私は、全くといっていいほど、金権腐敗の現場を見たことがない、実際に金を抜いているところも、帳簿を操作しているところも、価格を上げているところも、見たことがないので、ほとんど推測して書いている。
だから、そういう情報を出してほしい。 また、違っているところもかなりあるだろうと思っている。
私の考えるところ、こういう二種類の金権腐敗を指摘できる。
バブルというのは、実体がないのに、(金の額などを)不正に膨らませることと言っていいだろう。
これは、ただ金の額を膨らませるだけでは成立しない。多くの人が、それを認め、支持することで成立する。
バブルというのは、バランスの収奪だ。
http://logsoku.com/thread/yuzuru.2ch.net/seiji/1251544362/347 バブルで、いちばんわかりやすいのは、途上国などで聞かれる、政府が紙幣を刷りまくって発行することだろう。
実体がないのに、持っている金(紙幣)が、2倍とかに増える。紙幣は法律で支持されているから、多くの国民がそのことを支持することになる。
すると、実体がないのに、社会の金のバランスが偏ることになる。
これは、政府が紙幣を操作するばあいだが、企業などで、これに相当することといえば、帳簿の操作といえるのだろうと思う。
金を多くもうけたことにすると、それが受け入れられると、社会の多くの人に支持されることになる。社会の金のバランスが偏ることになる。
また、金を少なく儲けたことにする場合もあるらしい、金をもうけなかったことにすると、税金を払わずにすむし、また、借金をすることができる。借金も返さなければ収奪だ。
こういう金の操作に関しては、さまざまなやり口が複雑にあるはずだ。ひどいことになっていると思われる。
株の市場でも、みんなが儲けたがる。儲けるように市場を進める。すると、市場全体の(平均)価格が、上がっていく。市場が3%上がれば、全員3%儲けることになる。だがそこには実態はなく、儲けたいという意思だけがある。
帳簿の操作などの金の操作でも、儲けたいと思ってさまざまなやり方をおこなうことで、実際に金の額は膨らむ。だがそこには実態はなく、実体のない金の額が膨らむだけだ。
(つづく)