1 :
名無しさん、君に決めた!:
神速の速さで2GET
3 :
1:2007/01/12(金) 18:40:30 ID:???
というわけで立ててみた
不足等あったら追加よろ
4 :
名無しさん、君に決めた!:2007/01/12(金) 18:52:38 ID:fwTBsWdH
5 :
名無しさん、君に決めた!:2007/01/12(金) 18:55:48 ID:twghYyRb
チンコ
誰か落ちる前に前スレ分のWikiをまとめてくれまいか
俺はjigブラだから文字数が膨大でとても無理…
やべぇ。不覚にも891〜1000まで保存できなかった…スマン。
2ちゃんねるビューアに登録してみるかな。誰か保存してる奴いないか?
無料じゃなかったのか。2ちゃんねるビューア。
誰か保存しているやつとか2ちゃんねるビューア持ってる奴いないか?
なぁ、スレ違いを承知で聞くが、
『もし俺がポケモンの主人公だったら』のサイト知らない?
http://www.geocities.jp/sekkakuhuguri/kako1.html >>12これか?
-----------------続きを書いてみる。
「何かいたの?」「僕も見たいです」「ムウマージもみたい〜」
「こら、押すな!あっ」
ガタガタ!お約束の崩れ方をしてしまった俺たちは怪しげなポケモンに見つかってしまった。
「誰か居るんやな?助けてや」
「どうするピカチュウ?」
「うむ…」
「僕は話してみるのも良いと思いますけど」
「うむ…」
「ムウマージがいってこようか〜」
「うむ…あ、いや、こうなったらみんなで行くぞ」
どうやら家にいるのは怪しげな装置に閉じ込められたポケモンしかいない。
いざとなれば装置ごと焼き払うのもありだ。
正々堂々玄関から突入する。
「なんや、ポケモンかいな。しかも見たことあらへんのが三匹も。」
「なんか、あいつ生意気じゃない?」
ミミロップがやる気満々だ。
「まぁええ、そこのボタンを押してくれへんかな、赤いやつや。」
「断る。まずは俺の話を聞いてもらおう。」
俺はなぜか強気だった。
「まず、お前はポケモンか、それとも人間かどっちなんだ。」
マサキ
人間だ
ポケモンだ
ニァばっくれる
--------------
マサキが何を言うかでこの後の展開変わるから
中途半端でスマソ。
書いていいのか分からないけど、人間の場合は助けてもらう代わりにミュウツーのことを教え、
ポケモンの場合はピカチュウがその装置のうまい利用法を考えってかんじで進めようかと思ってるんだけどバミョウ。
それから直りんすまん。
GJ!!
とりあえず今はばっくれる方針に行ってるんだなwww
ミュウツーは早すぎる
17 :
名無しさん、君に決めた!:2007/01/13(土) 12:42:52 ID:pI0bnr2w
18 :
名無し:2007/01/13(土) 13:01:56 ID:/dQJux8Q
続きが早く読みたい
>>16 いや、ほかにネタがないなら仕方がないと思うが
21 :
20:2007/01/13(土) 14:06:20 ID:???
下げ忘れた。
まだあるさ
保守
うわー改行が多いって言われて全部死んだ!!
もう疲れたのでまた明日書くね。
早くほかの職人さん現れないかな。
文章書く能力があまりないと思ってるから結構恥ずかしくて。
昔、通信簿の国語の欄が死んでた俺に比べればなんともないぜ!
1か2しか取ったことねーぞwww
ほっしゅっしゅっしゅ
やっぱりもう一度書く。
--------------
目の前の怪しいポケモンは考えるばかりで一向に答えようとしない。
どうせ出られないのだ。少しはったりをかましても良いだろう。
「答えないならば、この装置ごと焼き払ってもいいんだぞ。」
「それはやりすぎだと思います。」
ちょ、ロゼリア、空気読んでくれ…
「こいつ憎たらしいからやっちゃえば?」
ミミロップ、どうしてお前はそんなにやる気なんだ…
「ムウマージにとっては、どっちでもいい〜」
いや、よくねぇ…
「それは堪忍してえな。少なくともあんさんの味方やで。こうして会話もできよるに。」
「じゃあお前はポケモンなんだな?」
(どないしよう、ウソついて出たら殺されてまう。そもそもこいつらの目的はなんや。)
「いや、どちらか分かれへんのや。ところであんさんたちの目的はなんや。」
どちらか分からない?こいつは何なんだ。
しかし、少なくとも人間に俺の目的を教えることは極めて危険だ。
「やっぱり壊しちゃおうよ。こんな見たこともないポケモン絶対やばいって。」
どうにもこうにもミミロップは好戦的だった。
「そうだな、それも悪くないな。」
蓄電を開始する。しかしこれはあくまで鎌をかけているだけだ。
この装置が有用に使えるか、このへんなやつが人間とポケモンの言葉を両方しゃべれるならもうけものだ。
「人間だと思いますよ。」ロゼリアが言う。
「ポケモンならトレーナーがいるはずです。しかし、この中にいるポケモンは
一人で騒いでいます。おそらくこの装置は人間とポケモンをどうにかするものだと思います。」
どうにかするって言うのが一番大事なような気もするが、俺は強気に言い放った。
「人間なら残念だ。死んでもら…」
「わー堪忍してください!!あんさんのためなら何でも言うこと聞きますさかいに。」
「人間なんだな?」
「そうや。」
「では質問に答えてもらおう。この装置はなんだ。」
「ほんまに答えたら無傷で出してくれるか?」
「約束しよう。俺は、ウソは嫌いだ。」
――内容は俺たちが驚くのに十分なものだった。
ロケット団が開発していた人間とポケモンの合体、及びポケモン同士の遺伝子配合装置。
そしてそれを接収したこの人間―マサキという―がポケモンと人間の平和利用のために
実験していたということ。
「今まではポケモンの言うことは人間には伝わらんかったんや。しかし
今はこうして話ができるやろ。一人では出られへんのとちょっとビジュアルが気持ちわるなるけどな。」
「ムウマージもにんげんになれるかな〜」
そうだ、そういうことだ。俺たちが入ったらどうなるのか。
「やったことないから分かれへんけど、昔恐ろしいポケモンができたっちゅー話や。
人間の制御をまったく受け付けず、今はどこかの洞窟に眠ってるとか言う噂があるな。」
「なるほど。出してはやるが俺たちの目的を言うことはできない。」
(「それを早く実現すればそんなことを言う必要もなくなる…」)俺は小さくつぶやいた。
さて赤いボタンだったな。押して―しかし身長が足りなかった。
「ミミロップ、頼む。」
なんと情けない。
最後に俺はマサキに言った。
「俺たちのことは忘れろ。研究に没頭しろ。」
人間に見つかったことはこの際仕方がない。
それに、この装置は最後の望みでもある。
ミミロップがボタンを押すと、カプセルの中に白い煙が充満していった。
「今のうちに出るぞ。」
――ディグダの穴に戻った俺たちは次の作戦を考えることにした。
「どうだった?僕の知り合いは。」「人間だったぞ。」「えっ?」
「ねえピカチュウ、あのマサキが言ってた恐ろしいポケモンってなんだろう?」
「ギャラドスじゃないですかね。」
「シンオウにいっぱいいたけど〜」
名前はかすかに聞いたことがある。確か、ミ…なんだったか思い出せないが。
「ピカチュウの力でそいつも手下にしちゃおうよ!」
ミミロップの一言で次の作戦が決まった。そいつを手下にできれば俺の目的も早く達成するだろう。
「行くぞ!!」俺は勇んで立った。
「どこにいるかわかるの〜」
…知らなかった。なんと情けない。
しかしこの時そのポケモンがアルセウスクラスの強さだということは知る由もなかったのである。
ミュウツーが早いって言う意見が出たから初版を大幅に改定して書いてみました。
この後は適当に仲間を増やして、ひょんなことからハナダの洞窟で死闘って感じで
考えてるんだけど。
こういうことは議論スレで書いたほうがいいのかな?
前スレ963から一人で書いてるからなんか独りよがりになったら申し訳ないんだけど…
有難う、一人で書いていてくれたんだな。
俺はそんな流れでいいと思う
細部に渉って決める様ならば、議論スレのほうがいいと思うが・・・。
素晴らしい出来だ、GJ!
ピカの口調がちょい気になったがGJ!
グレンタウンに行けばスムーズに進むかもな。ポケモン屋敷あるし。
ヤマブキとかシオンとかタマムシとか美味しいとこは色々あるし、書かなきゃ損々。
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
「…わからん。」
そう答えるとミミロップはため息をつき、いつもの俺の呆れた時の真似をした。
「ふぅ、やれやれ…ね。」
「やれやれ、ですね。」「やれやれ〜。」
ロゼリア達もそれに続き真似をする。
ぐぐ…こいつら…。
「じゃあ、いつも通りにやるしかないわね。」
「そうですね…。道中、何か知っているポケモンもいるかも知れませんし。」
「そだね〜。」
決まりか…。
よし…「で…
「では、そうするとしよう…。」
俺の言いたかったことをミミロップが俺の真似をし先に言う。
「うむ、そうだな、です。ディグダさんに聞いたイワヤマトンネルを抜けて、シオンタウンに行くルートを進んでみるとしよう、です。」
「よし、さっさといくぞ〜。」
ロゼリア達も真似をし答える。
「い、いい加減にしろ!!」
「きゃはは!ピカチュウが怒った〜!」「あはは!怖いです〜!」「にっげろ〜!」
「ま、待てえ!」
ディグダの穴をクチバの方から抜け、イワヤマトンネルに向かう。
ちょ、掛け合い面白すぎ
GJ!!
続き期待保守
保守
GJ
GJ保守
クチバシティを抜けその北の6番道路添いの林のなか、ピカチュウ一行はイワヤマトンネルを目指し歩いている。
「ねぇ、いい加減機嫌直してよ〜、ピカチュウ。」
「うるさい、黙れ。」
ディグダの穴でミミロップ達にからかわれてから、ピカチュウの機嫌は悪いままだ。
ピカチュウはムスッとした顔をしながら、ずんずんと早足でミミロップ達から離れて先を歩く。
「も〜…。」
「ミミロップさんがしつこくからかうからですよ〜…。」
「むぅ〜…。」
「な、何よぅ。ロゼリアちゃん達だってノリノリだったじゃない…。」
「だ、だって〜…!」
「ぼわわ〜ん…。」
ミミロップ達がごにょごにょやっていると、ピカチュウが苛立ち振り向く。
「遅い、何をやっている!」
「フニャァッ!?」
ドシーン!!
ピカチュウが大声を出すとその声に驚いたのか、何かが木の上から落ちてきた。
「いてててて…何が起こったんだニャ…。」
呆気にとられるピカチュウ達。
「な、何なの?」
木から落ちてきたのはばけねこポケモン、ニャースのようだ。
「あんたが大声出すから、驚いて木から落ちちゃったニャ…。」
「あ、ああ…すまない。」
「でも木の上で何してたのよ…。」
「気持ち良く木の上でお昼寝してたのニャー。それなのにひどいニャ。」
ニャースは安眠を妨害され怒っている。
ミミロップはピカチュウに近付き耳打ちする。
「ね…、どうするの?」
「いつも通りだ。」
「何をひそひそ話してるんだニャー?」
「ああ、すまない。少し俺の話を聞いてもらいたい。」
「ふん、嫌だニャー!ボクはお昼寝邪魔されてご機嫌ななめなのニャー!
あんたニャをバリバリ引っ掻かないと気が済まないのニャ!」
いつも通り。
眠い…今日はここまで
乙GJ!
バリバリ引っ掻かれては適わないのでバリバリ痺れさせてやった。
とはいえ安眠を妨げたのは確かにこちらが悪いし、なるべく多くの手下がほしい。
「これで許してくれないか?」
俺が差し出したのはマサキの家から盗んできた、ゲームセンターのコインだった。
「ゆ、許すニャー!きれいニャー。」
どうやらご機嫌が直ったようだ。せっかくだ、6番道路の管理をしてもらおう。
「頼むぞ。」「分かったニャー」
「あれ!コインがないぞ!!泥棒だー!!」マサキの不幸は続く。
国道を示す6番道路の看板がだんだん古びてきた。
どうやら大都市ヤマブキシティへの道にもっと効率のいい道ができたらしい。
「なんか怖いよ。」「大丈夫だ、早く来い。置いていくぞ」
俺は後ろも振り向かず憮然として言った。
突然後ろから歩む音が聞こえなくなった。俺が後ろを振り返った次の瞬間――
「じゃあ一人で行けばいいじゃない!」
突然ミミロップが泣き出した。
「…何を言っている?」
突然のミミロップの言葉に俺は驚く。
「何よ、いつも一人で突っ走っていっちゃってさ…。私の気持ちも知らないで…。」
ミミロップはえぐえぐ泣き続ける。
?…何かが不自然だ。ロゼリア達は何処へ?
まわりの景色も歪んでいるような…。木の色も灰色で………。
「…なんてな。」
ミミロップが泣くのを止め黒い稲妻をに放つ!
「!?」
咄嗟に横に飛び稲妻を避ける。
「何をする!?」
「くくく…はーはっは!俺の世界にようこそ、ピカチュウ。」
ミミロップの姿が徐々に…あの黒いピカチュウの姿に変わる。
!!
――その頃、6番道路。
「ピカチュウ!?突然、倒れてどうしちゃったのよぉ!?」
「…寝ているようですが…。」
「くるしいかおで、うなされてる〜…。」
イイヨイイヨー
「ねえ!起きてよピカチュウ!!」
――とりあえず、こいつを倒さなくてはならない。10万ボルト!
黒いピカチュウは影分身で技をかわす。
「ククク…随分と御山の大将気取りじゃないか。手下はそうは思ってないがなぁ!!」
「黙れ。さっさと消えてもらおう。」
「そうも行かないんだよ。死ね!」
黒いピカチュウが大きく口を開けると、全身から力が抜けていく。なぜだ!
――その頃6番道路。
「う〜」見る見る顔が青ざめるピカチュウ。
「やだよ、やだよ、ねぇ起きてよピカチュウ!!」
必死にピカチュウの体を揺するミミロップから大粒の涙がこぼれピカチュウの体を濡らす。
「ミミロップさん…ピカチュウさん起きてください!」
「おきろ〜!」
「――ぐうう。どうやら邪魔が入ったようだ。…しかしまずい夢だ」
「(…夢?)」
「いつか殺してやる。その時を楽しみにするんだな!」
「…」
黒いピカチュウは消え、目を覚ますとミミロップの顔があった。その顔は涙でくちゃくちゃになっていた。
------------
黒ピカの話をもっと延ばすなら却下でお願いします。45氏とは違うので…
GJ
ほっしゅほしゅ
ほっしゅしゅ
俺がこない時に限って神がorz
「ん、あ…どうしたお前たち。」
「どうしたじゃないよ。私たちの気も知らないで。一人で突っ走りすぎよ」
――!!まだ終わってないのか!?俺はとっさに手下たちから距離を取った。
「どうしたんですか?」「ぼわわ〜ん」
色は、ある。ゆがんでもいない。どうやら現実のようだ。
「…すまなかった。ちょっと大人げなかった。許してほしい。」
「許してあげない。」
「ミミロップさん…」
「ゆるしてあげようよ〜」
「そうか…ではここでお別れか。」
「バカっ!何言ってるのよ。イワヤマトンネルまでおんぶさせてくれたら許してあげる。」
「バカバカしいっ!…おんぶしてもらおう…」
「ピカチュウは一人で頑張りすぎなのよ。私たちをもっと信頼してよ。」
「ああ、すまない。イワヤマトンネルはこの林道を道なりに行ったところだ。」
「じゃあ、行きましょうか。」
気を取り直して、俺たちはイワヤマトンネルへ向かった。
ミミロップの背中は――非常に心地が良かった。
「そういえば、イワヤマトンネルってどんなポケモンたちがいるんですか?」
「…」
「へらへらしたかおでねてる〜」
「寝かせておいてあげようよ。ピカチュウも疲れてるんだよ。」
「そうですね。」
一向はイワヤマトンネルの入り口に立った。
「不気味ですね。」「ムウマージはへいき〜…うそ〜」「ピカチュウ、ついたわよ。」
「んん…」
「すごい気持ちよさそうに寝てましたね。」
「へらへらしてた〜」
「どうだった?私の背中は。」
「う、うるさい!行くぞ。…お前の背中は最高だったぞ…」
「なんか言った?」
「なんでもない。さっさと行くぞ。」
「あかくなってる〜」「熱があるんじゃないですか?」
一向はイワヤマトンネルに入った。
イワヤマトンネルはどうやら人間の手が入っていないらしく――完全な闇だった。
フラッシュが使えれば問題ないのだが、俺はやり方を知らない。
手下たちもこの闇では正直何も見えていないだろう。
「一度引き返すぞ。こう暗くては何もできん。」
…と引き返そうとしたとき、入り口に大量のイシツブテが降り注ぎ閉じ込められてしまった。
声が聞こえる。
「貴様たちは何者だ。」
「自分から名乗るのが礼儀じゃないのっ!?」ミミロップが強気に前へ出る。
「ミミロップ、下がれ。俺はピカチュウ。」俺は野望をナゾのポケモンに向かって話した。
――と。
「ゲラゲラヒーヒッヒ!!チビでクソの電気ねずみごときが征服ぅ!?
逆に俺様の手下になってもらおうかなぁ!!このイワーク様のな!!」
どうやら敵の総大将はイワークであるらしい。自分こそ岩ミミズの癖に生意気なやつだ。
シンオウでハガネールと戦った俺たちには雑魚も同然だ。
俺はアイアンテールを放った。しかし当たらなかった。
それもそのはず、真っ暗闇の中その「イワーク様」がどこにいるか分からないのだ。
「ヒーヒッヒ!!はずしてやがるぜ!!俺様の地震でくたばってもらおう。」
地面が揺れる!このままでは本当にやられる。と、その時!
「ぐはあぁぁ!どうして攻撃が当たるんだ!」
「僕に任せてください!マジカルリーフ!!」
「こしゃくな。手下ども、この俺様を庇え。」
イワークがそういうとぞろぞろと音がした。真っ暗闇の中何が起こっているかわからないが、向こうは見えているらしい。
「これでそのちんけな花が放つ変な技もイシツブテに守らせるぜ!クヒヒ!!」
心底性根が腐っている。ぼこぼこにしてやりたいが出口も分からなくなってしまった。
「まだ俺のターン!行けゴーリキー、カラカラ!」
ボグ!鈍い音がして激痛が走った。どうやらゴーリキーの投げたイシツブテが命中したらしい。
「ピカチュウ!大丈夫?…痛っ!」
正直何が起こっているか分からない。このままでは――本当にまずい。
「まだ俺のターン!クソ電気ねずみは雑魚だからほかって置け。まずはあのでかいウサギからボコっちゃえ!」
…許さん!殺す!!
「ミミロップ!俺が一瞬10万ボルトで照らす。その隙にとび蹴りをやつの顔面にたたきつけろ。…とびっきり痛いやつをな」
「ムウマージとロゼリアはマジカルリーフでミミロップを援護してくれ。」
俺は飛びっきりに放電した。真っ白になるくらい洞窟の中が明るくなり、イシツブテを投げたゴーリキーにも当たったようだ。
「ピカチュウに石を投げるなんてゆるさなーい!!」
――バキィ!!
「クヒヒヒ!!」
イワークは無傷だった。代わりに渾身のとび蹴りを受けたのはガルーラだった。
「ご苦労!人質の子供は返してやるよ。ヒーヒッヒ!!俺のターン!地震!!!」
…だめだ。もう電気の力は残っていない。クソ、こんな外道にやられるとは…
「ゆるさない〜ぜったいにゆるさない〜!!!!」
突然洞窟の中が怪しく光り始めた。怪しい光どころの騒ぎではない。見ていて吐き気を催すほどである。
その発生源はムウマージだった。
「ウヒヒ!カラオケでもしようってか?行け、カラカラ、適当にボコっちゃえ!」
並んでいたカラカラから一斉に骨が放たれる。終わった…
――バキ!ドゴ!グシャ!
痛みは全くなかった。どうやら手下たちも無傷らしい。
そして視点を向こうに向けると…そこには骨が大量に刺さったイワークがいた。
「第二段!よーい!」親分らしいガラガラがイワークに向かって言う。
「貴様らぁ!どうした!まぁいい、イシツブテども、俺様を守るんだ。」
次の瞬間、イワークに張り付いていたイシツブテたちが自爆した。
「ぬおおおお!俺のターンが終わってしまう!!せめて、じし…」
そう叫ぶイワークの顔面にガルーラのピヨピヨパンチが炸裂した。
「止めを、どうぞ。」ガラガラが俺に向かって言った。
ムウマージはまだ光を発していたが、苦しそうだ。一発で決めてやるとしよう。
「拝啓イワーク様、手下になってください!!」
渾身のアイアンテールが奴の顔面にめり込んだ。
イワークが倒れると、出口をふさいでいたイシツブテたちが立ち退き、洞窟が少し明るくなった。
「もうむり〜」ムウマージが倒れる。
「大丈夫か?」「ちょっとねる〜」
さて、このイワーク様の処分を決めないといけない。
ここまで。イワークの処分は決めてないので煮るなり焼くなりで。
GJ!!
素晴らしすぎる、乙カレー。
ムウマージのはあやピカの上級版か・・・。
まぁそんなん存在しないけど感情によってはあってもいいかなーって。
イワークもイワヤマトンネルで出るかどうか知らないけど書いちゃったし。
書き手さん、GJ。
>感情によってはあってもいいかなー
おkだと思うぜ?
ロゼリアがスボミーだったときの神通力上級版みたいな物もあったし。
イワークは・・・・白根('A`)
イワークワロスwwwwww
のんびりしてたら、どんどん先に進められちまったぁーorz 張りたかった過去の伏線貼らせてくれ。
これを
>>51と
>>52の間に入れさせて欲しい。駄目なら却下で。
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
ミミロップに背負われながら考える。
う〜む…何故こんな事に…?うまく乗せられたような…。
威厳も何もあったものではないが、もう疲れて動けん。仕方ない…か。
途中、ヤマブキシティへ黒い服を着た人間達が向かっていくのが見えた。
「あれは何でしょう?」「おまつり〜?」
あれは…いや、おかしい。奴らの組織は何年か前に壊滅した筈だ…。
……疲れて幻覚か何かでも…見ているのだろう…。とても眠い……。
…そういえば…前にも…背中の温もり……どこかで…………。
――なんだ…?夢?
俺がピチューで…ピカチュウに背負われている…?
おかしな夢だ。なんだろうこの夢は…。
だがこのピカチュウの背中…心地いい…。誰なんだろう…。
思い出せない……俺の記憶は…気付けばトキワの森にいて…
その頃から人間への憎しみは強く…そして油断して人間に捕まって……。
そんなこと…今はどうでもいい…か。この心地良さに身を任せていよう………――
63 :
名無しさん、君に決めた!:2007/01/18(木) 15:08:19 ID:k3IlKco7
>>62 ok okGJ。じゃあ学校から続きでも書く。授業出る気しねぇぇ。
----------
ガラガラに話を聞くと、イワークはもともとはイワヤマトンネルにはすんでいなかったらしい。
以前まではカイリキーのオスが長を務めていたらしいが遭難した山男に一目ぼれして付いて行ってしまったらしい。
「…と、いうわけで私たちはイワークのなすがままだったのです。」
「ふむ。このままではまたこいつに好き放題にやられてしまうというわけだな。」
――とイワークが目を覚ました。
「強くて高尚なピカチュウ様。何なりとお申し付けください。」
イワークは掌返したように従順になってしまった。
「ではお前にはイワヤマトンネルのすべてのポケモンに俺の手下になるように伝えてくれ。」
「かしこまりました。」
「それからこのトンネルは暗すぎる。明るくしろ。」
「かしこまりました。」
「それから共和制にしろ。」
「かしこまりました。」
こうして、イワヤマトンネルはガラガラ、ゴーリキー、ゴローン、ゴルバット、ガルーラ、イワークが
それぞれに頂点に立つ共和制が誕生した。
sageわすれたぁあ!!
----------
俺たちはイワヤマトンネルで一泊することにした。
イワークの監視の意味もあるし、手下たちも今回の戦いで疲れている。
「これでまた目的に一歩近づきましたね。」
「ピカチュウのアイアンテール素敵だったわよ。」
「当然だ。」
「強くて高尚なピカチュウ様、お布団の用意が整いました。どうぞこちらでお休みください。」
――次の日。
イワヤマトンネルは目視で確認できる明るさになっていた。
イワークが主となって一晩中工事をしていたのである。
「ご苦労。」
「いえいえ、滅相もございません。ところで強くて高尚なピカチュウ様、こんなものを発見いたしましたのでどうぞお持ちください。」
…それは緑色の石でその中央には雷のマークが入っていた。
「ところでその強くて高尚な、というのは耳に障る。」
「申し訳ございません。強くて高尚なピカチュウ様。」
目を見たがどうも馬鹿にしているわけではなく本気で言っているらしい。
「しっかり留守番頼むぞ。」
「わかりました。気をつけて言ってらっしゃいませ。」
俺たちはイワヤマトンネルをシオンタウン側に抜けた。
「なんかあのイワーク気持ち悪くなってたわよ。」
「…言うな。しかし今回はムウマージご苦労だった。」
「えへへ〜」
「ところで強くて高尚なピカチュウ様、シオンタウンには何があるんですか?」
ロゼリア…まぁいい。
「ゴーストたちを手下に入れる。」
と、シオンタウンに入る前に看板があった。俺はあまり人の文字に詳しくない。
「…ええと。ポケモンの怨念か。シオンタウンで原因不明のポケモンの反乱が起き、3人死亡。
トレーナー各位はモンスターボールからポケモンを出さないようにしてください。…だって。」
「ロゼリア、詳しいな。」
「教養ですよ。」
シオンタウンでもまたひと悶着ありそうな気がする。
おまいらGJGJ!俺も続きを書いてみる。
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
こうして俺達はシオンタウンに着いた。
「大きな塔ね〜」「ちょっと怖いです…」「ムウマージここおちつく〜」
「よし、塔に入るぞ」
俺達はシオンタワーに突入した。
棒を持った婆さんが大量に居て不気味すぎる。
すると、1人の婆さんが野生と勘違いしてゴースを繰り出してきた。
「ケケケケ! お前らなんか呪ってやるぜ!」
戦闘か。仕方ない。
「ムウマージ、頼んだ」
「わかった〜」
手下にしたかったが、人間のでは仕方ない。
「何だテメー! それでもゴーストタイプかよ!」
「ムウマージ、きみたおす〜」
ムウマージのシャドーボール!
「ウギャー!」ゴースは倒れた!
「呆気なかったな」
すると、婆さんは金を落としてどこかに消えた。
「ムウマージちゃん、あの技はどうしたの?」「さっきおぼえた〜」「凄いです!」
「早く上に行くぞ!」
書き手様方GJでございます
シオンタウンにはトラウマがあるのでテラコワス
「ピカチュウせっかちです〜」「うるさい」
と言ってみたもののやはり、ここは慎重に。
俺たちはどんどん上に上がっていく。
しかしなんだ、上に上がっていく程強くなるこの
悲しいオーラ。胸が強く締め付けられる・・・
「なんだか、悲しい気持ちです。」
「そうね」
「ムウマージ、悲しい〜」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
取りあえず、書いてみた。にしても、おまえらGJ
壮大な構想があるけど書いてもいいかな?
ここの所イワークの話とかも書いてるからでしゃばりすぎな感もあるんだけど、
ここのスレが少ない趣味の一つだから過疎ってるのが結構悲しくて。
ほかの職人氏に構想があるなら任せるよ。
自分も大まかな構想はあったり…。
レスは少なくともロムは潜んでいる・・・のか?
変に人が多くて荒れるより隠れた名所って感じでいいんじゃない
流れをこっそり、その構想の方向へ誘導するように書いていけば良いんじゃね?
前スレの人達みたいに
保守
>>70-71 いや、シオンタウンだけなんだけど。
タマムシとかヤマブキは
>>62が伏線はってくれたので楽しみにしてる。
よし、ネタバレにならないように議論スレで語るんだ
75 :
名無しさん、君に決めた!:2007/01/18(木) 23:12:46 ID:AW6EIeJr
ピカチュウ「オナニーしてぇ」
接客業の活力がお客様の感謝だとするならば、書き手の活力はやっぱり
>>73みたいな書き込みなんだよね。
じゃあ書いてみる。批判、意見等議論スレでお待ちしています。
--------------
早く上に行くのには理由が二つあった。
余りにもまがまがしい力を感じること、そして人間とはいえ三人も死んでいるのだ。
ムウマージがどうやらゴーストには有効な技を覚えたのでそう苦労することはないと思うが…
最上階への階段の前でロゼリアが言う。
「そういえば、塔の中の人を数えたら105人でしたね。そんなにたくさん集まって何をするんでしょう。」
「そういえば、ムウマージきいたことある〜」
俺たちは対策も考えることにし、ポケモンの墓の陰でムウマージの話を聞いた。
「なんかむかしに108にんでふういんされたポケモンがいるんだって〜」
「と、言う事は108人の命をささげれば復活できちゃうって事!?やっぱり急ごうピカチュウ!」
最上階に着くと、そこにはゲンガーと抜け殻みたいなポケモンがいた。
「ようこそ、ピカチュウ。」
「――!なぜ俺の名を知っている。」
「とりあえず雑魚には眠っていてもらおう。」
ゲンガーが目を光らせると、手下たちは眠ってしまった。…何かがおかしい。
よく見ると、普通のゲンガーよりも色が濃い。吸い込まれそうに真っ黒だ。
手下が眠った次の瞬間、ゲンガーの形が崩れ、姿を現したのは――黒いピカチュウだった。
「ピカチュウ。貴様には野望があるといったな。俺もポケモンだ。協力してやったぞ。」
「こんな風なことを望んだ覚えは…ない。」はっきりと言い切ることができなかった。
「残念だな。しかしすでに準備は整いつつある。お前も見てきたであろうたくさんのトレーナーは、
あと少しで自分のもっとも懐かれているポケモンに無残に殺されるのだよ。」
「黙れ!」
俺は10万ボルトを放った。しかし黒いピカチュウには当たらず、抜け殻に当たった。
…しかし、全く効いていなかった。
「はーはっは。お前にこいつは倒せんよ。ところでピカチュウ、ミミロップについてどう思っている?」
「黙れ。」
「黙らんよ。おっとショータイムだ。手下の死に行く姿を見るがいい!」
と次の瞬間、黒いピカチュウが消えた。同時に抜け殻が襲ってくる。
アイアンテール!手ごたえはあった。――しかし奴は無傷だった。
「うう〜」ふと横を見るとミミロップから血の気が少しづつ引いていっている。
クソっ!どうしたらいいんだ。
――ここは、ハクタイの森。私はいつ戻ったのだろう。
ロゼリアちゃんもムウマージちゃんもいる。
「ねぇロゼリアちゃん。私たちいつ戻ってきたの?」
「昨日ですよ。ミミロップさん寝てる間に帰ってきちゃいました。」
「え?ピカチュウとの旅は?」
「もくてきたっせいした〜」
私が戸惑っていると後ろから叩かれた。
「よう、ミミロップ。おはよう。」
「ピカチュウ…もう旅はいいの?」
「あぁ、もういいんだ。世界征服するより、もっと大事なものが分かったからな。」
「もっと大事なものって何よ。」
「…お前だよ。俺はお前と二人でのんびりやっていこうと決めたんだ。」
ピカチュウ…私が何も言わないとピカチュウは話を続けた。
「今まで迷惑ばかり、辛い思いさせてきて悪かったな。これからは楽しく暮らそう。」
「そうそう〜たのしくくらそう〜」
「実は、二人で住む家も昨日建てたんだ。案内するからついてきてくれるか?」
私は、戸惑いながらもピカチュウに着いていった。正直、びっくりしているけど…うれしい。
――クソっ!なぜ攻撃が効かない?
ミミロップを助ける前にこいつを倒さなければならない。しかしボルテッカーまでもが無効化され、
万策つきつつあった。隣では安らかに、しかし弱っていくミミロップの姿がある。
…俺は一人では何もできないのか。手下、いや仲間一人助けられないのか…
抜け殻は俊敏に、且つ高い攻撃力を有していた。かつてない屈辱、俺は拳を握り締めた。
…と、腕に金色に光る腕輪がはまっていた。余りにフィットしていて存在すら忘れていた。
奴が向かってくる。俺は腕輪に集中した。
「…友よ、力を貸してくれ。」
ありったけの集中力を赤い玉に込め、10万ボルトを放つ。
まさにピカチュウを切り裂こうとしたその瞬間、抜け殻は灰になった。
俺はすぐさまミミロップに近寄った。
「大丈夫か。起きろ。」
――ピカチュウに案内されるがままに付いていくと、大きな家があった。
「お前のために建てたんだよ。さ、入ろう。」「うん…」
私が扉へ入ろうとすると、後ろからピカチュウの声が聞こえてきた。
「大丈夫か。起きろ。」
「私は起きてるわよ。ってピカチュウが二人!?」
「おいおい、あんな奴無視しとけよ。それよりも早く家に入ろう。」
――俺が見てぞっとするほどミミロップは急速に弱っていった。
「おい!戻れ!戻らないと四天王降格だぞ!」
俺は訳の分からないことを口走っていた。
――もう一人のピカチュウが叫んでいる。
「おい!戻れ!戻らないと四天王降格だぞ!」
私は二人のピカチュウの板ばさみになってしまった。
正直な気持ち、優しいピカチュウには違和感を覚えたけど私はピカチュウと幸せに暮らしたい。
…でも、どちらかが偽者であることには変わりない。
私は、先のピカチュウに一つ質問をすることにした。
「私を幸せにしてくれる?」
「当然だ。こうして家も建てたし、お前をずっと、永遠に幸せにするよ。」
向こうのピカチュウに一つ質問をすることにした。
「そっちへ行ったら、何してくれる?」
――「そっちへ行ったら、何してくれる?」
かすかにミミロップがそう言った。俺は毅然として言い放った。
「――またおんぶさせてやる。だから、戻れ――」
あえてここまで。続きは考えてあったりなかったり。
83 :
名無しさん、君に決めた!:2007/01/19(金) 01:29:38 ID:zYArpnWX
ぐっじょぶ!
さげ忘れorz
おまいらもこのスレも最高!
皆GJ
「――またおんぶさせてやる」
「本当?」
本物のピカチュウは、こう言う。
「ああ。また皆で旅をしよう。だから…戻ってきてくれ!」
偽物のピカチュウは、こう言う。
「もう、旅はしない。これ以上お前を傷つけたくないんだ」
どっちが本物か分からない。
私の気持ちも分からない。
一体どうしたらいいの?
「一つだけ質問に答えて」
無意識の内にそう言っていた。
「私がピカチュウの仲間になるときに出した条件は?」
本物のピカチュウは、こう言った。
「四天王の座だ」
偽物のピカチュウは、こう言った。
「平和な世界」
――やっと分かった。
私は偽物に向かって、炎のパンチを繰り出す。
「なぜだ……うわああああああっ!」
偽物のピカチュウはしだいに薄くなり、そして消えた。
うおおぉぉぉぉ!!!!!!
職人方GJJJJJ!!!!
一時はどうなるかと思われたがこのクオリティはシンオウ編に匹敵する素晴らしさだと思う
すごい…
1日半空けただけでこんなに進んでるとは思わなかった
ありえない・・・。GJすぎる・・・・。
>>87 俺も一時期どうなるかと不安だったが
今は一日でも空けると職人様が降臨しているしな・・・。
議論スレ落ちてたんだな・・・。
「ちぃッ!」
黒いピカチュウがミミロップから飛び出してくる。
「!」
ミミロップの顔に少しずつ血の気が戻る。
…………戻ったか。
「く、馬鹿な女だ…あのまま来れば楽に死ねたというのに…。」
「ふん、貴様にかどわかされる様な柔な手下ではないということだ!」
ギリ、と黒いピカチュウは歯を鳴らす。
「……どうかな?俺はしつこい性格でねぇ。それならば次の手下で試してみるまでだ。」
「させるか!」
ピカチュウは10万ボルトを放つが、黒いピカチュウの姿が影の様に揺らぎ擦り抜ける。
「くく、無駄だ。」
再び黒いピカチュウが姿を消そうとする。だが、
ズズンッ!
「グオオオォン!」
突如、タワーの壁を破り蒼い竜が現れる。
「!?」
そしてそのままの勢いで黒いピカチュウに突進し、鋭い爪で黒いピカチュウを引き裂いた!
「ぐうう!…貴様はッ!」
黒いピカチュウの体がドロリと崩れ、揺らめく黒い影の様な姿に変わる。
「………。」蒼い竜は無言のままグワッ、と口を開き喉の奥を赤く燃え上がらせる。
「ち、アルセウスの犬め!邪魔が入ったが俺は諦めんぞ、ピカチュウ!」
黒いピカチュウだった黒い影は先程、竜が破った壁から逃げ出す。
「…間に合ったようだな。」
何気に一個投下されてる!!
職人さん、乙
あまりの突然の出来事に俺は見ているしかなった。
グルル、という威嚇の声を止め竜がこちらを振り向く。
「…久しいな。我が主の友よ。」
「お前は…?」
「…ディアルガ。…今はボーマンダ、だが。」
!
「…色々と聞きたいことがある。俺達は何度もあの黒いピカチュウに襲われた。奴は何者だ?」
「ダークライ。主が最期にお前の手下達から抜き出し、消そうとした負の感情の集合体。」
「消されたのではないのか?」
ボーマンダは目を閉じ、少し沈黙した後、答える。
「………消されたはずであった。だが主の力は既に衰弱しており消しきれなかったのだ。」
「何故、奴は俺達を襲う?」
「負の感情の集合体だ。お前に対する手下達の小さな不満が集まり、憎悪にまで達している。」
…なんと迷惑極まりない話だ…。
「…なるほどな。」
「奴の存在は時空をも歪めてしまっている。お前も見たであろう?滅んだはずのロケット団を。」
! あれは幻覚では無かったのか…。
「…ああ。」
「奴がいては我らに残る力では歪みを直しきれん。奴をこのまま放置すれば、世界はバランスを崩し壊れてしまうだろう。」
恐ろしいことを淡々と言い放つ。
「な、何ぃ!?」
「我らも奴を追う。お前もこれまで以上に奴には気を付けることだ。」
ボーマンダは飛び立とうとする。
「ま、待て!まだ聞きたいことがある!アルセウスは、アルセウスは見つかったのか!?」
「………我らがダークライを倒さねばならない理由はそこにもある、と言っておこう。」
そう言い、ボーマンダは飛び去っていった。
テラGJ!
ダークライによって集められた105人の人間の後処理は適当にやってください^^;
すっかり忘れてたwwwwww
呪縛が解けて勝手に帰ったって思っちゃったよ
ああ、それでおkっすw
保守
生きてるな
どの板もしばらく繋がらなかったから
2ch閉鎖かと思った…
今まで支えられたものが急になくなるとはこんな感じなのか
99 :
名無しさん、君に決めた!:2007/01/20(土) 19:26:46 ID:Xt23Gkas
小ネタ 「カントーのゲンガー」
最上階にて
ゴーストが階段から急いで駆け上がってきた。
「ゲンガー隊長!怪しい鼠と幽霊がこの塔に侵入してきてます!」
「クックックク、返り討ちにしてやるんだ。」
「分かりました、ゲンガー隊長!いけ、ゴース達!」
「「「アイアイサー!」」」
ゴース達は階段へと降りていった。
「お前が例の鼠か、クククク! お前らなんか俺様が呪わせてやるんだ!」
「邪魔だ、どけ。」「…ウギャー!」
ゴースは倒れた。
「ゲンガー隊長!ゴース達が次々にやられていきます!」
「なにぃ、どうすればいいんだ!」
その時、ゲンガーの後ろに黒い鼠がやってきた。
「残念ながら俺のショーには観客はいらないんだ、あばよ。」
「…っ!ゲンガー隊長、あぶない!うおおおおおおおおおおおおおおお!」
ゴーストはゲンガーをかばって倒れた。
「あと1匹か…残念だったな。」
ゲンガーは倒れた。
100
保守
保守
ボーマンダが飛び去った後、間もなくミミロップ達は目を覚ました。
「う〜ん……あれ?私……」
「ふぁ〜あ……いつの間に眠ってたんでしょうか?」
「よ〜く〜寝〜た〜。」
「目を覚ましたか…大丈夫かお前達。特にミミロップ。」
俺は手下達を険しい顔で見る。
「あ、ピカチュウ!そういえば私変な夢見たなー。何かピカチュウが二人いて、それで……あれ?思い出せないけど、確か嬉しいことを言われたような……。」
元気そうなミミロップの顔を見て俺は安心した。
「思い出せないものは思い出さなくていい。それより皆に話したいことがある。実は……」
「あれ?何か足音が聞こえるよ?」
ミミロップが耳をピクピクさせながら言った。俺も耳をすましてみる。
「……これは、人間の足音か?しかも一人二人じゃないぞ……!」
「まずいな、どこか隠れる場所は……。」
俺は辺りを見回すが、隠れられそうな場所は無かった。
「まずい、来ますよ!」
ロゼリアが小声で言った瞬間、次々と人間が階段から上がってきた。
(くそ、戦うか………。ん?)
俺は人間達に見つかったと思い身構えた。が、どうも奴らの様子がおかしい。まず、目がうつろで生気がない。まるで何者かに操られているような……。
「ど、どういうこと?私たちが見えてないの?」
ミミロップがつぶやく。それは俺が聞きたい。
「ま、まさか!」
ロゼリアが急に大声を出した。俺は少し驚く。
「ど〜し〜た〜の〜?」
「塔を登るときに話したじゃないですか。108人の人間により封印したポケモンのこと…これはそれの復活の儀式では?」
そういえばそんな事を話していた。だがそれには108人の命がいるはず……ここには十数人しかいない。大人数は入りきれないから何人かに分ける気か……?
おつ!!
乙っす
しかし妙だ。ダークライの用意した抜け殻は破壊したはず……なのに儀式が継続している。ということは………
俺は抜け殻を破壊した方を振り返った。すると、何と抜け殻の破片が宙を舞っている。まさか再生するのか?
その頃、黒いピカチュウは塔の上に浮いていた。
「ククク……そんな簡単に終わらせないぜ。三人の命じゃ大した力はなかったが、次は105人の命をプラスする。まずは優秀な手駒を増やさないとな……。」
あぼーん
110 :
オラァ糞共www:2007/01/21(日) 20:22:32 ID:9Re+L0B4
保守
俺は再生していく抜け殻に向かって10まんボルトを放つ。しかし全く効果はなく、みるみるうちに再生していく。
「くそ!止まらない…!」
「人間達の血の気がどんどんひいてるわ……。」
「し〜ぬ〜す〜ん〜ぜ〜ん〜だ〜。」
人間達などどうでもいいが、さすがに百人以上も死なれると目覚めが悪い。何より、あのポケモンの手下が増えるのはごめんだ。もしまた俺の手下に危機が迫ったら……。俺はそんな思いを電撃に託し、放った。
「諦めてたまるか……ボルテッカー!!」
俺は電気を纏い抜け殻に突進した。抜け殻はすでに形を取り戻しつつある。
「間に合え………!」
「そろそろだな……さあ復活だ!」
塔の上の黒いピカチュウがそう言い放つと、体から黒いオーラがわきでてきた。
ダークライって逃げていったんじゃないの?
戻ってくる余裕は無さそうだと思うが
「ナイトメア、あくむ、共に最大出力!」
黒いピカチュウから強烈なオーラが塔の最上階に流れ込む。
「準備は整った。さあ出でよ………」
「ぐはあっ!」
黒いピカチュウに向かって、どこからかエネルギー弾のようなものが放たれた。それは見事に命中する。
「今のは、はどうだん!?誰だ………!」
黒いピカチュウは辺りを見回す。すると彼の目に、宙にふわふわ浮かぶ白いポケモンが映った。
「……お前か。何者だ?」
「ここらは僕の散歩コースなんだけど……よそ者が何か用?」
白いポケモンは黒いピカチュウの問いを無視し、はどうだんの力をためはじめた。
(何だこのポケモン……しかしさっきのダメージのせいで儀式が中断してしまったな。邪魔だこいつ……。)
「はどうだん!」
白いポケモンは技を放つ。
「こいつなめやがって……あくのはどう!」
黒いピカチュウも技を放つ。二ひきの技は激しい音をたてて激突した。
二ひきの放った技は見事に相殺された。
(互角だと……?何なんだこいつ…。これ以上派手にやるとまた余計な邪魔が入るかもな……仕方ない。)
黒いピカチュウは大量の霧をまとった。
「逃げるの……?弱虫だね。」
白いポケモンは皮肉混じりに言う。黒いピカチュウはギリッと歯を鳴らした。
「次に会った時……それがお前の最後だ。」
そう言い残すと黒いピカチュウは姿を消した。
「うおお………何!?抜け殻が消えていく……。」
場面は変わって塔内。抜け殻が突然消えたせいで、ピカチュウのボルテッカーは空振りした。
「あ、人間達が倒れていきます!顔色も良くなってきてる……。」
どうやら儀式は中断されたらしい。が、ありったけの力をこめた俺のボルテッカーは止まらない。
「やばいぶつか……ぐわあ!」
俺はすさまじい勢いで壁に激突、貫いてしまった。
「ピ、ピカチュウ!?」
ミミロップが叫ぶ。しかし俺はすでに塔の外であたふたしていた。
「俺としたことが…くそ、落ちる!」
なんとミミロップ達は俺を追って立て続けに俺が貫いた穴から飛び下りた。
「お、お前達まで落ちてどうする!」
「だって、だって心配だったんだもん!」
「つ、つい何も考えずにやってしまいました……」
「ぼ〜く〜は〜う〜い〜て〜る〜け〜ど〜つ〜か〜め〜な〜い〜……」
ムウマージは悲しそうに言う。このままじゃ地面に叩きつけられて全滅だ……どうする!
(サイコキネシス……)
「な、何??」
突然俺達の落下のスピードが急激に落ちた。そしてゆっくりと地面に降りた。
「な、何だ今の……。何が起こったんだ?」
俺は周囲を見渡す。不思議がる俺をよそに、ミミロップ達からワッと歓声があがる。
「奇跡よ奇跡!すごおい!」
「き〜せ〜き〜。」
「奇跡……なのでしょうか。エスパータイプの技のような感じがしましたが……。」
そんな俺達を、遥か上空から白いポケモンが見ていた。
「ふう、危ないな。それにしても変わったピカチュウだね…いつか一緒に遊んでみたいな。」
そうつぶやくと白いポケモンは姿を消した。
乙。
だがムウマージの一人称は「ムウマージ」な。
口調は語尾に「〜。」だよ。常に間延びはしない。
すばらしい。
しかし白いポケモンがなんだか分からない俺…
でもあくのはどう(あくタイプ)vsはどうだん(かくとうタイプ)で相殺するダークライつええ
何故かミュウだと思った俺
最初あたりで、トゲキッスかと思った。
>>117での『遊びたい』発言により、白いポケモンは劇場版ルカリオのミュウと判断した俺
一体、何だったのだろう?またミロカロスの仕業だろうか…?
だがいつものアレとはどこか違ったような…。
まあ何であれ全員無事だったのだ。よしとしよう。
異変に気付いた人間の野次馬達が、ポケモンタワーに集まってこようとしているのが見えた。
この場に長居は無用。ほとぼりが冷め人間が散るまでしばらく身を隠し、さっさとこの町を離れるとしよう。
はしゃぐミミロップ達に指示を出し、その場を離れ近くの岩場に身を隠す。
「あら皆さん、お久しぶりですわね。」
そんな時、待ち構えていたかのようにミロカロスが現れた。
やはり先程、俺達を助けたのはミロカロスなのか…?
「げ、ミロカロス…。何んであんたがこんな所にいるのよ〜?」
ミミロップが不機嫌そうな顔をして聞く。どうしたというんだ?
「ええ、少しこの町に用事がありますの。」
ミミロップの態度を気にする様子もなくミロカロスは答える。
…今回の事件に関することか?
「それとピカチュウさんにお話があります。またいつものよう…。」
「いいだろう。俺も聞きたいことがある。」
いつものようミミロップ達に下がるように命じた。
ミミロップはよりいっそう不機嫌そうになる。はて?
「何だってのよ〜!?」
「気になりますね〜。」
「またなにかもらえるの〜?」
ミミロップ達が十分離れたことを確認し、ミロカロスにたずねる。
「先程、俺達を助けたのはお前か?」
「? 何のことでしょう?」
ミロカロスは不思議そうに聞き返す。どうやら違うらしい。
「いや、何でもない。気にするな。それで用事、とは?」
「今回の件の後始末です。随分とまあ派手にやってくれたようなので…。
人間に私達の存在を気付かれるわけにはいきませんし、ダークライの存在は私達の責任でもあります…。」
………。
「方法は?」
「いつものように。死人は残念ながら戻せませんが他の人間達の記憶を消し、元の場所に帰すことは私達に残された力だけでも可能です。」
はあ、とミロカロスは大きなため息をつく。
「それと塔の壁もどうにかしないといけませんね…。ディアルガめ…後始末の苦労も知らず…。」
…俺も壊したなど言えない。
「…ダークライに関することはもうお聞きになりましたか?」
「…ああ。」
「…またあなた達の前に姿を現すことでしょう。くれぐれもお気を付けて。私達も出来る限りの協力はさせてもらいます。」
「アルセウスは…?」
「…………今はダークライを何とかしなければいけません。」
どういう事なんだ…?
「そうそう、最後に一つ。タマムシシティについて嫌な噂を聞きました。
何でもポケモンを売買している人間の組織のアジトがあるとか…。確かめてみては?」
ロケット団か…!?
「それでは私はこれで…。」
そう言うとミロカロスは去っていった。
眠れないので久々に書いてみた。
ついでに保守age
ミロカロスと別れた後、ミミロップ達にタマムシシティについて話した。
「ロケット団!?」「イワヤマトンネルの近くに居たのはやっぱり…。」「ムウマージ、ロケット団ゆるさない〜。」
「当然、奴らの悪事は阻止しなければいけないが、
人間が多く居る町で騒ぐわけにはいかない。
これからは慎重に行動するぞ。」
ここで喋っていても始まらないので、一刻も早くタマムシシティに行かなければ。
それにアルセウスの事も気になる…。
ミロカロスのあの言葉の意味は一体?
「ちょっと、ピカチュウどうしたの?」
「大丈夫だ。気にするな。」
「顔が真っ青ですよ?」
「……早く行くぞ。」
そう言って歩き始める。
暫く歩いていると、急にボールがミミロップに向かって飛んできた。
「え!?きゃあああっ!」
「ミミロップ!」
飛んできた方向を見ると、黒ずくめの男――ロケット団が居た。
「おっしゃあ! 珍しいポケモン捕まえたぜ!これで幹部昇進間違いなし!」
我慢できなくなり、俺は草むらから飛び出した。
「ん?ケッ、ピカチュウかよ。コイツはお前の仲間なのか?」
返事はせずにボルテッカーを喰らわせる。
「ンギャアアアアアッ!」
やりすぎてしまったようだ。倒れて動かなくなった。
俺はすかさずボールを取り、小さなボタンを押した。
「ピカチュウ!」
「ミミロップ、大丈夫か?」
「うん、平気。」
「ますます状況は悪化している。急ぐぞ!」
GJ!!
ミミロップはゲット寸前で助かったわけだな。
GJ!
「おしい! もう少しで 捕まえられたのに(だっけ?)」
の状態で出されたんだろうな
ダークライ、恐ろしい
ボルテッカー強力すぎだろ。
10万ボルトのほうがいい気がする。
わざわざボルテッカー打つあたりが
ここのピカチュウらしいじゃないか
それよりも、ロケット団の台詞がどう見てもコジロウな訳だがwww
コジロウとムサシ共演期待
間違って続きを消してしまったorz
明日の夜また書きなおすお…
138 :
名無しさん、君に決めた!:2007/01/24(水) 20:45:43 ID:h2pgek0I
「ダークライを何とかするのか」
「だれだ」
「我が名はエンペルト、オレもおまえ達の仲間になろう」
「なってくれ」
「いいだろう
139 :
名無しさん、君に決めた!:2007/01/24(水) 20:49:09 ID:h2pgek0I
エンペルトが仲間になった。
>>138 酷評するとダメだな。
もうちっと客観的に見れるようになるといい。
これ以上連れ歩くポケモンを増やすのもアレだし
エンペルトの管轄地域もね・・はっきりしない。
好みでポケモンを出すのはあれだ。やめた方がいいと思う。
小説の流れ読むように・・
マジレスしてみた と、叩かれてもいいように言っとく
141 :
136:2007/01/24(水) 20:59:27 ID:???
142 :
名無しさん、君に決めた!:2007/01/24(水) 21:04:38 ID:h2pgek0I
だめだ
143 :
名無しさん、君に決めた!:2007/01/24(水) 21:12:42 ID:h2pgek0I
仲間にしたほうがいい。
強いエンペルトだから使える。
それに5匹のほうがいい。
唐突すぎる。仲間にするならするでちゃんと繋げろよ。
とマジレスしてみる
スルーしろ。
147 :
名無しさん、君に決めた!:2007/01/24(水) 21:37:16 ID:h2pgek0I
でもエンペルトはポッチャマの最終進化で強いし、かっこいいからいいだろ。
それにエンペルトは人気だし、ピカチュウの人生2もっと人気になるよ。
たのむよ、な、な
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触るな
151 :
名無しさん、君に決めた!:2007/01/24(水) 21:54:08 ID:h2pgek0I
わかった。あきらめるよ。変なこと言ってごめん。
俺達はそこら辺に飛んでいたポッポにタマムシへの行き方を聞いた。シオンの西の道路の先に地下通路の入り口があるらしい。また、ヤマブキシティを通って行く方法もあるらしいが町を歩くよりは地下通路の方が危険が少ないと思い、前者の方を選んだ。
「ここらもトレーナーが多いな…気をつけて進もう。」
俺達は常に四方に気をはらいながら進み、地下通路の入り口に到着した。
「地下通路って暗そうね……何か怖いなあ。」
ミミロップはそうつぶやきながら俺を持ち上げる。
「人間には気をつけよう………ってふざけてる場合か!さっさと降ろせ。」
「えへへ、チャンスかな〜と思って。」
ミミロップは俺を降ろした。まったく、緊張感のないヤツだ。
「ところで、地下通路でトレーナーに会ったらどうします?逃げ場がなさそうですが……。」
ロゼリアが痛いところをつく。
「ん〜、先を急ぎたいから、うまく足止めして避けるか……お前の粉攻撃とムウマージのあやしいひかりが頼りだ。頼むぞ。」
「まかせて〜。」
無事地下通路を抜け、7番道路に辿り着く。
タマムシはもうすぐだ。
「ハァッ、ハァッ、ハァッ…」
タマムシの方からガラガラが子どもであろうカラカラを抱え、必死に何かから逃げるように走っているのが見える。
「待ちなさ〜い!行けッアーボック!あのガラガラに毒針よ!」「シャー!」
! どうやら女のロケット団員に追われているようだ!
「助ける!?」
「ああ!」
だが遠い…!俺達は必死に走るが…間に合うか!?
「ぎゃうっ!」アーボックの毒針がガラガラに突き刺さる!
ガラガラは子供をかばうように倒れこんだ。
「よくやったわ、アーボック!お〜ほっほっ!逃げようったって無駄なのよ!」
ロケット団員はガラガラの体を踏み躙る。
「もう、こいつはダメねえ〜。このガキだけでも連れてきましょ。」
…許さん!
俺はあのロケット団員に有りったけの電気を浴びせようと電気をためる…だが
「そこの黒服、待ちなっ!」
ツンツン頭の人間が現れ、ロケット団員を制止する。
「あん?何よ、あんた?」
…少し様子を見るか。
「お前らやりすぎだ!さすがの俺でも許せねーぜ!」
「ガキんちょが大人の世界に首突っ込むんじゃないの!しっしっ。」
カラカラを助けるつもりか…?
「へんっ、なめんじゃねーぜ!いけっ、ラッタ!」
「はあ〜ぁ、聞き分けの無いガキね。アーボック!相手してやりな!」
ムサシ登場キタ━━━━( ゜∀ ゜)━━━━━!!!
「ラッタ!電光石火だ!」「キィッ!」
ツンツン頭のラッタの先制攻撃が決まる。
「そこからさらに必殺前歯だ!」
「なかなかやるよーね!だけどまだまだ…アーボックっ巻き付く!」
アーボックはするりと体勢を直してラッタに巻き付き、きつく絞めあげる。
「詰めが甘いわ。」
「くっ…!ラッタ、なんとか抜け出せ!」
ラッタは必死にもがくが…。
「アーボック、そのまま叩きつける!」
ラッタを尾で絞めあげたまま、アーボックはラッタを地面に叩きつける。
「ギッ!」
「止めよ!噛み付く!」
アーボックの顎がラッタの喉笛を捕らえた!
「ギィィィッ!…ギィ……。」
あのラッタ、もう助かりそうにないな…。
「ラ、ラッタッ!?」
「だぁから言ったでしょ?大人の世界に首突っ込むんじゃない、って…。」
「う…くっ、まだだ!カメール!」
…助けてやるか。
俺は飛び出す!
「ピカッ!(助太刀してやろう!)」
「な、何だよお前!?」
「ピカピィ。ピカ。(正義の味方、だ。今はな。)」
取りあえず今日はここまで…。
ツンツン頭は赤緑のライバルのつもり。原作で手持ちからラッタがいなくなってる理由付けをしてみたり。
ガラガラもポケモンタワーのアレ。
ライバルの不がい無さに泣いた(´;ω;`)
160 :
名無しさん、君に決めた!:2007/01/25(木) 18:51:19 ID:go6H0wMT
保守
???「金をくれるというのは本当か」
マリル「だれだ」
???「我が名はエンペルト、オレもおまえ達の仲間になろう」
マリル「なってくれ」
エンペルト「いいだろう」
言うまでもなくスルーな。
誤爆じゃね?
sageてるし別人だろ。
突然現れた俺の姿をみて、ロケット団の女は目の色を変えた。
「ピ、ピカチュウ!飛んで火に入る夏の虫とはこのことね!カラカラ共々ゲットしてあげるわ!」
女がそう言うと、アーボックは俺の方をにらむ。
「な…お前、逃げろ!カメール、水鉄砲だ!」
つんつん頭の指示で、カメールはアーボックに強烈な勢いで水を放った。
「シャアアア!」
アーボックは技をまともに喰らい怯んでしまう。
「ピカピカ!ピカアア!(今だ……水は電気をよく通す!10まんボルト!)」
「シャ、シャアアア………」
俺は濡れたアーボックに向かって電撃を放った。アーボックは黒コゲになり倒れた。
「ア、アーボック?く、戻るのよ!」
女はアーボックをボールに戻す。
「な、お前……今俺に協力してくれたのか…。」
つんつん頭は俺の方を見てつぶやいた。
(お前のためじゃない、ポケモンのためだ。)
俺はあえてつんつん頭の方を振り向かなかった。
GJ!ピカチュウかっこよす
GJ!
とうとうムサシは他のピカチュウにも手を出したかwww
「ピカチュウ、頑張って!」
ミミロップ達は草むらに隠れ、ピカチュウを応援していた。
「あのラッタ、首からすごい血が出てます…」
「かわいそう〜……。」
ロゼリアとムウマージは心配そうな顔をしていた。
「この電気ネズミが…まだ終わりじゃないわ!行くのよベロリンガ!」
R団の女はベロリンガを出した。
「ピカピカチュウ。(まだやる気か……)」
俺は電気をバチバチ鳴らしベロリンガを威嚇する。その時つんつん頭の男は傷つき倒れたラッタを抱きかかえていた。
「ラッタ、ラッタ!………くそお!許さねえぞ!!」
つんつん頭はラッタをそっと置き、立ち上がった。
「野生のピカチュウ、ここは俺がやる!そいつだけは俺の手でブチ倒してやる!いくぞカメール!」
つんつん頭が俺に向かって叫ぶ。カメールが俺の前に出た。
「カメカメ、カメール(…絶対負けられない。ラッタの仇は僕がとる。)」
カメールも気合い充分な様子だった。
(あいつ…ポケモンのために怒ってるのか。こんな人間もいるんだな。)
俺はふと、倒れて動かないガラガラの方を見る。子のカラカラが必死に呼び掛け体を揺するが、ガラガラはピクリともしない。俺はその様子を見て悲しい気持ちになった。
「ベロリンガ!舌でなめる!」
R団の女が指示を出した。ベロリンガは長い舌をカメールに向かわせる。
「かわせカメール!」
カメールはヒラリとその舌をかわした。
「く、生意気ね!連続で舌でなめる!」
「連続でかわせ、カメール!」
ベロリンガは何度も攻撃を試みるが、カメールは難無くかわした。
「攻撃が単純すぎるぜ!水のはどう!」
つんつん頭の男は敵の動きをみきっていた様だった。カメールの技がベロリンガを直撃する。
「くぅ〜調子に乗って!ベロリンガ、まきつくよ!」
「ベロロ〜ン!」
ベロリンガは舌を螺旋状に動かす。
「な、動きが変わった?」
今まで敵の動きを読んでいたつんつん頭の男は、攻撃の変化に動揺した。そしてカメールは見事に舌に巻き付かれてしまった。
「カ、カメ!」
「ホホホホ、やっぱりガキね!同じ技に二回も捕まるなんて、どっちが単純かしら?」
R団の女は皮肉混じりに言う。しかしつんつん頭の男は割と冷静だった。
「同じ技が二回も通じるなんて思ったのかあ?バカなのはてめえだ!カメール、こうそくスピン!」
カメールは甲羅の中に頭手足をしまい、舌が巻き付いたまま回転し始めた。その勢いで舌を弾き飛ばした。
「ベロ!?」
「う、うそ!」
女とベロリンガは予想だにしない反撃に驚き、固まってしまった。
「これがラッタとガラガラの痛みだ!ロケットずつき!!」
カメールは勢いよくベロリンガに突進した。まともに喰らったベロリンガは吹き飛び、R団の女にぶつかり、二人共気絶してしまった。
170 :
名無しさん、君に決めた!:2007/01/26(金) 18:07:25 ID:SiwL9lhS
そのころ、ロケット団本部では。
「また、ロケット団員がやられたか。このままではオレまでやられちまう。ロケッ
ト5人衆をよべ。」
「は。」
「およびですか。サカキ様」
「待ってたぜ。ロケット5人衆。さっそくだが。ピカチュウ達を抹殺してくれ。ま
ずは、お前だ。oad。」
「かしこまりました。」
171 :
名無しさん、君に決めた!:2007/01/26(金) 19:15:11 ID:tmG5+hew
保守
「やったぜラッタ……。」
つんつん頭の男は横たわって動かないラッタを見て、小さくガッツポーズをした。
つんつん頭はラッタとガラガラをボールにしまった。
「シオンのポケモンタワーに、墓をつくるか。お前は、確かフジ老人っていうポケモン好きなじいさんがいたから話して預かってもらおう。まだガキだし、俺んとこにいるよりはいいだろ?」
つんつん頭はカラカラの頭を撫でながら言った。カラカラはそいつになついているようだが元気はなかった。
「じゃあな、野生のピカチュウ。お前のおかげで助かったぜ。」
つんつん頭はそう言って笑った。俺が小さくうなずくと、ヤツはカラカラを連れて去っていった。
「………いい人間だな。俺もああいうトレーナーに出会ってたら……いや、そんな事考える必要はないな。」
「ピカチュウ!」
俺が独り言を言っていると、ミミロップ達が草むらから出てきた。
ぐっぐっじょぶ!
「大丈夫……みたいね、良かったあ。」
三匹共草むらに隠れてたのは正解だったな。カントーで見慣れないお前達が出てきたらロケット団の標的が変わり、場が困惑しただろう。
「あのにひき…かわいそうだったね〜。」
「そうですね…あの人間は良い人間だったんですか?ピカチュウさん。」
「……多分な。まあマシな方だろ。」
(俺が人間をほめるなんて……どうかしてるな。)
俺はふと、人間とカラカラが去っていった方を見た。
「………親か…。」
「え、何か言った?ピカチュウ。」
「いや、何でもない。随分時間をくってしまった。行くぞお前達、タマムシシティはすぐそこだ!」
再び俺達はタマムシへの道を進み始めた。今回の件で分かったこと、それは、ロケット団の奴を絶対に野放しにしてはおけないということだ。
俺たちがタマムシ東ゲート付近に辿りつく頃には、
すっかり、陽は暮れタマムシシティのネオンが輝きだしていた。
ゲートをつっきって街中に入るなんて事は、できないので
俺たちは少し道から反れ、入ることにした。
「おい、ココからは慎重に行け」
「はーい・わかった〜・了解」
ハァ、こいつら本当に分かっているのか?
「キャー」「たすけてー」
ちっ、どうやらミミロップとロゼリアが落とし穴に落ちたようだ。
慎重にしろって言ったのに・・
一応、ムウマージは浮遊で助かったらしい。
「アチッ!」見ると、いつの間にか電気球が火炎球に変わっていた。
そして、俺は火傷を負った。
「おい、ムウマージそいつらはお前に任せた」
”バン”二度目の攻撃が飛んでくる。
ぐっじょぶ!!
G J ! ! ! ! !
まだタマムシに着かねえの?じらすにも程がある……ただでさえ更新が遅いんだから展開を早くして欲しい
早起きはいいが職人さんを急かすな('`;
182 :
名無しさん、君に決めた!:2007/01/27(土) 13:57:01 ID:0dVqFNwA
「ハイドロポンプ。」
「ドカーン。」
火炎救はこわれた。
「だれだ。」
「我が名はエンペルト。お前がピカチュウか。お前にダークライをのなんとかする
しかくがあるか、ためさせてもらおう。」
「ふう。助かったわ。ありがとう、ムウマージ。ン?貴方誰」
「我が名はエンペルト。ピカチュウにダークライを何とかするしかくが、あるかた
めしにきた。」
またお前か
エンペルトは昔すでに仲間になってるしいい加減あきらめてくれ
184 :
名無しさん、君に決めた!:2007/01/27(土) 14:26:48 ID:0dVqFNwA
わかった。
それより火炎救ってwww 釣りかな?
煽るな
振り返ると、バリヤードとR団員と思われる奴がいた。
「もう一発」R団員らしき人物は命令した。
ビンタが飛んでくる。
「くっ」ぎりぎりビンタをかわすとボルテッカー
をバリヤードの急所目掛けて打ち込んだ。
しかし、バリヤードは悠然としている。
(なぜ、俺の攻撃が利かない?)
俺は、バリヤードの攻撃をかわしながら考えた。
(そうだ、火傷だ。それに電気球を奪われたこともある)
「助けに来たよ〜」
「しめたっ」どうやら、ムウマージがミミロップ達を助け出したらしい。
ロゼリアが、バリヤードめがけ花びらを散らす。
”ひゅっ”ロゼリアの攻撃がバリヤードに
当・た・ら・な・い。
「フッ、戦いに邪魔が入らないようにあらかじめバリアーを貼ってをいたのだ。」
”バンッ””ウグッ”
今の一撃で俺は地面にたたきつけられた。
「もうよい」
俺は、バリヤードの超能力でR団らしき人の手へと運ばれた。
「さて、こいつをどうするか?」
RING RING RING
「おや、ボス(さかき)からだ」
さかき「某四天王との商談が成立した。」
R団員「まさか、コイツ(ピカチュウ)を?」
さかき「ああそうだ、とにかくピカチュウを持って来い。」
R団員「了解」
なぞの襲撃から訳分からない
一方、森の洋館では…
「仲間を連れてきたお!」
「またそれか…」
「今度のはすごいんだお。体力もあって何されても動じないんだお。」
「それは面白そうじゃないか。呼んでみてくれ。」
「おk、ソーナンス君、出番だお!」
「自分、ソーナンスナンス。」
「……得意なことは?」
「守ることナンス。」
「帰れ。」
ロケット団がピカチュウ狙ってる時点で何かがおかしい。
R団本部ー
「もうすぐ、実験材料がくる。もし、改造が成功したらその時、金を渡す。」
「ああ、分かったがそれまでココに身を隠させてもらう。」
「構わないが・・・」
「俺も少し身を隠さないといけないし、ココのトレーニング用体育館は
俺のドラゴン達が気に入ってようなので都合が良い。」
”ガシャ”
「来たぞ。」
「ボス、例のピカチュウを連れてきました。」
「よし、その装置の中に入れておけ。」
(改造された堪るか。)
そう、言おうと思ったが声がかすれてでない。
団員は俺を改造装置の中に放り込むと、部屋から出て行った。」
hosyu
ほしゅ
軌道修正の為、
>>715の続きから
―――
つんつん頭を見送った後、漸くタマムシシティに着いた。
日が暮れているが、人間は多いので、獣道を通る。
「いったーーい!」
暫くすると、後ろで叫び声が上がった。
ミミロップが小石を踏んだようだ。
「ちょっとピカチュウ、ここ歩きにくいわよ!」
「もう少しだ、我慢しろ。」
お約束の細い木は、腕輪の力で破壊する。
しかし、探せどもロケット団のアジトらしき物は見つからない。
どういう事なんだ?
すると、遠くにロケット団員が居るのを発見した。
「なに?相棒がやられただと!?しかも普通のトレーナーと野生のピカチュウに!?」
どうやら俺たちの話をしているようだ。
しかもよく見ると、ミミロップにボールを投げてきた奴だ。
よくあのボルテッカーに耐えれたな。
「え?サカキ様が?わかった、すぐアジトに帰還する。」
「おい、あの団員についていくぞ。」
「どうかしたんですか?」
ロゼリアが質問する。
「あいつならアジトの場所を知っているはずだ。中に入ってボスを潰す!」
「なるほど……」
迷っている暇はない。すぐに後を追うことにした。
なんと、団員が行った先はゲームコーナーだった。
少々疑問を感じながらも追いかける。
しかし、この光景…どこかで見たような…。
先に進むと、チラシを守るようにロケット団員が立っていた。すかさず電撃を叩き込む。
「ミミロップ、俺を抱き上げてくれ!」
「えっ!?」
「いいから早く!」
やはり身長が低いと色々不便だな…
取り敢えずチラシをめくると、案の定スイッチを発見。
[押してみよう!ポチッとな!]
すると、床がスライドして階段が剥き出しになる。
「ここはロケット団のアジトだ。くれぐれも慎重に行動しろ。
以前のミミロップの様に捕獲されるからな。」
こうして俺たちはロケット団アジトに侵入した。
GJ
GJ!
自分も深夜に久しぶりに続き書こうかな
GJです
<自分の>レスをスルーされた悔しさは 震えるほどだけど
>>715から仕切り直しした方が良いのと、
>>199が自分のレスより
良いものであることは素直の認める。
要は
相談なしではいい作品は出来ないし、
流れを読まないとスルーされるという事ですね
結局どこから始めればいいわけ?
階段を降りると比較的広い場所に出た。
目の前にはすぐにまた次の階に降りる階段がある。
とりあえずこの階を見渡してみたが、観葉植物が奥に幾つか飾ってあるだけだ。
それと別の部屋に続くであろう廊下が左右に二つ…か。
どこにポケモン達が捕らえられているのかわからない。ここはまずこの階を探索してみるとしよう。
「ちくしょう!ピカチュウ、今度見かけたらただじゃおかないぞぉ!」
!下の階から誰かが昇ってくる音が聞こえる。
「とりあえずあの物陰に隠れるぞ!」
ミミロップ達に指示を出し、急いで奥の植木鉢の影に隠れる。
「何とかノルマをクリアしないとまた怒られる…。うう…ポヤナツングスカ支店なんて絶対ごめんだ…。」
先程のロケット団員のようだ。俺達には気付かず、トボトボと俺達が降りてきた階段を上がりアジトを出ていく。
「…行ったか。」
「ポ、ポヤナツングスカ?」
「確かロシアの奥の方です。」
「ふ、ふぅん。」
「…奴の左遷先などどうでもいいだろう。先を急ぐぞ。」
―その頃、地上ゲームコーナー
「ここの警備なんて、もっと俺よりさらに下っぱの役目なのに…。」
ブツブツ言いながら先程のロケット団員はポスターの前に立っている。
「ちょっと、そこのお兄さん。」
赤い帽子を被った少年がロケット団員に声をかける。
「あん?何だよ、お前。ここはガキの来るとこじゃねーの!帰った帰った。」
ニコリと少年は笑う。
「そうはいかないんだ。僕はこの下に用があるからさ。」
「な、何でそんなこと知ってるんだ!?」
ロケット団員は驚く。その顔を見て少年はニヤリと笑った。
「その様子だとやっぱりこの下にアジトがあるんだね。」
「何なんだよお前!?」
「最近、ポケモンを売りさばく組織の噂を聞いてね。気に入らないからそれを潰しに来たんだ。」
少年はロケット団員をきっ、とにらみつける。
「う…く、ばれちゃしょうがない!行け!マタドガス!」「ドガー!」
ロケット団員はたじろぎ、ポケモンを出す。
「さっさと片付けるよ、リザード!」「グガァッ!」
×どこにポケモン達が捕らえられているのかわからない。
×「ちくしょう!ピカチュウ、今度見かけたらただじゃおかないぞぉ!」
〇どこに組織のボスが居るのかわからない。
〇「ちくしょう!あのピカチュウ、今度見かけたらただじゃおかないぞぉ!」
ちくしょう!orz
GJ!
ポナヤツングスカ支店ワロタwww
>>211ー!! ポヤナツングスカポヤナツングスカ!
×ポヤナツングスカ
〇ポナヤツングスカ
またやっちまったorz
ぐ っ じ ょ ぶ !
ピカチュウ達は地下二階を探しまわったが、
217 :
名無しさん、君に決めた!:2007/01/30(火) 21:32:26 ID:2bmxs4JA
モリタポくれませんか?
俺達は地下二階をこっそりと探しまわったが、ボスを見つけることはできなかった。
「この階には何も無さそうだな……。」
「途中で他とは違う壁があったけど、あれは何だったのかしら。」
ミミロップは首を傾げる。確かに、壁というよりは門みたいな物があったが……考えても分からなかったので俺達は下へ降りる階段まで戻ることにした。
「……周りに誰もいないな……?よし、降りるぞ。」
「ん?まって〜。あしおとがする〜。」
ムウマージが誰かの足音に気づいた。これは……俺達が降りてきた階段から、人が降りてくる!
「ロケット団だ!隠れろ!」
俺達はすばやく近くの物陰に隠れた。しかし降りてきたのは、やはりロケット団だった。だが、なぜか半泣きだった。
「ボス〜、変なガキにやられました〜。リザードを連れた…。」
そいつは俺達が降りようとしていた階段を、よろよろ降りていった。
「……何だ?あいつ。」
「ピカチュウさん!また誰か降りてきますよ!」
ロゼリアが小声で言う。まったく、慌ただしいアジトだ。
>>218 「しかし降りてきたのは」の「しかし」は省いて……。俺もやってしまった。
220 :
名無しさん、君に決めた!:2007/01/30(火) 21:53:36 ID:mSzuFsV4
何とか流れがまとまってきたな。
次に降りてきたのは、何と赤帽子をかぶった少年だった。ロケット団だと思った俺は少し驚く。
(何だ?あんなヤツがここに何の用だ……?)
俺は少し考えてはみるが、答えが見つかるはずもなかった。
「したっぱは大したことなかったな…さてと。全員倒して聞きこみすれば、ボスの居場所も分かるだろ。」
赤帽子の少年はそう言うと、俺達が来た道を駆け足で進んで行った。
「……ひょっとしてあの人、ロケット団を倒す気じゃ……。」
「私もそう思う。」
ロゼリアとミミロップは言う。確かにそんな言葉を口にしていた。
「……だからといって、俺達の味方というわけではない。先を急ぐぞ。地下三階!」
「……ピカチュウ。うん、そうよね!分かった!」
「そうよね!了解です!」
「そうよね〜。」
ロゼリアとムウマージはミミロップのマネをする。ミミロップは顔を赤くする。
「もう〜、怒るわよ!」
「……人間の味方なんていらない。俺にはこいつらが居れば、それでいい。それでいいんだ。」
俺はふざけ合う三匹を見ながら、自分に言い聞かせるようにつぶやいた。
ぁ、面白ければ荒らさないか。
万が一のこともあるけど。
ここでGJと言うために俺が通りますよ
GJ!
「十万ボルト!」
「へぶらっ!」
俺はアジト地下二階階段前に来た。それにしても変な気分だ。赤帽子の姿が脳裏をよぎる。
「階段を降りる。地下三階だ!」
俺はその気持ちを振り払うように言った。階段を下りると…
「見張りがいますね。」
「ロケット団か…」
その時、
「そこにいるのは誰だ!」
近づいてくる団員。戦闘を回避するのは難しそうだ。俺は三匹に隠れるように指示して飛び出した。
「おや〜?飛んで火に入る夏の虫とはこのことだな。いけ!アーボック!」
「キシャー!」
こんな所で遊んでるほど暇じゃないのに。
「たたきつける!」
俺はアーボックを秒殺した。
「ちくしょー!なんだってんだよー!覚えてやがれ!」
「待て!逃げるな!」
「あれ?逃げられない?え?」
ムウマージのくろいまなざしがロケット団員を逃げられなくしているのだ。
「口封じだ。十万ボルト!」
「ヘナップ!」
その場に倒れるロケット団員。
「これで五時間は起きない。先行くぞ。」
「ぽわ〜ん。」
GJJJJ!!!
保守
ついでに言うとageても保守にはならない。
GJ!
俺達は地下三階の探索をはじめた。地下二階と構造がよく似ていた。
「ボスはどこにいるのかしら?」
「手がかりの一つでもあれば探しやすいんだが……ん?何だあれは?」
俺は、周りをキョロキョロしていると、矢印の書かれたパネルが並んであるのを見つけた。
「なんだろう〜これ〜。」
「同じ向きの矢印がずら〜っと……。もしかしたら、この矢印通りに進んだらボスの所につくかもしれませんね!」
ムウマージとロゼリアが興味深そうにパネルを見る。俺はロゼリアの発言に呆れた。
「そんなわけないだろロゼリア。ずーっと先を見ると、矢印が他方向に分かれている。これは侵入者を欺くためのワナだな。何が起こるか分からないから、うかつに踏むんじゃないぞ。」
俺は皆に警告した。触らぬ神になんとやらだ。
「じゃあ先に進む?ピカチュウ……きゃあ!」
ミミロップは足がもつれたのか、突然転んだ。そして、矢印の書かれた床の上に倒れこんでしまった。
「いたた……あれ?何か世界が回って……きゃあああ!」
「ミ、ミミロップ!?」
なんとミミロップは回転しながら、矢印のパネルを進んでいった。
GJ!
↓細かいが、ピカチュウの口調ならこうじゃね?
「…いや、それは違うなロゼリア。あの先を見てみるがいい、矢印が他方向に分かれているだろう。
おそらくこれは侵入者を欺くためのワナだ。何が起こるか分からん、うかつに踏むんじゃないぞ。」
>>230制限時間15分だったんで細かいところに気がまわらなかった……スミマセン。
233 :
ちと早いが:2007/02/01(木) 01:14:14 ID:???
『節分?』
―シンオウ、森の洋館にて
ドンカラスが洋館の二階の一室で何やらゴソゴソしている。
調度、部屋の前を通りかかったエンペルトがそんなドンカラスに気付き声をかけた。
「ドン、何をやっているポ…ゴホン、んだ?」
そのまま何かをガチャガチャやりながら、振り向かずにドンカラスは答える。
「あん?またあの出っ歯が役立たずを連れてくると言いやがるから、対策をしてたんでぇ。」
対策?と疑問に思いエンペルトはドンカラスに近付き、手元を覗き込む。
なんとドンカラスがいじっていたのは二丁の機関銃だ。
「ちょ、ドン、それは…!?」驚くエンペルト。ドンカラスはその様子を見てニヤリと笑う。
「安心しなせぇ、殺しゃしねえ。これはあっしの部下に作らせた特別製でやして…。」
ガシャリと機関銃からマガジンを外し引っ繰り返すと、バラバラと豆がこぼれた。
「撃つのは自然に優しく豆!当たりやがったとしても軽い痣ですみまさぁ!」
エンペルトは呆れたのか何も言えず、ぽかんとしている。
「お〜い!ド〜〜ン!………」
外からビッパの嬉しそうな呼び声が聞こえてくる。
「来やがったな…!」
ドンカラスは豆機関銃を器用に二丁、チャキッと構え、窓から飛び出す。
「自分から飛び出して来るなんて、そんなに僕が友達を連れてくるのが楽しみだったかお?今日連れてきたのは寒さに弱いオニゴーリ君…ってドン、その銃はなんだお!?……」
「鬼は外でさぁ!!……」
バララララ…そんな外から聞こえてくる、静かな森にふさわしくない雑音を聞きながらエンペルトは呟く。
「今年も福は来そうにないポチャ…。」
続かない
>>233 寒さに弱いオニゴーリなんか、暑いところにいると殻が固まるマグカルゴみたいに役立たずだなwwwGJ
ほしゅ
保守
239 :
名無しさん、君に決めた!:2007/02/02(金) 21:36:05 ID:fCtKe9o7
「ここがロケット団のアジトか。レッドの奴はここのくだらないアジトを潰すために
ここに来たのか。オレ達も手伝うとするか。カメックス。
240 :
名無しさん、君に決めた!:2007/02/02(金) 21:38:28 ID:k4ondnSZ
「だが断る!」
こんな時間にageると変なのがやってくるからsageてくれ
流れ読めてないのでスルー?
勿論スルー
「きゃぁぁぁぁぁ…」
ミミロップは見えなくなってしまった。
「ミミロップさーん!」
ロゼリアが呼んでみるが返事が無い。何かあったのだろうか?
「ムウマージたすけてくる〜。」
「そうか。おまえには足が無いからな。連れ戻して来てくれ。」
「ムウマージさん、遅いですねえ…」
あれから五分経ったが、ムウマージの姿はおろか声も聞こえない。しかしその時、
「ただいま〜」
「ムウマージ!どうだったか?」
「ムウマージもてない〜」
ああ…ゴーストとノーマルは効果がないからな。
「仕方がない。行くぞ。」
俺たちは移動パネルに乗った。
へぇ〜2スレ目建ったのか…
話わかんないorz
「ミミロップさん!」
ミミロップはすごく遠くに飛んでいた。声が聞こえないわけだ。
「この奥がボスの部屋みたいですね。」
「ピカチュウまちがった〜。」
「ぷぷっ…ピカチュウは侵入者を欺くためのワナとかいって…」
俺はあんな事言わなければよかった。そう思った。
「ゴホン。よし!ドアを開けるぞ。」
…届かない。
「ちくしょー。なんだってんだよー!こうなったら…」
俺はイワークに貰った雷の石を取り出す。
「…?雷の石?」
「これを使えば進化できる石ですね。」
「ムウマージみたい〜」
「これで進化してやる!もうこんな低身長とはおさらばだ!ハハハハハ!」
テロレロ デンデンデンd…
「あれ?進化が止まった。」
「フン…まあいい。もう一度だ。」
テロレロ デンデンデンデンデンデn…
「…止まりましたね。」
バキッ!俺は雷の石を叩き割った。
「あれは不良品だ。気持ちを入れ替えて行くぞ!」
ボスの部屋の扉をアイアンテールで破壊した。
ピカチュウは気付いていなかった。アルセウスにのせいで、進化できない体質になっていたことに…
×「ちくしょー。なんだってんだよー!こうなったら…」
〇「ちくしょー!なんだってんだよー!こうなったら…」
×アルセウスにのせいで
〇アルセウスのせいで
―┐⌒ζ < シャドーダイブ!
□|
□|
□|
□|
旦|
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
ストップ、地下三階の回転板の所からではサカキの所にはいけない
ピカチュウは自分の意思で進化しないもんだと思っていたんだが
ふう、先程は苛立った勢いで雷の石など使いそうになってしまったが、危ないところだった。
俺が今のピカチュウの名を世に知らしめて、世界中のポケモンを手下にするなどという野望を持ったのは元はと言えばアルセウスの所為だ。
だが、今や俺は自分の意志で成し遂げようとしている。
これはピカチュウである時に思い立ったこと。進化してライチュウになってしまっては意味が無いのだ。
それに俺はピカチュウという種に誇りを持っている。
進化する気はない。これから先も、ずっと。
この思いが心の底にあったため先程は雷の石の力を遮り、進化できなかったのだろうな。
――扉を開けた先はボスの部屋では無く、大勢のポケモンが幽閉されている倉庫だった。
実は雷の石で進化されないためになんとかして壊す口実を作りたかっただけなんだけどね。
そんなことより
>>251GJ
>>247 ありがとう。
久しぶりに書いてみるかな…
255 :
名無しさん、君に決めた!:2007/02/03(土) 22:27:50 ID:Q69oLhZQ
ウチは東京生まれHIPHOP育ち
高貴な奴は大体友達 高貴な学友と大体同じ
裏の道歩き見てきたこの街
渋谷 六本木 そう思春期も早々に
これにぞっこんに
税金なら使い込んできたシャブに
マジ親に迷惑かけた本当に
だが時は経ち今じゃ文春のカヴァー
そこらじゅうで幅太いDQN DEBU チンポ掴んだらマジでNo.1
皇族代表トップランカーだ そうこの地この国に生を授かり
学友に無敵のクリトリスこすられ 仲間たち親たち黒人に
今日も感謝してしゃぶる黒いグロチンポ
257 :
名無しさん、君に決めた!:2007/02/04(日) 00:03:34 ID:Q69oLhZQ
俺達は驚いた。
部屋に居るポケモンは、全て両腕両足を拘束されている。
「何よこれ…」「酷いです…」「こわ〜い…」
よく見ると、後ろに人間が居る。
「フハハハ! よく来たな、ピカチュウ」
「ピカッ!?(何!?)」
何故コイツは俺の名前を知っているんだ?
「フッ、驚いているようだな。私も無駄な時間は使いたくない。手短に説明してやろう。
私の名はサカキ、このロケット団のボスだ。お前はダークライを知っているか?」
「!」
「やはり知っているようだな。ソイツにお前が我が組織を潰そうとしていると聞いてな。
手を組んだのだよ」
どうやら事態は予想以上に悪化しているようだ。念のために頬袋に電気を溜める。
サカキはボールを取り出した。その中には黒い影をまとったポケモンが入っていた。
「………ダークライ!」
俺はサカキをにらむ。
「しかしこのポケモンの力は凄まじい。これなら近いうちに世界征服を果たすのも不可能ではない。」
サカキは笑う。すると突然、俺の頭に誰かの言葉が聞こえてきた。
「くく……ピカチュウ、久しぶりだな。」
「この声…ダークライか!」
俺は心の中でヤツに話しかける。
「みての通り、俺はこの人間と手を組んだ。まあ、俺はこいつを利用して人間とポケモンを支配するつもりだがな。やはり人間の支配をするには人間がいた方がいいだろう?」
「……世界を征服するのは俺だ。お前などに世界は渡さん。」
俺はヤツに言い返す。ダークライの笑い声が聞こえる。
「クク…人間を拒むお前に、世界征服ができるかな?」
「何!?」
俺はヤツの言葉が理解できなかった。人を拒めば征服できない……どういうことだ?
「頭の悪いお前に、分かりやすく教えてやる。人間の支配を進めると支配された人間がポケモンを捕え、従わせる。人の支配=ポケモンの支配となるのさ。
また、人間は弱いため、ちょっと恐怖をちらつかせれば簡単に言うことを聞かせられる。世界を回ってポケモンを配下にするより、格段に楽なのさ。」
ヤツは俺の今までの行動をあざ笑うかのように言う。俺はさすがに動揺してしまう。
「俺は……俺のやり方じゃ、世界は……。」
「くく…今までの自分を否定されて悔しいか?……何ならさらにお前を否定してやろう。」
「何……?」
そうダークライが言い終わった直後、部屋の入り口から一人の人間が走ってきた。
「到着。……お前がサカキか。」
やって来たのは赤帽子の少年だった。
「あれ?あの人さっきの……。」
ミミロップ達も彼に気付く。
「ふ、君か。我々のアジトで暴れているという少年は。よくここまで来れたものだな。」
サカキが少年に話しかけた。赤帽子はフッと笑う。
「団員の一人からサカキが倉庫に向かったって情報はホントだったね。あとはお前を倒せば……って、このピカチュウ達は?」
少年は俺達に気づいた。俺は少年の方を見る。
「……人間……。」
「クク…お前の嫌いな人間が来たぞ?拒むんだろ?」
ダークライはピカチュウに言う。
「フ、何も言わないのか?分かってるぞピカチュウ。お前が人間を、もう大して恨んでないということが!」
「!!!」
俺はダークライの言葉を聞いた瞬間冷や汗がどっと出た。
(……俺が人間を恨んでない?)
最近、おれの好きなニャルマーの活躍がないので書いてみる
その頃シンオウ地方では・・・・
「なぁ、俺たちだけでここに来たのはまずくないか?」
「本当に臆病だねアンタは」
ニャルマーとムクホークはシンオウから少し離れた島に来ていた。
「ピカチュウ達はカントーの方に行っているんだ。チャンスじゃないか。今のうちに仲間を増やして・・・ちょっとアンタ!聴いているかい?」
「あぁ、ここには知らないポケモンしかいないし、人間もいっぱいいるし、変な火山もあるし・・・・ミミロップたんに会いたい・・・」
「ダメだねこりゃ」
なんだかんだで砂あらしが吹き荒れる場所に着く
「アタシの勘ではここいらに強力なポケモンがいると思うんだがね・・・」
数分後・・・
「あれは・・・」
「フライゴンじゃないか、ついてるねアタシらは。」
「まさかあいつを仲間にするつもりか?もし攻撃してきたら・・・」
「まぁ、その時はその時だね。」
「そ、そんな〜」
ニャルマーがフライゴンに話しかける
「アンタ、フライゴンだね」
「そ、そうだけど、僕に何か用?」
凶暴な奴ではないようだ
「あたしはニャルマー。突然だけど、アタシたちの仲間にならない?」
「な、仲間!ぼ、僕なんか仲間にしても何の役にも立たないよ・・・」
フライゴンの声が裏返る
(・・・なんなんだいこいつは)
(後半へつづく)
「なんでだい?」
「だ、だって僕ドラゴンなのにぜんぜん強くないし、そのせいでトレーナーにも捨てられちゃったし・・」
どうやら自分に自信がもてないらしい
「ったく、情けないねあんたは!もっと自分に自信をもちな!」
「で、でも・・・・僕なんてどうせガブリアスの劣化だし・・・」
これではらちがあかない
「・・・わかった。あんたを仲間にしようとしたアタシが間違っていたよ。」
「・・・・」
「ムクホーク!こんな腰抜け倒しちまいな!」
「「えぇ〜」」
ムクホークとフライゴンが同時に叫ぶ
(ヒソヒソ・・・いや、いくら自分に自信がなくても俺じゃかなわないよ・・・)
(いいんだよ、適当に負けてやればあいつにも自信がついて仲間になってくれるかもしれないだろ)
(なるほど・・・)
ムクホークがうなずく
「よしっ、お前なんかこのムクホーク様がボコボコにしてやるぜ!」
ムクホークが芝居がかった口調でいう
「そ、そんな〜」
「いくぜ!」
(さらに続く)
ムクホークがフライゴンに向かって飛び出す
「うわ〜んおまえらなんか大嫌いだ〜」
フライゴンの後ろから流星群が降り注ぐ
「えっ、ちょっ、そんな技使えるなんてきいてな・・・ミミロップたーーん」
あっという間にムクホークの丸焼きができた
(こいつは・・・予想以上にやってくれそうだね)
「こ、これが僕のちから・・・」
「どうだい、アタシたちと一緒に頂点を目指してみないかい?」
「ぼ、僕・・・やってみる!」
フライゴンが仲間に加わった!
「ほら、あんたたち行くよ!」
「うん!」
「ミミロップたんに手当てしてもらいたい・・・」
三匹は更なる仲間を探しに旅立つ・・・
続くよ
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流れ読めてなかったらカットで
gj
続くよ、で吹いた。
ニャルマーの目的はなんだろう。
gj
謀反…と見せかけてビッパの上位互換
さて、ニャルマーLoveな俺が続きを書くよ
想像以上に話がでかくなっちまった。
「さて、フライゴン、アンタここいらのことには詳しいんだよね?」
「ま、まあね・・・」
「じゃ、ここいらを統率しているのは誰だい?」
「た、たぶんヒードランかな。一時期いなくなったらしいけど、今はいるみたい」
「じゃ、そいつのところへ行くよ!」
「で、でも実際あったこと無いし・・・いるのは火山の奥深くだし・・・」
「ごちゃごちゃ行ってないでさっさ行くよ!」
「は、はい」
ニャルマーがフライゴンの背中に飛び乗る
「アンタもちゃんとついて来るんだよ!」
「わかってるよ・・・」
ムクホークがしぶしぶ答える
空を飛べる分、早く目的地に着いた
「こ、ここら辺のはずなんだけど・・・」
フライゴンが自信なさそうに言う
「この俺に何か用か?」
突然上から声がした
「アンタがヒードランかい?」
動じずにニャルマーか問う
「いかにも、俺がヒードランだ。お前たちは誰だ?見かけん顔だが」
「アタシはニャルマー、こっちはムクホーク」
「で、こんなところまで何の用だ?」
「ちょっと聞きたいことがあってね・・・」
「俺に聞きたいことだと?」
「アンタ、アルセウスを知っているだろ?」
あまりのことにヒードランは驚きを隠しきれなかった
「なぜおまえごときが俺の主人の名を知っている!」
「やっぱりあれは夢じゃなかったんだね」
「・・・・・」
「そうか、おまえはパルキアが言っていたあのときの戦いにいたのだな」
「そういうことよ。ピカチュウ以外あの戦いの記憶は消されているみたいだけど、どうやらアタシの記憶は消し損ねたみたいだね」
「えっ、記憶?アルセウス?いったい何の話?」
ムクホークとフライゴンは全く話についていけない
「時間が戻って、何もかもが元通りになって、本当に起きたことなのかわからなかったけど、これで確信がもてたわ」
ニャルマーが続ける
「アタシの記憶が正しければ、アルセウスはまだ復活していない。そうよね?」
「うむ・・・その通りだ。今は転生したディアルガとパルキアが主人を復活させるために飛び回っている」
それを聞いたニャルマーの目が光る
「ねぇ、アタシと手を組まないかい?」
「なに!?」
「いまこの世界には神がいないんだろ?これほどのチャンスはもう二度とないよ」
「どういう意味だ?」
「神が復活する前にあたしたちが神の力を手に入れるんだよ。つまり、13枚の石板を集めるのさ」
「しかし、あの石板はわが主人にしか使えんぞ」
「いや、アタシにはできるさ。『猫の手』でね」
「なるほど、確かにそれなら・・・だが、なぜそこまでする?今の世界がそんなにいやなのか?」
「そういうわけじゃないさ、ただ・・・なんでもない。で、協力してくれるのかい?」
ヒードランはしばらく考え、不意に笑い出した
「フハハハハ、面白い!お前ごときがどこまでやれるか見てみたくなった。いいだろう、協力してやる」
「交渉成立ね」
「だが、私はここから動けん。代わりにこれを渡そう」
ヒードランが赤い石板のかけらをニャルマーに渡した
「石板同士はお互いに引きつけあう。これを頼りに探すんだな」
「わかったわ、ムクホーク、フライゴン、出発するよ!」
「え、え〜と何処へ?」
ムクホークとフライゴンはきょとんとしている。
「とりあえず、外に出るよ。その間にあんたたちにもわかるように説明するわ」
フライゴンの背中に飛び乗る
「さあ、いくよ!」
続くといいな
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そうとう本編に関わってくるからスルーしてくれても構わん
13枚の石板→16枚の石板
―┐⌒ζ < シャドーダイブ!
□|
□|
□|
□|
旦|
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
─┐⌒ζ < シャドーダイブ!
□│
□│
□│
□│
旦│
────────
ヒードランって何もしてないのにアルセウスに殺されたんじゃなかったっけ?
いつの間にか主になってるのだがまぁパラレルだからおkか。
俺個人としては、結構好きだし270がちゃんとリンクさせてくれるなら大歓迎だけどね。GJ!
―ハードマウンテン奥地
「さて…。」
ニャルマー達が去った後、ヒードランは自分の巣穴に帰ろうとしていた。
だが突如、目の前の空間がひび割れ、その裂け目からミロカロスが姿を現す。
「!パ、パルキア………。」
たじろぐヒードラン。
ミロカロスはその様子を見てニコリと微笑むが、目は笑っていない。
「お久しぶりですね。」
「ど、どこから見て…。」
怯えながらそう質問するヒードランに、ミロカロスはニコニコと微笑みながら嫌味ったらしく答えた。
「はて?どういった意味の質問でしょう。何か見られては不味いことでもなさっていたんですか?」
震えたまま無言でいるヒードラン、ミロカロスはその様子を見て無表情で言い放つ。
「答えによっては石板をこっそりと隠していた時のように、またあなたを始末しなければなりませんね。」
青ざめるヒードラン。
「そういびるなパルキア。ヒードラン、もういい。行くがいい。」
突然、最初からそこに居たようにボーマンダが姿を現す。
許しをえたヒードランは逃げ出すようにその場から立ち去った。
「あら、もういらっしゃったのですか。楽しいのはここからでしたのに…残念ですわ。」
ミロカロスは残念そうに言う。
「その喋り方もやめろ。」
「まったく、いいではないですか。このくらいの戯れ。」
ミロカロスはむくれながら渋々、素の喋り方に戻す。
そんなミロカロスを無視し、ボーマンダは本題に入った。
「これで予定通り、か?」
「ええ、我らがダークライの引き起こす厄介事の処理に追われて自由に動けぬ今、
あの様に自由に動ける手駒が必要ですからね。少々、小細工をさせてもらいました。」
「…あの様な奴らにやらせて大丈夫なのだろうな?」
ボーマンダは無表情ながら少し不安げに尋ねる。
「問題無いでしょう。石板を集めたところで、アルセウス様でなければどうにもできません。
持つ者の秘めた力を少し増幅し放てるくらいです。アルセウス様があのピカチュウに与えた腕輪程度と言ったところですか。」
ミロカロスは淡々と答える。
「それがあの猫に対する丁度良い目眩ましになる、か。」
ミロカロスはニヤリと笑う。
「ええ。我らの代わりに必死に石板を集めてくれることでしょう。」
それを聞きボーマンダは呆れたように言う。
「…相変わらずだな。」
「はて?何のことでしょう」
とぼけるようにミロカロスはそう言った―
上手く繋いだな。gj
279 :
名無しさん、君に決めた!:2007/02/05(月) 16:41:19 ID:GtTj7mgS
話を戻そう。
俺は人間を恨んでいる。だから野望がある。そして今に至る…はずだった。
人間を恨んでいない…そんなことは無い。
「お前は人間を恨んでいないのか」
「俺は人間に対して何の感情も持ってない。利用するためのもの。それだけだ。」
厄介な奴だ。
「まだ否定してやってもいいぜ。お前は大きな誤解をしている。」
ダークライがそう呟くと、ダークライの前に、大きな黒い塊ができた。
「それは、お前が弱いってことだよ!」
サカキはまだダークライを出してないはずだけど?
「待て、ダークライ」
サカキがダークライを片腕で制する
「このままお前が暴れては大切な商品に傷がついてしまうだろ?おいお前たち、さっさとポケモンたちを運び出すんだ」
「は、はい!」
下っぱたちが急いでポケモンたちを運び出す
「さて、ダークライ。私は忙しいので失礼するよ。まだお前を信用する理由が無いからな
こんな子ネズミどもはお前が始末しておけ。私が直接手を下すまでも無い」
「・・・わかった」
「では、お前に私の道具を貸してやろう」
そういってサカキはボールからサイホーンを出す
「ククク、私をがっかりさせるなよ」
サカキが倉庫から出て行く-----
>>259 サカキの小物臭が気になるので議論スレに沿って勝手に修正してみた
俺達は驚いた。
部屋に居るポケモンは、全て両腕両足を拘束されている。
「何よこれ…」「酷いです…」「こわ〜い…」
よく見ると、後ろに人間が居る。
「ほぅ、お前たちだな?近頃暴れているというのは」
「ピカッ!?(何!?)」
何故コイツは俺たちのことを知っているんだ?
「フッ、驚いているようだな。私も無駄な時間は使いたくない。
私の名はサカキ、お前たちはダークライを知っているな?」
「!」
「その様子だとやはり知っているようだな。ソイツにお前が我が組織を潰そうとしていると聞いてな。」
どうやら事態は予想以上に悪化しているようだ。念のために頬袋に電気を溜める
「道具か………少しは役に立ちそうだな。」
ニヤリとただでさえ不気味な外見のダークライが薄ら笑いを浮かべた。
何を考えている……?
「…サイホーンか……今はタイプ相性的に不利だな…それにあっちのポケモンは何だかわからないし…。」
赤い帽子を被っている、帽子と同じ色の服を着た人間は俺の横でぶつぶつ独り言をしている。
「行け、奴等を倒せ。」
ダークライがサイホーンに言ったのはそれだけだった。
サイホーンが突進して俺達に向かってくる。
と同時に、赤い服の人間はモンスターボールを投げて叫んだ。
「ピカチュウ、アイアンテール!」
ボールの中から飛び出してきたのは俺と同じ……それもハナダシティで見かけたピカチュウだった。
ボールから飛び出した勢いのまま、サイホーンの眉間にアイアンテールが打ち込まれる。
「僕は捕まっているポケモン達を助けたい。頼む、力を貸してくれ。」
人間は俺にそう頼んだ。
ポケモン相手に頭まで下げて。
シンオウの赤帽子といい、何故そこまでする?
「ここで時間をかけてたら、サカキ達は行方を晦ましてしまう。捕まっているポケモン達を助けられないんだ。」
突然、人間はあのピカチュウの方を振り向き「アイアンテール!」と叫んだ。
丁度サイホーンが突進してくる所だった。
あのピカチュウはアイアンテールでサイホーンを弾く。
「ピカチュウ、あの人悪い人間じゃないんでしょ?一緒に戦った方がいいんじゃない?」
「ダークライもいるし、あの人だけじゃきっと敵わないですよ!」
「やられちゃうよ〜ムウマージ、いっしょにたたかいたい〜」
俺は………。
「ピカチュウ!」「ピカチュウさん!」「ピカチュウ〜」
「………やめだ。」
「「「え?」」」
「ダークライに惑わされ、いい様に操られてた……考えるのはやめだ。」
俺はもう人間なんてどうでもいい。
だからあの時、シンオウからカントーに旅立ったんだ。
人間に復讐するためではなく、ピカチュウの名を、カントーにも知らしめるために。
「ミミロップ、ロゼリア、ムウマージ。あの人間に加勢するぞ。人間がサイホーンを止めてる間にダークライを……」
そこで俺は気が付いた。
サイホーンはあの人間と戦っている。
それではダークライは何をしている?
ダークライの方を見ると、今まさにあくのはどうを放とうとしている所だった。
味方のはずのサイホーンまで巻き込むつもりか!?
「俺の言葉がお前を惑わすためだった事にようやく気が付いたか。だが遅かったな、ゲームオーバーだ。」
「ピカチュウ、そっちの黒いのに電光石火だ!」
ダークライが悪の波動を放とうとした瞬間、赤服の人間のピカチュウが電光石火の一撃を決めそれを阻止する。
「ぐっ、このガキっ!」
ダークライは赤服の人間を睨む。
赤服の人間は得意げに言った。
「ふふん、僕が一匹だけに集中してると思った?」
「ちっ…」
ダークライは何をしていると言いたげに、サイホーンの方を見る。
「ぐ〜が、ぐ〜がが〜!」
サイホーンは赤服のピカチュウのアンコールを受けたのであろうか、無意味に尻尾を振らされていた。
「…えぇいっ! アホがっ!」
ダークライは苛立ち叫ぶ。
このチャンスを逃す訳にはいかない。俺は一気にダークライとの距離を詰め、尾を振りかぶる。
「ピカチュウ、アイアンテール!」
同じように赤服のピカチュウもサイホーンに仕掛けようとしていた。
「ピカッ!(食らえッ!)」
「ピカー!(食らえー!)」
俺と赤服のピカチュウの叫びが重なる。そして同時に鋼鉄と化した尾を互いの敵に叩きつけた。
「ぐうっ」
手応えありだ。
「ぐがああぁ…」
サイホーンが赤服のピカチュウの一撃で倒れこむ。
「ちっ、使えん道具だ」
ダークライがサイホーンが倒れたのを見て言い放つ。
「よそ見をする暇はあるのか!?」
俺は追撃の電撃を放つがダークライはそれをかわし、倒れたサイホーンの真上にふわりと浮かび上がった。
「使えん道具は…」ダークライは両手を掲げる。するとサイホーンの体が黒い球体に包まれた。
何をする気だ!?
「使えるようにするしかあるまい」
×赤服のピカチュウ
〇赤服の人間のピカチュウ
職人たちGJ!
保守ついでにage
小ネタ『私だって萌え系うさぎだもん』
ムクホークは傷つき、扱き使われてきた体を羽休めでなんとか回復してきた、
しかしそれにも限度があったのだ
「ハァ・・・今日も一人虚しく羽休め、誰か僕に愛の手を・・・」
ニャルマーとフライゴンが寝ているさなか見張り番として起きていたのだ・・・鳥目なのに
そんなとき目の前の草むらが揺れる、その音に反応するが何分鳥目ゆえ視認は困難である
「だ、誰!?」
「貴方・・・こんなに傷だらけじゃない、大丈夫?」
その謎のポケモンはそっとムクホークに近づき傷だらけの羽に手を添えた
ムクホークの眼前に長く揺れる耳が目に入る
(ま、まままさか憧れのミミロップたん!?!?)
彼女は暗闇の中ムクホークの傷を癒してくれた、その癒しがあまりに気持ち良かったのかムクホークは眠りこけてしまった
その晩、ムクホークはミミロップたんの夢を見たのは言うまでも無い
翌朝、ムクホークが目を覚ますと彼女の姿はなく目の前にはオレンの実が落ちていた
「夢・・・・・いや、この手当てのあと、夢じゃない!!」
無駄にはしゃぐムクホーク、するとまた草むらが揺れる
「ミミロップたん!?」
しかし草むらから出てきたのはミミロップではなくみずうさぎポケモンのマリルリだった
「あ、目が覚めたんですね。」
声の主を前にムクホークは固まっている
「?どうかしました?」
「・・・違う」
「え?」
「僕のミミロップたんはこんな水風船じゃなくてもっとスラッとしたナイスバディーなんだぁ!!」
ピシッと音を立て固まるマリルリ、感謝こそされどまさかこんな言い草とは思わなかったからだ
何かの物音で目覚めたニャルマーが何か丸いものに叩きつけられたであろうムクホークを発見したのは数分後の事であった
癒しってのはアクアリングってことでww
gj! 繋げるよ
サイホーンを包んだ黒い球体が少しずつ小さくなり、何かが出てくる
「行け、ドサイドン」
「グガアァァァ!」
中から出てきたのはドサイドンだった。
その姿はどす黒く、邪悪な力がにじみ出ている
「・・・来るぞ!」
「ガアァァァ!」
咆哮とともにドサイドンがロックブラストを繰り出す
「うわぁ!」「キャァァ!」
みな避けるので精一杯だ
「く・・・」
俺は岩を避けながらドサイドンとの間合いを詰め、尻尾をたたきつける
バキ!!
ギリギリのところでドサイドンが腕で防ぐ
「ガアァァァ」
ドサイドンが俺を弾き飛ばす
「チィッ・・・」
さっきよりもけた違いに強くなってる。俺のアイアンテールもほとんど効いていないようだ
「ごめん!」
「ぐはっ・・」
赤帽子のピカチュウが俺を踏み台にして一気にダークライに近づいた
(この俺を、踏み台にしただと!?)
「行け!ピカチュウ10万ボルトだ!」
赤帽子のピカチュウがダークライに電撃を放つ。だがダークライは避けようともしない
「フッ、無駄なことを」
電撃はダークライの方には向かわず、ドサイドンに吸い込まれた
「く、ひらいしんか・・・」
このままでは時間が・・・しかたない
「お前たち!ここは俺とこのピカチュウにまかせて赤帽子と一緒にサカキを追え!」
「えっ、でも・・・」
ミミロップが心配そうに言う
「俺が信じられないのか?大丈夫だ」
「でもドサイドンなら私が戦った方が・・・」
ロゼリアが前に出る
「ダメだ、サカキも強力なポケモンを持っているはずだからな」
「・・・わかったわ」
ミミロップがしぶしぶうなずき、サカキが出て行った方へ行こうとする
「おい、ピカチュウ!さっき踏み台にしたことは許す。主人にサカキを追うように伝えろ」
「は、はい!」
「そう思い通りに行くと思っているのか?」
ダークライが不適に笑い出口に悪の波動を放とうとする
「道を塞ごうたってそうは行かない!」
赤帽子のピカチュウが目がくらむほどの光を放つ
「ぬぅ・・」
「いいぞ、ピカチュウ」
赤帽子とミミロップたちがサカキは出て行った道をかけていった
「・・・・まあよいお前さえ倒せれば私の計画に支障は無い」
「お前にできるかな?」
これで戦況は2対2...
(さて、人間に育てられたコイツにどれだけの力があるか・・・)
激戦のなかブレークタイム「石板探し@キッサキ」
「アタシは寒いところが苦手なんだよ。ちょっと入れておくれ」
ニャルマーはムクホークの羽毛に潜る。
「あべぇ!冷たい!やめっ…落ち…ん?」
ムクホークは急降下してゆく。
「石板ですか?鳥の視力には感激です!」
続いてフライゴンも降下する。
ムクホークはニャルマーを降ろし、全速力で走る。
「ミミロップたんの進化前、ミミロルたんのコートだ!グヘヘ、これでミミロップたんといつでも一緒…」
「なかなかいい「コート」だねえ。」
「鳥の視力ってすごいねえ。」
ムクホークに近づく。
「えっとこれには訳が…うわぁぁぁぁ!!」
今日の技紹介
げきりん いりょく120
2-3ターンのあいだ暴れまくって攻撃する。
暴れた後は混乱する。
「ミミ…ロップたん…」バタッ
石板探しの旅は続く。
(さて、人間に育てられたコイツにどれだけの力があるか・・・)
(…どれだけの力があろうが関係は無い)
「ククク、つくづく馬鹿なネズミだ。」
「黙れ、絶対に倒す。」
「ククク、…死ね!」
次の瞬間、ドサイドンの目が赤く光り、地面が揺れだした。
「ハーハッハ!さっき追いかけた人間もポケモンも!サカキもロケット団も、
このタマムシシティも!砕け散るがいい!!」
――今まで体験したことが無いほどに地面が揺れる。ドサイドンの圧倒的破壊力をもった地震が発動する。
「クソっ、俺たちじゃ相性が不利過ぎる。何か無いのか。」
赤帽子のピカチュウがフラッシュを放つもドサイドンはまるで意に介さず、
ダークライはニヤニヤと浮いているだけであった。
なんかグダグダになってきたな
ピカチュウも自分から任せておけと言いつつ何か手はないかとか言ってるし...
まあ、リレーだから仕方ないけど
ここまでヤバいと・・
ピカチュウ達無事かな?もはやドサイドンの身に副作用とか
他力本願で切り抜ける感じになりそうだけど・・相性上ね。
ちょいボーマンダでもミロカロスでも無い乱入者を入れようと思う。
いつもの深夜まで待っててくれたら嬉しい。
>>296に期待しつつも
俺が考えてた案を書かせてくれ
あくまで案なんだけどな
>>291から
(ヒソヒソ・・・ピカチュウさん、どう考えても僕たちじゃ勝てませんよ)
(まあな)
(え?)
(俺たちの目的はサカキを倒すことだ。俺の指示に従え・・・・)
「どうした?いまさら作戦会議か?」
ダークライがせせら笑う
(・・・・わかったな)
(はい)
「行くぞ!」
「はい!」
俺たちは一気に影分身を作る
「ほぅ、たいした数だ。だがムダだよ」
「ガアァァァ!」
ドサイドンが地震を放ち影分身を消す
「ククク、そこだな」
ダークライが残った本体に悪の波動をぶつける
「ピガァ-----」
「・・・終わったな」
しかし、そこに残っていたのは身代わりの残骸だった
「フッ、隠れてもムダだ。ドサイドン地震でいぶり出せ」
「ガアァァァァ!・・・・」
「・・・何とかうまくいきましたね」
「無論だ、失敗などするはずが無い」
ピカチュウ達はサカキの出て行った通路を走っていた
「でも、よくこんなこと考えましたね」
「いや、これが最善の手だ。今回の目的はサカキを倒し、ロケット団を潰すこと。
あの巨体じゃ俺たちのことは追って来れないだろう。
もしサカキに逃げられたとしても俺たちをとめる事ができなかった
ダークライとまた協力しあうとは思えないからな」
「なるほど・・・」
「話はここまでだ、先を急ぐぞ!」
「はい!」
繰り返すけどただの案だから!
まあ待ってくれよorz
「闘いの匂いだ…。感じる、感じるぞ! 強者の気配を!」
――ロケット団アジト内
二人のロケット団がどこかに向かい急いで走っている。
「先輩、本当にあの開かずの倉庫を開く気ですか!?」
痩せた臆病そうなロケット団員が、がっしりとした体格の先輩らしきロケット団員に怯えながらたずねる。
「ああ、サカキ様のご命令だ。中にいるポケモンを運びだす」
「だ、だってあの中にいるのはとんでもない怪獣ポケモンだって…」
体格のいい団員は麻酔銃の入ったアタッシュケースを見ながら言う。
「大丈夫だ。もしもの時にはこれがあんだろ。」
「本当にそんなの効くんですかぁ? ジョウトからあれを密輸した時も、数十人の死傷者と数十匹のポケモンを犠牲にしたって…。
結局、あの時に捕獲できたのはまだその時は制御下にいた例の白い怪物の力のおかげだったらしいですし…」
はあ、と体格のいい団員はため息をつく。
「仕方がないだろ。命令に逆らえばポナヤツングスカだぞ。」
「死ぬよりましですって!」
「…ほら、お前がぶつぶつ文句を言ってる間にたどり着いたぞ」
団員達は大きな鉄の扉で封じられた倉庫の前にたどり着く。
「何か唸り声が聞こえますって〜」
痩せた団員は震えながら言う。
「大丈夫だっての。臆病な奴だな」
そう言いながら体格のいい団員は扉の横の機械にカードキーを通そうとする。
ゴゴゴゴゴ、と突然地響きが起こる。
「わわわ! 何だー!?」
「おっと…ふう、収まったか。急ぐぞ」
「もうやめましょうよ〜先輩!」
半ベソで痩せた団員が叫ぶが、それを無視し体格のいい団員はカードキーを通し扉を開ける。
ズズズと大きな音をたて鉄の扉がゆっくりと開く。
「ひ、ひいぃ、こいつが…」
中には鉄の檻、鎖、鉄球、何重もの拘束具で繋がれた大きなポケモンがいた。
銅色の鎧のような甲殻に包まれた巨大な体、睨まれただけで臆病な者は泡を吹いて倒れそうな凶悪な眼、傷を刻まれ潰れている右眼は歴戦の証だろうか。
バンギラス――そのポケモンは人間達にそう呼ばれている。
「よ、予想以上にでかいな…」
実際にバンギラスを目の辺りにして体格のいい団員も少し怯む。
「さっさと運んで…」体格のいい団員がそう言い掛けた時、バンギラスがぶちりと鎖を引きちぎる。
「な!?」
「グギャオオオォォン!」
バンギラスが咆哮をあげると室内にもかかわらず砂嵐が巻き起こる。
バンギラスは鉄でできた檻の太い柵を、針金のようにグニャリと曲げ外に飛び出す。
「くそっ!」
麻酔銃を構えようとした団員を右足に繋がれた鉄球で吹き飛ばし、そのまま鉄球を壁に叩きつけて壊した。
痩せた団員は腰を抜かし口をパクパクさせている。
バンギラスはそれを横目でギロリと見た後、興味が無さそうに痩せた団員の横を素通りし倉庫の外に出た。
ゴゴゴゴゴ、もう一度先程のような地響きが起こる。
バンギラスは嬉しそうにその凶悪な眼を輝かせると、その地響きの方に振り向き走りだした。
「闘いの匂いだ! 強者はこの先か!」
(ヒソヒソ・・・ピカチュウさん、どう考えても僕たちじゃ勝てませんよ)
(まあな)
(え?)
(俺たちの目的はサカキを倒すことだ。俺の指示に従え・・・・)
「どうした?いまさら作戦会議か?」
ダークライがせせら笑う
(・・・・わかったな)
(はい)
行くぞ! 俺がそう言いかけると室内だというのに突然、砂嵐が吹き荒れはじめる。
そして厚い壁を壊し銅色の巨大な怪獣のようなポケモンが倉庫に乱入してきた。
「な、何だ!?」
「…あんな奴がいるとは聞いていないが。まあいい邪魔だ、ドサイドンあのデカブツもやってしまえ」
ダークライがドサイドンに指示を出す。
「奴があの地響きの元か…久々の闘いだ、楽しませてもらおう。」
銅色の巨大なポケモンはドサイドンを見て呟いた後、こちらをちらりと見て言う。
「貴様らのような弱者に用は無い、巻き込まれたくなければ…む?
貴様の顔、昔我が眼を潰した宿敵が連れていた子鼠に似て…? いや、気のせいか。我が興味があるのは強者のみ、去るがいい。」
…? 何だかよくわからないが、ここはこのポケモンに任せて逃げ…ゴホン、後ろを向いて前進だ!
「ちっ、待て!」
ダークライが俺達を追おうとするが、あの銅色のポケモンに尾で叩き落とされ阻まれる。
「どこへ行く? 久しぶりの獲物だ、逃がしはせんぞ」
「ぐうっ、まずはこいつから始末してやるッ!」
チャンスだ。――
「・・・何とか逃げ切れましたね」
「ああ、予期せぬ乱入者が現われたがが失敗などするはずが無い」
ピカチュウ達はサカキの出て行った通路を走っていた
「でも、よくこんなこと考えましたね」
「いや、これが最善の手だ。今回の目的はサカキを倒し、ロケット団を潰すこと。
あの巨体じゃ俺たちのことは追って来れないだろう。
もしサカキに逃げられたとしても俺たちをとめる事ができなかった
ダークライとまた協力しあうとは思えないからな」
「なるほど・・・」
「話はここまでだ、先を急ぐぞ!」
「はい!」
ドサイドンは角をへし折られ、体もぼろぼろになって倒れている。
「つまらぬ。この程度か。」
「ちっ…使えん道具め」
「次は貴様か?」
ダークライは何かを思いついたようにニヤリと笑う。――この力、使える。
「…待て、俺と取り引きをしようじゃないか。」
「取り引き…だと?」
「ああ、そうだ。お前は強者との闘いを求めているんだろう? 俺の野望に協力すればいつか神のごとき力を持ったポケモンとも闘える」
先程まで吹き荒れていた砂嵐が止む。
「詳しく聞かせてもらおう」
「くく…ああ、いいだろう――
GJ!
保守ついでにage
保守
ちと早いが場つなぎに小ネタ。たまにはマニューラにも出番を。
―――――――――――
――シンオウ、ニューラのアジト
アジトの広間は真っ暗で何も見えない。
恐らく広間の真ん中に器用に作り出した氷のベッドの上で、たぶんマニューラが暇そうに寝転んで足をバタバタさせているようだ。
「ヒャ〜ン、暇暇暇暇ー! てめーら起きろー!」
マニューラがうるさく騒いでいると広間の上の螺旋階段状の通路の所々にある巣穴から、大方ダルそうにニューラ達がぞろぞろ出てくるのがニューラ達の暗やみに光る目でわかる。
「うっせーぞ、マニューラ! 目ぇ覚めちまったっつーの!」
「うるっさいわねー…大声出さないでくれる? あたし低血圧で…」
「まだこんな時間! ギャピ!」
他のニューラ達も口々に文句を言っている。
「ヒャハ! 起きたかてめーら! 早起きは三ポケの得って言うだろーが! グダグダ言うな、ヒャハハ! それじゃライトアーップ!」
「ビビビ!」
マニューラの声に反応して天井に吊されているレアコイルがフラッシュを使い、広間が明るくなる。
ひょいとマニューラが氷のベッドから飛び降りると、ベッドは砕け散り溶けて消えた。
「ヒャハ、それじゃ本題に入る。暇だからてめーら何かおもしれーこと考えろ、以上。」
はあぁ!? ニューラ達が一斉に怒りの声を上げた。
「自分で考えろっつーの!」
「ヒャハ! あんま怒ると毛並みが荒れるぜ? オレを見ろ、いつも明るいマニュちゃんはいつも毛並み艶々グッドコンディション! 可愛さ格好よさ美しさMAーX!」
マニューラは自慢げにポーズをとる。
「バカはほっといて寝直しましょ…」
ニューラ達は巣穴に帰っていった。
「ちっ、ノリわりーな。そーだ、今日は…ヒャハ! 糞カラスをからかいに言って来っか」
マニューラはいつものニューラ三匹を連れて、ハクタイの森に来ていた。
「結局、またオレ達が連れてかれるのかっつーの…」
「またこいつらと一緒なの…?」
「腐れ縁! ギャハ!」
マニューラに無理矢理連れてこられ、ニューラ達はぐだぐだ文句を言う。
「うっせーぞ、てめーら!」
そんなこんなでマニューラ一行は洋館にたどり着いた。マニューラは玄関の扉を乱暴に蹴り開ける。
「ヒャハハ! 糞カラス、生きてるかー!?」
その音を聞きドンカラスが機嫌が悪そうに2階から飛んで降りてくる。
「何しに来やがったんでぇ、糞ネコぉ!」
「今日はな、わかんだろ? ほら、これ…」
マニューラはわざとらしくもじもじしながら、ドンカラスにラッピングされた箱を渡す。
「? なっ!? これは…」ドンカラスは考えを巡らす――こ、これはチョコ…だが何で糞ネコがこんなものを渡してきやがる? 何を企んでやがんだ。そもそも糞ネコは野郎…。いや、待て。
もしかしたらあっしが糞ネコを見た目と性格と汚ねぇ言葉遣いで野郎と思い込んでいやがっただけで実は…。昔からの腐れ縁だが女と気付かなかった…のか? あ、ありえねぇ!
だが、あの糞ネコの頭の赤いアレは中途半端な長さしてやがって、どっちとも言えないような…。よく見りゃ顔つきも女っぽいとも言えるような…。 だが、いや、まさか。
「ひゃ〜ん、何焦らしてやがんだ? さっさと食ってくれ」
マニューラがわざとらしく顔を赤くしながら、動きが止まっているドンカラスに言う。ニューラ達は後ろでドンカラスに気付かれないように笑いを堪えていた。
「お、おう。」
ンカラスが恐る恐るチョコを口にすると…。
「!!?!??!!!」
チョコを口にするとドンカラスの顔が青くなった後、嘴がみるみる赤く腫れあがる。
「が、辛゛ぇ゛!! み゛、み゛ず、水゛〜!!!」
ドンカラスは悲鳴を上げながら食堂の方に急いで走っていった。
奥からドンガラガッシャーンと何かにぶつかって皿が割れた音と、他の誰かの悲鳴が聞こえた。
マニューラ達はその様子を見て腹をかかえて笑いだす。
「ヒャハハハハハハ! 見たかよ、アレ!? 大成功だぜ!」
「ぷっ、ぷぷ…」
「キャハハ! まさか本当に成功するとは思わなかったわ」
「マトマの実を煮込んだ超激辛ジャム入りチョコ美味しそ! プギャー!」
食堂の奥からはまだドンカラスの悲鳴が聞こえる。
「じゃっ、てめーら帰るぞ!」
「いいもん見れたっつーの」
「そーねー」
「みんなにも話してやろ! ギャハ!」
ニューラ達は洋館を満足そうに出ていく。
「…ま、詫びの品だからな」
マニューラはニューラ達に気付かれないように、そっと何か小さな箱を洋館の中にポイッと投げて置いていった。
真相、真意不明。
小ネタ『本気のビッパ』
「何でドンは僕の友達を追い出すんだお…」
とある洞穴の中でビッパは考えていた。
「今度の友達が最後だお…慎重にいくお」
そして翌日
「ドン〜!友達連れてきたお!」
一方、ドンカラスは……
「もう出っ歯の連れてくるのは信用ならんからほっときやしょ」
「ちょっと見てくるポ……ぞ」
エンペルトが洋館の扉を開けると…
「ドンー!あれ?」
「友達はどうしたんだポ……?」
「あの時のポッチャマだお!全然変わってないお!」
「う、うるさいポチャ!」
ドシーン!ドシーン!
「?」
「最後の友達のリングマ君だお!」
「何でぇ何でぇ!」
慌ててドンカラスが駆けつける。
「あ、ドン!このリングマ君は凄いお!力が強いんだお」
「へぇー…そりゃ採用…」
「zzz…」
「へ?」
「しまったお!まだ冬眠の季節だお!」
「帰れ」
続かない
ビッパネタは和むなwwwww
マニューラは結局オスなのか?ずっとメスだと思ってた
メスなんじゃねーの?
さて、話を収束させるか
一方ピカチュウ達・・・・
「・・・そろそろだな」
通路の途中には気絶したロケット団が何人か倒れていた
赤帽子たちがやったのだろう
「あの扉の向こうが騒がしいですよ!」
どうやらあそこにサカキがいるようだ
「いくぞ!」
届かないボタンは無視して一気に扉を破壊する
「イーブイ、シャドーボールだ!」
赤帽子とサカキが戦っている
ミミロップたちはなぜか後ろの方に隠れている
「あっ、ピカチュウ!よかった無事で!」
俺たちに気づいたミミロップが叫ぶ
「当たり前だ、なぜお前たちは加勢しない?」
「私たちではダメなんです。下手に近づくとボールで捕獲されてしまいます。」
よくみるとサカキが見たことも無いボールを持っている
「さっきもリザードがボールを弾いてくれなかったら・・・」
ロゼリアはアロマセラピーでリザードの体を癒していた
「私たちをかばったためにサカキのサイドンの攻撃をモロに受けてしまったんです」
サカキが俺たちの存在に気づいた
「ちっ、足止めもできないとは使えんやつだったな・・・・まあいい」
サカキがさらにポケモンを繰り出す
「く・・・」
どうやら赤帽子にはあとイーブイしかいないようだ。だが俺たちは下手に近づけない
「さて、そろそろ終わりにしよう」
サカキが攻撃の命令を出・・・
「大変です!例のポケモンが逃げ出しました!」
下っ端が部屋に飛び込んできた
「なんだと!・・・仕方ない、今日のところは見逃してやろう」
サカキはポケモンたちを戻し、部屋から出て行こうとする
「待ちなさい!逃げるつもり!?」
ミミロップがサカキを追いかけようとする
「・・・俺たちも退却だ」
「え?」
「退却だと言ったんだ。もうアジトは壊滅した、ここにとどまる必要は無い」
「そ、そうよね!」(・・・いつものピカチュウらしくないわね)
今の俺ではあのドサイドンにすら敵わなかった
いまへたにサカキを追いかけてダークライと出くわしたら・・・・
「ぴかちゅう、だいじょうぶ〜?」
ムウマージが心配そうに聞く
「あ、あぁ・・・」
・・・こんな気持ちになったのはギンガ団のとき以来か・・・
「よし、急いで外に出るぞ」
俺たちは逃げるようにロケット団のアジトを後にした・・・・
なんかしんみりとするな・・・GJ
ムウマージはピカチュウを平仮名で呼ばないんだが
×ぴかちゅう→○ピカチュウ
やっしまったぜ・・・
このままではピカチュウが金の腕輪を使いこなせないと思うので・・・
時を戻ってここはオツキミやまの手前
まだ夜が明けていないにも関わらずピカチュウは起きていた
(・・・さて、みんな寝ているな)
俺は皆を起こさないように少し離れた林に来た
適当な岩に向けて手を突き出す
キィンッと音が響いて緑色の光球が強く輝き、緑色の光が手の平から放たれた
岩に花が数本咲く
(うむ...まだまだ実践では使えないか)
俺は同じことを繰り返す
花は一本だったり大量だったりとまちまちだった
(なかなかコツがつかめないな、威力も安定しないか・・・)
その時、ひとつの石に花ではなくおおきな植物のつるが出てきた
(これは・・・いけるかもしれん)
もう一度おなじように、たださっきよりも力を込めて放つ
さっきよりもおおきなつるが勢いよく飛び出した
(これなら相手の足を止めるくらいならできそうだな・・・全力で放ってみる価値はある)
俺は力をためる。緑色の光球がいままでより大きく光る
(・・・・いまだ!)
しかし緑色の光は放たれず、さらに光が大きくなった
(これは・・・まずいな・・・)
大きくなりすぎた光は、ついに弾けとんだ
俺は反動で吹っ飛ばされる
放たれた巨大な光は小さな石にぶつかったが何も出てこない
痛みを堪えつつ顔を上げると、もう日が昇っていた
(しかたない、今日はここまでにしてみんなを起こすか・・・)
数分後・・・
さっき巨大な光が当たった石が突然動き出した
さらに石から腕のようなものが生えてくる
「ギギ・・・ピ、ピカチュウ・・」
その石はピカチュウたちが進んでいった道をゆっくり進みだした
そしてオツキミやまPCの前・・・
ピカチュウたちが入っていったオツキミやまに進んでいくその石を女の子がふんずけた
「いたッ!つまずいて ころんじゃった
ポケモンの イシツブテだわ!」
その後、その石がどうなったかは不明-----
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
どうして草むらじゃないところにイシツブテがいるのか
ずっと気になっていたので勝手に考えてみた
正直後半は本編と関係ない
GJ
age
俺も場つなぎするお。たまにはドンカラス達にも真面目な活躍させてやんないとな。ちと長くてスマン。
━━━━━━━━━━
――ハクタイの森、洋館。
ハクタイの森に住み着く、ピカチュウ配下のポケモン達が洋館の食堂に集まっていた。
「……で、奴らにも招集はかけやしたか?」
ドンカラスは珍しく真剣な表情で話している。
「ヤミカラスが無事に伝えて来たみたいポ……ゴホン、伝えてきたようだ。直に来ると思う」
エンペルトが報告する。ドンカラスは「そうか」と頷いた。
玄関の方からギイーと扉を開ける音が聞こえる。
「来やしたか」
エレキブルがドーミラーを連れて、食堂にやってくた。
「七英雄エレキブル、参上。他の七英雄は、ドーミラー以外トバリ周辺の巡視をさせているため来れん」
「ども」
「七武海とやらじゃなかったんですかい? まあ、そこの席に座って、全員揃うまで待っててくだせぇ」
「うむ」
その数分後、玄関の方から今度は扉を乱暴に勢い良く開ける音がした。
「やっと来やがったな」
普段と変わらない様子で陽気にマニューラが食堂にやってくる。
「てめーからオレを呼ぶなんて珍しいじゃねえか、糞カラス。ヒャハハ!」
「……遅刻だ。早くそこの席に座りやがれ、マニューラ」
いつもの調子で「糞ネコ」と返してこないドンカラスに、つまらなそうな顔をしながらマニューラは用意された自分の席に向かった。
「で、何の用だよ?」
マニューラは遅刻してきた事を悪びれる様子もなく、食堂のテーブルに頬杖をつきだらしなく座る。
「ぐぐ……まあ、いい」
ドンカラスはマニューラのその態度にカチンときたようだ。
だが、ハクタイ以外に住むポケモン達がいる手前、いつものようにくだらない事で喧嘩を始めるわけにもいかず、何とか自分を抑え込む。
「これで全員揃ったな。あー、この度はわざわざ遠い所から――」
「そんなのはいーからさっさと要件を言え」
マニューラはふてぶてしい態度で毛繕いをしながら、ドンカラスの話を遮った。
「いい加減にしやがれよ糞ネコぉ!」
ついに我慢の限界がきたのかドンカラスがテーブルをバンと叩く。
「ヒャハハ! さっきから気取ってやがるからだ糞カラス!」
そんなドンカラスをマニューラは嬉々として煽る。
やれやれといった感じでエンペルトが、マニューラの挑発にのって熱くなっているドンカラスを止めた。
「まあまあ……いいから本題に入ろう、ドン。」
「ぐ、そうだった。では本題に入るとしやしょう」
ドンカラスはシンオウのタウンマップを広げて食堂の壁に張りつけ、今回の要件を説明し始める。
「最近、フローゼルをリーダーにブイゼル他水棲ポケモン共が徒党を組み、海賊を名乗ってシンオウの沿岸地域のポケモン達を襲ってるんでさぁ。」
「あー、そーいやキッサキの方にも、そいつら来やがったな。目障りだったからオレとニューラ共でボッコボコにのしてやったら、それから来なくなったが。ヒャハハ」
「トバリ周辺にも現われた。俺達七人の侍で蹴散らしてやったが」
「七英雄じゃ無かったんですかい? ……ええ、あっしらも奴らを何度か追い払っていやす。ボスの手下のあっし達がいる地域はこの通り大丈夫何だが――」
ドンカラスはサインペンを器用に羽で掴み、タウンマップのナギサ周辺をくるりと囲んだ。
「この辺が問題なんでぇ」
「ナギサか。そこは俺達、荒野の七人の、ちょうど管轄外だ」
「……もう突っ込む気も失せやした。ゴホン、そう、ボスの息のかかった者が誰もいない。それをいいことに奴らナギサ周辺に本拠地置いて、好き勝手やってやがんでぇ」
「で、どーすんだぁ?」
ドンカラスはタウンマップの223番水道から少しそれた、岩場がある辺りにバツ印を付けた。
「偵察に行かせたヤミカラスの話によると、奴らの本拠地のある場所はこの辺らしい。ここを攻め込み、奴らを一網打尽にしちまおうってわけでぇ」
「なるほどな。で、行くメンバーはどうする? ここにいるポケモン全員でぞろぞろ行くわけにはいかないだろう。俺達が不在の隙を突かれるかもしれないしな」
エレキブルの問いに、ドンカラスは少し考えた後答える。
「そうだぁな。あっし、エンペルト、エレキブル、ドーミラー、それと……あんまり気が乗りやせんが、マニューラって所かね」
「わかったポ……ゴホン」
「了解だ。我ら七武海、エレキブルとドーミラー、海賊討伐に力を貸そう」
「しょーがねえなぁ。暇だしやってやるぜ。ヒャハ!」
ドンカラスは左羽でキュッと、頭の帽子みたいな羽毛を被り直す様な仕草をする。
「へっ、決まりだな。マニューラ、締めはてめえに任せやした。一発、士気が高まるようなやつをお願いしまさぁ」
「ヒャハハ! 任せな」
マニューラはテーブルに上がり、すうっと大きく息を吸い込んだ。そして荒々しく声を上げる。
「聞けえ、てめーら! これから潰しにいくのは何だ!?」
「223番水道にいる海賊!」食堂に集まるポケモン達が、マニューラに一斉に応じる。
マニューラはニッと不敵な笑みを浮かべた。
「そのとーり! 飼い主が留守の間に、番犬が間抜けなせいで住み着かせちまった害虫共だ!
オレ達、間抜けな番犬は、おっかねえ飼い主様が帰ってくる前に、害虫共に噛み付いて教えてやんなきゃならねえ――」
マニューラはテーブルから飛び降り、ピカチュウのマントにも刺繍されている雷をモチーフにした紋章を、食堂の壁に鉤爪で刻み込んだ。
「このシンオウの家主は、オレ達の飼い主であるピカチュウだってな! ヒャハハハハ!」
「おうッ!」ポケモン達が沸き返る。
そんな中、ドンカラスはぼそりと呟いた。
「あの壁、帰ってきたら奴に直させねぇとな……」――
――ドンカラス達は海賊達の本拠地周辺にたどり着く。
だが、そこにはフローゼルとブイゼル達、そして大勢の水棲ポケモン達が待ち構えていた。
「どうやら感付かれていた様で。こりゃまたすげぇ数だ」
「けっ、よゆーだ。あん時に比べりゃ何でもねーぜ! ヒャハハ!」
ドンカラスは帽子をかぶり直すような仕草をする。
「……へっ、そうだな。よし、行くぞ! てめぇら!」
――翌日、ナギサシティの海岸には大量のブイゼルと、水棲ポケモン達が気絶した状態で打ち上げられていた。
専門家達は磁場の影響だとか、環境汚染の影響だとか色々と説をのべたが、真相はわからずじまい。
ナギサシティの住民や近隣のトレーナーに記者がインタビューしたが、どれも役に立たちそうもない内容ばかりだったようだ。
その内容を幾つか紹介する。
「黒い猫みたいなポケモンが、沢山いるマンタインの背中から背中へ飛び移って、次から次へと襲ってくるサメハダーを辻斬りで倒してたよ。すごかったな」
「大きくて黒い鳥ポケモンがブイゼルの群れのみずでっぽうを避けながら、ペリッパーを何匹も撃墜していました」
「浮上してきたホエルオーに天気が荒れてもいないのに、雷が落ちてた……怖い怖い。
何かそのホエルオーには、沢山テッポウオとオクタンがひっついてて、まるで戦艦みたいだったぜ」
「鎧を着たペンギンみたいなのがフローゼルと、アクアジェットで一騎打ちしてた」
「黒い猫が何か丸い板みたいな物でサーフィンしてた」
「ブイゼル達が海岸にたくさん打ち上げられた日の夜、ハクタイシティに住んでる友達から、
何か例の幽霊屋敷から楽しそうに宴会してるみたいな音が聞こえたって、怯えて震えた声の電話きた」
以上。
━━━━━━━━━━
戦いまでちゃんと書こうと思ったけど、長くなりすぎちゃ悪いからこんな形でまとめちゃった。戦闘描写を書きたくてしょうがない。
× エレキブルがドーミラーを連れて、食堂にやってくた。
〇 エレキブルがドーミラーを連れて、食堂にやってきた。
×「あの壁、帰ってきたら奴に直させねぇとな……」〇「あの壁、帰ってきたらあの糞ネコに直させねぇとな……」
×ペリッパーを何匹も
〇ペリッパーを何羽も
orz
あん時ってのは、アルセウス戦の事?
>>329 いや、過去編だろ
議論スレみるかぎりでは
明日はバレンタイン
ドーミラーwww
保管サイト追加ね
さて、続きを書くか
タマムシPC横の林の中・・・
「ありがとう、君たちのおかげでアジトを壊滅させることができたよ」
赤帽子がしゃがみこんで俺たちに話しかける
「リザードの傷が回復したら僕たちは連れて行かれたポケモン達を追いかける
僕達の目的が同じなら、また会うかもね!」
そういって赤帽子はPCへ入っていったーーー
「ピカチュウ!私達も連れて行かれたポケモンたちを追いかけましょう!」
ミミロップが俺を急き立てる
「待て、俺達はまだどこに連れて行かれたかもわかっていないんだ
とりあえず今日休む場所を探すぞ」
「ダメよ!こうしてる間にもあのポケモンたちは何処かに売り飛ばされそうなのよ!」
あれだけたくさんのポケモンたちを運んだんだからこの周辺のポケモンたちに聞けばすぐわかるわ!」
あのひどい有様がよほどショックだったのだろう。ミミロップは一向に引き下がらない
「だが、俺達は下手にサカキに近づけない。ダークライもどう動いてくるかわからんしな」
「なによ!ピカチュウさっきから変よ?いつもなら『休んでる暇はない』なんていってすぐ出発するじゃない!
・・・もしかして『今の俺達じゃ敵わない』とか思ってるの?」
図星だ
「・・・そうとは言っていない。ただ、いままでのように考えなしにいって勝てるほ・・・」
「・・・もういいわ。」
失望したようにミミロップが歩き出す。
「私は情報を集めにいく。あなたはここでおとなしく待ってなさい」
「僕も行きます」「わたしも〜」
ぽつんと俺だけが残された
「ミミロップさん、いいんですか残してきてしまって?」
ロゼリアが心配そうに聞く
「大丈夫よ。私はピカチュウを信じてる。きっとすぐいつものピカチュウに戻るわ」
ミミロップはさっきと打って変わって元気そうだ
「ではなんであんなに強く当たったんです?」
「フフ、それはね・・・」
俺はこれからのことについて考えていた
ダークライは想像以上に強い・・・へたすればアルセウスの時のように・・・
ふと、あの時の戦いの記憶がよみがえる
・・・もしやられたら、それで終わりだ。今の俺に皆を守るだけの力があるのか・・・
ふと、金の腕輪が目に入る。あれから皆に気づかれないように訓練してきたが、いまだにうまく使いこなせていない
・・・そうだ、俺はアルセウスと戦うときでさえ負けると思っていなかった。仲間達を信じていた
いつの間にか俺だけで戦っているつもりになっていたのかもな・・・
俺はミミロップ達を追いかけようと立ち上がる
ん・・・・?
鼻の上に冷たいものが落ちる・・・雪だ
そういえば明日は何の日だったか・・・
結局サーフボードwwwww
ドーミラーwwwもう進化しちゃえよwwwwww
「ねえ、何をする気何ですか〜?」
ミミロップ達はタマムシシシティを人間達に見つからないように、路地裏から路地裏へと進んでいた。
「……うん、あっちね、近いわ」
ミミロップは鼻をくんくん言わせながら、どこかを目指している。
「ミミロップさんってば〜!」
ロゼリアの問い掛けを無視し、ミミロップはどんどん歩いていく。
「あ、あったあった」
路地裏から表通りを覗き込んだミミロップが、嬉しそうに小声で言う。
え? とロゼリアも同じ方向を覗き見ると、その先にあったのはタマムシデパートだ。
店先で人間達がチョコレートを売っている。
「……あのー、何をするつもりですか?」
嫌な予感がして、ロゼリアは不安そうに訪ねる。
「ちょっとあれを拝借に」
「え!? 、もがもご――大声を上げそうになったロゼリアの口を、慌ててミミロップが塞ぐ。
「しーッ!」
「ミミロップ、どろぼ〜?」
「ち、違うって!」
ミミロップはロゼリアを離し、ジャラッと何かを取り出した。
「これとすり替えるの。堂々と買いになんて、行けないでしょ?」
「それ、人間のお金ですよね? そんなものどこで……」
「ちょっとねー」
――関係無い話だが、自宅から財布等の窃盗の被害を受けたと、ハナダシティ在住の有名なポケモンマニアのM氏から、警察に届け出が出されたという。
しかし、M氏宅に証拠は残されておらず、事件は迷宮入りとなった。
「何でやー!?」と涙ながらにM氏は語る――
「じゃあ、ムウマージちゃん、例のアレで援護お願い」
「うん」
「ちょ、ちょっと」
ムウマージが怪しい光を放とうとするが、
「きゃーっ!?」
突然、人間の悲鳴がした。
「な、なに〜?」
「み、見つかった!?」
「いえ、こっちを見ていません。どうやら違うようです」
ミミロップ達は人間が悲鳴を上げたほうを見る。
すると、でっぷりと太った大きな黒いポケモンが、大きな足音を立ててデパートを目指していた。
「に、逃げろ! カビゴンだー!」人間達が逃げ出す。
「お、お、美味しそうな甘い匂いがするでよ〜」
どうやらチョコレートの甘い匂いにつられ、人里にやってきたようだ。
カビゴンはチョコレートが並べられた棚を持ち去ろうと、手を伸ばす。
「このままじゃ、ぜんぶとられちゃう〜?」
「ええ! ……させない!」
ミミロップは駆け出す。「ちょ、ミミロップさ〜ん!」
ロゼリア達もそれを追う。
「待ちなさいッ!」
「んあー? お、お、お前ら、誰?」
ピザの登場のようです。
おお、リアルタイムじゃないか!ガンバ!
一応続き考えてたからチョコ手に入れるところで止めてくれると嬉しいな
「アンタねー、独り占めなんてダメなんだから!」
ミミロップはビシッとカビゴンを指差す。
「お、おでは腹減ってるんだな。こ、こ、こ、これは絶対に渡さないんだな」
カビゴンは固くチョコレートの棚を抱え込む。
「説得は駄目そうですね」
「仕方ないわ。それなら力付く!」
ミミロップはカビゴンの方に駆け出す。
何だか最近ピカチュウさんに似てきましたね――ロゼリアは呟く。
カビゴンの手前でミミロップが低く跳ね、飛び蹴りを繰り出す。
しかし、
「ぜ、全然痛くないでよ」 カビゴンの大きなお腹にボヨンと跳ね返された。
「んな!?」
体勢を崩されたミミロップは、背中から地面に落ちてしまった。
「いたた……何、あれ!?」
チョコレートの棚を脇に置き、カビゴンはぽりぽりと蹴られた部分を掻く。
「厄介なお腹ですねー……」
「トランポリンみたい〜」
「た、食べる邪魔するなら、おでも容赦しないでよ」
戦闘体勢に入ったカビゴンが、地面を両腕で叩くと、コンクリートの地面にヒビが入り地が軽く揺らいだ。
とんでもない馬鹿力だ。
「ねえ、私達もしかして……ピンチ?」
「……ええ」
「やばいかも〜」
カビゴンはその細い目を吊り上げて地面を揺るがしながら、ミミロップ達に近づいてくる。
「ど、どうしよ……」
「あは、あはは……」
「ぜったいぜつめ〜」
そんな時、
「ラフレシア、痺れ粉です」
お嬢様風の、和服を着た人間の女性がラフレシアを繰り出し、カビゴンを麻痺させた。
後ろにはたくさんの女性トレーナー達がずらりと並んでいる。
「お、お、お、お、お〜?」
麻痺したカビゴンを女性トレーナー達が取り囲む。「女の敵に鉄槌を。皆さん、やってしまいましょう」
お嬢様風のトレーナーが、女性トレーナー達に笑顔で指示する。
「は〜い!」とカビゴンをボコボコ蹴り始める女性トレーナー達。
「な、何なの〜?」
「さ、さあ?」
「たのしそう! ムウマージもやってこよ〜」
「私もやってこようかな」
ミミロップとムウマージも、こっそりそれに加勢する。
数分後、ボロボロになって気絶しているカビゴンが、そこに残されていた。
「……よく分かりませんが、女性は怖いということですかね」
「ひゃ〜、女は怖いな〜。僕が手伝うまでもなかったや」
そう言いながら、あの時の赤服がミミロップ達の方に駆けてくる。
「ミュ……(あれは……)」
「や、また会ったね。君たち」
フレンドリーに赤服はミミロップ達に挨拶する。
そしてカビゴンの方へ、近づいていった。
「……さて、こいつも何かかわいそうだし、ポケモンセンターに連れてってやるかな」
気絶しているカビゴンの額に、モンスターボールを直接コンとぶつけ、赤服はカビゴンを捕まえた。
「それじゃあ」
手をひらひらミミロップ達の方へ振ると、赤服はポケモンセンターの方に走っていった。
「……行ったわね。よし、人の少ない今のうちにチョコを取って来ましょう」
「は、はい」
「うん」
━━━━━━━━━━
じゃあ、後は任せたよ
GJ!あとはまかせろ!
ただ、いま外出しているからいつもの時間まで待ってくれ
確認だけどもうヤマブキに出発しちゃっていいかな?
いいんじゃね?>ヤマブキ
またマサキかw
期待
危うく明日になってしまうところだった・・・
(確かにこっちのほうに行ったはずなんだが・・・)
俺は皆を追いかけて林の奥に来た。
が、なかなか見つからず、かなりの時間が経ってしまった
「どうやら仲間はいないようですね。」
この声は・・・
「・・・ミロカロスか。何のようだ?」
「ダークライのことについてです。事態は私たちが予想していた以上に深刻になってしまいました」
ミロカロスの顔にいつもの余裕は無い
「どういうことだ?」
「ダークライとバンギラスが手を組みました」
・・・バンギラスとはあの銅色のポケモンのことだろうか?
「時間が無いので単刀直入に言います。あなたはダークライの件から手を引いてください」
「・・・なぜだ?」
「ダークライの強さはさっきの戦いでわかったと思います。
しかし、あのバンギラスというポケモンは戦闘能力だけ見ればダークライと同等、もしくはそれ以上です」
「それで逃げ・・・いや、後ろから誰も追ってこなかったということか・・・」
「そうです、もうあなたたちのことなど眼中に無いのでしょう。
やつらはヤマブキシティに向かっています。たぶんそこにいるロケット団のボスを倒し、乗っ取るために・・・
やつらの力なら難しいことでは無いでしょう・・・」
「・・・悪いが俺は手を引くつもりはない。」
「なぜです?これは私たちの問題、あなたたちにそこまでしてもらう必要はありません」
「勘違いするな、俺の目的は世界を征服すること、ただそのために邪魔なヤツを潰すだけだ。」
「しかし・・・」
「さっきから何の話をしているの?」
振り向くとミミロップが不機嫌そうに立っていた
(先を越されたわ・・・これじゃ渡しづらいじゃない!)
「ピカチュウさん!ポケモンたちの連れて行かれた場所がわかりました!」
「ガーディからきいた〜ヤマブキシティだって〜」
続いてロゼリアとムウマージが出てきた
「・・・そういうことだ。おれたちもヤマブキに向かう」
「そうですか・・・恩にきます」
「だからお前たちのためにするわけではないと言っているだろ!」
「フフフ・・・あなたにこれを渡しておきますわ」
ミロカロスがわざと皆に聞こえるようにそう言うと、俺に白い箱を渡した
「きっとあなたたちの役に立ちますわ。でもいざというときまで絶対開けないで下さいね」
(キ〜なによッ!また貢ぎもの!)
「それでは・・・」
ミロカロスは去っていった
「・・・ところでお前の持っているものはなんだ?」
俺はミミロップの手にある箱を見る
「な、なんでもないわよ!」(何言ってるのかしら私!)
ミミロップが慌てて後ろに隠す
「そうか・・・まあいい。すぐヤマブキに向かうぞ」
「・・・どうやらいつものピカチュウに戻ったみたいね」
「それでこそピカチュウさんですよ!」
「ぼわ〜ん」
俺たちはヤマブキシティに向かったーーー
「・・・・いいのかパルキア?あれを渡してしまって」
ボーマンダとミロカロスがピカチュウ達を見下ろしている
「この際しかたがないでしょう。このまま戦いに挑んでも勝てる見込みは限りなく低いです・・・
「だが・・・」
「こうなってしまった以上、あの猫には犠牲になってもらうしか道はありません。わが主が復活しなければ本当に世界が終わってしまいます・・・」
「そうだな・・・」
一方その頃ニャルマー達もカントー上空に来ていた
「もう下におりようぜ。俺もうなにも見えねえよ・・・」
「我慢しな、あと一枚なんだ。ここら辺のはずなんだけどね・・・」
もう日はすっかり沈んでいる
「あぁ!今日はバレンタインだってのに一日中飛びっぱなしだよ・・・ん?こ、この匂いは!」
ムクホークは急降下していく
「石板を見つけた・・・わけではないでしょうね」
フライゴンももうムクホークのことを理解したようだ
「だろうね、しかし鳥目でなにも見えないはずなのによくあんなことできるね・・・
しかたない、アタシ達も降りるよ」
フライゴンも急降下する
ムクバードは地面で伸びていた。横には地面に激突したであろう穴ぼこができている
「ったく、鳥目だからってこんなことするから・・・」
そのとき、石板が強く反応する
「これは・・・」
周りを見渡すと、白い箱から黄色い石板がはみ出していた
「へぇ、アンタも役に立つときがあるんだね」
ニャルマーが石板に手を伸ばす
「もう、何なのよいったい!」
ミミロップが叫ぶ
「急に空から何か降ってくるのだもの・・・」
「アンタ、ミミロップじゃないかい。」
「え、あ、あなたニャルマー!」
(ということはさっきの箱はコイツらのだね・・・)
ニャルマーが気づかれないように素早く箱を元に戻す
「・・・なぜお前たちがここにいる?」
俺がニャルマーに問う
「アタシたちは特に役割を与えられて無いからね、仲間集めさ。それでこいつはフライゴン」
「そうか・・・ちょうどいいところにきた。これから俺たちは・・・」
俺はニャルマー達に今までのことを話した
「・・・なるほどね、そういうことならアタシたちも協力させてもらうよ」
「ありがとう!」
ミミロップは嬉しそうだ
(・・・それにしてもそのバンギラスが気になるね・・・もしかしたら・・・・)
「で、アタシたちは何をすればいいんだい?」
「皆で一緒に行っても目立ちすぎる。お前達はロケット団の居場所がわかり次第、空から侵入してくれ」
「う〜〜ん、ミミロップたんのチョコ・・・」
忘れていた、ムクホークが伸びたままだった
「んっ・・・チョコ?」
そうか、そういえば今日は・・・
(チャンスッ!)
「ピカチュウ、これ、私から・・・」
ミミロップが俺に小さな箱を取り出す
「さっきはミロカロスがいて・・・渡しそびれちゃって・・・」
そういうことか
「わ、わざわざこ、こんな物まで用意してくれなくても・・・」
「ピカチュウ、あかくなってる〜」
「あ、赤くなってなど・・・」
最近、ムウマージまで俺をからかっている気がする・・・
「いつまでたっても素直じゃありませんね」
「いつもアンタこんな調子なのかい?」
くッ、ニャルマーまで・・・
「う、うるさい!さあ、夜が明ける前にヤマブキに行くぞ!」
「「「は〜〜〜い」」」
「それと・・ミミロップ・・ありがとう」
ぼそりとつぶやく
「え?」
「いや、なんでもない」
戦いの時は近い!
ーーーーーーーーーーーーーーーー
結構長くなっちまった・・・
GJ!
GJ!
保守ついでにage
age
357 :
名無しさん、君に決めた!:2007/02/15(木) 22:18:21 ID:CcTJqwJP
その頃鋼山の洞窟では
「メタグロス様、大変です。」
「どうしたのだ、ダンバル。」
「黒いボスコドラが鋼山をの破壊しにきました。」
「グオオオオオオオオオ。」
「破壊光線。」
「グオオオオオオオオオ。」
「破壊光線がきいてない。」
黒いボスコドラには闇のオーラが出ていた。
続きは誰かが書いてね。
と、いう内容のアニメをシルフビルのロビーで二人のロケット団員が暇そうに見ていた。
「何だこれ」
「『超蟹機神メタグロスG』って言う新しく始まったアニメらしいですよ。この後、銀色のメタグロスが助けに来て――」
「ふーん」
そう言うとロケット団員はチャンネルを変えた。
「あっ、ひどいっす! これから面白いところなのに!」
「アニメに興味無し」
↓以後、続きは
>>353からの普通の流れ
下らないネタばかり思いつくから困る。場つなぎにもならんかもしれんがドゾー
『超蟹機神メタグロスG(グレート)』
♪OPテーマ
地を揺るがす 青鋼の蟹 スーパーポケモン メタグロスG
無敵の力は 正義のために 必殺鉄拳コメットパンチ
だけど炎にゃ滅法弱い オーバーヒートとか勘弁な
それに地面も大嫌い 泥をかけられ大騒ぎ
今日も戦え 平和の為に ネンドール幻人全滅だ
けっきょくぼくが いちばんつよくて すごいんだよね 超蟹機神、メタグロスG!
この番組の提供は デボンカンパニー でお送りしています
続かない
CM
戦え!超蟹機神メタグロスGソーセージ!一箱に超蟹機神メタグロスカード一枚入りだ!
君も、食べて強くなれ!○印、超蟹機神メタグロスGソーセージ好評発売中!
361 :
357:2007/02/16(金) 17:22:30 ID:/dgZV0ze
スマン、やっぱり自分で書く
「バカな、ワシの破壊光線が効かない。」
「グオオオオオオオオオ。」
「ならば、サイコキネシス。」
「グオオオオオオオオオ。」
「サイコキネシスも効かない。」
「グオオオオオオオオオ。」
メタグロスは黒いボスコドラの攻撃をくらった。
「グハ。バカな。」
続く
うん、スルーで
363 :
357:2007/02/16(金) 17:58:39 ID:/dgZV0ze
「何故、効かぬのだ。ならばコメットパンチ。」
「グオ。」
「効いた。でもなぜ、コメットパンチは効いたのだ。」
「オレが教えてやろう。」
「誰だ。」
「我が名はミュウツー。ソイツはダークライに作られたボスコドラだ。オレは昔は悪だったけど、
誰かにやられて、正義と言う物を知って、依頼屋をやっているのだ。ソイツは弱点しか、効かない
のだ。もう一度コメットパンチをやるのだ。」
「コメットパンチ。」
「グオ。」
「やったあ、倒したぞ。」
「よかったですね。」
「ではさらばだ。」
終わり
ピカチュウ死ね
―ハクタイの洋館。
ドンカラスが暇そうにビッパとテレビを見ていた。
「何ですかい、このアニメ?最後に変な、恨み言を漏らす電気みたいなゴーストポケモンも映ってたような…」
「『超蟹機神メタグロスG』だお。前作の『蟹機神メタグロス』より数倍パワーアップしていて…」
「ふうん」
ビッパの説明を興味無さそうに聞き流し、チャンネルを変えるドンカラス。
「ああっ、ひどいお!今日はスペシャルで二本立て何だお!この後、特別出演で鋼の王ダイゴも出るんだお!」
「アニメに興味無し。しかし、この変な電気ゴーストポケモンは画面を変えても消えやせんね。
画面焼けですかい?お、そろそろ『記録でゴン!』の時間ですぜ」
「せめて録画して欲しいお…」
「そんな立派な機能はここのテレビにはねえよ」
続かない
366 :
357:2007/02/16(金) 21:36:25 ID:/dgZV0ze
スマン、コメットパンチは鋼タイプの技だった。
じしんをつかった事にしてくれ。
>>366 いちいちスレを上げるな
わざとやってるのか、sageを本当に知らないのかどっちだ?
レスを投稿する時の『Mail(メール)欄』に、『半角の小文字』でsageと入れればスレが上がらない
■終了ですー。
369 :
名無しさん、君に決めた!:2007/02/17(土) 11:13:38 ID:t5cpKeTK
>>367
日本語でおk
完全スルー確定
消えろ
371 :
名無しさん、君に決めた!:2007/02/17(土) 11:39:50 ID:t5cpKeTK
ムリ
お前らさわらないで黙ってスルーしろって・・・
どうしても気になる奴はNGIDに入れて見えないようにしとけ
373 :
名無しさん、君に決めた!:2007/02/17(土) 14:07:26 ID:t5cpKeTK
その頃空の柱では
「レックウザ。」
「お前は、デオキシス。」
「そうだ、デオキシスだ。」
「何しに来たのだ。」
「お前をダークライを倒しに行く仲間にしようと、思ったのだ。」
「いいだろう。」
こうして、レックウザとデオキシスは新月島へ向かったのだ。
誰かが続きを書いてくれるといいな。
ボカーン
レックウザとデオキシスは死んだ
376 :
名無しさん、君に決めた!:2007/02/17(土) 15:45:24 ID:t5cpKeTK
と言うのはウソ
377 :
373:2007/02/17(土) 16:02:09 ID:t5cpKeTK
だれも書いてくんねーから、自分で書く事にした
レっクウザとデオキシスは新月島へついたのだった。
「やっとついたか、デオキシス。ん、ダークライがいないぞ?」
「仕方がない。帰るか、レックウザ。」
「そうだな。」
こうしてレックウザとデオキシスは無事にかえったのだった。
終わり
わかってると思うが
>>377はスルー、完全無視だからな
379 :
名無しさん、君に決めた!:2007/02/17(土) 16:07:18 ID:t5cpKeTK
わかってない
ここの住人は精神年齢高いから酷くはならないと思うが・・・一応
※たまに空気よめない奴がくるけど絶対にスルーしてください※
・・・こんなこと書いてる俺が消えた方がいいな。
今日の推奨NGID ID:t5cpKeTK
専ブラじゃなくて透明あぼーんできない方も徹底スルー体制を心がけてください
さて、いま続き考えている人いる?
いなければ俺が明日の夜までに書こうと思うのだが
もし考えている人がいたら一言いってくれるとうれしい
ういっす、頑張れ
新・ビッパの挑戦
「あ、星の○ービィの再放送やってる」
今日も今日とてドンカラスはハクタイの森の屋敷でテレビを見ていた
「・・・・なぁエンペルト」
「何ポ・・・何だ?」
「このデデデって奴お前に似て」
「似てない!!!」
「そうクァ〜?」
そしていつも通りに意気揚々と飛び込んでくるビッパ。
「ドンカラス!!今日は本当にすんごい友達連れてきたお!!」
「あ〜ぁ、○ービィ終わっちまった」
「無視するなお!!いいから来るお!!」
「へいへい・・・」
「こ、こいつは・・・!?」
そこには青い体に仮面とマントをつけた任天堂キャラで一番格好良い(俺的には)騎士がいた
「友達のメタ○イト君だお!!」
「馬鹿な!?あれはアニメの話の筈・・・つーかゲームの・・」
「フッフッフ、驚いたお?凄いだお〜www」
「本物なのか?」
「見せてあげるお!」
するとメタ○イトは翼を広げ、昼でも暗いハクタイの森をスイスイと飛び回る
「こ、これは凄・・・・ん?なんだその耳?」
「ギクッ!?」
そのメタ○イトから丸い耳が生えていた、怪しく思ったドンカラスはお得意の泥棒で(失敬な)彼の仮面を掠め取った。
「・・・・ってマリルじゃねえか!!しかも羽は背中にズバットだとぅ!?」
「ば、バレたお!!」
「とっとと帰れ!!」
「全く・・・あいつ等と来たら・・・何やってんだエンペルト」
「ハッ!?」
そこにはデデデ○王のコスプレをしているエンペルトの姿が・・・
終
確かにエンペルトはデ○デに似てるなwwww
乙。
空中から強襲してくるちからもちマリルって結構脅威な気がする
――森の洋館。
いつものテレビのある部屋で、ビッパがごそごそやちている。
どこから持ってきたのだろうか、ビデオデッキを設置しているようだ。
配線が終わり、ふう、とビッパはため息をついた。そしてビデオデッキに何やらビデオを入れる。そのビデオは――
小ネタ『超蟹機神メタグロスG 第一話』
やあ、僕は何の変哲もない普通のトレーナー、ハガネ カニヲ。
ただ普通のトレーナーと違うところは、青蟹機神メタグロスのパイロットってところかナー。
ご存じの通り、悪の総統オキードは前作でもう倒しちゃったから、今は特にすることが無いニート何だけどね。
でも、家にいたら家族から白い目で見られるから、今日は公園をブラブラしてるのだ。一応、世界を救った元ヒーローなのに、世間って冷たいよね。
――カニヲは、やるせない気持ちで公園のベンチに座っていた。
時折、そんなカニヲを、通りすがりの子どもの集団が指をさし、笑いながら走っていく。
だが、今のカニヲには怒る気力も無い。落ちぶれた英雄――世間でカニヲはそう呼ばれていた。
「はあ、これで今日、子供たちに指をさされ、笑われながら走り去られた回数は15回目……」
カニヲはうつむきながら、ぶつぶつと呟いている。道行くミニスカートや大人のお姉さんが、明らかにカニヲが座るベンチの近くを避けて歩――ぶつん
突然、テレビの電源が落ちる。「な、何でぇ、この陰欝とした内容のアニメは。やめやめ!」
いつのまにかドンカラスがテレビのリモコンを持って、ビッパの後ろに立っていた。
「あっ! ひどいお!」
「うるせえ、これからあっしは仁義無き決闘と極道の♀達のビデオ見るんでえ。」
「そんなおっさん臭いの見たくないお……。ビデオデッキをゴミ捨て場から拾ってきたのは僕なのに、ひどいお……」
続かない
「もう夜明けか・・・」
俺たちはヤマブキに着いた
明らかに他の町とは様子が違う、ロケット団が平然と街中を歩いている
「これではうかつに動けませんね」
ロゼリアが疲れた声で言う。一晩走って来たのだから無理もない
「仕方がない、ムクホークと俺でポケモンたちが連れて行かれた建物を探す」
「なんで俺が・・・」
ムクホークがあからさまに嫌そうな顔をする
「アンタ伸びててほとんどフライゴンに運ばれてたじゃないかい。」
「その通りだ、それに俺たちだけなら目立たず動ける。」
俺がムクホークに掴まる
「空から探せばすぐ見つかるだろう。お前たちはその間に体を休めておけ」
「「「は〜い」」」
俺とムクホークが空へ飛び出す
数分後・・・・
「あそこだな…」
俺とムクホークはこの町でも一際高いビルの正面に来た
「どうしてわかるんですかい?」
「このあたりでわざわざ入り口に見張りをつけているのはあそこだけだ。皆の所に戻るぞ」
俺たちが戻ろうビルに背を向けたとき
「何だお前は!普通のポケモンではないな!」
見張りの怒鳴る声が響く
(まずい、見つかったか?)
ほお袋に電気を溜める
「ククク…朝から騒々しい、しばらく眠っていろ」
見つかったのは俺たちではなかった
振り返ると、すでに黒い影が見張りを眠らせていた
「あ、あいつがダークライ?」
ムクホークにも奴の力が伝わっているようだ
「そうだ、もう時間がない。急いで皆を呼んでこい」
「わかりやした!」
ムクホークが急いで飛び出す
(どうやら俺には気づいていないようだな・・・)
ダークライがビルの中に入っていく
(・・・しかし、なぜバンギラスが一緒にいない?自分ひとりで十分ということか…)
ダークライの姿が見えなくなった。騒ぎが起こらないところからすると片っ端から眠らせて進んでいるのか、それとも・・・
考えを巡らせているうちにミミロップたちが到着した
「ここね、ポケモンたちがいるのは」
ミミロップが小声でささやく
「そのはずだ、ムクホークから聞いたと思うが状況が変わった。皆で正面から突っ込むぞ。」
「そんなことしたらすぐ見つかってしまわないかい?」
ニャルマーが俺に問う
「いや、騒ぎが起こらないところからするとダークライが片っ端から眠らせて進んでいるようだ。今なら最低限の戦闘で済むだろう」
俺はみんなの顔を見回す
「・・・わかっていると思うがダークライの力は強大だ。下手すれば命の危険もあるだろう…。それでも俺についてくるか?」
「当たり前じゃない!」
「今までだってずっとそうだったじゃないですか。」
「わたしはピカチュウしんじてる〜」
・・・聞くまでもなかったな
「アタシもいまさら引かないよ」
「ぼ、僕だって!」
「俺も(ミミロップたんのいく所なら)何処までも!」
「よし…いくぞ!」
「「「おーーーー!」」」
俺たちはビルの中へと入っていったーーー
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
せっかく攻略本まで引きずり出してシルフの道順調べたのに
中まで行けなかった・・・・
>>389 何かギャグ漫画日和っぽいなw
>>390-392 GJ!
ついに突入か。
バンギラスは一体どこへ?レッドとグリーンは来るのか?
楽しみだ。
定期age
>>392 ムウマージの一人称は「ムウマージ」な。
でもGJ!攻略本まで出してくるとは乙な限りです。
GJ
「本当に誰もいませんね・・・」
「これならすぐに追いつけそうね」
ビルに入って数分・・・まったくロケット団の姿は見えない
「でもわざわざ見張りまでつけているのに中に誰もいないなんておかしくないかい?」
「・・・・・・」
・・・奴が眠らせて進んでいるなら眠りこけたロケット団が倒れていてもおかしくないはずだが・・・
「もし罠だとしても進むしか・・・・止まれ」
人間の声だ・・・あの部屋の中からか?
「今の内に逃げましょう!」
「いや・・・下手に動いて奴らに見つかったら何されるか・・・」
「駄目よ!さっき上に進んでいったロケット団の目は普通じゃなかったわ・・・
まるで何かに操られてるみたいに・・・」
「しかし、あのツンツン頭の子がまだ上から戻って来ていないじゃないか!」
「それは・・・」
「・・・!ピカチュウさん!今の話が本当なら!」
「あぁ、シオンタワーの時と同じだ。」
ツンツン頭とはカメールを持っていたあいつだろうか・・・無事だといいが
「先を急ぐぞ!」
その頃ビル上層・・・
「ククク…所詮人間などこんなものか」
「く、くそ・・・」
ツンツン頭がボロボロになったカメックスをボールに戻す
「お前もこいつらと同じように俺の手駒となれ!」
ツンツン頭をどす黒い霧がつつむ・・・
「うっ・・・」
「ククク、これで邪魔者はいなくなった・・・」
・・・感じるぞ・・・我に匹敵するほどの強者の気配だ・・・
「・・・まだ、残っていたか。お前の出番だ」
グギャオオオォォン・・・
戻ってピカチュウたち・・・
「そろそろ追いついてもいい頃だ。ここからは静かに行くぞ」
「さっきから気になってたんだけど・・・このパネルって踏んだらどうなるのかしら?」
「前と同じだ、どうせまたどこかに飛ばされ・・・・」
「きゃあ!」
またか
「どうします?」
「仕方がない、俺たちも行くぞ」
俺たちは広めの部屋に飛ばされた
「大丈夫か?」
「う、うん・・・」
「どうやらパネルからパネルへ一瞬で移動できるみたいですね」
「時間がない、急いで戻るぞ」
俺が飛ばされてきたパネルに乗ろうとしたとき
「グギャオオオォォン!」
轟音とともに砂嵐が吹き荒れる
「何!?」
「・・・くるぞ!」
GJ
バンギキタ―――――(´・∀・`)――――――!!
GJ!!!!
保守ついでにage
404 :
名無しさん、君に決めた!:2007/02/22(木) 21:53:04 ID:GwtQ9/RM
バンギラスVSピカチュウに期待
「ぺっぺっ、くちにすながはいっちゃったよ〜!」
「痛たた! 何なんですか、これ!?」
吹き荒れる砂嵐が俺達を飲み込み、傷をつけていく。
奴が――バンギラスが砂塵の向こうから、大地を踏みならしながらゆっくりと姿を現わした。
そして俺達を品定めするように眺めた後、ふん、と鼻を鳴らす。
「……塵芥共ばかりか。」
バンギラスはつまらなそうに、そう呟いた。
「え? 何? どういう意味?」
よくわからなかったのか、ミミロップがロゼリアに、バンギラスの言葉の意味を尋ねる。
「えーと、『ゴミ』って意味ですかね」
「何ですってー!」
自分がゴミ呼ばわりされたことを理解したミミロップは怒り、ロゼリアの胸ぐらを掴み上げた。
「い、言ったのは僕じゃないですよ〜!」
「あ、そうだった」
ぽろりとロゼリアを離すミミロップ。
こんな時に緊張感の無い奴らだ。
「あの片方潰れた眼、銅のような体色、間違いない。あいつは……」
ニャルマーが足を震わせながら、バンギラスを見ている。何だ?
「そこの鼠」
バンギラスが俺を睨む。
「……何だ」
負けじと俺もバンギラスを睨み返す。
「あの者から話は聞いている。貴様を追い詰めれば、神のごとき力を持った強者が姿を現わすと。弱者をいたぶるのは我の本意では無いが――」
砂嵐が一層強く吹き荒れ始める。
「強者との戦いは我が望みなり! 貴様には犠牲となってもらおう!」
バンギラスが咆哮を上げる。
奴の狙いは、俺が窮地に追い込まれた時に現われるであろう、ディアルガとパルキアのようだ。
戦いは避けられそうもない。――どうするか。
「……お前達。ここは俺に任せて先に行け」
幸か不幸かバンギラスの狙いは俺だけだ。
後にダークライとの戦いも控えている。ここでミミロップ達を疲弊させるわけにはいかない。
それに――“神の加護”達が俺にはついている。それにも期待させてもらうとしよう。
「でも――」
「俺は大丈夫だ、早く行けッ!」
「は、はいッ!」
GJ!繋げるよ
砂嵐が容赦なく俺に吹き付ける
…長引けば俺に勝機はない
「いくぞッ!」
皆に背を向けバンギラスに突っ込む
「一人で挑もうというのか…身の程知らずが」
腕を振り上げ、投げるようにバンギラスが黒い波動を放つ
「くッ…」
体を捻り、ギリギリのところでかわす。轟音が耳をつんざく
もし当たればただではすまないな…
奴に近づくほど砂嵐が強くなる
「身に傷が付こうと尚も我に向かってくるか…」
「悪いが、お前の望み通りになるつもりはない!」
鋼の尻尾を奴に叩きつける
ガキッ!!
鈍い金属音と共に攻撃した俺の方が吹き飛ぶ。尻尾が痺れる
「愚かな…その程度の力では我に傷ひとつ付けられまい。」
…確かに俺が攻撃したはずの場所には傷ひとつない
生半可な攻撃は奴に効かないか…
すでに俺の体は砂嵐で傷だらけだ。少しでも砂嵐から逃れるために一度距離をとる
「これだけ力の差を見せてもまだ諦めぬか。」
この砂嵐では電撃も奴に届かないだろう…
…あの技に賭けるしかないな
金の腕輪に力を込め、緑の光弾を奴の足元に放つ
「ほぅ、何をする気だ?」
緑の光弾が地面にぶつかる
…うまくいってくれ
一気にツルが飛び出し、バンギラスの足に絡みつく
「この程度では無駄だと…」
言葉の途中で奴が口を閉じる、すでに俺は凄まじい電気を帯びて奴に向かって走り出していた
「これでは動けんな…なかなかの攻撃だ…面白い!」
奴が攻撃を捨て完全な防御の姿勢にはいる
「来るがいい!」
「喰らえッ!」
ボルテッ・・・・
ドクンッ
…なんだこの感覚は
俺の中の何かが…本能とでもいうのだろうか…俺の体を支配する
・・・・・
奴に突っ込む瞬間、ボルテッカーを解き奴の上に飛ぶ
「なんだとッ!」
「…お前の目を潰させてもらう」
尻尾を奴の残った目に叩きつける
グアアァァァ…..
砂嵐が収まる
勝った…奴も目が見えなければ戦えまい
…しかし何だったんだ今のは…俺の意思では無かった
「…今の攻撃…やはり似ている…」
・・・!
奴は何事も無かったかのようにそこに立っていた
目も元に戻っている
…さっきのは身代わりか−−−
「まさか以前と同じ方法で目を潰されそうになるとはな」
何を言っている?
これはクオリティ高須クリニックですね。
GJ
世界観が頭の中に浮かんでくるようだな・・・。
とにもかくにもGJ
保守
バンギラスは狂喜の声を上げる。
「血沸き、心踊る……我が心が疼く、疼きおるわ! 同じ種族! 同じ身のこなし! その小さき体でよくぞそこまで! またこの様な者と合間みえるとは! 愉快だ――」
バンギラスの感情の高ぶりに呼応するかのように、また砂嵐が暴れ狂い始めた。
そしてバンギラスが放つ目視できる程の闘気が龍の形を成し、奴の周りを砂と共に舞い踊る。
「楽しいぞ! これだから闘いは止められぬッ!」
地を数回蹴り、バンギラスは一気に、こちらとの間合いを詰めてくる。――速い。
「ちっ!」
「逃がさぬッ!」
咄嗟に距離を離そうとするが、奴の剛拳が素早く俺の動きを捕らえ、壁に叩きつけられてしまった。
「ッ!」
よろめきながら何とか立ち上がるが、足がふらつく。俺は地に膝をついてしまう。
何という力、速度。化け物か。
「さあ、早く立ち上がれ、構えろ、雷撃を放て、闘え! 我を楽しませろ! 早く! 早く! 早く! 早く! 早くッ!」
《参ったな。こうなったら手がつけられない》
頭に声が響く。――誰だ?
《俺を忘れたのかい?》
アルセウスか?
《違う》
ディアルガ? それともパルキア?
《違う違う。いいよ、思い出せなくても。俺は君がまだ小さかった時に死んでいるから。……少し寂しいけどな、はは》
何なんだ?
《ピチュ……いや、ピカチュウか。無事に立派に成長してくれたみたいで嬉しい》
だからお前は何なんだ。
《呼び戻された魂。簡単に言えば幽霊かな》
ふざけるな。知らない霊になどとり憑かれる覚えはない。俺の体から出ていけ。
《――の――にこの態度。こんなひねくれた子に育つなんて――さんは悲しいぞ》
? 何と言った?
《おっと、そんな事を言っている場合じゃないみたいだ。時間が無い。さっきみたいに少しの間、体を貸してくれ》
何ぃ?
《大丈夫、バンギラスとは何度も戦った。それにピカチュウの体の扱いには慣れている。何てったって俺も君と同じ――だったんだから》
おい、お前は?
《こんな風に、成長した君と話す機会を与えてくれるなんて、神様は随分と粋な人みたいだな。》
何故だ。勝手に涙が溢れてくる。
《泣くなって、男だろ? さて、しばらく寝てるといい。もう子守歌がいる歳じゃないよな? もうちょっと話したかったけど……それじゃあ、な》
待ってくれ――
「どうした? もう終わりだというのか!?」
「……いや、まだだ」
ピカチュウは立ち上がる。
「久しぶりだな、バンギラス」
――戻りの洞窟。
霧がかった洞窟の奥。
ミロカロスが巨大な影と対面している。
「……これでいいのだな」 巨大な影がミロカロスに問う。
「ええ」とミロカロスは頷いた。
「これで借りは返したぞ。」
忌々しげに巨大な影は言う。
ミロカロスはにこりと微笑んだ。
「はい、ご苦労さまでした」
「……本来、転生を待つ死者の魂を呼び起こし、生者に憑依させるなど禁忌。もう二度とこのような事に協力はせんからな」
巨大な影はミロカロスに釘を刺す。
「わかっていますよ、ギラティナ」――
――シルフビル。
「貴様、何を言っている?」
バンギラスは怪訝な顔をする。
ピカチュウはぽりぽりと頭を掻いた。
「ありゃ、お前まで俺を忘れているなんて寂しいね。『宿敵』を忘れたのか?」
「宿敵……。! まさか」
バンギラスは、はっと何かに気付いた様な表情をした。
「やっと思い出した?」
「そうか。くく――」
バンギラスの口元が弧を描く。
「そうか! ははははははは! 信じがたいが間違いない。地獄の底からから甦ってきたか!」
バンギラスはかつての宿敵との再開に歓喜し、叫ぶ。
「最早、我らの間に言葉はいらぬ! 戦おうぞ、宿敵よ!」
バンギラスが腕を前に突きだした。
すると、吹き荒れる砂の一部が凝集して石の刃となり、ピカチュウを襲う。
「おっと、危ないな」
ピカチュウは電撃を放ち、襲い来る無数の石の刃を迎撃する。
電撃を受けた石の刃は爆発し、辺りには煙が立ちこめた。
「流石だな!」
バンギラスは煙に紛れ、ピカチュウの目前に迫ってきていた。
「ッ! さっきのは目眩ましか!」
振り下ろされた鋭い爪を、ピカチュウは後ろに跳躍して紙一重の所でかわした。爪の風圧で頬が少し切れ、血が流れだす。
「速い、あの闘気をまとったバンギラスはやっぱりきっついな。こんな時にヤミカラスの黒い霧があれば――」
ピカチュウの言葉に応えるかのように、黒い霧が部屋を包む。
「! この黒い霧は……」
バンギラスの周りを舞っていた龍の闘気が、霧にかき消されていく。
「これをご所望かい? ピカチュウ様」
戻ってきたニャルマーが猫の手でドンカラスの力を借りたようだ。
「君は……」
goodjob
すげぇぇぇぇぇ!GJ
420 :
名無しさん、君に決めた!:2007/02/25(日) 20:38:57 ID:fYhEaTDo
――キッサキ神殿
「久しぶりだなレジギガス」
「オ前ハフーディン、何シニ来タノダノダ」
「ダークライを倒してくれる者がいるのだ。倒してくれる者の名はピカチュウ」
「ソノ者ハ強イノカ」
「強い」
ま た お 前 か !
言うまでもなく
>>420はスルーな
前にsageろと言われてるのに今だにsageができていないことに驚いた
sageろ
黙ってNGしとけ
だろうな。
ついにニャルマーの戦闘シーンが書ける・・・
「…何だ貴様、なぜ戻ってきた?」
怪訝そうにバンギラスが唸る
ニャルマーが歩き出す
「まさかこの時がくるとはね…とうに死んだと思っていたよ…」
「…そうか君はあの時の…」
驚くピカチュウの前をすり抜け、ニャルマーがバンギラスへとゆっくり歩み寄っていく
ひたとバンギラスの目を見据えた
「アンタ、アタシのことわかるかい?」
微かに声が震える
「・・・・・・」
バンギラスは微動だにしない
「待て、君はあの時のお嬢さんなんだろ?」
「アンタとの話は後だよ」
ニャルマーは足を止めない
「アタシが今までどんな思いで生きてきたか…」
16の光球が周りを回り始める
「ここでわからせてやるよッ!」
不意にニャルマーが走り出す!灰色の光球が強く光り右腕に収束する
「喰らいなッ!」
怒りをあらわに、鋼とかした腕を力任せに振り下ろした
「…思い出したぞ…」
ドガツッッ!
激しい衝撃と共にビル全体が揺れる
攻撃を防いだバンギラスの腕が鋭く傷つく
すばやくバンギラスの腕を蹴り間合いを取った
「…どうやら我の目が曇っていたようだな」
自分の傷ついた腕には目もくれず、口元を歪める
「復讐のためにここまで力を付けてくるとは…いったいどうやって…いや、そんなことはどうでもよい!」
口に笑みが広がる
「その力、怒り、すべてを我にぶつけてこい!存分に楽しませてもらうぞッ!」
待ちきれないようにバンギラスが地を踏みしめ、はじけるように飛び出す
「お嬢さん、ここは協力して…」
「アンタは黙って見てな!アタシひとりで十分だよッ!」
「やれやれ…」
ピカチュウが一歩下がる
「見せてみろッ!貴様のすべてを!」
全体重を乗せ、腕を振り下ろす
「今のアタシに敵うと思っているのかい?」
水色の光球が光り、氷の壁を作り出す
「面白いッ!」
正面から力がぶつかりあう!
氷が軋み、砕け散る
「遅いよッ!」
砕けると同時に黄色の光が右腕に集まり唸りを上げ、懐に飛び込む
バキッ!!
拳がバンギラスの腹を抉り、吹き飛ばす
「グオォ..」
ビル上空・・・
――――ピクッ
「どうしたんだパルキア?」
「いや・・・なんでもない」
(まさかここまで石版の力を引き出すとはな…)
バンギラスは壁に叩きつけられ、初めて片膝を付いた
「すごいな、何処でそんな力を手に入れたんだい?」
「アンタには関係ないよ」
「その態度、まったく変わってないね…」
「・・・・・」
――――――――――――――
書いてはみたが石盤の使い方って
こんな感じでいいのか?
429 :
名無しさん、君に決めた!:2007/02/26(月) 21:37:59 ID:La8c3pkU
>>426-
>>428 GJ!
正体気になるぜ
石版の使い方は…おれなんかにわかるわけもなく。
ageてすまないorz
「……あれでは長くは耐えられんぞ」
ボーマンダは先程から黙りこくっているミロカロスに、鎌をかけるように話す。
「何のことでしょう?」
眉一つ動かさず、冷静に返すミロカロス。
だが、ボーマンダは、創造神アルセウスに時の神ディアルガとして創り出されてから、何千、何億――
数えたら気が遠くなるような時間を、共に創り出された空間の神パルキアと過ごしてきた。何かを偽っているときのパルキア――ミロカロスの癖は、とうの昔に見抜いている。
ミロカロスの尾の先が、時計回りで二回くるりと宙に円を描いたのを、ボーマンダは見逃さなかった。
「とぼけるな。石板を持たせたあの猫の事だ」
しばらく沈黙した後、ミロカロスは小さなため息をもらす。
「嫌ですねえ。気付いていたか、ディアルガ」
「当然だ。」
「あの猫はやるべきことは既に果たしました。どの道、主が復活なされた後、何らかの処置をとらねばなりません。あのまま無理な力を使わせ続け、勝手に自滅してもらえれば、我らの手間が省けるではないですか。」
冷徹にミロカロスは言い放つ。
ボーマンダはもう何も言わなかった。ミロカロスの性格も、ボーマンダはとうの昔に分かっている。
「ただ……あのお人好しそうな魂が乗り移った鼠が傍にいます。早々うまく猫を自滅させてはくれないでしょうね。」
ミロカロスは「ああ、嫌ですわ」と、わざとらしく大きなため息をつく。そのを様子を見て、ボーマンダはフッ、と薄く笑みを浮かべた。
ボーマンダは分かっていた。氷のように冷たく、冷酷だったミロカロスの心が、ピカチュウ達と接するようになってから少しずつ変わり始めていることも――
age
433 :
名無しさん、君に決めた!:2007/02/28(水) 20:23:07 ID:x8F6NL5e
その頃、シンオウの森の洋館では
「友達を連れて来たお。」
「どうせまた、役立たずの友達だろ?」
「役立たずじゃないお。ちゃんとした友達だお。今日はエネコロロ君だお。言っとくけど。」
「何でぇ?」
「ちょっと弱いお。」
「帰れ。」
続かない
ageてるヤツは問答無用でスルーな。
ID出てるってことはいつもの奴だから
慌てず騒がず
気に入らなくても、触らずにに黙ってスルー&こっそりNG
たまたまsageを入れ忘れていた人だったりしたら大変だしな
――確かにすごい力だけど……。でも、何だか……
ピカチュウはニャルマーを見ながら思う。
力を使うたびにニャルマーの命が削れていっているように、ピカチュウには見えた。
「我が膝をつくなど、いつ以来の事か――」
バンギラスは付いていた膝をあげる。
「かつての宿敵と邂逅し、この様な強者とも……何という日よ。まだだ……まだ味わい足りぬ!」
砂がバンギラスに集い、傷ついた岩の鎧を修復していく。
「あれだけやっても立ち上がるのかい…タフな奴だね」
ニャルマーは舌打ちし、憎悪に満ちた目でバンギラスを睨む。
「それなら立ち上がらなくなるまで、何度でも叩きつけてや――」
「待つんだ」
ピカチュウがニャルマーの行く手を右手で遮り、止めた。
ニャルマーは自分の前に突き出された、邪魔な右手を払い除ける。
「邪魔だよ、どき――ッ!?」
言葉の途中でニャルマーは苦しそうな顔をし、前足からがくりと倒れこむ。
「やっぱりか……その力は君には大きすぎるよ。もう止すんだ」
「うるさいね……復讐さえ出来れば、アタシがどうなろうと関係ないんだ! アンタに……アンタなんかに邪魔はさせない」
よろよろとニャルマーは立ち上がり、右腕に光を集めようとするが、
「ごめん――」
ピカチュウはそう呟いた後、ニャルマーに加減した電流を流し気絶させた。
「君まで死なせるわけには行かない。後は任せて。」
「貴様、何をやっている。我の戦いの邪魔をするか!」
「悪いな、バンギラス。ちょっと待ってくれ」
声を荒げるバンギラスをよそに、ピカチュウは気絶しているニャルマーを担ぎ上げる。
「この子はもう戦えない。俺がまた相手になる。戦えなくなった者に追い打ちなんて、野暮なことはしないよな?」
「……よかろう。早くそいつをどけろ」
バンギラスは渋々了承し、ピカチュウは安全そうな部屋の隅にニャルマーを運んでいく。
そして苛々しながら待つバンギラスの下に、急いで戻った。
「待たせたな」
「どうにも調子が狂わされる。その甘さ、一度死んでも治らぬか」
バンギラスの言葉に、ピカチュウは苦笑した。
「はは、そうみたいだね。さて、時間が無い。さっさと決着をつけよう、バンギラス」
「……来るがいい!」
――気付くと俺は、床に倒れていた。
何だったんだ、あの声は……いや、それよりバンギラスは!
俺は急いで飛び起き、辺りを見回すがどこにもバンギラスの姿は見えない。
壁には大きな穴が開き、床には所々に爪で掻かれたような深い傷や、電撃か何かで黒く焦げた跡がある。
「気付いたかい、ピカチュウ様」
後ろから声をかけられ、俺は振り替える。ニャルマーだ。戻ってきていたのか?
頭が混乱しそうだ。状況がさっぱり飲み込めない。
「一体、何が起こった? バンギラスは?」
「……さあね。それより今はダークライさ。早くミミロップ達を追ったほうがいいんじゃないかい?」
何かはぐらかされた気もするが、確かにダークライの方も気掛かりだ。
「……そうだな。先を急ぐぞ」
俺はワープパネルの方に歩みだす。
「……――」
後ろでニャルマーが何か呟く。
「どうした?」
「何でもない、早く行くよ」
―――――――――――
長引かせすぎるのも何だからこんな形で終わらせてみた
バンギラスとの一騎打ち書いたらまた長くなりそうだから
まずかったら補正よろしく
乗り移られた(?)ピカチュウかっこいいな
で、でもいつものピ、ピカチュウも…嫌いって訳じゃ無いからね?
だ、だから頑張って…ね?
うん、俺きもいな。まあ、言いたいのは兎に角GJってことだ!
いい流れだなGJ!
GJ!!
保守
定期age
444Get!!
ドンのだらだらっぷりにワロタw
GJ!
447 :
名無しさん、君に決めた!:2007/03/05(月) 15:00:09 ID:zBBD/WJ6
うめえwwww
てか、ドンだらけ過ぎだろwwww
GJ
いつもsage忘れる、スマン
さて、場つなぎに小ネタですよ。本編の続き書ける職人、早く来てくれーorz
━━━━━━━━━━━
――洋館にて。
ビッパから無理矢理ビデオデッキを奪い取ったドンカラスは、極道ものの映画を見ていた。
「カァ〜、やっぱり『極道の♀達』に出てくるマニューラの姐御は妖艶な美しさでたまんねえなあ」
画面には主役が連れた、色違いの桃色のマニューラが映っている。
それを憧れの眼差しで見つめ、独り言を言いながら惚けているドンカラスだが――
「……はっ!」
不意に何か嫌なものをを思い出してしまったのか、ドンカラスはそれを振り払うように、ブルブルと首を振った。
「カー、嫌だ嫌だ。同じマニューラでも、キッサキのアホとは大違いだってんだ、クァハハ」
――ニューラのアジト。
「クシュッ!」
「どーかした、マニューラ? 何とかは風邪引かないはずよね?」
「ヒャ〜ン、ズズッ……何か今、糞カラスにすげームカつく事言われた気がするぜ。ちょっと糞カラスんとこ行ってくる」
「変な電波でも受信したのか? ギャハハ」
――洋館。
まだドンカラスは映画の続きを見ていた。まるで映画の中に入り込んでいるかのように熱中している。
コンコン、とドアをノックした後、エンペルトがドンカラスがいる部屋のドアを開けた。
「ドン、マニューラが来たぞ。下のエントランスで待っている」
「……何色だ?」
ドンカラスは振り向かずにそう聞いた。そのおかしな問いに、少し戸惑いながらもエンペルトは答える。
「いつも通り黒だけど」
ドンカラスは大きなため息をつき、やれやれと重い腰をあげる。
そして「だろうな、来るわけねえよな」等とぶつぶつ呟きながら、エントランスに向かっていった。
「……? 何なんだポチャ?」
エントランスの二階にやってきたドンカラスは、二階の手すりにひょいと止まり、下を見下ろした。
下にいたマニューラがそれに気付き、ドンカラスの方を見上げる。
「やいやい! 何しに来やがった糞ネ――んがっ!」悪態をつき終わる前に、ドンカラスの顔面に氷塊が直撃する。
効果は抜群、手すりからぐらりと落下し二階の方に倒れこむドンカラス。その拍子に何かを一階に落とした。
「ヒャハ! あー、何かスッキリした。用はこんだけだ、じゃーな──ん?」
満足して帰ろうとしていたマニューラが、ドンカラスの落とし物に気付き拾い上げる。例の桃色のマニューラが写った写真のようだ。
「ん? これ、俺のダチの写真じゃねーか」
「痛てて、こんの糞ネ──な、何ぃ!?」
フラフラと起き上がろうとしていたドンカラスだが、マニューラの言葉を聞いた途端、飛び起きて一階に急いで降りてきた。
そして写真をマニューラから取り上げ、息を荒げ問い詰める。
「こ、この方とダチって……ど、どういう事でえ!?」
「あん? オレがコトブキに暇潰しに行ったとき知り合って──」
ドンカラスは目を輝かせ、マニューラの両手をがしりと羽で掴む。
「つ、連れてきたり出来ますかい?」
「あ、ああ。何なんだ、さっきから必死で気持ちわりーな。わかったから離しやがれ」
マニューラはドンカラスの羽を振り払い、少し後ずさった。
「おっと、すまねえ。じゃ、じゃあ頼んでもいいですかい?」
「しょうがねーなあ。明日にでも連れてきてやるよ。代わりに何か奢ってもらうからな」
「へっ、酒でも食いもんでも何でも好きなだけ奢ってやらあ。いやあ、楽しみだ」
──翌日。
ドンカラスはいつものテレビのある部屋に大きな鏡を置き、鼻歌を歌いながら身だしなみを整えている。蝶ネクタイに羽飾り──普段からは考えられない着飾り様だ。
扉を二回ノックする音が部屋に響いた。続けて扉を開ける音がドンカラスの背後から聞こえる。
「おお、エンペルト。この格好どうだ? キマッてますかい?」
鏡ごしにエンペルトを確認したドンカラスは、くるりと振り返りポーズをとる。
「……はあ、大丈夫だいじょーぶ。それ、朝からもう十回は聞いた。そんなことよりドン、マニューラだ。下のエントランスで待っている」
「おお! そうですかい!」
部屋を飛び出し、嬉しそうにドンカラスはエントランスに駆けていく。
「本当に何なんだポチャ……?」
ドンカラスはエントランス二階の手すりに飛び乗り、下を見渡す。
エントランスの一階には黒色と桃色、二匹のマニューラが待っていた。いつもの黒いマニューラがドンカラスに気付く。
「おー、糞カラス。昨日言ってたダチを連れて来てやったぜ」
ドンカラスはゴホンと咳払いをし、二階から下に飛んで降りた。そして桃色のマニューラに向かいお辞儀する。
「こんな汚ねえ所に、ようこそいらっしゃいました。えー、あっしは──」
桃色のマニューラが口を開く。
「おい、キッサキの。こいつがおめーの言ってた糞カラスかよ?」
「ああ、そーだ。間抜けな面してやがんだろ? ヒャハハ」
ドンカラスは桃色のマニューラの、黒色によく似た乱暴な口調に唖然とする。
「……あの、えーと、本当に『極道の♀達』に出ていたマニューラさん何ですかい? 失礼ながら、映画での淑やかそうなイメージと全然違うんで」
「ああ、そーだ。これでも売れっ子なんだぜ。映画とイメージが違うって? 馬鹿かオメー、あんなん演技に決まってんだろーが。アヒャ!」
ドンカラスの中で何かが音を立てて崩れていく。
「どーだ? 糞カラス。こいつ、オレと似てんだろ? 出会ってすぐに意気投合しちまったんだぜ、ヒャハハハ」
「クハ、クハハハハ……糞ネコがもう一匹……」
ドンカラスの恋は終わった。
続かない。
保守
>>449ー452
GJ!
ドンカラスカワイソスw
今日の深夜続き書けたら書くかな
>>458 ミノムッチ連れてきた時かw
そういやこれが一番最初のビッパネタだったな
GJ!
ワープパネルを踏むと、今度は狭い部屋に出た。すぐ近くにワープパネルと閉じたシャッター、それとT字に分かれている廊下が見える。
「ミミロップ達はどこに向かった?」
「あのT字路を右に行ったとこのワープパネルさ。アタシゃそこで引き返したから、その先は知らないがね」
取り敢えず右に行った先にあると言うパネルに向かってみるか。先を急ごうと俺は走りだし、T字に分かれている廊下に向かう。
俺がT字路に勢い良く飛び出ようとすると、右の方からも何か飛び出して来て――ッ!?
「がっ!」
「きゃっ!」
避けきれず正面衝突してしまった。俺は跳ねとばされたが、空中でクルリと体勢を整え地面に着地する。
そして、ぶつかってきた謎の襲撃者に備え構えるが、
「痛たた……何だってのよーっ! ――って、あれ? ピカチュウ!」
目の前にいたのはミミロップだ。後ろにロゼリア達もいる。
味方と分かり互いに構えを解く。
「……お前か。先に進んだのでは無かったのか?」
「えーと、それが、そのー」
ミミロップは気まずそうな顔をしている。
「ワープでまよって、おんなじところを――」
「ちょ、ムウマージちゃん!」
ミミロップは慌てて手でムウマージの口を塞ごうとしたようだが、手がムウマージを擦り抜けてしまう。
「ずーっとぐるぐる〜」
「こ、こら! ……もう!」
なるほど。
「ミミロップ……アンタ、あの時から進歩してないんだね」
呆れた顔をしてニャルマーが言う。ムクホークが横でこくこくと頷く。
「あは、あはは……」
ミミロップは苦笑いしている。
何とも情けないが、無事に合流できて良かった――と言う事にしておくとしよう。
定期age
誰も本編を書く人がいないなら、俺が書こうと思うのだが。
2時くらいに来るのでやれる人は書き込んでおいてくれ。
ファイアレッドで確かめてるのだが。
465 :
名無しさん、君に決めた!:2007/03/10(土) 13:40:22 ID:hFoq1gJE
ロトム出せ
さて、ちょこっと続き書くか。
―――
さて、時はピカチュウがバンギラスと戦闘している頃に戻る。
ここヤマブキの、シルフビルの前に赤帽子の子供――レッドは立っていた。
(ここの一番上にサカキが……)
何があったのか、見張りはうつ伏せたまま動かない。
レッドは、ロケット団のアジトで出会ったピカチュウの事を考えた。
(もしあのピカチュウがここに来ているとしたら…)
[ガシャーン!]
その時、上の方からガラスが落ちてきた。
上で誰かが戦っているようだ。
(まさか、サカキが!?こうしちゃいられない、早くサカキを倒さなきゃ!)
次の瞬間、レッドはダッシュでシルフビルの扉をくぐった。
定期age
なんて見事な飛び膝蹴り間違いなくピカチュウに大ダメージwww
>>468 うはwwwww確かにwwww
その後軽く拗ねるピカチュウにミミロップがごめんごめんと何度も謝る物語があるんだよな!?
もうすぐホワイトデー。
今度のポケモン映画でダークライが出る件について
保守
定期age
ビッパをなめると痛い目にあうおw
, ‐ 、 _._
> '´ ̄`ヽ / }
_,/ _ /⌒ヽ __ 弋´
( `{ヘ′_ ´ヘ} '‐、
> y´▼ `ヽノ _ノ
(_ 廴;;,、;;;;;;;;;) )
(_ ´| l`丁 r'´
, .-‐- -ヾ__丁て_テ'゙--rr- 、、
/Y ,r 、 `ー r'"^〃 、 つヒヽ
,ノ '^` i! =テミ i' 天ニ ミ、 ='"^ヾ }
,/ ''=''" ノ-‐'ヾ-人,,__ノnm、''::;;,, イ
i! ,∠-―-、、 `ー'フヾ、 j
f'´ ノし `丶、 ー=ミ-JE=- /
ヾ=ニ- 彡^ 〃 ,,>、、`''ー-::,,_,,ノ
``ー--┬:, ''"~´フ ソ´`7'' ''"´
,に (`゙゙´ノ f^ヽ
,ハ ,ィ' ,;-ゝ、
/ミ`ーt!,_,ィ-‐彡''"^ヽ
ドンのホワイトデーネタ書くとか言っていた人はどうなった?
いないのなら明日の夜に代わりに書いちゃうお
age
478 :
名無しさん、君に決めた!:2007/03/15(木) 03:11:17 ID:xErwjbt3
ミミロップ達と無事に合流し――いや、ミミロップのせいで俺は顔面を負傷したが。
ダークライの後を追おうとビル内部を進んでいるのだが、
「またこの階に出ましたね……」
ロゼリアがうんざりした様子で呟く。
そう、ぐるぐると回るように同じ所に出るばかりなのだ。先程受けた膝蹴りの衝撃で俺の頭もまだ少しぐるぐるしている。
改めて思ったが、この建物は非常に不可解な構造をしている。
とりあえず階段だけで上を目指してみたが最上階の11階は行き止まり。何も考えずにワープパネルを踏めば、たちまち訳が分からない倉庫や意味の無い廊下に飛ばされてしまうのだ。
こんな構造では混乱するだろうに。人間の考えることは分からない。そして蹴られた顔面の痛みで考えがまとまらない。
恐らくこれまでに幾つか見かけた閉ざされたシャッターの先に、何かしら突破口が有るのだろう。今俺達がいるこの部屋にもそれがある。
しかし、破壊しようにもこのシャッターは非常に頑丈で俺の電撃でも、先程俺に強烈な打撃を与えたミミロップの蹴りや、ロゼリア達の攻撃でもビクともしないのだ。
ムウマージに擦り抜けさせようとしても、見えない力に弾き飛ばされると言う。ダークライの力だろうか。俺は先程ミミロップの力に弾き飛ばされたが。
「ピカチュウ、ごめんってば〜」
先程から、俺の顔面を故意では無いとはいえ膝で蹴り飛ばしたミミロップが、申し訳なさそうに何度も平謝りに謝ってくるが俺はそれをずっと無視していた。
「も〜……」
「ああなるとしばらく収まりませんね」
「アンタらも大変だねぇ」
「お前ら何をして――」
後ろで何かをごにょごにょ喋っているミミロップ達に俺は苛立ち、大声で怒鳴ろうと振り返ろうとした。
だがその時、目の前のシャッターが突然開きだした。
「……!」
俺は急いでシャッターの方を向き直し構える。
シャッターが開くとそこには大勢のロケット団員が待ち構えていた。虚ろな目をし、顔には生気が無い。
明らかに様子がおかしい。
「侵入者……排除、排除、排除、排除」
呪文のようにそう呟きながら団員達はぞろぞろとこちらに迫ってくる。
「な、何なの?」
やはりダークライに操られているようだ。
団員達は一斉にモンスターボールを投げ、アーボやドガース、コラッタ等を繰り出してきた。団員達と同じように目は虚ろで顔に生気が無い。
全部合わせて十数匹。この数は――マズいな。
ごめん、sage忘れたようだorz
本編キタコレ職人さんGJ!何度も謝るミミロップたんモエス
ホワイトデーネタ期待
期待age
保守
職人GJ!
遅くなったけど小ネタやるよ。前から書いていた書き手の一人だが、最近忙しくて放置しててすまんかった。
━━━━━━━━━━━
――ハクタイの洋館。
洋館のキッチンに何かを擦る様な怪しい音が響いている。
ドンカラスがすり鉢で何かをすり潰しているようだ。すり鉢の横には、半分に切られた刺々した緑色の木の実――とても苦いドリの実が置いてある。
テーブルの上には他に小麦粉やバター、麺棒等も用意してあるようだ。
「待ってやがれよ糞ネコが。あの激辛チョコの“お礼”をしてやらあ、クカカカカ……」
意地悪げな笑みを浮かべるドンカラス。
キッチンにはドンカラスの高笑いと木の実を擦る音が響き続けた――
――ニューラのアジト
いつもの広間で、マニューラは暇そうに氷のソファーに足を組んで座っている。
アジトの入り口に繋がる通路の方から、ニューラが気だるそうに広間に入ってきた。
「おい、マニューラ。ドンカラスの奴が来てるっつーの。入り口ん所で待ってんぞ」
「ああ? 何しに来やがったんだ?」
あくびをしながらダルそうにニューラは答える。
「わかんね。カーカーうぜーからさっさと行っとけ。昼寝もできやしないっつーの」
「そーか。ま、ヒマしてたとこだしアイツの間抜け面でも見て来るか、ヒャハ」
マニューラは氷のソファーからひょいと飛び降りた。ソファーが砕けて溶ける。
そしてドンカラスが待つ、アジトの入り口へと歩いていった。
アジトの入り口にはドンカラスが、何か小さな物を抱えて待っていた。
「よお、糞カラス。てめーからオレんとこに来るなんて珍しいじゃねーか。そんなにオレに会いたかったかよ? ヒャハハ!」
いつもの調子でマニューラは悪態を吐くが、
「その通りでさあ。会いたかったですぜマニューラ」
ドンカラスは顔色一つ変えずにさらりとそう言ってのけた。
「き、気持ちわりーな。何なんだ」
予想外の返答にマニューラは戸惑う。――只でさえ出不精な糞カラスが、まさかオレに会うために来るなんてありえねえ。何を企んでやがる。
ドンカラスはゴソゴソと小さな紙袋を取出し、マニューラに差し出す。
「これを渡しに来たんで。受け取ってくだせえ」
疑いの眼差しをドンカラスに向けながらマニューラは袋を受け取った。
「何だ、これ?」
「ま、開けてみやがれ」
マニューラは恐る恐る袋を開ける。中には手作り感が漂うクッキーが入っていた。
「……どーいうつもりだ」
へへっ、とドンカラスは笑う。
「今日はホワイトデーだろうが? あの時の例にな。ほら、早く食ってみなせえ。」
促され無言でクッキーを口に運ぶマニューラ。ドンカラスは心の中でにやりとほくそ笑んだ。
「んぐッ!? ――」
「クカカ、ざまあみやが――」
「……旨えじゃねーか、ヒャハハ」
「な、何ぃ!? ちょ、貸せッ!」
ドンカラスは慌てた様子でマニューラからクッキーを奪い取り、自分もこっそり食べてみる。
「ヴッ!? やっぱ、苦ぇ、ゲホッ! ゴホッ! どうなて……」
「ヒャハハハハ! どーせこんなこったろうと思ってな――」
マニューラは口から、氷漬けになったクッキーを出す。
「この通り、だ。てめーがオレを嵌めようなんざ1000万光年早いぜ」
「うぐぐ……ちきしょう! ゴフッ、覚えてやがれよ! 糞ネコぉ、ゲホッ!」
「ヒャハハ、おととい来やがれってんだ」
ドンカラスはクッキーの袋を投げ捨て、捨て台詞を残してふらふら飛び去っていった。
マニューラはクッキーの袋を拾い上げる。
「わざわざこんなもん作ったのか。ふーん……。」
――「こんな入り口のとこで何うずくまってんのさ? マニューラ?」
「ゴホッ、うるせー……ほっとけゲホッ!」
続かない
GJ!
保守
GJ&保守
保守
定期age
味方は俺を入れて7匹。敵は場に出ている奴らだけでこちらの倍の数だ。
控えのポケモンが入っているであろうモンスターボールが、団員達の腰に付いているのも見える。
いちいち相手をする時間も割ける体力も無い。それにこのまま戦っては、囲まれて数の利に押されてしまうだろう。
「やばいよ! やばいって!」
「うるさいね、アンタは静かにしてな!」
情けなく声を上げるムクホークを、苛々した様子でニャルマーが怒鳴りつける。
一度に敵の数を減らせ無いだろうか……放電――いや、駄目だ。味方まで巻き込んでしまう。フライゴンの地震――こちらも同じく。
敵はじりじりと距離を詰めてくる。
地形を活かせないか? 今まで通ったのは小さい倉庫、大きな部屋、長く狭い廊下……――!
「ロゼリア! お前、ソーラービームは使えるか?」
「は、はい。 でも撃つのに時間がかかりますよ? 力を溜めてる間にやられちゃいます!」
「いいから溜めろ! ミミロップ、ロゼリアを持ち上げろ」
「わかったけど何するつもり?」
「全員、俺に続け! ミミロップはロゼリアを抱えたまま、最後尾で付いてこい!」
敵に背を向け走る。目指すはこの角を曲がり、そこにあるワープパネルを踏んだ先の――!
「おってきてるよー!」
「いいから付いてこい!」
曲がり角の先のパネルを踏み、ワープする。
あの先だ、あの長く狭い廊下!
「全員遅れてないな!?」
「は、はい!」
目的の廊下に入り、俺達は廊下の向こう側を目指し走る。後ろの方から大勢の敵の足音が聞こえる。
「なるほど、そういうことですか。チャージ完了、装填OK――ソーラービーム、撃てます。」
「ミミロップ! 振り向いてロゼリアを前に突き出せ!」
「こ、こう!?」
ミミロップが振り返り、ロゼリアを前に突きだす。
廊下が狭く、敵は一直線に並ぶようにこちらに向かってきていた。
「よし、撃てえーーーッ!!」
「了解!」
「え!?」
ギュウンという収束音の後、ロゼリアから太い光の束が放たれる。光の束は廊下を進む団員とそのポケモン達を飲み込み、吹き飛ばした。
衝撃で壁まで押しやられ、山積みになって気絶している団員とそのポケモン達。
「……成功だ!」
「痛たた……び、びっくりした〜」
ロゼリアのソーラービームの反動で、ミミロップは尻餅をついてしまったようだ。
こっちも成功。軽い仕返しだ。
GJ!この後の会話に期待w
定期age
小ネタ・ザングースの修行の旅
〜テンガン山〜
侍、ザングース。
彼は昔、主君であるピカチュウと共にシンオウを旅していた。
今は己の力を磨くため、山にこもって修行している。
今日も厳しい修行が終わったようだ。
「つかれたでござる・・・」
「そう?僕は段々慣れてきたポチャ」
この変な語尾の奴はエンペルト、一緒に修行をしている仲間である。
二人とも特にピカチュウから指示を受けていないので、強敵が来た時のために腕を磨いているという訳だ。
「段々自分に力がついて来たのが分かるポチャ。見よ!新技高速移動!」
エンペルトは今日覚えたらしい技を自慢げにザングースに見せた。
「すごいでござるな・・・」
適当な相槌を打つザングース。彼は考え事をしていた。
「(段々ここの修行も飽きてきたでござる・・・。いつも同じメニュー、同じ敵・・・)」
メニューを考えてくれたチャーレムが不満なのではなかった。炎のパンチや、雷パンチなどいろいろ教えてもらった。
だから、修行で鍛えた自分の実力を、どこかで試してみたいと思うのは当然のことであった。
「(旅に・・・出たいでござる・・・)」
「無視するなんてヒドいポチャ・・・」
「ん?ああ、すまなかった」
頭を下げるザングース。
「僕はもう洋館に帰るポチャ。ザングースはどうするポチャ?」
「拙者はもう少し汗を流していくでござるよ・・・」
「分かった。バイバイ〜」
エンペルトは洞窟から出て行った。
ザングースは追加メニューを始めるために立ち上がった。次の瞬間、ザングースは驚いて尻餅をついてしまった。
「な、何者だ!」
洞窟の池から星の形をした物体が姿を現した。
こんな奴シンオウには居ないはずだが・・・
「あ、驚かせてすみません。ザングースさん」
見知らぬ青い星に名前を呼ばれて、ザングースはさらに驚いた。
「何故、拙者の名前を知っているでござるか?」
「友人のジバコイルから聞いたんですよ。シンオウ一の侍がここにいるって」
何ヶ月か前に手合わせしたあのジバコイルの友達。そいつが、いきなり自分の前に現れた。
訳が分からなかった。
「お主は何の用があって、拙者に会いに来た?それと、名を名乗れ」
青い星は表情一つ変えず(顔があるかも疑わしいが)答えた。
「私はカントーに住んでいるスターミーです。ザングースさん、カントーに来てください。お願いします」
「なぬっ!?」
続くと思う
GJ&保守
GJ!
┌─────────┐
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|ピカチュウが |
| 500をgetだ!! |
| |
└────┰────┘
<l ̄`丶、 ┃
___`>' ´ ̄`t、 ┃
<ヽ ' エフ ・ Y(,)
| ̄ ̄ ̄7 ` ̄7 ,.-、 ー ノ/
L -‐ァ / ∈∋ `ー′ イ/
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 ̄Z'''''' /:::::::/ `ー'゙ /
`ー/:::::::/ _, イ
( ( ( ( ( /:::::ノY´ ̄ヽ,,ノ
´〜〜 `''
今からつまらない、ネタを投下する。
wktk
消してしまった、書き直す。少し待って。【期待厳禁】
ビッパネタ@自己紹介
エンペルドは、暖かいコーヒーを持ってドンの居る部屋へ向かった。
部屋からは、ビッパとドンの喧嘩が聞こえる。
「まあまあ、マターリ行こうお。」ビッパがドンを宥める。
「うるさい! お前みたいな、役立たずはここからでてけ!」
「ひどいお!」
「コーヒー持ってきたポ・・コホン。」
「ボクだって、・・・・仲間集めしているお!」
「だいたい、お前の連れてくるポケモンに碌な奴はいない。」
「一、二匹はまともなのつれてきてるお!」
「一匹もまともな奴などいなかったじゃないか。」
どうやら、完璧に無視されているようだ。エンペルドはクルリと向きを変え、
部屋から出ようとした。
「ひどいお!」
”ズドーーーーーーン”
イテテテテテ、ビッパの体に当たりエンペルドは廊下へ投げ出された。
「ドン、なんか消えちまえーーー」捨て台詞を残しビッパは自室へと去っていった。
エンペルドは粉々になったコーヒーカップの破片を集めながら、ドンに聞いた。
「喧嘩の原因はなんだポ?」【しまった、また語尾にポを付けてしまった。】
「聞いてくれよ・・・、あいつ・・あいつが何とかかんとかメダグロスのビデオを見るとか言って、
実はあっしが見ようと思っていたテレビ板極道の♀達が、見れなくなったんだ・・・・。」
用はチャンネル争いという訳。
下らないので、エンペルドは破片を持って部屋を出て行った。
数日後・・・・
「ドンー、仲間を連れてきたお。」この声がだれかは説明する必要が無いだろう。
【また、ビッパかよ出て行ったんじゃなかったのか】
「その仲間とは、ボクだお! なんとボクは上がった能力の影響を受けやすいんだお」
「というと・・・?」ドンの眼つきが呆れから期待に変わったのを確認するとビッパは続けた。
「たとえば、ボクと同じ防御力の奴がいたとするお。そいつとボクが同時に丸くなった場合、
ボクのほうが防御力が高くなるんだお」
「おおっ、それはさいよ・・・じゃなくて戻ってこい。」
「でも、下がった能力の影響も受けちゃうお。」
「出てけ!」ドンは、冗談で言っているようではない。
「ひどいお、それにドンだって勝手に仲間を除外しちゃボスに怒られるお。」
「お前が独り居なくなろうとボスは気づかないだろうよ。」
「第一、まだミミロルたんのオッパイうpして貰ってないお!」
”ばさっ”
ドンはビッパを掴むと窓から放り投げた。
外は雨が降っている。ドンは素早く窓を閉めた。
ドンは静まり返った部屋の中で一人考えていた。
【少し、言い過ぎたか。もともとあいつが見ていたものだしよーーー許してやるかーーー】
雨がしとしと降る。
一方、ビッパ。
「ひどいお、ひどいお・・・・」
森は孤独に満ちた雰囲気だ・・・
【ビデオはいつでも見れるものだお、それなのにボクはドンの見たかった番組を
見れなくしてまでビデオを見た。】
罪の意識がビッパを責める。
【ん?顔が濡れてるお。これは雨じゃないようだお・・】
【そういえば、どっかのお偉いさんが思いやりは大切だっていってたお。】
【謝りに言ったら、ドンは許してくれるかな?】
【でもこんな所で暮らすのなんか嫌だお、皆と暮らしたいお】
ドン達との思い出が頭の中を流れていく。
「よし、ドンに謝りに行くお!」
「ドンー、ビッパが来たポ・・・コホン」
ドンは少しホッとした。
「ドン、あの時はゴメンお・・・・・・」
「許してやるよビッパ。」
「ホント?」
「ああ。」
「ところで、それは何だ?」ドンはビッパが引っ張ってきた物を見ながら言う。
「これは、テレビだお。これがあればチャンネル争いが起きないお。」
「それはさいよ・・・。」
「でも、2chしか映らないお。」
「捨てて来い!」
小ネタ END つまらなかったらスルーする事を奨励。
いやいやGJだお
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GJだが一つだけ言わせてくれ
エンペル“ド”じゃなくてエンペル“ト”な。
定期age
続きマダー?
気長にな
今から少しだけ続き考えてくるから少し待っててくれ
続き書いたんで、投下
―――
無事にロケット団を撃退した俺たちは、未だに内部を探索していた。
「はぁ……、何かあるかと思って一番上まで来ましたが、何にもありませんね……」
ロゼリアが呟く。
「ああ、ここにいてもしょうがない。一旦、下の階に戻るぞ」
全員がとぼとぼと階段を降りていく。俺も下に向かった。その時……
「!?」
「ピカチュウ、どうしたの?」
振り返ったミミロップが話しかけてくる。
「いや、何でもない。急ぐぞ」
そう言って歩き出した。ミミロップも後を付いてくる。
(だが、あの気配、どこかで……)
その頃レッドは、襲いかかってくる団員達を退けて、カードキーを入手していた。
(あの団員達、眼が普通じゃなかった……。何かに操られているのか? しかし、一体誰に……)
いろいろな疑問を抱えつつも、カードキーを使い、先に進む。
「何!?」
そしてその先には、先程のロケット団員達と同じ眼をしたツンツン頭のライバル、グリーンがいた。
続きは今日の昼頃にでも
……春厨が来ないことを祈る
そうやって春厨を煽らないの、春厨に荒らされるからさ。
とりあえず乙。
暫くの間、睨み合いが続く。
最初に沈黙を破ったのは、レッドだった。
「グリーン、君は一体どうしたんだ?」
しかし、グリーンは答えない。
(やっぱり、さっきの団員達みたいに操られている!)
レッドはそう確信する。
ならば、バトルで眼を覚まさせるしかない。
そう思い、腰のモンスターボールに手をかけた瞬間……
グリーンが邪悪な眼でレッドを見つめて、……笑った
「一体、何がおかし……ぐっ!」
レッドの声は途中で途切れた。
どこからか、何かが飛んできた!
レッドは間一髪で避けて、ボールからカビゴンを出す
「(もう一度来る!)カビゴン、守れ!」
指示を受けたカビゴンが、防壁を作り出して襲撃者を受け止める。
「ピジョット……、いつの間に……」
そして、目の前にはボールを持ってニヤニヤしているグリーンの姿があった
(既に戦いは始まっているという事か……)
そして一方、ピカチュウ一行は、現在3階に居た。
(おかしい……)
ピカチュウは目の前の光景に違和感を感じていた。
先程来たときは誰も居なかったが、今は大量の団員達が倒れている
そして、前開いていなかった扉が開いている。
(誰かが来たという事か……。しかし、誰が?あの赤帽子か?それとも、ツンツン頭?)
ピカチュウに他に思い当たる人物は居ない。
「ピカチュウ、行ってみない?」
ミミロップが言う
……そうだな。ここで悩んでも仕方ない
「よし、行くぞ!」
そして、場面はレッドとグリーンの戦闘に戻る
「ハァ……、ハァ……、いつもとは比べ物にならない…」
相手の場には、未だに無傷のフーディンが居る
先程のピジョットは交代したピカチュウで倒したものの、このフーディンにやられ、次に出たイーブイも倒されていた
おまけに、中途半端なダメージだとじこさいせいまで使ってくる
「(でも、所詮はエスパー、こいつで倒す!)カビゴン、行け!」
先程も登場したカビゴンがやる気満々で出てくる
「ふん、その程度か……」
グリーンが呟く
(フーディンではカビゴンは倒せない筈…。何だ?この自信は……)
レッドは少し恐怖を感じていた
「そろそろ終わらせるか……。フーディン、気合球だ」
グリーンが笑いながらフーディンに指示を出す
「何!?」
レッドは困惑する
なにしろ、グリーンが自分の知らない技を指示したのだから
「(どんな技か知らないが、ここは……)守れ!カビゴン!」
とっさにカビゴンに指示を出す
しかし、遅かった
フーディンの放った球は、物凄いスピードでカビゴンに直撃した
カビゴンは反動で吹っ飛ばされ、壁に激突する
そして、そのまま動かなくなった
「カビゴン!!」
レッドは急いでボールにカビゴンを戻す
「ははははは!いい気味だ!」
グリーンが皮肉った
レッドは焦っている……
先程の予想外の技で、レッドはカビゴンを失ってしまった
今の所、出せるのはアイツしか居ない
しかし、ここで出してしまったら……
その瞬間、後ろのワープパネルが作動した
ワープパネルから現れたのは、ピカチュウ一行だった
(アイツは地下通路であったツンツン頭……。様子がおかしいな。まさか!?)
そして、ピカチュウにある考えが浮かぶ
「ミミロップ、お前はここに残れ!」
「ちょっとどういう事!?」
ミミロップが反論する
「お前は以前、ダークライに取り付かれている!もう同じ目には遭わせない!」
ピカチュウは真剣に説明する
「……分かったわ。でも、無事に帰ってきて!」
「よし。皆もミミロップと一緒に居てくれ!
そっちが片づき次第こっちに来るんだ!ニャルマーは俺と一緒に来い!」
俺はそう指示すると、ツンツン頭の横を通り抜け、奥のワープパネルに乗る
ニャルマーが後を付いてくる
ミミロップ達は、レッドの出したポケモン、リザードンと共に、ツンツン頭のフーディンと対峙した……
ここまで。後は頼んだ。
GJ!
GJ
ちょ、ピカチュウがさりげなくフラグ発言してるwwww
GJ
乙!!
レッドって赤帽子じゃなくて赤い服じゃなかったか?
ドットでは赤帽子被ってるぞ
いや、そうじゃなくてさ。呼び方だよ
赤帽子はダイパ主人公じゃん
そういえば、カビゴン捕獲するときから呼び方変わってたな
すっかり忘れてた
ドン、エンペ、ビッパ、マニュが小ネタで優遇されすぎている件について
この四匹俺は好きだからいいが、ユキノオーとかも配下なんだし忘れ去られる前に小ネタで出番を与えてやってくれ
age
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たまにはゴローンとかゴルバットも出してあげようよ…
それよりも、カントーで会った仲間の事を思い出してあげてください
小ネタどころか本編ですら出番が無い
ディグダの穴にいるのがディグダ・パラス・ダンバルか…
弄くりにくい面子だな
ディグダの穴のメンツ華が無さすぎワロタw
このスレの影響で手持ちが
・ピカチュウ
・ミミロップ
・ムウマージ
・ロゼリア
・ドンカラス
・マニューラ
になっちまったwwwww
ちょw
ロゼリアをロズレイドに変えたらまんまうちのパーティじゃないか
ガブリアスのドラゴンダイブで6タテ間違い無しだwwwww
・ピカチュウ せっかち ♂
・ミミロップ いじっぱり ♀
・ムウマージ むじゃき ♀?
・ロゼリア おくびょう ♂
・ドンカラス ゆうかん ♂
・マニューラ ようき ♀?
なるべく実戦向けにしつつ、
原作の性格にできる限り近づけるとこんな所か?
マニュ以外厳しいな
マージ♀だったのかwwwwww
マニュは小ネタで女確定したが
ゆうかんはピカチュウじゃないか?
<^~ヽ
ゞ~)::_, ,_ヾフ
-=二::´*・w・)::二=- < んも〜
<..::::>
ノo○={=}, ; .'´ `. ゙ ; `
ヾノ::l..::::::i::\.'.;´,"ブイーン . ゙ .` .
.,,.,.,,,.,.,,,.,.,,,.,.,,`~〜~`,.(.@)wwwwwwwwwww
ロゼリアが僕っ子の♀の可能性だってまだあるかもしれないですよ?
>>548 じゃあドンは「ずぶとい」辺りか?
定期age
主要メンバーくらいは性別をしっかり決めておいた方がいいかもな
ピカチュウ→♂確定的な発言あり
ミミロップ→♀確定的な発言あり
ロゼリア→口調や一人称から♂だと思うが。ミミロップに「ちゃん」付けで呼ばれているがどうなんだろ?
ムウマージ→ミミロップに「ムウマージちゃん」と呼ばれてたり、レジロックの「魔女っ子」発言や、女トレーナーがカビゴンをリンチするのに参加してたりするから♀なのか…?
そういやきちんと決まってなかったな
ロゼは♂、マージは♀だとおもってよんでました
ムウマージは♂だと思ってた、なんか喋り方がぷよぷよのシグを思い出す
>>554 シグは可愛いよな。
んでマージはそっくりな喋り方だが…性別不明でいんじゃね
こいつかのことか
⊂_ヽ,_
(二ィ ヽ、
i_ //レイノl^
`レ', ゚ ヮ゚ノレ なにをするー
iつ~,(つ
ノ,、__ノ=ゝ,
`と(6)ソ_ト.>
'ー'
>>556 そのかわいいこです
それよりマージの性別決めようぜwwwww
議論スレでやれ
レス数消費したら神が投下しにくいだろ
度が過ぎて無ければ何かしらレスがあったほうが過疎よりは良いよ
というわけで深夜に続きかけたら書こうかな
wktk
予告時間まで張り込んでるが、続きが続きだけに緊張してきた
ちょっくらランニングしてくる
「……君達は」
レッドがミミロップ達に気付き振り向いた。
グリーンもそれに気付き、ミミロップ達の方に目をやる。
「何だそいつら。そいつらもお前の道具かよ? レッド」
(やっぱり人間なんてこんな奴ばっかり)
グリーンの言葉にミミロップ達は怒りの表情を浮かべ、グリーンに向かって身構える。
レッドはキッとグリーンを睨んだ。
「道具だって……? ポケモンは道具なんかじゃない! 大事なパートナーだ!」
(でも、この人は……。――わからない)
ミミロップは迷うようにレッドを見つめる。
にやにやとした笑みを止め、グリーンは眉間に皺を寄せた。
「フン、オーキドのジジイみてーな事言いやがって……」
「いい子ぶりやがって……。レッド、お前はいつもそうだ!」
拳を強く握り、歯を噛み締めグリーンはレッドに憎悪の目を向ける。
「オレはジジイの孫としていつも周りに期待された。それに答えるためにいつも努力してきた! ――でも、お前はいつも適当にへらへらしているだけのくせに、勉強でも、スポーツでも簡単にオレを追い越していく……」
「それは違――」
「うるさい! 認めてやるよ、レッド。……お前は天才だ。オレがいくら努力しても勝てやしない――」
グリーンは腰に付けてある空っぽのモンスターボールをぎゅっと片手で握りしめる。――そのモンスターボールには汚い字で“ラッタ”と書かれていた。
「でもオレは……このポケモンだけは、お前にも――もう誰にも負けたくねーんだ! そのためならオレは……悪魔にだって協力する!」
「……!」
「フーディン! 気合い玉だ!」
グリーンの指示を受け、フーディンが巨大な光球をリザードンに向けて放つ。
「くっ! リザードン、避けろ!」
リザードンは上に飛び立ち、紙一重で光球をかわす。
光球は床に着弾し、轟音を立てて頑丈そうな床に風穴を開ける。
「すげー力だろ? レッド。あの黒い奴から貰った力なんだぜ」
レッドの頬を汗が伝う。
「グリーン! 君は正気なのか!?」
「ああ、正気だぜ。オレは奴の――ダークライが持ちかけてきた取引に乗ったんだ。お前を倒すために……誰にも負けないために!」
――「くく……実に容易い人間だった。少し心を弄って、憎しみを引き出してやっただけでころりと従うとは」――
ランニングしている間に来るとは……
GJ!
定期age
569 :
名無しさん、君に決めた!:2007/03/28(水) 23:18:33 ID:846F5PeS
続きマダー?
ちょい聞いてみる
ポケモンで誰が活躍するのが見たい?
>>570 キッサキ組が見たいな
同盟組んだ後全然進展が無かったから
ディグダの穴組
OK、考えてみる
ドン、マニュ、バンギ、ダークライ…悪ポケモンがよく活躍するスレですね
アブソルマダー?
この俺、ピカチュウがスレを保守ageだ!
,;;i
ヽ;;;,,,、 ,;;;;;;i
\;;;;゙-,, / /
\ "'"⌒゙"´ ィ
/ ヽ
___ l_ i_`j、 ,t"i _ l _
\::::::::::\∈∋ ー (_ )∈∋/" ̄  ̄7
):::::::::::::,-''" ` "''" /:::〈 _ /
):::::::::::{_,,,,,l /::::::::::\  ̄"''''
⌒)::::::::::::::::ノ /::::::::::::::::::::\
/::::::::::::::::( /:::::::::::::::::::::::::::\
 ̄ ̄7/V入 _,,,,,_⌒V\/V⌒
{__,,-''` ヽ、、)
ピカチュウカッコいいな
パラス、ディグダ、ダンバルの一人称と性格ってどんな感じだったっけ?
印象薄すぎて忘れた
全員【僕】じゃなかった?
良スレage
/ ̄\
| ^o^ | <
>>1-1000 \_/
_| |_
| |
/ ̄\
| | < きが くるっとる
\_/
_| |_
| |
>>579 書き分け難しいなorz
パラスとディグダに大きな特徴無いし。
gaeついでに
>>581 1から1000ってwww
< おまえも くるっとる
俺も くるっとる
――時を少し遡りディグダの穴の隠れ家。
「暇なのニャー」
そう呟き、退屈そうにゴロゴロと寝転がっているのはニャース。
「……そうだね」
陰鬱そうに返すディグダ。
「何もやることないよ」
ため息混じりにそう嘆いてるのはパラスだ。
「コノママジャ埃ヲ被ッテ錆ビルゾ」
つい最近ダンバルから正式に進化したメタングも暇そうにしている。
少し前にピカチュウの配下となった彼らだが、なったはいいものの何もすることが無く、毎日を退屈に過ごしていた。
「何か面白いことは無いのかニャー――」
不意にディグダの方を振り向き、凝視するニャース。
「な、何?」
「そういえばその体の埋まっているはどうなってるんだニャー?」
「そ、それはちょっと……」
困ったようにディグダは言葉を濁す。その様子を見てニャースはますますディグダの埋まっている部分に興味を持ったようだ。
「気になるのニャー……」
目を輝かせながらニャースはじりじりとディグダに、にじり寄って行く。
「ちょ、何のつもり――!」
ディグダがそう言いかけたとき、突如何かが崩れるような大きな音がディグダの穴に響く。
「な、何なのニャー!?」
「落盤カッ!?」
「と、とりあえず音がした方を見に行こう!」
隠れ家を飛び出し、ニャース達は音がした方に駆けていく。
「ケホッケホッ、すごい砂ぼこりだニャー。ちょっと吸っちゃったニャー」
ニャース達が音の元にたどり着くと、そこは砂ぼこりがもうもうと立ち込め、天井には大きな穴が開いていた。天井の穴からは大きな高いビルが見える。
そして、その穴の下には大きな銅色をした何かが横たわっていた。
「このとげとげした茶色の岩みたいなのは何だろ?」
「確かこの辺りはヤマブキシティだけど……。これが上から落ちてきたせいで穴が開いたのかな」
「でっかいニャー」
ニャースがその岩の様な物をガリガリ引っ掻くと、ぴくりと岩が反応する。
「フギャッ!? 岩が動いたのニャー!」
地響きを起こしながら、大きな銅色の岩は立ち上がる。ニャース達が岩だと思っていたのは、頑強そうな岩の鎧に身を包まれた巨大なポケモンだった。
「グギャオオオォン!」
そしてその銅色のポケモンは大きな咆哮を上げた後、鋭く凶悪な隻眼で辺りを見回す。
「落とされたか。おのれ、油断したわ」
銅色のポケモンは天井の穴を見上げながらそう呟いた。
「まずは傷を癒さねばな……また会おうぞ、新たな宿敵よ」
銅色のポケモンはよろよろとトキワ方面に出る出口に歩いていった。ニャース達の事はまったく眼中に無いようだ。
「な、何だったのニャー」
「怖かった……」
「戦闘力測定不能。バ、化ケ物ダ!」
すっかり竦み上がっているニャース達。
「あんなのが落ちてくるなんて都会は地下でも怖い所なのニャー」
「上どうなってんだろ……」
「行ッテミルカ?」
「んー、ここにいても暇だしそれもいいかな」
「ちょっと怖いけど行ってみるのニャー」
「ヨシ、ジャア腕ニ捕マレ。上マデ運ンデヤル」
メタングの腕に捕まるパラスとニャース。
だが、ディグダは浮かない顔を浮かない顔をしてそれを無言で見ている。
「ドウシタ? 早ク捕マレ」
「い、いや、僕そういうのはちょっと……」
そう、ディグダはどういうわけか地面から決して離れないのだ。
「? 変ナ奴」
「臆病者は置いてくニャー」
「ウム」
こうして彼らはディグダを残し、ヤマブキシティに向かった。
果たして活躍できるのだろうか?
定期age
GJ!
GJ
バンギラス哀れwwwww
592 :
名無しさん、君に決めた!:2007/03/31(土) 23:39:44 ID:3//IKB/V
GJ!
うまく活躍させられる神たちに嫉妬!
保守
定期age
結局どのポケモンが一番人気なんだ?
定期age
597 :
名無しさん、君に決めた!:2007/04/04(水) 01:04:42 ID:VzumjSSS
場つなぎしますかね。本編も進めないとなー
━━━━━━━━
――シンオウ、キッサキ。マニューラのアジトにて。
広間の真ん中に氷柱が二本立てられ、その間にハンモックが吊してある。
マニューラはそこに寝転び昼寝をしていた。
そんな広間にいつものメスのニューラがやってくる。何かマニューラに伝える用事があるようだが、急ぐ様子もなく気だるそうに、寝ているマニューラの方へ歩いていく。
ニューラはだらしない格好で寝ているマニューラを見て深いため息をついた後、ハンモックが吊されている柱の一本を強く蹴った。
支えを蹴られたハンモックはゆさゆさと激しく揺れ、上に寝ていたマニューラを振り落とす。
「ヒャンッ――!?」
文字通り飛び起こされたマニューラは地面にびたんと落下した。
「いたた……てめー、何しやがる!」
「普通に起こしても起きないでしょ? それにあんなだらしない格好で寝るのは止めなさいな。あんたは一応――」
「……それよりオレをわざわざ起こして何のよーだ?」
ニューラの小煩い小言を切る様に、マニューラはひょいと起き上がり用件を訪ねる。
「ああ、そうだったわ。ユキノオーから会食のお誘いよ、マニューラ。小難しいことたらたら言っていたけど、要するに一緒にご飯食べてもっと仲良くしましょうって事ね」
「げ、マジかよ」
ユキノオーからの誘いの話を聞き、マニューラはあからさまに嫌な顔をする。
元々ユキノオーとマニューラは敵対関係にあったし、ピカチュウの手により半ば無理矢理、同盟を組まされた後もニューラ達はユキカブリ達を嫌っていた。
機敏に動ける彼らにとって(普段はアジトでぐうたら暮らしているが)、のろまで鈍臭いユキカブリ達は見ていて苛々するらしい。
そして陽気なニューラ達はユキカブリ達の“ノリ”の悪さを何より嫌がるのだ。
マニューラも同じ理由でユキノオーとユキカブリ達を嫌っている。気が乗らないのも無理は無いだろう。
マニューラにとってつまらない会食になるのは目に見えている。
ごめんまたsage忘れたorz
この続きは明日の深夜辺りに書けたら書く
GJ!
>>598続き
「パス――」
「ダメよ。一応、あいつらとは同盟組んでんだから、こういうのにも参加しないと。鼠にまた何かうるさく言われるのもウザったいわ」
「……確かにそれはウゼーな。」
ふう、と諦めたような息を吐くマニューラ。
「しょーがねえ、行ってくるぜ」
「そう。じゃあ、くれぐれもニューラ族に恥をかかせる真似はしないでね」
「へー、へー」――
「とは言ったものの――」
今だにマニューラはアジト周辺の森をだらだら進んでいた。
ユキノオーと会食なんて面倒臭くてたまらない。どうにかしてすっぽかす方法は無いか――マニューラはそんなことばかり考えていた。
約束の時間は刻々と迫る。そんな時――
「にゅ〜ん」
紫色の軟体がマニューラの目の前に現れた。
――ユキノオーの集落。
「ようこそ、マニューラ殿。(……はて? こんなにシンプルな顔つきだったか?)」
「ひゃは〜!」
「(ちょっと違う気もするがいつもの笑い方だし、わしの気のせいかの)ささ、こちらへどうぞ」
――ハクタイの洋館。
「……何であっしがてめぇなんかにメシ奢んなきゃなんねえんだ」
「ダチ連れてきた借りがあんだろが? つべこべ言わずもっとメシと酒の追加だ、ヒャハ!」
「ちっ、食い終わったらさっさと帰りやがれよ! 糞ネコが」
その日、ユキノオーの集落ではマニューラが突然形を崩して溶けたり、ユキノオーが二匹に増えたり減ったり増えたり減ったり減ったり増えたりで大騒ぎになった。
定期age
ちょwwwメタモンwwwwww
定期age
保守
続きマダー?
最初期の頃のノリは全体的に軽い感じだったな
今の重い感じもまた良いが
今はなんだか慎重・厳選ってかんじ
複雑になってきて矛盾が出ないようにするのが大変だ
書くのは楽しいんだけどなー
定期age
「グリーンッ!」
「ここでゲームオーバーだ、レッドォッ!」
激しく衝突する因縁の人間二人。
一方、蚊帳の外でどうにも出来ないミミロップ他ポケモン達。
「……ねぇ、もしかして私達置いてけぼり食らってる?」
「……ですねー。でも――」
「ええ――」
「ぼわーん――」
「グガァッ!」
「しまった! 耐えろ、リザードン!」
フーディンのサイコキネシスが命中し、リザードンは大きく仰け反ってしまった。
「止めだッ! 気合い玉!」
フーディンがリザードンに追撃の光球を放つ。
(ここまでなのか……?) その時、ムウマージがリザードンの前に庇うように飛び出した。
「君!? 危ない!」
レッドが叫ぶ。だが、光球はムウマージの体に吸い込まれるようにかき消されてしまう。
「きかないよー」
そう、霊体であるムウマージの体に光球――格闘タイプの技である気合い玉は効果は無いのだ。
「――放っておくわけには行きませんよね?」
「――その通り」
「すけだちだー」
ずらりとリザードンの前に並ぶ三匹。
「何だてめえら!? ポケモンのくせに正義の味方気取りかよ?」
「ミュミュ(そんなんじゃないわ)」
「リィ……(どちらかと言えばその“正義の味方”とやらに倒される方ですかね……)」
「ぼわーん!(めざすはせかいせいふくー!)」
びしりと決めている三匹。
一方、乗り遅れ蚊帳の外の二匹。……ムクホークとフライゴン。
「乗り遅れた……」
「早く加わりましょう……」
「とほほ……」
キテタコレ
GJ
615 :
名無しさん、君に決めた!:2007/04/08(日) 13:46:58 ID:NnAkd0cj
そういや一応ピカチュウ達は悪(?)の組織なんだったなw
そういや序盤でそういう事言ってたなwwwww
GJ!!!
617 :
名無しさん、君に決めた!:2007/04/08(日) 20:36:01 ID:wNAu2XLF
gj
海賊ブイゼル達はどうなったんだ?
手下になったの?討伐されただけ?
一応討伐されただけなんじゃないかな
あれだけの登場じゃ寂しいから進展あったらいいな
定期age
なあ、議論スレの方で人気投票の話が出てるけどおまいらはどうする?
622 :
名無しさん、君に決めた!:2007/04/10(火) 20:24:16 ID:vrz2ufSW
良いと思うよ
シンオウ近海、様々なポケモン達が生息する豊かな海。
その一部である223番水道のポケモンをまとめあげ、海賊を営むポケモンがいた。
偉大なる(自称)海の男、その名は――
『キャプテン・フローゼル』
223番水道を少しそれた海域。
体長が十メートルを軽く超える巨大な鯨ポケモン――ホエルオーが豪快に波を割り海を進んでいる。
そのホエルオーの額にはドクロマークに似た模様がある。そして体にはオクタンが四匹、テッポウオが十二匹ひっついていて、まるで砲台が搭載されている海賊船みたいな出で立ちだ。
そのホエルオーの背に仁王立ちでふんぞり返っているのはフローゼル。223番水道の海賊のリーダー――キャプテンであり偉大なる(自称)海の男だ。
偉大なる海の男キャプテン・フローゼルはブイゼル他水棲ポケモンをまとめあげ、フローゼル海賊団としてシンオウの沿岸地域で大活躍していた。
しかし、それを妬んだピカチュウの配下達により討伐され、現在はその規模も大分縮小してしまっている。
海賊船代わりのホエルコ達も海賊団を離れてしまい、今や旗艦であったホエルオー一隻しかいない。
勇敢な戦闘員だったサメハダー達も狂暴で邪悪で野蛮で粗暴な黒猫に狩られ――
がつんっ
「誰が狂暴で邪悪で野蛮で粗暴な黒猫だって? あん?」
「あたた……」
マニューラに殴られ、フローゼルは書いている途中だった自伝を落とす。
何故ここにマニューラがいるのかというと、彼らフローゼル海賊団はドンカラス達に討伐された後、その傘下に入れられてしまった。
そして現在はピカチュウ配下達の海の交通手段として利用されてしまっているのだ。
「そこ書き直しな。強くて優しくて美しくて可愛くて格好よくて理知的なマニューラ様、だ。ヒャハハ」
「ううう……」
こっぴどくやられフローゼル他海賊達はドンカラス達に、まったく頭が上がらない。
「じゃあこの辺でいーぜ」
「へい。おい! 野郎共、船を陸地に寄せろ!」
「アイアイサー」
フローゼルに命令され、ブイゼルは海に飛び込んで、ホエルオーに旗で方向転換の指示を出す。本来の命令伝達役のペリッパーがドンカラスに撃墜された時の怪我で現在動けないため、苦肉の策で運用しているのだ。
船の汽笛の様な鳴き声をあげ、ゆっくり向きを変えて陸地に寄せて泳ぎだすホエルオー。海に飛び込んだブイゼルが息を切らせて必死にホエルオーに上がってくる。
「陸に着きましたよ……」
「おう」
「ご苦労さん。じゃ、また頼むぜアッシー君。ヒャハハ」
「へーい……」
ひょい、とマニューラは陸地に寄せてあるホエルオーから飛び降り、振り返りさえもせず歩いていった。
大きくため息を吐く海賊達。
「てめえら、船出すぞ……」
「アイアイサー……」
覇気無く出航する海賊達。真っ青な快晴も彼らの目には入らない。
しばらく陸地にそって航行していると――
「おーい! アッシー君、ちょっと船に乗せてほしいおー!」
ビッパが笑顔で海賊達に手を振っている。ピカチュウ配下の最底辺であるビッパに対し、果たして海賊達は――!?
「へーい……。おい、船寄せろ」
「アイアイサー……」
……ビッパにさえ頭の上がらない彼らに明日はあるのだろうか?
〜テンガン山〜
「・・・急になんでそんなことを言うでござるか?」
「これ見てください」
スターミーはザングースに封筒のような物を渡した。
「挑戦状・・・?」
「そう。カントー屈指の剣豪、ストライクさんがザングースさんと手合わせしたいんですって」
自分の力を試したいと思っていた彼にとってこれ以上のチャンスはない
「燃えてきたでござる!カントーへいざ出陣!」
「(・・・思っていたより単純な奴だな・・・)」
「でも、何でそれをスターミー殿が伝えに来たのでござるか?」
「ええとですね、自分はセキチクサファリパークに住んでるからストライクさんと親交があるんです。だから頼みを引き受けたんですよ」
「ストライク殿のことは噂で聞いていて、いつか拙者も手合わせしたいと思っていたでござる・・・」
「じゃあ一緒に行きましょう!自分がカントーを案内しますよ」
しかしここである問題が浮上する
「・・・どうやってカントーに行くでござるか?」
カントーとシンオウでは大分距離がある。スターミーは泳いできたらしいがザングースにそんな能力はない。
「拙者カナヅチでござるよ・・・」
「ああ、そのことなら心配ありません」
そんなことは問題ではない、という感じで即答するスターミー。
用意周到のようだ。
「ちょっと前に海賊団が解散しましたよね。その海賊の一員だったホエルコがカントーまで乗せていってくれるそうです」
路頭に迷っていたホエルコを雇ったらしい。確かにホエルコならカントーに1週間で着くだろう。
「ホエルコも待ってます。港に急ぎましょう!」
「承知!」
2匹はテンガン山を抜け、ミオの港へ向かった・・・
〜ミオの港〜
テンガン山から遠い街だったので、二匹が着いたころはもう真夜中だった。
しかしこの方が都合がいい。昼間に出発すると人間に見つかる可能性が高い。
「ザングースさん、こいつがホエルコです」
「こんばんは・・・ホエルコです(「協力しなかったら10万ボルト」って・・・このヒトデめ・・・)」
どうやらこのホエルコ、脅されたようである。
「カントーまで宜しく頼むでござる!」
3匹はカントーに旅立った・・・
フローゼル哀れwwwww
わざわざ☆が来たのは10万の伏線か…ヤルナ
よし、今から猛スピードで本編の続き書いてくる
ふぅ……、書き終わった……。
今から投下
―――
「くそぉ、こんなはずじゃなかったのによ……」
予想外の展開に苛立ちを隠せないグリーン。
(グリーンが動揺してる……これなら勝てるかもしれない!)
レッドは心の中でそう思った。
「ミュミュミュ(さて、とりあえず目の前の敵を何とかしましょう)」
拳に炎を宿らせながらミミロップが話しかける。
「リィリィ…(まずはそれが一番みたいですね…)」
ロゼリアも大量の花びらを舞わせながら答える。
「ぼわーん(ぜったいまけないよー)」
漆黒の球を作りながらムウマージも勢い良く返事する。
「何匹ポケモンが来ようと、俺は絶対に負けられねぇ! 勝負だレッド!」
グリーンはそう叫びながらフーディンにサイコキネシスを指示する。
「僕だって負けない!リザードン、避けて火炎放射だ!」
レッドがそう叫ぶと同時に、ミミロップ達も攻撃を開始する。
技と技がぶつかり合い、砂埃が舞う。
晴れたときに立っていたのは、リザードン達だけだった。
「4匹一斉に攻撃だと……、ふざけるなっ!」
フーディンをボールに戻し、新たなボールを3つ放つグリーン。
中から出てきたのは、ウインディ、ナッシー、カメックス。
「俺は誰にも負けねぇ…」
グリーンは1人呟いた。
GJ!
定期age
続きマダー?
ビッパって一番下っ端だったんだ…
初期の頃からの仲間だし、単独でアルセウスのプレート破壊したり人間に変装&自動翻訳装置作ったりするヤツなのに
なら、マニューラやエンペルトなどとタイマンした時のことを考えるんだ
特に、ピカチュウと戦闘してた時のマニューラにはビッパの知能じゃ勝てない
戦闘力だけならマニューラとエンペルトはトップクラスっぽいから比べるのは酷じゃね
ドーミラーとかダンバル、ミノマダム辺りがビッパと同ランク何だろうか
サーフボードは除外してやれwwww
小ネタに出てくる奴らが大体ビッパと同じぐらいなんじゃね?
マニュとかエンペは違うけど
640 :
名無しさん、君に決めた!:2007/04/13(金) 11:44:58 ID:Kqy3M6YK
エンペルトの師匠のチャーレムはどうなんだ?
小ネタ・ザングースの旅 第3話
〜海上〜
「長いでござるね・・・」
「当たり前じゃないですか・・・シンオウからカントーに行くんですから」
ホエルコに乗っているザングースと、泳いでいるスターミー。
彼らはひたすらカントーを目指していた。
「ホエルコ殿、あとどれくらいでござるか?」
「あと3日ってとこでしょうね・・・」
あきらかに疲れているホエルコ。可哀想な奴である。
彼らの前方に黒い影が現れた。
「ん?あれは何でござるか?」
「ま、まさか・・・」
スターミーが息を呑む(元々こいつは息をするのだろうか)。
「どうしたスターミー殿?様子がおかしいでござるよ?」
「あれは・・・ギャラドスの大群ですね」
近づいてくる大群。20匹くらいいるだろうか?
「でも何でそんなのがここにいるのでござるか?」
「地方と地方をつなぐ海には凶暴なポケモンが住んでいるんです・・・彼らもここら一帯ではかなりの実力者でしょう」
「スターミー殿は博識でござるな!」
感心するザングース。そんなやりとりの間にも、大群は近づいてくる。
「あ、あの・・・ザングースさん?スターミーさん?」
珍しくホエルコの方から話しかけてきた。
「何でござるか?ホエルコ殿?」
「もうめちゃくちゃ近づいてるんですけど・・・?」
なんと3匹はあっという間にギャラドスに囲まれてしまった。
「敵の数は2、4・・・22匹だな」
スターミーはすぐに計算した。
「スターミー殿、10万ボルトは使えるな?」
「OK、もちろんです」
「行くぞ!」
ザングースが高くジャンプし、一匹目のギャラドスに拳を構える。
「チャーレム殿から教わった奥義でござる!」
電撃を込めた拳がギャラドスに命中する。
ギャラドスは電気に滅法弱い。水しぶきとともに海面に沈んだ。
素早くホエルコに着地し、一秒もたたないうちにまた跳躍、一撃を浴びせた。
ジャンプと攻撃を舞うように繰り返し、ギャラドスを撃破していった。
一方のスターミーは10万ボルトを的確にギャラドスに当てていく。
「自分は射撃得意ッスよ!」
ホエルコはただ見ているだけだった。何もすることが出来ない。
「すごい・・・」
一気にギャラドスの数が減った。残りは3,4匹だろうか。
「すごいですよ!これなら勝てそうです!」
歓喜するホエルコ。
「・・・いや」
「不利でござるよ・・・」
「え・・・?」
「拙者もスターミー殿も、電気技のPPが尽きてしまったでござる・・・」
「しかも残っているのは大群のボスだ・・・」
続く
GJ!
もう花見の季節ですかね。場つなぎですよ。
――――――――――
ハクタイの洋館の一室。
「ちっ、うざってぇ」
ドンカラスが何やら不機嫌そうな顔をして、窓の枠に頬杖をついて外を眺めている。
その見つめる先には桜が綺麗に咲いていた。ハクタイの森にも春がやって来たのだ。
ドンカラスは決して桜が嫌いなわけではない。むしろ毎年、花が咲くのを楽しみにしている程だ(楽しみにしているのは花ではなく、花見の宴会で出る豪華な料理と酒の方だという噂だが)
機嫌が悪い理由は桜の木の下にあった。
「今日は森が騒がしいポ……ゴホン」
外を見るドンカラスの後ろでエンペルトが浮かない顔をしてぼやく。
桜の木の周りにはビニールシートが敷かれ、その上では人間達が好き勝手に騒ぎ宴会をしていた。
「去年迄はこんなんじゃ無かったってえのに……カーッ、人間め! 余計な事してくれやがりやした」
ドンカラスは腹立たしそうに觜を歪め、窓枠を叩く。
去年までは花が咲く季節でも、窓から見えるあの辺りは人間は来ず静かなものだった。
ドンカラスは毎年そこにヤミカラスを引きつれ、花見の宴会を楽しんでいたのだ。
だが、今年はあの賑わいよう。原因は雑誌に『花見の穴場スポット』としてあの場所が紹介され、人間達に穴場を知られた事にあった。
「用意した料理とお酒――どうする?」
エンペルトが恐る恐る機嫌の悪いドンカラスに尋ねる。
「勿体ねえ、あっしらで何とか相応の手段で処理――」
「おーい、ドンーッ!」
そんな時、エントランスホールの方からビッパの何時もの嬉しそうな呼び声が聞こえた。
「こんな時に何でえ、あの出っ歯……」
ビッパに呼ばれ、苛々した様子でエントランスホールへドンカラスは向かう。
エントランスホールの一階ではビッパがおかしな植物ポケモンらしい物体を連れていた。
その物体は体が花びらのようなものに包まれていて、まるで花の蕾のようだ。
「あ、ドン! また僕の友達連れて来たんだお」
手摺りに掴まり二階の方から見下ろしているドンカラスに気付き、ビッパが一階から手を振り叫ぶ。
「何でぇ――そいつら」
わしわしと頭の帽子みたいな羽毛をいじりながら、面倒臭そうにドンカラスが尋ねる。いつもの光景だ。
「チェリムく――」
「で?」
さっさと切り上げて追い返そうとするドンカラス。最早ビッパの連れてくるポケモンに全く期待はしていない。
花見が中止になり機嫌が悪いこともあり、あからさまに投げやりな態度だ。
「何だかいつも以上に冷たいお……。チェリム君は花が開くと桜みたいに綺麗なんだお」
ドンカラスが眉の辺りをぴくりと動かす。
「――何? 桜だと?」
「そうだお。でも――」
これは使える――ドンカラスは目の色を変えた。パチンと羽を鳴らしてヤミカラス達を呼び出す。
洋館のそこら中からヤミカラス達が羽音をたて、エントランスホールに集まって来た。ゴホン、と咳払いをするドンカラス。
「クカカ、てめぇら! 花見だ、宴会の準備を始めろ」
「へ? 人間のせいで中止になったんじゃあ?」
ヤミカラス達は疑問の声を上げる。
「“代わり”が届いたんでえ。さっさと始めなせぇ」
「へ、へ〜い!」
「最後まで話を聞いてほしいお……」
ビッパを無視し準備は進む――
「クカカカカ! 乾杯!」
屋外の人間が滅多に来ない広場に、チェリムを囲むようにビニールシートを敷き、宴会を始めるポケモン達。
「ドンの機嫌が直って良かったポチャ……」
安堵の息を漏らすエンペルト。
あのまま花見が中止になりドンカラスの機嫌が直らなければ、エンペルトはまた夜遅く迄ドンカラスの愚痴酒に突き合わされる羽目になる所であった。
「この度は我がユキノオー一族もお呼びいただき誠に――」
「止めてー! 自分サーフボードじゃな――ギャフッ」
「ヒャッハー! なっみのりー!」
「ガハハハ! いいぞいいぞ! では七英雄エレキブル、一発芸としてこの岩を一撃の元に粉々に――」
「ちょ、オイラ生きてるから! 止めてくれー」
好き勝手に騒ぐポケモン達。
「誰一人としてこっち見てないお……」
チェリムの傍らで寂しそうにビッパが嘆く。
実はビッパが連れてきたこのチェリム、非常に恥ずかしがり屋で人前では決して咲けないのだ。
つまり現在も咲いていない蕾の状態なのだが――誰も見ていないし気に留めていない。
……要するにここに集まるポケモン達は、楽しく騒ぎ美味しいものが飲み食いできるなら、その理由と要因等どうでもいいのである。
花より団子。
ビッパカワイソスwwww
GJ
またサーフボードかwwwwwww
ビッパはホエルオー船で旅立ったんじゃね?
タクシーがわりにちょっと乗っただけじゃね?
定期age
652 :
名無しさん、君に決めた!:2007/04/15(日) 18:51:52 ID:+swydo3d
続きマダーン?
___
ヽ!!!!!/
<(*゚∀゚)> 保守age、ヒャハ♪
⊂ ⊃
ミ( /
し`J
654 :
名無しさん、君に決めた!:2007/04/17(火) 01:44:29 ID:k/zeLzX4
最近小ネタしか書いてなかったし、久しぶりに本編書いてみますか。
━━━━━━━━━━
「リア……(ふぅむ……)」
ロゼリアが繰り出された三匹を見て、何やら難しい顔をする。
「ぼわーん?(どしたのー?)」
「リィ、リィリア(いえ、いやにバランスのとれた三匹だと思いまして)」
三匹のタイプは炎、草、水――弱点をうまく補いあえる組み合わせ。
ロゼリアは嫌な予感がしていた。
「ピイィーー!(へんっ、それがどうした!)」
そんな時、ムクホークが飛び立つ。
「リィ、リァーリリィ!? リァリァ!(ちょっと、ムクホークさん!? 待ってください!)」
ロゼリアが止めるのも聞かず、翼を広げ敵に突進していくムクホーク。
ブレイブバード――そんな勇気ある鳥の頭の中は、
「(ミミロップたんにアピールするチャーンス)」
……下心で一杯だった。
「来るか! ウインディ!」
グリーンに指示され飛び出すウインディ。
「グルルル――ガウッ!」
「ピッ!?(ひっ!?)」
ウインディに威嚇され、ムクホークは少し怯み突進の速度が落ちてしまう。
「ウインディ、さがれ。カメックス! 甲羅で攻撃を止めろ!」
ウインディが後ろに飛び退き、入れ替わりにカメックスが前に出る。
カメックスは頭と手足を甲羅に引っ込め、突撃してくるムクホークに正面から挑む。
「ピビィッ!」
弾き飛ばされるムクホーク。
頑丈なカメックスの甲羅は弱まったブレイブバードなどいとも簡単に防ぎきった。
「ナッシー、眠り粉!」
グリーンの素早い指示でナッシーは、弾き飛ばされ宙でまだ体勢を直せていないムクホークに、容赦無く眠り粉を浴びせる。
「ピュルィ……(ふにゃ……)」
昏倒し床にどさりと落下するムクホーク。
「リィリァー……(見事な連携ですねー……)」
悪い予感が的中し、ロゼリアは嘆くように右手で自分の額を押さえる。
「リィリィ……リリア――リィ。リィリア(困りました……予想以上にあの人間とポケモン――やります。ばらばらに動いてはあの通り)」
「フリャー……(しっかりして下さいよもう……)」
フライゴンが眠っているムクホークの下に電光石火の速度で急いで近づき、ムクホークを引きずりながらとんぼ返りの要領で戻ってくる。
「リィ――(こちらも――)」
「こっちもうまくチームプレーしないと、勝てそうにないね」
「リ!?(え!?)」
自分達の話が伝わっているかのようなレッドの言葉に、ロゼリアは驚く。
「君達、今だけ僕の指示に従ってくれないか? ばらばらに戦ったらグリーンには――きっと勝てない」
「……リィリリ、リィリ(……その通りです、今はこの人に従いましょう)」
「……ミィ(……わかった)」
「ぼわん「いいよー」」
レッドはにこりと微笑む。
「ありがとう、君達。やってくれるんだね。よし、まずは――」
「(まさか……ね。ポケモンの言葉が人間に通じるわけ無いですよね)」
━━━━━━━━
sage忘れたorz
長引いたからさっさと決着つけたいところだけど、もう眠い…また明日書けたら書きたいです…。
GJGJGJ!
続きもwktkしてるぜ
定期age
658 :
名無しさん、君に決めた!:2007/04/18(水) 00:44:31 ID:WnDtagBz
続きまだー?
定期age
遅くなた…
―――――――――
「とりあえずそこの寝てる子を起こしてくれないか? えーと、そこの――薔薇君。君、そう言う技が使えるね?」
「リィ」
レッドに指示されロゼリアはムクホークの下に駆け寄って行く。
「リア……(それでは……)」
ロゼリアが両手の花を掲げると、辺りに心地の良い香りが広がった。
癒しの香り――アロマセラピーの効果を受けムクホークが深い眠りから目を覚ます。
「ピッ!?(はっ!?)」
飛び起き、きょろきょろとムクホークは辺りを見回す。
呆れ顔で自分を見つめるミミロップ達に気付き、申し訳なさそうにムクホークは自分の頭を掻いた。
「よし、それじゃあ作戦を話すよ――」
「何をこそこそやってんだ? へへんっ、いいぜレッド。何を企んでるか知らないが先に仕掛けさせてやるよ」
「じゃあ、行くよ! リザードン、火炎放射だ!」
「無駄だッ! カメックス! ハイドロポンプ!」
リザードンが吹く火炎を、カメックスが甲羅の砲台から水流を撃ちだし相殺する。
水が激しい炎で蒸発し、水蒸気が辺りに深い霧のように立ちこめる。
「ふんっ、この程度かよ?」
霧の向こうでグリーンが勝ち誇ったように言う。
「トンボ君、穴を掘るだ!」
「フリャッ」
レッドの指示でフライゴンは床に大きな穴を開け、地響きを立てながら掘り進んで行く。
「ん、何だ? ――地面タイプの技か! 防ぐぞ、ナッシー!」
――草タイプに地面タイプの技は効果がいまひとつ。あのポケモンの攻撃を耐えた後、カウンターに眠り粉を浴びせてやる。
地響きに気付きグリーンがナッシーに指示を出す。
立ちこめていた霧が晴れた――地面が盛り上がり、そこからフライゴンが飛び出そうとする。
「来たぞ、ナッシー!」
ナッシーが盛り上がった地面の前に立ち塞がる。
「ピイィィィッ!」
「な、何ぃっ!?」
しかし、盛り上がった地面に穴を開け飛び出してきたのは、フライゴンでは無くムクホークだ。
穴から勢い良く飛び出したムクホークは、急降下しナッシーの体を切り裂く。
「ピュイッ!(汚名返上ぉッ!)」
「ずっりぃ、こんなの有りかよッ!?」
「ナッシィー……」
飛行タイプの技――燕返しに耐えきれず、倒れるナッシー。
レッドの作戦。霧で辺りが見えにくい内にムクホークを、穴を掘るフライゴンに続いて進ませていたのだ。地面タイプの技を、草タイプのナッシーが防ぎに来るのをレッドは読んでいた。
相殺されるのが目に見えている火炎放射をリザードンに命じたのも、水蒸気を発生させて目眩ましにするためだ。
「ちくしょうっ! ウインディ、あの鳥をやっちまえ!」
「ガウッ! ――ギャインッ!?」
ウインディがムクホークに飛び掛かる。だが、開いた穴から大きな影が飛び出し、ウインディを跳ねとばした。
「フリャッ!(まだ僕がいるんですッ!)」
ウインディを跳ねとばしたのは穴に潜んでいたフライゴンだ。
「……大成功」
レッドはにやりと微笑んだ。
保守
ダークライの一人称って何だったっけ?
本編とスターミーの続きマダー?
ビッパはビーダルに進化しないのか?
定期
なんかよくわからない電波を受信したので場つなぎするお
━
「おーい、ドーン!」
――いつものビッパの呼び声。……少し野太い?
「ちっ、うるせえな。何でえ?」
――見に行った先にはビッパの姿は無く、そこにはビッパをより間抜けにしたような顔の、ずんぐりむっくりしたポケモンがいた。
「……何だてめぇ」
「元ビッパのビーダルだお。進化して色々パワーアップしたから見てほしいおっ。まずは影分身!」
――みるみるビーダルの姿が増えていく。不快なニヤけ面を引っ提げて大勢でこちらに迫って……。
「や、やめなせえ!その暑苦しい顔をアップにするのは!」
「おっ。おっ。おっ。おっ。おっ。」――
「ぎゃーーーーーーッ!」
いつもの部屋で昼寝をしていたドンカラスが大声を上げ飛び起きる。
叫び声を聞き付けたエンペルトがドタドタペタペタと足音を立てながら、大急ぎでドンの居る部屋の様子を見に来た。
「ど、どうしたポチャ!?ドン!」
「はあっ、はあっ……ゆ、夢ですかい……」
余程嫌な夢を見ていたのかドンカラスは冷や汗でびっしょりだ。顔も少し青ざめている。
「おーい、ドーン!」
ビッパの呼び声。ドンカラスはビクリと体を震わせた。
「お、おい、エンペルト。代わりに見てきて下せぇ。」
「どうしたんだ?断るよ。ビッパの相手は僕の管轄外だ。それに他の仕事もあるから」
「ちっ、冷てえ野郎だ。あっしが行きゃいいんでしょ、行きゃ」
文句をたれながらドンカラスは部屋を出ていく。少し何かに怯えた様子で。
エントランスにたどり着いたドンカラス。手摺りに飛び乗り一階を見下ろすと――
「あっ、あれがドンだお!」
下にいたのはビッパをさらに間抜けにしたような顔の、ずんぐりむっくりした体系のポケモンだ。
「な、な、ビーダル!?まさ、正、ゆ、ゆめ――」
そのポケモン――ビーダルを見た途端、がたがた震えだし、泡を吹いてドンカラスは倒れる。
ビーダルの後ろからひょっこりビッパが姿を現した。
「今日連れてきたのはビーダル君――ってドン、どうしたんだお!?」
次の日からビッパにはかわらずの石が強制的に持たされる事になったという。
続かない。
エンペルト冷たすぎワロタ
GJ
ドンの特性は強運で決まりだな
スレが
ドンカラスの日常<短篇・悪運>
になりかけてるw
>>661(その他アンカー略
ポケモンに リィリィ など、ポケモンが鳴きそうな声を言わせるのは
今までの流れと違うんで変えた方が・・
と、文才無いけど言わないと変わらなさそうで・・
あ、
>>661さんが文才無いというわけじゃあないス
自分のことでう
人間が近くにいる場合は台詞を人間と区別をするためにやってるんじゃね?>鳴き声
定期
//>
>´ ヽ=-
> ヽ=- 立ち上がれ!保守をしろ!早く!早く!早くッ!
./> ∠l ヽ=-
.//>/ヽ .<l (^ヽ-
(,,,,i /ニヽ ヽ(ヽ
/Vヽ.-/∨\/ヽ,,)
,くヽ 凵R__//
(`l .\__.((⌒) >>
そ二ニ> >、 )~. ̄ヽヽ
vvv
さて、そろそろ本編を進めようか
そのころピカチュウとニャルマー…
「ここだな…」
今までとは明らかに違う扉…この先に奴がいると考えて間違いないだろう。しかし…
目の前の扉には鍵がかかっていた。
少し考えれば気づいたはずだ…今までも随所に鍵のかかっている部屋があった。
まして重要な部屋に鍵がかかっていないはずがない
どうする…一度あいつ等ののところに戻るか?
しかしあいつ等のことだ…いま戻れば確実にバカにされるだろう…
だが、いまそんな悠長なことを言っている暇がないのも事実…
しかし…
―――ブーン
「なにをいつまでブツブツ言ってるんだい。もしかして、これをお探しかい?」
顔を上げるとニャルマーがニヤニヤとこちらを見ている
尻尾にはカードキーが光っていた
「なっ!どこでそれを…」
「さっきの子供のポケットから見えたんでねぇ、ちょいと借りてきたのさ」
「・・・・・よ、よしっ!行くぞ!」
「勢いでごまかそうとしてないかい?」
「・・・・・」
いた…!
ダークライが部屋の奥の椅子に腰掛けている
他に動くものはない
「ようこそピカチュウ、まさかここまで来るとは…正直驚いたよ」
「フンッ、お前にもう手駒は残っていない。ここまでだ…」
「クックック、果たしてそうかな?」
奴は相変わらず笑みを浮かべ椅子に座っている…なぜだ?
バンギラスもロケット団ももう残っていない
もう奴自身が戦うしかないはずだ…
「クックック…手駒ならさっき運び込まれたんだよ、トラックでね…
そう、ちょうど108匹だったか…有効に使わせてもらった。」
「…!!」
「いでよ、ミカルゲ」
―――――――――――――
すまん、ポケモン達生贄にしてしまった…
場合によってはスルーでも
ミカルゲktkr
先越されたwwwwwwww
このタイミングでこのネタはどうかと思ったが電波を受信してしまったので仕方が無い
━━━
――ハクタイの洋館、いつもの部屋。
だらだらといつも通りテレビを見ながらぐうたら過ごしているドンカラス。
「ふあぁーあ、今日も暇だぁねと」
大きな欠伸を一つ。今日もハクタイの森は平和だ。
そんないつもの静かな森に――平穏を裂くように大きな音が響き渡る。
木々が薙ぎ倒される音、揺らぐ地、落雷のような足音。
「な、何事でぇ!?」
音の原因を確かめようと、大急ぎでドンカラスは洋館を飛び出す。
洋館の外に出ると、身長十数メートルはあるだろうか、岩を寄せ集めた巨大な巨人の様な物体が見えた。
間接や岩の隙間から紫色の霧を吹き出しながら、轟音を立て、地を揺るがし洋館にゆっくり迫ってきている。
「な、何でぇ……ありゃ……」
呆然としドンカラスはそれを見つめる。正気に戻ろうとぶんぶんと首を振り、目を数回瞬きさせた後、ドンカラスはもう一度それを見なおしてみた。
「夢や幻じゃねえ……このままあれが来やがったら館が壊されちまうッ!」
羽をパチンと鳴らしてドンカラスは手下のヤミカラス達を召集し、急いで巨人の下に向かっていく。
近づいてよく見てみると、巨人から吹き出している紫色の霧の正体はゴース達。岩一つ一つにとり憑いて巨人を動かしているようだ
「やいやい、デカブツ! この先にゃあっしらの館があるんでぇ、止まりなせぇ!」
巨人は歩みを止め、ゆっくりとドンカラスに顔を向ける。ぐるぐる目の不気味な顔が彫刻されている頭。
その額に当たる部分にはゲンガーがふんぞり返っていた。
「ケケッ、久しぶりだなドンカラス」
「てめえはゲンガー……一体何のつもりでえ、てめえらに貸す部屋はもうねえぞ」
ニィッと口端を歪めゲンガーは笑う。
「部屋を借りる必要はねえよ。今から館は潰されるんだからな! この――」
「お゛ん゛み゛ょ゛ーん゛っ!」
両腕を振り掲げ、巨人が吠え猛る。
「千八十匹のゴースが合体したB(ビッグ)ミカルゲでな! ケケケケケッ!」
「ちっ、行きますぜッ! ヤミカラ――」
「待つおッ!」
どこからか現われたビッパがドンカラス達を止める。
「こんな時に何でえ!?」
「ここはパワーアップしたダンバル君達と僕に任せるお! ダンバル君達、やるお!」
「了解デス! 超磁力合体!」
ビッパの掛け声でそこら中からダンバルが集まり合体し始める。そして四体のメタグロスになった。
「おいおい、そいつらじゃ一分しか――」
「まだだお! ダンバル君達!」
メタグロスになったダンバル達がさらに合体する。そして――
「おおおッ!?」
「十六神超磁力合体! G(ゴッド)グロスだお!」
「ま゛ッ!」
巨大な鋼の巨人に姿を変えた。
「ゲェーーーッ!?」
ゲンガーが叫ぶ。
「よ、よし、ここは任せてみやしょ。」
「行くおっ、Gグロス! ギガコメットパンチ!」
「ま゛っ!」
Gグロスが鋼の拳をBミカルゲに叩きつけるが――
「ゲゲェー!? ――ん?」
ぺちん、と情けない音を立てただけだ。まったく効き目はない。
「……どういうことでえ」
「合体維持に大きなエネルギーを使っているから、攻撃には殆んど割けないお」
「ケケケッ、バカが! 今度はこっちの番だ、Bミカルゲ! デスシャドーボール!」
Bミカルゲが派手な動きで黒い球体を放つ――が、その大きさは数センチ。
ヘロヘロと飛びぱちん、とシャボン玉の様にGグロスの体で弾けて消えた。
「ゲェーッ!?」
「あっちも同じみたいだお」
「……」
その後も名前だけ豪勢な技の応酬が何時間にも渡り続いたが――
「ヤミカラス、マニューラ達とエレキブル達を呼んできて下せぇ。でっけぇ粗大ゴミを二つ片付けないとならねぇんで」
「へい」
ドンカラス達により両成敗され、決着はつかなかったという。
続かない
ドンカラスが直属の配下に「くだせえ」はなくね?
立場が下のビッパにもたまに「くだせえ」になってたりするからいいんじゃね?
うっかりしてたぁな
×「呼んできてくだせぇ」
〇「呼んできなせぇ」
脳内変換しといてくだせぇ
定期
議論スレで人気投票やってるな
〜海上〜
「スターミー殿、残りの特殊技は?」
「あいつらに効きそうなのは・・・パワージェムとサイコキネキスくらいしか・・・」
「ではそれらの技で援護射撃を頼む。拙者は直接攻撃で敵の気を引くでござる」
ザングースが戦ってる間にスターミーが特殊技を撃つ。簡単に言うとこんな作戦だ。
しかしギャラドスたちもバカではない。相手も作戦を立てていた。
「グギャアアアア!!」
ギャラドスが放つアクアテール。軌道はザングースのわずか左にそれた。
「狙いが悪いでござr―――――」
瞬間、地面が揺れた。
いやここは海上のはず。ではなぜ揺れたのか?
「・・・ぐえー・・・」
ザングースを乗せているホエルコが呻いた。
そう。残ったギャラドス3匹(ボス級)はホエルコ狙いに作戦をシフトしたのだ。
「アクアテールだったのが幸いですね・・・こうかはいまひとつです」
冷静に状況を判断するスターミー。そんなことを言っている間にもう一発くる。
今度は牙で噛み砕くつもりだ。
「『リフレクター』!」
スターミーはすかさず防御の壁を作った。
「『まもる』!」
ザングースは守りの体勢に入り、ギャラドスの攻撃を防いでいる。
防戦一方だ。
「僕のせいで・・・」
守られているホエルコは自分の無力さを恥じた。
海賊団でパシリにされていたホエルコにとって、誰かに守られるということは初めてであった。
こいつらの力になりたい。そう思った。
「うおおおおお――――――」
「!?」
「何でござるか!?」
ザングースの足場は光り、膨張していく
「大丈夫、どんな攻撃でも受けられるぞ!」
そう、ホエルコは進化したのだ。
「僕が攻撃を全部受けます!その隙に!」
「OK!」
「承知!」
3匹のギャラドスが撃つアクアテールを全て受けてもびくともしない。
「『パワージェム』!」
「『ブレイククロー』!」
2匹の攻撃は見事に命中し、三つの巨体は海に沈んだ。
長かった戦いは、3匹のチームワークで勝利に終わった。
乙!
GJ!
定期
ロゼリアならロズレイドスレがあるよ
ピカチュウとミミロップは一応スレがあることはあるがバトルの事はあまり語られてないな
忘れられる前にニャース達と神々
―――――――――
――シルフビル上空。
「――まだ破れないのか」
ボーマンダがミロカロスを急き立てる。表情は変わらないが、声色に焦りと苛立ちが少し見える。
ため息を吐きミロカロスは首を横に振る。
「……駄目です、やはり無理ですね。これだけ限定的に強力に結界を張られているとなると今の我らの力ではとても」
ダークライの張った結界によりボーマンダ達は行く手を阻まれ、シルフビルに入れずにいた。
アルセウスに生み出されし神々に向けられた特殊な結界。局所的に特化されたその力は非常に強く、転生し衰えた彼らの力では破ることはできなかった。
「ここまでやってくれるとは。やれやれ、余程我らは嫌われているようですね」
「これ以上くだらん遊びを覚える前に始末しなければな」
ミロカロスは地上に目をやる。
「……いえ、もう遅いようです。玩具の方が届いてしまいました」
シルフビルの前には数台のトラックが止まっている。
「……例の“再利用”か」
「ええ、吐き気のするあの“再利用”ですよ。誰の記憶から方法を引っ張り出してきたのやら」
「十中八九、発案者であるお前の記憶からだろうな」
「ほう? 随分と刺のある言い方ですね。折れた投げ槍、刺し貫かれた的――
使えなくなったものを同時に再利用できる極めて効率的な方法だったではないですか。貴方も反対はしなかったでしょう?」
「……確かにあの古の戦争を我らの大勝に導いたのは事実だ。だが、ギラティナの離反を招く大きな要因の一つになったのも事実」
「潔癖過ぎるのですよ、奴は。おや? この感じ……噂をすれば、というやつですか――」
シルフビルの上空、ボーマンダ達の近くに不気味な銀色の火の玉が現れる。
その火の玉の周りを一つ一つ円を描く様に鬼火が灯っていく。九つ鬼火が灯ると銀色の火の玉が大きく燃え上がった。
炎は徐々に形を変え獣の形を成していく。鬼火を掴む様に九つ炎が伸び、九本の尾が出来上がった。
炎の中から現われたのは九本の尾を持つ狐――キュウコン。白銀色の毛並みが妖しく輝く。
「随分と派手なご登場ですね――ギラティナ」
「我が下へと流れてくる筈の百八の魂が消えた。……貴様の仕業かパルキア」
ギラティナと呼ばれた白銀色のキュウコンがミロカロスに詰め寄る。
「そうだ、と言ったらどうするおつもりですか?」
「貴様……ッ! またあのおぞましい所業を……!?」
九本の尾が影となり、ギラティナの翼によく似た形へと姿を変えた。赤い翼爪となった尾の先端をミロカロスに向け、キュウコンは唸る。
今にも飛び掛かりそうなキュウコンと、嘲笑を浮かべながらそれを見据えるミロカロスの間にボーマンダが割って入った。
「やめろ、パルキア。ギラティナ、誤解だ。我らの仕業ではない」
「何だと?」
キュウコンの尾が元の白銀色に戻る。
「……その通りですよギラティナ」
「――というわけだ」
ボーマンダは現状をキュウコンに話す。
「……なる程な」
「実に厄介な結界の張り方です。……おや? そういえばこのやり口――こそこそ隠れていた誰かの時と似ていますね」
キュウコンを横目で見ながら嫌味ったらしくミロカロスは呟く。
「……何が言いたい」
「貴方のおかげで大きなヒントを得られました。感謝する、と言いたいのですよ。あれを御覧なさい」
ミロカロスは尾の先で何かを指し示す。
「あの上の穴ぼこからビルに入れそうなのにゃー」
「了解ダ」
バンギラスとの決戦で開いた穴からビルに侵入しようとしているニャース達だ。
「……主がギラティナの領域に侵入する際に行ったあの方法か」
「ご名答。あの結界はギラティナの結界を模倣したもの。同じ欠陥があることでしょう」
「ギラティナ、我らが探知されない程、精神の奥に深く潜り込むにはお前の力が必要だ。協力しては貰えないか?」
「……いいだろう。貴様らに協力するのは不本意だが、死の律を乱す者を放ってはおけぬ」
「感謝する――」
九本の尾がある影がニャース達の地上に映る小さな影に重なり、水が排水溝に吸い込まれるように溶け込んでいく。
後を追うように細長い影と翼がある影が、ニャース達の影に同じように溶け込んでいった。
「――ふぎゃッ!? 何か一瞬、フラッときたのにゃー」
「俺モダ。映像ガ乱レタ」
「僕も。ついにキノコに意識を持っていかれてしまうのかと驚いた……」
「でも、もう平気なのにゃ。さあ、早くあの怪しいビルを調査しに行くのにゃー!」
「ウム」
こうしてニャース達はシルフビルに無事(?)侵入した。果たして活躍できるのだろうか。
――うまく行きましたね。
――ああ。
GJ!
定期
某所から拾ってきた
, -− 、
ヽ,、loノ,/
ヽニ( *゚∀゚)ニフ .__
//'--' ニニ>_) ))
.((( l l
/ /ヽ \
.n(__) ( m)
もう一つ見つけた
,^、
‐-/、,ヽ-‐
ヽ(゚ー゚ノ),ノ
(o)i)=( l_l (i(o)
l_lソl_l
707 :
12:2007/05/02(水) 00:37:07 ID:???
、ー、
('ヽ_/')<
(゚д゚*) >> <保守だ
(∞ ノ:::\
uu〜〜 ´
>>576の縮小……のつもり
、ー、
('ヽ_/')<
)\(゚д゚o)>>
):⊂( ノ:::\
`〜゙uu〜〜´
定期
ゴアァ――。
リザードンの尾の一撃を受け、カメックスは叫び声を上げ倒れる。幾度も攻撃を受けとめた要塞のような甲羅も、レッド達の連携のとれた連続攻撃の前に遂に敗れた。
「くそ……! ちくしょう!」
もうグリーンには手持ちのポケモンがいない。グリーンは顔を伏せ、悔しさに体を震わせながら、拳を強く握り締めている。
「グリーン……――」
グリーンに歩み寄ろうとするレッド。しかし、突き飛ばすようにグリーンに押し退けられ、グリーンはそのまま下の階に向かうワープパネルへ走り去ってしまった。
引き止めようとした手をレッドは力なく降ろす。そして、帽子の鍔を片手で掴み、帽子を深く被って俯いた。
「何だか後味が悪い感じですね」
「……うん」
かける言葉もなく、ポケモン達はただそれを見ているしかなかった。
数秒の沈黙の後、ふっ、と小さく息を吐き、レッドがミミロップ達の方へ振り向く。
「君達、手伝ってくれてありがとう」
感謝し、笑みを浮かべてはいるが、その表情はどこか暗い。
「さて、まずはリザードン達の治療をしなきゃ。確かすぐ下に休憩室があったな。君達がこれからどうするつもりかわからないけど、気を付けて。それじゃあ、ね」
リザードンをボールに戻し、レッドは去っていった。
「これからどうするのー?」
「ピカチュウの後を追う?」
「でも、待機命令が出ていますからね……――」
レッドを見送り、ミミロップ達はピカチュウを追うか否か、相談を始める。そんな時、下の階から何かをワープさせてこようとワープパネルが光った。
慌てて戦闘態勢に移るミミロップ達。
「今度はどこに飛ばされたのニャー?」
だが、現われたのは敵ではなく、同じピカチュウ配下のニャース達だ。安心したように、ミミロップ達は構えを解く。事情を知らないムクホークとフライゴンも、その様子を見て態勢を戻した。
「あれ? 何であんたらがここにいるのニャー?」
「それはこっちの台詞よ」「ボク達は、茶色のトゲトゲがディグダの穴に突然落ちてきたから、地上で何があったのか調査しに来たのニャー」
「そうだ! ここはニャースさん達に、ピカチュウさん達の様子を見てきてもらいましょう」
「フニャ?」
ロゼリアはニャース達に事情を話す。
「――わかったのニャー、ボク達に任せるニャー!」
「ウム、偵察任務ダナ」
「始めての仕事だね」
任務を与えられ、喜び勇んで先に進むワープパネルに向かう三匹。
「頼みましたよー――」
こうしてニャース達はピカチュウの下に向かった。果たして無事に戻ってこれるのだろうか。
――これは好都合。目撃者は少ない方がいいですからね。
神の加護。
GJ!
GJ!!
ところでこの戦いの結末は
議論スレの408〜あたりのやつでおk?
議論スレの414の設定で考えとるよ
GJだが握り潰したんじゃなくて叩き割ったんだぜ
つ
>>248
定期
、ー、
('ヽ_/')<
(゚д゚o)>> <保守をする。
(∞ ノ::\
uu〜´
、ー、
('ヽ_/'')<
(o゚д゚o)>>
(∞ ノ::\
u`u〜´
定期
GJ
休みが終わったから中々書く時間がとれないお
場つなぎに懐かしのビッパネタ
―――
――ハクタイの館。
「カァー、やっぱオボンの実はうめぇな」
時は丁度、昼食の時間。ドンカラスは食堂の椅子にどかっと座り、好物であるオボンの実をついばんでいた。
「ドンー!また友達連れてきたおー!」
ビッパの呼び声が洋館に響く。
大きくため息をつくドンカラス。無視して食べ続けても、うるさく響き続ける呼び声をBGMにしては飯が不味くなるだろうと、食事を止めしぶしぶエントランスにドンカラスは向かった。
「あ、ドンがインしたお。友達は外で待ってるからついてきてほしいお!」
「へー、へー……」
ビッパに連れられドンカラスは洋館を出、外に向う。
外にはモンスターボールを引っ繰り返したような配色の、球体が待っていた。
「マルマイン君だお!」
「――で?」
冷たく突っぱねるようにドンカラスは訪ねる。
「ふふふ、そんな冷たい態度でいられるのも今のうちだお。マルマイン君はとっても素早くてすごいんだお!」
「……ほお」
「光の壁とかを、その素早さで相手の攻撃が来る前に使って、みんな守ってくれるんだお」
「何でぇ、たまにはマシな奴をつれてくるじゃねえですか。おう、よろしく頼むぜ」
ドンカラスがぽんと軽くマルマインを叩く。
「あ!ドン、叩いたら駄目――」
「な――」
マルマインが突然、光を放ち、大爆発を起こす。
黒焦げになって立ち尽くしているドンカラスとビッパ。
「ゲホッ、このマルマイン君はとってもデリケートで……豆腐がぶつかっただけでも爆発しちゃうんだ……お……」
「ゴホッ、帰……れ……」
続かない
定期
至近距離で爆発に巻き込まれたのに生きてるドンとビッパ凄すぎwwwwwwww
相手を倒すつもりの爆発とうっかり爆発じゃ威力が違うんじゃね
ピカチュウに黒焦げにされてもすぐに復帰したり、
マニューラの投げた氷塊が顔面に直撃しても立ち上がったり、ドンは頑丈だなw
耐久面の個体値が3Vなのは確定w
豆腐で爆発吹いた
久々に本編
━━━
奴の呼び声に呼応し、部屋が――部屋がぐにゃりと歪み、揺らぐ。嫌な感情の塊の様なものが部屋に渦巻く。何が起きるというんだ。
オオォオオォ――。
幾つもの金切り声や苦痛の叫びが重なったような咆哮を上げながら、床の隙間から黒い染みの様なものが浮き出てくる。
その悲鳴のような叫びは聞いているだけで何か――自分の中の見えない何かを、削ぎ落とされているような気分だ。吐き気がする。気が狂ってしまいそうだ。
「な、何なんだい、この声――気持ちが……悪い」
耳を押さえ、ニャルマーはがたがたと震えだす。
「ククッ、実に心地よい歌声だとは思わないか?」
最上級の音楽を聞いているとでもいうかのように、ダークライは邪悪な目を細める。
「――何をした」
「神のお遊びの真似事だ。随分と良い趣味をしているだろう?」
けらけら笑いながらダークライは答える。
床の黒い染みはなおも変化を続けた。泡立ちながら立体を為し、勢いよく縦に伸びる。先が丸く平面状に展開し、顔らしきその平面をこちらに向けた。
オオォングウゥ――。
平面に幾つもの顔状の泡が浮かんでは平面の中に沈んでいく。一つ一つが苦しそうな叫び声を上げている。
「さあ、ショータイムだ」
何という醜悪さ、吐き気を催しそうな邪悪な気配。
俺は電撃を怪物に放つ。電撃は直撃し、怪物の顔面が焼け焦げた。怪物は苦しそうに重なった叫び声を上げる。
「――うっ!?」
突然、俺の体に痛みが走った。そして怪物の顔面が徐々に修復されていく。――何が起こった?
「恨み、怒り、悲しみが籠もった実に良い歌声だ……」
叫び声を聞きながら、ダークライが恍惚とした表情を浮かべる。
こちらを敵と認識した怪物が床の黒い染みを触手のように伸ばし、俺に向かって振るう。咄嗟に横に飛び除け、反撃を放った。
触手は簡単に焼き切れ、怪物を電流が襲う。再び怪物が苦痛の叫び声を上げる。
――っ! まただ。俺の体に痛みが走り、そして怪物は傷を癒していく。
「いいぞ! 喚け! 苦しめ!」
口を歪ませダークライは歓喜の声を上げる。
これは敵の能力なのだろうか。呪いだとでもいうのか――。
定期
「フフフ…貴様には死んでもらわなければならない!
ダークミミロップ!ダークロゼリア!ダークムウマージ!奴等を叩きのめせ!」
気づいた時には遅かった。ダークライの作った黒い偽者にピカチュウとニャルマーはなすすべもなく倒された。
俺はこん…な…とこ…ろ・・・・・・・で…
翌日
ピカチュウたちの死体が森の洋館の前に埋められた。
ダークライによって殺されたムウマージとミミロップとロゼリアとニャルマーも一緒に………
END〜
↑(^ω^)
741 :
736:2007/05/12(土) 02:56:06 ID:???
声が聞こえる・・・
どこか懐かしい声
誰かは分からない
叫んでいる?泣いている?
分からない・・・分からない
ピカチュウは捨てられる前の事を思い出した。
ーーー森を進んでいる途中にもたくさんのポケモンと出会ったが、それは全部無視していた。
なぜなら、彼は珍しくて可愛いポケモンが好きだからだ。
目当てのポケモンはなかなか見つからず、時計を見るといつのまにか30分も時間が経っていた。
「全然見つからないなぁ、疲れたしもう帰ろうかな…」
そう思いながら進むと、とても広い原っぱにでた。風が気持ちいい。
「こんな所があったなんてな……。よし、少し休んでいくか。」
近くに生えていた木にこしかかり、5分程休憩をした。
(目当てのポケモンは見つからないし、もう帰るk)
ガサッ!
「!?」
あまりにも大きい音だったので、少年はとても驚いた。それが気になっておそるおそる音のした方向へ近づいてみた。
「……え………嘘だろ?」
目の前にいたのはここでは珍しい電気タイプのポケモン。ピカチュウだった。
「なんでこんな所にピカチュウが?」
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743 :
736:2007/05/12(土) 03:01:15 ID:???
俺はニヤリ、と笑みを浮かべると、台所から拝借してきたゴム手袋を手にし、そのままピカチュウの元へと歩きよった。相変わらずピカチュウは苦しそうに息をしている。弱いな、と俺は思った。
「御前がいなければ、もっといいポケモンがもらえたのに…」
俺はピカチュウの耳を引っ掴むと、そのまま持ち上げた。ピカチュウが暴れ出す。
「ピカァピカァッ!」
ぱちぱちと電気を出しているつもりなのだろうが、いかんせんレベルの低いピカチュウなんかの電気をゴム手袋が通すハズもなく、俺には何のダメージもなかった。
俺は耳をもった手に力を込めると、そのまま壁に思い切りぶつけた。
「御前なんかがいると邪魔なんだよッ!!」
べしゃっ、と音がして、ピカチュウの体は壁にはりつく。俺は何度もそれを繰り返した。
そのうち、壁には紅い点が出来始め、やっとやめた時にはピカチュウの顔は真っ赤な血で染まっていた。
勿論、壁も、だ。真っ赤に染め上げられた壁を見、俺はピカチュウを自分の目の高さにやった。
血で汚れた顔は、鼻の部分がぺしゃんこになっており、目線はどこを見ているのかわからなかった。
ただ、まだ意識はあるらしく俺の手から逃れようと必死に手足を動かしている。俺はピカチュウのその無様な顔を笑いつつ、言ってやった。
「御前のせいでこんなに壁が汚れたぞ、どうしてくれるんだ?」
目を釣り上げてせせら笑う俺に、ピカチュウは嫌悪感を感じたのだろうか、またぱちぱちと電気をはねさせ始めたのだ。俺は笑った。
「そんなちゃちな電気で何ができる?」
そして、再度ピカチュウを壁に叩きつけようとした瞬間、ピカチュウの電撃は俺の顔面に向かって飛んできたのだ。
,;;i
ヽ;;;,,,、 ,;;;;;;i
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/ ヽ みたいな事もあったな
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 ̄ ̄7/V入 _,,,,,_⌒V\/V⌒
{__,,-''` ヽ、、)
今俺の前にはダークライが居る。あいつにだけはまけねぇ!
翌日
ピカチュウたちの死体が森の洋館の前に埋められた。
ダークライによって殺されたムウマージとミミロップとロゼリアとニャルマーも一緒に………
END〜
_______/.::::;;;:::ヽ__ __
| |┌─l.::::;;;;;;;:::.l─┐|/:|===l|
| |│ ノ.::;;;;;;;;;;;::.i, |│ |===l|
| | j/.:ヾ、:;;::;;ノン':.ヽ|│ | :l| / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
|_|/ヽ:.:.:.:┌ロ┐:.:.:.:ハ_| | :l| <ポケヲタキモインダナー
_ / ..:.゙i:.::::::|無 |:::::.i':.. ヘ :| _:l| \_______
_(|;;__|__{ . :.::|:::::::|職 |:::::.|:::.:.. } |l__l|_
|三l三| ̄`ー''゙}ヽ└-┘、::{ー‐'゙ ̄|三l三|
|三l三|-─‐-く、;;:::::::::::::::::z!、____ |三l三|
|三ll/ . : : : :  ̄: ̄: : : : )==l三|
 ̄ `丶、:_ : : : :..:j:.. : : .;. -'"
↑
>>1
ノレ一´ ̄`ゝ
/ _ム-一-'フ´`>、
/´ / ___/ ̄フ`ー、_
アi ∠ビ;;}ノ く_ r、`ヽ
r、レ´〉  ̄ ̄ ̄` _,> `く ̄ ̄ヽ、 , '7
ノ 、 \ r-' ̄ \ >1 _,-'´ /
〈 ,イ`i :i | 「 ̄`ー / | _,-'´ /
i :ト、 | i、 i | `i / | /レ'´ /
i | |`T| ハ ハ ト、| / / / / __,-フ
`ト | :|´ i i | i`、 / / /  ̄ /
Y | V | `i y' / ム / /
i | | Y〔 / ∠__
i | | トゝ`ー、 / / `>
/ | | , | `ー、_/ __,-r<´
ノ| | | 人 | `ー、__rT´ ノ `i
| | | i リ i ソ | ノ
|ハ ト| ハ Mノり ハ / `、 | ,と_´
' | | ´ V ヘ |/`i レ' / | `  ̄`
>>1は私が葬り去った。
_|_
/_\
 ̄|U ̄
∧_∧ /ミヽ、
( ・ω・) ノミシ三 `~゚
(っ ≡つ=つ゚ ゚
./ ) ババババ
( / ̄∪
_|_
/_\
 ̄|U ̄
∧_∧ /ミヽ、
;;;;;、(・ω(:;( ノ ヽ `~゚ ))
(っΣ゚≡ ゚
/ ) ババババ
( / ̄∪
750 :
1001:2007/05/12(土) 03:15:26 ID:weEvzVvb
ここは…… れきだいの ポケモン いたの もとで……
かつやく した スレッド たちを えいえんに きろく して たたえる 1001 である!
ポケモン いたでは ここに きろく される よろこびを でんどういり と よんで いる!
このスレッドは はげしい かきこみの すえ 1000レス たっせいと なった!
ここに スレッドの なまえと レス たちを きろく しよう!
ただいま かこログに きろくして います
レポートを かきおわるまで でんげんを きらないで ください
では続きを頼む!
続き行くぜ
>>736から
「チッ!」
複数の染みがしつこく振り下ろされる
俺たちは避け続けるしかなかった
「ククッ、無様なダンスだな」
机にあったモンスターボール片手に取り、指先でクルクル回し始めた
何かか思いついたように瞳が邪悪に光る
「そうだ…俺に一生の忠誠を誓い、自らこのボールに入れば命だけは助けてやろう…どうだ?」
「・・・・・」
呪いか能力か…何にせよ反撃するだけこちらにダメージが帰ってくる…
―――奴には勝てない
俺の中で同じ思考が何度も繰り返される
何か、何か手があるはずだ―――
「さて、楽しい遊戯もここまでだ…」
パチンッ
ダークライが指を鳴らす
「―――ッ!」
突然床からから青白い炎が舞い上がった
「さぁ!踊れ!死のダンスフィナーレだ!」
保守
ほしゅ
ほっしゅほっしゅ
明日、続き書けたら書こうかな
突然、膝の力が抜け、俺は崩れ落ちるように倒れこんでしまう。急激に体の力が吸い取られるかのように抜けていく。
必死に身を起こそうとするが――駄目だ、意識もはっきりしなくなってきた。逃れられない。
床が影に溶け闇が口を開ける。徐々に体が床に、闇に飲み込まれていく。
暗い。悲しみ、怒り、憎しみ――嫌な感情が渦巻く黒い海を俺は沈んでいっている。深い、どこまで続くのだろうか。
「起――さい」
頭に声が響く。
「起きなさい」
「――ッ!?」
頭に響く声により目覚め、俺は上半身を起こして辺りを見回す。
周りには、不気味に揺らぐ木が生い茂り、地には根のようなものが蠢いている。
すべてが色を奪い取られたかのような灰色の世界。……少なくともビルの中では無さそうだ。
「今日は来客の多いこと。貴方で一人と二匹目」
後ろから不意に声をかけられ、俺は身構え振り替える。この声は……。
そこにいたのは、この灰色の世界にはふさわしくない、色鮮やかな不思議な生き物だった。
頭部は三日月を模した冠を被っているようで、煌びやかな光のベールを羽織った体は、丸みを帯びた船のような形をしている。
まるで三日月の化身のようなその生き物は、灰色の茨の檻籠に捕らえられていた。
「このお二方は貴方のお知り合い?」
籠の傍らには、ニャルマーと、人間……あれは確かサカキ――が倒れている。やはりそうだ。この声は先程、頭に響いた声と同じ。
「ああ、そうだ。……ここは何だ? そしてお前は?」
「ここは悪意の体内。……そして私はその悪意の半身である善意」
GJ!
サカキがこんな所に登場するとは
保守
続き書くぜ
悪意の体内…
―――そうか俺は闇に飲まれて…
「つまり…ここはダークライの中ということだな?」
コクリ、とその生き物が小さくうなずく
「そうです、私の名はクレセリア。ダークライの半身であり、相反する存在。
…しかし神が力を失ったために均衡が崩れ、すでに私に力は残されていません…」
「―――ここから出る方法は?」
「・・・・・」
クレセリアはうなだれ、一瞬の沈黙が流れる―――
「残念ながらこの空間に出口は…」
「―――ッ!いったいどうなってんだい?」
フラフラとおぼつかない足取りでニャルマーが起き上がった。
「大丈夫か?」
「あぁ、なんとかね―――!?」
顔を上げたニャルマーの目が…まるで目の前で起きていることが信じられないとでも言うように、大きく見開かれた。
「ア、アンタ…その尻尾」
俺の尻尾だと?
身をよじり、尻尾を顔の前にもっていく
「―――クッ!?」
いったいどうなっている?
俺の尻尾の半分はすでに輝きを失い、この空間と同じ灰色に染まっていた。
そしてなお、ジリジリと灰色の部分が増え続けている。
「すでにあなたたちの体は悪に蝕まれ、この空間に力を奪われています…
このままではいずれこの空間と同じように虚無に飲み込まれてしまうでしょう。」
よく見ればすでにニャルマーの体の一部も色を奪われていた
そしてサカキも―――
GJ!
小ネタ
〜クチバシティ〜
「助かったでござる!」
「元気でな〜」
ザングースとスターミーはクチバに到着した。ホエルオーとはここでお別れである。
「しばらくカントーにいるから、海を渡りたいときは呼んでくれ」
ホエルオーは海に潜っていった。
「良い奴だったでござるな!」
「カントーはシンオウに比べて海が多いですから、あいつには多分すぐ会えますよ」
「出発でござる!」
ザングースとスターミーは歩き始めた。(スターミーは浮遊して陸に上がった)
「そういえばカントーにはザングースさんの主君がいるんですよね?」
海上ではヒマでしょうがなかったので、ザングースはピカチュウがシンオウを制覇する話を一通りしていた。
だからスターミーもピカチュウがカントーにいることは知っている。
「確かにこの地には主君がいるでござる。しかし、もし会ったとしても同行はしないでござる」
「何でですか?自分のことなら気にしなくていいですよ?」
ちなみに「自分」とはスターミーの一人称である。
「拙者は自分を磨くためにカントーに来たのだ」
「まあ確かにそうですけど・・・」
「それに、人数が増えすぎるとピカチュウ殿が困るでござる。旅は4人くらいが動きの統制がとれてちょうどいい」
歩きながら話をしていると大きな洞穴を見つけた。
「これは何でござるか?」
「ディグダの穴ですよ」
「中に強い敵が居そうでござる!出発!」
スターミーも後に続いた。二匹は、奥深くまで進んでいった。
「何も居ないでござるな・・・」
「いつもはディグダがわんさかいるんですが・・・!?」
スターミーは異変に気付いた。ここは地下なのに、光が差し込んでいる場所がある。
「ザングースさん、あそこ行きましょう!」
二匹が近づいて見ると頭上に大きな穴が開いていた。空が見える。
「一体何があったでござるか・・・?」
「ここはシルフカンパニーの近くです。なんかビルにも穴が開いてますね・・・」
「あ、あの・・・」
近くにいたディグダが声をかけた。
二匹が振り返る。
「ここに大きいバンギラスが落ちてきて・・・」
ディグダはここで何があったかを二匹に説明した。
「マジかよ・・・バンギラスといったらジョウト一の実力者だぞ」
「何、それは本当でござるか!?」
「本当です・・・。僕の仲間は全員、ビルの中に入っていきました・・・僕は行かなかったんです。そしたら臆病者って言われて・・・」
ディグダは少し落ち込んでいる。
ザングースは考え込む。そして言葉を発した。
「よし。バンギラスを追うでござる」
「正気か!?」
「無理だって!」
スターミー、ディグダは必死で止める。
「ジョウト一の強者と戦ってみたいでござるよ」
「危険だって。殺されますよ?」
「僕はすごい殺気を感じたよ・・・」
「スターミー殿。拙者がカントーに来たのは、ストライク殿やバンギラス殿のようなな強者と戦うためでござるよ」
「でもビルん中入らなくていいんですか?ピカチュウさんが居そうですけど・・・」
「関係ないでござる。スターミー殿、ディグダ殿!行くでござるよ!」
「ええ僕も!?」
「君も仲間にバカにされてくやしいだろ。自分やザングースさんと一緒に修行して、見返してやろうぜ」
スターミーはディグダを引っ張った。
「よし!ザングースさん!行きますよ!」
「合点承知!」
「これからどうなるんだろ・・・僕・・・」
こうして修行の旅にまた一人仲間が加わった。
彼らはバンギラスを探し出し、打ち破ることができるだろうか?
GJ!
ザングースの活躍に期待だな
本編続き
「ククク…残るは脆弱な神の手駒のみ…」
ドカリッと、ダークライが椅子に体を預ける
「もう誰も俺を止めることは出来ない…」
(―――どうだにゃー…?)
部屋の前まで来たニャース一向―――、慎重にメタングが中を覗き込む
(オカシイ、中ニピカチュウ達ノ姿ハナイ)
(も、もしかしてもう…)
三匹の間に流れる重い空気―――
―――おい、パルキア
ええ、どうやらピカチュウ達はダークライに飲まれてしまったようですね―――
―――どうする?今の我らでは勝負にならん
いえ、これは逆にチャンス―――まだピカチュウが生きていればの話ですが―――
―――どういうことだ?
―――危険な賭けだ、不安要素が多すぎる
我らが言うのもなんだが…まさに神頼み―――
―――これしか手は無いでしょう、グズグズしていられません―――
「ふぎゃッ!?」「グオォッ!?」「――ッ!?」
「…準備はいいですか?」
「無論だ…しかし、予想以上に力が入らんな」
ニャース―――もといディアルガがグッと拳を握る
「仕方ないでしょう、無理すれば器が先に参ってしまいますよ」
「フンッ、目的さえ果たせれば多少の犠牲は仕方あるまい」
メタング―――ギラティナがボキボキと腕を鳴らした
「……行きますよ―――」
GJ!
俺も明日にでも続き書けたら書くかね
うまいな〜GJ!
特に761でディアパルとうまくくっつけたところは鳥肌が立った。
深夜にでも続きを投下しようかな
部屋に勢いよく飛び込むニャース達。
「そこまでだ! ……ニャー」
ニャースは爪を伸ばし、びしりとダークライを指差す。だが、やる気が無さそうに付け足した語尾のせいで、どうにも決まらない。
――何も口調まで真似る必要は無いだろう……。
――何事も念には念を、です。
「死の律をビビッ――死ノ律ヲ乱ス愚者ニ裁キヲ」
メタングが発する、ノイズ混じりの電子音で紡がれたその言葉に、神の威厳や凄味は無い。
――馬鹿馬鹿しい。
――お似合いですね、ギラティナ。
二人を見るパラスの顔は笑いを堪えているように見える。
ダークライは椅子に座ったまま、まるで地べたを這う虫でも見るような目で、じりじり距離を詰めてくるニャース達を見やる。
「まだこんな虫けら共が潜んでいたか」
なめきった様子で右手だけをニャース達に向け、ダークライは波動を放とうとする。パラスは不敵な笑みを浮かべた。
今までの緩慢な動きが嘘のように、ニャース達は素早く散開する。
油断しきっていたダークライは、がたり、と椅子を揺らし、ニャース達の動きを目で追った。
――今です。
――この状態で止められる時は一瞬。抜かるな。
パラスがダークライに正面から飛び掛かる。撃ち落とそうと、ダークライが手に力を凝集させた。
このままでは、パラスは間合いに入る前に撃ち落とされてしまう。その時、ニャースの影がずるりと抜け出して翼を持つ竜のような形に姿を変え、咆哮を上げた。
すると、次の瞬間にはパラスの位置は、時がずれてしまったかのごとく、既に爪の届く間合いへと近づいていた。
起こりうるはずが無い事象。完全に不意を突かれ、ダークライには避けるすべがない。そして気付く。
「貴様らは――ッ!」
「気付いた時にはもう遅いのですよ」
パラスから抜け出した蛇のような影が首を横に振ると、動きに合わせダークライの体が裂かれる。それと同時に、パラスが“何か”をダークライの体内に打ち込んだ。
「――ッ!?」
傷口を押さえ、ダークライは後ろに飛び退き、パラスから距離をとる。
「本来の力が出せればこのまま真っ二つにできたものを。残念ですねえ」
「おのれッ! ミカルゲ!」
ダークライはニャース達にミカルゲをけしかけようとするが、ミカルゲはぴくりとも動かない。
メタングから伸びる九本の尾を持つ獣の影が、ミカルゲを貫き、縛り付けていた。再生もできず、ミカルゲは悲鳴を上げながら萎んでいく。
「……我が下へ還れ」
獣の影は突き刺した九本の尾を広げ、ミカルゲを引きちぎり、四散させた。どす黒い破片は徐々に色が抜けていき、百八個の光り輝く球が天へと昇っていく――。
「……! だが、不意を突かれねば貴様らになど、もう――うッ!?」
ダークライが突然もがき苦しみ始めた。傷口を押さえ、息を荒くしながら地面を這い、ニャース達を睨み上げる。
「何を――何をしたぁ!?」
「先程も言ったでしょう? 気付いた時にはもう遅い、と。さて、後はあの方しだいですね――」
突然、灰色の世界が揺れ、上空にひびが入った。
「な、何ごとだ!?」
「この空間に直接干渉を受けたようです。これは――。」
ひびから石の欠けらのような物が落ちてくる。その欠けらに反響するように、腕輪と石板が今までにない強い光を放った。
「何が起こっているんだ……」
光が当たった部位は色を取り戻し、蠢く灰色の根や木々は枯れていく。光はどんどん広がっていき、目も十分に開けていられない程だ。
大きく広がった光は数回瞬き、邪悪な植物と、クレセリアを閉じ込めていた茨を一掃した後、収まってしまった。
「何だったんだ……」
「……ここから出ましょう」
「何? 出られないのでは――」
クレセリアはにこりと微笑む。
「状況が変わりました。さあ、早く私に乗りなさい」「あ、ああ……ニャルマー、行くぞ」
ふと、倒れているサカキが俺の目に入った。
「……どうするんだい?」
ニャルマーが気付き、尋ねてくる。奴は敵、憎むべき存在。だが――。
「……奴も乗せろ」
「ひどい事した奴なんだよ? ……いいのかい?」
あの人間を許すことはできない。だが、ここでは死なせない。人間の起こした所業は人間の手で裁かせ、生きて償わせてやる。
「ニャルマー、手伝え」
「……わかったよ――」
待ってたぜGJ!
相変わらずこのスレはクオリティ高いな
GJ
定期
明日の深夜にでもまた続き書けたら書こうかな
>>782 ガンガレ
今更だがwikiの使い方覚えたから
とりあえず空白だったまとめwikiの
890-1001小ネタ色々のとこコピペしといた。
これでいいのかわからんからよかったら確認してみてくれ
「それでは――参ります」
俺達を乗せると、クレセリアはベールのような翼を輝かせ、重力が反転したかのようにふわりと宙へと舞い上がった。
広大に広がる灰色の世界。地上からではわからなかったが、あの光は俺達の周辺数キロメートルの植物を一掃したに過ぎなかったようだ。その外側は、今だ灰色の植物に覆われている。
ここは深く広い盆地にでもなっているのだろうか。先を見渡しても地平線というものが無く、ひたすら灰色の景色が上へと向かうばかりだ。
見上げてみると、空も地表と同じく灰色で染められていた。真上には新月のようなものが見える。
クレセリアはどんどん上昇していく。かなり上空まで来た筈だか地平線は一向に見えない。――何かがおかしい。地表と空の区別が無いように見える。
上昇するにつれ、灰色の地表はまだ上へと反り返るように広がっている事がわかり、灰色の空だと思い込んでいた部分を否定していく。この世界は球体の裏側のようになっているのだろうか?
そして、真上に浮かぶ新月が徐々に大きくなっているように見える。近づいているのだ。
どうやらクレセリアはあの新月のような場所を目指して昇っているらしい。
「あの黒い月のようなものは何だ?」
「あれはこの世界の中心。――悪意の核」
この世界の中心――って、何故わざわざそんな危険そうな所へ向かう。
「待て、何故中心になど!? 折角できたあのひびから逃げられはしないのか?」
「あの亀裂では抜け出すには不十分。それにあの核の中には私を生み出した御方が捕われているのです」
それと脱出に何の関係があるというのだ。
「……その御方とやらを助けられればどうにかなるとでも言うのか?」
「はい、必ず。あの御方は絶対です」
きっぱりとクレセリアは言い切ってみせる。
ダークライの中心など何が待ち構えているのかわかったもんじゃない。……だが、これしか頼る道は無い――か。
「わかった、救出に協力しよう。だが、悪意の中心になど近づいて無事に済むのか? 助ける方法は?」
「貴方の持つ腕輪と石板、そしてその欠けらから、あの御方と同じ力を感じます。貴方には、あの御方のご加護が。事実、先程も悪の力を退けました。大丈夫、必ず何とかなります」
なる程、確かに俺には神の加護が――ん!? つまりクレセリアの言う、あの御方とは――!
GJ!
ピカチュウの人生に心打たれてシンオウの最後の部分で感動し、涙してしまった者です・・これからもずっと見守っていくので頑張ってくださいヽ(^∀^ )ノ
明日の深夜に続き書けたら書くお
―,:^´'-、__
<)::´::ノー´ 保守ですぜ
( ' /、:::^´i}
l_ノ::::`,ーi}
,,/ ̄ヽ,,
^ ^
コテはずし忘れたorz
定期
さらに加速し、クレセリアは上を目指す。こんな尋常ではない速度で上昇されては、本来ならば相当な風圧と重力を俺達は体に受ける筈だが、不思議とそれは感じなかった。
頭上の新月はみるみる大きく広がっていき、着実に近づいているのがわかる。異様な外観が目視で確認できる頃には、黒色は頭上一杯に広がりその巨大さを嫌というほど見せ付けていた。
悪意の核――新月に似たこの巨大な物体は不気味に脈打っており、表面にはどろどろした黒い泥状のものが流れ、血管のような細い管が張り巡らされている。まるで生き物の心臓のようだ。
「準備はよろしいですか?」
悪意の核まで後十数メートルという位置でクレセリアは一時停止し、こちらに振り向き俺に覚悟を問う。
危険なことなどとっくに承知している。しかし、既にこれしか道は無いのだ。俺は無言で頷いた。
「では道を開きます」
俺の返答を確認したクレセリアは、頭部の三日月のような角を輝かせ、力を集中させ始めた。そして、クレセリアがしなやかに首を振ると、光の刃が悪意の核に向かい放たれ、核の表面を三日月形に切り裂く。
核は苦しげに大きく脈打ち、切れた管からは黒い霧のようなものが吹き出す。三日月形の傷口は光り輝き、泥を蒸発させ寄せ付けないでいる。
「参りましょう……悪意の中心へ」
傷口に向かいクレセリアが飛ぶ。核の内部――はたして鬼が出るか蛇が出るか。
>>794 GJGJ!
一気にで続き書いちまったぜ
「ぐぉぉ…奴が…来る…」
息を荒げ、胸を抑えるダークライの血走った目にはすでに先ほどまでの余裕は無い
凄まじい形相でパルキア―――パラスたちをにらみ付ける
「このままでは…すまさんぞ…」
「どうぞご自由に、貴方なら今の私たちを消し去ることもでしょう。
―――もっとも消し去った頃には貴方も終わりでしょうけどね」
ダークライをあざ笑うようにパラスが淡々と言い放つ
「グッ・・・・・」
怒り、憎しみ…既にダークライの感情は限界を超えていた
「・・・・・」
しばしの静寂―――
パラス達はいつでも戦えるよう構えを解かない
―――不意に
ドロリ―――ダークライの体が溶けるように闇へと…形を失っていく
「覚えていろ…奴を再び封じ込めたら…次は貴様らの番だ…」
最後に顔も解けてなくなり、どんな光も通さないような…闇の球体となった
796 :
名無しさん、君に決めた!:2007/05/29(火) 19:21:31 ID:70UCSZTT
「…ふぅ」
一気に緊張が解け、ドサリと三匹は座り込む
「何とかうまくいきましたね…」
「しかし、もし奴が我らを消しにかかったらどうするつもりだったんだ?」
「逆にそのほうよかったのですけどね…私たちは消されてしまうでしょうが、時間さえ稼げればあの方が確実にダークライを封印できたはずですから…」
「目的のためなら自分の命も歯車に使う…相変わらずだな」
目的の達成…その充実感、安堵感が三匹の中に広がっていた
「―――我らに出来ることはここまでだな」
メタングか浮き上がり、ギラティナが体から出ようとする
「―――待ってください、まだ大事な仕事が残っています」
ピタリとメタングの動きが止まる
「どういうことだ?」
「―――そろそろですね」
...ドタドタドタ
廊下のほうから足音が響いてくる…
「…またアレをやるのか」
ニャースが長いため息をついた
「―――これも計算通りか?」
「フフフフ...さて、どうでしょうね?」
その後、ニャースとメタングが部屋に流れ込んできたミミロップたちをごまかす事に奮闘したこと、パラスがずっとクスクス笑っていたことは言うまでも無い
sage忘れた…
スマン
GJ!!
GJ!
俺も明日の深夜にでも続きか書くかな
悪意の核に刻まれた輝く三日月へクレセリアが飛び込む。辺りが三日月の光に包まれ――眩しい、まともに目を開けていられない。
たまらず目を閉じ、何秒かそのまま光の中を進んでいると、体が浮遊しているような感覚に一瞬、陥った。それを境に強い光は急に収まり、下半身からは石の床に座っているような冷たい感触が伝わってくる。
目を開け、首を左右に振り素早く状況を確認する。何が起こったのか――俺はいつの間にかクレセリアの背ではなく、洞窟のような場所に座り込んでいた。
周りには両脇に多数の風化した柱のような建造物が並んでいる他には、瓦礫の山があるだけで誰の姿も見えない。どうやら、クレセリア達とはぐれてしまったらしい。
またわけのわからない所に飛ばされたものだな。ちっ、無駄にだだっ広い面倒な体内だ。心の中で毒づきながら、ため息混じりに俺は立ち上がる。背後は瓦礫の山で埋もれているようだ。とりあえず前進するしか道は無い。
そういえばこの場所、どこか見覚えがあるような。そんなことを考えながら、左右に森のように並ぶ柱や床のタイルを眺めつつ、転がっている瓦礫を避けながらあてもなく二本足でぺたぺたと歩を進めていく。
しばらく歩いていると、金の腕輪が淡く光を放っている事に気付いた。進むたびに何かに共鳴するように徐々に光が強くなっている気がする。
この先に何かが――俺は四足で駆け出した。
ぎゃあっ!間違って書いていたこの続き消しちまったorz
ごめん、続きはまた明日の夜にでも投下できたら投下したいです…
×間違って書いていたこの続き消しちまった
〇書いていた続き間違って消しちまった
orz
マンガ化マダー?そしてGJ!!
ポケモンエロ同人で逮捕?ソンナノシラネ。
漫画化きぼんぬ
後ろ足で地を蹴り前足で地を捉え、跳ねるように駆け続ける。腕輪の光はどんどん強くなっていく。
走りながら俺は思い出す。そうか、この洞窟はテンガン山の頂上――神との決戦の地、槍の柱によく似ているのだ。
脳裏をかすめる戦いの記憶。思えばよく勝てたものだ。圧倒的過ぎる力、対峙しているだけで潰されてしまいそうな荘厳で無慈悲な威圧感。あれで戦いに殆ど力を割いていなかったというのだから恐れ入る。
その絶対的な神を救出に向かっているのだ。超越者である奴からすれば、ただの数多くいる鼠の一匹でしかなかったであろうこの俺が。これほど滑稽な話はあるだろうか。
さて、色々と思いを巡らせているうちに行き止まりにぶち当たる。何かしらあるだろうと考え無しに突っ走ってきたわけだが、あったのは途中で壁により途切れている下へと続く階段のみ。
思わせ振りな腕輪の輝きを恨めしく睨み付けながら俺は大きくため息を吐き、行き止まりの壁に背で寄り掛かろうと体重を壁に任せて――ッ!?
本来止まるであろう位置を通り過ぎ、壁の中へと背中が落ちていく。隠し部屋――!
そのまま豪快に背中を床に打ちつけ、衝撃ののち鈍痛がじわりと襲う。情けないやら痛いやら。俺は咳き込み、よろよろと立ち上がった。
くすくす――。後ろから何者かの笑い声が聞こえる。背中を尾でさすりながら振り向いたその先には――。
「面白いね、君」
四角い部屋の中央で、部屋の角から伸びる八本の長い鎖に四足の白い獣が捕われている。
その白い獣の体は全体的に白い毛並みに覆われているが、顔面と額の縦長に丸い模様と湾曲した幅広の剣のような尾は黒く染まっていた。
右の側頭部からは黒く鋭い鎌状の角が伸び、左は白い毛が髪の毛のように伸びていて左の側頭部を守っている。
白い獣は不様に転び情けなく立ち上がった俺を、赤い瞳で見つめながらくすくす笑っていた。
腕輪が白い獣に大きく反応を示し強く輝く。この獣が神の――アルセウスの転生した姿――。
俺は白い獣にゆっくり歩み寄る。
「……ようやくまた会えたな――アルセウス」
「え? 君と会うのは初めてのはずだけど。それにアル――セウス? って……何?」
きょとんとした顔で白い獣は話す。ふざけてとぼけている風には見えない。
おかしい。腕輪の反応、この厳重な封印、この獣だと思うのだが。
「お前はアルセウスでは無いのか?」
「うーん、よくわからないや。生まれてからボクは一度もここから出たことはないし、話し相手として創ったクレセリアにも主としか呼ばれなかったし……」
「つくった?」
「うん、ここに一緒に閉じ込められていた温かい光を集めて念じたんだ。黒い嫌な奴にクレセリアはもうどこかに連れていかれて、ボクはこの通り鎖に繋がれて何もできなくなっちゃったけど」
あどけない子供のような口調からは威厳は感じられない。
「でもおかしいな――」
白い獣が俺の顔をまじまじと見つめる。
「君の顔、どこか懐かしいんだ。何だろね、この気持ち」
――! 今の言葉で確信した。間違いない、この白い獣はアルセウスだ。
記憶を失っても俺のことをうっすらと覚えているのか――。
「……さあな。さあ、早くここから抜け出すぞ」
「どうやって? それにどうしてボクを逃がそうとしてくれるの?」
「クレセリアにお前の救出を頼まれている」
白い獣に繋がれた鎖を腕輪を着けた方の腕で掴み力を込めると、鎖はいとも簡単に千切れて崩れ落ちた。
「君は、一体……?」
信じられないといった感じで白い獣は俺を見ている。
「言い忘れていたな。俺の名はピカチュウ、お前の――友だ」
GJ!
GJ!
アブソルのキャラ良いな
これからの会話に期待
感動
また明日の夜にでも続き書こうかな
最近職人が増えて盛り上がってきたなぁ
以前は一週間に少し投下されるかされないかぐらいの過疎だったのに
「と……も――?」
白い獣は、何か大切な物を無くして探している子供のような不安で悲しげ表情を浮かべる。
「今はそれでいい。深く考えるな」
無くした記憶はそう簡単に見つかりはしない。だから今はそれでいい。
俺もそうだ。刃物でざくりと切り取られたように思い出せない幼少期の記憶――残るは誰かの背中の温もりだけ。今はそれだけでいい。
黙々と手足の鎖を外している間、白い獣はずっと俺の顔を黙って眺めていた。純真無垢な赤い視線を穴が開きそうなほど浴びせられている。俺は何となく気恥ずかしくなり少し顔をそらしながら作業を続けた。
「これで最後だ」
白い獣の胴体に繋がれている最後の一本を引き千切り、握り砕いた。砕けた鎖は黒い燃えカスのようになり、細かくなりながら空気に溶けて消えていく。
これでようやく視線から解放される。陸から水の中に戻された魚みたいな気分だ。
枷が無くなり体の自由が利くようになった白い獣は、こりを取るようにぶるぶると体を振るわせる。そして気持ち良さそうに唸りながら背中を伸ばした。
「ふう、ありがとう――ピカチュウ……さんって付けたほうがいいの?」
「いらん。俺達は友、だろう?」
「……うん! ああ、嬉しいなあ。ボクの初めての友達!」
白い獣は嬉しそうに微笑み、俺に飛び付いてきた。抱き込まれ白い獣の首まわりのもふもふした毛並みに俺は顔がうずまる。
「ぷはあっ! ク、クレセリアは違ったのか?」
毛玉地獄から何とか抜け出し、俺がそう問うと、白い獣は少し顔を曇らせる。
「うん……そのような恐れ多いことはできません、と断られたんだ。私はあるじ様の部下であり、あるじ様であるボクとは身分も格も違いすぎるんだって……。おかしいよね?」
身分が違う――か。そんなものがどうした。反逆し、戦いを挑むなんて“恐れ多いこと”を俺はやってのけたのだ。友になるくらいどうって事はない。
ごめん、書いてる途中で寝てしまってほとんど続き書けなかった
また今日の深夜にでもこの続き書くお
定期
すごい・・続きが来てるーー
今後も期待して見守るぜ!
「ふん、それがどうした。俺はそのようなこと、気にはしない」
「うん、ありがとう、ピカチュウ」
白い獣の曇りが晴れる。
だが、全てを知った時、この幼い獣は耐えられるのだろうか。ありとあらゆるものの頂点という立場、自分が引き起こした事。逃げたくてもけして逃げられない神としての業。
あまりにも酷ではないか。これが自らに科した罰だとでもいうのか――アルセウス。俺はお前の友として何ができる。この幼き獣に何をしてやればいい。
「どうしたの?」
黙っていた俺の顔を白い獣が心配そうに覗き込む。――今はまずここからこいつを無事に出させてやるのが先か。
「いや、何でもない。さあ、早く行くぞ。飛び付く元気があるんだ、歩けるな? あー、えーと――」
「もしかしてボクの呼び方に困ってるの? そうだなぁ……クレセリアが言うにはボクの姿は“アブソル”っていうポケモンなんだって! でも真の姿は違うんだって。よくわからないけど」
「うむ……では行くぞ、アブソル」
神ではなく普通のポケモンとして生きてみたい――最期に述べたお前の望みを一時だけでもかなえてやれるだろうか。
さて、この部屋にもう用はない、とりあえず上へ戻ってみるとしよう。そう通り抜けられる壁へ振り向くと、壁は無く上へと続く階段が直接見える。こちらからではあの壁は見えないようだ。
――つまり、この部屋へ入ってきた時の俺は、アブソルから見れば突然その場で振り向き、背中から突っ込むというわけのわからない行動をしていたというわけか。
アブソルがくすくす笑いだす。
「部屋に入ってきた時のピカチュウ、面白かった」
「……忘れろ」
じわり――。
俺達が階段へ向かおうとすると部屋の雰囲気が突如として変わった。どろどろとまとわりつき、ひどく苦い物を噛み潰したような嫌悪感湧くこの邪悪な気配は――。
「――! あいつが来た――!」
姿勢を低く構え、アブソルは階段を唸りながら睨む。
ゆっくりと階段から奴が、ダークライが降りてくる。体を支えていられるのか疑わしい細い二本足を生やし、足跡をたてずに一歩一歩階段を踏みしめながら。
最後の段を降り終え、奴が部屋へと入ってくると階段は最初からそこに無かったかのように壁へと変わった。
「黙って逃がすと思ったか……? 散々体を掻き回してくれたな、この薄汚い鼠めッ!」
普段の薄笑いは浮かべてはいない。顔は怒りに歪み、体からは黒い煙が立ち上っている。
「随分と後が無さそうだなダークライ。いつもの余裕はどこに置いてきた?」
「後が無い――だと? つけあがるな、たかが体に紛れ込んだ雑菌風情が! 追い詰められたのは貴様らだ。鼠一匹と凋落した神に何ができる!」
足を収納し、ダークライが浮かび上がる。
「消えるのは――消えるのは貴様らの方だ鼠ぃッ! 俺は消されない、消されてたまるか!」
GJ!
遂に決戦か
もふもふ(・∀・)イイ!
また明日の深夜にでも続き書けたら書きたいんだぜ
「ずたずたに引き裂いてやる、原形をとどめぬ程にッ!」
ダークライは両腕を顔の前で交差させ、力を込めるように腕を震わせると指先がナイフのように鋭く尖った。
俺は頬に電気を集め、地に両手をついて低く構える。
しゃりん――。
切れ味を確認するようにダークライは指同士を接触させて、刃物が擦れ合うような耳障りな音を鳴らす。
しゃりん――。
二回目の摩擦音と同時に、ダークライはこちらに浮遊しながら向かってくる。
充電した電流をダークライに束状にして放つ。だが、インクが滲んで薄れるようにダークライは姿を消し、目標を外れた電気の束はその背後の壁を焦がした。先程より少し右にずれた位置にダークライは姿を現し、またこちらに向かい接近してくる。
「ちっ」
続け様に俺は電流の束を放つがまた同じように消えながらかわされ、ダークライは着実に距離を詰めてくる。
四発目の電流をダークライが消えてかわす。既に奴との間合いは約三メートル程にまで縮められていた。
ダークライは消えたまま中々姿を現さない。部屋は静まり返り、自分の心臓の鼓動のみが響く。アブソルは目を閉じ、集中するように黙っている。
左右に目を走らせる。頬を冷たい汗がつたう。奴はどこから襲ってくる――?
しゃりん――。
金属の摩擦音が響いた。
「ピカチュウ、後ろ!」
アブソルが叫ぶ。
振り返らずに俺は上に跳躍した。その刹那、黒い刃がつい先程までいた地に突き刺さる。
俺はそのまま宙返りして勢いをつけ、黒い腕が伸びてきた方へ硬質化させた尾を振り下ろした。金属同士が激しくぶつかる音が響く。
俺が振り下ろした尾をダークライは両手で防いでいた。ぎりぎりと擦れ合い火花が散る。
「鼠ぃッ!」
尾を強引に弾き飛ばされ、俺は体勢を宙で整えて足の裏でブレーキをかけるように着地した。足の裏が摩擦で焼ける。
ダークライは右手の甲を押さえている。退かずに無理に尾を弾いたせいで欠けたであろう両手の伸びた指の先が、ぼろぼろと崩れ落ちた。
「どうした? そのなまくらで俺を引き裂くのだろう?」
ダークライは顔をさらに怒りで歪ませ、こちらを睨んだ。
GJ!
GJ!!
今夜俺が続き書いてもいいかな?
いいんじゃね?
結構長くなっちまったが
とりあえず投下
「なめるなぁぁッ!」
再びダークライの姿が闇に溶ける
だが、先程の様に静まり返るのではない。
360度至る所から空気の切れる音が響く
「気をつけて、さっきよりもはや―――」
―――シュッ
空気の切れる音と共に、赤い閃光が真上から急降下してくる
鬼気迫る殺気―――俺は反射的に横に飛んだ
ガツッ!
閃光が空を切り床に突き刺さる
着地ざま奴に電撃を放とうと―――
―――ッ!?
既に奴の姿は消えていた
何処だ?
「クククク、、、」
不意に黒い腕が足元から飛び出し、俺の左足に巻きついた
「捕まえたぞ…」
ヌルリ、と腕に続いて顔が床から上がってくる。その顔は勝利に輝いていた
しまっ―――
必死に振りほどこうともがく
が、見えない爪のようなものが奴の砕けてた指先から伸び、左足に食い込んでいる
「逃がしはせん……」
黒い波動がもう片方の腕で渦を巻き、俺を消し去ろうと腕を振り上げる
「チイィッ!」
無理やり右足で床を蹴り上げ、尻尾を左足に巻きつく奴の腕に叩きつける
一瞬腕が緩む――間一髪左足を引き抜き、後ろに飛び退いた
「ぐッ!」
着地と同時に左足に激痛が走り、踏ん張りが利かず後ろに倒れこんでしまった
無理に引き抜いた左足には三本の爪跡が広がっている
ゆっくりと――起き上がれない俺のほうに奴が向かってきた
「ククク、、、無様だな…それではもう動けまい…」
金の腕輪から光を放つも、見えない爪に軽くはじかれた
「今のが最後の攻撃か?ならば・・・・・死ねッ!」
爪が俺に向かって振り下ろされる―――ここまでか?
無駄と分かりつつも両腕で顔を守る
ドスッ
爪が突き刺さる鈍い音――しかし不思議と痛みはない
顔を上げると、目の前は白――アブソルが俺の上に覆いかぶさっていた
「バカッ!お前…なぜ?」
「へへッ…友だちを…助け…るのに…理由…なんか…いらないんで…しょう?」
みるみるうちにアブソルの目が空ろになり、力なく俺の上に倒れこんだ
背中には鋭い傷が―――
「チッ、邪魔だ」
片腕でアブソルを摘み上げる
「おとなしく捕まっていればいいものを…だが、こうなってしまってはもう用済みだ」
ゴミでも投げ捨てるように、アブソルを後ろへ放り投げた
俺の中に今までにないほどの怒りが湧き上がる
だがそれはダークライにではなく―――自分自身に対して
俺は―――友一人守れないほど無力なのか?
こんな暗い世界しか知らないまま―――友と過ごす幸せを知らないまま―――終わらせていいのか?
そんなことは―――俺が許さん!
からだ全体で反動をつけ、一気に立ち上がる
「―――ッ!!」
再び左足に激痛が走る
だが、倒れるわけにはいかない
「フンッ、まだ起き上がるだけの力が残っていたのか」
「・・・・・退け、なんとしても俺はアイツを外の世界へ連れ出す」
「ほざけッ!くたばりぞこないの鼠が!」
奴の爪が狂気と化して俺に襲い掛かる
ドスッ
再び鈍い音―――狂気が俺の左肩を抉る
それでも、俺は前進を止めない
「なっ…」
一瞬、怯えたように奴が怯む
「もう一度だけ言う、そこを退け!」
「だまれぇぇッ!」
感情に身を任せ、仰け反るように爪を振り上げる
その隙を逃さず、俺は右足に渾身の力を込め奴の懐に飛び込む
「ぐおぉッ…」
「―――終わりだッ!」
起 死 回 生 !!
GJ!
また深夜に続き書くよ
GJすぎる...
クオリティ高すぎ
体内世界に入ってからのクオリティは異常
ごめん、ちょっと投下は明日まで待ってくれorz
面白いよ!GJ!!
全身全霊を拳に込めダークライの胴を打ち抜く。たたき込んだ力は雷となって奴の中を駆け巡り、炸裂音を轟かせながら黒い暗雲を食い破るように体中から電流の帯が飛び出した。
一瞬で内と外を同時に焼かれ、叫ぶ間も無く灰色の煙を上げながら悪意は地へと墜ちる。骨と古い布がくすぶるような嫌な臭いが鼻につく。
「――貴様になど懺悔する猶予も与えない」
ぴくりとも動かないダークライを見下ろしながら俺は言葉を吐き捨て、手中にいまだ残る苦い電流の感触を握り散らした。
表面張力を無くした水滴のように悪意の体は崩れ溶けていく。後には大きな黒い水溜まりだけが残った。塞がれた階段が元に戻る。
「アブソル!」
名を叫びながら俺は倒れているアブソルの下へ駆け寄る。目を閉じ、返事はない。
もう――駄目なのか? 心臓が押し潰されるような感覚、目の前がぼやけて揺らぐ。
「アブソルッ!」
「うるさいなあ――」
ぱちりとアブソルが目を開けた。
押さえ付けられていた心臓が跳ね高鳴る。幻ではないか確かめるために自分の目をこすり、ぼやける揺らぎを拭い取る。
「そんなに大きな声出さなくても、聞こえてる」
幻や幻聴などでは無い。ぐぐりと四肢に力を入れ、アブソルは立ち上がった。驚いたことにアブソルが背中に受けた傷は既に塞がっており、傷跡も徐々に消え始めていた。毛並みの赤い染みもそれに伴い漂白されていく。
「驚いた? ボクも驚いた」
「一体、どうなって――」
嬉しさ、驚き。色々な感情が沸き立ちながら混ざり合い、自分が現在どういう表情を浮かべているのかわからない。少なくとも冷静を装える表情でないことは確かであろう。
「……ボクは何があっても死ねないみたい」
どういうことだ? 浮かび上がり口に出そうとした疑問を遮るように、アブソルは俺の顔を覗き込んできた。じろじろと目元辺りを見つめてくる。
「目、少し赤いよ」
はっ、と我に返り、俺は急いで顔を背ける。俺としたことが何たる醜態。顔に熱が集まる。
「気のせいだ、お前の目の色が映っただけだろう」
「ふふ、弱虫」
「う、うるさい! 手下ではなく同等な友として、この程度のことで死なれては困るのだ。いいから早くここから出るぞ!」
顔を向けずにアブソルの肩の辺りの毛並みを掴み、手を引くように出口へ引っ張って行く。
この時、俺は気付けなかった。
アブソルの思い詰めたような表情に。そして不気味に泡立つ黒い邪悪な水溜まりに――。
階段を登りきり、槍の柱に似た通路をアブソルと共に駆け抜ける。
入り口があるのならば出口は必ずどこかにあるはず。当てにしていた神の助けには頼れなくなった。自力でなんとかして脱出するしかすべは無い。
とりあえず一番最初に降り立った場所まで戻ろうと考えていた。はぐれたクレセリア達も、もしかしたらここにたどり着いていて出会えるかもしれない。
――ァァッ!
背後から小さく声のようなものが聞こえた。
「何か言ったか? アブソル」
俺は立ち止まり、振り替える。
それに気付いたアブソルが前足で急ブレーキをかけ、転びそうになりながら立ち止まった。
「危ないなぁ。ボクは何も言ってないけど」
――ギイィィィァアアッ!
断末魔の叫びのような不気味な声はどんどん大きくなる。泥を詰めた水風船を割るような音を立てながら、暗闇から何かが追ってくる。
「な、何だ……?」
腕輪が再び光を放ち始め、廊下を照らす。
追跡者は速度を緩め、ゆっくりとその名状しがたき姿を光の下へ晒した。
黒くどろどろとした皮膚、巨大なスライム状の体は壁のように廊下をびっしりと塞いでいた。
体からは様々なポケモン達の部位が意味も規則も無く突き出ている。俺の尾と耳に似たパーツもあった。
この怪物自体の頭部と思われる部位は辛うじてダークライの面影を残している。腹部はギザギザに裂け、歯と口になっていた。
知性を失った目をこちらに向けると、ダークライだった腹部に開いた大きな口を開いた。腐った鉄のような臭いが辺りに広がる。
そして、耳をつんざくような音量で意味をなさない言葉にならない声を喚き散らし始めた。それが恨み、嫉み、呪咀、冒涜が詰まったものだということは、声に乗せられてくる感情から伝わる。
まさに悪意の集合体。悪夢の塊。
思いつくかぎりの言葉を吐き終えたのか、怪物はゆっくりと獲物を追い詰めるようにびちゃびちゃと這ってくる。俺はじりじりと後退りながら怪物から距離を離す。
「……ピカチュウ、その腕輪をボクに渡して」
後退しながらアブソルが自分の肩ごしにこちらに首を振り向かせ、感情を押さえるように静かに言う。
「何故だ?」
「倒れていたとき、ボクの頭に声が響いたんだ。全てを聞いたよ。腕輪に入っている力を返してもらった時、隙間は埋まり、全ては助かるって」
アブソルは顔を伏せる。
「そして、たぶんボクは――」
腕輪を渡せば全ては解決するだろう。だが、それは――。
「さあ、早く――えッ!?」
こちらに振り向き、差し出してきたアブソルの手を無理矢理引き、俺は駆け出す。
――ギイィィィァァアッ!
怪物が咆哮を上げ、水っぽい足音を立てながら追ってくる。
「な、何をするの!? 早く腕輪を――」
「うるさい、黙っていろ!」
何か――それ以外に何か他に道は無いのか?
――無常にも駆け抜けた先には道はなく、行き止まりには瓦礫がうずたかく積まれていた。
「くそッ!」
瓦礫に電撃を放つが虚しく焦げ跡がついただけだ。
びちゃりと足音がすぐ後ろから聞こえてくる。がちがちと歓喜の声を上げるように歯を打ち鳴らす音が聞こえた。
「ごめん」
アブソルが俺の腕から腕輪をくわえて奪い取る。
「止め――ッ!」
「さよなら」
やばい、つづき消しちまった
復旧するから待っててくれ
待ってるから
マジでがんばれ
――すべてが光に包まれた。
眠る前のようなぼんやりした意識の中で、頭に聞き覚えのある声が響く。
「お疲れ様です。主が無事に戻られ、すべては元通りに。あなたの働きに深く感謝します」
――パルキアか。
「悪意は力を奪い取られ、新たな神族として迎えたクレセリアの監視の下、辺境の島に幽閉されることとなりました。
これは主の裁量によるものです。本来ならば地獄の方がまだましと思えるような責め苦を永遠に――と言ったところなのですがね」
――俺達はどうなる?
「あなた方がいたのは時空が捻じ曲がり、本来の流れに沿わない三年前のカントーです。すべてが終わった今、
三年後のカントー――正常な時空へとお送りします」
――カントーで新たに加えた手下は?
「その辺りの辻褄は何とか私達の方で合わせておきます。多少の違いは出るかもしれませんが……
その辺りはご自分で理解と判断をお願いします」
――アブソルはどうなる
「あの魂は器の一時的な埋め合わせでしかありません。本来の主が戻られた今、邪魔でしかないのです」
――……!
「ただ、ちょっとした小細工をさせて頂きました。これも主の裁量によるものです。それでは――」
光が収まり、俺はどこか草むらの上で目を覚ました。上半身を起こし、俺は立ち上がる。ここは確か10番道路――?
「あっ!ピカチュウやっと起きた!」
「もう、やっと起きたんですか? ――を目指す、その前にここで夜を明かすとしよう。明日は早いぞ! とか言ってたのはピカチュウさんですよね?」
「ピカチュウねぼうー」
普段と何一つ変わらないミミロップ達の声が聞こえた。今までの全てが長い悪夢だったような気がしてくる。その思いを覆したのは――。
「もう! そんな子、いつの間に仲間にしたのよ!」
「ずっとその子、ピカチュウさんの寝顔を嬉しそうに眺めてましたよ」
「だれー?」
――振り向いた途端に抱き込まれ、顔がうずまった毛玉地獄。
END
「むー、むむー!(息ができん、離せアブソル!)」
――主はいわゆる大団円というやつがお好きなのですよ。私も嫌いではありません。
とぅーびーこんてぃにゅー?
ごめん、勢いで全部書ききっちまったぜ!
GJ!
GJなんだが
…自分勝手なことは分かってるが言わせてくれ
・バンギラスとの決着
・レッドとグリーンのいざこざ
・記憶を徐々に取り戻していくアブソル
・サカキとの決着
上の四つをミュウツー編と絡めながら進めて
しっかり完結させてから時空のねじれを直した方が良いと思うんだ
空気悪くしてスマン
バンギラスは後々ミュウツーに絡めて何らかの形で書いていくつもりだった。どちらにせよ三年前のカントーではディグダの穴から傷を癒すために行方不明だし。三年後でもどうにか出来ないかな?
人間関係はどちらにせよピカチュウが介入できることじゃない気がするし(シンオウでもアカギや赤帽子のその後は未介入だった)、大体歴史(赤緑)通りに進んで、今回の事件での失敗等も含めてサカキは改心。
グリーンはチャンピオンになり、リーグでレッドに負けて原作みたいにオーキドに諭され、誤解を解き合い和解した。と解釈じゃだめ?
ミロカロスの語りや、街に捨てられてる新聞紙から人間達の大体の経緯を悟るって感じでどうだろう。
アブソルはアルセウスの記憶をアルセウスが自ら望んで再封印、だけど何かしらミュウツーの昔のアルセウスのような偏った考えを聞くとか、
ピカチュウの危機やらの要所要所で記憶の断片を思い出し、逃れられない業に苦しみ葛藤するってのはやっぱり駄目?
なるほどその発想は無かった
三年前の世界から現代にピカチュウ達が帰るのか
と言うことは、ニャースやらのカントー組は三年前に出会ったってことになる?
さあ、この続きは議論スレに行こうか
定期
ほしゅほしゅ
857 :
ジェリド ◆ZtZ4ZhK6JI :2007/06/16(土) 22:38:09 ID:JTkkE7kS
ヽ/ ヽ ヽ/ ヽl_」
/ヽ ト、 | __ | `l
/ ヽ | | | ー──、 | /⌒ヽ
/ ヽ / / | _ノ l^j | _,. - ‐、ノ77
/ / / /> | / ヽ七! __ - '´ \ ヽ_ィ
/ ノ/ </ | | rー< ̄ ) , - '´
/ / | / _ | / ヽ /ヽ __,.. -‐ '´
/ , -イ /ヽノ|_|_」 / `ヽ|`ヽ< | V /
/ , - '´ | / /ヽ /, ---、 ト、 | ノー'
/ | // ∧´ __`ヽ| \__| , - '´──-、
| |〈 / | , '´ \ | |_/ |
/⌒T_⊥.. - '´ヘ__く / _ー_ \ー'´ |
, ┴ '"´ _>| ` ´ .ト、 |
-' /ハj !__ j , -ヘf--、 |
// V´ `ー一' | ト、! |
/ ヽ ノ \ |
/ ト、___,.. - 'イ | ノ |
レイ `ヽ、__,、-'´ | ト、 | /
| ー'/| ヽ |Vヘ/ /
ヽ ヽ ト、! /
| \ ヽ 〉 /
か〜な〜しい〜ほど〜過〜疎〜りだ〜した〜
このスレを〜だ〜れ〜か〜もり上〜げ〜てくれ〜
白毛攻めから何とか這い出し、解放された息を整える。
胸に込み上げてくる熱い思い。自然と口元がぎくしゃくと歪む。だが、ミミロップ達の前で情けない顔を見せる訳にはいかん。必死に押さえ込み、俺は顔を上げた。
「驚いた? ボクも驚いた!」
顔いっぱいに笑顔を浮かべ、曲刀のような黒い尾をぶんぶん振り回し、体中でアブソルは喜びを表現している。
もう一度、飛び付かれそうになるのをひょいと横に避け、なだめる為にアブソルの首の辺りをぽんぽんと軽く撫で叩いた。また窒息死させられそうになってはたまらない。
この様子、間違いなく“あの”アブソルだ。
「どうなっているんだ?」
ミミロップ達に聞こえぬよう、声を潜め俺は尋ねる。
「黒い奴に引っ掻かれて気を失ってから、何が起こったのかよくわからないけど、ボク助かったみたい。奇跡ってあるんだなあ……神様っているんだね――」
俺の様子に何となく状況を察したのか、アブソルも小声で話す。
“神”はお前だろう……。そう口に出してしまいたい気持ちはぐっと堪えた。
どうやら、俺を庇い傷を受けて倒れてからの記憶を、アブソルは忘れて――いや、忘れさせられてしまっているようだ。
気が付いたら見知らぬ草むらに一人で横たわっていたらしい。そして、同じく倒れるように寝ていた俺の姿をすぐに見つけ、俺も無事だったことを知ったという話だ。
「――そう言えばボクが目覚める前に、誰かの声を聞いた気がするんだ。
その体は暫しお前に預ける。その間、我は眠りにつくとしよう。普通と何一つ変わらない、ただのポケモンの一匹として生きてみせよ――って」
自ら記憶を封じたか、アルセウス。自分が出来なかった事を、この偶然に生まれ出でたであろう意識に託して……。
アルセウスの自信と威厳に満ちたあの声で「任せたぞ、友よ」と言われたような気がした。ふん、仕方がない。
「葉っぱの緑色、空の青色――綺麗だね、世界って。あのうす暗い部屋とは大違い」
アブソルは目を輝かせながら、俺達にとっては何気ない普通の景色を感動したように見回す。
――この幼い獣に、お前の創りだした世界の様々な景色を見せてやるとしようか。
GJ!
ついに新編突入だな
結局カントー編はあれで終了なの?
まだカントーだろ
ダークライが終わっただけで
保守
定期
明日にでも続きを書きたいが良いかな?
書いて><
「お前、どこか行く当てはあるのか?」
俺がそう問うと、アブソルはぴたりと動きを止める。何かを考えているのかしばらく難しい顔をしていたが、すぐに途方に暮れたような表情を浮かべた。
「そういえば無いや。外の世界のことはよく知らないし、クレセリアもいないし……どうしよう」
元気に上を向いていた尻尾を下に垂れ下げ、ぺたりとアブソルは草むらの上へ座り込む。
まあ、そうだろうな。聞く必要も無かったか。
「ならば俺達と共に来い。旅を続けていれば、こんな場所など比べものにならない程、雄大で、圧倒されるような、素晴らしい景色に出会えるぞ」
「本当! いいの?」
アブソルは再び目を輝かせ、尾を立て、飛び起きる。
「ああ、本当だとも。さあ、とりあえず奴らにお前のことを伝えに行くぞ」
「うん、ボク一緒に行くよ。ありがとう、ピカチュウ!」
にっこりと笑いながら飛び付いてきたアブソルを、横に飛び退いて冷静にかわす。
それにしても、ころころと表情がよく変わる。ダークライに閉じ込められていた時は、どこか影があったが、やはりまだ子どもなのだな。
自然と口端が上に向かい、自分が薄く笑みをこぼしている事に気付く。……実に俺らしくない。
表情をぐっと整え、少し後方へ離れさせていたミミロップ達の方へ、きびすを返した。
「――ということで、今からこの者を旅へ同行させる」
ミミロップ達にアブソルを同行させる事を告げる。ロゼリアとムウマージは特に不満はなく歓迎する雰囲気であったが、ミミロップは少し不機嫌そうにしていた。
ミミロップの機嫌が不意に悪くなるのは、いつものことだ。いつも理由はわからんが、気にすることもないだろう。
アブソルと出会った経緯などは適当に理由をつけ、はぐらかしておいた。まさか本当のことを言うわけにはいかないし、言ったとしても信じはしないだろう。
シルフビルの一件は、ミミロップ達は長い夢だったと思わされているようだ。どこまでが現実でどこからが夢だったのか、はっきりとは把握できないらしい。
気が付けばまったく関係の無い草むらに倒れており、受けたはずの傷は消えていたのだ。夢だと思ってしまうのも無理はない。アブソルを見るまで、俺もそんな考えに陥りそうになった。
さて、俺が今いるのは、俺達が本来いるべき現代のカントー。つまり、最初に訪れたカントーはダークライのせいで時空が狂っており、三年前の状態だったということになる。
カントーに渡る際、船内にてダークライに接触した。あの時に――いや、もしかしたら船に乗り込んだ時、既に俺達は三年前の時空に引きずり込まれていたのかもしれない。
まずはカントーで加えた手下達の様子を見て回った方がいいだろう。果たしてどう変わっているのか。
もし俺の顔を覚えていなければ、軽くびりびりとショックを与え、思い出させてやるとしようか、ふふふ――。
GJ!
アブソルかわゆす
GJ!
俺も流れに乗って今夜続き書くかな
とりあえず10番道路からイワヤマトンネルに向かっておk?
いいんじゃね?
「で、これからどうするの?」
相変わらずツンッとした態度でミミロップが尋ねた
「そうだな…」
此処からならイワヤマトンネルまで目と鼻の先
―――あのイワークのことだ、3年も空けていれば好き放題やっていてもおかしくない
そもそも、俺たちを覚えているかどうかも怪しいのだが
「―――まずはイワヤマトンネルに向かう」
「りょうか〜い」
「あの気持ち悪いイワークの所・・・ですよね?」
ロゼリアが不安げに俺のほうを見る
まぁ、記憶がはっきりしていないのだから仕方ない
とりあえず状況を把握することが先決だ
「あぁ、そうと決まればすぐに出発するぞ」
「「はー――い」」
イワヤマトンネル入り口―――
「わぁッ!本当に真っ暗!何も見えないや」
キャッキャとアブソルが尻尾を振り回し闇の中へと走っていく
10番道路を出発してからずっとこんな調子だ
無理もない、生まれたての赤ん坊と同じように見るもの全てが新鮮なのだ
フッ、見ているこっちまで楽しくなってくる
「あっ、勝手に行くと危ないですよ」
「まって〜」
慌ててロゼリアがあとを追いかけ、さらにその後ろにムウマージが続く
「―――でもピカチュウおかしくない?」
いつの間にかミミロップの機嫌は直っていた
「何がだ?」
「うーん、記憶がいまいちハッキリしないから間違ってるかもしれないけど…、確かトンネルの中って工事で明るくなったはずじゃ…」
「―――!急いであいつ等を追いかけるぞ」
さて、どうやって俺の顔を思い出させてやろうか――
GJ!
また明日の夜にでも俺も続き書こうかな
ごめん、明日まで待ってくれorz
1時半ごろに投下するぜ
「うわぁ!」
暗闇の奥からロゼリアの悲鳴が聞こえる。――早速、来たか。
「な、何なんですか、あなたは? は、離してください!」
暗くて先は見えんが、どうやら何者かにロゼリアが捕まっているようだ。
やれやれ、また面倒臭いことになりそうだな。軽く舌打ちをして、洞窟の奥へと急ぐ。
しばらく駆け進むと、暗闇の先に明かりが灯っている一帯があることに気が付いた。ロゼリアの悲鳴はそこから聞こえてくる。
光は洞窟に掘られた部屋のような空間の入り口から、漏れだしているようだ。奥行があり、かなり広そうだ。
「うっふん、ダ・メ・よぉー。あなたみたいな、い・い・オ・ト・コをあたしが見逃すわけ無いじゃなぁい」
部屋から何者かの声が聞こえる。その言葉遣いに対し、声は異常に野太い。
俺は入り口の横の壁を背にし、俺は恐る恐る部屋の中を覗き込んでみた。
「ひいぃ、何なんですかこのポケモン!」
ロゼリアが、太い筋肉の塊のような腕に、捕らえられている。アブソルとムウマージは、抱え上げられたロゼリアを困ったように見上げていた。
身を少し乗り出し、更に部屋を覗き込むと、ロゼリアを掴んでいるのは巨大な人型のポケモンだということがわかった。
巨人のようなそのポケモンは、全身を筋肉が鎧のように覆っていた。ぼこぼこと高く盛り上がった肩は、巨人の灰色の肌のせいで、まるで岩山が二つくっついているかのようだ
ロゼリアを掴んでいる一本の腕の他に三本、腕が余っている。岩でさえ泥団子のように砕けそうな剛腕が、岩山のような両肩から二本ずつ生えているのだ。
身を外に戻し、俺は心の底から深いため息が出る。……何だあの化け物は。
どうやらトンネルは、三年のうちにあの筋肉の塊に乗っ取られてしまったらしい。イワーク達が巨人の後ろで、巨人の機嫌を伺うようにおどおどしていた。使えん奴らだ。
どうするか……。正直、戦いたい相手では無い。あの手でリンゴのように握り潰されるイメージが頭に映る。それと――何か別な恐怖感を感じるのだ。それが何なのかわからないが。
ロゼリアにしか興味が無いようだし、いっそロゼリアは見捨ててアブソルとムウマージだけこっそり連れていけば……等というとんでもない考えまで脳裏をよぎった。
「もー、走るのが早いってば!」
遅れていたミミロップが、文句を垂れながらようやく追い付いてきた。
「しっ――」
俺は声を静めさせようとしたが――。
「きゃあッ!」
何かに躓き、ミミロップが悲鳴と派手な音を立てて転ぶ。まずい――。
「ん? そこにいるのは誰なのぉん? 出てらっしゃあい!」
存在をあの巨人に気付かれたか。……覚悟を決めるしか無さそうだ。
部屋に飛び込み、いつでも戦闘に移れるよう低く体勢を構えて、巨人を睨み上げる。
「その腕で掴んでいるのと、足元で困り果てているのは俺の仲間だ。そしてお前の後ろでガタガタ震えている情けない手下共も。――まとめて返してもらおうか?」
巨人はたらこ唇のようなべったりとした觜をいやらしく歪める。
「いやぁよ。元々、この山はこのあたし、カイリキーさまぁん……のものだったんだからぁ。そしてこの山に勝手に来たものも、あ・た・し・の・も・の」
カイリキーと名乗った巨人はぎゅっとロゼリアを抱え込む。ロゼリアは泡を吹いて気絶していた。
「ならば力付くで――」
「あらぁん?」
言葉を遮るように、カイリキーはこちらに顔を伸ばすように俺の顔を覗く。
「あんたもよぉく見れば、い・い・オ・ト・コ!」
全身の毛という毛が逆立つのを感じた。極寒の地に突然放り込まれたようだ。
「今日はついてるわぁ! あなたもあたしのコレクショぉンにし・て・あ・げ・る。」
――かつてない異質な恐怖が俺を襲う。
×俺は入り口の横の壁を背にし、俺は恐る恐る部屋の中を覗き込んでみた。
○入り口の横の壁を背にし、俺は恐る恐る部屋の中を覗き込んでみた。
×何か別な恐怖感を感じるのだ。
○何か別な恐怖を感じるのだ。
×抱え上げられたロゼリアを困ったように見上げていた。
○掴み上げられたロゼリアを困ったように見上げていた。
脳内変換しておいてくれorz
俺の個人的なピカチュウのイメージは左下かなぁ
マント忘れとる
左下か左上が俺は好きかな
俺は右下で
明日にでも続きを書けたら書きたいんだぜ
>>888 乙!
そんな感じでいいんじゃね?
ただ<過去><未来>より、<第一部><第二部>とかの方がネタバレにならなくていいかも
>>876 俺が書いたイワヤマトンネルのこと覚えててくれて感涙。
このごろの職人は上手すぎて嫉妬しちゃう。
寒気が収まらない。こいつは何を言っている?
どこからどう見ようと、この目の前にいる筋肉の化身は雄。どんなに態度を取り繕うと、天地が引っ繰り返ろうと、雄だという揺るぎない事実を奴の全身がひしひしと伝えていた。
だらだらと顔中に冷や汗が流れる。雄が雄を好き好み収集――理解しがたき異常性。俺の思考回路は目の前の異形を否定するために全力で回っていた。最後の望みを託し口を開く。
「お、お前は雌なのか?」
ふふん、と鼻を得意げに鳴らし、カイリキーはこちらにウィンクをする。毛虫のようにぞわぞわした気配が俺の体を這った。
「コ・コ・ロ・は・オ・ト・メ!」
――否定の望みは儚くも断たれた。間違いなく奴は通常ではない思想の持ち主である。俺に異質な恐怖を感じさせたのは“これ”であった。
大好物を目の前にした獣のように舌なめずりをしながら、カイリキーはこちらになよなよと内股で迫ってくる。その醜悪な様子に軽く目眩がしたが、必死に堪えた。倒れてしまったら何をされるかわからない。想像したくもない。
今までに戦ったどんな敵よりも別の意味で恐ろしい。だが、決して負けるわけにはいかないのだ。奴を倒せ、この身に近付けるなと全身がうったえ、頬に電気がみなぎる。
そして放つは必殺の――! 電流がほとばしる手の平を奴に向けたところで、ふと我に返る。筋骨隆々とした腕の先の手中で揺られている緑色が目に入った。カイリキーの手も全身も、塩分濃度の高そうな暑苦しい汗に濡れている。
――これでは電撃は使えない。
保守
GJ!
明日にでも続き書けたら書きたいんだぜ
保守
あの腕が届く間合いに近づくのは出来る限り避けたい。あの巨木の幹みたいな四本腕を見て正面から接近戦をしたがるなど、負けず劣らずの筋肉や甲殻で武装した猛者か、身のほどを知らない愚か者だけだろう。
生憎、俺にはあの筋肉丸太から繰り出される打撃に耐えうるような骨や殻は持ち合わせてはいない。
電撃が使えないとなると、俺に残る遠距離から仕掛ける手段は腕輪。これに賭けるしかない。だが、植物の蔓でどうにかできる相手にも見えん。
「さあ、おいで。抱き締めてあげるわぁん」
あれこれ考えているうちにカイリキーとの距離は確実に狭まってくる。長考している暇は無い。とにかく試してみるしかないか。
目を閉じ、腕輪に意識を集中させると、いつものように俺の心と何か大きな力の流れのようなものが繋がった感覚がした。問題なく今までどおり使えそうだ。
力の流れから、心の手を伸ばして出来る限り力を引っ張ってくるイメージを腕輪に伝える。鉄の棒同士をぶつけたような高い音を一度だけ鳴らし、腕輪は自らの周りに光球を灯し始めた。
緑の光球では駄目だ。蔓で動きを止めたところで、バンギラスの時のようにすぐに引きちぎられる。締めあげ、ロゼリアを手から離させるほどの力はまだ無い。ならばこの色――。腕輪を付けたほうの手を迫りくるカイリキーへ構える。そして光球の一つに意識を向けた。
ヴーンと重低音を響かせ、手の先の空間が波打つ。これはいけそうか?
「なんのつもりかしらぁん?」
しかし、起きた変化は、期待していたようにカイリキーを吹き飛ばすでも、持ち上げて投げ落とすでもなく、カタカタと奴の足元の小石が揺れ動いただけだった。即興で大きな力をもたらすのは、やはり無理なのか……。
こうなれば接近戦しかない。目の前が真っ暗になりそうだ。ロゼリアさえ救出できれば、後は電撃でどうにでもできる。何らかの手段で撹乱し、拳の直撃や、俺まであの手で捕らえられることだけは避けなければ。
GJ!!
gj!
俺も明日にでも書こうかな
―――覚悟を決めるしかない様だ
姿勢を低く構え、いつでも飛び出せるように身構え―――
―――ん?
不意にマントから小さな緑色の実―――ラムの実がこぼれ落ちた
こんなもの拾った覚えはないのだが…まあいい
こうなれば一か八かだ
「な〜にゴソゴソやってるのよぉ〜」
すでに奴の間合いまであと3歩…2歩…来るッ!
「いくわよぉ〜」
ロゼリアを持った腕を除く、3本の筋肉の塊が襲い掛かる
「―――チィッ」
まったく、この攻撃のどこが乙女だと言うのだ
これだけ間髪入れずに攻撃されては反撃どころではない
やはり無理があったか―――
反撃の隙も得られないまま、徐々に後退を余儀なくされ―――
ドンッ
遂に壁際まで追い詰められた
「さぁ、そろそろ終わりにしましょぉ」
パンチの応酬で軽く汗ばんだ顔を光らせ、奴が覆いかぶさるように迫ってくる
「―――ッツ!」
一瞬の隙を突き、顔面に尻尾を振り下ろす
直撃―――だが、ビクともしない
「あらぁん、ひょっとして今ので全力?」
まるで何事も無かったかのように、がっしり俺の尻尾を掴んだ
チッ、顔まで筋肉でコーティングされているのか…化け物め
「あぁ〜ん、やっと捕まえたわぁ」
ニヤニヤと笑みを浮かべながら、逆さ吊りの状態で俺を摘み上げる
「さあ、一緒にア・ソ・ビ・マ・ショ!」
おぞましいほどの分厚い胸板が目の前に広がる
「悪いが―――全力で断るッ!」
腰を限界まで捻り、奴の顔面に思い切りラムの実を投げつけた
―――同時に、軽い電撃を放つ
パンッ
軽く明快な音を上げ、ラムの実が弾け飛んだ
いかにも不味そうな緑の液体が四散する
「アァァアアァッ!目がっ!目がぁ〜」
激しい痛みに悶絶し、空いている二本の腕で懸命に目を擦っている
もろ顔面に液体を浴びたのだ、相当目に沁みる筈だ
どんなに筋肉を鍛えようとも、流石に目は鍛えられないだろう
俺の体もかなり緑色に染まったが…今は忘れておこう
しかし、ブンブンと腕を振り回しつつもしっかりと俺たち掴んでを離さない、大した根性だ
「ハァッ、ハァッ」
やっと落ち着いたカイリキーの目からは未だにボロボロと涙がこぼれ落ちていた
「もうっ!絶対許さないんだから」
「…それはこっちの台詞ですよっ!」
すでにロゼリアはラムの力で目を覚ましていた
その顔には怒りがアリアリと浮かんでいる
「覚悟してくださいっ!」
「えぇっ、ちょっとm―――」
ギガドレイン!
アッー!
GJ!!!
GJ!俺も夜にでも続き書こうかね
ごめん、ちょっと書くのは明日の夜になりそうだorz
「この……! 糞ガキゃあ!」
養分の吸収攻撃を受け、カイリキーは身をびくびくと少し痙攣させながらも腕を振りかぶり、咄嗟にロゼリアを投げ飛ばした。
それを見計らい、尾に瞬間的に強く電流を流しこむ。スパーク音を立て、万力のように俺の尾を掴み挟んでいたカイリキーの手の筋肉がびくりと反応し、開いた。
落下しながら体の向きを整え、着地の瞬間に尾で地を踏張るように叩き、その勢いで奴の間合いの外に退く。
ちらと、ロゼリアが投げ飛ばされた方へ目をやると、ロゼリアは両手と両膝を地面につき、気分が悪そうにうなだれている。アブソルに背中をさすってもらいながら、あんなもの吸わなきゃよかったといった類の、後悔や弱音を漏らしていた。
心には多少の傷を受けていそうだが、投げ飛ばされて物理的な傷を負った様子は無く、とりあえずは無事なようだ。ムウマージにでも受けとめられたか。
さて、後は盾を失った筋肉達磨をどうにかするだけだ。バチバチと電気がほとばしる右腕を、鼻息を荒くしながら額に青筋を浮かべているカイリキーへと向ける。
突然、カイリキーは自分の両頬を強く数回叩いた。そして大きく息を吐きだすと、浮き出ていた額の青筋が消え、体中から静かに殺気を放ち始める。
「あんた、中々、味な真似をしてくれるじゃなぁい。その目付き、嫌なものを思い出させてくれるわぁ。いいわよぉ――」
カイリキーは全身に力を込め、独特な構えを取る。身を守るということをを完全に無視した、一見、隙だらけの構え。だが、異様な威圧感を放っている。
「全力を出して相手をしてやるわぁん! 我が構えに防御は無用。肉は少し切られとも、次の瞬間には相手の体は骨ごと粉微塵よ。さあ、どこからでもかかってらっしゃい!」
奴の体が一回りも大きくなって見える。凄まじい気迫だ。だが――。
「それがどうした」
カイリキーは、え? と、今にも声に出して言いそうな顔をする。
目一杯、電流を集めた右腕を、俺は見せ付けるように掲げた。
「そ、そんな遠くから攻撃ってずるくなぁい?」
意図に気付いたカイリキーが明らかに焦った表情を見せる。もう遅い。
近づきさえしなければ、隙だらけの体を晒しているにすぎん。普段なら当てにくく使い辛い技だが、的があれだけ隙だらけならば問題ない。
「我が制裁に問答は無用。言い逃れようとも雷一閃、次の瞬間には相手は黒焦げだ」
轟雷制裁。
909 :
名無しさん、君に決めた!:2007/07/07(土) 12:35:13 ID:jM9jtyN6
GJ!
そういや金銀だと電磁砲覚えるんだったな
明日にでも書けたら書くぜ
wktk
ごめん、今はちょっと間に合いそうに無いから、投下は夕方か夜になりそうだ
最近、書こうと思った日に限って都合が悪くなるから困るorz
イワヤマトンネルを無事、カイリキーの魔の手から解放することが出来た。
カイリキーは意識の無いうちに何重にも縄や蔓で緊縛し、捕縛。牢屋代わりに、使われていなかった横穴に放り込んで岩で入り口を塞ぎ、閉じ込めさせた。
起きた途端に暴れだされてはかなわん。自由にするかどうかは目覚めてからの態度次第だ。
イワーク達の今回の件に対する弁明や、三年の月日が流れる間に起こったこと、あれやこれやと話している内に随分と時間が経った。トンネルの出口から入り込んでいる外の光は紅に染まっている。
心身ともに疲弊しているロゼリアの希望もあり、今日はイワヤマトンネルに部屋を用意させることになった。俺もミミロップ達の記憶とイワーク達の話に食い違いが出ないよう、辻褄合わせのフォローに孤軍奮闘させられ非常に疲れた。
イワーク達が用意したそれなりの食事を終え、一人先に支度された自分の部屋へと向かう。松明の明かり灯る、少しづつ上へと向かう長い通路をぺたぺたと歩む。
通路を抜けると、岩の壁へとたどり着いた。壁には三つ段差があり、まるで大きな飾り棚のような風貌になっている。段差ごとに幾つか横穴が開いているが、一番上の段は、入り口の両脇を、どこからくすねてきたのか豪華な美術品の彫像で固められた横穴一つだけだ。
俺の部屋はその穴らしい。段の端に用意された、体格に合わない岩作りの階段を必死に上りきる。両脇に置かれた犬とも猫ともつかない不思議な生物の彫像に睨まれている気がしながら入り口をくぐった。
部屋は洞窟の中とは思えないほど綺麗に掃除されており、埃一つ落ちてはいない。松明を灯していないのにうっすらと部屋は明るい。天井から月明かりが漏れだしている一帯があることに気が付いた。
その下に行き見上げてみると、天井は丸く切り出され、硝子がはめ込まれていた。夜空には星が輝いている。
急にあつらえられるものでは無い。この豪華絢爛さから、元々ここはカイリキーが自分のために作らせた部屋なのだろう。所々に飾られた装飾品の悪趣味さからもそれがうかがえる。
だが、あの天窓は中々の物だ。布団代わりに部屋の隅に敷かれていた良い匂いのする藁を、天窓の下へと持っていき寝転んだ。
今日はいつにも増して星空が綺麗だ。星々が川のように集い、輝いて見える。眺めている内に……徐々に眠りへと誘われ……――。
ちょw監禁www
地味に奈須きのこが沢山いるのは、既出ですか?
明日続き書こうかな
カイリキーもっと活躍して欲しかったんだけどなぁ。
なんか、山男のこともあるし。
>>919 これから説得して配下にしなければならない訳だし
まだ活躍の場は残っているさ
まぁ、
>>917次第だな
――む……朝か? 光が目蓋越しに照りつけている。
随分と長く眠った――筈なのだが……まだ眠い。野宿ではなく、ちゃんとした巣穴で眠れたのも久しぶりだ。表には決して出ない偉業だが、俺は世界を二度も救ったのだ、もう少し寝ても罰は当たるまい。
天窓から差し込む光から、目を開けずに顔を背け、ふわふわとした毛布をたぐり寄せる。
――ん? 毛布? おかしい、確か俺は藁の上に寝ていたはず。恐る恐る目を開けてみると、もこもこの白い綿毛の付いた茶色い二本の腕が交差して、俺の腹の辺りを抱き込んでいた。すーすーと、寝息のようなものを後頭部に感じる。
眠気でぼんやりとしていた頭が、焦りのようなものを伴ってどんどん覚醒していく。
ならば、ならば、たぐり寄せたこの毛布のようなものは! ぎくしゃくとした動きで体と首を捻り、後ろを振り向くと――!
「――んななななッ! な、何をしているッ! お前ッ?」
眠っているミミロップの腕の中から俺は必死に飛び出し、わけのわからない言葉を叫びながら、がさがさと背中で這うように遠ざかった。
「んー……? ――なーに? うるさいなー……」
目を擦りぶつぶつ文句を言いながら、ミミロップが上半身を起こす。
「お前は何をしていると言っている!」
ミミロップは目を擦る手をぴたりと止めて下ろし、俺が寝ていた場所と今の俺がいる位置を、二度ほど交互に見直した。そして俺に目を向け、イタズラが親にばれた子どものように、ばつが悪い顔をする。
「あは、は……ばれた?」
「なにを考えて貴様わぁ――ッ!」
俺の頭の中をぐるぐると感情が回る。頭が熱っぽくなり、言葉がまとまらない。
「えーと、あんまりにも気持ち良さそうに寝ているものだから――つい、釣られて……ねぇ?」
ねぇ? とはなんだというのだ! わけがわからん!
「だ、大体だ! 何故、断りもなく俺の部屋に上がり込んでいる?」
「あ、朝ご飯を持っていくように頼まれたのよ。ピカチュウが中々起きてこないから。それとカイリキーが目覚めたっていう言伝も、ね」
む。
……奴が目覚めたか。はて、何かをうまくはぐらかされた気もするが。
「そこに置いておいたから、食べてから下に来るといいわ。……じゃあねー」
朝食を置いたテーブルを指し示した後、逃げるようにミミロップは部屋から出ていった。
――ふう、やれやれ、だ。ため息を漏らしつつ、朝食の置いてある趣味の悪いテーブルへとついた。
「ねぇ」
ミミロップがひょっこりと入り口の方から顔を出す。
「……まだ何か用か?」
俺は朝食にかけられた埃よけの紙をはぎ取ってくしゃくしゃ丸めながら、入り口の方を見やった。ミミロップはニヤッとイタズラっぽく笑う。
「私の腕と、あの筋肉だらけの腕、どっちがいーい?」
「んぐ――ッ? ぶはっ、げほっ」
口に含み飲みかけていた木の実ジュースを俺は盛大に吹き出し、咳き込む。
「ばかものッ!」
俺が投げつけた丸めた紙を、ミミロップは顔を入り口の外に引っ込めてひょいとかわし、笑いながら逃げていった。
何なのだ、あいつは!
頭から湯気が出ているような気がし、わけがわからない思考のまま俺は朝食をどんどん自分の喉の奥に詰め込んでいった。
結局、朝食は味はおろか、何を食べたかさえ覚えてはいない。しっかり休んだはずなのに、この件でまたどっと疲れた。……はあ。
超GJ!!
これは良い話
GJ!
明日また書けたら書くよ
保守
ちょっと、ビッパネタ書いてみた。
――シンオウ 森の洋館――
森の洋館では、大掃除があっている。
色んなゴミがたまりにたまって、館からあふれそうになったからである。
「それにしても、なんでこんなにゴミだらけだポ…ゴホッ、なんだ?」
エンペルトがそう言うとドンカラスが答えた。
「ビッパがつれてきた、ヤルキモノが以前に引越しを手伝う仕事に就いていて、
次から次えとガラクタを、運んできたって分けだ。」
ドンカラスが壊れた扇風機を運んでる途中にビッパが勢い良く入ってきた。
「ド〜〜〜ン!!!またお友達をつれてきたお!!!!」
ドンカラスはイライラしながら言った。
「あぁっ!!只でさえたいへんだってのに、これ以上厄介ごとをもってくんじゃねぇ!!」
「まぁまぁ、ドンおちつくお。今回のお友達は今はとても役に立つお!!」
それを聞くとドンは、
「なに?今役立つヤツだと?」
「そうだお!!紹介するお!!マルノーム君だお!!」
ビッパがそういうと、なんだか分からないデカ物がのっそりと入ってきた。
「っで、こいつがどう役に立つんでぇ?」
「まぁ、見とくお!!マルノーム君、そこにあるゴミを食べちゃうお!!」
ビッパがそう言うと、マルノームがさっきの壊れた扇風機の前にたって何やらし始めた。
すると、なんとその扇風機を食べている。というより丸飲みしている。
「どうだお!!このマルノーム君なら、ここにあるゴミなんか全部食べちゃうお!!」
「なるほど、確かにこれは使えるかも知れねえなぁ。」
それから、マルノームはどんどんガラクタを飲み込んでいった。
洗濯機、岩、壊れたタンス、また岩、変な銅像と底無しにどんどん飲み込んでいった。
(ほほう、ビッパのヤツにしては、中々なヤツをつれてきたもんだ・・・)
となどドンカラスが思っていると、マルノームの姿が無くなっていた。
「あれ?マルノーム君どこに行ったんだお・・・あぁ!!!」
「どうしたんでぇ!!!」
ドンカラスが騒ぎを聞きつけてやってきた。
そこを見ると、マルノームが大切なテレビを丸飲みしようとしていた。
テレビの中から悲鳴なものが聞こえたような気がした。
「そいつをおさえろ!!!」っとドンカラスが叫んだ。
後から来た、エンペルト達がマルノームに飛び掛る。
間一髪の所でテレビを吐き出させた。
すると、マルノームの口から茶色い泥の様なものが凄い勢いで大量に噴射された。
すると、それはビッパの方に飛んで行ったが、間一髪で避けてその泥の様なものが壁に思いっきり壁にぶちまけた。
その、壁を見るとなんだか分からないが凄いあとが残り、しかも凄い臭いを放っていた。
「マルノーム君の必殺技のダストシュートだお!!これはやばいお!!!」
「こいつはヤバイでさぁ・・・。そいつを押さえるんでさぁ!!!」
しかし既に遅く、マルノームの口から、さっき飲みこんだ物を一気に吐き出した。
洋館中パニックだった。洋館中のポケモンでマルノームを取り押さえ、気絶させた。
マルノーム吐き出した、粗大ゴミにぶつかってケガをした物もたくさんいた。
そして、洋館中が何とか静まった後に、ビッパはひどいお仕置きを受けたとさ。
続かない。
GJ、ひさしぶりの小ネタだな
つーか、ダストシュート覚えんのか
ベトベトンだけかと思ってたわ
GJ!
三日前に宣言したもののリアルの事情で中々続きを書けないッ!
それは俺の邪魔するがごとくッ、次から次へと波のように押し寄せるてくるッ……!
俺はよォーッ面倒ごとって奴がだいっ嫌いなんだ。だから『マジ』で『イラつく』ぜェーッ!
すいませんでした、深夜までには何とか書けるようにはしたいです…orz
>>930 普通にLv66で覚えるが
ついでに言うとオクタンもウロコ使えば覚える
食事を終えた俺は部屋を出、岩壁の段差をひょいひょいと飛び降りた。
着地の際にマントについた砂埃をぽんぽんと手で払い、ミミロップ達が待っているであろう食堂代わりだった昨日の広間へと急ぐ。
徐々に下へ向かう長い廊下を渡り、左へ折れた曲がり角を抜け、広間への入り口が見えてきた。入り口の横に、ロゼリアが腕を組みながら壁に寄り掛かって立っているのが見える。
「あ、ピカチュウさん」
俺に気付き、やっと来たかという様子でロゼリアは顔を向けた。
「おはようございます。相変わらず早起きですね」
そして皮肉めいた挨拶と微笑みを俺に投げ掛けてくる。
「……もう平気なのか?」
少し勘に触ったが、軽く受け流した。怠惰にとらわれた俺も悪いのだ、気を付けねばな。また奴に寝込みにおかしな事をされんよう、隙を見せないようにしなければならん。
「ええ、まあ……。まだ胸焼けはしますが」
苦笑いをしながらロゼリアは答える。余程、色々と濃かったのだろうな。少し同情してしまう。
「それで、その胸焼けの原因たる奴はどうしている?」
ロゼリアは無言のまま左のバラで、広間の入り口側から見て左前方辺りにある、小部屋の入り口を指し示す。あそこは確か食料庫兼厨房……? 疑問に思い、覗いてみると――。
「ふんふんふーん」
鼻歌混じりに、四本の腕を駆使しながらカイリキーが木の実を素手で搾っていた。筋肉ジューサーにより圧殺された木の実は、水気を完全に失って干からびたミイラとなり、手から滴る汗の混じった果汁は硬い木の実の殻でできた器へと注がれている。
色々と疑問は押し寄せてくる。だが、まず最初に浮かんだのは――俺はもしかして“あれ”を飲まされたのか? そういえば、思い返してみると朝食のジュースは嫌に塩気が――。
俺はふらふらと力なくロゼリアの隣へ行き、同じように壁に寄り掛かかり、二人でしばらく無言のままうなだれていた。
後に通りすがったミミロップとアブソルとムウマージ、実態を知らなかった手下達もこのジュースの正体を知り、同じように俺達に加わっていって陰鬱とした行列となったのは言うまでもない――。
GJ!
期
待
期待と保守
保
守
936 :
外伝:2007/07/23(月) 12:59:19 ID:???
〜〜〜〜〜〜外伝・メリープの人生〜〜〜〜〜〜
俺の名はメリープ
生まれてすぐ変なんオヤジトレーナーに
「せっかくめざ氷70が出たのに控えめじゃねぇのかよ!」
など訳のわからぬ事を言われ捨てられた。
今は32番道路に住んでいる。ここには俺と同じメリープが沢山いるが、ハッキリ言って皆弱い。体当たりと鳴き声しか使えないのだ。いや、10万ボルトと氷タイプの不思議な技が使える俺が特別なのかもしれない。
937 :
外伝:2007/07/23(月) 13:01:00 ID:???
そこで一丁世界征服でもしてやろうかと思う。3年ほど前にカントーのトキワの森が一匹の電気ポケモンに壊滅させられたとか、銅色の怪物がジョウトに戻って来たとかいう噂を聞いたしな。うかうかしてられない。
いくら特別な技が使えるからと言って一人じゃどうにもならん。まずは手下を集めるか…
「うぇ〜ん!」
丁度いい。この辺では見かけないトゲトゲ頭のポケモンが泣いている。コイツを最初の手下にするか。
「おい、どうしたんだ?」
「ひっぐ、迷子になっちゃったのー」
「じゃあ俺の手下にならないか?」
「ぅ、え?え?」
少し単刀直入すぎたかな。取りあえず俺はコイツに野望を話した―――
938 :
外伝:2007/07/23(月) 13:01:45 ID:???
「どうだ?手下になるか?」
「うん、面白!なるなる!!あたしの名前はトゲピー。よろしくね!」
急に元気になりだした。切り替えの早い奴だ。
「その代わりと言っちゃなんだけど…」
何を要求するのか?コイツ腹でも減ってるのか?
「最初の手下なんだからあたしを副組長にしてくれない?」
ハァ?何を言っているのだ?冗談じゃない。第二位の地位なんか作ったら謀反でも起こして乗っ取られるかも知れん。
かと言って手下にならないなんて言われたら困る。
仕方ない…
「お前を四天王にしてやろう」
939 :
外伝:2007/07/23(月) 13:02:21 ID:???
こうしてトゲピーが手下になった。
だが一匹だけでは話にならん。もっと集めなければ…
「ふわふわ〜」
どこからともなく葉っぱの生えた豚が飛んできた。つくづくタイミングがいい。
「おいお前!」
「何ですか〜ぃ?」
俺は野望を(ry
「面白そうですね。着いて行きま〜す」
ハネッコが なかまになった!
940 :
外伝:2007/07/23(月) 13:03:00 ID:???
これで2匹か…もう1匹くらいいた方がいい。
「オラァ!ペシ」「このこの!ペシ」
「ぎゃぁ!!やめてぇ」
「口ではそう言っても体は正直なようだなwペシ」
「メリープさぁん、誰かがいじめられてるようですよ」
見てみると青いウーパールーパーのようなヤツが3匹のマダツボミに痛めつけられているようだ。
「可哀想!助けましょう!」
「よし、行くぞ。1人1殺だ」
941 :
外伝:2007/07/23(月) 13:08:42 ID:???
「おい、やめろ」
「ハァ?俺たちゃ忙しいんだよ。邪魔するな!」
「そうはいくか!目覚めるパワー!!!」
「ぎゃふん!」
「あん?お前もやられたいのか?」スルスルスル
トゲピーにマダツボミが巻き付いた
「いや、やめなさい!!こうなったらチッチッチ」
「何、手なんか降っt
ブ ラ ス ト バ ー ン
「ギャアァァァ!!!」
「ぽわーん。ぽふーん」
「ちッ、ちょこまかと動き回りやがって。待ちやがれ!」
「いいですよ」
「え!?mgd」
「念力!」
「ひでぶ」
942 :
外伝:2007/07/23(月) 13:09:34 ID:???
コイツら以外とやるな。一匹は氷り、一匹は黒焦げ、一匹はへにょへにょになってしまった。ちょっとやりすぎたか…
「ありがとー」
まあいい。一匹GETだぜ。おっと、まだ野望の事を話してなかったな。
「お前、俺の手s
「いいよー。助けてくれた恩もあるしー」
ちょ、まだ話し終わってないぞ。適当に言ってるんじゃないか?
「さっき聞いてたー」
成る程
外伝だったらピカ一行と同時代でやるのマズくね?
短編で終わるなら全然構わんけど
ジョウトで似たような勢力を作っといて後々戦国みたいにピカ一行と争わせようという寸法だが…
不味かった?
本編、明日にでも書くかな
まだかー
「――で、お前は我が傘下に入るという解釈でよいのだな」
「ええ、い・い・わ・よぉん」
カイリキーが配下に加わった。
何故、拘束していたはずのカイリキーが自由に行動していた――俺があんなものを飲まされる羽目になった――のか。それは牢の見張り役であったガラガラと、本来の調理役であったガルーラに聞かせてもらった。
早朝、目覚めた奴は牢を豪快に破り出てきたのだという。うたた寝していたガラガラは飛び起こされ、ひどく驚かされて腰を抜かしたそうだ。情けない。
脱走を図るかと思われたカイリキーだが、ガラガラから俺達の居場所や動向を聞き出し、トンネルの奥へと向かった。
ここからはガルーラの話した内容だ。朝食の準備中に突然、調理場へと姿を現したカイリキーは、ここは自分に任せろと言い出した。
ガルーラはひどく困惑したが、カイリキーに暴れる様子や何かを企んでいる風も無く、その場をカイリキーに任せ、自分は配膳に務めたのだという。実に余計なことをしてくれた。
事の原因、当の本人であるカイリキーはと言うと、久々に自分を負かした俺を――非常に迷惑な話だが――大層気に入ったらしい。そこで自分の手料理を振る舞おうと、調理場ジャックを敢行。恐怖の手汗ジュースを配膳させるという事態を引き起こし――現在に至る。
GJ!
ほっしゅ
明日にでも、また続き書いてもいい?
いいんじゃね?
おk、今日は無理だたから、明日書くよ
さて、後は広間の外で待っているミミロップ達を呼び寄せ、出発するだけなのだが……その前に――。
「ところで、お前に一つ尋ねたいことがある」
「んん? 何かしらぁん?」
戦いの最中、カイリキーが漏らした、俺を見て嫌なものを思い出したという言葉の意味。
言った本人にとっても、普段の俺にとっても何気ないものだったかもしれないが、何となく心の隅に引っ掛かっていた。
「ああん、あれ? あんたがちょっとだけ、あたしの昔の知り合い――という程でもないか――に、一瞬、被って見えただけよぉ。そいつも、あんたと同じピカチュウだったからぁ。特別、あんたに似てたわけじゃないわよぉん」
「……そのピカチュウはどのような奴だったのだ?」
我がピカチュウという種族は、どこの地方でもそこら中にいるズバットやイシツブテ等と比べれば、比較的生息地の少ない種だ。だが、特に個体数が少ないわけではない。
一人や二人、ピカチュウ族の知り合いがいてもなんら不思議ではないのだが、そのカイリキーの知り合いだったというピカチュウが何故か気に掛かった。
あの時――シルフビルでバンギラスと戦った時――に頭に響いた声。その記憶が唐突に、ピカチュウだったという共通点以外に何の脈絡も無いはずなのに思い起こされた。
「あんた、どうでもよさそうなことに食い付いて来るわねぇん。少し長くなるかもしれないけどいいのぉ?」
構わん、と俺が答えると、カイリキーは手の平をぱんぱんと打ち鳴らしてガルーラを呼び出し、何か飲み物を二人分持ってくるように、と告げた。
程なくして運ばれてきた木の実ジュースが注がれた木の器を片手に、カイリキーは怪訝そうに眉の辺りに皺を寄せてこちらを見つめる。
「それにしても、あんた、変な子ねぇん。ピカチュウなんて結構どこにでもいるでしょお? まあ、あいつはちょっと普通じゃない――いえ、異常だったわぁ――」
カイリキーは何かに怯えるように余った腕で自分の体を抱き込み、体をぶるると震わせる。手に持った木の器が揺れて少しジュースが零れた。
「うー、あの目は思い出したくないわぁん……。今、思えば結構いいオトコだった気がするけど、その時――実際に目の前にした時は、そんなこと考える余裕なんて無かったわねぇん――」
木の実ジュースをぐいと飲み干し、自らを落ち着かせるようにカイリキーは大きく息を吐いた。
「――あたしは元々、野性のポケモンじゃないのよぉん。
昔――何年くらい前だったかしらぁ……たぶん、あんたの見た感じの若さだと、あんたは生まれる前だと思うわぁん――くらいに、外国で人間同士の戦争があったのよぉ、理由なんて興味無いし知らないわぁ。そこでポケモンも兵器として兵士達に飼われ、使われてたの。
あたしもそんなポケモンの一匹だった。あたしの飼い主の兵士は正に山男って感じのいいオトコだったわよぉ。は・つ・こ・い・の・人よ!」
自分の頬に手を当て、カイリキーは身をくねらせる。その気色悪さに背中の毛が少しぞわぞわと逆立つのを感じた。
「……話が脇にそれているぞ」
「あら、ごめんなさぁい。それで、そのピカチュウもそういうポケモンだったのよ。それもかなーり有名な――ねぇん。
冷酷で血も涙も無いような奴だという話だった。普通、いくら飼い主――トレーナーである兵士の命令だとはいえ、同族や子どもに危害を加えるのは少し躊躇するものよ? それを奴は平気に何のためらいもなくやってのけたそうよぉん。
そしてただのピカチュウだとは思えないその強さ。体格差が何倍もあるポケモンでさえ軽々と単独で倒すとか、一匹だけで戦況をがらりと変えるとか、放った雷で山が割れたとか、伝説の雷鳥、サンダーの化身だとか、他にも噂は色々……。
まあ、この手の話は尾ヒレが次々と付くものだから、かなーり大げさに伝わってるんでしょうけどねぇん。
とにかくヤバい奴だって噂。事実、ヤバかったわぁ……そんな奴が敵の方だったんだからん! 運悪く出会ってしまったのは、もう戦争も終決しかけ。こっちの負けほぼ確実の時よ。
心身ともに疲弊して、飼い主の兵士と一緒に退却してる途中だった……。あたし達はとりあえず森の中に逃げ込み、身を隠そうととしたのよぉ。
もう少しでたどり着くという時、突然、森の奧の方に雷が落ちたの。その雷のせいで火災が起きて、どんどん木々に燃え広がっていったんだと思うわぁん。それはもう森は大火事よ。
そして、奴は燃える森の奥から、ゆっくりと姿を現した――」
カイリキーはまた体をぶるっと震わせる。怖じけを払い落とすように、自分の両頬をばちんと叩いてから、再び口を開いた。
「すぐに分かったわん。あれが“奴”だって。ゆっくりとこちらの方に奴は歩いてきた。小さな体のはずなのに、あたしより何倍も大きな猛獣に迫られているような気分になったわぁん。
それはもう絶望したわねぇ。噂が全部真実ならば、地獄の業火から這い出てきた悪魔に出くわしたようなものよぉ? 抜けそうになる腰を必死にこらえさせわぁん。
あたしはとにかく飼い主を守ろうと必死になった。玉砕覚悟で捨て身の構えで迎え撃とうとして……そこから先はもう覚えていないのよぉ。
気付いたときにはあたしの飼い主は捕虜として敵に捕らえられたらしくて――あたしはモンスターボールにずっと閉じ込められてたわぁん。それで元の飼い主とはお別れ……どうなったかも知らない。
それから色々あってあたしはこのカントー地方に自分の意志では無く連れられて来て、いけ好かない新しい飼い主の元から逃げ出して、今のあたしがあるわけよぉん」
本人も言っていたとおり、この手の話には大抵、尾ヒレが付くもの。このカイリキーが話す内容にも多分に誇張表現が盛られているのだろうが、そのピカチュウがかなり恐ろしいのだろうということは伝わった。
あの時、頭に響いたピカチュウだったと名乗る不思議な声からは、カイリキーが話すような恐ろしく冷酷な印象は受けなかった。むしろその逆、穏やかささえ感じる程だった。
どうやら俺が感じた心の引っ掛かりのようなものは気のせいだったようだ。あの声の記憶もただ唐突に思い起こされただけなのだろう。俺は何を期待していたのだろうか。
結局、どうでもいい筋肉達磨の身の上話で無駄な時間を過ごしてしまったか……。
「なぁによぉん? ため息なんてついてぇん。急に聞く態度が悪くなったわねぇ?」
話にすっかり興味を無くしたことを感付かれたのか、カイリキーが不機嫌そうに睨む。
「ああ、すまんな。少し聞き疲れてな。あー、それで、そのピカチュウはどうなったのだ?」
「んもおぅん! あんたから聞き出したくせにぃ! どうなったかなんてわからないわよぉん。
戦死したーとか、あたしみたいに他の地方に渡ったーとか、諸説あるみたいだけどぉ。噂も聞かないってことは、とっくに死んでるんじゃなあい?」
生死不明か。尚更、俺とそのピカチュウが接点があるとは考えにくいな。
「そうか。うむ、非常に興味深い話であった」
「なぁんか心が籠もってないわねぇん……」
「そ、そのようなことは無いぞ。ご苦労であった」
本当かしらぁ、とぶつぶつ文句を言いながら、不服そうにカイリキーは唇を尖らせている。
ぐだぐだごねられてまた時間を無駄にする前に、ミミロップ達を呼び出してさっさと出発するとしよう。
GJ!
こういう伏線的な話大好きだぜ
GJ!
超GJ!!!
梅お
上げるな
また明日書けたら書きたいんだぜ
できるだけ書いてほしいんだぜ
そろそろかな?wktk
また2時、3時頃と予想
遅れてすまんかった
十一時ごろにはなんとか仕上げるぜ
これからの予定はどうするのか。俺はミミロップ達を広間に集め、イワヤマトンネルを抜け、とりあえずおつきみ山へ向かうと告げた。
前日にイワーク達に聞いた、おつきみ山が人間達の手により、随分とポケモンが住みにくく変えられたという噂が気に掛かったためだ。
だが、一つ問題がある。イワヤマトンネルを抜けた先の道路は、九番、十番どちらも幅が狭い谷底のようになっていて、草木が少なく、非常に人目を避けにくい。
一人連れ歩かなければならない人数が増えた今、普通に通ることは尚更難しい。と、付け加えた。
ちらりとアブソルの方へ目をやると、少し申し訳なさそうにしゅんとしている。気にすることないですよ、ロゼリアがアブソルをフォローする。ピカチュウはいじわるだからねー、ムウマージが続けた。
何気ない、そんなつもりの無い一言で随分と悪党扱いされてしまった。事実、いわゆる世界征服を目指しているわけだし、悪党扱いで別に構わないのだが、どうにも気分が悪い。
さて、前回は――正直な話、記憶が曖昧ではあるが――ここから南西にある、ヤマブキシティの南の道路――つまり六番道路辺りから強引に山道や獣道を北東に抜け、イワヤマトンネルの九番道路側の入り口にたどり着いたはず。
こちらならば多少遠回りになるが、人間にばったり出くわしてしまうことは無いだろう。急がば回れ――目標には出来る限りの最短距離で真っ先に目指さねば気が焦る性分の俺にとって、あまり好ましくはない言葉である。しかし、今回はそれに従わざるをえなそうだ。
滅多に無いことだ、感謝しろ。何に向けて言っているのか、そして言えばいいのかわからないそんな悪態じみた言葉を頭の中で呟きつつ、ついでにニャースの様子でも見に行けばいいではないか。
自らの心に言い訳をし、迂回するルートを選ぶことを口にしようとしたその時――。
流れでただなんとなくといった様子であぐらをかきながら俺達の話を聞いていたカイリキーから、それなら良い話があると横槍が入る。
「抜け道――だと?」
「えぇん。あんた、あたしの部屋にある天窓は見たでしょおん? あの上、舗装されてなくて人間は登ってこれない、九番道路沿いの山道に繋がっているのよぉん。北側の崖の上ね。そこを進んでいけば、丁度、ハナダシティ北東の小さな森辺りにたどり着けるってわけぇ」
遠回りをしなくて済むのならばそれに越したことはない。ニャースなど別に後回しで構わないだろう。
申し出を受け入れる旨を伝えると、カイリキーは立ち上がり、付いてこいと俺達に言った。
例の長い廊下をぞろぞろと渡りきり、体格に合わない階段を登らされる。その高い段に登り辛そうに登っているであろう俺とロゼリア。
何段目かに手をかけた時、マントの裾に何かを引っ掛かけられ、突然、身を宙にひょいと浮かされた。落ちそうになっている事態を理解し、声を上げそうになる前にぽふんと俺は白いもふもふした背中に着地する。
俺の後ろにいたのはアブソル。どうやらわざと俺のマントを引っ掛けて持ち上げ、背中に乗せたらしい。
「……何のつもりだ」
「登りにくそうだったから」
仮にも神にまたがるのはどうかと思ったが、自ら言い出した事だし、まあ、いいか。難儀していたところだ、ここは甘えさせてもらうとしよう。
同じように苦労していたロゼリアの方を見ると、ミミロップが仕方なさそうに持ち上げていた。ミミロップは俺を不機嫌そうに睨んでいる。ロゼリアはその状況に居心地悪そうにただ苦笑していた。
何故、俺が睨まれなければならないのか、皆目、見当もつかない。持ち上げるのが嫌ならば止めればいいではないか。
腑に落ちない気分にさせられながらも階段を登りきった。
いやー面白い。GJ!
ume
立てるとしたら深夜か早朝がいいだろうな
保守
明日にでも書けたら書くよ
軽く礼を言った後、アブソルの背を降りた。後ろでも何かを少し乱暴に下ろす音と、うわっ、という声が聞こえた気がするが、気にしないでおく。
カイリキーは既にさっさと階段を上がりきり、入り口の前で仁王立ちをしている。俺達が遅い、などと文句を垂らしながら苛々した様子で待っていた。
ミミロップと言い、このカイリキーと言い、これだから雌という奴は――……? 出かかった思考が違和感に遮られて止まる。そういえばあの筋肉の権化の方は雄であったな。すっかり態度や立ち振舞いに馴れて洗脳されそうになっていた。
とにかく、こいつらは小さな事やよくわからないことで一々機嫌を悪くするため扱いに困る。と、つくづく思ったのだ。
――いや、そういえば我が部下に扱いやすい者など一人として居ないな。カイリキーに付いて部屋の入り口をくぐりながら、気付きたくなかったことに気付いてしまった。歩きながら小さなため息が漏れる。恐らく俺の顔面は苦い笑いでいっぱいになっていることだろう。
「それじゃあ、開けるわょぉん」
カイリキーはそう言い、どこから何時の間に持ち出してきたのか木製の脚立の上に乗り、ガラスの天窓をひょいと押し開けた。そして奥を何やらごそごそと手で探った後、太い蔓で編まれた縄ばしごを引っ張って下ろす。
「さ、どうぞぉん」
促され、はしごに歩み寄り段の部分では無く、横の部分を掴んだ。段から段までの距離が俺には長く、普通には登れないのだ。一本の綱を登るようにやっていくしかないだろう。
「ちょっと待ってください」
登ろうとしていた俺をロゼリアが止める。
「あのですね、縄ばしごでは僕やアブソルさんが登れないと思うんですが」
それもそうだ。両手が薔薇になっているロゼリアは勿論のこと、アブソルの前足も、とても縄を不自由なく掴める構造はしていない。
さて、どうするか。アブソルは右前足を上げ、自分の手のひら――肉球を恨めしく見つめている。
「仕方ないわねぇん――」
カイリキーは鼻で息をふん、と飛ばした。
「その子達二人は、縛るか何とかして蔓に引っ掛かってなさぁい。あたしが上から引っ張り上げてあげるわぁん」
見せびらかすようにカイリキーは腕の一本をぐいと曲げ、岩山みたいな力瘤を作ってみせた。
「それはありがたい。」
カイリキーの助力で難なく全員、外へ上がれた。真昼の強い日差しが上から照りつけている。
周りは岩肌に囲まれ、緑は枯れかけているような雑草だけが辛うじて数本生えていた。正に岩山といった風景だ。一本、何とか通れそうな道のようなものが、岩山の斜面や崖に沿って曲がりくねりながら先に伸びているのが見える。
「あたしはもうこれでいいかしらぁん」
顔の汗を拭いながら、カイリキーは足を投げ出して座っている。
「うむ、ご苦労であった。イワヤマトンネルの管理はお前に任せたぞ。他のポケモン達と共に一帯を治めよ」
「ええ、わかったわぁん。大船に乗ったつもりでいなさぁい」
どん、とカイリキーは右腕の二本で胸を叩いた。
こうして俺達はイワヤマトンネルを後にし――。
「ちょっと待ってぇん」
カイリキーに不意に呼び止められ、俺は振り向く。ちゅっ、と唇を尖らせ、カイリキーは投げキッスをよこす。
……心底げんなりしながら俺達はイワヤマトンネルを後にすることになった。なんと幸先の悪いスタートか。目指すはおつきみ山。
GJ!
戦闘後もカイリキー大活躍だったな
梅
ここはシンオウ地方、ソノオタウンの近くにある谷間の発電所横に広がる草むら。――そこに集まる三匹の小さな影。
彼らを覚えている人はいるだろうか?
「出番でしゅよ! 半年ぶりの出番でしゅよ!」
リーダー格らしき一匹が、青いラインが一本入ったふさふさしている大きな尻尾を振り回しながら、嬉しそうに叫ぶ。
「たぶん誰も覚えてないんだぞー……」
「何でまた集められたんでちか……」
下っ端らしき同種の二匹が、前歯が少し出しゃばっている口でぼそりと呟き、やる気がなさそうに小さな白い体を椅子代わりの切り株に預けている。
そう、ピカチュウを勝手に敵対視し、自らもシンオウに覇をなさんと立ち上がったパチリス達だ。
何をやってもいっつも失敗ばかり、登場もすっかりと無くなり、野望もすっぱりと諦めていたかと思われていた彼らだが――。
「……何だか誰かにボロクソ言われてる気がするでち」
「あのにっくき黄色鼠がいないうちにここを乗っ取ってやるんでしゅ!」
その野望を諦めてはいなかった。
リーダー格らしき一匹は自分の座る一番大きな切り株の上に立ち、天を突くように右腕を突き出して高らかに宣言した。
「まだそんなこと言ってるんだぞー?」
「所詮ボク達では電気鼠には勝てないんでち……」
――この二匹を除いて。過半数がその気では無いため、往生際の悪い一匹に振り回されている――と言い換えた方が通りが良さそうである。
白けた目でリーダーを見つめる下っ端二匹。
片方の一匹は、そんな話ならもう聞く価値がないでち、と、頬袋に隠し持っていたモモンの実を取り出して齧り出してしまった。
「……ボクの分は無いんでしゅか」
「無いでち」
きっぱりと切り捨てられ、リーダーはムギー、と地団駄を踏み出した。もう一匹の方から深いため息が漏れる。
「それにここを乗っ取っても、なんの事かわからないけど後10数レスで終了なんだぞ」
切り株から腰を上げ帰ろうとしてしていたもう一匹が、地をならし続けるリーダーの方に振り向きもせずに告げる。
「えっ?」
素っ頓狂な声が上がり、ぴたりと地団駄は止んだ。何事も無かったかのように他愛のない話をしながらぞろぞろと帰りだす下っ端二匹。
『パチリスの逆襲リターンズ』 END