217 :
会員No,001 ◆MbPTH3P0s. :
はれまぁ。なんてこと。
流石の私も
>>213のレスの意味が分からない。っていうか、スレ違い以外のなにものにも見
えない。だがしかし、山羊さまが何の考えもなくそんな軽率な行いをするはずがなく、これ
にはきっと私の考えの及ばない深慮があるに違いないのだ。
そうだ。一つのレスはそれ自体で単独の意味を担っているのではない。先行するにレスに応
えたり、わざと無視したりすることによって、その意味は変わってくるものなのだ。もしも
過去に手掛かりが探れないのであれば、レスは未来の向かって手をふり合図を送っているの
かもしれない。
「タマよ」 と題された山羊さまの詩には自治に関わる深淵なる意味が隠されているはずだ。
私はそうした偏見から出発し、その旋律の美しさとポジティブな内容だけに目をむけていき
たいと思う。
218 :
会員No,001 ◆MbPTH3P0s. :2006/09/05(火) 10:56:27 ID:mM+FXr3P
「タマよ」をめぐって(1)
さて「タマよ」と題された
>>213の詩について一読していただければ、すぐに了解していた
だける事と思うが、えー、詩は、猫と詩人とのコミニュケーションちゅーか、対話の不能性
がテーマになっている。そう、それ、それ。テーマは対話の不能性だ。
まさに「おまえに人語がわかるなら/俺はひっぱたかなくて済むのだ」ってことなのである。
この言葉は、自治房とアラシの関係そのものだ。詩人が自治房で、猫がアラシ。自治房でも
ある詩人は、猫が我々の言葉を理解してくれないことを知っている。
それで仕方なしに「まごうことなき猫の額を」をひっぱたく羽目に陥るのだが、その本心で
はひっぱたきたくはないと思っているのだ。?
そんなポーズを詩人(自治房)はとることだろう。
219 :
会員No,001 ◆MbPTH3P0s. :2006/09/05(火) 11:00:22 ID:mM+FXr3P
「タマよ」をめぐって(2)
そう騙されてはいけない。あやうく私自身が騙されるところだった。初めに述べたように詩
人は猫が人語を理解しないことを予め知っている。猫が人語を了解しないから猫なのは、ア
ラシが我々の言葉に耳を傾けてくれないゆえにアラシなのと同様である。意志の疎通が計ら
れたときには、すでに猫は猫でなく、アラシもアラシと呼ばれる理由を失っていることだろ
う。詩人は「まごうことなき猫の額を」ひっぱたきたい、ゆえに、ひっぱたく。
ここでの詩人、自治房とは、人語を理解しない存在に向かってもなお、コミニュケーション
をやめようとしない、難儀な人たちの意なのである。山羊さまの洞見おそるべし!