1 :
この子の名無しのお祝いに :
2007/11/12(月) 15:13:47 ID:CkN0TnlX
AKIRA KUROSAWAは日本で最も偉大な映画監督 ・日本初ドキュメンタリー・タッチの刑事物を撮る。「野良犬」(それまではチャンバラ映画の現代版ばかりだった) ・墨汁で雨を映し迫力をつける。「羅生門」(それまでは雨に迫力がなかった) ・複数のレフ板とカメラが初めて森に入る。「羅生門」(それまでは暗くて入れなかった) ・太陽に初めてレンズを向ける。「羅生門」(それまではフィルムが焼けるのでタブーだった) ・世界で初めてマルチカメラを本格的に使用。「七人の侍」雨の戦闘(どこから撮られているか分からない俳優は迫真の演技をした) ・望遠レンズを使った俳優のアップ。「用心棒」「影武者」(遠近感なく人間の視線に近く見える) ・集団同士が戦う時代劇を初めて撮る。「七人の侍」(それまでは1対1 1対複数の戦いが基本だった) ・全編パンフォーカス。(画面全体にピントが合っているため観客は好きなところを見れる) ・被写体が動かないかぎりカメラも動かさない。(映画の流れに躍動感が生まれた) ・時代劇に「能」と「西部劇」の要素を取り入れる。「七人の侍」「蜘蛛巣城」「用心棒」(歌舞伎的だった時代劇に革命を起こした) ・イギリス人も認める世界最高のシェイクスピア映像作家。「蜘蛛巣城」マクベス「悪い奴ほどよく眠る」ハムレット「乱」リア王 ・ロシア人も認める日本最高のロシア文学映像作家。「白痴」「どん底」「デルス・ウザーラ」 ・弓道の有段者数人が至近距離から一斉に本物の矢を三船敏郎に射る。「蜘蛛巣城」(危険な場面を緻密な計算と的確な演出で成功させた) ・助監督時代に仕事から帰ると今度は自分の脚本を徹夜で書きまくる。(同室にいた谷口千吉を驚愕させた) ・斬殺音を入れる。「用心棒」(以降、時代劇やビデオゲームで斬殺音を入れるのは当たり前になった) ・アクションシーンをスローモーションで表現。「姿三四郎」「七人の侍」(以降、アクション映画の基本となった) ・映像と音楽の対位法。「悪い奴ほどよく眠る」「酔いどれ天使」(悲しい場面に楽しい音楽での緊張感をもたらした) ・嵐のシーンを撮る時に本物の台風が来るまで何日も待つ。「姿三四郎」「乱」(天災を映画に利用する貪欲さと執念) ・「あの家が邪魔だな・・・」の一言で撮影の邪魔になる民家を取り壊させる。「天国と地獄」(完全主義者の凄まじいまでの拘り) 当時の革新的手法とその効果への驚きが、世界にクロサワの名を届かせた。
>1 七人の乙
7 :
この子の名無しのお祝いに :2007/11/12(月) 22:22:16 ID:dbPNu7Bx
村木与四郎が「黒澤さんが文化功労者に選ばれてからはロケの許可が出やすかった」なんて言ってたけど やっぱ役人には勲章が効くのかなぁ。
>>7 >やっぱ役人には勲章が効くのかなぁ。
裁判所とか役人とか、勲章とか肩書き(大学教授とか)があるとないじゃ
扱いが天と地ほど違う
10 :
この子の名無しのお祝いに :2007/11/13(火) 14:24:47 ID:vZBJgIzC
七人の侍は第三の男に匹敵する映画史上に残る作品なのは間違いないです
滝のシーンのことだろう
12 :
この子の名無しのお祝いに :2007/11/14(水) 09:08:50 ID:8gkIBDWT
椿おもすれー
13 :
この子の名無しのお祝いに :2007/11/14(水) 20:23:10 ID:q+OmhFAH
『どん底』撮影時、黒澤は(初対面の)中村雁治郎に向かって「歯を全て抜いて欲しいんですが」と言う 雁治郎は「はい、わかりました」とその日に総入れ歯になった。 黒澤無茶苦茶な要求するなよw
歯を抜かせるような映画人はその時点で2流でしょ 外人の真似して肉食わせたってエピソードからして駄目だし
15 :
この子の名無しのお祝いに :2007/11/14(水) 20:43:19 ID:ngUAKBLh
芸能人は歯が命。
黒澤スレ立てるのはいつも糞尿で いつも30レス目くらいまでは大体が糞尿の独り言なんだよな。
加賀まり子とか松嶋奈々子も役作りで入れ歯にしたよ。 芸人にとってその程度はたいしたことでない。
18 :
この子の名無しのお祝いに :2007/11/14(水) 21:05:08 ID:ngUAKBLh
三国連太郎とか天本英世とかが有名だよね。 でも最近はインプラントとかで白く美しい歯並びに するためやってしまうんでないの? 野球の新庄も歯医者を借り切ったそうだし。
役者が自分で歯を抜くのはいいけど自分の映画のために役者に歯を抜かせるとか血を取るとかは二流 ベッドシーンで本番やってってお願いするのと同じレベル 演出の手の内でどうにかすべき問題を処理できない甘さ
>>14 >>19 二流とは全く思わないが、黒澤は本当に狂ってる。
自分の言動に対する客観性のなさがずば抜けてる。
気違い芸術家の一人。素晴らしすぎる。
>その日に総入れ歯になった。 >その日に総入れ歯になった。 >その日に総入れ歯になった。 >その日に総入れ歯になった。
24 :
この子の名無しのお祝いに :2007/11/15(木) 10:49:25 ID:9p2N9d8/
八千草薫も外国系の映画に出る時に向こうのスタッフから 求められて前歯を抜いて人工歯を入れたという。 人間の体は、親から、天から戴いたものだから抵抗あるなあ。
チネチッタで撮った「蝶々夫人」かね。 アメリカでも整形当たり前で、 Barbra Streisandは、あの鼻を整形しないってことで大変騒がれた。
黒澤が、早坂の葬儀の席で溝口に食ってかかったのは事情があった 溝口が新平家物語の音楽を書いたんだけど、夏の京都に行くことに家族が反対した で、早坂が「その音楽やらない」と断ると、溝口は「早坂じゃないなら撮らない」と 撮影が始まったのに中止を言い出し、溝口のことだからじっさいに撮影を止めてしまった あわてたのが大映の人間で、永田御大始め大映の人間が早坂家にやってきて、直に拝み倒した 早坂は、やむをえず京都に八月にでかけた 早坂が亡くなったのは九月 それで黒澤が怒った その次の夏、今度は溝口も亡くなった
「赤ひげ」見てるんだが三時間とか長すぎ あと三船の出番すくねーよ
お〜い みんな分かってるよな アレに構うなよ
29 :
この子の名無しのお祝いに :2007/11/15(木) 18:28:44 ID:o+0bqqL4
七人の侍も好きだけど 小林正樹の切腹の方が名作じゃね?
30 :
この子の名無しのお祝いに :2007/11/15(木) 19:23:17 ID:K6k5OUdo
切腹は人によって好き嫌いが激しい作品だから、 七人の侍より上思う人も結構いそうだな。
31 :
この子の名無しのお祝いに :2007/11/15(木) 19:43:32 ID:o+0bqqL4
俺は岡本喜八作品て見たことないんだけど、凄い監督なの? 以前、他のスレで 黒澤より上の巨匠、なんて書かれてるのを見た。
竹光で切腹するとこの武満の音付けがマジ凄い。
ああ、石浜朗の演技はホントに痛そうだったしねえ
34 :
この子の名無しのお祝いに :2007/11/15(木) 21:42:54 ID:1Ukeg7n3
そういや「黒澤明が選ぶ100本の映画」に小林正樹の映画は選んでいないんだよな。 四騎の会のメンバーだった木下や市川の映画は選んでいるのに、好みじゃなかったのか? 『人間の條件』か『切腹』あたりは当然選ばれるだろうと思ったんだが。 仲代の話とか読むと小林もそーとーな人だったみたいだがw
あれって娘が独断で選出した100本だろ BS2で実際放送されたものもフェリーニ追悼でフェリーニだけ多く放送されてるし 犬HKは黒澤が最初に提出した100本のリストを公開するべき
どこのスレの誤爆なんだ?
>>34 仲代は、映画監督と言えば、まず一番は小林正樹で、
次が黒澤明らしいな。CSの仲代特集で言ってた。
「切腹」は新劇冥利に尽きる作品だから、さもありなん。
>>13 オェ〜、それマジ話ですか?
気持ち悪い…
40 :
この子の名無しのお祝いに :2007/11/16(金) 15:58:14 ID:AYqBz1/Q
七人の侍で三船が赤子を抱えながら 「こいつは俺だ・・ 俺もこの通りだったんだ」のシーンに、不覚にも泣いてしまった
>犬HKは黒澤が最初に提出した100本のリストを公開するべき
あれも、NHKが放映可能な作品という縛りがあっての
選出。
>木下や市川の映画は選んでいるのに
市川や木下には言及してるが小林については
何も語ったことないよな。
黒澤は。
どうでもいい監督の一人だったんだろうw
>>38 恩師という意味ではな。
「切腹」は本来「七人の侍」の時に黒澤が断念したアイデアによる
映画を実現したものだからなw
黒澤が不快感を持ってたとしても無理はない。
42 :
この子の名無しのお祝いに :2007/11/16(金) 17:56:35 ID:9psli0O+
>>41 黒澤は『人間の條件』を見て『用心棒』に起用したそうだからどうでもいいとは思っていないでしょ。
それに『切腹』はちゃんと原作がありそれから橋本が脚色してるんだから『七人の侍』とは別物だよ。
43 :
この子の名無しのお祝いに :2007/11/16(金) 19:42:13 ID:ehy8sdjQ
そういや七人も切腹も橋本忍なんだよねー。 最近出した本も面白かった
>黒澤は『人間の條件』を見て『用心棒』に起用したそうだからどうでもいいとは思っていないでしょ。 だから小林を評価してたという根拠になるか? 黒澤がマドンナの映画を見て面白いキャラだと言っても 別にそれは、その映画を撮った監督のこと誉めてるわけじゃないしね。
45 :
この子の名無しのお祝いに :2007/11/16(金) 19:57:17 ID:AYqBz1/Q
三船って大根だの一本調子だの書かれることがあるけど、七人の侍や用心棒観るとそうは思えないんだがなぁ・・ 表情も巧みで豊かだし 目の表情が良いよね。 台詞無しでも目が語ってるというか。 俺から言わせりゃ 高倉とか渡哲也の方が 余程大根だと思うが
黒澤が小林を評価してないって言っている人は、 「四騎の会」の設立主旨を良く読んだ方がいいのでは?
47 :
この子の名無しのお祝いに :2007/11/16(金) 21:26:03 ID:4/0CuWAt
>>45 演技の幅が広いタイプじゃないけど普通に上手いと思う。決して大根ではない。
48 :
健 :2007/11/16(金) 21:38:47 ID:icXjC0lS
不器用ですから
>>41 まず最初に黒澤が100本出してそこから可能なものを確認しながらチョイスしていったに決まってるだろ
何言いたいのかわからん
どんなものが放送できなかったの?
「野人のような荒くれ者」「頭脳的な職業人」という両極を演じ分けた三船はどう考えても演技の幅が広いです
52 :
1941 :2007/11/17(土) 01:56:00 ID:98MjW95B
観覧車相手にやる気満々な三船さんが一番印象に残る
七人の侍で、落武者狩りをしていた村の連中…百姓を擁護する菊千代 その目には涙 黙って聞く勘兵衛の目にもうっすら涙 大好きなシーンだ。 しかし、卜全与平の歩き真似も腰を押さえて農耕馬を追いかけるとこも大好きだ。
>>50 小津作品は小津特集と時期が被ってたから黒澤シアターでは放送されなかった
55 :
この子の名無しのお祝いに :2007/11/17(土) 11:08:53 ID:YPgdJsyK
>>42 >黒澤は『人間の條件』を見て『用心棒』に起用したそうだから
それはどうかな?
既に用心棒の前作、「悪い奴ほど〜」の西幸一の役で、最初は
仲代達矢が候補になっていたからね。因みに三船は板倉役。
卯之助役に仲代が抜擢されるのも難しいことではないだろう。
>>55 「『用心棒』で初めて仲代起用を検討した」なら間違いですが、
「『用心棒』に起用した」だから
>>42 は間違いじゃないですよ。
ちなみに『人間の条件』の公開は1959/01/15、
『悪い奴ほどよく眠る」の公開は1960/09/15です。
それから、前から仲代を推す声がスタッフからあったそうですが、
黒澤自身はなかなかその気にならず、
『人間の條件』を見て、使う気になったというのは定説です。
卯之助は当初天国と地獄で秘書役の俳優(名前忘れた)を
使うつもりだったらしいからね。
>『人間の條件』を見て
それなら、最初から仲代にするでしょう。
>>49 放映権を持ってなければどうにもならない。
TV局が市販ビデオDを勝手に放映できるわけじゃないから。
そうそう、卯之助は当初、三橋達也でしたね。 定説は知っていたけど、ひょっとしたら 覆るんじゃないかとも思ったのだけど。
59 :
この子の名無しのお祝いに :2007/11/17(土) 18:29:47 ID:WJYX3q/g
俺は最近は映画は黒澤作品しか観ない。 だって七人の侍なんかは映画史上最高峰なんだもの。これを超える作品なんかないもの。 他の映画なんか観る必要がない。
60 :
この子の名無しのお祝いに :2007/11/17(土) 18:41:38 ID:7an4UAx0
一番好きな作品は「どですかでん」で最高傑作は「どん底」だと思うんですが 俺って少数派なの?
>>57 だからそのNHKが実際放送したものじゃないって言ってるのはわからないのか?
62 :
この子の名無しのお祝いに :2007/11/17(土) 19:25:28 ID:WJYX3q/g
七人の侍や用心棒、椿三十郎を見てしまうと、他の非黒澤作品など水で薄めたような味気ないものばかり。映画の醍醐味ってのは黒澤作品を言うんだな。 といっても黒澤作品全部が好きではないが。
おれ素晴らしき日曜日が好きなんだけど
64 :
この子の名無しのお祝いに :2007/11/17(土) 19:38:57 ID:WJYX3q/g
>>63 それは観たことないんだ。姿三四郎とかあまりにも古いのは観てない。
俺は羅生門からだから。
>>61 話が錯綜しているが、黒澤明の100本のオリジナル・リストなど初めからこの世に存在しない。
そもそもこの企画が2つあることも知らないようだ。
(1)NHK-BS2で確か90年代前半に行われた「黒澤明が選ぶ100本の映画」
とかいう企画。何度も言われているように、黒澤が書いたオーダーの中から
(これを書かせるだけでどんなに大変なことか理解できないだろうが)、
NHKが購入可能な作品を絞り込んで打ち合わせて放映している(当然!)
黒澤が何度も要求し直したオーダーの正確なメモなどもはや誰も残していないだろう。
繰り返されたオーダーの総計が100本を優に超えるものであったのは想像に難くない。
(2)「文芸春秋」で発表された「黒澤明が選ぶ百本の映画」(単行本『黒沢明「夢は天才である』99)に所収)
実はこれは黒澤本人が書いたものではなく、黒澤和子が父の思い出に
黒澤の好きだった映画を構成したもの。強いて言えばこちらが黒澤の本心には近いだろう。
66 :
この子の名無しのお祝いに :2007/11/17(土) 20:05:44 ID:98MjW95B
[映画] [邦画] 素晴らしき日曜日 1947 監督 黒澤明 出演 沼崎勲 中北千枝子 (白黒).avi 663,529,472 48092f0bbc6ba1ae725897328a83e0be
>>65 ROMる能力も無いのか?
>>35 を読めよ
お前犬HKって単語にキレただけだろ?
>>60 俺も「どですかでん」「どん底」は大好き。
ただ、黒澤作品は色んなタイプがあるので好きなのは時期によって変わる。
最近は「酔いどれ天使」がいいな。
>>68 そもそも黒澤オタクが妄想している「黒澤が最初に提出した100本のリスト」自体が
存在しないと思われる。恐らく順序としては、100本きっかりだと購入できない作品が出てくるので、
初めに200〜300本程度は上げてもらった可能性がある。
そこから購入可能な作品を絞っていく作業が行われたはずなので、初めから
厳密なリストなど存在しない。
黒澤オタクが脳内で妄想してありもしないリストを夢見るのは勝手だが。初めの
候補作のメモ書きを出せと言われても、そんなの当時の担当者しか持ってないし、もう
捨ててしまったかもしれないし、別にNHKが隠しているわけじゃないよ。
>>63 フランス映画っぽくて洒落てるな
黒澤映画特有の臭みみたいな物が少ない映画かな
俺も好きだ
72 :
この子の名無しのお祝いに :2007/11/18(日) 10:02:09 ID:m4JLqdf7
七人の侍で 勝四郎が「あなたは素晴らしい人です」と久蔵に言うシーンは、ウホッを想像してしまう・・ だって勝四郎は顔がキラキラしてるんだもん。 恋こがれた顔にしか見えないw 昔、ゲイに言い寄られた時があってさ。 そのゲイの表情が勝四郎のその表情にそっくり
そんなこと言ったら泣いている三船の身体をおずおず触る 「酔ひどれ」の志村なんか… 橋本治が「影武者」の蘭丸のデザイン見てありゃりゃと 思ったと書いてるけど、もうミエミエなのだねw 腐女子が「椿」の三船仲代にキャアキャア言う訳だ。
やめて!「悪い奴ほどよく眠る」で 三船を失って荒れ狂う加藤武も変な目で見えてしまうじゃないかw
75 :
72 :2007/11/18(日) 10:57:58 ID:m4JLqdf7
ちなみに俺はゲイに言い寄られた後、必死に逃げようてした。汗をかきまくりだったよ だが奴はラグビー上がりで空手もやってた強者 俺は逃げられなかった・・ あぁ思い出したくない暗黒の過去 勝四郎のあのシーンだけはいつも飛ばして見てる
欧米文化に支配される前はそこそこ普通のことだったんだしいいじゃん まあ他人事だからそう言えるだけだが
77 :
この子の名無しのお祝いに :2007/11/18(日) 13:00:14 ID:m4JLqdf7
正直、久蔵って皆が言うほどカッコイイとは思えないが。 無口で凄腕だけど 顔は馬面だしチビだし。 イケメン高身長の役者が演じれば完璧で、俺もカッコイイと思えただろうけど
>>77 そういう当たり前で凡庸、漫画ちっくな発想をくつがえす事を
するのが黒澤美学なんだよ。
79 :
この子の名無しのお祝いに :2007/11/18(日) 13:07:01 ID:m4JLqdf7
いや、だからさあの久蔵という役柄・キャラクターはカッコイイわけよ。 無言実行でやることはやります、みたいな。 恩に着せるなんてこともしない素晴らしい人格。 男から最も尊敬されるタイプだよ。 でも宮口をカッコイイとは思えないからさ。 演技は上手いと思うよ。 だがねぇ・・・
ウホッといえば黒澤映画は多かれ少なかれぜんぶそういうとこあるよ 男同士のボディタッチが多過ぎる、しかもなんか肉感的な まあでも、男の友情や師弟愛なんて、敬慕+αだから気にすんな 西洋人に言わせればぜんぶそういう話に見えるらしいがw
>>71 戦前のフランス映画のセットオンリーの奴に雰囲気が似てるね。
82 :
この子の名無しのお祝いに :2007/11/18(日) 15:08:30 ID:m4JLqdf7
>>80 俺はその勝四郎のシーン以外は黒澤作品でウホッを感じたことはないよ。
83 :
この子の名無しのお祝いに :2007/11/18(日) 15:30:38 ID:JZqAI00m
最初久蔵は三国連太郎だった(当時は高身長だし無茶苦茶カッコいい) が 勝手に「久蔵、実はホモ」臭い芝居するので黒澤に切られた と何処かで読んだよ。 デマ?
宮口さんいいじゃん。あの映画で色男は木村功だけでいいよ。 おぬし、最近よくあるイケメンだらけのバトル漫画の読みすぎじゃねえのかwwww
三船→三國→宮口は本当だが、さて・・・・・。
勝四郎は当初、鶴田浩二が候補だったが彼の若い頃は中々の男前。 実現していれば日本映画史は少し違っていただろう。
87 :
この子の名無しのお祝いに :2007/11/18(日) 16:08:09 ID:m4JLqdf7
もし七人の侍を今作ったら久蔵はオダギリジョーあたりが演じるだろうな
88 :
この子の名無しのお祝いに :2007/11/18(日) 16:38:21 ID:JZqAI00m
鶴田浩二は陰で 「三船なんかノサバラセルから日本映画駄目になった!」 と嫌ってたらしい。 ソース東郷健インタビュー
>>82 影武者で信玄の小姓が
「だが、寝間ではそうもいくまい」という台詞を聞いて
顔を赤らめるという場面。
あれは、小姓が自分と信玄のSEXを思い出してるわけだ。
90 :
この子の名無しのお祝いに :2007/11/18(日) 16:43:57 ID:m4JLqdf7
丹波が言うには 三國、高倉、宇野重吉は鶴田と仲が悪かったそうな。鶴田は威張ってお山の大将タイプで結構嫌われてたそうだよ。 まぁ三國も監督と喧嘩して降ろされたり、撮影途中で逃亡したり問題児だったわけだが
91 :
この子の名無しのお祝いに :2007/11/18(日) 16:46:11 ID:m4JLqdf7
>>89 そうなんだ。
実は俺、影武者や乱は観てないんだw
羅生門以前と赤ひげ以降の作品は観てない
鶴田は記憶おぼろなんだが確かに最初は三船の事を敵対視していた らしいけど、映画で共演(柳生武芸帖だったか)したときに、礼節を尽くし 真面目な三船の態度に接して、目からうろこだったようだよ。
93 :
この子の名無しのお祝いに :2007/11/18(日) 17:34:30 ID:xldWB/lo
>>86 俺の知ってる勝四郎の第一候補は石濱朗だったと記憶してる。
木下恵介を通じて実際オファーされたが大学進学を優先させて断った、と石濱が言ってた。
勝四郎を鶴田がやったら若作りぶりっ子みたいに見えて失敗すると思う。
94 :
木村功 :2007/11/18(日) 18:27:46 ID:H0+ggBYP
出演当時30超えてたんだが
>>92 下記は2ちゃんねるからの引用↓
あるとき鶴田が撮影に遅れることがあって、それをミフネが何気なく庇ったことから、
『ミーさん、ミーさん』と慕うようになった。
鶴田は後年三船と親しくなって「日本一は俺と三船」と思っていたらしい。
三船は鶴田の娘さんが記者になり取材に来たときに
「お父さんにはとてもお世話になったんですよ」と
言い帰り際に「お父さんによろしく」と言って感激させたそうだ。
>>93 確かにその頃大学進学で休業してて、
復帰が美空ひばりの「伊豆の踊子」(1954/3)なんだわ。
日本語わかりづらいよ。
>「日本一は俺と三船」 大爆笑させていただきました。
99 :
この子の名無しのお祝いに :2007/11/18(日) 20:35:30 ID:4fpDlboH
>>95 鶴田のこういう色んなエピソードを聞いてると、
人間的にはどうしようもない奴だったいうことがよくわかるな。
100 :
この子の名無しのお祝いに :2007/11/18(日) 20:42:18 ID:H0+ggBYP
整備士のくせして、特攻隊の生き残りだと吹聴してたやつだもの
わたしは〜若いやつが〜きらいだ…
>>99 東映の監督の佐々木康が本編からテレビに移ったとたん誰も挨拶してくれなくなったけど、
鶴田と他数名は挨拶してくれたらしいよ。
鶴田って一般人が見てフアンになるような名作がないじゃん 今のフアンが死んでしまったら忘れ去られる
104 :
この子の名無しのお祝いに :2007/11/18(日) 21:37:45 ID:m4JLqdf7
鶴田って撮影現場で台詞を一字一句でも変えられると激怒して撮影を止めちゃうそうだ。 丹波が説得すると鶴田は渋々受け入れて撮影を続行したらしい。 丹波インタビューで読んだ。
105 :
この子の名無しのお祝いに :2007/11/18(日) 21:44:25 ID:m4JLqdf7
丹波が「おい、鶴田」と呼び捨てにするから 鶴田はそれが面白くなかった。 「なんで丹波に呼び捨てにされないといかんのだ」と愚痴を言ってたようであまり丹波を好きじゃなかったようだ
107 :
この子の名無しのお祝いに :2007/11/18(日) 22:33:06 ID:p85xg6VF
しかしプライドの高さはスターの条件だからなあ。 庶民派役者なんてツマランよ。
>>105 そう言っていたのは事実だけど、好きじゃなかったは違うと思う。
>>72 勝四郎は村の女の誘惑にも勝てなかった。
やっぱり若いんだよ。
110 :
この子の名無しのお祝いに :2007/11/19(月) 02:19:26 ID:3UWZWeaU
>>77 外面はさえないが、内面はすごいからかっこいいんだろ。
111 :
この子の名無しのお祝いに :2007/11/19(月) 04:08:49 ID:VptfbvZ8
黒澤が「宮口君小さいからまるで一寸法師みたいだった」と。 全米大ヒット!とかや?のTV ショーグン でも 宮口サン 主人公に 毛唐!臭いぞ風呂入れ!! と秘孔を突いて倒していたw
芸能・音楽・スポーツ ニュース速報板の 「椿三十郎」スレにもいた例のイタイ奴 ダメだ、こいつ(爆ww) 134 :名無しさん@恐縮です:2007/11/19(月) 09:17:52 ID:lX8mkzuA0 つか、せりふからカット割から何から何まで一緒とかで作るぐらいなら、 その金でオリジナル版をカラーライズすればいいだろって。 この映画の制作費よりは安いでしょ?
リメイクはカット割も同じなんだっけ? カラーにしなくてもいいだろって思うね 仮にカラライズしても俺はモノクロの方を好むね
オリジナルの印象が強すぎるカットがたしか3カット?あって、 そこだけはカメポジからアングルから同じにしてるんだったかな
115 :
この子の名無しのお祝いに :2007/11/19(月) 13:06:45 ID:WH6F6kDB
ラストの決闘はどう撮られてるの?
宮口精二(久蔵)は、この映画まで刀にさわったこともなかった。彼が剣の名人にみえるのは編集と巧妙な撮影があわさってのことである。
117 :
この子の名無しのお祝いに :2007/11/19(月) 14:33:33 ID:5hMBFioQ
三船敏郎(菊千代)は、この映画まで魚を手捕りしたこともなかった。 彼が手捕りの名人にみえるのは編集と巧妙な撮影とフンドシに仕込んだ死魚があわさってのことである。
あの魚はすごいな
木村功(勝四郎)は、童貞ではなかった。 彼が女にさわったこともない童貞に見えるのは編集と巧妙な撮影が(ry
120 :
この子の名無しのお祝いに :2007/11/19(月) 17:41:58 ID:SMCEyPtK
黒澤は『赤ひげ』まで木下は『香華』まで、なんて書かれていた記事があった そうかなぁ、以降でも俺は好きな作品あるんだけどな
知性と品性と教養、および映画に対する素養が無い人間にも面白がれる映画、 という意味では、黒澤は「赤ひげ」までだろうね
カラー作品は黒澤独特の臭みとかやぼったさが少なくなってるね パワーが無くなったと感じるか洗練されたと考えるかは観る人で変るんじゃね?
全く関係ない。黒澤作品へのカラーアレルギーさえ超えれば、 どれでも楽しめる。
124 :
この子の名無しのお祝いに :2007/11/19(月) 19:26:00 ID:7QrUUqsU
カラー以後は愚作の連続だというしかないな
125 :
この子の名無しのお祝いに :2007/11/19(月) 20:26:39 ID:YrSvjuOT
羅生門以降赤ひげまでが全盛期だろ? それ以前と以降はダメ
127 :
この子の名無しのお祝いに :2007/11/19(月) 22:10:30 ID:wFD2YXO2
昔「驚き桃の木20世紀」で神代辰巳が取り上げられたとき生前神代は 「俺はなぁ、黒澤になりたいんだよ」と言っていたらしい。 溝口・小津・成瀬や大島・今村ではなく黒澤になりたい、これって名誉欲だよね? 神代が黒澤好きとは思えないので、いやそういう名誉欲は悪くないと思うけど。
黒澤はヒーローに憧れている人種だった。 そしてその憧れを作品に投影しているうちに、いつしか一般の 人々から黒澤自身が英雄視されてきた。 人間が他人に思い描くイメージの連鎖の積み重ねがこんにちの 黒澤像で、神代もそういうファンの一人だったのだろう。
130 :
この子の名無しのお祝いに :2007/11/19(月) 23:40:51 ID:7QrUUqsU
犬を溺愛するヒトラーと似ているな、この監督。
>神代が黒澤好きとは思えないので ウディ・アレンは大の黒澤ファンだ。 自分にはああいう映画は絶対とれないからだという。 自分の作風と違うからこそ好きになることもある。
今日から始まったテレ東の大忠臣蔵に三船が出てるんだが 素浪人のころに比べると顔も声も動作も若い。 伊藤雄之助も出てるしけっこう面白い。
>129 黒澤が憧れたのはドストエフスキーとかルノワールみたいな人。 ヒーローとは違う。
カラー作品を否定するのは、魚で言えば腹身やアラを捨てるようなもんだぜ。 結構美味しいとこなのにw
>133 サタジット・レイも。 彼については、ほんとベタぼめ。 憧れとはちょっと違うかもしれんが タルコフスキーも。
136 :
この子の名無しのお祝いに :2007/11/20(火) 17:48:59 ID:wDsn9fls
土屋嘉男の「黒澤さ〜ん」に書かれていた、黒澤が何故か毛嫌いして土屋に「なにもしていないのになんであんなに嫌うのか」と 訴えた俳優って宝田明なんじゃないかなぁ、なんとなく黒澤が嫌いそうな気取っているタイプだし。 宝田が「撮影終了後に行われる黒澤組の飲み会はつまらない」とか吹聴する(黒澤作品未出演ないのに)のは そこら辺を根に持っているのではないかと。
137 :
この子の名無しのお祝いに :2007/11/20(火) 18:42:05 ID:aWgu6ckK
宝田明がはじめて主役貰ったときPに礼を言いにいくと 「馬鹿、主役はゴジラだ」
宝田は下心があって黒澤の飲み会に参加した(出演もしてないのに) 自分を売り込みたいためにだよ。 酌でもして、おべんちゃらでもかましたんだろう。 黒澤はそういう意図を見抜いて 冷たくあしらう。 それを逆恨み。 というのが勝手に想像した真相。
勝手に想像すな
140 :
この子の名無しのお祝いに :2007/11/20(火) 20:15:06 ID:9FcLESXB
宝田明は以前ビートたけしの番組に出た時三船の事を「三船ちゃん」と呼び勝新太郎を「勝新」と呼びすてにしてた。 たけしが「いいのかなぁ・・・・」みたいな表情をしていたのが印象的だったな。 雑誌でも「黒澤さんと三船ちゃんは本当は仲が悪い」とか「三船ちゃんは撮影所に友人がいなかった」と 好き勝手な事を言っていた、どの程度信憑性があるのかわからんが。
141 :
この子の名無しのお祝いに :2007/11/20(火) 20:31:10 ID:aWgu6ckK
同じ明ちゃんなのに
142 :
この子の名無しのお祝いに :2007/11/20(火) 20:40:52 ID:ASmR2+jp
七人の侍見て感じたが 加東大介って三船を嫌ってそうじゃない? 三船菊千代がおどけると 志村や千秋は目の奥が笑ってるけど、加東は目の奥笑ってないし。
143 :
この子の名無しのお祝いに :2007/11/20(火) 21:01:16 ID:Eh4+ita+
いやー、あれがあの人の素なんだよ 他の映画でもそうだもん
144 :
この子の名無しのお祝いに :2007/11/20(火) 22:27:40 ID:k59sOauv
加東の眼はいろんなものを見すぎて、映画の撮影など戯れにしか過ぎないのだ
足軽は武士と農民の中間くらいだから、 七郎次は菊千代と同じ△だな。
>>142 加東大介は会社の意向もあって、「七人の侍」に出るために、
マキノの次郎長三国志の第六部を降りたんだぞ。
しかも超弩級の当たり役の豚松を。
演技と本人の気持ちを勘違いするなんてどんだけ馬鹿なんだ。
まま、平に平に
148 :
この子の名無しのお祝いに :2007/11/21(水) 19:03:20 ID:7i078cR/
川本三郎の「君美しく」を読んだ、溝口と黒澤の我が儘ぶりは凄いな。 山田五十鈴に対して『用心棒』二日間のアフレコの為に中村歌右衛門と共演する歌舞伎座出演を諦めさせたり。 「こないんなら他の人でアフレコするよ」とあの山田五十鈴に向かって脅迫めいた言い方をする黒澤w あれで「映画をやめる決心をしました」なんて言われてるし、後年仲直りしたから笑い話になるだろうけど。 「おどろいた事なさいますよ、日本の監督さんって。外国の俳優さんなら帰っちゃうでしょうね」五十鈴のコメントに笑った。
「暴れ豪衛門」の加東服部無手右衛門は、三船豪衛門に終始ニコニコ
黒澤は単に理不尽なだけだよ かけもちを絶対許さないとか馬鹿すぎる、あと歯を抜けとか 溝口のセットずらせというのは構想を練る時間稼ぎだからわかる 黛なんかは溝口のやり方を絶賛している 一番やりにくいのはここでショパン風とか注文つける生半可に音楽知ってる監督だと
151 :
この子の名無しのお祝いに :2007/11/21(水) 20:35:18 ID:ubqls06y
時間稼ぎのための無意味な要求ゴリ押しは理解して 演出上の要求が理解できないとは、馬鹿じゃないのか
152 :
この子の名無しのお祝いに :2007/11/21(水) 21:10:29 ID:MAKw3qA3
「どん底」みた。 中村鴈治郎が歯を抜いて挑んだ映画ってこれですよね。 歯をないのがいかされてるシーンはありますか? 注意してみたつもりがなかった気がするので。。
>>148 一番笑ったのは、
後で仲直りした。
舞台の台本を書いて貰うことになったから。
まだ書いて貰ってませんけど。
の最後の一言。仲直りできてないやんw
>>150 オマエ、くどいよ
歯を抜くことが異様に気になるんですぅ、と
カウンセラーに相談しに行けww
>>150 俺は溝口も好きだけど、溝口も酷いぞ。
黒澤、溝口は双璧だと思う。
ただ、溝口は馬鹿の症状はかなり進んでいるから、
かえって微笑ましいことも結構あるな。
スタッフは本人いないところで「ミゾケン」と呼んでいて、
本人もそれを喜んでいたようだし。
黒澤も胸暖まるようなエピソードあるが、
溝口とヨーダの今際のお別れのエピソードくらい泣けるのはないな。
なんで1983年公開の南極物語のスケジュールが先に入っているという理由だけで高倉健を使わなかったのか あまりにも判断基準が馬鹿げている 乱の井川の役は絶対高倉健にやらせるべきだったと観るたびに俺は思うね 井川は凄く上手いけどあの参謀役は背丈があるかっこいい男がやって初めて映える あくまで作品ではなく自分の巨匠としての存在を前提にした結果の自分のためのわがままだよ 同じわがままでも黛引っぱり出して音楽論争起こして木暮にはみ乳出させた溝口とは質が違う
157 :
この子の名無しのお祝いに :2007/11/21(水) 22:03:17 ID:gFq40wSy
入江たか子のエピソード聞いた時、 溝口って酷い奴だなと思ったけどね。 あと役者に対する数々の暴言とかも酷いし。
>>156 俺はもう井川以外考えられないけれど、
興行的には高倉の方が良かっただろうね。
南極物語の件以外にも、
高倉はパーセンテージ契約を「乱」では引っ込めていたのかな。
山田五十鈴の用心棒アフレコ拘束の逸話を出すまでも無く黒澤が役者にかけもちされるのが嫌だったんでしょ 当然
160 :
この子の名無しのお祝いに :2007/11/21(水) 22:11:48 ID:gFq40wSy
161 :
この子の名無しのお祝いに :2007/11/21(水) 22:13:33 ID:7i078cR/
>あくまで作品ではなく自分の巨匠としての存在を前提にした結果の自分の為のわがままだよ 下手くそな日本語だが、これは溝口のほうが明確にやってるだろ。 自分の本領を発揮できない題材を撮ったときの溝口が四苦八苦している己の姿を悟られない為に 現場で無理難題を言ったのは有名だろうが。 黒澤貶す為に訳の分からん話の展開するな。
162 :
この子の名無しのお祝いに :2007/11/21(水) 22:21:32 ID:gCRqdN3M
映画なんてそもそも才能あるくそったれにしかよいものはできんよ 現場だけが楽しんでるのは見れたものじゃない
>>159 山田五十鈴の件は、掛け持ちなんてこととは全然違う。
>>161 本領発揮できる題材でも無理難題言ってるじゃないの
デルス・ウザーラだって1年だか2年だかの拘束を前提にしから三船は固辞したわけでしょ 黒澤は自分で自分の首絞めたんだよ、結局 黒澤天皇とも揶揄されたそういうムチャなツケが虎虎虎でモロに出てそれ以降全て運に見放された
黒澤の場合、駄目押しで、 長生きしたから作品の質も落ちた。 「乱」のエンディングのように哀れなり。
168 :
この子の名無しのお祝いに :2007/11/21(水) 23:25:42 ID:IPMTzuqS
まあだだよ に感動して体が震えてしまった者もいるということを 知っておいてくれ
欲求不満でファビョっているんだよ。 欲求不満のウサばらしに利用されるだけ。 おかしいだけかもしれんがな。
170 :
この子の名無しのお祝いに :2007/11/22(木) 16:18:30 ID:QiReQfx4
EXILEのAKIRAは黒澤明の明が由来らしいね
溝口信者が出張してきてるみたいね。 過疎ってるスレに篭ってろやw
>>166 デルスは三船がやった方がよかったなんて意見聞いたことがないし
俺も、ムンズク爺さんでよかったと思う。
大体シベリア少数民族の役を日本人が
というのが不自然だす。
>一番やりにくいのは
ここでショパン風とか注文つける生半可に音楽知ってる監督だと
作曲家は映画のスタッフの中ではちょっと立場が違う。
たとえば美術スタッフがこんな事、監督にいうわけない。
あくまで、監督のイメージを具体化するのが自分の仕事で
自分の自己満足のためにやってるわけじゃないんだが。
「写楽」の音楽は「乱」より映画音楽として
出来がいいのだろうかね。
173 :
この子の名無しのお祝いに :2007/11/22(木) 19:10:58 ID:VMAdJs6g
黒澤映画出演本数の多い俳優 1,志村喬(22本) 2,三船敏郎(16本) 3,藤原釜足(12本) 4,千秋実(11本) 5,高堂国典・清水将夫(10本) 6,藤田進・本間文子・堺左千夫・土屋嘉男(9本) 7,大村千吉・渡辺篤・清水元・三好栄子・佐田豊(8本) 8,千石規子・東野英治郎・左ト全・三井弘次・上田吉二郎(7本) 9,森雅之・千葉一郎・加藤武・沢村いき雄(6本) 10,河野秋武・宮口精二・木村功・小川虎之助・中村伸郎・菅井きん・ 大友伸・香川京子・仲代達矢・頭師佳孝・井川比左志(5本) ここから黒澤の好みがわかる・・・か? 「あれ、そんなに出てたっけ?」なんて思う人も何人かいるけど
沢村いき雄が思ったより少ないw
誰か普及版のDVD買いましたか? 字幕はついてるんでしょうか。
176 :
この子の名無しのお祝いに :2007/11/23(金) 09:36:54 ID:T4SQ9Kik
>>175 買いましたよ。
字幕も付いてます。
ようやく黒澤作品も廉価になり買いやすくなったね。
177 :
この子の名無しのお祝いに :2007/11/23(金) 11:48:31 ID:T4SQ9Kik
皆さんは織田版椿三十郎に期待してますか?
予告編見た 学芸会みたいな印象。期待しろというのが無理な話だよ。
>>177 黒澤のオリジナルを観る人が増えることを期待している。
だから話題になって欲しいね。いい方でね。
外国でのリメイクは大歓迎だが。 椿三十郎など、向こう(外国)の歴史に置き換えて作ってもらいたいもの。
181 :
この子の名無しのお祝いに :2007/11/23(金) 13:01:19 ID:T4SQ9Kik
三船版を超えるなんてことは80%ないか・・
キャストが・・ 雰囲気だけで観たいと思わせてくれるのは 藤田ぐらいっすか
羅生門〜夢 の間でワースト3を挙げろといわれたら 赤ひげ、椿三十郎、影武者 を迷わず挙げるね、俺は
184 :
この子の名無しのお祝いに :2007/11/23(金) 18:18:04 ID:T4SQ9Kik
皆は用心棒と椿三十郎 どちらが好き?
「椿三十郎」 全体の構成が良い。
186 :
この子の名無しのお祝いに :2007/11/23(金) 18:24:54 ID:tHpvAiTg
用心棒かな 先に見たってのもあるかも知れんけど
さんざ迷った末に椿三十郎。
椿三十郎はラストで斬った直後に「若侍たちは驚いてます」ショットを挿入するのが低俗すぎる 全編が安っぽい駄作中の駄作
>>188 あれは仲代が瞬きしたので、それを
誤魔化すためにカット割らざるをえなかったんだよ。
>>176 東宝もケチだな特典映像つけてもコストは
大して違わないのに。
>181 20%もあると思ってんのかよ、凄ぇ高評価だなw
瞬きしたからってああいう「驚いてます」という無駄な強調を入れてしまう あの野暮なショットには黒澤に一生付いて回った「幼稚さ」が象徴的に出ているな
俺はそのショットより、 切り捨てたまま放置してそのまま去るのにびっくりしたが。 「こいつは俺だ」って言っときながら。
何だったかな?キネ旬だっけ?何かで載っていた日本時代劇の 決闘シーン・ベストテンで、一位が「用心棒ラスト」で2位「椿ラスト」 だった。 だが、相手は弱すぎるが「七人の侍・久蔵の決闘シーン」のほうが 本当に時代劇らしい決闘シーンだろうね。
1962年の侍映画 どう見ても 切腹>>>>>∞>>>>>椿三十郎
>>195 椿三十郎を好きな奴を見下してはいるが勝負する気は毛頭ないんで安心して
>>197 「用心棒」は対ピストルだし、「椿」の居合戦は早抜きによるピストルの決闘を
意識させる。
>>189 >東宝もケチだな特典映像つけてもコストは
>大して違わないのに。
データは入ってるけど、「入り口」を塞いで見られないようにしてる
オマイら椿と勝負して勝てるのか
201 :
この子の名無しのお祝いに :2007/11/23(金) 22:48:38 ID:cEMvhFGZ
切腹なんて全く面白くないし、この作品過大評価されすぎだな。 三十郎の方が遥かに面白い。 それにしても小林正樹ってつまんない作品ばっかり作ってるな。
202 :
この子の名無しのお祝いに :2007/11/23(金) 22:55:47 ID:T4SQ9Kik
用心棒観る前は 三船と仲代の派手な戦闘シーンがあるのかと想像してた。 だが、観たらあっという間の勝負w あれじゃあせっかくピストル持った仲代の見せ場はないに等しいよな。 凄腕なのかどうなのかも分からないまま斬られて死んじゃった・・
203 :
この子の名無しのお祝いに :2007/11/23(金) 22:56:41 ID:cEMvhFGZ
>>179 こんなとこまで来て自演宣伝してんじゃねえよ。消えろ。
七人の侍って志村が仲間を揃えるまでが一番面白いよね
206 :
この子の名無しのお祝いに :2007/11/23(金) 23:20:54 ID:T4SQ9Kik
209 :
この子の名無しのお祝いに :2007/11/24(土) 00:22:59 ID:BPtS2Kak
さっき織田の椿三十郎CMが流れてた。 それだけ見た感じでは織田はそんなに悪くなさそう。 だが室戸役の豊川が・・ なんだあのそこらにいる兄ちゃんみたいな台詞回しは・・ 武士の威厳が全然感じない。 仲代と比べるのが可哀想なくらい酷い。
このタイミングで黒澤版椿三十郎を金曜ロードショーで流せば わりに視聴率とれんじゃね?
211 :
この子の名無しのお祝いに :2007/11/24(土) 04:52:03 ID:TESUme0L
リメイクの予告編見たが、思わず笑ってしまった。 出演者がオリジナルを一生懸命真似しましたっていう感じ。 まさしく新春スター隠し芸大会みたいだw
「てめえ、めくらか?」はNGでねーの?
213 :
↑ :2007/11/24(土) 06:36:44 ID:+U/0N/W6
「てめえ、つんぼか?」このきちげぇ野郎
214 :
この子の名無しのお祝いに :2007/11/24(土) 11:24:00 ID:BPtS2Kak
中村玉緒は入江たか子と同じくらいの演技だね。 まぁ単にカラーにしただけで、台詞からカット割りから黒澤版をなぞっただけ。単に若者向けに作っただけで可もなく不可もない感じだねぇ。 わざわざ映画館に行くほどのものではないかと。 椿三十郎マニアなら行くんだろうけど。
215 :
この子の名無しのお祝いに :2007/11/24(土) 11:37:12 ID:8rJiYOM3
「WONDA」のCM…
216 :
この子の名無しのお祝いに :2007/11/24(土) 13:39:54 ID:+U/0N/W6
天国と地獄の煙と同じように椿のみ着色したかったんだってね へんなの
黒澤さんは自作のカラーライズ化に賛否の発言はしていないの?
218 :
この子の名無しのお祝いに :2007/11/24(土) 14:26:34 ID:etlWbPbh
オリジナル権料が入ってくれば 万事オッケーす by 息子
219 :
この子の名無しのお祝いに :2007/11/24(土) 14:36:04 ID:VMa9LhE5
クロパンの大安売りだよ、さあさあ寄ってらっしゃい見てらっしゃい。 来年は没後10年、2010年は生誕100年だ、まだまだ続くよ! 待っててね。
>>199 ということはレンタルDVDと同じマザー使ってるのかw
ひでー。
東宝が黒澤映画をどう思ってるかよくわかる仕様だな。
黒澤が日本の映画会社は全部つぶれてしまえとか
いってたが、同感だな。
Gyaoで「夢」が観れるね。
222 :
この子の名無しのお祝いに :2007/11/24(土) 19:23:06 ID:6KiGlv+K
マザーw
別に公式でカラーライズしなくとも、後数年もたてば動画全盛の 世の中になって、素人が動画編集ソフトを駆使して着色してしまう かも知れないね。
224 :
この子の名無しのお祝いに :2007/11/24(土) 20:14:20 ID:jWnUQ8Bw
>>34 あの中に『大地の子守歌』を選んでいたね、原田美枝子を気に入った作品だと言ってる。
黒澤が増村作品に言及していたとは知らなかったんで両方のファンとしては嬉しかったな。
深夜に『第三の男』と『野良犬』を続けて見た、高所から街の灯を見るシーンが両作あるけど
オーソン・ウェルズと志村喬、正反対の事を言っていて妙に印象に残ったな。
先輩の伊藤、マキノ、後輩の小林にはコンプがあったはず 男を描くと自分より巧いから
226 :
この子の名無しのお祝いに :2007/11/24(土) 23:13:23 ID:BPtS2Kak
久しぶりに椿三十郎をレンタルで観たんだけど 画面の上下に黒はあったっけ?(上手く説明できなくてごめん)
・・・・シネスコだからな
228 :
この子の名無しのお祝いに :2007/11/24(土) 23:31:39 ID:BPtS2Kak
>>227 用心棒や七人の侍もそうだったっけ?
度忘れしちゃった
229 :
この子の名無しのお祝いに :2007/11/24(土) 23:52:15 ID:+U/0N/W6
七人の侍リバイバル上映は4ch超ステレオ音響だった(1977年頃) 「きやがった きやがった」の後わざとらしく後方から地響きが(ここだけ) 画面比は4対3のスタンダード白黒、音声は聞き取りにくかった。
231 :
この子の名無しのお祝いに :2007/11/25(日) 11:13:25 ID:36OfEX6V
用心棒を所見した時はテンポもよくて面白くて一気に観れた。 だが、二回目はダレル場面があることに気づいた。 三船が清兵衛の手下にボコラれて脱出するまでの流れは間延びするね。 あそこはもっと短くするべきだった。 それから仲代は斬られてるのに中々死なないのが臭い演出だと思う
黒澤監督は娯楽物をやると決めたら徹底的に撮りたかっただけじゃないかな。 だから臭い演出も、主人公が窮地を脱出するシーンをしっかり見せるのも記号的な 意味での娯楽映画の追求の一部分だったんないかと。 (それが成功することによって真に観客を楽しませる映画になるという) ドラマ部分やリアリティにこだわろうとすればいくらでも出来るだろうし。
当時のキャッチコピー「痛快娯楽時代劇」
要は観客が頭の中をカラッポにして観れる娯楽映画を撮ることが目的だったのではないかと
臭い演出上等!見たいな部分もあったかもね
236 :
この子の名無しのお祝いに :2007/11/25(日) 13:51:03 ID:36OfEX6V
なるほどね ちなみに椿三十郎はそれこそ間延びするシーンがない。 本当に無駄のない脚本と演出。 何回観ても飽きないのは椿三十郎だなぁ。 世間じゃ用心棒の方が評価されてるんだろうけど
脚本は椿でしょう。 ただ用心棒は宮川一夫のグレイトなカメラワークがあるんだよなあ。 そのおかげでどっちがいいとかは本当に言いづらいです。
238 :
この子の名無しのお祝いに :2007/11/25(日) 14:11:35 ID:36OfEX6V
>>237 そうですね、脚本以外のカメラワークとか構成は用心棒の方がかなり上だと感じます。
特に真っ正面からの絵は力強くて風格がありますねぇ。
椿のほうはまとまりすぎてると思う 無茶な感じがする用心棒のほうが個人的には好みだ 贅沢な話だが
思うに、好みは人それぞれなんだけど、 結局はどちらを先に観たかにもよるんじゃないかな。>『用心棒』と『椿三十郎』 俺は中学生の時に田舎の劇場でリバイバルでやっていた 『赤ひげ』『椿三十郎』の二本立てで初めて黒澤作品に接して、 「昔の白黒映画なのになんて面白いんだ!」と衝撃を受けたクチ。 それから随分経ってから『用心棒』の方を観た時はあんまりピンとこなかった。 今は両方好きだけど、どちらか1本選べと言われれば迷うことなく『椿』を採るな。 織田裕二のリメイク版が話題になってるみたいだけど、 これが初めての椿体験の若い観客には、是非、オリジナルの方も観て欲しいと思う。
俺は観に行く気は無いが、その効果だけに期待してる
242 :
この子の名無しのお祝いに :2007/11/25(日) 17:23:19 ID:36OfEX6V
俺、こんな事書くとこのスレの皆さんから笑われちゃうかもしれないけど 用心棒や椿三十郎見て 三船の殺陣を上手いと思ったけど、速さに関しては レビューなんかでやたら賞賛されてるようには思わなかったの。 まぁ俺は基本的に時代劇見ないんで比較の対象もなかったんだけど。 だけど昨晩スマステで 椿三十郎特集をやってて 三船と織田の殺陣シーンが交互に流れたんだけどね。二人を比較したらいやぁ速さが全然違う。 三船が圧倒的に速い。 凄いと思った
三船と殺陣の速さで比較するなら近衛十四郎だろう。
三船は呼吸しないで斬ってたらしいよ。 終わった後はゼイゼイ言ってたとか。
黒澤監督のインタビューで必ず一度は話すエピソードだね。
>>244 速過ぎて、編集の時フィルムのコマで見ると真っ白になってて見えないんだけど、
映写するとやっと見えるという。
それから1人につき必ず2度ずつ斬ってるって事も。
胴と首筋。必ず殺さなきゃいけないから、トドメを必ず刺しているんだよね。
246 :
この子の名無しのお祝いに :2007/11/25(日) 17:59:51 ID:36OfEX6V
>>226 あの画面上下の黒は邪魔だよね。
七人の侍みたいに画面全体が見えるのが良い
>終わった後はゼイゼイ言ってたとか。 椿はどうだか忘れたが用心棒は、息ハアハアしてるよ。 >ただ用心棒は宮川一夫のグレイトなカメラワークがあるんだよなあ。 あれは半分以上、斉藤孝雄だよーん。 ちなみに普通じゃないアングルは斉藤キャメラだと思ってればOK。 「椿三十郎」はそういうこけおどし的撮り方はしてないから(けなしてるわけじゃないぞ) 素人にはつまらなく見えるだろうね。 「宮川さんは絶対撮らない画を狙ったら、黒澤さんも面白がって自分の方を沢山使ってくれた。」 キャメラワークについては狙いが全然違うわけで どちらが上とか下とかじゃないんだけど。
「椿」は椿に 「用心棒」は用心棒に合ったキャメラワークにちゃんとなってる。 「椿」の三十郎のキャラ自体が「用心棒」と違うわけで 同じだったら変だよ。
249 :
この子の名無しのお祝いに :2007/11/25(日) 18:30:39 ID:36OfEX6V
皆も黒が邪魔だと思うでそ?
250 :
この子の名無しのお祝いに :2007/11/25(日) 18:44:25 ID:gUAEBcMd
そもそもオリジナルの椿は用心棒の続編とする必要があったのか疑問に思う。 作風は用心棒と違いかなりユーモラスなエンターテイメントに徹してる。(馬鹿は用心棒もそう見えるかもしれんが にも関わらず主人公だけは用心棒の続編ということもあり桑畑三十郎 自然と椿に持ち込もうとしたがかなり中途半端なキャラになってしまった。 終盤に桑畑の色を強引に挿入したためかなりのグダグダ展開がそのことを顕著にあらわしている。 まぁはっきり言えば椿三十郎に三船はかなりのミスキャストだった。 演技がド下手糞でも三船は魅力はある。しかし椿三十郎は明らかにはまってない。 用心棒の続編なので三船の起用は仕方ないので「続編」という時点ですでにこの作品は失敗だったのである。 俳優としてどちらが上かはおいといて、このユーモラスな作風から言って 椿三十郎での織田>三船というのは誤魔化しようのない事実である。
251 :
この子の名無しのお祝いに :2007/11/25(日) 18:46:39 ID:61xh0yTs
でも、宮川一夫をよく貸してくれたと思う>大映 しかも拘束期間が長いと有名な黒澤作品に。 「代わりに大映で一本撮ってくれよ」とかも言われていないみたいだし。 京マチ子は「『羅生門』以後オファーが何本かあったけどスケジュールが・・・」と言っていたが 「五社協定」もスタッフならOKだったのか?
山田五十鈴の役は京マチ子ぽいね。
羅生門と用心棒は他の黒澤作品に比べて明らかにカメラの使い方に違いがあるでしょ。
1980年だったと思う。
「影武者」公開にあわせてだったと思うが
テレビのゴールデンタイムに「用心棒」が放映された。
フジテレビに対して電話で「画面を隠さずに全部みせろ」という抗議があった。
それから30年近く経った今・・・
その必要も無いのに映画っぽくみせるために
画面の上下に黒味を付けるミュージッククリップや深夜ドラマの叛乱。
そして、それらが必要性を持ったワイドテレビの普及。
にも拘わらず、今だに
>>246 =
>>249 のような信じがたいほどのアホがいる。
アホはアホでも愛嬌があれば可愛げもあるが、よりによって このアホが身のほど知らずに
「臭い演出」「間延び」「あそこはもっと短くするべき」「カメラワークとか構成」などと
ホザく始末
ウブな初心者は許せるが、居丈高なアホは公害である
赤ひげとか観たことあります?
あるけどあんまり好きじゃない
258 :
この子の名無しのお祝いに :2007/11/25(日) 20:56:07 ID:mnodLWQs
黒ひげ大旋風はおもろかった
260 :
この子の名無しのお祝いに :2007/11/25(日) 22:51:20 ID:gZKbS4b1
>>254 当時は黒澤さんが健在でしたから、東宝スコープサイズの
「用心棒」がスタンダードサイズにトリムされて放送され
たなんてことは、ありえませんね。あの時は、上下に出る
帯は邪魔だという視聴者の苦情でしょ?
261 :
この子の名無しのお祝いに :2007/11/25(日) 22:54:25 ID:36OfEX6V
ならばdvd化にあたって なぜ画面上下の黒帯をなくさなかったのか?
どう説明したらいいのかわからんな
263 :
この子の名無しのお祝いに :2007/11/25(日) 23:11:16 ID:gZKbS4b1
上下の黒帯を無くしたら、肝心の画面の左右の画が 切れてしまうでしょ?そんなの現在の黒澤プロでも 許可するわきゃない。
黒帯の意味もわからないなんてただのバカじゃん。
上下の黒帯って、横長のスコープサイズの作品を、スタンダード画面で見たときにできる上下の黒いスペースのことだよね? それをなくせって、どういうこと? 黒で隠されてた部分を、隠さずに見せろってこと? あの黒の部分はトリミングして切り捨てたわけではなく、撮影時からあの画面サイズで撮影したんじゃないの? 知ってる人教えて。 もしそうでなくて、スタンダードサイズの上下を切り捨てて公開したんだとしても、 今更スタンダードサイズに直してもバランスが全く違ってくるでしょう。スコープサイズにするという前提で撮影したんだろうし。
アナモルフィックレンズでググれ
シネマスコープ(うんと横長の画面) ビスタビジョン(中くらいの横長画面) スタンダード(ほぼテレビサイズ) の違いも判らない奴がまだ生息しているとは。
268 :
この子の名無しのお祝いに :2007/11/26(月) 00:56:07 ID:0+BeRtZD
30年ほど昔まで TVでの映画予告なんざ全部 異様な縦長圧縮で ああ映画館でアナモ通して普通になるのか・・・ と子供心に理解したもんだ。
シネマスコープをむりやり4:3に引き伸ばせばいんよ
映画がテレビで放映される時とか 題名やテロップ出るとこだけ急に比率変わったりしたもんだな
>>261 映画館であのサイズで上映することを前提とした上での画作りをしたんだから
切るのは難しいのよ。
あと監督の意向かどうか知らないが、中途半端なサイズに収めるのは許されなかったっぽい
272 :
この子の名無しのお祝いに :2007/11/26(月) 02:57:16 ID:Y6CRZWPU
どはははは! バカ発見! 皆さまご苦労様です。 しっかり教えてやってくんなまし。ちゃんちゃん。
273 :
↑ :2007/11/26(月) 05:56:54 ID:2LhR6zUr
おめが1番うっとおしい 散れ
結局、昨日の ID:36OfEX6V は、今朝に至るまで救いがたいバカのままかww ダメだ、こりゃ
275 :
この子の名無しのお祝いに :2007/11/26(月) 11:48:45 ID:4G30TxJW
用心棒とかの話はいいよもう 影武者と乱の話もしろよ 晩年の傑作だろ? 嫌いなのか?
「どですかでん」 予告編見るとなんか気持ち悪いんだけど・・・
「酔いどれ天使」の三船敏郎って色気あるね〜 オレはノン気だけど、あの映画の三船を見てるとゾクゾクしてくるよ とくにあの目つき!
278 :
この子の名無しのお祝いに :2007/11/26(月) 14:23:12 ID:8H0THKwY
>>275 時代考証が滅茶苦茶で映像美だけに異常にこだわり過ぎたクソ作品のどこが
面白いのかさっぱりわからん
俺にすれば、完全な駄作だ
時代考証だけが傑作たりえる要素の全てなのかよw
画角でいえば、スタンダード→シネスコ→ビスタって変遷はきれいに別れてるのかな 脱走機関車は本人の希望ではカラーシネスコだったらしいし、トラトラトラも当然シネスコだし デルスも2.20 : 1 あ、でも「どですかでん」てスタンダードだっけ? シネスコは東宝の要請だったんだろうけど、ビスタになったのは何か本人の弁とかは残ってるんですか
>>278 ホントに時代考証して当時の言葉でしゃべらせたら
オマイなんて一語も理解出来んだろうが
>>280 「アナモなんか嫌だ、本当のシネスコで撮らせろ」とかゴネたんじゃねw
>>282 アナモを使わないシネスコってなんだよ。
285 :
この子の名無しのお祝いに :2007/11/26(月) 23:24:20 ID:gY7XNuhf
70ミリじゃねっ?
「風と共に去りぬ」は丁寧にトリミングして70_上映したりしてたよ 「2001年宇宙の旅」のTV放映はスタンリー自身がトリミングしてこれ以上カットするなと 淀川が紹介してた「いいですね」 「用心棒」や「隠し砦の三悪人」は80年代初期の放映形態としては画期的だったよ 音声カットや挿げ替えは一部あったがね
そういや、三船(だったか)が吹き込み直したとかいう話だっけ?
288 :
この子の名無しのお祝いに :2007/11/27(火) 01:37:49 ID:fDqtf2E1
『悪魔の手毬唄』をDVDで見たら 劇場公開のシネマスコープではなく、マスターフィルムのスタンダードだったんですよ お陰で、シネマスコープの不自然な上下カットなどはなくて大変見やすかったですよ
>>231 「用心棒」は、面白い映画だけど、
いろいろ詰め込みすぎているような気がするね。
脱出直後もあまり良くないと思う。
仲代の死際は好きだけど。
>>288 TV放送での縦横比を意識して、
スタンダードでも問題ないフレームを作って撮る: 市川崑や最近のハリウッドの映画など
より影響の少ないビスタにする: 多数
スタンダードに戻る: 吉田喜重など
TVなんか気にしない: 黒澤明など
そもそもスタンダードだ: 小津安二郎など
人たちがいます。
>>287 「アラビアのロレンス」のP・オトゥールが27年振りに追加アフレコしたはなしはあるが
三船の場合聞いた事ないな、丹波や浜は007でフキカエてたけどね
用心棒はラストの釜足さんがいいな。ほとんど気が狂って太鼓叩いて志村喬を刺し殺すシーン。 刺し殺して出てきたときの表情とかたまらん。
用心棒は雨のシーンがいい。隙間から景色が見えて傘差した二人が歩いてくる。 加東に担がせるあたりの真っ暗な中の白い煙のインパクトも凄い。 椿はそういう眼で見せるシーンがないし女の単細胞な描き方がウザい。 音の使い方とかコミカルにしようとしすぎ。 用心棒>>>>>>>>>>>>椿
>椿はそういう眼で見せるシーンがないし女の単細胞な描き方がウザい。 こういう馬鹿は何を見てるんだろうね。 黒沢清は「椿三十郎」の撮影を「用心棒」よりも誉めてる。 それから「椿」に目で見せるシーンがないって?wwwww それから女の描きかたでいうと「用心棒」の方が単純。 音楽も用心棒のほうが演出過剰気味。 ちなみに上2つは欠点じゃないがな。 「椿」「用心棒」は狙いが全然違うのに 比較してる時点で死んでるな。
>>294 調子こいた借り物意見書いてる時点で、お前も
有象無象の馬鹿の一人にしか見えんな。
>>285 アナモ使って35mmフィルムに左右圧縮撮影&伸張映写するのが
シネマスコープ。
70mmは70mmフィルムでそのまま映写。
アスペクト比は似てるが別の物。
粗探しされる映画って名画だと思うんだ 探さないと見つけられないんだから
別に。どんな映画でも粗探しするだろ 悪意を持って観てたら1レスでもその映画が褒められてると許せないだろ 突っかからずにはいられない。人間は業が深いからな
性根の腐りきった、ごくごく一部の汚い粘着野郎のことを
「人間」全般の話にするのはどうかと思うが、
>>298 の意見には同意する
300 :
この子の名無しのお祝いに :2007/11/27(火) 13:49:47 ID:0N3KLLlH
P・オトゥールといえば用心棒撮影現場見学してるんだよね 炊き出しの豚汁分けて貰ってたとか
>>290 >スタンダードでも問題ないフレーム
いや、70年代の横溝シリーズはテレビでみたら左右が切れてるんで
調べてみたら、オリジナルは、1.3:1 で撮影してた
>>298 氏の書込こそ、現代の私たちが忘れているなにものかを教えてくれているような気がする。
>>293 さんは「用心棒」を好きになりすぎたのよ。
だから同じ三十郎キャラを使った「椿三十郎」をけなさずにいられないの。
よくわかるわ。
まあ、そんなこといわず
>>293 を暖かく見守ってやれ。
椿信者が相当頭にきてるのが手に取るように分かる流れですねw
↓
>比較してる時点で死んでるな。
>お前も有象無象の馬鹿
>突っかからずにはいられない。人間は業が深いからな
>性根の腐りきった、ごくごく一部の汚い粘着野郎のことを
>
>>298 氏の書込こそ、現代の私たちが忘れているなにものかを
>「椿三十郎」をけなさずにいられないの。
↑
椿のいいところを挙げればいいだけなのに何一つ挙げられないでグチってる連中。
まあ同一人物なんだろうけど・・・こんなレベルの奴がまさか複数いると思いたくないしw
若侍が喜ぶところの音楽の付け方なんか低脳丸出しで正視できない。
笑いの取り方、女のキャラ設定、萱越しに見守るシーン、ラストの決闘・・・
ほぼ全ての場面が予定調和の域を出ない。いいのは冒頭の暗闇の決闘くらい。
宮崎駿は確か椿三十郎あたりからおかしくなったみたいなことを言ってたというけどそれは慧眼。
この椿で黒澤は自社プロ商業主義で腐った。(厳密に言えば隠し砦から堕落は始まったがあれはそれでも固有の価値は出た。)
つなみに次の天国と地獄ではこの椿での密室劇の失敗を見事に克服したが
赤ひげでは事件や五輪挫折もあってさらにどうしようもなくなった。
黒澤の地力の欠如がモロに出たね、この椿は。
つなみに→ちなみに
確認してから投稿しろよ抜け作。 読んでないけどwwwwwwww
両方とも好きだけど、どちらかというと用心棒派だな 「椿」だと三十郎が優しすぎないかな 「十人だ!」なんて言うとこは名シーンなんだけど、ちょっとこそばがゆい それと田中邦衛というと白髪交じりのやさくれたオッサンてイメージで 洗脳されてる俺には若侍邦衛はどうにも違和感が・・・ あの人若いころからあんま変わってないんだな
ぜんぜん別物だと思うけどね。 桑畑のあのクールさがカッコよかったが、 椿は若侍達を殴りたおしたりと熱すぎる。 ◎用心棒ファンには、三十郎・続編に「日々平安」を持ってくるんじゃなくて、 オリジナルストーリーのほうが良かったかもな。
>>308 ぬいと亭主と金坊を逃がす為にひと芝居打つ、のも結構熱かったような。
若大将と青大将たちを張り倒したのは
彼らを助けるために斬った連中の中に、
木村さんみたいに逆を聞かされ、知らずに悪事に加担してるのがいたら…
正に余計な殺生、と、三十郎が考えたんじゃないか、と俺は思いましたよ。
>> ID:wdruu81R なんだ、この痛々しいまでに必死なヤツww 一行も読んでないけど
木村さんで思い出したが、守島某やってる人が小林桂樹だとずっと思ってた。 キャストの並びでは加山雄三とならんでいなかったけ? だもんでてっきり・・・ 昔の映画って役どころより知名度みたいなもんでキャストの並びが決まるみたいだけど あの役やってる人なんて役者だろうって時にちとわかりにくいね
椿は心で楽しむ映画 用心棒は眼で楽しむ映画 ですかね。
>>288 『悪魔の手毬唄』は劇場公開版もスタンダードだったよ
『八つ墓村』(野村芳太郎版)あたりと混同してるんじゃまいか
315 :
この子の名無しのお祝いに :2007/11/28(水) 01:24:11 ID:I3IBaAL1
織田裕二は『用心棒』で仲代達矢のやってた役の方が合いそう。
前髪を下ろしてるから? しかし殺し屋卯之助があのとっつぁん坊やじゃ全世界が笑うだろうて。
>>299 >>302 同意感謝する
初めから悪意を持って観たら、何でも悪く見えるものだからな
良さを見ようともしない。悪いものだと断定して信じられないほどの暴言を喚き散らす
まさに「鞘に入ってない刀」そういう輩にはなりたくないものだ
頭の悪い奴ほど浅い言葉を吐いて、むやみに人を傷つけるということですな。 これはこうだから、駄目だということが論理的に言えないのはいるなあ。 もう、やたらと駄目駄目糞だと、そればかり。 はじめから貶すことを目的にして本質を見てないからなんだなあ。
319 :
この子の名無しのお祝いに :2007/11/28(水) 09:26:40 ID:njR8yFVz
椿信者ね。 俺は、椿の方が好きだが用心棒も好きなんだが。 >女のキャラ設定用心棒の山田五十鈴は怖くて欲張り、司葉子はきれいで可哀想。 実に単純、何の深みもない。 とケチをつけることもできるが、あれはあれでいいんだよ。 それで椿の女のキャラ設定のどこが気にいらないのか説明してくれないか?
321 :
この子の名無しのお祝いに :2007/11/28(水) 21:49:37 ID:McT2YGXp
西村雄一郎の本で黒澤は「『暴走機関車』を日本映画でもいいから作りたい」とか言ってたけど 作って欲しかったなぁ、ハリウッドで作るよりスケールダウンしてしまうかも知れんけど。 あのシナリオはすこぶる面白かったし。
それを尋ねるなら「あれはあれでいい」ってことをまず自分から説明しないと駄目だろ・・・w >俺は、椿の方が好きだが用心棒も好きなんだが。 知らんよw ただ単に、椿>用心棒、という有り得ないトンチンカンな意見を制しただけであって これ以上いろいろ突き詰めてボロ暴いちゃうようなことはあまり言いたくないんだがね・・・ 現実を突きつけられて傷ついてるファンも出てきているみたいだし
>これ以上いろいろ突き詰めてボロ暴いちゃうようなことはあまり言いたくないんだがね・・・ 突き詰めて考えれるような頭もついてないボケナスが! 一丁前にカッコだけつけんじゃねえ。
>>294 > 「椿」「用心棒」は狙いが全然違うのに
> 比較してる時点で死んでるな。
頭おかしいのかw
>>321 ロケや線路占有が多くなるから、
金出す人にとっては危険な臭いがする企画じゃないか?
機関車どころか、戦艦や空母が出てくる「トラ! トラ! トラ!」は
金を出すという人がみつかったというような話でなく、
お前これ作れと向うからやって来たんだから惜しかったと思う。
椿の脚本は本当に良いなあ。 世界観が山本周五郎で主人公は活劇ヒーロー よくうまくミックス出来たもんだ。
菊島大先生のおかげだね
椿三十郎が暑苦しくって、桑畑がクールに感じるのは 背景の季節も影響しているのだろうか。
329 :
この子の名無しのお祝いに :2007/11/29(木) 17:56:46 ID:qE3nPXuj
>>325 『トラ!トラ!トラ!!』は東宝か京都でも大映京都なら完成出来た、と言う人が映画人にいるが
主要キャストが素人では結局撮影日数超過で解任されていた可能性が高い。
大映なら『羅生門』の時のスタッフが中心となった編成になり(キャメラマンは当然宮川一夫だろう)
そうなればスタッフとのトラブルは避けられたとは思われるけれど。
ただ、エルモ・ウィリアムズはスケジュールの遅れだけでなく撮影現場が崩壊していたのも重視して解任したようだから
スタッフと上手くいっていれば多少超過してもバックアップする事は考えられるけど。
>菊島大先生のおかげだね あれ改変は黒澤一人でしょ。 すでに完成した本にまた召集かけて なんて時間的余裕あったか? >スタッフと上手くいっていれば そもそもそのスタッフの資質に問題があったわけで・・・ >東宝か京都でも大映京都 松竹でもモスフィルムでも いろいろあっても映画は完成したからね。
近所で全集黒澤明6巻セットが4980円で売ってたから買ってきた。 フヒヒ
332 :
この子の名無しのお祝いに :2007/11/30(金) 00:49:03 ID:FjZ2nS7g
>>330 そもそも黒澤の資質に問題があったわけで・・・
やっと椿三十郎見れた。 日本一の「あばよ」と思った。 かっちょえぇ〜
335 :
この子の名無しのお祝いに :2007/11/30(金) 14:26:33 ID:Z3c/pk13
小林正樹の切腹を観たよ。カメラワークの風格や力強さや美術、録音などは黒澤作品に匹敵するぐらいのクオリティだと感じた。 音声や刀の音などの録音は黒澤以上だとも感じたな。 ただ切腹は黒澤作品と違い娯楽性がないから気分が重くなるから何回も観たいとは思わなかった。 これは好みの問題だから水かけ論になっちゃうけどね
336 :
この子の名無しのお祝いに :2007/11/30(金) 14:49:15 ID:2k3bT2j5
>>329 >東宝か京都でも大映京都なら完成出来た、と言う人が映画人にいるが
古巣の東宝撮影所だったら、気心のしれたスタッフが多かったけど、
スタジオ貸料が高かったのでNGだったみたい。
337 :
この子の名無しのお祝いに :2007/11/30(金) 15:04:32 ID:3sFdOBsU
やっぱり東映はクソだな w
黒澤が東宝は嫌だって言ったんだよな。 けど散々な目にあって結局東宝に戻った。 次は黒澤プロでやったけど借金が残った。 作品残ったのが救いだな。 ブロックブッキングがなければもっとうまく立ち回れたと思うが。
>>321 若い時に書いてたら
内田吐夢あたりが
満映で撮ったかもな。
341 :
この子の名無しのお祝いに :2007/11/30(金) 21:02:03 ID:8dLPxkPA
>>336 「黒澤明VSハリウッド」には出てきていないけど、堀川の「評伝・黒澤明」によると
黒澤プロには利子つきで製作費を貸したが三船プロには無利子で貸したのが分かり
黒澤にとって東宝への悪感情が頂点に達していたから東宝は問題外だったらしい。
黒澤は新東宝・大映・松竹ではスタッフに大きな不満はなかったみたいだから
東映京都でも問題ないだろうと思ったのが大きな間違いだったんだろうね。
342 :
この子の名無しのお祝いに :2007/11/30(金) 21:26:39 ID:1zEyZ/Y1
そもそも東映京都って時代劇専門の撮影所でしょ。 何でわざわざそんなところを選んだのかわからないね。 時代劇を撮るんだったらまだわかるけど。
>>340 国策会社満鉄の事故物語を
戦時中に撮れるかな。
初期の緋牡丹博徒か
346 :
この子の名無しのお祝いに :2007/12/01(土) 11:01:55 ID:I3ZD7P2y
一言だけ言っていい? 豊川が下手過ぎ・・ 下手過ぎて泣けてきた
マジで!?
本当にいい刀は鞘のなかに入っている・・・深い
349 :
この子の名無しのお祝いに :2007/12/01(土) 11:06:31 ID:I3ZD7P2y
あの頃の仲代も上手くはなかった。 だがその存在感とニヒルな声はギラギラして凄まじかった。 豊川は単に背がでかいだけで、どうってことない。 豊川にはガッカリだな。
>>349 しかも年齢と血液型を誤摩化してるしね。
351 :
この子の名無しのお祝いに :2007/12/01(土) 11:45:51 ID:tU+hKBn7
新作に関して誉めることができる点は、松山>>>>>>>>>>>>>加山なことだな。
352 :
この子の名無しのお祝いに :2007/12/01(土) 11:45:52 ID:wKUO5R5O
血液型を誤魔化すというのが分からん
353 :
この子の名無しのお祝いに :2007/12/01(土) 11:47:17 ID:tU+hKBn7
血液型でウソついていたら、不慮の事故の際に、輸血で困ると思うが。
354 :
この子の名無しのお祝いに :2007/12/01(土) 13:27:02 ID:I3ZD7P2y
>>351 確かに三船版椿で
加山は呆れるくらい下手だったな。
田中邦衛や平田は良いけど。
で織田版は豊川に注目してみ?
ある意味凄いからw
CMで切り取られた「もうすぐ四十郎ですわ」の部分のアクセントが変な関西弁になっている 椿三十郎が関西人って設定なのか??? 関東言葉にしても関西弁にしてもアクセント変だろ?
豊川とか柴崎コウとか なんか知らんけど今の日本では演技派ということらしい。 表面的な芝居の能力ということに関してなら松山が上というのは同意だが。 演出が何とも恥ずかしいので、どうにもw 結局 加山>松山 加山は本人のキャラそのまんまだが 松山は「面白いでしょう」と顔に書いてあるからな。 中途半端な芝居のうまさはかえって駄目というのが よくわかる良い例。 松山レベルのうまさなら、加山のそのまんま無加工の方が よほどマシ。 森田の椿が笑えない原因のひとつは 松山の芝居にある。 笑わせようという計算が鼻にツク。
357 :
この子の名無しのお祝いに :2007/12/01(土) 16:03:21 ID:I3ZD7P2y
>>356 へぇ豊川程度が演技派扱いか。
豊川って雰囲気だけで中身のない芝居だよな。
ボソボソ低い声出すだけだしね、どんな作品でも。
ああいう無表情で棒読み芝居が逆に現代では(ナチュラルな芝居)とか評価されてるのか?
358 :
この子の名無しのお祝いに :2007/12/01(土) 16:07:17 ID:I3ZD7P2y
最近の俳優で良いと思うのは中谷美紀かな。 男優は・・・特になし
ここも俳優ヲタが出入りしてアンチ活動するようになってはおしまいだな
中谷レベルが良いと言ってる時点で
361 :
この子の名無しのお祝いに :2007/12/01(土) 16:53:33 ID:nbDmgRih
小林信彦が本の話で「黒澤明という時代」を連載してるんだってね、読んでいる人いる? 自分は単行本になったら読もうと思っているけど。 ただ、「黒澤明VSハリウッド」や「複眼の映像」並の出来は難しいだろうから 期待はそこそこにしてる。
362 :
この子の名無しのお祝いに :2007/12/01(土) 18:25:40 ID:oBfk9pSs
その二冊とはタイプが違うでしょ
俺は 複眼の映像>>>>>越えられない壁>>>>>黒澤明VSハリウッド どっちも面白かったけどね。
映画秘宝に角川春樹のインタビューが載っていたが、 今回のリメイク連作で「隠し砦の三悪人」が最後になったのは、 このリメイク権が一番高くて、 そのだけで映画が作れるくらいの金額だったかららしい。 リメイク話は専用スレでやる方がいいと思っているけど、 これは黒澤プロのその後って話だと思ったのでこっちに書いた。
中谷美紀は、映画に対して真摯な態度なのがいいね 椿は今日見て来たが悪い意味で整理されてる印象があった あと、細部がぐずぐず たとえば、鈴木杏のセリフのテンポが玉緒より早過ぎるのに リテイクせずに放置してる
昭和30年代以降の黒澤映画の中の役者達は、極度の緊張状態で 演技を行っているのが明白だね。 ある意味、病的環境に陥らされた人間達の観察劇場とも言える。 痛ましい・・・。
黒澤って若者に人気ないってことがはっきりした。
368 :
サンフランシスコ人 :2007/12/02(日) 04:43:26 ID:QRiOmcA9
>>367 黒澤って若者に人気ないってことがはっきりした。
サンフランシスコの若者には人気がある。
369 :
この子の名無しのお祝いに :2007/12/02(日) 11:29:26 ID:Tvk+BlY/
>>368 それほど映画オタクではない一般的映画ファンの間での知名度はどのくらい?
>>366 それよリ前の
「七人の侍」の五郎兵衛とか
「素晴らしき日曜日」の主役の男優とか
黒澤に怒鳴られまくって緊張しまくりだけど。
それは気になりませんでしたかw
372 :
この子の名無しのお祝いに :2007/12/03(月) 01:14:29 ID:xOzqm7G7
劣化リメイク連発するくらいならモノクロ作品をカラーライズ化するほうが100倍マシ
劣化リメイクもカラーライズも必要なし
374 :
この子の名無しのお祝いに :2007/12/03(月) 02:58:12 ID:Yqyhwky4
名作をイジルノイクない! 色付けなんかもってのほか。 キチガイがリメイクしまくるであろうことを思うと悲しい!
カラーライズとかバカの発想
カラーライズはいいんじゃね? 99.99%以上は失敗するだろうけど、面白いもんができる可能性はゼロではないと思う いやならオリジナルを見ればいいんだし
DVDで作家と対話するイタイ色付け厨は、このスレでも嫌われ者だが リメイク「椿…」「隠し砦…」スレでもカラーライズ、カラーライズとわめいているな 映画の「え」の字も分からんアホがご苦労なことだw
379 :
この子の名無しのお祝いに :2007/12/03(月) 08:38:15 ID:heC9BeiP
カレーライスはうまいのだ
音楽で言えば18世紀の作曲家の域をそれ以後超えることは無く、20世紀はその作曲を解釈する演奏家の時代となった。 結局全盛期ってのはどのジャンルでもあるわけで、20世紀映画を今後何百年経とうが超える事は無いわけだから、 20世紀白黒映画を解釈する映画着色家が代表的な映画作家としてもてはやされる時代が いずれ来てもおかしくないんじゃないかとは思うんだけどね。
娘の和子は衣装やってるんだし色彩設計もできるんじゃない ワダエミなんかアドバイザーにしたらいいかな 「カラーで見てもいいじゃない」テッド・ターナー
最近、映画初心者が妙に必死で、スレのレベルが一気に落ちたな 情報量が多い = 作品価値がある、と思っているような輩には 「表現」というものを理解する事は一生 不可能なのだろう
384 :
↑ :2007/12/03(月) 10:37:09 ID:frvGgLUt
お前のことな
>>384 はい、本性を晒した事だし、もうここから消えてね
モノクロ時代の作品は、音声を聞き取りやすくリマスタリングはやってほしいな。 元の素材が悪くてこれ以上は無理なのかもしれないけど。
ドルビープロロジックの技術を投入すればいいのにね。 でもそうするとレンジが狭くなるから敬遠してるのかな。
カラーライズは現在の技術では良いものは出来ないね。 100年くらい経てば綺麗に変換されるんだろうけど。
389 :
この子の名無しのお祝いに :2007/12/03(月) 19:55:03 ID:x1MceZW2
白黒テレビに必死で色をつけるマンガを思い出した
そういえば、家庭用のテレビといえばモノクロだった時代、 ブラウン管の前に3色ほどの色のついたセロファンのようなものをかざして モノクロをカラー化する、なんてアホな商品が存在したらしいね 本当にそんなものもを金を出して買った人がいたのかどうかは知らないけれど >> ID:frvGgLUt は、まずはそれを買っとけww
>>383 > 情報量が多い = 作品価値がある、と思っているような輩には
コレはホントに同意。特に90年代以降のオタク指向の弊害だと思う。
情報量はやたら多いが、その実、絶望的なまでに「意味」が希薄な、いや、ほとんどスッカラカン
と言っても良いような空虚なモノが、あらゆる分野で多すぎる。
2ちゃんねる
396 :
様式美 :2007/12/04(火) 11:32:03 ID:pNHXZQmF
天国と地獄でエドガー・アラン・ポー賞を受賞したとウィキに書いてあるが、 黒澤さんの名前が受賞者リストになかった。 ヒッチコックなら73年にあるんだけどね。
>>393 黒澤の作る映像は、情報てんこ盛りで全てにピントを合わせたり
しているから、お前の粗雑な理屈で行くと破綻するぞ。
このスレの人に聞きたい。 黒澤映画で一番つまらなかった作品ってなに? 俺は「まあだだよ」。 全部見てないけど、いまのところ黒澤映画ワースト1だ。
>>401 ダントツで「八月の狂詩曲」。次が「わが青春に悔い無し」。
403 :
この子の名無しのお祝いに :2007/12/05(水) 02:30:38 ID:RwFOMBEc
確かに、まあだだよ はいまいちだったかな 我が青春に悔い無しは、とてもよかったよ 美しい主演女優の農場での苦悩の演技は迫力あった 戦中の村八分とか赤狩りってこうだったんだろうなあとか 紅萌ゆるの歌もよかったし
赤ひげ、八月の狂詩曲、まあだだよのどれかを挙げたいところだが ガチだと思うのは夢の第五話。 あれくらい幼稚な話って他に知らない。
アメリカをちょっとでも悪く表現すると方々から攻撃が加えられるなw 安倍のやられかたと同じ
所詮チャンバラ映画しか理解できないお子チャマが多いな。
407 :
この子の名無しのお祝いに :2007/12/05(水) 07:50:16 ID:ubHHzE9C
とヂヂイがほざいておりますw
408 :
この子の名無しのお祝いに :2007/12/05(水) 09:38:37 ID:3qFBPvSV
>>401 「どですかでん」かな
ほのぼのした話だけど
違和感ありあり
「乱」「まあだだよ」 下手な役者が勘所に配役されるとキツイ
410 :
この子の名無しのお祝いに :2007/12/05(水) 23:37:17 ID:aXEIkIvE
俺、八月の狂詩曲は泣いたんだけど
411 :
この子の名無しのお祝いに :2007/12/05(水) 23:51:23 ID:cs6OHOk8
412 :
この子の名無しのお祝いに :2007/12/06(木) 17:52:19 ID:1koHgEAL
「まあだだよ」は百間の本を忠実に再現しているのではないか? 普通に考えたら、いつ侵入するかわからない泥棒の為に、 一晩中電気を点けている家なんてない。 だが百間は、それをやったのかも知れない。その辺を楽しむべきだろうな。
泥棒のエピソードは 百閧ェ頭の中で こうしたらどうか、ああしたらどうかと 考えたエッセイが原作で、実際にやったわけではない。 とDVDの音声解説で小泉がいってた。
>>412 > 「まあだだよ」は百間の本を忠実に再現しているのではないか?
百間の著作を基にした黒澤の脳内世界を忠実に再現。
山本嘉次郎の思い出が入ってると言われてるのはどうなんだろう じっさい同門の本多猪四郎も参加していたし
416 :
この子の名無しのお祝いに :2007/12/07(金) 21:37:19 ID:IAlAnjvs
我が青春にくいなしは、虎の尾を踏む男と並んで 黒澤のエッセンスがたっぷり入っている大好きな映画なのだけど 黒沢ファンの人気は低いのか?
POSTWAR KUROSAWA 楽しみだなあ
419 :
この子の名無しのお祝いに :2007/12/07(金) 23:41:06 ID:zTMZhfWP
>>407 とヂヂイがほざいておりますw
こういうのに限って、内弁慶の本当に爺って最近わかってきたよ。
無性に虐めたくなる。w
自分の周りに鏡置いてないんだろうな。
420 :
この子の名無しのお祝いに :2007/12/07(金) 23:44:03 ID:zTMZhfWP
頭が子供って言ってるのに、爺とかで済ます奴見ると、無性に虐めたくなる。 最近、虐めのSの本性が暴れそうで自分持て余してる。w
>>417 なんで?廉価版がすでに日本で出てるのに
クライテリオンの方がはるかに安い 画質は同等か、東宝よりよい可能性もある(その逆もあるが、おそらく作品により異なると思われる)
いい方が多いよ。> 画質 そのために本編だけにして圧縮率下げてるんだから。 古い映画でもかなり画質良くして出してくれる。 早くBlu-rayに着手してくれないかな。> クライテリオン
>>424 >いい方が多いよ。> 画質
うん
LATE OZUの「彼岸花」のように日本盤の方がいいのもあるし
まちまちだね
でもうちの東芝のDVDレコーダーじゃ見られないんだろうな。リージョンが違うし(´・ω・`)
俺、未だにビデオテープが現役なんだけど、 再生できないDVDとかあるんじゃ DVD再生機の購入を見送らないといけないな
428 :
この子の名無しのお祝いに :2007/12/08(土) 23:09:57 ID:7SL0o9Ee
蜘蛛巣城は評価低いの? 大好きなんだけど
リーフリ機なんて二万円も出せば十分いいのが買える 一万円以下でもある 邦画をずっと安く買えることを考えたらすぐもとはとれる 国内盤がない邦画も多いし 充実した特典つきのも多い
>>427 >>426 は輸入盤の話をしているんだけど?
輸入ビデオテープなんてもっと再生できないのが多いだろ。
PALとか、SECAMとか。
>>431 黒澤より溝口や小津の方を高くみる人が評価する黒澤作品だね
433 :
この子の名無しのお祝いに :2007/12/09(日) 01:25:30 ID:2XQOdoh7
>432 それは羅生門じゃないか。
そんな傾向なんてあるわけない。
Ruscicoにオーダーしたデルスが4ヶ月経ってやっと届いたよ。 在庫切れで9月に入荷するって話だったけど。。 封筒にプチプチ被せて入ってるだけだから、箱が潰れてディスクもスリキズだらけ。 (再生には問題なし) 素直に国内版買えばいいのだろうけど、あの価格に納得できなかったのだ。
437 :
↑ :2007/12/09(日) 16:36:36 ID:rG9H3rwq
何の得にもなりませんが、気が向いたときにでもうpフォルダにいれていただけたら
>溝口や小津の方を高くみる人 黒さんの通俗性が許せないんだろう。 椿に出てくる黒藤みたいな頭の良い人には。
どですかでん観てるけどあいかわらず台詞が聞き取りにくい。 たぶん演技指導がよくないんだろうと思う。わざとらしい台詞 を早口でいうから聞き取りにくくなるんだ。 溝口の戦前の作品でも、黒澤の戦後の作品ほど音声は聞き 取りにくくなかったぞ。
440 :
この子の名無しのお祝いに :2007/12/09(日) 18:54:42 ID:GdUvmxzH
>426 もちろん、429 が言っているように、リーフリ機はあるだろうけど、 2ちゃんにいるなら、リージョン情報をとばして、コピーすることぐらい、 朝飯前だろう。 大きな顔はできないが、漏れも、最近、リージョン1のDVDにぶつかり、 おそるおそる有名なDVDコピーソフトを使ってみたら、いや、簡単すぎてまいった。
441 :
この子の名無しのお祝いに :2007/12/09(日) 19:03:10 ID:YABjDJvw
日本初のミュージカル 虎の尾を踏む男達 芸術的で最高だと思います
442 :
この子の名無しのお祝いに :2007/12/09(日) 20:46:33 ID:2XQOdoh7
やれやれ大河の風林火山みたいな出来損ないを見ると、いかに黒澤が凄かったかよく分かる。 時代劇でも躍動感や迫力が比較にならない。 未だに黒澤を超えられないのも情けないが
19世紀にワーグナーに心酔したワグネリアンの連中の 意見みたいなのばっかりだなここは。 w その後もいろいろな音楽は出てきて今日に至って るんだが、彼らにはワグナー以後の音楽は認められ なかったそうな。 歴史は彼らの価値判断は間違ってたという事を証明 してるけどね。
>>443 >その後もいろいろな音楽は出てきて今日に至って
>るんだが、彼らにはワグナー以後の音楽は認められ
>なかったそうな。
初めて聞いたぞ そんな話
なんかの間違いだろ
445 :
この子の名無しのお祝いに :2007/12/10(月) 01:52:15 ID:JQfdGpIy
和久井映見が主演したドラマの「夏子の酒」の原作漫画を読んでいたら 作者があとがきで、作品のきっかけになったのが 「わが青春に悔なし」の原節子だと書いてあったのには少々驚いた
「どん底」のDVDの特典映像で、黒澤が藤原釜足を推薦して出演させたと言ってた「Mickey One」って作品、 誰か見たことありますか?アーサー・ペンの1964年作品らしいけど。日本未公開だって。
動画の最後の方にカモーンってウォーレン・ビューティに言ってる人?!
>>447 > 凄い詳しいね。そんなエピソードあったんだ。
つ 「どん底」のDVDの特典映像
あの頃のウォーレン・ベイティというのは 「ミッキー・ワン」にしても「リリス」にしても 精神病に関わるような話だと光っていた。
451 :
この子の名無しのお祝いに :2007/12/11(火) 12:24:24 ID:oyvcwfe1
徹子の部屋 で鎌足が 「大昔、黒澤さんに言われ、HW映画にチョィ役で出たら 今だに小額だがギャラがTV放映、ヴィデオ化ごとに支払われてくる 向こうは俳優の権利が守られてる うらやましい」 と逝ってたよ。 この作品だったのか・・・
マーケットの規模が違うんだからしょうがない。
>マーケットの規模が違うんだからしょうがない。 権利を守る守らないとは関係のない話だよ。 東宝が脚本家に無断で「七人の侍」の権利売ったのは マーケットが狭いからで言い訳できますか? あるいは衛星放送の放映権料の分配を 渋ったのもマーケットが狭いからですか? 単に映画会社が利益の分配について 何にも考えてないだけだろが ボケ
>>453 原作権持ってる脚本家三人(の遺族)の許可がなかったら
勝手に売ることはできないが。
過去勝手に売ってしまったから黒澤プロが訴えたんじゃなかったっけ?
そうですね。
売ったというか実際のところは詐欺だったわけですね。
全ての権利を持っているかのように振る舞ったわけですから。
>>453 何も考えてないんじゃなくて、考えすぎているのでは? 自社の利益を。
>この映画が原作に引っ張られ、それに寄りかかっていると感じる部分もあります。
>有名な池に飛び込む三四郎のエピソードですが、これは映画で観ていても、主人公がそこで何を悟ったのかが皆目わからない。
>朝になって蓮の花が咲いて、それが何だって言うんでしょう。
>たぶん原作には、このあたりの三四郎の気持ちが事細かに書いてあるんでしょうね。
>原作小説は当時の大ベストセラーですから、小説を絵に移し替えるだけで、当時の観客は三四郎の心情までくみ取ってくれた。
>でも、今の観客にはそれがわからないくなっています。
http://www.eiga-kawaraban.com/97/97032402.html 原作を読んでいないのは明らかなのに、したり顔で書いているのが赤面モノだな。
原作は子供でも読める小説だったが、蓮の開花シーンはあったかな? 蓮の開花に何を悟ったか、語るべきか否や・・・
457は映画板の汚物 反応してはいけない
>458 >蓮の開花シーンはあったかな? 確かあれは映画だけのオリジナル。
447だが、動画upしておいてなんだが、昔子供の頃、藤原釜足って狂気じみた顔でそういう役ぴったりのインパクトある人だったこと思い出した。 そういえば、そういうリアルタイムTV出演かでエピソード聞いたことあったわ。もったいない。10年以上時間が経つと忘れるんだな人間って…。
462 :
この子の名無しのお祝いに :2007/12/14(金) 12:31:17 ID:uDwQO3jQ
織田版椿三十郎は興業成績がイマイチのようだね。 まぁ脚本からカメラアングルから黒澤版を踏襲してるなら観る必要はないよな。 役者が違うことと白黒かカラーの違いだけだもん。 トヨエツは下手だし。 当然の結果だわな
>まぁ脚本からカメラアングルから黒澤版を踏襲してるなら観る必要はないよな。 どうせなら蜷川に撮らせれば、もうちょっと演技が良かっただろうな
464 :
この子の名無しのお祝いに :2007/12/14(金) 12:48:08 ID:uDwQO3jQ
黒澤版を気に入ってる人はわざわざ織田版を劇場に見に行く人は少ないだろう。 このスレで見に行った人いる? 俺はレンタル化しても見ないがw
>>464 行ったよw
最初は観ないつもりだったが、やっぱりどうしても気になって
思いあまって観に行っちまった。
予想以上の出来の悪さに驚いたが、気がかりが1つ減って
ある意味すっきりした。
自分の中ではもう既になかった事になってる。
真の黒オタは行かないと思うのだが。
467 :
この子の名無しのお祝いに :2007/12/14(金) 17:44:00 ID:kj3XS2rQ
『七人の侍』撮影時、泣かなければいけないシーンで黒澤の指示を無視して笑い続け 黒澤を激怒させた左ト全のエピソードに笑った。
「卜」全だってば
>>465 は、森田オタ達の言ってることに耳を傾けたが、自分の思ったとおり黒澤映画の方が優れてる事を確認できてスッキリしたって意味じゃないかな?!
ますます見に行く気が無くなった。
オレは真の黒ヲタと自負してるが、キャストが魅力的だったらリメイクも見てみたいと思う 森田&織田は全く見る気が起きないが
日本には才能ある40代くらいの監督はいないのか? 平凡な事務屋ばかり生み出す受験戦争の弊害だな ブランド大学に入ったら安心して自分の才能を磨く努力をしなくなる 日本社会もそれを許容しない。事務屋ばかり育てる社会。
森田は平凡な事務屋とはほど遠い。
青山真治 井口奈己 石井克人 犬童 一心 荻上直子 河瀬直美 是枝裕和 佐藤嗣麻子 塩田明彦 諏訪敦彦 塚本 晋也 原恵一 山崎貴
映画監督には、圧倒的な芸術的才能と創造的アイデアセンスが必要 森田にはない。 日本の知識偏重の丸暗記受験勉強がこれを潰す 高卒や中卒でいいから自ら学ぶことができる才能ある実践現場で若者を育てるべき。
474 修正 黒澤監督のように、 高卒や中卒でいいから自ら学ぶことができる才能ある若者を実践現場で育てるべき。 大学出にはろくな映画監督はいない
学歴コンプレックスなんかね。
>476 お前はどうしようもないバカだな。 ゆとり教育の犠牲者ちゃんw
479 :
この子の名無しのお祝いに :2007/12/16(日) 14:32:52 ID:7MQeFOUN
森田版椿観たけど超つまらんかった。 カラーとはいえ、ただそれだけのこと。 テレビの時代劇見てるみたいだ。 黒澤版は白黒なのに色彩を感じるんだよね。 花とか景色とかさ。 様式美もあるし。 上でも書かれてたけど豊川が糞過ぎ 声がソフトで迫力なし ニヒルさが全然ないんだよ 金損した
>478 翻訳してみた つ【具体的反論ができないので仕方ないから人格攻撃するよ】
>480 日本人は知識偏重の受験勉強で才能を潰され、 大学卒には天才的な監督が映画界に現れなくなった 黒澤のように馬鹿げた受験に時間を無駄にしないほうが自分の才能を伸ばせる といってるのに、バカはそれに対する意見なしで、 お前がやれとか、コンプがどうのこうのなど人格攻撃するだけ
せめて森田スレかリメイク版スレで叩けよキチガイ
往年の映画を支えたのはみんな学歴がない人だからねえ。 斎藤寅次郎の喜劇センスなんかはお勉強できる連中には絶対無理だろうな。 関係ないわけがない学歴という枠が映画の発展にとって邪魔なのは事実だろうな。 キムギドクは小卒らしいがせめてそういう突然変異な人が出て来る環境は今の日本にあるのかねえ。 蓮実が映画におけるアカデミスムの機能を肯定している発言を見たけどああこいつはやっぱり駄目だなと思った。
戦前から映画監督は大学卒が異常に多い職業なんだけどね。
学歴あっても無くても、要は才能、というか何かを 成し遂げようとする意志の強い人間じゃあないんだろうか。 大成する人は。
今井正あたりから高学歴になってそれと比例して監督や評論の質が下がった
画家から映画監督へ、これは黒澤さんが歩んだ道だが、ならば 高学歴というよりも美術系の学生が映画監督を目指せる道筋が あっても良さそうなものだが。
>>474-475 のバカが言っているのは恐ろしく無責任なことなんだよ。
そのような人材を受け入れる仕組みも何も無いまま、好き勝手な
夢物語を語るマヌケ。
まるで「革命」とかそのたぐいの全く無責任な「未来への空手形」に
吸い寄せられやすい単細胞の思考形式に凝り固まったまま、己れ
の愚かさに気づかないままの連中のようだw
映画スレにキチガイが増えて嫌になる
キチガイの君が暴れた数よりは少ないw
>>489 お前は本当にバカだな
大卒にはろくな映画監督がいないから(おそらく知識丸暗記勉強の弊害ではないか)
だから、日本の映画界に1流の才能者を生み出すためには
何か考えるべきじゃないか、と意見を言ってるだけだ
黒澤のように才能ある人間には、大学などいかなくても、
自分の好きな絵や芸術や文学に没頭できる環境や社会的地位を用意できる日本社会にできないかと意見をいってるだけ
現実を全て受け入れ肯定してたら何一つ良くならないだろ
革命?w、なにそれ
お前は何1つ疑問も意見も持たない飼い慣らされた奴隷だな
>>494 今の日本で好きな絵や芸術や文学に没頭できる環境は大学だよ。
現場は昔みたいな余裕が無いからな。
>>494 どうせ学歴にしかすがるものがないチョンあたりが吼えてるんだろ?ほっとけよ。
映画のようなジャンルにおいて学歴ありきを標榜することの意味のなさなんて分かりきってるんだし。
まあ終わったジャンルに付加価値ですがっているやつの必死な自己肯定は哀れだよね。
映画監督になりたい奴はシナリオを書け、 面白いシナリオを書いて認められたら、俺に監督をさせろと言え
500
中学出てから8年間のニート生活がなければ、こんな大監督にはなってなかったろうな。 と知ったかぶりしてみる
>502 森田監督についてはこのスレに直接は関係ないかもしれまいが、 森田監督が黒澤作品をリメイクしたのだから少しくらいは仕方がない部分もある それに別に学歴版のような色物のような低レベルの話とは全く関係ない 黒澤監督が中学しか出ていないのに、 恐るべき深い教養を身につけているし、 独学であの才能をどうやって養成したかは興味あります 本人の資質かもしれないけど・・ でもこれらはスレタイ通り黒澤監督の話題でしょ 黒澤監督の作品について語る場合は、黒澤監督の作品スレでするのでは?
ワロタ
自分の得意な分野だけに磨きをかければそこそこ何とか なるかもしれないけど、自伝によると黒澤は電話の操作の 仕方も満足に出来なかったそうだからねえ。 映画が黄金期を迎える時代だったからこそ映画界で大成 出来た部分もあるんじゃないかな。 今の日本の映画界は零細産業だから、若い人が自分の 才能を生かすなら、他の分野に行ったほうが良いと思うw
506 :
この子の名無しのお祝いに :2007/12/18(火) 17:52:30 ID:kiQL0nxR
黒澤先生の影武者はナイスか?
>自伝によると黒澤は電話の操作の 仕方も満足に出来なかったそうだからねえ。 だから、なんなんでしょう? 黒澤以上に日常生活で器用な人間なら いくらでもいるが、黒澤以上に編集のうまい奴は なかなかいない。 マルチキャメラをあういう使い方できる奴もいないし 誰も真似できない。 電話がまともに使えなくとも 別に映画監督になるのには困らないってだけの事。 一芸に秀でた人間が、他の分野ではからっきし駄目なんて 別に珍しくもない。 平均的にそこそこできる人間というのは そこそこの結果しか出せないものだけどね。
黒澤はプー太郎時代に本読み漁ったり映画観まくったり画描きまくったりと、あらゆる芸術を吸収したそうな。
あの時代は組織の力よりも個人の力が強かったというのがある気がするよ。 今は社会が複雑化しちゃったから、どうしてもシステムとか組織の比重が個人よりも重くなる。 歯車がどんなに頑張っても、体制に呑まれちゃって身動きが取れない。 だから、芸術・文化のような個を重んじる世界では、かつてのような突出した個が生まれづらくなっているんだと感じる。
映画の編集ごときがうまくたって、それで今の時代に オマンマ喰っていけるのかよw
512 :
この子の名無しのお祝いに :2007/12/18(火) 22:59:06 ID:vO7VKC1P
なんでこんな映画の知らない奴が、映画の出来語ってんの?w
知らないから、そこまで暴言が吐ける。
しかし実際問題、映画の編集マンで独り立ちすることは難しいだろ。今では。
日本の社会体制としては、小学校から高校まで、体制が指定した大量の知識を受験勉強で記憶して 大学を目指せっていう画一的システムしか許容しないのは悲しい。 勉強できないから料理人とかスポーツのプロの世界を目指すっていうのもおかしいし 最上級の優秀で才能ある人材が、大学入試のためのあの重箱の隅をつつくような知識を10年かけて暗記しなくても いいような余裕ある社会にしないとなあ。若い時は貴重だ。 英単語なんて覚えなくても、中学しか出ていなくても、 黒澤は日本語の文章が誰よりも上手く創造的な素晴らしい脚本を書き、 美的センスも鍛えて、しかも最高のアイデアマンで、世界中から尊敬された。 あの卓越したアイデアは一体どこから湧いてきたのか、 世界中の本を読み音楽を聴き工夫を凝らした時間の使い方を毎日おくっていたのだろうか 黒澤の時代のような個を大切にする社会はどこか生き生き活気があっていいい。
>>515 のような考えを実践したのが「ゆとり教育」。
その結果、日本の子供の学習度のランクががたがたに落ちてしまった。
これから、漢字も満足に読み下せない、数学の計算もダメなその世代が
社会に入ってくるわけだが、一人の例外を例にして全体に訴えようとする
のは、「ゆとり教育」を体制側として実践させた団塊の世代みたいであまり
よろしくないと思う人もいるから気をつけてな。
それと黒澤などを例に出して「だから〜なのだ」という文章は「狐文」と言う。
(「虎の威を借る狐」)
他人から見ると失笑を買う場面も有るからほどほどに。
ゆとり教育は試行錯誤の段階で潰されちゃったという印象を受けるがな。
>>515 の挙げている例を考慮に入れなくとも、理念として共感できるものがあった。
世界ランクがどうのとか序列ばかり気にしても仕方ねえだろうとも思うしね。
ただ、黒澤を卓越したアイデアマンと持ち上げるのには違和感があるわ。
黒澤映画見て一番印象に残るのは、発想と言うよりも、その丁寧な作り込みなんだよね。
絵にしろ、ストーリーにしろ、徹底的に拘って作られてる。
そういった練り込みをするだけの時間と金を与えられたのが黒澤の強みなんだろうな、と思うよ。
>516 失笑されるほどメチャクチャいってないけどなあ ゆとり教育とは違う話だ。一般の教育レベルを下げろとはいってない。 才能をもっているものを適性をのばすことができる社会にすべき 選択肢が豊富な社会システムにするべき。 優秀な映画監督のように作家、音楽、芸術の全てに才能に恵まれている人間には今のような詰め込み暗記勉強させる必要ない。 >517 どんなに時間と金を与えられて丁寧な作り込みをしても、 演出や脚本や撮影や編集に「卓越したアイデア」がなければ、誰も注目しないのでは?
板違いの愚論は勘弁してくれ。
黒澤って時代劇は面白くないんだけど、現代劇は圧倒的に面白い。 オレはそう思ってるんだけど、そういうヤツって居たりする? 父親も黒澤凄いとは言うんだが、用心棒とか七人の侍ばっかりで、話が噛み合わないんだわ。 時代劇自体は好きで結構見るんだけど、黒澤時代劇は受け付けない。 オレは変わり者なのか?
>>521 げ、即答かよ・・・orz
でも黒澤時代劇が嫌いなのって、三船の演じる侍が原因かもしんない。
妙にしゃしゃり出てくるし、大声張り上げるしで受け付けないんだわ。
現代劇だとあの圧倒的な存在感が、群像劇に太い軸を作り出してていいんだけど。
七人の侍や蜘蛛巣城を見た時は、何だこの声のでかいおっさんは?と思ったもんだけど、天国と地獄で名優だって思った。
かわいそう
>そういった練り込みをするだけの時間と金を与えられたのが黒澤の強みなんだろうな、と思うよ。 与えられたんじゃないな。 普通の人なら途中で、まあいいやと投げ出す事を 黒澤は徹底的にやる。 マキノに「七人の侍」の監督をさせたとしても きちんと予算内で完成させただろうし どう粘っても予算三倍オーバーなんてことは 不可能だ。 マキノは黒澤みたいに粘着質の性格じゃないから ホドホドという事を知っている。 黒澤のように「本物の時代劇」を作ろうなんて意気込みは さらさらないし。 それはマキノの美点でもあり、最大の弱点でもある。
525 :
この子の名無しのお祝いに :2007/12/19(水) 16:21:37 ID:FgB7vEmx
黒澤明みたいな人は、戦争に行ってたら上官に嫌われて、一番前で突撃させられて死んでたかもしれないねえ。
526 :
この子の名無しのお祝いに :2007/12/19(水) 17:38:15 ID:9hec8+Iy
竹中労はアンチ黒澤だったね。 「黒澤明は生命に対して尊大で傲慢である。スーパーマン来りて事件を解決する『用心棒』『椿三十郎』の 主人公は馬鹿面で武士の哀れなど全くない」なんて書いている。 十三人の刺客>七人の侍って評価も下していたしね。 単なる言いがかりみたいな文章だが。
竹中労って小川知子は処女ではないとか言ってたアホだろ。
>>515 この話の元の森田は、日芸で自主映画作って世に出た人物で
そういう知識押し込み云々とはほど遠い人物だと思うが。
529 :
この子の名無しのお祝いに :2007/12/19(水) 22:19:32 ID:5iBT5caU
>>526 「単なる言いがかり」なんすかね?
アンチ黒澤の論旨としては非常に良く分かるですが。
>528 でも、超1流のプロフェッショナルの映画監督目指すなら 大学のくだらない単位取得の勉強やテストの時間はもったいないと思う 黒澤のような芸術家人間は、1秒でも多く使って脚本を練りに練る時間に費やすだろうし、 そのための勉強にたった1秒でも大事に使う精神をもった人間ではないかと思う 東京芸大とか出ている芸術家にろくな芸術家はいない まだ戦前の大学になる前の美術学校卒の方がまし それはなぜかと考えると、1つに、東京芸大に入るには芸術とは関係ないくだらん入試や単位取得がある
若い人なのかな。 1秒でも大事に映画勉強に尽くさなければいい映画を撮れないのなら、 終生映画技法に疎かったパゾリーニがあれだけの名作を残せたはずもない。 単位取得の勉強も、学園紛争への参加も、女郎屋で遊ぶのも 全ては映画にも還元できる人生勉強だよ。
音大を優秀な成績で卒業する人は毎年出るけどそういう人のジャズとか決まってろくなものじゃない ジャズにしても映画にしてもアカデミズムが幅効かせてからろくなものが出てきない やっぱり既存の形式に適応できない不良じゃなきゃ創作の何かは出てこないんだよ ゴダールだのドゥルーズだのが何語っただの扉何回閉めたとか地平線がどうとか議論してるいい子じゃ駄目なの 勉強できちゃう時点で芸術家としては才能ないんだよ、学歴という既得権の維持に必死になる奴なんか論外だし 中卒で現場で働けるようにでもすればいい、いち映画ファンとして率直に思うね、学歴なんて無効にしろと
だけど黒澤は当時の学制としての大学に進学しなかった だけで、中卒ではなく高卒レベルの立派な学歴はある。 基礎をしっかり学んで脳を鍛えておかなければ、その後の 映画生活でも問題突破出来なかったろうね。
>>531 監督になるための勉強を無駄なくしなきゃならないなら、
やってることは詰め込み教育と一緒じゃねえか。
>>534 その黒澤が俺よりうんと上と言ってた溝口は小卒だけどな
学歴を経なければ基礎ができないっていうことが固定観念そのもの
韓国のキム・ギドクも小卒、映画監督の基礎・素養に学歴は一切関係ない
高校時代、オレもこんなだったなあ、と思いながら、教育批判厨のレスを読んだわ。 今でも現行の教育制度に不十分なものは感じるし、ところどころ共感できる部分もあるんだが、 如何せん黒澤を例にとってやる話ではないし、その黒澤像も想像のクゾサワでしかないから説得力も無いし。 ま、要はスレ違いですわ。
538 :
この子の名無しのお祝いに :2007/12/20(木) 13:28:41 ID:abF5hZ5s
これは…(^_^;
世紀末救世主伝説のほうがあってそうだが
>主人公は馬鹿面で武士の哀れなど全くない 馬鹿面は竹中の主観だからどうでもいいとして 武士の哀れって「用心棒」「椿三十郎」もそんなもの 描こうとして作ったわけではないから 全くなくて問題ないだろうw
大卒は決まって才能無しとか言ってる奴、自分の学歴にコンプレックスがあるのかな? その鬱憤を晴らす場としては、このスレはスレ違いだし、 >学歴を経なければ基礎ができないっていうことが固定観念そのもの なんて言ってるが、 大卒や高学歴の奴を一括りにして無能のレッテル貼りするのは、それこそ固定観念そのもの。 学歴を肯定していようが否定していようが、少なくとも学歴を大きく重視している点で、 学歴というものの呪縛から抜け出せていない証拠だよ。 見苦しいから、いいかげんにやめといたほうがいいよ。
プロ野球で活躍した選手に東大京大卒はいないっていうが、 似たようなモノじゃないかな? マンガ家の手塚治虫は阪大医学部卒で聞こえはいいが、軍事医療従事者の 大幅増員を目的とした専卒だったりするわけだし。
手塚治虫がどうしたって?
>プロ野球で活躍した選手に東大京大卒はいない 当たり前じゃないか。 高校でそこそこの実力のある選手は、プロでなくとも、名の通った大学や企業から引き合いがある。 一般入試以外、入る術のない旧帝大なんか入る訳がない。 東大入るために、下手したら野球人生、棒に振るかもしれないリスクを背負うんだぞ。
黒澤の場合、受け身ではなく自ら進んで好きな芸術文芸の膨大な知識を吸収したのではなかろうか まあ学校いこうがいくまいが、 10代中頃から20代にかけて、時間をどのように使えば、あのような才能が育まれるのか、 時代背景もあるだろうし、個性がのびのびとできる時代だろうし、管理教育もそれほどないだそうし 良き時代かなあ 黒澤監督に匹敵する人材が日本人で登場することを願う。
んーと、もう少し時代が後なら、黒澤の学歴では東宝に入れなかったと思うし 黒澤自身、大学出てる同僚の谷口(早稲田)、本多(日大)にはそのことでコンプレックスがあったという それ以上でもそれ以下でもなく、だからどうだとは言えないと思うな そういえば、小津も、東大出てる吉田にからんだことがあったね
立教ヌーベルバーグや、東大の中田は、ハスミンの授業がなければ ああいった監督にはならなかったし、少なくとも、黒沢、中田は ハスミンがいなければ映画監督にはならなかったと明言してるよね その意味では彼らには大学教育は直接的な意味があったということになる
学歴がなくてコンプレックス抱いてる奴に限って、 学歴不要論を説くので笑っちまう w
>>533 > 音大を優秀な成績で卒業する人は毎年出るけど
> そういう人のジャズとか決まってろくなものじゃない
Jazzは、クラシックの次に、
バークリーとかジュリアードとかニューイングランドとか、
高学歴がそろっている音楽分野ですよ。
どんだけ無教養なんだよw
>>550 ルイ・アームストロングにいたってはニューオルリンズの少年院を卒業だぞ
まいったか
>549 そういう図星をついちゃうと「MARCHより上の四大出てますがなにか?」とか言い出すぞ、きっとw
553 :
この子の名無しのお祝いに :2007/12/21(金) 01:57:18 ID:zadqmeJn
アホくせ! その業界で、結果出してる方が上に決まってるじゃん。 国際映画 多数受賞 国民栄誉賞を受賞 等々。書ききれないほど受賞してる黒澤明を引き合いに出して話す事? すれ違いじゃないのwwwwww
554 :
この子の名無しのお祝いに :2007/12/21(金) 01:59:10 ID:zadqmeJn
大学の経歴が良くても、実世界で経歴を残せない奴は腐るほど居る。 馬鹿な言い争いは他でして。 学歴>>国民栄誉賞 とか言い出しそうで吹くわwwwww
この板で国民栄誉賞に価値を見いだしている人がいるのに驚いた
556 :
この子の名無しのお祝いに :2007/12/21(金) 04:42:05 ID:vMeO2E4h
●紀香はなぜ陣内と結婚したか ちんけな芸人と結婚した紀香。紀香ファンの私にとっては、びっくりした。 それから芸能記者やらに聞いたら、とてもじゃないけどここに書けない。 書いたら、確実に明日、東京湾に浮かんでるでしょうw 「水泳ですか」と聞いた馬鹿な記者がいたが、早く離婚して欲しいw 紀香が奥さんしているところが想像できますか。噂では陣内と一緒に住んでない、 陣内と風呂に一緒に入らないといわれているが、 今度、「紀香の離婚を期待する会」というのをつくろうかw 松たか子も結婚するそうだけれど、一度スタジオで会ったことがあるが、 彼女ってスターーじゃなかった。スターの持つオーラがまったくなかった。 普通のおばさんぽいねーちゃんという印象だった。
賞取ってるから凄いって発想は、学歴あるから凄いっていう発想と大差ない。 他人の評価に振り回されすぎ。 権威主義的とも言うわな。
正直、この人の作品を一度も見たことないゆとり世代だけど ワンダのCMに出てくる あの赤備えの騎馬軍団がめちゃくちゃカッコイイ
559 :
この子の名無しのお祝いに :2007/12/21(金) 19:06:19 ID:zadqmeJn
>>555 >>557 そういう単純発想じゃなく、純粋に素晴らしい人が賞をふさわしく取ってると思うよ。
大卒VS学歴なしを競って低レベルな言い争いに発展してたので終止符打つ為に言ったんだが何か?
560 :
この子の名無しのお祝いに :2007/12/21(金) 19:08:30 ID:zadqmeJn
つーか比較的に国民栄誉賞は、当たり屋ごときのレベルじゃ候補にも挙がらないし、 いいほうだと思うよ。ま、手塚治虫氏が何も国から貰ってなかったりオカシイ点は有るけどね。 黒澤を学歴なしで叩くのはワロス。
>>559 低レベルな話には低レベルな終止符がお似合いと考えたわけですね。
>>559 の不用意なレスが、また低レベルな言い争いの火種になる可能性は考えなかったんだろうか?
563 :
この子の名無しのお祝いに :2007/12/21(金) 22:08:15 ID:voRcg3sX
ロバート・アルトマンのインタビュー伝記本を読んでいたら「影響を受けた映画や映画人は?」という質問に 「『逢いびき』『黄金』ベルイマンやフェリーニの映画、それに黒澤作品から引用したショットを自分の映画で撮ったよ」と答えていた、 具体的には答えていなかったが。 どの作品からどの作品に引用したんだろう?
>>558 七人の侍か椿三十郎を借りて見てみな。面白いよ〜
565 :
この子の名無しのお祝いに :2007/12/21(金) 23:22:07 ID:scwnvQsT
>>515 >中学しか出ていなくても、黒澤は
おいおい、中学っていっても旧制京華中學でしょ。
当時の京華中學は旧制一校合格者数上位の一流進学校
卒業生も黒澤をはじめ、前田青邨、2代目尾上松緑、杉村隆国立がんセンター名誉総長など
4名の文化勲章受章者を含む多彩な人材を各界に輩出してる。
それに黒澤が大学に進学しなかったのは
画家を志して岡本唐貴に弟子入りしたから。
今の中卒と一緒にするなよw
>>536 完全に間違ってるなw
簡単に断定出来る、その軽薄さには強制労働か徴兵制を復活させて
鍛えないといかんな。
旧制中学5年生だから17歳まで高い教育を受けているのも知らないで 中卒中卒と喚いているバカなんて放置しろって
異様に書き込み数が増えてると思ったら、なんと!旧制中学を現在の中学校と混同するような馬鹿が湧いていたのか。
>>568 正解。
プロレタリア美術同盟の創立メンバーじゃなかったかな。
570 :
この子の名無しのお祝いに :2007/12/22(土) 01:07:46 ID:yp6QzBFP
岡本唐貴か…また当時としては革命的な人に弟子入りしたもんだね。 乱か夢かどっちか忘れたけど鮮烈な色彩の絵コンテ。片岡珠子かった。
571 :
この子の名無しのお祝いに :2007/12/22(土) 01:11:30 ID:yp6QzBFP
長男は漫画家の白土三平(本名・岡本登)ってビックリした!!勉強になるなぁ。
片岡珠子も狂ってるというか、ちょっとおかしな人だったみたいだしね。 「どてすかでん」のポスターの絵は、シャガールのタッチに似てない?
過去形で書いたけど、片岡珠子は存命なんだっけ?
574 :
この子の名無しのお祝いに :2007/12/22(土) 01:27:15 ID:yp6QzBFP
片岡球子な。一発変換できないのが面倒だわ。 2005年1月満100歳で展示会やったってネットであったけど、今年生きてりゃ102歳!すげー!! 今の所ウィキにも亡くなったとは出てないけどどうなんだろう? 黒澤と関係なくてスマソ。 岡本唐貴のプロレタリア精神が黒澤と似てたから弟子入りしたのかな?浅知識でスマソ。 (プロレタリアート(独:Proletariat)は、労働者階級を指す。無産階級とも。プロレタリア。)
あー、そうか、「球子」だったか。ゴメン。
576 :
この子の名無しのお祝いに :2007/12/22(土) 01:40:49 ID:zgaIO9wR
周りに黒澤ファンがいなくて寂しく思ってたんだけど、 このスレ熟読してたら寂しさ飛んでったわw 大体、何歳くらいの人たちが書き込んでるんだろ・・・ 俺、29歳なんだけど、50代の先輩諸氏とも気が合いそうだw
577 :
この子の名無しのお祝いに :2007/12/22(土) 01:55:47 ID:yp6QzBFP
ワシは特別黒澤ファンじゃないけど、一般的な映画知識があれば、黒澤映画見るよ。 にしても、たまに一般人の映画知識にはガッカリするわ。学生時代にはまだ黒澤氏は存命で、 今みたいに神扱いじゃなく、情報はバンバンあったからなぁ。特別情報仕入れたわけじゃないんだよな。
578 :
この子の名無しのお祝いに :2007/12/22(土) 02:55:47 ID:yp6QzBFP
悪いけど、まだ黒澤監督亡くなってから、9年で10年も経ってないんだよな。 今の10代なら判るけど、子供の頃〜学生時代までバリバリ現役で情報も収集しなくてもリアルタイムで 色々触れてきたし。
579 :
この子の名無しのお祝いに :2007/12/22(土) 03:38:57 ID:eCtPlEJM
黒澤さんって反日だったのかな? 影武者の時に「僕が日本に生まれたのは間違いだと思っています」と発言していたし 誕生日にソ連大使館から祝辞が届くと「ソ連に比べたら日本は情けない。文化に対する理解が全く無いんですから」とも言ってた。
日本じゃ思うように映画が撮れないから言っただけでしょ もっともアメリカでもやはり彼の思い通りには撮れないことに気づいていたのかどうか・・・ 若い頃に左翼にかぶれたのは事実だけど、当時の流行だから 「羅生門」あたりから後がどうだったかは分からんなあ
我が青春に悔いなしあたりが、左翼傾向が強い作品だと思うんだが、俺間違ってないよな? あの作品も見所あるんだろうけど、あんま面白くなかったな。思想的に合わない感じがした。
>>545 友人に北野高校のエースで、阪大医学部に現役合格した奴がいる
一般入試を恐れるのは所詮大した奴ではないな
北野は大阪有数の進学校だし
>>579 エキセントリックな発言の多い人だから、あまり深刻に受け止めないほうがいい。
>>580 >>581 戦後の東宝の組合主導の映画製作はまちがいだったと明言してるよね。
当初はかなり積極的に関わっていたみたいだが。
>>542 学歴コンプレックスなんてことが出てくる理由が分からんな・・・
俺はただ単にいちファンとして映画製作における学歴の枠を無効にしろと言ってるだけなんだが・・
なぜならサイレントから映画を支えてきた学歴のない監督が50年代に成した仕事が
いずれもその後の大卒の監督たちの仕事よりも才能に満ちていてすばらしいと思うから
映画における素養、脚本の才能、現場における発想、そういうものを見るのに学歴の付加価値はいらないと言ってるわけだ
映画の才能の部分を率直に見ればいいじゃないかと、現にそれがあれば
中卒や高卒で監督をやっても全く問題ないと思うからそう提言しているわけ
見苦しいとか妙に感情的になってるけどなんか君の触れてはいけない心の琴線にでも触れたのかな?
学歴というアドバンテージを失いたくない、なにか自分が得たはずの既得権に必死にしがみついてるような印象を受けるが・・・
>>550 せめてそのこだわってる行の下を読む程度の教養は身につけてからレスするように
>>566 何が完全に違うのか笑ってるだけじゃ誰もわからないなあ
もちろんここで出してる溝口の小卒は今の小卒と同じという意味ではなく
黒澤よりも教育を受けた期間が短いという例としての小卒なわけで
それが全く違うとなると黒澤よりも溝口は義務教育期間が長かったとでも言いたいのかね?
第一徴兵制とかなんで出てくるのか・・・アタマ大丈夫?
自分の学歴を馬鹿にされたとおもってるのか妙に必死なレスが目に付くのが不思議だな
いずれにせよ学歴において映画の才能が決まるわけではないことはこういう稚拙な反応を見てもよく見て取れる気はする
また、始まった。ご苦労なこったな。 学校、休みで暇なのか? オレが見た限り、黒沢の業績と学歴は無関係ということで概ね一致してるようだがな。 であれば、何でまた学歴の話しを蒸し返すんだ? ここは学歴板ではなく、黒澤板なんだぞ。
黒澤が、どこそかの大学進学目指して、そのために小さい頃から受験テキストを開いて取り組み 体制から与えられた受け身の勉強でしかない受験知識の暗記と理解の勉強にために多くの時間を使っていたら あのような世界的名声を得ることも、創造的な作品を造ることもできなかったと思う 黒澤のような学歴でも映画会社だろうと就職できるような社会のあり方にすべき。 中卒や高卒でも、社会的な偏見のない社会にするべきだと思う どいつもこいつも大学卒でやっとまあ「足の裏の米粒だよ」、などと考えるのはあまりにもお粗末な考え GHQによって、日本に天才を生まないような社会・教育制度を押しつけられた、という話しを聞いたが、 あながちそうかもしれない また、こういう話しを学歴コンプレックスなどという一言を無条件反射でいってしまう人間を生み もはやそういう狭量な社会になってしまってるので難しい問題だが、 なんとか時間をかけて改善していくべきだと思う
>>585 >>587 そう提言する人間としては、今どんな題材で映画を撮ってみたい?
発想の仕方を見てみたいな。
斬新な内容だったらその意見もちょっとは考慮すべきかもしれん。
>>587 お前は、主観と客観の区別をちゃんとできるようにするべきだ。
理想として設定されている黒澤像がどこまで正確なものか、確証はあるのか?
それと、お前の理論をそのまま受け取ると、戦前はその理想的な社会・教育制度が築かれていたことになるんだが。
おれの認識では、あの時代ガチガチのヒエラルキー社会のはずで、まだ今の方が職業選択の自由がある気がするが、それはおれの認識違いか?
黒澤ヲタはなんで
>>587 みたいな幼稚な奴もいるんだ?w
バカくせースレだな
>>581 『わが青春に悔なし』は、農本主義的で、戦前の左翼思想に近い。
『新しき土』と比較した批評があって、あれは的確だと思ったな。
どちらも、原節子の主演で、最後は農業生産に帰るわけだから。
日本でも、満洲国でも、どちらでもいいわけだよ、農地であれば。
そういう意味で、戦後の「左翼思想」とは、かなり違うんだよね。
>588 君こそ、意見をいえよ。 日本に才能溢れる監督が出てきてほしいと思って、いまの社会の欠陥を意見として言ってるだけだ 現状追認の受け身では、何も改善されない。 君が日本にすごい映画監督が現れるようにするための現状改善する良い考えをいってくれれば、 賛同するよ。 >589 戦前は全て理想的などとどこにもいってないよ。 良い点だけ見習えといってる。
溝口や成瀬みたいに小卒からなりあがった人間はともかく、 今、若いときの黒澤みたいなことできる人間は、大学に入るくらい楽勝だろ。
>>587 旧制高等学校受験なんてもっとのんびりしたもんですよ。
それから黒澤が旧制高等学校を志さなかったという資料は特にないよ。
事実として進学しなかったことははっきりしているし、
本人も行く気がなかったような発言を残しているけれど。
>>593 溝口や成瀬は家庭の事情で進学できなかったんであって、
若い時には能力不足だったわけじゃないぞ。
黒澤は父親の職業や当時の世風を考えると、
旧制高等学校に行かなかったことは不思議というか、
かなり大胆な決断だったと思うけれど。
選んだ絵の道も映画監督にしては巧いというレベルに過ぎないから。
>>595 あの当時、裕福だけど能力が足りないから旧制中学に行けなかった人間っていたのだろうか?
小卒=貧乏って何の疑問もなく書いた。
>593 そんなことはないだろ。 英語や古文の単語や文法や重箱の隅をつつくような細かい暗記をしないといけないので、時間を無駄に消費する。 仮に大学はいるくらい楽勝でも、結果的にはそのための無駄な時間の使い方をしないからこそ多くの時間を好きな芸術文芸に没頭できて 後年開花したんではないかという、仮説なんだよ。 大学はいるのが楽勝どうのこうのとかの話しは勘違いをされやすいのでやめたほうがいい。 才能溢れる映画監督を育てるにはどうすべきか、何かないかなあ >594 まあ、黒澤の家族でもなんでもないしそりゃあわからんよね。
598 :
この子の名無しのお祝いに :2007/12/22(土) 22:13:27 ID:Cit+uzMQ
>>597 才能ある監督になれる素質のある人間は、英語や古文のある程度の暗記くらい楽勝だろう。
猛勉強しなきゃ日芸あたり程度に入れない人間が名監督になるのは無理。
才能があってもやる気が出るかどうかが問題。 要は大学受験に価値を見出すかどうか。
最近はただでさえ「偽装」商品の世の中だから、いいかげんな 低学歴の監督よりも大学卒でなければ映画が撮れないように 新「映画法」を制定してシャットアウトしたほうがいいんじゃない?
>>600 それじゃますます邦画がつまらなくなるな。
人間のいいかげんな部分を認められない人には芸術を観て欲しくは無い。
603 :
この子の名無しのお祝いに :2007/12/22(土) 23:34:38 ID:YrzmC32g
醜聞をこの前見た。 童貞には1年でいちばん嫌な日だが、あれをみるとクリスマスも悪くないなと思う。 特にオルガン弾く三船と左卜全。
>>591 「我が青春に悔いなし」の結末が農本主義的というのは同意。
というか、黒澤自身がどう思っていたのか知らないが、‘結局は農本主義になってしまっている’と思う。
で、問題はその後の部分なんだけど、「農本主義=戦前の左翼思想」?
どこから、そういう言葉が出てくるんだろう。
橋川文三などが言うように、日本においては農本思想こそが国粋主義であり、戦前においてそれは特に顕著だったと思うんだけど。
影山正治のように、それをはっきりとメイン・テーマとして掲げていた右翼活動家は戦前から多かった。
左翼は逆に、コミンテルンのテーゼだけを頼りに一般庶民(戦前までは日本国民の70%以上が農民だった)
の実生活とは乖離した屁理屈を振り回していたから、日本の軍国主義化を食い止めることができなかった。
「我が青春に悔いなし」における問題点は、芸術家として育ち庶民の実生活を知らなかった黒澤が、
屁理屈を振り回して生きる左翼(この映画においては正確にはリベラリスト)を描きながらも、
結局は農本主義に行き着いてしまっているところ。
その点に、黒澤の迷いが現れている。
しかし、その‘迷い’とは、日本全体、日本人全員が抱えていた(現在も抱えている)迷いと密接につながっている。
だからこそ、「我が青春に-」は多くの日本人たちの共感を得続けているんだと思う。
>>603 あの映画を見ると、日本人が昭和20年代のあの頃から既に、
クリスチャンでもないのにクリスマスを目出度がる習慣があったということを気付かされて驚かされる。
山口淑子と過ごすクリスマスの夜、あの映画の魅力はそれに尽きる。
パパラッチ問題の描き方や裁判場面は底が浅くて、見ているこっちが恥ずかしくなるほどだ。
606 :
この子の名無しのお祝いに :2007/12/22(土) 23:58:29 ID:YrzmC32g
>>581 「我が青春に悔いなし」はゾルゲ事件の実態知ってるとギャグ映画になっちゃうからな。
尾崎秀実は実際にスパイだったわけだし。ソ連に日本を売るのがどうして将来の国民に感謝される?
ただ原節子は魅力的だ。脚本が糞でも演出はすばらしい映画だと思う。
尾崎秀実は愛国者だったと思うよ。そう論じている研究者は多い。 この問題はほじくり出すとキリがないから、これ止まりにしておくけど。
>>604 農本主義(重農主義)が、
マルクスのやった社会主義経済学批判に影響を与えたことは知ってるだろ?
農本主義はどんな主義ともくっつきやすいよ。
だから黒澤が自分なりの「農本思想」を持っていても不思議はない。
黒澤は歴史家ではないから、史実に基づく描写をする必要はないし、
もともと自分の考えが映画に反映されやすいタイプの監督だから。
戦前の農本思想(国粋主義)は資本主義批判を伴っていたから、後期ソ連の「一国社会主義」と同様のものだった。 その点で、「農本主義はどんな主義ともくっつきやすい」というのは同感。 「我が青春に-」で描かれていたのは、まさに「黒澤流農本主義」だね。 「新しき村」運動と同じようもの。土の匂いがしない。 木下恵介の映画で描かれる農村とはまったく違う。
610 :
この子の名無しのお祝いに :2007/12/23(日) 00:28:25 ID:tgVN/K30
>>607 もちろんそういう話は聞いたことはあるが、尾崎の愛国心とやらは手前勝手なものでしかないんじゃないか?
60年経っても悪者にされてる日本の現状を見るとそう思う。
>>609 木下は木下で、最後は何でも母性で決着だけどなw
612 :
607 :2007/12/23(日) 00:35:18 ID:rrHsGS4m
>>610 いやいや、「ゾルゲ事件の実態知ってるとギャグ映画になっちゃう」というのに反論しているわけじゃない。
ただ、あの映画はゾルゲ事件のノンフィクションじゃない。
それに、黒澤自身は尾崎のことを愛国者なんだと生真面目に考えていたんじゃないか。
その生真面目さに「のれない」人がギャグ映画だと感じるのは、それはそれで納得できる。
>>605 戦後すぐって事はXマスもGHQの統治政策って事なんだろうね。
こういった米-映画-戦後日本の関係をもっと知りたいもんだな。
スレチごめん。
七人の侍だって農本主義だよ(笑)
裏本主義者が裏動画主義者に世代交代しつつある昨今
>尾崎秀実は実際にスパイだったわけだし。ソ連に日本を売るのがどうして将来の国民に感謝される? それが日本のためになる事だと信じてたわけだ。 ウヨが朝日新聞と中国の悪口いうのが日本のためと 信じてるのと同じ。 愛国心なんて手前勝手なものだよ。
別にウヨじゃなくても、その朝日新聞とやらの記事はかなりオカシな ものが多いと思うので比較の対象にはそぐわないんじゃないの。
>>613 「醜聞」に関しては、GHQの統制はなかつたと思うよ。
当時の最新風俗を取り入れたということでしょう。
GHQの映画統制については、岩崎昶・著「占領されたスクリーン」(新日本出版社)に詳しい。
ただし、とっくに絶版。矢口書店では3500円くらいで出ていた。
620 :
この子の名無しのお祝いに :2007/12/24(月) 00:22:14 ID:Ue0hOz7I
野上女史の新書立ち読みしてきた。「蜥蜴の尻尾」 蜘蛛の巣で山田五十鈴がレッドパージで東宝側で問題になってたとは。 (亭主が民藝の加藤ヨシってのが理由) それより驚いたのが 野上女史とキャメラマン斉藤孝雄が一時結婚してたって事。
>野上女史とキャメラマン斉藤孝雄が一時結婚してたって事。 アーッ
それは違うだろ
>>620 工エエェェ(´д`)ェェエエ工
知らんかった
日テレ、今日のおもいっきりテレビで 「三船と黒澤の熱い50年」をやる予定。 今日は三船の命日。
三船が死んだ日ってクリスマス・イヴだったんだよね。 当時、このニュースを聞いたときに思い浮かんだのが醜聞のクリスマスのシーン・・ 何か泣けてしまった。
空気変にしたらゴメン。
当日か翌日に発表された黒澤の追悼コメントで泣いたなぁ。
>野上女史とキャメラマン斉藤孝雄 斉藤さんは赤ひげの撮影中に奥さんが 出産して亡くなったとか? 野上さんと結婚してたのは その後かな? あの二人がSEXしてるところ 想像できんわ。 というより野上さんて女だったのかw
> というより野上さんて女だったのかw ひでえw 本買ってきました。 昭和32年(1957)結婚 とあるので、『蜘蛛巣城』『どん底』の頃だね。
630 :
この子の名無しのお祝いに :2007/12/24(月) 20:20:58 ID:+FdqxLs/
>>627 俺は弔辞だな、いつぞやの文藝春秋に全文掲載されていた。
「僕が三船君の事を思うとき、君は『酔いどれ天使』の松永だったり『七人の侍』の菊千代だったり『用心棒』の三十郎だったりするのだ」
「彼らはいつまでも僕の中で生きているのです、だから三船君が亡くなったとはどうしても思えない」
「僕たちは共に日本映画の黄金時代を作ってきたのです。今その作品を振り返ってみても、三船君がいなければ出来なかったものばかりです」
「君は本当によく演ったと思う。僕はもう一度酒でも飲みながら君とそんな話をしたかった」
「さようなら三船君、また逢おう」
飾らない文章だが心情が滲みでていてとても好きだ
本多猪四郎のお墓に刻まれている文章も好きだなぁ
「醜聞」では志村、三船、ト全等が歌う蛍の光のシーンもいいね。 今宵にピッタリだな。今から見ようっと。
黒澤も、まさか三船や本多の弔辞を述べる羽目になるとは思っていなかったろうな 三船はいうにおよばず、本多も一歳とはいえ年下だし
しかし醜聞は歌のところしか見所がないな。
「醜聞」はタケシの一番好きな黒澤映画かもしれん。 その逆もありそうだが。
636 :
この子の名無しのお祝いに :2007/12/25(火) 21:37:36 ID:oU0iHalq
黒澤と本多の友情はいいね、「僕らの友情が続いているのは、本多が偉いんだよ」と黒澤が述べていたが。
それだけに、先に逝かれたのはこたえただろうな その直後に体調をどんどん悪くしたんじゃなかったっけ
>>637 転倒骨折が原因。
京都の旅館まで脚本書きに行く元気あったのに。
本多の死は関係ございません。
639 :
この子の名無しのお祝いに :2007/12/26(水) 07:01:40 ID:JYE2iCR2
角川のDVD二枚組と単品普及版ならどっちが買い?
>>638 本多がまだいれば、その後も違っただろうということなんだが
老人は気の持ちようでずいぶん違うからね
いや、歳いってからの骨折はこたえる。 そもそも骨折自体直りにくいから、不自由になるし。 体が動かせないと内蔵も弱ってくる。
>>640 1993に本多が亡くなり、
1995に転倒し背骨下部圧迫骨折、三ヶ月の車いす生活(85歳)、
# 以後療養生活と表現される
1997末に三船が亡くなり、
# 「雨上がる」脚本は自宅で完成間近まで仕上げる
1998に死去
だから、精神的なダメージでいえば、三船の死去の方が大きいだろう。
643 :
この子の名無しのお祝いに :2007/12/26(水) 14:17:42 ID:lAitG4sw
黒澤のように大柄な人間は高齢になると健康上不利 190cm以上がゴロゴロいる北欧では保険の査定まで体格で違うと聞いたよ。
645 :
この子の名無しのお祝いに :2007/12/26(水) 19:04:05 ID:P2FrXWFh
>>636 本多猪四郎は人格者で有名だからね、黒澤も人間的魅力に富んだ人だけど色々と激しい面があるから。
『影武者』以降は現場でも東京でも御殿場でもよく一緒にいて兄弟みたいだった、なんて言われているし。
黒澤も心から信頼できる親友と映画を共に作れるのは幸せな事だっただろうなぁ。
志村喬も人格者と評判でしたよ
三船さんも酒を飲まなきゃ人格者
昭和を創った男達に学ぶ〜ニッポンの品格 12月27日(木) 21:00〜22:54 テレビ東京 俳優の三船敏郎さんは映画で世界中の人々を魅了。 映画への愛を貫いた彼は、斜陽になった映画産業に対してある行動を取った。
>>644 三船が死んでから半年ちょっと後に死んでるから、
当時はみんな三船が死んで気落ちしたかという感想だった。
単なる寿命
651 :
この子の名無しのお祝いに :2007/12/27(木) 12:34:35 ID:A/LzbMU9
>>645 本多未亡人がゴジラDVDのオーコメでもその辺りの事を話していたね。
「黒澤さんは監督としては素晴らしいけど・・・人間的魅力では
本多の方が上でした。それでいっしょうになったんです・・・・」と
奥さんは元東宝スタッフだから二人の事は良く知っていた。
黒澤は「映画のためには死人が出てもやむ得ない!」と言いながら
私生活では自宅の愛犬が死ぬと一日中泣いていたとか。
晩年、二人で映画を撮っている時とゴルフをしている時は本当に
幸せそうだったらしい。
>黒澤は「映画のためには死人が出てもやむ得ない!」 クズ
監督に人間的魅力なんかいらないよ。 いい映画を残す。 それがすべてだ。
>>653 オレもそう思う。監督の性格如何で現場の苦労の度合は違ってくるだろうけど、一
観客としては、映画の出来が全て。
映画の撮影中に試写が出ることは珍しい出来事ではないが
黒澤作品でそんな事はなかったわけだしな
>>652 オマエは自分の巣に帰れw
656 :
この子の名無しのお祝いに :2007/12/27(木) 14:18:32 ID:5SkM92NR
本多も黒澤にはなれないという自分の才能の限界はよく知っていたと思う。 だからこそ尊敬する友人の現場を手伝ったんだろう。 一度は監督として成功した人間が他人の現場で補佐役を行う、これは余程相手の才能に参ったと 思わないと出来ない事だろうと思うから。 黒澤にとっても日本で大がかりな予算と規模の映画を撮るスタジオシステムは崩壊している 不安や心細い面もあっただろうから信頼できる友人が現場にいて相談出来るのは心強かっただろうし。
>人間的魅力 惚れた男だからな。 そりゃ、そういうわ。 人が人を好きになるのに 理屈はないからな。 奥さんの言葉は跡付けの理屈だよ。
658 :
この子の名無しのお祝いに :2007/12/27(木) 17:15:33 ID:FVRU6Lw6
赤ひげで本多が 二木てるみが学校休まないで済む様に緻密なスケジュール切ったら 黒澤は ああ、煩い学校なんざ中退しちまいなよお、って乗りだったとか。 大体 我が娘が高校中退したのも興味無く知らんかったらしいし。
659 :
この子の名無しのお祝いに :2007/12/27(木) 19:54:56 ID:1ffE1oXY
GHQが(わが青春に悔いなし)の撮影現場をカラーフィルムに撮っていた。 数年前NHKで見たが、当時の原節子がカラーで見れた。やはりすごい美人だね。
660 :
↑ :2007/12/27(木) 19:58:36 ID:aZ7hdXsO
やっぱりカラーっていいもんですね
661 :
この子の名無しのお祝いに :2007/12/27(木) 20:03:44 ID:1ffE1oXY
(白痴)のノーカット版って松竹に現存してるのですかね。見てー。
俺も見て〜
>659 あの乳をぶるんぶるんさせながら走ってる映像か。
>赤ひげで本多が 二木てるみが学校休まないで済む様に緻密なスケジュール切ったら 黒澤は ああ、煩い学校なんざ中退しちまいなよお、って乗りだったとか。 修学旅行にいけなかったんだってね ごめんね と謝られたそうですが てるみちゃんは。 >我が娘が高校中退したのも興味無く知らんかったらしいし。 いろいろあって そんな学校やめてしまえといったのは黒澤本人だと 思うが・・・ なんか話がごちゃ混ぜになってますぜ 旦那
>>661 「松竹関係者が秘匿という噂」と野上さんの新著に。
666 :
この子の名無しのお祝いに :2007/12/28(金) 10:27:34 ID:6ELLq4x0
>659、663 YouTubeで見れますね。
667 :
この子の名無しのお祝いに :2007/12/28(金) 10:39:28 ID:4DYSIgFj
>>655 >映画の撮影中に試写が出ることは珍しい出来事ではないが
日本では十分珍しい出来事だろw
いまパッと思いつくのでは、井筒「東方見聞録」、勝新「座頭市」、
あと若松孝二の何とかいう作品とか。ほかに何かある?
3件も「いまパッと思いつく」なら充分だろww
669 :
この子の名無しのお祝いに :2007/12/28(金) 11:12:15 ID:y+4ezLJo
スタッフのほぼ実質過労死 ならもっとあるだろう。
そういや「大坂夏の陣」の姫路城爆破事件でも一人死んでる。
>668 だからそれ以外の例を挙げてみなさいよ。
>映画の撮影中に試写が出ることは珍しい出来事ではないが 黒澤作品でそんな事はなかったわけだしな 加山雄三は赤ひげ撮影終盤になってから 黒澤にラッシュを見せてもらってる。 >「松竹関係者が秘匿という噂」と野上さんの新著に。 野上さんも適当な事いうなw 噂じゃなくて松竹関係者が勝手に持ち出して売ったのを買った フィルムコレクターが持ってる。 黒澤和子が久雄が交渉してるが、うまくいかない みたいなことを講演会でいってるのにね。
ダンナ、試写違いでっせ
676 :
この子の名無しのお祝いに :2007/12/28(金) 18:32:00 ID:H6F8s0dT
>>658 『赤ひげ』に本多が関わってるの?チーフ助監督だった森谷の間違いでしょ。
本多は63〜65年まで7本の映画を撮っていて特撮作品のエースなんだから
他の組のスケジュールを仕切る事なんてないと思うんだけど。
677 :
この子の名無しのお祝いに :2007/12/28(金) 19:10:46 ID:89dWxwum
反町のスタントマン、堤大二郎の事故、香港のアイドルグループとかありますね。 若松の映画で死んだのは沖竜次という俳優。 手錠で繋がれた2人が川を渡るシーンの途中で転倒して流されたらしい。
678 :
この子の名無しのお祝いに :2007/12/28(金) 20:05:19 ID:UO9CSQZC
>>666 ピケ帽をかぶった黒澤さんもチラリと映ってる気がするんですが。
どうでしょうか?撮ったのは三村明(ハリー三村)カメラマンかな。
679 :
この子の名無しのお祝いに :2007/12/28(金) 23:15:59 ID:rEzQQOL/
黒澤は学習能力はあるけど決して監督としての才能があるわけではない。 黒澤明は語り部なんだよ。 フォードやロシア文学やシェイクスピアの語り部。 オリジナリティはまったくないです。悪い意味ではありませんが
監督としての才能なかったのか・・・・
ある意味斬新な主張w
その監督の才能ってやつは何かとの比較でしょ。 あの表現法が出来ないから駄目みたいな。 個人的には、分かりやすく、面白い映画作りに苦心していた 偉大な才能だと思う。
結局、時代を超えて、大勢の人間を魅了した要因は 監督してのそういった哲学が正しかったんでしょう。
監督って、そもそも脚本の語り部だと思ってたよw
686 :
この子の名無しのお祝いに :2007/12/29(土) 22:42:58 ID:/E2fFzBd
山本嘉次郎は凄いな、黒澤・本多・谷口・エノケン・高峰秀子を育て三船敏郎を見いだしたんだから。 あとは島津保次郎と木下かあたりか教師としても優れていた映画監督は。
687 :
この子の名無しのお祝いに :2007/12/29(土) 22:59:44 ID:H9npYA+x
木下の弟子 松山善三、吉田喜重、山田太一 黒澤の弟子 森谷司郎、小泉なんとか
688 :
この子の名無しのお祝いに :2007/12/29(土) 23:21:07 ID:fD7DgPfi
>>686 渋谷のNHKに行く途中でガード下で靴磨きのバイトをして
いた"ハヤタ隊員"を役者として東宝へスカウトしたのもそう
らしい。
>>686 高峰秀子は山本嘉次郎を大変慕っていたけど、
育てたというのはちょっと言い過ぎだと思う。
戦前のいい作品の多くはヤマカジの作品だとしても。
>689 自伝読んでも十代の頃の話で映画監督の話題はヤマカジさんがほとんどだし 育てたと言ってもいいだろう。
木下の弟子 松山善三、吉田喜重、山田太一 山田太一はともかく他の二人はなあ・・・ 50年後には誰も覚えていまい。
>>686 三船は違うだろ。
あれは撮影部が三船をキープする為に、山本に俳優としての合格を頼んだのだから。
693 :
この子の名無しのお祝いに :2007/12/30(日) 22:03:09 ID:4kj5moew
黒澤の助監督生活は4年半、作品は24本ついた監督は5人。 山本(18本)・滝沢英輔(3本)・成瀬(1本)・伏水修(1本)・矢倉茂雄(1本)。 尊敬の念を込めて語るのは山本と成瀬だけだな。
695 :
この子の名無しのお祝いに :2007/12/30(日) 22:10:35 ID:s9L/doaJ
自殺、売春、虐待、大量殺戮、女性差別、ホームレスは農耕社会になってから始まりました 天皇はA型で朝鮮の出身です。A型は2000年前に日本に来たから帰ればいいのに。 A型は100%農耕民族とはいえないがO型かB型にぜんぜん好かれないA型は 農耕民度が高すぎるから2000年前に日本の先住民族を大量に殺してきた 遺伝子、多そうだね。 遊牧民族は厳しい自然の中を小さい家族で移動しながら生活してきたので家族と他人の線引きをはっきりさせたと思う。 これをクールと感じる。だから、そのぶん身内にはあつくなるのか。 B型は遊牧民族、O型は狩猟採取民族。 A型は農耕民族。農耕民族は2千年前(つい最近)に、中国から日本に来た。A型は2万5千年ごろ誕生して農耕社会を 作ってきた。農耕民族社会になってから狩猟採取民族が大量に殺され滅び吸収され、ホームレス、虐待、売春、 女性差別 が始まり、強制的に横並び結婚し横並び子作りしないと女が生きていけない社会になる。 横並びの群れ社会(農耕民族社会)は無理やり敵を作り差別しないと作れない。これが、いじめ。 ブサイクで、もてない農耕民族はとくに性欲として横並びの群れ社会を作りたがる。 農耕民族社会はA型女も不幸になります。
いやぁ、ほんとにおっぱいブルンブルンだったね 貴重な動画サンクス
>>692 「羅生門」だよ。
真相は「藪の中」
「生きる」の「ゴンドラの唄」を使うことも
語る人によって思いついた人がかわるんだから。
698 :
661 :2007/12/31(月) 01:26:17 ID:uf4CjETv
>674 フィルムはそれ以外には存在しないのでしょうかね。
>>693 >山本(18本)・滝沢英輔(3本)・成瀬(1本)・伏水修(1本)・矢倉茂雄(1本)。
それは、山本が黒澤を便利がって、なかなか他の監督に貸さなかったと見ていいのかな
>699 つ「蝦蟇の油」
702 :
この子の名無しのお祝いに :2007/12/31(月) 16:25:58 ID:W7BSNPMx
黒澤が山本組の助監督時代現場で特に仕事もせず突っ立っていたら「あの助監督は全然仕事をしていませんがいいんですか?」と 山本に聞く人がいたが山本は「彼は元々画家志望でね少し変わっているんだよ、彼はあれでいいんだ」と答えたらしい。 ちなみに山本組で一番サボるのが上手かったのが谷口千吉で、黒澤や本多はよく肩代わりしていたそうだ。 ある日谷口の代わりを務めてクタクタに疲れた黒澤が撮影所を歩いていたら、谷口が女優と仲良く談笑しながら前の方から歩いてきた。 谷口は自転車を引いていてカゴにはツクシがたくさん入っていた、それを見た黒澤は激怒して谷口を追いかけ回したw 撮影をサボって多摩川で女優とツクシつみして遊んでいたとか、流石谷口w
谷口はもてたとよく聞くが、そもそも美男子だったのか?
704 :
この子の名無しのお祝いに :2007/12/31(月) 17:47:07 ID:ojJmRv8M
山男だからねぇ……
山いったって女なんかいねえよ
当時のヤカマジ周辺は山男だらけだったんじゃないのか? 黒部進の芸名も山繋がりでヤマカジが命名したっていうし。
黒澤さんは三船のどこを気にいったのでしょう?
708 :
この子の名無しのお祝いに :2007/12/31(月) 23:17:40 ID:uGl1o9Gu
谷口は3回結婚してるからな。 晩年なんか八千草薫のヒモだったし、 実に羨ましい奴だな。
709 :
この子の名無しのお祝いに :2008/01/01(火) 02:58:12 ID:9v5eCS3l
武田鉄矢は、「黒澤の師匠の山本薩夫」と平気で言っていたなぁ。
710 :
この子の名無しのお祝いに :2008/01/01(火) 04:22:18 ID:1Xp+sq+u
自称黒澤マニア 爆笑問題の大田は 「脚本のキリシマ隆三」と平気で言っていたなぁ。
いやあ「蜘蛛巣城」何遍見てもおもしろいねえ。 東宝DVDは字幕ついててナイスだな。
黒澤作品の中では影が薄いけど面白いよね。 あと音さえ良ければなぁ・・・
蜘蛛巣城は黒澤作品で最も取っ付きにくかったが 今じゃ最もハマってる作品 とはいえ字幕ないと冒頭の謡、妖怪婆の歌はチンプンカンプン
苦戦・・・グハッ
スカパーの黒澤映画談論「風姿花伝」 撮影風景やインタビューでの生声が聞ける 「モノを作る奴で完全主義者でない奴はいない」
正論だ。 いやまったく、正論だ。
「生きものの記録」の英題って"I Live in Fear"なんだ。
だから何?
便所行ったら中二のかわいい娘の太い大便があった 流れないって恥ずかしそうにいうので菜箸でほぐして流した 菜箸はよく洗わないと使えそうにないな 昨日食いに行った焼肉の焼き野菜のコーンが入ってた かわいい顔して、彼氏までいるくせに 糞はやっぱくせーな! しっかし、背だけでなく糞の太さまで抜かれちまったな 娘の成長に微笑 複雑な微笑
>722 ぜひ映画化してくれ
724 :
この子の名無しのお祝いに :2008/01/04(金) 20:56:15 ID:cXzba6WX
石原慎太郎が森岩雄に黒澤の『生きものの記録』を貶す言葉を口にしたら森が「なに、あれの本性は下衆なもんですよ」と答えた、と 石原慎太郎の著作に書いてあったが森岩雄がそんな事を石原慎太郎なんかに言うのか? 石原は『黒部の太陽』で三船がとった態度を著作で小心者呼ばわりしていたが、熊井啓が著作でそれを否定していてどうも信用出来ない。
石原の物言いはいつもそう 車椅子のホーキング博士を死にぞこないとかね
>723 小津安二郎が監督したら、こんな内容でも味わい深い作品になるかもしれんね
笠が菜箸で原節子のうんこをつまみながら 「紀子のうんこはクサイのお」 とかいってる光景が目に浮かぶ。
728 :
この子の名無しのお祝いに :2008/01/05(土) 08:48:15 ID:cuCzF2Ij
ワロタwww
おいおい、
>>722 はマルチだぞ。
黒澤関係のスレ殆どに貼ってある。
流れ無視して聞きたいんだけどさ 七人の侍って悲しい話だよね 苦労してる百姓に同情して浪人の侍たちが決起してボロボロになりながら 野武士から助けてやるのに戦が終われば完全にシカトして祭り騒ぎに浮かれてる しかも若い侍に恋をしてた村の娘まで遠ざける態度をして あれっていったいなんなの?
>>731 映画見たの?
菊千代がなんて言ってたか見てないだろ
>>732 いったいなんの話ですか?
村に来た時のこととか、落ち武者狩りについてのこと?
What do you think of farmers? You think they're saints? Hah! They're foxy beasts! They say, "We've got no rice, we've no wheat. We've got nothing!" But they have! They have everything! Dig under the floors! Or search the barns! You'll find plenty! Beans, salt, rice, sake! Look in the valleys, they've got hidden warehouses! They pose as saints but are full of lies! If they smell a battle, they hunt the defeated! They're nothing but stingy, greedy, blubbering, foxy, and mean! God damn it all! But then who made them such beasts? You did! You samurai did it! You burn their villages! Destroy their farms! Steal their food! Force them to labour! Take their women! And kill them if they resist! So what should farmers do?
あなたは何を農業者と考えますか? あなたは、彼らが聖者であると思いますか? Hah! それらは ずるい獣類です! 「私たちは米を全く持っていなくて、また小麦を全く持っていません。」と、彼らは言います。 「私たちには、何もありません!」 しかし、それらはそうしました! 彼らには、すべてがあります! 床の下に掘ってください! または、納屋を捜してください! あなたは多数を見つけるでしょう! 豆、塩、米、酒! 谷でほら、それらには、隠された倉庫があります! それらは、聖者のふりをしますが、偽りでいっぱいです! 戦いのにおいをかぐなら、彼らは撃破を捜します! 彼らは、けちでだけ、貪欲で、泣きながらしゃべって、ずるく、意地悪です! 神はそれのすべてをけなします! しかし、そして、だれがそれらをそのような獣類にしましたか? あなたはそうしました! このさむらいはそれをしました! あなたはそれらの村を燃やします! それらの農場を破壊してください! それらの食物を盗んでください! 彼らを勤労させてください! 彼らの女性を連れて行ってください! そして、彼らが抵抗するなら、それらを殺してください! そう、農業者は何をするべきですか?
>野武士から助けてやるのに戦が終われば完全にシカトして祭り騒ぎに浮かれてる しかも若い侍に恋をしてた村の娘まで遠ざける態度をして あれっていったいなんなの? 最近の若い人は本を読んだりしないのかな? シカトしてって・・・ 村人は農作業に忙しいだけ。 村の娘は勝四郎にどういう感情を抱いて 何も言わずに田植えに行ったのか 説明しないとわからないのかな。
小林よしのりも ゴーマニズムで 村人に追い払われるような 絵を捏造してたぞ。
>>736 わからんですが
もったいぶってないで言ってくれよ おっさん
私は「こんなアホ」な
>>731 です
皆さんがラストシーンに関してどういう解釈をなさってるのか
どうぞ教えてくださいな
>>741 祭り騒ぎじゃなくて田植え囃子だよ。
昔はお囃子に田植えをしていた。
>>742 ×昔はお囃子に田植えをしていた。
○昔はお囃子に合わせて田植えをしていた。
いや、それはホント分かってますが あの娘はなぜ若武者にああいう態度に出たのかが知りたんだが 田植えなのは見りゃ分かるけど実際に祭り騒ぎしてたろうが
「ただ、飯を食わせるだけ」で契約は成立している。 もちろん、侍には難儀する百姓を助けてやりたいという 思いやりがあってだがね。 百姓をこんなにずるくしたのは、身分制度に乗じて 虐げてきた侍だと指摘されれば反論もできんわな。
>>746 いや、それは流れから分かった
あの若いカップルについて聞きたいんだが
>>757 語る気があるなら聞きますが?
童貞じゃないけど 俺としては、娘は二人の時に「侍の家に生まれたかった」とか言いつつも やっぱり結局は周りに流されてしまってるっていうのがなんか腑に落ちない訳でさ
「【オラァ】七人の侍 6【見てただによぉ…】」というスレの、 No.322あたりから同じテーマで語り合っているので 参考になるんじゃないか。
>>750 今ラストを観直してみたけど、全然祭り騒ぎじゃなかったよ。
あれがお囃子というものだ。
志乃はまわりに流されているのではなく、
意思を持って田植えをしているように見える。
もしかしたら岡本勝四郎は荒野の七人のチコと同じように村に残ったのかも。
童貞よ 心配するな 二人はちゃんとその後にいっしょになって 駅前で裁縫とラジオの修理屋を営むから
>>751 ありがと 参考までに見てみます
>>752 祭りかどうかに拘るべきか?
これだからおっさんは困る
結局あんたは何も言ってないに等しいだろう
>>753 死ねカス 童貞じゃないって言ってんだろうが
しかもつまんねーんだよ
>>755 読んだよ
けど残ったかどうかはファンタジーじゃないんですか?
>>757 ちょうどその辺りのログ読んでる
映画は唐突に終わってるからやっぱファンタジーだよ
最終的に映画としてあの形で終わってる
作ってる当時の事情なんかまで考えるべきじゃないんじゃないか
あとあといろいろと観た人の想像に任せてるんならやっぱファンタジーってことだけど
それよりそのスレの
>>345 の発言に感慨を受けた訳だが
その辺りが真理だと思う
俺はさんざ馬鹿にされたみたいだけどやっぱ同じように思う人も多い訳じゃないか
>>758 >あとあといろいろと観た人の想像に任せてるんならやっぱファンタジーってことだけど
想像に任せるって言ったって、
百人百様じゃなくてある程度絞られるでしょう。
想像させる≠ファンタジーじゃないよ。
>>759 ×想像させる≠ファンタジーじゃないよ。
○想像させる=ファンタジーじゃないよ。
だから二人は後にケコーンしたって言ってるだろが つまんねえと抜かすなら、何のことを言ってるのか指摘くらいしてね(簡単だから)
762 :
この子の名無しのお祝いに :2008/01/10(木) 01:12:55 ID:yqvnwGJ/
我が青春に悔いなし と 虎の尾を踏む男達 大好きな作品である
故黒澤明監督のスクリプターの野上照代さんが衝撃の告白。 「羅生門」の撮影中に黒澤さんに強姦されて処女を奪われました。 なわけないだろ。
765 :
この子の名無しのお祝いに :2008/01/11(金) 17:33:55 ID:UoiavHrY
つまんね
短い文章ですが、雑誌「文藝春秋」最新号に、 黒澤和子さんの黒澤監督の最後の頃の様子が。 倒れてからは、映画撮る元気がないわけでもなかったが、 車イスで人前に出るのが嫌だってのは、やっぱり本当なんですね。 もちろんそんなんじゃ映画監督の仕事はこなせないと思ってもいたんでしょうが。
立派な体格の人だったから、そうなると、どうしてもな。
車椅子で監督というと御法度か
ベッドの上で演出の中平とか
771 :
この子の名無しのお祝いに :2008/01/12(土) 22:01:52 ID:p6dSqv/v
こんなところで中平の宣伝かいな。
773 :
この子の名無しのお祝いに :2008/01/15(火) 22:21:53 ID:QUoH+12l
キネマ旬報の黒澤明集成に蜘蛛巣城の当時の評論があって読んだんだけど、 その中で、蜘蛛巣城もそうだが黒澤映画はセリフが本当に聞き取りづらいって批判されてた。 七人の侍の冒頭の野武士のセリフなんて、俺はシナリオ先に読んでたから聞き取れたけど 一般の客は絶対にわかんないぞ、とか、羅生門を日本の評論家は評価しなかったと海外から馬鹿にされたが そもそも聞き取れないセリフが多くて理解できなかったんだ、とか、 トーキー映画を何だと思ってんだ、とか、黒澤映画には日本語字幕をつけるべき、とか。 よく黒澤映画のセリフは聞き取りづらいって言われるけど、当時から批判されてたとは知らなかった。 まあその評論自体は、黒澤に対する私怨丸出しのひどい内容だったんだけど、 そこの部分だけは何かおもしろかった。 黒澤映画のセリフが聞き取りづらいのって何が原因なの?演技指導?
確かに志村は聞き取りやすいけど、 三船は早口で滑舌が悪いと思う
台詞が聞き取れてもたいした意味がないから
>>773 セリフの勢いを重視するから。
ちなみに俺はかなり特殊な方みたいで、聞き取りにくいことがほとんどない。
778 :
この子の名無しのお祝いに :2008/01/16(水) 13:23:26 ID:XbYFad3R
今日徹子の部屋のゲストが、野上 照代だ。 黒澤、三船の話が中心のようだ
779 :
この子の名無しのお祝いに :2008/01/16(水) 17:33:12 ID:atWHvvSA
>>773 確かに聞き取りにくい。
滑舌悪い役者に早口でしゃべらせ、勢い重視の演出、録音技術の低さ、
ビデオも無いからチェックできない時代の産物。
上映館では入場時にお客にシナリオ配るくらいの配慮があってもいいくらい。
780 :
この子の名無しのお祝いに :2008/01/16(水) 17:49:43 ID:kn2Rzogy
>>778 中心は「母べえ」の宣伝だったね。
黒澤と三船の仲違いの話をもうちょっと聞きたかった。
ジャングル母べえ
>録音技術の低さ 失礼な奴だな。 誰が録音しても当時の録音機材で 黒澤の要求に応じてたらああなるわ。 >ビデオも無いからチェックできない あほですか? その場でチェックできなくとも 後で確認できるがな。 不満があれば、スタジオでアフレコすればすむ。
用心棒おもすれ〜
(映画)隠し砦の三悪人 1958 黒澤明監督作品 英語字幕.wmv 541,060,960 6bd613a7a2b86eced5c48bd31e06c060
>>784 改正著作権法違反(著作権侵害) 罰金300万円 通報済
(映画)蜘蛛巣城 黒澤明監督作品.wmv 477,500,452 4bb146dca001649c3e0023367da5b9c3
東宝とJASRACに通報済
[映画] 邦画 黒澤明 - 生きる(1952年).divx nV39OftQ2w 732,319,744 3bf16423e9d2eb9bdcd63ce24a683c84
さらに東宝とJASRACに通報済
791 :
この子の名無しのお祝いに :2008/01/22(火) 18:46:42 ID:VZmaQlV8
>>784 この文字の列って、どうすればいいのですか?
通報しますた
野上照代原作で、山田太一監督の新作映画「母べえ」の 話題はないんだね。
山田太一て
病室には小泉堯史さんだったと思うけど、ひとり枕元にいた。 黒澤さんは首や腕を包帯でグルグルに巻かれ、かすれた声で 「ああ、ノンちゃんか」と言われたような気がします。 私は病院へ行く前から、こういうときはメソメソしちゃいけない、元気に叱咤激励スタイルで 行こうと思っていたので、いきなり「いやですよ! もう、こんなことをなさっちゃ!」と叱るように言ったのですが、 思わず落涙しました。 そして持って行ったクリスマスの飾りを出して 「もうクリスマスなんですから!」と見せると、 黒澤さんは包帯だらけの腕をのばして小泉さんに、 「これをあの壁に下げて、見えるところに……」と頼みました。 後は何も憶えていない。病院へうかがったのも、そのとき一度だけです。
思わず落涙・・・読んでるおいらも・・・
オーディションに 行った 案の定 沢山の人が 来ていた しばらく待って 呼ばれた その時の事は 覚えている どの人を呼ぶにも 例えば「ああ その人」とか「次の人」とか 番号で呼ぶとか そう云う事は 一切しないのである 全ての人を 書類も見ずに キチンと フルネームで呼ぶのだ 携わっているスタッフ 全ての人が 名前を把握しているのだ それだけで (演出と言ってしまえばそれまでだが)その素晴らしさに すっかり感動してしまったのを 覚えている 四人が 部屋へ呼ばれた 黒澤明が 居た 何人かのスタッフ そのまん中に 黒澤明が 居た 黒いサングラスをかけて 本物の黒澤明が 居た 大きい人だった まず 黒澤さんが 立ち上がり 手を差し出して 座るように すすめる 驚いたのは 黒澤さん自らが まず謝るのである 「本当は ひとりずつ 一対一で話をしたい しかし それを許す時間が無い 四人一緒に会う事を許して欲しい」 そう云う意味の事を言って 謝るのである これには 又 驚いてしまった それでも 結局 その時 四人と黒澤さんは 小一時間 話をした 面接というより 話である 映画の話をするのである 僕が「蜘蛛巣城」を観た想い出を話すと 黒澤さんがそれに答えて 非常に具体的に「蜘蛛巣城」の事を話してくれる 「生きる」について話すと それにもまた 答えて話してくれる 話の中身を 決して端折らない きちんと話す 大変誠実な人だった
簡単に 僕らを見て 「はい もういいですよ」 ではないのだ 僕らに話させ 自らも話す コミュニケーションをとろうとする 本当に話をする のである 話して 話して その人となりを 本当に知ろうとするのである 四人で小一時間とすれば 結局ひとり二十分以上 話した事になる かなり長く話した記憶が有る それまで オーディションは何度も受けた しかし そんなオーディションは 無かった その後も 無い まず 初めに感じたものは 誠実さ だった その代わり 選考は厳しかった 二次試験では 写真を撮られた 兜をかぶった写真である その後 台詞の録音を入れたりと 結局 四次試験まで有った メインのキャストの人たちは 七次試験 八次試験まで有ったと聞いている 僕がオーディションの対象になっている役は ひとつのシーン 武田信玄の軍が 撤退して行く 三州街道で歩兵(林の部隊)が数人で話しているワンシーン その中の兵士のひとり それだけの役だった オーディション最終日 三州街道のシーンは 台詞が七つ有る オーディションに来た人の中から まず七人が呼ばれ その七つの台詞を言う これは 出来るまで 何度でもやるのである オーディションというより 既に それは稽古だった そして 交代する 又交代する 又交代する 又交代する それが 延々と続く
もう緊張しているとか そんな余裕は無くなる
「君は今戦場に来ているんだよ 妻や子とも別れて 戦場に来ているんだよ」
「うーん 君の台詞は面白くないんだよな」
もう僕自身 その時与えられた役に 入り込もうとする以外
余計な思いを頭に置く余裕は 無くなっていた
本当に 稽古をしているようだった
何時間か それをやった
ここまでやらして貰って 見て貰って
これで落とされても 文句は言えないと思った
最後まで残った人は 誰もがそう思ったのではないだろうか
それほど徹底したものだった
交代して 演じるのだが
だんだん人がしぼめられていく
最終的に 交代しても交代しても どの組にも僕は残されていった
しかし その場の空気は 静かで 与えられた言葉
役に入り込もうとする気持ち以外に 僕に出来る事は無く
すがすがしく オーディションは終わった
数日して 東宝のスタッフから 電話が来た
「役が ワンシーンで 小さい役なのですが やって頂けるでしょうか」
勿論僕は やりますと即 返事をした
芝居村 ─上田ボッコ─
http://blog.canpan.info/bokko/3
いよいよ24シーン 三州街道のシーンを撮る日が来たのだ 黒澤明監督は 稽古をする このシーンも もの凄く稽古をした 何処ででも やるのだ 事務所のソファのような所でも 畳の部屋でも ロケの片隅でも スタジオの片隅でも 「揃ってる ? 」と云うと稽古をする 当然 7人全員が 全員の台詞は 覚えてしまっている 覚えようとしなくとも 覚えてしまう 人の台詞まで それほど 稽古をする 僕は どうして こんなに稽古をするのだろう と何時も 思っていた それが 撮影するその直前に 分かるのである 昼間 鎧 兜をつけて稽古をした リハーサルと云えばいいのだろうか それから間も無く撮るのだろうと思っていたが 撮らない 夕方近くになって 続々とバスが来る 鎧を着た エキストラの人たちが ぼろぼろと降りて来る 騎馬隊の連中も 続々と やって来た 僕達が 位置に付くと 周りに 同じ歩兵がバラバラと配置された その時になって 初めて分かった 7人が 話している その側を 林の歩兵部隊が ザッザッと行進して行くのだ はるか後ろの丘を見ると 騎馬隊が やはり進んでゆく しかも それは太陽が 丘の向こうに 落ちてゆく寸前なのである その中で 7人が ぼそぼそと話しているのである これは NGが出せない 始まったら 絶対に NGは許されない状況である もし NGになって 取り直すとなったら 歩兵部隊も 騎馬隊も 全て 元に戻らなければいけない そんな事をしていたら 太陽は沈んでしまうだろう
僕は理解すると同時に 身内がぞくぞくとした そして 何か その現場に居られる事に 仕合せを感じたし 凄い闘志が 湧いた これが この闘志が 実は 役者にとって 危険なのである 役者は常に 力を抜いている事 これが最も 重要なのだ でも 僕は その時 闘志が 湧いた 僕のメイキャップを見て 黒澤監督は メイクのチーフを怒鳴った つけた髭が チャッチイものだったのだ 髭を剃らないで居てくれとは云われてなかった だから 僕は叱られなかった しかし 戦場で髭が 全然無いのは可笑しい そこでつける事になったのだが 監督は 僕でなく メイクのチーフを 怒った 髭を付け直した 万全の準備の中で 撮影が始まった カメラが何処にあるのか 全く分からない まあいい 僕は 今戦場に居る 今まで 稽古で黒澤監督に 言われ続けた事をすればいい その中に 入り込めばいい 監督は 一人ずつ 自分で 鎧の上に 埃を塗って言った 僕も塗られた 顔にも塗られた 黒澤監督自らが してくれるのである 「行くよ ! よーい スタート ! 」 さあ 始まった 実は 一人が大変なトチリをしたのである 彼は 手で持っている刀を 叩きながら話していた そう云う作り方をしていた 力の入り具合が 緊張で 何時もと違っていたのだろう カチャリと音がして 刀を 地面に 落としてしまったのだ
さすがに黒澤監督が怒鳴った
すごい事になった
レシーバーの声が 飛び交い
助監督が 飛び回り
騎馬隊も 戻り 歩兵も元に戻り
撮り直した
終わってから 取り直しになるのかどうか 心配だった
あれだけの エキストラの人数である
騎馬隊である
別の日に 又撮れば 二重に
もの凄い お金が 飛んでゆくだろう
しかし 黒澤監督の思惑は 金ではない と僕は思った
そこまで 徐々に 徐々に 周りから 役者から スタッフから
盛り上げていった そのエネルギーの喪失が 問題なのだ
盛り上げて 盛り上げて ようやく本番を迎える
そのタイミングを 外す事は やはり許されないのだ
数日して 本多猪四郎監督が ニコニコして 僕らの所に来た
「あのシーンね、監督 スゴク気に入ってたよ」
その後 黒澤明監督が自ら 僕らの所へ来た
満面の笑みだった
「いいシーンになった。とても綺麗なシーンになった」
と言って 握手さえ して行った
芝居村 ─上田ボッコ─
http://blog.canpan.info/bokko/2
803 :
この子の名無しのお祝いに :2008/01/26(土) 02:15:22 ID:eyxjJAgG
804 :
この子の名無しのお祝いに :2008/01/26(土) 11:24:38 ID:ikPZeuVy
山田洋次監督「母べえ」について 原作者の野上照代をウィキで調べてみたら、 ”黒澤明塾で活躍中”だって。母べえについても情報ゼロ。 いつから放置状態なのかな。 (2008.01.27現在)
開塾してないのに活躍中かよ。 「開始に向けて活躍中」なら分かるが。
立ち消えになったのにw
807 :
この子の名無しのお祝いに :2008/01/28(月) 01:03:50 ID:VcA/pHsm
それより、「用心棒」のリメイクが反町隆史主演で企画が進んでるのが気になる・・・
808 :
この子の名無しのお祝いに :2008/01/28(月) 10:29:17 ID:VbiJSQYp
反町隆史が棒の役をやるのか?
苗字が「用心」で、名前が「棒」か? それとも、「用心」の役は別の役者が演じて、「二人合わせて用心棒でーす」と言って現れるのか?
最初に行く方向決める棒でしょ?
その棒わりと重要だぞ
三十郎が歩いてくると道に反町(棒)が落ちている… 犬が手首くわえてくるのに匹敵するシュールな絵ではあるな
反町は卯之助役なら似合いそうなんだけど
越えることは出来ないんだから、黒澤作品をデジタル処理でカラー化してそのまま公開すればいい。
815 :
この子の名無しのお祝いに :2008/01/28(月) 18:15:29 ID:bK6nzCQ1
松本・織田・反町と、女性の観客を当て込んでの制作姿勢
織田に断られて、反町にいったかw
いや、最初から別の企画だったみたいだよ。
Playboy立ち読みしたが、特に買う必要なさそうだと思ってスルーした。
>>817 織田がオファーを断ったとインタビューで答えてる
>>819 後にオファーを受けた俳優の事を考えて、
普通断ったとか言わないものだが、
織田はモラルというか思いやりが欠如しているな。
反町どころか崔も立場ないよなw
バカヤロウ! 利いたふうなことをぬかすんじゃねえ! 気をつけろ、俺は機嫌が悪いんだ! そんじゃまた!
823 :
この子の名無しのお祝いに :2008/01/28(月) 22:32:18 ID:YN0Y2RFe
春樹はほんと懲りない男だな。 この馬鹿はあの世へ行っても直らないだろうな。
824 :
丹波哲郎 :2008/01/28(月) 23:08:07 ID:Nv7uIbuM
が「三船さんが断るとおれんとこにくるんだよな」 タイガー田中はよかったと思うよ、吹き替えも自身がやったし
>>824 それは後に語ったんだろ。
制作前や制作中に語っちゃダメ。
司葉子の役を松島菜々子がやることもありうる。
827 :
この子の名無しのお祝いに :2008/01/29(火) 09:53:24 ID:UsBRc6ew
織田三十郎が大コケしてくれてとても嬉しいねw 前科物角川春樹を調子に乗らせないためには非常にいいことだ。 こいつにはさっさとあの世へ行って欲しいと願うばかりだ。
日本語の勉強しろよ
>>821 ただでさえリスクが大きいのに、崔の元でやりたいと思う奴もすくないだろう。
最終的に春樹の人脈から選ばれたみたいだが。
小林桂樹も 「ブラックレイン」の若山の役のオファーを 断ったと言ってたが、公開後随分後の話だ。 織田のそういう無神経なところが演技にも反映されてるよ。
されてないと思う
834 :
832 :2008/01/29(火) 20:47:15 ID:ZgfwSuNW
そうですか。残念です。 だれか動画サイトにでもアップロードしてくれないかなあ。
2010が生誕100年だから、 その時にNHKにリクエストしてみれば?
836 :
832 :2008/01/29(火) 23:05:11 ID:ZgfwSuNW
どうもです。それなら見込みあるかも。忘れないようにしなくちゃ。
837 :
この子の名無しのお祝いに :2008/01/30(水) 21:00:34 ID:ZZ9a7pRA
>>834 VHSで持っているが、アップの仕方がわからん。
>>835 wikipediaの「その他」に書いといてくれ。
忘れなければ、俺もリクエストするから。
839 :
この子の名無しのお祝いに :2008/01/30(水) 22:01:57 ID:16hPK8NT
出来の予想 『用心棒』>『荒野の用心棒』>>>>>『ラストマン・スタンディング』>>反町版『用心棒』
>>832 そのビデオ持ってるけどストーリーをかなり省略しているのが残念だったな。
ただ分析は細かいところまでしていて関心したよ。
イギリスのチャンネル4の番組だったと思う。 先生がフィルム・ビューワーを駆使して、 シーンの説明を生徒たちにしてた。
「生きる」を見たんですがこれはどういう作品なんでしょうか?
コメディです
>842 そんことしたら映画を見る楽しみがなくなりそうと思うのは俺だけ? 教師の自己満足じゃねえの。
そういう人は観なければいい。 映画自身が説明的なのは回避できないので問題だが。
847 :
この子の名無しのお祝いに :2008/01/31(木) 18:35:56 ID:W17YUBgb
10年ぶりに乱をみたけど、 エンターテイメント映画ではないけど 編集も演出も演技も音楽も構図も映画の出来もすばらしいね これほどの古典的な古いストーリーなのに全体が見事にまとまっていて みていて飽きない 馬の軍団が川の中を全力で駆け抜けるシーンなんかゾクゾクするくらい スペクタクル
>>847 公務員のコメディだったのか…。
目がひらっきっぱだったから何かと思った。
>>848 「乱」は1回目観たときは余り面白くないなって思ったのだけど、
時間たって2回目観たときは、映画に思いっきり引き込まれて面白かった。
848
>>850 オレも全く同じでした
1回目は眠くなったw
昨日2回目みたら、これほどダイナミックかつ鋭い出来の映画とは・・しらなんだ・。
場面展開もテンポがいいし、ショットを人間自然人間と上手に変えて
人間の心情を表現している。
。それに馬の走りが迫力満点
末の方がクビ切られたのはショック
852 :
この子の名無しのお祝いに :2008/02/01(金) 19:11:17 ID:qvhwlUw3
>>813 、826
楽して生きていることがバレるよ
853 :
この子の名無しのお祝いに :2008/02/02(土) 22:20:44 ID:RCeWrK0R
黒澤はオーソン・ウェルズに逢ったことはなかったんだね、シェイクスピア好き同士会話が弾んだだろうに。
854 :
この子の名無しのお祝いに :2008/02/03(日) 09:08:44 ID:etxUGxiW
855 :
この子の名無しのお祝いに :2008/02/03(日) 12:46:07 ID:ZKQs9aAN
最近読んだセルジオ・レオーネの伝記本に盗作したのを問い詰める黒澤側からの手紙が少し載ってた 「レオーネ様 あなたの作品を拝見しました、とても良く出来た作品です」で始まっている。 後にイーストウッドとカンヌ映画祭で会ったときも仲良く談笑していたそうだし、黒澤は『荒野の用心棒』を評価してるのか? 『荒野の七人』はあまり買っていないのは知ってるが、『荒野の用心棒』についてのコメントを読んだ事ないので。 俺は『荒野の七人』も『荒野の用心棒』も好きなんだけど。
>>855 「イタリア製の『荒野の用心棒』、あれは不愉快だったから、当時僕は
見ませんでした。今に至るまで見ていない」という黒澤の発言がある。
(『赤ひげ』完成後あたりの「全自作を語る」インタビュー)。
858 :
この子の名無しのお祝いに :2008/02/03(日) 15:08:55 ID:rK4cts+n
「不愉快だから見てない
859 :
この子の名無しのお祝いに :2008/02/03(日) 15:20:00 ID:rK4cts+n
「不愉快だから見てない」って、『トラ・トラ・トラ』じゃなかった? 『荒野の用心棒』の英語版wikiには、黒澤が「いい映画だが、これは私の映画です」なんて手紙書いたって まことしやかに書かれてるが。まあ黒澤自身がインタビューで語ってるなら見てないんだろうな。 手紙は黒澤のお世辞か、レオーネのはったりか。 黒澤は伝説が多すぎて、しかもそれが人によって正反対になってることもあるからややこしい。
こういう話って実際にどうだったかはわからんからねぇ。 手塚が生前、「カリオストロ」公開直後に、制作を担当したテレコムアニメーションを所用で訪問した時、 全員の前で開口一番「僕はカリオストロは見ていません」と言い放った事があるんだけど、 手塚近親のスタッフによると実際にはその時点で繰り返し見てたんだそうだ。
宮崎のアニメには手塚からの強力な影響が見て取れるよ。 だから手塚も複雑な気分だったんじゃないか。
>>859 そう、『トラ・トラ・トラ』についても「不愉快だったから見てない」って言ってるよね。
黒澤流の拒絶の仕方なんだろうな。
自分にとって不快なもの、嫌な事に関しては「見てない、知らない」って形で壁を作って
徹底的に関わりを断とうとする。
(本当は見ていたのかもしれないが、絶対にそうとは言わない)。
レオーネに出した手紙ってのは本人が書いたんじゃなく、
スタッフが黒澤の名で出したものじゃないかなあ(交渉をやり易くするために)。
そんな気がする。
本当は厳しい内容なのに黒澤から手紙をもらったってだけでレオーネは舞い上がってしまい、
皆に見せびらかした、なんてwikiのリンク先に書いてあるね。
以上、レオーネ本読んでない俺の独断と偏見。長文失礼。
>>861 つーか、手塚はこいつは才能あると認めた奴に対しては、
ものすごい嫉妬の炎をメラメラと燃やす人だったのよ。
「僕はカリオストロは見ていません」と言い放ったのは手塚があれに心底感嘆したから。
こいつは才能ある! 俺を脅かす存在だ! と思ったからだよ。
以上、独断と偏見の連投スマソ。
俺は逆に相当コアな黒澤ファンだと 思った。 なぜ最後が「どですかでん」なのか 理解できないか? 黒澤ファンなら「ろくちゃんは僕だよ」という 黒澤の言葉ぐらい知ってだろ。 作品に対しての受賞ではなく、黒澤個人に対しての賞なのだから 「どですかでん」を最後に持ってきたのは良い選択だと思うよ。 他の人には見えない架空の電車を走らせることができる ろくちゃん 黒澤への最大の賛辞だよ。 「どん底」の馬鹿囃子が入ってるだけで この人相当黒澤映画見てるな と思うけどね。 >意味不明な音楽を挿入 「羅生門」の音楽を「七人の侍」にかぶせたり 「影武者」の信長の出陣準備のティンパニを 三州街道撤退の夕日の場面にかぶせてあったり してあるけど、前後のつながりを意識した演出として 不自然ではない。 「用心棒」の太鼓叩いてる藤原釜足の後で 「ダダンダダーン」と「影武者」のティンパニが入るのは 笑わせようという意図か 太鼓が好きだった黒澤へのオマージュだろw
今羅生門見終わったんだが ところどころ声が聞き取りづらくて何言ってるのかわからなくなかった?
>>864 初めて見ました。とても感動しました。
確かに、個人的には「あのシーンも入れて欲しかった」というところはいくつかありますが、
最後に六ちゃんを持ってきたのは、私はとても良かったと思います。
>>866 オレは字幕入れて観るのを常としているよ。知らない言葉があっても漢字からイメージできたり、セリフの印象も強くなって作品に入り込めると思う。
俺が借りてきた羅生門のDVDは字幕設定できなかった 聞き取るのに、TVのボリュームを45くらいまで上げて 分からないところは巻き戻しながら聞き取っていったよ 終わって、音量上げてたの忘れて通常のTVに変えたら あまりの大音量にぶったまげたわ
>「用心棒」の太鼓叩いてる藤原釜足 この場面で会場から失笑が起きてるねw 「用心棒」なら片腕切断とラストの決闘入れろよ。
それにしても、低予算で、単純な物語 で面白くないのかもしれないけど 実験的で黒澤の独創的な映像表現がかいま観られる 虎の尾を踏む男達(日本初のミュージカル映画?) 我が青春に悔い無し(後半の農民生活での女性主人公のエキセントリックな映像) は、なぜ人気ないのか オレは大好きなんだけど
873 :
この子の名無しのお祝いに :2008/02/04(月) 21:48:45 ID:pRKcCFk7
>>855 レオーネは「黒澤の『用心棒』はダシール・ハメットの「血の収穫」にインスパイアされて出来たんだから
私は物語を生まれ故郷に帰しただけだよ」とも言ってるけどね。
俺は「血の収穫」を読んだことないんだけどそんなに似てるのかなぁ。
「赤い収穫」の原型になった「町の名はコークスクルー」のほうが似ている。 翻訳で読むなら、両作品とも、ハヤカワ・ミステリ文庫のやつが良いよ。
875 :
この子の名無しのお祝いに :2008/02/04(月) 23:20:44 ID:f/ycaQQQ
>>864 それって黒澤が通訳使うとこで会場から失笑おきてね?
何かむかつくんだが。
>>875 「僕が映画をまだよくわかっていないと
いったらジョークだと思われたらしく
みんなが笑ったんだよね。」
黒澤が「映画をよくわかっていない」
といったらご冗談をという反応が返ってきても
不思議じゃないだろ。
ジョン・フォードがあるところでスピーチ?を求められ 「私の名前はジョン・フォードと申します」と言ったというジョークと 同じ質のつかみだと思われたんだろう ジョークから入るのは一つの形式みたいなもんだし 笑った観客は、むしろ礼儀正しいといえる
>>876 > 黒澤が「映画をよくわかっていない」
当時TVみてたけど、監督のこの言葉にとても感動した覚えがある。
一流の人というのはこういうものなのだろうなーと。
この時に、日本からのライブ映像もあって、 本多猪四郎監督や賠償美津子が「黒澤さーん」と言ってた記憶があるが それはどっかで見られないのかな
>>880 この後に日本からのビデオ録画映像(ライブではない理由は後ほど)
笠智衆が「黒澤さんおめでとう」といって
黒澤の孫もそろって
ハッピーバスーデーを歌いだす。
すると会場も一緒になって
"Happy Birthday to you"と合唱が始まる・・・
もうすぐ黒澤の80歳の誕生日だったからね。
名誉賞自体がバースデープレゼントの意味もあったという。
ライブじゃなかった理由は時差の関係で日本は深夜。
まだ小さい孫たち(黒澤優とかはまだ小学生)を参加させるのは無理ということで
ビデオ録画になった。
「まあだだよ」のラストのHappyBirthdayは間違いなく
この時の思い出が元になってるんだろう。
トン ライブではなかったのか 本多監督や賠償美津子という記憶はあってますか?
それは覚えてないな。 「夢」の公開間近の時だったから 笠智衆が出てきたんで、賠償美津子も出演してたから いてもおかしくはないと思う。 当時のニュース番組ではこの HappyBirthdayのシーンは何度も紹介されてたのに 最近見る機会がないのは、残念だね。 ここが一番感動的なところなのに。
>>864 三船の首に矢が刺さるとき会場から「おぉぉ」って驚きの声が出てる。
ただやっぱりダイジェストの編集は下手だと思う。
ルーカスか黒澤本人にやらすべきだったね。
887 :
この子の名無しのお祝いに :2008/02/05(火) 22:57:57 ID:LCy2GDwX
>>876 んなことわかってるよ。そこじゃなくて07:28あたりだよ。
失笑もれてんじゃん
888 :
この子の名無しのお祝いに :2008/02/05(火) 23:34:53 ID:WOc83idq
井筒和幸は黒澤明をけなしてるよ。
うせろ糞尿
890 :
この子の名無しのお祝いに :2008/02/06(水) 00:56:45 ID:TH3rgeEQ
井筒は隠し砦が大好きで黒澤作品のDVDも持ってるらしいぞ。
892 :
この子の名無しのお祝いに :2008/02/06(水) 11:00:12 ID:4IgUZ1wo
井筒は『生きる』と『七人の侍』について 「外面的で薄っぺらい。核がない」と酷評している。
893 :
この子の名無しのお祝いに :2008/02/06(水) 11:26:51 ID:EHVXTFCJ
隠し砦の真似しようとして死人だしてるけどな井筒 核があるなあ
>>891 全部そのままやるか、総じて自粛するか、どっちかしかないだろ。
聴えないからいいって何だw
895 :
この子の名無しのお祝いに :2008/02/06(水) 14:25:37 ID:F041KRBU
>>887 気にするなよ
ジョークでも言ってリラックスしているんじゃねーの
黒澤は笑われてないだろ、あの段階では
>>875 「黒澤が笑われているように見える」という思い込みでカリカリする
ような頭のオカシな奴がいるのかい。
映画なんか見てネットに出てくる以前に、親の教育が間違ってたの
ではなかろうか。
全く恥かしい奴だな。
親は関係ない。 全く恥かしい奴だな。
井筒って在チョンのチンコしゃぶってるようなやつだろ?こいつの撮る映画の核って「在チョンのチンコうめぇ」しかないじゃん。 「七人の侍」のあの弱者たちの悲痛な叫びや人間の本性、喜び悲しみを感じられないなんて感性ゼロだろ。つうか在チョンマンセー映画以外は見えてねえな。
899 :
この子の名無しのお祝いに :2008/02/06(水) 17:18:46 ID:EHVXTFCJ
誰だか評論家も アカデミーで黒澤は震えてオドオドしてて小心者丸出しだった と書いてたよ。 老人特有のプルプルなのに
いや、監督してない時の黒澤は小心者だったというエピソードはよくあるから それはそれで正しい観察なのでは そういうことで監督としての黒澤の価値が下がるとは少しも思わないし
特にああいうセレモニーとか公の場に出るのは、決して得意じゃなかったみたいね。
今日のいいとも偉人たちの大好物は黒澤明だったね。 ビックリしたのは紹介された黒澤の写真が上半身裸だったことだ。
>>900 サングラスは、ライトで目を痛めただけじゃなくて、
ちょっと恥ずかしがり屋な面もあるのかなあと思ってますが、どうでしょうね。
>902 あれ出てたのは加東大介の孫?
映画監督は恥ずかしがり屋が多い。 成瀬は一人で買い物が出来なかったし、黒澤も一人で喫茶店に入れなかったらしい。
>>903 若い頃はサングラスはめてないよ。
>>904 「明日への遺言」にも出てるよ。
たけしの映画にも出してもらってる。
>>905 自分が人間を観察しているような目で他人から見られるんだ、と思ったら
とても人前に出たくない気分になるんだろうね
悪魔のように細心に天使のように大胆に
909 :
この子の名無しのお祝いに :2008/02/07(木) 14:54:31 ID:Y5eBIN6T
でも「私は映画という物が未だによく判っていない」ってのは 明らかに軽く笑い取りに逝ってる。 アレは黒澤作品っぽい台詞回しだと思ったね。
910 :
この子の名無しのお祝いに :2008/02/07(木) 23:22:26 ID:aK2Uqe1n
911 :
この子の名無しのお祝いに :2008/02/08(金) 17:55:04 ID:X7NAlRaS
黒澤映画は「影武者」以降の作品でも映像は凄いんだよ。 だが、脚本、キャステング、編集が酷かった。 〜赤ひげ : ◎映像、◎脚本、◎キャステング、◎編集 どですかでん : ◎映像、○脚本、○キャステング、○編集 影武者〜 : ◎映像、●脚本、●キャステング、●編集
脚本、編集が微塵も分からない映画初心者の共通認識だな
913 :
この子の名無しのお祝いに :2008/02/09(土) 08:34:53 ID:dbt5I7Ab
>>911 オレは、乱が素晴らしい作品だと、2回目観てわかった。
1回目は寝ました。
10年ぶりに2回目みて素晴らしいと思った。何度でも観れる作品だ。
そりゃあ、昔のようなエンターテイメントではないが、映画技術のエッセンスがいっぱい詰め込まれている。
映画としてつまらなくても、 技術力の高い作品は観られるからね。 一回目は話追うからつまらない映画はつまらないけど。
>>913 楽しめてうらやましいよ。
映画技術、全然知らない自分は3回見ても「乱」はダメ。
登場人物の内面が伝わってこない。配役含めて、人物に
魅力を感じないから、つまらないと思った。
916 :
夜と朝の間に :2008/02/09(土) 12:46:27 ID:BQQbL/oy
なんでピーターのセークースシーンがないんだよ
>>915 黒澤を意識せずに、
斉藤カメラマンの映像美を楽しんでみては?
>>917 なるへそ。次回は黒澤って意識しないで見てみる。
>>916 「薔薇の葬列」を見なさい。
土屋嘉男とヤってるから・・・
920 :
夜と朝の間に :2008/02/09(土) 14:02:45 ID:BQQbL/oy
921 :
この子の名無しのお祝いに :2008/02/11(月) 15:29:49 ID:tHmjdIe/
>>917 考えるな、感じろ、っつーカンジだな
「影武者」と「乱」だと、どっちの世評が高いのだ??
922 :
↑ :2008/02/11(月) 15:42:35 ID:HRGiNTtA
燃えよドラゴンでも見てろや
>>921 映像美は「乱」のほうが綺麗だが、高画質フィルムの
登場に間に合ったからなんだろう。
「影武者」は「乱」への習作という位置づけで制作されたらしいが、
「影武者」のほうが黒澤映画の面白さに溢れているように思う。
>>923 「影武者」のほうが一般受けを意識して作られてるだけ。
俺は「乱」の方が面白いけどね。
原田美枝子は立派に山田五十鈴並の妖怪もどきな怖さがでてたね 美しいだけの女優には全く興味なかったみたいなところも好きだな
ホットドッグプレス'88年4月10日号P276-277より (前略) −スナイパーのたて篭もる廃墟に米兵らが侵入していくクライマックス場面で、 日本の雅楽を思わせるような音楽が流れますね。 キューブリック「能に使われる鼓楽の一種です。西洋的な図式の中に東洋的なものを感じさせたかったのです。 実際には24のトラックに分解し、それをコンピュータにかけて合成した」 −鼓楽を使ったのはクロサワ映画からの影響ですか? キューブリック「そうとも言えない。むしろ、最近のクロサワ映画こそ西洋を意識しすぎているのではないか?」 (後略) おまけに、河原畑寧によるキューブリックへのインタビュー(月刊イメージフォーラム'88年6月号P14)から抜粋。 「(マックス・オフュルスやパウエル&プレスバーガーに触れたあと)それから『羅生門』には、とても魅せられた。 あれも五十年代だったな。原作も読んだ。五、六ページの短編でとても面白かった。作者の名は忘れたけど。」
Qちゃんそんなこと言ってたのか
>>926 ほぼ同時期の「サクリファイス」にも日本の音楽が使われるから
そっちの文脈で見るべきなんだろうな
Qのいうとおり、黒澤が(その数年前に)「乱」で欲しがったのはマーラーなんだし
黒澤は歴史考証が正解だって言われてるよね でも七人の侍とか、今の現代人が聞いても普通に理解できるけど 本当にあの時代の人はああいう言葉を喋ってたの? 戦国時代だと今の感覚では到底理解できないような言葉を喋っていたのでは? 俺には今の話言葉と通じるのは明治時代からってイメージがあるんだけど
七人の侍にはウンチするシーンがないね 小学生か?
>黒澤は歴史考証が正解だって言われてるよね 言われてねーよ。どこから仕入れたんだそんなデタラメ。
ついでに言えば「正解」は「正確」が正解だよな
それはミスだから気にしないで。 それで、戦国時代の人々は本当に今の現代人でも理解できるような言葉を喋ってたの?
知らない。 俺は「黒澤は歴史考証が正解だって言われてるよね 」っていうデタラメに反応しただけ。
>>933 馬鹿じゃねーのか?古語で会話させて字幕つけるのかよキチガイ
>>935 そうだよな。言葉の時代考証はある程度でいい。
でも、すぐ他人のことをキチガイとか馬鹿とか罵倒するのはどうかと思うぞ。
因縁のつけかたが馬鹿馬鹿しすぎるからね
「黒澤は歴史考証が正解だ」ってことを 誰に吹き込まれたのかまず教えていただきたい
>>929 当然400年も経ってるんだから変容してるけど
ある程度は現代人でも理解できる話言葉(口語)だったはずだよ。
ちなみに知ってると思うけど当時の書物に書いてある言葉(文語)を
そのまま話していたわけではないからね。
ボキャブラリーは限られていただろうな
メル・ギブソンの宗教映画で古代語で演じてるやつあったな 婆さんがみてショック死したという
942 :
この子の名無しのお祝いに :2008/02/12(火) 23:01:14 ID:ngHJUU0c
どこかの掲示板に書いてあったけど70年半ば頃にテレビで淀川長治を司会に 七人の侍の時の俳優が勢揃いした番組があったようだけど、、、、 その時の内容って雑誌とかに再録されてないかな。。 情報求む。。
七人が亡くなった順番は? 最初は加東大介だよな
千秋のズラw
946 :
この子の名無しのお祝いに :2008/02/13(水) 20:38:24 ID:wGPdzvsy
市川崑が死んでしまった。追悼かわりに、大学時代の先輩から聞いた話を。 その先輩は劇団に所属していて、「ビルマの竪琴」(リメイク版)に一兵卒の役で出演していた。 東宝撮影所での撮影中、黒澤明がアシスタント(たぶん、松江陽一)と一緒に陣中見舞いに来た。 スタジオ内は、次に撮影する場面の為のセッティング中で、市川監督は高く組まれたイントレの最上段にいた。 黒澤はその姿を発見して、下から「おーい、崑ちゃーん」と声をかけた。 仕事中のスタッフたちがいるので、遠慮して、さほど大きくない声で。でも、市川崑は気付かない。 黒澤は続けて「崑ちゃん、崑ちゃーん」と呼びかけるが、それでも気付かない。 遂に黒澤、しびれを切らせて「おーい! コン!」と怒鳴った。 市川はやっと気付いて「おおー、クロさんか」と笑って、「何だよ、わからなかったよ」と言いながらイントレから降りて来たという。 友人でありライバルでもあった二人の関係がうかがえるエピソードでした。
大村昆でもひょっこり現れたのかと思ったぜ
ああほんとだ合掌
949 :
この子の名無しのお祝いに :2008/02/13(水) 22:31:47 ID:HXSFHBdT
>>946 お互いの撮影現場をよく見に行ってたと市川が言ってたな。
950 :
この子の名無しのお祝いに :2008/02/14(木) 08:22:55 ID:YTlf3kDr
伊丹、深作、黒澤、市川 優秀な監督はどんどん亡くなっていくな ろくでもない、森田とか樋口とかは、まだまだ映画とるつもりなの?
市川はいつ死んでもおかしくない年齢だった 新藤は老害と化してるし 頑張ってるベテランは山田洋次ぐらいか?
「寅さんの呪縛」から解き放たれてからは親の仇を取るかのような勢いだな。
>黒澤明がアシスタント(たぶん、松江陽一) 「ビルマの竪琴」の頃なら 小泉だろ。
どら平太って脚本黒澤、監督市川だったね 市川監督って女優をきれいに撮る人だと思ってたけど 浅野ゆう子のアップが気の毒なほど肌荒れ丸出しだったので 女優を怪物みたいに撮るのが好きだった黒澤を思い出してしまった また一人、日本映画の神様が逝ってしまった…残念だ(合掌) 若い神様はなかなか生まれてこないのに…
>計約400人の観客と一緒に映画を観賞した小泉監督は、
「隣に座っていた年配の女性が途中から目頭を押さえて涙ぐんでいたのが印象的でした。
エンドロールが流れ、その後5分ほど拍手が鳴りやまなかった。
さらに握手攻めに合い、『コングラチュレーションズ!』と
声をかけてくれる人もいて、感激しました」と興奮気味に振り返った。
映画では、岡田中将が米軍による無差別空爆を国際法違反と主張する。
「横浜法廷での彼の主張を知る米国人はほとんどいないと思うが、
観客の多くが歴史の事実として受け入れてくれた。
岡田中将が敵対する米国人と心を通わせる場面もありますが、
私はこの映画祭で、岡田中将と同じように垣根を越えた
心の交流を体験することができました」と小泉監督。
また、小泉監督の隣で鑑賞したロバート・レッサーは
「米国人が感情を隠さず、表情に出して感動している姿を
見ることができ、この映画に出演できた誇りを改めて感じています」と
コメントした。
上映後、米国の映画関係者からは
「ロサンゼルスやニューヨークなど米国各地で上映してほしい」
という声が上がったという。
米映画祭で拍手鳴りやまず 「明日への遺言」3月1日公開 (2/2ページ) - MSN産経ニュース
http://sankei.jp.msn.com/entertainments/entertainers/080214/tnr0802140833002-n2.htm
この映画はB級戦犯として
法廷に立った岡田中将の物語
むしろ戦争を云々よりも
岡田中将を通した戦争感と彼の信念が
丁寧に描かれています
黒澤さんのイデオロギーを感じます
あの戦争を肯定するわけでもなく
自分のおかれた中での状況からの
行動、判断、責任
彼が述べるのは戦争と言う、そこにある事実
そして、後世に伝えたいと言う想い
原作と岡田中将の言葉を
忠実に再現しようとした監督
だから、とてもあらゆる側面の見える映画なのかもしれない
戦争とはなんなのか
誰かが悪いのか
誰もが被害者なのか
たくさんの人種や価値観が違う中での
争いはなくならないのかもしれない
ミチミチ:『明日への遺言』試写会 - livedoor Blog(ブログ)
http://pot.livedoor.biz/archives/51265777.html
私はなぜか岡田中将の弁護人に心惹かれまして。
何分知識が無いもので、戦犯裁判というものがどうやって進行していくのか、
何を論点に戦われるのかが目新しかったというのもありますが、
弁護人という立場で岡田中将を支え、
事実が知りたいという強い信念に共感したように思います。
どうして涙があふれてくるのかわからない。
どうしてあんなに晴れやかな表情を見せられるのかわからない。
これが一番正直な気持ちです。
部下の責任を一手に引き受け、自らは命を絶たれてしまう。
ある意味絶ってしまうと言ったほうが正確かもしれません。
処刑場に向かう前、部下たちに最期の言葉を送っていきます。
君たちはこれから生きるんだ。
その力強いエールに心揺さぶられずにはいられませんでした。
満月の光のなんと明るく、美しいことか。
岡田中将を包みこんだその光が、夜の空気が、
スクリーンを破って染み込んで来たような静けさがとても印象的でした。
グッドモーニング-nieve
http://yaplog.jp/nieve_snow/archive/488
スレチやめれ・宣伝やめれ
日本にはスローなゆっくりしたテンポの秀作映画をつくる監督は大勢いるけど ダイナミックでスピーディーな展開の映画を上手に撮る監督はあまりいない 黒澤のあとは伊丹十三くらいで、それから全くいない
伊丹は勘弁してくれ
そこで深作欣二と言ってみる
深作ならいいわあ
伊丹の映画は漫画レベル
965 :
この子の名無しのお祝いに :2008/02/15(金) 15:32:12 ID:17JbdP/H
942のものです。『クロサワさーん』の七人の侍キャストが後年、テレビ の座談会に出た時に、口を揃えて、「体力的にもう無理」と口を揃えて 言っていたらしい。。。うーん、やっぱり70年代初期位の番組だと思いますけど その時の資料は記事には残ってないのかなあ。 誰か、黒澤作品に詳しい人、情報をいただけたら〜〜〜
藤原釜足の遺作は「お葬式」だったか 電気つけたら居た「おんなじことだから」
あの撮影時点で結構ヤバかったらしいね
藤原釜足って椿三十郎以降はワンポイント的起用になるけど いずれも見事な演技だよね 特に赤ひげの蒔絵師は神演技
黒澤は伊丹の映画は全く評価していなかったな。 しょせんそんなもんだ。
970 :
この子の名無しのお祝いに :2008/02/16(土) 01:08:34 ID:xQiWi8cI
黒澤は好きだが、別に神じゃないだろ。黒澤に評価されてなくても伊丹作品は面白かったよ。
>>959 岡本喜八は?黒澤と伊丹の間に入ると思うけど。
これだけだとスレチなので、岡本喜八は黒澤に「一日一枚脚本書け」って言われたのを忠実に守ってたらしい。
972 :
この子の名無しのお祝いに :2008/02/16(土) 02:30:49 ID:GfvFb+XP
伊丹の映画って同業者からかなり貶されてたな。 まあ俺もこいつの映画はそんなに面白いとは思わないが。
信者にはヘドがでる
>黒澤は伊丹の映画は全く評価していなかったな。 親父の万作には感謝してたし、野上照代は十三の筆おろししてやったし。
信者なんていやしないどころか直ぐ上に「別に神じゃないだろ」という書き込みがあって
それに反論する人も現れてないのにヘドが出るという
>>973 は
総合病院に行って胃腸科と精神科の両方の先生に診てもらいなさい。
きっと拘束服を着せられた上でホスピスに連れて行かれることになるでしょう。
っていうかIDを変えて連続して書き込むのは止めなさい。
2月19日 なんでも鑑定団 黒澤和子が父のつぼを持参 いやな予感がw
骨壺だったりしてw
979 :
この子の名無しのお祝いに :2008/02/16(土) 09:19:28 ID:vQ9x5k9b
伊丹映画は話題作が多かったが、「映画」というにはスケールが小さい しょせん、「テレビドラマ」並だ その点、クロサワ映画は、まごうかたなき「映画」だった
伊丹の映画そんな面白くねえよ 家族ゲームに出演した時、森田芳光に感化されて 監督始めたらしいがやめたほうが良かったんじゃないの。
もうちょっと生きていれば枯れた映画作ったんじゃないかな。 黒澤ですらくどいと言われることがあるのに、 伊丹のはもっとすごいからな。 TVのバラエティの再現ドラマみたいだ。 あと、黒澤とは主役のレベルが違いすぎるw あれなんとかすればもうちょっと評価されたと思うよ。 せっかく主役の集客力に頼らないで客呼べる映画作っていたのに… 山崎努が準主役の「タンポポ」は結構良かったからね。 あれはカメラがたむらまさき(旧田村正毅)なのも、 伊丹のくどさを緩和していいんだろうね。 まあいろいろな意味で残念な人を亡くしました。
生黒澤をみたのが釜さんの葬式 「調べてもらったら、12本でてるね」 「70代だと思ったら80だったんだね」当時ワイドショーでのインタヴューで
>>982 >あれはカメラがたむらまさき(旧田村正毅)なのも、
あ、そうだったのか
伊丹映画で唯一好きな作品だな
タンポポも十分クドイ
伊丹は凡人受けの映画だよ。 おまけにここではスレ違い。
黒澤も凡人受けの映画。
商業映画は基本的に凡人受けの映画。 だが黒澤の映画には受け狙いだけでない、作り手の真摯なメッセージもこめられていた。 商業映画と個人映画を両立させたがゆえに、彼の映画は映画作りのプロたちにも賞賛された。
俺は黒澤も伊丹も大好きだわ
信者には反吐が出る
991 :
この子の名無しのお祝いに :2008/02/17(日) 07:29:01 ID:6xjDq7qf
人生の幕のおろしかたも、ナントナく伊丹らしくてよいな 少なくとも、黒澤の流儀ではないw 伊丹さんが大江健三郎と親友だったとは、意外だ(妹さんが大江夫人であることは知ってたが)
>少なくとも、黒澤の流儀ではない 黒澤はリスカしたけど死ねない意気地なしだものね。
993 :
この子の名無しのお祝いに :2008/02/17(日) 08:11:26 ID:rUmKzU27
伊丹の話題は個人スレのほうでやれ。スレ違いだ。
994 :
この子の名無しのお祝いに :2008/02/17(日) 08:13:56 ID:rUmKzU27
>>990 キサマのような奴こそ反吐がでる。さっさと消えうせろ。
昔、黒澤のテーマパークの計画があるとスポーツ紙に載ってたけど その後まるで聞かない。黒澤らしく壮大なもので九州、長崎だとか。