>>479 「經論文博勞多功少。我有禪宗其旨微妙。汝承此法可傳東徼」
これは、要するに玄奘三蔵も文献学的ものよりも禅定等の行的なものを重んじたという証拠です。
もちろん、訳経も重要な仕事ですが、玄奘三蔵はやはり覚りを目指した利他の方便は何かを、
あたりまえですが、きっちり考えていたしたと言いたいのです。
玄奘三蔵が伝統仏教者であったという根拠は戒賢さん等に学んでいることです。
それに対する電波さんの思想史的解釈は分かりました。ですが伝授を受けたとは言えるでしょう。
それでも、伝統仏教者ではないというなら、もう私は何も言えません。
玄奘三蔵と現代仏教学者の違いは、法燈を受けているかいないかにあるのです。
それが重要なのです。これは文献学者には理解しずらいでしょう。
例えば、止観について電波さんは文献的解釈をよく御存知だと思います。
ですが、ご自身の止の状態、特に観の状態について確信ありますか?
法燈に連なる先生は、弟子の心の状態や言葉などから、それが止の状態、観の状態だと教えてくださるのです。
こういった指摘は文献学では無理でしょう。
ちなみに玄奘三蔵が伝統仏教者でないなら、法相宗は伝統仏教じゃなくなりますね。
>>480 >日本の仏教はこの法相流に対して論戦を挑みました。天台の本覚思想、真言の即身成仏
>法然の悉皆往生、日蓮の即成就仏身などがあり、法相宗は衰退しました。
私の理解では、天台は一乗要決で法相宗に引導を渡したと思います。本覚思想はその後。
真言は、別に法相宗と対立しなかったし、
法然さんや日蓮さんは特に法相宗を批判対象にしていなかったと思いますが。
法灯に連なる先生はPC使ってネットで遊んでる事は注意してくれないのかい?
法然や日蓮が法相を批判してないって?文献学を馬鹿にする前にもっと文献を読みましょうね。
494 :
電波男Ψ(´д`)Ψ ◆KW8mn4ss :02/07/03 22:48
>>440 かなり偏っていらっしゃるようで。伝統教学といえば、上座部、チベット、中国、
モンゴル、朝鮮半島、日本全てを含んで言ってますよ。その流れの中に正統に伝承
されているものなど何一つありません。あなたの言う結果とはなんですか?
>「經論文博勞多功少。我有禪宗其旨微妙。汝承此法可傳東徼」
このことで玄奘の全てを推し量ろうとするところにスカタンが見えるのです。
もし仮に玄奘が発した言葉であるなら、日本人を馬鹿にしているのです。
ま、それ以前にこの言葉は絶対に玄奘のものではない自身がありますがね。文献学的に。
>玄奘三蔵が伝統仏教者であったという根拠は戒賢さん等に学んでいることです。
同じ事を繰り返さないで下さい。問題にしているのは、インドに渡る前の玄奘が伝統仏教
者であったかどうかです。中国において伝戒、伝法された内容に背き、敵対する思想を
インドに求めたのですから。もう少し筋道を考える訓練をしなさい。
>玄奘三蔵と現代仏教学者の違いは、法燈を受けているかいないかにあるのです。
>それが重要なのです。これは文献学者には理解しずらいでしょう。
それはあなたが現代仏教学者の実像を知らないからです。独白いたしますと、私は
幼少の頃、修験本宗で得度を受け、後に伝戒、伝法、口伝、秘伝などを受けました。
その後、それでは飽き足らず真言密教系で出家し、四度加行のちに多くの秘伝の伝授
を受けております。又それでも飽き足らず、浄土宗で出家し、伝戒、伝法、口伝を受
けております。
>例えば、止観について電波さんは文献的解釈をよく御存知だと思います。
>ですが、ご自身の止の状態、特に観の状態について確信ありますか?
「観」に力を入れるところなんかテーラワーダ仏教協会みたいですね。(笑)
天台小止観の流れの禅定、瞑想は小学生の時に免許皆伝されました。大の方も
すぐその後でね。
495 :
電波男Ψ(´д`)Ψ ◆KW8mn4ss :02/07/03 22:49
>法燈に連なる先生は、弟子の心の状態や言葉などから、それが止の状態、観の状態だと教えてくださるのです。
>こういった指摘は文献学では無理でしょう。
おそらく以前の私は、あなたの師匠の師匠を指導する立場にあったと思いますよ。
それでも「法灯」などというしょうもない執着はしておりません。法灯の名のもとに
どれだけ仏教が腐敗してきたか考える脳味噌をお持ちではないようですね。
>私の理解では、天台は一乗要決で法相宗に引導を渡したと思います。本覚思想はその後。
>真言は、別に法相宗と対立しなかったし、
>法然さんや日蓮さんは特に法相宗を批判対象にしていなかったと思いますが。
大間違いです。まず、本覚思想は天台教学のなかにはっきりとした萌芽があります。
法華経を奉ずる限り絶対に一乗思想なのですから。法然のことは少し調べてみなさい。
日蓮は激しく法相宗を攻撃していますよ。創価学会員でも詳しく知っています。
496 :
電波男Ψ(´д`)Ψ ◆KW8mn4ss :02/07/03 22:57
あ、つけたり。(笑)
修験本宗は東密系です。
497 :
電波男Ψ(´д`)Ψ ◆KW8mn4ss :02/07/03 22:59
>>440 あなたは恐らくまだ「止」を身に付けていない。魔がそのように思い込ませているだけでしょう。(笑)
498 :
電波男Ψ(´д`)Ψ ◆KW8mn4ss :02/07/03 23:32
元へ、、大チョンボです。訂正します。
修験本宗は東密系です。→修験本宗は台密系です。
499 :
電波男Ψ(´д`)Ψ ◆KW8mn4ss :02/07/04 11:14
「法灯」について。いわゆる「行」の話ではなく、仏教の教えに近づく場合、
はっきりといって、「法灯」は必要条件ではありません。経典や論書に直接
触れることが大切なのです。その場合、出来るだけ正確で理解しやすいもの
として提示するために文献学があるのであって、主観を伴う「法灯」や「秘伝」
や「口伝」や直伝の「行法」をひけらかす伝統仏教は釈尊の本義から言うと
全て邪教です。
500 :
電波男Ψ(´д`)Ψ ◆KW8mn4ss :02/07/04 11:18
釈尊の本義とは三法印です。
秘伝や口伝が殆ど無意味であるという事も述べている法然の言葉を紹介しましょう。
501 :
電波男Ψ(´д`)Ψ ◆KW8mn4ss :02/07/04 11:20
『一枚起請文』です。
|もろこし我が朝に、もろもろの智者達の、沙汰し申さる
|る、観念の念にもあらず。又学問をして、念のこころをさ
|とりて、申す念仏にもあらず。ただ往生極楽のためには、
|南無阿弥陀仏と申して疑いなく、往生するぞとおもいとり
|て、申す外には、別の子細候はず。
〔わたしのいう念仏というのは〕中国や朝鮮、わが国の聖人
賢人たちが解説し、あるいは実践し、あるいは勧行し、ある
いは説法する観念の念(観想して仏らしきものににあった
り、瞑想して仏を感じるという意味での念仏)ではありませ
ん。また念仏の極意を理性で解釈しきってから初めて出来る
念仏でもありません。
往生極楽するためには必ず絶対に往生できると確信して「南
無阿弥陀仏」と唱えるという事意外、別意はまったくありま
せん。
502 :
電波男Ψ(´д`)Ψ ◆KW8mn4ss :02/07/04 11:20
|ただし三心四修と申すことの候うは、皆決定して南無阿弥
|陀仏にて、往生するぞと、おもううちに、こもり候うな
|り。この外に、奥ふかきことを存ぜば、二尊のあわれみに
|はずれ、本願にもれ候うべし。念仏を信ぜん人は、たとい
|一代の法をよくよく学す
|とも、一文不知の愚鈍の身になして、尼入道の無智のとも
|がらに同じゅうして、智者のふるまいをせずして、ただ一
|向に念仏すべし。
往生する資質として最低必要とされることは往生を確信して
「南無阿弥陀仏」を唱える心の中に宿るのです。このこと意
外に口称念仏に奥義があるとか別意があるとかを詮索〔して
念仏すれば〕すれば、救済の対象から漏れ、阿弥陀仏の救い
も届かないでしょう。
このように必ず絶対に往生できると確信して「南無阿弥陀
仏」と唱える人は、たとえ釈尊一代の法門を深く学究する人
であっても、念仏する時は学者も文盲も同じであり、行いが
卑しい僧侶たちとも同じ境遇であるとして自身は高邁で物知
りであると傲慢になることなく、ただ一向に念仏するべきな
のです。
503 :
電波男Ψ(´д`)Ψ ◆KW8mn4ss :02/07/04 11:22
以上紹介しましたが、口伝や秘伝を重要視しない以外の要素については保留です。
505 :
電波男Ψ(´д`)Ψ ◆KW8mn4ss :02/07/04 15:53
>>504 その態度は仏教的ではありませんね。経典や論書は大切であり、行と比べて決して
かろんずべからずという事は納得できましたか?
ひさびさによいお勉強をした いや ほんと
だれか 電波男先生の講義スレッド ってのを立ててくれんかのう
しかし 講師が来ないと すぐに落ちるな
結局 だめってことか
この機会に何かきこうと思っていたの 忘れた ふ〜む
507 :
髑髏仮面 ◆1PfzdK1. :02/07/04 16:38
良質スレッド。
なかなか良い。
508 :
名無しさん@1周年:02/07/04 16:46
髑髏仮面に
>なかなか良い。
と、評価されて電波男氏も満足だろう。
ゲラゲラゲラゲラゲラゲラ
509 :
髑髏仮面 ◆1PfzdK1. :02/07/04 18:10
>>508 >ゲラゲラゲラゲラゲラゲラ
この、「ゲラゲラゲラ」というのはどーにかなりませんか?
2ちゃんバージョンの・・・・
ワラとか、藁とか、ワラとか、笑とか、あはは、とか・・・・。(^^)←とか。
510 :
名無しさん@1周年:02/07/04 21:39
閑静ですね。
みんな韓国にいっちゃったのかな?
とりあえず age
511 :
名無しさん@1周年:02/07/04 21:51
無我を説く、学者は、なぜか我が強い
おそまつ
512 :
名無しさん@1周年:02/07/04 22:01
>伝統教学(現代日本の新興宗教および伝統教団のそれは含まない)の中で証得される知識とは
>一致するはずですが、現実にはそうはなっていない。
>どっちかがおかしいというより、両方ともおかしい、という気がする。
結局これが一番しっくりする結論だな。
514 :
髑髏仮面 ◆1PfzdK1. :02/07/05 09:09
私は、どうこう言うつもりはモウトウないが、宗教について考えるには良い示唆にはなったかと思う。
我が強くなくては学者はつとまりません。
人を「我が強い」と評する輩は自身の愚かさを晒しているのです。
更にそれを賞賛する人には存在価値を自ら問う必要があります。
>>513 それのどこが「結論」なのですか?
教学の話などこのスレッドでは関係ありません。
それを要件に加えて結論だと言うようなら義務教育からやり直す事をお勧めいたします。
取り合えず中学校の図形の証明辺りから。
517 :
名無しさん@1周年:02/07/06 17:33
煩悩百花繚乱
518 :
電波男Ψ(´д`)Ψ ◆KW8mn4ss :02/07/08 10:25
刹那とは
1 時間の最小単位
2 ただし、物理的な不可分割ということではない
刹那滅とは
1 上記(2)の概念と事象(2)との混同から派生して体系付けられた
説一切有部系独特の考え方
2 他部派では刹那という単位を用いてで時間の経過を表すが、その単位で「滅」
などの物理的な主張はしない
3 部派仏教では刹那滅でもって無常を弁証するというのは説一切有部だけであって
その他の部派まで拡張するのは愚か者である。
519 :
名無しさん@1周年:02/07/08 16:54
なんとかして割り込みたい。
しかし、なにもいえない髑髏であった。
520 :
名無しさん@1周年:02/07/08 16:56
まともなことをカキコしる!
521 :
名無しさん@1周年:02/07/08 17:07
522 :
名無しさん@1周年:02/07/08 17:49
523 :
名無しさん@1周年:02/07/08 17:57
524 :
電波男Ψ(´д`)Ψ ◆KW8mn4ss :02/07/08 18:17
>>522 紹介ご苦労様。
ディグナーガ、シャーンティラクシタなどの「刹那滅論証」を考える時、絶対に注意して欲しいのが、
その背景にある。「無常と恒常」と言う仏教内外の思想的対立を論証や論争の場面において、仏教側
の根本主張は「刹那滅論証」と呼ばれていた。それは最大派閥である説一切有部の根本教義が刹那滅
であったので、「無常=刹那滅」と言う呼称が定着していただけなのです。
事実それらの「刹那滅論証」を読むと
1 恒常に対する無常の論証
2 刹那滅固有の四相(刹那における生住異滅)はとかれない
3 それ以外の刹那にかんする言及は無い
などが上げられます。読んで字の如くに惑わされてはいけません。
525 :
名無しさん@1周年:02/07/08 19:06
526 :
ベロ ◆od7XM/js :02/07/09 01:12
仏教という枠組みの中で刹那という言葉をどう定義したか、ということだけか。
くだらん。
528 :
ベロ ◆od7XM/js :02/07/09 03:11
529 :
名無しさん@1周年:02/07/09 07:03
530 :
名無しさん@1周年:02/07/09 13:21
>527
それが素粒子論のように、物理の根本問題とかかわりがあるということでしょ。
531 :
名無しさん@1周年:02/07/12 03:55
保全age
532 :
名無しさん@1周年:02/07/16 13:59
保全age
良スレ age
もう終わったんじゃないの
535 :
名無しさん@1周年:02/07/17 23:36
も え が ら
536 :
名無しさん@1周年:02/07/23 07:51
もだえあげ
537 :
名無しさん@1周年:02/07/25 13:13
ろ そ
そ ろ
う ァ ン ネ
ァ !!
も タ
ワ ヽ(`Д´)/
( ) が
ウ / \
ね
ぉ
え
お よ
538 :
名無しさん@1周年:02/08/02 15:00
age .
コップの水飲んでみそ。
飲んだら減るよ。
それよか刹那生考えてYo!
540 :
名無しさん@1周年:
刹那生?