1 :
名前はいらない :
2006/07/03(月) 17:39:15 ID:ZA6+cOqF
2 :
名前はいらない :2006/07/03(月) 17:43:22 ID:ZA6+cOqF
【現在の状況】 テーマ:「考察」 審査員:Arpeggio ◆UfM5Clgw1I氏 10作品揃って只今審査中。
3 :
名前はいらない :2006/07/05(水) 00:33:45 ID:rCmIg+Ei
まだ?
4 :
名前はいらない :2006/07/06(木) 02:33:57 ID:/D1xEzEb
審査襠 なかなかこないっスね
5 :
虫娘 ◆666.SaoPvk :2006/07/06(木) 23:41:12 ID:J+Bk8def
今は梅雨 停滞前線が通り過ぎ 真夏の熱線に覆われるまで ひたすら 只 ひたすら 末
お待たせしました(__)m
まず、寸評から…。
(いろいろ稚拙な箇所がありますが、ご勘弁願います)
>>670 「無題」
現実と脳世界のパラドックス感が面白いです。
理と文の境界を悠と越えた、
新しい予感を抱かせるものでもあります。
最後の一行
この切れ方は個人的には好き
なのですが、
三点リーダは無い方が、
時間的に封鎖されて良かったような気がします。
しかし、
考察とは逆ベクトルに位置するかと思われる忘却と、
考察とを織り交ぜたのは、妙案でした。
また、
ふとした日常から移転した、
忘却の儚さが、
滲み出てくるように思われます。
全体的に、
日常的なリズムと、
反日常的な語による交錯が生み出す、
軽さと歯ごたえのよさがあると思います。
>>675 【自分基準】
対話のような、
しかして独白のような、
口語体が妙技です。
内容は…
なるほど、
自己→社会という視点からの正否
と、
社会→自己という視点からの正否
とのパラドックスへの考察ですか。
つまり、
言い換えれば基準への考察。
この構図はなかなか興味深い。
正否を分ける基準点は誰のものか。
なかなか難しい論を、
明快なテンポで拡げているのも、
この作品の良さだと感じました。
最後のオチ、
あの二文字は誤変換なのかどうなのか。
わざわざ使ったのだとしたら、個人的には好きなのだけれど。
最後まで明朗に、解り易く進んでいくのが良いです。
>>677 「碧眼のアレ」
色彩がふんだんに使われ、
内的描写というよりも、
外的な、客観的な描写が目立ちます。
故に、画像的な面が伺えます。
そのためか、
公示された碧と赤のコントラストが、
外界と内界のコントラストそのものに思えます。
(暗碧色―胸が波打つ 等)
そしてそこに、
「アレ」。
えぐるという行為で、
外界と碧眼とを結びつけたものでありながら、
脳に巣食っているという不思議な「アレ」。
きっとこれが第三者的な、
不明瞭なこそあどであることには訳があるのでしょう。
この不明瞭というのが、
考察そのものでありましょうか。
明確でありながら、
どこか不安げである、その。
自己の内側と外側を重ね合わせたような、
センチメンタルな大観の余が真に染みます。
>>678-680 「人生訓」1〜3
おお、大作ですね。
考察と言えば、と言った感じの、
スタンダートな作品でありましょうか。
しかし、内容は壮大。
「人生」というのは、
世界と自身―この2大理想(カントの3大理想の2つ)
をはらんでいる物でありますから、
なかなかに奥深いものであります。
全体を眺めると、
「人生を語る」ことについての考察
―到っては、現代と過去のすれ違いにも似た、
皮肉な矛盾の語りきにもなりましょう。
(続き) 文章は、 一見難しそうに見えて、優しい。 易しいというよりも、優しいといった感じ。 厳しい口調ながらも、 読者を飽きさせない働きや、 包括する働きは、 実に考慮に満ち満ちています。 引用と引用において、 見えない章立てをしているのが、 眼に心地よく、まとまっている要因と考えます。 話を切っていく事で、 多数の眼 (―日常に埋没した、今となっては新しい眼) を復元することに成功している。 かなり思いテーマなのに、 軽やかに読み進めることが出来ました。 そして最後の、「考察途中に付き」 これは、まだ未完成である、ということでしょうか。 だから、まだ遅くないという、受容の構えにも見えます。 故に、安堵が漂う、終わりを形成している。 ただ、それでも、訴えは強く示してある。 鋭い受容とでも申しましょうか。 押すべきところは押し、引くべきは引く。 その明暗の良さは、光っていると思います。
11 :
Arpeggio ◆UfM5Clgw1I :2006/07/07(金) 06:33:33 ID:KOCzsKls
>>681 「天体の海」
星空の大観図と、
縮小した「人間」の意。
この対照による、
ひとつの喪失でしょうか。
きっと、辺りには静寂がありましょう。
故に、孤独感も混ざっているように思われます。
しかし、軸をなすのは、
「ここにいる意味」。
自分が、いま、ここに所在しているということに対する疑念。
その、消失(もしくは最初から存在し得なかった)
ということだと思いました。
作品としては、
「僕」を中心に、()が多用され、
故に、感傷的に進められていると感じます。
また、背景が星空であることも良い。
宇宙という広大空間のなかで、
その感傷的な部分が、より拡大されるように思われます。
そしてその広大になったものを
柔らかい表現で包む。
人間の体温が、感じ取れます。
感情移入がしやすい、共感しやすい、
作品であると思いました。
最後の反転(不思議〜)
から、考察への考察という一面もうかがえます。
単なる「ここにいる意味」
以上の、
広大な考察を見せられた気がします。
12 :
Arpeggio ◆UfM5Clgw1I :2006/07/07(金) 06:37:27 ID:KOCzsKls
>>684 「無題」
これは、
恋情への考察…
むしろ、恋情そのものでしょうか。
どこか古典的な趣を感じます。
全体的に
「あなた」との
精神的な遠距離感を感じます。
ただし、
希望はあくまでも近距離なのですから、
この辺のパラドックスが考察となっているのでしょう。
内容は「あなた」への会話的/文書的なものですが、
独白的な色が強いようにも思われます。
この独白的な部分はきっと、
私の後悔の念より至るものでありましょう。
これが文書的なものであると仮定すると、
つまり、告白的なものであると仮定すると、
これは期待にも取れますね。
後悔の、停滞した気持ちからの転換にも思えます。
一見マイナスに気持ちが傾いているように見えますが、
深層的にはそうではないのかも知れませんね。
そんなところまで…
考えさせられる作品でありました。
13 :
Arpeggio ◆UfM5Clgw1I :2006/07/07(金) 06:38:08 ID:KOCzsKls
>>685-687 「考察」
面白い。
物語風の展開と、
最後のオチが良いです。
平凡と非凡の交錯する、
若しくは平凡から非凡への移行の様子が、
如出させられ、
良く表現してあると思います。
感情的な表現を辿ると、
一種のホラーのような気分になりますが、
赤が多用されていますね。
暗喩の連続。
此処までくれば気付くだろうと言う様な。
しかしそれは、
主人公には当てはまらないのですね。
この場合の「考察」は、
熱情的かつ感情的な、
かなり特殊な、
しかし確固たる、
「考察」であります。
ルーティンを脱した主人公の、
無意識と意識の混合した叫びの考察。
ハイテンポで繰り広げられるそれには、
全く圧倒されました。
勢いがあって良かった。
楽しませてもらいました。
14 :
Arpeggio ◆UfM5Clgw1I :2006/07/07(金) 06:41:02 ID:KOCzsKls
>>720 「絶望について」
思わず頷いてしまいました。
そういう考え方もあるのかと。
しかし、
確かに、そうですね。
確実にそのときが訪れるまで、
希望は希望のまま…
むしろ、この場合、
希望は一時的に、より強くなるかもしれませんね。
なかなか完成度も高く、
共感も出来、
まさに真をついていると思われるそれは、
高く評価できると思います。
しかし、
「絶望について」
という題にもかかわらず、
希望の方が感じられてしまったのが残念。
もう人押し欲しかったかなぁ。
ただ、
こんなものは大して問題ではないのですが。
短い中に、
きっちりと全てが収まっていて、
過不足なく世界が詰め込まれている。
とても美しい作品だと感じ入りました。
15 :
Arpeggio ◆UfM5Clgw1I :2006/07/07(金) 06:44:26 ID:KOCzsKls
>>685-687 厨房蓮華「考察」
初めの二連。
互いの1行目と2行目が対応しあって、
一体感があると思います。
全体としては、
考察の低回が主題に思えます。
考察の背後に「死」を配置することで、
せめぎあう感情が、考察への負のベクトルが、感じられます。
そういう意味では、
「考察への考察」といった面がありましょうか。
人間は何故、考察するのか。
それを、解体して提示した作品にも見えます。
前半部分は問いかけが多く、割合ゆっくりとした流れですが、
後半はぐっとスピーディーになりますね。
この辺にも、低回の変化
その情報量の変化が見受けられます。速さの表現ですね。
また、その変化の先の、
最後三連。
疲れから反転した死への運動が見えます。
破綻とでもいいましょうか、
針が振り切れたような超越を感じます。
低回の加速が、巧く表現されていました。
しかし、
最後のオチは、意外でしたね。
「永遠に」とは…。
余韻があり、そこでもまた、楽しめました。
16 :
名前はいらない :2006/07/07(金) 06:55:05 ID:0RfenrJp
( ・∀・)つ0 とれたての〜た〜ま〜ご〜♪ ( ・∀・)つ0 とれたての〜た〜ま〜ご〜♪ ( ・∀・)つ0 とれたての〜た〜ま〜ご〜♪ ( ・∀・)つ0 とれたての〜た〜ま〜ご〜♪ ( ・∀・)つ0 とれたての〜た〜ま〜ご〜♪
17 :
名前はいらない :2006/07/07(金) 06:56:20 ID:0RfenrJp
(`Д´≡`Д´) ポポンポポン ポポンポポン ポポンポポン ポポンポポン テレレレレ〜 (`Д´≡`Д´) ポポンポポン ポポンポポン ポポンポポン ポポンポポン テレレレレ〜 (`Д´≡`Д´) ポポンポポン ポポンポポン ポポンポポン ポポンポポン テレレレレ〜 (`Д´≡`Д´)(`Д´≡`Д´)(`Д´≡`Д´)(`Д´≡`Д´)(`Д´≡`Д´) (`Д´≡`Д´) ポポンポポン ポポンポポン ポポンポポン ポポンポポン テレレレレ〜
18 :
(`Д´≡`Д´) :2006/07/07(金) 06:58:17 ID:0RfenrJp
(`Д´≡`Д´) ポポンポポン ポポンポポン ポポンポポン ポポンポポン テレレレレ〜 (`Д´≡`Д´) ポポンポポン ポポンポポン ポポンポポン ポポンポポン テレレレレ〜 (`Д´≡`Д´)(`Д´≡`Д´)(`Д´≡`Д´)(`Д´≡`Д´)(`Д´≡`Д´) (`Д´≡`Д´) ポポンポポン ポポンポポン ポポンポポン ポポンポポン テレレレレ〜 (`Д´≡`Д´) ポポンポポン ポポンポポン ポポンポポン ポポンポポン テレレレレ〜
19 :
(`Д´≡`Д´) :2006/07/07(金) 06:58:47 ID:0RfenrJp
(`Д´≡`Д´) ポポンポポン ポポンポポン ポポンポポン ポポンポポン テレレレレ〜 (`Д´≡`Д´) ポポンポポン ポポンポポン ポポンポポン ポポンポポン テレレレレ〜 (`Д´≡`Д´)(`Д´≡`Д´)(`Д´≡`Д´)(`Д´≡`Д´)(`Д´≡`Д´) (`Д´≡`Д´) ポポンポポン ポポンポポン ポポンポポン ポポンポポン テレレレレ〜 (`Д´≡`Д´) ポポンポポン ポポンポポン ポポンポポン ポポンポポン テレレレレ〜
20 :
Arpeggio ◆UfM5Clgw1I :2006/07/07(金) 16:58:34 ID:0YJUce6q
>>725 「未満の血」
タイトルから惹かれました。
未開の地とかけてるんですよね。
中身は、なんとも幻想的ですね。
考察の主語が小生物に転移していますが、
そのちいさな者の視点から観た花
そのちいさな一角の考察であるわけですね。
その隣で花は
花(硬くなった)から満開の花、果実へと進行していますが、
生き物は停滞していますね。
これは、生き物は花(硬くなる前の)に生きるものであるから、
と言うことでありましょうか。
つまり、
時ははるかに流れる中で、
過去の一点を忘れられずにいる。
そういう空しさが、
生き物から伝わってきます。
それもあってか、
全体として清澄な雰囲気。
そのなかの、
無理のない構成は巧いです。
堅固な宮殿のように思えました。
21 :
Arpeggio ◆UfM5Clgw1I :2006/07/07(金) 17:21:15 ID:0YJUce6q
今回は、 かなり悩みました。 接戦でした。 僕の好みを知ってるんじゃなかろうか と思うものや、 高い完成度で嘆息させられるもの、 変化球タイプの表現作品等々、 どれも僕から観れば、良いものばかりでした。 10作品から削っていくのは非常に痛かったけれども、 最後の2つは特に絞り難いもので、 今日は一日中(といっても断続的にですが) また一種の、考察を致しました。
22 :
Arpeggio ◆UfM5Clgw1I :2006/07/07(金) 17:22:10 ID:0YJUce6q
そして、悩んだ末の結果…
最後に迷っていたのは、
(10作の時点から迷っていたといえばそうなのですが)
>>720 「絶望について」
と
>>725 「未満の血」
だったのです。そして、
ほぼ0に近い僅差で…
>>725 「未満の血」
を優勝作としたいと思います。
ID:1hHI0+25 さん、おめでとうございます。
そして皆さん、ごめんなさい。
驚くほど稚拙な評文になってしまった事こと、
評文が遅れてしまったこと等々、すみませんでした。
しかし、
良い経験になりました。
また、評価やってみようか。
迷惑にならない程度に・・・
ということで、今回は閉幕。
投稿してくださった方々、皆様方、有難う御座いました!
((そして、バトンタッチ))
23 :
やさしいあくま :2006/07/07(金) 23:29:15 ID:cb52p1U1
うほっキタ!
>>13 arpeggioさん審査お疲れ様です。
>685-687の考察書きました。長くて申し訳なかったです。じっくり評価もしていただいてよかった。ありがとうございました。
>>720 「絶望について」 書きました
あんまり自信なかったんだけど、良い評価貰えたようでよかった
25 :
Arpeggio ◆UfM5Clgw1I :2006/07/08(土) 07:34:36 ID:22hfn5Pa
26 :
cレール ◆n/ANJuS0Pg :2006/07/08(土) 16:40:52 ID:W0dWZHxb
Arpeggioさんありがとうございました。「未満の血」を書いた者です。 評の方がむしろ美しい作品のようで恐縮です。読む人が美しいイメージを持って下されば 拙い書き物もそう見えると言う好例ですね、読み手の補いがあってこそです。 「未満」とは小さな生き物の頭で行われた「考察未満」と言うニュアンスで、血はまあ、慣例で・・・ いつもながらはらっと降って沸いた物をさらっと書いたので説明は許して下さいですm(_ _)m さて次のお題は「三行時代劇」でお願いします。 三行で時代劇の詩を書いて下さい。 ※時代劇とは。この場合、主に江戸時代辺りをモデルにしたテレビ、舞台の娯楽フィクションを指します。 考証はかなりおおまかで特異的、史実や現在明らかにされている風俗に比べると 大幅にお茶の間向けにアレンジされており、そのため歴史物とは区別された 「時代劇」と言う一代ジャンルを成しています。 ・・・読み手は幅広い層を想定して下さい。痛快な作品をお待ちしてます。
27 :
名前はいらない :2006/07/09(日) 11:36:49 ID:HXdq+QUg
募集age(^^) お題「三行時代劇」ー。
28 :
名前はいらない :2006/07/09(日) 19:05:59 ID:Ju7SxGy8
「鼠小僧捕まる」 鼠のように入り込み 悪人の金銭を民に取り返すのだ! 世の為人の為 大判小判をお江戸にバラ蒔くでやんす ここに入ったが運のつき『打ち首獄門ッッ!!』代官の屋敷でやんの
29 :
名前はいらない :2006/07/09(日) 19:08:59 ID:0LBGeqk3
てか今「うちくびごくもん」を一発変換したら「右乳首獄門」という鄙猥な漢字がでてキタヨ。 よろしくお願いします。
30 :
怨念 :2006/07/09(日) 19:34:41 ID:KQAHMknX
悪人 つってん くっきん かんぶりららあ。 悪政 刀音<「逃がさぬ! 天誅じゃあ おおおおッ!」 賄賂 天誅じゃあ たったんかんぶりららあ。 (血?)
31 :
名前はいらない :2006/07/09(日) 19:37:45 ID:4lRNqoEL
勝手に応募します。よかったら見てください。 「冷たい雨」 今日もあの日と同じように冷たい雨が降る。 君を失った日とおなじように・・・。 あれからどのくらい歳月が経ったのだろう。 今も君の事を思い出すんだ。 あの時些細な事から喧嘩をしてしまったね。 あれが君との別れだった・・・。 その後君にあったのは暗く冷たい霊安室だったね。 君は僕と仲直りをしないまま先に逝ってしまったね。 僕はとても悔やんだ。 あの時君を抱きしめればよかった。 でも今はできない・・・。 今日も冷たい雨が降る。 君の涙のように・・・。 呼んでいただいた方、ありがとうございました。
32 :
名前はいらない :2006/07/09(日) 19:53:33 ID:F3kgMJ5m
「葵のご紋」 悪代官め この紋所が目にはいらぬか! あんちゃん、それ、ドラえもん。 えいちゃん、ちゃんばらごっこに 突っ込みいれたらあかん
33 :
ai ◆LFylSdFz9k :2006/07/09(日) 21:43:13 ID:PyrHj3Wl
雨の中 一人で傘を差さずに 走る君に 誘う勇気があれば ボクはかっこいいのにな・・・
34 :
名前はいらない :2006/07/09(日) 22:49:06 ID:zQFBXE5Z
『おやくそく』 庶民の涙捨ててはおけず湧きあがる任侠心 弱きを助け強きを挫く力持ち 勧善懲悪それこそはみんなが望む不文律、めでたしA
35 :
名前はいらない :2006/07/09(日) 22:51:54 ID:h9eW1Sx/
『まちむすめ』 あ〜〜〜〜れ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 良いではないか良いではないか くるくるくるくるくるくるくるくるくるくるくるくる
あまりにも哀しすぎるうわごとなら 忘れてしまったほうがいい 現実が僕たちをゆるしてくれないから あらかじめ失われた 僕たちの設定
37 :
やさしいあくま :2006/07/09(日) 23:56:53 ID:0LBGeqk3
「生首」 べべんっべんっ 殿!これが城下で噂になっている例の物でございます! Naniii!? これが!? んふぅ...ぬぅぅぅぅんん!!! ぶちぃっ!!! ぱぴこの首とったりー!!
39 :
名前はいらない :2006/07/11(火) 13:12:24 ID:8eI0TKXm
テレビの中は江戸時代 みている僕は現代人 これを読んでる君は誰なんだい?
40 :
1/5 :2006/07/11(火) 21:08:28 ID:SVXasr0w
続々・ちりめん奉行お天道様が目にその方腹をっぱれお主も桃吉宗であった由美かおるの入浴シーン 江戸時代ってなんだかんだで楽しそうだよね ぼ く の し ょ う 来 の ゆ め は
41 :
2/5 :2006/07/11(火) 21:09:24 ID:SVXasr0w
プ ロ や き ゅ う せ ん 手 に な る こ と で す ゜ そ れ と
42 :
3/5 :2006/07/11(火) 21:09:56 ID:SVXasr0w
ミ サ イ ル や せ ん 車 で イ ス ラ ム 教 徒 や 北 朝 鮮 を
43 :
4/5 :2006/07/11(火) 21:10:35 ID:SVXasr0w
こ ら し め て せ か い の 平 わ を ま も る こ と で す ゜
44 :
5/5 :2006/07/11(火) 21:12:07 ID:SVXasr0w
一 ね ん 二 く み よ し だ ま さ よ し
45 :
名前はいらない :2006/07/11(火) 23:29:16 ID:Nd22K2bW
途中経過ですよぅ。
>>28 :「鼠小僧捕まる」
>>30 :怨念
>>32 :「葵のご紋」
>>34 :『おやくそく』
>>35 :『まちむすめ』
>>38 :「生首」
>>39 :無題
>>40-44 :無題
ただいま8作品。あと2作品募集中ですよぅ。
┼─┨| | | | | |、// | ┠─┼─
┼─┨| | | | | | //、 ジー △,, チリーン ┠─┼─
┼─┨| | | | | |||ミ、 ジー ノ ┠─┼─
┼─┨| | | | | ||| ^ ┠─┼─
┷━┫| | | | | |||ミ ┣━┷━
┃/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_┃
━━┛,,.;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;,..... .. . ,...,,,, ,,,,,..... ┗━━━
.,.,...........,,,... ∧_∧ (⌒─⌒) グーグー
(-ω-` )7 (^( )7
/ ̄⌒ヽ_⊂ ノ ヽ つ
/: : : : : : : :ヽ `(^) / ̄ ̄`ヽ、_ノ⌒ヽ
(______ノ (_____ノ:::_)
46 :
名前はいらない :2006/07/11(火) 23:33:03 ID:Nd22K2bW
募集age〜。 次のお題は「三行時代劇」でお願いします。 三行で時代劇の詩を書いて下さい。
47 :
名前はいらない :2006/07/12(水) 00:36:43 ID:nR2bE9Vd
48 :
名前はいらない :2006/07/12(水) 02:03:13 ID:Nxi+EiDw
鞘が隠すものは刃、するどい刃、殺める刃。 着物が隠すものは心、弱き心、忍ぶ心。 二つを結ぶのは芝居、今は無き時代結晶。鈍く光る。
49 :
名前はいらない :2006/07/12(水) 03:40:35 ID:9mFsOZ2G
50 :
ゼッケン ◆ZkkenDgUE6 :2006/07/12(水) 04:06:04 ID:iKBwj2I1
「桜吹雪」 むらかみさん、あんたもわるいね ほりえくん、これはね、事業というんだよ どじゃーん! 東京地検特捜奉行、見参! 逮捕、獄門、以上!
51 :
abc ◆OdS2zvCXls :2006/07/12(水) 04:09:33 ID:9mFsOZ2G
52 :
名前はいらない :2006/07/12(水) 10:15:52 ID:QZFkJcPW
昭和年月米潜水艦放魚雷本命中5本不発小破う幸運艦安川孝雄城本高輝読売孝子用紙梱包後昭和年月日北方海域米潜水艦雷撃受魚雷中沈没案現在駐輪場積極的
>>51 はい了解しました・・・お待ち下さいませ。
追伸・発表は土曜日辺りの予定で御座います。 私にしては遅審査となりますが当方も事情が御座いますので 悪しからずご了承ください。さーてムシシシなのです・・・・
55 :
名前はいらない :2006/07/15(土) 20:11:53 ID:1Bg/cNNG
お待たせいたしました。
時代劇は未だに「暴れん坊将軍」が一番だと思っている、
テレビ離れが著しい妙齢の兼業既女です。本当に最近我が家はテレビを見ません・・・
子供時間で動いていると9時には消灯なんですよね・・。
家人にはぼやかれるし白髪は生えそうだし、週数回携帯で板を覗くのが
唯一の楽しみとなりつつあります・・・
と、愚痴はおきまして。
お題のせいか、割と皆様気楽に投稿してくださったようで何よりでした。
「幅広い年代」を読みに入れたのか、素直な作りが多かった印象です。
では寸評(感想)行きまーす。読み違いご容赦、三行なんで一行で!
>>28 リズムが手馴れてますよ。しかしむむ、オチちょっとありえません(汗 この時代は刑罰が重かったですねえ。
>>30 思わず「猫の怨念」が浮かんだのですが、おお、業物(わざもの)ですよ。擬音は歌舞伎風?すごく好きです。
>>32 たばこ入れ(でしたっけ)でドラえもん?今チャンバラなんて子供がしているの見たことありませんよね。
>>34 むしろ「時代劇」を書いた詩ですよ。しかし、皆が望むのは正にこれなのだーーーーーー!シンプルで真実。
>>35 これ、これも定番ですよ。何回まわりゃいいんだい!タイトルが別な方が良かったかもです。
>>38 ぱぴこってナンジャーイヽ(`Д´)ノ検索したら全国のブロガーのぱぴこさんが続々。しかも皆お花系でどうしたもんだか・・・。
>>39 ワレワレワ ネットニヒキコモリ アルイハトウヒシ ウシシトワライヒビヲクラスシイタノ ジュウミンデス ジュウミンデス
>>40-44 あれあれ、、、そういえば一応三行ですわね・・・・小一なのにむずかしいかんじをよくかきましたね まあまあです。
失礼、名前が消えてました・・・。
>>48 渋い!これぞ時代劇。闇と閃く刃の輝き、義と熱い人の情けを背負い、今宵も悪を一刀両断。時を貫くエンタテイメント。
>>50 来ました時事ネタ。奉行は今で言う裁判官と検事を兼ねたものだそうですが。獄門より先に株主に還元しろよ、ですよね。
ということですが今回はさらにおまけとして、一般審査の方にご協力を願いました。
そのコメントをご紹介しますーーーーー。
◎60〜70代 第二の人生謳歌のみなさま
「俳句ですか」「詩ですかーほほー難しいのはもう分かりませんよー」
「気楽にですか、率直にねはいはい・・・・何や子供が書いたんですねこれ」
「訳わからんこれ」「これまあ面白い」「もっと風雅のあるのがあればねえ」
「時代劇ねえ・・・あんまり今見ないのよね」 「詩で横書きはいけませんよね」
さて各感想は・・・・
「
>>28 庶民の味方は入る先をとちってはいけませんね。あー良くない良くない。
だめだねえこれ。
>>30 >>32 ちょっと分からないなあ。うーん。
>>34 あーはあはあ。これはいいよ。丸2でめでたしめでたし?ふーん(スルー)。
>>35 良いではないか。あーはーはー良いではないか、かあ!
そうだそうだ苫○牧の前市長みたいだ!(大うけ。)
>>36 これも分からない。うーん。分からないねえ。
>>39 行ってみたいねえ江戸時代。いや、年とってから思いますよ。若い頃は何でと思うようなもんにね。
何で爺様婆様はあんなのに興味を持つのかってね。でも年とったら不思議とそうなるんだわ。
>>40-44 世界平和って書いてるからねえ、悪を懲らしめるんだねえ(深い読みに驚き!)。まあ子供ながらに
嫌だと思ったねえ。昔だけどね。
>>48 ちょっと難しく書いてる。うん難しいわ。芝居って言うのが分からないね。
>>50 現代時代劇かあ(?)。見参!あれー悪いよね。うん悪い悪い。うまいもん喰ってんだろ。悪い。」
◎20〜40代 働き盛り女盛りのみなさま
「えーーー感想ねえ」「いいよいいよ何言えばいいの」「感想だってば」
「どーれどれ」「・・・・」「ぎゃーはっはっ」「どれ受けてんの」「えー」
「おもしくない」「うーん何か難しい」「狙いが良く分からないよ」
では各感想。
「
>>28 ああーオチ分からないかも。何で?って笑うにも落ちないって言うか。
>>30 これは何?擬音?(と思うけど違うかも)分かるようで分からないかも。
雰囲気はもうちょいと言うか。
>>32 ・・・・・ああーそう言うことね、分かりにくーい。えー私分かったよ
まあまあ面白い。
>>34 うんこれ分かりやすい。でもうん、面白いかって言うともう少し、かな。
>>35 あーあれあれあれね!(分かったらしい)で、これ選んだら何かじゃない?オチないのオチ。
>>38 分かんない・・・難しいよこれが一番。何か分かる人にしか理解できない感じ。
>>39 誰なんだい?って言われると・・・。でも題でこれでしょ、僕現代人って言っちゃってる所で
何か止まってる。って読んでるのも現代人に決まってるしょ。なので聞かれると行き場がなくなる。
>>40-44 はいはい。こういうのね。何の一年かねえ。でやっぱひねりがもっと欲しいかも。
時代劇なのに国際問題入ってどうするってねえ(聞いてて汗)。
>>48 これ一番カッコイイ。
真面目に選ぶならこれかな。
>>50 ほりえ、むらかみ。あーそうかーうん、まあまあ。面白い」
◎各学年小学生のみなさま
「難しいー?」「難しくないよ」「読んでやる」「ねずみ」「ねずみのようにはいりこみー」
「どっちかって言うと難しい」「分かんない」「時代劇はー見ない」
「見たことない」「あるよ!うち見てる水戸黄門とか」「面白いよ」「面白くないよ」
各感想です・・・。
「
>>28 へええー。ふーん。何で打ち首なの?ああー、ふーん。はい(何故か静かになる)。
>>30 音がちょっと面白いー。天誅知ってる。天誅。天誅。音がちょっと分からなかったです。
>>32 (ちゃんばらって・・・)知らない。(ごっことか・・・)しなーい。(汗。)少し、面白いと思いました。
>>34 静かな感じです。難しい(小さい子は分からないモード)。
>>35 うーーーーん。あまり面白くない。です。
>>38 ローマ字!何か分かりにくかったです。
>>39 考えさせられました。自分なら未来人とかって書くかも知れません。
未来人、ああ古代人とか。宇宙人とか異星人とか。
>>40-44 一年生、へえー(静かになる)。面白い所がちょっと
分かりません。
>>48 鞘と着物と、他にないのかなーって思いました。時代劇を代表するものは他にもあると思う。
まだテレビの時代劇ならちょんまげとか、そういう方がそれっぽいと思います。
>>50 あーそこそこ。面白いです。」
60 :
cレール ◆n/ANJuS0Pg :2006/07/15(土) 21:13:23 ID:1Bg/cNNG
さて優勝作の選定です。
◎60〜70代審査員:紆余曲折で、感想を聞いていたらアレに決まるのかなあ・・・と思いきや、
>>50 「現代も時代劇ですと言うことで」「面白かったんで」
◎30〜40代審査員:あれこれ聞いててアレなのかなあ・・・と思ったら
>>32 「ほのぼのしていて無難だと思いました」
◎小学生審査員:見当もつかなかったんだけどこれが選ばれました
>>28 「意味が分かったら面白く感じた」
◎cレール(汗):
>>48 一番かっこよかった、、と繰り返させていただきます。選んだモチーフは小学生同様
他のものでも良かったかな、また三行目がもっと派手な展開の方が厳密には好みだなあと思いましたが
時代劇のテイストをうまく表現していたこちらを推します。
ということで割れましたので
>>48 無題 ID:Nxi+EiDw様の作品を審査委員長権限で優勝に選ばせていただきます。
みなさまお疲れ様でした、ありがとうございました、ではまたーーーーーーーーーーー!!!
61 :
48 :2006/07/15(土) 22:42:01 ID:jA3QahcN
48を書いた者です。 審査ありがとうございました。 時代劇というと、必殺とか金さんのイメージがあって、最後にスカっとする感じを出したかったのですが、三行目は確かにもっと派手な方がよかったかも。 さて次のお題ですが。 「策士、策に溺れる」でお願いします。
62 :
やさしいあくま :2006/07/15(土) 23:06:40 ID:nWJTk6Wo
cレールさんお疲れ様です。
>>28 の「鼠小僧捕まる」を書きました。
今回の評は俎板の鯉って感じで面白かったです。ますます一般の人に詩を書いてます。なんて言えなくなりましたね;
いや、言わないけど。
小学生に選ばれただけでもヨシとするか。
48さんおめでとう!
あはは。cレールさん、おつかれさまでした。おもしろかったです。ありがとう。
>>57 「あれー悪いよね。うん悪い悪い。うまいもん喰ってんだろ。悪い。」
いいですねえ、これ。
>>38 書きました。評価お疲れ様です。
流石に10作品も評価するのは大変だろうと前から思っていたので
まー息抜きにパピコでもーみたいな雰囲気で書いてみました。
お疲れ様です。ありがとうございました。
65 :
age :2006/07/23(日) 11:10:22 ID:OkhMTMSN
66 :
名前はいらない :2006/07/27(木) 12:34:51 ID:o4nxWXZH
酷い放置ッぷりだな テーマ変えたら?
67 :
アリストテレサ ◆gIu3Dgzdis :2006/08/02(水) 08:19:16 ID:DCOG+el1
「溺れるのも悪くはないんじゃない♪」 いつもは推敲はしない だって「今のわたし」じゃなくなるから 大会に出す時には推敲をする だって「作品はわたし」じゃないから 矛盾してても気にしない だってが多いことも気にしない 策士は策に溺れるの 誰の目から見ても死んでいる海の底へ潜っていこう ヒトでは生きられない世界を♪マークつけて泳ごう ほんとうはつらいけど笑う つらいに形はないから わたしだけがかたち お気楽人魚みたいなかたち
あげ
>>61 さん、いらっしゃるならテーマを変えることをおすすめします
このままじゃ集まらないかも……
69 :
名前はいらない :2006/08/13(日) 14:32:09 ID:UcjC76ik
70 :
名前はいらない :2006/08/13(日) 15:41:23 ID:9Nc2/F1b
『とりあえず真面目に考えてみる』 例えば小坊のころ 嫌いな男の子からデート申しこまれて 困ったから 待ち合わせに 「夏休みの朝6時半に近所の公園」 とか言ってみたら 単なるラジオ体操でした とか そう言うのが策? その後、低学年の子供のために ラジオ体操のカードのハンコ押してたら その男の子がどこで入手したのか 婚姻届けを用意して来ていて いきなりハンコを迫られた とか そう言うのが策に溺れる?
71 :
ねむい ◆yYGM98H44I :2006/08/15(火) 01:20:03 ID:D76xsIns
「計算高い女の末路」1/2 うらぶれた女が夜の街を歩く まるで渡り鳥 居心地のいい場所を探し求めて そのくせ自分が変わる努力は怠り なんでも周りの所為にしてきた女だ 持って生まれた自分の力のその上に 胡坐をかいてきた女だ 切れかけた街灯に集まる虫 今はもうその程度の男しか寄ってこない 押ボタン信号が青になるまでのわずかな時間 女は自分の黒いストッキングの引っ掻き傷に気付く 「あの男もいい歳して…」 ため息まじりに女は思う 昔から上手に生きるのは得意だった 好かれたいと思う人から好かれる術を心得ていた みんなに好かれることなど無理だと知っていた 切り捨てられるものは切り捨ててきた 自分は利用する側 賢い女だと思っていた 高いヒールを履き続け いつでも周りを見下していた 自分だけは違うと思っていた
72 :
ねむい ◆yYGM98H44I :2006/08/15(火) 01:20:41 ID:D76xsIns
「計算高い女の末路」2/2 酒臭い女が夜の街を歩く まるで夢遊病者 おぼつかない足取りで一体どこへ 携帯電話にはたくさんの男のメモリー しかしどれも彼女の目的地ではなかった 全ては通過点として過ぎ去っていき 結局何一つ女には残らなかった 豊富な人生経験が逆に仇となり 理想がより高くなっていった女だ シアワセな結婚シアワセな家庭を 小学校の頃 無邪気に描いていた女だ 高校生の頃 金だけはある男と遊びながら考えていた女だ 今は何一つ持っていないが まだ何かがあると信じている女だ うらぶれた女がうらぶれた路地を歩く 渡り鳥でも夢遊病者でもない 現実を生きるひとりの女が歩く
73 :
名前はいらない :2006/08/15(火) 04:51:48 ID:4o38v5Jg
貴方の言葉はなんと判りやすいのでしょうか 陰と陽が存在する貴方は陰が大半が占めているような気がします すこやかにのびた人
74 :
名前はいらない :2006/08/15(火) 04:57:24 ID:4o38v5Jg
わたしは神に指名されました わたしは神に使命されました なにがしかの経験となにがしかの知恵を持ってなにがしかの痕跡を残してきなさい 神様わたしの現在のランクは?
75 :
名前はいらない :2006/08/15(火) 05:00:14 ID:4o38v5Jg
昔、哲学できたのが嘘みたいだ 内面が外面に反映されないくらい不思議だ 自分が可笑しいよ
76 :
名前はいらない :2006/08/15(火) 05:09:09 ID:4o38v5Jg
めちゃめちゃ吐きそうなくらい泣きそうなくらいドキドキが止まらないくらい 一回泣いて泣き止んで 涼しいくらい早くも形容詞が見当たらないくらい かっこいい? ミスタージャパンと読んでくれ
77 :
名前はいらない :2006/08/15(火) 05:18:00 ID:4o38v5Jg
僕を見逃すだろう じき気付くだろう 僕の通った道を歩いていることに また思い出すのかい 薄い影だがおもしろい
78 :
名前はいらない :2006/08/15(火) 05:32:45 ID:4o38v5Jg
財産 地位 権力 名声 人望 を手にしたものが共通して持ち得たものはなんだろうか ぼくはそれしか持っていないような気がするんだ
79 :
名前はいらない :2006/08/15(火) 05:51:48 ID:4o38v5Jg
おれはな地獄の大将も 天国の大将とも渡り合ってやろうと思ってるんだ 人間であることを盾にして相手のプライド武器にして マジャンズナイト 派手さやスケールのでかいものではないけれど 耳元でささやく呪文
80 :
名前はいらない :2006/08/15(火) 08:00:01 ID:kE8f6ssI
「イェーイまんこー」 (以下心の声): 俺は今すぐこの馬鹿馬鹿しい宴の席で自意識過剰気味なこの自分を演出し周から絶対的な注目を浴びてやりたい。 そのために必要なのは「まんこ」と叫ぶことだと俺は結論つける。この言葉を発することによって明らかに周りは俺に対して不快感を示すだろう。 しかし人の感覚ほど他人に注意を注ぐエネルギーの源は無い。この宴の席はいただきだ何故なら俺は今この席で一番目立っている俺がこの席を支配している俺が。 だから俺が一番この席で注目を浴びるのだそうしたらもう後はやりたい放題好き勝手に皆さん僕をいじってくれるワーイ! ん?でも待てよ?確かに女の子はこの言葉で不快感を示すだろうが男はどうだ?男はひょっとすると俺のこの思惑を見抜いて俺を潰しにかかるかもしれない つまり同じ「まんこ」と叫ぶことによってかぶせてくることによって俺のこの大衆からの注目を脅かす存在にああそれだけは避けねば… それだけは避けなければならん!だがどうやって?そうだ!何の捻りもない「まんこ」だからいけないんだ!面白い「まんこ」の言い方をすればいいのだ。 そうだ。しかし待てよ。捻る能力は俺にはないぞ。そもそもそんなセンスが無いからこんな「まんこ」なんて言葉で注目を浴びようとしてるんじゃないかイカンイカン。 これは俺にあった「まんこ」の言い方を考えなければならないなそうだなう〜ん俺はHUNTER×HUNTERで言うと放出系だからやっぱりざっくばらんさかな! よし!決めた!何の飾り気も無い「まんこ」を叫ぶ事によって女性陣は俺に注目し男性人は俺の飾り気の無い言葉に暖かい気遣いをもたらすだろうよーしいっちょ叫んでやるか。
81 :
名前はいらない :2006/08/15(火) 09:03:40 ID:OiOLePhX
手垢のついていない、新鮮な対象へのアプローチは 、緊張感と誠実さがあっていいと思います。1973年以降、つまり60代の後半になって、初めてマーラーの交響曲を指揮し、録音するようになったヘルベルト・フォン・カラヤンの一連の演奏のように。 byかとうじゅん(ちょ)
82 :
名前はいらない :2006/08/16(水) 13:19:51 ID:k1JqD0gq
さて次のお題ですが。
「策士、策に溺れる」でお願いします。
>>67 :「溺れるのも悪くはないんじゃない♪」:アリストテレサ ◆gIu3Dgzdis
>>70 :『とりあえず真面目に考えてみる』
>>71-72 :「計算高い女の末路」:ねむい ◆yYGM98H44I
>>73-79 :無題:ID:4o38v5Jg
>>80 :「イェーイまんこー」
>>81 :無題 : ID:OiOLePhX
現在、6作品
正確には分かりません。
残り、4作品以上募集中。
「スケジュール」 時間をつかさどる紙に僕は筆を入れる 目を瞑って南の島 最高 皆思い通り その次の日には友達と駄菓子屋 アイスバー 凍りついた記憶をなめるその瞬間 思い出してしまう 魔の巻き戻し 南の島が遠くに去って 今に戻ってきた僕は 机に向かい 問題を解く 南の島は消え去った
「眠る前の絵本の話」 キリキリと背のぜんまいを 無理矢理に巻かれた感じ あの幸せな物語のネズミたちは 本当に幸せだったのかと 今でも思い出しては悩み続ける ほんとうは むらさきのこいしなんて ないほうがよかったと 語る前に 絵本は終わり 子どもは騙され 大人は溺れる あの物語に 大人が書いた、あの物語に
85 :
名前はいらない :2006/08/30(水) 22:29:40 ID:EJgUFjKZ
途中経過〜。
>>67 :「溺れるのも悪くはないんじゃない♪」:アリストテレサ ◆gIu3Dgzdis
>>70 :『とりあえず真面目に考えてみる』
>>71-72 :「計算高い女の末路」:ねむい ◆yYGM98H44I
>>73-79 :無題:ID:4o38v5Jg
>>80 :「イェーイまんこー」
>>81 :無題 : ID:OiOLePhX
>>83 :「スケジュール」:へヴィー ◆IXGzEvmYfs
>>84 :「眠る前の絵本の話」:◆710//SI0Ug
__
/ \
/ ⌒ ⌒ \
/ ● ● \
| ///(__人__)/// | <お題は「策士、策に溺れる」、あと2作品募集中〜。
\,, _ _,,/
(つ ⊂ )
U U
86 :
練り物ハンター ◆DOGzQ0/97M :2006/08/31(木) 08:34:34 ID:BOnFiV01
[お医者さんごっこ] お医者さんごっこやろうよ 僕が患者で君が医者 君の手際のよさに 何事もなく過ぎていく時間
87 :
「おぼれないように」 :2006/08/31(木) 08:52:41 ID:JpqbEPw6
さくしさく はなびらまわる ひなたのかげり ちらちらみえる さくしののうりょく わかもののけんそうに かきけされる それでも僕は人の中で生きて行きたいのです さくもさく さきほこるしらとり もくてきちにみえる ひとのはな さくはさく さくらのかげに かなしみをみる
88 :
練り物ハンター ◆DOGzQ0/97M :2006/08/31(木) 09:27:59 ID:BOnFiV01
∧ ∧ 〜' ― (,, ゚∀゚)<ちょっとごめん。人人言うのならもっと信じてみたら? し― し-J 憂うだけが思考じゃないし。 言葉は生き物じゃし。想像、創造は人の数だけ無限じゃ。 わしの独り言は以上! 十作品揃ったから審査員さんよろしくお願いします。
89 :
穢土 ◆34law0hz56 :2006/09/02(土) 18:32:35 ID:A1ASRHsF
>>67 :「溺れるのも悪くはないんじゃない♪」:アリストテレサ ◆gIu3Dgzdis
>>70 :『とりあえず真面目に考えてみる』
>>71-72 :「計算高い女の末路」:ねむい ◆yYGM98H44I
>>73-79 :無題:ID:4o38v5Jg
>>80 :「イェーイまんこー」
>>81 :無題 : ID:OiOLePhX
>>83 :「スケジュール」:へヴィー ◆IXGzEvmYfs
>>84 :「眠る前の絵本の話」:◆710//SI0Ug
>>86 :[お医者さんごっこ]:練り物ハンター ◆DOGzQ0/97M
>>87 :「おぼれないように」
|┃三 ガラッ
|┃ ____
|┃/⌒ ⌒\
|┃(●) (●) \
――‐.|┃:⌒(__人__)⌒:::::\ えへへっ
|┃ |r┬-| |⌒) 10作品揃ったを♪
|┃ `ー'ォ //
(⌒ヽ・ ・ ̄ /
|┃ノ /
|┃ つ <
|┃ (::)(::) ヽ
|┃/ > )
|┃ (__)
90 :
山羊 ◆enX68O/pGI :2006/09/05(火) 21:04:18 ID:dHeH9KLn
91 :
名前はいらない :2006/09/06(水) 08:07:20 ID:EeQaULQD
山羊ってただの荒らしだよな ウゼエ
92 :
名前はいらない :2006/09/06(水) 08:12:31 ID:s5aDH6WJ
空気よめずに外しまくりだね
93 :
名前はいらない :2006/09/09(土) 23:22:45 ID:B6yhl351
∧_∧ (・ω・`)<も一回ageてみる。 O┬O ) 誰も来なかったら…どーしようかなぁ。 ◎┴し'-◎ ≡
いろいろあって、代理感想および優勝者選出。
>>67 :「溺れるのも悪くはないんじゃない♪」:アリストテレサ ◆gIu3Dgzdis
全体に説明的過ぎる。あんまり本音で書いてるように思えない。
着眼点は面白いけれど、ちぐはぐしすぎて居心地が悪い読後感。
>>70 :『とりあえず真面目に考えてみる』
発想が先走りすぎ。どうでもいいのに無理矢理絞り出した印象。
あと、ラジオ体操のカードに押すはんこって、個人の判じゃないんじゃない?
>>71-72 :「計算高い女の末路」:ねむい ◆yYGM98H44I
物語のような作品。小説や映画の人物設定を読んでるみたいだった。
逆にそこが仇になっていて、回りくどい気がする。
最後の連は良い。個人的にそこはすごく好みだった。
>>73-79 :無題:ID:4o38v5Jg
作品としては良質だけど、テーマには相反してる気がする。
むしろ、この主人公、策に溺れる自分に至って満足してる風。
ごめん、↑酉マチガエタw
>>80 :「イェーイまんこー」
これ、叫んだ後にどうなったのかを書かないと『策に溺れる』ことを表現出来ないん
じゃないのかな? 読み手にお任せ? それは余りに頼りすぎでしょう?
>>81 :無題 : ID:OiOLePhX
投稿作品なのかも、誤爆なのかも、狙いがあるのかどうかも、書いてある事柄すら、
まったく判断つきません。誰かこれが「分かる」人に評を貰ってください。ごめん。
>>83 :「スケジュール」:へヴィー ◆IXGzEvmYfs
溺れるべき策を練ってません。主人公は現実逃避してただけ。
宿題をほったらかして現実逃避してたせいで宿題に追われるのが溺れた状態という理
屈を一応分かったうえで、それじゃあまだ足りないと言わせて貰います。
>>84 :「眠る前の絵本の話」:◆710//SI0Ug
策を練った誰かと、溺れた誰かが別人になってしまったから、一見テーマに沿ってる
けどこれでは駄目だと思う。まったく別のスレで、なにげなくこの詩を読んだら、き
っと好きになってたとは思う。
>>86 :[お医者さんごっこ]:練り物ハンター ◆DOGzQ0/97M
あぁ。確かにこれはちゃんと策を練って溺れてますねw
ホントウはもっと、あんなことやこんなことをして欲しかったのでしょう。
今度はあなたがお医者さんになって、別の策に溺れて欲しい。
>>87 :「おぼれないように」
言葉遊びの感が強くなりすぎて、テーマからそれてる感じです。
この作品も別のスレでふっと拝見したら「好きだな」と感じたことでしょう。
で、一番、テーマに沿っていた作品に重点を置いて選ぶことにしました。
>>86 :[お医者さんごっこ]:練り物ハンター ◆DOGzQ0/97M さん
短いのが少し残念だけど、冗長になりがちな他の方々と比較してここまで短く出来る
のは、逆になかなかやるなという気分にさせられたので、進呈したいと思います。
そんなわけで、>練り物ハンターさん、次のお題と選考を、よろしく。
97 :
◆XwVsMzFBSU :2006/09/11(月) 03:14:36 ID:Ldmx5IC+
ageとこか。
98 :
練り物ハンター ◆DOGzQ0/97M :2006/09/11(月) 19:17:46 ID:XKa1qL1c
>>96 ∧ ∧
〜' ― (,, ゚∀゚)<どうも、ありがとうございます♪
し― し-J
∧ ∧
〜' ― (,, ゚∀゚)<次のお題は「朝焼け」です。
し― し-J
99 :
海胆 :2006/09/12(火) 00:19:30 ID:1Kv7I9Zu
その光は 窓辺を朱く濡らす 霞は色をひろげ 凪のひとときを演ずる 今日という 昨日の未来を招き 人が決めた1日が歩みを始める 昨日は知らなかった しかしそれを知り得る 今日という未来 朱に染まったこの刻を忘れ 積み重なる日々の始まり しかし 忘却の彼方ではない その、未来
100 :
お題:朝焼け【世界】 :2006/09/12(火) 01:13:04 ID:o0MhHK82
阿鼻叫喚の地獄絵図を生んだ夜にも朝がくる 赤が青に接吻し生まれる隙間は 微細な光粒子に占められていて 認識されるのを恐れ駆け足で色彩に溶けてゆく 棚引く雲は2人にシーツを被せ その日、一日濡れまくり 地固まるが2人の隙間は無くならずに 光と闇が断絶する 古より繰り返される流れに身を任せ 手の届かぬ変容に見惚れる小さな虫は 涙を流すことしかできないけれど それが畏まりを生むはずが 小さな虫は頭デカチに世界を汚す それがムカツク 見よ アマテラスの媚態と艶笑を 聞け アマテラスの祈りと囁きを
◆XwVsMzFBSU さん
代理審査&感想ありがとうございました。
>>71-72 :「計算高い女の末路」を書きました。ねむいです。
あまりに第三者的だったかもしれませんね。
冷たい感じ…とでも言いますか。これからも頑張ります。
練り物さん優勝おめでとうございます。
お医者さんごっこ…そういえばやったことないな…。
いや、別にこれからしようとは思いませんが!
「綺麗だな、朝焼け」1/2 ああそれにしても昨夜のセクキャバの女 下品に光るネオンボールを“可愛い”とか言ってたな お前の辞書には“綺麗”という単語がないのかと 触り心地だけはやけに良いその胸を揉みながら 考える俺もどうかと思うが お決まりのコース 休日前の一晩 始発で帰宅 電車の窓から少しずつ明ける夜を見つめて 東の空が赤らんで こんなにも汚い俺にも 何も知らない無垢な赤ん坊にも 等しく朝が訪れるんだなあ
103 :
2/2 :2006/09/12(火) 03:27:16 ID:Q6tHmqtB
そう今俺はそんなどうしようもない一夜を過ごし 一人暮らしのオンボロアパートへ向かう道を歩いている それでも最後のあの子は可愛かったな 何て ポケットの中にある紙切れを指先で弄りながら 膨らむ夢にブレーキかけてる さっきから感じてた 「綺麗だな、朝焼け」 あのネオンボールは綺麗じゃない 俺の心も綺麗じゃない ならばあの女の言っていたことも あながち間違いではないんだな 眩しいな、朝焼け 今日もきっと暑くなる 綺麗だな、朝焼け 今日は一日寝て終わる
「朝焼け」 脳は高速回転していた 音を指先で加減するように神経を集中していたが もうだいぶ前から 石炭をくべるような大雑把な作業が続く 気付けば机に貼り付いた体は ヒタリと染み込み 同化してしまう 気付かぬうちに ゆっくりと 睡魔が眼球を引き抜いている 僕はぼやけた視界から眼球を取り戻すと 今度は脳を解剖している 彼女は撫でながら 指を一本一本触れて なんとかして意識を持っていこうとしている 僕は拒否して勉学に励むが つつと指でなぞられると 口を開き 目を 目を閉じてはいけない 固く瞑り眉間に皺をよせ 見開いた眼前の教科書を読み取ろうとする 文字 これだ文字 文字を読み取る 明日の試験にどうしても暗記しなくてはならない 口に出して音読 声はどこか遠くのスピーカーから聞こえてくる 言葉にならない音 歌 歌のようで 体はなくなってる 炭酸水に溶けて つのまにか 気泡に包まれ どこかに漂って無になる そして真っ白な朝焼けに抱かれる 形なき僕の意識よ!
「朝焼けの豆乳」 とくとくとく きみの為の 豆乳だ イソフラボンも レシチンも サポニンも きっときっと きみを綺麗にしてくれる あっちょっと 窓際に立って やあ 朝焼けが似合っているよ 豆乳も きみも
(坐臥) 朝だと思ったいたのに 今は夜で 押入れに一人 黒が黒が黒が 唯一日の出をくれて ふと戸の隙間を覗くと 吐き気のする黒が 黒が黒が黒が
107 :
106 :2006/09/13(水) 13:38:28 ID:CwAfz+le
訂正 (坐臥) 朝だと思ったいたのに 今は夜で 押入れに一人 黒が黒が黒が 唯一日の出をくれて ふと戸の隙間を覗くと 吐き気のする黒が 黒が黒が黒が 部屋の外はもう朝焼けで とっくに赤く染まっていた
「朝焼けにはサンマが良いと思うんです」 朝焼けに サンマな雲を乗っければ 美味な匂いに手が伸びる アウトとばかりにベルは鳴り せんべい布団に食いつけば フライ返しと言いしばかりにひっくり返り トーストも真っ黒な勢いでとんでった
109 :
名前はいらない :2006/09/13(水) 22:53:23 ID:4eo2lyzV
途中経過です〜。
>>99 :海胆
>>100 :朝焼け【世界】
>>102-103 :「綺麗だな、朝焼け」
>>104 :「朝焼け」
>>105 :「朝焼けの豆乳」
>>106 (訂正>107):(坐臥)
>>108 :「朝焼けにはサンマが良いと思うんです」
.、 ,r 、
,! ヽ ,:' ゙;
. ! ゙, | }
゙; i_i ,/
,r' ⌒ ⌒`ヽ、
,i"( ●) (●) ゙;
!:::⌒(_人_)⌒::::,! <お題は【朝焼け】、あと3作品募集中ですよぅ。
(ゝ_ |r┬| _,r''
ヽ,:`'''`ー''''"ヽ.
| r';
゙';:r--;--:、‐'
゙---'゙'--゙'
訂正 2 すいません。 馬鹿なもんで・・・ (坐臥) 朝だと思っていたのに 今は夜で 押入れに一人 黒が黒が黒が 唯一日の出をくれて ふと戸の隙間を覗くと 吐き気のする黒が 黒が黒が黒が 部屋の外はもう朝焼けで とっくに赤く染まっていた
震える手であなたを求める 彷徨う視線であなたを探す 凍える夜は眠りに落ちるまで抱きしめて 離さないでつかまえていて 凍てつく朝の大気の中に あなたの残滓を見つける
112 :
海胆 :2006/09/15(金) 13:59:25 ID:kC8YLYoE
>>99 ですが。
すんません、海胆はコテハンなんで、無題っつーことでぇ
「朝焼け」 がんばろう海
114 :
「あぁ さよけ」(1/2) :2006/09/15(金) 14:39:23 ID:3Tx8U38d
ねむいねむい ねむいねむいねむい むねむねもみたいようでねねむい ああせかいはこんなにもボクからはなれたがっている 神社に家族で出掛けたのはいつだったっけ 笑顔でみんな歩いたっけなぁ 境内の裏に古い池があって 一円玉を紙の上に乗せて 水に浮かべば恋叶うって 本気で試した妹の 恋するうなじが懐かしい あの時は船は浮かんで 妹は頬染めて別人みたく笑ったけれど 一円玉を乗せた船はすぐに沈むんだよ 妹は見なかったけど 一円玉を乗せた船は あの後すぐに池の底に着地した 他のすべての一円玉と同じになった
115 :
「あぁ さよけ」(2/2) :2006/09/15(金) 14:40:24 ID:3Tx8U38d
何かが始まりそうな時にはいつも 終わりの予感がともにあって その予感が少なければ少ないほどに あの頃が一番しあわせだったように見えてしまう 今だってしあわせなのに あの朝焼けを神々しいと 人間勝手な勘違いをしてしまう 真実は美の中に意味なく存在するものだから 美に意味を見出だして神を捏造する矛盾は人間の不幸だ あぁ さよけ ぼくはねむい きのうてつやしごとだったのに きょうはまたあさやけをみようとがんばっているので ねむねむのめでみるあさやけは きっとかみさま100ぴきつれてくる
116 :
海胆 :2006/09/15(金) 17:59:22 ID:kC8YLYoE
これで、10作品……か?
117 :
名前はいらない :2006/09/15(金) 22:04:15 ID:4MpmOjEK
はい、審査開始ですよぅ。
>>99 :無題
>>100 :朝焼け【世界】
>>102-103 :「綺麗だな、朝焼け」
>>104 :「朝焼け」
>>105 :「朝焼けの豆乳」
>>106 (訂正>110):(坐臥)
>>108 :「朝焼けにはサンマが良いと思うんです」
>>111 :朱(あけ)の光が夢の終わりを告げる
>>113 :「朝焼け」
>>114-115 :「あぁ さよけ」
( . .:.::;;;._,,'
).:.:;;.;;;.:.)
∧,,∧ ノ. ..:;;.;.ノ-⌒) ケホケホ
(´・ω・) _ ( ノ.‐'~*ω*`))
( つ-<_) 〔 ̄ ̄〕 (つと )
と_)_) |_━_| (_(_つ
118 :
練り物ハンター ◆DOGzQ0/97M :2006/09/15(金) 23:34:06 ID:lFNUATU9
∧ ∧
〜' ― (,, ゚∀゚)<それじゃ審査しようか。
し― し-J わしの勝手で審査するんで許してください。
>>99 適度にまとまった詩ではあるが。そのまとまった中に三回未来という言葉が出てきます。
そして、全体的なものがまた未来を定義する形になってきますので。
濃密にしすぎて逆にくどくなってきます。自分の伝えたい形だけにこだわった形に読み手からは感じ取れてしまいますので。注意してください。
「朱に染まったこの刻を忘れ
積み重なる日々の始まり」この文が非常に良かったので。これを中心にして、後は関係ない事を書いていたほうが、読み手にはすんなり入ってこれたと思います。
>>100 前半に気付いたイメージを後半に壊しながらも、朝焼けのイメージをまとめたもので。構成的なものは大変良いと思います。
あえて、稚拙な表現を用いていますが。これが、文章全体を稚拙に見せてしまう程、印象的な場で用いてしまった事が問題だと思います。
>>102-103 独自のセンスを作れていますし。言葉一つ一つのバランスも素晴らしいです。
ただ、私としては。まだまだ、削り落とせる作品だと思います。
119 :
練り物ハンター ◆DOGzQ0/97M :2006/09/16(土) 00:05:31 ID:FQyW+y5r
>>104 素晴らしい語感を持っていると思います。
段々と意識落ちしていく感覚の中。最終で、覚醒するかの様な意識の表現で。
素晴らしい互換を持っている故に。
エクスクラメーションマークを使用せずに、表現してほしかったと思います。
>>105 面白いと思います。
正直な感想は「何やってんだか、馬鹿ップル。」です。
と言う訳で、世界観が濃い過ぎて朝焼けそっちのけですw
でも面白いです。
>>110 つげ義春の「夜が掴む」を思い出しました。
もう少し間を使ったほうがいいと思います。
>>108 どうなんだろう?全体的に比喩を多用しての起床の表現みたいになっているが。
ほんわかしてて好きです。
ああ、そうか「言いしばかりに」だ。ここで、違和感をどうしても感じてしまうんだ。
>>111 >>110 と同じようなパターンではあるが。
普通温かみを表現しているはずなのに「残滓」って語を用いて。
温かみを感じず。読んでいて、凍える感覚ばかりが続いて。
「朝焼け」ってよりも「残滓」って感じです。
120 :
練り物ハンター ◆DOGzQ0/97M :2006/09/16(土) 00:16:26 ID:FQyW+y5r
>>113 凄いんだけどよう。もう少しお前も頑張れよって思うw
何でかって?もう少し楽しませろよ。
>>114 面白い。面白い分だけ、最後の一行が残念に思える。
明確な数字を入れる事で、明確な形を現してしまったのが残念でした。
ここが漢数字であれば大まかな多数と取れたのでしょうが。
脳の動きの鈍りの表現でひらがなで纏めようとした時に生じた感覚の矛盾でしょうが。
何が合うんだろうね。大方、答えは出ました。
121 :
練り物ハンター ◆DOGzQ0/97M :2006/09/16(土) 00:24:00 ID:FQyW+y5r
∧ ∧ 〜' ― (,, ゚∀゚)<優勝者は、「114-115」の「あぁ さよけ」の人です。 し― し-J 理由、単純に読んでて面白かった。 自分で決めてて、おめでとうございますも変じゃが。 10作品読んで、感想書いて、優勝者決めるのに頑張ってください♪ 優勝者「114-115」の人。 みなさん、わしの勝手な感想で批評書いたけど怒らないでね。
>>120 ありがとうございました。凄いことだけわかってもらえればOKです。
詩で誰かを楽しませようなんて、今まで考えたこともなかったです。
その上に頑張るなんてとんでもないです。
>>105 書きました。 練り物ハンターさん、ありがとうございました。これ、某工場の製品であります。
朝焼けだったら、これだなあ、てな感じで投稿しました。シンプルな馬鹿ポエムですので、
面白いと言っていただけて嬉しゅうございます。
ども。あぁ さよけ書きました。 練り物ハンター氏に自分の詩は好まれないだろうなぁと思いながら書いたので 選んでいただいて意外な嬉しさでする。 次のお題ですが、ちとしばらくの間忙しいので、もう少しお待ちを。。。
>>119 ありがとうございます。
朝焼けでサンマを焼いたらおいしいかしら?と思いながら書いてみました。
おっしゃるとおり夢の中から起床へのぐたぐだな場面です。
あとは面白ければいいやと思い。w
>>119 >>111 を書いたものです
感想ありがとうございます
ひたすら朝がくれば別れなくてはいけない寒い夜明けと
相手が残したものを拠り所にしなゃ生きていけない感を出そうと冷たく書きました
感想もらえると嬉しいですね
>>124 優勝者さんおめでとうございます
127 :
穢土 ◆34law0hz56 :2006/09/17(日) 22:36:31 ID:H/WxRnKE
【世界】書きました どうもありがおつ♪ 稚拙な部分とは全体でしょうか アマテラスの部分でしょうか 精進します♪ んちゃ
練り物ハンターさん審査ありがとうございました。 イタチ小僧さんおめでとうございます。 「綺麗だな、朝焼け」を書きました。 荒削りな出来であったのは自覚しています(苦笑) 嬉しいお言葉、ありがとうございます。 また頑張ります。
>>104 朝焼け 書きました。練りものハンターさん批評お疲れ様です。
語感がいいなんて言われたことがないのでちょい嬉しかったです。
あとで作者がわかるのも面白いですね。
>>114-115 「あぁ さよけ」面白かったです。後半の感慨深い思想やラストの人間味がよかったです。前半のエピソードの構築部分も好きです。 おめでとうございました。
130 :
名前はいらない :2006/09/18(月) 12:37:15 ID:ZNt8UJsw
131 :
練り物ハンター ◆DOGzQ0/97M :2006/09/18(月) 23:36:35 ID:ljFIqqii
>>127 ∧ ∧
〜' ― (,, ゚∀゚)<カタカナ言葉のとこです。書き忘れていたので参上しました。
し― し-J その語自体というより。流れを壊す入れ込みになっていたので。
132 :
練り物ハンター ◆DOGzQ0/97M :2006/09/18(月) 23:41:55 ID:ljFIqqii
∧ ∧ 〜' ― (,, ゚∀゚)<名前隠してコソコソ書きやがって、オタンコナス! し― し-J 嘘です。 基本的に、詩しか見てないんで後でやさしいあくまどんの レスを見て名前がなかったことに気付きましたw
133 :
海胆 :2006/09/19(火) 08:05:56 ID:fgUmaFfQ
>>99 です。
審査ありがとやんした。
しかも、いい指摘まで頂いて勉強になりました。
そして、
>>124 さん。
おめでとさん
('◇')
でわ。
134 :
娘z1 ◆666.SaoPvk :2006/09/20(水) 23:09:07 ID:xPFEPXQz
Hey チャンピオン♪ お題出すんだよ♪
135 :
イタチ小僧(愛娘もうすぐ二歳) ◆8rr1u/54T2 :2006/09/21(木) 12:52:03 ID:Q+lezhct
お待たせしました。進行を滞らせてしまい申し訳ありませんでした。 次のお題は「熱」でお願いします。 このスレの場合一人で審査をやるわけですから、 ここで自分の好み等を先にはっきりさせておく必要がありますね。 ☆俳句の類は解りません。短い詩は好きな場合もありますが基本的にはあまり好きでありません ☆バカな上に検索不精なので、読むのに高度な知識を必要されるような詩には降参します ☆文学的教養はそこそこあり、文学的体験は文豪並にして来ているので、文学的な詩も大丈夫です ☆文学的な気取りにとりつかれた詩はかえって文学からもっとも遠いところにあると思っています ☆どんな語調で書かれていようが詩は詩だと思いますが、古くて重々しい語調にはげっそりしてしまうタチです ☆ストーリー詩に偏見はありませんが、小説等他の媒体でやったほうが効果的なのでは?と思えるようなものは評価しません ☆世界観とかに好き嫌いはありません、ありふれたものでなければ ☆具体的に何かの熱を「感じさせて」ください。 熱とはもちろんプラスの熱です。プラスを感じさせるためにマイナスの熱を描くのならアリですが ☆「アチチ/アチチチチ/炎だよ/熱いよ」みたいな安易なのは勘弁してください ☆タイトルのない作品は審査対象外とします
136 :
イタチ小僧と秋の空 ◆8rr1u/54T2 :2006/09/22(金) 09:57:40 ID:1q47VCUF
追記 ☆「もっとも熱を感じさせてくれた作品」ではなく、それは単に基本条件として、 結局はもっとも俺の気に入った作品に優勝を贈りたいと思ってます。 優勝作品=最も優れた作品ではないのでお気軽に。 うまいへた関係なく俺のツボを押せ! ちなみに媚びてくる子よりは反抗的な子が好きです。 前置きが長文すぎて「純子は股を」までしか読んでもらえなさそうなのでここまでにします。 あ、質問とかあれば気軽にどうぞ。
137 :
名前はいらない :2006/09/22(金) 19:31:43 ID:u300g0Ep
『気が付けば』 人の命とは、想いを成すにはあまりに短い…… ぶっとくみじかく大根の煮付け 好きだったのはサバ缶 真夏を駆け抜けた障害物競走 振り絞った汗はアスファルトで昇華 熱いぜ、それにしても熱いぜ、燃えるようだ 一時間後真っ白な灰になり壷に収まる らいはい
フッ フッ すでに戦闘体勢 チャリンコの鍵外すのももどかしく またがり漕げば股間を痛打 一瞬の蛇行すら俺には命取り フッ フッ みじかく息を吐き 午前一時四十五分 いま俺はスーパージェッター 五分前までエロ雑誌をパラパラ すね毛をかいてた男は消滅した フッ フッ 舗道から車道へ 段差に揺れるママチャリ華麗にハンドル いま俺は世界でも通用するぜ どけよトラックタクシー人間 俺と彼女の道をふさぐもの フッ フッ 一時五十分 どうしても今夜会いたいんだ 小さな写真の中ですまし顔の彼女 なあ男ども わが同志たちよ おまえたちはわかってくれるだろ フッ フッ 交差点で三倍速 涙目なのは悲しいからじゃない 鼻水が出てるのは泣いたからじゃない 俺の熱が噴き出ているんだ
フッ フッ 一時五十五分 着いたぜ俺の約束の地へ エスカレーター駆け上がる 残された時間はあと五分 いくつもの棚と同志たち 肩ふれあうほど近く 俺たちはしかし目をそむけあう フッ フッ はずんだ息を殺さずに やあゲンキか とこの棚の前で 同志たちと笑いあえる日は来るんだろうか 俺たち馬鹿だな と言い合えるだろうか フッ フッ 感傷をふりはらい 俺は彼女の名を探す 二泊三日の恋だと嘲笑えよ いま俺の高ぶりは脳天が痛むほど 指鉄砲で銀行強盗ができるほど フッ フッ ハンドルの形に硬直した指先で 俺は彼女の写真を確かめて それから気づく 貸し出し中
140 :
名前はいらない :2006/09/24(日) 23:37:24 ID:/PQvK1Wk
わーい わーい わーい わーい わーい わーい ○ ヽ , ´ ̄ `: ○ ヽ ヽ , ´ ̄ `: ・ ・ i ヽ , ´ ̄ `: ○ , ´ ̄ `: i ○ ・ i○ヮ _ ´ ̄ `: i ○ ・ i ヽ i ・ ・ i ヽヮ ヽ i ・ ・ i ヽ、ヮ , 'ノ ´ ̄○ヽ、 ヮ _, , ´ ̄ `: ´ ̄○ ヮ_, ' , ´ ̄ `: ・ i ヽ ○ i ・ ・ i ・ i ヽ | ○ i ・ ・ i ヮ , ´ ̄ `:、 ヽヽ、 ヮ _, ' ヮ , ´ ̄ `:、ヽヽ、 ヮ _, 'ノ 募集age〜 ノ |i ・ ・ i , ´ ̄ `:、 「ノ ||i ・ ・ i , ´ ̄ `:、| -.J ヽ、 ヮ _, i ・ ・ i レ-.J ヽ、 ヮ _,' i ・ ・ i 「ノ | ヽ、 ヮ _, 'ノ 「ノ | ヽ、 ヮ _, 'ノ レ-.J 「ノ | レ-.J 「ノ | レ-.J レ-.J
141 :
海胆 :2006/09/25(月) 02:11:39 ID:LWho1erL
『戦いを』 戦いを忘れて、たださ迷う現代の大人達 目前にある整備された道を 何の躊躇いも無く歩き続ける者 今日がいつまでも続けばいいと考え 明日も変わりのない一日を真剣に望む者よ いつか歩み来たその道は 平坦ではなく、障害だらけのその道は 今より笑顔に溢れて無かったか? 今よりワクワクしなかったか? 腹の中身を全部ぶちまけて 地に這いつくばってでも明日をつかみ取る為の一日は…… 立ち上がれよ。 今日からがちょうど良い 明日からでは、手遅れなんだ 戦う事を思い出せ 自分自身に聞いてみろよ 今日を望む己と 明日を望む己と お前は、どっちがいいんだい? ってさ…… 自分に負けてんなよ。
秋 その手を離した途端 手のひらに滑り込む風が 冷たかったので あなたの手は温かいのだ 心ごと冷たいぞと 差し出されたその手は あなたが気付かないだけで 本当は温かいのだ
集まれage
「守人の閨に/よく冷えた香を引き入れよ」 潮騒がさやかに飛ぶ 砲台は男の身の丈でうずくまり 従軍の最後の一滴まで 腹の 中を見せはしない 潮騒がさやかに飛ぶ 夜に義手は海へとひろがる いざよう月が 曲面をなぞった 彼は何を見ても 何かを思い出す しかしそれが 彼がついに無知 を貫いたことの証である 岬が守人のように耐えている 彼は幹のような手で草に合 図を送る 波の皺のひとつが号令に変わる 潮騒はみっつの結論を下した ひとつめ 曼珠沙華は灯台の下にはない ふたつめ 曼珠沙華は灯台の下にはない みっつめ 火葬は一輪の花のように冷めている よりそうように潮騒がたどりつく今日には 砲 台の背には爆音のような傷跡があり 彼が彼を生んだ日から 砲台は冷たい香をして 灯台を巧妙に罰した 台地のへりには花が 薬莢の内には潮騒が 立ち位置を鈍器 のように頑なにする 暗がりの中の紅い蔓 そのか細いふところに 夜露は納められ た 今となってはもう 彼にすがるしかない 空の歴史を人が永遠に推し量れぬことと 同じように 砲台の悠久の密度は彼によってしか慰められない 潮騒が彼から照準を 逸らす 砲台は耳を押さえてうずくまっている
ぶち上げ
ツナカンとパレットのジャムを塗り。彩るこの世の遭遇。彩る猫の耳たぶ。ふと彩るため息をつく。
147 :
名前はいらない :2006/10/02(月) 14:39:06 ID:a0JXyy60
age
148 :
イタチ小僧さん ◆8rr1u/54T2 :2006/10/03(火) 09:20:54 ID:KP3py3Pd
149 :
杜 T :2006/10/05(木) 00:20:42 ID:08PvcZHk
杜は昂ぶろうとしている 群衆を呑んだ腹が 大地を踏みしめる胎動を始める 古来よりの青天幕に ものどもの声が高らかに響き 十の金色の太鼓台が大きく揺れる ちょーーーっさぁじゃあ! ちょーーーっせぇじゃあ! ああ男達よ もう歩けない どうか私もそのかき棒につかまらせてくれないか 太くつるりとしたその端っこにつかまらせてくれないか 髪が逆立つ 腕がねじれる ヒールが割れる 男達よ 必死にしがみつく姿を笑わないでくれ ちらりと盗み見て ますます声を嗄らしてくれ 汗の臭いで押し潰してくれ ちょーーーっさぁじゃあ! ちょーーーっせぇじゃあ!
150 :
杜 U :2006/10/05(木) 00:21:46 ID:08PvcZHk
杜はますます昂ぶり蟲き ああ男達よ もう立っていられない どうか その逞しい腕をわずかばかりかき棒から離したら 私の背中をかかえ 腰を抱き 足をきつく擦りあげ おまえ達の頭上に放ってくれないか 危うい予兆に震えさせてくれないか 鬱蒼と燃えあがる杜のどよめきに 男達よ 節くれだった野太い指を広げ 熱い舌の息づく唇をひらき 荒ぶりそそり立つ体躯を轟かせ 神々にとどかんばかりの悲鳴を私に ああ 騒然と犯したまえ!
151 :
ボトルネックΣ(゚Д゚; ◆P350za861k :2006/10/07(土) 00:03:48 ID:9YFDfz1z
「わらいを、もとめて」 ゆるく日がさす六時 無駄の感じられない表情の彼女は 時折痛むらしい手足をさすり 真っ白になった髪に手で櫛をかけます まず服に着替えるところから始まります ズボンを履き替えるときには前傾姿勢になって頂き チークダンスに近い恰好になります 彼女が言うには私の体温はやや高いそうです 年齢的には彼女の手足は冷たく感じられます 私は介助の合間に 彼女を笑わせようと馬鹿な話をオプションでつけます 彼女の奥で眠っている燃料を焚きつけようとします 着替え終わって朝食をとるころに 彼女の顔がほころんでいればとりあえず勝ちとします 年齢相応の静かな爆笑を得られれば儲かったようなものです わらいを、もとめて わらいを、もとめて 私は今日も彼女に触れるのです
152 :
「道化師」1/2 :2006/10/08(日) 00:14:16 ID:iJCRqzCP
大瀑布に転げ落ち、息つく暇もない速度で泳がされ、意志は僅かな空気で安堵を得る。そんな時代がやってきたようだ。 火を点けられた尻をまくる術もなく右往左往の猿が、高見から飛び降り、蓋のない大川へ身投げする。暫しの安寧も次なる戦いへの休息で、 舳先にしがみつきながら漂うチリチリ舞い舞いの猿が『ウッキー』と泣いた日にゃあ、誰も同情せんし、進むことしか許されない。 楽器を手に取り吹いてみても、誰も耳を傾けない。自身の悦楽は痰壺に吐き溜められ、腐臭は身体を蝕む。 この国の社会システムはジャンキーに委ねられ、物申す口もないまま荒海に漕ぎ出された。太古からこの国は自ら変化しようとしない。 至って俺の先祖は日々平穏無事に暮らしたのだろう。夜這いを伝統とし慎ましく質素に漂い、口裏を合わせ和をもって尊しとなしてきた。 大輪の花を咲かした付けはヘタレを増産し、気丈に振舞う眼に媚び諂う景観は、西日とともに消えてゆく。どうかしちまうのも無理はないが、 如何せん泥遊びが足りない。動物園で欲情する哺乳類の本能は、人類の原子的生存欲求と同等であろうが、知性がブレーキをかけちまう。 長い間、漂って辿り着いた景色は、清浄でもない一時の安寧だ。長くなったが本題に入ろう。 俺が長い迷宮の出口で見たものは、狂気と欲望それに強迫と怠惰それに締念の蜷局(とぐろ)巻く大糞だった ブンブン蠅の飛び交う光景は、時代の空気に相応しく、せせら笑う片頬に寒さを感じる。語ることに躊躇を伴う空気の中で、 口を開くものは勇者でなく大馬鹿ものと見られる冷めた空気の中で、あえてそれをしてみても、野次や罵詈雑言が飛び交い、 正論は愚者の餌食となり、正論が便座で踏ん張っていても流されちまう。総てが面倒で、腕から吊り下げた提灯を持ち続けるのがやっとこさ。 こんな時代に美が存在するのか。美とは何だ。かつて俺の先祖にも美は存在したし、今じゃそれらは書物の中に埋没し、 各々の脳内を漂うだけの記号と化しつつある。美味しい飯を食って、甘い異性と抱き合う。優雅な休日と事足りない暮らし。 誘惑に負けちまう空間に、美など存在しないのだろう。美にも生活は必要だが、情報と社会が全て便所へ流しちまう
153 :
「道化師」2/2 :2006/10/08(日) 00:14:46 ID:iJCRqzCP
そこで俺は空に疑問を投げかけた。美とは何だと。したら奴さん、赤い玉を燃やしやがった。 『それは違う。俺が見たいのは美を持つ人間だ』と問うた。したら奴さん、黙ったまま小便雨を降らせやがった。 濡れた身体が火照り始めた頃合に虹を見た。そいつは美というものには程遠いが、試しにホルマリン漬けにされた美を物干し竿で 虚空高く干してみた。が、一滴の滴りもない。枯れ涸れの残り糟を懐にしまい、路傍の石を蹴り上げ絶叫した。 『俺は死を望んでいる。美とは何だ。美よ与えたまえ』と___錯乱した酩酊状態で探究心いや生甲斐というか、 俺の情熱は早くも挫けそうになった。路傍の石に手が生え両脚をつかみやがる。俺は凄味を加えて石に焼きを入れた。 ムカついた挙句にカラスを殺し、滴る血を路傍の石にくれてやった。火をくべて、立ち昇る煙で拙そうなカラスの肉汁が滴り落ちる。ご馳走だ。 猫や犬の獣類が貪り食べる、逢う魔が刻、それを眺めていた。此処まで来て何をやっているのだろうと、自分の狂態と醜悪さに気付いた。 俺の行為に願う姿などなく、真反対の仕出かしに驚愕した。 カラスが俺の情熱を食い散らしやがったのだ。欠片を拾い集めて形にしようとしたが、形にはならずに 賽の河原の幼子のように俺はそれを繰り返した。鬼はカラスか俺自身か、もはや断末魔の叫びは三途の川に木霊して、 生きながらに死んだ現代人のように徒歩を決めるのだ。 悲劇であれ、惨禍であれ、過誤であれ、敗北であれ、美と情熱を得られないまま俺は死んでいく あぁ、なんてやるせないのだろう。ノムコウ川に『くくくっ』って笑う奴がいる。それは君に違いない。あぁ、それはそれは悔しいさ 君は死にながらに生きようとするのだから
154 :
名前はいらない :2006/10/08(日) 21:20:39 ID:DIvoBxse
「プロローグ」 暗くて狭い部屋 冷たい鉄籠の中 何度も同じ夢をみていた 僕はいつもあの子と一緒だった 全身全霊で大好きを伝えた ずっと一緒って、そう思ってたんだよ 最後に見たあの子の顔が忘れられない そうしてまた朝がくる 今日はちがう部屋だ 本当はわかっていたんだ でも諦めることなんてできなかった こわい、くるしい 遠のく意識の中 僕はまた同じ夢をみた
「スキン」 その腕は温かいこの 部屋の温度と 徐々に徐々に同化しつつある 思い出すのは優しくて 強い言葉とほころぶ笑顔 お先に と幾千億の先輩が 通り過ぎてった道であるのに なおも我々は戸惑う波と 零れる心を抑え切れない たくさんの手を取り合ったから 嵐に濡れても 帰って来られた 今は静かに上がる雨音 ひと雨ひと雨は光を導き 誰も皆 静かと時間を分かちあってる 温かいよ 温かい ここに永遠の別れはなくて 行く末に会う先送りの日 温かいよ 温かい。
156 :
名前はいらない :2006/10/09(月) 19:39:17 ID:qqONjrcm
10作品揃ったんじゃないζ
157 :
名前はいらない :2006/10/09(月) 19:49:51 ID:r2W4Bx6R
>137 「気が付けば」 >138 「夜走る」 >141 「戦いを」 >142 「秋」 >144 「守人の閨に/よく冷えた香を引き入れよ」 >149-150 「杜」 >151 「わらいを、もとめて」 >152-153 「道化師」 >154 「プロローグ」 >155 「スキン」 10作品揃いました!!それでは、イタチ小僧さん、ご登場くださいませ。
>>137 早っ! 短っ!
人生って、、、詩って短いんだねぇ。笑った。
最後のらいはいがわからなかったけどもちろん検索はしなかったし効果もあまり感じなかった。
>>138 わかるわかる。今時じゃネットがあるから古い気はするけど、
でもソレに限らず「今、どうしても欲しい!」と心が身体が求めたものを得るため走る時って
熱に浮かされたようになってるよね。
で、ソレが得られなかった時の絶望感と、そこから更に燃え上がる新たな熱気といったら…
そのさまは関係ない人から見たらどーでもいいっていうかたまに欝陶しい。
で、作品についてだけど、一時の熱に浮かされた人間を滑稽に、飾らず、過不足なく描いている。
>>141 妻子持ってね、今の職を辞めて、新しいこと始めるんだけど、
勇ましいこと言やぁかっこいいけど正直不安もいっぱいなわけよ。
妻子なくても親とかあるしねぇ、うーん、手前勝手に熱くなってばっかりはおられんよ。
あぁでもそこで尚も熱く、夢とやらに挑む気概で立ち向かうべきなのか。
アジってくれてありがとう。作品としては右翼の演説みたいだけど。
159 :
海胆 :2006/10/10(火) 20:22:42 ID:tH+rEI4n
右翼の演説>>藁っちまった。 ピンポイントで良いとこ突いてくれて、有難うです。こーゆー評価、大好物です。サンキュ
160 :
名前はいらない :2006/10/12(木) 19:47:29 ID:hRsszelE
揚
ごめん。しばらく審査ムリ。 たぶん月曜日になります。
どうでもいいからちゃっちゃとやれよ
163 :
海胆 :2006/10/15(日) 16:26:38 ID:bz9YQeCz
潔く待つのみだ……
164 :
名前はいらない :2006/10/15(日) 16:34:56 ID:BlxyI1Ef
もうやめて ひとつもいいことないよ 給料減らされるわ 私生活見られるわ そんでもって最低だとかなんとか… ほんとになんにもならないじゃん!
165 :
名前はいらない :2006/10/15(日) 16:46:07 ID:BlxyI1Ef
ぜんぶ腹立つ
166 :
名前はいらない :2006/10/15(日) 16:50:20 ID:BlxyI1Ef
赤字みたいな、こんな事業やってらんない
167 :
名前はいらない :2006/10/16(月) 21:40:04 ID:Rohm55sF
どうにも時間がとれないので結果発表だけ。
優勝は
>>138 「夜走る」で。
投稿全作品中1・2を争うくだんねー詩だが、くだんねー詩のどこが悪いのかと。
理屈抜きで面白い詩をどうもありがとう。
後日大会雑談スレにて全作品の感想書かせていただきます。
それでは進めちゃってください。
あ、俺ね。俺。
「夜走る」を書きました。 イタチ小僧さんの設題の出しかた… 自分の嗜好とか求めてるものを ストレートに告げる方法がとても面白いと思ったので できるだけ、それに沿って書いてみようか、と。 しかし生来向いてなかったらしく、お笑い詩しか出てきませんでした。 正直言うと、優勝にはそうとう驚いてます。 くだらない詩を面白がっていただいてありがとう。
えー。次のお題ですが…。 私はイタチさんとは対照的で、お題というのは 詩をつくるきっかけであるだけでいい、と思っています。 ですから、できるだけ漠然としたお題を出してみたい、と 思いました。 お題は「謝罪の言葉が出てくる詩」。 ごめん、すまん、もうしわけない、悪いな、なんでもいいです。 謝罪の言葉が、何かの形で詩に出てくることだけが条件。 詩ぜんたいで、謝っている必要はもちろんありません。 通例にしたがい、先着十作品。題名だけは必ずつけてください。 では、よろしくお願いします。
171 :
名前はいらない :2006/10/16(月) 22:24:57 ID:2o7vs7v2
もういいんだろうが あたま痛いんだろうか クリーニングやだろうが そんな使いなんて 何処の上場であるんだろうか もういいよ どうでもいいよ 頭がいたいっていうんだな こういうの 「VIVA」
172 :
名前はいらない :2006/10/16(月) 22:36:21 ID:2o7vs7v2
なにも起こらない なにも怒こらない なにも興こらない なにも起こらない なにも怒こらない なにも興こらない なにも起こらない なにも怒こらない なにも興こらない なにも起こらない
173 :
名前はいらない :2006/10/16(月) 23:27:23 ID:2o7vs7v2
例えばこの現実をどのように捕らえれば僕がないものに考えられるだろうか 不幸に見舞われても自己意識が強くなるだけだ 幸福を与えられるほど強くもないだろう? 反骨精神狙っているわけでもない そんな話が通用するほど子供に囲まれているわけじゃない ほんとはさ、偉い人たちに包まれてることくらい知ってるけどさ それもめちゃめちゃ偉いらしいよ 安心なんだか寂しいんだか
イタチ小僧さん、お疲れ&ありがとうございました。 感想楽しみに待っています。 長介さん、優勝おめでとうございます。 サスペンスちっくで、出だしから彼の一挙一動に釘づけでした。 やわらかい蟹さんの作品も素敵でした。
175 :
暗所の目 :2006/10/17(火) 18:51:04 ID:06tPRyMG
暗闇のなかから光を見つめる目 うまく疎通できぬ君への想い消えることなく、今日も気づかれぬよう忍ばす視線 恋ではないこれが俺の愛だ 暗き純粋な心が求める永遠の憧憬、その輝きへの羨望 暗所に棲む者は恐怖する。暗闇で青春を終えることを 劣等生には手の出せない高嶺の若き花。 その若さを枯れぬうちに今だけ花瓶に押し込め傍らで眺める ごめんよ 欲しがりも奪いもしないそんなにまばゆいものを 手に入れたとして俺に扱うことなどできないのだ だから続ける自涜。いくら幻想しようが収まらない本物の果肉への思い
ポエ大の通例からすると異端かもしれませんが、書き込みなしの状態が一番まずいと思うので
作品が投稿されるたびに、なるべく感想つけてゆきます。
偽サムライ口調が意外と快適だと某所で気づいたのでそれでいかせていただくでござる。
>>171 _173 今回の投稿条件から外れておるようでござるな。
申し訳ないが審査外とさせていただく。
>>175 「暗所の目」
読めば拙者の薄い胸も痛むでござるよ。まったくのう。高嶺の花とは恐ろしいものでござる。
劣等感のどん底に突き落とされ、だからこそ思いはつのって妄想爆発という悪魔のサイクル。
人を悶え苦しませるのに刃物はいらぬ、高嶺の花を置けばいい、と世に申す。嘘でござるが。
率直に申せば、この作品の言葉は、詩の表現としてはやや直接的にすぎ
無骨にすぎる面がござる。平たくいえば、もう少し気のきいた表現が出来たかもしれぬな。
が、この主題に限っていえば、この硬い表現がジャストミートしておる。そういう気がするでござる。
ただし、「恋ではないこれが俺の愛だ」は余分な詩句だった気がするでござるよ。
これは基本的には勘違い野郎の台詞で、後段の、ごめんよと謝る人物とは
キャラが違う気がするでござる。惜しゅうござった。
劣等生、果肉、といった言葉も、やや生々しすぎるきらいがござる。
しかしこの作品は、悪魔の悶々サイクルに関する重要事項を逃さずきっちり抑えているという点で
特筆に値するでござるよ。手に入ったとしてもどうしようもないというポイント、明るい場所に
永久にいけないのではないかというのが一番の恐怖だ、というポイント、妄想しといてごめんね
と心の中で謝ってしまう微妙な弱気さ、そういった重要な心理的要素を
短い詩の中できっちりと捉えておる。だからこそ読む拙者もアイタタタとなるわけでござるな。
総評:生焼けの肉でござるが、そのぶん血が滴っているでござるよ。
177 :
螺旋 T :2006/10/18(水) 11:30:50 ID:Ex8w9HJH
海は暗く波はかたちを変えさだまるところがない 記憶はうねりの潮をもぐり 絶望のきれはしや ひらめく後悔にであう 水底には朽ちかけた客船がひっそりとたたずみ 中にはいると螺旋の階段が上へ下へ果てしなくのびて 一段ごとに細い扉がならんでいる 行き場はなく 階段をのぼるか降りるか 部屋にはいるか うずくまるか 足音だけがカツーンカツーンと薄闇に響き 扉は重々しくその取手をかがやかせている なんども開けた部屋は なんど開けても凍てついた空気にみちて 寝息がきこえない 視線がうごかない ひたいが冷たい 鼻の下に手をかざすのがこわい 洗濯ものが気になったのです パジャマや下着やそんなものが気になって 明日は帰って洗濯をしなければと 眠っておかなければと 奇妙ないびきに予兆をいだきながら 看護詰所前のソファで寝たのです
178 :
螺旋 U :2006/10/18(水) 11:34:59 ID:Ex8w9HJH
ごめんねごめんねごめんねごめんねごめんねごめんねごめんねごめんねごめんねごめんねごめんねごめんねごめんねごめんねごめんねごめんねごめんねごめんね 自分のことばかりで 一人でいかせてしまって ごめんね おだやかな顔は誰かの迎えのしるしであるといい 苦しまなかったしるしであるといい 問いかけの答えがでないのならば せめて ほんとうの扉を開けた如月の朝は 山の峰が白く くもった空がしんと静まり 彼方へとひろがりつづけ 耳もとでは 乖離の滝の水音が轟きはじめていた この海がそうなのだろう カツーンカツーンと足音が 垂直の隧道にこだまして 記憶の迷い子が螺旋の階段をぐるぐるまわる けれど まわるたびに 扉を開けるたびに わずかではあるが安寧の光がさしているようだ
179 :
螺旋 V :2006/10/18(水) 11:37:21 ID:Ex8w9HJH
そろそろ浮上しなければ 目をつむり 真珠のような懺悔の泡を散らし 海面へと 息苦しくも 日がのぼり日のしずむ大地へと かろやかに浮上せよ
180 :
長介ジュニア ◆kuJg2yitX6 :2006/10/19(木) 00:54:38 ID:kAJqClXI
>>177-179 「螺旋」
むう。これはまたずしっと重たいのが来たでござるよ。
このようには近しい人を亡くしたことがない拙者には、この主題について何も言う資格はござらぬ。
ただその重さに打たれるだけでござるよ。
さて、海底の難破船というモチーフが、この詩にまことにふさわしいものであることが
この詩を良質にしておると申せよう。
しかしながら、作品として見るならば、バランスがいいとは言えぬ部分がござる。
海中の船を比喩として描写する部分と、ひとを看取る生々しい語りの連結が
やや唐突にすぎるでござる。この二つを、はっきり章分けして語るべきだったやもしれぬ。
前者の比喩的な描写と、後者の感情の高ぶりのままの語りとで、はっきり質感が違うからでござる。
そしてなにより、螺旋Vの部分が軽すぎるでござる。この部分は、詩としての完成度からいえば
まるごと不要、と言ってもよいでござろう。「安寧の光がさしているようだ」で終わっても、この詩の
価値はみじんも下がらぬこと必定。
これを付け加えなくてはならなくなった原因は、推察でござるが、「ほんとうの扉を開けた…」
から始まる段落に、思ったほどの重みを加えられなかったからではあるまいか。
ここは位置的にこの詩の要となる段落でござるが、やや感覚的にすぎる詩句の運びになってしまい
この重みのある詩の要を背負うには役不足、という気がするでござる。
ここは、二段落使ってもじっくり展開すべき部分でござった。
かように、構成上の瑕疵はござる。
が、この詩は言うべきこと、言いたいことを言い切っている詩でござる。
重みという言葉を何度も使っておる拙者でござるが、この詩の主題のみの話ではなく
一編の詩の中にきっちりと内容を入れようとする作者の態度に感服するゆえの言葉でござる。
それはしばしば、欲張りすぎということにつながるのでござるが、それでもなおかつ
一編の詩の重みを大事にする姿勢は素晴らしいものでござるよ。
総評:筋も残っているでござるが、よい肉を使った食べ応え十分のカツ丼でござる。
やや不謹慎な評でござろうか…。
「うひひ」 ニンシン 腹の 皮がねたるむんデスヨ ジンシン チビが 入ってるワケデ 一子目はいい まだいいわけデス 一度 伸びた経験のある 「あっらー全っ然変わってないわネ!」 ホホ・服の下では 必死・必死・必死・必死 「腹直筋よりなぁ!くびれ作んのは腹斜筋だぜ!ええか!」 アイヨ先生了解ですワ 捻り・捻り・捻り・捻り・ 「あっらーニンプさんが何してんの!」 捻りですワ 膝押しですワ こうして腰かけて右の肘を左膝に ほんでぐぎーっとプッシュアップですワ 訪問時間ですわよcはん アイヨ張り切って仕事してゴー! ただいま戻って来ましたですヨ うひ うひひひ 腰やっちまったデス・・・ 勘弁してくれでお願いしますワ 「ホホホホ!それは私達のセリフよ!」 おとなしく内勤でもしてますワ(と行きたい)うひひ。
「すみません、一人ですけど後から何人か来ます」 一人がなんか恥ずかしくて 受付けの女の子にこんなこと言ってた 来るわけないのに 呼んでもないのに そもそもおごれる金もないのに 友人なんか誘えるわけないじゃないか なんか自意識過剰気味なのか どこかしこから視線感じて 逃げるように隠れるように 端のテーブルへ行ってみたけど はっきり言って孤独感5割増し 結局コーヒーだけ頼んで飲んで帰ることに 来たとき受付けてた女の子の視線が なんかすごく痛かった それだけの話 きっと世の中よくあること
遅レスですいません。 イタチ小僧さん、審査ありがとうございました。 長介ジュニアさん、おめでとうございます。 イタチ小僧さんと同じく、十作品中で「読ませる」という基本ができているのは唯一>138-139だと思いました。 身につまされます。 自分の作品はイタチ小僧さんの最初の宣言を受けて、何やらサディスティックな感情が湧いたことを動機として書きました。 読み返してみるとめっさ気持ちが悪いですね。。。 >174 拙作をひいきにして下さって嬉しいです。 「お茶碗」があるスレ、味わいながら読ませてもらっていますよ。
184 :
pain :2006/10/20(金) 18:43:29 ID:vwCK3AQ4
誰にともなく謝りたい夜がある そんなとき言葉は電波にのり誰かのもとへ しらないナンバーから ―ごめん が聞こえてきたら 君はただ ―いいんだよ とこたえておあげ 銀河にながれた刻のかわりに せつない祈りをかなえておあげ
185 :
長介ジュニア ◆kuJg2yitX6 :2006/10/20(金) 19:53:35 ID:MFQS2QLJ
今宵の拙者は藤岡琢也氏の訃報に肩を落としているでござるよ。
生まれた時から顔を見続けてきたような気がする俳優さんでござった。
申し遅れたが
>>174 のあぶく殿、
>>183 のやわらかい蟹殿、お言葉有り難うござる。
やわらかい蟹殿の作品は拙者も個人的に惹かれたでござる。
>>180 の評中「役不足」とあるのは「力不足」が正しいでござる。訂正いたす。
某所で指摘されるまで気づかなかったでござるよ。未熟でござるな。
じょじょに作品が集まって嬉しゅうござるが、拙者の読みの時間が足りぬでござる。
投稿者の皆様、しばしの猶予をくだされい。
186 :
名前はいらない :2006/10/20(金) 21:43:01 ID:mIvJ4vNA
187 :
長介ジュニア ◆kuJg2yitX6 :2006/10/21(土) 23:56:10 ID:BfVIdU4s
>>181 「うひひ」
お待たせいたした。三作目の作品評にいかせていただくでござるよ。
むう。拙者が迂闊なことを言うと命取りになりそうなネタでござるな。
拙者の肉親である某二児の母も、「出産は私の身体の張りを奪ってゆくのよ」と嘆いておった。
彼女はすでに、人は外見にて生きるにあらず、という悟りに到達しておるようだが
それもどうなのよと言いたいが言えぬ最近の拙者でござる。
その点、作者殿の奮励努力に、陰ながら拍手を送りたいものでござる。
それにしてもCレール殿は相変わらずの手練れでござるな。この詩はきわめてプライベートな
詩でござって、ある意味、たいへんわがままに書かれておる。重要な初期設定の説明、例えば
作者の仕事は何か、というような事柄の説明を豪快にすっとばしておるのでござる。
拙者も作者(話者、すなわちおそらくCレール殿)の職業を存じ上げないゆえ、おそらく看護関係
の仕事ではないか、としか推測できぬ。
詩句のつながりも相当わがままでござって、まあ書きたい放題、という趣すらござるな。
にも関わらず、楽しく読めてしまうというところが作者の手練れたるゆえんと申せよう。
几帳面さをあえて放棄してみせる手腕が、この詩の見せ所でござる。
例えば1、2行の頭で「ニンシン」「ジンシン」と音韻を揃えてリズムを作っているのに
4行目で「あっらー」と突然会話を挿入し、無造作にリズムを崩しておる。
この無造作さが面白いのでござるが、無造作や乱雑が面白みに変わるためには
やはり高度な芸が要るのでござるよ。
この詩の場合、一行一行の勢い、言うならば「ぶっちゃけてる感」が全ての行にあればこそ
なんとなく書かれてるように見える詩が面白いのでござるな。
作者の設定説明をすっとばしておることすら、「ぶっちゃけてる感」を醸し出すのに
役に立っておるわけでござる。いやお見事。破格の芸とはこういうものでござる。
総評:乱雑に切られたように見えるフルーツ盛り合わせに、匠の技が隠れているでござる。
188 :
長介ジュニア ◆kuJg2yitX6 :2006/10/22(日) 00:29:40 ID:oFxIjxjA
>>182 「すみません、一人ですけど後から何人か来ます」
ぬう。拙者がはじめて、東京某所の深夜倶楽部に出かけたときのことを思い出すでござる。
顔に「いなかもの」と描いてある気がいたした。あそこで踊れる人間とはどんな異星人か。
拙者はやはり地味にキューリのキューちゃん食べて暮らそう、と落ち込んだでござるよ。
と、拙者の与太話はどうでもようござったな。
拙者も含め、この詩の主題は、ある種の人々に共感を呼べる普遍的なものでござるよ。
作者は、この主題を、飾らず率直に、知人に話すように素直に語っているでござる。
おそらく電話でこの内容を聞いたならば、拙者、うんうんうんと深く三回うなずくでござろう。
しかし、でござる。これを詩、すなわち作品として考えるならば、いささか物足りぬでござる。
シンプルな詩行の長くない詩でござるのに、余分な行、削れる行がいくつもある、と感じられる。
たとえば「なんか自意識過剰なのか」は不要な行でござろう。
おそらくこの詩は、半分近くまで減量すれば、普遍性を増して輝くでござる。
もっとも問題なのは、最後の2行でござろう。「きっと世の中によくあること」は、ある意味、
詩にとって禁句なのでござる。それを言い出したら、あまたある大仰な詩は、ぜんぶよくあることの
詩でござる。よくあることをめったにないこととして描く、言ってみればある種の誇大妄想こそが
詩を詩にしている部分があるのでござるよ。
この詩の場合、よくあること、は、作者が自分にいいかせる言葉でござろうが
それならば、「と自分にいいかせる」というようなニュアンスを入れ、客観表現にしたほうが
作品としてはよいと思うのでござる。
総評:きれいに透き通ったすまし汁でござる。が、少々ダシが足りないようでござる。
189 :
sin :2006/10/22(日) 00:37:56 ID:AYRqkyaB
"love letter" 犬嫌いの人に野良犬が恋したら きっと悲しみしか生まれないでしょうね。 犬嫌いの人にも野良犬にも多分罪は無いから 物語の結末に奇跡が起こって そこに愛が生まれたらいいなと僕は思います。 何故なら時間というものは 未来へ向かって進むのではなく より多くの可能性や確率がある方へ進むのだから 世界中で僕だけがそう望んでいるとしても 誰も何も願わない事と比べれば 奇跡が起こるための充分な理由だと言えないかな? 僕が物語の脇役なら魔法かなにかで 犬を手助けできるかもしれないけど 君と僕しか居ない僕らの物語には 魔法使いが居ませんね。
190 :
長介ジュニア ◆kuJg2yitX6 :2006/10/22(日) 20:35:26 ID:oFxIjxjA
>>184 「pain」
5作目の作品評でござる。
拙者はなんとなくこの詩が好きでござる。
それは拙者が、たとえば夜中にローカルテレビでやってる「音楽のある風景」のような番組に
むしょうに涙腺を刺激されるタチだからでござろうか。
「六本木心中」とかが流れてくるといつも涙目になるトホホな拙者でござる。
拙者の個人的感傷癖は置いておくとしても
この詩の着想や全体的な雰囲気は、好ましく感じられるでござるよ。
第一行がいいでござるな。誰にともなく謝りたい夜がある。しぶい出だしでござる。
ただ二行目は、あまりに深夜番組ナレーション風だと拙者には感じられるでござる。
詩句の内容が、ではなく、リズムがそうだと感じられるでござる。
それは「銀河に流れた〜」の一行も同様でござって
この二行が、詩全体を、すこしばかり過剰にナレーション風にしておるようでござる。
この詩の主題は、最終行の「せつない祈り」という言葉に込められているわけでござるが
それは、「誰にともなく謝りたい夜」をすごす誰か、の祈りでござろう。
しかしさらっと読むと、その意味のつながりが、ややわかりにくいのでござる。
「銀河〜」の行では、「誰にともなく謝りたい夜」という素敵フレーズを
もう一度繰り返して意味を取りやすくする手もござった。
こういう詩では、一読で主題がすっと読みとれることは、たいへん重要でござる。
また、全体的に、もう少し言葉の選択やら刈り込みかたに改善の余地はあるでござる。
特に、ポイントになっておる「〜おあげ」という語尾は、日本語として間違ってはおらぬが
やや苦しい語感でござるな。
このような短詩は、うまく書くのが至難でござって、拙者もたいへん不得手といたすゆえ
いささか重箱の隅をつつくような評しか出来ず、申し訳ない。
総評:窓際のテーブルに置かれたソーダ水。氷は少し溶けているでござる。
191 :
長介ジュニア ◆kuJg2yitX6 :2006/10/22(日) 20:45:42 ID:oFxIjxjA
>>189 何度も読んでみたのでござるが、やはりどう解釈しても
お題である謝罪の言葉が、詩の中に入っていないようでござる。
申し訳ござらぬ。審査対象外とさせていただくでござる。
これは、なかなかにいい詩でござる。それだけに無念でござるな。
真ッ暗な地下鉄の ホームの内側にしッかり立って 正しいリズムで呼吸の練習 ふゅーい ふう ひゅーい はあ 膨らみすぎた頭蓋の中に ぷあん とのび入る 飴のような笛の音 爛れたライトが此岸を照らし 「ごめんね」などと うそぶいて ひゅーい わたしは 産まれたばかりの赤ん坊 電車に向かって投げ捨てる ふゅーい ふう ひゅーい はあ ふゅーい ふう ひゅーい はあ
調律師のいない駅の隅っこ 伽羅伽羅うるさい車輪の軋み 灰塵にまみれたネズミの足音 そのどれもが若々しくて 滑稽で うら悲しくて、 わたしはただもう ふゅーい ふう と共鳴するしかできなくて、 それで わたしは リンパ液に満たされた 蝸牛官の奥底に くすんだ焔を感じつつ 正しいリズムで呼吸の練習 ふゅーい ふう ひゅーい はあ ふゅーい ふう ひゅーい はあ
「妊婦にミドルキック」 妊婦にミドルキック ちょうど盛り上がった部分にヒットした僕のすねは まるでプリッツでできたお城をこわすような感触を感じた 母子ともにダブルノックダウン! 路上でぴくぴくしている相手に向かって僕は 紳士的に謝罪 申し訳ありません奥さん 僕の闘争本能が一瞬 僕の理性を凌駕してしまったようです 周りの人々が彼女に代わって僕を許してくれた しょうがないよだれにでもあるよそんなこと 子どもはわからないけどお母さんはきっとだいじょうぶだよ なかなかいいミドルだったよ ああやはりこの世はすばらしい 寛容の精神に溢れている 僕も全てを許そうと思う しかし同時に どうすれば僕は世界中から 許されないようになれるのだろうか その可能性へのあくなき挑戦を 僕はやめることはないだろう
195 :
愛ゆえに :2006/10/24(火) 00:37:31 ID:YItcXHp7
貴女が死ねと仰れば、翼を付けた隣人が身投げをするでしょう 貴女が生きよと御命じなれば、足枷を嵌めた者でも走り出すでしょう 大脳皮質に蓄えられた便りが届く頃合には全てが始まっていて 貴女の声に委ね誘われた日暮の生活は一直線に連なっている 太陽から釣り下がった果実は誰のものでもなく 狂った果実の虜は地平線を彷徨いながら涎を垂らしている 声という声は虚空に吸い込まれ渦となり殺意と欲望を生み出し 草という草を刈り取り荒野を生み出す 逢いにゆこう 迸るほどの愛情を抱いて 貴女に逢いにゆこうと想う 猟奇犯さながら殺意を抱いて 泣き叫ぼうが土下座しようが許すまじ 昭和に生を受け平成に死すこの身に未練なし まず貴女の両手足を切断し、不自由さを教えてやりたい この世の恥という恥をその脳裏に埋め込み 挙動不審に陥れてやりたい あらゆる苦悩を排泄することなく その口に蓄え苦しむがいい 糞尿という糞尿を血管に詰め込み 生きることのむず痒しさを知るがよい 挙句の果てには、遠くを見詰めるその眼を抉り出し ひざまずく脚もなく、顔を覆う両手もない状態で 慟哭をも失うまで貴女を愛そう
196 :
売々1/2 :2006/10/24(火) 00:42:26 ID:KomSwt3R
あなたさまが踊りたいといって、手をむしりとったので、わたくしはなすがまま、夜の殻にこもったやわらかに静まりかえる街を、ふたりは繋がって抜けてゆくのでした あなたさまは街の足音たちに針を落とし、ときに服屋の玻璃のまえで、うずくまっている少年の貧乏ゆすりのように ときにレストランの路地裏で、残飯をあさる獣じみた野良犬の前足のように、ときに広場で道化を演じ、小銭をせびる老人のタップダンスのように あなたさまはその絶えずかたちをかえる曲調を、絵画のような描線をえがきながら、わたくしのむしりとった手をリードしてくださったのでした あなたさまは街の足音たちに針を見下し、幾度なく浴びせてきたその最後の薄ら笑いを浮かべ、服屋の玻璃のまえでうずくまっている少年に あなたさまはご自分の外套を少年の体へ掛け、レストランの路地裏で残飯をあさる獣じみた野良犬に、あなたさまはポケットからクッキーを野良犬の前に差し出し 広場で道化を演じ小銭をせびる老人に、あなたさまはご自分の革の財布を老人の掌へ握らせたと、わたくしへ呟きながら、むしりとったわたしの手を両手で包みながら、そのお顔はもう薄ら笑いでごまかすことはできませんでおいででした
197 :
売々2/2 :2006/10/24(火) 00:44:10 ID:KomSwt3R
あなたさまが踊りたいといって、ほつれた服に欠け始めた夜をかぶせ、傷ついた頬に温みをうつし、抜け殻のような髪を抱きかかえ おさなさが残ったわたくしのあかぎれの手をむしりとって、わたしはなすがまま、どこまで続くのかわからない街の石畳を見つめることしかできませんでした あなたさまのお心など、わたくしはわからなかったものですから、どうして良いのかわからず一言、お許しくださいませと そしてわたくしからあなたさまに触れることは、いけないことだと思っていましたが、そのときどうしてかあなたさまのその歪んだ唇を あたしのあかぎれのあなたさまにむしりとられた手でそっと噤んでしまい、あなたさまはそれを罪だと、わたくしとあなたさまのふたりの罪だとおおせられ わたくしはなにを思ったのかあなたさまのほっそりとしたきれいな手をむしりとって、砕けた夜の欠けらがちりばめられたさわさわと光る街を、ふたりは繋がって抜けてゆくのでした あなたさまが踊りたいといって、手をむしりとったので、わたしもあなたさまの手をむしりとって、ふたりはなすがままとおくとおくへと 外套はなくともたがいの昇ってゆくしろい息を纏いあって、食べものはなくともたがいのむしりとった手をわけあって 財布はなくともわたくしはきっと良い人が高値で買ってくださるきがして、街の石畳はまだとおくとおくへとふたりが望むかのように続いて 今度はふたりのその繋がりに針を落とし抜けてゆくのです。
198 :
廃棄 :2006/10/24(火) 21:23:34 ID:XAODbkz8
物が溢れる時代 時間と共に薄汚れてしまい、役目を終え、老いた置物 今は記憶の片隅にさえ飾られていないお前の面影 最盛期、お前は日常の傍らに花を添える芸術品だった その栄華も吐き出した煙草の煙のようにとどまることなくいつしか消えていった 今俺がお前を見る目はあの時とはあきらかに違う目だ 俺は瞬時にお前をゴミへの道へと判断し一連の廃棄の作業をこなす その一瞬、頭に蘇った思い出は、これからの俺には必要ないのだと判断したのだろう 久しぶりに見たお前は埃にまみれ、思い出を添えていたのに 最後にお前にかけるせめてもの償いの言葉 ごめんよ
199 :
名前はいらない :2006/10/24(火) 22:23:45 ID:IWHGnYV0
僕は兎に美しさを見た あれは正規品 でも半分壊れてる 弾けて起こる奇跡なんて そんな、あなたみたいなもん
200 :
長介ジュニア ◆kuJg2yitX6 :2006/10/24(火) 22:42:29 ID:DHeHBRgy
201 :
長介ジュニア ◆kuJg2yitX6 :2006/10/24(火) 22:43:27 ID:DHeHBRgy
202 :
長介ジュニア ◆kuJg2yitX6 :2006/10/24(火) 23:18:44 ID:DHeHBRgy
>>192-193 「地下鉄狂想」
これはまた、とんでもない手練れの詩が来たものでござるなあ。
自分の詩風、マイワールドを持っているひとの詩でござるよ。
「ふゅーい ふう ひゅーい はあ」
このオノマトペには参ったでござる。まことに絶妙。
たしかに、苛立ちながら落ち着こうとしているとき、自分の呼吸はこう聴こえる!
そう思わせる素晴らしい表現でござる。
このオノマトペこそ作品の核であり、これを最大に生かすべく詩は作られているでござる。
構成に隙がなく、目に見えてしゃべりすぎている箇所もなく
単調さを避けた改行もまことに巧み。
いや、巧みというより、自分の方法を確立しているのでござるな。
あえて難点をいうならば、「ごめんね」以降の数行がやや状況として不明快なこと
個人的には、「若々しくて」という言葉にやや違和を感じたことでござろうか。
しかしどれも、詩を壊すというような難点ではござらぬ。
気分、それも苛立たしい気分を歌った詩ゆえ、ぱっと見、読者にさほどの衝撃を与えはせぬが
この詩の質は、そうとう高いものでござる。
拙者、感服いたした。
総評:独創料理を作るシェフのおすすめ前菜。さりげなくリッチでござる。
203 :
長介ジュニア ◆kuJg2yitX6 :2006/10/24(火) 23:53:24 ID:DHeHBRgy
>>194 「妊婦にミドルキック」
うあ。題名から出だしからもー、勘弁してくだされ。なんということを書くのでござるか!
…と、拙者のような弱気な人間をビビらせた時点で、この作品は成功したも同然でござる。
タブーに挑戦する詩はたくさんござるが、に、妊婦にミドルとは強烈でござる…。
しかし着想一発で押し切ろうという詩ではなく、じつは相当巧みな詩であることが
この作品のミソでござるな。紳士的に謝って周囲から暖かい?声がかけられるくだりに
そこはかとない可笑しみを漂わせるあたり、デキるなおぬし!という感じでござる。
ともすると、こういう着想の詩は、ねじめ正一的暴力描写の積み重ねに
いってしまいがちなのでござるが、そうせぬところに、作者の才幹を感じるでござるよ。
気になるのはやはり最終段落でござるな。世界から許されない者になろう、という決意を
言葉にしているのでござるが、なぜそうなろうとしているのか、という部分が描かれていないゆえに
はあそうですか、という感じを読者に抱かせるのでござる。
この作品の後ろに、作者の思想が広がっているのでござるが、それは作品中
からはちらりとしか見えず、ただ、衝撃的な情景を巧みに歌った詩、になっているのでござる。
この詩自体は、この長さ、この言葉の量が適量でござるゆえ、もっと長々と描け、というのでは
ござらぬ。ただ、ならば最終段落は、決意を語るのではなく、次のタブー破りへむかう話者の
行為を描き、話者の不気味さを暗示して終わらせたほうが、まとまりがよかったのではあるまいか。
いささか差しでがましい評になったやもしれぬ。ともかく、この詩にはビビらされたでござる。
総評:食べられる花火というのを出されて呆然とする。しかし食べてみるとダシが効いていたでござる。
204 :
長介ジュニア ◆kuJg2yitX6 :2006/10/25(水) 00:34:38 ID:7EhVznxH
>>195 「愛ゆえに」
うっ。またまた強烈な詩が来たでござるな…。
しかし拙者、この詩にはさほどビビリは感じなかったでござる。
なぜかと申せば、この詩には、二段落目以降
作者が自分の言葉に呑まれている様子が伺えるからでござる。
残酷な衝動を描く詩というのは、言葉が言葉を呼んでエスカレートすることがしばしばあるでござる。
SMプレイがとんでもない行為まで行ってしまうのとよく似ているでござるよ。
あ、いや、拙者はメディアで見聞しただけでござるが。うむ。
狂気の愛を描く詩として、ある意味、この詩は本道でござる。つまり、それは脱線し
エスカレートするものだということを、活写している、とも言えるのでござる。
また、それが狙いでもござろう。
しかし、あまりにも本道である点が物足りないのでござるな。
愛する者の手足をもぎ機能を失わせるという妄想は、じつはきわめてスタンダードなものでござる。
言葉が言葉を呼び、作者がカタルシスを感じるところが、じつは型どおりなのでござるな。
そこに不気味なユーモアや、突拍子もないアイテムや言葉をまぜることで、はじめてユニークな
怖さというものが演出できるのでござる。って拙者は何を書いているのでござろうか。
おほん。ともあれ、一段落目は、かなり多義性を含んだ面白い書き出しであったにもかかわらず
二段落目以降で詩風を変えたのは、この詩の失策であったと拙者は思うでござる。
一段落目の書き方を持続してじっくりと書けば、よりよい結果が出たでござろう。
総評:カレーだと思っていたらキムチ味。途中で味が混ざると辛さも半減でござる。
残り2作品は、明晩までお待ちくだされ。
>>196-197 「売々」
難解な部分が残る詩ゆえ、拙者には細かい解釈はできかねる部分も多々あり
また、レトリックのためのレトリックではないかと疑われる部分もないではないのでござるが
そのようなことを抜きにして、この言葉の使い方に拙者は魅せられたでござる。
むう。この詩についてはどうも語りにくいでござるな。流れる言葉のつらなりから、ぼうっと
浮かび上がる男女の物語はたいへん魅力的なのでござるが、何かしら物足りない、という
気もするのでござるよ。やはり、言葉の繰り返しがやや多すぎて、全体的に少しばかり
停滞感があるからでござろうか。「手をむしりとる」という言葉が、ぴったりはまっているようで
はまっていないような、微妙な言葉だからでござろうか。しかしそれらの要素が長所でもある
まことに語りにくい詩でござる。
歯切れの悪い評であいすまぬ。
ともあれ、散文詩好きの拙者としては、少々ジェラシーを感じる作品でござった。
こういう、やわらかい言葉が美しくつながる散文詩を、書いてみたいものでござるなあ。
総評:静まりかえった深夜の街を見下ろしながら食べる上質のジェラートでござる。
>>198 「廃棄」
これはまた、まっすぐストレートな作品でござるなあ。
拙者は物を捨てられぬたちゆえ、使いようのないものが部屋にゴロゴロしてるでござる。
先日、携帯電話の姿をした一昨年のカレンダーというブツが出てきたときは
いったいどこで手に入れたものやら、本気で悩み申した。
と、そんなことは心底どうでもよろしい。
これは言いたいことが百パーセント伝わる明快な詩でござるが
残念ながら、表現が磨かれていないという面があるようでござる。
一行一行の言葉にせよ、行と行の意味のつながり方にせよ、きわめて散文的でござる。
省略、暗示、飛躍、そういったものがない。言葉や行のあいだに隙間がないのでござるな。
だからこそ、散文に慣れた我らには、明快な詩なのでござるが
明快すぎることは、詩においては美徳ではござらぬ。
拙者愚考いたすに、作者が昔愛していま捨てようとしている「お前」を
はっきりと具体的に描写することから始めれば
詩はもうすこし具体的イメージを持つものになったのではあるまいか。
核になるイメージがあればこそ、語りたいことも伝わるものでござるよ。
総評:きちんと盛りつけられた弁当でござるが、材料がちゃんと解凍されていないようでござる。
というわけで、ようやく審査が終わり申した。お待たせいたした。
今回の優勝は、
>>192-193 「地下鉄狂想」でござる。
作者の方、まことにおめでとうござる。
ほとんど同着で
準優勝は、
>>196-197 「売々」でござった。いや、迷いに迷ったでござる。
拙者のつたない評価にお怒りの方も多かろうと存ずるが
どうかご容赦くだされ。
209 :
山羊 ◆enX68O/pGI :2006/10/26(木) 00:52:38 ID:kY1Gp0Ap
優勝者さん、準優勝者さん、おめでとう! 力作揃いで読みごたえがありました 長介さんの評も読みごたえありまくりで、すごくよかった 俺は「pain」ってのを書きました ありがとうございました!
210 :
飛び出焼き :2006/10/26(木) 01:05:31 ID:jGH6jda7
次はいつですか?
>>210 優勝者の方が、お題と締め切りを決めて開始を宣言する方式でござるゆえ
優勝者が名乗り出られるまで、しばしお待ちくだされ。
212 :
飛び出焼き :2006/10/26(木) 01:31:20 ID:jGH6jda7
そうでしたか。すいません。まちます。
長介ジュニアさん審査お疲れ様です。 そしてありがとうございます。 今回「地下鉄狂想」を書かせて頂いた、青メガネと申します。 料理の例え、的確でおもしろかったです。 読んでて次はメインディッシュの肉料理を出せるようがんばろう、と思いました。 個人的には「売々」がやっぱり一番おもしかったです。 僕も長ジュさんと同じく、あんな日本語使ってみたいです。憧憬。
さて、次のお題なのですが、 私は他人の詩を評するのは初めてなのでかなり迷いました。 迷い迷った挙句、難解な詩は避けてぇなあと思う気持ちが どんな気持ちよりもでかかったので(でけーってことはつえー)、 次のお題は「かんたんな詩」でいこうかと思います。 小学生や乳幼児でもわかることばや形式で「かんたんな詩」を書いてください。 但しテーマや主題等に関しては、上手くことばで伝わっていれば 簡単である必要はありません。 十作品そろったところで締め切りとさせていただきます。 題名は必ずつけてくださいまし。 それではみなさん、どうぞよろしくお願いします。
215 :
bottom in the depths ◆hmvCcJH4do :2006/10/26(木) 14:15:37 ID:XuU+iCo+
売々を書いた者です。 長介ジュニアさん大変丁寧な批評していただきありがとうございました。そして優勝された青メガネさんおめでとうございます。 ほかの参加者さんもお疲れ様でした。 初参加でしたが楽しめましたし準優勝まで頂いてしまって恐縮至極です。ありがとうございました。
「すみません(ry」を書きました。 こんな無味無臭のお湯に長いコメントを付けていただき感謝 つか、バカみたいにノリと気分の即興詩ばっか作ってないで 時間をかけて内容を練るということを覚えたほうがよさそうですな、、、
長助ジュニアさんお疲れさま、丁寧な評ありがとうございましたm(_ _)m 青メガネさんおめでとうございます!お次頑張って下さい。
219 :
穢土 ◆34law0hz56 :2006/10/27(金) 22:12:45 ID:YWE+mQf+
おひさです♪長介さん。キャラ起ちした寸評ありがとう♪ 愛ゆえに を書きました。 あれは貴女がそのまんま彼女なんて読み取れますけど、意識したのはカミです。アマテラス けれど、アマテラスは好きなカミさまなので、マリアと比喩して読んで欲しい。日本人なんですけどね それと、其処まで読み取れるように描かれていなく、まだまだ力量不足を痛感しました。 チャンポンさん おめでとー 悔しいです。あー悔しい♪
220 :
名前はいらない :2006/10/28(土) 23:05:15 ID:v7P1hEwj
「君へリズム」 たんとんたん 一段飛ばしで階段降りる とんとんたん 変わったのは私 それともあなた そんなこと秋風にのまれて飛んでゆけ とんとんたん 今日のあなたは始めまして 今日のあなたに始めまして
ぼくはあなたより小さくて あたまもわるい ぼくはあなたより“のろま”で おしゃべりもにがて あなたはぼくのあこがれ 手のとどかない人 ぼくはあなたにはなしかける とてもかんたんなことばで あなたはしずかにわらって ぼくのあたまをそっとなでる あなたはぼくのあこがれ 近くてもとおい人
あなたはぼくより大きくて あたまもいい あなたはぼくより“きよう”で 友だちもおおい だけどあなたはたまに 泣きそうなかおでわらう りゆうがわからなくてぼくは いつもかわりに泣いてしまう あなたをこまらせてしまう そんなつもりはないのに あなたはぼくのあこがれ 近くてもとおい人 あなたはぼくのあこがれ いつかあなたの よこにならんで歩けたらいいのに あなたはぼくのあこがれ いつかあなたのこと わかる日がくればいいのに
223 :
想い、近づけたら :2006/11/01(水) 20:55:00 ID:u7LrtZ+1
臆病な僕だから、 まわりみたいに出来るとは思えない 好きなものが出来たから何かしようと思った だから やわらかく、やわらかく 差しのべたよ。 そっと、微笑んでくれたら 嬉しいな
224 :
名前はいらない :2006/11/05(日) 08:42:08 ID:QkNGjqZ2
「ちんこのこころ」 ちんこのこころは ぼくにはしれぬ あおいおそらに みどりのき みどりのき ちんこのこころは きみにはさむい ゆうやけぞらに ゆきだるま ゆきだるま ちんこのこころは みんなのせなか しろいぱんつに くろいしみ うんこいろ
225 :
青メガネ ◆ZtF6f3ypqw :2006/11/13(月) 22:44:41 ID:2suM/XR0
すみません個人的に卒論で忙しく、 また作品の集まりも悪いようなので 今回は5作品集まり次第審査に行かさせて頂きます 次のチャンプの方の審査方法は雑談議論スレにある通り 大丈夫なら10作品って感じで行っていただければいいと思います ってことであと1作品、早い者勝ち群がれ元気なポエマー共
226 :
まんこ将軍 ◆UQRl.WeFEk :2006/11/13(月) 23:01:20 ID:+M9ZperU
「みつけた」 青メガネをみつけた こんなところにあった ぼくをおうえんしてくれた青メガネ こんどはぼくがおうえんしたい だから だからね しんさいんとかそつろんとかむずかしいこと終わったら ぼくとクイズであそぼうよ やくそくだよ そうしてぼくはせっかく見つけた青メガネをかけないで そのままおきっぱなしにした
227 :
青メガネ ◆ZtF6f3ypqw :2006/11/14(火) 01:15:08 ID:UJWGoZbv
よっしゃ!揃った!さっそく審査いくぜ!
>>220 「君へリズム」
短っ!
とっても優しくて爽やかな詩っすね。
子供の頃やったケンケンパ(僕はイマドキの子供だったからやんなかったけど)
の、あの「パ」のときの爽快感とスカートはいた女の子が股を広げるのに何となく
エロスを感じてたのを思い出しました。
変わってしまった「私」と「あなた」、
そして落ち込んでたであろう「私」の気持ちが
「秋風にのまれて飛んでゆけー!」な〜んてな具合に
明るく変化してく、その変化の情感を
「たんとんたん」から「とんとんたん」へのリズムの変化が見事に内包してて、
ヨッ!やりゃあがったナ!座布団一枚!と思いました。
「へっ。そんなリズムくらいで簡単に人の心が変わるかよ、詩ねよ」
ってな感じの人も、これだけ上手にリズムの内に詩情を小籠包してたら
ハオチ〜!って感じで納得できるんじゃないですかね。
長介さんみたく料理で例えようとしたら失敗した。
でもほんと、リズムって大事ですよね。
崇拝し過ぎてやかましくなるのもいかんけど。
黒人うらやましいな。
228 :
青メガネ ◆ZtF6f3ypqw :2006/11/14(火) 01:15:50 ID:UJWGoZbv
>>221-222 「あこがれ」
うーんコッドクゥ〜と、80年代アイドル風に言ってみました。
寂寥感に一番マッチする文字って、実はひらがななんですよね。
こちらの詩もリズムがよろしい。
僕も高校生のとき超頭の良い女教師に届かぬ想いを抱いてました。てへへへ。
今でもたまにズリネタで…あ、聞いてないか。すいません。
でもそんくらい茶化さないとやってけないくらい諦念と寂しさを感じさせる詩でした。
「あなたは」「あなたは」でほとんどの句が始まるのも違和感無く、良かった。
惜しむらくは“”で囲まれたことばが浮いちゃってたことかな。
“”が無いほうが淡々としててメランコリックになり過ぎないリリシズムを
表現できたと思う。
>>223 「想い、近づけたら」
ヒュゥ!
間やね、間。と、
初期のダウンタウンを見た吉本の大御所みたく言ってみました。
正直、>臆病な僕だから
このフレーズは糞ですな。Fuck’nJ−POPの悪しき影響、
近代的自我の処方箋を未だ見つけられていない自意識過剰青二才の吐く
腐った台詞、等々ホント嫌気がさす陳腐極まり無い言葉。
普通だったらここで中学生の金木犀臭い詩かと思って読むのを止めちゃうのですが、
この作品は視覚的に読者に訴えかけようとする姿勢があった。
んで、読んでみると、
いーじゃんいーじゃん。
丁寧に言葉が配置され、句読点の置き具合もちゃんと気持ちを吐露してる
姿勢を表現できてて好感度◎。
しょーがねえなあ、もう!と言いながら微笑どころかキス浴びせまくったあとに
ベロ入れてそれでも足らず耳の穴にベロいれて唾液でびしょびしょにした後
ちゃんとしなっ☆とか言いながらデコピンの1つでもしちゃいます。
もうこんな時間か。はぁ。
229 :
青メガネ ◆ZtF6f3ypqw :2006/11/14(火) 01:17:05 ID:UJWGoZbv
>>224 「ちんこのこころ」
これこれ!
こーゆーバカな詩を待ってたのさぼかぁ。
正直、小学生とかによみきかせる詩っつったらもー
ちんことかうんことかしょんべんとかしかないでしょ(ま○こはさすがに駄目ですよ)。
で、問題はいかに小学生の「ちんこ」の持ってるあのちんこのイメージから
単なる「TINKO」っていう言葉それ自体の持つパワーをロケットみたいに切り離して
詩の面白さの本質、言葉の力だけで彩る想像力の宇宙へレッツラゴー!
させるかが鍵となるんだけど、うーんどうだろ。
やっぱり「ちんこ」そのもののイメージにちょっと負け気味かな。
「ちんこ」って剥き身のカリ言葉が最後までドデーンと居座っちゃって、
この作品中の「ちんこ」イメージの変遷の歴史があまり感じられなかった。
最初に「ちんこのこころはぼくにはしれぬ」ってちんこをつっぱねちゃわないで、
寛容したほうが聞いてるほうもちんこ異化作用に沈々と耳を傾けやすくなったと思う。
要するに言葉足らずか。最後の「くろいしみ うんこいろ」はカラっとしてて好きなんだけどなぁ。
うーん。好きな作風だけに、正直笑いにいかずもうちょい真剣に書いて欲しい詩でした。
>>226 「みつけた」
おきっぱなしにするくらいなら、最初から見つけないでほしい。
という鈴木いづみ的述懐は置いといて、5作品目ありがとう御座います。
いやー、焦った。全然集まらんくてどうしようかと思った。
ぼく初めてなのに。トリもつけてまだ間もないのに。うるる。
でもそんなことはどうでもいいんです。ありがとうございます。
まんこ将軍様に見つけていただいて元気が出てきました。
あのときは「要求」って詩にもの凄く感動して勢いで書いちゃいました。
クイズって何のことか分かりませんが、あとで遊んでくださいね。
230 :
青メガネ ◆ZtF6f3ypqw :2006/11/14(火) 01:19:09 ID:UJWGoZbv
というわけで、以上、5作品、全て深夜のテンションでずずずーいと審査いたしました。
で、今回の優勝者は
>>220 「君へリズム」さんに決定したいと思います
わ〜〜〜〜〜パチパチぱちぱち祝!!寿司だ!寿司持ってこ〜い!
なに〜?マグロが切れてるだと?じゃあそこのマグロ女持って来い!!おっととっとトロだせ。
好き度で言ったらちんこの詩だったんですが、完成度の高さで選びました。
他のみなさんもありがとうございます。
見落とし、稚拙な解釈、狙いすぎな文章、もの凄くすみません。
ああこれ、朝見たらへコむパターンだな、と思ってヤケクソで書きました。
つーわけで、ぼくは今からトリスタンツァラという意味フな詩人を分析したアホ論文に没頭いたします。
みなさんよい詩とよい毎日を。チャオ。
231 :
名前はいらない :2006/11/14(火) 05:06:03 ID:SgONvSCd
灼け果てた 街に立ち知る 北の核 時は戻せず ただ慟哭す
「失恋賛歌」 秋の風は貴方のように わたしの髪をなでていく 「‥‥忘れなさい‥」 目を閉じるとそう囁くの いつか写した2人の影は オルゴールのように踊りだし いつまでも揺れているの ネジが廻るたびに‥貴方が遠くなる‥‥ 教えてねぇ、ふたりはいつかまた出逢えるの‥?
233 :
名前はいらない :2006/11/20(月) 19:38:03 ID:RcJgkcFj
次のお題は?
234 :
まんこ将軍 ◆UQRl.WeFEk :2006/11/21(火) 00:07:58 ID:WM62DPBo
>>229 すいません、見るの忘れてて遅れましたが青メガネ氏、評価お疲れ様&ありがとうございました。
他にも書いたのに忘れてる人多そうだからage。
235 :
穢土 ◆34law0hz56 :2006/11/24(金) 22:43:28 ID:m5f73hss
嗚呼、またですか? 名乗りがないこと
>>236 人体の解体について?
ちょっとグロい写真…。
238 :
名無詩人 ◆ikr2/4Aw6o :2006/12/07(木) 22:39:29 ID:UgPnoWQy
あーあ誰も寄り付かなくなってしまったなあ。 名無しでいいならとりあえずお題おいときます。 その後私が審査→優勝者って流れ作りでいいかなあ? テーマ:「クリスマス」 審査員:名無詩人 5作品揃ったら審査します。以後よろしゅう。レッツシンキング♪
239 :
名前はいらない :2006/12/07(木) 22:51:25 ID:gCXgymc5
また穢土の別コテか 余計寄り付かないよ
240 :
斑太郎 ◆neKoJA7mag :2006/12/07(木) 22:53:23 ID:y7Y626kt
[クリスマスシーズン] 僕がいつもオナニーをする公園で 電飾が設置されて 明るすぎてオナニーができません 12月中チカチカさせる気です サンタさん電飾の無い公園をください
241 :
穢土 ◆34law0hz56 :2006/12/08(金) 00:08:08 ID:btm+MlXf
>>239 あぁ〜そうだろうな
もう何もしないよ
おまえの望むようにする気になったんだ(かはっ
エド氏ではありませぬ >241エド氏も波風立てるのは地下のみで頼みますぜ〜
「クリスマス」 家族と友達と恋人と 人数や盛り上がりにバラつきはあっても 幸にもクリスマスを一度も一人で過ごしたことなかった 子供の頃は大きいプレゼントがうれしかった だって普段かって貰えないおもちゃが入ってたから 少し大きくなったら流行りのゲームが欲しくなって もう少し大きくなったら 親が子供の欲しいものがわからなくなってた 僕もあまり会話しなくなってたし 変なものとか買ってくるから文句付けて そのうち金が欲しいって言い出す 自分は親に何も買ったことないのに あーだこーだ欲しがって しまいに文句たれる始末 そんな僕をどんな風に見てたんだろう 家を出て知らない土地で一人暮し 仕事は忙しいものの 辛いわけでもなく要領よくこなしてる はじめて知った独りのクリスマス 家を出て いまだ自立してないことに気付く
244 :
まんこ将軍 ◆UQRl.WeFEk :2006/12/09(土) 05:44:10 ID:2weCOKAH
「クリスマスの悩み」 クリスマスは塞ぎ込む なぜなら クリスマスイブ という奴に毎年インパクトで負けるから 自分が本物なのに 自分が本番なのに 自分の前日、なんていう便乗商品みたいな方が売れるなんて 世の中間違ってる 絶対間違ってる ケーキとかいきなり半額になってたりする ちょっと! ちょっとちょっとちょっと!って感じだ まるで新・加勢大周の方が本物の加勢大周より売れてるみたいじゃないか 自分の存在意義に悩む 自殺してやろうかと思ったが そしたらあの イブ の奴の一人勝ちだろうからやっぱやめた
「クリスマス」 家族と友達と恋人と 人数や盛り上がりにバラつきはあっても 幸にもクリスマスを一度も一人で過ごしたことなかった 子供の頃は大きいプレゼントがうれしかった だって普段かって貰えないおもちゃが入ってたから 少し大きくなったら流行りのゲームが欲しくなって もう少し大きくなったら 親が子供の欲しいものがわからなくなってた 僕もあまり会話しなくなってたし 変なものとか買ってくるから文句付けて そのうち金が欲しいって言い出す 自分は親に何も買ったことないのに あーだこーだ欲しがって しまいに文句たれる始末 そんな僕をどんな風に見てたんだろう 家を出て知らない土地で一人暮し 仕事は忙しいものの 辛いわけでもなく要領よくこなしてる はじめて知った独りのクリスマス 家を出て いまだ自立してないことに気付く
246 :
◆XhCOJeVipQ :2006/12/09(土) 09:32:14 ID:BW2R2ORe
ごめん俺繋ぎっぱなしで寝ぼけてた
247 :
名無詩人 ◆ikr2/4Aw6o :2006/12/09(土) 12:40:19 ID:/2slWsQR
トリあってるか不安ですが・・・ 残り2作品、お待ちしておりますぞ〜!
248 :
セレスPS ◆S/pNXZahJM :2006/12/09(土) 12:57:39 ID:a+rt2N4I
クリスマス・ウェザー メリークリスマスと 昼から叫ぶ若者たち 子供のころの夢は 霧となって消えた 雪は降らないが 冷たい風と白い雲が物語った 茶色のジャンパーに 赤い手袋 クリスマスの青空で 僕は遠くの街を見た 1人でも 寒くても らしくなくても メリー・クリスマス
249 :
12月25日 :2006/12/09(土) 17:01:10 ID:ImZai+Qa
浄土真宗の寺の家族が 檀家で内緒でメリークリスマス 25日にあわててツリーを片付ける ケーキ屋の裏は ゴミ箱は甘い香りで充満していた 浮浪者は生クリームで ヒゲを白くしたサンタになる 戦利品を見せびらかす女たち 甘い聖夜の自慢話 男たちの財布と孤独者の心だけが荒む ホワイトクリスマスは 寒くて嫌なだけの雪にかわる 1日経っただけなのに
250 :
アコ :2006/12/09(土) 19:39:56 ID:KEKYsbG+
教室の窓からあなたを見ていた 偶然あなたは友達とバスケットボールをしてる ―大きな笑い声― ただただあなたを見つめていたあたし。 そのとき目が合った きれいな瞳に、あたしの心はゆれる 目があったとき、あなたは何を想っていたのだろう 好きと言えばこの時がなくなりそうで言えない 私はこうしてあなたとずっと見つめ合っていたい なのにあなたは目をそらした そして1年がたった この頃あなたは笑わない この前の失恋が心に響くのだろう 好きと言いたい 見つめあいたい 笑ってほしい あたしじゃだめ? あたしがいるよ? 笑ってよ あの時の大きな笑い声をも一度聞きたい ねえ。あたしを見つけて。
251 :
名前はいらない :2006/12/09(土) 20:35:27 ID:BW2R2ORe
この板にはどうしてテンプレを読まない人が多いんだろう。
>240 >243 >244 >248 >249 この時点で5作品揃いましたが。 せっかくなので >250 も審査対象とさせていただきますぜ〜 これで〆 各作品を読ませてもらった上で明日以降連投する予定です。 もうしばしお待ちを。 正直、ここまでのってくれるとは思ってなかったから驚いてる。 皆ありがとな〜
253 :
名無詩人 ◆ikr2/4Aw6o :2006/12/09(土) 23:38:57 ID:p4zu+G+u
日付変わる前に投下。時間延ばしていたら元も子もないだろうしなあ。 >240 斑太郎 ◆neKoJA7magさん/クリスマスシーズン これは切ないなあ。泣き場所を探す感覚に似ている。 オナニーをする場所=泣き場所の居所はどこにあるだろうか。 人目を気にしなければいいじゃない、というなら それまでだけどもそういう問題でもないのだよね。 人のいない空間、それを求めることに対してだけ言えば 賛否両論だと思うけれど、それを乞う姿はなんと 美しい姿か。見た目の無様な生き方に泣けてしまうのは 哀れみじゃなく、本気の様が美しいからだと思うなあ。 オナニーのできる公園を探すことが生きることなんだろうかね。 それは君に任せる。いい詩をありがとう。 文を突っ込むなら「公園で」は「公園に」がよかった気も。
254 :
名無詩人 ◆ikr2/4Aw6o :2006/12/09(土) 23:40:32 ID:p4zu+G+u
>243 ◆XhCOJeVipQさん/クリスマス こんな所で会うとはね。 単調な言葉や見慣れた言葉で一瞬陳腐に見えるけれど いつも何か伝えんとしている詩が恐らくスタイルだろうなあ。 >親が子供の欲しいものがわからなくなってた この一文が好きだ。小さい頃は子どもの一番の理解者は 親であったはずなのに。この緩やかな流れが浮き出るのが やはり「クリスマス」なのだろうなあ。しみじみ思いふける。 会話のない成長と子の欲望が肥大になっていくことが 親との距離を遠のかせているように見えていても 案外幻なんじゃないかねえ。だって君は気づいた地点に いるじゃないか。それが悪く思い描いた「どんな風に見てた」 の一文を覆せる要因になるだろう。立派だな。私にはない。 ついでに言うと話し言葉が・・・いや、いいか。ありがとう。
255 :
名無詩人 ◆ikr2/4Aw6o :2006/12/09(土) 23:42:58 ID:p4zu+G+u
>244 まんこ将軍 ◆UQRl.WeFEkさん/クリスマスの悩み どんな詩を書くのかと思っていたけど、面白いなあ。 確かに運動会よりも運動会の前日の方が興奮しているし 元旦の「こんにちは」よりも大晦日の「さようなら」の方が 込める気持ちの量は違ってくるわいなあ。人それぞれだけども。 2枚目よりも3枚目のほうが人気が出るとかいう感じだなあ。 要は気持ちの質が違うだけじゃないか。イブにSEX三昧な人も クリスマスは純粋でありたいっていう一種の浪漫だなあ。 存在意義なんて別のものと比べても痛みが感じなくなるくらい もっと追い込まれてしまえ。そして幸せになれよ、お前なんて。 一番インパクトがあったなあ。ありがとう。
256 :
名無詩人 ◆ikr2/4Aw6o :2006/12/09(土) 23:43:59 ID:p4zu+G+u
>248 セレスPS ◆S/pNXZahJMさん/クリスマス・ウェザー 北風の突風に煽られて心身えぐられるような感覚だ。 絶望的な背景にロンリー・クリスマスの叫び。 若者たちが叫んだ姿を冷ややかに横目でさすらいながらも 一人になった所で自分も叫んじまっている姿は見事だなあ。 初見じゃ全く感情移入ができずしどろもどろだったんだけども。 その「メリー・クリスマス」と小声で叫んだ凛とした感じは 好きだ。君だってふっと笑ってしまえたと思うけどなあ。 クリスマスの天気ほど気にも止まらないニュースはないというのに その表情は泣き顔なのか笑い顔なのかぜひ拝んでやりたいものだ。 ありがとう。
257 :
名無詩人 ◆ikr2/4Aw6o :2006/12/09(土) 23:46:15 ID:p4zu+G+u
>249 名無しさん/12月25日 ブラックジョークのきいた人間味満ちた詩だなあ。 例えば1連。その寺の子どもの親への叫びの声。 「どうして?友達はみんなケーキを食べているのに。」 そしてメリークリスマス。親の心境など考えもせずに はしゃぐ子どもを見る目に悲しめというのかね? 例えば2連。パティシエの作ったケーキをパティシエが捨てる。 悪いとかいう話じゃなく、ゴミ箱への距離はそんなには 短くなかったと思うけれどなあ。浮浪者の流れは パティシエの誤算かな。メリークリスマスと書いたケーキを ねだるサンタもいたということの。 例えば3連。SEXに埋もれた女と戦利品をくれてやるために 過ごしたここまでの生活。影響されているものがいいとは 思えないけれど、愛なんて価値はその経過にあるんじゃなかろうか。 なあ、これこそ片側だけの目にすぎないけれども愛は見えた。 その目は何が映った?意図的なら完敗。こういうのは好きだ。 ビシビシインスピレーションさせてもらえたよ、ありがとう。
258 :
名無詩人 ◆ikr2/4Aw6o :2006/12/09(土) 23:47:09 ID:p4zu+G+u
>250 アコさん/無題 スマン。読んでみるとクリスマス関係なかったわさ。 勝手気ままに審査させてもらったけども。 今回の優勝者は >249 「12月25日」を書いた 名無しさん に決定します。 まとまっていて読みやすかった。何より目の付け所が新鮮だったのと 私とは全く違う感覚で勉強させてもらえたぜ〜 本当にありがとう。そして、おめでとう。 次点は >243 「クリスマス」を書いた ◆XhCOJeVipQさん メッセージ性がよかった。下手に飾らない所で思い知らされる部分が 多々あって面白かったなあ。本当にありがとう。 >249さん、できれば1週間以内に名乗り出てくれるとありがたいかな。 流れ作ろうとしているのに名無しさんを選んじまった私が悪いけども。 1週間過ぎたらすまないけど>243さんお願いします。 最後に。ド素人の審査で納得のいかない点があると思いますが あくまで流れを作る一環での作業でありました。 ですが、しっかりとした詩を書いていただいた皆さんに驚いた というのもあり、私なりに力を入れ込むことができました。 このスレで選ばれることを私も望む一人としては以前のような 流れになれているかが不安ですが、でしゃばりに付き合っていただき 本当にありがとうございました。ではでは。また会う日まで。
259 :
山羊 ◆enX68O/pGI :2006/12/10(日) 17:13:00 ID:GVsHuIu9
名無詩人さん、お疲れさまでした! いや、俺は書いてないんだけど、なんつか嬉しかったもんで(笑 名無詩人さんの努力を無駄にしないぞage
名無し詩人さんお疲れ様です。審査ありがとうございました。>243 「クリスマス」を書きました。次点いいのかなー。ありがたくいただきます。 えーとそのハンドルは初めてですが、どこかであった感じですね。ほとんど戦後にしかいないのでもしやプーさんかな。 内容を感性で評価するスタイル、評文から内容もわかり読んでいて面白かったです。 ありがとうございました。
「12月25日」を書きましたです。 久しぶりのポエム大会参加が優勝するとは・・・。 嬉しいです。名無詩人さんありがとう。そしてお疲れ様です。 次のお題は「ファミリーコンピューター」でお願いします。 5作品揃ったら審査いたします。
262 :
“Spelunker” :2006/12/13(水) 00:52:48 ID:ReMVL7rf
Nintendo Do do for me ファミリーコンピュータ 厳密に慎重にスイッチオン いけないアダプタテレビの裏側で抜けてたよママ スイッチオォォォォォォーンm9 いやこれはブロック崩しの線だった 通信簿オール5とったから買って貰ったスペランカー 細長い蓋を開けてソフトをさしこめば 発光ダイオードはペッカリ光る デデッデデレレレデーデッデデ 僕の初めての冒険を発光ダイオードが見守っている デデッテデッデレデーデデッデデ 洞窟探検家になって宝石を取るんだ デー(一拍休符)デレデデッデー デー デデーデー トロッコへワントゥスリーデデッデデレレレデーデッデデ ゆりちゃんに取った宝石をあげよう デッデレデデッデデレレレデーデッデデ デーデデッデデデーデデッデデ ほらうまくいったでも消ゴムが欲しいっていってたから 消ゴムがないか探してみる綱渡り デデッデデレレレデーデッデデ ジャンプアンド少し待って十字キー上をを押しながらジャンプ デー(一拍休符)デレデデッデー デー デデーデー 未来が明るいメビウス ナッツアンドミルク ジャジャ丸くんも発掘 未来を発掘だ
263 :
“Spelunker” :2006/12/13(水) 00:56:25 ID:ReMVL7rf
デー(一拍休符)デレデデッデー デー デデーデー トロッコへワントゥスリーデデッデデレレレデーデッデデ ゆりちゃんだいすきゆりちゃゎのばすのばすーん デッデレデデッデデレレレデーデッデデ デーデデッデデデーデデッデデ デデッデデレレレデーデッデデ ストップアンド少し待って十字キー右を押しながらジャンプ デー(一拍休符)デレデデッデー デー デデーデー 発光ダイオード赤くてかっこいい デデッデデレレレデーデッデデ スペランカーの謎 ルナボール グラディウス デーデデッデデデッデレデデッテ トロッコ乗り放題 デデッテデッデレデーデデッデデ 無敵で11pm デッデレデデッデデレレレデーデッデデ
264 :
“Spelunker” :2006/12/13(水) 00:59:25 ID:ReMVL7rf
ストップ! スペランカースベランカーデデッデデレレレデーデッデデ 財宝わんさかデッデレデデッデデレレレデー デッデデデッデレデーデデッデデ 僕の未来はスペランカー!
265 :
名前はいらない :2006/12/13(水) 01:31:25 ID:eDl2qhQ4
「ファミコンは想像力で遊ぶゲーム機だった」 画像が悪くて、みんな同じ顔していたけど 野球ゲームのバッター4番は王さんだって決めていた テレビの画面を見ながら一本足で立つ王さんを 心で想像すればただそれでよかった どこから見ても王さんには見えないだろ? でも心の中の王さんは語りかけてくるんだ 「三振したからって、マリオのカメのことを王って呼ぶなよな、俺だってピーチ姫は好きなんだからさ。 そうそう、ツインビーは二人乗りだろ?このあと俺も一緒に乗せてくれよ。 バルーンファイトの風船膨らますのがホームランを打つ秘結って知ってたか?早く母さんに言って買ってもらおうよ。 最近夜中に父さんがゴルフにはまってるんだよ、今度の休みの日に対戦してやれよ。 あ、そうだ、マッピーは警察だぞ、ガードマンじゃないよ。 俺さ、おまえのこと好きだよ・・だから飽きたとか言わないでくれよ、な、これからもずっと一緒だぜ!」 zzz....
266 :
名前はいらない :2006/12/13(水) 01:34:20 ID:o0UvgGNQ
「テレビゲーム」 目が悪くなる ゲームばっかはいけないよ でもやりたくなる 知らないの世界行けるから 楽しいよ でもやめとくよ ママがちょっぴり怒ってる また明日 また明日
267 :
ボトルネック*゚Д゚) ◆necK/fzEYA :2006/12/13(水) 01:41:48 ID:Ev82rrfc
「ボコボコでスカスカな戦争〜旭川市平和通り 買い物公園篇」 ススメ ススメ モノドモ またあの歌が聞こえてくる たった一人で進軍すれば 歩行者天国には 汚い若者が 歩いているではないか しかも男女の汚い若者が 我がもの顔で ベタベタ 大挙して 通りの寂れた側から駅に向かって 街路樹や石のオブジェに戯れながら歩くと だんだんと増えてゆくではないか 不幸なことにわしの味方は途中でバスに乗って帰ってしまった わしは一人じゃ 駅前のデパート群は奴らの本拠地 重騎士クラスの汚い若者が 男女問わず この寒空の中 何故か薄着でベタベタしておる 駅ビルのCD屋は親衛隊の巣であり ちょっと油断するとぶつかってジ・エンドだ わしは わしは 何と戦っていたのだろう ススメ ススメ モノドモ… … …テキノ シロヘ …タオスノダ
268 :
百万回生きたマリオ :2006/12/13(水) 09:40:27 ID:6R3zBoF6
マリオ、ぶつかっても傷ひとつ負わないで、死んでも死んでも生き返って、タリララッタッター、コイン貯めてひたすら次のステージへ 魔王にさらわれた姫を助けるんだって、ふーんそうなんだ、十字キーで始まったのはそんな物語 あとちょっとで死んじゃうマリオ 何事もなかったかのように生き返るマリオ 悔しいのは僕だけで、シナリオは決められたまま、ストックホルム・シンドロームで、姫は魔王とよろしくやっててもいいのにさ タリララッタッター、テレビの向こうの木陰には、「百万回生きた猫」が安らかに眠っているよ、失くし物を見つけてね
269 :
まんこ将軍 ◆UQRl.WeFEk :2006/12/13(水) 10:18:23 ID:DAl2YcNV
すいません御礼遅れました。 名無詩人さん、見事なピンチヒッター、そして審査、ありがとうございます。 そんで、御礼だけだと流れ壊すような気がするので詩も書きます。 ◆Wani6uvhK.さんどうぞよろしく。 「母と子の絆」 迷子札の代わりにGPSを埋め込み 寄り道しないで帰ってきなさい、の言葉の代わりに携帯電話を 夏休みの自由研究は図書館の代わりにGoogle検索を 店員とのちょっとした会話の代わりにネット通販を 公園で友達と遊ぶ代わりにチャットルームを 孤独を埋める空想の代わりにヴァーチャルゲームを 手作りカセットテープのラベル書きの代わりにMP3のランダム再生を エトセトラもすべて機械の演算に委ねて デジタル信号で完全防御した子供の部屋を覗けば デジタル信号に攻撃された首吊り死体を親は発見し プログラム通りの涙を流す プログラム通りの嗚咽を漏らす 量も音量も初めから綿密に計算された 一家に一台 悲劇を世界に発信するマシーン
270 :
まんこ将軍 ◆UQRl.WeFEk :2006/12/13(水) 10:22:28 ID:DAl2YcNV
あっ、6作品目になっちった。 賑やかしということで処理してちょんまげ。
お題『ファミリーコンピューター』 >262-264 “Spelunker” ID:ReMVL7rfさん >265 「ファミコンは想像力で遊ぶゲーム機だった」 ID:eDl2qhQ4さん >266 「テレビゲーム」 ID:o0UvgGNQさん >267 「ボコボコでスカスカな戦争〜旭川市平和通り 買い物公園篇」 ボトルネック*゚Д゚) ◆necK/fzEYAさん >268 百万回生きたマリオ ID:6R3zBoF6さん >269 「母と子の絆」 まんこ将軍 ◆UQRl.WeFEkさん 以上6作品。審査させていただきます 未熟者のため読み違い問うあると思いますが、ご容赦を。
問う→等ですねw 誤字脱字もご容赦を。 >262-264 “Spelunker” ID:ReMVL7rfさん スピード感がありますね。あのチープなファミコンの音が脳裏で再生されました。 ソフトを差し込む前に息をふーっとかけてる男の子を想像してしまいました。 >ジャンプアンド少し待って十字キー上をを押しながらジャンプ とか、部分部分がつぼでした。おもしろい。 ワクワクして、自宅にいながら大冒険してる楽しさが伝わってきました。 >265 「ファミコンは想像力で遊ぶゲーム機だった」 ID:eDl2qhQ4さん 最初の2行でぐっと来ました。 ひらがなで「おう」って、カクカクした文字まで思い浮かんできます。 後半が当時の少年らしい狭い世界なんだけど、でもそれがすごく楽しそう。 きっと想像の世界がすごくすごく広いからなんだろうな。 その台詞を王さんに言わせちゃうところとか、そういうところも好きだ。 楽しい夢、見てるんだろうな。少年の寝ている姿まで思い浮かぶようです。 >266 「テレビゲーム」 ID:o0UvgGNQさん シンプルですが、ものすごく「子どもの気持ち」がこもってますね。 ゲームは一日2時間とか決められていて、やりしぎるとママにアダプタ隠されたり。 冒険の誘惑とママの雷を天秤にかけてる様子が伝わってきます。 >知らないの世界行けるから ゲームをしているんではなく、ゲームの世界にお出かけしている そんな子どもの視点がこの一行で見えてきたような気がします。
>267 「ボコボコでスカスカな戦争〜旭川市平和通り 買い物公園篇」 ボトルネック*゚Д゚) ◆necK/fzEYAさん 街中で自分だけが8ビットのキャラクターで、BGMつきでカクカク動いているみたい。面白い。 >不幸なことにわしの味方は途中でバスに乗って帰ってしまった ここでちょっと笑ってしまった。勇者はひとりで立ち向かう。でも仲間はバスで帰宅w 想像と現実との間を行き来しながら冒険している姿が 若者の描写なんかでリアルさを出している気がします。 >268 百万回生きたマリオ ID:6R3zBoF6さん テンポがいい、言葉運びが好みです。 「悔しいのは僕だけで、」・・・そうか、マリオはすぐ生き返るから悔しいとか感じないんだろうな ゲームは死んでもすぐに生き返っちゃう。そんな部分への醒めた視線があるから 最後の一行、「百万回生きた猫」がものすごくよく生きている。 死んでも生き返っちゃうマリオと、飽きたら次のおもちゃに気が移っちゃう自分の対比 短い詩なのにぎゅっと詰っている、そんな感じです。 >269 「母と子の絆」 まんこ将軍 ◆UQRl.WeFEkさん ニンテンドーの「ファミコン」ではなく「ファミリーコンピューター」 他の5つとは解釈が違って新鮮。そして、考えさせられますね。 便利になったかわりに、距離ができてきてるんだなぁ 特に、3連目の機械化された「母と子の絆」の描写にぞくっと来ました。 文章も整然としていて効果的ですね。
で、この中からひとつに絞るのは難しいですが・・・ 今回の優勝は >265 「ファミコンは想像力で遊ぶゲーム機だった」 ID:eDl2qhQ4さん にしたいと思います。 最初の2行で物凄く惹き付けられました。題名にも。 次点は>262-264 “Spelunker” ID:ReMVL7rfさん どの作品も読んでいて楽しかったです。 質的にも僅差で、本当に迷いました。 批評も下手ですいません。 でも6つの詩、みんなよかったってことは確かです。 ありがとうございました。
275 :
北 ◆FUCKcjokcg :2006/12/13(水) 17:33:27 ID:eDl2qhQ4
「ファミコンは想像力で遊ぶゲーム機だった」 を書きました。 みなさんお疲れ様でした。 次のお題は 「ハッピーな短い詩」 でお願いします。 5作品集ったら読ませてもらって一番良いのを選びます。 ではよろしく。
276 :
山羊 ◆enX68O/pGI :2006/12/13(水) 17:36:06 ID:6R3zBoF6
◆Wani6uvhK.さん、ありがとうございました 「百万回生きたマリオ」書きました 遠い昔を思い出すきっかけになりました 俺のマリオはいまだ姫を救出できないままです(笑
277 :
メタリック竹輪〔Remodeling〕 ◆FCwxSNTwx2 :2006/12/13(水) 17:42:04 ID:ReMVL7rf
>>274 ◆Wani6uvhKさん
丁寧に読んで下さってアンド敏速な評価をありがとう
>>262-264 “Spelunker”書きました
久しぶりに大会参加しました竹輪です
お疲れ様です
>>275 北さん優勝おめでとう!
278 :
ボdルネック*゚Д゚) ◆necK/fzEYA :2006/12/13(水) 19:54:08 ID:Ev82rrfc
279 :
まんこ将軍 ◆UQRl.WeFEk :2006/12/14(木) 10:52:27 ID:+jHqKCkQ
>>273 Thanks a lot and what a doing so immediately !
280 :
名前はいらない :2006/12/14(木) 19:03:29 ID:LIFfzan4
疲れてて悲しくてお腹も痛かった そしたら君が横に来て背中をさすってくれた よしよしよし 優しさがいっぱい入ってくる あったかい 少し眠ってもいいかなぁ
281 :
名前はいらない :2006/12/17(日) 00:45:11 ID:xMi5Mc5R
なるほど現実がこうも忙しいと 時間の使い方ってもんが変わってくる 言葉だって冗長で要領を得ないものは失格だ それでも僕はこうして 貴重な時間を割いてまでここにいる 何を求めるでもなく
282 :
名前はいらない :2006/12/28(木) 02:19:52 ID:u/SyMxi9
「水槽社会」 リビングに設置された130センチ水槽 アロワナメインにくまれている 奴はセレブぶって気取ってる 俺がみてると飯喰わないわがまま野郎 水槽内にはエイ2匹 苔取り用にプレコ投入 やつらは気まぐれアロとうまく共存してる ショップで気に入ったらしい新入りが新しく投入される 気性の粗いオスカー 絶対共存できないタイプ アロワナになぶられ 下にはエイの死客尻尾の毒針に刺され 見るも無惨に水槽を去った はー こんな狭い世界にも弱肉強食はあって 俺は余計 自分の幸せを確保しているのか 心配になる
283 :
ふわこ :2006/12/28(木) 02:59:12 ID:sgIhctCb
ただ、会いたくて走り出していた。 たよりっきりで甘えていて、それをあたりまえのように感じていた自分が情けなく思えても 「そのままでいいんだ」 と君は言ったから。
284 :
いきている :2006/12/29(金) 17:09:11 ID:eZP54Hfj
ぼくはとてもあたまがわるくて でもいきていることがすごくうれしいんだ そんなはなしをみんなにしたら みんないろんなはんのうをするんだけど だれもいっしょにうなずいてはくれないんだ ぼくよりあたまがいいひとはぼくよりいろんなことをしっているから いきていることをうれしくおもっちゃいけないこともしっているのかなぁ ぼくはとてもあたまがわるいから ただのあおぞらなんかにもはしゃいでしまうし あめがふってもみとれてしまうけど だれもいっしょにはしゃいだりみとれてはくれないんだ きっとぼくはふしあわせなんだろうけど でもふしあわせなぼくでもこんなにたのしいんだから あたまのいいひとたちはもっとずっとそうぞうもできないぐらい いきているのがたのしいんだろうなぁ
285 :
名前はいらない :2006/12/31(日) 11:21:45 ID:r3mJaB2b
>280 >281 >282 >283 >284 5作品そろったかな?
286 :
名前はいらない :2006/12/31(日) 11:36:48 ID:GezNsyQw
馬鹿だからで世の中許されると思うなよ 大馬鹿 しね
287 :
名前はいらない :2007/01/06(土) 04:13:34 ID:E1J3KsGx
あのー…汗
完全に忘れてました。遅くなってすみません。 >280 感覚的にはあったかくてよろしいと思います。 ただ日常会話では伝えることの出来ない質感のような生の温もりは伝わってきません。 もっと壊して分解してもよかったと思います。 >281 よろしいと思いますよ。最後の「何を求めるでもなく 」で、読者としては煙りにまかれたような感覚に襲われて、 その後に現実世界が背後から物凄いスピードで遠ざかっていく夢を見ているようです。 >282 ちょっと長文なのが気にかかりますが、これだけの水槽内の説明をするには、いたしかないのかもしれません。 ただこの作品の面白さは、最後の文章で、水槽内の事件の他に、「幸せを確保している自分」というもうひとつの現実が、 突然相対するように登場してくるところで、読者の俺としては、この二つの現実の境です。読者としての自分(俺)がこの詩によって 今後何を見出そうとするのか?という意味で、この詩を脳裏で記憶しておけば、俺の人生の合間合間に顔を覗かせてきそうな気がします。
>283 今回のテーマは「短い詩」です。しかしこの作品は他の作品と比べると、とっても短いのですが、「そのままでいいんだ」このたった一言の気持ちを 興したプロセスが、まるで経験談のように、詩の大半を占めているのが残念です。俺はですが、詩そのものが、作者の詩の回答(意図的な感動の形) へ向かって直進するスタイルの「詩」を好みません。この作品には経験談が「そのままでいいんだ」という感動に向かって直進するのを俺は、見ます。 好みの問題ではあると思いますが、いっそののこと経験談は読者の体験におまかせしておいて、「そのままでいいんだ」ただその一言でよかったのでは ないでしょうか? >284 この作品は二部に分かれているように思えます。一部は少々悲観的思考。そして二部は「でもこれでもええねん♪」という陽性思考。 この二つが詩全体に入り混じって、風呂の湯をかき回したような、行き場のない波を立てながら、読者(俺)の胸の内を、抉りこんできそうになります。 ですので、他の作品の構成とは一味違い、最後の文章、 >あたまのいいひとたちはもっとずっとそうぞうもできないぐらい >いきているのがたのしいんだろうなぁ がオチとでも例えましょうか、そういうものではなく、永遠ループしていて、何かが麻痺してゆくような感覚を興しそうになるのが この作品の味わい方で面白いところだと思います。
優勝は>281とさせてもらいます。 あけましておめでとうござしました。
291 :
名前はいらない :2007/01/07(日) 15:01:23 ID:2QwdbdtA
北サン素晴らしい評ありがとうございました&お疲れ様デス >281さん、おめでとうございます&次回よろしく
北さんはじめまして。 評価お疲れ様です。「水槽社会」を書きました。ありがとうございました。しんごい眠い所書いたので、なんだか自分の作品な気がしないのですが(汗) 間違いなく家の水槽ですね。もったいないようなコメントありがてうございます。
>>281 を書きました。お久しぶりです。ねむいです。
北さん評ありがとうございます。
思いのまま、何となく書き殴った感じですが、これはこれで。
次のお題は「初夢」でお願いします。
勝手なルールですが、
10作品集まるか、10作品未満の場合でも本日から1ヶ月経過した時点で
締め切りとさせていただきます。
294 :
名前はいらない :2007/01/19(金) 23:42:31 ID:S15mVKt9
作品募集中!
295 :
名前はいらない :2007/01/20(土) 01:30:14 ID:3ePNDmiY
「初夢」 年があけたというのに 初夢は一向に枕の上に表れてくれない 本当は覚えていないだけで 知らない間にみてしまっているのかも とすると また俺の知らないところで それは勝手に現実になっている? ものすごくがっかりだ やっぱり覚えていた夢だけ 初夢ということにしていいだろうか 枕の下にエロ本をしまおういや熱帯魚の本かな いや車の本か… あれ そういえばこんなこと前にもしなかったっけ あ〜思い出した 元旦に見た夢だ …つまんねーじゃねぇか
296 :
まんこ└将軍 ◆UQRl.WeFEk :2007/01/29(月) 02:40:11 ID:SWPCCdFl
『猪』 その猪は小さなウリ坊を五匹も連れていて 警戒心を解かぬままに 足早に私の目の前を横切っていく それでも横顔は小さな目で私に何かを訴えていて 視線が突き刺さったままの私は すでに彼らの通り過ぎた山道で立ちすくみ 「なんだ……今の」 と呆気に取られたまま 猪の親子でしかないはずの偶然が 残していった視線ひとつで 何やら意味ありげな出会いとなってしまったのは 特に私の心が弱っていたのではなく 好奇心に旺盛だったわけでもなく 単純に私の中の僅かな記憶が揺すぶられたからで それは形を取らぬまま ぼんやりした雲になって ぼんやりと気にしなくなったある日のこと 「来年はいのししだね」 居酒屋で上司が蒸しタオルで顔を拭きながら言うので 「ああ干支ですか……」 と答えてはみたものの 別に私の干支は亥ではなく 上司の干支とも違うので そのまま安酒を呑み続けていたのだが 二番目に行ったカラオケ店で 分厚い本をめくって選曲していると 活字がすべて「亥」の字に見えてきたので 咄嗟にあの時の親子を思い出し 「酔っ払いすぎたんで帰ります」 とお金を余分に置いて逃げるように店を出て 師走の繁華街を走って 息が上がるまで走って 交差点に救急車の赤ランプが暗闇に向けて回転しているので ようやく立ち止まると そこには大きな猪がいて 担架で運ばれるところで 「知り合いです」 と強引に救急車に乗せてもらって 病院までその猪の背中を撫でていたのだが 突然救急隊員が「ご臨終です」と声をかけ 仰天して振り返るとそこには袈裟を着けた坊さんがいて 後ろでは五人の子供が泣いているので なんとなく罪深い気持ちになって 「ぼくが悪かった」 などと言ってしまい すると風景がぼんやりしてきて 真っ暗になって いつしか12年前の記憶が蘇えり 精巧なペン画の猪が描かれた豪華な年賀状を 私は元旦に受け取っていて それに返事を書くのが億劫で いや 見合うものが書けなくて そのまま放置していたことを思い出し 目覚めると猛烈に絵が描きたくなって ウリ坊を五匹書いて 上司がまだ私の同僚だった頃の 赤いポストに投函して やれやれと ひと回りした初日の出を拝む
油方ブラあげ
298 :
ボトルネック*゚Д゚) ◆necK/fzEYA :2007/01/31(水) 01:24:40 ID:CkPlZ15/
「はづかしい乙女」 体育館の中でひたすら○△餅をこね続けます しかし丸めた○△餅は次々と 隣の○△餅に融合して×□餅に変わっていくのです くっついては離れ くっついては離れ 最後に巨大になった×□餅に 天井からダイブしていくのです これは夢だと分かっているので ふわふわと高いところへ自由自在です 餅にダイブしようとすると山田さんが 「それは××の委員長です」と 私に警告してくるのです 悔しいので私は山田さんと融合し 松下山田子さんになるのです 松下と言えば墨谷二中のピッチャーです そう考えた瞬間谷口くんが棒読み気味に叫んでいました「ま、松下ぁ!」 哀れ松下くんは青葉のバッターの打ち返した○×餅に吸収されたのです うっすら目を開けたら雑煮を食べながら「キャプテン」のDVDを見ている弟夫婦に 矢部太郎が紛れこんでいたので がっかりした私は そこで空中浮遊をしたのです こんな状態では考えがまとまるわけもなく 弟夫婦と矢部太郎をいないことにして 私ははづかしい乙女に変身し 淫靡なステージをつくるのです
ちょいとあげてみる
300 :
名前はいらない :2007/02/03(土) 01:24:43 ID:+axtYvTL
age
301 :
目覚め :2007/02/07(水) 10:36:54 ID:tneDXysg
琥珀色の飴玉の中に閉じ込められて 君の体の中を大冒険したんだ 口の中で転がされて溶けていった砂糖の体 唾液に混ざって喉の奈落に消えてゆく サーモンピンクの胃の中で 出血の後を見つけたり 長い長い腸の旅路で なかなか目覚めないこの初夢と 停滞する苦しみを味わったり 最後に塊となった僕が出口をくぐった頃 君は僕を口に含んだときよりもずっと やさしい表情をしていた そうだろう?
「初夢」 ごーんごーんと除夜の鐘 新年を迎えるとき ぼくは眠たくってしょうがない これはもう毎年のこと 今年もうつらうつらしながら 友達に連れられて 神社へ初詣に向かいます おみくじは大吉 だといいけど 実際は小吉あたり 最後に 10円を賽銭箱に投げ入れて 寝ぼけまなこでカランコロンと祈ります ぼくの初夢が君でありますようにと
303 :
名前はいらない :2007/02/10(土) 02:16:25 ID:kMJUeXWe
あげ
304 :
名前はいらない :2007/02/10(土) 22:58:02 ID:QumFZcTh
〉〉295「初夢」 〉〉296「猪」 〉〉298「はづかしい乙女」 〉〉301「目覚め」 〉〉302「初夢」 以上5作 ねむいさん、よろしくお願い致します
305 :
穢土 ◆34law0hz56 :2007/02/21(水) 01:55:41 ID:1KUD6r8Z
ねむい というのは今の状態です
306 :
名前はいらない :2007/02/21(水) 09:22:40 ID:FVfTyWzQ
お久しぶりです、ねむいです。 大変申し訳ございません。 急な転勤と引越しでネットに接続できませんでした…。 審査させていただきますので、よろしくお願いいたします。
>>295 「初夢」
前半部(3連目まで)がとても私の好みです。
ここからぐるぐると(?)混沌の世界に誘われたい…ところでしたが、
案外無難にまとまっていて、そこがちょっと残念と言うか。
単なるわがままですが。
>>296 「猪」
これは詩なのか…。しかし私もこの手の(レベルはこれより低いですが…)ものを
書き込んだことが幾度かあるので違うとも言えず。
不思議な世界。夢の中にいるような取り止めのない文体。引き込まれます。酔います。
>>298 「はづかしい乙女」
ナンセンスな世界ですが、真面目にふざけている印象。
もっとはじけてくれても面白かったかなぁと思いました。
>>301 「目覚め」
綺麗なんだか下品なんだか判断に困るところですが、印象としては前者かなと。
“やさしい表情”の詳細が気になりますが、そんなことはどうでもいいかなと。
第一印象がよければいい。何度か読んで飽きがこなければさらにいい。
そうだろう?
>>302 「初夢」
何気ない瞬間を切り取る、暖かい詩です。
集まった5作品の中ではもっとも忠実にお題をなぞっていると思います。
309 :
ねむい ◆yYGM98H44I :2007/02/23(金) 00:54:22 ID:nC1TmMxT
本当にお待たせ致しました。 優勝は…301さんの「目覚め」です。 初夢というお題を重視するか、完成度を重視するかで迷いましたが、 純粋に惹かれた詩ということで。 それでは「目覚め」の作者様、よろしくお願いいたします。
おは。ねむいさん乙
です。何の変哲もない
>>295 初夢を書きました。
チャンピオンおめでとう。
「目覚め」を書きました。 ねむいさんありがとうございます。 思いっきり下品です。すいませんでした。 次のお題は「ヒーロー」でお願いします。 5作品揃ったら審査いたします。 (最近の流れなら大丈夫だとは思いますが 土日はもしかしたら審査できないかもです)
>>302 を書きました
ねむいさん審査お疲れさまでした
313 :
まんこ└将軍 ◆UQRl.WeFEk :2007/02/24(土) 04:15:42 ID:lRVdDU3H
>>308 私も自由詩の定義わかんないんですけど、酔って頂けたようでありがとうございます。
ねむいさん、審査、お疲れ様でした。
314 :
名前はいらない :2007/02/25(日) 00:19:57 ID:y9KfWO26
深夜の某レンタル店 僕は震えながら必死にキミを探してる きっとキミなら今の僕を救ってくれる 確証は無いけれどそう思ったんだ 僕は二時間前に希望を落とした ひょっとしたらソレは 最初から存在しなかった ような気がしないでもない 曖昧でどうしようもないもの だからこそ 僕はキミを探すんだ この酷く汚れた都会の中で 埋もれて窒息寸前の僕を 救ってくれるはずのキミのケースを
315 :
名前はいらない :2007/02/25(日) 00:22:51 ID:y9KfWO26
>>314 すいません!タイトル忘れてました。
タイトルは「黄色い文字のあの店で」です。
『カンゼンチョーアク・イン・ギガチョージ( )ウ』(1/2) 寂れた藁葺き屋根の下 なんやらかんやらもめ事が 金の話や汚い話 下品な口で怒声を放つ 娘だけはとげえこげこ そうはいかぬとうっきっき そこへちょっと待ったと現れた 腰に差すのは大太刀の 白くてふわふわ侍兎 あああ助かりますとは蛙の親父 うれし涙を垂らしつつ 侍兎に泣きついた と 閃、 げこ。 にたり 笑う兎は体毛を 瞳の色と同じに染めて ずんばらりん 猿も蛙娘も斬り捨てた
(2/2) かつかつ笑う侍兎 義なんぞ無い無い完全超悪 重畳 重畳 兎が跳ねて 振り向いたところへずば 誰ぞ知らんが黒墨で 侍兎を成敗されたり それが義か それも世か 緋色と漆黒混ざりて白を塗りつぶす
幼稚園のときおれはヒーローだった 椅子取りゲームでは最後まで残り 跳び箱はおれだけが六段まで跳べて お遊戯会では最後の取りで 三人でやる踊りでセンターを張っていた 小学校のときおれは優しいヒーローだった 浅野君派閥と石井君派閥にひっぱりだこで どっちの派閥とも仲良く遊んでいたら どっちに付くかと問われて 優しいおれはどっちにも付けずひとり遊びを覚えた 中学校のときおれは孤独なヒーローだった 誘われた野球部には入らず 陸上部でずっとハードルと遊んでいた ひとり遊びを極めすぎてしまったためか 中学校三年の最後の大会で 最後のハードルに悪戯されていまい いつ以来かの涙を流して 初めての仲間の肩の温かみに思わず ヒーローマスクを脱ぎそうになった 高校のときおれは暗いヒーローだった 無口でいつも寝ていた ある日消しゴム拾ってやった女に一目惚れされ それからクラスの女たちの目がおれに注がれ おれがクールなヒーローを演じていたのがバレてしまい それからはクラスの女子の冷たい目と罵声がおれに注がれ おれはそれでもクールなヒーローを演じ続け 三年間どんな時も机に突っ伏して 卒業式が終わり家のベッドで狂うまで けっきょく何を演じていたのか分からなくなっていた
いま思えば 頭をぐらんぐらんと振り回して おれは本当は浅野も石井も大嫌いで ザリガニ釣りをしていた後藤君と遊びたかった 頭をぐらんぐらんと振り回して おれは本当はハードルが大好きで 真剣にやりたかったのに孤独を気取って あの涙の意味を分からないふりをしていた 頭をぐらんぐらんと振り回して おれは本当はそれでもヒーローになりたくて いつのまにか本当に分からなくなってしまったなにかを演じていた そう、いつも家のベッドで 頭をぐらんぐらんと振り回して そう、幼稚園のときおれは お遊戯会では最後の取りで 頭についた白いたてがみをぐらんぐらんと振り回して 三人でやる踊りでセンターを張っていた 獅子王という演目の獅子のヒーローになっていたんじゃなく ただ演じていただけだった 頭をぐらんぐらんと振り回して 五畳足らずの部屋で マスターベーションの処理後のティッシュの山と 一週間放っておいた洗濯物の山と 後がつかえた書きかけの詩の原稿紙の山が どこかのヒーローに助けを求めている そう、いまは寮のベッドで 頭をぐらんぐらんと振り回して
僕が子供のときに デパートの屋上で見たヒーロー・ショー そこにいたヒーローはどんなときも正義の味方で 悪は必ず打ち倒されてきた 幼心に僕はそんな世界を夢見てた 世の中にはいつでも善と悪があって 悪はみんなの嫌われ者で ヒーローは格好良くあらわれて 悪を懲らしめて去っていく それを見た人々は やはり悪いことはできないんだと 平穏な暮らしへ戻っていく そして出来るなら僕は 悪に立ち向かっていく人間になりたいと そう願っていたんだ 今の僕はどうだろう? 立ち向かうべき悪はまだ見つからない 周りを見てもヒーローはいない そんな世界に何となく慣らされていく
ねえ 今の僕はどっちですか? ねえ 今のあなたはどっちですか? 悪に出会ったことはありますか? それはこの世から消えましたか? あの日のようにヒーローは現れましたか ヒーローはちゃんと 悪い奴らを見つけられましたか? ねえ 悪い奴はどこにいますか? ねえ それは僕らに見えるのでしょうか? ただ何となく何となく 悪い方へと向かっている気はするけれど あの日のようにヒーローは現れませんか 戦うべき悪も 上手に隠れた世の中じゃ ねえ ヒーローはどこにいますか? ねえ それは僕らに見えるのでしょうか? ただ何となく何となく 裏でコソコソやっている気はするけれど 僕が子供のときに デパートの屋上で見たヒーロー・ショー そこにはわかりやすい善と悪があって 正々堂々とそのふたつが戦っていたんだ
322 :
響けポエム :2007/03/04(日) 04:49:27 ID:63ikcz32
「1億の星」 空にはいくつの星があるのだろう こんな疑問は果てないけれど 1億の星はここで輝いてるよ 生まれたばかりの星 暗くて小さな星 明るくて綺麗な星 でも1人1人違う色がある どんなに汚くたって暗くたって小さくたって みんな良い色をしてるから努力した人は きっと素晴らしい輝きを放つんだね 僕は君にとってどんな星かな。 明るい?輝いてる?大きい? 君は小さくて暗くて目立たない星 でも僕にとっては愛しくて大切な星 1億の中から見つけ出した光る原石だから 君が本当に輝くその日まで 僕はずっと君を照らし続けるよ
323 :
名前はいらない :2007/03/04(日) 07:41:38 ID:7n9pPsGY
>>314 「黄色い文字のあの店で」
>>316 ―317「カンゼンチョーアク・イン・ギガチョージ( )ウ」
>>318 ―319「ぐらんぐらん」
>>320 ―321「ヒーロー」
>>322 「1億の星」 以上5作品揃いました
ワニさん、よろしくお願い致します
324 :
名前はいらない :2007/03/04(日) 07:48:39 ID:UzKv44yW
そぉゆうところ、パサつく。
遅くなって申し訳ございません。
稚拙ながら審査いたします。
読み違え等あると思いますが許してください。
>>314 「黄色い文字のあの店で」
本物でなくったって、たとえば背中にチャックが見えてたって
そのヒーローに感銘を受けて運命を決めることもある。
レンタルビデオの薄汚れたパッケージもちょっとだけ輝いて見える
そんな気がするまるでレンタルビデオ店の広告のような詩
>>316-317 「カンゼンチョーアク・イン・ギガチョージ( )ウ」
文字で作られた短編映画のよう。
ここには文字の羅列しかないのに、最低限の文字しかないのに
静と動がしっかり表現されていて、ぞくぞくした。
「なんやらかんやら」「ずんばらりん」
こういったリズムのいい言葉がすごく好みです。
(上で映画と書いたけど私の脳内では
なぜか近藤ゆたか氏の絵柄で動いてました)
>>318-319 「ぐらんぐらん」
リアリティでぎゅっと胸をつかまれた気がしました。
ヒーローにあこがれる気持ちと現実の差異に目が回ってわけがわからなくなる
後半に向かって加速してゆく文章とぐらんぐらんと頭を振り回すシュチュエーションが
リンクしているかのようで読み終わると自分も頭を振り回したあとのような気分に。
ぐらんぐらん。
>>320-321 「ヒーロー」
子供の頃見ていた景色と今見えている景色が
ヒーローというテーマで塗り分けられているみたい。
現実は「戦うべき悪も/上手に隠れた世の中」
後半の疑問はこの世の中に投げかけているのか
子供の頃屋上で見たわかりやすい善と悪ではない現実に
もどかしさとか苛立ちとかいろんな感情が内包されている気がします
>>322 「1億の星」
ひとりひとりそれぞれがヒーローで、色が違う
そして守るものも人それぞれ。
誰もが誰かのヒーローになれるんですね。
きゅんとなる、やさしい詩。
そして困りました。
どれもそれぞれいい「ヒーロー」
甲乙つけがたくとも審査しなくちゃなりません。
>>316-317 「カンゼンチョーアク・イン・ギガチョージ( )ウ」
こちらを優勝にしたいと思います。
無駄な文字が見当たらない、洗練された詩だったと思います。
次点>318-319「ぐらんぐらん」
最後まで迷いました。
みなさまお疲れ様でした。
「カンゼンチョーアク・イン・ギガチョージ( )ウ」の作者様よろしくお願いします。
ども 『カンゼンチョーアク〜』書きました ◆Wani6uvhK.さん審査ありがとうございました 洗練された詩といってもらってうれしかったです タイトル長ったらしくてすみませんでした 次のお題は『牛』でお願いします 5作品集まりましたら審査させて頂きますが 当方携帯厨のため審査長引くかもです ご了承のほどお願いします 楽しかったです ありがとう
329 :
まんこ└将軍 ◆UQRl.WeFEk :2007/03/10(土) 04:32:04 ID:cNyPXzSa
『牛の首』 牛の首を斬り落とすときは 決してその目を見てはいけない 奴ら おどおどした視線で シャガールみたいな男を騙しちまう 牛の首を斬り落とすときは 決してその角を見てはいけない 奴ら 湾曲した造形使って ピカソみたいな女を手玉に取っちまう 牛の首を斬り落とすたったひとつのコツは 首だけを見ることだ これがなかなか難しいということは 牛を連れてくればわかることだ 奴ら どこからどこまで首なのか ぼやっ と すっとぼけてて わかりゃしない 首が見えてくるまで何年かかるかは知らない それでも 見えたと思った日には 躊躇なく 全身の力振り絞って 首だけ見つめ 叩き斬れ どさっ と 落ちる音の割には 重量が足りないことに気づくだろう 奴ら 色んな仕掛けで騙そうとする 血がゴボコボ噴き出しても 決してその断面を見てはいけない 奴ら 原色のセンチメンタルで コッポラみたいな子供まで酔わせちまう
330 :
大木人 :2007/03/18(日) 10:39:02 ID:kJnfMfWD
『牛と話す』 調子はどう? たら たらしのべば むし そうだね、風の強い日だね ぬま なめならいなら たぬす うん、小屋の中にいたほうがいいみたいだ やむらからい ふまから しれば しる うー、おっぱいの出がいまいち? ならる そうかなぁ うるすれば うりな はたま やるい クローバー、たくさん咲いてるよ まつる うりな はたま しゃるい やっぱり今日は外に出ようか らもれば へるい うん、春潮の匂いだ やなかる ううん、それはまだだよ
「牛殺し」 試し合いの中に殺し合いは存在しない ルールの中でいかに相手に勝つかが勝敗の鍵であり 弱者にとって 相手の力を封じて最大限に活かせる枠は 死角と言ってもよいくらい 本気で相手を倒すつもりならば 法を犯し征することが 最大の力の誇示であろう いきり立った牛の前に立ちはだかる勇姿は この上ない宣伝であった 日頃一撃必殺を掲げ その実行の難しさは 常人には図り知れない鍛練の成果を結果という一瞬の出来事にて否定されるものなのだ 認められていようがいまいが 強さは己の内にあり それが露出しようがしまいが 挑戦という上乗せされた 期待には答えねばならない 牛は決定打に悲鳴をあげた 血飛沫は道着に降り懸かり 打撃は容赦なく的に芯に重量を残す 断末魔の瞬間まで 力は証明された それでも あらゆる種類の噂はとまらない 格闘家は動物虐待のレッテルをは貼られる
332 :
「junk food」 :2007/03/18(日) 21:02:40 ID:l91udWWZ
レストランの窓際のテーブルには 美しいテーブルクロスがかかっていて 椅子には 牛が坐っている ウエーターが料理を運んでくる それは山盛りの肉と大振りの土鍋 「豚肉しゃぶしゃぶセット」 牛は肉食になったのだ 牛は貪るようにそれを喰った そうして唸る 少量の人肉と牛肉とで水増しされた”豚肉”を 牛はその正体を知ってか知らぬか……とにかく喰うのだった 席を立って会計を済ませた牛が帰っていくのを 窓越しに見つめる シェフ 彼の目は牛魔王のそれなのだ
「食後に寝ると牛になるという話」 人間は間延びする 僕の少し大きな胸の辺りで なんでもない毎日 どうでもいい昼間 なんでもないリビング 人間が間延びする 間の抜けた泣き声 やわらかくなった脳みそ 昼はブリオンの足音 体中がぷにぷにしてる
334 :
名前はいらない :2007/03/18(日) 22:07:50 ID:5/8vSTZ7
あい、投稿・まとめありがとうございます。
まずは感想をば。
>>329 『牛の首』
ピンクフロイドの原子心母のジャケットが浮かんで来ました。
ヒプノシスのあの牛。
ちょっと現実離れした感じ。
目標、決心、すこしの狂気が混じって色鮮やかな印象。
何気ない装飾がすごい。
牛の持つ無害そうなイメージが、一読して狡猾なものへと変わりました。
>>330 『牛と話す』
ゆるりとした時間が流れているのを感じました。
牛の鳴き声が本当にこういう風に聞こえてくるようです。
農家の人はやっぱりわかるんだろうなあとか思ったり。
>>331 『牛殺し』
んっんー某スレに対する批判でしょうか。違うかな。
四連はすごくいいですね。かっこいいです。
強さとは斯くあるべきなのでしょうかね。
しかし牛の影が薄くなってるのがちょっと残念。
繋がりが読みにくいところがあるのも残念。
>>332 『junk food』
これもアイロニカルな作品ですね。
四連目の
>牛は肉食になったのだ
の言い切りがキュートで素敵です。
が少しパンチが足りない気がします。
牛魔王もはてなです。。。
>>333 『食後に寝ると牛になるという話』
まさに最近の僕ですね。一日一食なので牛にはならずにすんでますが。
倦怠感がよく現れていると思います。
フローリングにぐでーんと横になっている父を思い起こしました。
底の毒が見え隠れする感じもいいですね。
ただ、もっと伸びた感じを出しても良かったのではないかと思いました。
で、審査させてもらいます。 優勝『牛と話す』大木人さん 緩やかな春の風と牧草薫るファジーでファニーな会話にやられました。 次点『牛の首』まんこ将軍さん 絵画みたいで素敵でした。斧を振りかぶった男が見えるよう。 あい、以上です。 読みが浅いとか色々あると思います。すみません。ごめんなさい。 ありがとうございました。
337 :
大木人 :2007/03/19(月) 21:34:51 ID:mn09V3Lr
鞭◆ILLsmD2C1wさんありがとうございました。 私の見る牛はいつもこんな感じで、もったりもったり反芻しながら 何かぶつぶつ言ってる…ような気がします。 次のお題は「一週間」。 7作品集まったら審査します。
338 :
まんこ└将軍 ◆UQRl.WeFEk :2007/03/19(月) 23:15:09 ID:/hBiuL5m
>>336 審査お疲れ様、そしてありがとう。
確かに原子心母のジャケはただの牛なんだけど不気味かもしんないなあ。
いや、ただの牛の目が不気味だと思ってるとこあるなあ、俺。
>>337 おめでとうです。牛語が面白かったよん。
ここも過疎ってると思ったときはまたなんか書きます。
繁盛してるときは書かないので審査員の人選んでるわけじゃないのよん。
えーと、あと、ちくわらぶ。
339 :
やさしいあくま ◆XhCOJeVipQ :2007/03/25(日) 07:28:04 ID:uJ6gGJdM
鞭さんおつかるさま! 大木人さんおめでとう。最後がいいですね。 僕は牛殺し書きました。やや格闘漫画ネタっぽくなった気も。 まだまだだなあ。がんばります。
340 :
大木人 :2007/03/25(日) 10:22:54 ID:Zo1Vxkla
>338-339 ありがとうございます。 実力派のお二方からお言葉をいただくのはなにやら嬉し恥ずかしです。 ところで一週間近く経過しましたかまだ投稿がないですね…。 「一週間」がお題なんですが、やっぱり難しいんでしょうか。 夜までに投稿がなかったらお題変更しようかと思います。
341 :
まんこ└将軍 ◆UQRl.WeFEk :2007/03/25(日) 11:00:36 ID:HuibKuUn
大慌てで書いてみる。でもまた集まらなかったら、お題変更で俺のは無視してやってくださいな。 『エイトデイズ・ア・ウィーク』 月曜日に生まれた僕は 火曜日に市場へ出かけ、“言葉” という魚を 両手が塞がるほど 背負った重みで腰が曲がるほど買い求め 水曜日にボルシチ鍋にどかどか入れて ぐつぐつ煮込んで放置する 木曜日にすっかり煮詰まって 金曜日に空焚きから火災発生 土曜日にウォッカで消そうとしたら余計燃え広がって 日曜日に絶望してニコライの野郎をトカレフで撃つ また月曜日 僕はまだ生きているし ずっと楽に生きている
342 :
大木人 :2007/03/27(火) 00:04:55 ID:4ACy8+DO
>>341 ありがとうございます。
でも集まりません…。
大変恐縮ですが、お題変更します。
前代未聞でしょうか。
素晴らしい詩を書いて下さったまんこ└将軍◆UQRl.WeFEkさんには申し訳ないです。
ほんとごめんなさい。
今回の作品、審査時にちゃんと寸評しますのでまた投稿して下さいまし。
お題は「さくら」、募集作品数は5作品に変更します。
この一週間、無駄な遅滞を招いて申し訳ありません。
無かったことにしとくれとは言いませんが
その分頑張って評をつけるので平にご容赦を。
お題は「さくら」、募集作品数は5作品に変更します。
344 :
ぶたさん桜は綺麗ですか :2007/03/27(火) 07:04:17 ID:4D8ZjNWE
春の夜は ひんやり湿っぽく ぞくっとして ぶたさんはくしゃみをしました 夕闇に灯りが賑やか 今年も桜が咲いて ピンクの雲が幾つも 河川敷を彩っておりました 桜の花の下で 酒盛りやカラオケに興じる人たち いい感じで酔っ払っています 楽しそうな春の夜です ぶたさんはとことこと 河川敷を歩きます 「お、ぶたさんだ」 「ぶたさんよ」 酔っ払いたちが寄って来ました カラオケに誘われたので ぶたさんは得意のホーミーを披露しました 夜宴は盛り上がり 桜の下はますます明るく 落ち着きの無い風情です 勧めてくれた酒やおつまみを辞退して ぶたさんはそっとその場を離れました ぶたさんはさらにとことこと 誰も居ない 真っ暗な外れまで歩きました そこにも桜はありました 星明りのしたで 何となく花びらが見えます ざざざと夜風が吹き 花びらが舞い ぶたさんを包みます ぶたさんは大きくため息をついてから 桜の匂いを吸い込みました 甘い美味しい匂いをお腹いっぱい食べました ぶたさんの頭上には桜の花が 今度はハッキリと見えます ピンクの鮮やかな それでいてふんわりした桜色 闇の中に花びらが光って くるくる くるくる 舞い降りてきます 冷え込んできたのに ぶたさんはくしゃみを我慢して立っていました ピンクの雲が降らせるピンクの雪に埋まるまで じっと眺めておりました 素敵な春の夜でした
345 :
名前はいらない :2007/03/27(火) 11:44:44 ID:lOVmycEu
桜が咲いてきた。ポップコーンがはじけるようにポンポン楽しそうに咲いてる。 桜が咲いてる時だけかかるピンクの魔法
「さくらのき」 風をよんで 花びら舞わせて ふわり、僕の手の中に舞い降りたピンク 君のおかげで 冬に凍った心を溶かすことができました 君は人に幸せを与えるかわりに自分の身をけずる 花びらを一心不乱に舞わせた君は ついに花びらを失いました 君のおかげで どれだけの人が幸せな気持ちになれたことでしょう
347 :
名前はいらない :2007/03/29(木) 00:18:11 ID:bxf00dmW
あげます
348 :
名前はいらない :2007/03/30(金) 07:12:47 ID:Jks2w24a
学生のころに初めて行ったピンクサロン 花びら3回転 相手はさくら さくら餅の葉を食べるか、食べないかで喧嘩したよしの その夜はいつも以上にハッスルした 結婚初夜 ピンクのネグリジェ姿であらわれた女房 ちょっとなえた さくらをみてよみがえる記憶はピンクなことばかり オマエはどうしてそんなにピンクなのか さくらよ
349 :
名前はいらない :2007/04/01(日) 14:54:11 ID:VUantXC6
あげ
350 :
名前はいらない :2007/04/01(日) 23:14:29 ID:Y3vj1ETY
「花見酒」 桜見やしゃんせ太り歌い笑いたたたんどどどん 酒の臭いの中心に風立ちぬ吹雪気分上々上々 あかさたなはまやらわ斉唱いわゆる郡読さえ趣 日本酒の中には勿論桜餅の中にも劇薬大人も子供も酔いなされ 見渡せば人間はいない酔って逝った私達は木乃伊になって 桜の木の下笑い声の余韻滴る本日は心中記念日天候は青酸カリでアリマス
351 :
名前はいらない :2007/04/01(日) 23:28:55 ID:s8CQ8mx5
せつないっす
352 :
名前はいらない :2007/04/01(日) 23:39:36 ID:7Az6PgwK
353 :
大木人 :2007/04/01(日) 23:43:45 ID:Jg4mD6W6
>>344 :ぶたさん桜は綺麗ですか :2007/03/27(火) 07:04:17 ID:4D8ZjNWE
>>345 :名前はいらない :2007/03/27(火) 11:44:44 ID:lOVmycEu
>>346 :名前はいらない :2007/03/28(水) 14:27:26 ID:MBzVtdLK
「さくらのき」
>>348 :名前はいらない :2007/03/30(金) 07:12:47 ID:Jks2w24a
>>350 :名前はいらない :2007/04/01(日) 23:14:29 ID:Y3vj1ETY
「花見酒」
以上5作品、〆切です。
私事ではありますが、転勤の辞令が出たため引っ越しやらなにやらでバタバタしております。
すぐにでも審査に映りたいのですがですがへとへとなので今日のところはご勘弁を。
明日また来ます。
354 :
大木人 :2007/04/01(日) 23:46:01 ID:Jg4mD6W6
失礼
>>352 さんありがとうございます。
>>341 エイトデイズ・ア・ウィーク ←こちらも
評付けます。
355 :
大木人 :2007/04/02(月) 22:52:49 ID:2IUGCjHw
月曜なのに一週間以上経ったような気分です。
疲れで頭がグラグラしててまともな評になるのか心配ですが・・・。
>>341 一週間の歌を下敷にするという発想自体はさほど新鮮味を感じません。
急いで作成した詩だと言うことなのでそのあたりの練りが欠けたのでしょうか。
中身に目を転じてみると独創性、上手さが光ります。
二連目、三連目の流れはするする出てきたという印象。
全体的に言語的なセンスを感じます。
大量の重たい「“言葉” という魚」を上手く料理できず駄目にしてしまうグリム童話的展開。
木曜から日曜にかけて悲劇の坂道を転がった後でもなお
「僕はまだ生きているし/ずっと楽に生きている 」
と言い切ってしまう最終連は妙に清涼。
失い挫折することで得られる自由、気負いからの解放、そんな感じでしょうか。
ニコライの野郎をトカレフで撃った後、囚人服を着て一言というよりは
くるりと一周してみて
「ま、そんなこともあったけど、なんとかよろしくやってるよ」
といった感じ。
元楽天監督の田尾さんが最近幸せそうに見えるのと同じでしょうか。
言葉を煮詰めてからからにしちゃったのは怠慢ではないんですよね。
よくあることです、実際。
356 :
大木人 :2007/04/02(月) 23:41:59 ID:2IUGCjHw
この前の週末あたりが桜のピークだったでしょうか。
近所の公園は観光客でいっぱいでした。
>>344 童話絵本的世界観。
綺麗、ファンシー、メルヘン、ぶたさんがかわいい。
ぶたさんの背中をよしよしと撫でてカーデガンを羽織らせてあげたくなりましたよ。
意図的な繰り返し表現も効果的です。
こういう表現は受け取りようによっては稚拙、単調、凡庸に感じられてしまうかもしれませんが
それが逆に色彩鮮やかな統一感をもたらしています。
このあたりは人によって判断の分かれるところでしょう。
くわえて、屋台骨であるぶたさんのキャラクターが強みであり弱みでもありますね。
詩として評価するには構造が単純明快すぎて判断に迷うのです。
いずれにせよ、弱った心にじゅわっときたのは事実。
夏祭りのラムネのような、シンプルでストレートな癒しです。
357 :
大木人 :2007/04/02(月) 23:47:45 ID:2IUGCjHw
>>345 >桜が咲いてきた。ポップコーンがはじけるようにポンポン楽しそうに咲いてる。
>桜が咲いてる時だけかかるピンクの魔法
二行詩。
>ピンクの魔法
発情期ってことかしら?性的なモノを暗喩?
ごめんなさい。
わかりません。
とりあえず額面通りに受け取れば「そうだねぇ」といった感想しか・・・。
358 :
大木人 :2007/04/03(火) 00:19:17 ID:HEkVn0yq
>>346 自己犠牲の歌。
死んで花実が咲くものかと昔の人は言ったものですが
旧日本軍には「桜花」なんて名前の特攻兵器がありました。
美しい名前とは裏腹に、理不尽で陰惨な犠牲を強いられるわけです。
この詩の自己犠牲はもっと明るい。
前向きな気持ちになります。
でも散った桜は来年再び咲くわけで。
メタファーにしても
「君は人に幸せを与えるかわりに自分の身をけずる 」
はちょっと言い過ぎ?
サクラが比較的樹齢の短い樹木であることは確かですが。
359 :
大木人 :2007/04/03(火) 00:34:59 ID:HEkVn0yq
>>348 ここまでのすべての桜の詩は桜の色を「ピンク」と表現していますが
単純に「ピンク」と言われると小学生の女の子の持ってるファンシーグッズみたいな原色が浮かんでしまいます。
「桜」と聞くと、我々はまず、あの薄く淡いソメイヨシノの花弁を思い浮かべるんじゃないでしょうか。
さくらさん、よしのさんはさしずめソメイヨシノだったのでしょうね。
ネグリジェを着た女房はカンヒザクラでしょうか。
その派手なピンクを見て、我々日本人は
「違うんだよ〜、違うんだよなぁ〜」とうなるわけです。
でもまぁ今更引き返せませんしね。
桜は待ちわびている間が一番盛りなんでしょう。
360 :
大木人 :2007/04/03(火) 00:47:42 ID:HEkVn0yq
>>350 狂騒、混沌、桜吹雪。
サイケデリックな浮世絵。
支離滅裂さが醸し出す浮遊感、和太鼓のビート。
筆を止めず一気に書き進む書画のような加速感、鬼気迫る情景。
>桜の木の下笑い声の余韻滴る本日は心中記念日天候は青酸カリでアリマス
なによりこの締めが美しい。
グロテスクさの中に太平洋高気圧が居座っている。
361 :
大木人 :2007/04/03(火) 00:55:22 ID:HEkVn0yq
結果です。
優勝は
>350 「花見酒」
次点は
>344 「ぶたさん桜は綺麗ですか」
特別賞
>341 「エイトデイズ・ア・ウィーク」
誤読、言葉足らずあるかもしれませんがご勘弁を。
>>350 さん後はよろしく。
362 :
まんこ└将軍 ◆UQRl.WeFEk :2007/04/03(火) 02:54:10 ID:bgq5Ie6g
>>355 あー、なんか気ぃ遣わせちゃって恐縮です。
丁寧な評文まで書いてもらって感謝感激。
「ま、そんなこともあったけど、なんとかよろしくやってるよ」というのはまさに私の書きたかった
ことでありまして、更に感激。
田尾ねぇ、でも田中が入ってくるならもっとやってたかったかもねぇ、などと蛇足ついでに
自作解説をば。これ、「一週間」というお題から「一週間」の歌思い出して、ホント安直です。
ただ、ロシア民謡ということでロシア風の単語散りばめていくのが書いてて楽しかったどす。
あと、私には珍しくタイトル後からつけたんすけどね、一週間に八日、という意味は、最後の
二度目の月曜日も「一週間」というひとつの人生というか思考経歴というか、そういうのに
含まれるというような意味込めてありまして、一週間だけに一周して最初の立ち位置に戻って
くるのはそうなんだけど、連続してる流れなんだ、というようなことをですね、むにゃむにゃ
考えてタイトルつけました、確か。
ニコライの野郎はなんでもいいんだけど、煮詰まってしまった考えとかを捨てちゃう、みたいなね、
絶望からの流れではあっても、癇癪起こして殺してみたら案外楽になった、そんな感じで。
あっ、特別賞まで頂いて更に恐縮。アシストのつもりがお手数かけさせちゃったみたいで、マジで
すんません。でも本当に重ね重ねありがとうございます。
大木人さん、ありがとうございます。「ぶたさん桜は綺麗ですか」書きました。 捻らずに真っ直ぐ真っ直ぐに書きました。ぶたさんは、可愛いですけど、メルヘンの甘味が 嫌味にならない様にしてみました。出来るだけ、さっぱり仕上げたかったです。 夏祭りといえば、大木人さんは良い詩を書いてましたな。 そして、セン5と文芸板の皆様、是をポエ大に持ってくる前に、添削して頂きまして ありがとうございました。 チャンプの方、おめでとうございます。
364 :
emotionally ◆EQcMMTxHfU :2007/04/04(水) 21:13:45 ID:cc8Nn4M9
大木人さん、審査・寸評有難う御座います。 「花見酒」書かせて頂きました。 花見の中に剥き出しの感情を描写しようと試みた次第であります。 なんかもう評の方が立派な作品のようです、 丁寧な評、感謝の限りで御座います。 次のお題は…… ちょっとマイナー路線で、「ボディー・ブロー【body blow】」 で御願いいたします。 5作品で〆切とさせて頂きます。 ---開始---
365 :
レイ :2007/04/04(水) 21:48:54 ID:qmova4AO
雨上がりの空 町には綺麗な虹が 空に大きな橋をつくってる 余命を悟った君が 最期に口にした言葉 「もう一度虹、見たかったなあ…」 それでもどれほど 自分に言い聞かせても 痛いほどに 分かっていても 思い出してしまうのです まだあの場所に 笑顔で空を見上げてる 愛しい君がいるような気がして
366 :
名前はいらない :2007/04/11(水) 01:01:39 ID:n6o7OSrj
お題をかえたほうがいいんじゃ…
367 :
名前はいらない :2007/04/13(金) 22:53:26 ID:OlvXIZOT
地球を愛するのに 宇宙服はいらない そういう種類の愛 同心円を描きながら触れ合わない手 どこまでもつづいていくような アブラナの道端で 失ったものを数える 限りある日々を気付く ボディーブロー的な日常を 僕らは生きている さようならを言うよりも早く 離れそうな手を求め合う 僕らは二つの可能性 大心臓を廻るダイアモンド
熊に出会ったある日に 胃がむしろボディ・ブロー 妄想をやめないと 箱の中ボディ・ブロー そして飛び散った破片 の 全てにボディ・ブローかましたいね 喫煙をやめないと 現実がボディ・ブロー 逆立ちの都庁では 床したがボディ・ブロー 青 黒い鳥を追って 見えない道歩いて 見えない森へ行って 本当に見つけたら 心からボディ・ブロー
369 :
北 ◆FUCKcjokcg :2007/04/15(日) 03:13:00 ID:UXX14Yxr
「ハートtoはーと」 先生と、わたしを つなぐ聴診器 (聞こえますか?このときめき・・)
370 :
名前はいらない :2007/04/22(日) 14:27:20 ID:GBMTdANj
age
371 :
名前はいらない :2007/05/07(月) 16:37:52 ID:CdD1dEmH
age
372 :
ボディー・ブロー :2007/05/07(月) 17:03:33 ID:WeLSk26C
嘘だろ? じわりじわりきいてきて しくじった! 気付いたときにはもう遅い 花が散る 宙に舞う花びら 身体を優しく包んで ダウン! 幻のなかで朽ち果て 後悔に囚われ 幻になり生き続ける 人生とは……
373 :
ここな ◆GhEF.WgFHc :2007/05/07(月) 17:03:33 ID:vMN48wY4
いつか欲しがっていたモノは変わらないモノだった 見つけても壊し失う どうして僕は目の前のキミを傷付けてばかりいるのかな 本当は誰よりも隣にいたいのに側にいる程怖くなる また同じ過ちで壊してしまうんじゃないかって どうしてキミはそんなに輝けるのだろう 僕は目に見えるモノすべてを手に入れることができても キミを手にいれることだけはできない 本当はキミがほしくてたまらないのに 本当はキミに側にいてほしくてたまらないのに 本当は欠けた僕のスキマをうめてほしくてたまらないのに 僕はキミを悲しませることしかできない だから僕はキミの周りにある花をつむよ マーガレット、チューリップ、パンジー、リリイ そして僕の周りを花いっぱいに囲んで、そこからキミをみているよ 届かないキミをずっとみているよ すべてをつみおえた時、キミが僕の元へ来ることを願って・・・ 愛してる
次のお題は……
ちょっとマイナー路線で、「ボディー・ブロー【body blow】」
で御願いいたします。
5作品で〆切とさせて頂きます。
---開始---
だ、そうだ。
>>365 >>367 >>368 >>369 >>372 しかしこの投稿者達 お題を軽視している気がしてならない
375 :
名前はいらない :2007/05/12(土) 05:04:58 ID:HbuZyWJZ
あげあげ
すいませんが ポエ大これでいいんですか 皆さん??? よくよく読んでみると、作品は揃っているのに 審査しない・・・・・・・ これはもう無効であると考えていいのですよね???? で新たなスタートが始まればいいのだろうけど ポエ大はもういらない!ということですか???
いいよもぅこのスレは テーマは守らんし採点者も頭の狂ったアホばかりだし よし、穢土 ◆34law0hz56 俺と詩で勝負しよぅ <`∀´>二日待つ
いいよ♪ <`∀´>未練残さない為にも 正式なルールをご提示カモン♪
@ セン5でセンス勝負する A 梁山泊スレでポイント勝負する B ポエム大会で勝負してみる C 正々堂々とアリの穴で勝負する D 余興を兼ねてうたまっぷ掲示板で勝負する E 真剣勝負にL.S.Dで勝負する F 横に逸れてファミスタオンラインで勝負する G 花札で勝負する H 将棋で勝負する I 麻雀で勝負する J テーマ「詩とは何か」で100文字以内勝負 K テーマ「広島カープの未来を問う」で1000文字以内勝負 L テーマ「あおむしくん」で10000文字以内勝負 M 若者らしく詞で勝負してみる N 老人らしく俳句で勝負してみる O ボクシングで勝負する 好きなの1つ選びたまへ あと負けたほうは土下座で
フフフ。面白い展開になってる。
審査員が必要ならやるよー。
>>376 はやとちりはイカン。期限がないなら無効にはできない。
選者には仕事が忙しいとか、パソコンが壊れたとか喪中だとか何か理由があるかもよ。
一週間待って反応なければ、勝手ではありますが代わりに僕が選んでもいいかな。
それともこれはこれでとっておいて、次のお題を前回の準優勝さんに頼むとか。そうなると、
優勝者が今のお題(1)と新しいお題(2)とで二人排出されることになる場合があるから、
先に発表があった人に次のお題(3)を頼む事になります。
というか今まで放置されてたから投稿者が名乗りをあげる可能性のが
低いんじゃねーかと思いました。皆いる?
>>379 >@ セン5でセンス勝負する
嫌な予感がするから駄目ー
>A 梁山泊スレでポイント勝負する
荒らしたくないから駄目ー
>B ポエム大会で勝負してみる
これしかないかなぁ〜
>C 正々堂々とアリの穴で勝負する
保留つうか文芸版かな・・・・・・・
>D 余興を兼ねてうたまっぷ掲示板で勝負する
ようわからんもん
>E 真剣勝負にL.S.Dで勝負する
拙者存ぜぬ
>F 横に逸れてファミスタオンラインで勝負する
いいねー
>G 花札で勝負する
ルール忘れた
>H 将棋で勝負する
メチャ弱い
>I 麻雀で勝負する
ルール忘れた
>J テーマ「詩とは何か」で100文字以内勝負
留保
>K テーマ「広島カープの未来を問う」で1000文字以内勝負
野球だめなんだ
>L テーマ「あおむしくん」で10000文字以内勝負
即却下
>M 若者らしく詞で勝負してみる
詞というより詩派
>N 老人らしく俳句で勝負してみる
爺じゃなしにー
>O ボクシングで勝負する
殴り方は忘れた
さは選んでくれたまえ
>>380 そして誰もいなくなった・・・・・・・
382 :
やさしいあくま ◆XhCOJeVipQ :2007/06/24(日) 08:19:03 ID:ZjDFjye0
よーし決めた。一週間待って選者が現れなければ、emoさんの代わりに審査する。
>>391 テーマを決めてーの 採点者にお任せーの、は嫌なんだよな
テーマを重視しないばかりはこの板のコテはアホばかりだから
いいよBで、なんか書いて味噌。 長いのやーよ
やばっ すげー遅れて 御免なさい。 で、俺が書いてどうするの?
なんて読むか分からないおかしなコテが投稿する (500文字以内) それに俺が返詩する(もしくはそれ以上のを書く) (300文字) それをまたなんて読むか分からない変なコテが同じように返詩する (300文字) それを最後に俺が返詩する (50文字) 遊ぼうぜ
一週間以上立ちましたね。
評価人さんいらっしゃらないので、僕でよければ勝手に代役やります。
始めに言っときますが時間がない中での投稿なので、評価はノートにありますが一日何作品も
書き込めないのが現状です。途中になったりもします。
>>373 「」/ここなさん
典型的な抽象的叙情詩です。
唯一、マーガレット等花が具体的でイメージしやすいです。
リリィという花は知らないけど。
内容はどうだろうな。君の周りの花を摘んで待っている。
愛してる、の前の連には君のものを全部奪ったら僕の元に来る的な、
自己チュー的な愛に強さを感じるものの、全体的に作品の濃度が低すぎる作りなので、
内容に一歩踏み込める深さがなく、だいたいの人がここを読み直してしまうように思う。
個人的に待ってるだけって楽だよね。(非難ではなく
えー、やっぱり全体が抽象的。
1〜12連はとくに表現もなく単調なので、はっきり言ってしまうと印象に残らない。
これだけ想いを綴っているのに、胸に来るだけのものがないのは上辺の思いだけが届いて
実際の心の内が具体的に表現されていないからだろうと思います。D
>>372 「ボディ・ブロー」/
格闘系ですね。
ダウンまでの時間のとめかたが上手。
1〜2連はありきたりに近いが、2連落とすまでの描写の優しさがむしろ気持ちよさげで
いい対比になってる。
しかしその後はあっという間に幕が引かれ、しかも抽象的で面白みがない。
3〜4連の間に何かワンクッション試合についての思いやら状況やらをおかないと、
唐突過ぎてついていけない。
また、説明はいらないが、情報が少ない。語るだけの何かに欠けます。D
>>369 「ハートtoはーと」/北さん
おまいは少女漫画家か!とツッコミたくなるようなハートフルコメディー(?)
今少女漫画に偏見もっていると気付いた。
乙女ですね。それだけです。Dー
>>368 「センチメンタル」/
一瞬、ボディブローの意味を忘れさせてくれる作品でした。
内容に気になるところが多々ありますね。少し意外性を楽しめました。
ストレートでカスる内容が(箱の中/飛び散った破片はなんなのか等)あるけど、
思わせぶりなくらいに深くは追求していない。
1、2連はぐだぐだしています。3、4連の変化球はアリかなと思う。
求めるものがなく、揺さぶるものが欲しいといった内容でしょうか。
ちょっと展開や芯が弱いなあ。D(+)
390 :
やさしいあくま ◆XhCOJeVipQ :2007/07/05(木) 08:06:08 ID:dmmwK5zg
あげもす
391 :
名前はいらない :2007/07/05(木) 11:10:11 ID:alPAPCdD
ぷよぷよ こんにゃく おでんとぐつぐつ
>>391 ぼくもおでん大好きです。
>>367 「」/
うーん。きれいに書いているんだけど、何かがたりない。
3〜4連とかはイメージが美しいんだけど、この二人は上手くいってるのか、いってないのかが曖昧。
5連とか7連とかは別れの予感を感じているよね?その不安にさせる理由が
なかったり、なんとなくじゃだめなんだ。
それから二つの可能性とは?上手くいくかいかないかの可能性でしょうか。
内容からは抽出できる情報や、想像力を働かせてくれる言葉がありませんでした。
一連一連は悪くないが、全体的に話、主張がうまく繋がっていないと思いました。
この作品で何を1番表現したかったか。そこがはっきりしない作品だと思いました。D
>>365 「」/レイさん
感傷がしみわたる、ということですね。
この作品も内面の痛みまでが伝わってこない作品です。
「もう一度虹、みたかったなぁ」で演出がさらに浅くなりました。この台詞自体既製品です。
ずけずけ言って申し訳ないです。
さっぱりしていて抽象的、ありきたりという以外に悪い面はないのだが、
お涙頂戴以外の良さがこの作品にはない。
それがベタすぎるほどベタすぎて、100人に同じテーマで作らせたとして、そのなかで
印象に残せる作品に仕上げるには、設定があり、想いがあり、伝える主張があり、
具体性を持った表現、イメージがあり、独創性があると思う。
この作品では「どれほど自分に言い聞かせる/痛いほどにわかる」
少なくともここは簡単にわからせようとせずに、主人公の気持ちを表現しないといけない所。
D
つづく
大変だみんな!全員Dなんだけど! それでも一応優勝者を決めなきゃなんない。 今回ホントににおっとくる作品がなかった。 全員に不足していたのは表現力で、それ以前に作品としてまとまっていたものってありませんでした。 内容についても同じで、深く伝わってくるような描写もなかった。 お題についても上手く活かし切れてると言える作品はなかった。いろんな面で未熟だった、 としたうえでの優勝者決定となります。ご了承ください。 心配なのは優勝者が次の評価引き受けるかな。今まで何度か不在があったんだが。 10時ごろまたきます。
お待たせしました。
優勝は
>>368 「センチメンタル」です。
優勝者さんは速やかな対応をお願いします。
次のお題、投稿規約、投稿締め切りの方法を明記してください。
また、優勝、お題、選出評価のいづれかを辞退するさいはそのむね、書き込んで、代役を立てるか、
優勝辞退の場合、もしくは一週間以上優勝者が現れない場合は、繰り上げ当選とし、その方にお願いします。
それから、前回優勝者のemo〜さん、無理に進めてしまいすみませんでした。
投稿から大分たっているので、投稿者さん名乗り出てくれるでしょうか。
心配だな〜。
395 :
やさしいあくま ◆XhCOJeVipQ :2007/07/07(土) 08:02:00 ID:DpfRsFLG
あげもす
396 :
やさしいあくま ◆XhCOJeVipQ :2007/07/10(火) 20:15:57 ID:lYv5F3DZ
わー、誰もいない。 みんなどうでもいいわけ? 12日で一週間立つので、次の選者決定のため繰り上げ当選としますが、 このまま投稿者が誰も現れない場合は、決めても現れないってグダグダな展開が予想されるので 前回準優勝者のnoteさんにお願いすると思います。 それでもうまくいかない場合はもー関知しない。スレ住人のいないスレなんて復興望めないし。
>>386 誠に申し訳ありませんが、誠に真摯に謝罪します。
といえども、やさあくさんが流している、現状の状態が本来の姿なのですから
これはこれでいい流れ♪
>>396 どーしよーかねー
君はいつでもやりたいことをやる 羨ましい限りだといつも思う 昨日だってそうだ 僕は夜遅くまで君を待っていた 「野良犬と公園で遊んでいたの」 泥だらけになった君は言った 長く黒い君の髪の毛には たくさんの芝生がくっついていた 夜中にいつも自分の部屋で 君はパソコンに向かう 「新しくない情報に価値はないわ」 明日の天気だけでも僕に教えて欲しい 朝僕が起きると君はもう出かけていて 今日も遅くなりますと 僕の携帯にメールが入っていた 君の部屋には鍵がかかっている 僕はたまに電話をかける もちろん君に、だ 一回で出てくれたことはない 「仕事が忙しいから」と君は言う 僕たちがまだ許されていた頃 眠たくなるまで話をしたね 相槌を打ったり言い合ったり 僕たちはそのために出会ったのだと思ってた
今日は帰れそうにないと 僕の携帯にメールが入った しかしその夜3時頃 君は家に帰ってきた 「起きていたの」と驚いた君の手に 仔猫が抱きかかえられていた 「動物は素直なところが好き」 昔そんなことを言っていたっけ 猫の名前を決めなきゃと僕は考えた 昼間、誰もいない部屋で僕は考えた “チョロ”にしようと思っていた でも大きくなっちゃったらどうしようか 今日は比較的早く しかし手ぶらで君は帰ってきた 「猫は?」と僕が聞くと 欲しがっていた友人に譲ったと君は言った 「だって嫌そうにしていたから」 そんなこと僕は一言も言っていないのに 雨が降ってきたよ しとしととした雨が 君は思いついたように立ち上がり 雨の街へと消えていった 言葉をなくしていくよ今日も 伝えたいことが伝えられない 雨の街に消えた君は 何を片手に戻ってくるの
しひゃく ↑ 無法ですな
失礼しました。やさしいあくまさん進行ありがとうございます。 しかし… うーん、終わらせてしまえば? よくここまで続いたと思います。 無理に延命することはないでしょう。 自然に人が集まって始まり、自然に続いて、 自然に終わって、そしてまた自然に始まる。 それでいいじゃないですか。 もちろん、投稿者が名乗り出て流れを作ることこそが 私の一番望んでいるこのスレのあり方なんですけどね。
402 :
やさしいあくま ◆XhCOJeVipQ :2007/07/14(土) 07:11:14 ID:SV2N6rFW
↑乙です; 投稿者が誰も現れなかったので、前回準優勝者さんなnoteさんににお題発表と選者お願いしてきます。
403 :
notePDkbPQ :2007/07/14(土) 10:40:46 ID:u7Lrvqca
お早うございます。選者します。お題は、励ます詩。暗い詩が多いので、たまにはこんなのも。七作品募集。名無しさんで、お願いします。
404 :
やさしいあくま ◆XhCOJeVipQ :2007/07/14(土) 12:03:47 ID:SV2N6rFW
ノートンさん引き受けてくれてありがとう。 励ます詩いいですね。僕もよみたいです。
405 :
名前はいらない :2007/07/14(土) 12:06:49 ID:1Trdzr80
>404 無視すんな
406 :
やさしいあくま ◆XhCOJeVipQ :2007/07/14(土) 20:08:03 ID:SV2N6rFW
何を?
407 :
名前はいらない :2007/07/14(土) 20:10:39 ID:1Trdzr80
>406 もういい 遅い
408 :
やさしいあくま ◆XhCOJeVipQ :2007/07/14(土) 20:17:26 ID:SV2N6rFW
ならいい。
409 :
名前はいらない :2007/07/16(月) 14:50:37 ID:5OL4ZEz3
コンペ(ノ-o-)ノ ┫トゥーリャ
410 :
名前はいらない :2007/07/16(月) 19:00:27 ID:7eS9VsyP
「ようこそ」 君に出会えた昼下がり 君は僕の要望どうり辞任の電話をかける 少し旅に出ます さぁ僕らと一緒に外国に小旅行に出かけよう
411 :
名前はいらない :2007/07/16(月) 19:06:19 ID:7eS9VsyP
「きみになら」 損のない得を取ってもらいたいと思う 目的は言わないで 犠牲を払ってもいいよ けして惨めに見えないように
412 :
名前はいらない :2007/07/16(月) 19:07:46 ID:7eS9VsyP
「頂点」 やっぱ俺が責任とんじゃん!
413 :
名前はいらない :2007/07/16(月) 19:08:44 ID:7eS9VsyP
「矛盾」 それは君のことだよ
414 :
名前はいらない :2007/07/16(月) 19:09:55 ID:7eS9VsyP
「矛盾」 それは最大に発展するものだーーーーーー 死する10秒前の発言
415 :
名前はいらない :2007/07/16(月) 19:14:18 ID:KsrhPdZC
詭弁なんだろ そろそろ認めてくれよ 俺が惨め過ぎるよ
416 :
名前はいらない :2007/07/16(月) 19:21:42 ID:KsrhPdZC
誰かさんのせいでほんと最悪だ 就職も全部たぬき?ぬかすなよ いないやろうがテグスネひいてんだよ
417 :
名前はいらない :2007/07/16(月) 19:22:36 ID:KsrhPdZC
消えてくれ死んでくれ いないやつ。
418 :
名前はいらない :2007/07/16(月) 19:24:49 ID:KsrhPdZC
見せしめに ヤクザさん ボコッボコに潰しちゃって下さい
419 :
名前はいらない :2007/07/16(月) 19:26:57 ID:KsrhPdZC
はじめからイカれてたんだ 俺しらね
「カーテン」 今さら僕から君に言えることは 詩よりも短い言葉でしかないんだけど 聞いてくれ 溢れる言葉君への 待ってくれ 言葉だけでは足りない どうすれば 僅かな時間で君へと 届くかな 言葉では足りないこの想い 西の窓を開けたら白いカーテンが オーロラの様に舞うんだ それは瞼の裏に焼きついてる 「泣くなよ」笑いかける君 聞いてくれ 溢れる言葉 君への 待ってくれ 言葉だけでは足りない この僅かな時間が終わればふたりの 距離はその場で凍るのか そして瞼の裏に焼きついてく 「泣くなよ」言いたそうな君 西の窓を開けたら白いカーテンが オーロラの様に舞うんだ それは瞼の裏に焼きついてる 「泣くなよ」笑いかける君
421 :
名前はいらない :2007/07/18(水) 22:08:00 ID:FK+Ej4vS
更 擦り切れた輪郭から 滲み出す 血液色の声 身体に委ねられた 声から溢れ出すのは 鉄の臭い 記憶の眼差し 分裂を続けるあたしは 皮膚の引き攣りを増やす 重ねられる引き攣りは 芽を出して 蕾になり 花弁を増やして やがて 咲く 絶えず 肌を更新し 絶えず あたしを更新する 更なあたしに 贈られた花束 あたしはいつも新しい 更なあたしは 気恥ずかしく 心地よく 更な朝は 伸びやかで 肌になじむ ひとつ息 あたしはいつも新しい ふかく息 更な日が動き出す
「ユリイカ」 都会の湯気あがる 田舎者は感じるのだ 灰汁だけを 私はそれに浸りたい 私はそれに憧れたのだ 今考えれば頑張り過ぎた 良く見ればもっと賢い生き方がある 右に習えども習えども景色は変わらず流れていく もっと簡単な生き方がある もっともっと実力主義
423 :
名前はいらない :2007/07/22(日) 01:46:28 ID:AQnBaonv
age
カナズチは泳げないんじゃない。上下がわからなくなるんだ。
425 :
名前はいらない :2007/07/27(金) 09:12:33 ID:WMjGKRPO
あげ
426 :
名前はいらない :2007/08/05(日) 14:24:28 ID:LI+CKIA5
あ゛
427 :
くぁw背drftgyふじこlp;@:「」T :2007/08/05(日) 17:58:16 ID:8gxjC/S/
スピリチュアルが路標を映し出すそのとき俺の知らないキミはただただショウ・ウインドウに張り付いているだけだというがそんなことはさして問題ではないのだということは既に自明ではないか! 同じように俺の夢もお前の愛も俺の悩みもお前の人生もこの世界その隅っこでうずくまるだけの存在でしかないその存在はつまり世界の鏡であろうはずが無いのだけれど実は大事なんだといいたいのはよく理解できるのだけれども ねえ記憶しているだろう―世界それ自身が「セカイ」であり命であったその歴史をお前は教えられたろう?んだから俺<世界の構図から逃れることが出来ないんだみんなは勿論俺もその構成員さ いやもうどうしようもない自覚だ―どうしようもないまま顔を上げるしかない・泣くことも出来ない・むしろ”笑顔”がびたーっと張り付いているような自覚だ である以上俺はそれに立ち向かう必要もそれから逃げる必要も認めない―ただの受容に滑走するのだ・10秒前!それが死であろうともこの腕に抱きとめて堕ちていくことだけが使命なんだっ (そしてララバイ)静寂だけが勝者になる(世界/宇宙/永遠/永遠)
「雨」 ピカピカ ピッシャン ゴッゴロ ゴロロー カミナリ様が叱られた ヘタクソなので叱られた ピッカ ピッカリ ゴロロン ゴロリ お空の上で叱られた 半人前だと叱られた ピシャピシャ ピカー グッスン グスン カミナリ様が泣いた 情けなくて泣いた ピッシャ ピカピシ ポロポロ ポロリ 声を立てずに泣いた 大粒涙が零れた ボロボロ ボロロ ボロボロ ボロロ 零れた涙は雨になった お天気雨になった
429 :
名前はいらない :2007/08/12(日) 11:37:02 ID:lo4Jeabr
「どうでもいいうた」 きみははげじゃないから はげまされなくていいんだ きみはヅラなんだから ずらしていいよ だめだねぼくは きみみたいに浮けない 風がふいてもきづかない なんにもしないひとり蓮のうえ むねをはって立つきみと 蛙みたいにしゃがむぼく 森がしずかなそのうえの 青空を切り取ってとぶ飛行機雲を 海を汲み取るきょだいなてのひらにたとえたら きっとカミサマは怒るけど ぼくはそれでいいと思うよ きみのこえはつよい きみのことばはよわい きみだけのことばじゃないから 青空を切り取ってしまっているから でも それでいいと思うんだ こんなぼくに まるではげますようなうたを書かれたら きっときみは怒るけど それでいいんだ ぼくはあまり切り取らないで みんなのように きみをきらいにはならないから なんてひとりごと ぼくときみ きらわれものどうし だけどちがう むねをはって立つきみのせなかを ぼくは周辺視
430 :
名前はいらない :2007/08/12(日) 12:25:40 ID:TEPIwwNY
お前ってただ有名なだけだろ 経済効果とかだったらそんなに変わらない
431 :
名前はいらない :2007/08/12(日) 13:03:15 ID:GgYXsYbz
何が秘密だ 訳がわからない あの知的障害者の墓に小便をお供えしたい
432 :
名前はいらない :2007/08/12(日) 13:22:18 ID:GgYXsYbz
それとね あーあ秘密にしてたこと言っちゃったよ 知らんぞ知らんぞ
433 :
名前はいらない :2007/08/12(日) 13:29:05 ID:GgYXsYbz
いらんことしいというのがバレ始めましたよ
434 :
名前はいらない :2007/08/12(日) 15:16:21 ID:/crueTvQ
「夏」 蝉のシャウト たった七日の生きてる証 カナブンのメモリー 俺はカブトじゃないんだぜ 野球小僧がハシャいで白球追い掛けて 爆音小僧の合唱隊 夏真っ盛りパスタ特盛り それが俺たちの夏 それが俺たちの夏
>>420 お別れする友人へ言葉送りたい、けど、気持ちが言葉にならずもどかしい。
そんな作品です。
カーテンが友人の顔を映すスクリーンのようで印象的。
もどかしさが励ましより強く出てるかな。
>>421 細胞を花に例え、生まれ変わった身体が花束って言うのは、粋ですな。
更新してゆく私は、前進する意志とも捉えられます。
自分を励ます作品ですね。
>>422 都会に出て来た人の詩です。
頑張りすぎた、は逆説ですね。つまり、周りに合わせ過ぎて、ちぢこまっていた。
最後は思い切りやったる、力強い意志表示に見えます。
自分を励ます作品ですね。
>>427 大意としては、俺もお前も小さな存在。それを受けいれて生きようか。
だと思います。まあ、そんなことより、
頼もしい言い切りや言葉の大波がパワフルです。
きみ、お前を励ます作品です。
>>428 リズムよく、イメージが素直に湧く詩です。
カミナリ様はいつまでも上達しないのでしょうか?
頑張れカミナリ様!
>>429 君を励ますのは戯れで、嫉妬が見えます。
でも本当はちがう。
君を励まして、君に近付きたい。素直じゃない僕の詩です。
441 :
やさしいあくま ◆L5pYivMbF2 :2007/08/20(月) 23:23:55 ID:B+IXhJcG
とう!
あらやだ!こっそり評価してたのに
>>434 語呂合わせなら、最初から最後までやって欲しい。
爆音小僧は良かったです。
ところで、こりゃ誰励ます詩だ?
違うだろ、ほんと荒らしだな…
そろそろかと思ってみたらちょうどやってたから5連投回避間に合ってよかった。
446 :
zzz :2007/08/21(火) 09:59:49 ID:u36+68F/
こんにちは zzzです。 >421書きました。 評価ありがとうございます。 読み返すとクドイですね。 私は>429がお気に入りでした。
447 :
やさしいあくま ◆L5pYivMbF2 :2007/08/21(火) 22:54:01 ID:UxWgpp1s
今回参加できませんでした。ので感想だけ
>>428 のカミナリ様面白かったです。励ます詩なのに逆に励ます気になりました。
448 :
名前はいらない :2007/08/22(水) 22:37:37 ID:JvRvettK
noteさん
審査お疲れさまです、
評価有難う御座います。
>>427 書きました。
ということで、
次回のお題をば。
「祝福」で、
5作品までとします。
こんにちは、ねむいです。 審査ありがとうございました。 私は「カーテン」を書きました。 あっさりし過ぎていて面白くないですね。今読み返してみると。 427さん優勝おめでとうございます。力強い詩ですね。 個人的には「どうでもいいうた」が気になりました。 最初の一連で不安になりましたが、読み飛ばさなくて正解でした。 思春期にありがちな嫉妬と憧れの感情をこうも綺麗に描き出すとは。 そして最後の一行が良い味を出してます。
「祝福」 Vivaldiの流れる華燭の空間 小生意気な一人娘とバージンロード 父親の大役を果たし、男にバトンタッチ 二人の新しい人生のスタートを祝おう 妻には離婚届と家の権利証 こころのこもらない労いのコトバ 明日からは他人の二人 キミのセコハン人生の門出も一応祝おう 会社の部下には最期の引継ぎ 俺の後任は俺と同じくらいのボンクラだから 今までどおりノンビリおやりとアドバイス 我が社の変り映えのない発展を祝う 退職金はローン会社に振り込んで さあ、これで欺瞞だらけの人生とはおさらば 今日からは自分のための人生なのだ 先ずは牛丼でも喰って自分自身に祝福さ
451 :
名前はいらない :2007/08/28(火) 20:09:45 ID:8CYlCWNM
「祝福」 夜の壜の内側で 重なり合う輪郭 言葉へ 眠りへ 耳を澄まさなければ 聴こえない 底を流れる旋律へ 私を降りていく 時間 わたしたちのか細い手 わたしたちの貧弱な躯 わたしたちの歪んだ想い 静かなまなざし 祝福の日 特別なことなど何も ない 特別なことしかない 時 私は私のまま あなたはあなたのまま 夜の眩しさに目を細め 肌に触れる濃密な空間を吸い込んで 孤独がにじんで 混ざる 待っていて 手を引いて ここにいるということ 一瞬で過ぎ去る永遠の中で 指先が触れる 円環へ 世界へ 表面へ わたしたちを繋ぐもの わたしたちが生まれた場所 安らかな永遠 わたしたちの祝福
452 :
名前はいらない :2007/11/03(土) 22:42:27 ID:lnPXRab3
「膜」 僕は妊娠した 「祝ってくれよ」 「呪ってくれよ」 眠く脆い膜の中で 僕は妊娠した 「祝ってくれよ」 「呪ってくれよ」 願い通りに箱の中 開けては浸る水の声 みかんの白い筋みたいな静脈を りぺぺと綺麗に剥がしたら さあ喇叭隊よ並べ さあ天使達よ笑え やさしい複段のこのケーキに いま入刀を ファンファーレは鳴り止まない 恒久的難聴の海の瀬で僕は また膨らむ腹を撫でる
453 :
名前はいらない :2007/11/04(日) 00:05:50 ID:fORwpbjl
降りしきる雨の中。 世界が少しだけ姿を変えるこんな日は、きっと人の心すらも変えずにはいられないのだろう。 人影はほとんどない。そこにあるのは静寂。雨の音は却ってその静寂をさらに強調する。 少女はいつからそこに立っていたのだろう。 どこからともなく覆い被さる孤独感が、一つの恋歌となって宙に舞う。 それはどこから持ってきたの? いいんだよ。それはきっと、君の愛の印だから。 雨の勢いは次第に強くなってくる。 傘も差さずにただ立ち尽くす君は、一体どんな思いでいるんだろう。 雨は全てを流してくれる。だから、安心していいんだよ。 ここにあるのは混沌と、狂気と…… あとは忘れた。 一つ一つの出来事は、欠片となって流転していく運命なんだ。 君も、姉妹も、友達も、隣人も、他人も。 全てが悲劇の役者。全てが喜劇の役者。 どうして何も言えないのか、なんて聞くだけ無駄だって分かっているよ。 でも、ほんの少しの間だけでもいいから、僕もここにいさせてもらうよ。 遠い遠い昔のお話。遠い遠い未来のお話。そして、ある少女のお話。 そこにあるのはいつも、断片的な人々の記憶だけ。 他にはなにもない。きっと、何も…… いつの間にか辺りは真っ暗な闇に包まれていた。 あの子は打ち上げた自分の弾丸が見当たらなくて、ずっと探してたんだ。 探し続けて、探し続けて、やがて石になってしまった。 だったらいっそのこと、丸裸になって溶けてしまった方が楽だったろうにね。 君が持っているそれだって、偶然そこにある訳じゃない。 強い心と、捻じ曲がった感情と、歪んだ愛情と…… でもそれは決していけないことじゃないから。至って普通のこと。 ただ意識はしないようにしてね。きっと辛いだろうからさ。 男の子はもういないよ。君は気付いていないだろうけど。
454 :
453 :2007/11/04(日) 00:07:50 ID:fORwpbjl
↑ すみません。誤爆です。
455 :
名前はいらない :2007/11/25(日) 17:21:24 ID:NswefBaA
「影絵」 それはうさぎです、と先生は言った うさぎはおおかみになりはとになりいぬわしになった すなわち いぬわしははとであり同時にうさぎの姿をしたおおかみでもあった それこそが物事の本質です、と先生は言った イデアとは影絵遊びをして絡み合う指なのです さらに突き詰めれば指は影たり得るのであって両者に本質的な違いはないのです では感情はどうですか、と生徒の一人が訊いた 哀しみと幸福は同じものですか? 同じです、と先生は答えた 幸福は常に幸福として存在しません それはある晴れた日曜の午後、バイカル湖に浮かんだヨットのようなものです 揺らいだり平穏だったり鏡のように輝いたり鈍い錆色に淀んだりするのは同じ湖面なのです 重要なのはヨットに乗る人間の存在です ベルが鳴る サンクト・ペテルブルグの黄金の陽気の中に子供達が駈けていく 教室から眺めるとそれは机の上に色とりどりのマーブルチョコを溢したように見える カーテンが教室の内側に膨らみ、サイドボードのゼラニウムを撫でる ヒバリがフィンランドの唄を口ずさむ 教師はみみずくのように教室で萎む そして先程まで満ちていた子供たちのイデアを教室の中に見つけようとする それは幸福の形をしていたはずなのだ
456 :
名前はいらない :2007/12/09(日) 21:59:30 ID:vUQd26DB
夏から季節は師走となりました 残り 1作品を! 「 祝 福 (お題)」です
457 :
名前はいらない :2007/12/10(月) 03:46:49 ID:XvQpNv2r
「誕生」 ‘今夜 すべての者を救う方がお生まれになりました’ 羊飼いは星の光りに導かれ 飼い葉桶の中で眠るイエスをみた そんな神々しさを許容してしまうほど 僕たちのこどもは 愛にみちて眠っている 目をつむっているときは天使のようであるけれど 母乳を欲して泣きわめいているときは確かに 人間の赤ん坊なのだ わたしたちは二千年前の昔話よりも遥かに重い 命と愛を知っている 体験している だからこそ その重みの奥に構成される 愛が何かを知ることができるのだ 飽きるほど寝顔と泣き顔を見ても 少しの笑顔で元気にさせられる 僕たちには今君の知らないことは何もないんだよと いうくらいに 君も妻も愛おしいと思う
458 :
名前はいらない :2007/12/10(月) 08:45:03 ID:BP3nc/DL
459 :
448 :2007/12/17(月) 21:50:37 ID:R49QsgTK
>>450 等身大の世界が広がっていて、共感誘う一品。
裏に見え隠れする哀愁が、独特の空気を創造している。
>>451 存在への、やわらかな祝福。
静かな空気を体現している。
>>452 透明な世界観は、独自の方向性を形成している。
どうも届きにくい面があるのが難点か。
>>455 物語的であり、同時に、大陸的な開放感を含んでいる作品。
ただそれ故に、焦点を合わせるのも難しかろう、と感じる。
>>457 背景を持つ作品。
最後の一連は、もしかすると、乖離し、浮遊しているかもしれない。
今回の優勝作品には、
>>451 を推したいと考えます。
それにしてももう師走ですね……。
バトンを渡せると嬉しいのですが;
460 :
やさしいあくま ◆L5pYivMbF2 :2007/12/17(月) 22:07:50 ID:2yqibRML
461 :
名前はいらない :2007/12/18(火) 01:45:13 ID:ZUxV4Ytr
審査ありがとうございました
>>452 書きました
自分で自分を産んで自分で祝うというなんともDIYな精神です
>>451 さんおめでとうございます
無事続いてよかった
462 :
zzz ◆sleep/BFLw :2007/12/22(土) 18:43:41 ID:TmtS6//C
こんにちは
>>451 書きました。
知人の結婚の際に書いたものを少し改変しました。
評ありがとうございます。
次回のお題は『傷』でお願いします。
美しく痛い傷跡が見たいです。
今回みたいにあまりに期間が開くのもなんですので
7作品もしくは1/12までとしましょう。
それではよろしくお願いします。
463 :
owl :2007/12/23(日) 23:48:42 ID:37krlE9c
「きず」 雨が降る 水溜りはやがて乾いて 空には虹を造る 雪が降る 一面に降り積もってもいつかは溶けて その冷たさが暖かさを引き立てる 寒くても冷たくてもいつか消えてしまうと分かっているものは 尊くて、きれいで、愛すべきものだ きずは 消えない 積もって溜まって濁って混ざって 消せない 瑕 疵 創 傷 きずだらけの世界でもこのきず達を 守って慈しんで包んで このきずだからこそと頷いて 消せなくても忘れられなくても 痛々しいまでの痕だって 愛すべきものだと微笑んで 腫れ物なんかじゃないんだと教えてくれ
「傷跡」1/2 眼下に広がる武蔵野の木々が音もなく揺れている 空は関東の冬らしい快晴で 一面ガラス張りの食堂に僕らは集まり思い出話に花を咲かせる 消えていったものと残されたものと あなたは窓際の額縁の中で僕らを見遣り 「大した違いなどない」と笑っている 80歳を過ぎたあなたの親友は今日も涙を浮かべて昔話をしているよ 一年前と同じように遠くを見ている 僕がかつて感じた喪失感も今は大分薄れ 何とか毎日を上手くやっているよ 時間はこうして過ぎていくのかと腰の曲がった祖母を見て思う 子供の頃は腕に僕をぶら下げて歩いていた祖父は 今年胃を全て失った もう食べられないからと運ばれてきたご飯を祖父がくれた 僕もお腹がいっぱいだったのだけど 少し無理して全部詰め込んだ 額縁の中のあなたは僕を見て 「たくさん食べないと大きくなれないぞ」と笑っている 結局僕の身長は170cmにさえ届かなかった
「傷跡」2/2 気付けば僕よりも年下の人が随分と増えたものだ 走り回ったりらくがきをしたりしている子供たちを見て我知らず微笑む 可愛いね可愛いねとみんなに頭を撫でられて 満面の笑みでまた駆け出す 時間はこうして過ぎていくのか きっと僕は変わっていない 傷も決して塞がってはいない いくらか器用に生きられるようになっただけだ 食事が終わりスーツを着てホテルのロビーを歩いていたら 従業員と間違えられて部屋の場所を聞かれた 外に出ると冷たい風がびゅうびゅうと吹いていて 僕は思わず身を竦める 振り返るとみんなも外に向かって歩いて来ていた 背が縮んだ年寄りと日に日に成長していく子供たちと そして僕 消えていくものと残されていくものと 続いていく時間と途切れてしまう時間と 「大した違いなどない」と 僕は笑って手を振った 「こっちにバスが来てますよ」
466 :
名前はいらない :2008/01/01(火) 23:14:05 ID:SEBnvKxu
募集age
467 :
よっぱらい :2008/01/02(水) 00:48:59 ID:6QwCxj49
よっしゃ 傷 くつろいでいる時に限って 襲われるように疼くのです 消毒液が浸るように 眉間にシワを寄せて 俯いて耐えます 痛みが通り過ぎたら 額に皺を寄せて 目をパチクリさせます この間5秒 ただそれだけの事です
よいしょ。 しつれい
469 :
名前はいらない :2008/01/03(木) 00:30:22 ID:c8WRAdjt
募集age
470 :
名前はいらない :2008/01/03(木) 12:05:45 ID:UWHzzPF4
「」 閃光 まだ無垢な彼女の胸元には 愛を注ぎ込むはずの両親から 分厚い刃が振り下ろされた そこから 皮一枚 閉じこめられていた重い重い偽の崇拝は 燃える炭となって落とされた 火の粉はそこで生まれたのだ 1800度の芯は瞳に宿った たった一人 別れを恨んで この世に愛がないことを憎み 恐れ 刻んでも刻んでも得ることができない楽園を うっとりと眺めては 彼女は一人の怖さに打ち勝つのだ 人の心も体も死も そのたびに自ら見捨ててしまえば つづく
471 :
zzz :2008/01/15(火) 23:22:39 ID:T3nsWbZk
DION規制中で携帯からしか書き込めません。評価は規制解除後にしますので。
472 :
ガブリエル ◆K0VAxkNZSs :2008/01/16(水) 20:27:58 ID:VsgTG4Fm
夕立ちが僕を襲う 突然の雨にうたれて僕は走り出す 雨になるとトラウマのようにずきずきと痛み出す心の傷よ そろそろ消えてくれないか 僕はベッドに潜り込む このもやもやよ どこかに消えてくれないか 翌朝も雨が続いた しとしとと降り続く雨は僕の心をナイフで切り裂く 遠い昔、君が言った魔法のコトバ 『あめがあるからきれいなにじがでます』 ぱっくりとあいた傷口を癒やしてくれる 昔のことを思い出して哀愁に浸るなんて野暮かな なんて思ってたら雨は上がり東の空に虹の架け橋が出来てた きっとあそこから君はまたやって来るだろう そしてまた僕に魔法のコトバを教えてくれるだろう そのコトバは治らないこの傷口を少しずつ少しずつ癒やしてくれるだろう
473 :
名前はいらない :2008/01/17(木) 03:15:32 ID:6/xE84RY
(笑)
474 :
名前はいらない :2008/04/26(土) 16:05:25 ID:QY/LUsYJ
じゃあ、新たに始めるということで お題よろしく ↓
476 :
名前はいらない :2008/04/27(日) 01:48:52 ID:YcFo4Rbg
これはアメリカのゲームです。1度やってみてください。 これは、たった3分でできるゲームです。試してみてください。驚く結果をご覧いただけます。 このゲームを考えた本人は、メールを読んでからたった10分で願い事が かなったそうです。このゲームは、おもしろく、かつ、あっと驚く結果を貴方にもたらすでしょう。 約束してください。絶対に先を読まず、1行ずつ進む事。たった3分ですから、ためす価値ありです。 まず、ペンと、紙をご用意下さい。先を読むと、願い事が叶わなくなります。 @まず、1番から、11番まで、縦に数字を書いてください。 A1番と2番の横に好きな3〜7の数字をそれぞれお書き下さい。 B3番と7番の横に知っている人の名前をお書き下さい。(必ず、興味の ある性別名前を書く事。男なら女の人、女なら男の人、ゲイなら同姓の名 前をかく) 必ず、1行ずつ進んでください。先を読むと、なにもかもなくなります。 C4,5,6番の横それぞれに、自分の知っている人の名前をお書き下さ い。これは、家族の人でも知り合いや、友人、誰でも結構です。 まだ、先を見てはいけませんよ!! D8、9、10、11番の横に、歌のタイトルをお書き下さい。 E最後にお願い事をして下さい。さて、ゲームの解説です。 1)このゲームの事を、2番に書いた数字の人に伝えて下さい。 2)3番に書いた人は貴方の愛する人です。 3)7番に書いた人は、好きだけれど叶わぬ恋の相手です。 4)4番に書いた人は、貴方がとても大切に思う人です。 5)5番に書いた人は、貴方の事をとても良く理解してくれる相手です。 6)6番に書いた人は、貴方に幸運をもたらしてくれる人です。 7)8番に書いた歌は、3番に書いた人を表す歌。 8)9番に書いた歌は、7番に書いた人を表す歌。 9)10番に書いた歌は、貴方の心の中を表す歌。 10)そして、11番に書いた歌は、貴方の人生を表す歌です。 この書き込みを読んでから、1時間以内に10個の掲示板にこの書き込みをコピーして貼って下さい。 そうすれば、あなたの願い事は叶うでしょう。もし、貼らなければ、願い事を逆のことが起こるでしょう。とても奇妙ですが当たってませんか?
477 :
名前はいらない :2008/07/05(土) 08:49:36 ID:8EQujgMn
なんとかしろよこれ
>463 ぼんやりと風景に目を向けるような出だしから、最終連にむかい、 自分や世界を肯定して生きたいのだという意志を次第に強くたた みかけていく構成。 いまひとつ感覚を追いづらい。一つ一つ描いている事物の質感を 丁寧に手がけていけばよくなるのでは。水たまりがいきなり「乾 く」という正反対の状態に移行する、「乾い」てから、雨と乾燥 の中間たるべき虹があとから出てくる、雪の冷たさと唐突な「温 かさ」も同様に、ちょっと荒っぽいと思う。 「きず」もどんなものか想像しづらい。漠然としているし痛くな い。作者も十分にイメージできていないのではないか。 終盤への流れは好き。でも「腫れもの」という言葉はやっぱり唐 突な感あり。 >464-465 飾らないからこそ、人が生きることそのものに近い言葉だと思っ た。 いとしいものが衰えて失われていくこと、それと不可分であると ころの、新しい生を目の当たりにすることのまぎれのない喜び、 またそこに、自分を見ること。深く明るく軽い空のような悲しみ をたたえた詩だと思う。自分が選者だったらこの詩が優勝だな。
>467 ただそれだけってしめるなら、普通それだけでは済まないようなものすごさ がほしいなあ。この設定で、面白い詩にもできると思うんだけど、これだと 単なるあらすじ説明みたいで全然ボリュームが足りない。 >470 愛を与えられなかった魂の憤り・激情を炎にまつわる比喩で表現した詩なの だろうか。言葉の選び方が創造的で面白かった。なのに半端だから結局何も 言えてないのが残念。というか読んで損した気分だ。 >472 「トラウマ」「傷口」「魔法」「癒す」とか、記号的な言葉を持ってきて並 べただけみたいだ。センチメンタルな雰囲気は出たけど、作者でないと表せ ない、生きた表現が付加できないものか。素直な心で書いているのは伝わる。
通りかかったので勝手に感想書いたよ御免 変な改行も
481 :
名前はいらない :2008/09/25(木) 10:49:55 ID:GXZIJSjI
age
>>479 評価ありがとう。忙しい時期だったので中途半端に作ったままになっていました。
書きかけの続きを書くのって難しいですね。その時の気持ちじゃないですから。
完成させました。
「茜空に」
閃光
まだ無垢な少女の胸元には
愛を注ぎ込むはずの両親から
分厚い刃が振り下ろされた
そこから 皮一枚
閉じこめられていた重い重い偽の崇拝は
燃える炭となって落とされた
火の粉はそこで生まれたのだ
1800度の芯は瞳に宿った
たった一人 別れを恨んで
この世に愛がないことを憎み
恐れ
刻んでも刻んでも得ることができない楽園を
うっとりと眺めては
彼女は一人の怖さに打ち勝つのだ
人の心も体も死も
そのたびに自ら見捨ててしまえば
痛みを覚えることはない
しかしその火玉は最後の思い出として消えることはなく
忘れることもせず
あのとき朽ち果ててしまえばと
死を崇拝したところで
なまくらの刀にしかならず
瞳に宿る熱はまた芯を赤く見せた
不器用な役立たずな肩を外し
案山子のような足に火をつけると
茜空に真っ赤な雲が押し寄せ
両親や祖母や弟達をみんなみんな引き連れて
涙を流したけど
それは雨雲にはならず
不憫な優しさ
真っ黒焦げになるまで
落ち着くことはなかった
>>482 吟遊詩人の叙事詩のようだなと思った。
炎や熱、悲嘆や絶望や死を吟ずるが、生々しさがまったくなく、
ダイナミックで装飾的で質感が硬くて。
それだけに、内面にせまるベクトルでのふくらみがもっとあるといいなあと。
最後から2連目で、一気にラストに持っていくところが、
「涙」からの3行が少しあっさりしていたため失速したように思われた。
タイトル、茜空のモチーフがいい。一人の意識に集中しておいて、
空にフォーカスを移す瞬間はすごくいいと思った。
完成ありがとう、読めてよかったです!
485 :
ニッキ :2008/10/08(水) 21:40:36 ID:HTVt3W7s
誰か遊びませんか? お題「流れ」 期限:10作品揃うまで、または10月20日まで。 (なお、ないと思いますが早く10作品揃った場合も、都合により20日までは読めません。あしからず) 勝手にお題出しますが、やりたい人はよろしくー。
486 :
ひろみ ◆nbNzMpmazw :2008/10/08(水) 22:27:17 ID:AtlKPYrx
「みどりのうた」 きみがみどりなら 死んでもいいよ 止めれないもんね いいよ 春はきれいでした いいによいでした 夏はたいへんでした 葉っぱがいっぱいあって暑かったね 秋は静かでした 赤い色になって泣いたよ もう冬だね寒いね みどりは服がないから苦しいね 本当は死んでほしくないよ 生きよう 冬は少しだけだよ 絶対に春までがんばろう あと百回 生きてください はじめまして。 はじめて乗さしていただきます。 可愛そうなひとを思って書きました。 みどりは桜のことです。
487 :
ひろみ ◆nbNzMpmazw :2008/10/09(木) 00:20:41 ID:jFJxtiaO
「海から」 ここは夜の海です 風も 雲も 川も 星も みんな流れて集まりました 私も涙が流れます だから海に来たんだね 空がだんだん明るくなります 虫も 鳥も 花も 町も みんないっせいに動きはじめました それでも私は海にいて ずっと空を見ています 新しい朝がきて 新しい一日がはじまりました 風も 雲も 川も 星も みんなきのうになりました 新しい笑顔になりました 自転車をこいで 私は海からいなくなりました 流れのことを書きました。 考えて書いたので、むずかしかったです。 詩ていいね。 がんばります。
488 :
ニッキ :2008/10/10(金) 18:53:02 ID:F2w72J0l
ひろみさま 素敵です。あなたの詩をもっと読みたいです。 ただ、原則一人一作品ということなので、もしも20日までに あと9人の投稿があった場合、流れのことを書いた作品の方 だけ審査対象にしてもいいですか? 詩を募集しています。詩を募集しています。
489 :
タケト :2008/10/10(金) 21:04:02 ID:jSLjD1O2
「無題」 さぁ行こう 土から生まれ 風に乗り 海を漂い 音速を超えて 宇宙辺りまで行けた時に 僕等はやっと出会え 傷つき合い 永遠の交わり合いの中で 初めてシャンバラヤに辿り着くだろう 恐れは悲しみに 悲しみは一粒の涙となり 大地の子宮に帰るその時まで 僕等は永遠を楽しんで とりあえず被ってますが 頑張ってみました。
490 :
ひろみ ◆nbNzMpmazw :2008/10/11(土) 10:06:46 ID:skSPjmO/
ニッキさんへ ありがとうございます。 おそくなりました。 流れのやつでお願いします。 タケトさんへ 元気に思います。 宇宙は好きです。 怖いけど。
とりあえずage
492 :
名前はいらない :2008/10/18(土) 08:07:18 ID:77K2wAXD
age
493 :
さみだれ :2008/10/18(土) 22:36:29 ID:QWre2R8e
幻 まぼろし どんよりの心が見せた 暗い夜が喋った 生きてちゃまずいと まぼろしよ 話し掛けてくれ ずっと一緒にいようと 耳元で囁いてくれ まぼろしよ 手を重ねてくれ 黒い髪が風に流されて 遠くどこかへ誘ってくれ 誰もみんな幸せな朝に まぼろしよ
494 :
名前はいらない :2008/10/20(月) 22:05:53 ID:dx8vXAlm
「ながれている」 ぼくはいまながれている どこまでもながれている きづいたらながれている ふりむけばながれている とおくへとながれている どこかへとながれている おともなくながれている ただひたすらながれいる ひとりでにながれている あきもせずながれている これからもながれている
495 :
ニッキ :2008/10/21(火) 00:10:31 ID:5k3yS4cX
投稿ありがとうでした、募集を閉め切ります。 しばしお待ちを。
496 :
ニッキ :2008/10/21(火) 01:11:37 ID:5k3yS4cX
>486 何なんだろうか。さくっと刺さった。 決して作りこんであるわけでもないし、心の動きを丁寧に演出できているわけでもなく、 矛盾もあるし言葉回しも稚拙なくらいだと思うんだけど、言葉に精製する以前の、また、 ひょっとしたら発達し経験を積んだ精神が諸々の感情に分類する以前の、ダイレクトな 衝動や感傷のようなものが、手で触るみたいに伝わってきました。子供の言葉のようだ。 (偶然作者とチャンネルが合ってしまっただけかもしれない。) >あと百回 >生きてください とかって、何でほろっと出てくるんですか? あと、その解説は何ですか、謎かけですか。 >487 描写はとても簡素で、そのまんま、展開もあまりなく悪く言えば工夫がないのですが、 どうにも、ああこう感じているんだなあと、伝わってきてしまうのです。虚構がない。 きっと自分が感じたこと以外を書いていないのだろうと想像します。 読む側としては、この詩からは、舞台の1シーンを想像されられました。一言の台詞も ない、はじまりの一場面。 この作者さんにはぜひこれからもずっと書き続けてほしいです。 >489 弱いです。上の2作品との違いは、音速を超えて宇宙に行ったり永遠に達しているのに、 そこに読者を連れていけていない点です。これらのようなはるかで達しがたいものを 詩、また自分の言葉のなかで扱うには、それらを実際に体感しているのと同じくらい に自分の感覚、五感で想像できてないとならないと思います。宇宙に自分がいるとし て感じる感覚を想像し、いつまでもいつまでもいつまでも生きている気持ちになって みることです。生まれる、風に乗る、傷つく、全部です。そしたら何が言いたくなる でしょうか。かっこつけなくてよいので、もっと感じることを追求してみるのがいい のじゃないでしょうか。
497 :
ニッキ :2008/10/21(火) 01:13:22 ID:5k3yS4cX
>493 うーん、ハンガリーの自殺ソングみたい。 下から2行目が陰鬱さを際立たせてますね。 こういう感覚に浸りたいときには読んで心地よいかもしれないですが。特に心ひかれ ませんでした。 描写としては、やっぱりもっと五感に訴える具体的なモチーフを組み込むとか、工夫 の余地があると思います。 >494 試みとしてはアリだと思う。 でも展開がないです。読み進んでも「ぼく」がどこかをどこかへなぜか流れているだ けで、世界が広がらないじゃないですか。 似た構造の詩として、谷川俊太郎の「そのひとがうたうとき」「みみをすます」とか を読んでみるのもいいかと思います。 以上、優勝は>487の「海から」です。おめでとうございます。 ひろみさん、次のお題をよろしくお願いします。
498 :
◆notePDkbPQ :2008/10/21(火) 20:29:04 ID:dAE/PVPn
ニッキさま、ありがとうございました。
>>494 かきました。我ながら、ちと小賢しいブツであります。
広がりがないのは、おっしゃるとおりですね。抽象的な題は難しかったです。
「海から」はいいですね。
あれ読んだせいで、書いているうちに、私のポエムの内容も海に行ってしまいそうに
なりました。
499 :
ひろみ ◆nbNzMpmazw :2008/10/22(水) 23:40:20 ID:aC0kiY/D
「吹く」 ひろみ すぐにきみだとわかったよ はながわらったし うみがわらったし そらがわらったし ねこもわらったよ ほんとわらわせじょうずだね きっとてんごくがないから きみがかぜになって みんなをわらわせたのです ――せかいはあかるいよー。 きみがふきました
500 :
ひろみ ◆nbNzMpmazw :2008/10/22(水) 23:44:10 ID:aC0kiY/D
誰か遊びませんか? 2篇目 お題 「笑顔」 期限 10作品揃うまで、または11月3日まで。 なお優勝者は、次のお題と締め切り日を決めて下さい。 詩を募集しています。詩を募集しています。 みんなへ。 こんばんわー。おそくなりました。 ひろみです。 本当にありがとうございました。 詩を書いててよかったと思います。 うれしかったです。 うちは文章がうまくないので、 もっともっといっぱい勉強します。 だからみんなで教えてください。 詩が大好きだからです。 2回目は、うちが優勝者を決めます。 思いをよく見て、それで決めたいです。 「世界には、どんな笑顔があるのかな?」 考えると面白くなってきます。 笑顔になれます。 それでは、がんばってください。
501 :
ななし :2008/10/23(木) 20:04:23 ID:tnifCtHO
もう あげられるものは 何もないんだ 何千もの ことば紡いで話しても ガラスの笑顔におまえをするだけ ぼろぼろのエンジン フルスロットル 大丈夫 まだまだあたし 走る だなんて こころに悲鳴 掻き鳴らしながら 壊れそうなまま笑うおまえに もう あげられるものは 何もないんだ
502 :
名前はいらない :2008/10/24(金) 22:58:42 ID:IVYAFuOu
詩を募集しています。詩を募集しています。
503 :
ニッキ :2008/10/24(金) 23:23:21 ID:Fy8MyBJn
次のラウンドに入ってしまってからで恐縮ですが、 >493を、あまりにアンフェアな読み方していたと反省しました。 積極的に訴えかけるでもないひと息のつぶやきで終わるものでは ありながら、夜がしゃべったり、声や感触をともなう「まぼろし」、 親しく擬人化されたタナトスが魅力的であると思います。
504 :
ひろみ ◆nbNzMpmazw :2008/10/25(土) 00:16:23 ID:aL5wh/se
>>501 さんへ。
ご応募、ありがとうございます。
今週は土曜日も仕事になったので、
感想は26日(日)の夜までに書きます。
安全運転してね。
505 :
名前はいらない :2008/10/26(日) 10:43:58 ID:fhzqWv1B
詩を募集しています。詩を募集しています。
506 :
ひろみ ◆nbNzMpmazw :2008/10/26(日) 11:49:28 ID:fhzqWv1B
>>501 ななしさんへ
―――もうあげられるものはないんだ
何をあげつづけたのでしょう。きっと思いつく限りの、いつも精一杯のものです。言葉までも贈り続けて、本当に、あげられるものがなくなってしまった。
愛すら、底をついたみたいに。
――ガラスの笑顔。
ガラスの美しさ、もろさ以上に、透明という、どこか掴み所のない距離感、そこから受ける冷たさを感じます。
近くにいても、相手が透けて見えないという遠さ。それは、透明度が純粋であればあるほど、永遠に感じる遠さなのかも知れません。
だからでしょうか。彼は悲壮なまでに追い続けました。距離感に迷いながらも、身と心、全てを捧げるようにして追い続けて。決して止めることをしなかった。そして、彼の心が悲鳴を上げだしたその時、「まだまだ走る」という彼女の一言。
彼はようやく絶望したのでしょう。ついに、視覚的に遠かったガラスの存在が、物理的な意味でも離れてゆくことを知ったのです。
――もうあげられるものは何もないんだ。
この最終行は、一行目と呼応しています。しかし、最終行に置かれたことで、哀しみが余韻となって後からやってきます。実は厳しい詩になりました。
技法や文法は詳しくないので言えないのですが、要所で改行ができていれば、もっとよくなります。私も勉強します。いっしょに詩を愛しましょう!
ななしさん、おそくなりました。
これがうちの感想です。
507 :
名前はいらない :2008/10/26(日) 13:44:46 ID:eS2fkbS/
花が咲かなくとも 枯れてしまえば それで終わりなんだから
508 :
ひろみ ◆nbNzMpmazw :2008/10/26(日) 14:19:21 ID:fhzqWv1B
>>507 さんへ。
三行詩ですね。
考えさせられる詩です。
花を書いた詩なのに、
無機質なのはなぜだろう?
それが狙いだね。
509 :
名前が欲しい :2008/10/26(日) 14:22:18 ID:ADYUEuw/
悲しみに打ちひしがれて 思い出はどこへゆく? 君のこと想うたびに また少しずつ消えてゆく 何度も、何度も何度も 名前を呼ぼうとしたよ だけどね、その度いつも いつもいつも怖くなる もうそろそろ駄目みたいだね 君の形写せない なのに、心に残っているんだ 君の笑顔だけが 振り返ると笑顔が必ずそこにあった なのに、どうしてかな今では涙しか写らない目 振り返ると優しく目を細くしてた それはまるで穏やかな夕日 優しい光に包まれて
510 :
ひろみ ◆nbNzMpmazw :2008/10/26(日) 15:03:38 ID:fhzqWv1B
>>509 名前が欲しいさんへ。
つらい恋心だね。
読んでいて、胸がつまりました。
そして、そのまま結ぶのかと思ったら、
最後に夕日があらわれました。
優しいまなざしに、ほっとしました。
読んでいる私にも、光が届いてきます。
あったかいよ。
ご応募、ありがとうございます。
大事に大事に、並べさせていただきます。
511 :
恋 :2008/10/26(日) 15:20:18 ID:B2zdCqyN
512 :
ひろみ ◆nbNzMpmazw :2008/10/26(日) 15:33:47 ID:fhzqWv1B
>>511 恋さんへ
新手の詩かと思い、
コレなんて新鮮ー!
と、盛り上がりました。
5秒後、宣伝だと気づき、
おかしくて笑いました。
一人で――。
詩を募集しています。詩を募集しています。
テーマは「笑顔」です。
詳細は
>>500 です。
513 :
名前はいらない :2008/10/26(日) 20:25:36 ID:cFHcYyuB
初めて書いたので… 変わらない日々の中で 大きくなる影 その大きさに気付かないまま 愛を育んで ある日 影が形を変えて目の前に 僕と君は目を合わせぬままに 夕焼けに背をむけた 僕が消えても 君は大丈夫 僕の見込んだ あなただから 僕の分の幸せ 君に分けてあげるよ だから泣くなよ 君の笑顔に惚れた僕に失礼だろう 早く笑えよ もしもあなたの夢で会えたなら おもいっきり 笑わしてやる くじけたときは 僕のこと思い出して 手の温もりは まだ残ってるさ 涙が流れたときも 僕のことを思い出して 唇の感覚も まだ残ってるさ 僕の最後のプレゼント でも元気な時は僕のことを思い出さないで 僕はもう君を幸せに出来ないから 僕は君の笑顔が大好きなんだ だから早く笑えよ そんなんじゃ 男も出来ないぞ また夢で笑わすから 待っててよ
514 :
名前はいらない :2008/10/26(日) 20:26:14 ID:cFHcYyuB
テーマ違ったんで無視してください すみません
515 :
名前はいらない :2008/10/26(日) 22:00:06 ID:hGihCH3I
「エガオ」 いつも笑ってる なんでだろ 気づけば笑顔 理由なんて無かった 今が幸せな時だったんだ
516 :
ひろみ ◆nbNzMpmazw :2008/10/26(日) 23:07:17 ID:fhzqWv1B
おそくなりましたー。
>>514 さんへ
ちゃんとテーマに沿ってますよー。
だから、大丈夫です。
とても素敵な詩なので並べます。
それでも!!!とおっしゃるなら、
外しますが・・・。
そのときは教えてください。
>>515 さんへ
ご応募、ありがとうございます。
「エガオ」。
これも大切に並べさせていただきます。
上記のお二方へ。
感想は後日、必ず書きます。
仕事と体調に相談して、
私がベストコンディションのとき、
心をこめて書かせていただきます。
ですから、次の日曜の夜までは、
どうかどうか、お待ちください。
その点、お許し願います。
517 :
名前はいらない :2008/10/27(月) 07:20:02 ID:AJz/deQ0
詩を募集しています。詩を募集しています。 テーマは「笑顔」です。
518 :
名前はいらない :2008/10/27(月) 11:05:41 ID:KoLQbQmB
519 :
ひろみ ◆nbNzMpmazw :2008/10/27(月) 17:58:20 ID:AJz/deQ0
>>518 了解しました。
それでは、
このまま維持します。
520 :
名前はいらない :2008/10/27(月) 20:05:03 ID:E2XZCj+Q
詩を募集してます。詩を募集してますって言う響きが受ける 優勝はひろみさんだ!
521 :
まー :2008/10/27(月) 21:55:06 ID:d8tnGBgx
私は、思い出の中にいる形のない誰かを想い続けています、 彼は幻想です、 実在しませんでした、 思い出しては苦しくて、無限の空虚をさまよいます、 想い焦がれたような気持ちだけが残って、 全くの別人なのに、 同じ形、同じ声、同じ香りの彼を想っています、 私はどこへ行きたいのか、 平穏を願いつつも夢にまで出てくる笑顔は、心の平静を掻き乱し、 なぜ彼ばかりが私を認めないのか、 そのジレンマだけが解決されずに、 蒸し返しては辛いのです
522 :
ひろみ ◆nbNzMpmazw :2008/10/27(月) 22:00:20 ID:AJz/deQ0
>>521 まーさんへ
ご応募、ありがとうございます。
一読しました。
これから週末まで、何度も味わいます。
感想をお待ちください。
523 :
名前はいらない :2008/10/27(月) 23:13:01 ID:E2XZCj+Q
ひろみさんって文章の書き方が変態みたいだね・・ 「何度も味わいます」ってw あんた、エロスの極みだよ!!
524 :
ひろみ ◆nbNzMpmazw :2008/10/27(月) 23:30:25 ID:AJz/deQ0
>>523 肉を着てるからね。
でも、ピザじゃないよ。
てか、
詩を書きなさい。
525 :
ひろみ ◆nbNzMpmazw :2008/10/28(火) 19:26:05 ID:pqrB0pPN
あ、見たね! 詩を募集しています。詩を募集しています。 聞きなさい! 私の独断で今回だけ、 ルールを変更します。 ●テーマは「笑顔」。 ●締切日時は11月3日、24時。 ●一人の投稿数を期日まで無制限とする。 ●既作、未作は不問。 ●優勝者は次回のテーマ、締切日時、優勝者を選考すること。 ●このスレッドを見た者は、プロ、アマ問わず否応なく、この大会に投稿すること。 以上。 楽しみにしてます。
526 :
名前はいらない :2008/10/28(火) 21:39:25 ID:Hd4ujKHx
527 :
名前はいらない :2008/10/28(火) 23:24:26 ID:vLk2VQm+
たくさんのえがお たくさんのえがおをありがとう お礼をしようと思ったけど みんなそそくさと帰っちゃう きっと遠慮しているんだね たくさんのえがおをありがとう みんなは笑うときに指をさす 人を指さしちゃいけません、って習ったけど 笑うときにはいいんだね たくさんのえがおをありがとう 殴られてるときもケガしたときも みんなボクを笑ってくれた そんなことたいしたことないよ、って テレビの向こうで起きてることみたいにさ たくさんのえがおをありがとう みんなのえがおに囲まれて ボクは飛び上りたい気分でいっぱいです (見てしまった、なんというスレ・・・)
528 :
ひろみ ◆nbNzMpmazw :2008/10/29(水) 01:11:52 ID:qIXir/qj
>>526 さんへ
残念です・・・。
じゃあこれは、
二度と見ないほうがいいかもね。
自己責任でお願いします。
↓
>>525
529 :
ひろみ ◆nbNzMpmazw :2008/10/29(水) 01:19:14 ID:qIXir/qj
>>527 最後が飛び下りじゃなくて、
本当によかったです。
詳しい感想は週末に書きます。
ご応募、ありがとう。
ぜひまた何度でも、
気が向いた瞬間に書いてください。
詩はほとんど気分です。
推敲はいつでもできます。
530 :
名前はいらない :2008/10/29(水) 01:44:11 ID:/mzgw6AU
「ひとりで笑えない」 痛いえがおの少女 笑った目が泣いていた いつも暗い表情に重ねたえがお 笑い方を忘れた訳じゃない 閉じこめてしまった なぜ? 「だって、あの人はもう二度と微笑えまないもの…」
531 :
ひろみ ◆nbNzMpmazw :2008/10/29(水) 12:34:40 ID:qIXir/qj
>>530 さんへ
ご応募、ありがとうございます。
(p_-)読むよ。
「えがお」 会うと顔がほころぶ なぜか自分も 相手がふふっとわらうと 自分もふふっとわらって お腹のあたりがくすぐられて 胸のあたりはあたたかい 時には 不敵に笑うし ばかばかしくなって笑うこともあるし ばかにして笑うし ただ可笑しくて笑う 君の前では なんでもなくても 君がわらえば僕もわらう
533 :
ひろみ ◆nbNzMpmazw :2008/10/29(水) 21:21:53 ID:qIXir/qj
>>532 さんへ
人をくすぐったくする子、いるよねー。
幸せがそのまんま歩いてるみたいな子。
神さまの詩みたいな顔して、
いつも、歩いてる。
言うよねー。
534 :
名前はいらない :2008/10/29(水) 22:40:55 ID:4U2L6PTO
「ひろみの歌」 日々スレ読むいつもの私 気づいたら笑顔になっていた ひろみのレスは笑顔の源 無料で笑顔になれるんだ そんな笑顔の源またほしい パンツ付きだと笑顔二倍 あとはひろみの気分次第
535 :
ひろみ ◆nbNzMpmazw :2008/10/29(水) 23:29:38 ID:qIXir/qj
>>534 へ
おれを歌うなWWW
赤ままの花みたいにWWW
おまいはもっぱら、
おれの腹の足しになることを歌えWWW
すごく、ありがとう。
真心を感じるよ。
でもそろそろね、
寝たいです。
実は今、風邪をひいてて、
熱が上がってきています。
仕事を始めたばかりだから、
週末まで、何があってもがまんして、
がんばる私です。
無料は魅力的だね。
ぜひまた、新しいおまいの詩を、
おごってください。
おつかれさん。
「笑顔」 強風に荒立つ枝葉は山ほどか 根深き足の動か大木 高熱のマグマを潜め 辛うじて地表はその層を保つ 暗き夜 いとさうざうし 明るき朝に 満つ心地 朝な夕なに歌はばや 切い光なむ 氷上の太陽
「笑顔」 強風に荒立つ枝葉は山ほどか 根深き足の動かぬ大木 高熱のマグマを潜め 辛うじて地表はその層を保つ 暗き夜 いとさうざうし 明るき朝に 満つ心地 朝な夕なに歌はばや 切い光なむ 氷上の太陽
539 :
gomi :2008/10/30(木) 01:43:12 ID:iOGdND26
「南瓜」 台所には一個の南瓜が有る ごつごつとして岩肌のよう 色だって味が有ると言えばあるが あんまり爽やかではない深緑だ 人呼んで「かぼちゃ」 英語では黄色が「パンプキン」緑色が「スカッシュ」 可愛らしくて こいつには似つかわしくない 南瓜を眺めていると 何だか可愛らしい気もしてきた 頬の辺りが盛り上がって 気持ちのいい笑顔じゃないか
540 :
gomi :2008/10/30(木) 01:44:48 ID:iOGdND26
「笑顔」 スーパーで買い物をしている時 少し離れた所で 1人の子供が前のめりに転んだ 4〜6歳ぐらいのその子は 手を着いてよろよろと立ち上って 右を見回し左を見回す こちらを向いて目が合うと おそるおそる表情を緩め ぎこちなく笑った わたしが笑い返すと 今度はもっと大きく嬉しそうに笑った
541 :
ひろみ ◆nbNzMpmazw :2008/10/30(木) 18:31:56 ID:bnn7WMa/
投稿、ありがとうございます。 さて10月も、 残すところ1日となりました。 神名月も果て、 いよいよ人肌の恋しい、 冬の到来です。 詩がしみます。 言葉が生きます。 そして私は―― 詩を募集しています。詩を募集しています。
542 :
名前はいらない :2008/10/30(木) 21:01:12 ID:75pXJEqJ
ひろみって男なの?
543 :
ひろみ ◆nbNzMpmazw :2008/10/30(木) 22:00:35 ID:bnn7WMa/
544 :
名前はいらない :2008/10/30(木) 22:19:41 ID:ghOUwtLT
こんな板あったのかw ひろみにほれた(*´д`*)
どーせ男なんだろ 騙されないぞ
546 :
ひろみ ◆nbNzMpmazw :2008/10/31(金) 00:46:31 ID:lcHmhALz
「天才」 ひろみ 石を笑わせたなんて、 あんた たいしたもんや。 自分の一生 ほかしてもうてまで、 あんた 笑いの天才やな。 戦争してたわ。 わしら。
547 :
名前はいらない :2008/10/31(金) 04:17:24 ID:DEtryPEy
「ひろみの魅力」 こんな気持ちは初めてだ 性があるようでない不思議 ひろみの魅力は果てしない どこまでも両生類 性別を超越した先の奇跡 もはや性の壁は必要ない ひろみの心の思いがすべての形 さぁ笑顔を見せてお尻をこちらへ
サティスファクション聞きながら 僕はむしろ逆に満足している ベトナム戦争を思い浮かべながら 地獄の黙示録こき下ろしながら にへらにへらと笑うのである これからストーンズが迷いに迷って メンバーが何人か 死ねばいいと思っている へらへら笑いながら 少々クドいのを知りながら 英語なんか分からずに
549 :
さみだれ :2008/10/31(金) 17:53:12 ID:ebBSQcr0
「願い」 こどもたちは夕暮れ かくれんぼを楽しんだあと 赤とんぼが聞こえたら みんな家に帰る 僕はただそれを見送る こどもたちの何ものでもない 今日も五時になってしまったから 帰る家に向かう 女の子は夕暮れ 男の子と歩く いつかこうなりたいね 笑いながら歩く 僕はただそれを見送る こどもたちの何ものでもない それでもお別れはくるんだと 遠い目で思う おとなたちは黄昏れ 仕事を終え帰路につく お疲れ様 今日もご苦労さん 哀愁の中煙草をくわえる 僕はただそれを見送る おとなたちの疲れた背中を 朝にはなかった追い風よ その背に吹きつけてくれ ベッドの中は夢 たのしいことをなぞる 好きな子と話をしたこと 大好きな遊びをしてること 星や月は部屋を光でいっぱいにし やがて優しい夜風を連れてくる 僕はただそれを見送ると みんなの幸せを願い雲に流されていく
550 :
名前はいらない :2008/10/31(金) 17:58:31 ID:IZt3y7O1
テスト
551 :
ひろみ ◆nbNzMpmazw :2008/10/31(金) 18:19:05 ID:lcHmhALz
こんばんわ。投稿、ありがとうございます。 風刺あり、ユーモアあり、ニヒルあり、郷愁あり―― 週末は、これらをじっくり眺めながら、 心静かに過ごそうと思います。
「らふた」 君は生まれながらにして笑い方を知ってる はぐくむ世界の優しさを知ってる それは嘘ではない それは嘘ではないよ 人の心は人の痛みにたわむもの 笑顔はきっと笑顔で返されるもの でも人の心を殺すのは それほどかたいことでもないから ほほ笑みは花のようなものだ 咲ききった瞬間から細胞の一つ一つがしずかに崩れゆきながら 水を吸い 陽にうつり 風に揺れる花のような 笑うあなたに おそるおそるに私は 愛している という
553 :
名前はいらない :2008/11/01(土) 03:38:42 ID:qNSOw4Lr
「ひろみを味わう」 知的な味わい お茶目な味わい エロスな味わい ひろみの味わ複雑技巧 絶妙なバランスで攻めてくる まさに味の踊り子ここにあり ならばいざ行かん ひろみのお尻味わい深し 進めよ同士秘境に眠る美味求め
554 :
名前はいらない :2008/11/01(土) 07:09:30 ID:YyeqY+S+
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555 :
ひろみ ◆nbNzMpmazw :2008/11/01(土) 14:34:35 ID:3OpxquEk
>>513 さんへ
男の子の気持ちが、すごく出ています。
それは、未練との葛藤です。
未練は表に出ると惨めに見えますが、出さないと苦しいものです。
死ぬくらい、つらいものです。
だからこの詩の僕は、未練を必死に愛にしようとしました。痛々しいくらいの葛藤です。
一見、女々しく、押し付けがましい気もしました。でも、何度か読み続けるうちに、彼はまだまだ言い足りないのかもと思いました。
思いがあふれて言葉がこぼれるとき、
言葉はまったくの裸です。
それは紛れもない、詩の原石です。
精一杯、等身大でこぼれ落ちた、正直な詩になりました。
一喜一憂する心の息づかいもしていて、確かに生きている詩だと思います。
ぜひ詩を書き続けてくださいね。
うちからの、祈りです。
556 :
名前はいらない :2008/11/01(土) 15:47:47 ID:xJ6gRa97
修司って(笑)
557 :
ひろみ ◆nbNzMpmazw :2008/11/01(土) 16:28:37 ID:3OpxquEk
>>515 さんへ
リズムが面白いです。
この作者独特の、
思考の間合いを感じます。
ワンツー、ワンツーときて、
最後の1行がストンとオチました。
――今が幸せな時だったんだ
幸せという発見の余韻が、
表情みたいに消えていきます。
558 :
笑顔 :2008/11/01(土) 16:38:37 ID:0D2oPymE
笑顔って難しい 辛いことがあった場合どうやって笑顔を出せばいいの? その人は笑顔を投げかけてくれたけど その人が陰で自分の悪口を言っているのを聞いてしまった場合どうやって 笑顔でいろって言うの? いつもニコニコ? 私には分からない 理解できない 笑顔って心が正直に出すものでしょ 作り笑いしたって、家に帰って一人になれば心が破裂して 涙が溢れるだけ 嘘は嫌 もう嘘は沢山 作り笑い 愛想笑い 裏には「あざ笑い」が含まれてる場合だってあるって気が付いた この世の中は恐ろしいよ 本当に 笑顔なんて 心の醜さを隠すためのただの仮面
559 :
笑顔 :2008/11/01(土) 16:42:18 ID:0D2oPymE
ごめんなさい ブラックで 明日は明るいものを書きます
560 :
ひろみ ◆nbNzMpmazw :2008/11/01(土) 21:01:58 ID:3OpxquEk
>>521 まーさんへ
何度も読みました。
くり返し読むうちに、言葉の暗い無限ループの底へ落ち込んでしまいました。
もう、戻れません。
561 :
ひろみ ◆nbNzMpmazw :2008/11/01(土) 21:22:29 ID:3OpxquEk
>>527 さんへ
目という窓から見た世界。
自閉――。
こっちの笑顔と、あっちの笑顔と。
多元同時進行している世界。
そんな直観をしました。
562 :
ひろみ ◆nbNzMpmazw :2008/11/01(土) 22:00:21 ID:3OpxquEk
>>530 さんへ
私もいつから一人で笑えなくなったんだろう?
彼女の笑顔を通じて、2つの反射行動について考えました。
人間て、悲しいね。
もう一度、野性に帰って笑いたいな。
563 :
名前はいらない :2008/11/02(日) 00:08:44 ID:pZKyaSnJ
「ひろみの肛門」 知りたい気持ち 誰でもあるよね どんなこと? それはね ひろみの肛門 しわの数や 色艶膨れ具合 さらには匂いまで みんなの気持ち 私の気持ち 今ここに一致 ひろみの原点 知りたいな
564 :
名前はいらない :2008/11/02(日) 01:03:10 ID:cMKH62Jw
↑死んだらええねん
565 :
ひろみ ◆nbNzMpmazw :2008/11/02(日) 01:18:21 ID:RW/xPu/w
うちは、もうすぐいなくなるから。 この大会が終わるまでには、 一つくらい、笑えることを書きなさい。
566 :
ひろみ ◆nbNzMpmazw :2008/11/02(日) 02:01:15 ID:RW/xPu/w
>>532 さんへ
気があうね。
友達かな?恋人かな?
あったかい人がいます。
567 :
ひろみ ◆nbNzMpmazw :2008/11/02(日) 02:26:54 ID:RW/xPu/w
>>538 さんへ
声に出して読みました。
強い詩です。
私は本来、こういう詩が好きです。
七五調の詩には、不思議な力があるからです。
この方のように、リズムに合わせて詩を作るのも良いものです。
568 :
ひろみ ◆nbNzMpmazw :2008/11/02(日) 02:48:33 ID:RW/xPu/w
>>539 gomiさんへ
カボチャと台所と聞いて、
石垣りんさんの「シジミ」の詩を思い浮かべました。
身近な観察描写から入り、だんだん擬人化していく辺りが見事です。
日常での新たな発見、食材に対する愛情を感じました。
この日はハロウィン。実際にカボチャに、目や口を入れたのかも知れませんね。
569 :
ひろみ ◆nbNzMpmazw :2008/11/02(日) 03:06:40 ID:RW/xPu/w
>>540 gomiさんへ
子供とのアイコンタクトは、
心にユーモアがないとできません。
「南瓜」の詩を見てもわかる通り、
gomiさんには独特のユーモアがあるようです。
生活の1コマを楽しく切り撮る人です。
570 :
ななし :2008/11/02(日) 04:23:03 ID:vYhNqU7v
>>501 です…
>>506 のレスで、お分りかと思いますが… そう、ひろみさんとは、別板での知り合いです…
普段、使わない携帯から、こっそり投稿したのですが… バレてしまいました…
僕の陳腐なポエムが、呼び水か、カンフル剤になればなぁと、恥を忍んで書きました…
取り越し苦労でした…
素敵なポエムが、たくさん…
次回以降、真剣に書いてみようと思います…
無かったコトにしてください…
スレ汚し、申し訳ない…
>>563 明らかにセクハラの域に達してるよ。
自分が書いたものを読む人のことを考えなよ。
そんな想像もできないなら詩なんか書くな。
月を仰ぎ見て一人背の青きを知る 我は世のカタチすら見えず 我は己がスガタすら知らず 水面の影に写し見ても、水は濁り波揺れる 虚空の星を仰ぎ見ても、星は陰り月落ちる 幼き夢に見捨てられ、寒き現に身は震う ああ、今は我が我が生を生きることを
ひろみスレ何か立てればいいのに。 そしたら時々ポエムを書きに行くよ。
574 :
名前はいらない :2008/11/02(日) 18:19:30 ID:/bQPFZTN
私は太陽です いつも下ばかり見てないで笑顔をこちらに向けて下さい 笑顔は心を癒します いつも俯いてばかりいないで笑顔をこちらに向けて下さい 笑顔は心を満たします いつも愚痴ばかりで涙してないで笑顔をこちらへ向けて下さい 笑顔は心を優しくします だから、私の下で素直に輝く ひまわりのような素敵な笑顔をたくさん向けて下さい 愛する私の可愛い子ども(人間)達よ
575 :
名前はいらない :2008/11/02(日) 20:55:15 ID:pZKyaSnJ
詩を募集してます。 詩を募集してます。 テーマは「ひろみ」です いろんな角度から見たひろみ 皆の応募どしどし待ってます
576 :
名前はいらない :2008/11/02(日) 21:02:28 ID:pZKyaSnJ
「ひろみと共に」 いろんな道がある 孤独な道も 辛い道も 楽しい道も 道っていうのは 自分しだい そう 自分しだい だから想う ひろみへの道 終着駅は ザ・アナル
577 :
ひろみ ◆nbNzMpmazw :2008/11/03(月) 00:02:54 ID:DFPNjtub
>>548 さんへ
魅力的な人です。
にへらにへらと笑うこの人と、
一晩中、話してみたいです。
うちは、
四季に包まれながら、
昔と今を頭に詰めて、
宇宙の果てを考えます。
海底の暗さを思います。
顕微鏡をのぞきます。
それは、
人間ということを知ってから、
うちは死んでいきたいからです。
だから、
私は私を知るために、
あなたのことも
知らなければいけない。
そんな気がします。
ウィスキーのオンザロックのような詩に、今夜はどんなおつまみにする?
焚火なんか、いいね。
578 :
ひろみ ◆nbNzMpmazw :2008/11/03(月) 00:43:29 ID:WzuLez5u
>>549 さみだれさんへ
最後まで、安心して読むことができました。
独特の言い回し方から、僕視点で流れる時間の経過とともに、風を感じました。
詩中の僕はただ見ているだけなのに、読んでいる自分がまるで、この僕の中の人になってしまった気がする――。
そして最終行、みんなの幸せを願い雲に流されていく、で、僕と私は自然のことのように別れていきました。
郷愁、感傷、情緒。
一日という、時間的なおしまいの果てに、やがて静かな哀しみを、明るくほどいた詩になりました。
579 :
ひろみ ◆nbNzMpmazw :2008/11/03(月) 19:23:06 ID:WzuLez5u
>>552 さんへ
らふたは、laugh+太郎でラフ太かな。
きちんとした詩です。
強くて、清潔感がある詩です。
ところで、
赤ちゃんの笑顔の理由は、
まだ解明されてないようです。
赤ちゃんがしゃべれたら、
すぐにわかるんだけどね。
みんなも昔は赤ちゃんだったのに。
おぼえてないや。
なんで大人になるんだろう。
赤ちゃんがこっちに来ると、
ときどきドキッとするのは何でだろう。
赤ちゃんの笑顔は、ワルだね。
かわいいな。
ほほ笑みは花のようなものだ。
うちもそう思います。
そこまでは想像してたけど、
この作者の面白いところは、
笑顔という心の世界と、
細胞という物質の世界を、
つなぎ合わせたところにあります。
これからの世界に必要な、
大事な大事な考えかたです。
大統領や科学者ほど、
詩心が必要だと言いたいです。
なんちて。
笑顔にも、
たくさんの言い方があります。
日本語は、本当に豊かです。
豊かすぎて、
詩を作るのに困ることもありますが、
そのボキャブラリーの豊かさが、
感情の固定化や、表現の刺激に、
大いに役立つこともあります。
うちの場合、
失敗することが多いけど。
だから日本には、
以心伝心があるのかもしれませんね。
580 :
ひろみ ◆nbNzMpmazw :2008/11/03(月) 19:46:49 ID:WzuLez5u
>>558 笑顔さんへ
真実です。
うちはこの半年くらい、
ひきこもりでした。
会社でいやなことがあって、
家族のこともイヤになり、
友達の普通さをうらやましく思い、
でもそれを人のせいにできなくて。
人のせいにして生きても、
社会は変わってくれないし。
だから自分を責めて、
責めて責めて責めつづけて、
自分の心と体を傷つけてしまいました。
心なんかいらない!
心なしで生きていけたら、
ほんと、楽だ!
心底、思いました。
だから、きみが書いたこの詩に、
共感してなぐさめられた人が、
必ず絶対、いるよ。
この世界には、
詩を必要としている人がいます。
詩を書き続けてください。
そしてそれを見せてください。
きみの詩が、私たちの力になります。
581 :
ひろみ ◆nbNzMpmazw :2008/11/03(月) 20:03:00 ID:WzuLez5u
>>572 さんへ
笑顔とは無縁の世界観です。
だからここでは、
笑顔と結びつけて語ることを
抜きにします。
青が冴えています。
色は私たちにイメージを与えます。
心のプリズムです。
2行目以降、
私も体を捨てました。
この詩の世界に入ったわけです。
――幼き夢に
で、心層下の表面に浮きあがり、
――寒き現
で、骨肉の温かさを取り戻しました。
霊感を体験した気分です。
人が生存していく厳しさを、
私は今、震えながらかみしめています。
冷たいのに、熱を感じた詩です。
人の肌のぬくもりかも知れません。
いよいよ冬がやってきます。
582 :
ひろみ ◆nbNzMpmazw :2008/11/03(月) 20:24:04 ID:WzuLez5u
>>574 さんへ
人を思って書いてます。
感動があったんだね。
ヒマワリ畑を見たことがあります。
1本でもまぶしいヒマワリが、
土にいっせいに立っている姿を見ると、
地球という命に感動します。
太陽――。
太陽は強すぎて、
直視すると目がやられます。
近いと毒だけと、
絶妙の近さで、いつもいてくれています。
太陽は自分のことがよくわかっているんだね。
私たちも、地球のことを知らないといけません。
子供たちといっしょにね。
考えさせられた詩でした。
583 :
ひろみ ◆nbNzMpmazw :2008/11/03(月) 20:35:42 ID:WzuLez5u
ひろみのうた、の人へ いつも大変、お疲れさまです。 自分が詩になったのは、 人生ではじめての体験でした。 処女を失ったときみたいに、 鮮烈な、ショックでした。 だけど、 くどいようだけど、 もっとヒネって書いてくださいな。 たまには力をくれる、 強い詩を書いてください。 はっきり言って、 うちはアンタのことが大嫌いです。 半径1センチ以内に、 きみが入ってくるからです。 嫌いだから気にします。 誰よりも、期待してます。 もっとたくさん、かかってこい。 パンチが当たってきてないよ。 がんばってね。
584 :
ひろみ ◆nbNzMpmazw :2008/11/03(月) 20:39:32 ID:WzuLez5u
詩を募集しています。詩を募集しています。 テーマは「笑顔」です。 締め切りは今夜、午前0:00です。 待ってます。
メッセージ 託しました まもなく あなたの目の前に現われることでしょう ありったけの想い 託しました 彼は きっと こう告げるでしょう 生まれた意味を探してた 生きるの意味を探してた ずぅっとずっと探してた 涙ぽろぽろ言うでしょう とびきり笑顔で言うでしょう あなたに抱かれ言うでしょう
586 :
ひろみ ◆nbNzMpmazw :2008/11/03(月) 22:11:52 ID:WzuLez5u
>>585 スネークさんへ
ご応募、ありがとうございます。
ドキッとしました。
つい読みたくなる書き出しです。
彼らに何があったんだろう。
ドラマを想像しました。
それくらい行間が広いです。
行間をよく書いた詩だと思います。
この詩で1本、小説が書けるね。
うちには書けないけど、さ。
ワクワクしてきました。
587 :
名前はいらない :2008/11/03(月) 22:35:04 ID:asU3XB6Y
「ひろみへの恋心」 ひろみへ 今分かった 自分の気持ち これは恋心 だから感じたい ひろみの温もり ひろみの肛門 もっと身近に ひろみの温もり ひろみの肛門
588 :
ひろみ ◆nbNzMpmazw :2008/11/03(月) 22:44:37 ID:WzuLez5u
「ウェルウィッシュ」 花瓶 机の上の赤いりんご 夜空の星にわたる風 帰る窓の灯り 風邪薬 冷たい水 しおり 聞きなれた歌声 明日のぼるだろう太陽 それらすべてによせて あなたに幸いがあるように
590 :
ひろみ ◆nbNzMpmazw :2008/11/04(火) 00:11:25 ID:TdQcFqRB
>>589 さんへ
今日という、かけがえのない一日を、
美しく、締めくくってくださいました。
ただいまをもちまして、
ポエム大会「笑顔」を締め切ります。
優勝者発表まで、
1時間ほどお待ちください。
591 :
ひろみ ◆nbNzMpmazw :2008/11/04(火) 00:53:18 ID:TdQcFqRB
優勝は、
>>549 さみだれさんの「願い」です。
それでは、さみだれさん、
次のお題等をよろしくお願いします。
みなさんへ。
20作品近いご応募、
本当にありがとうございました。
最後まで選考に迷いましたが、
どの作品にも味わいがあり、
さまざまな触発をうけました。
また評価等、私にとっては
はじめての経験だったので、
たいへん勉強になりました。
あらためて、
私を選んでくださったニッキさんと、
応募してくださったみなさんに、
心から感謝します。
これからも私は、
詩を書き続けることに決めました。
みなさんの詩に、
命をつなぎとめられました。
それではまた、
お会いできる日を楽しみに。
ひろみ
592 :
さみだれ :2008/11/04(火) 02:54:34 ID:sR+Nul61
次のお題は… 「金玉、踏まれたいっす」
593 :
さみだれ :2008/11/04(火) 03:19:52 ID:ZADeM5zu
詩を募集してます。 詩を募集してます。 お題は「肛門」です 皆さんの熱い作品待ってます そして皆さんの熱い作品を何度も味わいたいです。 熱い作品は一人一作品まで、締め切りは11月11日です 評価は今風邪を引いてて会社も行ってるので週末にまとめてします それではあなたの熱さ、裸体をホットにしてお待ちします
594 :
さみだれ ◆n.DUTbwJIc :2008/11/04(火) 03:37:01 ID:XY3c61ZP
すみません。遅くなりました。 変なのがおりますが、お気になさらず。 ひろみさん、ありがとうございます。人の作品を評価するのは初めてですが、よろしくお願いします。 次のお題ですが、「戦争と平和」です。 期限は、16日まで。 一人一作品とさせていただきます。 それでは、到らぬ点も多々ございますでしょうが、よろしくお願いします。
595 :
名前はいらない :2008/11/04(火) 04:17:37 ID:nGOvBfSs
小坂とかいう変なのがホントに出てきたな
596 :
gomi :2008/11/04(火) 12:45:58 ID:5qSt+pCL
ひろみさん、お疲れ様&ありがとうございました。さみだれさん、おめでとうございます。
>>568 「シジミ」にも笑顔は出てきましたね。あちらは鬼ババの笑いでしたが。
ひろみさんのおかげで、このスレも黄泉がえりました。
また詩板にもお立ち寄りくださいませ。
597 :
名前はいらない :2008/11/04(火) 16:15:18 ID:b6rCY4Vg
『明日の穴』 「なあこれ」 「何」 「ほったりうめたり」 「うん」 何回 穴の中は湿った土の匂いでむせかえるほどで 汗がまたしゅっと染みていった 「だれのための墓なんかなあ」 「知らんね」 「予定ばっかりいれるもんなあ」 「明日は明日かいね」 「予定が死んでんのかなあ」 何回 クソの穴にもぐったり突っ込んだり正しくもクソ 奴隷将校は自分を鞭打ってさあ口でクソ垂れる前に イエスサー 何回 何回架空の死体を埋めては掘り返し 何回もの架空の死体の予定の上の保険がきかない 生粋のマゾ気質 「明日は戦争だってよ」 「 」 「知らんかったなあ」 「 」 奴隷将校は開戦前夜いつも腰に差していたSAAに自分のタマつめて撃って死んだ 穴んなかは暗い 暗いなあ
598 :
名前はいらない :2008/11/04(火) 20:27:18 ID:ZADeM5zu
「ひろみのないせいかつ」 ひろみ もういないの? もうこないの? ひろみ いまなにしてるの? いまどこにいるの? もうたえられない ひろみのないせいかつ やっとめぐりあえたのに もういなくなる にどとであえない いとしい ひろみの肛門
599 :
ひろみ ◆nbNzMpmazw :2008/11/04(火) 21:20:41 ID:TdQcFqRB
>>598 6点。
まあまあよく、がんばりました。
で、
忘れてたけど――。
うちの採点は10点満点です。
あと――。
アンタがもし、
このまま詩を続けてくれるんなら、
うちはここの板を使って、
小さなスレ小屋を建てます。
庵の名前は、アンタにまかせる。
これは、エコの一環です。
それから鍵はつけないから、
すべての旅人が寝泊りします。
ゲストハウスの大家さんが、
うちの昔の夢だったからね。
あとは、アンタしだいだよ。
名前、まかせた。
それか、
アンタが大家さんになるのも、
ありかもね。
そのときは、住所、教えなさい。
わかったね。
600 :
名前はいらない :2008/11/04(火) 22:32:53 ID:S3wkEy3o
>>555 評価ありがとうございます。
ここで書いた「僕」はガンを宣告された「僕」ということで書かせて貰いました。 ただし自分のことではないですから大丈夫ですよ。
ひろみさん乙です。 空いた時間にちょくちょくスレみてました。レスする時間はなかったけど。 とにかく乙様。
602 :
さみだれ ◆n.DUTbwJIc :2008/11/04(火) 22:39:02 ID:XY3c61ZP
>>597 「明日の穴」
いいです。最後の会話の鍵かっこを空欄にするという表現が好きです。背中で語るみたいな。全体的にすごい上手いです。
もう少し読んで理解を深めてから改めて感想を書かせていただきます。
みなさんの「戦争と平和」をお待ちしています。
>>600 詩を読むにあたって、
私はかつて、
作者の生い立ちや、
時代背景も知るべきだ、
と、考えていました。
でも今は、
詩は究極、独立自存したものだ。
そう思うようになりました。
だからきみの詩は、
まぶしいくらいに裸だった!
大声で言いきれます。
その考えに至った理由については、
いつかまた、
君と話せる機会までゆずります。
ごくごくきまぐれであろう、
詩の神さまにゆずります。
お願いがあります。
どうかいつまでも、
きみの心を刻んでください。
今は拙くとも、
推敲は明日にでも、
10年後にでもできます。
たしかに、
便所の落書きは
虚しいかも知れないけれど、
今しか見れない人が、
必ずこの世界にはいます。
私はそう思っています。
そういう思いで詩を書いています。
なかなか上手く書けないけど。
思いがあります。
それが現代詩人の持つ、
最大の武器だと思います。
草々
>>601 本当に疲れましたー。
でも、真っ正面から向かっていけた、
悔いのない疲れ方です。
おかげで言葉に筋肉がつきました。
なのでしばらくは、
ストレッチに専念します。
やさしいあくまさんのことは、
この大会に参加してから知りました。
同板他スレのようすも、
チラッと偵察したからです。
私は別板で、あくま、
という名前でカキコミしています。
なので、
やさしいあくまさんを見つけたとき、
かなり不思議な気持ちになりました。
あとから来たのは私のほうです。
これからを、よろしくお願いします。
「じくじく」 じっくり じくり 血の痕がにじむまで強く噛んで それでも味が抜けない じっくり じくり 噛み付いて しょっぱく鋭い鉄の味 鳥の小骨を噛むような ふさふさのしっぽ撫でるような ぽかりぽかぽか冷たくぬるい 暖かくも生暖かい それが怖いかと言われたら それが苦しいかと言われたら それはそれだと じっくり じくり 包帯越しに噛み付いて腕に 奥歯の痛みを知りながらも それを知りながら
606 :
さみだれ ◆n.DUTbwJIc :2008/11/05(水) 00:24:40 ID:nAXptYs1
>>604 謝ることないです。
それにしても、みなさんいい詩ばかりで、こんな未熟者が優勝でいいんだろうかと考え込んでしまいます。
よければ評価するにおいて注意すべきことなどがあればご教授願いたいです。
>>605 書いてくださりありがとうございます。
もう寝なきゃならないので、また後日感想を書きます。どんな発見があるか楽しみです。
607 :
名前はいらない :2008/11/05(水) 08:27:57 ID:ZF2tmi26
ひろみさん居なくなっちゃうの?
608 :
ひろみ ◆nbNzMpmazw :2008/11/06(木) 22:57:09 ID:6PCnyQhz
支援
609 :
ぱきゅん :2008/11/06(木) 23:13:13 ID:VMpRUJb6
玉子倶楽部雛倶楽部 すしすし回転かいてんすきすき あなた まわる人 それともまわす人 建物にぶっかける醤油の 皿からはぎ取って上陸の インベーダーだよ おっかさん 落下傘 ブルブル プリンに白旗おったて 赤い我利 ガリ あがりも 好き好き あなた 熱さ忘れる人 忘れない人 喉元過ぎれば すしすし回転 かいてんすきすき ぴーよぴよ あなた まわる人 それともまわす人 忘れられる人 忘れられない人 玉子焼きみたいになったら嫌だ
610 :
名前はいらない :2008/11/06(木) 23:16:04 ID:UiWqNMBx
ハゲキモデブが法人割してくれるってさ
611 :
ニッキ :2008/11/06(木) 23:56:32 ID:jCbt/+6n
遅くなりましたが、「らふた」と「ウェルウィッシュ」書きました。 らふたはlaughterのつもりでしたが、読んでもらってなんか自分のなか に新しいものが生じました。ラフ太いいので大事にしまっておきます。 小さい子の笑顔は、ああ失うのが怖いなあと思われます。モノのなかに 神を見出しちゃう探究心と謙虚さは人の宝だと私も思います。 >499とか、>546とか、背景描写まったくないのにいちいちぶっすり刺さ るんですが、本当何なんでしょうこれ。 影響されて詩が書きたくなりました、長いこと書けなかったのですが出 来はともかくとても久しぶりに心をこめて書けました。 一つ一つの詩に丁寧に寄り添い入り込むような評、大変だったと思いま す。ありがとうございました。お疲れ様でした。
612 :
さみだれ ◆n.DUTbwJIc :2008/11/07(金) 00:03:20 ID:Dfii82WD
>>597 明日の穴
読めば読むほど味が出てくる詩です。それになんだかもの悲しいです。作品の情景や心情に非常に移入しやすかったです。
それと予定という言葉にひかれました。と同時に暗くもなりました。戦争があった今だからこのような感情になるのでしょう。
広い視野がなければ、このような話は書けないと思います。
また、詩の完成度が高くて驚きました。
戦争の側面を見たような気がします。
最後の会話から終わりまでの流れがたいへん素晴らしかったです。
613 :
ひろみ ◆nbNzMpmazw :2008/11/07(金) 00:08:48 ID:3W9aVRnY
>>611 ありがとうございます。
ここ数日、いろんな出来事があって、
すこし情緒不安定になってます。
前向きに歩いてるんだけど、
何か急にさみしさが大きくなって、
たぶん疲れてるんだと思います。
愛知は雨です。
今夜、ニッキさんの言葉が胸に響きました。
ぐっすり休んだら、私もまたペンを持ち、詩を書きはじめます。
この
冷たい雨が晴れることを
私は願います
草々
614 :
ひろみ ◆nbNzMpmazw :2008/11/07(金) 00:18:03 ID:3W9aVRnY
>>611 追伸
優勝作品を選定するとき、
私は、ニッキさんの「ウェルウィッシュ」と、
さみだれさんの「願い」のどちらにするかで、
最後まで悩みました。
詩を比べるという作業は、
私にとって残酷なことでもありました。
けれど詩について、
腰を落ちつけて考えることのできた、
素晴らしい毎日でもありました。
それでは、失礼します。
615 :
さみだれ ◆n.DUTbwJIc :2008/11/07(金) 00:40:11 ID:Dfii82WD
>>609 ぱきゅんさん
リズムのいい詩をありがとうございます。
土日のうちにじっくり読んで感想書きます。
みなさんの「戦争と平和」をお待ちしています。平和も忘れないであげてください。
616 :
名前はいらない :2008/11/08(土) 02:26:43 ID:qQ5gPVUv
支援。
617 :
名前はいらない :2008/11/08(土) 02:31:38 ID:YosUfCND
彼が正義だといえば 間違いなくそうだ 彼が悪だといえば 間違いなくそうだ そういうものは 彼がことばにするまでは 生まれていなかったものだから 平和 辞書から出てきてくれればいいのに
618 :
名前はいらない :2008/11/08(土) 04:07:48 ID:qQ5gPVUv
「ひめゆり」 言葉はもともと 偽善だから、 私は たまらない思いで 彼を叩いた。 すっかり 冷たくなってしまった、 彼の死体を 叩いた。
619 :
名前はいらない :2008/11/08(土) 06:46:45 ID:OTW5gQWx
おはよう 今日も駄目か 明日に期待しよう おやすみ
620 :
名前はいらない :2008/11/08(土) 06:53:06 ID:SKIVqczL
つまらないものを書き込むなよ…
621 :
名前はいらない :2008/11/08(土) 11:40:13 ID:c3Wgnxey
ここ気持ち悪い
622 :
さみだれ ◆n.DUTbwJIc :2008/11/08(土) 21:15:24 ID:cnwBEP8/
>>605 じくじく
対になる表現を並べて書いていて、その言葉選びはすごいセンスのあるものだと思いました。
ただ自分には少し難しいというか、理解に苦しみます。
リズムや韻や言葉に魅力を感じるんですが、ぐっと来るものがなかったです。
自分の理解力のないばっかりに申し訳ありません。
もう少し読み込んでみます。
623 :
さみだれ ◆n.DUTbwJIc :2008/11/08(土) 21:47:23 ID:cnwBEP8/
>>609 ぱきゅんさん
比喩というんでしょうか、おもしろいです。
なんか無性に寿司食べたい。
空襲が町を襲うという想像をしたんですが、すぐにあの酢飯の匂いと妙に居心地のいい回転寿司屋を思い出してしまい、呑気な気持ちになりました。
まわされる人 まわす人
忘れられる人 忘れる人
というとこが独特に戦争を表現していたと思います。
回転寿司というのも独特ですが。
624 :
しん :2008/11/08(土) 21:55:21 ID:w7ASfWSZ
さみだれウザい
625 :
さみだれ ◆n.DUTbwJIc :2008/11/08(土) 22:26:05 ID:cnwBEP8/
>>609 さん
すみません!間違えました!
まわる人 まわす人
忘れられる人 忘れられない人
でした。
本当に申し訳ありません。
失礼しました
626 :
名前はいらない :2008/11/08(土) 22:33:32 ID:qQ5gPVUv
支援。
627 :
さみだれ ◆n.DUTbwJIc :2008/11/08(土) 22:58:07 ID:cnwBEP8/
>>617 すごいひきつけられたんですが、
これは詩とみてよろしいんでしょうか?
>>618 ひめゆり
戦争を突き付けられました。
少ない言葉の中に世界観を完成させているように思いました。
ふっと寂しくなる詩です。
たいへんいい作品を読ませていただきました。
628 :
ぱきゅん :2008/11/09(日) 23:52:05 ID:E2+w8OKq
629 :
ぱきゅん :2008/11/09(日) 23:53:56 ID:E2+w8OKq
あらがとうございます. だなんて、入力ミスってしまい失礼しました。
630 :
名前はいらない :2008/11/10(月) 20:07:15 ID:xK7SpBLM
支援。
631 :
ひろみ ◆nbNzMpmazw :2008/11/16(日) 17:14:47 ID:y/1aZnSa
632 :
名前はいらない :2008/11/16(日) 19:45:41 ID:CfYBGCnF
↑それ自分が同じことされたらどうかな?
633 :
さみだれ ◆n.DUTbwJIc :2008/11/16(日) 19:54:16 ID:bgDit2Gt
過疎化させてしまい、すいません。 今日が締切です。 まだ詩がくることを願って待ってます。 みなさんの「戦争と平和」をお待ちしています。
「聖なる夜に」 産まれたときは誰もが裸の心だった その手には何も握られていなかった 荒廃したの生死 憎悪の連鎖 誰が誰をころしたのか 顔も名前も知らない 知らない (いったい誰のために) 疑心の手は血と肉をこねくり回し 隣人の愛も忘れて よい人悪い人 年老いたひと若い人 すべての人々の未来のいのちがある その堅くしばられた指を解き かつてそこに握られていた 聖なる夜を思い出しなさい あなたがたが生まれた日に感謝を送り 武器を棄てたら その時がクリスマス!
「戦争と平和」 平和と戦いをそれぞれの背中に背負って 自国を守ることと世界平和を守ること その狭間で揺れ動く人々 平和と戦争は言ってみれば表裏一体 生と死がそうであるように 闘争本能をいかに押さえ平和をいかに保つか 地球規模に思いを馳せて知恵を絞る 武器を持った兵隊の行進と ディナ−のテ−ブルを囲む国際会議に象徴される 人類に課せられた永遠のテ−マ
636 :
さみだれ ◆n.DUTbwJIc :2008/11/16(日) 23:03:18 ID:bgDit2Gt
>>634 「聖なる夜」
全体的にプログレッシブだと感じましたが、難しくなく、伝わりやすい詩だと思います。
戦争を言葉巧みに表現してて、すばらしいです。
稚拙ながら感想とさせていただきます。
637 :
さみだれ ◆n.DUTbwJIc :2008/11/16(日) 23:17:19 ID:bgDit2Gt
>>635 「戦争と平和」
そのとおりです。と頷いてしまいました。
清々しい詩だと思います。
変な感想ですみません。
戦争と平和は表裏一体ですか…。
もっと深く考えてみます。
いいきっかけになりました。
638 :
さみだれ ◆n.DUTbwJIc :2008/11/17(月) 00:08:26 ID:RpTNXmVO
優勝は、
>>597 「明日の穴」です。
それでは次のお題等をよろしくお願いします。
素晴らしい詩を色々と読ませていただきありがとうございました。
戦争と平和についての考えが深まりました。
本当にありがとうございました。
失礼します。
>>634 の聖なる夜書きました。さみだれさん批評感想お疲れさまです。
優勝者さんおめでとうございます。
僕が選考者でも明日の穴を選んだと思います。いい作品でした。
自分の作品は、個人的思考が足らなかったと思いました。誰にでもかけてしまいそうな。
次回また。
640 :
ほかけぶね :2008/11/17(月) 12:10:47 ID:nMUlnKMW
>>634 さみだれさんお疲れ様でした。
>635の「戦争と平和」を書きました。
感想ありがとう御座いました。
「戦争と平和」っていつの時代も
大切なテ−マだと思います。
641 :
ほかけぶね :2008/11/17(月) 14:49:26 ID:nMUlnKMW
642 :
名前はいらない :2008/11/17(月) 14:58:14 ID:IEBCm0NW
どうもありがとうございます 『明日の穴』書きました お題が3つに見えたので全部を織り込むのに苦労しました 掘っては埋める毎日は平和ですがその中にはその分の死体があるみたいです さて次のお題は『羽』でお願いします 10作品集まるか11/30いっぱいまでを締め切りとさせてもらいます 感想は順次つけさせていただきます 詩、お待ちしております
「指先の死」 恵まれない子供たちに食料支援を! 毟られた白い羽は血塗られる 拳で描く十字架 揺るがない決意と愛の象徴 犠牲の裏にも幸福はあるそれで助かる者もいる そうして頭上に羽は舞い降りる 炭のように黒く何者にも染まらない 法ある者には天使の守護 裁判官は金槌を振り下ろす 罪あるものには鉄槌 神の身許へ許され頭上に羽は舞い散る 夜明けのミサには羽が舞い降りる 祈りと祈りと祈りとロザリオの珠の数だけ 人を信じる 人の可能性 可能性とはひとりひとりに愛はあるということ 世の中そんなきれいな世界じゃない 飛来する隕石が降り注いだのは自分ではなかっただけ もしそうならどんな人の人生でも許せる 羽は人を選ばない 人が人を選んでる 頭上に羽は舞い降りる 誰の上にも
644 :
名前はいらない :2008/11/19(水) 16:36:50 ID:JpM8g0Nk
『飛べない天使』 信号待ちの横断歩道 羽がふっと肩に落ちる おや、鳥さん キミも羽を落としたのかい? 実は俺もこの間落としたばかりなんだ これでも昔は青空を 闊達自在に飛び回ったもんなんだぜ それがどうだい今は 何事にも縛られた、無為な青春を送っているだけさ でもやっぱり 羽は抜けるものなのか キミはまた生えてくるけど 俺にはなかなか生えそうにないよ 今度背中に育毛剤でもつけてみるかな? 信号待ちの横断歩道 赤信号がふっと青に変わる
645 :
名前はいらない :2008/11/20(木) 13:43:07 ID:uJSCAlas
『切れてるよ。』 剃刀みたいな隙間風が頬を撫でたから 羽毛布団をはねのけて 起き抜けの煙草とコーヒー、糞 針より尖った水を緩んだ顔に浴びせ およそ血だらけでもおかしくないぜ って気分で 始発まであと30分弱
あーしまったコテ付けちゃってた
647 :
名前はいらない :2008/11/20(木) 22:35:54 ID:OCPQsjav
にくいね。 この、コテっちゃん。
648 :
名前はいらない :2008/11/20(木) 22:56:09 ID:Huf0gwW5
君の澄んだ声が 今は酷く疎ましい どうか呼ばないで 壊したくないのに 壊れてほしいと思ってる 自分本位な愛情 注いだ熱に蓋をしたら 君はコワレルかな その羽を毟り取ったなら 君はトベナクなる? 視界の端 揺れる色彩 耳障りな羽音を響かせて 君は消える 曖昧な対比じゃ足りない 溺れて沈んでこの腕に縋って もう何も見えないと言って
649 :
名前はいらない :2008/11/21(金) 02:09:44 ID:g1YLG6rY
停まる心音 放たれること 重い冬空 留まれぬこと 僕は知っている 僕は選ばれてはいない 目を醒ます朝 変わらないこと 大切なひと 届かない 笑わない 傷つけること 昔の唄に聞いたように、なにも望まない 思い出を縒り合わせた縄で縊られたあとに この背中に羽が生えれば 僕は お前の許へと飛んでいける
650 :
名前はいらない :2008/11/21(金) 22:50:35 ID:cHgA21Ee
>>643 指先の死
スイッチで死ぬ人々は羽より軽いのか
天秤のもう片方を指先で押してみればわかる
少し説教臭いのが難だけど
しっかりとしたメッセージを持った力作
>>644 飛べない天使
羽があればどこまでもとんで行けるのかというとそうでもなく
羽がなくなれば羽を求める
もとより羽がなければその渇望はなおさら
ライトタッチで行くにはちょっと物足りないきもする
>>645 切れてるよ。
自分が書きました
フェザー剃刀って言葉遊びです
毎朝これくらい羽のように軽やかに出かけられたらなあ(出かけるとこまで書いてないのはそのため)
最後の行、始発じゃないほうが良かったかも
651 :
デモ :2008/11/21(金) 23:00:50 ID:cHgA21Ee
『ハバナイスデイ!』 ゼロの卵にヒビが入って生まれ出たのが今日なんだから 羽が濡れて飛べないのなんて当然! さあさお日さんに羽、乾かしてもらってさ 羽ばたきの練習でもしとこうぜ
652 :
名前はいらない :2008/11/22(土) 00:13:11 ID:3xAlX5Bl
653 :
ねむい ◆yYGM98H44I :2008/11/28(金) 13:33:04 ID:RkUUFYa+
「赤い羽根」 名札の裏に赤い羽根 お気に入りの筆箱にも赤い羽根 粘着力が弱まる前に両頬にも赤い羽根 そこかしこに赤い羽根 何度も通い詰めて赤い羽根 10円を1回赤い羽根一枚 10円を10回赤い羽根十枚 1000円を1回赤い羽根一枚 “気持ちが大事”だけど 何この劣等感は一体 そうねやっぱり見た目も大事 またひとつオトナになったね 子供にはまだ早いと なかなか持てなかった携帯電話 みんなが持ってるからと せがんで遂に手に入れて どうでもいいことに使ってる 月の使用料約1万円は 親に払ってもらってる 通学帽にも赤い羽根 ランドセルにも赤い羽根 勝ち誇るように全身に赤い羽根 赤い羽根があるからと 親に貰った100円崩して赤い羽根 10円を1回赤い羽根一枚 10円を10回赤い羽根十枚 1000円を1回赤い羽根一枚 チヤホヤされているあいつ横目に やるせなさを噛み締めて 自己主張は控えめに 携帯も持ってないと馬鹿にされても 「世の中何か間違ってるぞ!」と 声高に叫べない 優等生ね そんなこと当たり前だし 変わらないから
654 :
名前はいらない :2008/11/28(金) 13:43:50 ID:+wV7P1yh
655 :
アバンテ ◆K2O4P0Ftd6 :2008/11/29(土) 04:08:11 ID:3JvjuVhv
【カワリユクモノ】 色々あるよね
白く 白く 空から降る 天使の羽に 願いを込めた 夜の空に 冷たく溶けた 届かないなら 全て塗りつぶして そうして見えなくなればいい 白く 白く 僕の想いも 君の想いも
657 :
名前はいらない :2008/11/30(日) 02:09:31 ID:Y6j2xYzm
「永遠の端くれ」 灰色の空から 雪が降ってくる 雪に混じって はるか上空から 白い羽が一枚 音もなく 落ちてきては 動かなくなった 猫の上に とどまった それを目撃したおれは胸の前で ちいさく十字を切った おれたちは みんな 永遠の端くれなんだ
658 :
名前はいらない :2008/11/30(日) 07:01:03 ID:5xuDuo1j
「フルスイング」 ビュン
659 :
名前はいらない :2008/11/30(日) 07:45:30 ID:B++xAVxZ
660 :
名前はいらない :2008/11/30(日) 07:59:43 ID:cXk4IHXZ
「風、八月」 許されぬ 遠い昔の 後悔を引きずったまま ありふれたさよなら告げた あれから幾つの月を数えただろう 不安に胸が張り裂けそうで 平気なフリで笑う人達を いったいどれだけ 見送って来ただろう 行き着く先が君のいない街でも 失くした瞳を探してる あの場所には辿りつけるかな 約束の景色は見えるかな 君が忘れて行った夏のかけらを 今日も一人探しています
661 :
名前はいらない :2008/11/30(日) 18:32:50 ID:5xuDuo1j
663 :
名前はいらない :2008/12/02(火) 04:07:33 ID:8r+ov3Ws
フルスイングに一票
664 :
名前はいらない :2008/12/11(木) 19:08:54 ID:NfAQD/Kg
にょろんにょろん上げ
665 :
ひろみ ◆nbNzMpmazw :2008/12/16(火) 22:38:21 ID:tlnH9L8J
待っています。
666 :
◆YAPoo/LC/g :2008/12/17(水) 00:37:57 ID:1nx8a6Eh
667 :
てん :2008/12/20(土) 01:06:13 ID:F9dsVMSG
雪柳は『雪』であり『花』だった。 『冬』であり『春』だった。 白という光の中に、春と冬が溶け込んでいた。 まるで、希望と苦悩が渾然一体になっている青春時代のようだ。 青春は、苦しい。 悩みばかりだ。 しかし、悩みがあるから、心は育つ。 うんと悩んだ日々こそ、一番不幸だと思った日こそ、あとから振り返ると、一番かけがえのない日々だったとわかるものだ。 だから苦しみから逃げず、苦しみの真ん中を突っ切って行くことだ。 それが森を抜ける近道だからだ。 寂しければ、その寂しさを大事にすることだ。 寂しさや悲しさを、遊びなんかで、ごまかすな。 使い捨てるな。 耐えて、耐えて、自分を育てる『肥やし』にしていけ。 雪柳は太陽への感謝を忘れない。 太陽は、いつも惜しみなく光を注いでくれた。 いつも、ありのままの自分を、そのまま受け止め、光で包んでくれた。 だから今、雪柳は『太陽への恩返し』のように、明るく周囲を照らしている。 人間だって、花と同じように、光がいる。 人も、人から大事にされないと、心が枯れてしまう。 だから、君がみんなの太陽になれ。 運命は外からやってくるんじゃない。 君の心の中で毎日、育っているのだ。 毎日がつまらない時。 それは、自分が、つまらない人間になっているかもしれない。 人生をむなしく感じる時。 それは自分が、空っぽの人間になっているからかもしれない。 人生に、うんざりした時。 人生の方が君にうんざりしたと言っているのかもしれない。 青春の悩みは即、光なのだ。 雪柳も、冬の間に積もった冷たい『雪』たちを、枝から染み込ませて今、『花』に変えて吹き出しているのだろうか。
668 :
テール :2008/12/20(土) 18:13:54 ID:m8/HSKy4
『自分』という花を育てよう 花には太陽が必要だ 僕は狂ったように笑い続けた まるでそれ以外の感情表現が許されていないかのように 太陽の心無い温かさは やがて『自分』を干上がらせていった これではいけない 僕は肥料に『寂しさ』を 水に『悲しさ』をもって花に与えた すると土はどんどん腐っていき 他に花がない孤独な『自分』は ついに実をつけることなく散ってった
批評待ちですね。
そろそろ批評しちゃうぞー。
もしやインフルエンザ?元気ならいいや。
>>667-668 >>1 読んだ方がいいよ。
スレストした時のルール作ったらいいと思うんだ。 事情により長期批評ができない場合は誰かに委託していいとか、締め切りから1〜3週間音沙汰なく経過したら、 投稿者が誰かに委託、もしくは前回の次点の方にお願いするとか(←この場合見てないことも多い)。 批評する人(したいひと)が批評宣言してから何日後に選者が現れなかったら批評開始にすれば。
671 :
名前はいらない :2008/12/25(木) 10:03:00 ID:DT6QPnP8
クリスマスだというのに 今年も一人街をさまよいながら歩いている 今頃君はほかの誰かと歩いているんだろう そばに誰かいてほしいのに 今年も一人街をさまよいながら歩いている 今年は誰かと一緒に過ごせたらいいと思ってたのに
672 :
671 :2008/12/25(木) 10:04:13 ID:DT6QPnP8
ごめん、もしかしてテーマ決まってた? ちゃんと読んでなかった^^;
次まってる人のためにことわりなく批評します。
>>643 指先の死 パス
>>644 飛べない天使
羽に自分を重ね合わせ、飛べた自分に懐古の念。
お題から連想するにありがちな発想なのが弱点。
小説のようです。
というのも、思いや内容の方向を読みとらせずにすべて説明してしまっているからです。D
>>648 表装のわりにあんまり深く読める作品ではない。世界作ってはいるが、抽象的で言葉や感情に重みが足りない。D
>>649 初めの三連、言葉一つ一つに深読みさせてくれそうな表現はあるものの、イメージが形成される前に消えてなくなる。
ある意味積極性のない表現なのかも。
「この背中に〜」からラストまで急いでまとめた感じ。唐突だし、まとまりきれていない。
忘れられない方は、思い出を反芻する。願いは思うだけの絵空事。D
>>653 赤い羽根
>>655 カワリユクモノ
>>656 >>657 永遠の端くれ
>>658 フルスイング
>>660 風、八月
>>653 赤い羽根
赤い羽がしつこいくらいに出てきたせいもあるけど全体の語呂や主張にもぱっとするものがなかった。
小学生で世の中語るには早いなー。
言わんとしてることはわかるし誰もが思ったことがある事かもしれない。だけど作品として文に見せるところがないためどこか締まらないものに感じる。D+
>>655 カワリユクモノ
そーそー、いろいろあるよね。
ってゴルァ!いろいろって何か書けぇ!E
>>656 悪くないがありきたり。
空から天使の羽も雪を例えた美しいイメージになるが、歌詞にたびたび出てくるから既存のイメージを越えられない。まぁ自分もこんな評文何回もリピートした訳だが。
ストレートな詩が好きな人はいいって言うかも。
>>657 永遠の端くれ
うーん。悪いが思うところがなかった。
事象のみに近くて作品として昇華するに至らなかったんじゃないかと思う。
上記の理由で「永遠のはしくれ」て言葉に表現的な集約が期待されるけど、もう少し心に残す印象的な表現がなかったかなと思う。D
>>658 フルスイング
だーかーらー!別段面白くもないんだってばコラーッEはぁ
歌詞みたいに感傷にひたれるだけの世界がありますが、そのどれもが安直で具体性がない。 悪い言い方をすれば、まるで浸るだけのために作られた世界みたいで出来事に現実味がない。 例えば友人に失恋話をする時に、こんな事があって〜こんな事言われたされたって話するじゃん。 友人は自分のことのように聞いてくれるかもしれないが、これが当事者から聞いてない「別れたんだってー」みたいな話だったらふーんで終わる。 この作品は第三者が書いた、または聞いたような作品にしか見えない。 想いや出来事にも具体性を。D さてとー、全部批評終わったんでどれにすっかな。
優勝は
>>653 の赤い羽根です。次点さくひんなし。
ありがちなテーマ、表現が多かった中、個性があった作品かなと思います。
ではねむいさん次のお題をどうぞ。
辞退される場合は、代役を立ててください。
678 :
ねむい ◆yYGM98H44I :2008/12/29(月) 17:28:44 ID:3ekvHYRA
やさしいあくまさん代理批評ありがとうございます。 「赤い羽根」書きました、ねむいです。 このスレの流れだと3週間程度で代理を立てるくらいが適当ですかね。 できるだけ避けたいところですが…。 作品に関しては捻りも練りも足りないイマイチ君でスミマセン。 その前の「傷跡」を批評してくれた方もありがとうございます! 感傷に浸り過ぎないように心がけました。丁寧過ぎて面白味は皆無ですが。 次のお題はタイムリーに『年越し』で。 締め切りは10作品集まった段階or来年の1月14日までとします。 お題を無視したような作品はノーカウントです。 それでは、よろしくお願いします。
679 :
三郎 :2008/12/30(火) 01:27:38 ID:IDWnFSCm
ぶっちゃけイマイチな一年 二十歳になったけど ぶっちゃけイマイチな一年 先行き見えません 今年なにしてたっけ? あれこれ悩んで結局 変化もない答えもない なんにもない ぶっちゃけイマイチな一年 やり直したい一年 ぶっちゃけイマイチな一年 行きたくない来年 これからどうしよう? 悩むことすら諦めて 夢もない目標もない なんにもない あれでも待てよ そういや免許とったなあ バイトはまだだけど じじばばから三万もらった いわゆる成人祝い あいつとは相変わらず友達 喧嘩もしたけど おかんのご飯はうまい ごめんたまにマズい なにより毎日飽きもせず 呼吸したよなあ・・・ なにかを成さなきゃいけないなんて そんな馬鹿げた話があるかって 誰かが言ってた 気がする ぶっちゃけイマイチな一年 けれど幸せな一年 ぶっちゃけイマイチな一年 それが幸せな一年 今年なにしてたっけ? あれこれ悩んで結局 変化もない答えもない だがそれでいい だがそれがいい
680 :
名前はいらない :2009/01/08(木) 08:38:32 ID:3YeGTuGl
募集あげ
681 :
◆WsY.F35.eU :2009/01/10(土) 22:14:23 ID:wwcevXDs
「大晦日の或る晩」 机のうえにコップがあり 椅子のうえに私があって 時計は23時59分を指していた この部屋で動いているのは時計の針だけ コップの中の水さえ静止している ――私はいつからこうして居たのか。 23時58分に私は隣室(つまりキッチン)にて 洗い物をしていたかもしれず また57分には隣室(つまり寝室)にて 毛布にくるまり寝入っていたかもしれないのだ 私はいつまでこうして居るのか。 時計の針は動き続けている 逆に言えばここには 机と椅子とコップと水と私しか無かった これでテレビが見られるのだろうかと思った または女に会えるのだろうかと思った 私はテレビが欲しいのだろうか 女の肉が欲しいのだろうか 心の奥底から望んでいることとは何か? 意図を考えているうちに 昨日の昼食の副菜を思い出せないときのように 頭脳が混乱してきた 過去は過ぎ去らない。ただ見えなくなるだけだ。 私は気を落ち着かせるために利き手を動かし コップを取ってコップの中の水を飲み干した 私はこの世に存在してから初めて動いたのかもしれぬ。 ただしコップの中の水が ひとりでに波打つ可能性は潰してしまった 私の中の水となったからである 私の中の水が波打つ可能性はまだ存在する コップの中の水は私を動かすために その身をささげたのだ、と情熱的に説明することもできた ただしここに 語り聞かせる他人は居ない。 時計の針は動き続けている 私は利き手を動かしたので 部屋は静止へと留まることができなかった。 とはいえ、机は割れなかったし 椅子は踊りださなかったのだが それでも確かに動き始めたのだ もはや止まることはない 時計の針は動き続け ついに0時0分を指した。23時59分は見えなくなった。 私は証言する、年は移ろった これはひとつの証明である
682 :
[ごんつく] :2009/01/12(月) 01:24:34 ID:jFcfEW4Y
それっきりの言葉をちゃんと抱えて暖めて 孵化するまで見守るおおつごもりの掘りごたつの中 半紙の上から滑ってくる一言が何かを言おうとして 言い切れずに噛み付いてくる 血を流しても痛くはないと 誰かの言葉に耳を貸したばかりに ここから先はとても長い道のりで陳腐すぎる 縦に崩れた鉄筋コンクリートがゆらゆらと こちらに落ちるかあちらに落ちるか 逡巡しながら僕のことを見ている 僕も見ている 我慢比べの騙しっこ ゴン と鐘が鳴ったなら 安心して眠ろう 少しずつ歳をとろう 痛くは無いから 痛みはここに無いから
「初日の出」 とぉーしーこぉーしーそーばぁいっちょ とぉーしーこぉーしーそーばぁいっちょ 年の瀬要に そばくり茹でて 餅でもとんとのしゃあ しわも取れる 今年一年よく働いて 硬くなったこの体 流す背中は親に似て その子供も受け継いだ 富士の峰に刻んだ雪よ 美しさとはかくあるべきよ 月日流れても溶けでていくな 明日の要にゃ 日光を拝ませてくれろ ああ初日の出 ああ初日の出
こんばんは。ねむいです。 相当に遅いですがあけましておめでとうございます。今年もよろです。 これにて締め切り。 4作品集まりました。ありがとうございます! 今週中に審査致します。
>>679 言葉使いに若さが。その中に見え隠れする後ろ向きさは
悪い言い方をすればありきたりな不安。
>あれでも待てよ
からはじまる具体的事象は今ひとつ説得力を感じられなかった。
文体は若いが、なよなよっとした弱い印象を持った。
実年齢はわかりませんが、おそらく作中人物に近い年齢かと。
まだまだこれから。
今年は是非いろいろな経験を積んで、また今年の終わりに書いてみて下さい。
>>681 インテリジェンスな雰囲気を纏う、少し孤独な男性の年越しですね。
丁寧さもありますし、文章は書き慣れた感じ。ただ組み立てが退屈でした。
雰囲気作りには成功しているのですが、主観的要素が無さ過ぎて方向性が見にくいのが難点でした。
>>682 言葉は選ぶのではなく作り出すもの。そう感じさせてくれる一遍でした。
絵画の展覧会でも、抜きん出て上手いわけでもないのに、
頭に引っ掛かって離れない。そんな作品に出会うことがあります。それに近い感覚。
>>683 良作。短いながらもテンポが良く、マクロな視点で
生活感に溢れていながらにして雄大。それが美しい。(陳腐な表現で申し訳ありません)
ひとり善がりにならず、誰かに読まれることを考えた詩だからでしょう。
背伸びした感が無く、作者の心の風景が見える。
686 :
ねむい ◆yYGM98H44I :2009/01/17(土) 00:31:21 ID:Lvv1xJR/
お待たせしました! 優勝は、、、683「初日の出」です。 視点の移ろいがお見事でした。 次のお題をお願いします〜
ねむいさん批評お疲れさまでした。
>>683 の初日の出書きました。ヽ(´ー`)ノゆうしょう!
年末にみた演歌をイメージして書きました。
親父の年代を想像して作りましたが、僕の父親はござっぱりした人なので北島三郎イメージしましたw
次回10作品集めてやろうかと思います。最近スローペースなので集まるのに時間がかかりそうですが、
10作のうちの頂点に立ったら気持ちがいいんじゃないかと思います。
お題考えたら書き込みします。
688 :
陰吉 :2009/01/21(水) 19:30:41 ID:MSMst01+
女神 戯れにその吐息を 結晶の歯車に ふいて また その時を もつれた銀糸の厚みを 嘲る眼差しのお方よ 碧く光るその髪が 時渦(アカシャ)に靡いて また その恩寵の 死の翳りを 宿す微笑のお方よ また 野火が 沃野を焼き また 実りが 灰となり 血の泌みた黄金の橇に その灰を積む隊商はまた ミダスの亡骸を 次の廃墟へと運ぶ。 遠い裔の宿命(さだめ)に椅って。 死のように永い さまよい。 ささやかな 苦い 希い。 御身よ 宝石の紡ぐ 流亡の 閃光(ひかり)よ 戯れに 雷(いかづち)の 死の裁きを 下すお方よ
689 :
名前はいらない :2009/01/21(水) 20:07:13 ID:uwtUoJOz
御題なき会に集えし由もなく寄る由もなし居ぬと思えば
はーいお題、 えー何にしようかな。 お題:雪 春になる前に雪にしとこう。みんなつくりやすそうだし。 ●10作品集まった時点で締め切りますが一作くらい多くても別にいいや。●批評は随時行います。(A〜E)評価は締め切り後に優勝作品と共に発表します。
あげまする
692 :
名前はいらない :2009/01/25(日) 09:16:22 ID:Ci3rluZI
「冬の兎」 ・ ・
693 :
名前はいらない :2009/01/25(日) 09:56:04 ID:cu+hzoOA
俺的にはありw
694 :
まんこ将軍 ◆UQRl.WeFEk :2009/01/25(日) 12:27:40 ID:v8RtJQaS
このスレも懐かしいので久々に投下。 『まるでウミウシ』 マリアナ海溝 奥深く マリンスノウ 積もる闇 マリのお客を取ったってさぁ そりゃもう大騒ぎ マリンバ片手に踊る砂 マリモになった藻屑たち マリールーは恋をして ミッキーマウスのシャツ着てさ マリアッチのリズムに寝返り数回 クレパス底に横たわる マリリンはモンロー主義掲げ プリーツスカートめくり上げ マリスミゼルの衣装羽織って 潜水艦にしなだれる マリアーナ 君を待つよ 朝まで マリック きてます ハンドパワー マリクレール増刊号の表紙を突き破る水圧が マリオネットの糸を切る まるで ウミウシ
695 :
名前はいらない :2009/01/25(日) 18:29:25 ID:+p+SIkg8
人間に降る雪 お前の上に雪が降り積む 無論何かを象徴している 寝入った夜も働く昼も お前の上に雪は降り積む お前はある時寒いと言う 窓が開いているのではないかと言う 閉めてはどうかと言う 閉まっているのに言う 仮にお前が知らないならば お前は知らずに行かねばならない 仮にお前が知っているなら お前はわかっていて行かねばならない お前の上に降り積む雪は 必ず何かを象徴している それを見ながら行かねばならない それを見ながら行かねばならない 嗚呼 お前は今日 訳もなく寒い
「知らないということ」 東京の雪はやわらかく 人の顔に光を届ける 東京の人をして 「珍しい」「めでたい」と言わしめる 彼らが知らないからだ 羽後の雪の厳しさを 羽後の百姓が手を震わす あの雪の冷たさを 東京の雪はやわらかい 駅のホーム 昔 ひとりの偉い人が宗教団体の狂信的な信者によってナイフで刺された駅の 東の端に自殺者が一人 しかし晴れた空から唐突に降るその冬の初雪に いわゆる「感動」とか言われる感覚を拾い うちに帰る 彼が知らないからだ 羽後の百姓 太郎が死んだ理由を 東京の雪はやわらかい 私が「雪よ降れ」 「羽後の百姓を殺したように 汚い やる気のない あの都会の奴らを殺してくれ」 と 言ったところで雪は降らない 東京の雪はやわらかい 今年も彼らに教えないのだ 遠くの人の不幸を あの日雪霞の向こうに行き倒れた人が見えた 行き倒れた人が見えたとき つまりはそれを知ったとき 「ああわたしの人生も 捨てたものではないな」 などと強く思ったのである
697 :
とある冬の日 :2009/01/26(月) 20:45:51 ID:2sZUxaQ7
窓越しに風花招く猫の尾の行方追いかけ眠る幼子
岩肌の雲と西日の青い窓 ひんやりと覆うのはアラベスクの影 バニラのきいた紅茶でねむたい 暖炉の揺らめきを琥珀で包むよ 雨がキラキラしている枝の一つ ウインカーにあわせて橙だね ここは暖かくてトーストも美味しいよ 全ては湯気の中 けれど神様 こんな寒空にさて 何をみているのかな そんなの降らないよ そんなのは 柿の木はもうないし 駅舎だって鉄筋になったんだよ 気動車はもう鳴いてくれない 窓のそとはずっと雨 他にはなにも映さない 君は故郷を捨てたんだ 湯気に溶けて消えたんだ
「好きにすればいいじゃない」 好きにすればいいじゃない 消しゴムで消したような無表情で君は言う 上の空の僕は自由帳の表紙のような青空を見てた 話し合って分かり合えない事をわかり合った二人は 共同作業でさよならの形を探り合っていた 風がほんの少し立ち止まり首をかしげると南へ吹き抜けていく 重たい空気だけがその場に取り残された 安物の指輪を外して僕に差し出す君に 憎たらしいくらい愛しさが蒸し返す 喜ばないくせに会えば必ず指先に見れた 悪態をつくのが本当に良く似合う女で 悔しいけれどそれがどうしようもなく可愛かった 思ったより簡単に外せたんだね 過信してたよ じゃあさよなら うんさよなら 義務的に笑おうとして君は泣いた 僕は背中を風にさらして 本当は君の体温が飛び込んでくるのを待ち構えてた 一歩進むたびに空洞が内側から僕を満たしていく 距離は翼のように広がって行き 冷たい自由の羽音が聴こえた あれからしばらく経って 少しずつどうでもよくなっていく自分が恐ろしかった さらさらとした君の髪の感触を思い出すたびに 砂時計の流れ落ちるどうしようもない感触と重なった みっともなく馬鹿にならなけりゃいけない時がある それはあの時だった 好きにすればいいじゃないと言った君の悲しいまでの美しさを 悪あがきでぶち壊しにしてしまえば良かった 最後くらい奇麗に整えたかったのなら あの時を終りにしないければいい話だった 忘れるのが上手な君の今にきっともう届かないだろう 僕よりも自由な羽を持つ君は あっけないほど簡単に手の届かぬ世界へ飛んで行けるのだ
ごめんなさい、
>>699 誤爆しました!!
本当にすみません、無かった事にしてください。
701 :
名前はいらない :2009/01/31(土) 13:38:05 ID:66f22Wt6
「こんなはずじゃなかった」 その旅人は雪の国に辿り着いた。 十日で出ようと決めていたが雪はあまりに強く、 旅人はその日の出発を断念した。 豪雪は門を閉ざし、旅人はいつまでも出ることが無かった。 そればかりか、そこに住む素朴な人々との触れ合いに、旅人は「もしかしてこれが幸せ」などと 勘違いをした。 勘違いは、旅人の心を鈍らせた。 ようやく雪の止んだのは、旅人が国に入ってから50年後、夏の日の、あおブリキの空だった。 旅人は年老いて、立ち上がることができなかったから、旅立つこともできなかった。
702 :
ハワイでピナ・コラーダ(1/2) :2009/01/31(土) 20:17:39 ID:OEWtZd8p
冬山の恐ろしさを十分知っていた筈だった 甘えを捨て畏敬を持って挑んだつもりだった きっとそれ自体が慢心そのものだったのだろう 歩けどなお眼前に広がる虚空のような銀色と 氷上の漂流に削り取られて干からびた骨肉じゃ 自分の愚かさに真摯になるほか無かった 大気が巨大な轟きを放ち襲ってくる 全身を鷲掴みにされてくしゃりと崩れ落ちる 柔らかく冷ややかな大地が永遠の寝床に見えた せめてもう少し眺めの良い景色を選びたい 辿り着けたら墓標代わりにリュックを降ろそう 人恋しさに思い浮かべた誰もがどうでも良かった 折り重なるモンタージュのようなイメージは誰とも適合しなかった 自分さえもそれほど愛しくなかった 誰かと何かについて笑い転げた記憶が今じゃ 下卑たゴシップ記事を思い返したように不快だった 俺が山を好きなのはそういう訳だったのか 白に白を重ね塗った景色の先にぽかりと空間が伸びていて 遠い世界が俺に向かって惜別の手を振っていた 思いのほか良い場所に出会えて文字通り肩の荷が降ろせた 映画で見た光景はもう少し手が込んでいたが カメラが回っていなければこんなものだ 何でもなくリュックに手を差し込んで 覚えのない小瓶の硬質な感触に戸惑いやがて ぱっと記憶の火花が飛んだ
703 :
ハワイでピナ・コラーダ(2/2) :2009/01/31(土) 20:18:29 ID:OEWtZd8p
ふ〜ん、ハワイに一体何があったの 青い海と青い空とゴージャスな太陽、雪のように輝く熱い砂と小麦色の肉体、そこで寝そべって飲むはピナ・コラーダよ ピナ・コラーダ・・・それは誰かの名前なのかい? いいわ、これ一本あげるから次からそんな馬鹿な質問しないでね 何だか甘そうなお酒だね、これが君のハワイなの? そう、その味が疲弊した私の全てを蘇らせるの。私のハワイはその味に凝縮されているの じゃあまぁ、次の山の頂ではラムの代わりにこれをやってみるかな ピナ・コラーダが似合う事を祈ってるわ、あなたの無事の次に 捻るだけで蓋は開いて予期せぬ最期の晩餐に喜びで指が震えた 体内にどろりと甘だるい感覚が塗りたくられる なんだこれは、まずい 酒の嗜好だけはプライドがないと揶揄された俺にも これほど最悪の相性があるとはね あの女には色々と貸しがあったがまったく最低の贈り物をくれたものだ それでも底に残る一滴まで喉に放り込み嘆息を漏らす あの時そういえば、このピナ・コラーダをポケットから出してたな そしてコピー室に後から入って先に戻って行ったっけ その間俺はずっと会議の資料を写していた 違和感の理由は今思えば簡単だった 有休に慣れっこの同僚には適当にはぐらかした行き先も あの女には律儀に全てを伝えていた 聞かれたから答えただけの話だけれど 三日前の日付も、山の名前も、一人で行く事も あの女にだけは伝えていた ピナ・コラーダがゆっくりと体温に変わり 死んでいた希望が鎌首を持ち上げる あいつには悪いが俺はやはり ピナ・コラーダに何も凝縮させるものがないから 生きて帰れたら喉の焼けるようなラム酒を一息で煽るよ その時はお前にもラム酒の味を教えてやるよ 望むならラム酒に辿り着くまでの全ての過程についても 機械の羽音が次第に弛み 白いきらめきを巻き上げてゆっくりと降下し 拡声器が彼の名を叫んだ時 一本の楔が遠ざかりそうな意識を繋ぎ止めていた その楔はピナ・コラーダの瓶の形をしていて その瓶はある若い女の平凡で愛らしい曲線に似ていた
お題雪であと3つ〜。
詳細は
>>690 1
>>692 「冬の兎」
2
>>694 「まるでウミウシ」/まんこ将軍
3
>>695 「人間に降る雪」
4
>>696 「知らないということ」
>>697 「とある冬の日」はお題無視でノーカウント
5
>>698 「タイトル不備」
>699はゴバクでーす
6
>>701 「こんなはずじゃなかった」
7
>>702-703 「ハワイでピナ・コラーダ」
ぼちぼちあがったのからいきまーす。
>>692 「冬の兎」
……オイ!
いや、俺的にもありかもよ。ネタで。
じーっと見てると雪の中に兎がいる気になってくんね。
なんかかわいいって思えてくるのも確か。ただの点なのにナ!
>>694 「まるでウミウシ」
同じ音ではじまるリズムのある詩。ときどき崩れてる。
雪に関するものがマリンスノウだけなんだが、冬の恋は容赦なく寒く見せている。
雪のように降り積もるそれぞれの行に小さな物語、マリアーナから腰を落として、恋は切れます。
マリオネットはその人自身を表している。
恋はウミウシのよう?なのか。
マリックのくだりはなんか無粋なギャグに思えたが、勢いに乗って自然に見えなくもない。マリオネットの糸の行方を予感しています。
ウミウシは海の宝石と呼ばれているそうです。実物をみてみたい。恋愛を宝石と例えたのか、
鮮やかで発色良いが中はうねっとしている(もしくは気持ち悪いという批判)
みかけの美しさと例えたのか、擬似的でブラックな恋愛には後者が似合う。
>>695 「人間に降る雪」
うまいね。プロなんじゃないのってくらい。
抽象的な作品ってなかなか成立しないんだけど、(2000作読んでも片手で数えるくらい)
これはうまい具合に万人に当てはまって成功しています。
始め二行はよくある思わせぶりなものかと思っていました。
お前の上に降り積もる雪が象徴するものとは?と読者自身に問いかけ、考えさせられます。
第2連も上手にひっぱり、最後まで抜かりなく構築されている。
知らない人は自分が何かをよく知り、自分をよく知る人は、その寒さを自覚しながら歩んでいく、自身が感じる寒さとは。
最終的に雪に象徴するものに当てはまるものは人それぞれなので、他の人は何が当てはまったか是非とも聞いてみたいです。
孤独と答える人は多いかもね。僕は安定・均衡など揺るがないものを求めるので
そのようなものを心がけつつも、横目で「なるようにしかならねぇ」と思いながら人生を歩んでいくんだろうなと思いました。
面白かったです。優勝候補にあげとこ。
707 :
名前はいらない :2009/02/01(日) 14:20:54 ID:u8m2EU2z
>>697 の風花は風に乗って舞い降りてくる粉雪のことだから
完全にお題無視ってわけでもないと思われ
句会のお題で雪に風花を当てるのは通常は認められるはずだよ
ところでお題違いでノーカウントって言ったけど、それは本人が打ち明けたからですが、もし申告なしでお題違いがあったらどうすんの?と
批評してみて俺の読解不足でって場合はどうなん?なんて
いいじゃん。10作品以上揃えば。(テキトー)
しかし今回は順調に集まって来てますね。お題がシンプルだったのが良かったのかね。
>>697 「とある冬の日」
これは佳き短歌。幼子が急に寝てしまった印象も受けるが追いかけ疲れ寝た様子。
見守る視線が優しいね。きっと作者は母性のあるいい人なんだろう。もし男だったりしたら顔かせやぁ!
季語ないのが残念。日本の四季折々の文化もいいスよ。 花風あたりが突っ込みどころ。
709 :
名前はいらない :2009/02/01(日) 14:33:48 ID:u8m2EU2z
>>698 うーん分量はあるのにテーマがラストに集約されていかない。
お題の使い方も直接的でないところはいいか、おまけ的で未消化。未消化なのは他の作品にも言えるけど
効果的に練り込まれていないため、あまり目立った表現にはならなかった。
捨てた故郷に思うのは。構築の仕方は間違っていないので、もうちょっとまとまってるといいと思います。
>>707 >>709 >>697 リロっとけばよかった。半端に知ってるつもりでいたのでとんでもない間違いを。
失礼しました。読みも初めて知った、わざわざすんません。
>>697 失礼しました。風花ってだけでも美しい光景に映りますね。
風花を尾が招く、と合わせると情景として素敵なお膳立てとなりました。
712 :
名前はいらない :2009/02/01(日) 16:05:51 ID:uZ72LuP6
超個人視点で感想を述べるのならばおおいに賛成ですが 超個人視点でのアドバイス いらなくないですか? そのアドバイスで形が変わってしまう詩なんて洋服と一緒。 見失ってない? しかし 単に暗黙でタチとネコの関係を楽しんでいるだけならば 水指して申し訳無いです。 心から謝ります ごめんなさい どうぞ続けて下さい
>>706 は三好達治を踏まえたパロディ?なんだからその是非を審査するのが筋だろうに
ちゃんと詩を読んでる審査員なのか???
714 :
名前はいらない :2009/02/01(日) 18:04:48 ID:uEwxsc/l
>>713 横から失礼するがそうか?
確かに連想はさせるが、降り積むってどっちかと言えば一般的な言葉と違うか?
ま、やさしいあくまがちゃんと詩を読んでる審査員じゃないってのは同意するがなw
わからん単語や表現は雰囲気で読まずにせめて調べてから評価したらいいんじゃないかな
715 :
名前はいらない :2009/02/01(日) 22:34:35 ID:2NxhojR/
記憶 雪のなかに埋もれしもの 風は告別の詠唱となりひびき 氷の大地と凍てつく太陽を 撫でては過ぎ去る 雪のなかに埋もれしもの かつて祖国とよばれ崩れさった記憶 永久凍土の黒くひび割れた隙間から 垣間見えるらせん状の追憶 かつて母の膝のうえでかいだ れんげ草の夢の香り まぶたの裏のこの柔らかきもの それらすべて失われ 雪のなかに埋もれしもの 雪のなかに埋もれしもの
716 :
ひろみ ◆nbNzMpmazw :2009/02/01(日) 23:03:29 ID:PEKFqrcP
こんばんわ。 やさしいあくまさん、本当にお疲れさまです。 私は縁があって去年から、毎日ずっとここを見ています。 詩の評価はすごく神経がすり減ります。 やさしいあくまさんを尊敬しました。 だから、優勝が誰か、選ばれるのがドキドキします。 優勝した人は、自分が幸せだとわかってほしいです。 それは作品とは別の、作者としての幸せの話しだからです。
717 :
名前はいらない :2009/02/02(月) 18:05:54 ID:y62FviTy
「毎晩毎晩夜が更けると」 いま 雪はところどころに残って 夜というのに ぎらぎらと光っています 犬は今では死に絶えて 家の軒下に埋まっています 子供を亡くした婆さんが 今でもかなしと泣きよります この 武蔵野の夜 今ではすっかり変わってしまった 人の心の変わってしまった せいなのでしょうか すっかり変わってしまったのは 人の心の変わってしまった せいなのでしょうか 違います 地球温暖化のせいです 昔の詩人の目に飛び込んだ 真っ白の雪やら自然の美しさやらの溶けたかわりに それらに覆われていた そこに住む人々の心が 今や誰にも見えるのです 人の心は昔ながらに 目に鮮やかな臓物色です 人の心は昔ながらに 目に鮮やかな臓物色です
718 :
名前はいらない :2009/02/03(火) 00:12:31 ID:iUnlLPit
「ゴミはゴミ箱へ」 雪が降っていた 羨望の眼差しを向けた 手のひらで受け止めた 雪は汚れた 溶けた 足下を見た ぼろぼろの靴 空を見上げた 白から生まれる真っ白 黒い水溜まりができた 歯を食い縛る 穢れた涙が出てきた 手のひらを広げてしまった 雪が降っていた 雪は穢れた 溶けた 真っ白は 生まれて 落ちて 汚れて 消える 黒の水溜まりに溺れる手を横目に 雪色の手は雪を包んだ そっと優しく 清らかな笑顔と共に
「あの晴れた日に」 ふたりに降り注ぐ 一面の星も 大きく弧を描く 若いブランコも いい香りがする トマトソースも とても柔らかい 赤いソファーも 青空に仰ぐ 明るいひまわりも 窓際にかかった 茶色いコートも 無邪気な笑顔の 目覚まし時計も オレンジ色した 小さなマグカップも しましま模様の ピンクの靴下も 珈琲の香りのする ワゴンRも 白くてか細い 元気な腕も 透き通った桃色の かわいいほっぺたも ふたりで観に行った きれいな夜景も ふたりが旅立った あの晴れた日も
>>696 「知らないということ」
なぜか消化しきれない読後感がありました。お題には添っています。
雪の冷たさ、厳しさ。都会と青森に降る雪はどちらも厳しいけど、自然の厳しさに対して都会の雪は人々の顔に光を、などめずらしさや美しさも描かれている。
「東京の雪はやわらかい」このリフレインは後半へ進むにつれて無機質になっていく効果を生んでいるのがわかります。
内容みると雪の裏側に隠された、無関心な人々の輪がやがて私という個人に関わる観点に降りていき、
悲しみと怒りを抱く。
3連にある向けられた理不尽とも言うべき怒りは、この太郎と都会の人の直接的な接点は見られないが、
遠く他人の死を知らないでいることが罪だ、という見方なんだろうか。
一年か二年前に横浜で飛び降り自殺した人が植え込みに一ヶ月も知られずにいたなんてニュースがあったけど、
僕はうわーとか思いながらもどこのビルかまでは関心がなかったので聞かなかった。
聞いたらあー、あそこかぁなんてわかったんだろうけど。
そういう孤独死のケースを考えると、この作品にはその人の死を悼む人が一人いるという意味で
ごめん続く
つづき まだ幸せなのかもしれない。 連とのつなぎ目が唐突でうまく流れていかないのが難点。 終連は、倒れた人をみてなぜ自分の人生も「捨てたもんではない」と思ったのか、経緯を察してもちょっと納得いかなかった。 ここが読後妙に感じた理由かな。
>>701 「こんなはずじゃなかった」
童話的散文詩でしょうか。
浦島太郎の逆バージョン。帰らなかった版。
タイトルに「こんなはずじゃなかった」とありますが、旅人はどこへ旅立って何をしたかったのでしょう。
それがない分、作りが浅く思われます。
この話で何を伝えたかったかが一番見たいところですが、村が素晴らしいとはかかれていますが、
そこは抽象的で読み手を引っ張れない分、主人公の惰性だけが浮き立ってみえます。
村の素晴らしさとそこで暮らすことで主人公がどのように変わったか(見いだしたか)を具体的に描いていたら、違ったものになったでしょうし、
そこで暮らした何年間を後悔しているだけだと何かが足りないように思う。
雪が降って出られない、という設定はおもしろいと思います。
雪は何かを象徴していたかもしれませんが、それを具体的にする言葉は拾えませんでした。
何か成し遂げようとしていたんでしょうか。惜しいけど内在するテーマがあるとよかったかもと思います。
>>702 「ハワイでピナ・コラーダ」
こりゃーホントにうまいね。小説的散文詩ってところ。
段階立てた見せ方、視覚的効果、2連の雪崩の表現、山を好きな理由。「折り重なるモンタージュのようなイメージ」とか、場面展開の切り替えも上手だと思います。
会話が、活字的。活字的っておかしいけど、活字で見るとこんな台詞は見慣れてるしおかしくないけど、
映画化された小説の台詞が実際話し言葉に置き換えるとなんか不自然だから脚本で直されてるってことよくありますが、まさにそんな感じ。
ピナ・コラーダってお酒なんね。
明日へつづく
>>703 つづき。
物語として最高にまとまってるんスけど。あせった。
中弛みやこの分量でこれだけの内容を盛り込むのは十分なくらい。
随所に軽く印象的な表現で想像力を楽しませるところもありました。
同僚の女性の存在にはっと気付く瞬間。コピー室での彼女の意図も納得。
雪崩で雪に埋まってしまうととにかくピクリとも体が動かせないと聞いたので酒を呑めたのが若干ホントかなぁとも思いましたが、
そんな疑問もサラリと交わしてなかなか読ませてくれました。
きっと生還後は彼女とよろしくしてそう。なんていうエピローグが想像できます。
とにかく文章がうまかった。雪で埋もれたドラマが魅せる人間関係の経緯なんかも魅力でした。
ただ詩という形態でよかったの?詩的というより文芸よりに思えた。
優勝候補。
>>715 「記憶」
短い中に端的にものを言えてる。
「風は告別の詠唱と鳴り響き」などいい表現だと思いました。
3連がいい意味でこの詩をやわらかくしている。
ラストのリフレインはいらない気がした。
また明日ノシ
>>717 、中也の詩のパロディだね
話の流れから見て、気づかぬ評価人をバカにするためだけに書かれた詩に見える
評価する価値無いよ
>>727 別にパロディだろうがかまわねーよ。作品としていいかどうか。
ただ他人の作品を土台にして作ったもので優勝でもしたとき、パロディをかいた本人がどう受け取るかだよね。
みんな自分の作品で勝負してるもの。そいつの手に何が残るかなんて興味ないし。
評価側はそれがなんであれその作品が大会に集まった作品の中でいいかどうかしかみないから。
完全無断転載著作権侵害でなければ優勝は取り消さない。
作品を活かすも殺すも投稿者次第。
俺だって全部のプロの作品に目を通して覚えてる訳じゃないし。バカにしたきゃすれば。
でも大抵パロディだの転載だのする人は優勝しても逃げるからつまらねーのよん。
ってことでいんじゃない?
私もやさしいあくまさんの意見に、全面賛成です。 詩を本気に思う人に、パロディとか関係ないです。 詩は知識じゃなく、心だからです。 あくまさん、気にしないで、ひき続きがんばってください。 失礼しました。
今日時間を無駄にした。
>>717 「毎晩毎晩夜が更けると」
人のこころの移り変わり。
1連の「ところどころに残って/ぎらぎらとうつす」という表現は雪と悲しみが溶けず冷たく残っているという意味にも聞こえます。
地球温暖化が出てきてなんだか作品にそぐわない違和感を感じつつも、
温暖化がもたらす環境の変化(ここでは雪)に加え、人々のこころも1連のように悲しみを抱く心が
なくなったことを「臓物色」という強烈なイメージの表現を用いているのではないでしょうか。
(これは直接的にそのように書かれていないので僕の解釈です)
終連、変わってしまったのは地球温暖化のせい、と頑なに否定していますが、雪に覆われた人々
の心が溶けて誰の心も露わになった、というのはやはりいい意味に聞こえない。
臓物の言葉のチョイスは悪意を指しているのかもしれない。
「人のこころは昔ながらに」、何と伝えたかったのでしょうか。
変わっていないと思いたい、と言うような主張があるように僕は聞こえた。
大切なものは失われないでいたいものですね。
静かな中にぱっと現れるきつめの表現が目を引き対比の効果が面白い作品でした。
パロディじゃなくて全文じゃないの?と思った。どっちでもいいけど。
>>718 「ゴミはゴミ箱へ」
雪は清さ、美しさの象徴のように描かれている。それと対照的な自分とそれでも溶けて受け入れてくれる雪。
ラストには埋もれるほどの黒を染み込ませて、排出して清くなる、というのが女性的な感性だと思いましたが、
救いのあるラストなのにタイトルが不思議でした。作者の意図を後で聞いてもいいかな。
全文とか何いってんの 本当に中原中也も知らんのか それともパロディの意味を知らんのか 昔の詩や短歌には一定の教養を前提としたまのが多いし おれはパロディは詩の形態として素晴らしいと思うが これは話の流れからして明らかに評価人をバカにするためだけに書かれたものだと指摘してやっただけなのに もともと雪は関係ない詩に無理矢理雪を付けたものだから 下がもとの詩ね 参考までに 更くる夜 内海誓一郎に 毎晩々々夜が更けると、 近所の湯屋の 水汲む音が聞こえます。 残された残り湯が 湯気となって立ち、 昔ながらの真っ黒い 武蔵野の夜です。 おつとり霧も立ちこめて その上に月が明るみます、 と、犬の遠吠えがします。 その頃です、ぼくが囲炉裏の前で、 あえかな夢を見ますのは。 随分……今では損なわれてはいるものの 今でもやさしい心があつて、 こんな晩ではそれが徐かに呟き出すのを、 感謝にみちて聴きいるのです、 感謝にみちて聴きいるのです。 これを知っていればその反歌として、人間の心は昔から汚いものだと言ってると容易にわかるだろう 著作権切れてんだからしらべりゃすぐ出てくる詩なのに だから恥をかくから無視しろと言ったんだ
>>732 だからぁーわかんねー奴だな。俺はパロディを許容してるっていってんの。
親切傷み入るがね、パロディ掴まされて恥かくと思ってんのは、相手の思うツボにハマんのが嫌な奴とか、
パロディだって騒ぐ奴とか、お前みたいな奴であって、俺はお前ら常人と一緒じゃねえからパロディ批評しようが恥かいたなんて思わないんだよ。
流れがどうであれ、上げた奴がクソヤローでも作品は作品。
作品を一旦批評の目で見れば、プロでもパロディでも批評すんの。戦後ではやたらとプロの詩投下
して「評価人を試したかった」だのなんだの言って面白がってる奴がいるが、俺から言わせりゃ
ビビってプロの詩嫌煙して、決まって同じセリフを吐くおまえ等も投下した奴とかわらねーよ。
お前は
>>717 を見ずに中原中也しか見てない。元ネタのフィルターを通さなきゃ解釈が出来ない詩なんて作品じゃねぇし。
そんで必ずこの流れを見て笑ってる奴がいる。
俺の言ってることはお前に解らないだろうしこのやり取りは時間の無駄。
せっかく作った暇が審査中のゴタゴタで無駄にしたくないから上の奴らにもレスしなかったのにな。
終わってからにするかどこか外でやって。
詩を書く暇も作りたいってのにさ。
あと検索乙。俺も別に調べなかった訳じゃないから。機嫌も口も悪くて悪いね。こーゆうやりとりで批評が出来ないなんてつまらないから、邪魔しないで。
一つ言い忘れてた。 俺は素人で素人の詩の批評なんかやってるが、300編以上もある中原中也の詩とか好きでもないプロの詩なんか読まねーーよ。ザマーミロ!
>>719 「あの晴れた日に」
特に目立つ表現や突出したイメージもなく最後まで一定した起伏のない綴り、なんて展開のない終わり方なんだ
と思いきや、この詩は最初から最後まで、片側の追憶で構成されてると言うこと。
だから一定のリズムで保たれ、ループしていくように終わってる。
この工夫はおもしろいかな。だけど光ものがありませんでした。
これで全部かな。確認します。
投稿確認の連続にはまったのでトリ違いでPCから。
>>692 冬の兎
甘いけど発想力を買ってD+
次は詩で勝負しにきてください。
>>694 まるでウミウシ
勢いにのせ遊び心があって好きだが、イメージや表現が、いいと言わせるにはいたらなかった。D+〜Cー
>>695 人間に降る雪
読み手に内容を置き換えて解釈を委ねられる作品。そこが面白いし上手いとも思った。B
>>696 知らないということ
内容がないわけじゃないけど、読ませる部分に未熟さがあった。D
>>697 とある雪の日
いい短歌には違いないが短詩には短詩のよさがあります。
ですが他の作品と比べたとき、分量の差でふかみが違ってしまうのが惜しい。
視覚が流動的に流れて幼子へもってくるところは良かった。
詩として評価するとC-だが短歌ならいい線いくと思います。
>>698 タイトル不備
懐かしさに思いを馳せる作品は好き。落ち着いた雰囲気はよかった。でも突出するものがなかった。D
>>701 こんなはずじゃなかった
せっかくいい発想をもってきたのに、作品の物語がしっかり作られていなくて面白さ半減。
話自体何かを暗喩するとか裏テーマがあったらもっといい作品になったかも。
この路線で進んでもいい書き手になりそう。D+
>>702-703 ハワイでピナ・コラーダを
技術的にも、物語や表現力も申し分なかった。久々A
書き込めるかな。
>>715 「記憶」
残念なことにいい作品でも印象に残るものとそうでないものがある。
テーマが普遍的だったかもしれない。もうちょっと来るものがあるとよかったかなーと思う。D-〜C-
>>717 「毎晩毎晩夜が更けると」
表現する言葉のチョイスが印象的で、考えるとしんみりくる作品でした。作った人はもともと上手い人だと思う。C
>>718 「ゴミはゴミ箱へ」
綺麗にまとまっているが無難な感じ。D
>>719 「あの晴れた日に」
展開がない分、小さくまとまった作品。D
優勝は
>>702-703 の「ハワイでピナコラーダを」です。
次点作品は、
>>695 「人間に降る雪」
優勝者は次のお題を出してください。
2、3週間音沙汰なければ、次点のかたが引き継いでください。
事情により次のお題、つまり批評を辞退される場合は代理を立ててください。
優勝者さんおめでとうございました。
みなさんお疲れ様でした。
やさしいあくまさん、お疲れ様でした。 私は最近、創作していませんでしたが、また書きたいです。 詩は1生のことだからです。 それでは、ロムに戻ります。 このスレが続いていきますように。 おやすみなさい。
741 :
ギムレット ◆ViGhQTE.YA :2009/02/09(月) 00:45:30 ID:TYLUY1vr
>>702-703 「ハワイでピナ・コラーダ」を書きました。
やさしいあくまさん、お久しぶりです。
色々と場外が賑やかだったようですが、短期間で12作も投稿作が集まったのが、やさしいあくまさんへの率直な評価ではないでしょうか。
優勝作に選んでいただけたのは素直に嬉しいです。
セン5でもA評価はもらった事がないので驚きました。
いつかセン5でもあくまさんからA評価をいただけるよう頑張ります。
それと、この作品が悪意とまではいきませんが、実はちょっとしたいたずら心による産物である事を白状します。
12作のタイトルを並べると、多分私の作品が一番目を引くと思います。
「雪」というお題からまず出る事のない単語「ハワイ」。
これはあまりにお題がタイムリーかつ平凡だったので、捻くれ者の私としては真逆のイメージを持つ単語をお題にしてやろうと謀(はかりごと)をした訳です。
まんこ将軍さんもさすがのタイトルですね。「雪」と言われて素直に雪を書くようじゃあきまへんよね。
ですから先にタイトルだけ決め、雪とは違う真っ白なイメージを抱えて詩を書き始めました。
ピナ・コラーダは村上春樹の「ダンスダンスダンス」で知ったのですが、多分そこまでハワイ的な飲み物ではありません。
アメリカのどこでも普通に飲まれていると思います。
語源はスペイン語のようですしね。
742 :
ギムレット ◆ViGhQTE.YA :2009/02/09(月) 00:47:04 ID:TYLUY1vr
(続き) それと「雪」という言葉を一度も使わない事を決めていました。 実際には作中で一箇所だけ使ってはいますが、唯一の使用箇所が私の天の邪鬼ぶりを如実に物語っています。 こういう裏ルールで縛られた作品としては、割かし出来は良い方かなと自分でも思います。 後半のOLとのやり取り2連はちょっと表現がぬる過ぎましたが。 ただ詩としては本当になんて事もない作品で、短編小説を詩形式にしただけと言われても仕方ないです。 好みに合わない人だったら優勝戦線にも残さないかもしれませんね。 やさしいあくまさんの嗜好に合ったようで良かったです。 あとパロディだが何だか知らないけど、やるからにはもうちょっと面白い事をやって欲しいな。 読んでつまんないものを書いて裏側で高尚ぶられても失笑しか出て来ない。 僕の書く言葉だって今はまだ村上春樹やミスチルの桜井さんのパクリみたいなものだけど、目指すその先にあるのはオリジナルそのものだから。
さて。 詩板にはこのところあまり足を踏み入れていませんでしたが、かって詩板を賑わした強者達のお姿がめっきり減ってしまったようで残念です。 あぶくさんとか心霊写真さんとかゼッケンさんとか竹輪さんとか本気出したまんこ将軍さんとか、本当私ごときじゃ逆立ちしても勝てる気がしない強者で溢れかえっていました。 (今回のまんこ将軍さんは明らかにあいさつ代わりでした) でもそういう猛者達と競作する事で自分の創作力を少しだけ引き上げてもらう事が出来たと思います。 今の詩板でそういう切磋琢磨の空気を持ったスレッドがいくつあるか分りません。 梁山泊も何だか運営がぐだぐだになってるし、最近のチャンプ作品は悪いけど昔の水準を想うと悲しくなります。 それで、今回せっかくポエム大会を仕切る権利をいただいた訳ですので、ちょっとだけ張り切らさせてもらおうかなと思います。 仮題は『P−1グランプリ』 詳細はこれから考えますが、通常営業と違う目玉として、審査員をしてくれる人を自分を入れて5人集める事が出来ないかなぁと思っています。 そして一人10点の持ち点で50点満点で評価されるというのはいかがかな。 投稿作がどれくらい集まるかは審査員の方のお名前次第でしょうが。 ポエム大会の基本ルールは承知していますが、最近はかなり融通が利くようになってきているようですし、ぶっちゃけルールより盛り上げる方が今の詩板には大事でしょ。
『P−1グランプリ』が「ポエム大会」スレを会場にしてやるのにふさわしくないという事であれば取り下げます。 でも私も別スレッドを立ててまで『P−1グランプリ』を運営する気も無いので、淡々と通常営業のポエム大会を開催して終わりにします。 要は詩板の皆さんにそういう持て余したエネルギーがあるかどうかです。 強者と競い合い自分の創作力を高めていこうという貪欲な向上心や、競作という場で一番を目指せる作品を作り上げようという気概。 そういうものを抱えながら注ぎ込む場所が見当たらなかった人達のための企画です。 ぶっちゃけセン5にそこまでの気合いを注入する気になれないでしょ。 ろくでもない評価人に当たると本当に作品がレイプされたような気持ちになるからね。 (負け惜しみみたいに聞こえると悔しいので先に言っておきますが、私のセン5アベレージは多分ちょっとしたもんです) とりあえず今日は皆様の反応、ご意見を伺いたいので企画段階まで。 皆さんの反応を見て、『P−1グランプリ』を開催するか、普通のポエム大会にするかを、数日中に決定します。 長々と書いてしまってごめん。 なんか前より1回で投稿できる文字数少なくなってない?
やさしいあくまさん評価お疲れ様でした。
>>701 を書いた者です。
多くの旅人が「これが幸せ」と勘違いする、結婚の歌でした。
まあ読み取られなかったのは素直に残念。
>>732 必死すぎワロタ
なんか中也の詩がどうこうって話で盛り上がってるみたいだが、
まず前提として、「更くる夜」は元詩に使われてもギリギリおかしくないくらいの有名作品だぜ。
読んだことないのはともかく、読んだことないことを恥じないってのは、どうかと思うな。
詩の体系的評価ってのは基本他の詩に対応して行われるものだから、
評価する側としちゃ色んな詩を読み込んでるのが理想でしょうよ。
あとやさあくさんパロディって言葉の意味がわかってないんじゃない?
パロディっつーのはパクリやコピペと違って、元を知らないと正しく評価ができないもののことね。
中也を例にするとだな、素人の詩を読むときでも詩の間に「ゆあーんゆよーんゆやゆよーん」と出てきて、
これを「意味不明」で済ますようじゃイカンだろってこと。
ま、一層の精進がんばれ。ノシ。
>>697 「とある冬の日」書きました。
やさしいあくまさん、おつかれさまでした。
んで、ごめん。余計なこと書いてミスリードしてしまったようだね。
メ欄の「雪と関係ない」は、
この歌では雪よりもそれをもたらす風を意識していたのと、
「風花」が「花風」や「木枯らし」「夕立ち」「黄昏」なんかでも、
それなりに(趣は変わるけど)読めてしまうなぁと、
自分で気づいて、自嘲気味に書いてしまったんだ。
あと、短歌と短詩の違いはイマイチ分からないんだけど、
でも、なんか歌自体は好印象に読んでもらえたようで、
嬉しかった。ありがとう。
私に母性があるかどうかは、怪しいけど、
顔貸すと戻ってこなそうなので、あることにしておきますw
あと今回は
>>692 の冬の兎が好きだった。
これこそ古典的なネタのパクリなんだろうけど、
このお題にこれをぽんと出してくるセンスはキライじゃない。
747 :
名前はいらない :2009/02/09(月) 14:36:58 ID:vQSdvj/B
一利用者です P1グランプリとやらの件ですが 第一に、今までの形式とは全く異なることをやりたいなら別スレを立てるか、公民館ででもやるのが筋である事 第二に、優勝した人はともかく他に引っ張ってきた審査員がこのスレで評価をできる明確な理由がない事 以上二点をもってこのスレでの開催には反対します
私は、難しいことはわかりません。 でもこのスレを見つけたとき、書いてみようと思い、応募しました。 私みたいな人たちは、評価されるのがとても怖いことだからです。 でもここは、怖さがほとんどありませんでした。 ちょうどいいチャレンジができました。 でも、優勝者がしっかりしてないと、このスレは続きません。 いろんな人が応募します。 だから選ぶ人はその方を信じて、祈る気持ちで、応援する気持ちで、選ぶしかないです。 私もたぶん、そうして選ばれたし、そういう思いで選びました。 今までがいいと思います。 難しくすると、このスレのよさが亡くなる気がします。 形より難しいことができるのが、私は詩人なんだと思います。
僕も今まで通りのルールがいいです 一人が独断で決めるのがこのスレのいいところなんですし
>>747 >>748 >>749 ご意見どうもありがとう。
やはり伝統あるポエム大会の基本的な部分をいじくるのは皆さん抵抗が強いようですね。
「P−1グランプリ」は取り下げ、通常通りのポエム大会を開催する事とします。
ただ、そういったお祭りイベント自体を詩板で開催する事についてはどうかな?
前に詩板でトーナメントやリーグ戦なんかがあって結構盛り上がったんだけど、「P−1グランプリ」の開催自体には興味を持ってくれた人はいるのかなぁ。
でもまぁそれは別の話だね。
とりあえず目の前のポエム大会の開催と審査に専念します。
先に言っておくけど、私は詩に対する造詣は深くありません。
名作のパロディとかやられても多分気づきもしない位に無知です。
とはいえ全面的に無能という訳でも無いので(多分)、投稿した方に何らかの意味やきっかけを与えられるような評文を書けるよう頑張ります。
そんなこんなで、お題と投稿期間を発表します。 【お題】 小説と同名のタイトルを付けて詩を書く ちょっと変化球のお題だけど、この世にある小説のタイトルの数を考えたら逆にどんな作品でも書けそうで、かなり自由度は高いです。 じゃあ何でこんなお題にしたかと言うと、あえて捻ったタイトルを持ってきたり、小説で感じた事を詩作品に投影させたりと、お題に対して色んなアプローチを選べるからです。 そういう書き手の独自性・独創性を楽しませてもらおうかなと思いまして。 なお作品と小説との関連性は一切気にしなくて良いです。 小説のメジャー、マイナーも問いません。 なお強制ではありませんが、メール欄とかで誰の作品かを教えてくれたらうれしいですね。 【投稿期間】 2月10日(火)〜2月20日(金) ただし5作集まらない時は集まるまで 【結果発表】 2月22日(日) こういうバトンを繋ぐスレはスピードが大事だからね。 気楽に書くもよし、優勝を狙うもよし、多くの方の投稿をお待ちしています。
752 :
まんこ将軍 ◆UQRl.WeFEk :2009/02/11(水) 01:48:21 ID:wjk2w7Qx
>>743 うわ、見るの遅れた。おひさしぶりのギムレット氏、なんか俺とか竹輪のこと褒めつつ
しかも面白そうな企画出してたのね。おだてられると木に登る俺の性格をさすがよく知ってます。
というわけで、ぜひその新企画とやらに参加したかったが、今までスレ止まってたくせに最近
人が多いからさっさとお流れになってやんの。梁山泊もそうだが、動き出すと保守的なこと言って
勝手というかつまんない性格のやつ多いよな、この板。しかしこっちのポエム大会の方がマシか。
なんかパロディについて熱く議論したりしてるし。俺は中原中也のその詩、たぶん知らないので、
パロディやるならそんなマイナーなものじゃなくて有名なやつにしろよ、などと自分基準で勝手に
思うわけだが、でもルールについて熱く議論するとかアホらしい方向ではないんで、こういう感じの
盛り上がり方は嫌いじゃないです。ただ、このところ孤軍奮闘してたらしいやさしいあくま氏に
対して失礼すぎる。ギムレット氏も言ってたがこんだけ集まったのはあくま氏の力でしょう。
というわけで、やさしいあくま氏、批評ありがとん。最初、雪から「まるで海雪」を思い出して、
それをひねってウミウシにして、海底に眠るウミウシにマリンスノウが降り積もる幻想的な光景か
なんか書こうと思ったのだが、いきなりマリアナ海溝とマリンスノウで頭の音が揃っちゃったんで、
あとは連想ゲームになってしまったという、まあ、俺の得意パターンの言葉遊びなんだが、しかし
なんとなく深海を表す単語散りばめといたんで、あくま氏の
>>705 のような解釈ももちろんOK。
久しぶりに書いたけどポエムっつーのはインチキでも成り立つところがあって、それが長所でも短所
でもあると思うのだが、でも言葉探したりする作業は面白かったです。ポエムだけにどっぷり浸かる
のはどーかと思うが、たまに書くくらいならいい娯楽だなあ、と再確認した次第。
753 :
まんこ将軍 ◆UQRl.WeFEk :2009/02/11(水) 03:23:47 ID:wjk2w7Qx
というわけで長々書いてたら見事に流れぶった切れそうなので、今から詩も書きます。 小説と同名かあ。難しいなあ。じゃあいきなり世界最古の小説で。 『竹取物語』 竹取物語ってあきらかにタイトル失敗してると思うんだ あきらかにかぐや姫物語だと思うんだ 竹取物語だとあきらかに竹取の翁の物語みたいだと思うんだ あきらかに竹取の翁っていうジジイは脇役だと思うんだ でも竹を取りに行ったことが物語の発端なわけで もし取りに行かなかったらかぐや姫は発見されず 竹の養分かなんか吸って竹の中で大人の女になって 竹より胴回りが太くなってひとりでバキンと割って出てきて もちろん全裸 もちろんおっぱい丸出し そんな月世界の絶世の美女が 全裸で薄暗い竹藪の中 しりもちついてる絵を想像するのだ全国の青少年たちよ そこへ竹取りにきたわけでもないただの散歩中のジジイが通りかかる 全裸で美人でナイスバディな長い黒髪の女が両脚そろえて横座りして ジジイに助けを求めるのだがジジイはタダで助けようとは思いません 当然あんなことやこんなことやはたまたマジかよというようなことを 全裸で美人でお尻プリプリな彼女にしてみようと挑みかかるわけだが 私はもう月に帰らなければなりませんとかウルウルした目で言われて 知るかボケ今会ったばかりじゃないかもうってなんだよもうって ジジイも必死になって女をふかふかした笹の葉の上に押し倒して (続く)
754 :
まんこ将軍 ◆UQRl.WeFEk :2009/02/11(水) 03:27:03 ID:wjk2w7Qx
(続き) やめてくださいやめてくださいという懇願が余計火に油注いじゃったりして 暴れる手首押さえながら自分のズボン脱ぐというジジイの歳では無理のある 力仕事に夢中になっておりますと突如うぐっと呻いて悶絶つまりギックリ腰 汚いケツを半分出したまま竹林に放置されたジジイは動くことができず ばあさんに発見された時にはすでに死後3日以上が経っていたということです かぐや姫はと申しますと救助されたUFOに乗ってすでに月に帰還しておりまして わたしが地球に送り込まれたのはなんのための実験だったのかと訴訟の準備 憤っておりましたらなんのことはないただの捨て子だったという悲しいお話 それでもあのピンチのときにジジイの強姦魔にギックリ腰を誘発させたのは 月に代わっておしおきよで有名なセーラームーンさんだったことは知る人ぞ知る で、なんだっけ? つまり竹を取りに行かないと話がここまで違ってくるということを言いたいのだ だからタイトルも別に間違ってないんだよと 文句つけるなら平家物語の方を源平物語にしろと言うほうがまだマシだよと そんなことをつらつらと思いながら今宵も私は夜空の月を見上げて あのおっぱいプルンプルンな彼女の裸体を兎の代わりに描くのです そうです私は一部始終を隠れて目撃していた出歯亀でしたというオチ お後がもっとよろしい詩でありますようにこれにて御免蒙っておしまい fin.
755 :
名前はいらない :2009/02/11(水) 09:56:32 ID:Y5gI16Yt
あくまは関係ない スレが止まってたのは優勝者=選者のせいだ 勝手に進めず黙って待っていたのは ポエム大会が好きだからだ スレを守るためにルールを尊重して スレが別の物に乗っ取られないように 黙っていた それを勝手に壊そうとすれば反対されるのは当然 他の遊びがしたいなら他でやれ 他でやるならオレはのっかるぜ
756 :
名前はいらない :2009/02/11(水) 11:21:28 ID:MIs47fJF
>>755 スレが止まっていたのはもっと前の話でしょ?
最近は流れが早いくらいで、P−1グランプリとやらもあっさりと取り下げられてるじゃん。
好きなものを守るために黙るというのも意味分からないし。
何もしない人間がふんぞり返って意見だけ言うのは最近の大会系の流行なの?
こんばんわ。
将軍さんへ。
竹取物語、面白いです。私は下ネタは大キライだけど。
でも下ネタがギリギリの線でおさまったとこに、すごく安心しました。
ギリギリ将軍だね。可笑しいな。
>>756 さんへ。
将軍さんは、いろいろしてきた方だと思います。
ソースはないけど。
だから、お塩にします。
ごめんなさい。
あと私は、流行はいいと思います。
流行がないと、世界は流れないかなて。
私の思う流行は、川です。
そのそばや上に流れるものが、本当の流行です。
理科します。
力はものを流します。
力は重さだね。
だから、自分より重いものに押されたとき、ものは動きます。
でも、重さと力はちがうと思います。
なんでだろ?
考えてください。
重さは重いだけのことで、力は意思で働くからです。
結局は、自分の重さの問題なんだと思います。
ギムレットさんへ。
私も今回、応募します。
気分もあったけど、テーマがひねってるから。
草々
758 :
名前はいらない :2009/02/12(木) 09:50:39 ID:ROcsUtyD
作品募集age
759 :
名前はいらない :2009/02/13(金) 20:46:58 ID:T5mYlyvI
空気よめない奴が詩をよむな
昔から、空気は吸うものです。
761 :
名前はいらない :2009/02/14(土) 14:46:35 ID:9BYH4M5l
作品募集中です 【選者】 ギムレット ◆ViGhQTE.YA 【お題】 小説と同名のタイトルを付けて詩を書く (小説との関連性は一切気にしなくて良い) 【投稿期間】 2月10日(火)〜2月20日(金) ただし5作集まらない時は集まるまで 【結果発表】 2月22日(日)
762 :
『ハムレット』1/2 :2009/02/18(水) 18:23:44 ID:I0FkmdtH
何百年もの昔から ハムレットよ お前は一人 だが ひとびとの心には シャボン玉のようにひとつひとつ お前の姿がうつって つぶやく オフェーリヤ オフェーリヤ 今日のお前の そうつぶやく声には 東京なまりがあるようだ そして 月の地平に うれすぎた果実のような色をした 地球がのぼり そこで誰かが お前の声を聞こう 宇宙をゆがんで通り抜けてきた お前の声を オフェーリヤ オフェーリヤ
763 :
『ハムレット』2/2 :2009/02/18(水) 18:24:26 ID:I0FkmdtH
地球のお前のふるさとは 今 五月 オフェーリヤのおぼれて死んだ 小川のほとりに リラの花咲き 重い重い 何百年という重みの お前たちの墓石のまわりを 誰がつけたか 忘れな草という名の草が 幾千の露の涙で おおっていよう オフェーリヤ オフェーリヤ 今日 月からとび立った 流星のように宇宙に消えた ロケットの中に シャボン玉のような 人の心が ひとつあったら そうしたら お前はきっと そこにいる そこでつぶやく オフェーリヤ オフェーリヤ 生きるか死ぬか それが問題だ それが本当に問題か 私にはわからない でも 私も 数ある シャボン玉の一つ お前の姿はそこにあり お前の声は 私の声に似ている オフェーリヤ オフェーリヤ
764 :
名前はいらない :2009/02/18(水) 19:14:10 ID:I0FkmdtH
しかしなんだこの題 尋常でなく書きにくいぞ 普段詩にタイトルなんかつけないのに で、評価人はタイトルにされた小説は全部読むんだよね 大変ですね ご苦労様です
よまねーよ
「夜明けの晩に」 尻尾つきの毛皮着たクイーンの見送り ラブホの前で一悶着 近所の早起きバーサンがガン見して ほろ酔い紳士がお辞儀する 毛皮を待ってるイケメンの運転手はフェラーリ乗ってホストにシカト決め込み 店に戻って 横並びにリバースした新人の横で爆笑 札束数えるオーナーNo.1 ドンペリ指してチップかすめ取り感謝のハグ マイタクシーで速攻帰宅 ブルガリの箱よけベッドの上戦利品投げ捨て やる気ねぇTVニュースにブチ切れて MTVでブリトニー 痩せてまさに七変化 ケータイのメールチェック「朝」の日課 ハートマークが人気商売 AKは半年前奴の彼氏が絶叫してから店に来てない Nは風俗止めて客ともめて遊びもやめた CHEEはアパレルヤメてソープに転身 ピンクグロスで遊びに来いってよ 名刺で花びら遊び皮肉で笑って靴箱に封印 風呂入ってアツアツのシャワーで昇天 ワックスとスプレー首についた誰かの口紅も排水口 外は明るい銀世界 金が命綱ってときもある 疲れて首がもげそう 髪ぬれたまんまでベッドに入る サイドテーブルにケータイ いつでも出れるように メールはまだこない 薬飲んで 誰かにオヤスミ
767 :
グズリ天使 ◆U68LvWpoHs :2009/02/19(木) 12:07:48 ID:7Pj9x7ED
「百年の孤独」 孤独という字は やけにひょるりと立っている 枯れ葉のうえでプレーリードッグを気取るゴミ虫のようだから 明日死ぬかもしれない身は凩の連鎖のなかにひっかかっている 僕も一緒に立ってあげよう、ゴミ虫よ 君が羽織る垢にまみれた錦の鎧は僕には着られないから プーさんの毛布を纏って僕は笑おう 春の風がうっかり吹いたら 国境もなくなる空まで連れ去られて 二度と戻ってこなくなるのは僕か、君か だって僕はそんなには美しくないから だってが出た、と君はテープレコーダーのように笑う だって僕はどうしても戻って来てしまうから だって僕の一族は日本の某国の平凡な城主の主治医だから 僕はどうしてもひとりぼっちに戻ってきてしまうから 隣のお姉さんがパートの仕事で三千六百円を稼いで帰って来る 僕はそれより高価な酒を飲みたくはない 憧れのあの焼酎によく似た色のブランデーを 空気をつまみにひとりで飲んだ 何を自分がいいだしたのか僕は知らない 明日死ぬかもしれない身は凩の連鎖のなかにひっかかっている 老婆の冷たい指が無数に刺し殺そうとする林の中で 熱い焼酎が湧き出さないことだけがわかりきっている
768 :
イタチ小僧 ◆8rr1u/54T2 :2009/02/19(木) 13:00:27 ID:7Pj9x7ED
「寝台特急『北陸』殺人事件」 冬だ 次は朝だ そして雨だ 最後には夜だ わたしは弟のちんちんを足で わたしは弟のきんたまを指で 右へ左へ動かしても きれいなまんまなんだからねっ 寝癖を直しても目に涙 目やにを拭ってもまだ不細工 きっと写メールで 送るよ上から 45度の角度から だから言わないでね エッチッチなことば
769 :
名前はいらない :2009/02/19(木) 15:55:02 ID:45LX+nEJ
……IDって知ってる?
‡アルジャーノンに花束を‡ ここはどこですか? こわいのです ひとりきり あなたはだれですか?なまえをきかせて ぼくは、ぼくは、ぼくは、ぼくはだれですか? なまえをきかせて 外はあめ 傷ついたネコがいました ゆうぐれの中 ちいさな声をききました 君はだれ?ぼくは聞きます ネコはちいさくないていました いつまでも いつまでも ちいさく ちいさく 僕と猫は友達になりました 午前中ウキウキして ドアが開くと太陽と風 こんな僕の、アルは唯一の仲間でした 時間が膨らんでる時も 萎んでゆく静かな午後も ずっと一緒にいました ずっとずっと一緒に二人 全てが壊れてゆく 感覚する視界を歪み、欺き、蔑んだ総ての代価 私はまた独りになり 幾度も過ごした長い夜が来る 今では逃れる夢もなく 沈む…白夜の眩暈 これは劫罰 救いの痛み そう信じられるなら 浮かぶ…鼓動の海 アル…… 普通になりたかった 足を動かし手を動かして 心も動かし…たまに恋をして 精一杯みんなのように生きたかった ただそれだけなのに くやしいよ 何が? さみしいよ 何で? ないている アル? 不思議だね不思議だね不思議だねまたあえた せかいはかがやいてるって誰かがいったけど ほんとかな ここはどこですか こわいのです ひとりきり あのこはどこですか くろいねこ なまえをわすれた さいごのともだち にわのすみ まっしろいじゅうじかにねむっています どうかぼくがいなくなっても あのねこに だいすきなおかしのはなたばを
771 :
イタチ天使 ◆8rr1u/54T2 :2009/02/20(金) 13:25:44 ID:9/0lYdiA
投稿今日までだよー。
優しいあくまさん、ごめんなさい。 レスで応募するて言ったのに。 今日までに書けそうにありません。 言い分けになります。 だから、あやまるしかありません。 許してください。 許してもらえなくても、仕方ないです。 今は何も言えません。 約束やぶりました。 本当にごめんなさい。 嫌いにならないでください。 好きだった他の詩の所がなくなり、私にはここしかないです。 やっぱり大事に思います。 専門の板だと緊張します。 私は今回、負けました。 考えました。 書けなかったから、それが恥ずかしいから、本当に恥ずかしいという気持ちがあります。 悪口言われても当たり前です。 本当にごめんなさい。
774 :
マルキ_ ◆1lRwYNhtBU :2009/02/20(金) 23:29:42 ID:AVWumtXV
「淫蕩学校」 君のためいきを かき出そう 君の耳の穴に ペニシリンを挿し込んで 悪 悪魔 悪魔の 悪魔の声 悪魔の声帯 悪魔の声帯は 錆びついている 君の経血を 眺めよう 首筋に舌を 進めながら 落ちた 涎のしずくが 紅い君のミルクに 悪魔の冠をつくる 復活を 己の復活を 待ち続ける 翼のない 天使
775 :
名前はいらない :2009/02/20(金) 23:52:37 ID:ALC3p5HN
「生まれいずる悩み」 ―私はねじ曲がろうとする自分の心をひっぱたいて― 耳のなかにまで入ってくる夜を迎えいれた 丘の峰々に沿って蛇行する道を行くと 夜はさらに深まった 耳の奥底に浸透する夜 わたしの魂の分泌物 ―私の心の奥底には確かに火が燃えてはいたけれども― それは わたしのなかにあっては海であって 神経における遠くかすかに響く稲妻である いつか発掘されるために存在する海である ―君は座につくとぶっきらぼうに自分のかいた絵を見てもらいたいと言い出した― くねくねとつづく三半規管の道には マロニエの木が生えている 蛇行するちいさな影はいつもひとりである
>>773 ちょ、ひろみさんこの世の終わりみたいなレスだなw
書けなかったーでいいと思うよ。それに選者は酒好きのギムレットさんだし、彼も気にしてないよきっと。
僕も気にしてない。また別ので読めれば。ノシ
777 :
ギムレット ◆ViGhQTE.YA :2009/02/21(土) 13:00:53 ID:r79wNrCx
多くの方の参加、ありがとうございます。
締め切りです。
>>753-754 竹取物語
>>762-763 ハムレット
>>766 夜明けの晩に
>>767 百年の孤独(
>>768 は無効)
>>770 ‡アルジャーノンに花束を‡
>>774 淫蕩学校
>>775 生まれいずる悩み
締め切りまであと三日なのに投稿が1作しか無かった時には5作集まるのに春まで待たなければいけないかもと思いましたが、
終わってみれば望外の7作品も集まってくれました。
みなさん期間をフルに活用して作品をゆっくりことこと煮込んで熟成させてくれていたんですね、きっと。
お題書きづらくてごめんね。
みんながどんな小説をタイトルに選ぶのかすごく興味がありました。
さすが詩人たち、なかなかチョイスがイカしています。
そういう「普通に書いてたまるか」というプライドって、オリジナルな作品を創り出す上で大切な気概だと思う。
結果発表は22日(日)の午後10時頃を目指したいと思います。
もしかしたら評文は追いつかないかもしれないけど、優勝者だけは必ずその時間には発表するようにします。
778 :
ギムレット ◆ViGhQTE.YA :2009/02/21(土) 13:01:35 ID:r79wNrCx
>>752 まんこ将軍さんお久しぶりです。しかも投稿ありがとうございます。
思えば何年か前のポエム大会で生まれて初めて詩を書き、
まんこ将軍さんの優勝作品に感銘を受けて詩板に入り浸るようになったので、
今回選者として将軍さんの作品を読ませて頂ける事は感慨深いものがあります。
P−1グランプリは本当に開催してみたいですね。
色んなスレッドにお邪魔して賛同者を募ってみます。
>>764 ごめんねごめんねごめんね。
お題書きにくくてごめんね。
普段詩につけないタイトルを無理やりつけさせてごめんね。
タイトル元の作品を全部はとても読めなくてごめんね。
ていうか最初っから読む気なんてさらさらなくてごめんね。
しかも「ごめんね」を7回も書いたけどぶっちゃけ全然悪いと思っていなくてごめんね。
>>765 上の文章を5文字に纏めるとこうなりますね。
代弁どうもありがとう。
>>773 あの・・・選者・・・私ギムレットなんですけど。σ(^_^;)
もっと気楽にやりましょう。
あなたは誰も裏切っていないし、誰も傷つけていません。
作品を書けなかった苦い思いはあなたにとってスパイスとなり、この先良い作用をもたらしてくれるかもしれません。
大事なのは挑戦しようという気持ちと、その過程で何かを吸収し学ぶ事です。
作品が完成しなくても、完成を目指し白紙を前に試行錯誤した時間はきっと無駄じゃないと思いますよ。
と、やさしいあくまさんが言ってたぜ。
けっ(`A´)y-'. ←ギムレット
>>776 作品を投稿できなかった事は気にして無いけど、選者なのに完全スルーされた事はものすごく気にしています。
あと私のコテ名の元ネタはタニノギムレットというダービー馬です。
まぁ確かにギムレットはウオッカ抜きのならいくらでも飲めますけどね。
ギムレットさん、お疲れ様でした。 詩を書いてないのに返事してくださり、本当にありがとうございます。 最近は、自分の詩について、いろいろ考えてます。 変わりたいなという思いです。 そのときは、またここに応募できればと思っています。 今また希望を感じてます。 感謝します。 それでは、失礼します。
すみません。 今日の午後10時発表と言いましたが、まだ審査途中です。 だけど何とか今日中にはアップしたいと思うので、午前0時前には発表したいと思います。 約束を守れなくてごめんなさい。
「私のオリオン」 ひろみ つかめない私の心が、束になり光になって―― 私はオリオン。弓を持つ、かつての勇者。 空へ放つ無数の矢は、直線を描き失速し、やがて地平に燃え尽きる。 戦いが好きだった。 戦火で垣間見る、浮き彫りにされた、その喜怒哀楽が好きだった。 かつての愚かな人間たちよ。私は君らが懐かしい。 戦争しか知らない私は今、まったく真実の愚か者だ。 花にもならない言葉のようなものを、私は今夜も放ち続ける。 夜露に濡れた地平の先へ向かって。 きっとあると願う、乾いた草場へ向かって。 ――私が消えるときは、星の砂になりたい。 そのときは風も雨も海のうねりも、1瞬だけ動いてくれたら、それでいい。 その美しさだけを信仰にして、私は私自身の戦火の中を。 届きもしない、この光の矢で。 冷えきった宙空から、今夜も外へ向かって、とめどなく、放つのだ。 ――また1つ、今、静かに放った。 サン=テグジュペリさんの、「星の王子さま」を思い、書きました。 大会に間に合わなかったけど。 でも私の約束の守り方です。 通信簿1の子だね。 先生、ごめんなさい。 またがんばります。 v(._.)
皆さん、大変お待たせして申し訳ありません。 午後10時に期待と不安に胸を高鳴らせながらこのポエム大会のスレッドをクリックした皆様の気持ちを想像すると、 私は全身を一本の通常サイズの虫ピンで貫かれたような痛みを覚えます。 こういう事ばかり言ってるから詩板に敵を作り居づらくなるんだよな。 では順に結果発表をして行きますが、連続投稿規制が不安なので、どなたか途中でアシストパスを出してくれると嬉しいです。
>>753-754 竹取物語
まずはトップバッターのまんこ将軍さん。
いきなり世界最古の小説「竹取物語」とはかましてくれましたね。
お題が「怒り」の時に「錨」について書くなど、すきあらば人と逆方向を模索するまんこ将軍ワールド全開です。
しかし、「竹取物語」ってタイトルは果たして作者が付けたものなのだろうか?
本人以外の誰かが便宜的に名付けて、それが現代まで伝承されたという事もあるかもしれない。
なにせ原本が存在していないらしいからね。
「もし、翁が竹を取りに行っていなかったら。」
そんな普通の人なら考えもしない切り口から竹取物語について考察し出す辺り、さすがは異次元な思考回路をしています。
だって翁が竹を取りに行かなければ何も起こらず、したがって小説にもならないじゃん、常人ならそこで思考を停止します。
なんら恥じる事はありません、そこで思考停止するのが清く正しき常識人です。
実社会でつつがなく生きていける誇るべき感性です。
でも、将軍さんはどうかしていますね。
将軍さんの頭の中では、竹の中で成長し大人になったかぐや姫と翁が出会っちゃいます。
そしてあにはからんや翁は素っ裸のかぐや姫をレイプしようとします。
凄いぞ凄いぞ、これぞまさしく原作レイプ、なんという超展開。
1000年前の作者の霊に呪われない事を祈ります。
そして翁は恥知らずの強姦(未遂)魔として半ケツでその生涯を終え、おばあさんはその後村人から村八分になった事でしょうし、かぐや姫は体の良い捨て子でしたという衝撃の設定、最後はセーラームーンまで登場ですぜ。
かぐや姫が訴訟すべき相手は月の者たちじゃなくてまんこ将軍じゃないかしらん。
非常に面白くてばかばかしくて腹の底から笑わせていただきました。
最後の実は出歯亀でしたというオチは無くても良かった気はしますが。
詩として評価するには正直きついものがありますが、大会を盛り上げようと翁とは違う意味で一肌脱いでくれた将軍さんのお志に感謝します。
なお、この作品を優勝にされては将軍さんも困るでしょうし、私も笑いころげつつ「まぁ、無いな」と思っております。
ご安心ください。
>>762-763 ハムレット
わたくし「ギムレット」と一文字違いの「ハムレット」をチョイスしたのはきっと私へのオマージュなのでしょう。
違うんですか、そうですか、うん私もちょっと言ってみたかっただけでそこまで真顔で完全否定しなくてももう十分わかりましたから許して下さい本当にごめんなさい。
ハムレットと言えばシェークスピアの4大悲劇の一つで、救いのないストーリーではあるけど、その悲劇性の中に人の心を打つものがありますね。
逃れられない憎悪と宿命に人生を囚われた時、われわれにどのような選択が可能でしょうか。
何もなかったように馬鹿になって生きれば楽だろう。
だけどそれを選ぶくらいなら死んだ方が良い。
To be or Not to be
ところで一般的にはオフェーリヤじゃなくてオフィーリアと訳されているようですね。
この作者さんが原文を読んだ上でこう書いてるならすごいな。
でもなんとなくオフィーリアよりオフェーリヤの方が悲劇的な響きがあります。
本当になんとなくだけど。
※以下の評文はあえてオフェーリヤで統一します。
(続き) この作品ではハムレットの悲劇性を現代という場所から鑑賞しながら、同時に時間の流れとは無縁に人の心に根付きいつの世も変わる事のない感情を遠い過去から見透かされたような、巨大なスケールで交差する二重の視線を感じます。 月から飛び立ったロケットが、月から地球に帰還しようとして戻れなかったのか、それとももともと月が発着地のロケットなのか、もう少し書き込んで欲しかった気はします。 それによって意味合いも少し変わってきますし。(個人的には前者と解釈しています) でも オフェーリヤ オフェーリヤ という響きには人の心を打つものがあります。 人は誰もがドラマを持って生まれ、ドラマと共に死んで行きます。 ハムレットやオフェーリヤの悲劇は、特別ではあるけれど誰しも例外とはなり得ない、誰にでも起こりうる悲劇です。 そしてその根源を生み出しているのは、やはり同じ人なのです。 全てを抱き全てを飲み込む暗い宇宙に暗示されるハムレットとオフェーリヤとそして我々一人ひとり、さらには人類の行く末。 スケールの大きなドラマを感じました。 ただ無理に「生きるべきか死ぬべきか」を入れる必要はなかった気がする。 個人的にはあそこでちょっとトーンがゆるみ白けた感じがしました。 でも全体を通して表現したい事がしっかりと感じられ、なかなか高評価です。
>>766 夜明けの晩に
山田 真美さんの小説のようですが、詩と小説にそれほど関連性は無いようなので、素直に詩のみを評価させていただきます。
(小説は予知夢を扱ったミステリータッチの作品のようですね。)
ちょっと病んだ感じの体言止めを多用した作品。
言葉に現代的な感覚とちょっとしたセンスを感じます。
こういうのってただ並列的に列挙しただけの作品と、点描画のようにイメージを持って書いたものとでは大きな違いがありますが、この作品はしっかりとした構成力が認められます。
ただね、やはりちょっと底浅い感じというか、単純な感情をレトリックやアイテムの力を借りて誇大に見せかけているだけの感も否めない。
その華やかで豪放な日常の中に潜むシンプルな虚しさが詩的ではあるんだけど、やっぱりちょっと見せ方の工夫に一考の余地はあると思う。
最後の方がすごく筆の伸びが良くなってきていて、ちょっともったいない感じがあるんだけど、次点候補までかな。
でも小説原題の「夜明けの晩に」というフレーズを上手に活用したね。
ここは本当に上手いと思う。
あとこれ携帯で書いたのかな?
私は携帯で詩を書く事は苦手なんだけど、スタイル的に携帯が生み出す新しいタイプの文学性を感じるんだよね。
慣れた人にはむしろ書き易いツールなのかな。
788 :
名前はいらない :2009/02/22(日) 23:30:24 ID:D1fMB0Xh
命が掛かってるんです お願いしますっていえばいいんだよ
>>767 百年の孤独
ガルシア・マルケスの長編と焼酎の「百年の孤独」を掛けたのかもしれないけど、そういう工夫ってあんまり意味無いから。
その二つに必然的なシンクロニシティーを感じたのならともかく、作品を読むとちょっと無理やりすぎ。
冒頭の3行なんだけど、惜しい感じがするというかなんか今一つピンとこない。
書いてる方も明確なイメージが湧かないまま何となく書いてるんじゃない?
本当に孤独に対しこんなイメージを抱いている?
私は詩の先生じゃないから作品を分解して事細かに指摘する気はないんだけど、どうも全体的に「分かったような感じ」で作品を書いている感じなんだよね。
形から入って言葉を無理につぎはぎするよりも、本当に自分が言いたい事だけをシンプルに書いてみる事を始めた方が良いと思う。
下手ではないけど、優勝戦線に残す事を意識するには至らないレベル。
あと
>>768 も一応評文だけは書こうかと思ったけど、その気にならないほどひどかったからパス。
お前、俺をおちょくってる訳じゃないよな?
ここはコンビニじゃないから、誰でも簡単手軽に対価に見合うものを与えられると期待するな。
2作投稿した事を責める気はないけど、
>>768 にかける時間があったら
>>767 をもう少し練り込む事に充てて欲しかった。
そしたらもしかしたらという事もあったかもしれない。
790 :
イタチ小僧 ◆8rr1u/54T2 :2009/02/22(日) 23:46:41 ID:Ig6/Njlq
いよっ!
アクセス規制をくらったので、携帯からの投稿に切り替えます。
>>782 宿題、受け取りました。後で評文を書いておきますね。
>>788 >>790 サンキュー、ナイスアシスト。ゴール出来なかった私を許して下さい。
>>770 ‡アルジャーノンに花束を‡
原作は美しいタイトルとは裏腹に深く揺るぎない哀しみを抱かせる小説。
知能って、何のためにあるんでしょうね。
自分よりも幼い者に優しくする気持ちと、高い知能を持つものがそれより下の者に持つ気持ちって、同じようにはならないのかな。
色んな利害が絡み合う資本主義社会では難しい事だよね。
さて詩作品ですが、非常に読み易く、ちょっと薄味でした。
作品を読み通して生まれた気持ちをそのまま紙に貼り付けた様な感じです。
良い表現はあるし書き慣れた感じもするのだけど、原作品にそのまま乗っかってしまったのが残念。
今回のお題の罠にはまってしまったのかな。
料理に例えてみます。
どんな素材であれ、一番良いと信じた調理法、あるいは面白い味を引き出せそうな調理法、色んな事を考え試行錯誤しながら料理人は素材と格闘します。
美味しいソースを掛けたり味わい深いスープに漬け込めば、安心できる味に仕上がります。
だけどそういう料理が人を感動させたりする事はたぶん無いでしょう。
失敗を恐れ怯えながらも素材と真剣に格闘した者だけが辿り着ける境地があると思います。
この作品の欠点は、安心感のある言葉の流れにあるのではないでしょうか。
これも下手な作品ではないけれど、優勝戦線からは少しだけ後れを取っています。
>>774 淫蕩学校
チョイスが凄いね。
こんな本が家にある所を彼女に見られたら、「この豚鬼畜の精液野郎!」とよく分らない罵られ方をした上で強姦未遂で訴えられそうです。
SM本の方がまだしも健全に思ってもらえるんじゃないかしらん。
彼女との末路はそう変わらないにしても。
でね、詩作品についてだけどー
あんたやる気ないしょ。
ただそれっぽい文字を書きならべただけにしか見えません。
せっかく投稿してくれたのに作者の意思が垣間見えないのでは寂しいです。
単語は単語です。
コンピューターが過去の詩作品をデータベースにしてランダムに単語を並べても、詩は生まれません。絶対に。
生身の人間だけが生み出せる言葉の化学反応やシンフォニーを味わわせてください。
どこからどう見ても選外とせざるをえません。
>>775 生まれいずる悩み
有島武雄の名作をチョイスするのは良いけど、原文をそのまま引用するのはちょっとどうなんだろう。
それもこの3フレーズはぎりぎりの吟味・選別の末選ばれたものとは思えないし。
3つ目なんてこの作品においてどれほどの意味を持ちうるフレーズだというんだよ。
で、結局書いているのは耳の中がどーたらこーたらでしょ。
原文を引用してまで書きたい事があるのならともかく、特にそういうものは見えないね。
前回のやさしいあくまさんの時にも名作のパロディだか何だか知らないのが来てたみたいだけど、俺はこういう作品には侮辱に近い感情を覚える。
真剣に読みこむ気がしないよ。
何のポエジーも感じない。
どこまでがオリジナルな表現なのか分からないけど、他の部分がオリジナルだとしたら表現力には良いものを持っている。
それだけに腹が立って仕方がないね。
で、優勝作品は評文を見れば一目瞭然ですね。
優勝は
>>762-763 「ハムレット」です。
パチパチパチ (ノ゜▽゜)ノノ☆(ノ゜▽゜)ノノ☆(ノ゜▽゜)ノノ☆ パチパチパチ
なお次点は
>>766 「夜明けの晩に」 ですが、正直優勝作品とは結構差があります。
優勝作品が素晴らしい傑作とは思いませんが、今回の投稿作で唯一詩作品としてまともに楽しめました。
やっぱお題が変化球で書きにくかったかもしれないですね。
原作品との関連性は評価に含めないと言ったけれど、完全無視を決め込むのも難しいし、かといって原作品にそのまま乗っかってしまうと詩作品にならないしね。
優勝作品はその辺りのバランスを取るのも上手かったと思う。
それでは、優勝した
>>762-763 「ハムレット」 の作者さんには次の選者をお願いします。
最後にもう一度、参加してくれたみなさん、どうもありがとう。 私の言葉はやたら偉そうで上から目線でむかつくかもしれないけど、言葉に込めた気持ちは結構まともです。 どこの誰かも知らない方達に対し、私なりに真剣に向き合ったがゆえの言葉です。 詩作は孤独な作業です。 耐火金庫の中で作業するよりももっと孤独です。 でも良い詩が書けた時、自分の内側から自分でも信じられないような素晴らしい言葉が溢れた時、本当にその喜びは裸で万歳しながら大通りを駆け回りたい位のものが、ある訳がないですがそれでもとにかくたまらなく嬉しい気持ちになります。 そんな暗く孤独な文学を愛好する皆さんが時に集い言葉を交わらせ語り合う事は、いつしか罵り合いやがてくそみそな場になろうとも、きっと何らかの意味合いが生まれる事を信じています。 お流れになったP−1グランプリについては、開催したいという気持ちは今でもありますが、声を挙げてくれる賛同者がいない事には私一人では難しいでしょうね。 私を育ててくれた詩板に御礼の意味を込めてお祭りを催したいだけなんですけど、やっぱ優勝賞金一千万円を用意しないと駄目なのかな・・・。 退職金前借りして貯金全部かき集めても全然足りない・・・ (ノ_・ ).。
796 :
名前はいらない :2009/02/23(月) 00:20:19 ID:OB2tCdXH
審査乙。Pー1は公民館でやるなら参加する。ここでやるなら潰す。
>>ギムレット氏 お疲れ様っした。 ちなみに768は4歳の娘の言動をそのまんま並べただけで、 おっしゃる通り仕事中の空き時間残りわずか5分でしかも携帯で書いた即興演奏です。 ひどいものを晒して申し訳なかったですが、「何が書いてあるのかはわかるが何故書かれたのかがわからない」=深みのある詩という前提を置いて、 タイトルと内容の関係性がまったくない詩でそれを表現し、前述の前提を否定するというテーマは一応ありました。 今回のお題がその実験をするのにピッタリだと思いついたのでダーッと書いちゃいました。 空気読まない荒らし行為でしたね。申し訳ないっす。 もう1作のほうは百年の孤独なんてベタなのは本当は使いたくなかったけどどうしてもそれで書きたかったということと、 孤独に対してそんなイメージはまったくもってないけど孤独という字はどうにもそう見える、とだけ。 拙作読んで頂きどうもありがとうございました。 おやすみすみすZzz...
>>796 このスレでやりたくてももう私にこのスレを牛耳る権限はないのでご安心を。
P−1グランプリのルール決めなどに公民館というスレを活用するのもいいね。
ただ、開催時には専用のスレッドを立ち上げたいかな。
第2回、第3回と大会が続いてくれた時のためにも。
>>797 う〜ん、
>>768 にもやりたい事があった事は一応分かったけど、人を実験に巻き込むのはあまり感心しないね。
こっちは選者としてどんな作品でも真面目に読み取ろうとしている訳だからさ。
でも種明かしをしてくれてありがとう、ちょっとすっきりした。
あと孤独という字面を
「やけにひょるりと立っている 枯れ葉のうえでプレーリードッグを気取るゴミ虫のようだから 」
と表現したのは読み取れなかった、申し訳ないっす。
なるほどなと感心したけど、詩に取り込めていずただのアイデアメモなのが残念。
このアイデアを膨らまして詩に仕立てて欲しかったな。
799 :
775 :2009/02/23(月) 01:22:17 ID:gXRRGVNl
ギムレットさんご苦労様でした &
>>762-763 さんおめでとうございます。
>>775 を書きました。
最初あまり集まってなかったので安心してたら、
いつのまにか「今日までだよー」になってて、タイトルしか決まっていなかったものに
あわてて肉付けして投稿しました。
全然形になってないものを投稿してしまいすみせんでした。
このお題はむずかしいです。感覚的には他人の詩を見て詩を作れといわれているようでした。
あと今回の作品の中では
>>767 が好きでした。
実はまだ寝ていなかったりする。
>>799 そっか、特に悪意や選者を揶揄する気持ちで書いた訳じゃなかったんだね。
だとしたらきつい言い方をしてごめん。
こっちも前回の流れに正直頭に来ていたから過剰反応をしてしまった部分がある。
>このお題はむずかしいです。感覚的には他人の詩を見て詩を作れといわれているようでした。
なるほど、良い表現ですね。
やっぱりあなた表現力あるかも。
タイトルについて特別な価値観を持っていない人ならそれほど悩まない(適当に小説から引用して好き勝手に書けばいいじゃん♪)お題なのでしょうが
こだわりを持つ人にとっては原作品との距離感に悩んでしまうでしょうね。
でもその難しい中に創作のヒントがあるし、本来創作とは常に一段高いハードルを目指して挑む気持ちが必要ではないかと思います。
今回は私がそのハードルを与えただけの事です。
手癖ですらすらと書いた作品に意味なんて無いですよ。
苦しんでこそ創り上げた作品が輝くのです。
801 :
770 :2009/02/23(月) 09:30:42 ID:RlLyt6qC
>>791 批評乙です。
やっぱそんな感想になりますかなりますよね。
詩を書いてからうろ覚えのストーリー調べたらオチすらまんまで、
こりゃいかんと思いながらも面倒臭くなり投稿しちゃいました。
多分最初と最後の連は猫視点にしたほうがまだ面白いかなと心の声は聞こえるも
全体の整合性やら原作知らねーちゃうんかと楽な声に流れ流され・・・
ぼくはいまみみがいたいのです
ありがとうございました
>ギムさん 正直自分のコテに対する悪印象から作品をテキトーに評価されたのかと感じ、 もしもそうなら頭に来るなと思っていたんですが、 あぁ、何だそんなことではないのだなと複数のレスを拝見して合点が行きました。 この板には<構想1下書き9詩作0推敲0>みたいな作品もどきがよくあって、 そんな作品は読む気にもならなくて頭に来さえするのですが、 自分のもそんな作品と実は同列だったということだと解釈し、有り難く頂戴いたします。 実際にコテに対する悪印象だったんだとしても自業自得なわけだしね(爆笑)。 しかし今回のお題はよかったっすよ、ギムさんの目論見通り。 百年の孤独なんてタイトルつけたら書きにくかったこと書きにくかったこと。 充満するおこがましさの中をエイヤと勢いだけで突き進んで、 出て来た自分はなんだか小さくなったような、それでいて強くなったような気がしています。 西村京太郎のほうは原作すら読んだことがなく、 お題の目論見に完全逆行することが目的だったんでそういう苦しみ楽しみとはまったく無縁だったんですけどね。
「泡」 泡は やわらかくて かるくて しろくて まるい いつのまにか 色んなところに 入り込んで いつのまにか きえている なんだか あまそう わたがしみたい いっぱい いっぱい あわだてて からだをこすると きもちいい いっぱいつけると きもちいい
804 :
告知あげ :2009/02/23(月) 20:34:35 ID:YVOKl85c
「ハムレット」の作者さん、 どうか次のお題をお願いします。
ギムレットさんお疲れ〜。ハムレットの作者さんおめでとう!そしてみなさん乙でした。
>>766 の夜明けの晩に を書きました。優勝作とはだいぶ差のついた次点でしたー。
ガスガス突っ込んだ奔放な詩に作ろうとそんなスタイルで挑んで前半のそれがキープできずに後半から普段のスタイルに戻るのを推敲しつつ仕上げたんですが、
あんなに見直したのにリズムやキレが悪くシメもはやすぎたのが後から後から気になって何時作り直そうかと思っていました。
作者名の山田真美ですが上で真由美って書き込んだ後、本棚見に行ったら間違っていてスマソ。
「夜明けの晩に」は天皇崇拝と歴史的仮説、青臭い恋愛が嫌いでなければおすすめします。古事記、日本書紀の話などが出てきて世界的語学の共通性などとにかく作者の知識が豊富なので上下巻ありますが読み終わる頃には20冊くらい読んだ気がします。
本のチョイスはたまたまでしたがタイトルが描きやすいものでした。募集要項をみてからタイトルと別物つくろうと思ってたのでそれほど苦労はしなかった。
そこが浅いのは認めます。軽い言葉とは裏腹に重いものをつくりたいです。
優勝は竹取物語かハムレットだと思っていたので納得です。
小説のタイトルは面白い企画でした。個人的に書籍全般だと嬉しかったかも。
P-1グランプリは面白い企画なのでまたどこかで話し合いましょう。
しかし評文読んでいてほんとに文章かくのがうまい人だと思いました。
また参加できる機会があればノシ。どうもありがとう。
806 :
◆EbeDxeTOJI :2009/02/24(火) 10:30:33 ID:C5sZ9zZw
作者です 優勝をいただいて光栄です ふだんは名無しですがいちおうトリップつけときます 次のお題は『麻雀』とします まあ特殊な題なのであんまり集まらないようなら変えます 締切は3月1日から2日に日付が変わるまで 5作品無いときは集まるまで
807 :
まんこ将軍 ◆UQRl.WeFEk :2009/02/25(水) 01:51:38 ID:kITnfFQt
どーもまた遅れました、まんこです。
>>757 いやあ、あなたの方が面白いです。ソースはないからお塩にする、とか、私の思う流行は
川です、とか、いきなり「理科します」とか、爆笑した。妙な才能があるような気がする。
いろいろしてきた方、というのもなんか笑えた。確かにオナニーを覚えてからエロ本、風俗、
ナンパ、そして今では結婚と、俺のヰタ・セクスアリスではいろんなことしてきた、などと、
下ネタ嫌いって言われてんのにあくまでも下ネタで返そうとするまんこ将軍。
でも面白がってくれてありがとう。なんか、上のほう見たんだけど、あくま氏の前には、
昔から知ってるねむい氏に続いてひろみ氏がここを盛り上げていたんだねぇ。
個性のある人は読んでて楽しいね、うん。
>>778 いえいえ、こちらこそどうもです、とか言いつつその昔話覚えてない俺。何年か前はほんと
この板がマイブームでね、毎日のように色んなとこに書きまくっていたんだよなあ。
で、その後PCがぶっ壊れましてね、専用ブラウザーに保存していたはずの落ちたスレとか
全部消えてしまいましてね、手元に自分の書いたものがまったく残ってないというお粗末。
自分としてはまんこネタだけで1000書いたスレとかね、もう一度見てみたいんだが。
あれが俺の金字塔であった、と今更ながら自慢するまんこ将軍。
>>784 確かに古すぎる小説なのでタイトルはほんとに作者が付けたのかどうかよくわかんないね。
でも世界最古の長編小説書いた部門でギネスに載ってる(たぶんうそ)紫式部氏が物語の
始まりの祖とか書いてるらしいから、タイトルはともかく作者がとてつもなく偉いことはガチ。
その作者をギムレット氏ご指摘の通り原作レイプしました、すいません、と謝るしかないが、
パロディやるならこれくらいやってやんないと作者も浮かばれん、というような気持ちも、
無きにしもあらずでして。最後の出歯亀はねぇ、言い訳になるけど、上のほうでギムレット氏
も書いてたように書ける字数が以前より減ったみたいでね、一投稿で済ませようと思ったら
エラーが出て、二投稿に分けても駄目で、こんなのに三投稿というのもアホなので、結局
何度も何度も削ったんだよね、これ。そんでスリムにしたつもりがやっぱ伝わらなかったか。
(続く)←またエラー出た
808 :
まんこ将軍 ◆UQRl.WeFEk :2009/02/25(水) 02:30:57 ID:kITnfFQt
(続き)
あの出歯亀はその上の月の兎と掛けましてね、まあ、兎と亀ということで、それだけ
なんだけども、もうちっと分量あったらオチとしてはね、悪くなかったんじゃないか、
なんて弁解に終始するまんこ将軍。でも素直に笑い飛ばしてもらえて嬉しかった。
評文うまいよなあ、ギムレット氏。俺のこの駄作とセットにすると結構完成度高いんじゃ
ないの、などとニヤニヤして読ませてもらいましたが、良い批評とは作品とがっぷり四つ
に組める技術と体力だよなあ、と勝手に思う。他の方ので酷評してるのもあったけど、
しっかり読んでるのは伝わるのでそんなに波風も立たない。流石です。
そんで、最初からちと忙しいので優勝は困る、でも書きたい、さてどうすっぺか、と考えて
書いたものなので、選外には安心しました。阿吽の呼吸、ありがとうございます。
今回、面白かったなあ。お題がいいからかなあ。さっき全部読んでみたんだけど、
俺としては全部楽しめたっすよ。好みで言うと俺なら百年の孤独かなあ。原作頑張って
昔読んだ、というのもあるけど。もちろん他のもそれぞれ面白かった。しかし知らない題名も
結構あったなあ。原作読んでみたいとか思わせる良い企画でありました。
>>795 そうそう、そんで、P-1グランプリってのも面白そうなんだけど、なんかさ、梁山泊見てたら
ムチャクチャになっててね。俺が匿名掲示板なんてなんでもアリだからいちいち気にすんな、
みたいなこと書いたのを悪用した奴がいるのかなんなのか、もうね、ぐちゃぐちゃ。
今回あっちは投稿数が多かったから審査から逃げてたんだが、強引な仕切りで失敗したか
なあ、と。反省はしないけど。
でね、ちょっと思いつきでいいアイデアがあるんだが、それについての意見交換もしたいので
公民館とやらでもいいし、新企画を考えるスレみたいの立ててそこでやってもいいんだけど、
今度色んな人と話してみたいな、と。すでに書いたように忙しいんだけど、審査員と投稿者が
完全に対等で、かつ審査員に負担のかからないスレッドとか作りたいとか思いついたのね。
もちろんP-1グランプリと別の話でも構わないし。よければお返事下さい、と。
つか、やっぱ俺がちとスレ立ててくるわ。今週は顔出す機会もいつもより取れると思うんで。
809 :
まんこ将軍 ◆UQRl.WeFEk :2009/02/25(水) 04:35:31 ID:kITnfFQt
もう眠いんだけどやっぱ俺、つい長々と書くから流れぶった切るよなあ。
>>806 おめでとうでございます。毎度のパターンになりますが即興でひとつ書いて、
スレの流れを元に戻しますです。
『こたつ図形』
裏返した正方形突如広がる緑色
ばら撒かれた長方形すぐさま伸びるは八本の男の腕
ガッチャガッチャとかき混ぜてグッチャグッチャとくっちゃべり
“さて今日は勝たせてもらいますか”
“クイタンなしの二翻シバリね”
“おーい千点棒足りない”
“この染みさあ、こないだのお前がやったやつだろ”
ゲラゲラと馬鹿笑いしてグルグルと目が廻って
“オーーープンリーーーチ”
“あははフリテンだおれ”
“今日は配牌が悪すぎる”
“おそいよ”
“これは切れないよぅ”
“ちとトイレ”
“また白きたぁ”
“おい順番まわってこねーぞ”
“これマンガンいってんじゃね”
“はや”
“カン”
“ちょ、おま、ミカンつぶしてるって”
ボワーンボワーンとゆっくり拡がる黒い染み
プカーンプカーンと誰かの寝息に差した朝焼け三角形
810 :
名前はいらない :2009/02/26(木) 11:49:29 ID:pptZ2ftw
麻雀 麻雀を打つということ いま麻雀を打つということ それは配牌に祈るということ ドラが暗刻るということ そっと或る危険牌を通すということ 立直をすること あなたから満貫を和了ること 麻雀を打つということ いま麻雀を打つということ それはタンピン二盃口 それはチャンタ三色 それは立直三暗刻ドラ6 それは清一七対子 それは大三元 すべての美しい役を和了るということ そして かくされた当たり牌を注意深く止めること 麻雀を打つということ いま麻雀を打つということ ポンということ カンということ チーということ ロンということ 麻雀を打つということ いま麻雀を打つということ いま上家が筋ひっかけを企むということ いま下家が追っかけ立直をするということ いま対面が食い下がりつつ突っ張るということ いま自分が危険牌を強打するということ いま海底で競り勝つということ いま『海底ツモチャンタ南中三暗刻ドラ3』の三倍満を和了るということ 生きているということ いま生きているということ 鳥ははばたくということ 海はとどろくということ かたつむりははうということ 人は麻雀をするということ あなたの手を読み違え 振り込むということ
もう次の大会が始まっているので手短にします。
もしかしたら全然手短になってないかもしれないけど、結果はともかく努力はしました。
「麻雀」の選者さん、本当にすいません。
>>801 ちょっとしたコツなんだけど、ほぼ同じ意味の単語のどちらを使用するか迷ったら、意味の広い言葉より狭い言葉、限定された言葉を選んだ方が、面白い効果を生む事が多いです。
ただし慎重に選ばないと表現が作為とずれたものになりますが。
安心できる言葉の流れが悪い訳ではないけど、どこかできらりと光るものが欲しかったかなと感じました。
>>802 イタチ小僧さんに限らず最近のコテさんは全く分りません。
またコテ名に左右されるほど私の評価に対するプライドは安くないですよ。
ただ、正直なところ2作投稿やその2作目の意味不明さが評文に悪い影響を与えた事は否めません。
イタチ小僧さんの作品を好きと言う人もいるようですし、人が変われば優勝もあったかもしれないですね。
ポエム大会は選者一人の独断と偏見により全てが決まるので、変な例えではあるけど子供に食べたい物を選ばせるようなもんと思った方が良いかもしれません。
それと、たぶん私は詩人よりは小説家に近い感性や文体の持ち主なので、
イタチ小僧さんの感覚的で輪郭の弱めなタッチの文体ともう一つ相容れなかったのもあるかもしれません。
>>805 後半で筆の伸びが良くなって来たのはやさしいあくまさん本来のスタイルに戻りつつあったからなのかな。
お題を書籍全般にしても良かったのですが、「タウンページ」とか「○○商事社史」とかで詩を書かれたら評価する自信が無かったのでやめました。
>>806 おめでとう。
>>807 お題が「扉」の時のお話で、優勝者まんこ将軍さんの次のお題は「モーニング娘。」でした。
まんこ将軍さんの作品がPCと共にこの世界から失われたなんて残念至極です。
わが国の文学史において大いなる損失です。
それにしても公共の場であるネット掲示板にまんこネタを1000も書いて未だにシャバにいられるなんて日本は素敵な国ですね。
出歯亀が兎と掛っていたのは全然気付きませんでした。
でもオチがそんな上手く決まってしまうと私も優勝にせざるを得なかったですよ。
私はどうしても減点法で作品を見てしまう傾向が強く、スレも荒れるし敵は作るしろくな事が無いです。
ただ、波風が立たないだけの生暖かい評文を書いてお互いの時間を浪費するだけなのはもっと嫌なので、
毒であれ薬であれ何らかの作用を与える事の出来る言葉を書こうと思っています。
もちろん全ての人に対し薬になれないのは私の未熟さ以外の何物でもないのですが。
新企画の話については新スレの方にお邪魔させていただきます。
キョロ(((゚ー゚*)(*゚ー゚)))キョロ ・・・まだ、いいかな。 も少しだけいいかな。 一つ、宿題を受け取ったのを忘れていました。 ひろみさん、ごめんね。 けどさ、 先日は選者である私の存在を完全スルーし、 今度は「小説の題名をタイトルにする」というお題をやんわり無視ですか。 実に天真爛漫でお花畑の似合う、とても素敵に疲れる女の子ですね。ヽ(゚∀゚)ノ なんていじけつつも、女の子に頼まれたら断れない悲しい男の性が私を机に向かわせ、キーボードに指を這わせます。
この作品の正しい読み方が私には正直よく分かりません。 ひろみさんはコメントにさえ詩人のスピリットを感じる方で、作品にもやはり詩的な感性が溢れています。 私は本質的には小説畑の人間だから、ひろみさんの書く言葉に、自分にはない感性の眩しさを感じ嫉妬すら覚えます。 ただ、このスレの前の方にあったひろみさんの詩に比べて、どうもこの作品は力みを感じてしまいます。 ひろみさんの魅力がこの作品ではどことなく封殺された感じがし、代わりに画一的な技術を無理に取り込んだような違和感が読後に残りました。 オリオンが語る言葉が私にはもう一つピンときません。 オリオンが何をどのように感じ、どのように考えようと、所詮はギリシャの英雄で夜の星空に輝く星座の戯言です。 オリオンに対し深い思い入れのない大半の人達には「それが何?」という感じではないでしょうか。 それとも「オリオン」は自身を例え想いを託した姿の具現化なのかと読んでもみましたが(普通はそう読むのが自然ですし)、 いくら読み込んでも人の等身大の姿は浮かび上がらず正直途方に暮れてしまいました。 やはり前者の語り手はオリオンそのもの(あるいはオリオン的な感性)という読み方が破綻が無く妥当なのでしょうが、 行き着く感想も前記のものになります。 実際には前者と後者の中間のどこかにひろみさんの視点や作為はあるのでしょうが、ちょっと感情移入しにくくまた何を伝えたいのか見えにくい作品でした。 光の矢がなぞらえるもの、戦火が暗示するもの、そしてオリオンという存在をあえて呼び覚まし託されたもの。 そういったバックボーンの裏打ちが感じられず、非現実的でありながら感覚的に書かれ過ぎたきらいがあり、どこか絵空事のような空々しさを感じました。 言葉選びはすごく奇麗です。時には神秘的ですらあります。 でもこの作品からは人に何かを想像させたり水のように染み込んでくるものが、少なくとも私には感じられませんでした。
>>487 の「海へ」という作品は私にとって心に残る作品でした。
解説するのも野暮な位作為は分り易くそして心に率直に伝わります。
素直な言葉選びと構成の作品にこれほど五感を震わせられるとは驚きすら覚えました。
ひろみさんは自分が伸びていく方向性を自分で決める権利があるし、より多くの言葉やより華麗なレトリックや比喩を用いたいという欲求は自然です。
でも、その代償にひろみさんの作品が持つ魅力が損なわれては一ファンとしては残念です。
少なくとも私は今回の「私のオリオン」を特別な作品として心に保存する事はしないです。
「海へ」は引出しを一つ与え仕舞っておきたいなと思いましたが。
かなり話が横道にそれますが、全く別の話として聞いて下されば結構です。 よくデビュー作が素晴らしかったのにその後が続かないという事があります。 作家であれ音楽アーティストであれよく見受けられる事ですが、 私はそういう事になる理由の一つを、他人の感性を羨ましがり欲しがってしまう事にあるのではないかと思います。 スピッツはデビューから「ロビンソン」を出すまで一貫してあんな感じの音楽をやっていました。 くそも売れない恐ろしく個性的で流行から全く外れた音楽を真剣に本気で歌い続けました。 そんなスピッツの音楽を今では好きと言ってくれる人達が大勢います。 彼らがどこかで魂を売り渡してしまっていたら、「ロビンソン」が世に出る前に彼らは消えていたか、あるいは「ロビンソン」が生まれなかった気がします。 自分らしさというのは自分の年齢と共に積み上げて固めて来た取り換えの利かない財産です。 私の書く小説的な詩は、セン5でも大会系スレッドでも無残な結果になる事はあまりありません。 でも私がスタイルを崩し、詩らしい詩を書いた時はかなり高い確率で無残な結果になります。 私はやはり小説的で長ったらしく過剰な比喩に彩られた作品でしか、本当に自分の伝えたい事を表現できないんだなと悟りました。 自分が自分であるという事は一種の呪いのようなものですが、死ぬまで解ける事のない呪いですから、受け入れて信じて進んでいくしかないと思います。 私はあるいは見当違いの事を言っているかもしれません。 はっきり言って他人の言う事で的を射ている事など多くありません。 大抵は一面的で個人的な偏りや好き嫌いが含まれた身勝手なものです。 でもそんな意見もたくさん集めると不思議と全体像のようなものが見えて来て、それは意外と鏡でも映せない自分のもう一つの姿を見せてくれたりします。 私のこの言葉もそんな一つとして片隅にでも留めておいてくれたら幸いです。
>>782 「私のオリオン」についての評文です。書き忘れてました。
818 :
◆EbeDxeTOJI :2009/02/28(土) 23:27:55 ID:7QAsC4tw
おいおいあとだいたい24時間のようだぜ
見るからにまだ2作品じゃねーか
詳細は
>>806 ね
みなさんよろしく
では
819 :
まんこ将軍 ◆UQRl.WeFEk :2009/03/02(月) 03:38:32 ID:GJ2onZ6J
>>812 あー、なんか思い出した。扉はハインラインみたいなSF書いたのかな。
モーニング娘の方ははっきり覚えてるよ。あれはいい作品たくさん集まったし、
俺も渾身の評を長々と書いたはずなんだよなあ。モーニング娘にかこつけて、
俺の考える芸術論、芸能論みたいなやつ。
まんこネタはね、色んな板でやって、合計だと2000以上は書いたような気がするw
あれ、本にしたら面白いと思う。どこも出版してくれないだろうけど。
昔話で他の人すまん。もうしません。許してください。
減点法でも加点法でも評書く人に粘着が付くのはこの板の恒例みたいなもんだよ。
以前、地下詩人氏という凄い人とコンビで評書いてて、地下詩人氏が辛口だったから
バランス取るために俺は加点法でいいとこ探して評書いてたつもりだったんだけども、
それでもひどい粘着がついたからなあ。つーか、いまだにいるんで笑った。
雑談で他の人すまん。もうしません。許してください。
というわけで、お題「麻雀」です。
詳細は
>>806 です。
つーか、ちょっと俺の書き直していいかなあ。
さっき読んだらあまりにもやっつけ仕事なんでなんか納得いかないの。
というわけでちょっと夜中にこっそり書き直すまんこ将軍。↓
820 :
まんこ将軍 ◆UQRl.WeFEk :2009/03/02(月) 04:27:47 ID:GJ2onZ6J
『こたつ図形』 裏返した正方形 突如広がる緑色 ばら撒かれた長方形 すぐさま伸びるは男達の腕 ガッチャガッチャとかき混ぜて グッチャグッチャとくっちゃべり “さて今日は勝たせてもらいますか” “クイタンなしの二翻シバリね” “おーい千点棒足りない” “この染みさあ、こないだのお前がやったやつだろ” ゲラゲラと馬鹿笑いして夜は始まり グルグルと目が廻って夜は深まり “今日は配牌が悪すぎる” “オーーープンリーーーチ” “あははフリテンだおれ” “お前、おそいよ” ぶら下がる傘の三角形 煙る蛍光灯が薄紫 赤外線は楕円形 照らされていたのは男達の足 プッカプッカと吐き出して ポッカポッカとあったまり “鳴くな小鳩よ、ポン” “これはさすがに切れないよなぁ” “また西なんかきた” “おい順番まわってこねーぞ” ゲホゲホと咳き込みながら夜は更けて グビグビと飲み干すアルミ缶に夜は沈み “オーラス?” “はや” “これマンガンいってんじゃね” “ちょ、おま、ミカンつぶしてるって、おい” ボワーンボワーンとゆっくり拡がる 菱形模様の黒い染み ブワーンブワーンと誰かの寝息 差し込む朝焼けが平行四辺形
821 :
名前はいらない :2009/03/02(月) 04:46:07 ID:dpZyQQNX
ふと参加します。 「麻雀」 「全ては運次第だ」 と男は言った。 「ポン」 俺は発声する。 「運が食いとられている」 なんてことはない、ただゲームを楽しんでいるだけだ。 「運試しだ!」 男はリーチ棒をまげる。 「ロン」 俺は発声する。男は悲しそうな顔をする。 「今日は勝てない日みたいだ」 なんてことはない、点棒の数は決まっている、ただそれだけだ。 もし一つアドバイスをするならば、 理不尽を受入れること。勝者のいるところには、必ず敗者がいるということ。 なんてことはない、それは人間の歴史だ。
822 :
名前はいらない :2009/03/02(月) 23:16:06 ID:ZTePX7H0
『あしたがあるぜ』 5号機の パチスロで借金 130万 もう諦めて 麻雀習う あした「哲也」と 呼ばれるために
823 :
名前はいらない :2009/03/03(火) 08:03:37 ID:wpCUzwVg
824 :
名前はいらない :2009/03/08(日) 00:37:17 ID:IC6Be29S
age
825 :
名前はいらない :2009/03/08(日) 04:12:22 ID:wbNpjpSP
『東一局』 なんだぁまだ剛は来てないのか? お前らが急いで来てくれっていうから仕事をさっさと片付けてきたのによ しょーがねぇから剛来るまで3人で… な、何だよお前ら急に土下座なんて えっ今日の麻雀わざと負けてくれ? ちょっと、まて店の中でみっともないだろ 訳を聞かせろよ なに! 剛の母さんが危篤だと! 確かあいつの実家は函館だったよな 麻雀なんか打ってる場合じゃないだろ! ん、飛行機代がない お前ら仲間だろ! その位、貸してやれよ 友達の中で金のやり取りは止めろというのが剛の母さんの遺言だと! いや、遺言ってままだ死んでないだろ とにかく、話は分かった。もう、そろそろ剛も来るだろ お! 剛おせーよ 俺、時間がねぇから泣いても怒っても一局しか出来ねぇ とっとと空いてる席座れ! 俺が親でサイコロ振ってあるからよ これが俺の麻雀人生で最短の闘牌 東一局 自和
突然ですが評価させてもらいます。
>>825 『東一局』
作品は良くありそうなネタで後半の誤字が気になります。
おそらくコピぺの際に生じたミスは頂けない。
登場人物を4人せず1人芝居のように進める事でスッキリ読ませようと配慮があったのにも関わらず誤字とは勿体無い。
一番、頂けないないのは『期限』です。
1日ならまだしもどーかと思います。
多分、スレをしっかり読んでないのでしょうね。アホだと思います。
よって、この作品は今大会では対象外作品です。
827 :
◆EbeDxeTOJI :2009/03/08(日) 10:07:48 ID:IC6Be29S
>>826 勝手なこと言ってんじゃねえや
>>806 よく読め
作品数の関係ね
>>825 で5作品として締め切ります
申し訳ありませんが火曜日まで審査に時間を取れません
流れを止めて悪いけど発表などは火曜日〜水曜日にするからよろしく
829 :
名前はいらない :2009/03/08(日) 16:14:17 ID:IC6Be29S
830 :
名前はいらない :2009/03/08(日) 16:17:21 ID:IC6Be29S
なお誤字修正などはまだ受け付けますね 地和だとしても子の役満ツモじゃ誰もトばない件 人和ならわかるが自和が何の誤字かいまいち不明ゆえ
『東一局』 なんだぁまだ剛はきてないのか? お前らが急いで来てくれって言うから仕事をさっさと片付けてきたのによ しょーがねぇから剛来るまで3人で… な、何だよお前ら急に土下座なんて えっ今日の麻雀わざと負けてくれ? ちょっと、まて店の中でみっともないだろ 訳を聞かせろよ なに剛の母さんが危篤だと! 確かあいつの実家は函館だったよな 麻雀なんか打ってる場合じゃないだろ! ん、飛行機代がない お前ら仲間だろその位、貸してやれよ 友達の中で金のやり取りは止めろというのが剛の母さんの遺言? いや、遺言ってまだ死んでないだろ! とにかく、話は分かった。もう、そろそろ剛も来るだろ ポーカーフェイスだな お! 剛おせーよ 俺の時間がねぇんだ 泣いても笑っても東一局しか出来ねぇ 早く空いてる席座れ俺が親でサイコロ振ってあるからよ 俺の麻雀人生で最短の闘牌 東一局 人和 親の振込
832 :
◆EbeDxeTOJI :2009/03/12(木) 21:30:40 ID:r2YQrZ3x
著しく遅れてすんません
似た雰囲気の詩が多くて評価しにくいな
>>810 「生きる」のパロディ。
なかなかうまいがこんな詩で中途半端に感動を誘ってどうするんだ。
笑いが足りない。
>>820 似た雰囲気の詩のうちの一つ。この詩は形だけである。
体裁は整えられているがむりくり作った感じで心が伝わらない。
というか中身はこの『雰囲気』しかないので他の似た詩と比べて頭一つ抜けた感じが無い。
>>821 似た雰囲気の詩。二行ごとに改行した方がよい。通常の劇的感覚では、
「ー」
Aは言う
「〜」
となっているとAが両方言っている方がスムーズ。
前半の雰囲気はおまけみたいなもんだろうからこの詩はそこで評価できないのだが、
人間の歴史につながるのもあんまり唐突で無理がある。
詩のリズムだけで強調や表現効果をつけられるようになれば、
男の悲惨な負けを前面に出して、うまく導入にできるだろうに。
あるいは哲学を持ち出すこっけいさを主題にするなら、やはり最後に主人公は笑われるべき。
「これで勝つる!」「やった!やっとあがれた。ロン。三倍満」「あっれ〜」みたいにね。
今だとどっちつかず。ただ滑稽なだけ。
833 :
◆EbeDxeTOJI :2009/03/12(木) 21:38:31 ID:r2YQrZ3x
>>822 言いたいことはわかるがそれだけ。特有の雰囲気も出せていない。
短い詩は世界を作れるかが勝負だから、この詩は評価に値しない。
>>831 詩の表現では投稿作のうち一番長けている様子。
一応スピードが見える。とはいえこれは詩の必要条件にすぎず光るものではない。
たとえば『なに剛の母さんが危篤だと』はその行ではスピードがあるのに、
強調したいからって前後を改行で囲んでは台無し。よりいっそう精進が必要。
ここまで言ったことと関係ないが「東一局しかできねえ」って言われたらキレますよ俺は。
「東風戦」ならわからんでもないけど東一局で終りの麻雀はねえよ。
修正してこれとはどういうことなの。
834 :
◆EbeDxeTOJI :2009/03/12(木) 21:43:12 ID:r2YQrZ3x
>>834 評価、有難うございます。
『勝った金を減らすこと無く、とっとと実家に帰りなさい』
という心意気が伝わり難いみたいですね
まだ、電車がまだ動いてる時間とか書けば良かったかもしれません。
俺も麻雀=深夜というイメージが強いからなぁ
今後とも精進します。
評価お疲れ様でした。
あと、子で役満を積もっても親が飛ばない件の指摘有難うございます。 ええ、家族麻雀を含め雀歴20年ですが1回しか役満あがったことしかありませんヘタレ雀士ですわ。 符計算? できませーん
837 :
Y.TAKEO :2009/03/14(土) 00:15:25 ID:lVqVrZM7
東一局はねぇな
作品、読み直して言いたい事がやっと分かった。
携帯だと画面に作品を並べて文章を書く事が出来ないので評価しにくい
頼むから
>>820 出て来て欲しい
まんこage
838 :
名前はいらない :2009/03/15(日) 01:02:27 ID:C3F+HvbK
えー出て来て下さい
839 :
ゴーストバスター :2009/03/17(火) 04:33:17 ID:MTmc6LE0
【真夜中の叫び】 どこ? 力一杯 (∵)きよかー
840 :
名前はいらない :2009/03/22(日) 04:51:35 ID:yxtr726U
↑ くそワロ
841 :
Y.TAKEO ◆IDMazV6ev2 :2009/03/22(日) 10:04:37 ID:8L/gFS4b
いーかげん、進めろ という声が聞こえてきそうなんですが もう今日一日待って下さい。
842 :
Y.TAKEO ◆IDMazV6ev2 :2009/03/22(日) 23:59:55 ID:8L/gFS4b
えーまんこさんが現れないので仕切らせて頂きます。 携帯なので過去ログ読み返すのがつらいのでお題がだぶるかもしれません。 お題 『漫画』 先着10名 期間は4月5日 やり辛いお題で主催者は俺だから 10作品も集まらんだろうなぁ 今、休みが取れないのでまとめて評価するのがきついです。 休憩中や寝る前に寸評っぽいのを入れていく予定ですが気にせずに投稿して頂けたら幸いです。
843 :
Y.TAKEO ◆IDMazV6ev2 :2009/03/24(火) 21:29:25 ID:eDbZW/Qf
えーさすがに投稿作品0だと、へこむのでageさせてください 俺、時間ないけど評価頑張るよ オラに元気を…
たかしに漫画をプレゼント たかしは夢中で読み出すよ たかしがすごい笑ってる 今日もたかしはおかしいな
845 :
音符 ◆K2HoJpiyVc :2009/03/25(水) 00:35:40 ID:rZBxAOta
"comic book superhero" コミック、雑誌、古新聞 幾多もの、喜悲こもごもな 物語やニュースが、 狂騒とともに回収されていく 幾多もの人々の、喜びや悲しみ、 ワクワクする気持ちや、 同情する気持ち、 そんな関心や無関心をのせて、 トラックは走りさっていく 荷台の上の読み捨てられた物語たちは トイレットペーパーになって 水に流されてしまうけども 幾多もの人々の思いや、気持ちや、言葉も 忘却の淵に流されてしまうのだろうか Comic book superhero 決して潰えることのない、必殺の不滅の言葉で 悪い冗談みたいな、この世界を救って
846 :
Y.TAKEO ◆IDMazV6ev2 :2009/03/25(水) 01:51:48 ID:1epFCSde
>844 俺の知人に橋口たかし氏の担当で編集をなさってた方がいる。 その当時は週刊での仕事ため大変だったようだ。 この作品のように喜びから狂うような心情に似ているような気がします。 作品についてですが、俺にはタイトルが無いため作者が『この作品をこう読んで欲しい』という方向性を絞る事はなく、想像力が豊な読み手には不親切に映ります。 それとは別に『自由に読んでもいいよ』という優しさも取れるんですが、俺には自由過ぎる作品だと思います。 作品外の事になるのですがトップバッターだと、どのような方向で書くか非常に難しいはずです。 踏み切って書いた勇気はえらいなぁと思いました。
847 :
Y.TAKEO ◆IDMazV6ev2 :2009/03/25(水) 02:24:36 ID:1epFCSde
>845 “”←これを使う作者は偉い。 基本ですが、俺は長らく『』←コレに頼っている。賞を狙うには“”←コレ何だろなぁと思う。 着眼点の意外性(俺の視点)から世間への訴え方が面白い。 古い情報や古くなったあのワクワク感は、トイレットペーパーと変わりクソまみれとなって下水道に流れていく こりゃ刹那だ。 この作品を読むと 『お読みになった古新聞、古雑誌は…』 というテープは機械的で無機質な情報の死神にも思えてくる。 面白い作品です。
848 :
Y.TAKEO ◆IDMazV6ev2 :2009/03/25(水) 02:50:05 ID:1epFCSde
えー投稿有難うございます。 おかげさまで『投稿0で、また俺の仕切りでお題チェンジ』という最悪な事態は逃れました。 俺なりですが時間と心の限り、読まさせて頂きますので宜しくお願いします。 nextコナンズヒント! 『あと、8作品』
『イチについて』 我慢が足りない そんな奴らが多すぎる 少しは気付いてくれ 見つける手掛かりはいくらでもあるのに 我慢が足りない すぐ人に求めてばかりだ 少しは考えてくれ そこにそれがあるその理由(わけ)を 礼儀も足りない つまりは一領土の暴君 少しは美しい統治を 願い虚しく残るは焼け野原 足りすぎるほどのマンガ ここは不夜城、不断の問答 悲しき下僕は今日も 不毛な繰り返しを繰り返す 新参です。 面白そうなので参加してみます。どうぞ宜しく‥
850 :
Y.TAKEO ◆IDMazV6ev2 :2009/03/26(木) 02:07:52 ID:6BCOdqP0
>849さんの作品作りは4連詩ってヤツなのかは俺の勉強不足で正直よくわからない。大きく4つに分かれている中で1個目、2個目、3個目の言葉の運び方、選び方は好きだ。 最終のまとめ方の『繰り返しを繰り返す』という部分はちょっと苦手です。 形、作り方は読みやすく感じる。 社風をいれた4コマ漫画のノリで読めた。 内容は『最近の若いもんは…』と付けたくなる御説教くさいので苦手だが、まぁそりゃそうだなと納得は出来る。 ただ、最後の部分で足りてないモノの対比として漫画を持ってくるのは個人的に好きじゃない。 確かに漫画が飽和して先ほど書いたヤングサンデーなんか他の雑誌に合併したりする。ジャンプ・マガジン・サンデーなど発行部数も減っている。淘汰されているという事だ。 俺は人に何かが足らないと感じた時に作り手は作品を作るもんだと思う。 映画、酒、絵画、音楽、落語、漫画、詩だったりね 漫画と詩が同じカテゴリーってことはないけど、俺のようなへっぽこな詩人でも、作り手としては『足りすぎている』って言うのはちょっと寂しく思えるのです。 えー伝わり難いですね 俺の語学力が足らなかったってことで…人それぞれだなぁと思って頂けたら幸いです。 投稿、有難うございました。
851 :
Y.TAKEO ◆IDMazV6ev2 :2009/03/26(木) 02:26:06 ID:6BCOdqP0
ルパンVSコナン!? もう、この際 ルパンVS複製人間VSコナン でも、いいじゃん とか思う人 そんな、下らない事を考えてる間に 『残り6作品』 投稿、お待ちしております。
852 :
名前はいらない :2009/03/26(木) 02:28:37 ID:6BCOdqP0
↑ これウソ 『残り7作品』
「あるあるハイテンション」(1) 私は工事現場で働くウサギだ 石頭なのでヘルメットはかぶらない 今日も元気な無表情でネコ車を押す いきなりダンプが猛スピードでバックして来る 私は初速140Kmほどの直角歩行法でそれをかわした −−へへへ。やっぱすげーや、石ウサさんは! ダンプの運転席からまっちゃんが顔を出して白い歯を見せた −−また私を試したのかね、まっちゃん? −−試したとかそんなんじゃねーよ!こいつが俺の楽しみなんだ! −−ふむ? −−石ウサさんのスーパーウサっぷりを見るのが毎日楽しみでしょうがねえんだ! −−いつか死んでしまうとは思わんのかね? −−そんなこたぁねえよ!今のだって普通のウサギなら死んでらぁ! −−今の攻撃程度で死ぬウサギがいるものか −−そりゃあ石ウサさんだからそう言えるんだぜ!跳ねるだけじゃねえんだから!スーパーな動きができるあんただから! −−いやしかし、私は実は上方向からの攻撃には滅法弱いのだ −−ほう!? −−なにぶん見ての通りのこの頭だからな。上から何か降って来たとしても気づくのが遅れるのだ −−ほう!? −−危なーーい!! 私とまっつぁんが会話をした一時間ほど後のことだった 同僚の北川の声に驚いて私は立ち止まった 18歳で元気だけはいい北川が私の上方を見て叫んでいた 空を仰ぐと直径2メートル程度の鉄骨が私に迫っている 赤い錆止めを塗ったそれが陰で黒くなるほどにそれは迫っていた まっつぁんはダンプの運転席から濃い眉毛で目が隠れる笑いを浮かべて観戦していた −−フフフ。どうする石ウサさんよ? さすがにこいつぁ流石のあんたでも避けきれめえ 北川が叫んだ −−ウサさん!右だ!右に避けろ! −−いや無理だ。右側には確かに何もないように見えるが、蟻ん子が横断している −−それなら後ろだ!ウサさんが今やって来たばかりの後ろなら何もない! −−最高速度マッハ1・2の直角歩行法をもってしても後ろは無理だ −−なぜです!? −−180度転換するには直角歩行法を二度使わねばならぬ。それでは間に合わない −−後ろ向きには動けないんですか!? −−むむむ……やってみたことがない −−じゃあやってみましょうよ!一か八かだ!
854 :
ポエム田ポエ子 ◆k7FbTvUf9k :2009/03/26(木) 13:54:18 ID:OkNIpMle
「あるあるハイテンション」(2)【完結】 鉄骨は暴力的な速度で私に迫り続けている −−ダメだ。この短時間でやれることはひとつだけ。 それをそんな成功確率の低いことに使うわけにはいかない −−じゃあ……!? まっつぁんはダンプの運転席から煙草の煙をくゆらせながら見物していた −−どうやら石ウサさんもこれで終わりだな。それともその石頭で鉄骨を砕くとかアリか? −−いや、そいつはないな いつの間にかダンプにもたれて腕組みをしながら親方がそこにいた −−これは親方! −−石が鉄にかなうものか。砕かれてコンクリート砕石になるのがオチだ それだけ言うと親方は風に紛れて消えてしまった −−親方……神出鬼没なお方だ その頃石ウサは覚悟を決めていた 主人公の顔は現在では面長である 連載当初はまん丸だったんだなぁ 作者は連載第一回目と比べると絵が少しだけうまくなっている 「仕方がない。こうなれば奥義を見せてやろう」 「奥義だと!?」まっつぁんは刮目した。 北川は目の奥に炎を浮かべ、思った、 「出る!あの嵐の日、大魔王チンコロを倒したあの技が……」 「このように人目の多い場所で使いたくはなかったのだがなぁ」 そう言うと石兎はゆっくりと自らの斬鉄刀【月牙丸】を抜いた。 「月牙丸昇天……」 ギャリィンッ! 引き抜かれた刀身が震え、鳴った。 カッ! 閃光が見開きの世界を埋め尽くす。 バアァァァン!! 何が起きたのかよくわからない。 「とうちゃん!おれは、今……」 北川がだばだばと涙を流して感動している。 「なん……だと?」 ウラキオルが信じられないといった無表現で目を見張った。 「鳴らせ!」 石兎はそう叫ぶと、斬鉄刀を胸の前に構えた。 「おっと!させねぇぜ」 突如現れた親方が、秘奥義を放たんとする石兎の手を後ろから掴んだ。 構うことなく石兎は奥義発動のためのことばを叫ぶ、 のか? 次週、石ウサの秘奥義の正体が明らかに? −−いや、仕事の邪魔をしないでくれないか 不機嫌そうな無表情でそう言うと 石ウサはネコ車を押して去って行った (長い間応援ありがとうございました! ポエム田先生の次回作をお楽しみに!)
855 :
Y.TAKEO ◆IDMazV6ev2 :2009/03/26(木) 21:40:33 ID:6BCOdqP0
>>853-854 鉄骨が上から落ちてくるまでのスリリングな展開が見事。 キャプテン翼のようによく考えると、凄い速さで落ちるドライブシュートを解説しているアナウンサーが凄いように、瞬間の出来事を1週間に引き伸ばす能力が最骨頂である。
俺としたら短い単発の作品でメイン・サブキャラの設定と舞台の設定を仕込むのはけっこうダルい仕事である。
すらすら書ける時はテンションが持続出来て楽しいのだが、途中で設定にブレがあると『俺は一銭にもならない事で何をやっているんだ!』と自己嫌悪に落ちたり心が折れたりする。それがネタものだとさらにやるせない。
中途半端な設定やらどーでもいいキャラの墓場、つまりはボツネタだ。
>853-854この作品の素晴らしく感じるのはムチャな設定を心が折れずに書ききった事だ。
856 :
Y.TAKEO :2009/03/26(木) 22:15:07 ID:6BCOdqP0
プロゴルファー猿の旗包みは無理がある と分かってるのにホールにでると狙ってしまう 少年の心を忘れない中年の方も投稿お待ちしております。 『残り、6作品』
857 :
名前はいらない :2009/03/26(木) 22:36:28 ID:9gaHTlZV
【漫画】 「夢だったのか」 その一言で天にも地にも変わる現実 隣にいたはずのあの人がいない 手にしたはずの力がない 愛した人が死んではいなかった 弱い少年を助けてくれるネコ型なんとかがいない 物語としては腑に落ちない結末 でも僕はそれがひどく羨ましい すべてが夢で その長い夢で得たものを目覚めた現実世界で生かせるなんて まさに夢のまた夢 僕の物語はいつまでも同じ頁で止まったまま 描き切れないイラストも捨て切れず 夢で終わらせたら僕の現実は終わってしまうのだろうか さぁ今日はどの物語の夢から覚めてみようかな
858 :
Y.TAKEO ◆IDMazV6ev2 :2009/03/26(木) 23:53:35 ID:6BCOdqP0
>857 すぐ、作品名を出す俺とは違って偉い。 ズバッと『ドラえもん』と書くと楽なんだけどね。 あえて遠回しに書いて、軽く読み手に考えてもらい共感してもらうと作者の余裕を感じられる。 年齢の幅広い『ドラえもん』だから任せられる安定感がある。 アイテムのチョイスは無難で良い。 著作権とかね。死後50年を待つのはながいなぁと感じたりする。 この作品の良い所は世間一般的に最悪の結末『夢落ち』を批判する事は簡単だが、それをひっくり返しフォローする事だ。 こういう作品を作るには広い目が必要で世間一般的な目線と自分の目線の2点が見えないと書けない。 自分の目線を見えてない他の方にどのように伝えるかが重要なんでしょうね。 万人に伝わるかは分かりませんが、俺には面白く斬新な目線に見えました。
859 :
Y.TAKEO :2009/03/27(金) 00:00:37 ID:V79Y5kmN
のだめカンタービレを見て『のだめのキャラって男から見たら可愛くうつるのかしら…』 と自分のキャラについて考える女性の方も投稿お待ちしております。 『残り、5作品』
860 :
名前はいらない :2009/03/27(金) 00:02:22 ID:Mog9J6qm
「漫画ジャンキー」 俺は漫画ジャンキー 漫画読むぜ 漫画ばっかり読むぜ あんまり漫画ばかり読んでいるから 気持ちが悪くなってしまった もう何年も前に 心身症に罹ってしまった 何でこんなもの読んでいるんだろうって いい年して俺は何なんだろうって思った でも全ての賢者が甘んじて魂の暗い夜を通過したように 俺も漫画を読み続けたぜ 五百円や二百円を溝に捨てるような気持ちになっても 俺は漫画を買い続けたぜ 俺の部屋にある漫画棚には 当時の葛藤や悩みが今も眠っている 戦慄の吐き気と不眠が今も眠っている 漫画によって紡がれた俺の日々 趣味だの愛だの娯楽だのと生易しい表現は許さない いわば俺の生き様ヒャッハー戦争イヤッハー考えてたらハイになってきた 漫画を捨てなかった結果として 俺は漫画をそんなに好きでもなくなった 一回読んだら飽きるようになってしまった でも読むよ 理由は分からない
861 :
Y.TAKEO ◆IDMazV6ev2 :2009/03/27(金) 00:43:45 ID:V79Y5kmN
>860 共感できる作品。むしろ、これ俺だ。漫画を読むプロでありたいとか勘違いしたり、公園で漫画を朗読する人に憧れたりね。 作品については俺は共感できる自覚症状のある中毒患者だからです。 ただし、健常者には麻薬のような漫画の魅力が伝わるかは分からない。 『何故?』という理由が薄いと分かって頂けない気がする。中毒に至るまでの経験とかエピソードがあるとよませやすいかなと思います。 この作品を書く目的が中毒患者じゃない人に読ますという方向性ではなく。 『分かる奴には分かれ これが俺の考え方』という意思表示の為の作品なら大成功だと思います。 投稿、有難うございます。
862 :
Y.TAKEO :2009/03/27(金) 00:53:04 ID:V79Y5kmN
ワンピースって53巻まで出てるけど、やっと旅路が半分かぁ ちょっと、重いと感じ始めた方も投稿お待ちしております。 『残り、5作品』
863 :
名前はいらない :2009/03/27(金) 01:01:58 ID:V79Y5kmN
↑ これも嘘 『残り、4作品』
864 :
ゴーストバスター :2009/03/27(金) 03:13:49 ID:wABVnjHy
ポコペン ポコペン だ〜れがつついた
865 :
『狂気の沙汰ほど面白い』と赤木は言った :2009/03/28(土) 01:17:47 ID:SO/JHtuD
赤木しげるはもういない その名を刻んだ墓は陽光の中にあるけれど 大三元から始めて 際どい役満ばかりを狙い続けたような 赤木しげるの人生は 風吹き渡る空へとアガっていった 断崖でのチキンラン 日本刀で斬られながらも頑なに口にする賽の目 血液を賭けちゃたりする鷲巣麻雀 赤木しげるにとって 死は薄紙一枚の向こうで そんなものはいつだって軽々と破る気なんだ 「死んだらおしまいなんスよ、赤木さん」 「命あっての自分なんスよ、赤木さん」 わかっちゃいるけど そんなこたぁどーでもいい勝負ジャンキーの赤木しげるは ポンチーカンロンロンロン さらに倍プッシュ 毟っても毟ってもその先には どうしようもない虚無が待ち受けているから ポンチーカンロンロンロン 終わらせない地獄の淵が見えるまで そうして 何ものにも依らず 自分だけに依って ジャンキー街道まっしぐら 天才だの神域だの悪魔だの 腕一本だの河豚さしだの俺のアンコはそこにあるだの 数々の伝説を残した赤木しげるは アルツハイマーになって 五十年近く何度も破りそうになった薄紙一枚を 自分の手で 自分が自分であるために 静かにビリビリと破り 目をつむって無念だと言った 「そりゃそうスよ、赤木さん」 「我が生涯にイーピンの悔いなしなんて嘘っぽいスよ、赤木さん」 赤木しげるはもういないけれど その名を刻んだ墓は陽光の中にあって 漫画を読み返すたびに 赤木しげるの孤独と 俺の孤独と 人間というものすべての孤独が 積まれていない麻雀牌になって 銀河に浮かんでいく 「にしても赤木さん、いつまで鷲巣麻雀やってんスか?」
白いページ 風にゆらぎながら 染め上げられる 様相は恋情と第三者たちの評価だろう くすぐったさは とおい過去の記憶の中 突然現れる 君の姿を 重ねあわせながら
867 :
Y.TAKEO ◆IDMazV6ev2 :2009/03/28(土) 03:35:14 ID:Rk7eX8Fe
>864 ポコペンには地方ルールがあり関東と関西では違いがあるとかないとか ともかく、俺には『他にも読んでいる人はいるんだよ』という安心を感じる。 過疎板ならではですなぁ 有難うございます。 >865 前回のお題と今回のお題を合わせたら自然です。 むしろ、必然だ。 アニメ化したけど狭いんだろうなぁ この作品わかる人、この過疎板に何人いるのか… 冒険なんですね投稿する側としたら、評価する側が拾ってくれるか、くれないか 俺はばっちりと拾えるよ。でも、『天』と『アカギ』を知らない方に 『牌が透けてるんだぜ』 とか 『タバコの吸い殻をぶちまけて輸血を拒否』がアツいんだよ とか 『アカギの墓石は俺も欲しい』 とか、知らん人にとっては暗号ですよ。 >865を書いた作者さんが解説するのは、けっこう恥ずかしいだろうから、立場的に俺が解説しなくちゃいけないんですが『天』、『アカギ』知らん人に伝える自信がない。 『アカギ』を読んでいる方は誰しも最後の一連は共感出来るだろう。 作品の幅が狭い分、共感した時には深い繋がりまで感じる。秘密部屋の暗号みたいな作品である。
今日の香りは マッシュドポテト! いい香り 胡椒とバターで うーん とけちゃいそ!
869 :
Y.TAKEO :2009/03/28(土) 03:51:25 ID:Rk7eX8Fe
>866 すいません、体力的に辛いので明日、書かさせてください。ええ、眠いんですよ NANAのハチが結婚して『結局、コイツが美味しいどころかっさらってんな』と素直に祝福できない方も投稿お待ちしております。 『残り、2作品』
870 :
Y.TAKEO ◆IDMazV6ev2 :2009/03/28(土) 13:05:25 ID:Rk7eX8Fe
>866 この作品、俺には大変だ。 申し訳ないが俺の読力ではタイトル無し、本文からもお題の『漫画』を感じられない。 ノートか? デスノートか! 夏目友人帳だっけ? >風に揺らめきながら染め上げる なんにしても物理的に難しいからイメージだな。 風の噂で詩には自由詩というジャンルがあるらしいが、出会っちまったな。おそらく、これだ! それにしても、自由すぎるぜ! >くすぐったさは これがどこにかかってるのか難しい。むしろ、俺の脳がくすぐったい。 時間、風景、登場人物全て謎のベールに包まれ、読み手に委ねる。 これは…一種の勇気だな。
871 :
Y.TAKEO ◆IDMazV6ev2 :2009/03/28(土) 23:51:46 ID:Rk7eX8Fe
>868 俺の集中力がきついな。 1文字読むごとに俺の何かが削られていくのが分かる。 でも、俺はイチ評価人としてキレないぜ。 またもや、自由だ。漫画との関連性を探す。 マッシュというファイナルファンタジーという方もいるだろうが、俺の脳内Yahoo!の一番上にくるのが黒い三連星である。 しかし、マッシュの後にポテトがついてくる。 そこで俺は 美味しんぼ、おーMYコンブ、ミスター味っ子、おせん、鉄鍋のジャン、クッキングパパ、味いちもんめ、多数の料理漫画を想像しイメージを広げて全身全霊で読む。 いや、もはや『読む』ではない。むしろ『味わう』という領域まで高める。 そして、この作品を読んで感じた事は マッシュドポテトって 朝マックのセットに付いてくるアレとは違うんだよね? だった。
872 :
Y.TAKEO :2009/03/29(日) 00:16:57 ID:z55v/qHG
866と868はちょっと誤爆っぽい空気もあるので テーマは漫画 『あと、3作品』
873 :
Y.TAKEO ◆IDMazV6ev2 :2009/03/29(日) 22:52:49 ID:z55v/qHG
ジュースが深爪で開かないとき、 三井くんを思い出すスラムダンク世代の方も投稿お待ちしております。 お題 漫画 期限4月5日 あと、3作品
874 :
名前はいらない :2009/03/29(日) 23:08:30 ID:9HC7zYaD
「漫画大好き」 栞なんていらないの サクサク頁をめくって 半日で20冊も読んじゃう そのうえ ポテトがあれば 至上の時間よ!
875 :
Y.TAKEO ◆IDMazV6ev2 :2009/03/30(月) 00:11:05 ID:dDdLfxfj
>874 有難うございます。栞はいらない 共感できますね この作品では半日で20巻というのは凄いのか凄くないのか理解しにくいと思います。 漫画には色々タイプがありBARレモンハートや金魚屋古書店のようにウンチク系、コマ割を大きく絵を見せるバキシリーズ ページを読み直さないと追えないデスノートや嘘喰いの頭脳系 勝手に分けましたが重いのから軽いのまであるのはわかって頂けると思います。 栞も要らないくらいの勢いなのに半日かけて20巻というのはそーとー重い漫画であるはず。 最近は愛蔵版もあるので絞りにくい、花より男子だろうか? などと裏読みする楽しみ方が出来る作品だと思います。
876 :
Y.TAKEO :2009/03/30(月) 00:20:05 ID:dDdLfxfj
JOJOは2部が熱い。2部の逃げながら戦うスタイルが当時のヒーローでは異色なんだ! という頑固者も投稿お待ちしております。 『残り、2作品』
specialthanks:Rk7eX8Fe 「創発」ではなく「創生」が正しいのである
878 :
◆eQ4FSgZXUc :2009/03/30(月) 21:47:18 ID:s9nRvuiE
常恋の月 君の瞳が飴玉でも 僕は笑って愛してる 曇って映るあまい世界 一緒に眺めてキラキラしたい 僕がひとりでいる時 朝ごはんには激辛カレー 鍋に入れた指を火傷して 一日を疼く指先でミスタイプする 焼き殺そうとする太陽に 背中から攻めたてられても 踏み潰した虫ケラのことなど いちいち覚えてないぜと言い捨てて 空き時間が来たらひとり 飴玉を食べるんだ 色とりどりの 現実離れした飴玉を 君の瞳がマンガしか読まなくても 僕は笑って愛してる この現実が君からキラキラを奪うなら 僕はいつでも夜空を指差そう そこにあるピンク色の月
879 :
Y.TAKEO ◆IDMazV6ev2 :2009/03/31(火) 10:48:40 ID:ya3TgjoW
>878 俺が苦手な表現で4年に1回書けるか書けないか『あまーい』作品です。 そもそもポエムってこういうのが王道なんだろうなぁ 年がら年中オチとかボケを考えてる詩人には『南天のど飴とか黒雨だったら渋みが効いてるな』とか考えちまう。 俺には無いものを持ってると尊敬するし批判もしたくなる。醜いひねくれた自分が露骨に解る作品で後光がまぶしい。 眼球舐め愛好家のような軽いサド的要素も見えるのは俺だけかもしれない。 漫画をテーマで眼球が飴と漫画と恋愛を繋ぐ発想力が凄い。少女漫画の空気に似ているのだろうか? 今回は漫画というフィルターを通して読んでいるためタイトルで下弦の月とか思い浮かべたからだろう。目の色が飴玉みたいというのは黒執事だとかね。 俺じゃなかったら普通に気の利いたコメントが聞けるのに勿体無い作品だ。
880 :
Y.TAKEO :2009/03/31(火) 10:54:36 ID:ya3TgjoW
仕事の間にヒヤヒヤしながら投稿している方も大歓迎です。 俺にはゴルゴ13、こち亀のように長く感じられましたが 『ラスト、1作品!』
部屋に突如、少女が一人現われた とっちらかっていたので いろいろと脳内もあわただしい そして それからなにをかわしたかは おぼえがない なにを伝えにあらわれたのか 知る由もない その子が出て行くとき そこにあった扇風機に 丁重に見送るようにとことずけて いっしょに送り出した 行ってしまってから、ふと 花の写真を撮ろうと思った 屋根をつたって地におりた カメラをかまえたそのときに 勢いよく雨がふりだした
882 :
名前はいらない :2009/03/31(火) 13:54:20 ID:mv678QEZ
「ゴルゴ13」 ”ホームランバー… また1本 当たっちゃった” (第147302話「巨大なる遺産」より)
883 :
Y.TAKEO ◆vr6iJMQhu6 :2009/03/31(火) 21:31:21 ID:ya3TgjoW
しゅーりょー >882 までですな 皆様、ご協力ありがとうございました。 10作品までって書いたけどリロードのミスだってよくあるある。かまへんかまへん。 でも、これ以降は俺がご飯食べたいし、風呂入りたいし、対象外です。
884 :
Y.TAKEO ◆IDMazV6ev2 :2009/04/01(水) 00:08:50 ID:KNd6d2k9
>881 急に居候が! というパターンはやはり面白い。 朝目覚めたら猫型ロボットとか忍者とか居たら冷静に通報する自信がない。 この作品のモチーフに浮かぶのは俺の世代だと電影少女である。少年漫画でエロいという枠は昔からあった。それに画力がプラスされた作品である。 登場の仕方がインパクトがあり。今、思えばリングの作者も影響を受けた作品だ。 この881の作品と電影少女が重なるのは登場した時と別れの時は覚えてるが間に何があったのかあまり覚えてないことだ。やっぱり、ガキの頃は異作に思えたんだろうなぁ壁があって追えなかった。 この881の作品にも異作と感じるのが読み手にどのように感じて欲しいのかが補足としてタイトルでもあると助かる。 俺には中盤で『分からない』、『知る由もない。』と言い切り、突き飛ばしているから後半のシメが薄く感じてしまう。へっぽこが偉そうに書くが、しっかりとした具材と盛りつけ技術があるのだから調理を楽しむ事が大事だと思いました。
885 :
名前はいらない :2009/04/01(水) 00:33:00 ID:KNd6d2k9
>882 とうとう、最後の作品だな。 修羅場だったぞ! 最後くらいまともな事書かないと駄目だな。 キャラがあるとボケさせるのが楽だ。 キャラ作りから入らなくてもいいからね。 ゴルゴ13『ホームランバー』 言わないってと読み手に突っ込まさせてあげる優しさ。 作品を作るうえでボケると理解してくれるのか不安になり、1人ボケツッコミに切り替えたりするものだ。書ききった事が偉い。 10%の才能と20%の努力、30%の臆病さ… 残りの40%は… …うんこ やほーい! しゅーりょー最優秀はまた明日に発表予定です。皆様、投稿ありがとうございます。 お疲れ様でした。
886 :
寝台車 :2009/04/01(水) 02:13:16 ID:y1W1jS2U
ら
赤い帯 見えたとしても 戦うよ たとえ時間表示で 情報操作されようとも…
俺フィールド 広げて顰蹙かったまで… 一輪の花 咲き乱れようとも 返り咲く 君がいる限り…
889 :
Y.TAKEO ◆IDMazV6ev2 :2009/04/02(木) 00:17:36 ID:rvOeNx14
佳作 >845 前に書いた通り意外性のある俺の盲点をついた作品。 >865 いや、完全な俺の趣味。 優秀賞 >878 これは俺の範囲外だけど、良い作品に思える。 俺の目が腐ってるのか? 俺の心が腐ってるのか? 色々、胸に手をあてて考えた。 結果、心が腐ってるから綺麗な作品を粗さがしたりするんだなぁと反省する。 この作品を読んで『反省』する読み手は少ないだろう。 作者の意図とは外れようが『読み手の心を動かす作品はどんな作品も良い作品』という信念に従い優秀賞とさせて頂きます。
890 :
Y.TAKEO ◆IDMazV6ev2 :2009/04/02(木) 00:18:52 ID:rvOeNx14
最優秀作品賞 >853-854 幅広く読ませるエンターテイメントとして良い作品。 俺が長文好きで慣れてるというのもあるだろうが、携帯から読んでいても苦じゃない作品。 世間的にこれっぽっちも役にも立たないが、バカで良いじゃないか、春だし 誰も傷付けない良い作品だ。という事で この作品が最優秀作品賞です。
891 :
Y.TAKEO :2009/04/02(木) 00:32:32 ID:rvOeNx14
あーだりぃ もう、しばらくはやらねぇよ もっと、時間かかってたら死んでたかもしれません。 投稿していただいた方ありがとうございました。 という事で>853-854後はお願いします。
892 :
19 ◆gwnULb/9mw :2009/04/02(木) 01:12:16 ID:zuGYPxxg
選考お疲れ様でした
>>860 「漫画ジャンキー」を書きました
「共感できる作品」という言葉が嬉しかったです
もし現状で麻薬的魅力を伝えようとするとどうしても
「俺と漫画との関わりが持つイノセントな方向性がどうしたこうした」とか意味不明な熱弁になるので
余計引かれるかもしれないです
意図としては同病の士とラスト二行で希望を共有したいとか考えてたように思います
>>853-854 ポエム田ポエ子さん最優秀賞おめでとうございます
>>891 おつとめお疲れ様でした。シャバのご飯は美味しいですか?
他スレのあの作品はフィクションなんだろうけど、
あまりにもリアルにムショの臭い飯が描かれているので
やっぱり何かやらかしたんかなとも思っております。
遅れましたがご指名いただきありがとうございます。ポエ子と申します。
お題「漫画」は漫画に目がない者として大変楽しませていただきました。
あまりに楽しみすぎて四作ほど投下したくなったほどです。
10作品集まった頃を見計らって投下したゴルゴは見事にうんこと消えてしまいましたけれども。
もう一作品は折角書いたので次レスあたりに投下してみますね。
下書きレベルなので恥ずかしいんですけれども。
さて選んでいただいた作品についてですが、
読み返すと誤変換、改行抜け、重複表現があり、
我ながら疲れていたな、よく書ききったな、こんなしょーもないものを、
と感じることひとしきりでございます。
本当に大変でございました。シルバー聖衣の待ち受ける迷宮をブロンズ聖衣レベルの力で駆け抜けて…
でもよく考えたら主人公が繰り出す卍解まで描いていないのですから
書ききってはいないのですね、私。ふぅぅぅ…
なぜウサギなのかもまったくわかりませんしね。
それでも一生懸命書いたから、作品に何かが宿ってうぞうぞとうごめき、
貴方を感じさせてしまったのかしら。フフ…罪なポエ子ね!
「霧の中の記憶」(自主的ボツ作品) わしも今年で87歳 そうなのか そんなに経ったか 思い起こせば思いの限り生きた もう一度若い頃に戻りたいと思うこともない 思い出すのは楽しいなあ 色んなことがあった 大魔王とのラストバトルは激しかったなあ わしの超能力は時間を止めた 両さんは元気かなあ 今何歳なんだろうか 今でも携帯自動車を構ったりして若々しいんだろうか わしは携帯冷蔵庫あたりからついて行けなくなったなあ 色んな恋をした 南ちゃん可愛かったなあ ラムちゃんは今でも虎のパンツを穿いてムッチムッチなんだろうか みんないつまでも若々しいままでいてくれるから よかったなあ まったく結婚なんぞするもんじゃない 女なんぞ現実味を帯びた途端におばさんに変わりよる わしは結婚しなくてよかったなあ む? 娘が呼んでおる お昼ごはんが出来ましただと? 笑わせる 食事などこの10年出してもおらんくせに! 早くこのおいぼれに飢え死にしてもらって 早く楽になりたいとばかり考えておるくせに むぁったく! 少しは見習ったらどうなんだ 響子さんの優しさを! サザエさんの明るさを! 不二子ちゃんのお色気を! ああ みんないい女だったなあ 彼女らこそがわしの青春 思い起こせば それしかなかったなあ
895 :
ポエム田ポエ子 ◆k7FbTvUf9k :2009/04/02(木) 13:53:01 ID:gJT3O7nI
では次大会を仕切らせていただきます。 お題は「Job(仕事・職業・就職など)」。 10作品集まり次第、あるいは4月7日いっぱいで〆切ります。
896 :
ポエム田ポエ子 ◆k7FbTvUf9k :2009/04/02(木) 14:05:01 ID:gJT3O7nI
ここで選者である私の「好み」について明らかにしておきたいと思います。 ☆基本的にことばで絵を描くような作品を好むような気がします。 自分の考えや気持ちを背景もなしにただ書きつけたようなものには食指が動きません。 ☆短い詩が苦手な傾向があると思います。 でも無駄に長すぎる詩はもっと苦手です。 ☆内容に好き・嫌いはないつもりですが、 いかにもポエミィなふわふわした、しかも作者の目がとろんとしているようなものには どうも近寄ってほしくないキモさを感じるようです。 あと思いついたらまた書きまっす。
897 :
名前はいらない :2009/04/02(木) 15:26:00 ID:vDjZgrcm
「断崖」 地球は人間と商品で溢れかえり、巨大で有毒なゴミが山脈を成し、地表は人工物で、その80%が覆い尽くされてしまった。 もう大量生産・大量消費は限界に来ている。 薄汚れた空気の中、 肩に暗い陰を宿した人々が列を作って進んでゆく。 看板には「(株)ゼウス地球清掃〜☆人員募集中」の文字。 給与 なし。 特別手当 なし。ただし、希望により、男性にはハーレム、女性にはお菓子の家支給。 赴任地 永遠の薔薇の園。 休日 週七日。 条件 家族のいない人。年齢20歳以上。 どこまでも就職希望者が途絶えることなく続いてゆく。 先頭から二十人目くらいのところで、俺は先月失業した友人の姿を認めて声を掛けるのだが、いっこうに反応がない。 俺と行列の間には、見えない壁が立ちはだかっているらしい。 面接会場の出口では、真っ暗な深淵に臨む断崖が待ち受けているのだ。 (奇をてらったもの書こうとして、詩だか何んだか、やなものを書いちまったよ、おい!w) ところで、ポエム田ポエ子さんに質問! このスレを見ている人はこんなスレも見ています。(ver 0.20) >★テレビ東京に咲く一輪の華 大江麻理子Part74★ [アナウンサー] >毒キノコを食べたタクシー運転手(58歳)が糞尿を垂れ流しながら死亡 [ニュース速報] >こんな愛知万博はイヤだ [万博・地方博] どの>スレを見てるの?
そうそうこれだけは書いとかないと↓ ☆当方ケータイなのでビジュアルに凝った作品は読んであげられません。 あと上に書いた「こういうのは苦手」というようなのを敢えて書いて来るような気概と才能のあるヤツは好きです。 でもまぁ1番好きなのは意外性のある作品なので、 結局はまぁ「あなたのやり方で攻めてみて」と。
899 :
V・TAKEQ :2009/04/02(木) 17:35:51 ID:TI5clQBE
『青空のおっさん』 全世界のおっさんな君よ おっさんは美しい おっさんの美はおっさんだけが知っている それを解き明かした時、初めて 真のおっさんの称号を手にする事が 出来るのだろう この空回りするふざけた世界で おっさんである事だけが神に至る道なのか… 溢れ返る夜の電飾よりも 蒸せ返る昼の靴下よりも 呆れ返る朝の新聞よりも おっさんには 青空がよく似合う 今日いちにちを 汗で充たして おっさんは愛になる 太陽の光を浴びて 青空の陰で おっさんは愛になる
900 :
ポエム田ポエ子 ◆k7FbTvUf9k :2009/04/02(木) 18:13:30 ID:gJT3O7nI
>>897 早っ!
いやぁもしかして何か漫画の原作とか書き慣れてますか?
短時間でしかも伏線を上手く効かせた構成で短編読み切りを1本仕上げて来るその腕は
既に頭の中に書きかけのプロットがあったとしか思えない!
しかもお題を見事に消化しています。
新人漫画家がよくやらかしてしまう「物語設定の説明」で始まってしまうのはちと食い足りませんが、
まぁこの形が1番わかりやすいし、短くまとめるためにはいいのかも。
内容については、やるせねーなぁ。
ちょうどさっき誰の曲か知らないけど「人間はもう、終わりだ」と明るく歌う
女の子ボーカルの曲を聞いたばっかりだったので余計に鬱になりそうです。
でもまぁ特別手当が「ソウルソサイエティーに行ける」だったら私も地球清掃に協力してしまうかもしれませんね。
漫画「ブリーチ」で死者が暮らす世界です。そこで私は死神になりたい。
対象資格が20歳以上家族なしってところに作者の優しさを感じます。
悲しませるひとがいないことが条件ということだと読みましたので。
ただ家族がいない=親もいない、だとしたら資格者はかなり限定されるし、
悲しませる人がいない=恋人も友達もペットもいない、と考えると
アレレッ?私、読み間違えたかな?という気がして来ました。
この条件の意図するものは何だろう?うーん…
ちなみに私なら「家族のいる方は家族手当なし。家族ごとどうぞ」とやっちゃうだろうな。鬼畜だから。
全体的には最後のゴミ箱オチまで読んだらもう一度今度は意味がわかった上で
読み返してしまう、筒井康隆「ロートレック荘事件」ばりの作りになっていて面白かったです。
詩か?と聞かれたらショートショートの小説でしょと答えるかもしれないけど。
まぁ詩と小説の境界線なんてどこにあるかわかんないし、あるのか自体不明だし。
質問についてですが、どのスレも見てません。
どのスレが面白そうかと聞かれたら、うーん…
女子アナ嫌いだし、不幸なニュースも嫌いだし、愛知万博は行きたかったし…
強いていえば毒キノコで糞尿垂れ流死ですかね。
同じ目に遭わないよう参考にできるから。キノコ好きだし。
901 :
ポエム田ポエ子 ◆k7FbTvUf9k :2009/04/02(木) 18:17:05 ID:gJT3O7nI
あと残り9作品。 PTAの会長を兼任してらっしゃるレンタルエロビデオ店主さんの投稿もお待ちしておりまぁす(オカマ風)
902 :
名前はいらない :2009/04/02(木) 19:05:10 ID:qDo3Gxyv
>>900 >ただ家族がいない=親もいない、だとしたら資格者はかなり限定されるし、
>悲しませる人がいない=恋人も友達もペットもいない
ポエ子さん、私は
>>897 ではありませんが、40も過ぎれば、こういう人はざらにいます・・・(T T)
903 :
いわしたろか志麻 ◆OPBYKkBBNQ :2009/04/02(木) 21:42:55 ID:KRxekqhA
Y.TAKEOさん、お疲れ様でございました。 赤木について書きましたわ。 あなた様の趣味で佳作に選んでいただいて、とても嬉しゅうございます。 以前、カイジネタのレスを見かけておりましたので、おそらくわかっていただけるだろうと思っておりました。 んもー、大好きなんですのよ、あたくし、赤木しげるが。 つか、福本作品が。 書いている間、楽しゅうございました。 ありがとうございました。
904 :
北 ◆Ui8SfUmIUc :2009/04/02(木) 22:49:29 ID:c/EmvTBg
『青空のおっさん』 三角公園のおっさんな君よ おっさんは美しい おっさんの美は悲しみだけが知っている それを解き明かした時、初めて 真のおっさんは孤独を手にする事が 出来るのだろう この空回りするまんざらでもない世界で おっさんである今だけが神不在の愛なのか… 溢れ返る夜の星よりも 蒸せ返る昼の入道雲よりも 裏返る夕暮れのカメよりも おっさんには 苦痛がよく似合う 今日いちにちを 涙で充たして おっさんは海になる 太陽の光を浴びて 青空は「一杯の茶のためには、世界のなど滅びていい。」 おっさんは馬になる
905 :
名前はいらない :2009/04/03(金) 00:06:52 ID:QSEj8N7r
「仕事人」 責任重大品物壊せば保険は下りない 全額負担の赤字稼業 安全第一指を落として接げればいいが 命を落とせば替えは無い 飛び交う罵声は全身全霊切り抜けること 丸ごと受ければ身も蓋も無し立つ瀬無し 終業したならあらん限りの想像力でせいせいすること 休憩室に自殺念慮を持ち込むな 「全ては君の感覚が知っている」 ヨーダがフォースを授ける際に 若きジェダイにそう告げたわけではない これは僕が僕に呟く台詞 継続すること 継続に耐えること 例えば時々仕事人間を目指して希望を見出すこと 時々あれこれの思いつきや出来事に希望を見出すこと 苦痛や悲鳴や倦怠や怨嗟や恐怖や不安や逆恨みは 昼間得られる僕の絵の具 オフの夜空にスマートに クールな夢を目一杯描く僕の絵の具
906 :
土ヒ :
2009/04/03(金) 01:16:42 ID:0sxQ+qF8 『あやかり童子』 あやかりたぁーぃ あやかりたぁーぃ 美味しい話に嘘があり 優しい言葉に裏がある 褒める言葉に刺があり 悲しい話に風が吹く 所詮この世の真ん中に 座って居るのは金ばかり なれど冷たい世間の人に あやかられずにおられない 景気の底に背も立たず 沈んで泥を掻き回す 棄てて飛び込む古池や 蛙ばかりが吹き溜まる 仕事無き世の寂しさよ 私語と死語とで しのごの言うな 無駄な努力をカナグリ捨てて あやかる事こそ誉れかな あやかりたぁーぃ あやかりたぁーぃ あやかり童子とひとの言う あやかられずにおられない