1 :
通常の名無しさんの3倍:
立ててみました。
2Get
乙アスルナ
2
5 :
モップ男 ◆CxbT/78KWc :05/01/25 22:23:02 ID:MPbN4HJq
詳細設定のようなもの。
ウッソ、ハロ、V2ABがVガンから移動してきたという設定です。
オリキャラはだしません。MSについてはグレーフレームの他、
対V2用のMAを予定しています。かなりの厨設定です。なにしろV2との
戦闘力の差がありすぎるもので・・・・
種のキャラや会話、MSの設定は主に小説を参考にしようと思っています。
それと、ウッソから見た種の世界という話の進めかたをしようと思っています。
ウッソに毒吐かせるようなことはしないでね。
馬鹿が出てきて話を進めるとかできなくなるよ。
7 :
モップ男 ◆CxbT/78KWc :05/01/25 22:24:45 ID:MPbN4HJq
最終決戦、エンジェルハイロゥを止める為にアサルトバスターで突っ込んだウッソ、
シャクティを助け出し、リグ・コンティオとの決戦の最中、エンジェルハイロゥから閃光が迸しった
「な、何だこれ!?――うわぁぁぁぁああ!!??」
閃光に包まれたウッソのV2アサルトバスター
ウッソの目の前に真っ白な光が広がった。
つづく・・・の?
気がつくとそこは広い空間だった。
「ここは・・・?一体・・・?V2はどこ?ハロは?」混乱するウッソ。
あたりを見渡しながらゆっくりと深呼吸し体を確認する。
「どこも怪我をしていない。ノーマルスーツ、ヘルメットも無事。よし大丈夫。」
そうつぶやいて自分を落ち着かせる。
「コロニーの中か?」
体が軽く感じることからそう判断した。すると、断続的な振動のあと凄まじい
衝撃がウッソを襲った。
「うわあああー」
ボールのように飛ばされる。
ウッソのいる所はヘリオポリスというコロニーで、クルーゼ隊の攻撃により
今まさに崩壊しようとしていた。
8 :
モップ男 ◆CxbT/78KWc :05/01/25 22:25:40 ID:MPbN4HJq
「まずい、まずいぞ。このままじゃ・・」
状況はかなり悪い。
「こんなところで、何も分からず死ぬわけにはいかないよ。
ともかく救命艇を探さないと。」
飛んでくる残骸をかわしながら非常灯の明かりを頼りに進んで行く。
壁にあいた大きな裂け目をくぐると
「MS? 何でこんな所に? それにガンダム?」
そこには一体のMSが浮いていた。衝撃で固定アームがはずれたのであろう。
見たことも無いフォルム。V2よりも一廻り大きい体。だが、ガンダムに
酷似した顔。グレーとホワイトにカラーリングされたボディ。
まるでパイロットが乗り込むのを待っているようだった。
ウッソは一瞬躊躇したものの乗り込む決意をした。
コックピットに座り、計器やレバー、ペダル等を確認しながら
「何とか動かせそうだけど・・・・頼む動いてよ。」
メインスイッチ(と思われる)を入れる。動かなければただの鉄くずなのだ。
動作音とともにディスプレイがつき、コックピットが閉じる。
「よし!これで何とかなりそうだぞ。何々・・・アストレイ。このMSの名前か
そっかー!よろしくアストレイ」
ディスプレイの情報からこのMSの名前がアストレイということ、
ここが格納庫で隔壁を開ければ外に出られることが分かった。
だが隔壁を開けるまでもなく大きな穴がぽっかりと口を開けていた。
「ここからでられそうだな。よーしいっくぞー」
全く未知の機体にもかかわらず危なげなく操縦するウッソ。
その穴から宇宙へと飛び出していく。
こ、こいつ電池で動いてる。こんなMS初めてだ。よーし取りあえずここから出よう。
最初のうちに言っとくとウッソの口調にたまに違和感が…
期待してますよ
11 :
モップ男 ◆CxbT/78KWc :05/01/25 22:51:54 ID:MPbN4HJq
御大のあの独特のセリフをまねするのはむずかしい。ガンガレ!!
ウッソはグレーフレームの挙動を全て把握しコロニーの残骸
をかわしながら飛んでいた。V2と比べると反応が鈍く、機体も重い。
たが、癖がなく扱いやすいといえる。
(それにしてもこのMS一体誰が・・・・)
ウッソは気になっていた。
このMSが今まで見てきたMSと明らかに違う技術と発想をもとに
開発されていることを・・・
なんというか、奇妙な確信があった。しかしそれは認めたくなかった。
異世界にきた、などということは・・・
(まああまり気にしてもしかたがないよな。それよりも・・)
モニターを見ながらあたりに注意をする。
コロニーの崩壊の原因が何かの破壊活動であるとウッソには分かっていた。
でなければ崩壊などするわけが無い。だとすると近くにまだ潜んでいるかも知れない。
破壊活動をしたものが・・・・その時コックピットにアラームが鳴り響いた。
「うあっ・・きゅ救難信号・・ ビックリした。」
不覚にもびびってしまったウッソ。モニターには円筒形の細長い漂流物が映っていた。
キラはモニターに映った救命艇と見たことも無いMSを呆然と眺めていた。
ザフトが救命艇に攻撃をしようとしている、そう見えたのだ。
「ヘリオポリスだけじゃ足りないのか!」
キラは何かが弾けるの感じた。
゚・*:.。. 。.゚:
:. ゚・ *.
゚ . 。
゚・ *:.。. * ゚
ガシャーーーーーーー +゚ ーーーーーーーーーーーーーソ!!
。 .:゚* +
゚
゚ /ヾー
r!: : `、ヽ
l:l::..: :.|i: 〉
ヾ;::::..:lシ′
`ー┘
とりあえず今日はここまで。
次回は、グレーフレームとソードストライクの戦闘です。
見てください!
ゴメンやってみたかった。
キラいきなり種割れかいな!
でもGJ!
ガンガレ!
モップ男さん、富野節を勉強するとグッジョブ!
この板を潤してください!
種割れしてもウッソに手も足もでないキラ
なんか、マンセー書き込みが多いけど・・・・。
天使の輪がいたときのようだ
ハマーンスレ程じゃないけどな
この手のスレもはにゃーん氏のも好きだけど
マンセーの多さは正直どうかと思う。
>>21 思うことあるなら書けばいいじゃん、ここにも向こうにも
逆にいいと思うからマンセー書いてるんだろうし、何もレスしないのも寂しいしな
まぁ自演の可能性もあるが、若干2名そういうやついたしw
>>20 あれだろ?天使の輪=モップって疑ってんだろ?
種割れのAAが出たとき俺も思ったけど、逆にそんなあからさまなことしないんじゃないのか
まぁ、しばらく読んでればわかるかも、癖とかでるだろうし
そもそも輪は自分で書けないから盗作してたんだろうし
>>モップ男へ
自演と盗作だけは(・∀・)スルナ!!ヘタデモイイカラ
この手のスレはマンセーレスが増えてくると気持ち悪くなる事態に陥りがちだからな。
どう気を付ければいいかワカランが気をつけるべし。
俺は作者のコテハンだけ抽出して閲覧したりする。
Vの小説一巻でも読めばウッソの口調はトレースできると思うよ
基本は頭でっかち
>>23 お前は来るな
それにお前はハマーンスレも天使の輪スレもたいして読んだこと無い言ってなかったか?
コテハンのみが書き続けてるスレって他にいろいろあったかな、紹介してくれお前のオススメを
26 :
21:05/01/26 17:07:13 ID:???
>>22 俺は向こうでも思うこと書いたぞ
普通のマンセーならともかく
原作より良かっただの、原作もこうしてれば良かっただの
そういうのは見てて痛いとは思う。
>>26 あそこは作者が痛いこと差し引けば普通に良作だから仕方ないよ
あと種本編とか福田のアンチが多すぎるんだろうな
こんな駄文に応援ありがトン。
勢いで書き始めたけどがんばって最後まで書くよ。
昨日貼り忘れたやつ補足しておくよ。
アストレイグレーフレーム
火器運用試験モデル
ビームライフル、ビームサーベル等の運用データを
とるための機体。そのため長時間稼動できるバッテリーを
積んでいる。ただこのバッテリーは、コストが高いのと品質が安定
しないとの理由で他の機体への採用は見送られた。
またOSはコーディネーター用のをインストールしてある。
何故ウッソが操縦できるかは不明。(ウッソだからというのが理由か?)
細かいスペックは他のアストレイと同じ。
本編のほうはしばらく待って下さい。
それではおやすみなさい。
OSをハロにつないでサポートさせるというのはどうだろう?
月並みかもしれないけど
>>27 アムロスレもそうだが、なんでこんなに種アンチ多いんだ?
アムロやウッソやハマーン掲げるから旧板のがやってきてんのか?
てか、新板にも種アンチ多いか
そういえば羽スレだけは種アンチいなかったなw
助力になるかわからないが台詞の時詰め込みすぎると見えにくいから
コックピットに座り、計器やレバー、ペダル等を確認しながら
「何とか動かせそうだけど・・・・頼む動いてよ。」
メインスイッチ(と思われる)を入れる。動かなければただの鉄くずなのだ。
を
コックピットに座り、計器やレバー、ペダル等を確認しながら
「何とか動かせそうだけど・・・・頼む動いてよ。」
メインスイッチ(と思われる)を入れる。動かなければただの鉄くずなのだ。
ってやると見やすいかも
後視点は決めておいたほうが楽
他の奴に何があったかなんて描写は無くなるけど
書きやすいと思う。
以上通りすがりでした。
32 :
通常の名無しさんの3倍:05/01/29 00:11:24 ID:BHTLqH55
モップ男は明日午後、「かっぱぎ男」に一時変身する!?
以上、無意味な通りすがりです。
ウッソ「綺麗なお姉さん(マリュー、ナタル、三人娘、エリカ等)がいるのにアプローチしないなんて、
おかしいですよ、キラさん!!」
信じていた。今日と変わらぬ明日が来ることを。だが・・・
中立国オーブのコロニー[ヘリオポリス]に突然ザフトが侵攻してきたのだ。
新型のMSの奪取と新造艦の破壊が目的であった。
キラは望みもしないのにMSを操縦し、戦った。同朋であるコーディネーターと。
その戦闘で[ヘリオポリス]は崩壊した。
「何故おまえが連邦軍のMSに乗っている!」
親友の言葉がキラの胸に突き刺さる。
[ヘリオポリス]の残骸よけながらキラの乗るストライク・・・唯一奪取を免れたMS・・・
は母艦であるアークエンジェルへ向かっていた。
その時救難信号をキャッチし、そこへストライクをむかわせた。
モニターに映しだされたのは救命艇。そして見たことも無いMS。
(何でMSが・・あれも奪われた機体なのか・・じゃあザフトが乗っている・・
それならガンダムを奪いにきたのか?・・救難信号は囮?・・僕をおびき出す為の・・・)
そ ん な こ と の た め に 救 命 艇 に 攻 撃 を !
自分が殺されるかも知れないという恐怖と、無関係な人々までが犠牲になるという怒り
がキラの中で弾けた。
見たこともないMS・・ストライク・・から激しい怒りと冷たい敵意が自分に向けられているの
ウッソは感じた。半ば本能的に臨戦体制に入る。
(まさかコロニーを襲った連中か?こっちの武器は・・ビームサ−ベルだけ・・くっ)
だが幸運なことにストライクも近接戦闘用のソードストライクを装備していた。
勢い良く突っ込んでくるストライク。シュベルトゲーベルを振り下ろす。
グレーフレームはぎりぎりでそれをかわす。
(救命艇がいるのに攻撃をしてくるなんて!)
一旦距離を置くグレーフレーム。ストライクはパンツァーアイゼンを打ち出すと
グレーフレームのよける方向を予測し、そこへマイダスメッサ−を投げつける。
パンツァーアイゼンをかわし、向かってくるマイダスメッサ−を蹴り上げ、
殆んど同時にスラスター全開でストライクにむかってゆくグレーフレーム。
グレーフレームの軌道とスピードを計算し、ストライクは
正確にシュベルトゲーベルを振り下ろす。
まるでロックオンした標的を外さない優秀な兵器を思わせるような動き。
その瞬間、グレーフレームは打ち出したままのパンツァーアイゼンのワイヤーを掴むと
それを引っ張った。左手を突き出すようにつんのめるストライク。
何もない空間を切り裂くシュベルトゲーベル。
すかさずシュベルトゲーベルを蹴り落とし、掴んだワイヤーをストライクの左腕に
絡ませる。
スイッチを切った状態のビームサーベルを抜き、そのまま素早くストライクの右腕の上から
グレーフレームの左腕かぶせ背中にビームサーベルの柄を押し付けた。
こすりあった装甲が火花を上げる。ウッソは神がかり的な操縦でストライクを押さえ込んだ。
(やられる!)
キラは直感した。完全に動きを封じられたのだ。どうあがいても相手がビームサーベルの
スイッチをいれるほうが速い。しかし
「救命艇を巻き込んだらどうするつもりだったんですか!」
一瞬虚を突かれた。いきなり怒鳴られるとは思っていなかったのだ。
それと同時に血の気が引くのを感じた。恐らくこのMSのパイロットも救難信号を受信して
やってきたのだ。それなのに何故攻撃しようとしていると思ったのだろう。
自分がザフトのMSを撃墜したから。だから相手が自分を撃墜しようとしているのではないか、
そう思ったのだ。
(まるで自分の影に怯えているようだ。)
キラはそう思った。
「ごめん。」
何に対して謝ったのか自分でもわからなっかった。
(良かった。)
ウッソは安堵のため息を漏らした。
ストライクを落とさなかったのにはわけがある。
ストライクが近接戦闘用の装備をしていたことから
(コロニーを警備していたのではないか?)
ストライクが破壊したほうのMSなら強力な武器を装備しているはずだから。
無線を通じて流れてくる言葉はそれを肯定しているようだった。
コロニーを警備しているほうなら、自分や救命艇を保護してくれると思ったのだ。
無論これは違うのだが、ウッソはこの世界にとって重大な決定をしたといえる。
ストライクを、キラを、撃たなかったという・・・
「僕はウッソ、ウッソ・エヴィン。コロニーの崩壊に巻き込まれて、
偶然見つけたこのMSに乗って脱出してきました。」
ゆっくりとグレーフレームをストライクから離していく。絡めたワイヤーも外す。
「えっと・・こちらはキラ・ヤマト。」
相手の声が意外に若いので戸惑う。いきなり攻撃してしまったことを詫び、
簡単な状況説明のあと救命艇とグレーフレームと一緒にAAへ戻ることになった。
ウッソは会話の中にでてきたザフトという言葉が気になった。コロニーを攻撃したのは彼ららしい。
(聞いたことがない。やっぱりここは・・・)
認めたくない現実をつきつけられているように感じた。
続きもがんばって書くよ。
次はラクスと出会うまでを予定しています。
見てください!
何度読み返してもヘタレな文だ。 orz・・・・
モップ氏乙!
ウッソ大活躍で拙者感涙でござる!
職人さん乙!
ここからウッソの生きて元の世界に帰るためのサバイバルが始まるのだな
ガンガレ!
42 :
通常の名無しさんの3倍:05/02/01 12:41:44 ID:kPNY8QNM
あげ
43 :
通常の名無しさんの3倍:05/02/01 13:49:52 ID:2NmlT6jJ
(ビクターエンターテインメント
期待
このポットにはフレイが乗ってる訳だな?
楽しみ
見たこともない形の戦艦アークエンジェル(AA)
異世界にきたという現実がウッソに染み込んでくる。
幾度かストライクとAAの間でやり取りがあったが
無事に着艦することができた。
コックピットから降りるとストライクのパイロットのキラと顔をあわせた。
「君がウッソ君・・・」
明らかに驚いていた。自分より年下だと思ってもいなかったに違いない。
キラの友人たちに囲まれ、さらに救命艇の中にキラたちの知り合いがいたりと
無事に再会できた喜びにつつまれていた。ところが、
「君たちコーディネーターなんだろう。」
精悍な顔立ちをした金髪の男の一声で場が凍りついた。キラはためらいがちに
「・・・はい」
周りにいた兵士たちが一斉に銃をこちらにむける。
あまりの展開にウッソは呆然と立ち尽くしていた。
その後キラの友人たちの抗議と、女性士官(どうやら艦長らしい)
の登場で騒ぎは収束した。
ウッソはノーマルスーツを脱ぎとりあえず借り物の制服に着替えてキラと共に会議室にいる。
他に先ほどの金髪の男と女性士官。もう一人女性がいる。彼らとキラは話し合いをしていた。
今後どうするかについてである。補給もろくにしていないAAは比較的近い宙域にある
軍事衛星[アルテミス]に向かうことにきまった。またそのなかでコーディネーターや
ザフトと言った単語がでてきていた。
そこでウッソは気になっていた事を聞くことにした。
「あの・・・えっと・・・」
「ん・・俺か、俺は不可能を可能にする男ムウ・ラ・フラガだ。」
そう言って親指を自分に向ける。
「私はマリュ−・ラミアス。一応この艦の艦長よ。」
「私は副長のナタル・バジルルール中尉だ。」
(胸が大きいほうがマリュ−さん、スレンダーなほうがナタルさん。どっちも
綺麗なお姉さん。)
ウッソはそう記憶した。自分も自己紹介をする。
「不可能を可能にする男ムウ・ラ・フラガさん質問があります。」
「・・・君、俺をバカだと思ってないかい。」
「・・全部名前じゃなっかったんですか?」
「中々おもしろいね。君・・ウッソだっけ。よろしい。質問を許可しよう。
なんでも聞いてくれたまえ。」
「あのコーディネーターってなんですか? ザフトって?」
その場にいた全員が沈黙した。この質問は予想外だった。キラが簡単な説明をする。
それを聞くとウッソは、自分がどうやら別の世界からきてしまったらしいこと、
自分がいた世界のこと、何故自分がMSを操縦できるのか、などかいつまんで話した。
マリュ−、ナタル、ムウは疑わしげにウッソを見つめる。特にナタルは、ザフトのスパイでは
ないか?などといいだした。
(綺麗だけどきついお姉さん。)
ウッソは心の中で訂正をいれた。
ム「さすがにそれは無いんじゃないの。」
ナ「フラガ大尉、彼がスパイでは無いという根拠は?」
ム「不可能を可能にする男の勘・・かな?」
ナ「そんなのもの、なんの根拠にもなりません!」
キ「あの・・僕もウッソ君はスパイではないと思います。」
ウ「ウッソでいいですよキラさん。」
マ「キラ君、その根拠は?」
ム「そりゃ不可能を可能にする男の勘を信用・・・」
ナ「大尉は黙っていて下さい。」
ム「・・・・・・・・ちぇ。」
キ「もし本当にスパイだとしたら、コーディネーターやザフトを知らないというのは
おかしいんです。だってそんなことを言えば、みなさんに疑われてしまいますから。
スパイがそんなリスクを侵すとはとは思えません。仮にスパイだとしたら、
ヘリオポリスが崩壊した時偶然見つけたあのMSに乗って逃げてきた
と言えばいいんです。ヘリオポリスは中立国オーブのコロニーなんですから、
僕のようにコーディネーターがいてもおかしいとは思われないでしょう?」
ム「そうそう、俺もそう言いたかったんだけど・・」
マ「大尉は黙っていてください。」
ム「・・・・・・・・ちぇ。」
マ「なるほどキラ君のいうことはもっともね。」
ナ「しかし艦長、別の世界から来たなどと信用するおつもりですか?」
マ「そうね。それについては・・ね。そもそも別の世界へ来る、なんてことができるのかしら?」
ウ「可能性としてはあります。別の世界からきたにもかかわらず僕は、
人型の大型の機械を見てMSだと解りました。両方の世界にそれをMS
だとする共通の認識があるということです。つまりそれだけ密接で
影響しあっているということです。だから何らかの力が加われば比較的簡単に
両方の世界を行き来できるんだろうと思います。」
。
ム「・・・君、本当にコーディネーターじゃないの?13歳には思えないんだけど。」
マ「でも・・そのなんらかの力って何?」
ウ「多分僕の乗っていたMSが関係しているんだと思います。」
ム「乗っていたって、あのアストレイとかいうやつか?」
ウ「いえ違います。もとの世界で乗っていたMSです。どうやら違う場所に飛ばされて
しまったみたいなんですが・・・多分この世界のどこかにあるはずなんです。」
マ「そのMSにそんな力があるの?」
ウ「いえ、そんな力はありません。ただ僕がこの世界に飛ばされた時の状況を考えると、
V2に乗ったまま強いエネルギーを受ければ、もとの世界に帰れるんじゃないかと・・・」
キ「V2というのがMSの名前なの?」
ウ「はい。V2ガンダムと言います。」
キ「え!・・・ガンダムって言うの・・・・」
ウ「どうかしたんですか?」
キ「ストライクもガンダムなんです。ディスプレイに出てくる
General
Unilateral
Neuro-Link
Dispersive
Autonomic
Maneuver の頭文字をとってガンダムなんです。
全「え!!!!!」
マ「・・・どうやらウッソ君の言っていることも、まるっきりでたらめといわけでは
なさそうね・・・・」
ウ「あの・・マリュ−さんお願いがあります。僕をこの艦に置いて下さい。V2を見つける
ためにもそうしたいんです。MSの操縦くらいしかできませんけど・・」
マ「でもAAに乗っているからと言ってそのMSが見つかるとは限らないし、私達だってアテには
ならないわよ。」
ウ「わかっています。でもこの世界に頼れる人なんていないんです。だからこの艦にいるのが
一番いいんです。それに・・ガンダム同士が引き合う・・そんな気がするんです。」
マ「わかりました。許可します。いずれにせよこの船の人員は不足していますから。」
ム「キラ・・君はどうするんだい?」
キ「・・・僕はできればMSなんてのりたくありませんし、戦争だってしたくありません。
でもこの艦に友達や避難してきた人がのっています。その人達の安全が確保されるまで
なら手伝います。」
ナ「艦長。私は反対です。民間人にMSの操縦をさせるなど。」
ム「副長のいうこともわかるけどね。俺にはMS操縦はできないし、できたとしても
満足に動かせない。ならできるやつにまかせるしかないでしょう?この二人にはそれだけの
力があるんだから。悔しいことにね。」
マ「・・改めて私からもお願いするわね。」
ウ「はい。がんばります。」
キ「できるだけのことはします。」
マ「それからウッソ君。あなたに聞きたいことがあるの。あなたの世界のMSについて。」
ウ「はい。わかる範囲なら。」
マ「私はもともと技術士官なの。G・・ガンダムの開発にも携わっていて・・だからあなたの
世界のMSに興味があるのよ。まずは基本的なスペックから教えて。」
・
・
マ「なるほどね・・しかし・・」
ム「どうした。難しい顔して。」
マ「実際に機体を見ていないし、技術体系やなんかが違うから何ともいえないけど、
この世界のMSと較べても20年くらいは進んでいるようね。」
ナ「艦長。彼の言うことを信用するのはどうかと思いますが。」
マ「でもね、専門的なこともちゃんと説明できているし、技術の理論なんかにも破綻がないし・・
信用せざるを得ないのよ。」
ム「そんなに差があるのか?」
マ「例えば動力に核を使っているようなんだけど、この世界だと15MサイズのMSに積めるほど
コンパクトのできないのよ。必要なエネルギーを確保しようとすると、それだけでも18M以上の
大きさというか容積がないといけないの。もっともNジャマ−を無視した場合だけど。」
ム「さすがに技術屋さんがいうと説得力あるね〜。」
マ「茶化さないでください。それにしてもそんなMSが造られているなんて・・・」
ウ「V2はお母さんの開発したMSなんです。軍人ではなかったけど・・」
マ「そうなの・・そのお母さんは今は?」
「死にました。僕の目の前で殺されたんです。」
その時の光景は今もウッソの脳裏に焼き付いている。母親の亡骸、いや残骸を抱える自分の姿が。
思わずかたく目を閉じる。
すると誰かがやさしく抱きしめてくれた。温かくて柔らかい胸の感触。
シュラク隊やマーベットのことを思い出していた。マリュ−の声する。
「ごめんなさいね。余計なことを聞いて。」
(マリュ−さんてやっぱり胸が大きい。)
そんなマリュ−見つめながらナタルは、艦長としての適正に難あり、感情に流されやすい傾向ありと
脳内内申書に書き込む。一方ムウは
(まったく子供の特権だな。うらやましいね〜。それにしてもなかなかいい女じゃないの。
こりゃ〜口説くしかないでしょう。)
ひそかにマリュ−にロックオン。キラは自分両親のことを思い出していた。
(無事に逃げ出しているといいんだけど。)
その後いくつかの打ち合わせをして、ウッソについてはコーディネーターとして通すことになった。
さすがに別の世界からきたというのは信用してもらえない、と判断したのだ。
会議室を出て居住区へ向かった。そこで改めてキラの友人を紹介された。
また自分達が当面MSのパイロットをやること、など話した。その中でウッソはフレイという女性が
気になっていた。
(なんか嫌な感じで僕たちをみている。僕らというか、コーディネーターが嫌いなのかな?)
その時敵艦影発見のアナウンスが館内に鳴り響いた。
・・・・闇の中、モニターの光が瞬き、そこが閉ざされた空間であることを示していた。
ディスプレイの文字、いや記号が猛烈なスピードで動いていく。それはプログラムであった。
増強されたパーツをフルスペックで使えるようにするため‘それ’が組み上げたのだ。
バグをとり、最適化し、シュミレートする。
より強く、より速く、その繰り返し。
何故なら、必ず戻ってくるであろう‘それ’の‘主’のために。
何故なら、光の翼を羽ばたかせ天空を駆け抜ける、その時のために。
「ウッソ、ハロ待つ、ウッソ、ハロ待つ、ヤベエゼ、アニキ。」
誰もいない闇の中、その声だけが響いていた・・・・
ウッソとキラはパイロットスーツに着替えて格納庫へ向かう。
「なかなか似合っているぜ。そのカッコ。怖くは無いか?」
「・・怖いです。でも今この艦を守れるのは僕たちだけなんですよね?
戦いたいわけじゃないけど、みんなの乗っているこの艦を守りたいんです。」
「俺たちだってそうさ。戦わなきゃ守れねえから戦うんだ。」
「大丈夫ですよキラさん。僕と最初に会ったときみたいにやれば。」
「なんだそれ?」
「いえ・・なんでもありません。」
「・・まあいいか。それとウッソ、MSの戦に関して、君が一番のベテランだ。キラのフォローを頼む。」
「ムウさんも気をつけて下さい。」
慌しくブリーフィングを終え、ウッソはグレーフレームに、キラはストライクに、ムウはゼロに向かった。
艦橋とのやりとりのあと、
「じゃあな坊主たち。とにかく艦と自分を守ることだけを考えろ。ムウ・ラ・フラガ出る!」
ゼロはAAから飛び立っていった。
「・・・うまくいくかな。」
「大丈夫ですよキラさん。ムウさんの言った通り、艦と自分を守ることだけを考えればいいんです。
僕らの役目は時間稼ぎなんですから。」
現在AAはザフトの船2隻に前後を挟まれている。ムウがひそかに先行し、先方のナスカ級を攻撃、
活路をひらきあとは全速で離脱する。それまでMSの攻撃をウッソとキラで防ぐ。
それがムウの考えた作戦である。
「キラ。以後、私がMS及びMAの戦闘管制となります。・・・よろしくネ」
ウッソとキラが驚きの声をあげる。モニターに映っているのはキラの友人の一人ミリアリアだった。
他にもサイ、トール、カズイが志願兵として手伝っていることを告げられる。
ウッソにはキラの気配が変わっていくのが解った。
(キラさんの気配が充実していく。それにしても最初に会ったときと随分違う。なんでだ?)
ストライクが発進準備に入る。装備は‘エールストライカー’これはストライクの機動性を飛躍的に高めるための
装備でビームライフル、ビームサーベルが主兵装となる。
「坊主、このアストレイってやつの武器は本当にこれでいいのか?しかもシールドもいらないって。」
整備兵のマードックが言う。武器はジンから鹵獲した76ミリ重突撃銃を装備している。
グレーフレームを調査したところいくつか判明したことがある。
・オーブ製のMSであること・・これは、‘ヘリオポリス’がオーブのコロニーなのだから当然といえる。
・装甲が薄く、それにともない本体重量がストライクに較べても大幅に軽い。・・機動性をアップさせ、
被弾率を下げる。つまり「動いてかわせ」ということ。
・バッテリーが長時間持つ。
・ストライクのビームライフルが装備できない・・これは手のひらに付いているコネクターの形状が違うためで、
それにより機体の認識行っているらしい。またパーツもないのでコネクターの交換が出来ない。
これらのことからウッソは
(マシンガンで牽制しつつ接近、ビームサーベルで攻撃。重くなるシールドはいらない。)
そう考えたのだ。手持ちの武器でやりくりするのは慣れていた。
「はい!だいじょうぶです。」
ウッソがそう答えるのと同時にAAのエンジンが始動、主砲が発射される。ほどなく、
「敵MSの発進を確認。これは・・・Xナンバー、イージス、デュエル、ブリッツ、バスターです!」
奪った機体をすべて実戦に投入してきたのだ。一瞬クルーが凍りつく。ウッソはキラのことが気になった。
(キラさんの気配が変わった。戦いたくない・・のか?)
「・・キラ!ストライク発進してください。」
「・・了解。キラ・ヤマト ガンダムいきます。」
ハッチが開き、カタパルトから飛び出していくストライク。
「ウッソ君も発進して下さい。・・無理しないでね。」
「ウッソでいいですよ。ミリアリアさん。ウッソ・エヴィン アストレイいきます!」
急激なGとともに虚空の闇へと放り出されるグレーフレーム。
モニターには警告音とともにXナンバーのマーク現れる。
ブリッツとバスターは見たことも無い機体に一瞬戸惑う。
バスターのパイロット、ディアッカは舌打ちした。
「ニコル、データにねえぞあんな機体。あれも連合の新型か?」
「わかりません。でも、あの艦から出てきたから・・」
「それなら落とすことにするか!」
ブリッツのパイロット、二コルとの短いやりとりのあと、ブリッツとバスターが攻撃しかけてきた。
バスターが高エネルギー収束火線ライフルを撃つ。グレーフレームを急旋回させ、かわしながら
マシンガンをバスターに当てる。だが、PS装甲によって弾かれてしまう。
「奪われた機体は実弾兵器が効かないって言うけど・・そんなのありか〜」
思わず愚痴がでてしまう。
バスターに接近しようとしたが、横からブリッツのビームライフルによって阻まれる。
その隙にバスターがAAに高エネルギー収束火線ライフルを放つ。
しかしビームは大きくそれてしまった。
「チィ、砲身を狙いやがって!」
ウッソは、バスターがビームを発射する瞬間、ピンポイントで砲身にマシンガンを当てて
狙いをそらしたのだ。さらにマシンガンを精密にブリッツに当てながら、ビームサーベルで斬りかかる。
ブリッツはシールドで受け止め、至近距離からグレーフレームに向けてグレイプ二ールを打ち出す。
「この距離ならかわせない!」
ニコルはそう確信した。しかし
グレーフレームはマシンガンの砲身でそれを横なぎに打ち払った。
「そんな!このパイロットは本当にナチュラルなのか?!」
二コルが驚愕するのも無理は無い。ナチュラルの反射神経では到底不可能な芸当なのだ。
AAの援護射撃もあって押し気味に戦闘を進める。だが、
(キラさんとイージスのパイロットがおかしい。迷っている・・知り合い・・いや、もっと近い・・友達?
キラさんそのMSと戦ってはいけない!)
ウッソのNTとしての高い素質が離れた場所で戦っている二人の意識に反応する。
そこへデュエルが割り込んでくると、とたんにキラの感情が焦りと恐怖に染まっていく。
(まずい、キラさんパニックになっている。)
キラの援護に向かいたいが、ブリッツとバスターは巧みに連携しながらグレーフレームに攻撃をしかけてくる。
ニコルもディアッカもザフトの赤服、つまりトップガンのパイロットなのだ。そうやすやすと突破させてくれない。
ストライクはデュエルに翻弄されながら闇雲にビームライフルを撃っている。
それを巧みにかわしながらストライクに接近する。
デュエルがストライクにビームサーベルで斬りかかる。かろうじてシードルでそれを防ぐ。
戦いの流れがザフト側に傾くかに思われたその時、AAの特装砲ローエングリンが火を噴いた。
凄まじい威力。プラズマの力により一瞬辺りが明るくなった。
前方のナスカ級に当たり、沈みはしなかったもののかなりのダメージをあたえた。
それを見てイージス、デュエル、ブリッツ、バスターの動きが鈍る。
すかさず、ストライクの援護にまわり、それとともに信号弾が打ち上げられる。
「キラさん作戦成功です!AAにもどりますよ。」
「ハァハァ・・ウッソ・・わ、わかった。」
我に返りウッソへ返事をする。
だが帰艦しようとする2機をイージス、デュエル、ブリッツ、バスターが追ってくる。
ストライクがデュエルに向かってビームライフルを撃つ。が、
その瞬間機体の装甲から色が抜け落ちた。フェイズシフトダウン、バッテリーがきれたのだ。
加速のかからないストライクにデュエルが襲い掛かる。
ストライクをかばうように前に出るグレーフレーム。
「邪魔をするなぁー!」
パイロットのイザークはそう叫ぶとビームライフルを撃った。グレーフレームはかわすことができない。
射線上には動けないストライクがいるのだ。
しかしグレーフレームはスペック限界のスピードで動き、ビームサーベルでビームを受け止めた。
「バカな!ナチュラルごときがそんなまねを!」
「AA!主砲で援護を!ストライクのバッテリーが落ちました!」
ウッソはそう叫ぶと同時にストライク腕を掴みスラスターを全開にし射線上から退避する。
主砲ゴットフリートがそれまでグレーフレームとストライクのいた空間を通り過ぎる。
追尾してきた4機はかろうじてそれをかわすものの、最も接近していたデュエルは右腕を吹き飛ばされた。
4機はゴットフリートの火力になすすべも無く後退していった。
ウッソは先にキラを帰艦させ、機影が完全にセンサーから消えてから帰艦した。
自分たちの力でなんとか敵を撃退したのだ。
AAに戻ると、ムウとキラが出迎えてくれた。
「よくやったな、キラ、ウッソ。誰も死ななかった。艦も無事。上出来・・だろ?」
そいって二人の肩を叩いた。ムウの背中を見送りながらウッソはキラに声をかけた。
「キラさんあの・・イージスのパイロット、友達なんですか?」
「!?・・どうしてそれを?」
「とても戦いにくそうにしていたから・・」
「・・そう・・彼はアスラン。僕の大事な友達なんだ。」
絞り出すよな声、キラの顔を見てウッソは何も言えなくなってしまう。
格納庫から出て行くキラの後姿は疲れた老人のようだった。
キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!
乙です。頑張ってくらはい
乙カレーです。
AAは無事、軍事衛星[アルテミス]へと到着した。[アルテミス]は光波防御帯という
実弾もビームも通さないシールドによって守られている。
もっとも[アルテミス]側からも攻撃ができないのだが・・
この光波防御帯は‘傘’とよばれ[アルテミス]が難攻不落の要塞であることの証であった。
ウッソは艦橋の、それもケーブル用の配管の中の、大人では入れないような隙間に身を潜めていた。
別に好き好んでやっている訳ではなく、ムウの命令だった。
ムウはキラにMSの起動プログラムをロックするように言い、ウッソには艦橋に隠れているように指示し、
火気管制起動プログラムの入ったディスクを渡した。
このディスクはCICのチャンドラに不正にコピーさせたものであった。美人との合コンという
男なら誰もが引っ掛かる餌で。
ウッソはムウとのやりとりを思い出していた。
ム「連合に加盟しているからといって必ずしも仲がいいわけじゃない。むしろ出し抜き、蹴落としの
チャンスとタイミングを待っていると考えたほうがいい。そこへだ、北大西洋所属で認識コードを
持っていないAAがユーラシア所属のアルテミスへ入港したらどうなる。」
ウ「少なくとも人道的見地から物資の補給をしてくれるとは思えません。逆にこの艦やMSのデータを
とられたりしそうですね。邪魔するような人とか全員監禁しそうだし。」
ム「冴えてるね〜ウッソ。そんな君に任務を与えよう。入港すれば連中が踏み込んでくるはずだから
配管の中に隠れてやりすごし、そのあと入口を手動でロック。あとはこのプログラムで火気管制を
掌握、いつでも撃てるようにしておけ。その配管小さくてねウッソでもギリギリなんだ。」
キ「でも大尉そんなことして、あとあと問題になりませんか?」
ウ「多分だいじょうぶですよ。仲の悪い相手に自分の不祥事を報告したりはしないんじゃないですか?
後ろ暗いことがあるなら余計に。」
キ「そうか、そうすると無かったことになるわけか。」
ム「君らの言う通り。無かったことになるんなら、何をしても問題にはならない。だろ?
キラにはMSのプログラムをロックしてもらおう。」
そう言って人の悪い笑みを浮かべた。
結局ムウの言う通りになり、クルーは全員連れて行かれた。
ひとしきり基地の兵士が艦橋を調べて出ていった。ウッソは息を潜めて辺りの気配を窺う。誰もいないのを確認し
配管からでると、忍び足で入口まで行き、手動ロックのレバーを下げる。
CICに座り、教わった手順で火気管制システムを立ち上げる。メインシステムが起動していないので
使える武器は実弾兵器だけだったが、それでも管制室から死角になる位置のミサイル発射管を開き
いつでも撃てるようにしておいた。また館内モニターのスイッチを入れクルーが監禁されている場所を探した。
すると食堂のカメラにみんなの姿が映し出された。だが、マリュー、ナタル、ムウの三名が見当たらない。
他にはこの基地の兵士と恐らくは指揮官であろう、見るからに偉そうにしている人物が映っている。
「どうやらみんな無事みたいだ。マリューさん達は別に連れて行かれたのか・・あっ!サイさんが殴られた。」
映像だけなので何故、サイが殴られたのかはわからないが何かトラブルのようだ。
それからキラが連れて行かれる。
「どうする。ミサイル撃つか・・・」
そう考えたときウッソの脳裏にイメージが飛び込んできた。
(・・敵・・MS・・黒・・でも見えない・・近づいてる・・)
「敵が近くに・・よし、悪いけど利用させてもらうよ。」
格納庫のモニターにキラがうつる。他に何人か兵士がいるようだ。キラがストライクに乗り込みしばらく
すると辺りが振動した。
[アルテミス]に取り付いたブリッツが攻撃をしたのだ。ブリッツはミラージュコロイドと呼ばれる、可視光線や
レーダー波を吸収するガス状の物質を展開することで、完全に見えない存在となることが出来るのだ。
ウッソは相手の攻撃を確認するとミサイルを発射させる。港の中の人のいない所へ向かって。
「中と外から攻撃されたら混乱するだろな。それに敵から攻撃されているんだし、こっちが撃っても
バレないよね。こんな事態になったことないだろうし。」
目論見通りたちまち大騒ぎになる。さらに大きな振動と爆発音が響く。
食堂ではクルーが見張りの兵士を殴り倒していた。モニターで見ていたウッソはロックを解除しクルーを
迎え入れる。すぐにメインシステムが起動され発進準備に入る。
「マリューさん達は?」
「まだだ!基地に中へ連れて行かれた。」
三人を探すためウッソは艦橋を降りようとする。だが独自に脱出した三人と出くわした。
「よくやった!坊主ども!」
そう言ってムウはウッソの頭をくしゃっとかき回してシートについた。
ウッソは格納庫へ向かいグレーフレームを起動させ、いつでも出られるようにする。
ストライクはすでに発進していた。
外ではブリッツだけではなく、バスター、デュエルまでもが攻撃に加わっていた。
3機の攻撃の前に大した抵抗もできず、次々と基地の施設が破壊されていく。
‘傘’に頼り切っていたため敵からの攻撃という事態に対応できないのだ。
こうして[アルテミス]は陥落した。
AAはストライクの先導により爆発する[アルテミス]から脱出することができた。
「・・そのマリア主義っていうのは結局、旧来の宗教の焼き直しみたいな捉え方でいいのかな?」
「そうですね。ザンスカールが短期間に勢力を拡大することができたのも、それを受け入れるための土壌がすでに
あった、とするのが僕らの考えです。まあ民衆のニーズに合っていたと言う面もありますけど。」
格納庫のグレーフレームとストライクのコックピットで、計器のチェックをしながらウッソとキラは会話をしていた。
ウッソにとっては親しく話すことの出来る人物がキラであった。異世界からきた事を知っているし、年も近くまた
MSのパイロットという共通項がある。キラの友人達とも話さないわけではないが、育ってきた環境がまるで違うため
会話がかみ合わないし、ともすればコーディネーターではないということがばれてしまう恐れがあった。
キラのほうもAAでただ一人のコーディネーター、という自分の境遇によく似ているウッソに親しみを覚えるのも
ある意味当然といえる。またウッソの世界にも興味があった。小説のなかでしか起こり経ない異世界からの訪問者。
その生きたサンプルが目の前にいるのだ。知的好奇心が湧き上がるのも無理は無い。
「NTという言葉がでてくるけど、どういう意味なの?コーディネーターとは違うの?」
「一応パイロットの適性が高い人、という意味で使われることが多いんですけど本来は、宇宙環境下で意識の
革新に至った人、ということらしいんです。ただ諸説あるし、科学的に実証しようがないんで、なんとも言え
ないんですけど。」
「ウッソの説からすると違うようだね。僕らは肉体的な革新というほうだし。」
「でも最初に会った時そういう感じがしましたよ。」
「・・そう。あの時、急に頭の中がクリアになって、動きのすべてが知覚できるっていう感じになって、
なんていうかMSと一体になったように感じたんだ。こういうのってNTってことなのかな?」
「う〜ん何とも言えません。感じ方は人によって異なるし、言葉で伝えるのは難しいですから。」
「坊主たち!そろそろだぞ。」
マードックから声が掛かる。
AAは今デブリベルトにいた。[アルテミス] で補給が出来なかったため、このままでは月にある連合軍基地に
辿り着くことが出来ないのだ。苦肉の策として、デブリベルトに漂う残骸から必要な物資を、マリューの言い方をすれば
‘分けてもらう’ことになった。
クルーの中には難色を示すものもいたが、現在の状況・・このままではデブリの仲間入り・・
を知ると渋々ながら納得してくれた。
「これがユニウス・セブン・・この戦争の直接の原因か・・」
ウッソはグレーフレームのコックピットでつぶやいた。プラントであったものの残骸。
一発の核攻撃によってここに暮らしていた人々もろとも破壊されたのだ。‘血のバレンタイン’そう呼ばれる
惨劇の舞台であった。
クルー達で作った折り紙の花を投げ、死者に黙祷を捧げる。凍り付いた大地に色とりどりの花が舞う。
ここに眠る死者が少しでも安らげるように、彼らの墓所に立ち入ることの罪を見逃してもらうかのように。
ここの水を‘分けてもらう’ことになったのだ。弾薬はともかく、水は他には見つからなかったのだ。
作業は粛々と行われた。ウッソとキラはMSに乗り込みこの宙域の哨戒をしながら作業を見守った。
キラはぼんやりと考え事をしていたが、突然鳴り響く電子音に身を震わせる。
「敵?・・・いやこれは・・」
モニターに映し出されたのは一艘の小型の救命ボートであった。
「つくづく君は、落し物を拾うのが好きなようだな。」
憮然としながらナタルは言った。
AAの格納庫にはストライクによって運び込まれた救命ボートが横たわっている。
マードックが操作しロックを開ける。周囲にいた兵士達が銃を構えた。すると、
「ハロ!」
思わずウッソが叫んでしまった。
それはピンク色の球形の物体で耳を羽のようにパタパタさせながら
「ハロ・ハロ・・・」
と間抜けな声をだしてウッソのほうへ飛んでくる。どうやらペット用のロボットらしい。
「ありがとう。ご苦労様です。」
そう言って現れたのは、愛らしいと表現するのが相応しいピンク色の髪をした一人の少女であった。
キラは、優しげな笑みを浮かべながら漂っている彼女の手首を掴み自分のほうへ引き寄せた。
彼女はキラの制服の徽章と周りを見渡しながら、
「あらあら・・・あら? まあザフトの船ではありませんの?」
首を傾げながら、おっとりとした口調で言った。あまりの緊張感の無さにその場にいる全員の力が抜けた。
何とかできました。やっぱり文才無いな。俺・・・・
小説から引用した台詞や言い回しがありますが
俺の文才の無さが原因です。ご容赦くださいませ。
次回は地球降下までを予定しています。
もしよろしければ、
みてください!
それと、しばらくは仕事が忙しいのでUPするのに時間がかかるかと思います。
がんばってかきますので、よろしければお付き合い下さい。
面白かった がんばれ
いい!!
ちょいと口出ししたいかも^^;
技術は20年先どころじゃなくて60〜70年先かも〜とか思ったり…
種が初代のリメイクだと考えると…
頭でっかちなウッソタンのことだから
見たこと無いAAでもペガサス級に似てるやらとか思ってるかも
ヤキンでのV2アサルトバスターの活躍が楽しみ!!
とりあえずここはageだね
モップ男とかいうウンコの自己満足スレでいいんだよねココは!
おお!こんなにレスが
応援してくれている人ありがとう。
>>73さん
大丈夫ですよ。V2大暴れのときに「20年どころじゃ・・・」
という台詞を入れる予定ですので。
>>74さん
それは思いつかなかった。
かなり時間がかかると思いますががんばって書くよ。
それではおやすみなさい。
モップ男ウンコは
>>77をスルーした模様 まだやる気だ
77=79
え?自己マン小説打ち止め? マジ? まじまじ?
荒らすなよ天使
うざいなあ。そんなに気になるなら他の小説スレ
全部に文句言って来いよ。ネット弁慶カコワルイ。
実際他の小説スレ荒らしててのは天使なんでは
天使マジでウゼーな
区別がつけにくいからトリップ変えてもらいたい・・・。
というか天使がパクリ天使の事いうのはまぎらわしい。
え?自己マン小説打ち止め? マジ? まじまじ?
やっぱこっちね。
モップ男はモップになりました ご臨終と同義です。
えっマジ?
ウホッ……いいスレッド!
キラとウッソはラクスと共に士官室にいた。マリュー達の事情聴取が終わりラクスは
この部屋に軟禁されていたのだが、何故か鍵を開けて出てきてしまったのだ。
その時サイやトールら、キラの友人に見つかってしまい、トラブルになったのだ。
「コーディネーターのくせに、なれなれしくしないで!」
フレイが握手を求めたラクスに言った言葉は、キラの胸に絶望の刃をつき立てた。
コーディネーターとナチュラルに横たわる断絶、それを思い知ったのだ。
ラ「またここに居なくてはいけませんの?」
キ「ええ・・・そうですよ。それと、これ食事です。」
ラ「わたくしもあちらで、みなさんとお話しながら頂きたいですわ。」
キ「これは地球軍の艦ですから、コーディネーターのこと・・・その・・あまり好きじゃないって人もいるし・・
今は敵同士だし・・・だから、しかたないと思います・・・」
ラ「残念ですわね・・・」
ウ「その・・ハロはラクスさんのですか?」
ラ「まあ! ハロをご存知なんですね?」
キ「そう言えば、ウッソ最初にハロって・・・」
ウ「僕も同じものを持っているんです。これよりも一回り大きくて緑色なんですよ。」
ラ「それではグリーンちゃん、それとも緑ちゃんとお呼びしたほうがよろしいのかしら?
ピンクちゃん、この方もあなたのお友達を持っているそうですよ。」
ハ「ハロ、ハロ、てやんでぃ。」
全「プッ・・・フハハハハ!」
ラ「あなた方は優しいんですのね。ありがとう。」
キ「僕は・・・・コーディネーターですから。」
ラ「・・・あなたが優しいのは、あなただからでしょう? お名前を、教えていただけます?」
キ「あ、キ、キラ・・・です。キラ・ヤマト」
ウ「ウッソ・エヴィンです。」
ラ「そう。ありがとう、キラさま、ウッソさま。」
和やかな空気がながれたのも束の間、艦内に警報が鳴り響いた。
デブリベルトで物資の補給を終え、AAは月基地へと進路を取った。
そして第八艦隊の先遣隊と連絡がとれたのだ。このニュースに沸き立つAA。
これで無事に帰れる。避難民は安堵し、クルーたちには笑顔が戻る。
だが、先遣隊は敵に捕捉されていたのだ。
ラクス・クライン捜索中のヴェサリウスに、そしてロストしたAAの探索を行っていたガモフによって。
2隻は合流し密かに先遣隊を追尾していたのだ。舌なめずりしながら獲物を狙う肉食獣のように。
ランデブーポイントはたちまち戦闘宙域へと変わる。
グレーフレームはゼロと共に一足速く発進していた。武装もマシンガンの他にデブリベルトで手に入れた、
メガ・バズーカ(弾装3+1)を腰に、ストライクのアーマーシュナイダーを両腰に装備する。
リニアカタパルトで射出されると一気に加速し、護衛艦バーナードに攻撃を仕掛けていたジン3機に向かっていく。
イージスはグレーフレームと激しい戦闘を繰り広げていた。
(キラの他にもコーディネーターのパイロットがいるのか? 二コル達が言っていたのはこの機体か?)
それほど相手は卓越した技量の持ち主であった。ジン3機をアスランの目の前で屠ったのだから。
その時の光景を思い出す。
打ち出されるマシンガンをかわしながらジンはグレーフレームに接近、重斬刀を振り下ろす、
完璧なタイミングで機体を切り裂いた、はずだった。だが
何事も無かったかのようにジンにビームサーベルを突き立てる。重斬刀がグレーフレームをすり抜けた、離れた
場所で見ていたアスランでさえそう見えた。だが実際は、重斬刀が振り下ろされる寸前、姿勢制御用スラスターを
使い減速したのだ。それによってタイミングが外され、機体ぎりぎりを重斬刀が通過。その刹那、再び加速。
その動作があまりにもスムーズだったために、すり抜けたように見えたのだ。
さらにビームサーベルを突き立てたジンを、向かってきた2機目のジンに蹴り飛ばしバズーカで撃ち、爆発させる。
爆煙をさけ、飛び出してきたジンのパイロットが見たのは、真っ直ぐ向かってくるバズーカの弾だった。
(何故飛び出す方向が分かったんだ? 向こうからも見えないはずなのに!)
3機目のジンが重斬刀を振り下ろすのと同時に2機目のジンが爆発する。グレーフレームはスライドしてかわし、
マシンガンを撃つ。ジンは急旋回してこれをかわすとグレーフレームに接近する。
グレーフレームは焦ったのか、あらぬ方向へマシンガンを撃った、ように見えた。
アスランは息を呑んだ。その先には手放したバズーカが・・それもゆっくりと回転し砲身をジンのほうへ向けていた・・
があった。マシンガンの弾は、まるで誘導されているかのようにトリガーへと吸い込まれていった。
瞬く間に3機のジンが撃墜された。援護する間もなかった。
振り下ろされるビームサーベルをイージスはシールドで受け止める、
「あなたは何故キラさんと戦うんですか! アスランさん!?」
幼い声、自分より年下の少年だろう、キラと自分の関係を知っていることに不思議な感覚にとらわれる。
この少年はキラの友人に違いない。でなければそんなこと知るわけが無いのだ。
(子供!?・・・俺と違って誰とでも仲良くなれるからな、あいつは。)
そんなことを考えながら、
「君が誰だか知らないが、俺だって戦いたくなんかない! だが俺がザフトにいてあいつが地球軍に
いるいじょう仕方がないんだっ!」
「そんなことを、本気で考えているんですか?! あなた自身、納得しているわけでもないのに。
あなたは一体なんのために戦っているんですか?! 答えて下さい、アスラン・ザラ!」
「利いた風な口を! 他人に何がわかる!」
アスランはこの時のウッソの台詞と同じことを後にラクスからも言われることになる。
その時、この言葉の意味を噛みしめることになる。
シールドで弾き飛ばし、ビームライフルで狙い打つ。
それをかわしながら、グレーフレームはイージスに接近しようとする。その時、
「なんだ・・この薄気味悪い気配は・・」
それはまるで粘度の高い液体で触られているような、そんな不快な感じにさせる気配だった。
モニターにはジンをグレードアップしたような機体が映っていた。ジンの次世代機ジグーだった。
「あとは私がやろう。アスラン、君は残りの艦を。」
隊長のラウ・ル・クルーゼであった。
「隊長・・了解しました。」
そう言うとアスランはイージスをMAに変形させ、離脱していった。だが、ウッソの言葉がいつまでも耳に残っていた。
グレーフレームとジグーはお互いをマシンガンで牽制しながら、激しく機体を動かしていく。
グレーフレームを接近させるが、ジグーは巧みにタイミングを外し逆に死角から攻撃を仕掛けてくる。
「・・この人、強い。でも・・・」
「ほう・・・ムウ以外にも私を楽しませてくれるとは・・・」
今度はジグーがマシンガンを撃ちながら突っ込んでくる。それをかわした瞬間、
ウッソの頭に火花のイメージが駆け抜ける。咄嗟に機体を急旋回、同時に背後で爆発が起きる。
ジグーはさっきのバズーカのマガジンにマシンガンをあて、残った弾を爆発させたのだ。
「くぅ・・これを狙っていたの!?」
グレーフレームは、かわしはしたものの体勢崩す、そこを逃さずジグーはマシンガンを向けた。
だが、投げつけられたアーマーシュナイダーがマシンガンに突き刺さる。
「あの体勢からこんな芸当が・・おもしろい。」
2機は再び向き合う。
「名前を聞いておこう。私はラウ・ル・クルーゼ。君は?」
「・・ウッソ・エヴィン。」
「ほう若いな・・私が相手の名前を覚えようと思ったのはムウ以外では君だけだ。」
「・・光栄に思って撃ち落されろ、とでも言うんですか?」
「ハハ・・おもしろいね、君は。だが・・そういうことだな。」
言い終ると、ジグーはマシンガンを撃ちながらグレーフレ−ムへと向かっていく。
かわしながら、ビームサーベルで斬りつける。それをかわしながら重斬刀をふるう。
「・・あなたのような歪んだ人間がMSに乗ってはいけないんですよ! クルーゼさん!」
「なら、撃ち落してみるといい!」
その時全周波放送でナタルの声が入る。
ストライクはブリッツとデュエルを相手にしていた。
ビームライフルで牽制し、スラスターを吹かすとデュエルの懐に飛び込みビームサーベルを振るう。
デュエルはそれをかわし、持っていたシールドをストライクに叩きつけて吹き飛ばす。
すかさずブリッツがビームサーベルで斬りつける。咄嗟にシールドで防ぐが、デュエルのビームライフルの
攻撃にさらされる。機体を立て直しながら必死にかわしビームライフルで応戦する。
モニターの隅に爆発しながら沈んでいく護衛艦バーナードが映った。先遣隊3隻の戦艦のうちすでにローとバーナード
が撃沈され残っているのはモントゴメリだけ。そしてその艦にはフレイの父ジョージ・アルスターが乗っているのだ。
「キラ! 大丈夫よね? パパの船やられたりしないわよね!? ね!」
「大丈夫だよ、フレイ僕達も行くから。」
出撃前、不安顔のフレイにかけた言葉。憧れていた少女にすがられ嬉しくって、安心させたくて口にした言葉。
(このままじゃやられる・・あの艦にはフレイの父さんが・・大丈夫ってフレイに・・みんな死ぬ・・・・
そ ん な こ と さ せ な い !)
゚・*:.。. 。.゚:
:. ゚・ *.
゚ . 。
゚・ *:.。. * ゚
ガシャーーーーーーー +゚ ーーーーーーーーーーーーーソ!!
。 .:゚* +
゚
゚ /ヾー
r!: : `、ヽ
l:l::..: :.|i: 〉
ヾ;::::..:lシ′
`ー┘
キラの中で何かが弾けた。あの時と同じ、全てが知覚でき、MSと一体となった感じ。
キラには、相手のMSがどう動くか手にとるようにわかった。
フットペダルを踏み込み、機体を加速させ、そのままデュエルのシールド越しに体当たりを食らわすと
すかさずビームサーベルで斬りつける。デュエルはぎりぎりでかわすが、ビームの先が胴体をかすり激しい
スパークが機体に走るとそのまま動かなくなってしまう。
一瞬で機体を旋回させストライクはブリッツとの間合いを詰める。
ブリッツは、ランサーダートを撃つが一閃したビームサーベルで切り落とされてしまう。そのまま振り下ろされる
ビームサーベルをシールドで受け止めストライクを弾き飛ばす。だがその勢いを利用し機体をクルリと回転させ、
コクピットに蹴りを入れる。二コルはあまりの衝撃で一瞬失神状態となった。
スラスター全開でモントゴメリへ向かい、今まさに攻撃しようとしていたジン2機をビームライフルで撃ち落とすと、
今度はイージスがMA形態で突っ込んでくる。
ストライクのビームライフルをかわし、MSに変形しビームライフルで応戦する。
「キラやめろ! 俺はおまえとは戦いたくない! 一緒にザフトへ来るんだ、今ならまだ間に合う!」
アスランの悲痛な声に思わずキラは動揺する。またストライクの動きも鈍くなる。
「おまえが何故、地球軍の・・ナチュラルの味方をする! おまえは俺たちといるべきなんだ!」
「僕だってアスランとなんて戦いたくない。でも・・あの艦に友達が・・仲間乗っているんだ!」
ビームサーベルを抜きイージスに斬り掛かるが、難なくかわされてしまう。
すかさずストライクの右腕を掴むと、
「いいかげんにしろ!!・・このままだと俺は、お前を撃たなきゃならなくなるんだぞ!
‘血のバレンタイン’で母は死んだ・・・・俺はっ・・これ以上・・」
絞り出すような声にキラは息を呑む。ストライクの動きが一瞬とまった、その時、
ヴェサリウスの主砲が火を噴き、2条のビ−ムは無情にもモントゴメリの船体を貫く。
凄まじい閃光と爆発が起こる。救命ポットが打ち出されるひまもなかった。
「ああっ!」
モニターを見ながらキラは絶望的な悲鳴をあげる。だが時をおかずに全周波放送でナタルが呼びかける。
「ザフト軍に告ぐ! こちらは地球連合所属艦‘アークエンジェル’当艦は現在、プラント最高評議会議長シーゲル・
クラインの令嬢、ラクス・クラインを保護している!・・・」
堅苦しい口調だが言っている内容は、脅迫だ。攻撃してくればラクスを殺す、という・・
「・・・格好の悪いことだな。援護にきて不利になったらこれか。」
「・・どう・・するんですか?」
「見捨てるわけにもいかんしな・・・また会おう・・ウッソ君。」
そう言って撤退命令を出し引き上げていく。
ウッソは胃をかき回されるような不快感を覚えていた。
戦闘を中止して聞いていたキラも、あまりの内容に呆然とする。
「卑怯なっ・・・救助した民間人を人質に取る・・・そんな卑怯者とともに戦うのが、おまえの正義か!?キラ!」
ジンが戦闘を中止して引き上げていく。イージスもまたその場から離れていく。
アスランは最後に厳しい口調ではき捨てた。
「・・彼女は取り返す。必ずな!」
キラは何も言い返せず、去っていく機体を見つめていた。砂を噛むような苦い気持ちを味わいながら・・
すいません。地球降下まで書くつもりでしたが、
でかけることになったので、できたところまで
UPしました。次回こそ地球降下まで書きます。
よろしければ
見てください!
見ますよ!
GJ!!!
イイヨイイヨー。このくらいのペースで進んだ方がいいです。
ただちょっと淡々としてる感じがするので人物描写が
もう少し欲しいかもです。
モップ男はモップになりました ご臨終と同義です。
この荒らしてるの天使?
モップ男はゲップになりました ご臨終と同義です。
今のところさくさく読めていいカンジです
一番読みたいのがウッソの活躍なので^^
>>110 >>112 オイ、止めろ
モップ男みたいなタイプはお前らみたいなやつの反応を
『うは、こいつらオレの小説の出来に嫉妬してやがる』
って、脳みそのなかで都合のいいように変換する特技持ってるからw
モップはスパロボが待ちきれなくて、文章書き始めちゃってるウンチだから
天使に荒らされてる
>>114 アハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハ!
いるいるそんなやつ
俺、応援してる
>>118 次やったら容赦なく通報するからそのつもりでな。
モップ男 自分の事フォローしすぎーーーーーーー
>>120
どうやら頭の可哀想な人みたいだし、覚悟はできてるようだね。
君のお望みどおり通報させてもらった。あと俺はモップ氏じゃないよ。
モップ=天使の気がする。
奴が書いたらマンセーレスだらけだし。
まあモップの自己満すれである事には変わりないわけで・・・・・・・・・・
私は小説読んでないし、
あ、また書き終えてる、とか思いながらぽつんと
>>110とかを投下してるだけ。
天使とは別人よ。
少なくとも荒らしてる自分を肯定するな。
マンセーを自演と認定するのも見解が
狭すぎ。ちゃんとダメ出しも出ている。
小説スレが自己万なのは当たり前だろ。
それでも読みたいって人間がいるんだから
わざわざくだらん事するな。そうすることで
自分を少しでもマシな奴だと思いたいだけか?
結局このスレにいる奴は、モップ男が気になって
仕方ない奴なんだろ。
マンセーの反対は荒らしではなく無関心。
モップ男に無関心なら荒らしにもならないさ。
いや、見てて痛い
勝手に有頂天になっとれと思うしだいであります
モップも自演キツイ
>>120は確実にモップ
モップのにおいがプンプンするゲラ
w
逆に書くのめんどくさくなったモップが
>>129あたりを自演していると予想
おもしろいけど、ちょっとウッソが完璧すぎかな。
「とても出来の良い子供」くらいに落としたほうが、
いじりやすいんじゃないかな。
この手の2次小説では、主人公を完璧にしすぎて、
出た・見た・勝った でマンネリに陥りやすい。
俺はむしろNTの特異性をあらわすようなのが欲しいな
逆に戦闘に関係のない会話部分なんかは
頭でっかちで知恵と知識は大人以上にあるが内面が追いついてないアンバランスな原作ウッソで
よくSSにありがちな主人公が上から全てを見下ろす感じをなくすように
何かノートン先生が反応するんですけど。
とりあえずがんばって書いています。
マターリ待っていて下さい。
んがんばれ
137 :
通常の名無しさんの3倍:05/02/25 13:33:42 ID:Wzbb7apH
保守
139 :
通常の名無しさんの3倍:05/03/01 00:28:38 ID:GTnJ+4p8
>138
乙……なのか?
140 :
通常の名無しさんの3倍:05/03/05 20:38:57 ID:ABLOSv+K
保守
141 :
通常の名無しさんの3倍:05/03/06 01:46:16 ID:dj+6UO6c
>135
ノートン先生を切りなさい。
142 :
通常の名無しさんの3倍:05/03/07 21:18:00 ID:8IaKDVve
あ
AAに戻るとキラがムウに詰め寄っていた。
「どういうことですか!?」
「・・・どうもこうもねえよ。聞いたろ? そういうことだ。」
「あの子を人質に取って脅して・・・・そうやって逃げるのが地球軍って軍隊なんですか!?」
「そういう情けないことしかできねえのは、俺たちが弱いからだろ・・俺たちに艦長や副長を非難する権利はねえよ・・」
キラはパイロットロッカーへ歩いていった。ウッソはそれを見送ると、ムウのほう向かった。
ウッソが話し掛けると明らかにに不機嫌そうな顔をしていたが、クルーゼの名前を聞くと顔色が変わる。
「やつに会って、生き延びたのか。・・そんなのは俺くらいだったんだが・・」
「あの人もそう言ってました。相手の名前を覚えたのはムウさんだけだったって。」
「パイロットの腕は超一流だ。だが、ねちっこくて嫌な野郎さ。」
「・・・あの人を止めないと・・・」
「何だって?」
「あの人はこの世界を滅ぼすつもりです・・しゃれや冗談なんかじゃないんです。本気でそう思っているんです、
あのクルーゼって人は。」
「・・おまえ・・本当なのか?・・なんでそんなことがわかるんだ?」
「最初に会ったときから・・なんていうか、低温で沸騰している憎悪、そんな感じがするんです。」
「・・・・・・そうか。なら生き延びねえとな・・」
そういって背をむけたムウをウッソは黙って見送った。
居住区の通路でサイとミリアリアに会った。二人とも疲れた様子でウッソに声をかけてきた。
医務室でのキラとフレイのやりとりを聞いて、ウッソは暗澹たる気分になる。
「キラの様子が気になるんだ。フレイに・・そのいろいろ言われたから・・・」
−−−−おまえがパパを殺したんだ!−−−−
ウッソの脳裏にマチス・ワーカーの二人の娘の言葉がよみがえる。愛する者を奪われた人達の憎悪。
幼い二人の娘から向けられたそれは、重い鈍器のようにウッソの心を打ちのめした。
決して殺したかったわけではなく、それが戦いの結果だったとしても、自分が殺めてしまった者の存在の大きさに
戦慄を覚えずにはいられなかった。あの時、レーナ・ワーカーが毅然とした口調で自分の娘達を嗜めなければ
自分は逃げ出していたかもしれない。
自分の夫を殺してしまったウッソを、レーナは決して責めなかった。それは幼い娘を守る母としての覚悟と決意を
見せ付けているようであった。キラのことが気になったので艦内を探すことにした。
(キラさんも同じように感じているのかな?・・)
「・・・・なにしているんですか?」
ウッソは格納庫へと続く通路で辺りの様子を窺っていたトールに声をかけた。
「うぁぁっ!ってウッソか! 脅かすなよ・・」
「こ、こっちがびっくりしましたよ。なにしているんですか? こんなところで?」
「い、いや、その、なんだ・・・」
「あっ! キ、キラさん、ラクスさんまで! い、一体な・・わjfしhrふぉd!」
・
・
・
・
ごめん! ウッソ。わけはあとで話す。」
「ご、ごめんね、ウッソ。僕は・・嫌なんだ、こんなの! だから・・ごめん」
「ごめんなさいね、ウッソさま。さあピンクちゃん、ウッソさまにお別れを・・」
「ミトメタクナーイ!」
「んんんんーーー!」
こうしてウッソは、ラクスがキラの手によってザフト(アスラン)に引き渡されるという事件の唯一人の犠牲者となった。
粘着テープでぐるぐる巻きにされたウッソが、パイロットロッカーから発見されるのはしばらく後のことである。
ちなみに、‘ウッソのテープ巻き’を最も楽しんでやっていたのは、ラクスだったりする。
「どう、ストライクの乗り心地は?」
モニターごしにマリュ−が話し掛けてくる。ウッソはストライクのコクピットに座り、ペダルやレバーの感触を
確かめていた。
「アストレイと殆んどかわらないですよ。機体の性能はアストレイよりもいいみたいだし・・」
「キラ君の書き換えたOSでも問題なく動かせるなんて・・」
「・・・・キラさん達いなくなると寂しくなりますね。」
「そう・・・・ね。」
AAは地球連合軍第八艦隊と合流し、地球軍最重要拠点であるアラスカへ降下準備を始めていた。
第八艦隊と合流したことで、キラ達避難民はAAから降りることになったのだ。
避難民の安全が確保された今となっては、キラがストライクに乗る理由がなくなる。
そこで、グレーフレームよりも戦闘力の高いストライクにウッソが乗ることになり、そのための
起動確認や計器のチェックを行っていた。
キラ達避難民は、AAの連絡艇を使い第八艦隊の旗艦メネラオスへと移り、そこからシャトルで地球に降下する
予定となっていた。ウッソはキラやその友人達に最後の挨拶をした。
サイ達はウッソがAAに残ることに驚いていたが、ザフトに殺された両親の敵討ちという、それらしい嘘をならべて
納得させた。ただ、この嘘が別の事態を引き起こすことになる・・・
格納庫のキャットウォークでキラとハルバートンが話し合っているのがモニターに映っていた。
二人の様子が気になりコクピットから出てキャットウォークへと向かう。
「意思のないものに、何もやりぬくことはできんよ。」
ハルバートンの凛とした声が聞こえた。ウッソはハルバートンと目を合わせるとリガ・ミリティアの老人達を思い出した。
「君がウッソ君だね。ラミアス大尉から聞いているよ。何でも別の世界から来たそうだね。」
さらりと言われてウッソとキラは驚いて顔を見合わせる。
「・・・僕の言ったことを信用してくれるんですか?」
「全て信用したと言えば嘘になるがね。ただ、ヘリオポリスの住民名簿の中にウッソ・エヴィンという名前はなかった。
ザフトのスパイという可能性も、君らが艦内で受けた健康診断の結果からも否定される。となると、ナチュラルにも
かかわらずMSが動かせるという事実を説明できる選択肢はそう多くないのだよ。
無論このようなことは直にラミアス大尉から話を聞いた私しか知らんことだがね。」
「そう・・なんですか。ただ僕がMSを操縦できるのは慣れているからだと思うんです。」
「慣れている・・・か。君のような子供がそう言えるほど、君らの世界は激しい戦争をしているということか・・・」
「僕の世界では、地球の支配力は弱くて、コロ二−同士が戦争することが多かったんです。」
「地球と戦争が終わると今度はコロ二−同士か・・・戦争をしたがるというのは別の世界でも変わらんようだ。
人の性というやつだな。」
「閣下メネラオスから至急お戻りいただきたいと・・・・」
「やれやれ、君らとゆっくり話す間ないわ。・・・一度ウッソ君の乗って来たMSを見てみたかったがね。まったく違う技術で
造られたという・・・とても美しい姿をしているんだろうな。」
「はい・・母の造ったMSですから。」
「そうか・・・キラ君、ウッソ君、ここまでAAとストライクを守ってもらって感謝している。良い時代がくるまで、死ぬなよ。」
そういうとハルバートンは身を返し、付き添いの士官とともにいってしまった。
「キラさん短い間だったけどお世話になりました。地球にいってもお元気で・・・」
「ウッソ・・僕は・・・僕のほうこそありがとう。今まで生き残れたのもウッソのおかげだよ。」
ウッソは笑って手を振るとストライクへ戻っていった。
キラはそんなウッソを、コクピットに消えるまで見つめていた。
コクピットに座ると同時にスクランブルがかかる。ザフトの艦3隻を捕捉したのだ。
ウッソはクルーゼの気配が近づいくるのをハッキリと感じた。
ザフトの艦からジンと4機のXナンバーが出撃し、第八艦隊に襲い掛かる。
(もう連絡艇は出たかな? 無事に地球に帰れるといいんだけど。)
「ウッソ待機中なんだからもちっとシャキッとした顔しろよ。」
ぼんやりと考えていたウッソにモニターごしに軽口叩いたのは、連絡艇に乗っているはずのトールだった。
「何しているんですか?! トールさん。艦を降りたんじゃないんですか?」
「ウッソみたいな子供が一人で敵討ちなんて気張っているからな。からかって・・・いや応援してやろうと思ってな。
それにフレイも残るっていうしな。」
「え!・・・フレイさんも残っているんですか?」
「フレイだけじゃない、サイもミリイもカズイも乗っているよ。」
「そんな・・・・じゃあキラさんは?」
「あいつは降ろしたよ。ま、俺たちだっていないよりましだろ?」
そう言って通信を切った。
ウッソはトール達の決意をうれしく思う反面、自分のついた嘘で彼らを巻き込んでしまったのではないか、という
自己嫌悪にとらわれた。
ジンとXナンバーのMSの猛攻の前に第八艦隊は劣勢に立たされていた。
多くの艦艇とメビウスが落とされなすすべもない状況であった。
ムウとマリュ−の緊迫したやり取りのあとAAは降下シークエンスに突入した。このままでは第八艦隊が全滅してしまう。
それを回避する苦肉の策で、アラスカへは無理だがそれでも地球連合軍勢力圏内へ降りられるとマリュ−は判断したのだ。
ウッソはコクピットでそれを聞いていたが突然ハッチが開き見慣れた人物が顔をだした。
「キラさん!? どうしたんですか! 降りたんじゃ・・・」
「ウッソ一人じゃあの4機相手はきついだろ。だから僕も手伝うよ。」
「キラさん・・・・わかりました。僕はアストレイにのります。」
「ウッソ・・僕は・・・やっぱりみんなを守りたいんだ。」
「キラさん・・無理しないで下さいね。」
ウッソはそういうとグレーフレームのコクピットに座った。
(みんなを守りたい・・か。それでも・・・守りきれないこともあるんですよ、キラさん。)
心のなかで悲しげに呟くと、こみあげてくる不安をまぎらわせるようにメインスイッチを入れる。
通信でキラがストライクに乗っていることに、マリューやトール達が驚いているようだった。
キラやムウは出撃許可を求めていたがマリュ−は迷っていた。この状況での出撃はへたをすると地球の重力に囚われてしまう。
だが、ナタルは冷静な口調で出撃命令をだした。
カタパルトハッチが開くと、視界一面に青い地球が広がっていた。
まるでそのまま地球に落ちていってしまいそうな錯覚に陥る。
「・・・こんな状況ででるのは俺だってはじめてだぜ。キラ、ウッソ時間と高度に気をつけろ。あくまで時間稼ぎだ、いいな!」
ムウはそう言うとゼロを発進させていった。続いてストライク、グレーフレームが出撃した。
「くっ・・重い。重力に引かれているのか?」
コクピットに警告音が鳴りモニターにデュエルの姿が映し出される。
だが以前と外観が大きく異なっていた。デュエルは追加兵装‘アサルトシュラウド’を装備していてた。
ビームライフルで狙撃するが、装備のため運動性が高まったのかあっさりかわされ、あっという間に迫られる。
ビームサーベルで斬り付けられるが、すんでのところでかわし後退する。
グレーフレームはイージスと対峙していた。マシンガンを撃ちながら接近しイージスにビームサーベルで斬りかかる
が、重力に引かれているせいか機体の動きが悪くかわされてしまう。
イージスもやはり動きが鈍く、それでもビ−ムライフルで応射しようとして狙いをつけるが、
その時両者の動きがとまった。
グレーフレームとイージスの目の前をメネラオスとガモフが激しく主砲を打ち合いながら通り過ぎていく。
お互いの船体には致命傷ともいうべき傷がついていた。ふいにガモフの船体が内側から膨れ上がり弾け一瞬で爆発する。
飛び散った無数の破片が、大気の中に放物線を描き燃え尽きていく。
メネラオスはかろうじて持ちこたえていた。だが船体は大きく傾き、大気との摩擦で灼熱していてまるで悲鳴をあげているようだった。
ウッソはハルバートンの強い意志のこもったまなざしを思い出していた。AAから帰艦命令が届くと、機体を反転させ
全速で戦闘宙域を離脱する。
ウッソは最後に地球に落ちていくメネラオスをモニターで捉え、その姿を目に焼き付けるとAAに着艦した。
「坊主は!?」
「キラさんはまだですか!?」
ウッソとムウは同時に声をあげていた。AAは大気圏に突入を開始したのだ。時間の猶予はもうない。
艦橋ではミリアリアが懸命にストライクに呼びかけているが、返ってくるのはノイズだけだった。
打ち込んでくるデュエルのビームサーベルをストライクはシールドで受けそのまま弾き飛ばす。
ビ−ムライフルを撃ちながら突っ込んでくるデュエルにストライクも自ら向かっていく。
デュエルのライフルをシールドではらいのけ、まわし蹴りで蹴り飛ばす。デュエルは大きく後方に飛ばされながらも
ビームライフルを構える。すかさず応射しようとしたその時、2機の間を偶然シャトルが横切った。
メネラオスから放出された、本来ならキラも乗っていたはずの避難民を乗せたシャトルだった。
「やめろおぉぉぉぉぉぉっ!」
キラは絶叫しながら全速でシャトルへ向かいストライクの手を精一杯のばす。
だが次の瞬間、ビームがシャトルを貫いた。あっという間に船体が弾け炎に包まれる。飛び散った破片が大気に花を咲かす。
キラは叫びつづけていた。守りきれた。・・・・その確信が、伸ばした指先で脆くも崩れ去る。
今になってやっと気づいた。誰かを守りたいのなら、迷っていてはいけなかったのだ。そのために自分の手を
血に染めたとしても。そうしなければ誰も守れない。自分は、間違っていたのだ。
「ああぁぁ!」
ウッソは悲鳴のような嗚咽をあげていた。ムウとマードックが心配そうに見つめる。
シャトルに乗っていた避難民の断末魔・・・炎によって焼け爛れた顔、爆発によって四散した体、何故、どうして
という憎しみと怨嗟の声がイメージとなってウッソの脳裏を駆け抜けていった。
涙を流しながら、同じように慟哭しているであろうキラに呟く。
(これが戦争なんです・・・・キラさん。)
艦橋では重力に引かれて落ちていくストライクの姿がモニターに映し出されていた。
サイやトール、ミリアリアが必死に叫ぶが通信は途絶えたままだ。
カタログ・スペック上は大気圏突入可能だか試した者はいない。中の人間がどうなるかわからないのだ。
さらに悪いことに、AAとストライクの突入角度に差異が生じ、このままでは降下地点が大きくずれてしまう。
絶望的な沈黙が艦橋を支配する。マリュ−は意を決したように声をあげる。
「艦を寄せて! AAのスラスターなら、まだ使える!」
「しかしそれでは、本艦も降下地点が・・・・」
「ストライクを失って本艦だけアラスカに降りても意味が無い! はやく! 降下予定地点の算出も急いで!」
AAは横滑りするようにストライクへと近づいていった。
「本艦降下予定地点は・・・アフリカ北部! 北緯29度、東経18度!・・・・完全にザフトの勢力圏です!」
その声に艦橋にいたクルー全員が凍り付いた。
乙!
時間がかかってしまって申し訳ありません。
応援してくださった方ありがとうございます。
また、ご意見を書き込んでくださった方ありがたく参考に
させて頂きます。文才ないんでどこまでできるかわかりませんが・・・
次回は砂漠の虎編です。
よろしければ見て下さい!
しかし、ディスティニーガンダムって・・・いやなんでもないです・・・
乙!
楽しみに待ってます!
>>しかし、ディスティニーガンダムって・・・いやなんでもないです・・・
…もはや何も言うまいて
良かったっス!
乙!!
今までウイルス反応出てて中々覗けなかったし
>しかし、ディスティニーガンダムって・・・いやなんでもないです・・・
性能なんぞより、扱う者の力あってこそっス。
おもろかった!
ウッソ…重い心境だな
シュラク隊の姉さん達はウッソがスペシャルでも自分らを甘く見るな!
って叱ったこともあったからな…
経験の差だな
乙です!いやぁ楽しく読ませてもらいやした♪
…そうですか。次は『砂漠の虎』ですか。(わくわく)
きっとウッソ少年は『人喰い虎』のおっさんの事を思い出すんだろーな。
>>158 宇宙(そら)の虎は違う!
「目の前にある生きるチャンスを逃さない」勇猛果敢な兵士だった。たった2話しか出てないけど・・・
ともあれ、モップ氏GJ!
保守
162 :
通常の名無しさんの3倍:05/03/13 16:05:19 ID:DmRI4fIk
>160
多少は関係有る。
保守
ほしゅ
ホッシュ
165 :
通常の名無しさんの3倍:2005/03/21(月) 13:15:55 ID:xTT9fz5L
保守といいながらなぜ上げん!
166 :
通常の名無しさんの3倍:2005/03/21(月) 13:24:10 ID:b29VD4L7
159
ゴトワルドは三話でてた
167 :
159:2005/03/21(月) 17:51:24 ID:???
満天の星空の下、砂の海の上に巨大なシルエットが浮かび上がる。
AA・・地球連合軍第八艦隊がその総力と引き換えに地上へ降ろした新型特装艦は、本来の目的地から
大きくはずれアフリカ大陸の北部の砂漠に辿り着いた。
ウッソは格納庫でムウと一緒に機体のメンテナンスをしていた。
「ウッソ、キラの様子はどうだ?」
「もう大丈夫みたいですよ。先生には今日一日安静にしてろっていわれたそうです。」
「そうか・・・無茶したからな、あいつ。」
「これからのほうが心配です。きっと・・今までよりも無茶しそうで・・」
「まったくだ・・って、それは俺の台詞だ! ウッソ少尉。」
そういってウッソの髪をくしゃっとする。
今は亡きハルバートンがクルーの階級を昇進させたのだ。またキラやウッソ達も野戦任官というかたちで階級を与えられている。
それに加えウッソはヘリオポリスの住民登録カード・・・無論偽造だが・・・も与えられた。
「それにしてもアラスカは遠いですね。」
「まったくだ、何事も無くっていうのは虫が良すぎるかな?」
確かに虫が良すぎた。その夜ザフトは早速攻撃をしかけてきたのだ。
夜間艦内に鳴り響いた警報に、マリュ−やムウらは飛び起きた。身支度をし慌しく部屋を飛び出る。
ウッソがグレーフレームのコクピットに座るころにはストライクは発進準備を終えていた。
いつもとは違う荒々しい、まるで手負いの獣のようなキラの気配に戸惑っていた。
「なに呑気なこといってんだ! いいから早くハッチを開けろ! 僕が行ってやっつけてやる!」
キラの迫力に押されたのか、短いやり取りのあとハッチが開きストライクが発進して行く。
ウッソには発進待機の命令がでる。敵の位置や戦力が分からないためだ。
ランチャーパックを装備して発進したストライクは苦戦していた。というより戦闘にさえなっていない。
砂漠の細かい砂に足をとられ満足に動けないのだ。しかも相手のMSはバクゥ。獣のような4本足とキャタピラで、
高い機動性を発揮する。砂漠での戦闘に特化した機体なのだ。
スピードを生かしたバクゥの攻撃に翻弄されるストライク。
「ウッソ君、ストライクの援護をできる?!」
マリュ−のうわずった声が聞こえる。
ストライクと同様、運動プログラムを砂漠用に修正していないグレーフレームが出て行っても的になるだけなのだが、
それでも戦闘に介入し不利な状況を覆したいのだ。
「何とかします!」
そう答えるとマードックにストライクのシールドを準備するように伝える。
一瞬怪訝そうな顔をしたが、すぐにシールドを装備させる。
カタパルトから打ち出されたグレーフレームは砂丘の上に着地する。
すかさず1機のバクゥが狙い済ましたかのように飛び掛ってくる。不安定な足場に体勢を崩しながらもかろうじてそれをかわす。
まともに動けないグレーフレームに再度攻撃をしかけようと機体を反転させると、なんと目の前にグレーフレームが接近し
ビームサーベルで斬りかかってくる。とっさに飛びのいてかわし距離をとろうとするが、
グレーフレームはなんと立て膝をついたまま、かなりの速さでバクゥに接近してくる。
「バカな?! シールドをそり替わりだと?!」
バクゥのパイロットは驚愕した。
グレーフレームはシールドの上に立て膝をついてそり替わりにし、スラスターを吹かしながら高速で移動して攻撃してきたのだ。
いくら砂の粒子が細かいとはいえ、少しでも重心移動を誤れば転倒してしまう。
ウッソ以外には説明不可能な操縦技術なのだ。
「何て奴だ?! 極限状態でMSを自分の手足のように操るとは!」
AAから敵艦の発見と攻撃のために飛び立った地上型戦闘機スカイグラスパーのコクピットでムウは呟いた。
「接地圧が逃げるんならあわせりゃいいんだろ!」
はき捨てるように呟くとキラはストライクの運動プログラムを修正していく。
バクゥ相手にぶざまな動きしかできなかったストライクが突然、別の機体のように敏捷に動き出したのだ。
飛び掛ってきたバクゥかわしながら蹴り飛ばし、すかさず足で踏みつけると、アグニを向け引き金を絞る。
爆発したと同時に空中へビームを放ち、AAに向かっていたミサイルを撃ち落とす。
グレーフレームはバクゥのミサイルをドリフトでかわしながら向かっていく。
充分引き付けて撃ったマシンガンをバクゥはジャンプしてかわし、さらにミサイルを放つ。真っ直ぐグレーフレームへと向かい
爆音とともに砂埃が舞う。
「やったか!?」
バクゥが動きを止めた瞬間、砂埃の向こうからグレーフレームが踊り出る。シールドを踏み台として使ったのだ。
振り下ろされたビームサーベルはバクゥの胴体を切り裂いた。
突然コクピットに警告音が鳴り響く。バッテリーの残量がレッドゾーンに近づいていた。
「アグニを使いすぎた!? くそ!」
バクゥはまだ3機残っていて、ミサイル攻撃を仕掛けてくる。懸命によけるが何発か直撃し、
バッテリーの残量がみるみる減っていく。
もはやいつPSシステムが落ちるかわからない。そうなったら数発のミサイルで撃破されてしまうのだ。
その時砂丘を乗り越え、数台の戦闘バギーがこちらへ向かってくる。果敢にもバクゥにグレネードを発射し牽制する。
その中の1台がストライクに近づきワイヤーを打ち込む。
「そこのMSのパイロット! 死にたくなければこちらの指示に従え!」
ワイヤーをアンテナとして経由し、送られてきた通信らしい。一緒に転送された地図情報がモニターの画像に
割り込んで、画面上のある一点が点滅する。
「そのポイントにトラップがある! バクゥをそこまでおびきよせるんだ!」
一方的に通信は切れバギーは走り去っていく。敵か味方かわからないが、今のキラにほかに打つ手が無い。
ストライクでバギーのあとを追う。
バクゥ3機はストライクががジャンプしながら進みはじめると、そのあとを追いすがる。
最後のジャンプで地図上のポイントに降り立つ。バクゥを充分引き付けると、
タイミングを計ってストライクを高く飛び上がらせる。
バクゥが着地した瞬間、爆発音をあげ地面が陥没した。そこは、この地方にある廃坑の上だったらしい。
地の底にもがきながら落ちていくバクゥ。同時に凄まじい爆発がおきる。廃坑の中の天然ガスに引火するようトラップを
仕掛けていたらしい。
AAの艦橋では、危機を脱したストライクの姿に皆が一様に安堵していた。
その時ムウからのレーザー通信が入る。
「敵母艦を発見するも攻撃を断念。敵母艦はレセップス! これより帰投する。」
マリュ−の顔が深刻な表情を浮かべるのに気づき、ナタルが声をかける。
「・・・・レセップスとは?」
「レセップスとは−−−−−アンドリュー・バルトフェルドの母艦だわ・・・敵は砂漠の虎ということね」
まだ見ぬ敵艦を睨むような目つきでマリュ−は呟いた。
ストライクの窮地を救ったのは<明けの砂漠>という地元のゲリラ組織でザフトに対してレジスタンス活動を行っている。
リーダーらしき男はザイ−ブ・アシュマンと名乗った。
マリュ−と彼らの話し合いの結果、砂漠の虎撃破のため同盟を結ぶことになった。
MSからキラとウッソが降りると、明けの砂漠のメンバーの一人・・・ストライクにトラップのことを伝えた・・・が近づいてきた。
鮮やかな金髪と褐色の目をした少女だった。いきなりキラに殴りかかり、
「おまえがなぜ、あんなものに乗っている!?」
反射的に拳を受け止め、はっとする。ヘリオポリス崩壊の日キラの通うカレッジに来ていた少女だ。
呆然としながら、
「・・・・きみ・・・あの時、ヘリオポリスにいた・・・・」
「くっ! 放せこのバカ!」
手を振りほどこうとして、身をよじると偶然反対の拳がキラの頬に当たる。
思わず手を離し、頬を押さえてあとずさる。
「キラさん! だ、大丈夫ですか?」
キラは唖然として彼女を見た。その表情は、何故・・こんなところに・・といっているようだった。
ウッソは彼女とそして、これから戦うことになる砂漠の虎、アンドリュー・バルトフェルドに思いを馳せた。
(やっぱり戦士の鉄則を教えるとかって言うのかな?)
人食い虎と呼ばれた歴戦のパイロットのことが脳裏に蘇った。
お待たせしました。とりあえず前編をUPしました。
次回は後編です。よろしければ
見て下さい!
なかなかうまく書けない・・・orz
文才がほしいと心から思うよ。
乙!
なぜかノートンが反応する…
保守して下さった方々ありがとうございます。
がんばって書いてますのでマターリ待っていてください。
176 :
通常の名無しさんの3倍:2005/03/22(火) 02:15:55 ID:bS15Drdb
面白かったよ
後編期待age
乙!
続きが楽しみです!
ウッソ「このー、ナチュラルとかコーディネーターとかって」
キラ「そんなこと言って、一体何が言いたいんだ〜〜」
こうなるOTZ
ぶっちゃけ、何日に1回ぐらいホシュすればええんかの?
お前の心から迷いがなくなるまでホシュスレバいいじゃないか
保守るんならageろ!
183 :
通常の名無しさんの3倍:2005/03/28(月) 20:31:14 ID:fIaQz5rz
安芸
184 :
通常の名無しさんの3倍:2005/03/29(火) 23:48:31 ID:l/MWZOEj
ほしゅ
185 :
通常の名無しさんの3倍:CE00005/04/01(金) 17:34:15 ID:47leFjVF
保守
186 :
通常の名無しさんの3倍:2005/04/03(日) 23:17:58 ID:fA4RB34p
アゲアゲ
遅くなって申し訳ありません。
がんばって書いてますので待っていてください。
ガンガレ
ガンガル
ガンガロ
カテ公がクルーゼに保護されてたりすると面白いかも
フレイは絶対にカテ公化すると思ったんだけどな…。
マダー?
個人的にはカテ公よりはファラ姉さんの方が。
鈴の音恐いですから。
トラ上げ
おかしいですよ、ヤマトさん!!
むしろフクダさん
198 :
通常の名無しさんの3倍:2005/04/12(火) 20:20:48 ID:+TilE9pA
捕手
キラなんてウッソのまえではうんこ同然
>>199 あんまりそう言うこと言うな…
お互い恥ずかしいだけだから
201 :
通常の名無しさんの3倍:2005/04/14(木) 02:03:25 ID:QbFQi+Xp
ウッソだよ〜〜〜ん
もうだめかもしれんね
ゆったりとした心持ちで待とうではないか
レジスタンスと共同戦線を張ることになったはいいが、拠点のひとつであるタッシルの街が砂漠の虎の攻撃で
壊滅、ただ避難勧告を行ってからの攻撃だったため死者は出なかった。
だが熱くなったレジスタンスの一部が無茶な追撃をしたために犠牲者がでてしまった。
ウッソ、キラ、カガリはバナディーヤのカフェに来ていた。
この街に来たのは物資の補給と日用品の買出しが目的で物資(武器弾薬)の買出しは、ナタル達が向かった。
ウッソとキラはため息をつきながら椅子にへたりこんだ。わきには山盛りの荷物が・・・
女の子の買い物に付き合うべきではないと2人は同時に思った。
椅子に座り、名物のドネル・ケバブにチリソースをかけて食べようとすると、派手なアロハシャツとカンカン帽にサングラス
というとても目立つ格好の男が割り込んできた。そして
チリソースをかけるのは邪道でヨーグルトソースをかけるべきだ、
と主張するがあっさりとカガリに却下され、さらにこれ見よがしにケバブを頬張る。
アロハ男は大いに落胆したが、すかさずキラにヨーグルトソースを薦める。それを見たカガリもチリソースをきらに突き出す。
キラの皿の上で争いをくりひろげたあげくケバブの上に2種類のソースをぶちまけた。
2人は申し訳なさそうな顔をしているのを見ながら、キラは大量のソースがかかったケバブを思い切ったように頬張る。
ソースの味しかしない、情けない顔をしながらそう思った。
だがこりずに2人はウッソに狙いを定め再びソースを突き出す。しかし、ウッソは高いNT能力を発揮し危機回避に成功していた。
「「ああぁぁーーーーーーーー!! ソースもかけずに食べるなあああーーーー!!」」
2人はハモリながら絶叫する。ウッソは済ました顔でケバブを食べていた。もっともソースの容器を2人が持っているのだから
仕方が無い。味の方は、なんか物足りないといった感じだった。ソースは適量かけるべき、2人を得た教訓であった。
カガリはアロハ男に食って掛かるが、
その時ウッソの頭に冷たいイメージが走った。・・・黒い塊・・・炎・・・衝撃・・・
「伏せて!!」
そう叫ぶと、地面に倒れこみ、一瞬遅れてキラがカガリの腕を掴み引っ張る、同時にアロハ男がテーブルを跳ね上げると
風きり音とともに店内に打ち込まれたロケット弾が爆発する。
テーブルの陰に隠れて爆風や破片をやり過ごすと、店の外からマシンガンを撃ちながら突入してきた。
「死ね、コーディネーター! 宇宙(そら)の化け物め!」
「青き清浄なる世界のために!」
襲撃者は口々にそう叫ぶ。彼らはコーディネーターを排除しようとする組織‘ブルーコスモス’の過激派に属するメンバーのようだ。
アロハ男は足首のホルスターから拳銃をとりだすと彼らと銃撃戦を始めた。
いつのまにか周りにいた客達も襲撃者に向かって応射し始めていた。客に偽装していた何者かであろう。
「かまわん、すべて排除しろ!」
さっきまでの軽薄さが嘘のような、命令することに慣れた鋭い声だ。
アロハ男と仲間たちは着実に襲撃者を倒していく。
その時、物陰から襲撃者の一人がアロハ男に銃を向けているのが見えた。キラは思わず目の前にあった銃を持って・・投げた。
見事に命中し、相手がひるんだところを助走もなしに飛び上がり蹴り倒した。
気が付くと銃声は止み、破壊された店内には死者や負傷者がいたる所に横たわっていた。
「だ、大丈夫ですか?! キラさん?」
「おまえ! 銃の使い方も知らないのか!? 馬鹿!」
言い方は正反対だが2人ともキラの無事を見て安堵している。ウッソは兎も角、カガリのほうはケバブのソースや飲み物を頭から
かぶってしまってかなり悲惨な状態になっていた。
アロハ男は3人を口元に奇妙な笑みを浮かべながら見つめていた。その彼に店内にいた仲間が駆け寄る。
「隊長! ご無事で!?」
その言葉に3人は顔を見合わせる。
アロハ男はサングラスをとり、ウッソ達のほうを見ながら言った。
「ああ、私は平気だよ。彼らのおかげでな。」
かたわらでカガリが息を呑みながら呟いた。
「−−−アンドリュー・バルトフェルド・・・・!」
ウッソもキラも硬直する。ブルーコスモスの標的としてこの街で彼ほどふさわしい人物はいない。
そう−−−砂漠の虎−−−である彼以外は。
(この人が砂漠の虎か・・・あの人とは違うみたいだけど、でも・・・戦士の鉄則は教えてくれないだろうな。)
グレーフレームのコクピットでウッソは考え込んでいた。キラとキラの友人達の仲が思わしくないのだ。
原因は何となくわかる。艦内でも噂になっていた。キラがフレイを・・サイの恋人を寝取ったという・・・
その行為は、まだウッソにとって高い壁の向こう側に属するものであるが、漠然と想像することが出来た。
だがそれが、キラとフレイに限って言えば本来の目的からはずれていることも。
恐らくキラは利用されたのだ。フレイの復讐のための道具として。
フレイの中に芽生え育ちつつあるものの正体をウッソは正確に洞察していた。同じモノに侵されていった人を知っていたから。
狂気・・・フレイの心を蝕んでいるモノ。それがキラをそして、回りの友人達をも巻き込んでいる。
事実、キラとサイの仲は最悪になっている。サイは無断でストライクを動かそうとして懲罰を受けているし、
キラはフレイを避けているようにみえる。
(何とかしたいけど、どうすることもできないよ。)
経験のないウッソに無理からぬこと。そんなことを考えているとストライクに乗って出撃準備をしているキラから通信が入った。
「ウッソ・・何であの時、あの人が・・バルトフェルドさんが撃たないってわかったの?」
虎が接収したホテルに案内されたときのこと。広い執務室がまるで狭い檻の中ような錯覚。さっきまでの人の良さとうって変わって
冷酷な肉食獣のような威圧感。そして右手には銃が握られていた。落ち着いたそして決して無視できぬ声。
「・・・戦争には制限時間も得点もない・・・スポーツやゲームみたいにはね。ならどうやって勝ち負けを決める? どこで
終わりにすればいい? 敵である者を、すべて滅ぼして・・・かね?」
バルトフェルドはキラ達がMSのパイロットであることを見抜いていたのだ。
ウッソとカガリをかばい逃走経路を探りながら、キラはバルトフェルドの問いかけの答えを探していた。
生きて帰ることが出来ない、そんな考えがキラの頭をよぎった。だが、ウッソは呟いた。
「大丈夫です、キラさん。あの人は撃ってきません。」
結局ウッソの言う通り無事に帰ってくることが出来たのだが、キラには不思議に思えた。何故ウッソにはわかったのか。
「・・・あの人も迷っているからです。どうすれば戦争が終わるか・・・それをキラさんに問い掛けて、答えさせたいんです。」
「・・そんなの僕にはわからないよ・・・」
「答えがほしいわけじゃないんです、きっと自分の問い掛けを受け止めてくれる人がほしいんです。」
「僕は・・・敵なんだよ?」
「敵だからこそ意味があるんです。‘命をかけて教訓を与え、命をかけて学べ’そういうことなんだと思います。」
艦内にアラームが鳴り、たちまち緊迫した空気に包まれる。ブリッジから発進命令がだされ、ストライクがそしてグレーフレームが出撃する。
砂丘に着地したグレーフレームはしっかりと砂の大地を踏みしめていた。キラの書き換えたプログラムの成果が現れている。
ストライクとグレーフレームは巧みに連携しながらバクゥや戦闘ヘリを屠っていく。
「ゴットフリート、バリアント、てェーッ!」
ナタルの号令がブリッジに響く。外ではレジスタンスが懸命に援護しているがザフトはAAに攻撃を集中させていた。
被弾するたびに衝撃が艦内を襲う。不利な状況の中、ムウの操縦するスカイグラスパーが果敢にも駆逐艦に攻撃を仕掛ける。
装備しているランチャーパックのアグニが火を噴き、艦体に突き刺さる。激しい爆発のあと速度を落とし転進していく。
ブリッジに歓声が沸く、だがあらかじめ潜んでいたもう一隻の駆逐艦がAAの後方から攻撃仕掛ける。
回避することも撃ち落すこともできず直撃を喰らい、AAは砂漠の中に放棄され半ば砂に埋もれた工場跡突っ込みめり込むようにして止まった。
‘虎’は2隻の艦を使ってAAを挟撃するつもりなのだ。容赦のない攻撃、しかもAAは建物の骨組みに翼を引っ掛けてしまい上昇することが
できず、主砲の射線がとれないのだ。さらに
「−−−−こ、これは・・・・レセップス甲板上にデュエルとバスターを確認っ!」
断続的な衝撃がクルー達の背中を冷たくしていった。
飛び掛ってきたバクゥぎりぎりでかわし、着地した瞬間を狙ってストライクはビームサーベルを投げつけた。
モノアイに突き刺さり動きが止まったところをライフルで狙撃、ビームが機体を貫き爆発する。
向かってきたミサイルをマシンガンで撃ち落すと、バクゥの足元にバズーカを撃ち込む、舞い上がる砂塵で視界が遮られる。
間髪入れずに間合いを詰めたグレーフレームのビームサーベルがバクゥを切り裂いた。
何とか5機のバクゥを撃退しウッソとキラはコクピットで激しい息をついていた。その時、AAが砲撃にさらされた。
「「しまった!! AAが・・・!」」
慌てて援護に向かおうとすると、突如ビームの攻撃にさらされる。それをかわしながら2人が目にしたのは、
バクゥによく似たオレンジ色の機体‘ラゴゥ’だった。頭部には鶏冠のような角が突き出ていて、何よりバクゥを上回る動き
示していた。2人はそれが隊長機であると悟った、そして誰が乗っているかも。
「ウッソ! ここは僕が! 君はAAを!・・」
「キラさん! 1人で大丈夫なんですか?!」
「‘命をかけて教訓を与え、命をかけて学べ’ きっと僕がやらなければいけないから・・・」
「・・わかりました、必ず・・・戻ってきてください!」
そう言うとウッソはグレーフレームをAAへ向けた。
キラはストライクを駆り、ラゴゥから撃ちだされるビームをシールドで受けながら応射した。
ラゴゥのコクピットではバルトフェルドが笑みを浮かべていた。ストライクはこちらの攻撃をかわしながら、一瞬で正確な反撃をしてくる。
執務室でのキラの、幼く無防備な表情が脳裏に浮かぶ。あの少年が自分をこれほど駆り立てるとは・・・
(そうだろう・・・そうでなくては意味が無い!)
グレーフレームは後方からAAに攻撃を仕掛けている駆逐艦に近づきバズーカを発射、マシンガンを撃ち込んだ。
機関部から炎をあげ爆発する。さらに2機のスカイグラスパーがとどめをさす。
ウッソはAAの状況を認識すると、撃墜したヘリのミサイルポッドをAAの翼が引っ掛かっている残骸の中に押し込みマシンガンを撃つ。
同時にバスターの撃ったビームも当たり、爆炎とともに残骸が吹き飛び、AAの巨体が持ち上がる。
待ちかねていたように、主砲ゴッドフリートが火を噴きレセップスを貫通。黒煙を上げながら座礁したように動きを止めた。
(やった! あとはキラさん・・・)
ラゴゥから放たれるビームをシールドで防ぎ、ビームで応射する。ラゴゥは空中に身を躍らせてそれをかわすと
そのまま前肢でストライクを吹き飛ばす。キラは必死に機体を立て直しながらビームを撃って反撃する。
(−−−−強い!)
コクピットでキラはうめいた。バクゥを上回るパワーを自分の手足のように操り、攻撃してくる。
「足付きめ! あれだけの攻撃で、まだ!?」
コクピットでバルトフェルドは舌打ちした。落ちるのは時間の問題と思われていたAAが空に浮かび、自分達の艦は勢い良く黒煙を上げている。
手持ちのバクゥはもう無い。デュエルもバスターも砂に足を取られまともに動くことができない。
副官のダゴスタに退艦命令をだすと、ラゴゥを駆り、ストライクへと向かっていく。
ストライクのビームがラゴゥのビーム砲に当たり爆発する、だがバルトフェルドは間一髪でそれをパージし、
猛烈なスピードで突っ込んでくる。口のビームサーベルが一閃し、ストライクのライフルを切り裂く。
「バルトフェルドさんっ!」
「まだだぞ−−−−少年!」
「もうやめてください! 勝負はつきました! 降伏を!」
「言ったはずだぞ! 戦争の終わりに明確なルールなどないと!」
「バルトフェルドさんっ!」
「戦うしかなかろう!互いに敵である限り、どちらかが滅びるまでな!」
ラゴゥが飛び上がり、ビームサーベルで切り裂こうとする。ストライクもまた、すれ違いざまにビームサーベルを振るう。
エールストライカーの翼が宙を舞い、ラゴゥのサーベルの片方と翼が砂の上に転がった。
バルトフェルドとウッソの言葉が頭よぎる。
敵だからという理由で好意を抱いた相手と殺しあわなければいけないのだろうか?命をかけて何を学べばいいのだろうか?
警告音が鳴りフェイズシフトがダウンする。ビームサ−ベルの刃も消える。ラゴゥも背中から激しい火花が散りダメージが大きいことを物語っている。
満身創痍の状態とは感じさせぬ動きでラゴゥを駆り、ストライクに迫ってくる。
キラはエール装備を強制排除し、シールドも投げ捨てる。アーマーシュナイダーを掴むと、ラゴゥに吹き飛ばされながらもそれを首筋に突き立てる。
激しい衝撃にキラはうめいた。モニター越しにラゴゥのビームサーベルが吸い込まれるように消え、オレンジ色の機体が砂の上に崩れ落ちる。
やがて機体は爆発し巨大な火の玉が砂の海をあかあかと照らす。
(殺したいわけじゃない、殺すために戦っているわけじゃない。それなのに・・・)
コクピットでキラは泣いていた。涙があふれてくる。そしてウッソの言った事を思い出していた。
−−−‘命をかけて教訓を与え、命をかけて学べ’−−−
たった一つ学んだ。それはこの胸の痛みだった。だがそれは支払った代償に較べればあまりにも小さいように思えた。
それでも、痛みを伴わない教訓に意味は無いのだ。
遅くなりました。待っていてくれた皆様申し訳ありません。
次回はアラスカまでを予定しています。
よろしければ
み て く だ さ い !
>>191さん
カテさん出てきますよ。(一瞬ですけど)
>>192さん
一応その予定です。
それにしても新フリーダムの名前がスーパーフリーダム・・・・・
「スーパーフリーダム、スーパーフリーダムだと!そんなぬるぽな名前を付けたフクダは俺が滅ぼしてやる!」
マジでおもた・・・・・orz
乙です!
次回もしっかりみますよヽ(´ー`)ノ
乙!
ホテルのシーンを飛ばしてカフェ→戦闘に繋げたのはメリハリ効いてよかた
個人的欲を言えば、キラとフレイの関係について、ウッソ視点での踏み込みがもう少しあればと思う
次回も期待してますよ
種世界に「虎」はいない…
ウッソが「虎」だ!!
良かったよ!
>>212 カテさんが!?
>「スーパーフリーダム、スーパーフリーダムだと!そんなぬるぽな名前を付けたフクダは俺が滅ぼしてやる!」
やってくれ!!
217 :
通常の名無しさんの3倍:2005/04/17(日) 09:25:37 ID:gJa+eka0
乙〜!
一瞬だけ出るカテジナさんが想像できねえ^^
218 :
通常の名無しさんの3倍:2005/04/17(日) 17:26:34 ID:imRbBMJC
hosyu
乙です
続き気になるよ〜(´・ω・`)
220 :
通常の名無しさんの3倍:2005/04/17(日) 23:04:26 ID:xjGJKODR
ほしゅ
昨夜見つけました。
グッジョブです(・∀・)!
今後の展開に期待
222 :
福田己津央:2005/04/18(月) 15:16:24 ID:???
>>212 この三流以下の話を書けるのも僕がシードを作り上げたおかげという事を忘れてるみたいだね。
まあVみたいな駄作のキャラを持ち出すような人だからムリもないけどね(ゲラ
プクダ乙・・・
いいからデブヲタ卒業して種つくりなおせ。
とりあえず
福田>>>>>>>>>>
>>222 ってことで
チラシの裏にでも書いてろ、福田もどき
226 :
通常の名無しさんの3倍:2005/04/20(水) 10:23:41 ID:CIXyYUKh
Vガンダムは銘作(誤変換じゃない)です。
》222にはそれがわからんのです。
227 :
通常の名無しさんの3倍:2005/04/24(日) 08:38:44 ID:v0vSpffR
保守
悪くは無いんだけど、ウッソが介入する事での変化、という
点についてはちょっと物足りない感じがするな。
ウッソとの出会いでキラがどう変わるのかってところに興味があるな
ウッソは年の割りに如才ないから、キラにうまくあわせてしまってかえってキラはなんにも変化ないかも
231 :
通常の名無しさんの3倍:2005/04/26(火) 15:03:38 ID:XQGuRqDY
ageときます。
モップ男さん頑張って管さい。
232 :
通常の名無しさんの3倍:2005/04/26(火) 20:47:24 ID:q4Snpg+O
age
もちろんウッソは魔乳と天使湯だろ
やっぱ噛み付くのか?
折角ウッソがいるんだからちっとは活躍させて欲しいなぁ…と思う
なんか助言してるだけって感じがして…
もうちびっとだけでもいいから、ウッソの存在が脅威になるとこは見たいかも
ウッソ「そんな!?マリューさんみたいな人が
砂漠の虎に寝とられるなんて」
キラ「…………」
237 :
通常の名無しさんの3倍:2005/04/27(水) 17:40:23 ID:p2ae3E31
あが
いぎ
うぐぅ
ぅえげっ
アスランがウッソ直に会ったらに言いそうなこと
アスラン「こんな子供が!?」
ウッソ「アスランさんも充分子供でしょ、それに、僕のいた場所じゃ同じくらいの年齢でもMSを動かしている人はいました」
アスラン「そ、そうなのか、でも、君は、あの……コーディネーターとは違うんだろ」
ウッソと言えば「フライパン=リカール」とかザンネックとか変な呼び方してたけどSEEDに何か無いか?
四つ足
足つき
「そんな、鍋を背負ったみたいなモビルスーツに乗って、憎しみをまきちらして!」
ヤリイカ
Gじぇね種ではプロヴィデンスの事をダニもどきなんて言ってたね
キラの活躍はいいからウッソの活躍が見たい
シンだって差し置いて十分すぎる活躍してるのに…
GジェネNEOでアシュタロンだっけ?蟹もどきだったはず
バスターガンダムは名前知ってるから言わないと思うけど大砲付きとか言いそう
プロヴィなら皿付きでも通用しそうだな
GジェネSEEDのシナリオの中ではプロヴィの事を
『ダニもどき』と発言していたぞ。ウッソ少年。
まあ基本的にウッソつーか嘘はDQNですから。
そのDQNと何度戦っても勝てないクルーゼさんなんですよね
ウッソの活躍キボン
正直キラは腹いっぱい
応援して下さっているみなさん、ありがとうございます。
いつもいつも遅くなって申し訳ありません。
少しづつ書いておりますのでお待ち下さい。
ウッソが本格的に活躍するのはV2を手に入れてからの予定ですので
しばらくお待ち下さい。
>>244さん
それ頂いていいですか?
>>233、234さん
やっぱあったほうがいいですかね? ウッソだしなぁ〜
明日も仕事なのでおやすみなさい。
255 :
>>244:2005/05/01(日) 06:22:18 ID:???
>>モップ男様
>それ頂いていいですか?
光栄の至りです(・∀・)
まずは取り急ぎ用件まで。どうかご自愛ください
>モップ男氏
>>233あんまり真に受けないほうが…(´Д`;)
ソコまで汚れなくても…
その為にはまず敵地に潜入しないと。
で捕まって捕虜になり→入浴(尋問?)ですから。
ただ、誰と入るんだろう…?(やはりフレイなのか!?)
インパルスができたのはV2があったからなんだな・・
259 :
通常の名無しさんの3倍:2005/05/02(月) 17:22:41 ID:YqN8z3O1
>>258 福田に自作できるほどの能力があると思って?
あとage
モップ男さんまだ〜?
デュランダルがインパルスの事を話すとき
「効率のいいMS」
と、言っていたが
効率がいいのはメカニックや開発者じゃなくて
画面を使い回してるアニメーターだろ、と
インパルスの合体ってVよりZZの方が近いと感じるのは俺だけ?
本当に効率がいいのは
Vだけだな
モップは、只今次作を作成中です。そろそろUP出来ると思われる。
コイツ仕事中、このストーリーばかり考えてるんだよ!良いやつだ。
だれかモップに彼女紹介してやれ!お願いしまつ。
>>259 そうじゃなくてC.E.にウッソと共にV2が来たからという意味だろ。
デスティニーの光の翼もそれで説明がつくな
>>257さん
イザ−クママと言ってみるテスツ
>>256さん
そうですね。構成上やっぱ難しそうですしね。
>>244さん
それでは使わせていただきます。
デュランダルがV2見てあのMSを開発したという文章をいれるつもりです。
本文のほうはまだ時間がかかりそうなのでこの先の設定をUPします。
マルドゥーク・ラボ
戦闘で手足を失ったり、重度のPTSDとなったザフト兵を治療するために設立した医療機関。
プラントで精神医療のスペシャリストとして知られていた、マウゼル・マルドゥーク博士が代表となっている。
本来は日常生活を送れるようにするための治療を行う機関であったが、圧倒的な物量を誇る連合軍に対し数少ない兵士、
特にパイロットは貴重であったため無理にでも戦わせるため、違法とされる‘処置’を施すようになっていった。
またパトリック・ザラがプラントの実権を握ると、かなりの資金が導入され、さらに連合軍の捕虜も送り込まれ、
‘治療’ではなく非人道的な‘実験’を行うようになっていった。それにより‘ユグドラシル’という脳波によるMSの
コントロールを可能としたシステムの開発に成功していたがプラントにとって決して表にはだせない‘タブー’であるため
終戦時にそれらのデータは全て抹消された。
ザフト版NT研究所です。パトリックからすればナチュラルは
実験動物並みなのでこういのもありかなと思いました。
あの人が送られてしまいます。
ZGMF−ML01Z ディメント
全高 26,75m
重量 126,3t
武装 MMI−GAU2ピクウス76ミリ近接防御機関砲
M100パラエーナ・プラズマ収束ビーム砲改
MGX−W100可動式複相エネルギー砲
エクステンショナル・アームクローEQ9V
ドラグーン・システム
MA−V11A対ビーム防御システム
ユグドラシル・システムやNJCを搭載した大型のMA。強力な推進力だけでなく、機体の各部にスラスターを配し高い運動性能を持つ。
フリ−ダムより大型のプラズマ収束ビーム砲(2門)や腹の部分に120度の稼動範囲を誇る970ミリ複相エネルギー砲(1門)を備える。
また、両腕のエクステンショナル・アームクローは、高エネルギー収束ビーム砲やビームサーベルを出力することができる。
大型6基、小型18基のドラグーン・システムを装備。
PS装甲の他に、ビーム偏向フィールドを発生させることができ、これにより実弾、ビーム兵器の攻撃を無効化する。
全てを貫く矛と決して貫くことのできない盾を本気で造り上げた、まさにザフトの狂気(ディメント)と呼ぶに相応しい機体である。
ユグドラシル・システムとは以下の3つを統合したシステムでまだまだ未完成の部分が多い。
ルーン・コンタクト・・・脳内をニュートリノでスキャンしそのデータを量子コンピューターが解析、機体を動かす。ユグドラシルの中核となるシステム。
マトリックス・コクピット・・・コクピット内を比重の軽く粘度の高い液体で満たし、急激なGや衝激からパイロットを保護する。
ヘイゼリック・アイ・・・パイロットの空間認識能力を増幅し、センサー範囲内の機体を全て捕捉、追尾する。これによりドラグーン・システムの
反応速度と精度を大幅に引き上げる。
ファンネルつきのノイエ・ジールだと思ってください。
一応種世界のMSで撃墜不可能な機体というつもりです。
268 :
通常の名無しさんの3倍:2005/05/05(木) 02:56:48 ID:GFQTYO9d
緻密な設定に感心しました
今後の展開に期待してます!
Vの女MS乗りのほとんどが、核エンジンの影響で不妊症にかかってる。
だからこそ、男に頼りたいし、子供が可愛い。
マーベットが懐妊した時のシュラク隊の顔を見て、
「マーベットが私たちの子供を産んでくれる」という台詞を聞いて、
ウッソがスケベと言えるのか?
ウッソじゃなくて、カミーユのが読みたい。
271 :
福田己津央:2005/05/05(木) 06:52:39 ID:???
>>267 SEED世界のMSで撃墜不可能って事はV世界のMSでも撃墜不可能って事だよね?V厨さん?
>>266-267 設定うp乙です〜♪
かなり難産の予感ですが、どうかご自愛のうえ
がんがって下さいませ
>>266に追加
終戦時プラントはマルドゥーク・ラボ の再生医療部門を切り離し独立させた。
これは負傷した兵士が大量に帰還してくるためで、当時最高レベルの医療機関を解体
するわけにはいかなかったための処置であった。
また、オーブからの避難民達の雇用にも一役かっていた。後に彼らが高い医療技術と
義肢作りのノウハウを再建したオーブ本国へ持ち帰ることになる。
自分の手足と同じように動くバルトフェルドの義肢のもとになった技術です。
しかし、仕込み銃なんていらんだろ・・・・
虎はコブラのファン
コブラがサイコガン撃った時の反動っておかしいよな。
肘に直にくっついてんだから、上でなく下か真後ろに跳ねるはず。
まあ、合理的な解釈をすると、
サイコガン自体は無反動で、
コブラ自身がカッコ付けてポーズをとっているというところだな。
それはたぶん、愛銃『パイソン357マグナム』を
使う時の癖が出ているのではないでせうか?
…て話がズレてますけど…。
ズレついでに言わせてもらおう。
コブラの愛銃は「77マグナム」ではなかったか?
ところでVにも強化人間は出てたけど、やっぱりあれは薬物系の
後天的(?)なものだよね。遺伝子とかいじる系の技術はUCガンダム
では禁忌だったんだろうか?
なんかキナ臭くなってきた予感
>>277 あれはたしか戦争孤児を集めて実験してたからだったはず。
とりあえずage
>>277 オフィシャル物じゃないけど強化人間物語だと遺伝子レベルの改造もある。
保守
ウッソぴょ〜ん!
>>277 単純にUCガンダムの時点では、ゲノム計画も完了してなかったし、
遺伝子弄るって発想がまだまだ一般化してなかっただけじゃないの?
285 :
通常の名無しさんの3倍:2005/05/07(土) 04:44:25 ID:hKJdhoLr
原子炉自由と核融合炉Vでは、出力が違う。
てすと
モップ男さんまだ〜?
288 :
通常の名無しさんの3倍:2005/05/07(土) 16:49:12 ID:PltzdnR7
議長を出すつもりってことはデス種までいかせる気なのか?
このペースで?あんまり設定ばかりが先行しててもなあ・・・。
どうせなら
「フレイを探せ」っていう話作っちゃえよ
291 :
通常の名無しさんの3倍:2005/05/07(土) 20:28:15 ID:SajYLpYc
どうせ、いずれスパロボで一緒になるよ。こういうスレ…悪いけど意味ないわ。
>>291 俺もそう思ってこのスレ覗いてみたけどこれは種の世界でウッソとキラが
出会ったら話ががどう変わるかみたいなスレじゃないのだろうか?
スパロボとは違うと思うぞ。
どっちにしても小説面白いからいいじゃん。
すくなくともはにゃーんスレは意味あるぞ
こっちはまだよくわからんが
カミーユ(ハイパー)と
キラ(種割れ)の対決が見たい。
ウッソはキラとフレイみてて自分とカテジナのこととかからアドバイスいれようとかしないのかな
保守
298 :
通常の名無しさんの3倍:2005/05/08(日) 06:59:15 ID:tdLPoBLx
エウレカ見る前に
保守
299 :
通常の名無しさんの3倍:2005/05/08(日) 10:51:36 ID:DZCUysLD
なんとお!
モップ男さ〜ん、失礼かもしれんが早く小説書いてくれ〜。
ちょっと遅すぎますよ〜。
新設定はあんまりやり過ぎない方がいいと思いますよ〜(前のウッソキラの末路を辿りそうなので)
ウッソとキラが出会ったら
「僕たち声が微妙に似てるね」
カミーユとシンが出会ったら、
両者ブチ切れ発狂祭り。
シァアとデュランダルが出会ったら。
え?クワトロ大尉でなく、ですか?
>>303 真って何でキレてんの?ぶっちゃけカルシウムが不足しているだけにしか見えないんだけど・・・
議長出てきても話には関わらないんじゃないの
V2の報告受けたって描写があるだけで
と予想してみる
遅くなって申し訳ありません。
本編が長くなってしまってしまいそうなので
先に前編をUPします。後編は書きあがり次第UPします。
食事が終わるまで少々お待ち下さい。
>>308 モップ男さんキタ――――――――(・∀・)――――――――!
モップ男がんがれ
無理せず月1くらいで連載してほしいな
「ウッソどんな感じ? まだ問題ある?」
「・・・重心が左に少し寄っています。あと右腕の反応が左に較べて鈍いですね。」
「わかった、調整してみるよ。」
キラはそう言うと、キーボードに指を走らせる。その時、カガリがやってきた。
「お前キーボード打つのはやいなー。ほら食事、持って来たぞ! ウッソも降りて来い!」
そう言ってカガリが見上げたその先には、一機のMSあった。白をベースカラーとして黒と赤に塗り分けられ、背中には
エールストライカーに似たバー二アスラスターが取り付けられている。細部の詳細こそ違うがグレーフレームと同型の機体なのだ。
M1アストレイそれがこのMS名前でオーブ軍が開発した主力MSだ。
ウッソ達は現在オーブにいる。正式にはオーブ首長国連合といい赤道直下にある大小様々な群島からなり、高い工業力を持った
中立国である。AAやXナンバーのMSがこの国の国営企業モルゲンレーテで造られていることからも技術力の高さが窺える。
砂漠の虎を撃破し太平洋まで抜けたところでAAはザフトの攻撃を受け、半ば墜落同然でこの国に逃げ込んだのだ。
中立を宣言するこの国がAAに対して便宜を図る替わりに幾つかの条件をだした。
1、ストライク及び、グレーフレームの戦闘データの提供。
2、M1アストレイの支援プログラムの開発。
3、アラスカ入り直前でグレーフレームを破壊、破棄すること。
の3点だった。
1については、2機のMSを開発したのがモルゲンレーテである以上やむを得ない。また3に関してはアストレイの機密データ(スペック他)
の漏洩を防ぐためで、ビームライフル等も提供もできないとのこと。だが取り上げられないだけ有難いといえる。
マリュ−を悩ませたのは2の条件だった。現在のアストレイのOSでは動きが鈍すぎてとても使い物にならない。そこで機体のスペックを引き出し、
ナチュラルにも使えるOSの開発が急務であった。そんなことが出来るのはキラを置いて他にはいない、またカガリの実父でこの国の
実質的な代表であるウズミ・ナラ・アスハはキラを名指しで指名したのだ。
こうしてキラはモルゲンレーテの工場でアストレイ用のOSの開発をすることになった。また事情を知ったウッソが協力を申し出た。
「カガリさんが食事を持ってきてくれるなんて・・・・」
「ウッソ! それはどういう意味だ! まるで私が何もしないみたいじゃないか!」
「ち、違います、ただ珍しいなと・・・」
「同じことだ!・・・まったく食事の時間になっても来ないから持ってきてやったというのに・・」
「ありがとう、カガリ。はいウッソの分。」
「そうそう、最初からそういう態度に出ればいいんだよ。年下なのに可愛げなさすぎだぞウッソ。」
「・・・カガリさんに‘だけ’は言われたくないです。」
「なんか言ったか!? ウッソ!」
「いーえなんでも!」
「それよりAAとストライクやグレーフレームの修理はどうなっているの?」
「あと少しで終わるみたいだけど、メカニックが大変だってぼやいていたぞ。」
「結構無茶しましたしね・・・」
「そっちこそ順調にいっているのか?」
「ウッソが手伝ってくれたからね。細かい挙動のチェックが済めば完成するよ。」
「へぇー・・ウッソも役に立つんだ。えらい えらい!」
「・・・カガリさんとは違いますから。」
「おーまーえーはー! 一言多いんだよ! メシ取り上げるぞ!」
「あーもぉー! 落ち着いて食べられないじゃないですか! この国のお姫様なのになんで大人しく出来ないんですか!
同じ姫なのにシャクティとは全然違うよ・・・」
「シャクティって誰だよ? ふん、どーせ姫なんて思ってないくせに!」
キラはウッソとカガリのやり取りをぼんやりと眺めながらフレイのことを考えていた。
あれはAAが太平洋に出たばかりのこと、待機任務を終え部屋に戻ろうとすると、自室の前でウッソとフレイが言い合いをしていた。
「あんたみたいなコーディネーターの子供の説教なんて聞きたくないっ!」
思わず立ち止まってしまうほど険しく強いフレイの声。キラは出るに出られなくなり、盗み聞きするような格好になってしまった。
「・・・フレイさん聞いてください! キラさんは復讐のための道具じゃない!」
「だからなに! 弱虫で、泣き虫で、戦う以外になんの役に立つっていうの!」
ゆっくりと冷たい水が体の中に広がっていく感じがした。フレイの日頃の態度から薄々気づいていたこと、だがそれでフレイが自分を必要としてくれるなら
いつか自分のことを好きになってくれるなら、そう自分に言い聞かせてきたのだ。
「濁った目で、歪んだ唇で一体なにがわかるっていうんですか! キラさんがどんな思いで戦っているか!」
「あんたみたいな子供になにがわかるっていうのっ! パパはあんたたちコーディネーターに殺されたのよ! 私にはあいつらを
殺す権利があるんだから! だからキラを戦わせるの・・・約束を守らなかったのはキラなんだから!」
「おかしい、おかしですよフレイさん! そんなことフレイさん自身思っているわけじゃないんでしょう?!」
「思ってる! 思っているに決まっているじゃないっ!」
「・・・じゃあどうして、そんな辛そうな顔するんですか?」
「―――――っ!」
「復讐のためだけの関係なんて悲しすぎます・・・そんなことフレイさんが一番よくわかっているはずじゃないですか。」
「うるさいっ! 私のことなんかほっとけばいいでしょう!」
フレイはキラの部屋へ逃げ込むように入っていった。ウッソは深いため息をつくとその場から立ち去っていった。
それを見つめながら、キラはずるずるとその場にへたり込んだ。
(・・・間違っていた・・・僕達・・・それでも・・・)
膝を抱え顔を埋めるようにして
(・・・どうすれば・・・)
そのことだけを考えていた。
「・・・キラ、おいキラ! 聞いてんのか!?」
カガリの声にハッとする。ウッソとカガリにバツの悪そうな顔をした。
「ごめんちょっと考え事をしていたから・・・」
「まったく、思いつめた顔しているから・・・大丈夫か?」
「・・・うん、ありがとう。心配してくれて・・・」
ウッソとカガリは怪訝そうな顔を浮かべた。
「あのさ・・間違ったことを無かったことにすることって、できるのかな?」
「はぁ? なに考えているのかと思ったら・・お前、頭大丈夫か? 自分一人で悩んでないか?」
「キラさん・・・間違ったら、間違ったままなんです。なかったことにしようなんて神様でもない限りできないんです。」
「そう・・でも間違ったらどうする? もうどうしようもない?」
「どうしようもないですね。」
「どうしようもないの?」
「今やっている戦争をなかったことにできますか?」
「「・・・・・!」」
「間違ったことを正しかったことにするのは無理なんです。取り繕ったり、誤魔化したりならできるかもしれません、それもその場しのぎです。
あったことを無かったことには出来ませんよ。間違ったら間違ったと認めるしかないんです。人間は間違う生き物だから何回でも間違うけど
そのたびにそのことを思い知るしかないんです。」
「お前本当に13歳か? キラのほうが子供に見えるぞ。」
「そうだね、ウッソの言う通り・・・なんだろうね。」
「僕もたくさん間違いましたから・・・これからも多分・・・」
そう間違ったら間違ったままなのだ。取り繕ったり、誤魔化したりしても真実にはならない。
結局キラもそして、フレイも傷つくことになるのだから・・・キラはやっと思い知った。
とりあえず前編です。戦闘シーンを楽しみにしていた方スイマセン。
後編はもうしばらくかかりそうです。なるべく早くUPできるように
がんばりますのでお待ち下さい。よろしければ次回も
見 て 下 さ い !
>>289さん
>>307さんが近いです。
あくまで遊びの設定ですので。
>>303さん
お茶吹いちゃったじゃないですか!
それと、こんな拙い文を楽しみにして下さって、本当にありがとうございます。
みなさんを満足させることができる内容ではないかもしれませんが、
精一杯頭使って書きますのでマターリと見守っていて下さい。
モップ男さん乙です(・∀・)
乙!しかしいきなり話がすっとんだ気が・・・。海編完全カットだし。
クロスワールドって燃えるよな。
でもスパロボは時間かかりすぎてつらいから
こういうのはホント嬉しい。
期待してますよ。
>>318 本編全部やろうとするとあまりにも長くなるから
これくらい割り切った方が丁度いいような気もする。
やべー面白い
3年後にまたウッソ来てほしいな
ウッソ少年の性格だー!!
と思わず感嘆してしまいました。(特にカガリとのやり取りが。)
最高です!!
小説版のカテジナと出会ったら
>>320 あれだけの時間で4レスだからな、死種まで考えてるならむしろもっとすっとばさないと
おかしですよフレイさん!キター!
んだな
328 :
通常の名無しさんの3倍:2005/05/10(火) 19:57:34 ID:fa4Hwjy2
test
330 :
危世覇羅:2005/05/10(火) 22:36:44 ID:???
番長とキラが出会ったら・・・
./;:::::::;;;;;;;;;;;;;;;;;;;ヽ、
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└ l ( /., - イ ヽ,.:::::゙::::::::::::/
.ト | ., - ' | ':.:、::;;;;;;;:/ ヽ
ヽ、i / .∠ / | ヽ_ _/ ヽ 、
/ y'_/ / | "〜- ""~ ヽ、
.ゝ-+-::i⌒ヽ / | ヽ
.__/::| | i >>キラ / | i
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i ::| | ) │ | l G I A N T S i |
/i ::し// | / | ノ |
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しかし嘘と吉良は似たり寄ったりなトーンの声だな。ショタ系腐女子は好きそう。
>>331 ただ、ウッソの場合、オタにはグサっと来るような事を言いいそうで、ショタ人気はそれ程でもなさげ。
333 :
通常の名無しさんの3倍:2005/05/12(木) 11:27:06 ID:hcnwVDnj
保守
334 :
通常の名無しさんの3倍:2005/05/12(木) 17:41:52 ID:7ZdmtSGF
阪口と保志ってそんなに声似てるか?
確かに二人共癖のある『声』なんだけどさ…。
だからって似ているとは思えないのだが。
336 :
通常の名無しさんの3倍:2005/05/12(木) 22:20:53 ID:KVAd2RDy
似てないだろう
キラは脇役で良いよ…
頼むから…ハァ…
338 :
通常の名無しさんの3倍:2005/05/13(金) 11:58:45 ID:nSAAOcyj
マダー
阪口と保志
二人とも一人称『僕』声なんだよな。
「これ、母さんです」の話をすればいいのに
・・・それはちょっと卑怯かな
341 :
通常の名無しさんの3倍:2005/05/13(金) 14:49:07 ID:z6aDy+BU
坂口→典型的な少年役が殆ど、VGのウッソ役でデビュー
☆→実年齢以下の男性役、デビュー時、エヴァ人気もあり、碇シンジの様な内気な少年役が多く、それ故中世的な少年役が傾向として多い
シードデスティニーさあ、ザクとかグフとかドムとかまで出してんだからさあ、
もう開き直ってアムロとかシャアも出したらいいじゃん。
そのうちアムロ声は出る悪寒
ウッソ的に
フレイ→カテジナ
と見たのならば、
マリュー→マーペット
ナタル →ジュンコ
という感じでとらえているのかも。
(ムウはさしづめオリファーだったり。)
補充パイロットのスレッガーまだぁ?
出す訳ねーだろ
シンVSウッソはスレ違い?
そこまで続くんならアリでねーの。
でもそれだとウッソ帰れない事になるけど。
シンマダー
/ ドッカン
/ / ,,_ ドッカン
━━━━━'), )= ☆ゴガギーン
∧_∧ヽ\ / / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
( ) 〉 〉_ _ _マグ_ ∧_∧ ∠ デルタアターーック!!!
/ ⌒ ̄ / "'''"'| || (`∀´ ) \___________
| | ̄l | |/ / \
. | | | | || | | /\ヽ
| | .| | | へ//| | | |
( | .| ロ|ロ ゙!l''ヽ/,へ \|_ | | |
| .lヽ \ | | ヽ\/ \_ / ( )
| .| 〉 .〉 | | | |
/ / / / | | 〈| | |
ドグ/ / / / | | || | | ラグ
おい、モップ男。 いくらなんでもこれは遅すぎるんじゃないか?
まぁ、またーり待とうよ。
焦らせて変な作風になるかもしれんし、
前スレのように荒れたりするのはマジ勘弁。
はにゃスレで慣れてるのでこの程度どってことない。
あ
355 :
某H:2005/05/13(金) 23:43:32 ID:???
大体一ヶ月1本のペースで更新してると思うが
ガンダムエースのオマケでも読んでる気分でいいんでは
急かすと色んな意味で良くない
シンVSウッソをやりたいけど、他でやった方がいい?
ここでもいいんじゃない?
新スレたてれば?
361 :
358:2005/05/14(土) 11:00:45 ID:???
宇宙世紀151
宇宙コロニー「ユニウス7」を地球連邦軍が核攻撃を行った
「血のバレンタイン」を契機に
地球連合軍とスペースノイド:ザフトとの全面戦争が
始まった。
ザフトは遺伝子操作によって高い知能と運動能力を生まれながらに所持する
コーディネーターの活躍によって、圧倒的に優位な立場にあった。
約1年後、両者に停戦協定が結ばれた。
地球上でザフトが戦線を維持した範囲はザフト領となった。
ザフト内の一大勢力、マリア主義者達はその勢力範囲無いに移住する計画を立案。
元々、その土地に住む人々を不法滞在者として、排斥を始めた。
これに対し、地球連邦はザフト内の政策と静観。
ザフトによって不法滞在者と見なされた一部の人間は武装し、ザフトと対立する組織、
リガ・ミリティアを結成した。
宇宙世紀153年
少年、ウッソ・エヴィンは数奇な運命により、リガ・ミリティアのエースパイロットとなり、
数々の戦いを重ね、更なる戦いの為に宇宙へと向かった。
先の大戦により、家族を失い、ザフトに入隊したコーディネーター、シン・アスカは
秘密裏に開発されていた最新鋭ガンダムを強奪したテロリストを、ミネルバとともに追撃していた。
ってパラレルじゃなくて同一世界でやるのかよ。
趣旨も違うし他スレでやるべきだと思う。
もしかしてカミーユとキラが出会ったら、を
以前にやろうとした人か?
363 :
358:2005/05/14(土) 11:21:54 ID:???
>362
違う。
スレ立ててきます。
スレ違いだが期待
ここも期待!
366 :
358:2005/05/14(土) 15:33:46 ID:???
>365
規制かけられてました。
ちと楽しみなので良かったら立てようか?
タイトル等の案があればおせーて
368 :
358:2005/05/14(土) 17:03:31 ID:???
>367
じゃ、ザフトカール帝国
で
モップ男、V未見のくせにこんなSSやってたのか!?
>>371 マジで?
でも偽者でも読者を惑わせるような事書くな!!!!
ちゃんと読んでれば嘘かホントくらいわかるだろ
つーか最近微妙に荒れてるのは誰かがあげまくったせい?それともあげも含めて天○の輪が帰ってきたとか?
374 :
通常の名無しさんの3倍:2005/05/16(月) 17:34:02 ID:P1/VNngY
age
ケジメはつけたるでぇ〜!
2次元のキラが3次元のワシに勝てるはずないやんか!!!
その前に格が違いすぎるでぇ!
キラ厨メッチャウゼェー!
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ヽ、i / .∠ / | ヽ_ _/ ヽ 、
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.__/::| | i >>キラ / | i
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キ(ヨハ)ラ?
377 :
通常の名無しさんの3倍:2005/05/16(月) 22:52:58 ID:b3L88O8Q
ウッソなんてキラのまえではうんこ同然
>>377 f`::'ー 、,-、-、_ _,....-- 、_ _,....-=―ヽ―-、-、_ 、ミ川川川彡
,.r'‐'゙´ヽ,r' ヽ \ー、_:::::::::/,´:::::::::::,:::::::,::::::::ヽ::\`ー、 ミ 彡
,〃ィ ,rヽ'-ヽ i 、 、 ヾ,、 `'y',ィ´/::::::::/|::::::ハ_::::::::ト、::::\ \ 三 ギ そ 三
r'/〃// | i! |, \、_`ー!rf.,イ-,ィ/u ノ::::/ |::::`::::|iヽ::::::ヽ ヽ. 三 ャ れ 三
iヾ!l i /,.=ヽ i,ケ ハ,i', Y't=ラ゙,〉'|::::r'|! 彡´ ,!--、 |i!|::|::i::::::', ', 三 グ は 三
{ヾllッ-, 〃ノ'-'、||ii i|i| |-/! /^ヽ ´ ヾ|从ノ::i::::| ||三 で 三
>|゙! 0ヽ ノ' ´ 0 レノWノi |,.、!/ 0 0 ',' レ|,イ::::i,,_ | !三 言 ひ 三
',i ヽ- , _, " |i| | | ´ '´ハ',Y .!三 っ ょ 三
/l ` !| | i `´ r 'ー‐' u (-, ' | !三 て っ 三
/久 U |! i|'´'、u z_,ノ/ .i |三 る と 三
/イ |ヽ '==..‐_、 |!,'|Y´,ヽ ___ ハ_ ,/i | |三 の し 三
|ト|、',::::\ _,.-‐イ//-'´::::!\'ー‐--ニュ / ト_、 _| _!,=,|三 か て 三
〉:ヾ_'、::::`ー‐r< //イ|::::::_、:::`7i\ __,..-‐'´ .| |`゙"::"::|-"三 !? 三
'ー‐'´¨`'ー、/,rケ /,'1ノ人'-‐'`y'/::::, i| ,!, |`iiイ:::::::::| 彡 三
,〃7,‐/ { ´_,-'´ ,,‐!、=,/.〃::::i i|kハ / ,ヾ、::::::|.|! 彡川川川ミ
,ッ'、_〃'f /゙-<´ r〃 〃 /イ::::,!ッ'/ ', / / |ト、:|:リ
rir' 〃,y'、久_,.rヽ/〃 川/iケir'〃/ ,-'水´ / 〃 \
f::}'ー'〃_i| /::::f|::::', .〃 r/if |||ir' f| レ' r'o | .〃-、 〃 "i
,);'ーッ゙-. レ:::::/_|::::::',_,〃=_、!!|| !i/ ||:,ri !o ∨/
>>377がいいたいのはウッソはキラのウンコ食うって事だ
スカトロプレイヤーズだからな
二人とも
・身体能力
キラ>ウッソ
・暗算、暗記等
キラ>>ウッソ
・応用力
ウッソ>>>キラ
総合的に見て引き分けってところか?
正面からぶつかりあったらキラの勝ち、
泥沼化する程ウッソ有利に。
忘れてはならんのはウッソがNTだということだ
つーかウッソって飛行機だかヘリだかから落ちても無傷だった気が・・・。
クロノクルが乗ってたMSから落っこちたんだっけ?
フリチンで宇宙遊泳したウッソは度胸あるな
ほら、ルペ・シノさんと一緒に風呂に入った中だし。
)、._人_人__,.イ.、._人_人_人
<´ 天狗じゃ、天狗の仕業じゃ! >
⌒ v'⌒ヽr -、_ ,r v'⌒ヽr ' ⌒
// // ///:: < _,ノ`' 、ヽ、_ ノ ;;;ヽ //
///// /:::: (y○')`ヽ) ( ´(y○') ;;| /
// //,|::: ( ( / ヽ) )+ ;| /
/ // |::: + ) )|~ ̄ ̄~.|( ( ;;;|// ////
/// :|:: ( (||||! i: |||! !| |) ) ;;;|// ///
////|:::: + U | |||| !! !!||| :U ;;; ;;;| ///
////|::::: | |!!||l ll|| !! !!| | ;;;;;;| ////
// / ヽ::::: | ! || | ||!!| ;;;;;;/// //
// // ゝ:::::::: : | `ー----−' |__////
AAのメインエンジンに火が入るとオーブ軍護衛艦隊とともにゆっくりとオーブをあとにしていく。
領海を出るまで護衛艦隊がエスコートしてくれることになっている。
「艦隊旗艦より入電。我これより帰投す。貴艦の健闘を祈る」
「エスコートを感謝する。と返信を。」
カズイの読み上げた電文に返信するように指示を出すとマリュ−は艦長席で居ずまいをただしぼそりと呟く。
「・・・・このまま何も起こらずに行けばいいけど。」
それがクルー全員の願いだった。
そのころパイロットロッカーへ向かうキラの様子にウッソは不信なものを感じ声をかけた。
「どうしたんですか? キラさん。」
「・・・・・オーブでアスランに会った。」
「!?」
顔もあわせずそう言うとキラは足早に立ち去っていく。
その一言でウッソにはわかった。すぐそこでザフトが待ち構えているということに。
ウッソもすぐに後を追いグレーフレームに乗り込む。敵が探知されてもいないのに、パイロットスーツでMSに向かう
2人を見てマードックは目を丸くするが、ほどなく、艦内にアラートが鳴り響いた。
(・・・やっぱり・・・アスラン!)
オノゴロ島で再会した友人の顔を思い出す。3年前より大人びた顔、大きくなった手。そのたびに胸に鋭い痛みが走る。
間近での遭遇が心を大きく掻き乱していく。別れ際に見せたアスランの顔、恐らく彼もまた自分と同じ痛みを味わって
いるのだろう。キラにとってそれが何よりも辛かった。
ストライクは全部甲板に、グレーフレームは後部甲板に出た。AAは煙幕を張り姿を隠す。
ムウとトールの乗ったスカイグラスパーは上空から4機のXナンバーとそれを乗せたMS用空中支援機グゥルを確認すると
データをストライクとグレーフレームに送る。Nジャマーと煙幕のせいで相手の位置が掴めないが、これなら相手の位置を割り出すことが出来る。
即座にストライクがアグニを撃つ。煙幕の内側から正確に狙ってくるビームは4機を掠める。慌てて散開し、見えない敵からの攻撃を回避しようとした。
すかさずストライクはジャンプし、狙い撃つ。デュエルとバスターはかわしながら応射しようとするが、一瞬のうちにグゥルが破壊された。
「バカなっ! どこから!」
煙幕の内側からグレーフレームの放ったバズーカは正確にグゥルを捉えていた。なすすべもなくデュエルとバスターは海へと落下していく。
ストライクを攻撃しようと迫るイージスにジャンプしながらマシンガンとバズーカで牽制する。その攻撃に後退するイージス。
その間にストライクは空中でエールパックに換装する。スラスターを吹かしながらブリッツに襲い掛かるが、さっきとは逆にイージスからビームの攻撃を受ける。
とっさにシールドで防ぐがそこへ接近したブリッツが右手のトリケロスを構える。そこへ、
「キラっ!」
トールのスカイグラスパーが突っ込み、放たれたミサイルがブリッツの右腕に着弾する。
その隙を逃さず、ブリッツの懐へ飛び込みビームサーベルをふるう。右腕を斬り飛ばし、グゥルから蹴り落とす。
「やったぜ!」
トールの歓声に思わず苦笑するキラ。
最後に残ったイージスがビームを撃ちながらストライクに迫る。
「アスランっ・・・!」
キラはうめきながらストライクを駆りイージスへと向かっていく。
ビームをシールドで受けそのままシールドごと体当たりをしてグゥルから落とす。すかさず、グレーフレームのバズーカがグゥルを撃墜する。
イージスは空中でMAへと変形するとストライクめがけてスキュラを放った。その射線から夢中で回避しながら、甲板へ着地する。
移動手段を失い、エネルギーも残り少ないのにそれでもまだAAに攻撃を仕掛けてくるイージスに、いやアスランにキラは怒りを憶えた。
(どうしてそのままいかせてくれない!? ぼくはきみとなんか戦いたくないのに!)
アスランに対する理不尽な怒りがキラを支配する。なおもビームを撃ち続けるイージスに甲板を蹴って向かっていった。
「キラさん! ダメです! 戻ってください!」
ウッソの必死の呼びかけも頭に血が上ったキラには届かない。
空中でソードパックに換装するとそのままイージスに斬りかかる。イージスは後退しながらライフルを向けるが
ストライクのほうが一瞬はやくライフルを斬り飛ばす。
「やめろ! アスラン! 君たちの負けだ! ・・・・どうして攻撃をしてくる! 戦いたくなんか無いのにっ!?」
「なにを今さらっ! 撃てばいいだろう!? お前もそう言ったはずだ!」
腕部にマウントされたビームサーベルをオンにしてストライクに斬りかかるがかすめることさえ出来ない。
いつの間にかひらいた技量の差に愕然とし、そしてこの状況下でキラが手加減していること悟った。それはアスランにとって耐え難い屈辱であった。
怒りに任せてストライクへと突進したその時、フェイズ・シフトがダウンした。怒りのあまり警告音に気づかなかったのだ。
(―――――負けた。)
アスランは呆然とモニター越しに振り下ろされる刃を見つめていた。・・・が
「アスラン下がって!」
突然聞こえる二コルの声。2機の間に割り込むように現れたのはブリッツだった。ミラージュコロイドを展開し接近していたのだ。
左腕のグレイプ二―ルを向けストライクに襲い掛かる。だがそれを撃つにはあまりにも近すぎて、突然だった。キラにとっても・・・
シュベルトゲーベルが弧を描き、ブリッツを切り裂いていく。それは反射的で無慈悲な動きだった。
「―――――アスラン・・・にげ・・・」
爆発する直前に聞こえた二コルのノイズ交じりの声。そして最後の声。
「ニコル――――――っ!! うわぁぁぁぁ―――――!」
「―――――二コル!!」
「馬鹿なァッ・・・・!」
四散したブリッツの破片を見つめながらアスランは絶叫した。イザ―クやディアッカの声も重なる。
(なぜだっ! あの刃をうけるのは俺のはずだったのにっ!)
キラもまた呆然としていた。アスランの悲痛な叫びが耳の奥でこだまする。アスランの友人を殺してしまったという現実が体を凍りつかせた。
突如撃ち込まれたビームを反射的にかわす。いつのまにかデュエルとバスターがこちらへと向かってくる。
「キラさんっ!! AAに戻ってください! これ以上は・・・」
上空から突っ込んできたグレーフレームがデュエルに斬りかかる。ライフルを両断し、廻し蹴りを放って吹き飛ばす。
同時にバスターにマシンガンを撃ちこみながら後退する。
キラははっとなり、真上に来ていたAAに向かってジャンプし、グレーフレームもそれに続く。
2機が着艦するとAAは加速し、眼下の島々がみるみる遠ざかっていく。
コクピットでキラは震えていた。後悔と恐怖で。
そして確信した。アスランは自分を決して許さないということを・・・・
フレイはキラので部屋膝を抱え丸くなっていた。
フレイは孤独だった。キラと一緒にいればいるほど周囲から孤立していく。皮肉なことにキラからも・・・
オノゴロ島でキラと言い合いというよりフレイが罵声を浴びせたのだが・・それ以来、口を聞いていない。
(――――間違った・・・間違ったよね・・・・ぼくたち・・・)
その時のキラの切なげな声が胸に突き刺さる。間違ってない、間違ってなんか無い! 父を殺したのはキラと同じコーディネーター
なんだから・・いつもいつも悲しそうで、泣きそうで、戦うたびに暗く沈んでいく。そんなキラを可哀想だなんて思ってない!
(・・・じゃあどうして、そんな辛そうな顔するんですか?)
不意にウッソの声が蘇る。デスクに上の鏡に映った自分の顔・・・確かに酷い顔をしている。
ウッソのような子供にそんなこと言われる程自分は荒んでいた、その事実がフレイを打ちのめした。
敵の接近を告げるアラートが艦内の静寂を打ち破った。バスターの放った一撃が船体をかすめ、衝撃が襲う。それが戦闘開始の合図となった。
ムウはスカイグラスパーで飛び出して行った。ストライクもすぐに発進準備をしている時、ウッソから通信が入った。
「キラさん・・・・アスランさんになら撃ち落されてもしょうがないって、思っていませんか?」
「―――――――!?」
「・・・・・サイさん、トールさん、ミリアリアさん、マリューさん、ナタルさん、ムウさん、他にもたくさん、そして
フレイさんや僕もキラさんの帰りを待っているんです。だから・・・無事に帰ってきてください。」
「・・・・ありがとう。ウッソ。」
ウッソはキラの気配が気になっていた。モニター越しの会話でもどこか他人事のようにみえる。
あと少しでザフトを振り切れる、という強い意識が感じられないのだ。
(大丈夫かな?・・・どこか投げやりな感じがする。)
漠然とした不安を抱えながらも、ウッソはグレーフレームを発進させた。
ストライクはエール装備で出撃すると前回と同じ前部甲板に降り立ち、向かってくるイージスにライフルを向ける。
(・・・アスランっ!)
イージスはビームをかわしながら接近するとストライクめがけてライフルを放つ。咄嗟にシールドで受け甲板を蹴る。
そこへ待ち構えていたようにデュエルがビームサーベルで斬りかかってくる。ぎりぎりでかわすが、さらに間合いを詰めた
2撃目が襲う。だが、グレーフレームのバズーカがデュエルに命中し今度はデュエルが体勢を崩す。
すかさずスラスターを吹かし、距離を取ると2機に向かってライフルを撃つ。しかしイージスもデュエルもひらりとかわし、
反撃しながら迫ってくる。そこに並々ならぬ気迫を感じ、キラは顔を歪めた。
充分に距離を置き、ミサイルを撃ち落しながら確実にAAに砲撃を当てていくバスター。
高度を取り、スカイグラスパーを牽制しながらグレーフレームを狙い撃ち、付け入る隙を与えないデュエル。
そして、ストライクの動きを完全に封じるイージス。
イージス、デュエル、バスターは巧みな連携を見せながらAAを追い詰めていく。
あちこちが被弾し船体を覆う黒煙が、ダメージの深刻さを物語っていた。
グレーフレームはジャンプしながらデュエルにバズーカを放つが、かわされてしまい逆にビームの火線にさらされる。
それをかわしながらデュエルに斬りかかるが、グゥルを操り頭上高く舞い上がるとさらに攻撃してくる。
グレーフレームの推力ではこれ以上高く上がることが出来ない。甲板に着地しながらウッソはうめいた。
「くっ! あの上にでないと! どうすれば・・・・」
ストライクは空中でイージスと応射していると、横からデュエルが突っ込んできた。イーゲルシュテルンを撃ちながら、サーベルを
振るう。だが、デュエルはグゥルから飛び出すとストライクを蹴りつける。
「―――――っ!」
吹き飛ばされながらもスラスターを吹かして体勢を立て直す。デュエルとストライクが交戦している一瞬の隙をついて、イージスが
AAの真上から攻撃を仕掛ける。グゥルを蹴り、空中でMAに変形するとすかさずスキュラを放った。
必死に回避行動をとるが、ビームは左舷バリアントを貫き周辺をえぐった。激しい爆発とともに大きく傾き、急速に高度を落としていった。
揺れる艦からトールの乗ったスカイグラスパーが発進していく。
ウッソは再び機体をジャンプさせるが、デュエルはこちらの届かない高度にあがってしまう。
その時ムウのスカイグラスパーをモニターに捉えた。考えるよりも先に体が反応する。
「ムウさんっ!! 背中借りますっ!!」
一方的に言い放つとスカイグラスパーを踏み台にしてさらに高く跳ね上がる。
スカイグラスパーはきりもみしながら落ちていった。
「ぬおぉぉぉっ! 前もって言え――――っ! あの馬鹿――――っ!!」
きりもみ状態の機体を操縦桿を操り立て直していく腕前は流石と言うほか無い。
「この―――――っ!!」
「バカなっ!!」
グレーフレームの頭上からの攻撃に慌ててライフルを向けるがビームサーベルの一撃で斬り飛ばされる。2撃目をかわそうとグゥルを蹴る。
だが、かわしきれずに右足を切断され、デュエルはバランスを崩し海へと落下していく。
揺れる甲板を蹴りイージスに向かっていくストライク。するとイージスはグゥルをストライクめがけて蹴り出す。
モニター一杯に広がったそれを咄嗟にかわすが、シールドを掲げて突っ込んできたイージスに激突される。
「くうっ!」
衝撃にうめきながらも体勢を立て直そうとするとイージスのビームの攻撃にさらされる。応射しようと構えたライフルにビームが直撃する。
間一髪でライフルを捨てシールドで爆発から身を守る。だが、その爆風のせいでさらにバランスを崩し、AAへの着艦コースから逸れ、
付近の島の一つに叩き落される。落下の衝撃で倒れたままのストライクに向かってイージスが迫る。
目にも止まらぬ速さで振り下ろされるビームサーベルをかろうじてシールドで受けた。
ビームサーベルとシールドが干渉し、陽炎のように景色を揺らめかせる。キラにはそれがアスランの気迫のように思えた。
AAの艦橋は切迫した状況にあった。
「プラズマタンブラー損傷! レビテーター、ダウン!」
「揚力維持出来ません!」
「姿勢制御を優先して!」
「姿勢制御不能!」
「くっ! 着底する! 総員衝撃に備えよ!」
――――せかっくここまで来たのに!―――――
マリュ―は歯噛みしながらアームレストを握り締めた。
大きく傾きながらのどかな島の白浜に突っ込んでいく。凄まじい衝撃がクルー達を襲う。
浜をえぐり、木々をなぎ倒しながらAAは、島に乗り上げるような格好で止まった。
「正面にバスターっ!!」
艦橋は凍り付いた。バスターは超高インパルスライフルをこちらに向けていたのだ。動かない獲物に向かってバスターが引き金を引く・・・
―――やられる・・・・! そう思った瞬間、
「そんなもので――――ッ!」
射線上にグレーフレームが飛び込んでくる。真っ直ぐ向かってくるビームをビームサーベルで切り裂く。
真っ二つに割れるビームだが、あまりの負荷にサ―ベルが耐え切れなかった。柄ごと右腕が爆発する。
幾分威力が削がれていたが、ビームはグレーフレームに直撃し上半身が吹っ飛ぶ。
一瞬、空中で静止し、すぐにぐらりと機体を傾け地面に落下していく。
轟音と共に爆散するグレーフレーム、その光景にクル―は息を呑み、マリューは思わず叫んだ。
「ウッソ君――――ッ!!」
「――――やらせるかァァッ!」
雄たけびと共にムウがバスターに向かっていく。
二撃目を撃とうしているバスターにムウのスカイグラスパーが攻撃を仕掛け、バスターもまた銃口を向ける。
2機は空中で撃ち合いすれ違う。次の瞬間バスターの右腕は吹っ飛び、スカイグラスパーも左翼から火を噴いた。
スカイグラスパーは機体を左右に振りながらも砂浜に着地し、バスターはAAの前方に落下する。
動力系をやられたらしく、起き上がりかけたところで動きが止まってしまった。
すかさずナタルの号令が飛ぶ。
「ゴットフリート照準ッ!!」
だが、コクピットのハッチが開き、中から赤いパイロットスーツを着た人物が出で来た。
その人物はしぶしぶといった様子で、両手を挙げた。
「投降する気か!?」
マリュ―とナタルは困惑した表情で見つめあった。
ストライクとイージスはなおも戦闘を続けていた。ビームサーベルで斬り合い、お互いぶつかってはまた打ちかかる。
イージスはジャンプし空中でMAに変形するとストライクめがけてスキュラを放つ。かろうじてかわしはしたものの
大きく体勢を崩してしまう。その隙を逃さずイージスは斬りかかる。
コクピットでアスランは叫んでいた。
「キラァァァッ!! お前が二コルを・・・二コルを殺したァァァッ!!」
イージスが突っ込んでくるのをキラは魅入られたように見つめていた。ウッソの言ったことは半ば真実であった。
死ぬわけにはいかないだが、自分にアスランを殺せるはずがない。ならば、この戦いの結末はわかりきっているのではないか。
自分に向かって振り下ろされる、ビームサーベルを呆然と見つめていたその時、
「キラぁっ!」
トールの乗ったスカイグラスパーがミサイルを発射しながら突っ込んでくる。イージスはジャンプしてミサイルをかわすと
殺気だってスカイグラスパーに狙いを定める。キラは声の限り叫んだ。
「ダメだ! くるなぁぁ!」
イージスは左手のシールドを無造作に投げつけた。それは回転しながら真っ直ぐ飛びスカイグラスパーのコクピットに突き刺さった。
キラの目は全てを捉えていた。粉砕されたコクピットからトールのヘルメットが鮮血と共に弾け飛ぶのを・・・
「トールっ――――――!! あああ・・・あああぁぁぁっ! アスラァァァァンっ――――!!」」
キラは絶叫しながらイージスに向かって突進する。イージスもまたストライクのほうへ向き直るとサーベルを煌かせる。
お互いの光刃をかわしながら激しく斬りあう。イージスに体当たりをくらわせると、すかさず左腕を斬りおとす。
「よくもっ! トールをっ! トールを―――――っ!!」
イージスは左腕を斬り飛ばされたちまち防戦一方になる。さっきまでと違いまるで人が変わったかのような動きにアスランは悟る。
今までキラは本気になってはいなかったのだ。その事実が彼のエースとしてのプライドを激しく傷つけた。
負けるわけにはいかない、ニコルのためにも、その思いがアスランを突き動かす。ノイズまじりのニコルの最後の声が蘇る。
アスランの体の奥で何かが弾ける音がした。とたんに、視界がクリヤーになる。相手の動きが全て知覚できMSと一体となった感覚になる。
残った3本のクローからビームサーベルを出力しながらストライクに襲い掛かる。左腕を切り裂き、シールドごと地面に転がる。
「うぉぉぉぉぉぉぉっ!!」
「ぁあああああああっ!!」
二人は叫び声を上げながら激突する、まるで二匹の巨大な鋼の獣ように。
イージスの首が飛び、ストライクのコクピットハッチがえぐられる。
それでも二人は猛り狂ったかのように壮絶な激突と斬りあいを繰り返した。
そして一瞬の隙を突きMAに変形したイージスのクローがストライクの体を掴んだ。
「―――――殺った!」
アスランは背筋を震わせるような勝利感を感じながらスキュラのトリガーを引く。が―――
その瞬間フェイズシフトが落ちたのだ。何が起こったのか理解できず呆然とするアスラン。
だが、すぐにある装置を作動させる。それはイージスの自爆装置、彼に残された最後の武器―――。
ぞっとするほど冷たい目で素早くテンキーを押すと、ハッチを開き脱出する。
アスランには爆発するまでの10秒が異様に長く感じられた。
凄まじい爆音と閃光が周囲を振るわせる。それはAAの艦橋にまで届いた。クルー達は顔を見合わせる。
ミリアリアは呆然としながら目の前のモニターを見詰めていた。
ウッソ、トール、キラ順で通信回線が‘SIGNAL LOST’になったのだ。
「なにかの・・・まちがい・・よね・・?」
ミリアリアはそっとモニターをなぞる。・・・・震える指先で――――――。
モップ男さん乙age
乙
お待たせしました。後編UPします。
予想より長くなってしまいました。
次回はフリ-ダム登場までです。
よろしければ
見 て 下 さ い !
それにしてもスーパーフリーダムがいつの間にかストライクフリーダム。
いったいとうなっているんだか・・・・
乙です。ウッソ節炸裂の戦闘シーン、最高です。
…でもっていよいよですか?楽しみにしてます。
>「ぬおぉぉぉっ! 前もって言え――――っ! あの馬鹿――――っ!!」
笑う所じゃないかもしれませんが、爆笑してしまいました。
まったり続きを待ってます。
乙ー
でも、V2マダー?
ウッソもロストしたとなるといよいよ新機体かな?
うん、面白いです。でもマルキオワープを原作よりも
納得できる形にしてもらえればな・・・と。
特にウッソはいよいよV2乗換え?ですし。
ムウ踏み台(・∀・)イイ!!
俺を踏み台にしたぁっ!?
是非ウッソハロもオマケでおながいします!!
踏み台のシーン、大好評ですね。
ウッソもムウも、本当に「らしい」セリフと行動で、全然違和感なかったと
思いますよ。
ただ、原作はここからの展開がアレなので、ウッソ介入により
物語がどう変わってくるのか、気になるところです。
のんびりペースで構いませんので、これからも頑張ってくださいね。
極々個人的希望展開。
ウッソは爆発のショックでU.C.に帰還。
しかしAAの事を案じて今度は自らの意思で
V2を駆りまた帰れる保証もないのにC.E.へ。
こんな感じだと燃える。
U.C.を発つ時に激しい葛藤があったりするとよりGOOD。
まあモップ男さんの頭の中ではこの先のストーリーは
とっくに決まってるんでしょうが・・・
>>413 なんか、のび太の魔界大冒険を思い出したんですがw
もしもボックスで現実の世界に戻せるのに、パラレルワールドに
取り残される(?)仲間達を放っておけず、再び魔界へ向かう
ドラえもん、のび太、ドラミ……。
微妙に違うけど、方向性は似ているような?
すいません! すいません! すいません!
本当にすいません! V2登場はまだ先です。
楽しみにしていた方、申し訳ありません。
それとウッソはAAに収容されます。
>>415 いえいえ
楽しみにしてますよ!
真打は最後に登場とか勝手に妄想してます!
大日本帝國海軍も参戦させようぜ。
やばい。こんな時間に読みふけってしまったw
新シャア板にこんな良スレがあったとは知らなかった
ジパングかよ
421 :
ryouw:2005/05/18(水) 15:24:24 ID:L0dEl7bH
すごい面白かったです!
続きまってま〜すw
wをつけると煽ってるように見えるぞ
年上キラーレベル
ウッソ>>>>(越えられない壁)>>>キラ
といってみるテスト。
キラは別にモテるってほどの表現は
原作中には無いからなあ。
>424
行間を読め!!!
どうせならジュドー型のモテ方がいいな。
ウッソの場合はお姉さんが死ぬからなぁ
さすが年上キラー
読んで字のごとくだな
ウッソ介入でフレイ生存しとほしい
生き残るけど視覚と記憶を失ってキラに道を訊ねるわけだな?
キラは他人のモノじゃないと萌えないんだろう
433 :
通常の名無しさんの3倍:2005/05/22(日) 01:35:56 ID:WhwN+QtQ
隣の芝はなんとやら
ってやつか
芝が無いということは・・・
ホモだな!
>>431 常に相手側からアプローチしてるけどね。
少なくともフレイやラクスには自分からは何も出来なかったヘタレなのに
女タラシという誤認識がまかり通ってる。
叩きは結構だが捏造はイクナイ。
自分からは何もしなくても誘われたらすぐついてくのはどうかと思う
キラはチャパツだからDQN
438 :
通常の名無しさんの3倍:2005/05/22(日) 23:04:38 ID:1HcxJ36I
馬鹿and一部茶髪
ピンクだの青だの金だの銀だのと比べればマシな部類かと
>>436 じゃあ君は誘われてもきっぱりと断れるんだな?それがたとえどんなに美人でも。
非処女なら断る。簡単だな。
>>440 ダチの彼女から誘われてホイホイついてくほど人間腐ってません。
>>442 工工工工工工工工工工工工工工工工工工工工工工工工工工工工工工工工工工工工
工工工工工工工工工工工工工工工工工工工工工工工工工工工工工工工工工工工工
処女となんてヤリたくない…気持ちいくないし、やりづらいだろうし。
非処女 = クズ
デカチチ = ゴミ
チャパツ = カス
短スカート = アホ
447 :
通常の名無しさんの3倍:2005/05/23(月) 16:35:17 ID:A4Gw1Rjs
ここは董卓の多いインターネッツですね
>>443 心配すんな、お前には友達いないじゃないか
>>449 友達はいないがホモ達はいるかもしれないじゃないか
>>449 願望を事実のように語るのはよくないな。
気持ちは理解できんこともないが。
>>436 別に吉良の人間性は擁護しとらんぞ?
自発的な女たらしでは無いと言ってるだけで下半身に節操も道徳も無いのは
事実w
>>452 女関係でトラブるのはむしろそういう香具師だな。
なんかスレ違いっぽい
他行ってやったほうが良い
>>452 おまえら童貞にもほどがあるぞ
たった二人で節操も無いですか、つーかキラはラクスと2年続いてんだから立派
なんかでウッソVSフロスト兄弟ってゆうのを見たことがあるけど
>>457 PS2のSDガンダムGジェネ・ネオの最終面のうち、
ザンスカールがラスボスになるパターン。
>>456 今年で50になるのに未だに童貞な俺が来ましたよ。
しかし童貞にも程があるって何だよw
日本語おかしくねーか?
俺もここ2年くらい童貞です
>>459 Lv1 童貞
Lv2 オナフォ
Lv3 人形
Lv4 おかずを自給自足
Lv5 VIPPER
>>456 論点がわかって無いバカ発見
フレイとラクスが赤の他人なら何も問題ない
揃って親友の婚約者だろうが、人数の問題じゃねえよw
>>462 フレイもラクスも婚約者ではあったが恋人では無かった、問題無い
>>460 それは童貞とは言わないと真面目に突っ込んでみる。
465 :
通常の名無しさんの3倍:2005/05/24(火) 12:12:44 ID:T/X6TCoV
童貞って先に言った奴が童貞なんだぞ!
シャアとデュランダル議長が出会ったら。
シャアとクワトロが出会ったら。
ドチドチ!
Φ Φ Φ Φ Φ Φ||Φ Φ Φ
ヨヨイノ ヨイ! || ._∧_∧_∧_∧_∧_∧_∧_∧_
∧_∧. ___ ドンドン! | |
W\(# ・∀・)/Wヽ ヽ < >
ドドンガ 冫祭 ⌒ノ Σ |::::::::| |_ _ _ _ _ _ _ _ _ _|
ドン!(__.八 _._ノ._ノ カタカッタ .∨ ∨ ∨ ∨ ∨ ∨ ∨ ∨ ∨
)_)_) 凵凵 凵
ドチドチ!
Φ Φ Φ Φ Φ Φ||Φ Φ Φ
ヨヨイノ ヨイ! || ._∧_∧_∧_∧_∧_∧_∧_∧_
∧_∧. ___ ドンドン! | |
W\(# ・∀・)/Wヽ ヽ < 俺は童貞!そして包茎! >
ドドンガ 冫祭 ⌒ノ Σ |::::::::| |_ _ _ _ _ _ _ _ _ _|
ドン!(__.八 _._ノ._ノ カタカッタ .∨ ∨ ∨ ∨ ∨ ∨ ∨ ∨ ∨
)_)_) 凵凵 凵
ワロス
>シャアとクワトロが出会ったら。
シャアはオリジンで、クワトロも確か何かの媒体で正体がキャスバル・レム・ダイクン
でない「本物」がいたことになってたな
両設定使えば体面は可能。
クワトロ・バジーナは戦死した連邦軍人で、戦後のドサクサで
シャアがその人になり代わったんじゃなかったっけ?
キャスパル・エドワウ・シャアの次の4番目の名前だからクワトロなんだろ
その本物のクワトロバジーナが出てくるストーリーがあったんだよ
掲載誌をど忘れしたけど
>>472 それはネーミングの由来であって、作中じゃそういう意味で
つけた名前ではない。
>>474 いや、シャアがクワトロと名乗った由来だろ?作中のな
間違いなく、本物のクワトロバジーナのほうが後付け設定だぞ、公式かも怪しい
両立させるなら、数多くの連邦の行方不明者の中で”クワトロ”を選んだのは4とクワトロが符合したからだ、だ
どっちにしても作中だな、お前が間違いだ死ね
>>475 クワトロが連邦軍人の名前なのは小説一巻で明記されてるが
四番目って意味でつけたのはどこで言及されてるんだ?
少なくとも設定資料の類でしか見たこと無いぞ。
>>四番目って意味でつけたのはどこで言及されてるんだ?
バカ?言及も何も”クワトロ”と名乗った時点でそういう意味だとわかるだろう、4って名乗ってんだぜ?
4番目だからクワトロって名乗ってたんだよあっはっはなんてシーンがあってたまるか
>>477 シャア自身が「4番目」を意識してクワトロを名乗った証明にはなってないぞ。
一番なりすましやすかったのが「クワトロ・バジーナ」という人物だった(年齢や階級など)でも説明はつく。
>4番目だからクワトロって名乗ってたんだよあっはっは
そこまで明言しなくてもいいが、マジでそういうシーンでもなければ断定はできんだろ。
少なくともスレ違いであることは断定できる。落ち着け
クワトロ・ラバーバウィナー
スレ違いであることを承知でゲサロ板からコピペ
778 名前: ゲーム好き名無しさん [sage] 投稿日: 2005/05/17(火) 10:22:41 ID:???
のび太「タイムマシンであの人を…」
ドラえもん「クワトロ大尉!」
クワトロ「おい、アクシズを地球に落とすだと?ハマーン以上の愚行を犯そうとしている事に気付かないのか」
シャア「君の抱いていた希望は過ちだったよ。何も変わらなかったのだ。
人類が地球に居る限りは何も変わらんことに気付いたのだ」
クワトロ「何を以ってそう断じるのだ。地球至上主義の衰退を受けて、
連邦は僅かながらも緩やかな変革を許している。それが目に映ってはいないのだと?」
シャア「今の私はただ時の針を一刻も早く進めたいだけだ。無きに等しいような鈍い改革で地球は」
クワトロ「核で地球汚染を図った貴様に、地球自然への贖罪など語る資格すら無い。
地球環境など、スペースノイド解放のための方便に過ぎないのだろう?
そうやって唐突に地球を失った人類、突然残されたスペースノイド同士が新たな血を見ない保証が何処にある。
かつてのジオン公国の他コロニー虐殺を忘れたか」
シャア「最早これは私の一存ではないよ!連邦体制がこの事態を、
スペースノイド達の意思がこの日を招いたのだ。私はその意思を今こうして地球に向けるだけ、後戻りなどできん」
クワトロ「認めたくないものだな、自分自身の、老いていく故の過ちというものを…
私の百式が貴様のサザビーを止める、アクシズは地球に撃たせはせん。
これから始まる戦いが私に未来の死を与えるのか、別の扉を開かせるのかはただ刻に委ねよう」
>>479 もう320くらいからずっとスレ違いだよ、最初は天○の輪とかが荒らしてるのかとも思ったが
単純にどっかのスレが上げるなって宣言したから、厨が全部こっちに流れこんで来て雑談してんだろ
モップ氏が何も言わないからって調子のっとる、ホントにファンなら自粛しろあほ
483 :
通常の名無しさんの3倍:2005/05/25(水) 12:15:03 ID:Uv0amkJ7
この板自体が厨板なんだから流入もクソもないだろう
カタカッタ
Φ Φ Φ Φ Φ Φ||Φ Φ Φ
カタカッタ || ._________________
∧_∧. ___ カタカッタ | |
W\( ´・ω・)/Wヽ ヽ < もちつけよ・・・ |
カタカッ 冫祭 ⌒ノ Σ |::::::::| |_________________|
タ (__.八 _._ノ._ノ カタカッタ
)_)_) 凵凵 凵
くわえろ
舐めろ
ウッソってシャアの孫なの?
俗説じゃなかったっけ
途中で送っちまった
ナナイ・ミゲル―子だか孫だか→母→嘘
なんて噂が有りましたな
ウッソの母さんが
ミューラ・ミゲルなんです
それ、没ネタやろ
>>492は公式設定
でも苗字が同じだから血が繋がってるとは限らないわけで
ミューラとナナイ、スペルが違うし
御大が適当につけたのを勝手にマニアが深読みしただけ。
俺は血のつながりあると思うけどなあ。
逆シャアの時点でナナイの腹にシャアの子供がいたとか。
その後、シャアガキが母方の苗字を名乗って生まれた子供がウッソとか。
あの変態っぷりもシャアそっく(略)
きれいなお姉さんに弱いからな嘘は
遅い!
499 :
通常の名無しさんの3倍:2005/05/27(金) 23:48:14 ID:rp3QzD4G
モップ男、ガンバ☆
>>496 公式に否定されてるけどね>血のつながり
ついでに言うと逆シャア時点での妊娠はまず無いと思う
シャアがナナイに子どもができても良いと思えるほどの関係だったら
クェスはさっさとシャアを諦めてる(ベルチル参照)
ただナナイはシャアの愛人でNT研究所所長だからシャアの遺伝子を
採取・保存できる立場にいるわけで、ほとぼりが冷めた頃にこっそり
子どもを作る可能性は十分にある
全然関係無いんだがアクシズで行方不明になったシャアがCE世界に飛ばされて
フラガ家の先祖になってたら面白いかも
>>500 フラガの先祖はゼク・・・ゲフンッ、ゲフンッ!!
それはともかく、アフランシ・シャアという人物を知っているかね?
ゾーリンソールなんて知りません
>>500 シャアがわざわざ避妊してたのか?あの男は、普通に何も考えずにやる男だよ
カムリ家は無視ですかw
サバトやベルイマン博士の子孫と言うことも
ていうかシャアって童帝だろ?
シャルル・アズナブルって歌手を知ってる?
>>508 ハァハァ…イザベル…イザベル…イザベル…ハァハァ…イザベルッ
ハァハァ…イザベルッ、イザベルモナムール…ハァハァ
(;´Д`)ハァハァ
かにタクで一時期盛り上がってたなw
512 :
鈍速なシャア:2005/05/29(日) 23:16:17 ID:Gnaydt0K
モップ男頑張ってくれ!!
513 :
通常の名無しさんの3倍:2005/05/31(火) 23:04:50 ID:4C+j/xLi
アゲアゲアゲアゲアゲアゲアゲアゲアゲアゲアゲアゲアゲアゲアゲアゲアゲアゲアゲェ〜
V2は富野ガンダムだから、カメラをやられても致命傷にはならない。
手足を壊してもさっさと交換してしまう。
よってキラは絶対にウッソを倒す事は出来ない。
そうこうしている内に光の翼に捉えられてフリーダム撃墜。
そもそも性能が違いすぎて自由でも話にならない
炉芯交換の必要のない核分裂炉を持つ自由。
壊されると反応停止せず爆発する核融合炉を持つV2。
文芸設定どうなっとんじゃ対決。
てか、UC年代では最強だろ、V2(AB)は。
たとえ相手がデストロイでもよゆーで勝つっしょ。
まぁMSが登場して数年の世界のMSと80年くらい経ってる世界のMS
比べるのが酷ってもんだろ。そもそもVでザコ扱いのジェムズガンとかジャベリンも
単純な性能ならF91に近いくらいだし・・・
ザクの核融合炉は出力不足でビーム兵器を稼動できないのに自由は分裂炉のくせにバカみたい
にビーム使えるから。
単純に融合炉>分裂炉とは言い切れんな。
あるいはCEのビーム兵器が低出力でも稼動できると解釈すべきか。
言うまでもないが↑のザクはザフトのパチモンじゃなくて
MS−05、06ね。
V2本体11,5t A12,3t B13,8t 全備15,9t A19,1t B19,9t
V1本体7,6t 全備17,7t 自由本体71,5t 全備不明
勝ち目がないな
F1マシーン 対 RV
だな。
種世界のビームはメガ粒子砲じゃないだろうから
比べにくいよな。
のぞみとママチャリ比べるようなもんだろ、
TINコッドとキラーダムの比較。
V2とは機体性能の次元が違うから比べられんな。
おもいっきりキラーダム贔屓したって、
スペースシャトルVSダニ
こん位でしょ。
V2の出力ってZZとかスペリオルと同じくらいなんだよな。
勿論、これらが通常のMSでは三強だが。
>>517 UCじゃないがUCと同じ時間軸なら∀とターンXが最強。ま、UC最強がV2てのには異論はないが。
和田は自由の数倍の戦闘力という設定だがV2とならどっちが強いかな。
GジェネシリーズだとV2が弱めだよね。
たいてい、最強グループは、
・その時期の新作の主役MS
・Zガンダム with カミーユ
・ゴッドガンダム
・∀
・νガンダム
だね。
GジェネでV2使うならNEOからだな
あれのABは究極的だった
最新鋭MSをカトンボの様に墜とすΖタンは激しく萌えるが、
あれはΖと言うよりはカミーユの能力だからな・・・
V2より強い(かもしれない)機体がUCにはまだありますよ!
その名はGセイバー!
セイバーとGセイバー、鋼の救世主は果たしてどちらか!?
どうせスパロボではコーディネーター優遇されてんだろ
寺田死ね
本社のお偉いさんに仕事中2chをやっているのがバレタ件について。
やっべー、どーしよー・・・・
お、怒られる・・・・・orz
と、とりあえずがんばって書いてます。
待っていてください・・・・ハァ
それはキツイな・・・頑張ってくれ
>>モップ男様
まぁ、仕事中は確かにヤバイですな。
コッチのほうはしばらく気にせずに、何とかガンガって生き延びてくだされ
うはw
栗鼠虎大将だなw
536 :
鈍速なシャア:2005/06/01(水) 23:19:05 ID:LdWe08ID
モップ男さん、2chも大切だけど、仕事がなくなってしまってはどーしようもないですからf^_^;こっちはゆっくり気長にまってるから、あまり急がずにいい作品書き上げてください(´ー`)
>>530 設定上のスペックだとνあたりとタメ程度だったと思う。
モップ男社会人かよwww
俺と同じリア厨だと思ってた。
うはwwwwwwwやばすwwwwwwww
ガイア・ギアがスルーされている件について。
>>542 えーと・・・それってなんてザブングル?
やっと書き込めた。
ご心配おかけしました。前回の件とりあえず何も言われませんでした。
良かった。でも人事考課がマイナスになっているかも・・・・
ちなみにウッソとキラは職場のパソコンで書いてます。
家よりも職場のほうがはかどるので・・・
続きをがんばって書いてますので待っていてください。
>>職場のほうがはかどる
うわ、こんなとこに俺がいるよ(´Д⊂
ものっすごい親近感吹いた
でもわかるな、それ。 がんがれー!
仕事しろよオマエラ!
…と、無職の漏れが言ってみる
ねえ…マリューさん…どうして…ガノタは
厨化するんでしょうね?
ガノタが…板を荒らして隔離されて…新板ができて
その新板がまた荒れて
本当に…そんなことで…
平和を手にできるんですか?
新しいガンダムを見ることなんて…
わかりません…いえ…たぶん
無理…なのでしょう…ね
いった先で人がふえて…スレをふやして
スレッドがふえると…立場の違いが出て
意見がいき違って…
また煽りをはじめて…
くり返して…いやけがさして
そこから逃げる人がでて…
そんなことをしながらガノタは…
きっと少しずつ少しずつ
ネットに広がっていって…
いつか自分達が2chという板で生まれたことも
忘れてしまって…
やがて板と板の間をすばやく飛べるようになったら
違う板の住人として出会って…
煽り合いをして…
少しずつ少しずつその間も
厨化して…
泣いてるのですか?
かなしいのですか?ウッソ
いいえ…ただ…
おっぱいが…大きくて…
ただ…あんまり大きくて…
クェス!こんな厨板から早く出るんだ
出たらすぐにそんなイライラ吹き飛ぶから
スレ無駄に消費するから保守以外のくだらん
書き込みは自粛しろよ。一日一回書き込みが
あれば十分だろ。
保守
+
lヽ ,,
γ'/二ヽ l 」 ' ', '⌒⌒ヽ
i ソノノ )))‖ 〈 _l」ハ_l」)
| リ。゚∀゚ノつ (; ・▽・)
' ', ノノ つ_Yノ (_ ゙つノ )つ
', んソ(⌒)ゝ |_(⌒)
' ・ し´ し´
あたしンち見てるかい?
一日一保守
うはwwww駄目じゃんwwwwwww
おーい、マジで誰かキラハマーンスレ立ててくれよ・・・
>>556 きっと作者がそのうち立てるから安心しなされ
558 :
通常の名無しさんの3倍:2005/06/08(水) 02:22:52 ID:an1AYZeT
月に一度のこのスレ更新が
嫌いな月曜の朝の唯一の心の慰めなのによお〜〜
559 :
通常の名無しさんの3倍:2005/06/08(水) 21:09:50 ID:rLZq5HDf
最近じゃむしろ、土曜の夕方が憂鬱になってきたがなw
ってことで保守。
保守〜
さすがに待たせすぎかと思う
社会人なら仕方ないんじゃないのか
モップ男は幸せ者だな
こんなに読者を抱えちまって(*´д`*)