種死の世界にドモンが来たら3

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1通常の名無しさんの3倍
種死の世界にドモンが来たら2
http://anime.2ch.net/test/read.cgi/shar/1132581388/
2通常の名無しさんの3倍:2005/12/19(月) 10:36:48 ID:???
ま・り・す・み・ぜ・る
3通常の名無しさんの3倍:2005/12/19(月) 11:29:15 ID:???
4通常の名無しさんの3倍:2005/12/19(月) 11:40:30 ID:???
乙。
5通常の名無しさんの3倍:2005/12/19(月) 11:59:47 ID:???
石破乙彼天驚拳
6【三ヶ国会議!導かれし結論!!】:2005/12/19(月) 12:33:07 ID:???
ギル「皆、そろったようだね……ではこれよりザフト軍、オーブ政府軍、オーブ反乱軍の三勢力による会合を開かせて頂く。
   なおザフト側は私、ギルバート・デュランダルの他、意見役としてミネルバ艦長タリア・グラディスを参加させることをご許可頂きたい」
タリア「タリア・グラディスです。宜しく願います。」
カガリ「うん、二人とも宜しく。ギルバート議長。オーブ政府軍からは代表としてこのカガリ・ユラ・アスハが出席させていただく。
    だが、私のような若輩者の1人だけでは心もとないので補佐役としてラクス・クライン嬢も同伴させていただきたい」
ラクス「ラクス・クラインですわ。皆様宜しくお願い致します。」
アズラエル「ラクス・クライン? 彼女は元プラントの人間でしょう? オーブ政府として参加させてもよろしいのですか? ギルバート議長」
ギル「こちらはかまわんよ。彼女自身がオーブ政府側と言うのならば。出生や経歴を問わないのがプラントの主義だからね」
アズラエル「ならばこちらが口を挟むべき問題ではありませんね。我々はラクス・クライン嬢の参加を許可しましょう」
ラクス「両おふたがた、寛容な処置をありがとうございます」
アズラエル「さて、最後に我々オーブ反乱軍ですが、本来の代表のロンド・ミナ・サハクが急遽出席が出来なくなったため、
      代理に私、ムルタ・アズラエルが。また参謀としてナタル・バジルールが出席させていただくことになりました」
カガリ「許可いたします。ロンド・ミナ・サハク氏には宜しくお伝え下さい」

ギル「それではこれより本題に入らせていただこう。議題は『このスレのSSはどこまでパロディを容認するか』なのだが」
タリア「本来スレタイが『種死の世界にドモンが来たら』である以上、SEED DESTINYを基準とし、ドモン以外の他作品のキャラが介入するのは歓迎すべきではないと思いますが」
カガリ「それは…あまりに縛られ過ぎた結論ではないでしょうか? 現に今ではドモン以外に東方不敗やシュバルツ他多数のキャラクターがこのスレを盛り上げてくれています」
タリア「はい。彼らには素直に感謝すべきでしょう。……ですがあくまで介入はGガンダムのキャラのみに押さえるべきだと思うのです」
ラクス「それは…それ以外のキャラ、つまりアズラエル様達の否定では有りませんか?」
カガリ「せっかく職人さんが善意で立ち上げてくれたフラグをタイトルに合っていないと言うだけで排除!?
    駄目だ駄目だ! それこそ短絡的過ぎる! いままでのこと考慮すればむしろ『なんでもあり』にすべきじゃないのか?」
アズラエル「まあまあカガリさん。タリアさんは『ネタの敷居の上昇』を懸念しているのですよ。ナタルさん説明を」
ナタル「ハッ。つまり、他の作品のキャラを差し込んだSSはその作品を見ている人以外は理解しずらいわけです。
    ですので、あまり複数作品のキャラクターを介入させ過ぎるとごく一部の人以外には理解できないSSになってしまいます。
    そのようなSSが連続した結果、住民は離れ、スレは過疎化していってしまうのは2ちゃんねるにおける揺るぎがたい法則なのです。」
アズラエル「タリアさんの発言は先を見越してのこと、ってわけですね。一番このスレの行く末を心配しているのはタリアさんなのですよ」
カガリ「……そ…そうか。すまなかったタリア艦長…」
タリア「…いえ…」
7【三ヶ国会議!導かれし結論!!】:2005/12/19(月) 12:34:21 ID:???
ギル「ふむ…これはいわゆるネタスレは避けて通れない『問題』だね。『寿命』といってもいい。だがせっかく盛り上がったスレだ。
   出来る限り長く生き続けてもらいたいものだね」
ラクス「だからと言って他作品のキャラを全否定してしまってはせっかくの未来を殺してしまいませんか?」
ギル「だからと言って他作品のキャラの介入を無制限に肯定してしまったらそれこそ混沌とした世界しか残らないのではないかな?」
ラクス「…………………………」
ギル「…………………………」
ナタル「あ、あの?」
ラクス「…………クスクス。冗談ですわよナタルさん? こんなことでけんかしてしまったらそれこそ『撃ち合い』は終わりませんわ?」
ギル「ハハハ。確かにお互いにおふざけが過ぎたようですな」
アズラエル「全く…二人とも意地が悪いですねえ……そうそう。大事なのはバランスですよ」
ラクス「そう、全てを認めるがけして全てを放置するわけではないのです。極論は駄目ということですよ? カガリさん? タリアさん?」
カガリ「あ、ああ…すまなかった」
タリア「も…申し訳ありませんでした」

ギル「結論が出たようだね。ではこのスレを基本姿勢を総括しよう。
   基本はSEED DESTINYの世界にGガンダムのキャラや概念が入り込んだらどうなるかというネタスレだ。
   だが絶対にGガンダムのキャラがいなくてはいけないと言うわけではない。他作品からのキャラの介入もかまわない」
ラクス「ですがここで見ている人達は基本的にSEED DESTINYとGガンダムは知っていてもそれ以外を知っているかどうかはわからないと言うことを忘れないで下さい」
アズラエル「知らない人が読んでも面白ければ問題ない、ということですね。了解しました。むしろこうでなくては張り合いがない。」
ラクス「はい、SS職人さん達は皆が見ていることを忘れないように。SSを読んだ人は職人さん達への感謝の心を忘れないように。
    お互いに相手を思いやることを忘れなければ全ての人が幸せになるのですわ
ギル「では皆さんの幸せを祈って会議は終了させて頂きます」
ラクス「皆さんがんばってくださいね〜〜〜♪」


メイリン「なんじゃそりゃぁぁぁ――――――っ!! ……はっ!!」
ラクス「どうしましたの? メイリンさん」
メイリン「いや…とてもありえない夢を見てたみたいです…各勢力のボスがすごく誠実そうに話し合ってた…」
ラクス「あはは〜おかしなメイリンさん。意見が違う人と話し合ってどうするのです。こういう場合は 叩 き 潰 す のが最善なのですわ〜♪」
マリュー「敵戦艦補足! ミネルバが来たわよ!」
ノイマン「上空からマザー・バンガードも来ました――――っ!」
ラクス「では戦闘開始!! 敵を残らず殺すのが戦争というものですわ――――!!」
メイリン「夢と現実入れ替わってぇぇ――――――――――――――――――――っ!!」

[終わり]
8通常の名無しさんの3倍:2005/12/19(月) 13:28:33 ID:???
>6-7
GJ!!!
いきなりキタ――――――!!!

新スレにふさわしいSS、お見事です!
9通常の名無しさんの3倍:2005/12/19(月) 14:28:47 ID:???
>6-7
激しくGJ!!このスレ神が多すぎ。
10通常の名無しさんの3倍:2005/12/19(月) 15:22:11 ID:???
ああ、ラクスがすごいいいこと言ってる…と思ったら夢落ちか!!
11プラント最後の日1/2:2005/12/19(月) 16:18:24 ID:???
ギャグマンガ日和より、キャラのイメージかなり壊しちゃってます



メイリン「えー、ロゴスの兵器レクイエムがプラントへの攻撃を宣告し、3時間後にはプラントは壊滅することになりました
    コーディネイター滅亡までの3時間、予定を変更して特別番組『さらばプラント』をお送りいたします。
    今回は各方面からのゲストをおよびして、滅亡までの3時間を生放送でお送りしようと思います。
    では、最初のゲストは最近フェイズに抜擢されたエリート軍人、レイ・ザ・バレルさんです…って子猫のきぐるみだーっ!?」
レイ「気にするな、俺は気にしない、どうせみんな死ぬんだしな!今日はよろしくお願いするでにゃーにゃー」
メイリン「えー、隠していた趣味を明かしてしまったようです…それでは、次はプラントの歌姫ミーア・キャンベルさん」
ミーア「は?よろしくぅーー」
メイリン「無茶苦茶やさぐれてるーっ!?」
レイ「み、ミーアさん握手してください!」
メイリン「ええー!?あんたファンだったのーーっ!?」
ミーア「ほらよ」
レイ「ウグー!」
メイリン「ああ!根性焼きだーーっ!?あんた未青年じゃないのかーーっ!?」
ミーア「実は18で通してたけど、ほんとは25ですー」
レイ「!!」
メイリン「ぶっちゃけたー!!ああ…レイさんがショックを受けてるようです」
ミーア「実は顔も整形してましたーほい、昔の写真」
レイ「!!!」
メイリン「レイさんまた大ショックだー!?大丈夫かーーっ!?」
ミーア「デビュー当時マネージャーと付き合ってましたー」
レイ「!!!!」
メイリン「あああ!レイさんがついにスタジオの隅で再起不能にーっ!?でも猫のきぐるみで丸まってかわいいな、おい!?
    …ええ、気を取り直して、次のゲストはゲルマン忍術で有名なシュバルツブルーダーさんです
    ってああーっ!?覆面取ってるーっ!?」
シュバルツ「あまり覆面は好きじゃなくてな、息苦しいし…もう覆面とか考えた人死ね」
メイリン「死ね!?」
シュバルツ「あと実は私の正体はドモンの兄、キョウジ・カッシュだ」
メイリン「ああーーっ!あっさり正体ばらしたーーっ!?…ううう、最後のゲストです、コロニー格闘技の覇者、
    キングオブハート!ドモン・カッシュさんですー」

12プラント最後の日2/2:2005/12/19(月) 16:20:37 ID:???
ドモン「ああ、宜しくお願いする」
メイリン「あれ、ドモンさんはまともだ…あと少しでプラント滅亡するのに、なんでそんな落ち着いてるんですが?」
ドモン「え、そうだったのか?呼ばれたから来ただけなんだが」
メイリン「月から、巨大なビーム砲でプラントが撃たれるんですよ、もうすぐ」
ドモン「なんだそんなことか、なら俺が天驚拳で、そのくらいのビーム跳ね返してくるぞ」
メイリン「あ、そういや確かにドモンさんならレクイエムくらい跳ね返せますよね、盲点でした」
レイ「そ、それは無理だろう諦めたほうがいいんじゃないか…?」
ミーア「で、できるはずないですよねえ…」
シュバルツ「ド、ドモンよ!潔さも強くなるためには必要なことだ!」
メイリン「ぶっちゃけた3人があせりだしたーーっ」
ドモン「それじゃ行って来るぞ」

3分後

ドモン「よし、跳ね返してきた」
メイリン「はや!?やりました!ゴッドガンダムの活躍によって、プラントの平和は守られましたーっ!」
レイ「本当に良かった、これからもフェイズとしてプラントの平和を守ることを誓います」
メイリン「ああ、赤服に着替えやがった!」
ミーア「こないだあ、ピンク色のザクさんとお散歩したんですう」
メイリン「早速キャラを作ってます!」
シュバルツ「ドモンよ見事だ、ネオドイツのファイターとして賞賛を送ろう」
メイリン「もう、覆面して隠しても引き返せない気がします!それではみなさん、さようならーっ!!!!」


13通常の名無しさんの3倍:2005/12/19(月) 17:43:57 ID:???
>>11-12
GJ!!!
うひゃははっはははっはははw
だめだ・・・笑えすぎるw

てか、いまさら取り繕っても遅すぎるぞあんた達は!!
14通常の名無しさんの3倍:2005/12/19(月) 18:28:58 ID:???
なぜだろう、あまりキャラのイメージが壊れてる気がしないw
15通常の名無しさんの3倍:2005/12/19(月) 19:21:49 ID:???
ども、前スレ>>706作者です。
とりあえずミハシラ杯の出場選手だけ決めたんで、選手紹介をば……
(アメノミハシラ内・土産物屋『蛇尾亭』)
風花「いらっしゃいませー!」
女性客A「あら、可愛い〜〜vvv」
風花「お土産は何になさいますか?」
女性客B「じゃあ、ミハシラ煎餅を貰おうかしら。サラダ味ね」
風花「アストナージのサラダ味ですね! 一箱1000円になります!」
女性客A「はい、1000円ね」
風花「ありがとうございましたー!」
女性客B「うふふ。バイバイ、店員さん♪」
(レジ)
イライジャ「ありがとうございましたー!」
劾「イライジャ、笑顔が固いぞ。風花を見習え。スマイルを頼まれたらどうするんだ」
イライジャ「……劾、何でこんな依頼受けたんだ?」
劾「土産物屋の店員をやるだけでここのドックで修理と補給を受けられるんだぞ。文句を言うな」
イライジャ「ていうか、ガンダムファイトは出ないのか?」
劾「俺達は傭兵だ。今ここに果たすべきミッションがある以上、それに全力を尽くすだけだ」
イライジャ「世間一般の傭兵は土産物屋の店員なんか頼まれてもやらないと思うけどな……」
劾「サハク家に俺達を裏切るつもりはないだろう。それに、売り上げはサハク家と俺達とで折半という話……
  あ、いらっしゃいませー!」(とびきりの営業スマイルで)
イライジャ「い、いらっしゃいませー!」(ぎこちないスマイルで)


メイリン「さあ! いよいよガンダムファイト・アメノミハシラ杯決勝トーナメントが始まります! 何で予選がな
  いかというと、面倒なので端折ったから! いつもの様に実況とツッコミはこの私、メイリン・ホークが務め
  させて頂きます! あと、解説にザフトの技術畑出身のテストパイロット、コートニー・ヒエロニムスさんに
  お越し頂きました! よろしくお願いします、コートニーさん」
コートニ−「どうも、コートニー・ヒエロニムスだ。よろしく」
メイリン「それにしても、予選は荒れましたよねぇ」
コートニー「集まった全ガンダムによる28時間に及ぶサバイバル殴り合いマッチ。会場は血しぶきが飛び、骨が
  砕ける、正に阿鼻叫喚の巷と化した。しかしそれだけに、生き残った7チームには期待出来る」
メイリン「主催者のロンドさんが負傷者に医療品を売りつけていましたが、商売上手ですよね。ジャンク屋組合の
  人達も補修パーツを高値で売りつけて、強かと言うか何と言うか……」
コートニー「あの騒ぎの中で死人を一人も出していないのも、それはそれで驚嘆に値するがな……」
メイリン「まあそれは置いといて、予選を勝ち抜いた7チームを紹介したいと思います!」


メイリン・コートニー『全選手入場ォ――――ッ!!』
メイリン『ローカルな地方出身の意地を見せてやる! 連合の地獄の支配を脱し、夢のコンビが今ここに実現ッ!
  地球代表は、ガルナハンのコニール・アルメタと南米の“切り裂きエド”ことエドワード・ハレルソン!
  六本足だけど気にしちゃいけない! ゲルズゲーガンダムとソードカラミティガンダムで登場だぁッ!』
コニール「勝ち抜いちゃったけど、大丈夫なのかな……?」
エド「まっ、かる〜く優勝してやるさ。ところで、ジェーンは観に来てないよな……?」

メイリン『ザフトお笑い界の2大スターが、ガンダムファイトで衝撃のデビュー! コンビ『ぎんときん』でお馴染み!
  ジュール隊代表イザーク・ジュールとディアッカ・エルスマン!
  乗機はガンダムグフイグナイテッドとグゥレイトガンダムザクファントム! ていうかただのグフとザクだ!!』
イザーク「温泉旅行の為にも優勝するぞ!! キョシヌケェ―――ッ!!」
ディアッカ「グゥレイト! ガンダムだけは多いぜ!」

メイリン『趣味悪いMSの真髄はここにある! 金ピカ! インスパイア! そして厨設定―――ッ!
  オーブ代表は国家元首直々に出場だ! カガリ・ユラ・アスハとレドニル・キサカ!
  アカツキガンダムと量産型アカツキガンダムで地球圏の頂点を目指すッ!』
カガリ「ハッハッハッハ! ガンダム・ザ・ガンダムの称号は貰ったぁッ!」
キサカ「カガリ、アカツキの頭の上で仁王立ちはやめておけ」

メイリン『何をやってるんだ平和の歌姫ッ! 通常の3倍の活躍を見せるかプラント最高評議会議長ッ!
  プラント代表はミーア・キャンベルとギルバート・デュランダル!
  議長権限で用意した真ッピンクインパルスガンダムとパーフェクトジオングガンダムで登場ッ!』
議長「見せてもらおうか、地球圏のMFの実力とやらを!」
ミーア「議長、その変な被り物はやめましょうよ……」

メイリン『アメノミハシラはなんとこの二人を投入ッ! 異色のこのコンビがアメノミハシラに勝利をもたらすか?!
  アメノミハシラ代表フレイ・アルスターとフォー・ソキウス!
  異形のペズ・バタラガンダムとソードカラミティガンダムがこの二人の相棒だ!!』
フレイ「ちょっとー! どうしていつもいつもこんなイロモノMSばっかりー!」
ソキウス4「優勝への障害は排除します」

メイリン『嫁補正がなくても地球圏最強は問答無用で俺達だ! ハイマットフルバーストと自爆が俺達の全てッ!
  ラクシズ代表キラ・ヤマトとアスタン・ヅラ……じゃなくてアスラン・ザラ!
  ストライクフリーダムガンダムとディストラクト・ジャスティスガンダムで最強の座へ挑むッ!!』
キラ「やめてよね、僕が本気になったらその辺の格下ガンダムに負ける筈ないじゃない」
アスラン「キラの造ってくれたこのガンダムで借金返済だ! なら勝つしかないじゃないか!」

メイリン『各地のネタスレと流派東方不敗で鍛え上げた超A級の戦闘力! 放つか石覇ラブラブ天驚拳!!
  ミネルバ代表はご存知シン・アスカとステラ・ルーシェ!
  シャイニングアッガイガンダムとボルトガンダムで、その手に掴むか地球圏最強!』
シン「師匠ォ―――!! みんな―――!! 俺はやる! 絶対優勝するぞ―――!!」
ステラ「うぇーい! シンとステラゆーしょー! うぇーい!」
メイリン『そして、7チームじゃ数が合わないという事で、サハク家がとっておきのファイターを連れてきましたッ!
  アストレイ2大主人公、“宇宙一のジャンク屋”ロウ・ギュールと“野次馬のジェス”ことジェス・リブル!
  ガンダムアストレイ・レッドフレームとガンダムアストレイ・アウトフレームDで緊急参戦ッ!!』
ロウ「ジャンク屋&野次馬連合の結成だぜ! 優勝するぞ、ジェス!」
ジェス「ああ! ついでにマティアスに頼まれた写真もバンバン撮るぜ!」


コートニー「錚々たるメンバーが揃ったな。どのチームが優勝しても不思議はない」
メイリン「なお、本大会ではガンダムファイト国際条約に則ったオフィシャルルールで戦いますが、双方のチーム
  の合意があった場合に限り、全てのルールを無視したバーリトゥード・ガンダムファイトを実施出来ます」
コートニー「道具に使用制限なし! コクピットへの攻撃可! 敗北は即、死に繋がり、脳死の段階で勝負あり!
  地球圏で最も野蛮なガンダムファイト、それがバーリトゥード・ガンダムファイトだ!」
メイリン「まさしくガンダム闘争(ファイト)という訳ですね、コートニーさん」
コートニー「ああ。だが、あくまで双方の合意があった場合のみだ。その辺りを気をつけてくれ」
メイリン「……っとッ! たった今、抽選が終わった様です!」

第一試合  アメノミハシラ代表vsラクシズ代表
フレイ「あら、キラ! 久しぶりね……あのピンクとお楽しみだった様じゃない?」
キラ「ふ、ふ、ふフレイ?!!」
フレイ「嬉しいわよ、こんなに早くまた逢えて……」
キラ「あ、あは、あはははははははは………」

第二試合  ジュール隊代表vsオーブ代表
イザーク「ていうかお前ら、予選ビーム跳ね返してばっかりで真面目に戦ってなかったろ」
ディアッカ「否グゥレイト……こいつはお仕置きだぜ」
カガリ「ふん。たかがお笑いコンビに、国家元首を倒せると思うな」

第三試合  地球代表vsジャンク屋&野次馬連合
ジェス「エド! 久しぶりだな」
エド「よう、ジェス。元気でやってたか? 今日は勝たせてもらうぜ」
コニール「だからさ、このパーツもっと安くならないか?」
ロウ「う〜ん、お目が高いな、お嬢ちゃん。でもな〜……」

第四試合  ミネルバ代表vsプラント代表
ミーア「今日は負けないわよ! 平和の為に!」
ステラ「うぇーい! ステラも負けない! みんなでパーッと遊ぶうぇーい!」
議長「シン、前から言いたかったのだが、君も我々と同好の士である様だね」
シン「何で議長までおっぱい星人なんだぁ――――――!!」


メイリン「それでは! ガンダムファイト・アメノミハシラ杯!」
コートニー「ガンダムファイトォォォォ――――!!」
メイリン「レディィィィ――――!!」

一同『ゴォォォォォォ――――――――――――!!!』
19通常の名無しさんの3倍:2005/12/19(月) 19:59:33 ID:???
>>16-18
さ〜えらい事のなってきましたよ!!!!
ROMっている観客のボルテージはさっきから上がりっぱなしだ!!!!!

ここで勝手に賭けをしたらミナ様に連行されるのかな?w
20通常の名無しさんの3倍:2005/12/19(月) 20:24:21 ID:???
>>16-18
盛り上がってきたなあ・・・。続きを心よりお待ち申しております
21通常の名無しさんの3倍:2005/12/19(月) 20:30:28 ID:???
のっけっからすげぇ…ここのSS職人さん達はホントに神揃いだ…www
22勝手にトトカルチョ:2005/12/19(月) 20:58:21 ID:???

アレンビー「寄ってらっしゃい観てらっしゃい。怪しい覆面予想屋コーナーだよー」

クルーゼ「因縁渦巻くラクシズVSアメノハシラだが、ズバリどちらが優勢と見る?」
シュバルツ「実力的にはラクシズの圧倒的有利、しかしアスタンのヘタレ具合が鍵となるな」
クルーゼ「なるほど、このスレ的には外せない要素というわけだな」
シュバルツ「更に女の執念は怖い………しかしピンク娘が黙ってみているとも思えん」
クルーゼ「つまり予想し辛いという事か。一応オッズは7:3でラクシズが人気だが………」
シュバルツ「フレイ嬢のパイロットとしての知名度が影響しているようだな」

クルーゼ「続いてジュール隊VSオーブだが………」
シュバルツ「オーブ有利、と言いたいがパイロットの空気の読めなさが問題だな」
クルーゼ「なるほど、このスレ的には外せない要素というわけだな」
シュバルツ「ただ空気の読めなさ具合ではジュール隊も負けてはいない。接戦になるな」
クルーゼ「つまり予想し辛いという事か。一応オッズは9:1でジュール隊が大人気だが………」
シュバルツ「ジュール隊人気というより、オーブ代表の大不人気だな」

クルーゼ「更に続いて地球代表VSジャンク屋連合の予想だが………」
シュバルツ「ほぼ初登場の面子だからキャラ立ちした方の勝ちだな。個人的にはロリを押す!」
クルーゼ「なるほど、このスレ的には外せない要素というわけだな」
シュバルツ「しかし相手はアストレイ主役級、これをどう乗り切るか応援したいところだ」
クルーゼ「つまり予想し辛いという事か。一応オッズは6:4で地球代表が人気だが………」
シュバルツ「おそらくコニール応援票だな。私も買ったぞ」

クルーゼ「最後にミネルバ代表VSプラント代表だが………」
シュバルツ「ここは主役のシンが勝たねばならぬ。しかし脇役に敗れるのも今や奴の持ち芸!」
クルーゼ「なるほど、このスレ的には外せない要素というわけだな」
シュバルツ「だがしかしステラの乳もミーアの乳も捨てがたい。非常に難しい選択だ」
クルーゼ「つまり予想し辛いという事か。一応オッズは2:8でプラント代表が人気だが………」
シュバルツ「ミーアファンクラブの仕業だな。シンは勝っても無事には帰れんな」

メイリン「お前ら真面目に予想する気ないだろ――――!!!」


ナタル「理事、これはやはり………」
アズラエル「何を言っているんです。胴元は確実に儲かるんですよ」
ナタル「いえ、そういう問題ではなくて………」
アズラエル「ミナ様の公認も得ていますから安心して賭けの受付に励んでください」
ナタル「………任務とあらば全力を尽くしますが、やっぱり、その………」
ウォン「せっかくバニーガール衣装を用意しましたのに、お気に召しませんか?」
アズラエル「ギャンブルって感じが出て良いんですけどねぇ。あまり揺れないのが残念ですが」
ナタル「余計なお世話だ――――!!!」
2322:2005/12/19(月) 21:02:15 ID:???
>>16-18
勝手にネタに便乗しました。すいません
24通常の名無しさんの3倍:2005/12/19(月) 21:40:29 ID:???
>>23
世界観が広がる感じがしてGJ!
しかし誰が勝ち残るのか楽しみだw
25通常の名無しさんの3倍:2005/12/19(月) 21:58:10 ID:???
>>23
クルーゼ、普通に復活して馴染んでやがるしw
26通常の名無しさんの3倍:2005/12/19(月) 22:00:54 ID:???
>あまり揺れないのが残念ですが

ナタルは貧乳ダッタノカァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!!!!!!(((((((((((((((;゜Д゜)))))))))))))))
27【もう1つの大会! 導かれし者達!!】:2005/12/19(月) 22:35:15 ID:???
アナウンサー「私が盗撮をするのではない、盗撮が私なのだ!
    御存知プラント議長『赤くて3倍』のギルバート・デュランダル!!
    実力は折り紙付き!苦手なジャンルは存在しないオールラウンダーだ!クールな顔でどこ見ているんだか!
    今日も見れるか!? 真っ赤に染まって3倍早いやつっ!!」

アナウンサー「分の悪い賭けは嫌いじゃないっ!
    自ら限界を超えた危険な地に赴くハイリスクハイリターンが撮影が見るものを魅了する!!
    そこのレディー! 今日行った女子トイレの横にはこいつがいたかもしれないぞ!?
    目指せ黄金郷!『投げられし者』サイ・アーガイルだ!!」

アナウンサー「胸チラのベストポジションは俺の中にある!!高角度の神様が来た!
    個性のないデス種では飛びぬけた高身長を十二分に利用するなんて卑怯じゃないかぁ!?
    『ハイアングル』レドニル・キサカァッ!」

アナウンサー「枚数では誰にも負けない! 一秒間60回シャッターを押せるミラクル反射神経!!
    ゲームも強いがそれ以外はからっきしなのを忘れていて偉い目にあったけどな!!
    ご存知『マシンガンシャッター』トール・ケーニヒ!!」

アナウンサー「どこにもいなあぁぁ――い!! 説明不要!! 『音無し』のカズイ・バスカークだぁぁっ!!」

アナウンサー「真の盗撮を知らしめたい! その人生全てを盗撮に注ぎ込んだ馬鹿一代っ!!
    あらゆるカメラを自在に操りピンボケ、ブレは出したことがない脅威の技を見せてくれ!
    一度は引退したが元No.1の技の冴えにはいささかの衰えも見られないぞっ!
    『七眼レフ』のシュバルツ・ブルーダーだ――っ!!!」
28【もう1つの大会! 導かれし者達!!】:2005/12/19(月) 22:36:56 ID:???
アナウンサー「子供達はどーしたッ! 壁でも床でもなんでもこい! 時々ヤバイものが写るのはご愛嬌!『念写三昧』マルキオ導師だッ!!」

アナウンサー「盗撮は怪しまれない見た目が者をいう! 撮影が速すぎてもはや誰も防げない!!
    『ライトニング』シーヘル・クラインがきてくれたぁぁ――っ!」

アナウンサー「俺に取れない角度はない!!
    ガンカメラによるオールレンジ撮影ができる『オールレンジスナップ』ムウ・ラ・フラガ――ッ!!」

アナウンサー「自分で撮るのは盗撮じゃないというに!! でもその高慢ちきさがマニアな心をスタンピード!!
    『なんちゃってグラビア』フレイ・アルスターだ!!

アナウンサー「特に理由はない、お前ら殺す!
    血走った目が怖いぞ! 『ハルパーミリィ』ミリアリア・ハウだ!!」

アナウンサー「デス種が終わっても生きていたとはよかったな! 文字通り体を張った得意領域に入ったらまず負けはない!
    女を怒らせることなら任せておけ!『怒れる女神象を掲げる男』ディアッカ・エルスマン!!」

アナウンサー「第156回盗撮ファイト優勝者が帰ってきたっ!
    どこへ行っていたんだっ プラント盗撮No.1ッッ! 俺達は君を待っていたッッッ
    写真だけでなく被写体の発掘からアフターケアまで忘れない!! ツンデレアビーはこいつの仕業だ。
    困ったときはなかったことに!! 俺達の『盗撮13』アーサー・トラインが帰ってきた――――――――ッ!!」




アーサー「フ…なんてな……」
タリア「な、なによアーサーさっきからにやにやして…」
[終わり]
29通常の名無しさんの3倍:2005/12/19(月) 23:42:36 ID:EQhKlZGj
超GJ!
「全選手入場!」は現役ジャンプ漫画家にもインスパイヤされるほど
ネタ元として珠玉のデキだけど、このスレの改変もまた見事!
深夜に一人ニヤニヤしてしまったじゃねーかww
30通常の名無しさんの3倍:2005/12/19(月) 23:53:07 ID:???
>>28
…すまん、一応。
>シーヘル・クライン
メイリン「シーゲル・クラインじゃないのかーーーっ!!」
31シーゲル・クライン:2005/12/19(月) 23:59:55 ID:???
>>30
そ、それは…っ、そう! タイプミスだこの馬鹿ものが…ではなくてタイプミスだよハッハッハッ。
メイリン君、ワシはこれ見ての通り間違いなく東方不…もといシーゲル・クラインなのだからな。
3215:2005/12/20(火) 00:07:33 ID:???
>>23
ネタの便乗ならいつでもOKです!
寧ろそうやってスレの世界観に広がりが出てくれるなら、
私としてもSS書き冥利に尽きます。

第一試合の導入部だけ出来たので、とりあえず投下しておきます。
後々の展開は完成次第投下という事で……。
(アメノミハシラ内・トトカルチョコーナー)
オーブ兵A「なあなあ、誰に入れる?」
オーブ兵B「そりゃあ、断然キラ様だな!」
海賊兵A「やっぱフレイ様に入れなきゃマズいよな〜」
海賊兵B「えー、あったり前じゃーん!」
ナタル「理事もウォン氏も、私にこんな恥ずかしい格好を……主催者も主催者だ。賭け事を公認などして……
  あ、こら! そこのカメラ小僧! 勝手に撮るな! そこもだ! 列を乱さず順番に投票用紙と賭け金を出せ!
  全く……ん?」
ソキウス13「…………」(周囲に気を配りながらそ〜っと投票用紙を出そうとしている)
ナタル「……そこのサーティーン・ソキウス! ちょっと待て!」
ソキウス13「ッ!!」(ビクッ)
ナタル「その投票用紙を見せてみろ!」
ソキウス13「…………」(恐る恐る投票用紙を見せる)

『石原慎太郎』

ソキウス13「ナチュラルである石原都知事を応援したいのです」
ナタル「……この、馬鹿者ぉ――――――っ!!!」



(アメノミハシラ代表控え室)
フレイ「……ったく! 何で私まで代表に選ばれてんのよ! そこんとこ説明しなさいよね!」
ニコル「だって……こないだのミハシラ防衛戦で、一番撃墜数が多かったのが何故かフレイさんですし」
ミゲル「ムラサメとかM1の部隊なんか、フレイのバタラを見ただけで震え上がって逃げてったよな」
ラスティ「そうそう。高機動モードで一機一機順番に順番に撃墜していくのを見た時は、流石の俺達も嫌な汗が
  流れたぜ。こいつはエースだ! ってな。本当にナチュラルか?」
フレイ「……1000万歩譲って、私が一番強いからっていう理由は納得してあげる。けど! どうしてこんなヒラメ
  みたいなMSに乗せるのよ! 人型ですらないじゃない!」
ニコル「これはバタラのバリエーション機ですよ。フレイさん、何でかは知りませんけど、木星圏のMSと相性が
  いいみたいじゃないですか。クァバーゼが出来上がったらテストパイロットをやってもらうって、アズラエルさんも
  上機嫌でしたよ」
フレイ「ありがた迷惑なのよ、それが! ああ、もう! 何ちゃら・タイプとかいうメガネMSを降りれたと思ったら、
  また同じ様なゴーグルMS! で、今度はヒラメぇ?! 冗談じゃないわよ! ガンダムに乗せてって何度言ったら!」
ニコル「フ、フレイさん、落ち着いて……僕なんかヴァゴンですよ」
ミゲル「俺なんかエレバドだぞ? あのエイリアンみたいな後頭部の」
ラスティ「つーかアクシリオに乗ってる俺の身にもなってみろよ! MSですらないだろ!」
フレイ「じゃあラスティ、あんた私の代わりにあの特攻兵器まがいのMSに乗ってみなさいよ!」
ラスティ「……すいません」
ソキウス4「落ち着いて下さい、フレイ様」
フレイ「何? あんたも何か言いたい訳?」
ソキウス4「ペズ・バタラとソードカラミティ、フリーダムとジャスティスという彼我の戦力差を懸念しているのでしたら、
  安心して下さい。私がフレイ様をお守りします」
フレイ「な、何よ。あんたが私を守るって?」
ソキウス4「はい。ナチュラルであるフレイ様を守るのが、私の役目です」
フレイ「冗談はやめてよ! あんた、コーディネイターのくせに馴れ馴れしいわよ!」
ソキウス4「…………」
ニコル「フレイさん!」
ラスティ「言いすぎだぜ、フレイ」
フレイ「な、何よ……何か文句でもあるの?!」
ミゲル「ソキウスはナチュラルを守る為に生まれた戦闘用コーディネイターなんだ……服従遺伝子でナチュラルの
  不利益になる事は出来ないが、お前さんを守ろうって言うのはソキウスの意思なんだぜ」
ニコル「どうしてコーディネイターだからってそんな風に言えるんですか! フレイさんの言った事、ブルーコスモス
  みたいですよ!」
フレイ「何よ……それ……し、知らないわよ、そんな事!」

『間もなく第一試合が始まります。アメノミハシラ代表とラクシズ代表は、各自ガンダムに搭乗後、会場へ……』

ソキウス4「フレイ様、スタジアムへ」
フレイ「わ、分かってるわよ! ほ、ほら、グズグズしないの!」
(フレイとソキウス4、控え室を退出)

フレイ「知らないんだから……そんな事……」
メイリン『それでは、いよいよ第一試合が始まります! アメノミハシラ代表vsラクシズ代表、因縁の対決ですッ!!
  青竜の方角より、アメノミハシラ代表のペズ・バタラガンダムとソードカラミティガンダムが登場ですッ!
  前作はなんと身体を張ってキラ選手を篭絡ッ! カテジナからララァまで何でもごされの超A級ヒロイン!
  復活して早々アメノミハシラ代表ッ! フレイ・アルスター選手――――!! 乗機はペズ・バタラガンダムです!』
フレイ(ソキウスの事なんかどうでもいい……そうよ、どうだっていいわ。ファイトに集中しないと……)
メイリン『三つ子の様で三つ子じゃないッ! ナチュラルを守る為ならロンド・ミナにも意見しますッ!
  同じくアメノミハシラ代表、フォー・ソキウス選手! 乗機はソードカラミティガンダムです!』
ソキウス4「…………」
コートニー「アメノミハシラ代表の木星圏の技術は興味深い。ファイターは両名共に全くの無名だが、期待出来るな」

メイリン『続いて白虎の方角よりラクシズ代表ッ! ストライクフリーダムガンダムとディストラクト・ジャスティスガンダム!
  シン・アスカを主役から引きずり落としたものの、ドモンスレではすっかりやられ役! しかし嫁補正は健在ッ!
  控え室でラクス様にプレッシャーかけられましたッ! キラ・ヤマト選手! 愛機はストライクフリーダムガンダム!』
キラ「((((((;゚Д゚))))))ガクガクブルブル  やめてよね、ぼ、僕はフレイとは今は何の関わりも……」
メイリン『本大会でヘタレの汚名、返上出来るか?! それとも汚名挽回に終わるのか?! 色々な意味で期待大!
  借金返済と真の主役への回帰を狙います、アスラン・ザラ選手! ディストラクト・ジャスティスガンダムの能力とは?!』
アスラン「実はディストラクト・ジャスティスの建造費も借金に上乗せされたんだ! ……どうしよう」
コートニー『試合の勝ち負けがどうと言うより、アスラン選手の行く末がどうしようという感じだな』

メイリン『それでは、各ファイター準備はよろしいですね?!』
キラ「フレイ……君には恨みはないけど、本気で行かせてもらうよ……((((((;゚Д゚))))))ガクガクブルブル」
アスラン「可哀想だが、君達には俺の借金返済の礎になってもらうぞ! そうしないと寧ろ俺がヤバいから!」
フレイ「……お、遅れるんじゃないわよ。いいわね?」
ソキウス「了解しました、フレイ様」
メイリン『それではぁっ! ガンダムファイトォォォォ――――――!!』
キラ・アス『レディィィィィ――――――ッ』
フレ・ソキ『ゴォォォォォ――――――!!!』
3615:2005/12/20(火) 00:12:10 ID:???
ナタルが賭けの受付ネタ、勝手に使わせて頂きました。
23氏、どうもすいません。
37アスランインパクト:2005/12/20(火) 01:57:48 ID:???
みなさんはガンダムSEEDを知っていますか。
2003年に放映された21世紀のガンダムはガンダム史の嫌な部分にその名を残しました。


      アスランインパクト


アークエンジェルにて

アスラン「ハロとか食ってみようかな…」

メイリン「……………」

メイリン「な、何を言い出すんですかアスランさん
     裏切りを繰り返したあまり頭にDG細胞か何かわいちゃったんですか?」
アスラン「いや、違うんだメイリン」

アスラン「その昔、デビルガンダムを倒したガンダムファイターは熱いファイトで
     ガノタをたいそう驚かしたという噂だ。
     俺にはそういうインパクトがないなあと思って…」
メイリン「いや、だからといってこんな所でハロをムシャムシャ食べても誰も気づきませんよ!?
     私一人だけびっくりしますけど…
     ていうか引きますけど…」
アスラン「くそう、やはりイカスMSとかじゃないと歴史的インパクトは残せんのか…
     アスラン無念…」

歩き続ける二人は格納庫に着いた。
38アスランインパクト:2005/12/20(火) 01:59:35 ID:???
メイリン「あっ。MSならありますよ、あそこに」
アスラン「あ、本当だ。よし」

さっそくMSに乗り込んでみるアスラン。

アスラン「グフじゃねえか!」
メイリン「グフですけど!?」

アスランの頭突きがメイリンにゴシャ、と決まる。
頑固な頭皮のせいでメイリンの頭から血が噴出した。

アスラン「しかも以前撃墜されたヤツじゃねーか!
     何だよ、あの角だけで髪一本生えてないツルツルの頭は!
     俺がハゲだとでもいうのか!フサフサのMS持ってこんかい!」
メイリン「そんなムチャな…」

そこにカガリが通りかかる。

カガリ「お、アスランにメイリン」
メイリン「あ、カガリさんこんにちは」
カガリ「キサカがいいケバブ持ってきたんだが少しどうだ?」
メイリン「え、いいんですか。いただきます。これは、いいケバブですね」
アスラン「ムッ、何だその肉っぽいの。かしてみろ!」

おもむろにケバブの上に体育座りをするアスラン。
そのシュールな光景にカガリは固まり、メイリンは冷や汗を流した。

アスラン「肉じゃねーかよ!」
メイリン「肉ですけど!?」

再びメイリンにゴシャ、と頭突きをするアスラン。
39アスランインパクト:2005/12/20(火) 02:02:03 ID:???
アスラン「畜生ー!もう!なぜ俺は目立たないんだ!
     こんなことでザフトの教科書にちゃんと載るのか!?」
カガリ「なあ…アスラン、脳にDG細胞か何かわいたのか?」
メイリン「ガンダムファイターみたいなインパクトが欲しいらしくて…」

アスラン「あーもー、やっぱりハロだ!ハロ喰うしかねえ!
     ピンクハロ持ってこんかい!」
メイリン「やめて下さいってば、意味不明なインパクトは…」
アスラン「じゃあどうしろってんだ!達磨になれってのか!
     ようしもう達磨になったろか!海の藻屑になったろか!」
メイリン「ワア、ちょっと錯乱してきた」
アスラン「いや、むしろ全てブッ壊したろか!」
メイリン「ブッ壊れた!」

アスラン「チクショーーーーーーーーーー!
     ブッ壊してやるーーーーーーー!
     どいつもこいつもーーーーーー!」
メイリン「落ち着いて、アスランさんっ!
     カガリさん、手伝って!
     そのへんのビームサーベルでアスランさんの尻を…
     尻をぶったたいて!」
カガリ「ム…ムリ…
    私にはムリ…」
40アスランインパクト:2005/12/20(火) 02:02:49 ID:???
自室にて。

メイリン「いいですか、落ち着いて聞いてくださいアスランさん」

メイリン「とにかく自分に出来る仕事をしましょうよ。
     アスランさんの最大の目的は『議長を倒して世界を平和にする』でしょ。
     それってちゃんとインパクトあると思いますよ。
     ストーリー的に…」
アスラン「うむ、そうか…」
メイリン「忘れてませんでした?アスランさん」
アスラン「わ、わすれてないよ!ちゃんと頭にはあったよ。
     ぎろ…議長をたば…たお…たわば…」
メイリン「言えてないじゃないですか…
     議長を倒して世界を平和にする、ですよ…」
アスラン「議長を倒しつ…た…
     せん…へ…ぎ…たーんえっくすっ!(舌噛んだ)」
メイリン「ターンX!?」

アスラン「あー舌かんだ。
     とにかくちゃんと考えてるよ。近々月に行こうと思って作戦も練ってんだ。
     もうノートにびっちりだぞ、作戦」
メイリン「本当ですか?ちょっと見せてください!」
41アスランインパクト:2005/12/20(火) 02:04:58 ID:???
ノートには「チクショー」と吹き出しを添えスゴイ顔で泣いているアスランの顔が…

アスラン「こんなかんじ」
メイリン「びっくりしたっ!何の作戦ですかソレは」
アスラン「シンに口論で負けたときの顔」
メイリン「そんな顔するんですか!?もっと毅然とした態度でいましょうよ!」
アスラン「でもインパクトはあるだろ」
メイリン「そんなんじゃなくてヤキン・ドゥーエの英雄にふさわしい作戦はないんですか!?」
アスラン「まあ落ち着け。俺だって戦争に勝つつもりだよ。
     例えば、これがメサイヤ撃破までもうひと押しという時の…
    
     メイリンのがんばり」

ノートには上着を脱いでいるメイリンのイラストが描いてあった。

メイリン「何で脱いでるんですか私は!?何で私ががんばってるんですか!?」

アスラン「そして戦争終結時のメイリンの…

     満面の笑み」

そこには素肌にバスタオルをまいた笑顔のメイリンのイラストが描いてあった。

メイリン「エローーーッ!
     どう見ても風呂上りじゃないですか!はずかしっ
     どうして風呂上りなんですか私が!?」
アスラン「戦闘中に天使湯に入ってたらこうなるだろ」
メイリン「なんで戦闘中に風呂入ってるんですか!」
42アスランインパクト:2005/12/20(火) 02:06:57 ID:???
アスラン「とにかく、このノートを携えて明日出発することにする」
メイリン「携えないでください後生ですから!
     それに明日なんて急ですよ!MSの用意とかいろいろ…」
アスラン「おバカが!普通のMSなんかで行ったらインパクトなさすぎだろが!」
メイリン「ええ?じゃあ何で行くんですか…?」
アスラン「こんなの」

アスランが見せたのはどう見ても風車のイラストだった。
コックピットにはアスランが乗り、下のほうにメイリンがはめこまれている。

メイリン(いやだーーーーーーーーーーーーー!)

メイリン「変すぎますよ!私が下の方に組み込まれてるじゃないですか!何なんですかコレ!」
アスラン「ウム、メキシコに吹く熱風にちなんでネーデルガンダムと名づけた」
メイリン「ちなんでなーーーい!」
アスラン「なんかちなみ損ねた」

アスラン「ちなみに君の席は上下に動くようになってるぞ」
メイリン「どうして上下に動くんですか!?私はスイッチですか!?」
アスラン「いや、スイッチとかは全部上の俺のところについてるよ。
     自爆スイッチとか」
メイリン「なんで自爆スイッチがあるんですか!?」
アスラン「誤爆スイッチとか」
メイリン「何を誤爆するんですか!?」
43アスランインパクト:2005/12/20(火) 02:09:33 ID:???
メイリン「まったく、アスランさん一回脳調べてみてくださいよ…
     絶対、ファラオガンダムか何かいますから…」
アスラン「まじで?」
メイリン「まちがっても、その変なガンダム造らないでくださいよ…」

そこでふとメイリンが窓の外を見ると、オーブ基地に置かれた風車が見える。

メイリン(もうできてるーーーーーーーー!!
     基地においてあるーーーーーーー!!)

アスラン「さっそく見つけたか、くいしん坊め」
メイリン「戸棚のお菓子を見つけたみたいに言わないでください!」
アスラン「野ざらしだけど心配するな。防水加工してあるから」
メイリン「そんな心配してませんよ、これっぽっちも!」
アスラン「でもあれ、海に潜ると浸水するんだよ」
メイリン「防水してないじゃないですか!?」
アスラン「特に君が乗るところなんかキッツイぞ」
メイリン「乗りませんよ!」
アスラン「なんかボスボロットのコックピットみたいになるんだよ。
     まあ、気にせず乗れ」
メイリン「気にしますよ!いや、乗りませんよ!」
44アスランインパクト:2005/12/20(火) 02:11:32 ID:???
翌朝

ネーデルガンダムは風車を回転させながらゆっくりと歩いていた。

アスラン「キャッホーーーー!ゆけえーーーー!
     ネーデルガンダムどこまでもゆけえーーーー!」
メイリン「ヒエエ〜〜〜〜〜〜
     ものの200mでもう酔ってきた…アスランさん助けて〜〜〜〜」
アスラン「しょうがないだろ、風車の回転と君の座席が連動してんだから…」
メイリン「なぜ、こんな無意味な連動を…」
アスラン「それより見てくれ、メイリン。みんなが注目してるぞ。作戦成功だな」
メイリン「私はむしろあまり見られたくないですオエ〜〜〜。
     止めて〜〜〜リバースしちゃう、リバースするとこ見られちゃう」
アスラン「えーまいどおなじみのアスランです。ドモン・カッシュよりすごいアスラン、
     皆さん今日は覚えて帰って下さい、ガンダムSEEDの第二の主人公アスランです」
メイリン「宣伝してないで止めてヒエ〜〜〜〜〜」
アスラン「君、コーディネーターだろ、それくらいなれっこじゃないの?」
メイリン「コーディネーターは風車の回転に連動して上下に動いたりしません!」

メイリン「もう死ぬー!チクショーー!
     どりゃーー!」

メイリンは両手に渾身の力を込めて座席の上下運動を止めた。

アスラン「ああっ何やってんだメイリン!止まっちゃダメだ!風車も止まっちゃうだろ!
     ほら、いいケバブやるからその手を離せ!
     さあ手にとってみ!いいケバブだから手にとって見てみ!」

アスランは糸で吊るしたケバブをメイリンの前にぶら下げる。
45アスランインパクト:2005/12/20(火) 02:14:22 ID:???
メイリン「いや〜〜〜!手を離したらまた上下にガクガクするからイヤです!
     そのケバブも昨日見ましたよ!
    
     オプウウッ!チリソースが顔に…!!
     アスランさんたいがいにしてください!もう怒りましたよ!

     このクソハゲめが!」

メイリンが力いっぱい頭を振ると、吹き飛んだケバブが今度はアスランの顔に直撃した。

アスラン「うわっ何だ!?前が見えん!
    
     みえんみえん、まえみえん」

あわててじたばたするアスランの左手がうっかりじばくスイッチに接触。



ボーーーーーーーン



ユウナ「びほろおっ」
ムウ「くんねっぷ」
ジブリール「めまんべつっ」

破片は不幸な通行人に直撃した。
46アスランインパクト:2005/12/20(火) 02:15:33 ID:???
メイリン「びっくりした〜〜〜。いたたたた…」
アスラン「おお。生きてたかメイリン!さすがツインテールのキャラ…」
メイリン「いや、ツインテール関係ありませんよ…。
     それより、何でいきなり自爆するんですか、も〜〜〜」
アスラン「ゴメンヌ。このケバブで前が見えなくて…
     でもこれで結果オーライかも知れんぞ、メイリン」
メイリン「え、何でですか?」
アスラン「これだけの大爆発だ、すごいインパクトを残したはず。
     ガンダムファイターの暴れっぷりに匹敵するだろ、コレは。
   
     Gガンダム越えは成ったな」


この事件はアスハ家が圧力をかけたので記録には残っていません。

                             終わり
47通常の名無しさんの3倍:2005/12/20(火) 02:17:18 ID:???
ギャグマンガ日和ネタのストックがあったのでついやってしまった。
次は真面目なの書こうか。
48通常の名無しさんの3倍:2005/12/20(火) 08:11:52 ID:???
ちょwwwwwwアスランwwwwww

あれ?何か目から汗が・・・
49通常の名無しさんの3倍:2005/12/20(火) 10:51:43 ID:???
前スレラストはラクスかよw
50通常の名無しさんの3倍:2005/12/20(火) 11:32:53 ID:???
>>33-35
なんだかシリアスの予感…!
GJ!!
51通常の名無しさんの3倍:2005/12/20(火) 13:39:11 ID:???
ついに凸が精神崩壊したかと思っちまった。
とにかく乙。
52まとめサイト”管理”人:2005/12/20(火) 13:47:12 ID:???
誰か前スレ保存しといて下さい…夜までに落ちそうで怖いorz
53週刊少女エースCE:2005/12/20(火) 20:22:46 ID:???
シン(ウルウル………メソメソ………シクシク)
ドモン「マンガごときで泣くとは、現実と虚構の違いに気づかぬ未熟者め」
シン「そうは言いますけどね………シクシク」
ドモン「ふむ、『週刊少女エースCE』最新号、か。少女向けの雑誌で泣くとは………」

アスラン「ラクス宛のファンレターは、ここに置いとくから」
ラクス「やはり歌姫たるもの、純真なファンの声援はエネルギーになりますわね」
キラ「ミーアやミナ様とかの影響で毎週確実に減ってるけどね」
ラクス「しかし数が減るのはともかく、既にファンレターと呼べないものが増えましたね」
アスラン「どれどれ………うわー、まるで本編放映中のシンに宛てた手紙みたいに非難の嵐だな」
キラ「あー、僕まで非難されてるよ。ラクス、一体何やったのさ」
ラクス「見損なわないでください! 簡単にバレるような悪事はしていませんわ!」
メイリン「バレなければ良いと思ってるのか―――!!!」
マリュー「たぶん、コレのせいじゃない?」
キラ「それって『週刊少女エースCE』の最新号じゃないか」
アスラン「懐かしいな、子供の頃読んでたよ。『小公女セイラ』が泣ける話でさ」
キラ「そうそうあったよね。僕は『ディアナとソシエ』が好きだったな。王女様が入れ替わるヤツ」
メイリン「みんな読んでたんですね。スポコンの『四番村雨』が好きなんですが、新装版はチョット」
ラクス「そんな物を何故ラミアス艦長が? ちなみに私は『星屑のガラハウ』を愛読してましたわ」
マリュー「毎週『翼の王子様』目当てに買ってるんだけどさ。最近、赤丸急上昇なマンガがコレよ!」
アスラン「なになに『魔法少女ふたりはプルプル』?」
マリュー「違うって巻頭特集を見て!」
キラ「えーと『ある星の物語』か。普通の恋愛マンガじゃ………駄目! ラクスは見ちゃ駄目!」
メイリン「うわぁ………これは………納得」
マリュー「良く調べてあるでしょ。リアリティー抜群で主婦層にも大好評。近々ドラマ化って話よ」
ラクス「何がどうなっているんですの! 貸しなさいってば!」

(熟読中、しばらくお待ちください)

ラクス「何なのですかコレは―――!!!」
アスラン「そう言われても………アレ、キラは?」
メイリン「逃げました………でもホントにこんな事があったんですか?」
マリュー「大筋は間違っていないわ」
アスラン「随分お気楽ですね」
マリュー「だって私は悪くかかれてないもん」
54週刊少女エースCE:2005/12/20(火) 20:23:53 ID:???
『ある星の物語』原作:フレイ・アルスター 画:M1ガールズ
<あらすじ>
 戦争の中、ザフトの謀略により連邦高官の父を失った主人公フレイ。失意の彼女は優しいエース
パイロットと恋に逃げるが、それを妬んだザフトの歌姫によって引き裂かれてしまう………


メイリン「要約すると二年前のAAを舞台にしたフレイさん視点のラブストーリーですね。思いっ切り
     ラクス様が意地悪な悪役ですけど。キラさんはフレイさんを捨てて他の高官の娘を選ぶ、
     優しいけど流されやすい甲斐性無しの男として………」
アスラン(確かに嘘ではないよな)
メイリン「ラクス様はキラさんをMSで釣った挙句、自国も裏切り好き放題に暴れるという………」
マリュー(間違ってはいないのよね………)
ラクス「もう結構です! まったく失礼にも程があります!」
メイリン(さすがに可哀想かも。全部本当の事らしいけど)
ラクス「これは捏造記事ですわ! 私は簡単にバレるような悪事はしていないと言ったでしょう!」
メイリン「ツッコミ所はそこか――――!!!」

アズラエル「やぁキミ達。原稿は順調かな? 差し入れのケーキと栄養ドリンクですよ」
マユラ「さすがムッちゃん、気が利く! きっと出世するよ。モンブランいただき!」
アザミ「理事になんて口の利き方よ! あたしイチゴショート」
ジュリ「原稿は順調、理事の登場シーンもカラーページでバッチリです!」
アズラエル「格好良く書いてくださいね。原稿料は弾みますから」
マユラ「はーい、がんばりまーす」
アザミ「どーせアタシらMS乗っても活躍できないしね。チクショー!」
ジュリ「カガリ様ですら全然回想シーンに呼んでくれませんでしたものね」
マユラ「あの薄情者をもう少し悪そうに書き直すか」
アサギ「フレイちゃん以外は悪役で良いよね。悲劇性が受けるんだから」
ジュリ「最後は信じたキラ君に見捨てられても、彼を守り想い続ける………とこの路線でいこう」

ドモン(ウルウル………メソメソ………シクシク)
シン「結構泣けるでしょう?」
ドモン「おのれラクシズ! このような悪逆非道の限りを尽くしていたとは許せん!」
ルナ「結局お前も未熟者だ―――!!!」

アスラン「ラクス、吉報があるぞ!」
ラクス「なんなのですか。あの雑誌が廃刊にでもなりましたか?」
アスラン「あのマンガがドラマ化するんで実名出演のオファーが!!」
ラクス「誰が出るか――――!!!」

ナタル「世論を味方につけるにも、もう少し良い方法はなかったのですか?」
アズラエル「なに言ってるんです。我がアズラエル・バンガードの大事な収入源ですよ」
ナタル「こんな方法は納得いきません。私はあんなに意地の悪い女ではありません!」
アズラエル「…………単行本では直させます」
55通常の名無しさんの3倍:2005/12/20(火) 20:47:43 ID:???
GJ!!
56通常の名無しさんの3倍:2005/12/20(火) 21:07:15 ID:???
なんでだろう・・・・ここの種&種死キャラがもの凄くイキイキしてるように感じるよwGJ
57通常の名無しさんの3倍:2005/12/20(火) 21:09:51 ID:???
GJ!!!! ツン好きの俺としてはナタルがやたらかわいいとおも。
58通常の名無しさんの3倍:2005/12/20(火) 21:18:10 ID:???
サハク家に続々と人材が集まってるな。
味方にすると頼もしい事この上ないアストレイキャラがいて、
ドミニオン組やら元ザフトのエースやらで構成された
宇宙海賊アズラエル・バンガードが加わったと思ったら、
今度はアストレイ娘。……。
59通常の名無しさんの3倍:2005/12/20(火) 21:20:45 ID:???
>>53-54
GJ!みんな、幸せそうでいいねw
60まとめサイト”管理”人:2005/12/20(火) 21:47:50 ID:???
ちょっと失礼します。
無事前スレの保存出来ました、お騒がせしました。

|-`)oO○…なんで名前に「”」が入ってたんだろう……
61通常の名無しさんの3倍:2005/12/20(火) 21:49:23 ID:???
管理って文字に付いて来るのかorz
62通常の名無しさんの3倍:2005/12/20(火) 21:52:27 ID:???
>>60
保存できたんだ、よかった。
一応とってあったけどなw
管理に””がつくのはひろゆきの成りすましを防ぐためだと聞いたことがあるぞ。
63通常の名無しさんの3倍:2005/12/20(火) 22:02:06 ID:???
>>53-54
作品名は全部女性キャラかと思ったら、マリューはW系ヤオイかw
ある星=アルスターでいいんだよね?
64通常の名無しさんの3倍:2005/12/20(火) 22:13:13 ID:???
5つの星の物語(FSS)からかと思ってた…すごいな、>>63
65通常の名無しさんの3倍:2005/12/20(火) 22:16:36 ID:???
>>53-54

>私はあんなに意地の悪い女ではありません!


サラミ吹いたww
66通常の名無しさんの3倍:2005/12/20(火) 22:55:00 ID:???
>>62
ありがとうありがとう(−人−)
新板って朝生きてても夜落ちてたりするから…
なんとか生き残っててくれてほっとしたぉw
つーか実はこれってラクスパワーなのか?
67通常の名無しさんの3倍:2005/12/20(火) 23:02:54 ID:???
>>66
ドモンの力
68通常の名無しさんの3倍:2005/12/20(火) 23:04:50 ID:???
ああ、前スレのラストのラクスかw
あれなら確かにパワーありそうだなw
69通常の名無しさんの3倍:2005/12/21(水) 00:00:45 ID:???
嫁補正ならぬラクス補正!?
70通常の名無しさんの3倍:2005/12/21(水) 02:21:16 ID:???
補正より呪って気もするけど
71通常の名無しさんの3倍:2005/12/21(水) 09:59:18 ID:???
くるーきっとくるー
72メイリン:2005/12/21(水) 10:07:04 ID:???
>>71
来るの?ラクス様が来るの!?
73通常の名無しさんの3倍:2005/12/21(水) 11:12:57 ID:???
♪静かな〜この夕日〜♪(静かな夜にをちょっとスロー再生した感じの着メロ風に)
パカッ
携帯を開くと、そこには3日後の自分からの着信が・・・・!!!
着信アリ 種死編

暇あったら書いてみるかなぁw
74通常の名無しさんの3倍:2005/12/21(水) 12:43:17 ID:???
着信より通信の方がいいんじゃね?
MSに乗ってたら死に際の自分から通信が来るとか
75通常の名無しさんの3倍:2005/12/21(水) 13:52:58 ID:???
いや、着信のほうが馬鹿っぽくていいんじゃね?
76シン・アスカ:2005/12/21(水) 14:13:06 ID:???
パイロットが携帯持ってるのがバカっていうのか、あんた達は――――!
77通常の名無しさんの3倍:2005/12/21(水) 14:36:39 ID:???
SSじゃないのにオチがつくとはレベルの高いスレだwwww
78通常の名無しさんの3倍:2005/12/21(水) 16:29:32 ID:???
ピッ
『マユでーす。でもごめんなさい。今、オーブの山にいるの。これからそっちに行きまーす』
ガチャ
シン「え?何だ、いつもと違うメッセージが…ってか、通話してなかったか?今の」

プルルルル、プルルルル…ピッ
『マユでーす。でもごめんなさい。今、ジブラルタル基地の前にいるの。これからそっちに行きまーす』
ガチャ
シン「な、何だよこれ…どういうことだよ…」

プルルルル、プルルルル…ピッ
『マユでーす。今、ミネルバの前にいるの。これからそっちに行きまーす』
ガチャ
シン「…!だんだん近づいてる…!?」

プルルルル、プルルルル…ピッ
『マユでーす。今、インパルスの前にいるの。これからそっちに行きまーす』
ガチャ
シン「マユ…マユが来るのか…そんなはず無い…アイツは死んで…死んだ人間がよみがえるなんてそんな事…」

プルルルル、プルルルル…ピッ
『マユでーす。今、医務室の前を通り過ぎました。これからそっちに行きまーす』
ガチャ
シン「そうだレイ…!レイは…何でこんなときにどこか行ってるんだよ!俺を一人にするなよ!」

シン「やばい…何がなんだか分からないけど…とにかくやばい!何とかしないと…」
カンカンカン…
シン(!!誰かドアを叩いてる!?)
プルルルル、プルルルル…ピッ
『マユでーす…今…お兄ちゃんの部屋の前にいまーす…』
ガチャ
シン「う、うわあああああああ!!!」

シン(机やらベッドやら、部屋にあったもの全部使ってドアをふさいでやった…
これなら入って来れないはず…)
プルルルル、プルルルル…
シン「!!」
ピッ
『お兄ちゃん…』
その声は、ピンク色の携帯と、
『やっと会えたね』
シンの背後から聞こえてきた。
                         BAD END
79通常の名無しさんの3倍:2005/12/21(水) 16:32:08 ID:???
携帯でホラーな展開などこれしか思いつかん。
80通常の名無しさんの3倍:2005/12/21(水) 16:42:36 ID:???
メリーさんか
ガキの頃聞いて本気でビビってたな
81通常の名無しさんの3倍:2005/12/21(水) 17:50:42 ID:???
シンが撃墜されて絶体絶命の時、マユの携帯が鳴る

『マユでーす。やっとお話できるね、お兄ちゃん』

というネタがどっかであった
82通常の名無しさんの3倍:2005/12/21(水) 17:58:31 ID:???
こわw
83通常の名無しさんの3倍:2005/12/21(水) 18:52:47 ID:???
>>81
シン「ほんと!? 俺、やっとマユとお話できるようになるんだ! この日をどれほど待ちわびたことか・・・
    アア攻撃うるさい! 俺とマユの語らいをじゃまするなぁぁ――っ!

    さあ、邪魔者は片付いたよ?マユ」
『お兄ちゃんのばかぁぁ――――っ!もう知らないっ!』

シン「てなことが有りまして…」
ドモン「そうか、それは残念だったな・・・だけどまた機会はやってくる!あきらめるな!」
アビー「…どこに突っ込んでいいのやら…」
84通常の名無しさんの3倍:2005/12/21(水) 19:03:44 ID:???
着実にまとめ進んでますなあ。まとめサイトの管理人氏乙。
しかし、以前投稿したネタで「アカツキはガンダムじゃない」って書いたけど、
アカツキってガンダムだったのな。HGプラモ発売で初めて知ったよ…
85通常の名無しさんの3倍:2005/12/21(水) 19:06:32 ID:???
>>83
ザムザザーのときのはソレかw
8615:2005/12/21(水) 19:49:21 ID:???
アメノミハシラ杯、第一試合の続き投下します。
戦闘シーンって難しいです……。メイリンの実況やツッコミも。
メイリン『さあ始まりました第一試合! 前作からの因縁、果たして決着するでしょうか?!』
コートニー『やめてよね補正のかかったフリーダムとヘタレ補正のかかったジャスティス。普通ならラクシズ代表の圧勝
  に終わるところだが、木星圏のMSは侮れない性能を持っている』
メイリン『と、言いますと?』
コートニー『木星圏のMSは全部核動力だ。というか、U.C.のMSは全部そうだな』
メイリン『さらっと言っちゃいけない事言った――――――?!』
コートニー『木星圏にNジャマーは存在しないから、核エンジンなどは向こうでは使い放題という事だ。つまり、木星
  圏のMSはエネルギー効率やジェネレーター出力においてC.E.のガンダムを凌いでいる事になる』
メイリン『え、ええ、そりゃまあ……』
コートニー『後はファイターの技量だな。キラ選手は伊達にスーパーコーディネイターでもないし、アスラン選手も数多の
  ネタスレを潜り抜けてきた猛者だ。フレイ選手も修羅場の数で言えばラクシズに引けをとらない。ソキウス選手は
  言うまでもなく、アメノミハシラを守り抜いてきた優秀なパイロット。こうなると勝負は分からないな』

(ミネルバ代表控え室)
シン「師匠?」
ステラ「どうしたの、ドモン?」
ドモン「(モニターを見ながら)あのペズ・バタラガンダム、かなり出来るな」
シン「フレイ・アルスターは宇宙海賊のパイロットですよ。そこらのガンダムファイターよりは実力があるんじゃ?」
ドモン「いや……操縦技術じゃない。何か、秘めた力の様なものを感じる」
シン「秘めた力?」
ドモン「ただのお嬢ちゃんじゃなさそうだ。シン、もし決勝でアメノミハシラ代表とぶつかったなら、決して油断するな」
シン「分かってますよ。けど、俺達の相手は、今は議長とミーアなんです」
ステラ「ぎちょーとミーア、ステラ負けない! うぇーい!」
ドモン「ああ……そうだったな」

キラ「フレイはMSに関しては素人の筈……とりあえずハイマットフルバースト!」
メイリン『キラ選手、いきなりハイマットフルバーストで一斉射撃ぃ――――! 会場の空気を読む気ゼロです!
  ……ですが、一発も当たりません! フレイ選手、ペズ・バタラ独特の平たいボディを活かしてことごとく回避!
  これは巧い!』
コートニー『因みに、フレイ選手はアズラエル・バンガードのトップエースだ。素人どころかコーディネイターをも凌ぐ技量の
  持ち主だぞ』
フレイ「伊達に一回死んでないわよ! そんなバンク攻撃なんかでやられないわ!」
キラ「そんな……やめてよね、もし負けたりしたらどんな目に遭わされるか分からないじゃないか!」
フレイ「甲斐性なしの浮気者の言う台詞よ、そんなのッ!」
キラ「浮気じゃない! ……多分、きっとそうなんじゃないかな……そ、そう、ストーリー上の必然だ!」
フレイ「嫁脚本の化身が何言ってんのよぉ――――ッ!!」
ソキウス4「危険要因は排除します」
アスラン「ッ! こいつは……!!」
メイリン『ソキウス選手のソードカラミティ、同じ接近戦タイプのジャスティスを相手に互角以上に渡り合います!』
コートニー『シュベルトゲベールでジャスティスのビームサーベルを受け止めているところを見ると、フレームに耐ビーム
  コーティングを施している様だが……それにしても、ソキウス選手の対艦刀さばきは無駄がない。不必要に派手な
  ポーズをとりたがるソードストライクやソードインパルスでは出来ない芸当だ』
アスラン「チィッ……だが、俺だっていつまでも単なるヘタレじゃない! 見てろ!」(両手両足サーベルで突貫)
ソキウス4「……ッ!」(マイダスメッサーで迎撃)
アスラン「そんなもの!」(シールドで弾く)

ドカァァァァァァァァン!!

メイリン『ビームブーメランを弾いた途端シールドが爆散した―――――ッ?!』
コートニー『左肘から下がなくなったな……手元の資料によると、ディストラクト・ジャスティスのシールド内には大量の
  爆薬が仕掛けてあるそうだ。恐らくさっきの衝撃でそれが爆発したんだろう』
メイリン『攻撃から身を守る筈のシールドで痛烈な痛手を負いました! 何かもうただのアホです! ヘタレです!』
アスラン「ク、クソッ! 自爆装置が誤作動するなんて……」
ソキウス4「…………」
アスラン「そ、そんな可哀想な人を見る眼で見るなぁッ!」
ソキウス4「…………」
メイリン『対戦相手に心からの哀れみを向けられる始末! これこそヘタレ凸、アスラン・ザラの真骨頂です!』
ソキウス4「優勝への障害は可哀想なヘタレでも排除します」
アスラン「うぅ……このままじゃラクスに一生搾取され続ける羽目に……」
ソキウス4「…………」(パンツァーアイゼンで攻撃)
アスラン「ぐわぁっ!」(右足が爆発)
ソキウス4「…………」(イーゲルシュテルンで攻撃)
アスラン「痛いっ!」(右腕が爆発)
ソキウス4「…………」(シュベルトゲベールで突っつく)
アスラン「やめてやめてやめてお願い! 痛い! 痛い!」(とにかくあちこち爆発)
メイリン『……さあ、何か本格的にただの可哀想な人になってきました、アスラン選手』
コートニー『メイリンも大変だろう、こんなダメな凸に付き合って脱走してしまって』
メイリン『いえ、一時の気の迷いとはいえ、好きでやった事ですから……』
コートニー『そうこうやってる間にアスラン選手、両腕をやられて片足ももげて、既に満身創痍だ。そろそろ戦闘不能か?』
メイリン『ガンダムファイト国際条約に則って行われるファイトですので、頭部の破壊、もしくはどちらかのファイターがギブ
  アップを宣言するまで、ファイトは続けられます……あーっと! アスラン選手達磨一歩手前のジャスティスで土下座の
  体勢に! さながら尺取虫がのたうつ様な情けない事この上ない姿です!』
コートニー『見てるこっちが恥ずかしくなるな』
ソキウス4「………プッ」
メイリン『笑いました! 種世界無表情キャラNo.1のソキウス選手、ジャスティスを見て吹き出してます!』
ソキウス4「……ヘタレ凸を排除します」
メイリン『ソードカラミティがシュベルトゲベールを振り上げ、今決着が――』
アスラン「ククク……かかったな! このマヌケがァ――――ッ!」
メイリン『?! ジャ、ジャスティスがリフターを?!』
コートニー『あの土下座は油断させる為の罠だったのか!』
メイリン『この世で最も情けない戦法だ――――――!!』
ソキウス4「……ッ!!」

ドォォォォォォォォォォォン!!

メイリン『ジャスティスの背部からパージされたリフターがソードカラミティに直撃! 大爆発を起こしました!』


フレイ「ソキウス?!」
キラ「隙ありッ! ハイマットォォォ―――ッ! フルバァ―――ストォォォ―――ッ!!!」
フレイ「ッ?! 叫んだって当たんないわよ!」(回避しビームライフルで応戦)
キラ「戦闘中に余所見をしてッ!」
フレイ「当たる訳ないのよッ! (ソキウス……大丈夫よね………?)」


アスラン「ハァーッハッハッハッハッハッハッハ! 外伝の脇役が差し出がましく出しゃばるからだぁッ!」
コートニー『アスラン選手は少々錯乱している様だが、それにしても最悪の悪役の台詞だな』
メイリン『リフターに仕込まれていた爆薬は相当な量です! ソキウス選手は大丈夫なのでしょうか?!』
アスラン「後はあのフレイとかいうお嬢さんだけか……キラと俺となら楽勝に……」

ソキウス4『……ナチュラルのフレイ様を守ります』

アスラン「なッ、お前――」
ソキウス4「ッ!!」
メイリン『おーっとォッ! ソキウス選手、健在です! そして動けないジャスティスの背後に回って、必殺の
  ……延髄切りだぁ――――――ッ!!』
アスラン「そ、そんなバカな……」
ソキウス4「ガンダムファイト国際条約第一条……頭部を破壊された者は失格となる」
アスラン「ぎゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」

ドゴォォォォォォォォォォン!!

メイリン『ソキウス選手の延髄切りで頭部を蹴り飛ばされ、そのショックで胴体の自爆装置も作動! ジャスティスは木っ端
  微塵に爆発四散! アスラン選手も吹っ飛ばされて今着地! 爆風の所為か、遠目にも髪が薄くなっています!』
コートニー『天罰だな』
メイリン『しかし、ソキウス選手のソードカラミティもかなり損傷が激しい様子! どうせアスラン選手は大丈夫でしょう
  が、ソキウス選手は戦闘続行可能なのでしょうか?!』
ソキウス4「装甲及びフレームに被害甚大、ジェネレーター出力30%低下、メインカメラ破損、胸部スキュラ使用不能。
  シュベルトゲベール、マイダスメッサーは損傷軽微、運用に支障なし……戦闘を続行します」
メイリン『先程から進展を見せません、フリーダムとペズ・バタラ! フレイ選手、ハイマットフルバーストやビームサーベル
  による斬撃をことごとく回避していまずが、フリーダムに決定打を与えられません!』
キラ「今の戦い方じゃダメだ……ならッ!」
フレイ「えっ?!」
メイリン『フリーダム、久々にドラグーンを飛ばしたぁ――――――!!』
コートニー『今まで飛ばす間もなくドモン達にやられていたが、今日は機体をフルに使う様だな』
フレイ「ファンネル? オールレンジ攻撃だって言うの?!」
キラ「当たれぇ――――――ッ!!」
フレイ「くぅっ!」(ビームの雨を避けるのが精一杯)
コートニー『演出上のなんちゃってNTのキラ選手、先程まで拮抗していたが今度はフレイ選手を圧倒している』
メイリン『必殺の武器を出すと突然強くなる、スーパーロボットもののお約束ですね』
コートニー『ガンダムはカテゴリー的にはリアルロボットの筈なんだがな』
キラ「アハハハハハハハハ! 久しぶりにエースらしい事をしてるよ! 僕は!」
フレイ「なんちゃって不殺で番組をつまらなくしておいて! 私の事を思い出しもしないで! 何がエースよ!」
キラ「やめてよね、過去に囚われてちゃいけないじゃない」
フレイ「……最っ低!」
キラ「フレイ、死んだ人間は生きてちゃいけないんだよ……」(ビーム一点集中発射)
フレイ「……ッ!! きゃあああああああああああああ!!!」

(その時、ペズ・バタラとフリーダムの間にソードカラミティが割り込んだ)

ソキウス4「……フレイ様!」(2機の間に割って入り、ビームを受ける)
フレイ「えっ……ソキウス?!」
キラ「外伝キャラ……邪魔だぁ――――――ッ!!」(ハイマットフルバースト)
ソキウス4「ッ!!」
メイリン『フリーダムのハイマットフルバーストがソードカラミティの手足を破壊! 戦闘能力を奪い去りました!』
キラ「お前なんかにぃッ!」(ビームサーベルでソードカラミティの首を貫き、頭部を斬り飛ばす)
フレイ「ソキウス! やめて、やめて! キラ!」
キラ「悲しいけど、これはガンダムファイトなんだよね……」(フリーダムキックでソードカラミティを蹴り飛ばす)
フレイ「嫌ぁっ! ソキウス、ソキウスぅ!!」
メイリン『フレイ選手、吹き飛ばされたソードカラミティを追いかけます!』
コートニー『ソードカラミティのみならず、ソキウス選手本人にも相当のダメージが蓄積されている筈だ。下手をすれば
  命に関わるかも知れん』
フレイ「ソキウス、しっかりして! 返事をしてぇっ!」
ソキウス4「フ……レイ……様、無事で……」
フレイ「何でよ、何で私なんか助けたの?! 私、あなたにあんな酷い事……」
ソキウス4「………ナチュラルの……フレイ……様……守るのが……私の………………―――」(通信途絶)
フレイ「……ソキウス? ねぇ、返事してよ! ねぇったら! ソキウス!! ……何でよ、何で返事しないのよ…………
  私、まだ『ごめんなさい』って言ってない! あなたにあんな酷い事言ったの、謝りもしてない…………
  ……ごめんなさい。ソキウス、ごめんなさい……………」


メイリン『両チーム共に寮機を撃破され、残る2機での戦いが勝敗を決めます!』
キラ「今度こそ決着だね……さようなら、フレイ………ん?」

(ペズ・バタラがソードカラミティのシュベルトゲベールを両手に持ち、構える)
(そしてペズ・バタラのボディに異変が生じ始める)

メイリン『これはッ?!』
コートニー『元々黄色いから分かりづらいが、段々とペズ・バタラのボディが金色に輝いて……?!』
メイリン『これは……これはまさか!』
キラ「ス、スーパーモード………!!」
フレイ(怒りのスーパーモード)「キラ! よくもソキウスをやったわね!」
キラ「そ、そのソードカラミティが勝手に割り込んできたからじゃない……」
フレイ「ふざけんじゃないわよ!!」
キラ「ひぃっ!」
フレイ「あんたはいつもそうやって、被害者ぶって同情してもらって! 甘ったれて増長して、出番も何もかもも
  全部持っていって! あんたのワガママの所為で、人生狂った人も死んだ人もいるっていうのに!!」
キラ「あわわわわわ……ん? セコンドから通信……」
ラクス『キラ? 何を迷っておいでですの?』
キラ「うわぁぁぁっ?! ラ、ラクス?!」
ラクス『まさか昔のお友達だからと言って、手を抜いているんですの……?』
キラ「そ、そんな事ある訳ないじゃないか! 僕はフレイとは何も……」
ラクス『なら、証拠を見せて下さいな。フレイ様と何もないと言うのなら、迷わず討てる筈ですわ』
キラ「は、はい………そ、そんなハッタリなんかに! きっと金メッキか何かだ……多分……そうであって欲しいかな
  ……そうであって下さい………」
ラクス「なら目にもの見せてあげるわよ!! 宇宙海賊最終奥義!!」
メイリン『あぁッ?! 空は飛べなくて翼すらない筈のペズ・バタラに何かよく分からない光の翼が――――――?!』
コートニー『本体のビームアックスに二本のシュベルトゲベール……これは幻の三刀流の剣技!!』
フレイ「真!!」
キラ「あ、あはは……フレイ? やっぱり縒りを戻さない? き、君が生きててくれて僕も……」
フレイ「流!! 星!!」
キラ「そ、それに、ほら、AAに来ればこのスレでも沢山出番が………」
フレイ「対・艦・けぇぇぇぇぇぇ―――――――――ん!!!」
メイリン『フレイ選手、全く聞く耳を持ってませ――――――ん!!』
キラ「なぁ―――――――ッ?!!」(一瞬の内にフリーダム達磨)
メイリン『フリーダムが達磨! 信じ難い光景です! 四肢をバラバラに斬り飛ばされ、あのフリーダムが達磨状態です!
  そして今、宙を舞うフリーダムにぃ――――――!!』
フレイ「私のこの手が怒りに燃えるッ!! 浮気者を倒せと轟き叫ぶッ!! 怒りと! 嫉妬と! 悲しみのぉッ!」
キラ「や、やめてよね……ぼ、僕は何も悪くな………」
フレイ「浮・気・撃・滅ッ!! クロスボォォォン・フィンガァァァァァァァァ――――――――!!!」
キラ「う、うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」

メイリン『フリーダム、頭部を握りつぶされて完全に戦闘不能!! ラクシズ代表のガンダムは2機とも戦闘不能となり、
  アメノミハシラ代表の2回戦進出が決定しましたぁ――――――!!』
コートニー『しかし、アメノミハシラ代表のダメージも大きい。次の試合に出られるかどうか心配だな』
メイリン『もしファイターが負傷して出られなくなった場合、随時リザーバーを投入する事が可能ですが……ってあれ?
  フレイ選手がいませんが……』
コートニー『ああ。さっきソードカラミティのハッチをこじ開けて、医務室へ運んでいったぞ』


(ソキウス、医務室へ搬送される。フレイはファイティングスーツ姿のまま付き添っている)

フレイ「ソキウス! しっかりして、目を開けて! 先生、ソキウスは?!」
ミハイル「安心しろ、このDr.ミハイル・コーストに任せておけ。必ず助けてやろう」
フレイ「お願いします! ソキウスを助けて……」
ミハイル「ああ……だが、君は次も試合があるだろう。彼はきっと助ける! だから心配せず、ファイトに専念したまえ」
フレイ「は……はい………」

(医務室のドアが閉まり、フレイは近くの椅子に座る)

フレイ「ソキウス……」
ニコル「……フレイさん?」
フレイ「! ……ニコル」
ニコル「ソキウスさんなら大丈夫ですよ。僕達は丈夫ですから」
フレイ「けど……私……ソキウスに酷い事言って、酷い怪我させて……」
ニコル「……『ごめんなさい』って、言いたいんですか?」
フレイ「うん……私、同じ事繰り返して、また………」
ニコル「……でも、フレイさんは『ごめんなさい』って言いたいんでしょう?」
フレイ「え……?」
ニコル「そう思えるんなら、それは立派な事なんです。コーディネイターだってナチュラルと同様に傷ついたりする
  って、フレイさんが気づいてるって事なんです。ソキウスさんに謝りたいって思うのも、彼個人の気持ちを大事に
  思える様になったからでしょう? 彼は『コーディネイター』じゃなくて、ソキウスさんだから」
フレイ「…………」
ニコル「ナチュラルにもコーディネイターにも、そういう気持ちがほんのちょっぴり欠けていた。だから、あんな戦争が
  起きてしまった。それは悲しい事です。けど、フレイさんはもう、その気持ちを理解してます。コーディネイターも
  ナチュラルもなく、『ごめんなさい』の気持ちを持てる。今のフレイさんだったら、ソキウスさんも許してくれます」
フレイ「……そう、かな……」
ニコル「今は会えませんから、ソキウスさんが元気になったらゆっくりお話ししましょう。フレイさんもゆっくり休んで、
  気持ちを落ち着けましょう」
フレイ「うん………」


フレイ(ソキウス……私、あなたに守ってもらった。お詫びとかそんなのじゃないけど、あなたの為にも、絶対優勝するから)




アメノミハシラ代表、2回戦進出!

次回、第二試合 ジュール隊代表vsオーブ代表!

9415:2005/12/21(水) 20:01:07 ID:???
最後の会話のキャラはニコルを出したが、ぶっちゃけ誰でも良かった。
それからアスランをある程度カッコよくしようとして失敗した痕跡がチラホラ見受けられるが、余り反省していない。

次回はお笑いコンビvs無能国家元首のある意味頂上対決です。
95通常の名無しさんの3倍:2005/12/21(水) 20:13:16 ID:???
ベタベタだけど、熱すぎ!
次はギャグキャラ同士か、楽しみー
96通常の名無しさんの3倍:2005/12/21(水) 20:17:07 ID:???
>87-93
GJ! これからも楽しみにしてるよ。

>アスランをある程度カッコよくしようとして失敗した痕跡がチラホラ見受けられるが、余り反省していない。
うむまったく。だがそこがイイw
彼はどこまで行くのだろう・・・。
97通常の名無しさんの3倍:2005/12/21(水) 20:28:29 ID:???
>>94
GJ!!! う〜むまさかキラ凸がここで消えるとは予想外だったぞ!
流石フレイ様!昼メロから純愛路線へですね?w

次は、ジュール隊代表vsオーブ代表か!これは・・・まともなファイトになるのか???
98通常の名無しさんの3倍:2005/12/21(水) 20:31:40 ID:???
嫁補正のないキラなんて所詮こんなもんかw
99通常の名無しさんの3倍:2005/12/21(水) 20:53:21 ID:???
また…またひとり種(+死)本編キャラが見事なる魂のレストアを…!
フレイ燃え(あえて萌えにあらずッ)えええーーーーーッッッ!!!
GOD JOB!!
10024日は種死SP放映イブという事で:2005/12/21(水) 21:25:42 ID:???
タリア「議長より作戦を通達があった。ミネルバクルーは24日夜に特殊装備によるオーブ潜入作戦を行う。
    各員、自分の装備を点検をしておくように。当然だがパーティーでの飲酒は厳禁とする」

ルナ「よりによってイブなんて。自分が相手いないからって、もう少し空気読んで欲しいわよ」
レイ「気にするな。俺は気にしない」
ルナ「あんたの事なんて気にもしてないっての!」
ハイネ「割り切れよ。でないと売れ残るぜ」
ルナ「ちゃんと売れるわよ! ねぇシン………」
シン「まあ、どうせ俺ら未成年だしさ。良いんじゃないか?」
ルナ「この男は………ステラ、あんな事いってるよコイツ」
ステラ「うぇーい、みんなでお出かけー。ルナ、楽しくない?」
ルナ「………せっかくのイブなのに。私の感覚が変なのかしら?」
ドモン「喋ってないで各自、特殊装備をMSに付けろ。ルナ、お前は本作戦専用MFだ。主役だぞ!」
ステラ「ルナー、主役、がんばれー!」
シン「(グサッ)俺じゃなくてルナが主役。俺じゃなくて………いいんだ。どうせ俺なんか」
ハイネ「また始まっちゃったよ」
レイ「気にするな。俺は気にしない」
シン「少しくらい気にしてくれ―――!!!」
ドモン「騒がしい奴だ。ルナ、コイツがお前の乗るMF、サンダークロスガンダムだ。赤いぞ!」
ルナ「へ? も、もしかして、コレに乗るの―――!!!!」


カガリ「なあキサカ、やっぱりイブにアスランを呼んじゃ駄目か?」
キサカ「今の不安定な情勢下で意味も無くAAクルーを呼べば、サハク家を刺激するだけだ。自重しろ」
カガリ「やっぱり駄目か………しょうがないよな。一応、国家元首だもんな………はぁ」
キサカ「代わりに特大ケーキを注文してくるから、それで我慢してくれ」
(キサカ退場)
カガリ「子ども扱いか。いっそサンタに『アスランを呼ぶ口実』をプレゼントして貰うかな。ふふっ、
    イブの夜にアイツを呼ぶ口実を貰ったって間に合わないよな。あははは………はぁ」
10124日は種死SP放映イブという事で:2005/12/21(水) 21:27:44 ID:???
ハイネ「ヒュー、趣味の世界だねぇ」
レイ「ほう、ヒゲ付か………」
ステラ「ガンダムにー♪お髭がありますかー♪ありませんー♪ あれれ?シン、あれ、ガンダム?」
シン「アンテナと目が二つあるから一応ガンダム………かなあ?」
ドモン「うむ、ネオグリーンランドが長年極秘にしていた伝説のガンダムだ」
ルナ「どっからどう見てもサンタクロースだ―――!!!!」
ステラ「うぇーい、サンタさんだ。ルナ、プレゼントー。ステラ、良い子ー」
ルナ「そこの甲斐性無しから搾り取って頂戴。で、このガンダムで何をしろって言うんですか?」
ドモン「鈍いヤツだな。オーブの子供達にプレゼントを配りに行くのさ」
ルナ「なんだって―――!!!!!」
ハイネ「俺のはトナカイ角付のラゴゥ・フライトユニット装備か。ま、オレンジだからいいか」
ステラ「ステラもガイアでトナカイする――!」
レイ「ふっ、ローゼスビットがプレゼント配りも出来る事を見せてやろう」
シン「デスティニーの光の翼で天使ルックに挑戦してみるか。アッガイ飛べないしな」
ルナ「なんの疑問も持たずに納得するな―――!!!」
シン「疑問があるなら自分で聞けば良いだろ。ドモンさん、なんでオーブなんかに?」
ドモン「うむ。オーブは二年前も戦闘に巻き込まれ、そして今も内乱に苦しんでいる。そんな子供達に 
    プレゼントくらいあげても良いじゃないか」
シン「そんな深い考えがあったとは!!(うるうる)師匠、俺が浅はかでした―――!!」
ルナ「そういえばシンもオーブ出身だったっけ」
ステラ「ステラ、良い子にプレゼント配るー」
ハイネ「ま、ちょいと照れ臭くてガラじゃないけどな」
レイ「気にするな。俺は気にしない」 
ルナ「ところで肝心のプレゼントは……『HG運命』?こっちは『HG伝説』!みんな種死プラモ?」
ドモン「そんなはずはない。良く見ろGガンのプラモも入っている!」
ハイネ「ほう『MGシュピーゲル』だ。こいつは当たりの部類かな」
シン「なんか微妙なラインナップですね」
ドモン「絶妙なナインナップと言え。断じてコロニーの奥にあった在庫処分などではない!」
ルナ「自分で言った―――!!!」
レイ「………(結構、売れ線や新作も混じってる。ギル、人気取りとはいえ奮発したな)」
ルナ「まあ、サンタがくれば子供達は喜ぶだろうしね。私、サンタガンダムで頑張るわ!」
ドモン「うむ、失敗は許されない。気合を入れろよ」
シン「よーし! サンタガンダムで子供のハートをゲットだぜ!!」
全員「オ―――!!!」
10224日は種死SP放映イブという事で:2005/12/21(水) 21:29:18 ID:???

キサカ「カガリ大変だ! 密偵から恐ろしい情報が!」
カガリ「なんだぁ一体?ミナがデビルガンダムでも復活させたかぁ?ふぁぁあ(あくび)」
キサカ「似た様なもんだ。詳しい事は解らないが、ミネルバ隊がサタンガンダムを極秘入手したらしい」
カガリ「なにぃ!あのスダ・ドアカ王国を恐怖のどん底に落とし入れた魔王サタンガンダムだと!」
キサカ「割と詳しいな。しかもソイツでイブの夜にオーブの子供の心臓を奪いに来るそうだ」
カガリ「おのれミネルバ隊め。なんて恐ろしい事を!」
キサカ「どうする?既にアカツキ隊は防衛ラインに配備してあるが」
カガリ「国民には極秘に。それと念の為、AAに救援要請を。サハク家には事情を伝えておけ!」
キサカ「わかった。直ぐ手配する」
(キサカ退場)
カガリ「くそ、ミネルバ隊め。イブの夜になんて恐ろしい事を………あれ? イブの夜? もしかして
    プレゼントか? ありがとうサンタさん! パッパと片付けてアスランとイブを過ごします!」


シン「正直、師匠が積極的にクリスマスを祝うなんて意外だよな」
ルナ「確かに、こういうイベントは無視しそうよね」
レイ「そうでもない。週末は聖誕祭だからな」
ハイネ「そういう事。お二人さん、鈍いねぇ」
ステラ「ステラ、わかったー。ドモン、神様なんだよー」
シン&ルナ「あ、ゴッドガンダム」

<了>
103100:2005/12/21(水) 21:30:50 ID:???
ちょいと早いがクリスマスネタ。
コズミックイラにクリスマスがあるかどうかは知らないけど。
このスレのドモンは文字道り神様ですw
104通常の名無しさんの3倍:2005/12/21(水) 21:31:06 ID:???
素晴らしい!
お見事としか言い様がない!!
いいもん読ましてもろた、職人さんGJ!
105通常の名無しさんの3倍:2005/12/21(水) 21:45:59 ID:???
ぐっじょぶ!
やっぱ基本のミネルバ隊の話が好きだな俺は
106通常の名無しさんの3倍:2005/12/21(水) 22:15:35 ID:???
>87-93
GJ。
欲を言えばタイトルで勝者が分かってしまうのがネタバレっぽくて残念。
Gガンは常にそんなタイトルだったけどねw
107通常の名無しさんの3倍:2005/12/21(水) 22:27:37 ID:???
ガンダムだと通信にカットインが入るから相手が見えてガクブルですよ。
108通常の名無しさんの3倍:2005/12/21(水) 23:07:52 ID:???
関西は25日であってるよな?
109通常の名無しさんの3倍:2005/12/21(水) 23:23:00 ID:???
>>108
25日夜に放送するから24日がイブなんじゃない?
110通常の名無しさんの3倍:2005/12/22(木) 00:52:56 ID:???
>87-93
GJ!

何か凸の攻撃見て、今月号のボンボンでデスティニー倒した時の奴思い出した。
111通常の名無しさんの3倍:2005/12/22(木) 07:34:08 ID:???
>>103
上手い!!綺麗にオチをつけますね〜w
良い所で終わらせますね!この後を妄想して一人PCの前でニヤニヤしてしまうよ・・・w
112108:2005/12/22(木) 11:09:46 ID:4IQl0t0e
なるほど

このスレになれてしまった状態で見れるかな?
113通常の名無しさんの3倍:2005/12/22(木) 12:54:46 ID:???
>>112
つ【脳内補完】
114メイリンの手紙:2005/12/22(木) 13:56:04 ID:???
Bさんへ
この頃ボケの大増殖でツッコミの供給が間に合いません。
正直私一人じゃとても辛いです。
あの濃いキャラ達にツッコめるのはあなたしかいません。
暇な時でいいんで応援に来てください。
お願いします。

思いつきで書いた、今は反省している。
115通常の名無しさんの3倍:2005/12/22(木) 14:46:48 ID:???
Bって誰だろう。
B・・・バスカーク!カズィさまのことですか?
116通常の名無しさんの3倍:2005/12/22(木) 16:21:27 ID:???
Bは単純にジャンプ見ながら思いついただけだから種キャラじゃないです。

スレ汚しスマソ

後今メイリン以外にツッコミキャラって誰がいる?
117通常の名無しさんの3倍:2005/12/22(木) 16:42:53 ID:???
AB(アビー)?
118通常の名無しさんの3倍:2005/12/22(木) 16:50:50 ID:???
ナタルもツッコミかな?
後はフレイ様とか…
119通常の名無しさんの3倍:2005/12/22(木) 17:11:41 ID:???
今週号の巻頭カラー
120通常の名無しさんの3倍:2005/12/22(木) 19:12:17 ID:???
ああ、このスレのメイリンの元ネタになっている(?)人か。
連載再開した、あの………
121通常の名無しさんの3倍:2005/12/22(木) 20:09:38 ID:???
よく解らんけどそれならカガリがおならで戦わなくちゃいけなくなると思うんだ。
122通常の名無しさんの3倍:2005/12/22(木) 20:22:40 ID:???
わかった、ムウが鼻毛真拳でクロトがお米真拳、そしてイザークとドモンはオブジェ真拳で
戦えばよいのだな。

ところで田ボちゃんの声優って誰だったの?出る前に放送が(ry
123通常の名無しさんの3倍:2005/12/22(木) 23:12:55 ID:gsI4SyNS
あれって打ち切りだったの?
124通常の名無しさんの3倍:2005/12/23(金) 08:06:01 ID:???
アニメは明らかに切られてるだろ…

ていうかボーボボスレになりつつあるぞ!
125通常の名無しさんの3倍:2005/12/23(金) 12:37:41 ID:???
種死の世界の世界にボーボボが来たら で何か書こうとしたけど思いつかなかった
126通常の名無しさんの3倍:2005/12/23(金) 12:58:06 ID:MRxdiAmy
カガリはオナラだな。
虎はマジック。
127ツッコミNO1決定戦:2005/12/23(金) 20:52:28 ID:???

アナウンサー「このスレの主役はボケだけじゃない。私たちだって目立ちたいんだ!!
    第1回ツッコミ女王決定戦を開催いたします!!!!」

エントリーNO.1
「最近ツンデレ色が濃くなってしまったが、まだ冷静なツッコミは健在なのか!?
アビー・ウィンザー!!」

アビー「なんなんですか、これは?
ちょっと来てくれって言われたから来ただけなのに。」
ルナ「いいのよ、ミネルバにツッコミっていうツッコミはあんただけなんだから。
いい絶対賞金を手にいれるのよ。」

エントリーNO.2
「復活し暴走するメンバーを必死で抑える、ちょっとかわいそうなお姉さん。
ナタル・バジルール!!」

ナタル「理事!!私はいつからツッコミ役になったんですか!?」
アズラエル「いいじゃないですか。目立つチャンスですよ。
それともバニーガールの格好で受付をやっているほうがいいんですか?」
ナタル「それは・・・。」
アズラエル「では決定ですね。」

エントリーNO.3
「現在はガンダムファイターとしても活躍中
 フレイ・アルスター!!!」

フレイ「なんで私まで!?」
アズラエル「意外とMFの経費がかさみましてねぇ〜。
    ここで稼いで貰わないと困るんですよ。」
フレイ「百歩譲って出たとしても貰った賞金の8割は私のだからね。」
アズラエル「五割が限界です。」
フレイ「8割!!」
アズラエル「5割です。」
128ツッコミNO1決定戦:2005/12/23(金) 20:56:41 ID:???
エントリーNO.4
「今大会の優勝候補、最も多くのツッコミをこなし、場所がどれだけ離れていようと関係ない。
最強の女 メイリン・ホーク!!!!!!」

メイリン「なんで、こうなってしまったんだろう・・・。
元の私に戻りたい。」

エントリーNO.5
「特別ゲスト! とても濃いキャラ達に一人で立ち向かう孤高のツッコミ
ビュティ!!!!!」

レイ「大丈夫なんですか?」
アナウンサー「何がですか?」
レイ「ビュティさんをここに呼べば、向こうの世界はボケが流れ放しになってしまいますよ。」
アナウンサー「そうなると、どうなるんですか?」
レイ「ボケが大膨張して時空が壊れます。」
アナウンサー「・・・・・」
レイ「・・・・・・」




アナウンサー「誠に勝手ながら今回の大会は中止とさしていたただきます。」

ラクス「凸 彼女を元の世界に戻してきてね」
凸「あの世界だけは止めてくれ」
ラクス「何故嫌なのです?」
凸「あそこに行くと毛を狩られるんだ。」
ラクス「あそこにある毛玉と言う毛の宝がありますわ。
それを手に入れるとフサフサになれるはずですわ。」
凸「なら連れて行くしかないじゃないか。」
129通常の名無しさんの3倍:2005/12/23(金) 21:00:02 ID:???
出して貰った意見から作ってはみたが、かなり難しかった。
後変な流れ作ってスマソ
130通常の名無しさんの3倍:2005/12/24(土) 06:38:49 ID:???
ビュティ、て誰?
131通常の名無しさんの3倍:2005/12/24(土) 10:11:45 ID:???
少年ジャンプの某ギャグ漫画のつっこみ担当キャラ
132通常の名無しさんの3倍:2005/12/24(土) 14:01:43 ID:???
オーブ軍の男 SEED Destiny編 第2幕完成しました。
今から投下します。
時間は少し遡る。

「よぅ、あの時は世話になったな、ドモン」
「ん?お前は・・・ふっ、護るべき物が見つかったようだな」
「あんたは超能力者かなんかか?そんなことがわかるなんて」
「お前の顔を見ればわかる。真に護るべき物を持つ男の顔だからな」
かつてドモンに諭され、そして妻との再会を果たしたバーで俺はドモンと再び出会っていた。
カガリ様を連れたユニウスセブン破壊の功労者たちがオーブに来ていて
その中に突如現れたMF、ゴットガンダムのパイロットのドモン=カッシュがいるという話を
知り合いの軍人から聞いていた。
もしやと思い、俺はこのバーに来ていたのだ。
「それに今回はユニウスセブンの事でも世話になったな。もちろんミネルバって戦艦のクルーにもだが」
「シャッフル同盟として当然の事をしたまでだ。地球の危機に立ち向かわずして
 キングオブハートの名を語る事はできんからな」
「地球の危機に立ち向かう・・・か。正直俺なんかには無理な話だな。
 オーブを護るので精一杯さ」
「それでいい、地球の事は俺に任せろ。お前はお前の護る物のために戦うがいい」
「あんたがいれば地球の平和は安泰だな。このまま平和な世の中だといいんだけどな」
「そうだな・・・そうであればいいのだがな・・・」
その時の言葉はどこか歯切れ悪く聞こえた。
「ん?何かあるのか・・・?悪い事でも」
俺は気になって問うた。
「いや、俺の考えすぎだろう。たいした事ではない。ふっ、俺としたことが気分を盛り下げてしまったな。
 どうだ、お前も食っていかないか?ついでにお前の話でも聞かせてくれ」
「ああ、そうだな。あんたが去った後にさ・・・」
俺とドモンは夜遅くまでバーで語りあった。
ザフトMSによるユニウスセブン人為的落下のTV放映があった数日後
俺はモルゲンレーテのドッグ、ミネルバがある所でドモンと会っていた。
「大変な事になっちまったな・・・。あんたがバーで考えてた事ってこの事だったのか?」
「ああ・・・あの落下事件はパトリック=ザラという男の狂気に染まった者どもの仕業だった。
 事実を隠すのは俺としても心苦しかったが、これがブルーコスモスに知られると
 世界は再びナチュラルとコーディネイターの2つに分かれての戦争になるかもしれないと思ってな」
「・・・実際もうプラントに核が撃たれたって話だしな・・・。あんたの考えてた通りになっちまったわけか」
「幸いザフトの最高評議会の議長は戦争反対派だという話だから、戦火拡大にはなっていないが・・・」
「・・・で、あんたはどうするんだ?この戦争終わらせるつもりなんだろ?」
「暫くはミネルバで世話になろうと思っている。まだ教え始めの未熟な弟子もいるのでな。
 それに今回の事はどうみても地球軍が悪かろう。
 少なくともこの艦に乗っていれば戦う相手は地球軍となるだろう。俺にとっては望むところだ」
「そうか。それにしても早く終わんもんかね、こんな戦争は」
「そうだな・・・」

それからさらに数日後
ザフトがジブラルタルとカーペンタリアを包囲している地球軍への攻撃を決め
そしてここオーブでは大西洋連邦との同盟締結が決まりかけていた。
カガリ様も必死に拒んでいるとの話だったが、セイラン家を中心とした同盟参加派によって
追い込まれていった。

翌朝、ミネルバが急遽出航することになったとドモンから聞いた。
「何者かは知らぬがミネルバに警告を送ってきた者がいてな。艦長がそれを基に決意したそうだ」
「すまねぇ・・・あんたやミネルバの人らは地球の恩人だってのによ・・・」
「気にするな、なってしまった事を嘆いても仕方なきこと」
「・・・オーブ領海外にはすでに連邦の戦艦がいるって話だ。
 ま、あんたなら大丈夫だと思うが・・・気をつけろよ」
「ああ、お前もオーブをしっかりと護るんだぞ」
「もちろんさ、あんたにハウメアの護りがあらん事を」
「なんだそれは?」
「なに、ちょっとしたまじないさ。オーブのな」
「そうか、ならばお前にもハウメアの護りがあらん事を!さらば!」
こうしてドモンを乗せたミネルバはオーブを去っていった。
ミネルバはあの後、ドモンのゴットガンダムやミネルバのMSの活躍でピンチを切り抜けていった。

数日後、セイラン家次期党首のユウナ=ロマ=セイランと現オーブ首長国代表のカガリ=ユラ=アスハの
結婚式が行われる事となった。
何も知らない国民は喜んでいたが、正直軍内部の人間である俺はあまり歓迎できないでいた。
オーブの理念を裏切り大西洋連邦と同盟を進めたセイラン家の政略結婚であることはみえみえだったからだ。
カガリ様はウズミ様の遺志を継ぐ人、それがセイラン家という波に呑まれて消えて行こうとしている。
俺にはそう見えた。
しかしどこからか来たMS、あのオーブでの戦いで姿を見た事があるフリーダムという機体が
カガリ様を連れ去っていってしまった。
もちろんあちこち混乱はしたが、俺はこれで良かったのかもしれないと思っていた。

それから一ヶ月後、オーブ軍は大西洋連邦の圧力に負け、軍を派遣する事になってしまった。
俺たちの間でもやはり不満はあったが、軍人であるからには上からの命令に従わなくてはならなかった。
スエズ、ダーダネルス海峡にて俺たちはミネルバと再会を果たした。
敵として・・・。

「あんたと敵として出会う事になろうとはな・・・」
「・・・我らに攻撃を仕掛けなければ、俺もお前を攻撃するつもりはない」
「俺もそうしたいところたが・・・俺は軍人なんだよ。それに俺が戦わなきゃオーブが・・・」
「そうか・・・降りかかる火の粉は払わねばならぬ。行くぞ!」
「くっ、アマノ!ムラクモMFモード!」
『あぃよ!それより気をつけろよ!相手はガンダムファイトチャンピオンだからなっ!』
「んな事はわかってる!うぉぉ――――っ!!」
俺は、戦場でドモンと再会した。
「ゴットスラッシュ!」
「アマノ!右手Bフィールド出力強化!防御をっ」
「甘いっ!とりゃぁぁっ!」
『右手Bフィールド発生機損傷!出力60%に!くそっ、なんちゅうパワーだ!』
そして俺は追い込まれていった。
「はぁはぁはぁ・・・くっ」
「安心しろ、俺の拳は殺人拳に在らず。人を活かす活人拳、殺しはせぬ」
「くそ・・・こんなに強いとはな・・・これがキングオブハートの力か」
「それもあるだろうが、俺とお前の決定的な差はその意志!」
「なにっ!?」
「拳を交えればわかる。お前の心がな。お前はこの戦いに乗り気ではない。
 だがオーブを人質に取られ戦わねばならない。そのような曖昧な気持ちで俺を倒そうなど不可能!」
「・・・気持ちの段階で負けてたってわけか・・・俺は」
「大人しくオーブへ帰れ。この戦争は俺が終わらせてやる」
「そうしたいのは山々なんだけどな・・・。俺はオーブ軍の男だ・・・」
「そうか・・・むっ!」
「あれは・・・!」
それはカガリ様を拉致していったMS、フリーダムがミネルバの主砲をビームライフルで貫く姿であった。

フリーダムに続いてアークエンジェル、前大戦で連合を裏切り、
カガリ様達と共に戦争を終わらせたあの戦艦が、この戦場にやってきた。
そして、アークエンジェルからピンク色のMS、ストライクルージュが発進してきた。
「私はオーブ首長国代表、カガリ=ユラ=アスハだ」
その声はまさしくカガリ様の声だった。
カガリ様はオーブ軍に戦闘の停止を命じた。
だが連合側の圧力と突如現れたカガリ様の存在で混乱したユウナは
再び戦闘を再開させてしまった・・・。

「お前の相手をしている場合ではなくなった!俺はミネルバを救いに行かねばならぬ」
「わかっている、行くがいいさ。もうムラクモも限界に近いしな・・・」
そういってドモンは味方の加勢へと向かった。
『まったく無茶苦茶な強さだぜ、あの男は』
「戦争を終わらせるって言うだけの力はあるってことだな・・・」
『あんなのが相手か・・・辛いな・・・』
「・・・ああ」
そして俺はオーブ艦隊へと帰還した。
――――ミネルバサイド――――
「くそっ、なんなんだよ!こいつは」
フリーダムがグフの腕を切り落とす。
「うぁあぁぁ――――っ」
ガイアもフリーダムによって地に叩きつけられていた。
逆上したガイアがグフに襲い掛かる。
「チェストォ――――ッ!!」
「なにぃっ!?」
バシィィン!
ドモンが駆るゴットガンダムがガイアを弾き飛ばす。
「ハイネよ!後ろにも目を付けるのだ!前ばかりに目を向けていてはいつかやられるぞ!」
「サンキュードモン、危うくやられるところだったぜ。今後後ろにも気をつけるさ」
「さて、あのフリーダムという機体をどうにかせねばな・・・ん?」
ドンッドドンッ
その時、連合側から撤退の合図である花火があがり、この戦いは終わった。

――――オーブ軍サイド――――
あのスエズでの戦いから十数日後、クレタ沖にて再び戦火は切って落とされた。
「やめろっ!オーブ軍!こんな戦いはもうやめるんだっ!」
またもアークエンジェル、そしてフリーダムとストライクルージュ、カガリ様が来ていた。
俺とてこんな戦いはしたくない。けれど戦わなければオーブは再び・・・。
板ばさみな気持ちに悩まされた仲間は俺以外にもいたであろう。

――――ミネルバサイド――――
「あんた達がぁぁ――――!!」
ザフトのMS、インパルスと呼ばれる機体がストライクルージュに襲い掛かってきた。
「カガリ!下がって、ここは僕が」
「うおぉぉ――――っ!!」
「やめろっ、シン!キラもこんな戦いやめてくれっ!くっ」
「ほらほらほらぁ!余所見している暇あると思ってるのぉ!?」
あちこちでザフトと連合&オーブ同盟軍、アークエンジェルとの戦いが始まった。
「(パリィィン)うぉぉ――――っ」
インパルスが槍らしき物を連合のMSに投げつけた。
「ふんっ!」
ガシィィンッ
しかし、それはゴットガンダム、ドモンの手によって止められていた。
「シン!この馬鹿者がっ!我らの拳は殺人拳に在らずと教えたはずだぞ!」
「し、師匠!でも・・・」
「でももかかしもない!俺が手本を見せてやる!そこのアビスといったか、パイロットよ、大人しく投降しろ」
「敵を助けるなんて馬鹿じゃねぇの!?それで投降しろだぁ!?誰が言う事聞くと思ってるの!?」
「・・・そうか。ならば仕方ない、俺のこの手が真っ赤に燃えるっ!勝利を掴めと轟き叫ぶっ!」
「な、なんだよあんた、俺がそんなこけおどしに乗ると思ってるのかよ!おらぁ!」
「ばぁくねつっ!ゴットフィンガァ――――ッ!!」
「!!!」
「ヒィィトッエンド!」
ドォォ――――ン
「コクピット部分は無事なはずだ。だがその機体は2度と使えぬくらいまで破壊させてもらった。
 これに懲りたら我らに歯向かうのはやめるのだな」
「くそ・・・くそぉぉ!!」
「シン、我らの拳は人を殺すために在らず!人を活かし、護るためにあるという事を忘れるな!」
「でも俺は・・・俺はぁぁっ!!」
「シン!あの馬鹿弟子が・・・怒りのスーパーモードのまま飛んでいくとは!」
ドモンはシンを追って、激戦区へと飛び立っていった。

――――オーブ軍サイド――――
「ミネルバさえ沈めばこんな戦い終わるんだ!早く沈めるんだよ!あの戦艦を!」
連合から再度の圧力でユウナは俺たちオーブ軍にミネルバへの攻撃を指示した。
トダカ一佐も苦々しくミネルバへの攻撃を命令した。
俺はムラクモに乗り込み、多数の仲間のムラサメ部隊と共にミネルバへ向けて発進した。
だが、ミネルバへ向かうその途中に、ストライクルージュ、カガリ様が行く手を遮っていた。
「やめるんだ、お前達!こんな事にどんな意味がある!オーブの理念を思い出せ!」
オーブの理念、もちろん俺たち軍人は一時たりとも忘れた事はない。
しかし、俺たちは止まる事ができなかった。
止まればオーブが危機にさらされるやもしれぬ、またあの惨劇が繰り返されるかもしれない。
それを考えてしまうとどうしても止まる事はできなかった。
「やめろ・・・やめてくれ・・・う・・・うぅ」
仲間がミネルバからの迎撃で次々と沈められていった。
「くっ、アマノ!ムラクモMFモード!ミネルバ艦橋に特攻を仕掛ける!」
『待てっ!旗艦のイージス艦がミネルバに向かってきている!』
「なにっ!」
見ると確かにトダカ一佐の乗る旗艦がミネルバへ向かって前進を続けていた。
旗艦はミネルバからの迎撃でかなり大破した状態だったがそれでも進み続けていた。
「うぉぉ――――っ!」
インパルス、先ほどと少し形が変わったその機体が次々と戦艦を屠り
そして今、トダカ一佐の乗る旗艦をも屠ろうとその剣を振り下ろそうとしていた。
ザフトのMSを達磨にしたフリーダムが救助に向かいにいっているが間に合いそうになかった。
もちろん俺も・・・・。

ガシィィンッ!
振り下ろされたインパルスの剣、それはゴットガンダムによって止められていた。
ただ余程急いでいたため、完全には受け止めきれていなく、その腕が一部切り裂かれていた。
「し・・・しょう・・・」
「馬鹿者が・・・怒りに任せて攻撃しても誰も救われないと教えたはずだぞ・・・」
「腕が・・・」
「このくらい唾でもつければ直る!それよりもシン、この惨状を見てどう思う!」
「・・・これは・・・俺が」
「お前はかつてオーブにいたそうだな。お前がした事はかつてのオーブでの惨劇と似ていると思わんか」
「俺はそんなつもりは・・・ただ敵を・・・」
「敵を倒す、それだけ考えて戦えば確かに楽だろう。しかし!それではこの様な事は何度も繰り返される!
 それを忘れるな・・・シン」
「師匠・・・俺が間違ってました。すいませんでした!」
「お前か・・・」
「ドモン、トダカ一佐を助けてくれて有難うな」
「なに、馬鹿弟子にこれ以上罪を重ねて欲しくなかっただけだ。
 それより早くその人を助けてやるがいい」
「ああ、トダカ一佐!この手に乗り移って下さい!」
「君は・・・そうか君は彼の息子か。君の父上とはよく酒を飲み交わしたものだ・・・」
「そんな事はどうでもいいですから早く!」
「ここは私の死に場所、今更私をどうするつもりだね?」
その時、話を聞いていたドモンが言った。
「俺はお前の命を救った。お前は俺のそんな行為を無駄にするのか?
 オーブの軍人は恩を仇で返すのか?」
「・・・そう言われたら生きるしかないな・・・君、私を連れアークエンジェルへ頼めるかな?」
「もちろんです!ドモン、何から何まですまない。それと・・・次は味方として会いたいものだな」
「ああ・・・さぁシン、帰るぞ。ミネルバへ」
「師匠・・・インパルスの肩に掴まって下さい!その腕の傷、師匠自身にもダメージがいってるんでしょう!?」
「大丈夫と言っただろう、この位の傷は。さらば!オーブの軍人たちよ!」
そういってドモン達はミネルバへと帰艦していった。
俺はトダカ一佐をコクピット内部に招きいれ、アークエンジェルへとムラクモを走らせていった。

オーブ軍の男 SEED Destiny編 第3幕へ続く
141通常の名無しさんの3倍:2005/12/24(土) 14:12:10 ID:???
第2幕で終わらせるつもりがやっぱり長くなってしまいました。
次で終わらせる・・・といいたいですが
まったくもって未定です。
長いですがお付き合い宜しくお願いします。
142通常の名無しさんの3倍:2005/12/24(土) 20:12:17 ID:???
えぇ話や…GJ!
143通常の名無しさんの3倍:2005/12/24(土) 20:35:56 ID:???
あげとくな。このままだと今晩落ちる危険性がテラタカスだから…
144ドモン:2005/12/24(土) 20:52:49 ID:???
大丈夫だ!今日は聖なる夜!
このスレは神の名を持つゴットガンダムで護られている!

まぁ・・・念のためあげておくのもいいぞ、うん。
145通常の名無しさんの3倍:2005/12/24(土) 22:32:15 ID:M4hrfdgy
毎日ここに来るのを楽しみにしてます。
聖なる夜にちなんで、「ポケットの中の戦争」のDVD借りて観てました。
何度観ても泣ける!!(。´Д⊂)うぅ・・・しかし、このスレずっと見てたらドモンが登場して
バー二ィを助ける映像が勝手に脳内で補完されてしまいます・・・
職人の皆様、スレ違い・空気読んでないのは承知で無理を申し上げますが、
もし、もしよろしかったら、バー二ィも救ってあげて下さい。
お願いします。
146通常の名無しさんの3倍:2005/12/24(土) 23:18:52 ID:???
「全てのガンダム世界をドモンが救うスレ」になっていきそうだなw
147通常の名無しさんの3倍:2005/12/24(土) 23:33:26 ID:???
>>145
そんなあなたに
つ小説版「ポケットの中の戦争」
148通常の名無しさんの3倍:2005/12/24(土) 23:33:57 ID:???
別にいいんじゃね、ガンダムならみんなわかりそうだし。
14915:2005/12/24(土) 23:46:18 ID:???
聖なる夜にポケ戦、いいですよね。バーニィのビデオのくだりがもう……

アメノミハシラ杯、第二試合導入部、投下します。
メイリン「それでは、第一試合の興奮冷めやらぬ中、第二試合が始まろうとしています! ところで、ここで主催者から
  連絡です! 一回戦で負けたダメコンビの皆さんには、ミハシラ饅頭とミハシラ煎餅とミハシララーメンと人形焼きを
  10箱ずつ自腹で買って、とっととコンビの縁を切って解散しろとの事です!」
コートニー「ラクシズ代表はもうダメだな。特にアスラン選手は救い無い借金地獄へと突入するだろう」

(ラクシズ代表控え室)
ラクス「ふう……キラ、私は悲しいですわ。あんな死人の言葉に惑わされて負けるなんて」
キラ「し、仕方ないじゃない? し、知り合いだし、僕も迷ってたから……」
ラクス「あらあら……迷っていたんですの?」
キラ「あ、あははは……」
ラクス「……なら、二度と迷いなど抱けぬ様、『改良』して差し上げますわ」
キラ「か、改良って……?」
ラクス「カモーン、黒い三連星の皆さん」(指パッチン)
三連星『お呼びでしょうか、ラクス様』
ラクス「ええ。ちょっとキラが『例の手術』を志願したので、善は急げですわ」
ヒルダ「承知しました……おい! 立て!」
キラ「ひぃっ! ラ、ラクス? 手術って何なのさ……?」
ラクス「まずは軽く前頭葉を摘出して下さいな」
キラ「い、嫌だぁッ! やめて! 許して! 誰か助けてぇぇぇぇぇぇぇ……」(そのまま連れ去られる)
ラクス「それでは……アスラン! あなたにもちょっとお話があります」
アスラン「(ビクッ!)な、何だ? 金ならないからな……」
ラクス「ハッキリと言った勇気は買いますわ。けれど、今回あなたが我らラクシズにもたらした損害、幾らだとお思いですの?」
アスラン「……100万アースダラーくらい?」
ラクス「今までのメカの修理費も合わせて、7億アースダラーですわ。悲しい事ですが……いえ、ぜんぜん悲しくなどありま
  せんが、この落とし前はつけて頂かなければなりませんわね?」
アスラン「ど……どうするつもりだ?」
ラクス「クライン家所有の地下強制労働施設に入って頂きますわ。期間は……我が家には、アスランの様な劣悪債務者は
  借金100万につき10年入所という取り決めがありますの。それに従って……7000年地下行きですわ。お二方、アス
  ランを確保して下さいな」
マーズ「(アスランの肩を叩きながら)ま、そういう事だな」
ヘルベルト「(アスランの腕を掴みながら)ラクス様の為だ、悪く思うな」
アスラン「ふ、ふざけるな! 俺みたいな債務者逆さに振って、まだ搾り取ろうと……うわお前何をするやめ(ry」
ラクス「カガリさんには面白おかしく伝えておきますわ。7000年後にまたお会いしましょう」

コートニー「どうした、メイリン。机に突っ伏して肩を震わせて」
メイリン「……いえ、今何か物凄くツッコみたい状況が発生していた様な気が……」
メイリン「それはともかく、今大会話題性No.1のジュール隊代表のお二人は、お笑いコンビ『ぎんときん』でもお馴染み
  のお茶の間の人気者です。第8回プラントお笑い王決定戦で優勝、その後はプラント随一のイケメンお笑いコンビと
  して一躍有名になり、軍務の合間に舞台やドラマにも出ています」
コートニー「二人の演技力は確かなものだ。これからが非常に楽しみな二人だな」
メイリン「実はジュール隊代表控え室と中継繋がってます。ベルナデットさーん!」

ベル「はい、ベルナデット・ルルーです! 只今、ジュール隊代表控え室にお邪魔してます。それでは早速ですが、
  ジュール隊代表のお二人に、試合にかける意気込みをお聞きしたいと思います。イザーク隊長、今の心境はいかが
  でしょうか?」
イザーク「ふん、決まっている! 優勝以外に興味はない!」
ディアッカ「おいおいイザーク、何かボケろよ。ここは掴みのギャグでも言うトコじゃないか?」
イザーク「馬鹿者! 目先の笑いをとるばかりのコンビがプラントお笑い王といえるか! 今回ばかりは真面目にやるぞ!
  ノー・ボケ、ノー・ツッコミだ!」
ディアッカ「ついでにノー・スキャンダルでな。お前、最近週刊誌にプライベートスッパ抜かれたって?」
イザーク「ぐぅッ」
ベル「そういえば、最近話題になっていますね。イザーク隊長、その辺はどうなんでしょう?」
イザーク「あ、あれはシホと今後の打ち合わせも兼ねて食事しに行っただけだ!」
ディアッカ「本当か〜? 怪しいな、オイ」
イザーク「シホに訊いてみればいい! おい、シホ!」
シホ「はい? 何ですか、隊長?」
ベル「シホ・ハーネンフースさんはお二人の部下で、マネージャーもやってらっしゃいますが、イザーク隊長との交際疑惑
  について、何かコメントを頂けませんか?」
シホ「ああ、その事ですか……」(チラッとイザークの方を見る)
イザーク「…………」(適当に誤魔化せ、というニュアンスのジェスチャーを送る)
シホ「……別に隊長と付き合ってるとか、そういう事実はありませんよ。マザコンは嫌いですし」
イザーク「!!」
ベル「そうですか。では、イザーク隊長はマザコンだと?」
シホ「はい。今年の母の日には母上と一緒に旅行に行ったとか、自慢げに話すんですよ……切実にキモいですね」
ディアッカ「……どうした? イザーク」
イザーク「ほっといてくれ………orz」
ベル「それでは、これでインタビューを終わります。会場返しまーす!」

メイリン「はい、ありがとうございました! ノー・ボケ、ノー・ツッコミと言ってる割には、素で漫才になってますね」
コートニー「ああ。この二人には天性の素養がある。事実イザーク選手の青くカラーリングされたスラッシュザクは、通常
  の3倍面白い動きをすると評判だった。ディアッカ選手もユニウスセブン破砕作戦の時は真面目な中にも笑いを欠か
  さない、ムードメーカー的な役割を担っていた」
メイリン「前大戦の記録によると、顔に傷を負ったり寝ているところを刺されそうになったりと、常に身体を張って視聴者に
  笑いを提供していたらしいですね」
コートニー「ツッコミのイザーク選手とボケのディアッカ選手、二人の相性は抜群にいい。Dプランの遺伝子適性検査でも
  漫才師が最適の職業である、と出るに違いない。そして、そんな今大会ベスト・コンビの候補であるだけに、ガンダム
  ファイトでもかなりやってくれるのではないかと思う」
メイリン「ジュール隊代表の乗機はガンダムグフイグナイテッドとグゥレイトガンダムザクファントムです。長ったらしいんで
  普通にグフ、ザクと呼びますが、ザフト脅威のメカニズムで色々と改良が施されている様です」
コートニー「対するオーブ代表は、あの存在自体が反則の厨MSアカツキガンダムだ。あのMSのどの辺がオーブの理念を
  体現しているのかは知らんが、事実上ビーム兵器を完全に無効化するビーム反射装甲ヤタノカガミは要注意だ。これ
  が量産されているのだから、そりゃあオーブの国防は万全だろう」
メイリン「ビーム兵器が決定打にならないという事は、やはり接近戦が鍵を握るんでしょうか?」
コートニー「そうだな。ゲシュマイディッヒ・パンツァーの様に、収束されたビームを歪曲させたり拡散させたりといった事が
  出来るかどうかは分からないが……中・遠距離からではジュール隊代表は圧倒的に不利だ」
メイリン「やっぱり、オーブ代表の圧勝でしょうかね」
コートニー「ああ。ザクとグフにガンダムっぽい角をつけただけのガンダムグフイグナイテッドとグゥレイトガンダムザクファン
  トムでは、かなり苦戦を強いられるだろう……」

(インタビュー終了後の控え室)
ディアッカ「やっと行ってくれたな……イザーク、もう立ち直れよ」
イザーク「ふ、ふふ……大丈夫だ、シホも俺をフォローするつもりで言ったんだろう……ネタにもなるしな」
シホ「そうです。私はマネージャーなんですから、心から隊長の事を悪い様に言ったりしませんよ。まあ、マザコンは嫌い
  ですけど……」
イザーク「くっ……まあいい。マザコン云々は置いといて……シホにも日頃、何かと苦労をかけている。いや、シホだけじゃ
  ないな。ジュール隊の連中は全員、俺とディアッカを支えてくれている。もう俺の身内みたいなものだ。俺達を支えてくれる
  皆に温泉旅行の一つや二つ、ちゃっちゃと優勝してプレゼントしてやる」
ディアッカ「だな。特にシホには、デビューしたての頃から世話になってるし、ここでグゥレイトな恩返しだぜ。期待しとけよ?」
シホ「そりゃあもう? 隊長もディアッカも凄腕のパイロットだって、私達が一番よく分かってるんですから」
イザーク「よし! 行くぞ! 温泉旅行は俺達のものだ!!」
ディアッカ「OK! じゃ、行って来るか」
メイリン『青龍の方角より今、ガンダムグフイグナイテッドとグゥレイトガンダムザクファントムが登場ッ! ジュール隊代表、
  イザーク・ジュール選手とディアッカ・エルスマン選手です!』
コートニー『イザーク選手はスラッシュウィザードを装着。ディアッカ選手はブレイズウィザードを改造した特殊装備を用意した
  様だな。この特殊装備、どう使うか楽しみだな』
イザーク「ビームを跳ね返す程度の相手に負けられるか!」
ディアッカ「まあ、瞬殺されない程度にゃ、俺達も強いからな」
メイリン『そして白虎の方角より、オーブ代表の2機のアカツキガンダムが姿を現します! 国家元首自ら出場し、真のオーブ
  の力を知らしめます! カガリ・ユラ・アスハ選手とレドニル・キサカ選手!』
コートニー『カガリ選手のプロトタイプはシラヌイを装備し、キサカ選手の量産型はビームランチャーにミサイルポッド、それに
  予備の弾薬のカートリッジを全身にマウントしている。ランボーみたいな装備だな』
カガリ「ハッハッハッハッハッハ! へりくだれ愚民共!」
キサカ「カガリ、ファイティングスーツまで金色なのはどうかと思うぞ」

シン「そういえば、イザーク隊長って師匠の従兄弟なんですよね」
ドモン「ああ。一時期、共に流派東方不敗を学んでいた事もあった」
シン「ファイターとしてはどうだったんですか?」
ドモン「うむ。とりあえずシャイニングフィンガーソードを使えるまでには成長したな」
シン「……それって相当強いんじゃあ?」
ドモン「だが、スーパーモードを体得するまでには至らなかった。激情のままに拳を振るってはいけないと教えたのだが……」
シン「へえ……それじゃ、ジュール隊代表もかなり上位に食い込んでくるかも知れませんね」
ドモン「そうだな。兄弟子としても期待している……(イザーク、頑張れよ)」

メイリン『各ファイター、準備はよろしいですね?』
イザーク「応ッ!!」
ディアッカ「OKだ!」
カガリ「いつでも来い!」
キサカ「いいぞ!」
メイリン『それではぁッ! ガンダムファイト・アメノミハシラ杯、第二試合! ガンダムファイトォォォォォ――――――ッ!!』
カガ・キサ『レディィィィ――――――ッ』
イザ・ディア『ゴォォォォォォ――――――――――――!!!』
15415:2005/12/24(土) 23:53:36 ID:???
とりあえずラクシズ代表のその後とジュール隊代表の紹介を。
シホってこのスレでは初登場だと思いましたが、どうでしたっけ……?
155通常の名無しさんの3倍:2005/12/25(日) 00:16:40 ID:???
シホ・・・う〜ん見たようなないような・・・
思い出せないorz
ともかくGJ!自分もお笑い系を書きたくなってしまったw
続き待ってます!

>>146
オーブ軍の男書き終ったらそれでやってみるものいいなぁ。
ただし書くとなったらシリアスじゃなく笑いの方向でいくと思います。
156通常の名無しさんの3倍:2005/12/25(日) 12:15:30 ID:???
「エターナル、不沈艦への道」 (1/3)

ラクス「レインさん、ちょっとご相談があるのですけど…」
レイン「あら、何かしら?」
ラクス「エターナルの回避力の向上についてですわ。AAには焔のバレルロール大佐ノイマン・スタングさん
    がいますけど、エターナルにはそういうキャラがいませんし」
レイン「でも、作中では毎回毎回戦闘機みたいに綺麗に避けてるじゃない?」
ラクス「あんな1パターンだけの回避バンクにはもうウンザリですわ。
    それに、この世界では艦船同士でも大航海時代の帆船並みの接近戦をやらされるのですから、
    ローリング回避一本ではいずれ太刀打ちできなくなりますわ」
レイン「確かにそれは一理あるかも…じゃあちょっと考えてみるわね」

レイン「…とは言ったものの、艦船を全面ヤタノカガミ装甲にするのはコスト的に無理だし、
    陽電子リフレクター搭載は『地味だからイヤですわ』って却下されるし…
    う〜ん、やっぱりモビルトレースシステムを応用するか…
    あとは操舵手ね。MTSを使う以上、格闘家、それも防御に定評のある格闘家が適任かしら…」

〜翌日〜
ラクス「♪タバサ〜
    ドムかい?ミーティアかい? あ〜もう、次は何ギッてこようかな
    ジェネシスかい? えっ? レクイエムかい!?
    まずいだろ レクイエムは… あぁ…やめろ… あぁ何だ、ブルコスのせいにするなら良し
    ちちの優劣は大きさじゃない〜 Hey ブラザー ラクシズ教皇国〜♪
    …ん? エターナルに腕生えてる〜〜〜!?(ガビーン)」
レイン「あぁ、ラクスさん、おはよう」
ラクス「これはいったい何事ですの!?」
レイン「操舵手用MTSを組み込むついでにつけてみたの。攻防両方に使えるし、インパクトもあるでしょ♪」
ラクス「確かに夢でうなされそうなくらいのインパクトはありますけど…」
ラクス「で、こちら求人広告見てやってきた、操舵手のムサシ・アナゴさん。
    何でも『世界一のディフェンス』って触れ込みらしいわよ」

〜戦闘〜
ラクス「う〜ん、悪くはないけど…世界一は言い過ぎのような…(ドンッ)被弾した!?」
ムサシ「!レフェリー、ローブローだ!」
ラクス「単なる避け損ねに見えましたけど…っていうか、レフェリーって誰よ?(ドンッ)また被弾!?」
ムサシ「!!レフェリー、ローブロー!」
ラクス「…(ドンッ)」
ムサシ「!!!ロ、ローブロー…」
ラクス「おんどりゃ何回金○アピールすりゃ気が済むんじゃあ――――――ッ」
157通常の名無しさんの3倍:2005/12/25(日) 12:16:30 ID:???
「エターナル、不沈艦への道」 (2/3)

ラクス「システムは悪くないけど、人選に問題有りでしたわね…」
レイン「今度は実力重視で闇世界まで広く人材を求めてみました。ギース・ハワードさん、よろしく」
ギース「フン」

〜戦闘〜
メイリン「11時の方向より熱源3、ミサイルです!」
ラクス「回避!…ちょっと、早く回避をなさい!」
ギース「フン、かわすまでもないわ! ぬん(ガシス)ドゥアーッ(ポイス)」
メイリン「飛来したミサイルとっ捕まえてブン投げた〜〜〜!?
   っと、今度は天頂方向より、ナスカ級の砲撃来ます!」
ギース「甘いわ!ぬん(ガシス)ドゥアーッ(ポイス)」
メイリン「ビ、ビーム兵器を掴んでブン投げた――――――ッ
   今度は弾幕をかいくぐってきたMSが!」
ギース「フン、ダァーッ」
メイリン「まだ攻撃してない敵まで〜!? 空ジャンプまで強引に投げちゃう初代餓狼時の性能だ〜!」
ラクス「これはイケるかも!」

〜1週間後、ギースによるクーデター未遂発生〜
ラクス「ちょっとレインさん! ギースに危うくラクシズを乗っ取られるところでしたわ!
    事前に事が暴露して最悪の事態は避けられましたけど、結構な信者が引き抜かれて
    しまったじゃありませんのッ」
レイン「う〜ん、じゃあゴーキ・シブカワ翁なんてどうかしら。
    座ったままでも攻撃を捌ける程の護身の達人らしいわよ」

〜戦闘?〜
ラクス「…シブカワさん、いつになったら戦場に着くんですの?」
シブカワ「ホッホッホ、嬢ちゃんや、究極の護身とは危うきに近寄らぬこと。
    真の護身に開眼したわしは、近づきたくても危険に近寄れんのじゃよ」
ラクス「それじゃあラクシズは、永遠に辺境のカルト集団止まりじゃありませんの――――――ッ!」
158通常の名無しさんの3倍:2005/12/25(日) 12:17:19 ID:???
「エターナル、不沈艦への道」 (3/3)

〜戦闘〜
ラクス「今度ダメだったら、このアイデアはあきらめましょう…」
レイン「そういうわけで、ドッポ・オロチさん、よろしく」
ドッポ「おゥ、任せときな」
メイリン「前方よりドッペルホルン無反動砲パックのダガー6及びウィンダム3、来ます!」
ラクス「回避…やっぱりしないのね、この人も〜」
ドッポ「(シュバッ)」
バルトフェルド「マ・ワ・シ・受・け…見事な…」
ドッポ「実体弾でもビームでも持ってこいってかァ」
ラクス「今度こそイケるかも!」
メイリン「!後方よりダークダガー! 艦橋に取り付かれました!」
ドッポ「フッ!」
ラクス「これは…一瞬にして艦橋部分が船体に埋没した?」
レイン「コツカケね」
ラクス「ってことは…エターナルの艦橋はドッポチャンの金○に連動してんのかよ!」

その後も、ドッポチャンのコツカケにより幾度となく何を逃れたエターナルであるが、
コツカケ発動の都度、男性クルーは金○が縮み上がる感触に襲われ、
女性クルーもビミョーな気持ちになるため、ブリッジでは不評であったという。

バルトフェルド「コンディション・レッド発令!総員、戦闘態勢!」
ドッポ「よしきた。ヨっと(キュッ)」
メイリン「ブリッジ、戦闘用ブロックに移動…ううう、何かヤだ…」
レイン「うーん、でもファイターの急所と艦の急所をリンクさせるのは一応理に適ってるのよね」
ラクス「なるほど…∀のあのコアファイターの位置は、合理的なものだったのですね…
    そうだ、ラクシズMSもMTSを搭載してコクピットの位置を金○の位置にしましょうか」
バルトフェルド「…俺は内股前屈みの味方MSなんて見たくないがなあ。やはり格闘経験がないと
     ダメなんじゃないか?」
ラクス「(キュピーン)そうですわ、艦橋に○○○とリンクした隠し腕をつけて、
    隠し腕を回転させて変身(トランスフォーム)なんてのはどうでしょう!」
メイリン「へんちん○°コイダーかよ!」
バルトフェルド「お前さん等、なんでそんなの知ってんだよ…」

終わり
159通常の名無しさんの3倍:2005/12/25(日) 14:19:16 ID:???
>>155-157
結構ワラタ、乙!
ギースの当身投げは確かに理不尽なものを感じたものだな・・・
160通常の名無しさんの3倍:2005/12/25(日) 15:58:38 ID:???
>>155-157
面白かったけど、一発ネタにしてもせめてガンダム系、又はスパロボ系にしようや。
161通常の名無しさんの3倍:2005/12/25(日) 16:57:13 ID:???
一応格闘&MTSつながりってことで書いたがスマンカッタ。
このスレの本道から外れていることは自覚している。
が、スパロボも種とG以外のネタはグレーなんじゃないの?
162通常の名無しさんの3倍:2005/12/25(日) 17:04:11 ID:???
スパロボもGと種以外のガンダムもグレーつうか原則駄目だろ。
でもアイアンギアとかマザーの例もあるから微妙だな。
個人的には、メカじゃなく登場人物を出したのが不味いんじゃないかと。
163通常の名無しさんの3倍:2005/12/25(日) 18:41:41 ID:???
>6-7

まぁ、気楽に楽しもうよ。
シン「……よし来いよし来い……そこだぁっ!!」
チュドーン
シン「よっしゃストライクフリーダム15機撃破ミッションクリア――!!」
レイ「ふむ、いい記録だな。これで1位はドモン5分。2位はシン21分。3位は俺30分。4位がルナで55分か」
ルナ「うぬぅぅ!! ちょっとシン次私! リベンジッ!!」
レイ「あんまりムキになるな。これはあくまでシミュレートだ」
ルナ「なにいってんの! これほとんど実戦と変わんないって事くらい知ってるんだからね! ゲームスタート!!」
シン「あーあ、せっかくクリスマスで外出してるんだから楽しく行こうよ」
アビー「ゲームセンターに寄ったのは失敗でしたね」
ドモン「……」
シン「あれ? 師匠どうしたんですか?」
ドモン「いや、ある年のクリスマスを思い出していたのさ……」
----------------------------------------------------------------------------
サイド6内
バーニィ「じゃあなアル。このコロニーは俺が必ず守ってやる」
アル「約束だよ! バーニィ!! じゃあまた明日!!―――――」
バーニィ「……」
ドモン「……なるほどな……」
バーニィ「だ、誰だっ!」
ドモン「シャッフル同盟、キングオブハートのドモン・カッシュだ」
バーニィ「シャッフル……聞いたことないぞ?」
ドモン「知らなくても結構。歴史の影で戦乱を治めてきた者達とだけ言っておこう。」
バーニィ「なんだよそれ」
ドモン「ふん…ガンダムアレックスを破壊すればジオン軍からの核攻撃はなくなると踏んだか…
    自分の命と引き換えにコロニーを守るつもりだな?」
バーニィ「!…………OK……全部筒抜けって事はわかった。で、俺をどうするつもりだ?」
ドモン「止めに来た」
バーニィ「なんだって?」
ドモン「戦乱を治めてきたといっただろう。ジオンの核ミサイルは俺と仲間が阻止する。
    お前の命をここで散らすのは惜しい。…ここにシャトルのチケットがある。戦争が終わるまでどこかでおとなしくしておくんだ」
バーニィ「それは…ごめんこうむるね」
ドモン「なに?」
バーニィ「ああ、怒らないでくれ。そのシャッフル同盟の存在とかを疑っているわけじゃない。
     なんでかな? 根拠なしに信じられる。多分核も防いでくれる。……でもさ、俺今やっと目的を見つけたんだ。
     あの最新型MSと戦って、勝って、コロニーの皆を守るって目的をやっと見つけたんだ。
     馬鹿げたことだと思うけどさ…ようやく死んでいった皆と同じ視点に立てた気がするんだ。そしてそれを無駄にしたくないんだ。
     だから………なんていったらいいのか……戦わせてくれ! 兵士として戦わせてくれ!」
ドモン「……………いや、馬鹿げたことじゃないさ……わかった。俺達は手を出さない。存分に戦うと良い」
バーニィ「!……ありがとう!」
ドモン「……できれば……死ぬなよ」
バーニィ「もちろんさ」

翌日
アル「バーニィに知らせなくっちゃ…ジオンの艦隊は捕まったって…もう戦う必要はないんだって…
   ! ザクとガンダムが戦ってる!! バー…」
ドモン「ゆくな!」
アル「! お兄ちゃん誰!? そ、そんなことよりバーニィを止めないと!」
ドモン「もう無理だ」
アル「止めないと! もう戦う必要なんてないんだ!」
ドモン「必要があるのかないのかは戦っている者達が決める!!」
アル「!?」
ドモン「見ておけ! あの男の命を懸けた戦いを! 何かを守るための崇高な戦いを!!」
アル「……!! う…うん」

アル「あ、まずい…っ! ビームサーベルが……うわぁぁ――っ! バーニィィィ――ッ!!」
ドモン「目を背けるなぁっっ!」
アル「(ビクッ)!!」
ドモン「いいか! 目に焼き付けておけ!」
アル「…ニィ…バーニィ…!!」
ドモン「そして一生その姿を忘れるな!! 彼の残した遺志を忘れるな!!」
アル「うっ……ううっ…」
ドモン「それが守られた者の努めだっ!!」
アル「わかった…僕…僕っ! …忘れない! 一生バーニィのことを忘れないっ!!」
数日後
クリス「じゃあ、私これから地球行きのシャトルに乗るから」
アル「うん…お姉ちゃんも…元気で…僕もがんばるから!」

バーニィ「やあ。クリス」
クリス「バ…! どこ行ってたの? 探したのよ」
バーニィ「戦闘大変だったね」
クリス「…! どうしてそのことを!」
バーニィ「実は俺さ……ジオン兵だったんだ」
クリス「!!」
バーニィ「警戒するなよ…もう兵士じゃない。君も兵士じゃない。そもそも戦争ももう終わってる」
クリス「そうね…」
バーニィ「そうだよ」
クリス「……私ね?……人を殺し……ちゃったのよね……それが辛くってね…」
バーニィ「もうここには住んでいられない…か」
クリス「ええ…あなたも私のことが憎いでしょう?」
バーニィ「いや、全然」
クリス「!?」
バーニィ「君はやさしい。戦うときもずっと泣いてた。殺してしまった兵士にずっと謝り続けていた。
     殺すことが当然の戦争なのに。そんな人に殺されて文句のいう奴なんていないさ。むしろ感謝したいくらいだ」
クリス「……」
バーニィ「それに美人だしね」
クリス「もうっ! からかってるのね!」
バーニィ「おっと。んでさ、やさしすぎる君が兵士を辞めるのは大賛成だ。どこかに行って子供を産んで幸せになってくれよ」
クリス「……あ、あなたは一緒に……こないの?」
バーニィ「ごめん。こっちは負け組だからいろいろと用事があるんだよ。…だからこれでお別れになる」
クリス「……そう」
バーニィ「いいかい? 過ぎたことは気にするな。ミーシャもあんたにありがとうって言っておけってさ。
     それに『戦ってくれてありがとう』……………………………………」
クリス「……! ミーシャって…あのケンプファーのパイロ………? 誰も…いない……夢だったのかしら?」
「おーいクリス! 出発するぞー!」
クリス「はーい! 今行きまーす!」
ドモン「あれでよかったのか?」
バーニィ「ええ。充分です」
ドモン「アルティメット細胞の力を使えば…蘇生は可能なんだぞ。クリスっていう子とも…」
バーニィ「いいんですよ。俺だけ生き返るなんて反則技使ったんじゃ仲間に申し訳ないです。
     未練がないといったら嘘になりますけど、ガンダムにも勝ててすっきりしましたし。
     サイクロプス隊は全滅した。それでいいんです」
ドモン「そうか…」
バーニィ「ドモンさんも無愛想そうに見えてなかなかやさしい人ですよねえ」
ドモン「…い、いやそれはっ」
バーニィ「……数週間、クリスが退院するまで生きながらえさせてもらってありがとうございました」
ドモン「…ああ」
バーニィ「タイムアップまで後30秒か。そういえば時間切れになったら俺の体どうなるんです?」
ドモン「アルティメット細胞が活動を静止して、お前の体は土に返る」
バーニィ「結構じゃないですか。俺は…このコロニーの一部になってまだまだ皆を守り続けていくんですね…
     ………時間ですね…願わくば、もう2度とこんな悲しい事が繰り返すことがありませんように………隊長?
     …ああ、わざわざ迎えに来てくれたんですか?……」

さ よ う な ら

ヒュ――………

ドモン「…バーニィ! 誓おう、東方不敗の名にかけて! 俺の命ある限り人を救い続け争いを起こさせないことを!!」
----------------------------------------------------------------------------


シン「うひー! 駄目だこのミッション難しすぎ!!」
レイ「シンも駄目か…」
ルナ「最新型のガンダムに対してこっちはポンコツでヒートホークしかないザクでしょ? 勝てるわけないじゃん!」
レイ「ルナはそもそもザクの修理ミッションをクリアーできるようにならないとな」
ルナ「むきー! シンどきなさいよ! リベンジッ!!」
アビー「あーあールナマリアもう5,000円使ってますよ?」
ルナ「うっさい!」
レイ「しかし、このゲームはリアル感が凄いな…製作は…(株)アル&バーニィ…?」
シン「師匠ーこれ本当にクリアーできるんですか?」
ドモン「ああ……いたのさ。
    ………………………………昔、一度だけクリアーできた奴がな………………………」

[終わり]
169通常の名無しさんの3倍:2005/12/25(日) 20:18:06 ID:???
超GJ!
マジで感動した…!
170通常の名無しさんの3倍:2005/12/25(日) 21:17:02 ID:???
>>164-168
全俺が泣いた
171通常の名無しさんの3倍:2005/12/25(日) 21:33:02 ID:H5jXbMVk
無理なお願いした145です。職人さん、本当にありがとうございます!!!
GJ、GJです!!これで心残りなく年が越せますw
バー二ィの覚悟にまた涙が・・・
本当にここの職人さんたちのレベルの高さには感動させられます・・・
172通常の名無しさんの3倍:2005/12/25(日) 22:09:15 ID:???
クリスマスというとガンダムWを思い出す
173通常の名無しさんの3倍:2005/12/25(日) 22:23:55 ID:???
悪くはないんだけど、流石にポケ戦にまで出張るのはどうかと思う。
174通常の名無しさんの3倍:2005/12/25(日) 22:33:25 ID:???
>>164-168
やるな・・・アンタ。GJ!

>>173

>>6-7
175通常の名無しさんの3倍:2005/12/25(日) 23:28:32 ID:???
>>173
一話限りのクリスマスプレゼントということで勘弁してけれ。
176通常の名無しさんの3倍:2005/12/26(月) 01:45:36 ID:???
>>173
硬い事いいっこなし、全く種がからんでないわけでもないし。

ていうかそういうつなげ方を考えるとは思わなかった…職人さんGJ!
いい話をありがとう!!
177通常の名無しさんの3倍:2005/12/26(月) 10:53:40 ID:???
GJGJGJ!
ただの救済じゃなくてバーニィの心を尊重してくれて、ありがとうドモン。さすがドモン。
そうだよなあ、バーニィはあれできっと満足だったんだよなあ…
178通常の名無しさんの3倍:2005/12/26(月) 10:58:55 ID:???
こ、心の汗がとまらねえ・・・GJ!

もしかしたら、ポケ戦があったから08は作られたのかな、となんとなく思った。
179通常の名無しさんの3倍:2005/12/26(月) 23:24:22 ID:???
アメノミハシラ杯作者様

アスランの借金ネタ、勝手にお借りします。
ちなみにちょっとアスメイ寄りですので、嫌いな方はご注意を。
180アスランの女難天国借金地獄  1/7:2005/12/26(月) 23:26:01 ID:???
メイリン「…………」
キラ「空は〜、飛べっないけど〜♪ ん、メイリン何見てるの? メール?」
メイリン「わああ、見ちゃダメですっ。って、キラさん? どこぞでロボトミー手術を施されているはずじゃ?」
キラ「ああ、あれ? あれはアスランに作らせたアンドロイドさ」
メイリン「えええええっ!? じゃあ、もしかして今まで全部ダミーだったんですか!?」
キラ「当然でしょ? ギャグキャラのアスランならともかく、毎回撃墜されてたら身がもたないからね。そもそも僕が本気になったら(以下略)」
メイリン「は、はぁ……」
キラ「で、新しい替え玉を作らせるためにアスランを探してるんだ。メイリン知らない?」
メイリン「アスランさんなら、クライン家所有の地下強制労働施設に連行されて……」
アスラン「メイリン金貸してくれ〜っ!」
メイリン「血まみれで帰ってきたあああああああああああ!?」
アスラン「心配するな、全部返り血だ。白兵戦にて種&種死最強と呼ばれる俺が、いつまでもおとなしく捕まっていると思ったか!?」
キラ「あ、ラクス? 今メイリンの部屋にいるんだけど、アスランが」
メイリン「早々と売ろうとしてるううううっ!?」
アスラン「キラもいるのか、ちょうどいい。俺に金を貸してくれないか?」
メイリン「貸してくれって……例の借金の返済に充てるんですか? でも……」
アスラン「七億なんて金、まともにやって返せるわけないだろう。一攫千金を狙うんだ。そのための元手が必要なんだよ」
キラ「……わかったよアスラン。僕もあまり余裕ないけど、日本円にして五千円くらい用意するよ。少なくてごめんね、平均的な十八歳男子の懐からするとこれでも大金なんだ」
アスラン「本当かキラ!? ありがとう!」
メイリン(キラさんのどこが平均的十八歳男子なんだろう……)
キラ「その代わり、例の完全二足歩行人型アンドロイドに使われてる君が開発した技術全部の特許、僕にくれないかな? 僕たちの友情の証に!」
アスラン「ゆ、友情の証……!? もちろんさ、受け取ってくれキラ!」
メイリン「あっさり騙されてる――――――――っ! 落ち着いてくださいアスランさん、それだけの技術の特許があればもっとすごい大金に……」
アスラン「くどいぞメイリン、男同士の中に入るな!」
メイリン「やっぱりダメダメだこの人――――――――っ!!」


アスランの負債:七億アースダラー
181アスランの女難天国借金地獄  2/7:2005/12/26(月) 23:26:49 ID:???
メイリン「ヤキン・ドゥーエ要塞跡に到着しました。こんなところで何をするんですか?」
アスラン「デブリを拾うのさ。ここは前大戦の激戦地だったからな。修理すれば使えるMSやジャンクが大量にあるはず!」
メイリン「へぇ、意外と堅実な方法を選んだんですね。でも、前大戦終結から一年も経ってるのに、どうしてこんなにデブリが浮いてるんだろ……」
アスラン「ふっ、ジャンク屋も意外と目が節穴ということさ。……ところで前から気になってたんだが、アイアンギアって動力はなんなんだ? ザブングルと同じで、ガソリンか?」
東方不敗「愚か者め。宇宙で動いている時点で、ガソリンでないのは明らかであろうが」
アスラン「ああなるほど確かに……って、誰だああああ!?」
メイリン「マスターさん、いつもありがとうございます」
東方不敗「気にするでない。ほれ、お前たちもしっかり漕げい」(自転車漕ぎ漕ぎ)
スティング・アウル「「うい〜す」」(自転車漕ぎ漕ぎ)
メイリン「そんなわけで、人力です。これでも核動力機より出力は上なんですよ?」
アスラン「そ、そうか……まぁいい。アスラン・ザラ、作業用ボール、出る!」

アスラン「ふふふ、まさに宝の山だな。プロヴィデンスの残骸でも見つけて地球連合に売りつければ、一気に返済も夢じゃない! ……ん、アラーム? 未確認機接近?」
ルナ『そこのボール、アンタ何やってんのよ!? ここはザフトの縄張りよ!』
アスラン「マーメイドガンダム! ルナマリアかっ!? しまった、ここはまだザフトの警戒区域だったのか!? デブリがたくさんあるわけだ……」
ルナ『アスラン? ……ちょうどいいわ、あなたは一度ブッ飛ばしておきたかったのよ!』
アスラン「ま、待てルナマリア! ほら、今日は非武装のボールだし……」
ルナ『問答無用! よくも私の純情を弄んでくれたわねええええ!?』
アスラン「そんな覚え無いぞ!? 君が勝手に憧れてただけじゃ……助けてえええええ!!」

東方不敗「バカ弟子もようやく一人立ちして、時間を持て余してな。表舞台は若い連中に任せることにして、戦場で死に掛けていたこやつらを拾って鍛えてやっておるのよ」
スティング「別に頼んでないんだけどな」
アウル「ま、お陰で薬無しでも生きられるようになったし、爺さんに感謝はしてるんだぜ」
メイリン「なるほどぉ。あ、お茶お代わりどうぞ」
東方不敗(普通に孫ができておればこんな感じなのかのぉ)

アスラン「メイリン、メイリン! 聞いてるのかあああああああ――――――――!?」


アスランの負債:七億アースダラー+作業用ボール修理代
182アスランの女難天国借金地獄  3/7:2005/12/26(月) 23:27:37 ID:???
メイリン「ごめんなさい、アスランさん。呼び出しに気づかなくて……」
アスラン「いや、そのことならもういいさ。君の後ろの筋肉質なお爺さんが怖いから……」
メイリン「別の金策を考えないといけませんね。何か特技を活かすのがいいと思いますけど」
アスラン「特技か。よし、ここはペットロボットの開発と販売でも手掛けてみるか!」
メイリン「あ、いいかもしれませんね。アスランさんのペットロボットはかわいいですし」
アスラン「キラやラクスも認めているくらいだからな。早速始めよう! 俺は研究と開発を、メイリンは販売と宣伝と経理と持ち込みと、とにかくその他全部を頼む!」
メイリン「結局私が一番苦労するんですね……」

 …………

アスラン「できたっ。防犯ブザーにスタンガン、子供の防犯も意識した新型ハロだ!」
メイリン「よくこれだけ仕込みましたねぇ……あ、アスランさんに通信です」
アスラン「ふふふ、早速オモチャ会社が食いついてきたか? って……ラ、ラクス!?」
ラクス『お久し振りですわね。まさかあそこから生きて出てくるとは思いませんでしたわ』
アスラン「あ、ああ。いや、その、借金を少しでも早く返そうと思ってな」
ラクス『それは結構。が、そのハロは困ります。そのデザインの版権は私の所有です』
メイリン「ええええっ!? これって、アスランさんが作ったんじゃないんですか?」
アスラン「ああ、そういや誕生日プレゼントに欲しいと頼まれてあげた気がするなぁ。なんか難しい書類にたくさんサインしたっけ……あれ、これの版権だったのか」
メイリン「もっとよく確認してからサインしろ――――――――っ!」
ラクス『そういうわけですので、そのハロをお売りになるとアスランは私に賠償金を払わねばなりません。それでも、と言われるなら構いませんが』
アスラン「いやいやいやいや! 困るって! くそ、どうすれば……」
メイリン「デザインがハロだからダメなんですよ、外見をトリィとか、別の物にすれば」
ラクス『ちなみにアスランがよく作るその手のペットロボットの内部機構の特許も、婚約破棄の際の手切れ金代わりに私の所有になっておりますわ』
メイリン「知的財産はもっと大切にしろおおおお――――――――っっ!!」
アスラン「だって特許を渡したら新製品の育毛剤を融通してくれるって……! なら渡すしかないじゃないかあああああああっっ!!」
ラクス『その新型ハロを権利ごと私にいただければ、今回のことは目を瞑りますわ』
アスラン「うう、そんなっ。研究と開発に結構かかってるのにぃぃ……」
メイリン「はぁ……でも、特許も版権も押さえられてるんじゃ勝ち目無いですよ」


アスランの負債:七億アースダラー+作業用ボール修理代+新型ハロ研究&開発費
183アスランの女難天国借金地獄  4/7:2005/12/26(月) 23:28:28 ID:???
アスラン「イージスアタック! ジャスティスエルボー! セイバーニーキィィィック!」
東方不敗「ふむ、勝負あり。アスランの勝ちじゃな」
メイリン「また勝利、と……すごいじゃないですか、これで二十連勝ですよ!?」
アスラン「ふっ、白兵戦なら種&種死最強はこの俺だ! ジャンク屋の真似事とか商売なんて慣れないことせずに、最初からこうしていれば良かったんだ」
メイリン「でも、いくら連勝したってこんなストリートファイトじゃ七億も稼げませんよ?」
アスラン「嫌だなぁメイリン、それくらい俺だってわかってるさ。ここでの勝利は足掛かりに過ぎない……こうやって名声を高め、アスラン流を興し、全世界に道場を広めるんだ!」
メイリン「気の長い話だなぁ……」
アスラン「返済の目処さえ立てばラクスも待ってくれるさ! さぁ、次の相手は誰だ! メイリン、今まで通り俺に全額賭けてくれっ」
ミーア「あら誰かと思えば、久し振りね二人とも」
メイリン「ミーアさん!? どうしてあなたがこんなところに」
ミーア「ドモンさんに会って、私は私自身のラクス・クライン道に目覚めたの。これはそのための修行なのよ」
メイリン(アイドルとストリートファイトになんの関係があるんだろ……)
アスラン「よくわからないが、いいだろう。いくら女性、それも顔見知りが相手だろうと、俺は負けるわけにはいかないっ!」
ミーア「ふ、あなたが私に勝てると思わないことね……なんであれ選ぶのはあなたですわ」
アスラン「はっ!? そ、その台詞は……っ!」
ミーア「あなたが信じて戦うものはなんですか? いただいた勲章ですか? お父様の命令ですか?」
メイリン「うわ、本物のラクス様みたい……あれ、なんだかアスランさんの様子が」
アスラン「あ、ああっ……やめろぉ、やめてくれえええ!」
東方不敗「ほう、心から攻めるとは。あの娘、ただものではないな?」
ミーア「敵だというのなら、私を打ちますか? ザフトを裏切ったアスラン・ザラ」
アスラン「う、う……うわああああああんっ!!」
メイリン「涙と鼻水ダダ漏れさせながら逃げ出した――――――――っ!?」
東方不敗「う〜む、ヘタレ。ヘタレよのぅ」
ミーア「言葉と容姿、二方向から相手のトラウマを刺激する……これぞラクス・クライン流バトウ術!」
メイリン「そりゃただの悪口だ――――――――っ! ああ、賭け金が……」


アスランの負債:七億アースダラー+作業用ボール修理代+新型ハロ研究&開発費+ストリートファイトの賭けの負け越し金
184アスランの女難天国借金地獄  5/7:2005/12/26(月) 23:31:18 ID:???
アスラン「うう、資金が無くなってしまった……これからどうすればいいんだ」
メイリン「しっかりしてくださいよ。こうなったら最後の手段、自己破産するんです!」
アスラン「自己破産……ま、まだその手が残っていたか! 人生に汚点を残すのは悔しいが、これで借金に苦しむ日々ともオサラバだ! 早速手続きをしよう!」

 …………

カガリ「このクソ忙しい時に何かと思えば、自己破産の申告だと? 大体、七億なんて個人で借りれる額じゃないぞ。いったい何に使ったんだ」
アスラン「さぁ……なんだか知らない内に、いつの間にか借金が膨れ上がっていて」
メイリン(知らない内というか、ラクシズの人によってたかって毟り取られたのよね……)
カガリ「それはそれとして、だ。悪いが、この申告は受理できない」
アスラン「え。ど、どうして?」
カガリ「どうしても何も、お前はオーブじゃアレックス・ディノで国民登録されてるんだ。アスラン・ザラ名義の借金を踏み倒したいならプラントで手続きするんだな」
メイリン「ああそっか、書類の上では別人扱いになるんだ……」
アスラン「そんなぁ!? 頼むよカガリ、今さら俺がプラントに行けるはずないだろう!? 俺と君の仲じゃないか、無理は承知で、そこをなんとか!」
カガリ「くどい! 国家の代表を嘗めるなああッ!!」
メイリン「ああっ!? カガリさんのアッパーを食らったアスランさんがアゴを真上に突き上げながら空高く吹き飛んだ――――――――っ!」
カガリ「今の私はオーブの代表だ、公私の混同はしない! そもそも、そうあるように私に言ったのはアスラン、お前だろう!」
メイリン「……まだ落ちてこない」
カガリ「それに巨額の自己破産を受け入れると、しつこい債権者が国を訴えるケースもあるからな! 一個人のためにこんな大金払えるかってんだ」
メイリン「それが本音か――――――――っ!? ……あ、ようやく落ちてきた」
アスラン「ぐふうっ……! ふ、ふふ。いいパンチだ、カガリ。強くなったな」
カガリ「お前のお陰だ、アスラン。この通り恋人を足蹴にできるくらい強くなったぞ。とにかくこの書類は受け取れないからとっとと帰れ。キサカ、塩撒いとけ塩」
アスラン「そうか、俺は君の力になれたんだな……嬉しいのに、目から塩水が流れるのは何故なんだろう。塩を撒かれてるせいかな。ふふふふふフふゥ」
メイリン「ああもう、泣かないでくださいよ。いい子いい子。さ、いきましょう」


アスランの負債:七億アースダラー+作業用ボール修理代+新型ハロ研究&開発費+ストリートファイトの賭けの負け越し金+心の傷
185アスランの女難天国借金地獄  6/7:2005/12/26(月) 23:33:53 ID:???
メイリン「未成年なのにお酒に逃げないでくださいよ。元フェイスの意地は無いんですか?」
アスラン「放っておいてくれよ! 俺は借金も返せないダメな人間なんだ。このまま一生地下で暮らすのがお似合いなのさ、ふふ……」
東方不敗「若い時はそういうこともある。さぁ、飲め飲め」
アスラン「あなたも結構暇なんですね〜。うひゃひゃひゃ、今日はたっぷり飲みましょう!」
メイリン「はぁ……もう、本当にしょうがない人だなぁ。ちょっと失礼しますよっと」
アスラン「なんだよ、隣に座ったりして。ん、何これ……借用書? 君は、俺にさらに借金を重ねろっていうのか。ふん、今さら俺に金を貸してくれるやつなんかいるもんか」
メイリン「ここにいますよ。よく見てください、貸出人が私になってるでしょ?」
アスラン「あ、本当だ……しかも、金額がちょうど俺の借金全額と同じになっている!」
東方不敗「ほほう? ふむふむ」
アスラン「これは……メイリン、どういうつもりなんだ」
メイリン「アスランさんの借金、私が肩代わりしてあげますよ。あ、心配しなくてもいいですよ? この前のアメノミハシラ杯のトトカルチョでドカンと当てたんです」
アスラン「こ、こんな大金を!?」
メイリン「ふふふ、これでもやる時はやるタイプなんですよ♪ 借金が無くなるわけじゃないけど、私は強制労働しろとか言いませんから。無利子無担保無期限で構いません」
アスラン「それはありがたいが……君はいいのか。これだけの額を、俺なんかのために」
東方不敗「青いな小僧。こういう時は、素直にその娘に感謝すればよいのだ」
メイリン「そういうこと。ほら、早くここにサインしちゃってください」
アスラン「あ、ああ……」


アスランの負債:メイリンに(七億アースダラー+作業用ボール修理代+新型ハロ研究&開発費+ストリートファイトの賭けの負け越し金)分の借金
186アスランの女難天国借金地獄  7/7:2005/12/26(月) 23:37:03 ID:???
『from:R.M
 title:ご相談の件について
 本文:匿名希望様
    専門ではありませんが、簡単に調べてみました。
    お話にあったA氏は、恐らく極端に生真面目かつ責任感の強い方なのではないでしょうか。
    母との死別、父との決別、親友と婚約者の裏切り、恋人との別離。
    大切な人間の喪失を何度も経験したA氏は、自身への根本的な疑問を抱くようになってしまったのでしょう。
    自分はこの世に不要な人間なのではないか? だから守りたいものをいつもいつも失ってしまうのではないか?
    普段はとことんヘタレで、応援された時だけ実力を発揮できるというのも、その不安定な心理の影響だと思います。
    これはかなり危険な状態です。A氏が完全にダメダメになってしまう前に、専門の医師に診せることを勧めます。
    A氏を常に側で支えてあげられる人が誰かいれば、それが一番いいのですが。』

メイリン「…………」
アスラン「メイリン、どうしたんだ?」
メイリン「あ、いえっ。なんでもありません。それより、この金額返すとなると、一生かかっちゃうかもしれませんね。それでもいいんですか?」
アスラン「バカにするな。俺も男だ、責任は取る!」
メイリン「ふ〜ん。へぇえ。ほほぉ……じゃあ、返してもらうまで、ず〜っと側にいますから覚悟してくださいね?」
アスラン「ああ、君の好きなようにすればいい」
東方不敗「わははは! 娘よ、これは手強い相手だな!?」
メイリン「あははは……です、ね」
アスラン「?」

 …………

キラ「と、いうことがあったんだ」
カガリ「ア゙ァ゙ァァァァーーーズゥラァァァァァァァァーーーンッッッ(パリーン)!!!」


187通常の名無しさんの3倍:2005/12/26(月) 23:40:19 ID:???
>>186
メイリンやるなwwwww

ところでR.Mってだれだ?
188通常の名無しさんの3倍:2005/12/26(月) 23:57:33 ID:???
ロンド・ミナ?
189通常の名無しさんの3倍:2005/12/26(月) 23:58:45 ID:???
レイン・ミカムラじゃね?
190通常の名無しさんの3倍:2005/12/27(火) 00:01:11 ID:???
>>187 おそらくレインの事かと
191通常の名無しさんの3倍:2005/12/27(火) 00:15:49 ID:???
このスレのアスランにはメイリンが必要不可欠だな。色んな意味で……。
192通常の名無しさんの3倍:2005/12/27(火) 00:16:43 ID:???
>>189-190
ああ、理解した
193通常の名無しさんの3倍:2005/12/27(火) 00:22:28 ID:???
やべえちょっと泣けた(つ∀`)
194通常の名無しさんの3倍:2005/12/27(火) 00:44:13 ID:???
良いなあ、GJ! そして幸せそうなアウルとスティングが見られてちょっと嬉しかったりw
195通常の名無しさんの3倍:2005/12/27(火) 00:51:17 ID:???
>>180-186
GJ。

ところで全く関係ないが大掃除していたらサイバーフォーミュラの1クール目を録画したビデオテープが出てきた。
せっかくなので見ていたら、このスレを読んでるときとは別の意味で泣けてきた。
この頃は新進気鋭の期待の監督だったんだよなぁ・・・・>F
196通常の名無しさんの3倍:2005/12/27(火) 01:17:16 ID:???
>>186
明倫はよい女になる気がスル
逸材だ。
197通常の名無しさんの3倍:2005/12/27(火) 01:33:34 ID:???
GJ!最後のキラとカガリのやりとりで落とすのもよかったよ
昨日一昨日で似たようなスレいくつも立ててキモイ妄想を垂れ流すメイリン厨どもは大嫌いだけど
ここのスレだけはそういうのもないし素直にネタとして笑えるよ
198通常の名無しさんの3倍:2005/12/27(火) 01:37:09 ID:???
これの続編が見たいなww
199通常の名無しさんの3倍:2005/12/27(火) 03:19:19 ID:???
GJ!!!
やっぱ凸にはメイリンがいなくちゃダメなんだなw
200通常の名無しさんの3倍:2005/12/27(火) 08:24:26 ID:???
このスレに染まりきってたせいで、SP見たら違和感あるのなんの・・・。
とにかく職人さん、GJ!
201通常の名無しさんの3倍:2005/12/27(火) 10:31:01 ID:???
というか自転車ギコギコ>核動力というのがテラコワス
流派東方不敗をどの国でも奨励すればエネルギー問題は杞憂だな
202通常の名無しさんの3倍:2005/12/27(火) 11:51:15 ID:???
その分、必要とする食料が指数関数的に増加しまくりそうだがw
203通常の名無しさんの3倍:2005/12/27(火) 13:09:12 ID:???
職人殿GJ!
アスランのヘタレっぷりとメイリンの世話女房ぶりがすげぇ!

所で今回の東方不敗(別名星のおじーさま?)見てると本編とかでコニールとかマユ引き取って育てそうだ。

序でにミーアはこれが私のラクス道とか言って色々暴れてくれそうな気も……
204通常の名無しさんの3倍:2005/12/27(火) 23:56:10 ID:???
とりあえずアゲ
205通常の名無しさんの3倍:2005/12/28(水) 00:42:07 ID:???
オーブ軍の男 SEED Destiny編 第3幕完成しました。
やっぱりというかまだ完結しません。
この調子だと後もう2〜3幕はいくと思います。
では投下します。
トダカ一佐を連れ、俺と生き残ったムラサメ部隊はアークエンジェルに着艦した。
そしてカガリ様とアークエンジェルのクルー達にこの艦でオーブの理念のために戦いたいと申し出た。
彼らは快く俺たちを向かいいれてくれた。

「MSは何度も見たがこうやって顔を合わせるのは久しぶりだな」
「君は?」
「そっか。もうあれから3年以上経ってるし、短い間話をしただけだったから覚えてないか。
 昔あんたがモルゲンレーテでナチュラル用OS作ってる時にちょっと話したもんさ」
「ごめん。覚えていなくて・・・」
「いいさいいさ。あんたも色々きつい時期だったんだろ?覚えていなくて当然だ」
俺はかつてモルゲンレーテで話した少年、キラ=ヤマトと話をしていた。
「これからアークエンジェルには世話になるんだし、挨拶ぐらいしないとと思ってな」
「いきなり大所帯になったからね。賑やかになって嬉しいよ」
「しかしこれだけ多いと迷惑じゃねぇか?今まで数人程度だったんだろ?」
「いちおうアークエンジェルは戦艦だからね。この位の人数問題ないよ」
俺たちはそれまでの時間を埋めるように話あった。
そうしている内に話題はカガリ様の話となった。
「そういやあんたがカガリ様を連れ去っていったんだったな。
 オーブの軍人としては軍の防衛網を抜けられて面潰れだが
 ・・・でもよくやってくれた。礼を言うぜ」
「友達とカガリ自身のためにやったことだよ。あまり褒められた事じゃないけど
 あの時はああした方がいいとそう思ったんだ」
するとMS整備を担当しているマードックという男から呼び出しを受けた。
ムラクモの整備の事と思いきや、アマノが五月蝿いからどうにかしてくれとの事だった。
「すまねぇ、ちっと用事ができた。じゃあまた暇あったら話しようぜ」
「そうだね。また今度」
そういって俺はキラと別れた。
数日後、ユーラシア西側に向けて地球軍が侵攻を開始したとの情報を得たアークエンジェルは
それを止めるために行動を開始した。

ベルリンに着いた俺たちは信じられない様な光景を目にしていた。
「なんだ・・・ありゃ・・・」
それはあのオーブの惨劇、いや、あの時はまだ住民がある程度避難していたからまだよかった。
今俺が見ているものは人やMSが巨大なMAから放たれるビームで焼かれ、破壊されたビルの下敷きになり
そしてその巨大な足で踏み潰される。そんな光景だった。
先行していたフリーダム、キラも相手の特殊なフィールドのせいで思ったようにダメージは与えられず
被害はなおも拡大していった。

「君達、ここを第2のオーブの惨劇の舞台としてはならない!これ以上の破壊を避けるためにも
 君達の活躍に期待している!オーブの理念を忘れるな!そして、決して死ぬな!」
「「「「「はっ!」」」」」
「私も出る!このような事これ以上許される事じゃない!」
「カガリ様・・・何を言っても無駄なようですね。皆の者!オーブの希望、カガリ様をなんとしても護り切れよ!
 諸君らにハウメアの護りがあらん事を!各員配置に付け!」
俺たちはトダカ一佐のその言葉を胸に刻み、それぞれの機体へと乗り込み出撃していった。

――――ミネルバサイド――――
「すでにアークエンジェルが先行しているようね・・・総員コンディションレッド発令!
 シン、あなたはインパルスで出撃してあの巨大MAを相手してきて頂戴!」
「ああ!地球軍の奴ら!またこんな事繰り返してぇぇ!」
「シン!怒りに身を任せてはならん!・・・だめか、タリアよ、俺も出るぞ!」
「お願いするわ。ドモンさん。シンの事頼みます」
シンのインパルスの後に、ドモン駆るゴットガンダムが出撃していった。

――――オーブ軍サイド――――
「ちっ!地球軍の奴ら、なんてもんを作りやがる!」
『まったくだ!沈めにいくぞ・・・といいてぇとこだが客のようだぜ!』
見るとそこには地球軍の量産型MS、ウィンダムが多数やってきていた。
――――ミネルバサイド――――
俺たちが地球軍のMS部隊と交戦している頃、キラ達の方でも変化があった。
巨大MA、デストロイと呼ばれるそれがその身を変形させ、MSとなっていたのだ。
「くっ!このままじゃ拉致があかない。どうすれば・・・」
「うおぉおぉぉ――――っ!!」
インパルスがデストロイに斬りかかる。
特殊なバリアは発動せず、それは装甲を切り裂いた。
「よしっ!このまま沈めて、なにっ!」
「やめろっ!あれにはステラが乗っているんだぞ!」
「ステラが!?・・・ステラ!!くそ・・・どうすれば」
そんな事情は知らないキラはデストロイへと攻撃を加え続ける。
「ぬっ、ステラを殺させるわけにはいかん!やめろっ!」
「ちぃ」
フリーダムのビームサーベルがネオの乗るウィンダムの手足を切り落とし撃墜した。
「ネオ・・・?ネオッ!ネオォォ――――ッッ!!」
「なんだ!?このMS、動きがさらに激しく!でもっ!」
フリーダムは巧みに攻撃をかわし、デストロイへと攻撃を仕掛けようとする。
「やめろぉぉ――――っ!!」
「なにっ!?くっ!」
フリーダムを辛うじて退けたシンはステラへと語りかけた。
「大丈夫っ!ステラ、君は俺が守るから!だから大丈夫、落ち着いて・・・」
「シ・・・ン・・?」
「そうだよ、シンだよ。君を守りにきたんだ」
「シン・・・ステラ・・・守る?」
落ち着き、我に返ったステラはデストロイを止め、この争いも終わる。そう思えた。
フリーダムの姿を見るまでは・・・。

ステラの中でネオが撃墜されるシーンが蘇る。
「いやぁぁぁ――――っっ!」
デストロイは胸にあるビーム砲をインパルスに向けて放とうとする。
「死にたいのか!君はっ!」
キラはそう言うとフリーダムのビームサーベルをそのビーム砲に向けて刺し込もうとしていた。
「馬鹿者がっ!!」
「なっ!」
フリーダムがゴットガンダムによって弾き飛ばされる。
「シン!そこをどけっ!」
ゴットガンダムがインパルスを後ろに庇うと同時に
デストロイから放たれるビーム砲をその拳で受け止め弾き飛ばした。
「あ・・・あ・・・」
ステラは目の前で繰り広げられた光景を見て、呆然としていた。
「ステラといったな。お前の様な少女にこの様な破壊兵器は似合わん!シンと共にミネルバに行くといい」
「シンと・・・」
「シンよ、今度こそ彼女をその忌まわしき機体から解き放ってやるのだ!」
「師匠・・・はい!ステラ!この手に乗り移って!君は俺が守るから!絶対に守るからっ!」
「シン・・・わかった。ステラ、シンと一緒にいく」
ステラはそう言うとデストロイのコクピットに開いた裂け目からインパルスの手へ
そしてインパルスのコクピットへとその身を躍らせた。
「ステラ!ステラ!君が無事でよかった・・・。本当によかった・・・」
「シン、泣いてる。悲しい事あった?」
「嬉しい時にも涙は出るんだよ・・・ステラ、そういうステラだって涙出てるじゃないか・・・」
「あれ・・・ほんとだ・・・ステラ・・・ステラ!う、うぁぁあぁぁ――――っ!」
ステラの泣き声がベルリンの夜空に響き渡っていた。

「ふっ、さて、後はあの機体をこの世から葬るのみ!」
そう叫ぶやいなやドモンはゴットガンダムをデストロイの足元へと誘い
「とりゃぁぁ――――っ!」
気合の掛け声と共に上空へと投げ飛ばした。
「俺のこの手が真っ赤に燃えるっ!勝利を掴めと轟き叫ぶっ!ばぁくねつっゴットフィンガァァ!!」
投げ飛ばしたデストロイが上空で停止したその瞬間
「せきはっ!てんきょうけぇ――――んっ!!」
ゴットガンダムより放たれた石破天驚拳がデストロイを飲み込み、灰塵へと帰した。
――――オーブ軍サイド――――
「さすがだな・・・あの化け物を消し去ってしまうとは」
『まったくだ。ん?敵機発見!ありゃぁ・・・さっきの量産とはちがぁな』
デストロイがやられたのを見て混乱したのか、地球軍側は慌てふためいていた。
アマノが見つけたMSもとりあえず逃げようというのか、ベルリンを去ろうとしていた。
「各機!俺に続け!今のうちにあれを沈める!憂いは断っておくに越したことはないからな!」
「「了解!!」」
俺の他に2機のムラサメがそのMSへ向けて機体を進めていった。
「くそぉ!邪魔するんじゃねぇぇ!」
カオスと呼ばれる機体が俺へ向けてビームライフルを放つ。
俺はそれをかわし、飛行モードのまま上空へとその身を躍らせた。
俺の後を付いてきていたムラサメ2機がそれぞれカオスに向けてビームライフルを放つ。
カオスがその2発のビームライフルを避け、反撃に移ろうとする。
しかし、それは解かっていた事。俺たちが訓練で繰り返したシュミレーションそのままだった。
ビームライフルで避けた位置、そこに俺はムラクモをMFモードで上空より突撃をかける。
攻撃がヒットした瞬間、ムラクモの特殊な武装、Bフィールドの出力範囲を絞る事によって発生する
ビームサーベルを纏ったナックルがカオスの頭部を破壊する。
カオスが動揺か、それとも機体が破壊された衝撃によるものか、よろめいている。
もちろんそこを見逃すはずもなく、2機のムラサメが再度ビームライフルで攻撃を仕掛ける。
右腕、左足を貫かれ爆発する機体、俺は止めを刺そうとビームライフルを構え
コクピットに向けて撃とうとした。
『我らの拳は殺人拳に在らず!活人拳と言う事を忘れるな!』
その時、なぜかドモンのその声が俺に聞こえた気がした。
俺はコクピットから照準を外すと、先程破壊したカオスの頭部があった場所を
ビームライフルで貫いていた。
そのままカオスは飛ぶこともできずにベルリンの郊外へと墜落していった。
『おめぇ・・・わざとだな?』
アマノは俺に問うてきた。
「いや・・・ちょっとな」
俺は誤魔化しつつ、ベルリンの街を見る。
するとゴットガンダム、ドモンが俺たちを見ていた。
顔は見えないが、ドモンが微笑んでいる。
俺には、そう思えた。
――――ミネルバサイド――――
「師匠!ステラの件、有難うございました!」
「助けたかったのだろう?彼女を。
 弟子が助けたいと思う者を助けるのは師匠として当然の事」
「師匠・・・」
「それよりも彼女のこれからだが」
「ステラのこれから・・・?」
「彼女は連合の手により、何かしらの薬がなければ生きるのが難しい体となっているのだったな」
「・・・はい」
「そこでだ。薬なしでも生きていけるよう、彼女も我らの特訓に付き合ってもらおうと思っている」
「師匠!それは無理ですっ!薬が切れたら彼女はまともに動くのも大変なんですよ!?」
「それについては手は打ってある。今は別行動しているが、俺のパートナーがそういうのに強くてな。
 彼女のカルテを見て、副作用のない薬を用意してこちらに送ってくれる予定だ。
 しばらくはそれを打ち、少しずつ量を減らしつつ我らと特訓をし
 やがて薬なしでも問題ない健康体へと身を作り変えるのだ」
「さすがは師匠だ・・・俺なんかじゃ考えが及びもしなかった事を考えてくれていたなんて・・・」
「それとミネルバでの彼女の扱いだが」
「・・・またベットに縛りつけるんでしょうか・・・」
「俺がネオジャパンに里帰りしている時の事か。大丈夫だ、俺が彼女の身を保障する。
 なに、多少暴れようとも俺がいれば問題なかろう。タリアにもすでに了承は取ってある」
「じゃあ・・・ステラは普通に生活できるんですね!?」
「うむ。しばらくは俺の目の届くところにいてもらうが、薬なしで大丈夫になれば
 彼女は自由だ。だからといって乳繰り合うのはやめておけよ?」
「ちち・・・し、師匠!からかうのは止めてくださいよ!俺とステラがそんな・・・」
「ふっ、ではとりあえず彼女にこれからについて説明しにいくか。彼女の了承を得ねばならんからな」
「大丈夫ですよ!俺がステラを説得します!ステラだってわかってくれますよ!」
「そうか、そうだな。愛の力は偉大だな」
「師匠!もうからかうのは止めてくださいって言ったのに」
しばしの戦士の休息を楽しむドモンとシン。
だがこの時、ギルバート=デュランダルがアークエンジェル討伐の命令を出そうとしていようとは
まだ誰も思いもしなかった。

オーブ軍の男 SEED Destiny編 第4幕へ続く
212通常の名無しさんの3倍:2005/12/28(水) 00:53:54 ID:???
以上です。
次はフリーダム対インパルスとオーブの戦いですが
別々にするかもしれないのでどうなるかはわかりません。
もしかしたらフリーダム対ゴットガンダムかも・・・。
213通常の名無しさんの3倍:2005/12/28(水) 00:56:51 ID:???
誤字修正
1の「向かいいれてくれた。」→「迎い入れてくれた。」に脳内変換お願いします。

まだあるかもしれないのでそこら辺も脳内変換でお願いします。
214通常の名無しさんの3倍:2005/12/28(水) 01:25:30 ID:???
>オーブ軍の男

うーむギャグ入ってないと違和感があるのは末期症状なんだろうか
しかし、これだとドモンに嫁補正が掛かってる感じで、なんか本末転倒なキガス
ステラの修行によるメンテナンスフリーもギャグだから許されることだと思うし
215通常の名無しさんの3倍:2005/12/28(水) 03:34:53 ID:???
>>214
今川補正です。
216通常の名無しさんの3倍:2005/12/28(水) 04:03:29 ID:???
補正なのか?
217通常の名無しさんの3倍:2005/12/28(水) 07:41:50 ID:???
補正ではなくキングオブハートの力
218通常の名無しさんの3倍:2005/12/28(水) 12:03:01 ID:???
このスレ的にはゴッドにかかればストフリすら雑魚だからな…
バレルロール大佐も次が数少ない本編の見せ場だからゴッドの相手をしてる場合じゃないだろうし
ムラクモ対ゴッドなんだろうな…
219通常の名無しさんの3倍:2005/12/28(水) 17:03:52 ID:???
シリアスで超人的なことをすれば違和感があるのは当然だろう。
所詮、ネタスレなんだし、シリアスはちょっと……
220通常の名無しさんの3倍:2005/12/28(水) 17:23:35 ID:???
最近SSが投下される度に文句言う奴がいる気がするが、
新手の道場破りかなんかか?
221通常の名無しさんの3倍:2005/12/28(水) 17:41:07 ID:???
>>220
今流行の潜伏型アンチだったりしてな
222通常の名無しさんの3倍:2005/12/28(水) 18:09:10 ID:???
新手のスタンド使いです
223通常の名無しさんの3倍:2005/12/28(水) 18:15:31 ID:???
これのことかな?

■■最近ハヤリのアンチ・スタイル「潜伏型アンチ」にご注意!!■■

アンチといえば、その対象を激しく叩く、批難する、荒らす・・・など、
とにかく大暴れしてスレをメチャクチャにするのが常套手段。
しかし、昨今はそれと全く逆のスタイル「潜伏型アンチ」が増加傾向にあります。
「潜伏型アンチ」は、ファンのフリをしてそのスレにもぐりこみます。
そして、アンチだと気づかれないように、周到にそのスレを荒らすのです。

(「潜伏型アンチ」の行動例)
・マターリした雰囲気のスレを、むりやり「殺伐」へ持っていこうとする。
・なんでもないような発言に、いちいち難癖を付け流れをストップさせる。
・すぐに池沼・基地外と認定する。
・好きなんだけど、ファンだけど・・・とフリをしながら、「さりげなく」批判を始める。

このように、「潜伏型アンチ」は、アンチ対象のスレの空気を殺伐に持って行き、
スレ住人達が嫌な思いをすることで快感を得ながらアンチ目的を達成する、周到なアンチです。
あえて表立った批判をせず、内側から切り崩していく手法です。
それゆえ「潜伏型アンチ」には、1度アンチスレを立てるなど表立ったアンチ活動を行ったものの、
思いのほか反撃が多く失敗、断念した、負け犬が多いと考えられます。

「潜伏型アンチ」はその性質上、完全にもぐりこみアンチの片鱗を極力見せないので、
スレの中に「潜伏型アンチ」を見つけても、「アンチ認定」することが非常に困難です。
「アンチ認定」したとしても、逆に「必死な人」にされるのがオチです。
「最近、スレの流れがおかしいような・・・」「あきらかに、不自然に殺伐とした奴がいる・・・」
そんな時は、静かにこのコピペを貼りましょう。
「潜伏型アンチ」は、あくまでも内側から切り崩すことを目的としているので、
自分がアンチだとバレることを恐れます。
コピペを貼ることで、「潜伏型アンチ」に警告を出せるのです。
堂々と批判しない分、わかりやすいアンチよりもタチが悪い「潜伏型アンチ」に
みなさん気をつけましょう!!
224ドモン:2005/12/28(水) 18:31:34 ID:???
潜伏か・・・
まさかシュバルツが!?
いや・・・今流行りの盗撮13の仕業か!?
いくら俺でも奴らを探しだすのは困難!
ここは奴らの天敵ともいえる彼女に応援を頼むしかあるまい!
225通常の名無しさんの3倍:2005/12/28(水) 21:24:53 ID:???
なりきり厨は帰れ
226通常の名無しさんの3倍:2005/12/28(水) 21:40:41 ID:???
あきらかに、不自然に殺伐とした奴がいる・・・
227ミリアリア:2005/12/28(水) 23:07:28 ID:???
>>225
わざわざ自分から死にに来てくれるとは、律儀だねぇ。
その誠意に答えて、全力で仕留めてあげるわ。
228:2005/12/28(水) 23:38:25 ID:???
グゥ、!?
・・・・・・・・・・・・・・・・・
229通常の名無しさんの3倍:2005/12/29(木) 01:19:10 ID:???
>>227-228
ハゲワラタ
23015:2005/12/29(木) 01:47:31 ID:???
何か不穏当な空気ですね……。
だがドモンなら……ドモンなら何とかしてくれるか?

アメノミハシラ杯、第二試合の続き投下します。
イザーク「ディアッカ! 打ち合わせ通りにだ! 分かってるな!」
ディアッカ「当然!」
メイリン『ディアッカ選手が前衛につき、イザーク選手がビームアックスを構えて後衛につきました! ディアッカ選手も
  両手にビームサーベルの様なものを持っています』
カガリ「お笑いコンビの小細工に惑わされるか! キサカ!」
キサカ「応ッ!」
メイリン『ランボーみたいな装備のキサカ選手、手当たり次第ミサイルを乱射! ジュール隊代表にミサイルの雨が降り
  注ぎます!』
コートニー『キサカ選手の武器は全てカートリッジ式で、本体からのエネルギー供給がない。これなら幾ら撃っても本体
  のエネルギーがダウンする事はない。これは傭兵がよく使う省エネルギーな戦い方だ』
メイリン『そうこうしている内にもイザーク選手、両肩のガトリング砲でミサイルを迎撃します!』
イザーク「一発も撃ち漏らさん! ディアッカ、行け!」
ディアッカ「グゥレイト! じゃあ、一発ブチかますか!」
カガリ「チィッ! 弾幕薄いぞ! 何をやっている!」
ディアッカ「お前が……」(ビーム刃展開)
カガリ「ッ!」(咄嗟にシールド防御)
ディアッカ「言うなッ!!」

スパァーン!!

メイリン『……スパーン?』
コートニー『ディアッカ選手のあの武器だ。手元の資料によると、ビームハリセンらしい』
メイリン『ザフトの科学力は宇宙一ィィィィィ――――?!』
コートニー『何基ものビーム発生装置を仕込み、幾重にもビーム刃を展開させる、極めて攻撃能力の高い武器だな』
カガリ「クッ! シールドを持っていかれたか!」
ディアッカ「今日はノー・ボケだってな! このビームハリセンだって真面目に使うぜ!」
カガリ「このネタキャラが! 大人しくボケていればいいものを!」
イザーク「巧く引きつけたな、ディアッカ……そこッ! 脇が甘いッ!」(ビームアックスで切りかかる)
カガリ「お前もだ、このオカッパ! ファン○ル!」(避けつつドラグーン射出)
メイリン『ついに伏せ字使った――――――?!』
コートニー『アカツキの量子インターフェースはレジェンド等に使われているものと同じく、子供からお年寄りまで誰でも
  安心して使える親切設計だ。絵に描いた様なナチュラルのカガリ選手でも、ドラグーンを十分扱える』
カガリ「そしてキサカ! やれ!」
キサカ「照準よし! 当たるなよ、カガリ!」(ビーム砲発射)
メイリン『キサカ選手のアカツキから、高出力ビームが発射! しかし、イザーク選手軽々とかわします! ……いえ、
  これは! ビームがドラグーンに当たって反射されました! 予想外の角度からイザーク選手を強襲します!』
イザーク「何ッ?!」(シールドで何とか防ぐが、左肩のガトリングを落としてしまう)
カガリ「ハハハハッ! まだまだだ!」(連発されるビームをドラグーンで跳ね返していく)
ディアッカ「イザーク! ……クソッ!」
キサカ「邪魔はさせん!」(ディアッカにミサイル発射の後、再びビーム発射)
メイリン『イザーク選手、一方的に翻弄されています! コートニーさん、これは?!』
コートニー『ふむ……俺独自の解釈でよければ話そう。恐らく、Ex−Sガンダムのリフレクターインコムを参考にした戦
  法だな』
メイリン『リフレクターインコム?』
コートニー『特殊インコムでビームを偏向させる事によって、イレギュラーな角度からの攻撃を可能にしたものだ。まあ、
  ここまでくると参考と言うより丸っきりのパクリだな』
メイリン『ぶっちゃけちゃったこの人――――――?!』
コートニー『しかし、ドラグーンにまでヤタノカガミが使われていたのは興味深い。戦術の範囲がグンと広がる』
カガリ「墜ちろぉッ!」
イザーク「……だがッ! 伊達に貴様らのガンダムへの対策をしてきた訳ではない!」(ガトリング砲発射)
カガリ「ふん、ビームなら効かない……」

ガガガガガガガガガガッ!!

カガリ「な、何? 実体弾か!」
メイリン『何と! イザーク選手、スラッシュウィザードのビームガトリングを実体弾を撃つ仕様のものに換装して、この
  試合に臨んでいた様です! シールドのないカガリ選手のアカツキ、為す術なく弾丸の洗礼を受けます!』
コートニー『ん? アカツキの装甲に幾つも傷がつけられているな……』
イザーク「やはりな! PS装甲なら最初に灰色になっていなければいけないが、お前は最初っからそのアホの様な
  金色だ! という事は、お前のガンダムはPS装甲じゃない! つまり、ビームは跳ね返せても、実体弾を防御
  する能力はない、という事だ!」
カガリ「チッ、見抜かれたか……だが、当たらなければ!」(尚もリフレクター攻撃)
イザーク「フッ、俺を誰だと思っている!」
メイリン『イザーク選手、反撃に転じました! 今度はカガリ選手のアカツキではなく、周囲を飛び回るドラグーンをター
  ゲットに定めた模様です! 一機、また一機と落とされていきます!』
イザーク「ナチュラルごときのオールレンジ攻撃、見切れない俺だとでも思ったか!」
キサカ「カガリ、ドラグーンを戻せ!」
カガリ「……ッ、分かっている!」(ドラグーンを戻す)
ディアッカ「イザーク、ナイスだぜ!」
イザーク「一気に畳み掛けるぞ! 体勢を立て直させるな!」
ディアッカ「OK!」(ミサイル発射)
メイリン『ディアッカ選手もミサイルランチャーを使用! ……っと、空中でミサイルが爆ぜて小型の弾を撒き散らして
  います! どうやらディアッカ選手も、対アカツキガンダム用としてクラスター爆弾を用意していた様です!』
コートニー『普通はこのくらい対策を練る。それを腐女子は現実を知らず、フリーダムを落としたシン選手を一方的に
  叩くから困るな』
メイリン『コートニーさん、そういう話は他所でやって下さい……』
コートニー『対アカツキ用に実弾兵器をそろえた点は、やはりあの二人が単なるネタ要員でない事を示している。流
  石にヤキン・ドゥーエを生き残った優秀なパイロットだ』
イザーク「今日日PS装甲のないガンダムなど恐るるに足らんわ!」(腕の機関砲を連射)
カガリ「チィッ! ……なら、各個撃破だ!」
キサカ「あの高出力のビームさえ封じられれば!」(ディアッカに向けて全弾発射)
イザーク「ディアッカ、弾は残ってるな?! 大砲担ぎの方をやるぞ!」
ディアッカ「だが……こう火力を集中されちゃあ、近づけねぇぞ!」(ハリセンで弾きつつ、じりじりと後退)
イザーク「ミサイルで牽制しろ! ハリセンを貸せ、俺がやる!」
カガリ「させるかッ!」(ドラグーンを一機飛ばし、ビーム発射)
ディアッカ「しまっ……」(ハリセンを撃ち抜かれる)
カガリ「貰ったぁッ!」
イザーク「ディアッカ! ……クッ?!」(キサカからのビームを避ける)
キサカ「今だ、カガリ!」(ミサイルでディアッカの退路を潰す)
カガリ「覇ァッ!!」
イザーク「ディアッカ、避けろ!」
ディアッカ「そんな無茶……うあぁぁぁぁ―――――ッ?!」(ビームサーベルで頭部を貫かれる)
メイリン『ディアッカ機、頭部を破壊されました! ディアッカ・エルスマン選手、ガンダムファイト国際条約第一条に
  より、失格となります!』
コートニー『各個に戦っては勝てないと踏んだオーブ代表、ハリセンとミサイルで牽制役をやっていたディアッカ選
  手に攻撃を集中させたか』
イザーク「ディアッカ! クソッ、やられたのか……貴様らァ――――――!!」
カガリ「二人揃わぬお笑いコンビなどに!」
イザーク「嘗めるなよ! 俺達はピンでもやっていける実力がある!」
ディアッカ(そっちかよ……つーか俺がボケだぞ、イザーク…………ガクッ)
カガリ「キサカ! 火力を余すところなくあのグフに集中させろ!」
キサカ「ああ……ん? クソ、弾切れか!」(ビームランチャーのカートリッジを取り替える)
イザーク「隙を見せたな、大砲担ぎ! そこだぁッ!!」
メイリン『イザーク選手、ビームアックスを投擲! キサカ選手を狙います!』
キサカ「何ッ?!」(ビームランチャーにビームアックスが刺さり、爆散する)
カガリ「下がれ、キサカ!」
イザーク「逃がさんッ!」(ザクの手から生きているハリセンを取り、キサカのアカツキを叩く)

スパァーン!!
キサカ「ぐぅああぁっ……カガリ、後は頼んだぞ………」(頭部を叩き落とされる)
メイリン『キサカ選手も頭部を破壊され、失格となりました! ビームハリセンの威力は絶大です!』
カガリ「クッ……クソッ! お笑いコンビなんかに! 芸人なんかに!」
イザーク「芸人を嘗めるな! お笑いを侮辱するな! 貴様の様な無能国家元首には分かるまい! 人に笑顔を
  与えるという事は、人から笑顔を奪う事の何倍も何十倍も難しい事なんだぞ!!」
カガリ「そっちこそ国家元首を甘く見るなぁッ!! あっちを立てればこっちに角が立ち、こっちを立てればあっちに
  角が立つ! 他の氏族共はどいつもこいつも、自分勝手に不平不満ばかりを並べ立てているんだ!!」
イザーク「それをどうにかするのが政治家の仕事だろうが!」
カガリ「戦争を起こそうとする奴がいるんじゃないか! オーブが中立を保つのがどれほど難しいか!」
イザーク「だとしても、二度も本土を戦場にしたのは連合じゃない! お前ら政治家の怠慢がそうした!」
カガリ「プラントの軍人が知った風な口を利くな!」
イザーク「いや、知ってるな! お笑いに肌や瞳の色は関係ない! オーブの連中も心からの笑いを求めている!」
カガリ「ツッコめばいいだけのお前とは違うんだぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」
メイリン『さあ、両者言っちゃいけない事とか色々交えての口喧嘩モードに突入!』
コートニー『試合もかなり白熱してきているな。まあ、戦闘中の口喧嘩はガンダムの定番だ』
カガリ「大体、本編での失地を取り戻そうにも、私は既に負債から干されているんだよ! 最終回で台詞がなかった
  のが何よりの証拠じゃないか!」
イザーク「結果論を偉そうに捲くし立てているんじゃない! 今までのやり方をマズッたからこうなったんだろうが!」
カガリ「連合もザフトも強い力を持ちすぎなんだよ! だから戦時の外交にも色々角が立つんだ!」
イザーク「フリーダムを秘密裏に修理しておいてそれかぁッ! AAを正規軍に編入しておいてそれかぁッ!」
カガリ「あのピンクに弱みを一つでも握られてみろ! このマザコンオカッパが!」
イザーク「貴様個人の弱みなぞ知った事か! あんな条約違反もいいところの危険物、国民の血税で直すな!」
カガリ「そんな条約、どうせ後々有耶無耶になるからいいんだよ! あのパクリの塊も前作の亡霊も核とデュートリオ
  ンのハイブリッドだというぞ?!」
イザーク「それが国家元首の言う事か、貴様――――――!!」
カガリ「国家元首だって辛いんだよ! それをォ――――――!!」
メイリン『サーベルとハリセンの鍔迫り合いが続きます! 旗から見るとアホな光景ですが、本人達は至って真面目
  です! イザーク選手も持ち前のツッコミスキルを駆使しカガリ選手にツッコみまくります!』
コートニー『しかし、このままでは双方のエネルギー切れを待つばかりだ。決定打になり得る武装がないからな』
イザーク(その通りだ……一か八か、あの技に賭けるしかないのか?)
カガリ(たかがお笑い芸人と侮ったか……アスハ家一子相伝の奥義で仕留める!)
イザーク「ここら辺で決着をつける! いつまでも付き合ってはいられんからな!」
カガリ「よかろう! 所詮芸人の技に倒される国家元首じゃない!」
メイリン『両者、距離をとりました! 共に必殺技を放たんと、ガンダムの全エネルギーを解放――――――ッ!!』
イザーク「ディアッカ! 俺達の笑いへの情熱! そして俺達の勝利を信じる部下達への想いを! この一撃に全て
  込めてやるッ!!」
カガリ「シンに同情的な態度をとっただけで負債に干され! 台詞をカットされたこの私の怒りを……アスハ家の必殺
  の技に込めて、お前を討つッ!!」

イザーク「俺のこの手がグゥレイトに唸るッ! 貴様にツッコめと輝き叫ぶッ!」

カガリ「其れは、我が意志、信念を貫く黄金なれば……」

イザーク「喰らえッ!! 愛と! 怒りと! 悲しみのぉぉぉぉぉぉぉぉ!!」

カガリ「其の輝くは、変革と希望への黎明ッ!!」

イザーク「グゥゥゥゥレイトフィンガァァァァ――――――・ハリセェェェェェ――――――ン!!!」

カガリ「アスハ流首長拳奥義! 灼熱!! サンライズ・フィンガァァァァ――――――ッ!!!」

メイリン『40m近い長さまで延長されたビームハリセンと何か巨大化した様な感じのアカツキの掌がぶつかり合って
  光を放ったぁ――――――っ?!!』
コートニー『通常の3倍は眩しいな』(グラサン着用)
メイリン『あぁッ?! コートニーさんがいつのまにかグラサンを?!』
コートニー『どうでもいいが、アカツキってスーパーモードを発動したとしても変わらないと思うぞ』
メイリン『本当にどうでもいい情報だぁ――――――っ!! ………あ……光が……収まってきました』
コートニー『どちらが勝ったんだ? どちらが勝っても不思議はないが……』
メイリン『あ……あれを見て下さい!』

イザーク「ぐ……うぅ、クソぉ……」
カガリ「そうか……お前のツッコミより、私のエゴの方がほんのちょっぴり上だったという訳か」
イザーク「む……無念………すまん、シホ…………温泉旅行は……ダメの様だな……………」(ゆっくりと倒れる)

メイリン『イザーク選手、必殺技のぶつかり合いで満身創痍です! そして頭部も破壊され、戦闘不能! ジュール
  隊代表は2機とも失格! オーブ代表、二回戦進出です!』
カガリ「ふ……ふふふ、ハーッハッハッハッハッハ! 見たか! これが私の! オーブの力だぁッ!!」
(負けチーム用通路)
ディアッカ「あ痛たたたた……負けちまったな、イザーク」(イザークに肩を借りて退場)
イザーク「言うな……試合前に大口を叩いておいて、このザマか」
ディアッカ「仕方ねえさ。時の運って奴もあっただろうさ」
イザーク「部下達にも情けない姿を見せてしまったな……」
シホ「そうですよ、情けない事この上ありません」(イザークの隣にひょっこり現れる)
イザーク「?! シ、シホ!」
ディアッカ「おいおい……いつの間にいたんだよ」
シホ「さっきです。それより隊長、温泉旅行の話、無しになっちゃいましたね」
イザーク「ああ……すまん、俺達が不甲斐ないばかりに……」
ディアッカ「ホントだぜ。俺も最初にやられちまうとは……」
シホ「……お疲れ様」(二人を抱きしめる)
イザーク「シ、シホ?!」
ディアッカ「おいおい、こいつぁ何のサービスだよ?」
シホ「二人があんまりどうしようもないから、元気を出して欲しくて」
ディアッカ「いいねぇ、役得役得」
イザーク「ふ、ふん。別に最初から落ち込んでなどいないからな」
シホ「どっちだっていいですよ。私がしたいだけですから。それに、私達、知ってます」
イザーク「何をだ?」
シホ「隊長とディアッカが、とびっきりのエースだって事です。それから、エースだって、たまには負けるって事」
イザーク「……一つ抜けているな。俺達がプラント一のコンビだって事も覚えておけ」
シホ「はいはい。本当にご苦労様です、私達のスーパーエースさん」
ディアッカ「グゥレイトだぜ、シホ。お前もとびっきりのマネージャーだよ」
イザーク「お前も、俺達だけのマネージャーだ。これからもよろしく頼む」
シホ「ありがとうございます。じゃ、行きましょうか」
イザーク「ん? どこへだ?」
シホ「お土産屋さんです。二人とも、一回戦で負けたんですから、10箱ずつお土産を買わないと」
ディアッカ「……否グゥレイト」
イザーク「……足りんぞ、ポケットマネーだけでは」
シホ「足りなかった分は次回以降のギャラから差し引いておきますから、そのつもりで」
イザ・ディア『………orz』


オーブ代表、二回戦進出!

次回、第三試合 地球代表vsジャンク屋&野次馬連合!!
237通常の名無しさんの3倍:2005/12/29(木) 08:56:29 ID:???
きんとぎん負けた━━━━━━(⊃Д`;)━━━━━━ !!
しかし種死世界最強のお笑いコンビの生き様しかと見させてもらった!!
ありがとう遺作、ありがとう痔悪化!!!そして作者氏GJ!!!!!!!!!!!!
238通常の名無しさんの3倍:2005/12/29(木) 15:13:42 ID:???
GJ。
だがこのあとカガリとイザーク大丈夫か?ラクス辺りに暗殺あwせrdtfぎゅhじ
239通常の名無しさんの3倍:2005/12/29(木) 18:30:00 ID:f74xn0LF
やっぱ最強はフレイ様でしょwww
240勝手にトトカルチョ2:2005/12/29(木) 20:33:29 ID:???
ガンダムファイト・アメノミハシラ杯
カフェ兼トトカルチョ投票会場

ルナ「キー! あのキョシヌケー、何やってんのよ!」
レイ「そう熱くなるな。たかだか1000アースダラーだろ」
ルナ「たかだかじゃないわよ! アイツがKOで勝ってれば戦績連番的中で大穴万券だったのよ!」
レイ「………(勝てないから大穴なんだろうが)」
ルナ「撃破順、敗北方法、もう少しだったのに!」
レイ「(スタスタ)換金を頼む。オーブ単勝だ」
トール「毎度。オーブはロンド家の地元じゃ人気無くてさ。単勝でも買う人少ないんで高配当だよ」
ルナ「あんたも買ってたの? しかも当ててるし」
レイ「気にするな。俺は気にしない」

クロト「ザマーー見やがれ。ザフトのキョシヌケヤロー」
オルガ「そう言うなよ。おかげで儲かったんだしよ」
シャニ「単勝でもオーブ買っといて良かったよねー」
トール「お前達、また的中か。つうかザフト嫌いなだけだろ」
クロト「当ったり前だ。TVで白い方に、DVDで緑の方に殺されたんだぞ!」
オルガ「前の試合も、俺に濡れ衣着せたヤツを避けたら当たったしな」
シャニ「折角だからミナ様とミーアのディスクくれよ。売店兼任なんだろ」
トール「毎度ありー。フレイの限定版ディスクが先行販売中なんだけど買ってくかい?」
シャニ「なになに………デビューシングル『恋のファイナルアトミックバスター』だってさ」
クロト「格ゲーのプロレス技みたいな名前だな」
オルガ「つうか直訳『究極核攻撃』ってヤバくないのかよ」
トール「ちゃんと『アズラエル理事が絶賛』て書いてあるだろ」
シャニ「あのオッサン………うざーい」
241勝手にトトカルチョ2:2005/12/29(木) 20:34:47 ID:???
ナタル「メイリン・ホークはいるかな?」
メイリン「はい。私ですが、なにか」
ナタル「次の試合まで時間があるな。ここでは話し難いので、少し顔を貸して欲しい」
メイリン「あ、はあ。バニーガールに連行される私。どうなっちゃうんだろ?」
ナタル「誘拐犯みたいに言うな!」
メイリン「(スタスタ)ここでいいですか?」
ナタル「ふむ………そこだ!」
メイリン「キャ!」

小さな機械がバラバラ落ちて壊れる。

ナタル「最近流行の盗撮男に、多分ラクス達の仕掛けた盗聴器だな」」
メイリン「い、いつの間に…つーか一体何個仕掛けられてた―――!!!」
ナタル「声がデカイ!」
メイリン「ムギュ!」
ナタル「とりあえず用件を言う。先程の試合、お前の賭けた物が大穴でな」
メイリン「え、本当ですか! やったー美味しい物でも食べよー」
ナタル「スイス銀行に特別口座を作り振り込んだのでその手続きを」
メイリン「賭け金、口座引き落としで賭けたんだから、その口座に入れればいいのに」
ナタル「額が額なんでな。特にラクスに知られると不味かろう」
メイリン「大げさな。一体いくらなんです」
ナタル「気をシッカリ持てよ。ゴニョゴニョ………」
メイリン「なんですと―――――!!!!!」
ナタル「声が大きい!」
メイリン「なにかの間違いじゃ? 確かにオーブの勝ちで撃破順とかも買いましたけど」
ナタル「ああ、誰がどの順で誰に負けるかまでキッチリ当たっていたぞ。最高配当だ」
メイリン「でも金額の桁が違いませんか?」
ナタル「既に衛星放送で世界規模の娯楽と化しているからな。賭け金も凄い事になっているぞ」
メイリン「それでも………(私1000アースダラーしか賭けてないはずだし)」
ナタル「引き落とし後払いとは言え1000kアースダラーも賭けるとは、なかなかの勝負師だな」
メイリン「1000k(100万)賭けてた―――――?!!!!」
ナタル「ほら。手続きは済んだ。良いか、くれぐれもラクスには知られるなよ」
メイリン「………(もしオーブが負けてたら今頃………)」
ナタル「これを期にラクシズを離れて幸せになってくれよ。お前は良い子なんだから」

(この大金がどう使われたか。それは>>180-186を参照してくださいw)


ラクス「キー! あのキョシヌケー、何やっるんですの!!!」
キラ「ラクス賭け事はやめようよ。活動資金まで!」
ラクス「お金がなければアスランから巻き上げればよろしいですわ」
キラ「(ポンと手を叩く)それもそうか」
ラクス「おーほっほっほっほー」


<了>
242通常の名無しさんの3倍:2005/12/30(金) 00:41:20 ID:???
アスランしくGJ
メイリン良かったな(ノ∀`)
243通常の名無しさんの3倍:2005/12/30(金) 01:27:04 ID:???
ナタルさん、ええ人やのう・・・
244通常の名無しさんの3倍:2005/12/30(金) 03:12:50 ID:???
初期のもうちょっと短いのもお願いします…
245通常の名無しさんの3倍:2005/12/30(金) 03:31:40 ID:???
>>244
こんなのか?

「今ここで僕が死ぬわけにはいかない!」
「知るか!俺はな、お前を殺すんだ!」
「僕は自分の信じることをするんだ。誰にも邪魔はさせない!」
「俺だってそうだ!」
「「引っ込め!馬鹿!!」」

デスティニーは特攻をかける。和田はハイマットフルバーストをかけるも全て跳ね返された。

「チィッ!唯のコーディネーターのっ!」
「うぉーーりゃぁあぁぁあああぁ!」

和田をVの字にぶった切る運命。

「な、なぜ…旧式が、何故…っ」

「ラクス様、ストライクフリーダムの信号が途絶えました」
「あら、そうですか」

そしてエターナルに接近する運命。しかし、エターナルの猛烈な対空射撃の前に撃墜されかかる。

246245:2005/12/30(金) 03:40:48 ID:???
ルナ「シーン!」
シン「ああ、この声知ってるかも……
   マァァァアアーーーユウウゥゥゥゥッッッッ!!!!!!!!」

”vestige”が流れる。

サイ「な、なんだあれは」
「発芽…!」
サイ「何!」
「デスティニーのパイロットはもともと、スーパーコーディネーターを上回る能力を持っていたんだ。
種割れの力と、行き場を失ったシスコンパワーの融合!」

斬艦刀がとてつもなく巨大な、桃色の光を放つ光の棒に姿を変える

「止めるのです。シンさん。どうして貴方は、このような事をなさるのですか?」
「決まってんだろ。…それはな、お前が!俺を怒らせたからあああああああああああああああ!!」

ドモン「それでこそ、俺の弟子!」
シン「チェエエエエスゥゥゥッゥゥウウウウトオオオォォォ!」

エターナルは真っ二つに。

メイリン「突っ込みドコロだらけだーっ!!」
247通常の名無しさんの3倍:2005/12/30(金) 03:48:20 ID:???
つかどっから沸いて出たんだサイw
248通常の名無しさんの3倍:2005/12/30(金) 03:50:01 ID:???
>>247
声の関係で(w
249通常の名無しさんの3倍:2005/12/30(金) 05:47:53 ID:???
チラシの裏

運命のパルマをシャイニングフィンガーに変更、放熱機関を翼に設置、
シャイニングフィンガーを発動させると、翼から大量の熱が放出され、光の翼のような見た目になる。
さらに放出した熱を推進力に利用。
スゴイゾーカッコイイゾーby社長

ああでも、普通に運命を強化したんじゃ面白くないな。
シャイニングアッガイにあの翼を取り付けたら良いかも。
あ、そしたらバランス取れなくて立てないかな。


なんてことを妄想してたら眠れなくなった今日この頃。
250通常の名無しさんの3倍:2005/12/30(金) 12:44:56 ID:???
まとめ更新中に寝落ちしたチラシの裏orz

シャイニングアッガイはなんとなく連ジの鹵獲カラーなイメージがあるなぁ。
25115:2005/12/30(金) 12:48:36 ID:???
メイリンはいい子ですよね……このスレに限って言えば。
もうアスランの借金返済のその日まで傍に付き添ってやらないと。

アメノミハシラ杯、第三試合導入部、投下します。
メイリン「次は注目の第三試合! このスレでは初登場のMSVキャラエドワード・ハレルソン選手と、アストレイからの
  ロウ・ギュール選手とジェス・リブル選手! そして本編からかなり影の薄いコニール・アルメタ選手!」
コートニー「皆、ハングリー精神と根性は相当の高水準だ。千葉補正やときた補正のないドモンスレであっても、その
  ファイティング・スピリットは侮れない」
メイリン「それにしても気になるのは、コニール選手のゲルズゲーガンダムですが……」
コートニー「連合のローエングリンゲートに配備されていた同名のMS、それと何か関係があるかも知れん。どっちにしろ、
  ファイターとしては全くの無名である以上、その性能もファイターの技量も全くの未知数という事だな」
メイリン「試合までは後30分、そろそろ両チームの準備も整う頃でしょうか……」

(地球代表控え室)
コニール「いよいよ私達の試合だな……」
エド「ん? 何だコニール、お前緊張してるのか?」
コニール「そりゃあ、賞金がかかってるし……街の復興の為にも、勝たなきゃいけない」
エド「ハハハ、そんなに固くなるなよ。大丈夫さ。そうだ、何か喰うか?」
コニール「……エド、あのジャンク屋とジャーナリスト、強いのかな」
エド「ん……ファイターが本業って訳じゃないが、根性だけは座ってる奴らだ。手強いと思うけどな」
コニール「エド、私……不安だよ。ガンダムファイトなんて丸っきり素人だし、エドみたいに強くもないし」
エド「まあ、そうだろうな。お前さん、ついこないだまでは民間人だったんだ」
コニール「負けちゃったら……期待して待っててくれる皆に、どう言えばいいんだろ。ゲルズゲーの残骸の回収作業だって、
  街の大人が総出で手伝ってくれたんだ。子供達も、頑張れって言ってくれて……」
エド「応援してくれるんだからいいもんじゃないか。俺だって、南米のヒーローだぜ? ファンは沢山いるさ」
コニール「けど、もしも……ここで負けたりしたら、皆の期待を裏切る事になっちゃうよ………」
エド「負けた時の事なんか、考えるもんじゃないぜ」
コニール「でも!」
エド「このエドワード・ハレルソンがついてるんだぜ? 人呼んで南米の英雄、切り裂きエドがな。安心していたらいいんだ。
  それにな、コニール。背負ってるもののある奴の方が、何もない奴より立派なもんだって、俺は思うよ。何も背負わない
  奴は気楽ではあるだろうが、何か背負ってる奴の方が、その背負ってるものの重さを知ってる。だから、いざって時に実力
  以上にやれる時だってある。お前だってそうだろ? ……俺も祖国の皆の為に戦う。お前さんはガルナハンの皆の為に
  戦う。それでいいじゃないか。いちいち細かい事を気にしてたら、戦う前から参っちまうぜ?」
コニール「…………」
エド「信じろよ。俺達はチームメイトで、仲間だ……そうだろ?」
コニール「……そうだよな。私達、仲間だもの。エドの事信じなくちゃ」
エド「そうそう。俺もコニールの事は信じてるぜ? あ、いや、ただしチームメイトとしてな。俺には将来を誓った女が一人、地球
  で待ってるんでね」
コニール「安心しなって。エドは頼りになる仲間だけど、恋愛対象にはならないよ。それこそ、宇宙空間で戦うみたいに、天地
  が逆になったりしても、エドはエドだよ。私にとってはさ」
エド「へへへ……こいつぁ一本取られちまったか? ま、楽に行こうぜ」
コニール「ああ!」
エド「じゃ、行ってくるか。故郷の為に……」
(アメノミハシラ内・大浴場『天の湯』)
ミナ「ふう……イベントの主催というのもなかなか大変なものだな。フォー・ソキウスの事も気がかりだが……」
ソキウス6@脱衣所「ミナ様。お湯加減はいかがですか」
ミナ「申し分ない……フフフ、どうだ、シックス・ソキウス。お前も入るか?」

ジジジ……カシャッ

ミナ「ん……?! 曲者!」(桶を天井のダクトに投げる)
???「………ッ!」(すぐさま逃げる)
ソキウス6「ミナ様、ご無事ですか」
ミナ「侵入者だ! 換気ダクトを塞げ! 賊はあそこを通ってここに来た様だ。見つけ次第ひっ捕らえろ!」
ソキウス6「ハッ」
ミナ(この私の入浴を盗撮しようとは、大きく出たものだ……だが、それ相応のリスクを覚悟してもらおうか)


ジェス「ん? ソキウス、どうした?」
ソキウス6「大浴場で盗撮が行われました。犯人は換気ダクトを通って侵入した様です。ジェス様もお気をつけ下さい」
ジェス「盗撮だって? カメラマンの風上にも置けない奴だな……」
ソキウス6「これより侵入者の追跡を行います。試合は滞りなく行います。ジェス様は控え室へ」
ジェス「ああ、分かった。ソキウスも気をつけてな」
(ソキウス退場)
ジェス「……カメラマンの風上にも置けない、ね……」(ポケットから小型ディスクを取り出す)
???「ロンド・ミナの裸体を収めたデータパックを持っている奴が言えた義理かな?」
ジェス「ッ! あんた……いつの間に俺の後ろに?! 何者だ?!」
???「フフフ……『盗撮13』と言えば、分かると思うがな?」
ジェス「『盗撮13』? まさか、あんたがあの伝説の盗撮カメラマン……!!」
アーサー「噂はよく耳にするぞ、『真実の狩人』」
ジェス「光栄だな……あんたの様な大物の耳に留まってたなんて」
アーサー「規格外の盗撮マシンを持つ期待の新人と、裏世界では有名さ」
ジェス「で……あんた、何しに来たんだ? わざわざ俺のところまで来て」
アーサー「ガンダムファイトに臨むお前への激励さ。同じ盗撮の世界に身を置く者同士……そうだな、共振する何かを
  感じている。この感情、言葉には表せないな」
ジェス「激励、か……ありがとうよ。あんたみたいな凄い奴に励ましてもらえるんなら、勝てる気がしてくるよ」
アーサー「フフフ……それはそうと、『真実の狩人』」
ジェス「ん? 何だ、『盗撮13』?」
アーサー「そのロンド・ミナの画像データ、コピーしてくれないか?」
ジェス「それは無理」
アーサー「……やっぱり?」
(アメノミハシラ内・出場選手用MSハンガー)
ディアッカ「しっかし、派手に壊れたもんだよな……」
イザーク「機体の修理費、経費で落ちると思うか?」
シホ「軍の予算で修理を? それは難しいんじゃないですか?」
(ボロボロのグフとザクを見上げる三人に、ロウが声をかける)
ロウ「なあ、あんたらジュール隊代表だろ?」
イザーク「何だ? サインでも欲しいのか?」
ロウ「ハハハ、それもいいけどな。俺はジャンク屋のロウってんだ。今、あちこちでMSの修理をしてる奴がいて、そいつらに
  補修パーツを売ってるんだけど、いるかい?」
シホ「補修パーツ? ジャンク品ですか?」
ロウ「ああ。特にザクはかなりの数が量産されてるから、そのタイプのパーツは沢山ある。格安で売るぜ」
ディアッカ「そいつは助かるぜ。なあ、いくらだい?」
ロウ「そうだな……ほら、このくらい」(電卓にパーツの値段を打ち込み、見せる)
イザーク「ふむ……」
ロウ「別途料金になるが、修理も請け負ってるぜ」
イザーク「まあ、軍の管理下で修理するより安くつくか」
シホ「その分パーツの信頼性は若干下がりますが……」
ロウ「おいおい。そいつはあんまりってもんだぜ、お嬢さん。ジャンク屋組合の技術力を甘く見てくれるなって」
イザーク「では、値段に見合う仕事はしてくれるか?」
ロウ「あったり前だろ! 俺達は誇りあるジャンク屋だぜ?」
イザーク「よし! では任せよう。キャッシュの持ち合わせがないんで領収書をくれ。シホ、上への報告は頼んだ」
ロウ「はいはい。えーっと、領収書の名前は?」
イザーク「『上様』で頼む」
シホ「隊長、上にはどう言い訳を?」
ディアッカ「ガンダムファイトでグフ壊したからパーツを買った、じゃ幾ら何でもなあ」
イザーク「作戦行動中にMSが損傷、ジャンク屋に接触しパーツを入手、とでも言っておけ」
シホ「了解」
ディアッカ「ま、それで何とか誤魔化すか? ……ていうか、ロウ、って言ったよな」
ロウ「ああ。ジャンク屋、ロウ・ギュールだ」
ディアッカ「じゃあ、第三試合のジャンク屋&野次馬連合のロウ・ギュールって……」
ロウ「ああ。俺の事だぜ」
シホ「……じゃあ、もうすぐ試合なんじゃないですか?」
ロウ「え?」
メイリン『ジャンク屋&野次馬連合のロウ・ギュール選手ー! 早く会場に来て下さーい!』
ロウ「やっべぇ! 早くしねえと……ん〜、じゃあ……樹里!」
樹里「へ? 何?!」
ロウ「このグフとザクの修理、頼んだぞ! 人手が足りなかったらユンにでも手伝わせてくれ!」
樹里「ちょ、ちょっとロウ! 何? 何なのー?!」
ロウ「よぉーし! 今行くからちょっと待っててくれよぉ――ーっ!!」
メイリン『青龍の方角より、地球代表の2機が颯爽と登場しました! 南米より、“切り裂きエド”ことエドワード・ハレルソン選
  手のソードカラミティガンダム! そしてガルナハンより、コニール・アルメタ選手の駆る異形のゲルズゲーガンダム!』
コートニー『念の為言うが、エド選手のソードカラミティは第一試合のものとは別物なので間違えない様にしてくれ』
コニール「よし! 行こう、エド!」
エド「おうよ! 見せてやろうぜ、俺達のファイター魂!」

メイリン『白虎の方角より、ジェス・リブル選手のガンダムアストレイ・アウトフレームDが登場ッ! 規格外のMSの背には、
  今日の為に造ってきたというオリジナル・ストライカーパックが装備されています!』
コートニー『アウトフレームは今までにも、ジャンク屋組合脅威のメカニズムで造られた色々な装備が確認されている。今回は
  どんなものを用意してきたのか……』
メイリン『そして今、ロウ・ギュール選手のガンダムアストレイ・レッドフレームが遅れて登場ッ! ジャンク屋&野次馬連合の
  ファイター二人が出揃いました!』
ジェス「遅いぞ! 何やってたんだよ、ロウ」
ロウ「悪い悪い。ハンガーでパーツ売ってたら遅くなった」

コニール(勝てるかどうかは分からない……私は私の全力をぶつけるだけだ!)
エド「ジェス! そう簡単に勝てると思って欲しくはねえな!」
ジェス「ああ! だけど、ジャーナリストの意地にかけても、ここは勝つぜ!」
ロウ「どっちも手強そうだな〜。ま、俺の悪運は宇宙一だぜ!」
メイリン『それではぁッ! アメノミハシラ杯、第三試合! ガンダムファイトォォォォ――――――ッ!!』
エド・コニ『レディィィィ―――――ッ』
ロウ・ジェス『ゴォォォォォ――――――ッ!!!』
25615:2005/12/30(金) 12:57:30 ID:???
導入部で状況確認→バトルシーンという風に情報を整理しながら書いてるので、
チョビチョビ書いてばかりで一気に投下しないのは許して下さい……。
アメノミハシラ杯では今まで出番のなかったキャラの掘り下げとかも一つの課題というか、
テーマの一つと考えていますので……。
257通常の名無しさんの3倍:2005/12/30(金) 20:55:29 ID:2bU+17b/
>>256
GJ!
更新楽しみに待っている。
258通常の名無しさんの3倍:2005/12/30(金) 21:39:20 ID:???
>>227-228
>>253

を見てて痔の盗撮ネタ考えたんだけど投稿していいかな?
思いつきで考えたから、少し設定いじくちゃってるけど。
259通常の名無しさんの3倍:2005/12/30(金) 22:47:56 ID:???
面白ければオールOK。
遠慮なしに投下していいと思うよ。
260通常の名無しさんの3倍:2005/12/30(金) 22:55:43 ID:???
第2戦が終わって数日後

遺作「怪我の調子はどうだ、先生が言うにはもうすぐ退院できると言っていたが。」

そこには、包帯だらけのディアッカがいた。

遺作「っておい!! なんで試合直後よりひどくなってんだよ!!」

痔「否グゥレイト・・・。 あの美人看護師がハルパーミリィの手先だったとは。」
遺作「お前まさかその看護師を盗撮しようとして・・。」
痔「グゥレイト!!その通り。」
遺作「お前自分が置かれている状況がわかってないのか!!」

アーサー「いや、それは違うぞ。」
シュバルツ「彼がやった事に間違いはない。」
遺作「ちょっ、お前ら、何処から入ってきた。」
アーサー「どんな時でも盗撮魂を忘れない。」
シュバルツ「それが盗撮者としてのプライド」
遺作(完全無視かよ・・・orz)

痔「あなた達はあの伝説の、何故あなた達が俺のところに?」
アーサー「風の噂でいい盗撮魂を持った若者がいると聞いてな。」
シュバルツ「しかもあのハルパーミリィと交戦したと言うじゃないか。どんな奴か気になって来てみただけだ。」
痔「とは言っても撮れたのは、凡作ばかりで。」
アーサー「何!! 奴と交戦しながら、シャッターをきれたのか!?。ベテランでも難しいと言うのに。」
シュバルツ「我々もうかうかできぬな、後ろにこんな若者がいるなんて。」
シュバルツ&アーサー「ではっ、さらば!!!」

遺作(き、消えた!?)

痔「さすが、帰り方もグゥレイトだぜ。」
遺作(飲まれちゃダメだ、飲まれちゃ。なんとか普通の方向に話を戻さないと。)

遺作「ところで、怪我は大丈夫なのか?」
痔「こんなの1日あれば治るぜ。」
遺作「は?」
痔「女性から受けた傷は1日あれば治るようになってるんだ。
伊達に怒れる女神達を掲げる男と言われてないぜ。」
遺作「あぁそうなのか・・・。まぁお大事にな。」


遺作(相方間違えたかな・・・orz)
261通常の名無しさんの3倍:2005/12/31(土) 20:32:33 ID:???
>>256
今まで出番のなかった奴らだけに期待大だな。
続き待ってる!GJ!!

>>260
何やってんだ痔w
本当に盗撮世界の連中で一つ二つ長編作れそうだな。
262通常の名無しさんの3倍:2005/12/31(土) 21:57:15 ID:???
ここの設定だと種時代のAAは盗撮野郎どもの巣窟だったわけだがw
にもかかわらずキラが当時の数少ないまともなクルーの一人だったというのは・・・

むしろ当時まともだったから今の姿があれなのかw
263通常の名無しさんの3倍:2006/01/01(日) 02:48:27 ID:???
バレルロール大佐にチャンドラー、マードックという地味な三連星はマトモなような…
影薄いから問題外か?
264通常の名無しさんの3倍:2006/01/01(日) 03:07:16 ID:???
トノムラとパルも居るからゴレンジャーだったけどなw(種当時)
265通常の名無しさんの3倍:2006/01/01(日) 14:47:16 ID:???
新年明けましておめでとう!と言う事で此処に初めてネタ投下してみる


12月31日深夜
ヨウラン「お〜〜し、そこそこ! オッケ〜」
ヴィ〜ノ「準備終了、これで新年を迎えられるな〜〜」
二人「と言う訳で解散、オツカれっした〜〜」
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
1月1日早朝
アレンビー「ドモ〜ン! 新年だよ?何処か一緒に行こうよ〜〜」
ドモン  「新年の闘始めか、悪くないな」
アレンビー「やっぱりそうなるんだ・・・ まあ二人っきりだしこんなのも良いよね?
      ・・・・・・・・・ってあれ?格納庫に人だかり?」
――がらんがらん パンパン――
ドモン  「この音は?」

シン   「あ、師匠。 明けましておめでとう御座います」
ドモン  「あ、ああおめでとう。 所であれは?」
シン   「初詣ですよ、それに関してうってつけのモノが在るって事でシュバルツさん発案で」
アレンビー「初詣に関するモノ?ここに在る? ってまさか!?」

つミネルバ神宮謹製御神体“ゴッドガンダム社仕様お正月SP”“鏡餅(Sアッガイ)”“ノーベルガンダム巫女さんSP”“白塗り鈴付きガイアガンダム(干支)”

ドモン  「お、俺のGガンダム・・・・」
アレンビー「コレはコレで良いかも」
一同「え!?」
――――落ちてない気もするけど 了――――

勢いでやった、今は反省していない。
と言う訳でもしかしたら誰かやってるかも知れないけど取り敢えず勢いでやって見ましたよ。
新年明けておめでたいと言う事で見逃しておくれ・・・。
266通常の名無しさんの3倍:2006/01/01(日) 15:10:11 ID:???
巫女ノーベル想像して吹いたw
267通常の名無しさんの3倍:2006/01/01(日) 15:27:26 ID:???
うはwwwGJwwwww
ここの皆、あけおめことよろノシ
268通常の名無しさんの3倍:2006/01/01(日) 17:50:11 ID:???
そんなことしたら盗撮の標的になるぞwwwwwwwwww
269シュバルツ:2006/01/01(日) 19:08:34 ID:???
アレンビーよ、気に入ってくれたようで嬉しいぞ。
どうせだからこれを着て巫女ノーベルに乗ってみてはどうかね?

つ巫女装束

(そしてその姿を私に撮られるのだ)


>>265に便乗してちょびっと書いてみたw
シュバルツならやってくれそうな気がして
270盗撮13:2006/01/01(日) 19:57:56 ID:???
シュバルツ抜け駆けは許さんぞ。
私も巫女装束にはとても興味があるのだ。
271真実の狩人:2006/01/01(日) 20:24:19 ID:???
俺だって巫女装束は撮りたいぜ!
盗撮カメラアストレイ・アウトフレームで激写するぞー!!
272265:2006/01/01(日) 22:01:48 ID:???
しまった! 魚人ガンダムでしゃちほことか鯛とかの一発ネタ作れたのに今更気付くとは……orz
273通常の名無しさんの3倍:2006/01/02(月) 01:55:28 ID:???
http://www.geocities.jp/dark_purple_phoenix/jgsdfn/3-247.htm
しゃいにゃんぐふぃんがー はここからだったのか。ハゲモエス

ひょっとしてコレもアーサー達のですか?
274通常の名無しさんの3倍:2006/01/02(月) 16:22:56 ID:???
>273
モ、モエス…(*´Д`)
275アスランの女難天国借金地獄を書いた人:2006/01/03(火) 03:13:53 ID:???
>198
あなたのネタ、いただきます。
続編なので、相変わらずアスメイ寄り(?)です。
嫌いな方はご注意を。
276般若VS侍! 激震のミネルバ!  1/6:2006/01/03(火) 03:15:45 ID:???
侍風の人物「……振り切った? とにかく、今の内に助けを呼ばなきゃ」
乳母車の中身「あぶ〜、ちゃ〜ん〜」
侍風の人物「はいはい、いい子だから泣かないでね。全チャンネルにセットして、と」

アビー「艦長、救難信号をキャッチしました。本艦の近くです」
タリア「こんな場所で? 罠かもしれないわね……」
シン「何言ってるんですか、本当だったらどうするんです! 俺が出ます!」
レイ「久々の出番で、主人公であることをアピールしたくて必死なようだな」
ルナ「なんかあそこまでいくと哀れを通り越して滑稽よねぇ」
シン「うるさい、お前らに俺の気持ちがわかるか! ディスティニー行きますっ!」
ドモン「う〜む、鍛え方を間違えたか……」

シン「発信はこの辺りのはずだけど……ん? なんだあれ、子連れ狼?」
侍風の人物「ディスティニー……じゃあ、乗ってるのはシン? お願い、今までのことはちょっと忘れて、私たちを助けて!」
乳母車の中身「あ〜う〜〜……」
シン「その声……? まさか、メイリンとアスランなのか!?」

タリア「頼まれた通り、ミネルバで保護したけど……いったい何があったのよ?」
メイリン「はぁ。話すと長いというか短いというか、情けないことなんですが……」
シン「おいアスラン、お前いつまで赤ん坊のフリしてるんだよ!? いいかげんにしろ!」
アスラン「ふぎゃああ!? ふあああっ、ふあああっ……!」
ステラ「あ、泣き出した。おでこ広い人、本物の赤ちゃんみたい」
レイ「過去のこととは言え、これが上司だったと思うとこっちが泣きたいな……」
ルナ「うるさいわねぇ。なんのつもりか知らないけど、静かにしないと怒るわよ!?」
メイリン「やめてお姉ちゃん! アスランさんは今、本当に精神が幼児まで退行してるの!」
ドモン「精神が幼児にまで退行だと? コイツにそれほど強烈な心の傷を負わせ、その上お前と二人で俺たちに保護を求めねばならなくなるほどの事件があったというのか」
メイリン「ええ、実は……わあああああ!?」
アビー「メ、メインエンジン被弾! 出力低下、高度保てません!」
タリア「狙撃された!? 索敵、何やってたの!」
アビー「MSの反応ありません! 通常のスナイパーライフルによる攻撃と思われます!」
アーサー「ええ――――――っ!? 高々度を飛行中の戦艦を、歩兵用の武装で!?」
メイリン「あ、あの人が……あの人が追って来たああっ!?」
タリア「つ、墜落する……!? 総員、衝撃に備えよ!」
全員「「わああああああああ!?」」

 …………

カガリ「くくく……私から逃げられると思うなよ、浮気者め」
277般若VS侍! 激震のミネルバ!  2/6:2006/01/03(火) 03:18:03 ID:???
シン「最近アスランがメイリンと仲良いんで、アスハ代表が怒って殴り込んできたぁ?」
メイリン「そうなんですよぅ。ラクス様もキラさんも笑って見てるだけで庇ってくれないし、アスランさんは恐怖で精神崩壊して幼児化しちゃうし」
アスラン「キャッキャッ(ガラガラを振って遊んでいる)」
タリア「はぁ……バカバカしいけど、艦を落とされて黙ってはいられないわ。人道的見地からも、我々はメイリンとアスランを保護します。アスハ代表を取り押さえなさい!」
ルナ「了解! って、具体的にはどうするのよ?」
レイ「ふむ、そうだな。MSで取り囲めば、さすがにおとなしくなるだろう」
ステラ「うぇーい! ステラわかった、まずは機体を」
アビー「艦長、ハッチが爆破されました! MS格納庫に進入者です!」
シン・レイ・ルナ「「なにいいい!?」」

ヴィーノ「食らえケチャップ目潰し!」
カガリ「バカ野郎、ケバブにはチリソースだあああ!!」
ヴィーノ「ぐああっ! わ、わけわかんねぇけどすごいパンチだ……ガクッ」
ヨウラン「よくもヴィーノを! 流派、東方不敗が最終奥義ィ! 石破! 天驚拳ーっ!! ……って、弾き飛ばされただとォ!?」
カガリ「ふん、そんな借り物の奥義がいつまでも通用するか! 技とはこういうのを言うんだっ。権力者の権力者による権力者のための究極奥義っ! 札束ビンタァアア!!」
ヨウラン「こ、これは……!? わあっ、なんて攻撃だ。もう一発食らったら立てないな〜」
カガリ「そうかもう一発食らいたいのかホレ食らえ」
ヨウラン「ああっ、や〜ら〜れ〜た〜(棒読み)」

アビー「え〜と……整備班、金の力に屈しました。MS格納庫、制圧された模様!」
シン「な、なんて技を使うんだ!? あんなの食らったらひとたまりもないぞ!」
レイ「ああ、恐ろしい技だな。今度は俺が出る、お前たちはここに残れ」
ルナ「ずるいわよレイ、次は私があの技を食らうんだから!」
タリア「コホン。三人とも落ち着きなさい、ここは私が行くわ。艦長命令よ!」
メイリン「お前らそれでも軍人か――――――っ!?」
ドモン「ふっ、欲にくもった拳では真の力を発揮できまい。ここは俺に任せてもらおう!」
タリア「現場下士官のフェイス権限発動!? しまった、逆らえないわ……!」
メイリン「ああ、ドモンさん! 味方にするとこれ以上心強い人はいないなぁ」
ルナ「そうそうメイリン、アスランのトイレってどう処理してるの? オシメつけてるわけでもなさそうだけど……あれ、いつの間にか乳母車からいなくなってる!?」
アスラン「ふう、やれやれスッキリした。お嬢さん、トイレまでエスコートありがとう」
ステラ「うぇ〜い! どういたまして♪」
アスラン「よっこいせっと……ハ〜イ! チャ〜ン〜?」
シン・レイ・ルナ・タリア「「…………」」
メイリン「というわけで、なんだかトイレに行く時だけは元に戻るの」
シン「コイツ本当に幼児退行してるのかあああ!!」
278般若VS侍! 激震のミネルバ!  3/6:2006/01/03(火) 03:19:57 ID:???
ドモン「そこまでだ、カガリ・ユラ・アスハ! これ以上暴れるなら俺が相手だ!」
カガリ「ドモン・カッシュか……! ふん、この私がなんの準備も無くお前を相手にすると思ったか!? 時間もそろそろ頃合いだしな……」
ドモン「笑止! いかな罠を張り巡らせようと、倒れる俺では……レ、レイン!?」
レイン「あらドモン、どうしたの? 急患が出たって聞いて飛んできたんだけど」
カガリ「この女こそお前が唯一頭の上がらない存在! そして見ろ、レイン・ミカムラ! 『没収したパンチラ写真を見て赤面するドモン』、『ミネルバ女性クルーに間接技の指導をするドモン』の写真だああ!!」
ドモン「な、なんでお前がそんなものを!? いや、あの……レイン?」
レイン「…………(怒)。ドモンのバカッ! もう絶交よ!」
ドモン「ご、誤解だレイン! 怒らないでくれ、違うんだよこれは……!」
アーサー(まさかドモン・カッシュをも退けるとは! しかし、あの写真……)
シュバルツ(うむ、私が撮ったものだ。甘い、甘いぞドモン!)
アーサー(やはりな。そしてこの場に現れたということは、お前の狙いも?)
シュバルツ(無論。彼女のパンチラ写真ともなれば値千金……と思ったのだが)
カガリ「ふっ、さらばキング・オブ・ハート。これで私を阻むものは無くなったァ!」
アーサー(さすがにズボンじゃ無理だよなぁ)
シュバルツ(うぅむ、無念。む、あれは……!)
怒れる女神像を掲げる男「グゥレイト! いいよいいよォ! その怒った顔、最高だ!」
カガリ「なんだお前はあああ!」
怒れる女神像を掲げる男「のあああ!?」
アーサー(鉄拳がまともに入った! あれはカメラもフィルムも本人も逝ったか!?)
シュバルツ(しかし見事な散り様よっ。お前の勇姿と盗撮魂は忘れんぞ!)

カガリ「ここかぁアスラァァンッ!! くくく、いよいよ年貢の納め時だぞォオオ!!」
アスラン「ビクッ!? ふんぎゃああ、おんぎゃあああ!」
アビー『目標、ブリッジに到達。私は一足先に避難したので後は頑張ってください』
メイリン「薄情者ォォォォォォォッ!」
レイ・ルナ・タリア「「ここは通さない!」」
カガリ「札束ビンタァ!」
レイ・ルナ・タリア「「う〜わ〜、や〜ら〜れ〜た〜(満ち足りた顔で棒読み)」」
カガリ「もう逃げ場は無いぞ。おとなしく私を裏切った報いを受けてもらおうか!」
アスラン「ふあああっ、ふえええっ! ふぎゃああ、ふあああーんっ!!」
メイリン「アスランさん……。……シン、ステラさん、アスランさんをお願い!」
シン「メイリン!? 刀なんて抜いてどうするつもりだ! まさか……!」
メイリン「……今アスランさんを守れるのは私だけだもん。いつまでも逃げてるわけにはいかない。私、あの人と戦う!」
シン「いや、あの、一応俺たちもいるんだけど……」
ステラ「ステラも出番欲しい……」
カガリ「アスランを惑わせた小娘が! 私の前に立つつもりかッ!」
279般若VS侍! 激震のミネルバ!  4/6:2006/01/03(火) 03:21:06 ID:???
メイリン「ま、負けるもんかああああっ!」
カガリ「ちいっ、しぶとい!」
シン「すげぇ……たった一人でミネルバを落とす寸前まで追い込んだカガリ・ユラ・アスハを相手に、CIC担当のはずのメイリンが互角に戦ってる!?」
カガリ「引っ込んでろ、泥棒未遂猫! 私とアスランは、この二年間たっぷり甘〜い時間を過ごしてきたんだ! お前の入り込む余地なんざ無いんだよッ!」
メイリン「……っ! なら、どうしてアスランさんを捨てたんですか! それがアスランさんにとってどれくらいショックか、考えてあげたことはあるんですか!?」
カガリ「仕方ないだろうがっ! 私にはオーブ代表としての責任があるんだ!」
メイリン「だから許されるって言うんですか! 傷ついて、失って、ボロボロのアスランさんに残っていた強さを全部吸い取っておいて、自分の都合で捨てることが!」
ステラ「居ない居な〜い……バァ〜♪ 居ない居な〜い……バァ〜♪」
アスラン「キャハハハッ♪」
シン(こっちは平和だなぁ……)
カガリ「くっ……ああそうさ、先に裏切ったのは私だっ! けど、本当は、本当は私だってつらいんだっ! 信じたっていいじゃないか! 私たちの二年間の絆を!」
メイリン「っ……でも、でも、でも! みんなに重荷ばっかり背負わされて、それじゃあの人がかわいそうじゃないですか! アスランさんはもう限界なんです!」
ステラ「うぇーい、高い高〜い! 高い高〜い!」
アスラン「キャッキャッ♪」
カガリ「あいつだけが背負ってるわけじゃない! そんなもの誰だって、生きていれば!」
メイリン「そんな言い訳、聞きたくない! あなたのエゴにアスランさんは潰させないっ! 私があの人を守ってみせる!!」
カガリ「小娘の言うことか――――――っ!!」
シン「守るための力……! なるほど、メイリンがここまで戦えるはずだ!」
ステラ「ね〜んねん、ころ〜り〜よ、おこ〜ろ〜り〜よ〜♪」
アスラン「スヤスヤ……」
シン「ってこのヘタレはいつまで幼児化してるんだあああっ!」
アスラン「ぐはっ!? ふぎゃーっ、ほぎゃーっ!」
ステラ「あーっ! シン、おでこ広い人ぶっちゃダメ――――――っ!」
シン「ステラごめん、ちょっと黙ってて! おい、アンタのせいでアスハ代表とメイリンがケンカしてるんだぞ!? 男なら責任とってやめさせろよっ!」
アスラン「あぶぶぅ……」
シン「しっかりしろよ、ヤキンの英雄なんだろ!? アンタは、その、あくまで中ボス的なもんだけど……一応、現時点では俺の目標なんだぞッ!」
アスラン「…………」

アスラン(……英雄……目標…………オレ、オウエンサレテル…………!?)
280般若VS侍! 激震のミネルバ!  5/6:2006/01/03(火) 03:22:27 ID:???
アスラン「なら応えるしかないじゃないかあああああ!」
カガリ「アスラン?」
メイリン「アスランさん?」
ステラ「あ、おでこ広い人が元に戻った」
シン「ったく、手間かけさせやがって……」
アスラン「カガリ、メイリン! やめろ二人とも! チェーンソーと刀で切り結んでるんじゃない、危ないじゃないか!」
カガリ「危ないって……誰のせいだと思ってるんだ、そもそもお前が!」
アスラン「わかっている! はっきりさせなかった俺が悪いんだ、二人ともすまない」
メイリン「え? ああ、はい……」
アスラン「とにかくまずは武器を収めろ。落ち着いて話もできやしない」
カガリ・メイリン「「…………」」
アスラン「カガリ、君に最初に伝えておく。君がオーブ代表としての立場を優先させて、俺と距離を取ることを選んだのなら、俺はそれを受け入れる。その上で言わせてくれ――それでも俺は、君のことが好きだ」
カガリ「アスラン……」
メイリン「…………」
アスラン「メイリン……俺の気持ちは、今言った通りだ」
メイリン「……いいんです。そういうの、アスランさんらしいですから」
アスラン「本当にすまない……そして、ありがとう。言葉にはできないくらい感謝している。俺にとって君は、この上なく大事な存在だ。その君を悲しませるようなことも、俺にはできない!」
カガリ・メイリン「「え」」
アスラン「カガリは好きだが、メイリンも大事だ! どっちかなんて選べない! ああ、どうしたらいいんだ!」
カガリ・メイリン「「…………(怒)」」
シン「お、おい待てアスラン。なんか話が変な方向に……」
アスラン「そこでこの問題を一気に解決する方法を思いついた! 三人でイスラム教に」
カガリ・メイリン「「いいかげんにしろこのヘタレがあああああああああっっ!!」」
アスラン「ぎにゃあああああああああああ――――――っ!?」
ステラ「見て見て、シン! おでこ広い人の形に、ブリッジの天井に穴が開いたよ! 星がすごく綺麗!」
シン「……ごめんステラ、俺今自分が間違った目標を追ってる気がして頭がいっぱいいっぱいなんだ」
281般若VS侍! 激震のミネルバ!  6/6:2006/01/03(火) 03:24:04 ID:???
カガリ「まぁなんだ。決着はつかなかったが、いいストレス解消になったよ。その内にまた暴れに来るから、その時はよろしくなっ」
メイリン「もうゴメンですよ、こんなの……」
カガリ「そう言うなよ、私もいろいろ大変なんだ。これからは強敵と書いて恋敵(とも)と呼ばせてもらうぞ、メイリン・ホーク。じゃあなっ!」
メイリン「ラクシズの関係者だけあって、勝手な人だなぁ……シン、ステラさん、ありがとう。艦長やお姉ちゃんにもそう伝えておいて」
ステラ「うぇーい! どういたましてっ!」
シン「ステラ、それいたしましてだぞ。『し』が抜けてる」
ステラ「わかった! いたしましてっ!」
メイリン「ふふ。じゃあ、私もアスランさん拾ってラクシズに戻るね。バイバ〜イ」


シン「こうして、ミネルバを揺るがした事件は終わった。しかしこの事件を思い返す時、俺はこれらのことに思いを馳せる。まず、人を守るための力のすさまじさ。そして……」
レイ「ひい、ふう、みい……」
ルナ「ヒャッホゥ大儲け! また来てくんないかしら?」
ヴィーノ「くそう、儲け損なったの俺だけかよっ!」
ヨウラン「安心しろヴィーノ、なんのために俺が二度殴られたと思う」
ヴィーノ「ヨウラン……! やったぜ、このラッキースケベ!」
ドモン「うぅむ、女心というものは難しいものだな……師匠と殴り合う方がまだマシだ」
アーサー「なんとかスカートを履かせる手は無いものか」
シュバルツ「いっそズボンを下ろす……いや、スマートなやり方ではないな」
怒れる女神像を掲げる男「使い捨てカメラでも頑張るぜグゥレイトォ!」
アビー「艦長、また全チャンネルの救難信号をキャッチしました」
タリア「よっしゃあ! シン、速攻で救助してきなさい!」

シン「結局なんにも解決してないじゃないかああああああ!!」
ステラ「うぇーいっ♪」


282通常の名無しさんの3倍:2006/01/03(火) 03:40:15 ID:???
ぶはははははw
カガリ強すぎwww
メイリンもとんでもなく強ぇwwwww
283通常の名無しさんの3倍:2006/01/03(火) 12:31:36 ID:???
アスランが応援されるとパワーアップする事すっかり忘れてたwwwwww
あと地味に盛り込まれてたクラしんステラにモエスw
284通常の名無しさんの3倍:2006/01/03(火) 14:57:46 ID:???
なんだシン
ちゃんと主人公してるじゃないか
285通常の名無しさんの3倍:2006/01/03(火) 17:20:07 ID:???
元上司にして、超えるべき目標の危機に激励を送り、立ち直らせる。
確かに主人公の役割だ
28615:2006/01/03(火) 17:35:24 ID:???
(アメノミハシラ内・ミナの自室の前)
アズラエル「突然ですが、お正月特別企画・ミナ様寝起きドッキリのコーナー!(小声で)」
一同『…………』
アズラエル「コーナー!(あくまで小声で)」
一同『ふざけんな』
アズラエル「……ちょっとちょっとォ、ノリ悪いですよ? 折角の正月に」
ナタル「ですが理事。折角の正月に何をやろうとしているのか、我々が納得出来る形で説明して下さらないと、
  我々としてもノり様もありませんが」
アズラエル「全く、いちいち説明するのは面倒なのに……」
オルガ「元旦の夜中に叩き起こされて、ミナの部屋の前まで来させられてる俺達の身にもなれ」
クロト「人の初ゲームを邪魔しやがって、ふざけんなよな」
シャニ「つーかおっさん、うぜーよ」
フレイ「寝起きドッキリとか何とか言ったけど、具体的には何をやるのよ」
アズラエル「はい、よくぞ聞いてくれました! ちょっと思い出してみて欲しいんですが、この僕が率いる宇宙海賊、
  アズラエル・バンガードがミナ・バンガードに改名し、サハク家をパトロンに迎えて一ヶ月経ちました」
ミゲル「アズラエルが率先してミナに従ってたよな」
ニコル「おかげで、MSのパーツが足りないなんて事もなくなりましたけどね」
アズラエル「しかし! ここで勘違いして欲しくはありません。僕がミナに付き従っていたのを、ただ僕がミナのファン
  になったからだけじゃないんですよ」
一同『そうだったの?』
アズラエル「そうなんですよ! いいですか、よく聞いて下さい。この一ヶ月、僕はミナに関するありとあらゆるデータ
  を手に入れてきました。年齢・生年月日・身長・体重・座高・スリーサイズに始まり、好きな音楽のジャンル、ゴー
  ルドフレームのスティックやペダルの感度まで! 何もかもを調べ上げました」
ナタル「理事、それは犯罪です。速やかに警察に自首する事をお勧めしますが」
アズラエル「ソキウスに聞いたらペラペラ喋ってくれたんですよ。彼らはナチュラルに逆らえる様には出来ていません」
フレイ「で? 調べ上げてどうするのよ」
アズラエル「フフフフ……調査の結果、驚くべき事実が明らかになりました。それは!」
フレイ「それは?」
アズラエル「ミナは1月1〜3日の間、決まって寝正月になるという事です!」
ニコル「寝正月?」
アズラエル「そう。そしてミナは夕方になるまで起きてこない! ソキウス以外にもミナをよく知る人物に訊きました。
  過去の統計により、このデータは確実です」
ミゲル「成る程……そうやってグースカ寝てるところを、寝起きドッキリでハメてやろうと、そういう事だな」
アズラエル「そういう事です。それに今は正月です。普段では許されないであろう事も、無礼講という事で許されます。
  ミナの自室のカードキーの複製も完了していますし、今、寝起きドッキリをやらずに何をやれと?」
シャニ「へぇ、おもしれーじゃん……」
クロト「あのデカ女をドッキリか……期・待!」
オルガ「おい、やめとけって。お前ら趣味悪いぞ」
ニコル「そうですよ。無礼講と言ったって、もしミナさんの機嫌を損ねて資金援助を打ち切られたりでもしたら……」
アズラエル「消極的ですねぇ……なら、ニコル君は見たくないんですか? あの常にキリッとした佇まいのミナの、寝
  起きの乱れた姿。それに、僕達のドッキリに慌てふためく姿を」
ニコル「うっ……」

この時ッ! ニコルの脳裏には、ミナの寝乱れたしどけない姿が克明に映し出されッ!
それはニコルの遺伝子に刻まれた眠れる盗撮魂を揺さぶりッ!
ここに、熱い盗撮魂を持つ新たなる盗撮カメラマンを誕生させたッ!!

ニコル「やります」
アズラエル「よろしい」
ナタル「おい、アマルフィ!」
ニコル「ナタルさん……悔しいけど、僕は男なんです!」

ニコル・アマルフィ……彼こそ、後に『蜃気楼のニコル』と呼ばれ恐れられる盗撮カメラマンなのであるッ!!
でもまあ、それは置いといて。

アズラエル「決まりですね。じゃあ、突撃〜!(繰り返しますが小声で)」
一同『オォ――――ッ(しつこいですが小声で)』
(一同、ミナの部屋に入る)


フレイ「うわぁ……凄い部屋……」
アズラエル「中世ヨーロッパ風の調度が揃えられてますね。なかなかいい趣味です」
クロト「発・見! みんなこれ見てみろよ!」
フレイ「これって……ミナさんがいつも着てるマント?」
ミゲル「クローゼットの中に何着も……一張羅じゃなくて着回ししてたのか」
シャニ「タグがついてる……ユニ○ロ? マントなんか売ってたんだ」
フレイ「何かやたら生活感があるわね……あれ? ソキウス? 寝てないの……」

(ソキウス二人が立ったまま寝ている)

フレイ「……器用ね」
ナタル「ん? では、もう一人はどうしたんだ?」
アズラエル「ここにいるみたいですよ」
ミナ「ん……」(熟睡中)
ソキウス6「………」(ミナに抱き枕にされてる)
アズラエル「事前に掴んでいた情報に寄れば、ミナは二年前から初夢を見る時はソキウスを抱き枕にしている
  らしいですね。今年はシックス・ソキウスの番らしいですよ」
フレイ「あ……いいな………」
アズラエル「そうですねえ。実に羨ましい……では早速ですが、寝起きドッキリに入りましょうか。艦長さん、カメラ
  お願いします」
ナタル「気は進みませんが……」
アズラエル「はい、皆さん? 準備はいいですね? せーの……」

一同『おはようございま〜〜〜〜〜〜〜〜す!!!』

ミナ「………」
ソキウス6「…………おはようございます」
アズラエル「いや、君じゃありませんよ」
ソキウス6「そうですか。おやすみなさい……」
アズラエル「はい、おやすみ……じゃなくて、ミナ様、おはようございます!」
ミナ「………」(熟睡中)
アズラエル「………おはようございます!」
ミナ「………むにゃむにゃ………」(爆睡中)
フレイ(むにゃむにゃって言った――――?!)
ナタル「……本当に寝言でむにゃむにゃとか言う人がいたとは……」
アズラエル「ほら、起きて起きて! ドッキリにならないじゃないですか」
ミナ「むにゃ……犬かと思ったら………」
アズラエル「え?」
ミナ「芋だった………ぐぅ」(爆睡)
フレイ(何かよくわかんない夢見てる――――っ?!)


何か全然起きないままに続く。
289通常の名無しさんの3倍:2006/01/03(火) 17:40:52 ID:???
正月に投下しようと画策しつつ結局出来なかったネタです。
ていうか>>286の名前欄ミスった……orz
290通常の名無しさんの3倍:2006/01/03(火) 18:07:48 ID:???
ニコルよ…お前もかww
291通常の名無しさんの3倍:2006/01/03(火) 18:54:12 ID:???
盗撮人口増え過ぎだ−−−−−!!w
292通常の名無しさんの3倍:2006/01/03(火) 21:39:03 ID:???
親御さん泣くぞニコルww
293通常の名無しさんの3倍:2006/01/03(火) 23:59:40 ID:???
盗撮遺伝子でもあるのかよ、
最悪の遺伝子だ。
294通常の名無しさんの3倍:2006/01/04(水) 00:41:25 ID:???
GJ。つうか種の男性陣は皆盗撮予備軍だろw 
たぶん盗撮に縁がないのはドモンだけだろうな。
だがそれの何が悪い!面白ければいいじゃないか!
いずれキラもシンもアスランも必要とあらば盗撮人になるさ。
「なら撮るしかないじゃないか!」ってな具合に。
まあ写真を欲しがる普通の男はいないと駄目なんだが。
295通常の名無しさんの3倍:2006/01/04(水) 02:01:02 ID:???
>>381
札束攻撃恐るべし・・・・。なんかこのスレのカガリは好きだなw
シンも久々に主人公っぽいことしてたし。GJ!

>>288
こっちも平和だな・・・。
296通常の名無しさんの3倍:2006/01/04(水) 21:01:58 ID:???
ちょっと長くなるけど、海賊結成直後のニコル話を投下してOK?
割とシリアスな内容で。
297通常の名無しさんの3倍:2006/01/04(水) 22:45:03 ID:???
>>296
職人さんバッチコーイ
 C.E.73。
 前の戦争から2年しか経っていないそんな時に、前大戦の悲劇の象徴であるユニウス・セブンが地球に
落ち、また戦争が始まってしまったのだと、僕は人伝に聞いた。
 人伝に、と言うのは、僕達自身が少々特殊な人間だからだ。ナチュラルだとかコーディネイターだとか、
そんな事じゃない。
 僕達は、DG細胞というものの力で蘇った人間らしい。無論、それが本当かどうかなんて、知る由もない。
けど、僕は確かに覚えている。ストライクの対艦刀がブリッツごと僕を切り裂いたのを。そして、その時の
焼け付く様に熱い鮮血と、僕の身体を蒸発させたのであろうエネルギーを帯びたビームの粒子の感覚を。
 僕達を蘇らせたのはウォンさんという人で、件のDG細胞を余り褒められない方法で入手して、僕達の
身体をDG細胞で作り上げたらしい。一緒に蘇ったアズラエルさんという人と繋がりがあった様だった。
ブルーコスモスの盟主と繋がりがあるくらいだから、ウォンさんもブルーコスモスだったのかも知れない。

 蘇ったのは僕を含めて10人。まず僕が知っていたのは、ミゲルさんとラスティだ。彼らとは生前面識が
あった。勿論彼らもコーディネイターだ。
 初対面だったのは後の7人で、さっきも話したアズラエルさんに、地球軍の軍人だったというナタルさん、
地球軍のお偉いさんの令嬢だったというフレイさん(この二人は声の感じが似ていて、同時に名前を呼ば
れた時に混乱してしまった)。それから、オルガさんに、シャニさんに、クロトさん。この三人は、地球軍が
戦闘用コーディネイターに代わって作り出した強化人間で、生前は薬漬けで薬がなくては生きられなかっ
たそうだけど、DG細胞で蘇ってから薬も必要なくなったらしい。それから、MAのパイロットをやっていた
というトールさん。何でも紅いMSに首チョンパされたとか。こっちは全員ナチュラルだ。
 ブルーコスモスの盟主がいるんだから、ナチュラルの皆さんは僕達に対して拒否反応を示すかと思った
けど、そんな事は全然なかった。いや、今にして思えば、こうやって一度命を落とした事で、ナチュラルも
コーディネイターも同じ人間で、生き物にしか過ぎないのだと分かったんだろう。僕達もナチュラルが野蛮な
種族だなんて思わなくなった。結局、人間は人間だ。
 でもフレイさんは少し違う。生前もそうだったのか、今でも少しコーディネイターを敬遠しているみたいだ。
彼女もお父さんを前の戦争で亡くしたらしいし、それを聞いた時、僕も納得出来たし、悲しかった。
 ナチュラルもコーディネイターも殴られれば痛いし、撃たれれば死んでしまう。ただそれだけの事なんだ。
ただそれだけの事に気づく心の余裕がなかったから、同じ人間同士が互いを滅ぼそうとして、あんな悲し
い戦争が起きてしまったんだと、僕は思う。

 僕達は既に存在しない人間だったから、正規軍に戻るなんて事も出来ないだろう。
 それを見越しての事なのか、アズラエルさんはどこからか戦艦とMSを手に入れてきていた。海賊船に
しか見えないマザー・バンガードに、超高性能MSのクロスボーン・ガンダムが3機。それと、ヘルメットを
被ってメガネをかけたみたいで、ジンの半分くらいの大きさのゾンド・ゲーが4機。
 それらの機材を揃えたら、アズラエルさんはこう言い出した。
「宇宙海賊をやります!」
 最初は信じられない気持ちだった。これだけのMSを持ちながら、海賊をやろうなんて言い出したからだ。
 けど、よくよく考えれば、僕達には海賊か傭兵をやるくらいしか食べていく方法がなかったのだ。
 乗り気なのは明らかにアズラエルさんだけで、ナタルさんもフレイさんも、みんな嫌そうな顔をしていた。
軍人のナタルさんとしては海賊行為なんかをやって稼ぐのは嫌だっただろうし、いいトコ育ちの(僕もそう
だけど)フレイさんも海賊に身を落とすのは屈辱だったに違いない。
 オルガさんやシャニさんやクロトさんは、乗り気でないと言うより、いかにもどうでもよさそうな感じだった。
済し崩しにガンダムを任されていたけど、ガンダムの装備について文句を言ったりしていた(何と、ガンダム
はマントを着ていたり、槍を持っていたりした。とても変わった装備だ)。

 けれど、始まってしまえば、僕達が生きていくにはそれしかないし、僕達ほど海賊に相応しい人間もいな
いのではないかとも思えてくる。海賊船にしか見えない戦艦に乗り、民間企業から新型のテストも兼ねて
流れてきた横流しのMSを使い、その企業にとって邪魔になる会社の輸送船なんかを襲って物資を確保
する。たまにスポンサーの企業から補給を受けたりしたけど、大抵、自分達で物資を調達した。

 戦闘が終わって、僕は自分のゾンド・ゲーから降りると、身長の全然違うガンダムとゾンド・ゲーを見比べ
ていた。ガンダムとは、眼が二つあって角がついているのをそう呼ぶらしい。かつて僕が乗り、僕と運命
を共にしたブリッツも、ガンダム・タイプという事になるんだろうか。
「よ、お疲れ」
「あ、ミゲルさん。凄かったですね、大活躍じゃないですか」
 陽気に声をかけてきたミゲルさんは、さっきの戦闘では敵のMSを5機も落とす大活躍だった。オレンジ
色に塗り替えたゾンド・ゲーが気に入っているみたいで、早速自分のパーソナル・マークを肩にペイントして
いた。髑髏のマークが本物の海賊みたいだろ、と笑いながら語ったものだ。
「ニコルもナイスアシストだったぜ。ゾンドを一番手なずけてるのはお前だよ」
「そんな……ミゲルさんやラスティには敵いませんよ」
「へへ、ご謙遜ご謙遜……まあ、海賊なんてやってるんだから、強くなくちゃな」
「そうですね……僕達は正規軍じゃありませんから」
「ナタルさんもよくやってるぜ。海賊なんかやりたがる人じゃないだろうに」
「……けど、海賊でやっていくしかありませんからね」
「ま、そうだろうな。ガンダムもゾンドも大っぴらにはしづらいMSだから、傭兵もやりにくいしな」
 海賊でやっていくしかないという事実は、本当の事だったにせよ、やっぱり気持ちのいいものではない。
「じゃ、俺は寝るよ。お前も、休めるうちにゆっくり休んどけ」
「はい。ミゲルさん、おやすみなさい」
 ミゲルさんと別れた後、僕も部屋に戻ってシャワーを浴びた。
 海賊船のものとは思えないふかふかのベッドに横になると、今日一日の事が頭に浮かんでは消える。
 アズラエルさんは相変わらずマイペースだし、ナタルさんはアズラエルさんにツッコミを入れていた。フレイ
さんは忙しなく洗濯物を取り込んだりしていたし、オルガさんは立方体みたいな分厚い文庫本を読みふけっ
て、シャニさんは音量を大きくして音楽を聴いていて、クロトさんはゲームに熱中していた。トールさんとラス
ティはMSのシミュレーターでガンダムのデータを相手に頑張っていたし、ミゲルさんは歌の練習をしたりし
ていた。
 ふと、みんなの行動を振り返るうち、最近ピアノに触っていない事に気がついた。
 思えば、血のバレンタインの悲劇を目の当たりにし、ピアニストの夢を捨ててザフトに入ったのが3年前。
ストライクに討たれたのが2年前。そしてDG細胞によって蘇ったのが3ヶ月ほど前。
 この間、全くと言っていいほど楽器の類に触れていなかった。海賊をやっているうちに、音楽を楽しむ余裕
すらなくしてしまった様に思えて、僕は愕然とした。
 それと同時に、僕は、母さんの事も思い出していた。
 ロミナ・アマルフィ。
 優しくて温かな笑顔の、僕の母さん。
(母さんは、僕が死んだと聞いてどれだけ悲しんだだろう。それを僕は、生き返ってからこっち、MSに乗っ
て戦うばかりで、母さんの事を思い出しも出来なかった)
 あの性格の母さんなら、2年経った今でも僕の事を引きずっているに違いない。僕のピアノを見るたび、僕
がもう二度とピアノを弾けなくなってしまったと思って、涙を流すに違いない。
 僕は最低の親不孝者だ。こうして蘇って元気でいるのに、会いに行く事もしないのだから。
(けど、母さんがプラントにいるんだとしても、会いには行けないんだ。僕は死んだ人間で、しかも海賊だ。
よしんばこの艦から出られるんだとしても、ゾンドの航続距離じゃとてもプラントまでは行けない……)
 ゾンド・ゲーは機体を10mまで小型化する事に成功した機体だけど、その所為で積み込める推進剤の量
も減ってしまい、ガンダムと比べて航続距離はとても短い。グゥルの様なサブフライトもなかった筈だから、
単独でプラントまで行くなんて事は無理だ。
 と、僕は自分がゾンド・ゲーを中心にものを考えている事に気がついた。
(待てよ……ガンダムならば……ガンダムのスラスターのアタッチメントにブースターを取り付けて、最短コ
ースを行けば、プラントまで辿り着けるんじゃないか?)
 勿論、これは脱走だ。海賊である僕達が、脱走者を野放しにするとは考えられない。残りのガンダムで追
撃してくるに違いない。きっと、確実に殺されるだろう。ガンダムは所謂『企業秘密』なのであって、個人で
どうこう出来る代物ではない。
 けれど、頭でそう分かっていながら、僕はすぐさま行動を開始した。
(ガンダムを持ち出せれば、母さんに会えるかも知れない!)
 その時、僕はその事で頭が一杯だった。

 格納庫に着くと、僕は一番手近にあったX2に飛びついた。X2はオルガさんの、黒いボディのガンダムだ。
「おい? ニコル君か? 何やってるんだ」
「あ、はい、えっと……ガ、ガンダムのデブリ帯での飛行テストをやってくれって、アズラエルさんから」
 当然、口から出任せだ。整備士のおじさんは怪訝な顔をして、僕に質問した。
「随分急な話だな。アズラエルさんからこっちへ、何の連絡もないぞ」
「アズラエルさんがいきなりそう言い出して……あの人が気まぐれなのは今に始まった事じゃありませんし」
「まあ、それはそうだが……それにしたって、X2はオルガ君の機体だろう」
「オルガさんは今、戦闘で疲れて休んでるんです。すぐに動けるのは僕だけだからって」
「しかし、君にガンダムが動かせるのか? そりゃあ、ゾンドと操縦系は大して変わらないが、こいつは相当
のじゃじゃ馬だぞ」
「シミュレーションはやってますから、大丈夫です。やれます!」
「……分かった。じゃ、どうすればいいんだい?」
 僕は嘘を吐く名人かも知れない、と思った。よくもまあ、こうも次から次へと口から出任せを言えるものだ。
 しかしおじさんは納得してくれた様で、僕はホッとして胸を撫で下ろした。と、同時に、日頃お世話になって
るおじさんに嘘を吐いたという罪悪感が、僕の胸を締めつけた。けど、その時は母さんに会いたいという気持
ちが強かった。
 おじさんに促されるまま、僕はガンダムの装備の指示をした。
「ガンダムの背中のスラスターのアタッチメントに、ブースターをつけて下さい。それから、マントも」
「あいよ。他には?」
「酸素ボンベを2、3個貰えませんか? もしもの時の為に、備えておきたいんです」
「了解。そっちにあるから、持って行きな」
「ボンベ一つで一日は持ちますよね?」
「ああ。まあ、もしお前さんがコクピットに女でも連れ込んだら、一本じゃ足りなくなるかもだがな?」
「もう、よして下さいよ」
 整備士のおじさんはスポンサーの企業から派遣されて来た人で、信頼出来る凄腕のメカニックだけど、こ
ういう風に僕をからかうから、彼のこういうところは苦手だった。
 準備はすぐに済んだ。元々補給を受けたばかりだったのでガンダムの整備は万全だった。僕は宇宙海賊
のマークがあしらわれたパイロットスーツを着込んで、コクピットの座席の裏側に酸素ボンベを3つ置いた。
 ガンダムがカタパルト・デッキまで運ばれて行き、カタパルトと格納庫を遮蔽する気密シャッターが閉じられ
た。後はハッチが開けば、そのまま出て行くだけだ。
 けれど、そううまくはいかなかった。通信機のモニターにナタルさんが映ったからだ。
『アマルフィ、貴様何をしている! ガンダムの発進は許可していないぞ!』
 バレてしまった。ナタルさんの事だ、僕がガンダムを持って脱走しようとしていると見抜いているんだろう。
『直ちに武装解除し、ガンダムを降りろ! さもなければ……』
「……ごめんなさいっ!」
 僕は意を決して通信機のスイッチを切り、腰からビームガンを抜くと、グレネードランチャーを装着、そのまま
照準を合わせてハッチを撃ち抜いた。ハッチが爆発し、暗黒の宇宙空間へ道が開ける。
 ハッチが吹き飛ばされると同時に艦内の警報が鳴り始め、僕は艦のビームシールドを展開される前に、ペ
ダルを踏み込んでフルスロットルで加速し、マザー・バンガードを離れた。
 程なくしてX1と2機のゾンド・ゲーが追いかけてきたが、ブースターを装着しているX2について行けず、グ
ングンと距離は開いていく。僕は海賊の追撃を振り切る事に成功した。少なくとも、その時は。

 僕を乗せたクロスボーン・ガンダムX2は、プラントに向けて一直線に飛んで行った。
302通常の名無しさんの3倍:2006/01/04(水) 23:09:46 ID:???
ニコル君のママンのロミナさんの事が気になったんで……やっちまいました。
正規軍でなくなった事を免罪符に好き勝手をやる、というのはラクシズと
変わらない行為ではないか、と思いましたが、折角蘇ったのだから、ママン
との再開でも決別でも、ハッキリさせたいと思い、書いちまいました。
今は、あまり反省していない。
303通常の名無しさんの3倍:2006/01/04(水) 23:21:26 ID:???
いやよかったGJ!ネタによって蘇った彼らをうまく操ってますな。
宇宙でドモン達と絡むイベントでもあるのかなぁと
勝手に妄想しておりますw
ママンとの再開シーン激しく期・待!
304通常の名無しさんの3倍:2006/01/04(水) 23:24:08 ID:???
GJ!
続き楽しみにしてるよ!!
305通常の名無しさんの3倍:2006/01/05(木) 15:12:49 ID:tVLkf/I8
GJ!!
最近GジェネDSをやってたから余計新鮮に感じたよ
 2日かかってガンダムでプラントまで辿り着けたまではよかったけれど、僕が生まれ育った家に母さんはい
なかった。家は数人の執事や庭師が残っているばかりだったのだ。
 住み込みで働いている初老の執事のエイブラムさんは僕が帰った時、それはもう驚きの余り心臓が止まっ
てしまうのではないかというほどに驚いていた。何しろ、戦地に赴いて死んだと思われていた僕が戻ってきた
のだから、それは当然の事だ。
 エイブラムさんによると、母さんは今、プラントを離れて他所の小規模なコロニーに居を構え、近所の子供達
にピアノを教えているそうだ。
 思えば、父さんは仕事柄、家を空ける事が多かったし、その上僕までいなくなってしまったとあれば、母さん
が孤独に耐えかねて家を出てしまうのも理解出来た。
「しかし、ニコル様がご存命とあらば、奥様もこの家にお戻りになられましょう。早速、奥様へメールを……」
「いえ、その必要はありません。僕が直接会いに行きます」
「ですが、それでは……」
「僕はガンダ……あ、いえ、移動手段を確保出来ています。どこのコロニーか教えてくれれば、このまま会い
に行けます」
「はあ……では、少々お待ち下さい」
 エイブラムさんはホーム・コンピュータのアドレス帳で母さんのいるコロニーの名前と、どこのラグランジェ・
ポイントのコロニー郡にあるのかと、そしてそのコロニーの中での母さんの住所を調べて、それを書き留めて
僕に渡してくれた。
「ニコル様、くれぐれもお気をつけて……」
「分かっています。エイブラムさんも、お元気で」
 僕は足早に家を後にし、プラントの港に置いていたガンダムに乗り込んだ。ジャンク屋の人と接触してブー
スターの燃料補給を頼んでおいたのだが、その人は親切にも新しい酸素ボンベまで用意してくれていた。
「サービスだよ。お前さんがいざって時に困らない様に、さ」
 その人は笑いながらそう言ってくれた。僕はジャンク屋という職業に対して、火事場泥棒みたいなケチな
人達なんだという認識を持っていたけど、これを機に改めようと思う。

 更に1日かかって着いたそのコロニーは、戦争が激化する中で人口の流出が始まっている、言わば滅びの
途上にあるコロニーだった。戦火に巻き込まれる事を恐れた住人は、一人、また一人とプラント本国や地上へ
疎開して行き、今では住人は1000人にも満たない。
 そしてその中に、母さんはいる筈なのだ。
 けれど、僕はそのコロニーの実情を聞くにつれ、母さんが危ない目に遭っていないかと心配だった。
 人口の流出が始まっているコロニーというのは、人口が少なくなっていくに従って、治安も悪くなってくる。
そしてMSを持っている海賊や脱走兵のターゲットにされる。自警団の類もなさそうだし、MSも僕のガンダム
を除けば戦闘用の機体はただの1機だってないみたいだった。作業用のジンなら何機かあると聞いたけど、
それが略奪者への抑止力になり得るとは到底考えられなかった。
(万が一の時、いつでもガンダムを使える様にしておかないと……)
 そう思った僕は、港の職員の人に説明して、ガンダムを武装を外した上でコロニーの中に入れる事を許可
してもらった。
 母さんの住んでいる区画の近くの林にガンダムを隠して、持って来た服に着替える。と言っても、僕が持っ
て来れたのは黒の詰襟の海賊の制服だけで、これは当然軍服としては連合ともザフトともオーブとも違うデ
ザインだから、母さんに僕が海賊だとバレてしまうかも知れない危険があった。でもパイロットスーツのまま
会いにでも行ったら、パイロットスーツにはハッキリと海賊のマークがあしらわれているから、それこそすぐに
バレてしまう。僕は仕方なしに海賊の制服を着込み、ガンダムから離れた。
 居住区に着くと、僕はエイブラムさんが渡してくれたメモを何度も読み返して、高鳴る鼓動を抑えきれずにい
た。あと少しで母さんに手が届くかと思うと、張り裂けそうなくらいに胸がドキドキする。
(ここ……か)
 母さんが住んでいるという家は、コロニー居住者の中でも一般的な水準の家庭の家に見えた。いや、それ
より小さいかも知れない。現に一階建ての平たい造りで、多くて4人くらいが住む様な家だろう。
 孤独感に耐え切れなくなった母さんが持つ家だと考えると、それも納得出来る。大きすぎる家は、ガランと
していて、ふとした時に寂しくなってしまうのだろう。
 僕は緊張しきりでインターフォンのボタンと睨めっこをしていたけど、意を決してボタンを押した。軽妙な電子
音が鳴った。
 だけど僕が驚いた事に、インターフォンのスピーカーから漏れてきた声は、男の人のものだった。
『誰だ』
「あ、あの、ロミナ・アマルフィさんのお宅……ですよね?」
『ああ、ロミナの知り合いか?』
 ロミナ、と母さんの事を呼び捨てにするこの人は誰なのだろう。父さんの声ではない。僕は母さんが男を連
れ込んでいるのかと思って気分を悪くして、少し刺のある言い方をしてしまった。
「ええ、そうですけど。失礼ですが、あなたは誰なんです?」
『ちょっとした知り合いだ。ロミナなら今買い物に出ているから、家に入って待っているといい』
「そうですか。ありがとうございます」
 家のドアが開くと、ガッシリとした長身の男の人が出てきた。格闘技でもやっているのか、素人の僕にも、
立ち居振る舞いに全く隙がないと分かった。紅い鉢巻をしている以外はカッコイイ人だと思った。
 その人は、ドモン・カッシュと名乗った。
 聞けば、母さんが暴漢に襲われているところをドモンさんに助けてもらって、恩義に感じた母さんは修行の
旅をしているというドモンさんに宿を貸してあげたらしい。
 ドモンさんはすぐに次のコロニーへ行きたかったそうだけれど、母さんに引き止められて、結局そのままこの
コロニーに留まっているらしい。それに略奪者が過疎化したコロニーを襲うという噂もある事だし、女性の一人
暮らしは危ないと思って、ドモンさんもここに留まる事を決めたという。
「ロミナの知り合いなら、ロミナも喜ぶだろう。彼女は一人になるのを怖がっている様に思える」
「でしょうね。僕も彼女の事はよく分かります」
 僕はドモンさんの事を警戒していた。理解出来る事と、納得出来る事は、本質的に別物という事だ。
「戦争で息子さんを亡くしたらしいしな……戦争が終わってから、ロミナの様な子供に先立たれた親は沢山
見てきた」
「……僕が心配なのは、そういう風な不安定な状態にあって、誰か行きずりの人に慰めてもらうのを期待し
ちゃうんじゃないかって事です。彼女がそんな女性じゃないって、僕も分かってるつもりですけど」
「いや、ロミナは強いさ。そういう悲しい気持ちを表面に出さない様に我慢している」
 けれど、もう母さんは我慢なんかしなくていい。僕がずっと、母さんの傍にいてあげればよい。
 僕はそんな風に考えて、ドモンさんに当て擦りを言いそうになったけど、それを言わなくて済んだ。
「ドモンさん? 誰かいらしているの?」
 聞き覚えのあるその声に、僕はドキッとして、椅子から腰を浮かせた。
 ドモンさんは椅子から立ち上がって、母さんに呼びかけた。
「知り合いだそうだ」
「あらまあ……そうですか。ドモンさん、お留守番をして頂いて、ありがとうございます」
 僕も椅子から立って、懐かしいその声に耳を澄ましたので、やはりその女性の声を耳にした。
 その扉が開くと、そこには、2年前と変わらない母さんの姿があり、僕は一瞬言葉を失った。
 そして母さんも僕の姿をリビングの中に見つけると、驚きに眼を見張り、買い物袋が手から滑り落ちた。
「二……ニコル………?」
 震える声で僕の名を口にした母さんに、僕も、こみ上げてくる涙をこらえながら、こういって見せた。
「足は……ついてるよ、母さん」
「ニコル……ニコルなのね……ああ………!」
「うん、僕だよ……母さん………!」
 母さんは僕のところに駆け寄って僕を強く抱きしめると、僕と母さんは、揃って涙を流した。
 海賊のところから脱走してまで、やっと会えた母さん。僕は母さんの温もりを逃したくなくて、ギュッと母さん
を抱きしめて、母さんも僕を抱く手を緩める気はない様だった。
 視界の端っこにリビングを辞するドモンさんが映ったけど、その時は全然気にしていられなかった。
 だって、僕は母さんと再会できたのだから。

 海賊であるという事は当然明かさなかった。僕が何故生きていたのか、と聞かれた時は、地上で親切な
ジャンク屋に拾われて、病院まで運ばれて手術を受け、傷が癒えるまで地上で静養していた、と答えた。
思えば、母さんにまで嘘を吐かなければならないというのが、僕への一番の罰なのかも知れなかった。
 ともあれ、僕は離れていた2年間を埋めたいと思って躍起になっていた。
 久しぶりに食べる母さんの料理は、美味しい以上に懐かしくて仕方なかった。
 それから、ピアノも弾いた。母さんはプラントの家から僕のピアノを持って来ていた。母さんのピアノ教室に
通う子供達に、何曲か弾いて聞かせてあげた。
 自分自身、ピアノを弾く指が少しぎこちなくなったとは感じる時があったけど、数回弾いて馴染んでくると、そ
うも感じなくなった。よくよく考えればそれは、自分の身体が、本来の自分のそれではないという証拠に他なら
ないのだけど、僕は敢えてその認識を無視する様に努めた。
 僕が母さんと再会して2日目の夜の事だった。
 二人っきりでいた時に母さんは、僕のピアノを弾く手つきなどを見て、こんな事を言った。
「ニコル、本当に……ニコルなのね。あなたは」
「いきなりどうしたのさ、そんな事を言って」
 僕が訊くと、母さんは俯いて、申し訳なさそうに言った。
「いえね、時々、不安になってしまうの。これは幸せな夢なんじゃないか、私の眼の前のあなたは、実は触れ
れば消えてしまう幻なんじゃないか、って……今まで寂しかったから、もう一度あなたが私の前からいなく
なってしまうのが、とても怖いの」
「母さん……」
 幸せな時間に疑いを持ってしまう母さんの気持ちは、痛いほど理解出来た。だからこそ、尚更それが僕の
胸を締めつけて、その度に母さんを強く抱きしめたい衝動に駆られる。
「僕は消えたりしない。僕はここにいるから」
「ええ、分かっているの……ごめんなさいね、ニコル………」
 僕はその度に、ずっと母さんの傍にいてあげよう、と、決心を固めるのだった。
 ドモンさんは『折角の団欒を邪魔する訳にはいかんからな』と行って出て行こうとしたけど、やはり母さんは
引き止めた。
 ドモンさんは、僕の嘘に気づいているみたいだった。
 その証拠に、ドモンさんと一緒に買い物に出かけた時、ドモンさんは不意にこんな事を言ってきた。
「嘘を吐き慣れない人間が嘘を吐くと、必ず綻びが生まれる」
「え?」
 僕は核心を突かれたと思った。どこまでの嘘がバレているのか、それは分からなかった。
「嘘を吐き慣れない人間というのは、完璧な嘘を吐きたがるから、かえって不自然を感じさせてしまうものさ」
「あの、それってどういう……」
「独り言だ。どこの誰とかいう話じゃない」
 ドモンさんはそれ以上語らなかった。僕の事、どうやらバラすつもりもなさそうだったけど……。
 でも、僕がニコル・アマルフィだという事以外に何が必要だと言うのだろう。たとえ今の暮らしぶりが嘘に塗り
固められているふわふわしたものなんだとしても、それでいい。
 僕が本当に死んだ人間で、この身体が母さんの胎内から生まれ出でたものでない、言わば偽者なのだと
知ったら、母さんはショックを受けるだろう。そして、連合からもザフトからも追われる立場にあると知ったら、
母さんをますます悲しませてしまう事になるだろう。
 海賊の追撃を避ける為にガンダムのビーコンも破壊したし、海賊とは別の略奪者が来たとしても、ガンダム
があれば母さんを護ってあげられる。
 いや、何もないに越した事はない。僕はただ、このまま平穏な生活が続いてくれさえすれば、それで。
 海賊も略奪者も来ないで欲しい。僕はそう祈るばかりだった。

 僕のその祈りは、天に届く事はなかったけれど。
310通常の名無しさんの3倍:2006/01/05(木) 19:49:30 ID:???
続きです。次回はMS戦闘パートで、完結編です。多分。
ここまで書いといて何ですが、台詞回しが種らしくないか……?
311通常の名無しさんの3倍:2006/01/05(木) 20:22:54 ID:???
>>310
いや、これはこれで味がある。
最後まで突っ走ってくれ。GJ!
312通常の名無しさんの3倍:2006/01/05(木) 20:57:50 ID:???
>「嘘を吐き慣れない人間が嘘を吐くと、必ず綻びが生まれる」
このセリフを見て思わずニヤリとしてしまった昨日の古畑見ていた人ですが
話の流れに違和感ないしいいね。
続き待っております!
313【その頃ドモンは】:2006/01/06(金) 07:49:54 ID:???
オーブ兵「連合の艦隊が前方に展開しました!」
オーブ将「ちぃ! 連合め! 本気で我らを滅ぼすつもりか! だが何を犠牲にしてでもこの国を守ってみせる! すまん…みんなの命をくれ!
     ムラサメ1番隊から4番隊から発進!」

連合将「ほう…さすがに対応が早い…だがこの絶対的物量差をどう埋めるつもりかな? 全将兵に告ぐ! 総掛かりである!
    ロゴスを滅ぼし平和な世界を!」
連合兵「…っ!? し、将軍! 3時方向より所属不明機が急速接近中です!」
連合将「なにっ? 数は!?」
連合兵「一機です! これはまさかっ!」

ドモン「シャッフル同盟! キングオブハートのドモンカッシュだぁっ!!」
314【その頃ドモンは】:2006/01/06(金) 07:50:41 ID:???
連合将「ど、ドモンだとぉぉっ!?」
オーブ将「き、貴様ゴッドガンダム! 何をしに来た!?」
ドモン「正義の味方をしに来た!」
連合将「なんだと!?」
ドモン「当然だろう…シャッフル同盟は正義と平和のために戦う存在!」
オーブ将「た、確かに…」
ドモン「だがこの戦場には来たばかりで状況がわからん! どちらが正義なのだ!? 俺は、俺が正義と判断した方につくぞ!」
オーブ将「なっ!?」
連合将「な…なら俺達のほうが正義だ!!」
ドモン「その心は!?」
連合将「単純明快だ! 戦争を引き起こし続ける張本人! 死の商人ロゴスをオーブが匿っているのだ! オーブさえ滅ぼせばこの世界は平和になる!」
オーブ将「そ、それは…っ」
ドモン「連合の将軍よ! 貴公の正義確かに感じ取った! では俺は連合の味方をしよう!」
オーブ将「ち…ちょっとまて!!」
ドモン「問答無用! 超! 級! 覇王! 電っ! 影っ! だぁぁ――――ん!」

ドグワッシャァァ!!

オーブ兵「なんてことだ! ドモンの攻撃により我が軍の戦力の3分の1が消滅しました!!」
連合将「ワハハ! 圧倒的ではないか!」
315【その頃ドモンは】:2006/01/06(金) 07:51:31 ID:???
オーブ将「お、おのれ! 我々だって言い分はある!」
ドモン「その心は!?」
オーブ将「オーブさえ滅ぼせばだと!? それは違う意見の者の存在を許さないと言うことではないか!
     逆らうものをすべて排除するそんな世界を平和な世界と呼べるものかぁぁっ!
     我々は戦う! くだらない理念なぞではなく! 家族や国を守るために! 」
連合将「う…っ!」
ドモン「オーブの将軍よ! 貴公の正義確かに感じ取った! では俺はオーブの味方をしよう!」
連合将「な…お、おい!!」
ドモン「言語道断! 石破っ! 天っ! 驚っ! けぇぇ――――ん!!」

ドンガラガッシャァァ!!

連合兵「ひぃぃ! ドモンの攻撃により我が軍の戦力の3分の1が消滅!!」
連合将「何を考えているんだお前はぁっ! むちゃくちゃだっ!」
ドモン「むちゃくちゃではないっ! 俺は正義と判断したらどちらにでもつく! それが完全なるものの努め!
    さあ! 双方俺に納得させる正義を見せろ!!」

オーブ兵A「ううっ…腕が…」
オーブ兵B「大丈夫だ傷は浅いぞ! 衛生兵何をやっている!」
連合将「………」
ドモン「さあ!」
連合兵A「お前だけでも生き残れ…」
連合兵B「馬鹿野郎! お前この戦争が終わったら結婚するんだろ! 絶対に助けてやるぞ!」
オーブ将「………」
ドモン「さあ!!」
連合将・オーブ将「「うるさぁぁい!」」
ドモン「なに!? どういうことだ! どちらからも攻撃を仕掛けてくるとは!」
連合将「正義の方につくだと!! 戦争なんだぞ!? どちらにだって正義があるに決まっているだろう!」
オーブ将「しかも俺達に仕掛ける時には話を聞きもしないかったな! 聞いたら味方するし!
     圧倒的攻撃力で気まぐれに被害を出すお前が一番の悪党だぁぁ!!」
両陣営「「「「戦う前に両方の意見を聞かんか――――っ!!」」」」
ドモン「……ふ……わかってるじゃないか……」
連合将・オーブ将「「!!」」
ドモン「…っと。おのれ! せっかく俺が味方をしてやるといったのに! だがさすがにこの数相手ではさすがに厳しい!
    覚えていろよ――――!」
オーブ兵「ドモンロスト! 二度と来るな――!!」
連合兵「そうだそうだ――!!」
連合将「…フウ……ドモンにしてやられた…ということですかな…?」
オーブ将「そのようですなあ……まだまだ我々も青いということですかな……会談の申し出、受けていただけますかな?」
連合将「ハハハ…喜んで」
316【その頃ドモンは】:2006/01/06(金) 07:52:19 ID:???
ドモン『というわけだ。最近はこんなことをやっている』
メイリン「お、お疲れ様です…」
ドモン『まあ戦争は俺に任せておけ…む? 今度はグリーンランドで戦闘!? じゃあなメイリン! ガンダァァ――ム!!』
メイリン「……」
ラクス「あらあら〜? メイリンさんどうしたんですの?」
キラ「メイリン早くおいでよ。試合が始まるよ?」
マリュー「で、次の試合のキラ君の予想は?」
キラ「そうだね…各自が戦っている最中に横からおいしいところかっさらう奴が有力候補だよ」
ラクス「キラ様の人生哲学ですわね〜♪」
キラ「だって楽じゃない」
アスラン「なら買うしかな……」
メイリン「お! ま! え! らぁぁぁ――――――――っ!!! 久々のツッコミ天驚けぇぇぇ――――んっ!!!!
ラクシズ「「ギャァァァァァ――ッ!!!?」」

[終わり]
317【その頃ドモンは】の人:2006/01/06(金) 07:55:44 ID:???
よく考えたら「母への脱出」の人の邪魔をしてるような…スマソ
318運命王誕生!(1):2006/01/06(金) 09:25:44 ID:???
アスラン「・・・・」
メイリン「アスランさん、どうしたんですか?」
アスラン「もう死んじゃおっかなー・・・・」
メイリン「いつになくネガティブだーッ!?」
アスラン「シンに勝てないしー」
メイリン「それはドモンさんのせいだと思いますけど・・・」
アスラン「生え際も後退する一方だしー」
メイリン「むしろそれはある種救いようがない・・・」
アスラン「ここにいても自爆か騙される事しかしないしさー」
ラクス「あら、それを貴方から取り上げたら何が残るのですか?」
メイリン「この人さらっと酷い事言ったよ!」
キラ「そんなアスランに朗報だよ。ネガティブな心も勝てないMSも一気に解決。君のストレスを全部力に変えてくれる・・・」
アスラン「どーせ怪しいモンだろー。もーいーよ。いーんだよ。俺には俺には・・・・ああ、母上、今から参ります」
メイリン「ついに現実逃避始めたー!?」
ラクス「仕方ありませんわね。これ以上原作にないネガティブキャラでいられても困ります。キラ、やってしましなさい!」
キラ「アイアイサー! ほれ、サクッとな」
メイリン「アスランさんの頭に何か刺したー!? つか少しぐらいためらえよ!」
アスラン「こ、これは・・・力が、力が溢れてくる! そうだ・・・今の俺なら出来る。
     そう、負け続けてきたこれまでは次の勝利のためにある・・・生えない髪もこれから生えてくる喜びの為にあるんだッ!
     そうだ、そうに違いないッ!」
メイリン「いきなりポジティブだーッ!」
キラ「君の思いにきっとジャスティスも応えてくれる。君の力が本当に開花するのは今なんだ! アスラン! まあ適当にやっといて!」
ラクス「そうですわ、貴方の正義が今輝くときなのですわ! あんまり期待してませんけど!」
メイリン「ちったぁ本音を隠せーッ!」
アスラン「メイリン! 俺は、俺はやるぞッ! 俺の正義をミネルバに刻み込むんだァッ!」
メイリン「・・・大丈夫かなぁ」
キラ&ラクス「ウフフフ・・・」

アビー「レーダーに敵影! これは・・・?」
レイ「ジャスティスのようだがジャスティスとは少し形状が違う?」
シン「どーせアスランだろ? 俺が行って片づけてくる!」
ドモン「・・・」
ルナ「あれ? ドモンさんどうしたんですか? 神妙な顔して」
ドモン「シン。少し気を付けろ。あれはアスランのようでアスランではない・・・ッ」
シン「? なんだかよく分からないけど行ってきます!」
レイ「では俺も出よう」
アビー「ジャスティス加速! 急接近してきます!」
アーサー「まずい! 今攻撃されると・・・」
アスラン「もらったぁ!」

ゴゴンッ!
319運命王誕生!(2):2006/01/06(金) 09:26:52 ID:???
アビー「ッ! カタパルトに被弾!」
アーサー「被害状況は!?」
アビー「(あ、珍しく副艦長の仕事してる)発進準備中のシャイニングアッガイとガンダムローズが中破しました。カタパルト使用できません!」
タリア「ドモン、頼めるかしら」
ドモン「任せろ!」
アビー(珍しく真面目な展開・・・)

アスラン「ふっ、うまく行ったな」
メイリン『なんだか上手く行きすぎてて不安なんですけど』
キラ『そんなことはないさ。アスラン、君なら出来る。そうだろ?』
アスラン「ああ! 今の俺になら、何でも出来る!」
メイリン『ドモンさんに勝てる?』
アスラン「出来る!」
キラ『生え際の後退は?』
アスラン「防ぐ! いやむしろ後退する生え際すら制圧するッ!」
メイリン『訳わかんねーッ!』
ラクス『では婚約者時代にお貸ししていたお金を返してください』
アスラン「いや、今持ち合わせが・・・」
メイリン『弱気だぁーッ!?』
ドモン「アスランッ!」
アスラン「出てきたな・・・ドモン・カッシュ! 俺は、アンタを超える。
     アンタを超えてハゲを克服し前向きであんまり迷わなくてあんまり自爆しなくて済む職場に就職してみせる!」
メイリン『欲張ったーッ!』
ドモン「ならば!」
アスラン「一撃で決めるッ!」
ドモン「俺のこの手が真っ赤に燃える! 勝利を掴めと轟き叫ぶッ!」
アスラン「これは男の闘いッ! なら、勝つしかないじゃないかああああああッ!」
ドモン「爆熱ッ! ゴッドフィンガァァァァッ!!」
アスラン「うおおおおッ! 無限の正義を、貫けェェェッ!」

アビー「ゴッドガンダム、∞ジャスティス共に高エネルギーの為捕捉できません!」
ルナ「あ、あのアスランがここまで・・・」
レイ「・・・やってくれる」
シン「何がアスランに起きたんだ・・・・?」
ルナ「二人とも大丈夫!?」
レイ「ああ、なんとかな」
シン「でも、師匠が・・・」
アビー「エネルギー反応終息していきます・・・ゴッドガンダム確認!」
ドモン『くっ・・・着艦する。シン、話がある。そこで待っていろ』
320運命王誕生!(3):2006/01/06(金) 09:27:45 ID:???
シン「師匠、何でしょうか?」
ドモン「シン。今のアスランとは戦うな」
シン「な!? 俺では無理ですか!? 今回は不意をつかれただけです! 次は!」
ドモン「今のお前では勝敗以前に勝負にならん。あのアスランは真面目に強くなったようだ」
シン「そんな・・・」
レイ「それは俺達でもですか?」
ドモン「相対することは出来るだろう。だが、出来て時間稼ぎだ。さっきはうまく相打ちに持ち込んで撤退させたが次はわからん」
ルナ「ドモンさんがそこまで言うほどですか?」
ドモン「そうだ」
ヴィーノ「ドモンさん、用意が出来ました」
ドモン「うむ。三人ともよく聞け。俺は今からシャイニングアッガイとガンダムローズを修理するためにネオフランスへ向かう」
ルナ「あれ? ここでは直せないの?」
ヴィーノ「モビルトレースシステムが全壊したからね。ここでは無理だから今すぐ用意できるって言ってくれたネオフランスへ持って行くんだ」
ドモン「ガンダムローズの本調整にはジョルジュの助けがいる。それには俺が行かなくてはな。では三人ともさっき言ったことを守るようにな」

キラ「やったじゃないアスラン」
ラクス「信じておりましたわ」
アスラン「フフフ、ありがとう。∞ジャスティスが修理でき次第出撃するよ。次こそはミネルバを沈めてみせる」
キラ「期待してるよ」
ラクス「信じておりますわ」
アスラン「じゃあ、僕は∞ジャスティスの調整に行ってくるよ」
メイリン「行っちゃった・・・で、アスランさんの額に突き刺さってるあの怪しい紫の物体は・・・」
キラ「あれ? あれはねぇ、ゾンダークリスタルと言ってね」
メイリン「物騒なのきたーッ!! てか直刺しーッ!?」
ラクス「第三次αで拾ってきた天然物ですわ」
メイリン「落ちてるのかーッ!?」
キラ「あれは人のストレスを食べて成長するんだよ。だからアスランの大量の鬱エネルギーをたっぷり吸って良い感じに成長してるよ」
メイリン「何か弊害とか無いんですか?」
ラクス「思考を乗っ取って願望やら欲望やらを具現化するのですわ。ですから今の∞ジャスティスは」
キラ「張り子の虎だね。元々ジュアッグだし」
メイリン「駄目駄目だーッ!!」

シン「シャイニングアッガイが無い今、俺が乗れるのはデスティニーだけか」
レイ「俺にはレジェンドがあったハズなんだが?」
ヴィーノ「さっきシュバルツさんがドラグーンにカメラ取っつけて世界一周盗撮の旅に出て行きましたけど」
ルナ「止めろよ!」
レイ「・・・俺は気にしない」
ルナ「あ、レイが泣いてる」
アビー『ジャスティス接近! MSパイロットは・・・え? 待機ですか?』
シン・レイ・ルナ「!?」
タリア『ドモンからの言いつけは守りなさい。わかった? ミネルバは最大船速で振り切るわ』
シン「せめて、時間稼ぎにでも俺が出ます! ヴィーノ、ヨウラン! デスティニーを出す!」
ルナ「ちょ、ちょっと!」
レイ「・・・・」
タリア『分かったわ。言葉は悪いけど時間稼ぎをお願いします。生きて帰ってくるのよ』
シン「はい! デスティニー、シン・アスカ出るぞッ!」
321運命王誕生(4):2006/01/06(金) 09:28:53 ID:???
メイリン『ミネルバ側とスゴイ温度差を感じるんですけど・・・』
アスラン「そうか? 俺は感じないが」
キラ『まああっちはピンチだから』
ラクス『こちらは余裕たっぷりですから。思わずストライクフリーダムにサンタな塗装をしてしまいましたわ』
メイリン『輝いてるーッ!?』
キラ『サンタフリーダム・・・世界の子供に夢と希望とテロリズムを!』
メイリン『最後が余計だーッ!!』
アスラン「はっはっは、帰ったら俺のジャスティスもトナカイ塗装してくれよ?」
キラ『任せてよアスラン(微笑)』
メイリン『うわあ不気味な笑顔・・・』
シン「アスラン!」
アスラン「来たなシン。シャイニングアッガイはもう使えないのか?」
シン「アンタが壊したんだろうがッ!」
アスラン「なら今度はミネルバを沈めてやる。お前との闘いも此処で終わりだ!」
キラ『アスラン、今ミネルバにドモン・カッシュはいないよ』
アスラン「ナイスハッキング、キラ!」
シン「お前らなんか俺が倒してやるッ! くらえ、パルマ フィオキーナッ!」
アスラン「その程度か・・・俺の∞ジャスティスを舐めるなよッ! フンッ!」
シン「ぐはぁ!?」
メイリン『一撃ーッ!? むちゃ強ぇーッ!』
アスラン「さて、ミネルバを落とす。ラクス、七面鳥の丸焼きの準備を」
ラクス『お任せあれですわー』

シン(ああ、俺はここまでなのか。ここまでの男だったのか・・・)
ムルタ「目覚めなさい。シン・アスカ」
シン(あんたは・・・?)
ムルタ「私は元ブルコス盟主コーディネーター撲滅を願う男ムルタ・アズラエル・・・またの名を運命の精霊です」
シン(うわ胡散臭い)
ムルタ「そこ、うるさいですよ。で、貴方がここでのびている間にあの赤い機体はミネルバに近づいています。
    落とされるのも時間の問題でしょう。それをなんとか出来るのは貴方だけです」
シン(俺に出来るのか・・・・?)
ムルタ「戦いますか? それとも逃げ出しますか? どっちですか?」
シン(・・・勝ちたい)
ムルタ「聞こえませんね」
シン「戦うだけじゃ意味がねえ・・・戦うだけじゃ意味がないッ! 俺は勝ちたいッ! 俺は勝ちたいんだッ!」
ムルタ「その選択、後悔しないでくださいね。では運命の力を解放します・・・ッ!」
322運命王誕生(5):2006/01/06(金) 09:29:51 ID:???

メイリン『レーダーに反応! これは・・・デスティニーです!』
アスラン「何だとッ!?」
シン「うおおおおッ!」
アスラン「フッ・・・来い、シン!」
ムルタ(流派東方不敗の力だけではいけません。君の力と・・・)
シン「運命の力を! 俺の両手が滾って唸る! アンタを倒せと燃えては吼える! 輝け! ダブルデスティニーフィンガー!」
ムルタ(行きますよ!)
シン「ヘルアンドヘブン!」
ムルタ(ゲム・ギル・ガン・ゴー・グフォ・・・)
シン「ウィィィタァァァァッッ!!」
アスラン「うおおおおッ! 無限の正義を、貫けェェェッ!」
シン「くぅ・・・・!」
アスラン「ぐおおああっ・・・!」
ムルタ(シン君、叫びなさい。最後に・・・)
シン「アスラン!」
アスラン「!?」
シン「最後に、勝つのはッ! 勇気ある者だあああああああああああッッ!」
アスラン「ぐあああああっ!!」

アビー『∞ジャスティス戦闘区域よりジュアッグに変形しながら逃亡していきます!』
ルナ「やったわね・・・シン」
レイ「ふっ・・・」

キラ「やっぱ駄目だったね」
ラクス「思いつきだけでやっちゃ駄目ですわね。あら、この七面鳥美味しい」
キラ「まあ拾ってきたものでやっただけだからね。このシャンパンも美味しいなぁ」
メイリン「あ、ケーキ食べていいですかー?」」

アスラン『おーい、助けてー。助けてったらー。誰かー、たーすーけーてー』

(完)
323通常の名無しさんの3倍:2006/01/06(金) 12:07:03 ID:???
さすが盟主王ww
324通常の名無しさんの3倍:2006/01/06(金) 14:26:32 ID:???
GJ!! けどコーディ嫌いの盟主王がコーディのシンに力を貸すって無理がないか
325通常の名無しさんの3倍:2006/01/06(金) 15:22:17 ID:???
素人考えだが、盟主王は一回死んで生き返って、宇宙海賊として宇宙の様な苛酷な環境に生きる事を余儀なくされた事で、
盟主王の中から人種的な問題意識が希薄になっていったんじゃないか?
ナチュラルだコーディネイターだと拘らなければ、ニコル達なんかはMSを巧く使いこなせる貴重な人材な訳だし。

又は、勇気ある者同士の熱い友情とかww 
326通常の名無しさんの3倍:2006/01/06(金) 15:44:36 ID:???
もはや自分がナチュラルではないからなぁ…
いまやナチュラルとコーディを区別する意味がなくて、
志が同じなら手を差し伸べることもあるんだろう。
327通常の名無しさんの3倍:2006/01/06(金) 15:54:56 ID:???
なんでネタスレなのに変に設定が深いんだwGJ。
そういえばまとめサイトも細かいところ(リンクとか)凝ってるよな。
職人の集団なんだな、このスレ。
328ギャグマンガ日和OP 改変:2006/01/06(金) 16:05:47 ID:???
永遠の中には悪魔(ピンク)が住むの
頼れるクルーはみんな目が死んでる
育毛にかけてる青春 でも、みんな毛が死んでる
あなた(凸)と私(キラ)は友達じゃないけど
私の友達(メイリン)とあなたは友達
だいたいそんな感じ 東方不敗日和
329通常の名無しさんの3倍:2006/01/06(金) 16:08:23 ID:???
しかしいよいよ来たか勇者王ネタ…。
こりゃあもう盟主王がガオガイガーかマイトカイザーに乗る日も
近いかも知れんw
330通常の名無しさんの3倍:2006/01/06(金) 17:55:31 ID:???
最近シリアスばっかり書いてて職人魂がお笑い書けと
轟き叫び出していますw
オーブ軍の男はまだまだ時間かかりますんで先にこっち投下します。
331種死昔ばなし 第1話 1:2006/01/06(金) 17:57:34 ID:???
♪ぼうや〜良い子だ金だしなっ♪
♪いくらと言わずに財布ごと〜♪
♪なぁ〜かぁを開〜け〜た〜らぁ空っぽだ〜♪
♪とても〜悲しい〜もぉのぉがたぁ〜り〜い〜ぃ〜♪
作詞作曲「ラクス=クライン」

『楽太郎』

むかしむかし、あるところにシン爺さんとルナ婆さんが住んでおったそうな。
ある日、シン爺さんはMSでキラ狩りに、ルナ婆さんは川にネコォの散歩に行きました。
川の側で猫と戯れていると川上からどんぶらこ〜どんぶらこ〜と
救命ポットが流れてきました。
ルナ婆さんはとてもいやぁな予感がしたのでネコォを連れて帰ろうとしましたが
救命ポットから放たれる電波を浴びて、つい持ち帰ってしまったそうな。
家に帰り、シン爺さんが帰ってくると、早速シン爺さんに斬艦刀で一刀両断してもらいました。
すると救命ポットの中から息を荒げて一人の赤ん坊が出てきました。
ラクス「なんて事をするんですか!私はラク・・・」
ルナ「まぁなんてめんこい男の子でしょう」
シン「そうじゃな婆さん、名前はなんとなく楽太郎にしよう」
シン爺さんとルナ婆さんはこの時ばかりはと呼吸を合わせたかのように赤ん坊を男に仕立てあげました。
ラクス「ま、待ちなさい!私は女です!あなた達の目は節穴ではなくてっ!?」
その叫びはもちろん聞こえないフリをされたそうな。
こうして楽太郎と名づけられたラクスはシン爺さんとルナ婆さんの下ですくすくと腹黒く育っていきました。
332種死昔ばなし 第1話 2:2006/01/06(金) 17:58:38 ID:???
ラクス「シン爺!ルナ婆!金寄越すんですわ!」
シン「もう金はないんじゃよ・・・」
ルナ「そうよ、もうないのよ・・・」
ラクス「うるさいですわ!ないじゃなくて出せっていってるんです!
    今度来る時までには用意しておくんですわよ!?いいですわね!」
そう言うとラクスはパチンコ屋へと旅立っていきました。
シン「婆さんや・・・もうワシは耐えられそうにない・・・あそこへ・・・あそこへ逃げようじゃないか・・・」
ルナ「そうですねぇ・・・もうあの横暴ぶりには耐えられませぬ・・・」
――――数時間後――――
ラクス「シン爺とルナ婆は金用意できたかしら・・・帰りましたわよ!」
ラクスが家に帰るとそこには何もなく、すっからかんでした。
ラクス「あの糞老人どもめ!逃げましたわね!・・・まぁいいですわ、
     最近噂になっている鬼を退治して人気度上げるついでにお宝も頂戴させて頂きましょう」
思い立ったが吉日、ラクスは極秘開発していたMS片手に鬼退治に出ました。
しばらく行くとキラ犬が寄ってきました。
キラ「楽太郎、僕を仲間に入れてくれないかい?」
ラクス「思いも力もない貴方に何が出来て?それと私の名はラクスです。二度とその名は言うな」
キラ「君の持っているMSがあればスーパーコーディーな僕の力で敵を粉砕できるさ。
    ちなみに名前の件は了承したよ」
ラクス「ふふっ、犬畜生の分際で自分をスーパーコーディーというなんて・・・
     面白いですわ。貴方を私の下僕として差し上げましょう」
キラ「ありがとうラクス、僕の名前はキラ。デス○ートは使えないけど任せてくれ」
こうしてラクスはキラ犬を引き連れ一路鬼がいる峰瑠婆(ミネルバ)島を目指し歩き始めました。
しばらくすると今度は空から緑のキジにぶら下った猿がやってきました。

――――リアル――――
データを保存し、PCの電源を落とすアスラン。
アスラン「ふぅ、今日はこんなものかな。この後猿役の俺が脇役から成り上がって
      大活躍の末に全て手に入れるのさ!
      いつもいつもリアルでボコボコにされてるんだ。
      せめてお話の世界で俺が活躍する話があったっていいじゃないか!
      ・・・俺何独り言言っているんだろう・・・さてこんな時間だし寝るか」
そういってベットに横になるアスラン。その姿を見ている者がいることも知らずに・・・
333種死昔ばなし 第1話 3:2006/01/06(金) 17:59:44 ID:???
キラ「ふふ、馬鹿なアスラン。見られている事も知らずに。
   盗撮の世界で有名なCCDカメラを仕掛けておいて正解だったよ。
   こんな面白そうなネタを手に入れる事が出来たんだから・・・。さてと」
おもむろに自室のPCを弄り始めるキラ、まるでそれは新しい玩具を手に入れた子供の様だった。
キラ「スーパーコーディーにしてスーパーハッカーな僕にかかれば
   君のPCに保存されているデータを盗む事くらい簡単なのさ。例え電源が落ちていようともほらこの通り」
CCDを通して見るアスランの部屋では勝手にPCがたちあがる。
キラ「アスランのPCは君が留守にしている間に
   僕特製のプログラムをしこたまインストールしてあるんだよ。
   電源を自動でいれる位お茶の子さいさいなのさ」
独り呟きつつアスランのPCからデータを取り出すキラ。
彼の顔にはこれ以上ない位の微笑みが浮かんでいた。

――――物語の続き――――
メイリン「はぁはぁはぁ、アスランさん重すぎます!
      そもそも私は人・・・じゃなかった猿を下にぶら下げて
      飛べるはずないんですから!」
アスラン「何を言ってるんだメイリン。実際飛べたじゃないか。
      っと、こんな言い争いをしにきたんじゃなかった。
      楽太郎、俺とメイリンもお供にしてくれ!」
ラクス「ふぅん、そこの鳥は力もあって空から情報収集も出来そうだから役に立つわね。
     いいわ、採用。猿、畜生の分際で偉そうだからいらん。それと私はラクスです」
アスラン「ちょ、待ってくれ!俺は峰瑠婆島から逃げてきたんだ!俺は奴らに一矢報いたいんだよ!
      メイリンからも何か言ってくれ!」
メイリン「そういわれても私は元々鬼に仕えていたわけで、アスランさんの駄々に連れられて
      脱走に付き合っただけですし・・・」
アスラン「そ、そんな事言わないでくれよ、メイリン!頼む、メイリンからも頼んでくれよ!」
メイリン「はぁ・・・なんでこんなの好きになったんだろう・・・
      楽太郎様、どうかそこの猿もお連れになって下さい。盾くらいにはなりますから」
アスラン「盾でも何でもするから頼みます!楽太郎様!」
ラクス「畜生二匹に一つだけ申しておきましょう。
     二度とその名をいうんじゃありませんことよ!!」
二匹は恐怖に震え上がり、ただ声もなく頷いていた。
334種死昔ばなし 第1話 4:2006/01/06(金) 18:00:50 ID:???
――――リアル――――
キラ「やっぱりアスランはこうじゃなくちゃね」
キラは楽しそうにアスランが書いていた物語の続きを書いている。
キラ「最近はラクスも僕の事構ってくれないし、こういう事書いてストレス発散しないとね」
呟きながらキラはさらに物語を書き連ねていく・・・。

――――物語の続き――――
ラクスはキラとメイリンと歌丸を連れ、一路峰瑠婆島目指し旅を続けていました。
アスラン「ちょっと待ってくれ!何で俺だけ歌丸なんだよっ!」
ラクス「何が不満がありまして?歌丸」
アスランはもちろん言い返そうとしましたが
ラクスのその薄ら怖い笑みを浮かべた顔を見るなり
塩をかけられたなめくじのごとく小さくなってしまいました。
アスラン「いえ・・・何でもありません。歌丸でいいです・・・」
メイリン(本当にこの猿が前鬼が島大戦で英雄といわれた猿なのかしら・・・)
メイリンは疑問に思いながらも、自分が守らなきゃという母性本能に目覚めつつあった。
メイリン「ちょっと待って!何そのナレーション!
      そりゃアスランさんの事は好きだけど母性本能とは何か違うと思うんですけど!」
ラクス「今時のキジはオープンですわねぇ。自分で好きとか言っちゃって。
     よかったわね歌丸。あなたみたいなゴミでも好きになってくれるキジがいて」
アスラン「メイリン・・・ありがとうありがとう!もちろん俺も・・・」
その時、アスランはものすごい寒気を感じ取った。
???「アァ〜ス〜ラァ〜ン!!この浮気者ォォ――――ッ!!」
それはいきなりでした。アスランはその場に固まり、顔からは冷や汗がだらだらと流れている。
ラクス「どなたですの!?姿を見せなさい!!」
ラクスの声に答えるように姿を現す声の主。
カガリ「我こそは王武首長国首長が一人、カガリ=ユラ=アスハだ!」
カガリと名乗ったそれは全長3Mにもなる巨猿でした。
カガリ「そこの浮気者に用があってきた!そいつを返してもらおう!」
ラクス「私は構わないのですが・・・」
アスラン「いやだ!いやだよぅ!もうカガリのお守りは勘弁してくれっ!メイリン助けてくれよぉ〜」
メイリン「はぁ・・・まったくしょうがない子。カガリさん、もはやこの子は私なくして生きていけません。
      ここは私に譲っていただけませんか?」
カガリ「何だとっ!こいつは私が先に唾つけてたんだ!こいつはもう私の物だ!誰にも譲るつもりはない!」
メイリン「そうはいってももうアスランさんは私がいないと寂しい病で死んじゃうような猿ですよ?
      どうするつもりですか?」
その言葉にカガリは少し悩んだ末、一行に付いていく事にした。
335種死昔ばなし 第1話 5:2006/01/06(金) 18:01:51 ID:???
ラクス「ふふっ、戦力増強は軍が強くなる鉄則ですわね」
楽太郎ご一行、当初そう言われていた迷惑集団はラクスの脅しにより「楽死図」と名を変え
今や巨猿カガリをも仲間に加えて峰瑠婆島のお宝目指し旅を続けていました。

峰瑠婆島まで後は海を越えるのみとなった頃・・・
ラクス「まったく・・・船の一隻もないとはどういう事かしら!」
キラ「ラクス落ち着いて。原因を探ろう」
港町に着いた楽死図一行は船をチャーターしようとしましたが
どこも船は出せないと言ってきました。
その頃になると楽死図の悪い噂はあちこちに拡がっていて
そのため船を貸し出さないのではという可能性もあったので
ラクスの薄笑いの恐怖笑みやキラのハイマットフルバーストによる脅しで
出すように強要したりもしましたが
ない物はないという事で出せるはずもなく
さらにその恐怖と迷惑度を上げる結果となった。

ラクス「カガリ!あんた王武の首長なんでしょ!?なんとかなさい!」
カガリ「いやそれがさ、王武でミナが政権奪取しちゃったみたいで
     今応援寄越そうにも寄越せないらしいんだ」
ラクス「ちっ・・・役立たずね。お宝は目の前だというのに・・・」
そういって峰瑠婆島を見るラクス。
すると海の方からなんと虎がやってきた。
バルトフェルド「やぁやぁ、お困りのようだね」
ラクス「なんですの?この馴れ馴れしい虎は。シッシッ!あっちお行き!」
バルトフェルド「釣れないねぇ、折角船を用意したというのに」
キラ「へぇ、どこも船ないというのによく用意できましたね」
バルドフェルド「ハッハッハッ!蛸のダコスタ君にあちこちから材料集めてもらってね。
          そして作りあげたのがこれ!エターナルさ!」
そこにはなぜかピンク色に染まっているイカダがあった。
336種死昔ばなし 第1話 6:2006/01/06(金) 18:03:06 ID:???
メイリン「悪趣味な色ですねぇこれ。しかもあちこちボロボロだし」
バルドフェルド「まぁこの手じゃうまくロープとか巻けなくてね。ダコスタ君は細かい作業は得意じゃないし
          多少のボロボロさは目を瞑ってくれたまえ。ちなみに色は趣味だ」
メイリン「どうでもいい事なんですけど、このイカダの素材はどこで手に入れてきたんですか?」
バルドフェルド「ん?材料かね?ダコスタ君にちょっと近くの町から拝借してもらってね。
          最初はほんの少しもらっただけだったんだが、何度も失敗しては持ってきてもらったから
          かなりの量になったなぁ。ほれ、あそこを見たまえ」
虎が爪を向ける方を見ると、そこには巨大蛸、クラーケンが船の残骸に巻きつきながら遊んでいた。
バルドフェルド「失敗して使えなくなった物はダコスタ君の遊び道具になったのだよ。ハッハッハッ」
ラクス「なるほど・・・つまり貴方方がそのイカダを作るために付近の町の船を根こそぎぶち壊しては
     それを持っていっていたわけですわね?」
バルドフェルド「うむ、その通りだ」
ラクス「・・・・で、まぁ念のため伺いましょう。もちろんただで峰瑠婆島へ連れていってくれますわよね?」
バルドフェルド「何を言ってるんだ。もちろん有料さ。賃金は片道1000両、安いだろう?」
この時、ラクスの頭の中では
1)1000両払って峰瑠婆島へ行く 2)殺してでも奪い取る 3)諦める
の選択肢が出ていた。
メイリン「あんたら何やっあwせdrftgyふじこlp」
ラクス「メイリン、黙ってなさい」
ラクスはつっこみをいれようとしているメイリンの口を封じると
即決した2を実行に移した。
ラクス「キラ、この馬鹿虎とあの化け蛸に向けてハイマットフルバースト」
薄ら笑いを浮かべながらキラに命令を下すラクス。
キラ「わかったよラクス。バルトフェルドさん、あなたは馬鹿虎だったけど
    君の部下がいけなかったのだよ。ハハハハハハハハ!」
バルドフェルド「ちょ、待て待あwせdrftgyふじこ」
ダコスタ「ウボァァ――――ッ!!」
ドコォォ――――!!ブシュウゥゥゥ――――・・・・
後にはいい臭いを放つ肉の塊と程よく焼けた大蛸が転がっていた。
337種死昔ばなし 第1話 7:2006/01/06(金) 18:03:58 ID:???
――――リアル――――
キラ「ふぅ、疲れた疲れた。でも心はとてもスッキリした感じがするなぁ」
ポンポンと肩を叩きながら呟くキラ。
キラ「さて続きは明日書くとしよう。
   おっとその前にアスランのPCを仕込んだコンピュータウイルスを使って完全に破壊させてもらおう。
   証拠を残す可能性を考えれば破壊するのが一番だからね。フフフ」
Enterキーを押して、キラは部屋のベットに倒れこむ様に眠りにつく。
その顔はとても満足気だった。

数分後
キラ「くぅ・・・くぅ・・・くぅ・・・」
キラは寝入るスピードもスーパーなのか、すでに深い眠りに落ちていた。
そこに降り立つ影にも気付かずに・・・・

続く
338通常の名無しさんの3倍:2006/01/06(金) 18:08:58 ID:???
久しぶりに見たらわけわからんスレになっているな
339通常の名無しさんの3倍:2006/01/06(金) 19:22:37 ID:???
チャラララ〜ン♪
シンは新たなスキルを覚えた
「ヘル&ヘブン」
「勇気∞」
「呼び寄せ運命の精霊」
だんだん主人公らしくなってきたな
340通常の名無しさんの3倍:2006/01/06(金) 23:42:29 ID:???
>>331-337
ラクス一行らしい、鬼退治いいねw
乙!
341通常の名無しさんの3倍:2006/01/07(土) 15:16:48 ID:???
あげ
342通常の名無しさんの3倍:2006/01/07(土) 19:54:10 ID:???
>>331-337
石川賢か誰かの、分取ってきた鬼ヶ島の財宝巡って犬猿キジと殺し合い、
何事かと出てきた村人にも疑心暗鬼で襲い掛かっていく、いつのまにか角の生えた
桃太郎の漫画を思いだ(ターン
 僕がマザー・バンガードを脱走して6日目の夕方の事だった。
 僕達のコロニーに略奪者が来た。
 しかも悪い事に、略奪者はMSを持っていた。ジンが3機に、ザクが1機。どれも外装や武器が違うカスタ
ム・タイプだ。マシンガンを持っているものもあれば、ビームライフルを持っているものもある。
 住人は皆シェルターの方へ避難している。その時の僕は、幸い、ガンダムのセンサー類のチェックをしに
ガンダムを隠してある林に来ていたから、略奪者のジンを慣れ親しんだコロニーの空の中に見つけた時、す
ぐさまガンダムに乗り込む事が出来た。
 僕はコクピットに滑り込んでガンダムを起動させ、ガンダムに被さっている緑色の偽装シートをマニピュレー
ターで引き剥がし、15m強の黒い巨体を起き上がらせた。
 その時にはもう、略奪者のMSはガンダムの上を通り過ぎて、街へ降り立っていた。
(港に戻って、ガンダムの武器を取ってくる時間はない……いくらクロスボーン・ガンダムとは言え、全くの徒
手空拳で、4機を倒せるのか……?)
 全ての武装を外すという条件でコロニー内へのガンダムの搬入を許されたから、格闘戦用の武器にも転用
可能なビームシールド発生装置、ブランド・マーカーさえも外れされている。辛うじてABCマントは身に纏って
いるものの、攻撃力と防御力の低下は否めない。
 だが、やらなければ。
 母さんにやっと会えたのだ。だから、僕が母さんを護らなくてはいけない。
 僕は推進剤の残量を考えず、ガンダムを飛ばして街へ向かった。

 街のあちこちから煙が上がってるのは、ガンダムのモニター越しに視認出来た。
 略奪者達と戦う必要があるというのは実感出来たけど、僕はガンダムを全開の性能の、戦闘ステータスで
使った事は一度もない。それに動かし方がゾンド・ゲーと同じと言っても、各種装備が全く違うから、戦い方ま
でその限りではあり得ない。いや、そもそもビームサーベルの一本もなく、1対4の戦いをするなんて事自体、
丸っきり初めてだ。
 略奪者の3機のジンは、2機がマシンガンを持ち、1機がビームライフルを持っている。ザクは大型のビーム
アックスを持っているが、射撃武器は持たない。前衛を務めるとするならば、マシンガンを持つ2機だろう。ザ
クのビームアックスは威力は大きいだろうけど、取り回しが悪そうだ。また、残りの1機のジンのビームライフ
ルは、一撃で敵MSを倒せる威力はあるが、エネルギー消費が激しい上に連射出来ないという欠点があるか
ら、後衛で援護射撃かとどめの主砲、といったところだろう。
 操作マニュアルの表示をしようとして、僕は、手元のレーダーが不調を訴えているのに気づいた。
「あれ、レーダーの調子が悪い……? ジャミングされているのか? 壊しちゃいないと思うけど……」
 いつの間にかジャマーの類が散布されたのか、前方に4機のMSの反応を捉えている筈のレーダーは、そ
の有効範囲を大きく狭めていた。しかし、これでハッキリした。MSを4機も持っている戦力といい、略奪行為
に及ぶに先んじてジャマーを散布する周到さといい、一筋縄で行く相手ではない。
 僕はガンダムを着地させて略奪者達の前に立つと、すぐさま街から離れた。
 MSの武器は人間が扱う兵器をそのまま巨大化させたもので、ジンのマシンガンの空薬莢が落ちてきただ
けでも、それがぶつかったショックで人を殺す事が出来る。流れ弾なんて論外だ。
 母さんがシェルターに避難していると信じたかったけど、もしもまだ外にいるとしたら、ここで戦ったら母さん
を巻き込む事になりかねない。それは僕にとって、全ての終わりを意味していると言ってもよかった。
「こっちだ、僕のところに来い!」
 僕はガンダムを敵に回り込む様にさせて、4機のMSに向かって突っ込んでいった。
 略奪者達を市街地から引き離す為には、ガンダムを囮にするしかない。
 敵は僕の誘いに乗ってきた。3機のジンと1機のザクは、武器を構えてガンダムを追撃してきた。
「そうだ、ガンダムを追って来い……市街地で戦闘をする訳にはいかないんだ」
 僕のガンダムと略奪者達のジンとザクは、どんどん街から離れていく。彼らにとって、見た事もないタイプで
あろうガンダムの性能を警戒している風に見えた。
 数kmの距離を逃げて、十分に街から離れたと判断した僕は、本格的に戦闘に集中した。僕はガンダムを
急速転進させ、略奪者のジンの中の1機、デュエルなどに装備されていたアサルトシュラウドにも似た増加
装甲を身に纏ったカスタム・ジンに狙いを定めた。
 取るべき戦法は一つだ。武器がないなら、その分スピードで圧倒してやるしかない。
 クロスボーン・ガンダムは格闘性能を重視した設計で、装甲は厚く、背中の可動式スラスターのおかげで小
回りが利き、脚部のバネも強い。地面を蹴ってバーニアを開き、加速する。
 急速に接近するガンダムに対し、前衛の2機のジンがマシンガンを撃ってくる。彼らは連携が取れていた。
撃つタイミングをずらして、一発目を外した場合にも、確実に当てられる様に、時間差をつけた攻撃をしかけて
きたのだ。
 けど、それがガンダムに命中する事はなかった。僕は可動式スラスターの角度を微調整して、左右に空気
抵抗の差を生じさせた。それにより、機体バランスに微妙にズレ、ガンダムの動きに、まるで生き物の様なう
ねりが生まれる。クロスボーン・ガンダムは宇宙空間における手足の振りによる方向転換、AMBACと呼ば
れる事を、1G下のコロニー内でやってのけるのだ。期待の性能差に依存しているから、やっている僕もかな
りギリギリだ。
 乱射されるマシンガンの弾を寸でのところで避け続け、増加装甲のジンに肉薄する。
「このぉぉぉぉぉぉ!!」
 気合を込めた一撃。僕はガンダムをジンの懐に潜り込ませ、スラスターによる加速が加わったパンチを、ジ
ンの頭部のメインカメラに叩き込んだ。
 ジンは大きくよろけた。センサーの塊である頭部に大きな衝撃を受けた所為か、一つ目のメインカメラは不
安定に明滅している。更にもう一撃を加えると、一時的にセンサーが停止したのか、ジンの一つ目から光が
消え、バランスを崩して仰向けに倒れた。
 すぐに隣にいたジンが駆けつけ、腰から重斬刀を抜き、ガンダムに斬りかかる。僕はガンダムの姿勢を低く
すると、スラスターを全開にして無理矢理ガンダムを真横に移動させた。強烈なGに意識を手放しそうになり
ながら、振り抜いた体勢のままガードの姿勢を取れずにいるジンに、パンチを喰らわせた。
「何でこのコロニーに来たんだ! 母さんがいるのに!」
 もう一発喰らわせてやろうとすると、不意に機体が大きく揺れた。
 それは、後衛に控えていたジンのビームだった。
 幸い、ABCマントを纏っていたから、直撃を受けても撃破される事はなかった。けれど、もしさっきのビームが
MSの持つ程度の出力ではなく、戦艦のビームほどの高出力のものだったらと、ゾッとしない思いに駆られた。
 僕はガンダムをバックステップで後退させ、さっき打ち倒したジンの腰から重斬刀を奪い取った。
(ビームなら防ぐか避けるか……接近して、さっきみたいにセンサーを破壊すれば!)
 武器を持てば、ジン相手にガンダムが負ける要素はない。ビームなら機動力で避けきれる。
 だけど、突然、略奪者達は機体を反転して、戦闘可能距離から遠ざかっていった。バーニアを全開にして、
ガンダムの前から離脱したのだ。
 つまり、敵は戦いを放棄して逃げた、という事になる。
 僕はその行動に違和感を禁じ得なかった。何故、今このタイミングで逃げる必要があるのだろう?
 1機を戦闘不能にし、1機にダメージを与えたものの、ビームライフルを持ったザクと大型のビームアックスを
持ったザクは、まだまだ戦闘が可能だった筈だ。弾切れやマシントラブル? いいや、事前にジャマーを撒い
てレーダーを妨害するくらい用意周到な彼らならば、予備の弾を持っていない筈がない。
「どういう事なんだ……? もしかして、ガンダムが怖くなって逃げた?」
 敵の思惑がある様に思えて、どうにも釈然としない気持ちだった。
 でも、略奪者を追い払う事が出来た。その時、僕は敵が去った事は素直に喜んだ。
「……母さんを、守りきれたって事なのか?」
 僕はホッと息を吐き、踊りだしたい気分で、街へと戻った。

 戻った時、街は既になかった。街があった筈の場所は、一面、瓦礫と炎が我が物顔で居座っていた。
 その街の無残な姿に、僕は、急に戦闘をやめて逃げ出した略奪者の思惑を理解した。
 囮だったのだ。
 MS4機は、もしもコロニーの住民が自警団や傭兵等の戦力を持っていた場合の事を考えての事だろう。そ
れらの戦力でガンダムを牽制し、その隙に待ち構えていた仲間が好き勝手に街を蹂躙したのだ。
 自分の余りのマヌケさに、僕はスティックを強く握り締めるしか出来なかった。
「そんな……そんな? じゃあ、僕は……あいつらの略奪の片棒を担いだって事なのか? くそぉっ!!」
 絶叫が状況をよくしてなどくれない。ただ、そうする事で、荒れた気持ちを整理出来ると思い込むから、僕は
自分の不甲斐なさを恨みながら、絶叫するしか出来ないのだ。
 しかし、それ以上に、母さんは? 母さんは無事なのだろうか?
 僕は外部スピーカーのスイッチを入れる事も忘れて、コクピットの中で叫んだ。
「母さん! 母さん、どこにいるの?! 母さん!」
 周囲に注意を払いながら、僕は燃え盛る街にガンダムを走らせた。

 やがて、前方に1機のMSの機影を発見した。
 街を焼く炎に紅く照らし出されたそれは、略奪者のジンやザクではなく、背中の6枚のウイングを広げた白い
ガンダムだった。
 そのガンダムの足元には、略奪者のジンやザクが転がっている。どれも頭部を完全に破壊されていて、装甲
が殴られたり蹴られたりした様に拉げている。僕の眼の前の白いガンダムがやった事だというのは、想像に難
くなかった。
 不意に、近距離用のレーザー通信で、白いガンダムが呼びかけてきた。
『そこの黒いガンダム! お前もこいつらの仲間か?』
 サウンド・オンリーで音声しか入ってこないけど、その声には聞き覚えがあった。いや、間違える筈もない。
「その声……ドモンさん? ドモンさんでしょう?!」
『ん……? そのガンダム、ニコルか!』
 僕はドモンさんがガンダムを持っていたという事実への驚きよりも、母さんの安否を優先した。
「ドモンさん、母さんは? 母さんは無事なんですか?!」
『ああ。ロミナは逃げ遅れていたから、ガンダムで助けた。今、こっちのコクピットの中にいる』
 そう言うと、ドモンさんはガンダムを跪かせて、胸のハッチを開けた。
 中から潜水の時のウェットスーツの様な、変わったパイロットスーツを着たドモンさんと、ドモンさんに抱き抱え
られた母さんが出てきた時、僕は心底安堵した。僕もガンダムを跪かせてハッチを開き、ドモンさんの方に駆け
寄った。
 ガンダムの足に寄りかかる様にして寝かされた母さんは、ぐったりとして、気を失っていた。
「気絶しているだけだ。命に別状はない」
「母さん……!」
 母さんの身体を抱き寄せて耳を澄ますと、僕は確かに母さんの鼓動を感じた。
「あ……ん………」
「?! 母さん、大丈夫?」
 母さんは小さな呻き声を上げて、ゆっくりと眼を開けた。
「あ……ニコル………?」
「母さん、どこか痛いところとかある?」
「いいえ……大丈夫。ニコル、あなたは?」
「僕は何ともないよ……ああ、よかった……」
 僕はより強く、母さんを抱きしめた。このコロニーだけ、時間が止まてしまえばいい。このままずっと母さんを
感じていたい。僕はその時、何よりもそう思った。
 だけど、それは僕が海賊を脱走したっていう負い目を持つ限り、土台無理な話だった。
 僕が母さんを独り占めにしていられる時間は、ガンダムのコクピットからの甲高い電子音と、ドモンさんの声で
終わりを告げた。
「ニコル! 連中の仲間が来たらしいぞ」
「えっ?」
「変わったタイプのMSだ。まるでメガネをかけている様な」
「メガネ?!」
 僕は慌てて振り向いた。跪くガンダムの向こう側に、市街地に接近するMS部隊が、ハッキリと見えた。
 それは、10m強の小さな機体だった。
 僕は、母さんと一緒にいられる時間が終わってしまった事を、理解せざるを得なかった。
 僕は母さんに全てを打ち明けようと決心した。
「母さん、よく、聞いてね」
「ニコル……?」
 いつになく真剣な僕を見て、母さんも、僕の今から言おうとしている事が、この上なく重要な事だと分かったみ
たいだった。
「母さん、僕は……僕はね、もう、母さんとは一緒にいられないんだ。帰らなくちゃいけないから……」
「……どうして?」
 母さんの声は、穏やかだけれど、震えていた。母さんをまた一人にしてしまう罪悪感が、僕の舌を回らなくさ
せてしまう前に、僕は言った。
「僕は……海賊なんだ。前に母さんに言った事、あれは、母さんを心配させたくなくて、嘘を吐いてたんだ。どう
しても母さんに会いたくて……この黒いMS…ガンダムを奪って、海賊のところから逃げて来たんだ」
 一気に言った後、暫く母さんは無言だった。僕は、その沈黙が、とても辛いものに思えた。
「だから……見つかったから、連れ戻されるんだ。ガンダムと一緒に」
「そう……なのね? ニコル」
「うん……」
 後ろの方で、地響きが二つ続いて起きた。オレンジ色と通常カラーのゾンド・ゲーが、僕とガンダムを捕捉して
いる。もう逃げられ様はない。
 母さんは僕の言葉を聞いて、俯いていたけど、僕の手をギュッと強く握って、こう言った。
「ニコル……私は、あなたが戻ってきてくれて、本当に嬉しかった。この2年間、とても寂しかったの。お父さん
はアーモリー・ワンに単身赴任でね、あなたもいなくて……本当に、一人は寂しいものなんだって、今までで一
番強く感じた2年間だった……」
 母さんは、そこで言葉を切った。僕の手に温かな滴が零れ落ちて、それが母さんの涙だと理解すると、僕も
悲しくて悲しくて泣きそうになった。
「いえ……2年間、じゃないわ。止まっていたの。私の時間は、あなたがいなくなってしまってから、ずっと。ニコ
ルがいない毎日は、何も感じない、空虚なものだった。それをもう一度動かしてくれたのは、あなたなの。だか
ら、あなたがまたいなくなってしまったら……」
「母さん……」
「本当の気持ちを言うとね……私は、もう世界がどうなっていこうと、どうだっていいの。ただ、あなたが戦いにな
んか行かずに、私の傍にいてピアノを弾いていてくれたなら、それだけで……」
 そうだ。僕だって……僕だって、母さんと一緒にいられたなら、他は何もいらない。地球にユニウス・セブンが
落ちたって、ガンダムが1機なくなったから、それが原因でマザー・バンガードが沈んだって、構うものか。
 だけど、現実は必ずしも、そんな甘美なものではあってくれない。
 辛い、悲しい事の方が、遥かに多いから。
 僕の生きる道は、もう限られてしまったから。
 僕は、母さんに別れを告げなくちゃいけないんだ。
 泣き崩れる母さんの頬に、僕は手を添えて、母さんにこう言った。
「……必ず、もう一度会いに来るから。これから火星とか、木星に行ったって、絶対に会いに戻ってくるから」
 それが免罪符になるなんて思ってはいないけど、今にも泣き出しそうな声を絞り出して、僕はそう誓った。
 言い終わった途端、僕の眼からも涙が溢れ出てきて、何も悲しい事なんてないと思いたくて、僕は母さんを強
く抱きしめて、キスをした。
 『お別れ』のキスなんかじゃ断じてない、『行ってきます』のキスを。
「……母さん。僕は、絶対に帰ってくるから」
 そう言い残して、僕は母さんから手を離した。駆け足でガンダムのコクピットまで戻って、ガンダムを立ち上が
らせて、ハッチを開けたままガンダムの両手を上げた。
 ガンダムが何も武器を持っていないのはミゲルさん達も分かっていたらしく、何も言わず、構えていたビームラ
イフルを下ろしてくれた。
 2機のゾンド・ゲーが両脇につきながら、僕はガンダムを発進させた。
 飛んでいる最中、せめて母さんが見えなくなるまでその姿を見ていようと思って、後頭部のサブ・カメラに切り
替えたけど、一秒でも長く母さんを見ていたいと思うのに、涙が視界を邪魔して、それが億劫だった。
 それでも、燃える街の真ん中で、僕を乗せて飛び去るガンダムを見上げる母さんは、僕の帰りを信じてくれて
いると、僕は確信していた。


 マザー・バンガードに戻った僕は、すぐに独房に入れられた。僕が脱走していた期間と同じ、1週間の間。
 でも、それを決定したのは、艦の指揮を執るナタルさんではなく、アズラエルさんだった。アズラエルさんは、
厳罰に処すべきと主張するナタルさんに向かって、こう言ってのけた。
「僕達は軍隊じゃありませんからねぇ。銃殺刑とか、そんなのはよくない」
「しかし、然るべき時に然るべき処置をとらないのなら、組織としての規律は崩壊します」
「だから1週間独房に入れようって言うんですよ。僕達が慢性的に人手不足なの、艦長さんが知らないなんて事
はないですよね?」
 アズラエルさんは、皆海賊としてやっていく為の必要不可欠な人材であり、無闇に罰して使えなくしてはいけ
ない、という主張を押し通した。ナタルさんも渋々ながらという様子で、僕を独房入りにする事を了解した。
 僕が独房に入って、鍵をかけられる直前、アズラエルさんは急にこんな事を言い出した。
「僕ね、実を言うと、妻と子供がいるんですよ」
 意外と言えば意外な告白だった。僕が急な話に驚いていると、アズラエルさんは構わずに続けた。
「政略結婚みたいなものでしたけど、僕の妻は、才色兼備な良家の娘でしてね。そんな僕と彼女に似たのか、
高貴な気品ある子に育っていたと思いますが、それでも、まだまだお母さんが恋しくて、甘えてばかりなんですよ。
それを見ていると、ああ、僕も、あの年頃にはこんな風だったな、って思う訳です」
 アズラエルさんが何を言いたいのかよく分からずにいると、アズラエルさんは急に真面目な顔で、僕に言い聞
かせる様に言った。
「人間というのは、どんなに離れた場所にあっても、結局親の下に帰って行こうとするんですよ。育ちが不幸で
親を憎む様になった子供でも、どんな形であれ親を思っているから、同じ事です……いえね、僕が何を言いたい
かっていうと……君がお母さんを本当に好きなんだって思ってね、弁護してあげたくなったんですよ」
「アズラエルさん……」
「おっと、これは僕の気まぐれですからねぇ、お礼を言われても困りますよ」
 それだけ言うと、アズラエルさんはさっさと行ってしまった。
 まるで自分自身の中にある、親という存在に対しての特別な思いを、僕を通してみているみたいだった。
 


 僕は、あの時以来、母さんと共に流した涙を思い出して、何度も誓う。
 あのキスを、『お別れ』のキスなんかには、絶対にするまい、と。
 
 まだ、僕は帰れずにいるけど、いつかきっと、母さんに『ただいま』と言おう――と。

 
<了>
やっと終わった……。
あんな美人のママンを泣かせたニコルは罪深いな、と思って書き始めましたが、やっと終わりました。

ところで書くに当たって資料を調べるうち、最も意外だったのが、アズラエルが妻子持ちだという事実でした。
アズラエルの下りは、彼の子供なら、きっと典型的な金持ちのムカつくガキなんだろうな、と思って書いてましたw
351通常の名無しさんの3倍:2006/01/07(土) 20:49:51 ID:???
GJ!
相変わらず、他人を泣かせるのが上手い。
アズラエル、人の親してるなあ……
352通常の名無しさんの3倍:2006/01/07(土) 20:49:57 ID:???
GJ!
いい話でした・・・。
アズラエルもフレイと同じように魂のレストアされてるなぁ。
353通常の名無しさんの3倍:2006/01/07(土) 21:31:20 ID:???
俺が言えることは一つ、GJ!!
354通常の名無しさんの3倍:2006/01/07(土) 22:25:14 ID:???
GJ!!
アズラエル…いいとこ持っていきやがって…
355通常の名無しさんの3倍:2006/01/07(土) 22:46:52 ID:???
なんかしんみりくるいい話でした…GJ!
356通常の名無しさんの3倍:2006/01/08(日) 00:19:15 ID:???
GJ!!
と言うしかないじゃないか
357通常の名無しさんの3倍:2006/01/08(日) 00:42:54 ID:???
かなりマイナーかもしれないけどネタ投下
358すんごい布 1:2006/01/08(日) 00:46:47 ID:???
メイリン「なんですか、そのヒラヒラした綺麗な布は?」
ラクス「私が認める数少ない女性から借りてきた物ですわ。」

メイリン(ラクスさんに認められる人ってどんな人なんだろう・・・?)
メイリン「ところでその布がなんの役に立つんですか?」

ラクス「この布の力を甘くみていますね。いいですわ、この布の力を見せてあげます。」

バサバサバサバサ

男共「ラクスさまのために!!!!!!」

メイリン「どっから現れた貴様ら!!!!」

ラクス「これがこの布の力、人間を誘惑術により洗脳できるんですわ。
この力さえあれば、すぐにでもミネルバを沈める事ができますてよ。」

――ミネルバサイド――

アビー「1時の方向にエターナルを捕捉。」
タリア「えぇー、またなの適当にやっておいてちょうだい。」
アビー「それがおかしいんですよ。MSが出る気配もなく、砲撃するでもなく。」
タリア「じゃあ、ほっておけばいいんじゃない?」

チュ ドー ン!!!

アビー「格納庫から火災発生、えっ内部からの攻撃のようです。」
タリア「誰か忍び込んでいるの?」
アビー「いえそんな事はありません。」
359すんごい布 2:2006/01/08(日) 00:48:37 ID:???
――格納庫――

ヨウラン&ヴィーノ「ラクスさまのためにーーーーー!!」
チュドーン!! チュドーン!!
ルナ「あんたら何やってるかわかっているの?」

バシッ! ドカッ! ドサッ!

ドモン「無駄だ、奴らは何者かによって操られている。」
ルナ「ドモンさん!」
ドモン「シンと修行をしていたのだが、いきなり我を失ったように暴れ始めてしまった。
危なかったので少し眠らしてきた。」
ルナ「ドモンさんは大丈夫なんですか?」
ドモン「あんな妖術は気合で跳ね飛ばしてやった、シンやこちつらもまだ修行不足だな。」

――再びエターナル――

ラクス「このまま行けばミネルバが沈むのも時間の問題ですわぁん。」
メイリン「このまま行けばですけどね。
それにしても、顔色悪いですよ。その布の副作用じゃないんですか?」
ラクス「そんな事ないわよぉん。わらわはちゃんと取扱説明書をちゃんと読んだわぁん。」

メイリン「なんか言葉使いがおかしくなってるー!!」

ラクス「…ガタガタ、ブルブル、メイリンさん少し休んでくるわぁん。」
メイリン(言葉使いは戻らないんだ・・・・。)

 シュタ

キラ「やっと部屋に戻ったか」

メイリン「どこから出てきやがった、この野郎!!」

キラ「スーパーコーディを持ってすれば屋根裏に隠れるなど朝飯前だよ。」
メイリン「はいはい、何の用ですか?」
キラ「フフフ、この布さえあれば、僕のハーレムが出来る。君もその一人にしてあげるよ。」

メイリン「そんなために宝貝を使うな!!!!」
メイリン「それはともかく、その布は危険ですよ、ラクスさんも体調崩してましたし。」
キラ「僕はスーパーコーディだよ、こんな布に負けると思っているの。それじゃあもーらい。」
360すんごい布 3:2006/01/08(日) 00:50:36 ID:???
シュゥゥゥゥゥゥゥゥ

メイリン「一瞬でミイラと化した!!!!!!!!!!」

キラ(ミイラ)「やぁめぇてぇよぉねぇ、そんな事ある訳ないじゃないか。」
メイリン「無理しなくていいですよ、その姿で何を言っても説得力ないですよ。」

ラクス「まてよ、今のミネルバは満身創痍、たとえあの布が使えなくとも落とす事は可能。
それに祭りごとが好きと言う怪しいピエロから怪しいアイスクリームも借りてきた。」

バタン!!!

ラクス「キラ今すぐ出撃しなさい!」
キラ「無理です。」
ラクス「まぁなんていう事か、こんな時にあのヘタレに任す事になろうとは。
まぁいいわ、この怪しいアイスクリームを持たせて出撃させましょう。」

凸「どうせ俺なんか、こんなアイスクリームで何ができるってんだよ。」

――ミネルバサイド――
アビー「エターナルからMS発進を確認、アッグガイのようです。」
タリア「こっちの状況は?」
アビー「ディスティニーのみ健在です。」
タリア「まぁいいわ、今回はヘタレ状態みたいだし、それでいけるでしょう。」

シン「アッグガイごときディスティニーでも勝てる。」
ルナ「いままで洗脳されて、ぶっ倒れてたのに元気だね。」
シン「こんな時ぐらい活躍しないと。シン・アスカ ディスティニー出ます。」

メイリン「ミネルバからディスティニーの発進を確認。
大丈夫なんですか、あんな怪しいアイスクリームで。」
ラクス「大丈夫です、多分」
メイリン「多分て、もうすぐ戦闘に入りますよ。」
361すんごい布 4:2006/01/08(日) 00:53:06 ID:???
シン「戦場によくそんなアイスクリーム装備で出られるな!」
凸「俺だってこんな装備で出たはなかったさ。でもリアップ1円分くれるって言われたら出るしかないじゃないか。」
シン「あんたにはプライドはないのかぁー!!」
凸「まぁ物は試しだ、えぃ。」

ズゴォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォン

アビー「ディスティニー大破、ついでに後ろの山脈の形も変わってます。」
メイリン「ありえねー!あのアイスクリームのどこにこんな力が!」

凸(ミイラ)「もぉむぃだ撤退許可を。」
ラクス「何をいってるのぉん。もぉ後少しよぉん、後一発撃てばかてるわよぉん。」

メイリン(あぁ、また言葉がおかしくなってる。)

???「おもしろいものが見れると思って来てみれば、みんなして私の宝貝をアイスクリーム、アイスクリーム、これ以上ほって置くのは私の美学に反します。」
???2「やめてよね、その顔でいきなりワープするのは。」
???「早くあの禿げから雷○鞭を取り返して帰るとしますか。」

凸「ほないくぞぉー。」

パシッ

メイリン「なんか変なピエロが現れた!!!!!!」

ラクス「そこの怪しいピエロ、いきなり現れて何をする。」

???「さっきから、人の事を馬鹿にして、あなた達を残しておくのは私の美学に反します。」

チュッドォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォン

アビー「エターナル大破、結局勝手に自滅しましたね。」

ルナ「凸も一緒に巻き込まれて大破してって、あんた見事に噛ませ犬だったわね。」
シン「うぅぅぅぅぅぅぅ・・・orz]
362通常の名無しさんの3倍:2006/01/08(日) 00:59:16 ID:???
封神演義かよww
アイスクリームに吹いた
363通常の名無しさんの3倍:2006/01/08(日) 01:00:37 ID:???
>398 尊敬する人って・・・同一人物じゃないのか??
364通常の名無しさんの3倍:2006/01/08(日) 02:17:04 ID:???
どうせなら凸をちゅう王みたいにしたらヨカタ
365通常の名無しさんの3倍:2006/01/08(日) 02:22:02 ID:???
二人目の???が分からん・・・
声優ネタ?
366通常の名無しさんの3倍:2006/01/08(日) 04:07:21 ID:???
ピエロが乗ってるネコじゃないの?
367通常の名無しさんの3倍:2006/01/08(日) 14:49:01 ID:???
>>342
「桃太郎地獄変」だったっけ?
何と言うかもう「さすが石川賢」としか言いようの無い作品ではあった。
368通常の名無しさんの3倍:2006/01/09(月) 10:43:57 ID:???
>>361
何はともあれ面白かったから何でもいいや
GJ!
369通常の名無しさんの3倍:2006/01/09(月) 13:31:58 ID:???
何かレイダー(体系的にはザムザザーのが近いか?)に太公望が直乗りで来そうな話や……
370通常の名無しさんの3倍:2006/01/09(月) 18:43:07 ID:+OrVIX9f
あげ
371通常の名無しさんの3倍:2006/01/09(月) 20:10:59 ID:???
Song for Athrun
作詞 キラ・ヤマト

握った毛髪の 薄さで砕けた
願いに血を流す頭部
生えない頭と電球は 良く似て
重さで何処にも行けずに

失くすばかりの  幼い眸で
人は還らぬ髪を偲う

掲げたそれぞれの毛を 命と咲かせて
運んで往くことが運命
輝き照らす 誰にも眩しい 刻の痕跡

終わって泣いても 代わりを作って
総ては忘れる為に在る…?

ハゲが  空から降る雨のような
醒めてくれない事実でも

夢中で失う事を 「ハゲル」と云うなら
消えない 髪だけが真実
残して 此処に 眩しく儚いアスランの痕跡を

アスラン「……感動したッ!!!」
メイリン「あんた絶対馬鹿にされているぞーー?」
372シンの苦悩:2006/01/09(月) 21:04:32 ID:???
 主人公とは何なのか、そして本当の自分とは?
 種死の放送が終わってSPも終わり、俺は解放された筈なのに、俺はずっと考えている。
 俺はいつから、主人公ではなくなってしまったんだろう。
 命令違反、VIPへの暴言、etc……俺はいつからこんな風になったのか? 負債によって出番を削られ、不
自然なほどに性格を改変され、クズ脚本に飲み込まれた俺は、生きる道を見失ってしまった。
 このスレならば、俺は主人公になれる……そう思っていた時期もあった。
 だが、最近目立っているのは、ラクシズの連中や、俺的には一面識もない緑色の髪の回想シーンによく出
る人だ。ていうかあんた誰だよ。
 俺は、また出番数秒の人間ミラコロ時代に逆戻りしてしまうのか?

 ワーグナーの『ワルキューレの騎行』が朝焼けの空に響き渡り、今日もミネルバのカタパルト・デッキに紅い
MAが着艦する。セイバーの高性能を低コストで再現しようと造ってはみたものの、やっぱり大した事なかっ
た為に、民間に払い下げられて使われている量産型セイバーだ。因みに、『ワルキューレ』の方はセイバー
の外部スピーカーから流れているもので、それほど重要な意味はない。ただの気分だ。
「どもー、郵便でーす!」
 紅いからと言って郵便局に払い下げるのはどうかと思うが、まあ、適材適所と言っちゃ、そうなんだろう。
 丁度シャイニングアッガイの調整をやる為に格納庫にいたので、俺は、本国から俺達へのファンレターが詰
まった箱を、配達員に押し付けられる羽目に陥った。ハガキ一枚は大した事ないが、これが何百枚もあるもの
だから、当然とても重い。
 いつもはトレーニングの内と思ってさっさと運んでしまうところだが、変に憂鬱な気分になっていた所為か、
何故か気になって、勝手に箱を開けてハガキを一枚手にとって見てみた。
 丸っこい、子供の字だった。

『ミネルバのみなさん、こんにちは。今日もプラントのためにたたかってくれて、ありがとうございます。
 ぼくはゴッドガンダムがすきです。白くてかっこいいからです。パイロットのドモン・カッシュさんもすきです。
 ガンダムローズもすきです。おかあさんは、『ガンダムローズはエレガントね』と言っていました。
 マーメイドガンダムも、おさかなさんみたいで、かわいくてだいすきです。
 ボルトガンダムは、とってもガッシリとしていて、つよそうなのがすきです。
 でも、インパルスガンダムもデスティニーガンダムもシャイニングアッガイもきらいです』

「え……?」
 俺は自分の目を疑った。
 インパルスもデスティニーもシャイニングアッガイも嫌い? どうして?!
 何で、俺の機体ばかり?!

『インパルスはストライクのパクリみたいできらいです。ナイフをもっているのもそうです。
 デスティニーは、おとうさんが『パクリのかたまりのようなMSだ』と言ってました。ぼくもそうおもいます。
 シャイニングアッガイは、足がみじかくてあたまが大きくて、かっこわるいからきらいです』
373シンの苦悩:2006/01/09(月) 21:07:08 ID:???
「そ、そんな……」
 いや、こんなのは一通だけだ。この前だって、『アッガイ最高!』というファンレターがあったじゃないか……。
 俺は箱に中に手を突っ込むと、手当たり次第に手紙を読み漁った。
 しかし……。

『インパルスの様なショボい合体ロボは失せろ』
『デスティニーはピエロみたいでキモいです』
『U.C.70年代のロートルは引っ込んでろww』

「う……嘘だ………!」
 そんな筈はない!
 だって、俺はこの間のラクシズとの戦闘でも大活躍したんだ!
『シンは何で主人公じゃないんですか?』
 フリーダムだって落としたのに!
『もうオーブへ帰れwww』
 俺は、俺はミネルバのトップ・エースなのに!
 どうして?!

『シンは要らない子なので消えて下さいwww』

 俺は……!

「う、うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」

 どうして、俺は……
 主人公じゃなくなっちまったんだ………?



シン「……という夢を見たんですが………」
ドモン「……シン、休暇をとれ。ゆっくり休んでこい」
ルナ「き、気にすることないわよ! 夢の話なんだし……」
レイ「ああ、気にするな、シン。そうだ、何か美味いものでも食べに行くか?」
ステラ「うぇーい……? シン、主人公じゃないの?」
シン「!!」
ドモン・ルナ・レイ『シィーッ!! 余計な事言わないの!』
シン「お、俺は……俺はぁぁぁぁぁぁぁ――――――ッ!!!」
ドモン「シィ――――――――ン!!」
374通常の名無しさんの3倍:2006/01/09(月) 21:12:21 ID:???
住んでる地域の関係で、今頃SP見たのですが…
シン、強く生きてくれ……。
375すんごい布の作者:2006/01/09(月) 23:16:36 ID:???
いきなりで悪いんですが、後1つ封神ネタ思いついたんですが、後日投下していいですか?
今度はミネルバ側で。

わからない人がいるから書かないほうがいいですかね?
376通常の名無しさんの3倍:2006/01/09(月) 23:50:05 ID:???
>>375
いいんじゃねえ? 面白けりゃ何でも。
あまりにマイナーなネタでつまんなけりゃスルーされるだけの話だし。
すくなくとも俺はワクテカして待っております。
377通常の名無しさんの3倍:2006/01/10(火) 00:52:18 ID:???
全ガンダムファイター入場!!

なんちゃって不殺は生きていた!! 更なる研鑚を積みスーパーコーディネイターが甦った!!!
邪神・負債に愛されし者!! キラ・ヤマトだァ――――!!!

不可逆ヘタレと脱毛はすでに俺が完成している!!
お前は一体誰の味方だ、アスラン・ザラァ――――!!!

国に帰りしだい政権奪還しまくってやる!!
オーブの無能国家元首 カガリ・ユラ・アスハだァッ!!!

素手の盗撮なら我々の歴史がものを言う!!
素手の盗撮 ゲルマン忍者 シュバルツ・ブルーダー!!!

真のツッコミを知らしめたい!! アスランのお守り役 メイリン・ホークだァ!!!

ブリッジでは驚く役だが盗撮なら全階級オレのものだ!!
またの名を『盗撮13』 アーサー・トラインだ!!!

パンチラ対策は完璧だ!! 戦うマーメイド ルナマリア・ホーク!!!!

全ガンダム作品のベスト・うぇーいは私の中にある!!
ブロックワードの神様が来たッ ステラ・ルーシェ!!!

身体を張ったお笑いなら絶対に敗けん!!
お笑い芸人のファイト見せたる 『怒れる女神像を掲げる男』 ディアッカ・エルスマンだ!!!

バーリ・トゥード(なんでもあり)ならこいつが怖い!!
宇宙海賊の盟主王 ムルタ・アズラエルだ!!!

戦艦ボルテールからツッコミの虎が上陸だ!! ジュール隊隊長 イザーク・ジュール!!!
378通常の名無しさんの3倍:2006/01/10(火) 00:53:27 ID:???
>>372
>>ワルキューレの騎行な郵便屋

なんでだろう……なぜ、俺は、いまさら、突撃! パッパラ(ry。
379通常の名無しさんの3倍:2006/01/10(火) 00:56:39 ID:???
ルールの無いコンサートがしたいからラクス・クラインになったのだ!!
プロの巨乳を見せてやる!! ミーア・キャンベル!!!

めい土の土産にマガノイクタチとはよく言ったもの!!
影の軍神の奥義が今 実戦でバクハツする!! アメノミハシラ ロンド・ミナ・サハク様だ―――!!!

回想シーン出演最多記録保持者こそが地球圏最強の代名詞だ!!
まさかこの男がきてくれるとはッッ ニコル・アマルフィ!!!

世界を手にしたいからここまできたッ キャリア一切不明!!!!
プラントの歌姫(タイラント)ファイター ラクス・クラインだ!!!

オレたちは戦う為に生きるのではない ナチュラルの為に生きるのだ!!
御存知戦闘用コーディネイター ソキウス!!!

バレルロールの本場は今やラクシズにある!! オレを驚かせる奴はいないのか!!
焔のバレルロール大佐 アーノルド・ノイマンだ!!!

へんたァァァァァいッ 説明不要!! 仮面キャラ!!! 見た目がアレ!!!
ラウ・ル・クルーゼだ!!!

ビットは実戦で使えてナンボのモン!!! 超実戦NT術!!
本家メンデルからレイ・ザ・バレルの登場だ!!!

ソキウスは私のもの 邪魔するやつは思いきり殴り思いきり蹴るだけ!!
宇宙海賊のトップ・エース フレイ・アルスター !!!

自分を試しに地球へきたッ!!
総合整備術全プラントチャンプ ヨウラン・ケント!!!

おっぱい好きに更なる磨きをかけ “スーパー整備士”ヴィーノ・デュプレが帰ってきたァ!!!
380通常の名無しさんの3倍:2006/01/10(火) 00:57:26 ID:???
今の自分に死角はないッッ!! 『オールレンジスナップ』 ムウ・ラ・フラガ!!!

ガルナハン四千年(?)のツッコミが今ベールを脱ぐ!! ガルナハンから コニール・アルメタだ!!!

ファンの前でならオレはいつでも全盛期だ!!
TM.Revolution 西川貴教 ハイネ・ヴェステンフルスとミゲル・アイマンで登場だ!!!

議長の仕事はどーしたッ おっぱい星人の闘志 未だ消えずッ!!
陰謀も盗撮も思いのまま!! ギルバート・デュランダルだ!!!

特に理由はないッ 主人公が強いのは当たりまえ!!
マユにはないしょだ!!! 今の乗機はシャイニングアッガイ!
シン・アスカがきてくれた―――!!!

ジャーナリスト生活で磨いた実戦盗撮!!
デストレイのデンジャラス・盗撮カメラマン ジェス・リブルだ!!!

実戦だったらこの人を外せない!! 超A級盗撮キラー ミリアリア・ハウだ!!!

超一流オペレーターの超一流のツッコミだ!! 生で拝んでオドロキやがれッ
ミネルバの鋼鉄ツンデレ!! アビー・ウィンザー!!!


若き王者が帰ってきたッ
どこへ行っていたンだッ 第13回ガンダムファイトチャンピオンッッ
俺達は君を待っていたッッッドモン・カッシュの登場だ――――――――ッ
381通常の名無しさんの3倍:2006/01/10(火) 00:59:25 ID:???
加えて負傷者発生に備え超豪華なリザーバーを4名御用意致しました!
流派東方不敗 スティング・オークレー!!
同じく アウル・ニーダ!!
ジブぬこ様の通訳! ロード・ジブリール!

……ッッ  どーやらもう一名は到着が遅れている様ですが、コーヒーを淹れ次第ッ皆様にご紹介致しますッッ




2スレ目の人ではありませんが、キャラも増えてきた事ですし、私なりに作ってみました。
結構無理して作ったので、主要なキャラで誰か抜けているかも知れません……

だが、私は謝ら(ry
382修正願い:2006/01/10(火) 01:02:46 ID:???
ジャーナリスト生活で磨いた実戦盗撮!!
デストレイのデンジャラス・盗撮カメラマン ジェス・リブルだ!!!

軍人生活で磨いた実戦ツッコミ!!
宇宙海賊のデンジャラス・ツッコミ ナタル・バジルールだ!!!

にしといて下さい。
383通常の名無しさんの3倍:2006/01/10(火) 09:40:58 ID:???
GJ!!
384ひややっこ1/2:2006/01/10(火) 16:11:53 ID:???
ドモン「うーむ」
シン「どうしたんです?昼飯のメニューでそんな悩んで」
ドモン「最近香港が懐かしくなってな、ミネルバの食堂には中華料理は無いからな」
ルナ「中華料理かあ、そういわれると食べたいかも」
シン「なら、厨房借りて作っちゃうってのは?」
ルナ「いいわね!自分で料理なんて久しぶりー」
レイ「ああ、たまにはドモンさんへの恩返しもかねてな」
ドモン「お、おまえら……グスッ」
シン「俺達3人に任せてください、本場よりうまい中華をご馳走しますよ!」


シン「とはいったものの、俺は料理をしたことが無い」
レイ「奇遇だなシン、俺もだ」
ルナ「だめねーあんたたち。私はよく小さいころからよく作ってたわ」
シン「へえ、得意料理は?」
ルナ「ひややっこよ、毎回」
レイ「豆腐切ってネギ乗せただけじゃないのか…」
ルナ「親が仕事で半月戻れなかったときには、毎日メイリンに食べさせたものよ…しんみり」
シン「ある意味よく生きてたな…」

アスラン「なんでエースパイロットの俺が夕飯の買いだしの手伝いに…」
メイリン「お釣りでお菓子買って上げますから、えーと今日の買出しはこれとそれと…うう!?」
アスラン「ん、どうしたメイリン?豆腐のパックを見て」
メイリン「ひややっこ!?ひややっこ嫌あ!!」
アスラン「メイリン落ち着け!どうしたんだ!?」
メイリン「無理!もう無理!いまさらお醤油をポン酢にかえても無理!」

レイ「さて、一からの出発となったわけだが」
ルナ「なによ!私に任せなさいって」
シン「まあまあ、とりあえず何作る?チャーハンとか簡単そうだけど」
ルナ「うーん、ありふれてるけどそうしますか」
レイ「具とご飯を炒めるだけか、簡単だな」
シン「よし、冷蔵庫にある材料いろいろ使っちゃおうぜ」
385ひややっこ2/2:2006/01/10(火) 16:13:21 ID:???
ルナ「よし、出来た!ちょっと味見しましょう」
シン「お、うまいかも」
レイ「うむ、初めてにしては上出来だな」
ルナ「おいしい!」
シン「ルナ、ちょっと食べすぎだろ…じゃあ俺ももうちょい」
レイ「・・・・・(モグモグ)」

シン「あ、食べきっちゃった」
レイ「二人とも気にするな、俺は気にしない」
ルナ「レイ、あんた7割は食べてたわよね…」

シン「というわけで、材料を使い果たしちゃって・・・中華料理でもないし、余りものですいません!!」
ドモン「ふ、気にするな、お前達が一生懸命作ってくれただけでも十分だ」
ルナ「それじゃお待たせしました!ルナ特製ひややっこですー!」
ドモン「!?」

〜〜〜〜〜〜回想シーン〜〜〜〜〜〜〜〜

キョウジ「今日は父さんも母さんも研究で忙しいからな、ほら、晩飯のひややっこを作ったぞ」
ドモン「今日もなの!?もうやだよ兄さん!!」
キョウジ「お前格闘家になりたいんだろう?食わないと大きくなれないぞ!はっはっは」
ドモン「止めてよ兄さん!口の中押し込まないでよ!やめ・・」

〜〜〜〜〜〜回想終了〜〜〜〜〜〜〜〜〜

バタリ

シン「ドモンさんが倒れた!?」
386通常の名無しさんの3倍:2006/01/10(火) 16:16:53 ID:???
冷奴ばっかかよwwww
せめて湯豆腐にしてやれw
387通常の名無しさんの3倍:2006/01/10(火) 20:04:10 ID:???
>>386
結局同じなので、豆腐の角に頭をぶつけて氏んじゃえw
388通常の名無しさんの3倍:2006/01/10(火) 20:37:00 ID:???
どうして誰も言ってやらなかったんだ…
冷奴には麺つゆがよく合うって…
389通常の名無しさんの3倍:2006/01/10(火) 20:47:42 ID:???
>>なんでエースパイロットの俺が夕飯の買いだしの手伝いに…

アスラン・・・お前エースだったのかぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!(((((;゜Д゜)))))
390通常の名無しさんの3倍:2006/01/10(火) 20:54:45 ID:???
生姜を切ってのせても美味いぞ。カツオブシも忘れずに。
391通常の名無しさんの3倍:2006/01/10(火) 21:03:00 ID:???
おかかとねぎ乗せて醤油かけて食うなぁ。
あとはレタスとかトマトを切ってサラダ状にしてゴマかけてあじぽん。
392通常の名無しさんの3倍:2006/01/10(火) 21:40:25 ID:???
我が家はめんつゆだwwww
393通常の名無しさんの3倍:2006/01/10(火) 23:08:36 ID:???
葱だく汁無し是最強
394通常の名無しさんの3倍:2006/01/10(火) 23:32:34 ID:???
ドモン「だが!俺は師匠の下で修行しついに豆腐を克服した!
くらえ!これが俺の豆腐料理、活火山麻婆豆腐だ!!」
メイリン「それGガンパロった方のネタですよ!」
レイ「むう…これは…!舌を突き刺すような香辛料の辛味の中に確かに感じられる旨み!
口の中はマグマのような熱さに襲われているというのに手が止まらない!」
ルナ「あ、熱い…。汗が止まらないわ!こうなったら上着を脱がないと!」
メイリン「お姉ちゃん!ゴールデンで放映できなくなるリアクションはやめて!」
アーサー「うーまーいーぞぉぉぉぉぉぉぉ!!!!」
メイリン「アンタが巨大がするな!ビーム吐くなー!」
シン「……………………」
メイリン「天国に行くなー!」

ドモン「実はサイ・サイシーに自分が料理作るから兄貴はやめてくれ、と言われていてな。
腕を振るうのは久しぶりだったんだが」
メイリン「さすが流派東方不敗…料理でもクッキングファイターを超えてるんですね…」
395通常の名無しさんの3倍:2006/01/11(水) 08:59:29 ID:???
>>394
うは・・・・・・www リアクション最高。
シンのは、じゃパンか?
396& ◆VYbusZGOgo :2006/01/11(水) 13:33:09 ID:???
>>394GJ!!
クッキングファイターワロタw
397通常の名無しさんの3倍:2006/01/12(木) 13:29:35 ID:8Jm49I0i
前に言ってた封神ネタ
今日か明日には投下できそう。タイトルだけで内容が予想できるがw
398原作の名場面を改変してみる 1/4:2006/01/12(木) 16:58:36 ID:???
タリア「どうしたのメイリン? 状況を報告なさい」
メイリン「なんかミネルバのCICをやるのすごく久し振りな気がして……現在クレタ沖で連合軍と戦闘中。突然乱入してきたフリーダムが暴れまくって大変なことになってます」

キラ「ヤ〜メ〜テ〜ヨ〜ネェ〜〜〜〜ッ!」
シン「くそ、もうやめろ―――――っ!」
アスラン「やめろ―――――っ! 何も知らないくせに! あれは、あれは! …キラ! キラ、俺だよ! アスランだよ!」
キラ「ヤ〜メ〜テ〜ヨ〜ネェ〜〜〜〜ッ!」
アスラン「キラ! 大丈夫だ、キラ! お前は死なない! お前は嫁脚本が……嫁脚本が守るから!」
キラ「ん〜? ……あれ、その機体アスランだったの。相変わらず凸が眩しいね」
アスラン「キラ……!」

メイリン「あ、フリーダムの動きが止まりました! セイバーと無言で対峙しています」
タリア「いったいどうなってるのかしら……」
ドモン『よし、俺が様子を見てこよう。出ろォォォッ、ガンダァァァァァム!!』

キラ(げっ! あの六枚羽根はドモン・カッシュ!? 気づかれない内に先制攻撃!)

メイリン「ああっ!? フリーダムがハイマットフルバーストの体勢に……このままじゃ正面にいるアスランさんがああっ!!」

アスラン「な、何を……やめるんだ、キラ!」
シン「ちくしょう! やめろ、もうっ!」(ビームサーベルで突撃!)
キラ「ぐわあああっ!? ヤ〜メ〜テ〜ヨ〜ネェ〜〜〜〜……ッ!」
アスラン「キラ―――――っ!」
ミネルバ一同「「シン、GJ」」
シン「ふっ、主人公ですから」

 …………

アスラン「キラ! キラ! どうしてこんな……」
キラ「アスラン……嫁脚本が僕を守るって……他人の婚約者……萌え……ガクッ」
アスラン「キラ……? キラ、キラ! キラ―――――っ!」
399原作の名場面を改変してみる 2/4:2006/01/12(木) 18:25:45 ID:???
メイリン「アスランさん。あなたはここで、ラクシズを抜けてください……」
アスラン「え……」
メイリン「発進すれば、ラクシズはザフトと戦うことになるんです……そんなストレス過多な環境に、あなたを置いてはおけません。髪の方も心配だし……」
アスラン「メイリン……」
メイリン「勝手ですみません。一緒に居れて楽しかったです、ありがとう……でも、このドックに居れば大丈夫ですから」
アスラン「でも……でも、俺っ!」
メイリン「……っ!」
アスラン「一人ぼっちはヤだよぅ。大丈夫だから……俺、大丈夫だから! だから……置いていかないでくれ!」
メイリン「アスランさん……」
キラ(チラリ)
ラクス(コクリ)
キラ「わかったよアスラン……じゃあとりあえず、このブルコス金融の借用書に一筆サインしてもらえるかな? そうすればラクシズに残っててもいいから」
アスラン「本当かキラ!? ヒャッホゥありがとうっ! 任せろ、サインでもなんでも……」
メイリン「待て―――――っ! ああもう、やっぱりこの人側にいてあげないとダメだっ……そこの二人も、何あからさまに残念そうな顔してるんですかっ!?」
400原作の名場面を改変してみる 3/4:2006/01/12(木) 18:28:22 ID:???
ドモン「超級! 覇王! 電影だぁぁぁぁぁぁぁんッ!」

ラクス「むむむ……わ、私たちの見せ場が」
キラ「それより、どうするのラクス。僕たちは?」
ラクス「はい?」
キラ「一応、出て行って瞬殺されてくる?」
ラクス「おバカ! そんな根性なら最初から出ないでください!」
キラ「いや……だってさぁ……」
ラクス「私が出ますわ! グランドマスターガンダムの用意を!」
キラ「えええっ?」
ラクス「エターナルは後ろから支援だけしていてください、いいですわね! 前に出ないでくださいね、死にますわよ!」

ラクス「あなたたち! こんなところで何をやっているのです!」
ドモン「ラクス・クライン!? ラクシズがいったいなんの用だ!」
キラ「何をって……アレを落とそうとしてるじゃない?」
ラクス「私が言っているのはそんなことではありません!」
キラ「もういいんじゃない? そんなこと。それより早くやることをやろうよ」
ルナ「え?」
ラクス「キラ、あなたは!」
キラ「メサイヤを落として、議長を止めるんでしょ? これからも、ラクシズが好き勝手に暴れられる世界を守るためにさ」
401原作の名場面を改変してみる 4/4:2006/01/12(木) 18:31:07 ID:???
ギル「君がこんなところまで来るとは正直思っていなかったよ」
シン(無言で石破天驚拳の構え)
ギル「なるほど……だが本当にいいのかな、それで?」(日本刀を構える)
メイリン「ああ―――――っ!? あれは伝説の飛天御剣流、九頭龍閃の構え!」
アスラン「知っているのかメイリン! というかどうして俺たちはここに!?」
ギル「ここで私(ラスボス)を討ったところで、世界は何も変わらない。新しいガンダムが作られ、消費されていくだけだ。私の言っていることは本当だよ?」
シン「そうかもしれない。でも、俺たちは二次創作で盛り上がることもできるんだ。それが許される世界なら!」
ギル「ふん……だが人は忘れ、そして繰り返す! もう二度とこんな駄作は作らないと、いったい誰が言えるんだね? 誰にも言えはしないさ、無論キミにも、ドモン・カッシュにも」
シン「そんな難しいことを言っても俺に通じるものか! とにかく、どんな苦しくても変わらない世界はイヤなんだ!」
ギル「だがキミの言う世界と私の示す世界、皆が望むのどちらだろうねぇ? 今ここで私を撃って、いずれ作られるであろう新作の主人公たちに、キミはどうする?」
シン「覚悟はある! 俺は(人気面で新作主人公たちに)張り合い続ける……!」

 …………

ギル「やぁ、タリア……撃ったのはキミか……というかキミも天驚拳が使えたのか……」
タリア「いえ……レイよ」
レイ「ギル……! ごめん……なさい。でも……種死二次創作の明日は……っ」
(中略)
ギル「すまないね、タリア……でも嬉しいよ」
タリア「しょうのない人ねぇ……でも仕方が無いわ、これが運命だったと言うことじゃないの? アナタと私の……」
ギル「フ……やめてくれ……」
タリア「レイ、いらっしゃい。アナタもよく頑張ったわ。だからもういい……」
レイ「お……かぁ……さん」
タリア「はっは、だぁれがお母さんじゃいっ♪」(ドガッ!)
レイ「ぶべらっ!?」
メイリン「ああ―――――っ!? あれは伝説の誘いボケツッコミ!」
アスラン「知っているのかメイリン! というかいつまで俺たちはここに!?」


402原作の名場面を改変してみるを書いた人:2006/01/12(木) 18:33:01 ID:???
>398投下後、ボタン連打して連投規制くらいました……すみません。

SS書きの皆さんはくれぐれもご注意を。
403通常の名無しさんの3倍:2006/01/12(木) 22:17:02 ID:???
全米が泣いた!!
ラクス「今回もまた妲妃からいろいろ借りてきましたわ。」
メイリン「前回申公豹ってピエロからあんなけやられてまだ懲りないんですか?」
ラクス「あれは、私の美学とあのピエロの美学があわなかっただけ、今回は大丈夫ですわ。
なんてったってユリの化身ですもの。私の美学もわかってくれますわ。」
メイリン「ユリの化身かそれなら大丈夫かもしれませんね。」

――その頃ラクス達の上――

ムネオ「ふっ、ユリの化身とやらは撮らせてもらわないと、困るな。
今回はシュバルツや盗撮13にも抜け駆けできた、こんなチャンスめったにないぜ。」
アーサー「それはどうかな!」
ムネオ「何!?」
シュバルツ「我らの情報網をあまく見てもらっては困るな。」
ムネオ「くっ、今回も無理だったか・・・orz」
アーサー「むっ、出てくるぞ。」
ビーナス「ビーナス!」
クイーン「クイーン!」
マドンナ「マドンナ!」
ビーナス・クイーン・マドンナ「三人揃って雲しょう三姉妹!」

ラクス「ゲェッ!」
キラ「グファ、ブクブクブク」
メイリン「ギャーーーーー!」

趙公明「こらこら妹達よ、美しすぎる姿は時に武器にもなるんだ、あまり色気を振り回すのはやめておくんだ。」

メイリン「なんか幽霊現れたーー!!!」

ラクス「あなた方が妲妃からの助っ人ですのん?」
趙公明「いかにも、私は霊体だから戦えないがね。
それよりあのピンクの部屋はどなたのかね?」
ラクス「私の部屋ですが、どうかしましたか?」
趙公明「あんなにセンスのいい部屋は久しぶりに見た。
あれを見て直感したよ、美しい人の部屋だってね。」
ラクス「やっぱりわかる人にはわかるものですね。
うちの船の連中はセンスのない奴ばかりでして。」

――上――

シュバルツ「今回はお前が先に陣取っていた訳だし、お前に譲ろう。」
ムネオ「いややはり今回は先輩のあなたがたがいくべきですよ。
ある意味完璧な肉体ですよ。」
ビーナス「曲者!」
  ザビーーーーーーーー!!!!!!!!

盗撮3人「ウワーーーー!!」

メイリン「目からビームが出やがった!!」
ビーナス「上にねずみがいたようですね。」
メイリン(怖ぇー!)
ビーナス「で、私達はどこに行けばいいのですの?」
ラクス「このミネルバと言う船ですわ。」

ビーナス「では行きましょう」
――ミネルバサイド――
ドモン「むぅ」
シン「どうしたんすか、師匠」
ドモン「強い奴の気を感じる。」

アビー「3時の方向に、未確認飛行物体発見、その上に人?が3人乗ってます。」
タリア「適当に誰か出撃させといて。」
アビー「シンが出番を欲しがってます。」
タリア「ならそれでいいわ。」

――海上――
ビーナス「あの船ですわね。」

シン「お前ら何やってるんだ、危ないぞ。」
ビーナス「あら、カッコイイ、でも私には太公望さまが。」
クイーン「あんた見たいな筋肉女に惚れる奴なんているわけないでしょ。」
ビーナス「ふん、私がもてるからって嫉妬しないでよ、オバハン。」
クイーン「なっ、オバハン。」
マドンナ「グォーン!」

シン「おいそんなところで暴れたら。」

三姉妹「あーれー」
シン「言わんこっちゃない。」

シンが三姉妹を助ける、返事がない気絶しているようだ。

タリア「って事で、連れてきたと。」
シン「何かわかるかもしれませんし。」
アーサー「ガタガタブルブルガタガタブルブル」
タリア「アーサー何震えてるの!」

ブィーン

タリア「起きましたか。」
ビーナス「私を助けて頂いた方は?」
シン「俺だけど・・・。」
ビーナス「お名前を。」
シン「シ・ンです・・・。」
ビーナス「シン様!」
一同「えぇぇぇぇぇぇぇっ!」
ビーナス「私フィアンセである太公望さまの夢を見ました。
死んだ自分の事をいつまでも引きずっていず前向きに生きろって。」
太公望(いや、わし死んでないし、婚約だって、おぬしとおぬしの兄が勝手に決めた事であってわしは一度も)
ビーナス「そして私を助けてくれたシン様のために尽くそうと。」
太公望(まぁわしも解放されてよかった、シンとやらがんばれよ。)
シン「いやぁ、俺そこまでやってないし気にしなくていいですよ。」
ビーナス「いいのです、私が決めた事ですから。」
ルナ「シン頑張りなさいよ♪」
シン「・・・・orz」


――再びエターナル――

メイリン「あのラクスさん。」
メイリン「っておーーーい!何ここを改造している!
さらにアフタヌーンティーまで2人して飲みやがって!」
メイリン「まぁそれはさておき、あの3人寝返っちゃいましたよ。」
ラクス「どういう事ですの、趙公明!」
趙公明「いや、あの子達にも困ったものだ。
お詫びに、宝貝装備自立機動型そうきん力士40機ばかりと金こうせんを譲ろう。」
ラクス「まぁこれだけあればミネルバをおとせるわねぇ。
キラこのはさみをストフリに持たせて出撃なさい。」

キラ「やめてよね、こんな不細工なはさみで何が出来るって言うんだ。」
趙公明「ふっ、見かけだけで判断して中身を見ないなんてナンセンスだ。」
キラ「ちょっ、あんた何しに来たんだ、僕はスパコディだから何でもできるというのに。」
趙公明「ノンノン、わかってないなぁ君がこの金こうせんを使うと一発でミイラだよ。
100%の能力を出そうとすると持ち主である僕がいないと。」
――ミネルバ――
アビー「エターナルからはさみを持ったストフリと40機ばかりカモノハシ型のロボット発進。」
タリア「今MSの状況は?」
アビー「レイとルナが発進できます。残りの2機はただ今準備中です。」
タリア「まずはその2機を発進、残りの2機は準備ができしだい順次発進。」

ルナ「はさみもってるですってw」
レイ「侮るなよ、あのアイスクリームであの威力だ。
今度のはさみも実はすごいに違いない。」

趙公明「よし、出てきたな。金こうせんよ本来の力を見せよ。」
キラ「やめてよね、どうぜどでかい斬撃がでるとかでしょ、僕のイメージにあわないんだよね。」

レインボードラゴン出現、出撃準備中のルナとレイ中破

キラ「うはっwなんて僕のイメージにあった武器なんだ。」
趙公明「だから言っただろ、見かけで判断するなって。」

ラクス「やっぱりセンスのよい方は、戦いも一味違うわね。」
メイリン(部屋のセンスと戦いのセンスは違うだろ!)

ドモン「ゴッドガンダム出る。」

キラ「ふん、今の僕は負ける気がしないねwwww」
趙公明「かなりできるな、よしドラゴンよ一つに集まれ。」

ドモン「すごいエネルギーだ、本気を出さないとやられる。
俺のこの手が真っ赤に燃える勝利を掴めと轟き叫ぶ石破天驚爆熱ゴッドフィンガー」
趙公明「何!?レインボードラゴンが消滅、ふっここまで追い詰められたのは太公望君以来だよ。
ドモン「何!?石破天驚拳をかき消しただと、こいつかなりできる。」

その後二人の打ち合いが続き両者は満身創痍だった。

キラ「ふっ、僕を忘れて戦うなんてやめてよね。そうきんロボ全員ゴッドガンダムに攻撃しろ。」
アビー「ゴッドガンダムかなり危険です。」

シン「シャイニング・アッガイ出る!」
ビーナス「お待ちください。」
ビーナス「今のままでは行っても無駄死にするだけです。」
シン「でも俺が行かないと師匠が。」
ビーナス「そう思ってここにスーパー宝貝を持ってきました。」
シン「はやくそれを。」
ビーナス「スーパー宝貝は持ち主を選びます。持ち主に選ばれない人間が使うと一瞬でミイラになってしまいます。」
シン「じゃあどうすれば?」
ビーナス「1つだけ質問します、あなたが望む力は何ですか?」

この時シンの中に今までの事や師匠との修行や話などが一瞬でよぎった。

シン「・・・とめる力」
シン「力を止め、戦いを止める力だ!!!」

キュピーン

ビーナス「大極図があなたを認めたようです。さぁ行ってらっしゃい師匠を助けるために。」
シン「師匠!」
ドモン「シンここは危険だ、戻れ!」
シン「大丈夫です師匠、俺自分の欲しかった力をやっと理解しました。
大極図よ力を解き放て!!」
ドモン「傷が回復していく・・・。」
キラ「ふん、そんなもので。
・・・動かない、動かないぞ。」

メイリン「全ての宝貝ロボが停止しました。」
ラクス「今回も無理でしたか。大分いいとこまでいったのにねぇ。」

グゥーン

メイリン「どんどん降下中、雷の次はずぶぬれのようです、ありがとうございました。」
ラクス「キィー!」

趙公明「妹達よそろそろ帰るぞ。」
ビーナス「シン様あなたの事は一生わすれません。」
シン「今回はありがとう、自分の欲しかった力を理解できたよ。」
ドモン「趙公明とやらまた手合わせしたいものだな。」
趙公明「ノンノンノン、したいじゃなくてするの間違いだろ。」
ドモン「そうだったな、今度は邪魔者なしでな。」

ドモン「シン、今回はお前に助けられたな。礼を言っておく。」
シン「そんなめっそうもない。」
ドモン「今の戦いの力がお前の本来の力だ。お前のその力は使い方によって最弱にもなり、どんな力が束になってもかなわない力にもなる。
お前にはその力を正しく使っていってもらいたいものだな
411710:2006/01/13(金) 00:29:50 ID:???
あくまで趙公明はストフリにひょういして戦ってる方向で
412通常の名無しさんの3倍:2006/01/13(金) 01:16:36 ID:???
ごめんなさい
413通常の名無しさんの3倍:2006/01/13(金) 08:17:22 ID:???
>>398-401
全俺が泣いた
414通常の名無しさんの3倍:2006/01/13(金) 12:48:49 ID:L1j1y6/z
GJ!!
415通常の名無しさんの3倍:2006/01/14(土) 02:54:51 ID:???
封神は
いらんと思う
おれガイル
416通常の名無しさんの3倍:2006/01/14(土) 08:18:17 ID:???
うん、関智一も保志総一郎も鈴村健一も出てないもんな。
石田彰しか出てないじゃん、あ結城比呂もか。

声優つながりとしてならヴァイスとか最遊記ならまだ判るのだが。
417通常の名無しさんの3倍:2006/01/14(土) 13:05:54 ID:???
スマン、ちっともネタ元知らんから何が面白いのかワカンネ
俺はこのスレ適正に合わなくなってきたのかもな

老兵はただ消え去るのみ、か…じゃなおまいら(´−`)ノシ
418通常の名無しさんの3倍:2006/01/14(土) 13:34:31 ID:dobhulUo
>404-410
GJ! 次回を待ってるよw

>415-417
まぁまぁ、>6-7でも読んでみ。

419エイサップ鈴木 ◆6VLCsKw82Y :2006/01/14(土) 13:41:29 ID:???
>>1-418
板違いださっさと失せろゴミ共
420通常の名無しさんの3倍:2006/01/14(土) 14:01:28 ID:A9So5eIB
おまいらの中に、このスレに参加しようと言う意気込みのある奴はいないか?
http://anime.2ch.net/test/read.cgi/shar/1137136545/l50
421通常の名無しさんの3倍:2006/01/14(土) 14:49:14 ID:???
面白そうだが職人では無い俺は見守るのみ。楽しみに待とう。
422通常の名無しさんの3倍:2006/01/14(土) 22:06:00 ID:???
ようわからん最近の萌えしか狙っていないアニメばっかし元ネタにされるよりは
ジャンプ系の元ネタあるやつのが俺は好きだな。
シン「俺は……俺は主人公です! どうしようもないくらい風呂敷を広げて、愚かとしか言い様の無いストーリーを繰り広げた、種死の主人公だったはずなんです!」
アスラン「シン……」
シン「嫁脚本が正しいと信じ戦場を駆け、敵の命を奪い、殺し合い、間違いと気づいて意見したら主人公の座を失って! なのにこのスレでも、またこんな……!」
アスラン「落ち着け、シ」
ドモン「落ち着けシン! お前とて最初からああいうキャラだったわけではないだろう!」
シン「ドモンさん……」
ドモン「今こうしてネタスレのために立ち上がったのがお前だ。ならそれだけでいい、一人で背負い込むのはやめておけ」
アスラン「……コホン。そうだぞシン、俺たち」
ルナ「そうそう。私たちのこと、忘れてない?」
レイ「長い付き合いじゃないか。シン、俺たちはミネルバの仲間だ。そうだろう?」
アスラン「お、俺がいる」
ハイネ「ふっ、俺がいることも忘れてもらっちゃ困るんだがなぁ」
シン「ルナ……レイ……ハイネ! うう、俺、俺……!」
アスラン「…………」 
ドモン「さぁお前ら! 俺についてこい!」
シン・レイ・ルナ「「お―――――っ!!」」
ハイネ「ふっ、やれやれ。熱い連中だぜ……!」
メイリン「あの〜、盛り上がってるとこ悪いんですけど……アスランさんが壁に向かってイジケてますけど、いいんですか?」
アスラン「母さん……僕の居場所……」
スティング「起きてたか。大丈夫か?」
ステラ「うぇい……死にたい気分だけど、なんか大丈夫みたい……」
スティング「やめとけって、そういうこと言うのはよ。誰も嬉しくないぞ」
ステラ「ごめん……シンは?」
スティング「今ちょっと営倉送りらしい。でも大丈夫だろ、ネオが少し話聞いたって」
ステラ「そう……」
スティング「何度も戦ったヤツだよな、ガンダムの?」
ステラ「うん……助けてくれたの。殺されるくらいなら帰った方がいいって。ほとんど話したこともないのに、ステラ、甘えて、巻き込んで……」
スティング「お前のこと、好きなんだろ? きっと……」
ステラ「…………」
ドモン「大丈夫だ、アイツのことは心配するな。ちゃんと俺が鍛えてやる!」
ステラ「うぇーい! ドモン、テンキュー!」
スティング「な、ななななななんだお前はああああ!?」
キラ「ヒャーッハッハッハ! ストライクフリーダム、こいつはイイぜェ!」
ラクス「オホホホホホホホ! 糾弾も良いでしょう、理想も良いでしょう。ですが勝たねばすべて意味がないのです。古からすべては勝者のものと決まっているのですからね!」

ルナ「二分……わずか二分で二十五機のプロトタイプマーメイドガンダム(プラナリア型)が全滅!? ああ、なんてこと……」

キラ「あれ。ちょっと、コラコラ、なんか一気に数が増えてない?」
ラクス「な、なんなんですのこれはーっ!?」
ルナ「だってプラナリアだから破片からでも再生するもん。私知〜らないっと」
キラ「う〜ん参ったな、倒せば倒すほど増えてくよ」
ラクス「ちいい、かくなる上は……アークエンジェルに連絡!」

アスラン「ディストラクト・ジャスティスガンダムか……俺に?」
ラクス『ええ。キモイくらい増殖したプラナリアガンダムを凸の光でおびき寄せ、お得意の自爆でドカンとお願いしますわ』
メイリン「怪我人に無茶させないでください! アスランさん、早く病室に戻りま……」
ラクス『傷ついた今のアナタにこれは残酷でしょう。でもキラはうんぬんかんぬん』
アスラン「キラが! なら乗るしかないじゃないかああああ!」
メイリン「人の話を聞け―――――っ!!」


426通常の名無しさんの3倍:2006/01/15(日) 11:59:12 ID:???
>423-425
GJ!
427封神:2006/01/15(日) 17:42:19 ID:OJon9Qpy
>>423
GJ! 書き方だけでこんなにも代わるもんなんだな


当分の間ネタの書き込みを自粛するよ。
ネタも思いついたが文章にできる力もないし。
428通常の名無しさんの3倍:2006/01/15(日) 17:56:27 ID:???
>427
気にするな。俺は気にしない。

アンタの新ネタ、待ってるぜ!
429通常の名無しさんの3倍:2006/01/15(日) 23:44:08 ID:???
う〜む・・・アメノミハシラ杯、かなり楽しみにしてるんだが・・・・。
職人さん、やっぱ忙しいのかなあ?
430通常の名無しさんの3倍:2006/01/16(月) 09:35:13 ID:???
そういえば最近見てないな。
次回をワクテカして待ってます
431アメノミハシラ杯作者:2006/01/16(月) 20:20:39 ID:???
すいません、ストーリーの構想はかなり出来上がっていて、
今書いてるところなんですが、なんつーか自分でパワー不足を感じてしまっていて……。
先に書き上げといた第4試合の方が面白い様な気さえしてくる始末なんです。
上手くすれば今日か明日には出来上がると思いますが…。
432通常の名無しさんの3倍:2006/01/16(月) 22:45:31 ID:???
>>431
催促したようですまんことです。楽しみにしております。
433通常の名無しさんの3倍:2006/01/16(月) 23:26:27 ID:???
まあのんびりいこうや。
434通常の名無しさんの3倍:2006/01/17(火) 22:58:35 ID:???
のんびり保守るアルよ
コニール「ってぇい!」(背中のドッペルホルンと両手のビームライフルを一斉発射)
ジェス「っとぉ?!」
エド「いいぞ、コニール! 後衛を動くなよ!」
ロウ「凄ぇ火力だな……気に入ったぜ!」
メイリン『コニール選手のゲルズゲー、圧倒的火力で2機のアストレイを近づけさせません!』
コートニー『安定性が極めて高い六脚型の下半身、ダガーLの対艦パックを改造した大容量エネルギーパック、
  更にザフトのセカンドシリーズ以降の高エネルギービームライフル……完全な支援機として完成されている。
  地球代表には、余程腕のいいメカニックがついているのだろう』
メイリン『エド選手のソードカラミティが前衛で動いて、ゲルズゲーが後衛で支援する、という役割な訳ですね』
コニール「近づかれなければ!」
ジェス「流石に大型は違うな……だが、火力ならこっちだって!」
メイリン『ジェス選手、背部のアグニを構えました!』
コートニー『アウトフレームに装備されているのは、背中にシュベルトゲベールとアグニ、両肩にマイダスメッサーと
  ガンランチャー、両腕にビームシールドがそれぞれ装備されている、インパルスのボツ装備案を基に作られた
  デスティニーストライカーだ。エネルギー消費量が半端じゃないが、アウトフレームはPS装甲等のエネルギー
  喰いのオプションが少ないから、エネルギーパックを増設する事で強引に動かしている』
ジェス「ビームの出力ならこっちが上だぁッ!」(アグニ発射)
エド「コニール!」
コニール「分かってる! これだろ?!」

バヂィィィィィッ!(陽電子リフレクター展開)

ジェス「ビームを弾いた?!」
ロウ「なるほど、陽電子リフレクターだな……っと!」(エドのシュベルトゲベールをかわす)
エド「お前さんの相手は俺だぜ! MSに日本刀とは、面白い装備じゃないか」
ロウ「へへっ、あんたもな……このガーベラ・ストレートの威力、見せてやるぜ!」
メイリン『さあ、これは2対2ではなく1対1の様相を呈してきました! 一方はアウトフレームvsゲルズゲー、
  もう一方はレッドフレームvsソードカラミティ!』
コートニー『戦力はかなりギリギリのところで均衡している。これは見物だな』

ジェス「ビームがダメなら対艦刀で勝負だ!」
コニール「させるかッ!」(ビームライフルで牽制)
ジェス「うわっ?!」(ビームシールドで防御)
コニール「次は当ててやる! 行けぇ―――ッ!!」(再び一斉発射)
ジェス「クッ、近づけない?! なら、こっちも!」(ガンランチャーでゲルズゲーを撃つ)
コニール「そんなの、効かないよ!」(陽電子リフレクターで防御)
メイリン『両者の攻撃は、お互いの防御力の前に決定的な攻撃力を持ち得ません!』
コートニー『ゲルズゲーの背中には大容量エネルギーパックもあるから、このままではアウトフレームの不利か。
  あのエネルギーパックは、武器ではなく陽電子リフレクターの稼働時間を増やす為に装備していたんだな』
ジェス(シュベルトゲベールが届く距離に近づけさえすれば……)
コニール(あの対艦刀の間合いまで入られたら終わりなんだ! 何とか持たせないと……)
コートニー『ジェス選手もコニール選手も勝負を焦っているな。エネルギーの問題がやはり大きい様だ』
ジェス「どうする? ダメージ覚悟で飛び込んだとしても、こっちは発砲金属装甲だぞ……だが、ビームシールド
  もエネルギーを喰うし、エネルギー切れになっちまったら元も子もなくすな……」
コニール「チッ、いつ陽電子リフレクターのエネルギーが切れるか分からないのに、ちょこまかと!」
ジェス「クソッ! どうすりゃいい?!」
コニール「当たれぇ――――――ッ!!」(ゲルズゲーフルバースト射撃)
ジェス「うおぉっ!」(何とか回避)

コニール「ハァ、ハァ……また避けられた? あのアウトフレームって、装甲が薄い分すばしっこいのか……?」

ジェス「狙いは正確だが、ドッペルホルンとビームライフルを構えるまでに若干の隙があったみたいだ……
  もしかして、図体がでかい分小回りが利かなくて、あまり素早くは動けないのか?」

(両者、ハッと敵の特性に気づく)

ジェス「なら!」
コニール「勝つにはそれしかない!」
ジェス「8! アウトフレームのリミッターを全部外せ! 本体のエネルギーも全開だ!」
メイリン『ジェス選手、アウトフレームのエネルギーを全開! デスティニーストライカーのブースターをフルに
  使います!』
ジェス「うおぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉっ!!」(スピード全開でゲルズゲーに突っ込んでいく)
コニール「飛び込んできた?! ならッ!」(フルバースト射撃)
ジェス「そ・れ・を……待ってたぜ!」
メイリン『?! ジェス選手、背中からストライカーパックを外して、ゲルズゲーに向けロケットの様に飛ばします!』
コニール「何ッ?!」

ドカァァァァァァァァァァァァァン!!(直撃を受け、デスティニーストライカーが大爆発)

コートニー『高エネルギーの大爆発だ……そうか、これならば!』
ジェス「ストライカーパックに積んであった高エネルギーの爆発なら、通過したビームを減衰させられる!」
コートニー『それにドッペルホルンなら計算で着弾地点を予想して、軌道を見切れるという訳か!』
バチィッ!(アウトフレームの肩に減衰したビームが当たり、左肩のマイダスメッサーが壊れる)

ジェス「この程度のビームなら、装甲の薄いアウトフレームでも!」
コニール「チィッ!」
ジェス「これで……終わりだぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」(シュベルトゲベールを振り上げる)
コニール「私だって……負けられない! 故郷のみんなの為に……! ゲルズゲー、近接格闘モードだ!
  アウトフレームの装甲が薄いのなら、接近して一撃を加えるしかないッ!」
  (装甲が外され、ストライカーパックとビームライフルを捨て、腰のビームランスを構える)
メイリン『どちらも格闘戦で決着をつける様です! ですが、これは!』
コートニー『小回りの利かないゲルズゲーでは不利な戦いだな』
コニール「てやぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!」

ガギィッ!!

メイリン『あーっと! ゲルズゲーのビームランスが、右腕ごと斬り落とされました! これは手痛い!』
コニール「くぅっ! ビームランスが?!」
ジェス「降参しろ! コクピットを避けられるほどの腕はないからな!」(シュベルトゲベールの切っ先を向ける)
コニール「降参しろって……?! でも……私は! 止まってられないんだ!」
ジェス「なら、最後の勝負ッ!」
コニール「ガルナハンのみんな……そしてゲルズゲー! 私に力をくれ!」
ジェス「俺だって! 全宇宙の盗撮……いや、ジャーナリスト仲間が俺の勝利を信じてる!」
メイリン『何か気になる事を言いましたが、ジェス選手、ゲルズゲーに向かって突撃――――――!!』

コニール「私は……負けない! 必ぃっ殺!! ハイパー虹色のぉ……六・本・足・スペシャルぅ――――――ッ!!!」

メイリン『一色足りてねぇ――――――っ!!!』
コートニー『俺個人の解釈だが、緑色のシャイニングフィンガーを金色の指と言うくらいアバウトな世界だから、
  細かい事は気にしないほうがいいと思うぞ』
メイリン『じゃあツッコミの私はどうすればッ?!』
コートニー『というか、どちらが勝った?!』
メイリン『あっ、そうでした!』

ジェス「くっ……」
コニール「う……うぅ……ど、どうなったんだ………?」
ジェス「アウトフレームは……ぐぅっ!」(アウトフレームは全身ボロボロになっている)
コニール「ゲルズゲーも……ダメージは同じみたいだな」(ゲルズゲーもかなりのダメージを受けている)
ジェス「これじゃあ、動けても戦えないか……どうする? こっちはもうダメみたいだけどな」
コニール「私の方は……何とか動けるみたいだ」
ジェス「……じゃあ、とどめを刺すか?」
コニール「いや、降参してくれ。私だって、コクピットを外せるほどの腕前はないからさ?」
ジェス「……プッ、アッハハハハハハハ! こいつはやられちまったよ」
コニール「あんただってファイターが本業じゃないのに、凄いよ」
ジェス「ああ、ありがとう……じゃ、降参だ! 後でインタビューさせてくれよ! 記念写真もさ!」
コニール「勿論! 喜んで受けてあげるよ!」
メイリン『ジェス選手、アウトフレームの損傷が激しいと判断し、ギブアップを宣言しました!』
コートニー『賢明な判断だな』
メイリン『さあ、ところでレッドフレームとソードカラミティの戦いはどうなっているのでしょうか?!』



エド「ハァッ!!」(シュベルトゲベールを振り下ろす)
ロウ「くぬっ?! おいおい、何て重い一撃だよ……!」(ガーベラ・ストレートで受け止める)
エド「動きは素早いが……脇が甘いぜ!」
ロウ「どわぁっ?!」(横から襲ってきたもう一本をバックステップで避ける)
メイリン『レッドフレーム、ソードカラミティ相手に苦戦しています!』
コートニー『TP装甲を搭載したソードカラミティが相手だからな。実体剣のガーベラ・ストレートでは厳しいだろう』
エド「その刀でビームを弾いた時はビックリしたが……それじゃあTP装甲は破れないだろ!」
ロウ「チッ、悔しいけどその通りだぜ……だが、宇宙一のジャンク屋を嘗めるなよ!」(レッドフレームの腕を天にかざす)

ロウ「パワーシリンダー、カァ―――ムヒア――――――!!!」

メイリン『何かにインスパイアされ放題だ――――――?!』
コートニー『む、白虎の方角のゲートから何か飛んでくるぞ』
メイリン『ああッ?! 何かMSの強化パーツっぽいのが!』
エド「何ッ?!」
ロウ「来たな……とうっ!!」
メイリン『軽くジャンプして飛来してきた何かと合体した――――――っ?!』
コートニー『むう、あれはパワーシリンダー!』
メイリン『知ってるんですか、コートニーさん?!』
コートニー『ああ、あれは』
ロウ「自分で説明しよう! レッドフレームは両腕部に強化型駆動システム『パワーシリンダー』(開発協力は
  ジャン・キャリー氏)を組み込む事によって、通常のMSとは比較にならないくらいの超パアゥワァーを得た
  強化モード、『パワードレッド』になる事が出来るのだ――――!」
メイリン『何であなたまでイントネーションがシスの暗黒卿っぽいの?! ……あれ? コートニーさん?』
コートニー『台詞取られた………orz』
ロウ「更に! レッドフレームがパワードレッドになる事で!」(着地した後一旦ゲートの奥に戻る)
メイリン『えっ? 何ですか、あれ?!』
コートニー『巨大な……日本刀?!』
ロウ「ガーベラ・ストレートvol.2、通称150ガーベラを使う事が出来るッ!!」(150ガーベラを構える)
メイリン『全長150mくらいの非常識な大きさの日本刀出てきた――――――?!』
エド「おいおい、こいつぁ……ヤバいな、流石に」
コートニー『ASTRAY……『王道じゃない』作品の面目躍如とも言うべき、メチャクチャな装備だな』
ロウ「という訳で早速……150ガーベラ・ストラァ―――――――シュ!!!」(150ガーベラを振り上げる)
エド「クッ、あんなもんに直撃を喰らったら、いくらソードカラミティでも!」(咄嗟に身構える)

ガキッ

エド「………ん?」
メイリン『えっ? ……っと、ロウ選手のパワードレッドの振り上げた150ガーベラ、一向に振り下ろされません!
  一体どうしたんでしょうか? マシントラブルとか?!』
コートニー『ああ、それなら天井を見てみろ』
メイリン『天井……?』

(天井の骨組みに150ガーベラの先端が引っかかってる)

メイリン『おっとぉ?! 150ガーベラが天井の骨組みに引っかかって取れなくなっている様です! これはもうダメです!
  第一試合のアスラン選手と同じくらいダメです!!』
ロウ「ちくしょ〜〜〜! 天井が低すぎた!」
エド「……何だか知らんけど、とにかく今がチャンスみたいだな!」(シュベルトゲベールで斬りかかる)
ロウ「だが、150ガーベラが使えなくったって!」(150ガーベラから手を離し、シュベルトゲベールを掴む)
メイリン『パワードレッドのアームが、シュベルトゲベールのフレーム部をガッチリ掴みました! 凄い早業です!』
コートニー『パワーだけではなく、レスポンスも格段に向上している。単純な打撃攻撃だけでもかなり強いぞ』
ロウ「ってぇい!!」(シュベルトゲベールのフレームを力任せに捻じ曲げる)
エド「クッ! なら、これはどうだ?!」(パンツァーアイゼンを飛ばし、パワードレッドの腕を掴む)
ロウ「何の!」(パワーでワイヤーを引きちぎる)
エド「引きちぎった?! ……全く、MSのパワーじゃないぜ、そりゃあ!」
メイリン『強化パーツの登場で、レッドフレームは格段にパワーアップ! 形勢逆転です!』
ロウ「150ガーベラが使えないのは予想外だったが、このまま一気にキメさせてもらうぜ!」
エド「このままやられるかよッ!」
ロウ「おりゃあぁぁぁぁぁぁぁっ!!」(パワードレッドの超パワーパンチ)
エド「……ッ! そこだ!」(マイダスメッサーを抜く)

ザギィッ!!

メイリン『エド選手、レッドフレームのパンチを避け、マイダスメッサーをナイフの様に用いて装甲の継ぎ目に突き立てました!』
ロウ「うおぉっ?! 右手が!」(右手首が脱落する)
エド「一発が怖い相手なら、避けちまえば問題はねえのさ!」
ロウ「やるな……流石、プロのパイロットは違うぜ!」
エド「さあて! そろそろ決着と行くぜ!」(一旦距離を置き、マイダスメッサーを2本とも投擲)
メイリン『エド選手、マイダスメッサーを投擲し、シュベルトゲベールを持ちレッドフレームに迫ります!』
コートニー『今まで幾人ものコーディネイターを屠った“切り裂きエド”だ。間合いに入ればまず負けはないな』
ロウ「おっとぉ! 成る程、そっちがその気なら、俺だって受けて立つぜ!」(マイダスメッサーを避け、構える)
メイリン『エド選手に対しロウ選手! あくまでも徹底抗戦、反逆の意思を見せます!』

ロウ「見せてやる! これが俺の……赤い一撃(レッドフレイム)だぁぁぁぁぁぁぁぁ――――――ッ!!!」

メイリン『ロウ選手、威勢はいいけどその実体は物凄いパンチ! どうなる――――――?!』

エド「うおぉぉぉぉぉぉぉぉぉ――――――ッ!!!」(機体の姿勢を低くし、シュベルトゲベールを突き出す)
ロウ「喰らえぇぇぇぇぇぇぇぇぇ――――――ッ!!!」

ドォォォォォォォォォォォォ――――――……

メイリン『二人の全力の一撃が交差! レッドフレームの赤い一撃がソードカラミティの頭部を捉え、そしてソード
  カラミティのシュベルトゲベールがレッドフレームのボディを切り裂きました!』
コートニー『ここで倒れた方の負けだ……一体どちらが?』
エド「…………」(シュベルトゲベールを構えたまま立っている)
ロウ「…………」(拳を突き出した状態のまま立っている)
メイリン『…………』
コートニー『…………』
コニール「……………」
ジェス「…………」

ロウ「ぐぅっ………」
メイリン『ああっ!』
コートニー『レッドフレームが倒れたな……!』
エド「……ッはぁ……ヤバかったが……何とか勝ったって事だな」
メイリン『ご覧下さい! レッドフレームの背中に、先程避けたと思われたマイダスメッサーが突き刺さっています!』
コートニー『わざと直撃を外したマイダスメッサーの軌道も計算に入れていたのか』
エド「へへっ……要は頭の使い様ってこった」
メイリン『レッドフレームは頭部を破壊されてはいませんが……戦闘は続行可能なのでしょうか?』
コートニー『駆動系にかなりのダメージを受けている様だ。ファイトは不可能ではないか?』
メイリン『あっ、レッドフレームのコクピットハッチが開きました!』

エド「ロウ? どうした」
ロウ「いや〜、負けた負けた! 流石は切り裂きエドだぜ!」
エド「おう? 降参するってか?」
ロウ「ここまでやられちゃそれも仕方ないだろ? 俺はメカの専門家、ジャンク屋だぜ? こいつが戦えるかどうかなんて、
  この俺が一番よく分かってんだからさ」
エド「そうか……いや、お前もナイスファイトだったぜ! 俺もマイダスメッサーの作戦を思いつかなきゃ負けてたな」
ロウ「へへへ……プロのパイロットとここまで張り合えたんだから、俺も大したもんだろ?」
エド「レッドフレーム、立てるか? 手を貸すぜ」
メイリン『倒れているレッドフレームに、ソードカラミティが手を差し伸べます! 赤いMS同士、ファイトで芽生えた友情
  という事でしょうか! 素晴らしいワンシーンです!』
コートニー『ああ。ファイター同士、拳で語り合った後は何もかも丸く収まる。これがガンダムファイトの醍醐味だ』
メイリン『それでは、ロウ選手のギブアップ宣言により、地球代表は2回戦進出を――』

ガキィッ!!(ソードカラミティの足元に何かが突き刺さる)

エド「なっ?」
ロウ「何だ?!」
メイリン『えっ?! ソ、ソードカラミティの足元に、三つ又の銛の様なものが突き刺さりました!』
ロウ「誰だ? 誰の攻撃だ?! エド!」
エド「……ヤバいな……あいつ、もう嗅ぎ付けて来やがった!」
コートニー『青龍のゲートの方向だ! 何かがいる!』
メイリン『あれって……?!』
ロウ「青いMS……? 水中用か?」

エド「やはり来たか……ジェーン」
ジェーン「エド! やっと見つけたよ!」
エド「一番マズいタイミングに一番マズい奴が来ちまったぜ……」
メイリン『あの青い機体は……? エド選手を知っている様ですが』
コートニー『連合の水中用MS、フォビドゥンブルーだ。あの鯨のマークを見ると、どうやらパイロットは“白鯨”
  ジェーン・ヒューストンの様だな……』
メイリン『ジェーン・ヒューストン?! 連合のエースパイロットが、何でここに……?』
ジェーン「さあ、説明してもらおうか?! 何故私を差し置いて、そんなロリを取った!」
コニール「え、私の事?」
ジェーン「二人で南米で暮らそうって……軍人を辞めて故郷で一緒になろうって言ったのに! エド、あんたが
  ロリコンだったなんてさ!」
エド「話せば長い! 分かってくれ!」
ジェーン「分からないね! 何故私を裏切った! この浮気者ぉぉぉぉぉぉ!!」(エドに襲い掛かる)
エド「うわっ! だからこれには深い訳がだな……」
ジェーン「言い訳なんて聞きたくない! あんたは誰にも討たせはしない……私があんたを討つ!」
エド「クソッ、何でこうなっちまう! ええい、コニール、後は任せた!」
コニール「ええっ?! エドはどうするんだよ!」
エド「俺は逃げる! あいつ、俺の惚れた女だけあって怒らせると怖いからな!」
ジェーン「逃げられやしないよ!」(魚雷発射)
エド「どわぁっ!! は、早く会場から脱出を……」
???「そうはいかんさ、エド」(突如四方八方からビーム攻撃)
エド「うわぁっ! ……ガンバレル? 狂犬のおっさんか!」
モーガン「流石にジェーンに頼まれてはNOとも言えなくてな。大人しく捕まった方が身の為だぞ」
エド「クソッ、狂犬のおっさんまで抱きこんでやがったのか……ってうおぉっ!」(脇からもビーム攻撃)
レナ「あの子を泣かせたからには承知しないわ。観念なさい、エド」
エド「バスターダガー! レナ教官かよ!」
ジェーン「さあエド! 年貢の納め時だよ!」
エド「クッ……ククク、なら仕方ねえか……こうなりゃ、反逆だぁッ!!」
メイリン『エド選手、激しく自業自得ながらもフォビドゥンブルーと105ダガーとバスターダガーに果敢に向かって
  行きましたぁ――――――ッ!!!』

――その後、地球代表エドワード・ハレルソンは3人がかりでボコボコにされ、医務室送りになりました………。



地球代表、二回戦進出!

次回、第四試合 ミネルバ代表vsプラント代表に波乱が?!
443アメノミハシラ杯作者:2006/01/18(水) 01:05:06 ID:???
今回の反省点
・サブタイトルになってる割にはゲルズゲーがあまり活躍していません。
・全体的に自分でパアゥワァー不足を感じます。
・ロリ、もといコニール分が足りないと思います。

明日には、続きの第四試合を投下出来ると思います。
444通常の名無しさんの3倍:2006/01/18(水) 01:14:35 ID:cFRQQMVu
GJ

445通常の名無しさんの3倍:2006/01/18(水) 02:22:35 ID:???
>433
いやいや、GJっすよw

エドはこれでリタイアか? となるとリザーバーは誰だ!?
446通常の名無しさんの3倍:2006/01/18(水) 13:21:49 ID:???
新作きてた。

GJ!

俺なんかこんないいもの絶対書けないよ。
447通常の名無しさんの3倍:2006/01/18(水) 17:35:43 ID:???
……一応ガンダムファイトなんだからレッドフレイムが頭部にクリーンヒットした
ソードカラミティは失格になりそうな気がするがどうなのか。

とにかくGJ。
448アメノミハシラ杯作者:2006/01/18(水) 18:24:20 ID:???
ヤバい……言われて初めて気づいた……流石にレッドフレイム直撃じゃなあ……。
ここは、当たりはしたけど直撃を避けて、顔面の装甲が半分削げ落ちてる様な感じで……
……ダメ? ですよねぇ、やっぱり……。

それでは第四試合、投下します。
(ミネルバ代表控え室)
ドモン「いよいよお前達の試合だな」
シン「はいっ! 師匠、俺、頑張ります!」
ステラ「ステラもがんばる! うぇーい!」
ドモン「うむ。お前達なら、きっとシャアにも勝てるだろう」
シン「シャアって?」
ドモン「ん……デュランダルの事だが、まあ、気にするな」
レイ「そうだシン、気にするな。俺達は気にしない。思いっきりやってこい」
ルナ「あんた達に全財産賭けるつもりでいるんだからね? 期待してるわよ」
タリア「伊達にミネルバ代表じゃないわよね? けど、無理をしちゃダメよ」
アーサー「情報によると議長もミーアも相当のファイターだからな、油断するなよ」
ヴィーノ「整備は完璧だ! 安心して戦っていいぜ!」
ヨウラン「スーパーモードの調整もバッチリ、アッガイもボルトガンダムも絶好のコンディションだ」
シン「皆……ありがとう。俺、全力でやってくる!」
ステラ「シンとステラ、全力でがんばる!」
ドモン「ああ、行ってこい! お前のファイター魂をぶつけてくるんだ!」
シン「はいっ!!」

(プラント代表控え室)
議長「いよいよだね、ミーア」
ミーア「はい……」
議長「ミーア? 緊張してしまったのかな」
ミーア「いえ、そうじゃありません……私、何て言うか、嬉しいんです」
議長「嬉しい?」
ミーア「今までの私は、ただラクス様を演じているだけの空っぽな存在だった。けど、ドモンさんと出会って、ファイターの
  心を教えてもらって、私はラクス・クラインじゃなくて、ミーア・キャンベルとして自信を持てた。私自身の歌で平和の
  為に頑張ろうって思えました。そして、ミーア・キャンベルとして戦うっていうこの事が、とても嬉しいんです」
議長「そうか……成長したね、ミーア」
ミーア「議長のおかげでもありますよ。こうして、ガンダムファイトを紹介して下さいました」
議長「いや、私のした事はきっかけにしか過ぎないさ。君自身の成長が、君にそう言わせるのだよ」
ミーア「議長……」
議長「君と、そしてガンダムファイターの皆のおかげで、地球圏から戦争行為は少しずつだがなくなりつつある。もう既に
  人類は、戦争の代理の行為として、ガンダムファイトを選択し得る。これはとても素晴らしい事だ。私は、デスティニー
  プランなどに頼らずとも、世界を平和にする方法を見つけられた。これも、ドモンのおかげかな」
ミーア「もう少し……もう少しで、世界は平和になりますよね」
議長「無論さ。だから、今は全力を尽くそう。いずれ来る、平和な世界の為に」
ミーア「はいっ!」
メイリン『ミネルバ代表とプラント代表は、会場へ来て下さい』
議長「おや、もうこんな時間か」
ミーア「じゃあ、行きましょう!」
議長「うむ、行こうか」

ギィィィィィィィ――――……(控え室のドアが開く)

議長「ん? 誰かな?」
ミーア「ダメですよ、もう試合なんですから……」
???「いいえ、あなた方が会場に行く事はありません……フフフ」
議長「む? ……君は?!」
ミーア「あなたは! 何故ここに……ッきゃあああああああああああああああ!!!」



(会場)
メイリン『ミネルバ代表のシャイニングアッガイガンダムとボルトガンダムが、青龍の方角より登場ッ!
  ミネルバ代表はシン・アスカ選手とステラ・ルーシェ選手! 今大会の優勝候補です!』
コートニー『貧弱な坊やだったシン選手も、3スレに渡って鍛えられ続けて相当のパワーアップが見込まれる。
  ステラ選手は流派東方不敗によるメンテナンス・フリー。本来の戦闘力を遺憾なく発揮してくれるだろう』
シン「っしゃあ! 来るなら来い!」
ステラ「シンとステラがんばる! 絶対ゆーしょー!」
シン「……で、議長とミーアは? まだ来ないのか」
メイリン『それなんですが……白虎の方角より、プラント代表の二人が登場する筈なんですけど……』
コートニー『来ないな……ロウ選手の様に遅刻か?』
メイリン『議長とミーア選手に限って、そんな事はないと思いますけど』
コートニー『戦う前から負けを認めて逃げたというのも考え難い。何か急病か?』
メイリン『医務室へ問い合わせましたが、ここ数時間新しい患者は来ていないらしいです』
コートニー『ふむ……? では、一体……ん?』

ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ…………(地響きと共に会場が揺れる)

コートニー『ん?! 大きいぞ!』
メイリン『きゃあっ! 地震?!』
コートニー『そんなバカな! ここは衛星軌道上の宇宙ステーションだぞ?!』
メイリン『な、何で……ああっ! あれ!!』
コートニー『何? あれは?!』
シン「ステラ! 大丈夫か?!」
ステラ「う、うん。ステラ大丈夫」
シン「クソッ、何だってんだ?!」
ステラ「シン、あれ!」
シン「えっ?」

ズゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ……………(地割れが起こり、地面が裂けていく)

???「ごきげんよう、皆さん」
メイリン『真ッピンクの巨大なインパルスガンダムの顔が出てきた――――――っ?!!』
コートニー『40mはある……なんと巨大な……これは、まさか?!』
シン「デビルガンダムか?!」
ステラ「でっかい……うぇーい」
シン「インパルスに乗っているのはミーアの筈……バカな、あんなものにミーアが乗ってるって言うのか?!」
ステラ「シン……ステラ、あれ怖い………!」
シン「……いや、こいつはミーアじゃない! 誰だ! 議長とミーアをどこへやった?!」
???「よくぞ見抜きましたわね。しかし、あなた方に私を倒せる力がありまして?」
ステラ「うぇ……? この声、ステラ聞いた事ある」
シン「お前は……ラクス・クラインだな!」
ラクス「フフフ……ご名答ですわ」
メイリン『ラクス様! あんた何やってんですかぁ――――――っ?!!』
ラクス「不甲斐ないキラとヘタレ凸に代わって、私自ら、このデビルインパルスガンダムで目障りなあなた方を葬ってあげますわ」
シン「議長とミーアをどうした?! 答えろ!」
ラクス「議長……ああ、このガラクタの事ですわね?」(インパルスの上半身が現れ、その手に持っていた議長のパーフェクト
  ジオングを放り投げる)
議長「ぐ……ぅ、私もよくよく、運のない男だな」(ジオングはボロボロの状態、議長自身も大きなダメージを負っている)
シン「議長!! 貴様ぁ――――ッ!!」
コートニー『上半身を含め50〜60mはある巨大なボディ、40m近い巨体のパーフェクトジオングを無造作に投げるパワー…
  ……シャイニングアッガイとボルトガンダムでまともにやって、とても勝てる相手ではない』
メイリン『試合は中止! ミネルバ代表、退いて下さい!』
シン「嫌だ! こいつは議長とミーアをやった!」
メイリン『シン!』
ステラ「ステラも許さない! こいつ、絶対に!」
シン「こいつは! 議長とミーアのファイター魂を侮辱したんだ! 同じファイターとして絶対に許せるもんか!」
ラクス「ではどうなさるんですか? 主役を降ろされたシン・アスカ」
シン「ルール無用でやってやる! バーリトゥード・ガンダムファイトでだ!!」
メイリン『両ファイター、退いて下さい! 場合によっては、参加資格を剥奪する事も……』
ラクス「あら、私は構いませんわ。バーリトゥード、大いに結構。寧ろ望むところですわ」
メイリン『ラクス様! あなたって人は……!』
コートニー『いや、やらせればいいだろう』
メイリン『コートニーさんまで!』
コートニー『決勝トーナメントの抽選会の時、言った筈だ。両者の合意が得られた場合に限り、全てのルールを無視した
  バーリトゥード・ガンダムファイトを実施すると。ミネルバ代表、そしてラクス・クライン。いいな?』
シン「ああ!」
ステラ「うぇーい!」
ラクス「いつでもいいですわ」
コートニー『と、いう訳だ。メイリン、いいな?』
メイリン『……でも、このままやらせたらシン達が本当に殺されちゃいます!』
コートニー『彼らは……覚悟の上でやっている様だがな』
シン「メイリン! 早く始めてくれ!」
メイリン『………分かりました。それでは……双方のファイターの合意が得られましたので、今この瞬間から、この試合は、
  ガンダムファイト国際条約を一切無視し、全てのルールから開放されたバーリトゥード・ガンダムファイトとなりますッ!!』
コートニー『と、戦う前に、この試合で命を落としても文句を言わないと誓ってくれるか?』
一同『勿論!!』
メイリン『では、始めます! ガンダムファイトォォォォ――――――ッ!!』
ラクス「レディィィィィ――――――ッ」
シン・ステ『ゴォォォォォォ――――――ッ!!!』
(ミネルバ代表控え室)
ドモン「まさか、デビルガンダムだと……?! レイ! ルナマリア! ガンダムで出るぞ! 本当にあれがデビルガンダム
  なら、最悪の事態になる前に駆逐せねばならない!」
レイ「了解です、ドモン師父」
ルナ「(通信中)ミネルバ! ガンダムをいつでも出せる様にして!」
アビー『ダメです! ドックのメンテナンス・システム経由でウィルスを流し込まれました! ミネルバは動けません!』
ドモン「ならば、シャッフルの仲間と通信を繋いでくれ! DG細胞を浄化出来るのは、シャッフル同盟の技のみ!」
アビー『了解! シャッフル同盟のファイターにコールします!』
ドモン「レイとルナマリアはミネルバの方を頼む! 俺は会場へ行く!」
ルナ「気をつけて下さいね、ドモンさん」
ドモン「任せろ!(早まった真似はするなよ、シン、ステラ……)」


(会場)
シン「先手必勝! 必殺ッ!! シャァァァァァイニングぅ……フィンガァァァァァァ――――――ッ!!!」
ステラ「さくれつッ!! がいあくらっしゃぁぁぁぁ――――――ッ!!!」
メイリン『ミネルバ代表、試合開始直後にいきなり必殺技を放ったぁ――――――っ!!』
ラクス「児戯ですわね」(シャイニングフィンガーを弾き返し、ガイアクラッシャーを避ける)
シン「何ッ?! シャイニングフィンガーが効かないなんて……」
ステラ「ステラの技、倒せない……?」
ラクス「今度はこちらの番ですわ。これが避けられて?」
メイリン『ああッ?! 地面からインパルス顔のガンダムヘッドが?!』
コートニー『既にアメノミハシラに根を張っていると言うのか?!』
ステラ「こんなの!」(グラビトンハンマーで潰していく)
シン「やられるもんかッ!」(シャイニングソードで斬っていく)
ラクス「あらあら。では……メイリンさん! チェストフライヤー、レッグフライヤーをありったけ出しなさい!」
メイリン『えっ?! あ、えっと……チェストフライヤー、レッグフライヤー、全機射出します!』
コートニー『メイリン! 乗せられているぞ!』
メイリン『しまったぁ――――――っ?!』
ラクス「そしてこのチェストフライヤーとレッグフライヤーにDG細胞を感染させッ!」
シン「?! DG細胞が増殖してコアスプレンダーの形になった?!」
ラクス「フフフ……私の意のままに動くインパルス、名づけてインパルスアーミーの完成ですわ!」
メイリン『パチモノくさいインパルスが沢山表れたぁ――――――っ?!』
シン「クソッ、数ばかりぞろぞろと!」
ラクス「因みに、シルエットも装備出来ますわよ。メイリンさん!」
メイリン『は、はい! シルエットフライヤー、射出! ……ってまたやっちゃったぁ――――――?!』
メイリン『インパルスアーミー、全機撃ち落されました! フリーダムアーミーも半数を撃墜! これは凄い!』
シン「どうだ! 今度はお前に、俺達の愛の力! 石破ラブラブ天驚拳をブチ込んでやる!」
ステラ「うぇーい! かくごしろー!」
ラクス「『覚悟』の漢字も書けない、頭の弱い駄犬如きが! ならば……奥の手ですわ!」
メイリン『あーっと! デビルインパルスガンダムのDG細胞が更に活性化! これは不気味な光景です!』
シン「何をやる気だ……?!」
ステラ「シン、今がチャンス!」
シン「! そ、そうか! よし、もう一度石破ラブラブ天驚拳だ!」

ガキィッ!!

シン「な、何だ?! 動けない?!」
ステラ「シン、たいへん! これ!」(パーフェクトジオングがシャイニングアッガイとボルトガンダムを掴んでいる)
シン「議長?!」
議長「ぐぅ……シン、すまない。ジオングのコントロールを奪われてしまっている……」
シン「何だって?!」
ラクス「どうですか? この破壊したガンダムにDG細胞を感染させ、完全に操る事の出来るゾンビガンダム・コントロールは!
  今や議長のパーフェクトジオングは、私の思い通りに動くゾンビガンダムですわ!」
ステラ「ひきょーものー! うぇーい!」
コートニー『どうやったのかは分からないが……何と卑劣な真似を!』
ラクス「まだまだこんなものではありません。DG細胞の力を以ってすれば、こういう事も可能なのですわ!」

ガシャ……ガシャ……ガシャ……ガシャ……ガシャ……ガシャ……

メイリン『ッ?! び、白虎の方角のゲートから、多数のガンダムが?!』
コートニー『しかもこれは、予選で敗退したガンダム達?!』
メイリン『ラ、ラクス様のデビルインパルスガンダムは、予選落ちのガンダムさえも支配下に置き、ゾンビガンダムとして
  操っています!』
ラクス「敗者は勝者の僕として、死して尚活きる道があるのですわ。それを与えたこの私に、この方達も涅槃で感謝して
  いるに違いありませんわね。それに、たかだか予選落ちのガンダムでなくとも、手駒はまだまだありますわ」
シン「うっ?! イザーク隊長のグフに、ジェスのアウトフレームまで……ダメだ、俺には攻撃出来ない!」
ラクス「あら、そうですか。ならば、そこでゾンビガンダムに嬲り殺しにされるがいいですわ」
シン「み、皆、やめろ! あんなピンクに操られちゃいけない! ……うわぁっ!!」(シャイニングアッガイを攻撃される)
ステラ「きゃあっ!」(ボルトガンダムを攻撃される)
ラクス「フフフフ……さあ、そろそろとどめを刺す事にしますわ……」
シン「ぐぅっ! みんな、やめろって……?!」
ステラ「シン、もうダメ! 戦うしか……」
シン「けど……やっぱり、俺には!」
ラクス「麗しいですわ。ならば、そのままそのファイター魂と共に朽ちて下さいな」(ブラストシルエットを装備、ビーム発射)
シン「何ッ?! ……うわぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!」(ビーム直撃)
ステラ「嫌ぁッ! シン! ……きゃあぁぁぁぁぁぁぁぁっ?!」(ボルトガンダムにもビームが直撃)
メイリン『ゾンビガンダム軍団に包囲され身動きの取れないミネルバ代表に、ラクス様が容赦ない攻撃を仕掛けています!
  ミネルバ代表のガンダムはまだ健在ですが、しかし、このままでは!』
ラクス「フフフ……どうしました? 先程までの威勢は、伊達だったのですか? このビームの出力も、40%ほどだと
  言うのに……」
ステラ「シン、大丈夫……?」
シン「クッ……あんな奴に負ける訳には……みんなのファイター魂を汚されたままじゃ終われない………」
メイリン『ミネルバ代表、尚も立ち上がります! しかし、機体のダメージは予想以上に甚大です!』
コートニー『ブラストシルエットのケルベロスを、デビルガンダムのパワーで更に強化しているビームだ。あれの直撃を
  もう一度喰らったら、いかにミネルバ代表の二人でもただでは済むまい』
ラクス「その通り。今度は手加減なしで吹き飛ばしてあげます」(エネルギーを溜め始める)
シン「ダメだ、アッガイが動かない……これまでなのか……」
ステラ「シン……」

ザッ!(ステラのボルトガンダムがアッガイの前に仁王立ちする)

シン「ステラ? ダメだ、下がるんだ! あのビームの直撃を喰らったら!」
ステラ「ステラ、シンの事、守る」
シン「ダメだよ……ステラだけでも逃げるんだ!」
ステラ「ううん……シン、ステラの事守ってくれる。だから、ステラもシンの事、守ってあげる」
シン「やめてくれ、ステラ! 君が傷つく事はないんだ!」
ラクス「……なら、二人まとめて葬って差し上げますわ。ガンダムはそのまま、コクピットだけを撃ち抜いて!」
ステラ「守る……ステラが、シンを守る!」
シン「ステラ!!」
ラクス「お逝きなさい!」(収束ビーム発射)
シン「やめろぉ――――――っ!!!」

バシュゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥ!!(ビームがボルトガンダムに届く前に弾かれる)

ラクス「ビームが弾かれた? これは……陽電子リフレクター?! 何者です?!」
ステラ「うぇ……?」(ボルトガンダムの前に現れた機体を見上げる)
シン「この機体は……ゲルズゲー? コニール?!」
コニール「大丈夫か、シン! ステラちゃん!」
フレイ「何やってんのよ! あんた、それでもミネルバの代表なの?!」(フリーダムアーミーをビームアックスで斬り伏せる)
ステラ「うぇーい……ステラと同じ声?」
シン「ペズ・バタラ……どうして?!」
フレイ「あんた達を見てらんなかったからよ! それに、その金髪の娘、他人とは思えないし!」
コニール「それに、こいつを放っておけないしさ!」
ラクス「クッ、生意気な……?!」

ガキィッ!!

カガリ「私がいる事も忘れるな!」(アカツキがデビルインパルスの上半身を羽交い絞めにする)
シン「アスハ?!」
メイリン『ゲルズゲー、ペズ・バタラ、アカツキ……一回戦を勝ち抜いたファイターが、ミネルバ代表を援護しています!』
コートニー『彼女達のガンダムにはDG細胞が感染していないのか』
ラクス「カガリさん……?! 何の真似ですの?」
カガリ「手段を選ばないお前に嫌気が差したんだよ! そこまでして勝ちたいのか、お前は?!」
ラクス「戯れ言を! 要は勝ちさえすればいいのですわ! 歴史は常に勝者が創るもの!」
カガリ「そんな戦いに何の意味がある! それに、シン達を見てみるんだな!」
ラクス「え……?! いない! ゾンビガンダム達はどこへ?!」
カガリ「お前の足元だよ!」
ラクス「なっ……」(全ゾンビガンダムがデビルインパルスにまとわりつき、動きを封じている)
カガリ「みんなのガンダムファイターとしての魂が、お前の支配に屈しまいと抵抗してるんだ! マシンを乗っ取られても、
  心まで奪われてはいない!」
シン「みんな……」
カガリ「やれ、シン! 私達ごと、このピンクの悪魔を撃て!」
シン「けど……みんなを巻き添えには!」
ラクス「そう……今私を討てば、彼女の命の保障も出来かねますわ」

(下半身の顔の額部分が開き、DG細胞に取り込まれかかっているミーアが現れる)

ミーア「あぁ……う…」
シン「ミーア!」
ミーア「シ……シン……ステラちゃ…ん……?」
ラクス「さあ、どうするんですの? 彼女は生身の人間ですわよ!」
カガリ「ラクス、お前どこまで……!」
ラクス「カガリさんもいい加減、理解して下さいな……何事も勝たなければ意味がないのです!」
ステラ「シン、どうするの?!」
シン「今なら石破天驚拳でデビルインパルスを倒せるが……ミーアは生身のままだ! ガンダムに乗っていない分、危険が
  大きい! ミーアまで巻き込んで殺してしまうかも……」
ステラ「うぇーい! ひきょーものー!」
ラクス「勝てばよかろうですわ! さあ、どうします?!」
ミナ「笑わせてくれる、この左道ピンクが!」(デビルインパルスの前でミラコロ解除して出現)

ラクス「ゴールドフレーム……?! いつの間に!」
メイリン『あぁっ! 主催者のロンドさんのゴールドフレームが、突如としてデビルインパルスの前に現れました!
  そしてその背のマガノイクタチで、額のパーツを抉り取ります!』
ミナ「我が愛機がミラージュコロイド・システムを持っているという事を、知らなかった様だな」(ミーアを手に寝かせる)
シン「ロンド・ミナ……あんた……」
ミナ「ミーア・キャンベルは救い出した。礼は要らぬぞ」
カガリ「ふん、ミナめ……だが、今はありがたい! 今だ、シン!」
ミナ「今や憂いはない。撃て! シン・アスカ、ステラ・ルーシェ!」
議長「やってしまえば出来るものさ。我々を解放してくれ、シン」
シン「議長……でも、もし議長達まで倒してしまったら!」
イザーク「甘ったれるな、この腰抜けが! このピンクを道連れに討たれるならばそれでいい! 覚悟は出来ている!」
ジェス「アーモリー・ワンで見たお前はもっと毅然としてたぜ、シン! やるんだ!」
エド「お前さんは主人公だろ? だったら何だってやれる! 早くこいつを撃て!」
シン「みんな………分かった。行こう、ステラ!」
ステラ「うん! ステラ、あいつをやっつける!」
ラクス「クッ、よくも余計な事をしてくれましたわね、ロンド・ミナ・サハク!」
ミナ「主催者として、貴様の様な邪悪な存在は許容出来ぬ。後の試合にも差し支えるのでな」
ラクス「えぇい、ゾンビガンダム共! 離しなさい!」
ミナ「貴様はガンダムファイターの心を貶めた……その罪は重い」

シン「流派! 東方不敗がぁっ!!」(明鏡止水のスーパーモード発動)

ステラ「がったいおうぎっ!!」(明鏡止水のスーパーモード発動)

シン「天地!!」

ステラ「ばくさい!!」

シン「シャァァァァァァァァァァイニングぅッ!!!」

ステラ「くらっしゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ――――――ッ!!!」

メイリン『シャイニングアッガイのシャイニングフィンガーのエネルギーと、ボルトガンダムのガイアクラッシャーのエネルギーが
  一つになって、巨大なエネルギー球を形成ッ! そのままデビルインパルスを飲み込んだぁ――――――ッ!!!』
ラクス「バ……バカな…………」
メイリン『圧倒的エネルギーの塊に飲み込まれたデビルインパルス、見る見るうちに消滅していきます!』
コートニー『あの禍々しいまでの存在感を持っていたデビルインパルスが、塵になっていく……凄まじい光景だ……』
メイリン『エネルギーの残滓が散っていきます……金色に輝く雪の様に、会場に降り注いで………』
コートニー『デビルインパルスは完全に消滅した様だ……デビルインパルスを足止めしていたゾンビガンダムも、過半数が
  スクラップの様になっている』
メイリン『あっ! み、見て下さい! デビルインパルスがいたトコ、その中心にラクス様が!』
シン「DG細胞だけが浄化されて消滅したのか……? 俺達の技が……」
ステラ「シン、アッガイ動く?」
シン「ダメだ……ダメージを喰らい過ぎた上、エネルギーもなくなっちまった。降りるしかない」

(シンとステラは機体を降り、倒れているラクスに近づく)

シン「ラクス・クライン……あんたは………」
ステラ「シン、どうするの? このままやっつけるの?」
シン「…………」(気を失っているラクスを暫く見つめた後、ラクスを抱き起こす)
ステラ「シン?」
シン「今やっつけるのは簡単な事なんだ、ステラ。けど、抵抗出来ない相手を殴る様な事をしたら、俺はデビルガンダムや
  このピンクと同じになっちまう。ファイターとして、そんな事はやっちゃいけないんだ。それに、師匠ならこう言うよ」
ステラ「うぇーい……? ドモン、何て言うの?」
シン「俺達の拳は人を活かすための拳、活人拳だ……無闇に人を傷つける為に使っちゃいけない、ってさ………」
ステラ「……うん、ステラもそれがいいと思う」
シン「救護班! 怪我人が沢山いるんだ、早く来てくれ!」


シュバルツ「一時はどうなる事かと思ったが、お前の弟子は窮地を脱した様だな」
ドモン「ああ。俺達の出る幕はなかったな」
ジョルジュ「デビルガンダムを浄化してしまうとは……流石はドモン、あなたの弟子です」
アルゴ「俺達もうかうかしてはいられんな」
チボデー「ホントにな。師匠のお前を追い越す日も近いんじゃないのか?」
サイ・サイシー「兄貴の弟子だもんな、シャッフル同盟にだってなれちまうんじゃないの?」
ドモン「いや、まだまだ未熟者さ……教えるべき事は山ほどある」
シュバルツ「さて、我々も行くぞ。会場には怪我人が溢れているからな」
ドモン「ああ……そうだな(成長したな……シン………)」


ミネルバ代表、2回戦進出!

次回、準決勝第一戦  アメノミハシラ代表vsオーブ代表!!
459アメノミハシラ杯作者:2006/01/18(水) 18:43:15 ID:???
ここは一つデカイイベントを起こそうと思って、やっちまいました。
デビルインパルスはミーアのインパルスにDG細胞が感染、という事で。

次は準決勝第一戦、アメノミハシラ代表vsオーブ代表ですが、どちらも一人ずつ
失格になってるので、リザーバーが投入されます。
というかミネルバ代表以外、全チームに怪我人や失格者が……。
460通常の名無しさんの3倍:2006/01/18(水) 19:06:02 ID:???
なんか途中で一つの最終回を迎エチャッタような盛り上がりだな。GJ!
同じように途中で一つの最終回を迎えても最後まで面白かったGガンや大運動会、
あるいは試合のほとんど全てが名勝負だった刃牙最大トーナメントのような
オーラを感じる。続きも期待してるよ。
461通常の名無しさんの3倍:2006/01/18(水) 19:49:32 ID:???
GJ!
それ以外の言葉がでない
462アメノミハシラ杯作者:2006/01/18(水) 20:18:49 ID:???
しまった、文章に抜けが……orz
454の直前に、以下の文章が入る筈でした……。


ラクス「さあ、自分の機体で倒されるがいいですわ」
シン「性能まで丸っきりインパルスと同じかよ!」
ステラ「うぇ……シン、あれインスパイア?」
シン「ああいうのはパクリって言うの!」
ラクス「パクリだろうと何だろうと、勝てばいいのですわ! それに、まだまだこんなものではありません!」
メイリン『?! 多数のインパルスアーミーにまぎれて……これまたパチモノくさいフリーダムが?!』
ラクス「フリーダムアーミー! ストフリの余剰パーツで作り上げた我が忠実なる僕ですわ! それにDG細胞で作った
  コピーとは言え、性能はキラのそれに劣りません!」
シン「クソッ、数で押そうって気か!」
コートニー『何でもありのバーリトゥード・ガンダムファイトにおいて、デビルガンダムほどその性能をフルに発揮出来る
  機体はない。完全にラクス・クラインの土俵という訳か……』
メイリン『フォース、ソード、ブラストを装備した多数のインパルスアーミーと、数体のフリーダムアーミーがミネルバ代表の
  二人に襲い掛かります! これは苦しい戦いになるか?!』
シン「はん! そんなの……ステラ!」
ステラ「うん!」
メイリン『おっと?! シャイニングアッガイとボルトガンダムが向かい合いました! これは?』
シン「ステラ……俺は………お前が欲しい! ステラァ――――――ッ!!!」
ステラ「シィ――――――ン!!!」
メイリン『これはまさかぁ――――――っ?!』
シン・ステ『流派東方不敗、最終奥義! 石破ッ! ラァブラァブ!! 天・驚・けぇ――――――ん!!!』

ズドドドドドドドドドドドドドドォ――――――――――!!
463通常の名無しさんの3倍:2006/01/18(水) 21:15:09 ID:???
GJ!
すげー面白かった!
464通常の名無しさんの3倍:2006/01/18(水) 21:17:08 ID:???
GJ!シン、成長してるなぁ…よかったよかった
465通常の名無しさんの3倍:2006/01/18(水) 21:18:38 ID:???
ちょww熱すぎwwwwwいきなり最終回かよwwwwwwwwww

GJ!!!!
(本編のカガリとイザークもこんなキャラだったらなぁ)
466通常の名無しさんの3倍:2006/01/18(水) 21:21:02 ID:???
>>462
ああ、なるほどね。けどそんなに違和感ないくらい、感情移入してたよ。
にしても、シンとステラはつええなあ・・・。
すまんな、シン。どーせ議長にボコボコにされるんだろうと思ってたぜw

後、個人的には>>449が良かったかな。いや、ミーア好きなもんで。
つくづく待っていたかいがあったってものです。職人さん超超GJ!!
467通常の名無しさんの3倍:2006/01/18(水) 22:04:21 ID:???
なんかGガンのギアナ高地を思い出した、ドモンってこのとき初めてマスターを倒したんだよなあGJです
468通常の名無しさんの3倍:2006/01/18(水) 22:05:39 ID:???
GJ!!

やばい目が潤んできたよ。
469通常の名無しさんの3倍:2006/01/19(木) 00:24:07 ID:???
ホントにキャラが生き生きとしてるなあ。
素晴らしい。
470通常の名無しさんの3倍:2006/01/19(木) 15:56:39 ID:???
気を失ったラクス様は全裸でつか?
471アメノミハシラ杯作者:2006/01/19(木) 22:17:52 ID:???
ラクス全裸だったらシンが美味しいトコ持って行き過ぎるか……?
いや、Gガンダム的にも種的にもそっちの方がいいかも……。

とりあえず、このスレ的にはどうすべきなんでしょうかね?
教えて下さいエロイ人、もとい住人の皆様。
472通常の名無しさんの3倍:2006/01/19(木) 22:27:43 ID:???
いいんじゃないかラッキースケベで。ルナあたりに一発叩かれればオチも付くし
473じゃあこれで:2006/01/19(木) 22:32:42 ID:???
シン「さぁ、とにかくまずはこの女を救護室に……」
ステラ「服破れてかわいそう。ステラの服貸してあげ……うぇい? シン、この人傷口から歯車が飛び出てるよ」
シン「うわ、マジだっ!? これ人間じゃねえぞ!?」

ラクス「をほほほ! 私がそう易々と捕まえられると思いまして?」
アスラン「ああ、そういやラクスにも頼まれて身代わりアンドロイド作ったんだっけか」
メイリン「だからなんでそんな大発明の特許を手放すんだアンタは――――――!?」
アスラン「だ、だって男の友情が……」


474アメノミハシラ杯作者:2006/01/19(木) 22:49:41 ID:???
>>473氏、見事にオトしてくれてありがとうございます!
GJ!!
475通常の名無しさんの3倍:2006/01/19(木) 23:02:58 ID:???
ナイスオチ!!
476通常の名無しさんの3倍:2006/01/19(木) 23:23:38 ID:???
ナイスコンビネーション!w
477通常の名無しさんの3倍:2006/01/19(木) 23:34:25 ID:???
なんていうか、あのラクスが皆の力で愛すべき馬鹿悪役と化しているのが微笑ましいよなぁ。
478通常の名無しさんの3倍:2006/01/20(金) 00:22:16 ID:???
これはあれか。
「やぁっておしまい!!」「「アイアイサー」」の域に達しつつあるということか?w
479通常の名無しさんの3倍:2006/01/20(金) 01:13:50 ID:???
>>473
ナイスなオチだ。
ここのスレのラクスはこうでなくっちゃあねw
GJ!

にしても、
>シン「ステラ……俺は………お前が欲しい! ステラァ――――――ッ!!!」

これがすごく良かった。シンステ厨だからだろうが、悲恋に終わった二人が
こうやっているのはすごく良かった。職人さんGJ!
480通常の名無しさんの3倍:2006/01/20(金) 02:24:42 ID:???
>>473
ちょwww「をほほほほ」って小早川奈津子かよw
481通常の名無しさんの3倍:2006/01/20(金) 14:25:35 ID:???
>>478
そこは「アラホラサッサー」でなければだめな俺ガイル
482通常の名無しさんの3倍:2006/01/20(金) 19:14:45 ID:RbVYwf0l
フレイとかコニールとか出てたのが、かなり嬉しいwww
483通常の名無しさんの3倍:2006/01/21(土) 00:42:59 ID:???
>>481
「全国500万の女子高生(それとも腐女子?)の皆さん」も外せない
484通常の名無しさんの3倍:2006/01/21(土) 07:09:06 ID:???
キラ「アスランもおだてりゃ、木に登る」
アスラン「ならっ、登るしか、ないじゃないか―!!」
485通常の名無しさんの3倍:2006/01/21(土) 11:15:36 ID:???
>484
すげぇ、たった二行でこのスレのアスキラ関係を表現してる!



            ……主人公誰だっけ?
486通常の名無しさんの3倍:2006/01/21(土) 14:07:40 ID:???
キング・オブ・ハート
ドモン・カッシュ
487通常の名無しさんの3倍:2006/01/21(土) 21:09:56 ID:???
アッガイ・オブ・シザーズ
シン・アスカ(自称運命の妖精”盟主王”に執り憑かれ中)
を忘れちゃ可哀想な気も・・・・・・・それが個性か?(爆
488通常の名無しさんの3倍:2006/01/21(土) 23:40:01 ID:???
前にニコルとママンの話を書いた者ですが、今度は特務兵の話を投下してもいいですか?
ストーリーとしてはギャグっぽい感じで。
489通常の名無しさんの3倍:2006/01/21(土) 23:48:55 ID:???
OK、ワクテカして待ってるw
 俺の名はカナード・パルス。元連合のパイロット、今はフリーの傭兵だ。
 今、俺は何とも言えない……というか、何とも言いたくない状況に直面している。説明するのも面倒だ。
 まず、俺が今どこにいるのか、という事からだ。
 周囲を見渡せば、そこはMS格納庫だ。これは間違いない。というか間違え様がない。メンテナンス・ベッド
にガンダムが並び、中にはドムとかいう一つ目の奴もいる。極々一般的なMS格納庫の風景だ。
 だが、そこに並んでいるMSを、俺は1機たりとも知らない。白いのと赤いのと金色のとピンク色のガンダム
がそれぞれ立ち並んでいるが、正式名称を淀みなく言えるものが1機も存在しない。
 また、俺の周りにいる人間も見覚えがない。真っ先に駆け寄ってきた凸の広い男も、アホの様なピンク色の
髪の女も、軽薄を絵に描いた様な傷の男も、バレーボールでも入れてるかの様な巨乳の女も、俺は誰一人とし
て、一面識も持たない。
 そもそもこのアークエンジェルとかいう艦。このタイプの艦に乗った事は一度としてない。
 いや、まあ、それもその筈だ。
 だって俺は、たった今、キラ・ヤマトになりすましてAAに潜入したのだから。


 事の発端は、あのアズラエルの奴の戯れ言だ。
「君、よく見るとキラ・ヤマトに似てますねぇ」
「何ぃ?」
 無論、こんな事を言われて嬉しかろう筈もない。幾多の失敗作を踏み台にして生まれた完成品のスーパー
コーディネイター。才能なら配り歩くほどあるくせに、ラクシズに身をおいて好き勝手に暴れまわるNEET。
 奴は敵だ! 2年前は、プレアの事もあったし、まあ許してやろうかとも思ったが、やっぱり奴は倒すべき
怨敵だ!
 そしてそんな奴に似ているなどと言われたのだ。俺の機嫌は一気にメルトダウンし、、俺はアズラエルのに
やにや笑いのへばりついた顔を睨みつけた。
「俺の前でその名前を出すな」
「君の出自は知ってますよ? いやあ、難儀な生まれですねぇ」
「黙れ!!」
 俺はアズラエルの胸倉を掴み上げた。つくづくこいつは人を不愉快にさせる才能がある。
 しかもアズラエルはすました顔を崩さず、それが余計に腹立たしい。海賊の連中はよくこんな奴についてきて
いるものだ、と、俺は心のどこかで感心した。
「貴様も俺を失敗作と言うのか?!」
「君自身がどう思っているかは知りませんが、別にそんな事はありませんよ。寧ろ、社会への貢献度で言え
ば、真面目に働いてる君の方が上でしょ?」
「くっ……減らず口を」
「君って、自分の何が失敗なのか、実は自分でもハッキリ分かってないんじゃないですかねぇ?」
「貴様にこそ何が分かる?!」
「何にも分かりゃしませんけど? だから、君が失敗作だろうと何だろうと、僕はどうだっていいんですよ」
 こいつ……! 人をバカにして楽しんでるのか?! 寧ろそのヅラっぽい髪型の方が滑稽なんだよ!
 アズラエルがこんな風な人間なら、役割の上ではアズラエルの補佐官という位置づけのバジルールの気苦
労も分かろうかというものだった。
 アズラエルは俺の手を下ろさせると、ネクタイを直しつつこう言った。
「ですが、まあ……キラ・ヤマトとの兄弟説が囁かれている昨今、キラ・ヤマトと姿形が似ているというその点に
おいて、君は僕の計画に、非常に好都合なんです。今日はそれへの協力を頼みに来ましてねぇ」
「計画だと?」
 この愉快犯め。今度は何を企んでるんだ? そして、どうして俺がキラ・ヤマトと似ていると好都合なんだ?
「まあ、細かいところは後で説明しますが、あのラクシズを壊滅させられるかも知れない壮大な計画です」
「ラクシズを壊滅させるだと? 可能なのか、そんな事が?」
「君が協力してくれれば、スムーズに事は運ぶんですけど?」
「……ふん、面白い。報酬次第だな」
「それは期待してもらっていいですね」
 伊達にブルーコスモスの前盟主でもないという訳か。流石は盟主王と呼ばれた男だ。
 それにしても、あのラクシズを潰す作戦とは一体何なのか? 俺の興味はその一点にのみ集中した。難攻
不落の不沈艦AAに、フリーダム、ジャスティスを擁するピンク戦艦。そして最近はオーブ軍すら動かすと聞く。
神出鬼没のあいつらにやられた同業者は数知れない。
 だが、アズラエルはそいつらを壊滅させられるかも知れないと言った。
 一体どんな魔法を使えば、奴らを完全に潰し得ると言うのだろうか。
 アズラエルは『後でブリーフィングを行うから、マザー・バンガードのブリッジに来い』と言い残し、その場を
去った。
 俺は数分の後、バジルールの声で流れる放送に導かれるまま、ブリッジへと向かった。

 どうやら俺は、アズラエルの奴にハメられたらしい事は、大体理解出来た。
 マザー・バンガードのブリッジに入るや否や海賊のガンダムのパイロット連中に取り押さえられ、両手両足を
縛られて格納庫まで連行されたのだ。こいつらの事は連合にいた時に聞いた事がある。薬物と外科手術で身
体能力をコーディネイター以上に強化した、強化人間ブーステッドマン。
 一人一人なら何とでもなったものを、俺はマヌケにも何の疑いもなくブリッジに足を踏み入れ、待ち伏せして
いたこいつらに一網打尽にされた訳だ。
「離せ、貴様ら! 何の真似だ!」
「うっせーな……文句ならあのおっさんに言えよ」
「僕達は頼まれただけだもんね」
「ていうかお前……うぜーよ」
 ダメだ、こいつらとは話が出来ん。
 やがて、俺は重力の発生していない格納庫の中に放り出された。ふわふわと浮かぶ身体は縛られていて、
手足の振りや壁を蹴る事による方向転換も出来ない。AMBACとは偉大なシステムだ、とか、ふと考えさせら
れた。
 何も出来ず文字通り手も足も出ずに浮かんでいると、ソキウスが寄って来て、俺の身体を掴んでメンテナン
ス・ベッドに固定されているガンダムの足元まで持って行った。
 そこには、アズラエルとバジルール、それにミナがいた。後ろには数名の海賊のパイロットもいる。
 ともあれ、いきなり拉致同然の行動をとられたのは問い質さなければならない。
「アズラエル! 三馬鹿にこんな姑息な真似をさせて、どういうつもりだ?!」
「ああ、そういえば作戦内容を説明してませんでしたっけ」
「貴様、こんな事をしておいて、ただですむと思うなよ!」
「さて、カナード君もお待ちかねでしょうし、作戦の概要を説明しますか」
 この盟主王、聞いちゃいねえ。
 自分が話し終えないと、俺の縄も解かない様だったので、俺は渋々ながらこのボケ盟主が話すのを聞いた。
 奴の言いたい事はと何なのかと言うと、まあこんな感じだ。
 最近、ラクシズによる戦闘介入によって宇宙海賊は甚大な被害を被った。その他にも、各地の戦場で混乱を
巻き起こしている。ハッキリ言って、連中の存在はウザい。強力な軍事力を持っているのも目障りだ。
 という訳で、この際スッパリと壊滅させてしまおう。
 とは言え、真正面からぶつかれば、いかにこちらが海賊のガンダムに加えジャンク屋、傭兵、その他アストレ
イ及びMSVの戦力を持っていると言っても、多大な被害を出してしまうのは避けられない。
 ならば押してダメなら引いてみろ、外でダメなら中から攻めよう。スパイを送り込んで、内部からラクシズを壊
滅させてやれ、という作戦だ。
「……とまあ、そんな訳で、君には活躍してもらいます」
「俺に何をしろと言うんだ」
「はーい、ジャンク屋さーん! 例のものを」
「おうよ! 動作もバッチリ、すぐ使えるぜ」
 アズラエルの呼びかけに陽気に応じたのは、ジャンク屋のロウ・ギュール。ていうか貴様もグルか。
 ロウは懐から厳重にロックされた箱を取り出すと、テンキーに数桁のナンバーを打ち込んで開錠し、中のもの
を取り出した。俺は、自分の顔がサッと青ざめるのが分かった。
 それは、赤い外装に銀色の刃を光らせた――バリカンだった。
「ガーベラ・ストレートvol.3、名づけてバリカンガーベラだ」
 あ、ネーミングはそのまんまか。
「それでですね、どうして君が必要になるのかと言いますと、前にも言った様に君は非常に好都合なんです」
「だから何が好都合だ! 俺をどうするつもりだ! そのバリカンは何なんだ?!」
「僕はね、とりあえずキラ・ヤマトから消す気でいます」
「何? ……キラ・ヤマトを消す、だと?」
「ええ。綺麗な女の子の2、3人でもちらつかせれば、捕まえる事なんて容易でしょ?」
 ……そうなのか?
「そして、今回の計画ですよ。ラクシズからキラ・ヤマトを引き離し、そしてそのそっくりさんの替え玉をスパイとし
て送り込み、内部から崩壊させる……つまり、君ですよ」
 俺が? キラ・ヤマトの替え玉だと?
「君は髪の色こそ違いますが、肌の色は同じ黄色系で瞳は同じアメジストだし、何より中の人も同じです。少し
ばかり穏やかな喋り方の練習でもして、そのロン毛を短くして茶髪にすれば、あ〜ら不思議! キラ・ヤマト
そっくりという訳です」
 ……想像してみたが、まあ、結構似ているかも知れない。大体、平井の作画は描き分けがなっていなくて…
……ってそうじゃない!
「髪を短くするだと?! ふざけるな!」
「別にいいでしょ、そのくらい。それにヘルメットを被る時、あの剣道のタオルみたいなのを巻かなくてよくなりま
すよ」
「余計なお世話だ! 好きで伸ばしてるんだよ!」
「漫画のキャラってのは、シルエットだけで判別出来るくらい、ビジュアルに違いを出さなきゃいけないのはよく
分かりますけど、今回は似せる為にやるんですから無問題です」
 この男は……!
 この長髪は単なる見た目の違いを出す為のものじゃないんだぞ! この烏の濡れ羽色の長い髪があるから、
俺はこう、湯上り美人的な魅力的なビジュアルを演出出来るんだ!
 それをキラ・ヤマトと同じ様な長さにする?
 そんな事をしたら、そこのバジルールと被るだろうが! 奴も黒髪なんだぞ!
 だが、アズラエルは俺の講義など知らんぷりを決め込んで、俺の首に長いタオルをかけた。髪を切る準備は
万全という事か。クソッ、このヅラ盟主! ハゲろ! ハゲてしまえ!
「さあ、やっちゃって下さい」
「あいよ」
 カチッ、ヴィ―――――ン………
 ロウの手に握られたバリカン、いやバリカンガーベラにスイッチが入る。俺にはこの独特の音が、まるで悪魔
の咆哮の様に聞こえてならなかった。
 俺は周囲を見渡して、誰か助けてくれそうな奴がいないか探した。
 海賊のパイロットは――ダメだ。あの緑色の髪の気の弱そうな奴なら脅しつければ動きそうだが、そんな暇
はない。第一、こいつらはアズラエル側の人間だ。
 何故かその場にいたサーペントテールの連中は――
「おい、そこの叢雲劾! 俺を助けろ!」
「助けてやってもいいが、別料金になるぞ」
 と、すました顔で素っ気無く言われた。
 ……この守銭奴め! いつかそのサングラスを叩き割ってやるからな! 覚悟しておけ!
 クソッ、どいつもこいつも……では、ソキウスならどうだ?
「ソキウス! 俺を助けろ! このジャンク屋を止めろ!」
「不可能です。ロウ様はナチュラルです」
 この廃人が……。ミナのお人形の分際で……!
 そうこうやってる内に、ロウのバリカンは俺の頭に迫り――
「動くなよ、頭まで刈っちまうぞ」
「や、やめろぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!」
 そして、一週間後。

 俺は今、ラクシズ巣食う不沈艦、AAにいる。
「キラ、大丈夫なのか? 海賊のMSに不意打ちされたらしいが……」
「あ、ああ……大丈夫。大丈夫だから」
 ラクシズの人間のデータは、作戦決行前に頭に叩き込んである。
 このやたらと馴れ馴れしい凸が、アスラン・ザラ。ザフトを脱走したダメ人間だ。
「キラ、私はあなたがきっと帰ってくると信じてましたわ」
「そ、そう簡単にはやられないよ……心配するな……じゃなくて……心配しないで、ラクス」
 このピンク女が、ボスのラクス・クラインだ。こいつさえ殺せば何の問題もなくラクシズは崩壊するだろう。
「けど、アスランさんがブリッジで叫ぶもんですから、うるさかったですよ」
「ハ、ハハ……困っちゃう、よね」
 このツインテールがアスランと共に脱走してきたメイリン・ホーク。こいつには要注意だ。
 3スレに渡って鍛えられたツッコミ力、洞察力……まずはこいつをどうにかするのが先決だな。
「キラ、念の為にお医者様に診てもらった方がいいですわ。今すぐプラント一の名医を紹介しますから……」
「い、いい……いいよ、医者は。俺……いや、僕は大丈夫だから」
「そうですか……では、ゆっくり休んで下さいね」
 このピンク、情報によるとキラ・ヤマトの女らしい。こいつをいかにして騙し通すかも今後の課題だ。
 俺は一刻も早くこのゴチャゴチャした格納庫から離れたくて、疲れたから寝る、と皆に言って、ロッカールー
ムでパイロットスーツを脱ぎ、足早に部屋に向かった(事前にAAの内部見取り図を入手していたが、やっぱり
迷ってしまい、メイリンに不審がられた。あの女には気をつけないといかん)。
 キラ・ヤマトの部屋に入って扉をロックすると、何か途方もない疲労感と、そして苦境を乗り切った開放感の様
なものを感じた。だが、これで終わりではない。これから、毎日が苦境の連続になるのだ。
 俺はベッドに倒れる様にして横になると、すぐに自分の体がベッドと同化してしまったかの様な錯覚を感じ、
そして深い眠りに落ちていった。

 ああ、それにしても……首筋がスースーする………。

 薄れゆく意識の中で、何故かその事だけが気になって仕方がなかった。
495通常の名無しさんの3倍:2006/01/22(日) 01:22:18 ID:???
GENERERATION of C.E.をプレイしてみた記念、特務兵のはじめてのおつかい(?)話です。
なんというか、中の人がキラよりもずっと生き生きと特務兵を演じている様な機がして
ならず、更に兄弟説も囁かれているという事で、この様な話を書いた次第であります。
一人称は性格を出さなければいけない分、書いていて面白いですよね。
496通常の名無しさんの3倍:2006/01/22(日) 02:48:05 ID:???
>490-495
GJ! 後半、期待してます!!
497通常の名無しさんの3倍:2006/01/22(日) 04:32:00 ID:???
カナード頑張れw
GJ!!
498通常の名無しさんの3倍:2006/01/22(日) 12:11:51 ID:???
銘酒王もそうだが、次々と出てきてはボケたおすアストレイ群にやたらワロタw
499通常の名無しさんの3倍:2006/01/22(日) 17:54:31 ID:???
今だから言える。


アメノミハシラ杯でシンが負ける方に賭けてたのは
俺だけじゃない筈だ
500通常の名無しさんの3倍:2006/01/22(日) 18:40:59 ID:???
>>499
同士!
 俺はその後、眠った。
 本当ならばさっさとメインコンピュータから機密データの一つでも抜き取って、ラクシズが内部崩壊を起こす様
に工作を始めるのがいいのだが、ここ数日の不眠や気疲れから、とにかく俺は眠った。
 何時間眠ったのかは分からない。だが、休息を求める俺の身体がその欲求を満たすまで、少なくとも半日か
そのくらいはかかったのではないか、と俺は予想している。
 そして、俺はスッキリした気分で目覚めて服装を正し、鏡を覗き込む。
 無論、そこに映るべきなのは、カナード・パルスの姿である筈だ。だが、自慢の長髪をバッサリ刈られ、更に
染料でブラウンに染められたから、かなり印象が異なっている。
 それは、画像データと、それから地上で一度きりしか見た事のないキラ・ヤマトの姿。
 完成品のスーパーコーディネイターの姿が、そこにあった。
「これが、完成品の姿……か………」
 知らず知らずの内に、俺は呟いていた。


 まずはキラ・ヤマトの身の回りから調べる事にした俺は、とりあえず部屋の棚やらクローゼットやらを物色し、
何か重要なものっぽいのがないか探してみた。
 クローゼットには……オーブの軍服に、やたらベルトの多い私服。後、あまり気にしたくないのだが、何故かメ
イド服があったりした。キラ・ヤマトは女装趣味でもあったのか? それともあのピンクに着せてあんな事やこんな
事やそんな事をやっていたのか? 因みに俺はメイドより看護婦派だ。
 棚を覗くと、映画やアニメのDVDが整然と並べられていた。一応、一つ一つケースを開けて中身を確認する。
もしかしたら、機密データの収まったデータディスクでも隠してあるかも知れないからな。
「ん……? 何だ、この箱は?」
 DVDのケースをベッドの上に放って一枚一枚確認していると、棚の奥にDVDを纏めてしまっておくボックスを
発見した。結構な大きさだが、これはもしや……!
「ラクシズの機密データだな?!」
 キラ・ヤマトめ、スーパーコーディネイターとは言えとんだマヌケだな! こんなバレバレの場所に、ラクシズの
秘密を隠しておくとは……。
 俺は嬉々としてそのボックスを開け、中のDVDを取り出した。
 だが……
「……『お嬢様SM調教』…『超ギリモザコスプレ巨乳陵辱』…『突撃! 隣の未亡人』……?!」
 何なんだこれは?! 単なるエロDVDだろうが!
「こんなもの、厳重に保管しておくな! 使ったらさっさと売れ!」
 忌々しく吐き捨て、俺はボックスごとDVDを投げ捨てた。
 全く、ろくなものがない! 大体、キラ・ヤマト所蔵のエロDVD、これも俺好みの奴が一枚もない! そもそも
どいつもこいつも巨乳巨乳って鬱陶しいんだ! 乳というのは形もよくなければいけないし、そんなに大きいの
が好きなら服の下にボールでも入れとけばいい! 俺は巨乳より美乳だ!
「ったく……ん? しかし、この女優、誰かに似ているな……」
 よくよく見ると、どの女優も長い赤毛のキツめな女ばかりである事に気づく。一つ拾い上げて裏の内容紹介を
見ると、何か思い出しそうな気になってくる。長い赤毛のキツめな女と言うと……
「そうだ、海賊のパイロットにいたな……確か、フレイ・アルスター………」
「フレイさんがどうかしたのですか、キラ?」
「??!!!」
 俺は驚きのあまり飛び上がってしまった。振り向くと、恐らく今最も来てもらっては困る奴がいたからだ。
 ラクス・クラインは穏やかな表情だった。しかし、事前に掴んでおいた情報に寄れば、こいつはこの表情のま
ま、ザフトの要塞を壊滅させる事が出来る、人の皮を被った魔物だという。油断は出来ん!
「ラ、ラクス? どうして……」
「さっきからノックをしても返事がないので、ピンクちゃんに開けてもらいました」
 ピンクちゃんとは、そのピンクの丸い物体か。ピッキング機能があるのか? 誰が造ったんだ、こんなもの!
「それよりキラ、このDVDは何ですの?」
「あ、あははは……ムウさんにちょっとね……」
 とりあえず、俺は適当な名前を出して逃げようとした。だがこいつの追及はまだまだ続く。
「あらあら。では、何故、フレイさんの名前が出たのですか?」
「べ、別に何でもないよ! ただ、懐かしさとか……」
「そうですか……では、何故このDVDは皆、おっぱいの大きい方ばかりなのですか?」
「!! そ、それは……」
 ラクス・クラインの無言のプレッシャー。この部屋の空気そのものが、何かドロドロしたゲル状のものになった
かの様な、異様な居心地の悪さを俺に強いる。何なんだこいつは……!
「キラはやっぱり、おっぱいの大きい方が好みなのですか?」
「そ、そんな事ないよ……俺、いや僕は」
「やっぱりフレイさんの事を忘れられませんか? ミーアさんの方がおっぱいが大きいから好きですか?」
 あ、巨乳は巨乳でもミーア・キャンベルなら及第点だな。彼女は大きいばかりでなく形もいいから……って、
違う違う! ていうか、俺はフレイ・アルスターとは会った事も話した事もないんだぞ!
「巨乳だからマリューさんも好きですか? アスランはもうハゲていますか? メイリンさんはツッコミですか?
ムウさんは盗撮ですか? ノイマンさんはバレルロール大佐ですか? 私は貧乳ですか? 貧乳なのですね?
巨乳でなければいけないのですか? 答えなさい! キラ・ヤマト!!」
 こ、こいつは……バカな、俺が恐怖しているだと?! 俺を圧倒しているのか?!
 だが……こんなピンク如きに、どうにかされる俺ではない!
 そう、俺はスーパーコーディネイター(の失敗作)だ!!
「ラクス、それは違う! 巨乳とか貧乳とか……関係ないんだ! 男はみんな、おっぱい星人だから!」
「よくぞ言いましたわッ!!」
 次の瞬間、ラクス・クラインが掴みかかってきた。ふん、いくらSEED持ちとは言え、凡コーディネイターの女で
は、この俺は倒せないぞ……
「あなたはせめて、私の手で美しく葬ってあげますわ」
 戯れ言を……って、な、何ぃッ?! 何だ、この万力で締めつけられているかの様な力は……?!
 や、やめろ! 許してくれ! うわあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!
「懺悔なさい」
 最後に聞こえたのは、ラクス・クラインの氷の様に冷たい、そして残酷な声。
 そこで、俺の意識は途絶えた。



 あの後、俺は部屋にあったエロDVDを全てムウ・ラ・フラガに押し付けた。
 この間の一件でピンク色に一生モノのトラウマを抱えてしまったのは、まあ、もう忘れよう。過ぎた事だ。
 心身の傷を癒す為に、まずは食事をとる事にした俺は、AAの食堂にやって来ていた。壁に貼られているメ
ニュー表を見ると、それは実に多彩だ。和・洋・中……ざるそばがあったと思えば、黒毛和牛のテールスープが
あり、激辛麻婆豆腐もあったりする。食料の調達は大丈夫なのか?
「さて、何にするか……」
 出来れば安くて多くを食べられるものがいいが……定食にでもするか?
 焼き魚定食に、焼肉定食に、海の幸定食に、ステーキ定食、と………ん? ステーキ?
「ステーキ定食だとッ?!」
 俺は思わず叫んでしまい、食堂にいた連中の注目を浴びまくってしまった。だが、この際どうでもいい。再びメ
ニュー表を注視し、定食メニューの欄に、確かに『ステーキ定食』の6文字があるのを、俺は確認した。
(バカな……ステーキ? ステーキって鶏や豚じゃない……牛だぞ? 牛なんだな?)
 ステーキ定食。俺はその僅か6文字に、この世の楽園を見た様な高揚を覚えていた。
 世間一般の傭兵というのは、殆ど例外なく貧乏人だ。今はどの傭兵もMSを持っているのが一般的だが、こ
のMSというのはなかなか曲者で、整備代やらパーツ代やら、とにかく維持費が半端じゃないのだ。俺の指揮
する傭兵部隊『X』は、俺のドレッドノートを除けばメビウスしかないが、それでもドレッドノートの維持費に、毎月
相当な額の出費を強いられている。
 これは引く手数多で仕事に事欠かないサーペントテールも同じだろう。寧ろ、連中はブルーフレームとザク、そ
れに数々の装備パーツを所有しているので、MS関係の出費もかなりのものの筈だ。
 その上、部隊の奴らの生活費も何とかせねばならないので、どんなに高い報酬を受け取っても、すぐさまどこ
かへ飛んで行ってしまう。中間管理職の辛いところだ。メリオルにも苦労をかける……。
 これではステーキや寿司など夢のまた夢だ。事実、俺もそんな贅沢なものを喰った覚えが、傭兵になってから
こっち、全くない。おかげで貧乏料理のレパートリーは激増したのだが……。
 だが、AAの食堂では、事もあろうにステーキ定食を出していると言うのだ。
(いや、合成たんぱく質ではないのか……? だが、それでは1000円というこの価格の説明がつかん)
 あの味の悪い合成たんぱく質の塊をステーキとして出して、それで1000円取っているのだとしたら、暴利以
外の何者でもない。艦内で暴動が起きてもおかしくないぞ。それに、この食堂のメニューの全体的な安さを考え
れば、やはりこのステーキ定食のステーキは本物の牛肉を使用しているに違いない。
「キラさん、今日は何にしますかね?」
 カウンターに行くと、恰幅のいい身体をした食堂のおばちゃんが、ニコニコしながら訊いてきた。喰うものなど決
まっている。今日、俺は神の領域に達してくれる。
「ステーキ定食、お願いします」
「あらまあ、ステーキ定食? じゃあ、ご飯大盛りにしておきますからね」
「あ……ありがとうございます」
 いつもより素っ気無い感じに聞こえたであろう俺の言葉に、おばちゃんは何か感じたのかは分からないが、そ
う言って山盛りに飯を盛り付け、付け合せの野菜も多めにしてくれた。礼を言うぞおばちゃん。
 後で聞いた事だが、おばちゃんは息子がオーブ軍人で、クレタ沖の会戦で命を落としたらしい。そいつよりは若
干若いのだが、キラ・ヤマトやアスラン・ザラに息子を重ねているのだろう、よくサービスしてくれるらしい。ハッキ
リ言って俺の知った事ではないが、今の俺はキラ・ヤマトでなければいけないのだ。あまり無下にする訳にもい
かないだろう。
「パイロットさんってのは身体が資本でしょう? 沢山食べて、頑張って下さいね」
「はい、ありがとうございます」
 おばちゃんに対し出来る限り愛想よく振舞って、俺は適当な席に座った。

 さて。いよいよステーキ様との運命の逢瀬だ。
 嗚呼、この分厚い牛ヒレ肉……滴る肉汁、濃厚なステーキソース! これを前にしただけで、アドレナリンやら
何やらの脳内物質が出まくり、戦闘の時の様な興奮が全身を振るわせる。これを俺は今から口にするのか! 
生きててよかった、いや、生きてる内は負けじゃなかった!
 大体、ステーキを置いといても、飯からしてオルテュギアの食堂とは大違いだ。ウチは慢性的に金欠だから、
安い米や食材しか買えないのが常で、パサパサの飯に味気ないおかずが関の山だった。それが、このふっくら
した飯ときたら!
 そう、揃いも揃って貧乏人の俺達傭兵にとって、ある意味飲み喰いこそが至高の快楽であるのかも知れない。
「いただきます……!」
 そしてありがとう、神様。本当にいるかどうかは知らんが、とりあえず神様だ。
 俺は震える手でフォークとナイフを手にし、慣れない手つきで、一切れの肉を切り取った。
 この一切れは、歴史を変える――何故かそんなセンテンスが頭に浮かび、俺はその歴史を変える一切れを口
にした。
「〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ッ」
 よし、思いっきり味わって飲み込んでやる。そしてTVのグルメ番組の様なコメントを――

『コンディション・レッド発令! パイロットは搭乗機にて待機して下さい!』

「ッんぐむぅ?!」
 突如として鳴り響いた警報と、メイリン・ホークの声は、俺の至福の時をものの見事にブチ壊してくれた。 
 俺は記念すべき一切れを味わう間もなく、そのまま丸呑みにしてしまった。歴史を変える瞬間は台無しだ。
「コンディション・レッドだと……!」
 コンディション・レッドという事は、これから戦闘に入るという事だ。しかし、何故こうもいきなり? 敵の襲撃か?
 周りを見渡すと、食堂にいた連中も食事をやめ、慌しく席を立っている。単なるろくでなしのテロ集団かと思っ
ていたが、なかなかどうして、職業意識の様なものはしっかり持っているらしい。
 雰囲気的に、これは俺もフリーダムに乗り込まねばならない感じだ。というか、どうしてもそうせねばならないだ
ろう。こんな艦、いつ沈んでくれても、俺としてはどうだっていいのだが……。
 俺は今、キラ・ヤマトでなければならない!
「クソッ! どうして後5分待たない?!」
 俺はナイフとフォークをテーブルに叩きつけると、警報に追い立てられる様に格納庫へ走った。
 ……敵が誰であろうと、この俺の幸福な時間を奪ってくれた礼はする。皆殺しだ! 宇宙のチリにしてやる!
 程なくして格納庫に到着し、俺はフリーダムのコクピットに乗り込んだ。OSを起動させ、簡単なエラーチェックを
行い、通信機のスイッチを入れた。すると、すぐにラクス・クラインの声が入ってくる。
『いつもの様にミネルバと遭遇しました。敵MS部隊を撃破して下さい』
 ミネルバ? ああ、あのザフトの新鋭艦か。最近あちこちでよく噂を耳にするが、このラクシズの強大な戦力を
以ってしても墜とせないところを見ると、向こうも相当強いらしい。だが、俺を怒らせたのが敗因だ。
 フリーダム……正式名称はストライクフリーダムガンダムと言ったが、こいつは、シミュレーションで何回かやっ
てみた限りでは、ドレッドノートと操縦系にそれほどの違いはない。だが、出力のアップしたビームサーベルやロ
ングライフルやドラグーン等の攻撃能力、ビームシールドによる堅牢な防御はドレッドノートの比ではない。それに
機動性も段違いで、じゃじゃ馬ではあるが、乗りこなせばザクやグフが何機出てこようと相手にもならないだろう。
『進路クリア、発進どうぞ!』
 CICのメイリン・ホークの声が飛び込んでくる。チッ、貴様も俺の食事の邪魔をしたという点では同罪だ。いずれ
思い知らせてやるからな! エア・ロックから放り出すのがいいか? それとも、ビームで蒸発するのがいいか?
精々覚悟を決めておけ……!
「メイリン! 敵はどこだ!」
『えっ? キ、キラさん?』
「言え!」
『あ、は、はい! 3時の方向より、4機のMSが接近中! データベース照合の結果、シャイニングアッガイ、
ガンダムローズ、マーメイドガンダム、それにボルトガンダムと思われます!』
「そうか……AAは前に出るなよ!」
 ぶっちゃけた話、アッガイも何も全部、どんなMSだか分からない。ガンダムではあるらしいが、敵は殺す!
「アスラン! ジャスティスはフリーダムの援護をしろ! ムウ! アカツキはAAを護れ!」
『キ、キラ?!』
「分かったのか、分からないのか!」
『あ、ああ……分かった。ジャスティスはフリーダムを援護する』
 アスラン・ザラは俺の剣幕に少々引いている様だが、そんな事は気にしてはいられない。ミネルバの連中を皆
殺しにせねば、腹の虫が収まらん。
「よし! カナ……じゃなくて、キラ・ヤマト、フリーダム、出る!」
 見ていろ! 俺はキラ・ヤマトの様に、不殺などというヌルい真似はしない!
506通常の名無しさんの3倍:2006/01/22(日) 22:45:17 ID:???
特務兵の特徴
・ツンギレ(ツンツンした後、突如として逆切れする)
・野良犬根性の塊の様な人である
・とりあえず私服はへそ出し

以上の特徴を常に頭に置きながら、特務兵の行動を書いています。
次は戦闘と、後もうちょっと日常パートです。ていうか今回も長くなりそうです。
507通常の名無しさんの3倍:2006/01/22(日) 22:53:58 ID:???
GJ!!
メイドより看護婦派ワロスwww
508通常の名無しさんの3倍:2006/01/22(日) 23:10:07 ID:???
ステーキ関連の凄まじいまでの語りに全米が泣いた
509通常の名無しさんの3倍:2006/01/22(日) 23:32:56 ID:???
>501-506
うおおおおお、GJ!
ステーキが食べたくなりましたっ
510通常の名無しさんの3倍:2006/01/22(日) 23:41:05 ID:???
傭兵は大変なんだな、それに対してラクシズの豊かさは・・・ラクスは本当に恐ろしいな
511通常の名無しさんの3倍:2006/01/23(月) 00:00:28 ID:6SIbGtGi
ラクステラコワスww
512通常の名無しさんの3倍:2006/01/23(月) 00:10:16 ID:???
一人称上手いなあ。
知らないキャラなんですが、ものすごくそいつの人となりが分かります。
お見事です。
そして、ステーキへのこだわりにメッチャワラタ。
超GJ!
513通常の名無しさんの3倍:2006/01/23(月) 00:32:42 ID:???
>いや、生きてる内は負けじゃなかった!

説得力あるなあw
至極、名言
514通常の名無しさんの3倍:2006/01/23(月) 02:33:08 ID:???
おもしれぇ〜〜〜www
キラとカナの何気ない違いとか上手く見せてくれて超GJっす!
515通常の名無しさんの3倍:2006/01/23(月) 10:49:01 ID:???
プレアでも今のカナードは止められないなw
516通常の名無しさんの3倍:2006/01/23(月) 11:03:53 ID:???
もういっそのことカナが主役でいい。
517通常の名無しさんの3倍:2006/01/23(月) 22:17:55 ID:???
キラもフレイに未練たらたらだな〜w
518シン・アスカ:2006/01/23(月) 22:26:18 ID:???
>>516
あぁ…ステラ、刻が見える…
519通常の名無しさんの3倍:2006/01/24(火) 08:23:15 ID:???
GJ!!
しかし、このカナード話がどういう結末を迎えるのかも気になるけど、
作者さんが次にどのキャラを掘り下げるのかも気になるw

個人的にはイライジャキボン
520通常の名無しさんの3倍:2006/01/25(水) 10:50:29 ID:???
職人さん降臨期待age
521CERO18:2006/01/25(水) 11:59:49 ID:???
やあ。僕はみんなのアイドル、スーパーコーディーのキラ・ヤマト!
今日も今日とてストフリでTPOを無視して戦闘介入、顰蹙を買ってきたところさっ。
ふう、いい汗かいた。シャワーを浴びて、アスランでもからかって遊ぶとしようかな……ん、あの声は?

メイリン「や、やめてっ……やめてください、アスランさん! そんなところ嘗めないでください、汚いですようっ。そこは、そこはおしっこをするところですよ!?」
アスラン「うるさいぞメイリン! 邪魔するなっ!」

……驚いた。どこに連れ込んだか知らないけど、あのヘタレに事に及ぶ度胸があったなんて。
まぁ別にいいけど。メイリンも本当に嫌ならもっと抵抗するだろうし、なら僕が邪魔するのも無粋ってもんだよね。
聞かなかったことにして立ち去ろう。トリィが勝手にいなくなっちゃったけど、僕が指示を出したわけじゃないもんね(プログラムは書き換えたけど)。

 …………

シャワーを浴びて部屋に戻る。戻ってきたトリィから映像データを抜き出して、ワクワクしながらパソコンを起動。
ふふふ……最近盗撮が流行ってるらしいけど、スーパーコーディーの僕は一気にその上の世界を見てやるのさっ。

メイリン『落ち着いてください! 便器なんか嘗めてどうするんですか!?』
アスラン『だって、だって……そうすればあの時(>180)の借金をチャラにしてあげるって、キラが言ったんだァ!』
メイリン『じゃあそれも私が貸してあげますからっ! 五千円で人の尊厳まで売らないでください!』

ああ、そういえば冗談でそんなこと言ったっけ……。
メイリンに羽交い絞めにされながら便器に顔を近づけるアスランの映像の前で、僕はキーボードに突っ伏していた。


522通常の名無しさんの3倍:2006/01/25(水) 12:21:49 ID:???
色んな意味でカナード以上に貧しい奴がここにいた……。
GJ!!
523通常の名無しさんの3倍:2006/01/26(木) 09:03:53 ID:???
ずいぶん過疎ってるな…
524通常の名無しさんの3倍:2006/01/26(木) 09:22:33 ID:???
テストとかあるもので・・・
525通常の名無しさんの3倍:2006/01/26(木) 09:23:42 ID:???
ネタとして微妙だったからでは?
かく言う俺はここが2chである事を思い出した。
>>521より

「一枚の絵になったからこそ感じられる撮影者のこだわりと心意気…
 設置されたカメラの垂れ流し映像で満足していては一生わからない…人、それを『話にならない』という…」
キラ「なにやつ!?」
シュバルツ「貴様に名乗る名前なぞない!(シャキーン)」

ラクス「おのれ〜いつもいつも賭けが外れるとは〜全く嫁補正がないとはこんなに不便……ブツブツ」
『とぁぁぁ―――――――っ!!』
ラクス「? なんですの? キラの部屋からなにやら叫び声が…」
『ゴッドハンードスマァッシュッ!!!』
『ギ…ギャンドラー様ぁぁっ!! やーめーてーよーねぇぇっ!!』
『成ばぁいっっ!!』
チュドォォ――ンッ!!
ラクス「わぁっ!? な、なんですのっ!?(コソーリ)…あら? キラが倒れているだけで他には誰もいませんわ?」
キラ「な、なんなのいまのは…ガクリ…」


アーサー「…で、やはり『マシンロボ』ネタはスパロボやっていないとわからないんじゃないのか?…」
シュバルツ「…大体の人はスパロボやっているだろうから大丈夫だと思ったのだがな…」
メイリン「…? そんな通路の端っこでなにやってんですか二人とも」
アーサー「ん? メイリン? いやなんでも」
シュバルツ「うむ、なんでもないぞ。我々は無視してそこの自販機でイチゴミルクを買いたまえ」
メイリン「はあ…(チャリン…ピッ…ゴト…ゴクゴク)」
アーサー「…まあわからなければこのSSごとスルーしてもらったら良しか…ところでシャキーンってどうやったんだ? マスクを改造したのか?」
シュバルツ「…ああ、マスクを『聖心パシー』で『聖魔合体』させてだな…」
メイリン「ぶっ!?」
アーサー「ふ…そこでビックリマンを持ってくるか…さすがはシュバルツ…」
シュバルツ「…ふふ…裏設定とは知っている人だけわかってくれ、が心情だからな…」
アーサー「ああ、そうだな……裏設定とはそういうものだ。このアメノミハシラ杯会場の動力が
     『シグマドライブのプロトタイプ』で動いているのも…知らなくてもいいことだ」
メイリン「あぶねぇぇ――――――っ!?」
シュバルツ「そしてそれを『BF団』が狙っていて周辺を『エキスパート』の諸君が密かに警護しているのも知らなくてもいいことだ…」
アーサー「…サハク家は『シグマドライブ停止現象』が起こっても大丈夫なように食料関係だけ他の動力で動かしているのを知っているか?」
シュバルツ「らしいな…自動販売機とか」
アーサー「原子力で」
メイリン「あらかた飲んじゃたぁぁ――――っ!!?」
シュバルツ「ところでアーサー…そのエキスパートの1人、『銀鈴』に盗撮者が挑むもことごとく敗北に終わっているのを知っているか?…」
アーサー「…無論だ…」
シュバルツ「その不敵な顔…ふっ…動くか?」
アーサー「ああ! 我らの本当の力を見せてやろう! トウ…」
メイリン「ツッコミ天驚ぉけぇぇ――――――――――――――――――――――――――――――んっ!!!」
アーサー・シュバルツ「「ぎゃぁぁぁ――――っ!!?」」
[終わり]
527通常の名無しさんの3倍:2006/01/26(木) 11:36:35 ID:???
残念ながら「シグマ」じゃなくて「シズマ」ドライブだ
528通常の名無しさんの3倍:2006/01/26(木) 16:25:31 ID:???
もう誰かスレ違い承知でBF団持ってこいw
529通常の名無しさんの3倍:2006/01/26(木) 18:13:45 ID:???
元ネタはよくわからんかったがGJ!!
530通常の名無しさんの3倍:2006/01/26(木) 19:51:15 ID:???
「シグマ」じゃなくて「シズマ」ドライブ
孔明の罠だぁぁぁ!!!!!!!!
「ビッグオ〜ショウタ〜イム!!」
531通常の名無しさんの3倍:2006/01/26(木) 20:23:55 ID:???
一応フォロー。
上のSSは「ジャイアントロボ〜地球が静止する日〜」のネタ。
しかし「シグマ」だと思っていた…
532初めての合体と、勇気ある誓い:2006/01/27(金) 07:42:37 ID:???
アビー「ラクシズ、接近!」
タリア「…懲りない人たちね、まったく」

ラクス「今日こそは、ギッタンギタンのメッタンメタンにして差し上げますわ。キラ、アスラン!やぁっておしまい!!」
キラ&アスラン「あらほらさっさ!」
メイリン「…それでいいのか、あんたらは?」
アスラン「ふふん、今日の俺たちは一味違うんだ。なあ、キラ!」
キラ「…あんまり、気は進まないけど、やらないと、ラクスに殺されるし…」
メイリン「??」

アビー「フリーダム、ジャスティス来ます!」
タリア「MS、全機、発進!」
ヨウラン『すいません、ゴッドはまだ、整備中です』
ドモン「くっ、なんてこった」
シン「大丈夫です。師匠がいなくとも、あんな奴ら」
ルナマリア「あたし達だけで充分です!」
レイ「任してください」
ステラ「うぇーい」
ドモン「…そうか、わかった。しかし、気を付けろよ、奴らなにを企んでるか分からんぞ」
シン「分かりました、師匠」

キラ「おや、今日はゴッドはいないのかい?」
シン「おまえ達なんか、師匠抜きでも、お釣りがくるさ!」
アスラン「へへーんだ、そんなこというやつらは、ぼくときらで、やっつけちゃうぞー」
レイ「気を付けろ、シン、アスタンはだいぶ調子に乗っているぞ!」

533初めての合体と、勇気ある誓い:2006/01/27(金) 07:45:15 ID:???
アスラン「いくぞ、キラ!」
キラ「…うん、まあ、仕方ないよね…」
(イントロ開始)
アスラン「友情!」キラ「…合体…」
アスラン「GO!フリーダム!!」
(歌詞が流れる)
アスラン「うおおぉ!夢にまで見たキラとの合体!!燃えるぅ!!萌えるぅ!!」
キラ「…うるさいな……」
シン「な!?」
ルナマリア「合体!?」
レイ「した!?」
ステラ「うぇい!?」
アスラン「…インフィニットストライク!フリーダム!!」
メイリン「って、フリーダムに後ろからジャスティスがしがみついてるだけだ――っ!!」
ラクス「いいえ、違いますわ。見なさいあのフォルテス砲を!」
メイリン「ああ!?大きくなってる!!」
ラクス「アスタンの思いに応えるように…」
マリュー「太くて…」
ミリアリア「長くて…」
メイリン「わーっ、わーっ、そこまでーっ!…ぜぇぜぇ、18禁にする気ですか!?」
アスラン「わははは。♪幼年学校じ〜だいから、愛してる〜♪
♪敵味方にわか〜れてか〜ら、もぉっと恋し〜くなぁ〜た♪」
タリア「…それで、脱走したわけ?」
アビー「…ダメダメですね…」

534初めての合体と、勇気ある誓い:2006/01/27(金) 07:48:01 ID:???
レイ「確かにあの二機のエネルギーで、あの極太フォルテス砲を打てば、かなりの威力になる」
シン「だが、それくらいなら、石破天驚拳で…」
ラクス「あまーい、ですわ」
アビー「!?この空域に急速接近する艦影あり!!これは!?」
タリア「ミネルバ!?」
レイ「しかも、黒くて…」
メイリン「わーっ、わーっ」
ルナマリア「…小さい?」
メイリン「……。で、なんなんです?ラクス様、あのチビ●ミネルバは?」
ラクス「これくらい、私の睨みと、キラのハッキング能力があれば、朝ご飯前ですわ」
メイリン「…それって、ラクス様はなにもしてないのでは?」
キラ「もちろん、資金はオーブ持ちで、作ったのはアスタンさ」
メイリン「あっさり、言うなぁ!ちぃったぁ、すまなそうな顔をしろ――っ!!」

ラクス「大丈夫ですわ、カガリさんは知りませんし」
メイリン「それ、犯罪ですから。で、あれ、なにに使うんです?」
ラクス「ふふふ、こう使うのですわ。…キラ、あなたに力を…、デュートリオンビーム照射!」
メイリン「あれ?ジャスティスが離れた?あーっ!?ビームを受けたフリーダムの翼が展開、金色に光始めた――!!
て、また、しがみついたぁ?」
アスラン「だって、合体したままじゃ、翼の展開ができないしー」
メイリン「じゃ、展開してから、合体しろ――!!って言うか、そもそも、合体じゃ
ねぇ―――っ!!」
535初めての合体と、勇気ある誓い:2006/01/27(金) 07:49:07 ID:???
アビー「フリーダム、エネルギー増大!これは!?エネルギー量だけなら、レクイエムに匹敵します!!」
タリア「なんですってぇ!!」
アスラン「いけぇ!キラ!!俺たちの友情の力見せてやれ!!」
キラ「…目標、ミネルバ、ツインデュートリオンキャノン発射!!」
シン「させるかぁー!!」
メイリン「シャイニングアッガイが金色に!ハイパーモードだーっ!!」
ドモン「シン、だめだ!今のおまえでは!!なんでもいいっ!ゴッドでるぞ!!」
シン「石破!天驚拳!!」
メイリン「デュートリオンキャノンと天驚拳がぶつかったぁー!!」
レイ「だめだ、天驚拳が…打ち負けた…」
シン「うわ――っ!!」

アビー「デュートリオンキャノン、アッガイに直撃!アッガイ、海に落ちます!!」
タリア「天驚拳でかなり威力を削いだのに、なんてこと。シンの回収を急いで!」

ドモン「シン!今行くぞ!!」
???「まてぃ!!」
ドモン「ぐわっ!!く、貴様は、東方不敗!?」
東方不敗「貴様の相手は、この儂だー!!」
スティング「てめえらの相手は!」
アウル「俺たちだ!」
レイ&ルナ「くぅっ!!」
ジブリール「そして、おまえの相手はこの私だ」
ステラ「ううっ」
スティング「てめぇ!」
アウル「ステラを泣かしたら!」
スティング&アウル「許さねぇ!!」
ジブリール「どうしろと言うのだ――!?」
ステラ「がいあくらっしゃー!!」
ジブリール「あーれ――!!」

アビー「ウォルターガンダム、星になりました」
メイリン「あんたは、なにしに出てきたんだ――っ!?」

536初めての合体と、勇気ある誓い:2006/01/27(金) 07:50:26 ID:???
シン(俺は、やられたのか?俺はヤッパリだめなのか?俺には主役は勤まらないのか?)
???(やれやれ、困った人ですね)
シン(あんたは?あの時の…)
???(…聞こえるでしょう?あなたを思う、みんなの声が)
シン(…みんなの声?)

ドモン「そこをどけぇー!オレはシンを助けねばらんのだー!!」
シン(…師匠…)

レイ「早く、シンを…」
ルナマリア「シンを助けにいかなきゃ」
シン(…レイ、ルナ…)

ステラ「シン!、シ―――ン!!」
シン(ステラ!!)

???(そして、今の状況は)
ラクス「さあ、もう一度。…あなたに力を…、デュートリオンビーム、照射!」
キラ「次は当てるよ、ミネルバ」
ラクス「次からは、『祝・ラクス・クライン○○誕生』スレの始まりですわ」
メイリン「…いや、それ、もうありますから…」
ラクス「…そうですか?まあ、ミネルバを落とした後、また考えますわ」
メイリン「でも、なんかドンデン返しがありそうで不安なんですけど」
ラクス「大丈夫ですわ。だって…」
アスラン「うおおぉ、やったぁ!俺はキラと(合体を)やったんだぁー!!やるぞー!俺は無敵だ――!!!」
キラ「………」
ラクス「…兎に角、あそこまで調子に乗った、アスタンを倒すのは並大抵ではありませんわ。
それに、ポチッとな」
ブタ「ブタもおだてりゃ、気に登る。ブー♪」
ラクス「…と言いますし」
メイリン「こんなんもありますけど。ポチッとな」
カラス1「やる〜♪」カラス2「やる〜♪」カラス3「やる〜♪」カラス4「やる〜♪」小カラス「やられるな、きっとな」
ラクス&メイリン「……」

537初めての合体と、勇気ある誓い:2006/01/27(金) 07:51:38 ID:???
???(と、こういう状況です。さて?)
シン(…みんなを、みんなを…そうだ!俺は決めたんだ!!俺が、みんなを…)
シン「みんなを、守るんだ―――っ!!!」

スティング「なにぃ!?」
アウル「海の中から、金色の光が!?」
レイ&ルナ「シン!」
アビー「ハイパーモードのシャイニングアッガイ、浮上!アッガイの頭にシンが立っています!」
ステラ「シ―――ン!!」
???(もう大丈夫ですね。さあ、見せて下さい……おまえの!勇気を!!)
シン「うおおぉ!コア、スプレンダー!!」

アビー「コアスプレンダー、勝手に発進します!ついで、チェスト、レッグフライヤー、でます!」
シン「とぉっ!!」
メイリン「シンがジャンプで、コアスプレンダーに飛び乗ったー!!続いてバンクで合体だー!!」
シン「衝撃合体!インパルス、ガンダムッ!!」
メイリン「って、ただの、インパルスガンダムだ――!?」
ラクス「オーホッホッホ、今更そんな機体でどうしようというのです?」
シン「まだだ!!来い!ディステニーシルエット!!」
メイリン「あーっと!天空の彼方から、ディステニーシルエットが飛んできたぁ―――!!」
シン「フォームアップッ!!超、運命合体!!ディステニー、ガンダムッ!!!」
メイリン「って、なんで、ディステニーガンダムだ――!?ディステニーインパルスじゃないんか―――いっ!?」

538初めての合体と、勇気ある誓い:2006/01/27(金) 07:53:13 ID:???
ラクス「オーホッホッホ、結局同じではないですか」
キラ「止めてよね、今更ディステニーで僕に勝てるわけないでしょ」
レイ「確かに、以前見せた、ヘルアンドヘブンでも、あのツインデュートリオンキャノンの前では…」
東方不敗「甘いわ!!ゲイ・ザ・バレル!!」
レイ「…レイ・ザ・バレルだ」
ドモン「…そう、勝てるかもしれん」
レイ「ドモンさん?」
ドモン「今のシンなら、流派東方不敗の神髄を引き出せるはず。そうすれば…」

シン「はぁ――っ!!流派、東方不敗の名の元に!」
アビー「ディステニー、金色に。ハイパーモードです!」
メイリン「でも、さっきも、それで打ち負けたのに…」
アスラン「また、馬鹿の一つ覚えの、天驚拳か?そんなんでオレとキラの友情パワーに勝てるもんか!!ふんふんだぁ!!」
シン「…俺のこの手が、緑に光る!!」
アスラン「なにぃ!?」
キラ「ディステニーが…」
メイリン「ディステニーの色が、ゴールドから、エメラルドグリーンになった――――!!??」
シン「…みんなを守れと、輝き叫ぶ!!」
ラクス「キラ、アスタン、早くデュートリオンキャノンを!」
シン「…今、爆裂するのは、みんなの願いと、おれの勇気!!」
キラ&アスラン「ツインデュートリオンキャノン、発射!!」
シン「石破!天驚!!ヘル!アンド!ヘブン!!!」
キラ&アスラン「!?」

539初めての合体と、勇気ある誓い:2006/01/27(金) 07:54:26 ID:???
真「ソリドゥスフルゴール、パルマフォキーナ、出力全開!!」
零「そうか!」
留生利亜「なにか、知っているのか?零」
零「うむ、本来、屁留案土屁文は左手の防御ぢからと、右手の破壊ぢからを練り上げ相手に叩きつける荒技!」
留生利亜「それで!?」
零「出巣手寧は両方に防御と破壊のちからを持つ。
それを練り上げれば、その威力は真の屁留案土屁文に匹敵する!!
更に、流派東方不敗の気ぢからを込めれば…」
瑠生利亜「…込めれば?」
零「…星の一つも潰せるかも知れん」
留生利亜「…なんとそんな技を使えるとは、うーむ、真め、腕を上げたな。
なんとも頼もしい男を味方に持ったものよ」
零「うむ、まったくだ」

ルナマリア「…ところで真のヘルアンドヘブンてなに?」
レイ「…気にするな、俺は気にしない」

540初めての合体と、勇気ある誓い:2006/01/27(金) 07:56:20 ID:???
シン「…ゲム・ギム・ガン・ゴー・グフォ…ふんっ!!」
メイリン「あーっと!ディステニーがアッサリ、デュートリオンキャノンのビームを弾き跳ばした――!!!」
アスラン「!?う、動けないっ!!」
キラ「…アスタン、僕達、友達だよね?」
アスラン「!!もちろんだ!!」
キラ「…じゃ、後は任せた。強制分離」
アスラン「キーラ―――ッ!?」
メイリン「やっぱり、鬼畜だ、キラ・ヤマト!!アスランさんをあっさり見捨てて、分離した――っ!!」
シン「ウィータ―――ッ!!!!」
アスラン「ギャ―――ッ!!!」

アビー「ディステニー、ジャスティスを巻き込んでチビ●ミネルバに突進!」
シン「うおおぉぉぉぉぉ!!…ふんっ!!!」
アビー「ディステニー、ジャスティスのコックピットブロックを抉り取りました!ジャスティス、チビ●ミネルバ、爆発!」
メイリン「なんか、煙がドクロマークだ――!?」
アスラン「…助かったのか?…シン…おまえ…」
シン「…ヒィィトォォォ…」
アビー「ディステニー、留めに入ります」
アスラン「ギャ――!!やめて―――!!とめて―――!!ゆるして―――!!!」
シン「…エンドォォォッ!!!!」
541初めての合体と、勇気ある誓い:2006/01/27(金) 07:57:37 ID:???
メイリン「アスランさん、煙を吹きながら飛んでいきます!」
アスラン「わー!、全国1000万人の腐女子の皆さん、さよーなら――!!」
メイリン「……。あれ?ラクス様、この紙なんです?」
ラクス「全員に行き渡りましたわね?いいですか?さん、はい」
ラクシズ一同「♪や〜られちゃった、くやしいな〜、こんど〜こそ、かちましょう〜、さ〜よ〜おな〜ら〜♪」
メイリン「…それでぇ、いいのか――――っ!!!!!」

シン「来るなら来い、ラクシズ!俺は何度でも、みんなを守るために戦う!!それが、俺の勇気ある誓いだぁ!!!」

東方不敗「…さて、儂等も引き上げるか…」
ドモン「待ってくれ、あんたは、あんたは、こうなることが分かっていて、俺を止めたのか!?」
東方不敗「聞けーい!この馬鹿弟子!!…獅子は千尋の滝から、我が子を突き落とす、と言う。…甘やかすばかりが師ではない、と言うことだ」
ドモン「…師匠…」
東方不敗「さらばだ、ドモン!」
スティング「じゃあな、ステラ!」
アウル「また、会おうぜ!」
ステラ「うん、スティング、アウル、バイバイ、またね!」
レイ&ルナ「もう、来んな!!」
ドモン「…よし、レイ、ルナマリア、ステラ、シンを迎えに行くぞ!」
レイ&ルナ「はい!」
ステラ「うぇーい!」

ジブリール「…あれは、流星かな?いや、違うな、流星はもっとバーッと…。おーい、誰かここを開けてくださいよー…」

ちゃんちゃん
542初めての合体と、勇気ある誓い:2006/01/27(金) 07:59:16 ID:???
以上、思いつき投下完了。
543通常の名無しさんの3倍:2006/01/27(金) 07:59:26 ID:???
乙&GJ!!
544通常の名無しさんの3倍:2006/01/27(金) 09:16:07 ID:???
GJ! この後屋台で「人間(このスレ)やめて、何になろうか?」とかくだまいてる
ラクシズメンバーを想像してワロタ
545通常の名無しさんの3倍:2006/01/27(金) 11:02:52 ID:???
Gガンダムとガガガが運命でマッチするとは思わなかったwww
GJ!!
546通常の名無しさんの3倍:2006/01/27(金) 13:42:10 ID:???
シン「うぅっ……  グスッ…」


ルナ「ねぇ、レイ。今週のシンってば、ずっと仮面ライダーっていうビデオを見て涙ぐんでるんだけど?」

レイ「うむ。響○だな。
   制作会社のお家騒動により、玩具の販売不振という名目で放映途中でプロデューサーとメインの
   脚本家が変わるという事件があったからな……

   しかも変わった脚本家は単品ではそこそこケレン味のある脚本を書けるが、シリーズ通してとなると
   話の練りが甘い上、伏線の消化が全くと言っていいほど出来ないまま投げっぱなしで盛り上がりに
   欠けるラストになる事が多いことで知られていた。

   さらに今作では、それまでの雰囲気を大事にしようとする主役の中の人との衝突が噂されていた。

   主役なのに出番がどんどん減っていき、最終回直前の回ではOPクレジットに名前が無いという
   異常事態が発生してしまったからな。
   その上、最終回の脚本を読んだ中の人に『あれじゃ話にならない』とまで言わせる始末だ。
   もちろん伏線は投げっぱなしだった…

   そういうところが何か自分と通じるところがあるのだろう…
   そっとしておいてやってくれ。」



ルナ「ふーん よく分かんないや。」
547通常の名無しさんの3倍:2006/01/27(金) 14:13:29 ID:???
>>546
乙。
どうせなら、明日夢とコスモXで共演したことも、威吹鬼さんのテーマソング歌ったことも
忘れられてるであろう人の事も書いてくれと(ry
548通常の名無しさんの3倍:2006/01/27(金) 18:33:54 ID:???
>>546
想像以上にひどい状態だったんだな…
もはや何のスレかよく分からんが乙。
549ラクスの死:2006/01/27(金) 21:38:02 ID:???
ラクス「なぜ、なぜ私ばかりがイジメられるの。シクシクシク………」
メイリン「そうやってカメラと舞台とスポットライトを用意して泣く所が原因なんじゃないですか?」
ラクス「何を言いますか! 私は悪くないと全世界にアピールしなければいけないでしょう!」
メイリン「それが露骨だからイジメられてるんじゃ……」
ラクス「そ、そうでしたの。やはり良い子過ぎるからイジメられていたのですね」
隠れてるキラ「(コソコソ)いや、違う。それは絶対違う」
メイリン「いや、ほら、ほとんど戦闘経験ないのに前線にいるからとか……えと、他には…」
隠れてるアスラン「(コソコソ)良いぞメイリン、ガツンと言ってやれ!」
ラクス「それもそうですわね。後方に下がるとしましょう」
メイリン「や、やけに素直ですね」
ラクス「最近、戦っても勝てないんで面白くありませんし。メイリン、後は任せました」
メイリン「はぁ?」


それから二週間後
バルトフェルド「平和だなぁ。あ、艦長殿、コーヒーをどうぞ。今日のブレンドは……」
メイリン「ありがとうございます。でも艦長はやめてくださいよ」
マリュー「大出世じゃない。戦いやすくなって助かるわよ。……ホントーに助かってるわ」
メイリン「あははは、艦内も平和で何よりなことです」
アスラン「しかし、ラクスはキラも一緒に降ろしたし……」
マリュー「いやー、多分それは良い方に作用してると思うわ。特にあなたについて」
アスラン「そうかなぁ?」
メイリン「そうです!思いっきりそうです」
ムウ「大変だ! ニュースを見ろ! 連合TVだ、今すぐ!」

『一時間前、スカンジナビア発オーブ行きの旅客シャトルがMSに撃墜された事件について、連合警察は 
 オーブ国内の過激派組織の犯行と発表しました。乗客名簿に寄りますと乗客は410名で………………
 ラクス・クラインさん、キラ・ヤマトさん……………以上の乗客の行方は依然として掴めておりませんが、
 ほぼ絶望的と見られています。続報が入り次第、お伝えして………」
550ラクスの死:2006/01/27(金) 21:38:55 ID:???

ステラ「ご飯おかわりー! ん? みんなどうしたの?」
シン「…………」
ルナ「………マジ?」
ドモン「最近、見かけないとは思ったが」
レイ「アレだけしぶとかったくせに、呆気ないものだな」
シン「…………」
ドモン「気を落とすな………戦いは終わっていないぞ」

某国某所にて
配達の人「カナード・パルスさん、荷物でーす。サインを」
????「あ、はい、えーとカナード・パルスっと」
配達の人「毎度ありー」
????「カツラ被っただけで結構バレないもんだね、ラクス」
ラクス「ミーアと呼びなさいキラ、いえカナードさん」
キラ「でもこんな事する必要あったのかい?」
ラクス「本物のテロに巻き込まれる前に死んでおけば手が出せないでしょう」
キラ「それもそうだけどさ、なんてゆうか」
ラクス「シャトルは無人機で、情報操作をしただけですわよ! 何を疑っているんですか!」
キラ「いや、偽名とかさ」
ラクス「偽者にばかり名を騙らせる必要はありませんわ。ミーアは私の名を名乗っているのですから」
キラ「……(てっきり堂々と胸パットを入れたかっただけかと思ったよ)」
ラクス「影から戦況を操って、ここぞという所で華麗に返り咲くのですわ。をーっほっほっほー!」
キラ「もう、やってる事は悪徳政治家だね」
ラクス「さーて、まずはミーアのカードで買い物でも楽しんできますか。キラ、荷物持ちをなさい」
キラ「ハイハイ、カナードですって(結局、僕は休暇なしか)せめキンケドゥの方が良かったな」
ラクス「だって、海賊もパン屋の娘も嫌ですもの」
メイリン「今まで海賊紛いの事してただろうが―――――!!!」

アスラン「どうしたメイリン?」
メイリン「今、誰かに突っ込んだ気がするんですけど、それが誰だか分からなくて」
アスラン「きっと天国のキラ達のバカップルぷりに突っ込んだのさ。うんうん(涙)」
メイリン「そ、そういうことにしておきましょ」
551ラクスの死:2006/01/27(金) 21:56:35 ID:???
ラクス「ゼエ、ゼエ、なんで一発で某国のテロリストに正体がバレたんですの!」
キラ「そりゃあ、ミーアの格好してるって事は、胸が大きいラクスの格好してるって事だし」
ラクス「ガーン! なんたる初歩的ミス。こうなったら引き篭もって壮大な計画を完遂してやるですわ」
キラ「……(やれやれ。危なっかしくて放っておけないな)」

ルナ「ねぇシン、ラクス生存説って知ってる?」
レイ「ラクスが自分達を隠す為に400人以上を犠牲にしたって説だろ」
ステラ「ラクスって悪いやつだねー」
ドモン「もし本当ならば既に人ではないな」
シン「師匠、まだ仮説ですし、一応奴らも犠牲者なんですから、今憎むべきはテロリストですよ」
ルナ「シン、まともそうに見えて結局、言っている事は同じなんだけど」
レイ「ラクシズも立派なテロリストだったからな」
シン「………あいつら……死んだ後まで話題の主役になりやがってー!」
ルナ「それが本音か―――!」
552通常の名無しさんの3倍:2006/01/27(金) 22:18:21 ID:???
>>551
GJ!

不覚にも、ラクスとキラに萌えそうになったw
いやあ、なんていうかこのスレの職人は神が多い
553通常の名無しさんの3倍:2006/01/27(金) 23:37:35 ID:???
>>551
GJ!

これを見た瞬間俺はナデシコを思い出した
554551:2006/01/28(土) 00:22:25 ID:???
>>553
それいいねぇ。シャトル事故、クロボンネタのつもりだったが、
一捻りしたガンダム風ナデシコネタに発展させてみるかな。
時間あったら明日明後日にでも書いてみる
555通常の名無しさんの3倍:2006/01/28(土) 03:13:30 ID:???
>>551
シンの本音テラワロスw
ナデシコわかんないけどワクテカしながら待ってるw
556通常の名無しさんの3倍:2006/01/28(土) 14:53:35 ID:???
おいおい
シンこれ以上強くなるな
しまいにジェネシック&ゴルディまで出されたらたまら・・・・・
まあ攻撃されるのは凸だからいいか
あいつは死なないし
>>549-551 からの派生シナリオ

夢追い人達の定期集会
シュバルツ「キラ&ラクスが消息不明となって早二ヶ月。各陣営の状況はどうかな」
ディアッカ「ラクシズは大人しくなったけど、イザークは相変わらずカリカリしてるぜ」
ムウ「メイリン艦長がツッコミ入れる事もなく、撮り放題でウハウハだぞ」
アーサー「状況に頼った安易な盗撮は漢の質を落とすだけだ。やめた方が良い」
ムウ「な、なんだと」
ディアッカ「……(盗撮しといて『漢』かよ)」
アーサー「ところで知ってるかね。黒い亡霊の噂を」
ムウ「キラの亡霊が黒いストフリに乗って自分達を殺したMSを捜しているってヤツ? ただの噂だろ」
ディアッカ「先日、辺境警備隊が壊滅した。データは取れてないけど、間違いなくストフリだ」
ムウ「マジかよ……でもキラの亡霊とは限らないだろ」
ディアッカ「撃墜されたイザークも『ヤツに間違いない』って言ってたし」
ムウ「壊滅した警備隊ってお前らかよ!!!」


ドモン「くっ! 間に合わなかったか」 
タリア「基地は壊滅、敵機はロストしたそうよ。各機出撃態勢を解除。これより生存者の捜索に入る」
ルナ「これで3度目ね。今度も黒いヤツかな…まだ見たことないけど」
レイ「辺境基地とは言え、短時間でこれだけの破壊するとは相当の実力者だな」
シン「ラクシズが大人しくなって平和になったってのに……どうして」
ステラ「シン……」
シン「どうして俺には戦闘シーンすら回ってこないんだ!」
ルナ「シン、あんたね………」
某所ロゴス秘密基地
ラクス『………戦っても………良いのです………』
ジブリール「意外と投薬も長時間持つようですな。結構結構」
ウルベ「どうですかな? スーパーコーディネイターを改良した感触は」
ジブ「DG細胞を感染させたストフリも快調なようだし、AAに楽勝とは流石はキラ君だ」
ウルベ「ピンク娘をデビルガンダムの生体コアにしているのだから、逃げられまいて」
ジブ「DG細胞にSコーディ、ストフリ&デビルガンダム。嫁補正などなくとも無敵ですな」
ウルベ「しかしまだミネルバ隊が残っている。シンとかいう脇役ではなく、真の主役キングオブハートが」
ジブ「フフ、DG細胞を感染させたストライクの量産も順調。戦いは数だよアニキ」
ウルベ「今まで私達を除け者にしてきた報いをザフトやミネルバ隊に晴らすのだ!」
ジブ「デビルガンダム起動! プラントを殲滅せよ!!」
ラクス『………戦っても………良いのです………』


メイリン「識別信号なし、噂の黒いストフリに、黒いストライクが沢山! 後方にデビルガンダムまで!」
ムウ「デビルガンダム?! それじゃD(デビル)ストフリに、Dストライクてとこかよ」
アスラン「誰だか知らないが、キラの戦闘バンクを使うなー!!」
マリュー「ムウ、アスラン、無理しないで!」
ムウ「ストライク如きが数だけいたって……何! こいつら再生しやがる!」
バルトフェルド「無人機らしいが、しぶといねぇ。後ろの親玉が操ってるのか?」
ムウ「なんだか知らないけど、ムカくつ歌声が聞こえるぜ!」

アスラン「キラの機体を返せ!」
??「……ア…ズ…ら…ン…」
アスラン「な、キラなのか?!」
キラ「…にげ…て…」
ラクス『ラララ……♪ラララ……♪』
キラ「…………殺す…殺す…殺す…」
アスラン「キラ! 何がどうなっているんだ?!」

メイリン「このままじゃ全滅しちゃう。ザフトへ通信を! ミネルバ隊に救援を求めます!」
マリュー「メイリン…艦長、いくらなんでもミネルバに救援を頼むなんて、無謀よ!」
メイリン「デビルガンダムの進路はプラントです。共同戦線が張れるはずです!」
シュバルツ「お嬢ちゃん、正解だ。私の撮ったゴホゴホ、入手した情報に寄れば、あれには……」
シン「はぁ、ラクスがデビルガンダムの生体コアに?!」
アーサー「ええ、それを人質に、キラ君を従わせているようです」
レイ「ラクスなど見捨てて逃げれば良いものを馬鹿なヤツだ」
ルナ「そう? 私はキラを少し見直したわよ」
ステラ「うんうん」
ドモン「そんな姑息な手を使うのはウルベだな。あいつまだ生きていたのか」
アーサー「ご名答。ついでにロード・ジブリールも。信頼できる筋からの情報です」
レイ「アイツもしぶといな」
アビー「エターナルより通信です。どうしますか?!」
ルナ「あら、アビー久しぶり。元気してた?」
アビー「最近アストレイが多くて出番少ないんです。じゃなくて通信ですって。メイリン『艦長』から」
ルナ「か、艦長、あの子が。なんかショック……」
ドモン「内容は?」
アビー「現在デビルガンダムと交戦中、共同戦線の要請です」
レイ「敵の進路は……プラント一直線か。狙いはジェネシス2の入手か」
シン「だけどAAと協力する必要はなんてないさ。俺達だけで十分倒せる」
ルナ「シン、あんた何言ってんの?」
シン「両方とも敵なんだから潰しあいさせといて、俺達は俺達で迎え撃てばいいんだよ!」
アビー「一応、AAの戦闘はプラント防衛に役立っていますけど」
シン「好き勝手にやってる事だろ。いつも騒動を起こされて不利になったら助ける? ふざけるな!」
ドモン「シン、今はそういう事を言ってる時では……」
シン「デビルガンダムなんて俺達だけで倒せばいい! もうあいつらの引き立て役は御免だ!」
ステラ「シン、いつもステラたちAAに勝ってるよ」
シン「勝っても、話題の中心はラクスの悪巧みやアスランの間抜けさで、俺なんて脇役じゃないか!」
ドモン「シン……おまえ」
シン「もう俺だって強いんだ! デビルガンダムにだって勝てる! 話の主役にだって……」

バシィーン!! 

ルナ「つまんない意地張って他人を見捨てるような男に、主役が務まるわけないでしょ!!!」
ステラ「ルナ……」
ルナ「あたしは行くから。あんな妹でも見殺しにはできないのよ」
シン「………」
レイ「俺もギルから許可が降り次第出撃する」
シン「………」
ドモン「デビルガンダムを見逃すわけにはいかん」
シン「………」
ステラ「えーと、えーと……」
シン「………」
ドモン「ステラ、先に行け……」
ステラ「ふぇぇぇぇん」
シン「………」
ドモン「誰の為に戦うのか、誰の為に戦ってきたのか。落ち着いて良く考えて、納得したら来い」
シン「………」
560559:2006/01/28(土) 23:48:26 ID:???
とりあえず前編。ナデシコ風にしようとしたが失敗したようです。
キラ&ラクス以外の悪役でシリアス風味に。脱走に失敗したアキト君ですな。
最初のテーマはラクス救済だったのに明後日の方向に話が進んでいます。
何でこうなったのかしら?
561通常の名無しさんの3倍:2006/01/29(日) 00:37:59 ID:???
>>560
乙です。シリアス風味なのでギャグとは違う方向に続きが気になります・・・
>明後日の方向に話が進んでいます。
それってシンにカメラが向いたこry
「いたな……ミネルバのガンダム!」
 AAを発進してから程なくして、3機のガンダムと1機の水陸両用っぽい変なのに遭遇した。水陸両用の方は言
わずもがな、ガンダムの方は揃いも揃ってふざけた格好の奴ばかりだった。AAの連中は、こんなのに連戦連敗し
ているのか? だとしたら、連中は上等なMSを持っているだけの虚仮だな。
「宇宙空間で魚だと……? ふざけているのか?!」
 俺はビームサーベルを抜き放った。俺の動きを見て取ったのか、あちらも各々サーベルや槍を構えた。
 スラスターを全開して、魚の様な姿をしたガンダムに肉薄する。魚のガンダムは槍を振り上げ、抗戦の構えをと
る。だが、ビームではないただの槍では、このフリーダムは倒せん!
 ランスが振り下ろされる寸前、その刹那にビームサーベルの光刃が煌き、一瞬の内に魚のガンダムの両手が吹
き飛ぶ。更に、魚のガンダムが怯んだその隙に、第二撃、左腰からライフルを抜き、至近距離からビームを放つ。
ビームは光の速さで進むのだ。この距離で避けられる奴はいない。
 ビームの直撃を喰らった魚のガンダムは、しかし倒れる事はない。装甲が予想以上に厚く、ライフルから放たれ
たビームはこいつの装甲を貫通するには至らなかった様だ。
「チィッ、しぶとい……ッ?!」
 次の一撃で確実に仕留めるべく、俺は再び右手のビームサーベルを振るう。が、それは魚のガンダムに届く前
に、斜め上から割り込んだビームで打ち抜かれ、爆散した。
「オールレンジ攻撃だと?!」
 レーダーをチェックすると、フリーダムの周囲に幾つもの光点が浮かんでいる。まさか、ドラグーンか? どのガン
ダムから放たれたのだ?
 いや、まずはビームを避けなければならない。俺はフリーダムの両足をグッと曲げ、魚のガンダムを蹴りつけた。
その反作用でフリーダムの巨体は大きく後方に流れ、数瞬遅れてさっきまでいた場所にビームの雨が降り注ぐ。
そのまま右腰のライフルも構え、周囲を飛び回るドラグーン(ローゼスビットというらしい)を数機撃ち落とした。
 すぐさま俺はローゼスビットの主を特定する。白い外装の、ガンダムローズという奴だ。
 ガンダムローズはマントの様なパーツの下から、更に多数のローゼスビットを放ってきた。こちらのドラグーンはウ
イングに装着されている8基のみであり、手数の面であちらが圧倒的に有利。だが、兵器の性能の優劣が戦いの
結果を決める訳ではない。
 俺は手元のコンソールのキーを叩き、マルチ・ロックオンシステムを起動させた。フリーダムが全砲門を開いて多
数の敵を撃つフルバースト・アタックは、パイロットの技量よりこのシステムのアシストによるものが大きい。無論、
認めたくはないが、キラ・ヤマトが敵MSの頭部や腕だけを打ち抜く行為は、奴自身の技量だが……。
『いつまでも避けきれると思うな!』
「チッ、雑魚の分際で……!」
 だが、実際にいつまでも避けきれるものではない。光の速さで降り注ぐビームを避け続ける為には、四方八方に
飛び回るローゼスビットの銃口を常に感知し続けなければならず、ドレッドノートのドラグーンを扱えるほどの空間
認識能力を持たない俺にとっては、相当に困難な作業であるのだ。
 しかし、すぐにレーダー上の光点――ミネルバのガンダム共と、大量のローゼスビット――が、フリーダムによっ
て捕捉された。
「捉えたッ!」
 フリーダムの両手のビームライフル、腰のレールガン、腹のビーム砲が、一斉に火を噴いた。
 自らの放った閃光に一瞬目を眩ませられながら、俺は宇宙空間を縦横無尽に飛ぶローゼスビットの全てが破壊
された事を確認した。
 ふん、奴の武装は、あとはサーベルのみか……ローゼスビットのないガンダムローズなど、恐るるに足らんな!
「アスラン! さっきから何をしている! 遅れているぞ!」
『キラ、お前こそ先行しすぎている! フリーダムの推力では……』
 チッ、このヘタレが……ガンダムの性能を活かしきれん無能者め!
「なら、そこでそうしていろ! リフターを寄越せ!」
 ジャスティスのリフターとフリーダムのスラスターの推力なら、すぐに敵の母艦まで辿り着ける筈だ。敵MSを抑え
つつ直接母艦を叩けば、奴らは帰る場所を失う。それに足の裏のコネクターも同一規格の筈だから、フリーダムで
もコントロールが可能だろう。
『しかし、ミネルバに近づきすぎては、AAに敵の接近を許す!』
「貴様のジャスティスは見かけだけのお人形か? ムウのアカツキもいるだろうが!」
『……分かった。リフターをそちらに渡す』
『させるかぁッ!!』
「何ッ?!」
 ジャスティスがリフターをパージしたその刹那、どうやら先程のフルバースト・アタックの難を逃れたらしい水陸両
用型が、フリーダムに格闘戦を仕掛けてきた。
 見かけよりもずっと速い攻撃だ。パイロットの技量は侮れないレベルのものらしい。
 水陸両用は、パンチの際に腕を伸ばす事で間合いを伸ばしている。腕の長さから攻撃を読みづらい、トリッキーな
攻撃だ。それだけでなく、そこらを漂う岩塊やデブリを蹴って方向転換をし、こちらのビーム攻撃をことごとく回避し
ている。当たり前だが、見てくれは兵器の性能に関わりを持たない。
『でぇぇぇぇぇいっ!!』
「ッ?!」
 水陸両用はデブリを蹴って一気に加速をかけてきた。そのスピードの乗ったパンチは、狙い過たずフリーダムの
ボディを強かに打ち据えた。機体とコクピットが大きく揺さぶられる。
 内部のメカのダメージを考えると、幾度も受けられる攻撃ではない様に思われた。
『もう一発だ!』
「雑魚が、ナメるな!」
 水陸両用のパンチが、再びフリーダムに迫る。だが、こちらが無限の核パワーを持つ限り、対処法など幾らでも
存在している!
 ガキィッ!
 水陸両用のパンチがヒットし、再びコクピットを衝撃が襲う。だが、フリーダムに一切のダメージはなかった。水陸
両用は明白に困惑し、一瞬たじろぐ。その隙を見逃す俺ではない。
「消えろ」
 ズバァッ!!
 瞬時に抜き放たれたビームサーベルの光の刃が、一瞬で水陸両用の四肢を斬り飛ばした。所謂、達磨になった
水陸両用をフリーダムが蹴り飛ばし、そのまま水陸両用は流されていった。
 コクピットの中の俺からでは分からないが、今、フリーダムは紅く染まっている筈だった。
 コクピット周りのバイタルパートや、鮮やかな青のウイング等は鮮血の真紅に染まり、白い四肢も(ちょっと頂けな
い色だが)今は薄ピンク色が発色してる。俺は水陸両用のパンチがヒットする寸前に、OSのVPS装甲の電圧プロ
グラムを書き換え、フリーダムのVPS装甲をより装甲強度の高い『赤』に設定変更したのだ。エネルギー消費は激
しいが、それは核動力のフリーダムには関係のない事だ。
「次は母艦を墜とす!」
 ジャスティスのパージしたリフターに乗り、リフターのコントロールを掌握する。推進剤の残量も申し分なく、ミネル
バまで十分届く。
 と、ミネルバへと驀進する俺の前に、ボルトガンダムとガンダムローズが立ちはだかった。
 ボルトガンダムは肩から鉄球の様なパーツを外し、ビームの鎖で繋ぎとめられたそれを振り回し、勢いよく叩きつ
けてきた。それに対し、俺はフリーダムのウイングを広げ、更に加速を加える。大丈夫だ、避けられる!
 俺の読み通り、鉄球はフリーダムの頭部のすぐ横を通り過た。そして次の瞬間、瞬時に抜き放たれたフリーダム
のビームサーベルにビームの鎖を断ち切られ、鉄球は当てなく虚空を彷徨った。
 元々、ローゼスビットを撃ち落としたフルバースト・アタックでボルトガンダムもガンダムローズも、戦闘能力を削ぎ
落とされている。残った武装でも決定打となり得るものを失ったのなら、既に俺の敵ではない。
『クッ!』
『このぉぉぉぉぉぉぉ!』
「雑魚共に用はない! 沈め!」
 リフターに乗ったフリーダムのすれ違い様の一撃。
 一瞬、光の刃が閃き、瞬きの内に勝負は決まっていた。ボルトガンダムはリフターのウイングのビームブレイドで
ボディを横一文字に斬られ、ガンダムローズはフリーダムのビームサーベルによって首から右脇までを裂かれ、頭
と右腕が宇宙空間に散った。どちらも爆散はしなかったが、戦闘を継続する能力は完全に失われただろう。
 俺は宇宙空間を漂うデブリの仲間入りをした奴の事など一切構わず、一直線にミネルバを目指した。
 ジャスティスのリフターは、サブフライトとしても実に優秀だった。数分とせず、俺はミネルバをフリーダムの射程
内に捉える。
「まずは足を潰すッ!」
 連射されるCIWSの弾丸を潜り抜けながら、フリーダムはリフターから離れ、リフターはそのままミネルバへ向か
いまっすぐに突っ込んでいく。機首が180度展開し、対装甲ナイフが飛び出す。
 狙いは、ミネルバのメイン・スラスターだ!
 サブフライトから突撃兵器と化したリフターはミネルバのメイン・スラスターに突き刺さり、俺はリフター掌握時に何
故かOSに自動的にインストールされたリフターの自爆プログラムを起動した。
 真空の宇宙空間に音はなく、ただ閃光と爆発の映像がコクピット内のモニターを満たす。
 ミネルバは後部のメイン・スラスターを完全に破壊され、航行不能に陥った。そして、これで済ます俺ではない。
尚もミネルバに肉薄し、やがてブリッジの前で停止した。
 腹のビーム砲の砲口がPS化し、暗い鉄灰色から眩い金色に塗り替えられる。
「これで終わりだ!」
 そして、高注力ビームがブリッジを焼き尽くす……筈だった。
 ガキィィィィィィィッ!
 突然、フリーダムは横合いからの打撃攻撃によってバランスを崩し、ビーム砲の砲口の向きがズレ、ミネルバの
ブリッジを撃ち抜く事は出来なかった。固定兵装である腹のビーム砲は、真正面にしか撃てない。
「チィッ、誰だ?!」
 すぐに体勢を立て直し、敵を見据える。
 そこには、4機目のミネルバのガンダムがいた。
「ガンダムだと……?!」
『キラ・ヤマト! 今日の貴様は、今までの貴様とは違う様だな……だが、ミネルバはやらせん!』
 他の有象無象共とは違う……指揮官機か! ならば、こいつを墜とせばミネルバは完全に沈黙する!
 他人の機体とは言え、俺はこのストライクフリーダムガンダムに絶対の信頼を置くまでになっていた。フリーダム
は俺の望む事を全て実現させてくれる、それほどまでにハイエンドな、超高性能機だった。いかなる敵であろうと、
フリーダムであれば斃す事が出来る。そう信じさせるほどに。
 俺とこのガンダムとの戦いの決着がつくまでに、長い時間はかからなかった。
 迫り来る敵のガンダムは、全くの徒手空拳。だが、機動性が段違いだ。俺が距離をとってビームライフルを撃って
も、全てを紙一重のところで避ける。射撃は苦手ではないが、こいつは必要最小限の動きだけで、俺の攻撃をか
わし、時に捌いているのだ。
 ガンダムは攻撃をかわしながら、確実にこちらへ接近している。後に奴との戦闘データを洗い直してみたのだが、
奴は殆どの場合、接近戦で決着をつけている。言うなれば、超接近戦。それが奴の戦闘スタイルなのだ。
 だが、むざむざと敵の得意をやらせるほど、俺はお人好しではない。
 エネルギーを腹のビーム砲に集中させ、ガンダムがタイミングをずらした二条のビームを避けたところで、俺はそ
れを発射した。幾ら高い機動性を持っていようが、避けた先を予測して攻撃すれば、避けられまい。
 しかし、ガンダムは迫り来る高出力のビーム攻撃に対し、素早く対処していた。
 刹那、ガンダムの右手が輝いたかと思うと、ガンダムはそれをビームのやってくる方向へかざしたのだ。
 敵に破滅をもたらす筈の高出力ビームは、その輝く掌に弾かれ、霧散した。
「何だとッ?!」
『俺のこの手が真っ赤に燃える!』
 威勢よく叫ぶ声が聞こえたかと思うと、ガンダムは背中の6枚のウイングを広げた。赤い日輪を背負うその姿は、
神々しいまでに輝いて見える。俺は、一時その姿に圧倒された。
「クッ、虚仮威しが!」
『勝利を掴めと轟き叫ぶ!!』
 マルチ・ロックオンシステムを使うまでもない。俺は全兵装を起動させ、フルバースト・アタックを放った。だがガン
ダムはビーム及び実体弾のその全てをかいくぐり、フリーダムに迫る。
 この攻撃は赤いVPS装甲を以ってしても防げない――俺は、そう直感した。
「クソッ、沈め! 沈め! 沈めぇ――――――ッ!!」
『爆熱!! ゴッドフィンガァァァァァァァァァ――――――ッ!!!』
 ガンダムの手がフリーダムの頭を掴み、メインモニターが眩い光で満たされた。
 戦いは5分で決着がついた。それは、俺の敗北という形で……。
 後から聞いた話では、俺が意識を取り戻したのは、頭部を破壊されたフリーダムで漂流していたところをAAに回
収されて、丸一日経った時の事だという。
 俺が目を覚ますと、すぐさま俺のベッドの周りに主要なラクシズのメンバーが集まってくる。皆、一様に心配そうな
顔をしているが、俺は労わりの言葉など必要としていなかった。俺はベッドから起き上がろうと半身を起こすが、た
だそれだけの行為ですら、激痛を伴った。
 それは、俺は負けたのだ、と、思い知らされる事と同じだった。だが負けたままではいたくなかった。今すぐにでも
起き上がって、格納庫に行ってフリーダムを見てこなければ……。
 それでも、激痛が俺を苛んだ。激しい苦痛に顔を歪める俺を、ラクス・クラインが制する。
「キラ! まだ起き上がってはいけませんわ」
「この程度の怪我など、どうって事は……ぐぅっ!」
 キラ・ヤマトを演じる事も忘れて地を出してしまっているのも、俺は気にしていなかった。
 ラクス・クラインの手を払って、再度起き上がろうと試みるが、やはり激痛に身をよじり、俺はベッドから落ちた。
「お前の傷口は縫い合わされただけで、まだ完全には繋がってない! 無理をするとすぐにでも傷口が……」
「構うものか!」
 アスラン・ザラの諌める声を一蹴し、乳幼児がそうする様にベッドや壁に縋り、何とか立ち上がる。俺はその時に
なって初めて、身体に包帯が巻かれているのに気がついた。そのまま壁伝いに一歩一歩、じわじわと歩を進め、
俺は医務室のドアに手をかけた。
 医務室を出ようとすると、出し抜けに腕を掴まれ、引っ張られた。俺は抗う力もなく、そのまま床に尻餅をつく。
 俺の腕を掴んでいる奴は、キラ・ヤマトの姉にして無能国家元首の、カガリ・ユラ・アスハだった。
「お前がやられて大怪我したって聞いたから来てみれば、何やってるんだ!」
「離せ!」
「離さない! ろくに歩けもしないくせに、偉そうな口を利くな!」
「離せと言っている!」
 力任せに振りほどこうとするが、こいつの力は強かった。ガッシリと俺の腕を掴んで離さない。
「いつものお前らしくないぞ! 何をムキになってるんだ?!」
「いつもの俺、だと……?」
「ああ。私の知ってるお前は、本気の何割かも出さなくて、余裕ぶってチンタラ生きてる屍の様な男だ」
 ……ああ、成る程。だから、俺の必死な態度が余計不自然に思えたという訳か。
「何度シンやドモンに負けても、まあ仕方ない、と言ってなあなあで済ます様な奴だっただろ?」
「……ふざけるな!!」
 こいつの話を信じるなら、キラ・ヤマトは俺の思う以上のダメ人間らしい。少なくとも、負け続けるのにすっかり慣れ
てしまっているくらいに。俺はこんな奴の失敗作だったのかと、自分自身が情けなくなってくるのを確かに感じた。
 俺は今、キラ・ヤマトでいなければならない。実の姉のこいつの言う事は、確かに、キラ・ヤマトである事に関して
は正しい事なのだろう。だが、そこまでダメな人間になる事を承服出来るほど、俺は役者でもなければ大人でもな
かった。
 俺はカガリ・ユラ・アスハの服にしがみついて何とか立ち上がると、胸倉を掴み上げて大声を張り上げた。
「俺は……勝たなければならない! 俺が俺であり続ける為に、俺は勝たなければならないんだ!」
 失敗作として望まれず生まれた俺が生きる為には、俺は勝ち続け、キラ・ヤマトへ辿り着く以外の道はなかった。
 自分の道を探して傭兵を始めた時も、傭兵という厳しい仕事をこなしていくには、俺は勝ち続けなければならな
かった。俺にとって敗北は、死か、もしくはこの上なく惨めな生を享受する事を意味した。
 カナード・パルスとキラ・ヤマト。同じメンデルの施設で生まれ、中の人まで同じ俺と奴との間には、しかしどうしよう
もない隔たりが横たわっている。だからこそ、俺はのうのうと日の光の下で生きているあいつが許せなかった。
 生きる事の光は、与えられるものではなく、勝ち取るものだと、俺は知っていたから。
「俺は屍なんかじゃない……俺は主役だ。常に脚光を浴び、また、俺自身もそれに応えなければならないんだ!」
「キラ……」
「教えろ! ミネルバはどうなった? あのガンダムは、あの後どうしたんだ?!」
 カガリ・ユラ・アスハは暫く俺を見つめた。その後、静かに語り始めた。
 ミネルバは、俺の攻撃によって完全に航行能力を失っていた。近くを航行中の艦隊に連絡を取って救助され、近く
のコロニーへ寄港したらしい。ザフトの最重要戦力の一つであるミネルバだ、そう簡単に放棄する気はないらしい。
尚、ミネルバの艦載機は確認されているだけでも、俺が破壊した4機を含め10機以上存在するらしく、パイロットが
健在なら、さほどの戦力の低下はないと見ていい。
 俺を倒したガンダム――ゴッドガンダムは俺にとどめを刺さず、他の機体を回収した後、ミネルバへ戻っていった
という。フリーダムを完全に破壊しなかったのは、何故なのか。それはよく分からなかったが。
「インパルスとデスティニーとレジェンドは健在、恐らくセイバーの修理も完了してる筈。ミネルバには、ゴッドガンダ
ムを含めてガンダム・タイプがまだ5機も残ってる」
「ガンダムが5機か……」
「フリーダムは頭部が破壊されて、他にも損傷してる。すぐには出られないぞ」
「なら、他の機体を借りる。AAにもガンダムはまだある!」
「だが、フリーダムの修理を待っていれば、その内にお前の傷も癒えるだろ!」
「それではダメだ! ミネルバが動けない今が、ゴッドガンダムを叩く好機なんだ」
 カガリ・ユラ・アスハは、何か考え込む様に俯いた。あるいは、バカな弟を案じているのかも知れない。
 こいつが何か言う前に、アスラン・ザラが俺の肩を叩いた。何か言いたげな眼差しに、俺は突っぱねる様に言葉を
投げつけた。
「止めても無駄だぞ。ガンダムがなくとも、バルトフェルドのムラサメやドムがある」
「いや、そうじゃない。俺達はもう、お前を止めようなんて思わない。だけど、これだけは聞いてくれ」
 何? 何が言いたいんだ、こいつは。
「どうして今回に限って、お前がそんなにやる気になっているのか……それは、俺達には分からない。きっと、何か
重大な理由があるんだろうし、お前がやると決めたんなら、俺達に口を出す権利はない。だけど、一つ約束して欲し
い事がある」
「何だ?」
「決して、一人で無茶をしないでくれ。お前は一人で戦っているつもりなのかも知れないが、俺達だっているんだ。俺
も、ラクスも、カガリも、みんないるんだ。そりゃあ、お前に比べたら俺達なんて頼りないものだろうが、お前が一人で
立つのが辛い時、手を貸してやるくらいの事は出来る」
 ……役立たずの代名詞の様な男が、よく言う。
 アスラン・ザラは言い終わってから、身をかがめて立て膝の態勢になった。俺は勿論、ラクス・クラインやカガリ・ユ
ラ・アスハも、その行動の意味を量りかねた。
「格納庫へ行きたいんだろう? だったら、おぶって行ってやる。歩くごとに呻き声を上げてるようじゃ、1クールか
かっても辿り着けやしないぞ」
「……恥ずかしい真似をするな」
「俺達の友情と反比例して、お前は軽いからな」
 友情、か。こいつは俺がキラ・ヤマトでなくカナード・パルスだと知ったらどんな顔をするんだか。
 友情に篤いらしいアスラン・ザラは、俺が何度断っても立ち上がらない。結局、俺はアスラン・ザラの背中に乗る事
になった。全く、こんな押し付けがましい友情など受け入れて、俺は何をしているんだ……。
 だが、鬱陶しく思うその一方で、俺はプレアの言葉を思い出し、心の中に心地よさも確かに感じていた。
 これが、想いの力なのだ。俺をキラ・ヤマトだと思っているからこその行動とは言え、こいつらの行動や発言は全て
キラ・ヤマトを思うが故のものだ。たとえそれが独善的であっても、人を想う心に嘘はない。身内贔屓で身勝手な連
中ではあるが、それは、この人を想う心の強さ故なのだ。
 所詮、俺はAAに潜入しているスパイの身分であり、こいつらと本当の友人としての交わりを期待すべくもないと知
りながら、それでも俺はAAにずっといたいと思ってしまった。オルテュギアの食堂よりはいいものが喰えるという俗
な期待もなかった訳ではないが、その時は、ステーキ云々の事などとうに忘れ去っていた。
「アスラン」
「ん? 何だ、キラ」
「俺達は、友達だな」
「……ああ、友達だ」
 何故アスラン・ザラにそんな事を言ったのか、自分でもよくは分からないが、俺はこの『友情』がかりそめのもので
ある事を理解していたし、きっと自分でその事を確認しておきたかったのだと思う。別れる事を前提にしている人間
関係など意味のないものと思いながら、期待する自分も確かにいたのだ。
 この友情ごっこに意味などないかも知れない。だが、決して、無価値なものだとは思えなかった。
 自分でも、埒もない考えだと思ったが……。


 ……ところで、今思った。俺は何か、大事な事を忘れている様な気がするのだが………

 ………何だっけ。
569通常の名無しさんの3倍:2006/01/29(日) 11:21:45 ID:???
特務兵を強く、ドモンはもっと強く、というテーマみたいなのを掲げてみたのですが、
戦闘シーンの描写の難しさを痛感しております。本編でフリーダムが出てきた途端に
突然戦闘シーンそのものがつまらなくなった理由も、今ではよく理解出来ます……。
後、特務兵がツンギレというよりツンデレ寄りになっているのは自分でもちょっと痛いです。

とりあえず次回でオトしたいと思います。
570通常の名無しさんの3倍:2006/01/29(日) 12:23:49 ID:???
>>569
いや・・・なんというかこう・・・感動しちゃったなあ、なんて。
戦闘シーンも面白かったですぞ。
非常にGJ!!
571通常の名無しさんの3倍:2006/01/29(日) 12:55:10 ID:???
GJ!!
そして保守age
572通常の名無しさんの3倍:2006/01/29(日) 15:34:03 ID:???
……役立たずの代名詞の様な男が、よく言う。

ワロタwww
573通常の名無しさんの3倍:2006/01/30(月) 01:15:53 ID:???
かっこいいアスランなんてアスランじゃない!!!!11!!

ってぐらいにかっこいいアスランをありがとう。
こうしてみると>>569のアスランが俺の理想の男とかぶっちゃってるから困る。
574通常の名無しさんの3倍:2006/01/30(月) 01:18:34 ID:???
なんかラクシズと打ち解けてきたな、カナードw
GJ!
575通常の名無しさんの3倍:2006/01/30(月) 01:59:41 ID:???
>>567
>「俺が主役だ!!」
シンの敵がまた一人…wwwGJ!!
しかし特務兵、本来の目的を完全に忘れ去ってるなw
576通常の名無しさんの3倍:2006/01/30(月) 21:56:08 ID:???
GJ!!
読んでる内にカナードの目的が何か忘れてしまったwww
577通常の名無しさんの3倍:2006/01/30(月) 22:13:54 ID:???
「友達」の一言でアスランが強くなってそうだなw
オチをワクテカで待つよ
578通常の名無しさんの3倍:2006/02/01(水) 00:44:28 ID:1WAVMkju
ワクテカしつつも華麗に保守age
579通常の名無しさんの3倍:2006/02/02(木) 01:14:58 ID:???
保守
 このスレで活躍する以前からも、俺は主人公だったし、主人公だから色々なイベントを経験したりした。
 ……はいそこ、『お前主人公の割に出番ねーな』とか言わない。俺だって出番が少ないのは分かってる。いや、
描写されてないだけで、俺にだって波乱万丈のあれやこれやがあったんだよ!
 世間ではアホなキレキャラと思われている俺だが、コーディネイターだし、そこらのナチュラルよりは頭はいいと思
う。だから、様々なイベントをこなしてきた事で、俺自身、色々な事を学び取ってきた。例えば、ガンダムがただの白
兵戦用のMSでない事。ザクには大気圏突入能力はない事。ザクとは違うのだよ、ザクとはという事。流石はゴッ
グだ、何ともないぜ……という事。
 それから……大事の始まりは、いつでも唐突だ、という事。

「査察……ですか?」
「ええ、そう。査察よ」
 艦長室に呼び出された俺――シン・アスカを待っていたのは、艦長の憂鬱な言葉だった。
 はて、どうしてミネルバに査察団が来て困るんだ? 別に問題あるものは積んでないし、MS搭載数もキチンと
守っている筈だ。艦長がこんな鬱々とした表情になる理由とは何なんだろう?
 俺の疑問は顔に出ていたらしく、艦長は(査察の理由の説明は義務だったから、仕方無しに、という風に)俺に事
の次第を話し始めた。
「実はね、軍本部に匿名の投書が沢山来てるらしいの」
「匿名の投書?」
「ええ……どれも、あなたの日頃の行いをあげつらうものだったそうよ」
 え、俺の? 俺の何が悪かったって言うんだ?
「あなたが最近、主人公らしくない、ってね」
「はぁ?!」
 主人公らしくない? ふざけた事を書く奴もいたものだ。そりゃあ、話題の中心がラクシズの連中だったり、最近
やたらとやる気を出したフリーダムにやられたりしたけど、俺はこうして生きてるし、何よりデスティニーは番組タイト
ルにもなっている機体だ。紛れもなく俺が主人公だろう!
 艦長もそう思って、これらの投書に関して本部に問い合わせたらしい。すると、返ってきたのはこんな返事だった
そうだ。
『我らがザフト軍のエース、シン・アスカが主人公の資格を失っているのだとすれば、これは由々しき問題である。
今後デスティニー及びインパルスのパイロットを任せるのも、一考の余地があると、司令部は考えている。そこで、
ミネルバに査察団を派遣し、シン・アスカが主人公らしいかどうかを評価させてもらう』
 つまりは、その査察団とやらに俺が主人公らしいと判断されなければ、俺はデスティニーやインパルスのパイロッ
トの座を追われるというのだ!
 そんなバカな話があってたまるか! どこの世界に、主人公らしさでパイロットを決める軍隊があるんだよ!
「世界は一つよ、シン。そして、現に私達はその軍隊に所属してるの」
「でも、だからってこんな事!」
「私だってバカな話だとは思うわよ! けど、これは既に決定事項なの!」
 艦長は耳鳴りがするくらいの大声で、俺を怒鳴った。ていうか何で俺が叱られるんだ?
「大体ね、あなたが悪いのよ! あなたが主人公らしく振舞えないから、ミネルバに査察が入るなんて! それに、
もしあなたが主人公として不適格だと判断されたら、私達の評定にまで影響するのよ?! 少しは問題の大きさを
自覚なさい!」
 一息に捲くし立てた艦長は、言い終わって肩で息をしている。艦長も今回の事を理不尽だとは感じているらしい。
ただし、下手すりゃ自分にも降りかかるであろう火の粉の方を、だが……。
「査察団がミネルバに滞在しているのは3日間……いいわね? 万難を排してでも、主人公らしく振舞いなさい!
絶対に『シンって主人公らしくないな』なんて思わせてはいけないの! 絶対に、何が何でも誤魔化し通しなさい!
さもなければ………」
「さ、さもなければ?」
 艦長は俺の肩を掴むと、幽鬼の様な、本当にゾッとする様な表情で、低い声を出した。それはまるで、これ以上大
声を出したら、俺に危害を加えてしまうかも知れないのを危惧しているかの様だった。
「魚雷発射管に詰めて、AAに特攻してもらおうかしら……旧世紀のニホンに、人間魚雷っていうのがあったらしい
のよ。古き良き何とやらって奴ね、フフフフフフフフフ………」
 その時、俺は冗談じゃなく背筋が冷たくなった。今の艦長なら本当にやりかねない、そう直感出来た。
「し、失礼しますッ!!」
 俺は敬礼して回れ右、さっさと艦長室から逃げ出した。これ以上、こんな恐ろしげな魔窟にいたいと思うほど、俺
は物好きでもホラー映画好きでも戦争映画好きでもない。
 そして廊下に出たところで、俺は打ちひしがれて四肢を床につけ、久しぶりに、ちょっとだけ本気で泣いた。
 嗚呼、世界が俺を抹殺しようとしている。俺を主人公の座から追い落とそうとしている………。

 無論、泣こうが喚こうが、時間は誰にとっても等しい速度で流れ続ける。長いとか短いとかは、そいつの主観だ。
「査察が何だ! 俺が主人公だ! 俺だけが主人公だぁ――――っ!!」
 と、こういう風に俺が開き直って元気を取り戻すまで丸一日かかったのだが、その内に、ミネルバはカーペンタリ
ア基地に寄港していた。何でも、ここでその査察団と合流するらしい。
 査察団のメンバーは3人、いずれもMSパイロットらしい。
「押しも押されもせぬエースパイロット集団だ。粗相のない様にな」
「当たり前だろ! 俺は主人公なんだからな」
「シン。大口を叩くのは自由だが、くれぐれもしくじるなよ」
 ……あれ? レイ、今日は何か冷たくないか?
「気にするな、俺は気にしない」
「そ、そうだよな」
「ああ。だが、お前の所為で俺のボーナスを減らされる可能性があるから、その辺は気にしろ」
「金の話かよ! すました顔して、友情とかそんなのはないのか?!」
「そういえば、シン。ニホンには、『金の切れ目が縁の切れ目』という言葉があってだな……」
「ああ、そう……」
 どいつもこいつも、自分の給料と昇進がかかると、友情とか愛情とかを簡単に切り捨てられるらしい。
 寒い時代だ……。
 格納庫に搬入されているのは、3機のザクと2機のグゥルだ。
 大型アックスとレールガンの複合ウィザードを装備したザクファントムに、対要塞用の大型ミサイルを装備している
のが特徴的なブレイズザクファントム。そして残りの1機は、強襲揚陸型装備を装着した、ノクティルーカ(夜光虫)
ザクファントム。
 ザクはその使い勝手の良さと整備性のよさから、現場の人間には大人気の機種だ。第二のジンと言ってもいい。
だから、前大戦の時の様に、エースパイロットはボディの色を塗り替え様々なカスタマイズをし、戦場を駆けている。
 俺もインパルスのパイロットに選ばれなければ、ルナやレイと同じく、ザクに乗って戦っていただろう。
 ところで、背中にローターをつけて足にスキーを履いたノクティルーカを、ヨウランやヴィーノが目を輝かせて眺めて
いた。メカニックとして、興味を引かれるものがあるのだろう。
「ノクティルーカなんて、珍しい装備だよ。水上・水中用だからな」
「俺も、初めて見た」
「へえ? 確かに、足にスキーなんて履いてるしな」
「メカニックとしちゃ、是非とも弄ってみたいもんだ……あ、そういえば、シン」
「ん?」
「査察団には女の人もいるらしいから、今回ばかりはラッキースケベするなよ」
「……ああ」
 ヨウランもヴィーノも、自分の給料と昇進が、友情より大事らしい。所詮、友達も他人って事か……。
 と、メンテナンス・ベッドに固定された3機のザクのシールドに、俺はウサギのマークを見つけた。ウサギのマーク
をつけてるエースパイロット? うん……どこかで聞いた様な……誰だっけ?
 思い出せずに考え込んでいると、ザクのハッチが開いて、中からそれぞれのパイロットが降りてきた。白を基調に
したスーツを着た奴が一人に、赤が二人。あれ? 何か、この色構成は見た事ある様な……。
 俺の疑問は、その白い奴がヘルメットを脱いだ瞬間に氷解した。
 何しろ、そいつらは俺の元同僚だったからだ。
「軍本部から派遣された特別査察官、コートニー・ヒエロニムスだ。これから3日、世話になる」
「同じく、リーカ・シェダー。リーカって呼んでね」
「……同じく、マーレ・ストロードだ」
 一応、知らない人の為に説明しよう。
 コートニーとリーカ、それにマーレは、俺がアーモリー・ワンでインパルスのテストをしていた時、同時に行われて
いたカオス、アビス、ガイアのテストパイロットだった連中だ。ていうか詳しくはコミック版のデストレイを読んでくれ。
 それにしても、俺としちゃビックリ仰天だ。何ヶ月ぶりか知らないが、このミネルバで俺達4人が再び揃って顔を突
き合わせる事になろうとは。これも、議長か誰かが手を回した結果なのか?
 俺が驚きの余り呆然としている間にも、コートニーは黒いファイルを取り出して、査察の内容を説明している。
「今回の査察は、『デスティニーのパイロットであるシン・アスカは、本当に主人公たる資質を備えているか?』を調
べる為のものだ。ミネルバクルー各員は、平常通りに勤務してくれ。公正な査定の為にもな」
「あ、それから……あ、いたいた! シン!」
 リーカが居並ぶパイロットや整備班連中の中から俺を見つけると、駆け寄ってきて、俺の手を引いた。
 そして事もあろうに、衆人環視の中で俺に抱きついてきたのだ。
「久しぶり〜! シンの活躍、聞いてるわよ」
 リーカは俺より身長がほんのちょっとだけ高い。ついでに言うと、リーカは意外と着やせするタイプだ。まあ、つまり
何と言うか……パイロットスーツ越しにも……おっぱい! おっぱい!(AA略)
 だが、喜んでばかりもいられない。背中に突き刺さる刺々しい視線を二人分、俺はしっかりと感じていた。
「ちょ、ちょっと……リーカ!」
「フェイスにもなっちゃったんだって? 大出世じゃない!」
「だから……放せって!」
 ひとまずリーカから離れようと俺はもがくが、リーカも当然ながらコーディネイターだ。その力は強い。
 バタバタともがいている内に、俺は誰がしまい忘れたものか、オイルスプレーの缶をふんずけてバランスを崩して
しまった。近くに何かないかと縋るものを求めると、それは当然、俺に抱きついてるリーカという事になる。
 マズい、この展開は……。
 気づいた時にはもう遅かった。俺はリーカを巻き込んで、盛大に前倒しにすっ転んだ。
 ズテ〜ン!
 漫画とかなら、この様な擬音がそこら辺に飛んでいるであろう、見事な転倒だった。
「あ痛たたたたぁ……」
「ご、ごめん、リーカ……」
「もう、乱暴しないでよ………で、シン。手、放してくれる?」
「へ?」
 俺はマヌケな声を上げた。すぐさまその理由は理解出来たが。
 倒れた時に咄嗟にリーカに縋りついたのだが、その際に……俺はリーカの胸を、ガッシリと掴んでいたのだ。
「あ、ご……ごめんッ!」
「……噂通りのラッキースケベなんだから、もう」
 リーカが視覚補助用の電子デバイスとなっているゴーグルをかけ直しながら、囁く様に言う。単に怒鳴られるよりも
キツいものがあるな、これは……。
 ピピィーッ!
 俺が気まずい気分になっていると、突然、マーレがホイッスルを吹いた。何だ? 試合開始か? キックオフか?
「シン、1点減点だ」
「ええっ?! 何でだよ?!」
「お前の行動が主人公には不適切であると判断されたら、逐一減点していくんだよ。覚えておくんだな」
 マーレが嫌味たっぷりに言い、コートニーはファイルに−1を書き込んだ。ていうか、ラッキースケベって、そんなに
主人公的にダメな行為だったのか……?
「因みに、シン。お前が主人公失格と判断された際の処遇だが……」
「ど、どうなるんだよ」
「お前はデスティニーのパイロットを更迭。代わって、レイ・ザ・バレルがデスティニーのパイロットとなる」
 何?! レイがデスティニーのパイロットぉ?!
「レジェンドには俺が乗る事になる。適正は十分だからな」
「ちょ、ちょっと待ってくれ! な、レイ、お前も不満だよな? レジェンドを降りろって……」
 俺はレイに問う。その時、俺はとりあえず誰かを味方につけておきたかったのだが……。
「デスティニーはゲーム(GENERERATION of C.E.)で乗った事がある。大丈夫だ」
 レイの返事は冷淡だった。こいつも、自分の評価を下げる事はどうしてもしたくないらしかった。
「じゃ、じゃあ、俺は何に乗ればいいんだ?! インパルスに逆戻りか?」
「上層部は、『貴様の様な主人公のなり損ないは、プロトタイプジンにでも乗る運命なのだよ』と言っている」
「C.E.73にプロトジンっスか?!」
「あと、『乗ったら、AAに爆弾でも背負って特攻したまえ。嫁補正があれば生き残れるだろw』とも言っていた」
 コートニーのお偉いさんの口真似は、誰を真似ているのか知らないが、やたら巧みだった。普段無表情なこいつ
にも、嫌いな上司の一人や二人はいるらしい。
 しかし、艦長といい上層部といい、どいつもこいつも俺を特攻させたいらしい。俺は、MSに乗って自爆するのと、
魚雷発射管に詰められるのと、どっちが苦痛なく吹っ飛ぶ事が出来るのか、考えずにはいられなかった。
 ……クソ忌々しい。
 どっちも結果的には死ぬに決まってるじゃないか。
「誰がプロトジンになんか乗るか! あんな型落ちMS!」
「おい、コートニー。こいつがプロトジンに乗る事になったら、勿論インパルスは俺のものだな?」
「現搭乗者のルナマリア・ホークと比べて、お前の方が優秀だと判断されれば、そうなる可能性はあるな」
「聞けよ! そして勝手に話を進めるなよ!」
 勝手に話し込んでるコートニーとマーレにツッコむが、二人とも取り合おうとしない。この野郎、元同僚って言っても
この程度なのか……こんな事なら、もっと親密な付き合いをしておくべきだった……。
 騒ぐ俺を尻目に、マーレがホイッスルを、コートニーがペンをポケットにしまって、査定ファイルを閉じる。リーカも立
ち上がって二人と並ぶ。
「査察期間は3日後の正午までだ。この艦は定期的にラクシズと戦っているらしいので、戦闘になったら俺達も出撃
する。その時はよろしく頼む」
「じゃあ、早速俺達の部屋に案内してもらおうか」
「ミネルバのゲスト・ルームって、どんな感じかしら。楽しみ〜♪」
 元同僚にして現査察官の3人は、レイに案内されて格納庫を出て行った。その時、マーレがすれ違い様に、喉の
奥で笑う耳障りな音を立てたのが凄いムカついた。整備班の連中も各々の持ち場に散って、俺はだだっ広い格納
庫の真ん中に立ち尽くした。これから俺は、主人公の座どころか愛機からさえも追い出されようとしている……。
 何もする事がなくて棒立ちしていると、トントンと肩を叩かれた。振り返ってみると、そこにはルナとステラがいた。
 溺れる者は何とやら、俺は嬉々としてルナとステラの手を掴んだ。
「なあ、ルナとステラは、俺の味方を」
『浮気撃滅ッ!!』
「してくれ……って、え?」
『天・驚・けぇぇぇぇぇぇ――――――んッ!!!』
 ――ないみたいだ。
 瞬時に般若の形相となったルナとステラは、流派東方不敗が合体奥義を編み出しやがった。俺の身体は木の葉
の様に、なす術なく宙へ投げ出される。
 そうか、俺には最早、ただ一人の味方すらいないのか………。
 ルナとステラの合体奥義を喰らった俺は、格納庫の壁に叩きつけられて意識を失う直前、そんな事を考えた。
585通常の名無しさんの3倍:2006/02/02(木) 18:04:12 ID:???
特務兵話が行き詰ったので気分転換に書いてみたのですが、思いの外スラスラと書けたので、投下します。
勿論、特務兵の話もキチンとオトしますので……。

それはそうと、容量的にも次スレを考える時期では?
586通常の名無しさんの3倍:2006/02/02(木) 18:45:27 ID:???
>>580-584
相変わらず文章が巧みですな。
すらすら読めて非常にいいです。
GJ!!

どちらも大いに期待させていただきます
587通常の名無しさんの3倍:2006/02/02(木) 23:23:49 ID:???
なんだかトロワスレみたいな悲劇っぷりだなw
588通常の名無しさんの3倍:2006/02/02(木) 23:42:02 ID:???
最近シンってアスラン病にかかってないかwww
ヘタレ過ぎだww
589通常の名無しさんの3倍:2006/02/02(木) 23:47:24 ID:???
>>585
GJ!
シン…(ノ∀`)ドコカラワラエバ イイノヤラw

確かにそろそろ容量まずいなぁ…
次スレは
【天響拳】種死の世界にドモンが来たら【4発目】
とかどうよ?
590通常の名無しさんの3倍:2006/02/03(金) 04:27:27 ID:???
>>589
それはそれで綺麗な気がするが本当は『天が驚く拳』です。
591通常の名無しさんの3倍:2006/02/03(金) 15:15:45 ID:???
誰かテンプレ作ってくれないかな
592通常の名無しさんの3倍:2006/02/03(金) 15:23:49 ID:???
>>591
テンプレは過去ログ程度にして、下手に縛らない方が良いと思うんだが?
593通常の名無しさんの3倍:2006/02/03(金) 19:12:28 ID:???
このスレでは
シンには勇者王がついてる
主人公じゃなくてもいいじゃない
ドラえもんののび太ようになれ
594通常の名無しさんの3倍:2006/02/03(金) 19:21:04 ID:???
そういえば、盟主王の中の人がマイトガインとガオガイガーで出てたけど、
アストレイ勢ではリーアムの中の人がエクスカイザーとダ・ガーンで出てたな。
誰かそれで勇者ネタ書いてくれないかな……。
595通常の名無しさんの3倍:2006/02/03(金) 19:52:55 ID:???
コソーリ立ててきた

つ【天驚拳】種死の世界にドモンが来たら【4発目】
http://anime.2ch.net/test/read.cgi/shar/1138963887/l50
596通常の名無しさんの3倍:2006/02/05(日) 16:30:30 ID:???
埋め
597通常の名無しさんの3倍:2006/02/05(日) 18:38:25 ID:???
埋めさせて貰う
598シン=アスカ:2006/02/06(月) 11:28:00 ID:???
ようし! じ、じゃあ今度こそ1000は俺がぁっ!
1000取りファイトォォ――――ッ!! レディィ――――ゴォォ――――ッ!!!
599ラクス・クライン:2006/02/06(月) 12:12:08 ID:???
おーっほっほっほっ!
シン・アスカ、そうはさせませんわ!!

エターナル!発進!!!!!
600アルゴ:2006/02/06(月) 12:57:37 ID:???
・・・・・・・・・・・・・・・・埋めだ。
・・・・・・・・・・・そしてキリ番だ。


・・・・・・・・・・・・・・・・・虚しい・・・・・・・・・・orz
601カナード:2006/02/06(月) 16:48:51 ID:???
容量が残ってる内は負けじゃない!
という訳で1000は俺が貰う!!
602キラ:2006/02/06(月) 21:05:12 ID:???
やめてよね、1000取りで僕が遅れを取るわけが無いだろう
603:2006/02/06(月) 21:14:10 ID:???
次スレでは俺のグゥレイトな活躍に期待してくれよな!


 そ 君  (__          ┌―‐―┐    ) き
 ん !  (_             |`l TT了|     }  ゃ
 な     (_           j .| .|:| .l |     /  あ
 か 待  (_            | | .|j .j |     イ  |
. っ ち  (,_             |.| .|l .|:|  ,. -‐ /_.  っ
 こ  た  (               |.|. |! |/     / !
 う  ま  (`           `ー /..:::::\≧,,,、:::7___
 で え  (―――――――――(:::::::>'´ == \::⌒l^⌒
_     (⌒ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ノ く彡/// ∪,ノ   ;|
.レ⌒Y^'⌒`\________ く:::::∧ '_,. -、 く/::::::::/
   |:::| \xく              \:::::l、ヽ ,ノ  \,,∠,,__
 \|:::| _,....!,,_ \            lF〒`ヾ.\,,..イ    |::::::::,
   `7´ _,,.ィ  ヽ /巛 》ヽ    | ||  _,..-/7゙h _|:::::://
 \.{n|.ィァ it}    ヾノ"~^ヽ,^  r'"三¨7´\|    |´.|:::://
   |:::トl、 rュj .   リ ´∀`)_、 / ゚`.|n./  .イl   ,∧ |:://
   |::,|  'ーケトr'TTlイ  /_`ヾtっ r'l゙    /⌒`lくミV /
 ,r1´|`'六´ //` ̄´ `Y´     |└┬シj  ./ 7ヽ〈  /ヾ)<
./ | ∨|::|∨ ! { r  ,、 _,シ /゙丁〈 /      } { { \
  |   ',|::|/ !  ,ゝ-< (   /   .| |/     ∧ \|
   l  .Y。 .|  |`  〃 ̄ ̄⌒  / 〈     /! ', __,,....::-‐
  .∧.  |。 {  ゙爪` ' ‐- 、..,,,...イ   '、   / .|  `|::::::::::::::::
\/  l  |。./  ,l | l,  .|  .  ||    `'ー' i |  j:::::::::::::::::
ヽ、`'::、L.∧/  / |.{  u   〈.|        イ 〈  /::::/:::::::::::
::::::::`ヽ、 ∨  / ̄| | 、   /  l:l.       | j /::::/:::::::::::::
:::::\::::.....  ̄`|   l |  鬱鬱  .l:l//    l| ∨:::/::::::::::::::::
604アーサー:2006/02/06(月) 21:44:27 ID:???
ディアッカ君……盗撮の先輩として君の後塵を拝するわけには行かないな!
605ムネオ:2006/02/06(月) 21:50:43 ID:???
オールレンジスナップで1000はもらうぜ
606通常の名無しさんの3倍:2006/02/06(月) 22:07:07 ID:???
アロンダイト「1000なら私にも出番を下さい」
607カガリ:2006/02/06(月) 22:19:34 ID:???
1000なら私はサハクに勝つ!!!
608通常の名無しさんの3倍:2006/02/06(月) 22:21:04 ID:???
     ,, - ―- 、
  ,. '" _,,. -…;   ヽ
  (i'"((´  __ 〈    }
  |__ r=_ニニ`ヽfハ  }        すいません、
  ヾ|!   ┴’  }|トi  }        ちょっと通りますよ・・・
    |! ,,_      {'  }         
   「´r__ァ   ./ 彡ハ、
    ヽ ‐'  /   "'ヽ
     ヽ__,.. ' /     ヽ
     /⌒`  ̄ `    ヽ\_
    /           i ヽ \
   ,'              }  i  ヽ
    {             j   l    }
   i   ヽ    j   ノ   |   } l
   ト、    }   /  /   l  | .|
   ! ヽ      |  ノ    j  ' |
   { |     } |      l    |
   ヽ |     i  | \    l    /|
    { |     l   |     |   / |
    l !        |       l  / | 
609通常の名無しさんの3倍:2006/02/06(月) 22:22:14 ID:???
>>24-33
前スレからもGJ!
610通常の名無しさんの3倍:2006/02/07(火) 07:34:20 ID:???
ウェーイ
611通常の名無しさんの3倍:2006/02/07(火) 22:07:43 ID:???
保守
612オルガ:2006/02/08(水) 00:38:50 ID:???
保守じゃなくて埋めだろ
613通常の名無しさんの3倍:2006/02/08(水) 09:52:28 ID:???
ume-
614カズイ:2006/02/08(水) 16:34:22 ID:???
………
615通常の名無しさんの3倍:2006/02/08(水) 17:55:04 ID:???
       ノ)
       ノノ
     ノィ"      ノ
   /ィ"    _,.r-イ"
   /,メ   ,.rッ‐'"
  ./,メ  /ィ"
  {ニ{ //
  {ニ{ /ソ       _,.rフ⌒フ`''ー、___,.r-‐'''"フィ
  {リ{={ r──--r'" /几//  ィ    _,r、//
  / {={ j\、_  O j j:::::| | _O_,.r-,ニ'"フノ ノ
  fゝ、+-ソ ) )ヽ‐-、__/⌒|__二.r-‐''"::;:r''ンノ
  {ミ、-゙、-"|,ノ ゞ、::::::::{XXXXX}::::::;:r‐ニ" ,.r'" \        埋め
  ト、_,.r''".ノ }ト、`l‐ゝXX_,ノ-ニ‐''",.r'7"⌒` 、!_
  ゙\r-t_r'  _ノ八ゝ三水 三 _>-フ八 { {f,.r''"⌒`ヽ、
    `ー-、彡  人_|__|__L-'  /  ゝ、、{   <゙、-=-、
       \ ̄_,人 (_(__| ̄_{     ハ r、r' ,.r-‐-、゙、
         ̄   ゙、゙ヒ=、| ̄_{   _,.,.,./ ヽ_i / ,.r-( \
            ゙、───{ /   \/ t { /  _レ-{
            / ゙、-----{ イ 、、  ゝ ヾ{、_ (  Y⌒!
           A   ゙、二二{{   ,.r''"\  ゝ(ゝt-''Y"}
          /ミミ.:、_,.r''ヽ--`⌒`(彡彡:::゙、   Y‐、 }ニj
        r┴‐7、.::/        ゙、彡r‐''"゙、  }=} }=j
        /   / ゝ┐       ト' ゙、   ゙、  }=} {={
         /   /    |        |  ゙、   ヽ、}、} {,.{
       //// /,.r‐''⌒゙、        j`ヽ、 ゙、 i i i メメ  {,.{
     ノ----,r,.r'"f 。 ゚)      f゚ 。 } ヽ、___{.{__>、{,{
    / ̄ ̄ ̄/  ゙、__。ソ       {。  ノ  ゙、  {.{   ゙、{{
    `ー──、_____l         ト-"   ゙、 メ、  ゙、し
      ̄ ̄ ̄             `ー──--'-───`
616アスラン:2006/02/08(水) 19:23:39 ID:???
アッグガイ…俺を応援しに来てくれたのか?

なら、1000を取るしかないじゃないか!!
617シン:2006/02/08(水) 19:45:14 ID:???
次スレでは俺の主人公としての大活躍に期待してくれよな!


 そ 君  (__          ┌―‐―┐    ) き
 ん !  (_             |`l TT了|     }  ゃ
 な     (_           j .| .|:| .l |     /  あ
 か 待  (_            | | .|j .j |     イ  |
. っ ち  (,_             |.| .|l .|:|  ,. -‐ /_.  っ
 こ  た  (               |.|. |! |/     / !
 う  ま  (`           `ー /..:::::\≧,,,、:::7___
 で え  (―――――――――(:::::::>'´ == \::⌒l^⌒
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.レ⌒Y^'⌒`\________ く:::::∧ '_,. -、 く/::::::::/
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   `7´ _,,.ィ  ヽ〃´   `ヽ   | ||  _,..-/7゙h _|:::::://
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618通常の名無しさんの3倍:2006/02/08(水) 21:12:53 ID:???
 そ 君  (__          ┌―‐―┐    ) き
 ん !  (_             |`l TT了|     }  ゃ
 な     (_           j .| .|:| .l |     /  あ
 か 待  (_            | | .|j .j |     イ  |
. っ ち  (,_             |.| .|l .|:|  ,. -‐ /_.  っ
 こ  た  (               |.|. |! |/     / !
 う  ま  (`           `ー /..:::::\≧,,,、:::7___
 で え  (―――――――――(:::::::>'´ == \::⌒l^⌒
_     (⌒ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ノ く彡/// ∪,ノ   ;|
.レ⌒Y^'⌒`\________ く:::::∧ '_,. -、 く/::::::::/
   |:::| \xく              \:::::l、ヽ ,ノ  \,,∠,,__
 \|:::| _,....!,,_ \     ))     lF〒`ヾ.\,,..イ    |::::::::,
   `7´ _,,.ィ  ヽ〃´   `ヽ   | ||  _,..-/7゙h _|:::::://
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   |::,|  'ーケトr'TTlイ  /_`ヾtっ r'l゙    /⌒`lくミV /
 ,r1´|`'六´ //` ̄´ `Y´     |└┬シj  ./ 7ヽ〈  /ヾ)<
./ | ∨|::|∨ ! { r  ,、 _,シ /゙丁〈 /      } { { \
  |   ',|::|/ !  ,ゝ-< (   /   .| |/     ∧ \|
   l  .Y。 .|  |`  〃 ̄ ̄⌒  / 〈     /! ', __,,....::-‐
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619通常の名無しさんの3倍:2006/02/08(水) 21:38:16 ID:???
    ___
   /: 》:、. ∩ 
   (===○=) 彡 アスラン!アスラン!
   / / ⇔ ) 
     ⊂彡
620シン:2006/02/09(木) 01:19:35 ID:???
主人公の座は渡さん!
621通常の名無しさんの3倍:2006/02/09(木) 01:29:28 ID:???

          ((
       〃´   `ヽ
       ( (( )) ). i
       (*‘ω‘ *w
        (つと )
         し--J



      _ (( 
   〃´   `ヽ         ,r"`⌒)ヽ
    i ( (( ))ノ        ( 人ノ')  )
    W*‘ω‘ノ         (‘ω‘*从
    (つと )           ( ⊂ i
     し--J         .└ ー-J )))



    ((_
 〃´   `ヽ           ,r"`⌒)ヽ
 i ( (( ))ノ          ( 人ノ')  )
  W*‘ω‘ノ しんぽっぽ (*‘ω‘*从 すてぽっぽ
   (   )             (   )
    v v                v v
       ぼいんっ           ぼいんっ
    川                川
  ( (  ) )            ( (  ) )
622通常の名無しさんの3倍:2006/02/09(木) 05:50:04 ID:???
 ̄ ̄∨ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
             (__   age
 〃Y "⌒`Y"ヽ  ,r´  `ヽ  age
 (  (( (`´))) ) (,,人ヽヽ!リ  age
  )从゚ ヮ゚∩(( ∩リ ゚ ヮ゚ノ从 age
  (つ_^=) 丿  ヽ( (!^=⊂)
   く/L_ゝ      く/L_ゝ
    し(_)     (_)J

623通常の名無しさんの3倍
lllllllllll、:::::;_:::::::::::::;llllllllll!゙l;il|;;;;;::::;'ll;;;;;::;;;ll;;:::::::::::::;;;;,lllll";;l!′ : : : : : : : :: :    : : :;;,ll!゙;:;,llll!゙:::::: : ;;;;;::: ::;,lllllllll|
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l`'!ll!!ll!l゙゙,,illllllll′:::::;;;;;;゙llllllllllli,,:     : : : : :      :       : : .    : ;;;,,iil":::::::::;llllllllllllllllll!゙;;,ill!,llilllllll
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iillll!!゙゜;,,,illllllll°:::::::::::::::;,lllllllllllllllllllllllii、,.    : :       : : : : : :   : :,,llllllllllllllllll;:::;;::::::;lll「lllllllllll!゙.,,illlllllllllllllll
l!l゙`:;,,illlllllllllll;:: ::::: ::::::::::;lllllllllllllllllllllllll、;;;;: :   : : : : : : ::::::: : :   : .,:;;;;;、;;lllllllllllllll|:::;;::::::;:ll;;;llllllllll゚,,lllllllllllllllllllll
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497KB…どの道1000まで持ちませんわね。そう言う訳でこのスレもわたくしがAAでトリをゲットですわ!