1 :
この子の名無しのお祝いに:
2 :
この子の名無しのお祝いに:04/11/11 01:24:25 ID:/vQuGFZc
3 :
この子の名無しのお祝いに:04/11/11 08:52:21 ID:6OMA0jwI
4 :
この子の名無しのお祝いに:04/11/11 21:14:14 ID:6h0pqpF2
>>1,2,3
スレ殺陣乙。
でも、「影武者」、「乱」といった大作を一緒にしてしまっていいのか?
5 :
この子の名無しのお祝いに:04/11/21 17:42:05 ID:2V9ciuQC
セットで評価していいんじゃない。
それにしても「影武者」スレほど賑やかじゃないな・・・。
6 :
この子の名無しのお祝いに:04/11/22 01:50:12 ID:JIKdPjBn
「乱」のオープニング、大好き
7 :
この子の名無しのお祝いに:04/11/22 02:34:07 ID:8iAvKlCX
「影武者」のオープニング、凄すぎ
8 :
この子の名無しのお祝いに:04/11/22 08:58:11 ID:f1o72aKS
影武者は主人公らしくない主人公、一風変わったストーリー、異色でイイ!
9 :
この子の名無しのお祝いに:04/11/22 21:51:11 ID:F+fExtUa
「どですかでん」以降、自殺未遂を経た黒澤は崩れた主人公しか
造詣出来なくなって行く。「トラ!トラ!トラ!」の失敗に相当の
ダメージを受けたようだ。
10 :
この子の名無しのお祝いに:04/11/22 22:47:36 ID:tOGv/Nro
「影武者」と「乱」どっちが好きと聞かれたら俺は「影武者」だな。
11 :
この子の名無しのお祝いに:04/11/23 20:03:14 ID:tnU6diEI
影武者って、仲代さんで良かったと思う?
12 :
この子の名無しのお祝いに:04/11/23 21:20:06 ID:hi1FknhM
>>11 じゃ、今生きてる役者だと・・・・西田敏行辺りで撮り直してみる?
13 :
この子の名無しのお祝いに:04/11/26 22:37:22 ID:LsYnJQtE
大滝秀治はまたまた山県昌景。
14 :
この子の名無しのお祝いに:04/11/29 00:27:20 ID:l/ONuy96
一文字秀虎の兜の前立てが好き。「明」の太陽と月のやつ。
15 :
この子の名無しのお祝いに:04/12/09 19:56:40 ID:EiuXB3jP
なぜか、レスが少ないな。アゲ。
16 :
この子の名無しのお祝いに:04/12/10 03:31:22 ID:l/dCA7xT
もう、何書き込んでも概出かも、って空気
17 :
この子の名無しのお祝いに:04/12/12 02:53:09 ID:k2FTFYYg
六本木ヒルズでやってる黒澤明アート展行ったけど、
武田信玄や楓の方のスクリーン等身大の絵コンテの迫力
には圧倒されましたですよ。
「影武者」の隆信長を超える信長は今後出ないだろうな。
隆信長かっこよすぎ。
ホモの作った映画だもんね
ホモ・サピエンスですな
男色野郎が作った映画か
奥山:黒澤さんのは『影武者』と『夢』ですか。
黒澤さんの演出はどうだったですか?非常に贅沢な演出ですよね。
倍賞:『影武者』の門のシーンや『夢』なんかでも、ハリボテじゃないほんものの門の前に
役者さんを立たせてくれるので、気持ちいいですよね。
ほんものの前で芝居をするっていうのはほんとに気持ちいいものなんですよね。
今、簡単なものの言い方してますけれど。
倍賞:ええ。でも私も20代30代の監督さんになるとわかんないですね。でも今の若い人の映画の話って、みんな小じんまりしてるでしょ。映画自体や話も。
奥山:それは、だって、以前に比べて予算が少ないからじゃないんですか。
倍賞:いや、それじゃあ、そういう意味で、もっと人間を掘り下げるとか、出てくる人物それぞれが
もっといきいきとしてないと。
今、流行ってるからって映画を撮っても、それは残ってく映画じゃないでしょ。
残ってく映画っていうのは、心の奥を揺さぶる映画なんだと思うんですよね。
映画そのものはいっぱい作られてるんですけどね。
http://www.bestlife.ne.jp/bestlife/baisyou/04.html
スターウォーズのジョージルーカス
地獄の黙示録のフランシスコッポラの友情に助けられ
今黒澤明が世界に問う!
空前の超大作!
「影武者」もいいが、「乱」をもっと語ろうぜ。
三の城攻防シーンはとても75才の監督が撮ったとは思えないほど迫力があったね。
>>25 あれは凄まじい合戦シーンだった。大殿の配下たちがいかにも精鋭らしく頑強に抵抗する様子がいい。
いよいよ最期というときに、階下から「大殿、さらばじゃ!」と呼ばわって斬り込んで行くあたりは
格好良すぎだった。
「大殿、さらばじゃ!
もはやこれまで
御覚悟を!」
「男子、出陣に際し女人に心を残すべからず。」
「慎むべし!」
「勇ましいお言葉じゃ。だが言葉だけでは戦には勝てません。」
「この鉄(くろがね)、殿には仕えたが
楓の方に仕えた覚えは御座いません」
「乱」にはいい台詞が山ほどある。
「影武者」もだけど。
28 :
この子の名無しのお祝いに:05/01/01 19:15:23 ID:Ss/2mDrU
オレは仙台人だけど、仙台では1月3日の深夜に「乱」の放送がある。
「はっ、これは?!」
「なんと、あの末の方、実は狐だったとは!」
「これは、稲荷の狐じゃ」
「さては、狡猾な狐、今度は石に化けおったか」
「くろがね!くろがね!く・ろ・が・ね!!」
29 :
この子の名無しのお祝いに:05/01/01 20:09:51 ID:4TvSU07q
太郎冠者とかあんな雰囲気だな。
黒澤監督がにこにこしながら、
「さては末の方は狐の化身だったか。・・・まずはご用心。ごめん」
とカメラの後ろで台詞をなぞっているのが見えるようだな。
しかし三の城落城シーンは圧巻だな。
よくみれば、無意味に兵隊が駆けずりまわているだけなんだけど、
映像のリズムがさ。寄せ手が背旗はためかせ、わらわら迫ってくる
カットの積み重ねが、やっぱ始めて見ると皆息を呑むんじゃないの?
30 :
この子の名無しのお祝いに:05/01/01 21:56:29 ID:bZGyYhXi
そうかなあ・・。
『ラン』も『影武者』も今ひとつだったけどなあ・・・。
31 :
狂阿弥:05/01/02 03:35:13 ID:VM+gsSy4
「あの殿はのぅ、風の中の瓢箪よ。あなたにひょ〜ろりこ、こなたにひょ〜ろりこ!
本丸にぃ〜、瓢箪吊るして、面白やのぅ、面白やのぅ〜!」
「わっははははは〜〜!!」
32 :
この子の名無しのお祝いに:05/01/02 12:26:50 ID:siAJeDAu
FOXLOBERの画質最悪のDVDで「乱」みてるよ。
だって国内版の乱は高かったから。今度、買いなおしてみるか。
なんつうかさ、OPの巻狩りで家督相続をさかいに、徐々に一文字家が
崩壊していく様が怖くてさ。
楓の方が「大殿のご正室のお行列」に道を譲れいうあたりから・・・。
シェイクスピアの「リア王」いうのはけして家庭内争議のドラマでなく
人間の愚かしさから、安泰な王国がついには滅ぶ宇宙崩壊の悲劇を舞台化
したものなんだけど・・・。
「乱」はこの、宇宙崩壊や王国の滅亡の雰囲気、スケールの壮大さもふくめ
よく映像化してると思う
「殿は楓の方に鼻毛の下を読まれましたな」
by 鉄
34 :
この子の名無しのお祝いに:05/01/03 02:41:58 ID:aSsgGatY
バンッ!!
「やい、女狐!!策を弄して一文字家を滅ぼしてしまいおって!!
今こそ思い知ったか、女の知恵の浅はかさを!!」
「浅はかではありませぬ。親兄弟の恨みが積もったこの城が落ちて
燃えるのを、わらわはこの目で見たかった」
「うぬっ!!」
ズバッツ!!ブシューーーーーッツ!!
「殿、もはやこれまででござる。この鉄もお供つかまつりまする。
みなも、覚悟せよ!!」
35 :
この子の名無しのお祝いに:05/01/03 05:45:32 ID:STvXxqQR
今見てるけどこれって史上最大のクソ映画じゃ?
全然面白くないし迫力もない
36 :
この子の名無しのお祝いに:05/01/03 05:47:20 ID:STvXxqQR
つーかカメラやマイクの発達で
役者の細かい声や顔の表情撮れるようになったのに
なんでその映画で舞台風の演技だと
黒沢明がなにしたいのかわからん
>三の城落城シーンは圧巻
CASSHERNみて乱をおもいだした
なんかアクション場面が書き割り臭いんだわな
思うにクロさんはバリーリンドンしたかったんだと思う
あれで1億ドル稼げるとマジで信じていたというQ監督ナイス
38 :
この子の名無しのお祝いに:05/01/03 08:54:00 ID:ztyenpki
キューブリック・スレでもまともに相手にされなかったクダらん意見を
こっちにも書き込むなよ
バリーリンドンじゃなく、「軽騎兵旅団の突撃」(邦題 遥かなる戦場)だというのに・・・。
40 :
この子の名無しのお祝いに:05/01/04 05:34:16 ID:lPR3R4Tv
「神や仏はいないのか、畜生! いるなら聞け! お前らは気まぐれないたずら小僧だ!
天上の退屈しのぎに人を殺して喜んでやがる。やい! 人間が泣き叫ぶのがそんなに面白いか!」
「言うな! 神や仏を罵るな! 神や仏は泣いているのだ。いつの世にも繰り返すこの人間の悪行、
殺しあわねば生きていけぬ人間の愚かさは、神や仏も救う術はないのだ。泣くな! これが人の世だ。
人間は幸せよりも悲しみを、安らぎよりも苦しみを追い求めているのだ。見ろ! 今あの一の城では、
人間どもがその悲しみと苦しみを奪い合い、殺しあって喜んでおるわ!」
41 :
この子の名無しのお祝いに:05/01/04 11:40:52 ID:9mSSL8RA
邦画で乱を越える合戦場面(まあ、書割くさいいうのはしょうがない。
戦国絵巻の再現ねらったし、乱はどちらかといえば監督の絵コンテに基づく
「絵画的な映画」だから)はないだろう。
いや、角川のアレとかいわれたら価値観の相違になるが(w
しかしキャシャーンなんか見に行ったのかよ・・・。
いや、ガンダムとかにくらべられたら、黒澤は書割かもナ(ww
42 :
この子の名無しのお祝いに:05/01/04 19:34:52 ID:VmXjwpsb
「影武者」にせよ「乱」にせよ、いい映画なんだけど、腐女子、気晴らしで映画を見ている人
には人気がないんだよな。テーマがあまりにも重過ぎる。外国人とかには、「いかにもニホンの
サムライだ!」という感じでウケるんだろうけど。「影武者」、「乱」が封切られた頃は、オレは
厨房、工房だったけど、学校では全然話題にならなかった。厨房、工房では、やっぱ、アクション、
ホラー映画が人気があったな。
「書割」の意味も知らずに使ってる人がいるね。
>>39 バリー信者でしょ明ちゃん
でも映画で舞台劇すな
厨丸出しのオマエ、キューブリック・スレでも言われただろ
オ マ エ は ク ド イ
影武者はまだ楽しめたが
乱 は つ ま ら ん
47 :
この子の名無しのお祝いに:05/01/07 03:58:08 ID:Stripv1w
乱って遠距離カメラで登場人物とか詰めてとってあるんでしょ?
黒沢明が発明した技法はいぱいあるらしいけど
本人が生かせてないような?
48 :
この子の名無しのお祝いに:05/01/07 16:09:22 ID:62Kj9eoZ
「影武者」と「乱」は海外で評価が高い。
「影武者」
カンヌ国際映画祭 グランプリ
英国アカデミー賞 監督賞 衣装デザイン賞
フランス・セザール賞 最優秀外国語映画賞
ベオグラード国際映画 最優秀芸術賞 作品賞 美術賞
ダヴィッド・デ・ドナテッロ賞 監督賞
ヴィットリオ・デ・シーカ賞
イエズス会文化センター サン・フェデーレ賞
テキサス州ヒューストン映画祭 最優秀作品賞
チリ映画祭 最優秀映画賞
イスラエル政府より 最優秀映画賞
イタリア批評家賞 最優秀監督賞
ヴェネズエラ文化映画センター 最優秀外国映画賞
「乱」
米国アカデミー賞 衣装デザイン賞
ニューヨーク批評家協会 最優秀作品賞
全米批評家協会 作品賞 撮影賞
英国アカデミー賞 最優秀外国語作品賞
カンヌ国際映画祭 特別賞
49 :
この子の名無しのお祝いに:05/01/08 05:25:57 ID:SynHwwTw
>>48 海外で評価の高い映画は、なぜか、国内では評価が低い。その逆はたくさんあるけど。
例えば、韓流、「踊る大捜(ry)(w
>>48 ガイジンがひっかかりやすい映画だったということでおま
51 :
この子の名無しのお祝いに:05/01/15 16:34:51 ID:0b4gxMVG
>ガイジンがひっかかりやすい映画だったということでおま
絵が読めない人にはつらい映画だとは思う。
その逆の人には至福の映画だが。
こんど出るクライテリンのDVDは3時間版なんだな。個人的には
海外版の方が出来がいいと思うんだが、もう2時間40分版は
観れなくなっちまうんだろうか?
↑影武者の話な
54 :
この子の名無しのお祝いに:05/01/15 18:34:24 ID:v7PymtJr
>48
>ニューヨーク批評家協会 最優秀作品賞
>全米批評家協会 作品賞 撮影賞
この二つが凄い。映画祭の賞とは質が違うぞ。
70才を超えて日本映画の興行記録を塗り替えカンヌでグランプリを獲った黒澤天皇は神!
まあ、天皇は神の子孫なわけだが
57 :
この子の名無しのお祝いに:05/01/16 05:45:01 ID:ZjNp9avf
影武者、七人の侍、生きる、乱、蜘蛛巣城、もう何十回も見てきたけど、
黒澤は本当の日本の姿や日本人の性質を撮りたかったと思う。
だからこそ外国で受ける。しかし日本人はカッコイイ外国文化に憧れる。
過去を捨てて新しい生き方を探す。それだけの違い。
58 :
この子の名無しのお祝いに:05/01/19 02:39:23 ID:KwjGN8U2
高倉健と言えば、彼が「乱」に出るという話があった。
「乱」は仲代達矢演ずる一文字秀虎と3人の息子の話だが、
次男の次郎正虎(根津甚八)の一の家来に鉄修理という人物がいる。
この役は結局井川比佐志がやることになったが、当初は高倉健が本命だった。
黒澤さんは詳細な絵コンテを描くことで有名だが、
ある日「乱」の製作室を訪ねたときに黒澤さんに1枚の絵コンテを見せられた。
それは武者姿の高倉健で、まぎれもなく高倉健だった。
黒澤さんは「いままでに見たことが無い高倉健を見せてあげますよ」と言った。
条件が会わなかったようでこの話は成立しなかった。
後日、「乱」のプロデューサーになった原正人氏にこの絵コンテの話をしたら、
原さんは、「健さんがその話を聞いたら喜んだろうになぁ。彼は本当は出たがっていたんだよ」と言っていた。
映画「乱」製作秘話
ttp://www.iijnet.or.jp/NORI/documentary/hiwa2.html
>>51 >絵が読めない人にはつらい
全部記号じゃん
崇高な自然とか、骨肉相食む地獄絵図とか、あらかじめそういうキーワードがあって
それにあわせて撮影している
し ら け る
60 :
この子の名無しのお祝いに:05/01/20 02:41:12 ID:4VfPOmBL
俺は黒澤映画で「乱」が一番好きだ。
とにかくあの映像美に圧倒されてしまうのよ。
武満の音楽は重厚かつ悲壮感があっていいし
狂った仲代達矢は名演技をしているし井川や加藤もいい味出してる。
次郎軍対三郎軍合戦シーンの撮影技術も凄い。
この映画は出来たら映画館で見てほしい。
三の城炎上シーンの迫力はスクリーンで見ないと味わえないよ。
61 :
この子の名無しのお祝いに:05/01/20 03:31:40 ID:NEGkKRBJ
62 :
この子の名無しのお祝いに:05/01/20 03:45:56 ID:iu/nNVIz
>>51 じゃあこう言おう。
目の悪い人にはつらい映画。
>>60 劇場でみて死ぬほど眠かった
その後TVでも通しでみたが
よく眠らなかったものだと自分を褒めたい
映像美という名の記号が2時間20分続く拷問映画 それが乱
64 :
この子の名無しのお祝いに:05/01/20 11:40:44 ID:aeGnd1l6
>>63 オマエが最後まで眠らずに見たわずかな映画の中で
自信を持って傑作と呼べる映画のタイトルを挙げてみろ
65 :
この子の名無しのお祝いに:05/01/20 12:27:24 ID:OWJSYIRc
一週間ほど前に乱をレンタルして毎日のように見ています。
家にテレビが一台しかないのですが、家族がいるときも
迷惑を顧みず、すきさえあればビデオを再生します。
もうかえさなあかんのが寂しい。それよりも映画好きの姉や母
がまっっったく興味を示さないのも寂しい。
66 :
この子の名無しのお祝いに:05/01/20 13:52:31 ID:NEGkKRBJ
>>63 貴方の感性、錆付いてますね。
何だか可哀想・・・
67 :
この子の名無しのお祝いに:05/01/20 14:15:07 ID:CGqmqIOb
ショーケンのかつよりのキャスティング
こんなにマッチしたものは無いと思う。
68 :
この子の名無しのお祝いに:05/01/20 15:19:13 ID:pe/6909+
三兄弟が信号色の装束を着てる時点で既に駄作だろ
69 :
この子の名無しのお祝いに:05/01/20 22:35:09 ID:OzxJpQxG
「乱」は美術がね〜・・・衣装や鎧のゴテゴテ感がなんとも気に入らないんだよな〜。
返って「影武者」の無骨ながら堂々とした鎧、質素ながらセンスのいい衣装も良い。
館もいかにも甲斐だな〜って思うし。
乱は明らかに外人受けを狙っていると思う。
70 :
この子の名無しのお祝いに:05/01/21 00:43:34 ID:xxlS0Gax
>>乱は明らかに外人受けを狙っていると思う。
典型的な下衆の勘ぐりだな
71 :
この子の名無しのお祝いに:05/01/21 01:01:55 ID:2U0SxrYB
>>69 ワダエミが「影武者」の衣装を批判していたけど「乱」のほうがダサいよね。
三郎の兜なんか特に。
72 :
この子の名無しのお祝いに:05/01/21 01:03:30 ID:2U0SxrYB
ちなみに映画は「乱」のほうがドラマチックで好き。
73 :
この子の名無しのお祝いに:05/01/21 01:20:15 ID:RRmk0L4D
どっちもつまんないよ
74 :
この子の名無しのお祝いに:05/01/21 01:24:14 ID:s5XHJ3ne
影武者の化学繊維のテカリに
マンガ戦国武将ゲームみたいな
有名人の羅列がなあ・・・。
まあ、ラストサムライとか好きな人とかに人気有るんじゃない?
75 :
この子の名無しのお祝いに:05/01/21 01:45:58 ID:2U0SxrYB
みんなとにかく
>>48を見ましょう。
日本映画があれだけ海外で評価されているなんて素晴らしいじゃないか。
76 :
この子の名無しのお祝いに:05/01/21 01:49:29 ID:2U0SxrYB
特に
>イスラエル政府より 最優秀映画賞
>ニューヨーク批評家協会 最優秀作品賞
>全米批評家協会 作品賞 撮影賞
こんな凄い賞貰ったの日本映画では黒澤さんの「影武者」と「乱」だけですよ。
あと「乱」はロサンゼルス映画批評家賞の外国映画賞と音楽賞も獲ってる。
アメリカの権威ある批評家賞全てで受賞していることになりますね。
>アメリカの権威ある批評家賞全てで受賞していることになりますね。
1980年代のベストムービーにも
選ばれてたはず。
スピルバーグは「プライベート・ライアン」のノルマンデイー上陸作戦の場面を
「乱」の手法そのまま取り入れて静寂の中の残虐を描いている。
80 :
この子の名無しのお祝いに:05/01/21 07:18:49 ID:xxlS0Gax
>>79 ちぎれた自分の腕を拾い上げる兵士は、明らかに「乱」への言及ですな
81 :
この子の名無しのお祝いに:05/01/21 10:30:12 ID:nNJDIjNs
>69
衣装はともかく鎧は使い回しと監督のインタビューに書いてあったが。
たしか
最初に「乱」を撮りたかったが東宝からダメ出しを食らったので言葉は悪いが「乱」の準備もかねて鎧を作りました。
こんな感じのインタビュー。
キネ旬の黒澤特集だったと思う。
82 :
この子の名無しのお祝いに:05/01/21 14:49:00 ID:LnQ1s4/B
>>80 その上 確かDデイ生存者の目撃証言にあった 腕拾い
83 :
この子の名無しのお祝いに:05/01/21 20:50:15 ID:MvyvJeBB
狂っている時の一文字秀虎はまるで仙人みたいだな。
風貌もそうだが高い城壁から飛び降りたり凄いスピードで疾走したり。
あとこの映画はアクション映画だよね。
特に秀虎の家来が馬に跳ね飛ばされて次々迫ってくる
馬に踏まれそうになる場面は凄かった。
85 :
この子の名無しのお祝いに:05/01/22 05:32:16 ID:+l3ufANz
そういえば、以前にも黒澤スレで、イチローの活躍を伝える日本の報道は
大袈裟な捏造だ、みたいなことをホザいていたキチガイがいた。
自分がミジメで卑しくて人から相手にされないから、自分と同じであるはずの日本人が
海外で活躍したり高く評価されたりすることを認めたくないのだろう
>>84 オマエも まさにその典型だな・・・
↑懐かし板に毎日粘着して黒沢関係スレをメンテしてる異常嗜好者。人物レベルは愚息なみ。
↑
こんな早朝にも拘わらず、レスを返す速度の早さに笑った
さすが毎日粘着して黒沢関係スレを荒らしている単なるキチガイ!
「乱」という作品は感動やカタルシスを期待して見ると、肩透かしを
食らわされるので駄作だということになるが、映像美や様式美に拘って
見ると結構楽しめると思う。
そういう意味では、ブラームスの交響曲第4番に通じるものがあるなw
89 :
この子の名無しのお祝いに:05/01/22 12:39:30 ID:udgzmR65
黒澤なんて世界じゃほぼ無名だよ。
世界で評価されてるのは北野武だけ
>>88 映像美というコンセプトがまずあって
それにあわせて絵がつくってある
だからこそつまらん
>>91 美しいと思えないんだろあれを?
正直になれ。
93 :
この子の名無しのお祝いに:05/01/23 01:46:34 ID:FYNKPBWP
>>84 >フジヤマゲイシャサムライ
昔はそうだったが今は
クロサワ ソニー ホンダになってる。
>>91 オマエが最後まで眠らずに見たわずかな映画の中で
自信を持って傑作と呼べる映画のタイトルを挙げてみろ
この嫌味粘着が
95 :
この子の名無しのお祝いに:05/01/23 17:55:32 ID:pW6jjK97
黒沢死んじゃって黒沢信者って高齢者で老衰の焦りと時代への劣等感丸出しだね
信者とアンチと通りすがりのキチガイしかいない。
それが黒沢スレ。
98 :
この子の名無しのお祝いに:05/01/23 20:01:16 ID:0oYKXosi
どうでもいいが、「影武者」も語れよ
過去レスの「ショーケンの勝頼はナイスブッキング」にはコメントしてwやれよ
99 :
この子の名無しのお祝いに:05/01/23 21:11:31 ID:BM0HE//0
『影武者』は日本語字幕つきで見返したらけっこう楽しかった。
DVDは色もキレイだし。あきらかに長過ぎるし、シナリオも無理あるが、
ショーケン勝頼も、ま、力みすぎなのがいいんでない?
100 :
この子の名無しのお祝いに:05/01/23 21:46:00 ID:sVYyOV8B
映像美、というと『イワン雷帝』に近い印象だな。
大仰で、役者を型にはめたような演出。
俯瞰したような視点は、エイゼンシュテインより
ダイナミズムを欠くも、これはこれで素晴らしい。
『乱』は、末の方がいなかったら、、、大変!
影武者はな〜
仲代が生真面目すぎていまいちユーモアがだしきれないんだな
黒澤は仲代に、これは信玄の悲劇なのだから面白く演じないでくれ、と言ったそうな
つまり主役の演技におかしみやユーモアを求めていなかった・・・というよりも
それらを排したかったと思われる
103 :
この子の名無しのお祝いに:05/01/24 05:31:46 ID:CX5PameQ
後年、飛行機内で黒沢久雄に遭った勝は、
お父さんに、今度ゴルフでもやりましょう、と伝えておいて下さい。
と言ったそうな。 ホッとする話だ・・・・
この映画、ニューロティックな異常神経映画でもありますね。
自分の目の前で、自分を守るために人がバタバタと死んでいくのを眺めているうちに
自分でも自分のことを巨大なカリスマだと信じ込んでしまう男の話・・・
極めてユニークな怪奇映画の側面も持った映画だと思う。
「黒き死の仮面」も実現していたら凄い映画になっていただろうに
104 :
この子の名無しのお祝いに:05/01/24 05:41:40 ID:lB7zwUVH
勝新で影武者見たかったというのと、
役所コウジでラスサムの勝元見たかったのを一緒にしちゃ駄目?
105 :
この子の名無しのお祝いに:05/01/24 06:22:56 ID:O67bdJqO
>>98 ショーケン、いいじゃん。
どこがだめなん?
106 :
102:05/01/24 06:54:49 ID:DV+/0EHS
>>103 おい、そのレス、以前 私がどこかに書いたレスのコピペじゃないか
今朝の私のレスの次に私の過去レスのコピペをするとは・・・果てしなくマヌケな奴
頭の悪い奴の悪事はすぐに発覚しますな・・・
>黒澤は仲代に、これは信玄の悲劇なのだから面白く演じないでくれ
勝が降ろされた理由がこれ。
黒澤とショーケンの対談で遠まわしに
ショーケンのワンパターン演技を黒澤にちくちくダメだしされてたね
109 :
この子の名無しのお祝いに:05/01/24 14:37:07 ID:SZtldkDV
>107
あれは、勝新が演技のためといってVTRを回していたのが実は、TVだかビデオ販売会社に売ろうとしていたので降ろされた理由だと聞かされた。
110 :
この子の名無しのお祝いに:05/01/24 17:00:47 ID:vrFu3uVb
幾らなんでも ソレ考えにくいな。
まるで香港じゃん。
でも勝ちゃんは「悪気と常識」無いからなあ・・
111 :
この子の名無しのお祝いに:05/01/24 19:19:12 ID:O67bdJqO
>>108 対談って、影武者やる前のでしょ?
撮ってる最中だったの?
112 :
この子の名無しのお祝いに:05/01/24 21:40:22 ID:sQZRxnmo
「影武者」観ました。
ラストの合戦シーンは、あれでよかったのでしょうか・・
詳しい方に聞きたいです。
113 :
この子の名無しのお祝いに:05/01/24 22:37:42 ID:6x0ErME9
「物足りない」「何かが抜け落ちている」「ひとつ抜いたな」
いうと
「いや見せない事で完結している」「あれは見せない事を前提にした完成作品だ」と
公開直後の黒澤本人発言も含め評価がある。。
ただし黒澤本人も影武者製作中から、「乱」のための踏み台、習作、目標・乱と
発言しているはず。
百家争鳴だな(w
>>102 後づけクサイな
そもそもどうして勝が選ばれたのかというと
その存在じたいがどこかふてぶてしいユーモアだったからですよね
仲代ではあの臭いはだせない
>>113 影はなんで信玄にほれて影を務める気になったのだろう
ツボが割れてそこからナンマイダー体勢のモノホンがでてきてびっくり
それで心酔というのではいくらなんでも跳びすぎてやしないか
>>115 心酔する箇所は瓶が割れたところじゃなくて、諏訪湖に
それを沈める荘厳なシーンだよ。
>>116 遺体を捨てるところみて心酔するんかね
も っ と わ け わ か め
118 :
この子の名無しのお祝いに:05/01/24 23:20:34 ID:NvQMCZnh
>>116 いや、最初に対面したときでしょ。
なかなか評価の厳しい仲代だが、
たしかに鼠族を演じるには少々上品で、勝が演じたほうがよりユーモアのある影武者になったかもしれないが、
戦国武将・武田信玄の高邁さや威厳などはものすごく上手に表現できていたと思う。
影武者の時でも、「山は、動かぬものぞ」のシーンなんか、「信玄になった鼠盗」をよく演じていた、と思うのはワシだけか?
>>118 映写機が故障したのかとオモタ
仲代はどうも存在感からして生真面目すぎる
現代劇だとけっこうユーモアもこなせるんだが
>>111 黒澤「それから、この間もテレビ見ながら笑っちゃったんだけど。
すごく深刻なシャシンが、喜劇みたいになっちゃうのね、俳優さんが
顔にばかり力いれるから。顔っていううのは自由にしといてさ、心に
感じるものを出さなきゃ。自由にしておくからこそ、顔に心が自然に出るんでね。
そういう自然な顔している人は、近頃ほんと珍しいね。昔はすごく顔に
力いれているスターが、いたよな、いろいろ。御大なんて言われている連中で。
でも。若い人が、ああ気張って、こりかたまった顔しちゃ、まったくいただけないね。
監督だって、手をつけられないよ。見てると、自分で一番いいと思っているような
顔が、三種類くらいあるんだよね。何かというと、それをかわりばんこに、出す。(笑)」
萩原「なんか、オレ、自分のこと言われてるみたいだな。(笑)」
黒澤「いい子だ、なかなか聞き分けがいい(笑)、ほんとに。でも、これが自分の
一番いい顔、っていうのを持ってる役者は、だめだね。いつでも、そいつを持ってくるから。」
121 :
この子の名無しのお祝いに:05/01/24 23:50:13 ID:sQZRxnmo
112です。
>>113さん、有難う御座いました。
僕も勝新が信玄だったらなぁと思っていましたが、
>>118さんが仰られるように、「信玄になった鼠盗」
を上手く演じていたと思います・・。
>いい子だ、なかなか聞き分けがいい
黒沢カッコいい
萩原も映画界ホモのお相手でお仕事もらって生きてきた芸人やからなあ。悲惨なものだ
なつかし映画板の精神異常者の本日のIDは 64qa18mv か・・・
深夜から各スレ回ってご苦労さん
皆、オマエの死を願ってるよ
>>いい子だ、なかなか聞き分けがいい
おぉぉ〜 室戸半兵衛の台詞だ
「まあ、聞きなさい」
↑これもよく黒澤映画によく使われるセリフだね
126 :
この子の名無しのお祝いに:05/01/26 02:44:11 ID:8ivw7aVZ
『乱』は中一の時、劇場に友人と観に行った。
すごいと思った。思わず2度観た。
幼稚園年長組のときに祖父につれられて新幹線大爆破を観て感激した
同じ日に今度は父にせがんでもっかい観にいった
128 :
この子の名無しのお祝いに:05/01/27 17:20:48 ID:/npWGR0X
>>115 >>116 >>118 最初に対面したとき、影武者は信玄に悪態をつく。
数え切れないくらい大勢の人間を殺してきた男に、悪党呼ばわりされる覚えはねえ!と。
「悪党呼ばわり」というところで、信玄の眼力に圧倒され、どもる。
これに対して信玄が、
誰かが天下を取らねば、人殺しはいつまでも続くぞ、
と答える。
これで影武者はまいっちゃったようだね。
ははぁー、とひれ伏す。
>これで影武者はまいっちゃったようだね。
ところが、お前
この台詞、海外版ではカットしたのよ
黒澤は。
NHKの番組でも
「この理屈に納得して平伏するわけじゃないんだよ」(という意味のこと)
を仲代に説明してる。
つまり、この台詞があるとそう誤解される可能性があると考えて
海外版ではカットしたわけだ。
>>128 それだけでははーですかい
いうだけいって途中でとんまに死んじゃったっていうのにか
黒澤スレには時々現れますな
自分の脳内妄想にしがみつき、間違いを指摘されても
それを事実だと言い張って決して間違いを認めないイタ〜イ手合いが・・・
例えば、カンヌに出品された「影武者」が短縮版だったと言い張り続けているアホ
(実際には3時間版です)
黒澤は「進め龍騎兵」を見て育ったと言い張るヘンな奴
(黒澤が26歳の時に製作された映画を見て育ったってか?)
そして今、これらを上回る輩が登場した!!!
>>129 だっ!!!
一分一秒でも早くカウンセラーに診てもらうことをお勧めする
手遅れになったら家族とご近所に迷惑をかけるぞ
132 :
この子の名無しのお祝いに:05/01/29 20:51:16 ID:C9MV2eCS
乱、乱らら乱乱乱〜、乱、乱ららら〜
>>123 ショーケンは、嘘か本当か、ビスコンティのオファーを断った岡田真澄を、
「駄目だな─、尻くらい貸せよ。ビスコンティだぜ、ビスコンティ!」
と言った逸話があると同時に、出鱈目な人間であるようだが、
いい監督には従順で、勝新よりずっと感心な役者馬鹿だと思う。
>>129 最近、海外版見たけど、その台詞あったよ。
理屈に納得したんじゃないというのは、その通りだと思うけど。
136 :
この子の名無しのお祝いに:05/01/29 23:19:19 ID:JQyTDo9T
>>120 76年の対談なら、一緒に仕事する前だよね。
影武者は80年公開だから、いくらなんでも4年前ならオファもまだないんじゃ?
前略おふくろ様やってる頃かな?
西村雄一郎の本「巨匠のメチエ」を読んでるんですが
なぜか微妙にムカムカしてくるのはなぜでしょうか・・・。
>>137 それ読んだ。
誰の発言がイライラする?
139 :
この子の名無しのお祝いに:05/01/30 19:42:49 ID:QZAVJtpM
最近出た「死ぬまでに観たい映画1001本」て本の中で、
「乱」がむちゃくちゃ誉められてる。寄稿者はイギリスの映画記者。
・死ぬまでに観ておきたい1001本の中でも、確実にトップ10に入る。
・「乱」の戦闘シーンを越えるものは今も出ていない。
・演技は見事なものから完璧の域に達しているものまである。
・「乱」は人生の知恵を「たった」2時間40分で示してくれる。
・これを見ているあいだ、時間は一時停止してしまう。 等々・・・
それ程かよ・・・、って感じだがやっぱりシェイクスピアものは海外では評判いいのかな?
140 :
この子の名無しのお祝いに:05/01/30 22:06:29 ID:sZX3lRKO
>>139 なんか価値観違うんだろうな。
俺は、こんな道徳臭くしないでいいんだよ、と思ったけどな。
影武者の方が面白かったけど、
あれは戦国時代に詳しくなきゃ無理か。
141 :
この子の名無しのお祝いに:05/01/30 23:46:03 ID:zfBSZvEP
戦国時代ファンとしては、『影武者』はちょっと……
俺は断然、『乱』の方が好き。
あれぐらい架空の話になってくれないと、黒澤歴史劇はファンタジックすぎてキツイな。
『乱』はやっぱ話が面白かったし、画面の力もずっと充実していたと思う。
ちょっと……どうなのかね
「影武者」
カンヌ国際映画祭 グランプリ
英国アカデミー賞 監督賞 衣装デザイン賞
フランス・セザール賞 外国語作品賞
ベオグラード国際映画 最優秀芸術賞 作品賞 美術賞
ダヴィッド・デ・ドナテッロ賞 監督賞
ヴィットリオ・デ・シーカ賞
イエズス会文化センター サン・フェデーレ賞
テキサス州ヒューストン映画祭 最優秀作品賞
チリ映画祭 最優秀映画賞
イスラエル政府より 最優秀映画賞
イタリア批評家賞 最優秀監督賞
ヴェネズエラ文化映画センター 外国語作品賞
「乱」
アカデミー賞 衣装デザイン賞
ニューヨーク批評家協会 外国語作品賞
ロサンゼルス批評家協会 外国語作品賞 音楽賞 経歴賞
全米批評家協会 外国語作品賞 撮影賞
英国アカデミー賞 外国語作品賞 メイクアップ賞 脚色賞
カンヌ国際映画祭 特別賞
>>139 二百三高地のほうが戦闘シーンはすげえぞ
>>145 フジヤマゲイシャカブキノウ、ブシドーケンドーアキラクロサワ
>>144 >フジヤマゲイシャカブキノウ、ブシドーケンドーアキラクロサワ
能と武士道はいいがフジヤマゲイシャカブキを黒澤と一緒にすんなや舛田厨w
おまえの好きな舛田は海外では全く評価されていないからね〜。残念!
>>139 シェイクスピアの本場イギリスで絶賛されているのが凄いんですよ。
148 :
この子の名無しのお祝いに:05/01/31 05:02:48 ID:zWgGNY5E
>二百三高地のほうが戦闘シーンはすげえぞ
角川の「天と地と」も好きでしょ?
149 :
この子の名無しのお祝いに:05/01/31 05:17:31 ID:xTuzm3Z1
「二百三高地」も「天と地と」も三の城炎上シーンの迫力に比べるとしょぼいな。
ただ闇雲に大砲ぶっ放してエキストラ大勢出せばいいってもんじゃない。
黒澤映画の戦闘シーンには静と動の調和、そして哲学と美学がある。
>>146 ♪べいべー、すにーかーぶるーす♪
>>147 だったら資金はなぜフランス
>>148 春やんのは北朝鮮のマスゲーム
>>149 おとし穴に機関銃乱射・・・ぐわーっプライベートライアンなんざ子どもだまし
>黒澤映画の戦闘シーンには静と動の調和、そして哲学と美学がある。
あらかじめそういう言葉があって、それにあわせて絵が設計されている
論ずる側も作り手のその言葉で論ずるのだ
152 :
この子の名無しのお祝いに:05/01/31 05:44:24 ID:xTuzm3Z1
>あらかじめそういう言葉があって、それにあわせて絵が設計されている
名作、傑作と言われている映画は全てそうなのだ。
凡作、駄作と言われている映画は違うけどね。
馬鹿の一つ覚えしか書き込めない退屈なクズが相変わらず必死に粘着しているな
キサマは今後、「それにあわせて」と「フジヤマ」を使ってはならん
飽きた
154 :
この子の名無しのお祝いに:05/01/31 06:15:23 ID:xTuzm3Z1
要するに「シナリオを書いてそれにあわせて絵コンテを書くのは邪道」
って意味だろ。
155 :
この子の名無しのお祝いに:05/01/31 06:34:16 ID:/AaW/Evf
「乱」は、凄い。
それだけだ。
156 :
この子の名無しのお祝いに:05/01/31 06:38:18 ID:xTuzm3Z1
80年代に74才の老監督がスペクタル時代劇を完成させる事自体凄い。
キューブリックやヒッチコックには到底真似できない偉業ですよ。
157 :
この子の名無しのお祝いに:05/02/01 00:08:22 ID:R2D5DZho
>131
ん?「進め竜騎兵」と「遥かなる戦場」は黒澤のマイフェイバリットだよ。
いや26歳で黒澤の監督としての才能が成長をやめたと言い張りたいのなら
まあ、話は別だが(www
長篠合戦もってきたのも、要はテニスンの600騎全滅突撃を日本でやりたかった
黒澤のモダニズムだと思うのだが、
映画タイトルだけじゃなく、もちっと歴史を知らなきゃな、あんた(苦笑
>>152 まさかぁ
真の名作っつーもんは作者の計算を超えたヴィジュアル言語にまで達したものだ
蜘蛛ノ巣城や用心棒にはそれがあった
乱はただの記号の羅列だ
>>156 最後は敬老精神ですかい
74歳にしてオリンピック出場をめざす・・・マヌケだ
>>154 脚本にあわせてるからいかんということではないよ
たださ、なんかこう、クロさんの頭のなかにはすでに完成後にこうやって批評されたいよーという
模範解答があって、それにあわせて問題が作られている感じがするんですね
で、実際に論ずる連中はまさに現代文の問題を解いていくノリで語るんですよ
問3 三の城の攻防戦について思うところを200字で述べよ
回答 骨肉相食む地獄絵図、親子の情も人間の業の深さを前にしては脆いうんぬんかんぬん
よくできましたー、で終わり。
そしてここの信者さんたちはまさにこれなんすよ。映画はセンター試験じゃないやいという
回答だって回答なのにね
肉体的にも衰えた74歳の映画監督が「リア王King Lear」を撮ることは危険だし無謀だ。
しかし無事完成した「乱」は映画化された「リア王」の中でも最高傑作となった。
「乱」はシェイクスピアの本場英国で支持されていることに大変意義があると思う。
日本では不評でもね。
>>160 答えは簡単。
「乱」が嫌いならこのスレにもう来るな。
いくら凡人が批判しても「乱」は凄いし面白いからしょうがない。
例の気色の悪い粘着の必死の3連レス、大いに笑わせてもらった。
その必死さを哀れには思うが・・・こいつのレスは常に退屈だ
笑えるだけヨシとしよう
それから・・・
>>157 オマエは人にイチャモンをつける前に、自分が見当違いなことを言っていることに気付け
思えば「乱」とほぼ同時期、オーソン・ウェルズの「リア王」という企画もあったはず。
実現して欲しかったという思いは強いけれど、果たして当時のウェルズに
完成させる力が残っていたかどうか・・・
>>161 そもそもリア王映画に傑作なんてあるんですかね
サムライシェイクスピアか・・・ 本国では酷評だらけなのに
ラストサムライが日本では受けてしまうようなもんか
>>162 小論文で高得点とれることと
そのひとの文才はまた別ですぜ
167 :
この子の名無しのお祝いに:05/02/01 08:29:02 ID:stgUHkgZ
文楽か、なるほどね。
『蜘蛛巣城』はすごく能を感じたけど、
『乱』は狂言かな、と思ってはいたが。
>>166 ここはだめ。信者が集中する
それに客こなかったんだよなあ
ぶんしんの評もけっこう冷酷だったし
>>167 これも作者の用意した模範答案なのかもな
>客こなかったんだよなあ
一般料金1500円の時代に配収16億。
そこそこのヒットだけど。
たけしの「座頭市」よりは入ってるよ。
「座頭市」が興収28億5000万円
配収なら半分の14億だし、1800円になってるしね。
「座頭市」が大ヒットって宣伝してるんだから
「乱」も大ヒットでいいでしょ。
>本国では酷評だらけなのに
ラストサムライが日本では受けてしまうようなもんか
アメリカでの批評はそんなに悪くはないけどね。
いろいろケチはつけられてるが。
傑作っていう人は少ないだろうけど。
>>160 いや、俺はこの映画見てる間はあの映像見てるだけで
思考停止状態だし、そんな屁理屈考えてる暇なかったけど。
終わった後も、ただひたすら美しく悲しいという思いだけ。
>骨肉相食む地獄絵図、親子の情も人間の業の深さを前にしては脆いうんぬんかんぬん
悪いけど俺そんな難しいことわかりません。
>人工的で劇的な映画を新たに想像しようとしていることは理解できるし
あなたも又小難しい理屈並べたがる人だね。
あの映像見て酔っ払わないで、そんな覚めた目で見られる人が
この世に存在するなんて、俺には信じられないけど。
ウディ・アレンの「夫たち、妻たち」では「乱」についてのジョークがある。
ヘルツォークの「彼方へ」では主人公の部屋の壁に「乱」のポスターが貼ってある。
172 :
この子の名無しのお祝いに:05/02/02 02:39:29 ID:9uzmSMy4
「乱」のもくもくとのぼる入道雲がわすれられないよ。
三の城攻防シーンは環境音を排除して音楽だけ流しているのが凄い。
で、太郎が撃たれると同時に音楽が停止して今度は環境音に変わる。
こんな凄い演出が出来るのは世界でもクロサワとキューブリックぐらいではないか?
>>169 客こなかったというのはラスサムの話だって
この手の赤字大作は信者がつきやすいので実力以上に点がはいってしまう
サムライがネタのメロドラマというのがおおむねの評
わたしも同感
>>170 絵がきれいで動きが派手だとなんかうっとりしちゃうってこと、ないですか
井上陽水の歌は歌唱力とメロディはいいが、歌詞は結構陳腐なものが多い(すべてではないが)
それでも感動しちゃうひとは感動してしまう
176 :
この子の名無しのお祝いに:05/02/02 06:07:40 ID:8XlGTYmv
>いい子だ、なかなか聞き分けがいい
俺だったらこの台詞は年下の女に使うけどなあ。
黒澤ってやっぱり男のほうが好きなの?
>>173 >三の城攻防シーンは環境音を排除して音楽だけ流しているのが凄い。
んなもん203高地でもやってらあ
>>172 入道雲なんざ夏になればなんぼでもみられる
>>171 >ヘルツォークの「彼方へ」では主人公の部屋の壁に「乱」のポスターが貼ってある
トップをねらえ!ではヤマトのポスターが部屋の壁にはってあるぞ
>>gvmPjtqw
オマエに頼みがある
もうここに来るな。
オマエのレス、異様なまでの必死さの割りには毎度同じであまりにもつまらない・・・
オマエが大好きな大好きな「二十三高地」のスレ立てて、そっちで嫌われててろよ。本望だろ
>>167 ピーターは、完全に太郎冠者のつもりだね。
>井上陽水の歌は
別に陽水に限定する必要はないぞ。
音楽なんてそんなものだろう。
フォーレやモーツァルトのレクイエム
バッハのマタイ
歌詞に感動してる奴なんていないだろ。
>>168 信者って言葉をどういう意味で使っているのか説明してくれ。
俺の見る限りこのスレに「黒澤の映画だからいい」とか、
「映画はこうでなければならない」といった自分の理屈を
絶対視して作品を論じたりしてる異見はほとんどいない。
>>170>>172のように、余計な解釈を施さず素直に映画を
楽しんでいる人がほとんどだ。
信者という言葉は俺の理解では君を形容するのに適した表現だ。
語の意味が双方で違っていればコミュニケーションは成立しない。
まず、信者という語の意味を説明してくれ。
gvmPjtqwって本心は楓の方に首切られてレイプされてほしいと思っているんだよ。
鉄修理
面白い名前だ。
>>182 でもねえ、映画のきもってやはりドラマなんすよ
ましてやああいう恩讐ものはそう
オペラとしては一級なのかもしれんが
戯曲としてはB級っつーとこやね
>>183 そうやってやたらクロサワクロサワと繰り返すところが私には少々
人間の強欲とか権力欲とか、そういうアクティブな感情を描くことについては世界クラスの
天才だと思うが
悲しみとか哀愁とか、そういうパッシブなものはこの監督苦手なのね
引かなきゃいけないところで演出が押しまくる
例えば悲壮さを描くのに、悲壮な武満ミュージックがこれでもかーとパワフルに押し寄せてくる
それで乱は白けるのです
>映画のきもってやはりドラマなんすよ
映画のきもってやはり映像なんすよ。
アンコウのきもってやはりグロイんですよ。
192 :
この子の名無しのお祝いに:05/02/03 17:14:24 ID:Y2xiR7Ls
>>191 ダウンタウンのコーナーで「アンコウを食らう」というのがあったね
そんとき浜ちゃん、ぶら下がってるに包丁突き刺して生身が出てきたら
「うえぇぇうえぇぇ」って吐いたっけw
>>189 >そうやってやたらクロサワクロサワと繰り返すところが私には少々
監督の名を連呼することが<どうなのか>っていう肝心のところが抜けてて
ちょっと分かりづらい。
それと事実誤認ぽい。俺は「黒澤」は一箇所、例示として使ってるだけだし。
別に他の監督の名でもいいけど、このやり取りなら当然「黒澤」というべきところだよ?
もし、他の人のレスのことなら、レス番を示して欲しい。
このスレ全般ということなら、黒澤作品のスレだから、黒澤の名が頻繁に出て
くるのは俺は当たり前のような気がするけど?
2段目は自分の感想を述べてるんだろ? それは別にいいんだけど、というか
俺がいいとかわるいとか言うべきことでもないし。
その部分は俺に対するレスじゃないのかな?
アンチ乱の人には「メイキング・オブ・乱」をお薦めしたい。
これ見ると黒澤天皇がこの映画に全力を注いでいるのがよく分かる。
特に次郎軍と三郎軍の合戦シーンをやぐらの上から演出している時の黒澤天皇はマジ凄いです!
天皇「あれほど注意したのに馬が手前に来ないじゃないか!馬鹿ーー!!!!」
天皇「(三郎軍のエキストラに)いいかー!突撃じゃないからな。敵に追われているんだぞ」
天皇「おまえ(助監督?)が余計なこと言うから埃撒いちゃうだろが!俺が言うからさ!」
あと三の城炎上シーンではエキサイティングな撮影にもかかわらず
落ち着いて平然と演出している黒澤天皇はさすがに貫禄があった。
198 :
この子の名無しのお祝いに:05/02/05 03:13:24 ID:t8+pFAqT
乱の加藤武は一番光っていたな。
彼を一文字秀虎にすればよかったと思うよ。
>>195 それ、黒沢が凄いことは布教できても
乱が凄いこととはまた別なんでないですかい
メイキングが凄くて、でも実際のフィルムがショボーンな映画なんて掃いて捨てるほどあるというのに
200 :
この子の名無しのお祝いに:05/02/05 15:05:51 ID:t8+pFAqT
影武者には乱みたいにキラリと光る台詞がなかったな。
「おまえが阿呆をいい。おれが真をいう。
つじつまがあったら、おなぐさみだ」
>>199 快楽亭ブラックさん
こんな所で遊んでるなんて暇なんですね。
202 :
この子の名無しのお祝いに:05/02/05 17:31:35 ID:4zF0Bw5k
この辺で、「天皇」の名言集をおながいします。
乱、影武者に、土屋さん三船さんは出なかった。
後期黒澤映画を象徴するなんだね。
>>198 加藤武の声は吹き替えで担当しているのは星一徹の声優らしい。
>>199 メイキング見てから「乱」見ると100倍面白く見れるから一度見てみろ。
>>200 「乱」は小国英雄が脚本に加わっているからかな?
>>202 黒澤「本物の天皇に会ったとき自分も天皇と呼ばれておりますと言いたかったけど言えなかった」
206 :
この子の名無しのお祝いに:05/02/06 10:35:48 ID:gjSy+RUU
>>204 >メイキング見てから「乱」見ると100倍面白く見れるから一度見てみろ
メイキングは面白いかもしれんが本編はつまらん
オマエの芸の無い しつこい粘着ぶりがつまらん
>「おまえが阿呆をいい。おれが真をいう。
つじつまがあったら、おなぐさみだ」
このシーンは秀虎と狂阿彌が別々のセリフ言うんだけど、ちゃんと辻褄が合っているんだよね。
やっぱり脚本の完成度に唸らせられるよ。
>>209 舞台劇ならかっこいいかもしれんが
映画でやられるとわざとらしくて白ける
「映画」も「舞台」も分からない厨の
痛々しい知ったかレスは白ける
213 :
この子の名無しのお祝いに:05/02/08 19:27:22 ID:+TD8b8eI
結局、「乱」の評価って
>>190 >>194 のどちらを取るかってことなんよね。
シナリオが悪いとは言わないが、
あまりにも話がわかりやすい。
わかりやすすぎるし、意外な展開がない。
だから馬鹿にされるのでは?
映像を第一と考えれば、これはもう、震える。
214 :
にわか:05/02/08 20:03:30 ID:Jt+Yp1vV
最近、「蜘蛛巣城」みたんだがなんとなく「乱」と似てるね。
重厚なテーマといい空気感といい。
なんとなく感じただけだから、あまりつっこまれても困るけどね。
>>213 >映像を第一と考えれば、これはもう、震える
映像第一でも、震えなかった
ちぎれた腕をもってあーっとわめいているおっさんとか
絵の具であることがまるわかりの天井から滴る血
女たちのわざとらしい自害ぶり
ほかにはろくな建物がなくて天守閣だけがそびえているけったいな山城
おまけに富士がどこかの火山灰であることがみえみえの黒土
蜘蛛ノ巣城も建築としては変なんだそうだが
イメージ的にははるかに堅固だった
>>214 蜘蛛之巣城のほうが乱より1時間短かかった(と記憶している)
そのぶん圧縮されていてみなぎるパワー
細かなところで言いたいところはあるが
それでも蜘蛛のほうに軍配を上げたい
217 :
にわか:05/02/08 22:10:12 ID:Jt+Yp1vV
検索してみたらどちらも原作シェイクスピアなんだね
どうも失礼しやした(・A・)
>>216 オレも蜘蛛の方が断然好きなんだけど
やっぱりカラーとモノクロの違いもあるんじゃなかろうか。
仮に同じセットでもカラーの方が安っぽくみえると思うなあ
しかし矢が刺さるってのは本当に痛そうだね。
見てて思わず「うっ」って声がでそうになる。
>>216 お前が「乱」が嫌いなのはよくわかったから
このスレにはもう来るな。
清水寺みたいな舞台のある変な山城。
人間離れした変な動きの奥方。
そのわざとらしい発狂シーン。
セット丸わかりの老婆の小屋。
蜘蛛巣城でもケチつけようと思えば付けられるがな。
219 :
この子の名無しのお祝いに:05/02/08 23:21:11 ID:Tq3xQH9i
俺が感動した「乱」のシーン
・オープニングで秀虎の家来が猪を探索しているシーン
・馬に乗った秀虎が猪に弓を引くシーン
・狂阿彌が遥か遠くの山を傍観してみんなが怪訝な表情をしているシーン
・うたた寝している秀虎の側に三郎が木の枝を突き刺し日差しよけにするシーン
・三郎が三本に束ねた矢を無理矢理折るシーン
・三郎と丹後が藤巻とその家来を秀虎の追っ手と勘違いして馬で逃走するシーン
・狂阿彌が太郎に向かって「あの殿はの風の中のひょうたん」と言って踊るシーン
・美しい夕日をバックに秀虎が末の方と面識しているシーン
・秀虎が裏切った太郎軍と次郎軍を天守閣から眺めているシーン
・三の城の入り口まで攻めてきた敵兵の兜に秀虎が刀で斬りつけるが刃が飛んでしまうシーン
・秀虎の家来が敵の馬にはじき飛ばされ続々とやって来る馬に踏まれそうになるシーン
・入り口の扉を閉めると同時に弓矢が次々と扉に突き刺さるシーン
・一文字太郎が撃ち死にするシーン
・燃え盛る城の中で秀虎が必死に刀を探して右往左往しているシーン
・太郎軍次郎軍の中を狂った秀虎が去っていくシーン
けど、蜘蛛巣>>>乱は事実。
221 :
この子の名無しのお祝いに:05/02/09 00:25:49 ID:0KvDQNyr
>・馬に乗った秀虎が猪に弓を引くシーン
仲代達矢はこのシーンを撮るために一年間仕事をキャンセルして練習したらしい。
頭の悪さが痛々しい粘着野郎の本音
二百三高地>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>蜘蛛巣城>乱
>>218 いやーなんかさー蜘蛛之巣のときはああいう形式美、様式美の裏側に
世界屈指の天才アクション監督のパワーがみなぎっていて
細かいツッコミなんぞ重戦車ののりで踏み潰していく
そこに快感があるわけですよ
が、乱はもう肩がもたなくなった後期の金田投手のようなもので
馬力がおちている
それでいままであまりめだたなかった黒沢のわざとらしい演出のクセが
露骨にあらわれてしまった
そんなふうに思うわけですよ
>>219 全部前半のシーンですね
おまけに、物語に感動したというよりは
一枚一枚の絵に感動したというかんじですわね
なんかこう、上野の美術館を順にまわって
ロダンのあれがよかったとかルノワールのこれがよかったとか
上野公園で自慢しあうどこぞの中学の修学旅行生
225 :
この子の名無しのお祝いに:05/02/09 11:54:01 ID:/vK9C4bL
>>223 「乱」の美しさがわからない奴に
「蜘蛛巣城」の美しさがわかるとは思えないが。
多分、三船が矢で殺されるシーンが凄い程度のもんだろう。
外人が作った黒澤特集の番組で
やたらと「蜘蛛巣城」の矢のシーンがくりかえしくりかえし流れたなあ
>>227 城はシンフォニーだが
乱はクロサワ美術全集
一ページ一ページは美しいが
そこでみな完結してしまう
230 :
この子の名無しのお祝いに:05/02/09 21:51:38 ID:fP9JDZat
俺なんかやっぱリアルタイムで観たからだろうけど、
『乱』の方が思い入れあるけどなぁ。
放心する秀虎の背景に火矢がビュンビュン飛びこんでくるショットや、
楓の方の妖しげな佇まい、三郎軍の渡河シーンはには、
リアル厨房も感動に打ち震えた。
もちろん『蜘蛛巣城』も高校の時に名画座で観て感心したが、
どうも黒澤にしては冷たい印象もあった。
三郎軍が三の城から出ていくシーンとか、渡河シーンとか
ほんとに素晴らしいよね。
黒澤はこういうの撮りたくて、この映画作ってるってのが
よくわかるシーンだよ。
「組々右へ!」「組々左へ!」「使い番!」
こういう号令のかっこよさもいいんだよね。
みなさん必死になってパーツを褒めるんですよね
でも実際に乗ってみると加速のタルいバイクというか
233 :
この子の名無しのお祝いに:05/02/10 22:26:28 ID:URPDJiyB
俺が感動した「乱」のシーン(2)
・狂阿弥に草と花で作った兜を被せられ秀虎がニタ〜と笑うシーン
・高い城壁跡から秀虎が飛び降りるシーン
・楓の方が小刀で傷つけた首筋の血を舐めながら次郎と接吻をするシーン
・飛んできた蛾を楓の方が握りつぶすシーン
・一文字三郎軍の渡河シーン+落馬シーン
・丹後に切られた生駒が刀を抜こうとするが血がビューッと出て息絶えるシーン
・生駒と小倉が切られるのに秀虎が全然違うところを見ていて狂阿弥が悔しがるシーン
234 :
この子の名無しのお祝いに:05/02/11 00:43:43 ID:HkGaxlG2
「乱」というタイトルを、花の「蘭」だと思っていたのは指揮者の岩城宏之。
>>160 それ赤瀬川原平の「乱」批評からパクっているだろ。
236 :
この子の名無しのお祝いに:05/02/11 12:24:53 ID:X6s79pgn
まー既出だろうが乱の最期のバトルで
疾走突撃中撃たれた落馬兵が次々と真下にボテッと落ちるのが・・ねえ・・。
慣性で前方にゴロゴロ転がってくれねえと。
素晴らしいバトルシーンなのにあそこだけ「流れ」が止まっちゃう。
もし、わざとボテッと演出したのなら、どんな意図なのかねえ?
「様式美」とか言わんで欲しい。
237 :
この子の名無しのお祝いに:05/02/11 12:29:09 ID:Dc4+ByUl
>>235 それ赤瀬川の「乱」批評からパクっているだろ。
赤瀬川の批評自体が最初に結論があって
それに合わせて理屈こねてるって感じだけどな。
こういう風に批評できる俺様は偉いって
プンプン臭ってくるいい文章だったな。
>>233 俺が感動した「さよならジュピター」のシーン
(以下ry)
当人にしてみれば何か気の利いた事書いたつもりなんだろうが
はたから見たらゴミみたいな書き込みには反論も何も無用だろ。
黙殺しとけばいいだけ。
>>241 といって必死に抵抗してくるんだからなぁ
244 :
この子の名無しのお祝いに:05/02/12 00:21:23 ID:dAqL2sCL
俺が感動した「乱」のシーン(3)
・楓の方に会いに行く次郎に対し三人の側近が愚痴をこぼすシーン
・城門が開くと畠山小彌太と三郎軍が待ち構えているシーン
・畠山が三郎軍を率いて三の城を出るシーン
・綾部の軍が国境で展開しているのを三郎、丹後、畠山が見守っているシーン
・次郎の軍勢が続々と合戦場に集合して来るシーン
・陣形移動する次郎軍を見て畠山が「こしゃくな」と馬鹿にするシーン
・勝利した三郎軍に対し藤巻の軍勢が「エーイ、エーイ、オーー!!」と掛け声をあげているシーン
245 :
この子の名無しのお祝いに:05/02/12 00:47:47 ID:dAqL2sCL
ウハハハハ
モウイッチョウ!
247 :
この子の名無しのお祝いに:05/02/12 01:28:09 ID:dAqL2sCL
>>229 「乱」だって立派なシンフォニー。
マーラーの交響曲第九番が「乱」かな。
248 :
この子の名無しのお祝いに:05/02/12 01:42:33 ID:dAqL2sCL
>>198 一文字秀虎役はやっぱり三船敏郎でしょう。
年齢的にとても無理でオファーを断ったらしいが・・・。
でも仲代達矢の表情や動き、雰囲気は「蜘蛛巣城」の三船に近かったと思います。
249 :
この子の名無しのお祝いに:05/02/12 01:57:47 ID:dAqL2sCL
>>68 「戦争と平和」で敵と味方が色分けされていないことに不満があった
黒澤監督ですから。
信号色だから駄目という発想は恥ずかしいですよ。
>>247 いやーなんてーかこう
マーラーでもチャイコフスキーでもなんでもいいんですが
世紀の大曲あいてに
これまたエンペラーとまで呼ばれる世界的大巨匠が棒振ってるんだけど
なにしろ75歳なもんだから
第一楽章が終わったとたんにぜーぜー息をきらして
補助席に座り込んじゃってるというか
251 :
この子の名無しのお祝いに:05/02/12 02:25:14 ID:dAqL2sCL
>>250 そんなことないです。
息切れはしていると思うが第一楽章から第四楽章まで75歳になる巨匠は全く休憩せず
自分の生涯のライフワークとなる作品を全ての力を振り絞って演奏していると思います。
黒澤明「残っているエネルギーを全て使い切るつもりで「乱」を撮る」
252 :
この子の名無しのお祝いに:05/02/12 02:28:13 ID:dAqL2sCL
ちなみに「乱」がマーラーの交響曲第九番と書いたのは武満の音楽が
第九番と非常に似ているからです。
>>251 そうなんだってば
第二、第三楽章ではバイオリンのソロ・パートとかを
山ほどはさんで棒振りの負担を減らしているのがよく分かる
で、体力温存させて第四楽章に突入するのですが、第九でいえば例の
サビのところでは黒沢もう息がきれてる
晩年のベームの第九はそらもう情けないものだった
254 :
この子の名無しのお祝いに:05/02/12 03:15:39 ID:JZMziFQy
っていうか黒澤は指揮者じゃないし・・・。
それと黒澤はベームよりもフルトヴェングラーに近い。
255 :
この子の名無しのお祝いに:05/02/12 03:22:45 ID:JZMziFQy
>>250 「メイキング・オブ・乱」見てみろ。
黒澤めちゃくちゃ元気だぞ。
合戦シーンをやぐらの上から演出している黒澤のパワーには圧倒されたぞ。
>>255 プロデューサー氏の回想本があるが
テンノウヘイカも75歳ともなると
体力が続かなくて
以前なら一日でとってしまうであろう場面でも
次の日まで伸びてしまうことがよくあったそうな
制作費26億円というのも、実は撮影が延びたことによる
人件費その他の超過が原因でした、だって
> 実は撮影が延びたことによる
人件費その他の超過が原因でした、だって
「七人の侍」も「赤ひげ」もそれが原因で大幅な予算超過になってる。
他の部分にかける金なんて最初の段階で見積もりできるから。
そう大きくは狂わない。
当たり前の話。
>>259 侍のときはパワーがありすぎて予定日程内に撮れなかったが
乱のときはパワーがたりなくて予定日程内に撮れなかった
なんだかんだ言っても、このスレは一人の頭の弱い奴の必死なまでの粘着によって
スレが伸びている。
いや、これは皮肉でも何でもなく、一人のキチガイのおかげで、「乱」という大傑作を
深く敬愛している同志が少なくないことが分かって、私は猛烈に嬉しい
これからも頑張って粘着し続けてくれよ、キチガイ!
ただ、粘着歴が長いんだから少しは芸を身につけろ。そろそろ飽きられ始めてるぞ
↑同類ウザイ
263 :
この子の名無しのお祝いに:05/02/17 16:56:05 ID:S7XiPW8x
キチガイに対する牽制のレス、効果てきめんだな。
効果がありすぎて断末魔の叫び
>>262を最後に、まともなレスも途絶えてしまった・・・
まぁこれでよい・・・・しばらくしたら人も戻ってくるじゃろうて
264 :
この子の名無しのお祝いに:05/02/17 18:16:02 ID:r4cysWMt
別に効果テキメンってぇわけじゃなくて
>>261-263みたいな
自意識過剰のキチガイをまともに相手しても馬鹿らしい
という常識の働きじゃね?(和良
4日間、1レスも無かったスレにレスしたら・・・・
このキチガイ、じ〜〜っと日夜ここを見てたんだな。
このバカ
>>264の人生を想像したら泣けてきた
あまりにも親が気の毒で・・・・・
266 :
この子の名無しのお祝いに:05/02/17 19:23:56 ID:r4cysWMt
スレが揚がったから見ただけなんだが、それを勝手な妄想で
落とし込めようとする陰険な
>>265。
「自意識過剰のキチガイ」という定義そのもの・
267 :
この子の名無しのお祝いに:05/02/18 00:09:39 ID:b5lJlrij
乱は学芸会
268 :
この子の名無しのお祝いに:05/02/18 03:44:21 ID:WDYW7UcH
それも最高水準の
269 :
この子の名無しのお祝いに:05/02/18 20:17:14 ID:xJh5kG6i
10 名前:この子の名無しのお祝いに 投稿日:05/02/16 15:51:48 ID:wPTJAbOV
伊万里黒澤倶楽部 掲示板
http://www3.ezbbs.net/20/imari_kurosawa/ この掲示板に粘着して、チラシの裏にでも書いていればいいような、自分日記を
書き散らしている、昭和24年生のイタイ精神異常者ジジイ・東。(ゲラ爆笑
伊万里の会員も閉口状態で誰も相手にしない。
この痛いキチガイを、生温かくヲチ汁w
11 名前:この子の名無しのお祝いに 投稿日:05/02/17 07:29:56 ID:qIalPyP8
「通行人」
DDIポケット株式会社
発信元:青森県
影武者も乱もクールじゃん
「影武者」
○
織田信長がイメージ通りで尚且つカッコイイ
高天神城攻防の夕暮れから夜戦までの完璧な映像美と構図の面白さ
武田信玄が三人座っているような錯覚に陥る幻想的で不思議な冒頭場面
長篠合戦描写が突撃と発砲と驚愕と死体だけで表現しているのは見事
×
信玄を撃った小太りの男の場面は冗長的だし四人とも演技が固い
風林火山の由来を説明している場面は映像的に面白くない
影武者が信玄の影武者を引き受けた動機が甘い
「さればこそ!あの信長公もその右腕と思うておる。あの大将怖いぞ!!あーはははははは!」
「甲斐の山で木の実でもお拾いなさるがよいわぁー!」
大滝秀治めちゃくちゃイイね!
>あの大将怖いぞ
怖いぞあの大将
だったと思う
黒柳徹子「それはどういう?」
大滝秀治「黒沢監督の人格問題に抵触するので話せませんが」
2chらしくておもしろいスレでつね
278 :
この子の名無しのお祝いに:05/02/23 17:12:35 ID:IiZiUsNF
一文字秀虎は70歳になったので家督を長男太郎に譲る。
そして、息子たちの結婚のことを考える。
70歳ということは、3人の息子たちは何歳だ?
まだ結婚していなかったのか!?
えーーーーい!えーーーーい!おーーーーーー!
無責任男「はっはっはっは!もう一度!!」
えーーーーい!えーーーーい!おーーーーーー!
>>279 いちばん下はちょんがー
あのわざとらしい山城に暮らす
282 :
この子の名無しのお祝いに:05/02/26 09:58:27 ID:SSp8AVU+
283 :
この子の名無しのお祝いに:05/02/26 10:47:31 ID:EKV/IFim
いや、あまり評価高くないでしょ。熱狂的なファンがいるだけで。
285 :
この子の名無しのお祝いに:05/02/27 02:18:13 ID:BtnPxetJ
>>273 ショーケンもいいぞ。
「不吉よ!我が武の新羅三郎義光公以来!敵に後ろを見せた試しは無い!」
「進めー!進め!!」
286 :
この子の名無しのお祝いに:05/02/27 05:57:54 ID:FbwyNAnF
287 :
この子の名無しのお祝いに:05/02/27 17:11:26 ID:F3wN2/yR
>不吉よ!
「あれを何と心得まする?」
「虹よ」
「違いまする。あれは
288 :
この子の名無しのお祝いに:05/02/28 04:17:30 ID:SYxQM3YK
289 :
この子の名無しのお祝いに:05/02/28 04:22:35 ID:6cdcoWTs
ふっはっはっははは ご冗談を
おたわむれを
本編も面白いが「メイキング・オブ・乱」も面白い。
柵を突き破り逃走する猪を鉄砲隊が追いかけたり、
メガホンを双眼鏡と勘違いして覗き込む黒澤監督の珍場面など面白かった。
ホモ若武者+男色淫乱
>メガホンを双眼鏡と勘違いして覗き込む
双眼鏡をメガホンと思って口に当てるよりはマシ
大殿〜
294 :
打ち首:05/03/04 00:20:42 ID:39DFK7Yc
『乱』は、ただただ美しい映画だ。
映画の始めから終わりまで、そして画面の隅から隅までを、創意と技巧を凝らして、
これほど艶やかに、上品に、格調高く描きあげた映画というものは滅多にない。
さながら、第一級の動く工芸品のような映画であり、スクリーンをカンバスとして
描きあげた力感溢れる大いなる絵画である。
たとえば戦いがもたらす無意味さとか、あるいは人生の生と死のむなしさ、骨肉あいはむ地獄絵図、
戦場の高原で花を摘む美しさ、自然の無限な存在感、といったような、いずれそうやって批評されるべき
言葉にそって映画が作られている。
この映画の各所に感じる映像の美しさも、これもまた『映像美』というあらかじめの言葉に添って
作られているのではないか、と思ってしまうほどだった
>たとえば戦いがもたらす無意味さとか、あるいは人生の生と死のむなしさ、骨肉あいはむ地獄絵図、
戦場の高原で花を摘む美しさ、自然の無限な存在感、といったような、いずれそうやって批評されるべき
言葉にそって映画が作られている。
「何という陳腐な言葉の羅列よ!ここは地獄か?」
あの美しさをそんな陳腐な言葉の羅列で表現できるとは思わないが。
一々映像の意味を言語化しないと納得できない人も世の中にはいるのだな。
>あの美しさを
まさに映像美という記号
影武者の小姓って妙にお稚児さんしてない?
302 :
この子の名無しのお祝いに:05/03/05 18:27:21 ID:S8kkIXJM
一の城は姫路城、二の城は熊本城。
三の城は実際にセットを建てたもの。
三の城は福井の丸岡城がモデルになっている。
>>296 赤瀬川原平のパクリはいけませんよw
標高1250メートル、御殿場市大字太郎坊に建設された三の城のセットは、
総工費4億円をかけ、のべ4000人がかりで、127日かけて完成したものという。
火山灰でかなり傾斜した場所に城を築いたというのだから、相当の難作業であった。
「河童が覗いたニッポン」読んだ人いる?
標高1250メートルの山城かよ
撮影用とはいえ、そんなもんそもそも城砦として何の役に立つんだろうね
天守閣いがいろくな建物がないという、なんだかわけのわからない城か
>>306 (゚Д゚≡゚Д゚)エッナニナニ?そういうポジションだったのか!?
『乱』の絵コンテをアニメーション化したCMは素晴らしい完成度だったね。
ラストの石垣を転げ落ちる阿弥陀の仏画は黒澤の映画への遺書ではないか。
「夢」「八月の狂詩曲」「まあだだよ」はプライベートフィルムだし。
15億円のPFかよ
312 :
この子の名無しのお祝いに:05/03/08 17:52:40 ID:nrZsI4cN
織田信長の出陣場面を演出している時の黒澤天皇はカッコよかったな。
313 :
この子の名無しのお祝いに:05/03/08 19:55:22 ID:Vqi2PNkJ
黒沢じゃない、役者がメインだろうが
まあだだよの予告編、黒沢その人が出てくるのでしらけた
いい味だけど
>>312 黒澤は183cmある隆大介と並んでも遜色ないからね。
>>313 別にええやん。映画監督をメインに語っても。
315 :
この子の名無しのお祝いに:2005/03/24(木) 23:28:03 ID:TBK+N3Nx
.__
|風|
|林|
|火| / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
|山| | 武田騎馬軍団が315げっとだ!!
_∧ .∧(oノヘ| ̄ <
(_・ |/(゚Д゚ )|\ | お前等お館様にひれ伏せ!クソ共が!
<━━||\Ю ⊂)_|√ヽ \___________
(  ̄ ~∪ )^)ノ ;;;;⌒);;⌒)
//\// \ ≡≡ ;;;;⌒);;⌒)
'~ ~'~ '~ (´⌒(´⌒;;
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄(´⌒(´⌒;;
武田騎馬軍団は神なり!武田騎馬軍団は神なり!武田騎馬軍団は神なり!武田騎馬軍団は神なり!
武田騎馬軍団 IS GOD!武田騎馬軍団 IS GOD!武田騎馬軍団 IS GOD!武田騎馬軍団 IS GOD!
>>義清へ 城取られるなよ、氏ね(ププ
>>謙信へ 一向衆が騒いでるぞ(ププ
>>氏真へ 鞠でも蹴ってろ(ププ
>>氏政へ 麦飯でも食ってろ(ププ
>>業正へ 早く氏んでね(はぁと
>>家康へ クサイぞ糞もらすな(ププ
317 :
この子の名無しのお祝いに:2005/03/25(金) 02:50:01 ID:kywFGnzT
>>315 高校の春休み、楽しいか?なぜ、武田騎馬軍団最大のライバル、>>信長へ、がないんだ?
>>316 小学校でも春休みだな。桶狭間ではなくて長篠だぞ。もっとも、長篠の後も7年間生き延びて、本当に
滅んだのは信長が本能寺で死ぬ少し前だけどな。
「風林火山」山本勘助が主役
「天と地と」上杉謙信が主役
「影武者」信玄の影武者が主役
意外にも信玄を主役にした映画は一本も無い。
319 :
この子の名無しのお祝いに:2005/03/25(金) 08:38:10 ID:4DkriP0b
___
│掠疾│
│如如│
│火風│
│不徐│
│動如│
│如林│
│山侵│
│――
│
│
│
│
│
>>314 >183cmある隆大介
げーしらんかったよまじで
NHKが製作した「影武者」のドキュメント番組は最悪だな。
姫路城ロケでは上空にヘリコプターを飛ばして撮影の邪魔はするし、
黒澤が怒っている場面ばかり放送して黒澤を不機嫌にさせるし、
この頃からNHKってクソだったね。
どうしてもマンセー的になる”提灯持ちメイキング”よりかは、
嫌な面も世間に知らしめた功績は絶大であった。
>嫌な面も世間に知らしめた功績は絶大であった。
怒っている場面は別に嫌な面じゃないだろ。
本人にいわせるに
怒ってるとこを流すのはいいが
どうして、何に怒っているのかがばっさり削られているのは赦せんと
正論ではあるな
昔、怒った場面をコラした予告編を自分で編集しているが…
作り始めたのは自分じゃないけど。
黒澤明「本式の映画づくりの姿をみなさんに見てもらおうと思ったのが、
NHK特集の『黒澤明の世界』だったんですよ。
それが、口やかましくて、怒っているようなところばかり紹介されてね。
シナリオを書き出す前とか、衣装や小道具を集めるところからとても大切で
重要な準備期間も取材されたはずだけど、それも無くてね。
NHKに抗議したいくらいですよ。(笑)」
「興味本位の報道は困る」とは笑止のフジテレビ
ニッポン放送株をめぐるライブドアとフジテレビの激突が連日ニュースになる中で
フジテレビの社長が「興味本位の報道は困る」といった。
この発言に対して、お前らだけにはいわれたくない、と思う人は少なくないだろう。
しかし星霜移り人は去り、「話題性」や「絵づくり」を最優先にする手合いがニュースを
仕切るようになって、黄金は鉛と化した。いまやどこのテレビニュースも似たような体たらくだが
「面白くなければテレビじゃない」と放言して興味本位の先鞭をつけたのがフジテレビの現経営陣であることは確かだ。
【俵孝太郎】GENDAI NET
http://gendai.net/contents.asp?c=023&id=18232 筆者は産経とフジの深夜前のニュースのOBだが、思うところあって10年も前から
産経の購読をやめている。
その理由にはいま触れないが、今後も続く泥仕合で「不公正」を直視する、後輩の健闘を
祈るや切なるものがある。
http://gendai.net/contents.asp?c=023&id=18461
>>326 >シナリオを書き出す前とか、衣装や小道具を集めるところからとても大切で
重要な準備期間も取材されたはずだけど、それも無くてね。
見たかったなー。
未公開部分を追加した「黒澤明の世界」のDVD発売キボン。
食べちゃったそうです
330 :
この子の名無しのお祝いに:2005/04/21(木) 04:03:55 ID:dN2JbXlK
影武者ビデオ借りて見ますた。アップをほとんど排しているのはいいですね。
無理矢理良い方に解釈すれば、イイ!と思える。
ただ少し不親切なので、見る側の知性が問われますね。
ラストは悲しい。。
ラストは悲しいというより美しいと思うな。
風林火山の旗が川の中ではためいているシーンは美しい。
冒頭で泥武者が走り抜ける場面が最高に面白くてかっこいい。
あの走っている人は元陸上の選手らしい。
黒沢監督にもこのころはまだ馬力が残っていた
乱ではもう息が切れまくっている
狂詩曲で持ち直したかにみえたが
まあだだよで腰がたたなくなっているのがよーくわかる
334 :
この子の名無しのお祝いに:2005/04/24(日) 17:18:02 ID:dFU6EK/R
角川の天と地とを観たが黒澤の偉大さがよく分かった
335 :
この子の名無しのお祝いに:2005/04/24(日) 17:46:42 ID:9NQ50tSx
>狂詩曲で持ち直したかにみえたが
>まあだだよで腰がたたなくなっている
全く逆だろ
狂詩曲は生ける屍
まあだだよは最後の煌き
336 :
この子の名無しのお祝いに:2005/04/24(日) 23:39:57 ID:iS3lvq+L
>>332 そのシーン泥武者が通る度に寝ていた兵士が次々に起き上がるので
巻き戻しながら見るとドミノ倒しみたいに見れる。
>>333 >>335 オマエら、仲良くしろよ。 目糞鼻糞同士・・・・
>>336 それ、どこかの図書館で無料で読めるよ
さすがに持ち出し・貸し出しは出来ないけど
>【台本】黒沢明監督 幻の作品(没稿)
没にはなってないよ。
クレジットには出てないだけ。
>>335 狂詩曲は主張じたいはアレだがファンタジーならではの力があった
夢は無駄ではなかったのだ
まあだだよは×
クライマックスの大騒ぎの場面になると
カメラのこっち側にいるはずの黒沢の顔が脳裏に露骨にちらつく
にこにこ撮っていたんだろーなー
>>338 痰がなんかいってらあ
「影武者」にしても「乱」にしても70才の監督が撮ったとは思えないほど映画にパワーがある。
何で黒澤にはそんなにパワーがあるのかと調べたら、毎日牛肉を食べていたらしいね。
日本人離れした発想や体格はどうやら食生活にあったのではないかと。
>>341 日本人離れした体格というのは分からないでもないが、
日本人離れした発想というのはよく分からん。
黒澤映画って超日本的だと思うぞ。
あの繊細かつ豪胆な映画を育んだのは、屈辱的な敗戦を経て世界の経済国へと
発展を遂げつつあった、当時の日本の土壌だったと思う。
一般人には通用しない=日本人離れなのかもしれないけど、
クロサワの考えはハリウッドでも100パーセント理解されるとは思えんなぁw
>当時の日本の土壌だったと思う。
いや、きわめて黒澤の個人的なものだよ。
「虎の尾を踏む・・・」で検閲官に
つまらないのは、テメエがつまらん人間だからだ
と言い放つようなことは、普通の日本人はしないよ。
まあだだよのは露骨すぎないか
>まあだだよのは露骨すぎないか
影武者の方が出ずっぱりだよ。
というより予告編といっても
何種類もあるんだけど。
>>346 そうじゃないのよ
影さんのにはコッポラもでてきた版があって
世界に殴りこみだ〜という感じなんだが
まあだだよだと
おじいちゃん監督がイスに座って(立てない)
いま一番大事なものがここにあるとかなんとか
ほんらい映画のコピーであるはずのものが
撮影現場のコピーになってるんですわ
作者がそのまま作品のテーマにするかわってやしないかと
>するかわって
すりかわって
>まあだだよだと
おじいちゃん監督がイスに座って(立てない)
?
それは特報の白黒のやつでしょ。
先生が倒れて、エレベーターまで移動するシーン撮影してるのでは
黒澤たってるよ。
影武者のも座ってるやつあるしね。
>>349 座ってるからイカンというてるんじゃないのですが
いいですか、クロサワそのひとが作品のテーマになってるような
感じがものすごー強いんすよまあだだよって
師弟愛とかなんとか、黒沢組と内田百閭Xクールとがしらずしらず
同一視されるよう誘導されるというか(予告編の一本はby宮崎だっけか)
影武者だと信玄は死んでるんだけど現実の黒沢そのひとは別に死んじゃいない
でもまあだだよだともうイコールになってる
なんかせっこいなーと思って
>いいですか、クロサワそのひとが作品のテーマになってるような
感じがものすごー強いんすよまあだだよって
弟子に猫騒動の後で礼を言うシーンなんか
あれは黒澤組のスタッフおよびファンに対しての言葉だと思うけど。
別にいいんじゃない。
>クロサワそのひとが作品のテーマになってるような
例えば「新出去定」とか「権藤欣吾」とかは?
「権藤」の語る靴作りの哲学って靴を映画に置き換え可能でしょう。
「まあだだよ」だけが特別にそういう傾向が強いということも
ないんじゃないの。
黒澤映画の主人公はいつも黒澤監督の分身ですよ。
>>351 でも権藤さんと黒沢さんを同一視した観客はまずいまい
だがまあだだよの百閧ヘどうしても百閧ノみえない
自意識上のクロサワ自画像だ
>でも権藤さんと黒沢さんを同一視した観客はまずいまい
いや、自分がそう思ったから書いたんだけど。
「まあだだよ」だけが特別にそういう傾向が強いということも
ないんじゃないの。
黒澤映画の主人公はいつも黒澤監督の分身ですよ。
秀虎も信玄も死んでしまうけど
黒沢は生きている
でもまあだだよを観終わったとき
ああこれは遺書だなと思った
355 :
この子の名無しのお祝いに:2005/05/04(水) 01:45:10 ID:M29964Du
武田の精鋭、一糸乱れずage
356 :
この子の名無しのお祝いに:2005/05/08(日) 23:01:29 ID:QJiQ4tT0
>>355 そのあとの台詞ワロタ
今日、影武者を初めて観たけど面白かった。
最初は何の甕か分からなかったけど、ガンガン壊し始めたときに気づいた。
牡丹色の煙くらい衝撃的だった。
あんな下ネタがあったとは…
あのあともうひとつ壷を調達せなあかんめんどくさ
358 :
信玄役が岡田真澄だったら:2005/05/19(木) 18:49:17 ID:Vm5QIHiF
|┃三 , -.―――--.、
|┃三 ,イ,,i、リ,,リ,,ノノ,,;;;;;;;;ヽ
|┃ .i;}' "ミ;;;;:}
|┃ |} ,,..、_、 , _,,,..、 |;;;:|
|┃ ≡ |} ,_tュ,〈 ヒ''tュ_ i;;;;|
|┃ | ー' | ` - ト'{
|┃ .「| イ_i _ >、 }〉} _________
|┃三 `{| _;;iill|||;|||llii;;,>、 .!-' /
|┃ | ='" | < お前たちをいつも後ろから山のように見守っているぞ
|┃ i゙ 、_ ゙,,, ,, ' { \ 敵前逃亡する奴は銃殺だ
|┃ 丿\  ̄ ̄ _,,-"ヽ \
|┃ ≡'"~ヽ \、_;;,..-" _ ,i`ー-  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
|┃ ヽ、oヽ/ \ /o/ | ガラッ
竹丸が可愛すぎる件について
竹丸役の子供は今30才くらいになっているのかな?
家康の息子らしいけど。
黒沢の孫かわいいよ孫なアツい思いが感じられる
362 :
竹丸:2005/05/20(金) 17:47:21 ID:b/uvIAoA
月曜日にリア王の公演があるから、「乱」で予習しとこ。
原作は読んでるけど、どう時代劇になってるんだろう(・∀・)ワクワク
竹丸は家康の子・・だったよね?
365 :
この子の名無しのお祝いに:2005/05/21(土) 19:10:08 ID:Dbw1nO57
366 :
363:2005/05/24(火) 08:11:34 ID:G5adSCGo
配色は違ったけど、三姉妹のドレスが信号色だった。
黒澤の「乱」がこんなにも21世紀の戦争アクション映画に影響を
与えると予言していた人間はほとんどいなかった。公開当時絶賛
していたのは淀川さん、小林信彦、長部日出雄、佐藤忠男、桂千穂
くらいで、多くの自称黒澤信者が悪罵の限りを尽くしていた。
けれど小林信彦なんかは平然としていた。「黒澤映画で公開当時から
絶賛されていたのは姿三四郎だけ。七人の侍も隠し砦も用心棒も
天国と地獄も、公開時はリンチのような悪評を浴びせられていた。
そして数年たつとみんなそれを忘れたように手のひらを返す。」
そして今、松っちゃんなんかは「僕にとって心に残る黒澤は乱や
影武者なんです」と言ってる。いずれ狂詩曲やまあだだよも掌を
返して評価されるだろう。冗談じゃなしに。
日本人はいつでも十年遅れてくる。
宮崎アニメの「耳をすませば」「もののけ姫」が公開当時どれだけ
悪罵を浴びせられたか調べてみればすぐ読める。(切通利作なんて
よく今になってぬけぬけと礼讃本が書けるもんだ。)
こと黒澤映画については海外の評価の方が的確なのは事実だと覚悟して
比べたほうがいい。そういう体質を持つのが黒澤映画らしいから。
368 :
この子の名無しのお祝いに:2005/05/24(火) 20:36:09 ID:XUlwqfhk
ルーカスとかコッポラは乱の戦闘シーンに、憧れてるって読んだ。
SWエピソード1のラストの戦闘シーンは、確かに乱に似てるね。
369 :
この子の名無しのお祝いに:2005/05/25(水) 13:27:33 ID:unqARFbF
スピルバーグが 乱 全米公開前に
戦闘シーンのフィルム いち早くムビオラでチェックしたそうな。
>>367 もっともそうにみえるが
乱の戦闘シーンに影響を受けた作品はあっても
乱そのものに影響をうけた作品はなんぼあるんでしょうか
もののけ姫は公開当時罵倒の嵐だったなんて嘘
その反対だった
いまあれを称えると厨房扱いされる
小林の話はあてにならない。侍らが悪評のリンチだったという
事実関係はないよ
羅生門だってキネ旬かなにかでは二位にはいっていた
理解されないとほざく信者は主観でそう思っているのみだ
>黒澤映画については海外の評価の方が的確なのは事実だと覚悟して
まあだだよはカンヌでおもいっきり引かれていましたな〜
>>368、369
どっちかっつーと影響というよりオマージュだよな
>カンヌでおもいっきり引かれていましたな〜
詳しく
>事実関係はないよ
こういう表現使うなら
>羅生門だってキネ旬かなにかでは二位にはいっていた
事実関係ちゃんと調べてから書こうね。
>>373 じっさい二位だったよ
>>372 オープニング上映されたんだが
なんかクライマックスのまあだだよ〜合戦がカッコーの巣にしかみえへんという
反応だった
>>375 キネ旬以外で調べてご覧
ちなみに全集にも載ってる
377 :
この子の名無しのお祝いに:2005/05/27(金) 00:53:18 ID:206aMZ58
海外での仲代達矢の評価ってどうなの?
IMdbによると、三船や志村と並ぶ俳優の一人。
笑ったニックネームは「Tats(タッツ)」。
このスレ、自分の思い込みを頑なに自分で自分に信じ込ませる人がいるようだけど・・・
>>オープニング上映されたんだが
>>なんかクライマックスのまあだだよ〜合戦がカッコーの巣にしかみえへんという
>>反応だった
「まあだだよ」に関してこんなことを言ってる人って
カンヌに出品された「影武者」が短縮版だったと言い張り続けていたイタイ人と
同一人物?
「まあだだよ」が招待作品として上映された年のカンヌのオープニングは
アンドレ・テシネの「背徳のささやき」だったんだけどね
思い込むだけなら好きにすればいいけど、それを事実のように書き込み
しつこく言い張るのは みっともないぞ
>>378 Tatsワロスw
あまり海外作品には出てないよね
うむ。「日本で多くの映画に出ているが、ほとんど手に入らないので残念」とも
書かれていたよ。
382 :
この子の名無しのお祝いに:2005/06/07(火) 03:37:40 ID:5lOtHxBM
>>342 日本映画や日本人の気質の共通性は見られますよね。
仁や義であったり、日本文化に対する憧憬であったり、
それらはあまりに強力な黒澤監督の演出力と三船の演技力など(モノクロ作品に言える事かもしれないですが)
によって霞んで見えてしまうだけだと思いますね。
「漢朝復興の大義に生きる〜」ではないですけど、
影武者ならば、武田家に対する家臣団の忠誠心は義によって貫かれているもので、
乱は、義を無くしたシビアな戦国世界観だと思います。仁を頼みにして生きよう
とする老君主も哀れですが、仁を無くして自滅する愚者たち−仁だの義だの、
古い日本人の心は、今の自分らの人生にとっても関係の無いものではないという
事が分ります。
>一般人には通用しない=日本人離れなのかもしれないけど
人の和がテーマの映画は少ないですね。
和こそが一番の日本人らしさなのかも知れないですけどね。
383 :
この子の名無しのお祝いに:2005/06/07(火) 21:47:07 ID:j1KU44Bo
>人の和がテーマの映画は少ないですね。
わが道を行くというのが
この人の基本的なスタイルだから。
384 :
この子の名無しのお祝いに:2005/06/07(火) 23:58:16 ID:gVkDFEbq
プライベートライアンの戦闘シーンは乱の影響があると思うけど。
385 :
この子の名無しのお祝いに:2005/06/08(水) 00:11:18 ID:hggpSCtl
386 :
この子の名無しのお祝いに:2005/06/08(水) 00:36:32 ID:F+Mgu5ev
わが道を行く的な感想なんかだと、
ギャング・オブ・ニューヨークが一番それらしかった気もします。
乱の城攻めで太陽のカットが入ってたでしょ?
DVDの付録中で影武者が地の視点ならば、乱は天の視点というコンセプトが
説明されていて、あれが天を現そうとしているんだと思いました。
ギャングのラストの方の大抗争のシーンで歴代アメリカ大統領の写真が
燃やされるシーンがあって、天=神を大統領に置き換えたのかと
思いました。
387 :
この子の名無しのお祝いに:2005/06/12(日) 10:42:15 ID:lGRYS/ki
「天」と「地」というのは脚本全体を見渡したときのイメージ。
乱は人情を踏み潰していく凄みがあって、戦争そのものがテーマ、
影武者はまだ人情が守られている感じがする。
油井さんの徳川家康がひたすら誠実そうなのが面白かった。
信長や信玄が居た時は、まだあんな感じだったんだろうか。
津川雅彦の家康を観たが、割とハマッてる気がして以外だった。
やはり主観や役者の好き嫌いで演技を見てはいかんなあと思いました。
>「天」と「地」というのは脚本全体を見渡したときのイメージ。
天の視点で撮るのでというのは、黒澤が言ってた事だけど。
俯瞰で撮りたいから、馬も人も数がいると。
もちろん、単に俯瞰で撮るから天の視点といってるわけじゃ
ないだろうが。
>>204 やっぱりそうでしたか。何か聞き覚えのある声だと思った。
「影武者」の長回しによる撮影スゲー!
特に冒頭の対面シーンと高天神城目指して信玄軍団が行進するシーンが凄い!
( “)<おじじ〜
この間、深夜にラジオをつけたら映画関連番組をやっていて
映画通ぶってるだけのアホっぽい番組パーソナリティーが
「戦国自衛隊1549」の戦闘場面は「乱」を超えている、とホザいていた
このバカ、正気か?
私は「戦国自衛隊1549」見たけれど・・・・批判するのが可哀想なほどの映画だった
鹿賀の信長は酷いね。
隆大介は本当に良かったな。
ところで乱の公開時の反響や興行成績についてご存知の方いらしたらどんなもんだったか教えていただけないでしょうか?
影武者は当時の邦画の興行収益の新記録を叩き出す大ヒットだったそうですが・・・
影武者が大瓶を割ったら中から信玄の遺体が現れるシーンに感動。
怒られるのは承知だが・・
「秀虎発狂後(三の城落城後)の秀虎がらみのシーン」を全部スキップしたら
最後までワクワクしながら観られた。
ピーターがらみのシーンをスキップ
('A`)
399 :
この子の名無しのお祝いに:2005/06/27(月) 12:32:54 ID:NoozMpQ2
>396
ワーイ同じ考えの人がいた。
ついでに、仲代の台詞いらない。
400 :
この子の名無しのお祝いに:2005/06/27(月) 18:42:13 ID:TzfvoVWQ
>394
影武者を超えてはいませんが、乱も大ヒットしましたよ。
>392
確かにそのパーソナリティは、アホですね
土屋嘉男の「クロサワさーん!」は、読み物としても面白かった。
唯一良かったというシーン(雑兵に手を振る)は仲代氏ではなかったって…
403 :
この子の名無しのお祝いに:2005/07/01(金) 15:39:20 ID:1+Pf7lZN
ピーターはいらない。
ヤツのせいで、乱の素晴らしさが低下した。
なにゆえ、あんなのを起用したのか…
404 :
この子の名無しのお祝いに:2005/07/01(金) 15:59:00 ID:ZflaTjFL
かわいいからいいじゃん。
405 :
この子の名無しのお祝いに:2005/07/01(金) 18:35:48 ID:YrgdgyjB
ピーター良かったけどなー。
わりと演技派って感じだったし、
中性的な道化ははまり役だったじゃないの?
逆に乱で上手いな〜と関心させられた俳優の筆頭は井川比佐志かな。
黒澤も気に入ったようでその後常連になったし。
予定では高倉健だったみたいだけど、結果的には井川で良かった。
そうだな、高倉健だと派手すぎると思う
脳内健さんにつっこむのもアレでありますな陛下
410 :
この子の名無しのお祝いに:2005/07/11(月) 16:48:06 ID:Kv1ag4cG
乱は好きだなぁ。
ともかく一文字家という戦国の架空の御家の一大事を、美術から衣装からきちんとこさえてさ。
落城で自害する女とかさ。
考えてもご覧よ。80年代にさ、十何億円もかけて主役2人が明るい明日に旅立つとか、
それでも一輪の花が残った、樅の木が残ったってオタメゴカシもなく、一族郎党全員滅ぶって
悲劇をつくるところがさ。
なかなかいないよ、そんな資金集めも含めた奇特な作家監督
411 :
この子の名無しのお祝いに:2005/07/13(水) 01:13:37 ID:Bm+Tr9VT
乱が製作中のころだったか講談社(?)の歴史の本の広告に黒澤監督の絵が
つかわれていた。一目で高倉健だとわかる鎧・かぶとの騎馬武者の絵だった。
高倉健に興味はないが、この絵の高倉健なら見てみたい。
「男は危ないくらいがちょうどいい。」と書いてあったと記憶。
影武者見て、武田信玄に興味を持ったんだけど、
信玄とかあの辺の戦国武将を描いた小説とかありますか?
家康と信長が手を組んでた時もあったってこの映画で初めて知って、
少し歴史の勉強しようと思った。でも歴史の教科書みたいなのは
読みたくないので、小説とかないですかね?
413 :
この子の名無しのお祝いに:2005/07/13(水) 02:31:30 ID:stLQ7iWc
新田次郎「武田信玄」(文春文庫、全四巻)超オススメ。
414 :
この子の名無しのお祝いに:2005/07/13(水) 11:14:58 ID:mRFPhk5g
健サン 居酒屋兆司 と重なったンだよね。
うーん・・・・
>>394 > 影武者は当時の邦画の興行収益の新記録を叩き出す大ヒットだったそうですが・・・
何の新記録よ?
416 :
この子の名無しのお祝いに:2005/07/13(水) 15:27:04 ID:uTq07QQ3
「邦画の興行収益の新記録」と書いてあるな
('A`)
418 :
この子の名無しのお祝いに:2005/07/14(木) 11:27:52 ID:4Vc75Sw4
起請文?あきれ返って物も言えぬわ、読み上げてみい?
421 :
この子の名無しのお祝いに:2005/07/15(金) 10:43:26 ID:UcTtPMNf
公開当時、「刀槍じゃなく火力主体の戦闘」ってのが斬新だったんだよな。乱。
もっとも城攻めに火縄銃や騎馬武者をぶつけて、どうなんだという話もある。
黒澤はどちらかというと(史実を調べた上で)「映画的迫力」で不合理だけど
かっこいい画像を撮ると思うんだが、どうだろうか?
日本のジェリー・ブラッカイマー、フィルムのMTVが黒澤だ。
トラトラトラも、黒澤にやらせたら、意外と30年早い「パールハーバー」になってた気がする。
422 :
この子の名無しのお祝いに:2005/07/17(日) 00:57:58 ID:uo5XkZC6
乱、すごい映画だったし楽しめる。
もう見るのはこれで4回目くらいだが、
見るたびに良くなっていく。
最初見たのは高校のころだったが
なんだこの腐った映画はなどと思っていた。
423 :
422:2005/07/17(日) 00:59:45 ID:uo5XkZC6
ただ、どうしても七人の侍や用心棒、生きる
などの傑作と比べてしまうので、
期待が大きい分、乱の評価は相対的に落ちている
といったところだろうか。
自分的には七人の侍に匹敵する傑作。
白黒時代からの黒澤ファンには「影武者」「乱」共に不評の声があったのも確かのようで。
http://homepage2.nifty.com/e-tedukuri/kagemusya.htm 当方「乱」で始めて黒澤映画を見たので普通に面白かったのですが・・・
昔からのファンにカラーの黒澤が不評だったのは、演出よりも三船敏郎不在の方が大きかったように思えます。
仲代達矢の演技力は三船より達者で遥かに器用ですが、三船の持つ豪胆さやエゴイスティックな存在感には欠けていました。
「乱」の主人公秀虎は人間の浅ましさといじらしさ、愚かさ、我侭、業・・・といったものを象徴する人物なので
演じる側にもそういう毒が含まれているとなお良かったのかもしれません。
>>424 影武者の仲代はよかったと思う。
勝新の方がよかったという意見を聞くけど、仲代のスマートさが、肥満の老将という武田信玄のイメージを変えてくれて新鮮だったなぁ。
逆に、勝新だったら旧来の武田信玄そのもののイメージだったと思う。それでも、見れるものなら見てみたかったけどね。勝新の信玄。
乱の一文字秀虎は仲代じゃなかったほうがよかったような・・・
なんかムリしすぎというか、キャラと仲代の素が合ってなさ過ぎるというか・・・
秀虎こそ、勝新か三船が演じるべきだったのでは?
>>425 同意。天下の名優・仲代達矢に失礼千万な言い方ですが意外(?)に新鮮な信玄でした。
乱にも起用されたのは影武者で思った以上の好演をしてくれたのと、
勝新の代役を快く引き受けてくれた恩や義理もあったのでしょう。
黒澤はいつからかプロの俳優が演じる当たり前の芝居には飽き足らなくなり
「トラトラトラ」以降積極的に素人や新人を起用するようになってます。
「影武者」で家康役の油井昌由樹は
「乱」で愚直に進言したが故に追放され、その後も忠義を尽くす平山丹後を演じていましたが、
プロ俳優ほど上手くはないものの、不器用な生き方しか出来ないこのキャラクターにはピッタリでした。
俺が黒澤を見たのはNHKの6夜連続放送…確か正月特番だったような。
やってたのは七人、用心棒、椿、蜘蛛巣、隠し、影武者。
七人見て「これは面白い」と思い、次の日からビデオに録画。以来このビデ
オは擦り切れるくらい見て…この前お亡くなりになりますた。
影武者、仲代が機転を利かすシーンってどこかで聞いた&見たようなエピソー
ドを寄せ集めただけのような気がするんだけど全体としてみると面白い。七人
より好きかも。
最近無性に黒澤見たくなったのでDVD購入を試みるも、値段が…
で、乱だけ先のNHK特集でやらなかったのでDVD購入。
これほど怖い映画は見たこと無い。合戦表現が云々抜きにして、人間の狂気
みたいなのが感じ取られた。最後の観音絵巻がやけに印象に残ってる。
「乱」ライティング気になって駄目だ…
今CSで乱観終わった
何度観ても凄いなぁ
乱はオープニングだけ繰り返して何回も見てる
それで満足
退屈だのなんだの酷評されていたから、あまり期待せずに「乱」を観た。
そしたら、物凄く面白かった。
秀虎が切腹しようとするのに、刀が見つからないところとか。
楓が短刀突きつけるところとか。
三ノ城が落とされていくさまを、淡々と映しているところとか。
最初はノホホンと狩りをしていた人たちが、最期はあんな風になってしまって。
合戦とか、美術とか、衣装とか、背景とか、とにかく見ごたえがあって楽しめた。
432 :
この子の名無しのお祝いに:2005/09/02(金) 02:27:17 ID:eqE7R+/l
オレは「乱」のドイツ語版をドイツで買った。なぜか、9ユーロ(1ユーロ=だいたい135円)という格安の
値段で売られていて、どこのドイツのDVDショップにも山積みしてあった。「乱」はフランスのプロダクションの
制作だから、ヨーロッパの方が安いのか?
「殿様」はドイツ語では「クアフュルスト」(Kurfuerst)と翻訳されるんだな。
「一文字秀虎殿・・・」は、「クアフュルスト ヒデトラ イチモンジ・・・」という感じ。
433 :
この子の名無しのお祝いに:2005/09/02(金) 12:38:35 ID:XWfL+uWh
>乱はオープニングだけ繰り返して何回も見てる
俺も同じ。あの さりげない緊張感が心地よい。音楽も素ン晴らしい。
武満は「乱」のタイトルに
「らんっ!」と音声入れたかったらしい。
乱はあのOPを最期に、ドンドンドンドンという怖い怖い太鼓の音とともに王国が
崩壊していくさまが怖いんじゃないか。
「慮外な。わらわは今やこの城の女主。道を譲らぬ作法があろうか」あたりから
さり気なく秩序が崩れて、秀虎が太郎君の家来を撃ち殺しちゃうと、今度は秀虎自身が
起請文に血判を押さなければならない羽目にやられる。
ま、それがシェイクスピアだと言われればそれまでだけど
OPにだけ限っていえば乱を超えるものはないな
しかし音声入れなくて良かった
436 :
この子の名無しのお祝いに:2005/09/02(金) 16:35:29 ID:O4nGi9AS
724 :名無し三等兵 :2005/08/22(月) 02:55:49 ID:Vg8lsAHC
6月末から2ヶ月ほどドイツに行っていたけど、ドイツ映画[Der Untergang]は、「ヒトラー 最期の12日」という
タイトルで封切られたのか。[Der Untergang]は、直訳すると「没落」とかいう意味なんだけどなあ。微妙な
ところ。ドイツでは、すでにこの映画のDVDが発売されていたなあ。DTS版で39ユーロだった。(1ユーロ=
130〜140円ぐらい)
余談だけど、なぜか、黒澤明の「乱」が9ユーロという低価格で発売されていて、どこの店でも山積みしてあった。
725 :名無し三等兵 :2005/08/22(月) 21:16:30 ID:???
>なぜか、黒澤明の「乱」が9ユーロという低価格で発売されていて
日本じゃありえない安さだなw
「蜘蛛巣城」を見返したが、やはり「乱」の方が
はるかに優れていた。
役者の演技は、「蜘蛛巣城」の方が上だという記憶があったのだが
どうもこれも怪しい。
三船や千秋は力みすぎ、山田五十鈴の怪演は能を意識しすぎたせいか
上滑りぎみ。
蜘蛛巣城はラストの視覚的な爽快感がある点だけは間違いなく勝ってるなあ。
それと乱も全体的に力みすぎじゃないかな。
一文字秀虎とかちょっと臭すぎるんだよね。
いい映画にき変わりないけれど。
439 :
この子の名無しのお祝いに:2005/09/04(日) 04:56:10 ID:kxSSdJHF
>>437 それは「サイレント映画はオーバー杉な芝居」と
言ってるに等しいような・・・
>>439 黒沢映画はみなそういうものなり
乱がどうも好きになれない理由として
かきわり臭さがある
三の城攻防戦をながめていると
どういうわけか全員集合を思い出してしまうのだ
442 :
この子の名無しのお祝いに:2005/09/05(月) 09:29:36 ID:zkA1gBLM
三の城に草が1本も生えてないのがうそ臭いな。
まあ、馬を走らせたときに砂煙をださせるためだろうけど。
CSで影武者を放送してたんで久しぶりに見たがどうにも中途半端だな。
影武者の悲劇なのか武田家崩壊の悲劇なのか、はたまた反戦なのか
つかみどころがない。
勝頼は重要な役どころだから深みのある演技が要求されるがあの役者
には荷が重過ぎる。
過去スレで散々語られた長篠の合戦シーンも監督の意図が空回りしてる
感じで伝わってくるものが何もない。
ただ、高天神城の夜戦のシーンはやっぱりすごい。あれだけ臨場感溢れる
戦のシーンはほかにない。映画史に残る名シーンだと思う。
意外にクレヨンしんちゃんの戦国映画で描かれた序盤の野戦なんかも臨場感があるんだよなあ。
迫力というより戦争が日常になってる人々が行う戦闘の現実感。
445 :
この子の名無しのお祝いに:2005/09/09(金) 08:39:14 ID:/x9vvEBK
>>444 それ、観たいと思ってる。「裏切り御免!」っていう台詞もあるらしいし。
原作の漫画にも結構黒澤映画ネタが出てくる。
>>445 おすすめですよ。
子供向けなのに、戦国自衛隊みたいないきなり騎馬に跨った武将が尖頭切って、
部隊ごとわらわらと突撃するようなシーンは出てこないw
かなり最先端の時代考証をやったとか
448 :
この子の名無しのお祝いに:2005/09/09(金) 17:31:00 ID:mAve/z2c
黒澤映画には常に人間の「死」とはなんなのかというものが
鋭い洞察力をもって、いろんな視点から描かれてるわけだが。
この2本の映画については、個の「死」とともに
家だとか組織だとかシステムの崩壊を無常観をもって描かれてるよな。
そのへんが映像美や様式美とあいまって、
なんともいえない哀切さを醸し出している。
降板したトラ!トラ!トラ!もこのへんをもっとも描きたかったと
何かで読んだ記憶あり。
見たかったなぁ。
449 :
この子の名無しのお祝いに:2005/09/09(金) 20:41:15 ID:njLseW+Q
影武者の冒頭のシーンは凄えよなぁ。
信玄が床の間に三人。
ワンカットの長廻しでそれぞれ、その人となり、果ては運命の暗示さえも完璧に表現してしまう
あのシチエーションを映像化したセンスは超絶的だ。
最近の邦画はああいう創造力が圧倒的に枯渇してるのかなぁ・・・
>>443 >高天神城の夜戦のシーンはやっぱりすごい。あれだけ臨場感溢れる
>戦のシーンはほかにない
あれ制作費をけちるために夜間戦闘という設定にしたそうでっせ
そうすれば陣地とか描かなくてすむからエキストラ費用が浮いて大助かり
個人的には陸上自衛隊の夜間演習にしかみえんかった
そもそも鉄砲の弾を避けるには仲代たん地べたにはいつくばればいいジャン
示しがつかないって
そこに影武者の影武者をですねぇ
>>449 三人そろってキャメラ向き体勢というのがウケるといえばウケる
文字どおり芝居がかっている
後に七人の侍のリマスター版を劇場で観た時
百姓どもが円陣になって地べたにしゃがんでうなだれている冒頭に
ものすごく違和感を覚えた
ああいうのは舞台劇の演出だ
映画でやるものだろうか
好きな作品だけど
あちこちに未だに受けつけないところがなくもない
>ああいうのは舞台劇の演出だ
カメラの視点をよく見るべし。
>>452 まっぴるまに大のおとながみんなでうんこすわりして輪になって
そのうえうなだれているなんて
劇的効果は大きいが
現実には考えにくい
ゴルゴ13雇うだよ
「乱」の銃撃され落馬するシーンは圧巻でつ。
兜が吹っ飛んでるし…。
457 :
この子の名無しのお祝いに:2005/09/17(土) 14:02:23 ID:2AiXdCdp
>>456 馬から落ちる戦闘シーンって、黒澤の映画じゃ七人の侍ぐらいから
お約束なんだよね。黒澤映画のチャンパラシーンではもはやお約束。
そのお約束を乱ではしつこく繰り返してたから、逆に辟易する。
侍のときは実況中継風の撮りかたなのでド迫力だったが
乱はなんというか舞台中継のごとき撮りかたなので
それでしらけるのです
459 :
この子の名無しのお祝いに:2005/09/18(日) 05:09:00 ID:VjO8gxrG
「乱」で三郎の鉄砲隊が次郎の騎馬隊を撃ち落すシーンは、何回か見ると気付くけど、結局、誰も戦死していない。
しかも、三郎の鉄砲隊の乱射もかなり不自然。まるでマシンガンのよう。それに、あの次郎と三郎の戦闘シーンの
後には、死体が一つも転がっていない。良い悪いは別として、本当に奇妙な戦闘シーンである。
>>459 マシンガン?何処をどう見たら「マシンガンのよう」なんだ?
マシンガンって何だかわかってんの?「機関銃」だぞ「機関銃」。
まさか、連発式の銃を全部マシンガンだと思ってないだろうな?
それとも弾幕を張っている様子を言いたいのか。
なんか「乱」の変なアンチが湧いてるな。まるで粗探しみたい。
なんか、乱の城のセットって不自然。城じゃなくてまわりの風景が。
富士山近くの自衛隊の演習場に無理矢理立てたっぽくて、どうも
まわりの風景と不協和音を奏でてる。だいたい、あるのが城だけで、
まわりには何にも無いし。町とかのセットも作ればいいのに。
土がもろに火山灰というのは痛いっすね
なんで?
なんか>461みたいな奴が、確信犯でここに常駐してるな。
↑被害妄想にとりつかれた哀れな信者。
>>58 > 条件が会わなかったようでこの話は成立しなかった。
「乱」(1985.06.01)の撮影開始が遅れたからだって。
「居酒屋兆治」(1983.11.12)が始まっちゃったかな。
467 :
この子の名無しのお祝いに:2005/09/20(火) 02:25:42 ID:X/ETRX8X
蜘蛛之巣城だってあの辺ロケだろ
468 :
この子の名無しのお祝いに:2005/09/20(火) 06:33:36 ID:lAqqdL0X
>>461 晩年の黒澤は能に傾倒していたが、
最小限の城のセットで、人間の悲劇を
強調したかったんじゃないかな
>>461 城下町が発展するのは文禄・慶長以後のことです。
だいたいまだ戦乱のさなかで実際に城の周りであんな合戦があるというのに
呑気に町など構えてる場合じゃないでしょ。
470 :
この子の名無しのお祝いに:2005/09/20(火) 15:49:01 ID:/96JiDBS
戦乱の世だからこそ、塀を作ったり堀を作ったりして城の周りを
固めないと。水もろくに無さそうなあんな場所に城のみがぼつんとあるのは
不自然の極み。予算とか適切なロケがなかったんだから仕方なかったんでしょう。
不自然なのは火を見るより明か。
>>470 想像だけで「戦乱の世」を語るのはやめてください。
472 :
468:2005/09/20(火) 16:45:37 ID:lAqqdL0X
ニ流の監督ならともかく、
黒澤が予算がないから、セットに妥協するとは考えにくい。
一文字秀虎という裸の王様の城を、象徴していたのではないか。
住まいは主をあらわす。
473 :
この子の名無しのお祝いに:2005/09/20(火) 17:48:37 ID:OC7dNyGy
>>471 お前こそ、想像だけで歴史も何も知らない阿呆。
戦国以前の平安・鎌倉・室町時代を知ってんのか。
武士や城の歴史は一朝一夕のものじゃないぞ。
474 :
この子の名無しのお祝いに:2005/09/20(火) 17:51:12 ID:OC7dNyGy
>>472 セットそのものには妥協は無かったけど、そのセットを立てる
ロケーションは妥協したと思う。他に適切な場所が無かった。不自然になったのはしょうがない。
>>473 想像だけで「の歴史は一朝」とか語るのはやめてください。
普通セットを建てるときには周囲の景観を考慮に入れるだろw
ああいう荒涼とした土地に建てたのもひとつの狙い。
二の城、三の城は城とはいっても砦であり要塞だから必ずしも
周囲に町や村がなくてはならないということはなかったと思われる。
477 :
この子の名無しのお祝いに:2005/09/20(火) 19:49:57 ID:OC7dNyGy
>>475 はいはい。知らないなら知らないとはっきり言ってくださいね。
人も水も森も畑も何にも無い所に城を立てたるヴァカがどこにいるんだ。
砂漠の真ん中に無防備に城立ててる様なもんで、戦国時代ならなおさらヴァカな城だよ。
攻め落として下さいと言ってる様なもん。今だったらCGで描き足したり
するんだろうけど、当時はそういう技術も無かったしね。
>>476 狙いじゃなくて妥協だと思う。昔なら白黒でだませてたけど、
カラーだとごまかせない。黒澤もこれは妥協せざるを得なかった。
砦に彦根城風の天守閣というのも
妙といえば妙である
土が火山灰だから草とかはえていないんですよね〜
井戸を掘っても水はでてこないと思われ
>狙いじゃなくて妥協だと思う。昔なら白黒でだませてたけど、
>カラーだとごまかせない。黒澤もこれは妥協せざるを得なかった。
根拠は?
火山灰がまるわかりっすよね
蜘蛛巣城は白黒だからかえってど迫力になった
カラーだと監督の意図はどうであれ
なんかな〜な気分に
火山灰だとなんでだめなの?
なるほど…
それはスタッフが用意してるんでないの?
撮影の話でなくてぇ〜
あまりにもおかしい点が揃いすぎているということだが、
それが妥協かどうかはわからないんじゃないか?
むしろ見せたい絵のためならそういう考証は無視するんじゃないかな。
水の調達のことまで考えなきゃいかんのか・・
俺はそんなことより戦国時代の人々のわりには
みんな歯が綺麗すぎるし白すぎるのが気になる
>>486 かきわり絵でえんえんと続く戦闘シーンというのも疲れませんか
三の城攻防戦で音を消して悲しげなオーケストラ曲を流しているんだが
諸君これが対位法でございといわんばかりの
作者の説教臭さがして好きになれません
ちぎれた片腕をもってうわーっとやってる秀虎の侍とか
演出からしていかにも褒めてもらいたげに思える
三の城落城シーンは圧巻だけど、
八幡ヶ原の合戦は、布陣まで良かったけど、その後がなあ。
思うに、黒澤監督は、テニスンの600騎(クリミア戦争のときロシア軍の大砲陣地に全滅突撃をかけた軽騎兵旅団。
映画化された作品はどれも黒澤さんのお気に入り)やりたかったんだけど、
「影武者」では予算が無くて結局ワンカット抜いて(・・・ああ、また大論争になるんだろうな)
「乱」では、全体のバランス上、そこだけ重くするわけにいかず、中途半端な負け戦(銃撃音声と落馬のエンドレス)
になったんだろうな。落城と楓の方を殺す為、一旦陣を払って、這って皆逃げてるし。
最後撃たれるシーンでクレヨンしんちゃん思い出した
>かきわり絵でえんえんと続く戦闘シーン
いわんとする事は大体想像できるけど。
絵巻物風とか、絵画的に構図が決まりすぎてるとか
言いたかったのかな?
「七人の侍」の雨中の決戦シーンなんて
「乱」と同じく不自然なぐらい構図決まりまくりだけど
それは、気にならない?
>対位法
悲惨な戦闘シーンに悲しげな音楽使ってるから
対位法じゃないよ。
>>491 >「七人の侍」の雨中の決戦シーンなんて
>「乱」と同じく不自然なぐらい構図決まりまくりだけど
そ れ は ひ ょ っ と し て ギ ャ グ で い っ て い る の か
>悲惨な戦闘シーンに悲しげな音楽使ってるから
モロですね
悲しい場面にカッコウワルツをかぶせるとか
そういう演出が監督好きですね
でも乱では教科書的になりさがっていると思った
これ武満氏もぶつぶついってたっすね
悲惨なシーンに悲しげな曲使っても
『モロ』なのか
悲しいというよりは激しいシーンですよね
そこに悲しげな音楽をつけると悲しげというか凄惨な印象がでてくる
ただその演出が乱の場合いかにもな匂いが強くて白けるんですよ
ためしに音楽を消してあそこながめてやってちょ
悲壮感があんまりしなくなるのですが
496 :
この子の名無しのお祝いに:2005/09/22(木) 02:01:06 ID:YsXG08sa
>三の城攻防戦で音を消して悲しげなオーケストラ曲を流しているんだが
>諸君これが対位法でございといわんばかりの
>作者の説教臭さがして好きになれません
音楽は大事でしょう。
乱の場合は、オーケストラじみた曲で音楽が前に出過ぎる感じがするけど、
作曲家が作ったものだから、あるものは使うしかないんでないの?
ジョン・ウイリアムはSTAR WARSとか前に出るエンターテイメント用の曲しか
作らんとかなかったっけ?武満の音楽性は知らんけど。
>悲しいというよりは激しいシーンですよね
>そこに悲しげな音楽をつけると悲しげというか凄惨な印象がでてくる
凄惨な殺し合いに、格調高い音楽をつけると、
上から冷めた目で観る雰囲気になりますよね。
冷たさ・厳しさが出るというか。
ギャングオブニューヨークもそんな感じだった。
ただ、影武者もオーケストラだけどあっちは熱く泣けるような悲しさが出てますよねー。
俺がそう思ってるだけかもしれんけど、
カメラアングルの違いとか、音楽が持つ雰囲気の違いにも理由があるのかな?
ためしに音楽を消してってのは論外だと思う
どうして
ETでも音楽消してみると
編集がけっこう荒いことに気がつきますよ
ノリ優先であえてそうしたんでないかと以前大林監督が語っていましたが
後にウィリアムズ本人がスピにそう言われたと語っていた
499 :
この子の名無しのお祝いに:2005/09/22(木) 13:13:06 ID:Tytb4e2l
黒澤は、映像だけでは不完全な映像をわざと撮る、
その不完全な映像に音楽をつけると足し算ではなく掛算になるように撮る、
みたいなことをよく言っていたと思うが。
500ゲット?
映像的にはハッとさせられるけどね。
501 :
この子の名無しのお祝いに:2005/09/22(木) 18:26:31 ID:8+0M9gJA
,.--'" ``¬ー--、
/ _,.- ''_二ゝヽ
j _,-'_´-''_ニ -一ーヽ、_
r''´ /_,r',.-''" _,. 一'ヾ'"ヽ
! /// _,-'" ヾミミ、ノ
/;; ,-' /// ,.r';ミシ''" _,,,!..._
|V / l// _,-ミシ" __..... -、ニ7 ''" 'l, 'l,
>>499、俺はそんなこと言った覚えはないぞ!
ヽ |_V___,.='_,,,,===イ ''"'" d ヽー ' V なんでわざわざ不完全な画を撮るんだよ!!
ヽr'i-ヽ`: : : |  ̄ ノ ヾー"l _
',ヾ:: , i `ー‐'ヘ-ヽ..-ヽ. | __,..--一''" ̄`''ノ
--、_ハヽ__ヽ / __ _. | __,..ィ" - '_,, -'" ̄
ヽ、 Y `\ l '"  ̄ノ / _.... -‐''" `-、
\ ヽ `'、 ヽ,,  ̄ ̄ ノ`ヽ,,,,_,.. -''"/ _ ヽ.
-- = \,.....--ヽ、 __ ,.ヽ_ _,. /_,;-'"/ | `ヽ ,)
シ_ _ ヽ___ \____r-、  ̄_,vノ'"/ :| l `ー、_ノ ̄
/ `ヽ--'' /l  ̄ ̄ ,. -' _ | ヽ、 ,r'''''ー一'''''''ー--’
〈_ - / // / l| / | _,.-'" = ヽ _,..-"
>>493 >これ武満氏もぶつぶついってたっすね
ぶつぶついってたのは別のことじゃないすか?
>>502 いや実際にインタビューでなんかいうてました
黒沢対位法の理屈は分かるがいつでもかならず効果的とはぼく思えないんだけど
とかなんとか
504 :
この子の名無しのお祝いに:2005/09/24(土) 02:18:35 ID:m9J+1Ji6
「乱」で「対位法」を使ったシーンはない。
そもそも、黒澤映画で対位法を使ってるシーンはそれほど
多いわけではない。
ほとんどが、悲しいシーン、明るいシーンにそれ相応の
音楽が使われてる。
音楽消して「迫力消えた!悲壮感減少!」っていうのは
ある意味当たり前じゃないだろうか
必要だから音楽入れてあるんだろ
>>504 203高地で♪うみわ〜し〜に〜ま〜すか〜♪をえんえんかぶせてたでしょ
あれですよあれ
あれを映画の対位法と呼ぶのです
>>505 乱のアレはあざといのですよ
ナウシカで一瞬音が消える場面があってものすごく印象的だったのに
魔女宅のときはすごく白けた
街中よりがんばれがんばれの大合唱のなか
さっと音が消えてそのあとぱんぱかぱーんとくる
いかにもすぎて引いた
508 :
この子の名無しのお祝いに:2005/09/24(土) 17:31:06 ID:p1QR9n+E
>>507 もののけ姫の製作のとき、鈴木プロデューサーが宮崎監督に
「音楽はどうする?」と尋ねたら
「今回は音楽なしでいきましょう。」と真顔で答えたらしい。
話は前後するが、黒澤監督は富士の裾野をこよなく愛していた。
これは、予算うんぬん以前に日本で自分の思い描いた映画を撮るのは
ここしかないと思ってたんじゃないだろうか。
急速に変貌していった日本の風景に失望して
「もう時代劇を撮れる場所はどこにもないね。」みたいなコメントを
何かで読んだこともある。
荒涼とした土地で、時代の重なりを醸し出す文化や生活臭みたいなものがなくても
真っ白なキャンバスに絵を描くがごとく、
映画を作っていったんじゃなかろうかと。
509 :
この子の名無しのお祝いに:2005/09/24(土) 20:54:13 ID:c/K0wNTe
510 :
この子の名無しのお祝いに:2005/09/24(土) 21:57:12 ID:rX8OSaWH
>273
でも、この役は当初、先頃亡くなられた松村達雄さんにオファーがあったそう。
そう考えて観ると、この役の台詞口調、松村さんにクリソツでビックリした。
>414
そうなんだけど、撮影が延期になったから、あの時期なら(84年夏〜)出れたって、この前会った時に言ってたよ。悔し紛れに「夜叉」を作ったんだって。
夜叉と乱がかぶったときいてますがハテ
513 :
sage:2005/09/28(水) 17:47:13 ID:HmNKRfB4
>449
ちなみに後に影武者になる盗賊には影がなく
信玄、信廉には影があるんだよね。
514 :
この子の名無しのお祝いに:2005/09/28(水) 18:24:34 ID:Hv/zurKR
武満徹がブツブツ言っていたことは多いけど、はっきり言い切っていたのは
「監督の音楽センスは間違っていないけれど、それを具体化する際の
イメージが大昔のメジャーな古典しかないから作曲家の方法論が著しく
制約される」ということだったと思う。(「メチエ」ね。)
「影武者」「乱」の頃にはもう対位法を工夫することはとっくにやめてて、
コンテと同様に同じ色でベターッと塗りつぶす音楽の付け方をしている。
ワイド画面時代と違ってすごく複雑なキャラクターや話なのにそれは
合わないんじゃないか、というのが武満、西村両氏の一致した意見だったと
記憶している。
515 :
この子の名無しのお祝いに:2005/09/28(水) 18:29:27 ID:Hv/zurKR
でも「影武者」ってのも監督からすればすごくハッキリした話では
あったんだよね。いわゆる「近代」ってもの、たとえば科学万能主義
とか原発神話とか共産主義国家秩序とか会社忠誠主義とかいった、
それまでの日本や世界で誰もが疑わなかった神話というものが音を
立てて崩壊していくのが見えてきたのがあの頃。
(もちろん俺を含めて凡人が時代の変わり目に気付いたのはずっと
ずっと後だったけど。)
そういう「何かが壊れていく時代」になったときに人間はどうなるか。
それを必死で隠そうとするか、見て見ぬ振りをするか、消え行くもの
に殉じて破滅するか。そういう目に見えない概念を、「新しい兵器に
自殺のように突進して壊滅する騎馬隊」っていう「アクション」の形に
捉えるところが天才の天才たるゆえんであるわけで。
>「影武者」「乱」の頃にはもう対位法を工夫することはとっくにやめてて
黒澤映画で対位法が使われてるのは、そう多くない。
「羅生門」「七人の侍」「赤ひげ」「どですかでん」「椿三十郎」のどこに
対位法が使われてますか?
>監督の音楽センスは間違っていないけれど
音楽的趣味が狭いので、それが足かせになってるってことは
音楽センスに問題ありって言いたかったわけでしょ。
武満が間違ってないといったのは映画音楽というものに対する
考え方の部分よ。
>>516 >「羅生門」「七人の侍」「赤ひげ」「どですかでん」「椿三十郎」のどこに
>対位法が使われてますか
ああ早坂ボレロも理解できないという世代が増えつつあるというのか
>>514 >「監督の音楽センスは間違っていないけれど、それを具体化する際の
>イメージが大昔のメジャーな古典しかないから
黒沢の音楽ボキャブラリーは要はクラシック名曲全集なので
そこから外にはとびでてこない
そういう発言だったと思う
519 :
この子の名無しのお祝いに:2005/09/29(木) 18:00:41 ID:8vKH3l8y
話ぶった切って悪いけど、一世一代といってもいいくらいの役どころを
もらいながら、要所要所のシーンを加藤精三に吹きかえられてしまった
加藤武はどんな気持ちだったんだろう。
まあ確かに甲高い声なので、吹き替えられた台詞の部分は合ってなかった
のは確かなのだけれど。
(一時は同じ加藤姓だったので、親戚なので声が似ているのかとまで思って
しまった。加藤精三氏ご自身とマネージャーが吹き替えを認めているので
事実であることは確認済み。)
520 :
この子の名無しのお祝いに:2005/09/29(木) 18:07:02 ID:8vKH3l8y
>>516>>518 私が「巨匠のメチエ」読んでの感想も518の方と似ている。
要するにこの場面にこういう音楽をつけるとこういう効果が出る、
というセンスや計算は鋭いんだけど、自分で作曲ができないから
「たとえばこんな感じで」といって聞かせる曲がスッペとかバッハ
といったものしか出せないので、作曲家はきわめて古典的な、
限られたテクニックしか用いることができなくなる、という
足かせをはめられる…ってことね。
それをセンスがないって言うのならそうなんだろうけど。
521 :
この子の名無しのお祝いに:2005/09/29(木) 20:47:17 ID:kjiCaPAL
野良犬は黒沢ファンからみてどうなの?
>>521 戦後の闇市風景、巨人戦、そしてクーラーない時代が
いやって程わかるあの蒸し暑い、東京の夏。
脚本もなかなか、サスペンスとしても今のテンポに
置き換えれば充分に見ごたえのあるものなるはず。
志村喬がベテラン刑事役をやっていたけど
本当にうまい。彼は他の黒澤映画でいろいろな役をやったけど
みなはまっていて、こんなにうまいバイプレーヤー
は今あまりいないと思う。あと犯人の木村功も個人的には
好きな俳優だった。
>早坂ボレロ
あの音楽は対位法的効果を狙ってつけられたものには聞こえないけど。
>要所要所のシーンを加藤精三に吹きかえられてしまった
加藤武の声が吹きかえられたのは落馬したせいで
アフレコの必要な部分での大声が出せない状態だったので
(どうしても体をかばって発声を無意識にセーブしてしまう)
違和感が出ないように全てのシーンにわたって、吹きかえられたと
記憶している。
>>524 >あの音楽は対位法的効果を狙ってつけられたものには聞こえないけど
聞こえたくないのですね
Kusakabe乙
527 :
この子の名無しのお祝いに:2005/09/30(金) 15:14:49 ID:mqEDWTs1
加藤武は落馬負傷したり昔も馬に頭蹴られたり黒澤作品じゃあ毎度散々だな。
人相が悪いから馬にも嫌われるのです
ボレロは「対位法」と関係ないと俺も思うぞ。
「野良犬」で、本多猪四郎はとてつもない尺を回したそうだ。
他のとこも見てみたいな(とっくに破棄されたにちがいないが)
「野良犬」ではトマトの木のシーンが印象に残る。
530 :
この子の名無しのお祝いに:2005/10/01(土) 01:58:32 ID:q6UKhuUq
神戸ギャルソンのレイコちゃんどこ行ったんやー。
>>529 いいですかいいですか
いかにもな音楽ではなくあえてずれた音をつけるのも
映画的対位法と呼ぶのですよ
うみ〜わ〜し〜に〜ま〜すか〜
>>527 用心棒では西村晃にとっくりで頭なぐられた
>うみ〜わ〜し〜に〜ま〜すか〜
これはそのまんまだったような・・
>>531 >いかにもな音楽ではなくあえてずれた音をつけるのも
「羅生門」のボレロは証言者の感情の高揚と実に見事に
マッチングしていたがな。
>うみ〜わ〜し〜に〜ま〜すか〜
悲劇的なシーンに悲しい音楽。
どこが、対位法なのでしょうか?
まさか悲劇的な大和の沈没シーンに対位法ちゅうて
「オブラディ・オブラダ」を流すわけにもいくまい
51 :名無しステーション :2005/10/01(土) 20:56:11 ID:pE8HU/wi
ここだけの話ですが・・・
俺のじい様、「乱」の撮影中ゴルフ場のバンカー隠すために
シートしいた中に隠れていました。
何の仕事だったのかはしらん。
537 :
この子の名無しのお祝いに:2005/10/02(日) 05:28:03 ID:A1TgD6G8
>>521 冒頭の野犬のドアップがドブネズミみたいで気持ち悪い
そこを飛ばせば名作だと思う
538 :
この子の名無しのお祝いに:2005/10/02(日) 10:43:58 ID:9Pd24xQA
>>535 キューブリックが、「フルメタルジャケット」のラストで
ミッキーマウス行進曲を使ってたことに、当時10代だったオレは
その意味を汲み取れず、ただ違和感だけが残ったことを記憶してます。
20代後半になって、再度見たときには、ぞくっと寒気をおぼえ
全く違ったラストになりました。
音楽の受け止め方ひとつでこれだけ映画の見方が変わるのかと学習。
微妙にスレ違い失礼。
対位法(黒澤のいう)
八月の狂詩曲のラスト>失敗
野良犬の対決シーン>成功
羅生門ボレロ>対位法じゃないけど、
あざとい音楽のつけ方は、まあ成功してる。
画のスピードとテンションが上がっていくなか、
テンポはキープしたままで音がクレッシェッンドしていく
もどかしいような緊張感は下世話な興奮がある。
音楽
乱の戦闘シーン>単純だけど大成功。
嫌がる武満徹に無理やり書かせた凄惨さと崇高さを合せ持った
マーラー風の管弦楽曲は、作家の力量通り、監督の注文に
見事はまった。他にも最初のティンパニの使い方はこれでOK。
武満が提案したという邦楽ぽさはなくてこれで良かったでしょう。
影武者>池べえの音楽は画に従属したBGM。
ま、こんな感想。
540 :
この子の名無しのお祝いに:2005/10/03(月) 13:42:24 ID:J+DHxxTk
影武者:勝新が主役をやってれば間違い無く最高傑作。
仲代の影武者は下人が信玄を演じてるんじゃ無くて、信玄が下人を
演じてるような気がして、しっくり来ないし、ユーモアも無い。
油井さんの家康は最初観た時は臭いと思ったけど、何度か観ると
結構良い味出してるな。と思うようになった。
乱: 映像美は素晴らしいけど、役者の演技は駄目。
特に孝行息子の三郎が狂った父と出会うシーンなんか臭すぎて、
わたしゃ、観る度に何故か自分迄恥ずかしくなって、顔を覆い
たくなる。
こんな風に思ってるのは私だけですかな・・・?
「乱」は、狂言とか能とか、ともかく「舞台劇の約束事」で話が進むから。
役者が舞台で「我は悲しい」と節回しを言えば、
客は無条件に「今、役柄人物は悲しんでいるのだな」と了解すべき。
>540
でも、ま、映画だしな。それは見る人それぞれだし、おれも正直臭いと思うw
>>540 >仲代の影武者は下人が信玄を演じてるんじゃ無くて、信玄が下人を
演じてるような気がして、しっくり来ないし、ユーモアも無い。
俺もそう思う。まあ仲代も結構いいと思うんだけどね。
あと乱の演技に関しても同意
仲代は元々三船や勝のように主役をはるタイプじゃないからな
主演作はほとんど失敗作
カツシンの『影武者』なんて存在しないもののことを
いつまでもグダグダ言っても無意味だ
と書いてある本があったが、まあその通りかなと思った
545 :
この子の名無しのお祝いに:2005/10/04(火) 16:10:08 ID:6OgcsqtO
影武者の音楽は、なんか黒澤っぽくなかった。
なんかあった?
影武者の音楽はモーリス・ジャールだっけ?
547 :
この子の名無しのお祝いに:2005/10/05(水) 01:21:06 ID:yk3RrWBj
ああ、21世紀製作のクレシンは、考証が残念ながら80年代中旬の黒澤を越えたからねぇ。
ま、アニメと実写は別だし
というか考証と作品の出来は別だよな
550 :
この子の名無しのお祝いに:2005/10/11(火) 20:39:08 ID:C7mwG413
最近「アレキサンダー」という米国映画を見たのだが、
黒澤の「影武者」「乱」の2作は、
この映画の出現によって完全に乗り越えられたね。
たんなる旧作の一つに成り下がったと思う。
黒澤が描きたかった「絵」は、
CG技術と稠密な時代考証、そえをささえるスタッフを擁する
現代ハリウッド映画によって児戯に等しいものになった。
やはり黒澤の価値はモノクロ時代のものに限る。
551 :
この子の名無しのお祝いに:2005/10/11(火) 20:40:57 ID:C7mwG413
>>547 そんな映画は日本映画の衰弱の象徴。
というかアニメに変調した日本映画界の病理現象そのもの。
アニメなどに未来はない。
力のない表現をとりつくろっているだけ。
アレキサンダーなんてうんこ映画じゃん
553 :
この子の名無しのお祝いに:2005/10/11(火) 22:57:23 ID:C7mwG413
>>552 「影武者」「乱」と比べて、とくに「うんこ」と呼ばれる内容ではない。
戦闘シーン、時代考証に限れば、はるかに凌駕する。
なんでこいつはこんなにアレキサンダーマンセーなの?
「自分が感動」=「傑作」みたいな飛躍した論理でマンセーするヴァカが
たまに現れるけど、お前もその系統か?!
555 :
この子の名無しのお祝いに:2005/10/11(火) 23:04:57 ID:78LgjEbR
『キングダム・オブ・ヘブン』のリドリー・スコットも『乱』の戦闘シーンを参考にした、とか言ってたな。
556 :
この子の名無しのお祝いに:2005/10/11(火) 23:30:18 ID:C7mwG413
マンセーなんてバカ言葉使うなよ。
黒澤が描きたかった絵はこの映画のようなのが理想だった、
ということ。
映画の表現発展段階があるとすれば、
それを乗り越えたところに価値がある、
といっている事をまず読み取れ。
それよりも、
マンセーなんてバカ言葉を平気で使う野郎が2chにいつの頃からかはびこり出したが、
それにたぶらかされたバカ野郎がここにもいるのか・・・
557 :
この子の名無しのお祝いに:2005/10/11(火) 23:35:49 ID:0w0EHSug
なんでこいつは、黒澤の理想をアレキサンダーに設定してるの?
誰の脳内設定?言ってる事が全部脳内ルール、脳内結論で喋ってない?
アレキサンダー以外に映画見た事無いんじゃないか?!
まるで全ての映画を見てきて、初めてアレキサンダーが乱や影武者を
超えたみたいな突飛な結論。アホ?
558 :
この子の名無しのお祝いに:2005/10/11(火) 23:49:01 ID:C7mwG413
>>557 歴史映画というものはそんなに多くはない。
正史を正面から描いた大作となると、
テレビの大河ドラマを除いては日本映画では近年皆無に近い。
影武者や乱は数少ない作品の一つだ。
黒澤が描きたかった「戦国の絵巻」という理想は、
当時の雰囲気を実写に近い形で再現したいという欲望があった。
それは製作に与っての黒沢のコメントを読めば分かる。
それが超えられたって事だよ。
559 :
この子の名無しのお祝いに:2005/10/11(火) 23:53:17 ID:0w0EHSug
>>558 「それが超えられた」なんてお前の主観。
お前は何?映画評論家?お前が結論づけたって何の権威も無いのに、
さも歴史が認める結論みたいな言い方。妄言もほどほどにしとけ。
560 :
この子の名無しのお祝いに:2005/10/11(火) 23:57:23 ID:C7mwG413
>>559 オレの主観だよ。当たり前だろうが。
映画評論家?
お前が思うならそう思っとけ、どうだって言い話だ。
あらゆる主張は「お前の主観」で済ましてきたのか、お前の人生は。
>>560 どのへんがどう超えたのか具体的に示してもらえると
再鑑賞の手引きになろうかと思う
562 :
この子の名無しのお祝いに:2005/10/12(水) 00:33:32 ID:BZGNsVTp
>>560 そんなら「〜だと思う」って言え。お前の言い方は全部
断定なんだよ。消えろ。
563 :
この子の名無しのお祝いに:2005/10/12(水) 00:59:52 ID:Hg8urAvz
影武者の原作はなんですか?
>>561 ガウガメラの戦いのシーン、バビロンの情景。
これらはCG技術の発達なくしては描けなかった。
映画の革命が起きている。
影武者、乱は一時期の黒澤でしか描けなかったかもしれないが、
これからは続々と出てくるだろう。
最近のハリウッド映画の根幹はCG技術の活用にある。
技術の発達に伴うコストの低廉化によって日本映画も
そのうち大きく変わってくるだろう。
それを自作できるか外注にとどまるかはさておいて。
「アレキサンダー」はそのような昨今の流れの中で
歴史映像を活写した点で特筆されるべき作品。
>>562 言葉使いのいちいちにまで気を使う神経質な野郎だったら、
お前こそ消えてなくなりナ。
565 :
この子の名無しのお祝いに:2005/10/12(水) 08:22:05 ID:uceG7D5d
>>564 やっぱり単なるアレキサンダーマンセーヲタじゃねーか。
糞映画を持ち上げてる暇があったら、ホモビデオでも見てろ。
ていうか、映画板のアレキサンダースレにもお前書き込んでねーか?
567 :
この子の名無しのお祝いに:2005/10/12(水) 10:59:55 ID:Ic5jQGjB
おいおいあんまりいじめるな。
そういう感想もあるんだと感心したよ。
おれ「アレキサンダー」・・・映画館で寝てたから
コメントできない・・・
黒澤監督が影武者や乱で描きたかったのは華やかな合戦や歴史的情景じゃないだろう。
そんなものは七人の侍とかで極めつくしており、カラー黒澤作品では題材に過ぎん。
つまり何が言いたいかというとアレクサンダーみたいな映画と比較すべきは黒澤作品ではなくて角川歴史映画だろって事だ。
角川とアレクサンダーの監督が描きたいものはほぼ一緒だぜw
>>568 いや、黒澤はカラーになってからは
絵へのこだわりが露出しすぎてしまっている。
(細かな事を言えばそれに伴って黒澤映画特有の洒脱なユーモアや
ドラマ展開のスリルが希薄となっていった)
合戦シーンや馬の疾走する姿はその中でも最も描きたかった素材だろう。
最大の見せ場でもある。
アレキサンダーについてはドラマの展開や史実の扱いについて
不満なところはあるが、影武者、乱にしても同様なことは言えるし、
公開当時から批判もあった。
それをさておけば、こと「絵」の表現に関して現在のCG技術が、
一人の作家(黒澤)が追い求めた技法、指揮力、演出力を追い抜いてしまった
ということ。
これは映画の未来を暗示するものだよ。
CGはしょせんCGだよ
>>569程度のが増える現状が映画の未来を暗示してるな
>>569 アレキサンダー厨と認定。それ以上粘着すると、
アレキサンダーの印象がますます悪くなるから気をつけて。
マンセー、マンセー
こいつ、こいつ
ってか? w
いよいよアレキサンダー厨が厨臭さ全開の本性を現し始めた。
575 :
この子の名無しのお祝いに:2005/10/13(木) 06:16:32 ID:6HD/bkzM
>>569のレスには刺激されるよ。
黒澤さんが生きていればCGを効果的に使っただろうね。
黒澤さんが作りたかった「平家物語」もCGで観れたかも。
だよね、だよね。もうさ、もうさ、実写よりCGの方が良かったらさ
役者なんていらないよね。全編フルCGでいいよね(・∀・)
君もさ、僕といっしょで風俗逝かずにダッチワイフですますタイプだよね?
最近のは精巧にできてるもんなー(・∀・)
>>576 君の言うように、やがてはすべてCGで映画が作れる時代が来るよ。
つまり映画とは現在のような大資本を必要とし、
一部のものしか作れないという時代ではなくなるだろう。
君でも出来る。
映画が小説、漫画と変わりなくなるってこと。
さらにいえば、小説、漫画はいまやネット配信で大手商業出版を必要とせず
不特定多数に自己表現を提供できる。
小説家、漫画家という概念も揺らいでいる。
映画も同じ運命をたどるだろうね。
すなわち映画作家、映画監督という座の意味も。
芸術家とか芸人とかの立場も変わってくるだろうね。
何十後になるか分からないが。
今はその濫觴期。それを示してくれている映画を日々目にしているわけだ。
あのさ、すべてCGで映画が作れる時代なんかとっくに来てるだろ。
579 :
この子の名無しのお祝いに:2005/10/14(金) 07:44:35 ID:HqyKpYy2
でも、まだCGは高価すぎて、資本のあるメジャーしか使ってない。
スレ違いなんで、CG大好きアレキサンダー厨は消えて下さい。
581 :
この子の名無しのお祝いに:2005/10/14(金) 08:39:13 ID:HqyKpYy2
CGが普及しても黒澤の価値は下がらないぞ。
黒澤も映画が進化していくことを望んでいたはずだ。
582 :
この子の名無しのお祝いに:2005/10/14(金) 09:26:17 ID:2pNi8xHQ
今週のスマステって
どうやら黒澤明特集らしいよ
見なきゃね
>>582 まじか?!
久々に有益なレス見たよ、ありがとー
584 :
この子の名無しのお祝いに:2005/10/14(金) 13:08:09 ID:SLX/8vuC
アレキサンダーで、黒澤映画の価値が落ちるなんてことはないよ。
むしろアレキサンダーのような映画を突破口にして将来にわたって素晴らしい歴史画像の作品が生まれると思う。
そんな時代が来た時、乱と影武者は別の意味で評価されるかもよ。
CG映画についてはまだ発展途上で、我われが死ぬか、おじいさんになっているときには、
たとえば七人の侍を誰でもがリメイク(画面どおり)にできるような環境になっているかもしれない。
そういうことだろう。
585 :
この子の名無しのお祝いに:2005/10/14(金) 13:14:29 ID:SLX/8vuC
本当の黒澤ファンなら、
アレキサンダーとか、最近のCG映画に対して
貪欲な関心を持ってしかるべきだと思う。
黒澤映画の心髄は画面にあるんだから。
586 :
この子の名無しのお祝いに:2005/10/14(金) 13:23:49 ID:vMcZ9EQB
まだアレキサンダー厨は粘着してたのかよ。アレキサンダーは糞映画。
お前だけがマンセーマンセー。「本当の黒澤ファン」だとかキモイ言葉
を都合よく使うなカス。アレキサンダーの少年映像でオナニーしてろゴミ。
黒澤明「夢」の価値はどうなる。
もともとモガモボの黒澤がCGに興味抱かなかったわけないんだけどな。
ただし!実写の重みってのもよく判っていると思う
588 :
この子の名無しのお祝いに:2005/10/14(金) 17:57:46 ID:SLX/8vuC
>>587 モガモボの黒澤はカラーになかなか手を出しませんでしたね。
自分の色が出ないと言って。
CGも同じだったのじゃないかな。
残念なのは黒澤の晩年、すでに日本の技術は米国に相当遅れていて、
やるなら米国頼りになってしまったからでしょう。
日本の現実では思い通りにならない。
黒澤が満足するようなCG技術は今の日本では未だに駄目なんじゃないかと思う。
でも、CGの急速な発達に伴って、黒澤も姿を消した。
運命のような機もする。
589 :
この子の名無しのお祝いに:2005/10/14(金) 18:19:48 ID:ihbGq8pU
そして結論はアレキサンダーが傑作ってか?寝言は寝て言え。
アレキサンダー厨のID
↓ ↓ ↓ ↓ ↓
ID:SLX/8vuC
590 :
この子の名無しのお祝いに:2005/10/14(金) 18:25:10 ID:HqyKpYy2
黒澤チルドレンと言えるルーカスやスピルバーグが
CGを使って自由自在に想像力あふれる作品を作っていることを思うと
黒澤の意思は着実に、新しい時代に生きづいていると思う。
ルーカスやスピ等、ハリウッドのアミューズメント映画作家の創作姿勢は
できるだけ多くの人に見てもらうために(多額の利益を得るために)誰もが
理屈抜きで楽しめる映画を作ること。
黒澤から影響を受けたからといって目指すものが同じということではない。
593 :
この子の名無しのお祝いに:2005/11/02(水) 14:15:56 ID:9hndkh2E
寺尾が撃たれたシーンで「あ!」と言った深夜2時。
90点
合戦のスケール−1 ストーリー平坦-1 キャストの適性-1 ピーターウザイ−7
594 :
この子の名無しのお祝いに:2005/11/08(火) 17:11:02 ID:k6Zp1Vpg
ピーターはうざい。
でもピーターの存在を知らずに見ればまだ許されるか
なんでも鑑定団で「影武者」の兜出てた。
黒澤は自ら兜のデザインまで手掛けて、本物の職人と作り上げたのだそうです。
やっぱりすげえ人だ。
596 :
この子の名無しのお祝いに:2005/11/16(水) 04:43:29 ID:mzImEfbu
当初の勝新で見たかった。
597 :
この子の名無しのお祝いに:2005/11/27(日) 14:15:19 ID:Jhw4vrmn
影武者のショーケンの演技は当時随分とマスコミに叩かれたらしいね。
>>597 そうですか。
ちょっと発音が聞き取りづらかったけど、頼りない息子っぽくていい味出てたとオモタのですが。
>影武者のショーケンの演技は当時随分とマスコミに叩かれたらしいね。
勝降板のことは話題になってた。
個々の役者の演技の批判なんてマスコミはやりませんけど。
黒澤明の世界ってNHKのドキュメントでちょこっと見れたんだが
勝が鎧兜つけるとまんま信玄だな。肖像画そっくり
>592
安いけど、画質最悪とかかかれているじゃん。
買うなら共同出資国のフランスamazonにしとけ
602 :
この子の名無しのお祝いに:2005/12/13(火) 00:22:22 ID:gDnoiPhi
>共同出資国のフランス
出資額は日本の方が大きいんじゃない
だのに、なぜオリジナルがフランスに保管?
ユダヤ人の陰謀
604 :
この子の名無しのお祝いに:2005/12/13(火) 04:02:52 ID:37th+d/s
影武者と乱は世間的に観てどちらが評価高いのだい?
おいらは乱しか観ていないのだよ
乱だろうな。特に海外で乱の人気と評価は高く、日本国内とくらべものにならない。
606 :
この子の名無しのお祝いに:2005/12/13(火) 07:21:59 ID:37th+d/s
>605
thanx
黒澤は「乱」だか「平家物語」作りたかったんだけど、
そのためのプロダクションを勉強する為、まず「影武者」こさえたからな。
注文衣装からワダエミの手作り衣装、30騎の会、
いろいろ作劇の妙を賞賛する人もいるし、何カットか素晴らしい絵面はあるけど、
これでカンヌ・グランプリ取ったというのは、ちょっとなあ
・・・・「影武者は乱の為の習作」いったら、血相変えて怒る人が多数ww
>何カットか素晴らしい絵面はあるけど
極端な話いうとそれで十分じゃない
カンヌのグランプリ。
>「影武者は乱の為の習作」いったら
本人がそういってるんだから誰も怒れないでしょう。
影武者の前半は脚本、画共によく練られてて白黒時代に劣らず素晴らしい。
ただ盗人が影武者として生きようとする動機が弱いのが残念。
ファーストシーンでもっと信玄の深さや盗人の人生を見せて貰えれば、説得
力があったのに。
合戦シーンからいきなり凡庸になる印象。
あと夜間撮影で使われた原色の照明はいただけないなぁ。
そして音楽があまりにもセンス無さ過ぎる。特に長篠の合戦シーン。酷すぎます。
テーマ(あくまでも私が受け取った物として)は受け取りやすく、色々考え
させて貰ったので、結構好きなんですけど。
>ファーストシーンでもっと信玄の深さや盗人の人生を見せて貰えれば、説得
力があったのに。
カメラは引いたまま固定されて全く動かない。
意図的にあなたの描いて欲しかったようなやり方は拒否してる。
白黒時代なら、そういう描き方してたでしょうね。
>特に長篠の合戦シーン。酷すぎます。
黒澤の好きな太鼓ドンドンじゃない。
「蜘蛛巣城」とかと同じセンス。
それをいうなら、高天神城のシーンとかの方が安っぽいとかいう感想出てきそうだ。
>610
>意図的にあなたの描いて欲しかったようなやり方は拒否してる。
どのような意図で、あのシーンにしたのでしょうか?
612 :
この子の名無しのお祝いに:2005/12/22(木) 14:14:52 ID:nAtMMNye
自分は「乱」より「影武者」の方が全然好きだなあ
確かに引きの絵が多すぎてエンドロールで初めて気づく役者が多かったけど
仲代が演技しすぎてつらいのでやはり勝バージョンが猛烈に見たい
613 :
この子の名無しのお祝いに:2005/12/22(木) 16:48:45 ID:R//UuDtB
『影武者』は能への意識が邪魔して全体に平板になった印象だが、
高天神城攻防戦のシーンは美しくて好きだ。
音楽は異化効果を狙ったのだろうが、単なる選曲ミスに聴こえてしまうな。
>>612 勝新の信玄が見たいという意見は多いけど、仲代で正解だったと思うよ。
石もて追われる影武者の悲哀は勝新では出にくいように感じる。
そもそも勝新であのままいってても、映画完成してないだろう
616 :
この子の名無しのお祝いに:2005/12/24(土) 13:32:20 ID:xze3jQ/r
大掃除の途中で「乱」のビデオが出てきて、つい十数年ぶりに見てしまった。
初見時は「ハァ?」な映画だったけど、年を取ったせいか色々と考えさせられ
見終わった瞬間、喜怒哀楽とは違う感情を揺さぶられた。
画も音楽も心地よいし、再評価されても良い作品ではないだろうか?
DVD影武者は、コマ飛び多杉。
影武者はもっと低予算でつくったら傑作になったと思う。
ならないよ
脚本がダメだから
「乱」は、籠城戦→城炎上→狂気の仲代登場
は、本当に絵に描いたようにドラマチックなことをそのままやったという感じで、
さすがに黒澤だと思う。
起伏の多い風景の中の馬の描き方、走らせ方もすごい。
普通に観ても、面白い映画なんだけど……
でも、役者をキチンと演出したり、役者の良さを引き出したりする部分に関しちゃ、きついなあ。
仲代はいいんだけど、ピーター、それから、原田美枝子は……うーん……。
宮崎美子の顔が全く分からないのは、おかしいよ……。
ちゃんと面白い映画な分だけ、こうした部分が不満に感じられるわけよ。
逆に、「影武者」だと、全体に死んだような感じがあるから、
役者の扱いがおざなりでも、合ってるんだけどね(もちろん、おれが好きなのは「乱」ですが)。
俺もピーターだけはなあ
なんか動きが重いんだけどあれでいいの?
ピーターの出るシーンをNGチャプタにして、飛ばして観てみんさい。
凄ぇ面白いから。
「天と地と」は角川春樹による「影武者」ごっこ
ピーター不評の人多いですね。
ところで歴史に詳しい方に秀虎がピーターを従えてる理由を伺っていいでしょうか。
冒頭で肴を仕ってますが、狂阿弥の仕事は場を楽しませる他に何もないのでしょうか?
昔の武将は男色行為を常習していたと聞いたことあるのですが、
そういう理由はなしですか?
そこまで深読みする必要はないよ。
626 :
この子の名無しのお祝いに:2006/01/30(月) 18:53:50 ID:RsPzKCa5
>624
>昔の武将は男色行為を常習していたと聞いたことあるのですが、
男色行為だと「お小姓さん」になるから、
やはりお抱えの道化じゃないですか?
>>624 おまいはシェークスピアも読んだことがないのか W
まあ普通は読まないだろう。
国文学勉強してた俺も読んでない。
でもあらすじは何となくわかる。
>624
つ「豊臣秀吉と曾呂利新左衛門」
小姓がみんな男色の相手とも限りませんからなあ。
今で言えば「秘書はみんな社長の愛人」というレベルではないかと。
男色の相手に決まってんじゃん。なんでピーターをキャスティングしてんだよ。
単に道化なら、黒澤ならもっと喜劇的な役者を連れてくるよ。
少年ぽくて茶目っ気のある役者って他に当時誰がいるんだろう
>>612 米国映画のDVDだと没ショットやテスト映像が特典に入ってたりするけど、
影武者の勝新撮影分はどうなんでしょうね。
勝新が降板したのは確か撮影開始から二週間くらいだったから撮り終えた分もあった筈だけど
全部処分されちゃったのかな。
乱がイイって人はリア王も読もう。
良くないって人は当然読んでるのだろうけど。
>>624は、実際の戦国武将にああいうのを従える風習があったのか
ということを聞きたいんだろう
リア王って昔読んだけど細部は忘れちまったな。
三人の娘が息子になってる以外は大体同じ話だったと思うけどどうだったろう?
詳しい人教えて。
「秀虎が『ピーターを』従えてる理由」ってのは説明するのが難しいと思うぞ。
歴史に詳しい方、お願いします。
ピーターが秀虎を従えている理由の方が簡単
男色の話で妙に盛り上がっちまったね。
戦国武将ってのは、政略結婚が当たり前だったから奥さんとの間に特に愛情はないのかもしれん。
で、精神的な癒しやときめきを求めてそういうのを必要とする。
秀虎が狂阿弥を召抱えているのはそんな理由でしょう。
642 :
この子の名無しのお祝いに:2006/02/05(日) 00:04:11 ID:kIurTG3E
>641
そもそも、小姓は戦場に女性を連れて行けなかった
為の処理だと教わったけれど?
>634
本気で言ってるのか?そもそもの原因になったそんな映像を
東宝が採用するわけなかろう。
勝新側が勝手に回したビデオが特典だったら、すげえな。
>>642 誰から教わったのか知らないが、そういう乱暴な教えを簡単に鵜呑みにするのはどうかと。
戦場に側室を連れて行った武将の例はいくつもあるし、巫女とかの売春婦も出入りしていたし、
現代の将校なんか戦場に女性なんかつれていかなくてもちゃんと仕事してる。
まあ慰安婦の世話になってるのも多いだろうが。
小姓は秘書的立場にあるが、現代の会社社長が秘書を全部愛人にしているわけではない。
まあ、でも、黒澤がピーターがゲイ的なものを身に染みつかせているのを
計算せずに起用するわけ、ないけどね。
そうじゃなきゃ、エノケン、藤原釜足を使った黒澤だ。例えば堺正章あたりを使ったろう。
(歳ってんなら、ピーターもそこそこの歳)
あるいは、もっと他のお笑い芸人から選んだかもね。
647 :
643:2006/02/05(日) 21:13:47 ID:SvfqZDXy
あーごめんごめん。勝新の撮ったプライベートビデオと勘違いしたよ。
本編で回した分ね。どっちにしても無理な話だが。
>>635 シェイクスピアの本場イギリスで絶賛されているのも知らないのか。
649 :
この子の名無しのお祝いに:2006/02/06(月) 11:21:39 ID:3GHNuFEy
>647
本の数秒だったけれど、メイキングで見た気がする。
でも本撮影分じゃなくリハーサルのようだったが。
650 :
この子の名無しのお祝いに:2006/02/06(月) 11:46:48 ID:X+CMUrG8
大昔3chの番組のインタビューで
あの二人は男色関係が前提なんですか?って問いに黒澤本人が
ああ、勿論そうですね、とキッパリ答えてたよ。
へえ
>>649 NHKのやつかな?だとしたら当方も見ました。
勝新の信玄中々いい雰囲気でしたね。
作り話に思えてしまう俺がいる
>648
そういう反応する人がいるから、読もうね、ってこと。
黒澤の映画乱も立派だけど、「リア王」はさらに凄い。
シェイクスピア最高の悲劇だからね。
アンチも信者もなぜ黒澤がこれをもとに戦国の争いを
撮ったか、読んでみるとより理解が深まると思う。
乱は黒澤の中でも大好きな一本だけど、主役全員の演技力が
80年代邦画の限界を示しているようで興味深い。
(つまりそれだけの演技を求められる特別強靱な映画だということ)
唯一、仲代はそこそこ健闘しているが下半身が
老人じゃないのがいつも気になる。
657 :
横浜人:2006/02/09(木) 20:38:27 ID:C3Sqh+AY
影武者で阿藤快ってオーデションで合格して出演してるんだけどその時に
自分で隠しマイクで録音したテープ聞いたことがある
半分喧嘩ごしなの。オーデションって言ったってもう役者は定っているんでしょ
決まってるんでしょ信じられないなーて。ずっとギャアギャアいってた
黒澤監督ほんとにタジタジだった。結果合格。恐るべし阿藤快。
658 :
この子の名無しのお祝いに:2006/02/09(木) 20:57:46 ID:XYFzin8R
>>657 影武者を注意するシーンでさんざんしごかれたけどな
その事もさんまの番組で愚痴ってたw
>661
ウホッ!吹いた
664 :
横浜人:2006/02/14(火) 16:20:48 ID:dh9PCtKB
659...テレビに出てて自身が聞かせてた
660...オーデションの時の恨みかも。本人は
そう思っても黒澤映画に出た俳優の中では優しく
扱われた方じゃない。ぼろ糞に言われる俳優もいれば
すごい優しく扱われる俳優もいるから。
加山雄三と田中邦衛が舞台かテレビかで軽いコントやった時
田中が黒澤監督はお前には優しかったよな。本番中。居眠りしていても
寝かせてやれ。だつたもんな俺たちがしたらたいへんだ..だって
>「影武者は乱の為の習作」
これなんだけどさ、影武者って制作費どんくらいかかったのよ?
「乱」は23億の大作だけど、日本じゃ誰も手出せなくて結局
外資系がスポンサーについたって話じゃん。
てことは、影武者はもう少し安上がりなのか?
>>665 影武者の制作費がいくらか知らんけど、
乱の内容+制作費がかさむ=日本人が金を出したがらない
667 :
この子の名無しのお祝いに:2006/02/15(水) 21:44:03 ID:h6iXkut5
>>665 黒澤は15億かかると言い、Pの田中友幸は10億しか出せないと言った。
資金不足で頓挫しそうになったところ、黒澤信者のコッポラとルーカスが海外の配給権と引き換えに5億円出すと言って、制作が漸く始まった。
海外版があるのはそういう事情らしい。
668 :
この子の名無しのお祝いに:2006/02/15(水) 22:18:45 ID:QYXL07sL
『乱』はヘラルドが18億、フランスが6億の合計24億円で取り組んだが、
2億円ハミ出して合計26億円に。
それなのに配給収入が16億円だったため、ヘラルドは数年間製作業務が滞ったとか。
>>667 制作費15億の大作時代劇っつーと、最近じゃ「北の零年」や「戦国自衛隊1549」
があるわけだが、「影武者」のほうがスケールも話の中身も断然上だったな
671 :
この子の名無しのお祝いに:2006/02/16(木) 15:17:31 ID:aUdPCE83
>>670 四半世紀前と今では貨幣価値が全然違うしね。
「影武者」と同レベルの作品を現在撮ろうとしたら、幾らになるやら…
672 :
この子の名無しのお祝いに:2006/02/16(木) 21:27:25 ID:JOOOA2hd
影武者 は海外持ってったら向こうの映画人に
「15億とは信じられない。こっちなら100億以上かかる」
と言われたそうだ。
七人の侍も現在まともにあのスケールでバジェット組むと100億じゃ
足りない、と篠田まさひろが書いてたなあ。
それだけ作り手の取り分が少ないんだろね。
撮影監督、美術監督、作曲家とか。
ピーターはダウンタウンDXで
数年拘束されたため、貯金を全部食いつぶしたと
ぼやいてた
>>673 影武者は「黒澤監督より助監督の自分の方がギャラが高いんです」
って助監督が泣いてたらしいぞ。 by白井佳夫
ピーター、ド下手だったけど、歴史に残る
作品に出られて良かったじゃない。
一生の誇りね。
677 :
この子の名無しのお祝いに:2006/02/21(火) 16:34:21 ID:Gpa46Mtm
オリヴェイラの「ノン、あるいは支配の虚しい栄光」を視ました。
こちらの戦闘シーン(影武者と同時代)も素晴らしい。
洋モノにも興味のある方、一度御覧下さい。
678 :
この子の名無しのお祝いに:2006/02/26(日) 01:23:24 ID:TPkV+VUB
乱の衣裳はワダエミじゃなかったっけ?
680 :
この子の名無しのお祝いに:2006/02/27(月) 23:31:13 ID:xtTnboZY
影武者を始めて見るのですが
暗闇の合戦は誰と戦ってるのかなど時代背景に疎いのでわかりません。
詳しい解説を見ながら見たいのですがググってもわかりませんでした。
どこかいいサイトはありませんか?
事故解決しました
682 :
この子の名無しのお祝いに:2006/03/30(木) 12:11:57 ID:TNLCRic6
っか、黒澤天皇の力なら安土城くらい燃やせそうな気がするが…
わざわざ変な城作らないでさぁ
無理かな?
んな金が調達できるようなら、影武者まで10年近く浪人する必要なかっただろうに!!!
684 :
この子の名無しのお祝いに:2006/03/30(木) 14:40:48 ID:VqgKnrsL
ピ-タ-は他の仕事を断り「乱」のみに集中したために定期預金まで解約して
生活費を捻出さざるおえなかった。大滝秀治も影武者に出るために
「特捜最前線」を降板して数ヶ月の予定が撮影が長引き番組復帰がだいぶ
遅れたらしい。二人ともその価値はあったが。
あと乱の製作が難航した時に海外の映画人が
「なぜ日本の企業が黒澤に資金援助しないのか」
という話があったが「そんな事するくらいな政治献金した方がマシ」
などと言う話があった。
685 :
この子の名無しのお祝いに:2006/03/30(木) 15:38:39 ID:VqgKnrsL
阿藤快はオ-ディション時はやさしかったので驚いたらしい
「こんな短い時間で君を判断しないといけないけど。申し分けないね」とでも
撮影現場は怒鳴られまくりでやはり厳しくこれが”天皇”と認識した。
松村達男は何度もダメ出しをくらい怒られまくりで
「なんでこんな年取って怒られるんだ」とぼやきまくり逆に所ジョ-ジは全く
怒られるず、その後、たけしが「俺使わない?」というと「お前は言う事を聞かな
いからダメ」と言い「だって所、使ったじゃん」と言う「だってあれは犬とか猫だ
もん」と言われたて。所も「それで俺の事怒らなかったんだ」と納得したらしい。
」
686 :
この子の名無しのお祝いに:2006/03/30(木) 16:10:01 ID:XoBWOD+F
松村達夫さん黒澤にシゴかれまくり、弱ってしまい
それで自然と老人の演技ができるようになったそうだ
687 :
横浜人:2006/03/31(金) 14:23:42 ID:6X/pQ+Sm
686...黒澤監督は役者によって物凄く差別がある監督だよ
演技力やキャリアとは別の場合もある。加山雄三や土屋嘉男なんて
すごい優遇されてた。阿藤快は面接の時に優しかったんじゃなくて
オーディションが出来レースだと思って監督に突っ込みまくっていた
阿藤快に。やんわりと監督が受け流していたので優しいと感じたんだろ
>>685 そりゃ、俳優としての所に怒っても何も出てこないもん。松村は怒り甲斐が
あったんでしょ? イジメ的に怒るのと期待しているから怒るのと区別しにくい部分はあるだろうけどね。
監督によっては現場で権力を誇示する為にわざとイジメ役を立てる人もいるし。
>>687 加山や土屋にも怒ると逆に出てくるものがないので黙ってたんだよ。
689 :
この子の名無しのお祝いに:2006/03/31(金) 17:43:10 ID:Y9ul3YNk
スレ違いだけど、内田吐夢が「飢餓海峡」で伴淳を酷くしごいたってね。
690 :
この子の名無しのお祝いに:2006/03/31(金) 20:49:32 ID:yWZySJhn
戦場のメリ-クリスマスでたけしと坂本龍一は大島渚の怒りぶりの評判を
聞いて”NGを出しても絶対怒らない”というのを契約に入れたらしいね。
そのためちゃんとセリフを覚えてる役者がとばっちりを喰った。
691 :
この子の名無しのお祝いに:2006/03/31(金) 22:56:51 ID:zpXZliAr
土屋なんて怒らなきゃ・・・・あの演技じゃ
どの演技よ
693 :
この子の名無しのお祝いに:2006/04/04(火) 00:21:51 ID:CuAEtsOs
694 :
この子の名無しのお祝いに:2006/04/04(火) 06:16:28 ID:kvJku2d9
695 :
横浜人:2006/04/04(火) 20:25:32 ID:W3BPS1vA
688..出るものがない。とかそんなもんじゃ無いよ
単なる差別だよ。七人の侍の時だったか土屋が
撮影が長びいたのに切れかかって帰りそうになったとき
監督が頼み込んでようやく収まったりしたらしいし
普通考えられないだろ。土屋が暴れ者だったからってのも
あるかもしれないけど。
696 :
この子の名無しのお祝いに:2006/04/04(火) 21:26:21 ID:jyxGhzzz
黒澤家で書生をしていたからと特別待遇だったのか?
あとトラトラトラ!で素人俳優の山本五十六だった人は
”茨城なまりの大阪育ちのまなり”があったため余計イライラしていた
そうです。自分が俳優たちからひんしゅくを買いながらぶち上げた
”プロの俳優では出させないドキュメントタッチ”の芝居が破綻したから
差別待遇もあるかもね。
697 :
この子の名無しのお祝いに:2006/04/04(火) 21:29:05 ID:jyxGhzzz
↑ ”茨城生まれで大阪育ちなまり”でした。
上司になって数人でも部下を持ってご覧。
「叱りやすい人、叱り難い人」
個々の実力に拘わらずどうしても分かれて来るから。
ま、それをどう捌くか、は、管理者の力量を決める上で根幹の部分なんだけど。
松村達雄は「どですかでん」の時と比べて演技力がガタ落ちだったから怒ったらしいけど。
あと加山雄三も散々しごかれたっぽい。
700 :
この子の名無しのお祝いに:2006/04/20(木) 18:42:31 ID:WIxlgD8f
>>699 「まあだだよ」のメイキングを見たが、あの齢になって「松村!」と呼び捨てで罵声を浴びいて、相手が黒澤とは言え、酷いものだと嘆息した。
701 :
この子の名無しのお祝いに:2006/04/20(木) 18:55:51 ID:EQKxpZ7v
まあ、撮影後でもアフタ-ケアしないと信頼関係が生まれないね。
二木てるみも”赤ひげ”でしごかれたが撮影後の「この撮影のせいで
修学旅行に行けなかったんだってね。ごめんね・・・」と言われたらしいね。
八月のラブソディーでは村瀬おばあちゃんにも怒鳴ってたしな
703 :
この子の名無しのお祝いに:2006/04/21(金) 01:11:23 ID:3FydMOJ/
>>318 黒澤さんはこの「影武者」でニセモノの信玄を克明に描くフリをして実は本物の信玄公を表現
したんじゃないでしょうか? さらに考えると、本当の主役は信長ではないのか? なんて思ったり
いや「鉄砲」こそがそうではないのかとか・・・いろいろ想像しました。
704 :
この子の名無しのお祝いに:2006/04/21(金) 18:50:05 ID:AeZoUNVt
監督でもスタッフは怒っても役者には絶対怒らないという人もいる。
畏縮して演技にいい影響を及ぼさないからだそうです。
黒澤は”トラトラトラ!”の場合、信頼関係が出来上がっている東宝撮影所の
黒澤組ならいつも通りでも問題は無かったが初めての東映京都のスタッフ
(礼儀を知らない役者には頭上にライトを落とす伝説のある)でボディガ-ドを
連れてスタジオ入りするわ。素人俳優は自分の指示通りに動けずNG連発で畏縮
するるわで全てが空回りだったね。
>>704 受け売りを自分の目で見てきたみたいに書かれてもね。
東映京都のスタッフの方ですか?
706 :
この子の名無しのお祝いに:2006/04/22(土) 11:06:20 ID:5fTaKZia
以前のスレにもあったがNHKが放映した影武者のメイキングで黒澤が俳優、スタッフ
を怒りまくる所があって本人はそこだけ使われていると言っていたがどうもそうで
ないみたいね。
トラ!トラ!トラ!は降板するも完成した映画の日本側パ-トは黒澤の狙った
「ドキュメンタリ-タッチの演出」が出ていて良かったと思うよ。
でも黒澤がハリウッドで撮るのは難しいかも・・・
たけしが「監督に編集権があれば合作も撮りたい」なんて言っているくらいだ
からね。特に製作に口を出す俳優は現場で嫌われる傾向が多い。
>>706 よっぽどスルーしようかと思ったのだが、アドバイス。
KUROSAWA 黒澤明と黒澤組
でググって、ヒットした全3巻の本のうち、1冊でも読んでから出直していらっしゃい。
話はそれからだ。
708 :
この子の名無しのお祝いに:2006/04/28(金) 03:57:13 ID:BOStVrFz
乱は、後半なんであんなだらだらしてつまらねんだろうか。
黒澤だったらさ、殿と三郎で組んでさ、みんなやっつけてくれると思ったんだがよお
709 :
この子の名無しのお祝いに:2006/04/28(金) 08:23:02 ID:U0+juRra
話はつまんない話なんだよ。(黒澤)
710 :
この子の名無しのお祝いに:2006/04/28(金) 11:19:47 ID:wAZSYu9/
後半からの方が好きだなオレは。
711 :
この子の名無しのお祝いに:2006/04/28(金) 12:04:57 ID:Kkj7uV5O
乱の関わった弁護士が九州のロケを見学する事になりロケ現場までの
車で”植木等と田崎潤”といっしょになり着くまでにかなり時間が
かかったが二人の会話は漫才のようでおかしく全く退屈しなかった
なんて言ってね。聞いてみたかった二人の会話。
712 :
この子の名無しのお祝いに:2006/05/01(月) 20:34:48 ID:ESedWiJ4
それにしても付き合い長い東宝は影武者の制作費を9億しか出せないと
主張したのは渋いけど堅実経営だね。そのあとの大作”連合艦隊”でも制作費
は10億だもんね。影武者は制作費は回収できて大ヒットしたが調子に乗って
”乱”にもいい値通りで出していたら大ヤケドする所だったよね。海外では
評価は高いんだけど・・・
角川は同時期に”復活に日”で制作費24億をかけて同額のヒットはするも結局、
赤字。ワンマン社長だからできたんだろうけど。
>>712 「連合艦隊」も手堅い松林和尚だから10億で済んだ。元海軍だけに最低限の
時代考証的な面まで監督自らチェックしてくれる(逆に、フジで「戦艦大和」を撮
った際、ほとんど考証に気を使わなかったとされるのが市川崑。当初の予定通り
東宝の本編として制作されていたら軍オタの笑いものだっただろう)
ガイシュツだろうが、大映=電通=黒澤プロ製作の「まあだだよ」では、
大コケで電通の担当者は左遷されたらしい。
>角川は同時期に”復活に日”で制作費24億をかけて同額のヒットはするも結局、
>赤字。ワンマン社長だからできたんだろうけど。
痛かっただろうけど、ただ、角川文庫・角川映画ブランドのキャンペーン
として考えればトータルでは大きなプラスだったと思う。
715 :
この子の名無しのお祝いに:2006/05/02(火) 20:46:23 ID:JGWKLl0R
私の中では映画会社としての東宝はとっくのまに亡くなられました。
今はただの金儲け会社。
角川は問題外。
大騒ぎしたわりには後に残るものがない。
青春時代とリンクした人には懐かしいんだろうけど。
乱の終わり方、なんじゃありゃ?
717 :
この子の名無しのお祝いに:2006/05/03(水) 11:05:03 ID:VaKzE8jq
映画のスト-リ-的にも歴史の有名武将の中を架空が活躍する話の方が素人目
にも面白いから”乱”より先にこの”影武者”の企画が通ったもの理解
できるよ。やはり勝新で見たかったよ。NHKのメイキング映像にそれが一部
残っているのは貴重だね。
平山丹後は「三郎君を連れてくる」と言って廃城を出たのに、なぜ三郎と軍を率いて二郎に「父を引き取りに来た」って言ったんだ?
719 :
この子の名無しのお祝いに:2006/05/04(木) 16:43:36 ID:PPNQBXsR
平山丹後はこの前銀座で見かけたが痩せてたなあ
病気でもしたのか
糖尿じゃねぇか?
721 :
この子の名無しのお祝いに:2006/05/05(金) 00:38:21 ID:Ivy4VpTb
阿弥陀様が鶴丸を助けてくれたんだよ。
722 :
この子の名無しのお祝いに:2006/05/08(月) 11:44:55 ID:RCGWrU2C
黒澤組恒例のその日の撮影終了後の飲み会がえんえん長く続きので仲代が乱の
あのメイクをするには2時間以上かかり。飲み会に最後までいると体調に支障
をきたすので途中で抜ける許可をもらったらしいね。
でもこの飲み会は役者達にはつまらなくダラダラと続くので評判は悪かった
らしいね。過去、三船は参加する前に逃亡したり関係ない宝田明が呼ばれて
太鼓持ちよろしく座を盛り上げたそうだね。
723 :
この子の名無しのお祝いに:2006/05/08(月) 17:16:51 ID:Ptn8rNEQ
つまらない というより周囲が気遣い杉だったのでは。
八月〜 でもリチャード・ギアが
「でも監督、ココはこうした方が・・・」
って意見した刹那 周囲凍りついた って聞いたよ。
724 :
この子の名無しのお祝いに:2006/05/09(火) 01:26:13 ID:erlmkNnm
八月のガキども
乱のピーター
は怒鳴られなかったのか?
よくあれでOK出たな??
725 :
この子の名無しのお祝いに:2006/05/09(火) 17:54:31 ID:tldvE5xz
影武者ではその飲み会が”黒澤vs勝新”の発端だったらしいね。
飲み会で黒澤の話より勝新の芝居論などの話が圧倒的におもしろく周りにいる
スタッフや俳優たちに人気あった。そこでは黒沢天皇はかなり存在感が薄く
なり危機感を抱いていた所に例のビデオカメラ持込事件が起きてしまったらしい。
この状況で勝と妥協すれば自分の威厳も存在価値も無くなるからやむえなかった
ね。
726 :
この子の名無しのお祝いに:2006/05/09(火) 19:18:12 ID:EZ5Fl9vw
意見もいえないとは、さすがは天皇。
だから晩年愚作を連発したのか。
727 :
この子の名無しのお祝いに:2006/05/09(火) 19:26:27 ID:94qS666N
>725
私が出演者(といっても俳優でもエキストラでもない人です。)から聞いた話とちがうな。
私が聞いた話では
どうも勝新は演技の勉強といいながら
自分で撮ったフィルムをTV局に売ろうとしていたらしい。
それを黒沢が知ってしまった。
でも真相は藪の中
NHKが特番作っていたりしてたからなぁ。
メイキングとかない時代だったから
供給されれば結構需要はあったんじゃないかな?
728 :
この子の名無しのお祝いに:2006/05/09(火) 20:33:48 ID:H5M8pInP
「乱」で何度観ても分からないのが、三の城攻略シーン。秀虎が来たとき三郎軍は
藤巻領に引き払って、あそこにいるのは小倉が率いる太郎軍の一部だけだから、
太郎と次郎が共闘して倒す敵は秀虎とその僅か30人の郎党だけのはずなのに、
どう見ても城の周りには30人を遥かに越える死体が転がってるし、次郎が太郎の
首を狙ってるにしても、次郎軍が表立って太郎軍を殺すというのもおかしい。
あの大勢の太郎軍と次郎軍は、いったい誰と戦ってたんだろうか?それに三の城も
一文字家の資産なのに、秀虎の首だけ獲ればいいものを何故城ごと燃やしてしまう
必要があったんだろうか?
勝新と黒澤の仲違いはデコスケ(名前忘れた)の証言が一番信憑性あるよ
731 :
この子の名無しのお祝いに:2006/05/09(火) 23:20:38 ID:vA5R7H00
「乱」が日本映画最高傑作な件について
30人を東西南北から撮影すれば120人、八方から撮影すれば240人だが・・・
733 :
この子の名無しのお祝いに:2006/05/10(水) 01:23:46 ID:yCV5i+cD
759 :この子の名無しのお祝いに :2006/05/06(土) 23:25:45 ID:nQLnxA6v
笛吹川、楢山節考みたいにどろどろしたやつかと思って敬遠してたんだが、観てよかった。
黒澤がこの映画みたらなんて言うかなあ。
760 :この子の名無しのお祝いに :2006/05/07(日) 00:24:30 ID:Tz+N/tMV
黒澤は観てるんじゃないかな。
『影武者』は『笛吹川』の無常感を意識しつつ、英雄崇拝の感情が混ざったため、
妙な映画になった気がする。
761 :この子の名無しのお祝いに :2006/05/07(日) 00:50:55 ID:2cyXTql0
「影武者」よりもむしろ「乱」に影響を与えた気がする。カラーの使い方も。
734 :
この子の名無しのお祝いに:2006/05/10(水) 20:09:34 ID:kCc1zZWn
影武者のメイキングでその飲み会の映像が少しながれるが黒澤、山崎努、
ショ-ケンと揃っているのがすごいが黒澤と山崎努のやりとりを見ている
と撮影後の英気を養うための物より撮影の延長のミーティングような雰囲気
が醸し出していてあまり楽しそうに見えない。
仕事が終った後に口うるさい上司と飲みたい人も少ないと思うが・・・
影武者は予告編の方が面白い。乱はTV初放送前日にやったメイキングの方が
本編より面白かった。
765 :この子の名無しのお祝いに :2006/05/10(水) 01:48:14 ID:80SJNEfd
「笛吹川」と「影武者」は共に武田信玄を題材に
戦国の世の無常を描きながら(ラストの川を旗が流れていくのまで同じ)
作家の資質の違いが顕著にあらわれているよね。
農民側から描く木下恵介、為政者側から描く黒澤明、
なんとも高揚しない戦闘場面をシレ〜と延延描く木下恵介、
活劇的高揚を避けるため戦闘場面を省くものの、
それでも悲壮美漂ってしまう黒澤明。
766 :この子の名無しのお祝いに :2006/05/10(水) 02:05:58 ID:9oqvl0XO
世紀の傑作「笛吹川」を影武者なんかと比較しないでくれ
736 :
この子の名無しのお祝いに:2006/05/11(木) 13:48:58 ID:VVPMmYS0
>どうも勝新は演技の勉強といいながら
>自分で撮ったフィルムをTV局に売ろうとしていたらしい。
幾ら何でもコンナ事有り得るのだろうか?
常識的倫理的に考えて。
737 :
この子の名無しのお祝いに:2006/05/11(木) 19:22:22 ID:ufhhuhQ/
>736
私はひょっとして、
お金のこともあるんだろうけど、
うまく特番になれば海外での放送もあるかもしれないし、
自分を海外のマーケットに売り込む最大のチャンスを
ものにしようと思っているのかな。
と聞いたとき思った。
>>734 乱のときもそうだったときいている
要するに黒沢さんが主役で
みなでもりたててあげなきゃいけないのでげす
助監督出身の故・森谷いわく
とちゅうで酒の席をはずすと
監督はこのうえなく機嫌が悪くなるので
ずっといてあげないといけなかった
そうでおま
739 :
この子の名無しのお祝いに:2006/05/11(木) 21:43:32 ID:gvP7kwb4
>>738 要するに主役はあくまでも黒澤天皇であり黒澤、勝と言う”二人の天皇”は
必要では無かったという事なんでしょうね。
たけしが晩年に御殿場の別荘を訪ねるとステ-キをごちそうになり帰り際に
「また、来てね!」と玄関先まで見送りに来たなんて驚いていたが
「寂しがり屋だな〜w」なんて言っていたがまさにその通りなんだろうね。
ただ、自分が中心にいなければ済まないんだろうけど。
740 :
この子の名無しのお祝いに:2006/05/11(木) 23:19:00 ID:VVPMmYS0
所ジョージが
近所なのに何故遊びにこない って軽く怒られた
と言ってたが
741 :
この子の名無しのお祝いに:2006/05/12(金) 02:07:04 ID:JdcxuJM8
みんなと酒を楽しく飲む。
そのとき演出の半分は終わってる。・・・・とか言ってたね。
飲めないひとはどうしたらいいのだ
743 :
この子の名無しのお祝いに:2006/05/14(日) 01:40:40 ID:TU11V8rD
食べるのが好きな人は食べていればいいんだろうね。
話の好きな人は適当に周りの人と話す。(・・・できたら)
酒も食べ物も会話もダメな人、体力のない人には地獄かも。
黒澤も助監督のころは酒がダメで他のスタッフたちの
饅頭とかを山ほどもらって食べていたらしい。
そういえば戦メリ撮影中の大島さんも
夜はホテルで
死ぬほどご機嫌にお酒飲みまくっていたとか
俺はいま世界で一番幸せな男だ〜
だって(たけし談)
745 :
この子の名無しのお祝いに:2006/05/14(日) 02:10:06 ID:0qSll+wq
助監督時代の黒澤は、飲み会は適当に切り上げて
部屋にこもってシナリオをひたすら書いてたはず・・・
自分の育ったような環境を弟子に提供する気配りは無かったようだ
746 :
この子の名無しのお祝いに:2006/05/14(日) 08:11:06 ID:h5GqmH5i
>>745 一日1枚書けば一年で365枚になる。だから一日2枚を目標に、毎夜どんなに遅くなっても寝床に入ってから書いていた、と自伝「蝦蟇の油」にあったような気がしたが…
でこちゃんの自伝にもでてくる話ですね
ロケ先の旅館の
ふとん置き場の部屋で
こつこつ脚本をかきためていたという若き助監督・黒沢
あの〜、影武者も乱も面白さが全然分かんないんですけど…。
750 :
この子の名無しのお祝いに:2006/05/15(月) 13:32:43 ID:t93QXzt4
>>705 >>707 4年前くらいに文藝春秋に掲載された白井武夫&大澤豊の”トラ!トラ!トラ!”
の内幕暴露対談と最近で出た”黒澤vsハリウッド”を読むとよくわかる。
東映京撮名物の「スポットライト落とし」・・・プロレス技かwww
黒澤は東宝でのみ長く”天皇”ある事が許された。東映では無理。
”デルスウザーラ”は国策で予算度外視でバックアップされているしね。
(北の”ブルサガリ”みたいだ)
751 :
この子の名無しのお祝いに:2006/05/15(月) 15:30:38 ID:ZDi4tsMO
デルスは思うように撮ってる感があっていいなあ・・・
あのままソ連人になっちゃえば
文句のつけようのない超名作を次々出したろうな・・・
>デルスは思うように撮ってる感があって
ハァ?
753 :
この子の名無しのお祝いに:2006/05/15(月) 23:55:05 ID:WSDOGsHj
出る巣関係者は既に多くが死んでる もしくは殺されてる
あの子役も確か自殺だったと思う。
>あのままソ連人になっちゃえば
こういうバカは「ソ連人」とやらになって早死にして欲しい。
754 :
この子の名無しのお祝いに:2006/05/16(火) 00:23:32 ID:75erLqTs
押入れ整理してたら、前に再放送してたNHKスペシャル黒澤 明の世界の
ビデオが出て来た。これってDVD化されてる?このドキュメンタリーが
めちゃめちゃ面白くてこればかり見て、まだ肝心の影武者本編一度も
見てない。ってか黒澤の映画用心棒しか見てないや
755 :
この子の名無しのお祝いに:2006/05/16(火) 12:50:30 ID:8+WeXp9/
黒澤は逝去した時にある大手新聞社のコラムに「なぜ黒澤は日本映画界衰退後
にハリウッドに進出しなかったのか?あの黒澤を大予算と大迫力の画面で見た
かった!」という全く的はずれの物があった。この人は映画の事は全く詳しく
なく上司もノーチェック。”トラ3”と”暴走機関車”の失敗を全く知らない
んだね。これで読売、朝日だからね。
アメリカは「スターウォーズ帝国の逆襲」で75億の予算を超過したら
プロデューサーがルーカスに解雇されたり意外と厳しいし製作前に監督の実績も
保険会社に審査されて「予算、製作日数超過」常連の黒澤のような人は認められ
ないと言われる。それでも「天国の門」事件も起きるし。
ソ連で撮っても思想的制約が多くて長続きしなかったかもね。
>>754 東宝の補完集BOXに収録されてるよ。ビデオでも出てましたね。
私もこのドキュメント&クリスマルケルのドキュメントで
ググッと引き込まれたクチ。
>>728 鋭い指摘だ
ああいう凄惨な絵から発想して、
そこから物語を黒沢はつくっていったのだろう
ダウンタウンDXでにしきのあきらが「影武者」の絵コンテは今1億円くらいの価値があると言ってた。
>>748 おれも初期のに較べるとどうも好きになれないな
凄い作品なんだろうけど二度は見たくないなあ
まあおれがガキだからだろう
761 :
この子の名無しのお祝いに:2006/05/20(土) 22:21:53 ID:W7a/CVIg
goo映画の乱のあらすじって、あらすじじゃねーよなあ。
よかった・・・見終わった後見て・・。
762 :
この子の名無しのお祝いに:2006/05/21(日) 00:05:36 ID:9UgHMqNZ
「一番美しく」が最高の傑作で、あとは抜け殻(ダシ殻)だと発見した。
763 :
この子の名無しのお祝いに:2006/05/21(日) 00:40:39 ID:hCC9L9oU
『七人の侍』と『乱』は同じくらい素晴らしい作品だと思う。
少なくとも、同じ作者によるものだという印象を強くうけた。
たとえば、ベートーヴェンの交響曲第3番と第9番は、作曲
年代も作曲内容も異なるが、どちらも同じ作者によるもので
あり、比較し難い傑作である。
それと同じことが黒澤の映画にも言えると思う。
>>763 ……はぁ、なんか、黒澤ファンらしい書き込みですねぇ〜ん
乱は黒澤監督でいちばんツマランと思ってる俺は黒澤ファン失格でつか
766 :
この子の名無しのお祝いに:2006/05/21(日) 01:45:51 ID:jrg0e7v5
767 :
この子の名無しのお祝いに:2006/05/21(日) 09:24:07 ID:+cZQu+ed
俺は『八月の狂詩曲』を封切りで観て激しく涙した。それで黒
澤のファンになったんだ。高校生の頃だ。10年以上の昔だ。
しかし、高校生の俺には『七人の侍』のすごさは分からなかっ
た。その後、BSを録画した『乱』を好んで見ていたが、齢30に
達した今日、『七人の侍』を再び観る機会を得て、深い感銘を
受けたのである。
あれは今日、「娯楽大作」として観るよりは、人間と社会への
優れて深い考察を含んだ叙事詩として観なければ理解できな
いと思った。
泥沼のアクションシーンは、よく観るとすごいものがあるが、
アクション映画の氾濫する今日において、私に感銘を与えた
のは、アクションそのものというよりは、アクションシーンを通し
て描かれる深い人間性や、複雑な人間関係であった。
ましてやワイドスクリーンでもステレオでもない、当時のモノラル
なのだから、今日的な意味での「娯楽大作」と呼ぶには抵抗を
おぼえる。スターウォーズなどと同列に扱われては困るからだ。
真の古典作品として位置づけなければ意味がないと思う。
『マトリックス』などを観て育った若い世代には、『七人の侍』の
アクションシーンのすごさも、ジョン・フォードの『駅馬車』同様、
映画を観る目がある程度肥えていないと、分からないだろう。
アクション映画としても堂々たる古典の風格を備えており、その
風格に感じ入るのが、今日的な観方と言えるだろう。
ちなみに『八月の狂詩曲』だが、あえれはたしかに作品としての
完成度は低いかもしれないが、あそこには映像詩人・黒澤の核心
が露出していると思うのだ。映像の美しさと感情の表出にこそ注目
すべきだ。
すなわち、小さい頃は泣き虫で、若い頃は絵描きだった、「弱い」
黒澤の素朴で純粋な一面が、『八月の狂詩曲』には顕著に現れて
いる。
だから、あの映画が素人じみていて馬鹿馬鹿しく、原作者から貶さ
れようとなんだろうと、あれはあれでいいのだと思う。
時代劇の大作二本を撮り終えた巨匠の可愛らしくも詩情溢れる
「落書き」と思えばいいのである。映画というよりは、絵画的な映像
詩なのだから、脈絡も何も最初からなくて当然である。
768 :
この子の名無しのお祝いに:2006/05/21(日) 09:38:20 ID:M5QP20kv
>>767 自説とあちこちからの切り貼りがごっちゃになった長文だな。
自分の言葉で素直に語れや。
影武者はなんであんなに役者を遠巻きに撮ってるんだ?誰が誰だがワカンナイ
770 :
この子の名無しのお祝いに:2006/05/22(月) 00:46:30 ID:c0aDf0dv
>>767 おれはいま大学生で高校のときに七人の侍見たんだけど、娯楽映画としても充分面白かった。てか三船の演技が面白かった。
佐田豊って黒澤作品によく出てるけど一度も確認できない
771 :
この子の名無しのお祝いに:2006/05/22(月) 00:48:01 ID:c0aDf0dv
>>767 おれはいま大学生で高校のときに七人の侍見たんだけど、娯楽映画としても充分面白かった。三船の演技が面白かった。
てか佐田豊って黒澤作品によく出てるけど一度も確認できない
772 :
この子の名無しのお祝いに:2006/05/22(月) 00:53:42 ID:tvyOvTRq
『影武者』に登場する兜の中でも異彩を放つ武田信玄の兜は
一の谷形兜に三鍬形の前立を加えた黒澤オリジナルの兜。
黒澤監督が提案して甲冑師林乙次が製作した。
黒澤明&黒澤映画伝説
「生きる」
・市役所のセットに軽トラック3台分もの古い書類を運び込む。
・新品の壁、小道具に至るまで靴墨で汚しリアリティを出す。
「七人の侍」
・新人の俳優に歩くだけで朝から夕方までNGを出す。
・水車小屋を燃やすシーンでは4回も水車小屋を作り直す。
・地面を花で埋め尽くすために4tトラック15台分もの花を2週間がかりで植える。
・撮り直しの出来ない雨の戦闘シーンでは世界初の試みマルチカメラ方式で撮る。
・百姓の衣装を一旦土に埋め何日かして取り出しそれを束子で擦って古びた感じを出す。
「蜘蛛巣城」
・弓道の有段者数人を使って本物の矢を一斉に三船敏郎めがけて射さす。
・石油を細かく噴出させるアメリカ軍の特殊兵器で大量の霧を発生させる。
「どん底」
・衣裳部屋に古今亭志ん生を招き、役者とスタッフに「粗忽長屋」という古典を聞かせる。
「隠し砦の三悪人」
・3台のカメラを並べたリレー方式の撮影で戦闘シーンを撮る。
・地層が出ていないので3日間撮影中断。
「用心棒」
・世界初の斬殺音、人体切断、血糊。
「椿三十郎」
・白い椿を黒く塗ることでモノクロでも赤く見せる。
・アフレコ時にも役者に衣装と日本刀を身につけさせる。
・椿屋敷の実物の木に2万個の造花を10日がかりで結ぶ。
・リハーサルの段階から役者は本物の日本刀を腰に差す。
「天国と地獄」
・撮影の邪魔になる民家を取り壊させる。
・エキストラの数を倍に見せるために壁を全部鏡張りにする。
・特急こだまを貸し切り8台のカメラを別ポジションで同時に回して撮影。
「赤ひげ」
・たった20秒の雪のシーンのために麩3000本と発砲スチロール250キロを使用。
・三船敏郎は白黒映画にも関わらずリアリティを出すためにヒゲを赤く染める。
・開ける予定の無い薬箱全てに本物の薬を入れる。
「こういう恥ずかしい書き込みをする前に、『○○』という本を読んでから『▽◇』を見直して来い
話はそれからだ」
とアドバイスをしたいところなんだが、
>まだ肝心の影武者本編一度も見てない。ってか黒澤の映画用心棒しか見てないや
とか、
書き込み内容から考えて、映画館じゃなくてテレビ画面でしか鑑賞していない書き込みが多すぎて・・・
>>774 最後の一行で若いのを差別するなよ。
そういう態度がますます黒澤をお堅いおっさん臭い権威のカーテンにおいこむんだろうが。
776 :
この子の名無しのお祝いに:2006/05/23(火) 12:25:50 ID:gwcScSPm
>774
>書き込み内容から考えて、映画館じゃなくてテレビ画面でしか鑑賞していない書き込みが多すぎて・・・
名画座が壊滅状態なときになにをいっているのか。
映画館で鑑賞できるようにおまえが興行打ってみたら?
777 :
この子の名無しのお祝いに:2006/05/23(火) 14:18:23 ID:TFvihraP
>>774 文献をちゃんと表示して思わせぶりな事など言わずちゃんと反駁すればいいのに。
そこまで言うなら捨てゼリフは吐く前に初心者は軽く論破できるはずだけど・・
>>769 確かに自分も疑問に思った影武者以前は顔のアップがあったのに以降はそれが
が無いから表情がよくわからない。なんか演出の意味があったのか?
>>774の”初心者”でもよくわかる説明願います。
>影武者以前は顔のアップがあったのに以降はそれが
が無いから表情がよくわからない。なんか演出の意味があったのか?
「影武者」や「乱」は素人俳優が多いのでカメラを近づけすぎると
どうしても俳優はカメラを意識して緊張してしまう。
しかし、遠くから撮ることによって俳優はカメラを意識せずに自然な演技が出来る。
これは黒澤が生み出した見事な演出方法だよ。
779 :
この子の名無しのお祝いに:2006/05/24(水) 00:37:14 ID:K2DRdMFM
>>778 あのお、望遠レンズを使った撮影は、「影武者」や「乱」以前から行われていますが…
遠巻きに撮っているのは、別の理由だと思いますよ。
黒澤はマルチカメラで、必要なアップは押さえてますから。
「影武者」「乱」のビデオが今手元にないので、別の理由が何かは言えませんが。
俳優のアップが少なかろうと「影武者」「乱」は世界が認める大傑作なんだからいいじゃないか。
「影武者」
キネマ旬報賞 優秀作品賞
ブルーリボン賞 最優秀作品賞
毎日映画コンクール 日本映画優秀賞
報知映画賞 最優秀作品賞
優秀映画鑑賞会ベストテン 最優秀作品賞
日本映画ペンクラブ賞 優秀作品賞
カンヌ国際映画祭 グランプリ
英国アカデミー賞 監督賞 衣装デザイン賞
フランス・セザール賞 外国語作品賞
ベオグラード国際映画 最優秀芸術賞 作品賞 美術賞
ダヴィッド・デ・ドナテッロ賞 監督賞
ヴィットリオ・デ・シーカ賞
イエズス会文化センター サン・フェデーレ賞
テキサス州ヒューストン映画祭 最優秀作品賞
チリ映画祭 最優秀映画賞
イスラエル政府より 最優秀映画賞
イタリア批評家賞 最優秀監督賞
ヴェネズエラ文化映画センター 外国語作品賞
「乱」
ブルーリボン賞 最優秀作品賞
ニューヨーク批評家協会 外国語作品賞
ロサンゼルス批評家協会 外国語作品賞 音楽賞 経歴賞
全米批評家協会 外国語作品賞 撮影賞
英国アカデミー賞 外国語作品賞 メイクアップ賞 脚色賞
781 :
この子の名無しのお祝いに:2006/05/24(水) 01:55:09 ID:K2DRdMFM
>俳優のアップが少なかろうと「影武者」「乱」は世界が認める大傑作なんだからいいじゃないか。
アップが少ないから傑作でないなんて、誰も言ってませんよ。
>>780 みたいな書き込みをしている様子を想像すると、黒澤ファンって……
>>778 >「影武者」や「乱」は素人俳優が多いのでカメラを近づけすぎると
>どうしても俳優はカメラを意識して緊張してしまう。
いや、その「望遠レンズによる演者から離れた撮影技法」は「パンフォーカス」、「複数カメラでの同時撮影」といった
黒澤特有の撮影技法を導入し始めた「生きる」「七人の侍」の頃から既に導入が始まっているんだが。
そのため、黒澤組のカメラマン達は当時市販されていなかった映画用の望遠レンズを東宝の工房でカスタムメイドさせている。
しかも映画の画面上では望遠レンズの効果によって、カメラと演者が離れている事を
観客に意識させることは無いから、769の言っている「遠巻き」の説明とはチョット違うような・・・。
で
>>769の書いている、
>影武者はなんであんなに役者を遠巻きに撮ってるんだ?誰が誰だがワカンナイ
についてだが、別に俺は「影武者」が「遠巻き」とっていると感じたことは無いんで、
正しい答えになっているかどうかわからんし、
>>774でもないが気まぐれに答えてみよう。
黒澤は映画の芝居の動きにあわせて、スクリーン上で観客が自由にズームアップやズームアウトできるように画面構成をしている。
(だから、黒澤にはパンフォーカスが必要だったわけだが)
普通は、監督がカメラマンに命じてズームを変えるんだけど、黒澤はズームを観客へゆだねている。
それを可能にするために、全ての要素を画面に収めなければならない。
よって、画面上の個々の要素は相対的に小さくなる。
だが、劇場のスクリーンでは観客の目には小さいとは感じられない。
まぁ、こういう点は自分の目で、スクリーンで実感しないとピンと来ないだろうけど・・・
769はその「相対的に小さくなった画面上の個々の要素」から「遠巻きに撮っている」と感じたのかな?
784 :
この子の名無しのお祝いに:2006/05/24(水) 02:51:42 ID:Cj/PeNMM
高峰秀子の本によると(題名は忘れた)
「デルス・ウザーラ」を観た後、黒澤に会ったとき
「アップが少なかった。」と言ったら
「ボク、あきちゃったんだ。」と言われたそうだよ。
>>780 アニメだがもののけ姫も受賞暦はすごい
しかし、あれを傑作とほめるやつぁ絶滅寸前である
乱ほめるやつは乱ではなく黒沢VFXを褒めているのだ
信者はここがわかっておらん
786 :
この子の名無しのお祝いに:2006/05/24(水) 04:29:36 ID:nQ/wilDQ
>>784 言われて気づいた
デコたんの観察力は凄いな
全米批評家協会 作品賞 撮影賞
これは全米55の新聞・雑誌の映画批評家が選ぶ賞なので
「乱」が如何に凄くて優れている映画か信用できる。
日本映画で受賞しているのは「乱」だけだね。
>>787 あんたもういいよ。
権威に縋らなければまともに作品の評価も出来ないのは、みっともないよ。
自分が自信を持って傑作だと断言できるなら、他人がどう言おうと貫けばいい。
受賞歴を並べるのではなくて、自分の言葉で「影武者」と「乱」を褒めてみなさいよ。
黒澤は日本や欧米の批評家に褒めてもらいたくて映画を撮った訳ではないんだよ。
観客に観てもらうために撮ったんだよ。
>作品賞 撮影賞
結局VFXでの受賞でしかない
790 :
この子の名無しのお祝いに:2006/05/24(水) 08:14:44 ID:Ro1LtkwT
『乱』はどう見ても傑作だろ。
芸術的すぎるくらい芸術的。
あのラスト。
一個の映画としてそうなんじゃけど
黒澤作品としては下位の出来なんじゃね
「良い映画ってのは面白いもんでね」(黒澤)
・・・だって面白くないんだもん、「乱」。
793 :
この子の名無しのお祝いに:2006/05/24(水) 10:12:01 ID:dhx/bZzA
「影武者」「乱」は舞台を意識して作ってあるとばかり思っていた。
だから引きの映像はあってもアップがないのは演出かなと。
>だから引きの映像はあってもアップがないのは演出かなと。
演出じゃなかったら何なんだよ?(笑)
>>792 何を面白いと思うか人によって違うし
面白がるのにもセンスが必要。
「七人の侍」の志村と三船の出会いのシーンを
間延びして退屈と感じる人だっている。
「乱」に「七人の侍」と同じ物を期待したらそれは
つまらないさ。
>>795 >「乱」に「七人の侍」と同じ物を期待したら
期待してなかったけど
それでもつまんないジャン
>>796 同じ物を期待してたと決めつけられても困るよね(笑)
批判している人を何らかの型に填めたがるのは、ホント、考え物。
まあ、個人的には「乱」は面白かったけどな。
三の丸の籠城戦と、直後の燃えさかる城からさまよい出るところは、
いいもん見せて貰ったって感じだし、
三郎の死ぬところのあっけなさも良かった。
ただ、シャカリキになって讃えたい映画でもないし、
つまんないと言う人がいるのも分かるよ。
なんかねー超大掛かりな舞台のセットを
富士山ろくにぶったててお芝居してるところを
映画でみせられている気分
799 :
この子の名無しのお祝いに:2006/05/24(水) 16:11:05 ID:ed4GRkao
乱の人馬引きの映像は「Amazon.co.jp:遥かなる戦場The Charge Of The Light Brigade: DVD」
とかいう映画が黒澤は好きで好きで、あれをやりたかっただけなんじゃぁ。
テニスンの600騎全滅突撃という西洋のモダニズムを、日本でやりたくてやりたくて
ただ話の流れの関係で、「影武者」(予算不足)「乱」(八幡原合戦のあとに落城まであるから
全滅させるわけに行かない)やらなかったけどさ
>>799 でも、その話と
>>769からの引き絵が多いって話は、ちょっと違うと思うな。自分は
※老いて対象に踏み込む力がなくなった。
※何らかの経緯で人間嫌いになって、
対象に肉薄したくなるような気持ちが失せた。
※人間のみでなく、全ての事象を醒めた目で見るようになった。
(文字通り、「突き放して撮ってる」わけです)
※じっくり鑑賞する静物画みたいな「お芸術」を目指すようになった。
※引き絵が多かった初期の無声映画が好きだった頃の気持ちに戻った。
……などというところじゃないかと思う。
801 :
この子の名無しのお祝いに:2006/05/24(水) 18:37:41 ID:nQ/wilDQ
思いっきりカメラ広角で寄りまくってる市川準の映画は
>>800にとっては「対象に肉薄」してるわけか
>>801 こういう揚げ足取りが一番愚かだね。
別におれはアップが多いものは全て対象に肉薄しているなんて言ってない。
>※老いて対象に踏み込む力がなくなった。
アップを少なくする方が余程力量(とエネルギー)がいると思うよ。
アップ多い方が誤魔化し利くもんね。
「影武者」は穴があるけど
「乱」はとにかく画が強い映画だと思うよ。
805 :
この子の名無しのお祝いに:2006/05/24(水) 23:09:40 ID:vb5aNOH/
『乱』伝説
・嵐のシーンを撮るために台風が来るまで何ヶ月も待つ。
・燃やすために4億円かけて城を建てる。
・5秒のワンカットのために9ヶ月もかける。
>>803 それは、誤魔化しのアップを撮るようなヘボ監督の話でそ?
むしろテレビドラマなんか、安易なアップが多いほど、つまんない演出だよな。
そういうのじゃないよ。
ひとつひとつの絵に気合いを入れるような監督なら、
アップを撮るのって間違いなくエネルギー使うよ。
黒澤に限らず、今まで観た映画で印象に残ったアップを思い出してみればいい。
そこには監督のエネルギーが感じられたはずだ。
で、「影武者」で引きが多いのは、黒澤が老いた自分に正直に撮っているから、
という面も大きいと思う(それ以外の理由もあるだろうけどね)。
要するに、老いた自分の生理で撮っているわけで、さすがは黒澤、
弱いアップを撮るぐらいなら、引いて撮ってやる……というわけだ。
そして、老年の映画というのは、それはそれで魅力があると思うよ。
あ、長回しの大変さというのは、これはまた別の話ね。
(ちなみに、アップと同じように、引きの長回しでも安易なものは安易。
早撮り撮影に長回しが多用されるのを思い出してみればいい)
>>804 風景は、阿蘇の起伏ある地形に、黒澤が「ノッて」撮ってるのが分かるよね。
でも、三の丸炎上などの一部を除けば、そんなに言うほど、強い絵の映画って感じもしないなあ?
特に人物を力強く捉えたカットが、仲代以外、あまりない。
807 :
この子の名無しのお祝いに:2006/05/24(水) 23:42:26 ID:NBHqp6TE
『乱』は好きだ。『影武者』はいかにもスペタクルな伴奏に萎えた。
もっと抑えた音楽の方が絵が引き立ったのではないかな。
808 :
この子の名無しのお祝いに:2006/05/24(水) 23:45:28 ID:pQ0g0Kbu
809 :
この子の名無しのお祝いに:2006/05/24(水) 23:45:44 ID:NBHqp6TE
訂正 スペタクル→スペクタクル
810 :
この子の名無しのお祝いに:2006/05/24(水) 23:47:55 ID:nQ/wilDQ
乱は撮影も頑張ってるし、衣装も派手だけど手が込んでるし、
炎上シーンも気合入ってるね。 だが・・・・
そこまでしてなぜ
ピ ー タ ー
なのか
811 :
この子の名無しのお祝いに:2006/05/25(木) 00:18:57 ID:N8HG4xUU
ピーターの父は人間国宝だぞ
812 :
この子の名無しのお祝いに:2006/05/25(木) 00:22:59 ID:8FWmfJvK
大河「北条時宗」の男役と、昼ドラ「コスメのなんとか」で女役のピーターを
見たけど、そんなに変ではなかったな。大昔の「薔薇の葬列」も。
ピーターのせいというより、黒沢明がああいう演技を求めていたということでは。
813 :
この子の名無しのお祝いに:2006/05/25(木) 00:55:40 ID:ga4hjIb6
「影武者」は信玄映画の最高傑作
「乱」はシェイクスピア映画の最高傑作
二位は「蜘蛛巣城」
信玄映画の最高傑作は "Singen' In The Rain"
「羅生門」の実験に終わった墨汁雨に対し、
カラー映像で雨にミルクを入れて映りをよくした点でも、
黒澤に勝っている。
816 :
この子の名無しのお祝いに:2006/05/25(木) 01:33:08 ID:ga4hjIb6
「笛吹川」パートカラーめちゃくちゃ 様式美ゼロ 散漫な描写
「天と地と」脚本が三流 戦闘は北朝鮮のマスゲーム
「風林火山」オールスターキャストが飼い殺し状態
「影武者」仲代の信玄と影武者の使い分けが見事 信長の「アーメン」
山県昌影が渋い 悲壮感漂う山崎の信廉 信玄三人による奇跡の合成場面
泥武者の逆ドミノ倒し 軽騎兵よりかっこいい佐藤音楽
バックに巨大な黒澤絵画の夢シーン 高天神城攻防の映画史上に残る映像美
間接描写で無常観を出した長篠の合戦 川を流れる風林火山の旗
「影武者」は信玄映画の最高傑作
>>815-816 別に黒澤は「最高の信玄映画」をつくろうと意図して「影武者」を作ったわけじゃないから
これら議論はかなり不毛なような・・・
>軽騎兵よりかっこいい佐藤音楽
あやまれ!池辺晋一郎へあやまれ!
× 山県昌影
○ 山県昌景
仲代は「乱」の馬上で矢を射るシーンのために一年間仕事をキャンセルして練習したが
そのシーンが映画に使われたのはたったの三秒だけだったので驚愕したらしい。
>>819 もし本当なら嫌な話だね。
だって仲代がよほど阿呆でも無い限り、
そこまでする必要のある重要なシーンだと言われてたからでしょう。
仲代本人ばかりでなく、家族、関係者にも影響あったろうし。
最悪だな。
でも、こういう事が素晴らしいと思わなきゃ駄目なんだなとも言ってた。
822 :
この子の名無しのお祝いに:2006/05/25(木) 03:47:01 ID:PzQMyZb7
>>819 仲代氏にしても黒澤ファンにしても
絶好の酒の肴であることは事実
>>819 「たったの三秒」でも、仲代氏には新しい芸の肥やしになったので本人的には
元は取れているんですよ。そこまで練習して武将になりきれという意味もあったのだろうし。
もちろん、いくら芸の肥やしや役づくりと言っても、丸1年、他の仕事
まで潰して打ち込むべきだったか否かはアレでしょうが・・・。
スタッフや俳優にも生活はあるわけで、人によってはそうした齟齬が耐えられない状況もしばしばあっただろうと・・・。
仲代が五社の「北の蛍」に出演したのは、「乱」の撮影待機で経済的に困ったからだと聞いている。
「乱」の撮影開始が早まっていれば、「北の蛍」の主役は誰だったのやら…
>>823 元は取れてる……んでしょうかねえ。
一年あれば、もっと別の肥やしにできることもあったと思いますが。
こういうエピソードで、変な精神論がもてはやされたら嫌だな。
>一年間仕事をキャンセルして練習したが
こういうこと書くとほんとに一年間それだけしかしてなかった
と誤解する馬鹿が出てくるから。
言葉のあやとか理解できないんでしょう
>>826 醜いツッコミだな。
役者としての一年の仕事に費やす時間を犠牲にしたって意味っで、
誰もが理解すると思うよ。それに値するかどうかって話でしょ。
まあ、こんな言い方はしたくないが、馬鹿なのはあんたでしょ(苦笑
ああ、「『乱』の馬上で矢を射るシーンの練習」が
その年の仲代の「役者としての一年の仕事」というツッコミはナシね。
醜い揚げ足取り野郎は何を言い出すかわからん。くわばらくわばら。。。
ピーターも貯金を食い潰しながら撮影したってね
東か
「影武者」馬百五十頭に鎮静剤を使用したラストが素晴らしい
血は流れない
でも、そこがいい
一頭も殺していないと語った黒沢
これが海外でウケタ
「乱」がオープニング上映された第1回東京国際映画祭で出演者が舞台に立ったとき
司会の沢口靖子「仲代達矢さんです・・・原田美枝子さんです・・・ピーターです」
ええやん。フレンドリーで
本多演出も良かったね。
>ピーターです
一緒に司会してたタモリがいいともでネタにしてたな。
しかし、さんまとタモリの司会は見ていて恥ずかしかった。
839 :
この子の名無しのお祝いに:2006/06/02(金) 11:08:25 ID:AHiCnj5Z
>>838>>835 あまりの二人の司会のチグハグさとシラケ振りにしばらくさんまが他の
番組でシラけると「東京国際映画祭まだまだ続きます!〜」と自分でネタ
にしていたね。CXがスポンサーだったからしょうがないけど。
黒澤天皇は「TV局主導の映画祭に出品せん!」と日本アカデミー賞のように
拒否すれば面白かったのに・・・・・
手塚治虫も当時キネ旬で
さんま&タモリ司会をコケにしてた
番組司会だった片岡鶴太郎も酷い。
ソフィー・マルソーにたこ八郎のモノマネを強要してたw
842 :
この子の名無しのお祝いに:2006/06/05(月) 00:39:23 ID:rBJK/SXr
仲代達也が力石徹に似ている件
843 :
この子の名無しのお祝いに:2006/06/05(月) 02:36:36 ID:Dz9WCCAz
力石って
ヨッ!仲代達矢!
ってアニメ中で声援喰らってた記憶が・・・
原作マンガ、東光少年院でとりまきの連中から
「仲代達也か高倉健か、肩で風切る伊達男」って囃されて種。
アニメはそれを短縮したんだと思うよ。
・・しかしこりゃ梶原かちばの趣味じゃないだろうか。
仲代は当時から「バリバリの二枚目」的イメージじゃなかったと思う。
関係ないけど矢吹丈がドヤ街にふらりとやって来るところは「用心棒」のパクリだよね。
846 :
この子の名無しのお祝いに:2006/06/09(金) 02:03:33 ID:oIMrJA6R
乱とか全然つまらん。
登場人物が昔の黒澤映画と比べて、全く魅力的じゃない。
847 :
この子の名無しのお祝いに:2006/06/09(金) 09:33:58 ID:uaicxU3V
ホント、人形劇みたい
>>848 >>846に味方するつもりはないし、
彼はほかにもつまんないと思うのがあるかも知れないが、
そういう若い人の単なる言い回しの揚げ足とってたらキリがないし、
とってもカッコワルイよ。
850 :
この子の名無しのお祝いに:2006/06/09(金) 22:32:02 ID:w8N326fK
「乱」面白いし凄いよ。
・アメフトの試合を参考にした次郎軍対三郎軍の攻防。
・リア王に毛利三兄弟の逸話を合わした脚本の緻密さと構成力。
・三船敏郎を彷彿させる仲代達矢の鬼気迫る演技。
・アカデミー賞を受賞したワダエミの華麗な衣装。
・武満徹の悲壮感漂う音楽。
・三の城攻防と炎上シーンの神がかったシーン。
・74歳という年齢を感じさせない黒澤明の演出力。
・天の視点で撮ったカメラアングルの素晴らしさ。
・根津、井川、植木、原田など脇役陣の存在感が凄い。
・バリーリンドンに影響された照明の美しさ。
俺は黒澤映画で「乱」が一番好き。
『乱』あたりから、黒澤映画は写実主義よりも絵画性の方が目立つ
ようになってきたのではないか。よかれあしかれ。
最後期の黒澤への評価が二分するのは、作風の変化によるものと
思われる。
っていうか「乱」のような素晴らしい時代劇はもう二度と国内で撮れないだろうな。
黒澤レベルの監督はいないし、見晴らしのいいロケ地も無いし。
画は凄いんだよ、画はね。
>>850 アメフトは用心棒の頃よりやってることですよ
毛利三兄弟なんてガイジンさんにはそもそもわからんし
映画なのに舞台劇の芝居を仲代につけるのはいただけない
衣装がきれいなら名作ってもんではない
武満本人はあの曲あまり気に入っていないそうだ
かきわりまるだしの三の城はギャグ
じじいのくせに踏ん張るもんだから撮影が延びまくって制作費が5億円も増えてしまった
天の視点とかいいだしてからゴジラはつまらなくなった
高倉健にけられたのは痛かった
リアリズムのバリーリンドンと比べては気の毒だ
てなわけで乱は駄作
僕のパパは黒澤や溝口は面白くないって言ってました。
実際羅生門も西鶴一代女も面白くなかった。
いきなりアート系作品で断定ですかそうですか
>>854 別に乱のアメフト戦闘が革新的とは言って無い。
別に毛利三兄弟が外人に理解されなくとも良い。
あれが舞台劇の芝居なら蜘蛛巣城の三船敏郎もそうだ。
衣装が綺麗だから映画も見栄えが良くなり名作になる。
武満が不満でも乱の世界観にマッチしている名曲だ。
どうせ燃やす城だから粗が目立とうが関係ない。見事に燃えれば良し。
74歳を超えても五億円も増やしたのはさすが完璧主義者の黒澤。
ゴジラなんか関係ない。
高倉健は映画に出てないから関係ない。
逆にバリーリンドンなんかを乱と比較するのはおこがましい。
てなわけで乱は名作
乱を駄作呼ばわりするのは白黒限定黒澤ファン
858 :
この子の名無しのお祝いに:2006/06/10(土) 20:53:13 ID:Gnf5WW7z
蜘蛛巣城もつまらんな。ミブネ主演では一番つまらん。
元ネタがつまらんからかな。
>>858 論破されてそんなに悔しいのかwww
乱も蜘蛛巣城も大傑作。
仲代達矢と三船敏郎はスゲー役者だよ。
860 :
この子の名無しのお祝いに:2006/06/10(土) 21:07:51 ID:Gnf5WW7z
はあ?何言ってんだ?
論破じゃなくて否定してるだけだろwお前は。
861 :
この子の名無しのお祝いに:2006/06/10(土) 21:08:10 ID:PCBmJhJq
>・アメフトの試合を参考にした次郎軍対三郎軍の攻防。
うん、原っぱの運動会だね。
>・リア王に毛利三兄弟の逸話を合わした脚本の緻密さと構成力。
冒頭から結末予測できすぎ。
>・三船敏郎を彷彿させる仲代達矢の鬼気迫る演技。
ハァ? ハァー?? ハァーー???
>・アカデミー賞を受賞したワダエミの華麗な衣装。
結果としてファッションショーになってしまった。
>・武満徹の悲壮感漂う音楽。
イヤイヤ書いたマーラーもどき。とても恥ずかしく情けない。
>・三の城攻防と炎上シーンの神がかったシーン。
無人の野山でセットに点火。仮面ライダーの爆破シーンと同じ。
>・74歳という年齢を感じさせない黒澤明の演出力。
ブレッソンやロメールのほうが遙かに瑞々しいんだが。
>・天の視点で撮ったカメラアングルの素晴らしさ。
溝口とか知ってる?
>・根津、井川、植木、原田など脇役陣の存在感が凄い。
存在感? 七人の侍の百姓一人にも及ばない。
>・バリーリンドンに影響された照明の美しさ。
それキューブリックが偉いんじゃん
862 :
この子の名無しのお祝いに:2006/06/10(土) 21:27:04 ID:EvqkzTJF
『乱』は自然の無限な存在感や、建造物の重量感を主役に、人間を豆粒のように配置した構図。
軍旗の色彩で敵味方を染め分け、群れの動きとして戦場の出入りを明らかにするカメラワークとフィルム編集。
死の世界を思わせる荒涼とした城跡と野原の風景。
そして、長回しのカット。三の城の炎上シーンなどは、エイゼンシュテインの
『アレクサンドル・ネフスキー』を思わせるほどの様式美に満ちている。
エイゼンシュテインが創造したクラシックな構図と視聴覚モンタージュが『乱』では
日本的風土の中で蘇っている。
それは、昨今では失われてしまった映像の原点とでも言うべきものである。
それだけに、『乱』の様式性は今日の目には新鮮に映る。
>>862 その理屈だと『天と地と』も名作になってしまいます
言っちゃなんだが「アレクサンドル・ネフスキー」っぽいってのなら、
ひょっとしたら「天と地と」の方が近い。映画の優劣は別としてね。
866 :
この子の名無しのお祝いに:2006/06/11(日) 15:25:30 ID:CVlESnBr
>>852 福岡から大分自動車道を使って別府まで向った時に途中で特徴のあるの山なみ
を見かけて「どこで見た事あるな?」と思って思い出すと乱のロケ地”九重”
だった。こんな所にあれだけロケ隊が来るなんて「こりゃ〜26億もかかるわ」
と思った。確かに映画的な絵は素晴らしいね。
>>866 >>852 はちゃんと「見晴らしのいいロケ地」が残ってること知らずに言ってると思うよ。
阿蘇近辺の起伏ある地形は独特で、ちょっと他の日本の地域には求められないよね。
前にも書いたけど、「乱」が他の点はともかく風景描写に目を見張る点があるのは、
黒澤がロケ地に惚れたからだと思う。
868 :
この子の名無しのお祝いに:2006/06/11(日) 22:36:31 ID:yUFQX/Lq
乱って黒澤による、角川映画へのオマージュだろ?www
869 :
この子の名無しのお祝いに:2006/06/12(月) 15:37:25 ID:mkjtb6Z/
「乱」のオープニングは素晴らしい。
白く光る夏の雲。緑深い嶺つづき。
静止している騎馬武者二名の美しさ。真夏の自然の空気感。
「リア王」第一幕では宮殿内から始まるのを知っている俺は驚いた。
870 :
この子の名無しのお祝いに:2006/06/12(月) 18:24:50 ID:70fvXf/Y
影武者は ? な映画だった。
クライマックスの武田軍と織田軍の合戦場面は最初と最後はあるけど肝心の
両軍会い乱れての合戦シーンがなかった。
そのために盛り上がりに欠けてしまった。
きちんと合戦シーンを描けばそれなりの映画として評価されたのでは。
黒澤が頭の中で想像した効果と実際に映写した効果が食い違ってしまった一例だと思う。
>>869 それはVFXがすごいと言っているのとあまりかわらないと思われ
>>870 あれに合戦シーンを入れていたら駄作になっていたでしょうね
872 :
この子の名無しのお祝いに:2006/06/12(月) 19:21:49 ID:2iVsRXZc
クロザワ映画の面白さって、登場人物のキャラクターの
面白さによることろがかなり大きいんじゃないか、
特に時代劇は。オペラとかアニメにも通じるキャラのたちかた。
影武者とか乱にはそれが足りないんじゃないかと。
別に絵が綺麗なのは、クロザワ映画じゃ当たり前だし。
やっぱりミブネだな、ミブネ。ミブネのキャラは
どこか抜けていて、チャーミングで、どんなにシリアスなテーマでも
それ一辺倒には絶対にならない。
>>870 長篠の合戦は、織田・徳川連合軍が、柵を設けて突撃してくる武田騎馬軍団を一方的に射殺した戦闘なので、<両軍会い乱れての合戦シーン>にはなりようがない(新説が出ているらしいが、少なくとも黒澤はそのつもりで撮っている)。
で、ここからは真偽が不明な受け売りだが、黒澤、本当は銃撃を受けて落馬するショットを入れたかったが、経済的事情か技術的事情かで出来なかった。
だから「乱」ではその意趣返しのつもりで、落馬シーンを沢山入れたとか。
875 :
この子の名無しのお祝いに:2006/06/12(月) 20:35:52 ID:vPqgI2Ws
原正人プロデューサーは、どうしても『乱』を三船主演にしたかったらしいね。
画策したけど、両者の思惑のスレ違い、ギャラの問題でうまくいかなかったらしい。
三船敏郎&高倉健共演だったら、神映画になったかもしれんが、
それでも『乱』は黒澤のカラー映画ではいちばん面白い。
876 :
この子の名無しのお祝いに:2006/06/12(月) 20:38:19 ID:2iVsRXZc
あと影武者の勝新もなぁ、、、
言っても始まらんが。
877 :
この子の名無しのお祝いに:2006/06/12(月) 21:46:55 ID:LvV6/e/s
カラーならどですかでんとデルスウザーラだな
878 :
この子の名無しのお祝いに:2006/06/12(月) 22:02:20 ID:gUFVWvpk
>新説が出ているらしいが、少なくとも黒澤はそのつもりで撮っている
新説どころか、70年代ぐらいから歴史学会で長篠の戦い(設楽原の戦い)は
・武田軍の譜代武将が戦死したが兵力的な損害はあまり受けていない
・武田軍に損害が出たのは撤退戦
・武田軍に騎馬隊なんぞ存在しない
・織田軍の三段撃ちは大嘘
・トータルの損害は兵力織田軍も武田軍も同程度
・柵の外で両軍会い乱れて大激突
・織田徳川連合軍の勝因は野戦築城と、酒井忠次の武田軍背後遮断
が常識となっている。これじゃ映画にならんけどな。
映画の風林火山では
鉄砲隊は柵の「前」に並んでぱんぱん撃っていたように思います
そのあたりどうなんでしょ
>>863 >その理屈だと『天と地と』も名作になってしまいます
ならない。
「天と地と」には城炎上シーンも無いし長回しも無い。
軍旗の色彩も信玄の赤、謙信の黒の二色だけだったのに対し
「乱」は太郎の黄色、次郎の赤、三郎の青、藤巻の白、綾部の黒の六色もある。
自然の無限な存在感や、建造物の重量感も「天と地と」には全く感じない。
>>880 なんかすっげえ主観的やなー
天と地と自体が乱を意識しまくりなのに
「天と地と」は「乱」を意識してたかもしれないけど、
「乱」の次元には遠く及ばないよ。
俳優、脚本、撮影、どれをとってもな。
物語も登場人物もエキストラも比較にならん。
極めつけはラストシーン。「天と地と」のラストは
なんだあれは。あれを「乱」の劇的かつ芸術的ラスト
と比較されては困るな。
音楽も、なんだかんだいって武満徹と小室哲哉
では格が違いすぎる
のは明白。
「天と地と」には城っつか陣城(前線基地)を燃やすシーンはあった。
あと、名前忘れたけど伊武雅刀率いる豪族は茶色の軍装で統一してたし、
冒頭の兄晴景との戦いを見たら晴景軍は青の軍装だった。
さらに、謀反した宇佐美定行の軍は緑で統一されてた。
まあ名作云々は別とした話だが。
>>852 正確には見晴らしのいいロケ地でシェイクスピアを撮れる監督が日本にいなくなった、だな。
シェイクスピアといえば他に蜷川幸雄がいるが、映画を撮る才能がないから駄目w
>>884 あほらし。
誰か「見晴らしのいいロケ地でシェイクスピアを撮れる監督」なんて望んでるのか?
そりゃ、ただ単に黒澤のことじゃん。
そんな限定した物言いなら
「近松や西鶴の世界をじっくりした長回しで、迫真の描写ができる監督がいなくなった」とか
「ローアングルで無常観漂うホームドラマを撮れる監督がいなくなった」とかの方が問題だな。
長谷川伸の世界をきっちりと映画化できる監督がいなくなった方がよほど問題。
887 :
この子の名無しのお祝いに:2006/06/15(木) 19:36:18 ID:3YtOfNjM
この前「乱」のDVDを買って初めて見たけどスゲー面白かった。
狂っていく仲代達矢の演技。
リア王を大胆にアレンジしたストーリー展開の面白さ。
合戦シーンの迫力、様式美。
過去の黒澤作品を思わせる数々の名シーン。
個人的には「七人の侍」に匹敵する大傑作だと思う。
888 :
この子の名無しのお祝いに:2006/06/16(金) 00:44:36 ID:x1oLcoqq
俺もずっと前、「黒澤明展」に行ったけど、
「乱」で使った秀虎、太郎、次郎、三郎らの甲冑と陣羽織見て、
感動のあまり離れらんなかった。
(太郎の陣羽織見ながら、狙撃シーン想像してた・・・。)
ワダ・エミの衣装すごくよかったんだけど、
「御法度」の茶色の隊服は頂けないなぁ。やりすぎコージーって感じ。
やっぱ新撰組は浅葱色しょっ!
脱線失礼。
長々失礼。
七人の侍に匹敵させるほど短絡的ではなかろう
892 :
この子の名無しのお祝いに:2006/06/16(金) 15:12:13 ID:UNnS3cmo
>>888 大島が「新撰組の浅葱色はダサいからなんとかしろ」と注文だしたんだよ。
893 :
この子の名無しのお祝いに:2006/06/16(金) 16:37:35 ID:oPgJ1kr3
>やっぱ新撰組は浅葱色しょっ!
そもそも浅葱色の隊服が採用されたのはごく短期間だけだったし、
さらに一般的に知られているあのデザインは空想上の産物で史実のものとは異なる
894 :
この子の名無しのお祝いに:2006/06/16(金) 17:36:25 ID:zdP5hp9U
例の定番浅葱色でテストしたら
絵面がひょうきん族とかのお笑いコント風になっちまったらしい。
武とか雅とか二郎サンとかいるし。
若年層はTVのイメージの方が勝っちゃうからね。
黒澤も晩年作はTVタレ引っ張って来て
シャバダバになっちまった部分在りだよね。
895 :
888:2006/06/18(日) 19:30:47 ID:cGqoPET8
おおッ、みんな「浅葱色」にこれだけ食い付いてくるとは。
>>892 そーなんだ。知識がまた増えたです。
>>893 知ってるよ。
「浅葱色」の隊服、実際に使ったの、2ヶ月間だったけ。
単に俺の中で、新撰組はこの色で登場してほしいだけ。
>>894 ほぅ!
896 :
この子の名無しのお祝いに:2006/06/18(日) 19:39:13 ID:cGqoPET8
連ガキすまそ。
今さ、やかたひろしが信長やってるじゃない。「功名が辻」
もう「本能寺」までいっちゃたのかな。
何年か前に、この板でも出たんだけどさ、
「隆大介」使ってくれないかなぁ…。
>>894 所ジョージしか思い浮かばんが
好演だったよ
「浅葱のだんだら」は既に記号化しちまってるもんなあ。
鞍馬天狗ならまだしも、吉本新喜劇・・あ、今日ニュルンベルクのスタンドにもいたぞ。
899 :
この子の名無しのお祝いに:2006/06/19(月) 10:28:38 ID:VZSIvbEh
だから御法度のコスはナチスのイメージ織り込んだとワダエミ
乱、二郎軍のコスもナチ混ぜてる と言ってたなあ。
やっぱナチ単純にカッコイイんだよ。
乱の兵装はすっきりしすぎていて
どうも匂いがしない
901 :
この子の名無しのお祝いに:2006/06/19(月) 10:41:28 ID:VZSIvbEh
隆 大介(りゅう だいすけ、本名 張明男(柳明男)
ってあるけど、最初から在日カムアウトしてたっけ?
本名二つってどういう意味なんだろう?
血と骨 は彼がやるべきだったね。
乱の衣装はワダエミと黒澤さんが共同で作ったようなもんだから
黒澤さんにもオスカーを授与すべきではないか。
903 :
この子の名無しのお祝いに:2006/06/19(月) 22:54:37 ID:rJh5SD93
そんなこと言ったら小津はどうなる
影武者が大瓶を割っていくシーンが好きだな。
仲代の盗人ぶりがよく出ているし瓶を割っていくときの
ザクッザクッという音が心地いい。
大股開きで白いフンドシ見せるのも・・・w
ワダエミの衣装のせいで、乱の作品世界はかなりひん曲がってしまっている。
たしかに黒澤は戦闘シーンでは単純に区別がつく様にしときゃなきゃとよく言ってたが。
衣装の違いをはっきりと出すことで。
でも、あの信号みたいなてかてかの服はないでしょう。
あんな服着せるせいで様式美とか言われちゃうんだ。
906 :
この子の名無しのお祝いに:2006/06/20(火) 02:05:28 ID:s2WR2W2e
グリーナウェイなんかは本気で感動してそうだなw
>>905 アメリカ映画並の撮影がしたかったんだろうけど、後期は映画の色もどうもね・・・。
別に黒澤が悪いわけではなく、機材もフィルムも進化して変わってきているから仕方が無
いんだけど、はっきりクリアーに映り過ぎているような気がするんだ。
絵コンテのダイナミックさが出ていない。昔の性能の劣るフィルムに大掛かりな
照明を使っていた時代の方が映画的な様式美は出たよね。
黒澤が全盛期の大映京都で撮っていれば日本映画史上に残るカラーになったことだろう。
伊藤大輔の「切られ与三郎」などを観ると当時の大映京都ならそれだけの余力はあったと思うし。
徹底した様式美による表現を目指した映画だから、黒澤独特のデフォルマシオンに違和感を持つか、持たないかで評価が分かれるだろう。
これまでの黒澤映画にも増して、空の雲の変化、野に咲く風の強さ、風にはためく旗、疾走する馬など、
全ての動きは倍速で、秀虎と狂阿彌の演技はオーバーであり、俳優の台詞は通常の人間の発声より音量が大きい。
だが、作品全体に流れる時間はゆったりとしていて、悠久の大河のうねりを思わせる。
冒頭の猪狩りに続く野外の宴のシーンでは、様式化にさほどの深みが感じられず、画面との間に微かに隙間風が吹く距離感を感じたのだが、
カメラが屋内に入ってからは、様式美と特に複雑微妙な色彩の味わいにすっかり魅せられて引き込まれた。
その理由は、野外の宴のシーンでは太陽光線が画面を支配していたのに、屋内に移って人工照明になってからは、
画面を構成する要素が、ことごとく黒澤明の支配下に入ったからだと思う。
舞台でアレ観てたらまた印象もかわったと思う
露天で舞台劇やってるところを長回しで撮影した代物を
えんえんみせられているような気分になった
910 :
この子の名無しのお祝いに:2006/06/20(火) 12:56:13 ID:snrNiYUu
つーか、カラー撮影が今の水準になるまで
「出したい色が出ない」
と、拒否してたのは黒澤なんだが。
>>908 誰かが書いた文章のコペピだね。
どこかで読んだ記憶がある。
912 :
この子の名無しのお祝いに:2006/06/20(火) 15:12:57 ID:DVwG+MUE
確か映らないでもいいものまで映るようになったといってた。
目元のシワとか
914 :
この子の名無しのお祝いに:2006/06/22(木) 00:39:23 ID:I2164WyI
ひょ〜ろりこ
リア王を裏切る長女ゴネリルと次女リーガンの魔女的な要素が楓の方に託され、
純真な末娘コーディーリアの性質が末の方に仮託されたキャラクター作りは見事というほかない。
「リア王」には、王が殺害した被征服者の幻影が、その狂気に追い討ちをかけるという設定はない。
楓の方と末の方が秀虎による犠牲者であるという設定も、秀虎の狂気に現実味を加え、ドラマに膨らみを持たせている。
これらのプロット変更は、ほんの一例にすぎない。むしろ、秀虎の三人の息子たちは黒澤オリジナルのキャラと言ってもいい。
「リア王」は、いつしか換骨奪胎されて、そこにあったあらゆる要素は渾然となって黒澤独自のストーリー、男たちの修羅の世界を生み出している。
リア王を知らない人間には
むなしい薀蓄語りにしかきこえない
917 :
この子の名無しのお祝いに:2006/06/22(木) 23:18:05 ID:I2164WyI
雌鳥勧めて雄鳥時を作る
ふんっ
鶏肉は体にあわない
919 :
この子の名無しのお祝いに:2006/06/23(金) 06:09:47 ID:EScgTaAI
人それぞれだが、とりあえず日本映画の贅を尽くした画面ってだけで、観る価値はある映画だな。
戦国の地獄を大パノラマで描いた映画で、これ以上のものは望めないんじゃねーかしら。
920 :
この子の名無しのお祝いに:2006/06/23(金) 07:47:31 ID:3orrjbcS
戦国の地獄?
仮装運動会にしか見えないんだが・・・
いやあ、だってデカダンじゃん。無駄じゃん。豪奢じゃん。
1980年代になってだよ?
20何億円もかけて、侍女だ側室だかが互いに胸を突きあって死ぬ
一族郎党が燃え上がる城で滅ぶなんて映画、誰も作らないよ。
ヴィスコンティだって「地獄に堕ちた勇者ども」で、この種の無駄撮るのに
どれだけ製作面で苦労したか・・・それでも創りたい奴は創るし、そういった意味で
稀有の映画だと思うけどね。
黒澤にデカダンではないよな
923 :
この子の名無しのお祝いに:2006/06/23(金) 23:36:53 ID:BXHsCfj0
太郎の兜はかっこいいと思うな
>戦国の地獄を大パノラマで描いた映画で、これ以上のものは望めないんじゃねーかしら
阿呆なことを真面目にやってるという点では乱が上だが、
ビジュアル的には「天と地と」のほうが上。
天と地と って合戦エキストラに女沢山混じってるンだよね。
現地の白人だからガタイいい、違和感無し、ってんで髭の黒シール顔に貼ってて。
こういう横着な発想、黒澤は許せんだろうな。
926 :
この子の名無しのお祝いに:2006/06/24(土) 09:26:57 ID:yVv/ts+b
>925
影武者での騎馬行進ときに
結構女混じってるぞ。
オレの列は半分くらい女だったよ。
ぐだぐだの追撃、わざとらしい落馬、、
駄目押しの勝ちどき、一気に萎える・・
悲劇メインだから仕方ないとはいえ、
乱の後半はなんだかな・・・の展開。
「天と地と」ってさ、あからさまに画面で外人ってわかるじゃん。
さらにカナダロケ。あれで凹んだ。
ただ、景虎が出陣を前に「九字」きるシーンは良かったなぁ。
ビジュアル的に上っておっしゃってるけど、
紅白に分かれてるだけっしょ。
俺から見ると、黒澤映画と比べるに及ばずって感じ。
>リア王を知らない人間には
むなしい薀蓄語りにしかきこえない
リア王を知らないのに延々「乱」批判してたのかこいつw
>>928 「天と地と」は国内どころか海外でも酷評されてたね。
アメリカの映画番組で司会者が痛烈に批判していたのを覚えている。
931 :
この子の名無しのお祝いに:2006/06/25(日) 00:40:29 ID:mC6l8D8s
野村マンサイ(ヅラ)が英国演劇留学時
シェークスピア授業で 乱 蜘蛛の巣 が絶賛されてて
デスカッションでアジアの生徒が発言しても相手されないのに
自分だけ上に置かれて扱い違った。ミタイナ事言ってた記憶。
>>928 紅白じゃない。赤と黒だ
ビニール鎧もロングならそれほど気にならなかったよ
でも、寄ったショットを平然と使ってたのはちょっとなぁ
933 :
この子の名無しのお祝いに:2006/06/25(日) 00:48:50 ID:PQgVPp0X
落馬のアップはマジ冷めるな
全然リアルじゃない
934 :
この子の名無しのお祝いに:2006/06/25(日) 01:34:51 ID:wzuu2PG6
まだリア厨がいたのか。
大昔っから黒澤時代劇がリアルに見せかけた大法螺なのは
「七人」や「蜘蛛巣」「用心棒」(本人がギャグと明言)なんかを
見れば歴然だろうに。
935 :
この子の名無しのお祝いに:2006/06/25(日) 01:38:37 ID:qfx7Fp5N
高さ16メートルの壮大な三の城に人馬が群がり、広大な原野に大合戦が展開し、
猛烈な死闘が凄まじいスケールとスピードでとことんまで描きぬかれる。
黒澤天皇の腕力と執念が無ければ、とても作れない雄大な画であり、
しかもその巨大な絵巻物に一点の隙もなく、常に至る所に美と迫力が満々と漲っている。
まさに巨人の大手腕である。
世界最高の映画は『乱』
>>929 「知らない人間」というのは
かきこんだ本人のことではないと思われ
>>935 あの城は三郎の住居という設定ですよね
なのに生活空間っぽい土地や建物がなく
砦のなかに唐突に天守閣が聳え立つという
およそ理解できない構造でした
黒土すなわち火山灰ですが
あんなとこでは井戸水もでますまい
そういう土地に城を建てるなんて
わけがわかりませぬ
なんかこう、黒沢翁の頭の中にある地獄絵図のイメージにあわせて
すべてが建築されているので
実際に撮影するとなんかうさんくさいんですよ
こういう人はバックトゥザフューチャー見て
タイムマシンなんかねえよとか言ってるんだろうな
>>936 思われって
>>916はあんたのレスだろw
ここで乱を批判してるのほとんどあんたなんだから。
>>937 >生活空間っぽい土地や建物がなく
馬舎や納屋はある。そもそも秀虎が狂って三の城から出てくるだけだから
そんなの作る必要もないし金がかかる。
>そういう土地に城を建てるなんて
わけがわかりませぬ
ただ単に見晴らしのいいロケ地が他に無かっただけ。
むしろそういった困難な状況下でスペクタル時代劇を国内で撮った黒澤さんは凄いんだよ。
>馬舎や納屋はある
馬舎と納屋しかない居城っていったい
>単に見晴らしのいいロケ地が他に無かっただけ
天守閣は寝泊りする場所ではありませぬ
まあ、
>>937 みたいな意見が出るのもわからんではないよね。
「猛烈な死闘」とか「迫力」とか言い出すと、
ある程度リアリズムだと思えちゃうからね。
褒めるにせよさ、「冷めた様式美」のセンで言うのがいいんじゃないの?
やっぱ老境の映画だし、老境の映画ならではの良さがあるんだって思うよ。
あと、
>>939 の
>ただ単に見晴らしのいいロケ地が他に無かっただけ。
は、浅いなあ。いくらなんでも、そんな消去法だけでロケ地を選ぶわけあるまい。
阿蘇の土地は見晴らしがいいだけじゃなく、起伏が非常に個性的だよね。
あのロケ地選びを擁護するなら、むしろ生活感の無さを積極的に選んでいる
という考え方をすべき。困難な状況で、他になかったから選んだ?
……あんた、黒澤を馬鹿にしてんのか。
井戸水もでますまい
・・・ウケタw
944 :
この子の名無しのお祝いに:2006/06/26(月) 10:33:32 ID:IvJlYRMK
>937
山城を知らないの?
江戸時代のお城じゃないんだよ
>>944 あれは山城なのかなぁ
そのうえ土に草とか生えていないから
水の調達は天然では不可能ってことですよね
繰り返しますがあそこは三郎の住居ではなかったのですか
生活臭のおよそない居城ですわ
946 :
この子の名無しのお祝いに:2006/06/26(月) 15:32:30 ID:IvJlYRMK
山城でググると
山城での飲料水は雨水と
地下水脈とある。
なにもないところに
おそらく城は築かないから
その点は大丈夫なんだろう(黒沢の中で)
「蜘蛛の巣城」で三船の位が上がったとき
砦と館の生活位がずいぶん違うという
台詞があるから兵士は城の中の板張りで
雑魚寝じゃないのかな?
馬は・・・わからん。
947 :
この子の名無しのお祝いに:2006/06/26(月) 15:48:01 ID:KlZ3mXSy
そもそも戦国終期になって成立した天守閣が、あんなチンケな城にあるわけがない。
>>947 それは有名な突っ込みだけど
蜘蛛巣城のときは不思議と違和感がなかった
最初ッから燃やす目的で作ったんだから、小城でいいんじゃね?
映画見てて「水の確保、どっからすんだべ?」って見方がおもしれ。
ゴジラの都市をちゃちぃとけなす人に向かって
壊すためのセットだからええんだい!と言い返すのは
なんかこう情けなくないですか
>>947 じゃないけど、彼の言う「チンケな城」って
燃やした天守閣の話じゃないと思うんだが。
天守閣は城の一部ではないかと思われ
953 :
この子の名無しのお祝いに:2006/06/27(火) 17:17:25 ID:HCbnvVsT
それにしても「影武者」スレほど賑やかじゃないな・・・
天守閣が現れたのはもっと後のことです
まさかこれが分からないとは
>>955 そんなの当然じゃん。
分かってない奴がもしいるとしたら、それは
>>949 だけ。
じゃなくて、なぜ
>>947 は
「そもそも戦国終期になって成立した天守閣があるわけがない」
と書けばいいのに(“有名なツッコミ”ね)、ああいう書き方したかってこと。
それが、分かってる????……ってか、本人、出てこいよ
>>947
957 :
949:2006/06/27(火) 22:26:59 ID:zRSHLk6q
あ、俺脱線してたか?
>>956 そのへんにしときなさい
見苦しいってば
960 :
この子の名無しのお祝いに:2006/06/28(水) 15:57:49 ID:ZqtADYBn
「乱」のオープニング、大好き
>「そもそも戦国終期になって成立した天守閣があるわけがない」
>と書けばいいのに(“有名なツッコミ”ね)、ああいう書き方したかってこと。
天守閣は築城技術の革新と経済の発展を伴う領主の権勢の象徴。
あのような一地方領主のチンケな城にそんなものを設ける理由はないということだ。
962 :
この子の名無しのお祝いに:2006/06/28(水) 22:23:42 ID:d457IELR
『乱』で黒澤は監督賞候補として米アカデミー賞に招かれた。
別にアカデミー賞を絶対視するつもりはない。ただアメリカでそれ位絶賛されたということだ。
監督賞だけではない。撮影賞、美術賞、衣裳デザイン賞にもノミネートされ、衣裳のワダ・エミが受賞した。
ところが外国語映画賞にはノミネートされていない。これは日本側が『乱』を押さなかったかららしい。
日仏合作だったため、日本もフランスもアカデミーに第一推薦をしなかったという説もある。
しかしアメリカの映画人たちはそんな枠に捕われず黒澤を褒め称えた。
もしノミネートされていたら、この年外国語映画賞は確実に獲れていただろう。
こういう時こそ頑張れよニッポン!何ともったいないことだろう。日本の映画界はこんなにも不甲斐ないのである。
国内外の黒澤評価はこんなにも違うのである。
受賞がワダエミのみだったというのは
それこそ実力相応の結果だったと思う
監督賞を与えなかったのも実力相応というものではないだろうか
天の視点を入れながら描いた三の城攻防の地獄絵巻
黒澤明に徹底的に鍛えられ完成させた仲代達矢演じるリア王
次郎と楓の方のグロテスクなラブシーン
木材住宅150軒分に当たる300トンの木材を使用して作られた巨大なセット
「リア王」に毛利三兄弟の逸話と戦闘を取り入れスケール感を出した黒澤、小国、井出の脚本
次郎軍対三郎軍の色彩感溢れる合戦と加藤武の名演技
ワダエミが約1500点製作した豪華絢爛な衣装
マーラーを意識しながらも独自の世界を作ってみせた武満徹の幻想的な音楽
「七人の侍」「用心棒」「姿三四郎」「蜘蛛巣城」など黒澤映画の集大成的なシーンの数々
老いてもなお「世界のKUROSAWA」であることを世界に知らしめた黒澤明の完璧なまでの演出
『乱』は世界映画史に残る名作
世界映画史には残るが、日本映画史ではどうかねえ。
北野映画もまた同じく。
966 :
この子の名無しのお祝いに:2006/06/29(木) 02:50:30 ID:9lONWmbx
「乱」はカンヌ国際映画祭選出80年代映画ベストワンに選ばれたね。
>>966 出展されていない作品を選んでどうするん
天の視点とか言い出すゴジラはつまらない
SFXもどきのリアリティゼロなメイクに縛られた仲代哀れ
例によって情感もへったくれもないクロサワの濡れ場演出
富士山の火山灰みえみえの土地にぶったてられたリアリティに欠ける城もどき
毛利三兄弟の逸話なんてガイジンに分かるわけない
次郎軍対三郎軍の戦争ごっこ
ワダエミが凄いのは彼女の手柄
マーラーをまねさせられて武満本人が嫌っていた音楽
「七人の侍」「用心棒」「姿三四郎」「蜘蛛巣城」など全盛期のパワーはすでになく
KUROSAWAも歳には勝てないことを世界に知らしめただらだら演出
う〜んアキラ
969 :
この子の名無しのお祝いに:2006/06/29(木) 06:03:21 ID:/E2p5yb7
ピーターを起用した時点で終わってる
「哀れ、老いたり。」
971 :
この子の名無しのお祝いに:2006/06/29(木) 18:16:41 ID:ciagp4hC
>>968 その黒澤より俺の方が偉いってか。
ご苦労さん。
ストレス解消できたかなw
「ナガシノの鉄砲三段撃ちはシバリョウタロウの創作なんだよ!」
・・・小僧、学研のムック本も無い4半世紀も前に、せこせこ火縄銃による狙撃方法とか
南蛮甲冑とか資料集めしていた黒澤さんに対してなんちゅう言い草や
>その黒澤より俺の方が偉いってか
俺が黒澤ってか
『八月の狂詩曲』にも『乱』にも否定的評価をくだす者が多いようだが
ラストシーンの芸術性だけは認めざるを得まい
あんなラストシーンを撮れるのは後期の黒澤だけだ。
「ラストで許そう、黒澤明。」と『鍋の中』の作者も書いていたよ。
975 :
山上与太郎:2006/06/30(金) 01:07:23 ID:Kqc6KDy5
イングリッド、たかが映画じゃにゃーか。
>「ナガシノの鉄砲三段撃ちはシバリョウタロウの創作なんだよ!」
江戸時代の読み物や、明治になってからの陸軍戦史でもそう言ってるんだから、
時系列的に司馬遼が元祖なわけがない。
もう「乱」みたいな映画観れないんだろな…。
城燃やすのも「戦国自衛隊1549」みたいになっちまうんだろな。
この時代に生まれて良かったよ。まったく。
978 :
山上与太郎:2006/06/30(金) 01:50:03 ID:Kqc6KDy5
映画文化が断裂しちゃった感じがします。
現在の映画は私にとっては映画と呼べるような代物ではありまへん。
チャプリンもトーキー映画台頭のときに
そんなこというてたのココロ
980 :
この子の名無しのお祝いに:2006/07/03(月) 01:53:50 ID:pbcZgfw4
天守閣は寝泊りする場所ではありませぬ
981 :
この子の名無しのお祝いに:2006/07/03(月) 06:59:50 ID:9+cjT2hm
>>980 館が分離する前の、初期の天守閣では寝泊りしてたよ
大手門と天守閣しかない城っていったい
983 :
この子の名無しのお祝いに:2006/07/04(火) 06:23:52 ID:qmJMfC3D
すると水道ならでるってか
ペットボトルって昭和59〜60年には普及してたんだったか
985 :
この子の名無しのお祝いに:2006/07/04(火) 23:02:13 ID:7LC5h/+8
天守閣馬鹿
986 :
この子の名無しのお祝いに:
おててつないで