皆様 あけましてよしなに。
今年は劇場版も公開です。
ロラン今年もよしなに
2 :
通常の名無しさんの3倍:01/12/31 23:56
終了。
3 :
通常の名無しさんの3倍:01/12/31 23:57
(゚д゚)マズー
ロランのオナニー見て自分より細い腰にムカついて、その後どうなったんだっけ?
6 :
勝手に続きを書きました:02/01/03 02:53
コスプレバー&SMクラブ黒歴史から出てくるグエンとハリー、
何事もなくお互いがすれ違った・・・、
かと思いきや「バッ!!」と振り返る二人、
同じオーラを持つ二人ですから少しくらい外見が変わっていても
お互いわかるのでしょうね、
「「まさか・・・」」
「グエン卿!?」
「ハリー大尉!?」
二人の背景に雷の演出が出ます、
が、同じ穴のムジナ、一瞬でお互いが分かり合えます、ある意味NT?
場所を変えてとある飲み屋です、
「いやー、お互い色々ありましたが、
今となってはいい思い出ですねー、ハリーさん」
あれだけのことがあっていい思い出にできるなら
本当はあなたって結構いい人ですか?
「まぁそうですねー、あの頃は、まぁ、若気の至りという事で」
そんなに感慨にふけるほど遠い出来事でもないぞ、お二方。
「お互い家庭みたいなものを持つと自由が無くなりますのでねー・・・、
そういえばあなたはどうして地球へ?」
その言葉を聞き、いきなり涙ぐむハリー、
「聞いてくださいよー、ううっ、
キエルが私の秘蔵の猛虎グッズを「お掃除の邪魔」
とか言って燃えるごみの日に全て出してしまったのですよ・・・」
「そうなのですか・・・、全く女ってやつは漢のロマンって奴を
解さん生き物なんですよー」
酒が入っているせいかすっかりできあがってますね。
「うちの女房もねー、趣味の褐色美少年なんかやめろというのですよー、
私は女房のことは愛していますよ!?でも褐(略)もやめられないのですよ、
わかりますか!?パンも好きだけど麺類も好きなのですよ!!」
飲み屋でやばそげなことを大声で力説するグエンさん、
周りのお客さんは当然ながら引いていますね、
でもハリー親衛隊長は涙を流しながらうんうんうなづいています。
そして愚痴は続きいつしか閉店となりグエンさんは酔いつぶれた心の友ハリーさんを
自分の宿へ連れて戻りました、意外と優しいですねこの人。
その頃、44番の刺繍を入れ終わりジャケットを大切に鞄にしまい、
これを渡して彼に謝ろうと決意して
地球行きのシャトルに乗り込むキエルさんの姿がありました。
そして、メリーベルさんは二人の愛娘を連れ、
夫の驚く顔を想像してアメリア大陸へと旅立ちました。
二人は・・・、酒がお互いを馬鹿にしていたというわけではなく、
今日も今日とて、一般人には理解しがたい浪漫をシラフで語り合っていました。
娘は二人だったのかね。
8 :
通常の名無しさんの3倍:02/01/05 16:08
よしなに age
9 :
通常の名無しさんの3倍:02/01/05 18:09
30 名前:匿名 投稿日:02/01/05 17:28
いや、自分もそう思ってたんすよ、B−3型は最強だってね、ロッドもワイヤータイプに
なってから、応用増えたし、でもね、早いの移動が、まぁ、場所にはよるな確かに、
汎用性は07が上っすよ、
エロいのこっちでかけばいいのね〜
11 :
通常の名無しさんの3倍:02/01/09 02:27
age
12 :
通常の名無しさんの3倍:02/01/10 18:03
これはもう、ディアナの時代は終わったという事でよろしいのか?
13 :
通常の名無しさんの3倍:02/01/10 18:06
何事もよしなに。
2月にはまた人気者ですよ。
〇 。
〇 o
o 〇
。
〇
。
o
o
o 。 o 。
〇
〇
〇 o
o
o 〇
〇 o 。
。
。
。 。
。 。 〇
〇 〇 〇 o 。
。 o
〇
o 〇 。
。 〇 o 。
。
。 〇 〇 。
。
〇
。 。 。
o
〇 。 o
。
o
。o
o〇 〇
。
〇
。 。o 。
。
〇 〇
。 〇 o o
〇
〇
o 。
。 o o o o
17 :
通常の名無しさんの3倍:02/01/10 22:32
保全あげ
いつもいつも作らせっぱなしでは悪いので、
今日はわたくしもロランが晩御飯を作るのを手伝わせて頂きました。
今日のメニューはカレーライス。
どうやらロランが気を利かせて簡単なメニューにしてくれたようですが...
ロランはわたくしのウデを信用していないのでしょうか。
わたくしも月にいたころには
皆が恍惚で倒れてしまう程オイシイ料理を作っていましたのよ。
…それにしてはイビキが苦しそうでしたが、それは見なかった事にしてあります。
一緒に作り始めたはいいんですが、さっきから
明らかにロランの視線が迷惑げになってきています。
「ディアナ様、このニンジン切っててくれますか?」
・・・言われてしまいました。迷惑なのですね、わたくし。
でも、ロランの言う事ですもの。やるしかありませんわね。
…この、ニンジンという野菜、意外と、くっ、切りにくい、野菜なのですね。
ふぅ。やっと終わりました。どうです、見事なものでしょう?
ねぇロラン?・・・
横を向くとお鍋においしそうなカレーが出来上がっていました。
ロラン。あなたはそういう人だったのですね。
さっきからわたくしの部屋の戸を叩く音が聞こえます。
ロランの泣く声も聞こえます。
でも当分わたくしは許すつもりはありませんよロラン。よしなに。
19 :
通常の名無しさんの3倍:02/01/14 02:28
よしなにて(w
べーくしっ。てやんでぃちきしょう。
お?オッス!オラディアナ!
嘘ですごめんなさい。見てのとおりのディアナ・ソレルですよしなに。
いえ、どうもタチの悪い風邪にかかってしまったようでして。
おコタ、ドテラ、みかんの冬眠三点グッズに身を固め、ロランが用意してくれた
氷嚢でもってアタマの冷却中なのですが、どうも意識が
べーくしっ。てやんでぃちきしょう。
お?オッス!オラキエル!
ああごめんなさい、なんだか自分の思考がコントロールできませんで。
しかし意識は空を飛ぶし、身体の感覚はないし、寒いんだか暑いんだか分からないし、
地球の風邪は容赦ないですね…
でもまあ、本当は言うほど辛くはないんですよ?
ロランが甲斐甲斐しく世話焼いてくれるのが、まあたまにはいいかなーとか。
ほら、こうして今もエイジアの民間療法だっていう「玉子酒」って飲み物を作ってくれて。
実は物の味がよくわからなくなってるのですけど、彼が作ってくれたものがマズかったことは
いままで一度だってなかったので…ごめんなさい、ちょっと熱いかも。
ほら、いつもだったらしてくれないのに、こうフーフーってしてくれて。
あはははは、そんなにお顔を赤くすることないじゃないですか、ロランもお熱ですか?養生しないと。
ってべーくしっ。てやんでぃちきしょう。
お?オッス!オラソシエ!
あらロランごめんなさい。
わたくひのおはなからでたいもむしが、ロランのおかおにべったり…
ごめん、正直スマンカッタ。本当スマンカッタです。
…翌日、私は健康を回復しましたが、かわりにロランが寝込んでしまいました。
やはりあのスプレッド洟いもむしが致命傷だったのでしょうか??
同棲も奇麗事ばかりでは済まされないということで…ごめんなさいロラン、本当スマンカッタです…
あなたの看病はちゃんとしてあげますから、よしなに、ね?
21 :
通常の名無しさんの3倍:02/01/14 03:05
>>18 (((((・・・・∀・・・・)))))イイイイイイイイイ!!!!
22 :
通常の名無しさんの3倍:02/01/14 21:42
期待age
朝、目がさめると外には雪が積もっていました。
ディアナ様の喜ばれる顔が目に浮かぶようです。
朝食を作っているとディアナ様がお部屋から出ていらっしゃいました。
「おはようございます、ロラン」
おはようございます、ディアナ様。
ディアナ様は椅子にお掛けになってしばらく足をぶらぶらなさっていましたが、
やがて外の様子にお気付きになって
「まぁロラン!お外を御覧なさい、雪です!雪ですよロラン!」
子供のようにお喜びになって窓のほうへ駆けて行かれました。
「もぅ…こんな所だけ子供っぽいんだから…」
僕はひとりごちてテーブルに朝食を並べます。
「ロラン、今日はお散歩しません?ねぇいいでしょう?」
スープをすすりながら上目遣いで仰るディアナ様。
僕が彼女に抗えようはずはありません。
「わかりました。でも朝御飯を召し上がってからにしてくださいね。」
朝食のあと、洗濯物を干しがてらディアナ様と外に出ました。
外は快晴、一面真っ白でそれはそれは綺麗でした。
さて、洗濯物も干し終わったし、ひと休みするかぁ。
あ、ディアナ様。あんまり走られると危ないですよ。
『ぼふっ。』
何の音だろう‥ディアナ様、何かあったんですか?
?・・・ディアナ様?
ディアナ様ぁっ!?
いわんこっちゃない、ディアナ様はつまづいて雪にダイブなさっていました。
「ディアナ様、お体は大丈夫ですかぁっ!?」
「えぐっ、えぐっ・・・ろ゛、ロ゛ラ゛ン゛・・グスッ」
「と、とにかく中へお入り下さい!」
ディアナ様は全身雪まみれでべちゃべちゃになってしまいました。
「助けて下さいロラン・・・えぐっ ひっく」
羞恥としもやけでお顔を真っ赤にしながら仰います。
「えーっと、とりあえずお風呂にお入り下さい
風邪をひかれるといけませんから」
「グスッ。ロランも一緒に入ってくださいますか?」
「いいいいいいい一緒にですかぁ!?でででもそれはあの…」
「じゃあ入りたくありません・・・」
「わわ分かりました、ぼぼぼ僕もお供させて頂きます」
「ロランは優しいですね。」
ちょっと御機嫌を直されたようだけど
そんな事言ったってあんな事言われたらお供しない訳には・・・
「ディアナ様、先にお入りになってて下さい。僕は後から伺いますので」
「そんな事言って来なかったらいやですよロラン。ぐすっ」
「僕は嘘なんかつきません!」
海水パンツなんて使わないからなぁ・・・どこやったっけ。
あ、あったあった。ディアナ様、入りますよ〜
「?! 失礼しましたぁっ!」
「ロラン、どうして向こうを向くのですか?」
「ああああああのディアナ様・・・みみ水着はどうされたんですか?」
「何処に水着を着て風呂に入るという法があるのです?」
「いや、ででででもほら、あのあれです、」
「くすっ。変なロランですね。早くわたくしの髪を洗ってくださいまし」
「はい・・・」
僕はもうディアナ様のお背中しか見えていませんでした。
困った。ディアナ様のお召し物のことだ。
さっき干したものはまだ乾いてないし、全部洗ったからもう何も残ってない・・・
まさかディアナ様をずっとバスローブ姿にしておく訳にもいかないし・・・
「ロラン?あなたのお洋服お借りしてよろしいですか?」
「ええっ!?…いいですけど」
僕のクローゼットで一番大きな服をお渡しした。
流石はディアナ様、僕の服もよくお似合いだ。
・・・ただ、その、「おっぱい」の所が、だいぶキツそうだった。
ふぅ。今日は妙に色んな所でドキドキした。
明日もディアナ様が御健康であられますように。
26 :
通常の名無しさんの3倍:02/01/15 01:03
>>25 前スレであったよ、こーいうの
漏れは否定しない
ロラン、ハリー、グエンが書いた日記もあったよね
否定はしないけど
疑問に思ったから・・・
いや、いちゃもんスマソ
今日はロランがふもとの街に買い物に行く日です。
もうお別れなのですね、ロラン。
「いやだなぁディアナ様。ちょっとお買い物に行って来るだけじゃないですかぁ」
相変わらずロランは素っ気ないですね。
わたくしの想いが伝わる日はいつになるのでしょうか・・・はぁ。
「それじゃあ行って来ますねディアナ様。
くれぐれも暖炉の火には気を付けて下さいよ。
知らない人が来ても戸を開けちゃだめですよ。それから…」
はいはいロラン。もう。わたくしはそんなに子供ではありませんよ!よしなに。
「すみませんディアナ様・・・でも気を付けて下さいね」
「行って来まぁす」
思わずロランの車が見えなくなるまで手を振ってしまいました。
くすっ。莫迦みたいですね。
さて、ロランのいない小屋というものはとても静かで退屈です。
わたくしの本棚の詩集も全部三回は読んでしまいました。
そうですね。たまには詩を自分で作ってみるというのもいいかも知れません。
そういえば詩というのは自分の思った事を書く、と
どれかの詩集のあとがきに書いてありましたね。
それなら簡単です。わたくしのロランへの想いを書けばよろしいのですね。
サラサラサラ・・サラサラっと。
案外簡単に出来上がるものなのですね。
2時間後。
わたくしの詩を読み返してみましょう。
………ああ゛ーっ!
わたくしは何と恥ずかしい事を書いていたのでしょう!
こんなものはクルクルと丸めてくずかごにポイ、です。ポイ。
いや、くずかごではロランに見られてしまいます。暖炉にくべてしまいましょう。ポイ。
はふぅ…これで安心できます。それにしても疲れました。
ロランはまだでしょうか・・・・
・・・・さま・・・
・・ア・さま・・・
・・ディアナ様・・・
「ディアナ様、起きて下さい」
はっ。ロラン。ロランですか?
ああ、わたくしテーブルで居眠りを…何と端ない。
「ディアナ様、ただいま帰りました」
あ、お帰りなさいましロラン。御買い物はどうでしたか?
…ん?女のニオイがします。香水のいい香りがしますよロラン!
まさか…ロランあなた、わたくしという人がありながら…キーッ!信じられません!
「ディアナ様、落ち着いてください。洋服屋さんの匂いですよ。
洋服屋さんの店員さんの。ほら、ディアナ様のお召し物も買って来たんです」
まぁこんなに。高かったでしょうロラン…ありがとうございます。
「あ、いや、ここからこっちはキエルお嬢様のものです。
お屋敷に寄ったらソシエお嬢様が使わないから持って行けって……」
ロラーーーーーン!!!もういいです!あなたはお外で一晩震えてらっしゃい!
さて。裏切り者はお外に閉め出しの刑です。
乙女の心の如何に繊細かをその身を以てお知りなさい!まったく。
「ディアナ様ぁ〜!何を怒っていらっしゃるんですかぁ〜?!」
あなたがそれを分かっていないから今こうして閉め出しているんでしょうに。
ロランは慕うには少し純粋で鈍感過ぎます。・・・まぁそれが長所でもあるんですけど。
「はっくしょん!」
ロラン!?今くしゃみをしたのですか!?
ああどうしましょう、ロランが風邪をひいてしまいます!
え、えっとそんなわけで今日の日記はお終いです、よしなにっ!
今すぐ開けますからねロラーン!無思慮なわたくしをお許し下さい!
名スレ復活ですな。よしなに、よしなに。
32 :
通常の名無しさんの3倍:02/01/15 03:01
ディアナだけで喜んでる馬鹿ども、貴様らにこの言葉を与えてやる
普通に初代からガンダム見てきたけどWは好きだ。
というより、俺は全シリーズ全肯定なんだが。
初代じゃなきゃダメって人もいれば何でもいいって人もいるだろう。
それ自体はまったく構わないだろうし、他人がとやかく言うことじゃない。
何よりもウザいのは人が好きなのをグダグダ粘着に絡んでくる精神年齢低いアホ。
自分の趣味にあわないからいちいち貶めなきゃ気が済まないってのは実に程度が低くて鬱陶しい。
登場人物ひとつではなく、全てを認めろ、馬鹿どもよ
33 :
通常の名無しさんの3倍:02/01/15 03:04
>>32 漏れはソシエタンもリリタンもテテスタンもポゥタンも萌えるが何か?
・・さすがにメシェーとメリーベルは守備範囲外だが(w
34 :
通常の名無しさんの3倍:02/01/15 03:05
普通に初代からガンダム見てきたけどWは好きだ。
というより、俺は全シリーズ全肯定なんだが。
初代じゃなきゃダメって人もいれば何でもいいって人もいるだろう。
それ自体はまったく構わないだろうし、他人がとやかく言うことじゃない。
何よりもウザいのは人が好きなのをグダグダ粘着に絡んでくる精神年齢低いアホ。
自分の趣味にあわないからいちいち貶めなきゃ気が済まないってのは実に程度が低くて鬱陶しい。
>>32 その股ぐらにロケットパーンチ!
…あら、私ともあろう者がはしたない。よしなに。
36 :
通常の名無しさんの3倍:02/01/15 03:07
普通に初代からガンダム見てきたけどWは好きだ。
というより、俺は全シリーズ全肯定なんだが。
初代じゃなきゃダメって人もいれば何でもいいって人もいるだろう。
それ自体はまったく構わないだろうし、他人がとやかく言うことじゃない。
何よりもウザいのは人が好きなのをグダグダ粘着に絡んでくる精神年齢低いアホ。
自分の趣味にあわないからいちいち貶めなきゃ気が済まないってのは実に程度が低くて鬱陶しい。
コピペだろ
>>33 こ、コピペニー・マジレス大佐に頭向け!捧げ筒!(敬礼)
39 :
33@コピペにマジレスカコワルイ:02/01/15 03:15
>>38 っていうか知ってたけどね。
方々のスレに貼ってあったし
40 :
通常の名無しさんの3倍:02/01/15 03:15
>>36 てめーの考えを押し付ける輩は、成敗してくれるわ!!
あ?氏ぬかオイ!!
と、ご機嫌斜めのディアナ様
41 :
通常の名無しさんの3倍:02/01/15 03:16
42 :
通常の名無しさんの3倍:02/01/15 03:19
「
>>36とかの馬鹿を排除して欲しいが
増殖しそうだ、鬱だ氏のう・・・」
お嘆きのディアナ様。
43 :
通常の名無しさんの3倍:02/01/15 03:22
同人の臭いがする
鼻のいいディアナさん
44 :
名無し転がし:02/01/15 03:24
>>39 「だから、知ってて敢えて『ネタでマジレス』な大佐に敬意を表した
のですよ、ふふ。」とディアナ様
萌えスレと著しく被ってる気がするが、どう住み分けたらいーんだろう。
教えてくれ!ポゥ中尉!!
沢山レスついてるからワクワクしながらレスとったらこれだ鬱氏
48 :
通常の名無しさんの3倍:02/01/15 18:49
今日、ロランが御買い物の時に買って来てくれた
“トランプ”というものを使ってみました。
黒歴史のずっと前から人々に愛用されている遊び道具なのだそうです。
「ディアナ様、カードは遊び道具などではありません。
あっしらのオマンマのかかった商売道具ですぜ」
・・・ロラン?どうしたのですか?
「あ、いえ何でもありませんよディアナ様アハハ。アハハハハ。
えっと、えっとそれじゃあ一番簡単な『ババぬき』をしましょう。ね?
僕がルールを教えて差し上げます」
ロラン。貴方がいつもわたくしのお世話をして下さって
疲れているのも分かります。
わたくしが少し理解が遅いという事も自覚しています。
でもね。
人と話している時に寝るって酷いと思いませんか?
「リアラさま・・・れすから、ここが・・・こうなって・・れすね・・・」
騙されません。わたくしは騙されませんよロラン。
そんな可愛い姿を見せて誤魔化そうったってそうはいきません…
…負けました。やっぱり許しちゃいます。
ロラン、ゆっくりお休みなさいまし。よしなに。
(・∀・)イイ!
あっさり許しちゃうディアナ様萌え〜
ババ抜きで悪戦苦闘するディアナ様・・・ハァハァ
あっ!ロラン困った顔してる、こっちがババじゃないほうです!
↓
あう〜〜〜〜
「ディアナ様
また明日」
あげ
58 :
通常の名無しさんの3倍:02/01/20 23:58
ヨシナニ!!!!
今日猫を拾ってしまいました。ロランは動物は嫌いじゃないのでけど、猫アレルギー
なのです。でもこのかわいそうな子猫ちゃんを見捨てるなんて母性本能の塊の私には
到底できません。ロランに見つからないように胸の間に子猫ちゃんを隠して家に帰り急
いでベットの下に隠しました。ロランの目を盗んでミルクを持ってくると子猫ちゃんはお
いしそうにぺろぺろミルクを飲みました。
ロランに見つかったらなんていわれるか気が気では無いのですが、子猫ちゃんのか
わいさにごまかされてしまいます。私が責任を持って育ててあげますからね。明日は
名前を決めましょう。
子猫ちゃん、明日もよしなに。
●月▲日
今日の目覚めは刺激的でした。いつものロランはわたくしに一声かけてからやさしく
肩をゆすって起こしてくてるのですが、今朝に限って寝ているわたくしの胸に重くのしかかり
ほほや首筋に舌をはわせてくるのです。驚きのあまり体を起こしかけたわたくしですが
一瞬のうちに嬉しさがこみあげてきてしまい、体を動かす事はおろか
目を開けることすらためらってしまいました。
もっとしてほしい。こんなことを思ってしまうのです。
「はぁ、、はぁ、、、」
吐息がもれだんだん寝たふりをするのが苦しくなってきます。くすぐったさや
はずかしい声をあげてしまいそうな感覚にも耐えきれなくなってきていました。
なんとか目を開けるタイミングを見つけたいのですがロランはいっこうに舌を動かすことを
やめる気配はありませんでした。
いったいどうすれば・・・、なんと言ってロランと顔をあわせればよいのでしょう。
なかなか答えがみつからないままこの状況に困りはてていると
胸にかかっていた重みが徐々に下にさがっていくのがわかりました。
その動きには多少違和感があったのですが、この一大事に気が動転してしまったわたくしは
思わず勢いよく身を起こしてしまったのです。
あわてふためくわたくしが見たものは昨日拾ってきた子猫ちゃんでした。驚いてしまったのか
ぴょんとベッドの上から降り、少し離れたところからこちらを見て鳴いています。
眩しい光がさしこむ窓をぼんやりとながめ物思いにふけっていると、わたくしを起こそうと
近づいてくるロランの足音がきこえてきます。
今日もいつもと変わらぬ一日が始まるのですね・・・。
ロラン、いつの日か、よしなに。
ありがちなネタだけど、最後の一文がイイ(・∀・)!!
ロラン。愛しいロラン。
貴方は何故・・・
少し落ち着いて来たので記録しようかと思います。
それは昨日の事でした。ロランがお外で薪を割って下さっていました。
わたくしだけずっとぼんやりしているのも何だか気が退けましたので
ロランのためにお茶を淹れて差し上げようとお台所に立ちました。
ポットを火にかけて、お茶の葉を探していました。
恥ずかしい事にわたくしは普段お台所には立たないので(ロランが
そうさせてくれないから、というのは言い訳でしょうか)、
お茶の葉が見つかる頃にはポットは白い息を吐き出していました。
そのときです。振り向いた拍子にわたくしの肘がポットに当たり、ポットは床へ…
今でも戦慄を禁じ得ません。幸い、わたくしは手首を少し火傷しただけで済みました。
しかし、そんなこと、今となってはどうでもよろしい事です。
すぐにロランが飛んできて下さいました。何事か叫んだ後、わたくしをダイニングテーブルに
連れて行って、どこからか救急箱を探してきて、わたくしの火傷を手当てして下さいました。
火傷が一段落すると、ロランはお台所へ。わたくしはショックと混乱で動けませんでした。
しばらくして、ロランが陶器のかけら(ポットは陶器でした)を持ってお外に出てゆきました。
その手は、きっとあの熱湯を拭いたのでしょう、赤く腫れていました。
・・・これ以上は明日。よしなに
上の奴 の日付“○月×+1日”ね...
65 :
○月×+2日@18:02/01/22 02:26
ロラン。愛しいロラン。
貴方は何を言っても
「大丈夫ですよ。それよりもディアナ様のお怪我の方が心配です。」
としか仰りませんでしたね。
貴方は何故そこまでわたくしの心配をしてくださるのですか。
貴方はきっと仰るでしょう。
「ムーンレィスが女王様をお守りさせていただくのは当然の事ですよ。」
そう仰るでしょう。
しかしロラン、貴方はもうムーンレィスではありませんし、わたくしはもう女王ではありません。
貴方だって分かっているはずです。
もちろん、一つ屋根の下に暮らす女が困っていては助けない訳には参りませんものね。
でもロラン、わたくしには一つ屋根の下に暮らす男を助ける事ができません・・・
わたくしは、貴方に迷惑をかけて貴方を傷つけて…そんな事しかできないただの無能な女です。
もしかすると、わたくしが居なければもっとロランは幸せでいられたかもしれません。
ソシエさんと一緒になって、暖かい家庭を作って・・・
ロラン、貴方が望むのなら、喜んでわたくしの心も体も差し上げてしまいます。
でもロラン、貴方は何も望みません。ただわたくしの為に世話を焼いてくださるだけです。
それでもロラン。貴方は御存じでしょうか。底抜けの優しさは最も人を傷つけるものなのですよ。
ロラン。わたくしが想いを告げたら、貴方は受け入れて下さるでしょうか。
それともロラン、貴方は優しいから、わたくしを傷つけないような言い訳を探して沈黙するでしょうか。
ロラン、明日も笑って下さいますか?よしなに。
上の奴メール欄は「憂鬱のディアナ・ソレル3」ね...
何度もスマソ
ロランには「頭痛がする」と言ってあります。
心配させてしまうのは悲しい事なのですけれども…
ロランは一時間置きに戸口でわたくしの具合を聞いて下さいます。
嬉しいですけど・・・それって本当に頭が痛かったらけっこうきついと思いますよ。
コンコン
はい?
「すいませんディアナ様。お薬を買って来たんですが」
『買って来た』って…街までですか!?そんな事までしてくださらなくても…
「そんな事を仰る前に早くお体を直して下さい。
ディアナ様が苦しまれていると思うと心配で心配で・・・」
大丈夫ですよロラン。そんな大袈裟なものではありませんから
「それでももう今日で四日目ですよ?
あ、ひょっとしてまだ火傷が痛むんですかぁ!?見せて下さいディア…」
そんなことはありません。…とにかく、お薬は頂きます…
「早く良くなさって下さいね」
はい。ありがとう…ございます、ロラン。
ロラン。
貴方は何を望むのですか?
一体、貴方は何かを望むのですか?
わたくしがずっと貴方に甘えていることを望むのでしょうか。
少なくとも、今のような状態よりはその方が幸せそうに見えます。
わたくしの為に世話を焼くこと、それが貴方の望みなのでしょうか。
でしたら・・・わたくしはそれをかなえて差し上げたいと思います。
いつか、『世話を焼くこと』では飽き足りなくなるまで・・・
もう、部屋に籠るのはやめましょう。ロランにお礼も言わねばなりません。
「ディアナ様?お体は良くなられたんですか?」
はい。ロランのお陰です。
「良かったですね!えぇっと、それじゃあディアナ様、晩御飯は召し上がりますか?……
ロラン。わたくしは貴方に笑いかけることしかできません。
それでも、これからもずっとわたくしを宜しくお願いいたします。
ロランと一緒に居られて、わたくしは幸せです。ありがとうロラン…よしなに。
おお、職人さんマンセー!
応援の意味もこめて、最近書き始めた下手糞な自分もネタ上げます。
>61
ありがちネタでスマソ。精進します。
●月▲日
ずずず・・・ざざー どさどさどさ
家がちいさく揺れ、大きな音が鳴り、わたくしは目がさめました。
どうやら昨晩降り積もったたくさんの雪が屋根からすべり落ちたようです。
ふと外をうかがえば快晴。朝になりもう雪は降っていません。
雲ひとつない空に輝く太陽、このあたたかな日の光が雪がとけ落ちさせたのですね。
いつものように朝食を済ませ、わたくしが食後の紅茶を楽しんでいますと
ロランから「かまくら」を作って遊びましょう、という提案がありました。
わたくしは「かまくら」というものがどういうものなのかわらず、少し困った顔をすると
あわててロランが説明してくれます。なるほど、雪で小さなお家を作りその中にはいって
風情を味わい楽しむのですね。
・・・え、小さなお家・・その中にはいって・・・
わたくしはひととおり思いを巡らせると、満面の笑みで、力強く「やりましょう!」そう答えました。
ロランは一瞬うろたえたような表情をみせましたが、わたくしが素直に喜んでくれたのだと
思ったのでしょう、足早に準備にとりかかっていました。
家の前の庭には意外に雪が少なく、少し離れた林の方に作ることになったのですが
太陽が真上に昇るころ「かまくら」は完成しました。それは二人が入って多少余裕がある程度の
小さなものでしたが、こんなに綺麗な雪のお家を作ってしまうロランの器用さには
感服してしまいます。完成した「かまくら」を外から眺めているわたくしにロランは中に入るよう
勧めてくれたので少し興奮しながらも中に入りました。中はひんやりとしていましたが、それでいて
暖かさもあり少し不思議な感じがしました。ひととおり中を眺めるとわたくしはロランも中に入るよう勧めたのですが、少しあわてた素振りでなにかお飲み物の準備をしてきます、と家の方に
行ってしまいました。ふふ、ロラン、時間はいくらでもあるのですよ。
わたくしはこれから起こるであろう、二人の楽しいひとときを思い浮かべながらロランの帰えりを
待っていたのですが、その時ふいにどこかで聞き覚えのあるような音が聞こえてきたのです。
ずず・・ざざー どさどさ
わたくしは、自分の身にいったいなにがおきたのか、すぐには理解できませんでした。
つづく
ありがちネタで結構。萌えられればそれでいいのさ。
18さん、3倍さん、よく頑張った、感動した。
71 :
通常の名無しさんの3倍:02/01/22 14:29
続編希望age
>69のつづき
「・・ディ・ナ・・ま・」
朦朧とする意識の中、どこか遠くでわたくしを呼ぶロランの声が聞こえてきます。
しかし目の前は暗く、身体全体をおしつぶそうとする圧迫感と恐怖で気が遠くなり、
わたくしはまた気を失ってしまいました。
>72のつづき
「でぃ、あ、なさま・・、ううっ、ひぐっ、でぃあ、な、さま・・・」
わたくしはまたロランの声で目が覚めました。でも今度はわたくしを呼んでいるわけではなく
ただ泣いているようでした。部屋の中はすでに薄暗く、だいぶ長い時間
気を失っていたのがわかりました。
意識を取り戻し始めたわたくしは自分のおかれている状況を確認すると、驚いてしまいます。
ロランがわたくしの肩を抱き暖炉の前で一つの毛布にくるまり、冷え切ったわたくしの体を
温めてくれているのです。・・・服はコートを脱がせただけの状態でしたが。
「あっ、でぃあなざま!、おきづきになられだのですねっ!」
体のやりばに困り、もじもじさせていたわたくしに気づいたロランが、涙でぐしゃぐしゃになった
顔を喜びの色に変えわたくしを見つめます。
「え?ええ、ずいぶんと心配をかけてしまったようですね。それでわたくしはいったい」
「ごっ、ごめんなさいでぃあなさま、ほんどうにすびません、ぼくは・・・」
わたくしの言葉を遮ると同時に、両手で力強く抱きしめ勢い良く泣き出してしまったロランを
あっけに取られて見ていましたが、ロランを不安にさせたままこの状況を楽しむわけにもいかず
必死でなだめ、自分のとってしまった行動にあわてるロランを落ち着かせると、ようやく自分の身に
なにが起こったのかを知る事ができました。どうやら木の枝に積もっていた雪が日の光でとけ、
「かまくら」といっしょにわたくしを押しつぶしてしまったようなのです。
庭の雪が少ないから、といって林に近いところに作ろうと言ったのはロランでした。
その事でずっと自分を責めていたのでしょう。
「ロランは悪くないですよ」
そう言うとやっと安心したのかロランが落ち着き取り戻していくのがわかりました。
「か、体がお冷えですよね、すぐにお風呂の準備をします」
冷静になったロランはわたくしと密着しているという事実に気づきあわてたのでしょう、
そんなことを言って立ち上がり、わたくしから離れようとします・・・
が、今度はそうはいきません。
「ロラン、すわってください」
離れようとするロランの腕をつかみ、暖炉の火に目を移してそういいます。
「え?いや、でも・・・お風呂を」
「良いのです。わたくしの隣に来てすわってください」
わたくしもかなりはずかしいのですがロランが相手ではこうするほかありませんでした。
愛する人のぬくもりとはこうまで心地よいものなのでしょうか。
二人で肩をならべ、一つの毛布にくるまり、暖炉の火をながめている、ただそれだけで
えもいわれぬ幸福感がわたくしを包み込むのです。
「ロラン」
「はい、なんでしょう?ディアナ様」
「これからもわたくしの側にいて、わたくしを守り続けていただけますか?」
暖炉の火から目をはなし、わたくしはロランの瞳をみつめそう言います。
「もちろんです!僕は片時もディアナ様のお側を離れません。
そして、ディアナ様を必ずお守りしてみせます!」
わたくしの目を見つめ返し、物怖じせずきっぱりとそう言ったロランはとてもたのもしく
その言葉を聞いたわたくしは自分の意思とは関係なく体がふるえてしまい、ロランを見つめる目も
潤んでしまうのです。
「それは・・・」
月の女王としてですか?それともひとりの女性としてなのですか?と問いたかったのですが
わたくしは結局その言葉を口に出すことをしませんでした。
今はどのような言葉よりも、このぬくもりを、愛する人の想いを感じていたかったのです。
おわり
今日もディアナ様はお美しい。
頭痛も治られたようでなによりです。
それはそうと、今日昼食のあとにお茶を飲んでいたら、
ディアナ様がおなしな事を聞いてくるんです。
「ねぇロラン、今からわたくしの言う情景を想像して下さいましね。
『あなたは今砂浜に居ます。
青い海と空がとても綺麗です・・・
ふと見ると、波打ち際にパラソルが立っていて、
どなたか女の方が椅子に座っています。』
想像しましたか?」
はい・・・。
「『その女性に近付いていくと、彼女の顔が見えました。』
はいっ!それは誰でしたか!?」
え?え、えぇっと、ディアナ様…です。
途端にディアナ様の顔がほころびました。
「ディアナ様、どうなさったんですか?」
「いえ、なんでもありません♪
ロラン、ありがとうございました☆」
その時のディアナ様の自室に戻られる時のスキップは
僕がかつて拝見した事のない程軽やかでした。
・・・何だか良くわからないけど、まぁ、ディアナ様が
お元気でいらっしゃるのはいい事です。
明日もディアナ様が御健康であられますように。
今日ロランを喜ばそうと思ってバイブでオナニーしている姿を見せようと
したら、
「ディアナ様の中に入っていいのはぼくだけです!」
と言ってバイブを取りあげられてしまいました。
でもロランの言葉に私は感激して濡れてしまいました。その後いつもより
燃えました。
そんなのディアナ様じゃないよ(泣
78 :
通常の名無しさんの3倍:02/01/24 21:00
○月Ζ日
きょうというきょうは、堪忍袋の緒が切れました。
いくら生活無能者の私といえど、家のお掃除くらいできます。
いつもロランを働かせてばかりなのを恥ずかしいと思うからこそ、
サンポ○ルとブラシ片手に、おトイレ掃除に突撃しようとしたのですが、
真っ赤な顔のロランに羽交い絞めで止められてしまったのです。
「そんなディアナ様がトイレ掃除なんて、止めてください!恐れ多いですよっ!!」
…そこでまたブチ切れですよ。
「ちょっとロラン、そこ座りなさい。正座。」
ギロリと睨むと、まるでロランは雷に打たれた様にビクリと震えてから、しおしおと
飼い主に叱られた子犬の顔で正座するのです。
そんなロランの様子が可愛いと思わなくはないのですが、それは私が望む態度ではありませんでした。
ねぇ、ロラン。
人として大事にされるのと、偶像として崇められるのとは違うのですよ。
私が女王の座を退いて、こうして地球での暮らしを選んだことを、そしてあなたに
私の世話を頼んだことの意味を、あなたならわかってくれると思います。
人が人として生きるから、汗もかくし、血も流す。汚れ物だって出るのです。
そんな話を、以前したことがありましたよね?
私だって、あなたと同じ物を食べているから、あなたと同じ様におトイレにだって行くのです。
自分は好き放題汚す一方で、汚いものから目を背けて、何の責任も取らないなんて。
あなたは私を、そんなイビツな生き物にしたいのですか?
うんぬんかんぬん。
ロランが私のことを常日頃大事に思ってくれていることには心から感謝していますが、
壊れ物を扱うようなその態度が、疎ましく思えてきていたことも事実なのです。
結局私は、
「でもディアナ様!」
「おだまりっ!」
物いいたげなロランを一喝して、トイレ・屋根裏・洗い場・ガレージ・エトセトラの、
ロランがいままで汚れるから、汚いからと言って近寄らせてもくれなかった場所の
お掃除権を手に入れたのです。
過ぎた優しさは寧ろ人を傷つけるということを、あなたなら気づいてくれると信じてます。
…そしてあなたに対等の人間として見てもらうためには、私にもまだまだ努力が必要だということも
よくわかりました。
実はいまもこうして日記を書きながら、普段使わなかったところを酷使してしまったために
悲鳴をあげている筋肉をサロ○パスで黙らせつつ、明日以降をどうやって乗り切ろうかと
思案中なのです。
ああして大見得を切ってしまった以上、筋肉痛で動けませんなんて言える筈もないですし。
頭だけの理屈と行動を一致させることができるようになるまでには、まだまだ修行が
必要な様です…。
ううぅ、ロラン。
明日もよしなに。ね?
((((・・・∀∀∀・・・))))イイイイイイイイ!!!!!
今日、ロランがお外でまき割りをしている間
わたくしはお掃除をしていました。
一階はあらかた終わってしまい、あとは二階だけです。
二階…お二階には倉庫と、ロ、ロランの部屋が…ハァハァ
ああっ、いけませんいけません。
わたくしはあくまでお掃除をしに行くのです。お掃除をしに行くのですよディアナ・ソレル。
とんっ とんっ とんっ
どき どき どき どきどきどきどきどきどきどきどきどき
か、階段を上るにつれて
し、心臓が苦しくなってまいりますね。
遂にロランのお部屋の前です。
「先に倉庫をお掃除するほうが、効率がよろしいですものね」
自分に言い訳をして、とりあえずロランの部屋は後回し…お許しを神様。このディアナは根性無しです。
ああ、倉庫がきれいになってゆきます。あ、あ、あああ。
ここをふいたら…次はロランの部屋です。
きゅっ。
ガラスの音がわたくしに『時』の到来を告げました。
「ロロロロロラン、しっ失礼いたしますよ」
ガチャ
んんーっ、はあっ。
いい匂い・・・
これがロランの…
はっ。
わたくしったら何を人の残り香でハァハァしているのかしら・・・
お掃除を始めましょうか。
もうロラン!ソシエさんの写真なんて飾るんじゃありません。
あとでダイニングテーブルに飾っておきましょう。
ロランはどんな顔をするかしら。うふふ。
キエルさんの写真は…まぁ許すことにいたします。
これはロランのパソコンですね?
ちょっとスリープを解除してみましょう。
・・・・・(赤面)
ロランったら…わたくしの壁紙なんて何処から探して来たのですか。
「最近使ったファイル」は、と。あら。JPEGだらけではないですか。
ちょっと見てみましょう。御免なさいましねロラン。ぽちっとな。
・・あら厭だ。わたくしのアイコラ(さしずめQueen Collage、クイコラといった所でしょうか)
ではないですか。これも…これも…全部そうです。
あらあら・・・どれもこれもわたくしの写真にしては胸元にヴォリュームが足りませんこと(藁
あっ、ロランが階段をのぼってきます
「ディアナ様ぁー?お掃除の具合は如何ですかぁ?」
ガチャ
「わわっ、ディアナ様何を見てらっしゃるんですかぁ!?」
「見ての通りあなたのコレクションですよロラン(藁」
わたくしは次々とファイルを開いてみせます。
「わっ。わあああっ。」
「ロラン・セアック。あなたはこんなものをいつも見ていたのですか?」
「‥‥‥‥‥‥」
「黙っていては分かりませんよ?」
「………………」
「ロラン、わたくしのほうはいつでも…」
わたくしは邪悪な笑みをたたえながらロランに近寄って耳打ちしました。
「準備はよくってよ?」
「ぎゃふんっ」
バタッ
あら。ロランがオーバーヒートしてしまいました。フフ、顔を真っ赤にして…可愛いですね。
ロラン、明日もよしなに(藁
菩薩の様なディアナ様だな
ワラタYO
笑もあって萌もある、これぞネタですね。
次のディアナ様も楽しみにしてまふ。
…藁ってくださって構いません。
結局、昨日の(勝手な)労働で身体中ガタピシ状態だということは、ロランが
わたくしを朝起こしに来た時点でバレてしまいました。
速攻です。秒殺です。30秒とかかりませんでした。
おまけにどうやらわたくしは、自分で思っていたより肌が弱かったようです。
寝ている間に貼っていたシップにしっかり気触れてしまい、ひりひり痛む皮膚を
いちいち庇わないと歩くことも出来ない有様。
わたくしの部屋はコテージの二階にあるのですが、一階のダイニングに降りるのに、
ロランに手を引いてもらわなければならなかったほどです。
なんというか、恥ずかしさと情けなさで、朝食の間中、ロランの顔をまともに
見ることも出来ませんでした。
鬱です…。
わたくしのそんな落ち込んだ様子を察してでしょう、いつもなら食事中あれこれと
話題を饗してくれるロランもあまり喋らずに、随分と静かな食事となって
しまいました。
気まずさと切なさが募り、輪をかけて鬱です…。
でも、わたくしのそんな鬱だ回線切って首釣ろうという精神状態を救ってくれたのも、
やはりロランだったのです。
「ディアナ様、ちょっとこちらに、よろしいですか?」
ロランはいつものニコニコ顔でわたくしの手を引き、暖炉の前の絨毯の前まで連れてきました。
暖かな暖炉の前に敷かれたこの毛足の長い絨毯でゴロゴロ転がるのは、わたくしの密かな、
ロランが留守のとき限定の楽しみだったのですが、その絨毯の上に腰を下ろして、
「ディアナ様、少しうつぶせになっていただけませんか?」
なんてことを言うのです。
当然、いままでの鬱を吹き飛ばして、わたくしはボンと音を立てて湯気を吹いてしまいました。
だってそうでしょう??あのロランが、わたくしに白昼堂々「横になれ」って言うんですよ!?
「いえあのその、やはりそれは何といいますか、もう少し段階を踏んだ方がわたくし的には」
熱に浮かされてバラバラになった思考を無理やりかき集めて言い訳を探すのですが、
「さ?」と天使のように微笑まれては…最初から、わたくしに抗う術などなかったのです。
「はぃ…」
我ながら情けないほど甘えきった声で返事をすると、わたくしはふかふかの絨毯に身体を横たえました。
暖炉の熱で暖められて毛足の立った、ロランがマメにブラシをかけている絨毯は、それだけで
思わず頬擦りをしたくなるほどの心地良さなのですが、そんな無防備なわたくしの背中に
ふと触れる感覚があったとき、わたくしは思わず「えっ!?」と、小さく叫んでしまっていたのです。
それはロランの手でした。
ロランの手が、わたくしの腰から背中までの線を、まるで猫を撫でるみたいに往復するのです。
ロランに触られている!その事実にわたくしは大きく動揺したのですが、お腹の下に感じる柔らかな
絨毯の感触と、背中に(そして時々…お尻に)感じる優しい彼の手の感触と温かさに、
やがてゴロゴロのどを鳴らす猫の様に、すっかり弛緩しきってしまったのです。
背中を撫でる手がやがて肩、髪を掻き分けて首筋、二の腕へを移動します。
その度にわたくしはビクリと反応し、性的な感触すら覚えてしまうのですが、一瞬の後には
暖かな心地良さに陶然となって目を閉じてしまうのです。
ピンクの霧の中に埋もれかかる意識の隅で、時々ひんやりとした感触があるのを自覚しました。
「アニスお婆さん、覚えてらっしゃいますか?前に教わった薬草のレシピがあって、丁度少し前に
調合してたんですよ。火傷と、筋肉痛のお薬です。」
そんなロランの声と、彼の手が通過する感覚の後、確かにひりついていた肌の痛みが
すっと消えていくのを感じます。
ロランの手は、わたくしの服の内側に入ってくるようなことは決してなかったのですが、彼がそういって
触れていく範囲から、溶けていくように消える肌の熱に、わたくしはじっと目を細めていました。
やがて薬の摩り込みは終わると、ロランは今度は親指を立てて、優しくわたくしの背中を揉み解しはじめました。
「痛いところ、ないですか?」
そんなことを言いながらも、優しげで、かつツボを捉えたマッサージが、凝り固まったわたくしの筋肉と
精神を解きほぐしていきます。
わたくしはもはや言葉を発することもできず、熱い吐息をつくのみでした。
どれだけの時間、そうしていたのでしょう。
「やりすぎても毒だそうですから、これでオシマイです。」
ぽんと軽く背中を叩く感触があって、わたくしは覚醒しました。
身体が軽い。雲に乗っているようです。肌の痛みも、もう気になりません。
むくりと身体を起こすと、正座姿のロランと目が合いました。
「これからは、絶対に無理だけはなさらないでくださいね?ディアナ様が望まれることでしたら、
なんでもお手伝いさせていただきますから。」
にっこり微笑む彼の顔を見つめるわたくしの目は、多分潤んでいたと思います。
正直なところ、この優しくって温かい、そしてロランから進んで与えてくれた「初の」スキンシップに、
私の理性は塩をかけたナメクジよりもてろてろに溶け崩されてしまっていたのです。
彼の顔に触れたい。このまま彼を押し倒してしまいたい。このまま彼を…
もう少しでリミッターが外れてしまう!そのことに気づいた瞬間、根性ナシのわたくしは、
「ろろろロランってば、随分とマッサージがお上手なんですね。驚いてしまいました」
はい。藁ってくださって結構です。話題を摩り替えてしまったのです。
そんな私の弱さに塩を塗りこむような天真爛漫さで、ロランはちょっと胸を張って言いました。
「えへへ。前に少し教わってから、あちこちで腕を磨いてたんです。評判良かったんですよ?」
「あー、そうだったんですかー。」
おほほほほと笑ったところで、はたと気が付くものがありました。
腕を磨いてた?
どんなシチュエーションで??
誰を相手にですか???
「ああ、それは炭鉱の仲間とか」
なるほど、採掘作業は大変な肉体労働ですものね。
「_シャの仲間とか」
そうですね。兵役は重労働でしょうからね。
「グエン様とか」
激務をこなしてらっしゃったでしょうから…って、グエン様?
はっと我に戻った私に、彼は何のかげりもないにこにこ顔で言ったのです。
「ソシエお嬢様とかに」
びきりと音を立てて、空間が固まりました。
「…」
「…」
「……」
「……」
「………(怒)」
「………?」
「…………(怒)(怒)」
「…………??」
「……………………(怒)(怒)(怒)(怒)(怒)」
「……………………?????」
90 :
○月ΖΖ日6/6:02/01/25 00:24
…ここから先は、言わずもがなだと思います。
わたくし、ロランのお陰ですっかり回復した腕の力を総動員して、鈍感うどん頭の脳のてっぺんに
渾身のゲンコツをお見舞いすると、自室の扉に「本日の営業は終了しました」の札をかけて、不貞寝を
決め込むことにしました。
「ディアナ様?ディアナ様!?僕、なにかお気に障ることしましたか!?
お声を聞かせていただけませんか!?ディアナ様ー!!」
どんどんとドアを叩く音が聞こえますが、勿論何も聞こえません。
乙女心の機微というものを、その樫の扉に問いなさい、ロラン。
「ディアナ様ー!」
ロランの情けない声を子守唄に、「彼が気を使ってくれたとおり」私はこの日一日を自身の身体の静養に
充てる事にしたのでした。
おわぢ
91 :
通常の名無しさんの3倍:02/01/25 01:23
>>85--90
イイ!
イイ!
(・∀・)イイイイ!!
ありがd。またディアナ様に萌えてもいいですか?
私的には打倒閃光のトロワな勢いなのですが。
93 :
通常の名無しさんの3倍:02/01/25 01:28
94 :
通常の名無しさんの3倍:02/01/25 01:32
お前らこんなクソスレいつまで続けてんだよ。
はっきり言って何にも面白くねえ上に長文ウゼエ。
つーかもっと言わせてもらえば、イタイ。
まるで厨房の展示会。アイタタタ。
普通ネタスレなんて2,3スレでいいかげん飽きるもんだろうが。
だいたいこのスレで笑えた奴なんているのかよ。
喜んでるの荒らしだけじゃねえの?
いいかげんやめてくれよ頼むから。
どうせやってる奴2,3人なんだろ?
いつまでもいつまでも、こんな駄スレがいちいち上がってこられちゃ迷惑なんだよ。
もうやめろ。やめやめ。さあ散った散った。
95 :
通常の名無しさんの3倍:02/01/25 01:34
98 :
通常の名無しさんの3倍:02/01/25 01:38
>>94が駄目ソシエ厨なところまでは判明してるんだけどなあ…
ちゃんとお風呂に入らないと、ソシエたんだって逃げ出すってば。
皆の者、ディアナ様の御前ですぞ。
見苦しいいさかいはやめなされ。
小学校の時
>>94の同級生やってた者です。
>>94はあのころは本当に純粋でシャイでした。
だから、好きな娘ができてもつらく当たる事しかできなかったのです。
ところが、
>>94はクラスのガキ大将的存在だったので
クラス全員がその娘をいじめるようになりました。
>>94が中庭でそのことについて僕に相談してくれた時の
あの悲しそうな表情は今でも忘れられません。
そして半年後、その女の子は踏み切りで電車に轢かれて死んでしまいました。
記録上は事故ということにはなっていますが、
何一つ事故が起こる要因がないのと、その娘が大切にしていた
おばあちゃんの形見を奪われたその日であった事から
誰もが自殺だと確信していました。
それからです。
>>94が段々引き蘢りがちになって来たのは。
おそらく相当にショックだったのでしょう。
好きな娘をほぼ自分の手で殺してしまったのですから。
中学が別だったのでどんな様子かと思って来てみたら…
とにかく、
>>94を恨まないで頂きたいんです。
今から
>>94の家に行ってじっくり話し合ってみるつもりです。
>>94が御迷惑をおかけしたこと、僕が代わりに謝らせて頂きます。
ディアナ・ソレル陛下に栄光あれ。
>>101 そっかー…
>>101も大変だったんだね…
ごめん、実は俺、勝手にディアナ様にその話を伝えちゃったんだ。
ディアナ様、ことの他お嘆きの様子でさ…
本当につらそうなお顔で、「よしなに」って言ったんだ。
>>94がいつの日か、自分の殻を破ってくれることを、僕も影ながら祈ってるよ。
今日、馬鹿ロランの所に行って来たわ。
いくら元女王だからって言っても
あたしの馬鹿ロランをそう簡単に渡すわけになんかいくもんですか。
山小屋までモビールで一時間の道のりをあたしがわざわざ会いに行ってやるんだから
馬鹿ロランは感謝して当たり前なのに何よ。
戸を開けてあたしを見るなりちょっと迷惑そうな顔しやがって。
・・・・あたしだって、そんなに強くないんだから。
だから、小屋に入るなり涙ながらに言ってやったわ。
あんたの所の馬鹿ロランがあたしのお腹に子供作ったって。
責任取って屋敷に来てもらうって。
ひどいよ馬鹿ロラン。半分マジで泣いちゃったじゃない。
まぁいいわ。
そしたら、案の定馬鹿ロランがオロオロしてディアナに言い訳しだすの。いい気味だったわ。
で、ディアナがキレるかと思ったら床に座って泣きだすの。
馬鹿ロランの言い訳も聞かずひたすらポロポロ涙流して。あれにはあせったわ。
それはもう凄かった。ディアナカウンターのポウなんとかっていう女なんか比じゃないのよ。
さすがに見てられなくなって「ネタだ」って言ってもまだ泣いてるのよ。
そして潤んだ瞳で馬鹿ロランを見つめるの。コレよ。
途端にあの馬鹿ロラン、座り込んでディアナを抱きしめたわ。
でも、ディアナの涙もおさまってきてやれやれといった時よ。あたし見たの。
ディアナの口元に怪しい笑みが浮かんでたわ。
あいつは今までただの天然だと思って油断してたけど、とんでもない。
奴は策士よ。カイジの利根川風に言えば「蛇っ・・・!!」よ。
ディアナなんかにあたしの馬鹿ロランは渡さないわ。覚えてらっしゃい。
昨日夜更かししたので今日はお昼前に目が覚めました。ロランはノックすにお買い物に
行っているみたいで、
『買い物に行って来ます。お昼は用意してありますからあっためて食べてください
お夕飯までには帰ります。』
と、メモが残してありました。
お昼を食べると一人では何をしても退屈なので、お花を見てぼーっとしていました。
ぼーっとするのが得意なわたくしですけれども、ロランのことを考えてしまいます。ロ
ランの帰りが遅いのでだんだん心配になってくるのです。
ロランが帰って来ても、わたくしは迎えに出ませんでした。少し怒っていたのです。
そんなことを知らないロランがキースのパン屋さんで買ってきたケーキをお土産に
わたくしの前に来た時、わたくしはロランにしがみつきました。
意外なことで驚きました。ロランはわたくしの頬に手を添えてキスをしたのです。
ロランは「ごめんなさい。」とだけ言ってお台所に消えていきました。
あの「ごめんなさい。」は遅れたことでしょうか、キスのことでしょうか。
ロラン、よしなに。
とんでもないことをしてしまった。ディアナ様にキスをしてしまった。
ディアナ様はいつもお綺麗で僕は大好きなのだが、あの時ディアナ様を可愛い
と思っていた。いままでディアナ様を一人の女の人として見たことは無かったのかも
しれない。
ディアナ様のあの行動はどうゆうことだったのだろう。ただお一人だったので寂しかった
だけだろうか、それとも僕がいなくて寂しかったのだろうか。そうだったら、僕がディアナ様
を傷つけていたこともあったろう。ぼくはどうしてこんなに鈍感なのだろう。
ディアナ様、また明日・・・・も微笑ってくれますか?
ところでロランは
>>103の件に関し、身に憶えでもあるのでしょうか?。
既に葬り去った過去の事だとしても、わたくしの興味は尽きません。
あの時は策を弄し、ソシエさんを体よく追い払う事が出来ましたが、
よく考えてみれば重要な点を見落としていたような気がします。
突然ですが、このログハウス・コテージには、立派な掘りごたつがあります。
床を切り抜いて、足を楽に下ろして座れるようにしたところに、膝立ち程度の高さの
テーブルを備え付けた、不思議な飯台といった風情の家具です。
夏の間は、それが何を目的としてこのような形状をしているのか、まったくわからないでいたのですが、
冬になり、ロランがどこからか仕入れてきた布団と火鉢をセットしてからというもの、
この風変わりなテーブルは、我が家の最重要暖房具となりました。
なんでもエイジアの寒い地方の伝統的なインテリアだとかで、その使い心地といったらもう、
暖かで心安らぐこと、生きながらにしてニルヴァーナへと運ばれてしまうよう。
あの働き者のロランですら、こうして一度足を入れてしまえば、ふにゃふにゃと
力の抜けきった表情で動けなくなってしまうのです。
私は、そんなロランの顔を眺めて食後のひと時を過ごすのを、この冬の楽しみとしていたのですが。
きょうもまた、私は掘りごたつに足を入れています。
もう春は近いというものの、外はまた雪の花びらが舞い降りはじめています。
こんな日は対面に座ったロランと二人、雪の降り積る様子をじっと眺めているのが常でした。
が、いま、私の向かいで緩んだ表情を見せているのは、ロランではなく
「ふぁー…暖かいですねー。二度と出たくなくなっちゃう…」
歳若く、溌剌とした魅力を振り撒く美しい女性、ロランの「元」主人、ソシエ・ハイム嬢なのです。
どんな気紛れを起こしたのか、そしてどんな神経をしているのか、彼女は遠くノックスはビシニティから、
自ら自動車を転がして、はるばるこの家までやってきたのです。
いつもの様に買出しに出たロランを見送って、いつもの様にひとりぼんやりと外を眺めていたわたくしの視野に、
「やほー!」とヒラヒラ手をふる彼女の姿が飛び込んできた時には、陳腐な表現ですが心臓が飛び出すほどに驚きました。
ともかく家の中に招き入れて、こたつ板の上のみかんの山を挟んでの対面となったのですが。
正直、まったく解せません。
ビシニティはここからは自動車をとばしても半日はかかる距離。
ムーンレイスの技術者を招きいれて新しく株式会社を興したハイム鉱山の女経営者たるソシエさんが、
ほいほいと遊びに来られる場所ではないのです。
まあ、それ以前にロランのこととか、ロランのこととか、ロランのこととか、ロランのこととかありますから、
遊びに来るという感覚で訪れる気になる場所でも無いはずです。つーか何しに来やがった。(・∀・)カエレ!!
すっかりリラックスした様子で天板に顎を乗せて、こたつと一体化してるソシエさん。
彼女の真意を掴みかねて、声がいくらか訝しげになってしまったのは、仕方ないところだったと言い訳させてください。
「して、こんな僻地にまで尋ねていただいたのは嬉しいのですが…何か急ぎのご用向きでもあるのでしょうか?」
「別に、特に用なんかないですよ?気が向いたから、来ただけです」
はあ、そうですか。
…ってですね。
「…わたくしに、それを信じろと?」
「そうですねー…強いて言うなら」
そこで唇の片方を釣り上げてニヤソと笑うソシエさん。
「あなたを笑いにきた…そう言えば、ディアナ様の気は済むのかしら?」
…むか。
…むか。
…むかむかむかー。
ええ、むかつきました。むかつきましたとも。
ちょっとソシエさん聞いてくださいよ!あなたとはあまり関係ないかもしれませんですけどさ、
地球帰還はムーンレイス(主にわたくし)の千年来の悲願だったのです!
わたくしもまた、冷凍睡眠を繰り返した末に身体はボロボロ、
※注:天文学的スパンで寝てばっかりだったのでサーカディアンリズムがデタラメなのです
ロランの介護ナシでは明日の命も定かならない有様です!
※注:単にお腹が空くと貧血起こして倒れるってだけですが
そんな中でやっと(周囲に国家単位で迷惑かけながら)手に入れた、心からの安らぎと三色昼寝付きのこの生活なのです!
あなたに笑われるいわれはありません!
髪が怒気で広がり、怒りのバーサークモードが発動しそうになるわたくしを軽くいなすように、目の前に白い便箋が突きつけられました。
「笑いに来たってのは、半分嘘で、半分本当。こないだ、ロランから手紙貰ったの。」
虚をつかれて目をしばたかせるわたくしに、ほかにもありますよ、ほら。とポーチから彼女が取り出す便箋の数々。
出てくるわ出てくるは、実に20通以上。
なるほど、あれから一年ですから、二週間に一通の勘定ですか。
彼が夜な夜な、こっそり何かを書いているのは気がついてましたが、本当マメなことですね。
それも居を同じくするわたくしに気づかれないように1年間ですか。おめでてーな、わたくし。
…ロラン、あなたって人は、あの天使の笑顔の裏で、わたくしとソシエさんを二股両天秤にかけるための裏工作に余念がなかったと、
そういうことなのですね?
そういうことなのですですね?
帰ってきたらおしおきです。大盛りねぎだく玉片手に小一時間は問い詰めてさしあげます。
「暗いこと考えてないで、ちゃんと聞いてよ。手紙には、ディアナ様のことしか書いてないの。」
心のゼノア大尉を怒りのシャイニングフィンガーで葬り去り、心のロストマウンテンから禁忌の爆弾を発掘しかけていた私を
こっちの世界に呼び戻したのは、ソシエさんの意外な一言でした。
「本当なんだから。ほらこれ見てよ。こっちも。」
はあ、では拝見します。
…なるほど、書いてあるのはわたくしのことばっかりです。
ディアナ様はきょうもお元気だとか、
ディアナ様がお風邪を召されたとか、
ディアナ様がぬかるみに足を取られて転ばれたとか、
ディアナ様がタンスに足の小指をぶつけられたとか、
ディアナ様が「もう食べられません」って寝言いったとか、
ディアナ様がおトイレにこもったきり2時間も出てこなかったとか
…おしおきはやっぱり決定です。牛鮭定食もつけて、小二時間は問い詰めてやります。
「ってまあ、そんなのばっかし。読んでるだけでお腹一杯になっちゃうわよ、こんなの。もーご馳走様ってねー。でも」
でも?
「少しも色気のありそうな話、書いてないのよねー。」
う。
言われてがさがさと便箋を漁るのですが、確かにロランの手紙の中には、色気のイの字も見出せません。
「あれから一年経つんですけど。」
…もうそんなになりますか。時の経つのは早いものですね。ソシエさんもすっかり綺麗になって。
「何か少しでも進展しました?」
…お掃除の許可を頂きました。
あと、お洗濯の許可も。
杖付きなら、雪が積もったあとのお散歩も一人でしていいと。
「そーいうことでなくて」
はいすいません。
「ひょっとしてもしかして、キスもまだ?」
はいまだです。
「まさか、まともに手もつないだことない?」
夜中にトイレについていってもらうときには。
「本当にその手の話って全然ないの?」
清く正しいこと葛飾区のごとしです。
「テレビでラブシーンが流れると、食卓が気まずくなる?」
由美かおるのお風呂姿が写るだけでも気まずくなるので、20時以降はテレビ禁止がルールになっています。
「(ぼそっ)…馬鹿ジャネーノ?」
………。
そこでまたブチ切れですよ。
「お馬鹿さんにお馬鹿さんって言われたくありません!!」
「あー!あー!言ったわね!もうみてらんないから、人がせっかく親切で忠告しにきてやったってのに何さ!
そんなこというならロラン、うちの屋敷に引き取らせて貰いますからね!?」
「アレはわたくしのですわ・た・く・し・の!髪の毛一本お渡しするつもりはありません!!」
「いまアレっていった!物呼ばわりしてるなんて信じるらんない!!やっぱり任せておけないから、返して!!」
「言葉のアヤです!彼はわたくし専用なのですせ・ん・よ・う!言うなれば通常の3倍大事な人なのですから、渡せません!!」
ごーごーがーがー。
そんな醜い言い争いを、小一時間ばかりしていたでしょうか。
暑くてこたつに入ってらんないほどにヒートアップして力尽き、犬の様に舌を出して荒い息をつく
わたくしたち二人の姿は、およそ殿方に見せられるものではありませんでした。
そんな疲れきった状態でも、わたくしは萎えない闘志をたぎらせた目で、この無礼な闖入者を睨みつけていたのですが、
「ロランはさ。ずっとディアナ様のことしか考えてないの。昔から、ずっと」
突然視線を外したソシエさんの悲しげな呟きに、わたくしは言葉を失ってしまいました。
「ディアナ様がいるから、あたしのことなんか見てくれないの。ディアナ様の世話をするのが、
あいつの幸せなの。だから。」
「…」
「だから、あいつの気持ちが迷惑じゃないなら、ちゃんと受け止めて、報いてあげて欲しいの。
そんないつまでも半端な態度で放置されたら。」
私がたまらないもの。
そう言ってうつむくソシエさんからは、先ほどまでの炎の様な気勢はすでに消え、寂しく悲しく、切なげな、
ロランへの思いが伝わってくるばかりでした。
「帰る」
「へ?」
「これが伝えたかっただけですもの。もう用は無いわ。」
それだけいうと、ソシエさんは手早く荷物を集めて身支度を整え始めました。
どん臭いと誉れの高いわたくしが、それに追従できるはずもありません。
あわあわと驚いている間に、結局気がついたときには、玄関に立つソシエさんを見送る格好になっていました。
ソシエさんは、いくらか自嘲の成分を含んだ笑みで、
「ちゃんと考えてあげて欲しいな。それがイヤなら、いつでも返品受けるから。」
それだけ言い残して、さっと立ち去ってしまいました。
ぱたんと扉が閉まり、家にはまた、わたくし一人が残されました。
風の様に訪れたソシエさんは、去るときもまた風の様でした。
わたくしは…いままでなにをしていたのでしょう。
あるいはソシエさんの来訪も、わたくしのみた白昼夢だったのではないでしょうかという気すらしてきました。
わたくしの心のわだかまりを解くために、ソシエさんの姿を借りて現れた、わたくしの自己救済者だったのではないかと。
ひとしきりその場で呆然とした後、わたくしはのろのろと掘りごたつに戻り、窓の外で徐々に勢いを増す雪の降る様を
ぼんやりと眺めつづけていました。
やがて自動車の音が聞こえてきて、わたくしはロランの帰宅を知りました。
扉が開き、何がそんなに嬉しいのか、にこにこの笑顔のロランがただいまを告げます。
わたくしは、その笑顔に思いました。
このロランの笑顔のすべては、わたくしに向けられているのです。
もう無駄に見栄を張る必要も、臆病になる必要もないのですと。
安心して、彼に心の内を伝えましょう。
まずは冷え切った彼の手をとって、お帰りなさいを伝えることからはじめましょうと、彼のもとに歩み寄ろうとして
「ソシエお嬢さんが、わざわざ尋ねてきてくださったんですよ!ノックスから!」
固まりました。
…(゚д゚)ハァ?
満面の笑みのロランの背中から、バツの悪そうなソシエさんが現れて、わたくしの思考はたっぷり5秒は停止しました。
「雪でクルマのエンジン、ショートしちゃって…やっぱりきょう、泊めてもらえません?」
鬱山車脳。
117 :
○月ΖΖΖ日9/9:02/01/25 15:33
結局、突如勢いをました雪に閉じ込められる格好で、ソシエさんはこの別荘に1週間近く滞在することになりました。
会社の仕事は、月の技術者のホレスさんに貰ったパソコンと空気H"カードで、オフィスに常駐していなくても充分こなせるそうです。
鬱山車脳。
しかもソシエさんは、先のしおらしい態度はどこに落としてきたものやら、わたくしでは逆立ちしてもできない
馴れ馴れしさで、日がな一日ロランにじゃれ付いているのです。
ああほらそこ。そんな日の高いうちから、ロランのシャツに手をいれて暖かーいってお嬢様、つつしみがなさすぎますよ。
はーそうですか、ソシエさんは最近お料理を始められたんですか。
エプロン姿でロランと二人キッチンに立つと、とってもチャ○ミ○グリーンな雰囲気ですね。
||
Λ||Λ
( / ⌒ヽ
∪ / ノ
∪∪
そんなわけで、掘りごたつのわたくしの指定席の対面には愛しのロランではなく、その「元」女主人のソシエさんが
座ることになり、いつも以上に笑顔大盤振る舞いのロランを横目に、こたつ布団の下でロランに絡もうとする
ソシエさんの足先を必死にブロックしながら、雪の止むのをまつこととなったのでした。
118 :
通常の名無しさんの3倍:02/01/25 22:23
119 :
名無し転がし:02/01/25 22:57
気が付けば、もう一月も終わり。
ソシエさんあたりには「年中お正月」と言われかねない生活態度のわたくしですが、
こうして地球に降りた以上、限られた人生の時間を精一杯生きてみせると、
過ぎ行く日々の一日一日を噛み締めて暮らしているつもりなのです。つもりの上では。
そうしてきょうも日めくりカレンダーをぺりりと一枚めくってみれば、もう一月も終わり。
一月の次は二月、当然のこと。
そして二月にはアレがあるのです。
そう、クリスマスに次ぐ乙女2大イベントの一つ、聖なる
「節分ですよね?豆、いっぱい貰ってきました!」
ルジャーナ名産、鳩ボルジャーノンマシンガンでバケツにひとつ分の豆を叩きつけて
アホロランを殲滅すると、わたくしは自室に辞して調べ物の続きをすることにしました。
まだ少し気が早いかもしれませんが、二月といえばバレンタイン。
慎み深い乙女が、この日ばかりは神の御名において暖めた思いをカミングアウトすることが
許され、なおかつそれを拒絶されることはないという鬼の様に豪華特典満載のイベントです。
わたくしならずとも鼻息荒くなろうってものでございますとも、ええ。
思えば去年のバレンタインには、悲惨な記憶しかございません。
あのころは地球側との和平調停のため、ノックスのハイム家に逗留して最後の女王の仕事を
執り行っていたのですが、まあそちらの方もぼちぼち目処がついたので、料理上手のキエルさんの
指導を受けつつ、ソシエさんとならんで手作りチョコの用意などを進めていたのですが、
「なあにディアナ様、その黒コゲの物体は。サンマでも焼きすぎたの?(プ」
「そういうソシエさんこそ、マロングラッセはちゃんと殻を剥いて作るものですよ(ゲラゲラ」
煽りスキルばかりが上達して、肝心の調理技能はさっぱりのまま。
文字通り厨房に立つ厨房として、悪戦苦闘の日々を送っていました。
そんなある日、ロラン・セアックならぬローラ・ローラ宛に小包が届きました。
ガリア発のクール宅急便ってのも凄い話ですが…訝るロランが包みを開けると、
中からそれは美味しそうなチョコトリュフの詰め合わせと、カードが一つ。
差出人は、
「グエン・サード・ラインフォード!?」
ギンガナム戦役の後消息不明となっていた、かつてのイングレッサ領主からのものだったのです。
カードには、短く謝罪と、
「
ローラ、いやロラン。
君には本当にすまないことをした。
今でも愛している。
」
恐るべきカミングアウトの言葉。
文化的に同性愛への馴染みがないソシエさんとキエルさんは真っ青な顔でロランとチョコを
代わる代わる見比べ、わたくしも奴はそこまで漢だったのかと脂汗だらだらで固まるばかり。
そんなわたくしたちの顔を気にもとめない様子で
「…まあ、食べ物に罪はありませんし」
とチョコに手を伸ばそうとするロランにむかついて、
き「ホモ。」
そ「つーかホモ。」
で「つーかすっげえホモ。よしなに。」
と、ハイム家姉妹と一緒になって彼が涙目になるまでいぢめたものですが、その時彼から
「そんなものを食べてはホモが染ってしまうかもしれない」といって取り上げたチョコの美味しかったこと、
プロの技と深い愛情があってはじめて成し得る味わいに、実際、グエン卿のお手製だったらどうしようとか
怖い考えになってしまって、その日の夜は酷くうなされたものです。
ともかく、そのチョコと自分で作っているチョコとの出来の落差に、気力をすっかり失ってしまった
ソシエさんとわたくしは、「抜け駆け禁止」の淑女協定のもと、結局キエルさんに頼み込んで
彼女が製作したチョコケーキを「合作」という形にしてもらい、ボルジャーノ領の高官や
地球帰還作戦部隊の方々にばらまき、ロランの分もその中の一つに混ぜてしまったのです。
今にして思えばなんと浅慮なことをしたものか…。
ともあれ、女王を継いで以来、私にとってチョコというものは「ばらまく物」でしかありませんでした。
自分で言い出したこととはいえ、毎年毎年千枚単位のカードに署名するのは正直うんざりで、
イベントとしてのバレンタインを心から楽しめたことなど、一度だってありません。
だからこそ、不甲斐ないことに終わった去年を反省し、今年こそはちゃんと結果を出そうと
こうして下調べに余念がないわけです。
…そーですか。チョコは直火で炙ってはいけなかったのですか。へー。
そんなこんなで小一時間ばかりを使ったでしょうか。
小休止にお茶でも飲もうとダイニングに下りた私を出迎えたのは、おさんどん姿のロランに
甘い香り、そして山の様なトリュフチョコでした。
「…なんですかこれは?」
綺麗なトリュフチョコが月見団子の様に積み重なってる光景というのも、それはそれで
なかなか胃にくる物があるのですが。
ひきつるわたくしを、例によって笑顔で出迎えながら
「バレンタインの日に、普段お世話になってる商店街のおばちゃんたちに作った、お礼のチョコです。
見様見真似で作ってみたんですが、やっぱり難しいですね。」
とロラン。
はーそうですか、なんとも義理堅いことです。つーかそれって本当に本当ですか?
この子は虫も殺さないような顔をして、時々しれっととんでもないウソをつくことがあるので、要注意なのです。
「去年、グエン様にチョコを頂いたじゃないですか。なんとなく思い出しちゃって。お一ついかがですか?」
そういって彼が差し出すチョコレートをつまんで、ちょっと考えてからポンと口に放り込む。
はしたないですよ?と苦笑しながらキッチンの片付けに戻るロランの背中を見ながら、口をもごもごさせるわたくし。
…美味しい。
口の中でふわりとけ広がる絶妙な甘味と苦味、そのまろやかさと香ばしさ。
サンミッシェル本店のパティシエもかくやというその仕事の出来栄えに、わたくしは目を丸くするばかりでした。
「あとでお茶を入れてさしあげますから、少しお待ちいただけますか?ディアナ様。ってあれ?ディアナ様?」
ロラン謹製のチョコトリュフを1ダースばかりガメて再び自室に戻り、わたくしはいまこれを書いています。
そーです。そーですよね。人にはそれぞれ向き不向きというものがあります。
月と地球が再び手を結び、男性に愛を伝える男性だっている昨今です。(…彼の嗜好に異を唱えるつもりはありません。愛欲の対象がロランでさえなければ。)
男の子が愛する人に贈り物をする日があったっていいじゃないですか。
チョコをもう一つつまみつつ、わたくしはお菓子作りチュートリアルの本を放り出し、かわりに本棚からグルメガイドを
引っ張り出すと、14日にはどんなチョコを作ってもらおうかなーと物色開始。
前向きに精神的再建を果たすことにするのでした。
…負け犬ってゆうな。
Λ||Λ
( ⌒ヽ
∪ ノ
∪∪
126 :
○月ΖU日6/6:02/01/26 14:57
※訳注:ここから異なるペンで殴り書き。
バレンタイン当日、わたくしは首尾よくロラン特製のレ・ダマンドをせしめることに成功したのですが、
そこにどこから匂いをかぎつけたものかソシエさんが乱入。
聖なる乙女のイベントは、節分の時と変わらない、ルジャーナ名産トリュフボルジャーノンマシンガン連射による
クロスレンジでの大格闘戦の末に家事無能力者二名が大破、乙女不在につき台無しとなってしまいました。
この悔しさを忘れず来年の肥やしとするために、ここに追記します。
Λ||Λ
( ⌒ヽ
∪ ノ
∪∪
職人様、今後ともすばらしい作品をよしなに。
128 :
通常の名無しさんの3倍:02/01/26 15:24
129 :
本スレ430:02/01/26 17:27
覗きにきました。よしなに。
130 :
通常の名無しさんの3倍:02/01/26 17:58
>で「つーかすっげえホモ。よしなに。」
たまりません。
これからも、よしなに。
131 :
通常の名無しさんの3倍:02/01/27 00:29
>>121-126 首吊りディアナ様シリーズ(という呼び名もどうかと思いますが)
(・∀・)イイ!
つーか(・∀・)イイ!
つーかすっげえ(・∀・)イイ!
これからも頑張ってください。
132 :
通常の名無しさんの3倍:02/01/27 02:09
>131
”2ちゃんねらーディアナ様”シリーズというのはどうか。
禿監督がトップランナーのご出演なさるそうですね。
記念によしなにAGEさせていただきます。
ロラン、今年も楽しくなりそうですね。
このしばらくは雪も降らず、穏やかな天気が続いています。
小鳥のさえずりで目覚めたわたくしは、遠くない春の訪れを感じて大きく窓を開けました。
清浄な空気が吹き込み、部屋が光に満たされていきます。
こうして地球での暮らしを許されたことを、神様に感謝せずにはいられなくなる瞬間です。
その清々しさを心から楽しみながら身支度を整え、ダイニングへ。
わたくしも決してお寝坊さんなつもりはないのですが、ロランは必ずわたくしよりも先に起きて、
朝食の用意を済ませてくれているのです。
食欲をそそるハムエッグの匂いと、新鮮なサラダ。輝かんばかりの笑顔で、おはようを告げるロラン。
やはり朝はかくあるべきだと、しみじみ思います。
さて、朝食をいただいたら、あとはロランの淹れてくれたコーヒーを楽しみながら、昼までの時間を
読書でのんびりと過ごすのが、ここしばらくのわたくしの日課となっています。
我ながら結構なご身分だとは思うのですが、いままでン千年も王家のしきたりやらなにやらに縛られて
窮屈な生活をしてきたわたくしなのですから、これくらいの自由は許していただきたいといったところ
でしょうか。
…はい、働かざるもの食うべからずってことくらいは、わかってるつもりです。
大体、わたくしは先の戦乱の当事者のひとりなのですから、いくらキエルさんが意欲まんまんで
「女王やります!」と申し出てくれたとはいえ、そうあっさりと楽隠居していいというものでもないでしょう。
そんなわけで、最近では月との初の貿易港を設立したボルジャーノ領の新領主、リリ・ボルジャーノ嬢の
政治的オブザーバーとして、方々から送られてくる書状に目を通しては、彼女の行動に提言したり、時には
新政策の起草を行ったりもしています。
まあ形ばかりのものではあるのですが、なにせ性急過ぎる時代の進歩が生み出す歪みが国を痛めつける結果と
なることは良くある話なのですし、わたくしくらいノホホンとした人間が緊張感に欠ける意見を述べるという
のも、バランス感覚的には悪くないという、リリ様一流の判断なのでしょう。
さて、そんなわけで、きょうのお題目。
手元にあるのは、月と地球との和平を記念して製作された、ノックス・クロニクル他戦災当地の新聞社数社と、
月で最も権威ある報道機関フルムーントピックスによる合同出版物の第一稿。平たく言えば戦記ものですね。
終息に向かっているとはいえ、いまだ政治的な混乱の続くさなか、情報インフラばかりが急速に
整備されていく様には不思議な感慨がありますが、戦争の真実がより多くの人に伝われば、地球人と
ムーンレイスの間にいまだ根深く残る偏見の垣根を取り払い、まだ局所的には続いているという戦闘を
終息させることもできると信じたい。
そのための努力を惜しむつもりはありません。
しかし、地球側のスポンサーであろうリリ嬢は、一体どんなごり押しをしたのでしょうか。
よりにもよって「ボルジャーノンに花束を」のタイトルを見たときには、ロランと二人で頭を抱え込んで
しまったものです。
まあ、おバカな名前はさておいて、中はあえて論を噛み砕かず、一つのトピックに月と地球の視点を
常に対立させ、読み手の熟考を促す素晴らしいものでした。
長年戦争を経験していない月側の記事より、時に地球側の記事の方が時に鋭い切り口で事件を分析している
あたりも、非常に興味深いところです。
伝え聞くところでは、価値ある写真資料を数多く提供し、月と地球との仕事の調停を中心になって
執り行なったのは、ロランの友人であるフランドール嬢であるとか。
(彼女は地球帰還作戦の尖兵として地球に降り立ったのち、現地の印刷所〜新聞社を経て、ノックス初の
テレビ局設立に関わりました。)
そんな彼女は現在、アメリア大陸を網羅する大規模報道ネットワーク設立に野心を燃やす一方、
理性的かつ女性ならではのきめ細かな視点とバイタリティーで、報道現場の第一線で活躍中だとのこと。
フラット第一降下隊ので、ロランといっしょにコチコチになってた、あの小さくて可愛らしかった女の子が、
こんなに立派に成長しているなんて、なんだかくすぐったい気分です。
月の面では、地球帰還作戦の創記からディアナカウンターの設立、軍組織の台頭や(軍の跳梁を許したことには、
いまでも心の中に苦いものを覚えます)アグリッパが反戦ムーブメントを誘導し地球への放逐を進めた
様までもが克明に記され、地球の面では、ボルジャーノン発掘に命をかけた男たちとスエサイド部隊結成の経緯が
語られ(これが表題のボルジャーノンに花束を、の由来みたいです。実際、ボルジャーノンはリリ嬢を
守る騎士として、和平交渉の中心の地となったルジャーナ領のシンボルとして広く知られているわけですし、
こうして思えば悪くないタイトルなのかもしれません)。
そんなハードな記事に混じって、ムーンレイスと地球の人々との草の根の交流に尽力したパン職人さんのお話、ディアナ・カウンターを飛び出して地球で一から八百屋をはじめたムーンレイスのお話といった心温まる
エピソードも交えられ、読んでて飽きさせません。
それに、地球の書物としては初の試みになるのでしょうか、所々には音声ユニットまで配されて、
ほら、ロラン。誰がどこから引っ張ってきたんでしょうね。
「人が…安心して眠るためにはー!!」
こんな声まで入ってますよ。格好いいじゃないですか。
思えばこの戦争で、誰にも拠らない義によって立って最後まで戦ったのは、あなただけなのかも知れませんね。
そんなことを思いながら、時に微笑み、時に眉を寄せ、わたくしはこの充実した本のページを
手繰っていたのですが。
「月の女王の真実」という、わたくしにとっては、なんとも恐ろしい表題の章のページをめくった瞬間。
「諸君!!!!!!!!!!!!!!!!」
絶叫とともに現れたのは、額に青筋立てて演説するわたくしの姿。
…ナニコレ?
こめかみのあたりがヒクヒク引き攣るのを感じながら、わたくしはさらに次のページをめくります。
さらに飛び出すわたくしの声。
諸君!
我々は、かつての過ちにより母なる故郷を失いました。しかしこれは我々人類の敗北を意味するものなのでしょうか?否!始まりなのです!
地球に比べ、我が月の資源は3000分の1以下であります。
にもかかわらず、今日まで生き延びてこられたのは何故か!?
諸君!我々ムーンレイスの生存目的が正義だからです!これは諸君等が一番知っているものと思います。
我々は地球を追われ、宇宙移民者にさせられました。
そして一握りのエリートが宇宙にまで膨れ上がった。
地球帰還作戦が立案されて300余年。
宇宙に住む我々が地球へのを居住を求めて、何度踏みにじられたか!
月の掲げるムーンレイス一人一人の自由の為の戦いを、神が見捨てる訳はない!
私の友、諸君等が愛してくれたミラン・レックスは死んだ!(死んでません)
何故です!?
新しい時代の覇権を、我等選ばれた民が得るのは歴史の必然です。
ならば、我等は襟を正し、この状況を打開しなければなりません!
我々は過酷な宇宙空間を生活の場としながらも、共に苦悩し、練磨して、今日の文化を築き上げてきました!
かつて人は、人類の革新は宇宙の民たる我々から始まるといいました。
しかしながら痛めつけられた地球の自然は、我々人類の支配権を拒絶し、
その連邦の無思慮な抵抗の前に死んでいったのだ!
この悲しみも、怒りも、忘れてはならない!
それを、ミランは、死をもって我々に示してくれた!(死んでません)
我々は今、この怒りを結集し、地球の大地に叩き付けて、
初めて真の勝利を得る事ができる!
この勝利こそ、帰還ならずして果てた全てのムーンレイスへの最大の慰めとなる!
立てよ、ムーンレイス!
我らムーンレイスこそ、選ばれた民である事を忘れないで欲しいのです!
優良児たる我らこそ、人類を救い得るのです!!
………。
汗だらだら。わたくし、こんなこといいましたっけ。
優良児の選ばれたのって、口にするのもはばかられるようなことをノリノリで喋り垂らしてます。
あー、そっか。ミランに一服(ブランデー)盛られて、酔っ払ったまま演説の場に放り出されたときだ。
「あなたは酔っている時の方が滑舌がよろしいですから」とか言いやがって、それでも執政官かい!
直前に冬の宮殿の映像ファイルでみた、三白眼の歴史的戦犯がブチかましたアジ演説を、そのまま
再生してますね。わたくしってば、記憶力いいなあ。
あ、ミランが何か叫んでる。そりゃそうですね。こんな演説、そのまま市民の皆様に流しちゃったりした日には、
王家が転覆してしまいます。
「うるさし!!」
次いで聞こえてくる、どがばかすぱーんと、小気味のいい打撃音。
あー、ソレル家に代々伝わる連続コンボ「よしなに3段」ですねこれは。
めくり気味のジャンプ大よしなにから近距離大よしなに、キャンセルして昇竜よしなにに繋いで
ピヨリ確定の必殺技です。
「どうした姫様、楽しそうなことをやってるじゃないか!」
あれ、ギム・ギンガナムの声まで。
「おまえも!!」
こんどはずがーんと凄い炸裂音。
ゲージ3本消費の超必殺技「よしなにゲイザー」ですか。
頼まれてもないのに最終奥義を出血大奉仕ですね。わたくし大暴れ。
今度はハリーの「麻酔銃を!早く!」なんて声が聞こえた後に銃声が数発。
一瞬の静寂。
直後、熊の様な凄まじい咆哮があがり、破壊音に次ぐ破壊音。
どかーん。ばかーん。ばばばばばばばばばーん。
最後はハリーの
「ミラアアァアン!!今後ディアナ様に酒をふるまい、呑ませるようなことがあったら!
我が魂魄百万回ぶぎゅる!」
ダンプにでも轢かれたかのような可哀想な断末魔の声で締められていました。
で、音の再生が終わった後では、小鳥の囀る声が聞こえる室内で、ひとり取り残されるわたくし。
…微妙に思い出しました。
これ、たしか本番の演説前のリハーサルの時の奴です。
わたくし、心の中では人前で演説したりするの、とても苦痛に思っていたんですよね。
なにせ帰還作戦実施直前の重要な演説だったので、なんどとなくリハーサルを繰り返したのですが、
自分でもどうにも煮え切らない論調になっていることにストレスを感じて、ミランに相談したのでした。
ミランにしてみれば、「リハーサルなのだから」という、ほんの親切心なくらいだったのかも知れませんが、
結果この有様だったと。
そっかー。
この時点で地球帰還作戦は強硬派の増長を招いていて、志願者による農耕部隊だったはずのディアナ・
カウンターの組織構造が、市民軍のそれに摩り替わってしまっていたのに心を痛めていたのですが、
フィルにしろミランにしろ、直前まで「小生自ら地球に降りる!」といって聞かなかったギムまでもが、
その後わりとアッサリわたくしの言うことに従ってくれたのは、わたくし自ら連中をシメあげていたから
だったのですねー。
なるほどー。
なるほ、ど…。
……。
「ディアナ様、コーヒーのお代わり、いかがですか?…って、どうされたんですか、ディアナ様!?」
「…ろら〜ん!!」
あんまりといえばあんまりな自らの所業に恐怖して、わたくしはロランに泣きつくと、今しがたの音声で
証明された事実のすべてを、洗いざらい彼に懺悔しました。
もちろんそんなことをしたところで、なんの罪滅ぼしになるはずもないのですが、それでも彼は優しく
わたくしのことを抱きとめて、わたくしが落ち着くまでの間、ずっと背中をさすってくれていました。
「ディアナ様はずっと女王としての重責に耐えてこられたのですから、お酒が入れば多少羽目を外したく
なるのは、仕方のないことだと思います。
あの時だって、誰もディアナ様を責めなかったじゃないですか。皆、わかってるんですよ。」
ロランの労わりの言葉が、胸にじーんと染み渡っていきます。
ありがとうロラン、あなたのその言葉で、随分救われた気がします。
やはりあなたは、わたくしの罪の救済者です。
こうしてあなたが、わたくしと生活を共にしてくれていることに、心から感謝します…。
わたくしは長いこと彼の胸でぐずっていましたが、やがて落ち着きを取り戻し、そっと身体を離しました。
普段だったら、こんな美味しいシチュエーションをみすみす見逃すようなわたくしではないのですが、
ロランの言葉の何かがわたくしの胸にひっかかり、ふところに氷を突っ込んだようなそら寒い気分に
させていたのです。
ところでロラン。襟元を正して、ロランに問います。
「はい、なんですか?」
あの時って、なんのことでしょう。
「え?」
誰もわたくしを責めなかったとは、わたくし、誰かに責められるようなこと、したのでしょうか。
「え…」
それ以前にわたくし、あなたの前でお酒なんか飲んだこと、ありましたっけ。
「…えっと。」
あ、目逸らしやがった。
鬱出汁脳。
142 :
○月Ζ+日9/9:02/01/27 16:53
結局、この記事と音声についてだけは、お願いですから勘弁してくださいとリリ嬢にテレビ電話で直談判して、掲載を取りやめてもらうことになりました。
「これでまた、貸し一つ追加ですわね♪」
そう言われてしまった時にはぐうの音も出ませんでしたが、種を明かせばこの記事自体、ちょっとした
キエルさんとリリ様の悪戯だったそうです。
当の事件はミラン執政官の手によってもみ消しが行われたのですが、何故か生のデータが残っていたのが
最近発見され、それをキエルさんが慌てて押さえてくれていたのです。
しかしながらあっさり握りつぶしてしまうにはあんまりにも面白すぎるので、彼女たち二人で策謀し、
わたくしのところに送りつけてみたと、そういうことだったのでした。
こうして聞いてみると何とも腹立たしい話ではあるのですが、元を正せばすべてわたくしの罪でありますので、誰に当り散らすというわけにもまいりません。
ともかく、わたくしは今後絶対にお酒の側に近寄ることはすまいとの固い誓いを月の神に立て。
そして、近々実行予定であった「アルコールの勢いでロランを素直にさせて自分も素直になっちゃえ作戦」の
無期延期を余儀なくされ、際限なくへこみまくって、この日一日を過ごしたのでした。
Λ||Λ
( ⌒ヽ
∪ ノ
∪∪
「おやすみなさいディアナ様。」
ロラン、おやすみなさいまし。
さて、と。
階段を上るロランに手を振ってわたくしは独りほくそ笑みました。
最近のわたくしのお気に入りは「2ちゃんねる」という
黒歴史以前からある匿名掲示板コミュニティーに行くことです。
昨日スレッドをたててみたんですが・・・どうなっているでしょうね。
『1 名前:ソシエ・ハイム
ロランタンのエロ画像キボンヌ(;´Д`)ヨシナニ』
さすがにわたくしの名前でキボンヌする訳にはまいりませんものね。
ソシエさん、ごめんなさいまし(藁
『2 名前:通常の名無しさんの3倍
1000ゲトー
3 名前:通常の名無しさんの3倍
ソシエたんハァハァ 』
なんですかこのレス。わたくしに対する侮辱です。
あとでハリーにしめてもらいましょう。
『4 名前:通常の名無しさんの3倍
ほれ
//qqq.infozeek.fr/3815655/p.asp?mode=BC』
あら、ようやく神が降臨されたようですね。
URLをブラウザにコピペして、と…
あ、あら?画面が青くなって・・・ああ、よくわからない文字が流れて行きます
目が回り…そ……う………です…………
わたくしが目をさました時は、ロランがセットアップを終えた所でした。
「ディアナ様ぁ。もうブラクラなんて踏んじゃだめですよ。
これは僕が直しておきましたけど、これからは気を付けてくださいね。」
ありがとうロラン。やはりあなたは神です。
ロランにああは言われましたが、やはりロランたんの画像に未練がないわけではありません。
最後にあのスレへ行きましょう。一回だけ、ね?
あら。新着レスがあります。
『5 名前:通常の名無しさんの3倍 メール欄:sage
qqq.nankyoku.fr/~kinkedo/upbbs/files/566158832329.jpg
コレミテ(・∀・)カエレ! 』
今度は.jpgですし、大丈夫ですよね?
ブラウザにコピペです。ぽちっと、な。
(カリカリカリ・・・)あ、来ました。
キタ━━━━━━(°∀°)━━━━━━━━!!!
ハァハァ…なんてことでしょう…わたくしが攻めで‥ロランを…ハァハァ
・・・ふぅ。ありがとうございました5さん。あなたは神です。
それでは朝食を頂きにゆきましょうか。フォルダを閉じて、と…?
あら?知らないうちに書込みログが増えていますね。
『katjusha_wrote_loggs:start_from_here
名前:ソシエ・ハイム
ロランタンのエロ画像キボンヌ(;´Д`)ヨシナニ
名前:通常の名無しさんの3倍 メール欄:sage
qqq.nankyoku.fr/~kinkedo/upbbs/files/566158832329.jpg
コレミテ(・∀・)カエレ!
katjusha_wrote_loggs:that_is_all』
・・・ロラン?
>Ζ職人さん(?)
>○月Ζ+日
いいっすなぁ…ワラいました
>>132 やっぱりディアナ様っぽくならない…
逝って来ます
ありがとうございます。
無駄に長くなって申し訳ない上萌えが足りません。
おまけに
>その連邦の無思慮な抵抗の前に死んでいったのだ!
嗚呼、やってまいました。回線切って首釣って逝って来ます。
147 :
通常の名無しさんの3倍:02/01/27 18:21
148 :
通常の名無しさんの3倍:02/01/27 23:55
よしなにage
「おやすみなさいディアナ様。」
ロラン、おやすみなさいまし。
さて、今日も哀れな厨房さんたちに賄いをして差し上げましょうか。
飢えたクレクレ君のたくさんいそうなスレは、と・・・
『半角にある全ての全身タイツ+ボールギャグ画像キボンヌ
1 名前:/名無しさん[1-30].jpg
少なからず需要はあるはずだ。皆の力で集めよう
2 名前:/名無しさん[1-30].jpg
2ゲットォォォォォォォォォォォォ〜!!!
3 名前:/名無しさん[1-30].jpg
漏れも欲しいが。なかなか無いもんだしな。
4 名前:/名無しさん[1-30].jpg メール欄:age
期待age
5 名前:はるか
みんなでえっちな話しようよ!
rsgp://qqq.sageservers.fr/chat_bbs/
6 名前:落とさせるものか
サルベージage 』
ああ。こんなマニアックなスレでは他の神々も降臨のしようがありませんか。
しかしながらわたくしのコレクションは完璧です。
全身タイツなら80枚、ボールギャグ付でも20枚はございます。
早速うpして差し上げましょうか・・・
『7 名前:/名無しさん[1-30].jpg
どうぞ。よしなに
sgp://qqq.infozeek.fr/militia/upbbs/files/05991238.jpg
sgp://qqq.infozeek.fr/militia/upbbs/files/05994776.jpg
sgp://qqq.infozeek.fr/militia/upbbs/files/05995452.jpg
sgp://qqq.infozeek.fr/militia/upbbs/files/05608842.jpg
sgp://qqq.infozeek.fr/militia/upbbs/files/05607542.jpg 』、と。
わらわらと、とはゆきませんがレスがついてまいりました。
「>7 神」だの「神が降臨なさったぞ!」だの「神ワショーイ」だのと……
さぁ皆さん、讃えなさい!もっとわたくしの降臨を讃えるのです!
これだから神はやめられませんわ!おほほほほほほほ・・・!
他にもこのようなスレはないかしら?
ああ、本当に神というものはゾクゾクいたします!
『◆◇◆◇◆◇ディアナ様ぁーっ!◇◆◇◆◇◆
1 名前:/名無しさん[1-30].jpg
お前等がディアナ様の画像をくれないなら、
我が魂魄百万回生まれ変わろうとも恨み晴らすからなぁぁッッ!!』
このスレ、未だ神の居ぬまま173まで伸びてます。
しかも貼ってある画像はわたくしの公務の時の姿ばかり。
不本意ではありますが、わたくしのコレクションには
もちろんわたくし自身の画像も300枚は取り揃えてございます。
仕方がありませんねえ。bahooブリーフケースのアカにうpして差し上げましょう。
『174 名前:/名無しさん[1-30].jpg
うpしておきました。よしなに
rsgp://bahoo.briefcase.fr/Fr4aOme 』、と。
これで哀れな小羊も今日のオツトメを終えられるでしょう。
ああ、この「賄い」の快感!
厨房達よ!もっとわたくしのうpした画像でハァハァなさい!おほほほほほほほ・・・・
…そういえばまだとっておきの画像が倉庫に置いてあるのでした。
その事を思い出して2階の倉庫のドアまで向かったわたくしでしたが、
背後から物音が聞こえます。
「ディアナ様ぁ・・・ハァハァハァ」
もちろん「背後」というのはロランの部屋なのですが・・・
中を確認させて頂きます。決して覗くわけではありませんよ。
そーっと…ね。
カチャ キーッ……
ロランはやっぱり「して」いましたが、それよりロランが気になる事を言いました。
「ハァハァ…ディアナ様……やっぱり174さんは神だ……ハァハァ」
・・・ロラン?
warata
今日はキエル嬢の生理痛がひどいので夜の日ねごとは休みだ。
最近のキエル嬢はとても勉強熱心で、この間など黒歴史に封印された幻の絶技
「足コキ」で3回も逝かされてしまった。
初めのころはとても初々しく「優しくしてください・・・・」などといっていた。あのころが
懐かしい、しかし上手になられたキエル嬢も(・∀・)イイ!
むっ!机の下に隠れておいでだったか、お戯れをなさるキエル嬢は。ん?何をする!?
そのまま日記を書けと?チャックを下ろして・・・・ダッ、ダメ・・・・・・そんな事・・・・・アッ!・・・
・
・
ユニバァァァァァァァァス!
やべぇ、最近このスレマジでオモロイ。
155 :
通常の名無しさんの3倍:02/01/29 04:31
こんなことなら、∀見とくんだった・・・。
今からでも遅くはない。
世間的には全然盛り上がってないが劇場版もやるし。
今日から毎日観るべし。
天気のいい昼下がり。
日差しも暖かで、雪が解けてしたたる音が、遠くない春の訪れを知らせます。
こんな日は、庭先でひょっこり顔を覗かせた”つくし”が風に揺られる様を眺めたりして、日がな一日
のんびりと過ごしたいところなのですが…
きょう、わたくしは「ある準備」に追われて、朝からぱたぱた忙しく倉庫と玄関を往復していました。
なにせ相手は大物ですから、入念に仕度しなければなりません。
…さあ、こっちは大体こんなものでしょう。
自分の用意に目処がついたところで、額の汗を拭い、わたくしは晴れた隙に庭で薪割りをしているロランに、
「忙しいところごめんなさい、ロラン! お客様がみえられるので、お茶の用意をお願いできませんかー?」
声をかけました。
わたくしが淹れるとコーヒーは麦茶に、紅茶は黒茶になってしまうので、不本意ながらその手の準備は
全部ロランにやってもらうのが、この家の不文律となっています。文句あります?シラネーヨ。
「お客様ですか、珍しいですね。どなたなんですか?」
そう言ってティーセットをかちゃかちゃやっているロランに、
「さあ、誰なんでしょうね。でも、きっとあなたもよく知っている人ですよ。」
わたくしはテーブルを磨きながら笑いかけましたが、その笑顔の裏では、このコテージを血に染める覚悟を
固めて、拳を握り込んでいたのです。
「さ、ロランもお座りなさい。まだ少し時間があるようですから、一緒にお待ちしましょう?」
いささか緊張した面持ちのロランと共に、待つこと数十分。
やがてどんどん、と、玄関を叩く音が聞こえました。
待ち人の到着です。
わたくしの顔をうかがうロランに、お願いします、と頷いて出てもらうと
「…ハリー大尉」
心底意外そうな声が聞こえ、やがていつもの親衛隊長服に赤眼鏡姿ではなく、地球のカジュアルスタイルに
黒のサングラスという出立ちでしたが、紛れもないハリー・オードが通されてきました。
「ディアナ様…。」
ハリー、久しいですね。元気そうで何よりです。
「ディアナ様こそ、お変わりなく。」
そう言って跪くハリーを笑顔で迎えると、
「ちょうどお茶にするところだったのです。ハリーもおかけなさい。ロラン、ハリーにもカップを。」
わたくしは言いました。
時間は午後の三時、アフタヌーン・ティーって奴です。
「ハリーもひとつどうですか。このタルトは絶品ですよ?」
「はい、頂きます。…これは、美味しいですね。ディアナ様が?」
「…ロランなんですけどね。」
「そうですか…。お菓子作りか、似合うな?ロラン君。」
「それ、誉めてもらったって思っていいんですか?(ぶすっ)」
「くすっ…ロラン、誉められて怒る人がありますか。」
「でも、ディアナ様ぁー。」
とまあ、ノンビリと穏やかで、微笑ましい時間が過ぎていきます。
わたくしも、いままで命がけで職務に当たってくれていたハリーと共に、こうしてテーブルを囲む機会を
嬉しく、そして楽しく思わなかったわけではないのですが…。
残念ながら、夢の終わりも近づいてきたようです。
わたくしは、濃厚な味わいのブルーベリーのタルトを紅茶で流し込むと、
「して、ハリー。こうして訪ねてきてくれたのは嬉しいのですが、貴方には親衛隊隊長としての勤めが
あったはずです。それをこうして一人、地球に降りてくるとは、ハリー。キエルさんに何かありましたか?」
切り出しました。
ロランが驚いた様子で彼を見ます。
貴方にとっても、キエル・ハイムは大事な人でしょう。
気持ちはわかりますが、すこし大人しくしていてくださいね?
ロランを目で制すると、再びハリーに目を戻すわたくし。
「いえ…それが実は」
いつも無駄に堂々としてるハリーが、落ち着きのない視線でわたくしとロランを交互に見比べます。
言いたいことがあるのでしょうが、なにか言い出しずらい様子。
そりゃまあ、そうでしょうね。
…でも、もう時間切れです。
少しでも誠意を見せて、正直に釈明したならば、まだ態度を考えてやらないでもなかったものを。
「キエルさんに何かあったのではなく、キエルさん’と’なにかあったのでしょう、ハリー…
残念ですが、あなたを匿う相談なら、受けられませんよ?」
「なっ!?」
「えっ!?」
驚きの声をあげるハリーとロランを無視して、わたくしは無言で手元のロープをぐいっと引っ張りました。
途端、解体してばらばらになるハリーの椅子と、尻餅をつく彼。
次いでもう一本、ぐいっ。
部屋の周囲に張り巡らされたロープが生き物の様にハリーに襲い掛かり、その手足を縛り上げます。
「ななっ!?」
とどめにもう一本。
彼を拘束するロープの根元がばね仕掛けでバンっと音を立てて跳ね上がると、天井の梁からぶら下がる
無様なオブジェの出来上がり。
我ながら、見事な亀甲縛りに縛り上げたものです。
午前中いっぱいを費やした自分の仕事の仕上がりに、わたくしは満足の笑みを浮かべました。
「ディアナ様!これは一体なんの冗談でありますか!」
取り合わず、おとーさんのおみやげの寿司折り状態でぶら下がるハリーから、ついとサングラスを取り上げて
「|■д■*|-| ディアーナ大尉ぞよ〜♪」
なんてやってみるわたくし。
「お戯れを!」
「戯れでこんなことをすると思いますか?ハリー・オード」
睨み据えると、覚えがあるのでしょう、ぎくりと身を震わせるハリー。
わたくしは冷笑しました。
あなたを親衛隊員に包囲させ、捕獲の指揮をとったのは、このわたくし。
そして包囲網にあえて穴を開けさせ、あなたをこの家へと誘導したのも、このわたくし。
ハリー…君は良き臣下だったが、わたくしの友人を泣かせたのがいけないのだよ!
「はっ…謀りましたな!?ディアナ様!!」
さて、なんのことやらわからんちん。
てゆーか、わたくしには謀るような頭も勇気も以下省略。
「いったいどうされたっていうんですか、ディアナ様!?」
びっくりすることしきりで聞くロランに、
「月のキエルさんから連絡があったのです。ハリーと手酷く喧嘩して、その場の勢いで彼に暇を出してしまったと。」
わたくしは答えました。
まあ、そこまでだったら、彼女の話を聞いてあげこそすれ、それ以上の行動にはでなかったかもしれません。
「犬も食わない」って奴でしょうし、わたくしだって野暮なことはしたくありませんでしたから。
が、当のハリーがそれをいいことに、反省し、謝ろうとする彼女の気持ちを放ったらかして、地球で遊び呆けて
いたとなれば話は別です。
なんでもイカガワしいパブに入り浸って豪遊状態だったそうじゃないですか、ハリー。
全部彼女の耳に届いてますよ?
ざーっと音を立てて血の気を引かせるハリー。
「ロ、ロラン、助けろっ!!」
切羽詰った様子のハリーの叫びが上がり、思わず腰を浮かしかけるロランなのですが、
(余計なことをしたらあなたも同罪ですよ、ロラン!?)
目で制するわたくし。
ロランは飼い主に叱られた子犬の様にびくりと震えると、心底すまなそうな上目遣いで
「ごめんなさい」と呟いて、そのまま腰をおろしてしまいました。
よろしい。
しばらくハリーはじったんばったん暴れていましたが、やがて観念したのでしょう。
がっくし脱力すると、
「いや…女王に仕える者なら、当然のことだろう。気に病むな、ロラン」
疲れたような笑みで、そんなことを言いました。
やがて雲でもかかったかのように、窓の外の景色がざっと暗くなりました。
窓を開けて見上げれば、空を覆い隠すような巨大な影の姿。
沈まぬ太陽の名を与えられた、ディアナ・カウンター旗艦「ソレイユ」の到着です。
「ということは」
「大ピンポン。」
「(…ガクガクブルブルガクガクブルブル(((( ;゚Д゚))) )」
やがて庭にランチが降り立ち、玄関を叩くこんこんという音。
扉を開けば、そこにいたのは
「ディアナ・ソレル女王陛下…」
として月に昇ったキエル・ハイム嬢、その人でした。
「久しぶりですね、ロラン。それにディアナ様…あら?随分と刺激的な格好ですね?ハリー。」
そういって、中吊りの彼のわき腹をぐにぐにつっつくキエルさんの顔の恐ろしいこと。
「ハリー…私はあなたが帰ってくるのを、随分と待ったのですよ?」
そんなことを言って、愛しげに彼の頬を撫でるキエルさん。
いえ、撫でてないですね。彼女の手を追うように、つーっと血が滲んでます。
手袋の向うでもその破壊力が出るほど、爪が立ってらっしゃいますですか。
怒ってますね、キエルさん。
「ハリー、ハリー。ずっと、ずっと会いたかったのですよ?ハリー…」
潤んだ瞳で、鼻をすりよせるようにして彼の顔を抱くキエルさん。
宙吊りのハリーの首が、彼女の動きに合わせてゴキゴキと不吉な音を立てます。
あら、ハリーのまぶたにキエルさんの指が食い込んでますね、痛そー…。
ガクガクブルブルガクガクブルブル(((( ;゚Д゚)))
彼女のこういう姿は、いままで見たことがなかったのでしょう。横でロランが震えてます。
実際、自分と同じ顔の彼女をつかまえて、こんなことを言うのも何なのですが、彼女が浮かべる表情は
凄絶な美しき夜叉の様で、なんとも胸にぐっとくるものがありました。
ひとしきり彼に触れて、満足したのでしょうか。
「当方の親衛隊長が、随分とご迷惑をおかけしました。謹んでお詫び申上げます。」
先ほどまでの鬼女の様な気配は霧散して、柔らかな表情に戻ったキエルさんが深々と頭を下げました。
「いえ…おなじ女性であれば、当然のことです。」
「では…」
「ええ…」
「ディアナ・ソレルからディアナ・ソレルへ」
ロープを切り離し、どすんと地面に落とすと、寿司折り状態のハリーをつまんではい、と手渡すわたくし。
「キエル・ハイムからキエルハイムへ」
受け取って、柔道着を肩に引っ掛けるように、それをひょいっと背負うキエルさん。
「「また、お会いしましょう。」」
透き通るような笑みを浮かべて、彼女は哀れなイモムシと共にランチの中へ、ランチは上空のソレイユの中へ、そしてソレイユは太陽の中へと溶けるように消えて行き、この別荘には再び前と同じ静けさが戻ってきました。
…みましたか、ロラン。彼女の逞しさと凛々しさを。
キエル・ハイム、あなたにムーンレイスを任せても良いと、心から思えます。
「僕も、背中がブルブル震えました…コワクッテ」
女心を解さない殿方の末路とは、あの様なものです。
つーか、
「そのことについては、あなたとて例外ではありませんよ、ロラン・セアック?」
その鈍さが人を傷つけることといったら、前後に落ちないあなたなのです。
いい加減理解してもらわなくては、わたくしの方が困ります。
ぎろりと一瞥くれてやると、
「は、はいっ!」
恐れ入った様子で、背筋をびしり。
…本当にわかってんのか、こいつ。
ロランの態度が上っ面だけのものに思えて、ちょびっとばかしむかついたので、
「あなたは優しいから、大事な人を泣かせるような真似はしませんよね。ねぇ、ロラン…!?」
久しく使ってなかった女王の眼光でぎろぎろガンをくれてやります。
「は、は、は、は、は、ははははいっ!」
さらに恐れ入った様子で、背筋をびしり。
…まあ、どーせわかっちゃいないんでしょうがね。けっ。
わたくしは、些かくさくさした気分で、ぬるくなってしまった紅茶をずびっとすすりました。
「ロラン、お茶のおかわり、頂けますか?」
「はっ、はい!ただいま!!」
でもってその夜、キエルさんから電話。
あれからキエルさんはハリーのことを心から気の済むまで、散々に痛め、いたぶり、泣かせ、反省させ。
そして泣きついて、お願いして…仲直りしたそうです。
ああ、それは良かったですね…まあ、もとの鞘に収まったってだけの話なのでしょうが、あれだけべしょべしょに
泣いて見せてたキエルさんが、こうとろけそうな笑顔で「もういやですわディアナ様ったら!」とかって、
どうですこの変わり様。泣いたカラスって奴でしょうか?
頬に両手で「いやんいやん」って身をぎゅいんぎゅいん捻り、頼んでもいないのにこう延々とのろけやがられると、
なんだか納得いかないものがあります。
はーそうですか、そらよろしゅおまんしたなー、勝手にやっとくれなはれー(西ルジャーナ弁)ときたものです。
まあ、大事なお友達のことなのですから、それはそれで構わないのですが、そんな二人の愛のキューピッドと
いうか狩人というかを演じてみせたわたくしの方に問題発生。
「あ、あの…ディアナ様、お風呂の準備が出来ました(ビクビクオドオド)」
「あら、そうですか。ありがとう、ロラン(にっこり)」
「(ビクーーーーーーーーーーーッ!!!)い、いえ、こんなこと、なんでもないデス。じゃあ、僕はコレデ…。」
「あ…。」
どうも「憧れのキエルお嬢さん」の情の深いところを直視してしまったロランの方が、女性恐怖症に
なってしまった様子でして…。
ただでさえショックを受けてたところに、わたくしがガンたれてトドメの一押ししちゃったのが悪かったのでしょうね。
以降、わたくしが何をいっても何をやっても
「ビクーーーーーーーーーーーッ!!!」
「ドキーーーーーーーーーーーッ!!!」
と一々いちびる有様で。
挙句の果てには、
「ディアナさま〜…なんでも言うこと聞きますから、怒らないでください〜…
ぶたないでください〜…鞭はやめてください〜…ロープもやめてください〜…」
なんて寝言にだして魘されやがって…誰がいつそんなことしたよ(#゚Д゚)ゴルァ。
「…割に合いません。」
寂しいのはわたくしだって同じですのに…。
よろしくやってるハリーとキエルさんを象徴するかのように、煌々と照らす満月の明かりをカーテンで締め出し。
わたくしはひとり冷たいベッドにもぐりこむと、枕を抱いて鬱々と眠れない夜を過ごすのでした。
Λ||Λ
( ⌒ヽ
∪ ノ
∪∪
>>157-167
168 :
通常の名無しさんの3倍:02/01/29 16:31
おもしろい!,
169 :
通常の名無しさんの3倍:02/01/29 16:33
(・∀・)イイ!
ぜひともディアナ様にも
頬に両手をあてて「いやんいやん」って身をぎゅいんぎゅいん捻ってほしい。
170 :
通常の名無しさんの3倍:02/01/29 16:38
ネタスレなのかハァハァスレなのかどっちだ(w
171 :
通常の名無しさんの3倍:02/01/29 17:00
どっちでも(・∀・)イイ!
172 :
通常の名無しさんの3倍:02/01/29 17:53
映画見る人増えるといいな祈願age
どうでも(・∀・)イイ!
175 :
通常の名無しさんの3倍:02/01/29 21:01
>>157-167 (・∀・)イイ!
ここ数日間、連日のように職人さんが降臨されていますね。
ありがたいことです。
何をどうやろうと、必ず最後には
Λ||Λ
( ⌒ヽ
∪ ノ
∪∪
↑こういう結果になっている、空回りディアナ様マンセー!!
176 :
通常の名無しさんの3倍:02/01/29 21:45
職人さんに感謝age!
これわしかしアレやな、「このスレを十全に楽しむ為に」∀をつたやで借りて
全話観ないかんハメになってもたなこれしかし。
無条件におもろい。つか、読み終えた後で明るく前向きな気持ちになれる読み
物をいつもありがとう
>>157-167。
178 :
○月×日@18:02/01/29 23:25
最近は雪も解け、一段と暖かくなって参りました。
今日お外を散歩していると、とてもいいものを見つけました。
お花です。隅の方にひっそりと一輪、お花が咲いていました。
ロランに頼んで鉢に移してもらい、それがいま目の前にあります。
それにしても、お花を見ていると
なんだかこう歌いたくなりますね。
ウンッ。ウフン。あー。あー。
『聞いてアロエリーナ ちょっと言いにくいんだけど〜
聞いてアロエリーナ ロランがわたくしの想いに気付いてくださらないのぉ〜
聞いてくれてあ・り・が・とアロエリーナ♪』
フフフ…どうやらまだまだわたくしの喉は現役ですね。
「ディアナ様・・・?」
ロッロランッ!?
(・・まさか今の聞かれたんじゃ・・・・
・・・・えーい!勇気を出すのですよディアナ・ソレル!
いい機会ですし、このまま想いを告げてしまいましょう!)
あ、あのロラン?えーっと。
「感動しましたッ!」
…え?
「ディアナ様は歌もお上手だったんですね!
歌詞は聞き取れなかったんですけど、心が洗われるようでした!」
あ、ありがとうございます・・・
ロラン。わたくしこの決意、どうしてくれるんですか。よしなに。
今日はハリーさんから電話があった。内容はキエルお嬢様の愚痴だったのだが
キエルさんにイチニアシブを取られているらしい。
僕もディアナ様におっぱいで何とかして欲しい。でもディアナ様ニブチンだからな〜。
聞いておヒゲリーナ♪
ちょっと言いにくいんだっけどー♪
聞いておヒゲリーナ♪
…正直、ネタつきちゃったー♪
聞いてくれてあーりがーとおヒゲリーナ♪
\______ __________/
|/
.., -ー-、.
〈=◎=-,___>
\∀/ |(゚ー゚*|-| `i,
ヽ|〃 (∩∩ )
づれ過ぎディアナ様sage
ソシエさんから手紙。
それも珍しいことに「親愛なるディアナ・ソレル女王陛下へ」などと宛てて。
…親愛なる女王陛下?
彼女が直接ロランではなく、わたくしの名に宛てて手紙を送って寄越すなどは、いままでに無かったこと。
悪いと思いながらも、少なからず訝しんでしまったことは確かです。
(自分宛てじゃなかったことに、ロランがいくらか寂しそうな顔をしたことについては、まあこの際不問にして
さしあげます。)
内容は…「戦後のノックス復興を記念して、ずっと中止になっていた成人式のお祭りを改めて行うことになった
ので、是非ディアナ様にもお越しいただきたい」といったもの。
で、付け足しの様に「ロランは成人式を迎えていないので、特例になるが、改めて儀式に参加させてあげたいと
思う。来訪の際には彼も連れてもらえれば、かつての主人として嬉しい」と。
ホワイトドールの神様としての由来は、以前ロランやコレンに聞いたことがあります。
そしてノックスには、15歳を迎えた子供たちの成人を祝う、街を上げてのお祭りがあるということも、伺って
はいました。
さて、どうしたものかとロランを見れば、
「ノックスかあ…」
あ、なんか里心ついちゃった様な顔をしています。
「ノックスには、ホワイトドールを崇める土着のお祭りがあるんですよ。僕も本当は、成人の儀式を迎えるはず
だったんですが。」
そういうロランの声は、少し寂しげです。
思えばかの地は、地球帰還作戦の最初の義性となった場所でもあります。
平和だっただろう土地の暮らしを土足で踏みにじったわたくしに、その土地ゆかりの大事な祭りに参加する権利
があるものでしょうか。
そう考えると、いくらソシエさん直々の招待といえども、素直に参加する決心はつかなかったのですが…
いえ、やはり和平とはそうしたものでしょう。思い直すことにしました。
戦争でお父さんを失い、あれほどムーンレイスを憎悪していたソシエさんのお誘いなのですから、初めから断れ
る道理はないのです。
「それではロラン。手数をかけますが、車の整備を頼めますか。当日、一緒に参りましょう?」
…ぶっちゃけ、久しぶりのドライブと小旅行が楽しみになってきたというのもあるのですが。
「ええっ?いいんですか?僕も一緒で!」
「わたくしが行くところに、あなたが行かなくてどうします。」
「ありがとうございます、ディアナ様ー!」
基本的にこの子は喜びの感情表現がストレートなので、こういう時は見ていて飽きないものがあります。
「ずっと心残りでもあったんです。まさか改めて成人式に参加できるなんて思わなかったから。これで本当に、
地球の人間になれるんだなと思ったら、嬉しくって。」
うきうきの様子で工具を探すロランの背中を見ながら、わたくしも自身の頬が緩むのを感じていたのですが…
その一方、心のどこかで、なにかが警鐘を鳴らしていることも自覚していました。
こういってはなんなのですが、わたくし自身、ソシエさんに含むところがないわけではありません。
彼女はわたくしの大事な友人であるキエル・ハイムの妹さんでもありますし、元気で真っ直ぐで、花の咲いたよ
うに晴れやかな天性の魅力に溢れる、本当に可愛らしい女性だと思っています。
んが、ロランのこととか、ロランのこととか、ロランのこととか、ロランのこととかある以上、それとこれとは
別の話。
わたくしにとってのソシエさんは、地球での数少ない大事なお友達であるとともに、不倶戴天の怨敵なのです。
そしてそれは、ソシエさんにとってのわたくしも同じことのはず。
そのソシエさんが、こっそりロランだけを呼びつけるわけでもなく、わたくしに招待状を送って寄越すなど…
「これは罠ね」と巨大AAの一つも貼り付けたくなろうってものです。
「じゃあ、ちょっとガレージに行ってきます。」
と笑顔で飛び出すロランに、お願いします、と手を振って。
一人になった瞬間、
(…なに企んでやがる、このオカチメンコ。)
危うく口に出してしまいそうになりました。
さて、当日。
わたくしとロランは、まだ夜も明けないうちからクルマに乗り込み、一路ノックスへと向かいました。
運転は、まだ暗いうちはロランが、日が昇ってからはわたくしが。
天気も晴れ渡り、絶好のドライブ日和。
ハンドル握る手も軽く、ロランにも笑顔が絶えません。
道のりを半分ほど消化したところで、開けた草原を見つけてお弁当を広げて…気分はほとんどピクニックです。
昨夜遅くまで自動車の整備と旅行の準備をしていたロランを起こしたくはなかったので、お弁当の用意はわたく
しが勝手にやっちゃいました。
いくら家事無能力者の烙印を押されたわたくしだって、サンドイッチくらいは何とかなります。
まあ、それでも10本の指全部に余すところ無く傷を作ることになってしまいましたし、あわやもう少しでディア
ナ味のサンドイッチをこしらえてしまうところでもあったのですが…。
「ディアナ様の手料理をいただけるなんて…なんだかすごく嬉しいです。あ、これ美味しい。これも…。」
男の子らしい食欲のロランを見ていると、それだけで胸の奥がほの暖かいもので一杯になっていきます。
頭掻き掻き、えへへへへっと照れたような笑いを浮かべるロランを見ることができれば、手の傷に見合うだけの
苦労の甲斐はあったというものです。
「あ、こっちは変わった食感ですね。ん…バン○エイド?」
Σ(゚Д゚;エーッ!ソンナベタベタナミスヲ、ワタクシッタラ!!
「あああごめんなさいロラン!よく噛んで食べて、じゃなくってええと!」
「バンドエ○ドって、なんでまた…あーっ!ディアナ様、指、すごいケガだらけじゃないですかあっ!?」
「Σ(゚Д゚ 気づくのが遅い!」
「ごめんなさーい!!」
…別に誉めてもらいたくてやったわけではありませんが、毎度毎度こうあんまりにも基本に忠実にボケるロラン
を見れば、夜な夜な地面に穴を掘っては「ロランの鈍感ばかー。にぶちんー。」と愚痴を埋めているわたくしの
苦労もおわかり頂けようってものです。
日差しが暖かなので、食後は二人でちょっとお昼寝して過ごし、程よく疲れが取れたところで改めて出発。
結局、夕方前には到着のつもりが、少々ノンビリ過ぎたようです。
ロランがハイム家に車をつけたときには既に日も落ち、あたりには夜の帳がおりかけていました。
「もう、遅いですよ!ディアナ様。来られないんじゃないかと思ったじゃないですか。」
口ではそう言いながらも笑顔で出迎えてくれたソシエさんに、ごめんなさいとペコリ頭を下げるわたくし。
ソシエさんはわたくしの手をとると、
「でも、いいタイミングですよ。お祭りは、これからが本番ですから。」
そう言って、チャーミングに微笑んで見せます。こうしていると、本当に天真爛漫で素敵なお嬢様です。
その笑顔に、わたくしは招待状を受け取った時の心のしこりを、すっかり忘れてしまっていました。
ビシニティの街中までは、ソシエさんが車を出してくれました。
途中、どこからとも聞こえてくる太鼓。笛の音。
お祭りは始まっていました。
そこここで松明がたかれ、街中が炎に照らされて、まるで真昼のようです。
そしてこの熱気。
子供たちが走りまわり、大人たちは祝杯をぶつけあい、誰もが大きな声で笑っています。
らーせっせ、らーせっせ
ほわいとどーるのごかごのもとにー…
どこからともなく聞こえてくる子供たちの歌声が、否応なしにお祭りのムードを盛り上げます。
生活環境にゆとりのない月でのそれと比べて、地球のお祭りとは何と伸びやかで、力感に溢れたものなのでしょ
うか。
見ているだけで体温があがり、うきうきと踊りだしたくなるような、熱い衝動が身体を満たしていきます。
移動中、わたくしは目を輝かせ、車窓から身を乗り出すようにして、街の光景を眺めつづけていました。
「ディアナ様は、VIP待遇ですからね♪」
そういってソシエさんが通してくれたのは、街の広場を一望できる、街の役所の一室でした。
このお祭りの運営指揮のために、ハイム家で借りているのだそうです。
なるほど、逞しい男の人たちが、あれやこれやと忙しそうに出入りしています。
こうしたお祭りも、裏方は大変なものですよね。
広場の中心では火が焚かれ、その火を囲むように入れ替わり立ち替わり、人々が輪になって踊っています。
わたくしは、部屋の窓から、炎と人と音楽とが織り成す幻想的な祭典を飽きることなく見つめ続けて…成人式の
準備といって席を離れたロランにソシエさんの帰りを待っていました。
あ、戻ってきたようです…あら、二人とも、可愛らしい格好ですね。
「これが、成人式の正装なんです。」
民族模様でしょうか?特徴的な意匠がほどこされた、ゆったりとした貫頭衣姿で現れた二人に、わたくしは目を
細めました。
「そろそろ儀式が始まるので、あたし行きますね。ロランも、お借りしますけど…。」
って、わたくしも行っちゃ駄目なんですか?
「すいません、せっかくお呼びしたのですけど、儀式の間は、大人は立ち入り禁止なんです。」
…あまり年齢のことは言われたくないわたくしです。
「じゃあ、ロラン。また後でね。ディアナ様も、ごゆっくり♪」
そういってヒラヒラ手を振ると、忙しそうにぱっと立ち去ってしまうソシエさん。
こう見えてソシエさんはハイム家の当主であり、この街ビシニティの盟主ですから、本来はお祭りの運営を中心
になって取り仕切らなければならない立場なのだそうです。
でも、成人式をちゃんと過ごすことが出来なかった点では彼女も同じなので、運営委員と掛け持ちで奔走して、
きょうこの日、晴れて成人式に参加するための権利を取りつけたとか。
目的の為に邁進する、その素晴らしいバイタリティは、地球の人ならではのものに思えて、眩しく感じてしまう
ほどです。
その彼女がそういうなら、仕方ありません…残念ですが、待つことにしましょう。
とはいえ、せっかくこうして遠いところを来たというのに、儀式の終わりを一人で待たなければならないという
のは、少々寂しいものがありますね…。
「ごめんなさい、ディアナ様…。多分、そんなにかからないと思いますから。あ、ディアナ様が退屈なされると
思って、これ、持ってきたんです。」
そういって、ロランが差し出したのは…お祭りの屋台で買ってきたと思しきチョコバナナ。
…あなた最近、わたくしのことを小さな子供か何かと思っていませんか?
そんな食べ物でごまかされるわたくしでは
n
ヽ(凸)ノ
[Y]
/ ヽ
「ロラン、準備終わったー!?」
「あ、はーい!じゃあ、ディアナ様。僕ちょっと行ってまいります。」
いってらっしゃい♪
しっかりごまかされ、割り箸に刺さったチョコバナナを咥えてご機嫌のわたくしでした。
189 :
通常の名無しさんの3倍:02/01/31 20:16
age
「で、子供たちだけで山に上がって、何をするんですか?」
「代表の男女一組が、ホワイトドールの前で聖痕を授けあう、そういうしきたりです。」
と、長年ハイム家に使えるサムさんの言葉。
「セイコン?ですか」
眼下の広場では、ホワイトドールの巨大なハリボテを御輿に担いだロランたちが、山に登ろうとしています。
でぃあなさまー、と手を振るロランに、手を振り返すわたくし。
「聖なる痕、ですな。ホワイトドールの伝説にちなんだもので、背中にアトをつけるのです。」
なるほど、Holy Symbol ですね。
外でソシエさんの「マウンテン・サイクルへ!」という掛け声に、おおー!という応えがあって。
…おお、早い早い。随分と重そうですのに、お御輿は駆け足の様な速度で街を抜けて、山に差し掛かりました。
「背中を、ヒルに吸わせるんです。それでアトを。」
ヒ、ヒルですか。怖いですね。
お御輿は…あの山道に浮かぶ松明の明かりがそうでしょうか?
オペラグラスを取り出して…なるほど、遠くに神像と思しきものが見えます。
あそこまでお御輿を運ぶのですね、なるほど。
「毒があるものではありませんし、アトも長いことは残りません。まあ、慣習的なものですよ。」
はあ…。
それでも充分エキセントリックな儀式に思えてしまうわたくしは、偏見に凝り固まってるのでしょうか?
そう思いながらチョコバナナの最後のひとかけを飲み込んだところで、はたと気が付きました。
背中?
背中って、ナマの背中?
服の上から、ヒルに吸わせる?
「そんなわけにはいかんでしょうから、脱ぐんでしょうな。」
だから脱ぎやすい貫頭衣なのですか。
ひょっとして、あの下はハダカなのですか?
「はい。」
男も女も?
「はい。」
…セイコンをつけた後は、どうするのですか?
「儀式はそれで終わりですが、祭り自体は、明け方まで続きますので…聞くのは野暮というものです。」
…ソシエさんとロランは「ちょっとの間」って言ってませんでしたっけ?
「明け方までですよ。」
そーですか。
「はい。」
ひょっとして、明け方まで子供たちだけで放置なのですか?
「はい。」
その間大人達の監視もなく?
「はい。」
一枚脱げば素っ裸の格好で?
「はい。」
やりたい盛りが。
「はい。」
放置ですか。
「はい。」
それ以上は
「野暮ってものです。」
そーですか。
「はい。」
……。
「野暮だの逝きだのって、看過できますか!!」
口の中の割り箸を噛み砕かん勢いで、わたくし大爆発。
「なっ、どうされました、突然に!?」
「山に登ります!ロランを連れ戻さないと!」
「いけません、儀式の間は、大人は立ち入り無用、そういう決まりなんですから。」
「はなして!はなしてください!わたくしのロランが、ソシエさんにぃ!!」
「あの子はまだ成人式を迎えてないのでしょう!?結構なことじゃないですか!」
「そう簡単に割り切れますか!ロラン!ロラーン!!」
「おいお前等、このお嬢様をお諌めしろ!見かけによらず凄い力だ!」
お諌めとは言葉ばかり、何人もの男性が、力任せにわたくしのことを押さえつけようと飛び掛ってきます。
ええい、いったい何処にこれだけの人数が控えていたというのですか!
…まさか、ソシエさん貴方、最初からわたくしをロランから切り離す目的で!?
「わたくしの邪魔をするのならー!」
最初のうちこそ、怒りにまかせてちぎっては投げ、ちぎっては投げしていたわたくしでしたが、地球の皆様と、
日々食っちゃ寝のわたくしとでは、ベースのパワーが違います。
筋骨隆々の炭鉱夫のおっちゃんたちまで山になって必死の形相で抑えかかりに来てしまっては、
「パワーダウンだとぅ!?」
断末魔にそう叫んで、肉布団に敷かれてしまうほかありませんでした。
「いったいどうしたんだ、このお嬢様は。もの凄い力だったぞ?おー痛。」
「使用人の小僧ッ子が、が成人式に参加するだってさ。」
「あー、あのロランってのだろ?なんだアイツ、あんなでっかくってまだ子供だったってのかよ。ダサッ!」
潰されて、ぺっちゃんこになりながら、そんな声を聞くわたくし。
つまるところ今回のお祭りの招待状は、わたくしの目の前でロランと既成事実を作ってしまい、わたくしを精神
的に叩きのめした上で、呼び寄せたロランを済し崩し的に回収してしまおうという、ソシエさんの恐るべき計略
だったわけです。
ノックスの「成人の儀式」の意味をよく理解していなかったわたくしとロランが引き離されてしまった時点で、
ソシエさんの作戦は九分九厘成功していたわけなのですね…。
奇しくも、わたくしは最初に感じた予感は正しかったのです。
大体にして、わたくしは彼女のことを「不倶戴天の怨敵」と断じたはずではありませんか。
それをみすみす、このような!
嗚呼、でも、気が付くのが遅すぎました。
わたくしの身体は力尽き、もう指一本動かせません。
こんなことじゃ…こんなことじゃあ…!
遠のく意識の隅で、手を引かれるロランと、彼を引っ張るソシエさんが、山を昇る姿の幻影を見た気がしました。
届くはずも無いのに、その影を掴み寄せようと震える手を伸ばすわたくし。
その自分の手の向こうで、幻のソシエさんは、はたと立ち止まり
裸のロランをぐっと抱くと
わたしの方を振りかえって
会心の笑みで
あかんべーをしてみせました。
「…わたくしにも、敵が見えます。」
「あ?なんだこのお嬢さん。」
そう。
その瞬間見えました。
見えちゃったんです。
明鏡止水、水の一滴が。
ビシニティの街中までは、ソシエさんが車を出してくれました。
途中、どこからとも聞こえてくる太鼓。笛の音。
お祭りは始まっていました。
そこここで松明がたかれ、街中が炎に照らされて、まるで真昼のようです。
そしてこの熱気。
子供たちが走りまわり、大人たちは祝杯をぶつけあい、誰もが大きな声で笑っています。
らーせっせ、らーせっせ
ほわいとどーるのごかごのもとにー…
どこからともなく聞こえてくる子供たちの歌声が、否応なしにお祭りのムードを盛り上げます。
生活環境にゆとりのない月でのそれと比べて、地球のお祭りとは何と伸びやかで、力感に溢れたものなのでしょ
うか。
見ているだけで体温があがり、うきうきと踊りだしたくなるような、熱い衝動が身体を満たしていきます。
移動中、わたくしは目を輝かせ、車窓から身を乗り出すようにして、街の光景を眺めつづけていました。
「ほらロラン、はやくしてよ。あたしだって恥ずかしいんだから。」
「でもお嬢様…やっぱり出来ませんよ。お嬢様の綺麗な背中に、ヒルの噛み跡をつけるなんて」
「綺麗…?ロラン、あたしのこと綺麗だって思ってくれるんだ。」
「ソシエお嬢様は、ずっとお綺麗ですよ。…昔から。」
「そんなこと、いままで一度だって言ってくれたことなかったじゃない。」
「だってそんなの、言えませんよ。恐れ多くて。」
「そう。…でもいまなら言えるでしょう?あなたはもう、あたしの使用人じゃないんだから。」
「お嬢様。」
「お嬢様ってのも、もう止めて欲しいな…。」
「なら…どうお呼びすれば。」
「どうって…普通に。名前で呼べばいいじゃない、ソシエって。」
「そんな…できません。ソシエお嬢様は、ソシエお嬢様ですよ。」
「馬鹿。あたしはもう、あなたの主人でもなんでもないのよ?」
「それでも…お嬢様ですよ。僕にとっては、大切な。」
「…ねえ。ロランのご主人様じゃないあたしは、ロランにはどう見えるのかな?」
「どうって…とても、魅力的な女性です。可愛らしくって、優しくって。」
「あたしが優しいって…ロランだけだわ、そんなこと言ってくれたの。」
「僕は…よく知ってます。お嬢様がお優しい方だって。」
「あたしも…よく知ってるよ。ロランがとても優しいって。あたしのワガママ、いつだって聞いてくれて。」
「僕は、優しくなんか。」
「ねぇ。こうしてノックスに帰ってきたときくらい、前みたいに優しくしてよ。あたしのワガママ、聞いて欲し
いな。」
「お嬢様…。」
「ロラン…そのまま動かないで、目を閉じて。」
「お嬢様?」
「ロラン…そのまま、じっとして、じっとしててね。」
「お嬢様、なにを?」
「怖いことなんかしないから、あたしの言うことを聞いて、目を閉じて。力を抜いて…そう、ロラン…。」
アヒャヒャヒャヒャ
ごめん、やめぴー!
ヒャーヒャッヒャッヒャッヒャ
ごめんなさい、調子に乗ってたけど、やっぱり2ちゃんでやることじゃなかったね…
どこか適当なところにページ借りてやることにしまっす。
本当、すんまそん!
害虫撲滅完了
駆除か、害虫駆除
202 :
通常の名無しさんの3倍:02/01/31 20:35
え?やめちゃうの?
203 :
通常の名無しさんの3倍:02/01/31 20:38
いちいち煽りに負けてちゃだめだ。
204 :
通常の名無しさんの3倍:02/01/31 20:39
続き読みたいけどな〜。
ここはディアナ萌えだからソシエがカワイイ役だとダメなの〜?
流石にこうドカドカ連続投稿するのも、他の住人様無視するようで
スレッドレイプ直前だったんじゃないかと…
いままで書いたのも少し直して、適当なページ借りてうpします。
それで落とし前ってことにしてもらっちゃっても、いいものでしょうか?
オナニーやりすぎと馬鹿になるからね
207 :
通常の名無しさんの3倍:02/01/31 20:51
どこでやるんですか〜。
209 :
通常の名無しさんの3倍:02/01/31 22:06
そうそう、ぜひ続けて欲しい。
それはそうと成人式の後の放置状態。言われてみればそうなんだよ。
ヒルつけるだけで終るわけないよな、まして衣の下はみんな裸・・・
「あれだけ何度も見てる話なのに僕はずっと気付く事ができなかった」・・・鬱鬱
210 :
通常の名無しさんの3倍:02/01/31 22:07
このスレ読んでないから、続けてていいよ
辞める
↓
辞めないでの声(自作自演含む)
↓
ニヤつきながらオナニー
↓
自作自演で良い方向へ
そこまで。
真っ赤に燃えて轟き叫ぶわたくしの右手が、今まさにロランに覆い被さろうとしていたソシエさんの後頭部を
ぐわしと掴んでがっちりホールドしました。
「…?えっ、ディアナ様?」
すっとぼけた反応のロランと、
「…!!ディアナさん!?どうやってここまで!」
お化けでも見たかのような目のソシエさん。
わたくしはソシエさんに、無言で光り輝く「なんちゃら・オブ・ハート」の紋章を突きつけました。
「うっ…。」
引き攣った顔で、ソシエさん沈黙。
ホワイトドールの神像めがけて全力で走り抜けたわたくしが、その前で肌を晒し、重なり合う二人の影を見た時
には…もう駄目かと思いましたが、どうやら間一髪で間に合った様です。
わたくしは大きく安堵の溜息をつき、正義の神に感謝しました。
…さて。
ソシエさん。あなたには小一時間ばかり大事なお話があります。ちょっとそこに座って頂きましょうか。
「は?」
正座。
「はいっ。」
ロランも。
「えっ?」
正座。
「はいっ!」
…前も隠して。
「はっはいっ!」
ホワイトドールの神像の手元、ちんまり正座する二人を前にして、わたくしはすぅっとひとつ息を吸い込むと、
山間中に轟き響くであろう、お腹の底からの大声で
「こんの馬鹿弟子どもがーーーーーーーーー!!!!!!!」
一喝しました。
「…また、大人になりそこねてしまいました…いくらディアナ様でも、酷いです。」
トホホと溜息のロランを横目に申し訳ないとは思いながらも、愛しの我が家へ、一路クルマを転がすわたくし。
他の子供たちは無事、「成人の儀式」を終えたようですが、本来儀式の象徴であっただろうロランとソシエさん
の二人は、わたくしの
「目的の為に手段を選ぶべからず」
「男女交際かくあるべし」
「簡単に流れに流されんなこのすっとこどっこい」
のお説教に朝まで正座で付き合わされることになり(もちろん、小一時間で収まるはずがありませんでした)。
ソシエさんは、徹夜とわたくしのお説教攻撃で口から魂が出そうになった状態のまま、お祭りの運営委員会の方
に回収されていってしまいました。
そしてロランの方は…
あれから散々カマをかけたのですが、結局のところ彼は「成人式」の意味が全然わかってなかった様子で、これ
以上責めてもラチがあかないと作戦変更。
ソシエさんが復活しないうちにクルマに放り込み、現在に至るというわけです。
彼からしてみれば、ひとり放置されて退屈したわたくしが儀式に乱入したくらいの話のようです。
なんともおめでたい思考だとは思いますが、それがロランという人間だということは、身に沁みて分かっていた
ので、それ以上の追求はあきらめることにしました。
…でもね、ロラン。
助手席で珍しくぶーたれることしきりのロランに、わたくしは微笑みかけました。
「…あなたのことは、わたくしが責任もって大人にしてあげますから。」
「えっ?」
「なんでもありませ〜ん♪」
ウソなんかじゃないですよ?
あなたが望むのなら、わたくしはあなたのために、とびっきりロマンチックな成人式を演出してあげます。
そう、あなたとわたくし、二人だけの成人式を…
ってもう、わたくしったら、いヤぁン!!
朝日をバックに、徹夜と自分の妄想で浮かれポンチになってしまいアクセルベタ踏みのわたくしと、急加速に悲鳴をあげるロランを乗せて。
自動車は、ノックスを猛スピードで脱出するのでした。
後日談。
数日後、わたくしたちの家に匿名で届いたノックスの新聞を見て、わたくしは口にしていたお茶をぷーと吹いて
しまいました。
新聞の一面には、大きな見出しで「ビシニティ、金色の悪魔に襲わるる!!!!!」
「……。」
「どうかなされたんですか?ディアナ様。」
ロ、ロラン、見るんじゃありません!!
「あれ、この新聞どこの…なになに、
ノックス共同通信発。
ムーンレイスの最初の降下目標となり大きな戦災に見舞われたものの、地元住民と一部戦争反対派ムーンレイス
の尽力により、戦後急速な復興を遂げたビシニティで二年ぶりに行われた成人の儀式の祭りに、金色に輝く暴徒
が闖入。祭りの指揮舎に控えていた実行委員たち数十名が襲われ、その場に居合わせた人の多数が擦り傷などの軽い怪我をした。また、机や椅子など舎の設備がかなりの数破壊された模様。
暴徒(写真右)はシルエットから女性と思われるが、現場に居合わせた炭鉱夫の男性は「およそ女の力とは思え
なかった。まるで牛や馬が暴れているようだった」と語っている。暴徒はひとしきり暴れたあと、成人の儀式を
執り行う山中へと飛ぶように去っていったとのこと。成人式に参加した子供たちに怪我はなく、その後の消息は
不明。」
写真には、真・スーパーモードに突入したわたくしが、盛大に金粉を撒き散らしながら、屈強な炭鉱夫の皆さん
を、投げ、極め、肘打ち、裏拳、正拳で叩きのめし、蹴散らす様がばっちりと。
「現地の住人からは、写真の女性がビシニティの盟主ハイム家の長女キエル・ハイム嬢に酷似しているとの証言
もあがっているが、かの女性はノックスを遠く離れた地で病気療養中とのことであり、この地がホワイトドール
ゆかりのマウンテンサイクルのすぐそばであることから、この女性は黒歴史に語られる白い悪魔「ガンダム」に
並ぶとされる禁忌の兵器、金の悪魔こと「カテジナ」と何らかの関係があるのではないかとの噂が山師たちの間
でまことしやかに囁かれており、近々調査団が結成されてマウンテン・サイクルの再調査を行う予定との…」
………………。
「………ディアナ様………。」
「…… あらやだ(゜д゜)」
結局わたくしは、ソシエさんの乾坤一擲の恐るべき作戦を阻止し、ロランを救出することには成功したものの。
この日以降、ロランのわたくしを見る目が、子供を見守るようでも暖かった眼差しから、猛獣を見るかのような
怯えの視線に変わってしまい…。
もはや二人の成人式どころの話ではなく、関係修復の為に苦悩する日々を送ることとなってしまったのです。
そりゃあ、丸っきり子供を扱うようなロランの態度に、日々不満を募らせていたわたくしではありましたが、
だからといって、こんな冬眠前の熊を扱うようなビクビクの態度を望んでいたわけではありません。
あなたを守るために戦って、その報酬がこれってのは、あまりに無体すぎるんじゃないでしょうか。
そんなわけで、無様にもソシエさんの最後っ屁に屈する形となったわたくしは…ロランが
「ディアナ様がそんなことされたわけがないですよね。馬鹿だなあ、僕。」
と言ってくれるまでの数週間に渡り、必要以上に慎ましく。おしとやかで。人畜無害にふるまい続け。
そして夜な夜なスコップを持って、裏庭に穴を掘っては、
「わたくしは無実ですー。冤罪ですー。不当な待遇の改善に、謝罪と賠償を要求しるー。」
怨嗟の声を延々吐き垂らすこととなったのでした。
∧||∧
( ⌒ ヽ
∪ ノ
∪∪
ppp
もうすぐ映画も公開だっけ?
いいなぁ、ディアナ様w
いや、君は英雄だ。称えよ。
220 :
通常の名無しさんの3倍:02/02/01 00:36
金の悪魔ワラタ
221 :
通常の名無しさんの3倍:02/02/01 01:32
>>217 マンセー
ワッショイ!(以下略
私は
>>131 だったりします。
(その他にもちょくちょくレスしてたり)
タイトル見て、ちと感動
最近どうも深く眠れません。
なんだか誰かがわたくしの部屋に入って来ているような
そんな気がするんです。
そして奇妙な事には、わたくしのクローゼットから
お洋服がなくなったり、かと思えばまた戻って来たりするのです。
初めは泥棒かしらんなどとも考えたのですが、
泥棒だとしたらお洋服が絶対帰って来るのはおかしいですし…
明日、ロランに聞いてみましょう。よしなに
まさかとは思ったのですが、
昨日のことはやはりロランのしわざでした。
昨日、あれからわたくしがベッドに入ってうとうとしていると
ドアが音もなくすうっと開いて人の気配が入って来ました。
すると、聞き覚えのある声が
「ディアナ様、失礼いたします」
と囁いてわたくしのクローゼットをあさり始めたのです。
「ネビュラチェーン!」
今にも燃え上がりそうなわたくしの小宇宙で侵入者を捕縛し
明かりをつけてみると、果たしてそこにはロランが居ました。
「ロラン!女性の部屋に勝手に入った挙句に服まであさるなんて!
あなたはそんな人だったのですか!?」
「ち・・違うんですディアナ様!これにはワケが…」
「ワケ?そんなものがあるのでしたら伺いたいものですわっ!
さぁロラン、そのワケとやらを話して御覧なさい!」
「え、いや・・・でもそんな事・・・言えません」
「やはりあなたは…失望しましたよロラン」
「そんなのじゃありませんよ!」
「ではその理由というものを仰いなさいな!」
「…ア……サイズヲ……」
「もっとはっきりと!」
「ディアナ様のお召し物のサイズを緩くして差し上げようと思って、です…」
「(絶句)」
「あの…昼間にスカートが破れていらっしゃるのを見たものですから…」
「ロラン・・・これって初めてじゃありませんよね?」
「はい…すみませんでした」
先立つ不幸をお許し下さい。
わたくしは喰う・寝る・太るしか能のない女でした。
ロラン、いままでよしなに。
∧||∧
( ⌒ ヽ
∪ ノ
∪∪
…首吊りディアナ様、漏れが使っちゃ駄目かなぁ(汗
面白いのでアリです。
煽りに負けずに頑張れー
226 :
通常の名無しさんの3倍:02/02/01 15:40
ウウウ……
このままではロランに申し訳ないので、美容板の罵倒スレで気合を入れてきます・・・。
よしなに。
|/|
∧ |/| ∧
/ 丶 |/| /:::::丶
/ 、__|/|_ , :::::::::ヽ
/ |/| ::::::::::::::::::::::\
| |/| ::::::::::::::::::::::: | ヽ丶
| _|/|__:::::::::::::::::: | | |
| /____ \::::::::: | / /
ヽ // ::::::::\.\: /
丶// :::::::::::::::\\
/  ̄| :::::::::::::::::::|: ̄::ヽ 首吊りネタもういいよ・・・・
| ::::::::::::::::::|::::::::::::
// | | ::::::::::::::::::|:::::::::::| ぷらーん
| | | | ::::::::::::::::::|::::::::::::|
ヽヽ | | ::::::::::::::::::|::::::::::::| ぷらーん
| | ::::::::::::::::::|:::::::::::|
| | ::::::::::::::::::|:::::::::::|
ヽ / |:::::::::::::::::::::ヽ:::::::/
 ̄ | |::::::::::::::::::::::::| ̄ ヽヽ
| |:::::::::::::::::::::::::| | |
| |:::::::::::::::::::::::::| / /
| |:::::::::::::::::::::::::|
| |::::::::::::::::::::::::|
| |::::::::::::::::::::::::|
| |:::::::::::::::::::::::|
ヽ____丿ヽ::::::::::::::::::/
;;;;;;;;;;;;;;;;;;; ̄ ̄ ̄
;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;
;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;
正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正
正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正
正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正
正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正T
と、きょうもまた一本線を加えて、眠りにつくこととする。
小生、ギム・ギンガナムである。
この繭の中、半径10メートルを世界のすべてとして、どれだけの時間が経ったのか。
話し相手もなく、ひとりさびちい日々を過ごしている。
なにがさびちいって、
∀「たーんXたんハァハァ…」
X「たーんAたんハァハァ…」
見せ付けやがるのだ、ヒゲと触覚が。
二千年越しの熱愛だかなんだかしらんが、小生まったくもってイイ面の皮である。
∀「ああっそんな強く胸さわっちゃ!」
…鬱である。
ねぇ、ここから出してくださいよー。
231 :
通常の名無しさんの3倍:02/02/01 19:32
本スレ荒れてるので見せ付けage
いや、手をつっこんでたのはターンXたんの方かなーと…
ヒゲ男爵なのにメスとはこれいかに。
ロランと一緒に、ハイキングがてらロストマウンテンまで。
目の前にそびえる繭の玉…言うまでもなく、おヒゲとターンXが眠る繭の玉です。
ロランに「あーん」とかやってると、どこからともなく「出してくださいよー」の声。
…繭から手が生えてる。
腕時計付き。
…ギンガナムじゃん。
とりあえず、サンドイッチを手にして
「お手」
ぱっと伸びる手。
「おかわり」
反対の手がでてきました。
「…ち○ち○」
…手が引っ込んで、なにか必死に出そうとしてやがります。
出されたら出されたで非常に困るので、サンドイッチを押し込んで脱出。
帰り道、ロランに
「ち○ち○って最初に言い出したのは、誰なんでしょうね?」
って聞いたら
「そんなこと言うディアナ様…嫌いですっ。」
どうやら好感度-1の様子。
トゥルーエンディングのフラグを踏み外してなければいいのですが…。
鬱です。
236 :
通常の名無しさんの3倍:02/02/02 02:03
>>235 誰かよしなに日記風ディアナさま恋シュミ作ってくれ。
裏エンディングはソシエ希望ぉ
綾波育成計画などやりたくもないが、それなら買う
正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正
正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正
正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正
正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正下
と、きょうもまた一本線を加えて、眠りにつくこととする。
小生、ギム・ギンガナムである。
この繭の中、半径10メートルを世界のすべてとして、どれだけの時間が経ったのか。
話し相手もなく、ひとりさびちい日々を過ごしている。
X「たーんAたんハァハァ…」
∀「たーんXたんハァハァ…」
背後では、ヒゲと触覚が相変わらずサカッていやがる。
二千年越しの熱愛だかなんだかしらんが、小生まったくもってイイ面の皮である。
大体こいつら、昼から夜までのべつ幕なし、いつまでもいつまでも
∀「胸は!胸は弱いの!そんなにきつく掴んじゃ!」
この有様だ。鬱である。
小生が、安心して眠るためにはー。
238 :
通常の名無しさんの3倍:02/02/02 23:39
住人がネタを殺す、それがシャア板…
寒い時代だと思わんかage
>>236 ディアナ・ソレル
称号:元女王
気品:98
信頼:97
体力:43
知力:84
家事:31
機嫌:能天気
現在の仕事:引きこもり
ロラン・セアック
気品:74
信頼:98
体力:68
知力:87
家事:83
機嫌:下僕根性
現在の仕事:いかがわしい酒場
漏れがゲーム作ったら、誰か絵書いてくれまふか。
いやあ、毎度毎度素晴らしい出来ですね。
ここまできたらCDドラマにして高橋理恵子さんに演ってもらうしかないと思うが、どうか。
241 :
名無し転がし:02/02/03 00:55
本当、これ、出版してもいーのでわ。
雪が雨に変わり、数日降り続いた後の、久しぶりの晴れ。
雨上がりの空気の清浄さは、格別です。
ロランが嬉々として洗濯物を干しているのを眺めて、頬が緩んでいく自分を感じながら、わたくしは、この一週間近くぶら下げっぱなしだったおヒゲのテルテル坊主を下げました。
あんまり気持ちがいいので、お昼ご飯もテラスに椅子を出して取ることに。
気が付けば、眼前に広がる湖にも、暖かいところを求める渡り鳥たちが戻ってきています。
長らく待ち望んだ、春の到来。わたくしの普段着もセーターからカーディガンに替わり、身も心も軽やかになっていく気分です。
はじめて訪れた冬のときには、雪の降る景色の静けさと重厚さに、荘厳な気持ちを感じたものですが…。
つくづく、人間とは感情の生き物であり。
そして、こんな人間の気持ちを喚起してくれる四季の変遷、地球の自然の偉大さに、感じ入らずにはいられません。
さて。
こうして季節を繰り返すにつけ、日々のんべんだらりと、穏やかでぺったんこの毎日を過ごすわたくしとはいえ、やはり時の移り変わりというものを感じるわけですが。
普段なかなかわからないながらも、気づいたときに、はっと息を飲む程の感慨を生むものに「人の成長」というものがあります。
「すごい数ですね?」
テラスでの昼食中、パン(キースにイースト菌を分けてもらってきた、ロランの自家製です)を口に放り込むロランの顔をじっと見ていて、気づくことがあったわたくし。
後の祭りではあるのですが、わたくしがもっとニブチンで、そんなことに気づかなければと、この日記を書きながら後悔しています。
溜まりに溜まった洗濯物を処分しきったせいでしょうか、食後のお茶を楽しみながら、晴れ晴れとした表情のロランに、わたくしは自分の髪のお手入れをお願いしました。
実際、街に下りさえすれば、いくらでも素敵な美容院はあるのですが…それでもわたくしは、高々月に一回、ロランに触れてもらうためだけに、彼に散髪をお願いしているのでした。
ロランは快く承諾してくれて、テラスは青空ダイニングから、青空バーバーに早変わり。
わたくしは、自ら巨大なテルテル坊主になって、ロランが髪を触る感触に陶然としていました。
やはりこうして好きな人に触れてもらうというのは、とても心地良く、心安らぐものです。
「痒いところ、ありませんか?」
なんて冗談交じりに聞いてくるロランに、「ツムジのあたりが、少し」、なんて言ってみて、彼の手が髪の毛を掻き分ける感触を楽しむわたくし。
実は変態さん一歩手前なんじゃないでしょうかとか、若干の背徳感すら心地良く思いながら、暖かい時間を過ごしていたわたくしなのですが…。
この時間を完璧なものにしたくって、わたくしはロランに言いました。
「たまには、ロランの髪の毛を、わたくしにもいじらせてもらえませんか?」
かくして、わたくしの前には、巨大なテルテル坊主になったロランがいて。
ロランの背後には、ちょきちょきとハサミを鳴らすわたくしがいました。
「…痛くしないでくださいね?」
それはわたくしのセリフ(正確には「わたくしが言いたいセリフ」)です。
癖の無い銀のストレート。そのくせ、妙にまとまりがよくって、遠めにはレイヤーを重ねまくってるように見えるロランの髪を、彼の優しげで中性的なイメージを崩さない様、細心の注意でカットしていくわたくし。
自分で言うのもなんですが、日頃ロランマニアとして観察と研鑚を重ねているわたくしにしか許されないだろう、余人の追随を許さない見事な仕事っぷりです。
ロランも気に入ってくれたのでしょうか、最初緊張した様子だった彼が目を細めてリラックスしてくれているのを見ると、まるでわたくしの気持ちが通じてくれた様で、暖かい気持ちが湧き上がってくるのを抑えきれません。
…ここから先は、わたくしの懺悔です。
そんな感情を、心から大切に思うからこそ。
わたくしは…彼の心に土足で踏み込むような真似をしてしまったのです。
ちょっと髪の毛の多めなロランに、丁寧にすきを入れて、これで完成。
「ありがとうございました、ディアナ様。さっぱりしました♪」
と言って、ロランが立ち上がろうとしたその瞬間、わたくしは背後を取ったのをいいことに、彼に抱きついていました。
「なっ!?」
ロランが震えて、取り乱します。
本当に勇気のないヘタレなわたくしが、お酒の勢いに頼るわけでもなく、こんな行動にでるのは本当に珍しいことなのですが、わたくしだって、顔から火が出そうなほど恥ずかしいのを堪えているのです。
息が熱くなってしまうのを無理やり胸の中に封じ込めて、わたくしは言いました。
「ロラン…ひょっとしてあなた、おヒゲを伸ばそうとしていませんか?」
5/
今度は別の意味でぎくーっ!っと震えたロランの身体に、わたくしは確信しました。
彼が中性っぽい自分の容姿にコンプレックスを感じていて、男らしい男ってものに憧れているのは、とうの昔に気が付いていたのですが…
ロランの鼻の下、まるでかすかにホコリが付いたような銀色のぱやぱやを、わたくしは目ざとく見つけていました。
「…いけませんか?」
おずおずと聞いてくるロランに、
「似合いません。」
一刀両断のわたくし。
言った瞬間、ロランが目に見えてずーんと落ち込むのがわかりましたが…そうは言っても、見逃すわけには参りません。やはり似合わないものは似合わないのです。
逃げられないよう、彼に袈裟固めを極めながら、
「覚悟はいいですね?」
「…はい(涙)」
よろしい。
にんまり頷くと、愛しくてたまらないその顔に、わたくしはそっとナイフの刃を寄せました。
ロランのおヒゲは、心を鬼にしたわたくしが2〜3回ナイフを滑らせただけで、消しゴムをかけたように綺麗さっぱり駆逐されてしまいました。
手鏡片手に、「はぅ…(涙)」と溜息をついてるロランに悪いことをしたとは思うのですが、やはりロランは、この方がロランらしいと思うわたくしです。
ごめんなさいね、ロラン。これもあなたが好きだからこその、愛情表現なんですよ…?
かくしてスベスベになったロランの顔に頬をよせて、わたくしは満足の笑みを浮かべるのでした。
でもってその夜。
「…これは(大汗)。」
ロランの「お夕食ができました♪」の声で、食卓についたわたくしを出迎えたのは、赤い赤いペペロンチーノに、一見ミネストローネに見えてしまう、赤い赤いトムヤムクン。
辛いものは総じて苦手なわたくしに、なんという仕打ち…これが意趣返しというものでしょうか?
恋人に自分の理想を押し付ける…わたくしのエゴだったのでしょうか。
「我ながら、美味しくできたと思います♪
さ、ディアナ様♪」
…かくしてわたくしは、食事中ずっと怖い笑顔だったロランに気圧される格好で、涙ながらに真っ赤っかなペペロンチーノを完食するはめになったのです。
その後数日に渡って、わたくしがロランに「ごめんなさいもうしませんから許してください」と三つ指ついて詫びを入れるまで、ロランの激辛メニュー攻撃は続きました。
夕食のデザートに、唐辛子豆腐じゃなくって甘い甘いチョコプリンが出たときには、あまりに嬉しくって涙を浮かべてしまったほどです。
そして、さらに数日後。
日々食っちゃ寝なわたくしの体重が2キロほど減っていることに気が付いたわたくしは、ロランの思いの深さと心遣いのこまやかさに、心から涙したのでした。
ロラン、わたくしのことをいつも大事に思ってくれて、ありがとう。
そしてこれからも…ロラン。
よしなに。
4/8のところで、数え間違っちゃった…鬱山車脳。
荒らし厨房ども、見ているか!
吹けよ風!呼べよ嵐!
見よ!きょうもディアナ様は萌え萌えだ!
むしろハンドルにちゃんとページ番号を書く職人萌え。
251 :
通常の名無しさんの3倍:02/02/03 12:12
オナニー大好き少年は結局続けてんのか
>251
ageるなよ
>252みたいのが来るから
もちろん!言われて止められるもんでもないしね!
199 名前:いろいろ迷惑かけた奴 投稿日:02/01/31 20:28
ごめんなさい、調子に乗ってたけど、やっぱり2ちゃんでやることじゃなかったね…
どこか適当なところにページ借りてやることにしまっす。
本当、すんまそん!
これが激しいオナニーの伏線だった事は明白だろ
明白だった…から、何だと言うのだろう??
昨日もおとといもその前も、あいかわらず
ロランと一緒の平凡ながら幸せな一日でした。
でも、人間の欲というものは底知れぬもの。
手に入れてしまえば、幸せにさえも輝きを見出せなくなる…
そんなわけで、今日は一日ロランと「女王様ゴッコ」をやってみしょう。
内容は簡単で、わたくしが女王様・ロランがその従者の役を演じるのです。
「陛下。朝食の準備が整いました。」
御苦労。いまゆきます。
「いかがですか?」
うむ。これは美味しい。そなたが作ったのか。
「はい」
そうか。褒めてつかわすぞ?
「光栄でございます」
昼食のときも夕食のときこんな感じでした。
なんだかいつもと変わらないような気が致します。
ちょっと口調が仰々しくはなっていますが…
…ウツダ
そうです。いい事を思い付きました!(ニヤリ
これ。ロラン?ロランよ。
「はい。なんでございましょう」
わらわは風呂に入るぞ。
「はぁ…準備は整っておりますが?」
女王に一人で風呂に入れ、と申すのか?
「えェッ!?あ、は、あの、」
来い。ゆくぞ。
「え、待って下さいよディアナ様〜!?」
フフフ…ロランとのスキンシップにこの期を逃すテはありませんよね。
ガラガラ
「し、失礼いたしますッ!」
ロランが金魚だけを身につけて入ってきました。
・・・・・・。
・・・金魚だけですとぉーっ!?
ブッシュゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥ
わたくしは、薄れ行く景色の中
かすかにロランの叫びとわたくしの鼻血の温度を感じていました。
そして、気付いた時にはベッドの上だったというオチです。
ふぅ…明日は王様ゴッコを致しましょう。
ロランはわたくしにどんな命令をするのかしら。よしなに
>>257 >> ・・・金魚だけですとぉーっ!?
ワロタ
>>257 ワラタ+いつもナイス。
そして、もうネタ以外では語るまい。
これからも、よろしく。
やっぱ、OZさんは良か作品ば書くね〜(名前の理由はの日付に○とZを使ってるから)
これからも頑張って!!
いつも楽しいです。
よいな〜。
職人さんこれからもがんばってください!
こんばんは。
いつも楽しみにしてますー。
こういう純愛マターリ系の小説いいですね。
∀のこういうやつを探してたんですけど、
見つかりませんでした。
前スレに載ってた「寒い夜」「かがみ」など
は、すごく楽しく読ませてもらったんですが、
これとここの板に載ってるものの他で
∀のマターリ系小説ってないでしょうか?
教えて下さい。
無い!
残念ながら、無い!
ここが最後の聖域だ
前スレの流れから、何だってこんな萌え特化スレになってしまったのかは知らんが
いや、これはこれで・・・。
それでもきぼーん。
誰か見つけ出してくれい。
その人は二階級特進!!
267 :
通常の名無しさんの3倍:02/02/05 02:26
age
漏れも前スレのエロマターリ路線は好きだったんだけど
あれはなかなか書けん…
というわけで前スレの職人さん再降臨きぼーん
文字レス(?)スマソ
269 :
通常の名無しさんの3倍:02/02/05 14:37
18氏とΖ氏以外はネタが続かんなあ
勇気を持って職人釣りage
あの〜ネタ切れみたいなんで提言。
というかお題というか。
「ウィルゲイム様」なんか絡ます
のどうでしょう?
読み專のくせに申し訳ありませぬ。
271 :
通常の名無しさんの3倍:02/02/05 16:30
わーお、18氏!
いつも楽しんで読ましてもらってます!
これからもよしなに♪
というわけで職人さんもっときぼーん
同じく勇気を持ってage
272 :
通常の名無しさんの3倍:02/02/05 16:33
つーか「寒い夜」書いたあの人は
もういないのか。
あの方は神だったんだが・・・・
あんまりageるとまたウザがられるぞsage
個人的には首吊りシリーズも大好きです。
よしなに。
275 :
通常の名無しさんの3倍:02/02/05 23:52
需要はある。
供給はない。
自前でネタを用意できぬヘタレな漏れに出来ることといったら。
Λ||Λ
( ⌒ヽ
∪ ノ
∪∪
よいしょっと。
今日ロランに告白しました。
ディ「私はロランが好きなのです。」
ロ「え?あっ・・・あの・・・有り難い事です。」
ディ「そういうことではありません。」
ロ「だって、僕はただのムーンレィスでディアナ様は女王様で。」
ディ「ロラン!」
ロランに抱きつく私
ディ「一言好きだといってくれれば、お料理もがんばります。お掃除だってします。」
ロ「僕はディアナ様にお元気でいて頂きたいんです。そのかわり愛すると言うのでは
それは貧しいでしょう。」
私にキスするロラン。(>_<)キャー!
・・・・という夢を見ました。
いつか現実になって欲しいものです。こうゆうことは男性がイニチアシブをとるべきでは
ないでしょうか?
ロラン、よしなにな。
ディアナ様はニヤニヤしながらお昼寝なさっていた。
ちょっと気持ち悪かった。
276読んで夢オチかと思ったら277に激しくわらった。
つーか276,277さんも密かに職人と呼べる回数
カキコんでいると思うのだがどうか。
280 :
通常の名無しさんの3倍:02/02/06 22:10
, -‐ ー- .,
/´,' ,'|', ', ヽヽ
,' / /l _l__ll__l.__l. | `、
/Ll-',.二. .ニ,`| l `、
. ,' .|. 、_{'} ..}'}. l Λ ヽ
/l. l 、, レァ‐-'、 ヽ
/ ヾ. ト、 、っ /^レ''7 ト、ヽ.
. Λ ヽ.} lヽ、 ,/|/ |`{ { `、ヽ
/ ヾ レ'}'`'^'`'^'`^f/ヽ、 `<''ー'‐-、
. / `、 //l、.へ、_, -ノ /l\ ` 、ノ⌒L
Λ ノ /`ー'/ / .イ ト \ `ヽ く
/ ヾ. / / ,' / / / | `lヽ 「\_ ノ (
.イ `、./ =、/_,'__/=7/ ./ /\_`ーL_二r、/
.〈 | Λ  ̄ / ./ / `ー-- ''´
281 :
通常の名無しさんの3倍:02/02/06 22:12
はやく書いてくださいんなまし
>>281 ネタは癒され、職人を呼ぶ!
まずその第一歩を、君から示すのだ!
>>283 少々足が長すぎです、とディアナ様。
でも怒った顔がチャーミングなディアナ様。
285 :
コテハン使うか迷う:02/02/08 02:55
私とロランは交換日記をつけることにしました。
なんでも、仲の良い友人同士がすることだそうです。
Z月X日
ロランが今日は、豪華な地球風の料理を作ってくれました。
ビーフストロガノフ、とっても美味でしたよ。
Z月X日
洗濯物に毛玉が多い。セーターは温かいけど洗うのは大変だなと思いました。
食料品店はY店が安いのを発見しました。今度からそこで買うことにしました。
ディアナ様の毛は長いから風呂の配水管に詰まる。
Z月YY日
ソシエさんとキエルさんがいらっしゃり、私達はレモンティーでお茶をいたしました。
この前買ったカップを見せびらかせたのはいい気分でした。
ソシエさんたらロラン手製のチョコクッキーを十も食べたのですのよ。私はもっといただきましたが。
あらためて、キエル嬢と私は似ているなと思いました。
Z月YY日
小麦粉が切れたので買ってきました。
ガソリンが値上がりしたので家計を切り詰めないといけないなと思いました。
お風呂にお湯を張っている時、穴が開いていたので補修しときました。
ディアナ様、新しいフライパン5800円ですけど買ってもいいですか?
>>285 ロランのは、日記と言うよりも主婦の覚え書きのようだ(藁
287 :
通常の名無しさんの3倍:02/02/09 00:37
O月J日
今日はメシェーさんがいらっしゃいました。
私もあのような小麦色の肌になりたいと言ったら、
ロランにものすごく反対されました。
なんでも、私は白い肌でなければならないとか。
ロランは「女王なのだから」とか色々と理由を並べ立てましたが、
私は彼の「女性あるべき論」にウンザリしてしまいました。
やはり彼は、私を女王としてのフィルターを通してしか見てくれないのでしょうか?
これを読まれたら大変です。この日記は奥深くしまっておくことにしましょう。
288 :
通常の名無しさんの3倍:02/02/09 00:38
あーやべー。もう日記のストックが一つしかねえや
ネタ切れだな……
290 :
通常の名無しさんの3倍:02/02/09 00:48
>>287-288 あンたひょっとして、逆噴射トロワならぬ逆噴射J、いやさ逆噴射ギンガナム御大将!?
昨日はロランとケンカをしてしまいました。
事のあらましはというとわたくしがいけないのですが、
わたくしとロランは一緒に台所を磨いているところでした。
すると、戸棚からおいしそうな大福もちを見つけたのです。
「見て下さいましロラン。おいしそうな大福もちが2つもあります。」
「あ、ホントですね…って賞味期限切れてるじゃないですかコレ。」
「酸っぱいニオイもしませんし…大丈夫ですよ」
わたくしは大福もちをぱくっとお口に放り込みました。
「わっ!やめてくださいよディアナ様!」
むぐむぐむぐ…
ごっくん
「わあああああああああああああああっ!何なさってるんですか!!
…失礼いたしますディアナ様!」
ロランはそう言って刹那身構えたかと思うと
何を思ったかわたくしにボディーブローを叩き込みました。
当然わたくしは激しく嘔吐し、その場に崩れてしまいました。
しばらくして、わたくしはロランの部屋のベッドで目を醒ましました。
「大丈夫ですか…ディアナ様?」
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ………
「えっ‥‥‥?」
「大丈夫なわけがないでしょうがッ!!!!
女王への乱暴狼藉は月全体への反逆行為ッ!
今からディアナカウンターにあなたをミンチにしに来て頂きます!」
「だってディアナ様が腐った大福を飲み込むから…
食中毒にでもなったらどうするんです!?」
「確かにわたくしの喉から重いカタマリがすぽっと出て行ったのは覚えています。
しかしか弱い乙女にボディーブローをかますなんて!
ウィル・ゲイムでもそんな事はしませんでしたよッ!!」
「……ヒドイ……」
「・・・え?」
「酷いですよディアナ様!僕は・・僕はディアナ様をお慕いしていたからこそやったのに
そんな昔の男の名前を出すなんて!
じゃあ言いますけどね、キエルお嬢さんはもちろん
ソシエお嬢さんだって腐った物なんか食べませんでしたよ!」
「ウ〜〜〜ッ。
ふん!もうロランなんて知りません。絶交です!」
「僕だってディアナ様なんか知りませんよ!
この部屋から出て行って下さい!」
そんなわけで10時間ほど冷戦が続いていた訳なんですが。
御承知の通りわたくしは生活無能者。自分の御飯も作れません。
流石に3食抜きは、厳しいものがあります。
それに、ロランにもう会えないなんて・・・・寂しすぎます。
そんなわけでわたくしは2階まで謝りにゆきました。
コンコン。
…応答はありません。
「ロラン?
居るんでしょう?」
・・・・・・
「あの。わたくし、謝りに来たんです。
腐っているかもしれないモノを口にしたわたくしが悪かったんです。
ロランは本当にわたくしを気遣ってくれて…それはまぁ少し手荒な方法でしたけど、
それにわたくし…ロランなしでは、生きて行けない体になってし」
ガチャ
いきなり戸が開き、ロランがすぐ目の前に現れました。
「!!!」
うろたえるわたくしを数秒ロランが見つめて、そして
…やさしく抱擁してキスをしてくださいました。
甘いひとときを終えると、ロランがおもむろに口を開きました。
「僕だって、心配で、やったんですよ。」
その瞳は満々と涙をたたえていました。
「ディアナ様…ごめんなさい」
「ロラン…」
その夜はロランのベッドで手をつないで眠りました。
ロラン、今日からもよしなに。
勝手にディアナ様とロランがデキてるシチュエーションにしちゃったんだけど…
日記だからそういう日のがあってもいいよね?
大丈夫、俺の中でも脳内補完は完璧さ!Σd(゜一゜)
今日はマジでロランに告ろうと思ってキエルさんにハリーを落としたときの
方法を教えてもらいました。
ディ「ロランにとってディアナ・ソレルは何なのでしょう?」
ロ「一番大切な女(ひと)です。」
そういわれて私は「ありがとう。」としか言えませんでした。
ロランヘタレな私をゆるして下さい。
今日ディアナ様に『僕にとってディアナ様は何か?』と聞かれて「大切な人」
としか言えなかった。
ディアナ様、ほんとは好きなのに中途半端な答えしかいえない僕を許してください。
age
298 :
通常の名無しさんの3倍:02/02/10 20:01
D月Q日
ロランったら! シャンプーは花王じゃないと駄目だって言ったのに
買ってきたのはライオンの奴なのです! まったくもう!
しかも、ソシエさんが使ってるのと同じ奴です。
わからないでしょうね、ロランにこの気持ちは……そう、例えるなら
ジョニー・ライデンがシャアに対して感じる気持ちのようなものでしょうか。
あるいは、ハサウェイがカツに感じるような?(ヘタレ繋がり)
そうでしょう? ロラン。あなたがターンXに感じたのと同じ感情ですよ。
そう言うと、ロランはやっとわかってくれたようで、新しいシャンプーを買いに行きました。
殿方操縦レベルアップ、って感じですね。
ロラン、明日もよしなに。
299 :
通常の名無しさんの3倍:02/02/10 20:03
ネタ飢餓状態は変わらず
そっと我が身を嘆く
300 :
通常の名無しさんの3倍:02/02/11 09:42
最近ageるの怖くなくなってきてるな
ネタが無くって…職人カモン
満月の夜、しかも雲ひとつない快晴。
わたくしは寒い中、喜び勇んで外で月光浴を楽しんでおりました。
するとロランが走ってやってきました。
「ディアナ様ぁーーー!!!早くお戻りくださーーい!!」
まぁ、何か一大事でも??
「ディアナ様!このままでは凍えてしまいます。早くお部屋に戻りましょう!」
何を言っているのです?このような美しい満月が出ている夜なのに
この月を堪能せずにどうするのです?
「しかしディアナ様、このままではお風邪を...っ...!!」
わたくしはロランの警告を接吻で封じ込めました。
ロラン、この月を御覧なさい。まるで私たち二人を祝福しているような
暖かい光ではありませんか?
「祝福って????」ロランはその意味を理解していませんでした。
わたくしはあなたを単に使用人としてともに暮らしたいなどと微塵に
思っておりません。むしろあなたの後ろで支えていきたいのです。
「そ、そんな困ります!!ディアナ様は何もなさらなくても...!」
もう、ロランのニブチンにはほとほとあきれてしまいます...
ですから、私はロランの奥方として...。
キャーーーッ!!!思わず告白してしまいましたっ!!顔から火が出そうです!
「あ、あの、わたしには、ディアナ様に比べれば身分が低くて...」
何を言うのです!!愛があれば、身分も地位も国も民族も超えられます!!
「そ、それに、わたしには、ふぃ、フィアンセがいまして!!」
フィアンセが何だと...なんですとぉぉぉぉぉ!!!???
い、いつから婚約を結んでいたのですか??誰です!!??
ソシエさんですねっ!!!!!
「いえ、違います。」
ではリリさんですか??
「リリ様も違います。」
まさかキエルさんなどと...
「そ、そんな。月にいらっしゃるキエルお嬢様とは...」
で、で、では誰なのですかっ!!!!!!
「あ、あのですね、グエン様とですぅ...」
グエンという女って...ぐ、グエン卿ですとぉぉぉぉぉ!!!
ガーーーーーーーーーーーーン!!!そ、そんなぁ。ロランが
オ○マ掘られた元鬼畜領主などに奪われるなんてぇぇぇぇ!!!
そうショックを受けていると何故か月からグエン卿が...
「フハハハハハ!!ディアナ殿!ローラはいただくぞぉ!!!」
嗚呼ぁぁぁ!!まってぇぇぇ!!!ロランを連れて行かないでぇぇぇ!!
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
ハッ!と、わたくしはベッドから飛び起きました。
夢だったのですねぇ...
内心ホッとしながらも、あの必死の告白は無かった事になってしまい
ちょっと鬱になってしまいました。
気づくと、私の肌にはたっぷりの脂汗が...
「ディアナ様ぁぁぁ!!!どうかされましたか!?」
バンッ!とロランが一大事とばかり、寝室のドアを破るように開けてきました。
あせあせと脂汗をぬぐい...
い、いいえっ!何でもありません。心配をかけてすみません。
するとロランはホッとして、わたくしにお日様のような笑顔を
振りまいて戻っていきました。
やはりロランには笑顔がお似合いです。
ロラン、今度の満月の夜には共に月光浴を楽しみましょう。
そのときこそ...
ロラン、今日もよしなに。
>嗚呼ぁぁぁ!!まってぇぇぇ!!!ロランを連れて行かないでぇぇぇ!!
激萌
あ〜月腰痛え日
今日はロランのデートでしたが、甚だ不本意な結果に終わりました。
久しぶりのお出かけだったので、彼と私は勇んで「マウンテンサイクル展」に向かったのですが、
ボルジャーノンばかりで、私にはさっぱり面白さがわかりませんでした。
それなのにロランったら、嬉々として私に標準武装や総スラスター出力を説明するんですの。
ディアナ様、これはヒップヘビー何台分に相当するんですよ。
ディアナ様、ビームライフルとビームガンの違いはですね。
私は楽しめないので休んでおりましたら、ロランがソシエさんと話しこんでいるのが見えました。
ロランとソシエさんの会話は専門的すぎて、私は話に加わりたくともできません。
私は自らの身を嫉妬の炎で焦がさないわけにはいきませんでした。
「やっぱザクUは外せないよね」と、ソシエさん。
「マゼラトップ砲なんかついてたら最高ですよね」と、ロラン。
私は悔しくてたまらず、話に入ろうといたしました。「ロラン、ザクUのUは何のUなのですか?」
その場が月の裏側のように凍りついたのを私は知りませんでした。
悔しかったので、今度はロランを「世界のティーポット展覧会」に連れて行こうと思います。
よしなに。
ここに暮らしはじめて一年、色々な事があったけど
ディアナ様との生活は充実したものだった。
でもディアナ様のあの行動に僕は驚きと戸惑いを隠しきれずには
いられなかった…
次回∀ガンダム、「ディアナ、撃沈」
マターリディアナ様の風が吹く
階段からコケ落ちました。
そりゃもう豪快に、ずってーんと頭から。
アレです。何かで見かけた、たすきがけして雑巾がけでだーっと走るというシチュエーションに憧れて、
前日、調子に乗って家の床という床にワックスがけした成果に正しく報われたって感じなのです。
幸運が一つ。
階下には丁度ロランがいて、弾丸の様にダイブしたわたくしを必死に受け止めてくれたこと。
不幸が一つ。
勢い余って一緒に転がったわたくしの膝が、彼の股間を直撃してしまったということ。
あの時のロランの表情と絶叫は、一生忘れられないかもしれません。
とにかくわたくしは熱を出して寝込んでしまっているロランの頭に濡れタオルを、
股間に氷嚢を乗っけて、彼が女の子になってしまわないよう必死になって祈りながら、
三つ指ついてひたすら詫びを入れつづけたのでした。
ロランごめん、本当ごめん。
なにとぞよしなに!よしなにっ!
307 :
○月△日のロラン:02/02/13 00:01
>>301-302 今朝もディアナ様のため、暖まるクリームコーンスープを
じっくりと煮込んでいました。
あれ?ちょっとしょっぱい。塩を入れすぎたかな??
するとディアナ様の寝室から絶叫が聞こえてきました。
「嗚呼ぁぁぁ!!まってぇぇぇ!!!ロランを連れて行かないでぇぇぇ!!」
えーーーっ!!??僕はどこかに連れて行かれちゃうんでしょうか??
いきなりの絶叫に戸惑いつつも、急いで寝室に向かいました。
ディアナ様ぁぁぁ!!!どうかされましたか!?
するとディアナ様は、何故か大量の汗をおかきになったのでしょう、
そばにあったタオルで慌てて拭っておられました。
「い、いいえっ!何でもありません。心配をかけてすみません。」
でもその汗って...ま、いいか!ディアナ様も何の病もなさそうですし
ディアナ様に余計な心配をなさらないよう、笑顔を取り繕ってご機嫌を
とっておきました。
そういえばここ最近、廊下がツルツルしていて思わず足を取られそうに
なります。僕はやっていないし、ディアナ様はいつもの通りマターリして
おられるし...。ちょっと謎です。
308 :
通常の名無しさんの3倍:02/02/13 21:00
>アレです。何かで見かけた、たすきがけして雑巾がけでだーっと走るというシチュエーションに憧れて
憧れるディアナ様萌え〜
309 :
通常の名無しさんの3倍:02/02/13 21:42
QQ月XX日
ロランが街へ買物へ出掛けたのをよいことに、
彼の部屋へ探検に行ったのです。
鍵は密かにスペアを製作・・・なんて悪い私なんでしょう。
驚いた事に室内はキチンと整理整頓していました。
『ロランならば当たり前ですね。ナニを期待していたのでしょう』
と思いつつ、ふと目を横へ向けると脱ぎたてのシャツが。
私、我慢出来ませんでした。
そのシャツを手にしてニオイを嗅いでしまったのです・・・
殿方のシャツに顔を埋めてしまったのです。
なんて破廉恥なわたし・・・
『私のロラン、私のロラン・・・』
なぜか心の中でそう呟いていたのです。
胸が熱くなり、そして涙が溢れてきました。
ロランは私を愛しているのでしょうか?
神様、もしおられるのでしたら教えてください。
よしなに。
310 :
通常の名無しさんの3倍:02/02/13 21:51
既出だったらスマソ。
アキマンの∀イラストにエピローグ後のロランとディアナの絵があった。
COCOAのジャケ絵のこと?
あれジャケ絵なの? 知らなかった…
壁紙にしてるYO!
314 :
通常の名無しさんの3倍:02/02/14 02:29
>>309 (・∀・)セツナゲナディアナサマモ、イイ!
315 :
通常の名無しさんの3倍:02/02/14 05:00
age
316 :
2月14日:02/02/15 03:32
「あ、あのロラン!こ、これっ!」
と、前日徹夜で作ったチョコを渡す前に、にっこにこのロランに
「はい、ディアナ様、ハッピーバレンタインです♥」
と、職人級の出来栄えのザッハトルテを渡されてしまいました
「美味しいですか?」
美味しいです、とても・・・と泣き笑いの私
って、ここで終わってしまっては月の女王の名折れ!
起死回生の逆転を果たすべく、お皿に残ったザッハトルテを一気に口に含んで咀嚼、咀嚼、咀嚼・・・
唖然とするロランの後頭部を抱え込んで、噛み付くようにキス
口の中の甘いチョコのペーストを、そのままロランの口の中へ・・・
目を白黒させ、言葉にならない悲鳴を上げて飛びのいたロランが、口の中身を全部飲み込んだのを見届けてから
唇に人差し指を当てて、上目遣いで
「通常の3倍返しですよロラン・・・よしなに?」
・・・鼻血を噴いて目を回してしまったロランの顔は、お世辞にも凛々しいものではなかったですけど、
それでも満足げな顔で失神しているロランを膝に乗せた私は、遠からぬ春の訪れを感じて
この日一日中、ロランの髪の毛を撫でて過ごしました
どっとはらい
317 :
2月14日:02/02/15 04:21
「通常の3倍返しですよロラン、、、よしなに?
その時のディアナ様ったら、もう!
こんな表現、女王たる方に使っていいのかどうか
わからないけど、それはそれは可愛らしくって。
天使のような、小悪魔のような。
ああ!ディアナ様〜!!いいんですか?いいんですね?
僕だって男なんですよ〜〜〜!?
でも、これからすることを色々想像しちゃったら、
頭に血が昇っちゃって、、、それで倒れてしまって。
ああ!こんなことなら、ソシエお嬢様のくださった
チョコボンボンなんて食べ過ぎなきゃ良かった、、、。
でも、夢見心地に感じる、僕の髪を撫でてくださる
ディアナ様の手の柔らかさにこそ、僕はこの上ない幸せを
感じて、お膝の重さを気にしつつも、いつまでも
起き上がることはできなかった、、、。
ディアナ様、すいませんでした。
でも、これからもロランは、
貴方と共にいさせて頂きますからね!
とっぴんぱらりのぷう
今日はバレンタインです。当然ロランにチョコレートをあげます。しかしロランはもてるようで
けっこういろんな人からチョコレートを貰っているのです。料理ベタの私のチョコでは効果は薄
いです。
その夜遅く、ロランが私の部屋に来ました。なぜなら私のチョコは媚薬やら精力剤が入って
いたのです。どうせ普通に作ってもまずいのですから、と思い入れてみたのですが効果はバ
ツグンみたいですね。
「ディアナ様、一緒に寝てもいいですか?」
「・・・よしなに。」
そう言ってみたもののヘタレな私、ロランに背中を向けています。でも今日のロランはチョット
違いました。首の下から腕を入れーの、腰に腕を巻き付けーのして後ろから私を抱きしめてく
るのでした。
ロランに抱きしめられて心臓は近年にないほど活発にドキドキするのです。ロランに
も気付かれているのでしょう。その時私は気付いてしまったのです、お尻に硬いものが
当たっていることを。これからおこる事に私はつばを飲み込みます。
「ごくっ!」
この音がまたデカイッッ・・・なんてことやっているうちにもロランは少しずつ侵攻してきます。
私の髪に鼻を埋めてクンクン匂いをかいでいました。こんなことなら髪を洗っておけば良か
ったなどと後悔しながらも、勇気を出さなくては、と思いロランの方に体を向けようと努力し
ますがロランの体程にも自分の体に言うことを聞かせられません。
ようやく決意が固まったのは3時間程後だったでしょうか。ぐるっと体を反転させました。
そこには満面の笑みで仁王立ちする親父はいませんでしたが、なんだか安心しきった
子供のように眠るロランが。
待ちくたびれてしまったのでしょうね。ごめんなさいロラン。でも私のまずいチョコを食べ
てくれるロランなら「いつの日かよしなに」って言ってもいいですよね?
320 :
名無しさん@お腹いっぱい.:02/02/15 11:22
よしなに安芸
321 :
通常の名無しさんの3倍:02/02/15 18:44
そのうち、フランス書院の作品並みになりそうだ。
322 :
通常の名無しさんの3倍:02/02/15 18:45
3時間・・・いいねぇ。
わたくしは、モテます。
…主に動物に。
ロランが買い物しに街に下りている隙に、
こうして外に出て、ぼーっと日向ぼっこしてるだけで、
サササササッ
…肩にリス。
チチチチチッ
…頭の上に小鳥。
パサパサッ
…鼻の頭に蝶。
ゴソゴソッ
…膝の上に猫。
モゾッ
…お尻に鹿…大型獣じゃないですか…
こないだなどは、気が付いたら冬眠明けの熊の子が横で寝てました。
春。ぽかぽか陽気の春。
眠ってしまいたいのは、こっちの方だと言いますのに…何がそんなに気に入ったのか、
この子たちは人のことを枕に布団にして、くーくーかーかー眠りやがるのです。
暑いっつーの。もう。
「…とってくうどー」
怖い思いでもすれば、少しは離れてくれるかと思って威嚇してみるわたくし。
がおーと吠えてみたものの…
眠そうな顔の片目だけ開けてこちらを見たものの、それで義理は果たしたとばかりに
ふあっとアクビひとつかまして、また眠りくさる動物ども。
この数日、いっつもこんな調子です。
舐められてます。
はっきり言って舐められてます。
月の女王の沽券以前に、人としての沽券に関わる感じです。
ぶっ。
…膝の上の猫が、寝屁ぇをたれやがりました。
鬱です。
つーか、ここまで馬鹿にされてしまっては、わたくしとて黙っておられません!
ディアナの法の裁き、受けていただきましょう!
わたくしは黒い決意と共に、懐から太くて固くて黒光りする棒状のなにがしを取り出しました。
ハリーをして、「なんといってもイタズラ者の月の女王なら、これが必殺のアイテム」と言わしめた、
その名も「筆ペン」…!
で、その午後。
買い物から帰ってきたロランが、興奮して真っ赤になった顔でまくしたてました。
「とってもすごいものを見たんです!
リスが立派なカイゼルヒゲを生やしてて!
小鳥の羽に『自』『爆』って!
蝶の羽に∀とXって書いてあって!
猫の顔には眉毛が生えてたんです!!!
街の人は誰も笑いながら、テレビの見過ぎと言うんですけど、
僕は絶対に絶対に嘘なんか言ってないですー!」
えー…
うー…
あー…
ごめん、ロラン。
あと、よしなに。
325 :
通常の名無しさんの3倍:02/02/15 23:46
萌えage!!
326 :
通常の名無しさんの3倍:02/02/16 02:09
4472age
>街の人は誰も笑いながら、テレビの見過ぎと言うんですけど、
僕は絶対に絶対に嘘なんか言ってないですー!」
アニメじゃない!!(アニメじゃない)
アニメじゃない!!(あにめじゃない)
本当の事さ〜♪
>>327 町の人はみんな、夢を忘れた古い地球人だったのでしょうな。
なんというかシャア板のオアシスだね、ここは。
相変わらずマターリ
職人さんたちいつもありがとう。18さん毎回楽しみにしてます。
仕事とかやらなきゃいけない事とか忙しかったりする
と思うけど、これからも書きつづけてね。
よしなに
330 :
通常の名無しさんの3倍:02/02/16 17:57
>>327 「みんなが笑うんですよ、、、ぶつぶつ、、、
みんなして、、、ぶつぶつ、、、
そのうち、太陽まで笑い出して、、、
ああ、、、欝だ。
その横でハミングするディアナ様。
ル〜ルル、ルルッル〜〜〜。
今日もいい天気。
332 :
通常の名無しさんの3倍:02/02/16 23:53
うきうきとした表情で、ロランが頬擦りしています…
フライパンに。
もっと詳しく言えば、オムレツ専用の小さなフライパンに。
「ここでの暮らしも、もう一年になりますし。なにか記念になる物が欲しいですね、ロラン?」
胸の内にたぎる下心を必死に殺しながら、イベントトリガを連打したわたくし。
「ずっとロランには貰う一方だったのですから、たまにはわたくしからロランにプレゼントしたいのです。感謝の気持ちを込めてね?」
そんな、いいですよぅ!と判りきった答えを返すロランの退路を、「なんでもいいですよ?」とニッコリ笑って塞ぐわたくし。
だって、ここでの暮らしの一年イコール、何の進展も無かった一年なのですもの、
溜まりに溜まった(欲求不満の)ツケの請求をしたって、いいじゃないですか!
そんなドロドロの胸のうちを、我ながら完ッ璧!に消臭した笑顔で、わたくしは聞きました。
「…貴方が望むものなら、本当に、なんでもいいんですよ?」
具体的には、貴方が欲しいとか、貴方を自分のものにしたいとか、貴方と朝寝がしてみたいとか、そういうのきぼんぬ。
と、下半身的な欲望丸出しのわたくしを浄化するような笑顔で彼が要求したのが…
フライパン。
オムレツ専用。
専業の料理人くらいっか欲しがらない一品。
ちっちゃくって、熱の通りが良くって、小回りが効く、卵料理専用のフライパン。
「いままでのフライパンだと、どうしても作り方が雑になっちゃって…
これならバッチリなオムレツをご用意できます!
明日の朝は腕を揮わせていただきます、ディアナ様あ!」
まあ、確かに上手に作られたオムレツというのは、プレーンでもすこぶる美味しいものなのですが。
ロランもとっても嬉しそうにしてくれてますし、悪いことは何にもなかったんですけど、
もうちょっとほら、なんといいますか、ほらさあ!
…まあ、ジューシーなこの味に免じて、いまは誤魔化されてあげます。
ロラン、次の記念日こそ、よしなに。
っつーか、お願い、お願いですから、ロラン、よしなに…
「そんなに喜んでいただけて、僕も嬉しいです。ディアナさまー」
うるせェよ!
おかわり!よしなに!!
334 :
通常の名無しさんの3倍:02/02/18 11:17
あげ
由何
夜死那尼
おもしろいな
大ネタも期待しとります
338 :
通常の名無しさんの3倍:02/02/19 21:26
age
職人さん達も大変でしょうが・・・
ずーっと待ってますのでよろしく・・・
首吊りディアナ様もどこに行かれたのやら・・・
は、はい、その通りです…。
小ネタばかりで大変申し訳ないっす、近日中に、近日中にっ!
>>342 あせらずにあせらずに
ひとやすみひとやすみ
貴方自身が
∧||∧
( ⌒ ヽ
∪ ノ
∪∪
にならない程度にがんばってください。
ロランとわたくしはいまけんか中です。
ロランったら酷いです。わとくしとのエッチ中に「ドナ姉さ〜ん!」
なんて叫ぶんです。
怒ったわたくしはロランの方を思いっきりかんでやりました。
でもちょっと血が出てて痛そうでした。ロランも名前を間違えるほど
熱中していたってことですよね。明日ロランに謝ってみましょう。
でもドナ姉さんて・・・・・・
ディアナ様と僕は今けんか中だ。
ディアナ様ったら僕がエッチ中に「ドナ姉さ〜ん!」って叫んだだけで
思いっきりかむんだもの、血が出てきてお風呂にはいる時痛い。
でも名前を間違えるなんて僕の方が悪かったのかな?
明日謝ろう。
346 :
通常の名無しさんの3倍:02/02/22 00:49
久々age
萌えスレ129他その辺の長めの、です。
実はこのスレ読んでなかった(汗)んでさっきまで目を通したんですが、
…萌え(w
しかし職人さんのレベル高いなーーー
ちょっと鍛えなおしてきます。
それまでとりあえず、よしなに。
応援のレスもいただけたので、休日1日つぶして
がんばって書きました。
…ちょっと内容盛り込みすぎたかも。
つーかネタ切れだよもう(´Д`;)
長文ですがなにとぞ、よしなに
最近は、心持ち暖かくなってきたようです。
あんなによく降っていた雪も今では冷たい雨にかわり、
時折強い風と雷をともなって強く降ることもあります。
この嵐が幾度か過ぎれば、やがて生命の息吹に満ちあふれる春がやってきます。
今からとても楽しみです。
で、今日はその嵐の日。朝からずっとこんな天気です。
ロランはノックスまで買い出しに行こうと思っていたようですが、この天気では
さすがに車を出せない様子。一緒にこのコテージでぼんやりと過ごしています。
「なんか暇になっちゃいましたね、ディアナ様」
「そうですわね。フフフ…」
「…? ぼく、何かおかしいですか?」
いえ、ただこうして二人でぼんやりと過ごしている時間も、
わたくしにとっては何物にも代え難いものなのですよ。
「そんなにお暇でしたら、わたくしのチェスの相手でもしてくださいな」
「ええ、喜んで」
ロランには以前、このわたくしが直接チェスのやり方を手取り足取り…って足は使いませんが、
こちらに越してきてから念入りに教え込みました。
そう、ロランに密着するくらいすぐお隣に座って、駒を持つロランの手を取って。
時折ロランの頬がわたくしの頬にふれ、ロランの体温が直接肌に感じられて…
はふぅ。
はっ。
わたくしったらまた妄想が暴走して小一時間ほどフリーズしていたようです。
こんな事でどうしますよディアナ・ソレル。いちいち細かいことで暴走していては
これからロランとの関係をより深めていくことなどできましょうか。
そんな下心夜中の夜明け状態のわたくしをよそに、ロランのチェスの腕前は
メキメキと上達していきました。
今ではわたくしと互角以上の勝負ができるほどに。
そう、チェスを通してなら、ロランと私は真剣に心をぶつけ合うことができるのです。
できることであれば、わたくしとロランの間には衣服もなにもない状態で
真剣に心と体をぶつけ合い、お互いの体温を確かめつつ激しい勝負を…
はふぅ。
結局今日のチェス対決は、全7戦中4対3で辛くも私が勝利しました。
実は結構危なかったのです。実際1回だけ「待った」を使ってしまいましたし。
それでもその勝負は負けてしまったのが師匠として少しばかり屈辱的ですけれど。
それにしても、また腕を上げましたね、ロラン。
こうしてロランが少しずつ成長していくのを見守るのも、わたくしの幸せの一つです。
ひとしきりのチェス勝負のあと。
いつものようにロランが作ってくれたおいしい夕食を堪能すると、
すっかり夜が更けてきました。
それまでの間、ずっと嵐は続いたままでした。
朝からの嵐は、夜になってさらに強さを増してきました。
雷も徐々に激しくなっています。
「ディアナ様、なかなか嵐が収まりませんね」
「そうですねロラン。このコテージ、ちゃんと持ちますでしょうか」
「それなら安心ですよ、ビシニティーでも一級の木材を取りそろえて作られたそうですから
多分大丈夫かと。」
「…そうですね、確かに作りもしっかりしていますものね」
このコテージの頑丈さもさることながら、あなたの声が一番私を安心させてくれます。
「あ、でも」
「どうしました?」
「駐車場の小屋の方が少し心配になってきました。ちょっと行って見てきます」
「気をつけてね、ロラン」
彼は足早に小屋の方へと駆けていきました。
ダイニングに一人残されたわたくし。
ざぁざぁと激しく打ち付ける雨の音と、だんだん近くなっている雷の音だけが
部屋に響いています。
以前の戦いの時は一人気を張って作戦行動を指揮していたわたくしも、
この身一つでは多少不安にもなってまいります。
しかしすぐに、少し遠くでロランの声が。
「ディアナ様ぁー、駐車場も無事でしたー。ちょっと雨で濡れたので体を拭いてますのでー」
「はいー。よしなにー」
そう答えてすぐ、わたくしが濡れたロランの髪や体を拭いてあげますよ、と
言えばよかったと少々後悔するわたくし。
とはいえニブチンロランの事ですから、結局は同じ結果になっていたことでしょうね。
それでもロランの声を聞けて、ほっと胸をなで下ろすわたくし。
その瞬間。
あたりがいつになくまぶしく光ったかと思えばほぼ同時に、
まるで爆発でも起こったかのような激しい雷鳴。
「キャアァーーッ」
さすがのわたくしもこの時は驚いて、耳をふさいでそのまましゃがみ込んでしまいました。
どうやらコテージのすぐ近くに落雷したみたい。
雷鳴が収まったようなので、一緒につむってしまった目をゆっくりと開きました。
あたりは真っ暗。
今の雷のショックか、停電になってしまったようです。
わたくしが部屋の中で一人暗闇の中おろおろしていると、すぐに遠くでロランの声が。
「大丈夫ですかぁーーディアナ様ぁーーー」
「ええーー、大丈夫ですよーー」
「このまま地下室の配電盤を見に行くので、ちょっと待っててくださいー」
ここの電力はすべて、屋根の上全面に苔むすように生えている発電芝(ナノマシンによる
太陽光発電システム)でまかない、余った電力を地下室の家庭用バッテリーに貯蔵して
夜間はそれを利用して部屋の明かりを灯します。
先ほどの雷で、おそらくバッテリー用のヒューズが飛んだか、屋内配電用のブレーカーが
落ちてしまったのでしょう。
ここは下手に動かず、じっとしているのが最善のようです。
暗がりの中またしばらくして、今度は下の方からロランの声。
「…原因がわかりましたー。3分待ってくださーい」
「…2分ですませて下さいましー」
正直言ってわたくし、暗闇というものは好きになれません。
月の女王としての宿命が、わたくしに暗闇を恐れさせることになったのです。
見た目でこそわたくしは、うら若きキエルさんと瓜二つの若さに見えますが
実質的には2000年以上もの年月を経てきたこの体。
そしてその内の何百年かは、冬の宮殿での冷凍睡眠という形で過ごすことになります。
すべては、長期にわたり月世界の住民の人心を掌握せんがための、月の女王の宿命なのです。
冷凍睡眠の直前に、ナノマシンの入った専用の睡眠導入薬の錠剤を飲みます。
そしてすぐに『ゆりかご』(冷凍睡眠用カプセル)に入り、重いふたが閉められます。
私の周囲は漆黒の闇に包まれます。
やがて『ゆりかご』の温度が徐々に下がっていきます。
自分の体もだんだん冷えていくのがわかりますが、同時に先ほど飲んだ薬が効いてきて
全身の感覚がなくなり、寒さも暖かさも感じない状態になっていきます。
五感のすべてが機能しなくなっていく中ただひとつ、わたくしの「意識」が、
いえ「魂」が、と言い換えた方がよろしいでしょう。
その魂が、底なしの寒さの中にたたき込まれるような感覚がしてくるのです。
そして魂を含めたわたくしの存在全てが、漆黒の闇の中に取り込まれてしまうかのような
幻覚にとらわれていくのです。
今に思えば、あれが「死」というものなのではないでしょうか。
おそらく普通の人間であれば、人生の最後の最後で1回だけ体験すればいいことを
わたくしは長い年月の間に何回も何回も繰り返してきました。
そしてその度に、底なしの恐怖が暗闇の中にいるわたくしを脅かします。
できることならば、あんな思いをするのはあと1回だけにしたい。
そしてその時を、暖かなベッドの中で、安らかな心を持って迎えたい。
こんなわがままにロランを付き合わせることになってしまい、彼には本当に
申し訳なく思っています。
でも、こんな事に付き合ってもらおうと思えるのは、ロランを置いて他にはいないのです。
本当にごめんなさい。そして、本当にありがとう。ロラン。
そんな事を思い出して、非常時にもかかわらず
ちょっぴりおセンチな気分になっていたのですが…
…おかしい。
先ほどから3分どころか、もうすでに10分以上は過ぎています。
もしや、ロランの身に何かあったのでしょうか…?
ふと気がつけば、あんなに激しく降っていた雨が今はぴたりと止んだみたいで
あたりには物音一つしません。
風や雷も、いつの間にやらどこかに消えてしまったようです。
こんな時ロウソクの1本でもあればかなり不安はかき消されるのでしょうが、
なんといっても生活能力絶無のわたくし。ロランがどこになにをしまっているのか
さっぱりわからないのです。
ああ、なんて情けないのでしょう。こんな事でどうしますよディアナ・ソレル。
無慈悲な漆黒の闇と静寂が、わたくしの心を容赦なく冷たくしていきます。
無意識のうちにわたくしは椅子の上で立て膝を抱え込んで、背中を丸めていました。
それはまるで、うち捨てられた子猫のように。
勇気を振り絞って、彼の名を呼んでみました。
「ロラン……?」
いつもであれば、取って返すがごとく元気のいい返事が部屋に響くのですが…
静けさがそのまま、一人で居るには少し広いこの部屋に満ちています。
彼の耳には届かなかったのでしょうか。
ますます不安になって、もう一度彼の名を呼んでみます。
「ロ、ロラーーン……」
先ほどよりも少々上ずったわたくしの声が、暗闇の中に吸い込まれていきます。
が、そのあとはなにも見えません。なにも聞こえません。なにも。なにも…
「…ロラン、ロラン…! ロラァァァァァァァァァァン!!!」
ぱっ。
あまりの恐怖に駆られ、いつにないほどの大声でロランの名を叫んだ瞬間、
部屋の中が明るい光に包まれました。
電力が回復したみたいです。
わたくしは椅子から条件反射のように椅子から離れ、その場に立ちつくしました。
やがて地下室から、とてててと小気味よく階段を駆け上がる音。
「ディ、ディアナ様、大丈夫ですかっ! お怪我はありませんかっ!!」
「…えっ、あ、ええ…」
「お待たせしてすみませんでした。配電盤から外に繋がる配線でひどく焼き切れた所が
あとで見つかって、必死で修理してたんです。どうも遅れてごめんなさい。
ディアナ様こそ、お一人で心細い思いを…」
ロランの申し訳なさそうな顔を見ているうちに、わたくしは両頬に
なにやら熱いものが流れたのを感じました。
涙でした。
わたくしの頬を流れるのが涙だと自分で気づいた瞬間、急に胸の中がぎゅううっと
締め付けられる感覚にとらわれました。
「あ、あの、ディアナ様…?」
ますますわたくしの心が苦しくなってきます。
「…えっ、あ、あぅっ、うぐっ、ううううぅっ…」
その苦しみから逃れようとして、わたくしは思わずロランの胸の中に飛び込んでいました。
女王としての、いや、一人の女性としての恥も外聞もかなぐり捨て、彼の胸の中で
涙を流し続け、嗚咽を漏らし続けました。
そんなわたくしの髪を撫でながら、彼は黙って自分の腕の中に引き留めておいてくれました。
いつまでも。いつまでも。
少し背の伸びた彼の胸の中で、ついさっきまで感じていた心の冷たさが
ゆっくりと暖められていくのを感じました。
気がつくと、わたくしは自分のベッドの中で横になっているのに気付きました。
カーテンの隙間から差す朝日。今日も元気そうな小鳥たちの歌声。
そして、いつものようにロランの作ってくれる朝ご飯のおいしそうなにおい。
「おはようございます、ディアナ様」
そんないつものあなたの声が、わたくしに生きる力を与えてくれます。
そうです。
こちらに越してきたばかりの頃のロランでしたら、昨夜のような事態になったとき
泣き崩れる私の周りでただオロオロとしているばかりであったでしょうね。
でも昨夜は違っていました。
昨日のチェスの腕前と同じく、あなたはわたくしが思っていた以上に成長していたのですね。
「あ、あの、ディアナ様…?」
「おはよう、ロラン。フフフ」
「…? ぼく、何かおかしいですか?」
「いいえ。さて、今日もおいしそうな朝食ですね。早速いただきましょうか」
「そうですね。では、いただきまーす!」
幸い、わたくしはこちらでの健康的な生活のおかげで
このままの暮らしを当分は続けていくことができそうです。
そして時々は、わたくしのチェスの相手もしてくださいましね。
わたくしもがんばってさらに腕を磨きますので。
これからもよしなに、ね。 ロラン。
ええと、発電芝ってーのは地球光の劇場パンフに載ってた
公式設定です。
それと最初のチェス云々は正直イランカッタかも、とも思いましたが
成長してるロランの話の複線になるし、と思い残しました。
恋の行方はさっぱり成長してないようですけど(w
長いやら暗い話も混じるやらでスマソ。
次は短編にしますわ。疲れた…。
ということでこれからも、よしなに。
イイ!!
今日も女王陛下の護衛。分刻みで行動される女王陛下はお忙しい。そして私も意外と忙しい。
女王陛下の命令で、私は常に護衛に当たっている。それはプライベートの間でも例外ではない。
つうか護衛の名を借りた一種の同棲とも言える。
やけに説明臭い文章はさておき。今日は女王陛下はオフの日だった。この時ばかりはキエル嬢に
御戻りになられるのだが、戻ったところで外見はディアナ様。変装無しで外出は不可能だ。
まあ適当に変装したところでデートの時間。ゲンガナムを散歩しつつショッピング。婦人服売り場も見に行く。
キエル嬢がはしゃぎながら服を選ぶのを笑顔で付き合う。そこに見覚えのある後姿の女性。
アマンダ
ユ、ユニバァアアァァアアァス!!!!
思わずキエル嬢と一緒に試着室へと隠れてしまった。何を怯える必要がある!? 慰謝料もちゃんと払ったし
やる事はしたから怯える必要は…!
そんな事を考えていると、何を勘違いしたかキエル嬢。私の首に手を回しキスを迫ってきた。
なぜかアマンダは試着室の前まで移動している。やばい。これはやばい。ターンX相手にするよりやばい。
どちらにもばれない様に対応する。嫌な汗が流れる。ってそんなに押さないで! キエル嬢! 外にばれる!
あっ駄目。ってあー! あー!!
「お客様?」
ば! 開けないでぇええ!!!
後の事は記憶に無い…
慰謝料払ったんだ(w
354氏よく頑張った!感動した!
そして
>>364も(・∀・)イイ!!
今日は豊作だなぁ…
今日は幸せだなぁ
また職人さんの光臨を祈っております。
18氏も復活きぼん
Z氏も萌え長編の祖として死なない程度に頑張ってホスィ・・・
今日ロランにスケートに連れて行ってもらいました。
当然というか、わたくしはスケートなど
ライブラリィで映像をチラっと見た程度の知識しかないのですが
ロランが折角誘ってくれたことですし、手取り足取り教えてくれると言うので…ハァハァ
まぁとにかくそんなわけで、モビールに揺られること数時間
ビシニティのはずれにあるスケートリンクに付いたまでは良かったのですが。
「あれ〜?ロランも来てたんだぁ?」
忘れなどいたしません。
その声は『ビシニティの貧乳女狐』、ソシエ・ハイムですねっ!?
「あ、ソシエお嬢さんじゃないですか。
‥はい。ディアナ様にスケートを楽しんでもらおうと思って。」
「ふ〜ん。ディアナも一緒なんだ?」
ロランの肩ごしにソシエさんが値踏みするような目で
スケート靴のヒモと苦闘しているわたくしを見下ろします。
「で、どうなの?ディアナはスケートなんてできるワケ?」
うっ。
「どっちでもいいけどさ。あんまりロランに迷惑かけちゃダメよ?」
ううっ。
「ロラン一緒に滑らない?ディアナよりよっぽど楽しませてあげるわ」
「そんな事言っちゃダメですよ。誰でも初めての時ってあるんですから。
それに…ディアナ様を置いてきぼりにして楽しいわけないじゃないですか。」
ロランがソシエさんを強い口調でたしなめます。
エライ!それでこそわたくしのロランです。ヽ("""▽\)キャー
ソシエさんがわたくしのすぐ側に来て耳打ちをします。
「よかったわね。ロランはあんたにゾッコンらしいわよ」
「そ、そんな事ッ!」
「お嬢さん達、何こそこそ話してるんですかぁ?」
「何でもないわ。ねぇディアナ様?」
「え、は、はい。何でもありませんわオホホホホ」
ふぅ…ソシエさんは相変わらずですね。
2時間後。
どうにかフェンスにつかまって歩く事はできるようになりました。
…我ながらセンス無いなーと思います。
「ディアナ様・・・もう2時間経ちましたよ。そろそろ僕も疲れて来ました…」
ロランもしゃがみ込んで半ばあきれ顔です。
「ロラーン!一緒にジュース飲まなーい?」
女狐、もといソシエさんの声が聞こえます。
「ディアナ様…そろそろ休まれてはいかがですか?」
そうですね。そうしましょうか…
ロランが座って靴を脱ぎはじめました。
わたくしもロランのもとへ向かいます。
ツルッ
あら?
あらららら?
止まらないんですけど。
ロラーン!!危ない!!危ないです!!どいて下さぁぁぁぁい!!
「え?」
『ぼむにゅッ!』
刹那、上げられたロランの顔は、見事にわたくしの胸にうずまっていました。
ロランの手が宙に泳ぎます。
・・・・・・・・・・
『そして時は動き出す』
「×××××××××××××××××〜〜〜ッ!」
その後、わたくしとロランは互いに真っ赤になって
何も見なかったソシエさんだけが喋り続けましたとさ。
トホホ。よしなに。
>『そして時は動き出す』
ワラタ。
これもイイっす。ありがとう
>347
いいねえ。よくがんばった。
というかオレも「閉じ込められネタ」でデヴューを
考えていたんだが・・・(w
でも煽られて男らしく書いたのは君がはじめてじゃないか
カコいいい!!
きょうは職人光臨祭りかワショーイ!!!
思わずageたくなってしまうが、それは許されない隠棲の身のディアナ様とこのスレ…
職人様方、これからもよしなに
すんばらしい。
職人さんは欲しいが、とりあえず2月いっぱいはsageで潜っとこう。
深海へ・・・・
/ `ゝ
/ 、 、 ヽ
/ 「 ̄ ̄| ̄ ̄ヽ λノ ,ゝ
/ |、 | Vレレ' ̄|人ノ
ノ ノ _ζ_|_____| / / ゝ
7 λ _ゝ ̄ \―/ ミ
ノ レ从人√ / | lヽ)
λ \_ ^ ´ λ从ノ
ノ ( | / ̄ ̄7 /
"ヽ λ| / ̄ヽ ̄7 / / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
"ヽノレ λ l___|__/ /< よしなにー!!
/ ヽ `----' / \__________
/ ヽ --- /
/ ̄ ̄ ̄ ̄7――‐---\_______/
/ / .-/---、
/ / |
>>377 背景やらテーブルがゆがんどる・・・・・・ありがちやね。
>>372 (・∀・)イイ! デビューを激しくキボンヌ。
こちらのはあくまで停電から思いついただけで
閉じ込めたつもりはないので…
>>376 この方のSSもかなり参考にしましたが
力及ばず…スマソ。
つーかこの方うますぎるよ… まさに神。
>>377 これはこれで(・∀・)イイ!
トップページからたどっていくと、この方あきまんの
∀イラスト祭りに参加してたみたい。(・∀・)エライ!
>>他の職人さん&応援レスの方
ユ、ユニバァァーース!!(w
とっても幸せです。これからもぼちぼちがんばります。
では、よしなに。
, -‐ ー- .,
/´,' ,'|', ', ヽヽ
,' / /l _l__ll__l.__l. | `、
/Ll-',.二. .ニ,`| l `、
. ,' .|. 、_{'} ..}'}. l Λ ヽ
/l. l 、, レァ‐-'、 ヽ
/ ヾ. ト、 、っ /^レ''7 ト、ヽ.
. Λ ヽ.} lヽ、 ,/|/ |`{ { `、ヽ
/ ヾ レ'}'`'^'`'^'`^f/ヽ、 `<''ー'‐-、
. / `、 //l、.へ、_, -ノ /l\ ` 、ノ⌒L
Λ ノ /`ー'/ / .イ ト \ `ヽ く
/ ヾ. / / ,' / / / | `lヽ 「\_ ノ (
.イ `、./ =、/_,'__/=7/ ./ /\_`ーL_二r、/
.〈 | Λ  ̄ / ./ / `ー-- ''´
『Mary had a litle lamb♪little lamb♪little lamb♪…』
鼻歌がキッチンに響きます。
今日のお料理はロランの大好きな鴨のシチューです。
おナベのフタをとってみると、んー、良い匂いですね。
早く帰って来ないかしらん…
お店が完全に一日の営みを終える時刻さえまだしばらく後。
分かってはいるけど、私はつらつらとそんな事を考えます。
10分。
20分。
23分13秒。
『ただいまー』
『おかえりなさ〜い☆』
『お腹空いたよ。ゴハ
「ディアナ様〜?」
!!!……は、はい!?
声が裏返ります。
「夕ごはん、できましたよ〜」
い、いまゆきます。よしなに。
「お早めにお願いしますよ?」
戸口からロランの気配がなくなりました。
ビックリした〜〜〜。
死ぬかと思いました。
こんな妄想を書き散らしてる所を見られたらわたくし本当に死んでしまいかねませんもの。
日記に厳重にカギをかけて、のそのそとダイニングに向かいます。
♪〜"Why does the lamb love Mary so?" Mary so, Mary so
"Why does the lamb love Mary so?" The eager children cried.
"Why, Mary loves the lamb, you know." Lamb, you know,lamb, you know
"Why, Mary loves the lamb, you know." The teacher then replied〜♪
すっかりロランから鼻歌が伝染ってしまいました。
テーブルには暖かい料理が既に並んでいます。
『"Why does Rolan love Dianna so?"
"Why, Dianna loves Rolan, you know." 』
───はっ。
わたくしったらなんて事を…(ポッ
でもいつか、そう言わせてみせます。絶対に。
ロラン、明日もよしなに。
イイなぁ
このスレはホッとするなぁ
383 :
通常の名無しさんの3倍:02/02/25 21:38
>>381 英語の歌詞で来るとは…まさに職人の技だ。
イイ!
スマソ。あげちったよ...
鬱氏。
正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正
正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正
正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正
正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正−
と、きょうもまた一本線を加えて、眠りにつくこととする。
小生、ギム・ギンガナムである。
この繭の中、半径10メートルを世界のすべてとして、どれだけの時間が経ったのか。
あいもかわらず話し相手もなく、ひとりさびちい日々を過ごしている。
しかしその生活も今日までである!通販で注文したTVがついに届いたのだ
アンテナの設置も完璧である!ではさっそくぽちっとな
マゲラッパ「ゲラッパゲラッパ♪マゲマゲ♪」(忍風戦隊ハリケ○ジャー)
…鬱である。
ねぇ、ここから出してくださいよー。
そして特撮オタになっていく御大将…(w
今日はわたくしの誕生日です。とはいってもわたくし自分の誕生日を覚えていないのです。
ですからロランと暮らし始めたこの日を誕生日にしたのです。
ロランはわたくしの為にご馳走を作ってくれました。ロランの料理の上達振りは大したもの
です。今日なんかは3回もおかわりしてしまいました。
食後のココアを飲んでいると洗い物を済ませたロランがやって来て、小さな箱を私の前に
出しました。中にはかわいらしいブローチが入っていました。ロランがわたくしの為に用意い
てくれたプレゼントです。
「ロラン・・・ありがとう、ありがとう。」
感激で涙目になりながらロランにお礼を言いました。けれどもわたくしにはもうひとつして
欲しいことがありました。それはロランに抱かれながら眠ることです。体温の低いわたくしに
は冬の布団が温まるまでの時間はとても辛いのです。
今日のロランならなんでも言うこと聞いてくれそうなので、思い切って言いました。
「ロラン・・・・・わたくしを抱いて寝てくださいませんか?」
さすがにロランの目を見ては言えませんでしたけれども。
ロランは何故か真剣な顔をして答えました。
「はい、わかりました。」
一応続きます。結構長く書いたつもりだったけど、短かったですね。
今度からはメモ帳にに下書きして書き込みますわ。
ドキドキ・ドキドキ
>繭御大将
実はヒソーリと楽しみにしてたりします。
>387氏
頑張って下さい…期待sage
>385
ならば次週は1時間ほど時間を遅らせて(略
ほんとうにいいね、このスレ。
なくならないよう荒れないように微妙にsage進行。
御大将、どうやって通販してるんだか(汗)
>>387 ブローチで感激するディアナ様萌え。
あまりプレッシャーかけたくないけど、期待してますー。
シャア板の奇跡だと思いたい。
ここを発見して2ヶ月、何度かのテロにも屈しなかった先人
たち、特に職人たちに敬意を表したい
ここ数日、お腹が痛いです。
そう、ナノマシンの助けを借りなくなってから2年。
私にも生理がやってくるようになりました。
ところが困ったことがひとつあります。
生理前と生理の終わりかけは、性欲が普段の7割り増しなのです。
どういうことかというと、そのまんま、
普段は性欲10の内3、とか言ってる私が性欲10になる、
という言葉通りの意味なのですけれど。
真っ最中はどうかといえば、
『この世の地獄を味わっている私に、それでも突っ込もうと言うヤツがいたら、そいつを殺す』
位の勢いで、およそ普段のモラリストっぷりからは想像できない暴言がでてくるのです。
ところが、世の中には
『生理中の方ができにくいし全然オーケィ。むしろ安心。』
とか言うちょっとイカレ気味の羨ましい体質のお友達もいたりするわけです。
それはリリさんなんですけれど。
『そうは言ってもシーツが汚れたりもするから、何かひいてやらないと、大変。』
だそうで、
『いろいろと試したけど、一番はやっぱり新聞。』
だそうで、
『洗わなくてもいいからタオルとかに比べてラクちん。下にも染みないし。』
だそうで、
『でも、下手すると新聞のインクがすれて腰に付くから黒くなっちゃうのよね。』
だそうです。
それってどうなんでしょう?
新聞をガサガサいわせながら、腰を黒くしつつヤルエッチは、それはそれで楽しいかもしれないけど、
それを心から楽しめるリリ様の愛って偉大です。
私もロランが相手ならがまんが出来るかしら?
でもその前に、ロランが私を抱いてくれることが先でした。
ああもうロランたら。
私が毎月、月の魔法にかかっているということ、気づいてないのかしら。
でもまだそれは言い出せません。
そのうちね、ロラン。
もしかしたら、赤ちゃんが生めるかもしれなくてよ。
よしなに、ね。
お、久々のエロ路線?
つーかリリ様の相手してるのって誰よ(w
楽しめました。ありがとー。
月の魔法って表現がいいです。
今日も一日、平和で穏やかな時間を過ごすことができました。
神に感謝致します。
ですが、ロランとわたくしの関係は、今日もなんの進展もありませんでした。
ああ、思えば今のわたくしとロランは
今、この部屋の窓から見上げている頭上の月と
今、このわたくしが暮らしている地球との関係のようです。
お互い、一番近い所にいる星同士なのに。
お互い、手を伸ばせばすぐにでも届きそうなところに見えているのに。
現実には、暗くて冷たい広大な空間が二つの星を隔てているのです。
いつしかわたくしの心がソレイユに乗って、あなたの心に降り立つことができますように。
いつしかロランの心がウィルゲムに乗って、わたくしの心にまで来て下さいますように。
ロラン。 明日こそ、よしなに。
正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正
正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正
正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正
正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正下
と、きょうもまた一本線を加えて、眠りにつくこととする。
小生、ギム・ギンガナムである。新聞代の集金に来た小娘に聞いたのだが
この繭に『ひげはうす』と落書きされているらしい。まったくはらただしい話である。
さて、あれ(
>>385)から1週間の時が流れたのである!
髭と触覚と3人(?)そろってTVの前に集合済みである!!
時間も8時半ちょうど!ではさっそくぽちっとな
・・・あれ?新聞新聞・・・・
「本日のオジャ魔女ド○ミはノックス女子駅伝のため中止いたします」
…鬱である。
ねぇ、ここから出してくださいよー。
気が付けば、2ヶ月足らずで400か…
よく頑張った!感動した!
でもageられないのが切ないところsage
>400
ちゃんと番組名に「どっ○〜ん!」まで入れるように。
というか、何故龍○を飛ばすのか、そちらの方がちょっと気になる。
>404
大丈夫。今回のは『触角』ないから。
当に御大将の為のライダー。
正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正
正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正
正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正
正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正
と、きょうもまた一本線を加えて、眠りにつくこととする。
小生、ギム・ギンガナムである。清涼感という酒のCMを見てたら
ディアナのやんちゃっぷりを思い出して鬱になったのであ〜る。
さて、最近小生は新たな恋が芽生えてきたようであ〜る。
毎度のごとく髭と触覚とそろってTVの前に集合済みであ〜る!!
時間は7時。 ではさっそくぽちっとな(by ボヤッキー)
『おっはー!!!』「おっはー。」
彼女は努めて健気である。朝早く起きない堕落した主婦の代わりに
朝食や弁当をこさえ、見ず知らずの子供たちに太陽のごとき笑顔を
ふりまくのであ〜る!!実に健気で素敵である!
ディアナはどうしたのか、とな?確かにディアナは好いておる。
いかんせん妻としての業を成す事ができぬ以上、契りを交わすなど
もってのほかといえよう。やはり彼女であろう。
「慎吾ママ!!!」最高であーーーる!!!
しかし。何かが違う...何かしらの違和感を感じるのである。
とりあえず髭と触覚に相談したが、なぜか小生を蔑んで見るのである。
何だ!何がおかしい!!!慎吾ママを愛して何がおかしい!!!
…鬱である。
ねぇ、ここから出してちょんまげ。
>406
グエンだったら喜んで話を聞いてくれるでしょうな。
408 :
通常の名無しさんの3倍:02/03/01 00:56
たまには御大将age!!
御大将、今日も絶好調であるようで何より(・∀・)
>ねぇ、ここから出してくださいよー。
富野TR見たんですが、Zネタだったんですねこれ。
Zはアムロが出てきたあたりで挫折したもんで(;´Д`)
まともに見たんはファーストと∀と接触発動(wだけ…
逝きますわそろそろ。
新作はもちっと待ってね。ではよしなに。
↑の間違い。387氏スマソ。
彗星はもっとバーっといくもんな…
どうやら毒電波にあたった模様です。再び逝ってきます…
職人はネタのみにて語るべし。
ということで期待sage
「このところずっと、何かに見られてるような気がするんです。」
「なんでか、背中のあたりに視線を感じて、むずむずするんです。」
「人の気配がするんですけど、振り向いても誰もいないんです。変ですよね?」
わたくしを不安にさせないためにと気を使いながらも、どこか恐怖の色を滲ませて、そんなことを言うロラン。
この数日間、彼は時々そんなことを言っては、周囲をきょろきょろと見回すのです。
きっと野生の動物たちですよ?人間が珍しいのでしょう。
その都度わたくしは、ナーバスを深める彼をなだめていたのですが、
「だったらいいんですが…もしかして、誰か人がこのあたりに隠れているんじゃないでしょうか?
もしディアナ様に不埒なことを考えてる人が居たりしたら、僕一人じゃディアナ様をお守りしきれないかも
しれません!」
疑念を確信に変えてしまったロランが、ついに爆発しました。
うっすらと目を潤ませたロランの頬に手を寄せて、ロランなら大丈夫ですよ、きっとわたくしを守り通して
くれますと言うのですが、
「ディアナ様!もっとご自分のお体のことをお考え下さい!」
逆ギレされてしまいました。
…実のところ、わたくしには、その視線の正体に、心当たりがありました。
心当たりがあるからこそ、わたくしはこうして落ち着き払い。
そして心当たりがあるからこそ、わたくしは決意を胸に、裁きの神の降り立つ日を待ちつづけていたというのが
真相なのです。
ある朝、わたくしはロランより早く目を覚まし、普段なら着ない漆黒のパンツ、漆黒のコートに身を固め、
髪の毛を同じく漆黒の帽子の中にたくし入れると、そのままロランに何も告げずに家を出て、屋根に登り、
気配を消し、腹ばいになって、じっと彼奴の出現を待ちました。
時刻は、朝の5:00。
オーバニーの森は霧深く、輝く湖面も、いまはガスの中に沈んでいます。
「ディアナ様ー!?どちらにいらっしゃったんですか!?ディアナ様ー!!」
目を覚ましたロランが、必死な様子でわたくしを呼ぶ声が階下から聞こえてきます。
ごめんなさいね、ロラン。
もう少ししたら戻りますから、いまは少しだけ、わたくしに時間を下さい…。
じっと息を潜めること、1時間。
…居た。
朝靄の中、林の中で蠢く黒い影を、目ざとく見つけたわたくし。
瞬間、胸の中で膨れ上がった殺意に目を細めると、わたくしは、わたくしの横で同じく身を横たえていた
相棒を引き寄せました。
それは鉄塊。
黒光りする、長く固く、重い鉄塊。
わたくしが忌避する殺生の道具。
いえ…生きるための手段として必要な道具。
鹿撃ち用の「猟銃」です。
わたくしは、我ながら熟れた手つきで眠りについていたその鉄塊を組み上げて、命を吹き込み、狙撃用の
スコープを添えると、がっしり肘の骨で固定して、標的を十字の中に捉えました。
木立の中に隠れるようにして、しかしながら、隠し切れない紫色のオーラを発するかの様な強烈な気配。
いささか野趣を増した様ですが、忘れもしないあの肌の色、あの金の髪。
洗練された気品、優しげな物腰、端正な笑顔の裏に秘めた、限りなく純粋にして不純な欲望の持ち主…
「グエン・サード・ラインフォード…よくぞ生きてここまで辿り着きました!!」
乾く唇をペロリと舐めて、わたくしは呟いていました。
わたくしが事態に気付いたのは、ちょうど一週間前。
洗濯物を取り込んだロランが、もぢもぢとしている理由を聞いたわたくしに、彼が返した答えが
「ぱ…ぱんつが全部、なくなっちゃったんです。ディアナ様、ご存知ありませんか…?」
知る訳ないでしょう!?と、なんというか後ろ暗いところも皆無ではなかったので、思わずその瞬間は
マジギレしてしまったわたくしですが、よくよく考えてみればおかしな話です。
人里通わぬこの山間の家に、下着泥棒?しかも男性専門?
…わたくしの下着は全部無事だったのが悔しかったというわけでもないのですが、最初は山鳥の類が
巣を作るのに使ったのでは?といって、彼の言に取り合いませんでした。
ですがそれも回を重ね、おパンツどころかシャツ、サスペンダー、靴下まで消えて無くなってしまっては。
(どーでもいい話ですが、それからしばらくの間、ロランはノーパンでした。
…いえ、本当にどうでもいい話です。)
ロランを心配させたくない一心で、
「シャツ借りますね?」
「たまにはわたくしも、サスペンダーって、してみたいんですよ。」
「ごめんなさい、洗いすぎて、靴下破いてしまいました。新しいのをプレゼントしますから、ね?」
なんつったりして誤魔化しながら、彼に黙って犯人探しを開始したわたくし。
キエルさんにもお願いして、親衛隊の中から情報収集の腕っこきの人間を借りてまで調べていくうち、
浮上してきたのが。
そして…家の前のぬかるみに残った、大きな革靴の跡を見つけた時、犯人として確定したのが、あの御曹司、
グエン・サードだったのです…。
ターゲットスコープの中で、グエン卿は頬を赤く染めて、何事かを呟きました。
その瞬間、わたくしの髪が、真紅の怒りでざわめき立ちました。
口の動きでわかります。
あの大馬鹿者は、あろうことか「ローラたん」と呟きやがったのです!
あまつさえ、「ローラたんはぁはぁ、もう少しでそこに行くからね♥」などと…!!
野郎、バッカじゃねえええの!?
それまで控えめに木陰に半身を隠していたグエン卿が、何かに引きつけられる様に身を晒すや、
愛しの我が家への一歩を踏み出すのを見て、わたくしは本当の本当に覚悟を固めました。
…もはや一刻の猶予もなりません。
やるのは今。つーか、
「逝ってよしなに!!!!!」
…動く標的、打ち落とせ!
居合にも似た、必殺にして裂帛の気合を込めて、わたくしはトリガーを引きました。
「…ローラたんローラたんローラたんハァハゥァッ!?」
銃声が、長く長く尾を引いて、霧の中にと消えていきました。
轟音に驚いて、眼下の湖から飛び立つ渡り鳥達。
うるさいほどの羽音の中で、わたくしは勝利を確信しました。
…ヒット。
破邪の銀弾は狙いたがわず変態ホモ大将の脳天に吸い込まれ、朝霧の中にぱっと紅い紅い花びらを散らせました。
西部劇の悪役並みのオーバーアクションで吹っ飛び、茂みの中に消える人影…
手ごたえあり。
作戦は終了です。
「ディアナ様、いま、いま銃声が!?ディアナ様ー!?」
いよいよロランの声が、悲鳴に近くなっています。
全身の緊張を解き、思わずその場にへたり込んでしまうわたくし。
でも、苦労の甲斐はあったはずです。ロラン…わたくし、やりましたよ?
わたくしは一つ大きく息をつくと、
「…ロラン、ごめんなさいー!屋根に登ったら、降りられなくなっちゃいましたー!」
情けない声を作って、彼を呼びました。
「えええええっ!?」
で、部屋に入ったわたくしは、本気で怒ったロランから、小一時間のお説教を受けることになりました。
彼を守ってお説教では、割に合わないものもあるのですが、お説教とは言ったところで、彼半べそなので、
迫力は半減ですし、何より、ロランが本当にわたくしを大事に思ってくれているのがヒシヒシと伝わって
くるので、そう悪い気分でもないのです。
そんなこんなで、我ながら倒錯気味なプレイをたっぷり堪能したわたくし。
…でも、もう少し位はご褒美が欲しいですよね。
ちょっと欲をかいてみて、
「大丈夫、大丈夫ですよ、ロラン。でもそんなに不安でしたら、きょうはわたくしの部屋で、
わたくしをガードしてもらえませんか?」
上目遣いでおねだり。
「はっはい!ディアナ様がお許しくださるなら!」
…よっしゃ、拉致成功。
いつもいつもワリくってばっかりだったのですから、たまにはこのくらいの役得があってもいいってものですよね。
くすくすくす。
で、その夜。
「お休みなさい、ロラン」
「お休みなさい、ディアナさま」
ベッドに潜るわたくしに横顔を見せる格好で、ロランは猟銃片手に窓の前ででん!と真っ直ぐの背筋で立って、
寝ずの番を決め込んでいます。
が、本当に寝ずの番をされた上で、身体を壊されたりするわけにはいきません。
ほーら、あなたは眠くなーる、眠くなーる…
横でフラフラ不思議な踊りを踊っているうち、ロランがパタリと倒れました。
まあ、ぶっちゃけて、食後ロランに振舞った紅茶に仕込んだ眠剤のせいなのですが。
…ニヤリ。
我ながらイヤソな笑みを浮かべて、ガンビー人形の様に脱力したロランを自分のベッドに横たえると、
「お休みなさい、ロラン」
今度こそ本当に彼にお休みの挨拶を告げて、その腕を抱きこんで、眠りの国に旅立つことにしました。
…もちろん翌朝は、お腹の底から出たようなロランの絶叫と、怯えて飛び立つ渡り鳥達の羽ばたく音で
目を覚ますことになったのですが、これもまあ別の話。
数日後。
わたくしはオーバニーの地元の新聞に、トンでもない記事を見ていました。
「ガリアよりの使者、アメリアに立つ!!」
最近カラー化した新聞の一面には、ショッキングな見出しにセンセーショナルな記事、彼の真実を
知らない女性が見たら蕩けてしまいそうな甘い笑みを浮かべるグエン卿と、にこやかに握手する
現ルジャーナ外務理事にして、初代アメリア大頭領と目されるリリ・ボルジャーノ嬢の姿。
よくよく見れば、リリ様のこめかみに、隠し切れない青筋が浮かび上がっているのが分かります。
…さもありなん、さもありなん。
つか、ええい!ホモのグエン卿は新陳代謝のニュータイプか!?
朝食後のコーヒー片手に、しばし固まっていたわたくしですが、そんな平和なことしていられません!と再起動。
普段ロランの前では見せないような羽のごとき軽やかな動きで旅装束…もとい「戦装束」を固めました。
弾がしけっていないのを確認して、バッグに、ポケットに、お守りで首に一発ぶら下げて、猟銃を背負う
わたくしに、
「…ディアナ様、狩りですか?」
ロランが唖然として聞いてきます。
「害獣駆除です。」
そう答えたわたくしに、大いに取り乱すロラン。
その頬に指を滑らせ、軽く口付け、
「成果を期待していてくださいね?」
…いざ参りましょう。グレートハンティングへ。
固まってしまったロランを背に、わたくしは颯爽と自動車に飛び乗って、一路ルジャーナへと向かいました。
で。
すったもんだの挙句、わたくしはグエン卿の国外追放に成功。
リリ様もその影でガリア〜アメリア間の講和条約を有利な条件で取りまとめ、若干一名を除いて、
皆幸せになることが出来ました。
沈まぬ(アッチの)太陽、人生これ不退転のグエン卿のことですから、この平和も長くは続かないかも
知れませんが…それでもロランはわたくしの側にあり、わたくしを見守ってくれているのです。
このささやかな平和、ささやかな幸せ、例えターンタイプがまた発掘されようと、決して譲るつもりはありません。
そしてロラン、わたくしに、戦う力を与えてくれるのは、貴方なのですよ…?
そんな凱旋気分で帰宅したわたくしを出迎えたのが、ロランとお揃いのエプロン姿に身をやつして
ご満悦しきりのソシエさんだったことには、本気の本気でへこみましたが。
教訓、人の世話よりまず自分の世話。
あとロラン、お母さんが留守の時には、知らない人をおうちに入れてはいけません。
悪い狼さんに食べられちゃいますからね!?よしなにっ!!
>>412-422
ぱちぱちぱち。 面白かったです。 でも最初の獲物は誰だったの?
堪能させていただきました。素晴らしいの一言に尽きる。
……大仕事が終わったばかりで申し訳無いんですが、前と同じようにジオのほうにも
あぷしてくれるとたいへんありがたい。読みやすくなるし。
要求ばかりの読者でごめんね。
しっかりディアナ様もいいなぁ
せっかくロランのために頑張ったのに、帰ってきたらソシエたんが家にいた
ワラタ
そろそろ浮上して、職人狩りでもどうだろうと思うのだが。
深海を発しないか?
>>426 今はトップランナー後で荒れ気味だから・・・・
>>423 最初も最後もグエン殿と思われ。
ゴルゴ13を連想した俺。
「用件を聞こう…」
>412-422
面白かったッス。マジ感謝。
すばーらーしー!
431 :
通常の名無しさんの3倍:02/03/03 04:29
( ・∀・) ショクニン カコイイ!
sage忘れた・・・
死んできます(号泣
433 :
通常の名無しさんの3倍:02/03/03 04:34
世間で最悪だといわれてけなされているこの2ちゃんねる。
その2ちゃんねらーでたまには良いことをしないか?
方法は簡単、いつも上に表示している
『クリックで救える命がある、、、らしいです。』
を1日1回押してやろうじゃねーか!!
できれば身障を助けるというやつをキボーン(2円なんだぜ)
暇があったらほかの板にコピペで移してくれや
あの家はオーバニーだったのか。
オーバニーじゃなかったよ。たしか。
まあ、いいじゃないか。
職人さんがんばって!
オーバニーの家は観光の人がよく訪れて忙しないとか
ノックス:イングレッサ首都 ボストニア城のあるとこ
ビシニティ:イングレッサの郊外都市 ハイム家のお膝元
オーバニー:エンディングでロランとディアナが住んでるウィルゲイムさん家があったとこ
だと思ってたけど、違うの?
詳しい人、だれか教えて
>>187 「そろそろ寝ましょうか?」
とわたくしが言うと、ロランはわたくしの横に立つと、お姫様抱っこでベットまで連れて行ってくれます。ロランとわたくしがここに来た日、
大雪でした。けれども今日は満月が積もった雪に反射されて、廊下は明かりが必要ないくらいです。
今日のロランったら至れり尽せりね。なんて考えてるとお部屋につきました。ロランは優しくベットの上にわたくしを置くと、仰向けで寝ている
わたくしの横に寝ました。寝ているだけでした。
ロランったら・・・このままでは全然あったかくありませんのでロランの方に体を向けました。するとロランも体を横に向けてわたくしの腰の
辺りに腕を回してきます。
今になっては考えられませんけれども、この時わたくしの心臓は極めて平常に近かったように思います。ロランはどうだったのでしょう?
いくらわたくしとロランの仲でも胸と胸を押し当てて寝るなんてハシタナイ事のように思われたので、実際にロランがどのくらいドキドキしていた
のかは分かりません。けれども、きっとのことでロランの心臓は破裂しそうだったのだと思います。
ロランのきっとで可愛い寝顔を見てみようと思い、目をあけました。悪戯が見つかった子供のようにドキッっとしました。
てっきり目を閉じて寝ようとしていると思っていたロランは、わたくしの顔をじぃっと見ていたのです。それもホワイトドールで戦っていた頃の
目で。そんなロランの目と寝顔を盗み見しようとしたわたくしの目が合うと、わたくしは金縛りにあったように動けなくなりました。
そんな隙を待っていたかのように、ロランはすかさずわたくしの唇を奪いました。ソシエさんにしていいたのよりもっと激しいやつです。ロラン
は唇を押し付けたかと思うと、わたくしの唇を軽くこじ開けて舌を侵入させます。ロランの舌はまるで別の生き物のようにわたくしの口内を動き回り
ます。わたくしはその異常な感覚に驚いて、ロランの胸をドンドンドンドンと叩きました。
ロランは唇を離すと心配そうな顔をいしていました。わたくしはなるべく平静を装って、
「それも誕生日プレゼントなのでしょうか?」
と聞きました。
「デイアナ様がして欲しいって・・・だから僕も、覚悟を決めてきたんですよ?」
「?・・・・わたくしはこんなあんまり今日が寒いものですから、一緒に添い寝してして欲しいとお願いしたのですけれども・・」
ふたりが気付くのは同時でした。ロランは自分の勘違いに耳まで真っ赤にしていました。ロランにとって運が悪いことに、雪に反射された月光が
ロランの顔を照らすのです。ロランはわたくしから離れようとしましたが、わたくしの手はロランの上着をぎゅっと掴んでそれを許しません。
先に口を開いたのはわたくしでした。ロランにはキツイ言葉でしたけれど、
「ロランと違って、初めてだったのですよ・・・?」
「すみませんでした。」
「謝らないで下さい・・・・ロランはわたくしを犯すと決めたのでしょう?それなら最後まできちんとなさい、男でしょう?
それに途中で止められたらわたくしも自信を無くしてしまいます。」
ロランは「ディアナ様・・・」とだけ言って再びわたくしを抱きしめるのでした。
メモ帳からコピーしたんですけど、思いっきりずれました。スマソ
くっ…いざ犯られちまうとなれば、
いくら相手がロランと言えど悔し涙で前が見えないぜ
この頃、爆笑問題(ヤコップ&ブルーノ)たちが、良くテレビに出ている。この前はプロジェクトターンXにゲスト出演していた。
当然、私もあの番組に出たが、なんか無性に腹が立った。あいつらぶっちゃけ何もしてないし、あまつさえディアナ様の命も狙おうとした。
でも出演してやがった。なんかむかつく。
まあ、こんな些細な怒りはさておき。今日は地球で会談がある。リリ嬢とディアナ様の極秘会談だ。まあ正直な話。政治の話もそこそこに
お互いの愚痴や世間話をしているだけなのだが…
会談が始まって五分ほど経過した頃、私の視界の隅に人影がひょこひょこと移るようになっていた。木の陰から顔を出したり引っ込めたりまた出したり。
あれは…グエン卿?
何をしとるんだ? あいつは。辺りを見回すとメリーベルが退屈そうに逆立ちやらの軽業をしている。いや隠れとけよ。
そういえば。今日の会談はディアナ様を交えたお茶会だったはず。二人の女王を護るために警備も厳重にしていたんだった。
当然、ディアナ様についてロラン君も来ている訳で…
何もこんな時に来ることは無いだろうに。まあ、ロラン欲しさに会場に乱入されても困るし、えーと……
射殺
銃弾は見事にヒット。グエンの死体をメリーベルが手馴れた手つきで運んでいった。
今日は良い仕事したなぁ。
>>439 ドキドキドキドキドキ( ゚∀゚;)ドキドキドキドキドキ
ツ、ツズキハ アルンデスカ ドキドキドキ
>>442 読んだ後しばらくたってからワロタです。
グエンはすっかり暗殺される役回りに・・・しかし何度でも生き返る。
メリーベルが反魂の術でもつかってんのかなあ?
それともロランへの執念?ロランを命がけで守るディアナ様萌え。
>>444 逆境から這い上がるのが生業だからじゃない?>グエン卿
政治失脚から比べれば、死の淵ぐらいなんてことないさ。
446 :
通常の名無しさんの3倍:02/03/04 00:53
>438
あの家はオーバニーの別荘ではないと思うよ。
隠居生活だから所在不明ってことで。
448 :
通常の名無しさんの3倍:02/03/04 00:59
よしなによしなに。
どーでもいいが、一時期「ビニシティ」だと思ってたなぁ(;´Д`)
結局最後にでてきた場所はどこなのYO
>>452 みなの心の中…かなあ。
特にこのスレ的には…。
>>452 俺設定ではノックスから北にモビールで2、3時間程の山中、かなぁ
ルジャーナだよ
アメリア大陸がアメリカ大陸。ルジャーナがルイジアナとすると、
ノックス、ビシニティはどこに当たるのだろう・・・
>>451 俺も劇場版を見に行ってはじめて「ビシニティ」って気づいたよ(;´Д`)
氏んどくか・・・
リンクミスしとりますな・・・・鬱だ
あと一回か二回です(ロランの前戯しだい)
念のため保全カキコ
静かだなぁ…
みんな最萌スレに投票に行ってたとか?
とりあえず職人待ちsage
ピンポーン
「ク□ネコヤ○トの宅急便です〜」
「うむご苦労である、ほれ判子」
正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正
正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正
正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正
正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正下
と、きょうもまた一本線を加えて、眠りにつくこととする。
小生、ギム・ギンガナムである。
この繭の中、半径10メートルを世界のすべてとして、どれだけの時間が経ったのか。
話し相手もなく、ひとりさびちい日々を過ごしている(?)。
さて、今日は珍しくお歳暮が届いたのである。差出人はメリーベル、まめなやつである。
どれどれ、中身は何なのだ?
『ハム・ソーセージ詰め合わせ(逝印食品)』
おのぉ〜れぇ〜!!小生が繭の中に閉じこめられて世間の情報を
まったく知らないと思っておるぬぁ〜、あの古娘!!
小生!暇にまかせてニュースと新聞のチェックは欠かさないのである!!
パチパチ・・・(焚火)
・・・久々に食べるお肉はやっぱりおいちいのである。
追記
野球中継を見ていたらタイ○ースの応援席にハリーを見かけたのである。
もうそんな季節なのであるか、世間は
ねぇ、ここから出してくださいよー。
イイ!
ディアナ様日記も好きだが、御大将日記も好きだ!
ロランが突然、滅多に見せないような真剣な顔で、私に聞いてきました。
「ディアナ様・・・百合の花と薔薇の花、どちらがお好きですか?」
え?ええ、どちらかというと、華美でもトゲのある薔薇よりは、たおやかな百合の方が好みですが・・・
と答えたところ、ロランは心底安心した顔を見せました。
「花がどうかしたのですか?・・・ひょっとして、私にプレゼントしてくださるとか。」
「え?、あ、はい。プレゼントといえば、プレゼントです・・・。」
「?・・・それは楽しみですね。」
その夜。
「・・・なんで貴方がここに居るんですか?」
わたくしのベッドの上で、三つ指ついて
「・・・お情けを頂戴に参りました。」
白無垢でお辞儀しているソシエさんに、面食らってしまいました。
「・・・お情け?」
「・・・お姉さまが月に行かれてしまって・・・あたし寂しくって・・・。」
「・・・はぁ、それで?」
「・・・お姉さまって呼ばせていただいては、いけませんか?」
「・・・はぁ、それは一向構いませんが。」
「・・・お姉ぇさま〜!!♥」
「・・・うっきゃ〜!!!!」
どったんばったん。
まったく、とんだ百合の花束のプレゼントでした。
・・・もしあそこで私が「薔薇が好き」と答えていたら、ロランとグエン殿の○○ショーを
かぶりつきで見させられることになってしまったのでしょうか・・・ガクガクブルブル。
>>387 >>439 ロランはわたくしの頬をなでながら髪をかき上げると、再びくちづけをくれました。今度はわたくし
も彼の舌の動きを真似して歯茎や下の裏などを舐めてあげます。ふたりの舌は激しく絡み合って、時々
舌を尖らせて先同士でつんつんとつつき合いました。息が苦しくなると「んふぅ」と声を上げて息継ぎ
をしますが、その声が一層気分を高ぶらせ、吐息は頬をくすぐります。彼は自分の口の中に溜まった唾
液を私の中に注ぎ込みます。それをわたくしはごくごくと喉を鳴らして飲み込むのです。
「ぷはぁ」
彼が名残惜しそうに口を離すと、つうっと細い糸がふたりの間に引かれました。彼はわたくしの体を
起こし、服を脱がし始めます。今夜は満月です。月の光はカーテンを突き破り、わたくしの体や顔を写
して彼の瞳に飛び込んで行きます。わたくしの体の形や普段は見えない所の色、あまつさえそれを見ら
れたときのわたくしの表情も彼に知られてしまうということです。きっとわたくしはさっきのキスで上
気した顔をますます赤くした事だと思います。
ネグリジェを取られ、意地悪なロランは下着も残してはくれません。そしてわたくしをまた寝かせる
と自分の服を脱ぎ始めました。彼の上半身は胸にかけては立派な筋肉がつきますが、下るにつれて急激
に細くなっていきます。腰を見る限りでは女性にも引けは全く取らない美しさを持った彼ですが、ズボ
ンを脱ぐとわたくしは目を奪われてしまいました。いくらわたくしでも性に関して全くの無知と言うわ
けではありませんので、男性が性的に興奮するとどうなるかは知っていました。しかし彼のそれはいつ
も見る中性的な彼とはあまりにも違いすぎました。おへその近くまでそり立ち、彼の褐色の肌より黒々
として彼の体の中でもっともたくましい所なのではないでしょうか。
彼の性器を見て又思いました。さっき彼がわたくしの「抱いてください。」を勘違いしていた事に気
付いた時にも思ったのですが、彼はずっとこうしたかったのだと思います。確かめ合った事はありませ
んでしたけれどもわたくしはロランを愛していましたし、彼もきっとそうだったと思います。ですがわ
たくしは彼の中性的な外見と優しさにあまえて、ずっとこのままで幸せに暮らしていけると思っていた
のです。コールドスリープを続けた体で赤ちゃんを作れるのだろうか、心配でした。臆病なわたくしは
ロランがそれでいいのならば二人だけの生活を続けるだけでも良いと思っていました。でも彼は違った
のです。さっき彼を引きとめたのも、彼の成すがままにされているのもそれが理由です。わたくしは本
当に生をつかむ為に彼に導いて欲しいと思ったのです。
今夜、俺は男泣きに泣いた。
4月発売のエロゲーシナリオを書きながら泣いた。
畜生幸せになりやうがれsage
>468
やまだおろちさんだったら黒歴史に封印
>>468 青・・・さん?いや、いい。 忘れてくれ。
期待してます 職人様
>>466 逆にディアナ様がソシエたんを攻めてネコにしちゃった同人本なら
しってるけど...
「今日はとても楽しかったですね。
明日はきっと、もっと楽しいですよね。
ね、ロラン?」
「はい、ディアナさま」
よしなに。
やはりのほほんマターリがよろしいです。
よしなに。
>>473 ここでの基本中の基本、って感じ。イイなぁ。
…いや、アレな内容でもそれはそれで良いんですが(w
寒さも一段落し、ようやく・・・ですが暖かくなってまいりました。
今日ばかりは、ロランばかりに洗濯をさせるには申し訳ないので・・・・
よく考えてみますと、わたくし、冬の寒い季節にロランに水仕事をさせてたのですね。
ごめんなさいね。ロラン・セアック。
でも、ロラン、酷いですわよ。4日分も溜めてたなんて。
どれだけ大変だったことか。
わたくしが洗濯を終えて部屋へ戻りますと、ロランめは昼寝をしておりました。
小さな寝息をかきながら寝ているロランは、さながら子猫のようでございましたわ。
かわいい寝顔を覗こうと近づいてみますと・・・・
まあ、なんて事でしょう。
股間が・・・・『もっこり』としておりました。
噂によりますと、殿方の弱点は、その、その、その『もっこり』しておられる部分とか。
仕返しとばかりに「えい!」と、指ではじいてやりましたの。
ロランは「うっ!」と、凄い勢いで起きたので、わたくし、大慌てでその場を立ち去りました。
女王であるにもかかわらず、ロランに対しての悪行の数々・・・・
(ロランが、かわいいから悪いのですョ!!)
明日も楽しい日でありますように。
よしなに。
セクハラディアナ様萌え(w
>でも、ロラン、酷いですわよ。4日分も溜めてたなんて。
ディアナさま。すいません。
私めは別の意味に取っておりました・・・・・
というかロランの「うっ!」に萌えた!
今日は久しぶりにキースのパン屋に遊びに行った。ディアナ様も一緒だ。
久しぶりだったので僕はキースと話し込んで、ディアナ様はベルレーヌさん
と赤ちゃんで遊んでいた。
帰りにディアナ様が
「赤ちゃんって可愛いですね。わたくし達にはいつ出来るのでしょうか?」
「えっ!?ディアナ様、赤ちゃん欲しいいんですか?」
僕はビックリしたけれど、この後もっと驚いてしまう。
「やはり平和になって、夫婦になった人が増えたからコウノトリさんも忙しい
のですね。」
「そ・・・そうですね。」
とりあえずそう答えたけど、知らないんだディアナ様。一緒に住んでいる
男女がキスしないと赤ちゃんが出来ないこと。
僕がディアナ様にキスするなんて、恐れ多いけど、ディアナ様の望みを
叶える為に勇気を出そう。
ディアナ様・・・・明日・・・・
ディアナ様にキスしてから3ヶ月になるけれどまだディアナ様に赤ちゃん
が出来ない。フランに聞いてみたら「バカ!!」って言われた。
どうしてでしょう?ディアナ様。
そろそろ春の陽気が感じられる今日この頃。
テラスの机で、久し振りのティータイムを楽しむわたくし。
でも、今日は少し事情があって―――――
「ロランの時は、成人式が途中で中止になっちゃったからなぁ…」
なんて、目の前でソシエさんが溜息を漏らしています。
それだと自分も終わらせてない筈なんですが、
中止になったのは私のせいでもあるので黙っていましょう。
「あの、ソシエさん…ノックスの成人式というのは、
その…ごにょごにょ///…したりするそうですよね?」
わたしは、以前ロランの成人式再挑戦を見事に妨害した時の事を思い出し、
恥ずかしながら確認の質問をしました。
「あれ?。ディアナ様は、お姉様から何も聞いてないの?。
お姉様の時は、それはもう凄かったって街中が大騒ぎだったけど…」
そういえば、以前、キエルさんに成人式の事を尋ねた時は、
随分歯切れの悪い答えが返ってきていたような。
「まぁ…そうらしいけど…一応、大人になる儀式だから。
ムーンレィスの人たちはみんなびっくりするけど、
地球じゃ昔から成人式ってそういうものだって習ったわ」
確かに、黒歴史のデータベースにあった、文化人類学の資料にも、
そんなような事が書かれていた憶えがありますけど…。
「それは、月の学術資料にも残っていますが…。
現実に、未だにそう言った文化が継承されていると言われれば、
ムーンレィスの感覚的には驚きもするでしょうね」
わたくしだって、あの時は耳を疑ったものです。
目の前のソシエさんの計略で、
危うくロランの貞操が失われるところでしたから。
「で、わざわざ私を呼び出して、どう言う用事なんですか?( ̄ー ̄)」
ソシエさんは、用意したほうじ茶を一気に飲み干すと、
ずずい、と私に詰め寄ります。そんな事を言いながら、
口元に嫌な笑みが浮かんでいたりするのを見ると、
どうやらわたくしの用件は既に彼女に伝わっているみたいですけど。
「あ、あの…その…わたくし、
子供が…その…欲しいのですが…ごにょごにょ」
赤面してフリーズをこいたわたくしを見て、
ソシエさんがまた溜息をつきました。
「あ〜あ…あの馬鹿ったら、何をやってるのかしら?。
ていうか、あなたたちにまだ子供ができてないって事じたいが、
地球じゃ不自然だと思うんですけど」
「え…あの…ロランはよくやってくれていますよ?。
原因があるのはわたくしの方だと思ってソシエさんに…その」
「(゚o゚)は?…え、そ、そうなの?…
はぁ…やってるんだ、ちゃんと」
ソシエさんは突然クールダウンすると、目を白黒。
その態度を見ると、わたくしもますます不安になってしまいます。
やっぱり、わたくしに何か原因があるのでしょうか。
「そ、それで…どうしてるの?。
…じゃなくて、どれくらい…その、してるものなの??」
ソシエさんは興味深深と言った具合に、
わたくしに開けっ広げな質問をぶつけます。
当然、答えなくては相談にならないので、
恥かしかったですが正直に答えました。
「………ほとんど毎晩、です…けど…その」
「(絶句)何よ…あの馬鹿ったら…ディアナ様相手だと、
随分頑張るじゃない…ロランのくせに…( ̄ε ̄)」
「あの?…ソシエさん?」
「Σ(゚o゚)あっ、そ、それで?」
「いえ…だから…その…、ああいう事は、
やり過ぎてもいけないものなのでしょうか?」
「ええ?…そう言う話は聞かないけどなぁ…。
できる時は1回でもできちゃうって言うけど…、
すればするほど、できる可能性は高くなるのが普通でしょう?」
「…そう、ですよね…」
落胆するわたくし。
ならば、原因はいったい何だと言うのでしょう。
「う〜ん…じゃあ、普段、どうやって…その、してるの?」
もう、これ以上ないってくらいの直球を、
ビーンボール気味に投げ込んで来るソシエさん。
既に生涯最高の羞恥の極みにいるわたくしですが、
ここまできたらとことん相談すべきだと思い、
正直に、ありのままの日常を答える事にしました。
「あの…ロランは…その、わたくしに…」
「………(ごくり)」
「とっても恥かしいんですけど…その、
わたくしの唇に…その、キスを…してくれるんです」
「そ、そう。まぁ、普通はそこから始めるものよね。で?」
「それだけですけど…?」
「(−_−)は?」
「あの…それ以外に何か…?」
目の前で、今度はソシエさんがフリーズをこいています。
わたくしは、何かおかしな事を言ったのでしょうか?。
「はぁ〜」
「あ、あの?」
突然席を立ったソシエさんが、呆れた顔で言いました。
「私、そんなに暇人じゃありませんから。
そうですね、フランドールさんあたりに頼んで、
ロランを教育してもらったらどうですか?。
私の方からも話を通しておきますから」
そのまま、ソシエさんは表に止めてあったバイクに跨ると、
エンジンをかけて、パイロット時代から使っている
ヘルメットをかぶります。
「それじゃ、ロランによろしくって言っておいてください」
ソシエさんは今にも走り出してしまいそうです。
わたくしは気が動転してしまって、ソシエさんに詰め寄りました。
「あ、あの、わたくし、何か…」
「それはロランが悪いんです!。しっかりしてもらわないと、
月のお姉様に先を越されちゃいますよ!」
そして、わたくしの制止を振り切って、
ソシエさんは行ってしまいました。
そうですか…ロランに問題があるのですか?。
とりあえず、ソシエさんの言葉を信じて、気を落ちつかせるわたくし。
まぁ、よくは解りませんが、焦っても仕方ないと言う事でしょうか?。
気長に待つしかないのですね。
絹を裂くようなロランの悲鳴。
何事かと思い、ロランの元に駆け寄るわたくし。
「一体どうしたのです!?。大丈夫ですか、ロラン!!」
「ひ…ああ…あの…駄目、駄目です、ディアナ様…」
「??…何が駄目なのですか??」
「はや…まんじゅうが…その…」
ロランは何かに怯えているようで、会話も要領を得ません。
どうやら例の雑誌が原因らしいのですが、
ロランはわたくしにあの雑誌を見せてくれないので、
正確な事情は未だにわからないままです。
ソシエさんに再び相談してみましたが
「あの馬鹿…どこまでも…。
それはもう、諦めた方が良いんじゃないでしょうか」
とかサジを投げられる始末。責任の所在は何処にあるのでしょう?。
とりあえず、ロランとはこれで3日ほどキスをしていませんし、
わたくしの露出した肌を見ると毎回取り乱す始末。
なんかムカつきます。よしなに。
その夜。
ソシエさんと秘密会談を持つために、
入れ違いでノックスへ買い物に行ってもらっていたロランが、
さっそくフランドールさんに何かを頂いて帰って来ました。
話を聞けばソシエさんの手引きとか。
手回しのいい事ですね。
「フランがこの本をぼくにって言うんですけど…」
「グラフ雑誌…?ですか?…何でしょう、これは」
「ソシエお嬢さんまで、まずはこれを熟読しなさいって言うんです」
「フランドールさんの会社の雑誌みたいですけど…」
「とりあえずぼくが読みますから、後でディアナ様もお読みになれば」
わたくしは、ソシエさんの真意をはかりかねましたが、
ひとまずその意図に従ってみようと思い、席を離れました。
数十秒後…
「うわあああ〜〜〜!?」
絹を裂くようなロランの悲鳴。
何事かと思い、ロランの元に駆け寄るわたくし。
「一体どうしたのです!?。大丈夫ですか、ロラン!!」
「ひ…ああ…あの…駄目、駄目です、ディアナ様…」
「??…何が駄目なのですか??」
「はや…まんじゅうが…その…」
ロランは何かに怯えているようで、会話も要領を得ません。
どうやら例の雑誌が原因らしいのですが、
ロランはわたくしにあの雑誌を見せてくれないので、
正確な事情は未だにわからないままです。
ソシエさんに再び相談してみましたが
「あの馬鹿…どこまでも…。
それはもう、諦めた方が良いんじゃないでしょうか」
とかサジを投げられる始末。責任の所在は何処にあるのでしょう?。
とりあえず、ロランとはこれで3日ほどキスをしていませんし、
わたくしの露出した肌を見ると毎回取り乱す始末。
なんかムカつきます。よしなに。
>493
新しい職人さん万歳。
天然ロラン&ディアナ様面白かったです。これからもがんばってください。
でも、
>「はや…まんじゅうが…その…」
なにを見たんだロラン。
495 :
通常の名無しさんの3倍:02/03/08 04:43
コウノトリを信じているディアナさまいいっす。
あほんだら下げろ!
あまり乱暴な言葉遣いをされると、ディアナ様が脅えてしまわれますよ。
などとロラン口調で言ってみるテスト
落ち着くのぉ…ここは。マターリ
知的障害者のカップルみたいでもう見てらんない
今日はロランと一緒に、街へ買物へ出掛けました。
いつもはロランの運転する自家用車で参るのですが、
どうしても「バス」なる乗り物に乗りたくて乗りたくて・・・
ロランを口説き落して念願のバスに乗りました。
バスから見える景色って、自家用車のそれとは違います。
車の高さが異なるので当然ですわね。とても新鮮でしたわ。
帰りも、もちろんバスです。
ゆらゆら揺れるバスに、お昼の日差しがほどよく暖かいのも手伝って、
わたくし、ついつい眠りこけてしまったのですよ。
しばらくして、ふと気がつくと、左隣に座ってるロランにもたれ掛かっていたのです!
目をつぶったまま、身体を元の位置に戻そうとしたのです。ゆっくりと。
すると、バスが急ブレーキを掛けたのです。
わたくし、したたかにゴツン!と勢いよく、窓に頭をぶつけてしまいました。
「ちょうど良いチャンス」と思いましたので、『イタタ・・・』と目を覚ましたふりを。
『だ、大丈夫ですか!ディアナ様!』と優しく気遣ってくれるロランが目に入りました。
『ええ、大丈夫ですわよロラン・セアック。よしなに』と返答して胸元に目をやると・・・
なんと、濡れていたのです。
わたくし、恥ずかしい事によだれを出して寝ていたようです。
ロランに見られてたのでしょうか?
そう思うと、顔から火がでるほど恥ずかしい・・・・
また、バスに乗りたいです。もちろん、ロランと一緒に。
その際にはしっかりと口を閉じてないといけませんわね。
501 :
通常の名無しさんの3倍:02/03/08 22:32
正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正
正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正
正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正
正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正T
と、きょうもまた一本線を加えて・・・・
ピンポーン
「毎度!ノックス新聞です、新聞代の集金に来ました」
うむ、ご苦労である。ほれ、新聞代である。
「毎度どーも」
・・・と、眠りにつくこととする。
小生、ギム・ギンガナムである。
この繭の中・・・
ピンポーン
「こんちはー、ク□ネコヤ○トの宅急便ですー」
ご苦労、ほれ判子。
「どうもありがとうございましたー」
通販で頼んでおいたキースのパンが届いたのである。
明日の朝食はこれで決まりなのである。
・・・・半径10メートルを世界のすべてとして、どれだけの時間が経ったのか。
話し相手もなく、ひとりさびちい・・・
ピンポーン
「ギンガナムさん、回覧板ですよー」
ご苦労なのである。何々・・・ゴミの日が火曜日に変わるのであるか。
気をつけないといけないのである。さてと、髭!コアファイターを貸すのである!
こんな所にすんでいるからお隣さんが非常に遠いのである、ちょっと行って来るのである
バタン、ガチャガチャ
ガチャガチャ、バタン
近くのスーパーで寿司が半額だったのでつい買ってしまったのである。
これではまるで貧乏学生のささやかな楽しみなのである。
さて、今度こそ日記の続きを書くのである。
・・・日々を過ごしている。
ねぇ、ここから出してくださいよー。
502 :
通常の名無しさんの3倍:02/03/08 22:38
>>501 忘れた頃にやってくる御大将マンセー
って「お隣が遠いからコアファイター」って外に出れてんじゃねぇか(w
御大将日記の方は基本設定にまで手を付けたな。
シチュエーションコメディーのタブーに手をかけてる(w
次回が楽しみです。
504 :
ロラン・セアック@BGM:月の繭:02/03/08 23:18
風が吹いていないと、雪山の夜は本当に静かだ。
ぱちぱちと火のはぜる暖炉の音を耳にしながら本を読んでいると、
ふとディアナ様がいないことに気づいた。
どうしたのだろうと思って立ち上がると、窓の向こう、雪に覆われた庭に、
ディアナ様が立ち尽くしているのが見えた。
白い息を吐きながら、そっとディアナ様に近づく。
コートを肩にかけてさしあげるつもりだった。
でも、雪を踏みしめるときに音を立てないように気をつけていたから、
もしかしたら、心のどこかで「おどかしてやろう」と思っていたのかもしれない。
そっとディアナ様の横に回りこみ、その顔を覗き込むように見て、
ディアナ様は、月を見ていらした。
なにか、どこか思いつめたような顔で、唇を噛み締めて。
白いその横顔を、僕は怖いと思った。
すぐにディアナ様は僕に気づき、照れたように笑った。
だから、僕も笑うしかなかった。
コートを肩に掛け、手をつないでコテージに戻る途中、僕は心の中でつぶやいた。
また明日も、ここいいてくださいね。ディアナ様。
このスレが上がっていると、
息が止まってしまいそうですな…
はうっ。
いいかんじにスレが活性化。
そんな週末…。
今日は絶好のお洗濯日和でした。
家事にはまるっきり才能のないわたくしですが、お洗濯だけはどうにかこなせる自信があります。
そんなわけで庭先に洗濯物を運び出すと、タライと洗濯板でお洗濯を始めました。
「あの、ディアナ様」
「なんですかロラン?言っておきますが、お洗濯はわたくしの仕事です。手出しは不要ですよ」
「いえ、そうではありませんが、そのう…」
ロランはなにやら言いにくそうにしていましたが、困惑した表情で私を見つめると口を開きました。
「その服はいったい…」
わたくしは自分の格好を見下ろしました。
「ロランも知っているでしょう?あの後、記念にいただいたお洋服ですよ」
「は、はい、それは知ってます。でも、どうしてその服にお着替えになるんですか?」
「おかしなことを言いますね、ロラン。お洗濯をする時にはこの服を着るものですよ」
「そういうものでしょうか…?」
ロランは納得していない様子でしたが、それ以上は何も言わず薪割りに行きました。
わたくしはもう一度、あらためて自分の服装を確認しました。
別段、どこか汚れたり破れたりしているわけでもなさそうです。
「なにがそんなに気になったのかしら?」
わたくしはそう呟くと、野戦病院からいただいたお気に入りのナース服をひるがえし、再びお洗濯に戻りました。
ロラン、明日もよしなに。
ナース服のディアナ様に激萌!!
なんかBGMが聞こえてくるよ。ちなみに「おしゃべりソシエ」
気持ちのよい朝の日差し。ロランの作ってくれるおいしい朝食。
そして食後の、香しき一杯のアールグレイ。
今日も平和で穏やかな一日が過ごせそうです。
そして、今日はかねてから熟慮し、実行に移してきた『計画』を
次なるステップに進める日でもあります。
さぁ、作戦『第二段階』開始です。
一緒に食後の紅茶を楽しんでいたロランに、わたくしは切り出しました。
「ねえロラン。わたくし、あなたにぜひ見せたいものがありますの」
「え、いったいなんですか?」
「ちょっと部屋で準備してきますから、そのまま待ってくださいね」
「は、はぁ。わかりました、ディアナ様」
ロランったら、ティーカップ片手にポカンとした顔つきです。
そんな表情もわたくしが戻ってくるまでですよ。
戻ってきたわたくしを見て、きっとあなたは驚くことでしょうね。
思わず笑みがこぼれそうになるのを押さえながら、わたくしは
自分の部屋に小走りで駆けていきました。
五分後。
濃紺のワンピースドレス。柔らかく大きな曲線を描くロングスカート。
かわいいフリルのついた純白のエプロン。きれいな髪飾りがついているカチューシャ。
そして胸元と腰の背中側の少し大きめのリボン。
この場所には少し不似合いかもしれないこのような衣装で、わたくしはロランの前に
姿を現しました。
…ロランったら、ティーカップ片手に耳まで真っ赤っ赤になってます。
彼はあわてて手元の紅茶をゴクリと飲み干し、大きく息を吸って一言。
「い、いったい何なんですかそのメイド服はっっ!!!」
…やはりそう来ましたね、ロラン。
予想はついておりましたけど。
「あら、わたくしには似合わないでしょうか…」
スカートの際を両手で軽く持ち上げ、その場でくるりと回って見せるわたくし。
「え。 (しばしの間) あ、いえ、いえいえいえそそそんな事は決して…」
「でしょう?わたくしもこの制服はとても似合ってると思ってますの」
「は、セ、セイフク…?」
返す刀で、ロランに弐の太刀。
「わたくし、外へ働きに出ようと思っているのです」
「ええええええっっっ!!」
「は、働きに出るって、いったいどこで働こうと考えてらっしゃるんです」
「それなんですけど、この間ロランと一緒にノックスまで買い出しに出かけたことが
あったでしょう。」
「え、ええ。たしか先週…ですね」
「買い出しが終わって、路面電車の駅の近くにある喫茶店で少し休憩して…。
その喫茶店で、わたくしは自分のものを買うのでロランに先に車で待っていてほしいと
申しましたよね」
「はい、ありましたねそんなこと」
「ロランが車へ戻ったあと、わたくしはその喫茶店のマスターに働かせてもらえるよう
頼んだのです」
「あ、そういえばそのメイド服はあそこのウエートレスが着ていた…」
「ええ。それでウエートレスの制服が今ここにあるということなのです」
「…ウエートレスをなさるおつもりなんですか。ディアナ様」
「そういうことです。ロラン」
「………」
ロランはティーポットからつぎ足した紅茶をまたゴクリと飲み干し、大きく息を吸ってから
続けます。
「…ディアナ様でしたら、働きに出るにしてももうちょっとまともな職につかれても
よろしいのに、どうしてわざわざ喫茶店のウエートレスなんか…」
「ロラン」
「は、はい」
「職業に貴賤はありませんよ」
「それは重々承知しているつもりですけど…。仮にも月の女王陛下としてのお立場が」
「ここではわたくしはキエル・ハイムです」
「………」
ロランはまたティーポットから(以下略)。
「…そ、そもそもどうして働きに出ようなんて思われたのです?」
「ああいった場所で働くことによって、街の人たちの声が直接聞くことができて
地球とムーンレィスの文化が混じり合っていく過程を肌で感じる事ができるのです。
先ほど申した事と矛盾しているのはわかるんですが、かつて月を治めていた者としては
その場には立ち会わなければならないと強く思うのです。
…それにね、ロラン」
「はい」
「ロランがいつもわたくしの身の回りの世話をして下さることには感謝しています。
ただ、正直ここで食べては寝ての生活を繰り返すばかりでは健康的とは言えないでしょう?
少しは体を動かしたほうがいいだろうと思って」
「はぁ、さすがに、そうかもしれませんね…」
とかなんとかうまいことを言って、とにかくロランのしぶしぶながらの了承を得て
わたくしはノックスの喫茶店まで働きに行くことになりました。
週3日、昼から夕刻までの間で夜は絶対不可、とかなり限定された条件を出されましたが。
こうしてわたくしの計画の『第二段階』はなんとか突破できました。
ちなみに『第一段階』とは、喫茶店のマスターに働かせてもらえるよう頼んだこと。
最近活気づいてきたキースさんのベーカリーチェーン店との業務提携の話題を持ち出し、
事を有利に進めたのは言うまでもありません。
さて、計画の『第三段階』です。
と言っても喫茶店で地道にこつこつウエートレス仕事に徹する、ということなんですけれど。
今では正直、この仕事を少々甘く見ていたと思っています。
注文を受けたお茶やケーキをお客さんの所に持っていけばいいだけと考えていたのですが、
実際の仕事では、レジでは間違えないようちゃんとお釣りも出さなければならないですし
店が暇になればなったでお店のお掃除(これが苦手なんです!)もしなければなりません。
このお店にはオーナーの趣味で多くの鉢植えの花や観葉植物があって、客として来ていた頃は
その美しさに感心していたのですが、今では一従業員。美しさの陰にはこんな努力が…。
でもつらいことだけではなく、ここではむしろ楽しいことの方が多いのです。
かわいらしいメイド服を着ることができるだけでもうれしいのですが、この店自慢の
紅茶やコーヒー、ケーキの味に舌鼓を打つお客さんの満足そうな顔。
いつもひいきにして下さる常連さんとの気兼ねない世間話。
そういった何気ないことが、仕事に疲れたわたくしの心を癒してくれます。
お客さんといえば、わたくしのことを見たときにびっくりしたような様子で
時々ポカンとした顔をされる方がいらっしゃるんですが、そのようなお客さんに
何も知らない振りをして応対するのもまた面白いものです。
(ムーンレィスの方は服装を見ればだいたいわかります)
そして何よりうれしいことは、ロランがわたくしのことが心配なのか、お客さんとして
時々この喫茶店に来てくれること。
その度にマスターや他のウエートレス仲間から冷やかされます。
うれしいやら恥ずかしいやら。
…やっぱりうれしいです。(ぽっ)
喫茶店での仕事を始めてから三ヶ月。
これでようやく計画の『第三段階』が終了したと言えます。
あとは最後である『第四段階』を残すのみ。
ですが、ここに来て当初計画にはあるはずもない、不測の事態が発生しました。
この事でわたくしの計画がかなり遠回りしてしまうことになったのですが…。
ノックスの喫茶店での仕事を終え、電動汽車に乗って揺られること二時間。
コテージに一番近い小さな駅につくと、もうすでに日はとっぷりと暮れています。
ロランはわたくしの仕事のある日は毎日、モビールでこの駅まで迎えに来てくれます。
そこから車の中で、その日の仕事の愚痴とか楽しかったことなど、他愛のない話をしながら
三十分。車はやっとコテージに到着です。
そう、いつもでしたら、こうなのですが。
この日のわたくしは、仕事場での予想外の出来事のため、心の中でいろいろなことが渦巻き
自分でも収拾がつかない状態のなか、汽車での長い二時間を過ごしました。
おまけにこの、わたくしの手に余るほどの大きなものを抱えながらの二時間ですから、
車内で目立つこと目立つこと。わたくしはその大きな手荷物とは裏腹に、隅の方の席で
小さく縮こまっておりました。
いつものように日が沈んだ後、定刻通り汽車は郊外の小さな駅にたどり着きました。
重い足取りでわたくしが駅のホームに降り立つと、改札口の所でいつものように
ロランが待っていてくれているのが見えました。
…思い返せばこの日ぐらいでしょう、できることならロランと会いたくない、などと
考えてしまった日は。
…ロランがわたくしを見つけたみたい。
あ、やっぱり…。
どうか、そんな不思議そうな顔をしないで…。
「…お帰りなさいませ、ディアナ様…」
「ただいま、戻りました…」
「…あの、ディアナ様…。そのすごく大きなバラの花束はいったい…?」
「………」
ここまで来たらもう、隠し立ても何もできません。
意を決して、わたくしは目の前の”最愛の人”に告げました。
「わたくし、ある殿方から、結婚を申し込まれてしまいました───」
ロランは口をあんぐりと開けたまま、その場で固まってしまいました。
「け、けけけけけ結婚、って……」
「…ええ、喫茶店をいつも利用してくださる方で、お店の近くに事務所を構えてらっしゃる
弁護士の方に…。
出前でコーヒーをお持ちしたときにご挨拶したり、時々世間話をしたりして…。
でも今日お店でいきなりこのバラの花束を手渡されて、
『今まであなたのような美しく聡明な方に出会ったことはなかった、是非私と夫婦として
共に将来を添い遂げたい』と、プロポーズされてしまって…」
「そ、そうだったんですか…………」
二人ともその場でうつむいたまま、しばらく沈黙が続きました。
ふと、ロランが顔を上げました。どことなく引きつった笑顔と共に。
「……おめでとうございます、ディアナ様」
「…えっ?」
「よかったじゃないですか。そのような方とでしたら、将来きっと幸せに暮らすことが
できますよ」
「ちょ、ちょっと、あの」
「正直言って、ぼくとずっと暮らしてるだけではただ時間が過ぎていくばかりで、
以前からディアナ様には申し訳ないと思っていたんです。ひょっとして、街で刺激のある
暮らしをされる方がいいんじゃないかって…」
「あの、ロラン、話はまだ」
「ほんと、ちょうどいい機会ですよ。これでぼくも安心してディアナ様をお見送りすることが
できるってもんです、あはははは…」
「………」
「……すみません、先に戻って夕食の用意してます。それじゃ」
「ロ、ロラ…」
彼の名を呼びかけたとき、彼が振り向きざまにうっすらと涙を流しているのが見えました。
わたくしにはその涙を見せたくなかったのでしょう、彼は振り返ることもなく
小走りで車の方に駆けていきました。
夜の闇に消えていったとても寂しそうなロランの後ろ姿を見て、わたくしは声を発することが
できなくなってしまいました。
わたくしが駅の停車場にむかうと、そこにはロランのモービルの姿はありませんでした。
これから先、家までは長い時間をかけて独りで歩いて帰らなければなりません。
しかしロランの心を深く傷つけてしまったことを考えれば、それくらいの報いは
受けて当然です。
わたくしは大きく重いバラの花束を抱えたまま、ゆっくりと歩き出しました。
わたくしは月明かりだけを頼りに、重い足を引きずるようにしてコテージまでの家路を
急ぎました。
家へと向かう間、わたくしの心は後悔の念で一杯でした。
どうしてこんな事になってしまったのだろう、そもそもわたくしが無理に働きに出ようなんて
考えたのがいけなかったのかも、でもそうしないとわたくしの『計画』は進まないし…
第一ロランがはっきりしてくれないのがいけないんです、はっきりしないからわたくしは
この計画を実行に移したのだから…、でもそのことで結果的にロランを傷つけてしまって…
これから二人でどうやって暮らしていけば…。
……もう、ロランとは一緒に暮らさない方がいいのかしら…。
このまま、プロポーズしてくれた弁護士の方と結婚してしまったら…。
そのような、わたくしたちにとっては絶望的な結論に陥りそうになったとき、道の前から
まぶしい光が。
ロランが運転するモビールのヘッドライトでした。どうやら戻ってきてくれたみたいです。
「すみませんでしたディアナ様、お疲れになったでしょう。早く車へ」
「…あ、ありがとう、ロラン。よしなに」
しかしそのあと、車内では互いに一言も発することなく、車は家に到着しました。
そして二人での夕食。いつもの通りおいしい食事でしたが、あまり食が進みません。
それはロランも同じようでした。二人ともうつむいたまま、会話らしい会話もなく
黙々と食事を続けました。
食事のあと、今日は疲れたので、と言い残しわたくしは足早に自分の部屋に戻りました。
…いえ、本当はその場から逃げ出したかっただけなのです。
自室でプロポーズの時いただいたバラの花束を花瓶に移し、それをしばし眺めたあと
冷たいベッドの中に自らの身を委ねました。
それまでなんとか踏み止めてきた感情が堰を切ったようにあふれだし、涙が頬をつたって
枕にこぼれ落ちるのを長い間止めることができませんでした。
次の日。
気持ちのよい朝の日差し。ロランの作ってくれるおいしい朝食。
そして食後の、香しき一杯のアールグレイ。
今日も平和で穏やかな一日が過ごせ……る自信が、今のわたくしにはありません。
今日は喫茶店のお仕事はお休みなので、もう少し朝はゆっくりしていてもよかったのですが
ロランと家にいるのもつらく感じられて、わたくしは朝食を早々に切り上げ
気晴らしに独りで家の周りを散歩することにしました。
太陽の光の暖かさと時折吹く風の冷たさが、交互にわたくしの頬から感じられます。
すっかり葉を落としている森の木々も、よく見れば枝の先につぼみがふくらみかけています。
春はもうすぐそこまでやってきているようです。
…わたくしの心は、そんな穏やかな気候とは裏腹に凍てついたままでしたが。
何の気もなく歩いていると、いつの間にかわたくしは家の裏側の薪割り場におりました。
そこには作業台となる大きな古株があり、わたくしには持ち上げられそうにない
大きめの斧がその古株に刺さったままになっていました。
斧に目を凝らすと、かなり使い込まれているせいか、いつもロランが握っているであろう
箇所が他の部分より少し細くなっており、幾分黒ずんでいるように見えます。
思えばここでロランは毎日、柄がこんなになるほど重たい斧を振りかざしてきたのです。
そのことについて、いや家事全般に関して、ロランはわたくしに愚痴の一つでも
言ってきたことが今まであっただろうか、と、自分に問いかけてみました。
どうして、何も言ってこないんだろう。どうして、ロランはわたくしの世話を黙々と
続けてくれているのだろう…
そして気が付くと、わたくしはなぜか、キッチンで洗い物をしていたロランの後ろに
立っていました。
「…さて、洗い物終了、と。次は薪割りに… うわっ!」
わたくしも驚かすつもりはなかったのですが、こんなところで生気のない顔つきの女が
黙ったまま後ろに立たれていれば誰だって驚きます。
「どっ、どうしました、ディアナ様」
「………を、見せて………」
「…あの、なんでしょう、ディアナ様」
「……両手を、見せてください………」
「? え、ええ、わかりました…」
ロランはエプロンで濡れた両手の水気をふき取って、わたくしの前に差し出しました。
思っていたとおり、ロランの手は毎日の家事のせいでガサガサに荒れていて、手のひらには
血豆が何回もつぶれたような跡が残っており、手の皮がかなり分厚くなっています。
ここに越してきてから、このような手になってしまったのでしょう。
「あの…、ぼくの手が何か…」
その両手を見ている内にとてもいたたまれない気持ちになって、わたくしはロランの両手を
手に取り、そのまま自分の頬に持っていきました。
さっきまで冷え切った水にさらされていた彼の手の冷たさが、わたくしの頬から伝わって
きます。
──ロランは何も言ってこなかったんじゃない、わたくしがロランの話を聞こうとしなかった
だけだったのです。
そして、先ほどわたくしが自らに問うた答えは、この両手にちゃんと書かれていたのです。
「え、ええっと、ディ、ディアナ様、あの、冷たいでしょう?、どうかお手をおろして…」
「……なさい、ロラン……」
「…えっ?」
「……ごめんなさい、本当にごめんなさい、ロラン…」
「いえ、そんな、急に謝られても…。でも一体、どうしたんです?」
頬に当てていたロランの手を下ろしそのまましっかり握りしめたまま、わたくしは
答えました。
「…プロポーズの話ですけど、わたくし、お断りすることにします」
「! ほ、本当ですか、それは…」
一瞬、ロランの顔がほころびかけたのですが、またすぐに少し、険しい表情に戻りました。
「い、いや、でもプロポーズを断ったら、またここでただ時間が過ぎていくだけの生活に
なるんですよ。それでも…」
「いえ、わたくしはその過ぎゆく時間を感じながら生きていく方がいいと思ったのです。
それに、手がこんなになるくらいロランが一生懸命世話してくれるのに、そんなロランを置いて
他の殿方の所に嫁ぐなんてわたくしにはできません」
「そんな、ぼくのことでしたらお心遣い無用ですよ。ディアナ様はご自身の幸福のみ考えて
いらっしゃれば…」
「…それはあなたの本当の気持ちなのですか?ロラン」
「………。ええ、本当です」
「…ディアナ・ソレルの名においてもう一度、ロラン・セアックに問います。それはあなたの
本当の気持ちなのですか…?」
「…………」
しばしの沈黙の後、彼は真剣な表情で、そして小さい声ながらも力強い口調で答えてくれました。
「……いいえ。本当はぼくは、この家でずっと、ディアナ様と一緒に暮らしたいです…」
「ロラン…」
「どこの誰がなにを言ってきたとしても、例えこの世になにが起こったとしても、ぼくは
ディアナ様の側を一生離れるつもりなんてありません」
「ありがとう、ロラン…。わたくしはその言葉を聞きたかったのです…。
わたくしも一生、あなたの側を離れたくない…」
「ディアナ様…」
「ロラン…」
両手を互いに握り合っていたわたくしたちの距離はいつしか、互いの息が頬に感じられるほど
すぐ近くまで接近し、そして互いの唇の距離がゼロになろうとした瞬間…。
ピィィィィィ──────────────────────────────────
「「!!」」
キッチンの傍らで火に掛けられていたやかんが、耐えきれずに悲鳴を上げました。
「…そ、そうだ、お湯わかしてたんだった… あの、ディアナ様、お茶入れますね…」
「…え、ええ、頼みます、よしなに…」
互いにゼロになろうとしていたはずのわたくしたちの距離は、いつの間にやら
部屋の対角線上の最大距離にまで遠ざかっておりました。
そしてまた次の日。
今日は喫茶店でのお仕事の日ですので急いで身支度をし、朝食もそこそこに
わたくしはロランの運転する車に乗って、近くの駅まで送ってもらいました。
しかし、このようなあわただしい朝も今日で最後です。
というのも、わたくしの立てた計画の『第四段階』のための資金が十分に貯まったため、
前々から喫茶店のマスターにはお店を辞めることを伝えてあったのです。
マスターの話ではわたくしを目当てに来て下さるお客さんがかなり増えていたとのことで
だいぶ引き留められたのですが、これも致し方ありません。
そしてプロポーズして下さった弁護士の方にも、きちんとお断りの旨を伝えました。
これはロランには内緒ですが、眉の感じが少しウィル・ゲイム様に似てらして
もう会えなくなるのが少々寂しい気もしたのですが、気さくな方ですしすぐにお似合いの女性が
現れることと思います。
そうだ、今度ソシエさんにあったら彼のことを紹介しましょう。
…余計なお世話です、と一蹴されることでしょうけど。
いつもより少しだけ早く仕事を終わらせていただき、お店のみなさんにお別れのご挨拶を
申し上げたあと、わたくしは急いでノックスの街外れにある宝石店に向かいました。
以前から注文していた品物がようやく完成し、今までのお給料ほぼ全てで代金を支払って
それはついにわたくしの手元に届きました。
あとはこれをロランに手渡すだけ。これでわたくしの計画は全て完了です。
思えば長い道のりでしたが、なんとかここまでたどり着けました。
ノックスから電動汽車に乗って揺られること二時間。
いつものように日が沈んだ後、定刻通り汽車は郊外の小さな駅にたどり着きました。
軽い足取りでわたくしが駅のホームに降り立つと、改札口の所でいつものように
ロランが待っていてくれています。
その姿を見つけたわたくしは、ホームから彼に向かって大きく手を振りました。
家に着いたら、以前わたくしが働きに出ると言ったときのようにこう言いましょう。
『ねえロラン。わたくし、あなたにぜひ見せたいものがありますの』
そして、こちらに越してきたときロランがわたくしにくれたものと全く同じデザインの指輪を、
わたくしからロランにプレゼントするのです。
その指輪を見て、きっとあなたは驚くことでしょうね。
本当は、その指輪のためだけに、今まで働いてきたのですよ。
ロラン、これからも一生、よしなに。
え〜、以上、ディアナ様の『ロード・オブ・ザ・リング』でした。
おそまつ。
また長くなっちまった…。スマソ(;´Д`)
それではまた、よしなに。
(・∀・)イイ!
これからも、よしなに。
よくもやってくれたな、347〜!!
とりあえずどうして欲しい!?肩揉んでやろうか!?
それとも、掃除か!?お洗濯か!?
とりあえず、何だってして差しあげるぞ!?コンチクショウ!!
どうなることかとドキドキしながら読んでたよ!!
347氏 また次回作をよしなに
あんがとよ、職人さん達。いつもマターリとさせてもらってるYO。
今後ともよしなに。
長くたって気にしない。だって面白いんだから。
良かった。もーむちゃくちゃ良かったです!
347さんありがとう!今日も幸せな気分で寝れそうだ!
職人さま、いつもマターリほわわんとさせて頂いております。
(・∀・)イイ!です。
ないんだよねぇ〜ここ以外にこの二人で萌えなのって。
今後ともよしなに。
ちょ、ちょっとゴメン。
隣の部屋で泣いてくる
347氏、あんた最高だよ!
うーむ。
感動系が書ける人間を相手に闘うのは厳しいのう。
お笑いの嵐を吹かせてみたくなったり。
>>530 やってよしなに。
荒らし以外なら暴風大歓迎。
>531
激しく同意!
職人さん達、がむばってください。
ロランは朝から外出。
シドさんに、新しいマウンテンサイクルの発掘の手伝いに借り出されていってしまいました。
で、その隙に珍客来訪。
キエルさん、ソシエさん、そしてメシェーさん。
女が4人揃えば
「姦しくお喋りとかじゃないんですか?」
「やはりこれでしょう!!」
こたつ板をひっくり返した緑色の上に、白いブロック状の物をジャラジャラやってる、楽しそうな笑顔のキエルさん。
はぁ、エイジアの伝統的なテーブルゲームなのですか。
面白そうですね?
「ディアナ様って、ひょっとして麻雀知らないの?」
おなじくジャラジャラやってるソシエさん。
…?
「…カモニシテヤル」
う…何故か皆の目が怖いです…
とりあえず、「まあじゃんほうろうき」と書かれたルールブック(?)を渡されてゲーム開始。
「え、えっと、鳥さん…」パタ
「ディアナ様、それ役じゃないっす。」
「えぇっ!」
「え、えーっと、ロン」パタ
「ディアナ様、それチョンボですし。」
「ええぇっ!」
うぅー…面白くありません…
つか、なんで皆さん、そんなに目が怖いんですか?
あ、ほら、見てください。
いま配っていただいたのだけで、役?ですか?できました!
「て、天和…や、やだなあディアナ様、それはノーカウントですよ?ノーカウント。」
えー…そうなんですかー…せっかく綺麗に揃ったと思いましたのに…。
あ、じゃあこれもノーカウントですか??
「に、二連続で天和ー!?…そそそそうですね、勿体無いですね、ディアナ様??」
ちぇー…やっぱり面白くありません。
なんだか皆さんの目がどんどん怖くなっていきますし。
なんだかヤサグレタ雰囲気で、まだ昼間ですのに、なんだか部屋が暗いです…。
ほらほらソシエさん、背中が煤けてますってば。
あ、メシェーさん、それアタリ!今度こそ間違ってません!どん!
「……!!!九 連 宝 燈 ですと………!!!」
「ディアナ様ー、ただいま帰りましたー!おみやげに、焼き鳥買ってきたんですけど…あれ、お嬢様方、なんでここに?」
お帰りなさいロラン、ちょっと聞いてください、皆さん酷いんですよ?
せっかく遊びに来てくださったのに、わたくしのことを放置して、箱を被ってあーして呆けてるばっかりなのです。
「…はぁ、そうなんですか?」
「…焼き鳥、美味しそうですね?」
「あ、いまお皿に出しますね?…数、足りるかな?」
「どうでしょう…せっかくだから、お夕食も食べていっていただきましょう?わたくしも手伝いますから」
…ロランが買ってきた焼き鳥は、自然なえさだけを食べて育った地鶏を丁寧に炭火で焼いたものだそうで
とても美味しかったのですが、何故かメシェーさん、ソシエさん、キエルさんは口にしようとしませんでした。
食べ物を粗末にする人には、幸せは訪れませんよ?
皆様、よしなに。
もぐもぐ。
強運ディアナさま萌え。
無欲の勝利?
| ツ カ ン コ ・ ・ ・ |
\__ ___ _____ _/
__ ∨ ∨__ ∨ __
|\ _\ |\ _\ |\ _\
/\|__| /\|__| /\|__|
! wwwwww! ! i_i__i__i__i_i ! ! i__i__i__iヽ i `` '
(○) \!.:゚ ◇゚:.ノ |ノ| ゚ ◇ ゚ |ノ| 、ゝ゚◇ ゚佶 ((゚∀゚))
ヽ|〃 / H. ヽ. |ノ| )'O'( |ノ| `)ロ(‐' ヽ|〃
>>538 激しくワロタ
AA職人もいるのかここは(w
ツカンポの花が…
541 :
通常の名無しさんの3倍:02/03/11 22:50
age
わたくし風邪を引いてしまいました。鼻は詰まって息苦しいし、頭はボーっと
します。なにより普段でも寒がりなわたくしに一番辛いのは寒気です。いまま
で、月の宮殿で暮らしてきたわたくしにとって初めての風邪体験でした。
ロランは心配してつきっきりで看病してくれます。ご飯を食べさせてくれたり
、水枕を取り替えたり、着替えだって手伝ってくれます。(恥ずかしがってロラン
は目隠ししていますけれども)
夜になっても寒くてわたくしがなかなか寝付けないでいました。
「ディアナ様、眠れないんですか?」
「寒くって眠れないんです。」
するとロランはわたくしの布団に入ってきました。
「ロラン!?うつってしまいますよ。」
ロランにうつさないように背を向けると、ロランは後ろからわたくしをかか
える様に抱きしめました。
「ディアナ様が元気になるのなら、風邪を引いたっていいですよ。」
ロランのおかげでぐっすり眠れて、すっかり風邪も良くなりました。でも
ロランはやっぱり風邪を引いてしまいました。今度はわたくしが看病して
あげますね。
ディアナ様のおっぱいは柔らかった。
…やはりそれが狙いだったかロラン!(w
柔らかな中にもしっとりとしていて張りがある。それでいてベトつかず。
エロいの描いていいかな?マターリ無し、ドエロ。
>546
俺は激しく読んでみたい!
548 :
通常の名無しさんの3倍:02/03/12 22:54
>>546 前スレの最初の頃ってそんなのばっかだよ(w
ここはエロ、ギャグ、マターリが共存する珍しいスレ。
ということでよしなに〜。
すまーん。ageてしまったよー。
ディアナ様の法の裁きを受けてきます…。
>>542 _
//ヽヽヽ./ノヽヽヽ
川 ´∀)|-|*゚ー)
| つ つ
| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|
んじゃサソーク製作し始めまずわ。
今日。また黒歴史の映像を見た。∀が月光蝶を使ってる映像を見て、良く考えたら、私はあんな一時期とはいえMS相手に戦ってたんだ。
なんて思い出し、背筋が寒くなった。そういう日って一日中気分が沈むよね。
なんて軽い鬱日記はさておき、この頃。男が買い物をしているのを良く見る。いや、買い物するのがおかしいという訳ではないが、
普通、男というのは一人で百貨店などに入ることはまず無いと思う。特にブティック売り場や婦人服などに何の用があるのだろう?
キエル嬢の買い物に付き合いながら不思議に思っていた。
この頃は比較的女王としての仕事も少なく、プライベートに裂ける時間が多くなってきている。私としては嬉しい反面、親衛隊としての
張り合いが無く、緊張感に欠けるところがある。事実、この頃はプライベートと任務の体面の分け方が混乱することもしばしばだ。
「そう考えられるのがハリーの良い所なんですよ」
キエル嬢はそう言ってくれるが、私の様な不器用で仕事しか出来ない男に、はたしてその言葉は正しいのだろうか? 暇な時間が多い所為で、
この頃は良く考え込んでしまう。いかんな。どうも悪い癖がついてしまったようだ。私もたまには買い物でもしてみよう。
そう思い立ち、辺りを見回すと、蝶をかたどった小さなネックレスが目に入った。少し値の張る物だったが、キエル嬢に似合うと思い早速購入。
さて、肝心のキエル嬢は? と思い再び辺りを見回す。いない……
ゆ、ユニヴぁああぁぁぁぁぁああス!!!!
何してんだ俺は!? 考えている間にキエル、いやディアナ様を見失うとは!! わき目も振らず必死にディアナ様を探す私は、
滑稽に見えただろう。ディアナ様が行くと思われる場所を全て回り、くまなく探す。
「何をしているんです? ハリー」
キエルじゃなかったディアナ様。そこにいらっしゃったんですか。肩で息をする私を見て、ディアナ様はクスクスと微笑んだ。
「大丈夫ですか? けど、今の私はキエル・ハイムです。ハリー・オード」
そうでしたか。それは失礼。なら謝罪の意を込めてこれを貴女に。キエル・ハイム。そう言って私は先ほど買ったネックレスを
キエル嬢に手渡した。
「まあ。ありがとう。ハリー。けどホワイトデーは明日ですよ」
ホワイトデー。そうか。百貨店に男が多いと思ったら、そう言う事か…私はなんだか気分が晴れたような気がした。
ハリー日記まで読めて嬉しい限り。
焦ったあまり
>何してんだ俺は!?
などと言葉遣いが悪くなるハリーが可愛いですな。
そうか明日はホワイトデーか…
「私のホワイトなものをもらってくれ、ローラたん!」
と吠えながら侵攻してくるグエン卿と、
ロラン防衛の指揮をとるディアナ様。
今日ロランが黒いメガネの手入れをしている所を見ました。
確か、サングラスというものですよね。
サングラスと言えば、思い出すのは黒歴史のクワトロという人物…
これはシャアという人の使っていた偽名だそうですが、
このシャアさんって格好いいお方だと思います。
例えば、
(声色1)我が弟、そして諸君の愛してくれたガルマ・ザビは死んだ!何故だ!?
(声色2)…坊y
「ディアナ様?なになさってるんですかぁ?」
ロラン!?
びっくりしました。ノックぐらいしてくださいまし
「しましたよ。でもディアナ様が一向にお気付きになる気配がないので…」
あ、そうです!折角ですからロランも『シャアさんごっこ』しませんか?
「え? は、はぁ…」
私が何故だと言ったら低い声で『坊やだからさ』と言うのですよ?
「はい‥‥」
コホン。いいですか?
我が妹、そして諸君の愛してくれたソシエ・ハイムは死んだ!何故だ!?
「ぼ、坊やだからさ」
違います!もっと渋い声でお願い致します。
ではもう一度、
我が妹、そして諸君の愛してくれたソシエ・ハイムは死んだ!何故だ!?
「だ〜れが死んだですってぇぇぇ!?」
え、あれソシエさん!?(スゴい剣幕です…)どうしてここへ!?
「アンタを成敗するためよホルスタイン!」
洗濯板がわたくしに向かって良く言う…!!
「機械のしゃべることかァッ!!」
その後暫く不毛な争いが続き、例によって二人ともロランにお説教されましたとさ。
ソシエさん、今度という今度はよしなに
洗濯板、面白いです。
そうか
558 :
通常の名無しさんの3倍:02/03/13 21:35
正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正
正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正
正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正
正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正T
と、きょうもまた一本線を加えて、眠りにつくこととする。
小生、ギム・ギンガナムである。
この繭の中、半径10メートルを世界のすべてとして、どれだけの時間が経ったのか。
話し相手もなく、ひとりさびちい日々を過ごしている(?)。
さて、今日も朝からハリケ○ジャーごっこをして暇をつぶしているのである。
「旋○神!ハリーアップ!!であ〜る〜!!」(バサッ)
ピンポーン
「ギンガナムさ〜ん、かいらんば・・・・キャ〜!!変態〜!!」
お、奥さーん!!これは何かの間違いであーる!!
ちょっと待つのであーる!!
・・・誤解を解くべくお隣の奥さんをおいかけていたら
ぽり〜すめんにすとり〜きんぐとやらで捕まってしまったのである。
さすがに全裸で飛び出したのはまずかったであるか・・。
ねぇ、ここから出してくださいよー。
そうきたか御大将(w
ひとりさびしい日々を過ごしているといいながらお隣の奥さんがいたりする
変な世界・・・
でもイイ!!
その場合の「出してくださいよ」ってのは繭じゃなくて牢屋なのか?(w
>562
『〜を過ごしている(?)』ってがついているから
断定はしてないと思うぞ
とりあえずワロタ
正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正
正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正
正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正
正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正 ̄
と、きょうもまた一本線を加えて、眠りにつくこととする。
俺はギャバン・グーニーだ。
ボルジャーノンの操縦席を世界のすべてとしてどれだけの時間が経ったのか。
話し相手もなく、ひとり退屈な日々を過ごしている。
ディアナ・カウンターの強力爆弾を抱え、おまけに生き埋めにされた末の大爆発。
さしもの俺もここまでかと思ったが、どういう訳か助かり今に至っている。
さすがはルジャーナが誇るボルジャーノンだ。
(まぁ、以前の俺専用機をそのまま使っていたら危なかっただろうがな)
そんな訳で、俺は相変わらずロストマウンテンの地中深くに埋まったままだ。
通信機も不調だし、外界がどうなっているのかはさっぱり判らない。
戦争は今でも続いているのだろうか?。
しかし、それはそれとして流石にここは飽きた。
そろそろ誰かが掘り出してくれてもいい頃だと思うが…。
ねぇ、ここから出してくださいよー。
>そろそろ誰かが掘り出してくれてもいい頃だと思うが
何の根拠があってそう思うのかね
567 :
通常の名無しさんの3倍:02/03/14 17:41
>564
生きてるのさえ分かれば
ディアナ様が必死こいて掘り出してくれると思うが(w
ギャバンとこにもじきに
例の回覧板が流れてくると思うぞ(w
保全
正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正
正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正
正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正
正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正下
と、きょうもまた一本線を加えて、眠りにつくこととする。
俺はギャバン・グーニーだ。
ボルジャーノンの操縦席を世界のすべてとしてどれだけの時間が経ったのか。
話し相手もなく、ひとり退屈な日々を過ごしている。
ピンポーン
「地下ハウスのタイチョーくん、回覧板であーる」
お、遊び人のギンさんじゃねぇか、ありがとよ
なにぃ〜今度の週末は神社掃除だと!!
仕方ない、気力でカバーだな・・・・
毎日ネタ書きこんでんのか、すごいな。
今日は雨です。だからわたくしのお仕事のお洗濯はお休みです。本を読んで
いると仕事を終えたロランが紅茶を淹れてきてくれました。
『こんな雨の日でもロラン、あなたの顔を見ればこんな雨の日でも心が晴れま
す。なぜならあなたわたくしの太陽なのですから。』
ああああ〜。こんな台詞考えただけでも恥ずかしいです。
「ディアナ様の顔を見るとなんか心が晴れますね。ディアナ様は僕の太陽ですから。」
「よ・・・よしなに。(////)」
>>570 あ、やっぱり回覧板回ってきたー。
タイチョーくんとギンさんとの間で心揺れ動く
隣の奥さんの登場を激しくきぼんぬ(w
>>572 ロラン!てめぇいつの間にそんなクサい台詞吐く奴になった!(w
>572
かわいいのう〜。
このスレだけが楽しみです。職人さまたちありがとう。
知らない間に前スレのレス数超えたねぇ
職人さんたちに感謝、感謝、
576 :
通常の名無しさんの3倍:02/03/16 12:35
今のうちに上げ
577 :
通常の名無しさんの3倍:02/03/16 12:55
>>573 髪型がうどんからそーめんに変わったあたりからw
月の女王様が僕の太陽とはこれいかに
地球では結婚した女性は相手の姓を名乗るそうです。
・・・・・・『ディアナ・セアック』・・・・・・・
悪くはないですね。
sozen
>>579 「あれー?ソシエさんからは、ハイム家の養子という形で手続きしておくって
話を聞きましたけどー」
「そうですか、わかりました…」
おもむろにライフルの手入れをし始めたディアナ様。
正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正
正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正
正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正
正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正
T
と、きょうもまた一本線を加えて、眠りにつくこととする。
小生、ギム・ギンガナムである。
この繭の中、半径10メートルを世界のすべてとして、どれだけの時間が経ったのか。
話し相手もなく、ひとりさびちい日々を過ごしている(?)。
さて、地球では結婚した女性は相手の姓を名乗るそうである。
もしお隣の奥さんと小生が・・・・
よく考えるとお隣の奥さんの名前を知らないのである。
・・・調べてくるとするか、髭!コアファイター!!
バタン、ガチャガチャ
ガチャガチャ、バタン
・・・お隣さんは『ステロ家』だったのである
小生、某阪神ファンではないのであるが今日は叫びたい気分なのである。
スエッソォォォォォンンン!!
鬱である
小生が安心して眠るためには・・・・
というか、奥さんって言うからには人妻じゃん。
略奪愛前提の御大将、流石ですsage
584 :
通常の名無しさんの3倍:02/03/18 00:42
>>582 ギム、最近ハァハァしているようだが、あまり独りで演習ばかりするなよ。
いざ本番って時に役に勃たんぞ。
未亡人じゃないの?
つーか部下の奥さんってのがいやなのかな。
>>584 前の『本番』で張り切りすぎた結果、繭の中だからねぇ…
とか言ってみる(w
正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正
正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正
正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正
正正正正正正正正正正正正正正正正正正正下
と、きょうもまた一本線を加えて、眠りにつくことにする。
あたし、ムロン・ムロンよー!
このフラットのコックピットの中、半径数メートルを世界の
すべてとして、どれだけの時間が経ったのか。
話し相手もなく、ひとりさびちい日々を過ごしている
誰かさん達と違って、こちとら姐さんと二人っきり。
いーじゃないスカー!!
…とは思うものの、実は一つだけ不満な点があるのよ。
「ぐごがががごがががーーーーーっ!!!…むにゃむにゃ」
姐さん、イビキが凄いのよー!
マジで眠ってなんかいられないほど凄いのよー!
お陰で寝不足でお肌の張りにも…
鬱よ。
あたしが、安心して眠るためにはー。
こうしてみると生死不明な連中が多いのう
>>581 このままではディアナ様は「ディアナ・ハイム」になってしまうのか?
ところで「ディアナハイム」?
・・・・・・どっかで聞いたことがある固有名詞が・・・
589 :
通常の名無しさんの3倍:02/03/18 22:06
ロラン・ハリー黙って屋敷を出て済みません。でも心配しないでください。
私は現在、月のキエルさんの代わりとして単身、異国の地にいます。
月からの移民が増えれば、当然土地も要ります。
私、デイアナは今、東洋の島国ニホンの殿様と移住地について秘密裏に交渉をしています。
大体の所はニホンの家臣の方々と会議をした結果、よしなに済みそうなので
ホッとしています。
後は形だけですが殿様に謁見して許可をもらって終わり
とのことなので早速、家老さんの案内で謁見の間に行きました
「だっふんだー!」
そこにいたのは異様なまでの厚化粧、知性のカケラも無さそうな目
だらしなく開いた口、毒々しい口紅。なんでしょうかこの生き物は。
家老さんを見ると悲しそうに「殿です」と言いました。
よく見ると、その生き物は「殿」というより「バカ殿」でした。
私、こんな人は苦手です。と言うか近寄りたくありません。
「おお、そちがディアナ殿であるか噂通り綺麗であるな近う寄れ。」
「はあ。」(寄りたくないけど。これも月の人々のため。我慢。我慢。)
「もっとじゃ。もっと近う寄れ」
「は、はあ」(うわ、気持ち悪い。我慢よ!我慢!)
「うん。ディアナ殿は本当に綺麗じゃ…。じい、床を敷け。」
「ゲ。」(限界です!つーか、もう耐えられません!!)
「殿!それはなりません!」(家老さん。よしなに頼みます!)
「手前、俺の言うことが聞けねえっていうのか?!」
殿様は一転して鬼のような形相になり、刀を抜きました!
私&家老さん大ピーンチ!―えらいことになってしまいました。
ロラン、ハリーどちらでも良いです。早く助けに来て下さい。
どうぞよしな…プツ。(連絡途絶)
590 :
通常の名無しさんの3倍:02/03/18 22:18
「まー。そのーディアナ様はウチが頂いちゃったというこで」
波平頭に丸眼鏡、ちょび髭の男。ニホン軍の御大将カトチャ・ドリフが
ロランたちを嘲笑う。カトチャの発掘MS「イカリヤ」の脅威が
ターンエーを襲う!
次回「決戦だよ!全員集合!」
正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正
正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正
正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正
正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正
下
と、きょうも(中略)ひとりさびちい日々を過ごしている(?)。
「ギンガナムさーん、回覧板ですよ〜」
「あのー、前から聞きたかったのであるが
スエッソンのどこが良いんであるか?」
「うーんそうねぇ・・・かっこいいトコかな?」
「(うわ!!この人 人を見る目がないのである!!)」
「まぁ、確かにあの人今のはやりじゃないわねぇ、でも
ほら70年代の服が最近また出てくるみたいになんかこう1周したりするのよ」
「(ちがう・・・小生の知る限り3000年たっても
スエッソンの出番はないのであーる!!)」
「たいちょーくん、回覧板である・・」
「どうしたギンさん?元気がないけど悪い物でも食ったか?気合いでカバーだ!!」
小生が安心して眠るためには・・・・
ついにあずまんがかい(w 面白いが限界が近づいた気も(汗
ムロンは姐さんには自分からアレコレ出来ないんだろうな…
「嫁」向きの性格ではあるが。
(ヒゲコアでいずれフラットにも回覧板か?)
>>589-590 いかん、ワロタ(w
顔引きつらせながら「アイーン」とかを
やらされてるんだろうな、ディアナ様。
それより田代が心配だな。
「ねえ、ロラン」
「なんですか、ディアナ様?」
「ディアナ・セアックとロラン・ソレル、ロランはどちらが良いと思います?」
「え…ええっ!?」
ロランは真っ赤になったまま、慌てた調子で買い物に行ってしまいました。鬱です。
ロラン、帰ってきたらよしなに。
596 :
通常の名無しさんの3倍:02/03/19 22:27
>590
月に連絡をいれてしばし。
発掘した巨大MS「イカリヤ」に乗って、カトチャは待っていた。
レーダーに反応がする。MSだ。カッと目を開く。
通信が入る「ディアナ様を返せ!!」ロランの絶叫。笑みがこぼれる。
ターンエーは猛スピードでイカリヤに接近すると、怒りに任せてビーム・サーベルを
振り下ろす。しかしその腕を素早くイカリヤは抑えた。「何!」とロラン。
カトチャは笑う。
「ちょっとだけよー!!相手にするのはちょっとだけよ!」
そんなイカリヤの足元を今度は金色のスモーのヒートホークが襲った。
「なら、ここはー!」とハリーが雄叫びを上げる。
一瞬、素早く察したカトチャがイカリヤの足のカギツメでスモーを蹴飛ばす。「のあっ」ハリーが呻く
「足元を狙うか!あんたも好きねえ。」余裕のカトチャであった。
「んー。チミ等の必死の攻撃のおかげでウチのディアナ様がホンモンだってわかったよーん。
お礼に一言。カトチャン。ぺ。」
597 :
通常の名無しさんの3倍:02/03/19 22:39
「あいーん。これでどうかよしなに。」
家老さんの決死の制止で、なんとかバカ殿様の機嫌は
直りました。今のところ私は無事です。
現在、私はバカ殿様の直々の指南で「アイーン」の特訓中です。
何とか機嫌を損ねぬよう私も必死です。頼みの綱の家老さんは
すでに血の海に没してるし。
「で、どうでしょうか。」と尋ねるとスリッパで頭をはたかれました。
「おまえ、それは違うだろ。アイーンはこう!」
「アイーン。」なるほど。
「では私も、あいーん。」パカっ「痛いですよ。もっとよしなに。」
「お前、それはないだろう!」
えーん(泣 誰か早く助けにきてください!
>>596-597 むう、なにげに強いなニホン軍…
だれかディアナ様を助け出してくれぇぇぇ!
とりあえずスリッパではたくのはやめてくれぇぇぇ!(w
599 :
通常の名無しさんの3倍:02/03/19 23:27
>>591 ふと思いついてペンを取るディアナさま。
『隣の奥さん、あなたの近くに旦那を消し炭にした野郎がいますよ。くれぐれもよしなに』
ハトに渡し、良い事をしたとさわやかな笑みをうかべるディアナさま♪
あぼーん
あぼーん
あぼーん
あぼーん
あぼーん
あぼーん
>>596 ネタを書くのは結構な事ですが、こんな時間に上げないで。
春房が狙ってる。
ディアナ様「春ですねぇ……」
ロランたん「そうですねぇ……」
正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正
正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正
正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正
正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正
正−
と、きょうも(中略)ひとりさびちい日々を過ごしている(?)。
「回覧板ですよ〜」
「うむ、ご苦労である」
お隣の奥さんは非常に残念だが諦めることにするのである。
あのスエッソンでさえあんなにかわいい奥さんを見つけたのであるし
この近所にも小生の好みの娘がいるのである
ノックスの成人式に現れたらしいカ○ジナそっくりの金色の悪魔
活発なところが小生の心をとらえてはなさないのである
それにノックスの路面電車の駅の近くにある喫茶店のウェイトレス
最近姿を見ないがかわいかったのである
それになんと言っても慎吾ママ!!
あぁ、この世はバラ色なのである!!
というわけで回覧板を置きに行って来るのである
今日は龍騎風に行くので触覚!頭部パーツ分離!!
発進!!ラ○ドシューター!!なのであーる!!
>>608 ……なんかだんだん御大将が不憫に思えてきた(泣
とりあえず独身男性板でも勧めておくか(w
流しそうになったが。
御大将、ディアナ様がバイトされてた喫茶店まで行っとったんかい。
全ての日記が一つに収束していく…
補給部隊隊員「すみませーんジオン軍補給部隊のものですがMS補給に来ました〜」
ルジャーナミリシャ兵「は?」
補給部隊隊員「ここにサインお願いしまーす」
ルジャーナミリシャ兵「は、…はあ…」
補給部隊隊員「はい、これ目録ね。んじゃ私はこれで失礼するんで」
ルジャーナミリシャ兵「え!ちょ、ちょっと…いっちゃったか。」
ルジャーナミリシャ兵
「えーとここにあるこれってボルジャーノンだよな…あれはカプルだし……これ、ムーンレイスの新型か!?
あのギャロップみたいに浮きながら走れるのか…便利だな〜。お、こっちはヒゲみたいな光線銃がついてるのか。まったくすごいもんだなムーンレイスの技術は…」
・・・ディアナさまが月に帰ってしまわれる夢を見た。
自分の叫ぶ声にふと眼が覚めると、ひっそりと静まり返った夜半過ぎ、
窓の外から満月まであとわずかの月の光が斜めにがらんとした部屋にそそいでいた。
きちんと立ち向かうことが怖くて、月に帰り再び冬眠に入る夢をみました。
あの、おそらく、死ぬというのは、こんなことなのでしょうという暗い冷たい時間が
体に染みとおっていく感覚に、汗をかきながら目覚めました。
目覚める瞬間、どこかで叫び声が聞こえたような気がします。
窓の外、森の木の間には、冷たい青い色をした月が浮かんでいました。
あの馬鹿ロランが、冬眠するというディアナのわがままに付き合って
「ぼ、ぼくも冬眠します!」と言って、冬眠処置を受けるのを見送る夢を見た。
ったく! 馬鹿ロラン!
場所は離れていても、同じ時代に生きていられるならまだしも、数十年も先の時代に
一人で先にいっちゃうなんて!
・・・ロランは、あの月をみて懐かしく感じているのかな。
>>611 一瞬誤爆かと思ったけど… ここでいいのよね。
もしドムが掘り返されてたら戦局も大きく変わったろうなぁ。
>>612-614 (・∀・)イイ!
月の見方が三者三様なのがすばらしい。
そんな事よりお姉様、ちょっと聞いてちょうだいよ。日記とあんま関係ないけどさ。
このあいだ、ノックスへ活動写真見に行ったんです。活動写真。
そしたらなんか人がめちゃくちゃいっぱいで座れないんです。
で、よく見たらなんか垂れ幕下がってて、レディースデー、とか書いてあるんです。
もうね、アホかと。馬鹿かと。
あんた達ね、レディースデー如きで普段来てない活動写真館に来てんじゃないわよ、ボケが。
レディースデーよ、レディースデー。
なんか馬鹿ロランとディアナ様とかもいるし。カプール二人で活動写真? おめでたいわねっ。
よーしぼく劇場パンフ頼んじゃうぞー、とか言ってるの。もう見てらんない。
あんた達ね、劇場パンフあげるからその席空けなさいと。
活動写真館ってのはね、もっと殺伐としてるべきなのよ。
自分の前に座った頭デカイ奴といつ喧嘩が始まってもおかしくない、
殴るか殴られるか、そんな雰囲気がいいんじゃないの。バカップルは、すっこんでなさいよ。
で、やっと座れたかと思ったら、隣の馬鹿ロランが、ポップコーン大盛りで、とか言ってるんです。
そこでまたぶち切れですよ。
あのね、ポップコーンなんてきょうび流行んないのよ。ボケが。
得意げな顔して何が、大盛りで、よ。
あんたは本当にポップコーンを食べたいのかと問いたい。問い詰めたい。小1時間問い詰め
たい。
あんた、ポップコーンって言いたいだけちゃうんかと。
活動写真通のあたしから言わせてもらえば今、活動写真通の間での最新流行はやっぱり、
ホームランバーアイス、これよね。
ホームランバーアイスにコーヒー牛乳。これが通の頼み方。
ホームランバーアイスってのはアイスが多めに入ってる。そん代わり値段が少なめ。これ。
で、それにコーヒー牛乳(明治のブリック)。これ最強。
しかしこれを頼むと次から売り子にマークされるという危険も伴う、諸刃の剣。
素人にはお薦め出来ない。
まあお姉様は、ハリー大尉と月で黒歴史の影像資料でも見てなさいってことよ。
現在長文ネタが煮詰まっておりまして
ついコピペでお茶濁しちゃいました。スマソ(;´Д`)
もうじき必ず。ではよしなに。
618 :
ルジャーナミリシャ兵:02/03/20 16:22
・・・はっ!
なんだ、夢か・・。
あの紫の、浮きながら走れる機械人形は強そうだったんだがな。
まあもう、戦争は終わったんだ。
感謝してまったりまったり、行こうかね。
はい。わたくし、ディアナ・ソレルでございます。
今はまさに春。ぶっちゃけて言うと、動物的に繁殖の季節です。と言うわけで…
今コテージの中庭は、猫の方々によるよりよい繁殖のための協議の場となっております。
ていうかサカッててうるさいのです。
まぁ、その様子をぼんやりみつめているしか為すべき何事もないわたくしの現状も、何というか鬱出汁能なのですが…
ちなみにロランは朝から買い出しに出かけております。今のわたくしは、ただぼんやりと時間を浪費するしか能のない女なのです。
まぁそれは置いておいて。(エイジア地方の古い言い回し)
見た感じ、猫の世界ではメスがオスを選り取りミドリにできるシステムになっているようです。
う…うらやましい。なぜ人類は猫から進化しなかったのでしょうか、つくづくそう思えてなりません。
長いので〜中段
あぼーん
あぼーん
622 :
通常の名無しさんの3倍:02/03/20 20:34
フネ萌え
あぼーん
sage
ロランと子作りをするようになって半年ほど経ちますが赤ちゃんが出来ません。ロランは良くやって
くれています。ほとんど毎日してくれますし、生理中は少なくても3回はがんばってくれます。
わたくしに原因があるのかもしれませんね。約2000歳ですし。今度月に里帰りした時に検査して
もらいましょう。
どうしましょう・・・・
とても悲しいです。ロランもわたくしが子供を欲しがるからあんなにがんばってくれていたのに。わ
たくしの体の中ではもう卵子が作られていないそうなのです。
ああ・・・明日はロランのところに帰らなくてはいけません。彼になんて言えばいいのでしょう。
明日はディアナ様が帰ってくる日だ。この2週間ディアナ様のことばかり考えてしまった。
明日はディアナ様が好きな料理をたくさん作ろう。
久しぶりだからエッチもたくさんできそうだ。
こんな日記見られたらディアナ様は怒るだろうか?きっと「ロランはエッチですね。」って笑うだろう。
家に帰るとロランは満面の笑みで迎えてくれました。
「お帰りなさいディアナ様。キエルさんとはハリーさんは元気でしたか?」
「はい、二人とも仲良くやってましたよ。」
「荷物、お部屋まで運びますね。今日はご馳走ですよ。」
ロランは本当に嬉しそうです。こんな所に一人きり、寂しかったんでしょう。お部屋に入るとため息
が漏れました。
ロランとわたくしの赤ちゃん・・・
わたくしが望むのは欲張りだったのでしょう。自然の摂理を曲げてまで長生きした体で、勝手に地球
に帰りたいなどと言って、結果的に戦争まで起こしたわたくしがロランに愛されながら暮らしていける。
それだけでもわたくしは十分幸せ者だったのです。
けれどもロランは彼を愛してくれている女性がいたにもかかわらずわたくしについて来てくれました。
彼女ならきっと元気な赤ちゃんが産めたでしょうに。そんなロランに子孫を残せないと言うのはとても
辛いことでした。
「ディアナ様〜。晩御飯できましたよ。」
ロランの呼びかけにハッとしたわたくしは急いでダイニングに向かいました。テーブルに並んでいた
のは私の好きなものばかり、エビフライ、カボチャのスープ、何故かすっぽん料理もありました。
「ディアナ様、美味しいですか?」
ロランはニコニコして問い掛けます。
「はい、とても美味しいです。ロランのお料理が一番ですね。」
ロランはとても嬉しそう。あの事を話すのは寝るときにしましょう。きっとロランはわたくしの部屋
に来るでしょうし。
先にお風呂をいただいてお部屋で待っていると、ロランはやって来ました。ベットに腰掛けているわ
たくしの横に座ると倒れこんで太ももに頭を乗せてきました。わたくしは彼の銀髪を撫でながら言いま
した。
「ロラン、一人で寂しかったでしょう?」
「寂しかったですよ、本当に。」
わたくし達はどちらかというとバカップルです。でも今日は言わなくてはいけないことがあるのです。
わたくしは覚悟を決めました。
「ロラン、聞いて欲しいことがあるのですけど。」
「なんですか?もしかして、赤ちゃんができたんですか?」
ロランのその言葉はわたくしをうろたえさせましたが、わたくしもムーンレィスの女王を勤めていた
身です。覚悟を決めたからには最後まで言い通します。
「その事なんですけれど・・・わたくし達に赤ちゃんはできないのです。」
「え・・・・?」
ロランは固まってしまいましたが、わたくしは続けました。全て話し終わるとロランは体を起こし、
俯いて、肩を震わせていました。
ロランは泣いていました。そんなロランを見て、もう十分なほど泣いたはずなのに涙がこぼれてくる
のです。二人とも一言も話さず、ベットに並んで座りながら泣いていました。
今日はディアナ様がお帰りになる日だ。ディアナ様の好きな料理もたくさん作って待っていた。がん
ばれるようにすっぽん料理も作った。ディアナ様は喜んで食べてくれた。ひさしぶりに家に帰ってきた
から嬉しいんだ、とばかり思っていたけれども、ディアナ様は僕に気を使っくれていたのだった。
僕はディアナ様と一緒に暮らせるだけでもしあわせだ。そのうえ愛してもらっている。もちろんディ
アナ様との赤ちゃんは欲しかったけれども、ディアナ様は女の人だから僕の何倍も欲しかったろう。
ディアナ様が僕に告白するまで明るく振舞ってくれていたのが少し寂しかった。
ディアナ様の気持ちを考えると悲しくなった。
ディアナ様との赤ちゃんはもう出来ないんだ。
僕はディアナ様の前で泣いてしまった。
それからしばらくはロランとわたくしは悲しい気持ちで過ごしていましたけれど、次第にいつもの生
活に戻ってきました。変わった事といえばロランは前以上にわたくしを大事に扱ってくれるようになり
ました。けれども夜はなんだか激しくなったみたいです。
今日は月のキエルさんから手紙がきました。自分の卵子を提供してもいいというのです。わたくしは
ロランにもその手紙をみせました。
「僕は赤ちゃん欲しいです。でもディアナ様の遺伝子は伝えられないんですから、ディアナ様のお好き
な様にして下さい。」
ロランの正直な気持ちも心遣いも嬉しかったのですが、すでにわたくしの心は決まっていました。
「キエルさんの遺伝子ならきっとわたくしのものとそんなに変わりませんよ。それにロラン、女は愛す
る人の子を産んで見たいと思うものです。」
わたくし達は明後日ローラ・ローラ号で月に向かいます。
キエルお嬢様からの手紙を見て驚いたけれども、お二人の友情に感動した。
それ以上にディアナ様の言葉は嬉しかった。
ロランとわたくしは月へ向かいます。ロランと宇宙旅行するのは初めてなので嬉しいです。
ディアナ様と僕は月へ向う。ディアナ様と宇宙旅行するのは初めてなので嬉しい。
月に着くとキエルさんとハリーが待ってくれていて一緒に病院にいきました。ロランの精子をキエル
さんの卵子と体外受精させてそれをわたくしの子宮に着床させるというものです。術後の経過を見る為
に少しの間入院しなくてはいけません。ロランも同じ部屋なので変な気を起こさないか心配です。
ディアナ様とキエルさんの手術中ハリーさんと話していた。尻にしかれて大変らしい。
入院と言ってもお部屋は個室になっていてホテルのようです。ロランは運河に里帰り、ハリーは仕事
が溜まっている様でお部屋にはキエルさんとわたくし女二人だけです。
「キエルさんは子供作らないのですか?」
「もう少し、仕事が落ち着いてからにしようって大尉とも話しているんです。結婚してから。できちゃ
った婚に世間は厳しいですからね。それよりロラン長く見ない間に随分美人になりましたね。」
「わたくしは毎日顔を会わせているから分かりませんけれど、地球に降りる時よりずっと大人っぽくな
りましたね。」
「初めて会ったロランは同い年なのに子供っぽい印象でしたね。溺れてましたし。」
「ロランは貴女のことが好きだったんでしょうね。だから今度の事もすんなり受け入れたのでしょうか。」
「ロランがわたくしを好きだったのはディアナ様に似ていたからです。その頃はロランに余り優しくして
あげてなかったですし。それに今は本物と暮らしていますしね。」
キエルさんはわたくしのお腹にいるのは自分の子ということを気にしていないようです。彼女の方が
女王には向いているのでしょう。
久しぶりに運河に帰ってきた。ここでは僕はディアナ様そっくりの地球のお嬢さんと結婚したことに
なっている。
ドナ姉さんも結婚して赤ちゃんが出来ていた。もともとしっかり者だったけれど、落ち着いた雰囲気
が増していたように感じた。ディアナ様はどんな風になるんだろう。
昨日は運河に泊まったロランは今日はわたくしとホテルみたいな病室で一緒に泊まります。
キエルさんと会ったせいかいろんな事を考えてしまいます。
『この子はロランとわたくしとキエルさんの子なんだろう。』
なんだか嬉しくなりました。
『でもキエルさんの子ということは、栗色の髪をしているかもしれない。
そうだったらわたくしはどう思うのだろう。』
こんな時はロランに添い寝してもらうのが一番です。ロランはわたくしを抱っこしながら寝てくれる
のでした。するとロランはわたくしのパンツの中に手を侵入させてきました。
「ロラン、だめです。」
わたくしは体をこわばらせましたが、ロランは私が思っているようなことをする気は無かったのでし
た。暖かい手でわたくしの子宮の辺りをさすってくれました。
「ここに僕とディアナ様の赤ちゃんがいるんですね。」
わたくしはロランにさっきのの事を聞いてみようと思いました。
「ロラン、私たちの子が二人と違う栗色の髪だったらどうしますか。」
「僕のお母さんも栗色の髪でしたよ。」
ロラン・・・・明日もよしなに
頑張ったのは非常に(・∀・)イイ!とは思いながらも
やはり触れちゃネタにならんネタってのがあると思うのよ・・・
言うなれば黒歴史ネタ
他の職人もやりずらくなるので、その手のネタは少し敬遠気味の方がいいかも
でも感動したので、今後ともよしなに
>>641 よかったよ!
二人の日記のクロスオーバーが(・∀・)イイ!
妊娠ネタは前スレでも1回試みられてますな。
展開が後々面倒だから、ということで頓挫したみたいですが。
にしても、栗色の髪だけじゃなくて性格もアレな子供ができたら
どうするつもりなんだろ、とか言ってみる(w
親がのんびり者だと子どもがしっかりした性格になるとよく言いますし。
ソシエたんみたいなお子さまになる可能性はたぶんにありますな。
>>642 そうかー、人のことまで気がまわらなんだ。
スマソ
まぁこれはこれで楽しませてもらいましたので
これからもがむばってください。
期待しとります。
というか、大河ドラマ化して欲しい(笑)。
波乱万丈な子供だな・・・
まぁ仮に子供が生まれたとして……
ディアナ様「ほら、あそこにソシエおばちゃんがいますよ〜」
ロラン「ちゃんとソシエおばちゃんに挨拶するんだぞ」
「わ〜い、ソシエおばちゃ〜ん」
おばちゃん「おばちゃんって言うな!! まだ若いんだからっ!!」
男でも女でも、ロランLOVE、の方々から狙われそうだな。
某妹)ウィル君、パパとママは何処かなぁ?
ウィル@息子)パパとママはいまお買い物でお出かけです。ソシエおばちゃんは
何のごようですか? ~~~~
某妹)(そんな古典的な手には乗らないんだからね。ディア公)
まあ、一人でお留守番!偉いわねぇ。そうだ、おネエさんが御褒美age……
・
・
・
え、エロパロ板逝ってくるよ
かぶってる・・・・・・すまん>648
チルダがずれてるし。
半角で祭りに参加してくるよ。(やってるといいな。)
652 :
走り書きのメモ:02/03/21 22:00
ロランへ
月から持ってきた家宝の指輪は実は相当危ない物だとあなたの留守中に来たガンダルフなる老人に教えてもらいました。
なんでも、元々はサウロンなる人物の持物で、1度は火山に封じてたのが数百年後の噴火に乗じて外に再び飛び出してしまったとのこと。
黒歴史の中で何度も持ち主を代えて大暴れした後、行方が不明だったんだそうです。
そこで私は(非常にもったいないのですが、)指輪をサウロンさん(非常にやな人物だそうです)に
返さず(返すと酷いことを皆にするそうです)にもとの火山に捨てなさいとガンダルフさんに助言をされたので、ちょっと指輪を捨てに行ってきます。
追伸:夕食には戻ってくるつもりです。それと、森を抜けていきますので途中、妖精とかと会えるかも知れませんよ!!
653 :
通常の名無しさんの3倍:02/03/21 22:07
>652
9体のバンディッドが追いかけてくるぞ(藁
フロド=ディアナ様
サムワイズ=ロラン
ピピン=ソシエ
メリー=メシェ
アラゴルン=ハリー
ボロミア=グエン
レゴラス=ポゥ
ギムリ=シドじいさん
ガンダルフ=フォレス
ガラドリエル=キエル
ゴクリ=アグリッパ
サウロン=ギムギンガナム
サルマン=メリーベル
とりあえずコンな感じでどー?
654 :
通常の名無しさんの3倍:02/03/21 22:10
メモを読んだロラン
暖かく明るい部屋で、夕食を前に。
「遅いなあ、ディアナ様。夕食には戻って来るっていったのに。」
その頃のディアナ様
暗く冷たい洞窟で、指輪の仲間たちに
「トロールとオークの1個小隊接近中!仲間の皆様は迎撃の準備を
よしなにお願いします!」
レゴラス「今回のはやけに勇敢だな。」
えーえー、どうせロランはわたくしのこと女だと見てくれてませんよ。
やることやんなきゃ、コウノトリさんだって来てくれませんよ。
わかってますよそんなこと。
わかってますけど…
わかっていますけど…
鬱だ染んでやるー!( TД⊂ヽふえぇぇん。
いろんな意味で泣けてきたので、哀れな我が身を慰めるべく、占いに逃避とかしてみました。
…文句ありますか?
いくら時間があるとはいえ、こうまで徹底してロランに放置プレイされてしまっては、結婚運とか
小一時間調べてみたくもなる今日この頃なのですよ。
えーっと、なになに。
ソレル ディアナ の姓名判断
ソレル ディアナ
●○● ○●●●
2 1 2 5 2 2 2
総運16○ 面倒見良く信望を得て成功。面倒見すぎで足を引張られぬよう。結婚運○。
人運 7○ 独立心旺盛で成功を得る。自由業に向く。順応性、活動力にすぐれる。
外運 9△ 博打、投機で波乱を起こしがち。正論を盾にトラブルを起こす。
伏運18◎ たくましく成長します。事故に注意。
地運11◎ 活力、発展、独立成功運。
天運 5○ 温和で安定した精神を受け継ぐ家柄。
陰陽
>正論を盾にトラブルを起こす。
…鬱です。
あ、でも結婚運○です!じーん…
占いが当たるかどうかはさておき、いいことが書いてあれば明日を逝きる希望も出てくるってものです。
そうですとも!そう簡単に諦めてなるものですか!
ファイトー!わたくしー!おー!
…ついでにロランも占っておきましょう。
よいしょっと。
セアック ロラン
●●○● ○●●
2 2 3 2 3 2 2
総運16○ 面倒見良く信望を得て成功。面倒見すぎで足を引張られぬよう。結婚運○。
人運 5◎ 責任感強く信頼される。自我の強さに注意。ムラッ気あり情熱あれば成功。
外運11○ 周囲に信頼される。強運と孤独を併せ持つ。晩婚傾向。
伏運12× 途中で挫折する運数です。
地運 7○ 強志、努力、独立、個性運。
天運 9△ 孤独で寂しい家柄。
なんですかー!晩婚傾向ってー!!
ぅぅ…こんな側にいるのに、わたくしでは駄目なのですか…?
あんまりに切ないので、更に相性占いとかまでしてしまいましたよ!
こうなったら落ちるところまで落ちてあげます!
えーい!
セアック ロラン と ソレル ディアナ の相性判断
結婚前
性格面◎ お互いが最高の理解者です。恋に溺れてまわりが見えなくならぬよう。
恋愛縁○ 良い相性です。
結婚縁○ 良い相性です。
結婚後
夫婦愛△ 気持ちのカラ回りに注意。相手に合わせることも必要です。
夫婦縁□ 縁はあります。お互いの努力次第です。
…ひょっとして、今が一番幸せな時期ですか?
例え延べ1年と22日間放置されてても、今が一番幸せですか?
…あら、なんですかソシエさん。そんな泣きそうな顔で。
えーと、なになに?
セアック ロラン と ハイム ソシエ の相性判断
結婚前
性格面◎ お互いが最高の理解者です。恋に溺れてまわりが見えなくならぬよう。
恋愛縁× 縁がありません。
結婚縁× 縁がありません。
結婚後
夫婦愛× 縁がありません。
夫婦縁× 縁がありません。
恋愛縁(2人は恋人になるか)
彼 の気持ちは、彼女の、どこともつながっていません。
彼女の気持ちは、彼 の、どこともつながっていません。
結婚縁(2人は結婚するか)
彼 の結婚縁は、彼女の、どこともつながっていません。
彼女の結婚縁は、彼 の、どこともつながっていません。
夫婦愛(結婚後の2人の愛情)
彼 の愛情 は、彼女の、どこともつながっていません。
彼女の愛情 は、彼 の、どこともつながっていません。
夫婦縁(2人は夫婦でいられるか)
彼 の夫婦縁は、彼女の、どこともつながっていません。
彼女の夫婦縁は、彼 の、どこともつながっていません。
そ「( TД⊂ヽ……。」
で「( TД⊂ヽ……。」
ソシエさん、きょうは、きょうだけは、貴方と本音で語り合えそうです。
一緒に呑みに参りましょう…よしなに。
よく当たる占いですな
あぼーん
あぼーん
あぼーん
>660に紹介されたHPより
ロランはキエルたんの方が相性いいみたい。
なんつーか絶望的な相性ですなー>ソシエ&ロラン
今夜も山に登って月に向かって泣き叫んでいるソシエたんを
見かけてしまいそうな気も(w
661、662って何がかいてあったの?
>>668 ただageただけ
荒らしがきそうだったのよ
しんしんと雪が降る中で銀髪の少年の面影を少し残した青年とと以前より
ずっと大人びた少女が立っていた。少女は青年との別れを悲しんで泣いて
いる。少女は顔を上げ二人は見つめあうと口付けを交わし少年は去っていった。
・・・・・・・ガチャッ
「すみません、お待たせして。」
「いいんですよ。形式上は結婚してても、わたくし達は一緒にくらすだけですものね。
今からでもあなたの好きなようにしていいんですよ?わたくし運転得意ですから。」
「じゃあ、そうします。ソシエお嬢さ〜〜ん!」
・・・・ガチャッ!タッタッタッ・・・・・
「ロ!ロラン?!待ってください!ロラ〜〜ン!!!」
はっ!ゆ・・・夢ですか。わたくしって意外としつこい女なんでしょうか?
キッチンに行くとロランは朝食の用意をしてくれていました。ロランったら
ソシエさんにしたのは本当にただのお別れのキスだったのでしょうか?
「ロラン」
「あっおはようございます、ディア・・・」
ぶちゅ!
「ディアナ様!?」
「うふふ・・・おはようのキスですよ。」
たくさんキスすれば一回くらいのキスも気になりませんよね。
ロラン、明日・・・いえ、今夜もよしなに
>>670 ちきしょう、なんだか羨ましすぎるぞこんちくしょう(泣笑
>>670 ちきしょう、なんだか幸せすぎるぞこんちくしょう(w
…二重カキコスマソ。
ごめん、ちょっとテストsage
ててす
676 :
御大将:02/03/23 23:37 ID:???
正×156−
と、きょうも(中略)ひとりさびちい日々を過ごしている(?)。
さて、小生は今とてつもなく張り切っているのである。
今度の町内会のイベントで『忍風戦隊ハリケンジャーショー』をやることになったのである。
髭や触覚にも出番があるらしいので奴らも張り切っているのである。
あー楽しみなのである。
〜〜『ハリケンジャーショー・キャスト』〜〜
ハリケンレッド:ギャバン 宇宙忍者:ムロン・ムロン
ハリケンブルー:お隣の奥さん マゲラッパ:ギンガナム(二役)
ハリケンイエロー:スエッソン サーガイン:ポゥ(二役)
おぼろ:ポゥ 巨大化宇宙忍者:ターンA
ハムスター館長:ギンガナム(声だけ)
ハリケンホーク:ターンX頭部
ハリケンドルフィン:ターンX右腕
ハリケンレオン:ターンX残り
旋風神:ターンX
・・マゲマゲー!!
暮らしていくってのも大変だよな。ってボランティアだったりして。
御大将、スエッソンは氏んどりますがな
つーかトドメ刺したの御大将本人様でんがな
酷い方でんなー(w
>678
このスレじゃあれごときじゃ氏なないって(w
我らディアナ様に選ばれし不退転の戦鬼!
ディアナ様の燃えるお言葉を受けてよしなにではいられなくなったのだ!
とるべき戦法(みち)ただひとつ!
肉弾幸!
御大将もろともに散華!
. / / ヽ.⌒⌒ __, -' :::::l、⌒ ⌒ )
. /./ `‐-‐' ::::l、 ⌒.⌒ )
ヾ`ヽ、 ヽ、 __, -‐'  ̄ __,-‐'〃:l、⌒.⌒ )
. /\..\ ヽ、 _ , -‐' __,-‐' _,-''" ::::l、 )
. | \. \ _,-‐' _,-‐' ::::::::l │
| \ || || __,-‐' ::::/ .|
.. |  ̄ ̄ ̄oi ::l ̄ ̄ ̄o ̄ ̄ ::::| /⌒.i |
|.` ‐--‐'| :::|` ‐---‐ '´ :::::|...|l⌒l.|.│
|、__, | ::::|、_ ,ノ :::::| .||⌒l.|.│ageるなよ
| | ::::::|:  ̄ ̄ ̄ :::::| ||⌒l.| |
| . / (_ ::::::_:): \__ U :::::| |_ノ .|
| / ー-‐ ´ \ :::|ノl、 |\
. || ( ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄,) ヽ ::::|:::: l、 .|:::::\_
||.  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ :|:::::|::::: l、 |::::::::::|::─ _
_/:l ━━━ :::::::/::::: l、|::::::::::::|:::::::::::::
._ ─/:::::\ :::/:::::::: l|::::::::::::::|:::::::::::
::::::::::/:::::::::::::\__________/::::::: /|::::::::::::::::|_::::::::
:::::::/::::::::::::::::::::|;;\::::::::::::::::::::: /;;;;;|::::::::::::::::::|::─:
::::/::::::::::::::::::::::|;;;;;;;;\::::::::::::::::::::::::::::::::::::: /;;;;;;;;;;|::::::::::::::::::::|::::::
最近荒れ気味ですね…。
sage進行でよしなにお願い致します>ALL
と、ディアナ様。
683 :
ソシエ:02/03/24 13:03 ID:???
あ〜、鬱、鬱、鬱!
何考えてるのよ、お姉さまったら。
卵子の提供だなんて。
この妹の私よりも、あのすっとこどっこいディアナの方が
大切だとでもいうのかしら?ム、カ、ツ、ク。
大体、ロランもロランよ。
何でそんなことまで認めるわけ?
やっぱりキエルお姉さまのことも好きで、内心喜んでるんじゃないの?
コ、ン、チ、ク、ショ、ウ。
遺伝子的には私のだって、たいして変わらないのに。私だったら、卵子だけじゃなくて、代理母だってやってあげるわよ。
あんな冷凍でぼろぼろの200歳のわがまま女王の変わりに。お年寄りはおとなしくしていなさいってこった。無理して、体を壊したら、面倒を見るのはロランなんだから。
わがままディアナのス、カ、ポン、タン!
・・・グスン。また泣けてきちゃった。
リリさんが持ってきた見合い話、受けてみようかな・・・
まあまあソシエたん、金魚でも投げて落ち着いて。
リリ「後は若い二人に任せて、私たちはそろそろ・・・」
マリガン「え?リリお嬢様、二人きりですか?」
ソシエ「よりによって縦ロールぅ?うぉおおおおおおおお」
今日ロランとケンカしてしまいました。他愛もない事だったんです。朝ご飯、
わたくしはハムエッグでロランはベーコンエッグでした。
「ロラン、どうしてあなたのお皿はベーコンエッグなのですか?」
「ハムがあと2枚しかなかったんです。」
「それならわたくしのもベーコンエッグにしてくれれば良かったのに。」
「ベーコンエッグが食べたかったんですか。それじゃあ交換しましょうか?」
わたくしはロランの鈍さに頭に来てしまいました。
「けっこうです・・・・・馬鹿ロラン(ぼそっ)」
「どうして僕が馬鹿なんですか?」
「知りません!」
それから無言で食べ終わると、わたくしは散歩に出かけました。お昼に帰
ってもわたくしの食事が用意されていませんでした。仕方なく自分で作って
みてもどうしようもなく不味いのです。
さすがに夕食も食べれないのは厳しいので今から謝りにいってきます。
>>686 謝って、何とか夕食にありつける
↓
またわたくしとロランのメニューが違う!つーことで抗議
↓
また喧嘩。自室に引きこもる
↓
おなかがすきました……
↓
ロラン、夜食を持って登場
「さっきの残り物ですけど…仲良く半分ずつ、一緒に食べましょう」
↓
ありがとう、ロラン……
↓
(゚д゚)ウマー
688 :
通常の名無しさんの3倍:02/03/24 22:04 ID:QliXJaGI
ロランたんなら最初からベーコンエッグをディアナ様に差し出します。
sage進行で荒らさずいきませう皆様。
職人さま期待しております。
明日もよしなに。
690 :
:02/03/24 22:27 ID:???
691 :
通常の名無しさんの3倍:02/03/24 22:43 ID:fyFJh8aY
TRICK 予告編(インチキ版)
とある屋敷の前に佇む上田と山田。
上田「今度の事件はこの屋敷に住む自称数百歳にして実年齢19歳のお嬢様が登場。」
山田「…そうです。何で私を見てるんです上田さん?」
上田「いや。何故いつものように“TRICKがある”って言わないのかな。と」
山田「言う必要なんて無いじゃないですか。本当の事なんだし。」
上田「おい。どこの世に数百歳のお嬢様なんているんだ!?それこそ嘘っぱち!
戯言だ。そういうときにこそTRICKを暴かなくてどーするんだ!?お前。」
山田「上田あ!言っていい事と悪いことの区別もつかんのか!彼女の苦悩も知らずに
よくもそんな事を言えたな!しかも嘘つき呼ばわりして、最低だお前!」
上田「言ったな!このメスが!」
屋敷の門が開きロランが顔を出す。
ロラン「人の屋敷の前で何、大声で騒いでるんです?」
二人「あ、スイマセン。」
そんな二人に軽く会釈をして通り過ぎて屋敷に入る金髪の少女ディアナ
山田「どーしたんですか呆然としてウエダサン?」
上田「何百年も冷凍になってたとは思えん。特に(チラと山田を見て)なあ。」
山田「(ハッと気づいて)うーえーだーああ!」
上田「次回トリック「よしなにの謎」ご期待下さい。いててて。蹴るなこのメス!」
ED「流星群」流れる。
スマソ、TRIC見てない
. / / ヽ.⌒⌒ __, -' :::::l、⌒ ⌒ )
. /./ `‐-‐' ::::l、 ⌒.⌒ )
ヾ`ヽ、 ヽ、 __, -‐'  ̄ __,-‐'〃:l、⌒.⌒ )
. /\..\ ヽ、 _ , -‐' __,-‐' _,-''" ::::l、 )
. | \. \ _,-‐' _,-‐' ::::::::l │
| \ || || __,-‐' ::::/ .|
.. |  ̄ ̄ ̄oi ::l ̄ ̄ ̄o ̄ ̄ ::::| /⌒.i |
|.` ‐--‐'| :::|` ‐---‐ '´ :::::|...|l⌒l.|.│
|、__, | ::::|、_ ,ノ :::::| .||⌒l.|.│ageるなよ
| | ::::::|:  ̄ ̄ ̄ :::::| ||⌒l.| |
| . / (_ ::::::_:): \__ U :::::| |_ノ .|
| / ー-‐ ´ \ :::|ノl、 |\
. || ( ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄,) ヽ ::::|:::: l、 .|:::::\_
||.  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ :|:::::|::::: l、 |::::::::::|::─ _
_/:l ━━━ :::::::/::::: l、|::::::::::::|:::::::::::::
._ ─/:::::\ :::/:::::::: l|::::::::::::::|:::::::::::
::::::::::/:::::::::::::\__________/::::::: /|::::::::::::::::|_::::::::
:::::::/::::::::::::::::::::|;;\::::::::::::::::::::: /;;;;;|::::::::::::::::::|::─:
::::/::::::::::::::::::::::|;;;;;;;;\::::::::::::::::::::::::::::::::::::: /;;;;;;;;;;|::::::::::::::::::::|::::::
極めて良スレですがsageますー・・・
利根川さんも、焼き土下座で燃えてる場合じゃないですよ?
ディアナ様に萌えとかないとー
というか自分がageとるじゃないか
顔焼かれる訳だ…
今日は静かだな
職人様、お待ちしておりますsage
職人様
某スレッドで、「バイトをするディアナ様」使わせていただきました。
許してくださいまし。ペコリ。
699 :
参月X日続き:02/03/26 17:48 ID:dg1RTjWA
今も中庭では、「きゅべれい」と個体名をつけた大きな白い雌猫が、何が気に入らないのか近寄ってくる求婚者を片っ端からネコパンチでしばいています。
思い人でもいるのでしょうか。どうやらその様です。
庭の片隅で様子をながめていた一匹の若い雄猫。「ひゃくしき」と名前を付けた、ちょっと色の薄い茶虎の子にご執心です。
彼の方もまんざらではないようで…ぐるぐるごろごろと体をよせあっています。
うぅ…ますますうらやましい。わたくしに、彼女ほどの行動力があったなら。
あるいはロランが、あの若い雄猫程度に甲斐性…ごほ、もとい。積極性を見せてくれたなら。
わたくし達2人の関係も、もっと進展していたのでしょうか?
まったく、ロランのニブチン。逝って良しです。
「ふに゛ゃあ゛あ゛〜、ぐろ゛うるる〜」
って。もうおっぱじめやがりました、このケダモノども。まぁそれが動物というものなのでしょうが、それにしても…
野の獣でさえ満たしている欲求を、万物の霊長、しかも人類のかなりトップのところにいるはずのこのわたくしが、
日々解消できずに悶々としているというこの現状は。
何というか納得がいきません。「ぢろ」
う…今一瞬「きゅべれい」と目が合いました。なんかすっげー優越感に満ちていやがります!
もう…我慢なりません。その目でわたくしを見ただけで万死に値します。
女王の威厳以前に、これは人間としての尊厳の問題です。この分をわきまえない獣どもに、怒りの鉄槌を喰らわせます。今すぐに!
裏庭にある井戸、そのすぐそばに汲み置きになっている手桶の水をひっつかみ、
通常の3倍の速度でとって返します。
とはいっても…たった水一杯なのに重いです。重すぎます。これだから地球の重力に魂を曳かれた物質は…(ぶつぶつ)
とにかく、中庭にまで戻ってきたわたくしは水桶を可能な限りの高さにまでかつぎあげ、
そして…「覚悟!」ありったけの水をぶちまけます。
ばしゃああああ
私、ハイム家おかかえ運転手のキャハランです。
今日はソシエお嬢様と、キエルお嬢様の療養先にきています。
さて、これは私の思い過ごしならよいのですが、
最近ソシエお嬢様とキエルお嬢様の仲が、以前と違って
とてもドロドロしてきているのではないかと思えるのです。
あんなに仲むつまじい姉妹だったのに、一体どうしたのでしょう。
今日もソシエお嬢様が玄関に立った途端に、
上から生たまごが雨のように降ってきました。
キエルお嬢様のお戯れにしては、少々やりすぎのような気がして
私とても心配です。
ロラン君に止めてもらおうかと思うのですが、
なぜかロラン君はいつも外出中でいないのです。
おふたりに気を利かせてるのでしょうか?
ロラン君、はやく帰ってきてください。
/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
| 最近どうよ?
\____ ____________
|/
\ |同|/ ___
/ヽ>▽<ヽ /:《 :\
〔ヨ| ´∀`|〕 (=○===)
( づ旦と) (づ旦と )
と_)_)┳━┳ (_(_丿
/|
/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
| 相変わらずやられキャラさ。
\_________________
/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
| 大変だね.
\____ ____________
|/
\ |同|/ ___
/ヽ>▽<ヽ /:《 :\
〔ヨ| ´∀`|〕 (=○===)
( づ旦と) (づ旦と )
と_)_)┳━┳ (_(_丿
/|
/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
| まあね。ああ、ひとつお願いがあるんだけど。
\_________________
┏━━━━━┓
┃━┓ ━━ ┃ / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
┃ ┃ ┃ < トンカツは、キャベツと一緒に食うのが美味いんだ。
┃ ┗━ ┃ \______
┃ ━━━ ┃
┗━━━━━┛
704 :
参月X日続き:02/03/26 18:44 ID:XT8sYLxA
ふ…手応えがありました。さぞかし奴等はひどいありさまでしょう。
さぁ、濡れそぼった惨めなありさまを存分にさらけ出しなさい!(藁
「…あの…でぃあな…さま…?」(ぽたぽた)
(((( ;゚Д゚)))
へ?ナンデ?
なにゆえロランがここに、と言うか何時の間に?
「思ったより早く用事が済んだので、少しでも早く帰ろうと思って…
でも、ひょっとして…僕はまた、何かディアナ様のお気に障る事を、してしまったのでしょうか?(涙)」
うう…ロランのその瞳。その目がどんな言葉より雄弁に、わたくしの罪を弾劾します…
結局その日は一日、ひねてしまったロランのご機嫌伺いに費やされたのでした。
ちなみに猫どもは…
ロランに水をぶっかけたときには、コトを済ませてさっさと逃げおおせていました。
コンチクショウ。
(;∀;)
できればネタはsageで
>>706 イイイイイイイイ!!
バイト中のお姿に激萌えた。
保全下げ
え〜、長文ネタを一つ書き上げたのですが
「本文が長すぎます」と怒られてうpできない罠(涙
ちと対策を考え中です。
それまでよしなに。
期待sage
>>709 しかたがなしに、最近は分割して投稿してるっす。
「ラジオ、聞こえませんね……」
「……アンテナの向きがおかしくなったのかもしれませんね」
わたくしとロランは朝早くから、さっきからノイズばかり流している
アンティークなラジオに向かって二人で顔をつき合わせておりました。
毎朝朝食のあとは、先月から始まったノックス・クロニクルの無線ラジオ放送で
その日のニュースを聴くのが最近のわたくしの日課になりつつあったのですが。
「そういえば昨晩は風が強かったですね、そのせいかしら」
「ディアナ様、今から屋根に上ってアンテナの向きを調べてきますね」
「気を付けてね、ロラン」
「ええ」
短い返事を言い終わらない内に、ロランは小走りにわたくしの部屋を出ていきました。
家の外に回ったロランは、わたくしの部屋の窓のあるあたりからハシゴを掛け
特に臆することもなくすたすたと屋根に上っていきます。
女性にとってこういう時、男性の存在がとても頼もしく思えるものです。
そんなささやかな幸せを感じながら、わたくしはラジオのチューニングを続けました。
するとすぐに、スピーカーからニュースを読み上げるアナウンサーの声が。
「あ、ロラン、ラジオが直りま……」
そう言いかけて部屋の窓に向かって振り返った瞬間……。
わたくしの視界の上から下へ、すっと落ちていくロランの姿が目に飛び込んできました。
そしてわたくしの耳に、ドスッ、と鈍い音が。
「ロ、ロラン……!?」
信じられない事態にとまどいを感じるよりも先に、わたくしの体はすでに
ロランの元へと駆けだしていました。
裸足のまま玄関から表に飛び出たわたくしの目に映ったのは、ロランがうつぶせのまま
身動き一つせず、冷たい土の上に横たわっている姿でした。
「……!!」
わたくしは瞬時に、ロランが屋根の発電芝で足を滑らせ、そのまま落ちてしまったのだと
察しました。
すぐさま側に駆け寄りロランの身を抱きかかえました。が、腕の中のロランは
ぐったりとしたままで、額のあたりから血を流しています。
「……ロラン、しっかりして!! ロラァァァン!!」
それから確かわたくしは、あわてて家の中に駆け戻りビシニティーのソシエさんの所に
電話したと思うのですが……。
あまりにも気が動転していて、そのあとの正確なところまでは思い出せません。
そのあとの事でわたくしが憶えているのは、ソシエさんの家に運び込まれたロランを
医者に診せたあとにわたくしに向かって発せられた、ソシエさんの罵声くらいです。
「あんたが一緒にいながら、どうしてロランがこういうことになっちゃうの!!」
「このままロランの意識が戻らなかったら、あんたどう責任取るつもりなのよ!!」
「あんた月の女王様なんでしょ!月の技術でも何でも使ってロランを助けなさいよ!!」
ソシエさんもかなり動揺したことと思います。本当に返す言葉もありません。
そのあとソシエさんは、お見舞いに来てくれたメシェーさんになだめられながら
自分の部屋に戻っていったようです。
その次にわたくしが記憶しているのは、ロランの眠る側で徹夜で看病しながら迎えた
翌日の朝日の光でした。
ロランの褐色の頭に巻かれた白い包帯が朝日でひときわ強調されるように見え、
痛々しい限りです。
相変わらずロランは目覚めることなく、その姿をベッドに横たえたままででした。
「このままロランの意識が戻らなかったら、わたくしは一体どうすれば……」
医者には命に別状はないと言われたものの、ずっと変化のない彼の姿を見続けていれば
次々と襲いかかってくる不安をかき消すことも難しくなってきます。
そんなわたくしができることと言えば、意識が回復するのをひたすら願うことしか
ありません。
「ロラン、早く目を覚まして、お願いっ……!」
もう何度となく腫らしてきた両目に再びこみ上げてくるものを感じながら、彼の手を
握りしめ、一晩中続けてきた祈りを再び繰り返しました。
すると、わたくしの祈りがようやく天に届いたのでしょうか。
ずっと握っていたロランの手がかすかに動いて……。
「……う、くううっ……」
「!! ロ、ロラン!」
「……ううっ、こ、ここは……」
「ロラン……。やっと目を覚ましてくれたのですね……!」
わたくしは嬉しさのあまり、体を起こしかけていたロランに思わず抱きついてしまいました。
「よかった……。ロラン、ロラン……」
「……あ、いやあの、ちょっと、やめてくださいよ、ええっと……」
「なんです、わたくしの名前を忘れてしまったの? ロラン?・」
「……いえ、その……。すみません、ど、どちら様ですか?」
「……ロラン?」
これが世に言うところの『記憶喪失』というものなのでしょうか。
どうやら本当に、ロランはわたくしの記憶を無くしているようです。
いえ、正確に言うと『ハイム家の長女、キエル・ハイム』の存在を
忘れているようなのです。
当然、わたくしとキエルさんが入れ替わっていることなんて知るよしもないようで。
「……それにしても、ぼくの知っている人にとてもよく似てるんですよ。びっくりしました」
「(だからその本人なんですけど〜)そ、そうなんですか、それならばぜひお会いしたい
ものですわね。おほほほ」
こんなどうにも捕らえどころのない会話をしていると、トントン、とノックの音が。
「どう?ロランの奴、目を覚ま…… あっ、ロラン!?」
「あっ、ソシエお嬢さん!」
「ええっ!?(ソシエさんのことは憶えているの!?)」
そのあとわたくしとソシエさんは、ロランが知っているであろう周りの方達の名前を
それぞれ確認していったのですが…。
やっぱりわたくしの、いやキエルさんの記憶『だけ』が、すっぽりと抜けています。
なんということでしょう……。
「……本当に、わたくしのこの髪型、この顔に全く見覚えがないと」
「ええ、その……。故郷でぼくが知ってる人を連想するばかりで……」
「いい?ロラン、よく聞きなさいよ。あんたは記憶喪失になっちゃったの」
「ええっ、ぼくが……記憶喪失に?」
「そうよ。だから、この人のこと思い出せないのよ。よく知ってるはずなのにね」
と、わたくしの方を指さしながらロランに話すソシエさん。
相変わらず物事をはっきりと言う人ですね……。
「仕方ないから改めて教えるけど、この人はキエル・ハイム。あたしのお姉様。
ルジャーナの大学へ留学してたんだけど、こないだ帰ってきたところなの」
「(ちょ、ちょっとソシエさん!ちゃんと本当のこと言わないと!)」
「(あんたとお姉様が入れ替わってるなんて話したってややこしくなるだけでしょ!?)」
「そうですか、お姉様でいらっしゃったんですか……」
「そ。でね、お姉様ったら体調を崩しちゃって、しばらく大学を休学されてるの」
「……そ、そうなんですよ。ゴホゴホ」
「でさ、ロランはうちの別荘で看病がてらずっとお姉さまのお世話をしていたのよ」
「ええっ、ぼくが?その……キエルさんのお世話を……?」
「そ、そうですよロラン。ロランの作る料理はとてもおいしくて、おかげでだいぶ
病気の方もよくなってきて……。ゴホ」
「おいしいだなんて、そんな……。まぁこちらで十分鍛えさせてもらいましたから」
「……まぁ、その、ナニよ。その料理の腕前と、別荘のいい空気でさ、お姉様の病気を
チャチャっと治しちゃってよ。ロラン」
「わかりました。ではその……改めて、よろしくお願いします。キエルお嬢様」
「えっ、ええ、こちらこそ、よしなにお願いしますね。ロラン」
「よかったわね。キエルお・ね・え・さ・ま!」
バン!とソシエさんに背中を叩かれて、わたくしは本当にゴホゴホとむせ返って
しまいました。
それから3日後。
ロランの怪我の具合がよくなったのを見計らって、わたくしとロランは再び
本来の住まいであるログハウスに戻ることにしました。
今日は珍しくソシエさんがモビールを運転して、家まで送って下さいます。
あれからロランは記憶が戻らないままで、今ここに初めて来るかのようなそぶりで
車の窓から外の景色をきょろきょろと見ています。
そんなロランの姿をみて、ふぅ、とため息を漏らすわたくし。するとロランが、
「キエルお嬢さん、気分が優れないようですね。大丈夫ですか?」
記憶を無くす前と同じように気を遣ってくれるのですけれど、その気遣いはあくまで
『キエルさん』に向けられたもの。ディアナ・ソレルのわたくしにではありません。
ですからわたくしも、ええ、少し、とか言ってその場をしのぐほか手だてがないのです。
今後わたくしは、愛するロランの前でも『キエル・ハイム』として暮らさなければ
ならないのですね……。
そう思うと、ますます憂鬱な気分になってきます。ふぅ……。
車はやがて、久方ぶりの我が家に到着しました。
3日前に干して出しっぱなしの乾ききった洗濯物が風に揺られています。
車のトランクから少ない荷物を取り出し、家の玄関の方に向かい始めたとき
ソシエさんがぽつりと一言。
「じゃ、あたしもう帰るから」
「えっ、もう帰るんですか?お茶でも出しますよ(ロランが)」
「あたしが家にいないと、お母様がすぐに心配しちゃうから……。
それじゃ、あとはよろしくね。『キエルお姉様』!」
と、挨拶もそこそこに一人ソシエさんは車に乗ってさっさと帰ってしまいました。
いつもならソシエさんが家に来たときはあれやこれやとわたくしとロランの恋路を邪魔をするのに
今日はやけにあっさりと帰りましたね……。
そして、キエル・ハイムのわたくしとロランとの生活が、再開されました。
ロランは毎日、わたくしたち二人のためにおいしい食事を作ってくれます。
ロランは毎日、炊事や洗濯、薪割りや掃除と、てきぱきと家事をこなしてくれます。
ロランは毎日、わたくしの話し相手や、チェスの対戦相手になってくれます。
……ロランは毎日、わたくしのことを『キエルお嬢様』と呼びます。
ロランの記憶は未だ失われたままの状態で、一向に回復する様子はありませんでした。
それでも、わたくしは以前よりもロランにやさしく、時々甘えて見せたりもして
再びこの手に戻ってきた幸せな生活を満喫しようと心がけました。
戻ってきたばかりの時はわたくしとの関係に少々とまどいを感じることが多いようだった
ロランも、最近はすっかりわたくしに親しみを感じてくれているようです。
そんな中、ソシエさんが何度かロランの様子を見に家へ来ることがありました。
「どう?ロランの記憶、元通りになった?」
「それがまだ戻らないみたいで……。相変わらず、ここではわたくしはキエル・ハイムですよ」
「ふうん、そうなんだ……」
なんだかソシエさんは、この現状をただ確認しに来ているだけのように思えるのですが。
話だけ聞いたらまたさっさと帰ってしまいますし。一体彼女は何を考えているのでしょう?
……ともかく、ロランのわたくしに対する呼び方が代わった以外はいつも通りの、
二人の穏やかで平和な日々が数週間ほど続きました。
それは、ある朝のことでした。
朝食後、いつものように自分の部屋でラジオのニュースを聞いていましたら、
トントン、とドアの向こうでノックの音。
「キエルさん、お茶をお持ちしました」
「鍵ならあいていますよ。どうぞ」
わたくしの意識がラジオのニュースのほうに向いたまま、ロランの持ってきた
紅茶のほうに目をやると……なぜか、その紅茶が見あたりません。
その時、ロランはなにも持たず、手ぶらでわたくしの側に立っておりました。
「……ロラン? お茶をどこに置いたのです?」
ラジオのニュースへの意識がとぎれたわたくしは、そう訪ねながら、ロランの顔の方に
目を移しました。
…その時のロランの『眼』は、わたくしの脳裏に焼き付いて未だ忘れることができません。
わたくしに向けられていたロランの視線は、今までに見たことのないような、とても熱く、
ギラギラとしたものでした。
お茶を持ってきたといい部屋に入ってきたロランが、なぜ当のお茶を持っていないのか
不思議に思い、椅子から立ち上がりながら再び彼に訪ねました。
「ロラン?お茶を持ってきたのではないので……」
しかしわたくしの質問は、ロランの突然の口づけによって遮られました。
「ん゛─────!!」
重なり合った唇を分け入って、わたくしの口内にロランの舌がぐいぐいと押し寄せ
それを避けようとするわたくしの舌を執拗に追いかけ、絡みつき捕獲しました。
信じられないロランの行為に戸惑うと同時に全身に押し寄せる、電撃のような感覚。
わたくしの思考は瞬時にストップしてしまいました。
やがてわたくしの舌を押さえつけていたロランの舌は離れ、同時にロランの唇は
わたくしの頬へ、そして喉元へと流れるように移動していきます。
「─────!!(ロラン、いったい何を……!!)」
全身を駆けめぐる恐怖と動揺で、わたくしの発そうとした拒絶の言葉は喉から出ることなく
ただ口がぱくぱくと、人形のように無音のまま動くだけです。
そしてロランはわたくしの両手首を片手で巧みに押さえつけ、もう一方の片手はわたくしの腰を
抱えるようにまさぐりながら、その体のバランスをわざと崩し、わたくしの体を道連れにして
傍らのベッドに倒れ込みました。
立っていたときには重力に従って真っ直ぐに垂れていたわたくしの髪は、今はベッドの上で
四方八方にだらしなく広がっています。
そんなことにかまう様子もなく、ロランはわたくしの体をむさぼるように愛撫し続けます。
わたくしが体をくねらせそのロランの行動から逃げようとしても、覆い被さるロランの体が
しっかりと押さえつけて離しません。
腰に回っていたロランの左手はいつの間にかわたくしの胸元に掛かろうとしていました。
その動きにますます危機感が強くなり、声にならない声をなんとか振り絞って、
わたくしは再び拒絶の言葉を発そうと試みました。
「……い、いやっ!! やめてっ!!」
ぴくっ、とその言葉に反応したかと思うと、ロランはその状態のまま動きを止め、
少し息を荒げながらわたくしの方に顔を上げました。
彼の瞳はいつものロランの優しい光ではなく、野獣のような鋭い光を伴っています。
突然のロランの変貌ぶりにかなり臆しながらも、わたくしは続けました。
「な、なにを……いきなりなにをするのです、ロラン!」
ロランは妙に落ち着き払って、予想しえないような返答をわたくしに突きつけました。
「なにを……? 変なことを言いますね、キエルさんは」
「!?」
「だって、おかしいじゃないですか。これを見てくださいよ」
ロランは右手でわたくしの左手を取り、その薬指にはめてある指輪とロラン自身の着けている
左手の指輪を、わたくしの顔面へぐいと寄せ付けました。
二人の揃いの指輪が、わたくしの視界一杯に飛び込んできます。
「こないだぼくは気付いたんですよ。ぼくとキエルさんが同じ指輪を付けていることにね。
そして不思議に思ったんです。主人と使用人の関係のぼくたちが、どうして同じ指輪を
してるんだろうって」
「そ、それは……」
「だいたい、若い二人がこんな山奥で二人っきりの生活してたんです。こういう関係に
なっていたと考えるのは、当然じゃないですか」
「……ロラン、違う、違うんです!」
「違うって言うんなら、この指輪はいったい何なんですよ!」
「…………」
「キエルさん、ぼくたちがただならない関係だったと気付いたときには、ぼくはもう
我慢できなくなってたんですよ。ねぇいいでしょう?キエルさん、ぼくは、ぼくは……!」
わたくしとの関係を激しく誤解しているロランは再びわたくしに覆い被さり
自分の発した言葉を自ら遮るようにして唇を重ねてきました。
そしてすぐにわたくしの胸元へ、そして服の上から乳房へとその唇を移してきました。
「キエルさん、キエルさんっ……!!」
<<違う!!わたくしはキエル・ハイムではない!!>>
激しい拒絶反応のような感情が自分の心に出現した瞬間、わたくしはありったけの力を込めて
ロランの肩を突き飛ばしていました。
「いい加減になさい、ロラン!! わたくしはディアナ・ソレルなのですよ!!」
上半身を後ろにのけぞらされたロランは、わたくしの発した言葉にかなり動揺した様子で
ただ唖然として、空虚な瞳でわたくしを見つめていました。
「ど、どうして……キエルさんがディアナ様の事を……!?」
キエル・ハイムのわたくしからまさかディアナ・ソレルの名を聞く事になるとは
思ってもみなかったのでしょう、その声は明らかに震えていました。
「……あなたは!ディアナ・ソレルの命を受けて、先発環境調査員としてこの地球に
降り立ったのですよ!そしてターンエーを見つけ、ディアナカウンターから地球の人たちを
守り、そしてわたくしと共に月に行き、ギンガナムの暴走を勇敢にも止めたのでは
なかったのですか!!」
わたくしもなぜこんな事を口走ったのかよく憶えていないのですが、ともかくわたくしは
ロランを正気にさせようと、その時思ったことを一生懸命口に出すだけでした。
「……そ、そんな、あなたは一体……!?」
「そしてわたくしとキエルさんが再び入れ替わり、キエルさんが月に女王として戻り
ディアナのわたくしがロランと一緒に余生を過ごすことにしたのです!
ロラン!あなたがその時くれたのがこの指輪なのですよ!まさかこのようなことまで
あなたは忘れてしまったのですかっ……!!」
わたくしの左手の甲をロランに向かってつきだした格好で、両目からは涙がポロポロと
頬をつたいベッドに落ちていきます。
ロランは虚ろな目でわたくしの指輪と自分の左手の指輪を交互に見ながらつぶやきました。
「……そうだ、この指輪はディアナ様が働いてぼくにくれた……あ、頭がっ……!!」
急にロランは苦しそうに頭を抱え、ヨロヨロとベッドから降りて立ち上がりました。
「ぼ、ぼくはディアナ様になにを……ま、まさか!」
その時ロランの目には、服を乱されあられもない姿で直前までベッドに組み臥されていた
わたくしの姿が映っていたようでした。
「ああっ、ぼくはディアナ様になんてことをっ……! う、うわあああああああああ!!」
ロランは大声で叫びながら一目散にわたくしの部屋から飛び出していき、玄関から
目の前に広がる湖の方に向かって駆けていきました。
「ロ、ロラン!!」
わたくしもロランが突然出ていってしまったことに驚き、あわてて彼を追いかけました。
裸足のまま玄関から表に飛び出たわたくしの目に映ったのは、ロランが何か叫びながら
湖の中に水をかき分け入っていく姿でした。
「や、やめて!!戻ってきて!!ロラアァァァン!!」
水の上でもがいていたロランの姿がその時、急に湖の中に引き込まれるように消えました。
深みにはまってしまったのでしょうか。
わたくしはそのまま無意識の内に湖に飛び込んでいき、ロランを助けようと
彼の姿を見失ったあたりまで進んでいきました。春の水の温度はまだまだ低く
その冷たさに思わず気を失いそうになりながらも、ロランの身を抱え上げ、岸に向かって
来た道を戻りました。
屋根から落ちたときのように気絶してピクリとも動かないロランを岸に残し、水を吸って
すっかり重くなった服と髪を引きずりながらわたくしは家に戻って、這々の体で何とか
ソシエさんに救いの電話を入れて……。
そこでわたくしも気絶してしまったのでしょうか。あとのことが記憶にありません。
ふと目を覚ますと、わたくしは暖かいベッドの中で横になっているのに気付きました。
ロランが屋根から落ちたときと同じように、またソシエさんの家に担ぎ込まれたようです。
今度はロランに加えてわたくしも、ということなんでしょうけど。
「よかった……。気が付いたのね」
わたくしの目の前には、安堵しきった様子のソシエさんの姿がありました。
しかしソシエさんの表情はすぐに険しいものへと変化しました。
「全く、今度は一体なんだってのよ!ロランが湖で倒れてると思えばあんたまでびしょ濡れで
家の中で倒れてるんだもん。無理心中でもしたっていうわけ?。ほんとにもう……!」
「ごめんなさい、ソシエさん。実は……」
わたくしは先ほど起こっていたロランとの出来事を、包み隠さずソシエさんに伝えました。
「……そ、そう、ロランがあんたにそんなことを……はは、ははははは」
ソシエさんはその時、なぜか乾いた笑いを浮かべるのでした。
「そっか、あたしのカンは的はずれだったんだ……。バカね、あたしって」
「……どういうことですの?」
「屋根から落ちたロランが目を覚ましたあと、あたし、本当のこと言わなかったでしょ。
あれね、半分は話をややこしくならないようにするためだったんだけど、半分は
『キエルお姉様』が相手ならロランはなにもしてこないだろうって思ったのよ」
「…………」
「ロランは『ディアナ様』が好きなんだから、そのディアナ様の存在がなくなれば
あんたとは結ばれることはないだろうって。瞬間的にだったけど、そう思いついたの」
「そう、それでわたくしのことを……」
「でも、まさかその『キエルお姉様』をむりやり襲っちゃうなんて、想像もしてなかったわよ。
……全くかわいい顔しちゃってさ。やるときはやるんだ、こいつ」
ソシエさんはひとりごちて、傍らでわたくしと同じく横のベッドで静かに眠っている
ロランの鼻先をびん、と指で弾きました。ロランは相変わらず深い眠りについています。
「……ロランは大丈夫なんでしょうか?」
「さぁ? 医者にはちゃんと診せてあるし、大丈夫だって聞いてるけどね」
ソシエさんは椅子から立ち上がり、部屋のドアに手をかけました。
「でもあんたさ、もうちょっとロランのこと大事にしてあげなよ。このままじゃロランが
かわいそうだよ」
「わたくしが至らないばかりに……どうもすみません」
「あたしに謝っても仕方ないじゃない……。こっちこそ、辛い思いさせてごめんね、
『ディアナ様』」
そういって、静かにソシエさんは部屋を出ていきました。
わたくしは傍らで眠るロランの顔を見ながら、混乱していた自分の気持ちを整理しました。
────ロランはわたくしとの生活の中で、あれほどまでの欲望を一人で抱え込んでいた
のですね。
そしてその対象が地球の一市民であるキエルさんであったために暴走してしまったと。
それにしても、ロランにあんな一面があったなんて……。
もし、ディアナとしてのわたくしが対象であったならば、その欲望はここまで大きく
なっていたのだろうか、それとも押さえつけられたままだったのか……。
ロランが記憶を無くす以前の二人の生活を考えると、やはり『月の女王ディアナ・ソレル』
の存在が大きく二人の間に割って入っている、ということなのでしょうか。
なにせ、わたくしがロランに指輪をプレゼントしたときも、かなりいい感じになったとはいえ
結局のところは『何もなかった』のだから……
考えれば考えるほどどんどんわからなくなっていく気がして、わたくしは再びロランの顔を
じっと見つめました。
「ロラン、本当はわたくしのことをどう思っているの……?」
そんなわたくしの問いかけが耳に届いたのでしょうか、ロランが低いうめき声を上げました。
「……う、くううっ……」
「ロ、ロラン!」
「……ううっ、こ、ここは……。あれっ、ディアナ様?」
「ロラン……。気が付いたのですね……」
「そうだ、ぼくは屋根から落ちて……ディアナ様、ラジオは直りましたか?」
今度は、ロランはちょうど屋根から落ちたあとの記憶を無くしているようでした。
ということは、わたくしに襲いかかってきたことも……?
「ここ、ソシエさんの家ですよね。どうしてディアナ様まで横になっているんです?」
「えっ、あ、あの、あなたを助け起こそうとしたときにわたくしも倒れてしまって、
頭を打って気絶してしまったみたいで……。なんとも恥ずかしい限りです」
「ええっ、そうだったんですか?どうもご迷惑をおかけしてすみません。ディアナ様」
「いえいえ、いいんですよ、ロラン……」
今度はソシエさんに代わって、わたくしが真実を伝えない羽目になりました。
翌日。
一晩ソシエさんの家にそのまま泊めてもらって、すっかり回復したわたくしとロランは
再びソシエさんの車の運転で、我が家のログハウスに戻りました。
ソシエさんは昨晩から何度も昨日あったことをロランに伝えようとしたのですが
その度にわたくしは止めていました。たとえ伝えたところで、わたくしとロランの関係が
気まずいものになってしまうのが明白だったからです。
「(ねえディアナ様、ほんとに何も言わないでいいの?)」
「(ええ、その方がわたくしとロランのためになると思いますから)」
「あれっ、二人で何ひそひそ話してるんです?気になるなぁ」
「「な、なんでもないわよ、ロラン」」
家で3人囲んで休憩のお茶をいただいたあと、ソシエさんは自宅の方に戻られました。
その車を玄関で見送るわたくしとロラン。車が見えなくなってから、わたくしはふと
横に立っているロランに尋ねました。
「ねぇ、ロラン。あなた、男の子ですわよね」
「? ええ、そうですけど……それが何か?」
「男の人は、一つ屋根の下で一緒に暮らしている女の人がいれば、やはりその人と
仲良くなろうと思うものなのかしら」
ロランは急に顔を赤くして、頬をぽりぽりと照れくさそうに掻きながら答えました。
「そ、そりゃあ……た、たぶん、そう思うと思います」
「そうですか……。ごめんなさい、変なことを聞いてしまって。少し部屋で一人にさせて
下さい」
そう言って、ロランを残し自室の方に戻りました。
部屋に一人入ったわたくしはおもむろにデスクの上に置いてあるラジオのスイッチを入れ、
しばし午後のニュースを聞いていました。
しかしいつの間にか、わたくしの意識はニュースの内容とは別のところに行っていました。
────もしロランがあの時のように、己の欲望に任せて再びわたくしを襲ってくるような
ことがあれば、それがディアナ・ソレルであるわたくしに向けられたものであるのなら、
そのまま受け入れてあげよう。
わたくしにはなにも拒む理由などないのだから。
それがたとえ、わたくしにとって非常に暴力的なものであったとしても。
ラジオから流れるニュースの声は、もはやわたくしの耳には届いていませんでした。
ロラン、『その時』はどうか、よしなに。
すんません。完全にスレッドレイプ状態ですな。
以後このような長文は自粛します……
おまけに途中で1レス上げ損なったし。
(読んでみたら何とか繋がってるので、もうほっときます)
あとエロを期待した人、スマソ(;´Д`)
つーことで、次回はあるのかな、疲れたyo……。
またよしなに。
>>347さん お疲れ様
早く続きが読みたくて何回もリロードしちゃったよ(・∀・)
でも1レスが気になって仕方なかったりする・・・
また元気回復したら次回作もよしなにです。
職人さんマンセー
「キエルお嬢さん」
「……え、は、はい、なんです、ロラン」
「ぼく、こんな家に住んでたんですか……」
「ええ、そうですよ。……何かご不満でも?」
「あ、いえ、そんなんじゃないんです。その、なんていうか……。
こんないい家で、キエルお嬢様と二人で暮らしていたなんて、なんだかもったいなくて
バチが当たっちゃいそうだなって思って」
「ロラン……うふっ、うふふふ……あはははは」
「え、なんか変なこといいました?ぼく」
「いえいえ、なんだかロランらしいなぁって……くくくくく」
「? 変なことを言いますね、キエルお嬢様は」
さっきのロランの一言で、それまでわたくしの心に架かっていた暗雲が急に晴れて、光が差し込んで
きたように感じました。
記憶を無くしてしまったとはいえ、ロランはやはり、ロランでありました。
「さ、とにかく中に入りましょう。すぐにお茶をお入れしますので」
「ありがとう、ロラン。よしなに」
あの時の会話の成り行きで、わたくしは正真正銘キエルさんになってしまったのですが
それ以外はロランが屋根から落ちる以前の、この家での平和で穏やかな暮らしに戻れるわけですから
それくらいは我慢するしかありません。
むしろこうしてロランが無事元気になってくれただけでもありがたいことなのだから、と
わたくしは自分に言い聞かせました。
--------
もったいなのでやっぱりうp(w
>>719の次がこれになります。
>>735 ワーイ ありがとう
また苦しくならない程度に頑張ってね。
>347さんありがとう!
ぜひ次もよろしく〜。お疲れさまでした。
好きすぎて手が出せないのか〜。ロランも心にいろいろ事情があるのですな。
347たんはこんなものを一発投稿しようとしてたのかよ(;´Д`)
347氏、乙です。
これからも大いに期待しとります。
なにとぞ、よしなに。
347さんありがちゅー!
そしてお疲れ様でした。
わーい 萌え萌えちゅー!
ブッ倒れない程でよしなに。
みなさま、こんにちは。ディアナ・ソレルです。
今日はロランが海に行こうと言い出したので、海に来ています。
しかしひとつ問題が起きまして、ロランとふたりっきりならよかったのですが、
なぜかソシエさんがこの話しを嗅ぎ付けてまして(彼女はニュータイプでしょうか?)
メシェーさん、ジャニーズ君(メシェーさんの彼氏です。本名は存じません。)
と一緒に憑いてきてしまいました。・・・鬱です。
メ「あれー?ディアナさん、まだ着替えてないの?」
ソ「さっきからブツブツ言いながら、なにしてんのよ!?」
デ「いえ・・・ちょっと探しものを・・・
おかしいですね、たしかにカバンに入れたのに・・・
これでもない・・・あれでもない・・・・」
ソ「だいたい、海水浴になんでカバンいっぱい荷物持ってくるのよ!!」
メ「どれどれ・・・髪をまとめるクリームに酸素吸入器、
ミリシャの缶詰にベーコン、それに赤メガネか。
うわー、まだまだいっぱい入ってるんだー」
ソ「ばっかみたい!海水浴に必要無いものばっかりじゃない」
デ「・・・そうでしょうか?昔から備えあれば憂いなしと言いますし・・・
うーんおかしいですね、たしかに入れたのに・・・(がさごそ)」
ソ「んもうっ!!つきあってらんないわ!!メシェー、いくわよ!!」
メ「あっソシエ!・・・じゃあディアナさん、はやく着替えておいでよ。」
デ「はっはい。よしなに・・・(´・ω・`)ショボーン 」
ソ「ロラン、ジャニーズ君おまたせー」
ジ「メシェー!おそいよー!!」
メ「ゴメンゴメン。あとでキスしてやるからさ、怒んないでよ。ねっ」
ジ「・・・そりゃしたいけど・・・」
ロ「そっそんなことより、ディアナ様はご一緒じゃないんですか?」
ソ「なんか荷物をがさごそやってたわ。もうしばらくかかるんじゃない?」
ロ「そうですか。じゃあ僕がディアナ様をお待ちしてますので、
どうぞみなさんはお先に海で入っていてください」
メ「そう?わるいわね。・・・ジャニーズ行こっ!」 ジ「うん!!」
ソ「・・・・・・・・・・」
ロ「あのー、ソシエお嬢さんもどうぞお先に」
ソ「・・・ロランひとりで待たせたらかわいそうでしょ。
あたしもいっしょに待つわ」
ロ「そんな・・・僕なんかに気をつかっていただかなくても・・・」
ソ「うるさい!あたしが待つったら待つの!!
・・・・・・・・・・・・鈍感(ボソッ)」
ロ「えっ?」
ソ「なんでもない。・・・・・・それよりさロラン、どう?この水着?」
ttp://www.geocities.co.jp/AnimeComic-Tone/7558/e/sosie.jpg
デ「ないっないっないっ(T_T)!!確かに入れたのに!!!!」
大変です。あれがないと、わたくしの水中での機動力は
通常の3倍は落ち込んでしまいます。
というか、下手したら氏んでしまうかもしれません。
そんな大事なものは入れ忘れて、なんでこんな赤メガネを
しっかり持ってきているのでしょう。わたくしのバカバカバカ!!
・・・ハァハァ、ここで取り乱していても、しかたがないですね。
ロランがまってるかもしれませんし、とりあえず着替えましょう。
はーぁ・・・ロランといっしょにお魚になりたかったです・・・・・・ん?
・・・・・・これはっ(゚∀゚)!!!!あった!!!ありましたよ!!!!
そういえば水着といっしょに分けて入れてました。
あぁっよかった!!これでお魚になれます。
まっててねロラン。今、行きますよー!!
ロ「とってもお似合いですよ。ソシエお嬢さん」
ソ「似合う?うれしいなぁ。ありがとー!!!
ちゃんと着こなせてるか心配だったの」
ロ「ソシエお嬢さんはとっても可愛いですから、
きっとどんな水着でも着こなせますよ」
ソ「えっ・・・可愛い?あたしが?」
ロ「はい。とっても」
ソ「バカ・・・・・・(ポッ)」
ロ「・・・?」
ソ「・・・ねっねえロラン」
ロ「はい?」
ソ「あのさ・・・今度さ・・・その・・・ふたりで・・・」
デ「ロラーン!!!おまたせしましたーーーー!!」
ロ「ディアナ様?」 ソ「・・・チッ」
デ「はぁはぁ・・・どうもおまたせして・・ハァハァ
・・・申し訳ありません・・・ハァハァ」
ロ「・・・・・・ゆっユニバース(ボッキーン)」 ソ「・・・・・ ( ゚д゚)」
デ「え?」
ttp://www.geocities.co.jp/AnimeComic-Tone/7558/e/dia.jpg
ソ「ちょっと!ディアナさん、あなた恥ずかしくないの!?」
デ「はぁ、そう言われましても、わたくし泳ぎが苦手でして
この浮き輪がないとお魚になれないんですよ」
ソ「ちがう!!浮き輪じゃなくて、その水着!!」
デ「水着?」
ソ「そんなに肌を露出してっ・・・慎みがなさすぎるわ!」
デ「そうでしょうか?月の水着の中では
まだ控えめなほうですよ。ねぇロラン?」
ロ「ハッハイ!?なななななんでしょうか(///)」
ソ「ロラン?」
デ「ロラン、どうしたのですか?」
ロ「いいいいえっべべべつにどうもしてませんよ(///)」
デ「ロラン、お腹の具合でも悪いのですか?わたくし、カバンに
正露丸を入れているので、さしあげましょうか?」
ソ「へー、ディアナさんっていっつも正露丸を持ち歩いてるんだ(藁」
デ「・・・備えあれば、ですよ。ソシエさんも飲みます?」
ソ「いりません!!」
ロ「ぼぼぼっぼくは大丈夫ですから(///)」
デ「大丈夫ではありません。顔も真っ赤にして。
とにかくちょっとお腹をわたくしにお見せなさい」
ロ「あわぁぁあーーーっ!!しっ失礼します!!!!!」
ダダダダダダダッーーーーーーーーー
デ「・・・・・・・ロラン、どうしちゃったんでしょう?」
ソ「しっ知らないわよ!!(・・・・・・このおんな天然なの?)」
パンダ目の女「おどろいたねー。あんたが急に海に行こうなんて
言い出すから、なにかあるとは思ったけど、
まさか、あの子がいるとはねー。
なぁ、どんな仕掛けをしたんだい?」
褐色肌の男「・・・私はそれほど策士ではないよ。フフフ」
つづく?
749 :
通常の名無しさんの3倍:02/03/29 16:46 ID:FBDGp3MA
水着ディアナ様萌え〜。イラスト見て更に萌え〜。
>>742-748 挿絵もついてて(・∀・)イイ!
水着ディアナ様マンセー
続きも是非よしなに。
そのイラスト、どっかで見たようなタッチだなー。
挿絵付きとはやるなぁ。ъ( ゚ー^)グッジョブ!
おかげでありがたく萌えさせてもらいました。
浮き輪の金魚柄はワロタ
そいえば挿絵ページのトップに…… ゴニョゴニョ
あ・・・もしかして首吊りさん?
754 :
748:02/03/30 01:48 ID:???
>>753 ちがいますよ。別人っす。
今日は1日ヒマだったんで書いてみました。
駄文スマソ。
それから、首吊りさんの作品はすばらしすぎです。
首吊りさん新作まってます。
挿絵マンセー!イケイケディアナ様も(・∀・)イイ!
>>748さん
最萌2次予選で
3週間かけてディアナ様の絵を…と言って
とりあえず30分で絵を書いてみせた方では。
違ったらごめんなさい。
今日はキエルさんからのお手紙と一緒に贈り物も届けられました。
「ディアナ様、なんです?それ。」
「これは私の好きなコニャックというお酒ですよ。ロランも一緒に今晩飲みましょうね。」
その夜の事はあまり覚えていません。というか全然覚えてないのです。ロランが意外
とお酒が強くて、わたくしがムキになって、気が付いたらいつもと同じようにベットの上で
目覚めました。
ロランもいつもと同じように朝ごはんを作っていましたが、わたくしが「おはよう」と挨拶
すると、気恥ずかしそうに目を伏せて返してきました。
でも機嫌は良さそうなのでハリーにしていたような酷い事はしてませんね、多分。
今日はディアナ様と一緒にお酒を飲んだ。
ディアナ様は初め女王のお仕事を終えた後にこのコニャックを飲んでいた
事なんかを話して調子よく飲んでいたけれども、3杯も飲むとグデングデンに
なられた。僕がディアナ様を寝室まで運んでいって、ベットに寝かせようとした
らディアナ様はいきなり僕に抱きついてきて、
「ロラン〜、好きです、愛してます〜」
と呪文のように何度も連呼された。
僕は驚いてディアナ様の顔を覗き込んだが、ディアナ様は赤い顔をしてスゥー
スゥー眠っていらした。
でも次の日にはディアナ様はいつもと変わらない様子だったし、あれは
なんだったのろう。
よっぱらったディアナ様にかなり萌え。
どうもツボっぽいな・・・
つーかロラン、いいかげんに気づけーw
そろそろageる?
>>757 あたりです。
やっぱ雑さでわかっちゃいました?
あのときはおつかれさまです。
>>762 いや、すばらしい萌え絵です。
今日の夜からの戦いもよしなに。
408は下がりすぎ。
一度上げるよ。
>>準々決勝929さん
あっちゅーまにスレが流れていったので、この場を借りて御礼。
いつも萌える絵をありがとうございます〜〜。
勝手に永久保存版とさせていただきます。
絵が描ける人って羨まスィ……
ではよしなに。
ピカッ!ゴロゴロ・・・・・・
(((((゜д゜;)))))ブルブルガクガク
こ・・・怖い。昼間はあんなにいい天気だったのに。季節の変わり目にはお天気が
崩れやすいと言いますけど、わたくしやはり雷は苦手です。でもロランなら地球歴
長いですし、雷も大丈夫ですよね。ロランの所にいって一緒に寝てもらうのが一番
ですね。
ドアを開けると毛布を被ってブルブル震えているロランがいました。
「ディアナ様、僕雷大嫌いなんです。一緒に寝てくれませんか?」
その夜ロランとわたくしは二人で一緒にブルブル震えていました。
>>766 最萌投票で書けませんでしたが
ちゃんと読んでますよ(w
くれぐれも連邦の新兵器には気を付けて、お二人さん。
769 :
悩み相談(笑):02/04/01 22:59 ID:fcuUmhCI
あたしことメリーベルは今、グエンと行動を共にしている。
本編後の特赦や裏取引で御曹司の立場を何とか取り戻したグエンは
そこそこうまくやっている。でも、困ったことが一つある。
毎夜、グエンは一人で繭玉に行き、素っ裸になって繭玉に大の字でしがみつき、
「おーいローラ、早く繭から出て来ーい!
私の側はサイコーだぞー!うふふう」
初めて見たとき、流石のあたしもぞっとした(壊れてるヨ...こいつ)
繭の中でギムが「黙れである!このホモ!」と叫ぶと、
「そこかぁ?ローラあ」と繭に穴をあけようとし、最後にギムが「やめてえー!!」と
悲鳴上げたときには、あたし思わず耳をふさいだ。恐ろしい。
あたしはどーしたらいーんだろう?
>>769 それではわたくしディアナ・ソレルが、貴方の悩みにお応え致しましょう。
では…… えい!やぁ!たぁっ!! (←気合いを入れています)
『――ラインフォード グエン と ガジット メリーベル の相性判断
結婚前
性格面□ じっくり信頼を深めていく関係。いろいろあるけど乗り越えて。
恋愛縁△ 気持ちのカラ回りに注意。相手に合わせることも必要です。
結婚縁× 縁がありません。
結婚後
夫婦愛□ 縁はあります。お互いの努力次第です。
夫婦縁○ 良い相性です。
恋愛縁(2人は恋人になるか)
彼 の気持ちは、彼女の、どこともつながっていません。
彼女の気持ちは、彼 の、人生 面とつながっています。
結婚縁(2人は結婚するか)
彼 の結婚縁は、彼女の、どこともつながっていません。
彼女の結婚縁は、彼 の、どこともつながっていません。
夫婦愛(結婚後の2人の愛情)
彼 の愛情 は、彼女の、どこともつながっていません。
彼女の愛情 は、彼 の、生活 面とつながっています。
夫婦縁(2人は夫婦でいられるか)
彼 の夫婦縁は、彼女の、性格、宿縁 面とつながっています。
彼女の夫婦縁は、彼 の、本能 面とつながっています。
最後に、sage忘れにはくれぐれも注意――』
……こんなのが出ましたけれど?
「誰が姓名判断やれって言ったのさ、この楽隠居ボケボケ女王!
しかもいちいち内容当たってるし!」
>>769 スデニハイジントカシテイルーーーー!(w <グエン
いったい何がきっかけだったのかは忘れてしまったけど、
あたしがグエンの御曹司に酷い事をされてから、
あいつにいちいち逆らえない身体にされてしまったのは確かだ。
あいつと来たら、1日中ローラ、ローラとうるさいホモ野郎なのに、
女だってそれなりに抱いてみせる典型的な御曹司なわけで、
なんだかんだであたしもズルズル着いて行ってしまっている。
闘いの下手なギンガナムが、刀さえ振り回していれば満足する健康馬鹿だったから、
男と言う物がどんな生き物なのかをあたしに教えたのはあいつなんだけれど、
そんな事で結局丸め込まれてしまっている自分には腹が立って仕方ない。
でも、あいつはあれで結構よくやっているし、(時々だけれど)こんな自分の境遇も
それほど悪くないと思ってしまう瞬間があったりするのも事実だ。
無論、ひねくれ者のあたしは(悪かったな)いちいちそれを屈辱に思ったりもして、
複雑なものがあったりもするけれど、女としての自分が満足してもいるのは確かだ。
それはそれとしても、グエンの御曹司のあの性癖だけは、
幾らなんでもそろそろ何とかならないものかと思う。
女のプライドはこの際度外視するとしても、世間体と言うものがあるからだ。
せっかく、うやむやのうちに御曹司という立場を取り戻したのだから、
しばらくはおとなしくしていればいいものを、
あいつときたら寝てもさめてもローラ、ローラとうるさいったらありゃしない。
先日も、酔っ払って帰って来たグエンが寝ていたあたしを叩き起こし、
朝まで散々好き放題やっておきながら、最後に呼んだ名前がローラだった時は
本気でブチ殺してやろうかとも思った。
おかげであれ以来、クッションのない椅子に座る事が出来ないくらいに尻が痛い。
そこに来て、全裸で繭にたかるあいつの姿を見てしまっては、
流石に見放したくもなるのが人情だろうし、誰もあたしを責められないだろう。
それでも、ギンガナムの戦馬鹿が悶え苦しむ様子を見るのは嫌ではないし、
月に居た頃から出遭う男が皆そろいもそろってろくでもなかったから、
(潰れて死んだパンダとか)これでもまだマシだと思えてしまう。
悲観的になっても仕方ないけど、とりあえず、あの悪い癖だけを何とかすれば、
あたしの人生も随分違ったものになるのだろうが…。
腹いせにローラ・ローラとディアナ似の女をからかいに行ってやるか。
やべぇ、メリーたん萌えだ…
つか、メリーたんはいろんな意味でムーミソのミーたんに似ている
嫌がらせされてぇ…
みなさん、こんにちは。ディアナ・ソレルです。
今日はロラン達と海に来ているのですが、
どうも、ロランはおなかの調子をくずしてしまったようで
あわててお手洗いに駆けて行ってしまいました。
ロラン、はやくもどってきてくださいまし。
はやくいっしょに魚になりましょうね。よしなに。
ロ「ハァハァ・・・ハァ・・。
・・・困っちゃったな、ディアナさまを
まともにみることが出来ないや・・・」
褐色の男「ローラ!!ローラじゃないか!!!!!!!(゚∀゚)」
ロ「え?・・・・・・」
ttp://www.geocities.co.jp/AnimeComic-Tone/7558/e/gu.jpg ↑(心臓の悪いかたは見ないでください)
ロ「グエン様!!そっそれにメリーベルさんまで!?((((;゚Д゚))))ガクガクブルブル」
メリ「ロラン・セアック・・・ひさしぶりだねぇ」
グ「まさか、こんなところで再会できるなんて・・・
ローラ、運命を感じないか?」
ロ「そっそうですね・・・ハハ・・・((((;゚Д゚))))ガクガクブルブル」
グ「ローラ・・・(ポッ)」
ロ「ハハ・・・ハハハ・・・((((;゚Д゚))))ガクガクブルブル」
グ「・・・・・・・・」
メリ(あーもう!!!じれったいね、このボンボンは!!
策略を考えるだけで、実行が下手なグエン・ラインフォード!!
あたしが盛り上げてあげるよーーーッ!!!!!!)
メリ「そうだ、ボンボン。ムーンレイスの再会の挨拶を教えてあげるよ」
グ「再会の挨拶?なんだそれは?」
ロ「・・・?」
メリ「ムーンレイスはさ、ひさしぶりに親しい奴と再会したときは
ユニバース!!って叫んで熱い抱擁を交わすのが
正しい挨拶のしかたなのさ。やってみなよ」
グ「ほう、そうなのか?ずいぶん激しい挨拶なんだな(///)
・・・しかし、お互いの文化を尊重しないといけないし、
抱擁は恥ずかしいのだが、ここは私がムーンレイスのローラにあわせよう」
ロ「グッグエン様!!なにを言ってるんですか?
僕はそんな挨拶したことないですよ!!!」
メリ「あんたさー、ムーンレイスなんだろ?
こんな常識もしらないで環境調査員になったのかい?
じぶんの故郷の文化も知らないなんて
これじゃ、ムーンレイスの恥さらしじゃないか!」
ロ「そっそんなこといわれても」
グ「まぁまぁ、メリーベル嬢。無知は罪ではないのです。
無知ならば、これから学んでいけばいいだけのことなのですから」
メリ「・・・そうだね。ボンボンの言うとうりだ。
ロラン・セアック、ごめんよ。ついキツイこと言っちゃってさ・・・。
・・・じゃあ再会の挨拶を学んだところで、二人でガバーッとやっちゃってよ!!(藁」
ロ「ゲェッ!?そんな・・・(T_T)」
グ「ローラ、私だって恥ずかしいんだ。
だが、ここで相手の文化を否定したら、
文化交流なんか一生できないだろ?」
ロ「文化・・・交流・・・ですか・・・?」
グ「そうだ。これが文化交流だ!!
・・・・・・ローラ!!!行くぞーッ!!!!!(^∀^)」
ロ「ヒッ!!」
グ「ユニバーーーーーーーーーーーーース!!!!!!!!!!」
つづくかも?
おお、グエン&メリーベル祭りか(藁
水着メリーベルも良かった!でも、やはりディアナ様がいないと・・・
お魚になるディアナ様・・・出来れば挿絵も(;´Д`)ハァハァ
1:HR【1/5】
「この度、このクラスに転入することになったディアナ・ソレルと申します。
初めての土地でまだ慣れませんが、よろしくご指導お願いします。よしなに」
朝日の眩しい教壇に立つ少女は、透き通るような色白の肌をほのかに朱色に染めると、
自分の緊張を笑顔にかえて穏やかな口調でそう挨拶した。腰にまで届くほどの長い金髪は
途中半分でカールしていて、両肩から胸にかかる二本の束はチョココルネを連想させた。
そして通常では膝の上まで隠れてしまうスカートをやや短めに着こなし、そこからすらりとのびる
白雪のような足を見せられては、男子はもとより女子生徒までも目を奪われてしまう。
この学校には相当につかないその少女の出で立ちに、男子女子のどちらからともなく
ざわめきが起こった。
「ディアナちゃ〜ん、かわいいねぇ〜」「俺とお付き合いしない〜?」
ざわめきに紛れるように下品な声でブルーノとヤコップが野次を飛ばす。
先ほどからのざわめきと、とどめにも思えるその野次でディアナの顔からは笑顔が
なくなり身の置き場に困ったその顔にはさきほどまでの明るさはなくなっていた。
そんなディアナを見かねて、担任のグエンが一括する。
「こらっ!ブルーノとヤコップ!始めてのクラスで緊張している転校生に
そんなことを言うんじゃない!」
1:HR【2/5】
褐色の肌に高い身長、整った顔のグエン先生は一般で言う男前というやつである。
いつもはやさしい口調のその先生が時折このような声を出せば大きなギャップに威圧感を与えさせた。
その声は野次を飛ばした二人意外にも、落ち着かないクラスを静かにさせる効果があった。
「これからみんなと一緒に学校生活を送る仲間だ、よろしく頼むぞ。」
落ち着きを取り戻した生徒達にそう言うと、グエンは開いている席を確認した。
「よし、それじゃあディアナ君はローラの隣に座ってくれたまえ。」
そう言ったグエンの視線をディアナは自然と追い、自分が座る席と隣になる生徒を確認した。
そしてローラと呼ばれたその生徒を見てディアナはすこし意表を突かれてしまう。
グエン先生と同じような褐色の肌に少し長めの銀髪、そして頭には長い髪をおさえるカチューシャが
見えたが、どこか幼さを残すその顔はどうしても男性に見えてしまうからだ。
だが視線が合い、ローラと呼ばれた生徒にやさしく微笑まれるとディアナは先ほどの
違和感も気にならなくなり、緊張がほぐれていくのがわかった。
そうしてディアナは一通りの確認が済むとグエン先生に軽くうなずき自分の席に向かって歩き出した。
「それじゃあ授業を始めるから、教科書を開いて準備するように」
黒板に向かうグエンをいいことに、生徒達はやはり物珍しさからか、ディアナを目で追っていた。
1:HR【3/5】
「あっ!」
ふいにディアナは小さく声を発してしまう。
自分に投げかけられる視線を気にしないようにと、前だけを見て歩いていたのが仇となり何かに
つまづいて床に倒れてしまったのだ。
「あら?ディアナさんは見かけによらずドジなのですね、ふふふっ」
勝ち誇った顔でディアナを見下ろすのは、このクラスの委員長であるリリだった。
だが、すべてを察しているかのような瞳でリリを見返すディアナ。
「わたくしってば本当にドジでどうもすみません。ぶつかってしまった脚にお怪我はありませんか?」
制服を手ではらいながら、にこっと微笑むディアナにあっけにとられてしまったリリは、
そんな自分に多少の焦りを覚え「ふんっ」とそっぽを向くように黒板のほうを見てしまった。
この勝負はディアナの勝ちだった。
1:HR【4/5】
そんなこんなでようやくディアナは自分の席に着くことができた。
「ディアナ・ソレルです。どうぞ、よしなに。ローラさん」
「ああ、えーと・・・ロラン・セアックです。よろしく、ディアナさん」
自分が予想した自己紹介と違う部分があり、ふと「?」が浮かんだディアナに
すかさずフォローが入った。
「先生が言った名前と違うんで不思議におもったんでしょ?でもこっちが正しいの。
こいつはロラン・セアック、正真正銘の男よ」
ディアナの前に座る、はっきりとした口調でそう言う少女はソシエと名乗った。
おかっぱ頭が良く似合い、非常にかわいらしい。
「そうでしたか、これは失礼しました。では改めて、よろしくロランさん、そしてソシエさん。
どうぞ、よしなに」
予想外の展開ではあったがうまくやっていけそうなお隣さん達でディアナはひと安心だった。
「ソシエー、どうせなら私も紹介してよねー。まったく、ロランの事になると・・・」
ソシエの隣に座っている胸のひときわ目立つ少女がふてくされた声をあげた。
「ちょっとメシェー、今なんて言おうとしてたのよ」
「えー、別になにも。それより、私の名前はメシェー。よろしくね、ディアナさん」
そんなやりとりにディアナは二人が親しい友人同士であることがわかった。
1:HR【5/5】
グエン先生が黒板に白い文字をすらすらと並べるのを見て、ふとディアナに一つの疑問が浮かんだ。
「それにしても、なぜ男性であるロランさんを先生は女性のような名前で呼ぶのでしょう?」
誰に向けられたでもないディアナの素朴な質問に、ロランとメシェーは困ったように顔を見合わせ、
言葉をつまらせた。
「うーんと・・・それは・・・」
「あのね、ディアナさん、それには訳があって・・・」
ディアナはそんな二人の態度に自分の質問が失言だったと後悔したが、
ソシエはなんの躊躇もなく答えた。
「あの先生、ド変態だからロランをローラって呼んで喜んでんのよ」
「ちょ、ちょっとソシエ、先生に聞こえたらどうすんのよ!
・・・って、委員長には聞こえちゃったみたいね・・・」
リリは鋭い視線をこちらに向けていたが、一度ソシエと目を合わせるとその視線を黒板に移した。
「あー、こわいこわい。どうしてあんな変態がいいのか、ほんっと不思議だわー」
その鋭い視線にまったく臆することなくソシエがそう言い放つと、
リリの肩が小刻みに震えていくのがわかった。
ディアナ、ロラン、メシェーの3人はこれから起こる事態を覚悟したが、
グエンによって助けられる形になった。
「お前たちっ!さっきから騒がしいぞ!授業中の私語は慎みたまえ!」
ソシエを中心として発せられたその怒声に、ディアナは転校していきなり怒られてしまったと落ち込んでいたが、ソシエとリリはそんな声にはおかまいなしにと熱い火花を散らしていた。
ケイサン先生「…………」
ところで、存在を忘れられているキエルお嬢さんが不憫で仕方ないな。
メリータンは何をされてしまったんだぁー!?(藁
キエル嬢は隣のクラスで
シド先生の歴史の授業を受けてる、とか?
キース、フラン、ジョゼフとかと同じクラス。
と、書きやすいようにネタ振りを……
790 :
通常の名無しさんの3倍:02/04/02 22:39 ID:3EVUcOHw
あたしことメリーベルは今、繭玉の前にいる。
休暇を潰して修理したバンディッドを飛ばして来たのだ。
コクピットへの振動が尻に響く。あたしはローラの代わりじゃないんだ!バカぼんぼん!
酔っ払って入れるとこ間違えんなタコッ!
まあいい。
繭玉にはグエンが付けた傷跡つまり“穴”がほとんど修復されていた。
耳を繭の壁に押し付けると、かすかに泣き声が聞こえる。呼びかけたが返事はない。
あたしはバンディッドから持ってきた荷物を出した。たくさんの缶詰だ。重い。
「ギム、御大将、こないだはゴメンよ。これお詫びに持ってきたから食べろよ。
でも、グエンはバカだよねえ。ローラがそこにいて自分を待ってると思い込んでるんだからさ」
「...」
「ま、そんな奴と一緒にいるあたしもバカだけどさ。グス。ま、いいさ、缶詰、穴
から放り込んでおくからな。桃缶やみかん缶がどっさりあるからな。ゆっくり食べなよ。」
あたしは穴が完全に修復する前に缶詰を放り込んだ。
帰るとき、穴からギムの声がした。
「...今日の髪はオレンジか。化粧は止めたのであるか?おまけにスカート。何かあったのか?」
「女は色々あるのさギム。心配すんなよ。」
「そうであるか、発掘した時のお前に戻ったのかと思ったよ。」
「...黒歴史のことは思い出したくないよ。じゃあね。」
「待て、」「何?」
「女らしくなったな、メリーベル。」
「そうかあ?」
もう返事は無い。あたしはバンディッドに乗って繭玉を後にした。
戻ると、グエンは御曹司として社交界の集まりに出てた。
グエンは完璧な紳士として振舞ってた。
皆は御曹司が一皮剥けて成長したと驚いていた。
あの癖さえ無きゃねえとあたしは苦笑しながら、髪を染めいつもの化粧をし、
グエンの秘書兼道化師メリーベルとして皆の中に飛び込んで行った。
スマン。
...桃缶おいちい...グス(泣...みかん缶おいちい...グス(泣
...たくさんあって小生はうれしい。グス(泣
御大将日記の人スマン
2:休憩時間【1/5】
「あぁ、いきなり先生に怒られてしまいました・・・」
1時間目が終わり、教室は生徒達による話し声で賑やかだったがディアナは一人落ち込んでいた。
「さっきはごめんなさい。僕のせいでディアナさんまで怒られちゃって・・・」
そんなことはまったくなく、ソシエが一番大きな原因だということは誰の目から見ても明らかだろう。
だが、ロランのそんな心遣いがディアナには嬉しかった。
「いえ、わたくしも緊張が解けてしまったせいで少しおしゃべりになったようでした。
ですからロランさんだけがそのように謝る事はないと思いますよ」
さっきの事は気にしていないようロランにそう言って笑顔をみせると、
自然とお互いの顔から笑みがこぼれた。
「おっ、なんだよロラン、いきなり転校生の彼女といい雰囲気じゃねーか」
「あらあらぁ、これは久しぶりにスクープの予感がするわ。『ついにロランにも運命の彼女が!』
なんてね」
ロランと親しげな男子と首からカメラをぶらさげた、ぱっちりとした目の印象的な女子が、
ディアナとロランの「いい雰囲気」に割って入ってきた。
2:休憩時間【2/5】
「な、何言ってんだよ二人とも!ぼっ、僕のことはともかくディアナさんに失礼だろっ!」
ロランの肌は褐色だったが、顔が何色か判断するのは容易だった。
「な〜にムキになってんだ?おまえ・・・もしかしてマジか?」
「『僕のことはともかく』ということは、あんたはまんざらじゃないってことね」
「だ、だから、そうじゃなくて・・・」
その二人に遊ばれているロランを見ているうちに
ディアナはこみ上げてくる笑い声を抑えきれなくなっていた。
「・・・うふふっ、・・楽しい方達ですね。ロランさん、紹介していただけますか?」
教壇で挨拶している時、席に着く途中でのリリとのやりとりの時、そして今、
自分に対して笑みを向けているディアナにロランは目を奪われていた。
「おっと、それには及ばないよ。もともとディアナさんに挨拶するためにきたんであって、
ロランをからかいにきたわけじゃないしね」
「私も同じよ」
その二人の声に、はっと我に返るも自分のでる幕はなくなったと知った。
「ということで俺はキース、ロランとは一応マブダチってとこかな。よろしく、ディアナさん!」
「私はフラン、こうみえても新聞部の期待の星なの。
なんか良い情報があったらよろしくね、ディアナさん」
2:休憩時間【3/5】
実際に、キースは古くからロランを知っていて誰よりもロランと仲が良いのは
クラスの誰もが認めているし、フランの学生生命を賭けたグエン先生の一大スクープは話題になった。
グエンのロランに対する小さなカミングアウトもそのせいかもしれない。
「はい。ロランさんのマブダチのキースさんに、新聞部の期待の星のフランさんですね。
こちらこそ、よろしくお願いします。どうぞ、よしなに」
そんなディアナのノリの良い挨拶が終わるやいなや、ソシエがどこからともなく現れた。
遠くで聞こえる、耳を覆いたくなるようなリリの声は完全に無視しているようだ。
「あら、みんなで楽しそうね。
と・く・に、ロラ〜ン、あんたさっきからディアナさんのことやらしい目で見てない?」
さっそくロランを問い詰めるソシエとあたふたするロランを尻目に
フランは慣れた笑いをくすっともらした。
「あ〜あ、ソシエはロランのことになるといっつもあーなんだから・・・」
「ソシエさんはロランさんのことが気になってしょうがないんですねぇ。ふふっ」
「あ、やっぱりディアナさんも気がついた?まぁ、普通はすぐに気がつくんだけどね・・・。
これでわかってないのはロランただ一人ってことか」
「え?ロランさんは気がついていない?」
「そ。あいつ昔っからそう言う事に関してはまるで鈍いから。まして、ロランとソシエは幼馴染、
こりゃへたすると一生気がつかないかもな」
ロランとマブダチのキースからそのような言葉が出れば、ディアナも信じないわけにはいかない。
「それで・・・当の本人であるロランさんのお気持ちはどうなのですか?」
2:休憩時間【4/5】
話の流れからみれば、ふとフランに向けられたディアナの質問は自然に見える。
「う〜ん・・・、ロランは八方美人なところがあって、ちょくちょくからかってはいるんだけど、
反応はどれもみんな同じに見えるし・・・、ん〜〜〜・・・やっぱり、わからないわね」
「そうだな、こればっかりは当の本人に聞いてみないと・・・といっても、『そんなことない』
っていうおきまりの答えが返ってくるのは目に見えてるけどな」
「そうですか・・・」
そう言葉にすると、始めてロランと目が合った時のことや、自分を気遣い声をかけてきてくれた
ロランのことが頭をよぎった。
「あれ?もしかしてディアナさん、ロランのことが気になっちゃう、とか?」
そのキースの質問には軽さがあった。ディアナはそのキースの質問の意味を一息つくあいだに考え、
それからゆっくりと答えた。
「そうですね。わたくし転校してきたばかりですから、もっといろんなことを知って、
はやくみなさんとお友達になりたいと思っています。
ですので、お隣同士のロランさんやソシエさんのことはまず気になってしまいますね」
落ち着いた笑顔でそう言われると、キースとフランはお互いに目を合わせ降参を認めるしかなかった。
2:休憩時間【5/5】
「これはディアナさんもロランと一緒で、一筋縄ではいきそうにもないわねぇ。
まぁ私としては追いかけるネタが増えてうれしいんだけど」
「でもはっきりしない同士、案外うまくいったりしてな」
それは二人の負け惜しみのような会話にも聞こえたが、何かを期待しているふうにもとれた。
ディアナは目の端にロランの姿を置いたままその会話を聞いていたが、
どうやら二人には気づかれていないようだった。
↑書きこみした者です。実はこんな感じでまだ続きがあったりします・・・
えーと、日記でもなく萌えの部分もまだ弱いネタですが、こんなんもありかなぁと思い
うpってみました。
あの・・・ゆっくりになると思うんですが、もう少し続けさせてください・・・
(キエルお嬢さんは次ぐらいに名前がでるかも(;´Д`)
>>797 やっぱ続きがあったのね。
がんばって!
月からの転校生シリーズ おもしろいなぁ
設定をがらっと変えてみるのも新鮮でいい
楽しみにしてますのでマイペースによしなに
/⌒ ⌒\
/ /_i__i_i_i).! ̄ ̄)
/ |、|yij 、ij| |i 7 / >800ゲトしたくなったのです
/ヽ. i| i、 ヮノ| .|/ / お父様、お許し下さい
/ ,.!|ヽ|_`(_ iノ| /
/ヽ/ .|. | | |ノi
i. |. |ヽ.| | | i
|ヽ、 | | |ノ ヽ| . j 'i
| | | | レJi
|`ヽ i, レJ , !/ !ノi
! i !/ !/i i
!`/ uV \ル V i.!
ゞノ | j |
| | |
| | |
| | |
| /{ |
/ ノ , )
/ / l' |
/ / l' |
/ / } |
/ / | |
|l,,,,,|,, |. |
\_,〕 ( /~~`ヽ,
 ̄ ̄ ̄
今日はロランと一緒に魚釣りをしました。ロランが釣った魚をムニエルにしてくれるというので、喜び勇んで手伝う事にしました。
すぐそばの湖に釣具を抱えてロランの後に続きます。いつもロランが釣っているのは見るんですけど、竿を握った事は今回が初めてでした。
私はロランの竿を握りたいというのに。そして、その手を上下に動かし、感じるロランを上目遣いに見やりながら、
「どう?感じてるの?」
「そんな。ディアナ様…僕なんかに、あん」
「いけない子。ほら、我慢汁がこんなに。うふ」
「ディアナ様。いけません。い、いきそうです」
「いっちゃいなさい。我慢する事無いわ」
そうしてロランは溜まりに溜まった欲情を私の顔までほとばしらせます。そして、私はそれを指でぬぐい、舌でなめとりながら、
「ロラン。よしなに」
といってねっとりとしたキスを……なんて考えているうちに、ロランが準備の終わらせたらしく。
「ディアナ様。準備OKです」
なんていう物だから、思わず「イッテよしなに」なんて言っちゃいました。欝です。
竿をたらして暫くすると、ロランの方に獲物がかかりました。流石ロランです。そして、またかかりました。凄いですロラン!
ロランに獲物がかかりました。ロランに? 気がつくとグエン卿が林から音速で出現し、ロランに抱きつかんとしていました。
甘いです。甘甘です。ぼんぼんは我慢を知らなさ過ぎです。私が対グエン用のトラップを縦横無尽にそこら中に仕掛けておいたことを、
彼は知らないようです。 この湖畔だって例外ではありません。
すぐさま、グエン卿は仕掛けていた網に捕らわれ、連鎖トラップで仕掛けておいた投石器で湖の中心へと放たれました。
ヤフー! ミッションコンプリー!!
結局、私は魚を釣る事ができませんでしたが、仕掛けた罠の出来栄えに満足しつつ、ムニエルをほうばることにしました。
ロラン。明日もよしなに…
グエンが何処ぞに出張とかで、週末まで帰って来ないと言っていたから、
あたしは今夜もひとりで屋敷の留守番をしている。
ここは、あいつが以前住んでいた城に比べれば小さな屋敷だそうだが、
さすがに一人では広過ぎる。おまけに暇を持て余しているので、
1日中寝室にこもって日記を書いたりするクセがついてしまった。
あたしらしくないうえに腕が痛く(何せノートにペンで日記を書くのだ!)、
苛々して結局たいした事は書けない。無論、書く事がある訳でもない。
とどのつまり、グエンがいないから苛立っているのだと解っているから、
そんな自分にも腹が立つ。屈辱だ。
〜メリーベルの日記〜(書く事がないので散文調だ)
グエンの御曹司が、尻痛に苦しむあたしを見かねて、
手作りのクッションをよこして来た(あいつは意外と手先が器用だ)。
「こんなもんを作るくらいなら、はじめからあたしのケツなんざ掘るな!」
…と言いいたいところだったが、
このままでは正気を保つ事もままならないので貰っておいた。
それ以来、御曹司謹製の不細工な座布団を常に携帯していたあたしだったが、
MS操縦時に、つい座布団の存在を感謝してしまう自分には苛立ちを隠せない。
そもそも、あの馬鹿がとち狂ってあんな事をしなければ、
こんなボロ切れの塊が必要になる事さえなかった筈だからだ。
正直に告白すれば、あの時はあたしも気持ち良かった…じゃなくて、
グエンの御曹司の事はそんなに嫌いではない(むしろ面白い奴だと思う)。
確かに、3日に一度は本気で殺意を覚える事もあるが、
月の馬鹿どもに感じた嫌悪感とは違ったものだと感じる。
何度も言うようだが、ホモでさえなければ男としては及第点だろう。
それどころか、散々ぱら他人に迷惑をかけておいて、
その上で弱さを装ってみせたりする手管は、達者としか言いようがない。
今回の件に限らず、あいつはいつでも何処でもそんな調子だ。
あたしが3日に一度殺意を覚えていると言うのに、
あいつがまだ生きているのはそのおかげだと言って良い。
…などと徒然なるままに駄文を書き綴っていると、御曹司が帰って来た。
随分早いお帰りだ。間男でも居やしないかと心配したのだろうか?。
…な訳はないかと思いつつも、仕方ないので出迎えてやると、
グエンは全身びしょ濡れな上に、ひどく衰弱している。唇が真っ青だ。
こんな晴れた日に、何故そんなメに遭っているのかは理解に苦しむが、
仕方ないので、すぐに風呂を沸かして、熱い珈琲を煎れてやった。
それで―――――いま、あたしの目の前には、
迅速な処置の甲斐なく病に倒れた御曹司が眠っている。
あたしはと言えば、あれから半日もこいつの枕元で右往左往していた。
こいつの風評の悪さのせいでメイドもいないような屋敷だから、
あたし以外にこいつを看病する人間が居ないのは確かだが…。
まぁ、考えてみれば可哀想なやつだ。
あたしは、苦しそうに喘ぐ御曹司を見下ろしながら、
明日の朝くらいまでは面倒みてやろうか、なんて思っていた。
桃の缶詰はまだあっただろうか。
「…ローラ…ハァ…ハァ…」
「………」
御曹司の息は荒い。
このまま、ひと思いにトドメをさすべきだろうか。
>>805 挿絵職人さん、(・∀・)イイ!
砂山固めてるとき、胸がプニプニしてそうで
思わず(;´Д`)ハァハァ
(´д`;)ハァハァガムバッテ下さい。
放送時からノーマークだったメリーベルが台頭している・・・。
しかしなんだか新鮮だ。
なにげに自分つっこみが(・∀・)イイ!
809 :
通常の名無しさんの3倍:02/04/03 20:47 ID:5dAZypes
夜が明ける。御曹司の呼吸も穏やかになってきた。
結局、あたしは徹夜でコイツの看病をしていたのだ。
御曹司が「ローラ」と時折呟いては寝返りを打つのを見るたびに
人の気も知らんでこのホモは...と呆れながらも、あたしはずっと御曹司の側にいた。
知らぬ間に情が移ったのかもしれない。
静かに寝息を立てている御曹司を見て、あたしは久しぶりに穏やかな気持ちになるのを感じた。
御曹司が目を覚ました。
御「ここは?」
メ「あんたの家さ。大変だったんだぞ御曹司。」
御「湖に落ちてから...ああそうか。」
メ「良かったな。治ってさ。」
御「うん。ところできれいなお嬢さん...君はだれだい?」
あたしはその瞬間思いっきりチェストッーと曹司の顔面にパンチをぶつけた。
自分がいつもの化粧や髪型をせずに素顔のままであったことにに気づいたのは、しばらく後だった。
うーむ。
こうしてみると、メリーベルは少女漫画系のキャラだなぁ。
発見だ。
メリーベルって、意外に真っ当な性格してんのね(w
今日、突然ハリーがこの山荘を訪ねてきました。
何故かハリーは終始上機嫌で、
「や、これはこれはディアナ様。ロラン君との生活は充実したもののようですね?」
「は、はぁ…」
「ロラン君も久しぶりだ。しっかりとディアナ様をお守りしてくれ。」
「は、はい…」
などと妙にフレンドリーな挨拶をしたかと思えば、
「3連勝〜3連勝〜苦節に耐えて20年。ついに我が世の春が来た♪」
などとデタラメな鼻歌を歌い出す始末。
そして、おもむろにポケットから棒キャンディーを取り出すと
わたくしとロランの口に一本ずつ突っ込んで
「これをプレゼントしにきたんですよ。それではごきげんよう☆」
と捨て台詞を残して帰って行きました。
激しく謎です。
キエルさんとはもともと上手くいっているようですし、
それにあそこまで浮かれたハリーは見た事がありません。
そういえば、ハリーは舞踏会で着ていた黄色と黒の正装姿でしたが…
まぁいいでしょう。
その後わたくしとロランはテーブルに向かい合って
小1時間棒キャンディーを味わいました。
明日キエルさんにこの事を聞いてみましょう。よしなに
813 :
:02/04/04 04:41 ID:???
あのお祭り時代にガキだったんかな。>ハリー
ロランにばかりお料理させてばかりでは悪いので、今日はわたくしが晩御飯
を作る事にしました。
トントントン・・・・
ロランは心配そうに見ていますがわたくしもカレーくらい作れます。と思って
いたら、
「痛っ!」
指を切ってしまいました。ロランは慌てて飛んできました。
「ディアナ様!大丈夫ですか!?」
ロランはわたくしの指を咥えて、舐めてくれました。
しかしロランが余りにテクニシャンなのでわたくしは感じてしまい、へニャへニャ
とその場に座り込んでしまいました。
「ディアナ様、大丈夫ですか?」
「はい・・・ちょっと血を見てビックリしただけですよ。」
ロラン、あなたは何をやらせても上手いのですね。
月と地球の終戦記念日。
毎年、その日には平和の印として月と地球の要人が会する大舞踏会が行われる。
言い出しっぺにして、最初である今年の仕切りは.もちろんあの御曹司だ。
ミハエルと御曹司は屋敷の会議室で当日のための打ち合わせをしていた。
「これで、出席者のリストは完璧ですな。」
「まだだよ、一人足りん。...解らないのか?ローラだよ。」
「ああ、ロランのことですね。ちゃんとリストに...」
「ローラだ!ローラ・ローラ!ロランじゃなくてローラだぁ!
ミリシャの花、エース・パイロット!ローラがいなくては舞踏会の
意味が無いんだよ!つーかやんない方がマシ!」
「あんたなぁ...。」
ミハエルの呆れ顔をよそに、ローラを連呼しながら踊りだす御曹司であった。
数日後、ディアナの屋敷に招待状が届いた。
「舞踏会。いいですね。えっと、ローラ・ローラ様と悪の女王様なんじゃこりゃ?
まあ、いいでしょう。で一緒に送られてきたドレスはローラ・ローラ様専用?
あの、くそボンボン。面白いですよ...ほんとーに(怒)」
「やめましょーか。ディアナ様?」
「いいえ!受けて立ちます!舞踏会。あなたもいらっしゃい!ローラ・ローラ」
「ロランですよお」
「あ、ごめんなさい。」
夜、繭玉の前で、ローラ出席を全裸踊りで喜ぶグエン
「ローラが来るぞ。ローラが来るぞ。私の手の中に来るぞ。う・ふふふー」
「女王様も来るけどね。」
「やな事を思い出させるな。メリーベル」
「そろそろ、帰ろうよ。でなけりゃ服を着ろよー。全裸で踊り狂ってるのを
もし、誰かに見られたら...」
「心配するな。おお地球の夜風がこんなにも暖かいとは!うふふふ」
「あーやだやだ。うー寒い。やっぱあんた壊れているよ。」
月
ハリーは、舞踏会の服装として、正式なトラキチの格好で望むことにした。
でも、食い倒れ人形の方が良かったかな?とちょっと迷ってもいる。
ユニバース!主催者に大阪料理を出してもらうよう連絡するのを忘れてた!
まだ間に合うか?早くしないと六甲ならぬ「月のおろし」の最終練習に間に合わなくなる!
フイル
「星野。何故、竜を見捨てたのだ...?!」と暗い部屋で一人頭を抱えていた
正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正
(4行省略)
正−
と、きょうもひとりさびちい日々を過ごしている、小生ギム・ギンガナムである。
ここしばらくメッ○サンオーの通販で買ったスパロボインパクトをやっていたのである。
なかなかターンXが出てこないのでちょっぴりつまらないのである。
・・・それにしても何か外がうるさいのである。注意してくるのである。
・・・裸踊りをしてる厨房がいたのでk察に電話を入れて置いたのである。
さ、続き続き・・・小生が安心してゲームをするためには・・・・
あたしことメリーベルがこのアホな御曹司と付き合って、思うことがある。
あたしは実のところ、発掘された人間だ。黒歴史の中で生まれ育ったのだ。
当時、あたしの国は戦争に負けて、残りの連中と共にちっぽけな星に隠れ住んでいた。
でも、勢力を盛り返して、また戦いが始まった。そこであたし達姉妹の出番となった。
戦争のために生まれたあたし達、全員同じ顔をした姉妹はMSを駆って戦いに参加した。
あたし達の指導者は、今となっては空虚な理念にすがりつき同じくらい空虚な言葉を喚いては
あたし達を死地に追いやっていった。
あたしは、そんな指導者に楯突き、結果、失敗作の烙印を押されて冷凍睡眠させられた。
起きたら、この世界だ。
あたしは武門に掘り出された後、子供の無いガジット家の養女となった。でも、
優しい養い親が事故で死んで、その後ギンガナムがあたしを引き取った。
あたしは思い出すだけで切ない過去を捨てたかった。だから化粧をし、冷笑的になり
誰もこれ以上あたしに近づけないようにしたかった。
ただ、ギンガナムだけはそれを見抜いていた。頭の鈴もあいつが付けてくれた。
時折見せる、戦馬鹿らしい無骨な優しさがあたしは好きだった。
御曹司も前の指導者のように言葉を弄んでるところがあるが、その欲する所は、はっきりしている。
決して空虚な理念じゃない。それについてはギムも単純だがやりたいことははっきりしていた。
だからあたしはその明確さゆえに御曹司についているのかもしれない。(ローラを除けばだが)
(ちょっと考えて)
ひょっとしたら、単に男を見る眼がないだけかも...。
挿絵職人の人ってあきまんの和服ディアナ様描いた人だよね。
>>801 なにげにスルーされてますが(w
この文体、この展開……
首吊り屋さんとお見受けします。
まだいてくれてたのね。サンクスです。
って、ちがったらごめんなさい。私が首吊ります(;´Д`)
うは。どっかのコテハン+トリップが!
慌てて名前欄を消去、ってもう遅い!(泣
>>812 18さんだ!いつもありがとうございます。
阪神5連勝ですよ……
ハリー大尉、甲子園にゴールドスモーで降り立ちますか?
(そして高校球児に(・∀・)カエレ!と言われる)
>>816 オチにワロタです。
フィル……ご愁傷様(w
>>817 ってことはPS2本体も通販で?
鬼武者2はしてないんですか?
XBoxは買わないんですか?(しつこい
>>818 かわいそうな過去持ってるんだなぁ…
ちょっと目が潤みました。そして萌えます。
がんばって男見る目を磨いてね。
>>819 俺もそう思ってます。
いつもありがとう、挿絵職人さん。
>>790 の頃から、えっ? もしかして、そういうこと?
と思っていたけれど、
>>818 で納得しました。
……いいかも。
日記読んでたら、
<<メリーベル>>に一票!
って入れたくなってきたよ
「六甲おろし」が月に木霊する。ハリーと親衛隊がTVの前で大合唱しているからだ。
ワッハッハ勝った勝ったという声がするたびにフィル・アッカマンは歯噛みをする。
後で、ハンガーに行くと、ハリーが自分のスモーに虎縞を入れるように、メカマンに頼んでいた
「調子に乗るなよ。ハリー」と釘を刺す。
だが言い返されて、反論出来ず惨めな気分で部屋へ帰る。
ポウが来て、中日はこれからですよと慰める。でもフィルは知っている。
ポウは本当は野球音痴で、中日ファンの自分に調子を合わせてるだけなのを。
フィルは思わず「この嘘つき!冷凍1001年!」と叫んで、ポウは泣きながら出て行った。
彼女なりの思いやりをズタズタにした自分が情けない。
「星野がいれば、こんな事には...」と恨み言を吐く。ベットにねっ転がって思う。
もう、忘年会で得意の星野監督の物真似はできんな...
でも、去年のハリーの新庄の物真似は下手だったな...。と
月のどこか。
「豊富な資金。優秀な人材。強力なマスコミ。これだけ揃えば無敵である。」
「でも、何故か上手くいきません。」
「そこが問題であるのだよ。」
巨人の帽子を被った、アグリッパとミドガルドは不毛な論議を何時間も続けていた。
いかに全知の賢者でも難問はあったという格好の見本である。
sageが全角だよ!
ディアナ様は何ファンなんだろう?
上記のレスを見てリリ嬢が一言
「くだらない。巨人がふがいないだけですわ。」
答えはどこから来るのかわからないという格好の見本である。
遅れてしまった。間違えた。
>827さん指摘ありがとうそしてすいません。
>>820 私信で申し訳ない、違いマス…なんとか、近日中にー。
ボールは友だち!実はサッカー少年のロラン。
ワールドカップが今から楽しみでならない。
そんなロランがディアナ様に尋ねた。
「ディアナ様はどのスポーツが得意なんですか?」
「わたくしはやはり、テニスですよ」
「テニスかぁ。なんだかとてもディアナ様に似合ってますね」
「わたくしはこう見えても昔は『月面のお蝶婦人』と呼ばれたものです」
「お蝶婦人…… あの、誰ですか?その人」
「( ´Д`)……」
冷凍睡眠の時間があまりにも長すぎたのか?
と、激しくジェネレーションギャップを感じたディアナ様であった。
833 :
820:02/04/06 02:09 ID:???
>>832 99-100スレモオワッタシ シオドキデス
デハミナサマ、オサキニ
||
∧||∧
( ⌒ ヽ
∪ ノ
∪∪
820たんは月の御大将ギム・ギンガナムの名によって
神の世界への引導を渡されました。
820たんの魂が安らかであるように祈りましょう。
よしなに。
>>834 Sを大文字にしてageた貴方は820に殉死するよう。
836 :
834:02/04/06 06:58 ID:???
||
∧||∧
( ⌒ ヽ
∪ ノ
∪∪
820たん、いっしょに逝こう。神の世界へ・・・
ハリータン的にはタイガースのユニフォームが変わった事についてはどうなのだ?
838 :
801:02/04/06 09:14 ID:???
うわあ。なんか俺のせいで二人もの命が消えていく。これも私の罪でしょうか…
メリーベルがプルだったとはすごい落ちだ
無人バンディッドを操縦できたのも頷ける。
プル達の前でグレミーに楯突いて、殴られ蹴っ飛ばされるプル=メリーベルが見たい。
最後にはグレミーに顔を蹴られて無理やり氷漬け。イイナ。
でも、メリーベルはプル・いくつになるの?
今日はロランとピクニックです。朝早くおきて一緒にお弁当も作りました。
ロランは山の上までわたくしの手を引いて連れて行ってくれました。
野原にはお花がたくさん咲いていて、春の匂いがしています。わたくし達
はそこに座ってお弁当を食べることにしました。
「はいロラン、ツナサンドですよ〜。」
「(モグモグ)ディアナ様のちぎったレタス美味しいですよ。」
わたくしはロランが半分食べたツナサンドを食べます。そうしていると黒色
と白色をした二匹のウサギさんがやって来ました。二匹は夫婦なのでしょう
か、仲良く同じ草を食べています。お腹がいっぱいになったウサギさんはじゃ
れ合い始めました。
「仲の良いふたりですね、ディアナ様。」
「わたくし達のようですね。」
わたくしがもたれかかっていくとロランは優しく肩を抱いてくれます。ウサギ
さん達のお陰で未だかつて無いほどいい雰囲気です。
しかし、ふとウサギさんの方を見るとなんと、奴ら交尾しているではありませ
んか。黒い方が白い方に乗っかってフンフン腰を振っています。ロランもそれ
を見てしまってなんだか気まずくなってしまいます。
「ディアナ様、お茶いりませんか?」
とか言って、わたくしから離れてしまいました。ロランもあの黒ウサギさんくら
い積極的ならいいのに。
今日、ゲンガナム王立テニスコートにて
第2039回メンテナカップ争奪月面一決定大テニス大会が催されました。
もちろんわたくしも第2シードで出場しています。
審判は…アグリッパ?…メンテナの主催だからでしょうか。
なんだかやたらはりきってますが。彼、意外と暇なんですね。
準決勝第一試合はわたくしとスエッソンの対決です。
アグリッパ「40−15(フォーティー・フィフティーン)」
マッチポイント2つですか…楽勝ですね。
ポンポン…
スパァァン!
アグリッパ「フォルト」
ポンポン…
スパァァン!
スエッソン「う、動けねぇ…」
アグリッパ「ゲームセット&マッチ!ウォンバイディアナ!」
スエッソン「何故だぁ!ディアナごときに負けるとはーっ!クソッ」
フフ、鍛え方が足りませんわね。貴方ごとき左手一本で勝てます。よしなに。
さて第二試合は、と、ソシエさんとロランですか。これはロランを応援しなくては…
場合によってはディアナカウンターの出動も…ね♥(邪笑
…たぶん続きます(w
844 :
831:02/04/06 22:02 ID:???
>>842 をを、俺の駄文を職人さんが!
テニスの王子様ならぬ「テニスの王女様」ですな(w
>>844 職人と見る人とかそーいうスタンスじゃなくって
前スレみたいに普通のネタスレとして
思い付いた人が思い付いた事を書くような感じの方がいいと思うんだけどなぁ…
>>845 勿論それで(・∀・)イイ!!
だからこそ、意見する前にスレを変えるだけのパワーを持つネタを振れと申上げたい
848 :
847:02/04/07 02:21 ID:???
ageちゃったよ!
激しく鬱。スマソ。
今日はロランがいないので、私は少しだけ部屋の片づけをした後
(ロランがほとんどしてくれていたので、ほとんどすることがありません)
暇な私は、コンピュータを立ち上げて、月のキエルさんからのメールの
返事を書いた後、ふらふらとネットをさまよっていました。
あれ? クイズですって? どれどれ…
http://www.ts-music.com/machigai.html ?!?!・・・・・
・・・・・・・・・・死ぬかと思いました。早く帰ってきてくださいまし、ロラン。
>>849 死にました。
ディアナ様はロランが帰ってきたら間違い探しやらせるに違いない。
>849
私ことグエンが、屋敷に戻ってくると私のパソコンにメールが届いていた。
送り主はディアナ・ソレル。私のローラを奪った悪の女王だ。
中身を見るとアドレスが入ってるだけ。クイズ?何のつもりだろうか?
とりあえず見てみるか...。
...死ぬかと思った。
「何、悲鳴をあげてるんだ。お前?」と寝巻き姿のメリーベルが姿を表した。
普段のパンダ顔より、そっちの素顔の方がいいよと言うと「うるさい。」と
言った。やれやれ。私はベットに戻ろうとするメリーベルにさっきのアドレス
を見せてやろうと思った。
...死ぬかと思った。
メリーベルに見せたのはいいが、物凄い悲鳴をアゲテ、部屋の隅でプルプルプルと
震えてる。私も、あんな大声を耳元であげられて一瞬心臓が止まるかと思った。
しかし、子供らしく泣いてるメリーベルはとても可愛いとわかったのは収穫であった。
仕返しは死ぬほどきつかったが。
>>851 必要なものを入れてなくて助かっちゃうロランたん
「ちっ」なディアナ様
正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正正
(7行省略)
正下
と、きょうもひとりさびちい日々を過ごしている、小生ギム・ギンガナムである。
最近PCを買ったので、インターネットを始めたのである。
ネットサーフィンをしていると、ひとりさびちいことも少し忘れることができるのである。
でも、やはりメールなどもほしいので、表にメールアドレスを書いておいたのである。
…今日こそは誰かからメールが来ていないだろうか(いそいそ)。
…キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!!!!!
絶好調である!メールが一通きているのである!!
差出人は誰かわからないが、ひどく嬉しいのである!
開いてみると、『このクイズを解いてみてください。』とアドレスが書いてあるのである。
よし、小生に解けぬものなどない!
ぽちっとな(クリック)。
ふむふむ………。
……ユニバアアァァァァァス!!!
…し、死ぬかと思ったのである…。
今日はもうPCを閉じることにする。
…小生が安心してねむ……眠れないのである!
ひとりはやっぱりさびちいのである…(TдT)
>854
差出人のわからないメールに貼り付けられてるアドレスなんて
簡単にぽちっとなしちゃいけませんよ、御大将。
>>854 次はギャバンとこに回覧版で
このアドレスが…
私も氏ぬかと思った…。
御大将のとこに送ったのは御曹司?メリーベル?
858 :
通常の名無しさんの3倍:02/04/08 20:17 ID:jluEm.0Q
もしくは…ディアナ様?
御大将あちこちから、恨み買ってるから…。
早朝のミリシャの兵舎。
ヤーニは憧れの人を抱き締めて接吻する・・・夢を見た。
ヤーニが目覚めた時、自分が接吻をしているのが隣のベッドで寝てるコレンの足であることに
気が付いて、絶叫した。
「ぺぺぺっなんで、お前の大根足なんぞにキスせにゃならんのだ?!」
「んんん。もう朝?あれえガンダムはあ?」
「知るか!んなモン。けったくそ悪い。」
「ねえガンダム。ガンダムはあ?」
「・・・特攻したっていうから、特別に葬式あげてやったのに。まさかその最中に
ボロボロで帰ってくるとはなア。しかもアホに戻って。トホホ」
「ガンダムー」
「何が月の特別軍事顧問だ。アホを俺タチに押し付けただけじゃないか・・・くそ」
「おーい。ヤーニ?」とコレンがミリシャ配給のパソコンの画面を指す。
「はいはい。何だよ?メールう?クイズう?朝っぱらから何だよこりゃ?クリックって奴
をすりゃあいいのか・・まったくコレンがまともだったらなあ。どれこれが問題か…」
男二人は画面を見た。
…死ぬかと思った。(二人分)
「ガリアだ!ガリアの心理作戦だあ!(ヤーニ錯乱状態)」
「落ち着けヤーニ!これはタダの悪戯だ!...やった。今ので記憶が戻ったぞ!しかし・・・」
自分たちのいるミリシャの兵舎では悲鳴と絶叫が相次いでいる。不穏な雰囲気が漂い始めた。
ー後にいう。イングレッサの集団大パニック「幻のガリア攻撃事件」の始まりであった。
ラジオで、謎の悪戯メールでパニックになったイングレッサに戒厳令がしかれることが告げられた。
グエンとメリーベル。
「まさか、私が適当に送った奴じゃないよな?」
「どうする御曹司?」
「メリーベル疎開の準備だ!暴徒がくる前に出よう!お前はこのメイド服を着ろ!
いつもの格好は目立ち過ぎる!」
ギンガナム
「まさか、小生が腹いせに適当に送った奴ではないよな?!
もし、そうなら暴徒相手に繭の中で篭城戦か…それもまた良し!!(大喜び)」
ディアナとロラン
「まあ、ラジオではイングレッサ中がパニックになってるそうですよ。
悪戯とはいえ馬鹿にはできないですね。ロラン?!よしなに頼みますよ。」
「ディアナ様は自分のやった事がわかってるのかな?」
ロランはディアナのメールの痕跡を消すのに一生懸命だった。
コンコン。私の屋敷の玄関にノックが...。
暴徒なら、私がディアナ・ゴッド・フィンガーでぶち殺しましょう。さて、
玄関の前では風呂敷包みを背負ったボンボンと可愛いメイドさんが立ってました。
ボンボンだけならすぐにぶち殺すのに。けれど子供の前ではちょっとね。
ロランは「すぐ入ってくださーい!」と言うモンだから、ローラは優しいなと
ズカズカ入ってきやがりました。
聞けば、例のパニックに巻き込まれる前に疎開したとのこと。
「あなたのお戯れのせいでもあるんですよ」ボンボンの科白。
くそ、返す言葉がありません。今回は私の負けです。ロランにボンボンの分も証拠隠滅を頼みました。
その後のロランを巡るボンボンとの夜の攻防戦については書く元気がありません。
朝、「おはようローラ。朝食はまだかな?私のメイド、プル・フォウに手伝わせようか。」
あーあの野郎の元気なこと。いつかぶっ殺して差し上げます!よしなに!
ところで、「プル・フォウのフォウは名字?」とグエンのメイドさんに聞いたら「数字」と言われました。よしなに?
ラジオのニュースによると、イングレッサの混乱は未だに続いており、
騒ぎはルジャーナにも飛び火しているらしい。
ボストニア城は再び炎上し、どこぞの鉱山も暴徒に占拠されたとか。
二日遅れで届くノックスクロニクルの一面は、
瓦礫の山と化したノックスの街を闊歩するザクの集団の写真だった。
あたしは今、人里離れた山林にひっそりと建つ、
コテージ風の一軒家に身を寄せている。
グエンの馬鹿のせいで、あたしは一週間近く意識を失っていて、
気付いた時にはこんな辺鄙な場所に居たと言うのが正しい。
意識を取り戻したあたしは、まず自分の格好に驚き、
すっぴんで人前に出てしまった事を悔やみ、
そして目の前にいるローラ・ローラを憎悪した。
「あのぉ、プルさんは裏庭の洗濯物を取り込んで頂けますかぁ?。
ぼく、夕食の準備をしなくてはいけないんです」
なんて、ローラ・ローラはあたしに愛想を振り撒いている。
まるで新妻の様ないでたちで、母親の如き笑顔を浮かべるコイツを見ると、
グエンの悪癖はグエンだけのせいではない気さえして来るから不思議だ。
それはそれとして、再会して何日目になるのかは判らないが、
こいつは未だにあたしがメリーベル・ガジェットだと言う事に気付いていない。
以前から面識はそれなりにあった訳だから、憶えていない事はないだろうに。
…グエンの馬鹿も、時々あたしがメリーベルだと言う事を忘れている様に
思える事はあるが、ここに居る間は気にしない事にした。
ローラに言われるまま、あたしが裏庭に洗濯物を取り込みに行くと、
テラスでグエンとディアナ似の女が呑気にお茶会を開いているのが見えた。
まったく、育ちの良い連中は下々の苦労を知りもしないでいい気なもんだ。
いかにもそれが当然だと思って(自覚もないだろうが)いる2人は、
それでも、やっぱりあたしには遠い世界の住人に思えた。
月に居た頃、ギムは怒るとあたしを運河人以下だと罵ったものだが、
別にそれを屈辱だと思った事は一度もなかったのに。
(あいつもボンボンのくせに育ちは悪かったからなぁ…)
「あら、プルさん…お洗濯ですか?」
あたしが苦労して取り込んだシーツの山を抱えてよろけていると、
キエルなんとか(今はセアックか)と言う、ディアナ似の女が話かけて来た。
何でも、コイツはディアナの影武者としてハリー以外の隊員を欺き続け、
グエンたちをも手玉に取ったと言う、なかなかの女傑らしい。
実家は鉱山を経営していると言う話だから、貴族のご令嬢だったのだろう。
「ええ…奥様はお茶の時間ですか?」
セアック夫人の笑顔を眩しいと感じながらも、あたしは努めて平静を装い、
(グエンに聞こえる様に)殊更にミセスと言う敬称を強調した。
「わたくしも、以前お洗濯で苦労した事がありますから、
大変さはよく解ります。無理をしないで、のんびりやってください」
だったら少しくらい手伝えよ!この貴族野郎!!とも思ったが、
グエンの表情が凍りついていたので許してやる。ミセスが効いたらしい。
あたしは、夕食の準備を理由にお茶の誘いをやんわり断ると、台所に戻る。
「御曹司とお嬢様、並んでると、まるで王侯貴族の夫婦みたいだなぁ」
あたしは芋の皮を剥きながら、何気なくローラに話を振る。
…あ、しまった。こいつらは夫婦だっけ。
旦那にそんな話をするのはいけなかったか。
ローラのイメージが強過ぎて、いまひとつ男としてのこいつはピンと来ない。
「そうですねぇ〜。やっぱり、お二人とも貴族のご出身ですし」
…と思ったら、意外と平然と返すローラ。
あたしは拍子抜けしてしまう。
「で、でも、あんたも上手くやったじゃないか。
勤め先のお嬢さんを頂いちまったって噂を聞いたけど」
「…え?…あ、ああ、そう、そうですね。
今でも使用人とお嬢様みたいなものですけど」
…何か釈然としないと言うか、不自然な気もする。
若い夫婦だと聞いていたし、グエンもそうだと言っていたと思うが。
そう言えば、ここの夫婦は何故に寝室が別なのだろう?。
あたしとグエンの泊まっている部屋が旦那の部屋だと言う。
昨夜もグエンが一晩中ベッドに顔を埋め、ハァハァ唸っていたっけ。
思い出したら急に尻が痛くなって来たので、部屋で休む事にした。
(ここの夫婦は何かおかしい…不自然な事が多過ぎる)
些細な事から、あたしの中に猜疑心が膨れ上がる。
窓の下では、グエンと夫人が相変わらずお茶会を続けていた。
あたしは唐突に、夫人がグエンの前秘書だったと聞いた事を思い出して、
ひょっとしたらこの二人にも縁があったのかもしれないなんて想像した。
いや、あたしがグエンとどうにかなっている今の状況の方が、
本来はあり得なかった事かもしれない。
…ローラとグエンよりはありそうな事か。
と、病人特有のメロウな思考に浸っていると、
山道を駆け上がる車のエンジン音が聞こえて来た。
真っ赤なオープンカー。こんな場所には酷く不釣合いな車だ。
車は猛スピードでこの家に接近し、庭先で派手にスピンしながら止まると、
運転手が車を降りるなりこう叫んだ。
「キエルさん!。お宅の妹さんを届けに来ましてよ!。
ついでにお茶の一杯でも頂けると嬉しいのですけれど?」
そこに居たのは北アメリアの女大統領だった。
(ついでに、助手席で気絶している娘がひとり)
…山荘にオールスター勢ぞろいかよ(w
あ、ちょっと言っておくとメリーベル・「ガジット」だぞ。
大長編の予感。どきどき。
期待上げしたいが下げwマターリと逝きたいから
…引き続き北アメリア同時多発サイバーテロのニュースをお伝えします。
今月7日午後から、北アメリア全域で同時多発的に発生したサイバーテロは、AOL、北アメリアオンラインネットワークに壊滅的な打撃を与え、なおも被害は拡大している模様です。
このサイバーテロにより、AAL、北アメリア航空の全便が欠航となったほか、北アメリア各地で銀行取引が停止、多数の企業が営業停止に追い込まれるなど、市民の生活に深刻な影響を与えています。
また、判っているだけで12の都市で暴動が発生、各地の治安維持組織が鎮圧にあたっている模様です。
ノックスでは、政府施設・ボストニア城に暴徒が殺到し、建物が炎上、倒壊するなどの大規模な破壊活動が行われ、1000人以上が死亡する事態に発展しています。
また、この騒ぎにより、ルジャーナではボルジャーノ大統領が行方不明と言う情報に加え、月の首都・ゲンガナムでも9日未明、無期限の戒厳令が出されるなど、一連のテロは地球圏全土を巻き込んだ事件に発展しています。
この措置に関し、月のディアナ・ソレル女王は「よしなに」との声明を発表し、事態の収拾にあたる模様です。
また、9日朝の記者会見で、女王府のスポークスマンによると、親衛隊長として知られるハリー・オード氏が今回のテロで死亡したとの情報もあり、月王宮内でも被害が甚大である事が明らかにされました。
これを受けて政府では、早急な事態の究明を行うためにテロ調査委員会を設置する事が決定され、責任者にはアグリッパ・メンテナー議長が選任されたとの事です。
なお、月政府内でも情報の把握が困難な状況であり、幾つもの未確認情報が錯綜している模様です。
引き続き北アメリア同時多発サイバーテロのニュースをお伝えします…
ルジャーナ・ミリシャに造反部隊
9日午後の会見で、ミリシャ・ルジャーナ方面軍司令官ミハエル大佐は、
ルジャーナに駐屯中の部隊に、暴動を起こした兵が多数含まれている事を示唆した。
これらの部隊員は、一連のサイバーテロの被害に直接遭ったものとみられ、
多くの兵士は錯乱状態で都市部を破壊している模様。
また、少なくない数の機械人形が持ち出されており、
ノックスではボストニア城を攻撃するボルジャーノンの姿が確認されている。
ミハエル大佐は、情報の収集を急ぐとともに、
市民の避難を最優先事項として暴動鎮圧にあたる事を明示した。
ノックスでは、8日夕方に発生したボストニア城崩壊事件以降、
領主のグエン・サード・ラインフォード氏が家族と共に行方不明となっており、
同地に駐屯中のミリシャは統制が取れなくなっている模様。
(18:54)
くそ。一体なんだというのだ。ムーンレイスが何故こうも混乱している。仕方が無い。
性に合わないが、スモーで威嚇して、沈静化させるしかないか…全てはディアナ様の御身のため!
なんという事だ。ゲンガナムがこれほどまでに…原因のサイバーテロとは一体…
ん? ザックトレーガーから入電? サイバーテロの実態を地球側から送ってきたというのか?
よし、こちらへまわせ。なに? 見ないほうが良い? 私を誰だと思っている。親衛隊長のハリー・オード。
私に攻撃を仕掛けて生きて帰って来た者はいないとまで言われている。構わん。まわせ。
これが…原因だというのか? クイズを解いてみなさい? どれどれ…ディアナカウンター早押しクイズ、
三年連続優勝者の名にかけて解いて……
頭が痛い。ここはどこだ? 暗いな。何故こんな状況に? …そうだ。あの画像…恐ろしすぎる。
あれが黒歴史か…ガクッ(気絶)
フランドールの手記
コレン軍曹が攻めて来た時以来の惨状と言っていいだろう。
既に、ノックスの街は半分以上が焦土と化していた。
この瓦礫の街には、誰一人この混乱の正体を知る者はいないだろう。
あの日、私が気付いた時には、街は狂気のまっただなかに放りこまれていた。
怒号と悲鳴、狂った様な笑い声…ノックスはどうなってしまったのだろう。
ノックスクロニクルは、ボストニア城崩壊の日から発刊されていない。
当然ジャーナリストとしての仕事も、休業状態だ。
それどころか、私自身も決して安全とは言えない。
外は暴徒やモビルスーツがうろついているし、
隠れていても建物が破壊されれば運命は同じだ。
ジョセフと最後に連絡を取ったのは2日前。
子供とシド爺さんを拾って非難すると言っていたけど、大丈夫だろうか。
とにかく、このままでは埒があかない。
夜を待ってノックスを脱出しよう。
そう言えば、キースのパン屋も本店は破壊されていたっけ。
あの夫婦も無事だと嬉しいけれど…。
875 :
通常の名無しさんの3倍:02/04/09 21:55 ID:EUwh9a2Q
ノックスは火の海と化していた。
コレンと正気に返ったヤーニは呆然と瓦礫の中に立ち尽くしていた。
「・・・ちょっと前までは穏やかだったのに。」とヤーニ。
「そんなモンさ。ちょっとしたことで、世界はひっくり返る。」とコレン。
「・・・これからどうするコレン?俺は自分の部隊に戻るツモリだけどよ。」
「俺は、廻りを偵察してくるよ。」
「どーやって?徒歩でか?暴徒や機械人形が暴れてんだぞ!(周りを見て)ちょっと待て!」
ヤーニ、瓦礫からほぼ無傷の自転車を見つけると引っ張り出してコレンに差し出す。
「ホレ、これに乗れよ。いくらイングレッサでも足だけじゃきつい。ついでに回って来て欲しい所を
言うからどーなってるか見てきてくれ。」
行って欲しい.場所と道を土の地面に指で書いて説明するヤーニ。フンフンと頷くコレン。
「(自転車にまたがって)いろいろスマンな。ヤーニ。じゃ行って来る!」
「おう。じゃあな。くたばんじゃねえぞ。手前には借りがあるんだ。」
ヤーニは笑って青く腫れた目をさした。錯乱した自分を正気に戻したコレンの鉄拳の跡だ。
コレンも笑った。「分かってる。」
二人は別々の方向に進み始めた。
「
すごい展開になってます!
不幸がありませんように・・・。
所で…ひとりでさびちい御大将、髭と触覚は?
よしなに日記のビューティフルドリーマーって位置付けか?この展開は
ブルブルガクガク
「ディアナ様にお手紙ですよー。」
そう言ってロランが封筒を持ってきました。てっきりキエルさんからだと思ったのですけれど、『最萌
ファイト決定戦優勝商品』?
「なんでしょうかこれは?」
「さあ・・・僕にも分かりません。」
開けてみると中には温泉旅行のペアチケットが。これはもうロランと行くしかありません。
久しぶりにわたくしたちは旅行に出かけました。変わりばんこに車の運転をしながら山の道を登って
いきます。山の奥には風情のある小さな温泉宿、ここがわたくし達の泊まる所です。
「やっと着きましたね〜、ディアナ様。」
「着きましたね〜、ロラン。」
女将さんに迎えられて、お部屋に案内されました。
「いいお部屋ですね〜、ディアナ様。」
「ほんと、いいお部屋ですね〜、ロラン。」
わたくし達は夕食をいただいてしばらくの間お茶を飲みながらマターリしましたが、せっかく温泉に来
たのですから露天風呂に入ることにしました。ロランは荷物を片付けてからから行くと言うので、わた
くしは先に行きました。
わたくしは女湯のほうに入って服を脱ぎ、手ぬぐいを持ってお風呂にむかいました。お風呂はとても
大きくて風景も素敵です。お風呂の奥のほうまで行って山の間に夕日が落ちていくのを見てお湯に浸か
っていると運転の疲れも取れてしまうようでした。
パシャッ
誰かが入ってきたので岩の陰からのぞいて見ると、なんとロランでした。どうしよう、脱衣所は別でも
中で繋がっていたんでしょう。それにしてもロランはいい体してますね、あんなカワイイ顔しておいて
・・・・なんて事考えている場合じゃありません。ロランの若いピチピチの体と違ってわたくしは何百
年もこの体、やはり見られるのは恥ずかしいしロランにガッカリされたらどうしよう、と思ってしまい
ます。
こうなったらロランが出て行くまでここにいるしかありませんね。そう決心してわたくしは岩陰にか
くれました。
こうして30分が経ちますが、ロランはかなりの長風呂で体温の低いわたくしは頭がクラクラしてきま
した。そのうちわたくしはのぼせてしまったのです。
目が覚めるとわたくし達の部屋に寝ていました。下着はつけていなく、浴衣を羽織っているだけでし
た。横をふと見ると浴衣姿のロランが心配そうな顔をしてわたくしを団扇で扇いでくれています。
「ディアナ様!気がつかれましたか?」
「ええ、ロランが運んでくれたのですね。」
「はい・・・お風呂、中は混浴だったんですね。」
私はロランに団扇に扇がれながら聞きました。
「ロランはわたくしの裸を見たのでしょう?」
「す・・・すみません。でも僕、急の事で驚いて、余り覚えてませんから。」
ロランは俯いて顔を赤くして答えました。でもそれはわたくしの欲しい答えではありません。それが返
って来ない事は分かっていたのですけれど。
頭もスッキリしてきたのでわたくしは起き上がりました。
「ロラン、喉が渇いたので何か冷たい飲み物を貰えますか?」
ロランは部屋の小さな冷蔵庫から茶色の瓶の飲み物を出してきて栓をあけ、コップに注いでわたくしに
てわたしてくれました。瓶のラベルは他の国の言葉でが書いてあって読めませんでしたが、大きな星の
マークがついていました。わたくしはそれをググーッと一気に飲み干すと、なんだか急にまたボーっと
してきていい気分になってきました。
「ロラン!わたくしの裸を見たのでしょう!?」
「はっ・・・はい。すみません。」
謝るロランに顔を近づけて問い詰めます。
「で、どうだったのです?」
「えっ、どうって?」
「綺麗だったとか、醜いとか、そうゆうことです。」
「き・・・綺麗でした、すごく。」
その言葉に嬉しくなって思わずロランに抱きつきました。ロランはどうしていいか分からないようで固
まっていましたが、わたくしはあることに気付きました。
「枕は二つなのに、お布団一つだけですね。」
「女将さんが、敷き直さなくてもいいようにって。」
「じゃあ、今日は同じ布団で寝るんですね。」
また嬉しくなってニコーっとして言いました。でもロランはなんだかチラチラさせています。
「ディアナ様、浴衣・・・はだけてます。」
「また見ましたね。こうなったら責任を取ってもらいますから。」
そう言ったわたくしが酔っ払って先に眠ってしまいました。ロランはわたくしに何にもしてない様子
でしたが、朝起きると抱っこして寝てくれていました。
久しぶりの正統派(?)
イイ!!
なんと言うことだろう。
ゲンガナムはムーンレィス史上初の大暴動で、見る影もなく荒廃していた。
私は、ディアナ様の代理として月を統治する立場にありながら、
こんな惨状を招いてしまった自分の力不足を嘆くしかなかった。
依然として、ハリー大尉とは連絡の取れない状態が続いている。
こんな時こそ、側で力になって欲しいと言うのに…。
大尉のスモーは、ゲンガナムに近い月面で消息を絶ったらしいが、
現在はディアナカウンターの兵力の9割以上を暴動の鎮圧に裂いていて、
とても大尉の捜索隊を送り出す人的余裕はない。
…更に深刻な報告が届いた。
群集と化した暴徒は、ついに冬の宮殿にまで迫る勢いで侵攻し、
宮殿の1キロ手前で守備隊と交戦を開始したらしい。
地球での混乱と同じ様に、錯乱したディアナカウンターの隊員が、
基地から多数の機械人形を持ち出し、暴徒側に参加しているらしく、
宮殿の破壊阻止作戦は熾烈を極めているそうだ。
また、ディアナカウンター自体の統制も次第に取れなくなって来ていて、
特に旧ギンガナム隊では暴徒とは無関係に命令違反が頻発している。
このままでは、騒乱は取り返しのつかない事態に発展する恐れも強い。
いや、既に私の力ではどうにもならない所まで来ていると言っていい。
以前、ギンガナム隊が引き起こした暴動の際と同じ様に、
ディアナ・ソレルとして発した勅令さえもほぼ効果なく終わってしまった。
議会は遂に、私のゲンガナム脱出を決定したらしい。
アグリッパまでもが私に避難を勧告して来た。
港では既にジャンダルムが出航準備を開始しているそうで、
親衛隊員たちの動きが慌しくなっている。
この宮殿も既に暴徒に囲まれ、時折激しい衝撃に襲われている…。
・ポゥの報告書
本日未明、宮殿庭園東側の防衛線が突破され、戦闘が起きた。
暴徒化した市民に対し、宮殿の守備隊も応戦したが、
パニック状態の暴徒に威嚇は通用せず、隊員に多数の死傷者を出してしまった。
最終的に戦闘は、暴徒側の持ち出したモビルスーツとの交戦にまで発展し、
庭園の約半分が焼失、宮殿自体にも大きな被害を与えた。
この戦闘の結果、ゲンガナム中央変電所の機能が著しく低下し、
病院など一部施設を除いたゲンガナムのほぼ全域で大規模な停電が発生した。
この停電による混乱は著しく、市内の交通は信号・鉄道に至るすべてが麻痺し、
宇宙港では施設の大半を人力にて運用する非常事態だと報告されている。
特に、通信機器の稼働率が平時の3割以下にまで低下しており、
事態の正確な把握は不可能と言っても過言ではない。
最優先事項として、電力の回復をはからなくてはならないだろうが、
変電所は既に暴徒に占拠されていると言う未確認情報もあり、
身動きの取れない状態が続いている。
・ポゥの報告書〜補足
ゲンガナム標準時で本日午後、ゲンガナムから北西30キロの月面で、
月面守備隊によりハリー機と思われるゴールドスモーが回収された。
スモーは機能の大半がフリーズしていたが、セーフモードが辛うじて働いており、
コクピットは非常用ロックにより厳重に閉ざされていたものの、
パイロットの生体反応は健在。不幸中の幸いといえるだろう。
収束させる気が無いならその辺にしとケと逝ってみるテスト
オチがちゅまんなかったらソシーエ嬢に鞭で背骨見えるまでヒットされるの刑な
プルと呼ばれて数日。
ラジオのニュースはエキサイティングな情報を流しているけど、
あいかわらずこの山は退屈だ。
そろそろ家事手伝いも飽きてきた。
行方不明とか騒がれてる大統領はココアばかり飲んでいるし、
グエンはローラの尻を撫でまわし、嫁に撃たれて寝こんでいる。
あたしは裏庭で洗濯物を干しながら空を眺めてた。
む?…なにか降りて来る…。
でかいなぁ〜。何処かで見たようなシルエットだけど…。
ジャンダルムだった。
また誰かがここに来るような予感がした。
パンダ野郎まで生きてたらやだなぁと思った。
お前だろ(w<パンダ野郎
またグエン卿撃たれてる…(w
ゼロ距離射撃っすか!?
ディアナ様「これで、ダウンです!!」
グエソ卿「わたしは、ローラの真の開放を掴み取るのだ!月の女王からの悪しき呪縛を、我が正義の剣(股間のナニ)によってなあああッ!」
パンっ!
グエソ卿「おふうぅぅぅぅ!!!」
微妙に前スレの職人さんが戻ってきている気がすることに喜んでみるテスト
春休みも終わったし、たまにはageんとdatオチしかねん・・・
恐る恐る深夜age
まさか、キエルを地球に降下させる為だけのゲンガナム崩壊だったのか…!?
といってみるテスト
繭の中。
戦闘準備するギンガナムを見下ろしながら、
「外は暴動だそうだ。オマエの出番じゃないのか?エックス」
「俺じゃないよ。エー兄ちゃん。」
「こらあ、うるさいぞ!二人とも(?)触覚!戦闘準備くらいせんか!」
「黙れ!運河ヤドカリ以下のお前の面倒を見てやった恩を忘れたか!!
あー兄ちゃんみたいにローラがパイロットだったらなあ...」
「酷い!小生が何をしたというのか!(泣)」「うるせえ」
「ロランなんだが。私のは。しかし暴動はどう静めるべきなのか。ロランがいれば
良い知恵が浮かぶかもしれんのだが...」と一人悩むターンエーだった。
屋敷の庭でプルと一緒に草の上で寝転がて休憩をとるロラン。
「ん?!」二人いきなり起き上がる。
「ロラン何か感じなかったか?」とプル。
「感じましたよ。何か...説明できない。」とロラン。
「いいか!変でもいい。そのまま感じたままに言ってみろ!」
「笑わないでくださいよ...。ターンエーが僕を呼んでる。必要としている。
そんな気がしたんです。」
「な。(絶句)」
風が吹き始めた。
月の「冬の宮殿」
ズラリと並ぶ冷凍睡眠のカプセル。その奥にある制御室。
「腕鳴らしで造った、我がウイルスもよくやるじゃないか。」
長い銀髪。伸び放題の髭。鋭い目を持つ男が、端末から送られて来る暴動の報告に
満足の笑みを浮かべた。
「1度死んで、未来でクローン大戦の駒として蘇って、それからまた冷凍。そして新世界へようこそ。だ。
さて、私と同じような連中でまず誰を起こすとするかな?しかし、アグリッパも甘いものよ。私を制することが出来ると思い込んでいたのだから。」
避難所?
キィィィンン
「はいむさーん、回覧板であーる」
「あ、今日はいつもの人じゃないんですね」
「うむ、そうなのである・・・って」
「「あ゛〜〜〜〜!!」」(お互い指刺)
再会の風がここに吹く。
「この家は大丈夫なのですか?」
「はい。地理的な事もありますし、とりあえず消毒は済ませてあります」
「…と言うわけです」
「なるほど…事態は把握できました。お疲れ様でした、キエルさん」
「ひとまず、ガリアの陰謀説という方向でよろしいですな?」
「騒乱は一週間で充分でしょう。それ以上は逆効果だわ」
あたしの目の前で信じられない光景が繰り広げられている。
ここはローラの隠遁先、場所も定かではない隠れ山荘だ。
その山荘のテラスで、現在の地球圏を動かしていると言ってもいい人間が、
4人も顔を付き合わせて秘密会談を行っていた。
「これで、終戦後に伸び悩んでいた消費も拡大するでしょう」
「再開発が終わって、だぶついていた建材もあらかた掃けるでしょうし、
あとは人的被害の試算を待つ事になるでしょうが…」
「ゲンガナムの方はどうです?」
「死傷者の数は決して無視できませんが、致命的な被害は避けました。
復旧じたいは短時間で完了するはずです」
「ノックスの方ですが…ボストニア城の完全破壊まではやり過ぎましたかな。
ムーンレィスの建築技術がなければ復旧に数年かかるところです」
「景気の回復はともかく、ガリアへの報復は避けねばなりません」
「確かに。あちらはこの先、いいお得意様になりますから。
いたずらに仮想敵扱いするのも得策ではありませんわね」
「それでは、テロ調査委員会の方はよしなにお願いします」
「既に手は打ってあります。メンテナー議長が上手くやってくれるでしょう」
「確か…人身御供は既に決まっていましたな?…あとは時期の問題だけか」
黒い。黒過ぎる。ギムもそれなりに腹黒い奴だと思っていたけど、
こいつらに比べれば不良学生レベルの腹黒さでしかないと痛感する。
なるほど、今更ながら政治家と言うのが酷い商売だと言うのが解った。
「…あの〜、ココアが入りましたけど」
「ああ、ローラ。こっちにおいで」
「…グエン・サード。せめて会議が終わってからになさいな」
「まぁまぁ。それはそうと、情報が漏洩する事はありませんな?」
「ええ。月では、ハリー大尉にすらこの事は知らされておりません」
「今のディアナ・ソレルが影武者である事以上のトップシークレットが、
現在の地球圏に存在しているのです。わくわくするでしょう?」
「確かに。刺激的なのは…」
「ひぁっ!?…あ、あのっ…グエン…さま…っ」
「グエン・サードっ!。ロランのお尻を撫で回さないで頂きたい!」
…これが雲の上の会話と言う奴だろうか。
あたしはローラと入れ替わりにキッチンに戻る。
そう言えば、ココア好きの大統領と一緒にこの山荘に運び込まれた、
ローラの義理の妹とか言うのはまだ起きて来ないな。
なにげに900おめ。
すっかり大河ドラマ状態…
読み応えありますなぁ。
にしてもまぁ、
あんなネタでよくぞここまで引っ張る…(w
これが職人魂ですか。
902 :
前スレで書いてた人:02/04/11 08:39 ID:k3Yjo.SA
>>900 まじで面白い。前スレでシモネタ書いてた自分が恥ずかしい(w
>901
ほら貝とかの音で始まるOP、BGMですなぁ
永井一郎ナレーションw
ああ…暗い…暗いわ…。
私ったらどうしちゃったのかしら。
お姉さまから頂いたメールの指示に従っていたら、
こんなところに来てしまったわ。
あれは何だったのかしら…。
とにかくひどい姉貴だ。
ああ…向こうに…人が…?。
誰…?。
手を振っているのは誰…?。
ボルジャーノン…。
ヒゲ…。
…ギャバン…?。
久し振りね…私、綺麗になったでしょ?。
「ああ、お嬢様。お目覚めになられましたか」
「…ロラン」
「お身体の調子はどうですか?。リリ様のお話では、
かれこれ一週間近く寝込んでいるそうですけど」
「お腹が空いてるみたい」
「そうですか。そうでしょうね。何か作ります」
「ねぇロラン」
「?…どうかしましたか」
「私、いま、ギャバンに会ったわ」
「それは…お懐かしかったでしょうね」
「…危ないところだったって言ってるのよ…」
一方その頃。
近頃はめっきり訪れる人も居なくなったロストマウンテンで、
異変が起きようとしていた(実際に起きるかどうかは不明)。
905 :
通常の名無しさんの3倍:02/04/11 22:51 ID:m.1LR9Vw
ディアナ達が協議しているその時。ニュースが流れてきた。
「・・・首都ノックスにおいて、臨時政府の樹立が宣言されました。・・・」
その瞬間。一同は言葉を失った。グエンのローラへの悪戯も止まった。
「・・・反乱か・・・」
誰かが呆然と呟いた。
その日から占領された首都ノックスの広場には、ギロチン台が置かれた。
軍隊と機械人形の集団に警護された車のなか制服を着たモノクルの老人がずっとそれを眺めていた。
ソ「だから危いところだったって言ってるでしょ!!」
ギ「・・・ギャバンって地下ハウスのタイチョー君のことであるか?」
ソ「・へ、あんた何でこんな所にいるのよ!?」
ギ「だから回覧板を持ってきたのである・・・ほれここに『ギャバン』の判子が」
ソ「・・・生きてるの?」
ギ「そりゃもうぴんぴんしてるのである」
ソ「う〜ん」(バタリ)
ギ「おーい、ロ〜ラ〜、お嬢さんがまたお休みになったのであーる」
・・・しかしここにはいったい何人キャラがいるんだか
「…クーデターだって…?」
一瞬の静寂の後、朗らかな笑い声が部屋に木霊した。
「いやぁ〜、なかなか本格的ですなぁ〜」
「うふふ、おおかたメンテナー議長でしょう。
あの方は芝居がかった演出がお好きなようですから、
今回の作戦前は張り切っていましたし」
「まったく…、あまり悪のりし過ぎては、
今度は戻るタイミングが難しくなりましてよ?」
「リリさんは、大統領になられてから落ち着かれましたね」
「あなたも、すっかり奥様が板についているみたいですわね。
私も、殿方の腕にぶら下がってはしゃいでいたあの頃からは、
少しは成長したつもりでしてよ」
「ローラ。大統領閣下はココアを切らしてご機嫌斜めらしい。
すぐに次の一杯をお入れしてさし上げてくれ」
「あ、あのぉ…内股をまさぐるのをやめて頂かないと…。
ふぁっ…グ、グエンさま…」
「グエン・サード!わたくしと決闘をする意思があるのですか!?」
「おーい、ローラの妹がまた倒れたんだってさ〜」
山荘は平和だったと言う。
「うーん…俺達、なんでこんなところに居るんだ?」
「知らないよ。だからさっさと逃げればよかったんだ!」
ここはノックスの中心に位置する公園。
ノックス市民に永く、広く親しまれているこの広場に、
数日前から異様なものが鎮座ましましていた。
未だ散発的に混乱の続く街の、瓦礫に埋もれ、黒煙に煙る広場に、
それは静かに立っていた。
「なぁ、ヤコップ…これってギロチンだよなぁ」
「…こんなアンティークを持ち出して、どうする気なんだ」
「よほど俺達の首を飾っておきたいんだろうな」
「余裕こいてる場合か!!」
あの日、いつものように街角で人形劇を見せていた2人は、
ノックスの混乱に巻き込まれてしまった。
暴徒の間を逃げ惑い、数日間を生き延びたまでは良かったが、
突如現われ、暴動を鎮圧した謎の集団に身柄を拘束され、
気付いた時にはこの有様だった。
「そろそろ始まるみたいだぜ」
「おい、本格的にまずいじゃないか!」
断頭台へうつ伏せに括りつけられた2人の前に、
大柄な軍服の男が斧を持って現われる。
いかにもな光景に、2人は思わず唾を飲み込んだ。
少し離れたところで、軍服の老人が何か叫んでいる。
ギロチンの見世物を盛り上げるためのアジテーションだろうか。
こんなご時世の割に、聴衆というか観客は決して少なくない。
「おーい、こんな時は何かが起きて助かるものなんじゃないのかよ」
「俺達みたいな三下にはそういう奇跡は起きないんだよ」
「なんだと?。番組中でも俺達への評価は意外に高いんだぞ」
「うわぁ、もう終わっちまったみたいだぞ」
演説は終わり、いよいよ生贄が捧げられる時が来た。
大男が斧を振りかぶり、一気に振り下ろす。
斧が太いロープを切断し、重く巨大なギロチンの刃が、
自由落下とともに2人の首を刈り取るのだ。
2人には覚悟を決める猶予もあるまい。
ガシャ―ン!ゴン!!
「あいたっ」
「…痛い?」
果たして、2人の首は未だ健在。
何処からか現われた丸太が、2人の首を救ったのだった。
ギロチンの刃は、2人の薄皮一枚を傷つけたところで止まっている。
2人は自分達の身に起きた、お約束の奇跡に戸惑っていた。
いや、その先に待ち受けるであろう運命にだろうか。
「…なぁ、ブルーノ…」
「多分、そうだと思うぜ」
「そんなはずはないんだがなぁ…」
ギロチン台の上に颯爽と現われた人物が一人。
2人にとっては懐かしくも恐ろしい人物だ。
「首は付いてるかぁ〜〜〜!。ぃヤコップ!、ブルぅーノ!!」
「コレン軍曹ぉ〜〜〜〜〜ッ!?」
これはリレー?
それとも単独犯?
少なくとも、漏れは2つくらいしか書いてない。
内訳がどうなっているかは知らないけどリレーのはず。
ギロチンが出てくるとファラグリフォンを出したくなるじゃないかぁ(w
そこまでスパロボ的にする事はないといってみるテスト。
>909
パッコーン!
コレンの後頭部にバットが命中した。
「折角、ギロチンの試し切りをしてやろうと思ったのに…邪魔しやがって。」
バットを持った金髪の女が、昏倒したコレンに吐き捨てた。
結局、ギロチンが直るまで処刑は延期となり、一同は仮設の牢屋に放り込まれた。
「おう。生きてたか。大佐たちは敵と交渉中だ。」
そこにはヤーニ達が先客としてそこに居た。
火事場泥棒。ヤーニは謎の集団のことをそう言った。北アメリア合衆国に前から
不満を持っていたザンスカール領の領主カガチが暴動を機に私設軍隊を繰り出し政権掌握に乗り出して来たのだと言う。
「あのジジイ。ゆくゆくは北アメリアの領主を連合してガリアと戦争を始める気だぞ。」
ガリアとの全面戦争。正気の沙汰ではなかった。
統一前、各領地のロード達による合議の頃から征ガリア論を強く主張するカガチは
反ガリア派の重鎮であった。しかし統一後、どちらかと言えば 親ガリア派のルジャーナやイングレッサが政権を握ると「女子供に何ができるというのか!」と反政府的な発言を繰り返した。
「そういう手前のとこだって恐怖政治で領民は苦しめるは、月との戦いだって知らん振りを決め込むは、あげくには暴動に乗じての政権奪取。サイテーだぜ。」
ガチャン。ドアが開く傷だらけのミハエルが入ってきた。交渉は決裂したらしい。
「…諸君。イングレッサ・ミリシャはカガチなんぞに…絶対屈しない。」と言うなり
ぶっ倒れた。
次にマリガンが入ってきた。ミハエルと同じくらい傷だらけだった。
「…諸君。ルジャーナも以下同文…」と言うなりぶっ倒れた。
ミリシャ魂健在なり。満身創痍の上官を見て、部下達は思わず覚悟をきめて男泣き。
なぜか隣でコレンももらい泣き。
「我々ミリシャは連中に屈せず、見事死して、ノックスの土になってみせましょう!」
「…私はオールトンの土になりたいのだが…」とマリガンはボソリと呟いた。
どちらにしろ最悪だとブルーノとヤコップは顔を見合わせた。
ドアの外から女の嘲笑が聞こえていきた。あの金髪の女だ。
「アハハ。お前らはバカか?あのギロチンをお前らに使うと思っていたのかい?」
バカのミリシャ達の頭に大きな?マークが浮かぶ。
「お前らなんぞ機械人形に踏み潰させるだけで十分!あれは宣伝のためにつかうのさ。」
ヤコップはハッと気付いた
「わかったぞ・・。大統領の側近。補佐官や他のスタッフ。リリ大統領が才能を見込んで
集めてきた連中にはアメリアでも有力な領主の子弟が結構いるはずだ。
他の領主たちが自分たちを支持しなけりゃ子供はギロチン。みせしめか・・エゲツないぞ!」
「それが政治ってやつさ!明日にでも早速出るかもね。第1号がさ。可哀想に、まだ7つの女の子だと。お行儀を習いにきてギロチンたあね!他はそれからさ。」
金髪の女いや、悪魔はドアから立ち去った。
「・・・考えられるのはミネバ嬢だ。ソロモン領主は力があるからな。最悪アメリアは
内戦状態になる。」
「何とかならんのか。」とヤーニ。さすがに女子供を殺すと聞いて心中穏やかではない。
「今は・・・無理だ。とても。」
ブルーノが鉄格子から外を見る。広場にはギロチンが不気味な姿を晒していた。
おぉ〜い、あんまり暴走すんじゃねえぞ。
いや・・・もう充分暴走だろう。
暴走半島千葉
「ギンさん大変だ!」
「何だね。ギャバン君騒々しい。」
正正と書いている最中。ギャバン君から「ノックスで女子供をギロチンにかける」という
知らせが入る。
「ギンさんどうする?ノックスが血で染まっちまうよ(泣)」
それを聞いた小生ことギム・ギンガナムはさすがに呆然とした。酷すぎる。
次には怒りが込みあげてきた。これが戦士の、武士のすることであるか!
「明らかにやり過ぎであるよ!そのような暴挙許すまじ!」小生は吼えた。
敵は首都ノックスに居座る武装集団(機械人形付き)相手にとって不足無し!
武器は常に携行していた銃器、ナイフ。これで十分いや、これしか無い。
風呂敷に他の荷物と一緒に入れた。
ずっと、住んでた繭の中。永遠の別れとなるかも知れん。家具と2体の機械人形に
覚悟を決めて別れを告げる。
すると、どうだろう。繭がすっと外界に開き始めた。「行け」という髭と触覚の意思か。
小生は外界に出た。遠くにはノックスが見える。
「ギンさん。持ってけよ。」振り返るとギャバン君が立っている。手にはこの間あげた
桃の缶詰数個と刀。
「桃缶はあんたの役に立つと思うから返すよ。刀は触覚からの餞別だとさ。」
不思議なことを言う。かたじけないと桃缶を風呂敷で包み。刀を腰にぶら下げる。
顔をあげるとギャバン君はすでに消えていた。不思議な男である。
まあいい。後はノックスへ行って鬼退治をするのみ。
途中、ボロボロのマントを着た行き倒れを見つけこれも何かの縁と桃缶をあげた。
桃缶は最高にうまかった。生き返ったような気分だ。
俺は修行の旅の最中、飢えと渇きで行き倒れ、あやうく野垂れ死にするところだった。
偶然、通りかかったモジャモジャ髪の男から桃缶をもらうまでは・・・。
桃缶を食べ終わった時には男はもういなかった。
礼を言いたい。しかしもういない。もし礼節にきびしい師匠がここにいれば、俺のことをこのバカ弟子!命の恩人に礼もせんとは何事か!と怒鳴るだろう。
男はノックスへ行くって言ってたな・・・。どうせ当ての無い旅だ。行って見るか。
俺は鉢巻を縛り直し、手がかりの桃の空き缶もってノックスへ向かった
ノックスのカガチ一派による恐怖政治は今日、その幕を閉じました。
自分の立ち上げた臨時政府に従わない領主に対する見せしめとして、
人質の一人であるソロモン領のミネバ嬢を公開処刑するはずでした。
しかし、首が飛んだのはミネバ嬢でなくカガチ本人でした。
父親同様、自分に恭順しないミネバ嬢の最後の意志を確認し、処刑人に合図
した瞬間、群集から月の武門総領ギム・ギンガナムがもの凄い勢いで躍り出て
兵隊達をなぎ倒し、抜いた刀でカガチの首を一瞬にしてはねました。さらに
落ちてきたギロチンの刃を、持った刀で食い止めると、そのままギロチン台を
破壊しミネバ嬢を救い出しました。
その後、ミネバ嬢や他の人質を守りながら、残りの兵隊達と2時間以上一人で
激しく戦っていました。
この時もう彼に味方が現れました。
戦ってるギンガナムの後ろをカガチの片腕ことカテジナ・ルースが銃で狙ってました。
引き金を引くその瞬間、彼女の後頭部に筒状のものがぶつかったのです。コーン!
「あんた!背中ががら空きだぞ!」カテジナの頭に空き缶をぶつけたのは行き倒れの
マント男でした。彼は空き缶を拾うとギンガナムと人質の側に行きました。
「何しに来たのであるか?」
「桃缶の礼をしに来たんだ。事情も大体わかった。手伝うよ。」
「命の保証は出来んぞ?!」「大丈夫だ。あんたの背中は俺が守る。」
こともなげに言うマント男。片手が輝いてる。
「桃缶1つで命を賭けるか・・・いいだろう名は?自分の背中を守ってもらう者の名
は知っておきたい。」
ギンガナムの目にマントの刺繍が目に入った「・・・代目・・・不敗」
「・・・東方不敗と言うか?」
マント男は次々とくる兵隊達を倒しながら不敵に笑いました。
「そうだ。東方不敗。俺の流派さ。教えてやるよ!東方不敗は王者の風よ!・・・」
この後、ミリシャの援軍が到着するまで二人は更に数時間の間、人質達を守り抜き、
今でもこの広場は通称“ギロチンの死闘”の舞台として有名です。・・・
同じく
>>921さんに拍手
久しぶりに正統派が見たいなぁ
一方その頃。
「さて、骨休めも充分堪能しましたし、ノックスも大分落ち着いた様です。
そろそろお暇しましょうか」
「そうですね。名残は惜しいですが、私もそろそろ月に戻らないと。
メンテナー議長がうるさくて」
「キエルさん、ハリーが寂しがっているのではないですか?」
「月のココアは名残惜しいですが…マリガンと連絡が取れないので、
わたくしも帰らなければなりません」
「みなさん、もうお帰りですか?。せっかくココアをお煎れしたんですが…」
「…」「…」「…」「…」
「そ、そうですね。私はもう一日ほど逗留しますけど、
みなさんはどうされます?」
「私も、あと一日くらいローラの顔を見ておきたいと思っていたところです」
「ハリーは阪神が好調なので病院でもご機嫌だそうです。
もう少し居ても大丈夫でしょう」
「ロランはココアを煎れるのがどんどん上手になりますね」
と、この山荘に逗留してから約一週間。
こいつらはすっかりローラの煎れるココア中毒になっていた。
あいつはココアに何か入れているのだろうか?。
もとよりココアフリークの大統領はおろか、
最近ではグエンもココアを飲まないと手足が震え出す始末だ。
ローラはココアを煎れている間、誰もキッチンに入れようとしないから、
小間使いのあたしもココアをどうやって煎れているのかは知らない。
山荘は今日も平和だった。
「幻のガリア侵攻事変」完
すごい、なんとか落ちている。
せっかくこれからだと思ってたのに。
終わっちゃった・・・
次スレ建てる頃合か?
あ、やっと終わった。
脱線するにしてもディアナ様主体のネタで・・どうか・・・
とりあえず連作を書いてくれた皆さんに。
お疲れさまでした!
それにしても
このスレにまで現れるんなんてびっくりしましたよ、カテジナさん!(w
これからの時代を作るのは老人ではない!
カテジナさんだ!
と言ってみるテスト(w
相も変わらず、ロランにちょっかいをかけるソシエさんに
業を煮やしたわたくしは、ある一計を案じました。
ロラン目当てでやってきたソシエさんを速攻拉致、
飛び切り景色のいいわたくしの秘密の場所に連れ込んで、
「…あたしたち、何してるんです?」
「…さあ、何してるんでしょうね(w」
ソシエさんの頭を乗せて、膝枕。
「キエルさんは、わたくしの替わりに月へ行きました。なら、わたくしが貴方のお姉さんの替わりをするのは当然のことでしょう?」
そう言って、サラサラなソシエさんの髪の毛を手串で梳くわたくしに、
「やっ…んんっ…そんなことじゃ騙されないんだから!…やんっ…」
口ではそう言いながらも、素直にわたくしの手を受け入れるソシエさん。
やがてわたくしの膝の上で、すぅすぅと安らかな寝息を立てはじめたソシエさんに、
わたくしは目を細めました。
貴方が何時だったか、
「あたしにはお姉さまが二人いるの!いいでしょう?」
そうロランに自慢していたことを思い出します。
貴方からお父様を奪ってしまったわたくしを、最後には姉と呼んで、甘えてもくれたソシエさん。
貴方は正真正銘、わたくしの愛しい妹なのです、ソシエさん…?
…ですからソシエさん、わたくしのこと。
義姉さま、ってよんでくださってよくってよ?
…ソシエスレに誤爆してしまったこのねたを
よしなに日記にコピペするテスト
前日の日記
明日はロランとピクニックです。楽しみです。
心地の良い目覚めです。まだ夜が明けきっていませんが、ロランはもう起きているようです。下準備を手伝ってポイントアップしておきましょう。
ロラーン、何か手伝う事ありませんかって何故ここにグエン卿がおられるのです?
「おはようございます。キエル嬢とお呼びしたほうがよろしいでしょうか?」
おはようございますじゃねえですよ、このホモボンボン! なに準備完璧、さあ行くぜ! な格好をしてらっしゃるのですか?
「いえ。今日、ローラがピクニックに行くという耳寄りな…いや、楽しい噂を耳に挟みましてね。こうして来ている訳です」
ようするに盗み聞いてやがったと…迂闊でした。己の罠の腕前に決して近づけるわけが無いと思っていたのに……
グエン卿の行動力は私達の予想の少し斜め上を行くということですね。
そういえばロランは?
「ああ。私の子飼と一緒に準備をしていますよ」
たしかプルさんと言う方でしたね。
「ええ。中々可愛い奴です。すこしかしましい所がありますが、ふふふ」
『ふふふ』じゃねえよボンボン。全く。いい加減諦めて欲しいものです。こうなれば目の前で見せ付けてやりますわ。ロランと私の愛のランデヴーを…
という訳で目的地に到着。途中、なんどかブービートラップでグエン卿の抹殺を図りましたが、全て失敗でした。
ロランは敷物を広げると、お弁当と紅茶を準備してくれました。プルさんも手馴れた手つきで準備を進めます。
隙あらばロランのお尻や、腰を触ろうとするグエン卿をお湯で撃退しつつ準備完了です。
ロ「ディアナ様。準備できましたよ」
プ「ディアナ?」
ロランの迂闊な発言でプルさんが私のほうを睨み付ける様に振り向きました。
ロ「ああじゃなくって、キエルお嬢様。ごめんなさい。ついつい言ってしまうんです」
もうロランたら。いつも言っているでしょう、おほほほほ。
プ「ふうん。ならいいんだけど。もしディアナだったらぶん殴ってる所だ。ロラン。そこのクッションとって」
まあ、なんて口の聞き方でしょう? 別に召使だからといって差別はいたしませんが、女の子使う言葉ではありませんわ。
グ「ローラァ。あーん。しておくれ、あーん(はぁと」
こいつ殴っていいですか? なにふざけた事ぬかしてんだ?
逝ってよしなに!!
こうなれば作戦開始です。ロラン、林檎を貸してください。剥いて差し上げます。
ロ「あ、ありがとうございます。ディ…キエルお嬢様」
シャリシャリシャリ…ああと刃がすべったぁ。痛ッ! ロラン血が出てしまいました(極めてわざとらしく)
ロ「た、大変だ。すこし失礼します」
ロランはそう言うと、私の指先を口に咥えてくれました。ああ、なんと心地の良い。
すこしズレタ恍惚感を味わい満足な私。
グエン卿の方を見ると、その表情は笑っていましたが、眼は嫉妬の炎で燃えていました。
おほほほ。男の嫉妬は見苦しいですよ。あっ、このベーグルサンド美味しい。
その後も、私は陰険さ炸裂な作戦を次々と敢行。
・つまづいたフリをしてロランの胸へダイビング。
・さらにそのお礼に頬にキッス。
・足場の悪いところで手を繋いでもらう。
・鬼ごっこで後ろからロランに抱きつく。
etc
もう、楽しいひと時…じゃなかった作戦は順調に進んでいくので、笑いが止まりません。
もうグエン卿は笑いながら青筋立ててます。対抗してプルさんに抱きついたりしてましたが、
逆に殴られたりしてました。本当に子飼なのかしら?
さて、いよいよ大詰め。私達は帰宅しました。グエン卿達は帰宅。後片付けしています。
ロランが一人で。湖の辺で、上半身裸で、水に濡れながら、鼻歌を歌いながら。かなりの萌えシュチュエーション。
私のロランを視緩する眼にも、ついつい力がこもってしまいます。
そう、最後の作戦。それはロラン自体が罠なのです。もちろんロランは何も知りませんが。あのグエン卿が、
このまま帰るなんてこと絶対にありえません。きっと様子をうかがい、ロランを連れ去る気満々のはずです。
しかし、グエン卿は昼の私の作戦で冷静さを失い。今のシュチュエーションに対する理性が、限りなく0に近い。
いてもたっても居られずに、飛び出してくるはずです。
ふふふ。さあグエン・サード・ラインフォード。今あなたは獲物に目をつけましたね。我慢できるかしら?
いえ、出来ないないわ。3・2・1…
グエン卿は野獣の速さでロランに接近していきます。野獣は狩られるものです。くらいなさい。私の究極のトラップ。
まず、網があなたを捕らえ、連鎖トラップの投石器で空高く舞い上がります。ここまでは前と同じです。
しかし、投げ上げられたあなた目掛けて竹やりが飛んできます。安心して先はゴムだから刺さりませんよ。
いい感じに痛めつけられたあなたを、次は丸太が襲い吹き飛ぶでしょうね。除夜の鐘よろしくね。
吹き飛んだ先に待っているのは、二代目の投石器。そのまま湖へダイブです。竹やりが網に絡まって、
中途半端に浮くから、さぞ苦しいでしょうね。
私が説明している間に、既にかかっていたようです。湖に変な物が浮いています。
ロラーン! もう明日にして。今日は寝ましょう。ロラン。明日もよしなに。
937 :
通常の名無しさんの3倍:02/04/13 19:48 ID:TreDPOW.
「ガリア事件」のその後(w
結局、一連のサイバーテロ事件の首謀者はカガチ一派と断定。
彼の領地であるザンスカール領は解体。財産は全て賠償金として没収。
カテジナ(現在逃亡中)「なんで、全部あたし達のせいになるんだよ!!」
ヤコップ「それが政治ってヤツさ。」
戦闘が終わったノックスにミネバ嬢を迎えにソロモン領主自らが来た。
愛娘を救った英雄に会いたいと御大将と東方不敗のいる病院へ
「ゴリラがあの子の親であるか?」と御大将
「あのフランケンが父親なのか?」と東方不敗
開口1番、失礼なことを口走り、関係者をハラハラさせた。
領主は「大した奴らよ」と笑って応えたという。
また、礼として地球と月のための空港を作るため領有している無人島「コンペイ島」を提供した。
本来静かで人気のないロランの屋敷は、そのまま臨時の大統領府と化し、ネットが復旧するまでの間
無線や電話、レット隊によるバイク便等が絶え間なく行き交った。人質だった政府の職員や側近・補佐官も
復帰し、屋敷は何日もの間、騒音と光が絶えなかったという。
938 :
通常の名無しさんの3倍:02/04/13 19:52 ID:TreDPOW.
ノックスでカガチ一派と戦ったミリシャは周辺の領地のいわばミリシャ連合軍であった。
ギムの死闘のニュースが流れてきた後
ロランは一人でノックスに加勢しに行こうと車に乗った時。御曹司も一緒に乗り込んだ。
「一人でノックスへ行けば殺されるぞ。だが、軍隊で行くなら別だ。」
「あてはあるんですか?」
「ない。でもこれがある」と自分の口を指す。
「私はグエン・サード・ラインフォードだぞ。只の男ではないことを証明してやる。
周辺の連中を口説き落として、ローラのための軍隊を作ってやるよ」
事実、御曹司は数時間で周辺を口説き落とし、即席のミリシャ連合軍を作り指揮した。
恐るべし御曹司(ホモ)
尚、この功績から御曹司は「イングレッサにグエンあり」と人々に言われ完全復帰を果たした。
「すごい戦いだな。オイ。」
「ああ・・・次の人形劇のネタが決まったな。」
ブルーノとヤコップは解放後、
「ギロチンの死闘」をテーマに人形劇を作り大いに人気を得た。
ヤーニとコレンは連合軍に開放された後、共にカガチの残党と戦い勝利した。
「突撃だ!俺のケツについてこい!」がヤーニとコレンお互いよく使ってることが判明。
おかげで部下たちが「どっちのケツについていけばイイでありますか?!」としばしば混乱したという。
ミハエルとマリガンは敵の士官ファラやカテジナにボコボコにされたにも関わらず、決して降伏しなかった漢達である。
後年その理由を尋ねると「むやみに付く側を変わると碌な事が無い。月との戦争でコリゴリだよ。」だそうである。
ロランとこっそり付いて来たメリーベル(本名プル・フォウ)は、
他のミリシャが発掘した黒い機械人形を与えられてノックスの戦いに参加した。
先に連合軍に参加していたメシェーも二人と同じ人形を与えられており、
三人は即席で必殺技“ジェット・ストリーム・アタック”を編み出し多大な戦果を挙げた。
ディアナはギムの功績を高く評価し「それでこそ月の武士。武門の総領。天晴れである。よしなに!」
ギムは今までの罪を許し、総領の地位を回復させた。
でもギムは今でも月に戻らず、繭の中に住んでいる。「修行中である。」とのこと。
ノックスの人質の一人で大統領補佐官ドロシーはガリアの有力マハラジャであるトレーズ・クリシュナーダ卿の血縁であることが明らかになった。
「もし彼女がギロチンにかかっていたら、間違いなくガリアと戦争になってたでしょうね・・・。」とは大統領の弁。
東方不敗は、しばらくギムの繭に滞在した後、また武者修行の旅に出た。
時折、繭にいる時もあるらしいが。
桃の空き缶は、ミネバ嬢が宝物として大事に持っているとのこと。
劇場版「ディアナ・ソレルのよしなに日記〜ガリア侵攻〜」
企画:シャア専
原作:「ディアナ・ソレルのよしなに日記in2002」より
総監督:sage
製作:よしなに日記製作委員会
完
>934-936
こういうの、待ってました。
>940
グッジョブ!
942 :
次スレ:02/04/13 21:16 ID:btq5FhJs
ごめんなさい。あげてしまった。時間が悪かった。
>>934-936 「こいつ殴っていいですか?」にワロタ
ぜひ殴っちゃってよしなに。
>>940 今度こそほんとにオチがつきましたか。
お疲れさんでした。
黒歴史キャラ総出演(w
「…ここはどこだ?」
「たいちょ〜大変ですう〜GPSに座標がでません〜」
「ええい、うろたえるな!Kよ!」
「隊長、そこにザクがおる、聞いてみたらどうかな?」
「おお、さすがG、亀の甲より年の功だな。」
「すいません。ここどこですか?え?イングリッサ?どこそれ?」
すべての不運はここから始まったと後に隊長のF氏は語った。
「ふぉっふぉっふぉ、まだまだ若いもんには負けんわい。」
「たいちょーお腹すいた〜。」
947 :
sage:02/04/14 15:51 ID:1qMByWmk
>>946
わりとお門違いっぽい。
カエレ!!(・∀・)
948 :
通常の名無しさんの3倍:02/04/16 01:40 ID:4M2XSlbg
チョと保全。すまぬ。
次スレ立ってるからね。
最近首吊りさん どうしてんだろう
アノ人の作品も好きだったんだけどなぁ
つかこのスレ丸ごとHPにしてぇくれぇだよ
ハァハァ
しとくか。
Xスレと一緒に。
よろしく
あげー
で 誰がやってくれるの?(w
保全age
| \
|Д`) ダレモイナイ・・オドルナラ イマノウチ
|⊂ …シーッシッシ シッシッシ
| ラーッセッセ ラッセッセ
♪ Å
♪ / \ トーシーヲー コセー
ヽ(´Д`;)ノ ヨールーヲー コセ
( へ) トーシーヲー コセー
く ヨールーヲー コセ
♪ Å
♪ / \ オトコハ オトコ
ヽ(;´Д`)ノ オンナハ オンナ
(へ ) オトコハ オトコ
> オンナハ オンナ
♪ Å
♪ / \ ホワイトドールノ
ヽ(´Д`;)ノ ゴカゴノ モトニ
( へ) ホワイトドールノ
く ゴカゴノ モトニ
見たわよロラン!
ホワイトドールの前へ!!
保守 保守 保守ピタル〜♪
口の中で…硬いものが熱を増していく…
私は…いままでずっと遂げられなかった思いを唇に乗せて、
彼の剣に、私の心の形を打ち込んでいる…
「駄目です、ディアナ様いけません!!」
必死に搾り出す、彼の哀願の声が聞こえる…
私は構わず鉄を打つ
音はより甲高く、美しい調べをなぞりだす
口ばかりの抵抗も潰え、最後まで私に触れることも出来ず
「…あぁ…ッ」
やがて私は白い火花を飲み下し、その熱の熱さに打ちのめされて、
その移り火に、薄紙の様に焼き尽くされた
とか書きなぐった紙を、ロランの枕の上に置いて眠りにつくことにしました。
月明かりが覗く夜、控えめにドアを叩く音が、眠りの砂に塗された私の目を拭ったのは
それから間もなくのことでした。
…続きは、明日の日記で♪
あふう!
は、早く、早く続きを!ディアナ様!
アゲー