最近ハヤリの学力崩壊より、一般ピープルの教養崩壊の方が酷いと思う
今日この頃。
「たいして数式も載ってねぇから、文系でもツベコベ言わずに読んどけ、
ゴルァ!」という本をリストアップしてみませんか?
スレたて責任で自分も1冊あげるなら、朝永『物理学とは何だろうか』
かなぁ。
古いけど、今でも一読の価値ありかと。
外国の有名科学者のだれだったかが書いた
「ロウソクの科学」が
中学の夏休みの課題図書だった。
岩波文庫で上下巻。
とても安くて読みやすい。
3 :
Nanashi_et_al.:01/09/14 15:56
上のほうの年代もほとんどは悲惨だけど。
ところで朝永の本はそんなに読みやすくなかったような。
アインシュタイン・インフェルトの共著が岩波新書に入ってて
そちらのほうが読みやすかった。その記憶は高3から大1の
間くらいのものなんだけど。
あと、遠山啓の数学入門もいい。数式適当に飛ばしてもいい。
それとあとから、あの頃あっていれば思ったのがガモフのトムキンス。
ちなみに「ロウソクの科学」はファラデー。それにならって
有名な物理化学の教科書のアトキンスが「新ロウソクの科学」
を出している。
4 :
Nanashi_et_al.:01/09/14 16:00
竹内久美子@京大さんの本全部。
5 :
ロウソクの科学:01/09/14 16:00
あーそういわれればファラデーだったかも。
でも左手の法則の人がなぜぜんぜんちがう
化け学っぽいことやってるのか
当時から不思議だった。
ケクレのベンゼン環話とか載ってなかった?
あときんすのは和訳でてるんでしょうか?
>>4 たけうタせんせいはやめとけ・・・・
すんごくおもしろいけど、
ネタをネタをわかるヤツだけ読んでくれ。
ちょっとエッチっぽいから高校以下にもあわないだろうし。
上野千鶴子の方がまだまし。
あと「ご冗談でしょうファインマンさん」とか
ヒッポファミリークラブの「量子力学の冒険」とか
おもろいけど役にはあまりたたなそう。
「ファインマン」のS字型の筒の両端から水を吸い込んだら、
S字筒はどっち向きに回転するか?とかはすんごいいいけど。
あれ結局どっちだろう。
ハヤカワの「パンダの左手」だっけ?とかの
生物学は充実してていいね。
さらにハヤカワのセシル・アダムズのくだらない質問に答えるやつも
いい。
「ネタをネタとわかる人だけ」でした
8 :
Nanashi_et_al.:01/09/14 16:25
竹内はだめだろう
あれは真性ドキュソだ
9 :
Nanashi_et_al.:01/09/14 17:46
10 :
Nanashi_et_al.:01/09/15 03:32
竹内読まずに素直に「利己的な遺伝子」読めばイイヤンケ。
後通俗過ぎるかもしれないけど「フェルマーの最終定理」とか。
11 :
Nanashi_et_al.:01/09/25 10:29
「ゾウの時間、ネズミの時間」
あ、いおうとした。それ。
難しい本は読まんでいいから、中学の理科の教科書の内容ぐらいは理解しとけ。
エネルギー保存則すら理解してないやつ多すぎ。
宇宙だと質量が無くなると思ってる奴の方が多い
15 :
Nanashi_et_al.:01/09/25 21:10
「フーリエの冒険」
ここから画像、動画圧縮に使うDCTの話までいけると面白いと思う。
16 :
Nanashi_et_al:01/09/25 22:02
「ゲノムの語る23の物語」
17 :
Nanashi_et_al.:01/09/25 22:05
「真空」とか「無重力」、どういうことなのかわかってない奴結構いる。
この2つを混同している奴も多い。
純粋に理系的にいうなら、正しい理解さえできればどの本で勉強しても構わない。
逆に、周りの奴見てると、
「理系でもこれくらいは読んどけ、ゴルァ! 」
っていいたくなること、よくあるYO!
19 :
Nanashi_et_al.:01/09/25 22:39
日刊工業新聞
20 :
Nanashi_et_al.:01/09/25 23:39
臨界事故なんてのがおきても
「軽水炉」とか「増殖炉」、どういうことなのかわかってない奴結構いる。
この2つを混同している奴も多い。
何がどう高速で増殖されてるのか分かりやすく解説した本はないだろうか。
「原爆」と「水爆」
「電波」と「電磁波」と「磁気」と「波動」
「地球温暖化」と「ヒートアイランド」
「震度」と「マグニチュード」と「加速度」
「遺伝子」と「DNA」と「DHA」
「ブラックホール」と「ダークマター」と「暗黒星雲」
このへん、ちゃんと区別できるくらいの教養は欲しいね。
ちょっとスレ違いか。
スマソ。
ま、
>>13に同意ってことで。
22 :
Nanashi_et_al.:01/09/26 23:19
電波と電磁波は区別の必要がないかと・・・
24 :
Nanashi_et_al.:01/09/27 01:21
自然界における右と左
なんてどうでしょう。
誰でも一流の科学者の気分を味わえます。
26 :
Nanashi_et_al.:01/09/27 01:48
電磁波のなかで波長の長いやつを電波って呼んでんだろ
日本の電波法では、電波は300万メガヘルツ以下の電磁波
と規定されている
28 :
Nanashi_et_al.:01/09/28 02:08
文系理系に関わらず、「入れ墨」と「彫り物」の区別はつけましょう。
29 :
Nanashi_et_al.:01/09/28 02:22
>>24みたいな奴は
「電波」は「電磁波」の略称とでも思っているのだろうか?
30 :
Nanashi_et_al.:01/09/28 05:28
むしろ24自身が電波。
31 :
Nanashi_et_al.:01/09/29 13:14
32 :
Nanashi_et_al.:01/09/29 14:44
>28
同じだろ。
33 :
名無し@お腹いっぱい。:01/09/29 19:00
24は間違い。
23が正解
中学の理科の教科書
35 :
Nanashi_et_al.:01/10/03 18:56
>>33 理系用語なら
>>23が正解
慣用表現なら
>>24の表現も取りうる。
法規上は
>>27と定義する。
ただし、電波は電磁波の略称ではないので注意、、という所かな。
磁波の立場もお忘れなく。
初等の科学読み物なんかに
「電波と電磁波は実は同じ!?」
なんて書いてあるからな〜
まあ、あながち間違いとも言い切れんが・・・
文法上の問題でしょ
37 :
Nanashi_et_al.:01/10/03 23:03
>>36 だったら
「光と電磁波は実は同じ!?」
と書いて欲しいな。
その方が一般人には刺激もあるだろうし、誤解がないだろう。
>>35 「仕事」とかは、日常的な言葉を科学用語として改めて定義したものだが、「電磁波」はちがうよね。
誤って用いたか、意図的に曖昧にするために用いられたものが、おそらく耳慣れないため“科学的に聞こえる”ために広まったのだと思う。
慣用表現として一般的になって欲しくはない用法だ。
>37
折れもそう思ふ。
最近やたらとマスコミで「電磁波が及ぼす悪影響・・・」
などとやっているが、恐らくイタヅラに誤解を増幅しているだけだろう
だいたい、コタツ暖かいな〜だって電磁波だ(赤外線)
とはいえ、これほど身近に存在しつつ、これほど理解しがたいものもそうは無い
せめて電磁波の話題をする時は例のあの「こっからここがガンマ線で〜」という
あのフリップでも出してもらいたいものである。
おっと、擦れの本題・・・
電磁波ネタでひとつ。
手に入りやすさでブルーバックス「電磁波とはなにか」後藤尚久
私立文系には多少敷居が高いかも知れんが、しっかり読めば
少なくとも電磁波に対する誤解は解けるはずだ。
細かい事だが、38で
ガンマ線は「こっからここが」は無いな・・・
「こっから先が」になる。訂正。スマソ。
41 :
Nanashi_et_al.:01/10/04 02:53
>>32 同じじゃねーよ。
入れ墨=罪人を区別するために彫ったもの
彫り物=装飾として彫ったもの
例えばだな、罪人のおでこに「悪」とかの字を彫られてるようなのは間違っても
「彫り物」とは言わねーんだよ。
42 :
Nanashi_et_al.:01/10/04 23:16
>6
文化の違いか彼の解いたクイズというのは
全然面白くない(問題全部聞く前に答えたというやつ)
43 :
名無しの研修屋:01/10/07 11:48
立花隆氏の本は先端サイエンスについて文系の人間にも、わかり易く解説してあります。理系の人間の書いた解説書本は文系には理解しにくいものが多いと思います。
44 :
Nanashi_et_al.:01/10/07 18:06
寒い・・・
45 :
Nanashi_et_al.:01/10/07 18:17
PHSはトランシーバーにも固定電話の子機にもなるってことくらい知っとけ
46 :
Nanashi_et_al.:01/10/07 18:28
>>45 それって、知らなくってもいいんちゃう?
電波の使い方のひとつの方法に過ぎないじゃん。
47 :
Nanashi_et_al.:01/11/08 19:33
生物系がまだないので、ニューロン人間をあげ。
48 :
Nanashi_et_al.:01/11/08 22:34
スレの趣旨とはちょっと違うかもしれないけど、と学会の本なんてどうですか?
もっと疑似科学の類に疑いの目を向ける人が増えればと思うんですが。
49 :
Nanashi_et_al.:01/11/08 22:40
理系の人は『聖書』と『神学大全』を読んでおきましょう。
50 :
Nanashi_et_al.:01/11/08 22:54
女の子とマトモにつきあいたいなら、
「肛虐!女子高生亜矢子浣腸調教の旋律」
くらい読んどけ!
51 :
Nanashi_et_al.:01/11/08 23:00
>>49 神学大全はともかく聖書なら持ってますが、何か?
52 :
Nanashi_et_al.:01/11/09 01:42
53 :
Nanashi_et_al.:01/11/09 02:34
『数の歴史』
理系でも一度読んだ方が良いよ。
54 :
Nanashi_et_al.:01/11/13 23:08
「そこが知りたい! 数学の不思議」
「数学って必要なの?」って言う奴に読んでほしい。
55 :
Nanashi_et_al.:02/01/08 12:43
もうないの?
56 :
Nanashi_et_al.:02/01/11 16:22
科学の終焉ってどうですか?
57 :
Nanashi_et_al.:02/01/26 02:24
「マクスウェルの悪魔」なんてどう?
物理化学のさわりがわかる簡単な本だったような気がするが。
58 :
Nanashi_et_al.:02/01/26 02:48
ブルーバックスで「人はなぜ超常現象を信じるのか」
「超能力とは何か」
あたりを読めば、ここ変、これマジ、アンビリバボー
などにスゲーとか言わなくなると思うよ。
理系とはちょっと違ったな・・。
文系にしてみればね、
興味があるのは文学とか人生論みたいな、具体的で
人生にかかわりの深いもので、
理系のような、純粋な興味がなければもっててもしょうがない知識には
興味が薄い。
60 :
Nanashi_et_al.:02/01/26 03:29
文学や人生論の知識の方が持っててもしょうがないだろ。
61 :
Nanashi_et_al.:02/01/26 03:37
>理系のような、純粋な興味がなければもっててもしょうがない知識には
>興味が薄い。
intelligenceが低い、
文化人として何にでも興味を持つべきだろう
恥ずかしいことだ
コンラート・ロレンツ「ソロモンの指輪」なんてどう?
>>59 事実と意見を区別しない書き込みは理系的ではないのでは?
ここに出てるのはだいたい読んだなあ。
他になんかない?
>>59 俺は文学や人生論みたいなのより『物理学とは何だろうか』のほうが
よほど好きだし面白いと思うがね。
俺は文系だけど、64のように思うよ。
結論: 文系の研究しながら理系もたしなむのが貴族的
昨日から2ちゃん過去スレの「ビッグバン理論」読んでる。
おもろいよ。解説も丁寧だし。
68 :
Nanashi_et_al.:02/02/16 22:01
ミスがあったら教えてね。
70 :
Nanashi_et_al.:02/03/06 04:30
71 :
Nanashi_et_al.:02/03/06 11:07
ちょっと古いけれど疑似科学関連で
M.ガードナー「奇妙な論理」
と学会会長が書いていたけれど、世にトンデモの種が尽きないのは
トンデモの寿命が短いからだそーだ。上の本に出てくる変な理論も
批判された事実がすっかり風化してしまっているので、近頃
リバイバルしているもの多し。
72 :
Nanashi_et_al.:02/03/11 19:49
age
立花隆氏の本は文系にも悪くないんじゃないかな。
例えば「脳を鍛える」
やや古いが「文明の逆説」「エコロジー的思考のすすめ」
考え方だけ吸収「インターネットはグローバルブレイン」
74 :
Nanashi_et_al.:02/03/26 12:04
「クイズで学ぶ大学の物理」「マンガ微積分入門」ブルーバックス
力学・微積を知るうえで文系にも良いと思われ。
南江堂「エッセンシャル細胞生物学」
バイオロジーの学習のファーストチョイスとして。初心者にお勧め。
理想は高校時代に物理化学生物を全範囲履修する(センター地学は独学
可能)ことなのだが、理数科進学しなきゃ絶望的なんだよね・・・(苦笑
76 :
Nanashi_et_al:02/04/12 03:36
F.Crick 「The astonishing hypothesis」
(中原英臣、佐川峻 訳「DNAに魂はあるか」)
かなり難しい内容だが心の仕組みについて知りたい人にはお勧め。
冒頭の「私の言う驚くべき仮説とは、あなた−つまりあなたの喜怒哀楽や記憶や希望、
自己意識と自由意志など−が無数の神経細胞の集まりと、それに関連する分子の働き
以上の何ものでもないという仮説である」と言い切ってしまうところが極めて理系的。
>>76 読んだけど、一体何が「驚くべき仮説」なのかさっぱり分からんかった…
78 :
Nanashi_et_al.:02/04/12 04:18
とりあえず、全人類必読の書は、純粋理性批判だろ。
まぁ、無茶苦茶難しいが
これを読まないと、そもそもお話にならない。
赤塚富士夫が書いた数学入門みたいな漫画。
バカボンやら出てきて小学生にも楽しめた。
内容も結構、多岐にわたっていたような。
>76
>つまりあなたの喜怒哀楽や記憶や希望、 自己意識と自由意志など−が
>無数の神経細胞の集まりと、それに関連する分子の働き 以上の何ものでもない
理系なら大抵の人がそう思ってると思う。
81 :
Nanashi_et_al.:02/04/12 09:23
「神はカオスに宿りたもう」 読めれ〜。
>>76 当たり前の事を驚くべき仮説なんていってのける大御所クリックって…
あの本は読んで損した…
83 :
Nanashi_et_al.:02/04/12 18:58
>76
「驚くべき仮説」の何処らへんで驚けばよいのか教えて下さい。
84 :
Nanashi_et_al:02/04/12 19:27
二元論を信じてやまない文系の人にとっては驚くべきことなんでない?
おれは脳の研究をしてて、クリックのようなことを想っているけど、
それでも一元論で全てが片付くとは言えない。
注意機能の1点のみでもそれを言い切ってしまえるのはすごいと思うよ。
85 :
Nanashi_et_al.:02/04/13 00:57
>>84 >二元論を信じてやまない文系の人にとっては驚くべきことなんでない?
別に2元論を信じてやまないわけじゃないけど。
クリックの1元論が完全に正しいとしても、2元論を否定することにはならない。
カント『純粋理性批判』など参照。
たとえ今そのままを受け入れられなくても、ある程度のインスピはくれると思う。
86 :
Nanashi_et_al.:02/04/13 01:00
>>85 カント『純粋理性批判』の関連部分だけていいから説明してちょ。
あるいは、サイト教えてくれるとうれしいぴょ。
87 :
Nanashi_et_al.:02/04/13 01:13
>>86 岩波文庫ならカント『純粋理性批判(中)』のpp.125-133です。
哲学初学DQN御用達の「第3アンチノミー」
正命題
「自然法則に従う原因性は、世界の現象がすべてそれから導来せられ得る唯一の原因性ではない。
現象を説明するためには、そのほかになお自由による原因性をも想定する必要がある」
反対命題
「およそ自由というものは存しない、世界における一切のものは自然法則によってのみ生起する」
両命題をどちらが正しいと決めるのではなく、矛盾を解消する方向で説明していくのがアンチノミーの趣旨。
>>87 サンキュ〜
でも、言葉が難しくて主張が分からんなぁ…
もっと単純にいうとどういうこと?
89 :
Nanashi_et_al.:02/04/13 01:31
>>88 正命題:
自然法則だけでなく自由も現象の原因性となる
反対命題:
自由はなく、すべて自然法則で説明ができる
90 :
Nanashi_et_al.:02/04/13 01:46
「驚くべき仮説」の何が驚くべきなのかわからない奴は、
おそらくキリスト教圏の二元論信仰を考慮してないのだろう。
91 :
Nanashi_et_al.:02/04/13 01:52
>>89 おお、分かり易い。
「両命題をどちらが正しいと決めるのではなく、矛盾を解消する方向で説明する」
というのはどういう事なんでしょうか?
92 :
Nanashi_et_al.:02/04/13 01:54
>>90 なるほど、信仰がないと驚けない訳ね。どうりで、驚けなかった。
93 :
Nanashi_et_al.:02/04/13 02:05
ところで、クリックの本を読んで、「驚くべき仮説」に驚く事ができる
日本人って何割くらいいるんだろう?
理系文系以前に、信仰深い人ってあんまりいないし…
94 :
Nanashi_et_al.:02/04/13 02:22
>>93 この板に「驚くべき仮説」に驚く奴なんていないのではないか?
95 :
Nanashi_et_al.:02/04/13 02:33
96 :
Nanashi_et_al.:
>>95 だいたいこんな理解でよいのかな?
1 自然法則は初期条件を決定できない。 →初期条件を決定する自由が必要?
2 自由(意思?)は(自然)現象に作用する。 →自由は因果律を破る。
なんか1は宇宙論の初期条件の問題みたい…。
ここでいってる自由というのは「神」の自由意思なのかな?
セルフコンシステントな統一理論ができると1は解決されたりして…。