1 :
愛蔵版名無しさん:
・・・で、源氏物語を勉強しました。
源氏ファンが、みんなこの漫画読んでいると思われることが、ちょっと悲しい。
3 :
愛蔵版名無しさん:02/03/02 11:32
いろんな女の人がでてくるけど、私は、朧月夜が一番好きだなあ。
気が強くて、自信に満ちていて。
紫の上は、後半、急にババっぽくなっちゃって、ちょっと・・・
4 :
愛蔵版名無しさん:02/03/02 14:18
紫の上、ババっぽかった?きれーだと思ったけどな。
源氏の方がじいさんぽくてやだったよ。。。顔もどんどん無表情になっていくし。
(大和脇の絵がきらいなんじゃないけれど)
頭の中将はじいさんになっても相変らずでヨカタ。
5 :
愛蔵版名無しさん:02/03/02 14:39
あさきゆめみしでしか源氏物語知らん。
6 :
愛蔵版名無しさん:02/03/02 14:42
夕霧の不器用さがいい
7 :
愛蔵版名無しさん:02/03/02 18:52
夕霧と雲居の雁の恋愛話が好きだったから
落ち葉の宮、ちょー嫌いだった。
8 :
愛蔵版名無しさん:02/03/02 19:05
夕霧と雲居の雁の恋愛話・・・
よかったよね。
2人がついに結ばれた時には、読んでてじ〜んとしちゃったよ。
9 :
愛蔵版名無しさん:02/03/02 21:49
mimi連載当時、受験の月に発売になってた号に
夕霧と花散里の話してる場面が入ってて、
何とその場面が古文の問題で出た。
その時ほど漫画に感謝したことはなかった。
・・・でもそこは落ちたんだけどさ(藁
10 :
愛蔵版名無しさん:02/03/03 13:06
>>8 そんなに純粋な恋で結ばれた2人なのに、最後には
離婚騒動・・・
なんか、現実を見るようで萎えた。
で、番外編の宇治十帖には、落ち葉の宮と仲睦まじい夕霧が出てきたけど、
雲居の雁とは、結局やり直せたの?と思った私でした。
11 :
愛蔵版名無しさん:02/03/03 13:20
予備校の近くの本屋に平積みされてる。
コレとベルサイユの薔薇は教師に読めと言われる漫画ベスト2。
資料集にもこれらを読むとオススメと書かれていた。マジで。
>11さん。
今はそうなの?すごい。(・∀・)イイ!
私的な話でスマソだけど、会社の同僚(30歳・男)に漫画貸してあげたのね。
(ちなみに私は31歳)
そしたらソレ見た女上司(55歳)が、
「会社の中に『漫画なんか』(←強調)置いておかないでよ!」
と言ったの。
「何言ってんだ、私なんか今の知識のほとんど漫画から得て
オトナになったんじゃ!私見てアフォだと思うんか?!え、どうよ!!」
って突っ込んでやりたかったけど、黙ってた。
(いや、私が「デキる」「アタマ(・∀・)イイ!」じゃなくて、
仕事はちゃんとしてるだろ、社会人として普通でしょ、
漫画ってだけでなんで否定するの?という意味)
私は卒論だってキハラトシエの「夢の碑」好きで、後鳥羽院テーマにしたもん(藁
ヘタレな内容だったけど、一応ソレだって卒業できたし。
30代以下だと最近は漫画に否定的な人減ったけど、
本当にあの女上司の言い方とセリフには( ゚д゚)ポカーン…だたーよ。
教師が薦める風潮になったなんて、嬉しいね。
こんな話ばかりじゃ申し訳ないので・・・
年齢が上がると、源氏の女性って好きな人が少し変わっていきません?
聞くばかりでもナンなので、私はハタチ前後の時は花散里、今は六条かな。
13 :
愛蔵版名無しさん:02/03/03 17:15
誰が誰やら・・・
14 :
愛蔵版名無しさん:02/03/04 00:40
私はやっぱり紫の上が好きだけど、葵の上も好き。
六条は前はキライだったけど、今は可哀相な人だと思う。
15 :
愛蔵版名無しさん:02/03/04 01:29
>12
私は40代後半だけど漫画世代、職場でも漫画の貸し借りしてます。
でも55歳は漫画世代じゃないんだよね。たぶん、今は52、3歳あたりが
分水嶺。
源氏と頭中将の関係がおもしろい。友達だけどあくまで源氏の方が身分が
上だから敬語使ってる。貴公子達の丁寧な言葉使いに萌え〜。
「もう、お身大きくおなりだから」とか、「それは四宮がお悪い」とか。
文庫の愛憎版買っちまったよ。当方、日本史専攻なもんで。
女性では、朧月夜の君が一番好きかな?
六条は、男にとっては怖すぎる。
愛憎ってなんだ・・・(;´Д`)
愛憎→愛蔵
鬱死
18 :
愛蔵版名無しさん:02/03/04 02:08
愛憎版いいじゃん、源氏物語らしくて。
薫より匂宮が好き。
>>12 うん。ちなみに、11であげたタイトルは本当に
資料集に載ってるくらいなんだけど、マニアックだった日本史の男教師は
聖徳太子の項で「日出づる処の天子」を勧めてきた。
内容知ってたから、アレを勧めるのはどうかと思った高校時代。好きだけど。
(しかし、処天のおかげでクラツクリノトリとか完璧だったな)
20 :
愛蔵版名無しさん:02/03/04 19:08
女三宮と、柏木の話もなかなか印象的。
妊娠までしちゃうなんて。で、最後に柏木があんなふうに死んじゃうなんて。
でも、柏木って、昔は、てきとーに描かれてたのに、
女三宮とからむころから、妙に色っぽくって萌え。
21 :
愛蔵版名無しさん:02/03/04 19:43
光源氏のお兄さん「朱雀院」って何気にいい人だよね。
目立たないけど、いつも回りに振りまわされて
可哀想だった。
22 :
愛蔵版名無しさん:02/03/04 20:03
うん。うん。いい人だった。
最後に、朧月夜の君が、朱雀院を選ぶ形になってよかった。
23 :
愛蔵版名無しさん:02/03/04 20:06
>>21,22
女三宮が源氏に嫁いだ後も紫の上に、よろしくお願いします。
みたいな手紙を送ったりして、ほんと心遣いのできる人だね。
朱雀院はいい人だけど弱い人だった。源氏が明石に流されるのも
母方の実家に逆らえずに止められなかったし、自分の娘が源氏に
ひどい扱い受けても文句も言えないし。ああいう男っているよ。
25 :
愛蔵版名無しさん:02/03/04 22:55
>23
うーん、確かに気遣いパパだけど、紫一家にしてみればうざそう(藁)。
身分的にど〜あってもあっちを立てなきゃいけないのに、上皇サマやら主上やら
が父兄としてでばってくるんだもんなー。
見たかといわんばかりに見事な筆跡で返信してやるくらいのイヤミはしてもおか
しくない。
26 :
愛蔵版名無しさん:02/03/04 23:08
やっぱ母親が強烈だとああいう気弱な坊ちゃんになるのか>朱雀院
源氏のお母さんに数々の嫌がらせしてたね(w
廊下の生ゴミばら撒き事件はすごい。
27 :
愛蔵版名無しさん:02/03/05 00:34
生ゴミよりももっとすごいものではなかったかしら・・・・
28 :
愛蔵版名無しさん:02/03/05 00:44
ようは、「おまるの中身」をぶちまけたんだよな、アレ。
29 :
愛蔵版名無しさん:02/03/05 11:51
すごいよね〜汚物ばらまき
当時の宮中では当たり前のようにあったのかも。
最近でも気に入らない近所の人んちの前にンコする事件があるから歴史は古いw
30 :
愛蔵版名無しさん:02/03/05 16:42
>>29 掃除する下働きの人がかわいそすぎる・・・
ンコなんて、自分の子供のだけで充分だわ。
でもさ、当時の女の人って、夜忍び込まれちゃって、ヤラレちゃって、
で、結婚なんて、人権がなくて、かわいそうだよね。
玉鬘もそうだったよね。
いきなり、ひげの右大臣(だっけ)が、寝込みを襲ってさ〜
31 :
愛蔵版名無しさん:02/03/05 20:54
そうだよ〜!
逃げる場所もないし、女房たちも心得て手引きに加担してるんでしょ〜!
玉蔓の場合、ヒゲがいい人で位も高かったからその後安泰だけど
不幸なケコーンしてるひとはいっぱいいただろうね〜・・・。
まぁ源氏もたまに失敗して末摘花とヤッちゃってたけど
男の場合は気に入らなかったらその後逃げられるしね。
源氏はなぜか逃げなかったけど。何故だ!?
32 :
愛蔵版名無しさん:02/03/05 21:45
所詮援助交際だからね。
33 :
愛蔵版名無しさん:02/03/05 22:51
援助交際?
男は逃げられるんだから、援助しないでにげてもよかったのに・・・ってことでしょ。
源氏が援助していたほうだよね?
34 :
愛蔵版名無しさん:02/03/06 01:08
源氏は逃げないで最期まで女の面倒見るから
憧れのプレイボーイなんだよな…当時の女性達の。
35 :
愛蔵版名無しさん:02/03/06 01:18
子供の頃1冊にまとまった源氏物語のダイジェスト版読んだ時は
アオイは冷たい人だと思ってた。でも今になると12の男の子と
結婚させられる16の娘がかわいそう。せめてあと5年待てよ。
36 :
愛蔵版名無しさん:02/03/06 01:26
紫の上が最後にシアワセになるわけでもない。そういうところ好き。
37 :
愛蔵版名無しさん:02/03/06 01:29
>>35 5年まってたら葵21歳って当時なら滅茶苦茶いき遅れやん。
おばさんやん。
38 :
愛蔵版名無しさん:02/03/06 01:35
源氏が魅力あるのは最後まで面倒見るところとかじゃなく、美貌で
自己チューなところだよ。朧月夜との一件も、絶対にあいつが悪い。
結婚するかと聞いたときはしないで帝の妻になってから寝るなんてさ。
でもあの居直りがなんとも言えず素敵。顔がいいからだけど。
39 :
愛蔵版名無しさん:02/03/06 01:47
源氏って、若いときは性格異常かと思った。藤壺と深刻な話した直後に
別の女誘ってたりしてるし。年取って女三宮に裏切られた頃から深みが
出た。
40 :
愛蔵版名無しさん:02/03/06 01:50
夕霧と雲居の雁に子供1ダースいるのは驚いた。
41 :
愛蔵版名無しさん:02/03/06 01:55
てゆーか源氏子ども少なすぎ。
42 :
愛蔵版名無しさん:02/03/06 12:49
あれだけ遊んどいて、3人とはねえ・・・
43 :
愛蔵版名無しさん:02/03/06 12:54
六条御息所が、生霊になるくだりが、すごくリアル。
くちなしの匂いとか、姫君の髪の毛の感触とか・・・
なんか、六条御息所が、気持ち的に追い詰められていって、
生霊になってしまう状況が、すごい真に迫ってて・・・
44 :
愛蔵版名無しさん:02/03/06 16:05
>>40 夕霧といえば側室(藤内侍だっけ)にも子供がたくさんいたよね。
父親と違って種が多いのかな。
>>43 六条御息所の怨念は怖かった。葵の上、それから紫の上も怨念で殺したんだよね。
源氏なんかに惚れたばっかりに可哀想な末路だと思う。
45 :
愛蔵版名無しさん:02/03/06 16:14
近江の君が一番好きなキャラかも。上流社会には最後までなじめなかったけど、町に帰ってからはあのめげないバイタリティーで楽しい人生送れたような気がする。
46 :
愛蔵版名無しさん:02/03/06 18:20
近江の君ってなんのために登場したのかよくわからないキャラだよね〜・・
庶民でも貴族の一員になれるかも!という萌えポイントの提供の為だったのかしら?
紫さんと明石さんの対面シーンで
「この人達生き別れなの?」とか言われました。
48 :
愛蔵版名無しさん:02/03/06 18:47
う〜ん。ある意味、そういうかんじかも。
だって、源氏を通して、長い間お互いをすっごく意識してきたんだし。
ま、「生き別れ」とはちょっと違うか・・・
49 :
愛蔵版名無しさん:02/03/06 20:39
明石さんてどういう人なのかよくわからない。
嫌いではないけど共感もできない。
明石さんは母親としては共感できるけど、源氏の目を通して
だと、父親の入道の紹介で、源氏が現地妻もらったって事だ
よね・・・。例え悪くてスマソ。どうしてもそういう点だと
くもりのない紫の上には劣るように見えてしまうのね・・・。
私が個人的に共感できないのは朧月夜。紫の上が、女三の宮
のことで悩んでいる時に源氏とよりを戻すなんてぇえええ・・
なんかここ読んだとき、六条さんより怖い人だと思えたよ。
51 :
愛蔵版名無しさん:02/03/06 21:38
一番悪いのは源氏だよね〜〜〜〜
人の気持ちっていうものを考えず、自分勝手。で、じぶんが一番不幸と想ってる。
私は、源氏にひかれない。
紫の上その他女の人は、彼にはもったいなさすぎる。
>50
私は夕顔があまり・・・
家の為に源氏を誘惑したんだよね。
控えめな女性って描かれ方をしてるだけに余計いやだった。
53 :
愛蔵版名無しさん:02/03/06 23:24
>52
へえ、そうなの。夕顔ってただおとなしくて死んじゃう人、って思ってた。
54 :
愛蔵版名無しさん:02/03/06 23:38
>20
柏木と女三宮セットで萌え。
柏木は、男の色気が出てきて萌える。なんと脇役なのに
コミックの表紙まで飾っていた(w憂いを含んだ表情で
木に寄りかかってるやつ。次の巻は女三宮。黒猫といっしょ。
アンニュイな感じがいい。女三宮って、実際は柏木のこと愛して
もいなかったと思うけど、漫画じゃ少し気があったみたいに書かれて
たね。「あの人が愛するということを教えてくれた」みたいに。
なんにも知らない深窓のお姫様が突然あらわれた男にヤられる
というシチュエーションに厨房のころ興奮したよ・・・。
55 :
愛蔵版名無しさん:02/03/07 00:29
源氏が寝床の中で女三宮に嫌味言ってたでしょ。気持ちはとってもよく
わかるけど、大人気ないと思った。四十男ならやせがまんしろ。
でもああいう源氏が好きだったの。
56 :
愛蔵版名無しさん:02/03/07 00:58
夕霧って原作でもあんなにヘタレだったかなぁ。
情けなさに萎え
57 :
愛蔵版名無しさん:02/03/07 01:58
御簾の中に踏み込んでくるのっていいわね。
58 :
愛蔵版名無しさん:02/03/07 07:25
御簾の中に蛍放つシーン、幻想的で好きだー。
玉鬘だったよね。
59 :
愛蔵版名無しさん:02/03/07 21:47
>55
現代日本の夫婦にもありそうな話だ。
それはそうと、女三宮は14歳で40過ぎの源氏に嫁いで
きたんでしょ。今でいうと中学2年くらいだね。すごい。
いっしょの布団で寝てたということは、夫婦の営みって
やってたのか?だとしたらそれもすごい。
60 :
愛蔵版名無しさん:02/03/07 22:08
>>59 やってないんじゃないの?
だって、あの時期って、紫の上の看病とかで、結構忙しくしてたんじゃない?
・・・でも、最初に妊娠がわかった時は、喜んでたから、
やっぱり1回くらいはしたのか???
で、真相がわかって、激怒。
その当時は14なんて幼くもなかったんじゃない?
ところで紫の上がやられちゃったのっていくつだっけ?
62 :
愛蔵版名無しさん:02/03/07 22:13
15?だよね。
63 :
愛蔵版名無しさん:02/03/07 22:35
今度のお正月で15、だからそのときはまだ14歳のはず。
数えだから実年齢は13くらいになるのかな?(よくわからん)
でも明石の姫君入内が11歳、妊娠も12、3歳くらいのときだから、当時から考えたらちっとも早くないんでしょうね。
64 :
愛蔵版名無しさん:02/03/07 22:40
数え年のね。
それより数え12歳でやっと初潮を迎えたかそこらの明石の姫君が入内直後に
妊娠出産というほうが痛ましかった。権力者の父親って残酷なもんだ。
産後弱ってて実家に居たいという娘に「少し弱っている方が男心をそそるも
のだ」とかなんとか言ってるし。血の繋がらない紫の上がいちばん親らしかった。
65 :
愛蔵版名無しさん:02/03/07 22:41
あ。63さんとかぶった。ケコーン(笑)
66 :
愛蔵版名無しさん:02/03/08 01:56
>59
いやあ、やってたでしょ。あの男のことだもの。
女三宮から見たら怖い叔父さんだよね。
67 :
愛蔵版名無しさん:02/03/08 07:22
>66
なんで?正式にケコーンしてるんだもん、夜の営みがあって当然でない?
源氏物語って基本的に倒錯はないよ。たいがい寸止めになってる。
朧月夜との不倫・・・人妻ではなく後宮の女官相手なので普通恋愛の範疇。
若紫・・・引き取ってすぐではなく一応5年くらいは手をつけずに待ち。
玉鬘・・・血のつながりがない父子なのをお互い知っていた。
藤壺のことくらいじゃない? バレてやばかったの<w
68 :
愛蔵版名無しさん:02/03/08 15:22
>>67 ばれたらやばかったけど、実際、お父さん(帝)にはばれてた模様・・・
知りながらも、何も言えない帝は、悲しかった。
その後源氏が、帝と同じ立場にたった時、父親のように黙ってはいられなかったね。
69 :
愛蔵版名無しさん:02/03/08 17:41
>68 心から同意
桐壺院が藤壺をひとことも責めずに、
挙句の果てには「許して欲しい」と言い残して死んでいったシーンで泣いたよ〜
最愛の桐壺更衣とあの世で幸せになってくれれば、と願わずにいられない(落涙
それに比べて
源氏は当時の自分と同じことを柏木にされたのに度量が狭すぎ!
まぁそうしないと物語は盛り上がらないけど。
自分がやられて嫌なことは人にやっちゃいけないのよっ!
だいたい三宮のことなんて好きでもなんでもなかったくせに。プンプン!!
なにげに「あさきゆめみし」でなく、「源氏物語」スレになってる(爆
71 :
愛蔵版名無しさん:02/03/08 19:14
ここの住人さんは、「あさきゆめみし」と「源氏物語」
両方読んでるのかな?
自分は「あさきゆめみし」しか読んでいない。
読んだ方がいいのかな。
72 :
愛蔵版名無しさん:02/03/08 20:57
>>71 瀬戸内じゃくしょう(字わからないや)の?
やっぱり、「あさきゆめみし」と「源氏物語」って別物なの?
73 :
愛蔵版名無しさん:02/03/08 21:25
あくまでも「あさき〜」は源氏物語の漫画化、だもんね。
それも原文の漫画化、というよりは寂聴訳文の漫画化に近いイメージだし。
私は寂聴源氏さえ読破できていないのでエラソーには言えませんが;
作家さん(訳者さん)の解釈によってキャラクターのイメージとかずいぶん違うので、原文で源氏物語読めたら、またちがった風に読めるだろうなぁ。
源氏漫画もいろいろ違いがあるよね。「あさき〜」では紫の上と花散里は仲良さげだったけど、牧美也子の漫画では紫の上が「私はあの方は嫌い」とか言ってたし。
江川達也の源氏物語はエロチックで新鮮。これからどんな風に描かれていくのか期待してる。(まだ桐壺しかでてないけど)
74 :
愛蔵版名無しさん:02/03/08 21:30
でも、「あさきゆめみし」の方が寂聴訳より先でしょ?
私は「あさきゆめみし」読みながらところどころ母親が持ってた
谷崎版読んだ。
75 :
愛蔵版名無しさん:02/03/08 21:58
>>73 なるほど〜。作家のとらえ方かあ・・・
あさきゆめみしのほかにも、色々な源氏まんがあるんだね。
読んでみたい。
76 :
愛蔵版名無しさん:02/03/08 22:04
>色々な源氏まんが
江川達也がスゴイの出したんだよね。エロ全開のやつ。
読んでないけど。
ごめんなさい、寂聴じゃなくて田辺聖子訳でした。
江川達也の買っちゃった(w
桐壺帝がめちゃめちゃ情けなくて面白い。
エロ苦手じゃなかったらけっこうオススメだったりして。
原文も載せててはしょってないから「あさき〜」で描かれてないエピソードとかも出てきてるよ。
78 :
愛蔵版名無しさん:02/03/09 00:54
自分も受験程度にしか原文に触れてないけど、
紫の上逝去の前後とか相当作家色でてるんじゃなかろうか?
原文は会話文がそれ程出てこないから(現代小説のような感覚でって事)
漫画として動かすために、セリフ・モノローグは作りこんでると思う。
79 :
愛蔵版名無しさん:02/03/09 12:07
夕顔は本当はロリ娼婦キャラなんだよね。
源氏は、夕顔とのセクースにハマってしまうんだよ。
あさき……は大好きだけど女三宮の扱いがちょっと萎えなのと
紫の上にもっと人間味をつけてほしかった。
絵とか考証とか、情報量の少ない当時の漫画にしては
ものすごーくよくやってるし、もちろん今からみても遜色ない。
80 :
愛蔵版名無しさん:02/03/09 12:35
児ポ法が施行されたらこれも発禁になるのかな?
81 :
愛蔵版名無しさん:02/03/09 14:28
発禁でしょう。
しかし大和源氏は別にポでも無いしな。
82 :
愛蔵版名無しさん:02/03/09 18:54
女三宮の描き方賛否両論あるみたいだけど、
あさきゆめみしは、あれはあれでけっこうよかった。
世間知らずのお嬢様って感じで。大きな黒猫飼ってるの
が雰囲気あっていい。
女三宮の姿みた柏木の取り乱しようがいい。やっぱ柏木は
いい人だ。萌え。
83 :
愛蔵版名無しさん:02/03/10 01:48
やっぱり六条さんの生霊のシーンはすごかった。こわい女、という先入観は
あったけど、意識的にやってるんじゃないんだよね。湧き上がる感情を理性で
抑えてる人で、それがコントロールしきれないほど大きくなって本人が知らない
うちに生霊になって憎い女のもとに行ってしまう、という。いい女なのに
不幸な女。
84 :
愛蔵版名無しさん:02/03/10 01:51
>>80 源氏物語が下衆なものとされてた時代があったよね。
戦中だっけ?
皇室の色事にからむから云々で。
85 :
愛蔵版名無しさん:02/03/10 01:59
西洋でルネサンス文化が華開く遥か以前の時代に、
女性による長篇物語がアジアで書かれていたっていう事実に
受験生の時、素直に驚いたよ。
86 :
愛蔵版名無しさん:02/03/10 02:58
皇室の色事にからまなくても、下衆といえば下衆な話じゃない?
だからこそ1000年も人気を保ってるんだと思う。
87 :
愛蔵版名無しさん:02/03/10 02:59
てーか、1000年前のハーレクイン・・・なんだろうか?
>>86 なんかね、男女問わず風流人は読むものって感じだったのが
源氏を読むなんてけしからん!っていわれるようになったんだって。
中高生の頃この漫画読んでも「源氏ヤな奴!」ぐらいにしか思わなかった。
三十路目前になってこの漫画と寂聴源氏読んだら面白かった。
年をとって適度に薄汚れてくると面白さが判るのかしら(w
90 :
愛蔵版名無しさん:02/03/10 13:39
私の場合は、学生時代に読んでた時はひたすら源氏萌え〜だったけど
30になった今は、柏木・夕霧・朱雀院のようなブキな男に萌える。
歳とると好みが変わるよね。
91 :
愛蔵版名無しさん:02/03/10 18:10
自分の人生経験によって解釈が変わるよね。瀬戸内さんみたいに
男女のシュラバを経てきた人が源氏の新訳書くのはぴったりだと
思うよ。違った意味で橋本治源氏も読みたい自分。
冷泉帝というのもなんか地味な印象。
92 :
愛蔵版名無しさん:02/03/11 02:42
「週刊 光源氏」というのも買って見た。あんなふうに雑誌の中吊り広告風、
ワイドショー風に扱うのが正しいのかもしれないと思った。
93 :
愛蔵版名無しさん:02/03/11 02:58
しかし源氏もあれだけやりまくって子供が三人しかいないってのも
納得がいかん。
あのバアさんは別にしても他の人とはもう少し子供がいてもいい
ような気がする・・・
「子沢山=イイ!」だった時代だったから、
子供が少ないのは人を泣かしまくった仏罰だとか何とかいう解釈が
可能なんだそうだ。
実際のところは、ただでさえ人間関係が複雑なのに、
これ以上子供が増えるとエライことになるからじゃないのかな。
95 :
愛蔵版名無しさん:02/03/11 12:08
朧月夜マンセーあげ。
96 :
愛蔵版名無しさん:02/03/11 14:28
花散里と源氏の出会いの話、好きだなあ・・・
苦しい恋に、やけっぱちになってた源氏の心を
花散里の誰に対しても変わらない優しさが癒したんだね。
まさに、癒し系の女。
97 :
愛蔵版名無しさん:02/03/11 17:59
井出先生の「源氏物語」雑誌ででてるね。
面白かったです。女の人の情念が上手くでてる気がする。
98 :
愛蔵版名無しさん:02/03/12 05:22
末摘花の「自分だってもっと美人で賢い女に生まれてきたかった」
というのに禿同&ほんとに涙出た。
ちょうどリア厨でコンプレックスまみれで堪らなかった時期に読んだから。
99 :
愛蔵版名無しさん:02/03/12 07:11
末摘花といえば、侍従との別れのエピソードでかもじを作ってあげるところ
も泣いた。すごいいい人なんだよね、花散里も。
明石の御方や紫の上は、‘できた人’。
「あさき」の女君たちはみんなどこかしら良いところがあって、読んでて
和みます。
寂聴女人源氏は面白かったけど、女のいやらしさがクローズアップされて
て、なんかイヤだった。
100 :
愛蔵版名無しさん:02/03/12 07:36
週間光源氏の広告
「最近覗き魔、誘拐犯が出没しています、気をつけましょう 北山警察署」
っていうようなの無かった?
すごく笑った覚えがある。
「週間光源氏」の中の、週刊誌風記事の横の広告、ってことです。
わかりにくくてスマソ
102 :
愛蔵版名無しさん:02/03/12 09:33
昔は「こんなヤリチンのどこがいいんだ?」と思っていたのに、
「こりゃモテモテだわ」と思うようになった29歳独身。
でも私の好みは源氏より頭の中将。
103 :
愛蔵版名無しさん:02/03/12 09:41
ありえない設定使いまくりで、じつに壮大な話を書いているのに、
現実の人間がどう立ち回ればいいかを、懸命に模索しているように読める。
紫式部は何を思いながら源氏物語を書いたんだろうって、気になる。
あさき〜から離れてスマソ。
でもなんか作家の心情に想いをはせてしまうなり。
週間源氏の版元ってのがオウム○理教関連の会社だって話を聞きました。
関係ないのでサゲ。
105 :
愛蔵版名無しさん:02/03/12 22:59
エロシーンにドキドキして読んだ厨房のころ。
柏木と女三宮の密会シーンが自分的にいちばんすっげー
エロかった。「み、宮さまの乳が見えとる〜」とか(w
柏木、最初のころはちょい役で、顔もいまいちだったのに、
後半じゃいい男。女三宮を犯しまくる彼にわけもなく萌えたよ・・・。
106 :
愛蔵版名無しさん:02/03/13 01:38
そういや乳丸出しだったのって
女三宮のほかには、藤壺とあと誰かいたっけか??
107 :
愛蔵版名無しさん:02/03/13 02:46
藤壺は乳輪出したのがポイント高い。女三の宮はもろに揉まれてたのが
ポイント高い。総合的に見て引き分け。
あとは授乳時の雲居の雁が乳を出してた。葵上は谷間まで。
手元になくてもここまで出てくる俺って。
♂ファンいるんだね〜 ちょとびっくり。
109 :
愛蔵版名無しさん:02/03/13 17:01
朧月夜もけっこうエロくなかった?
お尻の谷間に萌え〜だったな。
中年になってからの源氏とのからみも
なんかこう渡辺淳一の世界みたいで。
110 :
愛蔵版名無しさん:02/03/13 20:05
>107
葵の上は、源氏に強引に夫婦関係迫られてたシーンが
エロかったね。
>総合的に見て引き分け。
藁多。柏木が女三宮の乳揉むシーンは激烈にエロかったと私も
思う・・・。てゆーか、柏木のあの場面は、源氏のエロシーンより
すごかった。
大学で柏木について卒論書いたよ・・・。一回目の密会のあと、
何度か女三宮とやっちゃってたみたい。それがあの激エロシーンなんだ
よ。きっと。
111 :
愛蔵版名無しさん:02/03/13 22:10
うーん、エロシーン確認したいけど友達に借りて読んだから手元にない・・・シクシク
112 :
愛蔵版名無しさん:02/03/14 01:54
実際これ読んだことあるのかないのかで古文の成績左右すると思うよやっぱり。
平安貴族の生活は文章だけではやはりイメージしにくいもん。
113 :
愛蔵版名無しさん:02/03/14 02:09
私はこれと橋本治の「桃尻語訳 枕草子」で古典の成績を上げました。
114 :
愛蔵版名無しさん:02/03/14 04:41
これで成績上がっても、文法で相殺されていた悲しい私・・・
115 :
愛蔵版名無しさん:02/03/14 04:58
えと、源氏とやっちゃってたのが
葵の上と藤壺、それから夕顔・・・はチラリズムだったような
紫の上、明石と朧月夜、末摘花(は描写しよう無いか?)
あと、空蝉と、その継子(名前忘れたよ)
あとそう、六条のあのお方ですね
・・・あとはっきり源氏とやっちゃったとわかってる人は誰だろう。
この中でもあんまり丸出しの人居ないね・・・
あと、源氏以外のところで、女三宮とか玉鬘あたりか。
宇治の方では、浮舟が激しそうだったけど、裸は見えなかったような。
116 :
愛蔵版名無しさん:02/03/14 07:34
レイープされた後、顔面蒼白だったたまかづらが……(゚∀゚)エロイ!
117 :
愛蔵版名無しさん:02/03/14 19:37
2巻あたりで、源氏と頭の中将を天秤にかけてたみたいなバーさん(名前ど忘れ)、
源氏と同じ布団で寝てたけど、あれはヤッたあと・・・・?
118 :
愛蔵版名無しさん:02/03/14 20:25
たぶん、やった後。あそこまでやるのは見上げたもんだよ、源氏。
119 :
愛蔵版名無しさん:02/03/14 20:47
柏木に萌え。死ぬ間際なんて脇役とおもえないほど
美しい。朱雀院も、女三宮の婿にしてあげてりゃ
よかったのに。けっこう幸せな夫婦になったと思う。
120 :
愛蔵版名無しさん:02/03/14 21:58
源の典輔だっけ。「何だかんだ言って寝つきは早いんだから・・・」
のセリフと源氏の表情からして、する前に寝てしまったと思ってた。
雲居の雁と20代の紫の上の区別がつきません。
121 :
愛蔵版名無しさん:02/03/14 21:58
朧月夜が10代の登場シーンから40代で出家するまで、すごく綺麗に描けててすごい。
おんなじキャラだってわかるのに、ちゃんと年とってる。しかも美人のまま。。。
122 :
愛蔵版名無しさん:02/03/14 22:09
登場人物の年齢が知りたいな。
源氏が20歳の時、他の人たちは、何歳だったのか・・・
とりあえず、藤壺の上は、5歳年上ね。
123 :
愛蔵版名無しさん:02/03/14 22:53
雲居の雁は紅緒さんガオ。
124 :
愛蔵版名無しさん:02/03/14 23:19
かなーり批判がされそうですが、私は
紫の上が嫌いです。
125 :
愛蔵版名無しさん:02/03/14 23:21
批判が〜の「が」はよけいでした。
126 :
愛蔵版名無しさん:02/03/15 00:12
批判しないよ。私も紫の上は嫌いじゃないけど好きじゃないよ。
ていうか、好きっていう人むしろ少なくない?
127 :
愛蔵版名無しさん:02/03/15 00:20
>124
私もあんまり好きじゃないかも。
良妻賢母の典型だね。夕霧と密通させろつうファンレター
あったらしいよ。でもそれじゃ柏木のとき以上に源氏が
怒り狂いそう。へたすりゃ殺されるよ。
明石の姫君を引き取るのはいいけど、実の母親でもないのに
身分が高いという理由だけで堂々としているのが鼻についた。
娘の明石の姫君まで、「ここまで育ててくれたお母様」つーて、
なにもかも紫の上まんせーに回帰していたのがちょっとなーと
思った。
雲居の雁は最初可憐な姫だったのに、9巻ぐらいで
子どもボロボロできてて、肝っ玉母さんみたいになってて、
貴族女性という感じがしなかった。秘かに雲居の雁を応援して
ました。
128 :
愛蔵版名無しさん:02/03/15 00:41
雲居の雁と夕霧の話以降、ちょっと「あさき」熱が冷めた・・・。
129 :
愛蔵版名無しさん:02/03/15 00:48
で、結局源氏の最愛の女って紫の上なわけか?
藤壷のかわりとかじゃなく?
さいご源氏が関係した女達が湧いたように出てきて藁た。
130 :
愛蔵版名無しさん:02/03/15 01:06
源氏と玉鬘は関係してるの?薫と浮舟は?
雑誌で源氏占いってのがあって私は「浮舟」タイプだったよ・ちょっと鬱
131 :
愛蔵版名無しさん:02/03/15 01:07
最愛の女は紫の上説が多数派なんじゃないかな。
子供の時から見てるからかわいい、という気持ちはわかるけど、
子供の頃からひきとって自分好みの女に育てるという発想は嫌い。
あさきゆめみしや源氏にそういう発想があるのかどうかはわからないけど、
世間で源氏と紫の上の話をするときにそういう話が出てくるような
気がする。
ある人間を自分好みに育てるなんてできることじゃないよ。
132 :
愛蔵版名無しさん:02/03/15 01:10
133 :
愛蔵版名無しさん:02/03/15 01:33
薫と浮舟はやっていると思う。いちおう愛人関係だし。
関係ないけど江川達也のやつどの本屋にもないよ。
134 :
愛蔵版名無しさん:02/03/15 01:43
>133
ampmに、新しいやつがあった。
占い、私は明石の君だった。フェロモンほぼゼロとかで鬱。。。
浮舟いいなあ。実は憧れ。
カコイイ男に言い寄られて深刻そうにしてみたい。
135 :
愛蔵版名無しさん:02/03/15 01:57
紫の上側からすると、良妻賢母を貫いてふんばらないと、
いつ男に捨てられてもおかしくない立場ではあると思う。
あの時代に、実家の後ろ盾がないなんて致命的。
実際源氏が捨てるわけないんだけどさ、
あれ程浮気ばっかの男、信用しきれないし。
136 :
愛蔵版名無しさん:02/03/15 02:17
>133
浮舟と薫は愛人関係っつ〜よりも、夫婦でんがな。
浮舟は勿論正妻じゃないわけだけど…
妾と妻の中間みたいな感じ?
137 :
愛蔵版名無しさん:02/03/15 02:31
>135
実際、若い正妻をしゃーしゃーともらってきてるし。
138 :
愛蔵版名無しさん:02/03/15 02:37
>137
あれ、ショックだよね〜。
それで、実際顔合わせてみたら身分ばっかりのただの子供で。
でもその正妻の後ろ盾にはひっくり返ってもかなわない、と。
139 :
愛蔵版名無しさん:02/03/15 07:24
>127
夕霧と密通…それが千年昔の原作者の元に届いてた話だったら笑える。
私は紫の上が好きです。確かに非の打ち所ない完璧妻に見えるけれど、だからこそ
「あさき」では晩年の苦悩をあんなに強調したのかもしれない。
自分が誰かの身代わりとして愛されていることも、うすうす気づいていたし。
原作にはそこんところはファジーに書かれているから、これは現代訳者の解釈がいち
ばん問われると思うところだけど。
難をいえば紫の上って源氏以外に生涯誰にもココロが靡かないって点かな。
「冷泉帝を見たらいちばんに熱を上げなさるだろう」なんて源氏が冗談言うのも、
いまいち説得力に欠けた。だって他のオトコの気配さえないんだもんね。
140 :
愛蔵版名無しさん:02/03/15 20:41
>139
>他のオトコの気配さえないんだもんね
源氏は彼女を床の間にまつるみたいに大事にしてたし。
夕霧を紫の上のいる部屋に近づけなかったしね。
141 :
愛蔵版名無しさん:02/03/15 21:04
142 :
愛蔵版名無しさん:02/03/15 21:25
宇治十帖の匂の宮。
自信家で強引で萌えー
薫は誠実だけど、まじめすぎてつまらない。
結婚するなら薫のがいいんだろうけど。
143 :
愛蔵版名無しさん:02/03/15 21:30
>夕霧を紫の上のいる部屋に近づけなかったしね。
賢明な処置です。
冷泉帝だったら紫の上と10歳違いくらい? こっちの
組み合わせの方が夕霧より萌えるかも。もし、「紫の上
を渡せ」と言われたら、源氏は腹が煮え繰り返っても
断れないよね。むこうの方が身分が上だもん。
144 :
愛蔵版名無しさん:02/03/15 21:37
初めて読んだ時桐壺の更衣と桐壺帝の話が一番好きだったなぁ。
定番のボーイ・ミーツ・ガールじゃん!と思った記憶が…。
桐壺帝が死ぬ前に更衣の夢を見て、藤壺にどんな夢を見たのか
聞かれた時の「幸せだった頃の…」と死ぬ時に更衣と手をとって
「やっと…」ってところが泣けた〜。
桐壺帝の永遠の女性は更衣だけよ!と思っていたから藤壺には
所詮身代わりで気の毒だから源氏と好きにしてと寛容?でした。
145 :
愛蔵版名無しさん:02/03/15 22:41
宇治の姉妹はどうですか?
大君、あれでよかったのかねえ。
自分の代りに妹を、と、オトコを寝所に入れて事を成し遂げようとする算段は、
どう考えても信じられない処置だけど、あれが王朝文化なのか。。。
最近気づいたんだけど、あさき〜の中の君は、匂宮のことを一度も愛してる
と感じないんだよね。どんなに匂宮が熱心にかきくどいても、死んだお姉さま
がなんて思うか、とか人に笑われる、とかそんなことばっかりで、成り行きで
夫婦にされたものの、彼女が心底愛していたのはお姉さんだけだったみたいだ。
146 :
愛蔵版名無しさん:02/03/15 22:47
私も、恋物語としては桐壷更衣のはなしが一番すきだな。
紫の上は、源氏いがいの男を、父親も含めてほとんど知らないよね。
男=源氏
で、比べる対象さえもしらない。
自分で、相手を選ぶ自由さえなかったんだよね。
(普通のお姫様なら、和歌なんかでやりとりも可能でしょ?)
そして、流されるままに結婚はしたが、男(源氏)は、自分を一段低くみているのか
正妻扱いはしない。
そんな中でも自分なりにがんばってる紫の上、私はすきだな。
このあいだ思ったんだけど
源氏が紫をひきとる 紫が10歳
はじめて結ばれる 紫が14歳
女三宮降嫁 紫が31歳
紫の上死亡 紫が43歳
年齢は間違ってるかもしれないけど、この前後だよね。
紫の上ってば、女三宮が降嫁してから12年も苦しんでるんだね。
夫婦というかたち(14歳から)になってから、女三宮降嫁までは17年
その17年の間に、源氏は須磨にいってる期間もあるし。
そんなに、幸せだけの人とも思えないな。
147 :
愛蔵版名無しさん:02/03/15 23:38
紫の上は藤壺の身代わり、藤壺は桐壺の身代わり。。。
なんだかフヴィンだな〜。
148 :
愛蔵版名無しさん:02/03/16 00:05
代ゼミか河合かどちらの本か忘れたけど源氏物語の紹介で
↑の身代わり話について“そっくりさん大会かい!?”と
書いてあってワラタのを思い出した。
源氏の紹介は“マザコンでロリコン”だったし…。
149 :
愛蔵版名無しさん:02/03/16 02:29
そのわりにはみんなそんなに似てない気がするんだが・・・
150 :
愛蔵版名無しさん :02/03/16 10:38
東大・国T受ける位なら、受験に直接役立つかは別にしてもやっぱり読むべき
それと瀬戸内源氏も
151 :
愛蔵版名無しさん:02/03/17 18:08
紫の上もそりゃ可哀相とは思う。最愛の夫に裏切られたんだし。
だけど女三宮だって張るくらい不幸だ。いきなり忍び込んだ
男にレイープ同然に犯されて。。。それで源氏に責められて
若いのに出家。結局源氏の愛をさいごまで独占してた紫の上
のどこが不幸なのかよく分かりません。
152 :
愛蔵版名無しさん:02/03/17 18:40
女三宮が柏木に愛を感じてたというのが瀬戸内説。
源氏を愛してたというのが橋本説(微妙だが)。
あさきでは父の朱雀院をいちばん慕ってたように見えるね。
>151
若い頃は私も紫の上を総合的に幸せだったと思ってたよ。年を経るにつけ、
それぞれの女性の苦悩がわかるようになった。
関係ないけど番宣で見た「千年の恋」では天海源氏が「何不自由なく暮らさせている
のは誰のおかげだ」みたいな下世話な発言があって萎え萎え。。。
153 :
愛蔵版名無しさん:02/03/17 22:13
へー、橋本説は源氏を愛してたというのか。
源氏を愛してたとしたら悲劇はさらに深くなるけど。
紫の上は「何人女がいようとも一番身近に長くいて
愛されたのは自分なんだから自分は幸せだ」と考えて
満足できなかったのが不幸の原因。まあ、そんなふうに
悟るのは普通なかなかできないけど。
「おにいさま」とか呼んでた時代と、男女の関係になってからと
相手の男の見え方も変ってくるしね。もやもやとした不満が
あったんだろう。先に逝ったのが源氏に対する復讐。
154 :
愛蔵版名無しさん:02/03/18 00:44
>153
>源氏を愛してたとしたら悲劇はさらに深くなるけど
ほんとだね。でも漫画の中で、秘密がばれそうになって
んのに、女三宮が源氏に「泊まっていって」みたいに
言うとこがある。彼女にとって源氏は夫というより保護してくれる
おじさまって感じ。愛してたのかもね・・・。
155 :
愛蔵版名無しさん:02/03/18 23:55
「あさきゆめみし」にハマって、源氏物語が大好きになったんだけど、
こないだやっていた「千年の恋」って映画みて、はぁとか思った。
あれを見たら、「源氏物語」きらいになるねっ
156 :
愛蔵版名無しさん:02/03/19 01:08
ヅカファンじゃないし源氏が女なだけで萎えだ。
ホントは歌舞伎の源氏見たかった。新之助が出たの。
大和さんの漫画はあさき以外読んだことないけど、
あさきはとってもおもしろいよ。
157 :
愛蔵版名無しさん:02/03/19 02:36
あさき…では、頭の中将がけっこう好きだった。
政治的に源氏と対立するようになってからも、
口では源氏のことけなしてるくせに、いざ顔をあわせるとなったら
いそいそとオシャレしたりして張り切ったりとか(W
源氏は、女三宮いじめが粘着でイヤだった。
(自分だって父親の愛妻と寝たくせに…)
ところで、江川達也の源氏物語エロいよ!!
第一回の最初コマから帝と桐壺がモロ激しいセクースしてるし
葵と源氏の初エッチは、モザイクかかってるし。
桐壺・藤壺の顔は、東京大学物語の遥ちゃんみたいな、ロリ顔です。
158 :
愛蔵版名無しさん:02/03/19 02:38
江川達也のエロは飽きた。
ひたすらに飽きた。
侍従(末摘花の乳兄弟だっけか)は原作出てたんだろうか。
多分出てたんだろうけど、可愛すぎないかと思った。
別に毎回無理して美少女出さなくても・・・ねえ?
160 :
愛蔵版名無しさん:02/03/19 20:23
>159
出ていたと思う。
初めて末摘花が源氏と対面するとき、和歌が詠めなくて
かわりに侍従が詠んだ。ついたてが間にあるから源氏は
まんまとだまされてそのまま一夜を末摘花と過ごす。
まんま末摘花は彼女の引き立て役って感じでかわいそう。
161 :
愛蔵版名無しさん:02/03/19 22:05
末摘花を六条院に引き取ってたけど
衣食住を確保してあげるだけで
Hは一切しなかっただろうな〜
162 :
愛蔵版名無しさん:02/03/19 23:15
>160
末摘花の乳姉妹って2人出て来るんだと思う。160さんの指してるのは大輔の君じゃ
なかったかな? 結構色っぽくて、御所詰めの源氏の髪をすいたりしてる人。
159さんの「侍従」は、源氏が去ってビンボウのどん底に陥ったときそばにいた人。
どっちのことを美少女って言ってるのかわからないけど、わざわざ出したという
風には見えなかったな。末摘花に比べればたいていこぎれいに見えると思う。
(その代わり末摘花は心のきれいさがアピールされてるように思う)
163 :
愛蔵版名無しさん:02/03/19 23:35
Cheese!で嶋木あこって人が源氏ものをやるらしいけど・・・
どうなんだろ?
164 :
愛蔵版名無しさん:02/03/20 00:44
>162
大輔って、源氏の方の乳兄弟じゃなかったっけ?
源氏の乳兄弟と言えば惟光でしょうよ。
>>162 そっかー。個人的にはあの侍従の君の絵は
空蝉クラスだったと思うんだけど。
166 :
愛蔵版名無しさん:02/03/20 05:15
源氏の乳兄弟一人とは限らんじゃん。
確かに大輔の君は源氏とゆかりの深い人だったはず。
乳兄弟であってたと思うけど…?幼なじみ?あれ?
167 :
愛蔵版名無しさん:02/03/20 12:40
田辺源氏を読んだときの侍従の描写は、「末摘花の姫君よりずっとかわいら
しくって姫君と取り替えたいくらい」てな感じだったよ。
だから多分原文でもそう書いてると思う。(原文は未読なの)
大輔の君はたしか彼女の母親が昔世話になってた関係で、ちょくちょく
末摘花邸に出入りしてたんじゃないかな。
168 :
愛蔵版名無しさん:02/03/20 17:24
源氏には乳母が二人いてそれぞれの子供が惟光と大輔の君。
大輔の君は母親が受領と再婚して任国に下ったので父方の遠縁にあたる常陸宮邸を里がわりに使ってたんだよ。
169 :
愛蔵版名無しさん:02/03/20 17:31
今雑誌で売っている井出ちかえ(嫁舅漫画で有名な方)の源氏物語はすごいよ〜
朧月夜が恨んで源氏を刃物で刺しちゃったり、
紫の上が浮気するなら出家すると文送ったり、
源氏は明石の上とは子供ができてなかったら別れるつもりだった
(明石の上は捨てられまいと画策したらしき描写あり) など。
本当に本文にそのような文があったとは思えないけど、
(正直そんな馬鹿な〜と思った。すみません。読んだことないです・・)
裏の人物像も読めて(大和版は綺麗に描いてるから。)
これもよしと思いました。続きが楽しみ。
源氏、数多の女性を悩ませおって。罪なお方よ・・
170 :
愛蔵版名無しさん:02/03/20 17:55
↑二次創作っぽい
原作では、朧月夜に刺されないっしょ
171 :
愛蔵版名無しさん:02/03/20 18:14
花乱と書いて恋と読むのは、正直萎えたよ。
井出ちかえ源氏
井出ちかえといえば「ビバ!バレーボール」だと思ってたが…
最近は激しい作品描いてるのね… スレ違いスマソ
173 :
愛蔵版名無しさん:02/03/20 20:33
桜満開の季節になると、あさき源氏を思い出す。
若紫の北山のシーン、朧月夜との逢瀬、紫の上の死去。。。
でもあさきの白眉は藤壺女院の薨去だったなー。
あんなに美しいシーン、凡百の追随漫画家には描けまい。
深草の野辺の桜し 心あらば
今年ばかりは 墨染めに咲け
わたしの心がわかるならば 桜よ いまは喪の色に咲け
あの人はもういないのだ わたしの永遠の恋人は・・・
泣けます。
174 :
愛蔵版名無しさん:02/03/20 20:49
源氏の妻になって、6巻めくらいまでの紫の上は
源氏のことが好きで好きでたまらんって感じ。嫉妬
しまくりだし。8巻以降の大人な紫の上が好き。源氏に
裏切られて可哀相だけど。
175 :
愛蔵版名無しさん:02/03/20 23:56
宇治十帖って、原作では
玉鬘の登場&その娘(だっけ?)←への薫の悲恋、で始まるのね。
あさきゆめみししか知らなかったから
原作読んでビックラこいた
176 :
花と名無しさん:02/03/21 00:18
>>169 井出版源氏見たよ、凄いわ。「雅」どころか昼メロみたい。
さすが「羅刹の家」(嫁姑が藁人形で呪い合う話)描いた人
の作品だけあるわ。
ところで、小泉吉宏が書いた大掴源氏物語「ま、ろん」って
このスレの方は読まれました??
短くて(1帖が2Pの4コマ)話をおさらいするにはうってつけです。
177 :
愛蔵版名無しさん:02/03/21 00:47
>>172 「ビバ!バレーボール」ワラタ
同世代ハケーン!
178 :
愛蔵版名無しさん:02/03/21 01:02
>175
明石中宮の生んだ娘も登場します。後のほうで。
紫の上がかわいがってた孫です。やはりすっげー美人に
なってたらしく、薫が物陰からその女一宮の姿を
かいま見るシーンまである。さすが柏木の息子。血は
争えんな(w
179 :
愛蔵版名無しさん:02/03/21 01:38
既出だけど、夕霧と雲居雁の恋愛が好きだった。
コツコツ官位を登り、最後には藤の宴で頭の中将の許可を勝ち取る。
おばあさまの大宮も、さぞ喜んだことであろう。
浅葱色の衣を馬鹿にした乳母が最後にも登場してたね。
色気は無いけど、この頃の柏木が幸せそうで好きだ。この後のが萌えだけど。
あさき、何気に現代語らしからぬ言葉が、そのまま使われてた気がする。
「かまびすしい」「おもはゆい」とか。原文はどうなっているのかな。
180 :
愛蔵版名無しさん:02/03/21 01:51
>179
>色気は無いけど、この頃の柏木が幸せそうで好きだ。この後のが萌えだけど。
同意。柏木好き。萌え。源氏みたいに人間離れした美形じゃない
けど、親しみやすいね。好青年だ。
181 :
愛蔵版名無しさん:02/03/21 11:41
>178
女一宮を垣間見た薫は、その後、家に帰って自分の妻の女二宮に
同じ格好をさせるんですよね。
薫がむっつりスケベみたいだが、
このシーンはあさきに是非入れて欲しかった。
182 :
愛蔵版名無しさん:02/03/21 12:44
考えてみれば女三宮は、腹違いとはいえ兄貴の娘で源氏にとっては姪っ子、
薫は戸籍上は源氏の子ってことで、明石の中宮の娘も薫にとっては姪っ子、
大昔はめずらしくもなかったんだろうけど、すごい世界だわな〜
183 :
愛蔵版名無しさん:02/03/21 16:41
源氏が柏木をいびるシーンで、宴席に出た源氏の衣装が黒に蜘蛛柄なのが
いつになく残酷な権力者(=悪役)ぽくてなかなかよい。
この時点での主人公は完全に柏木&女三宮だよね。
184 :
愛蔵版名無しさん:02/03/21 19:16
>183
同意。病に倒れた柏木の描き方が、7巻あたりと
違ってけっこう美形になってるね。8巻と9巻の
表紙はこの2人がそれぞれ飾ってます。意味深な
絵だと思う。何を考えてんのかなーとか。
185 :
愛蔵版名無しさん:02/03/21 19:35
あさきゆめみしは好きなんだけど、
テーマが、第10巻の源氏のモノローグ
「御仏が私に人の世のはかなさを・・・」
だったら、ちょっと萎え〜。
「今まで好き勝手にやってて、そのセリフはなんじゃ、ゴルァ!」
と思ってしまったもんで。
186 :
愛蔵版名無しさん:02/03/21 19:36
「宇治十帖」
みんなはあのあとどうなったと思う?
187 :
愛蔵版名無しさん:02/03/21 19:38
>>172,177
ビバ!バレーボール!
懐かしすぎる・・・
>>187 ビバ!バレーボール
ヤフオクでスゴイ高値だよ。
一冊につき、1万5〜6千円くらい。
5冊で、7万5千円なり。
189 :
愛蔵版名無しさん:02/03/21 23:07
>>186 薫も匂宮も性懲りもなく、他の女を追っかけまわしていると思う。
源氏にも萎えるトコけっこうあったけど、薫の非じゃない。
厭世的だとか言って仏道修行一筋かと思いきや、出世も女も両方諦めてないし(笑)。
大君に対してはまだ誠意が見られたけど、浮舟に対するオトコとしての態度が
許しがたい。お妾さん囲うのは勝手だけど、教養がないとか軽いとかいっていびるし。
匂宮に靡くのもむりないな〜と思いつつ、最後にどっちともきっぱり別れた女の意地
がよかった。一方煩悩に明け暮れる薫に救いがないのと対照的。
190 :
愛蔵版名無しさん:02/03/22 01:20
>189
よく言った!激しく同意。
薫はなんだかんだ言って女に注文大杉。何様だと言いたく
なるときが多かった。
191 :
愛蔵版名無しさん:02/03/22 02:19
>189
>厭世的だとか言って仏道修行一筋かと思いきや、出世も女も両方諦めてない
そうなんだよね……出生の秘密を背負ってたりして
苦しみを越えていくキャラかと思っていたのに。
原文ではもっと女性の影があったような…(詳しい人フォロってくだされ)
それを知ったときもかなり萎えだったな。
浮舟は、やっぱり最後人違いだとかわして正解だろうと思う。
192 :
愛蔵版名無しさん:02/03/22 02:55
薫が厭世ちゃんなのはただの若気の至りっぽい気もするんだよね。
変な言い方だけど、最近流行りの「なんちゃって鬱」みたいな。
10年たったら「漏れ何やってたんだろ(藁」っていっぱい女囲ってそう。
193 :
愛蔵版名無しさん:02/03/22 10:27 ID:NmMaJ/+x
>192
ワロタ
■■■何もかもイヤになりました■■■
なんて2chに糞スレ立てて叩かれたりして
194 :
愛蔵版名無しさん:02/03/22 23:18 ID:PRGC2UqT
>>191 詳しくないけど原作では(つっても古文のほうじゃなく現代語訳のほう)、女一の宮
に恋していたような気がする、薫。父親が今上帝で母親が明石中宮だから完璧に血筋
正しいお姫さま。(正編で紫の上が引き取っていた皇女)
当時の内親王は結婚しないのが慣例らしかったので、父帝も母中宮も手放す気はない
らしく、だからこそ公達の憧れのお姫さまだったよう。
どうせいただくなら一宮をと思っていたのに当てが外れて血筋的にランクの落ちる
二の宮をいただいちゃったため、薫はそれほど正室を愛せず、浮舟囲うのに夢中に
なったわけ。
あさき〜ではこのへんぼかしているけど、じつの父親の柏木もまったく同じように
血筋の劣る皇女をもらって大事にしていないんだよね。
当時皇族でもない臣下が結婚しない慣例の皇女をいただくというのはすごい特別扱い
なのに、父子ともどもありがたがってない。ゼータクだな(笑)
>>194 この親子、どっちも自分がもらったのよりも血筋がいい姫をほしがって
たんだっけ?
血筋第一主義?
196 :
愛蔵版名無しさん:02/03/22 23:46 ID:eMRLNgUq
最近読み返してあらためて思ったけど血筋第一主義すごいよねー。
宮家、大臣家以外はほとんど「身分が低い」扱いなんだもん。
宮家の姫でも庶子だったり、少しくら身分があっても地方に住んでたら卑しいみたいに言われるし。
でもカオかよければ見初められて出世したりするのよね〜;
197 :
愛蔵版名無しさん:02/03/23 00:24 ID:EIZvDH0J
冷泉帝のこきでんの女御(字分からなくてすまん 頭中将の娘)が近江君に
ワケ分からない文をもらって「ハァ?」みたいな顔してるのが可愛い。
冷泉帝って、秋好中宮もらったりしたころは時めいていたけど
子ども出来なくてその後不遇っぽかったなぁ。
宇治十帖の中で、確か玉鬘と髭黒の大将との間にできた姫君が入内して姫宮をもうけられた
ような記憶があるんだが・・・・・・だれかフォロープリーズ・・・・。
198 :
愛蔵版名無しさん:02/03/23 01:00 ID:AnsKTxJa
あさき〜の宇治十帖編ははしょりすぎててとっても不満。
もっと原作に忠実にいろんなエピソード盛り込んで欲しかったな
大和さん飽きちゃったのかしら?
199 :
愛蔵版名無しさん:02/03/23 11:53 ID:o9qD10d6
>>198 同意。もっといろいろ話があるのに。玉鬘の娘への夕霧の息子の片思いとか。
わたしは頭中の3人娘のその後が結構シビアで好きです。
玉鬘は結構苦労するんだよね、その後も。権力者の妻となってそれを嵩に着た
雲居の雁から、長女を息子の嫁にって望まれたり、院の女御となった弘徽殿から
は若いお嬢さんをぜひ入内させてと頼まれたり。
結局入内させたものの、秋好からも弘徽殿からも疎まれ、いびられて実家に帰り
たがるんだよね、長女。かわいそうに。
あさきにはそのへんもっと描いてほしかったです。
源氏が関係した女性って幸せだったのだろうか、不幸だったのだろうか。
男の視点から見ると、不幸になったひとが圧倒的に多い気がする。
それに、源氏って房中の技なさそう。関係もった相手ってほとんど
初めてか空閨をかこってた相手だし。どーなんだろ、そのあたり。
201 :
愛蔵版名無しさん:02/03/23 12:31 ID:QMW56AGA
>>199 そのへんの話って他のエピソードより文章が劣ってるとか、
前後の章と話が全然つながってこないだとかの理由で、
別の人が書いたって説、ありませんでしたっけ?
これが有力な説なのかどうかはよく知りませんが。
宇治十帖の他のところはともかく玉鬘関連エピについては、
そういう説も考慮して外したのかもしれないと思いますけど。
むしろ老人恐怖とか、そういうとこを丁寧に原作なぞった感が。
>関係もった相手ってほとんど 初めてか空閨をかこってた相手だし
ドラマがあるのはそういう相手ばかりだけど、
もっと端役の女房とかにも普通に手だしてるでしょう。源氏って。
203 :
201:02/03/23 12:35 ID:QMW56AGA
あ、でも紅梅大納言というか大臣には、
宇治十帖のほうでも原作どおり今一度歌ってほしかったですね。
やっぱあの人は歌ってナンボのキャラですから。
204 :
愛蔵版名無しさん:02/03/23 23:51 ID:lDkj2PmE
冷泉帝が子宝に恵まれないのって源氏の血筋なんだなあ。。。と妙に感心。
夕霧の場合は、これは子沢山な頭中将の血を引く雲居の雁が多産系なんだろうな。
明石中宮は三男一女、これも高貴な血筋にしちゃ子沢山ですね。
何かで読んだけれど、紫の上のアンチテーゼは、結婚しない代りに源氏の子を産んだ
藤壺に対し、結婚しているのに一度も子供を授からなかったこと、葵の上の死と入れ
替わりに妻になったこと、など、いろいろ細かいところまで対照化されているんだそ
うです。
205 :
愛蔵版名無しさん:02/03/24 00:05 ID:UIW78.rc
>197
うん、姫宮のあとには男皇子も誕生してるよ。世が世なら
東宮になれる皇子だったのにね。
206 :
愛蔵版名無しさん:02/03/24 00:06 ID:pceBB8ck
冷泉帝と秋好中宮の間に子供って生まれたの?
207 :
愛蔵版名無しさん:02/03/24 00:34 ID:elfb/fzY
ほんと、なやみくるしみばかりだものね。実生活の苦労が無い人たちの贅沢な悩みなんだろうけれど。
円地文子さんの現代語訳ですら、もう、読みこなすのは難しい。それを、助けてくれた「あさきゆめみし」
には、大感謝です。
光の君さま素敵!って、さんざん、いろんな人に言わせているけれど、
結局源氏を愛した、源氏に愛された人が、それぞれ魅力的だから、輝いているヒーローなんでしょうね。
寂聴さんの受け売りです。
シーザーと、アントニー、大ローマの英雄に愛されたクレオパトラが、絶世の美女と伝えられたように。
208 :
愛蔵版名無しさん:02/03/24 08:16 ID:gOYPe1vE
>206
生まれてないよー。弘徽殿との間に女宮が一人。玉鬘の娘が入るまではね。
209 :
愛蔵版名無しさん:02/03/24 21:31 ID:EWVPCNX2
弘徽殿の大后、若いときは華やかな美人だ。
一巻での扱いがひどすぎて可哀相。桐壷の更衣のほうが
なんぼか悲劇なんだろうけど。帝の子どもまで産んで
「お前なんか愛してない」みたく言われてなかったっけ。
よくよく考えると彼女も不幸だ。
210 :
愛蔵版名無しさん:02/03/24 21:52 ID:1QhYHH4A
源氏に数多出てくる女性達。その中で一首も歌を詠んでないのは
弘徽殿の大后と葵の上くらいなもんらしいね。
円地文子氏の本で読んだ(んだと思う)。
211 :
愛蔵版名無しさん:02/03/24 22:19 ID:a826u7oo
東三条院詮子を彷彿とさせるんだよねー、弘徽殿の大后。
その辺りイメージして書かれたのかな?
個人的にはカコ(・∀・)イイ!!と思うよ。男らしい…
>>115 >あと、空蝉と、その継子(名前忘れたよ)
ええと、軒端の荻だったっけ?(原文では、西の御方かな)
この人との逢瀬は、源氏の心中語と被ってて空蝉に逃げられた方に重点がある。
だから源氏と関係持っていたのに印象薄い。
しかし源氏も罪な奴だ。人違いでも、まあ不味くは無いから喰っとけってね……
女性の顔を立てたともいえるけれども。この時の源氏脳内空蝉ヌードもイイ。
213 :
愛蔵版名無しさん:02/03/26 03:47 ID:uVO1Kf1Y
花散里が好きです。つーか憧れです。
女として愛されなくなってもいつまでも人間として頼られるという・・。
今気づいたけど源氏と関わった女性の中ではかなり幸せな人ですよね。
「源氏に愛された女たち」という本の中ではノミネートすらされてなくて
腹立てた記憶あり。
あさき・・ではふっくらと描かれているけど、原作にやせてるっていう
描写ありましたよね?ふっくらはあの時代では美人の条件だったはず。
なんであんなふうに描いたんだろー。
214 :
愛蔵版名無しさん:02/03/26 04:20 ID:7UZRnPIE
>>213 単に現代の美的感覚にあわせただけと思われ。
215 :
愛蔵版名無しさん:02/03/26 08:24 ID:2feTo7xI
世界で一番怖い日本の童話で連載中の寺館和子の妖編源氏物語もなかなか。
特に紫の上の描き方がなかなかイイ!(・∀・)
この話では紫はかなーり鋭くて策士、てかかなりリアル。
自分が藤壺の身代わりだと早々気づいたし、ちい姫には自分の味方につける
手段としてなのか「あなたのお母様はあなたを捨てたのよ、でも私はそんな
貴女を同じ目にあわせたりしないわ」と可愛がりながら刷り込みするし。
自分以外の女に割と容赦ないんで、あさき〜を先に読んでたせいかひどい…と
思ったりもしたけど、女三宮の事で花散里の前で号泣してる彼女の場面を見たら
何だかそうも思えなくなった。
源氏のこれまでの悪行の真意を知って、そんな男を夫として生きていかなきゃ
いけない彼女の物語として捉えるとこう言うのもありかと思った。
216 :
愛蔵版名無しさん:02/03/26 11:39 ID:43dewCcM
>>213 年を取ってから源氏が訪ねてくる場面で、二人が共寝をしないときあったよね
「もうおばあちゃんですもの、これでいいと思います」
と自ら隔てを置く姿勢が妙にリアル。女性の心情が出てると思った。
それでも源氏と繋がっていられる彼女は凄い。
出家直前まで関係を持っていた朧月夜や、
その為に出家を許されなかったかもしれない紫の上と比べると、とくにね。
私も花散里のようになりたいものです。
>>215 こちらもリアルだね。
あさき〜は、原文を上手く少女漫画のお約束で料理していて
これはこれで結構だけれども、そういう物語も読んでみたいなー
寺館源氏における花散里は、どんな人なんだろう
>>213 >>215 スレ違い気味なんでサゲるけど、橋本治「源氏供養」に
欧米人が書いた、源氏の没後の花散里の小説について触れてあったんだけど
現代語訳や「あさき〜」では見えてこなかった、花散里の生々しい心情が
吐露されてるようで面白そうです。誰か読んだ人いないかな。
スレ違いついでにもうひとつ。5-6年前ヒガシが源氏役をやったドラマでは
花散里は末摘花と合成したようなキャラになってて萎えたなあ。
(泉ピン子がやってたような。)
218 :
愛蔵版名無しさん:02/03/26 20:16 ID:E3NurCyA
女三宮はどことなくエロいと最近思う。
白痴的なとことか。男にいいようにされちゃってるし。
219 :
愛蔵版名無しさん:02/03/26 22:16 ID:/PxKNarE
>217
え〜。あれは読みたくないと思ったな〜。私は瀬戸内さんか誰かのエッセイで
知ったけれど。出家後の源氏の話で、失明してから花散里が名乗らないで世話
をしに来て、なんとなく寝ちゃうというやつでしょー?
せっかく煩悩を捨てて出家したあとに女と寝るという、それもさっぱり気性の
花散里と…っていうのが生理的にいやだと思った。
外人はあの素晴らしい長編・源氏を読んで、こんな薄汚れた続編しか作れんの
か、と思って情けなかった。花散里にもやはり女として愛されたいという気持
ちはあったに違いないけれど、エロばかりが愛情ではない。やはり彼女は年取
ってから臥所を隔てるくらいのすがすがしさが似合う。
220 :
213:02/03/26 23:31 ID:7nF7MDzo
>217
存在は知っています、が私も読みたくないです。
彼女だけには愛憎や肉欲とは無関係でいてほしい・・(甘いのは承知)
>214
そりゃそうでしょうね(^^;
221 :
愛蔵版名無しさん:02/03/27 02:01 ID:IpBxhNZs
橋本治の窯変源氏物語、書店で普通に売ってたりしますか?
激しく読みたいもんで。
222 :
愛蔵版名無しさん:02/03/27 02:36 ID:aCIBWMgY
いや、でも、花散里と源氏が「した」ことないってことはないだろ?
>>218 同意。
223 :
愛蔵版名無しさん:02/03/27 12:04 ID:rszD6jwQ
>221
ブクオフで一冊800円ぐらいで割と見かけるよ。
224 :
217:02/03/27 13:03 ID:LxA9FRcE
>>219-220 そうか、割とマイナスイメージなんですね>欧米人の花散里小説
個人的には、花散里にだって女としての業みたいなものは
あっても不思議じゃないと思うし、
(地味目の女の子程、目立ちたいとか愛されたいとかって
欲求が強いのと同じで)
何より外国人がどう源氏を読んでるのか、ってことには興味あるな。
レスどうもでした。
225 :
213,220:02/03/27 15:24 ID:X2OeW6Mc
>個人的には、花散里にだって女としての業みたいなものは
あっても不思議じゃないと思うし、
(地味目の女の子程、目立ちたいとか愛されたいとかって
欲求が強いのと同じで)
なるへそ、こういう考え方もアリですね。
頭の中で彼女を勝手に聖人視していた自分に気づきました;
こちらこそネタふりどうもでした。
花散里にも女の業はあっただろうね。
でも彼女は、自分に外見的魅力がない分だけ、源氏に執着されない分だけ
他の女性より穏やかに暮らせる事も知っていたのではないかな。
「あさき〜」などで臥所を隔てる場面は、私も彼女らしいと思う。
けれどもこれは、自らの老いさらばえた肉体を源氏にさらさず、
若い頃の印象を壊さないようにするためでもあるのでは。
源氏が権力を離れ失明し、一人の老いた男になって現れたら、
「やっと私のものになった」と花散里は思うのかもしれない。
227 :
愛蔵版名無しさん:02/03/27 20:48 ID:4ZIiAxCc
>>221 絶版ではないだろうからamazonとかで探してみては。>窯変
あれは好き嫌いが分かれる。あさきの美しいイメージを正統として愛するなら、
あれはかなり嗜虐的で読んでてつらい。
正調源氏ではそれほど悪くない人物を、源氏自身の視点でこれでもかって言うほど
悪く書かれているのよ。紫の上の祖母、北山の僧(祖母の兄)、兵部卿宮(藤壺兄)、
朱雀院、夕霧などなど。。。(そのわりに弘徽殿大后なんかはさほどでもない)
夕霧の初恋物語や明石一族の物語が好きな人にはおすすめできない。
あらゆる源氏のバラエティーを楽しむ人にはいいかも。
228 :
愛蔵版名無しさん:02/03/27 21:03 ID:N7iSBFKw
紫の上からは遠ざけた夕霧を、花散里に面倒を見させたというのは、
ある意味残酷な事実を花散里に突きつけていると思う。
彼女は賢いから、そのことにちゃあんと気付いていると思うけれど、
源氏に息子を託されるほど信頼されたということのほうを、大事に思っている。
花散里は、あきらめのひとではなく、全てを受け容れ、愛しつづけることの
出来るひとだと思う。
私はこういうひとこそ、情熱的なのだと思う。
229 :
紫の上:02/03/27 21:32 ID:i4HPg0Q.
火、危うし!
火、危うし!
230 :
愛蔵版名無しさん:02/03/27 22:01 ID:8TchKYHE
>229
それって、お産のときに言うまじないみたいな
言葉ですよね。あの時代って、結構大変だったと思う。
死産が殆どだったんでは。あさきじゃ、藤壺、葵の上
女三宮の出産シーンあるけど、どれも坊さんが狂ったように
お経あげるなか、命がけっていう感じだったね。絵からは、
あんまり大変っていう感じはしなかったけど。汗かいてる
くらい。
231 :
愛蔵版名無しさん:02/03/27 22:01 ID:8B3jVdMg
私、秋好中宮がいちばん好きなんだけど少数派?
232 :
愛蔵版名無しさん:02/03/27 22:13 ID:1mTHyR4I
橋本治は個性強いからな〜>落窪
ところで、花散里は人柄いいんだろうけど
やっぱり計算も働いてる女性だろうと思う。賢いのか。
なんだかんだとあのポジションを「勝ち取った」女性だと思うのよ、
源氏に愛された女たちの中で。
233 :
愛蔵版名無しさん:02/03/27 23:38 ID:aCIBWMgY
訳すと火の用心?
>229-230
「火危うし」は、あさき〜読みには印象的な言葉だよね(W
火の用心、ていう意味だっけ?
何でお産のときに火の用心なのか、いまいちわからぬ。魔除け?
「火危うし」を今の今まで、「火を消さないように!
(火の命が危ないよ!)」と思っていた私は逝ってヨシ?
236 :
愛蔵版名無しさん:02/03/28 19:11 ID:qhHjpP2k
>231
嫌いじゃないけど、好きでもない。個性が薄いというか。
あさき〜の秋好中宮はいい感じだと思う。
髪型といいルックスといい、紫との春秋の争そいのさわやかさといい。
237 :
愛蔵版名無しさん:02/03/28 22:33 ID:unXHKKxY
しかしなんでまた両サイドカールだったんだろう
238 :
愛蔵版名無しさん:02/03/28 23:17 ID:22oyas1.
そいえば六条と秋好中宮って母娘なのにぜんぜん似てないよね。容姿も性格も。
明石の方と姫君はなんとなく似てる。とくに宇治編になって年取った中宮は
母親そっくりだなーと思える。そのだんなの今上帝も父の朱雀院にすごくよく
似てるし、大和さんて本当に書き分けのうまい漫画家なんだと感心します。
ちなみに秋好のウェーブヘア、ちょっとかわいくてスキ。
239 :
愛蔵版名無しさん:02/03/28 23:42 ID:9AQZySQA
>227
ガイシュツだけど、窯変の薫は2ちゃねらのにおいがする。
身分(学歴)に異常にこだわったり
異性に対してプライドが聳え立ってたり
友達少なそうだし。
240 :
:02/03/29 00:09 ID:GzBNUoSk
ウエーブヘアを見ると、書き分け大変なんだろうなと思ってた。
だって髪型ほとんどいじれないんだもん。
白抜きの髪とかトーン一枚張り髪とか使えないからさ(藁
白抜きだと色好みのバーチャンになっちゃうもんな(笑
242 :
愛蔵版名無しさん:02/03/29 22:08 ID:9b3DqKBw
あさきゆめみし読んでから
朧月夜は池上季実子以外考えられなくなった。
私としては 柴崎コウ<朧月夜 でお願いしたい。
むかーし、むかしお正月の特別ドラマでやってたの
誰か知らない?(わわ、トシがバレル)
源氏→沢田研二、頭の中将→竹脇無我、末摘花→吹雪ジュン
何故かメインの女性陣をさっぱり忘れてしまった。
スポンサーが資生堂オンリーで薬師丸ひろ子の1分モノがもの
すごく印象的だったからかな?(他のCMもこのドラマ内だけで
流す凝った作りのロングバージョンで、さすが資生堂、金腐る
ほどあるわ、と思った。)
244 :
愛蔵版名無しさん:02/03/29 23:29 ID:vjbN8mIU
>243
かすかに覚えてる〜
確か、桐壺・藤壺→八千草薫 六条→渡辺ミサコ? 女三宮→藤真利子
葵上と紫の上が思い出せない。
柏木をいぢめるジュリー源氏が怖くてヨカッタ
245 :
愛蔵版名無しさん:02/03/29 23:56 ID:psRG5Qmk
>>217 気になったんで調べてみました。
マルグリット・ユルスナールというフランス女流作家の『東方綺箪』という短編集
にある『源氏の君最後の恋』という小説らしいです。
今あるのかなー。図書館などで探してみては。
246 :
愛蔵版名無しさん:02/03/29 23:58 ID:8vxNiCwY
ヒガシのドラマだったら覚えてるんだけどな。
伊丹十三の源氏覚えてるなんて言えないよなー。
富士真奈美が紫ノ上で加賀まりこが女三宮だったなんてさー。
248 :
:02/03/30 00:08 ID:oruPtTEo
源氏物語の映画思い出そうとすると、
UFOが出てくる映画かぐや姫の映像しか出てこない…鬱。
249 :
愛蔵版名無しさん:02/03/30 02:28 ID:lCBUJpwE
秋好中宮のウェービーは
斎宮やってて物忌み(髪につけてたリボンみたいなの)を
付けていた期間が長いために付いた癖だって
リア厨時代に言ってた友達がいたよ。
どっかのサイトに載ってたんだけど
大和和紀自身、講演会で
「美人はせいぜいがんばって、3種類のパターンしかできない」
と、言ってたのでホント苦労してたようだね。
ただし「そっくり」の設定が多いワリには
そのキャラ同士が一同に会するシーンがなくて助かったらしい。
>243
わたしもかすかに覚えてる。
なぜか吹雪ジュンが赤鼻メイク、たぬきの皮衣をつけてジュリーと
語り合ってた場面が一番鮮烈。
251 :
愛蔵版名無しさん:02/03/30 14:52 ID:KpQh4CzU
図書館で、昔借りた「向田邦子集(?)」の中に
ジュリー版の台本が載ってた、のを思い出した。
内容は忘れたんですが。
>246
ヒガシのやつだったら覚えてるけど、なんじゃこりゃと
当時は思ったよ。でもなかなかうまい配役もあった。
柏木=坂上忍とか。
宇治編の明石の姫君は、もう全ての権力握ってしまってる感じ。
匂宮を次の東宮にするとか言ってるし。理屈からいったら、
明石の中宮の旦那が譲位して、息子の東宮に位が移ったら、そのあとの
東宮はどんなに年が若くて小さくてもその東宮の子どもなんじゃ。。。
と思った。分かりにくくてすまん。明石が生んだ息子の東宮に子どもが
全然生まれなかったら仕方ないけど。
長文すまん。
>252
道長の娘である中宮彰子は、長男→次男と即位させた。
明石中宮と夕霧コンビとしては、
一宮即位→夕霧娘入内→皇子誕生
→一宮譲位(若くても)→匂宮入内(六の君立后)
→一宮の子(夕霧の孫)立太子→匂宮譲位→以下エンドレス
というプランが出来上がってるのかな、って思った。
254 :
253:02/03/30 16:24 ID:???
だから、あさき……で頭中が言ってた
「内大臣にとりたてられたからといって……
身内から中宮を出せなければなんの栄えもあるものか」
(うる覚え)
っつーセリフが効いてくるわけで。
255 :
愛蔵版名無しさん:02/03/30 17:46 ID:fdD/h5wA
娘や妹が中宮になれば権力が思いのままなのか。
藤壺って中宮になったっけ?
なったはず。桐壺をいじめてた弘徽殿女御が「この私が
下座に・・・くやしい」っつー独白の場面が確かあった。
ま、のちに源氏の兄が帝についたことで皇太后には
なったけど。
257 :
愛蔵版名無しさん:02/03/30 20:58 ID:i14vHC4g
中宮にはぜひなっておきたいものではあるけど
別に中宮にならなくても権力は握れるはず。
・天皇(息子)
・母后(母親)
・摂政・関白(祖父…とは限らんけどとにかく母后の身内)
の三者が良好な関係を保っている状態でこそ
摂関政治は最大の効果を生み出せるってことで。
258 :
愛蔵版名無しさん:02/03/31 04:13 ID:aebAEfuE
秋好中宮は源氏の娘として冷泉帝に入内したけど
この人は子供も生んでいないで中宮になったよね?
中宮になれる基準って…?
しかし、源氏&六条御息所は各自の子供同士でも
くっついちゃったんだね。
259 :
愛蔵版名無しさん:02/03/31 04:25 ID:kgOfU432
>中宮になれる基準
親の権力?
藤原道長もすでに定子が中宮なのに娘彰子も中宮にしたし。
とりあえず子ども産む産まないは中宮になる時には関係ないはず。
入内後子ども出来ないのは大問題だろうけど。
基準は無いなあ。
まあ、親と本人の政治力、かなあ。
もちろん皇子が居れば、立宮への大きな足がかりになるわけだし、皇子を即位させるのが最大目的だからね。
261 :
愛蔵版名無しさん:02/03/31 18:25 ID:Hotcn.gs
明石の姫君も中宮になったよね?後に国母と称えられて。
ヤパーリ実家や後ろ盾の強大さが一番のポイントだよね。
いくら帝のお気にだからって、たとえば桐壺が中宮になれるかといえば
抵抗勢力に潰されそうだし。
262 :
愛蔵版名無しさん:02/04/01 00:31 ID:iB8K0qdo
桐壺の更衣は「いとやんごとなききわにわあらねど」だから
どう頑張っても身分的に中宮は無理と思われ。
身分の高い中で、更に実家に政治力がないとってことなのでせう。
263 :
愛蔵版名無しさん:02/04/01 01:51 ID:bJbfK1lw
身分が高くて親の政治力が強大という条件を満たした
候補がふたりいた場合は
帝のご寵愛がないと中宮にはなれないかな
江川達也版源氏では、セクースが政治の中枢みたいに描かれてて結構面白い。
帝の公務は午前中だけで、午後はずっとセクース三昧だったそうな。
しかも娘の親からも「うちの娘と寝てください」攻撃されるわけだし。
よっぽど強くないと枯れちゃうよ〜。
264 :
愛蔵版名無しさん:02/04/01 01:53 ID:X.EhP5eQ
藤原道長の姉、詮子は一条天皇を産んだけど、
中宮になったのは別の子の無い女御だったはず。
時の天皇(円融天皇)が、詮子は一条天皇即位後皇太后になれるから、
その子の無い女御の方を中宮に立后したらしい。
その辺、弘徽殿女御や秋好中宮に活かされてる部分があるのではないかと。
265 :
愛蔵版名無しさん:02/04/01 02:32 ID:C/dYDAYI
>>264 「素腹の后」とか言われちゃうんだよね。
皇子産んだ女の勝利感てすごいのな。
266 :
愛蔵版名無しさん:02/04/01 02:39 ID:iB8K0qdo
「素腹の后」
(((( ;゚Д゚)))ガクガクブルブル
確か、はじめは子どもで着なかった方の女性の方が権勢振るってたんだよね。
267 :
217:02/04/01 08:30 ID:Xq.i9Vf2
>>245 どうもですー。検索かけてみたら白水Uブックスに入ってるようなんで
わりと見つけやすそうでした。帰りにでも本屋行ってみます。
遅レススマソ。
268 :
愛蔵版名無しさん:02/04/01 18:57 ID:VCyqqZew
あの当時「避妊」っていう概念あったのかな?
源氏は精子が薄そうだから必要なさそうだけど…。
269 :
愛蔵版名無しさん:02/04/02 01:27 ID:kkD4kcyY
江川源氏では、天皇が桐壺とセクースしすぎて
午前の公務にも出てこないんだよね
(ま、原文にもそんな表現があるらしいけど)
江川源氏って、葵の上がギャルっぽくて萎えたな。
「あさき〜」の方が自分のイメージに近い。
270 :
愛蔵版名無しさん:02/04/02 01:59 ID:Yf4YvBxo
江川源氏、原文直訳で読みにくい(w
あの当時のセクース=政治は面白いから頑張って立ち読みしてる。
Cheese(スペルうろ覚え)って雑誌にも連載してる源氏モノも面白いね。
271 :
愛蔵版名無しさん:02/04/02 15:54 ID:QZujukO.
江川源氏は最後まで描く気あるのかなあ…?あの手法で。
この前までの休載も長かったし。…何年後なんだ?書き終えるは!?
272 :
愛蔵版名無しさん:02/04/02 20:28 ID:Yf4YvBxo
そうそう。
あんまり休載長いからてっきり打ち切りかと思ったよ
273 :
sage:02/04/04 11:44 ID:W92jd7lo
昔古典の授業で「源氏物語」だった時、
授業中に「あさきゆめみし」読んでて先生に怒られた。
勉強してるつもりだったけどやっぱだめね。
関係ないので逝ッテキマス。
274 :
愛蔵版名無しさん:02/04/04 23:09 ID:GOYNDoUg
江川源氏って何の雑誌に乗ってるんですか。
275 :
愛蔵版名無しさん:02/04/05 21:16 ID:Qf6BvrmU
オールマン
276 :
愛蔵版名無しさん:02/04/06 01:36 ID:flglKBS6
277 :
愛蔵版名無しさん:02/04/06 18:27 ID:uQg/movk
>>276 だめだ・・・
初めて江川源氏を見たけど、あさき・・・の印象が強くて、絵的にうけつけない・・・
278 :
愛蔵版名無しさん:02/04/06 18:34 ID:j.Zia5Ic
279 :
愛蔵版名無しさん:02/04/06 19:23 ID:7fQ9q0pI
光源氏以外の男キャラがキモイよね>江川源氏
でもえっちシーンがあさき〜よりかなり濃厚で直接的だから欠かさず立ち読みしてるw
280 :
愛蔵版名無しさん:02/04/07 02:55 ID:FzYrmRTA
しかしよ、ALLMANのキャラ紹介
交野少将→頭中将じゃろうて・・・。
交野少将は帚木の冒頭に出てくる、物語上のプレイボーイの事だよ。
あ、ちなみに江川版頭中将は、実際もうちょっとカコイイ。
弘徽殿女御は桐壷帝より年上の設定で、ロリ顔桐壺より数段美人だった。
でも、あさき・・・の印象が強すぎってのは同感。
281 :
愛蔵版名無しさん:02/04/07 09:37 ID:eRoUyqQ6
週間ビジュアル源氏物語は、買いつづけている人いますか?
私は創刊号だけ買った。牧美也子の漫画が載っているんだけど、線がごつくて
受け付けられなかった。
あさきの影響はすごい。あれ以外にキャラの顔想像できないもん。。。
282 :
愛蔵版名無しさん:02/04/07 14:34 ID:FzYrmRTA
週刊…は立ち読みえで充分。私は立ち読み派(w
アレの読者層って、おばさまが多いんじゃないかな?
中に載ってる牧美也子の漫画って、あさき…以上に作りすぎじゃない?
頭の中将が直房って名前で、少年時代の源氏を馬に乗せて走っている。
牧源氏最大のマズーな点は、どうみても「悪女聖書」を思い出してしまうところだ。
283 :
愛蔵版名無しさん:02/04/09 00:27 ID:LXlh/lbg
週刊定期購読してますが(W
マンガはさらっと流して見るぐらい。
284 :
愛蔵版名無しさん:02/04/09 03:47 ID:0quuQsbY
伯父が披露宴のスピーチで枝を手に持って
「連理」の話をした。私はすぐ「あさきゆめみし」を
思い出した。
285 :
愛蔵版名無しさん:02/04/09 19:16 ID:iw6ObY5g
>284
あれの元ネタは長恨歌。えーと…白楽天だっけか?
286 :
愛蔵版名無しさん:02/04/09 22:49 ID:ybcHyjSk
白楽天OKですよ>長恨歌。
六条御息所の蜘蛛の巣柄衣装に萌え。
287 :
愛蔵版名無しさん:02/04/09 22:59 ID:eNUQxElY
>>282 悪女聖書、ワラタ!
どっかで見た絵だなあと思ってたんだけど。合点。
悪女な紫、悪女な藤壺/……
288 :
愛蔵版名無しさん:02/04/10 00:41 ID:32zorxSA
>>259 定子は皇后になっています。
そして彰子は中宮になっています。
よく調べましょう。
289 :
愛蔵版名無しさん:02/04/10 09:32 ID:i15z4jME
>>282 悪女聖書、ホントその通り!全巻文庫で牧版そろえたけど、
結局古本屋に持っていったよ。「あさき・・・」の影響力
はスゴイよね。あれ以外受け付けなくなるよ。牧版の不満
なところは、柏木があまりにもブサイクなところ。頭中将
なんかはいい味出していたんだけど、ヤパリ面白くない。葵
之上が猫でSEX拒否ってのも萎えた。
江川版は、ゲラゲラ笑って見ている分にはいいかと。でも
作者の対談で、「俺が紫式部のことを一番わかって描いて
いる」ってところがあって、自信過剰もいいところかと思われ。
290 :
愛蔵版名無しさん:02/04/10 22:24 ID:aeNfRIfs
ゴメソ。江川源氏の桐壺が死ぬとこでナイタヨ…
江川のは、セクースよりたまにあるしみじみシーンが良い。
にしても、のちの朱雀帝がまたキモいのよ。
あさき〜読んでから、朱雀帝→稲垣メンバーでお願いしたい。
291 :
愛蔵版名無しさん:02/04/11 09:25 ID:JEi7qmA2
ごろーちゃん→柏木のイメージだな〜
>291
同意!天パーっぽいところもふさわし
朱雀帝は中井貴一あたりでどだ?
朱雀帝は和泉モトヤあたりはどお?
ママのいいなりっつーあたりがピンポイント。
294 :
愛蔵版名無しさん:02/04/11 15:12 ID:SL6CDers
/|
∧ ∧/ レ
/⌒〜Y⌒"""ヘ ヘ∨ ∨
/⌒/ へ \|\
/ / / /( ∧ ) ヘ ヘ
く // ( /| | V )ノ( ( ( ヘ\ 全 て
┘/^| \ ( | |ヘ| レ _ヘ|ヘ ) _ヘ 員 め
/| .| | )) )/⌒""〜⌒"" iii\ 氏 |
.| α _ ヘ レレ "⌒""ヘ〜⌒" ||||> ね ら
_∠_ イ | | /⌒ソi |/⌒ヘ < が ヴ
_ (_ ) ヘ | ‖ () || || () || _\ | ォ
/ ( ) ヘ |i,ヘゝ=彳 入ゝ=彳,i|\ | ケ
/ー ( / """/ ー"""" > |
_) | ヘ(||ii ii|||iiii_/iii)ノヘ|||iiiii< |||||
| ( ヘ|||||iiii∠;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;; フ ""'
///// ヘ_/ ) ヘ|||""ヘ===二二二===7フ / ム/∧ ∧ ∧
///// ( | ii | |LL|_|_LLL// | )( ∨| ∨)
・・・・・ ) )| || | |||||||||||||||||||||||| | | ( ヘ | ヘ ) (
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イヘ /彡 ∪/し /
ヘレ\レiiii||||iii(iii||/
/
今日、コンビニで江川源氏読んだけど
文字多すぎて&絵が受け付けなくて、斜め飛ばし読み・・。
はやく六条とか紫の上とかが出てこないかな〜。
296 :
290:02/04/11 21:55 ID:???
私だって、稲垣メンバ=柏木もイイかな?って思ったよ。
あさき〜(ほとんど源氏なんだけど)のキャスティングスレは
出てきては消えって感じ。
肝心の誰が光源氏&紫の上(桐壺・藤壺)ってのも決まらないんだよね。
江川のは来週あたりに頭中将が夕顔の話をすると思う。
「雨夜の品定め」はあさき〜だと結構短縮されてるからね。
297 :
愛蔵版名無しさん:02/04/11 21:59 ID:oRp4a9S2
光る君は、昔は京本正樹しか考えらんなかったけどね。
今ならヒガシか。
298 :
愛蔵版名無しさん:02/04/11 23:33 ID:g1Yn.9wY
ヒガシ昔やってたよね、光源氏。
柏木、藤木直人とかどう?
紫の上は松嶋菜々子とか少しイメージなんですが。
299 :
愛蔵版名無しさん:02/04/11 23:45 ID:rYQFz/TU
松嶋菜々子はどっちかっつーと、雲居雁では。
300 :
愛蔵版名無しさん:02/04/12 00:12 ID:pVIWArpg
あさき〜の連載当時、大和和紀のイメージでは
朧月夜-多岐川由美
六条-前橋汀子
だったそうな。
源氏、紫、夕顔なんかは誰のイメージだったんでしょ。
301 :
愛蔵版名無しさん:02/04/12 18:55 ID:cF/hU3U2
朧月夜-多岐川由美
似てるかも・・・
柏木→ 藤木直人・・・は、ちょっとごつすぎない?
源氏→三上博史とかだめ?トヨエツは?だめ?
303 :
愛蔵版名無しさん:02/04/13 00:03 ID:Uzemzw1w
女三宮は西村知美なんてどう
>>303 それは勘弁して(w
私は柏木=田辺誠一なんですが・・・。
女三宮は思い浮かばない。
305 :
愛蔵版名無しさん:02/04/13 09:20 ID:BafuUQtw
あさきの話しようよぅ。
源氏の配役はもうよそでヤッテ。
文庫買ってこようかな…
307 :
愛蔵版名無しさん:02/04/13 12:47 ID:MD68DEEk
文庫版、おもしろくて一気にあつめてしまった・・。
でも、あの当時に生まれていたら、
嫉妬で気が狂いそうだっただろうなあ・・・・。
つらいだろうなあ・・。
>嫉妬で気が狂いそうだっただろうなあ・・・・。
弘徽殿の女御のあの態度、納得できるかも。
しかし、若い頃の桐壺帝は美形でしたな。
嫉妬も大きかっただろうけど、自分が帝をひきつけておけないと
結果帝の子を産めなかったり(産んでも女の子1人とか)して、自分の
実家にも出世の機会を与えて上げられない、肩身の狭い思いを
することになったんだよね。お貴族様も大変だぁ。
>>305 ごめん。でもちょっといわせて。
柏木→田辺誠一、いいねー。
西村知美も、キャーキャー騒いでると、ぜんぜんあわないけど
だまってたら、けっこういいかも。。。
話題を戻してしまったのでさげます。
あさき〜読んでたら、空蝉って横分け&髪のツヤにトーンが貼ってあったりと
ちょっと変わった描かれ方されてたけど、なかなか綺麗なのかな?と思ってたら
源氏物語では、美人じゃないって設定なんで驚いた記憶が…。
313 :
愛蔵版名無しさん:02/04/15 23:38 ID:uY19m6hE
>>305 別にいいと思うよ。
原作のイメージの配役と、あさきのイメージの配役って
違うじゃん。
しきらんといて。
>313
TVもあまり見ないし、役者(タレントの顔)も知らないのに
延々そういう話されると萎えるもの事実
スレが成長すると絶対キャスティングの話が出て、
熱くなる人が出て、その間自分は冷めっぱなし そういう人間もいるのだよ
キャスティングはほどほどにして欲しい
でもさ〜、1人、「ほどほどにして・・・」「やめて」って言う人が出ると、
私としてはもうできなくなっちゃうのよね。
キャスティングのはなし・・・私は好きなんだけど・・・
やっぱり、嫌がっている人がいると思うと・・・
「ほどほど」って言われても、難しいわ。。。
いいか、悪いかになっちゃうよね。
関係ないのでsage
じゃしなきゃいいじゃん
ネット上の「ほどほどにして」は「やめろ」と同意語でしょ。
317 :
愛蔵版名無しさん:02/04/16 22:58 ID:pnQV10oo
>>313 別の話ふって、二元的に盛りあがればいいでしょ。
まぁまぁあまりキーキーしないで。
個人的には漫画の話は必ずキャスティングに流れると思って
収まるまで静観してる。でもつまんないよね
少女漫画板住人は俳優キャスティング好き。
少年漫画板住人は声優キャスティング好き。
どちらも役者わかんねーよ!アニオタうぜー!で終わる。
漫画板だったらもっと初期に漫画の話しろうぜー!で終わる。
キャスティングの話、したくない人もいれば、そういう話が好きな人もいるし、
じゃ、しなきゃいいじゃんってしきられても、キャスティングの話
したい人は、逆につまんないよね。
>>317のいうとおり、自分のしたい話をふるのが、角立たなくていいんじゃない?
キャスティングは、○か×か、って言い出したら、終わらないしさ・・・
322 :
愛蔵版名無しさん:02/04/18 10:59 ID:Q33fjJkM
もうおしまいなの???
なんか、江川源氏がでてきたあたりから、「あさき〜」の話
少なくなってきちゃったね。
あげとく
どっかで大和和紀の講演会レポ見たけど
結構面白かったyp!
しかし「頭の中将は金髪なんですか?」みたいな質問はどうかと…
324 :
愛蔵版名無しさん:02/04/19 23:14 ID:q4EEFvBw
薫の女はさっさと寝取るくせに
自分の女が取られそうになると切れる匂宮。
おまえって奴ぁ・・・
325 :
愛蔵版名無しさん:02/04/20 21:47 ID:hk6HgNt.
浮船は、結局、薫を愛していたの?
自殺未遂した時、匂宮の姿を見たよね。まぼろしで・・・
で、助けられて・・・
でも、最後の最後は、薫を愛していたのかな〜と思わせるかんじだった。
でも、薫が迎えに来ても、薫のもとへは行かないんだよね。
私があの時の浮船だったら、薫にすがってしまうかも。
326 :
愛蔵版名無しさん:02/04/21 01:20 ID:QbsA4nfU
私の脳内では、薫はエリート銀行員で匂宮はロックスターになっている。
浮船は最初薫のことを特に好きでもなかったけど、周囲が勧めるから
流されて結婚しちゃうんだよね。
薫のことを尊敬はしていても何の感動も無い結婚生活に突然輝くオーラ
の匂宮が現れて、田舎娘はポーと舞い上がってしまう。
でも身を隠して冷静に考えてみれば、結局は二人とも身分の低い自分を
ちょっと気を引くオモチャとしか考えていないのねと悟っちゃったん
じゃないかな。
浮船がその後還俗してどちらかに迎えられたとしても、もう愛は成立し
ないと思う。
325に答えようとしたのに、微妙に違っちゃった。
327 :
愛蔵版名無しさん:02/04/21 08:59 ID:M2fySq3c
>>325 >私があの時の浮船だったら、薫にすがってしまうかも。
そうかなー?あの時の薫の物言いってすごく人を馬鹿にしてて、あんた本ッ気で
女に戻ってきてほしいのか?!と小一時間問い詰めたいくらいヤナ言い方だった。
あれで戻る女がいたらお目にかかりたい。
>>326 匂宮=ロックスター、薫=銀行員にワロタ。
328 :
愛蔵版名無しさん:02/04/21 22:04 ID:TDhpyk12
>326
漏れも、薫は学歴板住人官僚、匂宮は元ヤン芸能人だなーとオモテタ。
329 :
愛蔵版名無しさん:02/04/22 01:15 ID:.B7NYmp2
>>327 当時のお貴族様ってとにかく身分がすべての価値基準だったらしい。
あの末摘花が源氏の東院に住めたのだって、一応は宮家の姫だから
粗末な扱いは出来ないからだと田辺氏か瀬戸内氏の本に書いてあっ
たよ。
そこへいくと受領の娘にしかすぎない浮船なんて、彼等にしてみれ
ば、下女かペットに接するような態度をとって当然の相手なんで
しょう。俺の言うことをきくのがあたりまえ。ふんぞり返って高飛
車にでるのがあたりまえ。これが上流貴族の常識ってとこか?
あーやだやだ。
330 :
愛蔵版名無しさん:02/04/22 02:26 ID:oHM0aVXE
>329禿銅!!!
331 :
愛蔵版名無しさん:02/04/24 08:50 ID:gLIwYmYQ
薫や匂宮が浮舟をどんなふうに思っていたかを考えると、
柏木が女三宮の猫を手に入れて可愛がっていたのを思い出す。
332 :
愛蔵版名無しさん:02/04/24 11:46 ID:ozD6TKYQ
ほんとだ。女の身分によって気持ちの入れこみようが
メチャ違うよね。
中味は五十歩百歩だろうに。
333 :
愛蔵版名無しさん:02/04/24 11:52 ID:/QWhUIzA
>女の身分によって気持ちの入れこみようが メチャ違うよね
それはきっと当時の女側だって同じこと。
夕霧が浅葱(だっけ?)色なんてみっともないって付き人に揶揄されてた様に。
334 :
愛蔵版名無しさん:02/04/25 09:07 ID:Ra1OXs/E
で、出世して、無事、雲居の雁と結婚した暁には
「もう、そのことは、言いっこなしですよー」ってね。
大君には手を出さなかったのに、浮舟にはあっさり手を出してるしね〜
でも、そういうところがなんともいえずエロくていいと思う。
>331
ハゲドウ
336 :
愛蔵版名無しさん:02/04/28 16:15 ID:84KpNZ.w
末摘花が、曲がりなりにも宮家の姫だから六条院に住めたのなら
空蝉はどういう扱いになるの?受領の後妻だよね。
夫が死に、仏門に入ったから?
337 :
愛蔵版名無しさん:02/04/28 18:17 ID:ZQlbaKYE
末摘花も空蝉も、困窮してたから六条院に住まわせたんだと思ってた。
源氏は「女を見捨てない」ってとこが美点なわけだから。
338 :
愛蔵版名無しさん:02/04/28 23:05 ID:.TbPX.oI
う〜ん 空蝉は困窮していたからだろうね。
けど、空蝉って源氏の館に住むことで世間に源氏と関係があったことを
おおっぴらに知られてしまったも同じだよね。
夫がいたのに・・・。
当時は人々はそこんとこをどう思っていたのでしょう。
ずっと疑問なんです。
儒教の考えがまだ無いから不倫にも寛容だったのかな。
空蝉、旦那死んじゃったじゃん。
当時は旦那以外の男と関係持ったとしても寛容だったんじゃない?
流石に天皇の后関係はヤバイと思うが…
源氏が2度目に空蝉にしのんでいった時、空蝉が直前で気づいて逃げて
そこにはママ娘がいたよね。
とりあえず、やっちゃうなんて・・・
でも、そのまま娘とは関係はそれっきり???
ちなみに薫は、大君ではなくて、中の君がいたとき、やっちゃわなかった。
空蝉のママ娘、顔が近江の君系。
>340
あさきにはないけど、原作では後で文を送ったりはしてる。
結局、まま娘は他の人と結婚したんだけどね。
あさきで、継娘を「後の軒端の荻」と紹介していたので
後で結構重要なキャラなのかと思っていた厨房の頃…。
あさきだと空蝉よりルックス劣ってたっぽいけど、
原作だとムッチリ系の、まぁまぁ美女の設定だったよね>軒端さん
344 :
愛蔵版名無しさん:02/04/30 04:56 ID:7fgDbv36
そうそう、軒端の荻は、顔形などは空蝉よりも上。
だけど空蝉は仕草や身のこなしが優美なので、源氏を惹きつけたらしい。
確かに近江の君系の顔だ(W性格も似てるし。
近江の君の仲良し、五節がオジャルマルに出てくるキャラに見える最近。
空蝉は父親が入内というか宮仕えさせたかったのが
若死にしたせいで果たせなくて、
庇護者がなくて受領の後妻になったのだから、
元々は高貴な家の生まれなんじゃないのかな。
宮家出身とまではいかなくても。
>>344 おじゃるまるにでてくるキャラ・・・ワラタ
おかめ姫ですね。
ママ娘、原作では、けっこういい扱いなんだ。
まあまあの美女なんですね。
347 :
愛蔵版名無しさん:02/05/02 00:29 ID:jTNDMmGQ
でも、原作では匂の宮は浮舟にさきに手水を使わせ(洗面させ)たりして
ちゃんと恋人扱いしてる(今本作が手元にないので
はっきりしたことがいえなくて申し訳ないのですが)
でも薫は浮舟にその世話をさせたらしいから、
なんか女の扱いのウマヘタがでてるなぁって感じです。
宮のほうが薫よりもちろん身分が高いわけだし。
空蝉は衛門督の娘だからやっぱりいまいちだったのでは?
348 :
愛蔵版名無しさん:02/05/02 00:49 ID:2NiR6rpw
空蝉は東の院にそのまま住んだんじゃないかな。
原作でも漫画でも、源氏が新年の衣装をあつらえるとこで、
空蝉にも持ってく場面があるよ。
だけど、源氏は最愛の妻紫の上もいるし、明石とか花散里とか
そうそうたるメンバーがいるわけでしょ。あとになると、
女三宮という内親王までお嫁にくるわけだ。となると、
空蝉なんて死ぬまでほっとかれてたっぽくないか。末摘花も。上で言っ
てるように、この2人はただ貧乏するには耐えられないだろうし、
源氏がお情けで置いてやってるって感じだろうね・・・。なんだかなー。
>源氏がお情けで置いてやってるって感じだろうね・・・。なんだかなー。
それが源氏の美点として移るくらい、
寄る辺がなくなった女性のその後ってのはきつかったのかもね、当時。
出家しちゃうのかな?
六条院の衣配りのとこ、空蝉には確か源氏が着るはずだった衣を
贈ったんじゃなかったっけ。やっぱりちょっと特別なのかな、と思った。
ただ源氏って、誰にでもこーいう「ちょっとした特別扱い」するんだよなあ。
マメな男だ。
>347
柏木も衛門督の時期が長かったような気がするので、
空蝉の父親の衛門督も有力な貴族の子息だったのかなーと思ったんだけどな。
空蝉も末摘花も東の院に迎えられたことが「特別扱い」だと思ってた。
須磨に行くまでの源氏って通う相手が星の数ほどいそうな書きぶりだし。
他にも東の院に入りたいという女性はいたんじゃないかな。
353 :
愛蔵版名無しさん:02/05/03 03:17 ID:CiEFozCs
柏木はいい年になっても、独身で、女三宮への愛ゆえに
猫を手に入れ、布団の中に入れてたりしてんだよね。。。
今だと独身男って珍しくもないけど、当時はみんな10代で
結婚したりしてただろうし、柏木は相当変わってると思われて
ただろうね。今でも柏木みたいな男いたら気持ち悪がられるね。
でも柏木萌えです。私。
354 :
愛蔵版名無しさん:02/05/03 03:24 ID:ZF4tOzA.
今だったら…す、ストーカー…>柏木
355 :
344:02/05/03 19:33 ID:???
〉346〉351
そう、おかめ姫です。座敷童子にもワラ。
源氏は、「みなひとが許したれば」とか言ったりする一方で、
マメにさりげなく特別扱いをしているよね。女性の気持ちを熟知してる…
柏木は、幼少から抜きんでようと努力してきたすべてが
間違いだったというのか、つーモノローグが印象的。
きっと現代でも似たような人はいると思われ。
柏木と女三宮の逢瀬を手引きした女房、小侍従っていたよね?
彼女と柏木って関係あったの?あさき〜だと、あったともなかったとも取れて。召人だったのかな?
私は関係があったと思う。
そんなシーン、あったよね。
でも、そんなときも「三宮さま、三宮さま」の柏木って、ちょっとひどい・・・
358 :
愛蔵版名無しさん:02/05/07 08:36 ID:TUaqxkSY
その柏木に邪険にされて、不幸を重ねてしまった女二ノ宮(落葉の宮)
落葉の宮は夕霧を愛するようになったのかな?
強引に夕霧が押し通した時、夕霧の事をいい男みたいに思うシーンがあったけれど…
「落葉の宮」ってのもかわいそうすぎるよね…
全部源氏の藤壺への想いからみんなが悲しい思いをする…
昨夜のスマスマあさきゆめみしのパロディで
「ふかきゆめみし」。扉絵は原画と思われるもの
使われてた。源氏→木村、頭の中将→稲垣、惟光→草ナギ
朧月夜→深田恭子、だったよ。でも、惟光が頭の中将に
付き従ってた。
落葉の宮は、宇治十帖で、ちらっとでてきたけど、
夕霧ともうまくいってて、幸せそうに描かれていたよね。
「あの頃は、こんな穏やかな幸せが訪れるとは、思いもしなかった。」みたいな。
雲居の雁が好きなんで
落葉の宮は、どーも好きになれん。
夕霧も悪いんだが・・・
362 :
愛蔵版名無しさん:02/05/09 00:17 ID:1GyCObH2
私も雲居雁が好きなんで、落葉の宮は好きになれなかった。
嫉妬して手紙を取り上げようとしたり、他の登場人物より親しみやすい感じ。
これみつの娘は許せる。それぞれの間に、子供が沢山居たんだよね。
夕霧が、マメだ…って照れているカット好き
363 :
361:02/05/09 00:49 ID:???
私も藤典待は許せる。
雲居の雁とやり取りした文がまた(・∀・)イイ!
このスレにあった「雲居の雁は紅緒さん顔」ってカキコが
ツボにはまって抜けられない自分・・・
それにしても、二人の女君の間に子供が1ダースってのはスゴイな>夕霧
藤典待は身分の低さと職業があったせいで
変に正妻と対立しなくてすんだんかな。
私も夕霧と雲居の雁のカップルが一番好きだったから
落葉の宮大嫌いだった。
夕霧と雲居の雁の話は少ししかなかったけど
そこだけ何回も読んだなぁ。
表紙になった夕霧&雲居の雁も良かったなぁ・・・
>366
H後と思われる寝姿だけど(最近の少込みあたりとちがって)上品でイイよね!
368 :
366:02/05/10 00:59 ID:???
>367
そう、H後っぽいんだけど(w
一度引き裂かれた幼馴染が、やっと結ばれた幸せオーラが
満ち満ちてるのがイイのよ…
5/28〜6/9、日本橋三越で「源氏物語の世界展」
あさきゆめみし原画も展示される模様。
で、age。
370 :
愛蔵版名無しさん:02/05/10 23:02 ID:p/YU4hZM
落ち葉の宮に愛娘の教育任せる夕霧父さんはなかなかの政治家っぷり。
私は泣いてばっかりで主体性なさすぎとは思ったけど、落ち葉さんそんなに嫌いじゃ
なかった。不幸なひとだとは思ったけど、結局柏木より遥かに出世するカッコイイ男
が惚れてくれたんだから他人事としてウラヤマシイと思ったが。
雲居の雁はかわいいけど、ずっと一緒にいるとトキメキがなくなるかもしれない。
あの夫婦喧嘩はリアルで好きだったけどね。(源氏と紫じゃああはなれない)
夕霧は柏木の遺言を守りすぎ
>雲居の雁はかわいいけど、ずっと一緒にいるとトキメキがなくなるかもしれない。
>あの夫婦喧嘩はリアルで好きだったけどね。(源氏と紫じゃああはなれない)
リアルな夫婦喧嘩をしていたトコロが、このカップル支持のポイントでもある。
372 :
愛蔵版名無しさん:02/05/11 01:46 ID:3qnX7Mhw
源氏と紫はまさに夢のような関係だからね
373 :
愛蔵版名無しさん:02/05/11 02:09 ID:43GOsCRY
つうかね、あの表紙は夕霧と雲居の雁だったの?
なぜか金髪の奴でしょ?7巻だったか。
俺普通に源氏と紫だと思ってた。
いや、正直区別つかないんだけど(w
374 :
愛蔵版名無しさん:02/05/11 02:24 ID:CWiBDtJI
7巻の表紙は夕霧夫妻だと思うんだけどな・・・
ヒントは表紙の藤の花・・・。
対等な夫婦だったら、夕霧と雲居の雁みたいに
リアルになりやすいと思う。現代でも。(W
男が、妻にときめきがなくなったとか
所帯じみてきてどうとか言って他の女に走るのは今でも茶飯事さ。
源氏と紫はひたすら紫が源氏を立てていたから(我慢)
穏便にすんだのよね。夢のような関係といえばそうかな?
美男美女で夢のように美しい理想のカップル。
実子が生まれなかったとか身分とか引け目あるし
確かにあの時代に、愛だけを頼りに暮らすのはハードだったろう。
もっともあの美貌と才気がなきゃ真似出来ないが。
昔、もし晴れて藤壷が源氏の奥さんになれてたとしたら
どうなったのかと考えた事ある。
376 :
愛蔵版名無しさん:02/05/11 20:08 ID:qwF04m.w
>375
藤壺が晴れて源氏と結婚するということは絶対にないと思う。
第一、彼女は六条御息所や朧月夜と違い、恋愛に生きる女性ではないよ。
皇子が東宮、天皇になるためには本人はもちろん、
生母や後見に瑕疵があってはならないでしょう。
藤壺は(将来の)冷泉帝が即位できるように、
自分と息子の後見人の源氏と通じるのを避けて、
出家して息子を守り、自分は将来の国母となる方をとった。
仮に、源氏との噂が立ったら、冷泉帝は源氏とそっくりなんだから、出生にも疑いがかかるよ。
藤壺はその辺を見極めた冷静で強い女性で、目先の恋愛に溺れる人ではない。
はっきり言って、桐壺院と源氏の両方の愛情をうまく利用したともいえる。(言い過ぎかな)
冷泉帝即位後は源氏と結託して、秋好中宮を入内、立后させるのに力を貸したりと、
自分と後見人の源氏の勢力を固める政治家的な生き方をしてると思う。
その辺のモデルは藤原道長の姉の詮子や娘の彰子なんだろうな。
七巻表紙は、夕霧&雲居の雁だよね?
頭の中将邸の、藤の宴にかこつけて
二人を結婚させたんだもんね。
もしも源氏の藤壺思慕がなかったら、
彼女はあの地位まで登り詰められなかったかもね。
7巻の表紙、夕霧と雲居の雁だったんだ〜
私も、何の疑いもなく、源氏と紫の上だと思ってた。
見直してこよう・・・
>377
はげどう。
源氏との子ができるまで、入内以来約10年、子供がいない。
藤壺は桐壺の帝と源氏に愛されたわけだけど、
常に桐壺の更衣の存在を意識していたのかな。
后腹の内親王が更衣ごときを意識するなんて、屈辱だわ、とか
思っていなかったのかな。
380 :
愛蔵版名無しさん:02/05/12 01:10 ID:ZzswUhmo
夕霧と雲居の雁の恋は「あさきゆめみし」の中で、唯一心から応援したくなる恋だったなあ。
晴れて中が許された場面では、柏木や紅梅と一緒に「おめでとう」と祝福してしまった。
それ考えると中年になって痴話喧嘩する場面は、ちょっと寂しかったけど、リアルでコミカルで、
とにかく、この二人がらみのエピソードは、全体の中で一番生き生きしていて作者の方でものって
描いてたんじゃないだろうか。
応援したくなるといえば、
地味なんだけど、紅梅と真木柱。
おとーさんの老いらく?の恋の
あおりをくって、不憫だったので
幸せになった時はホッ。
382 :
愛蔵版名無しさん:02/05/14 01:44 ID:KeD1Rg.6
>381
私が真木柱ならグレそうなケース…
藤壺も紫の上も、誰かの身代わりってのが頭にあって可愛そう。
それをいうなら、浮船も・・・
384 :
愛蔵版名無しさん:02/05/14 21:14 ID:7zArWYRQ
浮き舟こそよくぐれなかったなと。
今ならプチ家出とかしてそうだよ
したやん、家出。ってあれは違うか。
浮舟失踪、まぁ家出みたいなもんだね(W
あさき〜版ラストは、浮舟の心情描写と歌で締めてるが
原文は薫が訪ねてくるとこまでだっけ?
あさき版ラストと一緒かと思ってた。
スマスマの、ふかきゆめみし見た。
コレミツがお気に入りな、深キョソ朧月夜。今回は短歌対決してた。
387 :
愛蔵版名無しさん:02/05/16 00:15 ID:9W6aOxoQ
「ふかきゆめみし」まだ見てないや・・・
今度見てみることにしよう・・・
深田=朧月夜、全然イメージじゃない。
てゆうか十二単(?)似合わん。
おすべらかしも無理ありすぎ
猿の惑星みたいだった>ブタキョン
猿の惑星……(ワラ
生え際の辺りとか、確かに重なるわ〜
ボーッと具合は、寧ろ女三の宮を思わせたけど、
源氏と頭中将が取り合う高貴な女性、
ってことで朧月夜なんじゃないかとオモタ。
頭中将は、朧の姉を正妻にしてるのにOKなんでしょか?
あさき〜から話が逸れてきた。
391 :
愛蔵版名無しさん:02/05/19 21:08 ID:d7YVD8fI
日本橋三越の催し物券プレゼントに応募しちゃったage
392 :
愛蔵版名無しさん:02/05/20 01:33 ID:ul/cswOc
原作から葵の上好き。
他の作品などでは高慢に描かれがちな彼女ですが、「あさき」ではかわいらしい顔で描かれていて
ちょっとうれしかったです。
結局不幸なんだけどさ・・・
葵の上、懐妊エチー翌朝の「殿」呼びと
入ってきた女房に照れているのが、かわいい(W
源氏と心が通うようになって、
「いってらっしゃいまし。」もいいよね。
それだけに切ない最期だけど……
394 :
愛蔵版名無しさん:02/05/20 23:32 ID:O4d45XJM
私も原作から葵の上が好き。
実は、身よりのない女の子を引き取っていたりと
ホントは優しい性格なんだけど、源氏の前ではいじっぱりなんだよね。
「あさき」での唇をベタで塗られた顔が、また美人でした。
江川版でも、登場時はギャル顔で萎えた葵の上だけど
最近は藤壺より美人に描かれていて、密かに嬉しかったりする。
牧版の葵の上は・・・語るのもイヤです。
395 :
愛蔵版名無しさん:02/05/21 02:31 ID:U844I7mM
>393
烈しく同意
江川版では「深窓の姫君は結婚前は男に触れたことも無い」と
しながら、葵の君は経験豊かっぽく描かれていたけど、
矛盾してるよね。というか男の願望そのままかな。(昼は淑女、
夜は娼婦or最初のHの相手は経験豊富なオネエ様に手ほどきを)
昼は淑女、夜は娼婦…
男というのか江川の願望かも(w
葵の上は、元々は朱雀帝の后として入内するはずだったから
帝を繋ぎとめておくあらゆるテクを身につけていそうだよね。
それが、知識や教養の他に夜のテクニックとかね・・・
源氏とは幸せな結婚生活が遅れなかった葵の上だけど
もし、朱雀帝の元に入内していたら、どーなってたんだろうね?
右大臣方の朱雀帝と、左大臣方の葵の上。
源氏ともそうだが、政略ケコーンの香りプンプーン。
女御として大事にされただろうね。
国母になった可能性もあるかな。男腹みたいだし。
一人の女性としては、幸せになれたのかな?
左大臣家系、何気に多産系じゃない?
玉鬘と雲居の雁はバカスカ産んでる。
ガイシュツだけど、精子薄そう&エチー回数も少なさそうで
一男産んで死んじゃった葵の上は未知数。
冷泉帝と新弘徽殿の女御の間は姫宮一人だけ。
冷泉帝、こんな面までもとことん父親似。
400!
夕霧は、子沢山なのにね。
もし、左大臣家系が多産系なら、葵の上が生きていたら
源氏も子沢山になれたのか・・・
401 :
愛蔵版名無しさん:02/05/24 15:55 ID:xZTJFIP2
落葉の宮、不人気だね〜
あまり責めないで・・・夫(柏木)を亡くしてふさいでいるところを
「遺言だから」と押し付けがましくいらん世話を焼かれ
な〜んにもしてないのに周囲に誤解され
あげくには「おぼこでもあるまいし、一発ヤラせても減らんだろう」
そういう目にあってたわけですよ
402 :
愛蔵版名無しさん:02/05/24 17:38 ID:ZxL16Whg
〉401
〉「おぼこでも…」
にワラ。落葉の宮が悪くないことは、じゅーぶん承知。
ただ、雲居の雁との初恋成就が美談、かつ萌えなので、
親友(義兄)の妻である未亡人に懸想する夕霧が
なんか許せないんだなあ。
遺言です、とかカコツケてまでねぇ
403 :
愛蔵版名無しさん:02/05/25 00:47 ID:rlUuEzSY
落ち葉の宮より、あの頃はむしろ夕霧が嫌いだったな。
宮は悪くない・・ていうかむしろ可哀想だった。
404 :
401:02/05/25 21:24 ID:ZQBsasCk
夕霧ってさぁ、親父のような恋愛上手(w に憧れてたんじゃないかな?
もともと固い男だし、初恋を貫いたという「美談」の持ち主でもあるし
あまりぶっとんだことは出来なかった
そこへ、降ってわいたように親友の未亡人に近づくチャンスを得た
「ああ・・・俺って、俺って・・・ハァハァ」
モードに突入したわけだね
親父に対する憧れと同時に「自分はああはならんぞ!っつー反発が
あったのかもしれないね。真面目なヤシほど収拾つかなくなる。
後に、落ち葉の宮と雲居の雁との間を 律儀に一日おきに通うのが可笑しい。
自分は親父の方より、夕霧みたいな男が好みだったりするよ。
何だかんだ言って、夕霧=真面目で不器用な男。
落葉の宮と雲居の雁の間を一日おきに通ったって言うけど
藤典待ってどーなったんかね?
407 :
愛蔵版名無しさん:02/05/26 02:32 ID:82/aPiVc
夕霧もだけど基本的に左大臣家の血筋が好き。
頭の中将も元祖左大臣も葵ちゃんも柏木も夕霧もその他諸々
408 :
愛蔵版名無しさん:02/05/26 02:40 ID:Yg2QOHj2
藤典待にも子供いっぱいだからな夕霧
マメだ…って突っ込み入ってるコマあったよね
409 :
愛蔵版名無しさん:02/05/26 03:10 ID:rDOUinA.
夕霧、本当に雲居の雁のこと好きだったのかね?
義務感のほうが強かったりして…。熟年夫婦になる前からも。
後、もしも紫の上と密通してたら、どうなってたんだろう?
多産系、左大臣方だし。
私も、源氏より夕霧萌えなんだけど、暴走しだすとこわいね、このタイプ。
410 :
愛蔵版名無しさん:02/05/26 13:35 ID:YIX1gvxw
わたしゃ三条の大宮さまも好きでしたよ。あちらの一派では。
411 :
愛蔵版名無しさん:02/05/26 22:42 ID:9kD2Apos
キラワレがちな右大臣一派では、朧月夜が好き。派手な美人系。
右は、女性の方が気が強そう。
412 :
愛蔵版名無しさん:02/05/26 23:04 ID:628ETuxM
私は弘徽殿の太后好きだよ。
言ってることは正論だと思うし。
413 :
愛蔵版名無しさん:02/05/26 23:13 ID:EJA88kaU
柏木が、あさきで、だんだん色っぽく描かれて
くのがよかった。9巻あたりの挿し絵で女三宮へのラブレター?
を散らかして寝てる柏木のカラー絵は美しい。
414 :
愛蔵版名無しさん:02/05/27 21:02 ID:qzynmCMM
元祖の弘徽殿女御、若いときは顔、朧月夜によく似てるよー。
あと、あさきにはでてこないが冷泉帝に玉鬘の大君との間に女二の宮、今宮(男御子)がいるし、
玉鬘自身も子供は多いはずだから、よくよく左大臣家は多産だなあ。
ただ三条の大宮には葵と頭中将しかいないのは、皇女様だから体が弱いのかな?
415 :
鉄男:02/05/28 00:34 ID:qZEoAqaA
私はこの漫画のおかげで関西学院大学法学部政治学科に合格しました。
↑
@古文の成績がよかったから?
A源氏における政治の駆け引きの論文の出来がよかったから?
B誤爆?
417 :
愛蔵版名無しさん:02/05/28 17:52 ID:2ebqSnuo
さらに左大臣方、皇族がお好き。
葵の上は、東宮妃候補だったし(雲居の雁も?)、
柏木や、玉鬘の大君も皇族とケコーン希望。
まぁ右大臣とかもそうだろうけどね。
418 :
愛蔵版名無しさん:02/05/29 02:45 ID:xUAczd8k
玉鬘の大君は冷泉院に参院、
中の君は母親から尚侍の職を譲られ、
今上帝(明石中宮の夫)に入内。
こどもは大君は>414の通りで、
中の君にはいない。
原作では。
419 :
愛蔵版名無しさん:02/05/29 03:31 ID:7ESX8Cjw
こうしてみると、結構原作をはしょってるんだ。
原作の竹河巻あたりの、夕霧と雲居の雁の息子、
蔵人の少将の話って、あさき〜にはないんだっけ?
玉鬘の大君で思い出したよ。
逆にあさき〜独自の話もあるよね?
はしょってるよ〜。
既にガイシュツだけど、女一の宮の話なんかもね。
あ、私も三条の大宮に一票!(w
421 :
:02/05/30 02:40 ID:.KMJRqhE
>418
源氏の縁者同士で帝の寵を争う状態になったのか。
まああんだけ広がってりゃ当然か。
でもナイシノカミだから別に肉体関係にならなくてもいいのか。
422 :
愛蔵版名無しさん:02/05/30 20:22 ID:Jin7YJsA
玉鬘の中の君、明石側との確執を避けるために、
尚侍譲位の運びになったはず。
玉鬘尚侍就任の噂に、近江の君が羨ましがって
兄弟たちに援助を頼む場面あったよね。
あのとき紅梅と一緒にいるのは、柏木でいいのかな。
カワイイ顔立ちで別人に見えるんだけど。
あさき〜内で、一番の成長株は柏木かも。
423 :
:02/05/30 21:51 ID:.KMJRqhE
あの柏木は確かに顔が違う(w
424 :
愛蔵版名無しさん:02/06/01 08:39 ID:2TQnUXmo
カワイイ柏木、葵の上顔。
脇役キャラの紅梅君。
宇治十帖では、とっちゃん坊やな顔してます。
歌ってくれ、紅梅君。
427 :
愛蔵版名無しさん:02/06/02 17:40 ID:4.q57.FQ
>422
それって「わーん、柏木のお兄さんの意地悪ー」って近江の君が泣き出す場面だっけ?
色気出た柏木萌え〜。
これよんで文学部にいったかたいますか?
これはよかった。女三の宮に初夜のちぎりをかわして
「どーのこーのいうことではない」と源氏がいったのが冷たいなとオモタ。
あー懐かしい・・古本屋で探してこよう・・・
連載はMIMIでしたっけ?
「どーのこーのということではない」って?
なんか、原作の話が多くなってくると、浅き〜しか読んでない私には、
よくわかんなくなくなる。。。
原作よんでこようかな。。。
原作読んでみるのもいいですよ。
(と、行っても現代語訳しか読んでないけどね)
最近だと「まろ、ん?」が可愛くて面白かったな・・・
まろ=源氏がエチー後に「しちゃった」ってのがツボでならない(w
>432
大掴源氏物語「まろ、ん」キャラがみんなかわいいですよね!!。
「パパの奥さん、でも、好きなんだ」とか・・・。
あと、柏木が心奪われる表情が私はツボです。なぜ?
「あさき」とはいい意味で対照的です、私はどちらも好きです。
「まろ、ん」いいですよね。
シンプルなのに すごいこだわりを感じる。
まだ読んでない「源氏好き」にはオススメですよ。
「あさき〜」と並行しながら読むのも楽しかったです。
うちではダンナもハマってしまった。
435 :
愛蔵版名無しさん:02/06/07 21:14 ID:uUxKiLsc
>>430 すぐ調べられないですが
セクースされて怒っているというか、ふくれっつらになっているというか
喜んでないのは子供っぽいですよ。セクースしたことはたいしたことじゃないですよ。
というニュアンスに読めたのです。
セクースした朝に侍女からお祝いのおもちがとどけられたと思いました。
大人になっためでたいことなんだからそんなふてくされているのは失礼ですということなのかな。
女三宮が慕っていた源氏とセクースすることは彼女にとってきっと衝撃的なこと
だと思います。源氏はおんななれしているけど彼女は源氏しかしらないのにかわいそうだと思いました。
でもそのあと子猫がとびだして柏木とあって不義の契りをむすんで
子供が生まれて源氏は喜ぶけど柏木だけは罪の意識があって
それがもとで死んでしまうのですよね。
それが第二幕の浮船(?)の源氏の子供たちの話になるんですよね。
こういう源氏物語はしってなきゃいけないと思ったので
できるだけ自分で覚えた記憶で話しています。だから本をみかえすと
自分ってぜんぜん勉強してなかったのだなということがひしひしわかるので
いま本を読み返せません(ちゃんと調べてからはなせよ。よく意味がわかりませんが
そういうことです)
文学部か・・・わたしは勉強のできる女の子の競争率の高そうなところは
うからないと思って家政学部にいきました。
逝きたかった・・・文学部そして源氏物語を研究するの・・・・
もう大概平安時代ヲタになっているので
ちょっと勉強不足なことをかかれたりすると、
すごく突っ込みたくなるんですが、
「まろ、ん」はすごくいいと思います。
ただ作者が男性のせいか六条さんがあんまり
美人にとか同情的に描かれてないのだけがちょっと…
女性は六条御息所が好きなことが多いようです。
当方文学部卒業ですが、
進学の契機になったのは、今思うとあさき〜かも(W
専攻も平安時代の和歌でした。
たしか、動物のお医者さんに影響されて
医大目指した人も結構な数居たんだよね。
〉435
あなたは、女三の宮と紫の上を誤解しているのでは?
「お祝いのおもち」というのは、三日夜の餅ではないでしょうか。
確か、惟光が「そうかとうとう。」と感激していたはず。
後半部分の柏木との下りは、女三の宮で正しいと思います。
私も手元にコミックス無いので心元ないですが。
あなたは海外の方か、若い方とお見受けしますが?
あさき〜って海外でも出版されていたのかな。
440 :
愛蔵版名無しさん:02/06/10 23:37 ID:WmPpzW8w
人文学部の文学科にいったけど、「あさきゆめみし」を知ったのは、入った後です。
ただ、国語学の講義で「源氏物語の文体がぼかした表現で書かれているのは、女性の感性で書かれているからだ。」
と聴いて、高校の時もどかしく感じた思いが氷解したことを今でも覚えています。そういう意味では、露骨な描写の江川版などは、
原典の重要なエッセンスをスポイルしたような感じで個人的には、評価できません。「あさきゆめみし」は源氏の漫画化としては
今のところ、一成功例じゃないでしょうか。
そもそも、江川版源氏は最後まで行くか解らん。
やっと空蝉が出てきたぐらいだし。
個人的には江川の「女君が顔を見られる事」の描き方はイイと思う。
後、「まろ、ん?」の六条さん母娘。
ひしゃげ系の輪郭で、あんま美しくないんだよね〜(苦笑)
私も、もっと美人に描いて欲しかった。
それに対して夕顔&玉鬘は美人に描かれてるね。
江川源氏ってー・・・個人的にはウザイ。
物語の緩急のリズムが、人工的な感じなんだよねー。
原典に忠実なのが、足かせになっているっていうか。
比べて「あさき」は、叙情的に流れているけど、
それ自体を一遍の絵巻・ドラマとして見れば完成度は上だ。
匂宮、カコイイんだけど
気を抜くと男塾顔になってたりする。
男塾顔・・!
匂の宮が、あの有名な台詞言う所まで想像しちまった(W
「まろ、ん?」おもしろそう。探してみよう。
五年位前、源氏を週刊誌風にまとめた本を見かけたけど、
キャラ造形など、多分に「あさき」の影響を受けてるとオモタ
ちなみに自分はあさきでは7巻ぐらいの絵が好きです。
9巻あたりのドヨ〜ンとした絵も好きだけど。
宇治十帖編、顔の描き方に力がなかったーね。
顔に力がないが、房中描写が手慣れてきてると思った。
宇治十帖は、水気がなくってパサつく感じがする。
448 :
愛蔵版名無しさん:02/06/13 09:17 ID:duhjGfdU
中の君が、最初は、かわいく、かつ、きりっとかかれていたのに、
匂の宮と結婚してから急に、たれ目のおたふく顔になってしまってかなしい。
それに、大君も、もう少しかわいく書いてあげればいいのに。
なんか、いかにも幸薄そうだ・・・
実際幸薄かったけど、
中の君は本当に美人に描こうとしたのか顔が安定してなかった・・
田辺聖子の「新.源氏物語」を読んだ時、「あさきゆめみし」とネーム?などが
よく似ているなぁ、あさき…は田辺源氏を参考にしたのかと思いました。が、
文庫本の発行日は昭和59年。単行本がいつ出てたのかは知らないけど、もしかしたら
田辺源氏が大和源氏を参考に…??
村上リウの「ときがたり 源氏物語」では、薫は♪へたくそ、匂宮はとっても上手、
無教養な浮舟は、肉体の快楽に惹かれていく…なんて書かれていて、カワイソウ…。
でも面白いですよ。
「あさきゆめみし」のラストは上手くまとめていて、私はとても好きです。
私が学生の頃はあさき…はまだ描かれてなくて、源氏物語の講読、と〜っても
おトシよりの教授か助教授が淡々としゃべるだけ。
全然面白くなくて、他の学生も、講義のやり方によったら、すごく面白い話だろうに
残念だな〜でした。
絶対、あさき…を読んでたら、源氏物語は面白く読めます。今の若い人達が
羨ましい…。
大和和紀が、どの現代語訳を参考にしたのかが
載っていたサイトがあったんだけど、忘れちゃった。
452 :
愛蔵版名無しさん:02/06/14 12:37 ID:6JwPAuuw
あさき〜と田辺源氏は解釈がよく似ています。
一番顕著なのが、葵の上の死去直前の、「いってらっしゃいまし」のくだりです。
田辺聖子は『源氏紙風船』の中で、オリジナルにはないあの一言を葵に言わせたとき
の解釈についてつづっていますが、あさき〜以外で源氏の出仕に際して葵に何か言わ
せている現代訳は他にないような気がします。
また紫の上救済の物語であるという正編のまとめ方もよく似ています。
どちらが先にパクッたというよりも、大和さんと田辺さんの感性が似ていたので、同じ
ようなキャラ作りになっていったんだというふうに思います。
453 :
450:02/06/14 19:19 ID:???
>452さん
どちらが先にパクッたとか、そういうつもりじゃなかったのですが…。
「田辺源氏」を読んだ時、「あさき…」を小説で読んだような気がして。
〜感性が似ているから、同じようなキャラ作り〜 納得しました〜。
田辺聖子の源氏をパロディにしている本も(ちょっとタイトルが思い出せない)
面白いですね。
沢山の○○源氏の中でも、「あさき」は特に好きだな。
以前、源氏物語のアニメを見たんだけど、
何故か、源氏がヒカ碁の佐為みたいに解き髪だった。
頭の中将も狐顔で、「あさき」を見慣れた自分には、カナーリ違和感。
どちらが原作に忠実なのか分からんけど。
「あさき」は絵巻と同じ構図のコマがあるのが嬉しい。
「あさき」->原作+絵巻の順で読んだんだけど、絵巻だけ見ても
「あ、この絵はあのシーン」ってわかる絵が沢山あった。
おかげで二千円札を見た時は大笑い。普通あんなシーンをお札に
使うかな。(w
457 :
愛蔵版名無しさん:02/06/15 18:21 ID:/xhOQE/2
時髪はだめでしょう。
髻はなっちゃってるみたいなものだろうし。
458 :
sx:02/06/15 18:24 ID:qp7ynO7k
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アニメ映画の六条さん、美人だった記憶が・・・
瓜顔頭中将といえば、千年の恋のサーファー焼け頭中将もちょっとな〜
風間トオルは嫌いじゃないんだけどね(爆)
あさきの頭中将のイメージが強くてダメでした。
今年の初めにホリ・ヒロシ人形絵巻展に行った。
源氏物語を題材にした作品が中心だったんだけど、中でも六条御息所の衣装が
「あさき」と同じ蜘蛛の巣柄だったのに萌えてしまいました(爆
例の「嘆きわび 空にみだるる わが魂を…」の歌もあしらってあって
インパクト大でした。
(そういえば岡田嘉夫の六条も蜘蛛の巣柄だったな…定番なのか?)
文庫7巻のあとがきに
岡田嘉夫のも田辺聖子のも参考にしたとか書いてあったような
462 :
愛蔵版名無しさん:02/06/16 15:12 ID:hrQAVJqo
よかった、紫の上きらいな人もいるんだね。
私も嫌いだ。他の女人に比べれば恵まれてるはずなのに
悲劇に酔いしれてるから。
463 :
愛蔵版名無しさん:02/06/16 16:43 ID:avLePp22
嫉妬に狂って、花をむさぼる御息所萌え。
アニメ映画、ソバージュの御息所だったら見たことある。
芥子の香りが消えない、とブツブツ言いながら
邸内の池で髪を洗いつづけるもの。
464 :
愛蔵版名無しさん:02/06/17 00:41 ID:kRHtYXDw
〉456
2000円札、源氏が出家した女三の宮を訪れる場面の文章と、
源氏たちが冷泉院に参上した場面の絵なんだよね。
多分、源氏を配したくて選択されたと思われ。
雲居の雁が、夕霧の背後から手紙を奪い取る場面、
あさきまんまのがあったなー
>よかった、紫の上きらいな人もいるんだね。
私もあんまり好きじゃなかった。できすぎで(w
原作の読んで評価が変わったけど。
源氏、紫の上カップルは別格っつーか、
出来過ぎでも気にならなかったな。
感情移入はできないけど。
つか紫の上好きにはなれんけど
気の毒な女性だとは思う
>464
いくら源氏を配したかったからって、若紫とか他にも
いい絵は沢山あるだろう。
なにも不倫男と隠し子の対面図なんてお札に
せんでも(ww
二千円札、せめて紫の上死去直前の、
源氏と明石の姫君が来る所の絵が良かったなあ。
「ヒュウマ」と言いそうな紫式部にもワラタ
長いこと病床に付いている人は、死ぬ直前に
ほんの少しだけ、持ち直して、そのまま危篤になってしまうと聞きました
紫の上がやっとこさ身を起こしたのもその最後の持ち直しだったんでしょうね
それを、源氏は元気になったのだと・・
471 :
愛蔵版名無しさん:02/06/19 13:07 ID:WJIMkxB6
紫の上は、出家を許されずに死んでしまうよね。
持ち直しを回復の兆しと思うといい、三の宮降嫁といい
あの辺りは、自己中源氏にウンジャリしたもんだったYO!
死んでから大切さに気付いても遅いんぢゃ〜!
472 :
:02/06/19 13:42 ID:h2xi2yjw
そこら辺のフォローの為か、今まで関わった女たちが
見開きでドーンと出てきて、源氏に礼を云わせてる。
それもなじめないなあ。
中年(当時は老年か)の嫌らしさ=イヤラシサ全開、甘えん坊で
ひとりよがりな源氏が実はひっそり捨てられていく・・・
瀬戸内源氏は妙にリアリティがある。
473 :
:02/06/19 17:10 ID:h2xi2yjw
472の 礼を云わせてる、はまんがの作者が、という意味。
>472さん
>ひとりよがりな源氏が実はひっそり捨てられていく・・・(藁
ひっそり捨てられてても、気付かない源氏はおめでたい。
>472さん
私も見開きドーンの「私が愛した女たちよ…」みたいなシーン
結構引いた。
見開きドーン(ワラ
末摘花と源典侍(?)が、さりげな〜く顔が
見えないように書かれていたね。
見開きドーンはいかにもラストだなあって感じだった。
それと明石さんがあの世で紫の上と逢えただろうかとか言ってたけど、
紫の上はいい加減げんなりして逢いたくないんじゃなかろうかとも思った(w
479 :
:02/06/20 00:18 ID:pZS.8jko
472です。煽られるかな、とドキドキものだったんですが
源氏は出家しても悟りきれないまま、ある意味おめでたいまま(W
終わったのかもしれません。
偏屈で変わり者、と妻にも云われていた明石の入道と対象的ですね。
480 :
愛蔵版名無しさん:02/06/20 00:20 ID:bx2STLkA
>>479 終わったんじゃなくて もう終わってたんです(ニコッ
なんか最後のほうは、昔の回想シーンばっかりで、盛り下がったよね。
源氏が紫の上に死なれて、いかにへこんでいるかを、ひたすら回想することで
あらわしてるんだろうけど、正直、最終回あたりが、回想シーンのオンパレードだと
どんな漫画でもうざいなあ。。。
ラスト近辺の話で盛り上がっているので外しそうだけど
皆さん、いろんな現代訳やマンガ版読んで、
玉鬘の扱いってどう思います?
自分が占いで「玉鬘」って出るせいもあって、
カノジョがどの時点で髭黒を愛し始めたのか
それとも宇治の時点でもまだ愛してないのか
ものによって解釈違うので
すごく気になるんですよねー。
好き嫌いで言うと「あさき」の玉鬘はかなり好きですが。
483 :
愛蔵版名無しさん:02/06/21 13:44 ID:4fvnFQ6k
私は玉鬘が一番好きです。
凛としていて、たおやかで美しい。
あさきでは、髭黒が北の方や、子供たちのことを、自分に話さずにいたことを
しったとき、髭黒の本当の優しさに気がついた・・・ということですよね。
その時から、髭黒に心を開いていったのでしょうから、愛し始めたか・・・と
いったら、もう少し後?
紫式部は玉鬘を理想の女性として書いたと、学生の時講義で、聞いたような気も
するし、何かの本で読んだような気もするのですが…。
485 :
愛蔵版名無しさん:02/06/21 22:50 ID:Dc6XQm9s
紫の上を理想の女性としてたんじゃないんですね。
あさきでは、運命に翻弄されるようでいて、
その中でしっかりと自分の道を踏みしめていく女性
として描かれていたようですが、
そんな姿を理想的としたのでしょうか。
玉鬘はシンデレラストーリーだもん。
あさきでは原作にあった、どっちつかずの中年玉鬘はカットされてたね。
まぁ、ここの部分は紫式部が作った話じゃないらしいけど
大和和紀も玉鬘好きだったみたいだからってのもあるのかな?
ちなみに、玉鬘が一番糞な扱いを受けているのは
映画「千年の故意」にケテーイだよね?
>486
映画板でも話題だったよそれ・・>千年の請いの玉鬘
どんな扱いだったの?未見なのでスマソ
揚羽の君って何やねん!と予告を見てオモタ記憶はあるのだが
>488
映画板のスレ貼りたい所だけど丁度移転で二つとも行方知れずになっちゃった
んだよね・・
いきなり出てきて「源氏の愛人」扱い、庭の池で全裸で水遊びしたしてた>玉鬘
紫の上と源氏の玉鬘関連の会話がまた失笑もので
「玉鬘殿のお肌を愛でなさっていたとか・・男の方の愛というのは・・」
「なんじゃもうしてみい?」
「愛撫だけなのですね」
とか何とか。
おまけに玉鬘役の役者まで「源氏の愛人の玉鬘をやることになりました」とか
言っちゃってる始末で、ツッコミ出したらキリのない映画だった。
490 :
:02/06/22 03:13 ID:MPB96IuY
紫式部が草葉のかげから暴れ出しそうな内容ですね。
確か、その映画の脚本家って「北京原人」の人では?
491 :
488:02/06/22 04:50 ID:???
〉489-490
産休です。本当に式部が暴れかねない(W
あさき〜で中年の玉鬘も描くとしたら、どんな感じだろう?
その時は、雲居の雁とも手紙やり取りするよね?
宇治十帖で名前は出ても、姿が出てこないのが若干悲しかったですた。
492 :
482:02/06/22 20:43 ID:???
おお!色んな方からレスが!
オアリガトウゴザイマス
しかし千年の恋はコミック版しか読んでないのですが
かなり(゚Д゚)ポカーンな内容でした。
映画版もかなりなシロモノだったようですね。
>>488さん
そうそう、わたしも出ないの残念でした。<中年玉鬘
玉鬘はともかく、あさきで描かれてる髭黒がやだったなぁ。
奥さんや子供のことぜんぜん考えないで恋に突っ走っちゃうし。
工事の音が聞こえるほど家のすぐそばで愛人の家作られたらそりゃ気も狂うはな(w
>>493 いや、それ言っちゃうと
女ぞくぞく住まわせるの前提で家を建てる源氏なんてw
よくも狂人が出なかったものです<六条邸
495 :
愛蔵版名無しさん:02/06/23 21:02 ID:CzehTmuQ
千年鯉、裏切られる紫の上を描きたかったのかね?
だとしたら、相手玉鬘じゃおかしいよね。
髭黒も夕霧も、根はまじめで実直タイプだけに
走りだしたら止まれないんだろうね。ヤパリ、源氏とはチョト違う
>495
いや、千年の恋は裏切られるとかそう言うのじゃなく、
映画自体がギャグで構成されてましたから何とも・・
497 :
愛蔵版名無しさん :02/06/23 23:53 ID:nHovWyFc
やっぱり評判悪いんだね、専念の鯉。
源氏物語はかなりの長編だから2〜3時間の映画では難しいのでは・・・とは思っていたけど。
玉鬘が愛人ですか、はぁ、いやよくできてればいいんですけどね。
個人的には紫式部が美人という設定にもうすでにひいてしまった・・・
結局、源氏は女の扱いがウマかったんじゃないのか?
あさき〜だと、匂宮が「源氏みたくなりたい!」っていきがってたけど
ヤシも結局、恋愛に対しては自分の赴くまま突っ走ってたね。
私は、専念の故意を映画館で見て、笑い死にしそーになったんだけど
帰りに「若紫が、許可無く拉致られたけど、アレっていいの?」
って、OL二人組が語っていたのを聞いたら引いてしまったyp.
しかし…あの映画の明石女御は、えなりかずきの女装にしか見えなかった・・・
評判悪いですね〜 千年の恋。
私は見ていないんだけど、別の意味で見てみたくなったよ。
500 :
:02/06/24 10:13 ID:azpMLINQ
500ゲット!!
おめでとう!!
502 :
愛蔵版名無しさん:02/06/24 23:57 ID:6752NHlY
髭黒に抱き締められてる玉鬘、
髭と腕毛でジョリジョリ不快→縦線マサーオ
…と思った私は逝ってよし(W
>502
髭黒のような人を見ると
「汁物を頂く時はタイヘンそうだよな〜」と
思う自分がいるがお供致しましょう(w
504 :
愛蔵版名無しさん:02/06/25 06:10 ID:mVy1awWw
>>501 おくればせながらありがと!
色んな殿方出てくるけど、誰だったら幸せかなー?決められない。
う〜〜〜ん・・・ 難しいなあ・・・ 誰かなあ・・・思いつかない。
あの時代、どんな殿方のもとに行っても、嫉妬に苦しみそうだ・・・
数ある女性たちの中で「一の人」になるのが、一番いいのかなあ・・・
でも、たとえ「一の人」になれたとしても、私はあの時代ではやっていけない。
それこそ、髭黒の妻のように、狂っちゃうよ。
あの時代の女性はすごいよね。
夫が女性のもとにおしゃれして通うのを、三つ指突いて、「いってらっしゃいませ」
って送り出すんだよ。
夕霧がいいんじゃないかな。
最初から本気で惚れられてたら問題なし。
507 :
愛蔵版名無しさん:02/06/25 14:28 ID:HsvvSYMU
>506
でも、マジメで自分に一途だった夫が、他の女に狂うと
ある意味、一番つらくない?
女二ノ宮の件がなければ、夕霧が一番だろうけど。
508 :
:02/06/25 18:21 ID:???
>507
そうだよねー。
初めて読んだとき「あの夕霧が!」って
かなりショックだったもん。
でも夕霧が一番好きな私・・・。
あの時代の女性たちはホントに凄い。
だからあの時代に生まれたらきっと朝顔みたく
悟っちゃうんだろうな・・・私は。
でも、惚れた男を自分の信念の下に突っぱね続けるのも
かなり辛いのかも・・・
この時代に生まれて良かった・・・
510 :
愛蔵版名無しさん:02/06/26 02:43 ID:M13JOwLA
冷泉帝かな?
511 :
504:02/06/26 03:11 ID:QZTK./mc
アラ、云われてしもた。
東京は1日中雨で、丁度「雨夜の品定め」によろしいかと話題を振ってみました。
私も冷泉帝が好きなの。桐壷帝も慈父そのものでイイ。(若き日の情熱振りも!)
この二人が一番「帝」らしい。名君だし。バランスがいいのね。
秋好む中宮も幸せだったのではないかしら。(そういえばこの人を嫌いだという
人、聞いた事がない。私もこの人も好き)このカップルが理想的だと思います。
512 :
愛蔵版名無しさん:02/06/26 03:36 ID:Zrf8WmvE
だねー。母親がああだっただけに、幸せになって
本当によかった>秋好中宮
513 :
愛蔵版名無しさん:02/06/26 15:26 ID:np0SMtZw
もしも、もしも源氏が六条の遺言を守らず、
秋好を愛人にしちゃったら…
六条、化けて出ただろうね。
してなくても化けて出てたような。
515 :
愛蔵版名無しさん:02/06/26 22:43 ID:jebk2gI2
うん。でてた。でてた。
桐壺帝と桐壺の更衣の恋愛話も結構好き。
月読のくだりは、あさきオリジナル?
誰かの現代語訳にもあるのかな
遅レスだけど、どの殿方に囲まれたいかって?
やっぱ、不器用で几帳面な夕霧かな?とりあえずマメだし。
本性知らなければ、薫でもいいと思ってる自分は少数派?(爆)
冷泉帝&桐壺帝のミカド2TOPだったら、桐壺帝かな?
冷泉帝って良さげなんだけど、ちょっと印象薄い。
原作だと晩年の秋好&弘徽殿の扱いが可愛そう。
月読のくだり、オリジナルですよ。
518 :
愛蔵版名無しさん:02/06/27 02:37 ID:ie57BVqc
>>517 えええ???
そうなの??
晩年の秋好むと弘徽殿かわいそうなの?
可哀想っつーか、秋好ちゃん嫉妬に狂うババアになるよね。
あさきでは夢を壊さないままあの儚げで可愛らしいままでいてくれて良かった。
520 :
516:02/06/27 02:51 ID:???
〉517
ありがとう。ヤパーリオリジナルなのね。
更衣が、桐壺帝と初めて出会った所とか好き。
得体の知れない男と夜毎会っていていーんか、と
突っ込みたくもなるけど(W
521 :
愛蔵版名無しさん:02/06/27 03:01 ID:3X6nCoqE
秋好、やっぱり血は争えない?
522 :
愛蔵版名無しさん:02/06/27 03:21 ID:YyXpZ6Dg
んだな(w
523 :
504:02/06/27 05:08 ID:J3hyT49s
>>519 あくまでも「あさき」限定での話なんだけど。秋好さん、「源氏物語」
ではどうなっちゃうのでしたっけ?せっかくときめいていたのに
若くして帝位を譲り、後は帝共々「敬われるが世間からは何となく’隅に
置かれる’感じ、時流の真中にはいない」というポジションになって
いく・・・ってことでしたか?明石の君一族の勢力が太く真中に据えられ
後の世まで続いていくのですね。もう2度と真中に踊り出る事はないのですから
無念でしょうね。
524 :
愛蔵版名無しさん:02/06/27 12:49 ID:PtZAbsAQ
玉鬘の娘で入内して御息所になったのを、嫉妬していじめちゃうんだよね。<秋好&弘徽殿
それを母の玉鬘が不憫がって、薫に愚痴る。それを薫は「そもそも宮仕えなんてみんないじ
めの巣窟なのに、そんな覚悟もなくて娘を出したんですか?」とかいうすさまじい一言で竹
河が終る。
やっぱりあさき〜では元の優しいイメージを壊さずにいてくれてよかった。
玉鬘の後家のふんばりは見たかった気もするけど、雲居の雁も息子かわいさでやなオバハン
と化すしね。あさきは良いところで終っててよい。
525 :
愛蔵版名無しさん:02/06/27 20:27 ID:Fs5Tg6SQ
秋好の、絵合わせや季節勝負などの雅なイメージがガラガラと……
新弘キ殿の女御も、元祖とは違って可愛らしい感じだったのに
やっぱ、あさき上手くまとめてるよ。
玉鬘の娘に執着するあたり、さすが源氏の息子さんだ>冷泉帝
やっぱ、自分より年上の妻達よりギャルだよなー。
527 :
愛蔵版名無しさん:02/06/28 00:46 ID:7MdMM.Hk
後宮はイジメの巣窟だけど、
紫の上たちは友情を育てていったよね。
これは後宮じゃないから出来たのかな?
ちなみに、あさきの明石の御方が
紫の上よりず〜っと年上に見える私(ワラ
いやー、あさきじゃ明石の扱いがかなり良くて友情育ててたけど、実際(源氏物語)
はそうでもないでしょ。
529 :
愛蔵版名無しさん:02/06/28 07:34 ID:/kj4RQAo
反対に云うと、「源氏物語」はリアルな視点が隅々まで行き渡ってる。
どんなに突飛な設定でも、そのおかげで現実感を持てる。
シェイクスピアの戯曲のように、後世の作り手を刺激し、自分の「源氏物語」
を作りたくさせるんだと思う。読み手にとってもそれは同じで、いかようにも
「自分読み」を許し、それでいて少しも目減りしない「大きな物語」なんだと
思う。いくつになってもこの古典から色んなものを掘り出せて飽く事を知らない。
明石の上と、紫の上。
紫の上が、なさぬ仲の明石の姫君を引き取って育てたことを
すごくほめられてるし、明石の姫君まで、育てのお母さまマンセ−だけど、
一番かわいい盛りの自分の娘を、他人に渡した明石の上のほうが
ずっとすごいと思う。
531 :
愛蔵版名無しさん:02/06/29 00:38 ID:5g6v6bjk
>530禿同。
でも明石はあさきでは結構重要視されているね。
原作の方だと影薄いかも・・・
>あさきの明石の御方が、紫の上よりず〜っと年上に見える私(ワラ
解る。紫の上より顔立ちが落ちついてるし・・・
橋本版では紫の上より、明石の君の方が年上の設定。
明石の女御って、ホント育てのお母様マンセーだよね。
そのマンセーぶりを見てると、私はホントに明石の君が気の毒に思えてくる。
>530
あさきを読んでから、現代語訳を読み始めたんだけど
例えば人が死ぬシーンなんて、結構あっけなくて驚いた。
533 :
愛蔵版名無しさん:02/06/29 19:47 ID:Ao2tUAZo
いくらでも自分読みが可能な作品において、
あさきは一つの解釈を提示した訳だよね。
連載開始から約20年、今でも読者が居り、
こうして感想を言い合えるのって凄いかも。
随分マンセーレスだけど許して。
汲めども枯れない泉のような「源氏物語」。マンガでも現代語訳でも
挑む人は勝ち負けでなく、すぐれた解釈を提示しないとしぼんだ「源氏・・」
になるし、押しつぶされ、冴えない表現者になってしまう。
「あさき」は成功の部類に入っていると思うが、ちょっと不満もある。
困った子、近江ちゃんの扱いなんだけど、あれは貴族社会の歪みを見据えた
冷徹なエピソードと捉えているので、作者がサッサと終わらせようとしてる
節が見えて、批判とか楔を打ったエピソードに見えないのが残念。
535 :
愛蔵版名無しさん:02/06/29 22:35 ID:Z6X1pkx2
>534
近江の君って、現代語訳では(私が読んだのは円地文子版)
教養がないなりに一生懸命頑張ってる、って感じに描かれてたから
可哀想だった。やれやれ変な子だこと、って感じでフェードアウトされてて
その後のフォローなんもなしだったし。あのまま飼殺しだったらひどすぎるよ〜。
あさき〜の近江ちゃんは、その後の町での生活がちょろっと描かれてたから
多少、救われた気がしたよ。
536 :
愛蔵版名無しさん:02/06/30 00:52 ID:T9/HnR0Q
実は、町へ帰った近江の君が一番幸せなんじゃなかろうか。
あさきでは五節の君、乳母子みたいな設定なんだよね。
あさきの近江は、玉鬘との比較の上でも、
割とコミカルに描く方法を取ったのかな。
大和さん、伊勢物語とかも書いてくれないかな
源氏→伊勢で安易なのは分かってるんだけど(W
でも章段ごとを繋げるのが大変かな
近江の君の、ちょっとしばった髪の毛萌え。
あさきに近江の君って
ちょっと前のガン黒コギャルみたいなイメージあるな。
確かに窮屈で、やれ身分の問題とか色々と気苦労が多くて
明石の君・浮舟・玉鬘(も?)あたりなんてホントに幸せなのか解らんし。
町に帰った近江の君は、その点幸せかもね。
539 :
愛蔵版名無しさん:02/06/30 18:06 ID:l2ZOF9lI
うん、ガングロギャルのよう(W〈近江の君
頭中将がからかって、歌を書かせる所で
はしゃぐ近江にニコニコ顔でウムウム言っているのが
可笑しくもあり、腹立たしくもあり。
540 :
愛蔵版名無しさん:02/06/30 22:55 ID:wKec5CoE
源氏物語の中で男を選ぶとしたら、頭の中将かも。
浮気はしても一番精神が普通っぽい。
541 :
愛蔵版名無しさん:02/07/01 07:28 ID:8D7g.vVE
うん、頭の中将いいよね。
近江ちゃんのことを面白がってるあたりが好きだし、
唯一須磨まで源氏に会いに行った漢。
でも、ことごとく源氏に負けるように仕組まれてる<頭中
頭中将好きだ!その父ちゃんの左大臣も・・
左の藤原家は何気にみんな好き。
544 :
愛蔵版名無しさん:02/07/02 00:36 ID:EWRdgS.A
牧美也子の「源氏物語」では1章近江の君を主人公にしてるよね。それでは親元に引き取られるまで一人で近江の市で扇売りしてたくましく生きてるの。
結局最後、やつぱり貴族の世界になじめなくて近江に帰って幼なじみの漁師だか船頭だかと結ばれる、という結末。
牧版は余り面白くなかったけど、その章だけはけっこうすきだった。
夕霧に囲まれたいと書いたけど、頭中将好きだす。
源氏に負けるように仕組まれてるのと見てると
応援したくなってしまう(w そして何気にコメディ要員だし。
しかし、近江の君のかーちゃんって、
思いっきし身分が低そうなんだけど、好奇心でいたしたのだろうか…
もし、近江の君が町に帰らないで京に残ってたら
ミーハーでたくましい女房になりそ。
546 :
愛蔵版名無しさん:02/07/02 03:46 ID:udIMgK4w
頭の中将は漢だよね。
源氏と区別する為?とはいえ、白抜き金髪で
描かれていたのがチョトジャンネン
かといって髭黒みたいでも嫌だけど
源氏の運命を引き揺るがす女性、例えば義理のママン・藤壺とか、色っぽい
朧月夜、典雅で芸術サロンの女王・情の深さが痛ましい六条サマ・・もイイんだが
同時に近江ちゃんとか末摘花さんとか源典輔さんっていう「規格外」な人も好きなの。
「あさき」の末摘花の嘆き、返り咲いた源氏が又どこから出してきたの、な
セリフ云うんだが許せる。ホッとしますた。六条邸の彼女、チラッとギャグ的
出番しかないが、個性の強い姫サマであり続けてて、よろし。
源典輔さん、御髪を下ろされていたが、長年の恋人とのお別れがもし書かれていたら
きっといいドラマになっていただろうなあ。で、源氏にチラッと会った場面の
「もう歳を取り過ぎて(そちらの道は)だめですのよ」発言だったら、こりてなさ
かげん〜の笑いが倍増。達者なオババサマ、幸アレ!三者の逞しさが好きだ。
>夕霧に囲まれたいと書いたけど、頭中将好きだす。
大量増殖した夕霧にかごめかごめされてるところを思い浮かべちゃたーよ!
囲われる、だね。囲うと囲むは違うやーよ。
549 :
545:02/07/03 00:59 ID:???
>囲われる、だね。囲うと囲むは違うやーよ。
ゴメソ。間違えたよ。
でも、夕霧が大量増殖したら、雲居の雁・落葉の宮・藤典待のトコに
それぞれいずっぱりでしょうな・・・。
>源典輔さん、御髪を下ろされていたが、長年の恋人とのお別れがもし書かれていたら
>きっといいドラマになっていただろうなあ
それ、読んでみたいね。
550 :
愛蔵版名無しさん:02/07/03 04:41 ID:3B/99cz.
カゴメカゴメ夕霧(W
ローテーションで、毎日違うのが訪ねてきたり。
源典侍(ダッケの長年の恋人もイイなあ
彼女を束縛しない、でも一番理解してくれる感じ
551 :
愛蔵版名無しさん:02/07/03 05:50 ID:7uuMJ.Gg
>カゴメカゴメ夕霧(W
>ローテーションで、毎日違うのが訪ねてきたり。
ワロタ〜!夕霧は一人でもあんなにマメなのにさあヽ(´ー`)ノ
552 :
547:02/07/03 07:52 ID:ml33GZ7Y
「あさき」の中で一番イイ男、オババサマの長年の恋人の修理の大夫(すりのかみ)
かな、という気がしてきた。
このお二人、「・・練れておられる」(頭中:談)だけでなく現在の目から見ても
相当進んでおられます。
ふぉっ、ふぉっ、ふぉっ、てね。
554 :
愛蔵版名無しさん:02/07/03 19:23 ID:lXPFLTjc
源典侍が出家したのは修理の大夫が亡くなったからなのかも・・と思える。
547さん、なんか(・∀・)イイ!
源典侍と修理の大夫って、今だったらシルバーカップルしていて
巣鴨のとげぬき地蔵でデートとかすんだろうな・・・
でも、源典侍はジャニとかも好きだったりするんだけど
それをニコニコしながら見ている修理の大夫の図が思い浮かぶYP
それにしても「・・練れておられる」は名言だ
556 :
愛蔵版名無しさん:02/07/04 02:42 ID:klYXQAJM
修理の大夫マンセー!
オババサマ、若い頃は、かなりの美女だったのかな。
ところで、若駒と森の下草の歌って、相当エロイよね。
初読の厨の時には、分からなかったものだ。
557 :
愛蔵版名無しさん:02/07/04 16:24 ID:el11AdJI
宮廷一の美人だったらしいね>オババサマ
558 :
愛蔵版名無しさん:02/07/04 16:28 ID:tnTHXdiI
中世の人間はロクに風呂に入らないわけで死ぬ程不潔なのれす。
だから香が発達したわけだが。
芥川龍之介の短編読んだら、確かにトイレ事情とか、
ひきますわな。おまる使ってたんだよね。>源氏もか?源氏もなのか?
とてもじゃないが69なんか出来なかったろうな…。
>>559 か、考えちゃダメだその辺の事情は・・
トイレなんかなくて侍女におまるみたいなのを持ってこさせて、几帳とかで
ちょっと隠したどこでも即席トイレで用を足して、その足したモノを家来に
処分させてたなんて考えちゃダメだ・・・
562 :
愛蔵版名無しさん:02/07/04 17:37 ID:jxDlEe/c
冬の夜など、わざわざそれを鴨川まで?流しに行けず、部屋に置いてあると、
室内の薫物と混じって臭ったと思われるが…そんなことは、考えちゃダメだね…
ところで「落窪物語」の落窪って…現代風に言えば「お便所物語」になると
気付いて、がぁぁぁぁん。
563 :
愛蔵版名無しさん:02/07/04 17:50 ID:XSmors.Y
所詮平安時代なんて雅やかだと思われてるが実際は不衛生で疫病の巣窟。
外に出れば死体が転がってる始末。
あんま深く考えないようにしようや…
564 :
愛蔵版名無しさん:02/07/04 17:58 ID:tnTHXdiI
平安貴族の平均寿命は男性35歳、女性27歳。
医療技術も無いに等しい上に不衛生なもんだから
ちょっとした食中毒とかでもコロっと逝きそうだ。
女性の寿命が低いのはお産の為でしょうな。
ごく最近までのインドみたいに。
565 :
愛蔵版名無しさん:02/07/04 23:07 ID:9QBT/zh6
>561 か、考えちゃダメだその辺の事情は・・
激しくワラタ
>563
光明皇后だっけかは、施薬院をつくって
貧民救済したけどね。平安時代に入ってから
そういうことした中宮皇后って聞いたことない。
自分たちの華美や雅に走っちゃって、そういうことって
おざなりになってたんだろね。それがまちがってるとは
言わないけどさ。
あさきで、明石女御が今で言う小6くらいで出産して
無事だったってのが驚いた。
だいぶ年代が下った「利家とまつ」の
まつも12歳で出産だっけ?
昔の人の年齢は、1.5倍して考えろって聞いたけど
それでも明石女御は高校生ぐらいだよね。
当時は14・5歳が女盛りと言われていたようだけど
それ考えると、宇治十帖は平均寿命全うする寸前の年代の話だね。
大君も早死になんかじゃないぞー
つまりロリコンの走りだった、と。
>563
いや〜、中世のヨーロッパに比べればまだましな方かと。
一応、平安京の頃から下水道はできてたらしいし。
向こうは窓から捨てますからね・・・汚物を・・・
570 :
愛蔵版名無しさん:02/07/05 01:11 ID:Umi2cWto
渡殿トイレ説なんてのも聞いたことあるぞ・・・
お風呂って、そう言えば蒸し風呂みたいなやつだったんだよね
>569
傘と高いヒールは必需品だったらしいね・・
いや、どっちも汚いことには変わりないけど。
想像するとオエ・・
>562
えっ落窪ってトイレじゃないでしょ??
ただ普請が悪くて床が下がってる部屋なのでは…
スレ違いsage
573 :
562:02/07/05 02:27 ID:f/sXlF4Y
>572さん
落窪…床が下がっている部屋に、樋箱(おまる−洗ったもの−)を置いていたと、
何かで読んだような気がして。 その時「お便所物語」と頭の中に強烈に
インプットされてしまって…。 勘違いしたのかも知れないです。
「樋殿」がトイレのことですね。
スレ違いの上に、ヘンなこと書いて、ごめんなさい。
>562
落窪、普通は床の下がった部屋だろうけど、窪は女性器の隠語だよね。
それに落がつくと・・・まあいいや。
576 :
愛蔵版名無しさん:02/07/05 10:19 ID:7sih4FaI
>>575 で、次の日はお互い下痢が止まらず…オエッ
それがもとであぼーん。
>>545気にしない!517みたいに素で間違えてるヤシもいるからさ(WW
578 :
愛蔵版名無しさん:02/07/05 11:40 ID:Y9rL5g..
俺が工房時代の頃の話。
今は亡きばあちゃんが「あさきゆめみし」を妹(当時消防)の部屋で見つけて大慌て。
「女の子がこんな本を読んでもいいのかい?」と俺に相談してきた。笑
確かに明治生まれのばあちゃんからみりゃあ、発禁モノの内容に思えたんだろうなあ。
あの頃の生理用品ってどんなんだったんだろう…とふと思った。
580 :
産婦人科勤務:02/07/05 14:59 ID:2RuJ8oMk
>579
期間中は藁のようなものの上に座って
その藁は焼却してたらしい
もう少し時代が下ったあたりでは
木でできたタンポンのようなものを使用していたらしい
そんな話しを聞いたことがある。
なんにせよナプキンができたのはごく最近〔〜昭和〕だと
記憶している。〔間違ってたらゴメンね。m(__)m〕
581 :
愛蔵版名無しさん:02/07/05 18:45 ID:s6EmQXTA
>578
そりゃぁ明治生まれの人からみたら、とんでもない本だと思ったのでは…?
戦前の「源氏物語」は、冷泉帝が源氏の子とか、薫が柏木の子、などと
いうことは、一般人が読む本では、隠されてたらしいね。
母(70代)も、戦前は伏字だらけで、皇室に都合の悪いことは、隠してた
から、薫が柏木の子ということは、昔は知らなかった、と言ってたけど…。
(あの頃は漫画がないから、母が読み取れなかっただけかもしれないけど)
ホントのところはどうなんだろう? そんな頃の事情知ってる人、いないかなぁ。
>とてもじゃないが69なんか出来なかったろうな…。
>江川源氏ならやりかねませんぞ。
江川源氏、立ち読み程度なんだけど桐壺がフェラしてなかったっけ?
平安時代にフェラはない」と2ch?で突っ込まれてた(w
後、空蝉とエチーの際に股の間から源氏の顔の上が出ていたような。
584 :
愛蔵版名無しさん:02/07/06 00:52 ID:w5M0zwLs
牧野源氏でも六条御息所が源氏のを「飲み干した」よ。
>583
>平安時代にフェラはない」と2ch?で突っ込まれてた(
ホント?やはり腹下しを気にしてか・・・
いや、でも無いとは言い切れなさそう、単純な行為だし
誰か思いついて絶対やってると思う。
メジャーじゃなかっただけで。
586 :
575:02/07/06 02:25 ID:???
初期しかよんでないからなあ。それも記憶のかなた。
江川ならツラッと描くだろ。寝屋の奥義なんて、主上のもとに上がるのだから
絵巻物でお勉強していた筈<姫様
そこに該当しない性技でも、深いご寵愛受けて睦みあう二人なら編み出すと思う。
ま、それにあれほど頻繁に性愛を交わす源氏と女君だからなあ、絶えず清潔に
してたろうし、風呂だってサウナ風呂だけじゃないはず。
チーズなんかも食べてたろうし、腹下しをしょっちゅうやってたら訪れる機会を
棒に振ってしまう。育ちの良い人達ばかりなので、いくらなんでも腹下しで命を
落とす登場人物は出てこないだろう<源氏物語。
587 :
581 :02/07/06 18:42 ID:K9SvJ/Xc
>582さん
不敬罪といえば、壬申の乱のことも、ごまかしていたらしいですね。
ホントに面白さ半減ですね。
生理用品の歴史…面白かったです。ありがとう!
箱迫(はこせこ)って、七五三の着物の帯にはさむアレではないですか〜。
お茶席の時、お菓子を置く懐紙だとウチの母は教えてくれたのですが
ホントのこと知ってても、子供だと思って誤魔化していたのかなぁ??
初めて、そういうものだと知って、な〜るほど、と思いました。
588 :
愛蔵版名無しさん:02/07/06 21:58 ID:takcFilY
みなさん物知りなので、このスレ読んでると勉強になります!
私は「あさきゆめみし」にハマッて国文科に進みました。王家の紋章を
読んでエジプトにも行きました。かなーり漫画に影響されてます。
源氏物語は授業で若紫の部分を原文(今の文字に直したのではなく、
平安時代に書かれたあのミミズがのったくったような文字そのまんま)
を読まされました。もちろん、今ではもう読めません(w
薫の君は生まれながらにして、身体から、いい香りがしていたって、一体どんな
香りだったのだろう? 普通に考えたら…体臭?? 昔の人と現代人の、いい香り
の感覚が違うかもしれないし。「あさき…」の中にも具体的な香りの説明は、
なかった様に思うのだけど…。
590 :
愛蔵版名無しさん:02/07/07 17:59 ID:oC3hPEjM
香りの強い梅の木の下に立っていても、薫がいるってことが香りで
ばれてしまっていたよね。
私は、薫の体臭=花の香り、と勝手に脳内変換。
>590
咲いてない梅の木→いいにおいが→薫がいる
て感じでバレたんじゃないっけ?
しかしウン十年間生きてきて花の香りの体臭の人にはいまだかつてあったことありませんな(ワラ
「イイ匂いがする」の男って、匂宮みたく後から香りをつけてるか
結局は「雰囲気」なんだよねー。
でも、清の乾隆帝の妃だった香妃が薫みたいな体質らしいけど
この人は実在したかどうかあやしいらしいね。
香り=腋臭
平安人は腋臭好きが多い<そーゆー時代だった
そんなこと思ってしまいました
594 :
愛蔵版名無しさん:02/07/08 01:58 ID:GBQwcea6
私の友達もそんなこと言ってたな>593
腋臭の色男・・・激しく萎えそうだ
そして腋臭に対抗して香を焚きしめる皇子・・・
やっぱりなんか嫌だ
フェロモン臭だよ。きっと。
596 :
愛蔵版名無しさん:02/07/08 11:06 ID:UJE5WKbg
>595
同意。キャラ立ちの一環だろう。でも薫はそのフェロモンを上手く利用できず
じまいだったな。なんか「宇治十帖」は、源氏の魅力を2つに割り振ったが
実際はあんまり魅力のない2人の男が数少ない女をとりあってる話って感じで
最後、出家する浮き船の決意にしかいいところがないなあ。
>596
薫と匂の宮に魅力が無いとまでは言わないんだが、源氏がやる事なす事
うまくいっていた(明石に流刑の件だって結果オーライだったし)のに対して、
宇治の二人はやる事なす事すべりまくり。
舞台が田舎という事も相まって、何とも地味な話になってると思う。
いや好きだけどさ、宇治十帖。
それと、出てくる女君が少ないよね?
宇治の三姉妹が中心なのはわかるけど
原作でも尻切れ気味の紅梅んとこの娘やら、ダブル女一の宮&女二の宮
夕霧の六の君の話に蜻蛉式部卿宮の姫君、
あさきに出てこない玉鬘の姫君達・・・のエピソードがもっと見たかったかも。
599 :
愛蔵版名無しさん:02/07/08 23:50 ID:kkDzdKwM
宇治十帖、薫もよくよく考えればヤなヤツなんだが取りあえず匂宮が
むかついてむかついて・・・あさき一ウザくて嫌いなキャラかも。
匂宮、第三皇子だから、お気楽好き勝手なヤツだよね。
でも、何故か人を引きつける(w
子供の頃に、紫の上からの形見の梅と桜を守ろうとした時
可愛いな・・・って思ったんだけどね(ニガワラ)
誰かがこのスレで言ってたけど、匂宮=ロックスターってより
ホストって感じがする。
でも匂宮、次の皇太子と目されてるんでしょ?
まあその次は一の宮の血統になるけど。
てか二の宮はどうしたんだ…
602 :
花と名無しさん:02/07/09 02:18 ID:nv4e.KpM
>601
私も気になる。匂宮が帝になった場合には二の宮はその臣下(もちろん親王だろうけど)に下るのか?
同じ明石の中宮腹で兄なのに?
603 :
602:02/07/09 02:20 ID:???
ヤバッ、花と名無しさんでかいちゃった。
逝って来ます・・・
604 :
愛蔵版名無しさん:02/07/09 13:50 ID:jnsrEIfE
>>586 平安時代、貴族の間で香が流行し、薫物合(たきものあわせ)がさかんに
行われたが、これは貴族たちに入浴の習慣がなく、肌が不潔で臭かった
ため、そのにおい消しの意味があったと言われています。貴族のイメージが
くずれてしまう一面ですね。
Googleのキャッシュでしか存在しないページより抜粋。
クサー。
>601
二の宮の北の方は誰だったか描いてあった?覚えてない。
夕霧の娘と結婚していたら、将来の皇太子に目されるかもしれないけど、
別の有力貴族の娘が北の方だったら、あまり目がないかも。
実際にも、そういうことってあったみたいだし。
>604
いやそんな・・今更だし。
586は風呂は偶にしか入れなかった事も知らないのか・・?
入浴とか、その日やるべき事とか具注歴と照らし合わせてやってたからね。
今で言えば電波ゆんゆんの日常だっただろうな・・
二の宮も影薄いけど、明石中宮の旦那も負けず劣らず
影が薄いと思う。いちおう帝なんだけど・・・。
明石中宮ばっかり目立つ感じ。あさきでも、あの帝は
普通のおっさんみたいな顔だった。
この漫画は絵が下手過ぎて女キャラの区別がつきません。
キャラの区別がつかない漫画としてはキャプテン翼を越えるね。
>608
六条と女三宮と末摘花の区別がつかないんなら病院にいった方がいいと思われ(w
桐壺更衣、藤壺、紫が同じ顔なのは設定上当たり前。
後似てるのって、六条と明石の上、玉蔓と雲居の雁、とかか?。
まぁこの程度なら少女漫画なら日常茶飯事じゃないの?。
キャラが多いのに髪型や衣装で区別をつけるのが難しいから、慣れない人には
大変かもね。
え〜!!見分けつかない人いるんだ〜
もしかして、荒らしてるの?
>605
夕霧の二の姫(雲居雁腹)と結婚してる(おそらく北の方)。
本によっては、東宮妃になった夕霧の大姫は藤典侍腹とあるんだよね。
もしかして作者が意図的に藤典侍の血統だけ残す設定にしたのかもしれない。
あと、同腹の兄と弟が皇位についたのに自分だけはずれた(平安時代の)身近な例として
式部卿為平親王がイメージされてたという説もある。
この場合はまさに藤原氏以外の北の方が原因。
>611
源氏物語で一番儲けたのは惟光かね。
このまま話が続けばゆくゆくは天皇家の血縁者になるからね。
>611
ああ、春日大社の祭祀は藤原氏出身の皇后が
しなくちゃ…ってやつ?
二后並立のこじつけ理由もそれだよね。
>源氏物語で一番儲けたのは惟光かね。
>このまま話が続けばゆくゆくは天皇家の血縁者になるからね。
惟光たん「めざせ、明石の入道」とか言ってたもんなぁ・・・
それに、藤典侍腹の子供達の方が美貌も頭も備わってるって設定。
六の君、ほとんど出番ないけど美人に描かれてるよね。
藤典侍可愛かったもんなあ・・・
雲居の雁は逆にそこまで可愛くないんじゃないかな、あの中じゃ。
なんとなく六の君と中の君の将来が気になる。
匂宮が将来帝になる時、中宮になるのは六の君?
確かに中の君は、第一子の男君を産んでるが
六の君が男君を産めばそんなの吹っ飛ぶ感じがする。
まあ彼女だって母方血筋はあれだが。(W
中の君は「御息所」になるんだっけ?
その子の身分はどの位置になるのかとかすごーく気になる。
六の君に男君が生まれないっていうのなら救われるなあ
中の君。。
つーかもっともっと姫様達がわんさと入内してきそうで
寵愛を得る競争率はさらに高まるか・・・気の毒に。
六の君は落ち葉の宮の養女だから
生母の身分の低さは明石の中宮同様に問題にならないと思われる。
匂宮が即位したら中宮になるのは六の君だろうね。
その場合でも中の君が将来皇太后になる可能性はあるわけだが…
中の君の後見は薫がすることになるだろうけど、
匂宮即位の頃には夕霧は生きていないと思うので、
「新帝の叔父」薫の後見で中の君が中宮になれるかもしれないよ。
頭の中将の娘の弘徽殿女御は祖父の左大臣の養女として入内したけど、
立后の頃には左大臣は死んでいて、源氏の養女の秋好中宮にとられてしまって
頭の中将が悔しがっていたし、後見の力は大きい。
中宮になるのが六の君にせよ中の君にせよ、
桐壺院以来、皇族出身の后ばかりで良いのか?藤原氏としては。
619 :
愛蔵版名無しさん:02/07/10 23:58 ID:y0Fcc.k6
夕霧は子沢山なのにその子供世代に子供が生まれてない。
東宮と東宮妃、二宮と夕霧の二の君、ということは匂宮と六の君も?
明石中宮側から見ても匂宮と中の君の子供が唯一の孫だ。
明石中宮なんて12歳で子供産んでるのに
その子供たちが30近くなって子供いないのはなんか不自然・・・。
>中の君の後見は薫がすることになるだろうけど、
大君死んだ後の時の粘着ぐあいから考えると
浮舟も出家したし、ヤシなら喜んで後見するんだろうな〜。
>中宮になるのが六の君にせよ中の君にせよ、
>桐壺院以来、皇族出身の后ばかりで良いのか?藤原氏としては。
紅梅ファイト!と小さく言ってみるテスト(w
あさきに出てこない、玉鬘の娘が産んだ今宮次第なのかな?
でもさ、匂宮の帝ってなんかイヤ。
妃達とちちくりあいつつも、難癖つけて公務ぐらいすっ飛ばしそう。
>619
元祖源氏に似たのじゃない?子供できにくい体質。
でも、東宮夫妻に子供ができなければ、
匂宮方の子供が受け継ぐんだろうねぇ。帝位。
すると中の君、中宮は無理でも、皇太后は夢ではない。
匂宮の帝・・本当に公務しなさそう・・色恋沙汰しか能がないし嫌。
頭のいい薫にうまく政務政権とられていきそうだね。
ところで匂宮、浮舟との後、薫とのケコーン隠していた事で怒って
中の君への寵愛がなくなった訳ではないんだよね?
>620
もう冷泉帝の血筋は帝位に絡んでこないでしょ。
在位中に生まれててうまいこと立太子したのならまだしも、
もともと傍流のほうだしねえ…
>622
冷泉帝の血筋が絡んできたら、南北朝っぽくなるんだと。
今日、本屋でみかけたんだけど
古文の塾講師が書いた文庫本の表紙が大和和紀のモノでした。
アレってどっかから引っ張って喜多のかな・・・
624 :
愛蔵版名無しさん:02/07/13 12:37 ID:lGFAqOlw
>>619 子供はいないんじゃなくて単に表にかかれていないだけだと思う。きっとどっかしらの
夫婦にはいるよ。匂宮だけじゃなく。
薫にいないほうが問題。
あと、上のほうで平安時代のお風呂事情について書いてあったのが面白かった。
私は田辺聖子の『私本源氏物語』でいろいろ勉強させられたよ。
貴族のお風呂は蒸し風呂で、檜のお風呂場で熱いお湯を床下にいっぱい桶に入れて
ならべて、そこに薄いお風呂用の衣で使うのだとか。
惟光以下家来衆になってくると、そんなゼータクはできないから、焼石にお水をぶっ
掛けた蒸し風呂、夏は単に賀茂川にザブンと入って身奇麗にしてくるとか。
あと、トイレなんかも貴族は漆塗りの「樋箱」というおまるにするらしい。外出先で
正装のときなんかは、携帯用の竹筒を家来が持ってきて用を足すとか。
源氏がそれを「大がしたい」と言い出してから、花散里の家を訪問するというストー
リーなんだけど、面白くって何度でも笑えます。オススメ。
>>624 昔の加茂川って死体も流れていたんだっけ?
だとしたら、ガンジス川な雰囲気。
春宮&ニの宮の子供って、姫君だらけって事もありえますよね。
626 :
愛蔵版名無しさん:02/07/16 16:07 ID:rfE4/Cic
>624
私本源氏、私も好きです。
川原泉さんのキャラが源氏に資本論読ませたいって怒ってたけど、
源氏が誘拐されて洗脳されかける話まであるんですよね。
>620
竹河は収拾付かなくなるけど大和絵柄で見たかった気もします。
落葉宮は宇治十帖で出たけど雲居雁は出てないし(きっとオバケみたいに若いんだろうな〜)
秋好中宮が嫉妬に苦しむってのも珍しいですし。
匂宮、自由に行動できないのがイヤで
皇子に生まれたのを疎んでたけど
天皇即位になると話は違うんだろうか。
即位を拒んで、中の君との間の御子が東宮ってことはないのかな?
それはないでしょ。
嫌がっていながらも、
結局、後援者とかに諭され流されてさ、即位しちゃうと思う。
ぶうぶう文句云いながら、独りでは何も出来ず
ストレス解消に美女開拓に励む。
無責任なのは匂宮だけじゃなかろうが、真剣で一途だけど誠意がない。
もし中の君が、将来東宮の母になるとしたら、
その頃匂宮にとって彼女は
明石の女御っぽい感じに、都合が悪いと相談する
母的立場になっていそうだ。これじゃマザコンか。。
さすが血筋?(w
もしかして、
源氏も即位出来る立場だったならこんな風になるんかなあ。鬱。
>628
だから桐壺帝の占いに「こいつが即位すると世が乱れる」とか出たに違いない(w
そういえばその占いで、一人は皇帝、一人は国母、一人は太政大臣みたいな予言があったけど、
冷泉院や明石中宮は正解にしても、夕霧は左大臣どまりだったなあ。
いや、まだ存命だったから、そのあと太政大臣になったのか。でも作品中に夕霧をもうワンランク出世させても
作品の進行上何ら不都合もなかっただろうに。さては忘れたな?紫式部。
あさきの宇治十帖編で
一番ルックスがイイ男君は夕霧の罠…(w
>630
そういえば、太政大臣になるって予言されてたね。
源氏物語は浮舟タンの話でオシマイになってるけど
それも、どーむ尻切れクサイしね。
633 :
愛蔵版名無しさん:02/07/20 12:41 ID:WHI60i5Q
>632
打ち切りかどうかはともかく、作者が死ぬか、スランプに陥るかして、尻切れトンボのママ、未完で終わったって説はある。
それがどうやら真相らしい。
左遷…というのか分からないけど、紫式部は道長の反感をかって御所から去ったはず。
そのときはもう書き終わっていたんだろうか?>源氏物語
635 :
愛蔵版名無しさん:02/07/21 07:41 ID:3dpKCpHw
出家したのかも・・という説もあるって聞いた。
>反感をかって御所から去ったはず
こちらの方が現実味があるなあ。いつ”れにしても、貴族社会の裏を
知りぬいていたのだから大いに失望し、創作意欲をそがれたんだろう。
自分の身の処し方に比重が移ったと思う。
実際、紫式部は晩年どうなったか知られてないんでしょ?
娘は出世したみたいだけど
637 :
愛蔵版名無しさん:02/07/21 18:36 ID:3BHLeT2k
続きはどうするつもりだったんでしょう?
きになる〜。
638 :
愛蔵版名無しさん:02/07/21 21:30 ID:y8qRemwA
あらすじだけ読むと宇治ってまだ途中みたいな感じがするけど、あさき〜の終わり方
はすごくすっきりしてて、ちゃんと最終回としてまとめられていると思う。
仏道に専心したがっていた恵まれた貴公子・薫が煩悩の闇でもがきつづける運命で、
逆に運命に翻弄されてきた心の弱い娘・浮舟が、やっとしっかり自分の足で歩ける
ようになれた、という対比がきちんと納得できるように描かれている。
匂宮は脇役だからねぇ。どうでもいいんだけど。
639 :
608:02/07/22 00:23 ID:???
>>609 キャラの名前なんてもう忘れたよ。
デブ女とか鼻が赤い不細工女なんかは区別はつくけど、
ほかの奴ら(作中で美人とされてるやつら)はみんな同じような顔。
作者?は画力なさすぎでしょ。
まー俺は少女漫画なんて読まんから、これが少女漫画の標準といわれたら言う事はないが。
>キャラが多いのに髪型や衣装で区別をつけるのが難しいから、慣れない人には大変かもね。
明石が出てくるころにようやく全キャラ区別がつくようになったのを覚えている。
読みこんでいる人にはこういう苦労はなさそうだな。
>>610 ちとオツムが足りないようだね。
煽るならもっとうまく煽りなさいな。
・・・いまさら・・・
そう言えば、犬君っておっきくなってからも
さりげなく登場してなかった?
着物が「犬」柄の彼女、そうだよね?
642 :
愛蔵版名無しさん:02/07/23 01:32 ID:tH0jLI5I
宇治十帖っていらいらするけど、今改めて読んでみると、
一番共感できるのは薫だったりする。
なんか源氏のあでやかさ、きらびやかさってちょっと疲れるから。
隠棲的で慎ましく礼儀正しい若者といった風情が心引かれる。
夕霧も好きだな。不器用で堅物なところが今風じゃなくて共感できる。
あと可哀想な人と思いつつ、やっぱり紫の上は憧れるよね。
でも朧月夜みたいな人が人生を面白おかしく楽しく生きられそう。
そういうわけで匂宮は嫌い。あのちゃらいところがなんとも。
>641
今の今まで犬君って男だと思ってた。(;´Д`)
鬱氏。
犬君、紫の上の回想シーンに出てきたりしてたから、
成長して、上の元を去ったのかと思ってた。
新ハケーン
犬君、紫の上の女童から女房になったのかね?
結構、芸が細かくて良し(w
>そういうわけで匂宮は嫌い。あのちゃらいところがなんとも。
匂宮ってさ、子供の頃から好き勝手なんだけど憎めないトコあるでしょ?
だから紫の上に可愛がられたんだろうね。
でも、匂宮本人が自覚してるけど、ホントお前邪魔って感じ。
チームニィーアーポォー
明石の姫も養母の紫の上に負けず劣らず
ムチャクチャつまらない女だと思った。
明石の姫君、確かに個性がないように思える私は逝ってよし?
紫の上も、完璧な女人と思うとつまらない。
まぁちょっと憧れるけどね。
>>648 ううん、私もそう思うよ。
紫の上に対抗出来るくらい魅力的だって描かれてたけど
やけに自分を卑下するわりにはプライド高かったりして
よくわからない人だな、と思ってた。
それとも私が紫の上贔屓だからかなぁ。
650 :
愛蔵版名無しさん:02/07/25 10:38 ID:htvQE.TQ
玉鬘とか、朧月夜は手ごたえがあって、男としては
面白い女性だと思うな。
紫の上が明石の女御に
男に左右されない女人になってほしいと独白してるが
しょせん、籠の鳥の紫の上が養育してるわけだし無理でしょ。
殿方に頼るなとかいう教育したなら、、
黙って東宮妃にならないか。だめじゃん(爆
ここでの賢いという誉め例えは、
きっと男が何しても、黙って(内心嘆きながら)やりすごせる
思慮深さのことをいうのかもしれない。
ことを荒立てない都合のいい妻女達への表現。
でも、雲居の雁みたく素直に紫や明石達があばれ始めたら
もののあわれも侘びも寂もない・・(w
ホームドラマになっちまう!
何の不自由も無く、非のうちどころなく(?)
育てられた明石の女御が六条御息所みたいに
悲惨な運命たどったら面白かったのに・・・
なぞと思ってしまう。
誰からもちやほやされすぎ。つまんない。
「まこと女人ほど、生きるのが難しいものはない。」
うろ覚えだけど、紫の上の嘆きが印象深い。
雲居の雁は、夕霧の浮気に憤慨して実家に帰ったけど、
あれって普通の女性じゃできないよね?後ろ立て故か…。
玉鬘から見た源氏、香をたきしめ過ぎ、ってのが無かった?
紫の上がこんな風に思うことはなさそう。
朧月夜は、遊ぶには最適だろうけど、暮らすのには…という感じ。
朝顔の姫君は、最後まで源氏と清い仲で終わった。
でも彼女がもし、源氏の妻になってたら……。
すぐに夜枯れになっただろうか
身分は妻たちの中でも高いほう
(同じ親王女でも紫や末摘花よりしっかりしてる)だし、
たしなみ深くて元斎院だからね〜。
きっと花散里よりもいい待遇になったんじゃないかな。
つーか、朝顔たんが源氏の所嫁いでたら彼女が正妻でジ・エンドだと思う。
三宮と柏木のためにはとっとと朝顔の君が正妻に納まってくれてた方が良かったかも。
659 :
愛蔵版名無しさん:02/07/27 00:00 ID:J74KngZs
格式の序列は、
1.藤壷の女院(内親王、中宮→皇太后)
2.女三の宮(内親王、二品)
3.朝顔(親王家、女王、元斎院)
4.末摘花(親王家、女王)
5.紫の上(親王家、女王、側室の子)
6.六条御息所(大臣家、元東宮妃、女御、ひょっとすると第3位)
7.葵の上(左大臣家、母は内親王降嫁)
8.朧月夜(右大臣家、姉は皇太后)
9.夕顔(中納言家、詳細不明)
10.空蝉(納言家、夫は地方守)
11.明石の御方(元納言だが無位無冠の僧侶)
父親の身分で比較しても意味ないけど、母親の身分が不明・・。
総じて、源氏は上流好みかな(w
660 :
愛蔵版名無しさん:02/07/27 00:18 ID:BGBheMps
>>658 朝顔を正妻として迎えていた方が紫の上にとっても良かったかもね。
すくなくとも年下で身分も高く童女のような女三の宮よりも、朝顔は思いやりもあるだろうし、
その後、明石みたいに友情を育んでいた可能性はある。
すると柏木との密通劇もなかっただろうし、源氏とも夫婦仲良く晩年を過ごせたかも知れない。
朝顔の趣味の高さや奥ゆかしさ心遣いって彼女自身の資質だし、一時は衝突することがあるかも知れないけど、
姫を介して繋がった明石のように、仏法を通して朝顔とも落ち着くところに落ち着いたかもしれない。
でもこれだと、藤壷の身代わりとしての人形のような人生のままで紫の上は終わってしまうかもしれない。
女三の宮降嫁→密通のイベントが無くして、源氏が紫の上のまことの苦しみに気付いてあげられたかというと、
やっぱり難しかったと思う。
でも乱れる朝顔の姫君も見たかったよね(笑
661 :
愛蔵版名無しさん:02/07/27 00:31 ID:gcMzunnY
>>659 いや朧月夜は御息所にはならないけど尚侍に任官されたから葵より格上か。
あと花散里は姉が女御だから大臣家の姫君で、葵の上の次。
最終的な格式では、
1.藤壷の女院 2.女三の宮3.六条御息所4.朧月夜
5.朝顔6.末摘花7.紫の上8.葵の上 9.花散里
10.夕顔 11.空蝉 12.有名無名の女房13.明石の御方
明石は、姫が中宮国母となった時点で、もっと上位の扱いを受けると思うけど。
662 :
たしか:02/07/27 01:00 ID:???
実はヒッソリと家柄の良い明石の入道=大臣家の出
ヒッソリ血筋が良い雲居の雁の母=皇孫
こうして見ると、実はそうでもない葵タン。
>662
葵の上と紫の上の順が逆のような気がする。
左大臣と正妻の内親王の娘に生まれ、東宮妃候補、源氏の正妻。
皇孫だが側室腹で日陰の身、源氏が引き取った当時、父親に認知されてたの?
それに、結局正妻にはなれなかったし。
源氏の側にいる女人たちの中で、末摘花が一番格上なのね。
六条院完成の際には、おまけ的だったけど、
彼女にも正妻になるチャンスあったのだらうか。
明石の上、身分じゃ下の下だけど、娘効果で大出世だ。
葵上は大宮(=内親王)の娘で左大臣の姫で皇孫、親王女に次ぐのでは?
むしろ後見がしっかりしてる分紫の上より上でしょう。
末摘花論外(末摘花は古宮の姫だから紫より格下・格は世間の評価だから忘れられたら意味無い)。
あと尚侍はあくまでも正式の妃でない女官で
しかも朱雀帝のとこの人だから源氏の女君としてはマイナスポイントでは?
同様に六条御息所は大臣女としてのポイントのみ(それとこの人は女御じゃない)。
それと明石の女御が中宮になれたのは養母・紫の上によるから
宇治十帖で後見しているといっても紫の上亡き後の話だし…
一番藤壺の女院、二番女三宮には同意だけど、単純に序列はつけられないと思う。
たしなみ云々、本人の資質まで入れるとまた厄介だし。
だれか縦軸に身分(世間的評価含む)横軸に本人のたしなみをとったグラフを…
長文失礼。
>659
空蝉は大納言じゃなくて衛門佐女じゃないの?
多分更衣として云々で勘違いしているのでは。
更衣は大納言以下(下限は殿上人位か?)の娘に与えられるから。
すいません。以前のネタで大人になった犬君の話しがありましたが、
あれからいくら目を皿にして探してもアダルト犬君が見つかりません。
ちなみに私は、「ウォーリー」を一度も探せた試しがないほどの実力の持ち主です。
ソースキボーン・・・。
服の柄が「犬」の字の女房がいましたよね
たしか源氏が明石から帰ってくる辺りでも出てきていたような
手元に本ある人、誰か探してください・・・
669 :
667:02/07/28 01:29 ID:???
イタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!
668さん。ソースサンクス!!
なんだ、てっきり犬の柄なんて言うから、ワンちゃんのイラストかなにかかと
思ってたけど、まんま漢字の「犬」やん。
今まで全っ然気付かなかった私は逝ってよしですか?
669さん、オメデトウ(w
ついでに明石の姫君入内のとき、明石の御方が来たことを知らせている白髪の女房は年取った少納言でOKですか?
671 :
愛蔵版名無しさん:02/07/29 12:42 ID:9OZ97oSo
>>651 >紫の上が明石の女御に
>男に左右されない女人になってほしいと独白してるが
記憶違いでなければこの時の紫の上の話し相手は明石女御じゃなく娘の女一宮じゃ
なかったかなぁ。
女一宮は現帝と明石中宮の間に生まれて、独身で気品高くて、弟の匂宮にまで色目
を使われるほど美しい・・(気色悪い弟)と言われてたから、あながち紫おばあち
ゃんの教育は間違いじゃなかった。彼女は確かにオトコに振り回されてはいない。
>671
651です。
そうでした!ごめんなさい。女一宮でしたね。
どんな人生送ったんでしょう?詳しく描かれていないのが残念。
それにしても、美人なら誰でもいいのか…ほんとに気色悪、匂宮。
身分も、容姿も完璧な総領娘(なんかニュアンスが違うなぁゴメン)、
原作では、薫も懸想していたんだっけ?
振り回されていないというより…
……振り回す程、ふさわしい男がいないというか…(泪
密かに冷泉帝と弘徽殿女御の娘、女一宮の美しさに期待。
>671
源氏一族周辺に内親王降嫁が多いから、そう思われるのかもしれないけど
当時の天皇は神に近いものがあるから
神に近い皇女は只人である臣下とポコポコ結婚するもんじゃないんですよ。
だからこそ、皇女を頂いた側としてはありがた味があるわけだし
ましてや、臣下との再婚になってしまう落葉の宮も夕霧に簡単になびかなかった。
675 :
674:02/07/30 00:46 ID:???
↑日本語メチャクチャだ(汗)
おしえてちゃんでスマソ
この頃の内親王って独身が普通ということは、
夜這成功→ケコーン
で否も応もなく結婚していった貴族の娘と違って
内親王に夜這したら死刑とかそーゆー罰があったんでしょうか・・・
>676
正式な法は無かったと思うけど、
良くて社会的に抹殺かと。
678 :
愛蔵版名無しさん:02/07/30 07:00 ID:nZPBZqKg
匂宮って今時の日本人男子がパワーアップした感じ。
ミニマム匂宮が好きな女性達・・世も末か・・
679 :
愛蔵版名無しさん:02/07/30 07:01 ID:nZPBZqKg
夜這い最低。匂宮、ヒゲ黒、あと源氏もか・・こいつら殺したい。
680 :
愛蔵版名無しさん:02/07/30 07:42 ID:AVfntT2E
ええ〜!?柏木も入るのかね?
まあ、髭黒は結果的には良かったと思うけど夜這いはゆるせんかったな。
玉鬘好きなだけに。
源氏はもうアフォだと思ってるから今更・・
匂宮のみ殺したい。こいつ一番イヤ。
682 :
愛蔵版名無しさん:02/07/30 10:26 ID:nZPBZqKg
匂宮の夜這いは許せないけど、夕霧や薫の夜這いなら許せる。
>676
特に、元斎院・斎宮とかだと大変なようで、
ほとんど天皇以外と結婚できないみたい。
(朝顔さんのは源氏が特別だからいーのか?)
三条帝の皇女で元斎院の人が臣下と恋愛関係になったとき、
相手の男は左遷されてました。
夜這いって、、性の歴史とかいう本には
女の方にもきちんと男を拒否できる不問律みたいなのが
あったと載ってたけど、どうなんだろ。
現実は、いざ部屋に入り込まれてしまえば、されちゃうしかないのか。
源氏読むと、男はみんな女を強引に
押し倒しちゃってる・・・・ね(絶句
紫の上に関しても、屁理屈色々こねてこねまくってるけど
どうみても強姦にしか・・・・明石の方はまだ運命的でまし?
髭黒は、あんまり結果オーライとは言えない・・
彼が逝ってしまった後の、玉鬘や娘達の受難ぶりは気の毒すぎる。
匂宮あれはビョーキだね。どうして占いでヤシが
帝になれば世が乱れるとでないのか不思議。隔離しろ隔離(藁
>677
藤原師輔(冷泉帝、円融帝、道長兄弟の祖父)は
内親王と密通して子供も生ませています。
しかも、兄に天皇の前で密通をあてこすられていますが、上記の通り、
子孫は天皇家、摂関家として存続。
その後の出世は密通する男側の社会的地位にもよるのだと思う。
686 :
愛蔵版名無しさん:02/07/30 20:21 ID:nZPBZqKg
恋にも夜這いにも本来は嗜みや決まり事というものがあるけど、
あさき作中や、現代の日本そしてアメリカでは決まり事が失われ、
無差別テロと同じような無差別恋愛、無差別SEXになってしまっている。
今の若者は本当の恋愛が出来ないと会見で述べていたのは石原慎太郎都知事。
>686
このスレにも夏厨が表れるとは・・・。
sageてった方がいいのかのう。
それはそうと、頭中将のセリフを読むときに、
どうしても声のイメージが神谷明になってしまう。
源氏は誰だかわからん。あえて言えば置鮎龍太郎か?
689 :
愛蔵版名無しさん:02/07/30 23:42 ID:nZPBZqKg
>>688 堀川亮(ラインハルト、レディオスソープ)
>>687 いや意外と的を射ているように思う(笑)
>>684 一般民の間での夜這いの習慣と、上流貴族のそれとの違いなんじゃないかな。
なんとなくで根拠ないんだけど。おえらいさんの場合、親が相手を決めちゃって
適当に歌を取り交わして夜(公認で)忍んでくるし。
あと、女性の希望は別として、周囲の女房たちが男側につくともう
抵抗しても負け決定だろう。
宇治の大君みたく「女房は信用できないわ」って気持ちは良くわかるけど
その女房だって、一応は主人の特になると考えれば
夜這いの手引きもするんだろうね。
>691
主人の得=自分の得。
末摘花のような主人では女房は飢え死にしていまいます。
693 :
愛蔵版名無しさん:02/07/31 05:34 ID:35yvaEeA
問題は紀宮に求婚する男が現れないこと。
694 :
愛蔵版名無しさん:02/07/31 05:36 ID:35yvaEeA
そういえば秋篠宮博士の娘が内親王になっていたが、
血統からすれば親王の姫だから女王の間違いではないか?
明治になって皇室典範も改正されたのかな。
現皇室典範では嫡出系の皇孫までが親王、内親王と称するそうです。
696 :
愛蔵版名無しさん:02/07/31 20:36 ID:ahVeKxJM
>>689 堀川亮は匂宮だろ。といってみるテスト。
>694
ちなみに平安では親王/内親王宣下がないと
天皇の子でも王/女王だよ。
698 :
愛蔵版名無しさん:02/08/01 19:03 ID:ed8c6MLc
ここでは匂宮のアンチが多いのね。
同じ無節操でも、自分のマザコン・ワガママぶりを棚にあげて
女にさんざん勝手な注文や期待を押し付けまくる源氏や、
上辺だけ真面目や無欲を装って、内心煩悩や未練でいっぱいの薫より、
匂宮のストレートな色ボケぶりの方が、ずっとマシというか、好感持てるんですが。
女関係は抜きにしても、基本性格が匂宮は嫌い。
700!!
701 :
愛蔵版名無しさん:02/08/02 00:05 ID:ANh/0H4o
つか、「宇治十帖」男女キャラ少なすぎ、しかもキャラかぶってるしさあ〜
たいして変化のない人達が狭いとこでゴチャゴチャやってるだけ。
匂宮、女の尻ばっか追っかけてる
どーしょもない皇子様だけど、たまに可愛いトコがあるから
そんなにキライじゃないな・・・。
匂宮の運命の女って中の君?
それとも浮舟?
・・・誰も違うかな。
匂宮って源氏、薫のように出生に陰、引け目がないから
正直に煩悩に突っ走る色ボケお坊っちゃま、
明るーい女たらしなんだよね(w
だから平気で意地だけで寝取ったりできるのかなあ。
浮舟の事、反省してないんじゃない?
源氏、マザコン内蔵男の陰気さと美男ぶりに女は惹かれ
薫、アンニュイな厭世いい男ぶりと持ち前の芳香に女は惹かれる。
匂宮には陰の一つも見当たりませんね。
>703さん
匂宮本人も言っているように、浮舟が薫の女だったから、欲しくなっただけ
ですよ。人の持っているものがよく見えて、欲しくなる…というという心理。
浮舟は大君に似ていなければ、薫から目もつけられることもなく、
当然、匂宮からも、ちょっかいを出されなかった…。
…浮舟自身を好きになってもらえた訳じゃなく、なんだか、かわいそうな浮舟。
でも、あさき…では、浮舟自身、自分は誰かの身代わりだということも、自覚して
最後は迷いをふっきって、生きていく…。うまい終わらせ方だなぁ、と思いました。
そういえば浮舟、
原作で、「姉の中の君より美しいわけでもなく
(匂宮の正妻の)六の君のような今が盛りの美しさがあるわけでもない」
なんて書かれ方じゃありませんでした?
予備校の模試でそんな描写を見たのですが、どうでしょう?
>705
でも、出家する時の浮舟は僧都が髪を切り落とすのをためらうほどの美しさだと書かれていませんでした?
(髪の毛だけだっけ?)
大君→華奢で清楚、高嶺の花系美人
中君→華やかでかわいらしい感じの美人
浮舟→フェロモン系(?)美人
かなぁ〜、と・・・
本編で桐壺更衣の形代の藤壺中宮は
出家して源氏との関係を絶とうとするが、
死後、源氏の夢枕に立つほど執着を残していた。
藤壺中宮の形代の紫の上は
最期に出家を望んでもかなえられなかった。
宇治十帖で大君の形代の浮船は出家を果たし、
薫を拒絶し、迷いを振り切って自分の足で踏み出した。
誰かの身代わり的な女性が自分の思う通りに生きる。
その生きる道とは出家して、男女関係から超越した自分を見つめる事、
が源氏物語のテーマの一つなのかなーと思いますた。
そう考えると、宇治十帖って大事な部分かも。
708 :
愛蔵版名無しさん:02/08/03 05:39 ID:JQ81Ro7U
虚飾であって頼りがいがないんだよね、匂宮は。
世評の慶応生みたいなもんかな。恋人としてはわるくはないと。
夕霧や薫、髭黒らは不器用だけど、頼りがいもあるし誠実であるから、
一度惚れたら終生お世話してくれそうで結婚するならやっぱりこういう人だよね。
源氏は匂宮の情熱と薫の誠実さを兼ね備えた、完璧に近い人だね。
いわば婿の通い婚・女系家族だった、往時の平安女性にとって、
源氏は永遠の理想の男性像としての象徴なんだよ。
藤壷であり紫の上が男性から見た永遠のイデアというか理想の女性像。
源氏物語の真の主人公は物語を彩る女性であって、源氏は物語の象徴としての空気のような存在。
雲隠れのタイトルだけの空虚感って、なんとなく現実には存在しない源氏っぽいね。
匂宮はその性格ゆえに、永遠の恋人を得ることは出来ないまま人生を終える。
中の君は運命の人ではないね。源氏が紫の上を妻としてからいちおうは女遊びもやめ、紫の上一筋だったのに違って、
匂宮はいつまでも浮気癖が治らなかったから。
匂宮の永遠の女性は義理の祖母である紫の上だと思うな。源氏にとっての母であり藤壷のような存在として。
709 :
愛蔵版名無しさん:02/08/03 05:57 ID:JQ81Ro7U
往時の女性が男性からも何者からも自由になるための唯一つの方法が、
出家だったということ。
女性の自由と解放がテーマかな。
瀬戸内寂聴さんも我が世の人生を謳歌した後、生きて死ぬこと=出家を選んだ。
宇治十帖が紫式部の手によるものかどうかはわからないけど、
浮舟は晩年の藤式部の心境を思わせる。
そういう意味では、朧月夜の生き方こそが、女性として一番理想的な生き方といえるかもしれないね。
女官の最高位を極め、帝の寵姫ともなって殿上での駆け引きに遊び、
源氏と朱雀帝の間で恋に泣き愛に苦しみ板挟みとなって、
最後は自分の手で出家を決断する。
面白おかしく人生を駆け抜けて、実に清々しく楽しい人生だったと思う。
子もなく後ろ盾もない形代としての紫の上は幸せな生き方とは言えないし、
それは母としての明石の御方や、世俗を絶った朝顔の斎院や、恋を捨て罪を共有した藤壷や、
その強い情念ゆえに滅びた六条御息所たちも同じ。
朧月夜や明石の入道とかの生き方に憧れるな。源内侍×修理の守もいい感じ。
現代であんなマザコン男は、金持ちでもお断りだけど(当然だ)、
あの時代風習からしてみれば、
当時の女性には、源氏は理想の象徴にみえるだろう。
なるほど面倒見もいいし。嫁姑問題もない(w
どのみち、他女性を囲う夫と結婚しなければならないというのなら
少しでも誠実感プラスアルファがある、男性の方がいいってことか。
でも、自分は浮気しまくりなのに
妻には貞節を強要する殿方は今でも優勢だー。
その分、源内侍×修理の守はイケテル。
711 :
愛蔵版名無しさん:02/08/03 14:55 ID:Ul6tO49I
鎌倉・室町あたりの時代には、一般的な見地では「源氏物語」のなかで理想の男性は薫だったんだって。
なぜかというと、物質的な面倒をよく見てくれるから。やっぱり乱世の時代にはシビアに心より物が選択されるんだろうなあ。兼好法師も良い友はものをくれるともだって言ってるし。
712 :
愛蔵版名無しさん:02/08/03 16:55 ID:Vb.KtpOk
<711
そーなの?
薫って全キャラのうちで一番つまんない男に見えるが・・それも現代の価値観かなあ。
情けなキャラといわれる朱雀帝ですら、秋好中宮を気に入ってアタックしたり、
朧月夜を許す包容力があったり、女三宮の身を案じたり、意思はある人だった。
薫って意思を感じないってゆーか、体面とか理性とか。
なんか人形みたいで魅力を感じない。
育ちの複雑さがバックグラウンドにあるんだろうけど。
匂宮はサイテーではあるけど、ある意味いいとこも悪いとこもある人間くさい人だと思う。
あさき・・で花散里はおでぶちゃんだとばかり思ってたけど、原作ではガリガリ系なのね。
ビジュアルのバラエティを持たせるためと、彼女のおおさらであったかい性格のイメージからふっくらさせたのかな。
ちなみに女流作家って好きな女人を空蝉って人多いね。
見た目はよくないけど物腰センスよくて、プライド高い、安売りしないって・・その作家さんたちは自分と似てるって感じてるのかな。
713 :
愛蔵版名無しさん:02/08/04 00:18 ID:Tps0Vnb6
馨はマジメすぎてそれが裏目裏目に出てしまうタイプかな。
面白みは少ないかもしれないけど誠実そうで私は好き。
っていうかあの物語の男共の中で唯一マトモに見える(w
でも「あさき〜」ではなんかイヤミな感じに描かれているね。
714 :
713:02/08/04 00:19 ID:Tps0Vnb6
薫の変換間違えてるし・・・回線切って寝ます・・・
>713
原作の薫は変態野郎ですが・・・
でも、自分に似ているような気がするんだよな>薫
>712
私も花散里はポチャーリ系の方がイメージです。
>ちなみに女流作家って好きな女人を空蝉って人多いね。
>見た目はよくないけど物腰センスよくて、プライド高い、安売りしないって・・その作家さんたちは自分と似てるって感じてるのかな。
スレ違いもはなはだしいのですが・・・(712さんのことじゃないよ)渡辺淳一著の『源氏に愛された女たち』という
本をこの間読みました。
素人目にもちょこちょこ間違いの見られる本だったんですが、「男から見た源氏物語の女」という感じでなかなか面白
かったです。
上記のようにけっこう女性に人気の空蝉は「男を突き放してそのときは記憶に残るが、結局は恋に全力でぶつかることの
できない女」というような感じでかかれてました。
逆に評価が高かったのが夕顔や桐壺、源典侍。
六条御息所の解釈はほんとにありえそうで面白かったです。
>結局は恋に全力でぶつかることのできない女
なんとなくわかる。空蝉の他、朝顔や宇治の大君も同じタイプかな。
この人たち恋愛に至上価値をおかないタイプっていうイメージがあるんだけど。
718 :
712:02/08/04 10:15 ID:2Vt/zaDo
<716,717
源典侍は確かに見習いたい部分はあるなあ。
「私なんてもうおばあちゃんだし」って卑屈にならずに「いくつになっても恋したいものはしたい」と人目を気にせず、
積極的に生きるって、大切なことだと思う。
夕顔、桐壺の更衣は、ちょい毛色が違う。
この二人はあくまで受身だ。
「求めずこばまず」って男にとって都合いいってことか・・やっぱ。
でも、空蝉、朝顔、大君が男性に人気なさそうなのはわかる。
現代にいたら「美人なのにお堅くて縁がなく、彼氏いない歴○○年」とかになりそうな。
紫の上と浮舟がその点で心の成長をさせる役割だよね。
最初は男に庇護され、守られて、されるままが幸せと思ってるけど、次第に疑問を抱くみたいな・・。
私は「空蝉グループ」でも「夕顔グループ」でもなく中間が好きだな。
玉蔓とか秋好中宮とか六の君とか。夕顔グループで唯一、女三の宮だけは好き。
719 :
愛蔵版名無しさん:02/08/04 14:47 ID:90fp54wg
10代のころは空蝉カコイイ!だったが
若さ失われた今、女三の宮の天然っぷりがいとおしい。
薫はプライド聳え立つ恋愛ベタのエリートみたいでちょっと駄目・・
ストーカー臭もするし。
匂宮もああいう男は一生ああだよねって感じ。
無秩序無反省、でも女途切れず。
落ち葉の宮が好き・・
でもイマイチ人気ないっぽいね。
721 :
愛蔵版名無しさん:02/08/04 15:54 ID:2Vt/zaDo
10代の頃は朧月夜が好きだった。
ゴージャスって感じだったから。
原作読まないで、あさき〜だけだったから、かなり絵柄に左右されてたと思う。
>716
ナベ淳のその本読んだけど、玉鬘に対する解釈には結構同意。
夕顔の解釈は江川源氏と被ってるような気がする。
女三宮も、受身的なだけでなく成長していった女性の一人だと思われ。
最終的な源氏への手厳しさは物語一かもしれない。
>723
それ結構スカっとしたw>源氏への手厳しさ
その度に源氏が宮を避難してたけど「おいおいお前が言うな」と
幾度も脳内ツッコミを・・
725 :
愛蔵版名無しさん:02/08/04 23:08 ID:qxAGYkQQ
>715
原作の薫は変態野郎なんですか??どんなふうに??
読んでないので教えてくださーい。
>724
源氏「悲しみに沈んでいる私には、もう少し言い様もあるだろうに」
どの面下げて言っとるんじゃ( ゚Д゚)ヴォケェ!
727 :
愛蔵版名無しさん:02/08/05 16:56 ID:4MazZJqg
男の目から見て一番かっこいいのは
明石の入道だったりする。
夢で見たお告げを見事に実現し
最後は娘と孫に別れを告げ
ひっそりと山の中に分け入っていくところが渋い。
そんな俺は八の宮も結構好きだ。
728 :
愛蔵版名無しさん:02/08/05 22:07 ID:fX2cGqzM
>>727 あの明石入道の野望って完全に源氏が種馬扱いだったような。。。
しかも血筋のみならず政治力も完全に図って婿取りしたんだろうなあ。
あれ、源氏に女の子がほかにいなかったから成功したけれど、そうでなかったら
本当に日陰だぞ。。。いや入道のキャラは好きだったんだけどね。
729 :
愛蔵版名無しさん:02/08/05 22:15 ID:MQnC2/Ew
吉永小百合の映画での明石の入道役は竹中直人だった。
コメントに詰まる微妙なキャスティングだ。
私の独断なイメージ的にあの映画でミスキャストだと思うのは、
葵上=中山忍、紫の上=常盤貴子
・・この二人、逆のイメージです。
役者の格もあるかもしんないけど。
でも、明石の上=ふーみん、って・・。
キャスティングした人のこだわりを聞いてみたい。
ナンノ=朧月夜、はわりとハマッてたけど。
あと、こきでんの女御(朱雀帝ママの方)=かたせ梨乃、は最高だった。
いや、千年の恋はギャグ映画だからさ・・・
731 :
愛蔵版名無しさん:02/08/06 00:18 ID:JOYtf2GE
あの映画の松田聖子をどう解釈するかは、2001年宇宙の旅より難解だ。
つーか松田聖子はどういう役回りだったのでつか・・・
>原作の薫は変態野郎なんですか??どんなふうに??
大君の亡骸に「このまま虫の抜け殻のようも置いておきたい」と萌え
でも、あさきでカットされていて一番有名な変態エピソードは
匂宮の姉@女一の宮が透け透け衣を着て
女房に氷を割らせている現場を覗いてハァハァしてしまい
自分の妻である女二の宮(一の宮とは異母妹)に
同じような透け透け衣を適当な事を言って着せて氷を割らせたり
女一の宮の文が見たいが為に、妻に文のやりとりも薦めてコソーリ楽しんだ。
>727
明石の入道は元々名家だった自分の血筋の復活を希望してたのかな?
確かに、願いがかなって山へ入っていくのはカコイイね。
>でも、明石の上=ふーみん、って・・。
>キャスティングした人のこだわりを聞いてみたい。
どっかのサイトで見たんだけど
地方の裕福な受領の娘=イイもの食ってて栄養状態がイイ=グラマー
単身赴任でその地方に飛ばされて男だらけの生活の中
ポチャーリ豊満娘がいたら、ガマンできねーだろうな…って意図らしい。
>734
明石の上がポチャーリ豊満娘か・・・
自分のイメージだとスラーリ知的美人なんだが・・・
735 :
愛蔵版名無しさん:02/08/06 13:24 ID:Yi6M65vE
>733
薫の情報ありがとです。
うーん、確かに変態かも・・・(w
あさきでも、源氏と違って、世の中に醒めちゃってて女を見下した所はありますね。
736 :
愛蔵版名無しさん:02/08/06 14:56 ID:obsyVCD.
薫ねえ・・
狭い世界が全世界、中途ハンパな秀才君。自分の枠から一歩もでないねコイツ。
女として全く鼻持ちならない&信用できんタイプ。
自縄自縛というか自業自得というか、若いのに終わっちゃってるわ。
>734
明石の上は知的美人であって欲しいよね。
明石で育ったのに京の姫君にひけをとらない品がないと・・・
裕福な受領の娘でグラマーなら、軒葉の荻じゃん。
軒端の荻・・・そういえばそんなのもいたな
今で言うと誰だろ。
小向美奈子みたいなかんじなのかな
>736
現代なら2ちゃんの学歴板に生息してそう・・・
中高一貫進学高から灯台行って官僚(もちろん童貞)ってタイプ。
身分(学歴)で扱いを変えたり
見下せる相手じゃないとまともに会話もできない
ゆがんだ女へのコンプレックスが見え隠れしてる。
世界中の「お姫様」は基本的に自分で相手は選べないんだよね。
noとも言えない。一族の政治の持ち駒でいることが最大でただ一つの武器だし、
夫に捨てられたら家での立場はない。妾は合法化で嫌とさえいえない。
恋愛は男女がフェアでないと成り立たないから、
恋愛に見えてもあさき〜は現代ではすでに「恋愛」とは違うものなんだよね。
noと言う権利がない恋愛なんてないからなあ。
あ、ごめん昔の、ね。
今はどうなんだろ。
あ、ごめん昔の、ね。
今はどうなんだろ。
世界中の「お姫様」は
とか
恋愛は男女がフェアでないと成り立たない
とか
昔の(恋愛は)
とか
決め付けが多くてちょっともにょる。
古典ってもうちょっと視座を
(文化人類学的にも)フレキシブルにしたほうが
楽しめるのでは。
スレと関係ないからsage
744 :
愛蔵版名無しさん:02/08/11 00:27 ID:DGW4IcbU
ルール無き恋愛というか、すべての拘束を外した恋愛ってつまらんよね。
現代人の恋愛みてるとそう思う。
恋のからさわぎ見ていて激しく鬱。
745 :
愛蔵版名無しさん:02/08/11 19:01 ID:lyAp05rc
平安貴族のモテ系女の条件って
「和歌のセンス」「字がうまい」「声がきれい」「御簾越しの姿がよい」「いい女って評判」とかそんなとこ?
紫の上が女三の宮の返事をチラリと見て「内親王様とも思えない幼稚な御手」みたいに言ってた時、
「それってそんなに優越感感じることなのかなあ、当時はそうなのか」って思ったし。
現代モテの必須「ルックス」「性格」「ファッションセンス」とは少しも一致しない。
743の言わんとすることは何となくわかるけど、現代とは価値観がまるきり違ったんだろうな、ってことは想像できる。
でも源氏〜の魅力は、その恋愛価値観がまるで違う時代の恋愛なのに、現代にも通じるものの宝庫だってことだよね。
「恋から」の子たちも平安貴族も私たちも「恋愛病」にかかってるのは同じかも。
紫の上は晩年「殿に守られてそれが女の幸せと思ってた、思い込まされてた。でもそれがほんとに幸せなの」って悩む。
恋からの子たちも「いろんな男にもてて彼氏の途切れなくて、何か買ってもらう。
それがもてる、かっこいいって思っていた。ほんとうだろうか」って思う時がくるのかも。
そう思い込ませてるものが、昔は「女の幸せ」、今は「情報」ってだけで、根っこは同じかも。
746 :
愛蔵版名無しさん:02/08/11 21:36 ID:zPsjeOCQ
>745
まあ、その「ルックス」「性格」「ファッションセンス」自体、現代の基準とかなりずれてるしね。
もっと言えば、「源氏」は当時としてはホントに狭い貴族の世界に限った恋愛だったし、「今昔物語」なんか読むと、
武士や庶民の恋愛観はまたちょっと違うみたい。妻が間男したら夫はその場で二人とも斬り殺
そうとしたり、とかね。
747 :
愛蔵版名無しさん:02/08/11 22:01 ID:ktn7CbyU
髪が黒くて長いことが平安時代の美人の最大の条件のはず。
でも、やっぱりそうはいかなくて、
末摘花の髪は素晴らしく美しかったけど、容貌の方は…
なんかの本で、現代流に解釈したら、
背が高くてやせていて、鼻が高い?末摘花は今風の美人だ!と
書いてるのあったなー。
748 :
愛蔵版名無しさん:02/08/13 21:34 ID:aJYPhq7h
>747
う〜ん、末摘花の絵を見たけど、やっぱり現代でも・・・
ものすごく顔が長くて、鼻は高いというより長く垂れ下がってるかんじで先が赤くなってました。
「あさき」の末摘花まじでそのままでしたよ。
749 :
愛蔵版名無しさん:02/08/14 04:51 ID:4r3JWlns
たしかにアメリカでも昔は太っていないとモテないという時代もあったが、
「紅鼻」を好むのはアフリカやパプアニューギニアの原住民族だけ!
それもお化粧であって、記憶している限りにおいて、
天然の紅鼻を好んだという風俗史の証拠は、古今東西無かったように思う。
美人の解釈も社会的文化的に変遷するものだけど、
一方でギリシア彫刻のような普遍的な美も存在しているわけで。
痩せやガリではなくて、男性の鍛え抜かれ磨かれた肉体の美しさや、
女性の柔和さや曲線を帯びた身体のライン。
750 :
愛蔵版名無しさん:02/08/14 22:37 ID:/a6rUvrt
更級日記の作者、菅原たかすえの娘は薫大将の
ファンだったよね。
末摘花、初登場時の赤鼻は
しもやけの可能性有りなのですが・・・
目鼻立ちがくっきりしているほど、凍傷にかかりやすくなるそうですし・・・
でも、それ以降の説明が付かないんだよね
いや、何か擁護したくなったものだから
752 :
愛蔵版名無しさん:02/08/15 01:00 ID:UY+pV4iY
更科日記。
あの現実的すぎる話か・・・。
物語の美男に憧れた少女も大人になり、現実を見ておじさんとときめきのない結婚。
さよならも薫大将、って。
夢のない話だ。
でもその分、現代でも立派に通用する。
753 :
愛蔵版名無しさん:02/08/15 02:31 ID:9jvv51Kb
更級は文学少女の戯言。妄想に付き合わされる読者の身にもなってみろ。
754 :
愛蔵版名無しさん:02/08/15 23:08 ID:pFeIj+g+
高校の時の古典教師も薫マンセーだったな。
薫をさして「誠実」と言っていた。誠実?ウ〜ン
ま、ガッコのセンセなんて世間知らずの見本ですから。
756 :
愛蔵版名無しさん:02/08/16 22:45 ID:cJDb7KqX
>751
なるほど〜。
私はアレルギー反応の現れた赤鼻病かと思ってたけど、
あれだけ寒い家じゃダニは死にますね(^^;
>716
私も文庫になってから読みました。
私は色っぽい夕顔タイプも源氏を袖にする朝顔タイプも好きだけど
渡辺淳一の女性評にはちょっともにょって挫折(笑
あの六条さんの解釈には瀬戸内さんが反論してた気もします。
今、うちの田舎で瀬戸内寂聴さんの源氏物語展をやっているのだが、
「あさき」の原画も展示してあるんだ。
ものすごくきれい……。
魂、抜けそうでした。
以前、文学関係の雑誌で「源氏物語」と「更級日記」の関係について書いた文読んだとき、筆者の男性研究者はなんで菅原孝標女は「源氏」の中で明石の上などでなく薄幸で身分も高くない浮船に憧れてたのか、同じ東育ちという以外には見当つかん、
みたいなこと書いてたけど、単に夢見がちの少女にありがちなパターンで悲劇のヒロインに憧れていたんじゃないのかなあ、と私は思ったんだけど、どうだろう。
浮舟の方が親近感が湧いたとか。
「いつの日か、ワタシにも薫の君のようなステキな殿方が…」って
連想しやすかったとか。もちろん758さんの考えにも同意。
明石さんみたいに耐えて忍んで賢くたちまわるのは大変だけど、
浮舟は男の方からほいほいやってくるし。。。
760 :
愛蔵版名無しさん:02/08/18 23:51 ID:U6yL9PSx
なるほど。
平凡な受領の娘にとって、紫の上や朧月夜、玉蔓は感情移入しづらいかも。
薄幸で華やかでもなく、今は落ちぶれてるけど本当は宮筋で(ここがポイントかも)、
二人のいい男が取り合う、ってのは憧れるかも。
ちょっと昔の少女マンガの「私なんか地味でクラスでも目立たないのに、
女の子に人気の生徒会長とサッカー部キャプテンに告白されちゃった」って世界かも。
761 :
愛蔵版名無しさん:02/08/20 01:18 ID:U5EIbDOJ
無理な話だけど、あさきの新しいやつが読みたい(w
せめて宇治十帖番外編とか描いてくれないかなぁ。
>761
オリジナルな話は萎える。(´Д`)
省略された宇治十帖での玉蔓とかの話なら何とか。
763 :
愛蔵版名無しさん:02/08/20 04:53 ID:/1M5hE/8
>>762 宇治十帖編の玉鬘なんて、髭黒死んで息子の昇進はパットせず、
娘2人は玉鬘に執心なスケベ院に貢いでしまい、
夕霧に愚痴り心通わせ、源氏の院をお慕い申し上げているばかりがプライドな
そんな浅ましい玉鬘がお好みですか?
漏れ的には夕霧と再婚して欲しかったりして。
764 :
762:02/08/20 18:33 ID:???
>763
お好みとまではいかんが、漫画化されたらどうなるか興味はある。
源氏の設定使ってオリジナルっつーと、どうにも「千年の恋」が出てきて
萎え。(;´Д`)
>763
ワッキー、玉鬘好きだから
そんな話は描きたくないだろうね。
766 :
愛蔵版名無しさん:02/08/23 02:42 ID:oUOMfi17
自分が夕霧だったら、玉鬘が大宮の喪に服しているときに、
力ずくで夜這いをかけちゃうと思う。
雲井の雁はあのような人だから、どっちにしても同じような反応だと思うし。
落葉の宮も半ば強引に奪ったわけだから。
それが出来ないのが夕霧の夕霧たる所以では。
玉鬘の時はまだ源氏が目を光らせていたしね。
あの父親の目を盗んで夜這いかける甲斐性は(当時の)夕霧にはなさそう。
落葉の宮ん時は、柏木の遺言という大義名分(?)があったし、
結婚して大分経った頃で、社会的地位も高くなっていたのもあった、
と考えてみる。
>767
夜這い出来たのはいいけれど、手際の悪さに呆れられるのも夕霧らしさ。
落ち葉の宮が逃げ込んだ部屋の戸の前で根競べなんて、源氏なら
間違ってもやらんだろう。
769 :
愛蔵版名無しさん:02/08/24 03:24 ID:yNV3lNN5
>>768 さあ・・あなたの手で戸を開けてくださいだのなんだの・・
源氏は女の敵!男の敵!でも好き!
770 :
愛蔵版名無しさん:02/08/24 04:27 ID:f49yG8Hi
夕霧タン、お父さま譲りの男前なのに
あの不器用な性格は、お母さま譲りなのかしらw
>>769 光源氏は、紫の上を泣かせてたころは「なんつー奴だ」と思っていたが、
宇治十帖編になってから、薫や匂宮の子どもっぽく身勝手なふるまいを
見るにつけ、源氏の良さを実感した。
一度情をかけた女は最後まで面倒みてあげるし(花散里、空蝉、末摘花とか)、
女を口説く時も無駄がないし、みやびな事に長けてるし。
771 :
愛蔵版名無しさん:02/08/24 05:25 ID:EqlRxViO
そうだよね。今時の男の子って頼りないから。
女の子も信頼に足りないし。
愛するにも足りないっていうか、薄いから物足りない。
どこかに光源氏のような人いないかしら?
白馬の王子様なんていないんだよね。
実際には隣にいる冴えない男で我慢するしかw
自分が付き合う人間は結局のところ
自分の「鏡」ではないかと思う今日この頃。
>>772 耳の痛い話だな・・・
確かに、紫の上や明石の君なら、薫や匂宮程度の男は相手にしないと思う。
> 771
>どこかに光源氏のような人いないかしら?
>白馬の王子様なんていないんだよね。
痛い…いくらあさきスレだからってイタスギル。
あなたお願いだからそこまで電波丸出しな発言はしないでくダサい。
いまいち、女性のランクの上下が分からない。
一番上が「女院」で、次が「中宮」?
これらは「皇太后」とどう違うんだ?? つーか国母って何。
男のランクと違って教科書とかに詳しく書いてないからな・・・
誰か、説明書きも加えて並べてくれる親切且つ聡明な方はいないだろうか。
776 :
愛蔵版名無しさん:02/08/24 19:05 ID:f++5nZ46
一番好きなカップルは冷泉帝と秋好中宮なんだけど。
マニアックな好みかな。
この二人って年の差乗り越えて、絵という共通の趣味で意気投合ってパターンじゃん。
現代人としてすごく共感しやすいんだよね。
今、年下の彼とつきあってるから共感してるのもある。
私も19歳まで彼氏いなかったから、
ずっと伊勢斎宮で恋の花咲くの遅かった中宮にも愛着わくし。
お母さんの六条さんは年下男の源氏を好きになり破滅したけど、
娘の秋好中宮は、年下男の愛情をゲットして幸せになった。
母娘でありながら二人の違いは何だったんだろ、と深く考えさせられる。
いや・・・意気投合と言うより秋好ちゃんはお守り的感覚の方が
強かったように思うけど。
確か藤壺は準太政天皇になっているから「女院」と称されている。
中宮は天皇の正妻のこと。
皇太后の定義は、今で言えば天皇の母・・・だよね??
だから中宮=皇太后とは限らないってこと?
ちなみに自分の好きなカップルは柏木×女三の宮かな。
結局三の宮は柏木を愛していたか否かは原作でも「あさき」でも
不透明なままなんだけどね。
皆さんはどう思いますか?
桐壺帝の時、
藤壺が中宮に叙され
弘徽殿の女御は、跡継ぎを産んでいたけど、藤壺より格下の扱いだったよね
で、朱雀帝になってから、
国母(天皇の母)となった弘徽殿は、皇太后と称される
このことから見ると、中宮=皇太后ではないようですね・・・
ま、詳しいことこれ以上突っ込まれるとお手上げなんですが;
>765,779
ワッキーの玉鬘マンセーと女三の宮の扱いの悪さのせいで、罪もない玉鬘のことを
嫌いになったかも(笑 (宇治の中の君は同じ派手顔でも原作より好きになったから
アンチ大和じゃないとは思うけど)
>779
煙くらべの歌の「遅るべうやは」だっけ?
あれが愛情だって説を支持してます。
明石の尼君 明石の尼君ィィイイイイイィィィ!!!
女三の宮、
あさきだと彼女には「愛」って概念が
なくって、それをわからせてくれたのが
柏木だってそう解釈されるように思えます。
でも誰を愛するとかそういう次元に行く前に
出家しちゃって…
って風に自分は捉えているのですけど…
甘いかしら。
>779
普通に考えて・・柏木好きだけどさあ、
三宮からすれば強姦男だし、そんなヤツの子供まで孕んじゃって・・
そんな相手好きになれるかな?
まあ・・玉鬘も似たようなもんだけど。
顔の区別が難しい・・・
>>766 自分が冷泉帝なら髭黒の妻であろうと
色々理由つけて帰さないで、玉鬘やっちゃうなぁ・・・
787 :
愛蔵版名無しさん:02/08/25 09:18 ID:oEUayEOu
あさきのルックス。
似てるという設定の藤壷と紫の上はともかく、他の女人も美人は皆同じような顔ばかり。
中で女三の宮のあの個性的なルックスは何だ?
ワッキ−は「ポーッとして魅力に薄い」感じを出したかったのかもしれないけど、
個性がきわだっていい感じに見えるんだけど。
女三の宮のその後は、薫の語る「いくつになっても幼く、息子の僕に頼りきってる母上」で推測できるか。
三の宮自身の内面が見えれば、柏木との出来事は何らかの影響があったとは思うけど。
788 :
愛蔵版名無しさん:02/08/25 09:24 ID:oEUayEOu
>786
そういう意味では冷泉帝も源氏の血をひいてるわりにスマートとは言えないな。
夕霧ほど、どんくさくはないにしても。
夕霧はあいたたタイプ、冷泉帝は押しが弱いタイプか。
好意は口にするくせに、具体的に誘ってこないから進展しようがない男。
玉鬘をひとめぼれさせるほどの清潔感あふれた容貌を持ちながらもったいない。
男のひとめぼれはよくあるけど、女の子のひとめぼれってよっぽどだろうしな。
789 :
愛蔵版名無しさん:02/08/25 09:55 ID:uYBtlfbh
>787
私も最初は混乱したけど。
でもあさき漫画によーくなじむと
それぞれの顔が完全に書き分けられてることのほうが驚く。
漫画家で、みんな同じ髪型の人を
何人も何人も書き分けられる人ってあんまりいないと思うよ。
少女漫画板の平安漫画スレからコピペ
美人度の格付け
【別格】 .| 【美女】 | 【並】 | 【不(以下略)】
藤壺・紫 | 朧月夜>六条・明石>玉鬘・夕顔>三宮> | 朝顔>空蝉 .| 花散里>>末摘花
葵の上、籐の典侍はどのへんかなあ。。。
やったーあさきスレハケーン!!
今から全部読んできます。
でもその前に1コ書いちゃえ(ガイシュツだったらスマソ
子供の頃はにおう飲み屋(一人激ワラ って夕霧にすごい懐いてたのに、
大きくなったらあの態度、気にいらないわー(w
自分は夕霧の誠実で不器用なとこだ好きなのでつ
>790
美女 : 朧月夜>六条・明石>玉鬘・夕顔>葵上・籐の典侍・三宮
並 : 朝顔>空蝉>花散里
不(以下略) : >>末摘花
籐の典侍って五節の舞姫に選ばれる位だし、身分大違いの夕霧の側室に
なれる位だし、それなりに美人だったのではあるまいか。
花散里はせめて並にしてやって。( ;´Д`;)
夕顔より葵の方が美人ってイメージがあるなあ・・
朧月夜より明石の方が上という感じも。
好みかな・・。
794 :
愛蔵版名無しさん:02/08/25 18:24 ID:oEUayEOu
>792
確か夕霧の子って正妻の雲居の子たちよりも、
藤典侍との間の子のが優秀で美形揃いって設定だった気がする。
中の君にあんなに夢中だった匂宮が、
六の君を見ると「好みだ」とその気になってしまうほどだし、
母親の藤典侍も内裏の中では別格だったのでは?
ワッキーの解釈だと、六条>藤壺・紫の上じゃなかったっけ?
個人的好みだと>793と同じく葵の上はもっと上位でいて欲しい。
ちなみに、頭の中将の娘美人度は原作によると
玉鬘>雲居の雁>弘徽殿の女御>近江の君
そして、藤典侍>雲居の雁
796 :
愛蔵版名無しさん:02/08/25 22:24 ID:oEUayEOu
>795
雲居の雁は弘徽殿の女御より上なんだ。
何だか意外。
あさきの絵では、あまりきれいじゃない落葉宮の容貌はどの辺だろうか。
源氏ママ&源氏をいびったおばさんの方の弘徽殿の女御の美人度も何かに書いてあった。
あれだけの自己中な性格だから、
若い頃はそれなりにチヤホヤされたそこそこ美人だった説。
確かに人間ってかけ離れた人にはシットしようがないし、
桐壷の更衣に全然およばないブスだったら、あんなことはしないだろう。
>793
>夕顔より葵の方が美人ってイメージがあるなあ・・・
禿胴!!てゆーか、美人の種類が違うと思う。夕顔は現代で言う”癒し系”
だよね?美人というより可愛い系かも。葵の上は近寄りがたい正統派美人
って感じがする。
・・・ってこれも個人的好みが反映されてるけど。(葵の上好き)
790の美女クラスに挙がってる人は美女!って思うけど、皆タイプの違う美女
だねー。
和紀先生はキャラの描き分けちゃんとしてると思う。単行本10巻ラストの
ほうで源氏の女君たちが見開きで載ってるけど、全員見分けつきますもん。
あ、あのー・・・源典侍は?
若かりしころと老いたときとで位置づけが違うと思うけれどね
源典侍って、若かりし頃は宮廷一の美女だしなぁ・・・
>796
桐壺たんは、バックのない身分が低い更衣だから
女御で第1皇子を産んだ身としては耐えがたいモノがあったのでわ?
顔の描きわけは・・・
私的には意外にわかりずらかったのは藤壺と夕顔。
まあこの2人は絵柄の安定してない初期からのキャラだから
しょうがないんだが・・・。
朱雀院血縁の女宮とかは目に特徴があってわかりやすかったな。
自分も、弘徽殿の女御より雲居の雁が
美人とは知らなんだ。
秋好中宮とかはどのへんかな。
美人というより可愛い系らしいですが。
>>796 落葉の宮は
【並】落葉の宮・朝顔>空蝉
と個人的には思った。
803 :
愛蔵版名無しさん:02/08/26 03:38 ID:SqBL4YpN
>>788 若いときから女漁りに励んでいた源氏と違って、
冷泉帝は帝だから黙っていても首一つふれば女があてがわれる立場だったから。
804 :
愛蔵版名無しさん:02/08/26 21:35 ID:ZNEjcrkY
>796、802
原作では、朝顔→美女、落葉の宮→それほどでも・・・
落葉の宮はあさきでは「うらみきれない美しさだ(うろ覚え)」(夕霧談)と美女として設定
されてたけどね。
805 :
愛蔵版名無しさん:02/08/26 22:32 ID:u80+uZ2n
大和絵だと、初登場の明石の君か、源氏の老後の妄想じゃない回想に出てくる
朧月夜が破格の美女に見えるな。
玉鬘も派手目の美人というだけあって、すごくきれいだった。
落葉の宮は妹の三の宮ほど美しくはなかったのかな。
柏木に愛されなかったこともあって、自分の容姿にはコンプレックスが
あったよう。ついでに言うと夕霧と結婚した当時は推定25、6歳。
女の盛りは過ぎてるわけだしね。(それでも雲居の雁よりは年下だけど)
でもそれなりには美人だったんじゃないかな、とは思ってる。
なんかこのスレでは落葉の宮人気ないが、私は好き。
独身が通例の内親王であるのに周りのすすめで柏木と結婚。
→しかしダンナは妹宮に夢中でしかも浮気。
→挙句ノイローゼで早死に。
→夕霧に半ば脅迫のように口説かれる。
→そんなどたばたの中で母親が死ぬ。
→夕霧に無理やり二度目の結婚をさせられる。
→雲居の雁の父の大臣に反目される。
もしかしたら物語一ヒサンな人かもしれない・・・。
宇治十帖で幸せになってたようで良かった。
落葉の宮は悲惨な人かもしれないけど
比べられる雲居の雁が人気者だからねぇ・・・
妹宮より血統も美貌も劣っていたけど
所帯地味て耳出してる妻が失ってしまった雅さと
夫に愛されてなかった未亡人ぶり
そんなトコが、義理堅い夕霧の心に響いてしまったんでしょうね。
808 :
愛蔵版名無しさん:02/08/27 00:56 ID:1CbbqmQH
宇治十帖ででてくる
大君、中の君、浮舟、女二ノ宮(薫に降嫁した人)、宮の御方(あさきじゃ出番がない)
の格付けはいかがでしょう?
私はこの中では
【美女】中の君>大君>浮舟>女二ノ宮>宮の御方
と思ったけれど。
>808
密かに胴衣。
宮の御方は正直よくわからんが。
女二の宮の姉、女一の宮がいませんね。
浮船と女二の宮の間に入りそうですが。
個人的に美女の格付けは美の「質」が異なるものだから
あんまりピンときませんが・・・・・
とか言ってみる。
あ、匂宮の北の方の六の君もいない。
彼女も中の君とはるくらいの美女だよね?
811 :
808:02/08/27 01:18 ID:???
>809
女一宮、相当な同母弟である匂宮から「姉でなければ・・・」と考えさせるほどだから
相当な美女かと。
あと冷泉帝(美形)と引徽殿女御(美女)の内親王の女一宮も入れといて。
「あさき」では未登場だけど、
玉鬘腹の大君・中君もいますよね。
2人とも冷泉院のもとに入内だっけ?
まとめてみると宇治十帖で登場する女君は
宇治大君・中君・浮船・六の君・女二の宮・小宰相の君(薫の愛人)
宮の御方・(玉鬘腹)大君・中君・女一の宮(明石の中宮腹)
女一の宮(こき殿腹)・(紅梅大納言の)二の姫・・・「あさき」未登場
こ、こんなもんでしょうか?ぜぇぜぇ。
間違い&追加があったらダメ出しきぼん。
どっちにしろ美女のランキングは難しいな。
814 :
781:02/08/27 01:56 ID:???
>806,807
うん、雲居雁が(顔だけじゃなくて性格も)可愛くなかったら
落葉宮ひいきになったかも。
同じ憤死でも一条御息所より大君のほうが美しく描かれてて得だな〜。
>783
あさきでの描き方は同意です。
>784
そもそも紫上強姦から気にくわなかったので「強姦男を好きになるか」は
源氏では考えないことにしてます。
>813
それくらいだよね。
宇治十帖はブサイクはいないけど、際立った美女もいない。
上の中〜中の上くらいがぞろぞろという感じ。
小宰相の君って薫の愛人みたいな描かれ方はしてないよね。
匂宮を追っ払ってたような描写はあった気がするけど。
>816
愛人というか、最後にチラッと出てきておそらく薫と関係を持ったのでは?という
かかれ方をしていたよね。
818 :
愛蔵版名無しさん:02/08/27 04:01 ID:y3m2fPTf
>>817 源氏で言うところの紫の上亡き後の宰相の君や犬君の扱いと似たようなものか。
>813
玉鬘の大君が冷泉院に参院、
中君が尚侍の職を譲られて今上帝へ出仕ですね。
820 :
愛蔵版名無しさん:02/08/27 22:35 ID:oxHARVK8
夕霧×藤典侍の六の君は、母親(というか両親が)ゆずりの美貌に加えて、
落葉の宮が精魂込めて育てたことがおポインツかも。
落葉は何と言っても宮様で礼儀も教養も申し分なし、
さまざまな経験を経て人の心の痛みもわかってるはず。
そういう女性の愛情を一身に受けて育てられた六の君。
魅力的でないはずがない。
821 :
813:02/08/28 01:01 ID:???
間違いを819さんが訂正してくれたので感謝。
大君がモテモテで今上帝にも望まれたが結局冷泉院のもとに入内して
しまったので、代わりに妹の中の君(内裏の君)が今上帝のもとに
出仕するという背景ですた。
ついでに「あさき」で登場する男君もまとめてみますた。
光源氏・桐壺帝・朱雀帝・冷泉帝・蛍の宮・髭黒・宇治八の宮
頭の中将・夕霧・柏木・紅梅・薫・匂の宮
こんなもんでしょうか。
ついでに頭の中将の息子どもが好きな私にとって
紅梅があまり美形タイプに描かれてなかったのが残念だったな。
惟光タソもちらっと入れてあげて(ワラ
思えば惟光タンも娘は一応目論み通り夕霧の妻になってるし、
その娘は次期帝の正室になったりとなかなかの出世ぶりだね。
824 :
愛蔵版名無しさん:02/08/28 14:39 ID:/41UWukG
目指せ、第二の明石入道!ですから>惟光タン
825 :
愛蔵版名無しさん:02/08/28 14:44 ID:pqFQNaRZ
惟光タン はサラリーマンの鏡のようなヤシだね。
源氏のワガママにも困った顔をしながらとことん付き合ってあげてるしw
むしろ惟光タソ、
光源氏の久々の夜歩きに
うきうきだったYO
オサーン惟光のちょびヒゲがかわいい
827 :
愛蔵版名無しさん:02/08/28 20:43 ID:QpgCBc9f
源氏の弟の兵部卿宮が、はじめて玉鬘にあったとき、源氏が蛍を
部屋にはなったよね。
すごくきれいで素敵なシーン。
で、そのとき「鳴く声も持たない蛍の恋の光こそ消せないものを
あなたへの私の恋の炎が消せるものでしょうか?」みたいな歌を送って
玉鬘が「声に出さぬ蛍こそ、あなたさまより深い思いに身を焦がしていること
でしょう」みたいな歌を返してて、素敵〜と思った。
惟光タンと紅梅タン
どっちも童顔藤原系だね。
結婚して2年くらい経った頃、実家がリフォームするというので
実家にあった漫画を全て捨てたいと母が言った。500冊位あったと思う。
当時私はアパートだったため大量の漫画を家に置く場所がなかった。
結婚してから漫画を一切読まなくなっていたこともあったので
仕方ないが全て古本屋へ持っていって処分した。
大好きなキャンデイや一生ものと思ってたあさきゆめみしなんかも全部。
あれから7年。このスレ見つけてから異常に読みたくなった。
なんで古本屋なんかに持っていってしまったのか。
あの時の心境が理解出来ない・・鬱
もう一回買いなおそうと思ってます。
惟光タンの孫が匂宮の北の方。
匂宮は次期東宮の予定だから、六の君が国母・中宮になる可能性も
あるわけだよね。
もしそうなったら本当に惟光タンすごいや。
ところで藤典侍は「妻」の1人に一応数えられるんでしょうか??
立場的に召人とまではいかずとも側室って感じだと思ってますた。
「典侍は結婚はしない」雲井の雁が言っていたけど
子供を持つことはオケーなんだよね?
どういう立場になるのだろう?
832 :
愛蔵版名無しさん:02/08/29 08:57 ID:Zu1B/+rr
>>829 あさきも豪華本や写真集・ビデオは入手困難だけど、単行本なら普通に置いてあるから。
>>830 藤典侍は「妾」に入ると思うよ。つまり側室だね。
>>831 結婚や出産すること自体はできても、宮仕えが生活の中心だから普通の貴族
女性とは違うってことを言いたいんじゃないかな、雲居の雁ちゃんは。
しかし、藤典侍の髪型って実際にはどうやって作るんだろう?
身長より長い髪を肩くらいの長さにまとめるのは大変そう…と読むたびに
それが気にかかる。それとも典侍はあの髪型する為に髪短くてもオケーなの
かな?
>>833 私も詳しい事は解らないけど
五節の舞姫だった頃は、結い上げる為に短くしてたかもしれないけど
それ以降は普通に垂れ髪だったんじゃない?
髪が長いのは当時の美人の条件なんだし。(短い時はかもじ着用とか)
>831
結婚しないじゃなくて、家庭は持たないじゃなかったか?
宮仕え=宮廷に住み込みなので、子供を手元で育てるのが
難しいという意味ではあるまいか。
育ててるのは惟光夫妻?。花散里が引き取ってる子もいたな。
836 :
愛蔵版名無しさん:02/09/01 09:16 ID:6sMI6941
惟光大出世!
837 :
愛蔵版名無しさん:02/09/01 13:01 ID:WUjjVamB
あさきだと
ちょびひげ惟光「明石の入道の二代目も夢ではないっ」
惟光の妻「何、寝言言ってんですかっ!」
てやりとりがあった。
ちっとも寝言ではなかった。
838 :
愛蔵版名無しさん:02/09/01 13:10 ID:hz7k6cua
>837
いつの時代も女は現実主義なのかも・・
明石の入道の奥さんも惟光妻ほど気が強くなかっただけで心の中じゃ
思ってたことは同じハズ(w
839 :
愛蔵版名無しさん:02/09/01 15:40 ID:wg/oWwJH
ところで、宇治の大君って原作では父親の八の宮似ってなってるけど、「あさき」ではあんまりにてないよね。やっぱりおじさんを大君と似た顔にするのは無理があったのかな。
でも、大君と浮舟たんは似ている設定でしょ?
常陸殿の異父弟妹達は八の宮の血が流れている浮舟たんとは
かけ離れた容姿だったじゃん(それでも小君はチョイ似だっけか)
「あさき」では、煤けたおじさんの八の宮って若い頃は美形だったんじゃない?
>839
それを言うなら柏木と薫もあんまり似てないぞ(w
漫画だし、あんまり深くつっこまない方がよろしいかと。
関係ないけど、宇治十帖編っていうと匂宮三帖(匂兵部卿・紅梅・竹河)が含まれないわけだよね。
だから玉鬘の娘の話とか「あさき」で無かったのか、
とか今更言ってみる。
まあこの三帖は蛇足だっていう論もあるくらいだから
別に良いんだけど。
美の質について。
<別格>藤壺・紫の上
<美・綺麗系>朧月夜・玉鬘・葵・中の君
<可愛い系>夕顔・雲居雁・女三の宮・浮船
<知的美人系>明石の上・朝顔・空蝉・六条・落葉の宮・大君
<個性派>花散里・末摘花・近江の君・軒端の荻・源内侍
個人的意見です。
けっこうかぶってるとも思います。
ちなみに秋好・明石の姫等は微妙に区別不能ですた。
843 :
愛蔵版名無しさん:02/09/02 01:44 ID:j66/qp9m
紅梅は父親(頭中将)にも、兄(柏木)にも似てない。
でもあさきでは近江の君に優しかったよね。
柏木はうざそうに近江に冷たかったけど、
紅梅とこきでんの女御はまあまあ優しかった。
紅梅は真木柱ちゃんにも優しくしてたし、
「見た目はイマイチだけど優しい男」て設定はあさきオリジナル?
八の宮は冷泉帝よりやや年上ってことだよね。
あさきの宇治十帖に冷泉帝出たっけ?
おじさんの姿が想像つかない。
薫は冷泉院と秋好中宮の後見を受けてたんでしょ。
冷泉院としては弟のつもりだったのかな。
実は自分と同じ境遇とは夢にも思うまい。
紅梅はけっこう優しいイメージがあるな。
まま娘の宮の御方も良くしてあげようとしてるし。
原作ではなかなか2枚目だったと思われ。
とっても美声だったとか。「あさき」でも夕霧結婚の際に歌ってたな。
>843
あさき宇治十帖に冷泉院出てるよ。
薫と八の宮を結びつける重要な役割を果たしてる。
もう50代をゆうに越えてるはずなのにかなり若々しいですw
宇治十帖を読み返す度、匂の宮のバカ男加減にムカツク・・
薫もアレだが匂の宮には敵うまい。
中宮が薫と匂の宮の執拗で胸を痛めてたけど、自分の息子と自分の弟が
あんな事になったら嫌だろうな・・・。
>846
執拗?確執ではなく?
右大臣家の姉妹って
長女=こきでん 二の君=? 三の君=蛍宮北の方(かなり年上っぽい・・)
四の君=頭中将北の方 五の君=? 六の君=朧月夜 なんですよね。
今日読んだ源氏本で、兵部卿宮の意地悪北の方はこきでん大后姉妹の二の君説が出てた。
そうだとしたら蛍宮が真木柱と再婚するのもわかるような逆に変(義姉の孫!)なような?
その説がありなら五の君が八の宮の北の方だった(だからこきでん肩入れ)ってことも考えられる
などと妄想。
私ゃ単純だけど、元祖弘徽殿と朧月夜の年の差が気になる(爆
>849
おそらく20歳は離れてるだろうね。
もちろん腹違いなわけだけど、そう考えると結構優しい(面倒見が良い)ね、弘徽伝の太后。
頭の中将の息子どもが好きな人もいたけど
私は娘どもが好きだなー。
近江の君が好きだ〜。
853 :
愛蔵版名無しさん:02/09/04 03:41 ID:Fc8vCUPx
>>852 現代なら近江の君はモテモテ!(←死語か?)
854 :
愛蔵版名無しさん:02/09/04 13:52 ID:Uc/exCWL
>848
八の宮の件
元々右大臣家が利用して皇位に就かせようとしていたんだから
未来の皇妃として差し出そうとするのは解る。
宇治十帖に、そっちの血統の人間がいてもおかしくないかもね。
>852&853
近江の君はイイ!
でも、モテモテというのか男友達が多そうなタイプね。
そんでもって友達の世話を色々焼いてくれそうだ。
雲井の雁は一人の彼氏にベッタリ。
玉鬘は高値の花。
弘徽殿は見るからにお嬢様!って感じかな?
頭の中将が近江の君を見て、
「似てる…」
って思ってたコマが面白かった。
近江の君は黙っていれば結構カワイイんだし。
頭の中将の面影があるのなら、マズーな器量ではないだろう。
マイ・フェア・レディみたく藤原家の姫として恥ずかしくないように
根気良く仕込んで育てて、周囲がビクーリってのを見てみたい(ムリだが)
でも、彼女の突き抜けた感じが失われるのもイヤだな。
857 :
愛蔵版名無しさん:02/09/05 00:36 ID:EeJ18jRi
近江の君は原作だとバカにされて笑われてかわいそうなまま去ったっぽいけど、
あさきだと痛快で気持ちいい。
最後も「ここ冷たいばっかであきちゃったねーかえろかえろー」って。
都の人は自分たちが上、町の人は下って意識だけど、
近江とお付きの女の子は彼女たちの価値観で自分にとっての幸せを選んだっぽくて元気になった。
>857
そうだね。貴族連中がどろどろしてる中、近江の君だけ突き抜けてて、
こういう幸せもあるんだよなぁとか考えさせられた。
そうそう、近江ちゃんって父親似なんだよね。
玉鬘も父親似だからこの2人ってけっこう似てたのか?(w
当世の貴族社会を風刺する存在として面白いよね。
彼女の歌は本当に意味不明で面白い。
860 :
愛蔵版名無しさん:02/09/06 23:52 ID:0NJmu+OW
近江の君の歌を貰って困り果てている弘徽伝ちゃんも面白かった。
頭の中将って華やか顔なんでしょ?
ムリがあるけど、平安じゃなくて現代風の設定したら
ワッキーは、ゴージャス美男系に描くのかな?
>859
玉鬘と近江ちゃんの容姿の違いは、やっぱ母親なんだろうね。
玉鬘は源氏に母親似とか言われていたじゃん。
ブレンドが上手く行ったんでしょう。
近江母と頭の中将が、どーやって出会ったのか気になるんだけど
やっぱ好奇心なのか???
玉鬘は源氏に「母親に似てるところもあるが内大臣の気品がまさってる」
とか言われてなかった?
紫の上も「父大臣に似た華やかな顔立ちであるらしい」とか言ってたよ。
衣装選びのとこで。
ま、源氏が玉鬘に懸想するときは母の夕顔に似てるとか言ってるけど。
実際のところどっち似なのかよくわからん。原作ではどうなんでしょ?
頭中将は若いころいかがわしい所に出入りしてたらしいので
そこで近江母との間に子供が出来たんだろうと解釈してますた。
ようするに町の小路の女、遊女みたいなのかなーと。近江母。
あさきで言う「春を売る女」ですか?>近江母
近江たんを見て、頭の中将が「似てる」とつぶやくシーンを
単行本で始めてみて「近江母に似てるのかー」と納得したものです
逝ってきます。
864 :
愛蔵版名無しさん:02/09/08 10:37 ID:9N7kHOSy
春を売る、といえば連載当時、ちょっと仲間内で話題になったんだけど
夕顔も売ってたのでしょうか?
在りし日の夕顔が、「皆のためですもの。いいのよ…」っていう場面で、
夕顔は売り目的で源氏に近づいたのか?いや、あの場面は源氏とは別の殿方だ、
なんて激論を交したのを思い出しまして。
確か円地訳では、そういう描写はなかったと思うけど
原典ではどういうことになってるんでしょうか?
>在りし日の夕顔が、「皆のためですもの。いいのよ...」っていう場面
私は、かつての頭中の通い初めの一場面かとも思いました。
866 :
愛蔵版名無しさん:02/09/08 19:06 ID:OilIsDNJ
>864
売りかどうかは別として、あの出会いは明らかに夕顔から誘ってることは確か。
夕顔はよく「男好みのかわいい女」系のような解釈されてるけど、
かなりロコツに誘ってるではないか、どこがおとしないんだろ、あーあ男って。
みたいに思ったりしたもんだ。
夕顔と浮舟が同タイプのように言われるけど、
夕顔は割としたたかで自分から誘ってるけど、
浮舟は男から言い寄られて断れない、自分がいっぱいいっぱいになってるって感じ。
例の夕顔の「いいのよ」シーンの相手の殿方。
あれは90%強の確率で源氏です。
少なくとも頭中将ではないことは確実です。
だってあのコマの直前に「小さな姫様と私たちの暮らしのために・・・」って
回想セリフが出てますもん。小さな姫様とは、文句なく玉鬘(当時はなでしこ)。
この小さな姫様を忘れたとしても、夕顔の館って、右大臣の四の君(頭中の正妻)の目から
逃れるための隠れ家だったんでしょ。
夕顔の館で頭中を口説いたとは考えられません。
もっとも頭中でもなく、源氏でもない別の殿方とも考えられますが、
正直あんまり想像したくない。源氏だと解釈したほうがすっきりします。
あのオカッパ頭の女の子も同じですし。
>866
禿禿同
夕顔が控えめで欲のない、みたいに言われてるのが納得いかなかった。
夕顔遊女説ってあるよね。
ロリでアッチの道に長けた女だったのではないだろうか。
私は無欲なように見せて男心をそそらせる「したたかな女」だと
解釈してるんだが。
女から歌を送ることについては色々論があるし。
頭中将と間違えて歌を送ってしまったとか。
ある種の男性が、ソー○の女の子を「健気だ」とか言って
マジ惚れするのと似てるのかな。>男性にとっての夕顔
誰が言ってたか忘れたけど、源氏は夕顔で初めてエチの悦びに目覚めたらしいし。
871 :
愛蔵版名無しさん:02/09/08 23:40 ID:OilIsDNJ
イメージって目をくらませるよね。
夕顔は何となく清純ぽく見えてしまう。
反対に派手で奔放なイメージの朧月夜は源氏が初めてだったわけだし、
朱雀院の女でありながら・・のことだって、
初めての人の源氏が積極的に誘ってるわけだから流されてしまうのもわかる。
現代でいうなら、おとなしそうに見えてしたたかで男慣れしてる夕顔と、
派手で遊んでそうに見えるけど意外と男の人知らなくて純粋な朧月夜か。
源氏物語ってすごいよね。
女人のタイプが千年先の今でもあてはまる。
>>867 玉鬘は幼少の頃は瑠璃姫って呼ばれてたんじゃなかったっけ?
玉鬘は「藤原瑠璃君」と呼ばれていました。
幼名かと思うのですが。
なでしこの女=夕顔だYO。
875 :
愛蔵版名無しさん:02/09/09 12:01 ID:/5qme29J
常夏の女=夕顔
>871さんに同意
誰の本だったか忘れたけれど、「夕顔」は床上手で、性的にまだ、
目覚めてなかった源氏がメロメロになってしまった…そうです。
六条の御休所の生霊にとり殺されたのも、現代風にいえば、やりすぎて
心不全を起こしたとか。
あの時代の女の人は、自分の財産がなければ、男に養ってもらわなければ
生活出来なかったのだから、夕顔が源氏を、お金目的?で、誘っても
仕方が無いことだと思う。
そのくらい、したたかでないと、飢え死にしてしまうよ。
したたかというか、夕顔だって子供や女房達を抱えてる身だから、
仕方ないと思うな。
878 :
愛蔵版名無しさん:02/09/09 21:13 ID:4GwHlbPC
>876,877
仕方ないといえば仕方ないけど、同じ環境でもそれをしない人もいると思うよ。
たとえば万引きして「お金がないから仕方ない」ったって、貧乏でもしない人はしないもん。
て、夕顔が生活のために男を誘っても、別に悪いことではないけれど、
でも清純とも思わないし、美化する気にはなれないなあ。
仕方ないと思いはするけれど、やはり私にとって夕顔は好きな女人ではなくどちらかといえば好きじゃない方。
子供はいなかったけど、末摘花だって女房との生活がどんなに落ちぶれても待ちつづけてたし。
持って生まれた容姿の問題かもしれないけどね。
美化する気はないけど、夕顔が1人だったりしたらそこまではしないんじゃ
ないかなあ・・
結構な人数を養わなきゃいけなかった訳だし・・それを思うと、ね。
末摘花のも1人で落ちぶれるのは結構だけど、他人を道連れにと思うと、やっぱ
主人としてどうよと思うし。
末摘花と比べても・・・
あちらはなんと言っても“宮家の姫”
夕顔は中流貴族の娘でしょ。
小さい頃からの教育のされ方が違うような・・・
朝顔にしても宇治の大姫にしても、カタイところが多いような。
夕顔が、源氏と頭中間違え説ってのもあるんだよね。
男君の身分で衣装が違っていたのと、
マジマジと姿見れるわけでない時代だし
生粋のボンボン二人を見間違えたっての。
そうだと、夕顔に対する見方も変わるんだけど・・・
882 :
愛蔵版名無しさん:02/09/09 23:44 ID:4GwHlbPC
>881
私もそれ聞いたことある。
確かにそれなら夕顔の同姓評価は格段に上がると思われ。
ところで話は変わるが現代の女流文化人たちに大人気の空蝉。
なぜあんなに人気あるかわからん。
一般女性には、玉鬘、明石などが人気あるのかなあ、やっぱ。
883 :
愛蔵版名無しさん:02/09/09 23:48 ID:bMz/M3nu
夕顔か…。
嫌いじゃないよ、彼女も彼女で可哀想。
頭中将の北の方に睨まれて隠れ暮らして難儀して、身売りまがいの事して
一家を支えて…源氏捕まえたと思ったら取り殺されて。
不憫…。
884 :
愛蔵版名無しさん:02/09/10 00:33 ID:JU2pzsPa
>>882 空蝉人気の理由‥
たいして美人じゃなくて身分も低いにかかわらず、
知的で上品で源氏を拒絶出来るほど意思が強くて、
それゆえかえって源氏の忘れ得ぬ女性の一人になれたこと。かな?
紫の上や明石にはそうそう成れないけど、精一杯努力すれば空蝉ぐらいにはなれるかも、ってな手の届きそうな魅力の持ち主。
夕顔は源氏に関わった女君の中ではかなり幸せな部類に入ると思う。
源氏に愛されてる絶頂で死ねて、おかげで源氏の記憶に後々まで残る女性になり(もしあのまま生き長らえていたら飽きられてたかもしれないし)、
娘の世話までしてもらえたわけだから。
色んな意味で「上手くやったな〜」と思う。
>朝顔にしても宇治の大姫にしても、カタイところが多いような。
宇治の大には「もっと自信をもって」とか言いたくなる。
でも、この人には自分の短命さが気になってたってのもあるけど。
私は空蝉が衣を置いて行くってのが好き。
ただ逃げるでない所が。源氏にとっても印象に残ったんだと思う。
カラー口絵ぽいワッキーの絵も美しかった。
夕顔は娘の乳母に地方官の妻を雇えるから、
中流とはいえ、そんなに低い家の出身ではなかったのかなー
それとも玉鬘は一応左大臣家の孫娘にあたるから?
乳母は頭の中将がつけてくれたんじゃないかな?
いちお、生まれたこと自体は知ってるわけだし。
夕顔父は三位の中将です。
889 :
愛蔵版名無しさん:02/09/11 01:12 ID:mDzDglbU
三位の中将ってまあそこそこの地位ってこと?
夕霧が低い位から出世していく過程に三位の中将があった気がする。
三位なら公卿クラスじゃん・・それなりだったんでは。
891 :
愛蔵版名無しさん:02/09/11 03:05 ID:S5g2gFOy
位階と公職は別物だが、概ね中納言クラスね。
正三位=左右の大将=大納言
従三位=左右の中将=中納言
三位の中将は、
中将は本来は従四位下相当の官職にもかかわらず
スピード昇進して中将のまま三位になったもので、
名門の子弟がよくなる、将来を嘱望されるエリートの称号らしいよ。
でも死んだときに三位の中将だろうから夭逝したんだろう。
頭中将も三位の中将だったときがあるしね。
明 石 入 道 も 元 三 位 中 将 で す た 。
で、これ以上出世は望めーん!
という事で地方の受領になって蓄財。
あげくに冠位を捨てちゃうから(無位)あの時代では貴族社会からあぼーん。
三位の中将って結構微妙な立場かも。
895 :
愛蔵版名無しさん:02/09/11 23:16 ID:mDzDglbU
そうか!
明石の上の「身分低い」ってのは、父親が冠位を捨てたからなんだな。
玉鬘が髭黒にかっさらわれた時、
頭中将は「あの男の妻におさまってくれれば満足だ」みたいに言ってたな。
てことは、髭黒もけっこういけてた位ってことか。
今、思ったけど頭中将ってえらくなっても、ずっと読者に頭中将って呼ばれてるよね。
896 :
愛蔵版名無しさん:02/09/11 23:55 ID:73iSbq38
官位や職名の微妙なあたりの話が、橋本治の『源氏供養』(中公文庫上下巻)
にあったよ。ほかの窯変源氏執筆の際の源氏の解釈とかも。
結構判りやすいと思う。
897 :
愛蔵版名無しさん:02/09/11 23:58 ID:zAof8wsH
898 :
808:02/09/12 00:05 ID:???
>>897 私は明石の君ですた。
>相手の潜在能力を引き出すアゲマン体質。
>897さんとは相性がいいようです。よろしゅう。
>相性のいい同性
>空蝉(うつせみ)です。財産が倍加する相性です。この女性と組んで
>仕事をすれば、大富豪になれる可能性も。とにかく仕事の相性がよく、
>お互いの足りない部分を埋め合わせる作用があります。
↑クッキー、食い残してた。スマソ
>895
ひげ黒はいけてる位だよ、そりゃ。
玉鬘強奪の時点で近衛大将だもんね。
あさきではすごい老けて見えるけど、その時点では彼30代前半だったんだっけ?
(スマソ、よく知らん)
最終的には太政大臣にまでなってまつ。
ちなみに占いでは自分宇治大君ですた。
空蝉だった897さんがうらやまスィ
901 :
愛蔵版名無しさん:02/09/12 00:07 ID:FjIGmbby
藤壺だったー
やったーーーー(゚ー゚*)
903 :
愛蔵版名無しさん:02/09/12 00:16 ID:lSKILK9w
紫の上だったよ
将来どうなるんだ?
私も空蝉でした。
そしてちょっといいなと思ってる人が二人とも「冬海の源氏」で
相性最高らしい...でもどっちも望み薄な現状で「手を離してはいけません」て?!(|| ゚Д゚)
しかも何故かあさきの8巻が部屋で行方不明だよう。゚(゚´Д`゚)゚。
髭黒たんの妹は朱雀帝の皇子を産んだ国母です。
そらイケてるでしょうな・・・。
ちなみに占いは藤壺でした。
自分とかけ離れたタイプかと思って、説明読んだら
結構当たっているかもね。コレ。
>903
私も紫だった。
男運皆無(鬱
女三の宮だった・・・サイテー・・・。涙!!
とらえどころが無い・・て、そんなぁ・・。
私、三宮が嫌いなのに・・なんでやねん・・シクシク・・・。
せめて雲居の雁ちゃんになりたかったよ・・シクシク・・。
908 :
愛蔵版名無しさん:02/09/12 18:34 ID:AwGm0824
雲居雁でした〜。
一緒に暮らしてる男が「枯葉の源氏」で相性最悪…。ガッカリ
朧月夜だった…ううむ。
ところでちと疑問だったのだけど、空蝉の弟の小君と
源氏って、ヤバイ関係だったの?
とある友人がそんなことを言っていたのだけど…。
>909
源氏物語の本などには、あまりおおっぴらには出ていないけれど、
少年を手元において、可愛がる(衆道.男色)ことは、当たり前のこと
だったようです。
源氏は、弟の小君を手元において、つれない空蝉の代わりに、可愛がって
いたようですね。(作者とタイトルは忘れましたが、本で読みました)
男色は日本古来、武士や貴族の社会では、認められていた行為です。
与謝野さんの訳書もそれっぽかったよな〜
愛がどうの、一緒に寝るのがどうのとあったような…
>>907 何もそんなに嘆かなくても…。私は三宮はそんな嫌いじゃないけどなあ。
「ちょっとロリ系の上品でおっとりしたお嬢様のイメージ」てな感じで
都合良く解釈しておけばいいんじゃないですか?
私は大君でした…本人は好きなキャラだが、自分がそのタイプ、って言われると…微妙。
>>910 同時代の貴族の日記にもソレっぽい記事があるみたいですね。
913 :
愛蔵版名無しさん:02/09/12 20:42 ID:d+Ji7452
浮舟でした・・・。男性なしでは生きていけない魔性の女。
悪くはないけど・・・ちょっと辛いものがありますね。
914 :
愛蔵版名無しさん:02/09/13 00:00 ID:iNt5dCgQ
ぐすん。
六条御息所。
女三の宮のがうらやましい。
結果は気に入らなかったが、以下はわりと気に入った。
[同じタイプの芸能人]
松嶋菜々子、梅宮アンナ、奥菜恵、浜崎あゆみ
花散里…超微妙。
いや、決して嫌いじゃないんだけど…朧月夜のがよかった。
>915
私、花散里大好き!一番人間的魅力があって。羨ましい。
私は何だったろう‥明石だったかなあ。
>「ちょっとロリ系の上品でおっとりしたお嬢様のイメージ」てな感じで
ううう・・涙・・そっかー・・。前向きに逝こう・・自分。涙。
三の宮のイメージとしては自主性が無く、幼稚で頭もパーて印象が強くて好きになれなかった・・。
ワッキーの絵的に瞳が黒塗りだったせいか こいつ頭の回路が切れてるとオモテタ。
〔三の宮好きな人ごめんm(__)m〕
朧月夜も好き、花散る里もいいね、大宮いいねぇ・・しかし・唯一嫌いだった
三の宮に当たるとは・・。トホホですわ。〔つかみ所が無いてのは納得だがなぁ・・〕
918 :
愛蔵版名無しさん:02/09/13 08:01 ID:y51s//c9
瑠璃の源氏でした。
「有能な男性。でも、やさしさの中にロリコンが混じっている。」おい!
「あなたほど周囲からやさしい男性だと評価を受ける人はいない。」ふむふむ・・
「計算高い男。したたかな計算の上で行動をする男。根は非常にずる賢い男。」当たってる。
「瑠璃の源氏は、紫の上との関係と深いつながりがあります。
幼い少女だった頃に紫の上を見初めた源氏は、自分の館に引き取り育てます。そして成熟するのを待って、手篭め同然で自分のものにするのでした。」
オレって実はマザコンが転じてロリコンだったのか・・。知らなかった・・。
朧月夜だった。
家庭に収まらないタイプ・・・って・・・
昔はともかく、今は、どっぷりおさまってるが・・・???
はああ、玉鬘だったー。
近寄り難いって…。
当たってるんだけど、好きな男と相性0.8%だった…。
「紺碧の源氏」だった。
>自分ならば何か大きなことを成し遂げられるにちがいないという自信が、あなたの心に渦巻いています。小さな成功に満足できず、いつも分不相応なことを夢見ている男性なのです。発言も極端。行動も常識はずれ。
当たりすぎて恐いくらい。。。つーか男は○○の源氏 しかないのかなあ
浮舟だった。
占いで魔性の女って出るの初めてなんで、ちょっとうれしかったり(アホ
私も浮舟。
でも説明読むとどれもほとんど当てはまってない〜
男なんていらんと思って生きてきたのに(w
自分としては朝顔タイプなんだけどな
占いで盛りあがっている所を恐縮だけど
次スレって作ったほうがいいの?
925 :
愛蔵版名無しさん:02/09/15 02:55 ID:6/WiDy87
950過ぎてからで良さそうだよ
950踏んだ人にすると譲り合いになりそうだから
誰か立候補を待つのがいい・・・のか?
次スレタイは
「あさきゆめみし 第二帖」
みたいなのをキボンしておきまつ
926 :
愛蔵版名無しさん:02/09/15 03:43 ID:tHQs+EM3
キユスレ?
927 :
愛蔵版名無しさん:02/09/15 06:41 ID:iK+iEqXO
東儀秀樹や市川染五郎や和泉元彌の上に光源氏の面影を重ねるのはヤメレ!
ミントに光源氏?
冗談はよしてくれ。
7巻セットが出てるんですよね。
前に普通の方を3巻まで買ったのですが、絵が好きになれなくて断念。
でも、最近読んでみたら面白い!
全巻揃えたいのですが、普通の方を4〜13まで買い足すか、箱入り買うか迷ってます。。
箱入りの方と13巻までの方、内容的には変わりないのでしょうか?
付け足されたり、省略されたりしてないのでしょうか?
930 :
愛蔵版名無しさん:02/09/16 06:24 ID:ljZg+4AI
よくわからんが、あちしは豪華本と普通本で揃えた。
931 :
愛蔵版名無しさん :02/09/16 15:50 ID:a5mHhf16
遅いけど今占いやりました。
雲居の雁>情緒が足りない・・。あたってるだけにガーン!!
何版っていうかわかりませんが、私は大きい本で揃えました。
遊び紙とか入ってて豪華だし、巻末に大和先生のコメントとかあってよかった。
文庫版で手軽に揃えた自分は逝ってよし?
豪華本の巻末ワッキーコメント、激しく読んでみたくなってきた。
933 :
808:02/09/17 00:38 ID:???
>>933 こんな本があったことさえ知りませんでした!!
どんな本か見てみたい!!
値段からいって漫画以外にも何かのっているのでしょうか?
間違えてsageちゃった。age。
936 :
愛蔵版名無しさん:02/09/17 05:58 ID:FhUTI5sf
>>933 最初に買ったのがこれでした。
写真集2冊とビデオは古本屋のオジサンに頼んで譲ってもらいました。
937 :
愛蔵版名無しさん:02/09/21 23:29 ID:VuJstNro
この漫画、2巻か3巻の辺りの
(老女に源氏が夜這いをかける辺りだったかな?)
ギャグ漫画みたいな雰囲気が結構好き。
8巻以降の源氏編はテンポが遅くて読んでて退屈だった。
中高生のころ、柏木に萌えすぎて、いわゆる「漫画の
登場人物に恋をする」状態ですた・・・。
柏木って、源氏ほどじゃなくても美男だし色気あるし
イイ。そしてそんな柏木に命がけで愛される女三宮が
うらやましかったっす・・・。
>937
源典侍のトコね。
思うに、あの物語のお笑いシーンに、結構からむ頭中って(・∀・)イイ!
この前、書店で英語に翻訳された「あさき〜」を見つけてしまった。
物の怪六条たんの「おほほほ」って笑い声が
「O-ho-ho-ho-ho-ho」と律儀に翻訳されていたんで、なんかワラタ
>938
まあ、でも三宮からしたら強姦なんだけどねアレ・・
でも柏木萌え・・。
941 :
愛蔵版名無しさん:02/09/24 00:51 ID:SsyWtIq9
柏木っていい男なのは認めるけど、けっこう権威主義。
落葉の宮を「母が身分の低い更衣」と見下したり、
三宮をお気に召したのももともとは「宮腹の姫」ってきっかけ。
何かの分析本では「薫もその気あり。さすが血筋」ってとこまで深めてあった。
いや・・深めるもなんも、分析するまでもなくそうだよ。
薫ってさ、なんだかんだ言って皇女をもらって出世してるあたり実の親の柏木似。
大君の形代として浮船を教育(?)するあたり育ての親似。
源氏って六条さんに対する時は若者らしく(気取られないように繕ってるけど)
じたばたしてるけど、年下の少女に対する時は妙に老成してるよね。
リア中年(老年)になった時はイヤラシイけど。
柏木は、内親王じゃなきゃ嫌だとばかりに30代前半
まで(落ち葉の宮と結婚するまで)父親の邸で独身住まい
だったらしいね。現代ならろくでもないパラサイト人間だね。
平安時代だから高貴な独身貴族で聞こえはいいけどさ。
でも萌え(w女三宮とのエロシーンにドキドキしてますた。
8巻は宮との逢い引きシーンてんこもりで凄かった。宮を
抱き上げてどっかに連れてこうとする柏木に萌えた。後ろの
ほう、激しくやっちゃってるのとか、いいのかなー厨房のあたしが
こんなの読んで・・・ってオモタ。
そんな柏木たんも、玉鬘と血が繋がっているのも知らずに
萌え〜だった時期があったじゃん。
真実を知ってしまって、三の宮を見るまで、どうにかなってた?
なんてことはないよね・・・。
947 :
愛蔵版名無しさん:02/09/25 01:00 ID:xDGpfqsq
姉だとわかった時「あせって文など頼まなくてよかったよ。危うく笑い者になるとこだった」と妙に冷静。
玉鬘萌え度は、それほど上昇する前だったとみた。
あの三宮に執着(もはや萌えを通り越していた)してた状態と比べれば。
948 :
愛蔵版名無しさん:02/09/25 06:08 ID:mUieWNKZ
>>944 異性に対する見方は甘いけど、同性に対する見方は甘い。
人間ってそんなもんだよ。特に女はね(w
949 :
訂正:02/09/25 06:13 ID:???
>>944 六条御息所はん。異性に対する見方は甘いけど、同性に対する見方は厳しい。
人間ってそんなもんだよ。特に女はね(w
源光源氏計画。いたいけな少女をさらってきて手込めにして自分の妻にする。
マザコン男性ってロリコンになる確率が高い。
>>945 しかも猫好き。周りに猫好きで何匹も飼ってる男っているけど、
決まって独身だったりする(w
>>946 夕霧に是非とも夜這いをかけてほしかった。源氏を出し抜いてね。
晩年の玉鬘はあまりに落ちぶれた姿に忍びない。
晩年と言えば、真木柱ちゃんはなかなかいい女だよね。
女房同士のいざこざも軽く交わし、宮廷での立ち振る舞いも見事。
可愛いし、地味に全てを兼ね備えた人だと思う。
>>950 そうそう。真木柱のような女が情が深くて長年連れ添うにはいい女だよね。
若くして母と引き裂かれ、風流人の螢兵部卿と契るも年の離れた夫でいわば親代わり。
その後、同じく若くして兄を亡くし代わりにと総領になった紅梅と契り、
二夫にまみえるも幸せな日々を送る人。
今風の女って(男もか)、相手を知れば知るほど付き合う時間が長ければ長くなるほど飽きるもの。
男にとって理想の性格。
素直で、愛嬌があって、慎ましやかで、いつまでも愛らしくて・・これってまんま花散里だよね。
もしも花散里が絶世の美女だったら、桐壷であり藤壷であり、
永遠の恋人を追っかけ続けたマザコンにしてロリコンの光源氏くんも、
他の女人には目もくれず女の悲劇はなかったかもね。
雨夜の品定めや源氏が紫の上に女人評を語って聞かせているあたり読むと、
おおよそどのように考えていたのか有様も伺い知れるけど。
思い様が深くて、心映えも優れた情深い人って、現実はそんなにいないよね。
夫を亡くして悲愴に沈む落葉、愛する夫と引き裂かれ身を売った夕顔、病弱で命を見つめてきた某・・
史実だと和泉式部なんかがその役回りになるかな。
不幸が人間を一回りも二周りも大きくするっていうのは今も昔も同じだわね。
挫折知らずな高級官僚、日本ハムや東電のエリート社長さんに情があるとは思えないよねw
心からの優しさを兼ね備えた人ってそんなにいないよね。
舌足らずでぶっきらぼうで必死な異性の未熟さを、やさしさと勘違いしているだけ。
源氏には、匂宮や他の多くの男性には無い、一度でも契った女人は終生面倒を見るという頼り甲斐がある。
光源氏という現実には存在しないが、女性から見た理想の男性像を主人公に据えた、
女人のための物語が源氏物語。
一夫一婦にはならないけど、この物語の真の主人公は女人達だよね。
素直さ、誠実さ、謙虚さ、思いやり、自律心、責任感、ユーモア、弱さ、
こういったものを人間は恋や人間関係を通じて学んでいくんだから。
952 :
愛蔵版名無しさん:02/09/25 20:59 ID:xDGpfqsq
あさきの源氏と花散里の出会いのエピが大好きなんだけど。
花散里が男にくすだまをもらえる日
(なんの記念日かよーわからんけど今風に言えば逆バレンタイン?)に、
「あのご器量じゃたいした男にもらえるわけないでしょ」と女房にまでバカにされてたら、
源氏が美しいくすだま持って
「姫、私の恋人になってくれますか?あなたより美しい人はたくさんいるけどあなたほど温かい人はいない」って。
あの源氏はさわやかで熱心だった。
のに・・あれ原作にはないエピなんだってね、ちょいショック。
953 :
愛蔵版名無しさん:02/09/25 22:34 ID:8AE5a3vc
あさきのオリジナル挿入エピソードって、当時の習慣を採り入れた自然なものが多いよね。
桐壺の香合わせもそうだよね? 桐壺帝・更衣・こきでんのやりとりは原作はあっさり
序章として流しちゃったけど、あさきはしっかり一つの物語にしてるよね。
六条御息所とのきっかけも好き。
燭を背けて共に憐れむ深夜の月 花を踏んでは同じく惜しむ少年の春
なんて、作者が充分に研究して彼らに口ずさませたものでしょ?
二人のムードを盛り上げ、六条の教養・気品・才知を読者に知らしめ、
かつ、源氏の藤壺への思いを切なく訴える・・・・
この作者、すごいと思った。
>951
真木柱はどっちかというと今風の人じゃないかな。
蛍タンは親代わりと言うより・・彼の方が女性側に寄りかかるタイプでしょ。
全然しっかりしてないし、浮気性だし。
慎ましやかだったのは彼の前の妻、兵部卿の宮にとって理想の妻は財力あって
浮気も見逃してくれる都合の良い前妻のようなタイプ。
真木柱は、大らかでいて宮筋らしい立派な立ち回りも出来て、紅梅の子にも
懐かれるような…色んな条件兼ね備えた人。
あさきじゃファザコンで終わってしまったけど(w
956 :
愛蔵版名無しさん:02/09/26 20:09 ID:TWwnrkET
>>952 あのエピソードは、いかにも少女漫画チックだからホントに原作もそうなのか、その部分だけ
当時、谷崎版の現代語訳で確かめてみたらやっぱり大和さんのオリジナルだった。そうだよね、平安朝の宮廷に場所えて中身はまんま学園ラブコメだもの。
かっこいい男子に思いを寄せるさえない女の子。で、最後男の子の方から告白されて、「私なんか
だめよ、ちっとも美人じゃないもの」「いや、君ほど心の美しい子はいない」少女漫画で昔から腐るほどあるパターン。
まあ、「あさき」のなかでは好きな話だけどね。
957 :
952:02/09/26 20:24 ID:guCLvsWn
>956
おお、確かに少女マンガチック。
ただし、少女マンガは「私なんて美人じゃなくて、クラスで目立たないし」と言いながら、
ヒロインはそこそこかわいい顔に描かれている。
・・・しかし花散里だ。
そこがあさき@平安の物語コミック版の少女マンガとは違う点かも。
オリジナルといえば、前半の桐壷いじめが大映ドラマ
みたいで藁多。汚物を撒いたのは原作通りだけど、毒薬を
飲ませようとしたり、香合わせのときの弘徽殿や女房たちの
「どろぼう猫は魚をねらって御殿を歩き回るそうな」みたいな
セリフがまんま大奥でまたまた藁多。
959 :
愛蔵版名無しさん:02/09/27 00:40 ID:fdJjeYTq
盛り上がり中ですが
新スレはいかが致しましょう?
スレタイは
***あさきゆめみし 第二帖***
みたいな感じにしますか?
>959
それに1票!
961 :
愛蔵版名無しさん:02/09/27 19:02 ID:y5+qlNpq
962 :
愛蔵版名無しさん:02/09/28 00:14 ID:8NBDNipY
すみません、新スレを立てたいのですが
このホストではしばらく立てられないとのこと・・・
これ、一回接続切ったらいいのですかね?
駄目なら誰かにおねがいしたいのでつが・・・
963 :
愛蔵版名無しさん:02/09/28 01:26 ID:8NBDNipY
964 :
808:02/09/28 01:41 ID:???
965 :
963:02/09/28 23:35 ID:???
>964様
ありがとうございます
そしてお疲れさまでした
このスレは下げて使いますかね
966 :
愛蔵版名無しさん:02/10/02 00:58 ID:zGmqRTFK
くだらないこと聞いちゃいます。ごめんなさい(w
源氏と葵上はちゃんと夫婦としての契りはもともと
あったのでしょうか。まさか初めての契りで夕霧が出来ちゃったんでしょうか?
1 shot 1 kill
>966
源氏12歳初体験描写はないけど、それはないと思う。
葵タンに関して、打率10割ってコトはない
969 :
愛蔵版名無しさん:02/10/03 06:58 ID:lr9n0Zf3
>>966 昔の貴族の初夜は、周りに居る女房が色々教えてくれるから……。
970