなか油断出来ぬ相手だ……!」
テオドリックは、アマゾネスの手強さを感じ始めていた。
そもそも、テオドリックには女の軍勢を相手に戦った経験などない。
無論、それは他のほとんどの男も同じである。
女は弱いもの、という観念はあるが、
しかし女特有の様々な強さについては、体力的なものも精神的なものも含めて、
ほとんど全く何の考慮を払った事もないのである。
女が力を合わせて、対等に男と戦おうとしている……
かつて戦った事も、戦おうと思った事もない相手を敵に戦わねばならない……
今更ながら、テオドリックは大きな衝撃を感じ始めていた………。
予想以上の持久力・機動力を見せつけられて,未知なる相手に脅威というよりも焦りに似た感情を抱いているようだなテオドリック王
戦おうと思った事も,敵だと認めたこともない男の従者の分際が飼い主に牙を剥くとは考えもしなかったろう
だから女という性の情報が全くない。敵の情報がないことほど不安なことはない。作戦も立てられない。
焦っても、もう遅い。戦って確かめるしかない。今まで信じてきた常識 女=弱者が間違いではないことを
男は女より強く優れていなければならない。そうでなければこれまで男が作り上げてきた歴史が否定されてしまう。
858 :
アマゾネス・サーガ「無敵の英雄」:2009/03/14(土) 00:43:20 ID:zAMGvkmK
第3部 第5章 十字軍来たる(4)
「……では、サン・シメオンにいる軍勢と、アンティオキアに入ったアマゾネスの軍勢を全て合わせれば……!?」
「ざっと、7万は下りますまい!」
テオドリック王は愕然とした。
現在、王の旗下の兵数は2万数千。
ランゴールの軍勢が2万ほどであり、残りはギリシャやキプロスの小諸侯の軍勢である。
当初、アテネで合流し、ともにサン・シメオンを攻撃するはずだったグール王アラリックの軍勢2万が、
結局未だにアテネにさえ到着していないのだ。
アラリック王が何故来ないのか、それさえも分からない。
このままでは、エジプトを通過して北上し、
ガザやアシュケロンを攻撃、占領しつつ南からエルサレムを攻撃する手はずのオルム王らの軍勢との
連携が上手くいかなくなる恐れがある。
そればかりではない。
当初は勝っていると踏んでいた兵数さえもが、アマゾネスの3分の1以下になってしまっているのだ……!
「ところで、オルム王の軍勢はどこまで来ているのだ!」
「もうじき、シチリア島に到着するとの事……
しかし、ローマから合流するはずのフランの軍勢とは別行動をとり、
フランの軍勢は未だにローマにとどまったままです!!」
「一体、どうなっているのだ!!……」
互いに決して良好とは言えない関係の諸国の連合軍である十字軍の、
最大の弱点が露わになりつつあった……。
859 :
名無し調教中。:2009/03/14(土) 17:50:46 ID:2u7V8gAV
柔軟性や持久力や精神力は女子の方が上と言われとるさかいな
男子は追い詰められたら本来の力を発揮できないのよね
860 :
名無し調教中。:2009/03/14(土) 17:51:59 ID:2u7V8gAV
十字軍は英雄王が独善的にならずにまとめなきゃいけないのにイスラエルの王に身内を立てようと画策しとるし男は駄目かもな
861 :
名無し調教中。:2009/03/14(土) 20:35:59 ID:dEl7N759
ダゴンは人間サイズに縮んでシボーか
テオはこのままではいけないと感じ初めているのか
登場人物としてアキレスかアレスだしてほしい
お願い
862 :
名無し調教中。:2009/03/14(土) 22:36:36 ID:2u7V8gAV
男の危機にいち早く気付いたテオドリックが他の男権国家の王たちに女の脅威を解かないといかん
説く前に負けて死んでもらたら男的にはたまらん
863 :
アマゾネス・サーガ「無敵の英雄」:2009/03/15(日) 00:58:14 ID:071fT9Pe
第3部 第5章 十字軍来たる(5)
テオドリック王は装備の強化に更に心を尽くすよう諸将に命じ、
一方でアマゾネスの動きについての情報を集めるのを急いだ。
また、百数十にのぼる軍船を整備し、戦に耐え得るものとした。
情報によると、サン・シメオンの大要塞には多くの武器や食糧が運び込まれ、
早くも戦闘体勢に入った模様である。
アマゾネスの動きの早さに、またしてもテオドリック王は舌を巻くことになった。
……一方、シチリア島を出発したオルム王の軍勢は、対岸のアフリカの街、
チュニスを目指して航海を続けている。
ところが……。
「全船団に命ずる!
直ちに航路を東に取れ!!」
突如、地中海のただ中でオルム王の命が下った。
「東へ!?…… チュニスは南ではありませぬか……?」
訝る諸将に、オルム王は告げた。
「……当初、我らはチュニスに上陸し、
アフスム帝国領エジプトを通過して北上、エルサレムを攻撃する手はずであった!
しかし、この作戦は変更する!!」
突然の事に諸将はどよめいた。
864 :
アマゾネス・サーガ「無敵の英雄」:2009/03/15(日) 01:00:38 ID:071fT9Pe
第3部 第5章 十字軍来たる(5)
「……しかし、他国の王らはこの事をご存知なのですか!?」
「構わぬ! 我がブルグンの軍勢のみで、この作戦を決行する!!
よいか、最早我らは陸路エジプトを通過せぬのだ!
我らはアマゾネスの支配地を直接攻撃する!!」
オルム王は広げられた地図のある点を指した……
ガザ、アシュケロン……。ペリシテの地を……!!!
エルサレムが多少手薄になっても良いから十字軍との初戦にかなりの力を注いでるねユリナ
866 :
アマゾネス・サーガ「無敵の英雄」:2009/03/16(月) 00:57:03 ID:TXwlZTef
第3部 第5章 十字軍来たる(6)
ついに、出陣の日がやってきた。
ニコシアの港は、百数十に上る軍船で埋め尽くされた。
船には攻城戦に用いる投石機などが多数積まれ、
射手や漕ぎ手、歩兵、その他の兵士たちは緊張した面持ちで王の号令が下るのを待っていた。
「これより先は、いよいよ敵地に入る!
我ら十字軍、サン・シメオンの港に上陸し、
その側にそびえる大要塞を攻撃する!!
サン・シメオンを守備するの魔女どもの指揮をとるのは、
死の天使、アンジェリーカである!!」
王は諸将らに告げた。
アマゾネスの女戦士、アンジェリーカ。
エリカなどと並ぶアマゾネス戦士の一人である。
アマゾネスのシリア・パレスチナ征服後、このサン・シメオン地方の統治を委ねられたアンジェリーカは、
恐怖政治と虐殺によりこの地方を支配した。
身長177cm、25歳の美しい女支配者の前に、全ての男の抵抗は制圧された。
中でも、アンティオキアの大虐殺は言語に絶するもので、
全裸にされ、縛られた数万の男を、
これまた集められた数万の女や少女達がアマゾネスの指揮の下、
鞭で打ち、睾丸を弄び、ありとあらゆる辱めを与えて、最後に殺害したのであった。
この大虐殺は、金毛人諸国では固く語ることを禁じられている。
「ついては、先陣を切り、魔女の心胆を寒からしめる勇者はいないか!!」
おう、と応えて現れた、見るからに世の常ならぬ風情の武将。
彼こそは、知る人ぞ知るテッサリアの英雄、アキレウスである。
死の天使アンジェリーカVSアキレウスイイ!
テンションが上がる展開にwktk
できれば固く語られることを禁じられた大虐殺の描写も、作中で見てみたいです
エルサレムを強襲しようとしているオルムは正解。テオドリック王との合戦が目前に迫り
ユリナ女王の頭にエルサレムのことを考える余裕は今は無いと思いたい・・
ただ他の王達に無断で単独行動を取っていることは大問題
ありえないと信じたいがテオドリック王の軍が苦境にたたされ敗北の危機をむかえた時
援軍を待望しているのに統率者のオルム王が作戦を無視しこちらに向かっていないと知ったら・・
テオドリック王の軍が快勝すればすべてが杞憂に終わり良い方向に回ると思う
のでアキレウスの無敵無双の大活躍に期待したいし期待に答えてくれるはず
弱点のないフジミの英雄きた
一人で片つけ てしまいそう
面白くない展開だがしかたない
フジミの英雄は弱点ないから
870 :
アマゾネス・サーガ「無敵の英雄」:2009/03/17(火) 02:27:26 ID:mNTBfyLo
第3部 第5章 十字軍来たる(7)
ここはサン・シメオンの城内。
2万のアマゾネスの精鋭が守備する巨大な要塞の主こそは、
アンティオキアの大虐殺その他により、
男達から「死の天使」と恐れられる美女、アンジェリーカである。
朝を迎えたサン・シメオンの要塞。
十字軍来襲が近いとあって、アンジェリーカは朝の化粧をしながら、
各地から寄せられる敵の動きの把握と、
これを迎撃、撃破する作戦の立案に余念がなかった。
今朝も彼女は、目覚めたばかりながら、部下からの報告を聞き取っている最中である。
ギリシア・ローマ風の褐色の肌。黒い瞳に、黒い髪。
177cmの長身に、B93・W62・H98の素晴らしい体格にはブラを着けず、
身に着けている物と言えば、豊かなヒップにまとわせたTバックのパンティのみであった。
そして今、化粧をする女の尻の下には男が一人……。
顔をその尻の下に組み敷かれ、窒息死しかけている。
「……うっ……ウプーッ……ウググ……!!」
男は必死で女の尻から逃れようとするが、
豊かなヒップは男の顔を完全に制圧し、
女の強い脚力は男の体を締め上げ、全ての抵抗力を奪っていた。
男はアンジェリーカの気が済むまで、
顔面騎乗をされながら彼女の椅子となるのだ……!!
窒息しかけている男の陰茎は勃起していた。
871 :
名無し調教中。:2009/03/17(火) 13:02:42 ID:bEmn6zRc
十字軍聖戦記とアルテミア年代記良いね。
ダゴンは何もできずにマゾして人間サイズに縮んじゃってかわいそうに。
でもマゾ化したということはこれから待ってる奴隷生活は案外天国かもしれない。
アラリックは一体何やってるんだろ。既にアマゾネスにやられてしまったのか。
アルテミア年代記の大いなる災害やオルムのエルサレムでの恐るべき所業も気になるしキタールとツィンも気になる。
しかし今一番気になるのはサンシメオンの戦いだね!!
アンジェリーカ ハァハァ
872 :
名無し調教中。:2009/03/17(火) 13:42:20 ID:0X01eUfJ
アンジェリーカは楽しみだが、ダゴンもう終わりなの?
陵辱拷問シーンなし?
873 :
名無し調教中。:2009/03/17(火) 23:54:28 ID:I2t4JGwq
作者さんリクエストに答えてくれてへラクレスThanX
もともと出す気だったのなら大きなお世話かもしれませんが それでもありがとう
874 :
名無し調教中。:2009/03/17(火) 23:55:15 ID:I2t4JGwq
アキレウスだった
875 :
名無し調教中。:2009/03/18(水) 23:49:45 ID:fcbm9Kb6
船はすべて手漕ぎの時代?帆船はあり?
876 :
アマゾネス・サーガ「無敵の英雄」 作者:2009/03/19(木) 01:08:12 ID:3NDpdScy
>>873 私もちょうど、サン・シメオンの戦いを飾る英雄が必要と思ってましたので。
ありがとうございます。
>>875 ロドリーゴ著『十字軍聖戦記』によれば、多くは帆船が用いられていました。
しかし、技術的な諸問題から漕ぎ手の兵士も多くいたそうです。
877 :
名無し調教中。:2009/03/19(木) 19:44:59 ID:KCjRurna
新たな英雄が現れると期待せざるを得ないよな
毅然と悠然と女を見据え余裕を見せていたのが
余裕がなくなり平常心を失い追い詰められ無様
にも打ち負かされ恥辱にまみれ女と男の力関係
が逆転してしまった事実を身をもって知るはめ
になり結果、男の心を深くえぐり消えない傷を
つけてしまうことになる。アキレウスはどんな
惨めな姿をさらしてくれるのかな
878 :
名無し調教中。:2009/03/19(木) 22:19:12 ID:go0Irc8b
877さんも、けっこういい文書きますね。
Mって国語得意な人多い?
879 :
名無し調教中。:2009/03/19(木) 22:53:30 ID:reDq+jj/
サーガ作者さんがロドリーゴ著によると。と言っているのがなんだか面白いね
880 :
アマゾネス・サーガ「無敵の英雄」:2009/03/20(金) 01:02:43 ID:fRUyc1tk
第3部 第5章 十字軍来たる(8)
ブルグンの都、ライン川に臨むウォルムスの宮殿。
王が不在とは言え、太子ロタールを中心に、ハーゲン、クヌート父子ら十二騎士の守りは盤石である。
フランのシャルル王は何事か画策している様子だが、
この体勢を見て、例え侵攻してもまた負かされると思っているのか、
攻め寄せる様子はない。
そんなある日、宮殿の一室では、王妃ルクレツィアと愛妾ヒルディアとが何やら話している。
「陛下は、ユダ王ヘロデを廃し、その王国も滅ぼして、
庶子ジキスムント様をエルサレム王とし、新たなる王国を創始されるご意向とのこと……」
ヒルディアの言葉にルクレツィアは気色ばんだ。
自分が知らない事をヒルディアが知っているのも癪だったが、
もっと気に入らないのは、ジキスムントがエルサレム王になる、ということだった。
「あのどこの馬の骨とも知れぬ女の息子、ジキスムントがエルサレム王に!!
では、キルデリックはどうなるのです!?
ロタールはいずれブルグン王、しかし次子であるあの子は……」
「陛下はいずれ、諸侯に封じるお考えのようで……」
「バカをお言い!!」
ルクレツィアは激怒した。
「ジキスムントが王でキルデリックが諸侯なら、あの子はジキスムントの格下になるのです!!
……分かりました。陛下がお帰りになったら、この決定は取り消させます!
エルサレム王にキルデリックを!!」
女とは、いつも男の煩いの種である。
ロムル人同士の何やら怪しげな密談キタ。ルクレツィアに調教されなが提案…じゃなかった命令されたらオルムも従うしかない
テオドリック軍の先陣をきるアキレウスは勢いをつけるために圧倒的な力の違いを魅せることが求められる
877のように惨敗してしまうことはないだろうし許されない
882 :
名無し調教中。:2009/03/21(土) 14:22:11 ID:tLP7OsE8
オルム王がブルグンに帰還するのはかなり先の話だし屍になっての帰還だよ
ブルグン王オルムはアマゾネスの名も無き美少女に返り討ちに会うのだよ
883 :
名無し調教中。:2009/03/21(土) 23:36:17 ID:HsetNtpq
サムソン級のブザマな姿を
884 :
アマゾネス・サーガ「無敵の英雄」:2009/03/22(日) 00:11:21 ID:U0EdYWvO
第3部 第5章 十字軍来たる(9)
グール王の都、コルドバ。
十字軍に参加するはずのアラリック王は、奇妙な事に大軍を召集しながら、
ここコルドバを出発せず、フラン王シャルルの使者を引見していた。
一体、何故……!?
「では、我等はローマに侵攻し、ロベール率いるフラン軍と戦うふりをすればよいのだな!?」
歳の頃40位。浅黒い肌に彫りの深い顔立ち。
美男だが、その表情に何とも言えぬ陰険さと強欲さをたたえた男こそ、
ピレネーの南、イベリア半島に覇を唱えるグール王アラリックである。
「しかし、そのままでは我等は教主に楯突く神の敵になってしまう。
シャルル王はその事には何か配慮して下さるのか!?」
「無論ですとも!!
我が主君、シャルルは恩義に厚うございます……
陛下が我等の為にお働き下さった暁には、シャルル王は教主ペトルから絶大な信頼を勝ち取るのは必定!!
必ずや、陛下にそれ相応のお礼をさせて頂きます!!」
「うむ、この話、引き受けた!
しばし待たれよ……このアラリック、近日中に兵を整え、ローマに侵攻する!!!」
ペトルやオルムの知らぬところで、シャルルとアラリック、二人の悪辣な策略が進んでいる……
885 :
名無し調教中。:2009/03/22(日) 01:58:21 ID:3at+nroW
聖戦記に黄金にかがやく記録をのこすことができるように
男を倒すところ以外もかなり読み応えあるが
無敵の英雄の惨めな敗北こそがタイゴミ
887 :
名無し調教中。:2009/03/22(日) 21:34:46 ID:OtnVFYE1
このスレいらね
ユリナ女王がエルサレムを離れテオドリックを討ちにいく選択をした事
オルムがテオドリックの援護に向かわずエルサレム襲撃の選択をした事
ペトルやアラリックが取った選択。十字軍に関わるジュウダイな選択が
正しい選択で正しい結果を得る事が出来る人間は果たして誰と誰になるのか
正しい選択が正しい結果をもたらすとは限らない不条理
890 :
アマゾネス・サーガ「無敵の英雄」:2009/03/24(火) 00:32:12 ID:luetxKro
第3部 第5章 十字軍来たる(10)
さて、その頃。
かつての聖地エルサレムは、今やその容貌を一変させ、
アマゾネスらの支配する重要拠点となっていった。
エルサレムの大神殿は主なる神ではなく、女神イリナを崇めるものへと作り変えられ、
毎週男奴隷が生贄として捧げられていたのだった。
また、街の中央の大闘技場では、毎日のようにアマゾネスや一般女性と、
男奴隷を相手にした格闘プレイが開催されていた。
無論、男は勝つことなど許されず、一方的に女によるリンチを受けねばならない。
エルサレムの女達の最大の娯楽は、今やこの格闘プレイの観戦となっている。
闘技場に引き出されてくる男奴隷は、全裸にされ、ある者は陰毛を全て剃られてさえいる。
一方、対する女は大半が十代後半の少女で、アマゾネスらから男の弱点である睾丸の責め方などについて、
手ほどきを受けてきている者が多い。
ビキニ姿の少女達は、リング場で男を悶絶させ、女の強さと男の弱さを実感するのである。
さて、アンティオキアからはるばる指令が届いた。
十字軍が侵攻したら、エルサレムではサムソンを大闘技場に引き出し、辱めを与えよ、
という女王ユリナからの命令である。
英雄サムソンを陵辱する事で男に心理的ダメージを与え、
女の士気を鼓舞しようというものであった。
891 :
名無し調教中。:2009/03/24(火) 06:41:10 ID:qMFYB8Xi
うわぁ…英雄サムソンはもはや血の一滴も出ないほどに搾りつくされカスカスなのにまだ女の玩具として利用されるのか
ナイスアイディア、ユリナ
892 :
名無し調教中。:2009/03/25(水) 18:56:19 ID:9BH+QnJy
軍神ヤオーは道具として使われないな
ネームヴァリュウは高いが
身長も低く見た目が弱そうだし
実際弱いからか
でもツィンの元重臣達はヤオーは
戦死か病死したことにしてるのに
アマゾネスの捕虜にされてたと知ったら
男の精神的ダメージは大きいだろう
何せ当時、世界皇帝だったのだから
なんてね
893 :
アマゾネス・サーガ「無敵の英雄」:2009/03/25(水) 23:04:58 ID:Rj8lT84v
第3部 第5章 十字軍来たる(11)
オルム王率いるブルグンの船団は、エリカらが駐留するガザ、アシュケロンを目指し、進んでいる。
ペリシテの地に、ブルグンの軍勢が上陸するのも、時間の問題だ。
一方、テオドリック王率いるランゴールの軍勢は、ついにサン・シメオンの街を対岸に見た。
「……陸が見えるぞ!」
「上陸の準備だ……」!
全軍に緊張が走る……
それは、波一つない、晴れた朝だった。
これから始まる、世界の命運を決する戦いなど、まるで知らぬかのような……。
今までの出来事は、ほんの始まりに過ぎない……。
そう、真の戦いは、ここ、サン・シメオンから始まる。
世界を男の手から奪い、女の支配する世界を建設しようとする女達。
そして、それを阻止しようとする男達……。
更に、自らの力を誇示し、覇権を打ち立てんとする男達……。
イリナの書、大いなる災い、そしてヨハネの首……。
英雄達は功にはやり、美女は謀を巡らせる……。
役者は揃った……
そして壮大な物語は、幕を開けるのだ……。
894 :
アマゾネス・サーガ「無敵の英雄」:2009/03/25(水) 23:07:48 ID:Rj8lT84v
第3部 第5章 十字軍来たる(11)
テオドリック王は今や、双眼に映る巨大な城塞をしっかりと見据えている……。
その口からは、上陸開始の命が発せられようとしている。
………始まる。
第3部 終わり
次回から第4部 十字軍の巻 が始まります。
895 :
名無し調教中。:2009/03/25(水) 23:25:49 ID:0EIjrVlM
いやあ 面白いっすね
896 :
名無し調教中。:2009/03/26(木) 20:25:16 ID:sKO+u11b
ヨハネの首の秘密・・・ヨハネの予言は絶対なのか!
十字軍が作られエルサレムに魔女を討ちに行くところまでは予言通り遂行している
次に魔女に鉄槌が落ちる。とあるが果たしてヨハネの予言通り
神の戦士達が魔女を打ち倒すことになるのだろうか
>>882 ヨハネの予言通り男戦士達が魔女を倒すはず
>>888 選択などしていないのだよ。ヨハネの予言や神が導いている
だからヨハネの予言が外れることはない!!
ファーストコンタクトが楽しみだな
898 :
名無し調教中。:2009/03/27(金) 17:47:47 ID:lOf6SX6l
シャルルとアラリック・・・・もうバラバラ・・・・十字軍、戦う前からぼろぼろ
テオドリック軍とアンジェリーカの戦いが・・・・十字軍対女の戦いが始まろうとしてるのに・・・・
英雄アキレウスを先頭にたて、いっきに勝敗を決めてしまえるか・・・・
アンジェリーカはどんな策を労してくるのか
アンジェリーナの後ろには女王ユリナとエリナもいる
900 :
名無し調教中。:2009/03/27(金) 19:23:37 ID:lOf6SX6l
2万数千のテオドリック軍対女王ユリナ軍5万にアンジェリーカ軍2万・・・・
ちょうど良いハンデ・・・・なのか・・・援軍など必要ない・・・となれば良いが
901 :
名無し調教中。:2009/03/28(土) 00:31:30 ID:ZpKfPcj8
3章まではプロローグにすぎないのか
902 :
アマゾネス・サーガ「無敵の英雄」:2009/03/28(土) 00:34:41 ID:O7iUdDI8
第4部 十字軍の巻 第1章 開戦(1)
「……うっ、うぐぐ……ぐええっ……」
アンジェリーカはたった今、その豊かなヒップの下で絶息させられた哀れな男の顔から、
腰を上げたところだった。
全裸にされ、縛り付けられた男の陰茎は勃起し、死の瞬間射精していた。
「……ふふ……ほんとに男って、情けない生き物だこと……」
アンティオキア地方一帯は、アマゾネスによる征服後、恐怖に支配されていた。
アマゾネスの死の天使、アンジェリーカは毎日一人ずつ、男を捕らえてはサン・シメオンに連行し、
様々に辱めた挙げ句、顔面騎乗で殺していたのだ。
後にローマ教主となるレオンの側近の僧侶、アロンソの著した『金毛人列王記』によれば、
彼女はアマゾネスの6人の魔女の一人として恐れられる存在として描かれている。
アマゾネスの6人の魔女とは、女王ユリナの旗下、それぞれ軍勢を率いる美女達である。
数々の英雄達を葬り去ってきた女戦士エリカ、アンティオキアの死の天使アンジェリーカ、
バビロンの悪魔の花嫁イリス、ルーシ諸部族の恐怖の的アンナ、
アナトリアの黒い魔女クラウディア、
そして美貌と知性、残虐さと狡猾さ、女の持つ悪と美の全てを兼ね備える、
女王ユリナの側近中の側近、アルテミアのリリア。
後に男達が相手にする事になる、恐るべきアマゾネス達である。
903 :
名無し調教中。:2009/03/28(土) 13:20:15 ID:ZdEY8e6g
アマゾネスの全貌も徐々に見えてきて、4章から男の終わりが始まるという予感がする
アンジェリーカの98cmのヒップで顔面騎乗されて射精しならが窒息死なんて羨ましい
………始まる。
緊張してきた
906 :
名無し調教中。:2009/03/28(土) 18:10:39 ID:ZdEY8e6g
女王ユリナは男に心理作戦を仕掛けるのがうまい
>男に心理的ダメージを与え女の士気を鼓舞する。とあるが
エルサレムで無敵の英雄が少女に陵辱されているのを見て
オルム王や男子戦士達は動揺せずにいられるだろうか
907 :
名無し調教中。:2009/03/28(土) 23:13:57 ID:so3k93JR
. ____
_ | (・∀・) |
`)) | ̄ ̄ ̄ ̄
´ ∧
<⌒>
/⌒\ ジサクジエン王国
_________]皿皿[-∧-∧、
/三三三三三三∧_/\_|,,|「|,,,|「|ミ^!、
__| ̄田 ̄田 / ̄ ̄Π . ∩ |'|「|'''|「|||:ll;|
/__,|==/\=ハ, ̄ ̄|「| ̄ ̄ ̄ ̄|「| ̄ ̄|
/_| ロ ロ 「 ̄ ̄ ̄ | | 田 |「| 田 田 |「|[[[[|
|ll.|ロ ロ,/| l⌒l.l⌒l.| | |「| |「|ミミミミミミ
908 :
アマゾネス・サーガ「無敵の英雄」:2009/03/28(土) 23:24:44 ID:O7iUdDI8
第4部 十字軍の巻 第1章 開戦(2)
サン・シメオンの城壁に降り注ぐ矢の雨……。
その中を先陣を切り、突撃して来る英雄とその一隊……。
誰か知らぬ者あろうか、その名はテッサリアのアキレウス、魔女を滅ぼす使命を帯びて、
この世に生を受けし男を!!……
その少し前。
城塞の見張り台に立つアマゾネスの兵士が、彼方から進み来る大船団を発見していた。
……十字軍。
来るべきものが来た……。
一兵士に過ぎない彼女さえも、その表情には微塵の動揺はない。
十字軍の来襲は、もはやアマゾネスにとっては周知の事実である。
この日の為に、幾度となく訓練がなされ、戦略、戦術が組み立てられてきた。
十字軍の前に、アマゾネスは女王から一兵士まで微動だにせず、戦う態勢を整えているのだ。
……たった今、締め殺したばかりの男の顔から腰を上げたアンジェリーカは、
少女兵士から報告を受けても、顔色一つ変えることはなかった。
全ては想定されていた事……
ただ一人の男も、勝利のうちにサン・シメオンの土を踏むことはないように……と。
アンジェリーカは、旗下の兵士達にかねてからの作戦を指示したのだった。
「見よ、これこそサン・シメオンの城壁だ!……」
「何と堅牢な!! 如何に攻撃すれば良いのか……」
さて、勢い込んで突撃して来たアキレウスらであったが、辺りにはアマゾネスの姿は全くなく、
立ちはだかる堅牢な城壁の前に、まずは攻めあぐねる様子であった。
余裕こいてるアンジェリーカも英雄アキレウスの姿を確認すればガクガクブルブルだろう
910 :
名無し調教中。:2009/03/28(土) 23:58:40 ID:ZpKfPcj8
3章完結、オツです
ここまでは序章でこれからが本当の戦いといった感じでしょうか
911 :
名無し調教中。:2009/03/29(日) 02:26:10 ID:w+mTJ04U
勝って当たりまえのオトコは相当なプレッシャーだよ
ユリナはそこにつけこむのうまい
912 :
アマゾネス・サーガ 「無敵の英雄」:2009/03/29(日) 14:01:00 ID:uwPCU9EK
第4部 十字軍の巻 第1章 開戦(3)
しかし、城内は森閑とし、攻撃が仕掛けられてこないことはおろか、兵士らのざわめきも、動く音さえも聞こえなかった。
あちらこちらに立てられた櫓の上にも、兵士達の姿は一人も見えない。
「ハッハッハッ・・・・ 何のことはない、魔女どもめが!
我らテッサリアの勇士らを前に、貝の如くすくみあがっているのか、はたまた城を捨てて退散したか・・・!?
魔女といえども所詮は小娘どもの集まり、我らの姿を見ただけで怯えきっているぞ!!」
「なあに、女などとはこういうものだ! 口だけは達者だが、男の力の前にはひとたまりもない・・・・
さて、この俺が一人で、片手だけで小娘どもを平らげて来るとするか!!!」
配下の戦士達はアマゾネスを嘲り笑ったが、一人アキレウスは何となく嫌な予感を抱きながら、高くそびえ立つ城壁を見上げた。
「どれ、俺様が行って参るぞ!」
戦士の一人が壁に手をかけたその時・・・・!!
ヒューッ!!
一本の矢が男の脚を射抜き、男はバッタリと倒れた・・・
「ああら、坊や達・・・ はるばるテッサリアからアタシのエサになりに来たなんてねえ〜!!
捕まえてたっぷり可愛がってあげるわよ・・・!!!」
真紅のボンデージに身を包んだアンティオキアの死の天使、アンジェリーカ。
城壁の上で数え切れぬほどのアマゾネスを背後に従え、傲然と男を見下ろす女神・・・・。
気がつくとアキレウス達の周囲は、武装したアマゾネス達によって包囲されていた!!!
窒息目的の巨尻顔面騎乗やられたい
914 :
名無し調教中。:2009/03/29(日) 20:43:37 ID:4+RfvGts
ブルグン王オルムはアマゾエスを舐めてると思う。
一度戦って勝利し、あっさりと首都アルテミアを
占拠してる。だからサン・シメオンに援軍をおくらなくても
テオドリック王が負けるはずがないと思ってる。
英雄アキレウスもいるから。サン・シメオンに向かっても
戦いが終わってたら無駄足になる。
それならばエルサレムに向かったほうが十字軍のために良い。
オウムほど、仲間を信頼し十字軍のことを考えてる人間はいない。
915 :
名無し調教中。:2009/03/30(月) 17:32:52 ID:j8/EpxNl
役者は揃った
>>898 テオドリック・アキレウス軍がアンジェリーカを叩きのめして勢いをつければ
十字軍もまとまるはずだがはたして勝てるかどうか
負けてしまったとき十字軍は空中分解する可能性すらある
>>897ファーストコンタクトはアンジェリーカの術中にはまってしまった
死の天使アンジェリーカ。何度か書いているが人物を形容する言葉がイイ
アキレウスにも是非
16将4天王2傑大ハーンのいるキタールには勝てるまい
12騎士を有するブルグンにも勝てるまい
918 :
アマゾネス・サーガ「無敵の英雄」:2009/03/31(火) 00:14:16 ID:CqFu43aC
第4部 十字軍の巻 第1章 開戦(4)
「小賢しき女どもよ! 男を真似て武具を身につけ、戦の真似事をしようとしても、
似合わぬ風は何時かは露わとなり、汝等の身の滅びとなる!!
所詮は女は男の奴隷、女どもよ、今からでも遅くはない!
改心して全ての武器を捨て、我らの軍門に下れ!!
さすれば、汝等の命だけは助け、奴隷としての最低限の生活は保障してくれようぞ!!!」
アンジェリーカらアマゾネスに呼びかけるアキレウス。
しかし、それに応える声はなく、代わって城壁の上に連行されて来た者らの姿に、
男達は息をのんだ。
「!!………!……」
それは、何十人もの全裸にされ、手枷足枷を嵌められて少女兵士らに引き回される、男達の姿だった……。
言葉を失うアキレウスを、アンジェリーカは嘲笑った。
「ふふふ…… 女が男の奴隷ですって!?……
逆よ、男は元々女の奴隷だったのよ!!!
それなのに、男は女に反逆し、そしてこの世界が誕生した……
女神イリナを知ってるかしら!?」
「おのれ、知るものか、そのような邪神を!!」
アキレウスは怒りに燃えた。
女対男を純粋に楽しみましょう 完璧に負かされるのを期待しましょう
920 :
名無し調教中。:2009/03/31(火) 12:05:03 ID:DKRWdkI7
アマゾネス戦士達を勝手に芸能人に置き換えて072してる
英雄も王もアンジェリーカに男より巨大なヒップで圧迫され
男より強靭な脚で締め上げられ死ぬまで人間椅子として弄ばれるんだろうね
現実でも下半身の重量感や肉厚・たくましさは男より女のほうが凄い
922 :
名無し調教中。:2009/03/31(火) 12:24:30 ID:DKRWdkI7
レオンがオーマ教皇となる・・・!?
923 :
アマゾネス・サーガ「無敵の英雄」:2009/04/01(水) 01:04:55 ID:xbBc5cYd
第4部 十字軍の巻 第1章 開戦(5)
さて、ローマの教主宮殿では、ロドリーゴが古文書の類などが奥深くに納められた書庫を捜索していた。
「!!………」
何やら見つけた彼は、その書の古色蒼然とした様に心躍らせた。
例によって、何ヶ所も頁が抜け落ち、判読の難しい所もある書物であったが、
しかし、それを食い入るように読みふけるロドリーゴの顔色は、驚愕と怒り、
恐怖などがない交ぜになった奇妙なものであった。
「!!………こ、これは……!?」
それこそは、『女神イリナの書』の最後の章とされている部分、
世界のこれからと終末についての予言書、『女神イリナの黙示録』であったのだ!!!
「こ、こんなものが……、この書物の存在が広く世に知れることになれば……!!!」
『女神イリナの黙示録』の内容を知ったロドリーゴは、この時、この書物を隠し、
決して世に知らせぬことを決意したと言われている。
従って、彼の著書『十字軍聖戦記』には、このエピソードは一切書かれていない。
この出来事は、彼の敵であるレオンの側近、アロンソの著書『金毛人列王記』に記されているのみであるが、
その著書にも黙示録の内容までは記されていない。
924 :
名無し調教中。:2009/04/01(水) 18:46:59 ID:ZNqhNRai
この世界の男は皆、オンアを奴隷として弄び物のように見下しているが
深層では王も英雄もオンナにいぢめられ奴隷に落とされることを望んでいる変態マゾばかり
今までオンナに敗北してきたなさけないオトコたちを見れば一目瞭然
みな負けてるのに勃起し快感に身悶えている
強ければ強い男ほどその傾向が顕著
逆にオンナは奴隷として扱われ、男に従うのが当たり前だと思ってきたが
深層では男を力でねじ伏せ、負かし奴隷としていぢめたいと望んでいるサドばかり
世界から男権帝国が滅亡し女権帝国に奪われるのは自然なこと
いくら抗っても深層にあるマゾの血が屈辱と快感を繋ぎ合わせてしまうのだよ
アキレウスも惨めだな。オンナを怒らせようと舌戦を展開したが
アンジェリーカのほうが一枚も二枚も上、心理戦でオンナに適うはずがない
頭に血が上ったアキレウスちゃん、まともな思考を保てるかな
925 :
アマゾネス・サーガ「無敵の英雄」:2009/04/01(水) 20:35:36 ID:xbBc5cYd
第4部 十字軍の巻 第1章 開戦(6)
「魔女どもよ! 我らの戒めに耳傾けることなく、あくまで悪しき諸行を続けるというならば、我らはもはや容赦せぬ!!
一人残らず斬り殺すまで!!!
いざ、魔女どもよ、汝等を地獄の果てへと送ってくれようぞ!!
我が名はアキレウス、テッサリアの無敵の英雄!!!」
アキレウスが配下の戦士らに号令を下すと、激しい矢がアマゾネスに向けて射られ始めた。
アマゾネスも矢を射始め、両軍は激しい戦闘に突入した。
かくして、第1次十字軍の開戦を告げる戦い、後世にその名を残すサン・シメオンの戦いの幕が、切って落とされたのである。
矢戦に入るや否や、アマゾネスは奴隷男達を盾にし、壁際に立たせた。
「将軍! これでは捕虜の男達に矢が当たってしまいます!」
「……やむを得ぬ! 男達に矢が当たっても仕方ないではないか!……
矢を射続けよ!!」
かくして、アマゾネスの卑劣なる戦法により、数多くの男の捕虜がこの時、落命したのであった。
更に、……。
アマゾネスの矢に当たり、負傷して呻くアキレウス方の戦士に、
ビュン……!!
投げ縄の如きものが投げられた……。
引き上げるアマゾネスの少女兵士ら。
負傷した戦士らは、次々にアマゾネスの捕虜となっていく……!!!
ロドリーゴだけ色々な書物見れてずるい!!
アキレウス頑張れっ!
927 :
名無し調教中。:2009/04/02(木) 01:35:23 ID:6KVIvuX+
チジョクとカイカンの間か
男は間で苦しみ、カイカンへとオちてゆく
それが男のさが
928 :
名無し調教中。:2009/04/02(木) 09:23:24 ID:u7jYaDXJ
女神イリナの黙示録・アルテミア年代記見たい、見た過ぎる
十字軍聖戦記はどうやら男の都合の悪い事は全カットする気のようだ
男がいくら真実を隠そうとしても、女の力が強くなれば隠しきれるはずもないのに
さすが死の天使ですね。男を盾に使い男に男を殺させるなんて
新たな盾をもアキレウス軍から回収し同士討ちさせる所まで考えていたなんて
同士を盾にされたら攻撃するとしてもしないとしても精神的ダメージは計り知れない
もちろん精神的だけでなく物理的ダメージも大きい
同士討ちで数を減らすアキレウス軍と無傷のアマゾネス軍
無敵の英雄アキレウスは局面打開の策を持ち合わせているのか
十字軍の大活躍を確信していた聖戦が初戦からまさかの苦戦
ロドリーゴ著、十字軍聖戦記の1ページ目に“神の軍、初陣で女に惨敗、あのアキレウスが成すすべなし!”
なんて書けるか?
930 :
名無し調教中。:2009/04/02(木) 20:32:47 ID:u7jYaDXJ
みなさん「無敵の英雄」さんにプレッシャー与えすぎw俺も結構な頻度で感想かいちゃってるけど
931 :
アマゾネス・サーガ「無敵の英雄」:2009/04/03(金) 00:09:40 ID:Kk+tLUSO
第4部 十字軍の巻 第1章 開戦(7)
アキレウス方も果敢に矢を射続け、何人かのアマゾネスを倒したが、
高所から間断なく射続けられるアマゾネス方の矢に当たる者は多く、
もはやアキレウス方の劣勢は明らかだった。
のみならず、後方にもアマゾネスの軍勢が周り込み、アキレウス方は完全に包囲されてしまった。
「将軍!……、このままでは……!!」
全滅する、という言葉をアキレウスの幕僚は飲み込んだ。
諸国にその名轟く無敵の英雄、テッサリアのアキレウスの軍勢がアマゾネス、女に敗北する……。
それは、女が男よりも強い性であることを、全世界に示してしまうことを意味するのだ!!
断じて、それは出来ない!!!
アキレウスは血路を開き、一先ず撤退することを決断した。
「全軍、撤退する!
船へと引き上げるのだ!!」
もはや、背に腹は代えられない。
しかし、後ろを見せたアキレウス方に対し、勝ち誇ったアマゾネスは容赦ない攻撃を続け、
またしても多くの戦士らが犠牲になっていく……。
のみならず、海側からもアマゾネスに挟み撃ちされ、
アキレウス方は絶体絶命となった……!!!
アンジェリーカは当たり前だが、末端の一兵士すら十字軍の来襲に
微動だにしないとは・・・・これが女の持つ精神力か・・・・
ユリナが言っていたように精神面では女が男を圧倒的にリードしているのが
この場面が如実に物語っている・・・・いやもはや上回っているのは
精神面だけではないかもしれない
きって落とされた男と女の世界対戦・・・・予想通り男が圧勝するのか
予想を裏切り女が・・・・世界を変えるのか
934 :
アマゾネス・サーガ「無敵の英雄」:2009/04/04(土) 00:40:30 ID:oszBWgJH
第4部 十字軍の巻 第1章 開戦(8)
しかし、……。
アキレウス方の危機を悟ったテオドリック王は、全軍に総攻撃を命じた!!
海側から攻め寄せるアマゾネスの軍勢は、逆に十字軍によって挟撃されることになった……。
背後から数倍もの敵に攻撃されたアマゾネスは動揺し、あちらこちらで敗走し始めた。
「しめた……! 血路を開くぞ!!」
奮戦するアキレウスの軍勢。
背後からのアマゾネスの攻撃も、味方が挟撃されているとあってやや動揺した感があり、鈍り始めたようだった。
その隙を逃さず、攻撃をかけるアキレウスの軍勢。
前方からのアマゾネスの軍勢は四散し、辛くもアキレウスらは全滅を免れ、友軍の元にたどり着いたのだった。
「………」
しかし、惨憺たる敗北に、諸将の動揺は激しかった。
アキレウスというギリシア諸都市国家のみならず、神の諸民族全てにその名轟く無敵の英雄が、
アマゾネスに敗れ去ろうとしていたのだ!!……
男達にとって、女との戦いなどは初めての事だった。
しかし、アマゾネスにとっては、男との戦いは日常茶飯事であった。
この経験の差が、戦いの帰趨を決したと言える。
ロドリーゴはこの戦いを巧みに筆をぼかして描いているが、
サン・シメオンの戦いの緒戦は明らかにアマゾネスの勝利であった。
935 :
アマゾネス・サーガ「無敵の英雄」:2009/04/04(土) 01:01:20 ID:oszBWgJH
第4部 十字軍の巻 第1章 開戦(9)
アキレウスの軍勢の打撃は大きかった。
実に、全軍の約4分の1が捕虜になるか、死傷していたのだ。
またそれよりも、精神的な打撃の方が大きかった。
英雄アキレウスが敗れた……。
この動かし難い事実は、十字軍の全軍の心に重くのしかかっていたのだ。
「もはや、全兵力を投入して決戦を試みるしか、策はあるまい……」
「いや、アマゾネスにはあのサン・シメオンの堅牢な要塞がある……。
まずはあの要塞を落とすことだ!!
そうすれば、女王ユリナを決戦に引きずり出すことができる!!!」
軍議は紛糾したが、テオドリック王の決断により、十字軍は攻城戦に入った。
かくして、長期戦の名高いサン・シメオンの戦いは進んでいったのだった。
捕らえられたらアンジェリーカの顔騎窒息責めが待っている…
地位の高い男は子孫繁栄のため殺されないかも知れんが
生殺与奪は握られ人間椅子として一生を過ごすならいっそ
殺してくれた方が、地位もプライドも高い英雄や王、勇将ならなおさらそう思うに違えない
937 :
名無し調教中。:2009/04/04(土) 01:08:35 ID:VtkVupy8
お〜っ リアルタイムできた。作者さんオツ〜&ありがとう
938 :
名無し調教中。:2009/04/04(土) 11:43:45 ID:4JPFOkQF
. .. ____
_ . . | (・∀・) |
`)) | ̄ ̄ ̄ ̄ ジ
( ) ∧ ジ ャ
( ) <⌒> (⌒ ⌒) ャ |
ウーウー.( .人 /⌒\ \( ,, ⌒)// | ン
人/ ヽ ______]皿皿[-∧( ⌒ ,, ,, ) ン
( ( )( ) )三三三∧_/\_|,,|「|,,,! ( ,, ) !!!
__| ̄田 ̄田 / ̄ ̄Π . ∩ |'|「|'''|「( )
/__,|==/\=ハ, ̄ ̄|「|ガシャーン |「| | * +
/_| ロ ロ 「 ̄ ̄ ̄ | | 田 |「|箔c 田 |「|[[ *
|ll.|ロ ロ,/| l⌒l.l⌒l.| | |「| |「|ミミミミミミ ++*:
λワー ∧ λワー λワー
λワー | | λワー λワー
ジサクジエン王国炎上中・・・
939 :
アマゾネス・サーガ 「無敵の英雄」:2009/04/04(土) 12:10:33 ID:sKPp1CSB
第4部 十字軍の巻 第1章 開戦(10)
ロドリーゴは、『十字軍聖戦記』で、このサン・シメオンの戦いの緒戦について、次のように記している。
全能の主なる神の御加護を受けた十字軍の先頭に立ち、真っ先に魔女の巣窟へと栄えある攻撃をかけた勇者こそは、
誰あろう、神の諸国にその名知らぬ者無きテッサリアの英雄、アキレウスであった。
彼はまず、舌戦にてこの戦いの大義名分を明らかにし、魔女どもとその頭目ユリナが全能の主なる神に逆らう愚か者であり、
彼女らに対して最後の改心の機会を与えたのだった。
しかし、どこまでも愚かな魔女どもは神の赦しを受け入れることなく、神に楯突く道を選んだのだ!!!
神の敵には殲滅の道が用意されているばかりであった。
英雄アキレウスは怒りに燃え、神の鉄槌を魔女どもに下したのだ!!!
魔女どもは十字軍の前に命からがら敗走した。
この時は、城を陥落させるには至らなかったが、恐怖に怯えたアマゾネスは城に逃げ帰り、これ以降攻城戦に入ったのである・・・・。
この戦いが行われた時、ロドリーゴは現地にはまだおらず、ローマで女権帝国に関する古文書の捜索を続けながら、
ロベールのフラン軍の出発の準備が出来次第、ともに戦地へと赴く手筈だった。
よって、この時点での記述は、後の取材による聞き書きである。
・・・・ロドリーゴが『十字軍聖戦記』の執筆に本格的に着手するのは、彼が後に教主ペトルとともにフランのアヴィニョンへと亡命し、
仇敵レオンとの戦争が激化する頃である。
・一時撤退を余儀なくされる屈辱
・女に後ろを見せ背中を射られて死ぬ男戦士の屈辱
・女に男方が撤退することを想定され退路すら絶たれ
撤退すらできない屈辱(テオドリックの助けで逃げることはできたが)
なにより屈辱なのは女方は男方が逃げ出すことを想定していたこと
戦う前から勝ちを確信していなければ逃げ出すことなど想定できない
何が言いたいのかわからないことになってしまったが
要するに男方、とりわけ無敵を誇ったアキレウスが屈辱にまみれる
結果になってしまったということだ
オトコどもにはココロのケアが必要です
コロッセオがあったなら格闘大会が催されていたと予想できる
無敵無敗のチャンプの登場希望
アフリカ(エジプト)経由でエルサレムに行くのと海路で行くのとでは何が異なるのだ?
ラーとか
946 :
名無し調教中。:2009/04/06(月) 17:56:08 ID:TpviLmJ9
男対男の戦いって「やーやー我こそは〜」と声高に名を名乗って一騎打ちすることかw
ゴリアテも自らの名を叫び、大将同士の一騎打ちを望んでたなw無名の少女兵に秒殺されたけど
947 :
アマゾネス・サーガ「無敵の英雄」:2009/04/07(火) 00:16:40 ID:esb26Uam
第4部 十字軍の巻 第1章 開戦(11)
ロドリーゴは『十字軍聖戦記』の中で、オルム王が海路アシュケロンからエルサレムを攻撃する戦略を立てた事について、
次のように記している。
狡猾なオルム王は、エジプトを通過すればアフスム皇帝ナディン・ラーと、
聖地奪回後の戦後処理について協議せざるを得なくなるのを厭い、
直接エルサレムを攻撃する戦略を立てたのだった……。
そもそもエルサレムはアフスム帝国に属すべきものであるのに、彼はそれを拒み、そして……
この後彼は、エルサレムでの神を恐れぬ、あの所行に及ぶことになるのだ!!
一方、レオンの側近、アロンソは『金毛人列王記』の中で次のように記している。
オルム王は賢明にも、愚かなペトルやナディン・ラーのような暗君に何らの言質を与えることなく、
聖地エルサレムを魔女の手から解放した後は、自らの判断でこれを処置することになったのだ!
それは極めて妥当な判断だった……。
いずれの評価が正当なのか、時の流れがそれを決めるであろう……。
948 :
名無し調教中。:2009/04/07(火) 13:48:52 ID:mQiZ2/r5
>>936 わかってないなあ
深い深い自分だけでは探すことの出来ない心の奥底に眠っている
男なら誰しもが持っているマゾ奴隷のさがを英雄や王は女に負かされ
プライドを剥がされ踏み躙られる屈辱を受けることで開花させられてしまう
だから人間椅子にされることに最初は怒り・悔しさを感じるが、えもいわれぬ無常の
喜びへと変化していく。ただ英雄や王だったときのプライドは消えることはない
949 :
名無し調教中。:2009/04/07(火) 13:53:40 ID:mQiZ2/r5
読み物から語られる手法も面白いです
950 :
アマゾネス・サーガ「無敵の英雄」:2009/04/08(水) 00:26:51 ID:bu0H4MP0
第4部 十字軍の巻 第1章 開戦(12)
エルサレムの女神イリナの大神殿の前には、アフスム帝国統治時代に作られた大コロッセオが、
アマゾネス統治下においてもその威容を誇っていた。
ただ、この闘技場に上がる資格を持つ者は、勿論、もはや男ではない。
弱者=男、となった現在、男が神聖な闘技場に足を踏み入れることなど、許されることではなかった。
闘技場にてその強さを誇り得る存在は、男に代わって支配者となった女に他ならなかった。
これが、この世の行く末なのか………。
何者が著したのか謎であり、読むこともその存在を語ることさえも封じられた禁断の書物、
『女神イリナの黙示録』に語られた未来の人類の姿とは、このようなものなのか………。
アマゾネス国の有り様は、あたかも世界と人類全体の未来を予言しているかのようであった。
アマゾネスによる征服の当初は、征服された事の鬱屈を格闘に勝利することで晴らし、
男の力を示そうとする者らもいた。
しかし、アマゾネスによる征服は、女達の精神にも大きな影響を及ぼしていた。
女の優位性と男の弱さを知った女達は、男を恐れなくなっていった。
そして、1対1の格闘においても、女が男を倒すのが当たり前になっていったのだ。
さて、そんな中、エルサレムでは十字軍侵攻に合わせて、格闘大会が開催されることになった。
女を相手に戦う男は、言わずと知れた英雄、サムソンである。
951 :
名無し調教中。:2009/04/08(水) 12:12:58 ID:TxOllOoU
男補正のかかりまくった十字軍聖戦期は現実逃避にしか見えないw
書かれてる事と現実とのギャップで萌える
嘘を嘘で塗り固めても最終的な結果までは変えられないのに
世界が女権に飲み込まれたら十字軍聖戦期はただの笑い話だよ
真実が事実とは限らないし事実が真実とも限らない
953 :
名無し調教中。:2009/04/08(水) 19:24:59 ID:E9MSq/61
格闘大会楽しみです。
サムソン以外の試合の模様も見てみたいです
954 :
名無し調教中。:2009/04/09(木) 00:30:10 ID:6uToSpFe
二人のムテキの英雄が同時にレ イ プ
サムソンが無敵の英雄だった数日前の自分を取り戻すチャンス!
枷を外し対等に戦えば女ごときに負けるはずが無い
オルムが到着するよりはやくサムソンが一人でエルサレムを
奪還してしまうな。悪夢を振り払い自我と男のプライドを取り戻し
男性の優位性と女の弱さ。本来の男女の力関係を思い出させてやれ
アキレウスやテオドリックもエルサレム奪還の報を聞けば
恥辱の敗北を忘れフラットな状態でアンジェリーカと戦えるはずだ
男子の筋肉は硬いだけの見せ掛け筋肉、女子の筋肉はしなやかで柔らかい筋肉
量では男子が勝っていても質では女子のほうが上
しなやかで柔らかい筋肉を身につけるのは男子には不可能
スレ違いだな
男=弱者の考えはまだ広く行き届いてはいないのか
まだごく一部の女子達の中だけでのことなのか
もちろん男子達はそんな考え受け入れるはずもないし
キタールやツィンの女子達は男子=強者のかんがえなのか
この考えが広まったときが男子が女子に屈するときか
しなやかで柔らかい上質な筋肉に加えて、
♂のみが持つ致命的な弱点(金的=睾丸)が無い♀のほうが戦闘向きな肉体なんだぜ。
玉を責められると地獄の苦痛
竿を責められると地獄?天国?の快感。最悪な弱点だな
960 :
名無し調教中。:2009/04/09(木) 23:57:14 ID:6uToSpFe
そこをつかなくても女のほうがつよい
961 :
アマゾネス・サーガ「無敵の英雄」:2009/04/10(金) 00:36:08 ID:twkrSRE+
第4部 十字軍の巻 第1章 開戦(13)
「投石機を下ろせ!……」
十字軍の軍船から、何十という数の投石機が下ろされていた。
クレーン車のような形をしたこの巨大な機械は、その腕の先に大きな石を取りつけ、
兵士らが数人がかりで大きなハンドルを回せば、その石が勢いよく飛び、
前方にあるものを破砕する武器である。
城を攻める時には、この武器で城壁を破砕し、その後軍勢がなだれ込む、といった戦術がよく用いられる。
ただ、そのためには投石機を射程内に設置せねばならないのだ。
「よいか、これより投石機を用いて、サン・シメオンの城壁を破砕する!! 前方へ運べ!!」
テオドリック王の号令の下、投石部隊が5〜6名の組を作り、
それぞれ投石機をゴロゴロと押して前方へと進んでいった。
しかし、しばらく進んでいくと、突如としてまたもや激しい矢が雨の如く射かけられた……!!
矢に射られ、バタバタと倒れる投石部隊。
「何をしておる! 早く石を放て!!……」
「まだここからは向こう側に届きません!!」
「弓矢部隊、援護せよ!!」
意外だった。まだ矢が届くまいと思われる地点にも、アマゾネスは矢を射かけてきた……。
アマゾネスは、男達よりも射程の長い弓矢を開発していたのだった……!!
「おのれ……! こちらの矢が届かぬぞ!!」
男の従者だった女はいつ、何故、支配者に牙をむいたのだ
なにかキッカケがあるはずなのだ
964 :
名無し調教中。:2009/04/10(金) 19:36:12 ID:KkDQsHEf
既にサムソンは嬲られる快楽に支配され溺れててしまってるから
闘争心やプライドを奮い立たせることが出来るのかどうか
男として英雄として戦士として男権世界を守るため真剣勝負をすることが出来れば
無敵の英雄サムソンが復活し闘技場にいる男たちも
奪い取られた精神を奮い起こし立ち上がる力と勇気が湧き上がってくるに違いない
と言いたい所だがイリナの縄に縛られてしまったサムソンにそんな力があるのかどうか
>>962>>963 15年前の何かがきっかけではないかと想像する
>>958 脚力も女のほうが強そう。アンジェリーカの98cmの尻とそこから伸びる脚に
挟まれ締め上げられたらいかなるパワーでも逃れられそうにない
>>957 目の前で無様な男の醜態を見た女たちは男に対する見る目が大きく変わると思うが
見てない者達はどうなのだろうね
965 :
名無し調教中。:2009/04/10(金) 19:37:56 ID:KkDQsHEf
キタールは十字軍は金毛人の連合軍だからノータッチなんですかね
966 :
名無し調教中。:2009/04/11(土) 13:28:42 ID:liPgr13E
女=弱者・男=強者は世界中すべての者の中に刻まれた事実のはずだった
>>965 アルギンは聖剣ヴァミルをオルム王に託した
=オルムに任せておけばアマゾネスごとき片手で蹴散らしてくれると信じてる
キタールはツィンを滅ぼし中華統一に集中することができる
967 :
アマゾネス・サーガ「無敵の英雄」:2009/04/12(日) 00:05:46 ID:oGmDH/m6
第4部 十字軍の巻 第1章 開戦(14)
テオドリック王は悔しがった。如何に投石機が優れた兵器でも、それを用いることができなければ、何にもならない。
アマゾネスが射程の長い弓矢を開発していることは、予想外だった。
最も、今までの戦いは予想外の連続であった。
兵数面でも優勢と伝えられた十字軍は、アラリック王やシャルル王の奇妙な動きにより彼らの軍勢の参加は未だになく、
兵数面でも劣勢に立たされることになってしまった。
現在、十字軍に参加している諸国は、ブルグン、ランゴールの他に、ギリシアやバルカン半島の諸国、
キエフ大公ワリャーグを中心とするルーシ諸国、などである。
ブルグン、ランゴールを除く比較的大きな国といえば、ワリャーグのキエフ大公国であるが、
ルーシ諸国は近年、6人の魔女の一人、アンナ率いるアマゾネス3万の侵攻を受けて国土を蹂躙され、
ワリャーグは命からがらキエフから逃げ出し、市街は3日間にわたってアマゾネスの蹂躙と略奪を受けたのだった。
この時の恐怖からか、ワリャーグは初めから逃げ腰で、テオドリック王の軍勢に参加してはいても、いつも軍勢の最後尾にいた。
968 :
アマゾネス・サーガ「無敵の英雄」:2009/04/12(日) 00:48:18 ID:SA/TqoQ3
第4部 十字軍の巻 第1章 開戦(15)
テオドリック王は木陰や岩陰に伏兵を多数潜ませ、アマゾネスらが城から出て、攻勢に移るのを待った。
目下のところ、これしか採る手段はなかった。
こちらから攻勢に出ようとすれば、たちまち射程の長いアマゾネスの弓矢の犠牲となることは、
目に見えていたからだ。
「こうなったら、城を包囲し続けて兵糧攻めにしましょうぞ!!
ハハハ、魔女どもめ、城中に日乾しにしてくれるわ!!……」
しかし、実際のところ、アマゾネスらは戦に負けて城に封じ込められたのではない。
十字軍との緒戦に勝利をおさめた上で、確固とした戦略を立てた上で、
城に立てこもる方策を取ったのである。
アマゾネスの射程の長い弓矢を恐れ、打つ手を失っているのは十字軍の方だった。
『十字軍聖戦記』では、
………テオドリック王は、アマゾネスの攻勢を巧みに抑え、
魔女どもを易々とサン・シメオン城中に封じ込めた。
かくして、神の軍の前に悪魔の娼婦どもの運命は風前の灯火となった……。
と、記している。
しかし、この後、聖戦記は、テオドリック王やオルム王を驚愕させた、あの事変について記している。
すなわち、他ならぬアラリック王のイタリア半島侵攻と、ローマへの攻撃である。
未だ地中海上にあって、もうじきペリシテに上陸するオルム王は、
自らの運命を大きく転じさせる事になるこの事変について、知るよしもない。
969 :
名無し調教中。:2009/04/12(日) 01:26:16 ID:8WKxQmWS
こんなはずが、こんなはずでは、の連続
まさか男より進んだ物をもっているなんて
970 :
名無し調教中。:2009/04/12(日) 23:26:11 ID:r9cmKtTu
ペトルが教主の座を奪われる→十字軍派遣を呼び掛けたのはペトル
→もはやペトルに従う理由はない?→十字軍の亀裂が深まる?
→狡猾なアマゾネスがそれに気付きつけこむ?→アマゾネスの完全勝利・十字軍の完全敗北?
971 :
名無し調教中。:2009/04/13(月) 16:40:29 ID:CUkV5V3+
一対一で斬り合ったなら絶対に敗れることはないと自負している男権戦士が
数日数か月前まで刀の握り方さえ知らなかった少女兵の弓や鞭の前に
あえなく敗れさってしまう屈辱。もはや時代が男の手からこぼれおちるのは自明だ
男は今の内に生き抜くために相剋するのはやめ調和の道を模索すべきだ
今ならまだ男有利な終戦協定を結べるはずだ。男の優位性が完全崩壊する前に決断を
972 :
アマゾネス・サーガ 「無敵の英雄」:2009/04/14(火) 00:42:01 ID:RyyLUSnt
第4部 十字軍の巻 第2章 エルサレムよ!!(1)
その時、ロドリーゴは、教主宮殿の書庫にて、女権帝国に関する文書の捜索の最中だった。
同僚の僧侶の叫び声に、何事ならんと顔を出したロドリーゴは、事態の尋常ならざる様子に愕然とした。
「あ、あの旗印は……」
ローマ市街を囲む城壁のすぐ向こうは、見知らぬ軍勢で満ちていたのだ。
「グール王アラリックの軍勢ですぞ!……」
「如何なる野心を以て、この神の都へ!?……」
「教主猊下は……?! 早く、いずこへか避難を……!」
騒ぎ立てる僧侶ら。武力を持たないローマ教主は、野心に燃えた暴君の武力の前には、
如何ともなすすべがなかった。
「……いや、もはや逃れる道はございません!
ローマは完全に包囲されております……」
宮殿大広間に集まった教主ペトルとその側近の僧侶らは、蛮族の王の前にただただ、
身を震わせるのみであった。
973 :
アマゾネス・サーガ 「無敵の英雄」:2009/04/14(火) 00:48:20 ID:RyyLUSnt
第4部 十字軍の巻 第2章 エルサレムよ!!(1)
「……いや、もはや逃れる道はございません!
ローマは完全に包囲されております……」
宮殿大広間に集まった教主ペトルとその側近の僧侶らは、蛮族の王の前にただただ、
身を震わせるのみであった。
「……一体、アラリックの望みは何なのだ!?」
「皆目分かりません! さほど猊下との関係も悪くなかったアラリック王が、何故……!?」
「何と、我等のこれにあるのを忘れられたか!!」
僧侶らが振り返った先には、フランの将軍、ロベールの姿が……
「我等フランの軍勢、見事にアラリックを撃退し、猊下の御心を安んじ奉りましょう!!」
「よくぞ申した、ロベールよ!!」
ペトルは喜んだ。
「正に汝等こそ神の軍に相応しい戦士たちである!!
行け、アラリックを打ち破れ!!!」
「はっ、……!!!」
ロベールは、策略が上手くいきそうな様子に、ニヤリと笑った。
974 :
アマゾネス・サーガ 「無敵の英雄」:2009/04/14(火) 01:20:48 ID:RyyLUSnt
第4部 十字軍の巻 第2章 エルサレムよ!!(2)
先のシャルル王とアラリック王の使者との密談にあった如く、この戦は八百長である。
ロベールの軍勢が見事アラリックを撃退したとあれば、
ペトルのシャルル王に対する信頼度は抜群となる。
シャルル王が皇帝の称号を求めれば、何とかしてそれに応えようとするであろう。
これこそ、シャルル王の狙い目であった。
アラリック王はわざと負けて、ローマから撤退する手筈になっていたのだ!!
ペトルとオルム王の間を裂き、自身がペトルと結ぶ……!!
これこそ、シャルル王の策略だったのだ……。
しかし、……。
策士の策は、思わぬ方に転がり出す………
シャルル王とアラリック王の八百長戦争は、二人の思わぬ形で利用され……
これは、更にずっと先の話であるが、血で血を洗う、金毛人諸国を巻き込んだ大戦争へと発展していく……。
『十二使徒戦争』……。
後世の歴史家がそう呼ぶ大戦が自らの目前にあろうとは、
アラリックも、シャルルも、ペトルも……。
テオドリックも、オルムも、そして……レオンも……。
知るよしもない………
まさかだよ。オルム不在のブルグンに攻め入るとばかり思っていたら
ローマに攻め入って教主を標的にするなんて…神をも恐れぬ不届きな族
976 :
名無し調教中。:2009/04/14(火) 23:54:50 ID:xMCkhfNd
死の天使って男側にもいたよな
977 :
アマゾネス・サーガ 「無敵の英雄」:2009/04/15(水) 02:23:54 ID:rbPsQMfE
第4部 十字軍の巻 第2章 エルサレムよ!!(3)
ローマ市外へと撃って出たロベール率いるフランの軍勢は、
アラリック王率いるグールの軍勢と激しい戦いを繰り広げた……
かのように、ペトルやロドリーゴ達は思った。
以下、『十字軍聖戦記』からの記述である。
……全能の主なる神の忠烈なる僕、光輝溢れるシャルル王の家臣ロベールは、
その武勇をこの戦でいかんなく発揮し、神を畏れぬアラリック王の軍勢を一息に打ち破った。
アラリック王は神の軍の威光の前にひとたまりもなく敗走し、
教主ペトルとその忠烈なる僕、英雄王シャルルの勢威を神の諸国に広く知らしめることとなったのだ。
教主ペトル猊下のお喜びはことのほかであったことは言うまでもない。
この戦をきっかけに、教主ペトル猊下はフラン王シャルルを深く信頼し、
『神とローマの守護者たる王シャルル』の名で呼ぶとともに、その武力に寄り頼むようになられたのである……。
正に、フラン王シャルルこそはオルム王と異なり、神を篤く崇める英雄王である!!
……と、ロドリーゴは断じている。
タクラマカンの死の天使ジャハンギールのことですか
男どもの捏造醜すぎ。男がこんなことすると
ロドリーゴが隠した『女神イリナの黙示録』の中身がもっと知りたくなる
女そっちのけで金毛人の欧州派遣争いが行われてしまうのか
980 :
名無し調教中。:2009/04/15(水) 23:50:23 ID:paaCMELm
なんでしょうね策におぼれ策にころされそう
981 :
アマゾネス・サーガ「無敵の英雄」:2009/04/17(金) 00:15:51 ID:VcdaC+5T
第4部 十字軍の巻 第2章 エルサレムよ!!(4)
アンティオキアの女王ユリナの元に、アルテミアからの書状が届いた。
女王に代わってアルテミアを守備するアマゾネスの6人の魔女の一人、リリアの手による手紙は、
その伝える事態の尋常ならざることを示すかのように、乱れた筆致によるものとなっていた。
後にロドリーゴが、彼女こそは『アルテミア年代記』の少なくとも一部の著者である、
と断じることになるアルテミアのリリアであるが、その書状は驚愕すべきものであった。
アストラハンにいるキタール十六将の一人、ヤズディギルドが、
ついに全軍に出陣を命じた、というのである。
まだはっきりした情報ではない。ヤズディギルドの軍勢がどこを標的に動くのかも分からないが、
しかし、これはアマゾネスにとって、決してよい知らせではなかった。
仮に、キタールの矛先がアマゾネスを向いていないにせよ、
キタールは目下、宿敵ツィン帝国との大戦に向けて大軍を動員中の筈である。
にもかかわらず、一方ではまた新たに軍を動員し、他の戦線を張るだけの力が、キタールにはあるのだ。
このような人的、物的資源を潤沢に有する国は、キタールをおいて他はない。
ツィン帝国との大戦にかかわらず、キタールにはいつでもアマゾネスに侵攻する力がある……!!
ユリナの脳裏には、嘲笑うかのようなアルギン・ハーンの顔が浮かんでいた……。
982 :
名無し調教中。:2009/04/17(金) 23:29:07 ID:sYrnTMHk
正味の話
10年後20年後も
男社会であることは
かわらないよ
983 :
名無し調教中:2009/04/18(土) 00:50:13 ID:iFvd+w15
どうかな?
984 :
名無し調教中。:2009/04/18(土) 02:10:24 ID:gYPJ1wdj
初戦でまさかの大ザンパイしておいて、しかも英雄アキレウスがムザンにも
ヤズディギルドは来ると思ってました。アマゾネスの領土に近いところに陣を取ってるからね
アルテミアはユリナ不在のときに陥落しているからユリナも気が木でないだろう
でも磐石のキタールにも不安要素はある
キタールと内通してるエサルハドンがシャーとも繋がっていること
これはさしものアルギンも想定外であり無警戒ではなかろうか
一つの小さな傷からすべてが崩壊に進むこともある。キタールも磐石ではない
986 :
名無し調教中。:2009/04/19(日) 02:07:39 ID:uf2Qs4kA
男にはまだ多種済々、猛者がそろっている はやくなぶられるのが見てい
ブルグンの英雄王が・・・12騎士が・・・キタールの覇王が・・・2傑が4天王が16将が
ツィンの皇帝が・・・豪傑が・・・アフスム皇帝が・・・ヘラート総督が・・・無敵の英雄達が・・・
そう考えると勃ちっぱなしだよ
サムソンは放置プレイですか?
989 :
名無し調教中。:2009/04/20(月) 08:47:13 ID:gzBfSRsN
ツィン×キタール
十字軍エルサレムの攻防
十字軍サン・シメオンの戦い
ペトル×レオン
アフスム×ラシェワ
エリナ・アマゾナ闘技場での格闘大会
と進行してるストーリーがこれだけあるからね
990 :
アマゾネス・サーガ「無敵の英雄」 作者:2009/04/20(月) 10:37:33 ID:F2DL0DUG
>>988 書きたい事が多くて、なかなかサムソンの続きが書けませんが、
もう少しお待ち下さい。
読んでくださってる皆さん、ありがとうございます。
この後、ダゴンやサムソンのその後の話、
そしてついにオルム王がエルサレムに侵攻します。
キタール帝国とツィン帝国との大戦は、その後になります。
アフスムとラシェワの戦いもお楽しみに。
また、アマゾネスと巨人族との戦いや、
アルギン・ハーンがキタール帝国を築き上げるまでの外伝も、また書いていきます。
これから登場していくヨハネの首や、『女神イリナの黙示録』、
そして『大いなる災い』の真相など、
どうぞこれからもよろしくお願いします。
>>990 いつも楽しませてもらってます
これからも期待してるので、無理をせず頑張ってください
992 :
名無し調教中。:2009/04/20(月) 23:39:24 ID:5PoZIIQs
このスレが3まで続くなんて誰が思いますか
993 :
名無し調教中。:2009/04/21(火) 01:37:20 ID:QOe7D2HB
次スレも壮大な世界観の元で繰り広げられる、美女アマゾネスたちの男嬲り物語に超期待
そろそろ絵師降臨に期待
995 :
名無し調教中。:2009/04/21(火) 11:53:43 ID:5XhvSKUD
大いなる幸いの真相も楽しみ
996 :
アマゾネス・サーガ「無敵の英雄」:2009/04/22(水) 10:51:42 ID:h0Pt3ZQT
第4部 十字軍の巻 第2章 エルサレムよ!!(5)
アマゾネスらは、張りつけにした海神ダゴンの体にマゾ化する薬を塗っていった。
「ヒイ〜ッ、ヒッ、ヒッ、ヒイ〜」
くすぐったさに身悶えする海神。
巨大だったその体は、何と、もはや、普通の人間よりも小さくなっていた。
薬を塗られながら、ダゴンはアマゾネスらから様々な責めを受け、
その体はすっかりマゾの味を覚え込まされていたのだ。
「フフフ、コイツ、また勃起してるわよ……
さあ、思う存分鞭で打っておやり!」
命じられた少女兵は、鞭を取り上げ、ダゴンの体をスーッと撫で回した。
「アッ、アウ、アウッ……」
「フッ、敏感な体になったわね……」
言うなり鞭をビシリと叩き込む少女。
ダゴンは打たれて陰茎を勃起させ、鳴き声を上げた。
「アハハッ、今日は何発目で射精するかしらねえ……!ほら、もっと鳴け!!」
鞭打ちを見物するエリカは、すっかり上機嫌である。
ついにペリシテ地方までもが、アマゾネスの征服下に置かれることになったのだ。
「射精させたら他の娘と交代して、また鞭で打ってやるのよ!
あら、睾丸に命中したわ……!」
997 :
アマゾネス・サーガ「無敵の英雄」:
第4部 十字軍の巻 第2章 エルサレムよ!!(6)
上機嫌のエリカの元に、アンティオキアからの書状を携えたアマゾネスが歩み寄った。
その書状を読むエリカの顔は、曇った。
女王ユリナからの命令は、こうであった。
……目下、アストラハンのキタール軍が、不穏な動きをしている。
キタールの意図は不明たが、アマゾネスに侵攻する可能性は捨てきれない。
従って、強敵キタールを相手に万全の備えをする必要がある。
そこで、エリカらにもペリシテ地方から引き上げ、
現在バビロニアとの境を守備しているイリスの軍勢に合流を命じる。
直ちに軍を引き上げ、アンティオキアに戻って戦況を報告した後、バビロニアへ向かえ。
と、言うものであった。
エリカは、内心面白くなかった。
せっかく征服した土地の統治を許されず、新たな戦場へ向かわされ、
今度は自分と同格のイリスと協議しながら、エサルハドンの軍勢と対峙せねばならないのだ。
捕獲したダゴンも女王に献上せねばなるまい。
更に書状の続きには、こうあった。
ユダヤとペリシテの守りは、ユダ王国女王サロメと、
新たにペリシテ女王となるアリサに任せる、と。
……こんな新参の小娘らを女王と認め、聖地の守備を任せる気なのか。
納得できない思いで、エリカは撤退を命じたのだった。