ライダー(カードデッキ)やミラーワールドという設定をとっぱらった龍騎のキャラで
土曜ワイド劇場や火曜サスペンス劇場っぽいドラマの話(設定)を考えよう!というスレ
うっさいハゲ!
ん
こ
城戸真司 -ドジで事件に巻き込まれやすいジャーナリスト
須藤雅史-実は真犯人
北岡 秀一-悪徳弁護士
由良 吾郎-スーパー秘書
手塚 海之-「そうか!犯人は…」とか言った瞬間、犯人に後ろからボカッとやられて一番始めにあぼんされそうな役
芝浦 淳-怪しい言動で「犯人か?」と思わせておいて真犯人に殺される役
東條 悟-何人か殺して犯人として追及されるが実は真犯人に巧妙に操られていて口封じに殺される役
4 :
名無しより愛をこめて:03/02/03 16:13 ID:YAwkHvp1
変スレ
秋山 蓮-喧嘩っぱやいフリーター、色々あって真司の相棒となる
浅倉 威-神出鬼没の脱獄犯
佐野 満-金のためならなんでもやるフリーター、恋人ができるが…
高見沢逸郎-黒い噂の流れる高見沢グループの総帥
神崎沙奈子-喫茶店のマスター、行方不明の優衣と士郎を探している
大久保 大介-OREジャーナル編集長、真司の先輩であり上司、たまにいいことを言う
6 :
名無しより愛をこめて:03/02/03 16:19 ID:+qUe6WEr
浅倉威=只今服役中。脱獄を何度も繰り返す凶悪犯。レクター博士みたいに獄中から事件のヒントをくれるような役?
佐野満=金に異様な執着心を持つガードマン。何げに色んなのを目撃してそう
みたいな感じか?
7 :
名無しより愛をこめて:03/02/03 16:22 ID:GPwXPfOi
須藤が実は真犯人というのは概ね賛成。
もちろん刑事で、真司に協力する振りをしてるんだよな?
霧島美穂-スリ、結婚詐欺師、真司と出会って恋に落ちる…?
桃井令子-OREジャーナルの看板ジャーナリスト、北岡弁護士に好意を寄せられているが本人にはその気なし
香川英行-東條の犯行を知って更正してもらおうと説得するが…
森本弁護士-北岡のライバル(自称)
大森幸雄-珍しい生き物を見つける天才?ある時、犯人確定となる証拠を発見するが、犯人の手にかかり殺される
その他のみなさん
ポトラッツ教授
江島教授
島田奈々子
斉藤雄一
香川典子
9 :
名無しより愛をこめて:03/02/03 16:27 ID:fUf+Bvof
神崎優衣=失踪中の兄を探している。ふとしたことから真司や蓮と行動を共にする暗い過去を持つ顔面神経痛の子。
霧島美穂=姉を凶悪犯浅倉に殺され、浅倉に復讐を誓う謎の女詐欺師。真司達の周りをウロウロしているため、あぼーん率高し
10 :
名無しより愛をこめて:03/02/03 16:29 ID:GPwXPfOi
浅倉の位置付けが微妙だねぇ・・・
おっと、カブった。
始まりは真司と令子が事件の取材に行った所で真司と蓮が出会うって感じかな?肩がぶつかるとかなんかで。
最終回のラストみたいに、お互い何か知ってるようなそぶり。
で、次にあった時にお互いの違いが一致してると知って不服ながらもコンビを組む…みたいな。
あ、手塚もコンビに入れてあげたいな。
浅倉が当初から犯人だという前提で話が進んで
実は蟹が犯人でしたー、みたいなのはどう?
12 :
名無しより愛をこめて:03/02/03 16:31 ID:+qUe6WEr
浅倉は他の犯人と違って、「自分は犯人じゃない、怪しくない」みたいな演技しないで堂々と
「俺は殺人犯だ!」って感じだから隠しようがないよなぁ…W
ただしい警察の役割をするひとが ひ と り も いねえ・・。
でもなんか配役見てるとお約束は2時間も龍騎もいっしょだね。
2時間ドラマで出会って主人公とほのかな恋にってのは大変あぼん率
高いよーな気がする。それか真犯人。霧島あわれなり。
14 :
名無しより愛をこめて:03/02/03 16:35 ID:+qUe6WEr
>>11賛成。しかしみんな見事にハマッてるなW
手塚も仲間なのも賛成。そして一番始めに真相に気付きボカッ!あぼーんねW
浅倉は三番目の死体くらいでよくない?
一連の事件に便乗して霧島あたりが浅倉を殺していたみたいな・・
犯人は二人!?みたいな・・
駄目かスルーしてちょ
須藤刑事は実は一人しか殺してなくて、その件で捕まるがすべての罪を着せられそうになり「他のやつを殺ったのはおれじゃない、信じてくれ、まだ犯人はいるんだ…」とか叫びながらパトカーに乗せられる…とか…
真犯人だれだよ
17 :
佐野満:03/02/03 16:56 ID:typKz5r4
取材のため城戸真司と桃井令子は喫茶店アトリへと取材に訪れる。
そこで神崎優衣が行方不明だと神崎沙奈子から話を聞く。
そして優衣が行方不明になる直前には脅迫状めいた手紙が送られてきたという。
手紙は優衣が持っていったらしく手元にはないが
優衣がいなくなればいいという事が書かれてあったそうである。
しかもその兄である神崎士郎もまた1年前にアメリカで消息を断っている。
行方不明の二人の事を思い出し、泣き出す神崎沙奈子に対して
真司は思わず「俺が必ず探し出してみせますよ!」と言ってしまう。
一通りの取材が終わった後、喫茶店を出ると
真司は一時の感情に流されて優衣を探し出す事を
安請け合いしてしまうのはジャーナリスト失格だと令子に怒られる。
令子は早々と先にOREジャーナル帰ってしまう。
ジャーナリストであることと自分の正しいと思う事の狭間で悩む真司だが
「俺、バカだから考えてもわかんねーや」と
とりあえずOREジャーナルに帰って令子に謝り、
後の事は編集長に相談しようと考える。
そこへアメリカンバイクで乗り付けた黒いロングコートの男。
喫茶店から去ろうとする真司、喫茶店に入ろうとする男、
何度も互いに同じ方向に避け立ち往生する2人。
これが真司と秋山蓮の始めての出会いであった…。
つづきよろぴこ
19 :
名無しより愛をこめて:03/02/03 17:05 ID:MOV0D/zk
実は二重人格だった真司(リュウガバージョン)の仕業だったとか…W
>20
頼むから、わしがかつて結末を見て放り投げた某ミステリ小説のよーな
オチにだけは・・っ。(まんまそれだったの)
21 :
名無しより愛をこめて:03/02/03 17:13 ID:qFTPlcsV
>>17 社長令嬢とのけつこん式に向かう途中、警察に捕まって「ただ…幸せになりたかっただけなのに…」って、王道のオチだな…
イイカモ…車中で「出してくれ〜」と叫ぶサノマン
22 :
名無しより愛をこめて:03/02/03 17:20 ID:qFTPlcsV
>21補足
サノマン叫びながら連れてかれるときのバックは中島みゆきの「世情」キボン…ベタだな…シカシ
>手塚 海之-「そうか!犯人は…」とか言った瞬間、犯人に後ろから
>ボカッとやられて一番始めにあぼんされそうな役
犯人って、何?
龍騎の世界での連続行方不明事件はモンスターのせいだが
俺の案ではそれの犯人は東條の仕業で
東條はガシガシ人狩りをしているわけだが、
それがわからないように隠蔽工作している人物がいる。
優衣の行方不明事件はそれとは別物で
おばっさんが遺産目当てに蟹刑事に殺しを依頼していた。
蟹刑事は一連の行方不明事件に見えるように
色々と偽装して現在はその事を逆手にとっておばさんを脅迫している。
さて、ここに弁護士チーム、浅倉、サノマン、高見沢、美穂をどう絡めるか…。
>>23 それをみんなで考えてる
龍騎本スレの370-386の流れ→このスレと考えてくれです
25 :
名無しより愛をこめて:03/02/03 17:26 ID:fUf+Bvof
>>21佐野は割と使えそうだぞ。高見沢の車磨きを頼まれてた貧乏ガードマン佐野が、高見沢にプライドを傷つけられるような罵声を浴びせられ
カッとなりあぼん。その後も自分の犯行を隠すため次々あぼーん。で、ラストは
>>21ただ動機が軽すぎてあまり同情できないなW
20年くらい前の土曜ワイド劇場だったら
美穂は入浴中に包丁でメッタ刺しにされて…ウマー
>手塚 海之-「そうか!犯人は…」とか言った瞬間、犯人に後ろから
>ボカッとやられて一番始めにあぼんされそうな役
ワロタ
>>25と
>>21を混ぜて考えてみた。
高見沢の娘百合絵とささやかな交際を続ける貧乏ガードマン佐野満
結婚の許しをもらうために高見沢に会いに行くが
お前のような身分の者に娘はやらんと罵声を浴びせられる
最後には金を投げつけられ金をやるから出て行けといわれ、かっとなり
高見沢を手にかけてしまう。
自分の犯行を隠すために殺人を繰り返し、最後は
>>21
>>25 ゆりえタソは親の政略けつこんて高見沢と婚約、サノマンとは実は影で愛し合っていた。高見沢はそれを知った上で実家の話をたてになかばレイープ状態でゆりえタソをてごめに…
ぉお、オトナムケ―
30 :
おたぬき:03/02/03 17:51 ID:QftwqC/I
ならば、やはりコレでせう
満さん、二年待って下さい。わたくし、きっと綺麗な体のままで、
あなたの元へ帰ってきますわ
関係ないがサスペンス映画だったら自分の目的のために
犯人に殺害を犯させようと仕組む黒幕・神崎士郎なんてのも出来そう。
32 :
名無しより愛をこめて:03/02/03 17:54 ID:+qUe6WEr
サノマンとは話が別になるが、霧島は最初犯人の片棒を担いでいたが、真司と出会ってからもう辞めたいと言い出ししまいには事件の真相を全て真司に
バラすと言う。そして犯人は口封じの為、霧島をあぼん。霧島はちょっと悪に染まった(無理矢理染められた?)役とかよくないですか?
北岡法律事務所←−−−恨み←−−−−−−−−−−浅倉−−−−┐
↓ ↑ │
弁護 ┌−−殺人容疑−−−┐←北岡に協力 恨み 恨み
↓ ↓ │ │ │ ↓
高見沢逸郎→遊び・カモ←霧島←恋→真司→おばさん→依頼→須藤刑事←協力←士郎
↓ ↑ ↑ │ │ ↓
罵倒 殺意 殺人 協力←−−−手塚 軟禁中
↓ ↑ │ │ ↓
サノマン←次のターゲット←東條 ├−−−助けたい−−−→優衣
↓ ↑ ↑ │ ↑
恋人 霧島殺人容疑 殺人教唆? 蓮←恋人→恵里→親友−−┘
↓ ↑ ↑
百合絵 弁護 芝浦
↑
森本弁護士
ちょっと前提条件が違ってしまうのだけれど、
「優衣行方不明事件」をいきがかり上追う真司&令子さん
表面的には協力するが、裏で怪しげな様子の蟹刑事
真司につきまとい、真偽不明な情報を提供する結婚詐欺師霧島
恋人が意識不明になった事件の目撃者である優衣を追って、いつのまにか真司と同行する秋山蓮
の行方不明事件を追うAグループと、
凶悪犯罪で服役中の浅倉の弁護を何故か引き受けた弁護士北岡&ゴロちゃんのペリーメイスン的展開
浅倉「俺は確かに人殺しだ。だがあいつはやっちゃいねえ」
北岡「何故かは俺にもわからないけど、浅倉はあんなつまらない嘘を言う奴じゃない。
そんな気がするんだ。」
ゴロ「……俺は、先生さえ納得しているんなら……」
金次第で供述をコロコロ変える証言者の佐野満
何故か浅倉を犯罪者として葬ろうと、圧力をかける大企業の社長、高見沢
ドラマ内ではあやしくないんだけど、視聴者的にはどう見ても怪しい東條
といったあやしすぎる登場人物満載のBグループ
の二つくらいに分けて、実は最後に事件が一つに収束する、てな展開も良いんでは。
登場人物多いし。
何故か途中で、真司が犯人と疑われるが、秋山、霧島、そして北岡らの尽力で、
実は最終的な犯人は、幼いころに生き別れた双子の兄(藁
裏真司ですた、とか。
35 :
名無しより愛をこめて:03/02/03 18:04 ID:+qUe6WEr
北岡が獄中の浅倉に逢いに行き、事件のことで何か知らないか尋ねる。(浅倉は事件の秘密を色々知ってる)
浅倉は知りたければ俺をここから逃がせと言い、北岡はやむなく浅倉を逃がすが…みたいなシーンもホスィな
(・∀・)イイ!!
なんかツインピークスみたいだ(w
37 :
bloom:03/02/03 18:07 ID:SVoO2M58
>35
浅倉&北岡の「48時間」!?
凄く観たいが、これだけでひとつの番組が終わってしまいそうな。
しかも、ゴロちゃんの立場が……
40 :
名無しより愛をこめて:03/02/03 18:13 ID:typKz5r4
んー、やはり浅倉をどう使うかだよな。おいしいとこ持っていきまくりそうだもんなW
とりあえず犯人は一人ではないということか?
41 :
名無しより愛をこめて:03/02/03 18:37 ID:D+DFkE7X
2時間ドラマのお約束
1,温泉などでの入浴シーンがある
2,最初、犯人と思われるヤシが捕まるが、実は犯人は他にいる
3,真犯人はたいがいゲスト俳優
>>13 正しい警察と言うなら『クウガorアギト』から借りてくるってのは?
43 :
名無しより愛をこめて:03/02/03 18:47 ID:+qUe6WEr
>>42できれば龍騎キャラのみでお願いしまつ。
まぁ善人が少ない2時間ドラマも、なかなか笑えるかと
1つの事件に全員出そうとするからややこしくなる。
兄が警視総監という理由で色々な事件に首を突っ込んでしまう水谷豊みたいに、
知り合いにスーパー弁護士がいるという理由で色々な事件に巻き込まれてしまうんですよ、真司くんは。
「大学教授殺人事件 〜狂気の英雄像〜」とか
「ゲームサークル連続殺人事件 〜苛めの末路〜」とか
「衝撃!悪徳金融の実態 〜あなたも狙われている? Tグループの元社員が内情を暴露〜」とか
色々あるのです。
温泉は令子、島田、めぐみで(w
46 :
名無しより愛をこめて:03/02/03 18:56 ID:+qUe6WEr
>>44浅見光彦シリーズかW
たしかにひとつにまとめるのは、もったいない。正直映画にしてもいいくらい面白そうだな
須藤刑事は共犯者として警察内で証拠隠滅とか協力。
そのことに蓮あたりが気付き問い詰めに行くんだが
その時にはすでに真犯人に切り捨てられ殺されていた、
みたいな役キボン。
しかし真司は蓮か北岡あたりに最後まで良い所もって行かれ続けてしまって
活躍したのか良くわかんないまんま終わりそうだ。
48 :
名無しより愛をこめて:03/02/03 19:11 ID:hIMY52s0
>47
まんま龍騎だな〜(笑)
49 :
名無しより愛をこめて:03/02/03 19:17 ID:typKz5r4
真犯人に捨て駒として利用されそうな悪役の方々↓
芝浦・東条・佐野
>>44 別々の話が実は複雑に関連しあっているのきぼん
京極堂!
誰かこの登場人物たちを全員事件に絡められるストーリーテラーはいないか?
ミステリー板住人とか…。
ミステリ板住人より、創作文芸板住人のほうが適役では?
OREジャーナルで数々の事件を取材する真司
取材先で必ず出会う野次馬蓮
息があってるのか合ってないのか分からないこの2人が数々の事件の真相を追い求める
しかし彼らが出会う人々は一筋縄でいかない犯罪者たちばかり
一見バラバラに見える犯罪者達だったが実は意外な共通点が・・・!?
第一話「黒幕は刑事!? 金色の蟹は見ていた!」
第二話「スーパー弁護士 その裏と表」
第三話「俺の占いは当たる インチキ商法を見破れ」
第四話「サイバー犯罪発生! 島田はOREジャーナルを救えるか?」
第五話「凶悪犯脱走!! 街中イライラ」
第六話「美人にご用心 ミイラ取りがミイラに」
第七話「巨大企業の秘密 蓮が買収されちゃった」
第八話「潜入取材の心得 謎の401研究室」
第九話「また騙された真司 お人好しもそこそこに」
第十話「犯罪者大集合! キーワードは鏡」
最終話「黒幕はアイツだ! 妹の涙が兄を動かす」
2時間サスペンスじゃないけど1クールのドラマ仕立てにしてみますた。
しかし内容そのまんまだしつまらんなこりゃ・・・失礼
須藤刑事「事件は会議室で起きてるんじゃない!ミラーワールドで起きてるんだ!」
55 :
名無しより愛をこめて:03/02/03 19:58 ID:typKz5r4
>>53ワラタ。「ケイゾク」みたいなノリのドラマだといいな。てか犯罪者ばっかだねW
サスペンスというよりちょいホラー入ってるのもよくないっすか?
べッタベタだが真司の行方不明の双子の兄とかで裏真司出すのもアリかも。
>>53 >第七話「巨大企業の秘密 蓮が買収されちゃった」
に激しくワロタ(w
いっそのこと真司=裏真司にしちゃって悪役にしちゃうとか。
最初は連と協力する形で一緒に行動する真司。
しかし蓮が真実に辿り着いた時、黒幕である真司が裏の顔を見せる、とか。
香川教授は1度見たものを覚えてしまう例の癖を上手く絡めれば
オイシイ役にできそうな予感。
>>53 >第五話「凶悪犯脱走!! 街中イライラ」
自分はこれに爆笑。
なんだか昔の特撮のサブタイみたいだ。イライラ電波を出すアサクラ星人登場、みたいな。
61 :
名無しより愛をこめて:03/02/03 20:20 ID:D+DFkE7X
62 :
名無しより愛をこめて:03/02/03 20:24 ID:fvhD0xyI
真司が、本人も気付かなかった裏真司との2重人格者で
その裏真司が黒幕ってのはどう?
63 :
名無しより愛をこめて:03/02/03 20:28 ID:D+DFkE7X
>>62映画「ストレンジャー」みたいね。真犯人は本人も知らなかった
もうひとつの人格の自分。じゃ浅倉も裏真司にあぼん?
64 :
名無しより愛をこめて:03/02/03 20:32 ID:ObyyOVd3
ああそうだ、蟹に殺された相棒の加賀も、どこかしら使えないかな?
ネタだしだけでスマソ
>>60 アサクラ星人に激しくワロタ!
そのうちエピソードファイナル脳内補完スレみたいにSS書く人とか出てきそうだね。
SS職人さん降臨キボンヌとか言ってみるテスト。
66 :
名無しより愛をこめて:03/02/03 20:40 ID:MOV0D/zk
SSマジキボンヌ!なるべく今までのを総合してホスィな。難しいかな?
しかしここのスレマターリしてて良いね!
北岡弁護士はガンヲタだっつー裏設定も入れてね(w
68 :
名無しより愛をこめて:03/02/03 20:47 ID:FKFllFnB
>>63 >じゃ浅倉も裏真司にあぼん?
そうそう。
で、ちょっとエピファイっぽく真司と裏真司の葛藤の末
裏真司が蓮を撃とうとした銃で真司が自分の胸を撃つ、
そしてTV最終回っぽく蓮に看取られ逝くと・・・。
69 :
53:03/02/03 20:50 ID:F3COy7hc
あんまり深く考えないで書いたのに笑っていただいて嬉しいです。
2時間サスペンスの方も進んでるみたいなので邪魔にならないよう
あまりこれについては言及しないどこうかと思ったけど、叩き台にできるなら
どんどんしちゃってみてください。自分はそんなに文才ないので(汗
あとミステリ板には平成ライダースレがあるので応援要請してきますた。
主題歌は宇多田ヒカルのCOLORSで
71 :
名無しより愛をこめて:03/02/03 20:58 ID:+qUe6WEr
>>69嬉しいです!これからは夜寝るとき、小説読まないで
このスレ見よっと♪
72 :
名無しより愛をこめて:03/02/03 21:29 ID:typKz5r4
しかし、ここまで怪しい人物づくしのドラマも凄いねW
全員、犯罪者になれる要素もってんだもん。(内、何人か犯罪者だし)
73 :
名無しより愛をこめて:03/02/03 21:40 ID:+qUe6WEr
ジャンルはやはりサスペンス?ホラー?ミステリー?サイコもの?
個人的にサイコサスペンスかサイコホラー系がいいな
75 :
名無しより愛をこめて:03/02/03 21:53 ID:+qUe6WEr
神崎士郎-鏡の中の変質者。浅倉の独房に入り込むなどホモ疑惑あり
神崎優衣-喫茶店のウェイトレス。実はカメバズーカが人間に化けている
77 :
名無しより愛をこめて:03/02/03 22:14 ID:MOV0D/zk
獄中の浅倉は、この殺人事件が全て裏真司の仕業と知っていて、
なおかつ裏真司とは仲が良く、脱獄して裏真司に逢いに行ってあぼんされるとかは?
仲村君も出したい。真司にしつこく訪ねて来られて結構重要な証言を言うとか。
で、皆忘れた頃に突然スポットを浴びてあぼーん。
79 :
名無しより愛をこめて:03/02/03 22:25 ID:+qUe6WEr
仲村は100%あぼーん役だね。東条をもっと上手く役付けできないかな?
せっかくあんなに不気味なのにW
80 :
名無しより愛をこめて:03/02/03 22:27 ID:axDzSlxQ
蓮の変身を見たガキンチョ―霧島美穂のスカートをめくって逃げる
東條は東條で犯人に恨み(教授を殺されたとかただの逆恨みでもいいが)があって
自分なりに調査して(ストーキングして)「真犯人はコイツだ!」と目星をつけて
必殺仕事人よろしく背後から「ねえ、君が犯人でしょ?」で、バッサリ!
と正義の鉄槌(斧)をくだすのだが
毎度、毎度それは真犯人ではなく
真犯人は事件を起こし続けていく…東條も殺人をくり返していく事になる
(自分では正義だと思っている)
というのは?
82 :
名無しより愛をこめて:03/02/03 22:33 ID:typKz5r4
事件に深く関わりすぎ、ゴロちゃんまで殺されてしまった北岡。
怒りと悲しみで錯乱
そんな北岡に浅倉が「ここから(獄中)出せば犯人を教えてやる」と
持ちかける。
84 :
名無しより愛をこめて:03/02/03 22:37 ID:D+DFkE7X
>>81東條らしいね(W
サイコメトラーでいうジャスティス?(嫌すぎる)
85 :
名無しより愛をこめて:03/02/03 22:46 ID:D+DFkE7X
>>83逃がしてもらったものの、たいしたヒントも教えず、真っ先に裏真司の元へ行き「俺と手を組もうぜ」とか言った瞬間
裏真司が浅倉をグサッ。「な…何故だ…」あぼーんされたり
芝浦は真犯人や蟹刑事、東條にネット経由で指示を与えてすべてを操っているつもり、
OREジャーナルにも謎の情報を与えたりするトリックスター(っていうのか?)
(自分の情報はバレないように隠蔽している)
しかし、指示を与えている内の誰かに殺される。
87 :
名無しより愛をこめて:03/02/03 23:22 ID:Guu/K/mO
香ばしい匂いがすると思ったらここのスレか…
88 :
名無しより愛をこめて:03/02/03 23:22 ID:+qUe6WEr
佐野「僕、犯人誰だか知ってますよ!今なら格安で教えます!お得ですよ、先輩♪」
口封じの為、サノマンあぼーん
89 :
名無しより愛をこめて:03/02/03 23:28 ID:4uEL3Ho3
主役側としては、
職もよくわからない野次馬だが、何故か裏社会に詳しかったり、
情報のコネを持っていたりする私立探偵っぽい役柄の秋山蓮と、
ジャーナリストながらドジばかりだが、その素直な人柄で重要な証言を引き出したり、
うっかりの結果で偶然証拠を見つけてしまったりする城戸真司
てな感じだろうか?
90 :
名無しより愛をこめて:03/02/03 23:34 ID:typKz5r4
アメ(真司)とムチ(蓮)コンビか。それプラスおせっかい占い師手塚に
今回の事件の弁護をして名前を売りたい北岡に、その秘書ゴロちゃんが、おもな仲間か?
>90
>今回の事件の弁護をして名前を売りたい北岡に、その秘書ゴロちゃんが、おもな仲間か?
全体のトーンがほのぼの調だったら、本編と同じように真司にヤクザに絡まれてる所を助けてもらって、
何となく頼まれごとをされてしまう自称悪徳弁護士、なんてのも……
やっぱり、浅倉威は一匹狼の極悪人で…。
つるんでほしくないな。
93 :
名無しより愛をこめて:03/02/03 23:52 ID:MOV0D/zk
誰か簡単でいいからSS書いてくれ。ところで優衣と士郎は失踪中ということでいいの?
94 :
名無しより愛をこめて:03/02/04 00:05 ID:aaWn19Bj
サスペンス劇場って言うとキャストはこんな感じか?(主役二人は決まりだよなあ)
事件を追うカメラマン・真司船越栄一郎
推理力抜群の記者・令子 片平なぎさ
事件の鍵を握るウェイター・秋山 布川敏和
凶悪な脱獄犯・浅倉 大地康雄
悪徳弁護士・北岡 本田博太郎
怪しい刑事・須藤 水谷豊
インチキ占い師・手塚 長門裕之
血のつながらない妹を愛してしまった兄・士郎伊原剛志
血のつながらない兄との関係に悩む妹・優衣大西結花
変質狂的な学生・東條 尾美としのり
金持ちの嫌なボンボン・佐野宮川一朗太
東條を操る大学教授・香川内藤剛志
喫茶店のおばさん 市川悦子
あと、温泉シーンのおっぱいポロリも忘れちゃいけないぞ!!
>>94 >血のつながらない妹を愛してしまった兄・士郎伊原剛志
>血のつながらない兄との関係に悩む妹・優衣大西結花
おいおい!wてか元ネタあんの?
実は浅倉が私立探偵で…いや、無理だな。
>6の浅倉=レクター博士みたいに獄中から事件のヒントをくれるような役
がなかなかイイ!!
あの拘束された姿でヒントを与えるところを想像すると中々いいんだけど、
でもやっぱり浅倉は外の世界で活躍してほしいかも…
とりあえず優衣と士郎失踪で、基本的に冒頭だけ
>>18からつないで、
真司と蓮のシーンだけ
編集長に相談してみたものの、すげなく「バカ真司はマジメに仕事してろ」
とあしらわれてしまう駆け出しジャーナリスト城戸真司。
だが、神崎沙奈子の泣き顔を思い出し、捨て置けない何かを感じる。
「そうだよ、俺はこんな風に人の役にたちたくって、ジャーナリストを目指したんじゃないか」
仕事帰り、夜遅くに神崎兄妹の家の近辺を訪ねる城戸真司。
(無論、近くの住民は何も知らない上に、思いっきり迷惑がられる)
落胆しかける真司の視界に映る、どこかで見たような、闇に溶け込むような黒コートの男の姿。
真司と同じく、独自の理由から(おそらく士郎→昏睡中の恋人恵里がらみ)、
この失踪事件を追っていた謎の男、秋山蓮の姿だった。
98 :
97続き:03/02/04 00:24 ID:hqgQ/k4I
それが昼間見かけた男だと気づいて、事件について何か知らないかと明るく名刺を差し出す真司。
一瞥しただけで、名刺をぐしゃりと握りつぶす秋山蓮。
「な、何すんだよ」
「売れないジャーナリストがゴシップネタをあさりにきたのか。
興味本位で首をつっこむな。」
「そんなんなじゃないって、神崎さんの様子が可哀そうで、
俺にも何か力になれることはないかって……」
「どっちにしろ、部外者がでしゃばるんじゃない。
お前みたいな甘ちゃんは、大怪我をするのがオチだ。
とっととゴシップ記事でも追っているんだな、城戸とやら。」
冷たく真司を牽制して、去ってゆこうとする秋山蓮。
「そういう言い方はないだろう、ちょっとまてよ……え〜と、なんちゃらさん?」
「秋山だっ」
思わず名乗ってしまい、気まずい顔の秋山蓮。
だがこの出会いに却って発奮した城戸真司は、ますます事件にのめりこみ、
その中で、この謎の男、秋山とも深く関わってゆくのであった。
……汚い文章でイメージ崩れたらごめんなさい。
私にはミステリの筋立てなんて書けんので、さわりの雰囲気だけ。
職人様がたの降臨激しく希望。
99 :
名無しより愛をこめて:03/02/04 00:27 ID:nI4+8av6
浅倉は黒幕である裏真司に何かしらの恨みがあって
脱獄し逃亡・潜伏しながら裏真司の命を狙うってはどう?
嫌がる人もいるかもしれないが、
「お紅茶を」から始まる、あの続きってことにしてしまうというのはどうか。
〜一部抜粋〜
トゥルルル・・・
「あ、北岡さん。俺です、真司です。
今起こってるゲームサークル連続殺人事件って知ってますよね? あの事で・・・」
「あのさ」
真司が全てを言い終わる前に、北岡は声をかぶせてきた。
「俺、これから面倒な奴の弁護をしなくちゃならなくてさ。
今回はお前の探偵ごっこには付き合ってられないのよ。悪いね」
北岡の声はそっけない。
「それから、前みたいに首を突っ込みすぎるなよ。
そういうのは警察に任せておけばいいんだからさ。じゃあな」
真司が反論する間もなく北岡は電話を切ってしまった。
たしかに、いちジャーナリストでしかない真司がここまでする事はないのだが、
目の前で起こっている事を無視できないのが真司の性分なのである。
生まれついての性格はそう直せるものではない。
「ゲームサークルで起こっている殺人事件・・・」
気を取りなおして、真司は事件についておさらいしてみる事にした。
「仲間が殺されてるっていうのに、あいつら随分とあっさりしてたんだよな・・・」
もっと悲しんでもいいと思うのだが、あのサークルの連中は、普段と変わらずゲームに興じていたのである。
「やっぱ、夜中にやってたっていう妙な儀式ってのをもうちょっと調べる必要があるか」
ゲームサークルの連中が夜中に集まって妙な格好をしていた、という目撃証言の事だ。
真司はもう一度、目撃者の話を聞くべく、大学へと向かった。
〜一部抜粋〜
「もうお前には用はない。どこかに行っていいぞ」
秋山が冷たく言い放つ。
「用はないって・・・お前な。情報集めてきたのは俺なんだぞ!?」
「だからもう用はないだろ。お前が集められる情報はもうなさそうだしな。
これ以上付きまとわれたら邪魔なだけだ」
そのまま立ち去ろうとする秋山に、真司は必死で食い下がり、文句を投げつける。
「俺が必死で走りまわって集めた情報をだな・・・
大体、散々利用しておいて用がなくなったら・・・」
途中で真司の言葉が止まる。
「どうした?」
秋山が不審に思い、声をかける。見ると、真司は何かを思い付いたようであった。
眉間に入ったシワが、思考時間に入っている事を示している。
「今まで利用して、いや、仲間で・・・途中で裏切られ・・・仲間割れか・・・」
真司はブツブツと呟きながら考えを纏めている。
秋山も興味を持って、真司の答が出るのを待っている。
「なあ。殺された刑事の相棒っていたよな。1番悔しそうにしていた・・・」
「須藤の事か?」
「そう、そいつ。もし、その2人が副業をやっていたとしたら・・・」
「副業?」
「密売とかなんか、やばい事だよ。それで意見が分かれたりしたら・・・」
「なるほどな。調べてみる価値はありそうだな」
秋山も真司の考えに同意を示した。
「早くしないと証拠を消される可能性もあるな・・・。行くぞ」
秋山はヘルメットをかぶり直し、バイクのエンジンをふかし始める。
「あ、おい! ちょっと待てよ」
真司も愛用のスクーターまで急いで駆けより、乗り込む。
「グズグズするな!」
罵声を飛ばしながら秋山はバイクを発進させ、遅れて真司のスクーターも発進した。
ってしまった。
須藤が殺したのは骨董屋だっけか。
どこで「相棒の刑事を殺した」なんて設定を作ってしまったんだろう。
>>96 >>でもやっぱり浅倉は外の世界で活躍してほしいかも…
これに同感。
確かにSPとかでレクターみたいになってたから
浅倉にレクターっぽい役回りを希望するのも
わかるし、俺もちょっと見てみたいけど
浅倉の性格から言って(何か見返りがあるとしても)
誰かに助言なんてしなさそうだし、
獄中から出られない=活躍が少なくなるから。
上の方でツイン・ピークスみたいというのを見て
ふと思ったんだがウィンダム・アール的な役割はどうかと言ってみる
ウィンダム・アール…元FBI捜査官
デイル・クーパー捜査官とともに
ある事件の証人であった自分の妻、キャロラインの
保護の任務についていたが妻が殺されてしまう、
クーパーは重症を負い、ウィンダム・アールは精神に異常をきたし
精神病院に収容されたいた。
(真相はクーパーと妻の関係を知ったウィンダム・アールが
妻を殺しクーパーにも重傷を負わせたらしい)
その後、精神病院を抜け出したウィンダム・アールは
殺人を犯しながらツイン・ピークスで
ローラ・パーマー殺人事件の捜査を進める
クーパーに近付いていく…。
ってな感じ
まあ浅倉が精神病院というのもアレだが…
ナチュラルアバレンジャーなので拘束衣を着せる事が可能です(w
仮面ライダーやモンスターの力がないとすると
拘置所からの脱出は難しいけど精神病院なら可能かな?と思うので。
<<浅倉威力・プレ設定>>
放火事件のあと、暴行、傷害事件を起こし
何度目かの逮捕の時に国選弁護人として
森本弁護士が弁護をする事になる。
森本弁護士は浅倉が精神的に不安定である事を主張し
浅倉もその案で行くことに同意し、
まんまと無罪を勝ち取る。
そして収容された精神病院から隙を見つけて逃げ出す。
現在は今まで弁護をしたにも関わらず
自分を無罪に出来なかった北岡秀一と付け狙いながら、
生き別れの弟も探している。
連続カキコすまそ
翌日。
―北岡法律事務所。
深々と頭を下げ、客を見送る由良吾郎は事務所の奥のデスクに座るこの事務所の主、北岡秀一をチラリと見る。
控え目に「先生、いいんですか?追い返してしまって…」
「いいの、いいの、ゴロちゃん、
もう金にも名声にもならない仕事なんてやってらんないのよ。
今は世の中は連続殺人事件に連続行方不明事件。
やっぱスーパー弁護士、北岡秀一としてこーゆーのやらなくちゃさ。」
北岡はデスク上のノートパソコンを見ながら軽く答える。
「ゴロちゃん、それよりさあ、この前断ったOREジャーナルってとこ、
取材受けてもいいって言ってやってよ。
そこのホームページみたんだけどなかなかいいこと書いてるみたいだしさ。」
などといいながらノートパソコンの画面には
スタッフ紹介のページが写っている…
(´-`).oO(ジャーナリスト桃井令子さんね…)
そしてカーソルを令子の写真の回りでぐるぐるさせながら
どう自分のスーパー弁護士な部分をアピールしようかなどと考えている。
今のOREジャーナルの記事は噂の連続殺人事件と連続行方不明事件ばかり、
だが、それと平行して令子が北岡と芝浦グループや高見沢グループとの
黒い関係を暴露しようとしているとは全く予想もつかない北岡だった。
―OREジャーナル。
「はい、はい、わかりました、ありがとうございます。
それでは本日の午後3時ということで。
失礼致します。」
OREジャーナルの大久保編集長は
ひたすら頭を下げながら電話を切った。
「おい!令子!北岡秀一とアポ取れたぞ!今日の午後3時!
高見沢ビルディング13階のレストランだ!」
すかさずジャーナリスト桃井令子に指示を出す。
「え!?北岡秀一が取材にOK出してきたんですか?」
意外そうに令子が大久保に確認する。
「ああ、どういう心変わりかわからないがな。」
「わかりました。じゃあ、行方不明事件の取材に回ってからその足で向かいます。」
「いや、令子は北岡関係のデータをもう一度じっくり調べてくれ。
これが最初で最後のチャンスかもしれないからな。
なんとか、黒い関係の糸口を掴めるように。」
「はい。行方不明事件の方はどうします?」
「おい真司!お前一人で取材できるよな?」
大久保編集長はパソコンの前でテキストを打つのに必死になっている真司に声をかける。
111 :
名無しより愛をこめて:03/02/04 07:21 ID:glz8oDqf
おぉ!なかなか話ができてきましたね。SSも、いい感じだ。続きが楽しみ♪
しかしまだ浅倉のポジションが難しいみたいですね
「え!?ああ!?は、はい!」
目の前のモニターに集中し過ぎあんまり話を聞いてなかった真司。
「おい!こらぁ。バカ真司!わかってんのかあ?」
「は、はい、しゅ…取材ですよね?」
「おう!そうだ、早く言って来い。あと島田は令子の手伝いをしてやってくれ。」
と、もう一人のOREジャーナルスタッフ島田奈々子にも指示を飛ばす。
慌てて外出準備をする真司に島田が小さな声で呟く。
「真司君…ちゃんと取材しないと、
ずっとこのまま見習いだよ…。最悪…クビかも…。」
「え!?」
島田の顔を見る真司。
「はい、これ、昨日の神崎さん関連の関係者の住所と名前。」
「あ、ありがとう。」
おっかなびっくりしながらも島田から資料を受け取り、
こっそりと聞いてみる。
「ク、クビ…って、編集長が?」
島田が口を開こうとした瞬間、編集長が声をあげる。
「真司!早く行ってこ〜い!」
「はいっ!」
ドタバタと外へ出る真司。
見送る編集長の顔は笑顔だ。
つられて令子も笑う。
島田だけはよくわかってないような顔で二人を眺める。
「さー、今日は忙しくなるぞー!」
島田にもらった資料を見て真司は行動を開始する。
神崎沙奈子に対して大きなことを言ってしまった手前もある。
「今までなんとなくやってきたような気がするけど
それじゃ、だめなんだよな。
本気でいかなくちゃな…っしゃー!」
自分の頬を叩いて気合いを入れる。
真司が愛車である赤いスクーター・ZOOMERで向かった先は
神崎士郎が通っていた清明院大学だった。
まずは一連の行方不明事件とアメリカで消息を断ったという
神崎士郎の件が関係しているのかを突き止めることにしたのである。
そしてここから真司はこの複雑な事件の奥深くへと
足を踏み入れることになるのである…。
清明院大学についた真司は校門前に
堂々と止めてあるアメリカンバイクを見つける。
(これって…、昨日の…秋山ってやつの…)
それは昨日、喫茶店で鉢合わせし、
夜には旧・神崎邸の回りで出会った秋山蓮のバイクだ。
(あいつも何か調べてるのか…
昨日といい、今日といい…神崎さんと何か関係があるのか……???)
不思議に思いながら大学敷地内に入る真司。
目的地は神崎が所属していた江島研究室。
神崎を教えていた江島教授に直接話を聞いてみようと考えたのである。
神崎本人の事、アメリカへ行った事、消息について…。
しかし昨日の事もあってか
何故か気になって思わず秋山の姿も探してしまう。
「キャーーーーーーーーーーーーーッ!!!!」
「キャーーーーーッ!!!!」
「キャーーーーーーーーーーーーーッ!!!」
「キャーーッ!!!!!!!!」
突然の叫び声が響く。
そして色んな人が叫び声を次々と上げている。
「なんだ!?」
叫び声が断続的に続く方へ走る真司。
そこは大学の裏に連なる部室棟の前だった。
すでにかなりの人が集まっていて何が起きているのかわからない。
「救急車だ!」「警察だ!」との声も聞こえる。
「すいません。どうしたんですか?何があったんですか?」
近くにいた学生を捕まえて何が起きたかを聞く真司。
「江島教授が死んで……殺されてるらしい……」
「え!?」(マジかよ…!?)
真司がまっ先に取材をしようとしていた相手である。
その相手が殺された!?
そう聞いて、人ごみをかきわけて確認しようとする真司。
そして、そのかき分けた中にあの男がいた!
(!!………秋山………。)
「お、おい!お前ッ!!」
真司が怒鳴るように声をかけるが蓮は真司を一瞥し、
人ごみの中へと消えていった。
追い掛けようにも人並みに押されて思うように動けない。
(まさか…あいつが…そんな…まさかな…………
いくらあいつが感じ悪いっつても……それはできすぎだよな……。)
そう思いながらも疑いをもってしまう真司であった。
116 :
名無しより愛をこめて:03/02/04 08:21 ID:CCVXi+u8
本編(テレビ版)にそって話を進めるのと、オリジナリティーあふれる遊び感覚で
話を進めるのとどっちがいいでつかね?
―関東拘置所。
その接見室。
拘束衣を着せられた金髪の男、浅倉威の前に現れたのは中年の男であった。
「なんでこんなものを着せられてるんだ!」
浅倉を哀れみ、嘆くように叫ぶ男。
後ろに控える看守に詰め寄るが誰も相手にしない。
「北岡は……、どうしたぁ………??」
取り乱したようにも見える男に構わずに
射るような目と独特の話し方で男に言葉を投げ付ける浅倉。
「北岡弁護士は君の弁護人を降りられた。
代わりに私が君の弁護を引き受けました。
国選弁護人の森本といいます。
君とはいい関係を築いていきたい。
こんな拘束衣などすぐにやめさせるようにします。
人権をなんだと思っているんだ。まったく…
「降りただとぉ……。」
あとの言葉は聞かずに呟く浅倉。
一瞬の沈黙…。
「今まで一度も俺を無罪に出来ずに降りただとおッ!!
ぐおおおおおおッ!!北岡あああああああッ!!!
ふざけるなッ!!うおおお〜〜〜〜ッ!!
キ・タ・オ・カあああああああッ!!!」
拘束衣を着せられ椅子に固定されたままで暴れ出す浅倉。
森本の事など眼中にない。
すかさず看守が押さえ付ける。
「黙れ!浅倉!静かにしろ!!」
しかし、浅倉の咆哮は止まらない。
森本から表情は消え、ただ呆然と、
しかし確実に心の何処かで恐怖を感じながら
押さえ付けられる浅倉を見るだけだった…。
TVのED後のエピなら
浅倉は私立探偵かもなと。
120 :
名無しより愛をこめて:03/02/04 12:35 ID:kH6yHtVR
主役=真司・蓮
真犯人=裏真司
捨て駒悪党(のちにあぼん)=須藤・芝浦・東條・佐野
普通にあぼん=手塚・吾郎・霧島・高見沢・香川・仲村
別格=浅倉・北岡
121 :
名無しより愛をこめて:03/02/04 12:56 ID:dNfJyGC3
>>118 面会を終えて部屋から出てくる森本弁護士。彼に近付く男。
男は懐から警察手帳を取り出し「須藤」と名乗り「浅倉は危険な男だ、くれぐれも用心して下さい。」と注意を促す。
だが森本弁護士は今見た異常な浅倉が反社会性人格障害ではないか?と思い付き、その線で無罪を勝ち取ろうと考え始める。
須藤の言葉が逆に森本弁護士の心を煽ってしまったのである。
(
>>117の設定に続く?)
>>115 清明院大学の殺人事件。その騒ぎを遠く離れた校舎の壁にもたれながら見ている青年。
一見、坊ちゃん風であるが、表情がふてぶてしい…芝浦グループの御曹子、芝浦淳である。
「面白くなってきたー。」芝浦は意味ありげにニヤリとした笑みを浮かべて携帯電話でメールを何処かへ送信する。
そして「面白くなってきたー。」その言葉を聞き付けたのはたまたま通りすがかった秋山蓮だった…。
(この後、蓮vs芝浦→蓮、芝浦の取巻きに囲まれる→真司駆け付ける→真司のドジで一応おさまる→手塚登場、が声をかけてくる?)
122 :
名無しより愛をこめて:03/02/04 13:01 ID:dNfJyGC3
あ、
>>121のあと芝浦と東條が接近とか手塚と東條が視線を戦わせるなんて夢の共演も良いかも?
123 :
名無しより愛をこめて:03/02/04 13:03 ID:dNfJyGC3
手塚と蓮はSPみたく知り合いでも良いかも?その方が話が早い。
124 :
名無しより愛をこめて:03/02/04 13:11 ID:CCVXi+u8
>>121いいっすね!上手い具合にみんな絡んできたし。
自分的に本家のイメージを壊しすぎない程度に、ここでしか読めないオリジナルの話キボンヌ!
話を折るようで悪いんだけど、
これって推理モンじゃないといけないの?
普通のドラマみたいな感じのものはアウト?
>119
イライラ刑事かも(w
同僚達が夏でもスーツの中で一人ワイシャツ腕まくりの茶髪刑事(w
>>125 昨日の月曜ミステリーに萩野が出てて
龍騎をそういう2時間ドラマにしてもいけそうだ
じゃあ本スレでやるのもアレだから
スレたてようかという感じで
このスレが誕生したから今の所サスペンス系。
125氏がどういうの望んでるのか知らないが
個人的に龍騎のメンバーで
学園ドラマとか月九の恋愛ものみたいな
801くさいのは勘弁してもらいたい。
ここでやってるのもナニだけど、
そういうのは腐女子の龍騎サイトにお任せするよ。
128 :
名無しより愛をこめて:03/02/04 16:10 ID:CCVXi+u8
>>125普通のドラマって?推理ものというか2時間ドラマ(サスペンス系)をお題に
してますが、OKなのかな?
129 :
名無しより愛をこめて:03/02/04 16:43 ID:kH6yHtVR
神崎兄妹のポジションが難しいね。
あと意外に浅倉が
>>128 普通のドラマっていうよりも、龍騎の設定をいかした
ショートショートみたいなものとか・・・
うまく言えないや・・・。スマソ。
>>127氏が言っているように、801くさいのは嫌っす。
>129
浅倉については見切り発車してしまうしかないっしょ。
いずれの設定にせよ、しばらく動かせばなんとかなると思う。
132 :
名無しより愛をこめて:03/02/04 16:52 ID:CCVXi+u8
>>131そだね。とにかくみんなにバンバン案を出してホスィ。
そのうち「これだ!」ってのが出てくるだろう
なんとか全員を関連させようとがんばったが…
真司/見習いジャーナリスト・事件を調査中・おばさんに優衣を見つけると言った
蓮/昏睡状態の恋人がいる・恋人がそうなった訳を調べようと独自に調査
大久保/OREジャーナル編集長・厳しくも暖かく真司を見守っている良き先輩
令子/OREジャーナルの腕利きの記者・記者として優秀だが女性としては・・・?
島田/OREジャーナルのシステム、経理担当・真司に気がある・・・?
北岡/腕は立つが悪名名高い弁護士・高見沢、芝浦グループとの黒い噂あり・元浅倉の弁護を引き受けていたが現在は辞退・令子に興味
吾郎/過去に自分を救ってくれた北岡の尊敬する秘書・料理、格闘、何につけても優秀・北岡を守るため浅倉との一気打ちに臨む
江島教授/神崎士郎から何らかの事情を聞いていたと思われる人物・秘密は誰にも明かされる事なく殺される
芝浦淳/削除屋の黒幕から削除屋へ指令を伝達している・伝達の際に世間を騒がすように削除の仕方を「デザイン」している
浅倉/精神病院から抜け出した・街でぶつかった真司に絡む・OREジャーナルのあるビルの空室を根城に北岡を逆恨みして付け狙う
森本弁護士/正義漢が空回りする弁護士・弁護士としての実力の程は・・・?
須藤/浅倉を逮捕した刑事・浅倉を危険視している・裏で人を消す削除屋稼業をしている
神崎士郎/亡くなった両親から莫大な遺産を受け継いだために命を狙われアメリカでの事故で消息を断つ・実は生きていて日本に戻っている・・・?
優衣/亡くなった両親から莫大な遺産を受け継いでいる・現在行方不明
恵里/アメリカ研修に行った時に大学研究室の仲間全員と共に事故にあうが一命を取り留める・昏睡状態
仲村/アメリカの事故での数少ない生存者の一人・大学で連続殺人が起こってから姿をくらませる
手塚/恵里の元彼・蓮と知り合い・ある占い結果から真司と蓮に協力しようと考える
佐野満/現在勘当中だが金持ちの息子・その関係で芝浦とは知り合い・親を見返すため金の亡者になっている・芝浦に金で雇われている
百合絵/佐野とは親同士が決めた婚約者(だった)・現在も密かに付き合っている
香川教授/東條の敬愛する教授・削除屋の手にかかり命を落とす
東條/香川教授殺人犯を狙う・芝浦と繋がるバイト仲間の佐野に殺意・次に浅倉を狙う・真司とぶつかったことがあって知り合いになる
高見沢/高見沢グループ総帥・暴力団との関係も取り沙汰されている・不要な人間は消えていいとおもっているので裏で削除屋を取り仕切っている
霧島美穂/高見沢に弄ばれ捨てられた末に自殺した姉の復讐を考えている・街で会った真司に惹かれる
ポトラッツ教授/催眠療法の専門科・事件の真相に近付く真司に偽の記憶を植え込み真司を混乱させる
加賀友之/須藤が高見沢とは関係なく個人で削除屋を行う時の相棒・須藤に消されるはめに
神崎沙奈子/遺産狙い・須藤に士郎、優衣への削除を依頼したため逆に脅迫されている
おばさんにはババを引いてもらった・・・(w
あとは誰かうまくまとめて下ちい
浅倉は「精神病院脱走」の案も良いけど、やっぱり普通の犯罪者(どんなんだ)の方があってそうだなぁ。
前科持ちで刑務所を脱走、ってのでも良いけど、逆にこれから犯罪を起こす・起こしそうな危なっかしい奴、ってのとか。
で、散々犯人だと思わせて置いて、実際騒ぎに便乗して色々悪さや邪魔をしていたり(判りにくいたとえだけど、以前コナンで、被害者のダイイングメッセージを容疑者達がどんどん字数を増やしていって捜査を混乱させてしまった話があるんだけど、そんな役回りで)するが、
中盤であぼーんしてしまう、とか。
136 :
名無しより愛をこめて:03/02/04 19:38 ID:Ze3EK9t8
ふむふむ、みなさんもっと案はありますか?自分も今考え中
性格だけ残して職業とか問題ない程度に変えるとか。
真司が見習い刑事とかだったりしても成り立ちそう。
役名&俳優&性格だけ一緒なら
2時間ドラマで出来そうだ
タイトルは
「鏡面殺人事件〜龍と騎士に隠された秘密」とかで
ちなみに自分、元文芸板住人で物書きの真似事やってます。
需要がありそうなら、暇を見て雑文起こすくらいならできますよー。
>>139ぜひおながいします。楽しみにしてますよ!
141 :
名無しより愛をこめて:03/02/04 20:57 ID:Ze3EK9t8
>>139ぜひお願いしまつ!今のとこまだ役がバラバラなんですがW
というわけで引き続きみんなでネタ考えましょう!
最初の犠牲者は榊原ってのはどうだろう。
>>142 それだっ!
番組冒頭の最初のシーンが、『運び出される榊原の死体』って方向で。しかも、シート被ってるから役者要らずw
144 :
名無しより愛をこめて:03/02/04 22:04 ID:Ze3EK9t8
榊原って誰だっけ?
>>144 本来龍騎になるはずだった人。
spでちょっと活躍
146 :
139:03/02/04 22:10 ID:ULqrev0M
では、最初はネタ出しから。
13人+αも居るのだから、ここは一気に全員だそうとせず、「見習いジャーナリスト真司の事件簿」シリーズみたいな感じで、幾つか話を作って小出ししていくのはどうでしょう。
あと、行方不明事件って話に便乗して、優衣誘拐事件みたいなのどうでしょう。実は犯人は神崎で、身代金の変わりに優衣との同居を求めるとか(仮にもそれぞれ別々に引き取られているんだし)
それか、芝浦グループの御曹司誘拐事件とかが起きて、実は芝浦自身が身代金目当て、もしくは何らかの目的で起こした事件だったとか。
147 :
144:03/02/04 22:10 ID:CwBql1zJ
>>145ありがとうございます。誰だっけも何も、自分SP見てなかったから知らなかった(汗
148 :
名無しより愛をこめて:03/02/04 22:16 ID:Ze3EK9t8
>>146古畑みたいに毎回犯人が出るのもいいしね。
149 :
名無しより愛をこめて:03/02/04 22:41 ID:Ze3EK9t8
真司「あのー…犯人わかっちゃったんですけど」
蓮「しんじぃーーっ!?」(蓮は真司を呼ぶとき名前と名字どっちだっけ?)
番組中盤に先行最終回として劇場版を放映。
真犯人が誰か盛大にネタバレしちゃって苦情が殺到、とか。
151 :
名無しより愛をこめて:03/02/04 22:51 ID:CCVXi+u8
「この事件の謎は俺が必ず解いてみせる」「ひょっとすると俺は、とんでもない勘違いをしていたのではないか?」
「謎は全て解けた」というお約束のセリフは逝ってよしですか?W
>>146 それいいかも。
全13話で毎回一人ずつ犯罪者が登場。
特番として13人の犯罪者が一同に会する特別編「13犯罪者”s」も放送。
当然マルチエンディング。
神崎兄「真犯人が誰か決めるのは、TVの前のあなた達だ。」
・・・嫌すぎる。
153 :
152:03/02/04 22:53 ID:Vy51Ahud
154 :
名無しより愛をこめて:03/02/04 22:55 ID:Ze3EK9t8
赤川次郎系のノリも好きなんだが…
155 :
名無しより愛をこめて:03/02/04 22:56 ID:nf/nKC7C
156 :
名無しより愛をこめて:03/02/04 23:20 ID:CwBql1zJ
>>150劇場版やるならサスペンスより、ジェイソンのような不死身な殺人鬼・浅倉や
貞子みたいな怨念陰湿東條によるホラーが見てみたいW
全13話ずつとかするのもいいが
全部考えて13話できあがる前に
住人が少なくなりどんどん飽きると思うんだが
13人ごとの人気の差もあるし
尻切れトンボになるよりは
2、3話くらいで詰め込んだ方がいいかと
本スレ(part139)の
>>601、603のような者がいるのでここの住人はこのスレの話題を本スレに振らないよう
☆ チン マチクタビレタ〜
マチクタビレタ〜
☆ チン 〃∧_∧ / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
ヽ ___\(\・∀・) SS続きまだぁ〜〜〜〜〜
\_/⊂ ⊂_)_ \____________
/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄/|
|  ̄  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄:| |
| ORE蛇アナル .|/
シリーズでは、主人公が城戸。
全篇を通して活躍するのが蓮、北岡、浅倉。
浅倉はアクションありのレクター的存在で。
シリーズの最後の犯人は蓮か裏真司
劇場版で浅倉と対決とか。
>>134 ポトラッツ教授/催眠療法の専門科・事件の真相に近付く真司に偽の記憶を植え込み真司を混乱させる
何気に鍵になりそうな役だ(w
ミラーワールドの設定なしで裏真司も出来そう
162 :
名無しより愛をこめて:03/02/05 10:43 ID:dKAQq5ch
164 :
名無しより愛をこめて:03/02/05 11:25 ID:dKAQq5ch
次は特撮モノ出演を狙っている為「それには今のライダーが邪魔だ」と言い
殺人計画を企てる東條
165 :
名無しより愛をこめて:03/02/05 11:30 ID:uy4LdRZJ
真司は二重人格で、そのもう一人の人格である裏真司の存在を真司は知らず、裏真司は夢の中などでアドバイスをくれる役ってのはどうでしょ。
で、少し話が進んできたところで真司がピンチに陥り、とっさに裏真司の人格が出てきて危機を回避、その際に蓮が裏真司と知り合う、と。
多重人格ってのは幼少時の体験が原因で出来ることが多いので、話後半で真司が二重人格者になってしまった原因が発覚、そしてその話もしくは次くらいで犯人が裏真司の事件が起きる、とか。
まあ、話をシリーズにした場合のネタですけど。
それだと裏真司が良い人(ちょっと語弊があるが)になってしまわない?
浅倉=レクター役ってのとも似てるし。
(個人的には浅倉レクター(誰かに助言するような役)も反対なんだが…TV本編となんとなくキャラが違ってくると思うから)
だいたい多重人格は幼少時の虐待が原因ってのをよく聞くんだが
子供の頃、真司が虐待されていたってのもいやだなあ…。
本スレでは神崎兄妹が両親に虐待されていたのでは?という話は出てた気がするが。
168 :
名無しより愛をこめて:03/02/05 13:05 ID:dKAQq5ch
169 :
160:03/02/05 13:33 ID:5qgbKXKp
オイラとしては、浅倉のスタンスは上手く例えが無かったんでレクター的といったけど
いわゆる助言してくれる感じではなくてね
うーん、東條に対する浅倉の感じです。
気に食わない犯罪者に対して「イライラする」って理由で追い詰めていく
その過程で城戸たちと張り合いながら犯人を追う。
結果的に城戸たちの手助けみたいにもなるが善意の心は微塵も無い。
170 :
名無しより愛をこめて:03/02/05 13:40 ID:j27udT6F
>>169それだ!今までの浅倉のポジションで一番しっくりくるかも
わかった。
ドラゴンボールでいうと完全に仲間になる前のベジータみたいな感じ?(違うか)
‥‥‥あんまりこういう何か別のキャラに例えて書かん方がいいね。
浅倉に対しても人それぞれイメージもってるのに
それをまた別のキャラクターに例えても
その例えたキャラクターに対しても人それぞれのイメージがあるから。
>>121 森本弁護士は弁護士としての能力は通常よりもかなり劣っていた。
そのせいで今では国選弁護人という立場に甘んじている状態なのだ。
しかし森本弁護士は今回の浅倉威の障害事件で一つの賭けに出た。
浅倉を反社会性人格障害として無罪を勝ち取ろうというのだ。
精神が異常であった、責任能力がなかった、そうやって大きな凶悪事件の被告人が何人も無罪になっている。
浅倉もそうだったのだ…精神障害者の人権を守るのだ…だが、表向きではそう立派な事をいっていても本心は名声だ…浅倉威はそれを得るための駒に過ぎない。
森本弁護士自身はそれには気付いていなかった。
本人はいたって正しい事をしているつもりなのである。
>>172 刑事訴訟法第167条により浅倉は司法精神鑑定されることになった。
もちろん、浅倉本人も森本弁護士との接見により承知した上である。
しかし浅倉には別の目論見があった。
浅倉自身は自分が精神異常だとは思ってはいない。
むしろ「ふざけるな!」という思いが強い、だがあえて森本弁護士の言うことに従ったのは鑑定する時に必ず抜け出すチャンスがあるはずだ…そう考えたからである。
牢獄からは抜け出すことは出来ないが、別の部屋へ移動したり何処かへ護送される時に必ず抜け出せる。
そういうものを見抜く嗅覚というか本能が浅倉には強くある。
獲物に気付かれないように気配を消し、動かずにじっと“狩る”瞬間を待つ獣。
それが今の浅倉だった。
>>121 「おい、お前!…今、何て言った?」
突然、見知らぬ男に声を書けられた芝浦、だが、驚いた表情はない。
「はあ?何?あんた誰?」
大学内では見たことがない顔だ。
声をかけてきた蓮の全身を品定めするように眺めて逆に問う。
「誰でも言い…それよりも今、何て言ったんだ?…面白くなってきた…とか言ってたな…」
「何?教授が殺されたのをそう言ったのが「ふきんしーん」とでも言いたいわけ?
うちの学生でもない奴にそんなこと言われたくないんだけどなあ…。」
あくまでもふてぶてしい。
その態度にカッときて芝浦の胸ぐらを掴む蓮、それでも余裕の表情の芝浦。
「ふーん、こんなことしていいと思ってるんだ?」
そこへ揃い赤い服を着た女の子達が蓮と芝浦を取り囲むように現れた。
芝浦の取巻きだ。
「しばうらさんになにしてんだよー。」「はなしなさいよー。」「あたまおかしいんじゃないの?」「ふほうしんにゅうしゃー!」
口々に蓮を罵倒していく。
突然、現れた女の子たちが何なのかわからず、うろたえる表情を見せる蓮。
「ほら、離せ…って!」
芝浦が力の弱まった蓮の手を押し退ける。
そして「こいつがはんにんじゃないのー?」一人の女の子が口走ったその言葉を発端に犯人コールが巻き上がる。
芝浦の取巻き、普通の学生達にも囲まれ疑惑のまなざしにさらされる蓮。
そのタイミングに駆け付けたのが真司だった。
見かけた蓮を追って来たのだが人ごみのせいでなかなか追いつけなかったのだ。
一瞬、蓮への疑惑を持った真司であったが、こんな中にさらされている蓮を見るとどうしても彼が殺人犯のようには見えない。
「あ〜、ちょっとすいません、すいません。こら!お前、なにやってんだよ!」
芝浦を睨むようにして突っ立っている蓮の隣に行く真司。
蓮を囲む最前列にいる芝浦や学生達に自分の名刺を差し出して渡していく。
「俺達、こういうもんなんです、取材なんですよ、ヘヘヘッ。すいません、こいつ、そそっかしくて…。」
いつの日かに大久保編集長が自分をかばって言っていた言葉を口にしながら蓮の腕を引っ張りを人の輪の中から助け出す。
>>174 『OREジャーナル 見習い 城戸真司』
ニュース配信かぁ…。
(今だって面白いけど、もっとセンセーショナルに、予告殺人とかだったらもっと面白いよなー。)
真司から受け取った名刺を見ながらそんな不謹慎なことを考える。
あくまでも芝浦の思考はゲーム的である。
今日の江島教授の死も彼にはバーチャルなものと同じ線上に位置しているのだ。
楽しいか、楽しくないか?単純に判断材料はそこである。
ざわめく現場から取巻きを引き連れて離れる芝浦は含み笑いを漏らした。
「フフフ、面白くなりそうじゃん!」
取巻き連中にはその言葉の真の意味はわからない。
大学近くにサイレンの音が近付いて来た。
教授の死の通報を受けた警察がようやく到着するようだ。
「おっせー。」
そう呟いく芝浦に取巻きの女の子が次々と同意した。
>>175 真司が蓮を人の少ないところまで引っ張ると蓮が腕を振り払った。
「何のつもりだ。」
「何のつもりって…、た、助けてやったんだから礼ぐらい言えよ!」
「助けてくれと頼んだ覚えはない。」
「なんだって〜…、困ってるみたいから助けてやったのに、何て言い草だよ!」
「余計なお世話だ。」
「うわ〜、むかつく〜。」
「むかついてくれて、結構。むかつくんだったら俺の事はほっといてくれ。」
「な…!」
自分のバイクを止めてある校門の方へ行こうとする蓮。
「ちょっ…ちょっと待てって!昨日といい今日といい、お前事件と何か関係あんのか?」
蓮の前に立ちふさがるようにして聞きすがる真司。
「答える義務はない。お前は俺を取材にきたんじゃないだろ。」
「くわ〜っ!ほんっとむかつくな〜お前。」
真司が頭を掻きむしる。
「お前な〜、ほんっとその態度はよくないぞ、お前友達いないだろう!」
キッと真司を睨み付ける蓮。
「友達なぞいらん。」
蓮の言葉に声をなくす真司。
そんな険悪な状態の二人に近付く人物がいた。
「相変わらずだな、秋山。」
そう言ったのは赤いジャケット着た青年だった。
177 :
名無しより愛をこめて:03/02/05 18:22 ID:dKAQq5ch
なんかホントに本人達がしゃべってる光景が浮かぶSSですね。かなり期待してますので
引き続き頑張ってください!
178 :
166:03/02/05 18:53 ID:50WBLHgc
>>167 裏真司はいい人っていうか、それこそまさにレクター博士のような。裏で何かを企んでいる、って感じで。
浅倉は自分も
>>169のような感じが良いなぁと思いまつ。
東條と芝浦は正に「犯人っぽいけどそうじゃない」って感じのキャラですなあ
SS(・∀・)イイ!
がんがってください
180 :
名無しより愛をこめて:03/02/05 23:40 ID:dKAQq5ch
芝浦の憎たらしさが伝わってきます(笑)早く不気味な東條や必死な佐野も見たいです
>>176 「手塚…!」
意外な人間が現れたと少し驚いた様子で蓮は赤いジャケットの男の名を呼び、
真司の存在を忘れたかのように話し掛ける。
「どうしてお前がここにいるんだ?…また占いか?」
少し馬鹿にした言い方にも思える。
「ああ…。お前の方はまだ1年前の事件を探ってるのか?…恵里のために…。」
「俺の勝手だろう。恵里の教授が殺された。それはあの事件とも繋がっている。俺はそう確信している。」
「…しかし真相が明らかになっても恵里が目覚めるわけじゃない。」
「目覚める目覚めないは関係ない。これは俺…、俺達の問題だ。そして俺は必ずけじめをつける。」
真司は二人を交互に見るが全く話が見えない。
「フッ…。やっぱりお前は変わらないな…。」
「…それが俺だ。」
手塚に答えた蓮は足早に自分のバイクへと歩を進める。
「ちょ…、ちょっと!」
忘れられた存在になっていた真司が去っていく蓮に声をかける。
「放っておいてやれ。ああなったらあいつは止められない。止めてもせいぜい殴られるのがオチだ。」
手塚が笑いとも哀れみともとれる表情で言う。
素早くバイクで去っていった蓮を追うのは諦め、真司は手塚に疑問をぶつける。
「あんた、今の話どういう事なんだよ?1年前の事件とか恵里って人が目覚める目覚めないとか?」
恵里という言葉に少し眉を曇らせながら手塚は真司の顏をじっと眺める。
「な…、何?」
「俺は手塚海之だ。占い師をやってる。
お前と秋山蓮、そして俺、手を組む時が来る。
そして…いずれすべてわかる。」
そう言って、軽く真司の方を叩いて手塚も歩き去っていった。
「……はあ?」
理解出来ない真司は狐に包まれたような顔でポツンと立ち尽くしてしまった。
(いずれじゃなくて今、知りたいんだよ、もう!)などと思ったが、
今さらながら江島教授の事件を編集長に知らせねばならないと気付いた。
清明院大学の3階の教室の窓から下を眺めている白衣を着た中年男性。
地上では警察官が野次馬を押し退け、現場検証を始めようとしている。
「先生…。」
男性の背後に立っている学生が声をかける。どこか影のある表情。
「東條君…。江島教授が1年前の事故についてある推測を立てていたのは君も覚えていると思います。」
「神崎君の件ですね…。」
「そうです。…江島教授は1年前の事故…いや、こうなると事件といった方が良いのでしょうか…
事件に責任を感じておられた。
そして地道に一人で調査を続けて真相に近付き、それが原因で殺されたのではないか?
…そういう疑問が私の頭から離れないのですよ…。」
男性は東條の方に向き直り、そしてある決意をこめて言葉を発した。
「私は江島教授に変わって事件を調べてみようと思っています。」
一瞬の沈黙。次に口を開いたのは東條だ。
「…先生…危険じゃ…ないですか?」
「恐れていては何も出来ません。それに私は自分自身の心の中にある後悔の念を取り払いたい…そう思っているのです。」
東條が不思議そうな顔で男性の顔を見つめる。
東條の疑問を察したかのように男性は言う。
「今まで江島教授の話を聞いても私は半信半疑でした。
しかし私がもっと真剣に江島教授に協力していれば…、
今日の惨劇は止められたかもしれない…、そういう後悔ですよ。」
香川 英行、37歳。
明晰な頭脳と驚異の記憶力を持つ男が事件の渦の中へと足を踏み入れる…。
183 :
名無しより愛をこめて:03/02/06 10:17 ID:G0Lj5aHL
早く続きが読みたいです!しかし上手くみんなを絡ませてますねー。
引き続き頑張ってください!
>>181 真司からの連絡で江島教授の死を知ったOREジャーナルの面々。
大久保編集長からの連絡を受けた令子は北岡の取材前に
清明院大学の管轄の警察に立ち寄り、事件について聞いてみたが、通り一遍の情報しか得られなかった。
(仕方ないわね。…城戸君ちゃんと現場で取材できてるのかしら?)
真司を信用していないわけではないが、もしもの時の保険として自分でも情報を仕入れておくべきだと令子は考えている。
それはOREジャーナル唯一のジャーナリストとしての責任、そして自負だ。
しかし頭の切り替えが早いのも令子である。
それゆえに可愛くない女と評されることもあるのだが
自分が江島教授の事件に関して情報収集をするには今は時間がない…と、頭を次の北岡への取材に切り替えた。
向かう先は高見沢ビルディングである。
>>184 ―高見沢ビルディング13階。
令子はすぐに北岡秀一を見つけた。
モデルのように長身で甘いマスクの北岡は色々な意味でTVでも話題になる弁護士だ。
それだけにいるだけで注目を集める。
優雅に紅茶を飲んでいた北岡秀一も令子に気がついたのか、令子の方を見る。
令子は北岡の座っている席へ向かう。
「北岡秀一さん。私、OREジャーナルの記者で桃井令子といいます。
取材の方をお受けになっていただいて誠にありがとうございます。
本日は色々と伺いたいと思っていますので、よろしくお願いします。」
と、事務的な口調で話を切り出した。
>>181 大学内での取材が一段落した真司は学生が利用する学生食堂の片隅でコーヒーをすすりながら事件の事を考えていた。
(切れ味の鋭いハサミを突き立てられて殺されてる一連の連続殺人事件…被害者に共通点はなし。
今日、江島教授の同じ方法で殺されてた…詳しいことは警察の発表待ちだけど、あの殺し方ってどう考えても連続殺人事件と同じだよなあ。
で、あの秋山蓮ってやつ。何か知ってそうなそぶりだった…。
島田さんにもらった資料には小川恵里って人の名前があった。
これが秋山蓮と手塚海之ってやつの言ってた恵里さんだよな。
1年前江島研究室のメンバーで行ってたアメリカ研修旅行中の事故…でも確かあいつは事件って言ってたよな…。
メンバーのほとんどは死亡、神崎士郎のみ遺体が見つからず消息不明あつかい。
生きて日本に帰って来たのは江島教授と小川恵里と仲村創の3人。
>>186 江島教授は殺された…小川恵里は昏睡状態…。
仲村創は昨日までは学校に来てたけど今日は来てない。警察も探してる。
そして一連の連続殺人事件と同じく話題になってる連続失踪事件…。
こっちにも神崎か…、消息不明の神崎士郎の妹、神崎優衣が行方不明…。
1年前の事故と連続殺人、連続失踪事件がつながってる?…ま、まさかな…手塚ってやつがなんか意味深なこといってたけど…。
もっと具体的に言ってくんないと俺わかんねーよ!あ〜〜〜〜ほんっと、わかんねー!!
それに昨日は、カフェのおばさんがドラマみたいにすげー泣くから
思わず「俺が必ず探し出してみせますよ!」なんて言っちゃったけど…。
やっぱ令子さんの言う通りジャーナリストとしてはまずいよな〜…どうすればいいんだよ…。)
「何かお困りごとですか?条件次第で力になりますよー。」
食堂でうなりながら悩む真司に声をかけたのは人なつこい笑顔を浮かべた長身の青年だった。
188 :
名無しより愛をこめて:03/02/06 13:32 ID:p6DoGVC/
>>187 「は?」
「あれ?俺の事知りません?俺、けっこう有名なはずなんだけどな〜。」と言いながら名刺を真司に渡す。
「俺、ここの学生じゃないんですけど、ここの学食安くて量が多くて旨いから
ちょくちょく来てるんですよ。で、ついでになんでも屋みたいなことも引き受けてて。」
名刺には
さすらいのフリーター[条件次第でなんでもやります!]
佐 野 満
そう書いてある。
ポカンとしながら名刺を受け取った真司だが、あわてて自分も名刺を渡す。
「あ、俺、こういうもんです。」
「あれ?なんだ…おたくもここの学生じゃないんだ…。でもOREジャーナル見習いって何?」
「あぁ、俺、そこの見習いジャーナリストなんだ。まだ正式採用じゃないんだけど。」
この青年、真司の名刺を受け取って少し顔が横柄さを現わしていたが、ジャーナリストと聞いてまた笑顔に戻った。
「うわ〜、ジャーナリストか〜、かっこいいな〜。
事件とか追って飛び回るんでしょう?尊敬するなあ〜、あこがれちゃうな〜。」
もみ手をせんばかりの勢いである。
バカにされてばっかりの真司にとってはかなりの嬉しい。
「い、いやあ、そ、それほどでも…。」
「ジャーナリストってことは今日の教授が殺された事件を取材にきたんですね?すごいな〜。」
「エヘヘ…。」
実際は佐野の心のないおだて文句なのだが、さっきまで悩んでいたことをすっかり忘れてしまうくらいに真司はいい気分になって照れまくっている。
「しかも、ジャーナリストなのにこんなにかっこ良くてイケメンだなんて…、ほんと憧れちゃうな〜。
是非、何か仕事をお手伝いさせて下さい、先輩!…条件次第ですけど…。」
こうして、今後、事件の真相に迫る真司や蓮を混乱させる原因となる佐野満も物語に加わっていく。
189 :
ドラゴンマン:03/02/06 13:50 ID:AYdCuRlG
バkンィ
190 :
名無しより愛をこめて:03/02/06 18:25 ID:G0Lj5aHL
ついにサノマン登場ですね!
☆ チン マチクタビレタ〜
マチクタビレタ〜
☆ チン 〃∧_∧ / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
ヽ ___\(\・∀・)続きまだ〜?
\_/⊂ ⊂_)_ \____________
/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄/|
|  ̄  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄:| |
| さばいぼ .|/
「ドラマ仮面ライダーじゃない龍騎!」なんだから龍騎という単語も劇中に出してほしい!
…ムリか。
☆ チン マチクタビレタ〜
マチクタビレタ〜
☆ チン 〃∧_∧ / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
ヽ ___\(\・∀・) 誰でもイイから続き書いてよ〜
\_/⊂ ⊂_)_ \____________
/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄/|
|  ̄  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄:| |
| さぶいぼ .|/
>>194 事件の鍵を握る『龍騎伝説』なんてどう?
197 :
名無しより愛をこめて:03/02/09 13:30 ID:1dfMHxjL
☆ チン マチクタビレタ〜
マチクタビレタ〜
☆ チン 〃∧_∧ / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
ヽ ___\(\・∀・) まだか…イライラするんだよ…
\_/⊂ ⊂_)_ \____________
/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄/|
|  ̄  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄:| |
| 拘 置 所 .|/
>>196 「龍騎伝説」犯行現場にアドベントカードを置くのはどう?
この世界ではタロットカードみたいな感じで販売されている。
江島教授の死因を案じさせるカードが置かれている。
手塚が占いで使用している。
販売元が高見沢グループだと事件につなげられそう。
>>198 イイねそれ!手塚が占いで使用しているとことか特に!
だとすると、ソードベントはタロットでいう剣みたいなもんとか?
まぁ、そういう細かい設定とかはSS職人さんにおまかせしよう。
200
201 :
名無しより愛をこめて:03/02/10 17:20 ID:PWPP70IR
☆ チン マチクタビレタ〜
マチクタビレタ〜
☆ チン 〃∧_∧ / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
ヽ ___\(\・∀・) まだか…イライラするんだよ…
\_/⊂ ⊂_)_ \____________
/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄/|
|  ̄  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄:| |
| 拘 置 所 .|/
>>196 「ライダー記者 真司〜龍騎伝説殺人事件」?
(単に「バイク乗り」の意味のライダーね)
>>201
焼きそば食って持ちつけ。
連続書きスマソ
>>202
犯人が襲ってきたらウィリーで轢き逃げ。
>>202 そうそれ、そういうのを書こうと思っていたんだよ……ほら、『天河伝説殺人事件』みたいだろ?
但し、それだと城戸が『バイク雑誌の記者』みたいに取れるんだけどね……
>>205 「書こうと思っていた」ってことは書くの?
207 :
名無しより愛をこめて:03/02/11 13:24 ID:GRPz0jTO
☆ チン マチクタビレタ〜
マチクタビレタ〜
☆ チン 〃∧_∧ / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
ヽ ___\(\・∀・) あなたは筆が遅い
\_/⊂ ⊂_)_ \____________
/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄/|
|  ̄  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄:| |
| 警 視 庁 .|/
208 :
名無しより愛をこめて:03/02/14 18:04 ID:iXgTMiKR
保守しとく
∧ ∧
/ ヽ / ヽ
/ ヽ___/ ノ( ヽ
/ ノ( ⌒ \
| ⌒ ▼ ┌─ ▼ |
へ | ノ( / \ |
/ \\ \⌒ / ̄ ̄ ̄\ /
/ /\\ .> ヽ
チンチンチン// \\/ i i _ |
チンチンチン i | ‖| / ̄ ヽ / _
チンチンチン Σ [ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ヽ / ̄ ̄ /|
\ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄/  ̄ ̄ヽ____/ /
\回回回回回/ /|
\___/ /. |
今日起こったことを真司は思い出した。一番印象に残っているのは佐野満のことだ。彼のさわやかな笑顔を見ると悩みも吹き飛び全て
をうち明けたい気分になる。俺に話をした後、去っていった彼を見て不思議な奴だな。と思った。そうだ・・・また
あいつに会いに行こう。そう決心を固めるとオレジャーナルの隅っこで寝袋にくるまった真司は眠りについた。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。
「ぉい・・・じ・・きろ・・おぃ・・し・・・だいじ・・ダッ!!」
真司はなんのことさっぱりだったが、すぐに編集長が大きな声をだして起こしてくるという
こととさっき遠くから聞こえてきた声は「おい、真司、起きろッ、大事件だッ!!」と言っている
ことに気が付いた。「なんすかぁ・・・?ふぁ〜あ、今何時です?」編集長呆れていると言うことが真司の寝ぼけた目
でもはっきりわかった。「まだ・・・6時じゃないですか・・・。どうしたんです?こんな朝早くから・・。」
「実はな・・・玲子が襲われた。」「あぁ・・・玲子さんが襲われ・・・玲子さんが襲われたぁ!!?」真司は普段驚
くと大声をあげて驚くが寝起きではそうはいか無かった。しかし、それは真司の寝ぼけ眼をパッチリ開かせるほどのものではあった
「襲われた・・・って?」「そう。幸い怪我は軽いかったんだが、玲子は相当ショックだったみたいだ・・・。」「何かされたりし
たんですか?」「いや、アンティークショッ・・・いや骨董品屋のことだ。そこの主人が行方不明になった。それを昨日の夜調べに行って
薬で眠らされたらしい・・・。」「ってことは、編集長!!もしかして・・・。」「そう、骨董品屋の主人と何か関係があるはずだ!!真司ィ、
こんな特ダネ滅多にねぇぞ!!さっさと調査に行ってこいッ!!」「はいッ!!解りました、編集長!!見習いジャーナリスト城戸真司調査に行
って参りますッ!!」取材を任された時は気合いを入れるものの、すぐに難題につっかかって投げ出してしまう。しかし、今度は違う。知り合い
に被害が及んだ事件をやすやす見逃すような真似は絶対したくないと心に刻みつけ、犯人を見つけだす決心をした。
「・・・(まず、現場調査しないと・・・・)」真司は編集長からもらった地図を片手にその事件現場に向かった。
バイクを走らせる真司にいきなり自転車が飛び出す。「キキィイイイい」慌ててバイクにブレーキをかけた。
「おい、危ないじゃないか!!!」自転車の男は無視して去ろうとしたが戻ってきた。「大丈夫・・・ですか?」
見るところ大学生だ。「まぁ・・・大丈夫なんだけど・・・ここら辺に骨董品屋ない?」「・・・・・知ってますけど。」
「あのさ、じゃあ教えてくれない?一応地図もらったんだけど、編集長の下手で分かり難いんだよ。」「あぁ、いいですよ。」
「どうもありがと、・・・で」少年の表情を見て出そうな言葉を止めた。「今日、学校休みだけど補習に出ようとおもって。
でも人助けのほうが優先だとおもうんだ。」「そっか、じゃあ行こっか。」彼の心がけに関心した真司は安心してついていった。
骨董品屋までジャーナリストのあれこれを少年に話した。なかなか好感触で真面目に聞いてくれるので彼に今日の朝の起きたこと
も話した。骨董品屋に着くまでに彼の通う大学と名前を知った。「東條悟」と言うらしい。その東條は真司を骨董品屋まで案内すると
帰っていった。昨日、学食を食べ、佐野満に出会った学校に通っているということもわかり事件の取材(現場捜査)が終わったら
行こうかなと考えた。真っ黒のバイクが停めてあった。なかから黒いコートを着た男が出てきた「あっ!!あんた」「なんだ、おまえこんな
ところでなにやってる?」「お前こそ・・・えっと秋山・・・ロンだっけ?」「蓮だ。お前に名前覚えて貰おうとは思わんが・・・。」
「・・・でお前は何しに来たわけだ?」「そりゃあ、取材だって。ジャーナリストの端くれだもん。」「ほう・・・そう言えばそんなこと
も言ってたな。」バイクにまたがりエンジンをかけるとどこかへ行ってしまった。真司は勿論何をしてたか聞きだそうとしたが蓮は見事に
無視した。ふと、考えが浮かんだ。玲子さんを襲ったのはあの人じゃないか・・・?
誰か続き書いて
続きではないが何故か
サナコ叔母さんの若いころのssを書いてる自分がいる…
214 :
名無しより愛をこめて:03/02/23 05:32 ID:mrQQw+6+
そう、あれは丁度桜の花が咲き始めるそんな季節の出来事だったかしら…
「いらっしゃいませー」
あたしが店の戸を開けると店員がそう間抜けな声をあげた
。あたしはいつも利用しているマスターに一番近いカウンター席に陣取る。
そうして
「紅茶を一つ」
と、店員が注文を取りにくる前にそう言う。いつもの通りマスターは無言で頷き、店員は呆れたようにあたしを見つめている。いつものことだ。
学校へ行く途中の決して立地的に有利でない場所であるのに妙に朝早くから開いている
喫茶店でたった一杯の紅茶を飲むのがあたしの殆ど唯一と言っていい楽しみだ。
店内ではArmstorong船長の曲が流れ、大学生だろうか、
バイトであると思える1人ぼっちの男の店員が開店しているにもかかわらず
モップで辺りを拭きまわっている。
カウンターの向かい側ではマスターが淡々と紅茶を作る作業を続けている。
今、十分に暖まったカップに今にも沸騰しそうな熱いお湯が注がれたところだ。
げえ!!sage忘れた!!氏ンで来る
イ`
そう、あれは丁度桜の花が咲き始めるそんな季節の出来事だったかしら…
「いらっしゃいませー」
あたしが店の戸を開けると店員がそう間抜けな声をあげた。
あたしはいつも利用しているマスターに一番近いカウンター席に陣取る。
そうして
「紅茶を一つ」
と、店員が注文を取りにくる前にそう言う。
いつもの通りマスターは無言で頷き、店員は呆れたように
あたしを見つめている。いつものことだ。
学校へ行く途中の決して立地的に有利でない場所であるのに
妙に朝早くから開いている喫茶店で
たった一杯の紅茶を飲むのがあたしの殆ど唯一と言っていい楽しみだ。
店内ではArmstrong船長の曲が流れ、大学生だろうか、バイトであると思える1人ぼっちの男の店員が
開店しているにもかかわらずモップで辺りを拭きまわっている。
カウンターの向かい側ではマスターが淡々と紅茶を作る作業を続けている。
今、十分に暖まったカップに今にも沸騰しそうな熱いお湯が注がれたところだ
蒸らし時間は大体2分といったところか…
その空いた時間にあたしは脳みそを使ってあれこれ思案する。
友達のこと、勉強のこと、それからこれからのこと…
実際、もういい年だというのにあたしの進む道はちゅうぶらりんで何も固まっていなかった。
やりたいこともそんなには…ない。
だから、学校へ行くのは心底イヤだし、行っても何の楽しみもない。
ただ惰性に任せてなんとなく通っているのに過ぎない。
今はただここで紅茶を一杯飲むことだけが楽しみだ。
短い2分間はあっという間に過ぎて、
マスターが無言で目の前に紅い火照った紅茶を置く。
あたしはそれに砂糖もミルクも入れずにストレートで頂く。
カップを右手で持ち、口を近づけるのかそれともカップを近づけるのか
よくわからない格好で紅茶にくちづけする。
なんともいえない味と香りがあたしの五感を満たす。
あたしはこの喜びを感じ取れるこの瞬間が自分が生きていることを
何となく感じ取れそうで一番好きだった。
そう、そんなときだった。
店の扉が再び開いた。珍しいことだ。この時間に来る客はあたし以外にいないはずだし、
割と路地の奥まったところにあるせいか偶然入ってくる客も少ない。
「ぃ…いらっしゃいませー」
少し驚いたようにバイトの店員がやはり間抜けな声をあげる。
中年…壮年…といった感じだろうか、何やら人生に疲れたような雰囲気の悲しい目をした男だ。
背はあたしより頭2つほど上、何が入っているのだろうか、
その筋肉のついた巨体と同じくらいの大きさのバックを大事そうに背負っている。
「あ、えーとコーヒーを一つ。」
店の中を一望して何ゆえかわからないがあたしの隣に居座ると、
背中の大きなバッグを下ろそうともしないでそう注文した。
割合、顔のわりに通った声を出す男だ。
その不可能な注文を聞いてマスターは少し訝しげな目をし、すぐさまにバイト店員の
「もうしわけございませんー。うちにコーヒーはおいてないんですよー。」
という常套句が入る。この店は紅茶専門店だ。
多分マスターのポリシーから来るものだろうが、この店にコーヒーは置いていない。
「ああ…あああ…うーんと…えええと…」
どうやら男は『紅茶』という意味の単語がでてこないようで
それで困惑しているようだった。
あたしは思わず吹き出しそうになった。
単純なことが出てこないこの大柄な男にどこか可愛さを見出したのからかもしれない。
あたしは特に意識したわけではないが程よい温度になった紅茶に口付けをする。
下品にも少しだけ音を立ててみたのは何から来るものだったのだろう。
「ああ…ああ…紅茶を…お紅茶を一つ。」
男はその音を聴いてやっと気づいたようだった。
人差し指を立てていきり立ったように注文する。
その注文を聞いて、畏まりましたと言わんばかりにマスターが頭を下げた。
「ありがとう。」
男はぶっきらぼうだが確かに気持ちの入った声でそう言い、頭をたれた。
「あたしは…あたしは…何もしていませんから…」
あたしはそういい切るとまた紅茶に口付けした。
「大きなバッグですね。」
一種の皮肉だった。
あたしは床におろそうともしない男のその大きなバックに向けて言い放った。
「ああ、これかい。これはね―」
そこから次の言葉は正直な話あまり覚えていない。
何しろ大昔の話だ。
だがはっきりと覚えていることはこの男は世にも珍しい冒険家というやつで、
その日その男と大分話し込んであたしは学校を遅刻したということだけだ。
あたしとあの男との出会いはそんなところだ。
それからあの男は毎朝お店に来るようになり、
あたしの隣に座って今まで経験してきた数々の冒険談を聞かせてくれた。
森の国の話、風の国の話、火の国の話―。
男の話は当時のあたしにはとにかく新鮮でその話に目を輝かせながら聞き入っていた記憶がある。
マスターもバイト君もその男が話をするときは作業を中断して男の殆ど法螺のような話に耳を傾けていた。
そして…あれはそう…桜の散る季節のころだったかしら…
「そろそろ…また行こうかと思ってる。」
男は唐突にそう言った。その言葉はあたしにとって割と衝撃的だった。
そう物事にはいつか終わりがある。
今までの冒険談があるのならそれをまた創るために行かなければならない。
単純なことだ。でもあたしにはその単純なことが何故だかとても重かった。
「……そう……。」
あたしはただそれだけを言った。
あたしの中の動揺をできるだけ悟られないようにしたかったからかも知れない。
「……いつから……。」
あたしは平静を装ってそう言った。
「行くと決めたら、今行かねば。それが冒険家の心得だ。」
男は平然とそう答えた。
「……どこへ……。」
手が震えていた。
「南米……アマゾンかな。」
男は自信たっぷりに答える。
「……そう……。」
何も考えられない。
「じゃあな。もう会うことはないだろうが…正直楽しかったよ。
それにここの紅茶は最高だった。」
男はそう言うと勘定ぴったりのお金をカウンターに置くとゆっくりと店から出て行った。
あたしはいつものとおり少し冷めた紅茶に口付けをした。
不思議なことにその紅茶は物凄く不味くて、とても飲めるような味ではなかった。
やがて少しの時間が過ぎた。
マスターが不自然に咳払いする。
バイト君が下手糞な鼻歌を歌う。
マスターが不自然に咳払いする。
バイト君が下手糞な鼻歌を歌う。
マスターが咳払いする。
バイト君が鼻歌を歌う。
マスターが払う。
バイト君が歌う。
マスターが―
バイト君が―
あたしは店を飛び出した。
背後から「いってらっしゃいませー」
とバイト君の間抜けな声が聞こえたようなそんな気がした。
あたしは駅へ向かった。
この辺りで真っ当な交通機関といえばそれしか思いつかなかった。
あたしは走る!。
そして、駅へ向かう途中の大きな交差点に彼はいた。
大きなバックが目印だ。
彼はあたしを見つけると少し驚いたようだったが
すぐに優しそうな目であたしを見つめた。
それからあたしは…あたしは……覚えていない。
ただすべてを言い終えた後、彼はあたしを抱きしめていて
彼の胸の中であたしは大粒の涙を流していた。
それだけだ。
そしてそれからどれくらいの時がたったのかわからないが彼とはそこで別れた。それ以来会っていない。
桜の咲く頃、そして散る頃の話だった。
「イイ話じゃないッスかあ!!」
城戸信司はハンケチ片手に涙を流しながらそう叫んた。
『花鶏』が扉を開く前の時間のことだ。
「いい話か?」
秋山蓮が信司の言葉にすぐさま茶々をいれる。
そしていつもの通りの二人の口論が始まる。
「うう…うう…まさかオバさんにそんな話があったなんて」
ぼろぼろ涙をながして神崎優衣が言う。
「むかしの話よ。とんでもなーくむかしの話。
朝から湿っぽい話はなーしー。はい準備、準備!」
その言葉で3人とも開店の準備をはじめる。イイコたちだ。
ふと開店前の花鶏の扉が不意に開く。
老人だった。しかし、年のわりに足取りはしっかりしている。
背中に背負った体よりも大きなバッグがやけに目立った。
「すいません。まだやってな―」
あたしの言葉を遮ってその男は言った。
「紅茶を。お紅茶を、一つ。」
ただ、それだけの話だ。
どうせ俺しか書き込んでないので次回予告
出てきてすぐに退場した頭文字Sのヤツの話だゴルァ!!
最近、幻をよく見る。
なんというのだろう。うまくは説明できないかもしれない。
その幻は必ず鏡の中にいて二本の長い角を持った、
何に使うのだろうか左手が鋭くまるで刃のように
尖った青い化け物の格好をしていた。
その幻は幻のくせにやけに現実的で鏡の俺の中から俺を見つめると
その仮面の表情は変えずに不気味に笑うのだ。
その仕草が何か滑稽で何かこちらまで可笑しくなるような、
そんな幻だ。
…やはりうまくは説明できないようだ…
…俺は不器用だからな…
黙っていても朝は来る。4畳半の畳の上、万年床の布団で俺は目覚める。
あいつらからはもっと上等な家に引っ越せとか危険だとか
そういう類のことを言われているが、俺が思うにそんな必要はない。
すでに俺がいなくても十分に稼動するシステムは構築してあるし、
本音ではあいつらも俺がいないほうがいいと思っているに違いない。
それに何より無駄な金を使ってしまう方がいけない。金は重要だ。
会社とは不思議なところであって一番上の人間がいないと何とも落ち着かないらしく
俺は毎日行かなくてもいいところへ行きたくもないのに行かなければならない。
無駄だというのに。
ふとTVをつける。
天気予報では今日は雨のようだ。しかし朝のうちは降らないらしい。
傘はいらないな。俺はそう判断した。
そろそろ会社へ行く準備をしなくてはならない。
髭をそり、歯を磨き、住まいのわりに上等なスーツに身を包むと不自然に頑丈な玄関の鍵を閉めて、俺は会社に向かう。
いつものことだ。
朝飯はいつも交差点の角の牛丼屋ですませる。
並を一杯。つゆだくだ。紅生姜は大量。
ゆっくり顔をあげて外を見るとガラス越しに今にも振り出しそうな雰囲気の空と
ガラスに映るあの化け物の幻が見える。
目が合うと互いに少しだけ頬の端を上げる。
牛丼を食い終わると俺は支払いをすませすぐさま店を出る。
のんびりしている暇はない。会社に遅刻してしまう。
牛丼屋を出たところで、新しい『お店』の宣伝だろうか、交差点の角で朝だというのにいかがわしい格好をした売り子が
チラシのついた薔薇の花を配っている。
朝からご苦労なことだ。
俺は横断歩道を渡るためにその売り子の隣を通りすぎた。
通り過ぎる途中で薔薇の花を差し出されたが
結構だというゼスチャーをしてそのまま通過した。
そして横断歩道の真ん中辺りに来たとき、俺の背中に冷たいものが差し当てられた。
俺はそれだけですべてを察した。
なに、よくあることだ。
「…まったく…世の中物好きが多いな。」
辺りの人間はまったく何事もないように脇を通り過ぎていく。
「まあ、あなたがいなくなれば特をする人間もいるってことです♪」
言動とは一致しないやけに高い声でその売り子は言った。
周囲から見れば談話しているように見えるだろうか。
「…そうか…暇なやつだ…」
俺はすっかり薄くなった髪の毛をいじった。
次の瞬間、俺の身体の中に熱いものが差し込まれるのを感じた。
俺は少し力を抜いて両膝を地面に接触させる。
横断歩道の歩行者信号の青い人形がちらついているのが見えた。
早く渡らねば邪魔になるかな…
俺はそんなことを考える。
地面に接吻するのは嫌だったので首を横に傾けて地球に頬擦りする。
傾けた首で遠方のビルの窓を見るとそこにはやはりあの幻がいた。
幻はいつものとおり体をくねらせて笑っていた。多分俺の姿が可笑しいのだろう。
可笑しいなら笑えよ…
俺はそんなことを考える。
ふと脳裏に喧嘩別れして家を飛び出した馬鹿息子のことが浮かんだ。
あいつもきっと今の俺の姿を見たら笑うに違いない。
笑うがいいさ…不器用だからな…俺は…
あいつにはそれなりの贈り物を残しておいた。
最もあいつは受け取らないのかもしれないが…
何時の間にか俺の隣にあの幻が立っていた。
やっと…やっとおまえが何者か理解できたよ…
おまえは…死神だな…
幻はゆっくり頷いたように見えた、少なくとも俺には。
そしてその幻は俺を抱きかかえる。
俺は幻とともに鏡の国へと消えた。
↑の出来があんまりなので
次は路線を変更します
ってまだやるつもりなのか…俺…
みんなybbなんだろうな・・・
5:00
目覚まし変わりにしている子山羊のユリエさんの鳴き声とともに
おれは布団から飛び起きる。
外はまだ暗い。
しかし、朝だ。
おれは起きる。
布団から出るとユリエさんの餌箱に
近所のレストランでもらってきた野菜の切れ端を置く。
そして、自分の分のカップラーメンの蓋をあけ、
ポットにいれてあったお湯をそそぐ。
3分待つ。
蓋を開けて何ともおいしそうなカップラーメンを
大分前に割った割り箸でむさぼり食う。
食い終わるとすぐに、外着に着替えて家を出る。
この季節だと服の間から迫る風がすこし…さむい。
6:00
バイト先であるその世界では有名らしい企業の立体駐車場につく。
事務所に入ると夜勤の先輩に挨拶をして制服に着替える。
ここの立体駐車場での誘導がおれの仕事だ。
同僚はいない。おれひとりの仕事だ。
そしておれは今日もまた仕事をする。
11:00
社員さんたちの出勤ラッシュも終わり、やることもないので
頭の中で唄を歌う。
かぐや姫の神田川が最近の流行だ。
12:00
昼飯。
事務所でNHKのドラマを見ながら、朝とは味の違うカップラーメンをすする。
ともだちの東條くんとケータイでメールのやりとりをする。
元気?とかそういう他愛のない話題が中心だ。
研究が忙しいらしい。彼も大変だ。
ユリエさんはちゃんと飯を食べているだろうか?
すこし心配。
15:00
特にやることもないので頭の中で唄を歌う。
Bob・Dylanの「Like A Lolling Stone」が最近のHitだ。
16:00
帰宅ラッシュには、まだ早い。
そんな時、一台の高級車が立体駐車場に入ってくる。
いいお金にめぐり合えそうだ。
おれはその車を誘導するとフロアの隅っこの空いているスペースに車を止めさせた。
車の左側に一人だけの男が座っている。
年はおれと同じくらいだろうか。
いかにもお金持ちそうなお坊ちゃまだ。
只、どうも生意気そうなのが気にかかったけれど…
男は車から降りるとそのまま何も言わずに立ち去ろうとした。
それでは困る。
「あのー」
おれは訊いた。男はそれですべてを察したようで、
胸ポケットから高級そうな財布を取り出した。
そこから一枚の福沢さんを取り出すと、信じられないことに立体駐車場の外に向かって放り投げた。
ここは5階だ。当然、福沢さんは宙を舞った。
「いらないの?」
男は平然と言った。
「は、はい。ただ今!」
おれは階段を猛烈な勢いで駆け下りた。
駐車場の横の道端に先ほどの福沢さんを発見する。
風の吹いていない日でよかった。
おれはすぐさま福沢さんを握り締めた。
その福沢さんには真っ赤な字で『こども銀行』と書かれていた。
18:00
バイト終了。
夜勤の先輩に挨拶をして、家路につく。
19:00
家の扉を開けてユリエさんに「ただいま」を言う。
ユリエさんは鳴き声でそれに答える。
ユリエさんに河原でむしってきた雑草を与え、一緒に夕飯を食うと
おれはまたそとへ出かける。
すこし行くところがある。
20:00
近くの公園。
辺鄙な場所にあるせいか誰もいないし、周りに何もない。
さらに辺りを丹念に捜索して本当に誰もいないことを確認し
ベンチにあぐらをかいて座ると
おれは家から持ってきたケースを開けてボロボロのギターを取り出した。
おれはギターを掻き鳴らして歌う。
お金がないとかそういう類の唄で、そういった即興の唄を歌ってストレスを発散させるのがおれの日課だった。
しかし、今日はいつもと少し違った。
おれが歌い終わるとどこからか拍手が聴こえてきた。
拍手のする方向をみるとそこには一人の男が立っていた。
黒いロングコートを着た長髪の男だった。やけに眉が太い。
「すばらしい。」
男はまったく抑揚をつけずにそう言った。
「よければ、ちょっとギターをお貸しねがえませんか?」
おれはすこしのあいだ悩んだが、男にギターを貸した。
男はギターを弾いた。
おそらくアドリブなのだろうが、
ノリのいいカッティングとクリーンなアルペジオを多用した奏法で長いトリルを出した後に
「cool!」
と叫んで彼のプレイは終わった。
おれは彼の演奏が終わった後無意識のうちに手を叩いていた。
「ありがとうございます。ギター、お返ししますよ。」
男は相変わらず抑揚のない声でそう言った。
「じゃあ、それでは。一応、仕事中なんで…」
男は踵を返して夜の闇に消えようと歩き出した。
「あの…その…ありがとうございました。」
おれは仕事の癖からか男に向かって深々と頭を下げた。
「あなたは筋がいい。つづけるといいですよ、ギター。」
男は背中を向けたままそう言った。
おれはすこしうれしくなった。
23:00
帰宅。
ユリエさんはもう眠っている。
おれはおんぼろの風呂に入り、趣味の悪い寝巻きを着ると、
おれはささやかな夢を見るため床についた。
そしてまた朝は来る
>>234-239 リクエストありがとうね。
確かにほんわかとは何か違うけど、平和になっても貧乏なまま生きるサノマンが
ちょっとブラックで哀愁あってそれでもイイ感じで毎日過ごしてる様が良かった。
三本義治時代の末期ガロ漫連想した。
>>234-239 なんか…せつなくていいなぁ。
いろいろ感想書きたいけどあんまり気の利いた言葉が見つからないや。
なにげに出てきた蟹刑事もヨカタね。
みなさま素敵なご感想ありがとうございます。
感激です。
>242
眉が太いと書くだけで人物が特定される木村氏は偉大ですw
というわけでこのままdat落ちですねこのスレ
>>234-239 哀愁と笑いが効いてて、面白かったです。
237のお坊ちゃんは芝浦ですよね?
kimosureddo
dattoti ome
>>246想像力の貧困な奴・・・お前みたいなのがいる限り世の中良くならないだろうね
dat落ちしてもないのにdat落ちおめってなんじゃい。
そもそも書き込んだらdat落ちしないだろうと小一時間t(ry
ごめんなさい あげてしまいました
許して。
>250
氏
無実なのに誰かを庇って犯人になろうとして、黙秘するフリーター・秋山蓮
世間が秋山を犯人扱いする中、一人彼の無実を信じて取材する、秋山の友人でOREジャーナルの記者・城戸真司
あまりにも、秋山を犯人と断定する証拠が揃いすぎていることに却って胡散臭さを感じているスーパー弁護士・北岡秀一
北岡に依頼され、秋山の無実を証明するための調査をしている、やや暴力的な私立探偵・浅倉威
秋山を逮捕し、彼を犯人だと断定している、なにか裏のありそうな刑事・須藤
秋山の恋人で今は意識不明の女性、小川恵理
小川恵理が参加していた研究チームの教授で、この事件と関わりがありそうな教授・香川
土ワイや火サスにありがちな設定。
このままだったら
消えちゃうよ…
ここの話を元にしてAAが描いてみたいんだけど…
駄目かなぁ。
初心者だし…
落とすのはカンベソ。
漏れも楽しみにしてるぞ
>>255-256 がんがるよ。ありがとう。(大汗)
週末までに
>>18をなんとか…
しかしこの場合人型のAAの方がいいのか…龍ギコに…準じたほうがいいのか…
>>257楽しみにしてるよ。
AAなら龍ギコの方が見慣れてるし、
参考パターンも多いから作りやすいかもしんない。
「(≡) ヽ(l||l)′〔完〕 lt;呈gt;」スレのAAだと
文字の節約になるけど、キャラの姿が変身後になってしまう罠。
>>258 重ね重ね助言ありがとうございます。
とりあえず龍ギコで描いてみたいと思います。
続きのSS…来ないかナァ…
このままだったら
消えちゃうよ…
このすれは決して消しはしない!!
このスレは俺が守る!!
うわっ意味不明。(大汗)
試験的に>18を龍ギコで描いてみました。
>18さんへぼくてごめんなさい。
続きも…考えているのですがいいでしょうか?
263 :
名無しより愛をこめて:03/03/20 08:08 ID:kqUmzS/n
あげちゃうよ
落ちそうで落ちないなこのスレ・・・
またSSでも核か・・・
続き激しくきぼんぬ。
だれかトリックを作れる人いないかなぁ…
できれば完結させたいが俺のおつむでは…
龍ギコに新作がうpされていまつ。
268 :
名無しより愛をこめて:03/03/25 13:14 ID:IHLwscvw
このすれは決して消しはしない!!
このスレは俺が守る!!
269 :
名無しより愛をこめて:03/03/25 13:49 ID:Higfe66r
ムホッ いい男
ネタしか
270 :
名無しより愛をこめて:03/03/28 21:45 ID:TlpnETKW
このすれは決して消しはしない!!
このスレは俺が守る!!
271 :
:03/03/29 01:55 ID:P8XIPi9e
本当につまらない人間が多過ぎる。
なんで、誰から見ても馬鹿な事を平気でするのかな。
思い込みだけで決めつけて叫んでみたり
些細な事で怒りを剥き出しにしたり
辺り構わずみっともなく泣いてみせたり。
そういったあからさまな感情を見せびらかして
他人の関心を買ったりするのは人として最低かも。
人の前で泣く所を見せるなんて好きじゃない。
それに涙は、簡単に安っぽく流すものじゃないと思うな。
…涙は、本当に好きなひとが死んだ時にしか流さないものじゃないかな?
-------------------------------------------------
今日は朝からついてなくて、僕の自転車は角を曲がるとすぐに
とろとろ走るスクーターにぶつかった。
頭の悪そうな男は、転がったスクーターに向かって何か叫んでたけど
別に怪我も無さそうだったから「大丈夫だよね?」って声をかけてから
そのまま自転車を走らせる。
しばらくしないうちに男はまた誰かにぶつかったみたいで
後ろから「あ゛ー」とか「つかねー」とか涙声で騒ぐ声が聞こえてうんざりした。
本当につまらない人間が多過ぎるよ。
最近よく同じ夢を見る。
夢の中で僕は銀の仮面を付けた戦士になってる。
虎を模した仮面は余計な感情を隠してくれて、
銀の装甲は頑丈で、どんな攻撃にもびくともしなかった。
大きな斧を振って、醜くて強い怪物を一撃で倒したリ、
両手にはめたクローの鋭いカギ爪で貫いたりすると、
血が沸きあがるような興奮を覚えて凄く気分が良かった。
僕は無敵だった。
僕は寂しくなかった。
大きな白い虎が側に居て、いつでも僕を護ってくれたから。
目が覚めると一人きりで、溢れていたはずの力はどこにもなくて…。
醒めるまでぼんやり過ごしながら考える。これが泣きたい気分なのかも。
そして今朝…。
いつもの様に、鏡に映るひ弱な身体を前に、やるせ無く歯を磨いてると
頭がぼうっとしてたせいか鏡の向こうに黒い影が佇んでるように見えた。
一瞬、恐怖で凍り付きそうになる。
黒い影はゆらっと向き直り、ギザギザのトゲが付いた槍を僕に向けて構える。
もう一度見直すと影なんかどこにも見当たらない。
眠いからまだ夢の続きを見てるんだ。そうだな。見間違いだよね。
でも…。夢の中に時々現れるあの影は、一体何なんだろ?
襲い掛かって来ないけど、じっと僕の様子を覗ってる姿に悪寒が走る。
あいつは僕を狙ってるのかな?あいつを見ると怖くなるのはどうしてかな?
銀の仮面になれば、あの黒い影とも戦えるかな?
余計な事を思い出して注意がそれたみたいで、
何かを轢きそうになって慌ててブレーキを踏む。
道にボールくらいの大きさの、汚い毛玉が落ちてた。
良く見ると小さな子猫で、半分薄目をつぶって荒く肩を震わせてる。
今にも息を止めそうだった。
僕が手を伸ばすと、毛玉は弱々しい声で「しゃー」と吼えた。
掌に乗せると身体中を突っぱねて逃げようとして暴れる。
小さな口にはもう牙も歯も並んでて、前足には長い爪も生えていた。
噛み付かれるのも引っ掛かれるのも嫌だな。
どうしよう?
元の所に置いてそのまま逃げた方がいいかな?
猫を地面に戻して自転車を走らせると、微かな「にぃ」って声が聞こえた気がした。
振りかえると捨てられたままの格好で固まる子猫。
誰にも気に留められなくて、放って置かれて、小さな手足を寒さに震わしていて…。
そんな姿がポツンと小さくなる光景はなんだか見ていられなくなった。
鬱陶しいよお前。
どこか僕の目に付かない所に捨てた方が良いのかな?川の中とか?
でもきっと、ずっと考える。どうなったかずっと。ずっとずっと…。
結局、猫をカバンに入れて学校に持って行った。
蓋を開けると身を包む暖かいタオルに安心したのか、猫は丸まっておとなしくしていた。
灰色の毛皮に付いてる泥をティッシュで落とそうとすると
猫は僕を脅そうと精一杯口を開いて威嚇した。触れられるのを怖がってるみたいだ。
暖かい場所から離れたくないのかタオルに潜り込んで必死で布の端を掴んだまま
一所懸命自分を強そうに見せる姿は滑稽で…哀しかった。
牛乳を皿に出してみるけど、うまく飲んでくれない。
漫画か何かで、スポイトで飲ませるのがあったな。研究室から借りてこようかな?
なんだろう。学生がさっきからじろじろこっちを見てる。
そいつは女の子と遊ぶ事しか考えてないちゃらちゃらした奴で、
ハンサムでもないのに気取ってだらしなく髪を伸ばして大声ではしゃぎまくって…。
とにかく一目見た時から嫌いだった。
やな感じ。僕の事を笑ったり、からかったりするのかな。
早くどこかへ行けと思ってると、逆につかつか近寄ってきた。
「なにやってるんだよ?ちょっと見せてみろ」
うるさい。あっち行け。
そいつは勝手に皿を取ると、指に牛乳を浸してそっと猫の顔の前に差し出した。
「この寒いのに冷たいままじゃ飲むのも辛いだろう。人肌くらいに温かくしてやらないと。
それに本当は牛乳は猫の身体に良くないしな」
「そうなの?」
そいつに言われるまま、牛乳を学食のレンジで軽く暖めて千切ったパンを入れてみる。
猫は前足でタオルをにぎにぎしながら一心不乱に皿のものを食べ出した。
「道で拾ったって?可哀相に…まだこんなに小さいのに捨てられたのか。
生まれてから充分な時間、親と一緒に暮らせなかったんだな。母乳から抵抗力も貰えないし
猫としての生き方も教えて貰えないから、身体も性格も弱いままで一生苦労するだろうな」
「この猫は長生きできないの?」
「まともに育てるのは難しいだろう。ま、飼い主の努力次第だが」
お腹がいっぱいになったら安心したみたいで、猫は大きくあくびをして眠り始めた。
気が付くと男は居なくなっていたけど、あんな奴どうでもいいや。
丸まった子猫を見てると何となく気持ちが落ち着く気がした。
買い物から戻ると部屋の中は滅茶苦茶になってた。
あちこち爪で引っかいたみたいにボロボロになって、
色んな物がひっくり返ってて、吐いた物と漏らした物で床は汚れてた。
掃除をしながら探してみたけど肝心な子猫はどこにも見当たらなくて
だんだん眼の奥が熱くなってきた。
やっとベッドの下に居るのを見付けて安堵する。
猫はこれ以上無いくらい身体を縮めて埃だらけの隅に隠れてる。
こういう時は叱った方がいいのかな?
子供のうちに厳しく躾ないと正しい大人になれません…って言うよね。
『猫としての生き方も教えて貰えないから…』
『身体も性格も弱いままで…』
「お前も苦労したんだな。いいよ。ここが気に入ったならこのままで」
買ってきた子猫用の餌を皿に盛って出すと、しばらく見てるうちカリカリ食べ出した。
子猫はすぐに隠れて、すぐに牙を剥いて、隅に隠れ続けた。
その日は子猫を眺めて過ごした。動くのが面倒なのでそのまま毛布を被って眠った。
-------------------------------------------------
夢の中で僕はまた戦士になってる。
デッキから抜いた契約のカードをかざし、側に立つ白虎の名を呼んだ。
「来い!デストワイルダー!」
虎と共に駆け、群がる怪物を斧で叩き潰しクローで引き裂き、僕は声をあげて笑う。
白虎が…デストワイルダーが居れば、僕は無敵だった。
今なら黒い影とも正面から戦える気がした。
あれを倒せば僕はもっと強くなれるかな?
目が覚めると僕の腕を枕にして子猫が一緒に眠ってた。
様子が落ち付いたみたいだからそっと背中を撫でてみる。
子猫はおとなしく目を細めてごろごろ喉を鳴らし出した。
猫の機嫌が良いうちに湯に浸したタオルで身体をきれいに拭いてやると、
地色は灰色じゃなくて縞模様の入った白だった。
本当に綺麗な猫だ。
柔らかそうな白い毛と青みがかった濃い灰色の模様が白虎を思わせて格好良い。
拾った時はみすぼらしい猫だと思ってたからちょっと嬉しいかも。
こいつは僕のデストかな?
夢と逆に僕が護ってあげなきゃいけないけど。
出掛けようとするとなんだかデストの様子がおかしかった。
今までみたいに背を丸めて寝息を立てずに、ぐったりした感じで横たわってる。
このまま置き去りにするのが怖くてカバンに寝かせ、また学校まで連れて行った。
授業中も心は飛んで、課題も何もかも上の空だった。
最初の講義が終わってすぐ、デストの様子を見る。
デストはかすれた声で泣いている。目をつぶって餌も食べないし息も苦しそうだ。
身体を濡らしたのがいけなかったのかな。
雨も降って寒くなってきたしデストもぶるぶる震えだした。
弱った子猫を膝に置いたまま、僕は椅子から立てなかった。
誰に何を聞けばどうすれば良いか判らず泣きそうな気分になってる僕と、
たかが猫ぐらいで動揺してどうするんだと冷笑する僕が、そこに居た。
後ろから怒鳴り声が聞こえた。
「馬鹿かお前。医者だ!すぐに医者に連れて行け!」
この前のひょろ長い男だ。
何でこいつは僕に指図するんだろう?
「でも。どの病院が良いか判らないし、どこにあるか知らないし…。
雨が降ってる中で連れ歩いたら病状が重くなるんじゃないかな。
色々調べて雨が上がってから、びょ…」
そいつはいきなりカバンからデストを奪い取ると、勢い良く走り出した。
慌てて後を追いかけると、タクシーを停めて乗り込もうとしてる。
僕が隣に割り込むと露骨に嫌そうな顔をして、運転手に行き先を告げた。
「どこへ連れて行くの?」
「知ってる医者の所だ。なあ?お前本当にこの猫の飼い主か?
ごちゃごちゃ理屈こねてるうち、手遅れになったらどうするんだ?」
病院に着くまでずっとこいつにお説教され続けてうんざりな気分になった。
僕はまだデストを飼うかどうか決めてもないのに、うるさいよ。
診察室から出ると、男はなんだか軽薄そうな感じで看護婦と会話してた。
「軽い風邪で良かったな。あと予防注射をケチるなよ、今のうちに打って貰え」
ちょっと飼い方とか知ってるからって、何でこんなに偉そうなんだろう?
それでも、くーくーと寝息を立てて丸まるデストを見てると気持ちが少し軽くなった。
「病院代は君が払ってよ。僕、今お金持ってないし」
「げぇ。なんて奴だ。何で俺がお前のペットの金を出さなきゃいけないんだ!」
「無理に連れて来たのは君だよ。…えーと?えーと、君、誰だっけ?」
「仲村だ。仲村創。江島研の者だ。…って、待て!ひとに名前を聞くなら先に名乗れ!」
「…。…。…東條悟…」
…………!!(TДT)イイ!!
実はあのスレで子猫拾わせたの漏れなんだ…
速攻で保存しますた。完成までがんがれ!
281 :
279:03/04/04 23:56 ID:tE5pjvsY
あ〜、いつの間にかあちらに貼り返された上に反応が。
あっちのスレには全部完成してから報告に行こうと思ってました。
こちらでもあちらのスレでも応援ありがとうございます。
期待にこたえてなるべく早く完成したいです。
282 :
名無しより愛をこめて:03/04/05 08:12 ID:G5CM0cJc
楽しみにしてるよ
仲村君に色々言われて悔しかったから、ネットで猫の飼い方を調べてみた。
子猫ってびっくりするくらい色々な危険に囲まれてるのか…。
ふーん。早めにワクチン接種を受けさせるのは猫を飼う時の基本なんだ。
当たり前の事を勿体付けて言う奴なんてろくな奴じゃないな。
デストの具合はすぐに良くなってきて、ぐったりした事が嘘みたいに走り回ってる。
うにゃうにゃ何か言いながら家中をあちこち潜ったり昇ったり探検を始めたりしだした。
これだけ元気ならもう大丈夫だよね?
それでも家に置いておくのが心配で、またカバンに入れて学校に連れて行った。
今日は香川先生の授業があるから嬉しい。先生の語る1語1句に神経を集中させる。
受講生の間で先生の講義は難しいって不評だけど、ちゃんとした読解力と考察力があれば
充分判るレベルだし、何より内容が面白いのに。文句を言う奴って馬鹿なんじゃないかな?
僕は香川先生を尊敬してる。
先生は教授陣の中で唯一評価出来る人だし、知的で素晴らしい記憶力を持っていて、
感情豊かなのに余計な感情を抑える事が出来る人で、高潔で公正で倫理を重んじてて、
僕よりも誰よりも遥かな高みに居る人だと思う。
今日も香川先生に誉められて嬉しかった。でも、僕は大勢の中の一人でしかない。
あの戦士みたいに特別な力があったら、香川先生は僕だけを見てくれるかな?
レポートを取るのに夢中でデストの事をすっかり忘れてた。
カバンの中でおとなしく寝てるから、安心してたら急に大きな声を上げ始めた。
後ろの席から「あ〜あ」と声が上がりザワつきだす。
ポタポタ漏れるカバンを見てどうして騒がれるか判った。
香川先生も講義を止めてじっとこっちを見てる。
みんなの視線を浴びて、きっと僕の顔は真っ赤になってたと思う。
心臓がバクバク言って鼻の奥が熱くなりかける。
こんな形で注目されたいんじゃないよ!
香川先生は溜息をついた。
「東條君。生き物を可愛がるのは結構ですが、無闇に学校へ連れて来てはいけませんよ。
第一、猫だって慣れない場所は不安でしょう?」
「はい…」
僕は心底うなだれる。どうしよう。香川先生に嫌われたかもしれない。
でも先生は、にこっと笑うと僕の不安を吹き消した。
「私も猫は好きですよ。君の気持ちは痛いほど判ります。猫が心配なら、
その子にも回りにも負担にならないように色々方法を考えてみましょうね」
戻ると女の子達がデストを囲んで可愛いと言ってる。
色々聞かれてちょっと嬉しかった。
でも仲村君は相変わらずで、
「だから!病み上がりの子猫を連れ回すな!馬鹿!馬鹿!馬鹿野郎!」
…ふーん。何が何でも怒鳴ってばかりなんだ。本当にムカつく奴だね。
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その夜の夢は最悪で、僕の行く先々に黒い影が現れた。
全身黒尽くめのボディスーツ、金で縁取られたバイザー、短い触角みたいなアンテナ、
禍々しい金色のラインが幾つも入ったプレートを銀色のビスで留めたプロテクター…。
見るだけで、激しい嫌悪感と恐怖が僕を襲う。
影は幾ら走っても、距離を開けても、気が付くと僕の側に居る。
思いきってクローを装着して影に突進すると、影は突然青い炎を右腕に走らせ姿を消した。
驚く間も、身を守る余裕も無い一瞬のうち、槍を引きずる金属音がすぐ真後ろに迫ってきた。
デストワイルダーが飛びかかって影を追い散らさなかったら僕は…。きっと…。
あいつに負けたらどうなるんだろう?
それより…あいつに勝ったらどうなるんだろう?
「だって、お前馬鹿だろ?勉強が出来るのと賢いのは違うし。
お前、信じられないぐらいの自己中で他人の気持ちに無頓着だしな」
デストに「ふー!」と脅されながら全然動じず仲村君は爪を切ってやっていた。
「自分と違うものの立場や思考をシミュレートできない奴は馬鹿だ。
お前、想像力無さ過ぎ。だから、自分に置き換えてみろよ。
自分が小さな子供で、腹が減った時や寂しい時にどうして欲しいかって」
なんで、あまり知らない奴にここまで馬鹿呼ばわりされなきゃいけないのかな?
僕があの戦士だったら…真っ先にこいつの首を取るかも?
「僕は…ちゃんとデストを世話してるよ」
「ただ餌をやれば良いんじゃない。もしそれで相手が喜んでると思うならお前は大馬鹿だ」
「どうして?もし僕が困ってて誰かが助けてくれたら…お腹が空いて倒れそうな時に
手を差し伸べてくれたら…僕はきっとその人に感謝すると思うけど…。
…仲村君ってひょっとして人に感謝をした事がないんじゃないかな?」
仲村君はデストを僕に渡して猫爪切りを投げよこしてきた。
「爪はこうやって切る!少々嫌がられても引っ掛かれても猫の健康には換えられないからな」
「あ、そう。よく判ったからもういいよ。それじゃあね。
君に教えて貰わなくても猫の世話ぐらい出来るから」
「こっちこそ、お前なんかと関わりたくないし、はっきり言ってお前は嫌いだ。
それでも、こんな馬鹿に拾われたせいで小さな猫が非業の死を遂げる…
な〜んて惨劇には我慢ならないからな。俺が安心出来るまでとことん指導してやる」
「君、絶対変な奴だと思う」
うるさいと言って首根っこを抑えられて、拳骨でこめかみをグリグリされた。
関わり合いたく無いって言いながら、なんで僕にうるさく付きまとって僕を構うかな。
仲村君って仕切るしうるさいしすぐ怒るし、しまいに胸倉を掴んで怒鳴ってきたり、
突然こういった小学生みたいなリアクションするから、もううんざりだ。
最近、学校へ行くのがちょっと面倒くさくなってきた。
別に学校が嫌って訳じゃない。授業は面白いし、実験もうまく行ってる、
デストを連れてるとみんな親切に話しかけてくるし、学食のおばちゃんもオマケをくれる、
そんなに悪くは無いんだけど、ただ…。デストが居ると余計な奴まで引き寄せるみたいで…。
仲村君に絡まれてると、なんだか子供に戻ってガキ大将に苛められてる気分になる。
仲村君は僕に何か恨みでもあるのかな?
あれから毎日デストを学校に連れて行ってる。
僕が居ないと寂しがって、にーにー泣くデストをひとりで置いて行けないから。
デストは僕のカバンがお気に入りで、中に入ってると安心するみたいだ。
カバンの外側を防水シートや金網で補強して猫キャリーみたいに改造して、
参考書や資料は別な袋に移して猫カバンと2つ持ち歩く事にした。
仲村君は、猫を連れ歩くとストレスが溜まって猫に良くないって怒ってきたけど、
デストは小窓から外を覗いて楽しんでるし別に移動を嫌がって無いからいいんじゃないかな?
最初のうち、デストはおとなしくしてて、すぐカバンの中に逃げ込んで隠れたりしてたけど、
教室に慣れたら、カバンから抜け出してそこらを走り回るようになった。
同じゼミの学生にも院生にも猫嫌いが居なくて助かったかも。
僕の背中をよじ登るデストが面白過ぎて気が散るって笑いながら文句を言われたぐらいかな。
猫について色々知りたかったし、猫で友達が出来るかなってネットをあちこち見てみた。
最悪だ。馬鹿が大勢ぺちゃくちゃ喋ってるだけ。うんざりして掲示板なんて読まなくなった。
猫馬鹿は身近な一人でもう沢山だよ。
どうしたのかな?いつもの時間になってもデストが戻らない。急に不安になってきた。
掲示板の下らない幾つかの言葉、戻らない飼い猫を待ち続ける大勢の嘆きをふと思い出す。
このまま迷子になって帰って来ないデストを思うと、不安はちりちりと髪の先まで達した。
実験装置の監視中だったけど、変化も無いし交代まで時間もたっぷりあったから
カバンを抱えて猫じゃらしを手にデストを探しに外へ出た。
商店街を鼻血を流して走る。
後ろから吼えるような声が僕を追う「くそぉ!イライラさせるな!出てこい!」
下品な柄の服を着た男が金髪を怒りに逆立てて、靴音を高く響かせながら僕を探してる。
抑えても抑えても、指の隙間から血がポタポタ垂れて止まらない。
通りかかる人はみんな、足早に僕を避けて行く。
トラブルに巻き込まれるのが嫌で、見なかった事にしておきたいんだな。
僕が戦士だったらあの金髪男に勝てたのかな。
でも、今の僕には装甲も虎も無い。
路地に逃げ込もうとしたら、その先から闇を背に男が現れた。
「鬼ごっこは終わりだ…」
息を呑んで後ずさりかけた僕の胸倉を掴むと、金髪男は嫌な笑い方をした。
再び殴られた痛みで頭がぼうっとしてくる。切れた口の中が錆のような嫌な味で満ちる。
カバンを離さないようにカバンが潰されないようにそれだけを考えて身体を丸めて抱え込んで
これはきっと夢だから早く目が覚めるように願った。
いきなり「もうよせ!」と言って黒いコートの男が割り込んできた。
そのままコート男と金髪が殴り合いになった隙に、地面を這いずって逃げ出す。
コートの男の事は知ってる気がした。
「早く!こっちへ!」聞き覚えのある声が僕を呼んだ。誰かが物陰から手招きしてる。
側に行くと手を引かれ、言われる通りゴミ箱の陰に身を寄せると
声をかけてきた女の人はゴミ箱の前に立って僕の姿を隠した。
柔和そうなその顔に見覚えがあった。学校の廊下で良くすれ違う娘だ。
怖がる様子もなく、誰かを待つような自然な感じで立って僕を匿ってる。
手提げ袋からシャンプーやタオルがのぞいてて、髪からお風呂帰りの石鹸の良い香りがした。
呼吸が少し落ち着いて、鼻血も止まったみたいで息がしやすくなった。
抱いたカバンからデストの動きがもぞもぞ伝わると、今まで味わった事の無い気分を感じた。
無事で良かった。本当に良かった。デストが見付かって凄く嬉しい。
突然足がガクガクしだした。ホッとした途端、怖さも倍になって返って来たんだ。
まだ何もかも無事に終わった訳じゃない。まさかこんな事になるなんて思ってなかったよ。
急にデストが大きな声をあげだした。不安な僕の心が判るのかな?
でも今は静かにして欲しい。
またあの男に見付かったら、もっと怖い目に合わされるかもしれない。
「デスト…静かに…。いい子だから…」
だけど、デストはますます落ち付かないように動くと、急に外へ出ようと暴れ出した。
カバンの隙間から手や足がもがき出ようとして、飛び出た爪が僕の手の甲に赤い筋を作る。
全身で抑えてないと蓋をハネ開けて飛び出しそうな勢いだった。
出ちゃ駄目だ!お前の為なんだよ。静かにしないとあの男がお前を連れて行くから…。
口を塞いで押さえてしまえば静かになるかな。
身体を掴んで揺すったり、耳元で黙れって叫べばいいの?
どうしたらいいのか判らなくなった。
『だから、自分に置き換えてみろよ。
自分が小さな子供で、腹が減った時や寂しい時にどうして欲しいか…』
僕が子供の時に、不安な時に、どうして欲しかったか考えてみた。
引っ掛かれるのは気にしないで、隙間からデストの喉や背中を撫でて話しかけてみる。
「怖くないから。僕が一緒に居るから。泣かなくていいから…」
側にいるよ、側にずっと居るよ、どこへも行ったりしないから、お前は僕が護るから…。
しばらくすると声も収まって暴れるのも止まった。
デストはぐるぐると小さな声を喉の奥で鳴らしながら、おとなしく僕の手をかじりだした。
「まいったな。あんなにタフな奴は初めてだ」
髪も服も泥だらけになってコート男は帰ってきた。
思い出した。学校にバイクで乗りつけてよく生徒と喧嘩してる不良だ。
「なんで、こいつを助けろって言ったんだ?おまえらしくも無い。
つまらない喧嘩なんか放っておけばいいだろ?」泥を落として貰いながら不良はこぼした。
「でもこのひと、同じ大学の人で先輩のお友達なんだよ。見ないフリ出来なかったの」
お友達?誰の?先輩って誰?僕には友達なんか居ないよ。
「おい、そこのお前。なんでまた自分から喧嘩を売ったんだ?
あいつ、お前の方からいきなり殴りかかってきたってカンカンだったぞ」
「だってあの男、デストを…この猫を…食べようとしたから…」
「食べる?」ぽかんと驚いた顔になる不良。
「デストを探してたら…あの男…焚き火の前で、鳥か何か丸ごと焼いて食べてた…。
そして…デストを見付けてニヤっと笑って近寄ったから…止めようと思って…
後ろから錆びた棒で殴ったらもの凄く怒って殴り返してきたんだよ」
不良は顔をしかめて嫌そうな顔で僕を見てから、頭に手をやって痛たたとか呟いた。
「もういい…。なんて奴だ!どっちもどっちだな。止めるんじゃなかった」
「そんな事言わないの。優しい人だよ。一生懸命猫ちゃんが怖がらない様に話しかけてたし」
「優しい奴が、後ろから不意打ちで殴りかかるか?」
もう一度銭湯に入り直しだとぼやいて不良は立ち去った。
血は止まった?大丈夫?と言って渡されたハンカチからも石鹸の香りがした。
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夢の中。紫の仮面の男と戦っていた。なんとなくこの男は焚き火男のような気がした。
怪物以上に怪物な男に圧倒され、一旦隠れてデストワイルダーを飛びかからせる隙を探る。
知らず知らず僕は自分に、怯えてなんかないって言い聞かせてた。僕は無敵だ…。無敵だ…。
大丈夫…ちょっと調子が悪かっただけだよ。でも…。僕は…無敵じゃなかったのかな?
「なんで俺が、お前がひとから借りた物を、お前の代りに返さなきゃいけないんだ?
ハンカチくらい自分で渡せよ。俺に頼るな」
「だって…同じ研究室の人でしょ?君のほうが親しいみたいだし、
それに仲村君って…女のひとと話すのが嬉しいと思うから」
余計なお世話だと言って頭を揺さぶられた。
最悪だね。すぐに暴力をふるうような人間は、人として最低かも。
「そう言えばあのひと…君が僕の友達だって言ってたよ」
「うげぇ。とんでもない誤解だな。あとで説明しておかなきゃ」
「僕もそう思う。君なんかと友達だなんて悪夢以外の何物でもないよって言っておいてよ」
そこまで言うかとまた頭を揺さぶられながら考える。
友達って…
僕が何も持ってなくても優しくしてくれて、
自分の物を惜しみなく分けてくれて、
余計な事は何も言わず話を聞いてくれて、
そして…君の事好きだよ友達だよって言って僕を安心させてくれる人、
僕の気持ちを判ってくれる人なんじゃないかな?
だから…僕には友達なんかどこにも居ないよ。
続きです。やっと半分くらいかも。
なんだか東條がまとも過ぎる気もしてきましたが
本放送とは別世界という事でご了承を。
>>291 乙です。わらわらと龍騎キャラが出てきて嬉しくなりました。
東條と仲村もこれからどうなるか、ますます楽しみです。
(やっぱりまた繰り返してしまうのかな…)
>>292 感想ありがとうございます。
まとまった時間が取れないので進行は遅いですけど
ぼちぼちと見てやってください。
>やっぱりまた
最初に決めたラストシーンに向かって全ては進んで行ってます。
二人がどうなるかは…。えーと…。最後までお付き合い頂ければ判りますので。
(なんか、思わせぶりな引きで終わる次回予告みたいな言葉だな↑)
294 :
名無しより愛をこめて:03/04/09 13:11 ID:WHiXRCx1
早くしてけれ!
>294
まぁまぁマターリ待ちましょう。
しばらくお待ちを(汗)
待ちましょうか。(汁)
待ちますとも。(涙)
待つぞー(尿)
300 :
白蛇 ◆SUYRYOSONA :03/04/11 14:28 ID:XjLLUCYs
俺の神崎をかえせ
「君のためにも泣くかも」良かったよ!続き期待してます
デストはやっぱり僕を護ってくれてる気がする。
小さな身体で幸せを引っ張って運んできたのかも。
もう変な視線が気にならなくなった。みんなが見てるのは僕じゃなくていつもデストだから、
少し鬱陶しいけどそういう奴は僕の方は見たりしないから気が楽だ。
なんだかみんなの話しかけてくる声も優しくなって、いつもデストの話題を振ってくる。
少し鬱陶しいけど話題が続かずに困ってた頃より会話が楽だな。
そういえばデストを探しに行って出てたせいで、
あのあと研究室の助手から1ヶ月分のデータが駄目になったって文句を言われたけど、
それぐらいどうって事無いんじゃないかな。デストの無事に比べれば。
僕はもう充分に成績を出してるし、論文も幾つか提出してるから、
実験のミスくらいは帳消しだと思うけど?
また教室から抜け出したデストを探してると、いつかの不良がデストを撫でてた。
デストは知らない人や仲村君にみせる態度と違ってすっかりくつろいでて、
お腹まで見せてゴロゴロ言いながら不良に甘えてる。
慌ててデストを取り戻して不良を睨み付けたけど、怒りもせずに笑い返してきた。
「こいつ、良い目をしてるな。野性味が強くて。輝きがあって」
すぐにその場を去る。知らない奴なんかに返事なんてしないよ。
嫌な予感がしたけど思った通り猫馬鹿が1人増えた。
不良はデストを見ると声を掛け、デストの方も不良に懐いて足にまとって8の字を書いてる。
僕以外の奴に甘えてるデストを見てるとなんだか不愉快かも。
今日も不良はデストを撫でながら後輩さんと2人で
「いつか猫が飼えるような家に一緒に住みたいな」とか言って鼻の下を伸ばしてる。
デストをイチャつくだしにされて、なんだか腹が立ってきた。
「あいつは俺も好かん。だがまあ…うちの後輩のツレだしな…」
仲村君の言葉はいつもの毒舌と違って妙に歯切れが悪かった。
何かの拍子に映画の話題になった。
双子の間で揺れる女の子と、双子の片割れの幼馴染の女の子の話だ。
「あの主人公も馬鹿だな。好きな人にもう別な好きな人が居るなら、
邪魔な相手を消したいって思わないのかな?僕ならそうするけど」
「そりゃ違うだろ。幾ら相手を倒したって、その人の心が自分に向かなきゃ意味が無い。
それに振り向かせる為にやった事を知ったら、心はますます離れだろう」
「じゃあ、どうしても手に入らないならいっそ、その人が死んでしまえば良いのかも。
そうしたらその人は永遠に心の中で自分だけのものになると思うな」
「こわっ!相手の気持ちも何もかも無視で自分の欲望だけ叶えば良いのかよ?
お前、まず自分の気持ちが一番なんだな。最低な奴だな、お前」
「だってそれって当たり前じゃないかな。
僕が僕自身の幸せを真っ先に願ってどこが悪いの?」
「好きな人の幸せを先に願わない奴が居るかよ。
俺に好きな人が居るなら…その人が幸せになってくれればそれが一番嬉しいんだ。
そしてその人がもう誰か別な奴と幸せになってるなら…その幸せが続く様に祈るし、
その幸せを脅かすものがあるなら全力で戦う。それが男ってものじゃないのか?」
そう言うと、なんだか格好をつけて物思いにふけリだす仲村君。
でもその足元、仲村君のズボンで爪を研いでるデストに気付いてないみたいだ。
仲村君って、やっぱり頭ゆるいんじゃないかと思う。
あちこち探してやっとデストを見付けた。仲村君と研究室の人達と一緒に食堂に居た。
デストは後輩さんの膝に乗ってテーブルに手と頭をちょこんと乗せて、
他の連中が箸で差し出す物を齧ったり転がしたりして遊んでる。
「…なんて言うのかな。猫が鳴いてるのを見てると、たまらないって言うか」
「先輩って優しいんですね」
「優しくなーい。勝手に野良猫に餌をやるのはその近所の迷惑だって。
こいつの自己満足の犠牲になった連中が憐れだよなー」
「多分な。確かに自己満だ。それでも猫が切なく泣く声は放っておけないし…。
でも、俺を見ると猫は逃げるか攻撃してくるんだよなあ。うちの猫の呪いかな」
「呪い?」
「そう。居なくなった猫の。あいつが居なくなってから、
なんでか知らないが猫に嫌われるんだよなあ。元々、猫は苦手だったから仕方無いが。
今でもどう付合って良いかさっぱりで、猫に遠慮してしまうのが原因かもしれん」
「好きじゃないなら飼うなよー」
「別れたコが残して行ったから仕方なかったんだ。あ。…。…。
まぁ血統書付きで高かったから捨てるのもなんだし。引き取り手を探すまで置こうってね。
まだ小さくて、夜になったら親を恋しがってみぃみぃ鳴いて、そりゃ大変だった」
「で、居なくなったのかー?売っちゃった?ドナドナってか?それで呪われたんだー?」
「違う。…。いつもなら悪さをするとソファーに向かって放り投げてたのに
あの日に限って床をバンと叩いて『こら!』って叱ったら、
ぷいって不機嫌になってうっかり開けてた窓から外へ出てそれっきりにね。…。
なんであの時窓を開けてたかなあ…。俺…」
それはきっと仲村君が、芯の髄からの間抜けだから…と思う。
そのあと仲村君はへらへら笑いながら「ほんと、良く似てるんだよなーうちの猫とさー」
とか言いながら、デストにささみを見せて指ごと噛まれてわーわー騒いでた。
なんだか判ってきたかも。
仲村君が僕にまとわりつくのは、デストを自分の猫にしたいからなんだ。
色々難癖付けて僕に猫を飼う能力が無いとか言って、デストをさらって行く気なんだな。
デストは仲村君になんか渡さない。
そんな事になるぐらいなら…。いっそ…。誰の手にも届かない所へ…。
今日もまた仲村君がデストの扱いが悪いって文句を言ってきた。
「どうしてそう強情張って人の言う事を聞かないんだ?お前はうちの馬鹿猫そっくりだ。
愛想悪いは、根性曲がってるは、怠惰でそのくせプライドだけは高いは。
人前だと文字通り猫を被っておとなしい振りをしてる所もな」
「君って、本当は猫が嫌いなくせに、猫飼いの達人みたいなフリするのは鬱陶しいかも」
「なに?」
「偉そうに僕に色々言ってくるけど、君だって猫の事は判ってないんじゃないかな。
だから猫だって君に嫌気が差して窓から出てしま…」
いきなり殴られた。
今までみたいな小学生の悪ふざけみたいな殴り方じゃなくて、コブシで思いっきり。
あっけに取られて声も何も出せずに腰が抜けてへたり込む。
僕の襟を掴んで更に殴ろうとした仲村君を回りが必死で止めた。
仲村君はそのまま教員室へ連れて行かれた。
仲村君の先生に頭を下げられたし、面倒なんで警察に届けるのはやめた。
それから、停学になったのか仲村君の姿を見掛けなくなった。
やったー!万歳!
これで学校生活が元に戻れる…わけないか。まだもう一人猫馬鹿が居たな…。
今日も気分良くペダルを踏んで学校に向かう。
まだ風は冷たいけどデストは全然気にしてないみたいで
顔の先を外に出し、移る空気の匂いに鼻をヒクつかせていた。
「そこのお前。気を付けろ。お前の近くに闇が見える。このままでは破滅するぞ」
いきなり変なことを言われた。
呼ぶ声に振り返ると赤いジャケットの男が僕を指差してた。
いつも学校の通り道に居る派手な陰陽紋の屋台の占師だ。
「占ってやろう。お前に近付きつつある破滅を」
「いいよ。占いなんて信じないから」
占師なんてどいつもインチキで、わざと不吉な事を言って、
御払いしてやるとかで莫大な料金を取ったりするんだ。
僕の考えが見えたみたいに占師はちょっと笑うと、懐から丸い金属を取り出し掌に乗せた。
「料金は要らない。お前の上に見える物が気に掛かる。それを知りたいだけだ」
僕の目の前で占師は数枚のコインを転がすと、暗い顔をますます暗くして眉をひそめた。
「離別の相が出ている。失う事が身を切るほど辛いもの、別ち難いものを失うかもしれない」
「気分悪いかも。不安を煽ってなにか売り付ける気かな。その手には乗らないから」
急いで走り去る僕の後ろから、切れ切れの声が聞こえる。
「…失って…その価値が…だが…後悔が…そこから道を…」
学校へ着くと教員室へ呼び出され、いきなり留年するかもしれないと告げられ唖然となった。
研究室や教室での僕の態度が真面目じゃないとクレームが来たからだ。
「この所、無断欠席や早退が目立ちます。学業にも身が入ってませんね。
私の力添えだけでは君を庇いきれない所まで事態は深刻化していますよ」
香川先生は深い深い溜息を付いた。
研究成果の中間報告書をまとめる。あとちょっとで完成だ。
残りの考察の方もそう時間は掛からないだろうし、
出来あがったら必要な部数を製本して明後日までに提出すればいいだけだ。
ちょっと面倒だけど、これぐらいで済むなら助かったかも。
デストがいきなりもどしだした。いつもと違って様子がおかしい。
どうしよう。子猫の病気は甘くみると命取りになるんだっけ?
夜中だからいつもの病院も閉まってる。救急病院に行った方が良いのかな?
朝方、遠くの病院から風邪薬を貰って帰り着く。ただの風邪で良かった。
その日は大事を取ってデストに付きっきりで看病した。
デストが元気になって走りまわる頃、未完成の報告書を前に頭の中が真っ白になっていた。
カフェイン剤や大量のコーヒーを飲んで、慣れない徹夜に挑む。
明日までにこれを仕上げないと…。
出来るはずだ。前にも一度書いたんだから。
こんな時に限って、デストが机の上に乗って来て、遊んでくれって邪魔をする。
今それ所じゃないんだ。頼むから、今は僕をこれに集中させてくれ。
あっちに行けと言いかけて言葉を飲み込む。デストの気持ちになって考えてみた。
僕がもし、遊んでもらおうと思って近寄ったひとに邪険にされたら?
大好きな人に頭ごなしに叱られて酷い言葉を掛けられたら、どんな気持ちになるだろう?
ここで怒鳴ったり手をあげたりしたら僕は仲村君と同じになってしまう。
デストに、仲村君が猫にしたのと同じ仕打ちをするのは嫌だった。
左手で猫じゃらしを揺らしながら、右手はキーボードに集中させる。
ちょっと作業が遅れたかな。でも僕なら出来る…。絶対出来る…。出来るんだから。
だって僕はそこらの低レベルな奴と違って選ばれた優秀な才能ある頭脳明晰な秀才の…。
ここはどこだ?いつもの夢で見る変な世界かな。
僕は…何かしなきゃいけない事があったんだけど…?
何だか思い出せないけど、早くここを出ないと手遅れになるんだ。
出口を探して四方八方走った。焦れば焦るほど何をしてるのかも判らなくなってきた。
探し物は見付からず疲れ果てて塀に寄り掛かると、向かいの建物に影が立ってるのが見えた。
影はなんだか僕を笑ってるようだった。
いつもいつもいつもいつも鬱陶しいんだよ、お前。僕の邪魔をする気か!
デストバイザーで斬り掛かると影はあっさり火花を散らし吹っ飛んで、脇を押え膝をついた。
丁度いいかも。今ここでケリを付けるよ。僕は構え直した斧を力一杯影に振り下ろす。
黒い影は槍を盾代りに何度か必死で斧の攻撃を避けると、
急に攻撃を全て受け流すようになって逆に僕を追い詰め始めた。
斧を捨てクローで防御と攻撃を同時に繰り出したけど、影の斬り込みの方が一枚上手だった。
このままじゃ埒があかないから切り札を呼ぶ。
咆哮と共に背後から黒い姿に襲い掛かるデストワイルダー。
影はまるで白虎の攻撃を見越してたみたいに、素早く腰を低く落とすと、
飛びかかる虎の前足をガっと槍の穂先で受けとめ真横に薙ぎ払った。
間髪を入れず青い炎が影の右腕に走る。
ホッケーマスクの様な面を被った怪物が現れて虎に組み付いた。
影は槍を構え、奥の手を奪われた僕に近付くと指先で頭を叩く仕草をした。
「言ったでしょう?東條君。一度見たものは全てここに入るって。
君から受けた攻撃パターンは全て覚えましたよ。…もちろんファイナルベントもね」
そんな!
へなへなっと力が抜けてしゃがみ込む。
あなたが相手なら僕は戦えないから。
影の正体は…香川先生…だったんですか?
特別な力があっても、注目されても
先生を倒すのだけは…嫌だ。
ありえないはずの孤独な記憶が僕を貫く。
もう…
一人だけになって
何も判らないまま
彷徨うのは
絶 対 に 嫌 だ !
先生は青い炎を纏って急接近すると人間離れした速さで槍で斬り付け僕を翻弄した。
既に防御する気力も失せていた僕は、為すがまま斬られ弾かれ続けた。
満身創痍で倒れる僕に、先生はとどめを刺さずに槍をポンと僕の肩に置いた。
チェックメイト。僕の完敗だ。
「東條君。時には負けを認める勇気も必要です。
それと同じくらい、最後まで諦めず気力を奮う事も大切な事ですよ。
この状況を冷静に見れば、君はどちらを選ぶべきだったか判りますね?
…今の君には失望しましたよ」
意識が暗黒の中に飲み込まれて行く。
影が香川先生だったら、今まで僕を見てたのは僕を評価してたのかな?
でも僕は…先生の意に添えなかったみたいだ…。
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目覚めると泣きそうになってた。酷くて辛い悪夢を見た事しか思い出せない。
良く覚えてないけど僕は戦士として失格なのかも。…僕は、僕は本当に無敵の戦士なのかな?
溢れていたはずの自信が無くなっていた。もう戦士になれそうに無かった。
書類の出来は最悪だった。
香川先生はデストに向かってこよりを振りながら僕に話しかける。
「私は君の成績にだけ注目して君を認めているんじゃありません。
君が君だから。君にある才能を、君だけの才能の芽を、私は信じています。
私もそうですが、この世の中に全てにおいて完璧な人間なんて存在しません。
そうなろうと足掻く余り、芽の方を潰してしまっては本末転倒ですよ。
もっと心に余裕を持った方が良いかもしれませんね。そこここに細かい焦りが現れてます。
いきなり最初から隅から隅まで完璧に作り込もうとしなくても良いんです。
まず大きな流れを追える様になって、そこから細かい作業を始めるべきでしょう」
にゅうにゅう言いながら、両手でこよりを挟もうと追いかけるデスト。
楽しそうにデストと遊ぶ先生。
「この子の看病で時間を失ったのなら、この子に免じてもう一度機会を与えます。
でもその次はありませんから。とにかく頑張ってください」
突然目の前に落し穴の口が開いて、底の底の方まで沈んで行く気分だった。
香川先生?
完璧でない事をあなたは認めるんですか?
香川先生?
あなたは僕の理想の人じゃなかったんですか?
あなたは情に動かされるような人だったんですか?
そんな安い人だなんて、嘘ですよね?
こんな香川先生は嫌だ。叱責された方がまだマシだった。
こんなもの受け取れませんと拒絶され落第させられた方がまだ…。
それから先の事は余り記憶に無い。夢の中みたいにふらふら動いて、荷物をまとめて、
デストを連れて部屋に戻って、そのままベッドに倒れ込む。
今、泣けるものなら思いきり泣きたくなった。
それでも…幾ら頭の奥が熱くなっても、乾いた眼からは何も出てこなかった。
報告書も何もかも放ったままで、学校も休んだまま、僕は布団に潜り込んで眠り続けた。
何もする気が起きなかった。もう全てが駄目になった。夢を続ける為に戦っても意味が無い。
これで留年は確定だった。
…前々から留年は認めないって言い渡されてた。学生生活もこれで終わりだな。
このまま博士号も取れないまま、ちゃんとした研究者にもなれないまま、
適当な会社に押し込められてつまらない人達と一緒につまらない仕事に就くしかないんだな。
それとも…それすら出来ずに、ただ生きて行くだけの人生かな。
何をやっても駄目になって、望みが何も叶わないこんな世界に居ても仕方無いのかも。
せめて戦士を夢に見ようと思ったけど夢が思い通りになる訳なくて、
何もかも無くしてストーブの前に座り込んだり、
冷たい灰色の地面でうつぶせに寝てる、寂しい夢ばかり見続けた。
うつらうつらしてるとドアをガンガン叩く音が聞こえた。
「こら!開けろ!東條!なんで無断欠席するんだよ!香川教授が心配してたぞ!
病気か何かならすぐに医者に行け!おい!聞こえてるか?」
本当に・うんざりするぐらい・鬱陶しくて・心底・腹・が・立・つ・奴・だね!
「僕に構うな。なんで君は僕を放っておいてくれないんだ」
「お前なんかどうでもいいんだよ!猫は元気か?こら!餌はちゃんとやってるんだろうな?
飢えさせてたら、ただじゃおかないぞ!いいから開けろ!」
音に怯えて、デストはにゃーにゃーと騒ぎながらベッドの下と床を右往左往してる。
「うるさい!ドアを叩くな。デストが怖がるじゃないか。
やっと判ったよ。仲村君が猫に嫌われるのは当然だ。君はいつも怒鳴ってばかりだから。
だから、君が幾ら猫に近寄りたいと思っても、猫が君を苦手に思って逃げ去るんだよ」
今にも扉を蹴破りそうなぐらい喧しかった騒音はピタッと止まり沈黙した。
仲村君は声の調子を落として、ゆっくり言葉を切るように話しかけてきた。
「東條?何か困った事があるなら言えよ。話ぐらいなら聞いてやるから」
「君に話す事なんか何も無いよ。第一、なんで君なんかと話をしなきゃいけないのかな」
「…。見てられないからだ!他に理由なんかない!…お前を見てるとうちの猫を思い出す。
いつも何かに困って助けを求めて鳴いてるのに、寄ると歯を剥いて逃げる馬鹿な奴だった」
「僕は猫じゃない。君の方こそどうかしてるよ」
「お前…教授から与えられたチャンスを無にする気か。挫折ごっこもいい加減にしろよ。
自業自得でドツボにはまったなら、せめてそこから抜ける努力ぐらいしろ。
お前は研究者としての自覚が足りないし、他人に説明する力、プレゼン能力に欠けてる。
本当はお前『研究』が好きなんじゃなくて、『研究者の自分』が好きなんじゃないのか?
『まあ偉いわねサトちゃん』って誉められたいだけなんじゃないのか?
だったら辞めて正解だ。探求する心の無い奴に研究者なんてやって欲しくないからな」
「その通りかもね。それじゃ演説はいいから帰ってよ。これ以上騒がれると近所迷惑だし」
「…。あっさり認めるなよ。とりあえずこれ、デスに食事だ。お前もこれ食って落ち付け。
しっかり飯食って暖かくしてたっぷり寝たら、たいていの事は良くなるんだ。
…あんまり馬鹿な頭で思い詰めるな」
そんな単純な事で立ち直るのって、仲村君ぐらいじゃないのかな?
ゴソゴソ何か表で音がした後、足音が遠くになって人の気配が消えた。
扉を開けると取手の所にまだ温かいホカ弁と医療用高級キャットフードの袋が掛けてあった。
捨てようかと思ったけどアジフライの香ばしい匂いに誘われお腹がぐぅと鳴る。
そういえば昨日から何も食べてなかったな。
カラッポの胃に急に温かい食べ物と熱いお茶が入ったせいか胸が痛くなった。
この苦しいのも何もかも全部仲村君のせいなんだ。きっと。
なんで余計な事をするかな。僕にはもう何も要らなかったのに。
胸を押えて丸まって寝てると、苦痛からか、しゃくりあげるような声が漏れた。
押えようとしても押えようとしても、何故か嗚咽は止まらなかった。
ご飯を終えたデストは、身体中を弓の様に伸ばして欠伸をしてから僕の隣に潜り込んできた。
なごなご言いながら顔を僕の腕にすりつけるデストを撫でてやりながら、ふと思う。
デストは本当に僕を護ってくれてたのかな?
みんなが見てるのはいつもデストで…次々話しかけてくるけどその相手はデストで…
誰も僕の方を見なくなって…。
みんな変ってしまった、お前に会った人はみんな…。先生まで変ってしまった。
デストワイルダー。お前は僕に何を持ってきたんだろう?
お前…ひょっとして疫病神じゃないのかな?お前に出会ってから僕は酷い目に遭い続けてる。
お前と出会って僕は弱くなったんじゃないかな?
前なら我慢できた事も、だんだんと我慢できなくなってきたよ。
僅かな事で泣きそうになる。お前が居ると人前で感情を出しそうになる。
泣くのだけは嫌だった。
喉を撫でられグルグル言ってるデスト。僕を信頼しきって身体を全て預けてる。
毎日少しづづ大きくなっているけど、まだ両手からやっとはみ出るぐらい小さくて…。
華奢で無力な生き物を見てるうちだんだんその思いは強くなった。
無防備で柔らかで細い喉に…もしここに…力を込めてみたら…?
不快な圧力を跳ね除けようとばたばた踊る小さな手足。
お前が居ない方が良いのかな?
このままお前の事を「いい思い出だったね」って回想する方が良いのかな?
…その方がずっとずっと幸せでいられる気がするよ。
きっと、一人だけの方が強く居られたんじゃないかな。
でも。
もう一人には戻れそうに無いよ。
あと少しです。
「…じゃない龍騎」なのに、(夢だけど)ライダーバトル出しちゃいました。(焦)
ありきたりな感想しか言えないけど、すんごい良かった!!
ライダーバトルも良かったです。やっぱ龍騎なんだなぁってかんじで。
続き楽しみにしてます。がんばってください。
乙ですー。今度も面白かったです。しかも今度は手塚もキター
追い詰められていく東條の緊張感がものすごいですね…
なんと言うか、膨らませすぎて割れる直前の風船みたいで
怖いけど、ゾクゾクします。続きよろしくです。
318 :
名無しより愛をこめて:03/04/15 02:33 ID:/f/Pz+Lp
もう1度やってください!
御疲れです、次で完結なんでしょうか?楽しみにしています。本編だとイマイチ
キャラの薄かった中村君がこんなにも表情豊かな人物になってて、今更ですが
中村君良いです!
やばい、このSSのために泣くかも。
手塚君の不吉予言が気になります。
大丈夫だと信じたいが、あのサトちゃんのことだからなあ…。
続き、とっても楽しみにしてます。
>>316-321 読んで頂いてありがとうございます。
なんか嬉しいかも。
時間が取れそうなので近いうち最後の所までいけそうです。
膨らませ過ぎてぷひゅるひゅると明後日の方向に飛んで行く風船でも見るつもりで
それまで生暖かく見守ってやってください。
∧,,∧
ミ,,゚Д゚ミ < みぃ!(触んじゃねぇゴルァ!!)
ミuu_@
傷付いた猫を拾った男と、その男に不意打ちのようなダメージを与えた猫のお話
--------------------------------------------------
昨日は時間がなくてまとめレスでしたがあらためて…
>>316 お待たせしました。やっと最後までいけます
>>317 期待がしぼんでしまったらごめんなさいです
>>318 おう!
>>319 はい。色々細かい補完が考えられるので良いキャラですねー、彼は
>>320 えーと…。泣けなかったら本当にすみません
>>321 良い意味悪い意味サトちゃんですから…
こうやって膝を抱いて床に座ったまま、もう何時間たったのかな。
柔らかで脆い子猫の喉の感触がまだ手に残ってる。
デストは僕の心をズタズタにした。
さっきから、自分の仕打ちが繰り返し甦ってきて、そのたび僕の心に痛みが深々突き刺さる。
あんなに世話をしたのに。あんなに可愛がったのに。あんなに好きだったのに。
いや違う…。傷付けたのは…。傷付けられたのは…。
デストは最初家に来た時と同じように、ベッドの下に隠れて出て来なかった。
そうだよね。救いのはずの手が、暖かさと安心を与えてくれた手が、いきなり豹変したら…。
どこにも行き場が無くて、また心を固く閉ざし、ひたすら震えて泣いてる姿を思い浮かべる。
僕と同じだ。
自分から信頼を壊してデストも無くしてしまった。僕には何も無い。もうなんにも無い。
言われたように僕は馬鹿なのかも。最初から中味がカラッポだったんだ…。
カラッポでヒビだらけで…隙間を充たしたくて色々詰込んでも…ヒビから全て流れて行って…
いつも飢えだけが残ってて…本当に大事にしたいものまで貪らずにいられなくなって…。
-------------------------------------------------
夢の世界。闇の中は数多くの怪物の気配に満ち、見えないモノの恐怖に心が締め付けられる。
視界が黒で混濁し、闇雲に斧を振り回し続ける中、目の前を走る虎の白だけが鮮やかだった。
漆黒の闇の中でデストワイルダーは吼え続けた。
走りながら何度も後ろを振り返り、僕に向かって吼えた。
どこへ行くんだ、デストワイルダー?僕から去ってしまうのか?
僕が立ち止まろうとすると、そのたび虎は苛立つように吼え、道の先を走って行く。
転がる様に後を追い、息が切れて休みたいのを堪えて、虎を見失わない様にただ走り続けた。
急に虎が立ち止まり、僕はやっとその背に手を伸ばす事が出来た。
虎が大地を踏みしめて一際大きく吼える先には、闇で無いものが見え始めて…。
目が覚めると僕の腕を枕にしてデストが丸くなって眠ってた。
僕と目が合うと、口を顔いっぱいに大きく開けて欠伸をしてから
鼻を僕の顔に押し付けて、いつもの様にご飯の催促をする。
…。…。ねえ?
ひょっとしてご飯が欲しいから…、
僕しか頼るものが無いから…、
いやいや仲直りしたフリしてないかな?
そっと手を伸ばす。
ビクっと跳ね逃げたり、牙を剥いたり、耳を伏せたり、そういった反応を予想してたけど、
デストは手の平に頭をぐりんぐりんとすり付けてきて、そのまま全身で手を抱え込み、
あむあむと甘噛みしながら両足で猫キックを繰り出してきた。
デストはいつもと全然変らなかった。
お前、一晩寝たら嫌な事は全部忘れたみたいだな。
いいな。お前は。
脳みその容量が少ないのは、時として幸せなのかも。
ご飯を食べ終えて僕に近付くと、わき腹をよじ登って膝に乗ってくるデスト。
暖かい重みが膝にあると、以前にも感じた思いが甦る。…無事で良かった。本当に良かった。
今と同じ様に身体を曲げて、狭くて暗い場所で怯えながらデストに言った言葉を思い出す。
「泣かなくていいから…」「お前は僕が護るから…」
デストの身体を手でそっと囲む。もう絶対にあんな真似しないよ。
何かの間違いで人を殺す事があっても、お前を手に掛ける事は絶対にないから。
暖かい。軽くて、でも凄く重たくて、暖かい丸みが僕の膝で眠ってる。
僕にはまだデストが残ってた。
僕にはまだ…何か出来る事があるのかな?
でも何をすればいいのか、何がしたいのかも判らなくなってる。
香川先生なら教えてくれるのかな?
数日ぶりに自転車に乗る。
デストは自分からカバンに入って、久しぶりの遠出にみぉみぉ騒いでる。
道を曲がって屋台を探す。占いなんて信じないけど何か話を聞きたかった。
占師はいつもの場所に居なくて、少し探してみたけど行き先が判らないから諦めた。
学校に着いてひどくがっかりする。香川先生は出張中だった。
僕宛てに「話しがあります」ってメッセージがあったけど、携帯は繋がらなかった。
仲村君でもいいから何か話してみようと思ったら、
バイクの留め方が悪いって不良と口喧嘩してて、とても近寄れる雰囲気じゃなかった。
ぼーっと立ってる僕に誰かが声を掛けてくる。
「あら、猫ちゃん。久しぶり。どうしてたの?あのひとがいつも会いたがってたのに?」
後輩さんに顎を撫でられ、目を細めてるデスト。
いつもと逆に胸倉を捕まれ凄まれる仲村君。怖い顔の不良を見ながら後輩さんは微笑んだ。
「あのひと、送り迎えぐらい俺に任せろって聞かないのよ。家やアルバイト先まで送る間は、
一緒に居られる貴重な時だからって。毎日仕事と研究に追われて会える時間が短くても、
あのひとが待ってくれてるって思うと苦労も苦労でなくなるわ。…ノロケちゃったかな?」
「どうして苦労してまで大学院に残って研究室に居るの?就職に有利になるから?」
「それもあるわね。確かな実績を作りたいし、クラスを上げる為もっと学びたい事もあるし。
でも一番頑張ってられる理由は、今やってる研究が好きだから…かな?」
胸倉を掴み返して睨み合う仲村君と不良を、も〜う子供なんだからと笑って眺める後輩さん。
ふと脳裏に浮かぶ。次々踊る波形。メーターとダイヤルの小刻みな歩調。低い振動音の独演。
予測できない数値…、新しい仮説と検証法…、そしてカチっと答えが填った瞬間の喜び…。
楽しかったり苦かったりの、今までの研究室での出来事が次々浮かんで消えていった。
「僕も…それが…好きだと思う」
そうだよ。僕はまだここで学びたい。僕が居るべき場所はここなんだ…と、はっきり思った。
…もう居られないかもしれないけど。…自分から投げ捨てて逃げてしまったけど。
不良の声に反応して、一緒に遊ぼうと思ったのかスルっと腕から抜けるデスト。
二重に聞こえる罵り声に急に背を逆立てると、車道に向かってとことこ歩き出た。
危ないと思って呼び戻そうとする前に、車の音に怯えて固まってしまう。
それは一瞬の事で…。
あっという間に黒い高級そうな車がデストの上を通り過ぎて行った。
今まで一度も聞いた事の無い、不気味で濁った悲鳴が短く響く。
僕の声は喉で凍り付いた。
赤いものが散ってデストは転がったままになってる。
これは嘘だ。
夢だ。
悪夢だ。
ただの悪い夢だよ。
…。
…。
…。
…。
夢じゃない。
夢じゃない。
夢じゃない。
夢じゃない。
僕の耳に、僕を呼ぶデストの声が入ってきた。
まだ泣いてる。
生きてる。
助けを呼んでる。
横たわったデストが頭を上げて僕を見た。
そこへ
身動き出来ないデストが居る先へ
続けて走るエンジン音…。
切れ切れに覚えているのは
慌ててブレーキを踏んだタイヤの軋む音と
小さな悲鳴と
何かが弾けたような嫌な衝撃。
ぐるぐる回る世界。目の前は真っ赤になっていて…。
「東條!おい!東條ぉぉぉー!!」仲村君が叫ぶ声が聞こえる。
「なんで飛び出したんだよ!馬鹿野郎!」
だって僕は無敵の戦士だから。
車ぐらいで負ける訳がないよ。
それとも僕はただの…普通の…人間だったのか…な…。
そこはいつも夢で見る
何もかも反転した世界。
仮面の戦士は白虎と一緒にどこまでも走って行く。
高揚感と限りない欲望とを抱いて…。
僕はデストと一緒にそれを見送る。
腰まで砂に埋もれ墓標のようになって…。
やっと判ったよ。君は僕のなりたかった姿なんだね。
誰にも気兼ねせず目の前のものは敵でも何でも撃破できる君の様に、
強くて冷静で揺るぎ無い自信に溢れる君の様に、
僕はなりたかった。
今なら望めばまた君と同じになれる気がする。
血の沸き立つ興奮の日々が帰って来るって思うと、君に強く惹かれるけど、
だけど僕は君に憧れるのはやめようと思うんだ。
君の力は僕を蝕む。
理想を目指しても、中途半端に強くて、中途半端に残酷で、中途半端に狂おしく、
結局なんにもなれないまま、冷たい地面に横たわり夢を見続ける中途半端な僕の幻。
僕はもう、あの幻と同じになりたくないから…。
君は虎を得て夢の高みを目指す。
僕は猫を得て心の平安を目指す。
行き先は別れてしまっても、僕たちの望んだものは同じなんだ。
走り去って行く君。君はどこへ行くんだろう?
決して充たされない思いを胸に秘めたままで…。
強くて虚しくて哀しい君のために
僕は涙を流した方がいいのかな?
戦士は消え、僕は身動き出来ないまま残される。
もっと早く気付けば良かったのかも。でも、もう遅いね。
行ける場所を狭めたのは自分自身で、僕にはこの場所しか残されてない。
僕はどこにも行けない。ここで朽ちていくから…。
デストは僕の顔に鼻を押し付け、心配そうに辺りをウロウロする。
一緒に居なくても良いよ。本当のお前は強いんだし、僕が居なくても大丈夫なはずだよ。
いつの間にか側に立つ黒い影。いつものように槍を握ったまま無言で僕の方に顔を向けてる。
先生…!僕はどうすれば…僕は次に何を…?先生は何も答えないまま、ただ僕の方を見てる。
ああ…そうか。ふいに、あの時どうすれば良かったか判った。
ファイナルは使ってしまったけど、フリーズからアドベントに繋げば勝機があったんだ。
諦めなければ手は合ったんですね、先生?
だけどもう僕は戦士じゃないし、先生から答が返らないなら自分で探すしかないのかも…。
僕はデストを抱え、物言わず立つ姿に向かって手を差し出した。
「助けて。お願いだから。ここから出るのに力を貸して」
僕は影から目をそらさず、初めて言葉を口に出して影に話し掛けた。
影は僕の手をしっかり掴み返してきて、砂から引き起こして僕を動けるようにした。
無言で歩き始める影。少し考えて僕は影の後を歩く。
この影は、香川先生じゃない気がするけど…もう誰でもいいや。
足元にはデストが。くるくるジャレながら僕が行く先について来る。
最初から誰かを恐れる必要も憎む必要も無かったんだ。
鏡に向かって憎しみを投げれば、自分に跳ね返って来るだけだから。
僕は僕で。君は君で。影はそこに居ただけ。ただそれだけで。
僕はデストと影と並んで歩き、この世界を後にした…………。
誰かが僕を抱き起こす。
「触るな!下手に頭を動かすと危険な事がある!」
…不良の声だな。
「しっかりして下さい!大丈夫ですか?」
…後輩さんの声だ。
「病院に通報した。悪い予感がしたので来てみたが、正解だったようだな」
…聞いた事のある声だけど誰だろう?
「すみません。すみません。俺…」
…誰だろう?知らない声だ。
「いや、この馬鹿が飛び出たのが悪い。自分から転んで脳震盪でのびてるだけだ。
大体あんたは被害者じゃないか!謝る必要なんて無い。全然無い!」
…なんだか腹が立ってきたかも。
「仲村君って、僕がどんな時でもそんな事しか言わないんだね」
「東條!」
僕を支えていたのは仲村君だった。仲村君は今まで見た事の無い物凄く妙な顔をしてたけど、
目をぬぐうといつもの不機嫌な顔になって僕を睨む。
「東條、いきなり飛び出すなんて何考えてるんだ!」
「デストを助けたかったから…。僕なら助けられると思ったから…」
「あのなー。もし打ち所が悪かったら死ぬって。お前、自分が死ぬなんて思ってないだろ?」
「うん」
「無茶するなよ。お前が急に飛び出すから、バイクに乗った人が横転したんだ!
もしこの人が大怪我したり死んだりしてたら、お前どう責任取るつもりなんだよ!」
「そこまで考えて無かったかな」
車じゃなくてバイクだったのか…。トラックとか大きな車じゃなくて良かった…。
仲村君が指差す先、転がったスクーターの側で知らない男が泣きそうな顔でウロウロしてた。
破れた服と目の回りの青アザと鼻に突っ込んでるティッシュが、間抜けさをより強調してた。
そういえば…「デストはどこ?」
いつかの焚き火男がデストを摘み上げニヤっと笑った。
金髪の焚き火男は顔の近くまでデストを掲げると、ぐったりした身体を眺めだした。
「デストを離してよ…。食べないで…」
慌てて男の側に駆け寄ろうとしたけど、足がもつれてうまく立ち上がれない。
顔色を変えて立ちはだかった不良に、素直にデストを渡す金髪。
「猫なんか食うか。酸っぱくて不味いのに」
「 (゚д゚lll) 本当に食った事あるのか!」
金髪は僕に大股で近寄り、地面に膝を着く僕をつま先で蹴り飛ばす。
「お前…。そういう事か?この前殴りかかってきたのは。ふん。下らないな…。
2度と俺をイライラさせるなよ」
つまづいた時にすりむいた額よりも、倒れたスクーターが当った腕よりも、
今ので蹴られた胸が一番痛かった。一瞬肺が潰れたような痛みにゲホゲホむせながら
それでも涙より先に出たのは、デストの無事を確かめる言葉だった。
「そんなにその猫の身が心配か?変った奴だな、お前。
襲われた理由が判ってスッキリしたし、今のでお前への貸しはチャラにしてやる」
男は僕の襟を掴んでニヤニヤ話しかけてきた。
「スッキリサッパリした所でどうだ?俺を雇わないか?」
「雇う?」
「金を積めばその猫を撥ねた車を探してやるぜ?俺はよろず引き受けをやってる。
揉め事や厄介事を探ったり潰したりのな。俺はそこらのサンピンと違って有能だ」
「よく判らないけど、話は後にしてよ。今はデストが心配だから…」
随分生意気な口の利き方だなと半笑いになる焚き火男に向かって、
怪我人に暴力を振るうなと文句を言い出す仲村君。
仲村君が焚き火男に絡まれてる隙に、痛む胸を押えながら暗い顔になる不良の側に行く。
デストは最初に出会ったときよりも荒い息をして、今にもそれを止めそうだった。
手術室の前で仲村君と知らない人達と並んで腰を降ろして結果を待つ。
ガラス越しに見える手術室の様子と、獣医の厳しい顔を見ると声をあげて叫びそうになる。
出してくれ!僕をここから出してくれ!
ここから出たい。逃げ出したい。でも…今はただ待つしかなかった。
爪を噛んで恐怖や動揺を抑えようとした。
落ち付かなきゃ。落ち付け。こんな所で感情を見せちゃいけない。
仲村君は苦虫を噛んだような顔で腫れた頬を押えてる。
「お前ら先に病院に行かなくて良いのか?ムチウチとかは後遺症が出ると大変な事になるぞ」
「いいよ。デストの結果が出てからでいい…」
「馬鹿で強情だな、お前」
茶髪の男はまだティッシュを鼻に詰めたまま涙ぐんでいた。
「俺が…悪いんです。ちゃんと前を見てれば猫もこの人も…怪我させずに済んだのに…」
「いや、あんたの方が打ち身で酷い怪我だ。早く病院に行った方が良いな。
こいつが、ひっくり返ったスクーターにはずみでぶち当たったのは自業自得だし、
あんたには猫の怪我に責任も無いんだし」
「でも…俺…。心配で…。やっぱ俺も、猫がどうなったか判ってから病院に行こうかと…」
不良と後輩さんと何か話をしてる占師。焚き火男までいつの間にか隅に座ってる。
どうして、関係無いのにみんなついて来たんだろう?暇だからかな?
「お前が心配だからだ。お前とその猫の絆が断たれる事に、友として心を痛めるからだ」
まるで僕の心を読んだように占師が口を開いた。
「僕には友達なんて居ないよ」
「お前がそうと認めないだけだ。お前の回りの者達はお前を友と思い、友として接してる筈。
だから祈るぐらいしか出来なくても、お前を側で支えてやりたいと願いここに集ったんだ。
これは占いじゃない。忠告だ。何故頑なになる?一言『助けて』と言えば心の扉は開く。
誰かと一緒に歩いても良いと心から思えば道は開ける。それをお前はもう知ってる筈だ…」
獣医が出てきて会話を中断し、結果を僕に告げた。
僕は声をあげて泣きだした。
嬉しい時も泣くなんて思わなかった。嬉しい時に泣く事なんて無かったから。
麻酔で眠ったままきゅーきゅー言ってるデストを抱いて、僕は泣き続けた。
自称雑誌記者のスクーター男は僕と一緒になって「良かった、良かった」って泣いてる。
…世の中には変った人が居るんだね。
不良も僕の肩をポンと叩いてきて、後輩さんも占師も良かったねと言ってくれた。
焚き火男は僕に名刺を渡して「これで仕事がし易くなったぜ。まあ考えておけ」と言った。
男の名刺には探偵って書いてあった。
仲村君は笑ったりからかったりせず、まだ泣いてる僕に声をかける。
「良かったな、俺の分まで…もう二度と猫は飼わない俺の分まで大事にしてやれよ。所で…。
『好きなものがまだ好きなうちに死んじゃえば、永遠に自分の心に置けるから良いかも〜』
なんて戯れごと言ってたけど、まだそんな風に思ってるか?」
僕はぶんぶんと首を横に振った。
「ねえ?仲村君。仲村君はどうして、もう猫を飼わないって言うの?猫が家出したから?」
「いや。俺の部屋は5階にある。…。柵も何も無い所から落ちたらひとたまりもなかった。
…。怒鳴らずにそのままいつもの様に投げておけば良かったのかもしれん。
今でも後悔してる、ちゃんと育ててやれなかった事を。いいか、お前は俺みたいになるな。
猫は別に嫌いじゃないが、俺はもう猫は飼わん。俺にはもう猫を飼う資格は無いからな」
「仲村君?君は変に真面目な所があるね。いつも服とか気にしてるし、口先だけの
軽薄な奴だと思ってたよ。君って女の子を追いかける事より大事な事が出来たら
意外と髪も服も無頓着になってしまうのかも」
「うるさい!いつも一言余計なんだよお前。とにかくデスにとって、お前は親であって、
友であって、世界の全てなんだ。関わったからには一生面倒見てやらなきゃいけない。
病いも老いも…死も含めてだ。その覚悟が無いなら生き物は飼うなよ」
「判ってるよ」
…でも本当は面倒を見てもらってるのは僕の方かもしれない。闇に足を踏み入れかけた僕を
小さな身体でデストが引きずって、反対の方向に引っ張って行ったのは確かだから…。
デストを預けてから病院を出ると、もう夜も遅くなってた。
お大事にねと手を振ってカップルはバイクに乗って帰り、独り身はトボトボ歩き去った。
帰り際、占師は神妙な顔で呟いた。
「お前の上に見える奇妙な暗雲が、俺を彼らに引き寄せると、あの時の占いに出ていた。
前世で強い縁のあった者は再び集うとの卦だ。俺の占いは当る。どうやら大当りだったな」
デストは足にちょっと後遺症が残って、尻尾の半分を失ったけど、命に別状は無かった。
車に怯えて通学を怖がるかなと思ったけど、デストは全然気にする様子も無くて、
毎日カバンに潜り込んで早く行こうと催促する。
今日もデストを乗せて自転車のペダルを力一杯踏む。
教授連の出した条件は厳しくて、課題と報告に毎日追われて休む暇も無かった。
一瞬も気の抜けない綱渡りの様な日々だけど、
香川先生が「君なら大丈夫ですよ」と言ってくれるから気持ちは楽だった。
僕は戦う。戦士じゃなくて、生身の現実で。
世界中でなにより大切な僕の為に。デストの為に。
このまま何も得ずに大学を去る事になったら、きっと僕はデストを護れないから。
堂々と胸を張って帰れる日まで、僕の戦いは終わらない。
考えたくないけど、もし僕が現状に負けてデストを手放さなきゃいけなくなったら…
万が一そんな事になる時は、辛いけど仲村君か不良にデストの世話を頼んで、
デストが幸せになれる所へ送り出したあと、思い切り泣くつもりだ。
僕は僕の幸せを一番に願う。
その幸せにはデストが幸せでいる事も入ってるから。
だから今は、僕がやれる事を全力でやっていこうと思う。
336 :
山崎渉:03/04/19 23:33 ID:FaBuJ2A+
∧_∧
( ^^ )< ぬるぽ(^^)
いつかこの世界からデストが居なくなる時は、きっと大声をあげて泣く。
誰かに見られても構わないぐらい大声で。
仲村君はデストの両手を掴んでバンザイをさせて遊んでた。
「この腕の骨の太さ見てみろよ。でかくなるな、こいつ。
豆柴くらいの大きさになるかもな」
デストはしばらくおとなしくしてたかと思うと急にごぶごぶと音を立てて、
毛玉の塊と一緒に飲んだばかりの猫牛乳を仲村君のズボンの上に吐き出した。
「うわっ!このクソ猫!なんて事するんだ!」
仲村君は慌ててズボンを脱ぐと水洗いを始めた。
その後姿に尻尾を立ててすり寄ると、
手の塞がった仲村君の靴下相手にバリバリと爪を研ぎ始めるデスト。
「痛たたたっ!東條!おいっ!やめさせろー!」
「猫は人の命令を聞かないって言ったの仲村君だよ?もう忘れたのかな?」
「屁理屈はいいから。こいつを早くどけろ!こら、かかと噛むな!痛い!」
「ですちゃん、その靴下は汚いから齧っちゃ駄目だよ。こっちにおいで」
「貴様、叱るポイントを間違えてないか?」
仲村君が本気で蹴飛ばしたり出来ないのを知ってるのか、
全身で足を抱え込んでケリケリしながら、デストは噛むのをやめなかった。
悪態付いてドタバタ逃げる仲村君を面白がって追い回すデスト。
「だーかーらー。やめさせろって言ってるだろ!おいこら、飼い主っ!覚えてろよ!」
やっぱり君はうるさいし、意地悪だし、仕切りたがりやだから、
友達なんかじゃないと思う。
だけど君が居なくなる時があったら
その時は…
デストと同じくらい君のためにも泣くかも。
∧王∧
ミ ・д・ ミ
ミ uu ミ
ずれてたら撃弟子だと思いつつ
ちゃんとした子猫デスタンのAAあればいいなとリクエスト
読んで頂いてありがとうございます。
( ;´д`)ノ < 先生!この浅倉、違う人が混ざってます!
( ´д`)ノ < 先生!真司の出番これだけですか!
( #´д`)ノ < 先生!1週間待たせてこんなオチかよ!
( *´д`)ノ < 先生!これってやっぱ、プ○×だと思います!
…ってな塩梅でぬるくオチていきました。ハードな話を期待させてすいません。
でもせっかくやり直したんだから、あの人達には「繰り返して」欲しくなかったのですよ。
/16から/27は、これ以上延ばすと仕上りが更に1週間先になると思って、
見切り発車に近い形で粗筋だけの放り投げ状態になってしまいました。ごめんなさい。
デスたんを可愛がろうとしてもツレなくされ続ける仲村君とか、
逆に蓮にどんどん甘えるデスたんに不機嫌になって自分だけのものにしたがる東條とか、
そこら辺をもうちょっと細かく描写したかったのが心残りでした。
東條はもっともっと尖っててネジ外れてると思うんですが、
書いてるうち、どんどん性格・口調共に丸くなっていって
25歳理系大学院生(身の丈6尺)ってよりも小学生みたいなノリの
「こんな東條君、東條君じゃない!」って奈々子たんに言われそうなぐらい
ポジティブで自己反省もする性格の違う人に。
東條が口にする全部のセリフ、ひらがなでも違和感ないですね、これじゃ。
(…って、スレが違うヨ)
この話の、前作(?)かもしれない話はこちら。
http://tv3.2ch.net/test/read.cgi/sfx/1031794396/185-197n こっちは救い様の無い悲劇ですが。
>339
長編乙でした、すごく良かったです!
「繰り返し」にならなかったのがなんだか嬉しかったりします。
浅倉、探偵だったんですね(w
仲村くんのネコ話の辺りでもしかして、と思ってたんですが
やっぱり同じ作者さんでしたか。あの話もすごく好きでした。
あれで仲村くんが好きになったのは自分だけじゃないはず。
>>340 おぉ、同じこと考えてる人がいたとは…
自分もあの話で仲村くんが好きになったクチです。
お疲れ様でした。そしてありがとう!
この話見てもっと好きになったかかも…
中盤でマジ泣きしたのと
後半(東條と仲村くんの会話のとこ)で大笑いしたのは内緒。
342 :
名無しより愛をこめて:03/04/20 07:37 ID:cNmRSUKO
あげてみますか!
感動しました!
ほんとに・・・よかった。
>>339 乙です。(317です)期待がしぼむどころか、
なんとも嬉しい結末になって良かった&面白かったです!
龍騎キャラの面々にも、すごく楽しませてもらいました。
特に幸せな蓮と恵里がいっぱい出てきて嬉しかったです。
浅倉のバーベキューもまた見られたし(w
>>340 あちらも好きと言われると嬉しいです。仲村君は退場と某Xで印象深かったので、
あの作で仲村君が好きになったって言われると書いた甲斐があります。
>>341 仲村君はいいキャラですね。本人の生真面目で聞く耳持たない雰囲気が、
シリアスにも笑いにも持って行けて、色々想像できる所がまた楽しいです。
>>342 おう!
>>343 ありがとうございます。感動って言葉に… ( *´∀`) ポ..
>>344 期待に添えられたみたいで嬉しいです。他のメンツも絡ませたかったんですが、
良い見せ場が思い浮かばなくて。(実は誰かは瞬間的に登場してたり)
>>345 \( *´∀`)ノ ワーイ!虎ポックテ カワイイ...
デスちゃんをひいた黒い高級そうなくるまって
北岡?高見沢? と、思ってしまった。
黒って色からすれば高見沢だし、浅倉がからむなら北岡なんだけど、
ゴローちゃんがネコを傷つけたまま走り去るとは思えないからな。
348 :
sage:03/04/21 12:40 ID:m7+wingk
一気読みした。>君のために泣くかも
やべー、泣いちったよ。
仲村くん好きだからこーゆーのすごいうれしいよ。
御疲れでした!マジで最高のラストでしたよ。中村君、朝倉、レン、そして
東条、なんかイイ奴等に生まれ変わってて嬉し涙出てきました。ありがとう
乙彼でした。
最後の一行がすごく良いです…泣けました。
東條だけでなく全てのキャラに
深い理解と愛が感じられてホント良かったです。
読めて嬉しかった。マジでありがとう!
乙華麗。
良いもの読ませて頂きました。アリガトン!
>>347 そこで、このスレの本来の趣旨「犯人あてミステリを考えてみる」に繋げてみたり…。
理屈をこねれば、ほぼ全員が容疑者になるわけですから、誰が下手人か、
どうやって追い詰めて自白させるか、考えてみるのも面白いかもしれませんね。
そういえば、サスペンスの方の続きが気になってます(あっちは「繰り返して」しまう話だけど
ミステリー物なのでむしろ歓迎)。モナ板のAA共々楽しみにしてますよ〜。>作者様
>>348 ありがとうございます。戦闘系のSSだと教授の方に見せ場が多くて
今一つ華がなかったりする仲村君ですが、もうちょっとスポットが当ってもいいかなと思ってます。
>>349 はい。テレ朝龍騎公式のバックステージ→オフワールドにあった
ラストで肩組んでる4人組のイメージの、全員良い方向に変ってて
きっかけがあればみんな知合いになれる…ってな話にしたかったのです。
>>350 どうせ出すなら、全員に何かの見せ場があれば良いなと思いました。
でも、真司だけは今一つパっとした場がなくて…。真司ファンの人済みません。
>>351 どうもです。
353 :
名無しより愛をこめて:03/04/24 21:22 ID:cooIzGU8
これで終わりじゃないでしょ
>>352 東條君のストーリ読んでてちょっと目頭熱くなりました。
仲村君のキャラもちゃんとしててまるでスレから声がしてくるほどで(妄想しすぎ)
ありがとうございました。
…モナー板のサスペンスAA見てくれた人がいたのでつね…下手なAAでごめんなさい。
先週先々週忙しくて描けなかったのと…スレオーバーでうやむ(殴)
…週末にがんがりまつ。
新スレ?ビデオ棚?これがまだ決まってない。
どっちの方がいいのか…意見募集…。
AAみてました。
私としては新スレ・・・かな?
356 :
352:03/04/26 09:01 ID:gHvkA9ay
>>354 こちらこそ感想どうもです。
ここで語られり書かれたりした「その後」がなかったら、あれは存在しませんでした。
次のAAは、新スレの方がいいかもしれませんね。
見慣れた場所なので、「まだ龍騎スレってあるかな」って
ふっとモナ板に行った人でも探しやすいですし。
あぁ…龍ギコスレたてようとしたら
ホストでしばらくたてられないらしい。
半年はたててないはずなのに…
。・゚・(ノД`)・゚・。
せっかく第5話作ったのに(大汗)
>>357 えーと。うちのプロバはマイナーなので立てられるかもしれません。
もし、次スレ向けに用意してあるスレタイとかテンプレがあったら
貼ってもらえればそれで立ててみます。
無かったら前スレを参考にしてみますので、よろしくお願いします。
360 :
358:03/04/28 00:33 ID:2vnjop3M
>>359 見てきましたー!お疲れ様でした。
遂に手塚も登場ですね。
これからお話しがどう転がっていくか、行く末を楽しみにしています。
361 :
名無しより愛をこめて:03/04/28 02:45 ID:SyL2etlu
よろしく!!
>>360 ありがとうございます。
どこまで出せるか分かりませんが…切りのいい終わりかたをしたいと思います。
とりあえずイライラなひとと甘栗の人は出したいです…(大汗)
363 :
名無しより愛をこめて:03/05/02 09:57 ID:dOZOWjFT
ほう・・・
誰か居ますかー?
おーい! おーい!
>>364 はーい!はーい!
どうしましたぁー?
ちゅーか、来たんだったらチャー飲めよーチャー…ほらそこの紅茶専門店でさぁぁ…
(板違いぽスマソ)
>(板違いぽスマソ)
あ〜あ、やっちゃった…。
…などと板違いぽレスで返しつつ。
いやー。
急に誰も居なくなったみたいで不安になりまして。
サノマンのSS書いた人や、ミステリーの龍騎の人や、AAの人はまだ居るのかな、と。
>>366 ふいとけよー…
…そういえば、急に誰もいなくなったかも。
そもそも、SS書くスレは他にあるわけで…
ちなみにおぃらはAAの人だったりします。
最近方向がへんでつまらなくてすみませぬ。
いろいろなSSをAA化してみたいんですけどね…時間が…。
368 :
名無しより愛をこめて:03/05/07 23:31 ID:+ZPjFqJH
サンクス
>>367 (一瞬、馬フェノクになりかけつつ…)
AAの人でしたか。読んでますよー。
ゆっくり待ちますから、焦らずじっくり組み立ててください。
時間ってなかなか取れないですからねえ…。
あと、自分のSS(猫話)でしたら、
AAでも何にでも加工してもらって構いませんから。
>>369 「大丈夫じゃないかな〜ちゃんと4つ足走行で帰ったから」(うろ覚えw)
じっくり組み立てるというか未だそこが見えてません。<AA
犯人誰になることやら…
東條SSの方でしたんですね。
気分変えに描いてみようかなぁ…でも…ヒッキーなんだよなぁ…AAにすると。
ってことはデストとほぼ同じサイズか。
372 :
名無しより愛をこめて:03/05/11 23:43 ID:iCJGgRN5
たしかにの!
>>370 「どうした?殴ってみろよ?」(仮面の内側でニヤリと笑って挑発)
そう言えば、東條はヒッキーか いよぅだったですな。
ヒッキーは背丈が、いよぅの方だと猫が猫を拾う罠。
関係無いけど龍ギコ以来、フサギコ先生が全部香川教授に見えてしまう。
374 :
名無しより愛をこめて:03/05/16 22:40 ID:KNB0Leqe
つづき求む
375 :
名無しより愛をこめて:03/05/17 01:51 ID:/5Rv7yxu
面白いレス発見!!!!
age
>>373 「彼氏だ!!」
最近忙しくてAA進まないけど…今週には続きを…
関係ないけど俺は香川教授の投げてるデッキの中に本当に冷凍コロッケ(強制終了)
とりあえず描いてみた。暫定。
東條を(-_-)バージョンにしてみた。
。o(うるさいよ…)
(-_ハハ ∧∧ /
(つO゚-゚と) (゚Д゚#) バカかお前は!!
ゝつ0-0〜 と∨ーlつ \
(_(_つ
377 :
名無しより愛をこめて:03/05/17 15:20 ID:bR4h04KI
裏真司出て来るのキボー(笑)
378 :
名無しより愛をこめて:03/05/20 16:40 ID:7j89S04u
ファイナルおもしろいよね
>>723 自分はタカラギコが全部佐野に見えるよ…
>>376のAAに激しく萌え!デスタンかわええのぅ。
>376
「3つ目のベルトがあったのよ」
おー可愛い!ちっこい猫っぽい。
龍ギコの方は、芝浦が見せ場を(ある意味)いっぱい作ってますな…。
う〜む。
スレストさせちまったかのぉ。
週1の休みの時にしか長い文章書けないし
携帯は持ってないし出先はパソの無い環境だしで
家に帰ってからしかパソ触れないときたもんだが
さあどうしよう。(自分語りUZEEEEEEEEEE!!よ)
>>380 「シザース変えてくれる?」
芝浦…いいのかなぁ…(苦笑)
ちなみに先週見てなかったので台詞不能でスタ。
デスたん…がんがろう…。
>>381 紙に書いておきまとめて打つ。これ最強。
ちゅーか待ってます!!
383 :
名無しより愛をこめて:03/05/26 10:34 ID:D08i7AGb
age
ここにもXスレ好きがいたのか。そかー。
身の丈六尺って書いたの俺だよ。最近空気が合わなくて書く気↓↓↓だったが
ネタが浮かんだら俺も頑張ってみるよ。
385 :
山崎渉:03/05/28 09:17 ID:fQBycOfL
∧_∧
ピュ.ー ( ^^ ) <これからも僕を応援して下さいね(^^)。
=〔~∪ ̄ ̄〕
= ◎――◎ 山崎渉
∧_∧
( `´ ) <これからは僕を応援しないで下さいね(`´)。
〔~∪ ̄ ̄〕=
◎――◎ = ピュー 山崎渉
387 :
名無しより愛をこめて:03/05/31 19:08 ID:y0JJPvIr
弁当!
388 :
ももえ:03/05/31 19:08 ID:rQJzEHxQ
>>389 ttp://users72.psychedance.com/up/renew/imgs/2/20030525/14571955.jpg <before>
ウワァァン!! マタ イヤナ蓮ダッタラ コワイヨー ハシャグナ!! 「蓮」ジャナイ!! 「ハス」ッテイエ!!
ヽ(≡;)ノ ヽ(l||l#)′
[龍] \ノ[N]>
/ ヽ || ココントコ マギラワシィテ カナワンナァ....
<after>
ウワァァイ!! ナゴンダヨー ハシャ...イデモヨシ!! ア、ソウ フ-ン...
Δ
ヾ(≡*)〃ポ... ヽ(l||l*)′ポ.. (≡)
[龍] \ノ[N]> ノ[犀]∀ヽ
/ ヽ カワイイ!!カワイイ!! || イヤ ホンマ カワエエナァ.... / ヽ アンナノガ イイノォ? ダッタラサァ?
□ Δ プププ.... |
ヽ(≡) 凵@ Σ( |
[犀]∀ノ |
/ ヽ ナゴミト 蓮ヲ コラッタヤツヲ ウプシテヤルゼー |
…続かず。つーかスレが違いますよ。
でも可愛いなあ( *´∀`)
392 :
名無しより愛をこめて:03/06/06 01:06 ID:XcAvgfcd
よかばい
393 :
名無しより愛をこめて:03/06/11 01:27 ID:VTghMCd1
よかよかばいなり
>389
好きだったし参加もしてたけど、土壌が悪くなってしまってもう
ネタスレとしてはだめぽ。
>394
現役で書いてる身にはキッツイ言葉ですや〜ん。
既にSSスレと化してネタスレじゃないのは認めるけど尿。
こちとらスキル無ぇDEATHから。
読むのは嫌いじゃないけど詩心が無ぇから可愛いのは書けない。
良い意味で思いきり馬鹿なのも書けない。
かといって格好良いのも書けない。
せいぜい書ける、毒にも薬にもならねぇヤツも
力入れ過ぎるとふやけた熱いストーリースレもどきになってアイたタタだコンチクショォ。
昔はバランス良く色んなヒトが居て
可愛いのも馬鹿なのも格好良いのも普通のも混ぜコだったから
適度にハモってて良かったんだけどねぇ。
今は系の違うヒト数人だけで引っ張ってるから
どこへ転がるのか見当も付かず。
それでもあの3人を書く場所がまだそこにあるなら
そこが真魚ちゃんの居るべき場所なんだ(違 つーか寒
あーーーー何を書いてんだか。いいわけ臭っ。
スレ汚しスマソ。
居場所に帰って踊ってくらぁ。
>>395 既にSSスレとして楽しませてもらっているし
長いレスというのがあのスレのいいところかと。
俺はあのままあのスレが消えるのだけは忍びない…
いろいろとあるだろうが…がんがってくれ。
お願いします
…AA書かなくちゃな俺…サスペ(吐血)
397 :
395:03/06/16 23:37 ID:qMJ7FIdm
× 系の違うヒト数人
○ 互いに系の違うヒト数人
また言葉が足りねえ。頭で思ってたのとニュアンスが違ってとられるわな。
398 :
395:03/06/16 23:59 ID:qMJ7FIdm
>396
おー。書いてる間にレスが…。
あのスレでがんがってるのは、他の住民さんだと思います。
(「現役で」とか書いたけど、最近は時々しか書いてないんですヨ)
それでもスレある限り、機会あればかっぽれでも一人夢芝居でも何でも踊って行きたい所存で。
(とか言いながら全然書いてないですが尿)
そいで、あのAAのシリーズは楽しみにしてますよ。
でも「待ってます」「楽しみにしてます」が作者さんにとってプレッシャーになってなきゃいいんですが。
そういった言葉の重圧が「やらなくちゃ」って義務感になって
作者さんにキツい辛い思いさせてんじゃないかと、ちょっと心配になってますよ。
_ _
/ (ノWl))
∨・∀・`l
>>395さん
l´ <y>゚`○ 少なくとも自分は言われないとやらない人なので…励みになりますよ。<「待ってます」「楽しみにしてます」つーの
[U ]l: :」 ̄ ははは…今週は忙しいので出来ませんがまた来週には…(大汗)
l l l いろいろオリジナルな龍騎ストーリなAAも見たいのですが…だれか作らないかナァーと思ってたりするのですが…
(_)_) ちなみにあのスレは…書き込むのも難しいのでそれだけでも尊敬するんですがね…。
また訳の分からんAAを捻出してみたり…(大汗)
>399
重荷になってないなら良かったですよ。
待ちますから、思う存分描いてください。
久しぶりにゴレンジャイスレ読んでワロタ。そして初心に戻ろうかと思いましたヨ。
ひとを笑かすのは難しいな。笑かしたいな。今より。
******************************
81 :名無しより愛をこめて :02/10/08 23:25 ID:mbft98Ul
ガリガリと仰向けのまま 引きずられる仲村
その先の
路上に
ウンコが
82 :名無しより愛をこめて :02/10/09 11:17 ID:0R5ZAsVf
し ば ら く お 待 ち 下 さ い
******************************
これを見て( ´,_ゝ`)プッ ってならなかったら、あのスレに居なかったDEATHよ。きっと。
初心に戻って、ひとを笑かす・驚かす、そういった事をもっと考えて動かんとな、と
改めてドクロさんに教えられたり。
401 :
400:03/06/18 23:58 ID:gEIGueZP
結局、書いたけどちっとも笑えねえ。
それよりも
あっちの396、398、399、473、475って誉め殺しなのか。
なのかー?
Itがなぜそんな真似するのかサッパリ意図わかんね。(シャレかよ)
てぃーちみーほわい教えてぷりーずなのだわさ。(海じゃない方のフォーマットで)
402 :
400:03/06/19 00:06 ID:hBrP4gdu
あ、そうだ。ちょいと聞いてみたいんですが。
>399
>ちなみにあのスレは…書き込むのも難しいのでそれだけでも尊敬するんですがね…。
これって
雰囲気にバリヤーか何かがあって書き込み難いって事でしょうか?
それとも、ネタがあさっての方に行ってて追い難いとか?
龍騎以外のネタが多いから判りづらいんでしょうか?
あそこは住人さんが激減してるので
改善点があればどうにか努力していきたいですので、ぜひ参考意見をお願いします。
403 :
400:03/06/19 04:32 ID:hBrP4gdu
あーー。
>401での
「475」は「476」だった。間違えた人スマソ。
404 :
400:03/06/20 00:34 ID:engYKzBf
第3号
第2号
第1号 解放
まああっちのID:hBrP4gdu以外を見たら、本気で構わない方が良いって結論に。
/\⌒ヽペタン
/ /⌒)ノ ペタン
∧_∧ \ (( ∧_∧ 400タン とりあえずもちつけ!
(; ´Д`))' ))(・∀・ ;)
/ ⌒ノ ( ⌒ヽ⊂⌒ヽ
.(O ノ ) ̄ ̄ ̄()__ )
)_)_) (;;;;;;;;;;;;;;;;;;;)(_(
402にあった書きこみにくい理由って
全部が当てはまるんじゃないかな?
私も最近はROMが多いし。
敵意を剥き出しにした反応が悪意の連鎖
(ポトラッチ)を生むってずっと前に
あったよね?
相手に言い返したい気持ちは分るけど
こういう人って反応すると喜ぶから
書かずにスルーした方がいいと思うよ。
>>405 ラジャー。これ以上あっちを荒ませる要因呼ぶ物綴るのぁ、ただの鬱憤晴らしDEATHな。
あと、原因の4番目に今のリレー形式があるんじゃないかって思いますよ。
リレー形式は否定しないし、ジャズセッションみたく互いが刺激し合って面白く転がってきたと
思ってるけど、だけどそれが、ちょっと参加しようかなと思った人の負荷になってるのも事実ぽく。
「次に繋げられるように」「なるべく繋がりを考えるように」…そう言って
今までずっとリレーっぷりを強調し続けたのがゲロマズだった気がして。
あっちのスレは、わさびアイスなんだと思いますヨ。
アイス本体はこないだ食べたけど、甘さの中にほんのりわさびの香りが利いてて美味かった。
だけど今のは日曜大行進のわさびアイス(コーンの上に本物のわさびがてんこ盛り)状態で
命知らずのチャレンジャーにしか挑戦できない雰囲気で。
長期イベントにしろ、ネタの繋がりの強要にしろ、
本来うしろにあってちょっとした刺激を与えるだけで良い筈の添え物が
最近は前面に出ちまってるのがマズいんじゃないかと思いますよ。
ネタに縛りがある中で、テーマに沿ってその範囲で収めるように頭を絞るのも一興だけど
それはやっぱり、気軽に書ける・参加できる雰囲気とは反対の物だし。
パサっと書き逃げがやりにくい現状を、状態に麻痺して見過ごしてしまったのが
スレ住人として不覚だった点DEATHな。
あ゛〜。
それだけで完結してる(でも今までの流れを壊す事も無い)気軽な馬鹿ネタが書きてぇー。
自分の欲望に正直なアホの子と、話しをロクに聞かない喧嘩腰と、賢いけどウッカリ博士の、
馬鹿ネタでお気楽極楽に。
そう言いながら実際にこっちが書いてるのは、どてらく長ぇ笑えねぇ奴ばかりなのはどうよ?
また不愉快な展開で無理矢理ネタの強要か…。
408 :
名無しより愛をこめて:03/06/21 09:44 ID:VU7+/HMo
もわ〜ん!
409 :
407:03/06/21 11:54 ID:ne79C670
「ラジャー」って言いながら、またItに関して吐き棄てちゃったヨ。
余計な事書くなっつーの>自分。キリ無いじゃん。止めろよ。
とりあいず、あっちは自己解決したみたいだからスレ的には良し。
これ以上Itに関して何書いたって意味は無ぇしな。
ありがとう ありがとう。
マジで。
自己評価が低い方だから、自分で書いた物を
「つまんねぇ」「笑えねぇ」「一人踊り」ってすぐ言っちまうんだが
本気で自分に自信が持てたよ。ありがとう。
ただの構ってちゃんだったのな。Itって。
振ったネタを誰も使わなかったからって逆切れして、
いたたまれなくなった住人に構ってもらおうと延々一人で不愉快な話を書き続ける、と。
あそこに粘着するのは他に居場所が無いから、と。
そもそもあのスレのデフォの登場人物が嫌いで書きたくないからって
誰も次に繋げられない、誰も知らないオールドネタをそれだけポンと放って
それでもって
誰も繋げてくれないってえーんえーんって暴れるぐらいなら、
「熱いストーリー」なり「居酒屋」なり「共闘」なり
オールド物を扱う相応のスレに行って好きなだけ
シャンゼやクウガで書いてけばいいのにな。
多分バレてないって思ってるんだろうけど、
出現時間と書き方と扱うネタに特徴あるから、幾らID変えても同一人物だって判るっつーの。
原因の5番目:It
次に繋げられずにスレ住人が様子見するようなオールドネタや不愉快なネタを連日
夜中にかけて貼るから、普通にネタ書く人や初心者が消えてしまったよ。
オールドネタのスキルある人達がお昼当りに対処してくれても、
ああ頻繁だと対処しきれないしな。
あのスレの住人はなるべく振られたネタは繋ごうと努力するから
どんなネタが来ても(よっぽど酷いのじゃない限り)受け入れてきた。
でも、難易度が高くなったり、
きっとこのネタは伏線として使いたい人が居るなと思ったら、
書きやすい状態が来るまで様子見モードになる。
それで書き手が減るから
ますます図に乗って荒しすれすれのネタを貼る。
書き手が減る。
その悪循環。
どんなネタが来ても対処する人間が居て、
面白おかしく繋げるのが面白かったんだろうて。
まるで自分がプロデュースした気分になってな。
ここであのスレについて語っていたとは…。
すいません。なるべく方向修正しようとがんばっているのですが、
失敗することも多々あり…。
「なんだよこのネタ面白くねえよ!」って思ってらっしゃる方も多いでしょう。
すいませんすいません(泣)
できたらここの職人さんも、ちょっぴり和む一発ネタでも書き込んでいただけると嬉しいのですが…。
>411
一体何が起きているので?さっぱりわからないんでつが。
あと。Itの思考パターン読めてきた。
プロファイリング。プロファイリング。
何度も同じイベントネタを強要するので
それが住民の手で即終了され、苦言を2,3言われてから
判り易いかたちで荒しまがいを開始しだした。
そこから、
おぜん立てをしたつもりの所に誰も乗らないと逆切れする。
自分の為に踊らない奴は嫌いだ。
スレの新設のゴタゴタの際にヘタレな荒しをしようとした形跡ある。
新着の範囲からかなり下がったスレだったのに。
コピペ貼られた直後で荒れた気配も見えないうちに、AAのタイミングが良過ぎたね。
そこから判る事は、直接アク禁は怖い、と。
でもあのスレその物がムカつくから荒したい。
怒鳴られるのが怖い、と。
ほんの数人に言われただけで引っ込む。
でもこっそり粘着する。
住民が少なくなって、一番自分を怒鳴り付けたその2タンが居なくなったから
今こそ天下だと思ってる。
でも一番苦言してくるエキデン1が鬱陶しい。からかってやれ。
乗ってこない。振ったネタを無視した。うきーー!
無視されるのが怖い。臆病なくせに我侭な性根。
孤独なのか?あそこしかないと。注目される居場所が。
415 :
414:03/06/22 00:04 ID:F6A+1um0
あー。
書いてるうちに人が。
えーとですね。
401から414まで読んでいただければ。
たった今、Itと自分が呼んでるものの手で
あのスレが頃されようとしてる事について
苦言書いて居た所です。
あのスレ住人が優しいのを、ネタを断らないのを良い事に
気持ち悪いネタを投入してます。
Itは。
416 :
414:03/06/22 00:06 ID:F6A+1um0
401-404、406-407、409-411、414が自分です。
いや、読んでたんですが。411は急展開だったので。
何か特にあったんすか?
418 :
414:03/06/22 00:17 ID:F6A+1um0
>>412 いえいえ。
真面目にネタと取り組む人には頑張って欲しいです。
なんとかこっちも軌道中で試みてますが
あの相手は構ってもらうのが目的で
It自身の書いたネタに他人が構ってくるのを待ち構えている様なので、
下手に深く構わない方が良いみたいです。
>>413 決め付けてはいけないのでItと読んでますが
昔、「誰も自分に協力しなかった」と逆ギレして来た人と
同じ思考パターンの人が、
すれすれにしょうも無いネタを投入して
スレを秋山日記スレ化しようとしています。
なんでそこで秋山が?
もしかして、某1さんを激しく憎んでいる別1さん…?
あなたの書き込み、面白くて大好きなのですが、
時々
「みんなも某1が憎いよね?そうだよね?」とばかりに某1さんをあてこするのは、
はっきりいって見てて気持ちいいものではないです…。
あと、思いつくままえんえん長文を書いて他の職人さんたちが入る余地を無くすのは
どうかと思います…。
(違う人だったらごめんなさい)
421 :
414:03/06/22 00:23 ID:F6A+1um0
>>417 その2さんでしたか。
急激に荒されてどうのではないんですが、
この数週間ごねてじわじわとスレを自分の思う方向
(っていうか、自ネタでみなが踊り続ける事を拒否されたので、逆切れして現状維持)に
持っていこうとしてる人が居る、と。
自分だけが今のスレの状態を気持ち悪く感じてたんじゃなかったようです。
>>419 あーー。深い意味は無いです。(日記スレは嫌いじゃないですが)
かつての七海タンスレとかと同じく「激しくあのスレの住人と違う層」の形容でした。
>>420 はい。走る方です。
あっちは憎んでないですよ。最初は同情してて、今は呆れてるだけで。
ってゆーか、いきなりItに気持ち悪い絡み方をされて戸惑ってます。
えーと。当てこすった事覚えはないのですので、どこら辺の文でしょうか?
(ひょっとして、意識せずに自分の気持ちが出てたのかもしれないですし)
こうした方が良いって某1に言った辺りですか?
長文は一発ネタのつもりが長すぎて分割で、
固まり1個がネタ1つのつもりでした。
423 :
422:03/06/22 00:50 ID:F6A+1um0
うわん。
422の全体の文が見えたら
420さんへの回答がキツげに口答えしてるみたいに見える。
えーと。本当に。「みんなも1が憎いよね?」ってノリで書いた覚えが無くて戸惑ってまして。
自覚が無くても、他の人の目から見たらキッツイ部分とかあるかもしれないので、
あっちのどの辺りがダメポなのか、指摘してもらえれば嬉しいです。
424 :
420:03/06/22 00:58 ID:Rk67hvSV
>>422 なんというか、ヘタクソなレスを全て「これは某1の陰謀に違いない!」と決め付けてらっしゃるフシがあるんで
気になってます。
ここまでの「最近流れがうんぬん」の書き込み見てて思ったのですが、
私の書いたネタも某1さんが書いたと思い込んでそうで…(ゴルフネタとか)
あまりいい出来じゃないから仕方ないんですけどね…。
あと、某1さんとはっきりわかる人が書き込んでから、今回の荒らしの人が現れるまで
ちょっと間があいてますよね。
もしかしたら別人かもしれないのに、これは某1に違いない!みたいな書き込みをされてて
ちょっとひいた覚えがあります。
あと、あまり長いネタを書くと、それこそスレの方向性が限定されてしまうと思うんですよ。
別のとこにも書いたのですが、事件の発端からオチまで書いてしまうと
置いてきぼりをくらったように感じてしまって…。
オチまでつけてしまわずに、スレの方向性を変えたところで放置しておけば
話がいろいろと広がったかもしれないのにな〜、と残念だったんで。
あ、前も書きましたがネタ自体は走る1さんのネタ大好きです。
>422
ああ、秋山(チョピーリ自粛)日記スレということですか。
個人的には春めいてきた辺りからスレに変なノイズが入っている気がして
テンション的に乗れないので参加は控えてました。
個人的な意見は初代スレや某スレの廃虚に書かせて戴いた通りですが、
初期のフォーマットは崩さない方が良かったと思うし、基本的には
今現在テレビを観ていれば付いて行けるような敷居の低い内容で
(チーム401が次第に客演状態になるとしても!)いくのがこのスレの
良い意味での大枠だと思っています。
あと、これも初代スレに書かせていただきましたが、次の人が続けやすくも
捨て易くもあるように、自ネタはある程度収束させておこうというのと。
今はそういう根本的な部分が忘れられているような気がします。Itなる
名で呼ばれる人物の暗躍もあるかもしれませんが、ビデオを借りて
こなければ把握できない人物の採用度の高さ等も少なからずの足枷に
なっているのではないですか?
お好きな方には申し訳ないですが、戸田さんとかビデオリリースキャラとか…。
一方でハカイダーが出ているのにフォロー無しというのはROMっていて
少々辛かったです。
すみません。眠ってました。
そしてあっち見て激しくキショ!!
Itでーたーでーたー。
こーわー。
自覚ねェヤツはこれだから。
Itは「名前の無い怪物」の総称と、今はっきりと確信になりましたヨ。
あの人物だけでなく複数の意思かも知らんが。
スレの流れの破壊を目的にする意思。
関わる者を、萎えさせて、離れさせ、やがてスレを荒廃させる意思。
そういったものの総称と。
自己愛剥き出しの噛み付きと、他人のレスのツギハギ丸パクりと、書き手への御無体な非難。
パターン合致しました!(マヤタン風に)
心配しなくてもええって。心から安心しろ。
そんな「ぼくの考えたオリジナルライダー」級の「これほどのネタ」
扱いたい職人は
ネタ振ったあんただけですがな。
もちつけ。たのむから。
もう一度第三者的視点で読み直してみてもらえまいか。
428 :
426:03/06/22 05:35 ID:F6A+1um0
>>427 はい。今起きました。
あれからまたキーボードに顔埋めてました。
426のは、寝覚めてすぐで、自制心切れたみたいですね。
ちょっと今、脳が相当死んでます。
こっちの自レスを最初から全部見ると、
おもくそに退かれるコメントと、
敵意剥き出しのバッシングで、
「それ人としてどうよ?」な状態オンパレードですね。
きっと後で見返したら臍噛んで逝きたいぐらいのアレだ。
あっちへのレスをこっちへ書いてどうするかと小(略。
429 :
426:03/06/22 06:20 ID:F6A+1um0
>>424 いいえ。ヘタクソなレス云々じゃないです。
えーと。パターンが透けて見えるレスがクセモノなのです。
ゴルフ招待状を最初始めた人はパターン外ですし、
それからゴルフの小ネタを出した人もほとんどパターン外です。
(招待状クウガネタは灰色。出し方がパターンとやや合致。間違ってたらすみません)
あっちとの攻防戦ですが。すでに前スレ後半から水面下で続いています。
放っておくとスレが澱むネタを同じ時間帯に放ってきてるので
繰り出す相手の行動・思考パターンが見えていました。
自分が言ってる「振ったネタを使わなかった」のネタは
せっかく回りの人達がお膳立てしてきたゴルフネタを膨らませる事無くいきなり最終ホールにした上、
自ネタを「続けろ」とばかりにポンと置いて、
本来名無しだった人間をキャラとして出すネタを振ってきたあれです。
そんなものいじり様が無いので誰も続きを書かなかったら
ワケの判らないネタで自ネタ回収。
そこで終われば良いのに
そのすぐ後に牽制のつもりか
「リレースレを無視して他人の書き込みを無かった事にして一人で話を進めたくなるのよ」と
相手が書いてきたので、
ありがたくそれ以降は落ちまで全部一人で書かしてもらいました。
話を途中で止めると、
自分のネタを使えとばかりに
また誰も使えないネタを強制するのが見え見えでしたから。
430 :
426:03/06/22 07:05 ID:F6A+1um0
>>425 ええ。誰にもで続けやすいネタを振りたいし、書きたいです。心底。
振られたネタの解決にかまかけて、
そういった初心を忘れ気味だったです、最近。
誕生日ネタとか季節ネタとかTV番組ネタとかのライトなネタを、
そのままストレートにポンと出すよりなるべくスレの趣旨と離れない様に加工して
次へドリブルしてきたつもりでしたが、
うまく繋げるのに至ってなかったようですね。今の状態だと。
サボテン赤井は気付いたら居ついた感じですが、イカ先生戸田さんは、
ウルトラシリーズ以外にもエクシードラフトのファンもあちらに多い様なので
それで通りすがりのゲスト扱いから準レギュラーに昇格したんじゃないでしょうか。
>430
それはわかるけど、自分ならああいう形では出さないでしょうな。
次書く人によってはセーフかアウトかはっきり別れるキャラなので。
TV番組ネタでは昔二代目357でちょっと書いたことがありますが。
(討ち入りから直帰の香川教授。)
『おみやさん』でも"アルバイト"の後遺症で、役になりきりすぎた教授が
無意味に穴を掘りたくなったり"青い"という言葉に激しく反応する
(しまいには『赤井』にさえ反応してしまう)というアホネタを2.3レス
使って展開しようかとストックしてあったんですが、10人ローグとか
「後の展開よろしく」の丸投げっぽいネタが山積していたんで諦めた
苦い思い出が。
432 :
426:03/06/22 13:22 ID:F6A+1um0
>431
その最近頻発してる丸投げ犯が、自分がItと呼んでる物です。
必ずしも同一人物じゃないかもしれませんが、
それまでの流れを無視して唐突に貼られる
「こんな展開でどうせえと?」と脱力するような一方的なネタと、
登場させるキャラを小馬鹿にした書き方が合わせ技である様なのです。
あれが出るとせっかくみなで振って繋いだそれまでの流れが断ち切られ、
書きやすい流れになるまで様子見され(萎えて中断と言うのもあるでしょう)、
結果スレが止まっていって。
今ちょっと頭が死んでて、自分がどこの何を指して語ってるかも
順序だててきれいにまとめて言えませんが
(例えば426内の終り4行はあっちの507への語りですが、指す物が抜けてるので、
どこに向かって言ってるのか判らない電波罵倒になってしまったり)
Itの書き方には特徴(一番大きいのは幼児にフルで漢字で喋らせる。伸ばす音の書き方)があるので、
遡って一定の時間帯の単発の妙なネタを見ていけばパターンが掴めるんじゃないかと思います。
わざと回りが続けられないネタを振りつづけて
回りが繋げないと自演でネタを書いたり潰したりで
なにがやりたいんだろあれは。
433 :
420:03/06/22 13:43 ID:Rk67hvSV
>>429 >あっちとの攻防戦ですが。すでに前スレ後半から水面下で続いています。
そこなんですよ。
今いる荒らしと思われる人が出てきたのは、前スレ後半。
紅白1さんが最後に書き込んだのは、前スレ382。
若干のタイムラグがあるし、文体も同じでない。
同一人物かもしれないけど、違うかもしれない。はっきりとは言い切れない。
なのに、貴方の中では
「みんなに非難されてスレを追い出された紅白1が、嫌がらせに戻ってきたのだ」
というストーリーがすっかり出来上がっていて、
その上で426みたいな感情にまかせた文を時々書くもんだから、
はたから見ていてとっても怖いです。
あとどうも貴方の書き込みを見ていると、
その場の怒りに任せて書き込んで、スレの雰囲気を悪くして、
後からとっても後悔するというパターンが多いように感じます。
(イベント全消しネタを書かれた時は、ほんとどうしようかと思いました。)
今度からネタを書き込む際は、自分の書き込みがさらなる迷惑をかけてないか
一度落ち着いてよく考えてから書いてみてはどうでしょう。
たいしたネタを書き込んでいるわけでもないのに
偉そうに意見してすいません。
駅伝1タソはちゃんと休んで気分が落ち着くまでレス置いておいた方が
良いかと。どうも比較的若い女の方のようだし。
言いたいことはわかるし向こうでの主張も読んでいます。
これは個人差なのでどうしようもないのですが、自分は「馴れ合いなんぞ
いらないが、前後の人間への気配りはしとけ」派なんですわ。つまり
駅伝1タンの「制限かけたくない、そこまでしなくてもマターリできる筈」とは
チョト違うんですね。
それで、ここからは駅伝1さんではなくあのスレ自体についてなのですが、
自分のそういう観点から言うと何かしらイベントを連発する
今の展開はネタを出し易くするどころか、参加者がどんなネタを出せるか、
どこまでついて来られるか等を配慮しているのかという意味で非常に
謎なんですよ。舞台、シチュエーションを固定されてしまっている
わけですから。(マターリスレを自称するネタスレが総員パーティアニマル
状態に陥り、単発ネタをはじき出してしまうのは、珍しい事でもないのが
残念ながらも事実だとは思いますが。)
なので、荒らし以前にスレの空気が淀んでしまってもいると思います。
ただ、例の1はあのスレに巣食っているとは私も思いますね。
http://tv3.2ch.net/test/read.cgi/sfx/1047735382/189 これなんかは完全に紅白1と同じ筆致ですし。
>434
最近、スレの今までの流れをまとめようとおもって最初からざっと見直していたのですが、
初期のイベントって自然発生的なものばかりだったんですね。
駅伝にしろ温泉卓球にしろたべっこオルフェノクにしろ、単発ネタのつもりを
まわりの職人さんがどんどん広げていってそういう流れになっちゃって、
「まさかこんな大事になるとは思わなかった」というパターンばっかりだったんです。
「イベントは良くない」といっても、前のネタから繋げたり、ネタを広げたりするうちに
「自然とイベントが発生してしまう」のがリレー小説の宿命だと思うんですよ。
実際、前スレから、「舞台、シチュエーションを固定され」た状態でのネタがかなりを占めてます。
というわけで個人的には「イベントを連発」することよりも、
「イベントの内容が全部スマブレネタ」なことの方が問題だと思うんですが…。
>435
というか、最近のは「ねえねえ、○○の○○イベントにいこーよー」
「わーのどじまんだってー」ではい舞台固定、という周囲の意見とか
周囲が何をやりたがっているかも完全無視でのイベント発生なんで、
以前の卓球等とは違いますよ。
そういうのは独り善がりか仕切り厨に見えるんで態々ネタを出して
フォローする気も無くなるんです。
あと、悪意あるキャラの行動や発言が笑いの方へと転化し難くなって
いるのも問題のような。
深海さんなんか、(個人的には動かさないキャラだけど)延々悪巧みを語って
いる内に段々言っていることが破綻してきて「ア~ヒャヒャヒャ!」となっては
周囲に取り押さえられて退場、というパターン(段々はっちゃけ方がひどく
なる)を考えたことがありますが、G4観てない龍騎以降の人にはサパーリ
だしなあ、とやめた事も。
(大昔に書かせてもらった東條の論文ネタのバージョンアップみたいな
ブツでしたが。)
438 :
399:03/06/23 20:33 ID:CMcd4CJw
>>400 今更ながらですが…(うちを4日ぐらい空けてましたから遅くなりました)
やっぱり、自分が龍騎と555しか見てないからでしょうね。
しかも、龍騎も555も少ししか見てませんから、微妙にキャラクターがつかめてないトコがあるわけで…
大量のキャラを使うあのスレは難しいと思うわけです。
最近はいろいろ大変でしょうが…がんがってくださいね。
俺が好きだったシーンをAAにしてみました・・下手ですけど(大汗)
あのスレは好きなので・・・おれができるとすればこんあことかなって(絵を描くとばれますからね)
こんあことやってるのならサスペンス先進めろとか・・・いわんで。・゚・(ノД`)・゚・。
439 :
399:03/06/23 20:34 ID:CMcd4CJw
ヽ ∧ ∧ ∧ / ━━━━┓ ┃┃
V ∨ ∨ ∨. ┃ ━━━━┓ ┃┃
ノノノノノノノハヽヽ___ヾ ┃ ┃
( ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\ ノノノ (G) ヽ,.ノミミ 彡━━━━┛ ┃
 ̄ ̄( ̄ ̄//// ̄\ ノノノ,;. ミ彡 ━━━━┛━━┓ ┃┃
 ̄(//// ̄\ ノノノ.;;;;'ヽ─┬/ .,ミミ彡┌─────────> ┃
(/(/// ̄ > レ < │ ヽ 二二二二> ━━┛
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| | | □. .| │| □□□□□ │ | 目目目目 | |┌┌┌┌
| ━━━_|__|_____ .| 日日 日日日│| □□□□□ │ | 目目目目 | |┌┌┌┌
| ━━|┌┌┌┌┌┌│| 日日 日日日│|.. │ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| _____|__|_. | ̄ ̄ ̄
_|__ |┌┌┌┌┌┌│| 日日 日日日├┐ |┌┌┌┌┌┌│| │ | □□
.| .|┌┌┌┌┌┌│| 日日 日日日││ |┌┌┌┌┌┌│| 田田田田田 ├─┐□□
田田田.| .|┌┌┌┌┌┌│| 日日 日日日││ |┌┌┌┌┌┌│| 田田田田田 │━│□□
田田田.| .|┌┌┌┌┌┌│| 日日 日日日││ |┌┌┌┌┌┌│| 田田田田田 │━│□□
440 :
399:03/06/23 20:35 ID:CMcd4CJw
∧_∧∧_∧∧_∧∧_∧∧_∧∧_∧ ∧
∧_∧ ∧_∧ ∧_∧ ∧_∧ ∧_∧) | \
(´Д`;)( ;´Д`)(;´Д` )( ;´Д`)(´Д` ;) キモイモナー |∃ \
∧__∧ ○ ヽ(つ ○○ l と ○○ つ 〜〜〜── :〉
│・∀・┥ l⌒l ) l⌒l ) l Yノ ノ 入 ゝl l l |∃ /
/ ○ (_) ̄ (_) ̄ (_) ( )( ) ) ) | /
┝ |━ ┥ ムリデスッテ ∨ ノ〆ハヽ
┝ |━ ┥ (Vjヽヾj
┝ |━ ┥ ○ ∽)
∧( ,,) .┥ ,__ l_ Xi
m(;゚ω| 〓|〓| ∧■iii (__l_l
~ ̄ ̄ ̄ ::::  ̄ ̄ ̄
441 :
399:03/06/23 20:35 ID:CMcd4CJw
==[:::]=. | 〓|〓| ミ ミ。o(ナルホド…キメラに…) ∧∧
. .ヽ | 〓|〓| ミ ミ (゚Д゚;)。o(…教授…)
| 〓|〓| ミ ミ と[◎と)
(___)__,) ∪∪ l l
. し'`J
∧ヽ .n_n イイのイイのゴロチャン…
<;`∀> … ξ( :・:)っ,, 。o(…) ))((( ミミミミミ ナンカヤバイッスヨ
(つ<yl 箇⌒◎~),,,つ ( ・∀・)(`Д´;)ノ
| |l (,,,つ常/ : /\U本本 ̄ ̄ ̄\
(__)_) /\,∀/\ / \ 本本 \
// ~|_/ / / ̄ ̄  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ヽ
~ \ / ヽ
\ ノ _____ ゝ
~ ̄ ̄ ̄ ::::  ̄ ̄ ̄
442 :
399:03/06/23 20:37 ID:CMcd4CJw
・・・ままん・・・ここモナー板でもAA長でも無かったよ・・・
長すきますなんて言われたのはじめてだよ。
ちゅーか龍騎キャラのみだったからあっちに貼ればよかった・・・とか航海中。
とりあえず、がりがりされる399だった。
>>436 そうですね、昔のイベントは
「ねぇねぇお鍋しようよー」とか「ねぇねぇ銭湯行こうよー」とか
いつやめてもいい気楽さがあったんですが、
最近は「○○に出かけた」とか、すぐには終わらないようなネタばかりな気もします。
(のどじまんは始まった経緯が特殊なので、ちょっとこの場合は違うかも)
ただ、最近本編休止日に何かイベントを起こそうという運動があったせいで
余計こういう印象が強くなってるのかもしれません。
リレースレには大抵、
「ネタや伏線を出す人間」と「ネタや伏線を回収する人間」
の2パターンの職人が出てくるものだと思うんですが、
最近はこの2つの連携がうまくいってない感じがしますね。
445 :
432:03/06/24 12:37 ID:71uDG1vS
>>433 >はたから見ていてとっても怖いです。
・゚・(ノД`)・゚・。 怖がらせたなら済みません。そんなつもりは無かったです。
あと某1が「嫌がらせに戻ってきた」とまでは断言しませんが、
あのスレに粘着してageてた愉快犯がスレに住み付いているのは確かです。
書き手に「書きたい思い」が見えない文章が嫌いなんですよ。
キャラを小馬鹿にしたり、流れを蹂躙するだけして「はい夢でした」で済ます文章が。
でもしばらく様子を見てましたが
Itが長文で書きだした物語には「書きたい思い」が見えました。
なので、Itがあの世界に縛られない色んな物語が書きたいのか、ただの荒しなのか
見極める為に別スレを立てみました。
http://tv3.2ch.net/test/read.cgi/sfx/1056418536/l50 Itがそれでも妙な話をあそこで展開し続けるなら
自分はもうこれ以上、人の尻拭いで本来書きたかった物の時間を削りたくないので
このスレに移住して外伝でものんびり書いて行きます。
あっちの517-518ですが滅茶苦茶タイミング悪くて泣きそうです。
あの展開を肯定した昼の人の展開があるのに、否定する展開をこっちが書いてしまうと、
ただの一方的な仕切り屋に見えてしまいますね。
Itの反論なり持論なりが聞きたいんですが。
とにかく、今までは何か言っても言葉尻をオウム返しされる反応しかないので
(喧嘩腰だったのが悪いとは思いますが)
あれとはちゃんと会話して、どうしたいのかどうするのかを話し合わないと
スレ終了まで不毛ないたちごっこに終わりそうです。
446 :
432:03/06/24 12:55 ID:71uDG1vS
>>434 >制限かけたくない、そこまでしなくてもマターリできる筈
今、その方針に付け込んでスレをぐだぐだにされてるわけなので、
若干方向を変えて「今までの流れと明らかに外れる物」は書いてくれるなと言って来ました。
ネタはネタで返すという思いも、
「実は夢でした〜」で済まし続けああ小馬鹿にされ続けたら堪忍袋の尾も切れました。
今のあのスレのあの状態、どんなネタも小馬鹿にされるネタで寸断される状態で
またーりネタを書く気になる人が居るのかどうかが疑問です。
>>444 >「あとよろしく!」「なんとかしる!」という状態と「まあ誰か後始末
>するだろ」というような、ただの尻拭い的雰囲気だとやっぱり気力が
>違ってくるんですよね
自分は主に回収担当でした。
妙な展開が来れば、スレを壊す展開に発展しない無いようにと、
ひねってまた〜りに落ち付くように色々書いてきましたが
最近は筆が遅くなって回収に間に合わない方が多いです。(泣)
447 :
432:03/06/24 13:21 ID:71uDG1vS
>>439-441 おーーあの辺りですか。
あれも苦労が多かったですが、過ぎてしまえば楽しかった気も。
>>443 >ただ、最近本編休止日に何かイベントを起こそうという運動があったせいで
あれを仕込んだのは自分ですが一発ネタのつもりでした。
日曜に一気に書いて終わらせる予定の、
もともとは高村教授や高見沢が一番酷い目に合う話だったんです。
(なので、イベントは要らないと言い続け、茶を口にしなかった木野さんはセーフで)
本当にゴルフ話をやる流れが出てきたので
ゴルフはそちら担当で良いかな思ってトイストアの方を仕込みかけていた所、
風邪で死んで延期になったためあんな形に。
ここだけの話ですが、自分はイベントなんて二度とやりたくねェ派です。
走るヤツの時はネタ書きで連日の徹夜が祟って、風邪で半分死んでましたから。
頭痛を薬で抑えて朦朧とした中で司会して、
それなのに用事が入って出かける羽目になって、
寒い外から帰って9時までなんとか延長してその間に暖かい物でも取ろうかと思う間も無く
「タイムベント」で司会に引っ張られて…。飲まず食わずでした。ずっと。
次の日が休みでなかったら倒れていたかも。
目が覚めたら、スレで真司に芝浦が殺されてました(泣)。
>>432 あ〜〜、また勘違いされてそうなので、お断りしておきますが、
515書いたのは私です…。
展開がやたらシリアスになってきたので、ここらで元の流れに戻さないとと思ったのですが…。
言い訳すると、もうちょっと書き直そうと思ってたのが、間違って送信しちゃったんです…。
その結果やたら強引に見えるネタになっちゃったんですが、
「ここで言い訳レスを入れたら余計ややこしいことになるだろうし、
この間に誰か別ネタを振って展開を変えてくれんかな」と思ったのですが、
余計混乱させてしまったようです。すいません。
自分もどっちかというと回収担当なんですが(というかネタフリ担当さんがいない…)
>日曜に一気に書いて終わらせる予定の、
>もともとは高村教授や高見沢が一番酷い目に合う話だったんです。
>(なので、イベントは要らないと言い続け、茶を口にしなかった木野さんはセーフで)
ネタフリとして、この考え方はいかがなものでしょう。
細かなところまで予定を立てすぎではないでしょうか。
他の人間がつなげる以上、自分の予想した展開になるハズがないんです。
「自分で仕込んで自分で回収する」という考えは、
できることならやめた方がいいと思います。
449 :
445:03/06/24 22:51 ID:71uDG1vS
>>448 >あ〜〜、また勘違いされてそうなので、お断りしておきますが、
>515書いたのは私です…。
・゚・(ノД`)・゚・。
また言葉が足りなくて、誤解させちゃったよぉ。
要らぬ不安を与えて済みません。
えーと。「流れを蹂躙するだけして「はい夢でした」で済ます文章が」云々は
515は指してませんです。
507-509とかで「だがしかし」とばかりに続いてるヤツです。
(506も表現が大袈裟過ぎてパターンに合致するので入る気がする)
あっちの515でIt以外の書いた「夢落ち」ネタが来たので、
また「…だがしかし夢で無かった」とばかりに繋げられない様に516にするべく
ネタ2つ書いて貼ったら、既に516が貼られていたのであんな繋がりになりました。
517の冒頭で「悪夢」の範囲を514で切っているのはその為です。
毎度毎度すまん、駅伝1タン!
本スレにごめんなさいとかそんなつもりなかったとか書かなくていいからね!?
反省の弁はこっちで書けばいいから!!
これ以上スレの流れ切っちゃだめだよ!
451 :
450:03/06/25 00:08 ID:CtWqB5dZ
…って書いたけどこのままでは本スレは駅伝1タン叩きになってしまう…。
どうしたものか。
452 :
499:03/06/25 00:23 ID:7zbc6tS5
>450
ちょっとアバレてきます
http://tv3.2ch.net/test/read.cgi/sfx/1056418536/l50 こっちにわざわざ「ファイズのリレースレ」と書いて
わざとあっちスレに新人を呼び込む真似をして、
今の剣のある状態をみせて荒れを呼ぶ意図がみえました。
あのスレが荒れて欲しいのがItの願いだとハッキリと。
2度目の歌合戦でキレてちゃぶ台ひっくり返した時に
こうなる運命は見えていた様です。
つーか、う〜ざい「どうしてなんだろ?」に向かって
自分が誰か名乗った時に決定的に。
下らない喧嘩にスレの皆さんを巻き込んでごめんなさい。
まだ401の3人とも生きてる時から参加してた思い出深いスレでしたが
こうなっては延々これが続いて行くのでしょう。
砂の城なんて作るのに一日掛かっても蹴飛ばせば一瞬だ。
もう今までのように黙々と城を作るのは無理なんでしょうね。
蹴飛ばす方が「ラク」だし、「タノ」しいんだろうな。
453 :
450:03/06/25 00:32 ID:CtWqB5dZ
>>452 やめて〜〜〜〜〜〜(泣)
駅伝1タン、あんた今頭に血が上ってるよ!!
また悪癖が出るのは間違いない…。
454 :
452:03/06/25 00:38 ID:7zbc6tS5
>453
ちょっとトーンを抑えたバージョンにして↓こーゆーのを貼ろうかと。
やっぱ荒れますか?
-----------------
>>526 俺も俺も(-д-)ノ
ハッキリ言って「〜するな」とか「〜しろ」っつのはうざいよね?
>>527 いや。それも含むがそこに至るまでの
>>497-509だよ、メインは。
同じ人間が貼り続けてるの。たまらんて。
仲村「短冊を配るのは良いけど、ヤツらに字は書けるのか?」
デス「うがうがう(あたりめえよ、正月に書初めをみんなで書いたろ?)」
正月の書初めと言われてその内容を思い出し、頭が痛くなる仲村だった。
>>454 荒れます。やめなさい。
それよりも何故自分が叩かれたのか、一度落ち着いて反省してみましょう。
それがわからないままItを叩いても同じことだと思います。
でも最後のネタは書き込んでもよし。面白いから。
456 :
454:03/06/25 12:08 ID:7zbc6tS5
あっちの
>どうしてBだけがいやがらせだというのかさっぱりわからん。
まあ、そりャそうだと思った。
冷静に見たらこの所の自分の書いた流れ、ありゃマズいわな。超殺伐。
龍騎から入った人が多い龍騎ネタスレで、
見知らぬキャラやシチュエーションを出されて殺伐とした話を延々展開されるのって
「ハァ?」具合はどっちもどっちだ。
ヒートアップして、It絡みのネタなんか使えるかって姿勢が
視線も論点も曇らせてしまったようですよ。
ホリイが出て来て正統派に解決した部分に「書きたい思い」が出てるのって
あれは良く見たら昼の人の作だったですから。
血が昇ってて、部分しか見えなかった。
あの人の書いた物まで荒し扱いしたり全否定したり、滅茶苦茶失礼な事を言ったわけで。
今までがそれで、住人もそれを望んでるならと思ってまた〜り路線を強調しても、
実際には自分にはまた〜りは書けないんだし。
ちょっと油断すると、木野さんスペシャルや緑国のショー専用カード編みたいな
笑いの取れない固い展開にしてしまうわけで。
最後通告風に書いて「また〜り」だと言うのは
喉もとに刃物出して「さあ、なごめ」って言うようなもんだわな。
そんな状態でなごめるヤツぁ居ないですよ。
また〜りは自主的に産まれるもので、言われてできるもので無く。
孵化途中の卵を、手伝うつもりで外から割ったら中の雛は死ぬ。
もう少し我慢してスレに触らずに自主的に浄化なり発酵なりが進むのを待つべきだった。
あれでスレを頃したも同然だ。
>>456 ああ…だからって本スレにまで反省の弁を書かなくてもよかったのに…。
やりそうだなーと思ったからこそ450でクギを刺しておいたんだが…。
ああいう長文の弁明を書くと、スレの流れが止まってしまうから…。
まあやっちゃったもんは仕方ないので、これから気をつけて…。
458 :
456:03/06/27 12:36 ID:qc3/SgMA
今頃になって自分がどのくらいの大馬鹿か気が付いた。
最低だ。
本人を前に人格攻撃と罵倒かよ。おめでてーな>自分
そりゃ「怖い」って言われるっつーの。
今までここで話をしてた人を、別な職人さんと間違えてたよ。
・゚・(ノД`)・゚・。 早めに誰か言ってくれればいーのに。
必死で「あの荒し、私と違います」って言ってたのに。
細かい所が読めてなかったよ。
あっちも、誰が誰だか判別つかないくらい読解力落ちてるし。
ネタスレにマジレス格好悪いっつの。>自分
せめてオチぐらいつけてネタにしろっての。>自分
中華。自分はあんただから全否定してるわけでなく。
誤解だったよ。
スレへのねちっとした挑発にイライラしてる所に、どう見てもあんたと判るネタが来たから。
今までの全部が全部、手を変えたあんたの仕業だと思った。それが自分をヒートアップさせた。
怒りが先に立つと判断力が鈍くなった。
ネタで返そう、ふんわかさせようって思いよりも、挑発ネタを潰す事を優先させた。
あんたが、荒し(と自分が認定してるもの)の近くに居たのが運が悪く、
そしてもちろん一番悪いのは自分の頭と疑い深い性根だ。
思う事があるなら直接言ってくれればと思う。アレは私ではなくて違うって、きちんと。
「あんただから」と、話は聞かない頭ごなし全否定なんてしない。
「荒しだから」と思ったからヒートアップしていったんだから、違うなら文句は無い。
あんただってスレ住民なんだし、今まで通りにネタはネタで返していく。
…まだ出来る力が自分に残ってるならだけど。
459 :
456:03/06/27 12:46 ID:qc3/SgMA
あんたの事は判ってるつもりだったよ。
自分の立てたスレが廃墟になって外から嘲われるのを見るのは良い気持ちじゃなかったから。
スレが勢い良く異質な方向に走って行くのを、見てるしかなかった。
あのイベントの補完ならともかく、オリジナル設定でどんどん話が進んだ。
書いてる人たちはとても楽しそうだったので、何も言えなかった。
ここはSSスレに替わりましたと「番組ミニスポット」と称してフォローを入れてから
あのスレから去って二度と戻らず、SSを眺めていた。
SSは部分部分に良い所があったけど、アニメネタに走って先細りして消えて行った。
SSスレになったならSSで手を貸しておけば良かったのかもしれない。
緩やかに死んで行くスレを見ながら、
生きていて欲しい思いと早く即死しやがれてな思いで毎日イライラが続いた。
だからあんたも同じ様な気持ちじゃなかったかと思って、同情はしてた。
…それは単に自己満足の「判ってるつもり」にしか過ぎなかったのな。今思えば。
前にも書いたように、大型イベントは書くのは楽しかったけど
思い出すのも嫌なぐらい身体がぐだぐだになったから
イベントのわんこそば状態は堪忍して欲しいと晦日にも書いた。
遠まわしに言っても強制イベントは続いて
あげく直接の挑発が続いて遂にちゃぶ台をひっくり返した。
同じ立場だったからと説教まがいもかました。
荒しからすれば滑稽だったろうな。空回り具合が。
そして身に覚えが無いのに文句を言われて、いたたまれなかったと思うよ。
呆れるのも怒るのは判る。
自分が逆の立場だったら、倍返しなんてもんじゃないだろう。
460 :
456:03/06/27 12:48 ID:qc3/SgMA
ネタだったゴルフが本当に始まったなら、そっちも書こうと準備していたら、
伏線や小ネタを入れる暇も無く、描写もろくにないまま最終ラウンドにされていた。
警視総監や幸人の親父(ブラック指令そっくり)、バイトの葦原の出番は無くなった。
あのゴルフその物が一発ネタ、
「イベント、イベントうっさいんじゃぁじじい」(ヲイヲイヲイヲイ)ってな内容の
回りがアヒャな中、なまじ正気が残ってた為に酷い目に会う高見沢と高村教授の話だった。
だけどゴルフが始まったならそれは継続させていって、そのまましばらくネタを振って
クライマックスで次の事件が起きて、他の人に引き継がせるはずだった。
…深海を使って当てこすりが書かれたのを見るまでは。
ピキ。また亀裂が走った。(田口トモロヲ風に)
颯爽と活躍したかもしれない木野さん犠牲に、一気に内容変更してオチらしき物まで書いた。
こうして解決イベントが一個消えた。
短気なのが悪いし
あからさまな挑発に乗るぐらいの阿呆なのが悪い。
あのスレが澱んだ真の原因は自分だったと思う。
461 :
456:03/06/27 12:49 ID:qc3/SgMA
スレの方向性が見えていないんだが。
今、住人は何を望んでるんだ?
今、どれだけあそこに残ってるんだ?
一度壊れてしまったものは帰って来ないのに
前スレの持ってた雰囲気を守るつもりで必死にネタを探して
特撮寄りよりは、時事と中の人寄りのネタを振ってきた。
ひょっとして書く側は誰もそんな物望んでなかったのか?
ぬるい日常描写よりも熱く燃える話が書きたかったのか?
自分一人でスレのガーディアンを気取って空回りをしてたのか?
一番他人にネタの強制をしてたのは実は自分だったのか?
「ゆるやかなネタを望んでる物手ェ上げ!」と言っても
挙手無しだったりするのか?本当は?
夜中に放られるものは、荒らしじゃなくてスレの流れを変えたい抵抗の意思だったのか?
だらだらしたイベントが突然活劇に変わるのは、燃えへの憧れだったのか?
嬉々としてその活劇の方に力を貸して書く自分も、長編活劇を望んでいたのか?
誰でも気軽にさらっと書き逃げの出来る小ネタスレだった初代
やや長めの話が出ても基本は書き逃げOKだった前スレ
流れを壊しそうでと参加が様子見されがちになった本スレ
前スレまでの書き逃げ出来る雰囲気に戻したかった。
硬派路線よりは柔らかいネタを出した。
話が活劇化するたび、元の路線への主張が出たので
それが「住民の望み」だと思ってその通りになるようにネタを書いてきた。
だが燃えが不完全燃焼に終わる事で、そのたび地下で何かが燻って行ったのか?
今あそこの住民の本当の望みは何なんだ?
462 :
456:03/06/27 12:52 ID:qc3/SgMA
手が滑ったから「変換」が消えてるのに気付かずにenter押しちまった
463 :
456:03/06/27 12:54 ID:qc3/SgMA
だから確認無しに読み返し無しに「書き込み」押すなっつーの>自分
戸田さん登場から、戸田さん関連の担当をした者です。
あと例の合成怪人の結末も担当しました。
ぶっちゃげ初代スレからの一参加者だった自分ですが、長いスレの流れの中で
「見えなくなった部分」というものが確かにあったように思います。
前回の流れがこうだったから、流れに併せてこうしてしまおうとかもありまし
た。龍騎が終わってからの流れも、どっちかといえば話を振りやすい特撮関係
(今のファイズなど)にネタが逃げがちな所も、荒れの原因だったのかなと思いま
す。
でも一番好きだったのは、前の人のネタにきちんと乗ってみんなで流れを作っ
ていく・・それが、よい悪い関係なく上手くネタで返していく・・。
初代スレの流れが一番好きだったと改めて思いました。
正直、今が決断の時なんでしょうか?
465 :
464:03/06/27 17:52 ID:LGNWeUYC
生意気にも意見してしまい、すいません。
466 :
464:03/06/27 17:55 ID:LGNWeUYC
書き忘れ。本スレに一応、分岐を入れておきました。
自分はこう判断しますので。
467 :
450:03/06/27 20:10 ID:VGovFkRy
>>456 あの…もしかして、話し掛けてらっしゃるの私…??
その…私そんな特徴のある名無しじゃないんですが…(某1さんとも違います)。
すごいたまにしか書かないし…。
えーと、「スレ住人は何を望んでいるのか」なんですけど、
「スレ住人の総意」なんてものを測ることは不可能だと思います。
だってこのスレの書き手はみんな「名無し」、何人いるかも誰がいるかもわからないですから。
「ゆるやかなネタがいい」って人も、「熱いネタが書きたい」って人もいるし、
同じネタ職人さんでもアホネタが書きたい時と感動ネタが書きたい時があるでしょう。
「流れ」なんですよね、結局…。
まあネタ職人はここを見てる人が全てではないので、ここで何を決めてもどうにもならないとは思うんですが
ただ「職人間のゴタゴタ」を本スレで見せるのはなるべく控えたいなと思いました。
>>464 ここからは個人的な意見なんですが、
戸田さん関連ネタは、さとちゃんの中の人ともつながりがあるし、
このスレに居付いてもおかしくはなかったと思います。
ただ、戸田さんが「トイストア店長」の設定に固定されてしまってから、
本編にも出てこないトイストアネタがえんえん引っ張られてるのを見て
何か違和感があったのは事実です。
その意味では戸田さんを移動させたのはよかったと思いますが、「謎の中間管理職」として
また何かスマブレがらみのイベント(!)があった時はなんの断りもなく戻っていて
「なんであんたがここに…」みたいな展開がいいなぁ…。
468 :
450:03/06/27 20:40 ID:VGovFkRy
その…なんかこのスレを通してみたら、やたらと偉そうに仕切ってたりして
ちょっと反省することしきりなのですが、
実は私、過去にリレー掲示板の衰退を目にした過去があり、
どうしてもそのスレとここがかぶってしまうんです…。
それは某作品のキャラが総登場する、その作品ファンにはとても有名だったサイトで
雰囲気もけっこうここと似てたりするんですが、
総レス数が増えていくにつれだんだんと雲行きが怪しくなり始めて…。
衰退の理由はいくつかありますが、
・シリアスネタの風呂敷を広げすぎて、誰もたためなくなった。
・新キャラをどんどん出しすぎて収拾がつかなくなった。
・あるキャラを強烈に贔屓する職人が参加、他の職人が離れていった。
といったあたりが大きかった気がします。
つまり、なんだか今の本スレの状況は、そこの末期にとても近いものがあるんです…。
(三つ目はちょっと違いますけど。)
だから、個人的には本スレは、
ひたすら401号室の面々がまったり日々を過ごすものであって欲しいとは思うんですが。
「いつ誰が参加しても何やってるのかわかりやすいスレ」であって欲しいと。
7月には七夕をして、8月には海に行ったりして、秋にはお月見したり栗拾いしたり、
そして年末には今度こそ楽しく紅白ができればいいな〜、などと思ったりもします。
シリアス陰謀ネタは、ひきずると後始末が大変なのは身にしみてわかっているので…。
>468
>だから、個人的には本スレは、
それをやりすぎるとネタとしてどう落とすか等が忘れ去られた自称マターリ、
その実自画自賛、自己完結しているだけのスレになってしまって
また参加者を選びそうですが。
はっきり言ってしまえば、かなり以前から知恵の出し合いというより
自分ルールでのままごとの押し付け合いになってきている気がします。
470 :
468:03/06/28 00:31 ID:FFj6J8LU
>>469 すいません、意見の押し付けたみたいになっちゃって。
あくまで個人的な意見っつーか、個人的な好みだと断ったつもりだったんですが…。
ただリレースレってこうしよう、ああしようといっても
流れるままにしかならないんですよね。
そこが難しいところなんですが、救いはこのスレは名前を出さなくてもいいとこだと思います。
「誰が書いたネタか」がわかってしまうと、「この職人のネタはどうも自分と合わない」から始まって、
その人が書いてるだけで見る気を無くす、まで行ってしまうことがしばしばあるので。
何だこのスレ
472 :
461:03/06/28 01:22 ID:3pf+GOLF
>467
>某1さんとも違います
「またやってもーたー!」って気分ですよ。はぁぁぁ。
「何様だ?」「俺様だ!」って感じの、読み直すと超偉そうな物言いになってるし。
間違えた推論から大袈裟に語って済みません。
>「スレ住人の総意」なんてものを測ることは不可能だと思います
そうでしたね。かつてあったもの、よく語られていたものが「総意」だと思い込んでましたが
ひとそれぞれ、嗜好も考え方も違っているものですから。
>464
>話を振りやすい特撮関係
今の流れのネタが主にファイズになるのは仕方無いと思いますし、
むしろここは特撮板なのでそれが正しいあり方だと思います。
(香川先生のTVネタとかの、やわらかネタばかり書いてきた自分の方がイレギュラーです)
>469
>ままごとの押し付け合い
改善の参考にしたいと思いますので、具体的にどの辺りか教えてもらえれば幸いです。
マターリは、スレ人口が多数の女性だった時の副産物じゃなかったかと思いますよ。
初期はこうもっと、ザンジたん(今どこに居るんだろ?)、瓦斯タンの影響で乾いた感じのやりとりで、
良い意味悪い意味馬鹿スレでしたから。
本放送と照らし合わせて話を作っていって、
本放送が残酷な分、どんな無残な展開が来ても無理矢理ほのぼのにしてしまうスリリングな日々。
あの頃が一番面白かったですよ。
でも既に過ぎてしまったものに捕われ過ぎてもいけませんやねぇ、とも思い直しましたよ。
色々書き込み難い雰囲気が生まれて書き手が少ない事が、今最大の問題なんじゃないかと思います。
どうやれば、書き込みやすく繋げやすい形になるか。
その方法を見付けて行きたいですよ。試行錯誤ででも。
久しぶりに来たら何かすごいことになってるな、このスレ
>473
他のスレの話題で埋めてしまって済みません。
ここの住民のかたも居るのに、その目の前で遠慮無しに
自分は別スレの話題のみ書き散らしていました。
全部、自分の暴走が原因で、
他のスレの話題が出たのが切っ掛けでヒートアップしてしまい
気が付いたらここをそのスレの吐き出しスレにしていました。
春からずっと他スレの仮想敵と戦ってるつもりでいて、
なぜこの仮想敵は嫌がらせをしてくるのか考え続け
出した答えを元にスレに潜む悪意を前提に行動を始めたのですが
その結論が根本から間違っていたようです。
悪意は自分の脳の方に潜んでいたらしく、
こっちと他スレを突き合わせて読み直せば
自分はそうでないと思い込んでいてもにじみ出る敵意と相手への挑発具合から
関係者ではなくても反発や反感を感じるのは必至かと思われました。
同じスレの住民のかたにも諌められましたが、だんだん敵味方の区別がつかなくなっていき、
仮想敵と間違えて悪意の無い住民のかたまで荒し呼ばわりして嫌な思いを味あわせてしまう程、
自制心も判断力も振切れていったようです。
(間違えてageたり推敲前のを送信したり、それを自日記調でセルフツッコミ入れるくらい
自他の場所の区別も無くなる程の阿呆と化していました)
この場所と関係無い話題を延々引っ張ってしまい、住民のかたには申し訳無いです。
そして今更、
荒しと間違えて「不満があるならよそで書いて欲しい」と言い掛かりをつけてしまったひとが
464に来ていたのに全然謝っていない事に気が付いた。
>464
本当に済みませんでした。
荒れを収めたはずなのに、突然きつい口調で書いたばかりのネタを否定されて、
嫌な思いをされた事でしょう。
こちらの勘違いから、一方的に公の場で非難してしまった事をお詫び致します。
香川「まあ、この雰囲気でなごめなどと言うのは…」
仲村「はあ」
香川「例えるならですね…」
佐野「やや、あそこに見えるのが二人の愛のおデーツの予定場所ですよ百合絵さん」
百合絵「あれが二人の愛のおデーツの予定場所なのね?満さん」
佐野「君にふさわしい優雅で格式ある西洋料理店を選んだから期待してくださいね百r(略」
百合絵「嬉しいわ満s(略」
香川「いらっしゃませ、レストランテ・401にようこそ」
仲村「いらっしゃいませ」
東條「いらっしゃいませ〜」
百合絵「あら素敵。抑えた照明に鏡の装飾が、神秘的で素敵な空間を演出してるわね満さん」
佐野「そうだねハニー…て、待て。何だよあれ?」
香川「ああ、あれはお気になさらない様に。大した事じゃありませんから」
仲村「大した事じゃありませんから」
東條「ありませんから〜」
佐野「た、大した事じゃないって…、地面にチョークの人型があって、
その側に警察(須藤)と御払いしてる男(手塚)が居るじゃないですかっ?!
何があったんだよ!こんな所で寛げないよ!ねえ、戻ろうよ百合絵さ…」
香川「ありがとうござます。お気に召されたなら幸いです」
百合絵「(てきぱきと)食前酒は軽めの物を。メインはどちらが良いかしら、満さん?(ニコリ」
佐野「マイ・スゥイートハーツ(T∀T)。ダーリン?
君、ここで本当にいいの?トホホ。君が良いなら仕方無いけど」@僕は君の愛の虜ゆえ〜
百合絵「来て良かったわ。静かで落ち着いて、お料理も美味しいわね満さん」
佐野「ああそうだね。妙に静かで落ち着いて…んん?今何か変なものが転がっ…」
香川「(何かを素早く蹴飛ばして隠しながら)いいえ。いいえ。何もありませんから」
東條「そうだよ。もう あらいながしたから、ぜんぜんへいき。だいじょーぶ v(*^▽^*)」
佐野「洗い流したって…なに? (; ゚∀゚)」 コノバショデモ ナニカアッタノ?
仲村「(東條を揺さぶりながら)余計な事を言うな!お客様に聞こえたらどうするんだ?!」
佐野「いえ、もう聞こえてますって…」
デス「(仲村を揺さぶりながら)うがう」仲村「キャー」
佐野「いや、もう誤魔化しても遅いって…」
香川「はいご注目。総合武術を駆使し、この分厚い皿に指一本で穴を開けてご覧に入れます」
仲村・東條「わー!パチパチ」
佐野「おい?激しく場を誤魔化そうとする意図はなんだよ?」
須藤「(さっきの何かをデストの口から引っ張りながら)離しなさい!証拠が!証拠がー!」
デス「(何かをくわえたまま)がうがうがう」
佐野「あの、証拠って…?」 ナンカソレ ユビハエテルンデスケド?
香川「あれはお気になさらない様に。大した事じゃありませんから」
仲村「大した事じゃありませんから」
東條「ありませんから〜」
香川「お気になさらずに、どうかごゆっくり楽しんで下さい。デザートは何になされます?」
佐野「だめだこりゃ(長介調で)。助ぁすけてぇポパ〜イ!」
ポパイ「呼んだ?」
手塚「はいはい。関係無い人は帰って帰って」@話がややこうなりますから
香川「…と、まあ。延々、こんな感じで駄目な展開が続いて行くようなものです。
何かトラブルがあった場所で急に今までの事は忘れてお寛ぎくださいと言われても、
なごめる人は滅多に居ませんからね」
仲村「はあ…。まあそんな人の方が少ないでしょう。なごめる人が居るのかどうかも…」
東條「すめばみやこってやつだね?」
仲村「意味が違う!アホタレ!」(この後、いつものごとくガリガリをくらって退場)
バカネタを書きたいけれど
今までの流れと整合性無しにポンと放るのはどうよ?がネックで
とりあえず目先の流れの解決を優先させて来た結果が、あの書き手離れの現状で。
しかも息抜きで書いたら書いたで全然笑えなかったですよ。
…そして土曜日の朝が明けて。
たまには皆さんと一緒に朝ご飯を頂きましょうかと
典子さんが裕太を連れてやって来た。
典子さん手製のきちんとした朝ご飯に東條達が喜んでる最中に、
ふと香川が思い付いたように懐から何か取り出した。
香川「そういえば、数日振りにネットに繋ぐと映画のエキストラの抽選が当ってましたよ。
入場券は4人分ありますから、明日はみんなでこれに参加してみましょうか?」
仲村「ああ、そりゃいいですね。いい記念になるかもしれません。ん?
(待てよ。俺と、先生と、奥さんと、裕太君と、東條と…って5人じゃないか?)」
1人は留守番が確定だった。
多分その1人は俺になりそうだと思うと味噌汁がしょっぱくなる仲村だった。
みんなで食事をとってると入り口の扉が叩かれ、
トイストアで海堂の集めた寄付金と、裕太の貯金箱の中身が帰ってきた。
仲村「同封の手紙に治療代の替わりに貯金箱を貰ったって書いてある。
なんでも子供の患者さんが、裕太君の貯金箱を喜んでくれたそうだ。
それと、大好きなライオンや虎で一杯のたべっこどうぶつも喜んだって。
え?…虎やライオンって。まさかあれか?渡したのって猫科の秘密箱だったのか?」
東條「・・・」
仲村「おい東條?何で返事しない?」
裕太「お兄ちゃん?」
典子「そうそう。明日の催しの事でしたら、私は良いですから、
このひとと裕太と、仲村さん東條さんで楽しんできて下さいね」
裕太「お母さんは、いっしょに行かないの?」
がっかりした顔の裕太を見た仲村は、慌てて
「俺は良いですから、先生のご家族と東條とで楽しんできて下さい」と言いかけたものの、
(あ!まずい。東條が香川先生一家と一緒にどこかへ行くっていうと…)
仲の良い家族を前に寂しくなった東條が何か迷惑掛ける光景が目に浮かび、嫌な汗が流れた。
その時、さっきから黙ってしょんぼりしてる東條が口を開いた。
東條「・・・・いちじょうさん・・・かわいそうだったね・・・」
仲村「(げえ。まだ昨日のTVの事を!あんな話で本当に不貞腐れるなんて)
い、良い話しだったじゃないか?
果し合いは殿に迷惑を掛けるからと、幾ら臆病者と笑われ腰抜けと呼ばれても我慢してだ
それなのに、家族の為には命を棄てる覚悟までした気の優しいお侍さんの話しだぞ?
お前もあの人を見習って、大事な人達の為ならちょっとした事ぐらい我慢してだな…」
「♪土下座ベント!」
窓の外、メガホンを持ってにやにや笑う芝浦が立っていた。
芝浦「ぷ。くすくす。昨日のテレビ見た?
どこの誰かなー?あれって、ひど〜い、浪人者だったよね?」
仲村「こら!芝浦!何しに来た!」
芝浦「別にぃ。明日のエキストラのチケット見せびらかしに来ただけぇ。
ね?ひどい奴じゃん、あの浪人者。
自分がリストラされたからって荒れて酔ってお侍さんに言い掛かりをつけて〜、
腰抜けって言いふらして〜、町ぐるみのいじめに家族まで巻き込ませて〜、
普通に幸せに暮らす親子の生活を滅茶苦茶にした犯人でさ〜。
あれだけ偉そうにして、結局最後は 土 下 座 ベ ン ト だったもんな〜」
東條「・・・。・・。・。‥。…。…。」
仲村「貴様!普段なら『馬鹿が踊ってるな』と見過ごして終わりだが、
今日は先生の奥様と裕太君が居るんだ!それ以上余計な事を言うと容赦しないぞ!」
香川「いえいえ、構わないでおきなさい。あのアルバイトはですね、悪評も評判のうちですから。
むしろ、今回の話であんなに反応して貰えるとは驚くと同時に興味深く思っていますよ」
♪土下座ベント♪土下座ベント♪土下座ベントと連呼して
「うるさい!悪かったな!」と通りすがりの(31)のストライクベントをくらって
遠くまでふっ飛ぶ芝浦だった。
…そして。芝浦の着地点辺りで、
いつのまにかデストクローを両手に装着して構える東條の姿があった。
東條「先生を侮辱するヤツは許さないかも」
仲村「うぎゃぁぁぁ!本放送モードか?!やめろ東條!やめろ!」
芝浦「げ。マジ?」
東條「芝浦君、ごめんね?…でももう、謝っても遅いかも…」
顔を引きつらせて急速落下する芝浦に向かい、デストクローが掲げられた。
ベ リ !
クローに服だけが刺さって引っ掛かり、地面に伸びて気絶する芝浦。
401号室の窓の方を見上げてニッコリ(でもやや黒く)笑う東條。
東條「確かにそうだよね仲村君。ちょっとした事なら我慢しなくちゃね?先生の為にも。
こんな小物の事はちょっとした事で、全然大した事じゃないから」
いやその…小物って…。あ〜ーーー。お前が言うか?と
小一時間どころか、ツッコミをどこから入れて良いやら迷う仲村だった。
どうしたのしばうらくーん、かんざきくんのまねしちゃだめだよと言いながら、
ズタボロの服を布団替わりに掛けてやる東條。
おろおろとなったメタルゲラスに背負われて退場する芝浦だった。
仲村「あ、そう言えば何であんたがここに居るんだ?」
(31)「映画のエキストラのヤツ当ったんだけどさ、ゴロちゃんと令子さんと
行こうと思ったのに、令子さんってば行かないって言うんだ。誰か一緒に行かない?
その代り抽選で何か当ったら俺の物という事で。それでどうよ?」
・リロードしたらネタがおもくそ被っていた
・この日の朝にしか使えないネタだったから日が過ぎたら意味が無い
・何の映画とは限定してないからそっちで転がそうと思ったけど
この人達が「エキストラで参加」って設定に、妙な感じがしてきたから
>479
×東條「すめばみやこってやつだね?」
○東條「あーわかった。そのひとには、すめばみやこってやつだね?」
>限定
アウトライン考えて書きかけてたらいきなりまあ、あれで。
とりあえず、誰かの夢なり想像なりでどうにかあれの始末をつけてから
朝限定をそのまま続けようと一晩こりこり書いてるうちに面倒になってきましたよ。
あれにいちいち構うのが。
リフレッシュのはずの場所でストレスをため込んでバタンキューになるぐらいなら、
自分の好きな様にした方がマシと言う結論に。
単発ネタなら「ちょっと」か、ここ(…って、ここはいつからあっちの植民地になったんだYO!)に
書く所存で臨めば良し。
ぎゃふん。
「ちょっと」向きにネタを書いてたらあっちがdat落ちしちゃったよ。
しまった。
こんなに早く死亡するなんて思ってなかった。
ボツネタなんか貼る間があれば
ちゃんと感想書いておけば良かった。
dat逝き防止の為に1行レスでもなんでもいいから
毎日3つ以上何か書いておけば良かった。
手元に全部のレスが残ってるから
規制解除でスレが立てられるようになったら
スレをもう一度立て直して
書かれた作品は再掲させていただくとして。
それでいいのか?(また繰り返すの?)
あれは誰にも望まれて無い場所だったんじゃないのか?本当は?
様子を見てみて次に死んだときはもう諦めろ。
…そして、よそ様のスレを乗っ取って
関係無いスレ達の話題満載の俺日記状態ってどうよ?>自分
488 :
名無しより愛をこめて:03/07/06 22:18 ID:7KCIWCAf
言うとおり!
何か勘違いしてるけど、
「あーこのネタ書きたかったのに違う展開になって書けなくなっちゃったよ〜」
という思いをしてるのはあなただけではない。
というか、リレーSSじゃそんなもんしょっちゅう。
あなたが何かを書いたらその裏で、他の人の展開がボツってることを忘れないように。
>489
あ〜。あれらはほぼ完成してたけど自主ボツにしたヤツです。
貼ってたら確実に雰囲気悪くなってましたし。
「土曜限定」は強引にでも貼ろうかと思ってたけど、向こう見てるうち構うのが嫌になって。
暫く放っておいたらあんな事になったからもうええわ!ってだけです。
いつもいつも予想した通りの展開になんて、ほぼなってませんです。
流れに伏線らしいものは撒いてみて、
落ちへの展開は1つに限定でなくて幾つか用意してますが、
1/10使われたら良い方で。
何もかも全部、展開や落ちまで決めて、
その通りに行かなかったから怒ってる…ってわけじゃあないですよ。
(3スレ目は半分ヤケクソで長文を書いてたから
スレの流れを制してる様に見えるかもしれないですが、
自分は先頭に立って話を進めるのは苦手だし
クサヤ並に判り易く癖のある自分の文章が表に出るのは極力避けたいって思ってますよ)
ちゃぶ台ひっくり返した時と強引に木野さん動かした時以外
ほとんどスレの流れに身を任せてきましたが、
御無体なイベント強制が続かなければそのままぷかぷか漂ったままで居たと思いますよ。
はい。
それでも上の2つでイベントを即殺した時に
その話を続けたかった人の思いを断ち切った事は事実ですし。
そういった事を忘れているわけじゃあないですよ。
>490
多分、489が言いたいことはそういう意味じゃないと思いますよ。
492 :
490:03/07/10 22:55 ID:e7LApgGQ
どうも話が噛み合わないからおかしいと思った。
誤解してそうな部分はこれぐらいしか思い付かないんですが。
>455で言った
「自分はもうこれ以上、人の尻拭いで本来書きたかった物の時間を削りたくないので
このスレに移住して外伝でものんびり書いて行きます」
てのはですね、
自分はここ以外の場所、プロX以外の場所で話を書いてて、
それが中断したままになってるから続きを書きたいんですよ。
とりあえず荒し認定の書いた妙なのを次へ繋げるのに自由時間取られるのはもうお断り、
荒しの尻拭いはもうええです、ってわけですよ。
本スレの流れを自分の書きたい物にしたいなんて言ってないですよ。
そして思い付いて長くなりそうな物は本スレの邪魔になりますから、
ホスト規制が解除されたらスレを立て直してそっちへ書きます。
もう本スレには次に繋がる短い物しか(多分)書かないので、
スレへの負担は掛けませんから。
…うーむ。ここじゃなかったらまた赤恥だな。
具体的に「ここがこう」って言って貰えれば判り易いんですが。
493 :
489:03/07/11 13:45 ID:aBaIygrG
>492
あなたが何かを書いたらその裏で、他の人の展開がボツってる。
私が何かを書いたらその裏で、他の人の展開がボツってる。
誰かが何かを書いたらその裏で、他の人の展開がボツってる。
ネタを書き込むということは、他人の考えた展開をボツにして自分の展開を通すということ。
あんた以外はたぶんみんなそれを自覚して書き込んでる。
あんたに、未練がましく没ネタを披露する資格なんてない。
それがよくわかった。
494 :
追伸:03/07/11 13:58 ID:aBaIygrG
言い訳、反論は避難所スレで。
ところでもうここでは、あの良質のSSは読めないのかな。
自分も一生懸命考えてるけど、物書きでもないからいいのって浮かばないね。
496 :
492:03/07/11 22:14 ID:bnpL/M/z
>493-494
どうしたの?お腹痛いの?
お茶でも飲んで落ち付いてくださいな。 |∀・)⊃旦 コソッ
スレの立てられない自分があっちの70を取っちゃ失礼なんでこっちで。
あなたが「ネタが使われなかったから怒ってる」てぇ前提で、こちらを見ている様なので
いつまでたっても話が平行線にしかならないようですね。
自分は「粘着と同じ場所に居たくない」から、
「あれと連携したネタはもう書きたくない」ので長い物を自主ボツにしたんですよ。
未練がましくなんてぇわけでなく、堂々とこれからもあっちに書かなかったネタは貼っていきますよ。
立てた場所は元々そういう予定の場所ですから。
ボツは当たり前ですよ。毎日がそうです。
長文書いてリロードしたら違う展開だったなんてザラですよ。
それをいちいち言ったりしませんし、まあ早い物勝ちだしねと納得はしてます。
それはみんな納得して書いてるワケですよ?あなたも。当然自分も。
自分はこれ以上「のどじまん」を連呼するスレの粘着と関わり合いたく無い。
あれの構ってネタを繋げるのはもう嫌です。
これからは使っても使われてもどっちでも良い(でも場は壊さない)単発ネタだけにします。
497 :
492:03/07/11 22:25 ID:bnpL/M/z
>495
お騒がせしました。
関係無いスレの話題でこちらに迷惑を掛けどおしでした。
やっと規制が外れてスレを立てられたのでそちらに行きます。
ここでのSSやAA、モナ板でのAAは楽しませてもらっています。
これからも良質なSSやAAが載せられる事を、陰ながら応援していきます。
498 :
山崎 渉:03/07/12 12:37 ID:dWakOybu
__∧_∧_
|( ^^ )| <寝るぽ(^^)
|\⌒⌒⌒\
\ |⌒⌒⌒~| 山崎渉
~ ̄ ̄ ̄ ̄
493ではないが、あなたは人の言っていることをもう少しちゃんと
聞いた方が良いと思う。でないとどのスレ行っても変わらないよ。
500 :
489:03/07/13 14:41 ID:4nJw/KlV
>499
言ってもムダだと思う。
今の492は自分に注意する人は全員自作自演に見えてるらしいから。
どうやら491のことも俺(489)と思い込んでるらしい。
ちなみに過去ログをしばらく読んでみるとわかるが、この人が人の話をまともに聞かず
暴走するのは今回が初めてではない。
そしてそのたびに注意され、そのたびに反省するのだが、一向に改善されない。
たぶんもう自分の意思では直せないんだろう。
501 :
492:03/07/13 19:22 ID:3Ljklr9G
>500
どうしたの?お腹痛いの?
お茶でも飲んで落ち付いてくださいな。 |∀・)⊃苦 コソッ
こっちのスレで自演があるなんてなんて誰も言ってないよ?
(実質、自分・その2タン・ゴルフタン・AAの人の、4人しか居ないんだし)
向こうでうじうじネトネトと、自分の意見を通す為に
即座に頭の悪い反論を出して、すぐ「やめたまえ」って諌めるワンパターンが自演野郎だよ。
あと初めてじゃないも何もネタを断ち切ったのは2回しかしてないし
(まあ確かに「初めて」じゃないよね)
どっちも文句を言ったのは役1名ぐらいだよ?
こっちしか読まない人間に悪印象植えようとするのは止めてくれないかな。
それとまあ、流れに勘違いがあるようだから、ついでに。苦労話やボツ設定の話しをしたのは
「これだけ大変だったから同情して」なんかじゃねえ。誰もそんな事言ってねえっつの。
「これだけ大変なんだから、うじうじ終わった事は言わずに次は頑張れ」だ。言いたかった事は。
それはあっちのスレで何者かに説教した時も同じだ。
言葉が足りないんで理解してもらえてなかったのが残念だがね。
あと、70過ぎてスレ立ては解決したから、ここでなくて避難所で続きは聞くよ。>500
>>500 こっちしか読んでない人間から一言。
正直面白くなかったよ。
昨日の番組?一条?お侍?さっぱり分かんない。
後のカキコからすると前の日にやってたテレビ番組かなんからしいけど、
毎日このスレをのぞく人ばかりじゃない訳だから、そういうのはやめたほうがいいかと。
もう少し他人に理解されるようなネタを書いたほうがいいんじゃないかな?
503 :
502:03/07/14 01:02 ID:vSU3gsoe
504 :
山崎 渉:03/07/15 12:06 ID:Szhg/ZXj
__∧_∧_
|( ^^ )| <寝るぽ(^^)
|\⌒⌒⌒\
\ |⌒⌒⌒~| 山崎渉
~ ̄ ̄ ̄ ̄
| \
|Д`) ダレモイナイ?
|⊂
|
オドルノ?
507 :
505:03/07/18 10:51 ID:Uylzffbv
| \
|Д`) ダレモイナイ・・ワケジャナイケドSSハルナラ イマノウチ
|⊂
|
♪ Å
♪ / \ □ ペタ タン
ヽ(´Д`;)ノ ペタ タン
( へ) ペタ ペタ
く タン
♪ Å
♪ / \ □ ペタ ペタ
ヽ(;´Д`)ノ ペタ タン
(へ ) ペタ タンタ
> タン
高見君はアクレイ大学ケニア校からの交換留学生だ。
幼い頃に両親と妹を亡くして、アフリカに住む伯母夫妻に引き取られ育ったそうだ。
高見君は天才だし、数ヶ国語を操れるけど、常識が…ちょっと…。
高見君はよく学校の屋上で半裸になって日光浴をしたり体操をしたりしてる。
暦の上では春でも。まだ寒くて雪がちらつく中で、よくやってられるなと思うこともあるけど
本人は至って真面目で、肌が外気に触れている方が健康でいられるって言い張ってる。
でも、半裸で踊る高見君の身体を見て、大抵の人は逃げ出した。
休日の間バイク旅行で姿の見えなかった高見君が、何かの入った袋を小川さんに渡した。
「先輩、なんですか?これ?」「土産だ。美味いと思うんだが」
高見君は焼き蝙蝠をバリバリと頭から齧ってみせ、それを見た小川さんは眩暈を起こした。
そのあとの騒動は口に出したくもない。
大学の側の空き地でよく焚き火をしてコップ酒やバーベキューを貪る男と、
なぜか高見君は意気投合して側で一緒に飲んでた。
ある時、持参の材料を焼いて「食うか?」と男に差し出した。
さすがの男も、トカゲは遠慮したらしい。
一事が万事この調子で、弁護士とチェスをしてて口論になり駒を投げ合ったとか、
長々した喋りで刑事さんの日曜大工を邪魔して塗りかけのセメントをダメにしたとか、
妙な話には事欠かなかった。
今日も弁当を食べながら高見君の様子を観察してみる。
高見君は東條君の猫から雀を取り上げていた。
「こら!何する気だ、貴様」仲村君が凄い勢いで走って来た。
「pakaがくれると言うから貰う」高見君は鼻歌交じりに去って行った。
…あとで高見君、雀串を実験室のストーブで焼いて江島先生を困惑させたらしい。
そして俺は、良い事をしたご褒美にデスにタコわさを分けてあげようとして
猫に刺激物を食わせるな!と叫ぶ仲村君にラリアットをお見舞いされた。
そんなある日、401研で俺と江島先生が照射実験の結果を根気良くチェックしてると
1階の香川先生が実験器具を幾つか借りに立ち寄った。
器具の側の机は、田宮が無造作に積んだ資料がいつのまにか崩れて散乱してて、
巻き込まれたのか隣の席まで資料の海が広がり、高見君のファイルまで一緒にこぼれてた。
几帳面な香川先生は資料をきちんと揃え直して
俺が拾うより先に、ファイルを拾いあげると奥の高見君に声を掛けた。
「高見君。君の持ち物が床に落ちていま…」
香川先生はファイルを一目見るなり顔色を変えて叫んだ。
「君は!?君は…まだこんな馬鹿な事を続けるつもりなんですか!」
「馬鹿な事とは何だ?プロフェッサー香川。俺のどこが馬鹿だ」
「妄執を打ち払ったんじゃないんですか、君は!」
「妄執?!」
「君は何の為に!何の為にここにやって来たんですか?!」
「何の為に…か。学ぶ為だ。それ以外に理由があるか?」
香川先生の柔和な顔が一転して険を帯び、壊さんばかりの勢いで机をバンと叩いた。
「もしも君が…。その時は、あらゆる手段を使ってでも君の為そうとする事を阻止しますよ」
「プロフェッサー。何を言っているのか判らない。あなたが何を非難しているのかも。
それはただの遊びで書いた物だ。何の害がある?」
「それが妄執だと言うんだ!妄執の具現化を目指してどうしようというんですか?君は?
たとえそれが君の悲願であっても、歪みの原因を元から絶たない限り君は不幸せなままだ。
君だけじゃない。君の愛する者も回りの者も災厄に再び襲われる。君はそれでいいのか?」
扉を音高く閉めて、先生は出て行った。
あんなに怖い香川先生は初めて見た。
この件から401研のメンバーも香川研の連中も、より一層高見君を避け、彼は孤立したけど
もともとマイペースだった高見君はそのまま変わりなく実験を続けていた。
観測の気分転換にコーヒーを買って戻ると、何かが焦げる臭いがした。
辺り一面に漂う煙の元を辿って扉を空ける。
夜の闇に包まれた401号室の中で、誰かがストーブに火を起こしその前に座り込んでいた。
「西本か…」
「高見君?ここで何してるんだ」また焼き鳥かなー?
「丁度良かったかもしれない。関わりの無い者の手を借りなければ…先に進めなさそうだ」
「関わりの無い者?」
「西本…。俺を許してくれるか?お前への仕打を…」
「意味判んないよ。なんで謝られるのか」
まあ、高見君ってしょっちゅう変な騒動起こして、先生やみんなに迷惑を掛けてばかりだから
気にしてるのは気にしてたんだな。
「以前お前を闇に飲み込ませた。それは夢の出来事で本当の事じゃない。
それでも俺はお前に謝りたい」
「夢の事なんか謝られてもな」やっぱ高見君ってワケ判んないや
「謝るから、だから、dadaを…妹の魂を解放するのに力を貸してくれ。
俺には…俺だけでは出来ない事だからだ。頼む!」
「妹って、亡くなった妹さん?妹さんの魂?」なんのこっちゃ
「dadaは…妹は…寂しく死んだ。義母や義父に聞いた。dadaはあれからどうなったか。
義父母は、dadaの魂は極楽に…パラダイスに行って父祖達と幸せに暮らしていると答えた。
少し安心した。だが、親類がある時、親よりも先に死んだ小さな子供は、
親を嘆き悲しませた罪でインフェルノに閉じ込められると言った。
石で搭を作れば、神に反省と願いが届いて許される。だが死者の番人が…鬼だったか?
それが石を蹴散らして邪魔をするので、永遠に近い歳月の間、泣きながら罪を悔いて
許しを乞い続けなければならないと。親の手で殺された者が、殺された事が理由で
責め続けられる理不尽を得々と語る男に、俺は泣くよりも怒りを覚えた」
「親の手…?」あー。これって深く聞かないほうがいい気がする…
「納得がいかないので同じ事を学校のシスターに聞いた。彼女は言った。
幼くして死んだ子供は天国…ヘイヴンには行けず、辺獄へ…リンボに行くと答えた。
リンボには地獄のような苦しみは無い代わり、神を見る事も無い場所だと。
死者の魂は救われないまま閉じ込められるだけと知って納得がいかなかった」
「それってちょっと酷いね」んま〜。人の信じるものには色々な考え方があるし
「近所の人や家政婦にも聞いた。彼らは言った。独身で死んだ者、子を持たずに死んだ者は、
父祖の霊…k'omaになれずに、ただ消えるだけだと答えた。
今までの、dadaの魂がどこかに囚われている…よりは、ましな答えだったが、
dadaが存在されなかった事になるのはやはり納得がいかなかった」
「そりゃそうだ」どこへ行っても子供の魂は救われる事は無いって?…んな訳ないよね?
「dadaの魂はどこかに閉じ込められたまま、ただ忘れられて行くと思うと辛かった。
だが身近には腹を割って話す相手は居なかった。義母も義父も良くしてくれたが、
体面を重んじる所が多く、俺は『良い子』でいなければいけなかった。
dadaについて語る事は禁じられ、『過去に捕われる事は良くない、もう優衣の事は
忘れなさい』と、その一言で片付けられた」
「そっか。高見君は妹さんの事を助けてあげたいとか、居ない事が悲しいとか寂しいとか、
そういった普通の気持ちを内に溜めたままでずっと過して来たんだ」それでこんな性格に?
「そうかもな。悲しいと、そう誰かに言えば良かったのかもしれないな。
俺の心のモヤモヤに付け入れられた気がする。だから…悪霊にとり憑かれた」
「悪霊?」でーたー!高見君の話って神秘的な話が多いんだよな〜
「俺は夢で鏡を見ていた。妹がそこに居る気がした。だが映っているのは悪霊だった。
悪霊は俺そっくりで、腰まである茶色の長いnguoを身に付け、俺に望みあるか?と聞いた。
俺はdadaに…妹に…会いたい、dadaの魂を助けたいと言った。それが願いだと…。
それから俺は呪われた。寝ても覚めても、dadaの事が頭に浮かんで止まらなかった…」
「呪い?」怪談?小泉八雲?泉鏡花?
「俺は焦れて、怒り嘆き、やがて、dadaを開放する為なら、
どんな物でも誰をでも贄にしてもいい…とまで思うようになった。
俺の挙動を見かねたのか、家政婦と隣人が相談し合って占師を連れて来た。
彼女は世界中の呪術に通じていて、俺にまじないを施し俺に告げた。
生まれた国で力あるmchawi…魔法使いに会えば呪いを祓えると。『執念』と言う呪いを。
俺が、俺の生まれた国に…2度と帰るつもりの無い国に戻ったのも、
研究以外にそういう理由があったからだ」
「大変なんだ。で、祈祷師を見付けてお払いして貰えた?」真顔でこんな話をされてもなー
「ああ、見付けた。そして道も示された。どうすれば良いのかは判ってる。
だが、俺だけでは出来ない。
お前の手を借りなければ、dadaを解き放つ事は出来ないとたった今、悟った。
西本、手伝って欲しい。関係の無い者の許しが要る。お前がdadaを…俺を…救ってくれ」
「ちょっと待った!手伝えって何するんだよ?待ってくれよ!俺、お払いの力も、
特別な能力とかも無いから!」そーゆーの、ダメだ。オカルトは苦手なんだっつーの!
痣が出来るぐらい力を込めて俺の肩を掴みながら
真剣な顔でこちらを睨む高見君は、マジで怖いと思った…。
高見君と一緒にファイルケースの中の書類を燃やした。
なんだ。大仰に言うから何事かと思ったけど、要するにまだ未練のある古い絵を処分したくて
途中で作業を止めない様に、燃やすのを見張って欲しいって事だったのか。
ファイルケースの中に収められてた、ペンで精密に描かれたスケッチ画は
奇妙な機械の設計図や抽象的な動物や奇怪な模様や知らない文字でいっぱいだった。
絵は本当に良く描けていて、額に入れて飾っても十分通用するだけの魅力と迫力があった。
燃やすのが勿体無かったけど高見君が辛そうだから、幾つかは俺の手で火に焼べた。
「これは…dadaが囚われている場所…鏡の中に行こうと思って描いた物だ。
鏡の向こうに行ける乗り物や服や動物や、そういうものを描き続けた。
描いているうち、これを実際に作ってみれば、本当に生み出せる気がした」
「空想家なんだな、高見君って」その能力を前向きに生かせば良いのにな〜
最後に一束の褪せたクレヨン描きの絵が出て来た。
「それは俺の手で焼けない。dadaの描いた思い出の絵だから」
「妹さんの形見?そんな大事な物、燃やしちゃダメじゃん」
「いいんだ。持ってると、俺もこれに囚われたままだ。悪霊に惑わされ…dadaを
甦らせたい思いに駆られる」
「でもわざわざ無くさなくても。思い出は心の中にだけ…なんて寂しくないか?」
「見ろ」高見君はいきなり服を脱ぎ出した。
いつも半裸でいる高見君の見慣れた背中。その背中一面に描かれた見慣れた刺青。
良く見ると、ひとつひとつがこの絵を元に描かれていた物だった。
「dadaはここに…俺と一緒に居る。だからもう…嘆く必要も、怒りや焦燥に駈られる事も無い。
俺はdadaを安らかに眠らせたい。居場所が無いなら、ここに宿って眠ればいい」
そう言いながら、それでも高見君は躊躇っていたから、俺がスケッチ画を火に放り込んだ。
一枚燃やすたび火がパチパチとはぜて奇怪な吼え声のように聞こえ、
そのたび背中の刺青が生きてるみたいにさざめいた…ような気がした。
ふと、1枚の絵、白熊のような大猫のような、青い縞のある生き物の絵に目を惹かれた。
稚拙だが異様な迫力のあるその絵を見てるうち、なんだか燃やすのがためらわれた。
ふいに背中に暖かくて軽いものがトン、と飛び乗った。
「にぃ」
東條君の猫だった。縞模様の前足を俺の背に掛けて訴える様に鳴いてる。
「にぃ」「にぃ」「にぃ」
燃やして、燃やして、燃やして…。
そう聞こえた気がした。
「なんだ。ここに居たんだ」
びっくりした!
何時の間にか背後に人が…。いつもの無愛想な顔で東條君が立ってた。
デスは小走りに東條君に駆け寄ると、東條君の腕の囲みの中に逃げ込んだ。
東條君も絵を一目見るとまじまじと凝視して、俺から絵を取ると高見君を睨み付けた。
「なにこれ?」
「これはこの世にあってはならない物、夢に返さねばならない物だ」
「返す?」
東條君は絵を握り締めたまま、高見君を冷たく眺めた。
「東條、頼みがある」
「君と話はしたくないかも。先生が高見君とは距離を置いた方が良いです…って、言ってたし
高見君が何か勧誘してきてもその話に耳を傾けてはいけません…って、言ってたから」
「東條。頼まれてくれ。それはお前に任せる。お前がどうするか決めてくれ。
西本も、心動かされし者だった。西本に出来ないならいっそ、関りのあるお前に委ねたい」
東條君はしばらくその絵を眺めるとデスに目をやった。
「こんな絵は要らないかも。僕にはもうデストが居るから」
あっさりストーブに放り込まれた白熊の絵は、中央からメラメラと穴が空いた。
一段と高くなった炎を前に、猫の背中は逆立っていた。
東條君は表情を変えずに、残りのスケッチ画を次々火に放り込んでいった。
炎は断末魔の様な音を上げ、ストーブの前面を業火が包んだ。
炎を見ながら何故か東條君は「ごめんね…でも、もうやっちゃったから…」と呟いた。
灰になる。なにもかも思い出も。
誰かの歌を思い出す。
一人ぼっちで死んだ悲しい娘の葬式の最中に、
神にこの世を全て壊すように祈った男の歌を。
望み通り全てのものが燃えて灰になった。
祈った男自身も。街も。月も。薔薇も。悪人も優しい人も。
世界が全て燃え尽きて、風に漂う灰と化した。
でも…。
もしかして燃えて灰になって消えたのは、その男だけなのかもしれない。
脳の中の世界が燃え尽きて灰になる様に満足して
驚く人々の中で男だけが業火に包まれていく事と、
現実に全てが灰になる事と。
消えて行く男に違いは判るだろうか?
「父祖の身体は大地に帰る。父祖の魂はどこか良い場所に行ってそこで暮らす。
dadaの魂は…父祖の元に行ったのかもしれない。ここに留まってるのかもしれない。
どちらにせよ、俺もいつかはそこへ行って…dadaに再会できる。
それまで俺は、dadaと絵に描いた動物とが幸せに暮らしてる夢でも見ている事にする」
「そりゃいいかもね。ひとりぼっちで寂しい妹さんを考えるより全然良いよ」
「どうせ夢を見るなら、高見君も一緒に居る所を夢見た方がいいんじゃないかな?
僕も、大事な人達やデストと一緒に居る夢を見た方が楽しいから」
珍しく東條君がまともな事を言った。
高見君は目を閉じて宙をずっと見つめた後、重く笑った。
「妄執を断てと言った時、プロフェッサーはとても真剣で、とても怒ってて、
とても悲しい目で俺を見た。
あの目は俺の知らない事も知ってる、何もかも知ってる目だ。
あれで決心がついた。
やっと判った。プロフェッサー香川こそが偉大なmchawiだと…」
多分気のせいだと思う。
高見君の刺青が増えて、手を繋いだ男の子と女の子に見える模様が増えたなんて。
元々が、一つ一つが判別のつきにくい複雑な民俗学的な形だったし、見間違いだな。うん。
「kahuna utu。世は全て事も無し」
高見君は父祖と精霊に感謝を捧げた後、半裸のままいつもの朝の体操をしてる。
東條君はパンと菓子を買いにコンビニに出掛けて行った。
俺は弁当に箸を伸ばし遅くなった夜食で飢えを満たした。
そして…
デスに辛子蓮根を分けてあげようとして
貴様は学習能力がないのか!の一言と共に
仲村君にフライングニードロップをくらわされた。
>>517 その先50`四方、へザーの花もみずみずしくッ
かたをかに露みちてッ
行く川の流れは絶えずして、もとの水にはあらずッ なおかつ…
メ ロ ン パ ン く だ さ い 。
>517
よかったよ!読み応え合ったし。
久々にこのスレがよみがえった。
「神崎・半裸」でよくこれだけまとめ上げたね。
520 :
名無しより愛をこめて:03/07/18 20:37 ID:VsUzGD+N
ここのところこのスレ、妙な具合になっていたから
みんな気がつかないかも。
おせっかいだけどあげとくね。
521 :
517:03/07/19 00:05 ID:uX3rXjUw
>>518 縁に泡の珠なす
くれないの……
当りです。でも読み返すと、あの台詞は中盤の平和な場面の物でした(焦
>>519 どうもです。ネタで始まったので、ちょっと中途半端な内容になった気もします。
>>520 このまま元通り穏やかさが続けば良いですね
>517、518
ここでそのネタを見るとはw
>>508-517 とても面白かったです。
アフリカの死生観・某コミック(残念ながら元ネタを知らないのですが、
ブラウニングとキーツの詩のパロディ?が出てくるんですね)&オーケン
という組み合わせもびっくりでしたが、それが龍騎ワールド(と神崎士郎@半裸)
と見事に結びついててさらに驚きました。すごいアイデアですね・・・
東條君&デスたん&チーム香川も相変わらず健在で嬉しいです。
でも小川さん可哀想(w
「そのあとの騒動」とは、カレシが来て高見君とケンカになったこと?とか
つい想像してしまいますた。
参考文献も面白かったです。(リンク集で見つけた辞書で、
文中の言葉の意味がわかりました)
524 :
517:03/07/26 22:03 ID:MH9eo1z/
>>522 「防火用水飲んでなさいッ」
意外と知ってる人が多いのに驚いてます。
>>523 ありがとうございます。
神崎士郎はライダーでなくても色々とやらかしそうな雰囲気を持つ人なので、
本人が大真面目なままボケ倒してる男だったら?という方向で書いてみました。
来る…
山崎が来る…
526 :
山崎 渉:03/08/02 01:50 ID:G4Nw+sbf
(^^)
キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!!!
もう終わった?
保守
531 :
名無しより愛をこめて:03/08/12 02:42 ID:lcs99tQI
もうちょっと読みたいなぁ
532 :
山崎 渉:03/08/15 13:34 ID:7PYp5ChP
(⌒V⌒)
│ ^ ^ │<これからも僕を応援して下さいね(^^)。
⊂| |つ
(_)(_) 山崎パン
ほしゅ
hosyu
tsst
旦~ 旦~ 旦~ 旦~ お茶ドゾー 旦~ 旦~ 旦~ )`,_・・)ブッ旦~ 旦~ 旦~ 旦~ ゚,_・・’)ブッ
旦~ 旦~ 旦~ 旦~ 旦~ 旦~ 旦~ ズドドドドドドドト ゙ ~ 旦~ 旦~~ 旦~ )・・_,')フブッ,、,、旦~ 旦~ 旦
ヽ )ノ 旦~ 旦~ 旦~ 旦~ 旦~ 旦~~ 旦~ 旦~ 旦~ 旦~ 旦~ ) ゚,_・・)ブッ (・e・)
>>383 旦~ 旦~ 旦)・・_,゚ )
旦~ ⌒(゚д゚)ノ 旦~ 旦~ 旦~ 旦~ 旦~ 旦~ 旦~ 旦~ 旦~ 旦~ 旦~ ドドドド ドドト・)ブッ ゚旦~゚ 旦~ 旦~ 旦)_')
/. ( ヽ 旦~ 旦~ 旦~ 旦~ 旦~ 旦~ ドドドドド ドドド )゚,_・・)プッ旦~ 旦~ 旦~ 旦)・_,` )ブッ
旦~ 旦~ 旦~ 旦~ 旦~ 旦~ 旦~ 旦~ 旦~ 旦~ 旦~ ~ 旦~ 旦~ 旦~ 旦~ 旦~ 旦~ ) ゚)ブッ ) )ブッ(' )
旦~ 旦~ 旦~ ドドドド
537 :
名無しより愛をこめて:03/08/26 03:23 ID:5MGoUKtC
age
536はどこの誤爆なんだろう
539 :
名無しより愛をこめて:03/09/10 11:33 ID:Yi/SMIkw
うち止め?
540 :
北岡秀一:03/09/15 15:15 ID:phEadkDH
俺的にはさ、もっとこう事務所がメインな話が聞きたいわけ
俺と玲子さんのロマンス…とかさ
ねぇゴローちゃん
…そうっスね
ついでにゴローちゃんとめぐみのロマンスもあったりしてさ
…それは…勘弁っス
だよなぁ
最終回のレイコタソがいいよね。
食器直しててカワイイ。
出されたワインを私はすっかり飲んで、スープを素早く胃におさめると、
メインの肉料理もさっさと片付けてしまう、招待主には悪いけど味はまぁ中の中といったところだったのだが、最後のデザートだけはやたらとおいしい、今急速に増えている女性客に力を入れている店の一つなのかもしれない。
――ふと考えるのを止める、私は、すぐ仕事の話になる。
そんな記者である私の職場の男は馬鹿とバカしかいなくて、記事の取材に行く相手もきまってアホか馬鹿かまぬけしかいないという惨状であり、
しかも私はこんな性格でこんな顔で、眉間に力が入っているためか男性遍歴という欄が空白だ、典型的ワーカホリック、晩婚型といわれても腹が立たないところでもうオールド・ミスのきざしが出始めている、
これは私の職場の女の子の馬鹿とバカの口上だがなかなか的を射ていて。
――コーヒーが出てきた。
でも、そんな私にもコーヒーを出してくれる男がいる。
――白いばらの花が一輪挿しにささっている。
…ばらの花もくれる男だ。
「令子さん、遅れてすみません。」
そう言ってプレゼントを差し出してくれる男がいる。
遅れてきたことを服を誉めてごまかす男で。
私に食器を直させることもできる男。
――私を好きだといった男だ。
「お客様、失礼ながら閉店でございます。」
ワイン一杯だけで閉店まで粘った私を放っておいたその男は、北岡秀一という馬鹿だった。
543 :
名無しより愛をこめて:03/09/18 00:15 ID:Qb8iJ8Nt
。・゚・(ノД`)・゚・。
泣ける話をアリガトウ。
いいなーこんな話。
申し訳ないッスケド空ageさせてもらいますっ!!!
544 :
名無しより愛をこめて:03/09/18 05:33 ID:n0w04MNv
age
545 :
名無しより愛をこめて:03/09/18 05:51 ID:p+Ee1Pk1
>542
とても良かったです。
穏やかでさらっとした語り口が
あの雪の日の出来事を余計に強く思い出させました。
547 :
542:03/09/26 16:34 ID:OPYqNoe8
仕事の都合でカキコしたのはいいが書いたら書きっぱなし、出したら出しっぱなしになってしまった駄目な542です。
SSにまったく関係はないですが私も筋少好きです…マージシャンノナーイエルッカイー!
こんなSSにも暖かいレスをつけてくれる皆々様の懐の深さに感動して、子供たちの荒波にも負けず龍騎のビデオをレンタルしてこようと思います
ついでに巷でうわさの仮面ライダー占いもゲットしてみせます。
401と事務所と続くと…やっぱりこう、あの紅茶専門の喫茶店の話なんか…聞きたいなぁ。
初心に帰って、土曜ワイドや火曜サスペンスのノリとかはどうかな?
水曜日、浅倉がまた脱走します。
カランと入り口の鐘を鳴らして花鶏に入ると、店員がエプロンを投げ合って喧嘩していた。
俺の顔を見ると慌ててカウンターに戻って、
ぎこちない笑顔で「いらっしゃいませ〜」と応える。
どうやら店主は居ないようだ。
不機嫌そうな顔で注文に来たウェイターに、シナモンとジンジャー入りのチャイを頼む。
この店の雰囲気や茶の味や店主の無愛想な態度や。そういった諸々が気に入ってる。
午後の始まりでまだ客が居ない。忙しくなるのはこれからなんだろうな。
入り口の鐘がまた鳴って、猫背で太った男が入ってくる。
「…こんにちは…。あれぇ、沙奈子さんは?」
「今日は例の同好会だ。遅くなるそうだ」
「なーんだ。早く来て損しちゃったかも」
「無駄口はいいから早く持ち場について皿を洗え。
お前、おばさんが居ないと働きにムラがあるのが気に入らん」
「君に命令される覚えは無いかも。沙奈子さんなら誉めてくれるから仕事する気分になるけど
そんな口の効き方する奴に何か言われるのって耐えられないな」
「蓮、東條にキツく言うなよ。やる時は俺以上に働いてくれるんだし」
「秋山君に文句を言われるのも厭だけど、城戸君に変に庇われるのはもっと面白くないかも」
一瞬険悪な雰囲気に、さっきの続きになるかなと思っていたら
華やいだ声と共にカランカランと鐘が鳴り、店はすぐに賑やかになった。
お客さんの前では東條は愛想笑いをしておとなしく皿を洗ってる。
秋山はそつなく注文を取って、何種類もの茶をテキパキと用意しだした。
城戸は卵やトーストを焼いたり「熱っ!」と叫んだりでちょっと騒々しい。
静かな雰囲気の方が好きなんだけど、慣れてしまえばこの騒がしさも味だなと思う。
551 :
名無しより愛をこめて:03/10/05 08:59 ID:PwaXsg0u
待っている間、カウンターの端に目をやる。
綺麗に飾られた写真立て。そこに貼られた笑う少女と少年の姿。
店主の最愛の家族だそうで、仲の良さそうな子供達の笑みに、
見ているこちらもにこやかな気持ちになっていく。
ふいに軽い旋律が浮かぶ。
忘れない様に鍵盤を思い浮かべながらテーブルの端を軽く叩いて
指先に即興の曲を記憶させる。
「あ、ごめん。イライラさせたみたいだけど、そんなに待たせたかな?」
違うって。
注文の品を並べながら、今日はあいつ遅くなるんだってねーとか、余計な事を喋る城戸。
あいつの友だと知って気安い態度になるのも、悪気は無いのが判ってるから気にしない。
穏やかな日の、穏やかな午後。
たっぷりのミルクと香辛料の入った茶のおかげか少し眠くなった。
目をつぶると、女の子と男の子が動物園で遊んでる所が浮かぶ。
レイヨウやシマウマやメガネザルを指差してキャッキャッと喜ぶ少女。
微笑みながら、一つ一つ指差す動物の説明をしている少年。
ありえないぐらい大きな蟹とか、ヌイグルミの様なサイとか、
いつのまにかそういったマンガのような動物と一緒になって
子供達が遊んでいる。
遊ぶ子供達の姿に合わせて、旋律も次々に浮かんできた。
552 :
名無しより愛をこめて:03/10/05 09:06 ID:PwaXsg0u
目を開けると、何時の間にかあいつが赤いエプロンを付けて注文を取ってる。
「いつ来たんだ?」
「かなり前だが…。出先の喫茶店でうたた寝か。ふ。いい身分だな」
「今日は、暖かくて気持ち良い日だしね」
「ただいま〜。あらユーちゃん、来てたのぉ?」
「ただいま…」
買い物袋を抱えて店主達が帰って来た。
おばさんはお気に入りのテーブルに座ると、常連客と談笑を始めた。
いつも鮮やかな民族衣装をまとって、口に出すのは豊富な秘境探検の話題。
見てるだけで飽きない面白い人だと思う。
店主は叔母のはしゃぎ声に微かな笑みを浮かべると
仏頂面に戻って食材を棚に収め出した。
即興の曲。
曲に合わせて少女と少年は成長していき…やがて…
店主の隣に彼の妹が並んで笑顔で皿をふく光景を思い浮かべる。
でもそれは。文字通り夢想でしかない。
――彼女は子供のままだから。永遠に。
今日は、ぽかぽかと気持ち良い。また緩いまどろみに引き戻される。
作ったばかりの曲を蓄音機にかけながら、そこに居る筈の無い少女が
楽しそうに「いらっしゃいませ!」と出迎える姿が見えた気がした。
I・NO・RI (FIN)
連続してsageが入ってなかった ∧‖∧
優衣ちゃん、もう戻ってこないんですね…せつないっす。
/⌒ヽ
/ ´_ゝ`) ちょっと
>>555もらいますよ。(スレチガイスマソ)
| /
| /| |
// | |
U .U
何というか、「――彼女は子供のままだから。永遠に。 」のところにじーんと来ました。
あぁ…アトリっていいなぁ…。・゚・(ノ∀`)・゚・。
>554-555
感想ありがとうございます。あの曲が流れる中で優衣ちゃんだけがそこに居ないのは寂しかったので、
通りすがりに「そこに彼女も居て幸せに笑ってる所を想像してみる」人が居てくれる話を書いてみました。
401、事務所、花鶏…。次はどこでしょうね。焚き火のある野原?会社?
>550-552
久々に来てみたらいいSSが上がっていてうれしい!
よかったよ、とっても。まさか雄一視点とは。
花鶏でバイトした奴らが4人とも健在なのが嬉しい。
でも、東條は丸顔だけど太ってはいないと思うぞw
>557
どうもです。あの店主と店員と常連客の居る喫茶店が本当にあったら、連日大繁盛な気も。
>でも、東條は丸顔だけど太ってはいないと思うぞw
実は、ゆるゆると平穏な日々が続いたせいで幸せ太r…(ごめんなさぁぁぁぁぁい!!)
_, ._
( ゚ Д゚)
( つ旦O
と_)_)
_, ._
( ゚ Д゚)
( つ O. __
と_)_) (__()、;.o:。
゚*・:.。
_ _ ξ
(´ `ヽ、 __
⊂,_と( )⊃ (__()、;.o:。
゚*・:.。
559 = 紅茶を飲んでうたた寝する雄一
561 :
名無しより愛をこめて:03/11/04 23:44 ID:tyO0o5mq
書きこ
次を期待中
新作まだ?
待ってます
565 :
名無しより愛をこめて:03/11/28 12:51 ID:Ta83wyap
期待してます
566 :
名無しより愛をこめて:03/12/04 22:54 ID:Od0dqiG7
まだまだ終わらんよ
567 :
名無しより愛をこめて:03/12/04 23:16 ID:6u1bWvw+
_, ._
( ゚ Д゚)
( つ旦O
と_)_)
_, ._
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( つ O. __
と_)_) (__()、;.o:。
゚*・:.。
_ _ ξ
(´ `ヽ、 __
⊂,_と( )⊃ (__()、;.o:。
゚*・:.。
>567
2度寝かい?
Open your eys. Next 13riders.
バットマン、デアデビルみたいなの作ろうかな。
571 :
テスト:03/12/20 10:02 ID:Da1JTm7k
まだ書き込めるかな?
ヒーローものいいなー!
続きを期待するかも
574 :
名無しより愛を込めて:04/01/01 17:51 ID:oJdGot14
一応プロローグ完成
「ドラグマン」(仮)序章
oreジャーナル屋上、真司が立っている。
ナレーター「城戸真司、今日は彼にとって最悪の日だった。両親の命日、彼は幼い頃
犯罪者に両親の命を奪われ、その日から彼の夢に赤き龍が現れた・・・暗闇の中にうっすらと
見える赤き龍・・・・・そして彼は肉体的にも精神的にも強靭になろうと決心した・・・・」
真司の携帯に連絡が入る
真司「?」
電話に出る真司
島田「真司君、誘拐事件発生よ、場所は・・・・・」
真司「分かりました。」
携帯を切り、隠しエレベーターから秘密の地下へ行く真司、空には龍の紋章が
ナレーター「この物語は、犯罪と戦う一人の男の物語である!」
地下室、スーツを着る真司、そのスーツは少し赤みのかかった黒いスーツ、胸には龍
の紋章が描かれ、ベルトには長方形のエンブレムの中に龍の紋章が描かれていた。
仮面は西洋の騎士をイメージしたものらしい(龍騎のマスクが真っ黒になり、赤い目が小さくなっただけ)
夜の街中を走る車ともバイクともつかないマシン(これも黒いライドシューター)
島田「犯人は蜘蛛の様な姿をしていて蜘蛛の糸のような物を出す特殊な銃を所持して
いるそうよ、ナイトもそっちに向かっているわ。」
ドラグマン「分かった。」
島田「気をつけて。」
島田との通信を切り、スピードを上げるドラグマン
犯人のいる廃墟、ドラグシューターがやって来る。
ドラグマン「須藤警部。」
振り向く須藤
須藤「ドラグマン。」
ドラグマン「犯人は?」
須藤「身代金5万を要求してきました、現在あの廃墟に立てこもってます。」
ドラグマン「あまり高値では無いな。」
須藤「それもそのはずですよ、奴は塾の一室の子供たちを全員さらったんですから。」
ドラグマン「塾の講師は?」
須藤「あの銃で体の自由を奪われたそうです。」
ドラグマン「さらわれた子供達は何人いる。」
須藤「十人、恐らく一日一人ずつ身代金と交換するつもりです。」
ドラグマン「分かった。」
そう言ってドラグシューターに乗るドラグマン
ドラグマン「ナイト、聞こえるか?」
ナイト「ああ、よく聞こえる。」
ドラグマン「お前は警察と行動しろ、俺は建物の後ろに周って内部に突入する、以上だ。」
ナイト「オーケー、オーケー、しっかりやろうぜ。」
廃墟の裏、ドラグシューターからドラグヘッドのアンカーを飛ばし、アンカーを伝っ
て建物内に進入するドラグマン
576 :
名無しより愛をこめて:04/01/08 23:33 ID:sV9tuQCU
続き期待age
ヤヴァイ!こないだ吹き替えレンタルのの●ッ卜マン見たもんだから、
真司のセリフが竹中直人声で脳内再生されるゥ!>ドラグマン(仮)
建物屋上、犯人が警官達を見下ろす。
犯人「へへへ・・・・・今日はあの龍野郎は居ないな。」
ドラグマン「私の事か。」
犯人「!!!」
振り向いた犯人をつかさず殴って気絶させるドラグマン。
建物前、犯人を包んだ袋がぶら下がったパラシュートが降りてくる。
須藤「取り押さえろ!」
いとも簡単に取り押さえられる犯人。
ドラグマン「須藤警部!」
須藤「ドラグマン!」
10人の子供と歩いてくるドラグマン。
ドラグマン「この通り、人質は全員解放しました。」
須藤「ありがとう。」
ナイト「やっぱり最後はこうなるんだよな。」
ドラグマン「さ、帰るぞ。」
ナイト「どっこい。」
走り去って行くドラグマンとナイト。
続
だめだ…ボディブローのようにじわじわ効いてくる<ドラグマン
どっこいマンセー
580 :
名無しより愛をこめて:
ドラグマ━━━━━━○(゚∀゚)。━━━━━━ン !!