ATK社(Alliant Techsystems)とロケットプレーン・キスラー社は11月8日、共同で
K-1有人宇宙船の開発に合意したことを発表した。
発表によると、ATK社は、K-1有人宇宙船の開発、製造、打ち上げ試験、打ち上げと
着陸地の選定などを行い、さらに、与圧機能を備えた貨物モジュールの開発と製造、
宇宙船の回収や整備方法なども開発する。
「ATKは、我々のチームを強化する、経験とスキルを持つ素晴らしいパートナーである。
我々はこのパートナーシップが、K-1有人宇宙船とCOTSプログラムに貢献するのを
楽しみにしている」
ロケットプレーン・キスラー社のRandy Brinkley社長は今回の発表でこのように
コメントしている。
これに対し、ATK社(Alliant Techsystems)のRon Dittemore社長は、
「我々もロケットプレーン・キスラーの新しい有人宇宙船の開発に協力するのを
楽しみにしている」と述べている。
K-1有人宇宙船は、ロケットプレーン・キスラー社が提案した、国際宇宙ステーション(ISS)
への物資供給とクルー輸送を行う、再利用可能な民間宇宙船である。今年8月にNASAの
COTS(Commercial Orbital Transportation Services)プログラムに選定され、2008年内に
デモンストレーションを始め、スペースシャトルが引退する2010年からの運用を目指す。
ちなみに、ATK社は、NASAの次世代ロケット「アレス」の初段エンジンの開発も担当している。
ソース:sorae.jp
http://www.sorae.jp/030704/1575.html Rocketplane Kistler and ATK Announce Agreement for K-1 Launch Vehicle and COTS Program
http://atk.mediaroom.com/index.php?s=press_releases&item=635 http://www.rocketplane.com/en/company/press/20061108a.asp