Via Air Force Link
アメリカ空軍は11月17日、X-37無人実験機をベースに、宇宙から無人で帰還できる
X-37B軌道試験機(OTV:Orbital Test Vehicle)を開発すると発表した。
記事によると、OTVは無人の宇宙船で、大きさはスペースシャトルの約4分の1である。
ケープカナベル空軍基地からアトラスVロケットによって打ち上げられ、宇宙から無人で、
バンデンバーグ空軍基地、もしくはエドワーズ空軍基地に帰還する。
「我々は来年、サブシステム及びシステム全体の試験を行う予定となっている。そして、
最初の打ち上げを2008年に予定している」
アメリカ空軍のケビン・ウォーカー大佐はOTVの打ち上げについて、このように語った。
OTVは宇宙空間で実験した装置を回収できるメリットがあり、衛星や他の宇宙技術の
試験に役に立つだろう。また、スペースシャトルと違って、無人であることから、リスクも
少なくなる。
なお、この計画にはアメリカ空軍の他、NASA、DARPA (アメリカ国防総省国防高等研究
事業局)、ボーイング社も参加している。
ちなみに、2006年4月に、OTVのベースとなったX-37無人実験機の初の落下試験が
行われたが、着陸に失敗している。この画像は、X-37の大気圏再突入の想像図である。
(画像はソースを御参照下さい)
ソース:sorae.jp
http://www.sorae.jp/030607/1591.html ■Unmanned vehicle provides reusable test capabilities in space
http://www.af.mil/news/story.asp?id=123032226