翻訳家を語る

このエントリーをはてなブックマークに追加
1名無しは無慈悲な夜の女王
浅倉久志と伊籐典夫はどういう関係なの?
恋人
伊藤典夫ってどういう作品訳してたっけ?
4名無しは無慈悲な夜の女王:02/05/14 17:14
>>3
「2001年宇宙のオデッセイ」とか「旅」とか。
>>3
ほれ アマゾンで56件
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/search-handle-url/index%3Dbooks-jp%26field-author%3D%E5%85%B8%E5%A4%AB%2C%20%E4%BC%8A%E8%97%A4/250-8453663-2943405
こう見ると、クラーク、アシモフ、ブラッドベリ…大家が多いわな。
6名無しは無慈悲な夜の女王:02/05/14 23:20
福島正美の翻訳がウマイって誰か言ってたな。
7名無しは無慈悲な夜の女王:02/05/15 00:18
大瀧啓祐はディックの作品をなんでもかんでも
神秘主義に結び付けようとするからキライ
8名無しは無慈悲な夜の女王:02/05/15 02:54
浅倉久志と伊籐典夫の訳だと安心してよめる。というか名作が多いからかも。
ラファティはやっぱこの二人でないと馴染まない体になってしまった....。
飯田隆昭訳では意味不明でザゼツした「暗闇のスキャナー」も
山形浩生訳ではビクーリするほどスラスラ読めました。
「死の迷宮(迷路)」も同じく飯田訳を山形浩生が訳し直して...
ホントに山形氏はイジワルだなーとおもいました。嬉しいけど。
個人的には浅倉久志の打率がいい。
9割近くが当たり。作品の好みが一緒で、作品の長さもちょうどいい。
あとは酒井昭伸、内田昌之、たまに大森望あたりがひいき。
エンターテイメント系にかたよってます。あと浅羽莢子もいい。

公手成幸、関口幸夫、嶋田洋一の訳すものは自分の好みにあわない作品が多い。
個人的意見でスマソ。
最近だと中村融、山岸真の両名が浅倉/伊藤と同じく信頼してます。
っつーかビッスンとイーガンがツボだから、っつーのもあるけど。

高橋良平が仁賀克雄(だっけ。字違いそう)を
SFマガジンでぼこぼこにけなしてて
二度と翻訳に手をだすなみたいなこと書いてたな
星新一の訳したF・ブラウンがいい。
14sage:02/05/15 03:49
>12
仁賀克雄と飯田隆昭はなんかSF界で評判悪いっすね。

大瀧啓祐は前でたディック本でも飯田隆昭のこと非難してたし。
仁賀克雄も「SFの本」で大森望とかになんか言われてましたね。

初ディックが「地図にない町」だった私としては、
ちょっと複雑な心境ですが...。
1514:02/05/15 03:52
>14 間違えてアゲてしまいました。はずかしぃ。
>6
誰だか知ってるが、書いたら荒れそうだ。(w
17名無しは無慈悲な夜の女王:02/05/15 06:25
斉藤伯好の翻訳は嫌だなぁ・・・時の車輪とかスタトレとかの。
18名無しは無慈悲な夜の女王:02/05/15 12:23
野田大元帥は?
19名無しは無慈悲な夜の女王:02/05/15 12:49
ディックの長編は浅倉訳じゃないと読む気がしない。
>18

彼の文体は好きになれません。
21名無しは無慈悲な夜の女王:02/05/15 16:30
キャプテン・フューチャーが肌に合わなかったので
同じ作者でもアウトローの主人公が外人部隊で活躍する
スターウルフなら楽しめるかと思ってたのにそうでもなかった。
もっとハードボイルドな文体で訳してほしかった。
SFを読み始めたときにまとめて読んだ中で
すごく面白くて文章もなじみやすいと思って
SFにハマるきっかけになった本のうちに
福島訳がかなり含まれていた。
(鋼鉄都市、幼年期の終わり、夏への扉、人形つかい、盗まれた街、不死販売株式会社)

だから福島正美・訳には信頼できるイメージがある。
(その後ハインラインの「栄光の道」を読もうとして
最初の数ページで挫折したのは、矢野訳が合わなかったのか
内容のせいなのか、はよくわからないけど)
23名無しは無自費の昼の女王:02/05/15 22:29
コードウェイナー・スミスは伊藤典夫訳がいい。
原文をあたったけど、ひどく難解にして、ぎこちない。

ブラッドベリも小笠原豊樹より、伊藤典夫のリズムが原文に似てる(と、思う)
24名無しは無自費の昼の女王:02/05/15 22:44
伊藤典夫ファンっす。名無しは無慈悲な夜の女王様(ホンモノへ)
彼は、どのくらいの世代で、どのような経歴の持ち主ですか?

いやあ、2ちゃんねるの質問には相応しくない、マジっぽい質問かもなー。
だとしたら、ホンモノの 名無しは無慈悲な夜の女王様に直でメールしても良い?
>24

……もしかして名無しさんは同一人物だと(以下略
26名無し@イーガン者:02/05/16 00:06
浅倉先生が一番読み易いです。酒井昭伸、内田昌之、山岸真、中村融訳も好き。

……最も敬愛してるのは、故・黒丸尚先生ですが。

>19
山形浩生訳も良いかと。
27名無しは無慈悲な夜の女王:02/05/16 00:28
団精二
>>27
コナン以外なんか訳してるの?よく知らない。

福島正美はよくこなして、けっこう味付けして訳している感じ。
何でも少し優しい(?)感じの雰囲気に仕上がっている。
原文と比べたわけではないので、根拠はないけど。
あの雰囲気は自分も好き。
29名無しは無慈悲な夜の女王:02/05/16 01:30
スターウルフは訳というよりは本編が今読むと恐ろしく凡庸なのだと思う。
30名無しは無慈悲な夜の女王:02/05/16 04:52
>28
団精二=荒俣・・・
翻訳家としての大森望はどうですか。
32江戸川馬浪:02/05/16 07:05
>>31
ただの酔っぱらい。わし的には文章のリズム感が貧弱に思う。
彼は、日本語が苦手なのだろう。
33名無しは無慈悲な夜の女王 :02/05/16 07:35
>>31
ヲタ
34名無しは無慈悲な夜の女王:02/05/16 08:11
要は、好みで語っているんでしょ?
35名無しは無慈悲な夜の女王:02/05/16 08:15
黒丸尚ってそんなに凄い人ですか?
ニューロマンサーはなんか読みにくいんですが。
36名無しは無慈悲な夜の女王:02/05/16 08:57
>福島正美はよくこなして、けっこう味付けして訳している感じ。
3千枚以上、下訳して勉強したらしいから、片手間の作業じゃないことはたしか。

>24
>伊藤典夫ファンっす。名無しは無慈悲な夜の女王様(ホンモノへ)
>彼は、どのくらいの世代で、どのような経歴の持ち主ですか?
高校生の内から宇宙塵(ファンジン)に出入りして十代で商業誌デビュー。
学生時代に神田の洋書屋で野田大元帥達と洋書の争奪戦を演じたことは
あまりにも有名。
名無しは無慈悲な夜の女王(ニセモノ)より
37名無しは無慈悲な夜の女王:02/05/16 09:46
>>35
アレは話自体がよく解らんかった。翻訳もアクロバティックだし。ルビを振りゃ
サイバーパンクってなギャグが当時多かったなあ。
「時空の支配者」は面白かったぞ。
夭折しちゃったってのが良かった?のかな。死んだ人にはつい甘くなるし。
38名無しは無慈悲な夜の女王:02/05/16 10:42
じゃー時空の支配者でも読んでみるか。
39名無しは無慈悲な夜の女王:02/05/16 13:20
ニューロマンサーが読みにくいのは、訳のせいというよりは「今何が起こっているのか」
が分かりにくいからなんじゃないかな。描写がやけに表層的だから。
「AがBに突き飛ばされた」というのを「Aは体制を崩し地面にたたきつけられる。
起きあがるとそこにBが立っている。」と書く、みたいな。
あらかじめ詳細なあらすじをどこかから探して読んでおいてから読むのをお薦めする。
(体制→態勢)
41名無しは無慈悲な夜の女王:02/05/16 13:49
黒丸論は専用スレがあるから、ヘヴィな話はそちらで続けたら? そーいや、翻訳のみでスレがあるのはこの人だけだよね。
42名無しは無慈悲な夜の女王:02/05/16 16:42
浅倉さんの翻訳を悪く言う人は見たことがない。
伊藤さんは、あまりにも仕事が遅いのが問題かと。

あと偉い人で評判いいのは、小尾さんとか深町さんとか。
43名無しは無慈悲な夜の女王:02/05/16 21:01
宇野利泰って、ブラッドベリ以外のSF長篇って訳してる?
44名無しは無慈悲な夜の女王:02/05/16 21:28
栄光の道はわけわかんなかった
あれは原作自体がわけわかんないんじゃないの?

ファンタジーでは浅羽莢子を信頼してる。
マキャフリイとかも訳してるけどさ。
「この主人公はいやなやつで好きになれない」とか
後書きに書いてて、正直者だ、と思った。
46名無しは無慈悲な夜の女王:02/05/17 08:46
サンリオ文庫って、翻訳の人選どーしてたのかしらん?
47名無しは無慈悲な夜の女王:02/05/17 09:41
創元文庫でよく見かける沼沢こう治が好き。
「非Aの世界」とか「分解された男」とか、
そういうタイプの作品に適役だと思う。
早川とダブってる作品も多いね。
「幼年期の終わり」は福島訳で読んだけど
「ビーグル号」はこっちで読んだ。
浅倉訳ビーグル号と沼田訳幼年期も読んで見た方がいいかな。
読み比べてみたことがある人の感想聞きたい。
4862:02/05/17 15:43
>47 「ビーグル号」読み比べてみたことがある人の感想聞きたい。

詳細は覚えてませんが水鏡子の「乱れ殺法SF控」に記述があったと思います。
49名無しは無慈悲な夜の女王:02/05/17 16:39
浅倉さんや伊藤さんはSF以外で
翻訳してるのあるのかな?
いわゆる異色作家は訳しているよ。
ウディ・アレン短篇集 は伊藤典夫が訳しているし、
浅倉訳のユーモア短編も好きだな。

検索したら「モンタナの夢の丘」なんてのも見つかったよ。
51名無しは無慈悲な夜の女王:02/05/17 19:16
ヤスティこと安田均迷人はどうですか?
多分、TVCMに出演した唯ひとりの翻訳家だろう・・・
ガキでも知ってるし(藁
安田均はクリストファー プリースト「逆転世界」の訳がよかったですね。
今は翻訳仕事してるのかな?
専業翻訳家って食べていけるのかな?
スレ違いかもしれませんが昔から疑問です。大家はともかく
やはり皆兼業なのでしょうか?
若手は文芸じゃない産業翻訳もやっているらしい。
ある程度名が売れれば翻訳教室の講師とか。

翻訳も長編は印税形式だから(買取りもあるらしいけど)
訳本がヒットすれば、それだけでしばらくは食えるはず。

英語板の翻訳スレの方が詳しいレスつくと思うけどね。
55名無しは無慈悲な夜の女王:02/05/18 01:08
解りやすい原文を解りにくく訳すのは論外としても、解りにくい原文を解りやすく訳す、というのは翻訳としてどうなんでしょう?読みやすいのは有り難いですけど、そういう翻訳家がいい翻訳家なのか、疑問が残るところではあります。
翻訳といえばそろそろローダンの松谷健二をださないわけにはいかないだろう。
あの機械的かつ難解な翻訳はすごい。
原文にミスがあるの知っててそのまま載せてあとがきで愚痴るなど神の領域。
没後、同じ作業量を3人の訳者が担当しているという伝説もある。
5753:02/05/18 15:03
>54
ありがとうございました。やっぱきびしそうですね...。
58名無しは無慈悲な夜の女王:02/05/18 15:09
> 55
> 解りにくい原文を解りやすく訳す
う〜ん、浅倉氏はその傾向にある、と何処かできいたことあります。
でも良心的だと思いますが(原文と比較してみないと分かりませんが)。

まぁ「超訳」までいかないレベルで、ある程度分かりやすい方が
ヌルい私はありがたいです。
59名無しは無慈悲な夜の女王:02/05/19 00:29
>56
ローダンを訳そうと思った時点ですでに神。
>>59
サザエさんの声優みたいなもんだ
61名無しは無慈悲な夜の女王:02/05/19 05:18
サンリオ文庫を訳してた連中って今どーしてるん?
翻訳続けられた人っているのかな?
62名無しは無慈悲な夜の女王:02/05/19 17:48
『火星夜想曲』イアン・マクドナルド著、古沢嘉通の訳が素晴らしい。
本人のホームページにアクセスしてみたら、14年で21册翻訳とのこと。

ゆっくりっていうのも、いいのかも知れない。
63名無しは無慈悲な夜の女王:02/05/20 00:22
>>61
思わず「これなら俺がやった方がマシだ!」とツッコみたくなるような……
それは言い過ぎか。まーたしかにちょっと待ってよって訳たしかにあったね。
でも、大瀧啓祐ひとりを世に出したってことは認める。あともう一人女流で
いい人がいたはずだけど名前ど忘れ。
64名無しは無慈悲な夜の女王:02/05/23 12:58
age
>63

俺もそう思って翻訳しようと思ったことがあった。
けど、結構しんどいもんだね(w

66名無しは無慈悲な夜の女王:02/06/10 02:40
SF以外の分野だと、どんな訳者さんがいますか?
村上春樹がル・グィン訳してるとかは知ってるけど。
67名無しは無慈悲な夜の女王:02/06/10 02:44
矢野徹さんはまだ生きてるのかな。
ちょうど今、氏の訳書が出ているじゃん!

2年前にはヒッキー状態だと聞いたが、今はどうなんだろう……。
69名無しは無慈悲な夜の女王:02/06/28 05:32
やのてつはウィザードリィマニアという印象しかない一般人。
70名無しは無慈悲な夜の女王:02/06/28 19:44
エンダーのゲーム、最初から誤訳続き。原書読んだ方がいい。
野口訳といえば、創元から出てた「ギャラクシー」下巻に載ってるベスターのエッセイが凄かった。
もう、翻訳というか英文和訳。

例:わたしは、彼らが彼らのSF会報に寄せた、ホーレスについてこぼしている辛辣な手紙を憶えている。
>71
 これわすごい、Exciteの方がまだマシかも(笑)
デューンの矢野徹訳はあまりにもひどくないか?
当時は「原文が難解だから」と言われていたけれど今読みなおしてみると
明かに悪訳だと思う。
黒丸尚は「!」の使用を極度に嫌うのが気になった。
でも作品の選択眼には信頼おいてました。 合掌。
74名無しは無慈悲な夜の女王:02/06/30 01:28
昔は矢野徹さん、名翻訳家って言われてたのになぁ。
やっぱ業界で言えないことってあったんか。
日本語の文章が良くないのか、英文の読解力が足りないのか、どちらだと思われますか?
個人的に故・松谷健二氏をリスペクト。
ペ系の人と思われがちだが、氏ほど多種多彩な言語に精通した
SF関係者はいなかったんではないかと思われ。
7673:02/06/30 14:39
日本語に難があるように思いますねえ。
新シリーズも違う訳者に手がけて欲しかったな。
矢野徹は、若い読者が原書に挑戦する時照合できるように直訳風にしてるって
言ってました。原文に興味なくて名訳を読みたい読者には合わないでしょうね。
78名無しは無慈悲な夜の女王:02/06/30 16:00
単独スレがあるのに、ここまで一月半名前が挙がらない堺三保氏って……

堺光保スレッド
http://book.2ch.net/test/read.cgi/sf/963969986/l50
79名無しは無慈悲な夜の女王:02/07/03 02:55
>>77
直訳風というより原文で使っている単語は全て訳す、てな発言があったように記憶しています。
それと名訳とは矛盾しないと思うんだが。
>77
とても額面どおりには受け取れないんですが・・・
ってかこっちは翻訳家風情の意図なんか知らないよ。「悪徳なんかこわくない」
の訳なんて市場に出回る製品として許せないレベル。
81名無しは無慈悲な夜の女王:02/07/03 16:58
評判の悪い斉藤伯好って具体的にどの辺が酷いの?
前からこの人の訳のスタトレ小説はよく読んでるけど
あんまり気にならなかったモンで。
はっきり気づいたのは
テレビドラマにおける「クリフハンガー」の意味ををしらなかったことくらい。
82名無しは無慈悲な夜の女王:02/07/03 18:36
>81
栗ご飯が〜!?
>>81
批判の半分は、スタトレオタクからだと思ってます。
(トレッキーなんて名乗ってるけどしょせんオタクでしょ)
スタトレオタクから見るとスタトレに無知なので、ずっと叩いてるらしい。
スタトレに入れ込んでなけりゃ普通に読める訳だよね。
まあでもスタトレ読者層の大部分はスタトレヲタなんだろうから、知識の欠如はちょっと……。
スタトレヲタの人にチェックしてもらえば良いのにね。
85名無しは無慈悲な夜の女王:02/07/06 03:03
サンリオでやってた那岐大って誰かのペンネームですか?後ろの訳者紹介をみたら、1918年生まれ、英国SF作家協会会員、宇宙塵同人って書いてあって結構長い人のようですが。ただ、その割にいまいち滑らかじゃないように感じるのは、、、偏見か?
86名無しは無慈悲な夜の女王:02/07/07 16:39
>>75
まるぺの訳は軍記物が好きな人には結構肌が合うと思われる>例えば俺
87吾輩は名無しである:02/08/07 21:11
中原尚哉の訳はもう一つすっきりしない感じ。
そこそこ仕事はこなしてるようだけど。
88名無し@イーガン者:02/08/07 23:39
>87
ヴィンジの作品を読んで、同じような感覚を受けますた。欠点、と言うよりは
プラスが足りないという印象です。
原書が特異な文章の『クリプトノミコン』は、こなれた翻訳だと感じましたね。
89名無しは無慈悲な夜の女王:02/08/12 12:28
仁賀克雄ってどうなんだろうか?
原文を知らない人間が何をかいわんやだけど、
この人の訳したディックの短編を浅倉訳のと比べてみると
仁賀訳、ちょっとおかしいんじゃない?ってとこがよくあるし。
(例:「黄昏の朝食」または「薄明りの朝食」での固有名詞“ジープス”の扱い方、など)

また、ロバート・ブロックの短編集「殺しのグルメ」のあとがきの中で、
収録作の『韻を踏んだ犯罪』にのラストのオチについて、
“ここで次の小説のタイトルが『ハンマーを持ったスタマー氏』に
なることがわかる”って書いてあるけど、それじゃ韻を踏んでないだろ、って。
正しくは『スパナーを持ったスタマー氏』だろう。
90名無しのオプ:02/09/26 19:34
池央秋はどんな作品を訳してたんだ?
91名無しは無慈悲な夜の女王:02/09/29 08:29
池央秋じゃなくて「池央耿」な."あき"は"耿"だ.
あとは自分でgoogleしろや.
あのー、福島正実なんですけどね。
なんで、何人も間違えるかな。

小尾夫佐とか友枝康子とか、良い訳者だと思うんだけど
まだ出ていませんね。
>>92
あのー、小尾芙佐なんですけね。
なんで、間違えるかな。
94名無しは無慈悲な夜の女王:02/11/05 02:24
朝倉氏の「ノービット」は好きになれなかった。
瀬田訳に準拠してほしかった。

つーのはわがまますぎか。
95名無しは無慈悲な夜の女王:02/11/05 02:41
画像が貼れるチャット&掲示板
http://www.i-chubu.ne.jp/~tomomi-h/marion/navi/navi.cgi?links=20311

>>94
かなり瀬田訳を参考にしてたと思うけどまだ不満なのかぁ。
いや、べつに責めてるわけじゃないけど。
97名無しは無慈悲な夜の女王:02/11/14 23:30
瀬田訳…
指輪は何とかして。
98名無しは無慈悲な夜の女王:02/11/15 02:31
指輪はつらい・・・・・。悪い訳じゃないけど雰囲気ちがいすぎ。
はるかにかっこいいのに!!!!!
全面改訳ですこしはよくなった?
あの訳でも名作と言われてるんだもんなあ・・・・・。
>98
瀬田貞二の訳は名訳だと思うけどね。一体何と「雰囲気ちがいすぎ」なの?
まさか山本史郎のホビットと比べてとかだったら失笑するしかないが。
指輪は長くなるから専用スレでやってくれ。
あっちなら大抵の議論は「既出」で終わる。
101名無しは無慈悲な夜の女王:02/11/15 13:20
岡部宏之どうですか?
『最後の地球船』死ぬほど笑ったんですけど、
それ以外は硬いと言うか晦渋と言うか・・・・・・・。
102名無しは無慈悲な夜の女王:02/11/15 13:21
『神鯨』の日夏響ってなにもの?
103 :02/11/20 15:31
>>101
マーティンの新シリーズが岡部なんだよな……
ちょっとかんべんしてほしい……読むけど
104名無しは無慈悲な夜の女王:02/12/05 23:55
>>103
そんなに悪くなかったよ。
ただ、かなりなお年らしいので、途中で死なれると困るな。
>>103
酒井昭伸にやってほしかったよ
106名無しは無慈悲な夜の女王:02/12/09 02:08
小梨直さんの「小悪魔アザゼル」はとても好きなんですが、
アシモフの短編集に載っているほかの人の訳を読んでびっくり。
ぜんぜん違うのね(で、面白くない)。
姉妹編の「黒後家蜘蛛」や「ユニオンクラブ」もいまいちだし。
というわけで小梨直、グッジョブ!
107名無しは無慈悲な夜の女王:02/12/09 02:15
岡部の『新しい太陽の書』ってどうなんだろう?
ジャック・ヴァンスへのオマージュっていう感触
あまり伝わってこないような。
108名無しは無慈悲な夜の女王:02/12/10 02:46
岡部氏は「リバーワールド」シリーズとゼラズニーのシリーズがいい。
野口幸夫は「翻訳は直訳でなくてはならぬ」という
奇怪な信念にとりつかれていたらしい。
それんしてもエンダーはひどいなあ。と思って
無伴奏ソナタをひっくり返してみたら、長編と中編で訳が
異なるね(メイザーとメーツル)。訳者が違うのかな?
111名無しは無慈悲な夜の女王:02/12/30 18:10
こないだのSFマガジン12月号に載っていたエヴァージェンスの短篇「アガメムノンの仮面舞踏会」
「私の名はイシュマエルだ」の訳注で、イシュマエルをアブラハムの息子と説明していたが

白鯨も知らないんですか?それ以前にわからないならわざわざ訳注するな

読んでない人にはわからないネタスマソ
>>110
どちらも野口幸夫
113名無しは無慈悲な夜の女王:03/01/03 00:17
>>111
ふうん、驚いた。だって、あそこ、翻訳を数人の編集委員が読んで、いちゃもんつけて、編集者が勝手に書き直したりするんだよ。
もしかして、編集者が勝手に間違った訳注をつけたのではないのかな。
114名無しは無慈悲な夜の女王:03/01/03 00:29
>>113
例え書いたのが訳者でも、それに「いちゃもんつけ」るべきだったろうね>編集委員
115名無しは無慈悲な夜の女王:03/01/06 18:29
>>113
おれの知るかぎり、単純な誤字脱字以外で編集者が「勝手に書き直す」
ことは、現在ではまずないと思う。

問題のラストについては、数行前で「なにかを追い求めるほうが」と書
いていることから考えて、訳者が気づいていない可能性が高いのではな
いかな。まあ、編集者が気づくべきだけどさ。
>>81

ボーグクイーンのおじゃる言葉
117名無しは無慈悲な夜の女王:03/01/06 22:15
>「私の名はイシュマエルだ」の訳注で、
原文がI'mでもMy name isでもなく、Call meだとしたら、その文自体が誤訳だよな
118名無しは無慈悲な夜の女王:03/01/06 22:33
>111-117
別に英語を取り違えたわけじゃないじゃん.
それに白鯨はSFじゃないぞ(w

>>118
いや、ラストの一文が白鯨の一節だということがわからないと、
この短編自体が意味をなさなくなるんだよ。オチだから。

だから、あの訳注は完全にまちがってるわけ。
どっちかというと、編集者のほうが罪が重いけどね。
おまえはオチもわからずに翻訳を依頼したのかと。
誤訳の思想---「時間蝿は矢を好む」
ttp://www.toyama-cmt.ac.jp/~kanagawa/goyaku.html
122山崎渉:03/01/12 04:01
(^^)
123名無しは無慈悲な夜の女王:03/01/21 06:34
「冬長のまつり」いま途中なんですが、ラファエルのパートのいかにも、な訳文ってどうですか?これ男が訳したらもう少し違う文章になったと思う。花魁言葉みたいな中途半端な訳は訳者の入れ込み過ぎ。まさか原文はこうじゃないでしょ。
124山崎渉:03/01/23 03:39
(^^)
>123
自分はあれはけっこう好きだなあ‥‥絢爛豪華、頽廃、という
雰囲気が良く出てていびつな世界がよく表現されてたと思う。
嫌いな人は多そうだ、とは思うけど。
(続編が訳出されないのはまさか(ry

でも花魁言葉なんかあったっけ?遊廓の用語は出てくるけど。
126山崎渉:03/03/13 17:13
(^^)
127名無しは無慈悲な夜の女王:03/03/15 01:06
SFマガジンは、訳者が一人称を「おれ」にしたのを、編集者がパソコンの一発変換で全部「ぼく」に変えるとか、するらしいっすよ。
あと、訳者に相談せずにあちこち直そうとしたら、編集者には理解できない英語がイパーイあって、それでやむなく、訳者に電話、明日までに直せって言ったらしいっすよ。
だったら、最初からこっちに直させろ、時間よこせ、と、訳者が怒ったとか。
128名無しは無慈悲な夜の女王:03/03/16 12:48
ホントかよ。ソースきぼん
129名無しは無慈悲な夜の女王:03/03/26 01:50
>>127

ワシもソース禿しくキボンヌ。
10日以上経ってもソース無し。
逃げたか・・・・
131名無しは無慈悲な夜の女王:03/03/26 22:04
一発変換ってとこがちょいと眉唾だったからな。

「そうしてもおれん」って台詞が
「そうしてもぼくん」ってなりそうだぞ (w
あとボクンジとかカフェボクとかな
133名無しは無慈悲な夜の女王:03/03/27 00:35
>> 132
>> あとボクンジとかカフェボクとかな

ひらがなだけじゃないかな、変換が効くのは? ^^)
 きっと、Micro$oft製高性能自然誤変換が入ってるからだいじょぶなんだろ、>127の
編集者には(笑)
エンダーと変容風って同じ人がやくしてrたのか・・・。
小隅黎氏はどう?
微妙に読みにくいが、枯れた感じがする。
137名無しは無慈悲な夜の女王:03/03/27 22:24
>> 134
> きっと、Micro$oft製高性能自然誤変換が入ってるから

まえになんかで、早川書房はマックで InDesign 使ってるってのを見たことがあるけどな。

どうなんだろうね。たしかにそれなら漢字もかなり自由に使えそうだなあ。
138名無しは無慈悲な夜の女王:03/03/27 22:26
ごめん、上のは半分冗談。(w
 うを、Quarkじゃないんだ、それはしらんかった。
 どうせなら超漢字使えばいいのに:-p
140名無しは無慈悲な夜の女王:03/03/28 00:06
うん。たしかアドビの導入事例だったかな。

でもクオークって文字主体ではちょっと辛いのでわ?
 あ、いあ、一緒に仕事してたDTPerのデザイナさんが、文書はエディタで打ち込んで
Quarkに流し込みなかんじだったんだよね。
 なんか版下屋さんがQuarkでないと受け付けてくれないとか言う話で。
 いまはWin"doze"のWordあたりでも受け付けるらしいし、そういう縛りもなくなったのかな?
142名無しは無慈悲な夜の女王:03/03/28 13:06
たしかに InDesign 以前は Quark しかなかったわけだもんね。

あちきもDTPは門外漢なんだけど、字詰の点では InDesign の
ほうがいいって話を聞いたことがあるもんで。

しかしこれってそーとーオフトピなんで、このへんにしとこ(w
143名無しは無慈悲な夜の女王:03/03/28 20:21
最近では中原尚哉がいいと思う。
原文と比べたわけではないが、
この人、日本語の文章がうまい。
「大暴風」の訳が好き。「クリプトノミコン」もいい。
144名無しは無慈悲な夜の女王:03/04/05 03:01
内田昌之。ソウヤーの読んでいいと思った。
イエスの遺伝子も。
145 :03/04/08 23:33
>>143
ミステリ作品のときはちょっと手を抜いてるのもいい(笑
146名無しは無慈悲な夜の女王:03/04/15 00:08
ひとつ質問なんですけど、浅倉久志=大谷圭二なんですか?
知ってる方、教えて下さい。
それとも、もしかしてこれって常識?
>>146
そう
148名無しは無慈悲な夜の女王:03/04/15 01:03
ありがとう。いや、全然知らなかった。
つまり、創元の仕事は大谷圭二名義でやってたってことですよね?
なにか、別名義にしなきゃならない理由があったのか。
なんとなーく想像はつくけど・・・。
149山崎渉:03/04/17 11:28
(^^)
150名無しは無慈悲な夜の女王:03/04/18 04:01
age
151山崎渉:03/04/20 05:43
   ∧_∧
  (  ^^ )< ぬるぽ(^^)
152山崎渉:03/05/22 02:02
━―━―━―━―━―━―━―━―━[JR山崎駅(^^)]━―━―━―━―━―━―━―━―━―
153山崎渉:03/05/28 16:53
     ∧_∧
ピュ.ー (  ^^ ) <これからも僕を応援して下さいね(^^)。
  =〔~∪ ̄ ̄〕
  = ◎――◎                      山崎渉
154名無しは無慈悲な夜の女王:03/06/06 07:45
厚木淳さん、亡くなったね…
小学生の頃、とても俺をドキドキさせてくれた
火星シリーズの翻訳者に合掌。そしてありがとう。
155名無しは無慈悲な夜の女王:03/06/12 04:25
何日か前に井上一夫さんの死亡記事をみた記憶があるんだけど・・・。
間違ってたらすいません。
156名無しは無慈悲な夜の女王:03/06/14 04:02
うーん・・・。
浅倉さんも今年70才くらいですか?
健康に注意していい翻訳を続けて頂きたいものです。
157山崎 渉:03/07/15 11:44

 __∧_∧_
 |(  ^^ )| <寝るぽ(^^)
 |\⌒⌒⌒\
 \ |⌒⌒⌒~|         山崎渉
   ~ ̄ ̄ ̄ ̄
     ∧_∧  ∧_∧
ピュ.ー (  ・3・) (  ^^ ) <これからも僕たちを応援して下さいね(^^)。
  =〔~∪ ̄ ̄ ̄∪ ̄ ̄〕
  = ◎――――――◎                      山崎渉&ぼるじょあ
159名無しは無慈悲な夜の女王:04/02/02 17:39
野口幸夫さんが死去されたそうです。享年53歳。
ご冥福をお祈りします。(ソースは森下一仁サイト)。

当時「SFイズム」読者だった漏れとしては感慨深いです…。
…未読だったベスターの「コンピューター・コネクション」、
追悼の意味もこめてこの機会に読もうかな。
160名無しは無慈悲な夜の女王:04/02/02 21:05
>>159
うわー超絶びっくりした。まだ若いのに…。
野口さんって若い世代の私にはなんか直訳にこだわりすぎて
悪訳の翻訳家のイメージ(特に「エンダー」の悪訳の評判)がありますね。
でも、初期の翻訳はそんな悪くないと私的には思っているのですが…。
最近全然翻訳したのみないなぁと思っていたのですが…
ご冥福をお祈り致します。
>>1

高校が同じじゃないですか?
162161:04/02/02 21:43
>>1

失礼、伊籐典夫?
163名無しは無慈悲な夜の女王:04/02/03 03:57
>>161
違うだろ。
昔、二人とも浜松に住んでる時て宇宙塵で知り合った。浅倉さんをSFMに紹介したのが伊藤さんだったと思う。
どういう関係かと言われれば友人、ってことなんじゃない。
映画評論家の柳下柳下毅一郎の日記でも触れてるね。

ttp://www.ltokyo.com/yanasita/diary/04013.html
165159:04/02/03 05:40
ほんとだ。漏れははじめ古沢さんのBBSで知りました。
翻訳少ないなぁって思ってたけど、色々あったのでしょうね…。
改めて合掌。
死人を悪く言うのもなんだが、エンダー新訳版出してくれんかな。
シャドウを読んだあとだと辛すぎる。
なんでこんなヘボい訳なんだ?
慣用を知らない中学生が辞書引きながら訳したみたいな文ばかりだ。

あと今読んでるんだけどニューロマンサー。
たぶんサイバー用語を超訳してたり、スラングとかあだ名を無理矢理
日本語にしてるんだろうけど、状況が掴みにくいったらありゃしない。
IT革命も起こったことだし新訳きぼん。
オレ、池央耿が好きなんだけどマイノリティかなあ。
翻訳本はニガテだった初心者のころ、唯一すらすら読めた訳者だった。
>>167
「黒後家蜘蛛の会」の訳はよかったね。漏れも消防のときすんなり読めた。
169名無しは無慈悲な夜の女王:04/05/10 10:20
>>166
ニューロマンサーの読み難さは翻訳ではなくギブスンの書き方と読者の慣れの問題。カウント・ゼロ以降の作品は驚くほど読み易い。
ニューロマンサーはじっくり読むか、一度ぱっと読んでから再読すると解り易い。
読みやすいには読みやすいがその分衝撃度も落ちた肝吸い
171名無しは無慈悲な夜の女王:04/05/10 17:52
浅倉・伊藤・黒丸訳は迷わず読むって習性はけっこう一般的だったのね。
訳といえば、矢野徹の娘が昔とんでもない大作(問題作)を訳してる。矢野徹との共訳
という形になってるけど、どこをどう見てもプロの仕事じゃない。ひらたく言えばまー
障害者文学なんだけど、よりによって何故・・・。コケにするつもりだったんだろうか?
「スカヤグリーグ―愛の再生」のこと?

読んでないから訳文は何とも言えないけど、
矢野徹はネイサンとかも好きらしいし、この作品もそれっぽい。
普通に訳しただけと思うけどね。
意味がわからないから直訳で逃げたんじゃないかと思えるような文章は辛いね。
今まで中村保男の名前が出てないのは何故でしょうか

「非Aの世界」読んだけど最悪です。なんであんな分かり難いのか
ブラウン神父も。以前、福田恒存と共訳してたヤツの方がずっと読みやすいですよ。
そんなわけで、他の「オカルト」や「賢者の石」なんかも読む気になれません
こんなに分かり難い訳ばっかしてるのに「英和翻訳の原理・技法」
とか出してるし。タチの悪い冗談としか思えん

>>47
沼沢洽治が訳したのは傀儡の方
175名無しは無慈悲な夜の女王:04/07/08 17:00
古本屋で「われはロボット」を買って、今読み終わりました。
訳者は小尾芙佐という人でした 有名な方らしいですね
(あんまり海外SFを読んだことがない すいません)
変な訳だと思ってしまった
パウエルとドノバンの軽妙なはずの会話がかみ合わない
直訳みたいだ‥‥
海外古典に挑戦しようと思うたびに訳でつまずく私です
おもしろかったけど、直訳を脳内変換する部分が多くて疲れたよ
176名無しは無慈悲な夜の女王:04/07/08 17:38
訳者が変に演出するよりは直訳のがマシだと思うけどね。それが分かり易いか分かり難いかは別の話てしょう。
翻訳の文章はぎこちなかったり、スマートじゃなかったりするんだけど、それも含めて魅力なわけで。国産の読み易いけどそれだけ、みたいな文章はつまらない。
177名無しは無慈悲な夜の女王:04/07/08 19:37
>>175
うんにゃ?
178名無しは無慈悲な夜の女王:04/07/09 15:22
>>177
 「『うんにゃ、彼はロボットです、ラニング博士』
  『うんにゃ、それは全くあり得ない着想です、クインさん』」?
小尾芙佐の訳、ルグィンにははまってたと思うけどなー
180175:04/07/10 11:22
「ふん。わかったよ。青写真をもっていって焼いてくれ」

異常のあるロボットを調べるのにとても手間がかかると、
ドノバンがパウエルに訴えたときの、パウエルの返答です。
この返答を受けて、どのように検査するのかドノバンが説明を行うので、
元は『わかったよ、じゃあどんなふうに調べるんだい』とかいう意味なのかなあと想像するわけですが
原著があるわけでもなく、むろん英語力もそんなにあるわけではないので
あくまで想像です。
ただ、このせりふじゃ意味がつながらないなあと。
一つの例を抽出してみました。
(ハヤカワ文庫 われはロボット P126 18行目)

本当に翻訳物をそれほど読まないので、ぎこちない文章が翻訳物の味だと言われれば
そうなのかあ、と改めて納得する次第ですが
181名無しは無慈悲な夜の女王:04/07/10 11:26
>>180
いや、それは翻訳のせいじゃなくて、
君が「青写真」という言葉の意味を知らないからだと思うんだが。
182名無しは無慈悲な夜の女王:04/07/10 13:00
>>180
全てがぎこちない、というわけではないよ。全体に読み易い訳文にもそういう部分はある、ということ。
もう一つ、昔訳された作品は古い言い回しが使われてることも多いんで、それが引っかかるのはしょうがない。
創元の 私はロボット とどっちが読み易いんだろう
184180:04/07/10 13:30
「青写真」は「提示する」ものでーす
焼いてもってくる、は直訳なのでは
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B0002DCQZW/game08d-22 この本、翻訳した人誰?
途中で読むのやめちゃったよ・・
青写真を焼く、はぐぐると少ししか出ないな。
でも、「青写真を焼く仕事」をしていたと言う人も引っかかった。
仕事をしていた人が間違えるとは考えづらいんでは?
本じゃねーし、まだ日本語版でてねーし。>185
180は、自分の無知をさらしてることに気づけ。

> 大辞林 第二版 (三省堂)
>
> あおじゃしん あを― 【青写真】<

> (1)鉄塩類の感光性を利用した複写印画。クエン酸鉄アンモニウムとフェリシアン化カリウムの混合溶液を塗ったものを印画紙とし、これに原図を密着して焼き付け、青地に白の印画としたもの。設計図などの複写に用いる。青焼き。ブルー-プリント。
>
> (2)「日光写真」に同じ。[季]冬。
>
>(3)完成の予想図。未来の構想。
>「計画はまだ―の段階だ」
189180:04/07/10 14:02
無知って言われるとやなかんじだけど
普通は
例えば
「よし、青写真をもってきてくれ」
「青写真を焼いてもってきてくれ」
で、「計画を提示してくれ」
という意味にとれます。これは日本語の慣用句として通用する

小説中の
「ふん。わかったよ。青写真をもっていって焼いてくれ」
これは慣用句としても文章が変 で直訳みたいだなあということで示してみました

青写真を焼く仕事っていうのはそんまま建設関係の設計図を作る仕事かなあ

ありがとう&すいませんでした。青写真を焼くという慣用句について云々するつもりじゃなかったんだけど
つまんないからsage

創元社のほうは1976年の伊藤哲訳らしいですね。よんでみたいなあ、といいつつ
ハヤカワの「ロボットの時代」をまた古本屋で買ってみました。
ぎこちないっつうか、部分的には仕方がないって言うか、
この文章にもだいぶ慣れてきた気もします
190180:04/07/10 14:14
追加
早川のほうは1982年と、こっちのほうが新しいのでした
1982年か‥‥古そうな言葉(ビジボード(ヴィジボード)とか)が出てくるけど
1982年ならもうそれに変わる言葉を思いつきそうな物ですが
(ビデオ映像とか、実況映像とか  訳とは違うけどそういう代物でしたから)
なるほど、変に演出しちゃいけないということもあるのですね
ありがとうございました
191名無しは無慈悲な夜の女王:04/07/10 16:08
異常のあるロボットを(設計図なしでは)調べるのにとても手間がかかる というなら、
(ロボットの設計図を)青写真に焼いて持ってきてくれ


その流れで「計画を提示してくれ」という意味にとるほうがおかしい。

今風に言えば
「あの文書をCD-Rに焼いて持ってきてくれよ」と言ってるだけ。
192名無しは無慈悲な夜の女王:04/07/10 18:19
ほんとに?!
こんな的外れないちゃもんで訳がどうこうと言われたら翻訳者も嫌だろうな…
翻訳物を読む読まない以前に、本を読むための前提となる知識が欠けすぎと思う。
どうしても「青写真=計画」でなければならないと思ってるのか
慣用句ではない実物の青写真が使われていた時代だったんだよ
ブループリントを見たことが無いんだろうね
無知は恥ではないが
無知を恥じないことは恥である
若い連中に「青写真」といって通じないのはしょうがないだろ。
これは翻訳家の罪でもないけど、読者の問題でもないよ。

「青焼き」だと5000件ヒット、こっちなら通じたのかな。
いや、理解できない文章をすぐに翻訳の善し悪しの話にしちゃうのは問題だと思うよ。
実際酷い翻訳もないわけじゃないらしいから、判断は難しいけどね。それだけに慎重さは必要じゃないかな。
>>194
ブルーフイルムなら…
452 名前:名無しは無慈悲な夜の女王[sage] 投稿日:04/02/02 04:53
>445

>「きみたちの姿を、うんとひどく見たかったんだ」
>「あなたたちはわたしたちを、ずいぶんひどく見たわよ」
>とペトラは答えた。彼の頬にキスした。
>「ぼくはきみたちを壮大に見たよ」エンダーは言った。
>「ぼくが最も必要とした者たちを、ぼくは最も早く使い切ってしまった。
>ぼくのパートの、まずいプランニングだ」


ちなみに<シャドウ>だとこうなっています。

「ひどく会いたかった」
「あなたは、わたしたちのひどい戦いぶりを見たじゃないの」ペトラがいった。
彼女は泣かずに、エンダーの頬にキスをしてやった。
「きみは見事に戦ったよ」エンダーはいった。「ぼくは、いちばん頼りにしていた
きみたちを、一番先に撃沈させてしまった。ぼくの作戦ミスだった」


おそらくseeを「見る」と訳したので不可解なものになったのでしょう。
つまり、ペトラはエンダーのseeにひっかけて「みたでしょ?」と茶化した
わけですが、<ゲーム>では二つの単語を同じ訳にそろえようとしたため
誤訳を産んでしまったのだと思われます。

「ぼくのパート〜」は直訳なのでしょうね。
これだったら原文読んだ方がまだ分かり易いような。
翻訳って、なんでしょうね・・・・・
200名無しは無慈悲な夜の女王:04/07/12 17:16
映画公開に合わせて角川とソニーからも出るみたいだ>われはロボット

誰が訳すんだろう?
201名無しは無慈悲な夜の女王:04/07/12 21:57
あ、映画化なんだ。きのうかおととい、イスラム・テロがらみのテレビの
ニュースでアメリカの街角が映ったとき、ビルの壁に "i, robot" のデ
カい垂れ幕看板が映ってたよ。何だろうと思ってた。
>>194
今の人は、ヘソで茶をわかすところとか、ケツから手ぇ突っ込んで奥歯ガタガタいわす
ところとかも見たことないんだろうな。時代の流れとはいえ少し寂しいものがあるね。
>>202
いくら何でも穿ちすぎだよ、お爺さんw
A「君の目で青写真を見てもらったほうがいいな 」(3行目)
A「うんたらかんたら」
B「ふん。わかったよ。青写真をもっていって焼いてくれ」 (18行目)
A「うんたらかんたら」
B「わかった、わかった」(次ページ6行目)

18行目のセリフを受けて説明に入ったことから
「具体的に説明しろ」という意味にうけとったんだろうが、
この文章での「青写真」は比喩的表現ではなくて実際にデータの打ち込まれた用紙のことだ。

話を切り上げたかったパウエルが生返事を返し
それを無視したドノバンが構わず不良箇所の説明に移ったのだと説明すればわかるだろうか。






・・・同じページの会話ぐらい覚えとけ(ボソ
愚妹を相手にしては…
>>200
早川でも新訳で決定版が出るらしい

>>201
邦題が「アイ,ロボット」
読売新聞7/29より

「ゲド戦記外伝」を訳了して  清水真砂子
 アースシーの三十年に及ぶ旅が終わった。「ゲド戦記」第一巻『影との戦い』の翻訳に
とりかかったのが三十二歳の年の暮れ。最後の『ゲド戦記外伝』の訳了は今年の初め
で、刊行はたまたま六十三歳の誕生日に当たっていた。
 もっともその間、間断なく翻訳の作業が続いていたわけではない。第三巻『最果ての
島へ』から第四巻『帰還』までには原書で十八年、訳書で十六年の空白があり、さらに
「ゲド戦記最後の書」と作者自身記した『帰還』から第五巻『アースシーの風』までには
原書で十一年、訳書で十年の空白があった。
 日本語版では最後の刊行となった『外伝』は『アースシーの風』と同じ年に、実はこれ
に先んじてまとめられた短篇集であり、作者自身によるアースシー世界の解説がつい
ている。
(以下略)

空白の二十六年(訳書)を除くと、結構ハイペースな翻訳だったんですね。
もちろん空白期間の終盤では続巻の翻訳もあったんでしょうが、大体一年一冊ですね。
208名無しは無慈悲な夜の女王:04/08/03 03:46
友枝康子の翻訳ってちょっと硬い感じで、いまいち読み辛い。
間違いはないんだろうし、しっかりした翻訳なんだけど、ただ誰の作品の文章もこの人の色になっちゃう、っていうか。
「流れよわが涙、と警官は言った」にしても、なんかいつものディックと手触りが違う。
209名無しは無慈悲な夜の女王:04/08/11 11:21
JGバラード 『永遠へのパスポート』(訳:永井 淳)収録作品で、水死体を

  「土左衛門」 

なんて訳したのを目にして萎えてしまった。
雰囲気ぶちこわされた感じ・・・
210名無しは無慈悲な夜の女王:04/08/27 18:00
角川版「アイ,ロボット」を書店で発見。
「瑞々しい新訳」を謳っているようだが、パラパラとめくった感じでは
そんなに変わらないような気もする。
訳者のプロフィールが書いてないけどたぶん若手なんだろうと思う。
他の版と明らかに違ってるのは、冒頭の三原則の出典が書かれてないこと。
元のテキストから違ってるのでなければ省略したってことになるが。
流れとは違うんだけど…

山岸真の訳、そんなにいいか?
イーガン読んでて、全然頭に入ってこなくて困った

って、これだけで終わると、「お前の読解力がないだけだろ」
とか云われると思って、例を挙げようとしたんだけど
見つからないんだよなあ…orz
212名無しは無慈悲な夜の女王:04/08/28 11:53
>>211
とくによくはないが、健闘しているんじゃないかな。
ほかの翻訳者ならもっとよくなるとも思えん。
ものがものだけに。
山岸真のせいじゃなくて、自問自答が多かったり、同じようなことの繰り返しがあったり、
時制変化を絡めたり、科学の素養が必要だったり、自分自身を認識することが主な
テーマだったりする原作のせいじゃないのか?
214名無しは無慈悲な夜の女王:04/08/28 17:21
しかし翻訳する以上それは言い訳にはならんでしょう。
そういう作品だとわかった上で翻訳するわけだから。
あほか、「言い訳」じゃないだろ。
込み入った原作を、込み入ったまま訳すのは当たり前なわけで。
それが良いか悪いか、って話なら別の話として理解できるが、
複雑な話はサルでもわかるように翻案して訳すのが当然みたいな
物言いは、自分の頭の程度をさらけだすだけだぞ。
216名無しは無慈悲な夜の女王:04/08/28 21:31
話が込み入っててわかりにくい、のと、文章がわかりにくい、ってのは別の話だろ。
一つツッコミを入れると"込み入った原作を、込み入ったまま訳すのは当たり前"なのに"それが良いか悪いか、って話なら別の話として理解できる"ってどういう意味?
個人的に、山岸真はSF紹介家としては優れているけど、翻訳家としてはまあまあ、という感じ。
原文の違いもあるだろうけど、浅倉久志の「あなたの人生の物語」と比べると、やはり味わいの点で大分
劣る気がする。「祈りの海」「しあわせの理由」なんかは、もっと詩的に訳せそう。
昔は大森望も読みにくかったが、最近は良くなったね。
>>216
山岸訳の良し悪しを論ずる話の流れでは、
「わかりにくいよ→わかりにくい原作でもそのまま訳すのが普通じゃん」
で終わるけど、
翻訳モノ全般について、原作が難解な場合は手を加えてでも分かりやすく
すべきか否かという議論を展開するのであれば受けて立つよ、ってこと。
イーガン訳の「文章」がわかりくいと思ったことは他の本と比べてそう多くは
なかった気がするけど。

>>199みたいな端的な例をあげてくれ。
219名無しは無慈悲な夜の女王:04/08/29 05:17
218=215として言うと"複雑な話はサルでもわかるように翻案して訳すのが当然"とか"原作が難解な場合は手を加えてでもわかりやすくすべきか否か"なんて誰も一言も云ってないが。
山岸訳の文章の話をしてる時に一人で先走って"議論するなら受けて立つよ"って云われてもな、てのが正直なところ。
で、イーガン読んでて、全然頭に入ってこない例はまだ?
林一さんの作為を感じさせない翻訳はいいっすねぇ。
ロジャー・ペンローズ「皇帝の新しい心」とか
デイヴィッド・ドイッチュ「世界の究極理論は存在するか」とか。
どっちも小説ではないけど。
222名無しは無慈悲な夜の女王:04/08/31 01:33
アタイこそが 222げとー
ttp://cruel.org/books/timemachine/timemachinej.html

ウェルズのタイムマシンの翻訳
どっかのアマチュアが偉いなーと思ったら、プロ?
しかもバロウズ決定版の翻訳者として知られている?

・・・バロウズのファンのみなさん、ご愁傷様。
 うわー! このスレの最初の方で、山形浩生を褒めてるやつがいる!
 こんな中学生の作文がいいわけ?
 翻訳ソフト通しただけのようなのが!

 それに福島正美・・・。オリジナルと比較したことはないけどってある
けど、自分は比較したことあります。

 ストーリーが根本的に全然違っててていいなら、ソフトになってますけ
どね、こういうのは翻訳って言いません。翻案です。テーマからして書き
換えてしまうのは、一種の才能です。
 が、日本語そのものは悪くありません。

 けど、山形浩生は、日本語がダメです。
 プロジェクト杉田玄白とかやってるけど、これのアナウンスがもう、まと
もな文章かけないから悪文気取ってるってやつ。
 こういう押しの強いだけのやつに感心するヤツはどこにでもいるからなあ。
 野村さちよが偉いと誤解するのと同じパターンで。

 もうとにかく、タイムマシンの最初の1行読めばバカなのはまるわかり。
 はいはい、翻訳してありますね。正しいですね。
 でも、物語は読んでません、理解してません。機械的に訳してるだけです。
 小学生レベルのますます調で作文を書いてます。
 こんなのがプロ? ライター?
 はいはい、偉い経歴持ってるんですね。
 あーなるほど、他人からの手紙自分のサイトに公開しちゃたりして、おし
かりを受けたりしてるんですね。
たしかに山形はひどいが、大瀧ほどひどくはない。
226名無しは無慈悲な夜の女王:04/11/01 10:27:06
井上勇ってどぉなの? たぶんすでに亡くなられてると思うけど
「トリフィドの日」(創元SF文庫)で"一日"っていうのを"いちんち”って訳してた
のには激しく笑った・・・文章も妙に句点が多くて読みづらかったです。
個人的にはちょっと避けたい翻訳家かなぁ・・E・クイーンとかミステリも
多く訳してるみたいですね。
井上勇は昔の翻訳家なんで文章が古めかしいのは仕方ない。
山形浩生の日本語は確かにひでーなw
「エンベディング」は編集者のボツくらって、また発売が延びるみたいだよ。
>"一日"っていうのを"いちんち”って訳してた
のには激しく笑った
はあ。こういう人は、たとえば平井呈一の訳文だと笑い死にするんでしょうな。
確かに昔の翻訳で上流のお嬢様が”〜しちまった”とか言ったり、
他人を”あんた”呼ばわりしたりするのは激しく違和感を感じるな。
あんたもすきねえw
井上勇は昔からクイーンやルブランで馴染んでいるからなあ…。
確かに句点は多いかもね。だけど翻訳物に限らず、昔の本って句点が
多かった気がするよ。減ったのはワープロ普及してからじゃないかな。

SF・FTではないが、避けたいのは高橋泰邦。なんというか、全体に
訳者がでしゃばりすぎ。しかし邦訳で海洋物を読もうとすると、大抵
この人が訳しているんだよな。戸棚ともども、早く引退してほしい。
なんだったか忘れたけど、大統領のセリフが
大阪弁にしてあるやつあった。
440 名無しは無慈悲な夜の女王 sage 04/10/28 23:56:26
早川文庫版アシモフの初期ファンデーションシリーズに
「ブラックホール」と言う言葉がでてくるが、ありゃ翻訳者の
やりすぎだな。
アシモフってスゴイ!!って思うやつもでてくるぞ。

480 名無しは無慈悲な夜の女王 sage 04/10/31 17:07:58
デューンで登場人物の額の刺青を
「ダイヤモンド型の刺青」とするもんだから
石森章太郎がブリリアントカットのダイヤモンドの刺青の男を
描いちゃったよ。
「菱形の刺青」とすれば良かったのに。
矢野スレ叩きだされた奴、何の注釈もなしにコピペ貼って
いったい何がしたいんだ?
>>226>>231
句点、読点の意味を逆に理解してるんでは?
今アルフレッドバスターの「分解された男」を読み始めた。
セリフがおかしいね。ライ麦畑でつかまえてをおもいだしました。
この時代の日本人はみんなこんな風に喋ってた・・・わけじゃないよね?
>>234
矢野スレの荒れが飛び火してるな・・・
237名無しは無慈悲な夜の女王:04/11/02 12:54:15
>>236
> この時代の日本人はみんなこんな風に喋ってた・・・わけじゃないよね?
わからんぞ(w

SFじゃないけど坪内逍遥訳のシェークスピアとか
ジュリエットの台詞、いまの感覚じゃ若い処女とは
思いにくいしなぁ。

そういや、横順が紹介してた『洞窟の女王』の明治
時代における翻訳(翻案?)、アッシャ(アイシャ?)の
口調が鉄火肌の芸者みたいだったっけ。

『分解された男』も、昭和も遠く為りにけり、って事かも
しれないよ。
>>236
「訳者が若かったころの日本人はみんなこんな風に喋ってた」
が正解です。
だから妙に時代の空気を読んだ訳とかすると30年後とかに
「訳が古い」「読みにくい」「セリフがおかしいね」と言われてしまう。
瀬田訳くらいに突き抜ければマンセー・アンチともども長続きするんだが
239名無しは無慈悲な夜の女王:04/11/02 15:00:25
>>226 >>231
句点=。
読点=、
さっき重力への挑戦ひっぱりだして見てみたけど、確かに読点おおいなぁ
20億の針も見てみたが確かに多いw
 時代によって、いろいろ変化はするね。
 古い訳が時代にあってたかどうかは、その時代の人にしかわかるまいし、
その意見もまた分かれるであろうなあ。
矢野スレ、「超訳」の支持者がいるよ……。
世の中には本当にいるんだなあ。
 超訳も直訳も、結局読み手の趣味に合うかどうかにすぎないんだよなあ。
 
http://book3.2ch.net/test/read.cgi/sf/1069340334/691

エンベディング売ってるらしいよ
国書のページでも購入出来るよ
矢野さんスレ見てもそうなんだが
「原文に忠実だが判り難い翻訳」

「原文に忠実ではないが判りやすい翻訳」
の是非というのは永遠の問題なんだろうか……
>>242
限度というものがあるだろうが、おおむね同意。
矢野スレの連中ーー殊にアンチには、何故それがわからんのだろう。
矢野さんの翻訳は、原文に忠実って言うよりも
直訳って言った方が・・・
それに、「原文に忠実」も、突き詰めすぎると

>「きみたちの姿を、うんとひどく見たかったんだ」
>「あなたたちはわたしたちを、ずいぶんひどく見たわよ」
>とペトラは答えた。彼の頬にキスした。
>「ぼくはきみたちを壮大に見たよ」エンダーは言った。
>「ぼくが最も必要とした者たちを、ぼくは最も早く使い切ってしまった。
>ぼくのパートの、まずいプランニングだ」

こんな風になってしまう罠・・・
現在の日本語は明治期の翻訳文の強い影響下にあり、それ以前の本来の日本語に比すと
「翻訳調」な「不自然」なものらしい。

それを考えると『変容風世界』が、まあ予想通り1冊で打ち切られたのは
ある意味残念だったなw
あれが全巻刊行されて広く読まれてたら、日本のSF&ファンタジーファンの
日本語は変容風にさらされたかのごとく、大変貌をとげたかもしれん。

あれは、黒丸訳以上に強烈だったからな。
249名無しは無慈悲な夜の女王:04/11/03 09:37:53
'bug'を「昆虫・虫」と訳すか「カメムシ」と訳すか「南京虫」と訳すか「バグ・故障」と訳すか・・・
ハリーポッターの訳文ってさ、一作目は子供向けに配慮してるけど、
二作目からはその配慮が無くなってるよね。

一作目の時は訳文練ってる余裕があったけど、二作目からは時間が無くなったって
事なのかな?
251名無しは無慈悲な夜の女王:04/11/03 19:01:55
>>250
> ハリーポッターの訳文ってさ、一作目は子供向けに配慮してるけど、
> 二作目からはその配慮が無くなってるよね。
>
> 一作目の時は訳文練ってる余裕があったけど、二作目からは時間が無くなったって
> 事なのかな?

らしいよ。第一作目の時は、知り合い数人(子持ちの親含む)に推敲してもらったって。
そこで「子供はこんな言葉遣いしない。」とか色々アドバイスもらったそうだ。

巻を追うごとに荒っぽい訳になっていくのはどないかならんもんかね。
まあ、読めるだけましだな。次作って本国でも発売されてないんだっけ?
売れてるだけに早く出さなきゃってプレッシャーもすごいんだろうな。
>>249
'beetle'と見ればカブトムシって訳すバカも困ったものだ
昔の奇想天外に載ってた翻訳者4人の座談会は面白かった。それぞれの翻訳観みたいなものが見えたり、後でちょっとした論争になったりして。
あと、77〜8年の翻訳ラッシュの頃の座談会とか、豊田有恒のエッセイも翻訳に関しての発言があって、参考になります。
へー。
どんなことが語られていたのか知りたいなー。
今なら「本にして残さないなら、ネットに載せてくれ」とでも言うところだが。
 そういや、日本の作品として成立させようとするあまり、登場人物の
名前まで日本名にしてしまったり、設定を日本人にしてしまったりする
訳者もいたよな。

 もちろん、昔の子ども向けの、原文をとどめないダイジェスト翻訳SFだが。
>245
 自分的には、訳文というのは訳者の作品でもあるから、どっちもありだと思うなあ。
 っていうか、好きな作品だと、いろんな訳を集めて読み比べたくなってくる。
 もちろんオリジナルも読むけど、翻訳は訳者がどう料理したか面白いわけで。
 直訳が正しいとか、超訳が正しいとかないんだけどな。自分的には。
 好みとか、誤訳とかはあるけど。
うーん。
 まず誤訳で、意味が違ってきちゃうのはカンベンして欲しいなあ。
 誤訳を超訳でごまかすのは、もっとカンベン。
 あと、超訳になるほど、ばっちりのもあれば、とんでもないのもある。
 てか超訳でばっちりだと思う部分はあるというべきか。
 好みに合わない超訳よりは直訳の方がいいってとこかな。
>>256
>  もちろん、昔の子ども向けの、原文をとどめないダイジェスト翻訳SFだが。

抄訳版だろそんな事も知らんのか馬鹿がw
>259

抄訳の意味を勘違いしているようで。

しか見えんが。
・・・ああすまん。
お前日本語以前に、話の前後とか空気読めないんだったよな。
黙ってたほうが、少しはオリコウに見えるぞ、お前。
goo国語辞書

しょうやく せう― 0 【抄訳】
(名)スル
原文の一部分を抜き出して翻訳すること。また、その翻訳。

内容を変えちゃうことは、抄訳じゃないってことを知らずに知ったかぶりし
つつ、自分は頭がいいといばりたかったんだろうな。
そうやって自分の価値を確認したいほど周囲にバカにされてるんだろうけど、
自分の価値を認めてもらいたいなら、まず調べることから始めた方がいいよ。
なるほど。矢野スレのアンチ君は、ここで生き恥をさらしてた訳だ……
 そのアンチ君だが、矢野スレでいらないからって、こっちに押し付けないでくれ。

 ・・・・・・こっちでも、いらん
アンチ君、ハインラインスレにも出没中らしい……
なんかババ抜きの様相を呈しつつあるな(w
この際だからちゃんと「青写真君」って呼んであげようよ。
>>223-224 を書いた者ですが、

どなたか熱い反論とかしてくださらないんでしょうか?(藁
たとえば「ただなんだから、文句を言うな」とか。
>>264
あれは過剰反応した馬鹿が一人いただけ。
>>259
黒岩涙香の岩窟王とか、「翻案物」ってのを知らんの?
>>268
ズールーをミスター・カトウに、スコットをチャーリーにしてしまった
SFドラマもあったがな。
翻案を翻訳や抄訳として出してるやつは、俺も困る。
翻案と抄訳の区別がついてないのは、ただのバカだと思う。
スティーブン・キングの「ダークタワー」シリーズ、
Vの「荒地」から翻訳が池央耿って人から風間賢治って人に替ってるんだけど、
何か理由とかあるのかな。
まあ、池さんの文章はちょっと古くさいかなって思ったけど。
最近読み返してみて、気付きました。
272名無しは無慈悲な夜の女王:04/11/05 08:45:31
>>266
あの「タイムマシン」訳がヒドいのは事実だから、反論しようがない
池央耿訳キング「小説作法」のamazonでの評判
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4901142674/#amzn-reviews
>>266
手元にある岩波版の橋本訳と比べてみたが…
さすがに熱く擁護なんかできないよ。原文見てないからアレだが、
日本語というレベルだけでもぶっ壊れてる。
橋本槇矩の訳も特に読みやすいというわけじゃないのにな…
酷い訳といえば「王に休戦なし」と「ビッグ・タイム」が双壁。
後者は有名な翻訳家の名前になってるが、おそらく下訳者に丸投げしてチェックもしてないはず。
訳者としてはG賀K雄。なぜかこの人だけは実名で批判されるのが不思議といえば不思議。
人柄が悪すぎるからなー
 これが矢野訳批判だったら、「原文がぶっこわれてる場合もあるのだし」と、
擁護が入るのだが、矢野氏の場合本当は読者の趣味の範囲内でしかないからな。

 青写真氏の、タイムマシンについての意見を聞きたいところだ。
>>277
ここにあの便所の話を持ち込むなよ・・・
ウンコはテメエで始末しろ。
これは翻訳じゃなくてtransliterateのはなしだけど、早川は英語人名のMichaelを
必ず「マイクル」にするね。苗字の-sonはなんとか「スン」。

世間の慣用に逆らって強制する意味はあるのかな。
ケビン・コストナー
レナード・ディカプリオ

「ロードショー」はもっとすごい。
山形浩生の訳文に抵抗はないが、あと書きでみせる原作者を見下したような物言いが嫌なんだよなぁ。わざとやってんだろうけど。
だから創元で復刊した「死の迷路」、「暗闇のスキャナー」は、サンリオ版のが好きなんだ。評判はよくないけど。
>>279
早川は世間の慣用が定着する以前、創業当時からこういう表記。
それを続けているだけ。多少でも原音に近い表記をわざわざ
世間に追従して改悪する必要なし。
>>279
まあ、ハヤカワの慣用って事でしょ。
何故かサンリオでもマイクル・コニイだったな。
>>279
かならずしも固定ルールじゃない。例外もあるよ。
286大網傘茸:04/11/07 23:24:57
昨日某コンパにて、年輩のSF者な方々と部屋の隅っこで翻訳談義などで盛り上がったのですが、
色々と面白いお話を聞かせていただきました。
お話によると伊藤典夫さんは、カナーリ変な人だそうですw
翻訳におけるミスや誤読が生理的に許せない方のようでして、偏執的なまでに原文を分析
されるとのこと。
かつて自分で訳された文章を持ってきて「○○さん、昔はこれを〜〜と訳していたんですが、
実は〜〜の方が正しいんですよ」、と笑いながら語られた事もあるそうです。
その笑いとは原文の持つ本当の意味やニュアンスを見つける事が出来たという、会心の笑
みだったのでしょう。ほとんど病気です。
今度のロバート・F・ヤングの翻訳にあたり、ヤングの作品すべてに目を通しじっくりと
研究しておられるようです。だいたいに訳すのが遅いのは当然ですね。
そんな伊藤氏が、あのくせ者ディレイニーに深く関わりすぎたのは、やっぱりSF翻訳界にとっては
大きな損出だったんではないかという事で、昨日はみんなの意見が一致しちゃいました。
(「アインシュタイン交点」解説は涙なくしては読めません)
いや、そういう性格だからディレイニーにのめり込めたんだよ。
そういう読み方を受け入れる器の大きさがディレイニーの方にもあった、という。
幸福な出会いだったんじゃないかな。
ttp://homepage3.nifty.com/kazano/diary0012a.html#10

典夫さんはすげえよなあ…
>>287
問題は、そこまでのめりこむほどの作品ではなかったということ。
あと、長くかかりすぎたことで、訳されるべきタイミングをはずしてしまったこと。

いろんな意味でもったいない。
290名無しは無慈悲な夜の女王:04/11/09 05:15:01
どこでそう判断したのか、教えてくれますか?
読めばわかるんじゃねーの。単につまらない作品じゃん
>>アインシュタイン交点
>>290
時代と密接につながった作品だったから。
ただのSFとしてみたら、たいしておもしろくないでしょ。

そう思わない人がいてもいいけど。
>ただのSFとしてみたら、たいしておもしろくないでしょ。
んなこたぁない。
>ただのSFとしてみたら、たいしておもしろくないでしょ。
はまあともかく、
「ただの娯楽小説としてみたら、たいしておもしろくないでしょ」
つーのなら頷ける部分がある。
295名無しは無慈悲な夜の女王:04/11/09 17:56:09
"ただの娯楽小説"として読むか、読まないかは読者側の問題だからね。
http://book3.2ch.net/test/read.cgi/sf/1030013213/623-
若い世代には、ガーンズバック的(50年代黄金期の)未来像は異世界ファンタジーに
しか見えんそうな。
時代性と無関係に評価できる作品もあればそうでない作品もある。サイバーパンク的
(80年代的)電脳世界も、今読むと陳腐に見えてしまう作品もあるし。
>>295
"ただの娯楽小説"が君にとって一種の差別表現に当たるのであれば
まさにそうだよ
298名無しは無慈悲な夜の女王:04/11/10 05:06:19
"ただの娯楽小説"が一種の差別表現に当たらないなら違う、ということですか?
わはははは。いいよ、言葉尻。
300300:04/11/10 14:02:13
 
たかが されど
>>301
それを持ちだすと終わりになってしまう。
というわけで、このスレは
    糸冬    了
お、もしかして青写真くん?
   糸冬    了    糸冬    了    糸冬    了    糸冬    了    糸冬    了
   糸冬    了    糸冬    了    糸冬    了    糸冬    了    糸冬    了
   糸冬    了    糸冬    了    糸冬    了    糸冬    了    糸冬    了
   糸冬    了    糸冬    了    糸冬    了    糸冬    了    糸冬    了
   糸冬    了    糸冬    了    糸冬    了    糸冬    了    糸冬    了
   糸冬    了    糸冬    了    糸冬    了    糸冬    了    糸冬    了
   糸冬    了    糸冬    了    糸冬    了    糸冬    了    糸冬    了
   糸冬    了    糸冬    了    糸冬    了    糸冬    了    糸冬    了
   糸冬    了    糸冬    了    糸冬    了    糸冬    了    糸冬    了
   糸冬    了    糸冬    了    糸冬    了    糸冬    了    糸冬    了
   糸冬    了    糸冬    了    糸冬    了    糸冬    了    糸冬    了
   糸冬    了    糸冬    了    糸冬    了    糸冬    了    糸冬    了
   糸冬    了    糸冬    了    糸冬    了    糸冬    了    糸冬    了
   糸冬    了    糸冬    了    糸冬    了    糸冬    了    糸冬    了
   糸冬    了    糸冬    了    糸冬    了    糸冬    了    糸冬    了
   糸冬    了    糸冬    了    糸冬    了    糸冬    了    糸冬    了
   糸冬    了    糸冬    了    糸冬    了    糸冬    了    糸冬    了
   糸冬    了    糸冬    了    糸冬    了    糸冬    了    糸冬    了
   糸冬    了    糸冬    了    糸冬    了    糸冬    了    糸冬    了
   糸冬    了    糸冬    了    糸冬    了    糸冬    了    糸冬    了
   糸冬    了    糸冬    了    糸冬    了    糸冬    了    糸冬    了
   糸冬    了    糸冬    了    糸冬    了    糸冬    了    糸冬    了
   糸冬    了    糸冬    了    糸冬    了    糸冬    了    糸冬    了
   糸冬    了    糸冬    了    糸冬    了    糸冬    了    糸冬    了
   糸冬    了    糸冬    了    糸冬    了    糸冬    了    糸冬    了
   糸冬    了    糸冬    了    糸冬    了    糸冬    了    糸冬    了
   糸冬    了    糸冬    了    糸冬    了    糸冬    了    糸冬    了
   糸冬    了    糸冬    了    糸冬    了    糸冬    了    糸冬    了
   糸冬    了    糸冬    了    糸冬    了    糸冬    了    糸冬    了
   糸冬    了    糸冬    了    糸冬    了    糸冬    了    糸冬    了
   糸冬    了    糸冬    了    糸冬    了    糸冬    了    糸冬    了
   糸冬    了    糸冬    了    糸冬    了    糸冬    了    糸冬    了
……図星、だったのか?
ここまでわかり易いと面白みもないな。
自演乙。
コピペ乙。
>>286

>今度のロバート・F・ヤングの翻訳にあたり

詳細キボンヌ
河出から出る予定のやつ?
312大網傘茸:05/01/23 07:51:26
出版社までは記憶してないですが、伊藤氏が現在ロバート・ヤング作品に関わっておられ
るのは間違い無いと思います。お話をされた方も、ヤング作品とは縁の有る方ですので。
(わっ、正体ばらしちゃったかな?スミマセン)
しかし伊藤さんの性格からして、すんなり出るかどうかは私にはわかりません。
これじゃないの。

http://book3.2ch.net/test/read.cgi/sf/1072708471/167
>167 :名無しは無慈悲な夜の女王 :04/10/22 14:21:24
>以下続刊
>『どんがらがん』アヴラム・デイヴィッドスン 殊能将之編
>『ごっつい野郎のごっつい玩具』ウィル・セルフ 安原和見訳
>『ページをめくると』ゼナ・ヘンダースン 安野玲、山田順子訳
>『TAP』グレッグ・イーガン 山岸真編訳
>『たんぽぽ娘』ロバート・F・ヤング 伊藤典夫編
>『最後のウィネベーゴ』コニー・ウィリス 大森望編訳
>>312
>>313
やはりそれか。

たんぽぽ娘を読みたくて以前から探しているんだけど、
全然見つからなくて。待ちきれずに自分で訳してしまったので。
伊藤氏ならどう訳すか、ぜひ確認したく。

でも時間がかかりそうなら古本をあたるほうが早いか。
もしかして今回の本で新訳ってことはありますか?



小松左京マガジンの最新号に伊藤さんが矢野さん追悼文を
寄せている。エピソードなどはこれまでによそで聞いたものばかりだが
最近は伊藤さんの文章もめったに読めないから貴重かも。
伊藤さん、蹴りたい田中に書いてなかったっけ?
>>314
SFマガジンのバックナンバー探した方が早いような気もする
318名無しは無慈悲な夜の女王:2005/04/06(水) 16:11:31
ところで評判が悪い野口幸夫の訳も
原文の雰囲気を良く出していると
再評価してもいいのでは?
ある程度、英文に慣れてくると
ああいう感じの訳文の方が
まるで意味だけを抽出した口当たりの良い
今風の訳よりも優れているような気がする。
翻訳は翻訳であり、訳者の創作ではないのだから
日本語としては読みにくく、最初はキツイかもしれないが
半分程読み進めると、それ程ではなくなる。
安易に意訳でわかりやすくしてお茶を濁すよりも
翻訳家としての責務を果たしているのでは?
319名無しは無慈悲な夜の女王:2005/04/06(水) 21:06:23
分解された男 を読んで
すっごいなーと思った。
箱入り娘クイズって、原文どうなってんだろうね。
320名無しは無慈悲な夜の女王:2005/04/07(木) 09:10:43
>>318
翻訳ってのは字面を移すものじゃなくて、
文章から喚起される脳内イメージを移すものだから。

あれはただの手抜き、もしくはかんちがい。
イメージが変わってしまう時点で失敗翻訳。
321名無しは無慈悲な夜の女王:2005/04/09(土) 02:49:16
ちょっとスレ違いっぽいけど
脇明子さんはどうも…。
イルスの竪琴面白かったんだけどあとがきで
これでもかと指輪との比較をしていて正直萎えた
322名無しは無慈悲な夜の女王:2005/04/09(土) 08:06:49
>>320
いや、だから、その脳内で喚起されるイメージってのが十人十色だってのが問題だろ。
「翻訳者」という「フィルター」は出来る限り無色透明でいてほしい、
ってのが>>318の主張なんだろう。
「優れた翻訳」とは何か、という古くからある問題だ。
まあ、いずれにしろ程度問題だと思うけどな。
323名無しは無慈悲な夜の女王:2005/04/09(土) 13:05:40
原文が読めない自分としてはとりあえず、日本でそれなりに評価された作品の翻訳は問題ないと思うことにしてる。
相性や好みの問題と原文の難解さを一緒にしがちだから。
324名無しは無慈悲な夜の女王:2005/04/10(日) 08:16:04
>>322
「英語ネイティヴがごくふつうに読める英文」が、
「日本人がごくふつうに読めない日本語」になっている時点で、
すでに原文のイメージの置き換えに失敗している。

個人差とか優劣とかいう以前の問題だよ。
325名無しは無慈悲な夜の女王:2005/04/10(日) 18:22:18
>>324
SFには
>「英語ネイティヴがごくふつうに読める英文」
では無い実験的文体の作品が少なからず存在するが。
326名無しは無慈悲な夜の女王:2005/04/10(日) 22:27:31
>>325
O・S・カードやジャック・L・チョーカーの作品が実験的文体だと?
とりあえずこのへんでも見てくださいな。

ttp://archtype.exblog.jp/m2004-09-01/#1021729
327名無しは無慈悲な夜の女王:2005/04/10(日) 23:03:43
>>326
なかなか味があるよw
日本語も乱れてっから
いいじゃん
328名無しは無慈悲な夜の女王:2005/04/11(月) 03:52:17
>>324
翻訳というのが原文のイメージの置き換え、という主張に対して疑問が示されているわけだが。
329名無しは無慈悲な夜の女王:2005/04/11(月) 04:19:22
しかし>>318
>「翻訳者」という「フィルター」は出来る限り無色透明でいてほしい、
という主張なのか?
>>318のとおりにしても無色透明なのかどうか判ったもんじゃないかも
330名無しは無慈悲な夜の女王:2005/04/25(月) 23:56:00
331名無しは無慈悲な夜の女王:2005/05/03(火) 23:39:35
そもそもこのスレの住人の大半は、翻訳とは何をすることかなんて
めんどくさいこと考えていないと思うな。
332名無しは無慈悲な夜の女王:2005/05/05(木) 21:10:37
翻訳者に直接質問できるチャンスですよ。
http://www.amelia.ne.jp/user/reading/intv_10_00.jsp
333名無しは無慈悲な夜の女王:2005/05/14(土) 01:02:15
英語でしか表現できない言い回し、
というのも確実に存在する。
元は片手程度の単語数なのに、
日本語で表現しようとすると、
数行になってしまってどうにも悩んだり。
「英語ネイティヴがふつうにイメージを理解できる英文」でも、
別の言葉を引っ張ってきて情景描写しないとどうにもならん、っていう事態。

その変換をうまーくやれていれば、「名翻訳」といわれるのだろうな。

334名無しは無慈悲な夜の女王:2005/05/14(土) 11:24:13
具体例が欲しいね。
335名無しは無慈悲な夜の女王:2005/05/14(土) 20:42:57
じゃあ空気を読まない漏れから具体例だ。

"If you will follow me."
He says,barely suppressing grin of boyish excitement.

・会話は、ファンタジーゲームの中で、男爵閣下が冒険者たちに言った言葉。
・彼はこの後、虎の子のグリフォン飛行部隊を冒険者達に見せるつもりでいる。
名翻訳ならどう訳すんだろう。とりあえずレビューを書いていた漏れは、匙投げた。
336名無しは無慈悲な夜の女王:2005/05/15(日) 01:51:51
少なくとも何のゲームか聞きたいけどな。知識ゼロで行くなら
「ついて来るがよい。(いいものを見せてやろう)」
彼は言った。幼い男の子が見せるような、興奮した笑いを隠そうともしなかった。

括弧内は文脈と雰囲気に応じて補って。
スレ的にレベル低い場合はすいません。
337名無しは無慈悲な夜の女王:2005/05/15(日) 02:53:11
でも名訳かどうかって一行をどう訳すか、って話とは若干違う気が。
そりゃ一行、一行の積み重ねが大切なんだろうが、誤訳や解釈の間違いなんかが散見されても、名訳とされてるものはあるわけで。
例としては「火星人記録」、「虎よ、虎よ!」等。古くてスマンが。
338名無しは無慈悲な夜の女王:2005/06/08(水) 06:48:34
浅倉さん訳で『カウント・ゼロ』が読みてー!
339名無しは無慈悲な夜の女王:2005/06/09(木) 02:36:09
作者が日本人ならこう書いただろう、って
思えるのが「いい翻訳」だと思う。

SFじゃないけど、俺の最近の経験では、ランズデールの
「ダークライン」の訳がひどくて読めなかった。

ハードボイルドっぽい文体で通してるんだけど、舞台は田舎。
元自動車修理工が、激昂してるときに「私は」なんて台詞を
しゃべるかい、みたいな違和感がつのって、
「既にランズデールの作品じゃなくなってる」と思えてきて
読む気が失せた。
340名無しは無慈悲な夜の女王:2005/06/09(木) 02:58:27
悪訳がそのまま本になっちゃうのは編集者の責任も大きいと思うんだがなぁ。
341名無しは無慈悲な夜の女王:2005/06/09(木) 06:40:15
一回、「ここは違う」って感じがすると、
どんどんアラが目立ってきて、気になって仕方ないー、
という悪循環に陥る時があるな。
自分はファンタジー小説でそうなったことがある。
二年ぐらいして読み返したら、
「まあ我慢できるか、元の文章がこんなんなんだろう。」
っといたく穏やかに読めて驚いたがw
342名無しは無慈悲な夜の女王:2005/06/10(金) 02:15:33
編集から文体についてあれこれ指示が出て、
おかしくなったのかもね。

ただ「元の文章がこんな」はないと思うな。
ランズデールは、会話、こんなに下手じゃないと思う。

元の文章が悪い、で最近読んだのは
「秘宝・青銅の蛇を探せ」(これもSFじゃないな)
読みづらくて、最初は訳が手抜きかと思ったけど、
この訳者の以前の訳は普通だったからし、
たぶん原文が悪いんだろう、と判断。
343名無しは無慈悲な夜の女王:2005/06/10(金) 02:55:43
下訳を使った、って可能性もあるよ。
344名無しは無慈悲な夜の女王:2005/06/11(土) 02:24:23
うん。
あと、読了後、あまりの駄作ぶりに手を抜いた可能性もたかい、と思えた。

今日新刊で買ったスチーブンスンの「難破船」も冒頭で萎えた。(これもSFじゃないな)

「こういう暑くて強靱な島では冬とは名ばかりだ」
キョウジンナシマッテナニ?

「住民は雨が降ろうと風が吹こうと一向に活気づかない」
南の島は冬も厳しくなく、住人はのんびりしてる、って文章で
「活気づかない」は違うんじゃないの。
345名無しは無慈悲な夜の女王:2005/06/11(土) 03:01:46
何じゃその駄文。思わずPCの前で

( ゚д゚)
(つд⊂)ゴシゴシ
(;゚д゚)
(つд⊂)ゴシゴシ
( ゚д゚) ポカーン

となっちまったい。
346名無しは無慈悲な夜の女王:2005/06/11(土) 08:43:16 BE:32496454-#
> 強靱な島

 たぶん「tough」(環境が厳しい)を機械翻訳しちゃったんでは(苦笑
347名無しは無慈悲な夜の女王:2005/06/11(土) 11:05:54
自分がちょっとアレだなー、と思ったのは、
ウィリアム・ギブスン『モナリザ・オーヴァードライブ』の用語。
ブタン調理器ってのがやたら出てくるんだが、
それはブタンガスを使用したガス調理器だろうがと。
心の中で読む都度ツッコミ。
小さいことだと分かっていても、つい。
348名無しは無慈悲な夜の女王:2005/06/13(月) 00:09:43
東欧あたりが出身のブタンさんが発明した携帯クッカーかもしれないじゃないか。
349348:2005/06/13(月) 00:10:20
でも細かいことが気にかかるというのは判るなあ・・・。
350名無しは無慈悲な夜の女王:2005/06/13(月) 01:41:48
>>344

「こういう暑くて強靱な島では冬とは名ばかりだ」
「住民は雨が降ろうと風が吹こうと一向に活気づかない」

原文
In these hot and healthy islands winter is but a name.
The rain had not refreshed, nor could the wind
invigorate, the dwellers of Tai-o-hae:

「強靱な」はhealthyか。うーん。
351名無しは無慈悲な夜の女王:2005/06/15(水) 00:08:51
ああ、原文探してくれたんですか。ありがとうございます。

hot and healthy ってのは、英国の骨身に応える冬の寒さに比べて
暑いけど健康的、って意味かな。ただの「常夏のパラダイス」、くらいかな。
(それとも他に意味がある?)

強靱な島、なんて存在しない日本語でっち上げたのは、
判らないから、ごまかしたと思ってよさそう。

not refreshed や nor invigorate は、確かに「活気づかない」だけど、
これこそ機械翻訳で、むしろ「のんびり、ゆったりしてる」くらいで
良いと思うけどなぁ。
この直後に「女王も農民もみんな昼寝してる」って描写が続くから。
352名無しは無慈悲な夜の女王:2005/06/15(水) 01:38:41
hot and healthy なら、暑くて平和な島、という意味でいいとオモ。
意味的には「普通である、感覚が鋭い」「うまくやっている、成功している」だから。
353名無しは無慈悲な夜の女王:2005/06/26(日) 08:52:06
そういう意味もあるんですか。へぇ。
冒頭には変な訳を持ってこないでほしいなぁ。

読了しての感想は、砕けてるような堅苦しいような奇妙な訳文で、
これはまあ、原文が古いせいもあるのかも。

ところで、大森HPでオルタードカーボンの訳にちくりとつっこみが。
「赤色矮星」を「赤いこびと」という訳は久しぶりに見た、とか。
読んだのに、指摘見るまで全然気がつかなかった。
年代が変、っていうのは、原文見ないとわからないらしいけど。
354名無しは無慈悲な夜の女王:2005/06/30(木) 09:17:05
>>352
hot and heavy が一生懸命という熟語だから
それに洒落ているんだろ
意味的にはのんびりでイイと思う
355名無しは無慈悲な夜の女王:2005/08/22(月) 23:48:19
今日、神保町三省堂の裏手にある古書モール入り口のエレベーターで
柳下毅一郎とすれ違った。
いやまあ、それだけなんだけど。
356名無しは無慈悲な夜の女王:2005/08/23(火) 09:21:41
柳下の訳っていいよね
俺だけかな
357名無しは無慈悲な夜の女王:2005/08/24(水) 17:38:18
ハイペリオンの訳はいいよねー、カッコイイ。

>356
ときどきロマンチックすぎる気もするけど、自分も結構好きだ。
358名無しは無慈悲な夜の女王:2005/09/12(月) 06:17:58
ttp://d.hatena.ne.jp/jyl2142/20050911/1126453150
浅倉久志氏の訳に憤激しておられます
359名無しは無慈悲な夜の女王:2005/09/12(月) 10:12:15
バカ晒しage
360名無しは無慈悲な夜の女王:2005/09/12(月) 10:24:54
ヲチ板にカエレ
361名無しは無慈悲な夜の女王:2005/09/13(火) 11:25:52
米田淳一氏(ハヤカワ文庫JAで著作有り)、浅倉久志氏の訳文を大批判。
ttp://d.hatena.ne.jp/jyl2142/20050911/1126453150

原文:
Every afternoon the townspeople of Berne convene at the west end of Kramgasse.
There, at four minutes to three, the Zytgloggeturm pays tribute to time.

浅倉氏訳:
毎日の午後、ベルンの市民はグラム通りの西の端に集まる。そこでは三時四分前に時計塔が時間に敬意を捧げるしきたりだ。

米田氏訳:
時計塔の時計が三時四分前に鳴る。その様子はあたかもその時計塔がそのたたずまいも相まって、
時間そのものに尊敬を抱いているような慎み深く日常化したイベントに見える。
362名無しは無慈悲な夜の女王:2005/09/13(火) 11:52:34
本人乙
もうわかったから出てけ
363名無しは無慈悲な夜の女王:2005/09/13(火) 15:23:53
KramgasseもZytgloggeturmも出てこないのはなぜ?
364名無しは無慈悲な夜の女王:2005/09/13(火) 20:27:33 BE:43869593-#
>361
 「米田氏訳」と称するものが、何言ってるんだかさっぱり分からないんだけど
少なくとも、その「米田淳一」という名前が書いてある本は買わない方が良いことは
よく判った。
365名無しは無慈悲な夜の女王:2005/09/13(火) 21:03:22
商業上の翻訳経験のない素人の翻訳批判ってのは、大部分言いがかりだということを
例証する格好のサンプルだな。
366名無しは無慈悲な夜の女王:2005/09/13(火) 22:56:59
本人の英語力が伺えるサイト記述。
ttp://www.k3.dion.ne.jp/~jyl2142/d51/index.htm

>Writtended by Junichi YONETA
……。
367名無しは無慈悲な夜の女王:2005/09/14(水) 00:45:36
浅倉訳にけちつけるとはマジか、と思ったけど。

>時計塔の時計が三時四分前に鳴る。
で笑ったよ。
「意訳すべき」もなにも、ヨネダ、全く理解できてないじゃん。

何故、「ちょっと前」に人が集まるのか。
敬意を捧げるってどういう意味なのか。

>1405年の大火の後、1530年に見事な天文時計と仕掛け時計がつくられて以来、
>地元の人が "Zytglogge ツィットグロッゲ"という通称で呼ぶ時計塔として街の中心で
>時を刻み続けています。
>天文時計の横にある熊の兵士や鶏、王などの人形仕掛けは、毎時3〜4分前に動きだします。
368名無しは無慈悲な夜の女王:2005/09/14(水) 01:44:25
米田の「訳文」、実態はこういう事らしい。

>訳はあきらめて自分で日本語訳から英文を推測し、それを第3の脳内言語に訳すと、
369名無しは無慈悲な夜の女王:2005/09/14(水) 02:28:33
日本語の文章としても浅倉訳のがすっきりしてて、分かり易いと思うがなぁ。米田某が翻訳をしてなくて本当に良かった。
370名無しは無慈悲な夜の女王:2005/09/14(水) 09:13:48
米田淳一略年賦
http://www005.upp.so-net.ne.jp/jyl/personal.htm

>>369
writtened by とか書いてるようじゃ翻訳は無理だろうな。
371名無しは無慈悲な夜の女王:2005/09/14(水) 10:18:26
というか「アインシュタインの夢」の訳文って、「マルコポーロの見えない都市」
の訳文を意識してああいう文体になってるんじゃないのか?
372とある町のホビット:2005/09/14(水) 15:48:11
, -'"´  ̄`丶、_
           ,.∩         `ヽ
         〃∪'´ ̄`二二人\  ヽ
         | ツ´ ̄ ̄ ̄ ̄´ ヾ ヽ. ',
         |ハ ,ニ、   ,. - 、 | | | l |
         | ハ ィハ     ,二ヽ. | | | | | 同じ板にコピペするとそのままだけど、
         | | | じ'   |トJ〉  /)} l | 違う板にコピペすると鬼のような怖い顔
         | ハ  、'_,   ̄,, 厶イ川| に変わる摩訶不思議な佳子様コピペ。
         l l /\    .. イV\川 |
         ,' l l ,イ `l ̄´ /   /ヽl l
         l | l ハ  `メ、    〃  ヽヽ、__ノ
         l  ∨ └‐イ「ト--ァ'´     ハヽ__ノ
         ヽ/  }  l」」 /     / }`ー
          〈_n| 八   / /     /ノ
          〈二二人 c /\/ / , イ
           /  /厂 /\__>< {_
373名無しは無慈悲な夜の女王:2005/09/14(水) 18:22:51
ニューロマンサー読んでて「〜なの……」が「〜なの?」って事だと気付いた時にゃ
俺ってすげぇ!と思ったね。ここだけの話。
374名無しは無慈悲な夜の女王:2005/09/14(水) 18:51:48
こういう文庫本って売れてるん?
娯楽としては漫画の方が圧倒的に人気あるだろうし。
出版社はやってけるのか。
翻訳者は食えてるんだろうか。
と、本屋の文庫本コーナーを通り過ぎるたび、
素朴な疑問が思い浮かぶので、
ついカキコんでしまいました。
すれ違いスマソ



375名無しは無慈悲な夜の女王:2005/09/14(水) 20:17:58
出版社はやっていけてないし
翻訳者は食えてない
376名無しは無慈悲な夜の女王:2005/09/14(水) 20:25:40
翻訳者の主食は粟と稗でつ
377名無しは無慈悲な夜の女王:2005/09/14(水) 21:07:33
買う人がいるからな、恐らく1回刷っておしまいだろうが。
親本は薄いハードカバーだったから買う気しなかったけどな。

翻訳者は一部しか食えてないじゃないかな。それはSF系翻訳者のWebにもちらほら。

取り敢えず買わなきゃ次が出ないのでお布施も必要です。
378名無しは無慈悲な夜の女王:2005/09/15(木) 01:44:28
>>363
>『グラム通りの西の端』も余計。だって、グラム通りが東西に伸びていてそ
>『西の終わり』なのか。南北に伸びているグラム通りがカーブしていたら、
>その通りの脇の片方も西の端になってしまう。

「余計」だからだそうだが。
しかし、原文に書いてあることを「余計」って?その理由もさっぱり判らん。
この人、山田悠介の弟子か何か?
379名無しは無慈悲な夜の女王:2005/09/15(木) 03:07:31
>>378
山田よりもたちの悪い若桜木の関係者だったはず。
380名無しは無慈悲な夜の女王:2005/09/16(金) 09:07:20
公魚?誰ですかそれ。
by名村烈
381名無しは無慈悲な夜の女王:2005/09/18(日) 16:14:27
池央耿訳のゼラズニイ「魔性の子」で
いまも忘れられない一文がある。

とある女性キャラクタのせりふで
「化粧(けわい)は女の心映え。」
っての。
読んだとたんに物語の世界が歌舞伎調に一変し
最後までイメージ修正できなかった。

「女はいつも綺麗にしてなきゃね。」
ぐらいの無難な訳にしといて欲しい。
382名無しは無慈悲な夜の女王:2005/09/18(日) 20:53:34
>>381
スティーブンキングの「小説作法」の訳がその人だったんだけど
普通目にしないような難しい単語とか使ってた。
もっと普通に訳して欲しいな。
383名無しは無慈悲な夜の女王:2005/09/18(日) 21:10:52
>>370
なんですかこの方は
384名無しは無慈悲な夜の女王:2005/09/19(月) 08:46:19 BE:38995564-#
 ファンタジー系で「殿様」とか「かぶと頭巾」とか言ってるのも
正直やめてくれ、というかんじ。
 ああいうのみてると、ほんとに翻訳って日本語のセンスが9割
なんだな、とはおもう。
385名無しは無慈悲な夜の女王:2005/09/23(金) 05:32:35
馳夫さん!
386名無しは無慈悲な夜の女王:2005/09/23(金) 06:56:35 BE:25997928-#
>385
 「ストライダー => 馳夫」ってのは名訳だよね。
387名無しは無慈悲な夜の女王:2005/09/23(金) 08:13:08
映画化した直後に湧いて出た俄かファンには評判悪かったけどな。
馳夫が馳夫でなくてなんなのかと。まさか韋駄て(ry
388名無しは無慈悲な夜の女王:2005/09/23(金) 10:08:30
昔から誰もが引っかかるところじゃなかったのかと
389名無しは無慈悲な夜の女王:2005/09/23(金) 16:40:14
馳人とか隼人とか。
でも韋駄天って訳悪くないと思うんだけどなあ
390名無しは無慈悲な夜の女王:2005/09/24(土) 03:27:13
「Sting => つらぬき丸」
はいいのけ?
391名無しは無慈悲な夜の女王:2005/09/24(土) 06:12:17 BE:9749232-#
>つらぬき丸
 >384の通り、そういうのはカンベン(笑)

 あと、何でもかんでもフネの名前に「〜丸」をつけてる訳者とか
蹴り飛ばしたくなる。
392名無しは無慈悲な夜の女王:2005/09/24(土) 15:55:28
号はいいんだよな。

○クイーンメリー号
×クイーンメリー丸
393名無しは無慈悲な夜の女王:2005/09/24(土) 18:15:44
朝びらき丸は変える必要ないぞ
394名無しは無慈悲な夜の女王:2005/10/04(火) 07:40:22
>>382
難しい単語を使う理由についてhttp://www.1101.com/translator/で語っているけど
こうした事は作家がやること、翻訳家の仕事ではないと思う
古い表現に固執してるだけの老害じゃないか
395名無しは無慈悲な夜の女王:2005/10/05(水) 02:36:54
「ボートの三人男」なんて、原題も表記してないので
あきれた
396名無しは無慈悲な夜の女王:2006/02/17(金) 15:10:41
hosh
397名無しは無慈悲な夜の女王:2006/03/02(木) 03:03:09
町山智浩: 「『オタク』という造語に関しては俺が元祖ニダ」 とアメリカで(嘘の)宣伝してるのはイタダケないが、
英語がまるで聞き取れないのに、映画評論にガンバッテルのは偉いと思う。
__________________________

よく誤訳してる馬鹿な奴がアメリカのテレビ番組がまるで聞き取れないで恥を晒していた。

原文: Couldn't hear most of the movie over Cheney's foul mouth

(リンク先は何度も訂正した後) http://d.hatena.ne.jp/TomoMachi/20040630
町山による聞き取り> 「チェイニーの汚い言葉遣いは揶揄しないのか?」

# macska 『どうでもいいですけど、正しくは「チェイニーの口汚い言葉が邪魔でほとんど映画の音声は聞こえなかったよ」です。』

# TomoMachi 『すみません。これはその番組を見てすぐに書いたので聞き取りは正確ではなかったです。とりあえずますチェイニーのところの意味は直しておきました。』

大胆に「超訳」してるのかと思ったら、聞き取れる部分だけ訳して、後は省略してた www
__________________________

よく誤訳してる馬鹿な奴が、意味不明の訳文を提出してきたら、また誤訳かな? と疑うのが普通だと思うが。

原文: We really went after actors who'd gone on news programs.

http://d.hatena.ne.jp/TomoMachi/20041015 町山の誤訳> 僕らは俳優たちがテレビのニュース番組に出るのを追っかけて観た

「追っかけて観た」って、テレビで見るのに追っかける必要は無いから、
「俳優たちがテレビのニュース番組に出るのを追求してテレビ視聴した」というのが町山の解釈か?

原文: We really went after actors who'd gone on news programs.

この原文の意味わかりますか? (ヒント:町山のは完全な誤訳)
398名無しは無慈悲な夜の女王:2006/03/05(日) 01:09:14
別に町山智浩が誤訳してても構わないけど。翻訳家じゃないし。
一文、一文取り出して誤訳を指摘すれば、してない人のが少ないんじゃないの?
399名無しは無慈悲な夜の女王:2006/03/06(月) 20:30:17
>>398
翻訳家批判の大半は原文未読
400名無しは無慈悲な夜の女王:2006/03/17(金) 02:17:00
>>374
翻訳者も印税もらえるからね
印税5%に400字詰め原稿用紙一枚2000円
ぶっちゃけ、普通に小説書くより遥かに儲かります

新人で印税10%に400字詰め原稿用紙一枚5000円が相場
翻訳は約半分だが、量をこなせるのがポイント
401名無しは無慈悲な夜の女王:2006/03/17(金) 03:07:46
量をこなせるつったって、翻訳小説のマーケットが縮小してるから、
多くて年に3冊くらい。SFじゃもっと少ない。

>398
397は結構ふるいマルチというかコピペ。
マジレスしても無駄。

>382
キングの「小説作法」は、出た当時に別の翻訳家が
「キングの語り口はこんなたるい文体じゃない。
この翻訳者にしてはお粗末すぎる。下訳任せでが」
とどこかの書評で書いてたという記憶がある。
402名無しは無慈悲な夜の女王:2006/03/17(金) 03:09:04
下訳任せでがーー>下訳任せでは
403名無しは無慈悲な夜の女王:2006/03/17(金) 04:07:58
小笠原豊樹の翻訳は神
さすが詩人
翻訳において日本語って大事だよね
404名無しは無慈悲な夜の女王:2006/03/17(金) 09:34:39
あたりまえだ。
405名無しは無慈悲な夜の女王:2006/03/17(金) 14:05:53
ロシア文学を英訳するのに日本語なんて必要ないぞ?
406名無しは無慈悲な夜の女王:2006/03/17(金) 14:48:23
>>405
つまらん
407名無しは無慈悲な夜の女王:2006/03/17(金) 20:41:59
このスレを読む限り黒丸尚という人は日本SF史に残る天才翻訳家だったようですね
408名無しは無慈悲な夜の女王:2006/03/17(金) 20:59:50
翻訳する作品の眼の付け所もよかったと思う<黒丸さん

ワイルドカードもうでないのかよ...orz
409名無しは無慈悲な夜の女王:2006/03/18(土) 10:49:19
俺も黒丸尚訳好きだな。
ギブスンのスクロール三部作は、希代のスタイリスト同士の理想的なコラボレーションだったと思う。
でも個性が強すぎるから、嫌われたり批判されるのもわかるよ。
410名無しは無慈悲な夜の女王:2006/03/18(土) 16:12:59
翻訳が気になるのは文章が読みづらかったり意味不明のときだから、
上手な翻訳の人はあまり記憶に残ってないな
411名無しは無慈悲な夜の女王:2006/03/22(水) 04:25:03
「火星年代記」の約1/3は小笠原訳じゃないんだね。
そういわれると微妙にちがうような気がしないでもないけど、小笠原さんは訳文を手直ししたりしたのかな。
412名無しは無慈悲な夜の女王:2006/03/22(水) 15:10:58
う〜ん、どうなのかな・・・
読んでいて違和感(不統一感)はないですよね。
413名無しは無慈悲な夜の女王:2006/03/24(金) 04:12:53
そこが不思議なところ。ただ自分の名前で出る以上ノーチェックってことは考えにくいから、それなりに手は入れたと思う。それとも単純に下訳使った、ってだけの話だったのかな。
出来れば全編小笠原訳で読みたかった、って気持ちはあるね。
414名無しは無慈悲な夜の女王:2006/03/28(火) 12:23:35
特盛! SF翻訳講座 翻訳のウラ技、業界のウラ話
大森 望 (著)
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4327376965/
415名無しは無慈悲な夜の女王:2006/03/30(木) 22:01:36
>414
の本、読んだ。黒丸尚の死を悼む回は泣けた。
あとはいつもの大森。
416名無しは無慈悲な夜の女王:2006/06/06(火) 03:59:59
国田ジンジャーの対訳について
http://music4.2ch.net/test/read.cgi/musice/1140848321/
417名無しは無慈悲な夜の女王:2006/06/16(金) 17:17:44
翻訳家になりたいですが、大学中退で学歴がありません
でも翻訳の文章を読んでいて、「この人下手だなあ」と思うことがしょっちゅうあります。
ほんやく家ってどうやったらなれるんですか?出版社に持ち込むの?
418名無しは無慈悲な夜の女王:2006/06/16(金) 18:06:03
調べ物ができない人は翻訳者にはなれません
「翻訳家にどうやったらなれるんですか」と訊いた時点で
適性がないとみなされるのでよそでは訊かないほうがいいですよ
419名無しは無慈悲な夜の女王:2006/06/16(金) 21:22:19
>>417
とりあえず、何か翻訳してみましょう。
それができたら、出版社へ持ち込みましょう。
よし、と認められたら、出版してもらえるでしょう。晴れて翻訳家になれます。

現実には、SFファンダムで高品質な翻訳が出回っているので、よっぽどよい翻訳でない限り、リジェクトされるでしょう。
420名無しは無慈悲な夜の女王:2006/06/16(金) 22:12:31
ま、でも名乗るのは勝手だから、自分で翻訳家だ、って言い切っちゃえばいいんじゃね?
421名無しは無慈悲な夜の女王:2006/06/16(金) 22:15:35
とりあえず戸田奈津子に弟子入りすればいい
422名無しは無慈悲な夜の女王:2006/06/16(金) 23:21:44
「まず本読んで、是非とも訳したいと思える、本や作家を見つける。」
が第一ステップだと思う。
423名無しは無慈悲な夜の女王:2006/06/17(土) 01:00:19
>>419
版権を確認してからじゃないと迷惑じゃない?

いざ自分で訳そうとすると難しいものだよ。
何かの原書を自分で訳して、邦訳と照らし合わせてみ。
既存の邦訳よりも上手くできる人ってなかなかいないものだよ。
424419:2006/06/17(土) 12:51:14
>>423
や、そのとおりなんだけど>迷惑
良い翻訳なら出版社がその辺りをなんとかしてくれるでしょう。

翻訳をしたいなら、すればいい。大抵は出来の悪いものだが、自信があるのな
ら結構なことだし、少なくとも俺は歓迎するよ、と言いたかった。
版権に関しては確かに面倒だが、「翻訳したい」という意欲をやたらに削ぐの
はいかがなものかと思う。

まー、例えば勝手にWebで公開する、なんてのはいただけませんが。
425名無しは無慈悲な夜の女王:2006/06/17(土) 20:32:52
いただける
426名無しは無慈悲な夜の女王:2006/06/17(土) 21:32:56
ああ、いただけるな。(・∀・)
427419:2006/06/17(土) 21:54:26
>>425-426喪前ら……。世の中にはタテマエってもんがあるんだぜ?
428名無しは無慈悲な夜の女王:2006/06/18(日) 00:40:22
みなさんありがとうございます。web上の文章を訳しました
ものすごい改変になっちゃうし、>>423 さんの言うとおり思うほどうまくいかないや
---------
ずっと長い間私は自尊心の低さで悩んでいました。毎日泣いていたし、自分のことが
酷い人間に見えて仕方ありませんでした。自分はこの世で一番醜い気がしていたし、
誰からも望まれていない気がしていました。あのころはとてもみじめで、孤独でした。

自尊心の低さで悩んでいる時期、私はすぐ怒りだし、いつも機嫌がよくありませんでした。
人には冷酷だったし、何事にも誰に対しても我慢なりませんでした。
自分のせいで家族にも迷惑を掛けました。
毎日泣かない日はなかったし、いつも落ち込んでいました。

この世界中の人すべてが自分の敵だと感じていたし、自分の噂話をしていると思っていました。
家族に会うことすら嫌でした。自分は必要とされておらず、愛されてもいないし、醜いと感じて
いました。

自尊心を克服させたのは、自分は愛されていて、価値のある人間だと気付いたことでした。
家族は私を愛しているし、自分を愛してくれる友人もいる。自分は価値のある人間だと自分に
言い聞かせました。
その頃から自分の態度も変わりました。

いまはだいぶ気分が良いし、積極的になれました。この世界で生き残りたいならポジティブに
ならなければいけません。

自分を悪く言った人には感謝したい。あの人達のおかげで強くなれたし、生き残れた。
過去に酷い気分だったことは恥に思っていません。もう誰にも自分の気分を下げることはさせません。

私は自分の経験から学んだし、強くなれました。前よりも物事に対処できるようになりました。
429名無しは無慈悲な夜の女王:2006/06/18(日) 00:50:36
この人が翻訳下手だとおもった文章のほうに興味が湧いてくるような訳文だな
430名無しは無慈悲な夜の女王:2006/06/18(日) 01:07:47
そっかー。
431名無しは無慈悲な夜の女王:2006/06/18(日) 07:01:54
上手い訳文とは言いがたいけど、このレベルの翻訳で出版されてる本もある
この世界で生き残りたいならポジティブにならなければいけません
432名無しは無慈悲な夜の女王:2006/06/18(日) 14:12:12
翻訳文が特にひどいのが(一部の)IT系の本だよなあ。
433名無しは無慈悲な夜の女王:2006/06/18(日) 17:41:07
きびしいなあ。文章ってどうやったら磨けるんですか
434名無しは無慈悲な夜の女王:2006/06/18(日) 18:12:18
日記でも何でもいいからとにかく書いたり
それを人に見せて添削してもらうとか。
自分では明確に書いたつもりの文章でも
他人からするとわかりにくいことも結構あるし。
花村萬月や室井祐月とかは、好きな作家の文章を
そのまま書き写したり、ワープロに打ち込むということをしたそうだ。
そうするとリズムなんかが段々わかってくるらしい。
435名無しは無慈悲な夜の女王:2006/06/18(日) 22:19:44
やってみます>そのまま書き写す
436名無しは無慈悲な夜の女王:2006/06/18(日) 22:34:04
それではただの写経
437名無しは無慈悲な夜の女王:2006/06/18(日) 22:55:47
ニューロマンサー写経しようぜ
438名無しは無慈悲な夜の女王:2006/06/19(月) 21:10:05
写生しました
439名無しは無慈悲な夜の女王:2006/06/19(月) 23:43:18
ごめんこれは?
http://life7.2ch.net/test/read.cgi/utu/1122305683/163
これで調子良かった時ですw
440名無しは無慈悲な夜の女王:2006/06/20(火) 00:10:04
>印税5%に400字詰め原稿用紙一枚2000円
>ぶっちゃけ、普通に小説書くより遥かに儲かります

印税と原稿用紙と両方もらえるところなんて普通ないぞ。
5%(率は契約次第だが)か、一枚いくらの買い取りかどっちかだぞ。
441名無しは無慈悲な夜の女王:2006/06/20(火) 14:48:09
あれ?翻訳は原稿料って出ないの?
442名無しは無慈悲な夜の女王:2006/06/27(火) 23:26:47
昔の本読むと、未来の話なのに古い表現や会話が出てきて面白い。
443名無しは無慈悲な夜の女王:2006/06/27(火) 23:46:19
「宇宙船ビーグル号」の「ポスト」が有名だよな。

最近「2001年宇宙の旅」を観直した。フロイドが地球の自宅に電話するシーン
で、いかにも「こんなに安く電話できる時代なんですよ」といった演出なのだ
が、まさか無料(月額固定)のIP電話までは予測できなかったんだろうな、と思っ
た。
444名無しは無慈悲な夜の女王:2006/06/28(水) 10:05:24
そもそもアメリカでは電話料金がタダ(州間、国際は別)
だからナローバンドのダイアルアップ時代でもインターネットが
普及できた、らしいよ。
445名無しは無慈悲な夜の女王:2006/06/29(木) 01:03:49
>>444いやだから国際…っつーか天体間電話でも、ってハナシなんだが。
IP電話とか書いた俺が悪かったな。ごめん。スカイプとかにしとけば良かった。
446444:2006/06/29(木) 15:32:27
いや、こっちも悪かった。
447名無しは無慈悲な夜の女王:2006/06/30(金) 22:41:10
漏れも悪かった
448名無しは無慈悲な夜の女王:2006/07/01(土) 00:46:50
俺も謝っておく。ごめん。
449名無しは無慈悲な夜の女王:2006/07/06(木) 19:25:57
沼澤洽治 のヘミングウェイ「海流」と「エデン」 気分が悪くなるくらいの悪訳。
450名無しは無慈悲な夜の女王:2006/07/06(木) 23:43:12
>>444

あげあしだが、タダではなく、定額(10年前のボストンだと月20ドル)かけ放題だったのだ。だから電話を二本
ひいて、一本はプロバイダとつなぎっぱなし、なんてのをやってた。
451名無しは無慈悲な夜の女王:2006/07/07(金) 09:24:20
>>450
あげあしというか、450が文脈を読めてないだけだと思うが。
普通電話料金といった場合は基本料は無視して通話料金をさすわけだが。
452名無しは無慈悲な夜の女王:2006/07/07(金) 22:15:23
ごめんなさい。俺が悪かった。
453名無しは無慈悲な夜の女王:2006/07/20(木) 01:14:45
>>451

それってどこの「普通」?
454名無しは無慈悲な夜の女王:2006/07/20(木) 10:29:09
脳内だろうな。
455名無しは無慈悲な夜の女王:2006/07/22(土) 02:38:20
すまない。みんな俺のせいなんだ。
456名無しは無慈悲な夜の女王:2006/07/22(土) 10:51:34
中の人などいない。
457名無しは無慈悲な夜の女王:2006/09/22(金) 01:04:28
浅羽莢子、斉藤伯好死去。
合掌。
458名無しは無慈悲な夜の女王:2006/09/22(金) 01:47:29 BE:131609399-BRZ(1076)
>457
 え?うそ?
459名無しは無慈悲な夜の女王:2006/09/22(金) 23:35:07
>458
18日に亡くなったらしい>浅羽莢子
ボケネコは不明
460名無しは無慈悲な夜の女王:2006/09/23(土) 01:35:33
461名無しは無慈悲な夜の女王:2006/09/23(土) 07:15:16
http://www.sfwj.or.jp/member/INDEX.html

SF作家クラブ名簿の一番下の物故会員のところ参照
462名無しは無慈悲な夜の女王:2006/09/23(土) 08:22:30
ショックだ…
463名無しは無慈悲な夜の女王:2006/09/23(土) 11:28:42 BE:102363179-BRZ(1076)
>459
 ショックだ・・・、でも教えてくれてありがと>457
464名無しは無慈悲な夜の女王:2006/10/07(土) 01:30:57
浅倉久さんは自分の本を出したみたいだ

http://booklog.kinokuniya.co.jp/kato/archives/2006/09/post_35.html
465名無しは無慈悲な夜の女王:2006/10/19(木) 07:17:57
以下スレで、浅倉久志を騙ってるバカが居る。失礼な奴。
http://book3.2ch.net/test/read.cgi/book/1133534165/
466名無しは無慈悲な夜の女王:2006/10/22(日) 23:43:35
ポールのJEM読みづらい...しかも誤植多し。
467名無しは無慈悲な夜の女王:2006/11/20(月) 21:53:04
大森望が訳してるとガッカリする。
468名無しは無慈悲な夜の女王:2006/11/22(水) 08:31:02
>>467
>>466 みたいに、どこが不満なのかをちゃんと書こうぜ。
469名無しは無慈悲な夜の女王:2006/11/22(水) 11:07:06
>>468
ちゃんとかいてあるぢゃん。
470名無しは無慈悲な夜の女王:2006/11/22(水) 19:22:05
かわいそうに・・・
471名無しは無慈悲な夜の女王:2006/12/09(土) 00:19:06
ひらく(わざとひらがなで書く)のが多い訳はかえって読みづらいよね
472名無しは無慈悲な夜の女王:2006/12/09(土) 01:33:43
良スレ発見。途中(>>203)まで読んだが、長い。
っつー訳で私的な栞がわりの書き込みをばwww

斉藤伯好ってムアコックやアスプリンなんかを訳してる人だよな、
少々古風な日本語だけど読みやすくていいんでない?
レセムとかスペンサーもやっぱSF系かな。>浅倉訳
473名無しは無慈悲な夜の女王:2006/12/12(火) 20:56:40
>>472
ムアコックとかアスプリンとかスタトレはまだいいけど
車輪の訳は本気で怒りたくなるぞ 世界設定を完全に破壊してるし>ボケネコ
474名無しは無慈悲な夜の女王:2007/02/02(金) 08:48:43
斉藤さん亡き後、時の車輪の訳者はどうなったのかと新刊を見たら斉藤さんと別の人との
連名になってた。
コルムもそんな感じに連名表記して、訳に手入れて出し直されるんだろか。
475名無しは無慈悲な夜の女王:2007/07/04(水) 22:36:01
酒井昭伸と嶋田洋一の区別がつかない
476名無しは無慈悲な夜の女王:2007/07/05(木) 02:02:58
シモンズで比較すると名詞に凝ってるのが酒井、テンポがいいのが嶋田
477名無しは無慈悲な夜の女王:2007/10/01(月) 10:59:26
翻訳の良し悪しにかかわらず、海外小説を読んでいて
分からない部分が出てきた場合、どうしてますか?
私は諦めてスルーするのですが……
478名無しは無慈悲な夜の女王:2007/10/01(月) 11:39:53
それって海外小説特有の事情なのか?
479名無しは無慈悲な夜の女王:2007/10/01(月) 15:34:53
ギブスンの小説に「プラスチック袋」ってのが出てきたけど、
10数年後に読み返してようやく
日本で言う「ビニール袋」のことだわかった・・・
普通に訳してくれよと思った。
480名無しは無慈悲な夜の女王:2007/12/02(日) 13:28:36
翻訳家の平井イサク氏死去
http://www.zakzak.co.jp/gei/2007_12/g2007120109.html
481名無しは無慈悲な夜の女王:2008/01/14(月) 04:38:11
クラークとか訳してた人だね
482名無しは無慈悲な夜の女王:2008/02/19(火) 14:53:13
後藤安彦氏死去
483名無しは無慈悲な夜の女王:2008/02/19(火) 17:33:49
えっと、、、、訃報スレ?
484名無しは無慈悲な夜の女王:2008/02/23(土) 22:43:08
ざっと読んだけど、柴田元幸の名前がでてないなあ
SFとあまり縁がないせいかな
485名無しは無慈悲な夜の女王:2008/02/24(日) 01:34:42
そりゃほとんど接点無いし、
「柴田元幸にイーガンの新作翻訳して欲しい」というのも変だろ?
486名無しは無慈悲な夜の女王:2008/02/24(日) 01:40:33
でも「ウォマックのambientを翻訳して欲しい」は有りか。
487名無しは無慈悲な夜の女王:2008/02/24(日) 01:44:42
和爾桃子女史の訳書を『イスタンブールの群狼』で初めて読んだんだけど、
全編江戸っ子風のべらんめえ口調でまいった!
他の訳文も、全部あんな感じなのかなあ?疲れる。
488名無しは無慈悲な夜の女王:2008/03/24(月) 17:36:57
リフトウォーやラプソディを訳してる人が結構好き。
489名無しは無慈悲な夜の女王:2008/07/27(日) 20:37:58
嶋田洋一の翻訳は、結構好き。
でも、ザ・テラーのあとがきで、進度が遅くて(どこかのイベントに参加していたらしい)
後半は応援を頼んだって書いてあった。
だから、本人の訳とは違うのかしらん?

490名無しは無慈悲な夜の女王:2008/07/27(日) 21:06:34
嶋田さんといえば、早川版《エレニア記》のあとがきで、
最初に角川版が舞い込んできたときの経緯を書いてるけど、
元々その仕事を受けてたにもかかわらずスッ飛ばしてた翻訳者って誰なんだろね?
491名無しは無慈悲な夜の女王:2008/10/31(金) 22:32:23
●●池田礼子ジサク(・∀・)ジエン祭りの記録●●

カスタマーレビュー ※2008/10/27 16:00頃消去
幸せな子 アウシュビッツを一人で生き抜いた少年
感動と希望、勇気を与えてくれる本, 2008/10/26
By Madeleine (東京都港区) - レビューをすべて見る
http://s02.megalodon.jp/2008-1026-2225-42/www.amazon.co.jp/review/product/4022503475/ref=cm_rdphist_5?%5Fencoding=UTF8&showViewpoints=0&filterBy=addFiveStar

星5つ「投稿日: 2時間前 投稿者: Madeleine」と、星1つの対比
(10月26日 22:48に記録された魚拓)
http://s04.megalodon.jp/2008-1026-2248-20/www.amazon.co.jp/review/product/4022503475/ref=cm_cr_dp_all_helpful?%5Fencoding=UTF8&coliid=&showViewpoints=1&colid=&sortBy=bySubmissionDateDes

星1つをつけたレビューに対し文句をつける「伊豆高原」
最初の投稿: 2008/10/26 9:43 AM JST
二度目の投稿: 2008/10/26 10:01 AM JST
http://s01.megalodon.jp/2008-1026-2250-37/www.amazon.co.jp/review/R2FEVKR3B98JZV/ref=cm_cr_pr_viewpnt/377-6138756-2377520

Madeleineさんの プロフィール
http://s03.megalodon.jp/2008-1026-2228-46/www.amazon.co.jp/gp/pdp/profile/A2ADOX6RSXIFWX/ref=cm_cr_pr_pdp/376-7394040-6303048
画像http://img356.imageshack.us/my.php?image=ci081027004612er9.jpg

Madeleineさんのほしい物リスト: ウィッシュリスト(URLと魚拓照合のこと)※2008/10/27 8:00頃消去
  ↓
池田礼子さんのほしい物リスト ウィッシュリスト(最も古い日付は 2006年 2月 21日)
http://s04.megalodon.jp/2008-1026-2219-02/www.amazon.co.jp/gp/registry/registry.html/ref=cm_pdp_profile_full_reg?ie=UTF8&type=wishlist&id=H4FWJH6D7SW2
画像http://img444.imageshack.us/my.php?image=ci081027004628ue0.jpg

・スレッドpart1360(http://dosukoi.s142.xrea.com/2chlog//a360.html)と合わせての参照推奨。
492名無しは無慈悲な夜の女王:2008/11/08(土) 09:19:00
…誰?
493名無しは無慈悲な夜の女王:2008/11/08(土) 11:37:29
皇太子妃の妹では?
皇室関係の本を買ったら、おすすめの本のとこに
これが出てきてた。
494名無しは無慈悲な夜の女王:2008/11/17(月) 08:58:14
そういや先週あたりの週刊誌で「祭りがどうの」って話が載ってたな
495名無しは無慈悲な夜の女王:2008/12/09(火) 14:46:19
496名無しは無慈悲な夜の女王:2009/01/31(土) 10:22:58
497名無しは無慈悲な夜の女王:2009/02/05(木) 22:32:10
日本では、学問(サイエンス)というのは、欧米世界で評判を取った一流学者たちの仕事を、国内に紹介するというか、
泥棒というか、勝手に代理店を開くというか、華々しく輸入するというか、そういうことに過ぎない。これは今でもそうだ。
(中略)
アメリカでは「この本を私は、翻訳して出版しました」というのは、絶対に学問業績にならないのだそうだ。履歴書の作品
欄に、書いてはないらない。「絶対に書くな」と何人かのアメリカ人の友人に、私は忠告された。「いや、そう言っても、
この本を訳すのは大変だったのだ。日本では、翻訳するだけでも大変な業績になる。翻訳書が1冊あるだけで、学者だ。と
威張ってるのがたくさんいる」と私が、反論しても、絶対に聞き入れてくれない「恥ずかしいことだから、 止めろ」としつこく
言われた。翻訳は研究業績にはならないのだ。「それはインフォマート(現地人の情報提供者)の仕事であって、学者の
仕事とは、認められないのだ」と、強く言われた。
副島隆彦「属国日本論を超えて」P36〜40
498名無しは無慈悲な夜の女王:2009/02/05(木) 23:25:20
>>497ってコピペ?手打ちの引用?
499名無しは無慈悲な夜の女王:2009/02/06(金) 20:32:39
何度か見たことのあるコピペだな。
500名無しは無慈悲な夜の女王:2009/02/06(金) 20:34:54
元原稿の句読点の使い方が変なのか、
それを打ち込んだやつが勝手に変えたのか、
何にしても説得力まるで無しの文章に成り下がってるな
501名無しは無慈悲な夜の女王:2009/02/06(金) 20:46:42
アポロ捏造論の人だったっけか
502名無しは無慈悲な夜の女王:2009/05/10(日) 00:26:34
年刊SF傑作選の中で、井上一夫さんの訳されている巻が分かりにくかったです。
503名無しは無慈悲な夜の女王:2009/05/10(日) 23:50:33
おぼろげなおぼろげな記憶で
「伊藤典夫さんて変わった人だよなあ」
「そりゃ、受かった東大行かずに早稲田に行った人だからなあ」
って会話を雑誌で読んだ気がするのは脳内捏造でしょうか?
504名無しは無慈悲な夜の女王:2009/06/05(金) 21:08:52
ttp://www.47news.jp/CN/200906/CN2009060501000804.html
永井淳氏死去 翻訳家

永井 淳氏(ながい・じゅん=翻訳家、本名須藤隆=すどう・たかし)
4日午後11時20分、間質性肺炎のためさいたま市大宮区の病院で死去、74歳。
秋田県出身。自宅はさいたま市大宮区天沼町2の916の8。
葬儀・告別式は10日午前10時半からさいたま市北区大成町4の881、
サイカンホールプリエ宮原で。喪主は妻淑子(よしこ)さん。

ジェフリー・アーチャーやスティーブン・キングらの作品の翻訳を手掛けた。

2009/06/05 20:40 【共同通信】
505名無しは無慈悲な夜の女王:2009/06/11(木) 13:34:05
柳下が宇野と喧嘩(というか、一方的にアヤつけられて返り討ち)してるな

http://garth.cocolog-nifty.com/blog/2009/06/post-a1d1.html
http://garth.cocolog-nifty.com/blog/2009/06/post-218f.html
506名無しは無慈悲な夜の女王:2009/07/11(土) 13:02:36
天沼春樹って下手なのか?
ドラゴンゲートの訳語でギャロップするってのがあったんだが。
507名無しは無慈悲な夜の女王:2009/11/07(土) 02:32:51
('A`)
 (|  |)
  | ●|
  ∪ ∪
508名無しは無慈悲な夜の女王:2009/11/07(土) 13:15:33
>>467
大森望氏は俺も苦手だ。
あの人の日本語の文章は味気なく感じる。どの作家も同じような文章になるし、リズムも悪い。
きわめて率直な話、この人はポップカルチャーにばかり浸ってきたのでは、と勘繰りたくなる。

小笠原豊樹氏、古沢嘉通氏、加賀山卓朗氏、佐々田雅子女史の名前があると、大船に乗り込む気分になれる。

509名無しは無慈悲な夜の女王:2010/01/17(日) 22:21:20
510名無しは無慈悲な夜の女王:2010/02/16(火) 15:38:21
浅倉久志氏=翻訳家

 浅倉久志氏(あさくら・ひさし、本名・大谷善次=おおたに・ぜんじ=翻訳家)14日、心不全で死去。79歳。
告別式は親族で行う。喪主は妻、大谷宣子(のぶこ)さん。

 カート・ヴォネガット「タイタンの妖女」、フィリップ・K・ディック「アンドロイドは電気羊の夢を見るか?」などSF作品の翻訳で知られた。
(2010年2月16日14時59分 読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/national/obit/news/20100216-OYT1T00788.htm
511名無しは無慈悲な夜の女王:2010/02/16(火) 15:52:00
あらまあ
512名無しは無慈悲な夜の女王:2010/02/16(火) 16:18:50
合掌
513名無しは無慈悲な夜の女王:2010/02/16(火) 16:30:38
訃報板ですかここは(´・ω・`)
514名無しは無慈悲な夜の女王:2010/02/16(火) 16:42:38
たくさんたくさん有難う御座いましたm(__)m

http://yutori7.2ch.net/test/read.cgi/mnewsplus/1266303645/l50
【訃報】「タイタンの妖女」「アンドロイドは電気羊の夢を見るか?」 翻訳家の浅倉久志氏死去、79歳
515名無しは無慈悲な夜の女王:2010/02/16(火) 17:10:33
残念なことだ
516名無しは無慈悲な夜の女王:2010/02/16(火) 17:22:16
>>509-510

これはマヂで効くなぁ・・・
517名無しは無慈悲な夜の女王:2010/02/16(火) 17:48:13
御冥福をお祈りいたします
浅倉さんの読み易い訳文には大変お世話になりました
518名無しは無慈悲な夜の女王:2010/02/16(火) 18:34:53
ディックやバラードはともかく、
ポール・アンダースンを訳す人は居ないだろうな。
519名無しは無慈悲な夜の女王:2010/02/16(火) 20:01:30
数年後には、銀背や青背は
アンティークになって値が上がりそうだな。
520名無しは無慈悲な夜の女王:2010/02/16(火) 20:59:33
うわぁ…浅倉さんまで。
伊藤典男さんも悲しんでるだろうなぁ10代からの付き合いだったみたいだし。ご冥福をお祈りします。
521名無しは無慈悲な夜の女王:2010/02/17(水) 03:25:58
ということは伊藤さんもかなりの歳なんだな。意識してなかったけど
522名無しは無慈悲な夜の女王:2010/02/17(水) 04:30:37
これで本気を出すか更に仕事をしなくなるか
523名無しは無慈悲な夜の女王:2010/02/17(水) 19:41:34
あるいは、すぐにあとを追うか
524名無しは無慈悲な夜の女王:2010/02/17(水) 19:52:39



        セレブ年収400万
       /    _,,..r--ヽ.  ヽヽヽ   ヽ
       i r' 犯罪者  頭狂土人 ミ   彡
       r.--ヽ. _..-'''' ̄ヽ=r.._  ¥     i
      .r'' ̄`ヽ=. -----ノ  ~"'-._y    i
      i --丿/ヽ.____,,..r'"    i i~ヽ.-...i
      ヽ__.r'(   '';;        i r'"(~''ヽ
      「   ヽ-⌒-'   吉野家  \i > ) /     
        i  _...||.-.._         .r-'"/      
       i ./_.=:==-ヽ  通信大学 y-.''~ミ     全国に指名手配されて、もう逃げられない。
         i ヽ_,,,.. r"~卒業まで6〜7年i i :ミ~
       i kスタ     .....::::::::/  i~       自首するべきか否か・・・。
        ヽ    ...........::::::::::::'   i
         ヽ-::::::::::::::::::::::::::'    :i
          丿 ::::::::::::::::'    

525名無しは無慈悲な夜の女王:2010/02/17(水) 19:58:44

セレブ年収400万
       /    _,,..r--ヽ.  ヽヽヽ   ヽ
       i r' 犯罪者  頭狂土人 ミ   彡
       r.--ヽ. _..-'''' ̄ヽ=r.._  ¥     i
      .r'' ̄`ヽ=. -----ノ  ~"'-._y    i
      i --丿/ヽ.____,,..r'"    i i~ヽ.-...i
      ヽ__.r'(   '';;        i r'"(~''ヽ
      「   ヽ-⌒-'   吉野家  \i > ) /     
        i  _...||.-.._         .r-'"/      
       i ./_.=:==-ヽ  通信大学 y-.''~ミ     全国に指名手配されて、もう逃げられない。
         i ヽ_,,,.. r"~卒業まで6〜7年i i :ミ~
       i kスタ     .....::::::::/  i~       自首するべきか否か・・・。
        ヽ    ...........::::::::::::'   i
         ヽ-::::::::::::::::::::::::::'    :i
          丿 ::::::::::::::::'   
ID:eX1iw1EQO


526名無しは無慈悲な夜の女王:2010/02/18(木) 14:55:55
大森望・山岸真・古沢嘉通ら1980年代後半から活動を始めたSF翻訳者たちは、その影響の大きさから自身らを「浅倉・伊藤・安田チルドレン」と呼んでいる(Wikipedia)

安田均ってそんなに影響あったのか

527名無しは無慈悲な夜の女王:2010/02/18(木) 15:06:38
並んでいる他二人と比べるのはちょっと。
「翻訳家として」の影響力であればお話にならないレベルでは?
528名無しは無慈悲な夜の女王:2010/02/18(木) 18:41:28
むろんレヴュー能力も込みにしての話だろ
529名無しは無慈悲な夜の女王:2010/02/18(木) 20:50:04
ヤスキンはTRPG関連での影響力のほうが
530名無しは無慈悲な夜の女王:2010/02/18(木) 20:58:28
`それを含めても他の二人と比べると微妙だな。
そもそも僕がはじめて商業誌で翻訳をやったのも第二期《奇想天外》が最後に出した別冊
『びっくりユーモアSF大全集』だったから(安田均氏の紹介で訳したトマス・M・ディッシュの
短編「まぬけな大恐竜の侵略」)

 ここでちょっと脱線して、海外SF紹介記事の状況も見ておこう。
海の向こうの話題作がなかなか翻訳されない時代、
SFマガジンの「SFスキャナー」や伊藤典夫「エンサイクロペディア・ファンタスティカ」をはじめとする
最新未邦訳作品の紹介コラムは、海外SFファンにとって重要な情報源だった。
SFマニアは毎月舐めるようにして「SFスキャナー」を読みながら、
ものすごい傑作が未訳山脈にたくさん埋もれていると信じていた。
こうしたコラムを執筆する紹介者たちは、ある意味、SF翻訳者以上に重要な存在だったのである。

 かつては伊藤典夫、浅倉久志、鏡明あたりが「神」だったが一九七〇年代末から八〇年代はじめは、安田均と
関西海外SF研究会(KSFA)のメンバー(水鏡子、大野万紀、米村秀雄、乗越和義、島田武ほか)の黄金時代。
一九七九年から一九八〇年にかけて、安田均は、SF専門誌三誌に海外SF紹介コラムを同時連載している。
この二年間に安田均が書いたコラムは合計でなんと百本以上。日本のSF史上、たぶん空前絶後の大記録だ。

 この状況に変化が見えるのは八三年。「安田均のアメリカSF情報」がSFマガジン八月号で終了。
かわりにはじまったのが安田均「SFゲームへの招待」。
そして十二月号からスタートした「海外SF事情」では、
《SFの本》の未訳作品紹介コラム「海外SFほっかほかレビュー」で彗星のごとく登場した
小川隆が英米SFのガイドを担当。
小川隆は未訳SFを紹介するニューズレター形式の
月刊ファンジン《ぱらんてぃあ》を一九八一年に創刊し(当初は月二回刊行)、
その例会は関東圏SFマニアの牙城となる。
ここから登場した山岸真は、一九八四年からSFマガジンの「世界SF情報」を担当、
「SFスキャナー」も書きはじめる。
こうして安田均を中心とするKSFA時代から、
小川隆・山岸真の《ぱらんてぃあ》時代へと徐々にシフトしていくことになる。
532名無しは無慈悲な夜の女王:2010/02/19(金) 02:51:43
そして90年代には最も精力的な海外FT紹介者になる、と
翻訳家としてはともかくジャンル紹介者としての実績はたしかにすさまじいわな
533名無しは無慈悲な夜の女王:2010/02/19(金) 23:41:40
典夫が翻訳権とって浅倉に訳させる

みたいな関係は俺の思い込み?
534sage:2010/02/21(日) 04:57:25
浅倉氏のインタビュー記事が載ってるSF雑誌「バルーン 12月号」(S54年出版)が
出てきたのでスレに関係しそうな所をちょっと紹介します。

・シェクリイは訳しやすい(SFを読み始めの頃のお気に入り作家のひとり)。
・バラードは訳しやすい(しかし、それほど好きな作家ではない)。
・ハリイ・ハリスンはちょっとやりにくい(でも好き)
・ディックはつじつまが合わない事を除けば、訳しやすい。(ダメ人間が出るところが好き。
よくわからないところも有るけどとにかく面白いことは面白い)
・ラファティは本当は翻訳できない作家(読んでるとめちゃくちゃ面白い)
・ヴォネガットは(etcとかand so onとかso it goesとか)独特の言い回しに苦労する。
(「タイタンの幼女」から「猫のゆりかご」までが大好き)

ペンネームについて
凄く照れ屋で、自分(の人間性?)が出てしまうのが嫌なので、「江戸川乱歩」スタイル
のものをいくつも考えた。

翻訳して気に入っているもの
「スターピット」ディレーニイ(中編)
「宇宙兵ブルース」ハリスン
「テクニカルタイムマシン」ハリスン
「アンドロイドは電気羊の夢を見るか?」ディック
「パーマー・エルドリッチの三つの聖痕」ディック
本になって印象に残るのは「ユーモアスケッチ」
売れたので印象に残ったのは「アンドロメダ病原体」クライトン

他にSFに関わるようになったきっかけや翻訳の苦労話、SF以外の好きな作家や好きな
音楽などの話が載ってました。

ご冥福をお祈りします。
535名無しは無慈悲な夜の女王:2010/02/21(日) 08:43:22
kwsk
536名無しは無慈悲な夜の女王:2010/02/21(日) 13:57:11
>>534
×「テクニカルタイムマシン」ハリスン
○「テクニカラー・タイムマシン」ハリスン

ご冥福をお祈りします。
537534:2010/02/21(日) 16:26:21
>>536
どうも。
>>535
編 浅倉さんは、かなり昔からSFの本を集めてらしたとうかがってますが。
浅倉 昭和29年か30年くらいからです。矢野徹さんがアメリカのSF大会に行ったの
が確か1953年だったと思うけど、帰ってきて当時の「宝石」にSFの紹介みたいな記
事を書かれたのを読んだからです。ぼくはそれまでハードボイルド・ミステリみたいなの
ばかり読んでいたんです。当時ぼくは大阪に居て古本屋でいつも本を買ってたんだけど、
だんだん本の出が悪くなるというか、新しい本があまり出なくなった。それで読むものが
なくなっちゃってどうしょうかなと思っていたところへ、矢野さんの紹介と映画評論家の
双葉十三郎さんがやはり「宝石」にSFというものがあるということを書かれたのを見て、
いつも行く古本屋に行ったら、たまたまお二人が紹介されたのがあったんです。それで買
って読んだら、意外と面白かったわけ。
編 それはもちろん原書ですね。
浅倉 ええ。当時、ぼくは大阪外語の学生でしてね、とにかく英語がうまくなるには原書
を読まなければだめだと言われたものだから……(笑)。で、また安かったんですね。あ
の頃、古本屋で買いますと二十円とかそんな感じで、あとになって三十円になったのかな。
日本の本だとなかなか買えないんだけど、学生の身でも二冊や三冊買えるわけで、それも
あったんですけどね。
 ちょうど時期もよくてその頃、アメリカのバランタインブックスという、A・クラーク
の「幼年期の終わり」とか、野田昌宏さんがよく紹介してるきれいな表紙の本、あれが出
始めだったんです。だから、最初に買ったのがその辺の、クラークとかシェクリイとか面
白いのだったんで、それで良かったんですね。病みつきみたいになっちゃって……。
(中略)
538534:2010/02/21(日) 16:27:17
浅倉 それから「宇宙塵」というのが創刊になりまして、あれもやっぱり「宝石」でこう
いう雑誌が出たと紹介されたのを見て、会員じゃなくて会友かなんかになった。会員とい
うのは同じ本を二冊買うんですよね。ぼくは一冊しかいらないと言ったから(笑)。
その頃ぼくは会社の転勤で浜松にいたんです。そうしたら「宇宙塵」のお便り欄に、いつ
も浜松市の伊藤典夫さんという人が載っていて、何でも良く知ってるんですよね。その時
は、あの人はまだ中学生だったかもしれないけど、ものすごくよく知っていて、いつもう
るさいこと書いてるんですよ。
これはどういう人だろうと思って、「宇宙塵」の柴野拓美さんにこの人と会いたいと手紙
を出したら、連絡をつけてくれて、それで会ったのが伊藤さんとのつき合い始めです。
編 伊藤さんが初めて浅倉さんのお宅にいらした時に、SFの本がたくさんあって感心な
さったという話ですね。
浅倉 その頃は僕の方が多かったんですよね。今はもう問題じゃなくて、半分もないでし
ょうけど。
編 その頃はまだ翻訳なさってなかったんですか?
浅倉 ええ。そのあと伊藤さんが大学へ入って東京へ出たんです。それで伊藤さんが早川
書房のSFの翻訳をやるようになって、じゃあ、ぼくもやりたいなあと言って紹介しても
らったわけ。だからあの人が恩人…。 
編 それで会社を辞められたんですか?
浅倉 いえ、それでも三年くらいはアルバイトでやってました。会社にはかくして、時々
休むものだから不思議に思われたりした。(笑)
編 SFの翻訳ではずいぶんキャリアのあるほうですね。
浅倉「SFマガジン」に最初に載ったのが六十二年だから十七年、いつの間にかそんなに
なっちゃって……。
539534:2010/02/21(日) 16:27:57
雰囲気を知ってもらうには抜粋がいいですが、長くなるので他の内容を要約すると…、
好きな音楽はジャズだそうでジャズの話が少々と、SF以外の小説ではハードボイルドが
良くてチャンドラーの「さらば愛しき女よ」が一番好き。その他ではケストナー、なかで
も「ファビアン」。あとは宮沢賢治「春と修羅」「小岩井農場」の詩集「グスコーブドリ
の伝記」。それから太宰治。チャンドラーの後は日本の時代小説を読む様になり柴田錬三
郎とか五味康祐とか。「西遊記」がすごく好きなんで、結局は面白いのが良くて、難しい
のはあんまり読んでないみたい。との事でした。
翻訳の苦労話では、この人は「僕」なのか「わたし」なのか「俺」なのかで悩む事から始
まり、最後にはわからないことよりもむしろ自分でわかってると思っちゃってる事が実は
あぶなくて気を付けなければならないという事を語っておられました。
540名無しは無慈悲な夜の女王:2010/02/21(日) 22:11:23
最後の執筆は何になるんだろう
541名無しは無慈悲な夜の女王:2010/02/22(月) 00:33:58
>>534
難解な本を好まないのが平易な翻訳につながったんでしょうか

蔵書を見てみると浅倉氏の次に山高昭氏の翻訳が多かった
ハードSF翻訳仲間として小隅黎氏との関係はどうだったんでしょうね
542名無しは無慈悲な夜の女王:2010/02/25(木) 22:17:51
なんか対談が出てるらしい。

http://pecosmile.blog.shinobi.jp/Entry/148/
『なぜSFなのか?奇想天外放談集@』
「SFのホンヤクについて」では矢野徹・伊藤典夫・浅倉久志・柴野拓美の四氏が
翻訳の裏話などを語っておられます。勉強会を開いたり、皆さん勉強熱心。
543名無しは無慈悲な夜の女王:2010/02/26(金) 20:30:17
出てる、つーか30年前に出た本だよ、それ
544名無しは無慈悲な夜の女王
小林信彦によると
浅倉・深町・稲葉・永井を
四訳聖と呼んでいたとか