1 :
名無しは無慈悲な夜の女王:
2 :
名無しは無慈悲な夜の女王:03/10/10 14:26
「深夜の万国博」が一番いいと思う俺は異端者だろう。
3 :
名無しは無慈悲な夜の女王:03/10/10 14:35
「家」(新潮文庫「将軍が目覚めた時」収録)
何十回も読み返したよ。すごい世界構築したなと思った。筒井作品の白眉。
4 :
名無しは無慈悲な夜の女王:03/10/10 20:30
あ、「家」好きがいるw
「伝馬船」の読み方が分からずっと
「でんぱせん」と読んでいたもどかしい中学生…。
筒井読者なら「家」きらいな香具師探すほうが難しいと思われ。
あ、嫌いな方いらしたらすいません。
初めてそんなこと言われてチョト感激した…!
元童話作家志望の知人がたまたま読んだ筒井作品が「乗越駅の刑罰」らしく
どんなに私の好きな他の作品すすめても、絶対読んでくれない。・゚・(ノД`)・゚・。
不条理とか理不尽なのがイヤだとか
(私だって「走る取的」は嫌いだけどさ、そういう問題か?!)
「家」「夢の検察官」を話すと興味あるらしいのになぁ
しょせん江國カヲリ読者には無理なのか・・・
7 :
名無しは無慈悲な夜の女王:03/10/10 22:00
結局こっちが正嫡?
8 :
名無しは無慈悲な夜の女王:03/10/10 22:12
不条理理不尽が嫌で「物語」という仕事に携わろうとするなんて
>8 ドーイ
>6
漏れの友達も筒井だけは読まないよ、漏れが最初に読ませたのが
「俗物図鑑」だったから。「キモチワルイ」と一蹴されたw
人には適性がある、と知らなかった厨房のころの話だ。
今そいつに「パプリカ」勧めても読もうとしないからなー。
夢分析とか大好きなくせに。
むかし父親から本棚に並ぶ筒井作品を指さしながら「こんなもの読んでたらキチガイになるぞ」といわれま
した。漏れがいない時に少し読んでみて相当に腹が立ったらしい・・・
「乱調文学大辞典」読んで爆笑しますた
>9
私が初めて読んだのはまさに俗物図鑑でしたが…
世の中いろいろだな
ところで唯野教授がきっかけでハイデガーとかフッサールに手を染めた香具師はいますか?
14 :
名無しは無慈悲な夜の女王:03/10/10 23:30
岩波とかの記号論の本をちょっと読んでみたくらい
15 :
名無しは無慈悲な夜の女王:03/10/11 17:20
駝鳥がいまだにトラウマだ。
(いや、すきなんだけど……)
「ヒストレスヴィラからの脱出」夢に見そうで激しく鬱。
17 :
名無しは無慈悲な夜の女王:03/10/12 14:13
筒井デビューが消防で「霊長類南へ」、厨房で全集リアルタイム購入という私はどんなもんでしょう?
初見は厨房でデビュー作は「歌と饒舌の戦記」だった。
妙な入り方をしたもんだ。
小学生か中学生のころ見た映画版「乗越駅の刑罰」が初めての筒井作品との出会い。
見終わったあと親父に、「何かわけわからんな」と言ったら
「原作の筒井康隆っちゅう人はこういうわけわからん話ばっか書く人やけん」と言われたのを覚えている。
20 :
名無しは無慈悲な夜の女王:03/10/12 19:39
漏れは姉貴に薦められて「笑うな」を読んだのがデビュー。
「笑うな」デビューの人って意外に多いみたいね。
ショートショート集で読みやすいからか
22 :
名無しは無慈悲な夜の女王:03/10/12 20:04
「にぎやかな未来」だったなあ・・・
23 :
名無しは無慈悲な夜の女王:03/10/13 17:34
俺は星新一を読み尽くして筒井康隆に移行。
やはり「にぎやかな未来」から。次が「笑うな」かな。
俺は虚航船団だったかな。
凄い衝撃だった。
自分も星新一から筒井に移行だから「笑うな」(文庫)デビューです。
厨房で全集購入という
>>17は羨ましい。裕福だったのだろうなぁ。
大学に入り、文庫からハードカバー購入へと移った時期は嬉しかった。
初ハードカバーは予備校時代に思い切って買った「虚航船団」。
当時いっぺんに小遣いがなくなった。
あの本は、栞の紐が2本あったので便利だったなぁ。
高校の国語便覧だと「虚航船団」の読みが「ココウ センダン」に
なってるんだけど、これってもしかして「キョコウ センダン」じゃなくて
「ココウ センダン」が正しい読みだったの?
「虚人たち」ももしかして「コジン タチ」が正しかったとか?
やっべー今までずっと「キョコウ センダン」とか言ってたよ。
恥カキまくりですな。
27 :
名称未設定たん:03/10/13 20:33
「キョジン タチ」「キョコウ センダン」が正しい。
「巨人たち」や「虚構」といった「元ネタ」が無意味になってしまうではないか。
にしてもその国語便覧、どこが出してるんだ。w
つうか虚航船団が国語便覧に載っているとは……
29 :
名無しは無慈悲な夜の女王:03/10/13 21:58
>>13 はい、ここにいます。
難しくてまもなく挫折したけどw
>>25 >厨房で全集購入という
>>17は羨ましい。裕福だったのだろうなぁ。
17じゃないけど、俺も中学時代にリアルタイムで全集買ったよ。
函入りで一冊1500円だったから,中学生の小遣いでも頑張れば買えた。
今ではブックオフで百円。
漏れのガッコで使ってるやつは唯野教授が載ってますた。
33 :
名無しは無慈悲な夜の女王:03/10/16 02:07
全集って言えばさあ「SF教室」ってはいってたっけ?
入ってましぇん。
35 :
名無しは無慈悲な夜の女王:03/10/16 17:54
「SF教室」持ってる。箱入り。
そういえば最近古書店でも見ないな・・・
36 :
名無しは無慈悲な夜の女王:03/10/16 19:08
ほしい
みなさん、お歳はいくつですか?
38 :
名無しは無慈悲な夜の女王:03/10/18 01:21
31
39 :
名無しは無慈悲な夜の女王:03/10/18 14:40
36
40get
電車だのはがきだのの広告を見ると「にぎやかな未来」を思い出す35歳
やらずの20歳
16
やっと俺の番だ、本厄はなんとか超えたが…
井戸時計店の例の時計、俺の時間はあとどれ位だべ?
40になったよ。体力落ちたな
32になってたような気がする。
巫戯けてんじゃなくて、マジで漏れの時間は
1997年から止まってんじゃなかろうか。
(それじゃあ2ちゃんはない訳だが)
井戸時計店ってどれに入ってる何の話だっけ?
やばい。薬出されすぎなのでは・・・
「脱走と追跡のサンバ」が出展。
そして、実物を見るまでドタバタ脱獄モノだと思っていた漏れ、逝ってよし。
皆さん、浅いですネェ。。。
きっと井戸時計店ってのも字義通りに
井戸時計店としか解釈してないのでしょうね。
あなたたちにとっては「井戸時計店」でも「下駄時計店」でも
「水車時計店」でも同じなのでしょう。。。
「井戸」は「イド」つまり、心理学用語の謂うところの「イド」から
来てるわけで、そういう深い部分が分からない人には
筒井作品は無理でしょうね。
おい、痛いのが来たぞ。
そのくらいわざわざ騒ぎたてるほどのこともない「常識」なのにねえ・・・
ハッ。そうだったのか。
今考えてみればそうか、大人になっても2度美味しいな筒井。
しかし「洞察が深い」のと「コミニュケーション能力が高い」のと
「痛い」のがイコールではない事も分かったw
>48
それに気付かずに読んでるほうが少数派。
つか、煽りだろ?低レベルの。
とか思ってたら
>>51よ、おまえは本気で今気付いたのか・・・
53 :
名無しは無慈悲な夜の女王:03/10/22 00:35
説明してもわかんない香具師だっていると思われ
ごめん、ごめんよ〜。
新井素子とか赤川次郎とか読んでたアホな生徒だったさー。
今は澁澤文庫読破して寺山に移行中。
そんな漏れも哲学の講義でA取るまでに成長したので
今回は見逃してくらさい。
「敵」を筒井のエッセーだと思って読んでいた俺は逝ってよしですか?
幸せものです。
58 :
名無しは無慈悲な夜の女王:03/10/22 07:46
>>48の「「イド」なんて知ってるのは俺くらい」という思いこみが痛すぎるだけ。
筒井ファンなら、イドくらい知っていると思うのは俺だけ?
まあ、48はきっと・・(y
高坊のオレはイドの意味なんて知りませんけどね。48さん教えてくださいな。
>>48は実は「イド」が心理学用語であるという所までしか知らない。
62さん知ってます?
井戸を開けるとなかからお菊さんだの昔落としたボールだの
女と女だの弘法大師だのスーパーエゴだのどろどろしたもの
がたくさん出てきて、それに押しつぶされそうになるのだよ
65 :
名無しは無慈悲な夜の女王:03/10/22 13:49
へふー、よく分かりませんがありがとうございました!
むかしは「禁断の惑星」という映画がSFファンの基本アイテム
だったので、イドは常識的知識でしたな
おいどの怪物はヨコジュンだっけか
筒井の短編に、「イドの館」みたいなの、無かったっけ?
深層心理が具現化する屋敷に逗留するやつ。タイトル失念・・・
「二元論の家」だっけ?
70 :
名無しは無慈悲な夜の女王:03/10/22 22:21
ヘニーデ姫、なんてのもいたな。
>69
おお、名称未設定タンにレスされたのが嬉しいっすw
最近筒井スレで見かけなかったような気がする。
スッキリした。ありがd
>70
ナイスキャラだったのにあっというまにあぼーんだったなー。
けど女の思考ってあんな感じかも、と思う。自分が女で、
まさにああいう風に思考してるから。すげぇ筒井。って思った。
72 :
名無しは無慈悲な夜の女王:03/10/23 00:02
わは、はは、ははは、わははは。藻前、ヘニーデ姫のイメージで脳内満杯だろw
>>72 てか漏れそんなに非アクティブだったかな。ROMなら毎日してるけどw
・・・てかこないだからここ見ると「おいどいど」ばかり浮かんでくる漏れは逝ってよしでつか。
イドは厨房でも知ってるヤツは知ってる。
なぜならSFCゲーム「ロマンシングサガ」でイドブレイクという技があったからだ。
75 :
名無しは無慈悲な夜の女王:03/10/23 21:58
そうだそうだ。
ドラクエにだってイド魔人ってモンスターが出てきたぞ。
76 :
名無しは無慈悲な夜の女王:03/10/23 23:35
高校の時部活の顧問が紹介してくれて筒井を知ったよ。
最後の伝令を貸してくれた。SFはスターウォーズとかエイリアンだと思ってた16の夏・・・。
衝撃を受けたよ。
ちなみにこんな板があるのは今日知った。
>>76 若いんだね。いいね、高校のときに最後の伝令読めるなんて。
手放しで羨ましいよ・・・・きっと、そんな多感なころにそれを読んで
さらに歳を重ねたころに読み返すと、全く違った印象を受けるんだろうなあ。
漏れも高校生に戻って今から筒井読破しなおしたい(つД`)
>>77 今、21です。
ここを見てファン層が結構高い事に始めて気づきました。
最後の伝令読んでからすっかり筒井ワールドに魅入られて暇さえあれば
本屋で探してます。最近笑犬楼を読んで断筆してた事を知りまたびっくり。
若けぇぇ〜ッッ!!
断筆してたことを知らない読者も出てきたのか…。漏れも年取るわけだw
76さんに訊きたい。
筒井の日記に出てくる「おニャン子」ってどう思いますか(藁
あと、「プッツン」も(藁
執筆時の流行語を使うのは別に気にならないなあ。
>>80 断筆といえば・・・
なんであったか、癲癇〜断筆の経緯について「ろくにこれまで書いてきたものも読まずに『なぜ文章で闘わない』
というひとがいる。これまでさんざん書いてきたのにどうにもならんから断筆するのだ」
といった主旨のこと書いてたとおもう。
でさあ断筆について某日テレの朝のワイドショーで米森なんじゃら(物故してるはず)がまさに「なぜ筆で闘わない
のでしょうか」なんていってたの聞いて笑ったなあ・・・
ショートでは「会いたい」が好き。
エロい表現がまったくないのに、雰囲気がエロチック。
>>81,82
おニャンコ?おニャンコクラブですか?工藤静香と渡辺真理奈位しかわからないです。
プッツンは最近だと広末涼子がおかしくなった時週刊誌とかが多用してましたね。
筒井の凄いのは読んでてこういう単語で時代を感じさせつつ今に通用するっていうか今を予言している所
ですかね?最後の喫煙者とか。
87 :
名無しは無慈悲な夜の女王:03/10/24 15:03
『末世法華経』って、今読むとあの当て字が2chっぽくて笑える。
>86
なんだ、リアルタイム読者じゃなくても大意は伝わるもんだな。
安心したw
warata
あっはっはっはっ
92 :
名無しは無慈悲な夜の女王:03/10/26 17:33
オレは「パチンコ必勝法」と言う短編がスキだなあ
93 :
名無しは無慈悲な夜の女王:03/10/26 20:23
>>92 あれは江口寿史が「すすめ!パイレーツ」で完璧にパクってたね。
94 :
名無しは無慈悲な夜の女王:03/10/27 06:05
「経理課長の放送」は衝撃だった
95 :
名無しは無慈悲な夜の女王:03/10/27 10:31
博士がパチンコで 千円スッタ。
97 :
名無しは無慈悲な夜の女王:03/10/27 16:33
>94
思い出しても笑える。
課長のヤブレカブレぶりが最高だったな。
「もうだめぽ」のアーキタイプではないかと
99 :
名無しは無慈悲な夜の女王:03/10/27 17:48
★H大好きなサークルを作りました。リッチ女性多数、
地域、年齢不問、全国OK、Hが大好きな男性、
リッチな異性を求めている男女。望み叶えます。
すぐにステキな女性を紹介します。
オフィスグローバルミラ 山口洋子
■◇■
[email protected]■◇■
>>100 考えたら、2ch発のDQNが、色々とメディアで
問題になってるけど、筒井さんの小説のほうが、
先だし、面白い。
あちこちで話題になってた「俺書く」スレは「電脳筒井線」の
発展系ではないかと思う。読者の意見を貪欲に取り込み
作者批判をしたものを容赦なく作品中で痛めつける。
考えすぎか。逝ってくる・・・
103 :
名無しは無慈悲な夜の女王:03/10/27 19:27
「乗り越し駅の刑罰」
104 :
名無しは無慈悲な夜の女王:03/10/27 21:44
「その情報は暗号」を吉田照美のラジオにパクって投稿した奴がいたけど
吉田照美は「はぁ?なんだよそれ」てなこと言ってたな
知らない奴は単なる素人投稿だと思うんだろうなやっぱり
筒井読者だったら、筒井っポイなとは感じるんだろうけど
テルミーが筒井読んでるなんて想像できないしな
読んだとしても筒井作品の暗部がピンとこないんじゃないかなあ
でもおづらさんは筒井読めると思うw
107 :
名無しは無慈悲な夜の女王:03/10/28 11:46
厨質問で恐縮でつが、ドビンチョーレって何デスカ?
教えてエロい人(´Д`)ノ
>>108 ニューウェーヴSFのことじゃないかな。
110 :
名無しは無慈悲な夜の女王:03/10/30 21:29
>>108 評論家のカンチョーラ・エンガッツィオ女史
脱走と追跡のサンバ
薬菜飯店は何度でも読みたくなるが、
顔面崩壊は二度と読みたくない。
どちらも凄い衝撃だったのだが。
114 :
名無しは無慈悲な夜の女王:03/10/31 06:42
虚構船団、幻想の未来は衝撃受けたし、旅のラゴスは泣けた。役者はやってほしくないけど、筒井康隆はやっぱ天才だと思う。
>108
熊の木沿線にある旨い蕎麦の喰べ方で、
七味のかわりに山椒他の薬味がたっぷりかかった鴨肉と山菜の蕎麦。
元祖のメニューは「土瓶じょれ」とあるが
地元では大体ドビンチョーレと訛って発音し
鰻以上に精力がつくので子宝に効果ありの言い伝えがある。
ちなみに本家の店以外は、山椒だけで効能はないらしい。
↑
アハハ、アハ、ハハハハハ
117 :
イギ− ◆od0qY8Ss/. :03/11/03 13:33
いま筒井康隆がNHKに出てる。
演芸大賞の審査員の一人。
118 :
名無しは無慈悲な夜の女王:03/11/03 13:45
しかし若手芸人つまらん
ただ騒ぐだけでドタバタにもなっていない
ガンマ・ジーゼル万歳
「笑犬楼よりの眺望」で筒井さんが予言してたな。
…嘆かわしいことにほぼ的中ときたもんだ。
……………………
「俗物図鑑」
((((;゚Д゚))))ガクガクブルブル
122 :
名無しは無慈悲な夜の女王:03/11/08 21:35
「編集会議」の「わたしの好きなコラム」て企画で、唐沢俊一が「狂犬楼の逆襲」を挙げてたよ。
でも「噂の真相」ももうすぐ終わりですね。
狂犬楼は毒吐いてないよなあ
笑犬楼は毒吐きまくりでおもしろかった
124 :
名無しは無慈悲な夜の女王:03/11/09 02:44
身体にぶつぶつが出来る話が収録されてる本の題名ご存知の方
教えていただけませんか?
ここでage荒らしが登場する。彼は気が狂っていた。
126 :
名無しは無慈悲な夜の女王:03/11/09 05:46
>>124 「かゆみの限界」のことかな。
新潮文庫「くたばれPTA」に入ってる。
彼は何度もうなずいた。「じゃあ、君がage・荒らしだったんだね」
age・荒らしはその夜自殺をした。
>>126 レスどうもです。どうやら顔面崩壊のようなんですが本屋探しても
見つかりませんでした。未読だったんで「くたばれPTA」買いますた。
129 :
名無しは無慈悲な夜の女王:03/11/10 22:45
>>128 「顔面崩壊」ならば「宇宙衛星博覧會」に収録されてるよ。
130 :
名無しは無慈悲な夜の女王:03/11/12 01:05
>>129 「宇宙衞生博覧會」。
さらに、絶版なので、通常入手不能。
こんな傑作短篇集を絶版にする新潮社はどうかしている。
絶版なの!?アレ。
信じられん…。個人的に
「引越したりして失くしたら迷わず買いなおしたい筒井文庫ベスト10」
なのに。
>>131 知らんけど文庫は絶版じゃないんじゃない?
>宇宙衛星博覧会
本屋をマメに回るか
ブクオフを探すか
図書館でハードカバーを読むか(表紙はこちらの方が豪華wだぞ)
>>130 嘘…絶版してたの!?実家のダンボール掘り返さないと…
捨てられてるかも…
>さあ待望のドタバタ筒井ワールドが始まるぞー
わろた
ヘルキタ────(゜∀゜)────!!
今日買えたぞ、ヘル
ヘルキタ────(゜∀゜)────!!
リアルタイムは初めてなんで非常に感慨深いものが。
地獄とは神の不在なり テッド=チャン
SF板だから言うけど
ヘルはつまらんよ。
舞城の阿修羅ガールを評価した上で
いかんせんおもしろくないといってたけど
おなじくらいつまらんよ。
ヘルはまぁ、何というか、
小説の内容の如く、作品自体が、
日常生活にふとできたニキビみたいな(nanntetatoeda(w感じだから、
物語性がない罠〜。
始まりもしなければ終わりもしてないし。
CXのトリビアの泉に出てた。
風呂の排水口にキンタマ吸い込まれて、風呂を壊した助かったって本人が。
ネタでしょ?
ネタでしょ。
あれ、ロアルド・ダールの本を元にしてたはずだし。
壊した、はネタだろ。だから伝説と言った。
「『壊した』というのはデマである」このフレーズ、どの本だったかな。
わが筒井との出会い『乱調文学大辞典』や「陰悩録」を再読したくなった。
で、タマが吸い込まれたのは本当の話ですか?
以前タモリがいいともでこの話をしてて、無理に引っこ抜いたら
タマの周りにワッカの痕がついていたって言ってたよ。
吸い込まれた、までは事実だと思ってたんだけど…
栓を抜いて穴を穴にあてがうとキモチイイなんて描写が妙にリアルだし
>>144さんの言うダール読んでないんだけどひょっとしてそれが元ネタなんですか?
>穴を穴にあてがうとキモチイイ
これって大江健三郎じゃなかったっけ
>146
『狂気の沙汰も金次第』の「睾丸」。
それによれば吸い込まれたというのは事実で、永六輔氏がエッセイで「風呂を壊した」
という尾鰭をつけたらしい。
>>150 トンクス。
てか他板の筒井スレもみんなきんたま一色でワラタヨ。
152 :
名無しは無慈悲な夜の女王:03/11/23 08:55
夢の木坂分岐点が好きだー!
ううーん、旅のラゴスかなぁ。
154 :
名無しは無慈悲な夜の女王:03/11/23 22:44
七瀬三部作、パプリカ、朝のガスパールが個人的にはベスト3。題名忘れたけど、主人公が徐々に狂ってしまいには化粧品鍋で煮たりするやつがショートショートでは一番印象深い。なんていう題名だったかな…
155 :
名無しは無慈悲な夜の女王:03/11/23 23:14
驚愕の荒野が好きだ
虚構船団も
今更好きな作品羅列かよ!!!呆れるなおまいら!!
さんざんガイシュツなんだよそんな話題はよお!!
俺は夢の木坂分岐点が好きだな。
>>154 主人公が女だとすると
「君発ちて後」
かな
158 :
名無しは無慈悲な夜の女王:03/11/24 22:26
>>157 そうだった!これってかなり昔の作品ですよね。
最近は書店でも筒井の作品はあんまりおいてなくて、もう筒井は枯れたのかもとか思ってたけど、愛の左側読んだら久々にはまった。まだ書けるんだな
>>155 実験的な作品が好きなんですね。
もしくは白紙が好き。
虚人たちも好きなんじゃないでつか?
家族八景を読んで、文章に本気で恐怖した。
161 :
名無しは無慈悲な夜の女王:03/11/27 17:58
「フラストレーション」がベストフェイバリット。
小説を読んで腹がよじれる体験と言うのは、この作品で初めて味わいマシタ。
また折れは、「郵性省」と「オナンの末裔」を加えた三作を、オナニー三部作と勝手に呼んでいます。
そういや、女友達に「フラストレーション」を読ませたら、1週間ほど口きいてくれなかったっけ・・。
162 :
名無しは無慈悲な夜の女王:03/11/27 18:11
俺は「村井長庵」を女友達に読ませたら、
「なんと言っていいか判らない」と言われますた。
一番好きなのは、朝ガスだな。
新聞連載は途中でパスしたけど、単行本を読んで震えが来るほど感動した。
親には、「訳分からん」と言われたけどなー
164 :
名無しは無慈悲な夜の女王:03/11/28 01:00
朝のガスパールの単行本には、新聞連載の真鍋博の絵をできれば全部収録してほしかった。
レベルの違う虚構の壁が崩れていく過程はほんとにゾクゾクする。ラストの方でパプリカの世界とリンクするのもいい!
165 :
名無しは無慈悲な夜の女王:03/11/28 13:36
>162
私は 長庵先生から入りましたよ。
その友達に次にすすめられたのが 九月の乾き でした。
凄くすてき。
166 :
名無しは無慈悲な夜の女王:03/11/28 14:28
驚愕の荒野は読後に震えが走ったな。
自分が虚構の中に取り込まれた感動。
短篇だと「遠い座敷」が好きだなあ。
まともな日本語に直すとしたらどうなのだ。
>さりげなく舞台はクォールですしね。
こんなもんか?
律儀な人だな
172 :
名無しは無慈悲な夜の女王:03/11/29 02:41
なんじょれ熊の木
かんじょれ猪木
ブッケブタラカ ボッケ(略
173 :
名無しは無慈悲な夜の女王:03/11/29 06:46
虚航船団を読み終えたが、まったく頭に入らず意味不明、何も残らなかった。内容も全然覚えていない。作者の意図も解らん。これは一種の拷問ですか?
>>173 気にすんな。おまえには理解できなかっただけだ。
175 :
名無しは無慈悲な夜の女王:03/11/29 10:06
ここは居心地のよいインターネットですね。
しかし『残像に口紅を』が話題に上らないのは寂しい限りだ。
あれこそ筒井さんのモチベーション(物質-ここでは次第に消えて
ゆく文字-そのものに対する感情移入の読者への強制)が
超一級のエンターテインメントとして結実した精華であると思うのに。
つまり実験的であると同時に、読んでて面白いですよ。
『巨根船団』は、俺、学生のときに読んで入りきれなかった。
>175
再読すると違うかもしれませんよ>巨根船団w
当時のエッセイなど合わせて読むとまた。
残像に口紅を、については全く同意見。
残像に口紅を、はベストタイトル賞だな。
表紙も何やら物悲しくてよろしい。
178 :
名無しは無慈悲な夜の女王:03/11/29 13:57
>>176 おお同志!ブルハンハルドゥンナ銃撃ちまくり(祝砲)。
うん、『虚構船団の逆襲』は面白かった。大分後で読んだんだけど。
なので俺の中では『虚構船団』そのものより、それに対するマスコミ
その他の反応と、さらにそれへの氏の逆襲の方が面白かったりする。
尤もあれは一連の日記シリーズに近いのかな。『腹立ち半分日記』
とか『日々不穏』、『笑犬楼』『狂犬楼』はちょっと違うか。
でも再読してみます。サンクス。
179 :
名無しは無慈悲な夜の女王:03/11/29 14:09
>>161 先日、妻に『ポルノ惑星のサルモネラ星人』を読ませたら
「クジリモ」だの「マンズリオガセ」だの「ペニスズメ」だの
悪い言葉を覚えて困っておりますw。
退化論とか、ペダントリーの見事さを体験させたかったのに。
180 :
名無しは無慈悲な夜の女王:03/11/29 14:11
>サルモネラ星人
→サルモネラ人間
181 :
名無しは無慈悲な夜の女王:03/11/29 21:14
筒井作品は読むとテンションが上がります。
中学生時分に父の書棚で発見し盗み読みして感銘を受け、現在に至るまでどっぷりハマってる・・・。
(父は全集も持っていて、あたしが読んでると「汚い手で触るな」と言う)
前は玄笑地帯とかダンヌンツィオに夢中とか言語姦覚とかエッセイ(?)が好きだった。
父から何か学んだような記憶はあまりないですが、「筒井康隆」は父から受けた数少ない影響の中の一つです
ちなみに母は全く関心がナイ。
あたしがそのうち結婚して子供生んで、その子が筒井に理解がなかったらちょっと寂しいなー
って低レベルの話ですいません ペコリ
182 :
名無しは無慈悲な夜の女王:03/11/29 21:19
いいよなあ
筒井を読んでる漏れに対して「お前の読んでる本の中身をちょっと見た。なんだあれは」
といきなり言い出し、「このままだとおまえは気違いか人殺しになる」と言う父親を持つもの
としてはさあ・・・
184 :
名無しは無慈悲な夜の女王:03/11/29 22:19
>>181 ダンヌンツィオに夢中に夢中!
特にミシマの例の演説の音声学的解体w
あれは絶対、タモリの四ヶ国語マージャンだよね。
>>181 「大いなる助走」の出だし。
パチンコ店のアナウンスも好きでつ。
>>186 ああああ、どんなんだっけ?
長年かけて集めた筒井さんの文庫、新刊の数々
全部実家においてあるので確認できまつぇん。
因みに『ダンヌンツィオ』のはこんなのw
彼「…もうそれはつねり的ログラムからはずされたんだ…」
野次「おりしまえよう」
野次「おりしまえよう」
もう大好き。
>>187 聴覚での印象をそのまま文章化したという部分が「ダンヌンツィオ」の三島の演説の表現に似ていました。
三島演説の部分を読んだ時、すぐにその部分を連想した。
手元にすぐ書物が出てこないので記憶からですが、
「りとざいます。りとざいます…」みたいな始まりで、「出ます出します出させます。本日も大サーヴィス」風の
パチンコ店アナウンスを言語化してました。(実質数行の短い表現でしたが)
とりあえずあたしという一人称に大変な不快を覚えるわけだが。
『巨根船団』はOKなんだろw?
ローカルルールとスレに沿ってるので、あとはまあアレだ。趣味の問題。
『問題外科』
高校生のときに読んで以来、ウン十年後の今に至るも再読してない
(できない)俺的には稀有の筒井作品。他のものは最低でも2、3回は
読んでるけどあれだけはどうしても駄目。ああ蘇るおぞましさ…
破壊と再生の女神「タトラ」はまさにその象徴であり、タマラが永遠に一才を繰り返す運命にあるという設定は、繰り返される破壊と再生を意味するのでしょう。
そういや筒井がいろんな形でとりあげた本ってなんか読んじゃうんだよな
小説もそうでないのも。けっこうな数の本を教えてもらったよ
イーグルトンは読んだなw あれは筒井読者ならデフォですか?
195 :
名無しは無慈悲な夜の女王:03/12/02 00:17
南米文学マンセーの頃もあったね。
ボルヘス、アストリアス、カルペンティエール…
『予告された殺人の記録』しか読んでないけど。
「いやん」
「いやん」
「あらん」
「あらん」
とかって終わる短編のこの部分が頭に残って離れない。
>>195 いまでもわが読書生活におけるナンバーワン小説でありつづける「夜のみだらな鳥」。
考えてみたら筒井康隆の「「夜のみだらな鳥」なんてすごいものもあるのだが」という一
言から読んでみたんですわ
筒井康隆の書評がなければ、「カチアートを追跡して」なんて本を読むことも無かった。
そして、その小説が「プライベート・ライアン」の元ネタであると気付く事も(後で調べたらマジでそうらしい)。
199 :
名無しは無慈悲な夜の女王:03/12/02 23:58
突然ですが…
珍爆シチュリームが食いてぇぇぇぇぇぇ!
200 :
名無しは無慈悲な夜の女王:03/12/03 00:03
>>198 岩波新書『短編小説講義』も面白かった。
書中で紹介されていた、ビアス『アウルクリーク橋の一事件』だけは読みました。
「人がみな狼だったころ」は?
モチロン読んだよ。
最高傑作だね。
203 :
名無しは無慈悲な夜の女王:03/12/03 01:09
アタイこそが 203高地げとー
>>181 >汚い手で触るな
いいお父さんをお持ちで・・・。
206 :
名無しは無慈悲な夜の女王:03/12/03 07:44
>>200 ああいい本だよなあ・・・
うまい料理がにおいと視覚で味覚中枢を刺激するように
筒井の紹介は読書中枢刺激するのよね
あれもこれも読んでみよう、って・・・
207 :
名無しは無慈悲な夜の女王:03/12/04 00:42
>>206 >筒井の紹介は読書中枢刺激するのよね
毛出し名言。『唯野教授』なんかもそうかな。
でも欠点は氏の解説が面白すぎて読んだ気になっちゃうこと。
『短編小説』でも、マーク・トウェイン『頭突き羊の物語』
ローソン『爆弾犬』なんか、解説だけで爆笑して最早オリジナル
読む気全くなしw
208 :
名無しは無慈悲な夜の女王:03/12/05 00:18
新日本探偵社報告書控
が、実のところ一番気に入っているかも。
もちろん虚構船団もパプリカも七瀬もおおよその筒井作品は読んで気に入っているのだけど、
いつまでもいつまでもずーっと後を引いているのがこれなんだよね。
大戦直後の大阪は、親やじじ婆がじかに経験していて、よく話に聞いていたというのもあるけど。
209 :
名無しは無慈悲な夜の女王:03/12/05 11:57
で、皆さん『ヘル』はどうなの?
>>209 面白いとは思うが、夢テーマの作品としては、俺は「パプリカ」の方が好きだ。
作者に比べて40は若い歳のせいだろうが、老いによる死はお題としてまだ理解しがたい。
>209
地味な作品だと思ったよ。実験の範囲を広げるのでなく、
これまでにしてきた実験的な手法を掘り下げる方向の
作品といった印象。
>208
>新日本探偵社報告書控
シブいところだねw 私が唯一読み終えられなかった筒井本・・・
いつも途中で寝ちゃって、また頭から読み返して、を何度繰り返したか。
虚航船団2章より読みにくかった・・・。
>>209 「死」を「理性」が受け入れるまでの準備段階というモチーフが素晴らしい。
若い頃に考えた「死の恐怖と甘美」を、老成してから再度ほじくりかえしたら、
この作品になったというようなところがある。ような気がする。
今の、空前の大不景気も反映していると思うし、それが筒井さんの持ち味だとも思う。
>>211 新日本探偵社報告書控は、わたしも一度読了できずに投げ出したことがあります。
社会人になったからか、それとも読書量が増えたからか、原因は不明だけど、
自分の中に「新日本探偵社報告書控受入態勢完了」のスイッチが入ってた。
もう、「いつのまにかスイッチが入っていた」としか言いようが無い。なめこきつつ読みました。
再読時には、なぜこれを一度は投げ出したのかと吃驚したほど興味を持って読めた。
あなたもそうならないとは限らないと思いますよ。これからも果敢なチャレンジを。
213 :
名無しは無慈悲な夜の女王:03/12/06 19:14
『虚構船団』のスイッチが入らない俺。
>>213 古い作品から読んでいってある時期からオンタイムで著作読んできていたオサーンにはわりと
普通に入れたなあ。
215 :
名無しは無慈悲な夜の女王:03/12/06 21:02
オサーンが登場する。彼は狂っていた。
216 :
筒井初心者:03/12/06 22:50
七瀬三部作などという構成を知らず、
"七瀬ふたたび"を、一冊ものだと思って
読んでしまった。これから家族八景を読むのが鬱だ。_| ̄|○
>212
>自分の中に「新日本探偵社報告書控受入態勢完了」のスイッチが入ってた。
なるほど、ありがとう。私の中でも、そのうちスイッチが押されるのかもしれない。
戦後の情景などにアンテナを向けつつ、その時を待ってみます。
>216
大丈夫。順序が狂ったくらいで面白さが失せる作品ではない。
218 :
名無しは無慈悲な夜の女王:03/12/06 23:48
>>216 三部作って事はタイトル見ただけでは分かりませんよね。「火田七瀬」上、中、下巻とかに改題すればいいのに… 不幸にもエディプスから読み始めた人なんか終盤の方はさっぱりでしょう。
>>217 良かった、順序が狂った程度でも面白いとはありがたいです。
(他人事だから気楽だなおい ( ゚д゚)、ペッ)
>>218 ほんとですよね、
(俺はまだましな方だな。エディプスから香具師は悲惨だな(^Д^)ギャハ)
まあ、そういう改題するのは彼らしくないかもしれませんね。
>>214 俺は、たまたま先に「虚構船団の逆襲」を読んだことで、スイッチオン。
>>219 自分も七瀬ふたたびから読んだ口だけど、普通に楽しめたよ。
木曜の怪談内でやってたドラマ版も七瀬ふたたびのみだったし
一品ものとしても十分面白いと思われ。
ま、
>>219は家族八景のまだ初な七瀬に萌えてこいと。
ちなみに友人はマジでエディプスから読んで挫折してました。
222 :
名無しは無慈悲な夜の女王:03/12/07 13:42
>>218 >「火田七瀬」上、中、下巻
218氏の言や善しだが、ちょっと読みたくないタイトルだw
どうでもいいことだが、漏れは
「七瀬ふたたび」→「家族八景」→「エディプスの恋人」
の順
家族八景といえば、文庫の裏表紙に書いてある「可愛いお手伝いさん」だけで萌えた。
でも読んだあとで吐きそうになった。
224 :
名無しは無慈悲な夜の女王:03/12/07 13:58
>>223 >文庫の裏表紙に書いてある「可愛いお手伝いさん」
そんなものがありましたか。
でも吐きそうになったというのは、なんか分かる。
ヘルなんだけどさ。共学の荒野と蛇癌長と世界観が共通してると思うんだよね。
これ全部包括して長編に仕立てて欲しいと思っているのだが
>共学の荒野と蛇癌長
普通に書け、普通にw
前者はともかく、後者は一瞬悩んじまったじゃねえか。
>>226 同意。一瞬「らくだ」って読んで「?」ってなった。w
どこをどう読んだら「らくだ」になるんだw
なんとなくわからんでもないw>駱駝
テレビで「ムー一族」やってる頃に家族八景読んだので、
漏れの中では七瀬=幼い体型のお手伝いさん=ツインテールのお下げ髪、のイメージが
岸本加世子で永遠に固定されてしまった。
このイメージは今でも修正がきかない。
>>217 時間の問題だと思います。なんかそんな気がする。
>>230 平岡正明は七瀬は山口百恵だと言ってはばからなかった。
岸本嬢にどういう感情をお持ちなのかを存じ上げないので
まあ、あれだけれども、なんとなくそういうことがある、というのも、
わかるような気がする。でもわかったつもりなだけかもしれない。
232 :
名無しは無慈悲な夜の女王:03/12/10 21:05
>>231 山口百恵は菩薩である、か。
多岐川裕美の立場は…
233 :
イギ− ◆od0qY8Ss/. :03/12/10 22:01
筒井と三島が同じ時代に生きてたってのが信じ難いな。
三島は筒井をどう見ていたんだろう。ほかにも川端とか。
234 :
KURUKURU:03/12/10 23:26
>233
筒井康隆のメジャーデビューのきっかけが、江戸川乱歩の推薦だってのも信じられん。
236 :
名無しは無慈悲な夜の女王:03/12/11 21:56
9 名前:名無しんぼ@お腹いっぱい :03/12/11 21:43 ID:qEA3CR91
何で筒井康隆が断筆宣言解除した事で馬鹿ということになるの?
12 名前:名無しんぼ@お腹いっぱい :03/12/11 21:49 ID:9T3bDoLz
>>9 作家が断筆を宣言すると言う事は、死を持って抗議する。
という程重い事なんだ。
それを花々しく断筆宣言しておいて、
実は休筆宣言です、条件闘争です。
というのは、文を生業にしてる人間がやることじゃない。
って事も分からないほど馬鹿で愚かな行為だから。
>236
マルチさんウザいですよ。
「喉も裂けよとばかりに」
「空を掻き毟った」
「まろびでた」
怒りで目の前が真っ赤になった
240 :
名無しは無慈悲な夜の女王:03/12/13 03:54
熊の木本線の意味がいまいちわからないのですけど。
242 :
名無しは無慈悲な夜の女王:03/12/13 19:26
>241
あれは、天皇制批判なの?
>242
俺は241ではないが
何故そう思う?
>243
新人ツツイストなんでけすど
一家の長老の老人が「天皇」
それまで彼を中心にまとまっていた座を、「おれ」の不用意なアドリブと踊りでしらけさせてしまうという結末。
皇室に関しては必要以上に言葉狩りがはびこる現実その他を批評しているのか、と感じたのです。
読み方間違ってますか
そこまで考えて無かったよ…
>244
そんな読み方考えもしなかった古参ツツイストな漏れ_| ̄|○
あれはタンに笑える短編じゃないのか?誰か教えてくれ、30過ぎて
新人ツツイストの読み方に負けてるような漏れに。そういう比喩だったのか?
なんか無性に落ち込む漏れ_| ̄|○
どう解釈するかは自由だから勝ち負けはないと思う
248 :
名無しは無慈悲な夜の女王:03/12/14 09:19
まあ、何をどのように読んでも自由なのが小説だと、氏自身が言っていたと思うし。
面白きゃいいじゃないスか。
249 :
名無しは無慈悲な夜の女王:03/12/14 09:32
>>248 自己レススマソ。
「何をどのように書いても…」だったかもしれん。逝ってきます。
>>244 そういう解釈もできるのか・・・
俺もあれは「普通に面白い」小説だと思ってたよ。
読者には誤読の自由がある
252 :
名無しは無慈悲な夜の女王:03/12/14 19:17
だから普通に面白きゃ十分じゃないスかぁ!
熊の木本線って、夢から着想を得て数秒で細部までできあがったという奴だっけ。
誤読を待ちながら
逆に、裏読みしすぎると、楽しめない小説なのかもしれない。
熊の木は。
イメージを遊ばせる余裕がないとねぇ。
暗喩のみで構成されてるわけじゃないし。
語感の妙と脱構築の笑いを素直に楽しめばいいんじゃないかな。
以上の全ての解釈を許容しているのが「熊の木本線」ではないか
で、「正しい解釈」なんてのを書こうものなら・・・
257 :
名無しは無慈悲な夜の女王:03/12/15 14:33
>255
逆に、単におもしろかったとおもって、後から本当の意味を知ってぞっとする事もあるよね。
258 :
名無し物書き@推敲中?:03/12/15 18:27
《告 知》
【あの名場面が9月10日(工藤の日)に引き続き12月24日に降臨する】
吉野家。「大盛りねぎだくギョク」。2月22日(2chの日)に全国の『吉野家』
で繰り広げられたあの奇跡が、今回は、2ちゃんねる創作文芸板の神様、工藤伸一
バージョンで降臨する。(2ちゃんねる版・ホシヅルの日)
【ルール】
@ 馴れ合い禁止。(一人で来る事)
A 「大盛りねぎだくギョク」を頼むこと。
B 工藤伸一氏が敬愛する、星新一氏 or 阿刀田高氏の著作を持参すること。
(氏の愛読誌、「小説現代」 or 「群像」(いずれも講談社)でも可)
C 会場に指定時間厳守で現地集合。
【日 時】
平成15年(2003年)12月24日(水) 09:10 or 19:10 or 21:10
【会 場】
「吉野家 相模大野店」 神奈川県相模原市豊16−6
2ちゃんねる創作文芸板の神様、工藤伸一氏ゆかりの吉野家。
駐車場がないので交通機関を利用すること。
(てめえの近くの吉野家でも可だよ、ばかやろう)
【交 通】
小田急線相模大野駅下車。北口商店街に出、伊勢丹百貨店前の県道を西に。
BOOK・OFF前、消防署前を経て、「南文化センター前」バス停近く。
【関連レポート(2chの日)】
http://ime.nu/www2.mnx.jp/carvancle/yoshigyu/
259 :
名無しは無慈悲な夜の女王:03/12/15 22:09
皆さん、いろいろと書き込みありがとうございました。
あまり難しく考えないで読んだ方がいいみたいですね。
私も最初は、「おもしろい」小説だと思っていたのですが、「自作ホラー傑作集『懲戒の部屋』」に再録されているのを見て、怖い話なの?と訳がわからなくなりました。
261 :
名無しは無慈悲な夜の女王:03/12/16 23:33
>>260 >自作ホラー傑作集
自作って、そりゃそうだろうw
しかしあの一連の「自選傑作集」、なんかシラける。
「霊長類南へ」「俗物図鑑」「虚船船団」「虚人たち」
はどのような順序で読んだらよいと思われますか?
他に「朝のガスパール」「パプリカ」「邪眼鳥」「敵」などは上の四つの後
に読んだほうがよいのでしょうか?
長篇では「驚愕の曠野」「旅のラゴス」「残像に口紅を」「脱走と追跡のサンバ」
「夢の木坂分岐点」「家族八景」「七瀬ふたたび」「エディプスの恋人」などを
読んでいます。ご教授願います。
虚航船団の間違いでした。
つづきものでなし、順番はどうでもいいとは思うが、まああえていうなら発表順じゃないか?
母子像が好きな人は居ないのですね。
そうですかそうですよね。。
居るよ。
とか言って欲しいのかね。
>>265 母子像は筒井であって筒井でない作風
とか言って欲しいのかね。
>>262 ガスパール・パプリカは4つの前に読んだ方がよいかと。
邪眼鳥・敵はこの順番で4つの後に。
で、問題の4つだが
霊長類・俗物・虚人・虚構の順番で読み進めるのがベターじゃないかな。
虚人の前に夢の木坂の再読をオススメする。
「虚構船団」おわったら「虚構船団の逆襲」もあるから気が抜けないですね。
とはいえ、これは一つの指針として考えてもらって
自由に読むのがベストなんじゃないかとも思う。
筒井作品って体調にも左右されやすいから気をつけて。
>262
「虚船船団」「虚人たち」「朝のガスパール」
これらは発表順に読んだほうが理解しやすいかも。
あとはいつ読んでも無問題。
虚構、虚人あたりは驚愕を再読してからだとより楽しめるかも。
朝のガスパールは電脳筒井線といっしょに読まないとたのしめないんじゃないかなあ
272 :
名無しは無慈悲な夜の女王:03/12/17 22:24
キミィ、好きなように読みたまい。
273 :
名無しは無慈悲な夜の女王:03/12/17 22:48
虚人の前に脱走を再読するのがよい
274 :
名無しは無慈悲な夜の女王:03/12/17 22:54
ドビンチョーレ
>>268 >筒井作品って体調にも左右されやすいから気をつけて。
筒井作品が体調を左右するのだ。
俺は、はじめて彼の作品を読んだ10代前半、知恵熱が出て寝込んだ。
気をつけて。
276 :
名無しは無慈悲な夜の女王:03/12/18 08:48
>>275 漏れの場合、『我が愛の税務署』とか『農協月へ行く』とかで
ヰタ・セクスアリス開始。
ああ、とてもいいわ。
264、268、269、270、271、272、273、274(?)、275さん、
早速のレスありがとうございます。
俗物図鑑(購入済)⇒霊長類 南へ(購入済)
⇒(夢の木坂分岐点・驚愕の曠野・脱走と追跡のサンバ)
⇒虚人たち⇒虚航船団⇒(虚構船団の逆襲)
⇒朝のガスパール⇒(電脳筒井線)⇒パプリカ
⇒邪眼鳥⇒敵
の順番で読もうと思います。
差し出がましいが、パプリカ⇒朝のガスパールがいいと思う。
「筒井線」が手に入らぬと右往左往する262の姿が見えます・・・
280 :
名無しは無慈悲な夜の女王:03/12/18 23:09
「家」ってどういう作品だったっけ?
281 :
名無しは無慈悲な夜の女王:03/12/18 23:10
熱出してみかん食べる話じゃなかったっけ
282 :
名無しは無慈悲な夜の女王:03/12/18 23:11
283 :
名無しは無慈悲な夜の女王:03/12/18 23:16
私は旅のラゴスが一番好きだ。
筒井してないと言う意見も聞く、それもわかる。
でもどうしようもなく好きだ。
何べん読んだかわからない。特に王国への道のエピソード。
112ページを開けただけで涙が込み上げる。
最後の朝もやの中に旅立つ姿は、この目で見たかのように
鮮明に心に焼き付いている。一生読みつづける本だ。
284 :
名無しは無慈悲な夜の女王:03/12/18 23:17
ここ読んでたら再読したくなったよ・・・。
うーん、ほとんど人手に渡ってるからなぁ。
285 :
名無しは無慈悲な夜の女王:03/12/18 23:44
白い田舎道。
286 :
名無しは無慈悲な夜の女王:03/12/19 02:25
漏れもラゴス最高
ニキタ(*゚∀゚)=3ムッハー
287 :
名無しは無慈悲な夜の女王:03/12/19 06:14
俺はカカラニのほうが(*゚∀゚)=3ムッハー
所々爆笑しつつ俗物図鑑は警告の応酬まで読み進みました。
虚人たちと虚航船団は棚になかったので取り寄せてもらいました。
>>278 そうですか。発表順とは違いますが、そのほうがベターなのですね。
>>279 やはりそうでしたか。私もBOOKOFFなどの中古書店に立ち寄る度に筒井本は
チェックしますが、未だに出合ったことがありません。
アマゾンで検索してみたら、
電脳筒井線―朝のガスパール・セッション〈完結編〉
筒井 康隆 (著) 単行本 (1992/08) 朝日新聞
出品者から通常2営業日以内に発送
電脳筒井線―朝のガスパール・セッション
筒井 康隆 (著) 単行本 (1991/12) 朝日新聞社
出品者から通常2営業日以内に発送
電脳筒井線―朝のガスパール・セッション〈PART2〉
筒井 康隆 (著) 単行本 (1992/05) 朝日新聞
在庫切れ
と、出てきました。続き物のようなので、購入するときは三冊纏めて
買わなければならないようです。いずれも単行本で比較的高価なのは
ちょっとした痛手です。在庫切れの表示もあるので入手は難しそうです。
それでも、「電脳筒井線」は「朝のガスパール」をより楽しむには
必須の書なのですよね。レビュアーのかたは
「サイトというメディアの性質のためか本にして読むと狂騒的で未読の山に苦しんでいる。」
と、書かれていますが、三冊それぞれ頁数にして300前後なので読み手がありそうですね。
289 :
名無しは無慈悲な夜の女王:03/12/19 09:04
電脳内ひきこもりが出現したり核爆弾おちたりw
たしかにこれよんでおかないと「朝ガス」の一番の見せ場の面白味が半減かな・・・
>286-287
私はラゴスを萌え要素では見てなかったんですが
たしかにそう言う見方もアリですかね。
萌えキャラといえばニキタ、カカラニ、デーデですか。
ちょっとそれますが、清水義範が「バールのようなもの」という
本の中で、筒井文体のパスティーシュをやってますね。
美都ちゃん人形に萌えw
集団転移(*゚∀゚)=3ムッハー
これで完全にこの物語に引き込まれたという意味でね。
「公衆排尿協会」って、小便を我慢しながら見る夢そのまんま
馬とともに空へ飛翔する場面でダダ泣きな漏れ。
295 :
名無しは無慈悲な夜の女王:03/12/19 19:55
>>290 パスティーシュといえば、ご一同、小松左京の『タイムジャック』は読まれましたか?
それに対する筒井さんの書評も小松左京論として出色の出来。
まあ、よく分からんで書いてますが…
296 :
名無しは無慈悲な夜の女王:03/12/19 20:42
「腸はどこへいった」
筒井康隆の作品でしたよね?
あれは面白かった。
297 :
名無しは無慈悲な夜の女王:03/12/19 22:28
ラゴスはジブリでアニメにしてもらいたいなぁ。
頼みこむに頼んでみるか。
>297
その話は実際にあった。
>295
あー、見てないです。見てみますね。
>298
マジですか!うわー、見たいー。何で消えちゃったんでしょう。
主人公が男なので宮崎勤が断った。
301 :
名無しは無慈悲な夜の女王:03/12/20 01:40
私もかっては筒井フリークでした。そして「ジーザス・クライスト・トリックスタ」の
初演を見て思ったのです。「役者さえやらなければ最高の作家なのに」
断筆宣言でホリプロと契約して、役者の仕事をしてからは作家としても……
いや、ほとんど読んでないです。黙ってハードカバーを買う唯一の作家だったのに
302 :
名無しは無慈悲な夜の女王:03/12/20 02:36
まあ、そうかも知れないけどさ…
まぁ、その、何てんだろ。作家と作品は別モン、ということで。。。
304 :
名無しは無慈悲な夜の女王:03/12/20 03:04
>301
ホリプロと契約云々は知らないけど、役者としてはずっと以前から活動してるんじゃないか?
断筆の時の何かのインタビューで「実際役者として登録されている『役者』なんです」という発言を読んだ記憶がある。
実際、本人も以前から演劇には造詣が深かったようで、作家にならなかったら役者だったみたいなことは常々発言していたと思うぞ。
>300
…宮崎勤?
わたしは、筒井さんに役者としての側面があるからこそ
コクがあると思ってます。役者としては、まあ、アレですが…。
ところで鍵ってどんな話だっけ
307 :
KURUKURU:03/12/20 07:55
308 :
名無しは無慈悲な夜の女王:03/12/20 09:54
「大いなる助走」の映画で、筒井本人が出てくるとこは面白かったが。演技というか、台詞の発声が上手いと思った。
309 :
名無しは無慈悲な夜の女王:03/12/20 13:35
まあほら、『寝床』って噺があるじゃないですか。
人情味があって、気配りの出来る、この上ない大家さんなんだけど
なんであの人が、あの義太夫やるかねえ、みたいな。
義太夫聞きたくない店子としては、不祝儀かなんかに託けて
なるべく聞かないようにするしかないかなと
言ってみるテスト。
もう20年も前になるのか。「筒井康隆大一座旗揚げ公演」を見たんです
その演目が「ジーザス・クライスト・トリックスター」。この公演そのものは
最高に面白かったです。もりろん、主演俳優の演技力も含めてw
想像してみてよ
筒井が自分で金を出して、もちろん足りない分は筒井康隆大先生自らが
スポンサーを脅して、失礼、スポンサーに頭を下げてお金を出資させて
で、「金は自分が用意したから好きなようにさせろ」とやった公演、これが
面白くないはずが無い。おそらく文士劇って見た事無いけど同じ面白さ
断筆解禁後の「わたしのグランパ」は、さすがに文太がモデルだろうけど
「敵」は映像化されたときに自分の主演を考えて書いてるでしょ。まあ
「敵」のような渋い主人公ならまだいい。いわゆる破天荒な主人公まで
自分の演技プランを考えて書いてる気がする。断筆前の「おまえらに
この主人公を演じられるか」という怨念がない。面白くない原因はそれだと
思う。ちがいますか?義太夫聞かせるために家賃下げるなど大家の仕事が
おろそかになってる。店子なら家賃のレベルが下がるのは嬉しいけど
読者としては作品のレベルが下がるのは悲しい
筒井だってさ、もう年なんだし、そう目くじらたてんでも。
あと何年生きるかわからないのによく書いてくれてると思うよ。
代表作と言えるような作品も既に書いてるし、いつ引退しててもおかしく無いと思ってるから
現在でも作品が出てるだけ有難いと思ってるよ。
そりゃそうだ。「断筆」の悲しさを思えば今は幸せのハズ
それなら読まなけりゃあ良いのに。
文句言いたいから読みつづけてるんですか?
まあ、批判してるうちは批判の対象よりも頭がよくなったように
錯覚できてウハウハでしょうけどねー。錯覚だよ。
鍵って、アレですよね。片目の女の。
そう言えば最近の作品は読んでないや
多分21世紀になって新刊は読んでない
283の最近のお薦めは?
315 :
名無しは無慈悲な夜の女王:03/12/20 17:34
>>313 まあまあ。ただ無批判に読むよりは、斜な読み方も一つの見識かも知れんし。
しかし『鍵』は怖かった。あの後に残る不愉快さ。
いまだにオフィスの引越しなんかで、抽斗の底から鍵が出てくると
思わずぞっとする。過去に何もしてないのに。何もしていないッ!
うーん、エンガッツィオは普通に楽しく読めましたよ。
あとは、好き好き?
「ヘル」についての評がここも含めてネットでほとんど見当たらんのがさびしい…
「朝ガス」のサブテキスト「電脳筒井線」を読んで思ったのは、荒らしの心理&
手口(AA貼り付けとか)が10年以上前でも全然変わらんのと、でもインターネット
普及以前だけあって全員が実名出してやりとりしてるあたりになんとも歴史を
感じるということ。
今だったらあの企画は成立しにくいだろうね。
「朝ガス」は真鍋博イラスト全部収録の特装本が部数限定であるという話を
聞いたことがある。どこかオークション出てないかなあ。真鍋さんも亡くなったし、
相当な値がついてると思うけど。
「エンガッツィオ司令塔」は平成12年の春の発売です。新刊で買ってます
「わたしのグランパ」の既刊広告が載ってますが買ってませんね
雑誌(おそらくオール読み物)を買って読んだので新刊を買いそびれてます
うーん、この本が最後に買った筒井本なんでしょうかね
>317
ヘルってまだ途中だけど、逝きそうで逝けないんだよなあ
320 :
名無しは無慈悲な夜の女王:03/12/21 21:35
笑犬楼登場とか、神降臨だもんな。
321 :
名無しは無慈悲な夜の女王:03/12/21 21:48
田村、谷の結婚式で「イチゴの日」を思い出したのって漏れだけ?
322 :
名無しは無慈悲な夜の女王:03/12/21 21:58
>>321 ぶははははははは
俺的には田村はアリなんだが
気持ちは解る。
323 :
名無しは無慈悲な夜の女王:03/12/21 23:54
>>317 単行本持ってるよー。部数限定ってのは初耳。
朝ガスは電脳筒井線と併読した方がわかりやすいと思うんだが、
未だに未読。立ち読みはしたんだけど。
ところで、「まぼろしの遊撃隊」ってネットゲームだけど、
筒井氏は予見して書いたんだろうか。
リーマン社会にネトゲが浸透するのも、もう間もない話だと思う。
筒井氏の予測って結構当たってるなあ。
タレントの素人化、死の記号化、アイカメラ等。
SF作家としての筒井康隆を今改めて評論家に論評してほしいとも思う。
顔テレってのはどうだろう?
このネーミングはどうかなと思ったんだが
>>317 「虚航船団」の特装本はわりと有名だけど、
「朝のガスパール」にも特装本があるとは!
詳細知ってる人、いないかなあ。
ワースト・コンタクト
∧_∧ アニョハセヨ! マグ・マグから来たケララニダ
<. `Д´ >ノシ ワタシ、食事作ってイイカ?
>>324 朝ガスは1991年からみた予測としては結構いい線いってるかも。
会社でネットゲームは2ちゃんねるに置き換えればあてはまるし、
ネットで個人が株取引するのは普通になったし、
ヤクザが企業のコンピュータをハッキングというのも不思議でない
時代になったし。
しかしいつまで経っても実現しないのがテレビ電話の普及だな。
電話は顔が見えないからこそいい!みたいな?
映像には不可能だけど小説には可能なことがあるっていうような事に
共通の底があるような気がする
未来予想といえば暗黒世界のオデッセイ
でもあんまりあたってない
331 :
名無しは無慈悲な夜の女王:03/12/23 00:50
アフリカの爆弾は当たってるよな外れてるよな。
332 :
名無しは無慈悲な夜の女王:03/12/23 02:18
テレビ電話は、ビデチャとか写メールとかを含めると当たっているような。
「俺に関する噂」「未来警察」「家族八景」とかは当たってないか?
>>326 朝ガス特装本、たしか友人が持ってます。
334 :
名無しは無慈悲な夜の女王:03/12/23 12:32
家族八景は未来予想じゃないと思うな。
俺に関する噂は、直撃の人多いんじゃない?
オチスレの対象とか。
未来警察はどうなんだろ。
断筆騒動で盛り上がったけど、中身については
あんまり論じられなかったような気がする。
印象薄いかもなぁ
335 :
名無しは無慈悲な夜の女王:03/12/24 06:39
336 :
名無しは無慈悲な夜の女王:03/12/24 08:11
俄かかいな
家族八景は、当時からすると近未来予想と言う感じかな。
家庭の崩壊とか親子の断絶とか、若年者犯罪で必ず言われるような理屈があるけど、まさに七瀬が訪れた家庭はそんなじゃなかった?
未来警察も、ロボット刑事は確かにいないけど、Nシステムで行動を監視されたり、プロファイリングで本人ですら意識しないような犯罪傾向を指摘されたりする現状はどうかな。
あと、懲戒の部屋は、全く的中と言ってもいい恐ろしい作品だ。
最後の喫煙者も。
まだドタバタやってた頃の筒井だったら、コピペで綴った長編小説なんてモノを書いてくれたりしたんだろうか?
★手術中に冗談も 慈恵青戸病院医療ミス、検察側冒頭陳述
・東京慈恵会医科大学付属青戸病院(東京都葛飾区)で腹腔鏡手術を受けた
男性(当時60)が死亡した事故で、業務上過失致死罪に問われた医師3人の
初公判が25日、東京地裁であった。斑目旬(38)、長谷川太郎(34)の
両被告は「間違いありません」と起訴事実を認めたうえ、死亡した男性と
遺族に謝罪した。前田重孝被告(32)も謝罪したが、「大量出血して死亡
するとは予見できなかった」と無罪を主張した。
検察側の冒頭陳述によると、被害者の男性は前立腺がんと診断され、02年
11月8日に同病院で患部の摘出手術を受けた。主治医の長谷川医師は、
「新しい手術に挑戦し、実績を上げたい」と思い、開腹せずに小さな穴から
内視鏡などを入れる腹腔鏡手術を選択。前田医師も「患者にどの程度の
利点があるのか確かめたい」と思って助手を引き受けた。長谷川医師から
執刀の依頼を受けた斑目医師も、この手術方式に強いあこがれを抱き
続けていたことから、執刀を引き受けた。
男性は手術中に大量出血。前立腺を摘出したときには前田医師は「はーい、
生まれました。男の子でーす」と冗談を言っていた。その後、斑目医師が
開腹手術への変更を提案したが、長谷川医師は「出血も大したことないし、
続けたらどうですか」と述べて続行。手術室を巡回してきた麻酔医から
「こんなオペして、ヘボ医者。さっさと術式を変えて終わらせなさい」と
怒鳴られても、3人は無視して続けた。
男性は同年12月8日に低酸素脳症から肺炎を起こして死亡した。この手術
方法は高度の技術が必要だったが、3人とも知識や経験がなかった。開腹
手術への変更の判断が遅れて大量出血し、死亡する恐れがあると十分
予測できたのに実行した過失があったとされる。
http://www.asahi.com/national/update/1225/017.html
まさに問題外科
>>340 > 「はーい、 生まれました。男の子でーす」
…筒井風パロディだと思ったら記事そのまんまなのね
ビクーリ
斑目っていう姓は筒井作っぽいな。
>>340 不謹慎だがはげしく笑ってしまった
その怒鳴った麻酔医もいいキャラしてるな
345 :
名無しは無慈悲な夜の女王:03/12/25 19:43
アタイこそが 345げとー
こういう所で現実には小説に追いついて欲しくないな。
最早笑えないな
>>340 そして死体は安置室の管理人に犯されたという。
349 :
名無しは無慈悲な夜の女王:03/12/26 03:09
激しく惜しい。
被害者が美しく若い女性だったらまんま問題外科なのに。
患者の取り違えもあればよかったね。
さすがに死姦までは望めないか。
>手術室を巡回してきた麻酔医から
>「こんなオペして、ヘボ医者。さっさと術式を変えて終わらせなさい」と
>怒鳴られても、3人は無視して続けた。
この記述から読み取れるのは,このようなオペは日常茶飯事だったということでしょうね。
たまたまこの事件は被害者の遺族が泣き寝入りしなかった人なので発覚したわけだけど
普通医療過誤なんて裁判でも勝てないし金もかかるし泣き寝入りだからね。
そう考えると患者が若い女性の場合で「問題外科」そのままのシーンが演じられたことも
あるのでしょうね。
>>351 >「問題外科」そのままのシーンが演じられたこともあるのでしょうね。
「問題外科」を読み、医者を志した者もいたりしてな。
まさしく「演じて」おったという事だ。
353 :
名無しは無慈悲な夜の女王:03/12/27 19:45
このスレ見てから旅のラゴスを読んだ
感動した
前より筒井が好きになった
354 :
名無しは無慈悲な夜の女王:03/12/27 21:46
ラゴスはいいよね〜(以下永遠ループ
355 :
名無しは無慈悲な夜の女王:03/12/28 00:03
いやーほんとラゴスはいいよー。
356 :
名無しは無慈悲な夜の女王:03/12/28 00:34
なにがいいって、あの印刷がいいよね。
文字の多さもさることながら紙質がまたいい!
装丁もいい仕事してますなぁ〜。
持ってるだけで大満足だよ!
357 :
名無しは無慈悲な夜の女王:03/12/28 01:39
盲目の女の子が主人公で、地下室で髪の毛か何かに襲われるハナシを
読んだ記憶があるのだが、断片的にしか思い出せない。
新潮の自選ホラーにも入っていなかったが、かなり怖かった記憶有り。
読み返したいのでタイトルを知っている方は教えてくらさい。
ラゴスがいいと思う人はユゴーのレミゼラブルなんかもすきなんでしょ?
>>359 「ラゴス好きな人」と「そうでない人」というカテゴライズは無意味な気が。
少なくとも漏れはラ・ミゼラブルは偽善的でネガティヴなんで、
作品の価値云々ではなくどうしても駄目だし。
ラゴス自体が筒井的でない、というのは良く分かるし、
それでラゴスは『駄目(内容的でなく生理的or雰囲気的に)』って人が多いのも、
仕方ないと思ってる。
烏賊暫く(@∀@)ループループループ
そういや敵でもヘルでも思ったけど
自分は「(ぼけ)老人が(亡き)妻を想う」ってのに弱いや
お前ら聞けい。聞けい。よく聞けい。よく聞けい。こうしょう聞けい。
なんだわーぎゃー。
ラゴスいからドタバタ・ロードムービーへの憧憬があると思うんだぞれは。
しゅわちくはいらなかったんだ。テンからあと。
おりしまえよう。
おりしまえよう。
そう簡単に見えんかっとる物語でないかい。筒井にしか書けないんだ。
文壇的表情にしている。文壇に毒されてんか。文壇というのはだな。(乗用車の排気音)
どうなってるんだなこりゃ。
364 :
名無しは無慈悲な夜の女王:03/12/29 11:27
↑ ダンヌン(ry
↓
366 :
名無しは無慈悲な夜の女王:03/12/30 22:29
……俗物図鑑
筒井はSFつうよりナンセンスだよな
SFを描きたいんじゃなくて
「変な状況」を描きたいんだろうな
変な状況を描くための道具立てとしてSFが非常に
具合が良かったという感じですな。
でも、同人やってたころは本気でSFやってたような気が。
>366
無理があるぞそれは。
牛角癬?なんてよむんだ。
作品の内容が
SF
↓
スラップスティック・エログロ・ナンセンス
↓
実験小説
の順に移り変わってきたような。
大雑把だけど。
ラゴスがいいとかいってる香具師は
ラゴス以外にどれくらい筒井を読んでいるのかと
小一時間問いつめたい。
>>373 ラゴス普通にいいと思ったけど?
筒井って学者肌の人に思い入れがあるみたいだね
虚構船団の兄三角定規もアレだけまともな死に方だったし
急に読みたくなったんですけど
社内でネチネチネチネチ虐げられてる男性社員が
ぶち切れて、日本刀(だったかな?)で
会社内の人間を切り倒すっていう読後ものすごく痛快な短編は
何に入ってる、なんて作品だったでしょうか?
朝、起きたらものすごく読みたくて、教えてちゃんでスミマセン。
「三人娘」か?
『バブリング創世記』所収
>373
自分も読める作品のうち9割以上は読んでると思うが
ラゴスもいいなて思うよ
でも七瀬も幻想の未来も敵も富豪刑事も好きだな
てかお前さんは何がお好みなの?
どれくらい読んでるのかとか言う人は
余り読んで無い罠。
読後感っていえばラゴスは非常にいいよね
筒井がこれでいいのか?ってちょっと思ったけどw
376さん、ありがとー!
今年最後の読書は三人娘かw
今から読むよ。
381 :
名無しは無慈悲な夜の女王:03/12/31 20:59
今帰省中。このスレの影響で、当時買っておいただけで実家に放置、読まなかったラゴスを読了。
いやーこれイイね!! 当時は実験的な作品にハマってたんで、最初だけ読んで放置してたけど。
【読書王】筒井康隆総合スレッド 語れpart4【ラゴス】
次スレタイトルはコレで決まりだな
383 :
名無しは無慈悲な夜の女王:04/01/01 03:12
「よく覚えていないけど、かっとなって『新聞記者(日経)ともあろうものが、そん
なつまらない抗議で騒いで』みたいな、だいぶ失礼な言い方をしたと思います。案の
定、次の日の朝刊は、他の新聞が軒並み僕の肩書きを『作家』としているのに、日経
だけは『SF作家』でしたよ。(笑)僕自身はSF作家という肩書きに誇りを持って
いるからよく使いますが、他人が差別的に使った時にはすぐわかる」
384 :
名無しは無慈悲な夜の女王:04/01/01 09:46
馬は土曜に蒼ざめるに入ってる「肥満考」って短篇あるだろ
あれって主人公は性別は一応女性にされているけど
どう考えたって大藪晴彦だろ。
みんなどう思う?
あけおめ
ブラックコーヒーに脂肪分は無いよなぁ・・・・と思い続けて15年。
ラゴス好きです。
たしかにラゴスほど本は読んでないですねえ。
〜〜〜 初驚愕・走る取的の唄 (東芝の唄の節で)
♪ 走る 走る取的 ♪ 回る 回る取的
♪ 歌う 歌う取的 ♪ dだ dだ取的
♪ みんな みんな取的 ♪ 取的の恐怖
コーヒ−豆は結構脂をふくんでいるよ。
だから、ちゃんといれたコーヒーは脂肪分が多い。
水だしだと、かなり減らせるけどね。
389 :
名無しは無慈悲な夜の女王:04/01/03 00:26
>>387 おれば爆風スランプの「Runnner」のメロディでよく口ずさんだ。
390 :
名無しは無慈悲な夜の女王:04/01/03 00:34
しかし親子で役者稼業か。
「虚構船団」のなかで澁澤龍彦ばかり買いやがってと叱られた道隆くんも
今やトレンディドラマの常連。
>>375 それって筒井じゃなくてかんべむさしの短編じゃないかなー。
「斬る」だったっけ。俺も筒井風味だと昔思ったもんで。ちがったらスマソ。
かんべむさしの「斬る」に間違い御座いません。
394 :
名無しは無慈悲な夜の女王:04/01/03 19:37
>>392 『斬る』だよね。
確か筒井さん選の『日本SFベスト集成』の何年度かに選ばれてた。
395 :
名無しは無慈悲な夜の女王:04/01/03 19:47
>>394 >確か筒井さん選の『日本SFベスト集成』
失礼しました。
日本ペンクラブ(眉村卓選)『幻覚のメロディ』所収の誤り。
こっちには筒井さんの『ながい話』が収められてます。
>>394 「斬る」は自分の場合、いつも筒井さんの「死にかた」と対で思い出すんだなあ。
(で、「死にかた」は相原コージの絵でね)
397 :
名無しは無慈悲な夜の女王:04/01/03 23:47
そういえば、筒井さんの作品を漫画化したアンソロジーというか
競作というか、そういうのあったね。『トラブル』なんか、かなり
いい出来だったような…
>筒井さんの作品を漫画化したアンソロジー
あの中じゃ「妻四態」がわりと雰囲気残しつつ
うまく消化できてて面白いと思った。
それぞれ、それっぽくてイイ感じの人選だったね。
399 :
名無しは無慈悲な夜の女王:04/01/04 00:26
>>398 『妻四態』、吾妻ひでおじゃなかったっけ?
『ハウスジャックナナちゃん』が好き。
>>398 まついなつきだったような希ガス。
筒井漫画讀本ね。
『アフリカの血』
加藤礼次郎がよかったですなあ。トラブル。
一番描いてて楽しそうだった。
>399
漏れの持ってる「筒井漫画読本」ではまついなつきです。
まつい嫌いだがこれは、まあ、良かった。
吾妻ひでおヴァージョンがあるなら是非是非読んでみたいです。ほんとに。
読本じゃなくて讀本ね。意味はなんだっけ?あれ?文字コレであってたっけ?
>>392 うっ、そうかもしれない。
ありがとうございます。
三人娘読み返したけど、違うかも?って思ったんです。
けっこう昔に読んだから受ける印象が違うだけ?、って
思ったんだけど。
かんべむさしの「斬る」読んでみます。
でも今、蔵書探したら見当たらなかったヨ〜。
407 :
名無しは無慈悲な夜の女王:04/01/04 12:02
社内でネチネチネチネチ虐げられてる男性社員が
ぶち切れて、日本刀(だったかな?)で
会社内の人間を切り倒すっていう読後ものすごく痛快な短編
これって「三人娘」そのままなんだけどなー
自分も「三人娘」と思ってた。
「読後感爽やか」というのがやや違うのかな?
かんべ氏のは不勉強にて未読なり。スマソ。
一の太刀、二の太刀、三の太刀。
409 :
名無しは無慈悲な夜の女王:04/01/04 21:01
>かんべむさしの「斬る」読んでみます。
>でも今、蔵書探したら見当たらなかったヨ〜。
眉村卓・選 幻覚のメロディー 集英社文庫 の他にも
豊田有恒・編 ホラーSF傑作選 集英社文庫
建売住宅温泉峡 文春文庫
に収録されています。
でも入手困難かなー
最近、
自選ホラー傑作選2・驚愕の曠野
読んだけど、どれもホンットに怖い。。。
ぬぉ!傑作選2出たのか!?この季節外れに(藁
今頃知ったのかっ!
413 :
名無しは無慈悲な夜の女王:04/01/05 19:10
>>410 あの文庫は本当にヤバいのばかりだよね。特に「定年食」「驚愕の荒野」
定年食ってホラーかなあ。
テーマ的にはもう少し深いけど、表面上はスプラッタということで。
しかし蟹バリズムの好きな作家だね。
自己レス。
ホラーとスプラッタは別物だよな。スマソ。
417 :
名無しは無慈悲な夜の女王:04/01/05 22:39
ヤバイマズイ云う香具師は素人。
全然筒井さんのことをわからな杉
このスレ見て、驚愕の荒野を読んだ。
読後、世界が違って見えた。
>>417 ヤヴァイ、ヤメレ。マズイ、カクナではなくて、
大方の読者はヤヴァイ、スゴイ。マズイ、モット、だと思うが、何か問題でも?
あ、下げてなかった鵜津・・・まあいいか。
>>417 そういうことを書かずにいられないのは子供っぽいぞ。
422 :
名無しにを:04/01/06 09:47
>>422 揚げ足を取る前にそれぞれの書き込みをよく見れ。
内容とかage/sageとかな。
筒井作品にハマるきっかけになったのは、リア厨の頃、友達に薦められて読んだ「わが良き狼」だったな。
当時は不覚にも泣きそうになりますた。
文学板から来たんだけど、SFファン的には「虚人たち」「邪眼鳥」の様な純文作品はどうなの?
>>426 「虚人たち」は、白紙のページは文学的実験と言うより筒井のギャグと思って読んだ。
「着想の技術」を後に読み、作家の意図に触れることとなり、さらに興味深く読んだ。
「邪眼鳥」は、「もう慣れた」という感じで、すんなり入れたし、楽しめた。
自分には「驚愕の曠野」の方がショッキングだったよ。
>>427 確かに、「驚愕の荒野」はトラウマになる。「虚人たち」は結構深いよ。
話は変わるが、筒井が「信じられない事に、最近のSF作家には漫画しか読んだ事ないのに作家になるのもいるらしい」と言ってた。マジで?
人それぞれだけどさ
驚愕の荒野とか退屈だったんだけど
どのあたりが面白かったの?
じ、実はタイムマシンを発明した。
434 :
名無しは無慈悲な夜の女王:04/01/07 18:06
筒井の作品(評論日記含めて)95パーセント以上は
読んでるけど
正直いって3分の2はつまらなかったよ。
つまらないのに95%読む434はマゾ。
いや434は筒井以外の作家は100%つまらないというオチがつくほうに2000メンデフラ
437 :
名無しは無慈悲な夜の女王:04/01/07 22:10
思い出した!『関節話法』があったじゃないか!
あれこそ筒井ハナモゲラSFの白眉。
そういえば、かんべむさしで
政治家のインタビュービデオを編集してメチャクチャを喋らせる
って小説、なかったっけ。
「彼は ほ も だったね」「そのせいか じ でもあり」
とかいうやつ。スレ違いスマソ。
>>434 お前、つまらないヤツだな。95%読んだあげくがそれか。
>>435 三つ読んでひとつ面白いってならかなり高確率だと思うが・・・
若いころ筒井を知ったせいか、面白くない作品があっても
自分にはわからない面白さがあるのかも、と
エッセイを読み返してみたり他の人の批評を読んだりして
面白さを探ろうとしたよ。筒井に関しては。
そういう意味ではひとりの作家を読み解く面白さ、を学んだかもなあ。
で、そのときにはわからなくても年齢重ねて再読して
面白さがわかるようになったり。
「我が良き狼」の良さがリア厨のころにはわからなかった漏れ_| ̄|○
俺も「我が良き狼」は大好きだなぁ。俺もリア厨時代に読んで泣きかけた。
でも、あれって「劇画オバQ」と似た発想だよね。どっちが先だったのか。
どっちが先でも良いものはいい。
>437
BBCで似たような番組やって無かったっけ
「おれの血は他人の血」読了。
「わははは。今ごろ読んでんのかよ」
「なんだと!」
おれは目の前が真っ暗になっていく感覚を覚えた。
「え、えす、えすくれめんとおおおおお」
447 :
名無しは無慈悲な夜の女王:04/01/14 15:39
図書館で新潮カセットブックの「急流・関節話法」「昔はよかったなあ・
おもての行列なんじゃいな・狸・顔面崩壊」を聞いてきました。
関節話法は本でも読み、朗読を聴いたのも二度目でしたが、主人公が関節話法で
閣僚を宥め賺し、貿易を継続するように交渉する場面では涙が出るほど大笑いしました。
最後の一文もきまっています。「昔はよかったなあ」と「おもての行列なんじゃいな」
では初めて筒井センセイのお声を謹聴しました。渋くていいお声でした。
そして、初めて「筒井康隆全集」を手に取り、前前から読みたかった「エロチック街道」
の収録されている、23巻を借りてきました。
新潮社のウェブサイトやググルで検索しても解答を得られなかったので
ここで尋ねさせて頂きますが、「新潮カセットブック」に筒井センセイの
作品またはセンセイの朗読された他の作者の作品は幾つあり、それらの
題名は何ですか。また、現在出ているセンセイの全集は第1期の全24巻ですが、
今後第2期以降が出る予定はあるのですか。ご存知の方、ご教授下さい。
朗読じゃなくて、ドラマ仕立てにしてラジオで放送されたものは知ってる。
「最悪の接触」とか。
ケーシー高峰がでてたなぁ。誰かコレ持ってないかナァ。
ただでさえ先生と呼ばれるのを嫌がっている筒井氏が「センセイ」などと
片仮名で書かれているのを見たら激昂するだろうなぁ。
先週抜粋上演した「フリン伝習録」
赤信号みんなで渡れば青信号な展開はともかく
捕まえた記者を「●◎ー▽◇にしてしまおうか」っちゅーくだりは・・・
・・・・いっそそうしてしまえば・・・
>>447 筒井朗読では、あと「エロチック街道」、横光利一「機械」。
大一座のメンバー数人がライブ録音した「ショート・ショート・
フェスティバル」とかいうのもあったはず。ほかはわかんない。
カセットブックでは、「エロチック街道」が絶品だと思う。
>>448 それって第1回は「ゲゼルシャフト」だったヤツ?
いや、持ってないけどね
>>453 そう。それそれ。テープに録音して毎日聞いてたナァ。
もう何年前だろう・・・?
455 :
名無しは無慈悲な夜の女王:04/01/16 21:35
今回の芥川賞受賞作家の美人二人を見て
「大いなる助走」のような裏工作があったのではないかと邪推。
というより、むしろ落選して女版「大いなる助走」を書いてほしかった。
おれは読まんけど。
>>455 あー、確かに。
しかし全然話は違うが、『大いなる助走』の映画化版のタイトル
『文学賞殺人事件』は酷すぎると思う。見てないけど。
そういえば『アフリカの爆弾』も雑誌掲載当時、タイトルを
『アフリカミサイル珍道中』(だったかな)にされそうになり
「珍」だけは辛くもはずすことができた由。
>>457 いや、あの映画のタイトルは、正確に言うと『文学賞殺人事件 大いなる助走』だ。
内容はかなり原作に忠実だし、御大本人の演技(もちろんSF作家役)は最高に笑えるしで結構面白いんで、一度観てみ。
>>458 ほおおお。これは認識不足でした。
情報サンクス。しかし、あるかなあ、ビデオ。
ところで、そのHN。おれはなさけないよw
460 :
名無しは無慈悲な夜の女王:04/01/17 07:42
考えてみるとツツイの長編はみなダイスキだ。虚航船団だけ途中で挫折した。
なんかの書評で登場人物を文房具にする必然性について疑問が呈せられてい
て、それが気になったせいかもしれん。
いっちゃん好きなのはダントツで「霊長類南へ」
>>458 >>459 名前とツッコミに、おおいに笑わせていただきました。
主役をつとめた、あの、ほれ、三國連太郎の息子、誰だったっけ、もいい演技でした。
わたしはビデカセを借りて見ましたよ。大きめのツタヤを巡ってみてくださいな。
恐怖といえば、吉行淳之介との対談「悪夢ごっこ」も怖かった。たいそう怖かった。
対談集「トーク8」に収録されておりますが、絶版だったら参るな。
吉行さんは対談の名手だから、筒井さんの十八番の話を、それはもう本当に、
ゆったり楽しくひきだしてくれるんですよ。そしてだんだん怖くなってくる。最高です。
462 :
名無しは無慈悲な夜の女王:04/01/17 21:56
「文学賞〜」と「ジャズ大名」はDVDが発売中なのだな。
ジャズ大名は名作だな。
筒井ストにとっては。
>>464 自分は岡本喜八ファンでもあるから超名作である。
>>460 霊長類南へ 最高ですね。
他にも長編では、48億の妄想とかも好きだな。
467 :
名無しは無慈悲な夜の女王:04/01/18 15:58
>>466 内容も面白いが、あれが書かれた時期が驚愕だ。正に未来を言い当てているな
,ィ
_,,-'"゙ .|
,,,-'"゙ .|
_,,-'"゛ .|
_,,-'"゛ |
,,,-'"゛ _、 |
_,,-'"゛ _,,-'"゛l. |
_,,-'"゛ _,,-'"゛ l. |
,,,-'"゛ _,,-'"゙ ∧∧ l. |
>>460氏
_,,-'"゛  ̄ ̄ ̄(゚Д゚ ) ̄ | 常人の書評なんか気にするな。
_,,-'"゛ (ノ つ |
.,,,-'"゙|llll|llll|llll|llll|llll|llll|llll|llll|llll|llll|llll|llll|llll|llll|llll|llll| |
゙ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|' ̄'| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
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470 :
名無しは無慈悲な夜の女王:04/01/20 05:02
>48億の妄想
今こそドラマ化すれば面白いかもね。
後半はあの国をあの国に変えれば特に無問題・・・って放送できねえよ
472 :
名無しは無慈悲な夜の女王:04/01/20 11:09
ロートレック荘事件読了age!
473 :
名無しは無慈悲な夜の女王:04/01/20 14:48
富豪刑事面白いな
面白いよ
あの富豪ぶり、もっと読みたいよ
七瀬3部作みたいに富豪3部作にして欲しかった。
勿体ないほどの設定。
477 :
名無しは無慈悲な夜の女王:04/01/21 04:59
男大空は1980年から連載開始。
富豪刑事は1978年に出版されてる。
またエッセイを読み漁って筒井お勧めの本でも探してみるかな。
みんなはどんな本を読んだ?おれはエペペが面白いと思ったなあ。
図書館で借りてからもう3年くらいたってる。早く返しに行かなくちゃ。
♪おめでとうおめでとう(と踊りながら署長登場)
>479
ジョーゼフ・ヘラー「キャッチ=22」。戦場が舞台で登場人物が全員狂っている。
筒井お勧めの本のひとつ。虚構船団のアイデアのもとになった?
482 :
名無しは無慈悲な夜の女王:04/01/21 17:52
最近は、今までパスしてた近年の作品を読んでるんだが、「恐怖」とか「エンガッツオ」も結構面白い。
最近の筒井の作品(特にヘル)は、
筒井が自分自身の文体を模倣しているような感じがする。
かつてウケたものを組み合わせているような。
今月の噂の真相で自己模倣はしていないと書いていたようなんだけど…
夢の木坂読了…
難しいね。最後もなんか色々な意味にとれるなぁ
読解力が無いのかな?
イヤ凄かったですよ面白かったです。
夢の木坂はフロイトやユングを齧ると面白くなるかも。
心理学やってる人にはたまらんだろうね。
>484の言ってることとは違うかも知れんが、エンガッツィオとか新作の「鬼仏交代」とかを読むと、
「ドタバタなんて、今の俺はシチュエーションのアイデアさえあれば、これまでのテクニックの蓄積で軽〜く書けるよ。どうよ、これ?」
って感じはする。
489 :
名無しは無慈悲な夜の女王:04/01/22 02:23
だいたいもう70才だぜ。あんまり厳しいこと言わずに見守ってやろうや。
490 :
名無しは無慈悲な夜の女王:04/01/22 06:25
>>484 ヘルはたしかに、原型となったタンペンがあったように思う。読んですぐ思った
が、タイトルが思い出せない。なんか地下に家があってキレイな娘がいて、てな
話
つか「ヘル」はドタバタじゃないと思うが。
どっちかというと幻想文学っぽい。
これももしかしてかなり夢からアイディア得ていたりして。
492 :
名無しは無慈悲な夜の女王:04/01/22 15:35
>>489 はやいとこ死ねば良いのにね。
なんか、こいつが居るから日本のSFは貧弱になってると思う。
494 :
名無しは無慈悲な夜の女王:04/01/22 17:48
死んだ事に最後気付く所がね。でも農協月へ行くが、ペーソスだね。
495 :
名無しは無慈悲な夜の女王:04/01/22 20:01
ペ、ペーソス?
確かにヘルは、
筒井作品の中の何処かで見たようなイメージが、
そこいら辺にぼつぼつ埋め込まれてるような気はする。
あの役者がバーににょっきり出てくるシーンとか、
パプリカの小山内を連装しちまった。
498 :
名無しは無慈悲な夜の女王:04/01/23 12:55
ヘル読了age!
この前初めて「無人警察」を読んだ。非常にガッカリした。なんつーかオチが投げやりだ。
以前にも筒井康隆の短編集を読んだんだが面白いと思ったのが
1つくらいしかなかった。正直言ってこの人が何でこんなに有名なのかも
わからないし、星新一のほうが100倍面白いと思う。
これは単に肌に合わないだけなのだろうか?たまたま読んだのが駄作だったのか?
そんなわけで「これぞ筒井康隆」っていう本教えてください。宜しくお願いいたします。
無人警察は言葉狩りのせいで有名になっただけの作品だろ〜。
氷山の一分子を解析して、「あ!水だ!」って言うようなもんだ。
どういう基準で星新一と比較してるのかも良くわからん。
まずは、中・長編にチャレンジしてみたらよかろう。
本読みなら間違いなく感動する「旅のラゴス」あたりが入門にはオススメ。
他にも、エロチック街道や幻想の未来、農協月へ行く、ベトナムの爆弾あたりは基本として押さえておきたい。
>>499 筒井の狂気系作品にオチだのストーリーだのを期待するのが間違ってる気がするが。
503 :
名無しは無慈悲な夜の女王:04/01/23 22:07
>>501 ベトナムの爆弾→ベトナム観光公社、アフリカの爆弾。ちなみに両方とも直木賞候補。
個人的には「虚人たち」が良いが、面白さを求めるには向かないだろう。
うわー、なんかはずかしい。訂正サンクスです。
>>503 あれじゃないすか?なんか、捻ったストーリー展開でちゃんとオチが付いてる
こじんまりとした作品を求めてるっぽくみえますが。
自分も中学のときに星新一を読みあさって、他の作家でおもろい短編ないかなあと探して
「笑うな」をよんだのがきっかけだったから気持ちは少しわかる。
506 :
名無しは無慈悲な夜の女王:04/01/23 22:57
オチを楽しむ作家ではないと思うが。
503の肌に合わないんじゃ無かろうか。
「旅のラゴス」でダメならあきらめたほうがいいかも。
おれ思うに星を楽しめる人は、筒井も楽しめると思ってる。逆もそう。
この二人は似ているように感じる。
筒井が書いた星への追悼文にもそんなことが書いてあった気がしたな。
だから筒井をつまらないと感じる人は、星もよく理解できていない。
宇宙衛星博覧会がおすすめ。
人に筒井をすすめるときはいつもこれ。
星新一は一品料理。あっさりさっぱり胃にもたれない軽食。
筒井はコース料理。ただし、尋常な素材や調理法では決して無い。
どちらかといえば珍味佳肴の部類だ。
>508
試金石にはなりうるが、トラウマになりかねないのでやめれ。
特に問題外科は問題だ。
蟹甲癬もこぶ天才も顔面崩壊も問題だってのw
いろんな短編集からもう一度集めてきた「満腹亭」、あれをよく勧める(つまり貸すってことね)な、
漏れの場合。
513 :
名無しは無慈悲な夜の女王:04/01/24 02:36
>512
かなりの入手困難だろ
だから貸してるんだってw
515 :
名無しは無慈悲な夜の女王:04/01/24 07:42
>>501 筒井が面白かったのは、その時代までだな。
以降の筒井はつまらん。
516 :
名無しは無慈悲な夜の女王:04/01/24 07:44
>>509 珍味で不味ければそれは、ウンコだ。
ウンコ食った事無いけど。
517 :
名無しは無慈悲な夜の女王:04/01/24 10:36
>516
おお!お聞きください閣下!
あの看護婦は、この私に毎日腐った卵ばかり食わせる!
520 :
名無しは無慈悲な夜の女王:04/01/25 16:19
本日21:00から教育TV出演。
って誰かこのスレ見てる?
521 :
名無しは無慈悲な夜の女王:04/01/25 17:04
これですな!!
【 N響アワー 】“ニュルンベルクのマイスタージンガー”前奏曲
放送日時 1月25日(日)21:00〜22:00 NHK教育テレビ
ゲスト:筒井康隆 司会:池辺晋一郎, 若村麻由美
「作家筒井康隆の音楽談議・ジャズからワーグナーまで」
作家の筒井康隆氏を迎える。SFをはじめ多くの小説で知られる筒井氏は
これまで形式を問わない自在な創作活動を繰り広げてきた。
また自らの戯曲に出演したり音楽劇に参加したりするなど、
70歳を前にした今も表現と創作に懸ける意欲は衰えることがない。
クラシックとジャズを愛する筒井氏に、文学と音楽、芝居と音楽とのつながりについて聞く。
紹介する曲は、ワーグナーの楽劇「ニュルンベルクのマイスタージンガー」前奏曲ほか。
523 :
名無しは無慈悲な夜の女王:04/01/25 19:25
皆知ってる事なのかもしれませんが・・・・
蟹甲癬のラストで「あいつが海いっぱいになれば皆飢えなくてすむ」
というような意味の事を主人公が言ってたのだが、この「あいつ」って何なんでしょう?
未だによく解らなくて気になってるんです。
甲羅の原料となったクレール蟹ですな。
伸輔氏に子供が出来たのか・・・
餓えで全滅
↓
蟹繁殖
↓
別の奴等がクレールをハケーソ
↓
「蟹甲癬」冒頭に戻る
↓
(((゚Д゚;)))
……てな感じの歪んだ解釈をしてみたんだがおk?
>526
それも含んだ余韻のあるエンディングだと思われ。
>525
それ、漏れもビクーリしたw
「虚航船団」を読んだのが、自分が大学生のころだったんで
自分よりずっと年下のイメージがあったんだよなあ。
実際にはほぼ同世代だったわけだが。
家にある本探したけど
くたばれPTAと薬菜飯店と狂気の沙汰も金次第しかない・・・
古本屋行ってみるか。
いや・・結構筒井康隆集めると量あるんだよなあ
新潮文庫だけで自分のエレクタ60センチの本棚は横一杯だ
うん 確かに買っても買ってもキリが無い
れ?筒井の息子って結婚してたのか。
知らなかった。
寡作なのを嘆く人は多いが、多作を嘆く人は初めてだな。
最近は絶版になった文庫なんかも多いし集めるのは大変そうだ。
でも、古書店に出回る量はハンパじゃないからなぁ。
がんばって足で探しておくれ。
伸輔氏、見たことあるけど、若い頃の筒井康隆に似てなかなかの美男子です。
>>534 へぇー。容姿はさておき、画家としての評価は現在どんなもんなのだろうか。
ちょい前の(親父の)エッセイで、初の個展を開催したようなことが書いてあったが…
いろいろご意見どうもありがとうございました。
なぜ星新一と比較したのかというと505さんとまったく同じ経験したからです(笑)。
私も星新一が好きで同じような短編で筒井康隆の「笑うな」読んでガックリ
したんです。
あまり本読みではないので短編の人かと思っていたので、今度皆さんが薦めてくださった
長編に挑戦しようと思います。
あとずいぶん横柄ですみませんでした(笑)
538 :
幻想の未来:04/01/26 20:52
筒井康隆のスカトロ描写系が好きです。個人的に抜けます。
でも、「鍵」とか好きですし、「着想の技術」という硬い書物も好きです。
>537
こういう絵を描く人だったのか。パンチはないけど
繊細で面白いね。顔初めて見たが
ご本人も繊細そうだ。父親とは仲良いのかな。
筒井本人が父親との確執を抱えていただけにちと興味がある。
540 :
名無しは無慈悲な夜の女王:04/01/26 22:19
>>536 「ショートショートはおれの資質にそぐわず、無理矢理つくっても星新一の足下にも及ばない」と自分で言っておられるんです。
そのかわり中・長編はたぶん日本最強です。
541 :
名無しは無慈悲な夜の女王:04/01/26 23:21
せんずり流れてほういほい
鎌倉に家買ってもらったんでしょ。
仲はいいんじゃないの。
>>537 あぁ、彼は水槽にチューブやグラスやらを突っ込んで透過や屈折などをテーマに描いておるとばかり思って追ったわい。
ぬはははは。
545 :
名無しは無慈悲な夜の女王:04/01/27 08:56
もう35才なのか! 驚愕した。
>>535 ここ数年、毎年都内で個展を開いてます。
父親が姿を見せることも・・・
>>545 俺より少しだけ年上だったことを初めて知った。
俺が著作を読むタイミングと、執筆時とのずれが結構あったのだな。
>>546 知りませんでした。一度行ってみようかな。もちろん父親目当てで。
ところで、こないだのNHK教育、クラリネット小説(だったか?)の話題を振られて、「あれは断念しますた・・・」と言う御大が妙に可愛かったり。
子供の話は別にいいのよ。
でも、作品という上では最高傑作なのかなぁ。
実験作かもよ。
失敗作ではないな。
「筒井康隆全子息」
初回特典として、ブックレットが付属。
孫ができたならバブリング創世記に一文を加える必要があるな
康隆、伸輔を産み、伸輔森羅万象の絵画を生み、なべて世は事も無し
絶対に筆であること。
「上下左右」、パブリング創世記の文庫版からは削除されてるのな……
寂しさで一杯だよ。
558 :
名無しは無慈悲な夜の女王:04/01/29 18:07
古本屋ではまだまだ見かけるし、単行本探すべし
559 :
名無しは無慈悲な夜の女王:04/01/29 20:24
SFマガジン 2001年6月号にも収録されてるよ。
>>556 いいなあ、それ。最高のレスをありがとう。
サリンジャー…ライ麦畑で起こるデリンジャー現象。
561 :
名無しは無慈悲な夜の女王:04/01/29 20:51
サリンジャー …オウム真理教の地下鉄テロ攻撃のこと。
562 :
35歳 主婦 ◆baeGuFHffI :04/01/29 21:16
一番最初に読むとしたらどの作品がいいですか?
ちなみに数年前に「虚人たち」という作品を読んだんですけど
意味が全然わからなくて投げ出した記憶があります。
でもそのときはまだ全然読書習慣が無かったときなので今だったら
いけるかも??
まずは徳間文庫の自選傑作集あたりから。
ひきげき【悲喜劇】
浴槽の排水溝にきん○まが吸い込まれて取れなくなること。
566 :
名無しは無慈悲な夜の女王:04/01/29 22:01
568 :
名無しは無慈悲な夜の女王:04/01/29 22:06
やっぱ「夢の検閲官」だと思うんだが
(短編なので本のタイトルにはなってないかも)
サリンジャー …毒ガス攻撃を必殺技とする五人組の特撮ヒーロー番組。
「わたしのグランパ」だったら、初心者用テキストとしていいんじゃないでしょうか?
実は「旅のラゴス」って結構読み応えあるし。
「時を駆ける少女」も必読かと。
そこからだんだんと段階的に毒の混じったものを読みついで行くといいと思います。
本当は「妻四態」を薦めたいのだが。
572 :
名無しは無慈悲な夜の女王:04/01/29 23:25
573 :
名無しは無慈悲な夜の女王:04/01/29 23:49
大いなる助走みたいに
芥川賞すっ飛ばして
直木賞にノミネートされる事ってあるの?
>>568 そ、それは、危なすぎて発表されてないんじゃ…
573は芥川賞と直木賞の区別がついていないのか?
氏のエッセイ内でのみ存在が明かされている未発表作品。
なんでも、放送禁止用語を連発する内容のため、話は面白いが
発表されることはありえない、とか。
関係ないが、今日生協に愛のひだりがわのサイン本が置いてあったから買っちまった。
>>562 マジレス。
『虚人たち』に再チャレンジ汁。
原稿用紙1枚が1分という前提を抑えておけば理解しやすい。
ま、『着想の技術』とか『脱走と追跡のサンバ』を読んでおけば
もっとわかりやすいけどなw
579 :
名無しは無慈悲な夜の女王:04/01/30 21:51
筒井信者のなかでも「虚構船団」「虚人たち」は好きなひととそうでないひとがいるね。
>>579 そうだね。俺の中では、
朝ガス>夢の木>虚人>船団
単純に読み易い順だな、こりゃ。
581 :
名無しは無慈悲な夜の女王:04/01/30 22:26
ビクッ ∧ ∧ ∧ ∧ / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
. Σ(゚Д゚;≡;゚д゚) < うお!なんか凄いところに迷い込んじまったぞゴルァ!
./ つ つ \______________________
〜(_⌒ヽ ドキドキ
)ノ `Jззз
>>579 その辺から入って行ったので、もう印象がもの凄い
こんなのばかり書いてる人なんだ、と思ってた
小説の約束事で遊ぶ小説っていうのを読んだのは、筒井が初めてだった。
メモを取りながら読んだのは虚構船団ぐらい。
漏れの頭では付いていけなかった(w
558 名前:名無し草 投稿日:04/01/31 16:52
あのですね、>535さんに便乗していわせてもらえば、
感性で書いている栗本にコンプレックスを持っているのは
他の作家さん達なんですよ、筒井さんとかね。
彼はテクニカルにしか小説を書けませんからね。
気にしているみたいですね、栗本を。
一見筒井さんは電波好きに見えるけれど、
本当はコンプレックスの裏返し。
栗本は相手にしてませんけれど。
この掲示板の人達もやたら栗本を気にしてますね。
コンプレックスの裏返しなのでしょうね。
小説好きの多くは論理的ではあるけれど、
感性が無い人が多いですから、栗本に無意識に嫉妬する。
この掲示板の人達は必死に栗本を見ているのに
栗本は相手にもしない。そこがまた腹の立つことなのでしょうね。
人には色々な能力がある。それを認め合って社会が成り立っていく。
コンプレックスによって叩いてばかりでは前に進めませんよ。
586 :
名無しは無慈悲な夜の女王:04/01/31 17:57
栗本のホームページ、ものすごいセンスだぞ。
巨大な画像はりまくりで。
真剣に気がちがってるのかと思った。
コンプレックスがなければ生きていけないでしょう?
588 :
名無しは無慈悲な夜の女王:04/01/31 20:29
>>587 インフェリオリティ・コンプレックスとコンプレックスの意味上の使い分けができてないところで
筒井のエッセイを読んでないことが分かるね。
何気に587は名レスだな(w
590 :
名無しは無慈悲な夜の女王:04/02/01 03:39
筒井作品に出会えて、幸せな一生でした。
ですからコンプレックスにも色々種類があってですね。
劣等感のみがコンプレックスではないのであり…
おい。お前ら、聞けってばよ。
592 :
名無しは無慈悲な夜の女王:04/02/01 10:03
ここを読んで 再び読みたくなった作品
旅のラゴス
俺の血は他人の血
最後の叫び声がひらがな表記だったのが印象的
鳥肌たちました。
593 :
ミステリ板住人 ◆hr24ALqEXE :04/02/01 12:05
「ヘル」を読破。
筒井康隆の新作がベストセラーリスト上位から消えて久しい。
20年前は言うまでもなく、10年前でも筒井康隆の新作といえば
出ればベストセラーの常連という感じだったのだが、まさに隔世の感あり。
「ヘル」の場合も、既にブックオフ等の店頭に出回り始めているし、
首都圏にあるいくつかの図書館の在庫・予約状況を調べてみたが、
在庫有又は少し待てば読める程度の予約状況である。
全体的に筒井人気の衰えといったものを実感する。
りさタン&ひとみタンの芥川賞受賞を見て、「文壇にカントリー娘を作ってどうするねん!」
と批判の声を上げた筒井先生だが、
御自身の本が、最早、若人(わこうど)の支持を受けていないのは否定することが
出来ない事実かと思う。
595 :
名無しは無慈悲な夜の女王:04/02/01 15:50
まぁ、売れているからよい、売れないから悪いとは一概には言えないから、筒井の時代が終わった、というのもどうかと思うぞ。
それにしても、芥川賞も直木賞も、今時賞金が立った100満という時点で時流に即していないという感が否めないし話題作りも必要なんだろう。
随分昔にaiko16才を書いた堀田あけみとか、まだ作家をやってるのかな。
荒らしにかまうな
水撒き女より質が悪い相手だ。以後は放置で
(゚д゚).。oO(栗本ってどの栗本だろう…)
パンツをかぶった方
599 :
名無しは無慈悲な夜の女王:04/02/01 21:30
断筆宣言したんだから、全て廃刊にすれば良いのに。
ageてんのはミス住のジエンなんだろうなあ・・・
やはり筒井スレだけにスルーよりも、ミス住に対抗してこぞって自演、罵倒、なりすまし、
あげく本人降臨で大荒れという展開も一興なわけだが、疲れるだけか。
お互い、年を重ねましたね
文庫の「朝ガス」の解説に♪波平さんが舟に乗ってサザエがで〜きた〜
っていうのがあったんですけど、
昔、嘉門が関西の番組で没!替え唄メドレーと題してまんま歌ってたんですよ
どっちが先なんですかね?
あと、ネット上では電脳筒井線はもう読めないんでしょうか?
>>594 まあブロン。まああなた、いったいどうしたの?
ちなみに「ビタミン」もお勧め。
>>586 そこで、「あっ、栗本は気が狂っている」ですよ。
2ちゃんでたまに見かける「〜ですかそうですか」って言い回しは筒井っぽい。
基地外もそう?
水撒き女って、懐かしいな。
>>605 それは昔SF系サイトで流行ったフレーズ
おまいら
改正憲法の前文を作家に書かせる案が出てますよ
ここは命をかけて筒井康隆を推すべし
610 :
名無しは無慈悲な夜の女王:04/02/02 08:58
ついに来たな。バブリング創世記が憲法になる時代が。
よーしおれは筒井を押すぞ。
よーしパパ(r
612 :
名無しは無慈悲な夜の女王:04/02/02 15:03
むしろ中島らもにやらせよう。
すげー日陰な感じの憲法前文
>>602 まだログは残っている。
ASAHIネットの会員になれば全部読めるよ。
あの替え歌はすでに有名だと思ってたけどな
>>615 ( ・∀・)つ〃∩ ヘェーヘェーヘェー
ヽ(゚ ∀゚ )ノ ヽ(゚ ∀゚ )ノ ヽ(゚ ∀゚ )ノ ヽ(゚ ∀゚ )ノ ヽ(゚ ∀゚ )ノ ヽ(゚ ∀゚ )ノ ヽ(゚ ∀゚ )ノ ヽ(゚ ∀゚ )ノ ヽ(゚ ∀゚ )ノ
へ ) へ ) へ ) へ ) へ ) へ ) へ ) へ ) へ )
> > > > > > > > >
┌───────―――――――――――――─────────―――――――――──┐
│ ( ゚ ∀゚ ) ( ゚ ∀゚ ) ヽ( ゚ ∀゚ )ノ |
│ ( ゚ ∀゚ ) 最大級キチガイ警報!!!!!! ( へ |
| ( ゚ ∀゚ ) ( ゚ ∀゚ ) ( ゚ ∀゚ ) く |
└―――──――――――――――――――――――――──―――――――――――――┘
ヽ(゚ ∀゚ )ノ ヽ(゚ ∀゚ )ノ ヽ(゚ ∀゚ )ノ ヽ(゚ ∀゚ )ノ ヽ(゚ ∀゚ )ノ ヽ(゚ ∀゚ )ノ ヽ(゚ ∀゚ )ノ ヽ(゚ ∀゚ )ノ ヽ(゚ ∀゚ )ノ
へ ) へ ) へ ) へ ) へ ) へ ) へ ) へ ) へ )
> > > > > > > > >
618 :
ミステリ板住人 ◆hr24ALqEXE :04/02/03 12:49
各時代における多くの若人の支持を常に得ていたのが筒井作品だったのだが…
これも平成初期で終わったように思う。
断筆宣言解除後の「敵」「エンガッツィオ司令塔」「魚藍観音記」「恐怖」等、
自分は、どれも面白く読んだが、同時代に生きる若人の大部分はスルーしている。
SF界におけるりさタン&ひとみタンの登場が望まれるところだ。
初めて読んだのが魚藍観音記でした。ゴメンナサイ
この人の作品をいくら読んでも「三丁目が戦争です」以上のインパクトには出会わない。
目玉おにぎり・・・
なんのためにマルチしてんだろ、こいつ。
623 :
名無しは無慈悲な夜の女王:04/02/03 19:29
しょうもない書き込みばっかりでマルチしないと反応がもらえないから。
グロ?
ラウンジより
顔に水泡の出来た人。
ニガテな人は精神的有害。
だそうです
俺は見てない
>624 見た
もとがキレイめなお姐ちゃん(←筒井風)だから平気だ
>>618 >>SF界におけるりさタン&ひとみタンの登場が望まれるところだ。
二十何年も前に素子タン&まり子タンが登場していますが何か?
「音羽キャンディーズ」てのもあったねW
ミーちゃん>ケイちゃん>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>あずさタン
SF小説もイラスト専用の絵師を起用しる
631 :
名無しは無慈悲な夜の女王:04/02/04 10:38
カセット文庫で本人の参加した作品は以外に
つまらなくて、納谷六郎とか別の人が朗読した
作品のほうが面白いというのはこれいかに。
>>628 「日本古代SF考」では素子タン&悠子タンだった。
まり子タンはまだデビューしてなかったんだっけ。
634 :
ミステリ板住人 ◆hr24ALqEXE :04/02/04 21:30
基本的には短篇の名手かと思う。
初心者も多いようだが、最近の筒井作品に馴染めない若人には、
以下の作品を、是非手に取って見て欲しい。
1 時をかける少女(ジュブナイル)
今でもラベンダーの香りを嗅ぐと、美少女のイメージとタイムトラベルの感覚が
蘇って来る。
ラベンダーがあるガーデンを覗き込んで、不審者扱いされてこそ、
真の筒井ヲタといえるであろう。
2 ベトナム観光公社
時代を感じさせる部分はあるが、べッ観光には笑った。
ベトナム戦争を題材にした過激なパロディ。
あの時代だからこそ書けた、書くことが許された作品。
ある意味「無人警察」より問題を孕んでいる作品である。
3 最高級有機質肥料
全盛期の筒井氏の筆力の凄さを感じさせる佳作。
まさに「糞そのもの」である(w 一読すれば、この意味がわかるかと思う。
4 末世法華経
個人的にはとても好きな作品。ポリニチレン(w
創価学会と日蓮の思想性の違いをシニカルに描いている。
5 母子像
なんとも不気味なホラーで、忘れ難い印象を残す。
SF出身の作家の手になる作品(短篇)では、小松左京「隠居所の碁打ち」と
並ぶ傑作。
635 :
ミステリ板住人 ◆hr24ALqEXE :04/02/04 21:31
6 老境のターザン
ターザン映画というか、ヒーローというものの実態をパロディ的に描いて間断する
ところがない。チーター(*水前寺清子ではない)は既に剥製。
7 乗越駅の刑罰
後半、エスカレートするサディスティックな展開がたまらない。
筒井作品では地味な印象があるが、不条理を描いてカミュ作品に劣らない出来栄え。
8 睡魔のいる夏
小品ながら、日本SF史上に残る傑作。テーストはニューウエーブそのもの。
行きずりの少女と共に死を迎える主人公は2ちゃんねらー好みかも(w
9 顔面崩壊
まあ、これは面白くて凄いとしか形容しようがない。
10 12人の浮かれる男(戯曲)
裁判員制度導入にあたり是非読んでおきたい一編。
(描かれているのは、陪審員制度だが、法に関するアマチュアの裁判参加の問題点
を考える場合のテクスト足り得る)
勿論、シドニー・ルメット監督による名作映画のパロディとして秀逸なのは言うまで
もない。
徳間文庫と新潮文庫で自選傑作集が出ているけど
初心者に勧めるならどっちだろう?
>636
相手はどんなの好きなのさ?
ドタバタ?叙情的なの?SF?
>>637 いや、具体的な相手がいるのではなく、「勧めるとしたら」という仮定の話。
>>638 値段かよw
>639
う〜んとさ、ならそれぞれ収録されてる作品書いてよ。
一応自分でも調べようとしたけどめんどくさくてやめた。
>>636 徳間がいいんじゃない? 新潮よりテーマが網羅できてるし。
まずは問答無用でドタバタ編を読ませて、適性を見極めるのはどうだろう。
近所迷惑―自選短篇集〈1〉ドタバタ篇
近所迷惑
おれは裸だ
経理課長の放送
弁天さま
欠陥バスの突撃
自殺悲願
慶安大変記
アルファルファ作戦
アフリカの爆弾
怪物たちの夜―自選短篇集〈2〉ショートショート篇
さすがにめんどくさいからパス。
日本以外全部沈没―自選短篇集〈3〉パロディ篇
火星のツァラトゥストラ
日本以外全部沈没
ケンタウルスの殺人
小説「私小説」
ホルモン
フル・ネルソン
モダン・シュニッツラー
デマ
バブリング創世記
裏小倉
諸家寸話
読者罵倒
筒井康隆のつくり方
睡魔のいる夏―自選短篇集〈4〉ロマンチック篇
わが良き狼
お紺昇天
睡魔のいる夏
白き異邦人
旅
時の女神
ミスター・サンドマン
ウイスキーの神様
姉弟
ラッパを吹く弟
幻想の未来
カメロイド文部省―自選短篇集〈5〉ブラック・ユーモア未来篇
脱ぐ
無限効果
二元論の家
底流
やぶれかぶれのオロ氏
下の世界
うるさがた
たぬきの方程式
マグロマル
カメロイド文部省
最高級有機質肥料
一万二千粒の錠剤
わが愛の税務署―自選短篇集〈6〉ブラック・ユーモア現代篇
融合家族
コレラ
旗色不鮮明
公共伏魔殿
わが愛の税務署
地獄図日本海因果(だんまつまさいけのくろしほ)
晋金太郎
廃塾令
懲戒の部屋―自選ホラー傑作集〈1〉
走る取的
乗越駅の刑罰
懲戒の部屋
熊の木本線
顔面崩壊
近づいてくる時計
蟹甲癬
かくれんぼをした夜
風
都市盗掘団
驚愕の曠野―自選ホラー傑作集〈2〉
魚
冬のコント
二度死んだ少年の記録
傾斜
定年食
遍在
遠い座敷
メタモルフォセス群島
驚愕の曠野
最後の喫煙者―自選ドタバタ傑作集〈1〉
急流
問題外科
最後の喫煙者
老境のターザン
こぶ天才
ヤマザキ
喪失の日
平行世界
万延元年のラグビー
傾いた世界―自選ドタバタ傑作集〈2〉
関節話法
傾いた世界
のたくり大臣
五郎八航空
最悪の接触
毟りあい
空飛ぶ表具屋
乙!なんだ、徳間なかなかいい仕事してるじゃないか。
でも、わしは新潮の独特の雰囲気のある装丁が好きだったりする。
あ、カメロイド文部省はいいなぁ。オススメだ。
>>642-646 乙ー。
それにしても、全集まで出した新潮のラインナップが負けてるのはどういうわけだ。
せめてボリュームで勝てよと言いたい。
リトマス試験紙としては、漏れも徳間のドタバタがいいと思う。
「経理課長」「弁天」「アフリカ」を面白いと感じたらOK。
肌に合わないと思ったら残念でした。
厨房の頃に全集をリアルタイムで揃えたクチだけど、「経理課長」は
涙を流してワラタよ。
>>647 カメロイドはハズレなしだね。
この中での漏れ的ベストは「オロ氏」。
「世にも奇妙な物語」でやってくんないかな。
お、がんばりましたな>639。
自分は徳間の4なんか好きだけど
でもふしぎ文学館の「座敷ぼっこ」(※)があるからな。
新潮か徳間か、なら
初心者には手堅く新潮がいいと思う。ヒモも付いてるし。
もし勝手に選集作っていいなら、テーマ別にしないで
いろんなのごちゃ混ぜにしたいな。
「最高級有機質肥料 」「毟りあい」「底流」「睡魔のいる夏」
「幻想の未来」「バブリング創世記 」みたいに。
あ、みんな徳間がお勧めか..
あえていえば、ついでに角ホ「鍵」も欲しいところですね
イリヤムウロメツという手もあるのですが。
>>648 >厨房の頃に全集をリアルタイムで揃えたクチだけど、「経理課長」は
>涙を流してワラタよ。
「経理課長の放送」は未だに公共機関(電車・バス等)では読めません。
笑いを堪えきれない。
俺は裸だなんていいよね
「おれは裸だ」は筒井ワールドの舞台で見た。
阿鼻叫喚でした(褒め言葉)。
さんまがテレビでやったんじゃなかったっけ?
記憶曖昧だけど
>>656 あったね。ビデオ持ってるよ。原作には到底かなわないけど、結構面白かった。
659 :
ミステリ板住人 ◆hr24ALqEXE :04/02/05 20:00
この板では未読の者が多いだろうが、
「ロートレック荘の殺人」は、叙述トリックを使用したミステリの傑作。
ジャンルを超えた限り無い才能には脱帽せざるをえない。
しかし身障者ネタはまずいような。
この人は、病気や障害には少し無頓着過ぎる部分があるかもしれない。
ネタバレに無頓着より何億倍もましよ
>>659 無頓着なのではなく、意図してやってますよね。
しかしどうでもいいけど、なんか偉そうだね、あなた。
ミス住も意図的にネタバレしてるぜw
>>661 このスレならではの言い方すればこのひとは葦原将軍ならぬ知識人ミス住
なんですよw
まあ2chのピエロちゃんとして遊べばヨロシ
>>665 知的障害者に対して無頓着な人を差別するな。
断固抗議する。
正直なところ、活字を読んで笑い転げるという体験は筒井作品以外ではしたことがない。
>>648や
>>653の言う「経理課長の放送」もその一つ。
あとは「関節話法」のクライマックスと「自殺悲願」の首吊りかな。
>>667 全部同意。
漏れは他に「原始人」の言い争いシーンと「三人娘」のラスト1行。
みんなはどう?
そらやっぱ「笑うな」だと思うんすが
そ、そんなことしたらあなた感化院。
乱調文学大辞典に一票
ツキジデス → そうですか。
すんません。爆笑しました。
セネカ → せねだ。ってのもあったな。
【なだ・いなだ】
どっちだ。
【ドーデ―】 → なにが?
森鴎外が一番笑ったな。
677 :
名無しは無慈悲な夜の女王:04/02/06 03:11
>>634 >小松左京「隠居所の碁打ち」
すいません。ググッたけど出てきません。
もしよかったらどの短編集に入ってるのか教えてください。
単行本未収録で「インテリゲンチュア・イン・ジャパン」掲載ってところ
だろうな・・・
>677-678
続きは小松スレで頼む。
あんまり引っ張るとスレ違いになるよ。
漏れは「裏小倉」に1票。
自分で解釈不能と言い切って、投げっぱなしジャーマン状態になってるのがすごい。
>>677 講談社文庫の「さらば幽霊」に入っているけど、
入手は難しそうだ。
裏小倉は、オリジナルと対比しながら読んだら
なかなか感動した。
>>680 「さらば幽霊」にそんな作品は入っていないぞ。タイトルをよく嫁w
あはは、ほんとだ。脳内変換していたようだ。
わはははははははははははははははははははははははははははははは
<通釈>笑ってごまかしている。
>>679 お、出たな「裏小倉」。
たしか「これやこの・・・」で始まる句がパニック状態みたいな
シッチャカメッチャカになってて激ワラタ記憶がある。
全文は思い出せないけど。
「せろにあす」は「もんく」の枕言葉。
面白すぎ。
おまいら「信仰性遅感症」を忘れてはいけませんよ。
686 :
ミステリ板住人 ◆hr24ALqEXE :04/02/06 21:15
自選SFヲタ向き筒井康隆長編ベスト3
1 霊長類南へ
全盛期の筒井氏にしてはおとなしめの感がある人類滅亡テーマものだが、
逆に滅びに至るまでの淡々とした語り口には味わい深いものがある。
2 脱走と追跡のサンバ
筒井流「果しなき流れの果に」にか?これははじけ方が凄い。
3 馬の首風雲録
筒井流S・O。かなり楽しめる。
>>679 「衣ほすてす匂い嗅ぐ山(だったか)」にはワロタよ。
古文の知識が_| ̄|○なんで「裏小倉」はダメだったけど、
「カラダ記念日」は堪能させていただきますた。
一二三四五六七八九十十一十二十三十四
>>684 ジャズ・ピアニストだったとは、今何気にググって初めて知った。
恥ずかちー
やっぱドビンチョーレだね。
まああれよ「ペニスズメ」最強ってことでw
最強とか言い出すと話がおかしくなるからやめようぜ
>>683 これやこの ゆくもかえるも これやこの
しるもしらぬも ゆくもかえるも
これだね。
直訳ロックみたいに投げやりな通釈がまたイイ!
タモリ・赤塚不二夫・筒井康隆って無敵のトライアングルだよな。
無敵とか言い出すと話がおかしくなるからやめようぜ
>>696 強いのは知ってるんで、追いかけてこないでくだちい
無敵が俺を呼んでいる。
歌川華子女史は今は不可能だろうと思う。
死んじゃうよな。
じゃあ「クジリモ」最低ってことでひとつ。
やっぱ唯野教授だろと小一時間。
「淘汰され、魂は虚無の宇宙に飛んでデス・スターの周囲を周ります」
におうげろげろ
703 :
名無しは無慈悲な夜の女王:04/02/07 13:31
筒井御大にぜひ憲法前文を!
で思い出したんだけど、星新一さんの訳した「アシモフの雑学コレクション」によれば、
アメリカ独立宣言の文章を書く際に、ベンジャミン・フランクリンをノケモノにしたそうな。
理由は「この人、絶対どこかにギャグを入れるから」だそうな。
どーも、このエピソード、サングラスをかけて和服を好み、神戸と東京をしょっちゅう往復する
某ホリプロのタレント氏(文章がうまいという特技があるらしい)にイメージが重なってしょうがない。
てるてる家族に出てくる人かな?>タレント。
>>704 今は東京に住んでるんじゃなかったっけ?
垂水の豪邸は引き払ったのかな?
707 :
名無しは無慈悲な夜の女王:04/02/07 21:03
まずはそのタレントを国会に送り込むべきだ。国会答弁で放尿。これしかない(なにが)
さくらももこのシリーズは活字で笑い転げた記憶有り。
あさりよしとおの宇宙家族カールビンソンという漫画には筒井ネタが頻出ですが既出ですか?
あと沙村明広さんのおひっこしという漫画に電波な会話をするコに
「マグマグ人?」というトコがありワラタ。
>>708 神戸には家のほかに仕事場もあったはずだが。
でも最近は東京にいることが多いみたいね。俳優の仕事もあるし。
>>707 いや、やはりそこでは最高級有機質肥料を…
伝説の本屋がある
中央からぶら下がった番台みたいな
管理人が居る書棚が一定感覚で
4面に移動するという本屋
その下は畳敷きで店主の息子の嫁が寝ている
店主の息子はベストセラー作家だったが若くして死んだ
その本屋は店主の息子の印税で立てられたものだ
隣は地方随一の印刷屋で
店主とジッコンの仲だ
私は職を失い放浪中だったため
その本屋に厄介になることにした
とおりをはさんで向かいには
フライドチキンを廃棄するアクリルのボックスがある
ひがな「スルワンとムヘ」とか「シルメンバ」などの
難解な書物を読み暮らしていた
息子の嫁は身体が悪いらしく
昼日中は移動する書棚の下で眠っているが
夜になると店主と同衾する
私は板の間でそれを眺めつつまんじりとせず夜を過ごすのだ
ある夜のこと
所用で地方都市に出かけた私は
帰りの電車賃もきれとぼとぼと田舎道を歩いて帰宅した
疲れた身体を横たえた私に
店主と息子の嫁は優しく笑いかけた
いつもは眠っているのにその日はなぜか二人とも明るい
私は始めて息子の嫁が布団から出ている姿を見た
古臭いセーラー服を着てボンヤリと笑っていたが
顔はネズミにそっくりだった
そんな夢を見た
「信仰性遅感症」でオナニした厨二の頃・・・
朝のNHKテレビ小説で久々にご尊顔を拝見。
変わりませんなあ。
ごく最近知りました
もの凄く面白くて感心は勿論のこと嫉妬のほうが大きいです
昔からのファンの方は新しく読み始める者に対して
どのようなご感想をお持ちですか
嫌なものですか
やっぱり昔からの愛好者には精神がちょっとあれな人が多いのですか
>716
そうだがだから何だというのか?
>>716 ちょっとではなくかなりあれな人が多い。
もちろん俺も含めてだがな。
>>716 厨房時代に「メタモルフォセス群島」でハマった俺・・・
文庫裏の紹介記事読んで秘境冒険モノと思って買ったのが運のつき
というわけで精神はあれにならざるを得ません
>>16 「霊長類、南へ」をポリティカル・パニック・サスペンス小説だと
思い込んで文庫を買い、全然違ってたけどむしろ面白く読めてしまった
のが私の筒井デビュー。
というわけで、私の精神もあれですな。
>16
実家に「12のアップルパイ」があり「トラブル」でハマった
自分の精神もまああれなんだと思う。
「12の・・・」に限らず、筒井ってアンソロジストとしてもかなりいいよね
723 :
名無しは無慈悲な夜の女王:04/02/10 23:26
昔、書店で何気なく手に取ってみた短編集に載っていた「笑うな」をよみながら、他の客の目も気にせず、涙を流しながら書店で笑い転げたのが昨日のことのように思い出される。
724 :
名無しは無慈悲な夜の女王:04/02/10 23:27
>719
ぺにすずめ?
725 :
名無しは無慈悲な夜の女王:04/02/11 15:45
ホラーアンソロジー「異形の白昼」は今にいたるも俺的最恐傑作。
「孤独なカラス」は読み返す気も起きないほど恐ろしい。
726 :
名無しは無慈悲な夜の女王:04/02/11 19:12
>>725 自分は「件の母」が怖かった。
夢に見た。今でも障子越しに彼女の影が見えているイメージをしてしまう。
727 :
名無しは無慈悲な夜の女王:04/02/11 19:19
失礼!「くだんのはは」とひらがな表記の方が怖さが増すハズ。
不粋なことをしてしまいすみません。
どこかのエッセイで
「私の本を中学生の頃から愛読している人は、頭が良く回る鋭い人間が多い」
といった趣旨のことを言っていました。
「頭が良く回り鋭い」という自覚は、リア厨当時はおろかいい年した今でも全然感じないがな('A`)
>>728 そりは、「君、厨房のころから僕の本読んでるの?早熟だよねぇ」
のいいかえでは?
>「私の本を中学生の頃から愛読している人は、頭が良く回る鋭い人間が多い」
>728
あれ、
「中学生でおれの本を読んでいる子だから頭のいい子には違いなく〜」
みたいなのじゃなかたっけ
俺はその部分は自虐的なギャグの意味だと取ったがなぁ。
過剰に我田引水にしたあたり、際立たせてるという。
>728
あ〜思い出してきたぞ、
近所の中学生の間でなぜか筒井の名前が出た時に
「ほら時をかける少女の原作者だよ」て説明してた子に対し
「あの子は他のも当然読んでいるのだが
友人たちに分かりやすいように有名な作品で説明したのだ、
そもそも中学生で私の作品を読んでいる子だから頭が〜」
てな感じ?
「二度死んだ少年の記録」にもあったよ。
中学からの愛読者であったが、父親から「おまえのよく読んでる本を見させてもらったが、
あんなの読んでいたらおまえはキチガイになる」と言われた
736 :
名無しは無慈悲な夜の女王:04/02/11 21:03
20年程前、当時はそんな時代だった。
それから世の中が全体的に基地外になっているから、
今では筒井も古くて痛い時代遅れの感性。
オレは30代のオヤジだから好きだけどね。
筒井康隆の読者が登場する。彼は気が狂っていた。
ああやっぱり脳障害なのだ。
今じゃ立派な基地外だよね、漏れたち
「狂ってる」が誉め言葉になる稀有の作家と稀有の読者
>>735 ウチもそんな感じ。母親(60歳)が読書好きなので、いつも俺の本棚から良さげな本を持っていくのだが、筒井康隆には触ろうともしない。
よっぽど嫌な思いをしたのだろうな(w
父親が山藤章二好きで、某夕刊のエッセー集シリーズを集めてたのだが
「狂気の沙汰も金次第」だけ貪り読んでしまった漏れ
お父ちゃんごめん
文庫「旅のラゴス」の表紙ええ感じやがな
あれやったら表紙だけのためにでも買おかとおもたわ
中身はどうか知らんけど
中身はそれに劣らずかなりいい感じ。
映画化したら誰が主役かな〜?
津川雅彦?
ケビンコスな! トムクルうぞ。まあ、ジョデフォスタればいいんだけどね。
>744
文庫というても2種類ある。徳間と新潮どっちや?
勘違いした。徳間で正しい、スマン。
文庫じゃないやつの表紙であのおそるおそるっていう感じで
顔を出してるのは誰なのかなあ?
752 :
名無しは無慈悲な夜の女王:04/02/15 23:15
age
マイベストは
虚人たち
虚構船団
かな
って当たり前すぎ??
だから「夢の検閲官」だつってるだろ
誰がなんつっても『残像に口紅を』
ベスト論議は荒らしの召還呪文でもあるのでそのへんで・・・
ひとそれぞれであります。
それにしても、筒井スレはベスト談義になること多いね。
それだけ、作品がバラエティに富んでる、ってことかね。
758 :
名無しは無慈悲な夜の女王:04/02/17 01:49
ここの人たちは、漫画の「NANASE」は読んだのか?
漫画のNANASEはマイナスだ
漫画のパプリカよりましだ
筒井康隆全漫画より(ry
改行は
で行います。
ああん、間違えた。
家族八景読了後、七瀬ふたたびを購入してパラパラ見るもどうもスイッチが
入らず、放っておいたらマンガでNANASE。
読んでる雑誌に載ってのでどうしても見てしまい読む気しなくなった_| ̄|〇
エディプスの恋人もだ。くそー!「犯人!?あぁヤスだよ」をかまされた気分。
この文章は。(以下略
フルナルイッサ コレニアリ コム コム・・・
「遊民の街」(『にぎやかな未来』収録)
効率を追求し、社会をシステム化していくとこうなる、と解釈したが、
今の日本はまさにそこへ向かっている気がする。
赤塚不二夫の七瀬があるようですが
現在これを読むことは可能でしょうか?
ハウスジャックナナちゃん
770 :
名無しは無慈悲な夜の女王:04/02/19 01:19
771 :
名無しは無慈悲な夜の女王:04/02/19 10:24
こないだ
奥さんが木になっちゃう短編読んで
まじ泣きそうになりました。
佇む人
漏れも「佇むひと」でぐっときたクチだが、
筒井のあとがきに「お紺昇天」と同じで
主人公は楽しんでいるのだ とあって
子供心に「???」と思った。
なるほどー。
確かにある意味では楽しんでいるともいえるね。
ま、あんまりそういう見方はしたくないが・・・
「お紺昇天」 この前ふと思い出して
思いだし笑いならぬ思いだし泣きしてしまった。
若き日に読んだときはさほどでもなかったのに
最近あの手の話に弱いな。
しかし筒井の作品には意外と涙腺刺激するのが多いよ・・・
「お紺昇天」てどんな話でしたっけ?
佇む人は郵便屋のところで「これぞまさに『ポストマン』」などと詮も無い
事を考えたりしました。
777 :
名無しは無慈悲な夜の女王:04/02/19 18:47
あのさあ
タイトル忘れたけど高校生の悪ガキ数人が家に同級生の女二人つれこんで
強姦しようとして失敗する作品あったよね
あれって本人の実話らしいよ。
しかも筒井はあの作品について
あれはそれほど心の傷になってないから書いたとか言ってるんだよ
とうことは若いころの事件で書けない話ってもっとひどいんだろうな。
こわいよ
モナー板のギコぐるみスレに、こんなのがあった(w
199 名前:( ´∀`)さん[sage] 投稿日:04/02/18 22:02 ID:pDTh02I7
_______
/,ィーーーーーーっ /!
// | .// | 筒井 康隆 金玉 風呂 伝説
/∠(´・ω・`)'゙/ |
| ̄ ̄∪ ̄ ̄ ̄| /
i (゚Д゚,) | / < これは現実か? それとも虚構なのか?
i___(ノ_U__|/
| | ω
し`J
779 :
名無しは無慈悲な夜の女王:04/02/19 22:40
星がぺちゃっとつぶれる奴とか、ドブネズミとハツカネズミの奴とか、なかなか面白い短編もあるのに。
781 :
名無しは無慈悲な夜の女王:04/02/20 00:01
>776
未来の人口知能搭載型車が女性の声でカーナビよろしく主人公の男に尽くすが
安全性を保障するため故障もしてないのに○○される道行の間に交わされる
男と車(紺色)と途中同行する他車との会話で綴る叙情記
>777
女子中学生はアレだけでも充分恐かったのに
「疎開先では、百姓の子供がそれはそれは酷いことをした」怖い。
最近、急に思い立って片っ端から再読しているので
スレは以下と無いかと探して来てみたら、このスレ面白いですな。
断筆以降の作品は読んでないんですが、どれから読めばいいですかね?
高校時代、趣味が似ている友達に貸したものの
感想が「この人の家、うちの近所やで」でした。
他の何人かに貸しても、話す相手が出来なかったので
国語を教えていた担任と筒井作品について熱く語りあった事をふと思い出しました。
女子高生にはあまりオススメ出来ないんでしょうかねえ。
スレは以下とってなんだ。
>782
自分も中高で読んでたが、別に同級生に貸そうとは思わなかった。
実家の茶の間に放り出してた「家族八景」を
いつの間にか祖母が読んでたくらいかな。
「陰悩録」「郵性省」は同級生の友人にたいへん喜ばれた。
角川文庫「日本列島七曲り」を貸したのだな。
角川で知世が大いに時をかけていた頃であった。
最近興味を持ち始めた者ですが
多いですね。
年内に全部読めるかどうか。
読み終える前に死んでしまわないことばかりを
願っています。
「二度死んだ少年の記録」を読んでトラウマになってしまいました。
この作品は是非映画化して、学校で映写すべき。教師ってなぜそんなことも
考えないのだろうか。といっても半端な監督では撮れないだろうなあ。
万延元年のフットボールも凄い。北斗の拳は、これをぱくったとしか思えない。
789 :
名無しは無慈悲な夜の女王:04/02/20 19:14
だまれ牛の睾丸
というフレーズが好き。
なんていう小説か忘れたけど。
790 :
名無しは無慈悲な夜の女王:04/02/20 19:15
ラグビー?
元ネタと取り違えてるぞw
792 :
名無しは無慈悲な夜の女王:04/02/21 01:32
筒井でなにかお勧めの長編SFあれば教えてください
>>792 「馬の首風雲録」か「家族八景」。
グロでもOKなら「幻想の未来」。
とりあえず片っ端から読んでみようじゃないか
ひそかに「果てしなき多元宇宙」がすき。
福田和也の書いた『作家の値打ち』では、
筒井康隆は比較的評価されていると(俺は)受け取ったが、
その中で「小説的運動神経が抜群」といった評があって、なるほどと思った。
797 :
名無しは無慈悲な夜の女王:04/02/21 06:28
俺は迷わず「霊長類南へ」を推奨するが、絶版?
じゃ「夢の木坂分岐点」
798 :
名無しは無慈悲な夜の女王:04/02/21 19:22
>>797 「霊長類南へ」って作者が「渚にて」を読んで、人間がこんなに大人しく行儀正しく
滅んでいくわけねーだろというような反発から書いたのかなあ。とか思ったけど
多分違うよね。中性子爆弾みたいのが炸裂して大人しく死んでゆくような作品も
あったし。(題名忘れた)
初期は「幻想の未来」をはじめ終末ものが結構あったような。冷戦当時だったから?
>798
爆弾炸裂の話はメル欄だよ
自分は大好きな話だ
>799
私もその作品は大好きだ。ドラマティックな出来事が起こるわけでもなく
淡々と週末を迎えるあの雰囲気がたまらない。
ぼくの週末も淡々としてます。
終末もので思い出したけど世界が終わる寸前に少年時代に戻って
終末を繰り返さないように努力しようとする話が面白かった。
大統領になるにはどうすればいいの?
804 :
名無しは無慈悲な夜の女王:04/02/21 23:08
タックと競うべし!
健在なり!健在なり!
>>802 「秒読み」だね。
世界一ピュアなキスは、あの作品のためにある言葉だw
昔のさ、なんて言うか青臭い作品も割と好きだ
レモンのような二人 とか2万トンの精液 とか
あと「会いたい」だっけ好きな女の子にいじわるするやつ
亀だが、
>>725に同意するぞ。あのアンソロジーは怖すぎる
確かに「カラス」は現在読んでも怖い。詳しく書かないが、ごにょごにょなことが今以上に少なかっただろう発表当時はもっと衝撃だったんでしょうな
漏れ的には曽野「長い暗い冬」がもうだめね・・・
>808
スレ違いだが、教えてくれ。
「長い暗い〜」のラストがどうもよく納得いかん。
メル欄でどうしてアレになっちゃうんだ?
話がループするから?
>785
おお、君があの!ようやく娑婆に出て来たのかい。おめでとう。
・・・・で、
金属バットをふるったのは何にエイキョウされたのでつか?(笑)
>>309 ループというよりも「ああいういやなお話」って形になっちゃったってことで
はないかと。
それで、それしか理解できるものがまわりにない子供、それに気づかないで子
供は「○○○○だ」とおもってる(どころかむしろ自分のが○○○○でなくな
るのではと思っている)父親。海外の暗い冬とやるせない過去をもったふたり
きりの親子の置かれたこの環境・・・
>>811 幼児につたない思考をもってしても、あのループは納得いかない。
でも、そのことを質問して確認できる相手がいない。
そもそも話相手そのものがいない。
向かい合えるのは、論理的に狂った絵本一冊。
他の選択肢もなく、その一冊の世界に没頭するうちに・・・。
と、漏れは解釈したけど、どんなもんかね。
>811-812
レスありがとう。
話自体は、好きなんだよ。「異形」の中でちゃんと憶えてる話だから。
それ読んだ時は高校生だったんで
ああいったラスト(メル欄)がそれほど「異常」だと思えなかった。
ちょっと皮肉の利いた話になっちゃった、くらいに思ってた。
だから納得いけなかったんだな。
814 :
名無しは無慈悲な夜の女王:04/02/23 00:51
久しぶりにアフリカの爆弾を読みました。
あの中で、「愚かな土人だと? 愚かな人類といえ、人類と」というシーンが胸にずんと来ました。
もし、土人という言葉が使えなかったら、あのシーンは全く意味をなさないでしょう。実際、土人はatokでは変換できない言葉です。
言葉狩りの無意味さを、そして、氏の、断筆に至る葛藤を垣間見る思いがしました。
>814
へえ..ことえりじゃいの一番に「土人」でるけどなあ
816 :
イラストに騙された名無しさん:04/02/23 17:02
筒井康隆なら「旅のラゴス」が一番好き。
ベタな話だとか言う人いるけど、自分の中ではベストです。
BGMには、坂本龍一の「旅の極北」(「音楽図鑑完全盤」収録)を思い浮かべてます。
誰かアニメ化にしてくれ(コミックでも可)
そういえば、筒井作品って、アニメ化されてないね。
コミックになっているケースは多いのに。
(永井豪とか短編をマンガ化していたらしい。)
「度人」になるな。
土人って打つには「つちじん」でいくしかないや
818 :
名無しは無慈悲な夜の女王:04/02/23 18:35
普通にロートレック荘事件で騙された。ショック!
819 :
名無しは無慈悲な夜の女王:04/02/23 20:00
「昔はよかったなあ」最高でつ。
>816
>アニメ化
「スーパージェッター」の脚本
「お紺昇天」のラストの2文、"そして歩きながら呟いてみた。「何て、すばらしい車だったんだろう」"というのにちょっと違和感をかんじました。
これだと突然場面がブツ切れになった感じで、しっとりとしたラブストーリーの終結としては不自然じゃないですか。
だから、この最後の台詞は何かひねくれた意味を持っているのじゃないかと思いました。結局主人公にとってお紺は「車」であって「恋人」ではなかった、みたいな。
「信頼」関係はあったけど「恋愛」てベタついた関係ではなかった、
てことだと思った。
824 :
名無しは無慈悲な夜の女王:04/02/24 03:07
だから主人公はその感傷を楽しんでおるのだ。
旅のラゴスは宮崎駿がアニメ化する話が進んでいたらしい。
どっかのページに書いてあった。
マンガ版のパプリカの巻末にその話題が出てるとか。
と、思ったら既出だった。
827 :
イラストに騙された名無しさん:04/02/24 17:31
確かにジブリあたりがすると面白いかも。(徳間からも出てたし)
でも、2時間ものより、12回か26回でやってくれた方が、話的にはいいと考えたりもする。
そういや、「スーパージェッター」の脚本していたね。人身売買の話が却下されたとかいう話を「腹立半分日記」で触れていた。
828 :
名無しは無慈悲な夜の女王:04/02/24 18:28
「壁抜け」のオチをジブリがどう表現することやら(w
829 :
イラストに騙された名無しさん:04/02/24 19:13
いや、普通に女がいると思って抜けるのだから、抜けた先に男がいたら、まずは驚くのが当然だから、無理してそういう設定にしなくても大丈夫だと思うけど
ジブリは娯楽というよりネイチャーだからなぁ。
押井あたりの醒めた感覚の方がよいような。
千年女優の今敏(かなりの筒井ファン)が、
パプリカをアニメ化したがってたらしいが、潰れたそうな。
パプリカは実写で映画化の話もあったそうだが、当時のCG技術に難有りで
話が流れたそうな。
って話が某アニメ雑誌の両氏対談に載ってたよ。
あの「パーフェクト・ブルー」の今敏監督って、筒井スキーだったのか!
ああ、だからパプリカね〜。
見せ場とか、あの監督のテーマ
「現実と非現実のブレをアニメーションの技術で体感させる」
でヤリたいんだろうなあ。漏れも見たい。
833 :
名無しは無慈悲な夜の女王:04/02/28 02:17
筒井が全盛期なら、麻原裁判をモデルにして
「無実の日」を書いただろうにね。
834 :
名無しは無慈悲な夜の女王:04/02/28 02:34
いまでも時事ネタでドタバタ書いて欲しいです
書くのに飽きたとか言わずに
835 :
名無しは無慈悲な夜の女王:04/02/28 02:34
いまでも時事ネタでドタバタ書いて欲しいです
書くのに飽きたとか言わずに
昨日近所の古本屋で『残像に口紅を』(ハードカバー)ハケーン。
思わず購入してしまいました。
しかし金200円也。情けないのう…
俺にとって、やっぱり筒井といえば「家」だな。
「家」はホンマに衝撃的だった…
たぶん、あの当時流行った「核戦争後の世界」の一種で、どこかの沈没した高い塔か何かに住んで
延々と近親相姦を繰り返した一家が、食料と称して大陸に死体を漁りに行く話だと思ったんだが、
俺の頭には刺激が強すぎたよ。
自薦傑作集に「鍵」は入ってるのに、これは入ってないんだな。ちと残念。
こういうの書けるのって筒井くらいだよなあ…他にいたら教えてくれ。
最近、こういう頭をガーンとさせるような小説ってないよナ…宮部の「レベル7」をタイトルとアオリだけで
買って激しく激しく、脱力感と後悔に見舞われたのは…
「家」が筒井傑作選みたいな本に採られていないのは、不思議だよね。
おれが編者だったら、採り上げるだけじゃなく本のタイトルにもするがなあ。
>>837 切れてましたぁぁぁぁぁ!
そりゃそうか。
最近ので「家」と似た話と言えば、川の傍の旧家に嫁入りに行く話があったと思うんだが、
最後まで読んで「ああ…もう筒井も終わったかな」と思ったよ。
さいぷ りいす ってなんだったんだろう… surprise?家だからcypressかと思ったけど発音が違うし…
>>839 まさに One and onlyだよね。
他のは巧拙あれど亜流はいても不思議はないけど、あの世界観だけは真似のしようがない。
「鍵」と一緒に入れてほしかったなあ。
それにしても、中学あたりで筒井に嵌まってまともな人生送れてる奴いるのか?
843 :
名無しは無慈悲な夜の女王:04/02/29 00:15
>>842 今中学生やってて、筒井康隆にはまってる。
ガクガクブルブル((((( ;゚Д゚))))))モシカシテマトモナジンセイオクレナイノ?
>>843 大丈夫
傑作も駄作もあるし
一通り読めば飽きるし
>>843 大丈夫!中三の時に、筒井康隆にはまった漏れが保証する。
大学二浪シタケドナー・・・_| ̄|○
しかも二年で中退シタケドナー・・・ ・゚・(´Д⊂ヽ・゚・
>>843 大丈夫!中一の時に、筒井康隆にはまった漏れが保証する。
大学中退してホームレスシタケドナー・・・_| ̄|○
しかもその後二年で自殺シタケドナー・・・ ・゚・(´Д⊂ヽ・゚・
>843
大丈夫!中一の時に、筒井康隆にはまった私も保証する。
美大に6年いたあげく中退シタケドナー・・・_| ̄|○
しかもその後5年神経科に通ッテルケドナー・・・ ・゚・(´Д⊂ヽ・゚・
>>843 大丈夫!小六の時に、筒井康隆にはまった私も保証する。
高校中退しちまったケドナー…_| ̄|○
でも今は立派な?書店員さ(w
849 :
イラストに騙された名無しさん:04/02/29 09:12
筒井を小6に「にぎやかな未来」で入門しました。
現在、無職です。会社も1年半あまりでリストラされた。
だからといって、読むの辞めようとは思わないでね。いい作品なんだから。
フォローじゃないけど、ファンという人にも国語教師していた人いますから。
ところで「家」って、「将軍が目覚めた時」に収録されている話ですよね。
題名には惹かれるものは感じますね。またブックオフで探そう。
でも「家」は新潮から出ていた作家個人のベスト作品集みたいなもの(ハードカバー)で、筒井康隆の作品集には収録されてた覚えがあるが
>>841 亀ですが、どこかの筒井関連スレで一度、あの歌の読解が試みられていました。
そのときはたしか「さいぷ りいす」=cypress イトスギ(の枝)、哀悼の象徴
ではないか、ということで落ちついたと思います。たしかに発音は違いますがw
こうして謎解きする楽しみがあるのも面白いですな。
>物語の筋なんてものはなく、ただひたすらシュール。
>まったく意味のわからないことがだらだらだらだらと冗漫に書かれているだけ。
>退屈で眠たくなる。安部公房氏の小説みたい。
>エンターテイメント小説ではなく完全に純文学に属する。
そうなの?
エンタメ乞食が読み飛ばしてんだろ。
安倍公房だって話の筋はしっかりしてるじゃん。
最近の「あらすじ本」とかについては、御大怒り狂ってるのでは。
>>853 あれとて虚構内虚構、いやいっそ架空の小説の架空のあらすじで
あっても一向に構わないのだ、そうだそうだ。とかいいそう。
いや今、200円で買った 『残像に口紅を』 読んでるもんでw
>851
というかその引用部分はどこから?
誤爆?
とりあえず安部公房も読めないw書評家の言う事に、耳を貸す必要は無いと思われ。
あとプロの小説に対して「好みではなかった」ことを「意味のわからないことがだらだらだらだらと冗漫に書かれている」
としか表現できない人は、実社会でも相当苦労する権力志向の持ち主かも。
簡単に言うとスネ夫。
そりゃスネ夫に悪いよ
>858
サンクス。とにかく想像力のカケラも持ち合わせてないんだろうな、この人。
自分には判らない=純文学というのもすごいがw
安部公房も筒井康隆も楽しめないなんて不幸な人ですな。
脱走と追跡のマンボ
861 :
名無しは無慈悲な夜の女王:04/03/02 01:56
脱走と追跡のルンバ
>>849 「新潮現代文学」っていうシリーズだよね。「家」が入ってる選集は、あれと
「デマ」だけだと思う。
>>841 おれは「谷間の豪族」読んで、「筒井も今や『家』の中を歩き回れるようになった
んだなあ」と、感慨深かった。
亀 スマソ
禿しく同意しておく
>>863 漏れも早くそういう読み方できるようになろう。
>>849 新潮文庫の「将軍が目醒めた時」の後ろから三つ目にあったね
カンチョレ族最高
「宇宙衛星博覧会」くらいまでは、単行本 で、20万部かるく超えてたのに、いまじやあ、まに出しても、実売2〜3000部ほどだもんなあ。 あんまり長生きするもんじゃないわ。
870 :
イラストに騙された名無しさん:04/03/04 00:13
10年前、絶版していた小松左京の短編求め、わざわざ大阪まで出張っていたあの頃。
今では本屋に普通に並んでいた筒井康隆の新潮(一部が)・集英社文庫がのきなみ入手困難に陥っている。
十年一昔とつくづく、おっさんじみたことを思ってしまった・・・
ちなみに、時かけの表紙(不二本画伯)の方が、気持ち悪くてトラウマになった覚えあり。
同時収録の短編、あんなに面白いのに・・
「悪夢の真相」なんか、中学生のための心理学初級入門みたいな内容だし
そうだね。俺もブックオフで絶版の筒井文庫本をみつけたら、とりあえず確保してる。
転売目的とかコレクションではなく、(全集+ハードカバーは実家に置いてあるので帰省の時しか読めないので)こっちで読むためだけどね。
872 :
plastikmen.:04/03/04 01:05
221語る上ではエンターテイメントからエキスペリメンタルな純文学へぐぅっと一歩踏み込んで行った「虚人たち」は外せないかも。
虚構内存在としての認識を持った主人公が自分が置かれている環境設定や情況を読み解いていきながら自分のキャラクターを学習し
つつ特殊な物語内世界を奔走してゆくメタフィクション、これで確か谷崎賞とか取ったのかな。
超虚構宣言だなんて事を言い出した頃でこの頃からさかんにラテンアメリカ文学へ傾倒していったりイーグルトンとか
読み出して理論武装していったんだよね。
>>872 「虚人たち」泉鏡花賞
「夢の木坂分岐点」谷崎賞
874 :
plastikmen.:04/03/04 01:33
使徒使徒使徒
875 :
plastikmen.:04/03/04 01:34
そうだったぁ。教科書だったぁ、失礼。
876 :
plastikmen.:04/03/04 01:39
急に思い出したけど、カセットブックで221本人がリーディングしてるアル中のモノローグの短編で激笑ったなぁ餓鬼の頃。
呑んでいる内にどんどん決まってきて幻覚ばしばしで小さな大名行列が部屋の隅を横切って行くやつ。あれ何処いっちゃったのかなぁ。
そして俺のデビューは小学校4年生の時に呼んだ「笑うな」。
「おもての行列なんじゃいな」だっけ?
「ジャズ大名」DVD手に入らないよう
もう品切れ絶版なんだろうか
879 :
名無しは無慈悲な夜の女王:04/03/04 04:21
JALの佐藤静香さん、かわいい。
小学生の時に「家族八景」を読んで、家族に不信感を抱いた俺
筒井の駄作を語るってのはどうだ?
フェミニズム殺人事件とか
富豪刑事とか
富豪刑事駄作かなあ?かなり良質のエンターテインメントじゃない?
と釣られてみる。
朝のガスパールの駄作っぷりに感動した
「富豪刑事」は漏れのツツイベスト10入りだぞぉ〜!!
金を湯水のように・・・
もっとガンガン金を使うのかと思ってた。それこそ某マイケルのように。
筒井マンセーのおれだが、「新日本探偵社報告書控」は駄作傑作以前の問題として、未読了である。
バブリング創世記、真面目に全部あまさず読んだ奴いる?
・・・・・・・・・・ぅうッ!
虚人たちの空白ページを1ページ3分(だったっけ?)
を守って読んでる人いるかな
まさか日本に裁判員制度ができるとは…ガクガクブルブル
固定観念と感情に囚われて、客観的判断が出来ない香具師に裁判員やらせてもなぁ……
>>894 衆愚政治って怖いよね。筒井なら”裁判のワイドショー化”とか言いそう。
今日本屋で適当に本見ててくたばれPTAをタイトルで衝動買い。
この人の作品面白いね。いい感じに電波がユンユンしてる。
これはお勧めだってのあったら教えてくださいな。
向いてない、か。いや俺は896ではないが。
『恐怖』、文庫になってたので買ってきた。もう一週間以上になるのに、あれっぽっち、未だ読了せず。
なんだか、筒井作品に対する自分自身のテンションが下がっちゃってるのかなあ。
学生の頃は、こんなこと、あり得なかったのになあ。
昔はよかったなあ。
一ヶ月くらい、活字からセルフ隔離してみるとか。
900 :
名無しは無慈悲な夜の女王:04/03/07 17:48
『大魔神』『恐怖』『ヘル』
失敗作であるということさえ度外視しても失敗作
>>900 他はともかく、「恐怖」はイイと思うがなぁ。
>899
いやあ、他の本は読めるんだよなあ。
ソバヤソバーヤ♪
904 :
名無しは無慈悲な夜の女王:04/03/08 18:07
内容のある本って何? 小説ってのは一作につきひとつのテーマだ。
わかったかな? おたくども
とほほほほ。
>さて、テーマというのもは、要するに作品が何を伝えたがっていたか、とうことです。
>時々、テーマが大恋愛だ! とか戦争だ! とか言う人がいますが、こういうのは実はテーマではなくモチーフだっ
>たりして、テーマとは呼ばなかったりします。
>まぁ、テーマ論は難しいのであまり細かい説明はしませんが、簡単に言いますと、作品を一文に要約するとどういう
>話なのか、ということです。
驚愕の曠野好き。
でも主要人物の「小清」「鹿歩」がルビ振ってなくて読めない…
いつも「コセイ」「ショウセイ」「コキヨ」「カホ」「カブ」「シカホ」…
と、毎回ごまかして読む
自分的には「コキヨ」と「カホ」
909 :
名無しは無慈悲な夜の女王:04/03/09 18:27
ヘルも恐怖も驚愕の曠野も好きです。
朝のガスパールも大好きです。
「敵」ですね。納得いかなかったのは。
へえ〜自分は「敵」好きだけどなあ。
奥さんのこと考えてるシーンなんかよかった。
>908
サンクス
最初自分もそう読んだ。なんか響きが好きだなあ。
本の背表紙に五条瑛の名を見るたび、一瞬、五英猫と見えてしまうのは…、
ああそうですか。私だけですか。
913 :
名無しは無慈悲な夜の女王:04/03/10 10:06
なぁみんな、ホラー系でおすすめなのを教えてくれない?
「鍵」が一番怖い。
…TV版はひどかったけれど。
あと「くさり」「母子像」(『革命とふたつの夜』) がオススメ。
915 :
名無しは無慈悲な夜の女王:04/03/10 12:54
「鍵」って何に収録されてる?
917 :
名無しは無慈悲な夜の女王:04/03/10 19:15
俺も「鍵」だね。あれは傑作。映像化したら面白いかもと思ってたんだけど、ひど
かったって?もしかして「世にも奇妙な」とか?誰が出たの?
あと、個人的に「走る取的」が怖い。いやマジで
そういや「三丁目が戦争です」の復刊ってみんな買ったの?
>>918 小学生の娘に買ってやろうかと思うも断念
>917
世にも奇妙な物語で江口洋介主演でやってた。
さすがにあのオチをそのまま放映したら非難の嵐なので
[メ-ル欄] と設定変更されたあげく、
しかも「夢オチ」に……最悪。
「走る取的」…しまった、これも怖かったっ。
921 :
名無しは無慈悲な夜の女王:04/03/10 21:38
俺はダントツで「走る取的」が怖い。後は「二度死んだ少年の記録」や「母子像」だな。あ、「北極王」も何か異様な怖さがあった。
おれ、北極王はほんわか小説。
うん、「北極王」いいね。
ガキの頃ついた嘘を思い出して、すこし恥かしくなりながら読んだよ。
「家族八景」の最終話、『紅蓮菩薩』がものすごく怖かった。
あのラストの(メール欄)を七瀬が受信しちゃってるあたりとか。
同じ「七瀬」で、「ふたたび」のヘニーデ姫も怖かったなあ。
>>924 「八景」の最後の話のタイトルは『亡母渇仰』じゃなかったっけ。
怖かったのは同意。
>925
ごめん、そうだった。
「火」が入ってたんで間違えた。
「紅蓮菩薩」は夫にブチ切れた妻の
話だったわな。
グダグダやん…_| ̄|○
×「火」が入ってたんで
○「火」のイメージが強くて
928 :
名無しは無慈悲な夜の女王:04/03/11 17:45
三丁目は、今日アマゾンに注文しました。本屋に行くのメンドくさいんで。
ところで取的が怖いと言われているが、自選恐怖短編集「鍵」には入ってなかった
んでないっけか。てゆーか「鍵」と「母子像」以外何が入ってたか忘れてるんだが。
「怖い」ってゆーのとはチョト違うが、「死に方」を読んだあと、自分はこの中の誰
のようにふるまうだろうかと考えてしまった
929 :
名無しは無慈悲な夜の女王:04/03/11 18:30
俺、漫画だと「魁!男塾」や「ジョジョの奇妙な冒険」、テレビだと昔の「太陽に
ほえろ」「特捜最前線」みたいな、主人公が複数いるのが好きなんだけど(いや
たしかに桃とジョジョなんだけどさ)、筒井も「俗物図鑑」とか「朝のガスパー
ル」「歌と饒舌の戦記」なんかが好きなんです。「饒舌」って、ホントの主人公は
誰なんでしょうね。仮に映画化するとすればあの中の誰が主演になるんだろう。
昔「俗物図鑑」読んだときも勝手に映画化のキャスティングして楽しんでたっけ
930 :
名無しは無慈悲な夜の女王:04/03/11 19:20
ブックファースト神田店の柴崎さん、かわいい。
931 :
イラストに騙された名無しさん:04/03/11 19:24
今でも「走る取的」の、親友が殺されるシーンは印象的です。
あの作品が相撲協会からクレームがつかなかったのが、信じられないぐらいです。
短編集では中公の「アルファルファ作戦」が好きですね。ある意味ハズレなしです。自分の中では。
ちなみに「カラダ記念日」の面白さを知るために、わざわざ「サラダ記念日」を買った口です。
932 :
名無しは無慈悲な夜の女王:04/03/11 23:30
古いが「くさり」は恐かった。
映像では伝えられない恐怖。
933 :
名無しは無慈悲な夜の女王:04/03/12 01:12
全集ってまだ普通に買えるの?
いくら?
お厚いのがお好きage
へ?
>>934 見逃した━━━━━━(´・ω・`)━━━━━━!!!!
え、今日の夜じゃなかったの…?
938 :
名無しは無慈悲な夜の女王:04/03/12 13:53
あらすじ
○虚人たちというタイトルは「虚構内登場人物であることを自覚した人たち」という意味で、
小説のお約束である主人公とその他の脇役という人物構成を破壊した
○原稿用紙1枚が1分の時間規定実験
○小説内で起こる事件が現実で起こりえない、異なる犯人による妻と娘の同時誘拐
○一方でクライマックスに主人公が立ち会うという原則は厳守し、妻と娘両方のところに姿を現す
○筒井は70年代後半から行き詰っていた
○「海」の塙嘉彦と出会ってラテンアメリカ文学を読むように薦められた
○「虚人たち」第一回脱稿時に塙が病に倒れ、第二回を心待ちにしながら死んだ
939 :
名無しは無慈悲な夜の女王:04/03/12 16:33
虚航船団ておもしろいですか?
つぎ読もうと思ってるんですが。
>>939 面白いけどねえ、気合がいるかも
死ぬまでに読めてよかったと思った
941 :
名無しは無慈悲な夜の女王:04/03/12 21:19
>>939 俺は高校時代にハードカバーを買ったが、途中でお手上げ。
最近改めて読んだら、マジで震えるくらい面白かったyo!
「〜の逆襲」とか、副読本も読んでおいた方が(先でも後でも可)いいけどね。
先週ブックオフで「笑うな」「にぎやかな未来」を計200円で買った。
生まれれてから小説を買ったのは、4年ほど前に買ったライトノベル1冊のみという
小説に全く縁が無い自分だったけど、かなりハマって中毒になった。
まだ8冊しか読んでないけど、「逢いたい」とかがかなり傑作に思ゑた。
ちなみに筒井康隆の小説を読むキッカケになったのはレベルEという漫(ウワナニをスるャメロJMGDP.GA.U...
コンニャク
>>943 レベルEとの関係について教えてください
虚航船団が大好きなヒトいませんか?
魅力をちょっと語って欲しいです。
ツツイ歴18年・所蔵文庫約50冊なのに「虚航船団」を挫折する漏れってil||li _| ̄|○ il||li
>>947 どこまで読めました?私は3度目の挑戦で成功しました
初めて読んだのが「虚航船団」で、その掟破り具合に惚れた。
というか、小説でこんなことしていいの?と思った。
初期のドタバタから読んでいたら「なんだギャグ漫画作家じゃん」とか
思って筒井康隆は二度と読まなかったかもしれない。
>>944 同漫画の主人公の名前が筒井雪隆で、
他の登場人物も小説家の名前に少し手を加えた名前。
漫画の内容は、
宇宙一頭が良く、宇宙一性格が悪いドグラ星が地球にやってきて
毎回騒動を起こすドタバタSF漫画。
甲子園地区予選決勝前の球児が試合前の極度のストレスで、
無意識の内にESPを発揮して部員全員を潜在意識に移動させる話など、
あまり宇宙人に関係無い話もあったりする短編形式に近い漫画。
コンニャク
>>945 輪ゴムが恥ずかしそうに小さく丸まったり、
兄三角定規が老いて細かい傷だらけになったり、
主人公達が人間でないが故に可能な、
あるはずの無い表情の描写と、
本来の文房具的描写が混在した事による矛盾の旨み。
それと第二部には世界史スキーには堪らない程の自虐的愉悦がある。
漏れのような史学科出身の人間にはむしろ食い足りなかったよ・・・
まあ特殊でしょうけど
>>953 そこまで詳しくないけど何か分かるなあ
でもあれを一人でやったことに感心
本当は何万人どころじゃない人間が関わって作ってるんだもんなあ
955 :
名無しは無慈悲な夜の女王:04/03/14 23:27
怖かったのはなんと言っても「懲戒の部屋」と「乗り越し駅の刑罰」だという俺は読み方を間違えていますか?
虚航船団読みます。レスありがとうございます。
実家に帰省するたびに「乗り越し駅の〜」を思い出して怖くなる。幸か不幸か、俺は郷里を出て出世した訳ではないが。
「懲戒の〜」は、このご時世ほぼ現実化してる罠。
>948
1回目:「虚航船団」数ページで頓挫。
2回目:三年後「虚人たち」を読めたので、調子に乗って
文房具をぐいぐい読むも、第二部動物シリーズであえなく挫折。
「驚愕の曠野」は愉しめたのに・・・漏れって、筒井ファン失格だなぁ。。。
第二部は地図をコピーにとっていろんな関係をメモしながら読みました
文庫本の地図は見づらいので単行本で読みました
いや、私も虚航船団は全部読み終わるまでかなりかかったよ。
文房具は1日で読んで、そのあとで半年近く足止めくらったw
(内実質読んでたのは3日くらい・・・)
2部おもしろいんだけど、ペースつかむまでが長かった。
で、昨日やっと終了。
なんていうか、これ以上おもしろい小説にこれから出会えるだろうか
という不安はあるw 感動した。
>959
私もコピーした!w
今ならテストに出されてもこわくない・・・
問〇
ヒンデンハンデを建設した王の本名と綽名を答えよ。
世界地図もK国の上で裂いて作って欲しいと思ったな。
裏の海から近いかもしれんが地図上では危険は遠のく。
日本を端っこに追いやってまでやることかよ(w
虚航船団読み始めました。なんだこりゃ。
筒井康隆は異常者です。
凄すぎます。
>>887 俺もかつてはそうだった。
いまでは、傑作として上から数えていいほどの作品だと思ってる。
ヒマをみつけては、再読してみなよ。幾度も幾度も。
ある日突然、ぐわりと心臓を掴まれるはずだ。約束しよう。
北極王が怖い、という話に「なるほどなあ」と思った次第です。
あの少年が、本当にウソをついていないとすれば。
北極王が実父であると少年が誤認し、その誤認を誤認とみとめ、
それにもかかわらず誤認が消えない状況とは何であるかと、
そう思い巡らしてゆけば、なんとも不気味なものを感じるのです。
死者との対話を彷彿とさせますが、北極駅の存在がそれを否定しているようでもあるし。
あと、のたくり大臣もこわい。カチカチ山事件もこわい。
「カメロイド文部省」もある意味怖いよ。
女の訳の分からなさがよく出てる。
色のついた肉団子を食べ比べてる所なんかホラーだよ。
971 :
名無しは無慈悲な夜の女王:04/03/21 18:58
972 :
名無しは無慈悲な夜の女王:04/03/21 23:27
なぞの転校生と筒井・・・?
974 :
名無しは無慈悲な夜の女王:04/03/24 22:24
age
975 :
名無しは無慈悲な夜の女王:04/03/25 22:28
例の週刊誌発行差止めについてのコメントをキボンヌ
976 :
名無しは無慈悲な夜の女王:04/03/25 23:56
「乗越駅の刑罰」ものすごく後味が悪い
『二度死んだ少年の記録』は、さらに後味が悪い。
978 :
名無しは無慈悲な夜の女王:04/03/26 01:02
>975
今週号の週刊文春見れ。
979 :
名無しは無慈悲な夜の女王:04/03/26 02:12
「乗越駅の刑罰」って、駅員とのやりとりとかあたりまでは妙に現実感があって怖いんだけど、途中で出てくるネコは何かの象徴なの?
あ、食べられるネコもだけど、その親ネコも。
>>979 んー、自分が過去に犯した罪悪もしくは
なんとなく抱いていた罪悪感の象徴か。
罪悪を犯したわけではないけれど血縁を踏み台にして今ある
自分の栄光に対してなんとなく抱いている申し訳ない気持ちを
具現化するモノ。
そう考えると「鍵」は同モチーフか。
漏れは駅員とのやりとりより猫が出てきてからのほうがはるかに怖かった。
やってもいない罪悪を咎められる不条理、でも明確に否定できないもどかしさ。
982 :
名無しは無慈悲な夜の女王:04/03/27 11:36
てるてる家族のカーテンコールに出てなかった。
ちと不満。
後味が悪いと言えば、「三人娘」。
会社は怖い!