pala-loka とレリーフ(経典分類)の件は大笑いさせていただきまして有難う御座います。
焼酎見舞いもうしあげます。
素地としては悪くないと思うのですよ。あなたの仏教に対するものとしては。
なにか原典を読む訓練をされると飛躍するかも知れませんよ。入門書や概説書の精読のみでは
ますます偏見を積み上げる事になります。どんな素晴らしい映画解説でも映画そのものを超えることは
できません。同じ映画を見て論評しあうのとでは意味が違いますよ。
428 :
髑髏仮面 ◆1PfzdK1. :02/07/02 11:56
う〜む。
スレの流れは良い・・・。
429 :
暇人 ◆DMOUBKE2 :02/07/02 12:00
430 :
髑髏仮面 ◆1PfzdK1. :02/07/02 12:05
431 :
名無しさん@1周年:02/07/02 12:11
>>427 仏教学、文献学は、その映画解説でしかありえないと思うけど。
文献学で解脱は可能か?
432 :
名無しさん@1周年:02/07/02 12:22
> 過去ログでgrep
つまんないことすんのね。ヤバげ。
433 :
髑髏仮面 ◆1PfzdK1. :02/07/02 12:34
随分、重いテーマになりました。
「相対立するものに結論でるまじ」→道元禅師。
>>431 そうですよ。それが何か?
映画を見ずに、解説だけ聞いて見たような気になるよりはましだと思いますよ。
暇人さんって、「刹那」と言えば「刹那滅」の人だったんですよね。<過去ログ参照
436 :
名無しさん@1周年:02/07/02 16:07
>>434 確かに学者のフィルタを通さないだけいいかもしれません。
ですが文献学を学んで原典を読むって道筋が違うと思うんですが、
また、それだと一部の語学センスのある人にしか開かれていない、
狭い門から入る道になりますが、釈尊の道は広くたくさんあるように思います。
要するに聞・思・修をとおしてサンガに伝えられてきたことを、
また聞・思・修して自相続に実現し、周りにその威徳を及ぼし、
また後世に伝えていくのが筋じゃないですか?
それには文献学等はあまり重要でないように思うということです。
>>436 >ですが文献学を学んで原典を読むって道筋が違うと思うんですが、
いいえ、文献学は原典を読まないと始まりませんよ。原典に関する学問なのですから。
原典を読み解くのに困難がある場合、訳でもいいのです。その代わり、訳が絶対と思い込
まないように。
>>269のつけた訳のように皆から叩かれまくったようのものもあるのですから。
構成に伝えていくものには何がありますか?成文化されたものを正確に伝えるために文献学が
あります。そのために命をかけた人が歴史上にも沢山います。命を落とした人も多いのです。
玄奘三蔵もそのうちの一人です。「重要ではない」など、大変な驕りですよ。
438 :
名無しさん@1周年:02/07/02 20:44
やっぱ後世に伝えなきゃ意味無いんでないの?
439 :
ベロ ◆od7XM/js :02/07/02 21:56
釈尊の伝えたかった思いを追い求め、より正確な釈尊の教えを追い求め、
自分も釈尊にならって道を歩む。有名無名の人々のそういう姿勢が仏教
を現代まで伝えて来たのだと思う。仏教文献学の根底にもそんな熱い思いは
流れていると思うよ。純粋に客観的学問として仏教に関わっていてもいつしか
「行」や「信」や「悟り」などに惹かれ、生活が仏教徒化してくるんだよなぁ。
440 :
名無しさん@1周年:02/07/02 22:04
>>437 玄奘三蔵はしっかりと伝授を受けた伝統的仏教者で、文献学者ではないでしょう。
それは拡大解釈が過ぎませんか? もちろん玄奘三蔵は深く尊敬しております。
文献学といえば、収集、復元、校訂を基本とする西洋のフィロロギイのことです。
で、この西洋文献学は伝統教学の破壊者であることは少なくとも了解していただけると思いますが。
つまり、実践的伝承者が伝えてきた文献以外の要素、もっというなら物理的証拠以外の
身口意的伝承を排除したと思います。こちらの方がもっと重要だと考えます。
それだけです。
441 :
名無しさん@1周年:02/07/02 22:08
それで
>>440 氏は何を主張したいわけ?
仏教を破壊するのが仏教学だといいたいの?
442 :
髑髏仮面 ◆1PfzdK1. :02/07/02 22:12
>>440 >つまり、実践的伝承者が伝えてきた文献以外の要素、もっというなら物理的証拠以外の
>身口意的伝承を排除したと思います。こちらの方がもっと重要だと考えます。
成る程。
つけたり。
西洋文献学が、中世カトリックの聖書学の伝統の中で培われた手法であることもお忘れなく。
>>440
444 :
電波男Ψ(´д`)Ψ ◆KW8mn4ss :02/07/02 22:19
>>440 少し一面過ぎてはいませんか?仏教における「近代的文献学」の始まりは聖書
文献学の手法を取り入れたものでしたが、それが次第に独自なものとして陶冶
されて行き、現在の形になっています。
玄奘三蔵は紛れも無い文献学者ですよ。梵語から漢訳する際に数本の写本、
校合出来うる全ての漢訳、梵漢問わず、引用関係にあるものは全て参照した。
さらに訳語統一のため翻訳名義集を構え、数人係で資料検討して翻訳していっ
たのです。文献学者じゃなくて、なんなのですか?
また、「しっかりと電灯を受けた伝統的仏教者」?笑わせないで下さい。
もう少し歴史を勉強してください。玄奘三蔵は当時中国で盛んだった真諦
の流を組む伝統唯識に歯向かうためにインドに渡ったのですよ。玄奘の
漢訳を文献学的に考察すると、真諦に対する敵意は簡単に読み取れます。
445 :
ベロ ◆od7XM/js :02/07/02 22:20
いやその身口意的伝承自体がテキストによってなされているんだよ?
仏教はバラモン教じゃないよ。釈尊滅後、教えが文章化されるまでは
口伝だったかもしれないが、それは極一部の期間で瞑想法も実践法も
全て経典というテキストによって伝承されているんですよ。
446 :
電波男Ψ(´д`)Ψ ◆KW8mn4ss :02/07/02 22:22
>>443 つけたり(笑)
中世カトリックの聖書学はオリエンタル産の「写本目利き術」である事も
お忘れなく。
447 :
ベロ ◆od7XM/js :02/07/02 22:24
おおっ電波男先生、お久しぶりです。三法印スレでは大変お世話になりました。
輪廻思想、転生思想を考える時、あのスレは大変役に立っています。再登場歓迎です!
448 :
電波男Ψ(´д`)Ψ ◆KW8mn4ss :02/07/02 22:26
>>440 >つまり、実践的伝承者が伝えてきた文献以外の要素、もっというなら物理的証拠以外の
>身口意的伝承を排除したと思います。こちらの方がもっと重要だと考えます。
その「身口意伝承」と偽って、多くの嘘を伝統仏教は付いてきたのです。
449 :
ベロ ◆od7XM/js :02/07/02 22:29
テキストの正確さを求める姿勢と、
身口意伝承といってある事無い事
仏教だと偽り我欲を満たす姿勢と
どちらが本物かすぐわかります。
450 :
電波男Ψ(´д`)Ψ ◆KW8mn4ss :02/07/02 22:30
>>447 ベロさん。
お久しぶりですね。色々と忙殺されてました。今もね。
2ちゃんねると言うところは激しく意見が対立しますが、真剣に求めている人が多いのも
確かですね。私が文献学の話ばかりするもんで、「思想が理解できていない」とか
「仏教の宗教たる部分を見ていない」とか好き勝手に想像されている人も多いですね。
独り善がりの仏教を排除するためには文献学は必要不可欠です。
451 :
電波男Ψ(´д`)Ψ ◆KW8mn4ss :02/07/02 22:33
>>446 そのとおりどす。イスラムの伝統もお忘れなく。
>>448 「嘘」の文脈を替えてもうします・・・
多くの嘘を真実と信じてきた人、浄信をもって嘘をついた人。名聞利養のための嘘。
嘘の功罪の評価が難かしいですね。『法華経』あたり。
453 :
ベロ ◆od7XM/js :02/07/02 22:35
梶山先生の本にも書かれていましたが、語学力を駆使し文献学を極める事だけに尽力し
あるいは仏教の思想・実践を重要視し正確な文献に疎い人とがいて両立は難しいもんですね。
454 :
名無しさん@1周年:02/07/03 00:55
>>451 後進に伝えれば意味が出てきます。
業績云々はともかく、何らかの形で公にすることによってその意味はさらに強まります。
それが本当に真理ならたとえどんなに新奇であっても淘汰されにくいと思うのですが。
なんにしてもあなたが研究者なら公表の重要性はわかっているでしょう。
455 :
電波男Ψ(´д`)Ψ ◆KW8mn4ss :02/07/03 03:59
>>454 私の研究が真理であるかどうかにはあまり興味がありません。文献史学的な研
究分野では妥当性・正確性を期していますが、その基礎の上で展開されている
私の思想的なものには主観があります。これも私の主観なのですが、私の思想
的なものの自分自身にとっての価値は文献史学の成果などウツツの儚いもので
す。
そのような儚いものを公表する気にはなれないのです。しかし、ウツツのもの
であってもそれなりの斉合性、再生産性、完結性があり、儚さを自覚するため
に益するものではあると考えております。ですが、現時点において学界に公表
すればその文献史学という狭い空間の住人の執着対象に成り下がり、私の望む
思想的(宗教的)方向性が阻害されてしまいます。ですから思想的なものを読
み取ってくれる後進に、わたしの研究内容を伝えることで使命はまっとうされ
ると考えるのです。
けれどもそのウツツの部分で迷い、転倒し、それを広めてしまう現状がある限
り、潰さねばなりません。脱会のお手伝いもその一環です。2ちゃんねるで害
毒を広める人もいれば真剣に求めている人もいる一方、愉快犯や暇つぶし人も
います。このような現実社会の縮図の中で発言するのも面白いものです。
456 :
電波男Ψ(´д`)Ψ ◆KW8mn4ss :02/07/03 04:01
>>445 >全て経典というテキストによって伝承されているんですよ。
申し訳ないが、それは、はっきりくっきり明確に違うよ。
テキストで伝わるわけが無いだろう。
嘘を言っちゃいけないな。
テキストはほんの入り口だよ。
458 :
名無しさん@1周年:02/07/03 07:40
>>455 了解しました。説明ありがとうございます。
わたしは277さんではありません。
そこらへんに転がっているバ科学屋です。
459 :
髑髏仮面 ◆1PfzdK1. :02/07/03 08:14
こんな高度な議論は、私が2ちゃんにデビューしてから初めて。
優良スレッド。
460 :
電波男Ψ(´д`)Ψ ◆KW8mn4ss :02/07/03 11:29
>>458 自然科学がご専門ですか。でしたら仏教学者の「仏教(宗教)は科学に優先する」や
「ビッグバンは既にとかれていた」とかのトンでもを潰してください。
自然科学の人たちにはそれなりの領分があり、思想哲学関係にもそれなりの領分があります。
数理哲学や論理学となると重なる部分が出てきますが、それでも相互補完があり、初めて人々
に貢献するものだと考えます。宗教はその意味において自然科学の分野と比べた場合、明らかに
立ち遅れているか、逆行しているのが現状です。悲しい事ですね。
461 :
名無しさん@1周年:02/07/03 11:38
陰陽道に興味を持ってたのは、ハイゼルベルグだったっけ?
462 :
名無しさん@1周年:02/07/03 11:39
.
463 :
アーサー・ケストラー:02/07/03 11:42
>>460
科学の「死馬愛護協会(SPCDFH)」も相変わらずだが。
還元論を何とかしたまえ。
11次元膜理論 11次元膜理論 解明に一歩近づいているのかーーー?
465 :
カール・ポパー:02/07/03 11:56
>>463 SPCDHではないのかね? 自分で命名しておいて
間違ってはいかんよ。それとも、この霊媒が愚かだ
からか?
466 :
電波男Ψ(´д`)Ψ ◆KW8mn4ss :02/07/03 13:30
>>463 何を仰りたいのでしょうか?仏教学者や思想関係者から還元論や複雑系を意味も解らず
引用したり関連付けたり借用したりして権威付ける人が多いことの批判は既にこのスレッド
でも致しました。
科学をご専門とされる方からの批判が大切なのは言うまでもありません。
467 :
アーサー・ケストラー:02/07/03 13:49
>>460 > 宗教はその意味において自然科学の分野と比べた場合、明らかに
>立ち遅れているか、逆行しているのが現状です。悲しい事ですね。
この発言は、実状を反映しているようには見えないが?
468 :
電波男Ψ(´д`)Ψ ◆KW8mn4ss :02/07/03 13:53
>>467 現状を正確に反映しているように考えます。
現状、宗教は本来的な機能していない。
あなたは何をさしてそういうのでしょうか?
469 :
電波男Ψ(´д`)Ψ ◆KW8mn4ss :02/07/03 13:57
>>467 還元論についてスカタンなコメントをしたことについての説明は無しかい?
実状を見る能力が無いのならせめて説明する努力をしたらどうなんだい?
久々に思いっきり罵倒したくなってきたよ。
470 :
ここからは、 ◆DMOUBKE2 :02/07/03 14:01
やってみそ。
471 :
ハイデッゲル:02/07/03 14:08
科学者は、科学についての存在論的な理解に欠けている。
472 :
電波男Ψ(´д`)Ψ ◆KW8mn4ss :02/07/03 14:29
>>471 そうですね。存在論的な意味、価値、一般理解可能な説明作業というものを受け持つのが、
思想なり哲学なり宗教であったりするのです。
473 :
◆DMOUBKE2 :02/07/03 14:32
最近は、科学者もやや慎重になって来たように見えるんだけど、
この板は科学厨房が多いもんだからさー・・・。
474 :
電波男Ψ(´д`)Ψ ◆KW8mn4ss :02/07/03 15:50
>>473 相互補完しうる人材として、わたしは冷静で慎重な科学者しか視野に入れておりません。
科学厨房はまた厨房の段階で停止するわけではなく、ドンドン成長するものでしょう。
私は期待を込めてみております。だから罵倒もするのです。
>>441 そこまで話を大きくしないでくださいよ。したのはオレか? スマソ
動機は、
>>427で277さんが暇人さんに原典を読む訓練しなさいみたいなこと言ってたので、
いやそんなこと重要じゃないでしょうと言いたかっただけです。
原典というから梵語等かと思ったら訳でもいいようなので、それは賛成!
概説よりお経を読んだほうが、いい。
しかし、伝統的先生から伝授を受けるにしくはない。
そんなとこです。
玄奘三蔵が我が国法相初伝の道昭に説いたと言われる言葉です。
「經論文博勞多功少。我有禪宗其旨微妙。汝承此法可傳東徼」
要するに教学は労多くして益少ないから、禅学を授けるのでそれを日本に伝えなさい。
その方が利益があると、私はこの玄奘三蔵の見解に従うものです。
>>444 それは電波さんが文献学者だから、玄奘三蔵を文献学者と思いたいんじゃないですか?
>玄奘三蔵は紛れも無い文献学者ですよ。梵語から漢訳する際に数本の写本、
>校合出来うる全ての漢訳、梵漢問わず、引用関係にあるものは全て参照した。
>さらに訳語統一のため翻訳名義集を構え、数人係で資料検討して翻訳していっ
>たのです。文献学者じゃなくて、なんなのですか?
伝統的翻訳僧の仕事ではないですか?
羅什さんや不空さん、ヴァイローチャナやペルツェクもそのような体制で訳してると思いますが?
翻訳名義集を作ったんですか? 知らなかった? でも残ってないんですよね。
>>444 >また、「しっかりと電灯を受けた伝統的仏教者」?笑わせないで下さい。
そうですか、玄奘三蔵はインドのナーランダ−僧院で戒賢さん等に学んでいる、
きっちりした法灯を受けた方だと思いますが? どうして違うのでしょう?
>もう少し歴史を勉強してください。玄奘三蔵は当時中国で盛んだった真諦
>の流を組む伝統唯識に歯向かうためにインドに渡ったのですよ。玄奘の
>漢訳を文献学的に考察すると、真諦に対する敵意は簡単に読み取れます。
これには同意します。が、敵意というより法に対する信仰の現れと思います。
破邪顕正に燃えておられたんでしょう。そう捉えたい。
>>475 現実に仏教学が仏教を殺している面があるのは確かなのでね。
まっとうな(先入観なしで、素直に論理的に思考したのであれば)文献実証主義の立場から導き出される結論と、
伝統教学(現代日本の新興宗教および伝統教団のそれは含まない)の中で証得される知識とは一致するはず
ですが、現実にはそうはなっていない。どっちかがおかしいというより、両方ともおかしい、という気がする。
479 :
電波男Ψ(´д`)Ψ ◆KW8mn4ss :02/07/03 17:11
>>476 >その方が利益があると、私はこの玄奘三蔵の見解に従うものです。
現状が伝統仏教者であったという根拠になっていませんよ。
>伝統的翻訳僧の仕事ではないですか?
>羅什さんや不空さん、ヴァイローチャナやペルツェクもそのような体制で訳してると思いますが?
そうですよ。伝統的かどうかは異論がありますが、翻訳僧の仕事とは文献学が基本になります。
我々の文献学に携わるものも翻訳僧であることを自認しています。現代の言葉に正確に置き換えようと
努力しているのです。
480 :
電波男Ψ(´д`)Ψ ◆KW8mn4ss :02/07/03 17:19
>>477 >そうですか、玄奘三蔵はインドのナーランダ−僧院で戒賢さん等に学んでいる、
>きっちりした法灯を受けた方だと思いますが? どうして違うのでしょう?
玄奘が戒賢に付いて学んだのには真諦に対する敵意からです。真諦は安慧流の識一分
説を説くのに対して護法流である戒賢は識四分説を説きます。それ以外の決定的な相違
は護法流の法相宗では五性各別という絶対に成仏しない衆生を設定する点にあります。
日本の仏教はこの法相流に対して論戦を挑みました。天台の本覚思想、真言の即身成仏
法然の悉皆往生、日蓮の即成就仏身などがあり、法相宗は衰退しました。
481 :
電波男Ψ(´д`)Ψ ◆KW8mn4ss :02/07/03 17:21
>>441 伝統教学で宗我に染まっていないものを私は知りません。
482 :
名無しさん@1周年:02/07/03 17:42
483 :
ベロ ◆od7XM/js :02/07/03 18:49
>>457 その入り口に立つ時にテキストの正確さが要求されるんだと言いたいのです。
仏教の奥義は「いろもなく、かたちもなく、言葉もたえた」世界だと言う事は
よく理解してるつもりです。しかしテキスト(経典)という地図がなければ仏道
を歩んでいるつもりが、いつしか我流のカルトになってしまいます。
そういう意味で正確な文献抽出作業や文献理解は大変重要なものだと思います。
484 :
髑髏仮面 ◆1PfzdK1. :02/07/03 19:59
>>483 あの〜、私より先達の方で恐縮ですが・・・。
>仏教の奥義は「いろもなく、かたちもなく、言葉もたえた」世界だと言う事は
「空」というのは「世界」の事を意味してるんじゃないですよね。
「縁起」の意味みたいなような・・・・。
「世界」という概念なんでしょうか?
どうでしょう?
電波男さん
宗教と、哲学の違いを教えてください。
486 :
名無しさん@1周年:02/07/03 20:32
確かに「世界」というのは語弊がありますね。
「境地」と訂正します。
487 :
ベロ ◆od7XM/js :02/07/03 20:40
486のはベロでした。
「空」や「縁起」は物事を成立せしめている真実のはたらきの事
だと聞いています。成立せしめられている物事の方からは「色」
というのでしょう。
488 :
髑髏仮面 ◆1PfzdK1. :02/07/03 21:13
>>486 >「境地」と訂正します。
なかなかそこのところを言い表わすには難しいですね。
>>487 この方が良い表現かと思います。
ありがとうございます。
489 :
電波男Ψ(´д`)Ψ ◆KW8mn4ss :02/07/03 21:25
>>485 ご質問が漠然としすぎています。
強いて言うなら、宗教とはよりよく生きていくあり方や方途を示したもので、
哲学とは人間存在や世界、認識のあり方の仕組みやその根源を何処までも問いつづけ、
追及していくものです。
その意味で仏教は果たして純然たる宗教であると言えるでしょうか。そのことはご自身で
お考え下さい。
なお、この説明では両者の違いの1%も言い表せていません。念のため。
>>478 私のいう伝統教学は日本だけでなく、上座系やチベット系を含めたものです。
正しさは、結果を見れば明らかだと思います。仏教の場合は。
そうゆう意味で、近代文献学で覚った、菩提心が出たという人を聞いたことはないのですが。
近代において日本はあまり結果を出してないようですが、戦前の禅宗は結構あったし、
天台等でも少数ですがいらっしゃるようです。
上座系やチベット系は、かなりいらっしゃるみたいです。
>>479 「經論文博勞多功少。我有禪宗其旨微妙。汝承此法可傳東徼」
これは、要するに玄奘三蔵も文献学的ものよりも禅定等の行的なものを重んじたという証拠です。
もちろん、訳経も重要な仕事ですが、玄奘三蔵はやはり覚りを目指した利他の方便は何かを、
あたりまえですが、きっちり考えていたしたと言いたいのです。
玄奘三蔵が伝統仏教者であったという根拠は戒賢さん等に学んでいることです。
それに対する電波さんの思想史的解釈は分かりました。ですが伝授を受けたとは言えるでしょう。
それでも、伝統仏教者ではないというなら、もう私は何も言えません。
玄奘三蔵と現代仏教学者の違いは、法燈を受けているかいないかにあるのです。
それが重要なのです。これは文献学者には理解しずらいでしょう。
例えば、止観について電波さんは文献的解釈をよく御存知だと思います。
ですが、ご自身の止の状態、特に観の状態について確信ありますか?
法燈に連なる先生は、弟子の心の状態や言葉などから、それが止の状態、観の状態だと教えてくださるのです。
こういった指摘は文献学では無理でしょう。
ちなみに玄奘三蔵が伝統仏教者でないなら、法相宗は伝統仏教じゃなくなりますね。
>>480 >日本の仏教はこの法相流に対して論戦を挑みました。天台の本覚思想、真言の即身成仏
>法然の悉皆往生、日蓮の即成就仏身などがあり、法相宗は衰退しました。
私の理解では、天台は一乗要決で法相宗に引導を渡したと思います。本覚思想はその後。
真言は、別に法相宗と対立しなかったし、
法然さんや日蓮さんは特に法相宗を批判対象にしていなかったと思いますが。
法灯に連なる先生はPC使ってネットで遊んでる事は注意してくれないのかい?
法然や日蓮が法相を批判してないって?文献学を馬鹿にする前にもっと文献を読みましょうね。
494 :
電波男Ψ(´д`)Ψ ◆KW8mn4ss :02/07/03 22:48
>>440 かなり偏っていらっしゃるようで。伝統教学といえば、上座部、チベット、中国、
モンゴル、朝鮮半島、日本全てを含んで言ってますよ。その流れの中に正統に伝承
されているものなど何一つありません。あなたの言う結果とはなんですか?
>「經論文博勞多功少。我有禪宗其旨微妙。汝承此法可傳東徼」
このことで玄奘の全てを推し量ろうとするところにスカタンが見えるのです。
もし仮に玄奘が発した言葉であるなら、日本人を馬鹿にしているのです。
ま、それ以前にこの言葉は絶対に玄奘のものではない自身がありますがね。文献学的に。
>玄奘三蔵が伝統仏教者であったという根拠は戒賢さん等に学んでいることです。
同じ事を繰り返さないで下さい。問題にしているのは、インドに渡る前の玄奘が伝統仏教
者であったかどうかです。中国において伝戒、伝法された内容に背き、敵対する思想を
インドに求めたのですから。もう少し筋道を考える訓練をしなさい。
>玄奘三蔵と現代仏教学者の違いは、法燈を受けているかいないかにあるのです。
>それが重要なのです。これは文献学者には理解しずらいでしょう。
それはあなたが現代仏教学者の実像を知らないからです。独白いたしますと、私は
幼少の頃、修験本宗で得度を受け、後に伝戒、伝法、口伝、秘伝などを受けました。
その後、それでは飽き足らず真言密教系で出家し、四度加行のちに多くの秘伝の伝授
を受けております。又それでも飽き足らず、浄土宗で出家し、伝戒、伝法、口伝を受
けております。
>例えば、止観について電波さんは文献的解釈をよく御存知だと思います。
>ですが、ご自身の止の状態、特に観の状態について確信ありますか?
「観」に力を入れるところなんかテーラワーダ仏教協会みたいですね。(笑)
天台小止観の流れの禅定、瞑想は小学生の時に免許皆伝されました。大の方も
すぐその後でね。
495 :
電波男Ψ(´д`)Ψ ◆KW8mn4ss :02/07/03 22:49
>法燈に連なる先生は、弟子の心の状態や言葉などから、それが止の状態、観の状態だと教えてくださるのです。
>こういった指摘は文献学では無理でしょう。
おそらく以前の私は、あなたの師匠の師匠を指導する立場にあったと思いますよ。
それでも「法灯」などというしょうもない執着はしておりません。法灯の名のもとに
どれだけ仏教が腐敗してきたか考える脳味噌をお持ちではないようですね。
>私の理解では、天台は一乗要決で法相宗に引導を渡したと思います。本覚思想はその後。
>真言は、別に法相宗と対立しなかったし、
>法然さんや日蓮さんは特に法相宗を批判対象にしていなかったと思いますが。
大間違いです。まず、本覚思想は天台教学のなかにはっきりとした萌芽があります。
法華経を奉ずる限り絶対に一乗思想なのですから。法然のことは少し調べてみなさい。
日蓮は激しく法相宗を攻撃していますよ。創価学会員でも詳しく知っています。
496 :
電波男Ψ(´д`)Ψ ◆KW8mn4ss :02/07/03 22:57
あ、つけたり。(笑)
修験本宗は東密系です。
497 :
電波男Ψ(´д`)Ψ ◆KW8mn4ss :02/07/03 22:59
>>440 あなたは恐らくまだ「止」を身に付けていない。魔がそのように思い込ませているだけでしょう。(笑)
498 :
電波男Ψ(´д`)Ψ ◆KW8mn4ss :02/07/03 23:32
元へ、、大チョンボです。訂正します。
修験本宗は東密系です。→修験本宗は台密系です。
499 :
電波男Ψ(´д`)Ψ ◆KW8mn4ss :02/07/04 11:14
「法灯」について。いわゆる「行」の話ではなく、仏教の教えに近づく場合、
はっきりといって、「法灯」は必要条件ではありません。経典や論書に直接
触れることが大切なのです。その場合、出来るだけ正確で理解しやすいもの
として提示するために文献学があるのであって、主観を伴う「法灯」や「秘伝」
や「口伝」や直伝の「行法」をひけらかす伝統仏教は釈尊の本義から言うと
全て邪教です。
500 :
電波男Ψ(´д`)Ψ ◆KW8mn4ss :02/07/04 11:18
釈尊の本義とは三法印です。
秘伝や口伝が殆ど無意味であるという事も述べている法然の言葉を紹介しましょう。
501 :
電波男Ψ(´д`)Ψ ◆KW8mn4ss :02/07/04 11:20
『一枚起請文』です。
|もろこし我が朝に、もろもろの智者達の、沙汰し申さる
|る、観念の念にもあらず。又学問をして、念のこころをさ
|とりて、申す念仏にもあらず。ただ往生極楽のためには、
|南無阿弥陀仏と申して疑いなく、往生するぞとおもいとり
|て、申す外には、別の子細候はず。
〔わたしのいう念仏というのは〕中国や朝鮮、わが国の聖人
賢人たちが解説し、あるいは実践し、あるいは勧行し、ある
いは説法する観念の念(観想して仏らしきものににあった
り、瞑想して仏を感じるという意味での念仏)ではありませ
ん。また念仏の極意を理性で解釈しきってから初めて出来る
念仏でもありません。
往生極楽するためには必ず絶対に往生できると確信して「南
無阿弥陀仏」と唱えるという事意外、別意はまったくありま
せん。
502 :
電波男Ψ(´д`)Ψ ◆KW8mn4ss :02/07/04 11:20
|ただし三心四修と申すことの候うは、皆決定して南無阿弥
|陀仏にて、往生するぞと、おもううちに、こもり候うな
|り。この外に、奥ふかきことを存ぜば、二尊のあわれみに
|はずれ、本願にもれ候うべし。念仏を信ぜん人は、たとい
|一代の法をよくよく学す
|とも、一文不知の愚鈍の身になして、尼入道の無智のとも
|がらに同じゅうして、智者のふるまいをせずして、ただ一
|向に念仏すべし。
往生する資質として最低必要とされることは往生を確信して
「南無阿弥陀仏」を唱える心の中に宿るのです。このこと意
外に口称念仏に奥義があるとか別意があるとかを詮索〔して
念仏すれば〕すれば、救済の対象から漏れ、阿弥陀仏の救い
も届かないでしょう。
このように必ず絶対に往生できると確信して「南無阿弥陀
仏」と唱える人は、たとえ釈尊一代の法門を深く学究する人
であっても、念仏する時は学者も文盲も同じであり、行いが
卑しい僧侶たちとも同じ境遇であるとして自身は高邁で物知
りであると傲慢になることなく、ただ一向に念仏するべきな
のです。
503 :
電波男Ψ(´д`)Ψ ◆KW8mn4ss :02/07/04 11:22
以上紹介しましたが、口伝や秘伝を重要視しない以外の要素については保留です。
505 :
電波男Ψ(´д`)Ψ ◆KW8mn4ss :02/07/04 15:53
>>504 その態度は仏教的ではありませんね。経典や論書は大切であり、行と比べて決して
かろんずべからずという事は納得できましたか?
ひさびさによいお勉強をした いや ほんと
だれか 電波男先生の講義スレッド ってのを立ててくれんかのう
しかし 講師が来ないと すぐに落ちるな
結局 だめってことか
この機会に何かきこうと思っていたの 忘れた ふ〜む
507 :
髑髏仮面 ◆1PfzdK1. :02/07/04 16:38
良質スレッド。
なかなか良い。
508 :
名無しさん@1周年:02/07/04 16:46
髑髏仮面に
>なかなか良い。
と、評価されて電波男氏も満足だろう。
ゲラゲラゲラゲラゲラゲラ
509 :
髑髏仮面 ◆1PfzdK1. :02/07/04 18:10
>>508 >ゲラゲラゲラゲラゲラゲラ
この、「ゲラゲラゲラ」というのはどーにかなりませんか?
2ちゃんバージョンの・・・・
ワラとか、藁とか、ワラとか、笑とか、あはは、とか・・・・。(^^)←とか。
510 :
名無しさん@1周年:02/07/04 21:39
閑静ですね。
みんな韓国にいっちゃったのかな?
とりあえず age
511 :
名無しさん@1周年:02/07/04 21:51
無我を説く、学者は、なぜか我が強い
おそまつ
512 :
名無しさん@1周年:02/07/04 22:01
>伝統教学(現代日本の新興宗教および伝統教団のそれは含まない)の中で証得される知識とは
>一致するはずですが、現実にはそうはなっていない。
>どっちかがおかしいというより、両方ともおかしい、という気がする。
結局これが一番しっくりする結論だな。
514 :
髑髏仮面 ◆1PfzdK1. :02/07/05 09:09
私は、どうこう言うつもりはモウトウないが、宗教について考えるには良い示唆にはなったかと思う。
我が強くなくては学者はつとまりません。
人を「我が強い」と評する輩は自身の愚かさを晒しているのです。
更にそれを賞賛する人には存在価値を自ら問う必要があります。
>>513 それのどこが「結論」なのですか?
教学の話などこのスレッドでは関係ありません。
それを要件に加えて結論だと言うようなら義務教育からやり直す事をお勧めいたします。
取り合えず中学校の図形の証明辺りから。
517 :
名無しさん@1周年:02/07/06 17:33
煩悩百花繚乱
518 :
電波男Ψ(´д`)Ψ ◆KW8mn4ss :02/07/08 10:25
刹那とは
1 時間の最小単位
2 ただし、物理的な不可分割ということではない
刹那滅とは
1 上記(2)の概念と事象(2)との混同から派生して体系付けられた
説一切有部系独特の考え方
2 他部派では刹那という単位を用いてで時間の経過を表すが、その単位で「滅」
などの物理的な主張はしない
3 部派仏教では刹那滅でもって無常を弁証するというのは説一切有部だけであって
その他の部派まで拡張するのは愚か者である。
519 :
名無しさん@1周年:02/07/08 16:54
なんとかして割り込みたい。
しかし、なにもいえない髑髏であった。
520 :
名無しさん@1周年:02/07/08 16:56
まともなことをカキコしる!
521 :
名無しさん@1周年:02/07/08 17:07
522 :
名無しさん@1周年:02/07/08 17:49
523 :
名無しさん@1周年:02/07/08 17:57
524 :
電波男Ψ(´д`)Ψ ◆KW8mn4ss :02/07/08 18:17
>>522 紹介ご苦労様。
ディグナーガ、シャーンティラクシタなどの「刹那滅論証」を考える時、絶対に注意して欲しいのが、
その背景にある。「無常と恒常」と言う仏教内外の思想的対立を論証や論争の場面において、仏教側
の根本主張は「刹那滅論証」と呼ばれていた。それは最大派閥である説一切有部の根本教義が刹那滅
であったので、「無常=刹那滅」と言う呼称が定着していただけなのです。
事実それらの「刹那滅論証」を読むと
1 恒常に対する無常の論証
2 刹那滅固有の四相(刹那における生住異滅)はとかれない
3 それ以外の刹那にかんする言及は無い
などが上げられます。読んで字の如くに惑わされてはいけません。
525 :
名無しさん@1周年:02/07/08 19:06
526 :
ベロ ◆od7XM/js :02/07/09 01:12
仏教という枠組みの中で刹那という言葉をどう定義したか、ということだけか。
くだらん。
528 :
ベロ ◆od7XM/js :02/07/09 03:11
529 :
名無しさん@1周年:02/07/09 07:03
530 :
名無しさん@1周年:02/07/09 13:21
>527
それが素粒子論のように、物理の根本問題とかかわりがあるということでしょ。
531 :
名無しさん@1周年:02/07/12 03:55
保全age
532 :
名無しさん@1周年:02/07/16 13:59
保全age
良スレ age
もう終わったんじゃないの
535 :
名無しさん@1周年:02/07/17 23:36
も え が ら
536 :
名無しさん@1周年:02/07/23 07:51
もだえあげ
537 :
名無しさん@1周年:02/07/25 13:13
ろ そ
そ ろ
う ァ ン ネ
ァ !!
も タ
ワ ヽ(`Д´)/
( ) が
ウ / \
ね
ぉ
え
お よ
538 :
名無しさん@1周年:02/08/02 15:00
age .
コップの水飲んでみそ。
飲んだら減るよ。
それよか刹那生考えてYo!
540 :
名無しさん@1周年:
刹那生?