【進化】ヒトはナメクジウオよりホヤに近い――脊椎動物の進化再訪

進化 : 脊椎動物の進化再訪 − ヒトに近いのはナメクジウオよりホヤ

　進化史の通説では、我々ヒトを含む脊椎動物は、ホヤなどの被嚢動物よりもナメクジウオ
などの頭索動物と類縁関係が近いとされてきた。しかし今回、遺伝学の手法を使って、この
見方に異論が投げかけられた。

　H Philippeたちは、遺伝子よりも外見を基にした従来の分類法に疑問を抱いていた。確か
に、脊椎動物の体の構造は、比較的不定形のホヤ類よりも魚類に似たナメクジウオ類のほう
に似ている。しかし近年、リボソームRNAなどの単一遺伝子や複数遺伝子群を基に描き出さ
れた系統樹から、そうではないと考えられるようになってきた。

　この論議に決着をつけるため、Philippeたちは過去の研究を一歩進め、問題の被嚢動物、
頭索動物、脊椎動物の3つの分類群に加えて、棘皮動物（ヒトデなど）も含めた14種で、146
個の同じ遺伝子を調べた。被嚢動物には進化の遅い種と速い種があって、分類を誤る可能
性もあるため、ほかに進化の遅い24種も含めた。

　規模を拡大したこの研究から、なんと脊椎動物が被嚢動物と1つの分類群に収まることが
実証された。しかも、ナメクジウオ（頭索動物）は脊椎動物よりも棘皮動物に近いという
結果が出た。

　著者たちは、これらの遺伝学上の知見をつなぎ合わせて脊椎動物の進化のパズルを埋め
るには、今度は化石のほうを見直す必要があると論じている。

Nature Highlight February 23, 2006
http://www.natureasia.com/japan/nature/updates/index.php?id=1255&issue=7079

進化：頭索動物ではなく被嚢動物が脊椎動物に最も近縁な現生分類群である
Frederic Delsuc, Henner Brinkmann, Daniel Chourroutand Herve Philippe
Nature 439, 965-968 (23 February 2006) | doi:10.1038/nature04336
http://www.nature.com/nature/journal/v439/n7079/abs/nature04336.html

News and Views: 進化：ナメクジウオの扱いは要注意
Joseph H. Nadeauand Charles Lee
http://www.nature.com/nature/journal/v439/n7079/full/439923a.html

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昔は分子時計は叩かれまくってたけど最近はそうでもないの？
単一遺伝子ではなくてゲノムワイドに比較可能になったからか。

共食いか

キュウリとトマトではどちらが人間に近いの？

　　　　　.ｍ
　　　　　川
　　　　　‖　　ヾ /
　　　　　↑　　 ↓
　　　　/￣ヾ__/''"|
　　　　|　　　　　:::|
　　　　|　　　　　:::|
　　　　＼　　　　:/
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　　　　　　　　　　　　　　　 ＼
ホヤってこんな感じで食べれる奴？

仮性人はそのなごりだったんでつね。

アホヤな〜　キュウリはキュウリウオと近縁。よってトマトよりは人間に近い。

というかナメクジウオが変な生き物ってだけなんじゃね？
ホヤが脊索動物に近いことは以前から言われてたような。

じゃあアワビは女のマン・・(以下略

去年ホヤを浜から拾ってきて酢の物にして食ったら
腐っててスゲー味したorz

>>10　食うなよ

海鞘としての自分の過去がよみがえって戦慄しました

ピカイアの影がますます薄くなるってことか。

新婚ホヤホヤ

それじゃ、ツナデのしたチョイスはマズかったの？

まあ、古生代に棘皮動物の特徴をもつが、相称構造をもたないカルポイドというのがあってな、
こいつが脊索動物の祖先だという見解は以前からあるわけだ。

棘皮動物（カルポイド）
｜
├頭索動物（ナメクジウオ）
｜
├被嚢動物（ホヤ）
｜
└脊椎動物（ヒト）

という関係になって、この説を補強する証拠になるのか？

またレスの付かない古生物スレの親戚か！

>>16
＞カルポイド

化石記録を見ると、これって面白い形をした奴が多いよな。
神様がヒトデとナマコを分解して、出鱈目に再構成したって感じ。

現代の日本では、よっぽど偏った食事する奴以外はサプリメントは必要ない。

必要ならば、病院行って、処方してもらえ。

>>16
カルボイドは石灰索動物な。

面白タイトル詐称だな。

サルじゃないの？

ホヤを初めて食ったときは一瞬｢しまった薬くせー！｣と思ったが、結局好物に。これも懐かしさゆえなのか？

それにしても高いよなあ…(´･ω･`)いやというほど食べたいよ。

18は誤爆？

20年ぶりにホヤ、食ってみるかな。

暗中模索ですな

血液が強酸の生物に近しいとはありがたやありがたや

>>1
というか、いままで形態だけで分類していた分類学者が「神」なんだよ。

ちょっと創造してみれ、「ジャガイモととうもろこしとねぎ」を並べて
どっちがどれに近いってやるんだぞ。

合っている方が奇跡というか…むしろ、よく頑張った。ｗ

分類学者も「自然分類」という究極の目標は捨てたようですが。
今までの形態分類学ってこれからどうなっていくんでしょうかね。

>>28
遺伝子の発言と形態の関連付け始めるんじゃない？

これは何より「金になる」

ナマコは美味いが、ホヤはどうなの？

>>30
個人的には、ホヤの方が美味。

すべての生物の祖先は３５億年前のアミノ酸

どこの誰だよアミノサプリを海に捨てた奴は。
ハングルが書いてあるな。

http://www2.tba.t-com.ne.jp/nakada/takashi/scripts/evol.html
ここにこれ関連の文が

しかし何が悲しくてホヤは脊椎動物の手前まで進化して
海綿みたいな生物に退化したんだ

ホヤきもい

むしろホヤのような生き方が動物のあるべき姿で、
脊索動物は単なる幼形成熟なんジャマイカ

また一つミッシングリンクが出現した気がするのは俺だけか

お玉ボ萌

幼形成熟というより、単純に脊索動物のほうが、過去の動物の姿を残しているとゆー解釈は
爬虫類と、哺乳類型爬虫類→哺乳類みたいな関係。

ギボシムシはエロキモい

あとは本人の努力次第だな。

ナメクジウオか。二面の中ボスだよな。
あいつキャプチャーしてもイマイチ使えねぇんだよな。

>今までの形態分類学ってこれからどうなっていくんでしょうかね。
マイナーなままだろうけど、まだしばらくはエボデボとかに完全に置換されることは
無いだろうと思う。

ニワトリの足指と哺乳類の足指の、どの指とどの指が対応しているかを調べると、
古典的な形態発生学と分子生物学とで答えが一致しないとかいう事があるらしいし。

＞ニワトリの足指と哺乳類の足指の、どの指とどの指が対応しているかを調べると、

鳥の翼の指の骨（発生時にはある）と、
獣脚類恐竜の指の骨が対応していないらしい。

今の科学では鳥は恐竜から進化したとされているが、
その中で唯一解決していない問題がこれ。