>>167うーん、昔良く調べたのだけどね・・・。
最近記憶がいい加減だわ。
>>169確か、そうだったと思うわ。
>>170ええ。シリアの単性説教会は、
今でもシリア語の典礼を用いているはずよ。
他の単性説の教会も、それぞれの典礼に使う言語があるの。
例えば、コプト教会はコプト語、エチオピア教会はゲエズ語、
アルメニア教会はアルメニア語とかね。
アルメニア教会とシリア教会以外は、どの教会の典礼言語も、
一般市民が使うことの無い言語と成り果てている状態ね。
特に、コプト語・ゲエズ語は、もう既に話す人もないでしょう。
ゲエズ語は、他の言語の中で残っているそうだけれど・・・。
シリア語=アラム語方言も、アラビア語に圧迫されて
既に死期が迫りつつあるとも言われているわ。
172 :
dendo.:01/11/16 18:51
173 :
名無しさん@1周年:01/11/17 00:33
>エチオピア教会はゲエズ語
アムハラ文字(ボブ・マーリーのアルバムジャケットに載ってた)を使うアムハラ語というのは、ゲエズ語とは違うのでしょうか?
それから、ヘブライ語、アラビア語、アラム語はセム語族ですよね。
コプト語とかゲエズ語もそうですか?やっぱり、三つの子音が語根となって、そこから色々変化するのですか?
>>172確か、シリアのキリスト教徒は、
ほとんど日常会話はアラビア語らしいものね・・・。
でも、イスラム教徒とは敵対関係で無いらしいって聞いたわ。
イスラエルから自由を求めて逃げてきた
ユダヤ人のが言ってたわ。
日本で神社巡りばっかりやってる、変な人だったけどね・・・。
>>173アムハラ語は、ちょっと違うらしいわ。
確か、首都方言の一種だったと記憶するわ。
エチオピアも、色んな部族からなってるから。
ゲエズ語は古い言葉らしいわ。ハム語族よ。
コプトは、ギリシャ語の影響を受けた
エジプトの言葉と聞いたわ。
175 :
名無しさん@1周年:01/11/17 02:54
173ですが、レス早・・・・ありがとうございます。
コプトもハム語族ですね。セム語族とどう違うのかわからないけど。
そういえば、少し前NHKの「地球に乾杯」だったかでコプトの山岳教会での儀礼を放送してました。
その前はサマリア教(あれ?パリサイ教だったっけ?)の信者の話をやっていたような気が。特殊な趣味のディレクターがいるのでしょう。
別の質問ですが、アリウス派とか、ネストリウス派とか、単性説とかと、グノーシスとの関係はどうなのでしょうか。
グノーシスは公会議以前のものだから、これら3つの立場が出てくる前に影響力を失った、だから関係ない、という理解でよろしいでしょうか?
177 :
うるうる堕天使:01/11/17 21:50
179 :
ぐるぐる堕天使:01/11/17 23:58
>>176 コプトのイコンは何か独特の個性がある、ビザンチンイコンとはかなり違う趣。
典礼でも、元々は地域差もあったかったから、
それはそれでいいんじゃないかしら?
ビザンチンイコンは、あくまでギリシャ人などのものだから。
>>175サマリア教はあるわよ。
サマリア人は、今ではユダヤ教徒としては
認められているグループもあるらしいわ。
超正統派と聞くわね。
普通のユダヤ人にはついていけないそうよ。
182 :
ぐるぐる堕天使 :01/11/18 00:25
>>180 アレクサンドリア典礼でしたね。
ギリシャのヨアンネスクリュソストモス聖体礼儀とは、違うのですね。
コプト聖歌も聞いたことがあるけど民族楽器をつかっていて、かなり土着な旋律でした。
183 :
名無しさん@1周年:01/11/22 19:11
>>174 遅レスだけど、コプトは古エジプト語。なのでヒエログリフで書かれている
テキストはコプト語で書かれている。
ヘレニズム化の影響で語彙にはギリシャ語の影響もあるだろうし、教会語としてのコプト語にはギリシャ語由来のものもある
だろうけど。
シリア語、コプト語ともイスラム教の伝播とともに使われなくなり、
教会の典礼語として残るという似た歩みをたどっているのがなにやら興味深い気がする。
184 :
名無しさん@1周年:01/11/22 19:33
185 :
名無しさん@1周年:01/11/22 23:05
上にも書いてあったけど、東方諸教会とグノーシスの関係って、どうよ?
>>180ええ。元々は各地それぞれの典礼や習慣が存在していて、
しかし、互いにそれを「主にあって一つ」と認め合っていたと聞いているわ。
だから、コプトやエチオピアの教会では、割礼を行うしね。
コプト教会では、手首だったかに刺青を入れる儀式もあったと記憶するわ。
ローマとコンスタンチノープルが典礼を統一し始めたのは、
互いの影響力の確保のためだったところもあるとも聞くわ。
後に、ローマは路線を修正して、各地の典礼と習慣を認めた。
ロシア正教会の下にも東シリア典礼(ネストリウス派と同じもの)の
教会があると聞いているわ。
他にも、ラテン典礼の教会があるという噂を聞いたことがあるわ。
2chで誰かが言っていた記憶があるわね。
>>183クレオパトラの王朝は、
ペルシア人の血が入ったギリシア人が祖だったと記憶するわ。
あなたの言っていることは、本当のことと思うわ。
>>184アルメニア使徒教会は、キリキアのカトリコスのページも
良かったと記憶するわ。確か三つ総主教区があって、
アルメニア本国と、コンスタンチノープル、
レバノンのキリキアにあるわね。
187 :
Nanacy:01/11/24 01:02
>186
正教会の中にも、ラテン典礼の小教区と修道院が存在します。
188 :
ラスプーチン:01/11/24 02:51
>>187 わ!興味あります。何処の正教会ですか?
AOCだったりして。
189 :
ラスプーチン:01/11/24 03:04
>>187スレ違いになるので。レスはアチラのスレでキボ〜ン。
フランスかしら?何となくそう思ったけど・・・。
191 :
ななしさん:01/11/26 22:51
>>187 そうなのですか?
どういう由来で、ラティン典礼の教区があるのでしょうか?
確かに、教理的には不思議はないのでしょうが・・・・
あっ、その話は東方正教会のスレッドでということよ。
193 :
マターリ東方正教会はこちら:01/11/26 23:13
194 :
名無しさん@1周年:01/11/26 23:18
あの聖書はなんとかならんのか。読みにくくて仕方がない。
つうか、いい加減翻訳かえろ。
195 :
ラスプーチン:01/11/26 23:24
196 :
名無しさん@1周年:01/11/29 19:43
>>185 今生き残っているオリエンタル・オーソは,主にキリスト論で分裂したので,対グノ
ーシスという点では,イースタンと大同小異なのでは。
イースタンの神学自体がカトリックのグノーシスに対する関係よりは遥かに緊密だか
ら,その意味ではオリエンタルの神学もカトリックのそれよりはグノーシス的だろう
けど。
少なくとも,認識による救済などは唱えていないよ。
197 :
ぷちとまと:01/12/01 21:16
二三、質問
(1)イスタンブールにおけるアルメニア正教総主教座教会の場所はどこでしょうか?
(2)アルメニア正教での降誕祭は新暦のいつになるのでしょうか?
(3)在トルコの正教会は、グレゴリオ暦・ユリウス暦のどちらに従っているのでしょうか?
上記三点、ご存知の方がいらっしゃいましたら、レスをください。
>>197降誕祭は、主の公現と同じ日に祝うということだけ知ってるわ。
それから、場所は多分アルメニア人地区と思うわ・・・。
トルコ政府は、アルメニア教会の決定を覆して、
今の総主教を立てたといわれているわね。
200 :
dendo.:01/12/02 00:50
1) トルコのアルメニア正教の公式サイト
http://www.armenianpatriarchate.org.tr/tr/default.htm からメニューで
を見るかぎりでは、
Surp Asdvadzadzin Patriklik Kilisesi
arapnel Sok No 3, 34480 Kumkapi
�? Tel : (0212) 5162517, Fax : (0212) 5172614
のようです。
英語名称は Holy Mother-or-God Patriarchal Church です。
(これってアルメニア人地区なんですか?)
あ、やば。
電話番号削るの忘れた……
ぷちとまとさんが見るまえに、あぼーんされちゃうかな。
202 :
ぷちとまと:01/12/02 01:16
203 :
名無しさん@1周年:01/12/02 13:47
>>196 :名無しさん@1周年 :01/11/29 19:43
>>185 今生き残っているオリエンタル・オーソは,主にキリスト論で分裂したので,対グノ
ーシスという点では,イースタンと大同小異なのでは。
イースタンの神学自体がカトリックのグノーシスに対する関係よりは遥かに緊密だか
ら,その意味ではオリエンタルの神学もカトリックのそれよりはグノーシス的だろう
けど。
-----------------------------------------------------------
ご回答どうもありがとうございます。
グノーシスと似ている度では、
イースタン≒オリエンタル>>カトリック
と言うことでしょうか。
>イースタンの神学自体がカトリックのグノーシスに対する関係よりは遥かに緊密
ということは、たとえばどんなことでしょうか。
教えて君で申し訳ないですが、ご教示ください。
204 :
名無しさん@1周年:01/12/04 22:10
>>200 大雑把な事しかいえないが
グノスティシズムの基本は,
a:創造者と被造物の関係を形相と質料の関係に近く把握する事
b:絶対者の下位に物質世界の創造神を設定する事
c:人間の罪と救済を、物質世界への抑留とそこから純粋な形相的世界への帰還と考える事
など。
正教では、bははっきり否定されるが、
cについては、罪とその解放を、律法違反とそれへの代価をもってのイエスの贖罪死
の面を強調する西方に比べ、キリストの黄泉くだりまでにいたっての全世界への神的
性質の再浸透を強調する点や、人間神化(セオーシス)など、グノーシスに類似した
面がある
aについても、罪を非存在み、神を純粋形相に見たがるなどグノーシスに類似した面は
多い
というか、正教の神学も我々が知るグノーシスも共に東方〜中近東のプラトニズム=
ネオ・プラトニズムの影響下で成立してきているので、ローマ法ベースで発展した
西方神学よりはどうしても、思考の枠組みに類似点が多いのではないか
205 :
教えてチャンでスマソ2号:01/12/04 23:57
グノーシス主義の学問的定義は1966年にメッシナで開催された
「国際グノーシス学会」で採択されたメッシナ提案にまとめら現在もこれに
代わる新しい概念規定は成されていない。
メッシーナ規定 大貫教授による要約
(大貫隆 他編「グノーシス陰の精神史」岩波書店 刊 2001年p5.)
「「グノーシス主義」とは、
(1)超宇宙的な神的領域を可視的物質的宇宙と存在論的に対立させる反宇宙的二元論、
(2)超宇宙的な神的本質と人間に内在する本来的自己の間の同質性、および、
(3)この同質性の覚知をもたらす啓示、の三つを本質的な構成要素とする。
「グノーシス」という概念は救済の不可欠条件としてのこの覚知を特定的に
指して用いられる。かつ、この提案に言う「グノーシス主義」と「グノーシス」は
いずれも価値判断を含まない純粋に記述用の概念であって、時間的・空間的にも、
後二―三世紀の地中海世界東部から中近東世界に集中的に出現したグノーシス主義にだけ
限定されるものではなく、原理的には、一定の条件さえ整えば、それ以前にも以後にも、
他のどのような地域においても、生成し得るもの」
206 :
名無しさん@1周年:01/12/05 00:06
じゃ禅もグノーシスだ
207 :
ラスプーチン:01/12/05 00:10
瞑想を取り入れている教会があるけど、あれは現代版グノーシスといえるかもね。
208 :
教えてチャンでスマソ2号:01/12/05 00:14
>>207 超越神との本来的合一を回復するつもりの瞑想ならかなりグノーシスっぽいですな
でも、グノーシスってのは「反宇宙論」つまり「宇宙は悪の権化たる創造神が造った
忌避すべき牢獄である」という宇宙論が不可欠なわけで、多分瞑想する連中はそういう
壮絶で破壊的な世界観は持っていないと思われ。むしろ彼らはニューエイジャーに分類されるでしょう
209 :
ラスプーチン:01/12/05 00:18
そうですね。彼らはギリシア哲学的な二元論者というより、東洋的なニューエイジ系ですよね。
210 :
名無しさん@1周年:01/12/05 00:23
シオランとか
ホルストマン
211 :
名無しさん@1周年:01/12/05 18:11
>>206 禅的な仏教はかなりグノーシス<的>とみられる側面をもっています。
しかし,208が指摘しているような,デミウルゴスによる世界の創造とか,物質
世界の本源的悪性,従って超越者と物質世界の絶対的分別が存在しない※点で,グノー
シス思想そのものではない,といえるでしょう。
※空なり理なりは,色なり事なりに内在しつつ分別されている(即非)のであって,
両者がまったく別々に存在しているわけではないという事。
神道なんて、何でも隠すし思い切りグノーシスかしら?
213 :
教えてチャンでスマソ2号:01/12/05 23:52
>>212 秘教的=グノーシスとはなりませんよ。そうなったら真言密教もグノーシスという
事になりますが、真言密教なら宇宙=大日如来の仏身という事になり聖なるものとして
肯定されますよね。グノーシスはそうじゃない。グノーシスにとって宇宙はあっては
ならない過誤として生成した、出来そこないの存在なんですね。
そして神道の場合だと、自然=神々が遍満する場or神そのものでしょ。
ぜんぜんグノーシスにはなりませんよ。
214 :
名無しさん@1周年:01/12/06 23:22
.
215 :
名無しさん@1周年:01/12/06 23:26
216 :
名無しさん@1周年:01/12/06 23:31
>>215 「出来ればここ以外のスレで。」
の「ここ」は、「東方諸正教会(オリエンタル・オーソドクス)」のこと。
217 :
名無しさん@1周年:01/12/06 23:32
>>215 この問題むずかしいんですよ。ちょっと調査する時間いただけませんか?
>>217 私なりに納得しましたので、お手数には及びません。
ありがとうございました。
219 :
Nanacy:01/12/08 23:31
>215さん
引用の決議は、厳密に言うと「全地公会」の決定ではありません。
第五回、六回全地公会は、教会規則を決定していませんでしたが、
その欠を補うために、ユスティニアヌス2世皇帝の時招集された
トゥルロス公会で102条の規則が制定されたものです。
その重要性上、この公会は「第5・6公会」とよばれたり、その規則が
「第六公会規則」と呼ばれたりしました。
参列者も東方の主教が中心で、その規則も読めばわかるように、
主には東方の奉神礼、神品にかんする事項が中心ですが、会議には
パパ・セルギウスの使節も参列しており、また第七全地公会では
その規則を全地公会規則に匹敵する扱いをしており、全地公会では
ないものの、トゥルロス公会とその規則は、全地公会と同様に
正教会では重要視されています。
なお、ローマとコンスタンチノポリスの「同等」とは、主には
(特に東方諸教会間の)上訴権に関わる事項です。ローマの座が
第一の栄誉、コンスタンチノポリスの座がその次の栄誉、という
教会秩序は変更ありません。
220 :
名無しさん@1周年: