【赤旗】今井正&山本薩夫ら左翼映画人【共産党】

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1名無しさん@お腹いっぱい。
今井正と言えば、
「青い山脈」、「また逢う日まで」、「真昼の暗黒」、
「にごりえ」、「ひめゆりの塔」、「夜の鼓」、「米」、
「純愛物語」、「キクとイサム」、「武士道残酷物語」など。

山本薩夫と言えば、
「真空地帯」、「人間の壁」、「荷車の歌」、「傷だらけの山河」、
「にっぽん泥棒物語」、「白い巨塔」、「華麗なる一族」、
「戦争と人間」、「金環蝕」、「不毛地帯」、「ああ野麦峠」など。

その辺の左翼系良心作映画について語ろう。
2名無しさん@お腹いっぱい。:03/10/16 23:21 ID:vkoyiyW3
武士道残酷物語は大傑作ですな。
3名無しさん@お腹いっぱい。:03/10/16 23:31 ID:HTMRqT/u
どっこい生きてる
4名無しさん@お腹いっぱい。:03/10/17 00:52 ID:65zrxjdX
ああ野麦峠のビデオは出てないのですか
5名無しさん@お腹いっぱい。:03/10/17 09:09 ID:Qg18T4U7
山本薩夫の作品は名作が多いな。
6名無しさん@お腹いっぱい。:03/10/17 09:25 ID:iz2ryiYa
「忍びの者」もイイね
7名無しさん@お腹いっぱい。:03/10/17 11:59 ID:+JRz394I
>>4
出てないよ。
レンタルぐらいできるようにして欲しいな。
8名無しさん@お腹いっぱい。:03/10/17 17:37 ID:8LmkmqLH
「夜の鼓」の有馬稲子萌え
9名無しさん@お腹いっぱい。:03/10/18 15:01 ID:FgJUzLnU
つうか、戦後の邦画自体が左だろ。戦争を賛美する右の映画なんて、戦後には作られてないよ。
10名無しさん@お腹いっぱい。:03/10/18 17:11 ID:tLpLXA/m
>>9
観客の情感に訴え、悲愴感を煽る日本の反戦映画は、視点を変えれば充分に
右といえる両義性のある作品が多いよ。
「こんな悲惨なことはもうやめよう」ではなくて、「これだけ苦労して戦った
人たちは偉かった」と正反対に受け取っても通用する作品ばかりだ。

今井の「ひめゆりの塔」にしたって、後味は悪いと思うよ。いちおう、旧日本軍
の非道も描いてはいるけど、後者に受け取って愛国美談にしても通用する。

だいたい、こないだのさんまのドラマもそうだけど、ウチナーグチを使えない、という
時点ですでにダメでしょ? 
11名無しさん@お腹いっぱい。:03/10/19 07:56 ID:M+q8AtEU
武士道残酷物語DVD化あげ
12名無しさん@お腹いっぱい。:03/10/19 10:02 ID:HWrn1Cp1
>>9
馬鹿者。新東宝の戦記シリーズを知らんのか。
それから日活の『零戦黒雲一家』も、モロに「愛国心>命」の国粋主義映画。
同じ舛田利雄監督の『さらば宇宙戦艦ヤマト』も同じ。
日蓮モノの映画だってみんな、元寇の場面は戦争賛美のファンファーレみたいだし。
いまパッと思いついたのだけ書いたが、他にもいっぱいあるよ。
13名無しさん@お腹いっぱい。:03/10/19 13:40 ID:Nln01GE5
>>12
左右関係なく、映画として面白ければ別にいいんだけど・・・日本で真に反戦映画と呼ぶに
値する作品は、増村保造「赤い天使」深作欣二「軍旗はためく下に」とか、本当に限られるよ。

いちおう反戦映画とされてるけど、「ビルマの竪琴」とかも相当な話だよ。
「自分を犠牲にして、戦死者たちの霊に報いましょう」という話ですからね。

2ちゃんでこんなことを言うとサヨ呼ばわりだが、日本人以外の死者の話が描
かれないままに終わるので、違和感が残る。
しかも、竹山道雄はビルマになんか行ったことはなかったそうだ。

映画としても面白いかな? 2度も映画化した市川崑本人は執着した題材だったが。
14名無しさん@お腹いっぱい。:03/10/19 14:39 ID:79of0I6P
若松孝二は?
15名無しさん@お腹いっぱい。:03/10/19 18:58 ID:kzMmPnPj
「戦争と人間」は最初の構想通り、五部作で東京裁判まで見せて欲しかったなぁ。
16名無しさん@お腹いっぱい。:03/10/19 22:47 ID:C5v4ZIE6
>その辺の左翼系良心作映画について語ろう。
つまらん事を言いますが左翼系悪心作映画ってあるんですか。
又は、左翼が作ると良心作映画になると思っているのですか。
そんなはずはないよね。今頃そんなこと言うのんめっちゃ恥ずかしいで。
17名無しさん@お腹いっぱい。:03/10/19 23:00 ID:79of0I6P
文盲の俺でも
左翼が作ったとはいえ様々な人々にアピールする魅力のある映画、
くらいの意味だと捉えられるけど。
18名無しさん@お腹いっぱい。:03/10/20 00:13 ID:qwJbkzd3
19名無しさん@お腹いっぱい。:03/10/20 16:36 ID:GLvUK1cK
>>16
「悪心作」なんて言葉あるのかね。
20名無しさん@お腹いっぱい。:03/10/20 17:52 ID:v1iNDicp
>>16
お前は「悪党・楠木正成」という表現に抗議してくる歴史オンチのウヨか。
21名無しさん@お腹いっぱい。:03/10/21 01:30 ID:VKZ/DAFm
>20
やっぱり出てくるね、ウヨだとか言うヒステリーゴキブリ。
昔々のそのまた昔左翼系良心作映画(死語)がありました。(過去形)
だけの話で今そんなこと言うのはめちゃめちゃ寒いで。
その上歴史音痴のウヨと来た。
おいおいここは懐かし邦画ですから
その反論はズレテルー(死語)。
まぁ20はロリコン共産党員やセクハラ共産党員を
想像しながらオナニーでもして下さい。
22名無しさん@お腹いっぱい。:03/10/21 01:33 ID:VKZ/DAFm
すみません間違いましたセクハラ共産党員ではなく
セクハラ元共産党国会議員フデオロシくんでした。
23名無しさん@お腹いっぱい。:03/10/21 01:58 ID:RIkf5QRa
今の時期は「金環蝕」を思い出す。
24名無しさん@お腹いっぱい。:03/10/21 05:52 ID:e0ZWmxU2
「皇帝のいない八月」の藤崎元一尉は格好良かった〜
ところで、あのチョロチョロしとった文屋崩れは何だったんだ?(゚Д゚ )
25名無しさん@お腹いっぱい。:03/10/21 16:00 ID:Cw38I4pI
プロデューサーの話によると、完全主義者の今井では、
スケジュール&予算を守れないことがわかっていたので、
70年代の大作群はソツのない山本に頼まざるを得なかったらしい。
ま、あの図式的で大味な作風が、当時の世相にマッチしてヒットしたわけだが。
山本の『悪魔の飽食』は観てみたかった気がする。
石井四郎は三国連太郎かな?
26名無しさん@お腹いっぱい。:03/10/21 16:27 ID:xWNdMOHl
この業界は、上から下まで赤ばっかり。
これは、日本に限らず世界的にそうだ。
俺もこの業界にいたので身にしみている。
27名無しさん@お腹いっぱい。:03/10/21 17:09 ID:sbBtMolt
上から下までウリナラマンセーばっかりだったら、北朝鮮の映画界だな。
28名無しさん@お腹いっぱい。:03/10/21 18:16 ID:DIKAT4WQ
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29名無しさん@お腹いっぱい。:03/10/21 20:55 ID:g+BrvOB3
このスレでいちばん醜いのはお前だ>>21



マターリ、マターリしる!!!
30名無しさん@お腹いっぱい。:03/10/21 22:51 ID:jecX6P7y
このスレで二番目に醜いのはお前だ>>20


マターリ、マターリしる!!!
31名無しさん@お腹いっぱい。:03/10/21 23:46 ID:s3mTU2wq
山本薩夫って横移動のロールタイトル好きだよね。
32名無しさん@お腹いっぱい。:03/10/21 23:47 ID:OarBLSV7
消防の頃、山本薩夫の「食卓のない家庭」の予告編が恐かった。
ばあさんが金魚食おうとするやつ。
33名無しさん@お腹いっぱい。:03/10/22 01:14 ID:RzOlqLLo
「不毛地帯」では当時の現代サヨの典型、秋吉久美子が一番バカそうに見えたんだけど。
あんなの監督の言いたいことでも何でもないよな(´Д`;)
34名無しさん@お腹いっぱい。:03/10/22 03:53 ID:zGJCHVIR
>>32
「食卓のない家」は小林正樹監督だよ。でも、そんなシーンあったかな。
小川真由実が狂乱して、水槽が割れて……あの辺か?

>>33
山本薩夫の描写では左翼の善玉が山本圭だの吉永小百合だのでまったく魅力がなく、
悪玉の佐分利信や宇野重吉や滝沢修らがやたら魅力的に見えてしまったものだ。
35名無しさん@お腹いっぱい。:03/10/23 12:20 ID:w1i16vcg
>>34
金魚を食べる場面は、当時、「食卓のない家」のハイライトとして宣伝に使われていた。
36名無しさん@お腹いっぱい。:03/10/23 14:10 ID:6mBBI0WH
>>34
70年代以降、共産党シンパの監督たちのセクト性、セクト臭が強まって、
クセの強い役者たちがそれらの監督の作品にあまり出たがらなくなった、という問題点がある。
山本薩夫は山本圭を好んで使っていたが、
自分の作品に出てくれる二枚目役者が彼しかいなかったということじゃなかったのかな。
37名無しさん@お腹いっぱい。:03/10/24 23:07 ID:kCyLXAZV
今井作品で現在も鑑賞に耐えるのは、
「キクとイサム」、「夜の鼓」、「にごりえ」ぐらいかな。
未見の作品では、「あれが港に灯だ」が気になる。
38名無しさん@お腹いっぱい。:03/10/25 23:55 ID:gWAbgIi8
>>36
>自分の作品に出てくれる二枚目役者が彼しかいなかったということじゃなかったのかな。
うーん、「戦争と人間」は北大路欣也・石原裕次郎・丹波哲郎も出ているじゃない。
それに、死ぬ前、松坂慶子で野上八重子の「迷路」を撮る予定だったとも聞いたぞ。
39名無しさん@お腹いっぱい。:03/10/26 00:12 ID:dBR7q0eD
弥生子だ(^^;)

>山本薩夫の描写では左翼の善玉が山本圭だの吉永小百合だのでまったく魅力がなく、
>悪玉の佐分利信や宇野重吉や滝沢修らがやたら魅力的に見えてしまったものだ。
これはまあ、完全に役者の力量の差でしょう。
40名無しさん@お腹いっぱい。:03/10/26 00:13 ID:dBR7q0eD
ところで、名カメラマン宮川一夫が共産党員だった、
という噂を聞いたのですが、ホント?

三連荘スマソ
41名無しさん@お腹いっぱい。:03/10/26 01:16 ID:ZGxZcB3s
>>40
「東の天皇」こと宮島義勇氏と間違えてないですか?
60年代に北朝鮮万歳ドキュメントを何本も撮っている。
42名無しさん@お腹いっぱい。:03/10/26 09:06 ID:TI5CDA4X
キクとイサム は名作だと思いまつ

婉という女 も(・∀・)イイけどなあ。
先日亡くなった河原崎長一郎が(・∀・)イイんだわ。
4340:03/10/26 10:16 ID:J73fY8PW
>>41
ああ、多分そうでしょう。
たまたま、昔の「赤旗ニュース」を見る機会があったのですが、
あまりのカメラワークの良さにびっくりして、
あとで人にその事を言ったら、そう言われたんです。
44名無しさん@お腹いっぱい。:03/10/26 15:12 ID:ZRBp/yr3
>>37
他にもいいのたくさんあるんじゃないの?「現在」の視点ていっても…
45名無しさん@お腹いっぱい。:03/10/26 15:24 ID:LhK8RNWZ
山本薩夫はああ見えても商売人でヒットメイカーだったから、むしろ
役者側のほうが出演を希望していた面があったんじゃないかと思うけど。
山本圭の場合はやはり、親戚だったので主要キャストにせざるを得ない面
もあったんじゃないか?と思われ。
本当なら北大路欣也とかあおい輝彦とか西郷輝彦とか2の線の役者を使いた
かったんじゃないか?って気もするけどね。
山本映画の場合、時として敵役の右翼のほうが魅力的に写るというケースがある
のは正義役の山本圭に魅力がなかったからではないか?って気もするんだけどね。
46名無しさん@お腹いっぱい。:03/10/26 20:43 ID:+sG3zfMB
>>37
「あれが港の灯だ」は良かったぞ。
九州長崎の漁船の話だ。
江原真二郎が、在日でな。
彼に惚れた日本娘の名は思いだせんが、
江原は自分から身を引くんだ。
在日だからだろうな。現在だったら考えられないだろうが。

何も言わずに、伝馬船の櫓を漕ぎながら、沖合へ去っていく江原
岸壁で黙って見送る日本娘。
かぶさってくる音楽も良かった。林光だったな。
胸を締めつけられる様な切なさと悲しさがあった。
47名無しさん@お腹いっぱい。:03/10/26 20:54 ID:6v6hLM+i
越後つついし親不知 もいいじゃねーかYO!
小沢昭一的こころw
48名無しさん@お腹いっぱい。:03/10/28 08:57 ID:NRs3Di5f
>山本圭
女性にもてる役ばかりだったのが未だに謎
何故でしょう
>江原真二郎
不良役でも知的な感じがしてよかった。
奥さんとは今でもナイスカップルですね。
49名無しさん@お腹いっぱい。:03/10/29 22:15 ID:/LtCkIzU
「純愛物語」の中原ひとみは本当に可愛かったなぁ。
「越後つついし親不知」ってのは観てないな。三国連太郎だっけ。
50名無しさん@お腹いっぱい。:03/10/29 22:51 ID:49fgBxWL
江原真二郎。
息子さんもJACに入り、俳優になったが…。
51名無しさん@お腹いっぱい。:03/10/30 23:37 ID:5xIBXVnS
爆笑政治映画 皇帝のいない八月(原作 改題 喜劇駅前クーデター) は?
お笑いシーンが多すぎて、良心的とはいえないかもしれんが。
52名無しさん@お腹いっぱい。:03/10/31 04:44 ID:ZUs8jjq5
それぞれ裁判映画の傑作があるね。「真昼の暗黒」に「にっぽん泥棒物語」
作風の違いがけっこう出ている気がするんだが
53名無しさん@お腹いっぱい。:03/11/02 19:25 ID:W4GfCBbY
「真昼の暗黒」は力作だが、ユーモア部分が被害者に対して無神経な気が少しした。
(犯行時の再現シーンとかね)
「にっぽん泥棒物語」は図式的だが、伊藤雄之介の刑事が印象強烈。
54名無しさん@お腹いっぱい。:03/11/02 19:40 ID:FelVL4a7
そういや三國連太郎も部落解放運動とかも含めて
本来は左翼役者だったはずだが、
最近は釣りバカスーさんのおかげでそっちのイメージ
完全に払拭されちゃったな。
55名無しさん@お腹いっぱい。:03/11/03 00:18 ID:US0bYUfW
>>53
基本的に左翼は非人道的だから、無理もない。
本質的には非人道的だから、良心的と修飾しなければならない。
56名無しさん@お腹いっぱい。:03/11/03 05:35 ID:+tV8PY2b
>>55
何を言ってるのか、よく分かりません。
57名無しさん@お腹いっぱい。:03/11/05 18:00 ID:p58xcvcF
要するに、右翼は慈悲深い、と?
58名無しさん@お腹いっぱい。:03/11/07 01:24 ID:4H6Bp0VE
山本監督の作品の中では、
「台風騒動記」「忍びの者」「白い巨塔」が好きだな。
特に「台風〜」は現在の社会に置き換えて見ると、非常に面白い。
50年経っても根本的な部分では世の中、変わってないんだよなw
59名無しさん@お腹いっぱい。:03/11/07 07:34 ID:S6K5DDrJ
 関川秀夫とか大島渚とか左翼崩れはだめですか?
60名無しさん@お腹いっぱい。:03/11/07 07:37 ID:S6K5DDrJ
 思想は違うのに作品に出ていた山田耕作は偉いのか、節操無いのか どっちでしょう。
ここに泉あり で動いているのを見て感激した。
61名無しさん@お腹いっぱい。:03/11/07 13:34 ID:crSjxMO0
山田コーサクはセクハラ大魔王だったらしいね。
あまり思想うんぬんにこだわりなさそう。よく言えば太っ腹。
62名無しさん@お腹いっぱい。:03/11/07 14:54 ID:tJ+po20g
セクハラ大魔王て
噂の真相並みのネーミングセンスだな
63名無しさん@お腹いっぱい。:03/11/07 22:37 ID:ubYO89nr
セクハラ課長
セクハラ部長
セクハラ常務
セクハラ専務
セクハラ社長
セクハラ会長

セクハラって便利だな。
64伊藤俊也はお利口さん:03/11/08 02:29 ID:ksZ5gsVH
>>26
 「この業界は、上から下まで赤ばかり」
 …本当にその通りだと思う。「プライド」や「ムルデカ」の上映阻止運動を強行した
東映労組の阿呆連中(後者にも、共産党シンパの降旗康男が抗議声明を出していたっけ)
や、キネマ旬報に無知と偏見丸出しの「ムルデカ」評を書いた馬鹿評論家(案外、学生
運動上がりの編集長、もしくは関係者に脅されたか?)もそうだが、身近な所では通信
講座でお馴染み?のシナリオ・センターも酷い。
 何せ教える事が、初歩以前の初歩技術と現場では余り役に立たない高等技術(例えば、
シナリオは心理描写を書いてはいけない…って、現場の人達に判り易く伝えるのがシナリオ
本来の役目なんじゃないの?)の両極端に偏っていて、会報は会報で胡散臭いジェンダー
フリーの思想をあの手この手で押し付けてくるわ…もうロクな学校じゃない!
 限られた枚数(時間)の中に積み重ねられてきたト書きや台詞が、最終的にどんな意味
(複線に沿ったオチ)へと繋がるのか?そういった構成上の技術も教えずに、適当な日常
風景ばっかし書かせといて、後はTV・映画関係者へのコネ作りパーティだもん。ここは、
反日的スタッフの養成所なのか?って気がして、すぐ辞めたよ。
 因みに今の俺は、愛育社の「ハリウッド・リライティング・バイブル」を参考書代わりに、
独学でシナリオを勉強中。こっちの方がよっぽど実践的だよ。本当に。
 そんな訳で、赤色イデオロギーに染まった映画関係者の皆様。もういい加減に、敵は
ハリウッドなのだと認識した上で、マトモな後進作りに専念して欲しいっす。俺だって、
ハリウッド映画の技術を盗もうとは考えても、思想に浸かろうとは考えてないんでね。


 
65名無しさん@お腹いっぱい。:03/11/08 05:11 ID:4kcS32Dr
シナリオ学校は結局コネ作り屋だよ。技術なんて教えたって当人に書き
たいことがなきゃどうしようもねぇからな。出来のいいやつを拾うため
のスカウトの場さ
66名無しさん@お腹いっぱい。:03/11/08 15:35 ID:N/PoNYsh
心配せずとも、今回の選挙で某党は壊滅だろ。
67名無しさん@お腹いっぱい。:03/11/08 19:05 ID:3togK7pG
しかし「プライド」、「ムルデカ」は映画としてはつまらなかったぞ。
68名無しさん@お腹いっぱい。:03/11/09 20:23 ID:piDnRmME
共産党
存亡の危機
69名無しさん@お腹いっぱい。:03/11/09 20:48 ID:VPehMZ0P
>68
保守党ほどではないのでは
70名無しさん@お腹いっぱい。:03/11/10 06:36 ID:hF8TRoRs
>>67
連中はつまらないから叩いてたわけじゃないんだが
71名無しさん@お腹いっぱい。:03/11/11 16:30 ID:GVrjkOWO
社民・共産壊滅状態の今こそ、左翼系政治映画が観たい。
「金環蝕」みたいなやつ。
72名無しさん@お腹いっぱい。:03/11/12 03:31 ID:3XjojUq/
山本薩夫も戦時中は国策映画ばっか撮ってたのにねえ。
73名無しさん@お腹いっぱい。:03/11/12 03:35 ID:45OWrBWj
>>71
今は原作者がいないね。松本清張や石川達三みたいな。
74名無しさん@お腹いっぱい。:03/11/12 22:19 ID:cNIba9Wv
今井正「越後つついし親不知」って見た人いますか?見る価値ある?
75名無しさん@お腹いっぱい。:03/11/13 02:11 ID:hWoNUa9N
>>74
佐久間良子がエロい暴力映画という感じ。運命に引きずられるとこうなるか、
という…今井さんぽくないけどなかなかいいと思うよ。
76この子の名無しのお祝いに:03/11/13 21:55 ID:XljIl4TX
>71
漏れは左翼系清貧映画が見たい。
「どぶ川学級」みたいなやつ
77この子の名無しのお祝いに:03/11/14 13:58 ID:cWH20Plw
>>73
山崎豊子がいる。山本薩夫が生きていれば、
「沈まぬ太陽」はまず撮っていたろう。やっぱり、今は監督がいないんだよ。
それに電通あたりのヒモ付きじゃないと大作は作れないから、
左寄りの社会派映画は無理ということになる。
78この子の名無しのお祝いに:03/11/15 00:19 ID:+liFtcw9
山本監督の自伝によると、山崎豊子は「不毛地帯」で山本監督が
シベリアの収容所をあまり描かなかったのにおかんむりで、
「今までは私と山本監督は精神的に夫婦であったが、離婚させていただく」
と言ったそうだ。
山本監督「別に山崎氏と夫婦になった覚えはないので、ほっといた」
と言うような事を書いていたように思う。

>「沈まぬ太陽」はまず撮っていたろう。
そういういきさつがあったから、山崎豊子は山本監督の映画化を認めたかな?
もっとも、「沈まぬ太陽」を映画化できるのは山本監督ぐらいだろうという気もするが。

山本監督は亡くなられる前、森村誠一の「悪魔の飽食」と野上弥生子の「迷路」の
映画化を予定していたらしい。漏れは、「迷路」の映画を見たかった。
79この子の名無しのお祝いに:03/11/15 10:50 ID:+liFtcw9
>>73
原作者以上に社会悪を演じられる役者がいないと思う。
滝沢修、宇野重吉、山村聡、永井智雄・・・
こういう、彼らを糾弾する正義の見方達が幼稚な青二才にしか見えないような
知性と気品と底知れぬ不気味さのある悪役を見たいものだ。
80この子の名無しのお祝いに:03/11/15 15:29 ID:lNp9Jh3K
今でも、緒形拳とか山崎努、津川雅彦といった役者はいるので、別に特別、
今の時代、演じられる役者がいない、ってわけでもないと思う。
要は使い方だと思う。
81この子の名無しのお祝いに:03/11/15 15:31 ID:JoeqQXHd
>>80
社会情勢の変化じゃないの?
今時左翼を自称するって行為は、人格障害の表れか、何らかの売名行為以外には思いつかない。
82この子の名無しのお祝いに:03/11/15 16:01 ID:tYR6RHIq
左くらいは別に問題ないが、
表題の共産党シンパや>>14の過激派シンパは駄目だ…
凝り固まっている人の映画はどうしてものれない。
83この子の名無しのお祝いに:03/11/15 16:50 ID:kXP//uF7
右か左かって相対的なものだからね。昔が
新左翼〜共産党〜社会党〜民社党〜自民党〜愛国党
で社会党から左が左翼だとしたら、今のポジションは
>>>>>>>>共産党〜自民党・・・・・・・
ぐらいに右にシフトして幅がなくなってると思う。
今の共産党なんて幹部の顔みても闘志面してるのはい
なくて、育ちの良いお坊っちゃんが社会正義にめざめ
てボランティアやってます、みたいなゆるゆるな顔ば
かりだもの。
84この子の名無しのお祝いに:03/11/15 17:25 ID:D09JeVWv
>>83
一口にサヨクといっても幅広いが、日本のレフト・ポジションの人々が行動的・
思想的に熱かった時代は、70年前後に終わりましたからね。
以後は市民運動(最近だとNPO)方面に拡散したり、内ゲバ化したり、組合は組織維持が
自己目的化したり、マシな連中は議員・文化人・大学教授等に勝ち抜けしたり、、、

でも、アメリカでは時々、社会派の娯楽映画があるじゃないですか? ああ
いうのが日本は無いね。熊井啓がつまんない映画を撮る程度か。
労組系の啓蒙映画ってまだあるのかね?
まあ、日本映画が企画のダイナミズムを失っているので仕方が無いのだが。
85この子の名無しのお祝いに:03/11/15 17:38 ID:kXP//uF7
>社会派の娯楽映画
ひところの高畑勲ぐらいかね、平成狸合戦とか。
86この子の名無しのお祝いに:03/11/15 18:19 ID:pB2UCqaZ
原田真人、阪本順治あたりも自称・気分は社会派っぽいが、
全然ダメだね。80年代の左寄り若手、伴明ボンは診女園、
崔洋一はテレビタレントでヘラヘラ、ほんとあの世代はどうしようもない。
森達也はビデオ撮りだしなぁ。
87この子の名無しのお祝いに:03/11/15 19:03 ID:dSr7Ei3d
「にっぽん泥棒物語」なんか、裁判のシーンなんか面白いんだけど、
危険思想丸出しでゲンナリしてしまうよな。
もう少し、裁判に向かうまでの佐久間良子の心の動きなんかを描いていれば、
もっといい作品になったと思うね。
88この子の名無しのお祝いに:03/11/15 19:55 ID:k8JETf2I
>>86
阪本は元々、そういう資質じゃないし。いつも最後はファンタジーになってしまう。
現場は知らないが、崔は外面が丸くなり過ぎだよね。カネを稼ぐためには仕方が無いんだろうけど。

瀬々敬久なんかいい仕事してると思うけど、この人も結局はファンタジーなんですよね。
とくにピンク時代は、ジャパゆきさん・台湾黒社会・グリコ森永事件・原発ジプシー・
湾岸戦争・脱走自衛隊員・関東大地震、、、キリが無いけど、ネタが過激だった。

これにしたって、フィクションを動かす奇想として実話ネタが必要なのであって、
本人は全くサヨクでは無いし、社会を告発する気も無い。
89この子の名無しのお祝いに:03/11/16 00:19 ID:/VN9Q1KE
白い巨塔が素晴しい。あれだけのものを良く取り上げた。
90この子の名無しのお祝いに:03/11/16 00:20 ID:/JMGUo5N
崔洋一、何も悪くないと思うが…
91この子の名無しのお祝いに:03/11/16 06:00 ID:qEs6Rbof
左翼役者は概して女にだらしない。
加藤嘉も「砂の器」のあのハンセン病ジジイのイメージがあまりに強烈だが、
あれでも若い頃はプレイボーイとして鳴らしたらしい。
92この子の名無しのお祝いに:03/11/16 06:32 ID:hMaxmi9r
邦画の枠で、左翼について語るなんて…
93この子の名無しのお祝いに:03/11/16 07:01 ID:uDtCkV1N
今の左翼は革新ではなく、左翼であり続けるという事に関して
保守的で反動的だから救いようがない。
まあ、世界中の社会主義政権がそうなんだけど。
94この子の名無しのお祝いに:03/11/16 13:26 ID:LhEbNHtR
>>93
昔の左翼も十分糞だったよ。
ゾンビと成り下がった今では、早く消滅する事が世の中のためだろうけど。
95この子の名無しのお祝いに:03/11/16 16:23 ID:gXf6SDF2
そういえば山田洋次も共産党なんだな。左翼監督というくくりはされないけど。
96この子の名無しのお祝いに:03/11/16 16:33 ID:6pzjBL+3
>>93
永久革命精神が死んだんだな(藁)北鮮みたいになるのがおちか

それでもまだ漏れは革命を信じるわけだが…
97この子の名無しのお祝いに:03/11/16 18:12 ID:std3H1rL
>>95
渥美清が亡くなった時に、「赤旗」の誌面で、
渥美−今井正のコンビで作った作品「あゝ声なき友」をマンセーしてますた。
その時に、長山藍子のインタビューも掲載されてたみたい。
彼女も実はアカだった…
ちなみに今井正の作品の中では、「婉という女」が好きでつ。。。
98この子の名無しのお祝いに:03/11/16 18:21 ID:6RRRd7L1
花沢徳衛の自伝本読んだが、共産党マンセー話にはゲンナリ
99この子の名無しのお祝いに:03/11/16 18:21 ID:/JMGUo5N
>>95
大船撮影所が閉鎖された時にいかにも共産党風な事言ってた。
100この子の名無しのお祝いに:03/11/16 18:22 ID:/JMGUo5N
宮島義勇の著書も、
共産党の運動の方向性の間違いを全く疑わない話でうんざりした。
101この子の名無しのお祝いに:03/11/16 18:48 ID:52JAZwb7
「天皇と呼ばれた男」って「切腹」「愛の亡霊」とか
映像関係の話は載ってるんでしょか?
102>>100:03/11/16 23:16 ID:/JMGUo5N
>>101
いや、それが撮影技術の話は少ないのよ…ショボーン
103この子の名無しのお祝いに:03/11/16 23:43 ID:qrUPLTg/
「真空地帯」にエキストラで出てるんだよね。>山田洋次
104 :03/11/17 00:26 ID:FiMeXYoz
今井は恥ずかしいな。
105この子の名無しのお祝いに:03/11/17 00:53 ID:+3+lgcEo
>>104
藻前の方がよっぽど恥ずかしいよ(藁

山田洋次が横チンに入るらしい
106この子の名無しのお祝いに:03/11/17 01:11 ID:t/9Yt+6Q
作家の政治思想と実力、評価は別だよね。
でも現実にそれを徹底する事は難しい。
2ちゃんでは左翼=罵倒、嘲笑の対象だしね。
共産主義を支持しないが、共産党支持の作家を評価するような立場は難しい。
永田雅一のように政治的に相容れない山本薩夫を重用したのは
古き良き活動屋精神の表れかな。
今は永田のような製作者もいないね。
団塊世代から撮影所経験の無い映画人が増えて、いろんな意味で小粒になったな。
107この子の名無しのお祝いに:03/11/17 04:01 ID:+3+lgcEo
>>106
マキノ光雄は今井に「ひめゆりの塔」作らせたし。

スレ違いだが、日本てどうして健康ランドとかバカバカ作るくせに国立映画
大学や撮影所を作らないんだろう。
108この子の名無しのお祝いに:03/11/17 08:54 ID:iWt+CAmy
>>107
フランスの失敗があるし、国立はどうかと思う…
それに大学は最近映画やるところ増えてるじゃん。
蓮實とか四方田とか講座作ったんじゃない?
109この子の名無しのお祝いに:03/11/17 11:19 ID:vNgUrTCD
>>108
フランスは失敗してんの?

表象の学部・院からは、既に監督が2人出ている(豊島圭介と船橋淳)
それに、表象ができる以前の東大・立教ハスミゼミの伝説はいまさら繰り返すまでもない。
突然変異のようなものだとしても、つくづくハスミの啓蒙力は大したものだ。

それは別としても、日本の大学の映像関係の学科・講座は、所詮は大学の人気獲りだよ。
広義の芸術ジャンルも含めると、国公立・私大にそうした学科・科目は増え
てるけどね。講師などの人脈・学校にある機材を活かせる人は伸びるでしょうが、
あんまり期待しない方がいいと思う。

表象でも(東大でも難関コースらしいが)、院修了後、消息不明になる人がいるらしいし。
110この子の名無しのお祝いに:03/11/17 15:58 ID:V3uu46RJ
>>109

日本映画の黄金時代は、なりふりかまわない金儲け主義の映画会社と、
むやみに熱い社会派・反体制の映画スタッフのせめぎ合いが生んだものだし、
アメリカ映画が強いのは、ハリウッドの徹底的な商業主義と、
「強い正義のアメリカ」を斜に構えて見るオタク監督たちの駆け引きの産物だから
そういう環境を、国策で人工的に作れるかどうかは疑問だな。
111この子の名無しのお祝いに:03/11/17 16:53 ID:+3+lgcEo
>>110
設立時の法規に「国家が介入せず」って入れるのはもちろんだけどね、
満映みたいになっちゃうし。産業としても有望だとは思うが…ま、理想
かな、やっぱ。
112この子の名無しのお祝いに:03/11/17 18:27 ID:sQpga3An
国立劇場を作って国立劇団を作ろうとしなかった土建屋行政の国で
国策による芸術振興なんて無理無理。
113この子の名無しのお祝いに:03/11/17 23:10 ID:ASfkClof
イラクへの自衛隊派兵反対映画を作ってほしいです。
観たらむしろイラクへ行きたくなってしまいそうな奴。
114この子の名無しのお祝いに:03/11/18 00:19 ID:/WLK0JwB
「独立愚連隊イラクへ!」
115この子の名無しのお祝いに:03/11/18 00:36 ID:Qv6ZQF+K
佐藤允が健在なうちにぜひ。
116この子の名無しのお祝いに:03/11/18 21:56 ID:i+YaD+/0
「男はつらいよ 中東旅情」
117この子の名無しのお祝いに:03/11/18 22:30 ID:KuQmKSxI
「拝啓、小泉最高指揮官殿」
118この子の名無しのお祝いに:03/11/19 06:23 ID:Es0tdXqD
いっそ「イラクの若大将」と「無責任イラク派兵」の明るく楽しい2本立が見たいよ。
名場面も頭に浮かぶぞ。
加山「復興支援に来て銃を撃つ奴はオレが許さない」
植木「お呼びでない、こりゃまた失礼いたしました」
119この子の名無しのお祝いに:03/11/19 07:22 ID:DbZLPSSn
邦衛「なあ若大将、イラクに行くって言っちまったんだよ。なんとかしてくれよ〜」
120この子の名無しのお祝いに:03/11/19 15:55 ID:neJARweu
>>78-80
佐分利信や山村聰系のフィクサーをやれる俳優が少なくなった。しいて言えば
新劇畑の高橋幸治か加藤剛(ちょっと甘め)か平幹二朗あたりかな。甥っ子の山
本3兄弟もピンポイントで出せば結構なモノがつくれそうだけど、リメイクの「
白い巨塔」ですらあの状態だから制作者とプロデューサーにちゃんとしたの連れ
てこないと無理だね。
121この子の名無しのお祝いに:03/11/19 21:28 ID:xLOfBJi6
今井正「民主の敵」でデビューなさった江見俊太郎さんが亡くなられました。
合掌。
122この子の名無しのお祝いに:03/11/19 21:28 ID:xLOfBJi6
「民衆の敵」だ
123この子の名無しのお祝いに:03/11/19 22:01 ID:/tpteIRG
そういや川島雄三の「グラマ島の誘惑」は一応反戦映画なのか?
124この子の名無しのお祝いに:03/11/20 22:56 ID:Dg0PtXz8
>>121
民主の敵 って笑える。
125この子の名無しのお祝いに:03/11/21 05:04 ID:+6ThgMCL
民青の敵
126この子の名無しのお祝いに:03/11/21 11:05 ID:qTHZiSkm
「人間革命」のことか?
127この子の名無しのお祝いに:03/11/21 21:12 ID:d6HyTLzx
>>120
役者の層が薄いのは、野中広務や村岡兼造をスカウトして埋めるしかないね。
山崎タフは貫禄不足だが性怪の変態として。
128この子の名無しのお祝いに:03/11/23 10:19 ID:Tt580UpD
現在の悪は昔みたいな社会悪でなく、個人の心の闇になってしまったから、
そういう悪の表現を得意とする作家や役者が少なくなってしまったのも
当然かもしれない。

でも、そういう時代だからこそ、「戦争と人間」「金環触」「皇帝のいない8月」
「真昼の暗黒」といった骨太な政治ドラマが観たいなあ。
129この子の名無しのお祝いに:03/11/23 19:25 ID:noRenFF1
>>128
それらの作品のどの辺が,骨太な政治ドラマなんだ?
130この子の名無しのお祝いに:03/11/24 19:14 ID:f17+qLa6
>>129はどういう作品を骨太と思っているのだろうか
131この子の名無しのお祝いに:03/11/25 06:15 ID:yEbzIrJD
あげ
132この子の名無しのお祝いに:03/11/25 08:24 ID:mJ6HRKrs
「白い巨塔」の映像化は山本薩夫と橋本忍が元祖。テレビ版は彼らの作品を参考して作られた。
133この子の名無しのお祝いに:03/11/25 21:14 ID:mFNgXBKy
>132
今ではトリビアかもしれないね
134この子の名無しのお祝いに:03/11/26 17:10 ID:2bRgfz/7
山本薩夫てホント何でも作ってるよな
怪談映画の「牡丹燈篭」もかなりイイ出来だと思ふ
135この子の名無しのお祝いに:03/11/27 15:53 ID:Z0rqokqS
山本薩夫は「座頭市」も撮ってるけど観てないんだよなぁ。面白いのか?
小田基義と共同で「狸御殿」まで撮ってるはず。この節操の無さに惹かれる。
136この子の名無しのお祝いに:03/11/27 16:14 ID:vAjuS6z1
>>135
「座頭市牢破り」はいまひとつ。自分は何もしない大原幽学(鈴木瑞穂)が、
妙に聖人ぶっていて、みんなから尊敬されているのは納得がいかない。
あれでは体を張って戦った市が可哀相だ。
善人から悪人に変わってしまう、三国連太郎の人格の掘り下げが薄いのも納得がいかない。

未見だが、のち「天保水滸伝 大原幽学」を撮るので、幽学の話をやりたか
ったのだろうが、市との融合は余り上手くいっていないね。
137この子の名無しのお祝いに:03/11/27 17:02 ID:7DXfZ+Xy
俺は結構好き<「座頭市牢破り」

三国連太郎や鈴木瑞穂は、よくもわるくも山本薩夫らしいキャラ
あと、市が同じ按摩仲間から苛められるのも印象的
同じ被差別者同士の間でも差別やイジメがあるということを描きたかったんだろうか
138135:03/11/28 05:31 ID:6XE6TWv5
レスありがとう。
やっぱ観てみたくなるわ、『座頭市牢破り』。『忍びの者』はよかったしね。
でも『白い巨塔』は増村康造に撮らせたかったような……
139この子の名無しのお祝いに:03/11/30 12:11 ID:QHk8k1sF
『戦争と人間』三部作はリアルタイムで見たときは感動しました。
今、見たらお笑いの対象でした。
若い人も機会があったら見て下さい。
かなり笑えます。
140この子の名無しのお祝いに:03/11/30 12:39 ID:2jJXkoQK
『人間の條件』観た直後に『戦争と人間』観たので、
「えらくネタ使い回してるな五味川」、とか「山本タッチはほとんど紙芝居だなぁ」、
とかいろいろ思ったものだが、それでも「第一部」はけっこう好きかな。
芦田伸介、三国連太郎の悪漢ぶり、岸田今日子のエロい女スパイとか見所多いし。

確か、周恩来がこの映画観て文句言ったそうだね。「中国人描写がステレオタイプすぎ」とか。
確かに丹波哲郎の中国語とか、憤激モノの描写が多いんだろうけど、
中国映画に出てくる日本兵よりはねぇ。もっとも周の真意は中国共産党とと仲が悪くなってきた
日本共産党へのアテコスリの意図があったらしいが。
第三部の山本麟一演じる辻正信はイメージにぴったんこでした。
141この子の名無しのお祝いに:03/11/30 13:24 ID:QHk8k1sF
>>140
当時の左翼はこれ見せたら誉めてくれるかと思ったら「中国人民を侮辱してる」って
言われてガッカリしてたんだよね。当時の中共は自民党しか見てなかった。
まぁ「人間の条件」は俺も好きだね。
秀抜なのは、「南道郎」だよ。
底意地の悪い兵隊役やらせたら、とにかく最高です。
142この子の名無しのお祝いに:03/11/30 13:39 ID:2jJXkoQK
いじわる日本兵、と言えば南道郎、ですね。
「進め!ジャガーズ 敵前上陸」では密林に生き残った日本兵、
でイイ人でした。いちおう。
あれは横井さんが見つかる前だったっけ。
143この子の名無しのお祝いに:03/11/30 15:25 ID:QHk8k1sF
>>142
前だよ(藁
あの「キサマーッ」はとにかく天下一品だよね(藁
144この子の名無しのお祝いに:03/11/30 17:26 ID:5lSPCExD
今井正は自分の作品全編通して見た事一度もないんだって
ほんとかね
145この子の名無しのお祝いに:03/11/30 18:03 ID:yu2D0eGt
今井正は「にごりえ」なんかの左翼爆発じゃない作品の方が面白いと思う。
公開当時に観てないからだろうけど
146この子の名無しのお祝いに:03/12/02 13:26 ID:vjjjyfum
あげ
147この子の名無しのお祝いに:03/12/02 20:42 ID:S5Zb3Y2c
「戦争と人間第3部」の
ノモンハンの戦闘シーンを観たとき
「山薩、共産党員でありがとう」と思いました。
148この子の名無しのお祝いに:03/12/02 23:04 ID:zaNHi17y
>>147
ちなみに第3部の戦闘シーンにおける重兵器の描写はソビエト軍の全面協力にて撮影しますた。
1部製作の頃、日活の経営はかなりヤバくなってきましたが意地があったのでしょう、それなりに
豪華な内容となりますた。
ところが第2作になると、からっきし予算がなくなり日本軍の戦車はブルドーザーを
改造して撮影にあてますた。
2部は人間描写がほとんどなのは全然お金がなかったからだと思われます。
後半作になるとロマンポルノの女優も出演するようになりますが、片桐夕子の
場合、台詞は「ありがとう」の1行だけだったんだよ。
147君は共産党好きな人みたいですね。
俺はそうでもないなぁ(笑)
149この子の名無しのお祝いに:03/12/02 23:13 ID:9EGHQlvk
ソビエト軍の協力のこと言ってんじゃないの? >>147は。
150この子の名無しのお祝いに:03/12/02 23:54 ID:oM4ikI7I
単にノモンハンの戦闘シーンが良かったって言ってんじゃないの>>147は。
151この子の名無しのお祝いに:03/12/03 02:38 ID:FSkIqTXM
でも今だったらノモンハン戦はソビエト軍もぼろぼろにやられていたと
修正せなあかんね。
152この子の名無しのお祝いに:03/12/03 12:22 ID:Wf2EJ1Qn
あ、誤解されてしまいましたね。
149,150さんの書いている意味なんですが・・・。

山本薩夫を好きというと、やっぱり
共産党支持者と捉えられてしまうみたいですね。
晩年は、共産党からも作品を批判されていたという話を
聞いたことがあるのですが、どうなのでしょうか。



153この子の名無しのお祝いに:03/12/05 11:14 ID:wM8V6eLK
今井正ってほんとうに今見てもおもしろいのある?

おれは「また逢う日まで」だっけ? それしか見てないんだけど、相当陳腐でつまらなかったんだが
……

それにしても今井正って全盛期と比べると評価下落してるよね
木下より下落率がすごいんでは?
154この子の名無しのお祝いに:03/12/05 13:01 ID:sufeagU8
148みたいな馬鹿がいると迷惑だな。
勝手に馬鹿な解釈をしている。
映画と政党支持は別なのに……。
(笑)とか下品なんだよ。これでいい年したオヤジなんだよな。
155この子の名無しのお祝いに:03/12/05 13:19 ID:j7fM/AUK
今井正は「仇討」が大傑作!
錦之助とのコンビでは「武士道残酷物語」の方が有名だが
面白さでは「仇討」の方が上だと思ふ
156この子の名無しのお祝いに:03/12/05 17:36 ID:K8tQUlqS
>>153

「また逢う日まで」は、現代人が観ても化石にしか見えない。
「山びこ学校」や「ここに泉あり」もちょっとキツいんじゃないかな。

「キクとイサム」、「にごりえ」、「夜の鼓」、「あれが港の灯だ」、
あたりは今観ても腐っていないので、ぜひ観てほしい。
「仇討」は確かに面白いけど、今井の個性が発揮できた映画とはちと違うかな。
でも、橋本忍脚本の魅力を損なうことなく映像化していて、さすがの演出力を感じる。
157この子の名無しのお祝いに:03/12/06 03:31 ID:GVOROMRh
ノモンハンの話がしたい香具師は日本史板逝け。
パート2までいってもう1年以上熱い議論が続いている。
http://academy2.2ch.net/test/read.cgi/history/1060358834/l50
158この子の名無しのお祝いに:03/12/07 02:48 ID:6AMgmYfs
「純愛物語」だって悪くない。「米」はかったるいが。
159この子の名無しのお祝いに:03/12/07 23:23 ID:7tlJaxzP
>>154
おまえがヴァカなんだよ。
160この子の名無しのお祝いに:03/12/09 21:45 ID:Obu3Isf3
「ひめゆりの塔 中東死闘篇」を今こそ作れ。
ブルカ姿の少女たちが米帝の毒牙に!
161この子の名無しのお祝いに:03/12/09 21:50 ID:cmK7PG2H
東野英治郎に水戸黄門は似合わない
162この子の名無しのお祝いに:03/12/10 00:11 ID:Iu2u0AnA
>>159
馬鹿オヤジみっともねえんだよ。
163この子の名無しのお祝いに:03/12/10 02:21 ID:PUhWLObM
>>162
>148だが>159は俺じゃないぞ。
この板では自分の理屈と違うからって馬鹿とか決め付けんなよ。
そういうのは他の板でやってくれ。
164この子の名無しのお祝いに:03/12/10 11:29 ID:UYBw930O
>>148
147氏の文章を読んで「共産党好きな人」や「笑」
なんて書く手前の底意が卑しいと感じたんだよ。
「自分の理屈と違うから」書いたわけではない。
手前が荒れる原因を作ったんだよ。
165この子の名無しのお祝いに:03/12/11 18:57 ID:qLr7egMM
「犬神家の一族」なんかのちょっぴり恐い老婆役のイメージが強い
原泉(本名:中野政野)さんにプロレタリア演劇研究所研究生、
東京左翼劇場所属といった経歴があり、さらにはプロレタリア作家
中野重治の奥さんであったことを知ってびっくり。
バリバリの共産党員だったんですね。
俳優は演技が第一でその人の思想とかは気にしなくていいと思うの
ですが、こんなスレがあったので、ちょっと書かせてもらいました。
166この子の名無しのお祝いに:03/12/11 22:18 ID:3IcQ1si5
>>156
「ここに泉あり」、確かに療養所のシーンなんかは、暗くて辛いかも
しれないけど、岸恵子・小林桂樹をはじめ名優揃いで、山田耕筰先生
本人も登場するんで、音楽好きな人は十分楽しめるんじゃないかな?

私は群馬で生まれ育ったんで、余計に思い入れもあるもんで。
167この子の名無しのお祝いに:03/12/14 18:19 ID:iKFZUUi7
>>161
たしかに東野英治郎に東教授は似合わない 
168この子の名無しのお祝いに:03/12/14 19:16 ID:vCxArDmv
年末に自由が丘武蔵野館のレイトショーで「不毛地帯」上映だね。
169この子の名無しのお祝いに:03/12/14 23:55 ID:aKDZUSUe
>>167
「白い巨塔」の東教授は森雅之にやってほしかった。
170この子の名無しのお祝いに:03/12/15 14:37 ID:I0bKE6Fp
山本薩夫監督作品では、「皇帝のいない八月」が、凄かったです。
特に、東上正(山崎努氏)の指揮する一隊と鎮圧部隊との、凄絶な
銃撃戦のシーン!! 
でも、クライマックスシーンでは、列車の乗客にも、反乱部隊と鎮圧
部隊との銃撃戦の巻き添えで、斃れた犠牲者がかなり出ていて、悲惨
そのものでした。無関係な乗客まで巻き込むなー!
171:03/12/15 21:19 ID:QZ0pdtdn
「皇帝の---」はテレビでしか観たことがないんですが、最後に列車が
爆発するシーン、思いっきりおもちゃっぽかったですね(^^
172この子の名無しのお祝いに:03/12/18 18:14 ID:40QbgJC8
映画版「白い巨塔」では大河内教授は誰がやってたっけ?
又一が石山謙次郎(「天国と地獄」のボースン)だったのは覚えてるんだけど。
173この子の名無しのお祝いに:03/12/18 18:36 ID:Hh78thkE
>172
加藤嘉。テレビ版と同じだね。
174172:03/12/19 19:49 ID:V6W++JxU
レスありがとう。

そうか、テレビと同じか。
加藤嘉も情けない爺様から威厳ある役までじつに上手かった。
「ひめゆりの塔」もよかったし、「仇討」も好きだ。
「米」で自分の娘を演じた子と結婚したんだよな。
175この子の名無しのお祝いに:03/12/19 21:18 ID:4yIhwo77
『ふるさと』なんかインパクトあったな。
176この子の名無しのお祝いに:03/12/19 21:41 ID:ki5JGlZa
>>170

記憶だとあのへらへらしたカップルって重なったままハチの巣にされませんでした?
ガキの頃、母親(山本圭ファン・日共シンパ)に連れられて観たぞ!(w
脳天をブチ抜きピューピュー血を吹いて自決する自衛隊員に、
幼少のぼくちゃん大ショーック!
ロボトミーで廃人になった三國と、志乃(?)の全裸死体にも大ショーック!
177この子の名無しのお祝いに:03/12/19 22:16 ID:qZyD4HFo
>>176
そうです。例のカップルも、反乱部隊と鎮圧部隊との銃撃戦に巻き込まれて、
蜂の巣みたいになって、斃れてしまいました。
山本圭氏が演ずる石森宏明も、原作では生き延びたのに、映画では哀れにも、
銃撃戦に巻き込まれて斃れてしまいました。幾ら何でも、多くの無関係な乗客
に、被害が出過ぎです。
或るCSで放送された時に、ビデオに録画して、スローで見たのですが、最後
の方では、銃撃戦の巻き添えで犠牲者がかなり出ていました。酷い!!
178この子の名無しのお祝いに:03/12/20 21:27 ID:Veqoyy2n
「機動警察パトレイバー2」観たら「皇帝のいない八月」を思い出したなぁ。
やはり政界の黒幕は佐分利信みたいであってほしいと思う今日この頃。
179この子の名無しのお祝いに:03/12/21 01:33 ID:H+PY9i84
深作だと「豚と狼と人間」なんかも、
ギャング映画に見せかけた傑作左翼映画だと思う。
180この子の名無しのお祝いに:03/12/22 14:07 ID:wXjEYPTf
>166
 ここに泉ありは地味ながらいい映画でした。
美しく気が強い岸恵子、知的で色気ある岡田英二、ユーモラスでせちがらい小林桂樹
岸と岡田は日本人離れした色気と知性があって2人のシーンにはどきどきしました。
山田耕作は音楽をひろめることにとりつかれており、影の主役はこの人ではないかと思う存在でした。
181この子の名無しのお祝いに:03/12/25 16:46 ID:0Z9E1uae
完成度では『キクとイサム』が今井のベスト。
182この子の名無しのお祝いに:03/12/25 22:45 ID:3wNFae4v
映像は未見ですが夜の鼓もよいそうです。
三國さんのまげ姿がかっこいい。
有馬稲子さんは今井さんにしごかれ,三國さんにけいこで何度も殴られたそうです。
183sage:03/12/27 23:43 ID:Wgss9O7z
今井正の演技指導の厳しさは有名だったらしいね。
184この子の名無しのお祝いに:03/12/28 00:26 ID:AqgEQVHw
三國は「気分が出ない」と言ってリハーサルでも相手役の鼓膜が破れるくらい殴るのに、
丹波が「俺もお前みたいに本気で殴るからな」と言ったら逃げたそうだ。
今更とは言え、三國は頭がおかしい。
185この子の名無しのお祝いに:03/12/28 17:19 ID:5LXLFUQM
>>184
そのエピソードは中村カツオも言ってたな。
『異母兄弟』で父親役の三國にさんざん殴られて、
その後、軍隊もので三國の上官役をもらい、ビンタのシーンがあったので、
「これで仕返しできる」と思ったら、
「カッちゃん、やさしくね」と三國からニコニコ声をかけられたとか。
もちろん思いきりひっぱたいたそうだが。

『夜の鼓』の三國は恐かった。鼓師の森雅之が本当に気の毒に思えた。
186あぼーん:あぼーん
あぼーん
187この子の名無しのお祝いに:03/12/29 13:37 ID:lufzXujn
「華麗なる一族」の佐分利信かっこよすぎ
188この子の名無しのお祝いに:04/01/01 02:41 ID:n0GX9+lS
ヤマサツといえば「スパイ」でしょ
山本学の韓国反体制学生と東野英治郎の焼き肉やのオヤジがハングルを喋る
こんな凄い映画はないよ
189この子の名無しのお祝いに:04/01/01 17:35 ID:xrmGsE6V
今井正監督は共産党員でしたが、山田洋次監督も共産党員なんですか?
190この子の名無しのお祝いに:04/01/01 18:19 ID:BYz3Jjk3
今井は共産党員だったために
「橋のない川・第二部」が部落解放同盟に(ry
191189:04/01/01 20:08 ID:xrmGsE6V
このスレタイが左翼映画人ということなので、スレタイの二人の監督
が共産党員だった事は知っているのですが、山田洋次監督は何かの本で
共産党員だと載っていた気がするのですがはっきりしません。情報を希望します。
私は共産党を支持しているわけでもなく、嫌いでもありません。
192この子の名無しのお祝いに:04/01/01 21:28 ID:XYWTsixL
山田は赤旗日曜版にエッセイを連載してたりしたけど、正式な党員なんだろうか。
今井も山本も、正式にカミングアウトはしてなかったよね?
193知ったかぶり:04/01/01 22:05 ID:pQiSz5tc
共産党には秘密党員というシステムがある、って聞いた。
それじゃないの?
194この子の名無しのお祝いに:04/01/02 00:48 ID:WWLW1+o+
それは「潮」や「第三文明」に出たら学会員なのか?と同じくらい難しい問題だね。
195この子の名無しのお祝いに:04/01/02 09:42 ID:Uo/C0G+I
>193
共産党にはお義理党員というシステムもあって、これも表面には出ない。
親戚のばあさんは知り合いが党員で、赤旗日曜版から始まって、赤旗と
らされ、いつのまにか党員にまでなっていたが、本人は政治意識皆無。
皇室アルバムとか観るの大好きだった。
196この子の名無しのお祝いに:04/01/02 22:16 ID:/Gk3+1nI
>>194
潮出版、第三文明社、聖教新聞社、公明党出版部はメチャクチャに原稿料が高いらしいな。
一旦つながりが出来ると、さまざまな形で支援も得られるみたいだし。
例えばその人が大学助教授だと、教授昇進への過程で、
学内の学会員の支持がバックボーンになったり。
しかし、共産党とのつながりは、そういうバックボーンに成り得るのだろうか?
197この子の名無しのお祝いに:04/01/04 21:56 ID:4gKgL3Jz
手塚治虫の「ブッダ」は潮出版から出ていたが、
評判悪かったらしい

すれ違いスマン
198この子の名無しのお祝いに:04/01/04 22:06 ID:ptFR2gYc
>>195
京都府知事の蜷川幸雄は実は熱烈な天皇主義者で天皇さんが新幹線で京都駅を通過するだけで
府幹部総出で天皇陛下万歳で見送ったらしいぞ。
199この子の名無しのお祝いに:04/01/04 22:47 ID:F4kttZpy
>>198
蜷川幸雄って…それは世界のNINAGAWA
京都府知事は蜷川虎三
200この子の名無しのお祝いに:04/01/05 19:47 ID:vbqQVODe
山田洋次も新藤兼人も共産党を応援はしてるが、べつに党員じゃないって。
201この子の名無しのお祝いに:04/01/05 21:03 ID:gL25UwwY
シンパだな。
202この子の名無しのお祝いに:04/01/05 21:58 ID:DYAqHt24
>>200
むかーし、山田洋次が「ロッキー」を絶賛していて、
それをあの蓮実が「最近の代々木は大丈夫なのか云々」と
皮肉っていたんだけど・・・
蓮実の勘違い?
203この子の名無しのお祝いに:04/01/06 02:08 ID:pbxbj9mI
山田洋次が深作の葬式に行ってたけど、アレは何だったんだろうか。
「戦友を失ったような気持ち」とかってコメントしてた。
深作って民青の息のかかった映画も撮ってるけど、70年代以降は反代々木系でしょう?
違ったかな。
モスクワ映画祭で「仁義なき戦い」が上映された時に、
ソ連の映画人たちから散々な罵声を浴びせられ、参加してた山田和夫が弁護してたことあった。
あの当時も共産党とつながりがあったのかな。
204この子の名無しのお祝いに:04/01/06 20:33 ID:shv2CU+e
>>203
「仁義なき戦い」はのっけから反米色むき出しだったから、
イデオロギー的にはソ連で認められそうな気がするんだがな。
何がまずかったんだろうか?
205この子の名無しのお祝いに:04/01/06 21:37 ID:5x55PX6W
裕次郎と宇野重吉も親しかった。
政治的な立場が全てではない。
206この子の名無しのお祝いに:04/01/06 22:20 ID:ebPUAbSN
2月に池袋・新文芸坐で『山崎豊子全映画』という特集があります。
当然の如く山本薩夫だらけです。早よ観たい。
207この子の名無しのお祝いに:04/01/06 22:59 ID:rSvmVk4E
こないだ自由が丘で『不毛地帯』を観た。
仲代をはじめ、山形勲、丹波哲郎、小沢栄太郎、田宮二郎、加藤嘉ら
70年代の大人の映画らしい男たちの「顔」が揃っていて、楽しいねぇ。
コンテ立てて撮ってるからか、カットごとに色のトーンがバラつくのは困るな、
現像処理でどうにかならんかったのか。
仲代の奥さん役が八千草薫で、こないだ『阿修羅のごとく』観たのでオッと思った。

でもパンフのコピー読んだら、山崎センセはいきなり映画の脚色に不満たらたら。
そりゃ第二部の途中までしか映画になってないんだもんな。続編作ってほしかったよ。
208この子の名無しのお祝いに:04/01/06 23:07 ID:EjOZHVf7
>>205
三島由紀夫やレニ・リーヘンシュタールが好きな共産党員だっているしな
209この子の名無しのお祝いに:04/01/07 00:07 ID:JSXhBtIp
山本薩夫「武器なき斗い」(60)の墓地の前の赤旗の群れがカラーになるラストシーンと、
「幸福の黄色いハンカチ」のラストが似てますね。
210この子の名無しのお祝いに:04/01/07 00:15 ID:0SmnzRhw
>>203
山田和夫、、、いつも、党派的な文章しか書かない人ですね。
東映も任侠は否定だが、現代モノ・実録モノは社会派映画として限定的に認めていた。
211この子の名無しのお祝いに:04/01/07 08:13 ID:PYND3+p4
山田洋次と大島渚は互いに相手のこと必死に無視してるような感じするね。
二人のエッセイやインタビューを読んでも、もう一方の名前が出てきたの見たことない。
でも、若い頃は大船撮影所の中での付き合いは当然あったはず。
政治的な議論はしなかったのかな。
「日本の夜と霧」騒動の当時、山田洋次はどんな気持ちでいたんだろう。
212この子の名無しのお祝いに:04/01/07 08:36 ID:tsaXy3jT
人は大切なことも忘れてしまうから―松竹大船撮影所物語
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4838702698

で大島渚にインタビューしてんのは、山田用事じゃなかった?
213この子の名無しのお祝いに:04/01/07 08:59 ID:IygCS9Jz
>>203
深作が「黒蜥蜴」「黒薔薇の館」と大船で撮り始めたときは
三村晴彦らが応援してくれて、特に山田洋次との交流はなかった。
代々木系の新星映画社製作・松竹配給で、前田吟も出てる「君が若者なら」のときは
オール・ロケで撮影所を使っていない。

山田洋次の発言は思想的なことではなく、単に撮影所育ちの同時代の映画人という思いからでは。
まあ、深作も山田に戦友うんぬんと言われたくはないと思うが。

>>204
当時のソ連で拒絶されたのは、当然、暴力描写だろう。
214この子の名無しのお祝いに:04/01/07 09:05 ID:tsaXy3jT
>>213
> 山田洋次の発言は思想的なことではなく、単に撮影所育ちの同時代の映画人という思いからでは。

撮影所崩壊後の生き残り同世代って意味が強いだろうね。
壮絶な生き残り合戦に勝ち残ってきたわけだから。特に深作の方は壮絶。
用事は「寅さん」があったから同士とは言えないね。
215この子の名無しのお祝いに:04/01/09 23:49 ID:aKrKLd/g
東映時代劇のついでに見た今井作品はけっこう好きだな。
「米」「純愛物語」「あれが港の灯だ」。
一番好きなのは「米」。
昭和30年前後の関東の農村の姿と青年群像が鋭く描かれていたと思うよ。
216この子の名無しのお祝いに:04/01/10 23:33 ID:IgQkwbfn
最近のせこい地球市民風味じゃなくて、豪速球な左翼映画が見たい。
217この子の名無しのお祝いに:04/01/12 17:09 ID:kJ9b225H
徳間社長が死ななければ『沈まぬ太陽』映画化されたのに。
218この子の名無しのお祝いに:04/01/12 17:59 ID:sDTSHrqr
>>216
大島渚 「日本の夜と霧」でしょ。
見てもかなりの左翼オタでないとついていけないと思うけど
219この子の名無しのお祝いに:04/01/12 18:04 ID:hrHgEYU3
つーか、下調して観ないと意味わかんないだろ。
220この子の名無しのお祝いに:04/01/12 18:14 ID:Ios/ksXt
カナダ人が書いた「ヤクザ・リセッション」の映画化。
中島貞男監督あたりでどうかねえ。
熊井・篠田なら(・A・)イラネ
221この子の名無しのお祝いに:04/01/12 19:16 ID:o7dsmpnB
>>216
いまや、サヨク・リベラル派も2ちゃんウヨの煽りネタに成り下がりましたからね。
欧米には社会派の系譜が残っているし、ハリウッドではスターの政治アピールは普通のことなのにねえ。

>>220
中島貞夫は「日本の首領」三部作で、任侠界と政財界の関係を描きましたね。
222この子の名無しのお祝いに:04/01/12 20:14 ID:rJ5Uy7gw
手塚治虫の「アドルフに告ぐ」を映画化してホスィ。
本間大佐は三国連太郎だと思うんだが、はやくしないと、三国さんが年を取ってしまう。
223この子の名無しのお祝いに:04/01/13 14:18 ID:CAA4wD2S
「皇帝のいない八月」の監督・山本薩夫氏と、映画に出た石森宏明役の
山本圭氏は、親戚の関係にあったのでした。でも、64式自動小銃が、
あれ程激しく火を吹いた映画は、ありませんでした。
224この子の名無しのお祝いに:04/01/18 05:07 ID:FTv4J4dW
山本圭love

「二十一歳の父」でハートを盗まれて以来、
山本圭の若い頃の作品はマメに追っております

山本薩夫作品なら「乳房を抱く娘たち」の山本圭カワイイ!
作品自体はそんなにおもしろくないのだけど。
山本薩夫の作品は巨悪な資本家が出てこないと
いまいち面白味に欠ける気がします…

225この子の名無しのお祝いに:04/01/18 17:19 ID:foqc/buf
よりによって天覧相撲の日にNHK中継ゲストに呼ばれている山田洋次
226この子の名無しのお祝いに:04/01/18 18:12 ID:mRzfSLvb
山田洋次のホワーンとしたしゃべり方がウホッ
227この子の名無しのお祝いに:04/01/20 01:50 ID:pRCKGn0K
文化交流使節として毛沢東が君臨する中国を見て帰ってきた
木下恵介が、新中国の素晴らしさをいろいろ話した後に、
「けど、人間には欲があるから、平等な共産主義といったって
結局あの国はうまくいかないんじゃないかしら」
と結論付けたところ、
「そういう考え方が資本主義的なんじゃないですか!」
と食ってかかった山田洋次
228この子の名無しのお祝いに:04/01/20 02:24 ID:8ePFW5+S
>>227
洋次ヤッチャッタ…
229この子の名無しのお祝いに:04/01/20 19:26 ID:vScuxcS4
山田洋次の「学校」は今井正の「山びこ学校」を意識して撮ったそうです。
それにしても、コッポラの「地獄の黙示録」は山本薩夫の「日の果て」そっくりだと思います・・・。
偶然似てしまったんだと思うけど。
230この子の名無しのお祝いに:04/01/20 19:54 ID:xv4UPgxe
よりによって自衛隊に「幸福の黄色いハンカチ」を利用される山田洋次
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040120-00000109-yom-soci
231この子の名無しのお祝いに:04/01/21 02:16 ID:jFcnhzRJ
>>230
ええ話や(w
232この子の名無しのお祝いに:04/01/23 22:22 ID:ZB9WSzGL
>>230
「幸福の黄色いハンカチ」って、ソ連のお涙戦争映画の「誓いの休暇」の
いただき、だよね。
233この子の名無しのお祝いに:04/01/24 03:10 ID:7p9kRycF
>>232
言いたいことは分かるけど、お涙頂戴ロード・ムービーってみんなああいうツクリだよ。
234この子の名無しのお祝いに:04/01/24 07:50 ID:f/g22BtP
ひまわりのぱくりじゃない?黄色いし。
235この子の名無しのお祝いに:04/01/24 14:22 ID:TCoU/qLs
>>232
「誓いの休暇」とは全然話違うぞ。
なんか他の映画と勘違いしてないか。
そもそも「幸福の黄色いハンカチ」の原作は
70年代アメリカのヒット曲「幸福の黄色いリボン」の歌詞で、
実話が元だ。
映画のクレジットにも作詞者ピート・ハミルの名がちゃんと出ている。
236この子の名無しのお祝いに:04/01/24 19:41 ID:yEYPHrnd
>>233
そうですね、同じような展開になるでしょうね。

「誓いの休暇」は、あの一時帰郷する若い兵士が主人公になっているのですが、
途中で女の子と一緒になって、その二人で、例の足を失った傷痍軍人(妻が待っていてくれるか
不安で、自信がなくて、このまま妻のところには帰らないで、他の地へ行こうと迷っている)
と同行し、結局、傷痍軍人の妻は待ってくれていて、それを確認しながら、安堵して(自分たち
も幸福を感じて)、若い二人はさらに旅を続ける、という。
しかも、同行の女の子の方が、強くその迷っている中年(自分たちにとっては人生の先達」に
意見して、彼の決心を固めさせるという。これも共通です。
この筋立てが、2つの映画で似ているな!と感じたわけです。
>>235 おわかりかな?)
あのような人情映画は、その余韻をあまりのこさず、スパッと次のエピソードに移ったり、終わったり
するほうがいいですね。
237この子の名無しのお祝いに:04/01/25 01:52 ID:I+b84Mtj
>>229
原作はまったく違うんだけどね。
『地獄の黙示録』が背景をベトナム戦争にしたんで、偶然にも似た内容になった。
『日の果て』の原作者・梅崎春生は、戦友から聞いた話を元に話を膨らませて執筆したらしい。
戦争中には、ああいうこと良くあるんじゃないかな。
238この子の名無しのお祝いに:04/01/25 13:02 ID:v2ItFE0T
山本薩夫と今井正の違いは、自分が共産主義者
であることに後ろめたさがあるかないかだったんじゃないかな。
今井正はストレートに左翼思想を啓蒙することを恐れて、
ヒューマニズムで焦点をぼかしてしまったと思う。
山本薩夫はストレート過ぎたな。
239この子の名無しのお祝いに:04/01/25 13:06 ID:2l9jzlzR
>>238
「忍びの者」なんて出鱈目だもんな。
あんな忍びはいねえだろ?
240この子の名無しのお祝いに:04/01/25 13:44 ID:HEeQqoYq
「忍びの者」は原作の連載が赤旗新聞だったとか。
歴史を否定する人々ですから出鱈目も納得かと。
241この子の名無しのお祝いに:04/01/25 17:09 ID:HOfIMXfa
山本監督の「真空地帯」を見たが、
派閥争いに利用された兵士の悲劇(今ならサラリーマンや役人)を
描いただけ。
当時としては軍隊の非人間性が話題になったのだろうが、
いまでもこういう役回りの人は多い。
今と何も変わってないのに驚いた。今でも自分の身に置き換えて、
見る組織人は多いはず。

(初年兵いじめもショッキングだが、実はどこの世界でもあること、
この映画の主題ではない。)


共産党だからと言って、戦争直後の楽天主義じゃない限り、
とくにレッテルを貼って見る必要はないと思う。
242この子の名無しのお祝いに:04/01/25 17:17 ID:6attvhgt
今井正の作品はマイルドだよね。
山本薩夫の映画はストレートで迫力がある。
思想性は別にして二人とも監督としての才能、力量は申し分なし。
243この子の名無しのお祝いに:04/01/26 04:27 ID:dFFRHSmw
>242
同意だな。

2人の志向性は大嫌いだが、映画作品は何れも力がある。見せる。
こういう人たちを生んだ時代、昔の日本は力があったということだ。
244赤いチンコ:04/01/26 13:19 ID:Awkuy9kW
小林正樹も人間の条件で
 ソ連マンセ〜 共産主義マンセ〜
言っとるわなw
インテリはみんなかぶれてたという時代だったわけだ
今でも信じてるのは真性DQNだがw
245この子の名無しのお祝いに:04/01/26 17:23 ID:1d9Frlx8
うわーこんなスレあるんだ
ってか、たぶん知り合いが住人にまぎれてるなw
246この子の名無しのお祝いに:04/01/26 19:58 ID:VdGHh7rY
湯川れい子が今井正と山本薩夫の映画に出てるらしい。
247赤いオマンコ:04/01/26 21:19 ID:KFtpiNTS
>小林正樹も人間の条件で
 ソ連マンセ〜 共産主義マンセ〜
言っとるわなw
昔通してみたけどそんなこと言っていなかったよ。
ソヴィエトの悪いところー強姦、略奪、暴行
そしてシベリアへの抑留ー強制労働、栄養失調、不当な取り調べなど。
そして慰安婦(でっち上げられた俗に言う従軍慰安婦ではなく)も
忠実な形で出てきます。
戦後十数年後ぐらいですからいい加減なことは描けないというか
小林正樹監督は左翼系の監督ではないでしょ。
ドキュメンタリー風映画(ドキュメンタリー映画ではありません)
「東京裁判」を作っているぐらいですから。
248この子の名無しのお祝いに:04/01/30 08:37 ID:HF43RsG1
埼玉のアカの巣窟.所沢に本拠のあるジブリも...
249この子の名無しのお祝いに:04/01/31 12:48 ID:a/uXBGAi
イデオロギーが鼻につく作品ってどれ?
250この子の名無しのお祝いに:04/01/31 16:44 ID:ZZedPJ04
今井正のだったら「山びこ学校」。
そのムカムカ度は山田洋次の「学校」シリーズと金八先生
を超える。
251この子の名無しのお祝いに:04/02/01 21:33 ID:gczifglb
「キューポラのある町」も、左臭さがするんですが
252「街」ね:04/02/02 00:10 ID:vTkTZZjL
いや、あれは、今村&浦山だから、貧乏賛歌、内向的性格賛歌よ。
253この子の名無しのお祝いに:04/02/04 11:18 ID:nrdpYaMq
>>252
東野英治郎がシミジミと「いやー、労働組合ってのは素晴らしいよ」と語る場面、
在日朝鮮人一家の朝鮮帰還を肯定的に描いたエピソード、
この二点には本当にムカムカする。露骨な偏向映画だよ。
浦山は当時、時代の雰囲気に呑まれていたんだと思う。
254252:04/02/04 11:24 ID:ROlj4ljK
>>253
ああ、浦山には思想、イデオロギーはないけど、そういうことならある。
太宰治をさらにくずしたような人だしね。
255253(251とは違うよ):04/02/04 11:55 ID:nrdpYaMq
太宰との相似は、わかるな。
太宰は昭和ヒトケタ代には共産党、10年代には日本浪漫派、20年代にはデカタンと、
時代と共にコロコロと変節した人だったからね。

ただ、『キューポラのある街』については、253に挙げたような点をなぜ今村が放置したのかが疑問。
今村は『ええじゃないか』では原市之進の役で河野洋平を特別出演させたりして、
だからといって右派と言うつもりもないけど、共産党については昔から白眼視してたはず。
256252:04/02/04 12:01 ID:ROlj4ljK
『ええじゃないか』の本を読むと河野洋平は顔だけで決めたみたいだね。
ちなみに河野洋平は自民党内でもかなり極端に左よりな人。
257253(251とは違うよ):04/02/04 12:21 ID:nrdpYaMq
>>256
河野洋平が左寄りというのはどうかと思うけど、スレッドの趣旨からは離れるので、その話題はここまで。
ただ、今村は『ええじゃないか』以前から河野とは親交があったらしい。

>>249が言う「イデオロギーが鼻につく作品」で一番に思い浮かべるのは、
山田洋次の『同胞<はらから>』だな。
代々木色が剥き出しで、よくぞこんな作品を松竹が許したものだと思う。
258この子の名無しのお祝いに:04/02/04 12:51 ID:H1PncX1w
>>253
>東野英治郎がシミジミと「いやー、労働組合ってのは素晴らしいよ」と語る場面

あれは、東野演ずる昔気質のオヤジが、初めて出会った価値観にビックリしている、
というだけのことでしょう?

>在日朝鮮人一家の朝鮮帰還を肯定的に描いたエピソード

無限ガイシュツループだけど、あれは「肯定」とは微妙に違うのではないか?

>>257
>代々木色が剥き出しで、よくぞこんな作品を松竹が許したものだと思う。

結局、興行的にだいぶ、代々木系に依存した作品だったんだと思いますよ。
だいぶ前売りや団体を裁いてくれたのでは? それしか考えられない。
259この子の名無しのお祝いに:04/02/04 18:30 ID:SBZmPu7m
俺も>>258に同意だな。
現在の色眼鏡で観ても仕方がない。
260252:04/02/05 03:27 ID:tpJiLMva
>>257
スレ違いだけど、
俺も持っている「今村昌平ええじゃないかエッセイ」って本では、
「キャスト変更−幕閣に起用した新人俳優河野洋平の笑顔」って章で、

 (略)いろいろな案がどんどん出たが、そのうちチーフ助監督が「河野洋平氏はどうですかね。
年格好もいいし」と言う。
 「ああ、それは良い、ただ良いばかりじゃない、物凄く良い、俺は決めた!すぐ電話しよう、何番だ?」
「監督、河野さん知ってんですか?」「知らない。テレビで良くみかけるだけけど、物言いが明晰だし、
しっかりしてそうな顔だ。芝居っ気だって十分にあるに違いない。」

って本人が書いてます。
261この子の名無しのお祝いに:04/02/05 03:40 ID:BNpKVfZT
>>212
超遅レスだけど、大島にインタビューしてるのは山田太一です。

しかし、大島渚と山田洋次の確執(?)というのはとても興味があるね。
この大物二人が松竹大船の同期であるというのはとても興味深い。
262253:04/02/05 14:03 ID:XeDEKSVj
>>258
『キューポラのある街』の中の労働組合についてのセリフと朝鮮帰還運動の挿話は、
両方とも肯定してるんだと思うんだと思うけどなあ…。
ただし、>>259氏の言うことも御尤もで、現在の色眼鏡で見て浦山を批判しようとは思わない。
色眼鏡なんて言い出したら、現在の我々も無意識の内に何らかの色眼鏡を掛けてるわけだし。
しかし、実際、見直すとムカムカしてしまう。これは仕方がない。

>>260
今村と河野に親交があったというのは思い違いだったか。うろ覚え書き込み、ごめん。
引用されているエピソードには笑った。
今村昌平の豪快ぶり、凄い。
旧社会党委員長の浅沼稲次郎が『101匹わんちゃん大行進』日本語版の声優に抜擢された時の話を思い出した。
ディズニーの日本語版製作担当は、ラジオの国会中継を聴いて、
日本語が理解できないからそれが何の番組かも知らないまま、ただ「声質が役にピッタリ」という理由だけで、
いきなり浅沼に「出演」依頼したらしい。

>>261
大島と山田は松竹の同期というだけでなく、二人とも野村芳太郎組だった。
同じ作品についたことはあったんだろうか?
263260:04/02/05 14:13 ID:tpJiLMva
引用やめた直後には、
「また独断と強引が始まったという顔でスタッフが、河野氏の自宅の電話番号を調べだす。」
って書いてあるの…

宣伝プロヂューサの小沢昭一が顔見知り。
264この子の名無しのお祝いに:04/02/05 18:24 ID:GgJYtIYx
今の状況を見ると考えられないが、
大島は秀才で、助監督の試験はNO1だったらしい。
反対に山田は凡庸すぎて、松竹の助監督の試験、1回落ちて、
新生日活の試験を受けて受かっていたが、
日活の松竹に対する助監督引き抜きの影響で、助監督が足らなくなってしまい、
そこで補欠で受かったらしいね。
「松竹大船は大島みたいな要領の良い人間が、伝統的に好まれる」
なんて言われている。
山田が大島の名前を出したのは、
「昭和30年代は、大島も篠田も私も小津映画を嫌っていた」と言う発言しか記憶にない。
そう言えば、浦山も山田と同じ時期に松竹の試験を受けたが、
バリバリのサヨに見えたらしく、落とされて日活を受けて入ったみたいw
265この子の名無しのお祝いに:04/02/05 20:32 ID:J/p9Zru0
裏山タンは名古屋大学だっけ?
同じアカでもなんか地方国立大学っぽくて
そこがいい
266この子の名無しのお祝いに:04/02/05 21:23 ID:yl3Tv4nF
>>264
十分に考えられるけどなあ。いかにもそんな感じがする。w

何の本だか忘れてしまったが、山田洋次が「大島が「愛と希望の街」で
デビューした時はショックを受けた。自分はとてもあんな映画を撮れないと
思った。」と発言していたのを読んだ事がある。山田は「愛と〜」を
評価していたよ。同期の大島が異例の速さで監督デビューをし、
松竹ヌーベルバーグの旗手として世間でもてはやされているのを間近で
見ていた山田にはそれなりに焦りもあったのではないかと思う。
しかし、だからこそ、自分は大島とは違う道を目指そうとしたのではないかな。
山田にとって大島は好敵手だったのでは?しかし、これって、実はとてもいい
関係なのかも知れない。
267260:04/02/05 22:37 ID:tpJiLMva
俺もいかにもそんな感じだと思うよ。
頭の回転の速い大島と、鈍いけどねばりの山田。

>>264
浦山は、松竹で面接試験をやった鈴木清順が日活に誘った。

>>265
いや、実際にアカであることが分かって不採用になったわけじゃなかったと思うよ。
実際彼はイデオロギーなんてない情緒オンリー、情緒過多な人だし。

大島が受かって山田が落ちたときも、大島は質問にはビシバシ歯切れがいいし、
無茶くちゃ優等生っぽかったから、まさか左翼だとは思わなかったってさ。
府学連の委員長だったのにね。
一方、山田は薄汚い格好をしていかにも左翼っぽかったから敬遠されたって。
吉村公三郎か誰か、面接やった人が言っていた。
268この子の名無しのお祝いに:04/02/05 22:40 ID:tpJiLMva
昔の映画会社の左翼に対する意識ってこんなもんなんじゃないのかな。
そうじゃなきゃ他の企業は箸にも棒にもかからなかった左翼をあんたに大量に入れるわけがない。
新聞社と映画会社は学生運動やってても大丈夫って噂があったらしい。
269253:04/02/05 22:52 ID:XeDEKSVj
結局、ここって、以前に映画一般板にあった左翼映画人スレッドにいたメンバーがそのまま移動して来てるんじゃないか?
>>260さんとは、前にも話したなあ。
270この子の名無しのお祝いに:04/02/05 22:57 ID:tpJiLMva
>>262
大島って野村芳太郎の助監督になったことあるのかな?
「どんと行こうぜ」の共同脚本だけって事はない?
271253:04/02/05 23:21 ID:XeDEKSVj
1983年刊「イメージフォーラム」増刊・
「これでもまだ君は大島渚が好きか!?」から、リライト。

「僕は大庭秀雄監督の助手を務めることが多かったんですが、
野村芳太郎監督ともわりあいに付き合いがあって、
現場で脚本を助監督である僕に直させたり…」

あと、美空ひばりとの対談では、
野村監督&美空主演の『青春ロマンスシート 青草に坐す』で
助監督を務めたときの思い出を語っていた。
272この子の名無しのお祝いに:04/02/05 23:40 ID:tpJiLMva
ああ、水に落ちて、それを美空ひばりが笑ってって奴?
あれは野村の映画だったのか。
273この子の名無しのお祝いに:04/02/06 01:24 ID:Slz7Mkp1
このスレを読むと大島がどれだけすごかったか分かるな。
「TVに出る映画監督」枠を井筒が狙ってるみたいだけど、
あいつ如きには無理だよ。
274この子の名無しのお祝いに:04/02/06 01:37 ID:EHszxvWj
大島は本当に凄いよ。
大人しく松竹にいれば(有り得ない仮定w)、木下、野村の後を引き継いだこと間違いない。
それは処女作の『愛と希望の街』を観れば分かる。
あんなうまい処女作を作った監督はいない。

しかも学生の頃からの反共、反代々木で、(今でも共産シンパの山田…)
世界最初(本人談)の反スターリン主義映画『日本の夜と霧』を、
なんとあの"小市民"松竹を騙して作っている…

>>273
「TVに出る映画監督」枠は崔洋一が狙っているんじゃあ…
当時映画界最強の荒くれ者だった崔洋一、
「愛のコリーダ」の助監督に選ばれて始めて会った時、怖かったって…
で、スケジュール作って見せたら「君のスケジュールには思想がない」
275この子の名無しのお祝いに:04/02/06 02:07 ID:w9kHVwtH
木下恵介の『女の園』も、実は反代々木系。
大島渚が学生時代に関わった事件のことが、セリフでちょっと語られている。
276この子の名無しのお祝いに:04/02/06 02:12 ID:w9kHVwtH
おい、ちょっと待て! >>274
単純な書き間違いなんだろうけど、大島は「反共」じゃない。
277この子の名無しのお祝いに:04/02/06 02:18 ID:EHszxvWj
確かに共産シンパではないし、反代々木ではあるけど、
反共かどうかははっきりしないか。
278この子の名無しのお祝いに:04/02/06 09:20 ID:UmyGvULz
少なくとも70年代以降の大島は間違いなく反共でしょ。
279この子の名無しのお祝いに:04/02/06 09:56 ID:H/WqPPBm
「朝まで生テレビ」やワイドショーでコメンテーターをしてた頃は、
大島渚は山本晋也と同類だと思ってたよ。
ホント、世間知らずって怖いやw
280この子の名無しのお祝いに:04/02/06 12:51 ID:EHszxvWj
うーん、修正社会主義ってのはあっても、修正共産主義ってのはありえないから、
一党独裁の共産主義に大島が共感することは有り得ないんだけど、
はっきり反共産主義と分かる発言はやってないのでは。

>>278
いや、昔からずっとこの人は革新派なんだと思うよ。ずっと変わってない。
右でも左でも付和雷同して社会を動かそうとする人、綺麗事を言う人が大嫌い。
281この子の名無しのお祝いに:04/02/06 12:58 ID:EHszxvWj
「女はみずうみ、男は船」って女性との対談集で、
かなり女性を持ち上げて話しているんだけど、
あるフェミニストとの対談だけはかなり好戦的。
お前は自分が先頭に立って泥をかぶる気概があるのかというようなことを言った挙げ句、

フェ「どんなに共感しても、私は市川房枝さんみたいにはできませんね」
大島「それは顔を見ただけでも分かる」
フェ「(まじまじと)顔とは関係ないでしょう」
大島「(声が大きくなって)ありますよ。僕は映画監督だから、すべては顔と関係があると思っているのだもの」
フェ「…………。」

映画監督だからって…理路整然とした暴論…
282この子の名無しのお祝いに:04/02/07 00:47 ID:FPt53EL7
大島渚を反共だとか言ってる奴は問題アリだぞ。
日本映画を論じるなら、大島ファンでなくても、少なくとも「体験的戦後映像論」は読んどけ。
あと、「解体と噴出」「魔と残酷の発想」とか。
バリバリの左翼的アジテーションの本だぞ。
283この子の名無しのお祝いに:04/02/07 00:56 ID:sMZrXcpZ
大島は左翼でかつ反代々木。そしてたぶん反共産主義。
こんなの別に珍しくもなんともない。
284この子の名無しのお祝いに:04/02/07 01:49 ID:FPt53EL7
>>283
何言ってんのお????  ビックリ!
285この子の名無しのお祝いに:04/02/07 01:51 ID:FPt53EL7
晒しageしとこうっと。
286この子の名無しのお祝いに:04/02/07 01:57 ID:B0dvtm5b
左翼で反共ってわかりにくいな。
287この子の名無しのお祝いに:04/02/07 02:07 ID:FPt53EL7
わかりにくいも何も…。映画以外のこともちょっとは勉強しなよ。
288この子の名無しのお祝いに:04/02/07 02:19 ID:FPt53EL7
ほじくるのもナンだと思って放っておいたんだけど、>>280だっておかしいよ。
共産主義は一党独裁ではなくて、プロレタリア独裁。
現実のソ連が一党独裁になったのは、それこそ「修正主義」。
そんな修正主義は認められないということから、新左翼が誕生した。
50年代の大島渚はその急先鋒に位置し、松竹に就職して以降もその姿勢は一貫していた。
289この子の名無しのお祝いに:04/02/07 07:52 ID:0uqW2mB/
論語読みの論語知らず
左翼叩きの左翼知らず
2ちゃんばっかりやってねーで本も読めよ童貞ども
290この子の名無しのお祝いに:04/02/07 12:22 ID:PmzqP/8I
2ちゃん読みの2ちゃん知らず
291この子の名無しのお祝いに:04/02/07 20:28 ID:01dTJ9hK
ベルリンの壁崩壊少し前、つまり「朝生」最初期に
ゴジこと長谷川和彦もパネラーとして出演したことあった。
桝添要一「長谷川さん、もし日本がソ連に侵略されたら、あんた映画撮れなくなるよ」
大島渚「いや、コイツは今の日本でもどうせ映画撮れないんだw」
この大島の突っ込みで、スタジオ中「ワッハッハw」

今思うに、ゴジが赤軍映画どうしても撮れなかったのは
旧世代左翼(誰とは言わないが)の横ヤリのせいだったかも。
292この子の名無しのお祝いに:04/02/07 20:39 ID:oRqtuCjD
人のせいにしちゃいかんよw

ゴジが撮れないのはいつまでもひとつの企画だけに
こだわっているからorやる気が足りないからだ。
室井さんに土下座でも何でもして金借りて作ればいいじぇねえか。
293この子の名無しのお祝いに:04/02/08 00:57 ID:BpdO43zK
室井佑月に土下座しにいっちゃうのはゴジではなくドジ
294この子の名無しのお祝いに:04/02/08 16:39 ID:ZjO2dImC
笠原和夫とかはどうなんでしょうか?

「実録・日本共産党」なんて書いてるぐらいですから。
295この子の名無しのお祝いに:04/02/09 01:35 ID:SjoYbHFi
「仁義なき戦い」書いてるからヤクザ、というもんでもないと思うが
296この子の名無しのお祝いに:04/02/15 18:18 ID:eTDHi+sL
>>295
思想的には左の人。
BSで特集してたけど、「反戦」の人。
「仁義なき戦い」も戦いの醜さを
描きたかったそうですし。
297この子の名無しのお祝いに:04/02/15 19:14 ID:aRNc5C+N
ゴジは田村孟と連赤ロケハンまでしていたのに、
高橋伴明に「光の雨」を撮られたことを悔しがったみたいだね。
ゴジのは絶対観たい。

俺(全共闘世代じゃないよ)の中のイメージでは、代々木系以外では
足立正生←若松孝二←大島渚(自由主義(≠資本主義自由経済))≒鈴木清順→森田芳光→小津
こんな感じなんだけれど、まだ俺も勉強不足かな?
鈴木清順を中立として「映画を撮らないこともまた罪だ」と言った大島が今、
寝込んでしまって自分もサボってるから(まさかもう廃人状態?)。

大島は自由人だと思うけれど・・・学生時代、共産党員にはならなかったことや
「日本の夜と霧」で(実際は少し遅れていたが)少しでも先に行こうとしたことや、
常に時代を騒がせたスキャンダラスな映画監督だったこと(キャストもスキャンダラスな人を使ってたこと)
(それに以前朝生で宮台に「大島監督が左翼映画を撮っていた頃〜云々」と言ったところ、
大島が烈火の如く怒って否定したことも加味して)
などから。
大島や松田政男のファンだったのは20年前のことだから朧気な記憶から書いてみました。
298この子の名無しのお祝いに:04/02/15 19:19 ID:aRNc5C+N
追加:鈴木清順→森田芳光→小津は反代々木とは無関係ですよ。
適切な監督が思い浮かばなかったから左←→右と並べただけです。
もう晩飯の時間なので時間がなくて・・・
299この子の名無しのお祝いに:04/02/15 19:22 ID:aRNc5C+N
それから浦山は確か入社試験の健康診断で肺が悪いのが原因で落とされた
というのをどこかで読んだ憶えがあります。
300この子の名無しのお祝いに:04/02/15 19:28 ID:4IkI3I7M
大島、東映京都でも橋蔵主演のサヨ時代劇を作ったよな。
大コケだったみたいだが・・・
大映で山本富士子主演で何かやろうとしたみたいだが、
役者が警戒して、作れなかったみたいだなw
301この子の名無しのお祝いに:04/02/16 01:39 ID:E5gOetEF
>>297
大島は何と呼ばれても怒るだろうし、自分の映画をどう呼ばれても怒るだろう。
『日本の夜と霧』の頃に「反代々木」と呼ばれても怒っただろうし。
昔からずっと、「何者か」であるかを規定されるのを嫌がっていた。神経質なくらいに。
本人が怒ったからといって、そうではないということにはならない。
302この子の名無しのお祝いに:04/02/16 03:09 ID:a1E2wA5Z
>>296
んなことねえ。

深作と脚本練ってた頃、深作が教条的左なこと言うから怒ってるよ。
「昭和の劇」を読め。
303この子の名無しのお祝いに:04/02/16 03:13 ID:a1E2wA5Z
>>297
清順は大島渚よりも山本七平に近いぞ。戦争行っている人だからな。
304この子の名無しのお祝いに:04/02/16 03:16 ID:a1E2wA5Z
>>300
> 大映で山本富士子主演で何かやろうとしたみたいだが、
> 役者が警戒して、作れなかったみたいだなw

これは五社協定の壁に阻まれて出来なかったんだよ。
映画じゃなくて、舞台まで横やりが入って、おしゃかになったくらいだから。
大島で作るかどうかは別にして、山本富士子追放は日本映画会、最大の恥。
305この子の名無しのお祝いに:04/02/16 21:25 ID:3RTVAWho
>>303
清順は江戸っ子ですよね?東北の中等学校に行ったんでしたっけ?
NHKの番組か何かに出演した時、
「江戸っ子こそ阪神ファンですよ。」と言った阪神ファンだそうです。
巨人の権威に対抗する阪神のような反権力的なところが江戸っ子には本当にあるのでしょうか?

昨日は時間がなくて走り書きしたのですが、「鈴木清順共闘会議」から連想して書いてしまいました。
私の生涯ベスト1は実は「ツィゴイネルワイゼン」です。
306この子の名無しのお祝いに:04/02/17 00:51 ID:tej4Onrv
307この子の名無しのお祝いに:04/02/17 15:05 ID:yZM8K7uf
増村保造と中平康が「今井正下手くそ説」を唱えた時、
大島渚は今井や木下惠介ら良心派巨匠たちを擁護していたな。
今井本人は「確かに私は上手くないと思うが、(増村&中平の)お二人はそれ以前ではないかと」、
というようなことを言ってた。
308この子の名無しのお祝いに:04/02/18 10:12 ID:d4eHEGW0
>>305
鈴木清順の、…確か「花地獄」だったっけな、日本浪漫派についての文章が載ってるね。
初出は70年代に発行されてた雑誌「伝統と現代」だったと思うけど。

清順には、死ぬまでに絶対、北一輝を主人公にした映画を撮ってもらいたい。
でなかったら、保田与重郎の映画を。
文学者を主人公にするのは難しいけど、山口清一郎の『北村透谷 わが冬の歌』の例もあることだし。
309この子の名無しのお祝いに:04/02/18 11:10 ID:u58stGsH
>>308
清順は大杉栄の映画を構想中と何かのチラシで読んだ。
310この子の名無しのお祝いに:04/02/18 19:39 ID:0pIjZYs1
大島渚も大杉栄の映画を企画していた事があったな。
大島版はフランス滞在時の話だったはず。
やはり坂本龍一あたりを主役に考えていたんだろうか。w
311この子の名無しのお祝いに:04/02/18 20:05 ID:vGlym8sW
ちなみに佐藤春夫の自伝「わんぱく時代」(大逆事件と関係ある)を
映画化した大林宣彦の「野ゆき山ゆき海べゆき」には
準主役として「大杉栄」少年が登場する。
312この子の名無しのお祝いに:04/02/18 22:34 ID:QjLAh4bK
伊藤野枝さん萌え〜
モガファッションとか似合いそうな緒川たまき嬢にでも演じて欲しい。
313この子の名無しのお祝いに:04/02/20 20:27 ID:h1qgxgil
『橋のない川 第二部』って観たことある人います?
314この子の名無しのお祝いに:04/02/20 20:59 ID:a7GQNfLf
http://www.mainichi.co.jp/news/selection/20040221k0000m040070001c.html

山田洋次ってサイテ−だな。
毎日新聞もサイテ−だな。
315この子の名無しのお祝いに:04/02/20 21:00 ID:9WSyHmvO
http://www.holp.co.jp/osusume/video/video.html

ビデオある。ツタヤで借りて見たことあるよ。
316この子の名無しのお祝いに:04/02/20 21:05 ID:Y5MY6G3T
山田洋次が、自分がアカだってことを曖昧にしてきたから、こういうことになる。
自分の知名度をダシにして共産党の宣伝活動に協力するくらいの徹底した態度をとっていれば、
こんな混乱は起こらなかった。
317この子の名無しのお祝いに:04/02/20 21:58 ID:shVY70G6
前にも出ているが、「橋のない川 第二部」は内容には全然問題ない。
「差別描写がある!」というのは解同のムチャクチャないいがかり。
ただ、解放運動の分裂闘争が激しくなった時期とちょうどぶつかり、
真性日共の今井正が見せしめとして標的にされた。
もっとも「表現の自由」を訴えて解同の暴虐ぶりを批判する今井も、
その一方で自身の戦時中の国策映画の上映は姑息に阻止するという罠。
318この子の名無しのお祝いに:04/02/21 03:25 ID:Uzp//W0w
「橋のない川」はもともと三部作で撮る予定だったんだよね。
解放同盟とのゴタゴタで、結局、二部と三部を無理やり合わせて、
二部作になっちゃったみたいだけど。

参考までに↓「映画「橋のない川」上映阻止は正しかったか」
http://www.kyoto-su.ac.jp/~nadamoto/work/199304.htm
319この子の名無しのお祝いに:04/02/21 08:34 ID:uIc0cqZU
>>318
それは本当に素晴らしい文章だ。非常に感動した。
お坊ちゃま左翼にありがちな、自分のアイデンティティを強固にする為の自分勝手な「自己批判」とは違う。
きちんと血が滲んでいる自己批判文だ。
しかも、文章がうまい。
見事な左翼映画論にもなっている。
320この子の名無しのお祝いに:04/02/21 09:42 ID:vNK+LtjN
東版は見てないけど、今井版はこの人の言うとおりだよ。
1部を100としたら、2部は50〜60の出来、何が上映阻止の原因なのか良く判らん。
321313:04/02/21 11:47 ID:2bFAWZBf
えええ、ほるぷ出版、ビデオ出してたの、知らなかった。
315さん、情報ありがとう。
318さんの教えてくれた文章も大変面白かった。
ちゃんとあの問題を反省してる人もいるんんだ、と知って嬉しくなった。
東陽一版は公開当時観たけれど、力作だが、金秀吉の脚本に問題があったね。
ああいう生真面目な在日映画人では、原作のダイジェスト以上にはならない。
もっとも、解放同盟のチェックもかなり厳しかったそうだが。
(なにしろ住井すえ自身が、今井版に文句を言うだけでなく、
我々で納得のいく映画をリメイクしよう、と言って始まったものだそうだ)

今井正の第一部は、高田馬場のACTミニシアターで観たのだけど、
伊藤雄之介、北林谷栄の名演が未だに記憶に残る力作でした。
確かラストカットだけカラーになるんじゃなかったかな。
最近、記録の女性が言っていたのだけど、主役の子どもが大変わがままかつ生意気で、
今井正も手を焼いたそうだ。クランクアップした次の瞬間、その子は照明部によって、
田んぼに叩きこまれ、泣き出してしまったとか。それを見た今井監督が一言、
「なんだ、終ったら『お前は人間のクズだ』と言ってやるつもりだったのに」

なんとかしてビデオで第二部を観ます。
322この子の名無しのお祝いに:04/02/21 22:29 ID:DO7Yi05Y
内藤昭さんの本で、東陽一と対談してるけど面白いよ。
まあ美術の話ばかりだけどね。
323この子の名無しのお祝いに:04/02/22 00:54 ID:YwG0jQnB
案の定、自衛隊の「幸福の黄色いハンカチ」利用に
山田洋次が抗議しているらしいな。
http://news5.2ch.net/test/read.cgi/newsplus/1077366850/l50
324この子の名無しのお祝いに:04/02/22 02:36 ID:n6oRyBKT
>>236
全然筋が違うだろ。誓いの休暇はそんな話じゃねえ。
軍人の妻だって別の男をこしらえてたじゃないか。
だいたいストーリーを勝手に変更しといてお涙頂戴
なんつーケバイ言葉使うなよ。
325この子の名無しのお祝いに:04/02/23 09:55 ID:mYsYrLEP
「武士道残酷物語」DVD購入、画像満足いかない。

メリハリがなく白っぽいしガッカリ。東映のソフトってみんなそうなのか?
326この子の名無しのお祝いに:04/02/23 11:46 ID:UOwzZZ12
>>325
東映の旧作映画のDVDはほとんど、新たにマスターを起こさない。
大昔のビデオマスターだと思われ。
327この子の名無しのお祝いに:04/02/23 18:42 ID:Zj3JEhb3
>>324 一ヶ月ぶりだけど、大丈夫か?(笑
328この子の名無しのお祝いに:04/02/29 20:54 ID:G6iFVH1m
>>313
2002年の初夏に、横浜・黄金町のシネマ・ジャックにて
「今井正と山本薩夫」という特集があり、
そこで「橋のない川」第一部・第二部ともに上映されていた。
329この子の名無しのお祝いに:04/03/05 21:27 ID:FxXYukXB
>>296
「昭和の劇 映画脚本家 笠原和夫」を読んでみろよ。
全然左でも何でもないぞ。米軍基地に関する下りなんて保守政治家や
親米文化人よりもはるかに無神経な発言をしているぜ。
330この子の名無しのお祝いに:04/03/05 22:01 ID:0EnXDR0O
馳セイシューなんかは勘違いしてるようだな
331この子の名無しのお祝いに:04/03/05 22:46 ID:DQHhwD3S
>>329
戦地に行ってなくても、軍隊に所属したことのある人は、
そうでない人に比べて、もう戦争や軍隊に対する考え方が全然違うからね。
非常に具体的でかつボトムアップ的な考え方をする。
332この子の名無しのお祝いに:04/03/11 22:16 ID:OXG2FYxa
いきなりだが、関係のない話題。
深作欣二監督作品『おもちゃ』で、勝村政信が演じる嫌味なインテリ学生が読んでいる本は、
昭和30年代始めに刊行された新潮社版「マルクス・エンゲルス選集」の一冊だ。
画面の片隅にちょっと映るだけなので、もちろん書名も見えないが、
特徴あるカバー・デザインから見て間違いない。
あの映画は時代考証がいい加減だと批判されたが、あの本についてだけは、良く探したものだと思う。
古本屋で見つけたにしてはキレイだったから、小道具係が新たに作ったのかも。
333この子の名無しのお祝いに:04/03/11 22:17 ID:0jCefD2x
右翼映画人ていんの?
334この子の名無しのお祝いに:04/03/12 00:15 ID:Z+KqJkWj
熊谷久虎は、皇(スメラ)研究所ってのを作っていたらしいが…
335この子の名無しのお祝いに:04/03/15 22:35 ID:gtgaKAVB
>>333
古沢憲吾とか? あれは右寄り映画人か。
336この子の名無しのお祝いに:04/03/17 00:42 ID:PBO3WnRA
最近はパワフルな左翼映画がなくてつまらんな
337この子の名無しのお祝いに:04/03/21 19:59 ID:g2KYEknc
唐沢版の『白い巨塔』は山本の映画版の方を参考にしてるような気がした。
338この子の名無しのお祝いに:04/03/21 21:04 ID:XGoeY3Nw
『浮草日記』は『浮草物語』を山薩風に撮ったらああなった
という気がしてならない。原作があるから違うのだろうが・・
339この子の名無しのお祝いに:04/03/23 08:33 ID:/opZx2F4
大島信者が多いようだが、
あんな映画監督がえらぶっていたから日本映画が駄目になったんだろうな。

涙も感動もなくプラカードを掲げお決まりのセリフを吐き、
種明かしの分かる軽薄な象徴。

はっきり言ってつまらない映画ばかり。
代表作は良くも悪くも日本の夜と霧だろう。
340この子の名無しのお祝いに:04/03/24 15:11 ID:xUek7EY6
>>339
一般的には戦場のメリークリスマス
341この子の名無しのお祝いに:04/03/24 21:30 ID:4LKh/THv
>>253は現在、時代の雰囲気に呑まれているんだと思う。
342253.332:04/03/25 00:13 ID:QuWa1Kqq
>>341
『キューポラ』を見たのは25年くらい前で、
その時既に>>332に書いたマルクス・エンゲルス選集のうちの主要な何冊かは読んでたけど、
>>253に書いた感想はその時に抱いたものだよ。
70年代後半には、既に「北朝鮮は気味悪い国」というイメージが定着していた。
のちに見直しても、印象は変わらなかった。
343この子の名無しのお祝いに:04/03/25 02:43 ID:p+OTt3Cu
>>339
大島がプラカードを掲げた様な
分かり易い映画を撮った事があるだろうか?

大島を嫌いなのは自由だけど、知ったかぶりはカッコ悪いよ。
344この子の名無しのお祝いに:04/03/25 03:08 ID:MKiSoHz/
>>343
>>339 ではないが、大島は直截的な人では? 松竹の初期四部作などは、
「ここまでやるか?」と思わなかった? 鳩を撃ち殺しちゃうんですよ?
345この子の名無しのお祝いに:04/03/25 09:30 ID:tZ2fuzUr
「鳩を売る少年」は緻密な脚本で状況を描いており、プラカードなんてことはない。
直裁的ではないのに、直截的なのは大島の特徴。


346この子の名無しのお祝いに:04/03/25 23:37 ID:8vQimvQ9
>>343
映画は分かり易いのがいいのよ。
分かりにくい映画は駄作、下手な映画。

つまり大島はヘタクソの駄作量産ってこと?
347この子の名無しのお祝いに:04/03/25 23:39 ID:8vQimvQ9
山本も今井もわかりやすいから面白いのでね。

大島のようなわけのわからんような映画がさもよさげに
思わせぶりする映画と違うから。

実は結構分かり易いんだな。
プラカード掲げているから。
348この子の名無しのお祝いに:04/03/25 23:43 ID:8vQimvQ9
このまえ、
「東京戦争戦後秘話」
を見たけど(テレビで)、
やはり見るに耐えない。
ああいうのを当時は「斬新」な気分で見ただろうが。
マニアの世界だな。
マニアには面白いのだろう。
芸能界ネタで番組を作る今のテレビ視聴のように。
349この子の名無しのお祝いに:04/03/26 00:08 ID:II19KpS+
>8vQimvQ9

君は山田洋次でも観てればいいじゃん。

350この子の名無しのお祝いに:04/03/26 00:11 ID:1tgswhn5
>>347
単刀直入なメッセージ性に満ちているのに、それをわざわざ晦渋にしてしま
うのが大島。

>>348
たしかにあれはワケがわからん。佐藤忠男の「大島渚の世界」で補完汁。
大島と言えば、「日本春歌考」は、春休みで学生が観に来るだろう、と企画されたらしい。
当時はこうした「前衛」がファッションだったんだな。

これも今観るとツマランけど、冒頭の雪に埋まった東京を静かに進む反建国
記念日のデモ行進など、独特のビジュアル・イメージが炸裂している。
こういうのって、戸田重昌さんが考えていたんですかね?
351この子の名無しのお祝いに:04/03/26 09:23 ID:3ZCXNzVO
>>350
戸田に引きづられた、ということはあるかも。
篠田正浩の『処刑の島』あたりと大島作品を続けてみると、
如何に戸田の美的感性に二人が助けられていたかが良くわかる。
「黒い日の丸」は、戸田らしいイメージ。

『東京戦争戦後秘話』『無理心中・日本の夏』『夏の妹』は、大島の三大失敗作。
つまらなくても仕方がない。

352この子の名無しのお祝いに:04/03/26 10:24 ID:EvzZSUqY
大島の「少年」という映画が好きだ。
漏れはバイクを運転している時に、自分の不注意から車と衝突事故をおこしてしまったが、
その慰謝料として向こうの保険から6万円も受け取ってしまった経験があるので、
ついこの映画に親近感をおぼえてしまう。。。
353この子の名無しのお祝いに:04/03/26 12:12 ID:+lvro9ov
>>351
俺は『夏の妹』の代りに『天草四郎時貞』かな?

>>351
当り屋?
『少年』は知る人ぞ知るって感じなのが残念だね。
354この子の名無しのお祝いに:04/03/28 18:11 ID:qmbF7Fwg
『武器なき斗い』を見たとき。
エンディングですすり泣きがあちこちから聞こえてきた。
映画館では主人公「山本宣次」の本の宣伝を盛んにしていたし。
あやうく赤色に染まりそうになったとさ。
355この子の名無しのお祝いに:04/03/29 14:04 ID:m+3jnwTW
こないだ観た『東京原発』はなかなか面白かったな。
観客は年寄りばっかで、市民団体の匂いが漂う人が多かった……
現代的な左翼映画作っても、公開はひっそりだもんね。
356この子の名無しのお祝いに:04/03/29 22:50 ID:VYRcgBiX
ふだん空いている映画館が、妙に混んでいたりするんだよね。
357この子の名無しのお祝いに:04/03/29 23:08 ID:xzZUrEbE
しかし左翼のつくる映画っておもしろいのがおおいな。

右翼のつくった映画なんて糞ばっかだ
358この子の名無しのお祝いに:04/03/30 01:06 ID:m/elg1Op
狂気の桜とかな。
359この子の名無しのお祝いに:04/03/30 19:47 ID:e73CFTDu
http://www.jyouhou.ne.jp/j/index.cgi?anorio
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360この子の名無しのお祝いに:04/03/31 00:33 ID:LcBaUDSG
『座頭市』まで左にしてしまう、その徹底ぶりに脱帽!

361この子の名無しのお祝いに:04/03/31 00:42 ID:ot8aFbm3
>>360
これ、山本薩夫の「座頭市牢破り」のことだよね。
「天保水滸伝」のプロトタイプみたいな映画。
362この子の名無しのお祝いに:04/03/31 00:43 ID:CFTNvu7S
「忍びの者」まで真っ赤にしてしまう、その徹底ぶりに脱帽!!
363この子の名無しのお祝いに:04/03/31 02:34 ID:rLT03y23
そんなあなたに「私の映画人生」
真っ赤な新日本出版社製です
「不毛地帯」のアメリカロケの為に渡米するとき、ビザをとりにアメリカ領事館に行き、
「所属は?」と聞かれて「日本映画監督協会です」と答えたものの、
「私はそんなことは聞いていない」と聞き返されて「日本共産党です」と答えたそうだ。
それで、ビザに「FAMUS・COMMUNIST」と書かれた薩夫。
364この子の名無しのお祝いに:04/03/31 03:04 ID:aUdRQdHy
>>362
「忍びの者」は「アカハタ」連載ですよ!
365この子の名無しのお祝いに:04/04/02 23:48 ID:unVaWHGo
>364
そうそう。最初、永田ラッパに企画を持っていったとき、「赤旗連載中」って言ったら
企画が通らないと思って「地方紙に連載中」って嘘ついたんだよね。
366この子の名無しのお祝いに:04/04/03 00:02 ID:Es/gLvjz
こんなサイト見つけた。
http://www.ifvoc.gr.jp/new_page_419.htm
かつて日本共産党と創価学会との和解を仲介したのが松本清張なわけだが、
1974年という日付から推測するに、
シナノ企画製作&山田洋次脚本のあの「砂の器」は
おそらくこの事件に関連した作品だったのだな。
実に興味深い。
ハンセン病云々だけで騒いでる場合じゃないぞ。
367この子の名無しのお祝いに:04/04/03 00:28 ID:fbdptlmZ
イチロー死す!別スレに書かずにこちらに・・・
『乳房を抱く女たち』の獣医がよかったかなぁ。
『武器なき斗い』では共産党を裏切る重要な役どころ。
368この子の名無しのお祝いに:04/04/03 00:38 ID:FEOwYDa8
>>366
池田と宮本の「人生対談」は読んだことあるけど、あれ自体は別に面白くも何ともないものだよ。
ただ、終戦後最初の選挙で、宮本の候補者演説を偶然にも池田が見て(聴いて)いて、
「新しい時代の到来を感じた」とか言っていたのが面白かった。
スレッドとは関係ない話題なんで、sageで。
369この子の名無しのお祝いに:04/04/03 20:23 ID:0FmWY2u2
>>367
「スパイ」はイチロー生涯唯一の主演作
370この子の名無しのお祝いに:04/04/23 08:26 ID:XfwFC8M0
イラク人質事件を映画化してほしい。
タイトルは『肉弾三勇士』とかで。
371この子の名無しのお祝いに:04/04/25 21:34 ID:iRPW5t1o
>>370
怒りに燃えた日本自衛隊が、イラクを占領。
大日本帝国再興というのは?
372この子の名無しのお祝いに:04/04/30 15:00 ID:mCCcxr+K
┏┏┏┏左翼の教祖太田光をとりまく太田ファンの左翼の極み発言満載のスレ┏┏┏┏┏

問題となった4月21日の太田光のラジオ放送(太田が三バカを英雄扱いして真剣に擁護し、「自己責任などと言っている世間の奴らは本当に馬鹿だ。彼ら三人こそ世界で最もイラクに貢献した」、
おまけに「テロはメッセージ」、「テロに屈していく国が理想」と発言して大ヒンシュクを買った放送)の話を
下記の、当番組専用スレでするとものすごい嫌がる。
太田教祖の汚点に触れられるのは相当辛いらしい。 即座に別の話題をふって話を変えようとする。
裏を返せば、ファンもあの放送には退いたって事か。
にしても、この徹底ぶりはすごい。 これでもかっていうぐらいの左翼発言集団が即座に終結し、太田の問題発言を擁護する。
「2chには右翼集団が工作活動するために常駐している」というのが決まり文句(←これも痛い)。
ハガキ職人やスタッフを始めとした、番組関係者が交じっているのかも。

爆笑問題カーボーイ22
http://tv4.2ch.net/test/read.cgi/am/1082731602/
373この子の名無しのお祝いに:04/04/30 15:13 ID:9+YVex51
wow!
374この子の名無しのお祝いに:04/05/01 01:39 ID:9C+J57Qw
>左翼発言集団が即座に終結(集結だろ?)
>ハガキ職人やスタッフを始めとした、番組関係者が交じっているのかも。
これも痛い。
自分の意見に反対するのは左翼か関係者かよ。
375この子の名無しのお祝いに:04/05/03 22:28 ID:OMxtJKco
>>372
> 太田が三バカを英雄扱いして真剣に擁護し、

ネタでしょ?

> 「自己責任などと言っている世間の奴らは本当に馬鹿だ。彼ら三人こそ世界で
> 最もイラクに貢献した」、おまけに「テロはメッセージ」、「テロに屈してい
> く国が理想」と発言して大ヒンシュクを買った放送

よくやる手だよね。相方がつっこんでんでしょ。

このスレはもっとまじめな左翼のスレだよ…
376この子の名無しのお祝いに:04/05/03 23:54 ID:i/6RdlTF
WOWOWで6月に特集山本薩夫。白い巨塔、氷点、ほか不明。
なんとも無難なところだなぁ。せめて、箱根風雲録くらい流せ!
377この子の名無しのお祝いに:04/05/04 00:04 ID:J8c9gJpn
今井正と山本薩夫、それぞれ別にスレを立てて欲しかったな。
共産党支持者という事以外の共通項はあまり感じないね。
今井正のヒューマニズム路線と山本薩夫の社会派路線
映画の作風は違うように思う。
378この子の名無しのお祝いに:04/05/05 01:16 ID:jUQDSEMK
しかし、共産党べったりでない作品に限って面白いのが多いことだけは共通!
379この子の名無しのお祝いに:04/05/05 03:08 ID:CXyjLrUs
つーか、この二人は今の時代なら絶対共産党じゃなかっただろう。
山田用事みたいに硬直的じゃないからねえ。
380この子の名無しのお祝いに:04/05/05 05:23 ID:gPYgOgID
山田楊枝がどこぞの映画学校で映画史の時間に
『君らレッドパーシ知ってるか?』とアホ学生相手に語ってたっけ。
だれも答えられず、しらーっとした空気だったな。
オレは「オイオイ強酸主義の講義なんか聴きたかねーんだよ!」って
心で叫んだよ。
381この子の名無しのお祝いに:04/05/05 09:37 ID:XMdxJRUC
でも、レッド・パージくらい知っておいた方がいいだろう。
作り手をめざすなら。
382この子の名無しのお祝いに:04/05/05 10:11 ID:sxiGC90r
>>357
確かにそう思うことがある。意外に「強烈なキャラクターの持ち主が巻き起こす身勝手」に
寛容だからかね。左翼のことはよくわからんが、個人主義が左翼の理想なのかな?
383この子の名無しのお祝いに:04/05/05 11:02 ID:+vjCbQGh
>>380
共産主義は確かにクソだが、
ひとつの道を突き進む人の信念とパワーには学ぶべき点が多いと思うよ。
(キリスト教もクソだがキリストは凄い人だったし、
天皇制がクソでも歴代天皇の中には強烈にファンキーな人がたくさんいた)

それに、レッドパージは高校の歴史の授業で既に習ってるものだろうに。
384この子の名無しのお祝いに:04/05/05 11:57 ID:Gn/jEKlp
383
>それに、レッドパージは高校の歴史の授業で既に習ってるものだろうに。

余談だが、最近は、国公立の学生でも教官に「コロンブスって誰ですか?」とか聞くヤツがいるらしい。

指導要領が削減されたことを差し引いても、どこかで聞き覚えぐらいあるだろうことすら、
見事にスッポ抜けているって。もうね、興味のないことは極力受けつけない。

レッドパージとかも「小難しいなあ・・・」とか思っているうちに忘れてしまったのでしょ?
385この子の名無しのお祝いに:04/05/05 12:16 ID:CXyjLrUs
>>383
戦後の国内政治は入試に出ないからやってないんじゃない?

>>381
> でも、レッド・パージくらい知っておいた方がいいだろう。

とは思うが、

> 作り手をめざすなら。

作ることとは全然関係ない。
386この子の名無しのお祝いに:04/05/05 20:08 ID:S/ZMxPpO
強酸主義それははしか。。。
387この子の名無しのお祝いに:04/05/05 21:26 ID:lR4WCBd5
太陽が地球の周り回ってると答える小学四年生が4割だっけ?
まあ、そんなモン知らなくてもしょうがないっちゃあ、しょうがないかもね(w
388この子の名無しのお祝いに:04/05/06 01:25 ID:pgvBZXn1
「一部だけが先行し、他の大部分は極めて後進的である日本。一部の人だけが搾取によって富み、他の大部分が貧困と生活苦と差別と公害によって追いつめられている日本――。そんな国とはどだい違うのだ。
 結局、人民全体の水準がすべての面について確実に上昇し、その先駆的役割を芸術がになっている国――。朝鮮民主主義人民共和国とはそういう国であり、冒頭にのべたように、国そのものが『芸術そのものの具現』と言える国なのだ。」

こんなこと言ってる岡本愛彦とかいう監督がどんな映画撮ったのかと調べたら
ttp://www.jmdb.ne.jp/person/p0050460.htm

石原プロでも撮ってるのはおもしろい
389この子の名無しのお祝いに:04/05/06 01:47 ID:dpRvpaiy
>>388
岡本愛彦さんは、NHK→TBS→明星大学教授(現在は退官) だったと思う。

なんたって、「私は貝になりたい」を撮った人ですからね・・・。
390この子の名無しのお祝いに:04/05/07 12:33 ID:wEHrs+tS
今井正唯一のアニメ「ゆき」を見た。キャラクターデザインはちばてつや。
なんというか珍品であった。
391この子の名無しのお祝いに:04/05/08 11:09 ID:7M8XGIq/
「にごりえ」は、今だったらホステスに入れあげたあげく落ちぶれた妻子持ちのストーカーが
ホステスを惨殺のうえ自殺っていう安っぽいニュースなんだろうな。
392この子の名無しのお祝いに:04/05/17 02:36 ID:RzkM0Qng
>>386
むかしは、はしかにかかったまま、なかなか治らなかったやつが多かったのが問題。
今は、そのはしかにさえかからないやつが多すぎるのが問題。
なにせ、労働組合が率先してみずからの労働条件の引き下げを主張するようなご時世である。
「ちっとは堅気のビンボー人の立場も考えてみろよ」というだけでアカ呼ばわりだぜ!
はしかは、早いうちに軽く罹ってすぐに直るのが一番よろしい。
393この子の名無しのお祝いに:04/05/17 18:40 ID:VedwyWFE
イラクに行った今井君は治療可能ですかね。
394早いうちに軽く罹ってすぐに直った383:04/05/17 18:52 ID:3SVf8dRS
今井君って、まさに、三島由紀夫が言った「直ろうとしない病人」そのまんまの男だよな。

395この子の名無しのお祝いに:04/05/17 21:16 ID:LCJTVbcd
『アッシイたちの町』の主題歌(?)いいよね!
アッシィー、アッシィーアッシィーってやつ。
再聴したいけど廃盤だよね・・・
396この子の名無しのお祝いに:04/05/18 02:53 ID:qTttNnK4
>>384-385
あまりマスコミを鵜呑みにせんほうがいいぞ。
例えば、「大学生の学力低下」の統計の出所を突き詰めていったら、経営難で学生集めるのに必死で
理系学部で入試から数学を排除したダメ私大だったってのはざらだったからな。
397この子の名無しのお祝いに:04/05/18 23:05 ID:Jnq1aGfZ
『戦争と青春』は意外に面白かった。
398この子の名無しのお祝いに:04/05/19 18:51 ID:Ioh1YbZR
工藤夕貴主演のやつか?
399この子の名無しのお祝いに:04/05/23 01:26 ID:pxEaj33a
そうだね。
400この子の名無しのお祝いに:04/05/23 21:09 ID:QNbmBV7s
>>397
遺作・・ですよね?
401この子の名無しのお祝いに:04/05/24 01:47 ID:ZH0WS2rz
「意外に」というところに大いなるニュアンスがある。
前段に「どうせつまらんと思っていたら」という言葉が省略されているのではないか?
巨匠の晩節を汚すような駄作ではないが、昭和30年代の作品と比べると、ちょっと、
どうも、質の低下が著しい。 それなりに、いい映画ではあるのだが……。
402この子の名無しのお祝いに:04/05/27 14:53 ID:w57gW2Uy
『コンクリート』上映抗議プロ市民運動を見てると、「近頃の左翼はレベルが下がったな」と思う。
何せ2ちゃんねらーの現代左翼は、自分が左翼だということも気付いてない。
社会の仕組みを知らない、法律を知らない、共産主義がどういうものかも知らないで相手のことを共産党呼ばわりする。
ああいう奴らを見てると、「一度きちっと共産党に入って根性を叩き直してもらえ」と思う(笑)。
403この子の名無しのお祝いに:04/05/27 19:58 ID:9hlstjVc
いや、共産党も堕落(左翼として)してるからダメだろ。
404この子の名無しのお祝いに:04/05/28 12:26 ID:bYhKXhdz
山本薩夫って人物描写が下手。
名優、スターを勢ぞろいさせてもどうにもならないね、ただ出てきてるだけで。
重々しく見せたがるからよけい薄っぺらにしか見えない。
なんでああいうつまらないステロタイプしか描けないんだろう・・・?
405名無しさんは見た:04/05/28 15:54 ID:zrHLNiAJ
今井正監督の描く女性はセクシーですねえ。『砂糖菓子が壊れるとき』の若尾文子は
可愛くて、哀感があって良かった。今井さんは、増村保造と同じくらい、若尾さんの
魅力を引き出すのが上手いんじゃないかな。
原作=曽野綾子、脚本=橋田壽賀子のこの映画、大好きです。
406この子の名無しのお祝いに:04/05/29 00:40 ID:3doQLl20
>>404
だから「赤いセシル・B・デミル」と(たしか江戸木純あたりに)言われたのではないか?
名優、スターは、言わば人寄せパンダで、映画を赤字にしないために、ただ出ていればよいわけです。
これは、とくに共産党イデオロギー宣伝用の映画においてたいへん顕著な傾向である。
ただ、職人的な腕の確かさはあるので、イデオロギー臭ふんぷんたる作品でなければ、一応、純粋に
楽しむことは可能である。
ところで、岸旗江さんなんて、山本薩夫、亀井文夫にツブされた女優といって良いのではないかな?
(もっとも、山本薩夫の助監督と結婚して幸せになったのだから、ツブされたというのも失礼か)
407この子の名無しのお祝いに:04/05/29 01:15 ID:LbU2v88+
>>405
その映画の最大の弱点は演出だと思う。
役者、スタッフは素晴らしい。
408この子の名無しのお祝いに:04/05/29 01:44 ID:Vd1nDZ/2
>>406
共産党イデオロギー宣伝用の映画なんか『忍びの者』で大手復帰以後
大手ではないだろ。
山崎豊子、五味川順平、石川達三、小林久三の原作作品だよ。
共産党の宣伝映画なんか大手で作れるはずが無い。
体制批判にとどめていたから大手の大作を連作できたと思う。
社会問題を大衆娯楽にして、ヒット作を続けたのは力があったと思うね。
409この子の名無しのお祝いに:04/05/30 04:03 ID:IEmFPU2S
>>406
「赤いセシル・B・デミル」と称したのは白井佳夫。
江戸木純はそれを引用したんでないの。
410この子の名無しのお祝いに:04/05/30 10:42 ID:FwjH619l
>>393-394
弱冠18歳で「直ろうとしない病人」もないだろう。
昔はこれくらいの年齢になってから左翼や共産主義に感化された人が
多かったでしょうに。


むしろ若いころは左翼だったくせに、年をくってから訳知り顔で
愛国者ぶった発言をしている奴らのほうこそ問題だな。
411この子の名無しのお祝いに:04/05/30 11:18 ID:HMZsVAAL
若い頃の左翼なんて「ハシカ」みたいなもんだ。俺も騙されたよ。歳とってまで
左翼続けてるような奴こそ、問題だよ。
412この子の名無しのお祝いに:04/05/30 18:25 ID:iWGUIt4u
>>411
早坂茂三氏なんかぜったいにそういうことは言わないよ。
青春に悔い無しだよ。
413411:04/05/30 22:25 ID:WPBm42RU
別に悔いなんてないよ。あの時の自分がいるから今の自分がいるんだよ。
若い頃左翼→歳とってから保守、いいじゃないか。全然恥とは思わない。
414この子の名無しのお祝いに:04/05/30 23:04 ID:tCqXdlyq
>>410
例えば伊藤俊也とか?
朝まで生テレビで理屈言ってたのも見たがいまいちピンと来なかった。
「さそり」→「プライド」の流れはどう考えても納得できない。
415この子の名無しのお祝いに:04/05/30 23:17 ID:l9Wirhdd
オレは40歳を過ぎてから左傾したよ。
日本共産党はキライだし、社民党や民主党はもっとイヤだ。
しかし、森嶋通夫の「マルクスの経済学」(岩波版著作集第7巻所収)という数式ばかり
の本をみると、マルクスの本当のすごさがわかる。オレは、さいきんになって、古本屋で
二束三文のマル−エン全集やレーニン著作集の端本を集めはじめたところだ。
歳とって左翼で恥ずかしいのは、「労働貴族」になって威張ってるような連中のことで、
そうでなければ、右でも左でも、恥ずかしいわけではない。
アメ公に国益を売り渡したり、中国に無条件でかしずいたりなんてぇのはいけませんな。
(いま、日本がもつアメリカ国債が即時償還されれば、わが国の財政赤字の大半は解消する
 しかし、それを要求すると、アメリカは日本にミサイルを発射しかねないのである!!)
416この子の名無しのお祝いに:04/05/30 23:22 ID:ArYylAVA
>>414
当時の映芸で長々と話してるよ。
そもそも伊藤は「さそり」撮った時点で左翼である以前に映画人なわけで。
417この子の名無しのお祝いに:04/05/30 23:31 ID:l9Wirhdd
>>414
「さそり」→「プライド」の流れは、新左翼と新右翼を合流させれば、一応の筋道は立つ。
反米と東條肯定は容易に結びつくだろう。
また、「大東亜戦争」を反英米の帝国主義国家間戦争ととらえれば、東條肯定も恥知らずな
主張ではないことになる。(むろん、アジアへの侵略行為は肯定されるべきではない!)
伊藤俊也の主張については、その番組を見ていないので、当否の判断は保留する。
しかし、いま、わが国にもっとも必要とされるのは、左右を問わぬ「反米愛国統一戦線」の
結成ではないか。とりあえず、明日からでも、アメリカ製品の不買運動を展開すべきである!!


418この子の名無しのお祝いに:04/05/30 23:38 ID:J2VHMDGI
伊藤俊也『映画は僕にとって神域です。』
419この子の名無しのお祝いに:04/05/30 23:40 ID:tCqXdlyq
>>416
伊藤は東映労組の活動家だったんで、一映画人に過ぎなかったとは言えないでしょ。
>>417
すげえ人が出てきたなあ。こういう人がいるから世の中は面白い。
420この子の名無しのお祝いに:04/05/31 00:32 ID:XqtX/C9z
そもそも「プライド」に延髄反射して「昔左だったくせに」とか言う奴は浅はかに過ぎる。
あの映画、東條と弁護士の天皇を巡るやりとりとか、微妙な描写が散りばめられている。
421この子の名無しのお祝いに:04/05/31 00:39 ID:XqtX/C9z
>>415
>日本がもつアメリカ国債が即時償還されれば、わが国の財政赤字の大半は解消する
>しかし、それを要求すると、アメリカは日本にミサイルを発射しかねないのである!!
それは見当はずれだな。
そういう指摘じたいは昔からあったが、橋本内閣の頃にいざ日本がそれをやろうとしたら、
アメリカは報復の意思をちらつかせるどころか、下手に出てやめてくれと懇願した。
今でも日本に自らダメージ与えて困るのはアメリカの方なんだし、そういう漫画チックな
筋書きは成り立たない。
422この子の名無しのお祝いに:04/05/31 02:39 ID:ZAslNhCM
>>415
その通り。本質を見抜いておられる。
もっと言えばミサイルどうのよりまず食料のストップだ。
日本は軍事だけでなくユダヤ資本=米帝の食料戦略に組み込まれているのだよ。
食料自給率40%未満の日本なんて赤子の手を捻るように簡単な事だ。
>>421
日米関係は
日本に対する経済的搾取の旨みと軍事的戦略の価値でとりあいず均衡を保っているにすぎない。
マンガチックは君の方、というか楽観論こそ危険だよ。

423この子の名無しのお祝いに:04/05/31 03:00 ID:BGBLP9ei
映画以外の話する人は、違うところに行ってください。

>>420
まったく微妙とは思えなかったがな。
前半の東條インタビュー場面での低レベルのマッカーサー批判、
田中隆吉のステレオタイプの描き方、
大川周明をギャグのネタのようにする無神経さ、
…まったく耐えられなかった。
「天皇を巡るやりとり」は覚えていないが、それほど深遠なセリフがあったようには記憶していない。
424この子の名無しのお祝いに:04/05/31 08:25 ID:tbPA6+gl
>>419
> 伊藤は東映労組の活動家だったんで、一映画人に過ぎなかったとは言えないでしょ。

企画にも口を出すような活動家だったのに「さそり」を受けたわけだからね。
本人もどうしても映画を撮りたかったからって言ってるよ。
425この子の名無しのお祝いに:04/05/31 20:19 ID:RSXKUT+E
>>422
>日米関係は
>日本に対する経済的搾取の旨みと軍事的戦略の価値でとりあいず均衡を保っているにすぎない。
>マンガチックは君の方、というか楽観論こそ危険だよ。
あのねえ、もう一度言うが現実に日本がアメリカの国債手放そうとしたらアメリカは軍事的報復を
示唆するどころか下手に出てやめてくれと懇願した現実があるわけ。
そして現在もアメリカは日本を子分扱いしている一方で、日本が大打撃を受けて困るのはアメリカなわけよ。
仮に日本が国債を手放す以上の出た場合でも、アメリカは軍事的報復でなく経済的報復に出るのが明白なのは、
スーパー301条、半導体密約条項などの過去の歴史から充分学べると思うがね。
事実をもとにした主張に対して、机上の空論で反撃する前に、もう少し勉強したほうがいいよ。
426この子の名無しのお祝いに:04/05/31 20:41 ID:RSXKUT+E
>>423
>>>420
>まったく微妙とは思えなかったがな。
>「天皇を巡るやりとり」は覚えていないが、それほど深遠なセリフがあったようには記憶していない。
だいたい次のようなシーンだ

東條と弁護士の面会の場で弁護士は、陛下の意思に反して戦争を開始したことにするよう東條に説く。
                                              ~~~~~~~~~
それに対し東條は逆臣になれというのかと憤慨し、顔を歪めていかにも津川雅彦な演技でうめく。
つまりこの映画は「天皇の戦争責任」を認めてしまってい、代わりに汚名を被ったのが東條と描写されているわけよ。
右翼にも君と同レベルの読解力の奴しかいなかったため、東映は街宣車攻勢に合わずに済んだがね。
427この子の名無しのお祝いに:04/05/31 23:15 ID:3J491D6F
>いかにも津川雅彦な演技
あれ、やりすぎで恐いよ
428この子の名無しのお祝いに:04/06/01 06:11 ID:XmfJe1/i
>>425
通りすがりで読んでみたが
つまり、米国債大量所有っつーカードを持ってはいるけれど
結局日米関係に均衡といえるような均衡はなく、日本の方が立場弱いということかな?
429425:04/06/01 20:48 ID:1hyd7Wyh
>>428
だいたいですが、そんなところでしょう。
で、日本は優位的立場にはないが、国債を手放したからといって、アメリカが軍事的報復に走るという事は
過去の事例やアメリカ側の国益からしてあり得ないというだけの話です。
もう一つ言っておけば、日本の貿易黒字が800億ドルを超え、特許紛争をはじめとする経済・産業における
「問題」が頻出した80年代は今の比でなく日米関係が悪化していたわけです。
現在アメリカが日本に対して軍事的報復に出るくらいなら、その頃既に日本は核を食らっています。


まあ、あまり長い間、映画から話題が遠ざかるのもなんだし、既に指摘すべきことは端的に示したので、
この件についてはこれくらいにしておこうと思うが、>>417には、映画板でなくニュース系または国際問題系の
板で一度>>417の持論を展開して住人の洗礼をあびてみることを勧める。
430423:04/06/03 16:37 ID:H/vx+pzV
>>426
その部分は、言われて思い出した。やっぱり底が浅いとしか感じられないな。
天皇をダシにして東條の苦悩をよりドラマチックに描こうとしたとしか思えない。
清瀬一郎の「秘録東京裁判」も読んでるけど、その部分はフィクションだね。
あの映画はフィクション、というか嘘だらけなんで、真面目に論じるのも馬鹿馬鹿しい。
第一、その程度のことにかこ付けて人をあざ笑いたがるようなメンタリティの持ち主の言葉は、
きたならしくて、話したくないな。レス不要。
431この子の名無しのお祝いに:04/06/03 21:02 ID:uqFECOcm
>>430
>話したくないな。レス不要。
おいおい、いざ突っ込まれて窮したらすぐ逃げるのか。情けない。

>その部分は、言われて思い出した。やっぱり底が浅いとしか感じられないな。
まず、自分が忘れていたことを棚に上げて開きなおるのはやめような。

>天皇をダシにして東條の苦悩をよりドラマチックに描こうとしたとしか思えない。
天皇に関するやりとりをろくに見ていないのを突っ込まれたら、
今度は天皇の事を出すこと自体にダメ出しかね。
東京裁判を描くうえで天皇の問題を避けて通るのは臭いものに蓋なんだが。
街宣右翼が「陛下をダシにするな」と言うのならわかるが。

>あの映画はフィクション、というか嘘だらけなんで、真面目に論じるのも馬鹿馬鹿しい。
まともに見ていれば、どこが史実で、どこが映画的脚色かわかると思うがね。
東京裁判について何も知らない奴が見ても、烏丸せつこの切腹やくまどり東條、面会時に
東條に赤ん坊を抱かせるシーンなどを見れば、誰でも脚色ありの映画とわかるだろうが。
それをフィクションだの嘘だらけだのとヒステリックに書き散らす神経がわからん。

かなり歪んだ映画の見方をしているようなのでもう一つ指摘しておこう。
>田中隆吉のステレオタイプの描き方
ステレオタイプも何も、田中隆吉が連合国の「犬」になったのは事実だし、
その人格についても、川島芳子は自分にベタ惚れだったと吹聴したり(当たり前だが、この
言い分は誰にも相手にされていない)、戦死者を揶揄したりと、本人の言や著作物を見るだけ
でも明白なんだが。
あと、まさか悪いイメージを観客に植え付けるために島木譲二をキャスティングしたと
思っていないだろうな?現実の田中隆吉の顔は島木譲二にそっくりだったわけだが。
432423:04/06/03 22:06 ID:H/vx+pzV
>>431
田中隆吉の顔も知ってるけど、だから何? 
日比谷図書館に通って、みすず書房の現代史資料もそれなりに目を通してるし。
そもそもここは左翼映画人スレッドだって。
伊藤俊也の話からズレさせた自分も悪いけど、あなたもいい加減しつこいよ。
433この子の名無しのお祝いに:04/06/03 23:18 ID:AMwb3TfC
>>432
横槍すまんが、これだけは言わせて

 清瀬一郎の「秘録東京裁判」も読んでるけど・・・
 日比谷図書館に通って、みすず書房の現代史資料もそれなりに目を通してるし・・・

本当に読んでるなら田中隆吉の描き方がステレオタイプだとか大川周明がギャグのネタだとかいう
レスは間違っても出てこないはず。
どこの板にもいるけど、ただ文献名や学術関連機関の名を貼って権威に頼るのは激しくカッコ悪い
434この子の名無しのお祝いに:04/06/03 23:45 ID:1NC+Lxkq
手に取ったからと言って必ず理解できるわけではない。
435この子の名無しのお祝いに:04/06/04 02:40 ID:UiZLpU9B
ところで子供の頃から疑問に思ってたのですが、特撮・アニメに代表される日本独自
のサブカルチャ−というものは、左翼映画人にとっていかに認識されているのでしょ
うか?
1954年の「ゴジラ」(この映画は当時の左翼が争点にしていた「再軍備」を最初
に真っ正面から扱ったという点でも注目されるべき)を契機に、初期東宝怪獣映画か
ら「ウルトラセヴン」等のテレビドラマへと伝播し、その後「アキラ」・「エヴァン
ゲリオン」等のアニメ作品へと今だに継承されているそれらの戦争観は、階級闘争の
イデオロギ−にしてみればまさに「反動」でしかないはず。
最初は馬鹿にする存在にしか過ぎなかったそれらが、衰退しつつある自分たちの思想
を尻目に、ますます「拡大再生産」されつつある現状は、まさに屈辱的なはず。
それでも何故彼らは、あたかも「何も存在しない」かのようにひたすら無視を続ける
のでしょうか?
436この子の名無しのお祝いに:04/06/04 02:41 ID:UiZLpU9B
ところで子供の頃から疑問に思ってたのですが、特撮・アニメに代表される日本独自
のサブカルチャ−というものは、左翼映画人にとっていかに認識されているのでしょ
うか?
1954年の「ゴジラ」(この映画は当時の左翼が争点にしていた「再軍備」を最初
に真っ正面から扱ったという点でも注目されるべき)を契機に、初期東宝怪獣映画か
ら「ウルトラセヴン」等のテレビドラマへと伝播し、その後「アキラ」・「エヴァン
ゲリオン」等のアニメ作品へと今だに継承されているそれらの戦争観は、階級闘争の
イデオロギ−にしてみればまさに「反動」でしかないはず。
最初は馬鹿にする存在にしか過ぎなかったそれらが、衰退しつつある自分たちの思想
を尻目に、ますます「拡大再生産」されつつある現状は、まさに屈辱的なはず。
それでも何故彼らは、あたかも「何も存在しない」かのようにひたすら無視を続ける
のでしょうか?
437この子の名無しのお祝いに:04/06/04 07:24 ID:KRwmg5Uo
>左翼が争点にしていた「再軍備」
・・・自衛隊が手も足も出ずボロ負けする映画ですが。
(実際は右翼だ、とぶーぶー言う馬鹿がいたけど)
>初期東宝怪獣映画か ら「ウルトラセヴン」等のテレビドラマへと
円谷プロ作品は沖縄出身の金城や上原・左翼活動家の佐々木の影響で
今も昔もバリバリのアンチ権力にして博愛理想主義サヨク的ですがなにか?
>その後「アキラ」・「エヴァンゲリオン」等のアニメ作品へと今だに継承
復興した東京を傲慢な軍部の暴走で再び廃墟に変え、
信じた権力組織はカルト狂信集団だわ、自衛隊を非情な殺戮集団に描くわ、
美少女のパンチラ無しに兵器のカッコ良さを語れないアニメ業界が「反動」
とは思えませんがなにか?

小林よしのりの「ゴーマニズム宣言」でもアニメ化して大人気になったら
もう一度語ってみてはいかがでしょうか。
438436:04/06/04 20:41 ID:WJFYJn2Q
>自衛隊が手も足も出ずボロ負けする映画
非力であるか否かは単なる作劇上の方便。
左翼の視点から観れば日本の軍隊は「人民抑圧の暴力装置」でしかなく、あくまでも
「悪鬼」のごとき存在。避難民を軍用トラックに載せる「防衛隊」の最初の登場シ−
ンは、戦車で自国民すら踏みにじる左翼の「皇軍」のイメ-ジとは正反対であり彼らに
してみれば極めてケシカラン描写。自己中心的な左翼(本質的には右翼も)の体質から
すれば、自らのイデオロギ-とは異質で大衆に影響力があれば、それだけで明らかに
「反動」扱いされるでしょう。
それから、些細なことかも知れませんが「防衛隊」は、必ずしも「全く役立たず」では
ありませんよ。本編でもセイバ-ジエットの対地攻撃が一定の成果を示唆するような演出
が施されていますし(しかも市民の歓声の中で、このシ-ンだけでも左翼の逆鱗に触れる)、
後の「空の大怪獣ラドン」では見事退治に成功しているし...。
何より、それ以降自衛隊の協力が「常識」となった事実が全てを物語っているでしょう。




439この子の名無しのお祝いに:04/06/04 21:49 ID:MJTiJONc
左翼と地球市民な似非左翼とは区別したほうがよいと思われ。
440この子の名無しのお祝いに:04/06/05 01:02 ID:o7L2Szcn
なんか途中から変な人が出てきちゃったなあ…。良スレだったのに。
441この子の名無しのお祝いに:04/06/05 08:38 ID:cQRJ7nSm
『にっぽん泥棒物語』(山本)で佐久間良子ってきれいだなぁ
と感じて、『越後つついし親不知』(今井)で萌え。三国ウラヤマ。
442曙太郎:04/06/05 08:39 ID:kxbWohMK
>>436

チャーララ チャーララッラー

「キヲツケナキャ・・・」

チャーラララーラ ラッラー

「ムリシチャ ダミディスヨ?」

チャラララー チャラララー チャラララーララッラーン

釣り糸は計画的に!邦画板です。
443この子の名無しのお祝いに:04/06/05 14:48 ID:cU+Dn6iA
山本薩夫の「悪魔の飽食」が流れた経緯を誰か知らんか?
やはり、原作本の大量インチキ写真を日経にスクープされてしまったからか?
444この子の名無しのお祝いに:04/06/05 16:43 ID:cQRJ7nSm
「迷路」野上弥生子も流れたはず。
445この子の名無しのお祝いに:04/06/07 15:17 ID:ICZ3DRMg
悪魔の飽食か・・・。
「生体実験はなかった!」的トンデモ論は無視するとして(苦笑
やっぱ最後まで「悪」が勝って終わる陰惨な話だからじゃない?
70年代以降はちょっと作りにくそう・・・。
香港映画の奴は完全に「イタリア残酷ナチ映画」の変種で、
人肉饅頭みたいなゲテモノ描写がウリだが、
今の日本じゃ昔の東映残酷グロ映画みたくするワケにもいくまい。
446この子の名無しのお祝いに:04/06/07 21:33 ID:YM35OQN6
せめて捕虜を生体実験に使った証拠でもあれば「インチキ写真」事件も切り抜けられたかもしれない。
しかし、森村の原作はホルマリン漬けの標本が並んだ会議室だかの漫画チックな描写や、
クライマックスの「中国共産党万歳!!」といい、若気の至り炸裂でそのままの映画化は無理だったろうな。
香港映画はそのままやっちゃったけど、あっちは面白い(1作目は)。
447この子の名無しのお祝いに:04/06/08 19:41 ID:eVN502/P
監督の息子が初の製作をつとめる予定だった。
流れて良かったな。プロデューサーデビューが悪魔の飽食では。。。
448この子の名無しのお祝いに:04/06/09 01:42 ID:m3OmXFSi
今井正も60年代のインタヴューで、
関東軍による生体実験問題をやりたい、と言ってた。

『戦争と人間 第三部』には少し描かれてたね。生体実験。
あと、南京虐殺も。
449この子の名無しのお祝いに:04/06/10 22:29 ID:+Hb/FF0E
>>443
やまさつが死んだからあとつぎがいなくて流れた
三国が石井役に決まっていた

それからこのスレ的には旧聞に属するけど
東条が罪をかぶって天皇免責ってえのはあたりまえのじょうしきでしょ
東京裁判でキーナンがマッカーサーの意をうけてそう工作して
天皇を法廷に引きずり出したがったウェッブがくやしがったというのはさ

別にプライド独自の解釈でもなんでもないよ
450この子の名無しのお祝いに:04/06/11 01:04 ID:g9TUasw7
>>449
あのさ〜
とっくにケリのついた話題を蒸し返すのなら、もうちょっと過去ログちゃんと読んだら?
過去に見られない説だったかとかいう話じゃないんだが。
451この子の名無しのお祝いに:04/06/11 01:24 ID:GvF0ldCm
「プライド」の話は異常者が文体とIDを変えて粘着しているようにしか見えん。消えてくれ。
452名無しさんは見た:04/06/11 01:38 ID:P7e/uHzN
今井正監督作品でも活躍された冨田浩太郎さんが亡くなられました。
合掌
453この子の名無しのお祝いに:04/06/11 07:48 ID:GOScHLYZ
黙祷
454この子の名無しのお祝いに:04/06/11 18:57 ID:LG1AE5bc
ヤフーDVDショッピングで今井正で検索したら28件も引っかかって、
いつの間にそんなに出てたんだと思ったら、ほとんどが
渥美清のテレビドラマだった。
455この子の名無しのお祝いに:04/06/11 22:42 ID:GvF0ldCm
今月30日、日比谷図書館で『蟹工船』の上映がある。
>>449はちゃとした粘着批判だったんだな。うざいと思って読み流してしまっていた、ゴメン。
456この子の名無しのお祝いに:04/06/12 00:00 ID:6dUuV5we
そういう皮肉を言うとまたアレな展開になるからそれくらいにしといてくれ
457415=417:04/06/12 14:00 ID:l47RVPmR
小林多喜二はキライだし、作家としてもこれからというところで死んでしまったわけだが、
あの山村聡監督の「蟹工船」は、たいへんな名作である。山村聡監督には、製作を再開した
ころの日活でも何本か取っているが、これがまた、ことごとく水準以上の作品である。
もと右翼で中年になってから左傾したオレが、右翼時代に感動したぐらいだから間違いない。
458この子の名無しのお祝いに:04/06/12 15:36 ID:tdm09Uaq
山本圭主演の小林多喜二映画があったが、「遠き落日」みたいなスタンスで
やったほうがはるかに面白いとオモタ
459この子の名無しのお祝いに:04/06/13 01:00 ID:aKD0IDUP
>>457
自己顕示欲剥き出しのオヤジ2チャンネラー、ウザ!
(また自作自演してスレ汚しするなよ)
460この子の名無しのお祝いに:04/06/13 01:19 ID:nOp/va1a
山田洋次が北朝鮮との合作映画撮るって話はどうなったんだ
461この子の名無しのお祝いに:04/06/13 04:42 ID:xydoMS0W
『CAHSSERN』は左翼映画と言えるだろうか?
462この子の名無しのお祝いに:04/06/13 21:06 ID:LOV2U+xY
皇八って、「お前らのこと全部しゃべってやる〜」とかいいつつ
引きずられていく三国とか見所満載ですね。
やっぱり左翼映画の方が役者もやってて楽しいのか?
463この子の名無しのお祝いに:04/06/13 21:09 ID:LOV2U+xY
a
464この子の名無しのお祝いに:04/06/14 10:25 ID:qK6q2d6B
>>462
それよりも「右翼映画」にしっかりとした脚本を書けるやつがいなかった。
笠原和夫脚本の「大日本帝国」は、黛敏郎に「これは左翼映画だろうが」といわれたとか!
役者としては、いい脚本でいい芝居をやれるほうが楽しいに決まってますわな。
465この子の名無しのお祝いに:04/06/15 01:29 ID:88ecODlQ
戦後は右翼映画じたい存在しないのに脚本が書けるやつがいないと言われても。
466この子の名無しのお祝いに:04/06/15 03:08 ID:P+q4ZqbS
『明治天皇と日露大戦争』とか『空ゆかば』とか、
近年だったら『斬殺せよ』とか。
あと、東映アニメの『さらば宇宙戦艦ヤマト』『198×』。
467この子の名無しのお祝いに:04/06/15 19:33 ID:rxeScURJ
鶴田のやくざ映画は右翼映画ともいえるのでは?


それから「日本暗殺秘録」なんかも右翼映画じゃないか
468この子の名無しのお祝いに:04/06/15 22:30 ID:yInECXEt
PTAのおばはん並みの選球眼
469この子の名無しのお祝いに:04/06/15 23:05 ID:r1E43yD3
今井正が死んで左翼映画人も絶滅してしまったな。
うすら甘い似非左翼はいるが。
470この子の名無しのお祝いに:04/06/15 23:13 ID:zIdCSiHu
名作の誉れ高い新幹線大爆破も、今見ると
左翼映画といえますね。
しかし、山本圭って、、、
471この子の名無しのお祝いに:04/06/16 01:13 ID:jXcdhIvN
>>467
東映やくざ映画は、ちゃんとアナキズムと通底しているのです。
重信房子の父親は、「日本暗殺秘録」で千葉真一が演じた小沼正と同じ血盟団のメンバーね。
また、北一輝の弟である北ヤ吉のフランス語の家庭教師は大杉栄だった。
今のイメージとは違って、むかしは右翼と左翼の距離は、想像以上に近かったのですぜ。
472この子の名無しのお祝いに:04/06/16 01:39 ID:nwsMMzA4
『総長賭博』『傷だらけの人生U』では軍部と結託して支那大陸に女、麻薬
を売ろうとするヤクザ、右翼が悪玉に描かれていた。
『戦後最大の賭場』『現代任侠史』では児玉誉士夫を思わせる戦後右翼の黒幕
を悪役に。
ヤクザ映画全盛期は上手く考えて、状況を設定していた。
政治家、軍部、官僚、利権右翼は徹底した悪に描かれていた。
かなり恣意的で現実離れしていたが、観客の夢に応えていたと思う。
473名無しさんは見た:04/06/16 01:54 ID:uWltXPnt
笠原和夫師の脚本は、右とか左とかの観念を超えてると思う。
『県警対組織暴力』で、文太さんが演じた主人公久能は「右にも左にもなれない
人物」として描かれていた。二元論では割り切れない世界を教えてくれたのが、
笠原さんですよ。
474この子の名無しのお祝いに:04/06/16 02:14 ID:z6HaFq8S
そういうところを全く理解できずに、無知丸出しの日記で笠原を評して恥かいたのが馳セイシューなわけで
475この子の名無しのお祝いに:04/06/16 03:12 ID:LfSRQkDW
>>472
東映のやくざ映画は、任侠と実録の虚構に託して、日本の近代史・現代史の裏面への
怨念に満ちていましたからね。
中島貞夫の「総長の首」あたりで、そういう映画も終わったのかな? と思う。現在、時々
出る政界とやくざのスキャンダルを見ると、「日本の首領」的映画はもっと観られなければ
ならない、とも思う(映画と現実を混同してはいけないがw)
476この子の名無しのお祝いに:04/06/16 22:03 ID:KaIfCTV4
アベボウ
477この子の名無しのお祝いに:04/06/17 00:34 ID:IpjR3Pdx
>>471
しかし北れいきちくんはアナキズムの臭いは受け継がなかったよ。
それはともかく右翼と左翼はたしかにかなり通底するが、やはり天皇評価が問題なんだよ。
478この子の名無しのお祝いに:04/06/17 00:39 ID:j/tBu6NW
天皇評価て。
当たり前じゃん
479この子の名無しのお祝いに:04/06/18 01:05 ID:WGUbHyJ6
>>478
その当たり前で決定的に分極するのだよ。
480この子の名無しのお祝いに:04/06/18 19:28 ID:M/b5Eo/S
だからそれを自信満々に言っているのが滑稽なわけで
481この子の名無しのお祝いに:04/06/19 03:08 ID:Hbf9eV7q
一周遅れなのに自信満々の人が、胸張って走ってるね。
482この子の名無しのお祝いに:04/06/28 16:29 ID:bdO23i6q
山本薩夫の『スパイ』って観たことある人います?
483この子の名無しのお祝いに:04/06/29 22:29 ID:qNIrWfOq
山本監督の映画を見ていて感じることの一つに、
宇野重吉は若いころ恰好よかったんだなあ、てのがある。
『暴力の町』とか。
484この子の名無しのお祝いに:04/07/01 21:16 ID:J4Q/cCVp
真昼の暗黒
今月も707chで放送されるぞ
485この子の名無しのお祝いに:04/07/13 01:01 ID:YhkJBxkk
共産党はまた議席を減らしたね。
486この子の名無しのお祝いに:04/07/16 11:08 ID:Bgdzmai9
戦争と人間、人間の条件の五味川二作品を見て思ったのだが、どちらも
「左翼まんせー共産主義まんせー」ではなく、「見果てぬ理想」を追い求める
ドラマって感じがしたな。日本に絶望し、ソ連の共産主義に絶望し、それでも
まだ何処かに自分が理想とする世界がある・・・まあ、当時としてはそれが中国
だったのだろうけど。由介、喬介兄弟に比べて俊介、耕平が今一足がついて
いない感じがするのも、「見果てぬ理想を追い求める人間」と、「良くも悪くも
現実に根を下ろした人間」の差なのかと思ったり。山本や五味川の意図する
ものは別の方だったのだろうけど、結果として由介、喬介の方が存在感という
かその行動に良くも悪くも説得感があったのは皮肉な話だ。
487この子の名無しのお祝いに:04/07/17 10:14 ID:ppfTZ2VR
>「見果てぬ理想」を追い求める

いま革新系(古い言葉だねこれも)野党が弱いのも
フツーの人にとっては、そういう漠然としたユートピア指向が阿呆らしいからだろう
ましてその指向をむりやり、反戦とか市場万能主義批判なんぞに絡めても
フツーの人はついてこないよねぇ、昔は無党派な人を取り込むのに有効だったみたいだけど
世の中が悪いのは当然です!で、どう妥協すんの皆さん!てな方が
ずっと分かり易いよ、今は
488この子の名無しのお祝いに:04/07/17 11:10 ID:DAgvkSFK
最近「左翼映画」の企画あるの?
489談話室滝沢 ◆fL/ZEQd26M :04/07/19 23:44 ID:IH0dVYEx
山本薩夫が生きてたら、、、

「鍋島事件」(製作=「鍋島事件」製作委員会)

なんて感じの映画を撮りそうだな。
490この子の名無しのお祝いに:04/07/20 05:39 ID:+JPwM+gO
このスレ最初から読んでみると「左翼映画」ってのは戦後民主主義の産物
みたいに思いこんでいる人がいらっしゃるわけだが、戦前のプロレタリア
映画も割と面白い。
『彦六大いに笑ふ』とか『煉瓦女工』とか『戦国群盗傳』とか、戦後の映画
よりももっと純粋に共産主義を信じているような気がする。山村聡や黒澤明
なんかはそのあたりを懐かしがっている気配が感じられる点で根っこは戦前
プロレタリア映画。山本薩夫や今井正、小林正樹なんかは山村、黒澤よりも
もうちょっと汚れたニヒルな感じ。
491この子の名無しのお祝いに:04/07/20 06:52 ID:aDi0x7DL
>>490
洒脱な都市型コメディの『彦六大いに笑ふ』もそうですか? 三好十郎ですしね。
木村荘十二は、戦後は独立プロ作品や文化映画を撮ってらしたみたいですね。

ダンスのレッスンシーンで、むっちりした太股を披露した女優さんは、堤真佐子
ですか、英百合子ですか? 戦前の女優さんはよくわからないもので・・・。
492この子の名無しのお祝いに:04/07/25 16:06 ID:0FzkYCtg
そろそろ8月御用達の左翼映画特集などの情報はないものか。
493この子の名無しのお祝いに:04/07/25 16:11 ID:upbKYFoT
494この子の名無しのお祝いに:04/07/25 21:59 ID:ORmnzr+L
>>482
あるよ。北朝鮮賛美の傑作だよ。焼き肉やの在日、東野英治郎が山本学とハングルでしゃべる
2ちゃん上の空想でしかありえなさそうなことが現実とかしているところが凄い。
凄すぎる。田宮の反米新聞記者の熱情もすばらしいね。
495この子の名無しのお祝いに:04/07/27 00:16 ID:J/HIiuGA
木村荘十二の「あにいもうと」は、ボリス・バルネットの映画同様の力強さをもった
傑作で、成瀬版と実力伯仲、今井正が戦後に撮ったものよりも、ずっとすばらしい。
496この子の名無しのお祝いに:04/08/07 12:49 ID:QL+wA+na
最近、有望な左翼映画と言えば、

『C A S S H E R N』では?
497この子の名無しのお祝いに:04/08/07 14:59 ID:F31IlYeQ
有望でも左翼でもないような気が・・・
498この子の名無しのお祝いに:04/08/24 01:56 ID:BCQTKIcG
8月御用達でしょ。浮上!
499この子の名無しのお祝いに:04/09/04 22:12 ID:Nov9NvFX
『金環蝕』あたりね、リメイクあってもいいんだけどね。
金融王、石原役(宇野重吉)はおいしいと思う、役者として。
500この子の名無しのお祝いに:04/09/04 23:36 ID:CorZe+MB
神山征次郎の『草の乱』はどうかな?
前回の『郡上一揆』といい、最近の神山はがんばっていると思う。
映画自体はつまんなそうだが。
501この子の名無しのお祝いに:04/09/26 21:22:55 ID:WcOzICBA
『キクとイサム』をはじめ、名作がぞくぞくDVD化!
502この子の名無しのお祝いに:04/09/26 23:11:07 ID:/5fROOqK
しかし、「キクとイサム」なんて、いまの目で見て面白いかね? 今井正作品で
今見ても面白いと言えるのは、「ひめゆりの塔」「にごりえ」「真昼の暗黒」
「夜の鼓」「武士道残酷物語」の五本ぐらいだろう。(「青い山脈」にしても、
「また遭う日まで」にしても、映画としての面白さというより、時代相というもの
がうかがえるという面白さだろう)
もっとも、純粋な娯楽映画の監督でなくて生涯に5,6本も面白い映画を撮れれば
それだけでたいしたものなのだが、当時のキネ旬ベストテンの評価で判断すると
期待を大きく裏切られるぞ!
503この子の名無しのお祝いに:04/10/09 22:17:16 ID:54Xs3UQK
『キクとイサム』、『純愛物語』、『あれが港の灯だ』、も再見に耐え得る面白さだと思う。
『どっこい生きてる』だって悪くない。あとは『仇討』もいいぞ。

『青い山脈』、『また逢う日まで』、『山びこ学校』は明らかに同時代でないときつい映画。
『ここに泉あり』、『米』は確かに出来はいいが、もはや骨董品。
504この子の名無しのお祝いに:04/10/10 03:00:09 ID:iB5tnlY4
今井正でおもしろいと思ったもの。
「どっこい生きてる」「あれが港の灯だ」「越後つついし親不知」
「仇討」「不信のとき」「橋のない川」「婉という女」…
こんなところかなぁ?

「青い山脈」「また逢う日まで」は、これがあの有名な?とぴんときませんでした。
505.......:04/10/13 21:44:43 ID:dln9+H/l
 このスレ面白いなー。
506この子の名無しのお祝いに:04/10/17 17:04:38 ID:q7Uj8r4L
今、本宮ひろしが大変のことになってるが、
『戦争と人間/第3部』の南京大虐殺描写は、
まぁ、じっくり撮る余裕がなかったのだろうけど、
川岸での捕虜虐殺の描写に触れるだけになっているのは、
なかなか懸命な措置ではないかと。
507506:04/10/17 17:06:46 ID:q7Uj8r4L
×「大変のことに」
○「大変なことに」

失礼しました。
508この子の名無しのお祝いに:04/10/17 19:30:19 ID:usmCnJo4
内田吐夢は今井正の『米』を観て(今井の目の前で)、
「今井君は農民の実態を知らないね」と言い掴みあいのケンカに・・・
内田って左翼なのかなぁ
吉永小百合主演で『ああ野麦峠』を作るつもりだったらしいが
509この子の名無しのお祝いに:04/10/17 23:15:18 ID:1FRZpOdM
>>508
> 内田って左翼なのかなぁ

八路軍に拘束されて赤化されて帰ってきた
帰ってきてからマルクスマルクスと連発した、ってことらしい。

けど左翼なんじゃなくて、のし上がった苦労人で、
自分の力になると思えば、周りのものをなんでも利用するタイプだと思う。
だから「土」撮ったり、満映に言ったりもするんだと思う。
510この子の名無しのお祝いに:04/10/18 00:08:16 ID:SgplUsRt
甘粕正彦が青酸カリ自殺した時に直後に現場に駆けつけて、甘粕の体を逆さにして振ったりして、
青酸を吐かせようとしたのが、内田吐夢と、作家・赤川次郎のお父さんだったんだよね?
山口淑子の自伝に出ていたし、邦画界交流録スレでも話題になっていた。
アカなのに甘粕と仲が良かったらしいけど、吐夢の度量の広さゆえなのか、甘粕の人間的魅力のせいだったのか…。
511この子の名無しのお祝いに:04/10/18 01:10:15 ID:n8Qz9ZhU
>甘粕正彦

甘粕事件(大杉事件)の真相て如何だったんでしょうねぇ・・・
512この子の名無しのお祝いに:04/10/18 01:29:17 ID:hs51pWsp
甘粕はアナキストの大杉を殺したわけで、アナとアカは不倶戴天の敵。
アナはアカでなくてシンボルカラーは黒だったよね。
アナとアカとナショナリストを比べると、アナとアカより
アカとナショナリストの方が近いんじゃないか。
513この子の名無しのお祝いに:04/10/18 01:51:51 ID:n8Qz9ZhU
>>512
甘粕が大杉を殺したというのは本当かどうかも謎みたいですね。
514この子の名無しのお祝いに:04/10/18 22:07:34 ID:y0opAB4M
>吉永小百合主演で『ああ野麦峠』を作るつもりだったらしいが
脚本は八木保太郎、ゼネラル・プロデューサーは宇野重吉、そして吉永事務所が企画
八木の脚本は、日本資本主義の発展段階で不合理かつ
犠牲的な労働を強いられた若い娘の姿を描く社会派作品、だったらしい
しかし、吉永パパが難癖をつけ(娘の「汚れ役」が観たくなかったんだろう)流れた
戦前は社会派で戦後は時代劇の人って印象が強いなぁ(『飢餓海峡』は現代劇だけど)
左翼監督という感じはしない
個人的には、ヤマサツの撮った作品をこの人に撮ってもらいたかった(『忍びの者』とか『にっぽん泥棒物語』とか)
別にヤマサツが嫌いなわけではないのだが


515この子の名無しのお祝いに:04/10/18 22:49:21 ID:5JVS6pS9
>>510
少なくとも戦時中の内田吐夢は左翼じゃないでしょ。
逆に愛国主義者になって作家としてもおかしくなってたらしい。
鈴木尚之の伝記小説はそのあたりをぼかしているが
新藤兼人「シナリオ人生」や佐藤忠男「日本映画史2」では
容赦なく触れている。
しかし,だからこそ,私は吐夢(の映画)が好き。その人生の
振幅が「飢餓海峡」あたりに如実に出ていると思う。

ついでと言っては何だが,ヤマサツも好き。
教条主義的な面とサービス精神が入り交じっていて楽しめる。
全ての共産主義者はあのサービス精神を見習うべきだったと思う。
516この子の名無しのお祝いに:04/10/20 00:28:54 ID:7y0lcrD9
>>511〜513
新東宝末期の怪作「大虐殺」(小森白監督)を御覧じられませい。
小森白カントク作品にしては、かなり面白く、じっくりと撮られた映画なり。
大杉栄=細川俊夫、甘粕正彦=沼田耀一という配役が泣かせるね。
大杉栄虐殺事件公判の席上、傍聴席の母親から「おまえは子供まで殺しては
いないだろ」と言われて、突然、顔を振るわせる甘粕大尉。
映画は、このあとアナキストの天知茂が復讐を企てて挫折するという話だが、
裁判のところは妙にリアリティのある話で、陸軍上層部の意向による大杉虐殺
の責任を甘粕正彦が一人で取ったカタチにしたというのが、実際のところだろう。
517この子の名無しのお祝いに:04/10/20 09:57:13 ID:oHznyoj4
 初作ゴジラは明らかに、原水禁御用達映画といっても過言ではない。

 原爆が怪獣の破壊を生み出し、一人の科学者(平田昭彦の芹沢博士)を心中に追いやったと。

 8月になると、なぜか芹沢博士を思い出す。
518この子の名無しのお祝いに:04/10/20 11:47:13 ID:9iOwd1EX
>>517
どんな映画の中にも、さまざまな要素、豊かなニュアンスが含まれているのに、
「原水禁御用達映画」という一言でまとめてしまうのはいけないのでないかな。
それに、そういう言葉を使うのなら、原水禁と原水協の分裂、確執の経緯についても踏まえていないと。

>8月になると、なぜか芹沢博士を思い出す。
なぜか、って、…あなた自身が原水禁御用達映画だと思っているからでしょう?
519この子の名無しのお祝いに:04/10/20 12:02:23 ID:9iOwd1EX
本多監督は、「ゴジラ」を原水禁御用達映画などと呼ばれたら激怒しただろう。

江戸川乱歩の自作「芋虫」についてのコメントを、紹介しておく。
「私はあの小説をイデオロギーで書いたわけではない。私はむろん戦争は嫌いだが、
そんなことよりも、もっと強いレジスタンスが私の心の中にはウヨウヨしている。
例えば『なぜ神は人間を作ったか』というレジスタンスの方が、戦争や平和や左翼よりも、
百倍も根本的で、百倍も強烈だ。
それは抛っておいて、政治が人間最大の問題であるかの如く動いている文学者の気が知れない」

昭和4年に発表された「芋虫」は、プロレタリア文学者たちから「反戦小説」として注目され、
単なる低俗娯楽小説家と思われていた乱歩がインテリからも高く評価されるきっかけとなったのだが、
乱歩自身はそういった形の評価のされ方を非常に不快に感じていた。
作り手とは、そういうものだろう。
この問題を突っ込んでいくと、昭和初期のプロレタリア芸術における党派性の問題にまでつながるのだが、
長くなるので、ここら辺でやめる。

僕自身にとっても、こんなことより自分の仕事の報告書をさっさと書き上げることの方がずっと大切だ。
520この子の名無しのお祝いに:04/10/20 12:14:27 ID:QqBs82NC
>518、事情にくわしいようだが517は「ゴジラ」を反核映画と
思ってるんだからそれでいいんじゃー、寝た子を起こしてはいかん。
それだけ「ゴジラ」は深いなげかけを含んだ傑作だ、単なる特撮着ぐるみ
映画ではないよ、世界中にゴジラファンいるしな。
521518:04/10/20 12:31:53 ID:9iOwd1EX
>>520
いやいや、事情に詳しいわけじゃない。

「原水禁御用達映画」という言葉の「御用達」の部分に、まず突っ込んでおくべきだったな。
あの映画は、第五福竜丸事件に触発された田中友幸の発案に、
それ以前からの円谷の「怪獣映画を作りたい」という狙いが加わって企画されたもので、
いかなる政治団体の御用達映画でもない。
>>517のたとえ方は、非常に誤解を招きやすい。
(それに、原水禁の誕生は、確か安保闘争よりも後のことでしょう)

>寝た子を起こしてはいかん。
「自分の仕事の報告書をさっさと書き上げることの方がずっと大切」とは書いたけど、
報告書を書いてる間も「目覚めている必要」はあると思っている。
政治運動に専従するのは馬鹿だけど、寝たまんまじゃいけない。
522この子の名無しのお祝いに:04/10/20 19:05:15 ID:QqBs82NC
ふーん、自分はランドセル背負ってたとき全学連の嵐を見知ってるから
少しはカウンターカルチャーの空しさ内ゲバの悲惨さを思いだす。
だから人と違う意見を排除したり、理屈こねるやつはどうも好かん。
別に519に向かって言ってるわけじゃないけどさ、518だって
それなりに原爆にたいして怒ってると思う、自分がかばうのもヘンだが。
523この子の名無しのお祝いに:04/10/20 19:44:10 ID:E3WKx7Hp
>>522
> だから人と違う意見を排除したり、理屈こねるやつはどうも好かん。

それも排除の一種。
524この子の名無しのお祝いに:04/10/20 19:54:31 ID:QqBs82NC
あんた釣師かい?排除なんかしてないよ、521とまったり話しを
したまでだよ、おばさんをからかちゃあいけない。
525この子の名無しのお祝いに:04/10/20 22:02:11 ID:oHznyoj4
 初作ゴジラで平和授業を体験した人は?

 まあ、御用達映画ではなくて、
 反核団体が学習するにはもってこいの作品だよ。

 それにしても、芹沢は自責の念が凄すぎる。
 キリストの原罪に匹敵するくらいだ。
526この子の名無しのお祝いに:04/10/20 22:40:45 ID:9iOwd1EX
芹沢の死というのは、ゴジラとの無理心中みたいなものでしょう。>>517さんが言っているように。

芹沢が戦時中に「どんなこと」を体験したのか、それがあの映画の中でまったく描かれていないのが意味深。
あえて描かないことによって、見る人ひとりひとりが、
自らの個人的体験と無意識のうちに結びつけるように仕組んだのでは?
黒澤の「静かなる決闘」のそこの浅さと好対照。
ゴジラが皇居を前にして突然に体を翻す場面など、あの映画には意味深な箇所が多い。
それが、50年経っても話題にされ続ける理由のひとつなんだろうけれど。
527この子の名無しのお祝いに:04/10/21 21:01:44 ID:fnKEVzmn
監督の本多猪四郎は戦争に行った経験あるのかな?
戦場を体験するとかなり性格に影響があるらしいからゴジラもそれは反映
してると・・・東京タワーや丸ビルは壊しても皇居はタブーなんだろね。
でもこの話題って東宝スレか?
528この子の名無しのお祝いに:04/10/21 23:25:41 ID:ZA/ZzNe4
皇居破壊がタブーは当然なんだけど、
タブーを感じさせるように表現されている。
ゴジラが皇居近辺に行かなくてもストーリー上は問題ない。
529この子の名無しのお祝いに:04/10/22 00:00:04 ID:D/QlF2I0
>>526
芹沢は戦時中、生物兵器・化学兵器などの怪しい研究に従事していたのでは?
初めて観た時は、芹沢と若い二人の三角関係の話なので驚いたものだ。

>>527
本多さんは大陸に出征した経験があります。映画の後半は、事実上、東京大
空襲の再現ですからね。
公開当時は「タッチが鈍重、糠味噌くさい生活描写は要らない」などとも評された
ようですが、やはりああした庶民描写、平和への祈りを訴える描写は必要だったと思う。
「モスラ」もそういうメッセージで終わるものね。
530この子の名無しのお祝いに:04/10/22 00:06:04 ID:D/QlF2I0
>>529
付記すると、芹沢の設定年齢が不明だが、万が一戦時中にそうした研究所にいたと
すれば、731部隊のような人体実験もしていた可能性があるわけで・・・。

「自分は幸せになってはいけない人間なんだ」と思っていたとすれば、恋に身を
退き、日本の戦後処理のためにゴジラと運命を共にするのにも必然性があることになる。
531この子の名無しのお祝いに:04/10/22 01:03:10 ID:+3uxkj3C
父が出征して大陸で死んでしまう「チョコレートと兵隊」の製作主任だな。
532この子の名無しのお祝いに:04/10/22 01:30:39 ID:VuzDMNNO
>>530
このころの娯楽映画の登場人物の設定年齢は、おおらかにしてイイカゲンである。
芹沢博士と三角関係になる宝田明や河内桃子は、いったい何歳ということになるのかな?
533この子の名無しのお祝いに:04/10/22 01:56:23 ID:ME3SRGHV
実際に戦争を経験した人にとっては、「真空地帯」みたいな明快な左翼映画より、
「ゴジラ」の方がガツンとくるんじゃないだろうか。

芹沢博士というのは、「拝啓天皇陛下」で渥美清が演じた役のインテリ版のような感じがする。
534この子の名無しのお祝いに:04/10/22 10:08:08 ID:mgKue483
宝田と平田はほぼ同年齢といっていい、平田のほうが映画では先輩のよう
だけど、あのアイパッチがかっこいいよ芹沢博士。
535この子の名無しのお祝いに:04/10/22 14:39:48 ID:NENNDlzt
>>516
>「大虐殺」

4月頃、「チャンネルNECO」で放映されてる月があったのに、見逃した次第です。
しかも放映期間が終了しちょっとしてから、その映画の存在と放映を知りました
もんで、余計に悔やみました。
何とか観たいし、又この辺を扱った映画が作られないかなぁ・・・

>天知茂

個人的には、田宮二郎の犬シリーズに出ている刑事役(しょぼくれ刑事)という
イメージがありましたんで、大杉や甘粕といった思想モンぽいのにも出てるいう
のが意外というか驚きでした(笑)
536この子の名無しのお祝いに:04/10/22 15:12:04 ID:DDKUtsv0
>>533
今どきのお子様らしい意見ですな
戦争が一晩二晩で終わるなら楽なもんだ
ゴジラなんぞせいぜい小型台風みたいなもんだわさ
537この子の名無しのお祝いに:04/10/22 16:16:21 ID:TWiz1h8n
>あのアイパッチがかっこいいよ芹沢博士。
"尾形(宝田明)、幸せに暮らせよ!”
 何度見ても胸を打つな、芹沢の最期のセリフは。
538533(=518,519,526):04/10/22 21:53:51 ID:ME3SRGHV
>>536
ガツンとくるというのは、
ゴジラ襲来場面が東京大空襲や原爆の被害とダブル・イメージになっていることを指しているんじゃなくて、
復員後の当時の日本男児たちがみな抱えていたトラウマが、
芹沢博士の人物像に集約されていることを言ったつもりだったんだけど、…わかりにくかったかな。
ちなみに自分は、大戦下の空襲で大怪我をした者の息子だから、それほどオコチャマじゃない。
(父は自分と一緒にTVの戦争ドキュメンタリー番組を見ていた時、
米軍爆撃機を映した場面で「こいつだ、こいつだ、ちくしょう!」と叫んだりしたこともあった。
空襲の時は戦闘機が超低空で迫ってきて、
自分に向かって機銃照射しようとしてきた乗組員の顔がはっきり見えたとか。まるで映画だっ!)

戦争を経験した世代の日本人とって「ゴジラ」という映画は、
アメリカ人にとってのベトナム戦争トラウマ映画、
例えば「ディアハンター」「帰郷」「ローリング・サンダー」「ランボー」などと、
同じ意味をもっていたのではないだろうか。
ガツンとくる、というのは、そういう意味で書いた言葉だった。
539この子の名無しのお祝いに:04/10/23 09:08:12 ID:rV4nyjgr
ふーん、父上助かって良かったね。
アメリカへの憎悪って空襲を体験した人にとって60年近くたっても消えない
もんなんだなぁ、自分もアメリカさんのくれた脱脂粉乳を飲まされたヨ。
芹沢博士はある意味デ・ニーロな訳ね>タクシードライバー。
540この子の名無しのお祝いに:04/10/23 10:29:31 ID:iqNv2uAC
本多ってダイナミックなものよりも繊細な描写が非常にうまいな。
成瀬的な映画も撮ってもらいたかったよ。
541この子の名無しのお祝いに:04/10/23 10:51:16 ID:XQmizEUU
>>540
本多さんは東宝のローテーション監督だから、特撮以外の映画も撮っている。
ttp://www.jmdb.ne.jp/person/p0354050.htm

かつて某シネマテークで何本か観たが、腕前はまあ普通。田舎のバス運転手の不器用な
池部良と、車掌の雪村いづみの微妙な恋愛を描いた「こだまは呼んでいる」などは、
佳作と言っていいと思う。浅草東宝やCSに網を張ればいずれは観る機会もあるでしょう。
542この子の名無しのお祝いに:04/10/24 00:52:18 ID:jJgWg7k4
>>541
ハッキリとアムス三軒茶屋と言えばいいのに!
本多猪四郎はいい監督だけど、あれで左翼呼ばわりされるようになったら日本もオシマイだ。
キネ旬の「日本映画監督全集」に「できのよいシナリオを面白く撮るだけの腕はある職人」
といったニュアンスの書き方をされていたが、ローテーション監督にとって、これはホメ言葉
以外のなにものでもない。「できのよいシナリオをつまらなく撮る」ヘボ監督などとは
一線を画するプロの中のプロだという折紙がつけられているからである。
共産主義宣伝と関係ない娯楽作品の腕では、山本薩夫と本多猪四郎は互角の勝負ではないか?
543この子の名無しのお祝いに:04/10/24 15:08:32 ID:zvGaV3Oo
ガイシュツかもしれないけど、今井正ってよく判んない人だ。
青い山脈で有名になったんでその手の人なのかと思ったら、真昼の暗黒
でしょ?  へ?となって軌道修正したらここに泉ありって・・・
もう考えるのはやめた、演技指導は厳しかったらしいね、有馬稲子が言
ってたよ。
544この子の名無しのお祝いに:04/10/24 19:35:05 ID:9TooCHP6
『夜の鼓』でたった一言のセリフを五百回ぐらいくり返し演じさせられ、
何日も撮影がストップした、とか言ってたね。有馬さん。
溝口やキューブリックに通じる「具体的支持を出さずにテイクをくり返す」タイプの
完全主義者だったらしいな、今井監督。確かに『夜の鼓』は面白い映画だが。
545この子の名無しのお祝いに:04/10/24 20:44:45 ID:OwekQPco
今井正は(今井だけじゃないが)イタリアのネオ・リアリズムに心酔していた
『どっこい生きている』は『自転車泥棒』の影響だと誇らしげに語っている
反面、小津作品の批判者だった
亀井文夫や山本薩夫がパージされると、自分から東宝を辞めた
仕事がなく、廃品回収業までしたと言っている
546この子の名無しのお祝いに:04/10/24 21:10:50 ID:OwekQPco
今井作品では『キクとイサム』『にっぽんのお婆ちゃん』なんかお気に入り
北林谷栄は本当に巧い(たまにセクシーな役やるとまたイイ)
あと家城己代治なんかはどうですか?
個人的には三國が光る『異母兄弟』と中原ひとみが最高に可愛い映画を作った人
547この子の名無しのお祝いに:04/10/24 21:27:00 ID:zvGaV3Oo
今井正が小津嫌いってわかる気がする、自分も「晩春」以後の小津が描く
家庭はプチブルが中心でちょっと居心地が悪い。
戦前は貧しい庶民に添った映画も撮ってたのに、それが戦後は大学教授、
医者、会社の重役が多いんだよね、地位も金もあるという環境ですな。
「東京物語」だけはちょっと違うんだが、これは自分も好きな映画だ。

家城はよく知らないので・・・美空ひばり主演の映画くらいか(題名も忘れ
たな)雲流るる果てにもそう?
548この子の名無しのお祝いに:04/10/24 22:28:09 ID:jdcequev
>>547
なぜプチブルを描いてはいけないのか。
よほどの大金持ちかよほどの貧乏人か。
それとも「武器なきたたかい」の中谷一郎みたいな近親憎悪なのか。
「ぼ、ぼくは先生のそういうブルジョワ的なところが!」
549この子の名無しのお祝いに:04/10/25 02:23:08 ID:x4iIVd7s
今井正は「晩春」を見て、
「同じ敗戦国のイタリアでは「自転車泥棒」など作られているのに日本ではこんな後ろ向きな映画がもてはやされて…」
という感想を抱いたんだっけ?
当時、小津は古い古いと叩かれていたらしいから、「宗方姉妹」で、
「古くてもよいものはよいんです」みたいなセリフが繰り返しあったのはそのせい?なんて思ったりして。

とりあえず、「どっこい生きてる」な世界で生きている人からすれば、小津の世界はほど遠いだろうね。
小津の映画は、せいぜい「長屋紳士録」の浮浪少年くらいで、当時の社会状況はまるで描いてないし。

今でこそ、小津小津と持ち上げられているけど、当時の若者はみんな古いと嫌っていたらしいし。
小津の描く若者は、リアルタイムの人からすればいかにも嘘くさいらしいもの。

だからこそ、小津の映画は、今の時代でも通じるんだろうけど。
逆に当時の社会状況を映した今井正の映画は古くなっちゃった。

家城巳代治だと「ひとりっ子」が好きかなぁ。
山本亘がかわいかったから(笑)
お兄さんの山本学や山本圭と比べて、出演作が圧倒的に少ないのが残念。
550この子の名無しのお祝いに:04/10/25 03:03:51 ID:vth34QG1
>今でこそ、小津小津と持ち上げられているけど、当時の若者はみんな古いと嫌っていたらしいし。
それが健全な社会でしょう。
小津の映画っていうのは、いつの時代でも、古い、オヤジ向けの映画だと言われるべきだと思う。
20歳前後の男が、映画サークルの学生とかが、小津だ成瀬だと言ってるのを見るとムカムカする。
ガキであるうちは小津なんかより、ハリウッド製のド派手なアクション映画を、
封切館で、ポップコーンをムシャムシャと喰いながら傑作凡作お構いなしに見まくるべきだ。
というか、そういう体験も経ないで、ガキのうちから小津だ成瀬だとホザく輩は信用できない。

今井の作品が(も)古くなっちゃった、という部分には同感。
しかし、古いから駄目というわけでもないのであって、小津の作品も今井の作品も良いものは良い。
551この子の名無しのお祝いに:04/10/25 03:24:41 ID:x4iIVd7s
吉田喜重が「小早川家の秋」を若者がうそ臭いと批判したそうだけど、
今の時代の若者からすれば、50年近く前の若者はこうだったんだと
リアルタイムじゃないだけに、すんなり受け入れちゃうんじゃないかなぁ。

自分が学生の時に初めて「麦秋」を見た時に、異国の映画を観ているような
ノスタルジーで楽しんだから。
例えば、イラン映画を観てなつかしい感じと思うのと近い感覚。
風俗的に違和感があっても、国が違うから、時代が違うからで脳内補正しちゃう。
リアルタイムだと、そのへんの違和感は補正がきかないだろうし。

今井正の場合は逆で、当時の社会背景が前提にあるから、リアルタイムだと納得できるものも、
今の時代だと、そのへんを理解していないと脳内補正がきかない気がする。
そんなことを言う私の一番好きな今井正の作品は「橋のない川」だったりするけど。
552この子の名無しのお祝いに:04/10/25 08:05:25 ID:cLwfSo20
>548いや、自分は誰だろうとプチブルを描いてはいけないなんて
言ってないよ、自分の家系に富裕層とか名士がいないんでヒガミもある
かもしれないけどね、549が自分の意見を代弁してくれてるから、
あえて反論はしない、釣ろうと思ってるなら悪いネ。

個人的には「生まれてはみたけれど」「麦秋」「東京物語」は感動した
がそれも中年すぎた最近だ、特に東京〜は原節子に泣けたヨ。
封切り当時の小津監督は過去の人扱いされてたのは凄く判るな、題材も
スノッブなものが多いし、誤魔化す訳じゃないけど小津でも今井でも
好きな映画、どうもなーっていう映画がある、それだけだ。
553この子の名無しのお祝いに:04/10/25 08:29:06 ID:aINLYy0x
>>549
> リアルタイムの人からすればいかにも嘘くさいらしいもの。

今観ても嘘くさいよ、若者に限らず。おとぎ話だからね。

> 今井正は「晩春」を見て、「同じ敗戦国のイタリアでは「自転車泥棒」
> など作られているのに日本ではこんな後ろ向きな映画がもてはやされて…」
> という感想を抱いたんだっけ?

時局に合った戦争宣伝映画を撮った今井正らしい感想だね。
こういう人間が一番信用出来ないね。

戦争どころか兵隊すら描かなかった小津とは大違いだ。
554この子の名無しのお祝いに:04/10/25 22:24:44 ID:+qMIen2a
スレ違いだけど、『麦秋』『東京物語』は戦争の陰があるよね
個人的には「反戦」とは違った角度で戦死者の追悼をしていたように思う
小津を批判してたのは若い人たちだけじゃない
親友である内田吐夢なんかもしばしば批判してた

長谷川和彦の『連合赤軍』が実現してたら「最後の左翼大作」になったかな?
若松孝二監督・足立正生脚本も映画化を狙っているそうだけど
555この子の名無しのお祝いに:04/10/25 22:29:52 ID:aINLYy0x
『東京物語』の紀子は再婚したのか?
『麦秋』の紀子は兄の事を引き摺り続けるのをやめられたのか?
気になりますよね。
556この子の名無しのお祝いに:04/10/26 00:16:00 ID:QzxkAiGw
「戦中に戦意高揚映画を撮っていたくせに、
戦後に反戦映画を撮った無節操な転向民主主義者」、
という言い方で今井や山本を貶める奴はどうも好きになれない。
557この子の名無しのお祝いに:04/10/26 07:54:29 ID:56FvP4yj
自分もそうだ、もしその当時自分が18歳以上であればいやおう無く
戦時体制に巻き込まれていたと思うよ、徳田球一ら一部の根性ある
人らみたく拷問監禁覚悟で体制や国家公安に歯向かうってのは半端な
生き方じゃないよ。当然それは家族にも影響大だし。
言っておくけど自分は共産党シンパじゃないし、左翼でもない。

溝口健二は戦中は翼賛映画に協力してたが戦後は労働組合のデモ行進
の先頭に立ってたってって厚田雄春は呆れてたよ、つまり大溝口にして
も人の子ってこと、一般人なんかもっといたでしょう?
元特高のやつが急に民主主義とか言い出したなんて話し。
558この子の名無しのお祝いに:04/10/26 10:06:51 ID:9CSqWyXl
同世代の今井と木下のフィルモを比べると歴然とした違いがあるよ。
559この子の名無しのお祝いに:04/10/26 22:29:34 ID:/PjkWr5C
『ゆきゆきて神軍』等を撮った原一男は左翼かな?
師匠は浦山桐郎と熊井啓だけど
ちょっとスレ違いだけど、今村昌平は松竹入社試験の面接で「支持政党はなんですか?」と聞かれ
「社会党です」と答えたそうだ(まだレッドパージから日が浅いのに)
今村の友人で共産党員かつ「山村工作員」だった人がいた
「武力革命」を目指し、因習と迷信に満ちた農山村を解放するために奥多摩に入った
しかし、農民の支持を全く得られず、失敗に終わった
今村は、
「工作隊は農村に古くから存在する一種の民主主義に負けたのだ」
「因習や迷信などの土俗の底にあるものは決してバカにできない」と回想している
今村が「東北」や「土俗や因習の中生きる人々」に固執する第一歩なんだろう
師匠の川島雄三や野田高悟に渋い顔をされていても
560この子の名無しのお祝いに:04/10/26 23:12:31 ID:9CSqWyXl
今村が入社した時は、社会党は危険視されてない。共産党と違って。
今や北朝鮮疑惑の政党だが…

とはいえ、松竹は>>267という具合いに脳天気だったのよね…
561この子の名無しのお祝いに:04/10/27 08:58:26 ID:tDbGUddh
原監督がなんで左翼なの?「全身作家」も撮ってるよね、未見だけど。

昔は社会党ってブランドだったな>組合も強力な頃、今は細々と・・・。
562この子の名無しのお祝いに:04/10/27 22:47:38 ID:iDsvJzs8
>>557
昔の共産党に幻想を抱きすぎ。
実際の活動の軌跡を追うと、モスクワの言いなりだし(だからあちらの力関係が代わるたびに
コロコロ方針を変えている)、米軍に優遇されてた敗戦当初はアメリカを「解放の使者」と
手放しで礼賛していた連中だよ。
563この子の名無しのお祝いに:04/10/27 23:50:52 ID:PeLyy+8I
>>562
>>557じゃないけど、共産党が敗戦当初にアメリカを「解放の使者」と手放しで礼賛していたのは、
仕方ないことだと思うけどな。
実際、戦後も監禁されていた徳田球一を解放したんだから「恩」もあったわけだけど、それだけじゃない。
日本占領当初のGHQは、ニュー・ディール左派残党の集団だったと言われている。
つまり、アメリカ本国内で居心地の悪くなった左翼たちが、日本を自らの思想実践の新たなる場としたってこと。
共産党と共鳴しあうのは当然。
(憲法草案作成チームもそう)
特に、メディアを監督する「情報局」は左翼の巣窟だったと言われていて、映画会社各社に、
「資本家を批判する作品を作れ」と強要していたとか。
『大曾根家の朝』も、そのような流れの中で生まれた。
昭和25年以降のレッド・パージは、それらGHQ内の「左翼」をも弾圧した。
つまり、初期GHQは、後期GHQと敵対したという点で、日本共産党とまったく立場が同じだったわけだ。
564この子の名無しのお祝いに:04/10/27 23:59:12 ID:RcgY7P6f
>>563
餌を与えられると、今まで自分たちが言っていたことも忘れて尻尾を振って媚びる奴は
信念のかけらもないと思うが。
つうか、いざアメリカの庇護がなくなると、「我々は昔から一貫して反米だった」とか言う
(これはいまだに言ってるが)のも情けなすぎる。
565この子の名無しのお祝いに:04/10/28 00:14:38 ID:RHMJDoqZ
左翼話もいいけど映画を絡めて。

東宝の組合が、会社と和解してから、
新東宝をいじめるのは好きじゃないやり方だな。
会社と共謀して(元)第二組合をやっつけるのって労働者の味方なのか?
で、中川信夫のような人のいい人間は劣悪な環境に取り残されていく。
566563:04/10/28 00:29:29 ID:7xuXIbv/
>>565
>左翼話もいいけど映画を絡めて。
ちょっとは気を遣ったつもりだったんだけど、ごめん。

東宝社史本を持っているんだけど、東宝争議の項での、
社内共産党細胞への罵りの言葉の羅列は凄いよ。
(直営館のロビーに「どうぞお読みください」と置いてあったのを万引きした)
勿論、新東宝への罵倒も同じくらい凄い。
大会社の公式本とは思えないくらい、口汚い言葉が並んでいる。
567この子の名無しのお祝いに:04/10/28 01:02:33 ID:RHMJDoqZ
いや、563はいい。
戦勝国の奴等に「キスシーンのある映画を作れ」って言われるのもなんかねえ。
568この子の名無しのお祝いに:04/10/28 01:08:22 ID:RHMJDoqZ
>>566
芸術家協会についてはどう書いてあるの?
あれは"コウモリ"の最たるものだと思うんだが。

初期は組合の力利用して作りたい企画を通したくせに、
組合主導が企画的に硬直してくると外で映画作り出すんだもんな。
それなのに戻ってきたら簡単に受け入れている。

理屈じゃなくて、東宝葬儀の時敵だったか味方だったかで全てが決まっている。
共産党細胞は別だけどね。
569この子の名無しのお祝いに:04/10/28 01:19:54 ID:7xuXIbv/
>>567
ありがと。
GHQ対日本映画界の葛藤についての資料として、岩崎昶・著「占領されたスクリーン」
をオススメしておく。
GHQ情報部の内情については、有名なマーク・ゲイン「ニッポン日記」の中でも暴露されている。

>>568
社史本は書庫の奥深くに入れたままにしてしまっているんで確認できないんだけど、
芸術家協会についても悪し様に書いてあったと記憶している。
とにかく、東宝争議の項は、読んでいてこっちが腹が立つくらい、
「すべて周りが悪い。東宝は運命に翻弄された被害者」というスタンスだった。
(自分が持っているのは50年史本。それ以降の社史本ではどう変化しているか興味があるが…)
570この子の名無しのお祝いに:04/10/28 08:18:28 ID:KSqg/zuF
557だけど自分が言いたかったのは2チャンで当時生まれてもいなかった
自分や赤子だった者たちが、戦前〜戦後にかけての辛酸を知りもしないのに
かんたんに思想的に日和ったとか共産主義は幻想だ!などと言うのが見当違い
じゃないかってこと、あの時の青年(映画人)らはそれなりに廃墟から復興
し一日も早く娯楽である映画を撮りたかっただろうし、GHQの手を借りてでも
ネ、東宝争議や日活大争議のことは自分は詳しくないからパス。
今井監督の政治信条などは本人の自由なんだからさ・・・自分は青い山脈好き
ダヨ。
571この子の名無しのお祝いに:04/10/28 10:59:11 ID:9LniaGVC
それにしても、今井正という人は、晩年になっても家賃約1万円の老朽した都営住宅に
すんでおったのだよね。
共産党はキライだが、こうして節を曲げずに清貧を貫いた個人の生き方には、ある種の
敬意を払わないわけにはいかない。(作品の評価は別だぜ。)
572この子の名無しのお祝いに:04/10/28 13:50:32 ID:wssyhHNr
そりゃあ、清貧というより、ただ単に本当に貧乏だったからでしょう。
晩年は仕事がほとんど、というよりまったくなかったんだから。
『戦争と青春』だって、あれは事実上ノー・ギャラだったのでは?
573この子の名無しのお祝いに:04/10/28 22:57:54 ID:n/Bj+B3z
そういえば永田に「お前を第二の溝口にしてやる」なんて口説き文句で撮った
『妖婆』についてはいろいろと自作品批判してたよね、今井
宮川一夫が、「監督が後からゴチャゴチャ自作を批判するもんではない」なんて怒ってた
574この子の名無しのお祝いに:04/10/28 23:13:15 ID:E4eOtQcs
>>570
かなり見当はずれなこと言ってるよあんた。
当の本人やその後継者たちが、自分たちの「信念」を誇張しまくって喧伝してるのが
そもそも問題だろうが。
その嘘を突っ込まれて戦後生まれがどうとか言うのは話の摩り替え。
575この子の名無しのお祝いに:04/10/28 23:40:08 ID:7xuXIbv/
>>574
>>570じゃないけど、あんた、いい加減にしてくれない?
子供じゃあるまいし、何度同じこと注意されれば分かるんだ?
本当にそこまで共産党に対して怒っているんなら、いまからでも代々木に行って、
「当の本人やその後継者たちが、自分たちの『信念』を誇張しまくって喧伝してるのは、どういうことだ!」
と怒鳴り込めばいい。
それに、「その嘘を突っ込まれて」っていうのは何。>>570が嘘を言っていると?

自分は、>>570にまったく同意。
辛酸を経験していない者が現在の理屈で歴史を裁断しようとするのは、傲慢以外の何物でもない。
いや、現在の日本共産党こそ「辛酸を知らずして歴史を裁断したがる」傲慢者なんだけど、
あんた、共産党にそっくりだよ。
576この子の名無しのお祝いに:04/10/29 00:47:39 ID:LU0gONhJ
ところで、東宝争議のときの組合弾圧側の社長は渡辺銕蔵という人だったが、
この人に「反戦反共四十年」という本があるのを御存知か? この中の戦争
批判の分は中公文庫に「自滅の戦い」というタイトルで収められたこともある。
組合員がインターナショナルを歌うのを聞いて、「あれは東宝の社歌かね?」
と質問したという逸話があることからも、人間としては結構いい人だったみたい
だけれど、首切り断行の責任者だから、ちょっとね……。
ただ、「反戦」が左翼の専売特許ではないことには、注意を促しておきたい。
577この子の名無しのお祝いに:04/10/29 01:39:40 ID:SirYymhn
>>576
GHQの関与はどのくらい書いてある?
渡辺銕蔵の乗り込んできたときの意気込みと、
争議後の組合との和解はかなりの食い違いがあって、
GHQが主な共産党員だけ追い出せばいいと指示したとしか思えないんだが。
大体首謀者の首を切って手打ちって農民一揆かよ…
578この子の名無しのお祝いに:04/10/29 01:40:07 ID:SirYymhn
>>575
そんな顔を赤くしないと主張できないこととは思われないが…
579この子の名無しのお祝いに:04/10/29 02:02:13 ID:3R1S4BC5
>>577
>GHQが主な共産党員だけ追い出せばいいと指示したとしか思えないんだが。
それ、ありそうなことだな。
当時のGHQ情報部は映画の企画指導や検閲だけでなく、映画会社内の人事にも口を出し、
果ては興行師たち(ようするに暴力団)とも丁々発止の駆け引きをしていたらしい。
ただ、そういうことはほとんど記録に残っていない。
まあ、自分たちが操られていたと認める映画人がいるとは思えないが。

>>578
もう二度と出てこないでね。
580この子の名無しのお祝いに:04/10/29 05:46:42 ID:N4LRSEui
>>573
「妖婆」、すごい映画でしたよね!
どうしてあんな豪華スタッフであんな映画が撮られたのがすごく気になるんですけど…
581この子の名無しのお祝いに:04/10/29 07:34:55 ID:qUCITQ4g
人のふりみて吾がふりなおせだよ>574、578
後世のもんが泰平の時にあぐらをかきつつ、家康や信長批判するようなものだ。
話をすりかえて悪かったね、そんなつもりは無かったんだが、頭悪いからさ自分。
582この子の名無しのお祝いに:04/10/29 08:10:51 ID:SirYymhn
>>579
経営者としては、組合主導の企画のみってのは認めがたいと思うのだが、
東宝はあっさりと組合主導の企画会議体制に移行しているよね。
これはGHQの民主化の意向なんじゃないかと思う。
共産党右派は追い出したいが、企業の民主化も勧めたいという。
583この子の名無しのお祝いに:04/10/29 08:23:57 ID:1bD8R+/0
みんな共産党に詳しいね
結構ファンなんだね
僕、みんなの話しについて行けないよ〜
怖いよ〜
キモイよ〜
赤いよ〜
584この子の名無しのお祝いに:04/10/29 11:24:31 ID:3R1S4BC5
いや、確認しておきたいんだけど、
>会社と共謀して(元)第二組合をやっつけるのって労働者の味方なのか? >>565
>共産党はキライだが、>>571
>現在の日本共産党こそ「辛酸を知らずして歴史を裁断したがる」傲慢者 >>575
>「反戦」が左翼の専売特許ではないことには、注意を促しておきたい。 >>576
みんな反共反左翼(と紋切り型の言葉で言い切ってしまってはいけないかも知れないが)だし、
それをお互いに了解した上で話を進めているんだけどな。
自分は>>383で「共産主義は確かにクソ」と書いたが、誰もその点にはまったく突っ込んでこなかった。
ざっと読み返した限りで「左翼だ」とカミングアウトしているのは>>415だけだけど、彼にしても、
>日本共産党はキライだし、社民党や民主党はもっとイヤだ。
と言っている。

そんな共産党嫌いのスレッド住人の面々にしても「共産党(共産党ファン?)=キモイ」などとは、
絶対に言わないだろう。(少なくとも自分は言わない)
まさに、>>415の言う通り、
>右でも左でも、恥ずかしいわけではない。
恥ずかしいのは、人の書いたことを読んで(しかも読み間違えて)キモイなどと言いたがる者だけだ。
585この子の名無しのお祝いに:04/10/29 14:31:30 ID:qUCITQ4g
話をすりかえたと糾弾された570だ、反共でもシンパでもいいんだヨ。
自分が信じた道をいけば・・・今井監督だって戦時中のことを反省し、
戦後は左翼に向かったんだろう、誰だってターニングポイントはある。
自分は13くらいの時東大の安田講堂なんか見てたからかなり影響受けて
左ががった本読んでばかりいた、でも中3くらいかな連合赤軍事件で完全に
目が覚めた、それからずーっとノンポリ。
今井監督って叩かれやすい人だな、転向したとかさ、自分は戦前戦後を通して
死ぬまで主義主張の変わらなかった人のほうが珍しいと思う。
共産党はキモイなんてことはない、ただ今の状況からしたら生き残っていくのは
大変だよねーロシアも中国もさ、アレだしな。
586この子の名無しのお祝いに:04/10/29 22:03:38 ID:tVNxVLME
585を読むに、570の言いぶんには理解できる箇所も多いのだが、もう一人(575)のような感情的な罵倒はいただけんな。

>>575
頭に血が上りきっている本人からのまともな返答は期待しないが、おかしい点を指摘しておく。

>本当にそこまで共産党に対して怒っているんなら、いまからでも代々木に行って、
>「当の本人やその後継者たちが、自分たちの『信念』を誇張しまくって喧伝してるのは、どういうことだ!」
>と怒鳴り込めばいい。
なんでわざわざ怒鳴り込みなんかせにゃならんのか。現実行動以外の批判は認めないというコチコチの
思考こそ、「子供じゃあるまいし」だが。

>それに、「その嘘を突っ込まれて」っていうのは何。>>570が嘘を言っていると?
嘘を言っているのは共産党だが。ちゃんと他人の文を読んでから書き込もう。

>辛酸を経験していない者が現在の理屈で歴史を裁断しようとするのは、傲慢以外の何物でもない。
二重に間違っている。
・そもそも当人らの言う「辛酸経験」と事実が異なっているから批判を受けている
・それをさておいても、当時を生きた人間以外からの批判を許さない態度はただの思考停止

>いや、現在の日本共産党こそ「辛酸を知らずして歴史を裁断したがる」傲慢者なんだけど、
>あんた、共産党にそっくりだよ。
相手が批判している対象を押し付ければ説得力があると思っているのかな。
587この子の名無しのお祝いに:04/10/29 22:53:22 ID:l9EHuv2e
粘着病者はスルーでヨロシク!
588この子の名無しのお祝いに:04/10/29 23:23:33 ID:S9MFX6JQ
こりゃあ、映画板では有名な「触れてはいけない人」だな。>>586 もっと早くに気付くべきだった。
589この子の名無しのお祝いに:04/10/30 00:36:24 ID:YS9e+I5r
しかし今井正は女(スタッフ、キャスト)に人気があるね。
590この子の名無しのお祝いに:04/10/30 01:05:44 ID:VhihfAEv
祝!山田洋次、文化功労者選定!(笑)
共産党系文化人の選出は初めて?
文化功労者選定っていうのは、事実上、文化勲章ノミネートなわけで、
あと10年くらい映画監督を続けて、海外の賞を獲得できれば、叙勲も確実でしょう。
明日の赤旗でどう報道するのか楽しみ。
赤旗をとっている人がいたら、是非レポートしてほしい。
しかし、今回は、やはり左寄りの立場を明確にしている井上ひさしや、
アングラ出身の蜷川幸雄と、異色の顔ぶれ。
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20041029i404.htm
井上ひさしが、
「国民の皆さんから『少しは頑張ってるな』というお褒めをいただいたのだと思います」。
と語ってるのが興味深い。国家や役人が授けた肩書きではないと言い張りたいのか。
彼の性格からして、大江のように拒否してトラブルの種は作りたくないだろうし、
苦渋の選択だったんだろう。
http://www.yomiuri.co.jp/culture/news/20041029ic26.htm
山田洋次は、
「面食らったけれど『映画界のための決定。代表として受け取ってほしい』と言われ、決心した。
支えてくれた人たちが喜んでくれるでしょう」。
と、コメント。
http://www.mainichi-msn.co.jp/shakai/wadai/news/20041029k0000e040071000c.html
記事は、この後、
>映画は集団芸術と言い続けるこの人らしい。
と続くんだけど、この記事を書いた人は、山田が言えずにいることについて理解できない馬鹿なのか、
それとも、そしらぬフリをして、体よく記事をまとめようとしたのか…。

高野悦子の選出に関しては、素直に「おめでとう」と言いたい。
591この子の名無しのお祝いに:04/10/30 07:20:00 ID:co/+AWhD
一度ぜひ観たいのが『妖婆』。
脚本の水木洋子は『怪談』執筆後、オカルトに取り憑かれ、超大作『悪霊』を執筆、
『エクソシスト』より早く悪魔払いの世界を描いていたという(東宝に持ち込むも未映画化)。
同時に痴呆症状も始まっていたらしいが、彼女のオカルト趣味が全面に出た『妖婆』は、
芥川原作ということで永田が夢よもう一度と取り組んだもの。
観た人、くわしい感想教えてください。
592この子の名無しのお祝いに:04/10/30 08:06:38 ID:t50uHTx8
むかし大井武蔵野館にかかったときのチラシの寸評が「カン違いホラー」であった。
実際に見てみると…まさしくこの寸評は言いえて妙!
主演は当時五十を過ぎた京マチ子、その恋人が児玉清で、ぜんぜん怖くないのだ。
「雨月物語」のころの京マチ子だったら、それなりの怪談になっていたかもしれないが。
593この子の名無しのお祝いに:04/10/30 09:43:42 ID:YS9e+I5r
>>591
監督の選定ミス。観るなら期待せずに観よ。以上。

>>592
京マチ子のせいじゃない。京と神保はよかった。
594この子の名無しのお祝いに:04/10/30 19:36:37 ID:b40pjKQP
「男はつらいよ」の何作目かで、さくらの嫁が雑誌「世界」を読んでいるシーンがあると聞いたが、マジ?
595この子の名無しのお祝いに:04/10/30 20:36:39 ID:BNUwy/Y6
佐藤純弥はどう?
今ではすっかり「底抜け超大作の巨匠」になってしまったが(w
昔は秀作や佳作を作っていたよね
596この子の名無しのお祝いに:04/10/30 21:15:33 ID:Bd6cBvYy
>>595
純弥さんも東映では組合の活動家だったらしいですね(東映社内の党派についてはよく知らないが)
実際、「やくざと抗争」「実録安藤組 襲撃編」あたりは左翼色が濃厚。「新幹線大爆破」もそうですね。

日共系の評論家(山田和夫や石子順)の本でも、順弥さんの「組織暴力」「続 組織暴力」や、
深作の「血染の代紋」「日本暴力団 組長」などは誉めていた記憶がある。
日共としては基本的に警察映画・やくざ映画は認められないのだが(まあ当然)、
社会派的に切り込んでいくモノは良し、ということらしい。
597この子の名無しのお祝いに:04/10/30 21:27:37 ID:Bd6cBvYy
そういえばガイシュツかもしれないが、山下耕作の「博奕打ち 総長賭博」(脚本=笠原和夫)なども、戦
前日本の大陸進出への批判が背景にあった。このあいだ亡くなった小沢茂広の「傷だらけの人生 
古い奴でござんす」(脚本=村尾昭)もそうだった記憶がある。

昔の東映映画を観ていると、日本の帝国主義批判を取り込んだ作品がけっこうありますね。

インテリや庶民の怨念を「善いやくざ」に託す時点で虚構だし甘いんだけど、戦前生まれの
脚本家や監督としては、生理的にどうしても言っておきたいのだろうね。
(この人たちがサヨクかというと、それは少し違うだろうが)
598この子の名無しのお祝いに:04/10/30 21:28:48 ID:WY5wiJyx
>>591
京都と神保のはだかが見られるのがよい
599この子の名無しのお祝いに:04/10/30 23:54:42 ID:B9d8N6ae
596
『君が若者なら』の監督に深作さんを推薦したのは山薩さんらしいね。
600この子の名無しのお祝いに:04/10/31 00:35:08 ID:u0dNCVKC
>>596
石子順は金さえもらえばなんでも書く(媒体によって正反対の「巨人の星」論を展開したのは有名)から
山田和夫らとはちょっと違うと思うが
601この子の名無しのお祝いに:04/10/31 01:30:39 ID:8gxbGp4c
>>591
なんかすさまじい映画だったよ。
明らかに失敗作なんだけど、未だにいやぁな印象が残ってる。。。
京マチ子のカマトトヌードのせいかもしれんけど。
しかし、豪華なスタッフの映画だったよねえ。
602この子の名無しのお祝いに:04/10/31 01:42:01 ID:u0dNCVKC
去年2時間ドラマで久しぶりに神保ミキを見たが、恐ろしくおばはん化してて、昔の面影が全くなかった
603この子の名無しのお祝いに:04/10/31 16:06:34 ID:kcOTiXVP
白いおばはん。
604この子の名無しのお祝いに:04/10/31 21:08:04 ID:N39fWiyi
>>595
鈴木尚之が回想しているが、昭和30年代前半
今井正が鈴木尚之に「これからの東撮で伸びるのはだれだと思う?」と聞いた
鈴木は「そりゃあ、深作ですよ」と答えた
何年かして今井が、「あんたの言う事あたるね、僕は佐藤君だと思っていた」
今井は佐藤の事買っていたんだなぁ
スレとは関係ないけど、
黒澤の『トラ・トラ・トラ!!』でチーフ助監督を務めていたんだよね、佐藤
605この子の名無しのお祝いに:04/10/31 21:46:44 ID:8A5hqiQD
その逸話は佐藤の立場がないんですけど、今井正だから仕方ないか…
606この子の名無しのお祝いに:04/11/03 22:34:31 ID:fEcGwV/w
金子修介の『ガメラ』シリーズにはヤマサツの『戦争と人間』シリーズが影響を与えているそうだ
本人が語っていた
若かりし頃、キネ旬に『金環蝕』の批評が載ったとも言っていた
左翼監督というのとは違うと思うが
607この子の名無しのお祝いに:04/11/03 23:05:56 ID:8jrqZDxk
ところが、『ガメラ2』では公開前に自衛隊賛美と赤旗に批判され、
「見る前に批判するな」と読者欄に投稿したらボツにされ、
編集部にねじこんで掲載された。(ガメラ監督日記より)
608この子の名無しのお祝いに:04/11/04 22:35:43 ID:qA2bY58u
自由や人権を標榜する連中が、見てもいない映画を非難するのは理解できんな。
609この子の名無しのお祝いに:04/11/05 00:16:13 ID:JFU5Hyx0
朝日や読売で、自衛隊の協力が記事になり、赤旗日曜版では、読者が完成前に
「怪獣も泣く、自衛隊オベッカ映画」と投稿欄で「奴隷根性」という言葉まで使って歌劇に批判し、
それを放っておけなかった金子は、赤旗に「まだ映画は完成してません、見てから批判してください」
と、投稿すると、赤旗編集部は、この手紙を投稿者に渡し、掲載しない、という態度。
その編集部を電話で追求し、「それじゃオウムに坂本弁護士のビデオを見せたTBSと同じだろ」
とFAXを送ると、一ヶ月遅れで掲載、留守電に「ありがとうございました。これからもよろしくおねがいします」
と感じの良い女性の声が入っていて、500円の図書券が送られてきた。(ガメラ監督日記)
610この子の名無しのお祝いに:04/11/05 00:39:18 ID:oI0LrGVT
金券を送ってくる神経もアレだが、その額が500円というのがなんとも・・・
611.......:04/11/05 01:48:17 ID:GASspVD3
 新聞の投書欄掲載で500円図書券ってのは、いちおー定番です。
私は投書したことないけど、姉が学校の宿題(?)で投書して
掲載されたら送られてきました。
 ただし20年近く前の話ですけど。今はどんな謝礼かな?

 まぁ、映画監督を素人と同列に扱うってのは舐めてますね。
612この子の名無しのお祝いに:04/11/05 01:53:53 ID:9CM+n4U1
映画監督だろうが素人だろうが、新聞の投書欄では同列じゃないか?
そういや、昔、菅原文太も朝日だかに投書してたな。
映画とは関係なく、一般市民として。ゴミ処分場か何かの建設強行問題の件じゃなかったかな。
しかし、名前欄は「菅原文太・俳優」になっていた。本名じゃないだろうに。
613この子の名無しのお祝いに:04/11/05 04:41:09 ID:VeD5p/+z
赤旗の映画評欄も昔と比べるとガラリと変わったね。
昔は、やたら辛口(しかも偏見的な)だったけど、
ちょっと前に久しぶりに読んだら、とりあえずいいとこ探して
ほめとけーみたいな論調だったように記憶してる。
614この子の名無しのお祝いに:04/11/05 07:33:07 ID:Bv/1NRiX
>>565
> 会社と共謀して(元)第二組合をやっつけるのって労働者の味方なのか?

突然思い出したが、新東宝になったのは第三組合だった。
第二組合は企画と営業だったかな。第二組合構成員はどうなったんだろう…
615この子の名無しのお祝いに:04/11/05 19:10:55 ID:eW5nsWaM
>>606
ちなみに金子修介は金子徳好の息子です。
616この子の名無しのお祝いに:04/11/05 22:58:13 ID:cb/Qz1op
>>615
父=金子徳好 母=金子静枝 長男=金子修介 次男=金子弦二郎 だっけ?

金子一家って独特だよなあ・・・親子とも変わり者揃い。才能ってああいう家庭か
ら出てくるのかな?
617この子の名無しのお祝いに:04/11/05 23:38:35 ID:B+ygHJI8
金子、なかなかやるじゃないか。
ちょっと見直したぞ。
618この子の名無しのお祝いに:04/11/06 02:41:10 ID:LfBySLIJ
>>616
才能を活かす粘着力に恵まれたと思われ。
才能を腐らせている人は多いから。
619この子の名無しのお祝いに:04/11/06 12:19:32 ID:5jc2GKYX
共産党は本人が生きているうちに宮本顕治伝を製作汁
620この子の名無しのお祝いに:04/11/07 19:04:05 ID:49Au0SGm
左翼映画人とは違うと思うが、
荒井晴彦は笠原和夫の影響で「おっきいものがやりたい」と言っている
高井有一の「この国の空」と大西巨人の「神聖喜劇」を映画にしたいそうだ
阪本順治と組んだ『KT』も笠原の影響だろうか(本人は映画の出来に不満みたいだが)
うーん大丈夫かなぁ?
その前に、大河ドラマ(になる予定の)「坂の上の雲」なんてどうだろう(ムリか)
621この子の名無しのお祝いに:04/11/07 20:46:10 ID:n9AoHyJo
>>619
いや!映画のおもしろさとしては「野坂参三伝」のほうが上!
622この子の名無しのお祝いに:04/11/08 10:54:38 ID:InwA3j7b
野坂さんの名誉回復無いの?
結局、ヤマケンの方がひどい密告者だったと分ったんだからさ、
それを売ったのは、「組織防衛」ってことにしてもいいんじゃない?
全く言い訳しなかったの、エライじゃん。
ミヤケンの方が往生際悪いだろ、柔道技で首シメてんのにさ。
623この子の名無しのお祝いに:04/11/08 22:02:21 ID:cACzMywP
山村聡は監督としても実績があるよね(佐分利もだが)
山村なら『蟹工船』『黒い潮』みたいな力作や
『風流深川唄』みたいな文芸ものの秀作も撮ってる
『黒い潮』は助監督が、鈴木清順・今村昌平・浦山桐郎だったそうだ

624この子の名無しのお祝いに :04/11/09 00:32:05 ID:OT3Usbzq
山本監督は、常に娯楽映画を意識している感じで好感が持てる。
今井監督はなあ…説教臭いというか、教育映画的というか…。
そんなに観てないけど今井作品で一番面白いと思ったのは「望楼の決死隊」。
なんか戦前の作品の方が面白い。
625この子の名無しのお祝いに:04/11/09 00:47:58 ID:Rg3rbJ2Z
今井正の「あにいもうと」は、イマイチタダシだったな。
戦前の木村荘十二版、戦後の成瀬巳喜男版のいずれにも大きく水をあけられておる。
626内田吐夢:04/11/09 01:00:42 ID:m4Ahfd7h
「今井君は本当の最下層が分かってない」
627この子の名無しのお祝いに:04/11/09 03:22:07 ID:xUhHQAQp
>>624

へぇ、俺とは逆の見方してますね。
映画的には今井正の方がはるかに優れた監督だと思う。
シーンのつかみとり方、演技の引き出し方、ワンショットの力、
すべてにおいて今井の方に豊饒さを感じる。
『キクとイサム』、『夜の鼓』、『あれが港の灯だ』なんてすごいよ。

山本の方は、人物から構図、カット割りまですべてが図式的で、
キャラクターがセリフを運ぶだけの機械にしか見えないことが多い。
後期の作品ではそういう図式の臭さが味ではあったりするけれど、
やはり時間が経ってから観ると、痩せた映画だな、と思ってしまう。
628この子の名無しのお祝いに:04/11/09 17:09:14 ID:gg0vOOAb
わたしはドラマ性では今井正、娯楽性では山本薩夫かなぁ。

社会性の強い作品は、今井正はドラマの中にうまく織り交ぜるけど、
山本薩夫は主義主張むき出し。
ただし、職人に徹した娯楽映画では山本薩夫のほうが豪快なぶん楽しめる。
629この子の名無しのお祝いに:04/11/16 04:00:08 ID:PSYRu+HJ
>>573
今井正が撮影が終わってから、
「宮川一夫には期待していたが、
何と言ってもカメラを自分の選んだポジションから、
頑として動かさないのでやる気がなくなった」
ってインタビューだかで言ったんだよ。(書いたのかも)
これって作品の言い訳だよね。

我慢ならないなら撮影中に言えばいいんだよ、
製作と競技してもどうにもならない降板だ。
後から「やる気なくなった」って言うなんて本当に馬鹿だよな、今井正は。

いい男のせいか、女性キャスト、スタッフには好かれているが…
630この子の名無しのお祝いに:04/11/16 04:34:28 ID:zIe3NLVm
宮川一夫は監督の言うことを聞かないので有名なキャメラマン。
今井も「こうしてほしいんだけど」と注文しても、
「イア、大映ではそんなのダメです」という調子だったらしい。
撮影の最終日にすっぽかして東京に帰った、というぐらいだから、
よほど腹にすえかねたのだろう。
かつての大映京都つながりのスタッフが多かったようだから孤立しただろうし。
『女の顔』、『由起子』、『妖婆』は自分の三大愚作、とまで言ってるね。
今井は宮島義勇とも『どっこい生きてる』で喧嘩別れになっている。
結局、中尾駿一郎でないと駄目だったのかもね。
631この子の名無しのお祝いに:04/11/16 04:52:18 ID:PSYRu+HJ
>>630
> 宮川一夫は監督の言うことを聞かないので有名なキャメラマン。

『妖婆』の頃には誰一人知らない人がいないくらい知れ渡っていたはずだから、
後からそんなはずじゃなかったって訳はないはずなんだが…

宮島義勇も言うこと聞かないわな。
大島渚を無視したと周りの人間が言ってるな。大島は喋ってない。
山下耕作ともプチ揉めている。深作はどうだったんだろうか…
632この子の名無しのお祝いに:04/11/16 10:06:51 ID:Dz4ZXLtm
>>631
宮川一夫は製作・永田のごり推しと憶測。
633この子の名無しのお祝いに:04/11/16 12:31:43 ID:Hm8obuG9
以前、「ゴジラ」に関するネタがあったが、たしかにBSで見直すと記者が「スイスにいるドイツ人が、
ミスターセリザワのことを・・・」と言うセリフがある。

芹沢は戦時中、かなり突っ込んだ機密事項にまで関わっていた可能性は高い。戦時中の日本の
化学・生物兵器研究や医学人体実験に関わった人間の多くを、連合国(アメリカ)はデ
ータ提供の見返りに見逃したと言われている(彼らは戦後も業界・学界から追放されなかった)

昔、観たときは芹沢の苦悩が大芝居過ぎて首を傾げたが、恐らく、日本政府やアメリカ
に自分の発明の存在を知られることを本気で恐れていたという設定なのだろう。
そうした目で見ると、ゴジラ通過後の、東京大空襲と原爆投下後の広島・長崎を意識
した被災地の描写にも驚かされる。ガイガーカウンターまで出てくるが、ゴジラの影響
で被曝した人間の描写は、後のシリーズでどれだけ出てきただろうか?

現在読める香山滋の原案は多分に伝奇的なものだったと記憶するから、そうした色を濃く
したのは脚本の村田武雄だと思われる。村田は一時期は鎌倉アカデミアにもいたリベラリストだったはず。
あの唐突な平和への祈りのコーラスも完全に真剣で本気。作り物の平和論ではないのだ。
634この子の名無しのお祝いに:04/11/16 13:20:36 ID:Qn350J2p
ゴジラのオープニングを見た息子(中学)がこれジュラシックパーク
にそっくりと言ったが、そうじゃなくてスピルバーグがパクった
と言ってやった。
635この子の名無しのお祝いに:04/11/16 21:38:01 ID:PSYRu+HJ
>>633
誤爆?
それとも平和主義/リベラルを左翼の専売特許だと考えているの?

それはともかく、田中友幸は、二十一の会ってのに入っていて、
そこには山本薩夫、宮島義勇などが入っていて、
1990年頃まで交遊があったそうだ。
馬淵薫も左翼友達らしい。
636この子の名無しのお祝いに:04/11/18 02:10:41 ID:QOqFmFEu
ゴジラネタで。さっきBSで放送していた「ゴジラ対メカゴジラ」は、金城哲夫も原案に関わって
いたと記憶する。沖縄王族の末裔である老人と少女のキャラクターから察するに、恐らく、
本来はもっと沖縄文化を絡ませ、ヤマトンチュウに対して批判的な内容だったのではないだろうか?

映画と前後して開かれた沖縄海洋博は失敗、関わっていた金城は恨まれたとも聞く。だいたい、あそ
こは内地に対してコンプレックスがあるわりにのんびりしていて、何かと内地からカネをせびろうとする。
もちろん、ヤマトンチュウの方も何かと沖縄を利用しようとする。妙に政治的な連中が何かと内外のマスコ
ミ向けにアピールするが(あそこの地元紙は独特だね)、大半の人間は観光と基地の収
入がバカにならないので本気でどうこうという気はない。

こういう土地なので、外からカネを持って行ってもロクなことにならない。金城本人も沖縄
では旧家で富裕層、しかも内地帰りの才人で尊敬されつつ浮いていたらしいし。

映画自体は福田純らしいアクション快作だが、深読みすると何だか不完全燃焼な映画だなあ・・・。
東映の「沖縄やくざ戦争」「沖縄十年戦争」も失敗作だったし、沖縄映画は難しいのねん。
637この子の名無しのお祝いに:04/11/18 02:18:33 ID:USqP3ICR
>>636
誤爆?

最後のところは大島の「夏の妹」くらい上げてよ。左翼スレなんだから。
崔洋一の「豚の報い」とかさあ。
638この子の名無しのお祝いに:04/11/18 02:39:01 ID:ndvsEkIx
誤爆厨、うざい。
沖縄ヤクザ映画というと、まず「博徒外人部隊」に注目すべきだと思うね。
「ゴジラ対メカゴジラ」はゴジラ(この作品では日本の守護神)とキングシーサー(沖縄の守護神)がタッグを組んで、
メカゴジラ(機械文明の象徴)と戦うというところがミソだろう。
沖縄を襲う「機械文明の象徴」が実は、「日本の守護神」のドッペルゲンガーだ、というところが更にミソ。
(この構図は、実は「博徒外人部隊」ともちょっと似ている)
こういった象徴性が、メロドラマ仕立てのプロットの中で埋もれてしまっていたのが残念だ。
もっと脚本を練れば、間違いなく「豚の報い」なんかより深みのある沖縄映画になっていただろう。

「夏の妹」は、かつて竹中労が批判していたように単なる観光映画に過ぎない。
639この子の名無しのお祝いに:04/11/18 08:43:38 ID:0sy2L9ni
大島渚『日本の夜と霧』みたいに日共内部の事を映画化しように、
共産党系団体の内部を映画化したらどう?
たとえば民医連の内情を暴くみたいな。
メンタルヘルスで悩む管理者や職員、ジャンボリー活動で悩む
若手職員、共同組織構成員と管理部の矛盾、医師の悩み、
職員同士の結婚とその私生活のなりゆき、退職した職員のその後
労働組合の内情、選挙活動、党活動での派閥争い、医療事故など・・・。
白い巨塔ならぬ赤い巨塔の実態とは?
山梨勤医協の倒産問題を映画化すればかなり面白いと思う。
640この子の名無しのお祝いに:04/11/18 11:38:06 ID:VXvsGnVA
>>636
残念ながら、「ゴジラ対メカゴジラ」の原作:関沢新一と福島正実。
シナハン(ではなくなったが)で沖縄を訪れた福島が、金城と会ったのは事実だが。
641この子の名無しのお祝いに:04/11/21 00:41:56 ID:8+gwp1yp
元祖眼鏡っ娘見たさに
青い山脈DVD8000円を買った折れorz
642この子の名無しのお祝いに:04/11/21 17:57:05 ID:IG5VL7cf
深作が「実録日本共産党」撮るときいた時は、リンチ殺人事件で殺された奴のキャスティングは
川谷拓三でキマリだと思ったが、映画自体があぼーん
643この子の名無しのお祝いに:04/11/22 00:15:16 ID:CzcpqzgK
>>642
笑った。
「県警対組織暴力」と同じシチュエイションに脚色したりして。
644この子の名無しのお祝いに:04/11/23 21:16:28 ID:7KcQYKI3
とりあえず宮本顕治役は室田日出男で
645この子の名無しのお祝いに:04/11/24 21:53:12 ID:K6bjo0MP
『白い巨塔』は最初増村にオファーがいったが断られて山本薩夫になった
スレ違いかもしれんが、増村が撮ったほうがよかったと思うなぁ
特に法廷シーンなんか絶対増村のほうがいい
俺は伊藤野枝&大杉栄を若尾文子&三國連太郎&増村で映画化して欲しかった
『偽大学生』ならこのスレでも話題にできるでしょうかね?
646この子の名無しのお祝いに:04/11/24 23:14:28 ID:+wuLvJ1s
徳田球一は成田三樹夫でお願いします。
647この子の名無しのお祝いに:04/11/24 23:37:12 ID:LcLx2AZ/
左翼といえば、足立正生はバリバリの元日本赤軍幹部。
648この子の名無しのお祝いに:04/11/25 01:37:59 ID:qRCWWAXm
「元」て。今でも、

日本赤軍 足立正生

って文章の最後に署名してるやん。
649.......:04/11/26 21:22:07 ID:p4DfFJRi
「映画人九条の会」
ttp://members3.jcom.home.ne.jp/doga-uni/newpage23.htm

アニメの高畑勲は、なんといっても『太陽の王子 ホルスの大冒険』ですね。
650この子の名無しのお祝いに:04/11/26 23:34:53 ID:NpY+SlIN
戦後憲法第九条は守るべきだと思うが、「映画人九条の会」にカンパするくらいなら、
その金で三島由紀夫の墓に手向ける線香でも買う方がずっとマシだ。
発起人名簿から山田和夫や大澤豊の名前が消えるのなら、ちょっとは考えてやっても良いが。
651この子の名無しのお祝いに:04/11/27 00:37:48 ID:IamGiXgy
宮本顕治役→月形龍之介
徳田球一役→花沢徳衛
小林多喜二役→菅佐原英一
652この子の名無しのお祝いに:04/11/27 02:37:56 ID:PntLRTWI
大杉栄→阿部寛
伊藤野枝→緒川たまき
653この子の名無しのお祝いに:04/12/07 18:01:00 ID:XJViGGVN
北一輝→北村一輝
654この子の名無しのお祝いに:04/12/08 00:14:48 ID:/RWhXF4N
>>653
「最後に天皇陛下万歳と唱えますか?」
「ウヒャーヒャッヒャ! 何言ってんだバカヤロコンニャロ。とぼけたこと抜かしてんと承知しねーぞテメエ」
バーンッ!
655この子の名無しのお祝いに:04/12/08 04:42:20 ID:vomgE2Wj
中学生の頃,例の三一書房刊「愛のコリーダ」の後半に載っている
大島渚の日共批判(日共の退廃文化根絶運動はファシズムに通ずる)を
読んで以来,深く考えもせず,ずっと日共嫌いなんだけど私はこのままで
いいのかなぁ。
656この子の名無しのお祝いに:04/12/08 09:02:55 ID:UpXJak2E
政策秘書の給与の件が典型的なんで、
ああいうの問題ないと思えば考え直してみれば?
657この子の名無しのお祝いに:04/12/08 15:59:23 ID:WCEtTmbj
山薩監督による原節子の映画が日本映画専門CHで1月から特集あり。
主に戦前のものでTV未放送ものが多いって・・・意外に原節子は
山薩に起用されてたんですな、戦後は今井も青い山脈で起用してるし。
658この子の名無しのお祝いに:04/12/11 23:03:09 ID:n5X5+wL7
北朝鮮批判の映画を作れば、少しは見直されるのでは?
659この子の名無しのお祝いに:04/12/11 23:27:29 ID:pyvRTc2X
誰が誰を見直すというのか…?

そういえば、共産主義者、共産主義組織のダーク・サイドを暴いた日本映画というのが幾つかあるが、
どれも筋金入りの左翼か左寄り映画人が作ったものなのだった。
大島渚『日本の夜と霧』、増村保造『偽大学生』、若松孝二『新宿マッド』、高橋伴明『光の雨』…。
それに、実現しなかった深作の企画『実録・共産党』。
アメリカ映画『レッズ』(ウォーレン・ベィティ)や、イタリアのベルトルッチ作品もそのパターン。
『ラスト・エンペラー』には、赤衛兵運動批判の場面もあった。
そして勿論、ポーランドのアンジェイ・ワイダ作品。

その一方で右翼陣営の映画は、自分たちの側の正当化ばかり。
野村秋介の『斬殺せよ』の中には、企業への資金請求(ようするにタカリ)を正当化する場面があって、
そのずうずうしさに驚いたものだった。
660この子の名無しのお祝いに:04/12/12 00:09:58 ID:n6hJJnsQ
ちょっと待て。
戦争の悲惨なところを描くのは右左関係ないだろ。
661この子の名無しのお祝いに:04/12/12 03:05:52 ID:aYaYIS2s
>>659
>共産主義者、共産主義組織のダーク・サイドを暴いた

たんなる他党派批判、あるいは内情批判を通じた裏返しの理想化に過ぎないような気もするが?
揉めた「実録・共産党」の残された決定稿は、代々木に気を遣ったマンセー映画になって
いて、映画化してもつまらなかっただろう、とも聞いた。

ベルトルッチは「1900年」などを見ると、バリバリに労働者・パルチザンマンセーでは?
(イタリアの政治事情に疎いので何とも言えないが・・・)
662この子の名無しのお祝いに:04/12/12 03:07:19 ID:aYaYIS2s
>野村秋介の『斬殺せよ』

あれは野村さんの脳内ワールド炸裂映画だったね。タカリの正当化もそうでしょ? 今は無くなったけど、
昔は総会屋系新左翼雑誌なんてのもあったし。みんなけっこう、そういう怪しい所でやってきたからね。

野村さん本人は清貧で任侠に生きたつもりだったのだろうけど、怪しいお金と人脈の中にい
たのも事実だろうからな。さすがに自分でも気づいていただろうに、任侠の虚構に殉じて死んだんだな。

出演している女の子の1人は当時の某大物博徒の娘さんで、コネ出演、とも聞いた。
野村さんのスポンサーだったのでしょうね。そういうお金で映画を作っていたわけだな。
663この子の名無しのお祝いに:04/12/12 03:15:29 ID:aYaYIS2s
>>660
そうした情感に訴える戦争映画こそ、左右を問わず戦争美化映画に陥りがちだよ。
例えば「ひめゆりの塔」「ビルマの竪琴」特攻隊関係の映画がそうだね。

戦前の「発掘」された愛国映画を上映してみたら、「これ、賛戦にも反戦にも使えるな」
と驚いた、という話がある。
逆に言えば、笠原和夫がやっていたように、美化のフリをして反国家描写を入れることも可能だ。

まあ微妙なジャンルだが、日本だと反戦映画の飛び抜けた傑作は増村保造の「赤い天使」
ぐらいしか知らないけどな。他にも探せばあるだろうけど。
664この子の名無しのお祝いに:04/12/12 10:17:30 ID:n6hJJnsQ
清順の「春婦伝」もいい。
女が出るとドラマ化しやすいんだろうな。
ただ「赤い天使」にしても、ここで話題にするような映画じゃないな(w
「赤い天使」は反戦というよりも殉死映画のような気がするし。
665この子の名無しのお祝いに:04/12/12 10:18:44 ID:n6hJJnsQ
>>661
共産党に配慮した内容になりそうになったのは、
最初の企画じゃなくて、角川が再度取り上げた時だな。(笠原本より)
666この子の名無しのお祝いに:04/12/12 10:41:10 ID:efA+W9sE
>>662
野村秋介は、うちの親父の会社にもよく、何だかんだとタカリに来ていたらしい。
とは言っても、元々縁のある会社だったし(創業者が田岡一雄の親友で、モロッコの辰も出入りしていた)、
彼のタカリは他の右翼のような機関紙押し売りではなかったようなので、その点ではまだ許せる。

>>664
>戦前の「発掘」された愛国映画を上映してみたら、「これ、賛戦にも反戦にも使えるな」
>と驚いた、という話がある。
ただしくは、戦時中に米軍が、占領地(元の日本の植民地)で入手した日本の国策戦争映画を、
日本占領後の宣撫計画の参考にしようと考えて上映してみたら、まるで反戦映画に感じられるので驚いた、ということ。
出てくる兵隊はみんなヨロヨロと苦しそうにしていて、悲壮感たっぷりだから、そう感じられるのも無理はない。
日本人独特の「悲壮感と表裏一体のロマンティシズム」は、欧米人には簡単には理解できないだろう。
この話、ルース・ベネディクトの「菊と刀」にも出てきていた(と思う、何せ10数年前以降は読み返してないので)。

日本の反戦映画の最高傑作は、個人的には木下恵介の『笛吹川』だと思っている。
木下という人は必ずしも反戦の人ではないが、「徹底した厭戦家」だっんじゃないかな。
667この子の名無しのお祝いに:04/12/12 11:40:16 ID:n6hJJnsQ
いや、「反戦」の人だよ。
「陸軍」の母描写でも軍部に抵抗しているしね。
反戦映画の人じゃないけど、強い信念の人。
社会性の強い作品を多く作っていることからも分かる。
そしてそれをスレタイの二人よりスマートにこなす。
668この子の名無しのお祝いに:04/12/12 12:01:09 ID:F82UrXdi
「赤い天使」って反戦映画かあ?
その手の団体に利用されそうな素材ではあるが、そういう括りで見るのはケツの穴が小さすぎる。
669この子の名無しのお祝いに:04/12/12 12:45:45 ID:n6hJJnsQ
「戦争という閉息状況の中で自分の情念を炸裂させる」映画。
670この子の名無しのお祝いに:04/12/12 19:25:28 ID:Q6oFfu7g
日本の映画人て,暗そうだよね。
女の人口も他国の映画業界と比べて少なすぎる程少ないし。
左翼かオタクな奴しかいなさそう。
ほんでもって客は入らないし,つまらないもんばっかり撮ってるし。
評論家は男色ばっかで,嫌になる
671この子の名無しのお祝いに:04/12/12 20:09:53 ID:bzLnO1AQ
>>666
野村さんを美化しても仕方ないけど、彼はいちおうの筋は通した。彼のテロリズム
(河野一郎邸と経団連本部)は、強者へのテロリズムだったからね(当然、背後では、
怪しげなユスリや人脈の動きはあっただろうが・・・)

最期も、朝日新聞の人間は殺していない。これで、制作した映画が面白ければ文句は無
かったのだが・・・。組合系などの公式左翼映画のように退屈なのでガッカリ。

親しい須藤久に映画を撮らせたい、その目的が強かったようだな。ちなみに、須藤さんの
「狭山の黒い雨」は、いまだに大学自治会では上映する所があります。
友人は自治会の集会に参加させられた時に見た、映画としては面白かった、と言っていた。
美術=木村威夫なんだよね。
672この子の名無しのお祝いに:04/12/12 22:47:26 ID:AxK7iA5g
ことの発端になった659が頭悪杉。
野村秋介の映画一つしか挙げられないのに、「右翼陣営の映画は、自分たちの側の正当化ばかり」て。
左右の映画の傾向比較するなら、サンプルの頭数くらい揃えてからものを言いなさい。
673659:04/12/13 00:42:11 ID:+dXk7Lb+
誰も論争もしてないのに「ことの発端になった」っていうのは変だな。
そもそもが右翼映画うんぬんの部分にレスしているのは>>672だけなんだが。妙なことを言う人だね。
ちなみに、>>466も自分。
正当化のたとえをもっと出すなら、
右派テロリストたちをカッコ良く描いてしまった『日本暗殺秘録』だとか、
(例えば劇中で高倉健が演じた相沢中佐刺殺事件の犯人は、実際には頭がイカレた男だったと伝えられている)
第二次大戦で日本軍に家族を殺されて復讐に燃える男を悪の秘密結社のリーダーとして描いたTV特撮ドラマ『レインボーマン』
(企画・脚本は川内康範)だとか。

>>671
野村にしても川内にしても、その「正当化したい」「こうであってほしい」「こうであったと思いたい」と考えて、
そのように描いてしまう心情は微笑ましいし、そういった心情が戦後日本の活力になったことは否定できないと思う。
(他の人、特に左翼たちは批判するんだろうが、自分は否定したくない)
野村のタカリ正当化のずうずうしさには驚いたが、微笑ましいとも思う。彼は実際、筋を通した人だ。
純真で自分を疑うことのない人だったから、企業から金をたかることにも後ろめたさがなかったんだろう。
何かあると直ぐに自己批判して辻褄あわせをする左翼とは、そこが違った。
「三島由紀夫は自らの美学に殉じたのであって、思想に殉じたのではなかった」などと、
他の右翼が聞いたら怒り出しそうなことを大胆に言えた人だったから、左翼の中でも評価する者は多かった。
674666:04/12/13 01:09:45 ID:+dXk7Lb+
>>667
『陸軍』の中の「追いかける母親」の描写が反戦を意図したのかどうかは、
こけまでにも沢山の人がいろいろな解釈をしているくらいで、
もっとじっくりとした木下恵介論を下敷きにしなくてはならないので、即断するのはどうかと思う。
(だから自分も「だったんじゃないかな」と、あえて曖昧な書き方をした)

ところで、恥ずかしながらやっと最近、『二十四の瞳』の原作を読んだんだが、
戦前からの流れの「プロレタリア文芸」のタッチが濃厚なので驚いた。特に前半は、映画とは随分と印象が違う。
共産党作家・壺井栄の作品だから驚くにはあたらないにしても、
児童文学なのに、戦時中の翼賛的体制への批判が露骨に出てくる。
それが、映画ではすっかり省かれている。当時、共産党からの評価はどういうものだったんだろうか?
『女の園』の中の共産党員の微妙な描き方も考え合わせると、
木下の共産党に対してどういうスタンスをとっているつもりだったのか、どうも良く分からない。
675この子の名無しのお祝いに:04/12/13 01:59:32 ID:FARFPH87
内容じゃなくて、検閲に抵抗した姿勢が反戦的。

それから木下の映画をある程度観れば分かることだが、
「陸軍」は母親のシーンがあればこそ、木下は撮るモチベーションを持てただろう。
でなければ全く関心を持たなかったに違いない。
漠然とした反戦にも何の興味もないだろう。

「女の園」と共産党について言えば、木下は反骨の人ということに尽きる。
右とか左は関係ない。この人はホモだけど女々しいんじゃなくて一匹狼の闘志だ。
676666:04/12/13 02:22:04 ID:+dXk7Lb+
>>675
まったく同感。
それに、>>667の言わんとしたことを読み間違えてた。
677この子の名無しのお祝いに:04/12/13 13:47:55 ID:iHphLjAZ
木下は中国を旅行した後、その素晴らしさを絶賛したが、一言つけくわえた。
「でも人間は欲の深い生き物だから、あの国はうまくいかないんじゃないかな」
それを聞いた若き山田洋次は
「そういう考え方が資本主義的ではないのですか」
と食ってかかったそうだ。木下が亡くなった時、山田が述懐していた。

678この子の名無しのお祝いに:04/12/13 18:01:29 ID:FARFPH87
結局そんな山田洋次のような中国と揉めて、
長い時間をかけて進めていた企画がおじゃんになったんだよな。
679この子の名無しのお祝いに:04/12/14 00:11:05 ID:W9vk9Loi
>>673
>何かあると直ぐに自己批判して辻褄あわせをする左翼とは、そこが違った。
長々と書いてるわりにこういう風に脇が甘すぎ。
正当化正当化って叫んでる自分こそ、右翼をダシに左翼を相対的に
持ち上げたがってることに気付きなよ。
680この子の名無しのお祝いに:04/12/14 00:41:17 ID:Rp4wI5S7
辻褄合わせって言葉は否定的な側面もあるはずだけど、
確かにその引用した一文には>>673の屈折した内情が滲み出ていたと思う。
どちらかを持ち上げていると言うより、日和見主義的な。
681この子の名無しのお祝いに:04/12/14 00:48:41 ID:D8afQbYB
>>679
右翼(野村秋介)と比較して左翼を批判している一文を取り上げて、
>右翼をダシに左翼を相対的に持ち上げたがってることに気付きなよ。
とは何?
言っていることがあまりにメチャクチャ過ぎる。どういうオツムになってるんだ??

>>680
うん。自分は「積極的日和見主義者」だよ。
右翼にしても左翼にしても直情的で、周囲を見ようともしていないのが問題だと思うんだが、どうだろう。
682この子の名無しのお祝いに:04/12/14 01:19:41 ID:W9vk9Loi
>>681
小学生でもわかるレベルに噛み砕いて言えば「右翼はこんなにダメだから左翼はそれに
比べればましだ」というセコい相対評価はやめなさいということ。
これでわからなければ自分のオツムの心配をしたほうがよろしい。

その右翼のダメさをあげつらうのにしても野村秋介の映画の映画一本しか挙げられず、
そのことを指摘されて出してきたのが「レインボーマン」とはあまりも情けない。
「右翼陣営の映画は、自分たちの側の正当化ばかり」と大見得きっといてこれとは。

>右派テロリストたちをカッコ良く描いてしまった『日本暗殺秘録』だとか、
語るに落ちたというか、この人は少しでも「右」が良く描かれるのが許せないだけなのね。
683この子の名無しのお祝いに:04/12/14 01:37:50 ID:D8afQbYB
>>682
『レインボーマン』は有名な国粋主義者・川内康範による問題作だよ。見たことない?
(川内ファンなんで、歌詞集の豪華本も持ってる)
君は>>583? 違ってもかまわないんだけど。 
俺は>>584だよ。
今年は6回も靖国神社に御参りしたし、愛読書は「古事記」「国体の本義」「近代の超克」だよ。
意味不明なことばっかり言うんだったら、みんなが迷惑するだけだから、もう出てこないでね。
684この子の名無しのお祝いに:04/12/14 01:38:21 ID:Rp4wI5S7
『日本暗殺秘録』って別にテロリストを格好良く描いてはいないよね。
だって監督が中途半端ダサ男専門の人だからねえ。
685この子の名無しのお祝いに:04/12/14 01:47:13 ID:D8afQbYB
千葉真一が演じた血盟団メンバーは、まさに中島貞夫流の‘鉄砲玉の美学’的なんだけど、それ以外の部分が…。

笠原和夫はどういうつもりだったのか、首をかしげてしまう部分が多かった。
686この子の名無しのお祝いに:04/12/14 01:58:56 ID:Rp4wI5S7
千葉真一本人がいい男なだけで、血盟団の話自体は…
というかあの映画自体かなり疑問…
687この子の名無しのお祝いに:04/12/14 02:03:37 ID:D8afQbYB
片岡千恵蔵が演じた井上日召にしても、かなり常時ハイテンションのトンデモな人だったらしいけど、
(自伝「一人一殺」を読むと、「開戦前に東条英機を始末しておけば良かった」などと凄いことを言っている)
それが千恵蔵が、如何にも大人びた落ち着きのある人物のように演じてしまっているのが、いやはや何とも。
688682:04/12/14 21:02:59 ID:nNkOzt9W
>>683
>『レインボーマン』は有名な国粋主義者・川内康範による問題作だよ。見たことない?
「右派陣営の"映画"は、自分たちの側の正当化ばかり」と言ったのは誰だよ。
映画の話をしてるのに、「TV特撮ドラマ(>>673)」まで手を広げてひっかき集めてきてそれかよと
馬鹿にされてるのがわかってないようだが。

>君は>>583? 違ってもかまわないんだけど。
自分を批判する相手を、過去の落書きレスを書いた奴と勝手に邪推して悦にいるとは
随分程度が低いね。

>今年は6回も靖国神社に御参りしたし、愛読書は「古事記」「国体の本義」「近代の超克」だよ。
こう書いておけば、スレを読んでる人が「実は右寄りの659が言うんだから説得力がある」とコロッと
騙されるとでも思っているのかな。甘いよ。

>意味不明なことばっかり言うんだったら、みんなが迷惑するだけだから、もう出てこないでね。
むしろ、君の"意味不明な"「日本暗殺秘録」評等に"みんなが迷惑"しているようだが。

そもそも、脚本・笠原和夫、監督・中島貞夫の作品のどこが「右派陣営の映画」だよ。
689この子の名無しのお祝いに:04/12/14 22:13:56 ID:idQT+YpF
>「日本暗殺秘録」
「日本暗殺秘録」が右翼テロリストをかっこよく描いた映画??
本編の大半が病弱、貧乏、不幸の三拍子揃った青年(千葉真一)の話だぞ?
工場を警官の嫌がらせで潰されるわ(しかも警官役が汐路章。とほほ)、
恋人を貧乏ゆえに亡くすわ(これまた賀川雪江)といった悲惨のオンパレードが
続いた挙句にいきなり信仰に目覚める話だぞ。
ラストの二・二六事件ダイジェストも高倉健が「お命頂戴します」的セリフを吐きつつ
軍務局長を斬り殺していてモロにいつもの東映ヤクザ映画。
そして登場シーン実に5分以下。クライマックスの将校らの処刑シーンも
頭をぶち抜かれ、血をほとばしらせながら「天皇陛下万歳!!」と絶叫して
死んでいく将校らのえぐいアップがいつ終わるともなく続く・・・

だいたい高倉健を「相沢中佐刺殺事件の犯人」などと適当かましているが、
彼が演じていたのが相沢中佐で、殺されたのは少将。
本当にこの映画見たのか?
690673:04/12/15 01:41:54 ID:kvlctGjk
あっ、ゴメン。相沢の部分は間違えてた。
691この子の名無しのお祝いに:04/12/15 23:39:51 ID:zMwCTFWx
増村の「偽大学生」を左翼自らが組織の内幕を暴いた作品とかトンチンカンなこと
言ってる時点で他の映画もまともに見てるのかどうか。
「光の雨」にしたって原作はノンフィクションなのに、映画化にあたって劇中劇って設定に
しちゃってるわけだし。
既にいくらか突かれてるけど、一方には露骨にプラス、もう一方には露骨にマイナスの
バイアスをかけてものを見すぎで、自分に都合のよい結論を出し過ぎ。
692この子の名無しのお祝いに:04/12/16 00:17:59 ID:v0E9iLaQ
他の話できないから自治スレでその話出してそっちで粘着するとかしてくれ
693この子の名無しのお祝いに:04/12/16 08:39:23 ID:B9yaFgST
亀井文夫の「女一人大地を行く」観た。
結構時間をかけてロケやってるが全く面白くなかった。
しかし山田五十鈴はやっぱりうまいと思ったけどね。
宇野重吉は演技臭すぎ(w
694この子の名無しのお祝いに:04/12/16 22:15:21 ID:zwpiAVv0
>「女一人大地を行く」
中国人民から届いた赤旗を遺体にかけるストレートなシーンにメロメロ
695この子の名無しのお祝いに:04/12/24 18:22:55 ID:XRCq7xC8
今井正って、ほるぷ映画の社長をやってたんだね。
知らなかった……。
696この子の名無しのお祝いに:05/01/04 00:29:51 ID:u3dFj5g7
青い山脈を放送してるね
697この子の名無しのお祝いに:05/01/04 01:26:06 ID:QEzrR8kI
>>689
浅薄なバカがよくほざくなあ
698この子の名無しのお祝いに:05/01/04 09:23:40 ID:vvM8I7K9
>>697
君のほうがバカっぽいよ
699この子の名無しのお祝いに:05/01/04 14:38:03 ID:n4Ea/5I1
今井と山本監督の戦前映画に原節子主演のものいっぱいあるんでねえの。
どんな内容か見てないが、社会性てんこもり?
青い山脈は大ヒットしたのにその後、原さんを使わなかったんだね今井。
700.......:05/01/04 16:48:10 ID:XKzFlO2u
>>696
 世界の中心に向かって学生服姿で「好きだ! 大好きだ〜!」
と叫ぶ池部良@31歳ですね。

>>699
 今月から日本映画専門チャンネルの原節子特集で
たくさん放映されるみたいですよ。
701この子の名無しのお祝いに:05/01/04 17:15:20 ID:QEzrR8kI
>>689
右翼テロリストを好意的に描いた映画でしょ。
702この子の名無しのお祝いに:05/01/04 20:28:24 ID:ljywyUS+
「ベトナム」
703この子の名無しのお祝いに:05/01/04 21:49:12 ID:L94DQ58/
>>701
既に過去ログでケリのついた話を蒸し返すなよ・・・
好意的もクソもない作品だってことは映画見るなり、笠原の本を読むなりすれば
すぐわかることだ。
704この子の名無しのお祝いに:05/01/04 22:56:57 ID:QEzrR8kI
>>703
分からん。あれほど小沼正の心情にわけいった映画だよ。>>703
俺はおまえのクビに縄つけてでも小沼の墓に連れて行くからな。
705673:05/01/04 23:05:24 ID:SxbWWvmb
2ちゃんを開いたら丁度スレッドがあがっていたんで、いま見たところなんだが、
QEzrR8kIは自分じゃないよ。>>698
自分が出ると絡んで来そうなので、これ切りで消える。
706この子の名無しのお祝いに:05/01/04 23:30:20 ID:L94DQ58/
>>705
>2ちゃんを開いたら丁度スレッドがあがっていたんで、いま見たところなんだが、
いちいちこういうこと書かなくていいから
707この子の名無しのお祝いに:05/01/05 00:43:34 ID:loLQ+H10
スレ違いかとは思うが、どこに書いていいのかわからないので、ここに書く。

BSで吉村公三郎の「五人の兄妹」を観る。大陸に出征している弟、国民服を着て隣組と空襲に
備える市民、金属類の供出、割烹着姿の大日本国防婦人会、顔を見たこともない夫に嫁いでいく妹(大陸花嫁?)、、、

戦時色濃厚な作品だが、気になるのが、まだアメリカと開戦していない、1939年の
時点なのに、すでに灯火管制が行われていることだ。

ググってみると、日本が実際に都市空襲の被害に見舞われるようになったのは、戦争末期の
44年頃のことらしい。日米開戦以前から、すでに日中戦争下で空襲を警戒
していたとは・・・。恥ずかしながら知らなかったので、ちょっと驚きました。
708この子の名無しのお祝いに:05/01/05 01:19:44 ID:rCAAwSSG
>>705
もっと気を強く持てよ。

>>703
勝手にけりをつけるな。
709この子の名無しのお祝いに:05/01/05 21:28:02 ID:pxO9oQLs
ヤレヤレ
710.......:05/01/05 21:56:06 ID:Xd8NjkRM
今日から日専chの原節子特集ですよ
711この子の名無しのお祝いに:05/01/06 21:21:55 ID:LuN2ZpKf
原節子特集で気づいたこと。
夏川大二郎ってさ、松竹時代の「向日葵娘」で桑野ミッチーとスケート場
でデートして、今度は東宝の「結婚の生態」(by今井)では若き原節子と
スケート場でまたまたデートしてる!このスケート場専門ナンパ男!と思っ
たよ、でけっきょく?原と結婚したw原作が石川達三であるし、社会性は
ほとんど無くて見やすかった。
オマケ「美はしき出發」(by山本薩夫)にもスケート場が出てきてデコと
月田一郎が滑る、デコはまだ15か16くらいでキュートだったー。
712この子の名無しのお祝いに:05/01/06 22:36:14 ID:EGTxXSJd
今週の週刊新潮だか文春にも原節子の記事が載ってる
713この子の名無しのお祝いに:05/01/07 00:48:48 ID:yrUUdh7d
週刊新潮ですな。あんまり面白くなかった。
714698:05/01/07 11:27:51 ID:YyXi0UsE
>>705
ん?QEzrR8kI=673なんて思ってなかったけど…?
715この子の名無しのお祝いに:05/01/07 13:21:30 ID:UCVsFSpm
いい加減しつこいし馬鹿丸出し。一人でスレのレベルを下げてる。粘着馬鹿は消えろよ。
716この子の名無しのお祝いに:05/01/07 21:58:56 ID:iZgfeb8c
もりあがってまいりました
717この子の名無しのお祝いに:05/01/08 16:00:35 ID:UlMmjC8g
711です、訂正を。「結婚の生態」(なんでこんな題なんだ!)は東宝では
なく南旺映画の製作でした、夏川は南旺で「秀子の車掌さん」にも出てます。

夏川は日活からスタートし、たくさんの監督に起用され大女優さんたちと
数多く共演されてますね、熊みたいな体型とおっとりした性格が特徴。
718この子の名無しのお祝いに:05/01/09 00:01:38 ID:FqavfeB/
節子タン ハァハァ
719この子の名無しのお祝いに:05/01/11 13:07:03 ID:aMRArCdq
原さんが中国娘やった上海陸戦隊見た、戦況悪化してるのに
いけいけドンドンで辛かった、もうここまで海軍ヨイショ映画
だと思ってなかったよ。
720この子の名無しのお祝いに:05/01/22 00:53:13 ID:+e16HXiA
今回の朝日VS.NHK問題を映画化したら面白そう。
長井プロデューサーは山本圭かな。
721この子の名無しのお祝いに:05/01/22 23:46:30 ID:CjPEVNpV
「ともしび」観ましたが、途中何度か気分悪かったです。

田舎の大人の世界に、子供達や主人公の先生が嫌な思いさせられるのですが、
あまりに露骨すぎて、劇中の中の悪役よりも、
この映画を作った人間たちの過剰な作為に悪酔いしました。逆効果です。
722この子の名無しのお祝いに:05/01/23 00:26:17 ID:qAwTew0e
中野重治の「芸術に関する走り書き的覚え書」を読んでるんだが、>>721の「ともしび」評と同じような意味で気分が悪くなった。
(「ともしび」は見てないので、同じような意味というのは飽くまで想像なんだが、)
自分の理屈を押し通す為に、歪んだ時代認識、社会認識を勝手に前提にしている。
当時の‘本当の’プロレタリアートは、これを読んでも「はぁ?」と思ったんじゃないだろうか?

本当にプロレタリアートに支持されたプロレタリアート芸術というものが、過去、どれだけあったんだろうか?
そう考えると、山本薩夫や山田洋次は偉大だと、つくづく思う。
プロレタリアートに本当に支持されたという、ただその一点においては、間違いなく偉大だ。

ところで、同書の中に、山本宣治の葬儀を記録したフィルムがあったことが記載されているが、その行方はどうなったんだろうか。
723この子の名無しのお祝いに:05/01/23 15:12:11 ID:v+P+wJIk
山本薩夫の映画は「白い巨塔」「真空地帯」「美はしき出發」「氷点」「田園交響曲」
「天狗党」「華麗なる一族」「金環蝕」と観たが、一度として才気を感じたことがない。
特別好きになった作品もない。彼の映画が「好き」だと言う人がいるなら、どう好きな
のか聞いてみたいものだ。もっとも、そういう類の理由説明は元来困難ではあるだろうが。
724この子の名無しのお祝いに:05/01/23 15:28:34 ID:vptDZOvd
>>723
君の好きな作品とその理由をまずどうぞ
725この子の名無しのお祝いに:05/01/23 15:35:35 ID:HiYTpw8l
>>724
何故? 山薩の作品上げてんじゃん?
俺も山薩は別に何とも思わない監督の一人。
726この子の名無しのお祝いに:05/01/23 17:47:09 ID:g2hTx/FZ
山本薩夫の映画は、面白いのは、出演している俳優が、どれもいい仕事
をしていることにある。
それは要するに、人間が描けている、ということではないだろうか。

私がすきなのは、「戦争と人間」の滝沢修 「金環蝕」の宇野重吉 
727この子の名無しのお祝いに:05/01/23 18:46:08 ID:vptDZOvd
>>725
>何故? 山薩の作品上げてんじゃん?

723は羅列した山薩作品は「才気を感じ」なかった作品でしょ。
で、「好き」な「理由説明は元来困難」だっていうから、自分がまず好きな作品と
その理由を示せば山薩作品を評価する人も話がしやすかろう。
728この子の名無しのお祝いに:05/01/24 00:08:04 ID:wZj8dwqB
>>723
才気って何なんだろうね。
それはともかく
俺は、ヤマサツ映画の魅力は個々の登場人物の人格に還元されない
近代社会のメカニズムが左翼的な図式主義ではあるんだけど、いちおう描けていることにあると思う。
たとえば黒澤は三船や志村の人格は描けるし
小津は家族や小社会は描けるだろう。
でもヤマサツみたいに個々の人格や情をこえて不気味にメカニックに動いていく近代社会は
描けないだろう。黒澤の悪い奴とか天国地獄は社会を描こうとしてるんだが
私の恨みとか、そういうのが強くて違うんだよね。
ヤマサツの映画は誰がいいとか悪いとかじゃない。悪があるとすれば資本主義のシステムであり
より広くいえば現代社会のしくみで、そこでは出てくる人間の幅、種類というのも
自ずと決まってくる。「戦争と人間」なんかすべての種類の人間がトルストイばりに出てくる。
ヤマサツにとってみりゃ、共産党だとすれば軍人資本家が悪なんだが
しかしあの映画で滝沢や芦田が「悪い奴」の森雅之のように単純な憎まれ役になっているか。
なってないでしょう。むしろ立派な人間にみえるくらい。このふところの深さは堪らないな。
729この子の名無しのお祝いに:05/01/24 00:13:00 ID:J+iRolOa
『戦争と人間』の滝沢・芦田の伍代兄弟、本当にカッコいいね。
730この子の名無しのお祝いに:05/01/24 01:05:10 ID:6zKluuYZ
滝沢修ってまだ生きてるのか
731この子の名無しのお祝いに:05/01/24 01:20:40 ID:W8z559Z8
確かに。白い巨塔でも一番魅力的なのは田宮と東野と小沢の
権力の綱引きで、田村の正義感なんていかにも弱弱しく魅力に乏しい。
ただ、忍びの者においては、三作目の森一生作品は、個人の復讐心が
歴史に呑みこまれて行く様を山本作品以上に描けていたと思う。
東野の日本の支配者としての秀吉役が素晴らしすぎたせいもあるが。
732この子の名無しのお祝いに:05/01/24 01:50:38 ID:CKsQoQRl
>>728
上のレスにあったと思うが、善なる者が苦戦したり敗北するには、体制側の
人間こそが、魅力的な悪でなければならない、という話でしょう?
(卑小だとすれば、なぜそんなヤツに勝てない? という話になってしまう)

故俊藤浩滋氏が、山本に「田中角栄」を撮らせようとした話もあるね。角栄は日本
において、計画的に内需を作り出し、社会主義的手法を資本主義的経済運営で
活かした人間の一人だと言われる。土建屋・公共事業国家には批判も多いが、日本
の経済成長を実現させた立役者の一人であることは間違いない。
(その金遣いの巧さの裏面こそが、政界内での金権・派閥支配と数々の疑惑でもある訳だが)

ロッキード事件が発覚し断念したそうだが、映画の娯楽性への勘が鋭かった俊藤氏は、
どんな映画を撮らせようとしたのか・・・。
733この子の名無しのお祝いに:05/01/24 02:12:02 ID:V5haPbkf
東映は、大島渚にもロッキード事件を撮らせようとしたことがあった。
734この子の名無しのお祝いに:05/01/24 02:15:50 ID:wZj8dwqB
>>732
魅力的な悪も必要だし、善悪を越えたどうしようもないシステムという視点もあるわな。

>>730
数年前、死にました。同じ劇団に居て、滝沢の芸を幾らかでも継承しようとする気持ちがある現役俳優は、
鈴木瑞穂と大滝秀治かな。だいぶ違うけど。
735この子の名無しのお祝いに:05/01/24 02:18:33 ID:sIs95vhH
>>733
「日本の黒幕」のことでしょ? あれも俊藤だったね。
あれはロッキード事件のことというより、
日本人が田中角栄的存在を望んでしまう心症の根源を描くものになるはずだったと思うが。
それに、山口二矢へのオマージュ。
脚本の高田宏治と折り合いが付かなかったのが、監督降板の原因じゃなかったっけ?
736この子の名無しのお祝いに:05/01/24 02:21:19 ID:6zKluuYZ
そういや、角栄のテレビドラマってどうなったんだ。
737この子の名無しのお祝いに:05/01/24 02:21:45 ID:sIs95vhH
「劇団」っていう言葉で思い出したんだけど、そういや、前進座ってまだあるんだよね。
存在感も存在意義も、もう皆無としか思えないんだけど。
共産党との関係も、まだ続いてるらしい。
738この子の名無しのお祝いに:05/01/24 02:25:29 ID:yu2kz7gG
青臭くてあほくさいUK若手ギターロックが大好きだ〜
739この子の名無しのお祝いに:05/01/24 02:26:22 ID:yu2kz7gG
スマンスマン
740この子の名無しのお祝いに:05/01/24 02:46:50 ID:CKsQoQRl
>>735
「日本の黒幕」は俊藤さんではないよ。他スレにあった話で真偽は不明だが、大島さんは児玉
や田中の実名を使うことを望んだが、もちろん無理で、それもあって降板したらしい。
ttp://www.jmdb.ne.jp/1979/dc003120.htm

>>736
03年に発表されたビートたけし主演の角栄ドラマは、棚上げのまま制作中止。

>>737
ガッツリ商売している劇団四季のような例外もあるけど、老舗系・新劇系は苦しいでしょ。
最近の新聞の劇評では「駄目ということはない、新しい人も出てきたし意欲的な企画もある」とか贔
屓していたけど・・・劇界に入りたい人は多いのでまだ志望者は沢山いるだろうけど、タレント
事務所系や小劇場系が出てきて、新劇系に回るマスコミ仕事は減ってるでしょ? これでは食わせられないからな。
741この子の名無しのお祝いに:05/01/24 02:58:51 ID:V5haPbkf
>>735
いや、結局、高田には降りて貰って、大島と足立で脚本書いたけど駄目だった。
題材が大島に合わなかったことが大きい。
大島自身、「自分ならではというところを見いだせなかった」と、
雑誌「国文学」で語っている。
742この子の名無しのお祝いに:05/01/24 03:01:11 ID:V5haPbkf
前進座劇場って物凄くでかいよね。
凄い資産なんじゃないかな。吉祥寺にも近いし。

俺、山中貞雄の映画始めてみたのが、前進座劇場だったよ。
743この子の名無しのお祝いに:05/01/24 03:02:32 ID:V5haPbkf
>>737
もともと「新しい村」みたいな共同生活していたらしいね。
744この子の名無しのお祝いに:05/01/24 03:11:50 ID:CKsQoQRl
>>741
足立さんは日本にいないよw 大島さんが呼んだのは内藤誠。番組は流せないので、
結局は高田宏治の脚本で降旗康男が監督して失敗した。
完成した映画は「儀式」の出来損ない的なホームドラマと、暴力団・右翼の内幕モノが
中途半端に融合したものでしたね。ラストには失笑した。

>>742
順調にレンタルが入れば黒字でしょうけど、HPを見ると、改修資金に苦しんでいるようですよ。
地下にレストランがあるらしいが、これはテナントですかね?
ttp://www.zenshinza.com/Top_section/hotnews/gekijo_bokin.htm
745この子の名無しのお祝いに:05/01/24 12:46:04 ID:3y+y7vQs
なんでそんなに皆内幕に詳しいんだよ?
前進座も民芸もこれからますます苦しいだろうなー
一般人で民衆芸術とかの理念を理解するような空気なんて
みじんも感じられないし。
せいぜい大滝さんが元気でおられるうちは存続してほしい。

原節子特集、面白かったよ、話はたわいないものが多いけど。
戦前の山本薩作品は師匠の成瀬監督の影響を少し感じたな。
746この子の名無しのお祝いに:05/01/24 13:51:44 ID:L2EV0a77
>>745
首都圏では相変わらず、小スタジオ・アトリエから大劇場まで、あらゆるクラスの芝居を
やってるけどね。ただ日本は一般層に観劇習慣が薄いからな。ヘヴィなリピーターで保ってる。
少しずつ啓蒙の施策を打ってはいるけど・・・劇壇や記者が誉めてもねえ・・・。

老舗の大半も鑑賞組織で保ってるのでは? 組織で動員しなくても完売する公演は、
80年代から盛んになってきた小劇場系の学芸会や、それなりの資本が入って派手に広
告を打つ商業レベルの舞台ばっかしじゃないの?
そういえば、市原悦子の舞台はTVの家政婦ファンで満席になるが、みんな寝ている、
という都市伝説を聞いたことがあるw

ギャラになるマスコミ仕事の減少がいちばんキツいのでは? 他勢力にパイを食われているでしょ?
747この子の名無しのお祝いに:05/01/24 16:05:25 ID:V5haPbkf
>>744
そうだ。内藤さんだ。

流行ってないのにずっと同じだから、テナントじゃないような気がする。
748 :05/01/24 19:04:22 ID:gsOurmzi
>>745
前進座・民芸などの劇団が駄目になったら、日本の文化遺産
がダメになってしまう。事務所や小劇団出身の俳優だけだっ
らレベルの低いTVドラマ・映画ばかりになってしまう。
(最近の大河ドラマがそう。)
749この子の名無しのお祝いに:05/01/24 21:14:53 ID:3y+y7vQs
「新平家物語」を見たものとしては今の「義経」はキツイっす。
演技以前の俳優そのものがヘタレです、塩見三省と平幹と白石
加代子ががんばっていまつが、ため息出ますた。

市原悦子、家政婦は見たはいいよねーアレ、都はるみの「好きに
なった人」唄う時の市原さんの至福の顔がまぶしいっす。
750この子の名無しのお祝いに:05/01/25 01:17:22 ID:GydjM8YE
>>749
同感

>>748
前進座や民芸はすでにじゅうぶん技量は低下してると思うよ。
芸達者がまだけっこう揃ってるのは青年座と文学座かな。
751この子の名無しのお祝いに:05/01/25 05:51:46 ID:246y0Wlf
>>748-750
いつの時代も劇界に憧れる人間は多いので、新劇系もいまだに志望者だけは多いはず。ただ、マスコ
ミ仕事も食われている状況では、生活が立つのだろうかね?
それとも、最近は寄せ集めのプロデュース公演なども出てきて、系列の区分自体が意味がないのかな?

余談だが、最近は少子化対策でアートをやる大学・専門等が多くなったけど、この風潮は
頂けない。フリーターを増やすだけだ。首都圏では大小、異常な量の劇団と公演があ
るが、自分などは膨大なフリーターの群れを想像してゾッとしてしまう。
(地方では演出家を招いて手持ち劇団を抱えている劇場もあるようだし、新国立劇場
 も養成所を持つらしいが・・・こういう話をすると、生々しい生活の問題がどうしても残ってくるね)

ファン層はクローズだが裾野だけは広大、学校・劇団は林立、食えない。三重苦。
752この子の名無しのお祝いに:05/01/25 08:52:22 ID:Hgpyfzet
749だけど最近見たいドラマもない、映画もCSで見るくらい、
今どきのキムタクらに代表されるTV俳優らにこう言いたいんだな。
「頼むから華麗なるだましの世界に私を連れていっておくれ、つかの間
の夢を見させておくれ、リアル演技やかっこつけ演技は真っ平ごめんだ!」
753この子の名無しのお祝いに:05/01/25 09:33:46 ID:P1hb1eSy
>>710
CSの原節子特集少し見たけど、島津保次郎って監督凄すぎだな。
上手い、上手すぎる。
754この子の名無しのお祝いに:05/01/26 02:34:28 ID:QFOm9IvT
>>751
日本の場合大学はいいんじゃないの?
文学部は非常に多いけど、みんなフリーターになるわけじゃないでしょう?
755この子の名無しのお祝いに:05/01/26 02:35:41 ID:QFOm9IvT
>>753
戦前の松竹は本当に凄いよ。
756この子の名無しのお祝いに:05/01/26 03:54:54 ID:ItJC9Smt
>>754
スレ違いだが、一般の文学部はともかく(あそこも他学部に比べると就職は厳しい傾向
にあるが)、アート系の学科とかやたら作るのは感心しない。
たまに「日本にも本格的な芸術の学校を」という声があるけど、諸外国の事情は不明だが、
志望者に比して生計が立つ人間は極めて少ない業界なのに、学校だけ建てても仕方が
ないと思うのだが?(現在は、パイの拡大以上に学校が林立しつつある状態)

もちろん、実態経済が好況なら、「潰しの利かない」場所を出た人間も、必ずしも本人の
意向を活かす形ではなくても、労働市場のどこかで吸収することができるわけだ。
ところが最近は、ただでさえ一般の雇用状況が厳しくなっている(実態経済の悪化及び、雇用条件の劣悪化)。

現在の教育政策(映画絡みだと、映像の学科を増やすように誘導したりとか)は、官界の大勢が
実態経済の好転+雇用条件の改善 という方向には消極的なのに、教育プログラムだけを多様化・個性化
させるという、本末転倒な状況と言える。
そこに、目先を変えたプログラムで客寄せしたい教育業界の思惑が絡んでいる。
757この子の名無しのお祝いに:05/01/26 05:57:27 ID:wSa+QEEv
>>755
戦前が凄いのは勿論だけど、一般に評価低い戦時中の映画もレベル高いよね。
少なくとも戦後よりも圧倒的に演出が上手い。やっぱ敗戦の混乱期に人材が出払ったのかな?
758この子の名無しのお祝いに:05/01/27 23:50:36 ID:qsAJ6cF9
『越後つついし親不知』を京都文化博物館で見る。小沢・佐久間・三国の主演
陣も良いが、東野英治郎・殿山泰司・北林谷栄・石橋蓮司など、助演陣の重厚
な演技も強烈で、役者の層の厚さを感じた。
759この子の名無しのお祝いに:05/01/28 10:42:54 ID:ATBJH4FQ
前進座ってあの辺の地主なんじゃないの?
隣にある吉祥寺南町コミュニティーセンターも武蔵野市に土地貸してんじゃないのかな。
昔は劇団員が全員敷地内に家を持っていたらしいから、
もともとはかなり広かったんじゃないかな。
でなけりゃあんな巨大劇場維持できないと思うが…
760この子の名無しのお祝いに:05/01/29 03:49:22 ID:wqh1Hhm+
>>758
京都文化博物館って、名前はよく聞くけど(年に一回「祇園祭」を上映しているとか)、
どういうところ?
東京で言うところのフィルムセンターみたいなところ?
761この子の名無しのお祝いに:05/01/29 11:45:11 ID:c9JZNJvH
映画がメインの施設ではない。
博物館内に映画を見られる設備がある。
762この子の名無しのお祝いに:05/01/29 20:56:56 ID:C9MV2eCS
市川の水木洋子邸って公開されているんだね。
行ってみたい。
763この子の名無しのお祝いに:05/01/29 21:24:19 ID:EX2c7lAQ
http://www.city.ichikawa.chiba.jp/bunka/mizuki/ie.htm
でしょう?

見て面白いものとも思えないけど、
偉大な脚本かだから色々と資料が保存されているのはいいね。
764この子の名無しのお祝いに:05/01/30 08:29:07 ID:IkXQ2CEd
>755
戦前の東宝も凄さでは負けはとりませんよw
松竹とは俳優や監督の引き抜きがあったりして因縁あるけど。
765この子の名無しのお祝いに:05/01/30 11:44:52 ID:jgt54MI+
倉本聡さんて、左翼なんですか?
昔から、新劇の俳優(大滝氏、田中邦衛)達を好んで使ってるような気がするけど
テレビドラマだが今度の連ドラも共産党支持者で有名な宇野重吉の子供が主役だからちょっと

それから、「金環食」ほどの面白さはなかったが松本清張=野村芳太郎が作った「迷走地図」あれも左翼映画という認識でよろしいか?
766この子の名無しのお祝いに:05/01/30 14:17:53 ID:zfBSZvEP
>>765
今や何をもって「左翼」とするか、難しい時代になっている。
『北の国から』は作家の思想はともかく、
作品はおそろしく保守反動的だ。
その点では『男はつらいよ』という偉大な先達もいる。
自民党から金正日までが推薦する思想を超えた反動的映画。
767この子の名無しのお祝いに:05/01/30 22:52:20 ID:cGnQmqUD
堂々と共産党シンパだと表明してる監督、俳優、作家って、どんな人がいる?
共産党候補者の選挙ポスターに「私も推薦します」というコメントを出す人でいうと、
山田洋次、橋田寿賀子、井上ひさし、森村誠一…。
昔だと、松本清張、レオナルド熊の名前が記憶に残っている。
山薩や今井正は、そういうところに名前が出ていたのは見たことなかった。
768この子の名無しのお祝いに:05/01/31 00:34:36 ID:NkZr9kw0
>>767
レオナルド熊は社会党支持者で有名だった
熊さんの葬儀の時は社会党の山口鶴男がやっていたのをワイドショーで見かけた

自分が知っている「私も推薦します」は、花沢徳衛だな

あと、元社会党の佐々木秀典が昔、参院の東京選挙区の立候補した時の選挙広報にはあの若山富三郎が支持してますと載せていた。
驚いた
769この子の名無しのお祝いに:05/01/31 00:39:00 ID:DUz35Gk7
>>766
金正日は究極の保守反動政治家
770この子の名無しのお祝いに:05/01/31 11:13:44 ID:gMKMN+BZ
>>765
倉本聡は、台本読みをしっかりやるから、
台本をちゃんと読める新劇の役者が好きなんじゃないか?
771この子の名無しのお祝いに:05/01/31 22:17:37 ID:xCHwc6Av
>>767
森村誠一は宮本リンチ事件を書こうとしたのを潰されて以降、共産党とは絶縁。
772この子の名無しのお祝いに:05/01/31 22:36:53 ID:N3XYL3TB
>>771
そんなことがあったのか! その件についての資料って何かある?
773この子の名無しのお祝いに:05/01/31 23:38:52 ID:yROK6b6k
>>772
わりと有名な事件だから、ちょっと検索すれば見付かると思われ。
「森村誠一」「共産党」「リンチ事件」「宮本顕治」「絶縁」とかで検索してみ。
774この子の名無しのお祝いに:05/02/06 22:42:59 ID:qpN+M81L
それはそれとして、今度、筑摩書房から資本論の新訳(第1巻のみ)が出たけれど、
これが、たいへん読みやすい。独文学者とフランス系の経済学者とが加わって、
訳文の日本語も丹念かつ細心に検討されている。(欠点は、ちょっと値段が高いこと)
マルクスの悪口いう前にこれで再読しようね、とスレ違いは承知の上で、一言述べ
させていただきました。
775この子の名無しのお祝いに:05/02/06 23:08:06 ID:KulpFL1V
どうでもいいけどBSフジの今の時間帯は毎週左翼映画やってて焦るw

今「松川事件」放映中…
776この子の名無しのお祝いに:05/02/07 00:37:28 ID:/1KoGmMk
>>774
オウムシンパが、批判するなら麻原の説法本を読破してからにしろと言ってるのと一緒
777関西ブント:05/02/07 14:22:48 ID:5jo2NtrF
 昔、細胞集会で見た、プロレタリア映画に、バスの女子車掌の料金着服防止
の、裸体性器肛門検査や、蒸気船の罐焚き、炭鉱の女下罪人の奴隷労働などを再現
した十六ミリを、よく見せられたけど、エスエム的で実によかったんだけれど
あんなフィルムはその後、どうなってしまったんだろう。
778この子の名無しのお祝いに:05/02/09 21:54:08 ID:fP9JDZat
『松川事件』はつまんなかった。裁判シーンに面白味が感じられん。
それに、じつは真犯人は無罪になった人の中にいたんじゃないか、
という説もあるらしいね。
779この子の名無しのお祝いに:05/02/10 16:55:23 ID:zyuYynYC
こういうのって面白い映画を作ろうと思って撮ってるのではない希ガス。
人民の啓発とか啓蒙とか上から見下ろしてるようなスタンス。
780この子の名無しのお祝いに:05/02/11 02:23:19 ID:WPi7CDMM
扇動に近いものもある
781774:05/02/12 01:44:39 ID:VXCAxX1R
>>776
ところで、あなたはオウムの教団出版物にチラとでも目を通したことがあるのかね?
読んでみると、中身は意外とマトモで、本の内容だけを鵜呑みにした秀才たちが、
あのようなトンデモ教団とは思わずに入信したことが、一応は、納得できるのだ。
「マルクス主義」のソ連的な解釈が破綻したことは誰の目にも明らかだが、それは、
マルクスの本が、現在、一読するに値しないということを意味するわけではない。
今後は、世界の吸血鬼にして人類の敵となったアメリカ合衆国に共産主義革命を
起こすべく、いろいろと工作を開始すべき時が到来したのではないか?
782この子の名無しのお祝いに:05/02/12 02:24:19 ID:TL5KuFe6
>>781
どうでっしゃろ? 日本で力を持つ保守系メディア(文春、読売、産経、新潮、、、)は
基本的に「親米右翼」的な傾向が強いですからなあ・・・。当然、「反共」。

元々は体制内リベラル的な社風だった文○春秋も、近年は左翼殺しに貢献した「ビジネスマン」が
出世し、古き良き文人たちの薫陶を受けた人間や、リベラル派は住みにくいそうですなあ。
(つーか、あそこに入社する人間は育ちのいい坊ちゃん嬢ちゃんが多く、根はノンポリなんだけどね)

容共的だった左派系にしろ、ニュースが欲しいからソ連や中共に媚びを売っていた
だけじゃないですかね? 個人的には、今の日本の言論の大勢が、右も左も「小さな政府
で民活、規制緩和が素晴らしい」の新自由主義化していて、小泉批判も「改革が中途半端だからイクナイ」
という方向に偏重していることが大変に気になる。
みんなで「自由」という荒野に自分たちを追い込み、弱肉強食の階層化に火に油ですわ。
783この子の名無しのお祝いに:05/02/12 02:59:03 ID:OhxHqKVd
>>781
オウム真理教の本は、
「イニシエーション」「マハーヤーナ・スートラ」「マハーヤーナ・スートラpart2」
の三冊を読んだし、いま、この機会に久々に手にとってみたんだけど、
三冊とも、いやはや何ともトホホな本だよ。
どこを読んで「秀才たちが入信したことが納得できる」と感じたんですか?

ところで、最近、中国人留学生の女性(日本語ペラペラ)と話す機会があったんだけど、
まわりに誰もいない時を見計らって小声で「共産主義者なんですか」と尋ねたら、
「はい。そうですよ」とニコニコと答えられたので面食らった。
留学歴が長いらしい人(29才と言っていた)なので、
いまの日本で共産主義がどう受け止められているのか知らないわけでもなさそうだったのに。
今年中に帰国して党の下部組織に就職することが決まっていると言っていたので、
かなりのエリートなんだろう。
「でも、マルクスの本はまず哲学書として読まれるべきだと思っています」
「マルクスの理論が現実の中国で通用すると考えている人はほとんどいません」
と明るく話していて、彼女を通していまの中国にちょっと共感を持った。
ケ小平を崇拝していて、彼の功績を論じたがるのには、ちょっと辟易させられたんだけども。

天安門事件のことなども、勇気を出して聞いてみればよかったかも知れない。
そこまで時間がなかったんで、ちょっと残念。
784この子の名無しのお祝いに:05/02/12 09:27:12 ID:d3/pXLO6
映画を絡めて話せよ、このクズが
785この子の名無しのお祝いに:05/02/12 15:05:07 ID:9/KA/v4K
>>781
オウムの教義がまとも?
例えば原始仏教が根幹だと言う教団が、シヴァ神を公証の主神としている矛盾なんか高校生でも
わかるよ。他にもキリスト教やイスラム教といった既成宗教の教義をごった煮にしていてお話にならない。
そもそも、オウムにエリートが沢山入信していたと思い込んでいる時点でワイドショーの見すぎ。
そこそこ以上の大学を出てたのは一握りの幹部だけ。
それにしても、上祐は早稲田では劣等生だったし、村井は旧帝大のどこかを出た後就職するも、
仕事ができなくて退職する羽目になった。
786この子の名無しのお祝いに:05/02/12 19:00:55 ID:3gDhQjMP
映画の話をどうぞ。
787この子の名無しのお祝いに:05/02/12 21:50:10 ID:C+ldzD3G
「松川事件」DVDでは武田敦氏のインタビュー特典映像がついていて
「にっぽん泥棒物語」主人公のモデルとなった泥棒の映像があり、貴重かも。
それにしても「にっぽん」はなんでDVDにしないんだろ?あんなに面白いのに。
http://www.espace-sarou.co.jp/df/rist.htm
788この子の名無しのお祝いに:05/02/13 00:28:11 ID:sKBTJZm8
「スパイ」しかないよ。それから宮島義勇の北朝鮮建国15年記念記録映画。いまDVD
にしたら売れるよ、どっちも。
789この子の名無しのお祝いに:05/02/13 00:45:22 ID:351u1qok
>>784
>>786
映画と話題がずれてるのはわかるけどさ、それを言うならなんで言いだしっぺの>>774にまず言わないで、
そいつを批判してるレスの後にだけ罵倒レスを付けるかね?
>>774は全然関係ない、筑摩書房の新刊宣伝をかましてるのだが。
本人も「それはそれとして」と取ってつけたような予防線張ってるから故意犯なわけだし。
790この子の名無しのお祝いに:05/02/13 00:59:50 ID:vBz9S0qw
>>789とは別人だが…。
この程度のスレ違いは良いと思うよ。
昭和思想史に関心の強い映画オタク(10人くらい?)が集まっているスレッド
という安心感があるから、多少のスレ違いも心地良い。
政治板は馬鹿ばっかりだし、共産党板は専門性が強い。
このスレッドは、同じ関心事がある者どうしでまったりできる感じがいい。
スレ違いの話がきっかけで映画の話に結びついたこともあったし、
そんなに目くじら立てることもないんじゃないかと思うよ。
791この子の名無しのお祝いに:05/02/13 22:40:11 ID:SLIEeB6D
「日の果て」放映中age

鶴田若杉
792この子の名無しのお祝いに:05/02/15 00:44:58 ID:LIi/XZL7
キクとイサムはいいね、理屈抜きで北林谷栄の演技に泣けた。
子役の二人も素人同然なのに今井監督の演出で名演だ。
この映画の前に夜の鼓や真昼の暗黒を撮ってるのがちょっと
信じられないけど。
793この子の名無しのお祝いに:05/02/15 15:29:04 ID:k9E1pNxb
キク役の高橋恵美子は今、歌手なんだよね。
794この子の名無しのお祝いに:05/02/15 22:01:46 ID:sEtoeNvb

先日放送されたドキュメンタリー番組「フリーター漂流」がNHKでドラマ化
される予定だそうです。左翼映画人がこの番組に監修したら
すごいことになりそう。
795この子の名無しのお祝いに:05/02/15 22:51:14 ID:0rnSmQlG
『キクとイサム』の高橋エミ子と奥の山ジョージ、伸び伸びとしてて
輝いてるね。

北林さん・滝沢さんも渋かった。三国連太郎の新聞記者の嫌味な味も
印象的です。
796この子の名無しのお祝いに:05/02/18 00:40:20 ID:VVYjtlYR
今井正の『戦争と青春』に、うちの高校が出資をしたとかで、
工藤夕貴が一度講演に来たよ。当時はわからなかったが、
相当左寄りな高校だった。
797この子の名無しのお祝いに:05/02/18 00:51:16 ID:y1OSLhY3
工藤夕貴は、今井の最期を看取ったんだよね。最期まで凄く仲が良かった。
今井死去を伝えたスポーツ新聞芸能欄に、病院の廊下を不安げにウロウロする工藤の写真が載っていて、
その悲痛な表情に胸が痛んだ。
798女優は脱ぐ:05/02/18 01:33:38 ID:fAgfKG1T
「青い山脈」をDVDで買ったが良い映画だったよ。あの監督左翼なんだ。
あまりにも良かったので「また逢う日まで」も注文した。

しかし青い山脈は俳優がうまく撮れているねえ。最後の自転車に乗るところなんか、最高にいいなあ
799この子の名無しのお祝いに:05/02/18 23:41:13 ID:902H30RV
工藤夕貴って今なにしてんだ
800この子の名無しのお祝いに:05/02/19 01:01:12 ID:/4da8SYO
日系ハリウッド女優
801この子の名無しのお祝いに:05/02/19 01:06:00 ID:mQSKUsCs
デビュー作でレオタード姿で緊縛された女優という印象しかない
802この子の名無しのお祝いに:05/02/19 01:55:17 ID:cYr8pyAS
>>801
小林よしのり原作・脚本のアレかよ!
803この子の名無しのお祝いに:05/02/19 02:12:51 ID:mQSKUsCs
その次くらいの作品で台風が来てハイになって劇中でオナニーしまくった女優という印象しかない
804この子の名無しのお祝いに:05/02/19 09:31:41 ID:xOnrrcN+
ここで、オナニーと戦後左翼運動のつながりについて考えてみるのも一興かも。
805この子の名無しのお祝いに:05/02/19 10:17:23 ID:/4da8SYO
今井正が配役の参考資料として、>>801のシーンを観たかどうかについて
806この子の名無しのお祝いに:05/02/19 13:50:08 ID:GNSYOsIi
ちなみにデビュー作の緊縛は、軍服来た植木等にされてた。
今井はこれを見て「戦争と青春」ヒロインに抜擢したに違いない
807この子の名無しのお祝いに:05/02/20 01:46:44 ID:9xZWIIfO
かたい話題が続いたり荒れそうになったところで、気を取り成すように一転してこの流れ。
いいわ、やっぱこのスレ。
みんな大好きだよ。
808この子の名無しのお祝いに:05/02/20 14:20:53 ID:N4ZLxzBm
工藤はハリウッドで芸者を演じてるぞ。
今井正もハリウッドで仕事してもらいたかった……って無理か。
ダメならソ連で。
809この子の名無しのお祝いに:05/02/20 16:24:15 ID:LS/fm4iq
今日は「女一人大地を行く」か。
五十鈴が嘉にいけない思想を吹き込まれて出たやつだね。
810この子の名無しのお祝いに:05/02/21 00:33:24 ID:oV34+pfo
映画は全く面白くなし、宇野重吉も臭いけど、山田五十鈴はいいのな。
811この子の名無しのお祝いに:05/02/21 01:28:15 ID:+uop7qoM
山本圭とか加藤嘉みたいに、硬派な映画に出演しても違和感のない
俳優って今いないよね。みんな軽薄で。
山本、今井両氏が今でも生きていたとしても、俳優不足で映画を撮れなかったかもな・・・。
812この子の名無しのお祝いに:05/02/21 13:09:04 ID:9b5ltsUO
沼崎勲って、「女一人大地を行く」の途中で過労死したんだったっけ?
トップは右であれ左であれ、つねに労働者諸君は搾取されてしまうのだな。
813この子の名無しのお祝いに:05/02/22 16:48:52 ID:hBGBhLmK
なにかで読んだんですが、沼崎ってやたら生意気な態度だったらしく
監督、スタッフ受けがすごく悪かったらしい。
黒澤も「素晴らしき日曜日」で起用してけど他の監督らは敬遠したって話。
814この子の名無しのお祝いに:05/02/22 17:56:50 ID:g+Gc1jRk
>>803
どんな妄想が生んだシーンだ? 「台風クラブ」にはそんなシーンないぞ?
815この子の名無しのお祝いに:05/02/23 01:34:25 ID:Krmw7xcd
「人間の壁」観た。
ここのところ観たオルグ系の映画ではまともな方だけど、
あまりのステレオタイプな人物像に胸焼け気味。

あの宇津井健の役どころは単なる熱血教師ですか?
それとも共産党の細胞ですか?
「組合がオルグを送り込んだ」ってって言った直後に、
宇津井健が組合の人を音楽室に誘導している場面だから、細胞?

細胞が隠密行動しているのを描いて、
マイナスイメージがあるとまずいので、チトぼやかしてあって、
だから今一歩人物像がはっきりしないのかな?
816この子の名無しのお祝いに:05/02/23 16:32:39 ID:Af3raq1T
>>813
生意気というより理屈っぽかったんじゃないかな。左翼人にいがちな。
独立プロ作品の常連俳優って皆一癖二癖ありそうだな。
817この子の名無しのお祝いに:05/02/24 17:41:23 ID:QYhRsz9a
山本薩夫作品「浮草日記」が三月末にDVD化されるそうです。
喜劇と聞いているので、どんな作品か、かなり楽しみです。
独立プロの役者というと、宇野重吉もいいですが、東野英治郎も楽しみです。
818この子の名無しのお祝いに:05/02/24 19:58:54 ID:jHDily9n
東野、脂の乗り切った、まさにいぶし銀の演技。
お約束の赤旗もきっちり出てきます。
ヒッチコック映画みたいに、赤旗がどこ出てて来るかが
山薩映画の楽しみ方の一つですね。
819この子の名無しのお祝いに:05/02/26 13:36:30 ID:Pl/4djCg
東野は「人間の壁」でもよかった。
820この子の名無しのお祝いに:05/02/27 19:05:45 ID:ujs3zAKB
今日は「ここに泉あり」

特別出演:山田耕筰
だけが見所か?
821この子の名無しのお祝いに:05/02/28 00:20:36 ID:fsArP0Ks
やっぱり結論は
山田耕筰はグレート
しかし反則だなこれは。
822この子の名無しのお祝いに:05/02/28 00:43:28 ID:p6efiVoS
「山猫令嬢」で、親子が和解のためにコンサートに行く場面で、朝比奈隆が振る
ベートーヴェンのエグモント序曲を全曲、母物映画の中で流した森一生は、
「『ここに泉あり』は、わたしが撮った方がうまくいきましたな」と豪語した。
でも、「山猫令嬢」を見ると、ほんとにそんな気になるから不思議である。
823この子の名無しのお祝いに:05/03/01 22:08:51 ID:JqjyGkrv
完全に化けの皮剥がされた御仁
http://tmp4.2ch.net/test/read.cgi/tubo/1107661528/l50
   (  人____)    
    |ミ/  ー◎-◎-)   
   (6     (_ _) )  
  _| ∴ ノ  3 ノ  
 (__/\_____ノ     
 / (   ||      ||     
[]__| 阿佐ヶ谷北 ヽ    
|[] |__|__ ___)  
 \_(__)三三三[□]三)   
  /(_)\::::::::::::::::::::::::::|   
 |共産趣味|::::::::/::::::::/    
 (_____):::::/::::::::/     
     (___[]_[]
警察・公安・宗教叩き
警察・公安・NHK職員の個人情報収集
果ては薬物譲渡斡旋。。。
問題発言の多い阿佐谷北(asagayakita)のせいで今後
当局に連鎖的に目を付けられるやつは多いだろう。
気を付けるこったな。。。
824.......:05/03/02 19:13:31 ID:pcadlR/U
 先月放映された原節子特集の中では
島津保次郎監督の「母の地図」がベストでしたね。
頼りの次男が招集されて生活に困窮する一家の
生活が克明に描かれていて大感動しました。

 他の作品も良かったですし、このスレでも既に高く評価
されているように、島津監督は他の若手(?)監督たち
(山本・今井・熊谷)とは一段レベルが違うような気がしました。
825この子の名無しのお祝いに:05/03/03 01:09:57 ID:EYgZLa5B
オレは右翼だが、
口惜しいけど
山本や今井の映画は力があっていいし、
面白い。
つまらんものもあるけど。

今の映画より10倍は面白い。
826この子の名無しのお祝いに:05/03/03 01:14:43 ID:TRFMCstP
今の映画がつまらなすぎるわけだが
827この子の名無しのお祝いに:05/03/06 00:45:07 ID:zi7h21lm
>>824
同意。島津監督って再評価されるべきだよな。もっと大きな場所で。
俺は「希望の青空」が良かったよ。ヤマカジさんの。
オールスターってのもいいけど、脚本も素晴らしいね。
「良人の貞操」とかも見たけど凄いね。さすが黒澤の師匠だわ。
つか今まで「馬」「4つの恋の物語」しか見てなくて、なんとなく黒澤より下に見てました。
完全に馬鹿でした。映画界全体が、戦後潰れたも同然の出来になってるみたい。
CS見るようになってほんとそう思う。あんまり現代を笑えないよ。
828この子の名無しのお祝いに:05/03/06 13:04:26 ID:TZHcpjfa
をいをい、島津保次郎再評価もいいが、上映可能なプリントやネガがどれだけ残ってるのかい?
それに、シネマジャック&ベティも閉館となった現在、新文芸座かラピュタ以外で、ちゃんと
上映してくれるところはあるのかい? 
829この子の名無しのお祝いに:05/03/06 13:08:58 ID:6BCgAB8E
830この子の名無しのお祝いに:05/03/06 22:07:30 ID:NUcUH1C9
問題の今井ver橋のない川だな。
831この子の名無しのお祝いに:05/03/07 18:00:41 ID:qvFUnbPs
>>828
そんなことは知らないが、SHVと東宝ビデオ、cs放送合わせりゃ
結構見れるだろ。どっちにせよ、再評価すればいいってものだ。
832この子の名無しのお祝いに:05/03/07 19:25:25 ID:fbgdxQFw
>>830
伊藤雄之助がいいな。
きちがい部落と役どころが同じだけどw
833この子の名無しのお祝いに:05/03/08 23:11:09 ID:oet0vkfL
今井正の『仇討』はよかった。
この人も加藤嘉を上手く使う監督だね。
834この子の名無しのお祝いに:05/03/11 12:30:01 ID:Y1+d69Ze
1968年ごろだったが、「今井正アワー」という番組があり、
今井は三浦哲郎の『忍ぶ川』などの短編を『初夜』という題名で
連ドラとして演出したという。一度観てみたいものだ。
835この子の名無しのお祝いに:05/03/11 12:33:24 ID:UISJGBsC
今井の初夜はいやらしそうだ。しかし木下恵介アワーに比べると
記憶に残っていない番組だ。
836この子の名無しのお祝いに:2005/03/21(月) 12:21:07 ID:+biuWaW2
人間の壁
bs富士で放送されたな
837この子の名無しのお祝いに:2005/03/24(木) 18:51:16 ID:n/MKFWmj
一時は山本・今井と並ぶ社会派監督だった関川秀雄って、
後年はポルノ映画撮ってたんだね。。。どこで狂ったんだろう。
838この子の名無しのお祝いに:2005/03/24(木) 19:27:17 ID:yyJPH+D/
関川さんはさらに晩年、渋谷のデパート駐車場の管理人をしていたそうだ。
元東映の映画スタッフが、「あそこには車を停められない」とボヤいていた、
という話をどっかで聴いた。
839この子の名無しのお祝いに:2005/03/25(金) 01:26:03 ID:C3zI70H+
>後年はポルノ映画撮ってたんだね。。。どこで狂ったんだろう。

ポルノ批判するとキレる香具師がいるので気をつけよう、たぶん
日活オタで、最近スレ上位が日活勢占めてるのよ何故か。
ちょっと姫田真佐久に言及したらキレてたけど、ポルノでお世話に
なったからって鼻息荒すぎって思う。
840この子の名無しのお祝いに:2005/03/25(金) 05:23:47 ID:ZGymA5bD
「真空地帯」を見た。
この映画、根本的に見当違いなところがあると思うんだけど、
(原作がそうだから仕方ないか)
演出力があるものだからついつい主人公に感情移入してしまう。
そういうところが山本にしても今井にしても優れている。
役者もうまいし。
なんというか戦前の流れからの映画人、舞台人の表現力は
どうみても今を凌ぐと思うんだが、どうだろうか。
841この子の名無しのお祝いに:2005/03/25(金) 10:30:36 ID:0VOgnmmH
関川秀雄のポルノって、どんな映画?
all cinema onlineとかのデータには載ってないね。
842この子の名無しのお祝いに:2005/03/25(金) 11:16:09 ID:DXux+VWH
梅宮のひも、ダニ、かものことかな? 東映の
「ポルノ映画」って表現だからジャンルがわからんし
843837:2005/03/25(金) 13:14:51 ID:s5i9gKQW
ポルノ映画というのは、松岡きっこが出ていた「いれずみ無残」のことです。
いれずみフェチの男が出てきたり、レズったり、濃い話でした。
839様、御忠告ありがとうございます。これからは気をつけます。
844この子の名無しのお祝いに:2005/03/25(金) 13:40:14 ID:GNsPjcHz
「海軍特別年少兵」も左翼系なんだろうけど、右翼人も唸らせる名作。
観るたびにたいした映画作ったもんだと思わされる。
845この子の名無しのお祝いに:2005/03/25(金) 13:44:30 ID:MvZ3QWx5
関川はポルノよりも「超高層のあけぼの」で
厳しい批判があったと思う。
熊井啓が「黒部の太陽」を撮った時の批判と同じ構造だね。
846この子の名無しのお祝いに:2005/03/25(金) 13:56:28 ID:DXux+VWH
正直言って、左翼=反ポルノってわけじゃないからなあ。
共産党はそうなのかしれないけど、あれは特殊進化しているからねえ。
847804:2005/03/25(金) 23:04:40 ID:0VOgnmmH
>>846
いや、新左翼においても、例えば連合赤軍は「性」について潔癖であることを兵士たちに強制していた。
現実社会に根付いた活動をしていると、右翼も左翼も性については潔癖にならざるを得ないんじゃないか。
性の紊乱は陣営内の規律の乱れにつながるし、大衆の支持は得られないし。

性解放というテーゼが新左翼運動と結びついていたのは、せいぜい、
共産党が学生の支持を得にくくなった60年代初頭から、
中ピ連やフラワー・チルドレンやヒッピー文化が花盛りだった70年代を経て、80年代前半までの間だけのことじゃないかな。
「潔癖路線」を打ち出した共産党への反発という意味合いが強かったんだと思う。
共産党が、度が重なる変節の末、80年代になって(事実上)左翼政党ではなくなってしまうと、
新左翼陣営も意地を張る必要がなくなり、性解放というテーゼが消えてゆく。
テレクラが普及したりして、済し崩し的に現実社会で性解放が達成されてしまったせいでもあったと思う。
それまで反体制的なバックボーンを持っていた日活ロマンポルノに、
「桃尻娘」「セーラー服百合族」などのポップ路線作品が登場したのも、この頃。

アダルトビデオが登場した時に、何が衝撃的だったって、それらの作品の中に、
社会(世間)に対して肩肘張っている感じがまったくないことだった。
いまの10代20代の人たちには「性の解放」という言葉の意味すら理解できないんじゃないかと思う。
848この子の名無しのお祝いに:2005/03/25(金) 23:16:38 ID:DXux+VWH
昔はともかくいれずみ無残は'68の作品だしねえ。

それから映像じゃないけど、アダルトビデオの前に、
愛人バンク「夕暮れ族」が。
849この子の名無しのお祝いに:2005/03/25(金) 23:30:07 ID:0VOgnmmH
>>848
そう、愛人バンクは、テレクラと同じくらいに衝撃的だったな。
済し崩し的にアレヨアレヨと性道徳が崩壊してゆく様子を、同時代人として目の当たりに見て、
それまでの性道徳論争(ハレンチ学園論争や面白半分裁判、ロマンポルノ裁判など)
は一体何だったのかと改めて考えさせられたよ。
850この子の名無しのお祝いに:2005/03/25(金) 23:49:56 ID:DXux+VWH
懐かし邦画板だけに愛のコリーダ裁判も入れさせてね。

# 制作が仏だから洋画なのか?
851長文ゴメン。:2005/03/25(金) 23:58:33 ID:0VOgnmmH
「愛のコリーダ」の名が出たつながりで、以前から気になっていたけど書く機会がなかったことを書かせてもらう。
うざいだろうから、読み飛ばしてもらってもかまわない。

あの作品の中の有名な場面、
藤竜也が道を歩いていると行進する陸軍兵士たちの隊列とすれ違い、思わず目わ伏せてしまうカット、
あの場面についての解釈が作り手の大島自身と観客たち批評家たちの間でまったく違っていたことが、いまでも気になっている。

観客たちは、あの場面を「全体主義へとなだれ込む時代の波を吉蔵が(積極的に)無視していたという意思の具象化」と解釈した。
それは、観客たちが、あの映画の構図を「一対一のセックスvs全体主義」だと受け取ったからこそだと思う。
これは、いかにも当時の新左翼的な受け取り方で、非常に真っ当な解釈だと思うが、
大島はそれを一蹴して「何でもないですよ、あんな場面は」と言い放った。
大島は当時既に「性解放というのは新左翼的テーゼの枠内で考えるべきではない」と、考えていて、
そういったテーゼに自分を押し込めようとする見方に反発したのだろう。
ただし、「愛のコリーダ」が60年代の作品だったら、大島が同じことを言ったかは疑わしい。
あれは、やはり、あの作品が76年の作品だったからではないのか。

「何でもないですよ、あんな場面は」と言いながらもあのような場面を撮ったのは、
そういったテーゼについての対処の仕方に、彼自身は当時まだ迷いがあったからではなかったかと思っている。
852この子の名無しのお祝いに:2005/03/26(土) 01:09:46 ID:2zWk4ngU
鈴木清順も「けんかえれじい」の最後に、
唐突に二・二六事件の軍隊の行進の場面入れてるね。
853この子の名無しのお祝いに:2005/03/27(日) 01:13:19 ID:kJ3C2JxQ
それは緑川宏ふんする北一輝と喫茶店で出会う場面との関連で、必ずしも唐突では
ないのですな。
もっとも、脚本の新藤兼人は、「北一輝なんぞを出しやがって」と立腹した由。
854この子の名無しのお祝いに:2005/03/27(日) 01:34:04 ID:ZfWrNqeZ
あれでもカットされているらしいね。
855この子の名無しのお祝いに:2005/03/27(日) 23:42:04 ID:y2t1H1CB
横浜の映画館で、今井正と山本薩夫の作品を二本立てで上映した時は嬉しかった。
「日の果て」の暑苦しさとホモっぽさが強烈で、
先に見た「ここに泉あり」の内容を殆ど忘れてしまったのもいい思い出だった。
856この子の名無しのお祝いに:2005/03/27(日) 23:55:56 ID:4X0wI6QW
この間、閉館したシネマジャックでの特集だね。7年ほど前か?
あそこまで地味な番組をやってくれるい名画座はもうないんじゃないだろうか。
857この子の名無しのお祝いに:2005/03/28(月) 00:34:30 ID:wCX133/1
関川秀雄は左翼というよりも、リベラリストと言ったほうがいいと思う。ただ頑固な
人だったようだね。
たしか熊井啓は日活に入る前に関川の助監をやっていたはず。こいつは本当に
節操のない男。下手糞だし。
858この子の名無しのお祝いに:2005/03/28(月) 01:03:24 ID:Ek5elZmo
戦前の左翼映画人が満映に集まったことと、
熊井や関川、工藤栄一らがゼネコン映画に手を染めたことは、
同じように謎だな。
松山善三が沖縄海洋博のドキュメンタリーを手掛けたことも。
859この子の名無しのお祝いに:2005/03/28(月) 01:22:00 ID:jQrSXclT
国内の映画三社が時局に合った滅私奉公映画を求められるのに対して、
満映は、同じ国策でも開拓や民族共栄をテーマに出来たからでしょう。
川喜多長政の上海、中華電影とか。
860この子の名無しのお祝いに:2005/03/29(火) 11:50:03 ID:A6yCnHyV
映画人は映画が取れればいいんですよ。
謎でも何でもない。
861この子の名無しのお祝いに:2005/03/29(火) 14:47:49 ID:TqRWA5Jj
謎=小津信者の専売特許(爆
862この子の名無しのお祝いに:2005/03/29(火) 14:57:13 ID:oBD+Y9Vx
(爆 って言われても…
863この子の名無しのお祝いに:2005/03/29(火) 16:16:19 ID:TqRWA5Jj
いやいやネタとして・・・
暇があったら小津スレ初めっから呼んでみそ。
次々謎のオンパレードでつよ。
864この子の名無しのお祝いに:映画暦110/04/01(金) 08:24:04 ID:mMRbZ4wE
おれはどちらかというと右翼なんだが、
「荷車の歌」を見た。
こりゃ、面白い。

見どころ満載。
かつての広島市街の風景、美しい農村の風景、
人々の身のこなし(今の俳優さんじゃ出せない老人の味わい)
といった映像的な力。
話は明治から始まるのだけど、昭和初期の雰囲気がもの凄くモダンに見える。
舞台は田舎なんだけど、ああ昭和初期というのは大衆化が進行して行ったんだな、
というのが感覚的に分かる(今でいうと高度成長、バブルかな)。

この手の歳時記ものは最近撮りづらくなっている(役者、風物の消滅)ので
余計新鮮に感じる。

三国連太郎が米騒動に巻き込まれて警察に捕まるという報告が家に来るのだけれども、
「なんだ、あんなバカ親父、勝手に捕まってしまえ」
と見るものに思わせるほど山本の演出は冴えている。(そういうふうに見させているんだろうけど)
望月優子の老け役がいいし、子役も、今の子では出せない愛らしさがある。

古きよき時代の素晴らしい映画だ。
865この子の名無しのお祝いに:映画暦110/04/01(金) 10:02:52 ID:RvBThGQE
三國はああいうジジイを演じさせたらピカイチですな。
866この子の名無しのお祝いに:映画暦110/04/01(金) 13:53:40 ID:rNNhjM3T
今井正の「地下街二十四時間」、スカパーか衛星放送で上映しないかな。
戦後直後に撮影された実験映画らしいんだけど、DVD化されてないしな。
867この子の名無しのお祝いに:2005/04/04(月) 23:40:51 ID:xYz3V6ww
>>847
おいおい、連合赤軍だってどさくさに紛れて「痴情のもつれ」で同胞を殺してただろ。
古くは女中に手をつけて妊娠させたマルクスから、共産党のセクハラ辞職代議士まで、
左翼が世間様よりも潔癖だったとはとてもいえたもんではない。
868この子の名無しのお祝いに:2005/04/04(月) 23:44:12 ID:xYz3V6ww
ネタ切れ著しいのでついでにネタ投下。

共産党礼賛者を自認する故・青木雄二は生前、竹内義和との対談本で
「アダルトビデオ氾濫は資本主義のせい」と言っていました。
869この子の名無しのお祝いに:2005/04/05(火) 00:51:07 ID:HbHB0C4P
>>867>>868
両方、映画関係ないやん
870この子の名無しのお祝いに:2005/04/05(火) 23:27:51 ID:rpdAr1Bi
映画と関係ない厨いい加減うざい。そんなに細かくチェックすることないじゃんかよ。
871この子の名無しのお祝いに:2005/04/06(水) 23:01:52 ID:mwyO1l4q
七味唐辛子の感じで良いんでねえの。
872この子の名無しのお祝いに:2005/04/06(水) 23:37:29 ID:1YZrQPPv
記録映画「金日成のパレード」を見る方法はないか
873この子の名無しのお祝いに:2005/04/07(木) 00:29:02 ID:qSkqh1+L
>>868
スレ違いついでに、ひとつ青木雄二センセイに対する素朴な疑問を出しておく。
青木センセイが「自民党は自由で民主だからいいのではないか」と言った弟子に対して、
「あんなのは屋号みたいなもんで、自由主義とも民主主義とも関係ないんやで」と言って
長々と共産党礼賛のお説教をしたという話がある。
しかし、日本共産党に対して「あんなのは屋号みたいなもんで、共産主義とは関係あらへん」
かもしれないとは、これぽっちも考えなかったのかな?
874この子の名無しのお祝いに:2005/04/07(木) 00:47:33 ID:rvYHbsk6
>>868
しかし、それは真実でしょう。>アダルトビデオ
共産党のような、表面上の潔癖主義は、政権を取り社会体制の主導を得たら、
それを実現すると思うね。
事実、共産党色の強い映画には、エロに関する表現は極めて禁欲的。
それはいいのだが、全体に流れる欺瞞的な雰囲気は宗教的な匂いを感じて好きになれない。
朝日新聞にも同様な匂いがあるが。
875この子の名無しのお祝いに:2005/04/07(木) 01:49:24 ID:paqxfzDU
自民党が自由主義・民主主義の党じゃないのと同様に、日本共産党は共産主義の党じゃない。
共産党員は、共産主義者じゃない。(自分でどう思っているかは関係なく、)
自民党員よりも徹底した自由主義者だ。
対して自民党は、微温的(というか中途半端な)国家社会主義。

>>874の話ともつながるんだが、日本共産党は「禁欲党」「潔癖党」とでも改名すべきだろうね。
反戦を主張して軍事費増大に反対したり、思想信条宗教表現の自由を保障している憲法を守ろうとしたり、
他国の共産党とはまるっきり違う。
でもって、自民党は「ほどほどのところで手を打っておきましょう党」とでも改名してほしい。
自民党にしても、積極的にアメリカと手を組もうとしているくせに、その一方で、
アメリカと命を懸けて戦った人々を祀っている靖国神社に集団参拝したりと矛盾まみれ。
日本の「近代思想」というのは、何もかもが矛盾しまくってる。
「保守」が改憲派で、「革新」が現憲法肯定派であるという状況は、外国人には理解し難いんじゃないか。
そういう矛盾に無頓着な右翼左翼(共産党を含む)は、だからこそ馬鹿っぽく見える。
60〜70年代の新左翼の人たちはそういう矛盾に悩んだ痕跡があるので、すこしは共感できる。

映画と関係ない話ばかりしていると文句を言われそうなので、話を引き戻そう。
『我が青春に悔いなし』を山田和夫が高く評価していることが、以前から気になっている。
モデルとなった事件の主役・滝川教授は徹底した自由主義者で、アカ嫌いであり、
戦後は天皇への御進講をしたほどだ。大島渚が引き起こした京大騒乱事件では大島側を弾圧した。
そういう自由主義者を弾圧したのが他ならぬ「靖国神社に祀られている人々」であるのも矛盾だが、
彼を思想英雄として描いた映画をアカ山田和夫が評価しているのも、これ又とても奇妙だ。
876この子の名無しのお祝いに:2005/04/07(木) 02:40:46 ID:biHlmnSm
題材となった滝川の京大事件は'33だから戦前だよね。
この騒動を戦前の共産党弾圧になぞらえて考えているからでは?
戦前の弾圧は日本共産党最期の輝かしい歴史だからね。

それに反代々木の大島が、滝川を「今や弾圧する側の人間」と糾弾しているから、
敵の敵は味方という意識もあるのでは?
大島は『我が青春に悔いなし』には冷淡だよね。『女の園』と違って。
「体験的戦後映像論」でも少し触れているけれども。
877この子の名無しのお祝いに:2005/04/07(木) 23:29:51 ID:FAHtbPty
>>874
>しかし、それは真実でしょう。>アダルトビデオ
どこがだよ。
中国なんか建前上の性表現規制だけで、世界有数の裏DVD量産大国なわけだが。

>>875
>自民党にしても、積極的にアメリカと手を組もうとしているくせに、その一方で、
>アメリカと命を懸けて戦った人々を祀っている靖国神社に集団参拝したりと矛盾まみれ。
映画板だから一笑に付されるだけで済むかもしれんが、他でそんな幼稚なこと言ってたら恥かくぞ。
まあ、過去の敵国だから米英蘭露他のどことも一切手を組むなと極論かませるのなら
何も言わんが。

>60〜70年代の新左翼の人たちはそういう矛盾に悩んだ痕跡があるので、すこしは共感できる。
このスレは定期的にこういう、無知に基づく左翼への慕情をさらけ出す書き込みがあるな。
いったいどこに「悩んだ痕跡」があるんだか。
878この子の名無しのお祝いに:2005/04/07(木) 23:40:08 ID:QP/1xlzI
こういう「俺と違う考えの奴は無知な奴」と決め付ける輩は、単に邪魔なだけ。
文句つけるだけなら荒らしと変わらない。チラシの裏にでも書いててくれ。
879この子の名無しのお祝いに:2005/04/08(金) 00:24:13 ID:1yeJgDIs
良スレなのに高みから見下ろす人が時々出てくんだよな。
そういう人に限って最も映画から関係ない話する。
880この子の名無しのお祝いに:2005/04/08(金) 21:30:22 ID:G37Bmvc5
>>878=>>879
あのー、映画と関係ない話しはじめたのは他ならぬ>>847なんですけど。
突っ込むならまず>>847にするのがスジじゃないかね〜。
言いだしっぺは黙認して、そいつの間違いを指摘したレスには即噛み付くレスが
つくのはなぜか・・・言わずもがなですな・・・

つうか>>877は実もフタも無い批判だが、根拠を示しているんだから、
「『俺と違う考えの奴は無知な奴』と決め付け」てるなんてのはさすがに言い掛かりもいいとこだぞ。

ダメ押しの援護射撃しとくと、新左翼の連中は連合赤軍の同胞虐殺が明るみに出た後でさえ、
それでもなお「闘争は発展している」とのたまい、赤軍批判を「キャンペーン」などと揶揄し、
挙句の果てに機関紙(「世界革命」だったか)で「彼らはもはや誤りを改めることもできない」
と殺された同胞に対して(!)吐く始末。赤軍シンパの元社会党代議士が講演で赤軍の
あさま山荘事件での「戦いぶり」を礼賛したのもこの頃。

中学生よろしく>>847が左翼に肩入れするのは個人の自由だけど、当時の状況を無視して美化するのはどうかと。
まあかくいう俺も高校のとき全協教師に連れて行かれた「小林多喜二」上映会で洗脳されたクチだけど
(今となってはレアな映画を見られたことには感謝している)。
881この子の名無しのお祝いに:2005/04/08(金) 22:06:36 ID:TNEX1+zI
>>880
「小林多喜二」見たことあるのか。羨ましい。
山本圭マニアにはたまらん怪作だそうだが、DVD化されないもんだろか。
特高にリンチの嵐を食らう圭ハアハア
882この子の名無しのお祝いに:2005/04/08(金) 22:50:42 ID:6ktxguhq
>>879は俺だけど前のは違うよ。>>790も俺。
映画と違う話でもいいと思うよ。
ものには言い方ってのがあるでしょうってこと。意見が違うだけで喧嘩売るような言い方することないよ。
883877:2005/04/08(金) 23:34:13 ID:O/kPAFws
>>878-879 >>882
話題の内容自体は880が"駄目押し"してくれてるので一応さておくとして、
態度がお気に召さないという書き込みに突っ込んどく。

>>878
>チラシの裏にでも書いててくれ。
>>879
>そういう人に限って最も映画から関係ない話する。
いきなり映画の話から脱線してダラダラと「オレの思想講義(といえた代物ではないが)」の
ご高説を垂れ始めたのは847なわけだが。チラシの裏がどうこう言うならまずこっちにしてくれ。

700番台あたりの過去ログを見返して改めて驚いたが、事を起こした張本人の言動は
黙認、批判する側には茶々、それを突っ込まれると言い訳というパターンが全くそのまんま
繰り返されているな。少しは学習した方が。。。

で、レスの締めとして一つ提案だが847は脱線したオレ語りはやめて、804で自ら言ったように
「オナニーと戦後左翼運動のつながり」について語ってみてはどうか。
それなら誰も文句は言わんだろうし。
884この子の名無しのお祝いに:2005/04/08(金) 23:39:40 ID:O/kPAFws
>>881
見た人に聞いた話によると、横内正のギター弾き語りとともに話が進む
素晴らしい演出らしい。圭マニアならずとも見たくなる映画じゃないか。
885この子の名無しのお祝いに:2005/04/09(土) 00:54:13 ID:sk9ZETY+
いま騒いでる人もそうだし、前に来た荒らしもそうだったけど、
「左翼について語る人、左翼史を学ぶ人=左翼、もしくは左翼シンパ」っていう思い込みが一般にあるんだよなあ。
前に「試行」のバックナンバーを読んでるときに知人に「何読んでるの?」と聞かれて、
「ん? 昔の左翼雑誌」と答えたら、あの人は左翼らしいという噂が広まって困ってしまった。
最近は革マル派の本をこそこそと読んでるよ。これなんか、近所の人に見られたら何と思われることか。
886この子の名無しのお祝いに:2005/04/09(土) 00:59:01 ID:0cb/Mp4z
映画関係ない話で荒れるなよ。専用の板があるだろ。
887この子の名無しのお祝いに:2005/04/09(土) 10:21:54 ID:9FaS6r+u
>>872
レンタルビデオ屋に行けばあるよ。
888この子の名無しのお祝いに:2005/04/09(土) 15:34:12 ID:MClRvvaG
>>885
>「左翼について語る人、左翼史を学ぶ人=左翼、もしくは左翼シンパ」っていう思い込みが一般にあるんだよなあ。
875は自民党などの「右」には批判一辺倒なのに対し、「左」に関しては「共感できる」と言い切っている。
姑息な話のすり替えは関心しない。
889この子の名無しのお祝いに:2005/04/09(土) 20:38:59 ID:hKKLjDeD
山本圭の「小林多喜二」が話題になってるけど、多喜二あぼーん当時つくられた
「小林多喜二追悼の歌」は横内のギター弾き語りで歌われたのだろうか?
↓のサイトによるとものすごく歌いづらい曲のようだけど。
http://utagoekissa.web.infoseek.co.jp/kobayashitakijitsuitounouta.html
890885:2005/04/09(土) 23:27:00 ID:sk9ZETY+
>>888
申し訳ない。
実は自分が>>875なんだけど、>>877以降をよく読んでいなかった。
いまも読んでいないままに答えを返すと、
共感できると書いたのは「悩んだ痕跡」に対して共感できると書いたまでで、
思想に共鳴できるというつもりじゃない。
自分は以前に>>383でも書いた通り、共産主義はクソだと思ってる。
891この子の名無しのお祝いに:2005/04/10(日) 01:04:07 ID:VO3QiHdq
>>886
言いたいこと言った後に別IDで映画の話。
その後のレスは「映画の話じゃない」で封じ込め。
>>789が指摘した流れと同じじゃん。
892この子の名無しのお祝いに:2005/04/10(日) 07:05:57 ID:odVH3WTL
結論:
そもそもの混乱の原因は、>>774
以後、出入りを禁ずw
893この子の名無しのお祝いに:2005/04/10(日) 14:48:55 ID:DWAyavL2
>>890
例によって後付けの苦しい言い訳してるのも無様だが、それ以前に
自分に対するレスを「よく読んでいなかった」?
「いまも読んでいないままに答えを返す」?
他人をバカにしたことを言うのもたいがいにしてもらいたい。

他人の意見に聞く耳持たないなら最初から書き込まない方がよろしい。
894この子の名無しのお祝いに:2005/04/10(日) 22:00:02 ID:JXgqoUse
米倉マサカネが小林多喜二を舞台化したが、山本圭の映画のインパクトには
遠く及ばなかったもよう
895この子の名無しのお祝いに:2005/04/10(日) 23:34:39 ID:JXI0VY6g
いろいろなバージョンの「インターナショナル」を集めて1枚のMDに録音しているんだけど、
あの曲がが劇中で流れる映画って、どんなものがあったけかな?
「レッズ」「クレイドル・ウィル・ロック」「喜劇・女生きてます」「身も心も」

「日本の夜と霧」には流れてなかったよねえ?
896この子の名無しのお祝いに:2005/04/11(月) 00:04:05 ID:ONx9OayZ
『日本の夜と霧』は
若者よ〜体を鍛えておけ〜♪

『馬鹿まるだし』と『霧の子午線』に流れている場面があったような気がする。
897この子の名無しのお祝いに:2005/04/11(月) 00:29:11 ID:TMVJN5F1
「うんたまぎるー」で沖縄方言のインタナショナルが流れるね。
898この子の名無しのお祝いに:2005/04/11(月) 07:13:52 ID:Mc8Nq6wK
たしか「女の園」にもあったような気が
899この子の名無しのお祝いに:2005/04/16(土) 02:17:34 ID:Ip8gfbv0
前田陽一監督、石堂淑郎脚本の「ちんころ海女っこ」(40年前の中村晃子主演の映画)
では、ストリップの伴奏に「しあわせの歌」が流れるぜ!
「しあわせの歌」が分からぬ者はこれを見よ! ↓
http://bunbun.boo.jp/okera/saso/siawase_uta.htm
900この子の名無しのお祝いに:2005/04/16(土) 02:23:28 ID:RyyNhmdv
組合歌らしからぬ朗らかなメロディだな
901この子の名無しのお祝いに:2005/04/16(土) 08:14:16 ID:OjxMmRfu
曲が分からない。当然、譜面は読めないし…
やむなく、「しあわせは歩いて来ない。だから歩いていくんだね」のメロディーに合わせて
口ずさんでみますたw
902この子の名無しのお祝いに:2005/04/16(土) 12:24:07 ID:GTYCJYVf
山本薩夫監督の『戦争と人間』3部作7月21日ついにDVD発売されるみたいです。
903この子の名無しのお祝いに:2005/04/17(日) 09:08:49 ID:yTsLzaHs
>>895
ドクトル・ジバゴ
904この子の名無しのお祝いに:2005/04/17(日) 13:41:29 ID:R0QVHRLJ
今井正は「ああ声なき友」しか見たことありません。
ビデオだと何が見れますか?

>>814下着姿で布団のなかで。
905この子の名無しのお祝いに:2005/04/18(月) 07:48:55 ID:QECv1im4
>902
昔、大晦日に深夜連続放映されたのをビデオで録画してたのが
出てきたので改めて見直してみました。
一部二部は確か日中国交回復前なので中国でロケできず北海道
で撮り、しかも中国人役を日本人俳優がやってて中国語の台詞
を喋ってる。改めて昔の日本の映画人の気骨を感じさせました。
軍人役は有名な俳優もみんな丸坊主。最近の俳優は平気で長髪
に軍帽被ってやってるもんね。心意気が違うよ。
ちなみに一番中国語が上手かったのは以外にも丹波哲郎だった。
906この子の名無しのお祝いに :2005/04/18(月) 11:49:04 ID:lnyc1YN/
>>914
「橋のない川」の第一部・第二部。
第一部は部落解放同盟が全面協力。
第二部は全解連との分裂闘争の影響で、解同が上映妨害運動を展開。
907この子の名無しのお祝いに:2005/04/18(月) 11:55:53 ID:lnyc1YN/
あ、ゴメン。906は904へのレスね。
908904:2005/04/18(月) 19:58:46 ID:XqOu4FLB
「また逢う日まで」や「米」は有名なのにビデオ化されてないのですね。
今見るとツマラナイから?
909この子の名無しのお祝いに:2005/04/18(月) 21:45:11 ID:AOiGIQmg
『また逢う日まで』はDVDでてるし、『米』も廉価版ビデオでてますよ。
910904:2005/04/19(火) 17:00:44 ID:ex2maBAl
近所のビデオ屋行ったら「にごりえ」や「ここに泉あり」のDVDがあってびっくり。
DVDプレイヤー買わなくっちゃ。
911この子の名無しのお祝いに:2005/04/22(金) 04:39:01 ID:aIBbiBzM
俺はどちらかというと右翼で、共産党は大っ嫌いだが、
今井正「仇討」、
山本薩夫「白い巨塔」「荷車の歌」
これは日本映画史上の大傑作である。
それにこの人たちの作った映画は全部面白いよな。悔しいけど。
912この子の名無しのお祝いに:2005/04/23(土) 00:27:25 ID:bsFTbX/E
ていうかさあ
右翼って面白いモノ作ったことないじゃん
913この子の名無しのお祝いに:2005/04/23(土) 00:56:18 ID:OeL9ctVY
熊谷久虎がいるじゃん。
914この子の名無しのお祝いに:2005/04/23(土) 01:44:20 ID:0Om9NVeN
舛田利雄もいるじゃん。
それから、武智鉄二。
あと、転向した須藤久も。
武智や須藤が「面白いモノ」を作ったことがあるのかどうかは意見が分かれるだろうが。
915この子の名無しのお祝いに:2005/04/23(土) 01:58:59 ID:0Om9NVeN
須藤久の名前を出すんだったら、その前に伊藤俊也を出すべきだったか。
916この子の名無しのお祝いに:2005/04/23(土) 02:05:10 ID:OeL9ctVY
>>915
ありゃ、東映東京の組合活動でも先頭にいたバリバリの左翼だが。
さそりでも無闇矢鱈に警官、看守が死ぬだろ。渡辺文雄はやられ放題だし。
テーマが左翼的なんて事は丸でない人だが。
917この子の名無しのお祝いに:2005/04/23(土) 03:26:58 ID:ONnAXYaE
転向者でしょ? >伊藤俊也
918この子の名無しのお祝いに:2005/04/23(土) 04:06:01 ID:klOdUVHh
面白い映画というと
伊藤大輔などは欠かせないと思うが
あの人は右翼なのか?

ま、スレと関係ないが。
919この子の名無しのお祝いに:2005/04/23(土) 14:10:45 ID:qPLm+F3f
伊藤俊也が転向だなんて言ってる奴は「プライド」を見てから出直して来い。
920この子の名無しのお祝いに:2005/04/23(土) 14:12:38 ID:qPLm+F3f
というか、

 911 名前:この子の名無しのお祝いに[] 投稿日:2005/04/22(金) 04:39:01 ID:aIBbiBzM
 俺はどちらかというと右翼で、共産党は大っ嫌いだが、

こういうしらじらしい予防線はいい加減やめよう。
921この子の名無しのお祝いに:2005/04/23(土) 18:06:49 ID:BOVpR5OY
a
922この子の名無しのお祝いに:2005/04/23(土) 18:09:12 ID:BOVpR5OY
>>912
日本には右翼映画人がいないに等しいだろ。左翼は腐るほどいたけど。
まあ、左がスタンダードになると標準やノンポリも右に見えるのか知らんが。
923この子の名無しのお祝いに:2005/04/23(土) 22:55:04 ID:KyDx+2K6
伊藤俊也や「プライド」の名を出すと興奮し出す人がいるようなので止めましょう。
924この子の名無しのお祝いに:2005/04/23(土) 23:07:45 ID:bHMzj62T
>>922
右翼の集会に顔出してた俳優はけっこういた。
925この子の名無しのお祝いに:2005/04/23(土) 23:43:36 ID:cQs9WPju
>>923
反論できないで煽り逃げカコイイ。
過去ログで「プライド」がらみの知ったかがボコボコに論破される一幕があるが、
少しは学習しよう。
926この子の名無しのお祝いに:2005/04/24(日) 00:09:06 ID:WnmwoDfH
>>919>>920>>925
あんたが現れるとあんたを嫌がって、このスレから人がいなくなる。悪いが去ってくれ。
927この子の名無しのお祝いに:2005/04/24(日) 00:19:32 ID:AMpUx9ci
>>926
自分の気に食わないを書き込みを、ずっと同じ奴がやっててなおかつ、皆も気に食わないはずだと妙な被害妄想に
走るのはどうかと。
異論があれば正々堂々と反論すればいいわけで、それをしないで煽り逃げしておきながら今更ぶりっこされてもね。
あと、>>919>>920>>925 なので、ちゃんとID見て書き込んでね。
928この子の名無しのお祝いに:2005/04/24(日) 02:05:22 ID:MddnujjC
>924
右翼の思考というよりマンマやくざな人たちだろ。
929.......:2005/04/24(日) 02:51:51 ID:gUA/F5Oe
>>918
 伊藤大輔は若い頃、呉の海軍工廠でオルグって
労働争議を起こそうとした“主義者”だったそうです。
徹底的に弾圧されて失敗し、演劇・映画の世界に
目を向けたとか。
930この子の名無しのお祝いに:2005/04/24(日) 02:59:29 ID:1HtkKXpn
伊藤とか衣笠は傾向映画作ってますから。
931この子の名無しのお祝いに:2005/04/24(日) 07:36:38 ID:R7tiU9xC
>>920
何の予防線?
ゆるいカーブでも簡単に空振りする人ですな。
932.......:2005/04/24(日) 12:25:24 ID:jjSW8imW
>>929
 補足。呉海軍工廠ってのは記憶違いかも。
933この子の名無しのお祝いに:2005/04/24(日) 15:10:31 ID:8AHkojoC
>>931
「俺は左翼じゃないよ!」「(自称)右翼の俺が言うんだからね!」という浅薄な意図が
みえみえということだと思うが。
そもそも、「白い巨塔」など、挙げてる作品からして予防線貼った方がかえって不自然で
自爆してる気もするな。
野球で返すとションベンカーブで暴投してしまってサヨナラ負けした911と言ったところか。
934この子の名無しのお祝いに:2005/04/24(日) 15:20:47 ID:1HtkKXpn
その話どうでもいい
935この子の名無しのお祝いに:2005/04/24(日) 15:22:00 ID:8AHkojoC
>>932
呉海軍工廠で合ってるよ
http://www.raizofan.net/data/dito.htm
936この子の名無しのお祝いに:2005/04/24(日) 15:29:59 ID:1HtkKXpn
ちなみに昨日香川京子が話をした「おかあさん」の上映会に行った。
「脚本家/水木洋子の世界」の第6回。
水木洋子市民サポーターの会ってのが主催なんだけど、
かなり高齢の方がたくさん会に所属しているみたいですね。
本当にたくさんの係員がいました。
トークでも「おかあさん」より、「ひめゆりの塔」で盛り上がってましたね。

水木洋子さんのような優れた脚本家が、
キャリアの途中から主に左翼監督としか仕事しなかったのは残念なことです。

どうやら母上がなくなって仕事への意欲が削がれていたことが原因らしいですが。
左翼映画じゃないとイヤと言うより、仕事自体やる気なくなっていたけど、
気に入った左翼監督の依頼だけ受けたという様子。
937この子の名無しのお祝いに:2005/04/24(日) 16:04:27 ID:t/7gbbse
小林桂樹版「裸の大将」もこの人だったな。
芦屋雁之助のTVシリーズしか知らずに見たら、あまりのギャップに驚いた。
938この子の名無しのお祝いに:2005/04/24(日) 22:52:14 ID:RBiWHPvf
傾向映画を撮ってた監督たち(伊藤大輔、内田吐夢など)は、戦後、山薩や今井正の動きをどう見ていたんだろう?
939この子の名無しのお祝いに:2005/04/24(日) 23:14:20 ID:at4hbt1c
最初は二人分の人格として現れる荒らしが反論されるといつも結局は一人の人格になってしまう件について
940この子の名無しのお祝いに:2005/04/25(月) 01:43:05 ID:5Umo0JEU
>>933
このスレの住人は左翼なんだとどうしても思いたがるのは何で?
941この子の名無しのお祝いに:2005/04/25(月) 01:44:12 ID:/YWE790m
>>938
内田吐夢は自分が赤くなっていたじゃん。
「マルクス主義では〜」って言っていたらしいよ。
942この子の名無しのお祝いに:2005/04/25(月) 01:44:33 ID:/YWE790m
>>940
もういいって(w
943この子の名無しのお祝いに:2005/04/25(月) 13:13:21 ID:t9zpJeh/
戦前に傾向映画を撮っていた人は、少なくとも映画の上では左翼思想とは距離を置くようになり
戦中に国策映画を撮っていた人が、明確な左翼思想映画を撮り始めたということでは?
944この子の名無しのお祝いに:2005/04/25(月) 13:32:41 ID:qiaVU93D
山薩さんは一貫して国家への意識が強いということかな。
抽象的、観念的な感覚は希薄。その姿勢が
新左翼からはスターリン主義者と糾弾され
映画界の保守派からは、意外な高評価を受けているのかな?
945この子の名無しのお祝いに :2005/04/25(月) 13:45:46 ID:oUXTNJJQ
戦中の国策映画は都合よく無かったことにしながら、
その一方で「橋のない川・第2部」に対する解同の上映妨害運動に対しては
「表現の自由だ!作品には自立した権利がある!」
として抵抗していた今井正の少々矛盾した言動について。
946この子の名無しのお祝いに:2005/04/25(月) 13:58:30 ID:CH+pu5Ig
無かったことにはしてない。
947この子の名無しのお祝いに:2005/04/25(月) 14:03:06 ID:8f3FeoG2
>>944
実力のある左翼作家は、保守派からも高評価を得る。
山本薩夫、山田洋次、松本清張、井上ひさし、橋田寿賀子…。

>>955
共産党内では、今井正や山本薩夫の戦時中の作品はどう評価されているんだろう。
三百人劇場は、例の全貌シリーズで「今井正の全貌」「山本薩夫の全貌」をやって欲しいな。
そうしたら、赤旗はどんなふうに紹介するんだろうか。
948この子の名無しのお祝いに:2005/04/25(月) 14:17:12 ID:oDWZFasQ
>>944
ヤマサツは松田政男にはこっぴどく批判されていたね。シネマのマサは政治的には
反日共なんだっけ? マサは宮崎駿も嫌っていた。新左翼系は旧左翼系の文化人を毛嫌いするね。
左翼ではないだろうが、山根とかも旧左翼系作家を批判しているな。映画界内部では、
旧左翼系と新左翼系の関係はどうなっているのだろう?

>>947
ヤマサツは撮影所で力があるから映画が撮れたんでしょ? 山田洋次も、共同体への
郷愁という意味では、革新と保守には似た接点があることがよくわかる。
清張や井上ひさしは売れるからね。脚本家だと小山内美江子もそう。小山内さんといえば、
自分の主宰するボランティアのバザーイベントに3Bの子役を動員、その度が過ぎたのでTBSか
ら追放されたらしいな。カネを取って子役と写真を撮らせたりしていたらしい。

子役に泣いて訴えられて、現場のP・Dが激怒したとか。やり過ぎはいかんね。
949この子の名無しのお祝いに:2005/04/25(月) 14:51:50 ID:f8S6Y6sA
そういえば、同じ東映でも、
大泉労組(伊藤俊也、梶間俊一)は反日共系新左翼だったけど、
東映動画(宮崎駿、高畑勲)は日共系だったんだよね。
950この子の名無しのお祝いに:2005/04/25(月) 21:24:32 ID:YsVdJfde
もう「愛国」を口にするのは馬鹿、という現実がハッキリしてきて
風向きは露骨に変わりつつあるからな。
あと数年もすると「右翼」(を意味するそのころの流行語)と口にしさえ
すればその相手や作品を全否定できるっていう時代になるだろ。

あ、30年くらい前は日本中がそうだったんだよな。因果は巡る。
いま20代くらいの奴らは結構厳しい中年時代を迎えるよね。
「オッサンも小林なんとかなんての読んでた世代だろ?ギャハハハ(≧▽≦)
 バーカ!」(という意味の数年後の若者言葉)
951この子の名無しのお祝いに:2005/04/25(月) 22:05:53 ID:YT+Y1v71
>>950
何度も言われてるように映画の話からズレても良いとは思うけど、
わけが分からないこと、意味不明なこと言うのは止めてもらえないかね。
952この子の名無しのお祝いに:2005/04/25(月) 23:24:54 ID:o22Ni30Q
>>945
今井も原作者の住井くらい開き直れば良かったのに。
953この子の名無しのお祝いに:2005/04/26(火) 00:09:05 ID:/a074tsh
>>947
>実力のある左翼作家は、保守派からも高評価を得る。
単に作品と思想は別ってことだろうに。
左翼全盛の時代に黛敏郎だって東映の映画で音楽担当してんだから。
それから、橋田寿賀子は左翼というほどのものではないな。
良くも悪くも思想性が中途半端。
954この子の名無しのお祝いに:2005/04/26(火) 00:23:54 ID:rWDJpTTQ
>>945
やっぱり、今井や山薩は基本的に善意の人だから、
(それが左翼になったことにもつながっているんだろうけど)
上手く取り込まれちゃうんじゃないかなと思っている。
当時の八紘一宇みたいな考え方に。

今井は朝鮮半島の人との融和って事を信じて、
「愛の誓ひ」みたいな映画を撮ったんじゃないのかな。
右翼と言われたような人は、八紘一宇的な映画をあまり撮ってない。
日本のみを扱ったものが多い。
955この子の名無しのお祝いに:2005/04/26(火) 00:25:46 ID:rWDJpTTQ
>>948
> 映画界内部では、旧左翼系と新左翼系の関係はどうなっているのだろう?

そりゃ真っ二つでしょう。大島と山田に象徴されるように。
956この子の名無しのお祝いに:2005/04/26(火) 01:08:13 ID:WzClE70p
>>933
アホの典型。
近年にしては珍しい。
957この子の名無しのお祝いに:2005/04/26(火) 01:18:49 ID:rWDJpTTQ
だからもういいって、反応しなくても。
958この子の名無しのお祝いに:2005/04/26(火) 01:38:41 ID:gFva5w7R
>>955
前に>>211でも書いたんだけど、大島と山田の関係ってどうなってるんだろうと思う。
大島が死んだら、山田は、深作の時みたいに葬式に行くんだろうか。
959この子の名無しのお祝いに:2005/04/26(火) 01:42:57 ID:gFva5w7R
>>953
橋田寿賀子は共産党シンパだよ。
>>767
960この子の名無しのお祝いに:2005/04/26(火) 02:49:06 ID:rWDJpTTQ
>>958
付き合いほとんどなかったって。
二人ともそう言っている。

別々のグループで、大島は脚本を書き、山田は勉強会。
勉強会の中心は山田で、もちろんソ連の演劇/映画理論書。
読み進めるごとに山田がまとめるように話をする形式だったとか。
961この子の名無しのお祝いに:2005/04/26(火) 03:09:08 ID:BbMuI9Y2
大まかな図です。間違いがあれば指摘してください。

社会党 今村昌平 
革新  新藤兼人 高橋治 羽仁進 熊井啓 浦山桐郎 関川秀雄 黒木和雄 東陽一 神山征二郎
共産党 山本薩夫 今井正 家城巳代治 山田洋次 森川時久 山内久
新左翼 大島渚 田村孟 松本俊夫 佐々木守 小川伸介 足立正生 山口清一郎

いわゆる左翼ではないが

反骨派 加藤泰 深作欣二 中島貞夫 鈴木則文 森崎東 渡辺祐介 若松孝二 高橋伴明 崔洋一
観念派 吉田喜重 実相寺昭雄 
屈折派 神代辰己 荒井晴彦
気分派 山本晋也 井筒和幸
カウンターカルチャー派 藤田敏八 長谷川和彦
パンク派 石井聰互
962この子の名無しのお祝いに:2005/04/26(火) 04:52:32 ID:M6tkYS8g
だいぶ違う…。
共産党=山本薩夫、今井正、家城巳代治、山田洋次、森川時久、山内久、岡本愛彦、神山征二郎、中山節夫ら共同映画系列の人たち、高畑勲。(他に、松山善三もシンパ?)
新左翼系=大島渚、田村孟、松本俊夫、佐々木守、小川紳介、土本典昭、若松孝二、高橋伴明、崔洋一、足立正生、山口清一郎、荒井晴彦。
元々は共産党系だったがいまはもうどーでもいい系=宮崎駿。
元々は新左翼系だったがいまはもうどーでもいい系=東陽一、長谷川和彦。

こんなところじゃないかね。
963この子の名無しのお祝いに:2005/04/26(火) 04:54:53 ID:M6tkYS8g
ところで、こんなリストを発見した。
ttp://kenpo-9.net/message/
えっ!と驚かされる人たちが参加している。どうせ、名前を貸しただけなんだろうが。
大林宣彦、五代暁子、貞永方久、沢島忠、鈴木敏夫、関顕嗣、野村正昭、原田浩、深尾道典、まつかわゆま、森達也、渡辺武信、川本喜八郎、安岡卓治。
日共系組織だと思っていたんだが、違うのか?
三浦大四郎まで参加しているのは何ともいやはやだが、彼のコメントがけっこう意味深。
ソウル・フラワーの中川敬の参加は、ちょっとショックだ。何考えてるんだろ?
964この子の名無しのお祝いに:2005/04/26(火) 22:05:00 ID:WzClE70p
>>962
そのうち、
まともな面白い映画を作れるのは、

山本、今井、山田の3人しかいないのが笑えるな。

あとはクズばかりじゃん。

つまりニッキョウ以外は口やカッコつけ、ハッタリ屋ばかり。
実力はない。(政治的実力はあってもw
965この子の名無しのお祝いに :2005/04/26(火) 22:45:57 ID:sbGW7vWi
>>961>>962
そういや長谷川和彦の連合赤軍映画は結局幻に終わったか。
ある意味、この人が一番ラディカルな「左」なわけだが。
966この子の名無しのお祝いに:2005/04/26(火) 23:57:42 ID:3/om/pqq
964は共産党員か…
967この子の名無しのお祝いに:2005/04/27(水) 02:14:11 ID:nCPuVJz3
一番ラディカルなのは足立正生だと思う。
でも豪華メンバーだよね。
右翼映画人は大蔵貢、渡辺邦男以外に誰かいるかな?
古沢憲吾の作品は特に右翼的とは感じないな。
968この子の名無しのお祝いに:2005/04/27(水) 03:01:03 ID:FFDwCelP
>>967
>>913

舛田利雄は>>914の勘違い。
969この子の名無しのお祝いに:2005/04/27(水) 10:17:34 ID:UvcXT8Ls
「ゆきゆきて神軍」の原一男は〜?
970この子の名無しのお祝いに:2005/04/27(水) 11:36:51 ID:4JEHU9wc
>>954は真性池沼w
971この子の名無しのお祝いに:2005/04/27(水) 11:38:15 ID:4JEHU9wc
× >>954
○ >>964
972この子の名無しのお祝いに:2005/04/27(水) 11:58:40 ID:BCb/cflJ
何故に>>954? >>954は鋭い洞察だと思うが。>>964と間違えたのか・・・?
でも、>>970>>964だよね。
混乱させて荒らそうとしているんでしょう?

>>967
足立がラディカルなのは実行動においてだよ。
映画はラディカルじゃない。っていうか、観念的すぎて面白くない。
「鎖陰」なんか、意味不明の極み。
それにしても町内会掲示板に貼ってあった足立の手配写真、記念に剥がして盗んでおけばよかった。

>>698
「零戦黒雲一家」「ノストラダムスの大予言」「さらば宇宙戦艦ヤマト 愛の戦士たち」
舛田利雄は国家主義者(国家社会主義者)だとは思う。
ただし、大東亜戦争肯定論者ではないのは「大日本帝国」を見ても明らか。
>>969
原一男は「左翼」ではないでしょう。
そういえば、80年代末に彼がフランスのTV局の依頼を受けて、
日本の街宣右翼を取材するドキュメンタリーの企画があった。
結局、どこで話がこじれたか彼は降板してしまったんだけど、誰かが後を受けて作品は完成されたはず。
973972:2005/04/27(水) 12:03:34 ID:BCb/cflJ
おやおや、>>970を見た直後に書き始めて、>>971を見ないうちに送信したんだが・・・。
974この子の名無しのお祝いに:2005/04/27(水) 16:27:52 ID:EvPDYZcY
>>964は最近やっとニッキョウという言葉を覚えたんで嬉しくて使ってみたかったんだろう。
975この子の名無しのお祝いに:2005/04/27(水) 21:56:12 ID:TVbWs6w/
左翼映画(というより怪作か)『戒厳令の夜』
原作・五木寛之、製作・竹中労 若松孝二、脚本・佐々木守、撮影・宮島義勇
いかにもな面々の中、監督・山下耕作
なぜに山下?竹中労がファンだったの?
976この子の名無しのお祝いに:2005/04/27(水) 22:09:30 ID:XZAF/a1f
『祇園祭』も竹中なんだよね?
977この子の名無しのお祝いに:2005/04/27(水) 22:47:38 ID:OhpxqxIx
>>964
 最初はスレ住人は左翼だと妄想して攻撃した。
→共産党批判してるだろと言われて確認したら確かにそう。
→共産党批判はカモフラージュだと妄想する。
→バカアホと言われて間違いだと気付く。
→共産党以外にも左翼はいて対立しているらしいと初めて知る。
→ならば住人は共産党と対立している方の左翼だと妄想する。←現在はこの段階?
978この子の名無しのお祝いに:2005/04/27(水) 23:48:23 ID:/6SWLb3P
鈴木則文や中島貞夫が左リストから抜けているな。
979この子の名無しのお祝いに:2005/04/27(水) 23:56:31 ID:/6SWLb3P
>原一男
「ゆきゆきて神軍 製作ノート」を読むに、単に衝撃の映像を撮りたいだけで、
特に信念や思想はないもよう。
ついでに書いとくと、一見ドキュメントの「〜神軍」でも、奥崎はちゃんと演技している。
警官に逆上するシーンなどで、カメラを止めた後にケロッとして
「どうでしたか今の私の演技?」と原に聞いていたなどと書かれている。
980この子の名無しのお祝いに:2005/04/28(木) 00:07:55 ID:vz1bCXm8
障害者、奥崎、井上光晴とサヨらしい題材ばっかりだけど自身は違うだろうね。>原一男
981この子の名無しのお祝いに:2005/04/28(木) 00:26:39 ID:8X2fc93q
>>980
原さんの若い頃の経歴は知らないが、気分としての反体制ではあるでしょ? スタ
ッフは小川プロ系の人だし。原さんは熊井啓の監督補もやってたね。どこかのスレで、原さんが
「熊井さんは三流」と悪口を言いまくっている、とあったが本当か? 決裂したの?

原さんと言えば、「大冒険」撮影助手は同名異人だろうけど、「長江」構成「あ・うん」監督補
「人間の証明」「野性の証明」撮影助手などもこの人なの?
「還らざる勇士たち」なんか右翼が作った映画でしょ? 確か東南アジアに散った
日本兵の追悼ドキュメンタリーではなかった?
ttp://www.jmdb.ne.jp/person/p0096550.htm
982この子の名無しのお祝いに:2005/04/28(木) 00:40:40 ID:bLhck7nW
奥崎は出所直後に出た「神様の愛い奴」で「原を殴る」と激怒していたが、理由はよくわからん。
奥崎自身が理解できんせいもあるけど。
983この子の名無しのお祝いに:2005/04/28(木) 01:26:27 ID:LcUJ05c1
>>975
勿論、主演の鶴田浩二との関わりだろう。

>>978
>>961のリストには登場。
984この子の名無しのお祝いに:2005/04/28(木) 03:00:49 ID:8fO1oFAi
>>974
>>977
おまえら、おもろいヤツラだな。

爆笑したよwwwwww
985この子の名無しのお祝いに:2005/04/28(木) 06:24:15 ID:MoNQwf+T
>>981
「大冒険」撮影助手は、原一民との混同だな。
http://www.jmdb.ne.jp/person/p0096560.htm
「人間の証明」「野性の証明」撮影助手は、確か正解。アルバイトでやってたんじゃなかったかな。
986この子の名無しのお祝いに:2005/04/28(木) 10:53:24 ID:AWDwihZY
>>961>>962
共産党: 宮島義勇

次はこれ加えといてくれ。何しろ東宝大争議の…
987この子の名無しのお祝いに:2005/04/28(木) 11:06:51 ID:ev5BbcOw
東宝大争議ときたら、岸旗江、亀井文夫、沼崎勲あたりも出してもらわなくちゃ
988この子の名無しのお祝いに:2005/04/28(木) 16:47:36 ID:IMjuuysk
そういや亀井文夫の話題が出てきてないな
989この子の名無しのお祝いに:2005/04/28(木) 19:46:28 ID:LGDpYwID
中島貞夫は渡瀬恒彦に劇中で日章旗をブチ抜かせるような人だからただの反骨という括りに
とどまらないと思うが。
笠原和夫もインタビュー本で、脚本書いた映画のラストを中島貞夫に変な左翼風の味付けを
されて不満だったとか言っていた。
990この子の名無しのお祝いに:2005/04/28(木) 21:30:03 ID:wirRiHoW
中島は、思想的裏付けがあったんじゃなくて、調子に乗りやすいだけの人なんじゃないか。
彼の映画は好きだけどね。
深作の方が、表には出さないけど、ちゃんと勉強している感じがする。
991この子の名無しのお祝いに:2005/04/29(金) 01:51:06 ID:j+6b//yw
同じ左系監督でも、山薩や今井正に比べて鈴木則文の評価低杉。
つうか評価すらないようなもんだ。
992この子の名無しのお祝いに:2005/04/29(金) 02:27:46 ID:G/LCAPzs
まあ、一部で絶大な人気がありますので。
本人もそちらの方を希望しているようですし。

ちなみに四方田の「日本映画の100年」読んだけど、
共産党や戦後左翼に手厳しいな。
993
自分の立てたスレッドがここまで成長したのは初めてです。
990を突破したので新スレを立てることにしました。
スレタイは
【労働者】今井正&山本薩夫ら左翼映画人2【革命】
にしようと思います。今後もよろしくお願いします。