120 :
ベロ ◆od7XM/js :
教えて頂きたいのですが、「刹那滅」という概念は有部から出てくるのでしょうか?
釈尊にまで遡れるものなのでしょうか?「輪廻」や「業」とも関係が深いと思います。
121 :
考える名無しさん:02/03/29 17:56
>>120 >教えて頂きたいのですが、「刹那滅」という概念は有部から出てくるのでしょうか?
>釈尊にまで遡れるものなのでしょうか?「輪廻」や「業」とも関係が深いと思います。
ベロさん、「刹那滅」という言葉はどうもアビダルマ以降のようです。理由は以下のとおりです。
パーリ文献を khaNabhaGga で検索したところ、以下の四つしかヒットしませんでした。
1.telakaTAhagAthA
2.jinavaMsadIpaM
3.visuddhimagga
4.mahArUpasiddhi
いずれも三蔵外のアビダルマ以降の文献です。
また、大正大蔵経も刹那滅で検索しましたが、『大毘婆沙論』以前の可能性があるかもしれないものは、
大正164『師子素駄娑王斷肉經』
如水中泡刹那滅 老病死苦亦無常(大正第3巻、392c頁)
大正1451『有部毘奈耶雜事』
一切諸行刹那滅 從生至盡皆歸苦(大正第24巻、403b頁)
の二つぐらいしかみあたりませんでした。この二つもオラがよく知らないだけで非常に怪しいものですし。
たぶん刹那滅というのはアビダルマ以降のようです。
ですが、漢訳の場合は他の訳語で古い文献があるかもしれません。
他の方のお智恵をお借りください。
122 :
電波男Ψ(´д`)Ψ ◆KW8mn4ss :02/03/30 10:56
簡単に走り書きします。
【有部:一切有為法刹那滅】
三世の刹那:
現在:現在の一刹那(現刹那)
過去:前刹那 (一刹那前)
未来:後刹那
一刹那は現在で言う0.013秒というのが通っています。
有部ではこの刹那滅を因果関係に束縛されない有為法に数え、その上に因果関係(業報含む)の構造全てを「六
因四縁五果」として配置していきます。因果関係には時間の前後があり、(因果同時という法体系もありますが
)比較的時間の隔たりを持つ業とその果報は特にこれらの説明を必要としました。
時間の流れは流動的であり、細かく刻まれてそこにあると思う人は恐らく少数でしょう。しかし、事象を観察し
、説明するには区別し分析し、単位を持たせることが必要になります。時間、分、秒など人間が「とき」を刻ん
でいくので時刻というらしいのですが、自然界に刹那があるとは経験的には理解しがたいものがあります。しか
し時間に単位を持たせてしまうとあまりにも便利でこぞって利用するようになり、逆にその自縛から開放されに
くくなります。
中観派が刹那滅を否定したことがよく知られていますが、それでも比丘以外に説教する時には刹那滅を用います
。また他のセクトと論争する場合、積極的に刹那滅を導入しておいて、最後に自身を否定してしまいます。つま
り、通常の人の知識には刹那滅を使うほうが理解しやすく合点が行くからなのでしょう。このことが世間知と出
世見智として分けられるのですが、部派では書物や教えの条項などが世間知であり、それによって得た智慧が出
世見智であるとします。世俗諦や勝義諦も後の密教や中国日本で示されているような超越的なものではなく、こ
の部派での定義からそんなに離れるものではないと考えます。
【犢子部、正量部:外界法には刹那滅を認めず】
外界ではない内面の心、知識の流に刹那滅を用いるというのは法則を全てに拡張させず、知りえるものから分析
しようとする極まっとうな考え方で、当然、反省反発として出てきてしかるべきものだと思います。また、対象
を有部のように分析しなくとも、身口意の三業の制御、認識、勧善等など仏教本来の思想には影響しないと考え
ます。このことは次第に経量部、瑜伽行唯識派へと繋がります。(但し、歴史的前後はまだ研究結果が出ていま
せん)
123 :
電波男Ψ(´д`)Ψ ◆KW8mn4ss :02/03/30 10:56
【化地部、飲光部:刹那滅を認める(「異部集輪論」)】
これについては良く知りません。
さて、阿含経典には刹那を前提とした記述はままありますが、現存するものは全て部派所伝であり釈尊の考えを
推測するには難しいものがあります。これらには「刹那滅」と言う語句は無く、「刹那」を「瞬間」と言うほど
の意味、「刹那滅を前提」の両方に読むことが出来ます。また阿含経典とはいえ、必ずしも部派仏教(皆さんが
仰っている小乘という意味)所伝と考え難いものもあり、かなり複雑な様相を呈しています。例えば「命終之後
如箭刹那墮大地獄。何以故。虚妄計執分別彼我」とあり、唯識説に親近している阿含経典が多いのはすでに指摘
されて久しいのです。因みに、上記の刹那は刹那滅を前提にしているとは断言できません。
刹那滅を主張の根幹に据えて論を展開しているものに以下のものがあります。
「入阿毘達磨論」
「五事毘婆沙論」
「雜阿毘曇心論」
「阿毘曇心論經」
「阿毘達磨發智論」
ま、成立自体古くからあるようですね。
【結論】
現在の研究成果として、「刹那滅論は釈尊の思想としては存在しなかったらしく、部派仏教が諸行無常の弁証と
して立てた新しい思想概念であった。またその概念は後の仏教思想に非常に大きな影響を与えた」と言う定説に
対して誰も反論していないし、それを覆す資料もしならいし、その主張に不合理性は見当たらない。私自身「刹
那滅論」には関心がありますが、私の仕事ではありません。今後だれかが新説を立てれば、それを検証する責任
はあります。
1分間でこれだけの書き込み(藁
まさに刹那
125 :
電波男Ψ(´д`)Ψ ◆KW8mn4ss :02/03/30 14:43
「刹那」という概念が特に必要になってくるものに授戒、受戒とその効力(止悪SeTu)の
発動と習慣性の説明に用いたコンテキストがあります。「対象や存在の分析」や「心の相
続」はその後に来るものだと考えて差し支えないでしょう。
刹那は「仏教徒がどのようにして仏教徒たりえるのか、そしてその効力は?」という独自
性の追及の中に説明されます。「○×戒を保や否や・・・・・よく保つ」と発声したその
瞬間に止悪我生じるのか、その次の刹那に生じるのか、またその習慣性は何によって幾許
の刹那保たれるのかという問題に変わってきます。毘奈耶経関係や律に関して言及してい
る論書に「刹那」が欠かせないのはそのためです。55が提示した『有部毘奈耶雜事』もそ
うですが、「根本説一切有部系毘奈耶」も事情は同じです。
さて、これから「業」に言及すべきなのですが、その「止悪」は無表業とされ、それ自体
が物質的存在(この場合、肉体)である色法であると主張する代表格が説一切有部になり
ます。つまり、体が戒律を犯さないように「よく保つ」と発声した後に無見無対(見るこ
とが出来ず、他の物質の場所を占拠することが無い)の色法として体に生じると言います
。
これに反してある経量部は止悪などの【無表業は種子】として相続されると主張します。
経量部の中でも主張は様々ですが、有部の色法と比べて心に属するものとして捉えている
と考えて差し支えないようです。
上記の根本主張をもとに、対象などの存在と認識のシステムに関して決定的な相違が有部
と経量部では明らかになります。大まかに分けると
126 :
電波男Ψ(´д`)Ψ ◆KW8mn4ss :02/03/30 14:43
有部 :根境識の三事和合(同時:同じ刹那)により認識が成立する(例えば眼根と色境
と眼識の和合)
経量部:根が境と和合する事により後の刹那に識が生じて認識が成立する(眼処と色処の
和合)
の違いがあり、認識とは根の働きであり、認識作用が認識するのではなく、認識能力が働
いたそのことが認識であると主張します。その後、経量部は根が種子であると引っ張って
いきます。そしてまた別の経量部はその種子が全て収められたものを阿羅耶識であると定
義付けます。
このように戒律を受ける事によって心に生じる止悪の効果を無表業といいますが、それは
あらゆる業の潜在印象についても無表業であると経量部、瑜伽行唯識派は定義付けます。
その無表業は習慣性などの性質や時期を隔てて結果が現れてくる異塾なるものとして取り
扱われます。戒律における無表も一度だけではその習慣性に限りがあるのでウポーサタな
どで何回も確認しあいます。その「限り」の説明に「色法は壊れるから」と「異塾してし
まったらそれで効果が終り」と言う別解釈が生じるのです。
今回は非常に不親切な説明になりましたが、質問を受け付けるという事で勘弁してください。
噛み砕くと10倍以上になりますし、専門語を使えば何のこと解らなくなるし、中途で発言しました。
なお、
自性の多義性 → 三性説に他ならない
刹那 → 刹那滅の主張他ならない
ジャータカ浮彫→ 経典分類のジャータカに他ならない
などと短絡断言し憚らない学問的手続き以前の人からの質問は受け付けませんので悪しからず。
127 :
ベロ ◆od7XM/js :02/03/30 17:03
55さん、電波男さんどうもありがとうございました。「刹那」が「止悪」と関連
するとは思いもよりませんでした。有部は受戒したその刹那に無見無対の色法として
体に生ずると考えるのですね。前にタイ仏教の僧侶が書いたものを読んでて「戒律が
この身を守護する」と言ってたのが、電波男さんの説明でわかるような気がしました。
上座部仏教では戒律が非常に重要なのもうなづけます。
なるほど、電波は原始・部派が専門だったのか。だったら縁起説で
カウンターパンチが飛び出てきていい頃だな。
有部の四種縁起や『清浄道論』から見た権威的教学と対比しながら
一方で、中央アジア出土の写本から掘り下げた八支縁起、サンスカ
ーラからみたゴータマ・ブッダの人間観に生れ変り死に変わりなぞ
入り込む余地の無い事を示してやれ。仏教が権威主義に陥る段階で
生れ変り説が大手を振り出すのは一種の宿命だろうて。
ブッダは今生にて六道輪廻する心のあり方を痛感し、そこから逃れ
ようとして出家した。決して生れ変り死に変わりしている自身を観
察し、生れ変りの連鎖を切り離そうとしたわけではない。出家する
ために途中まで随行した従者に対して「心配せずに城に帰りなさい。
私はかつて前世でお前だったのだから」と言ったことで生れ変りを
主張する人がいるが、インド古典文学を楽しんで読んでいる人たち
から言わすとお笑いである。
この言い回しは「例えば、私がお前であってもまったく同じ事をす
るに違いないから、心配せずに城に帰りなさい」と言う意味なので
ある。ジャータカでもそのように読めばいいのにインドでも読めな
い人がいて生れ変りとして定着していく局面もあったのだろう。「
輪廻転生観念」がそのような言い回しに影響を与えたかどうかは私
には解らないが。
自分のことを「オラ」とか言う人とは汚らわしくてお話したくない
し、電波もいい加減彼をおちょくるのは止めたらどうだ?
ペロさん
止悪とは戒律を受けた人の中に生じる、悪い行いをさせないように
する働きのことですよ。
130 :
電波男Ψ(´д`)Ψ ◆KW8mn4ss :02/03/30 18:11
>>ベロさん
授戒と受戒とその効果との関係において、時間的な説明の上に「業」の本質が展開
されるのです。戒と業の関係は非常に難しいものがあり、比丘戒では「止悪勧善」
であり、無表業であるとします。天台円頓戒は大乗戒でありながら色法を主張し、
これは浄土宗にも引き継がれます。非常に不思議に思われますが、出家戒として
まず「止悪勧善」と言う意味で菩薩戒以前に位置付けたかったのかもしれません。
戒体して比丘戒では無表業を言いますが、菩薩戒の戒体はまったく違う概念として
扱われ、「法界等流の悲」とされます。
131 :
電波男Ψ(´д`)Ψ ◆KW8mn4ss :02/03/30 18:18
>>128さん はじめまして。
55さんにそのような事説明しても恐らく理解出来ないだろうし、理解しようとも
しないでしょう。輪廻に迷っている彼にそのような話は
「もったいない」
のです。ま、話の流でそうなればしますが、その方が自然でしょう。あなたがご自身で
説明しない理由も同じなのでは?
132 :
ベロ ◆od7XM/js :02/03/30 19:38
>>130 電波男さん、
電波男さんの解説をしっかり読んでみます。「戒」と「業」の関係が深い事はよく
わかりました。桜部先生の『存在の分析』の善と悪の部分も合わせて読んでいます。
表業と無表業の部分です。印象として有部はかなり強引な考え方してるなと思います。
文献学知識に根ざした書き込みでなくて恐縮ですが、
輪廻が生物学的な生死を越えてのものとして考えられるのは、
「有部」みたいに認識行為の実践から
独立な客観的な時間を想定するからですよね?
134 :
電波男Ψ(´д`)Ψ ◆KW8mn4ss :02/03/31 13:59
>>132 「六因四縁五果」をじっくり読んでください。
仏教における因果関係、輪廻、業報思想のシステム、存在の継続性、心の相続に
ついて概観できると思います。
>>133 そうですね。それが始まりと考えてよいようです。
135 :
考える名無しさん:02/03/31 14:49
55は田舎者で自民党支持者
お答えありがとうございます。
>それが始まりと考えてよいようです
そうすると、輪廻とは未来(実在の客観的時間として?)が
自らの認識や分別行為の実践から構成或いは想定されてしまう、
というような方向の理解で正しいでしょうか?
137 :
電波男Ψ(´д`)Ψ ◆KW8mn4ss :02/03/31 23:30
>>136 すこしお話の方向性がこれまでの話題とは逸れますが、「認識外の事物や時間」など
を想定することは観念共時態へ混沌していく第一歩に通じるものがあり、自然と思考の
傾向として「生れ変り」に向いてしまうことを考えるべきです。
ですから歴史的な思想背景と人間が本来希求する「永遠の生命」への憧憬が生み出した
幻想への引入という要素の方が強いと考えるのが妥当でしょう。
それ以外には複雑な社会システムが生み出した観念操作の産物として考えるべき方向も
あります。
138 :
電波男Ψ(´д`)Ψ ◆KW8mn4ss :02/03/31 23:33
それとくどいようですが、「輪廻」とは「生れ変り」を示すものであるとは限りません。
139 :
電波男Ψ(´д`)Ψ ◆KW8mn4ss :02/03/31 23:41
平川彰先生がご逝去されました。
ここに謹んでご冥福をお祈りいたします。
レグルスの『中論』やその他、空関係ですと主に新書系を読んだ程度で
こちらで書き込むのは僭越の極みで申し訳ありませんが……
それらを読んでると、生存が苦だというのは、自己の存在が非絶対であるから※、未来を予測せねばならない、
(ただし予測しようとする時点で、予測が完全にならないことも確実、確実な予測が可能な絶対者は予測など不必要)
予測・判断するために、判断基準としての自己と、そして判断対象としての対象化された対象・客体をたてる、
つまり、主観と客観の形而上学的実体化/分割化、或いは、主語への述語付け(対象化・分別作用)行為の実践に依って、
「他に依存しない存在者」(諸々の客観化)の想定へと傾斜する、
この対象化された存在者(分別された不完全な個)に依って相対的な価値判断を下す、そして主語への述語付け行為の実践は
このことが不可避的だから生存の一切が苦になり、だから苦を滅するには、全ては空であることを観て、
主語への述語付け行為の実践(=生存と解釈しました、客観的な生物学上の生ではなく、厳密化した場合の生)
を滅すれば(この滅する方法、滅した状態については仏教思想史中で諸々の解釈があるように感じますが)
苦が除かれる、“とりあえず”こんなふうに解釈しているのですが如何でしょうか?
※全体的に曖昧ですが、ここ自分で一番理解が浅いです。本当は無明に基きとするべきなのではないかなと思います。
読んだ本には無明=根本的無知とあったので、@自己の存在の非絶対性(これも相当曖昧です、特に“自己”という表現自体が
大いに問題があると思います)、A全ては空であることを観ていない、B空から客観的実在者が措定されるプロセスの自明化等と
“とりあえず”解釈しております。
未来を予測する(願望や欲望を持つという)ことが、どのようなプロセスで派生していくか、
無明に基き、過去に起こした行為によってとするべきなのかもしれませんが、上のように理解の浅いものですから…
曖昧でテキトウですみません。
141 :
ベロ ◆od7XM/js :02/04/01 03:03
平川彰先生がご逝去なされましたか。偉大な先生方が次々とお亡くなりになる。
学恩に感謝いたします。
140の投稿ですが、不快に思われたならば無知の蛮勇と思いお許し下さい…
>「輪廻」とは「生れ変り」を示すものであるとは限りません
このスレのパート1の方も閲覧しました。(133は閲覧後の投稿です)
中村先生の東京書籍の縮刷版の辞典の方でもそのように記されていますね。
143 :
考える名無しさん:02/04/02 22:36
133さん、パート1も読まれたのでしたら、今ここで『中論』は厳しいとは
思いませんか?
パーニニが解決しないと、何も言えないです。
144 :
考える名無しさん:02/04/03 00:38
般 裟 若 是 若 密 顛 故 以 老 乃 無 不 復 空 五 観
若 婆 羯 波 無 波 多 倒 心 無 死 至 眼 浄 如 不 自
心 訶 諦 羅 等 羅 故 夢 無 所 亦 無 耳 不 是 異 蘊 在 佛
経 羯 密 等 密 想 圭 得 無 意 鼻 増 舎 色 皆 菩 説
諦 多 呪 多 得 究 礙 故 老 識 舌 不 利 色 空 薩 摩
波 呪 能 是 阿 竟 無 菩 死 界 身 減 子 即 度 行 訶
羅 即 除 大 耨 涅 圭 提 盡 無 意 是 是 是 一 深 般
羯 説 一 神 多 槃 礙 薩 無 無 無 故 諸 空 切 般 若
諦 呪 切 呪 羅 三 故 捶 苦 明 色 空 法 空 苦 若 波
日 苦 是 三 世 無 依 集 亦 聲 中 空 即 厄 羅
波 眞 大 藐 諸 有 般 滅 無 香 無 相 是 舎 波 密
羅 實 明 三 佛 恐 若 道 無 味 色 不 色 利 羅 多
僧 不 呪 菩 依 怖 波 無 明 觸 無 生 受 子 蜜 心
羯 虚 是 提 般 遠 羅 智 盡 法 受 不 想 色 多 経
諦 故 無 故 若 離 密 亦 乃 無 想 滅 行 不 時
菩 説 上 知 波 一 多 無 至 眼 行 不 識 異 照
提 般 呪 般 羅 切 得 無 界 識 垢 亦 空 見
仏教の奥義はここに極まれり、輪廻転生などどこに説かれておるか?よく読め!
145 :
考える名無しさん:02/04/03 00:46
スマン、こっちで読んでね。ゴチャゴチャ言わずに般若心経だけでいいじゃんかよ!
般 裟 ● 若 是 若 密 顛 故 以 老 乃 無 不 復 空 五 ◎ |
若 婆 羯 波 無 波 多 倒 心 無 死 至 眼 浄 如 不 ◎ 観 ◎
心 訶 諦 羅 等 羅 故 夢 無 所 亦 無 耳 不 是 異 蘊 自 佛
経 | 羯 密 等 密 ◎ 想 圭 得 無 意 鼻 増 舎 色 皆 在 説
| | 諦 多 呪 多 得 究 礙 故 老 識 舌 不 利 色 空 菩 摩
| | 波 呪 能 是 阿 竟 無 菩 死 界 身 減 子 即 度 薩 訶
| | 羅 即 除 大 耨 涅 圭 提 盡 無 意 是 是 是 一 行 般
| | 羯 説 一 神 多 槃 礙 薩 無 無 無 故 諸 空 切 深 若
| | 諦 呪 切 呪 羅 三 故 捶 苦 明 色 空 法 空 苦 般 波
| | ● 日 苦 是 三 世 無 依 集 亦 聲 中 空 即 厄 若 羅
| | 波 | 眞 大 藐 諸 有 般 滅 無 香 無 相 是 舎 波 密
| | 羅 | 實 明 三 佛 恐 若 道 無 味 色 不 色 利 羅 多
| | 僧 | 不 呪 菩 依 怖 波 無 明 觸 無 生 受 子 蜜 心
| | 羯 | 虚 是 提 般 遠 羅 智 盡 法 受 不 想 色 多 経
| | 諦 | 故 無 故 若 離 密 亦 乃 無 想 滅 行 不 時 |
| | 菩 | 説 上 知 波 一 多 無 至 眼 行 不 識 異 照 |
| | 提 | 般 呪 般 羅 切 ◎ 得 無 界 識 垢 亦 空 見 |
>>143 恐縮です。
>パート1も読まれたのでしたら
読んだといっても、とにかく目を通したというレベルで
厳密に理解しているようなレベルではありません…
尚、143さんと同様に思われる方々は私の投稿を無視して下さい。
>>134 初めまして。
「輪廻転生」には関心があってここを読んでましたが「六因四縁五果」って何ですか?
仏教には全然詳しくないので電波男さん説明して下さい。お願いします。
149 :
電波男Ψ(´д`)Ψ ◆KW8mn4ss :02/04/04 22:24
仏教における因果関係を原因、条件(間接原因)、結果の三カテゴリーをそれぞれ6.4.5
に分けて相互関係を詳しく説明して日常に当てはめようとした概念です。
これは特に説一切有部が中心となって刹那滅論を土台として展開された教義です。
ありがとうございます。六の原因と四の条件と五の結果という意味ですね。
ではそれぞれは詳しく見るとどういうものなのでしょうか教えて下さい。
まず六つの原因とは何ですか?
しばらく見れなかったのですが電波さんはやはりすごいですね。
最近生まれ変わりを前提にしなくとも経典、論書を読むことができるのではないかと思うようになりました。
ただしそれでも「わたしは死んだらどうなるか」が重要であることに変わりはありませんが。
152 :
電波男Ψ(´д`)Ψ ◆KW8mn4ss :02/04/06 16:22
>>150 「六因四縁五果」を説明しようとすると膨大になります。先ずは桜部先生の
『存在の分析』<アビダルマ>の該当箇所をお読みになって解らないところを
質問してください。これを完全に説明し尽くすのと仏教を説明し尽くすのとでは
大差がないぐらいです。
>>151 ペケさんお久しぶりです。
慧眼をお持ちになられたようで敬服いたします。「生れ変り」を前提にしなくても
読めるところが仏教における本質部分であり、前提にする箇所と言うのは対機説法
や当時の思想通念を否定してしまうと聞かせる事ができないことや様々な不都合な
どが見分けられるようになったと推察いたします。
>ただしそれでも「わたしは死んだらどうなるか」が重要であることに変わりはありませんが。
私も含めて無明にあるものはこれゆえ、生きることに及んで恐怖いたします。また苦しみもしま
す。「生れ変り」の肯定はこのことに対する安易な解答であると言う認識があり、今生きている
事への希薄化に繋がりかねないと懸念いたしております。
仰るとおり、これは仏教に限らず、宗教、哲学、思想、人間にとって最重要課題の一つであると
認識しております。
>>152 そうですね、まずは自分で読んで見ます。ありがとうございました。
154 :
ベロ ◆od7XM/js :02/04/11 05:13
今は、電波男さんの書き込みと桜部先生の『存在の分析』をじっくり読んでます。
155 :
電波男Ψ(´д`)Ψ ◆KW8mn4ss :02/04/19 20:14
「したらば」に nifty 現代思想フォーラムからシフトしてきている人たちによって
宗教学掲示板が作られたらしいですよ。
http://jbbs.shitaraba.com/study/951/ (宗教学掲示板)
http://jbbs.shitaraba.com/study/912/FSHISO.html (本体)
ローカルルール-------------------------------
皆様にはリモートホスト表示の件で色々とご意見いただいておりました。発言の場の維
持、発言の自由さ、恐ろしさ、IPの漏洩性いろいろとご心配おかけしておりましたが、
一応の懸案解消策として以下の方法を講じました。
1 自由な言論の場を提供するために現在非表示にしてあります。
今後も非表示で通そうと思います。
(リモホ非表示でも過去発言がリモホ表示できる事が確認できました)
2 非難、中傷、悪意の有る発言、プライバシー侵害、プライバシー詮索、
複合体、成りすましは警告無しに見付け次第即削除いたします。
(発言削除も単体発言単位で出来る事を確認いたしました)
3 発言削除要請は「要望、削除(議論含む)」で受け付けます。
4 発言される方は発言者同定のため、極力キャップを付けて頂くよう、お願
い致します。--------------------------------------------------------------
というように煽りや成りすましは一切排除される仕組みとなっており、実の有る議論が
出来る場として提供されています。
156 :
電波男Ψ(´д`)Ψ ◆KW8mn4ss :02/04/19 21:40
157 :
考える名無しさん:02/04/24 03:52
あ げ
158 :
電波男Ψ(´д`)Ψ ◆KW8mn4ss :02/04/25 19:18
アップ場所間違えましたので転載です。
匿名掲示板での弊害は、議論の相手が定まらず継続したお話が困難であること
が第一に挙げられます。それはコテハンをつけることで解消されますが、今度は
コテハン叩きが始まり、煽りがあり、個人情報開示があり、スレッドが崩壊して
しまいます。
「みのもんた」に付いては証拠固めが出来ましたが、その後のアクションについ
ては考え中です。思想や哲学を語る能力が無いくせに個人攻撃だけは一人前で、
その思想の場の住人にメールで私の個人情報を開示してしまう始末。
匿名掲示板の弊害を出来るだけ排除した「web現代思想フォーラム」を
立ち上げましたので、そちらでお話を深めていきたいと考えます。
宜しくお願い致します。
http://homepage3.nifty.com/fhiso/
159 :
電波男Ψ(´д`)Ψ ◆KW8mn4ss :02/04/25 19:23
既成仏教は悪の巣窟である場合も否定できません。
その時は容赦なく叩き潰します。
寺院で禄を食んでいて普通人と全てが同じであると認識するのであれば、
その基盤を取り払わないといけません。当人がいない場所で侮辱、名誉
毀損の限りを尽くしたり、嫌がらせ電話をしたり、裏メールで人を陥れ
ようとしたりする僧侶は駆逐されるべきです。
160 :
考える名無しさん:02/04/25 21:55
みのもんたの行状
某寺院住職であるみのもんたは子飼いをさる寺院の随身(丁稚奉公みたいなもの)
に送りつけ、そこの住職が亡くなると後釜に据えさせた。その後自分を寺院法類
総代(寺院の親戚関係みたいなもので、その代表)に推させてしまった。
そして亡き先代住職婦人を寺から追い出す画策をする始末。
つづく。
あげ
162 :
電波男Ψ(´д`)Ψ ◆KW8mn4ss :02/05/05 00:11
みのもんたの行状について、もっと別の角度からぼくちゃんはアプローチしようかな?
いいでしょ?>160 っていうか、そんな下らん奴に使う暇ねーよ。
無碍の光明に出れた人いる?
164 :
考える名無しさん:02/05/20 17:45
age
165 :
考える名無しさん:02/06/15 01:56
保全カキコ。
166 :
考える名無しさん:02/06/18 21:17
宗教の墮落、哲学はアポ〜ン。
とりあえず age ときます。
こんないいスレ、落ちるとモッタイナイ。
保全age
このスレは機知外スレです
みなさん放置プレイで
169 :
考える名無しさん:02/07/07 12:51
ぽくぽくぽくぽく・・・・・・・ちぃ〜〜〜〜〜ん!
悟りましたっ!!!!
これこれ 一休どの
171 :
考える名無しさん:02/07/09 04:31
age
172 :
考える名無しさん:02/07/30 01:53
後続の期待アゲ
やはり、夏は、仏教だね !
174 :
考える名無しさん:02/07/30 17:31
なんじゃそりゃ?
夏はカレーだろ
175 :
考える名無しさん:02/07/30 18:57
インドってことだね。
176 :
考える名無しさん:02/08/10 00:14
横レスですまんけれど
仏教哲学を勉強したいのですが、何かいい本はないですか。
それとも、でかい本屋でそれぞれの宗派について説明されたものを
読まないといけないんでしょうか。ちなみに僕は哲学に興味がある学生です。
あと、失礼な質問かもしれませんが、電波さんは大乗仏教すべてを否定されるつもりですか?
もしそうなら、その代わりどうするのですか。
177 :
ベロ ◆od7XM/js :02/08/10 01:56
やはり初心者には角川書店から出てる仏教の思想シリーズがいいと思うよ。
特に2巻目の「存在の分析・アビダルマ」3巻目の「空の論理・中観」
4巻目の「超越と認識・唯識」は必読でしょうね。あ、ちなみに電波男さんは
大乗仏教の否定などしていませんよ、既成伝統教団・カルトの教義を否定されて
るんです。今は宗教板の「法華経と阿弥陀信仰」などのスレに出演中です。
178 :
考える名無しさん:02/08/25 03:00
みんな宗教板に逝ってしまたのか・・・
179 :
考える名無しさん:
age