ガンダムの男で、女だったらいいなと思うキャラは2?
693 :
通常の名無しさんの3倍:02/12/17 22:22 ID:+kfXha3U
age
Z-E氏にWキャラの他の女性化SSも書いて( ゚д゚)ホスィ
と言う訳で降臨キボンヌ
危険なのでage
ほしゅ
698 :
通常の名無しさんの3倍:02/12/20 14:24 ID:fMVnvqmn
>ALL
違うよ…
男だからいいんじゃないか…
>>695 描こうかとは思ってたんだけど、どこがいい?参考までに意見キボンヌ。
700ちんこ
701 :
通常の名無しさんの3倍:02/12/21 23:48 ID:UuGnff7X
ほしゅあげ
702 :
プロト ◆xjbrDCzRNw :02/12/23 00:15 ID:GRnUdoJ0
女カミーユって、こんな感じ?
「見てみなよ、カミーユ!アレキサンドリアタイプだよ!」
幼なじみの少年ファン・ユイリィが、目をキラキラさせながら入港する軍艦を見つめる。
すましていれば、結構イケメンなのに・・ガムをクチャクチャと噛みながら、カミーユ・グローディアは呟いた。
「ファン、あんた、あの艦がティターンズのだって、知ってんでしょ」
「それはそれ、これはこれ。ティターンズは嫌いでも、艦やMSに罪があるわけじゃないし」
「あきれた・・」
カミーユはプゥッとガムを膨らませた。
スペースノイドで、ティターンズに好意を持っているものはいない。
その悪評はファンのようなノンポリ軍オタ少年にも知れ渡っていたし、それに対する敵意は、カミーユのような不良少女にも浸透していた。
パチンと音を立てて割れたガムが顔にへばりついて、カミーユは顔をしかめながら、また退屈そうにガムをかみ始めた。
派手に染め上げた髪と、男を挑発する、大きく開いた胸元から覗く「見せブラ」と、無重力のコロニー港では、あまりにも無防備な超ミニと「見せパン」。
仕事と浮気に忙しい両親のせいで、外見だけはすっかり崩れまくったカミーユが、それでもグリーンノアの不良達とは一線を画して、まだバージンでいられるのは、彼女に気があるおせっかいな優等生、ファン・ユイリィのおかげだった。
軍オタのくせに格闘技マニアのファンにつきあわされているせいで、カミーユは見た目によらず、空手の黒帯だけでなく、作業用プチMSの操縦法まで身につけていた。
703 :
プロト ◆xjbrDCzRNw :02/12/23 00:16 ID:GRnUdoJ0
そんなカミーユとファンの横を、黒い制服に身を包んだティターンズの士官達が談笑しながら流れていく。
「へぇ・・ティターンズにも、そこそこのイケメンがいるんだ」
カミーユは呟いた。その金髪で長身の「そこそこのイケメン」ジェリド=メサが、派手な風体のカミーユの方を一瞥して呟いた。
「スペースノイドの女ってのは、ガキでも、立派なアバズレなんだな」
膨らませていたガムがパチンと割れると同時に、カミーユの中でも、何かがはじけた。
体をフワリと浮かせると、ファンの背を蹴り、その反動でジェリドに迫り、胸倉を掴む。
「誰がアバズレだって!ふざけんじゃないよ!」
あまりのことに、周囲の士官達もあっけにとられた。
ただ一人、額の禿上がった士官、カクリコン=カクーラーだけが苦笑し、カミーユとジェリドの前に割り込んだ。
「派手なお嬢さん、俺達につっかかったら、ただじゃすまないことぐらい、分かるだろ?」
「ティターンズが、なんだってのよ!」
カミーユはカクリコンの顔めがけて、ペッとガムをはき出した。唾が頬にあたった。
それでもカクリコンは余裕を失わず「威勢のいいお嬢さんだ」と言いながら唾を拭いた。
ティターンズ配属前はコロニー治安作戦の経験もあったカクリコンにとって、コロニー住民から唾を吐きかけられるなど、珍しいことではない。
しかし実戦経験がなく、プライドの高いジェリドは、頭に血が上った。
704 :
プロト ◆xjbrDCzRNw :02/12/23 00:17 ID:GRnUdoJ0
「貴様ァ!アバズレが、ふざけるな!」
ジェリドの平手がカミーユの頬を叩く!
「なにやってんだよ、カミーユ!」
驚いたファンが近づく。
ファンをまきこんじゃいけない。自分でイザコザを起こしておきながら、カミーユはトンズラしようと決めた。
「逃げるよ、ファン!」
そう言ったカミーユがファンの腕を掴むより早く、気色ばんだジェリドがファンの胸倉をつかんだ。
「お前も仲間か!エゥーゴの手先じゃないだろうな!」
「ファンは関係ないだろ!」
「いいから逃げて!カミーユ!」
意外と強い力で、ファンがカミーユの体を蹴った。無重力体を流れる。
「ファン!」
彼の名を呼んでは見たものの、カミーユは、追いかけてくる士官から逃げようと必死になった。
後ろでは、ファンが士官達に取り押さえられている。小さく振り向くと、ジェリドがファンの顔を蹴り飛ばしたのが見えた。
「後で、必ず助けに来てあげるからね、ファン!」
だが、どうやってファンを助けようか、その方法を思いつくほど、カミーユは賢くはなかった。
とりあえず軍事施設の周りをうろついてみたものの、カミーユは、ファンがどこに捉えられているか、全く見当がつかなかった。
「困ったなあ・・・え?」
突然、フッと目の前に宇宙が広がり、消えた。2、3回瞬きを繰り返したら、目の前には、やはり軍事施設があった。
「何、今の?」
そう思う間もなく、目の前に、再び信じられない光景が広がった。
黒いMSが、目の前に軍事施設に墜落してきたのだ。
705 :
プロト ◆xjbrDCzRNw :02/12/23 00:18 ID:GRnUdoJ0
崩れ去る建物。吹き荒れる粉塵。
そして突拍子も無い方向に流れる、カミーユの思考。
「あれを盗っちゃえば、ファンを楽に探せる!」
カミーユは混乱の渦の中を走り抜け、ヒョイヒョイッと、瓦礫の中に埋もれたガンダムmkUのコクピットまで昇った。
そのカミーユの目の前で、ハッチが開いた。コクピットから出てきたのは、さっきの金髪野郎だった。
「こりゃ、始末書じゃすまんなあ」
「あったりまえでしょ!」
え?とふりむいたジェリドの顔面に蹴りを放った。
カミーユの白いパンティが見えたかと思った次の瞬間には足の裏が眼前に迫り、ジェリドは為す術もなく蹴りを食らい、瓦礫の中に落ちた。
口の中がゴロゴロすると思ったら、前歯が一本、折れていた。
「これ、ガンダムって言うんでしょ!もらうから!」
「ふざけるな!お前なんかに操縦できるわけがないだろう!」
ジェリドは折れた歯を吐き捨てながら叫んだ。
しかしコクピットに滑り込み、ハッチを閉じたカミーユは黒いガンダムを易々と操縦し始めた。
ファンと一緒に、遊び半分で両親の職場のパソコンにハッキングを仕掛けて入手した知識が、役に立ったのかもしれないが、やはり、彼女の才能によるものが大きいだろう。
「ファン!ファンはどこ?」
メインカメラの映像をチェックするカミーユの前に、赤いリック・ディアスが降り立ち、銃口を向けた。
「ちょ・・ちょっと待ってよ!私、ティターンズなんかじゃないのよ!」
スピーカーを使って怒鳴ってみたものの、相手は信用しそうにない。その証拠に、銃口は微動だにせずカミーユのmkUを捉えたままだ。
「わかったわよ・・・こうすれば、私が敵じゃないってことが分かるでしょ!」
カミーユは小さく呟くと、カクリコンが操縦するmkUを後ろから羽交い締めにした。
結果、カミーユ・グローディアは2機のガンダムmkUとともに、反ティターンズ組織であるエゥーゴに、無事、収容されることになった。
依然として、ファン・ユイリィの行方が分からないことが、カミーユの気持ちを暗くしていた。
両親と連絡が取れないことなどは、自分にとってはどうでもいいことだけど・・・カミーユはアーガマの中で、そう、自分に言い聞かせていた。
706 :
プロト ◆xjbrDCzRNw :02/12/23 00:23 ID:GRnUdoJ0
あかん、全然ダメ。
女カミーユは難しすぎる。
・・・・さん。
風邪の具合はどうでしょう?
ZZと、シェリルとイェルマのカラミ、期待してます。
性転換さん。
感想アンド管理、ありがとです。
ところで、Z-Eさんは、どこに行ってしまったのでしょう?
あの過激ネタは、もう読めないのでしょうか?
いや、女カミーユおもしろいよ。
708 :
プロト ◆xjbrDCzRNw :02/12/23 20:57 ID:FJT+Gkw3
女カミーユその2「パパ!ママ!」
ティターンズのエマ・シーン中尉は、自ら持参したバスク大佐の親書をブレックス准将から渡された。
「mkUを手渡さなければ、カミーユ・グローディアの両親を・・・殺す?」
漆黒の宇宙に、カプセルが2つ浮かんでいた。
黒いmkUに乗るカミーユは一瞬迷った後、母よりも父が閉じこめられているカプセルを選び、近づいた。
「パパ!どうしてそんなとこにいるの?私、パパを助けにきたよ!」
しかしカミーユの声が聞こえない父は、近づくmkUの巨大な手のひらに、ただ怯えていた。
「パパ?どうして、そんな顔してるの?私よ、カミーユよ!」
父の唇が小刻みに動く。目の前のMSに娘が乗っているとは知らず「く」「る」「な」と動く。
「どうして?・・・そうだね。パパはいつだってそうだった。
私が髪を染めた時だって、ピアスをした時だって、ヘソが見えるような服を着たときだって、そういうふうに、何か汚いモノを見るように、私を見ていたね。
私、パパに振り向いてほしかっただけなんだよ!仕事ばっかりしているパパに、子供のころみたいに、私を見て欲しかっただけなの。
でも、だからって、そんな目で私を見ないでよ!」
だが、父は首を横に振り、怯えるだけだった。
「私、パパを助けに来たんだよ!よく来たねって言って笑ってよ!昔みたいに、腕を広げて、私を抱きしめてよ!」
その瞬間、ジェリドのハイザックの機銃掃射がカプセルを打ち砕いた。
その事態を、カミーユは正しく認識できなかった。
「え・・・?パパ?パパが散らばっちゃう・・・?」
カミーユは一瞬前まで父だった肉片をかき集めようと、mkUの左手を動かした。しかし細切れになった血と肉は、汚れとなってこびりつくだけだった。
「あ・・・ああぁぁぁああああ!お前か!?お前がパパを!」
mkUが、自ら引き金を引きながら事態を正しく把握していないジェリドのハイザックに襲いかかる。
その激しい攻撃は、素人の動きを遙かに超えていた。
リック・ディアスのコクピットからそれを見ていたクワトロ・バジーナ大尉は、思わずつぶやいた。
「あの戦闘を、カミーユ・グローディアがやっているのか。mkUに乗るのは、まだ2度目だというのに。まるでアムロ・レイの再来だな」
709 :
プロト ◆xjbrDCzRNw :02/12/23 20:58 ID:FJT+Gkw3
ジェリドの部隊は撤退し、もう一つの母が閉じこめられたカプセルは、ティターンズを裏切ったエマのmkUによって、無事、アーガマに回収された。
格納庫でカミーユの母、フランクリン・グローディアを見た整備士アストナージ・メゾッソは、同僚の士官、レコア・ロンドに言った。
「カミーユの美貌は、母親ゆずりだな。ありゃあ、いい年いってても、男が放っておかないタイプだよ」
「バカね。分不相応なほどいい女と結婚した男って、案外、不幸なものよ」
「そんなもんかね。ま、そうか。実際、旦那は死んじまったからな」
mkUの左手にこびりついた汚れを洗いながら、アストナージは言った。
格納庫に立った母は、リック・ディアスの機体を見上げてつぶやいていた。
「これがエゥーゴのMS?素晴らしいわ・・・」
「ママ!パパが死んだんだよ、それなのに、何言ってるのよ!」
カミーユの声を、母は聞いていなかった。
「フランクリン中尉、少し自重してもらいたいですな」
クワトロが近づくと、母は「あら、ごめんなさい」と、媚びを含めながら応えた。
「機械しか目に見えないくせに、男が近づくと、これだから・・・だからパパだってママの真似して、浮気なんかしちゃったんだよ」
誰にも聞かれないように、ボソボソと呟いた。カミーユが若干ファザコン気味なのは、母に対する嫌悪にも原因があるのかもしれない。
カミーユはペッと唾を吐いた。
フワフワと無重力をたどった唾は、母が設計し父が装甲材質を開発したmkUの鋼板にあたり、ペタリと張りついた。
「フランクリン中尉が、クワトロ大尉のリック・ディアスを奪って逃げただと!?」
アーガマ艦長、ヘンケン・ベッケナーは、その追撃をクワトロに指示した。
「私も行きます!」
そう言ったカミーユに、クワトロは問う。
「君に母が撃てるのか」
「撃てるわ!パパが死んでも親をやってくれないママは、もう、ママじゃない!」
カミーユは屹然と言い放った。
「ならば、好きにしろ。逆に、母に撃たれても知らんがな」
冷たく言うと、クワトロは白く塗り直されたmkUに乗り込む。
「皮肉なものだ。この私がガンダムに乗るとはな・・・クワトロ、出るぞ!」
710 :
プロト ◆xjbrDCzRNw :02/12/23 20:58 ID:FJT+Gkw3
もう少しでリック・ディアスを捕縛できるかと思った瞬間、ジェリドのハイザック部隊がクワトロ達を急襲し、あたりは一瞬にしてMS部隊どうしの乱戦に突入した。
その乱戦の最中、黒いmkUがリック・ディアスを羽交い締めにした。
「クゥ!邪魔しないで!これを持って帰れば、私はティターンズの開発部で好きに出来るのよ」
「何言ってんのよ、ママ!ティターンズはママを人質にしたんだよ?パパを殺しちゃったんだよ!」
「その声、カミーユ?離しなさい!親の邪魔をするなんて、子供のやることじゃないわ!」
「あんたはそうやって、仕事と男のことばっかり!いつも好き勝手やって!
ママがまともに親をやってくれたことなんて、なかったじゃない!」
「子供に、何が分かるの!私だって一人の女なのよ!家庭に縛られる人生なんて、まっぴらだったのよ!」
リック・ディアスの腕がmkUを振り払う。離れる2体。カミーユは咄嗟に銃をかまえた。
「親に向かって、銃を向けるなんて!そんな娘に育てた覚えはないわよ!」
「あんたに育ててもらった記憶なんて、これっぽっちもない!」
しかし、カミーユはmkUの引き金を引くことはできなかった。
「ほら、ごらん!あんたはいつまでたっても私の娘なのよ!私に逆らうことなんて出来ないのよ!」
笑う母のリック・ディアスの頭部を、流れ弾が撃ち抜いた。
リック・ディアスのコクピットが従来のMSのように胸部にあるのではなく、頭部にあったのが、フランクリン・グローディアの不幸だった。
「だから・・だからママは、バカな女だっていうのよー!!」
こんなことになるのなら、自分が引き金を引いた方が、まだましだったと思う。
コクピットで、カミーユは泣いた。母が死んでも泣かないだろうと思っていたから、大量に流れる涙は、自分でも意外だった。
711 :
プロト ◆xjbrDCzRNw :02/12/23 21:00 ID:FJT+Gkw3
カミーユはブレックス准将の部屋から出てきた。廊下を流れながら、准将の言葉が頭の中をリフレインしていた。
『正式に、エゥーゴのパイロットになる気はないかな?君はニュータイプかも知れない・・・御両親の仇も討てる』
准将は分かっていない。
カミーユが悲しいのは、親が死んだからではなく、親が親をやってくれなかったからだ。だから、今さらパパやママの仇なんて、どうでもよかった。
それでも心の中に決して埋められない穴がポッカリと空いてしまったのは事実だ。パイロットになって体を動かせば、この穴を意識するヒマさえなくなるだろうか。
ならば、パイロットも悪くないかもしれない。
カミーユは虚ろな目のまま、クワトロ大尉の部屋の前に来ていた。
コツコツとノックをする。ドアが開く。
「カミーユか。どうした?」
「いえ、その・・・」
クワトロは逡巡するカミーユを見て苦笑した。
「御両親を亡くして悲しいのは分かるが、慰めてもらいたいのなら、他を当たって欲しいな。君と私は、恋人でもなんでもないのだから」
「そんなんじゃないわ!自惚れないでよ!准将からパイロットにならないかって言われたから、相談したかっただけよ!」
違う。本当は、誰でもいいから慰めの言葉をかけて欲しかったのだ。
カミーユはクワトロを吹っ切ると、ブリッジに向かった。艦長シートにはヘンケンが座っていた。
「ん?カミーユか、どうした?」
「いや、べつに・・・」
「俺には、父親代わりはできんぞ」
ヘンケンの言葉に、カミーユは、ハッとなった。
そうか、私は、ただ慰めて欲しかったわけじゃない。パパの代わりが欲しかったんだ。
だからトーレスやアストナージでなく、大人の魅力を感じるような男でないと、ダメだったんだ。
「俺の少ない女経験から、一言だけアドバイスしてやる。辛い時は、異性より同性を頼るヤツの方が、人望が集まるぞ」
ヘンケンの言葉を背に、カミーユはブリッジを出て行った。
712 :
プロト ◆xjbrDCzRNw :02/12/23 21:00 ID:FJT+Gkw3
ヘンケンは女という生き物をよく分かっていないと、カミーユは思う。
男は男に甘いかもしれないけれど、女は女に厳しいものなのだ。
だからカミーユは、クワトロやヘンケンにもたれかかろうと思っても、エマやレコアに胸の内を語ろうとは思えない。
それが、男にしなだれて生きてきた母と同じ考え方であることに、カミーユは気がついていない。
結局、気持ちが楽になるためには、何かに忙殺されるしかないのだ。
そう思い、カミーユはパイロットになる決心を固め、派手な色に染めていた長い髪を切り、黒く染め直した。
その直後、民間人を乗せた漂流シャトルが、アーガマに収容された。
そのシャトルに乗っていたファン・ユイリィの姿を見たとき、カミーユは思わず、抱きついてしまった。
「聞いたよ、カミーユ。オジサンとオバサン、亡くなったんだって?」
「うん・・・」
カミーユは、ただ声もなく、ファンの胸で泣いていた。
父を亡くし、クワトロやヘンケンには甘えられない。そんな状況の中で張りつめていたカミーユの緊張は、なつかしい顔に会えただけで、あっけなく途切れてしまった。
ファンの両親もティターンズに捉えられて、きっと、もう死んでいるだろうなどということを想像できるほどの余裕は、カミーユには無かった。
アーガマの新艦長に、漂流シャトルのキャプテンだったブライト・ノア大佐が就任した。
彼が、かの1年戦争では若くしてホワイトベース艦長として有名を馳せた人物であることを、カミーユは軍オタのファンから、初めて聞いた。
ティターンズの拠点を叩くための、エゥーゴのジャブロー降下作戦は、目前に迫っていた。
713 :
プロト ◆xjbrDCzRNw :02/12/23 21:04 ID:FJT+Gkw3
707さん。
ありがとうございます。
おもしろいと思ってくれる人がいてくれて、ホントによかった!
調子に乗って、女カミーユの続きを書いてみました。
しかもサブタイトルなんかもつけちゃったりして。
長連続レスでもうしわけありません。
これでも話を短縮するために、いろいろ、本編と変えちゃってます。
カプセルが1つでなく2つだったり
エマは一端ティターンズに戻らず、あっさりエゥーゴに寝返ったり。
一番強引なのは、ウォンさんから修正受けたり
ライラとの戦闘を、ゴッソリとカットしちゃったことです。
さすがに、変えすぎ?
714 :
プロト ◆xjbrDCzRNw :02/12/23 21:13 ID:FJT+Gkw3
投下してから気がつきましたが
母の名前は「フランクリン」ではなかったですね(こりゃ、父の名だ)。
大失敗。
今までは「不良少女カミーユ」はF91に出てたパンク娘みたいな外見を想像しながら書いてましたが
髪を切って、染め直して、やっと「普通の女カミーユ」になったと思うのですが
いかがなものでしょう?
>F91に出てたパンク娘
ドロシーのこと?
銀のドレスだったかな?
あれとまた違った趣で、楽しみです。
がんばって、ラストまで、いっちゃってください。
ラストに付いては、小説版Zのほうが好きですね。
プロトさんかなりイイ!です、頑張ってください。
小説版もいいけど個人的にZZの弱々しい女カミーユも見てみたかったり…
717 :
ヽ(゚-`) 水差し名人 ◆AvoPVzyf5. :02/12/24 03:38 ID:/smnYnIm
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/ | ̄ ̄| ヽ あ、あついの・・わっちょい
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| υ υ / ノ ._.| | いたいのわっちょい
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/ \ たすけてわっちょーーーーーーーい!!
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ヾ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ⌒)⌒ )(⌒ )⌒ )⌒
ζ 从 ,:'"'';. ( ⌒)⌒⌒ ⌒)
| 从;:;:从 | ⌒)⌒⌒(⌒ ⌒(⌒⌒
;:;;从;:;;:从 从从从从从
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>>無休様
お陰さまで、生きて帰ってきまつた
>>性転換様
お久しぶり〜
シャングリラの続きも、請うご期待〜
>>ガルマ子ワっ少尉様
南極のガルマ子サンタ、(;´Д`)ハァハァさせていただきますた
>>Z−E様
あっしも続編キボンヌです!
>>プロト様
カミーユ、女になってトミーノ色が強まった気がします
激しく続き期待してます!
というわけで、風邪が少し治まったので久々に投下させていただきます。
よーやく、ガルマ子登場ですが、差別化の意味もあって
萌えキャラ方向に仕上がってしまってます・・・反応が怖い
シャア子(シェリル)は、書く度にDQN度が向上していくような?
アム子は天然と紙一重になってしまってます
では、続きは・・・年明けか!?
『真冬の性別変換祭!〜♀ガルマVS♀シャア 他〜』その2
「敵襲!」
その声に、ホワイトベースのブリッジは瞬時に緊張に包まれた。
「まさか本当に来るなんて・・・!映像出してください!」
予想外の大気圏突入時の敵襲に、ブリーチ・ノアも焦りの色を隠せなかった。
「最大望遠です。推定接触時間、34秒後!」
「くっ!ハッチ開いて!ガンダムを出します!」
ブリーチの指示を即座にセイラがMSデッキのアムロへと伝える。
「聞こえたわねアムロ!発進よ!」
「・・・・・」
「アムロ!」
「・・あ、ハイ・・・大丈夫です、起きてます」
2度目の呼びかけに、ようやく気の抜けた返事が返ってくる。そのやり取りにブリッジのブリーチも不安そうな顔を浮かべる。
「いい?アムロ、後方R3度、ザクは4機よ」
「あれ・・・?なんで増えてるんですか?だって、もう結構ザクは・・・」
「補充したからに決まってるでしょう!」
「あ、そっか・・・補充したから、増えたと・・・」
妙に納得した顔で復唱するアムロに、セイラも思わず頭をかいた。
「・・・いい?高度には十分気をつけるのよ」
「・・・ねえ、セイラさん?」
「なに?」
「大気圏に落ちたら、やっぱり熱いのかなあ?」
「もう!バカなこと言わないで!・・・大丈夫、あなたならできるわ」
励まされたアムロはなぜかうつむいてしまった。
「・・・アムロ?」
「そういうの、好きじゃないです・・・アムロ・レイ、出ます!」
ようやく出て行ったガンダムを見送り、セイラは疲れた顔でブリーチ達の方を振り返った。
「ふう、難しい子ね」
「だが、MSの操縦は素人離れしてるし、なにより頭がいい」
リュウのフォローにブリーチは首をかしげる。
「どうも、そうは見えないんだけど・・・」
出撃したガンダムの中、アムロは色々な考えが頭の中をぐるぐるすると同時に、
一種の高揚感のようなモノが涌いてくるのを感じていた。
「今度こそ、あの人の動きについていかなきゃ。これで・・・え〜っと何度目だっけ?
あの人・・・赤い、赤い・・・・・きゃあっ!?」
敵の名を思い出そうとしているうちに、遠間からのシェリルの射撃でバランスを崩されてしまった。
「来た!・・・・赤い、『流星』!」
「フ、MSの性能の差?そんなのは脅威でもなんでもない!
本当に恐ろしいのは『人間』だってこと、タップリ教えてあげる!」
シェリル・アズナブルの口元に残酷な笑みが浮かぶ。
「授業料は、高くつくけどね!」
迫り来る赤い機体のプレッシャーに、アムロは何故か背筋がゾクゾクするのを感じていた。
と、ガンダムがシェリルと対峙する隙にホワイトベースへと向かおうとするザクが
視界の隅に入った。
「迂闊!」
背中をハイパーバズーカで撃ち抜かれたザクは四散する。
「・・・これまでの動きを見るに、あのパイロットは素人のハズ・・・なのに、あの視野の広さは?」
人工衛星の残骸を足蹴に、一気に距離を詰めるシェリルのザクにアムロは
バズーカを向ける。
「は、反応も・・・早い!?」
もう、方向転換できない。が、引き金を引いたガンダムのバズーカは、
何の反応も示さなかった。満足に整備もできない状況が祟った結果だった。
「あ、あれ?・・・出ない?」
「間抜け!」
シェリルのザクに蹴り上げられたバズーカは遠く流れていってしまった。
「あ、しまった!武器が・・・」
「フ、これまでのようね・・・。後は木馬を・・・」
ちらりと、配下のザクを見る。
ホワイトベースの砲撃に、近づくことも出来ずオタオタする様にシェリルは舌打ちした。
「クラウン!なにをやっているの?さっさと接近して木馬を叩きなさい!」
「し、しかし敵の攻撃が激しくて・・・」
部下の情けない声がシェリルを尚更苛立たせる。
「愚図!これくらいで『激しい』ですって?あなたには『学習能力』ってものが無いの?
銃撃が来る所はもうわかったでしょう!さっさと行きなさい!」
「り、了解・・・」
「フン、役立たずが・・・コム!ついてきなさい。モビルスーツに止めを刺す!」
「あ・・・来る・・の?武器はないし、どうしたら・・・」
とまどうアムロにセイラからの通信が入った。
「アムロ、聞こえて?ガンダムハンマーを射出します。受け取って!」
「あ、セイラさん?・・・了解」
ホワイトベースからガンダムに射出された珍妙な『武器』に、
ザクのパイロットは失笑した。
「なんだ?ありゃ・・・あんなものでザクを落すつもりか?」
「愚か者!油断するな!」
ハンマーを手にした当のアムロも困惑していた。
「セイラさん、こんなもので戦えだなんて・・・なる様になれだ!えいっ・・・やっと!」
ガンダムの手を離れたハンマーは、想像を超える加速でシェリルのザクへと真っ直ぐに向かっていった。
「な!?は、早いっ!」
シェリル機のシールドを弾き飛ばしたハンマーは、そのまま後方のザクのコクピットへ飛んでいった。
「う、うわああ!?シェリル少佐ぁ!!」
ハンマーに無残に胸部を潰されたザクは、そのまま流れていった。
「バカが・・・貴重なザクを!」
「少佐!」
コムサイからシェリルへ通信が入る。
「タイムリミットです!カプセルにお戻りください!」
シェリルはガンダムと、部下のザクを一瞥すると機体を反転させた。
「・・・わかったわ」
同じ頃、ホワイトベースからもアムロに帰艦を命じる通信があったが、
シェリルとの戦いで高揚感が高まったアムロには聞こえていなかった。
「あと、もう1機・・・バルカンの弾は残ってるし、やれる!」
コムサイに収容されたシェリルはコクピットから降りるさなか、
「敵」のことを考えていた。
以前の戦闘では明らかに素人の動きをしていたのが、
先程の戦闘では自分の動きを捉えるまでになっていた。
それほどの短期間の成長など、常識では有り得ない話だ。
真に恐ろしいのは、強固な装甲や、強力なビーム兵器ではなく、
「理不尽な」までのあのパイロットの成長・・・
本当に恐ろしいのは人間と、自分で言った言葉を敵に思い知らされる形となった。
「少佐、ご無事でしたか」
「フ、ドレン。私を誰だと思っているの?」
「クラウンは・・・」
シェリルは思い出したように天井を見上げる。
「ああ、帰艦を呼びかけたけど、聞こえなかったようね・・・もう無理でしょう」
その時、コムサイの通信に悲痛な声が入電してきた。
「シェリル少佐ぁっ!!助けて!減速できません!い、嫌だ!俺は出世してジオンに返るんだあ!!
しょ、少佐ぁあ!!!」
その凄まじさに呆然とするドレンの横で、シェリルは笑みを浮かべながらマイクを手にした。
「朗報よ、クラウン。これであなたは二階級特進よ。フフ、出世おめでとう!
フフフ、あははははは!よかったわね?連邦の新型を道連れに死ねるのだから、誇りに思いなさい!」
ドレンはその様子を見ながら、上司に気づかれないよう静かに首を振った。
一方、アムロは加速が強まるガンダムの中、恐怖も無く、妙に落ち着いていた。
「私、お父さんのガンダムで死ぬんだ・・・そういえば、お父さん、どうなったんだろう・・・?」
呆然と意味の無いことを考えるアムロの頭上に、しまっていたガンダムのマニュアルが落ちてきた。
「痛っ!?・・・・あ」
膝の上で開いたページにアムロは視線を落す。
「大気圏突破マニュアル?・・・・・・・・そんなのあったんだ」
ガンダムの表面温度が低下していく様をモニターに見ながら、シェリルはつまらなさそうな顔をする。
「結局、クラウンは無駄死にだったようね・・・まさか大気圏突破する性能まで持っているなんてね?」
「は・・・」
「通信が回復次第、北米のイェルマ大佐を呼び出してちょうだい」
腕組みをしながら指示をする上官にドレンは得心した顔を浮かべる。
「な、なるほど・・・そこまで考えての作戦でしたか」
「フ、どっちに転がっても、連中は私の手の上で踊るしかないということよ・・・」
北米のジオン司令部の執務室で、ザビ家の末娘イェルマ・ザビは
楽しそうにPCに向かっていた。
「・・親愛なるイセリーへっと・・・送信!」
「イェルマ様!入りますよ!」
突如闖入してきた副官ダロタに、イェルマは明らかに不機嫌な顔をする。
「あー!ノックくらいしなさいよバカ!」
「・・・失礼。ときに、イェルマ様?」
ダロタはイェルマの手元のPCへと視線を向けた。
「また、軍の通信を使って、個人的なメールなどなさっていたのではありますまいな?」
イェルマは恥ずかしそうにノート型PCを畳むと、キッと副官を睨みつけた。
「関係ないでしょ!・・・それより、何の用なのよ!書類仕事なら、全部あなたの方で
処理するように言ってるでしょ!」
ふくれっ面してみせる様は、実年齢以上に幼く感じられた。
その態度にダロタは溜息をつくしかなかった。
「イェルマ様への通信ですよ」
副官の返答にイェルマは一層不機嫌そうな顔をする。
「通ー信?そんなもの、あなたが応対しなさいよ!お父様とお姉さま達以外の通信はいらないわよ!」
「ああ、そうですか。シェリル少佐からの通信だったんですけどね。
いりませんか、じゃあ私の方で対応しときますよ!」
その名前に、イェルマは色めき立った。
「シェリルですって?おバカ!先にそれを言いなさいよ!もう!」
手元の書類を副官の頭に投げつける。
「もう、止めてください!ああ、そんなお履物のまま出て行かないでくださいよ!」
イェルマは副官に指差された、愛用のガウを模した紫色のスリッパを突き出した。
「なによ?文句あるの?」
「・・・いえ」
イェルマは副官にべーっとして、スリッパをパタパタいわせながら司令室へ駆けていってしまった。
「・・・・あれがどうして士官学校を主席で卒業できたんだ?」
「シェリル!久しぶりね!随分活躍してるらしいじゃない!」
モニターの向こうの旧友に、イェルマは手を広げて歓迎の意を表した。
「フ、ありがとう。でもそれも昨日までのことよ。どうやら、
あなたのお力を借りなければいけないらしいわ」
シェリルはオーバーに困っているジェスチャーを取ってみせる。
「へ〜?『赤い彗星』とまで呼ばれるあなたが、この私を頼りにきたってこと?」
その優越感に、イェルマは満足そうな顔をする。
「連邦のV作戦って知ってる?その正体を突きとめたのよ」
「X・・・作戦?」
不思議そうな顔で後方の副官を振り返る。
「・・・連邦の極秘作戦の名称ですよ」
ダロタに耳打ちされ、わかったような、わからないような顔をする。
「ふ〜ん。で、その正体っていうのは?」
「連邦の新兵器よ・・・おかげで私はザクを8機も失ってしまったわ」
再び、イェルマは副官を振り返る。
「・・・それって凄いの?」
「はい、かなり・・・」
「そちらに誘き寄せたわ。私からのプレゼント、受け取ってもらえるかしら?」
「ありがとう!持つべきものは友達ね。ガウ、出撃するわよ!」
「あ、ですが、ガウはまだ整備が・・・」
「そんなもの、すぐ終わらせなさい!出来なきゃクビよ!」
「りょ、了解!」
「・・・うふふ、見てなさいよ、お姉さま達。私が『お飾り』なんかじゃないって、証明してあげる!」
726 :
・・・・ ◆iFt60ZwDvE :02/12/24 16:24 ID:9GtcEc83
以上!
>愛用のガウを模した紫色のスリッパ
私もほしい・・・
・・・・さま、悪いものでも食ったのか?(w
なんか、みんな、三匹ネタ方面に流れてるような・・・
これも面白いからいいんですけどね。 (無休)
┃
┃
∧┃∧
( / ⌒ヽ
| |DQN|
∪ / ノ
| ||
∪∪
・・・ぐはあっ!!
風邪の菌が脳まで回ったらしい!?
今後のアレな展開や、ソレな展開への
『布石』ってことで、どうかヨロシク
・・・ところで、「祭りだから」って理由で
一瞬、本気で3匹も出すつもりだった事実!
心のブレーキは寸でのところで機能したようですた
729 :
世直し一揆:02/12/24 21:33 ID:Rc+tqsoc
<血液型A型の一般的な特徴>(見せかけの優しさ(偽善)に騙されるな!)
●とにかく気が小さい(神経質、臆病、二言目には「世間」)
●他人に異常に干渉する(しかも好戦的・ファイト満々でキモイ)
●自尊心が異常に強く、自分が馬鹿にされると怒るくせに平気で他人を馬鹿にしようとする
(ただし、相手を表面的・形式的にしか判断できず(早合点・誤解の名人)、実際にはたいてい、内面的・実質的に負けている)
●「常識、常識」と口うるさいが、実はA型の常識はピントがズレまくっている(日本の常識は世界の非常識)
●権力、強者(警察、暴走族…etc)に弱く、弱者には威張り散らす(強い者に弱く、弱い者には強い)
●あら探しだけは名人級(例え10の長所があってもほめることをせず、たった1つの短所を見つけてはけなす)
●基本的に悲観主義でマイナス思考に支配されているため、性格がうっとうしい(根暗)
●一人では何もできない(群れでしか行動できないヘタレ)
●少数派の異質、異文化を排斥する(差別主義者)
●集団によるいじめのパイオニア&天才(陰湿&陰険)
●悪口、陰口が大好き(A型が3人寄れば他人の悪口、裏表が激しい)
●他人からどう見られているか、体裁をいつも気にしている(「世間体命」、「〜みたい」とよく言う)
●自分の感情をうまく表現できず、コミュニケーション能力に乏しい(同じことを何度も言う、知障)
●表面上意気投合しているようでも、腹は各自バラバラで融通が利かず、頑固(本当は個性・アク強い)
●人を信じられず、疑い深い(自分自身裏表が激しいため、他人に対してもそう思う)
●自ら好んでストイックな生活をし、ストレスを溜めておきながら、他人に猛烈に嫉妬する(不合理な馬鹿)
●執念深く、粘着でしつこい(「一生恨みます」タイプ)
●自分に甘く他人に厳しい(自分のことは棚に上げてまず他人を責める。しかも冷酷)
●男は、女々しいあるいは女の腐ったみたいな考えのやつが多い
・・・・氏のイェルマたんかなり好きなんですが。
ガウスリッパは是非とも近いうちにビジュアル化したいでつ(w
くれぐれもお身体はお大事に・・・
クリスマス祭り絵、好評で有難い限りです。・・・・氏も
がんがってくだちい。
何か変なのが来た
◆//XXXfyRqc
保守
733 :
プロト ◆xjbrDCzRNw :02/12/25 23:10 ID:myJRIkHU
女カミーユその3「アムロ・レイ」
カミーユやクワトロ達エゥーゴの主力が大気圏突入時の戦闘という危険をおかしてまで急襲したジャブローは、すでにティターンズの拠点が移動してしまった後だった。
核自爆するジャブローを後に、輸送機アウドムラで移動を開始したカミーユ達は、途中、エゥーゴ支援組織カラバのハヤト・コバヤシと合流し、その義息カツ・コバヤシを収容した。
カツに同行していたのは、アムロ・レイ。あの、1年戦争の英雄である。
「私、あなたに会いたいって、思ってたんです」
カミーユはアムロに興味を持って話しかけた。
皆が自分をアムロ・レイの再来と呼ぶ。そんな1年戦争の英雄は、もっと獰猛な匂いのする好戦的な男だと思っていたのだ。
そして、もしもその通りの男だったならば、カミーユはアムロに興味など持たなかっただろう。
しかし目の前にいるアムロは、優しいだけが取り柄の、どこにでもいそうな、線の細い男に見えた。
だからカミーユは興味を持った。一人の少女として、大人の男の内面を覗いてみたくなったのだ。
「皆が、私のこと、アムロさんの再来って言うんです。そういうの、結構プレッシャーなんですよね」
そう言いながら、イタズラっぽくアムロを見上げる。
ハイスクールの坊や達は、不良っぽく突っ張っている少女が、いつもと違う甘えた目線を送るだけで、なんでも言うことを聞いてくれたものだ。
しかしアムロは「ふーん、そうなの」とうなずいただけで、カミーユにさほど興味を抱いていなかった。
「もう、いいです!」
カミーユは拗ねてみせた。自分では、そこそこ可愛い仕草だと思っていたが、それでもアムロに反応はなかった。
多感な少女の自意識過剰につきあう気にはなれなかったのだ。
「なんだ、つまんない男」
カミーユはわざと、アムロに聞こえるように毒ついた。
英雄だか何だか知らないけれど、こんなボーッとした男の再来だなんて呼ばれることが、腹立たしくさえ思えた。
734 :
プロト ◆xjbrDCzRNw :02/12/25 23:10 ID:myJRIkHU
ヒッコリー空港にはシャトル打上の設備があった。
このシャトルを使い、クワトロ、レコア、カツ達が宇宙に上がる予定になっていた。
急遽、シャトルのキャプテンになったアポリー中尉がカウントダウンを始めた途端、敵襲の警報が鳴り響いた。
「ロベルト中尉!」
円盤状のMAが、地上を守っていたリック・ディアスを上空から撃ち抜いた。機体が爆発するのとカミーユがロベルトの名を叫んだのは、ほぼ同時だった。
そのカミーユが乗るmkUを、たった今ロベルト機を撃破したアッシマーが襲う。
「くう!機動性に、こんなに差があっちゃ、話にならない!」
ドダイ改に乗っているとは言え、空中戦では圧倒的に不利だった。迫るアッシマーに一瞬、死を意識したとき、脳裏に幼なじみの少年ファン・ユイリィの顔が浮かんだ。
「カミーユ、下がれ!」
そう叫び、援護射撃でカミーユを救ったのは、やはりリック・ディアスに乗るアムロ・レイだ。
「円盤は僕に任せるんだ!」
「どうしようっていうんです?」
カミーユの問に応えず、アムロはドダイ改から機体を離した。ドダイ改がアッシマーに迫る。
「そんなもので、このアッシマーが倒せるものか!」
円盤のパイロット、ブランが叫ぶ。迫るドダイ改を受けとめるために、アッシマーがMS形態に変形する。その一瞬の隙を、アムロは見逃さない。
急接近するリック・ディアスのサーベルが、アッシマーのコクピットを直撃した。
爆発せずに、制御だけ失ったアッシマーをドダイ改に載せて、アムロのリック・ディアスはシャトルから距離を置いた。
「エンジンを爆発させずに、コクピットだけなんて・・・
そうか。空中で爆発させたら、地上でカウントダウンしているシャトルに巨大な破片が直撃する可能性だってある。
アムロさんは、そこまで考えていたの?」
撤退していく敵を見つつ、カミーユはアムロの力量に呆然としながら、彼に対する見方を180度変えなくてはいけないと感じていた。
そして、無事に打上されたシャトルを見送りながら、無意識のうちに、ボンヤリと呟いた。
「アムロさんなら、私のパパになってくれるかもしれない・・・」
クワトロにもヘンケンにも甘えることを許されなかった自分を、甘えさせてくれるかもしれないと、そう思っていた。しかし・・・
735 :
プロト ◆xjbrDCzRNw :02/12/25 23:11 ID:myJRIkHU
「ねえ、カミーユ」
アウドムラの格納庫でmkUを整備しているカミーユに、ベルトーチカ・イルマが話しかけてきた。
このカラバの女の声を聞くと、イライラする。理由は簡単、すっかりアムロの恋人きどりだからだ。
だからカミーユは返事をしなかった。しかしベルトーチカはおかまいなしに話を続けてくる。
「ガンダムに乗らないアムロ・レイなんて、おかしいと思わない?」
フサフサの金髪をかきあげる仕草が、短い黒髪の自分に対するあてつけかと思った。
「私に、どうしろって言うんですか?」
「率直に言うわ。あなた、ガンダムから降りなさい」
もしもアムロ本人に言われたのなら、カミーユは本当にそうしたかもしれない。
しかし、何かとアムロにまとわりつく、この自己中心的な女の言うことを聞く気にはなれなかった。
カミーユにも、女の意地というモノがある。
「そんなこと、どうして、あんたに言われなきゃならないの!」
口調が、ついヒステリックになった。
「mkUは私のパパとママが作った機体なの!誰にも渡したくないの!」
嘘ではないが、本気で言ったわけでもない。
誰が作ったかなど、どうでもいい。mkUに愛着はあるが、それよりいい機体があれば乗り換えるのだって構わない。
ただ、ベルトーチカの言うことをきくのが嫌なのだ。そんなカミーユに、ベルトーチカは容赦がなかった。
「あなたのことなんか、どうだっていいの。私は、何がアムロのためになるのかを言っているのよ。アムロが乗る方が、ガンダムは活躍できると思わない?」
ベルトーチカの言うことは真実だと思う。
ヒッコリーでのアムロの活躍を見た後では、自分がmkUの能力を最大限に活かしていると言い切れるほどの自信は、今のカミーユにはなかった。
だからといって、ベルトーチカの言うことなど聞けない。それとこれとは、問題が違うのだ。
736 :
プロト ◆xjbrDCzRNw :02/12/25 23:12 ID:myJRIkHU
私が今、独りぼっちでmkUの整備をやることでしか時間と心の隙間を埋められないのは、誰のせいよ!
この女がいなければ、アムロに甘えることだって、できたかもしれないのに。
カミーユはガムを一枚とりだすと、これ見よがしにクチャクチャと音をたてて噛み始めた。
「あんた、ベルトーチカって言ったっけ?私にそんなこと言って、アムロさんに尽くしているつもり?笑わせないでよ。
MSの操縦もできないくせに、パイロットの気持ちが分かっているような気になってさ。
自己チューな女の自己満足って、アムロさんみたいな繊細な男の人にとっては、一番、重いのよね」
唇の端をゆがめて悪態をついた直後、ベルトーチカの平手打ちが、カミーユの頬を叩いた。パシンと、いい音がした。
737 :
プロト ◆xjbrDCzRNw :02/12/25 23:18 ID:myJRIkHU
女カミーユ、感想くれた方々、ありがとうございます。
思いの外、好評だったので、また調子に乗って書いてしまいました。
>715さん
そうそう、ドロシー!思い出しました。
今、小説版読み直しています。
>716さん
そうか、最終的にはZZにつながるラストでなくてはいけないんでしたね。
うーん、最後まで書けるだろうか・・・
>・・・・さん
トミーノ色強まったとは、最高の褒め言葉です。ありがとう。
そして「ガウスリッパ」最高です!
パソコンの前でビール吹き出しそうになるほど笑いました。
他にも読んでくれてる方々、本当にありがとうございます。
年末年始をかけて、あらためて本編の流れを確認しますので
続きは、いつになってしまうかわからないのですが、できる限り、がんばります。
738 :
・・・・ ◆iFt60ZwDvE :02/12/26 10:35 ID:mScE1AQ8
>>ガルマ子ワッ少尉様
・・・イェルマ&ガウスリッパ好評でうれしいでつ
スリッパビジュアル化、心待ちにさせていただきます!
>>プロト様
激しく楽しみにさせていただきます!
男でも女でも、カミーユとベルは馬が合わないのでつね
・・・容量がヤバげなので、次スレテンプレ案
早めに作ってみますた。
修正キボンヌ。
あっしの続きは次スレに持ち越されそうな予感・・・
739 :
次スレテンプレ案 ◆iFt60ZwDvE :02/12/26 10:36 ID:mScE1AQ8
740 :
性転換:02/12/26 17:52 ID:???
皆さん、お久しぶりです。
プロト様、・・・様、新作執筆お疲れ様です。
急いでいるため、読んでないのですが、落ち着き次第読ませていただきたいです。
ガルマ子ワッ少尉もお元気そうで、なによりです。
ぜひ、南極条約の方にもよらせていただきますね。
最後に、保守してくださっている名無しの皆様、本当にありがとうございます。
いつも、心の中で感謝しております。
今から、某聖地へ旅立つため、今年中は書き込みが出来ないかもしれないです。
今年一年、このスレで色々な方に大変お世話になりました。
多々、ご迷惑をかけたことと思います。
来年がこのスレの皆様にとってよいお年となりますように♪
>739
タイトルは、今まで通りの
「ガンダムの男で、女だったらいいなと思うキャラは3?」
の方が見つけやすいかな。
あとは完璧じゃん?
742 :
通常の名無しさんの3倍: