詩・ポエム板住人による全員参加型ポエム大会です。 参加者はお題にそった作品を投稿してください。 10作品集まった時点で締め切ります。 審査は前回優勝者が行い、1作品が優勝作品として選ばれます。 審査で選ばれた優勝者は次回のお題を出します。 優勝者決定後48時間がたってもお題の発表がない場合 その前の優勝者が引き続きお題出しと審査を行います。 ※10作品という限られた枠ですので一人一作品が望ましい ※投稿時、固定ハンドル・トリップ付きでもかまいません
えー、とりあえず前回のことは決定ということでテンプレに入れました。 >優勝者決定後48時間がたってもお題の発表がない場合 >その前の優勝者が引き続きお題出しと審査を行います。 では、お題を出します 「上」 10作品集まった時点で締め切るよー 2ゲット
3 :
名前はいらない :04/06/15 14:48 ID:tOg+omuq
いい奴だな。
「教え」 好きに生きろというレールの上で 誰も信じるなとの約束を守り 賢さは愚かさだという知識を得て 突っ走る 矛盾だらけの世界を真っ直ぐに 突っ走る
6 :
名前はいらない :04/06/15 15:06 ID:8cZwf4mb
こんにちはー。 上…って、上って漢字入ってればいいんですか?
7 :
Sei :04/06/15 15:15 ID:8cZwf4mb
『浮かぶ月』 日の光沈み 夜が来る 影は闇に溶け 静かな眠りを待つ 星の涙に 濡れながら 見上げた霄 私の 掴み損ねた 月が浮かんでいた
上等じゃねぇか貴様 弱い自分に陶酔してんじゃねぇよ 上等じゃねぇか貴様 「悪いのは全て俺なんだ」だと?いちいち言わなくてもみんな気付いてるよ 上等じゃねぇか貴様 「今度こそは本当なんだ」だと?何度目だよ?それ 上等じゃねぇか貴様 傷ついた振りを装ったって一番無傷なのはオマエなんだよ その神経 上等じゃねぇか
9 :
電波姫 ◆a.TgNskvck :04/06/15 15:47 ID:dm9zwQGC
結局、「上」なんスね(笑 詩を改めて貼る(笑 ☆上を向いて歩けば☆ 作詞・電波姫 高層ビルの群れ その隙間から申し訳なさそうに覗く 都会の空は錆付いた夢の色だった 毎朝 8時30分タイムカードを無理矢理押しこみ 感情も押しこみ 解き放たれる憂鬱な想い 一日三度の飯を食べ 一つ屋根の下に住む これだけでも世界では上位の幸福だという 「上を向いて歩こう」なんて 誰かが歌ってたけど 今の日本じゃ 上なんか見たらキリがねぇ 上を向いて歩けば 土地だの株だのって 銭勘定してる 上を向いて歩けば 金持ち捕まえた女がベンツ乗ってる 私には 上を見ている暇なんてない 今を生き抜くことで精一杯・・ ちっぽけなTVから流れる景気回復のニュース だけど私の生活は何も変わり映えしない ドでかい看板でニコリと笑う浜崎あゆみ アンタに金がどこをどう流通してるのか問い詰めたい 世界では今も餓えで死んでいく人が屍を山のように積み重ねながら 上を見ていることだろう きっと その上は綺麗なものでしょうね・・ きっと その上は 汚れの無いものでしょうね・・ 上を向いて歩けば ヤー公だのブローカーだのって 跳梁跋扈してる 上を向いて歩けば 風俗上がりの女が濡れ手に泡の札束抱いてる 私には 上を見上げる勇気さえもない 余分なトラブルはごめんだ・・ 歓楽街 路地裏で寝る人々 高級クラブで酒を煽る人々 下を向いても地獄 上を向いても地獄 どこを見ても どっちを向いても 死中の真っ只中
10 :
えびごろう :04/06/15 19:10 ID:/tR3VtUG
イタチさん感想ありがとうございました。 で、俺もあらためてはってみる 水筒 作詞 えびごろう 水筒がまた壊れる 水筒がまた壊れる 大きな音を立てて ひしゃげながら ねじれながら・・・ ぼくは上に向かって 必死に手を伸ばして 伸ばして・・・ 何かを手に入れようとしている いったい何を? それは分からない 分からないけど それを見つけるために 人生を送ってる 時には水溜りから 出られなくなることもあるさ その水溜りって きっと「水筒」みたいなものなんだろうな
11 :
蘇利古道士 :04/06/15 19:53 ID:tK73c4rb
「上道」 この道を行けば 俺の世界観が広がる この一歩を踏み出せば 俺の人生に革命が起きる あの惰性から脱出するには これしかないのだ しかし それを目の前に 不安と恐怖とが心を浸食する そろそろ 曙の刻に近づいてきた 今、道祖神に全てを託した
12 :
名前はいらない :04/06/15 20:02 ID:94VFWypQ
「学問のお遊び」 上なるものを下となし 下なるものを上となし 天地を蹴って逆立てば 何ぞ違いのあるものぞ 世は太平とおぼえたし
「…」 コンビニでバイトする彼女の ぼくはただひとりの男だ だからいつも丁重におねがいする それをととのえる手なれた指づかい ぼくはじっと耐えている 存在するすべての男たちをじらす快感に 彼女のあどけない唇が 「…様」とうごくのを見つめながら
14 :
名前はいらない :04/06/15 20:11 ID:94VFWypQ
>>5 「教え」 抑揚 ◆RockDTA.do
>>7 『浮かぶ月』 Sei
>>8 無題 むこうの317 ◆317..n/Ke6
>>9 ☆上を向いて歩けば☆ 電波姫 ◆a.TgNskvck
>>10 水筒 えびごろう
>>11 「上道」 蘇利古道士
>>12 「学問のお遊び」 ID:94VFWypQ
>>13 「…」 ID:24XQbDcS
現在8作品 あと2作品
お題は「上」 だそうだ。
15 :
ピピン :04/06/15 20:23 ID:hloKNa5H
季節が流れても涙が流れない 今年の流行はちっぽけなネイビーブルー 私の両手は多面体 あなたの心は知性体 一本勝ちの根性勝負 中指立ててもはじまらない タダなるものなら世界も制す 寒波の中の極寒地 わかって聞くのはトトカルチョ ダービーだって負けやしない プロが起こすテロなんて女神様にもわからない
16 :
虚構の真実 :04/06/15 20:24 ID:4HrTnBh5
【うわのそら】 お願い 上を向かないで 下着を脱いでいるところなの お願いだから ほんの少しだけ 横を向いていて もう 両手で顔を隠したってダメ 指のすきまで 金色の瞳が光っているわよ えっ 今? シックなワンピを 着たところ 黒猫に 負けないようにね あっ 今? キラキラのアクセントで 着飾るところ 街のネオンに 負けないようにね ふふふ 今? あなたも私も うわのそら
17 :
ピピン :04/06/15 20:26 ID:hloKNa5H
上っていれるの忘れた…
18 :
ピピン :04/06/15 20:27 ID:hloKNa5H
>>15 タイトルは『極楽浄土』です
19 :
名前はいらない :04/06/15 20:39 ID:HA/c7Q4W
リーフレインのはいれないの?
20 :
名前はいらない :04/06/15 21:23 ID:94VFWypQ
>>19 前スレのか、、、
一度仕切り直しちまったからな。
自己申告がないと入れられないだろう。
それか快楽がOKなら入れてもいいのかもしれんが。どうする?
>>20 えっと、もうイタチ小僧氏が評くれたんで、どっちでもいいんですーーー。
もし、快楽さんがOKしてくれたら、11番目にいれて下さい。
一応貼りなおし。 「上様、戦争でございますか?」 まあ、奥様お聞きになった? あの韓国の国境警備から、アメリカさんが引くんですってよーー。 自国に任すっていうんですが、あの3万人の兵隊さんたち、 実は日本に移動するだけだってお話しですのよーー。 怖いわねえ。日本海側の県とか、また軍港が増えますわねきっと。 まあ、奥様たら、そんな無関心なことおっしゃって。。。 ほら、去年の今頃決まった有事三法がございましたでしょ? あれってね、首相が「有事だ」って言うだけで、本土を守るために いかなる土地も、設備も、人も、道路も、全部徴用できちゃうんですよ。 もちろんある程度のお金くださるらしいですけどーーー。 日本海側に軍港ができますとね、きっと太平洋側のいつくかの 港も、軍事用に備蓄港になりましてよ。飛行場もね。ついでに その点を結ぶ道もきっと専用レーンができるのでないかしらねえ? そうですのよ。 宅の旦那も他人事ではございませんの。 おまけに、思想弾圧もあるとかないとかあるとかないとか? まあ、こういうことは、口に出してしまうといけないって話 ございますから、こっそりなんでございますがね。w え、どこでこんな知識をって? そりゃ、2chに決まってるじゃございませんか。w なんてたて嘘と本と、煽りの混じった面白い掲示板ですもんねえ。 宅の主人も見てますのよ。
23 :
名前はいらない :04/06/15 21:27 ID:94VFWypQ
24 :
名前はいらない :04/06/15 21:33 ID:94VFWypQ
>5 「教え」 抑揚 ◆RockDTA.do >7 『浮かぶ月』 Sei >8 無題 むこうの317 ◆317..n/Ke6 >9 ☆上を向いて歩けば☆ 電波姫 ◆a.TgNskvck >10 水筒 えびごろう >11 「上道」 蘇利古道士 >12 「学問のお遊び」 ID:94VFWypQ >13 「…」 ID:24XQbDcS >15 『極楽浄土』 ピピン >16 【うわのそら】 虚構の真実 >22 「上様、戦争でございますか?」 リーフレイン 以上。10作+1作そろったぞ。 お題は「上」で快楽童子の審査待ち。早くこいや。(゚Д゚)ゴルァ!
>>5 「教え」 抑揚 ◆RockDTA.do
最初の三行で矛盾の世界を提出し、自分はそこを走る
そこを走るしかないんだ、という喪失感とあてのない疾走感を表現しています。
しかし矛盾という語の元になった「盾と矛」の話もそれがテキスト化されてしまうと
とたんに意味を持ち人々を納得させてしまうじゃないか。
矛盾を表現したとたんそれは矛盾ではなくなってしまうじゃないか。
そこらへんをタイトルであらわし、短いながらも完結された作品になっていると思います。
>>7 『浮かぶ月』 Sei
綺麗な作品ですね。ただ情景描写の中に「静かな眠り」「涙」など
の描写があり擬人的なんですが、月の擬人化なのか「私」の内面なのか
判然としないので少し読みずらいです。その両方を重ね合わせているとしても
最終連ではっきりと「私」と「月」を決別させていますので、なお混乱してしまいます。
その辺が狙いだとしたら最後まであやふやにしといても良かったjかも。
あと「霄」なんですがしらべても
>しょうかん 【▼霄漢】
>大空。高い空。
としか出てこず多分空なんだと思いますが、この流れではかなり浮いた語です。
こういう詩的でちょっとみたことない後はキメの所で使わず
なるべくさらっとながすのがいいかなとも思いました。
>>8 無題 むこうの317 ◆317..n/Ke6
ここまで無欠勤の作者ですが初(?)の挑発的な詩ですね。
こういうのははずしてしまうとカコワルイんですが、なんとなく今はいいかなぁと
いう気がしています。
>>9 ☆上を向いて歩けば☆ 電波姫 ◆a.TgNskvck
非常に後ろ向きな作品で作中人物の肩でも叩いて飲みに連れて行きたくなりますね。
しかしこの「上を向いている人物」はもの凄い人生送ってるんだなとw
いろいろ詰め込みすぎて一つ一つはいいんですが
トータルでみるとB級映画に対する「んなわきゃない」というつっこみを思います。
>>10 水筒 えびごろう
>ぼくは上に向かって 必死に手を伸ばして 伸ばして・・・
>何かを手に入れようとしている
>それを見つけるために 人生を送ってる
というので人生=水筒なのかなと思ったんですが、
>時には水溜りから 出られなくなることもあるさ
>その水溜りって きっと「水筒」みたいなものなんだろうな
ここで一気に「?」。水筒は人生なんでしょうか、水溜りなんでしょうか。
肝心なところなんでその辺は区別しといた方がいいかもです。
>>11 「上道」 蘇利古道士
道祖神というのは村や町の境にある部外者というか悪霊から
ムラを守るためにあるものなんですが、転じて旅のお守りという意味もあります。
で、その道祖神に曙の刻近くに全てを託すということは、新人の泥棒さん?
そう思うとそうとしか思えなくなってきました。
つまり幾通りもの読み方のできる作品だと思います。
>>12 「学問のお遊び」 ID:94VFWypQ
漢文の時間は煙草を吸っていたので苦手なんです。
違ってたらスマソだけど全体的に漢文(読み下し文)っぽいんだけど
文法的におかしいような気がして、、、
「何ぞ違いのあるものぞ」←こんな言い回しするの?とか。
「天地を蹴って逆立てば」
これって天地を蹴ってる状態でどうやって逆立つんだろう、、、とか
細かいとこばっか目がいちゃって。
意訳すると
上であるものを下として
下であるものを上として
そのサカサマの世界で逆立ち(反逆)してごらん
君はどこに向かって逆らうのか見当つくかね
あはは、まぁ、世の中が平和でよかったなぁ
という感じでしょうか・・・自信ない。
>>13 「…」 ID:24XQbDcS
「彼女」と「ぼく」の関係でどちらが上か下か判然とせず、
しかしその距離を崩さず二人だけの快楽に酔いしれる。
カウンターが一枚あるだけの、いやそれすら無効化するほどの交流。
「客」と「店員」という関係をエロチックに描いた作品である。おもしろい。
コピペっぽいけど、、、
>>15 『極楽浄土』 ピピン
浄土ってのはいくつもの浄土があって「極楽浄土」は阿弥陀仏が支配する浄土です。
ナムアミダブツの阿弥陀ですね。それを唱える宗派を浄土教と呼びます。
で、『「浄土」といえば「極楽浄土」』というほど「阿弥陀仏の浄土」が一般的になったのは
この「ナムアミダブツと唱える浄土教」が広まったからなんです。
ちなみに浄土ってのは
「仏が住む欲望や苦しみのない世界」
のことで、それをふまえた上でこの作品を見ると、そこにあこがれてるのかなぁ、、、
あと、意味や語呂を合わせるならもう少し丁寧にやったほうがという印象です。
>>16 【うわのそら】 虚構の真実
えろいな。もろエロよりこんな方が興奮しますな。
//
>>19 ー20
えーと。なんで同じお題にしたのかというあたりをくみとってくださいという回答で。
>>21 ってことでスマソ。評はできない。
>>23 (快ω楽) ゴメリンコ、、、
で、優勝作品は
>>5 「教え」 抑揚 ◆RockDTA.do
です。まとまりがよかった。
では、お題と審査ヨロ。
快楽2回に渡りオツ 更に新スレたてオツ 評はd >初(?)の挑発的な詩ですね。 いや、ここまでモロじゃなくても、内容が挑発的なんはこれまでにもあったと思う。
31 :
名前はいらない :04/06/15 23:04 ID:94VFWypQ
快楽ご苦労さん、抑揚おめでとさん。
>>27 おまえの読み正しい。
しいて言えば天地は世界の意味で使ったんだが、
漢文の授業はマンガ見てたから、文法怪しいのは、
目をつむっといてくれ。
ようは上の字をひっくり返すと下になるなと、
それだけの思い付きを詩にしただけだ。
32 :
名前はいらない :04/06/15 23:07 ID:94VFWypQ
>>31 おっと、天地=世界は分ってるんだな。スマンコ。
33 :
電波姫 ◆a.TgNskvck :04/06/15 23:08 ID:dm9zwQGC
>>26 作中人物は私です(笑
普段想ってることを書きますた(笑
34 :
名前はいらない :04/06/15 23:09 ID:a6KcJEFw
>>26 蘇利古道士さんの評価なんですけど、泥棒はないでしょ。
35 :
虚構の真実 :04/06/15 23:28 ID:H8hhm3D0
皆さん、乙でした。抑揚さん、おめでと〜。
ども、虚構の真実です。
快楽さん、評価の方、ありがとうございます。
>>16 【うわのそら】は裏設定として、
男→月のイメージ,女→夜空として考えたのですが、
思うように伝わらないものですね。
精進しますw
36 :
名前はいらない :04/06/16 00:14 ID:bd1ujGQF
こんどから、陪審制的なものにしよう。
>>36 そんなにオレが優勝するのが気に喰わないかw
と、冗談は置いといて、このルールだからおもろいんじゃない?
>>29 快楽乙d
久しぶりにロックな詩を書けてヨは満足じゃ。
次のお題は、ありきたりで、
「初夏」
ひぃうぃごっ!
38 :
名前はいらない :04/06/16 07:06 ID:bd1ujGQF
>>37 所々、変な評価(優勝者の評価は同意)があった。
「酔芙蓉」 芙蓉、芙蓉、酔芙蓉。 かそけき体躯、大輪のかんばせ。 朝まだ明け染めぬ霧の中、かの花びらが開くゆく。 紅の芯より広がる純白の裾野、持ちかねるほどの その花びらは細く長き首を持ち、酔うた歌い手の如く立つ。 昨晩、驟雨に遭いし君、つぼみのままに受けし傷、 その柔らかきかんばせに影をさす。 笑いたまえ、誇りたまえ、君の凛とした矜持のもとに。 なんぞ、その柔らかくもあでやかな微笑みを崩さんや。 されど、その露に遭いし君の目がしばし濡れし時にこそ、 吾、吾の冷たき手を差し伸べて、しばし君を支えんと想う。 芙蓉、芙蓉、酔芙蓉。 まだ朝早き頃なれば、其の一日を祈りあぐ。
40 :
名前はいらない :04/06/16 09:15 ID:Cx0gZ7KT
はぁ・・もういいか。
41 :
名前はいらない :04/06/16 09:20 ID:Cx0gZ7KT
隊長。一生懸命やりました。任務は果たせませんでした。 すいません。申し訳ありません・・・。
42 :
名前はいらない :04/06/16 09:57 ID:Y8eeIaAP
あたしは、しつこいのでまだまだしつこい。うふっ それでは、仕事行ってきます。
43 :
名前はいらない :04/06/16 10:56 ID:cSyP4fLe
ポジティブに行こう。ポジティブ、ポジティブ。
44 :
名前はいらない :04/06/16 11:02 ID:cSyP4fLe
あたしだけ辛いよ。。。なんでだ。。
45 :
名前はいらない :04/06/16 11:06 ID:bth3Rsjk
46 :
名前はいらない :04/06/16 11:15 ID:bth3Rsjk
ぽっぽっ〜〜ぽっぽ〜〜〜〜ぽっぽ〜〜〜 文句ばっかりだなぁ〜。どいつもこいつも。
47 :
名前はいらない :04/06/16 11:26 ID:bth3Rsjk
言い訳だけど、仕事がいきずまって試行錯誤しても 駄目な時ってほんと追い込まれるよ。 パニックだもん。それに早く早くと急いで余計殻回るし 最悪。もっと気楽な奴になりたいよ。
48 :
名前はいらない :04/06/16 11:43 ID:bth3Rsjk
言ったもん勝ちみたいな奴が要ると 社内は乱れていきます。 そいつが勘違いして。
49 :
しんしん :04/06/16 11:50 ID:vVRdz6ah
>>47 残念ながら仕事上では
そういうのを能力っていうんだよな
いいんじゃねぇ、仕事なんて人生において生きる意味には
なりえない
なった瞬間に仕事ではなくなるし
>>48 だけど会社のアイドルになれるのは
えてしてそういうタイプの人間だ
50 :
しんしん :04/06/16 11:52 ID:vVRdz6ah
雑談はこれくらいにして詩をどーぞー
51 :
七瀬 刹那 :04/06/16 12:45 ID:wADDrisu
夏のけだるいまどろみの中 君の発した言葉 「しよっか」 真っ直ぐの眼差しで 君の発した言葉 「しよっか」 暑いよという 僕の静止も振りほどき 覆い被さる君の体温 流れに身を任せ 僕はそのまま 君をまどろむ 初夏に体験した 君とのしよっか 忘れえぬひと時
52 :
七瀬 刹那 :04/06/16 12:50 ID:wADDrisu
そろそろ山の季節やね これがなからな夏の来んったい は?山って何な、げな? 仕方なかねぇ俺が説明しちゃるけん よぅーっと聞きよきぃよ : : 女と胡瓜を断つ舁き手の男衆 意地と誇りの水半被 15日間仕事と家庭を投げうって 締め込み姿で肩をいからせ街を闊歩する 山のぼせの男衆 地から轟くオイサの掛け声 櫛田入りは男の名誉 山が終わると博多に夏が来る : : って、俺が説明しよーとに 何(なん)寝ようとや?キサン お前みたいな初心者はまず 見てみらな分からんっちゃろうね 九州男児の中の九州男児の姿をくさ とか言いようばってん 俺も見た事しかないっちゃけどね
「オフィス 13:37」 ジンニーのように現れた スクリーンセーバーが 単調な動きをくり返す いつからだろう エアコンの設定温度を 4度下げたのは ぐらり と傾く額のまえを 濃い影を落として横切る 鳥 あわててきざむ クリックのリズム さぐり打つ 窓外の夏
55 :
1未満から ◆MO1pk/rqmI :04/06/16 18:24 ID:J2bjMBhD
『水面な僕ら』 六月に太陽と水面ひとつ その日はことさら鈍く腕を振らねばならず 六月に太陽と水面ひとつ 六月に頭上に光の水面 初夏の日は空気が蒸して揺れて そして僕たちと光の水面 ずぅんとした水圧の中で僕らは まるで萎えた魚であった 呼吸が苦しくはない 単なる病だ 光の底の圧のせいではない 僕たちの普通のような病だ ゆらゆらと揺れる 優雅ではないのでやめたい しかしこの 光の水面が綺麗だという感性は信じたい ゆらゆらと揺れる 危ないまどろみに流される
56 :
蘇利古道士 :04/06/16 18:36 ID:ftP5WLZv
>>26 上道とは、旅立ちを意味する言葉です。
惰性とは、習慣を意味します。
この事から、あの詩は、深夜の家出を
決意する場面を言い表しています。
解り難くてしません。。。
57 :
えびごろう :04/06/16 19:09 ID:gVEymnud
>>26 快楽さん感想ありがとうございます。
一応水筒は水溜りのつもりでしたが、じぶんの書き方が悪いのかうまく伝わってま
せんでしたね。気をつけます。
58 :
えびごろう :04/06/16 19:14 ID:gVEymnud
さかむけ 作詞 えびごろう 君が昨日 僕にくれたさかむけ もうなくしてしまった どこを探しても見つからない 絶対見つからない 「君への思いはとても強いはずなのに・・・」 こんな自分が情けなくて 恥ずかしくて もうどうしようもない やっきになって 探して 探して 探し続け・・・ 三日間探しても やっぱり見つからない そんな時 疲れ果ててふと見た右手 ぜんぜん気づかなかったけど さかむけはいつも 僕のそばにあったんだ・・・
59 :
虚構の真実 :04/06/16 19:17 ID:VsfMiOoO
【初夏(前半)】 夏は アイスキャンデーだよな ビーチボールを持った男の子が 照れくさそうに アイスキャンデーを差し出す ありがとっ (受け取った私) オウイェ〜 (男の子) ビーチボールが 空へと舞い上がる 棒の先を 口に含むと 目の覚めるような 甘酸っぱさが広まった 夏の始まり
60 :
虚構の真実 :04/06/16 19:17 ID:VsfMiOoO
【初夏(後半・改行エラーの為)】 クールケースの中は 氷の山 缶ジュースを取り出し グイと飲む男の子たち 走り出したいという感情が 仲間に伝わって 誰それとなく 海に向かって走り出す 私も負けじと 後に続く 熱い砂を蹴り上げての 競争が始まる 燃える〜 うぉ〜 ザッパーン 待て〜 この野郎〜 海に飛び込む私たちを尻目に 南半球は これから冬景色
61 :
犬大好き :04/06/16 19:53 ID:QJz55MjM
「雫の町」 突然、水面で断たれた古い道路が、底の町まで続いている。 天の岩戸口のバス停の、ゆるい坂の下に いつかの夏の、町なみを封じ込めてダムは暗く 水中には薄い陽射しを砕いて 枯れた杉の木の、さきっぽが揺れている。 そこには神社や郵便局があって、公園や雑木林があって 腐った枯葉が積もり 水底のもっと底には 蝉の幼虫が眠っている 穏やかに、 また何度目かの夏がくることも知らずに。 遊歩道に人影は無い 若葉の雫には、ちいさな景色が震えながら蒸発を待っている
62 :
虚構の真実 :04/06/16 20:18 ID:VsfMiOoO
>>59-60 タイトル【初夏】→【クールケース】でよろ☆
>>61 犬大好きさんの「雫の町」ですが、良い感じですね。
63 :
名前はいらない :04/06/16 21:12 ID:bd1ujGQF
「青い空」 青い空 手が届かない 肌を刺すような寒さも少しずつ和らいで 温かな風が近づいてくる夏を思わせる 空を横切る戦闘機の音 風に響いて 燦々と日が照らし 木々の葉は風に戯れ 気まぐれに光を跳ね返す 自転車のベルが何処かから聞こえる 夏はもうすぐ
>>39 「酔芙蓉」 リーフレイン
>>51 「しょっか」 七瀬 刹那
>>53 無題 むこうの317 ◆317..n/Ke6
>>54 「オフィス 13:37」 蛹谷 ◆OkWT4AXAtc
>>55 『水面な僕ら』 1未満から ◆MO1pk/rqmI
>>58 「さかむけ」 えびごろう
>>59-60 【クールケース】 虚構の真実
>>61 「雫の町」 犬大好き
>>64 「青い空」 「月」の逆位置 ◆rAprrpGEjE
現在9作品、あと1作品
お題は「初夏」
66 :
えびごろう :04/06/16 22:04 ID:gVEymnud
ぐはぁ お題かんちがいしてました もうだめぽ
「あなたにサヨウナラ」 陽射しが眩しくなったので 桜も緑になりました 待ち行く人も衣替え 私もようやく心替え 晩春の名残を払い 深呼吸をひとつ 終った季節に サヨウナラ 私は今日から 夏に生きます
68 :
名前はいらない :04/06/16 22:21 ID:TcXkdPs5
69 :
名前はいらない :04/06/16 22:24 ID:TcXkdPs5
>>39 「酔芙蓉」 リーフレイン
>>51 「しょっか」 七瀬 刹那
>>53 無題 むこうの317 ◆317..n/Ke6
>>54 「オフィス 13:37」 蛹谷 ◆OkWT4AXAtc
>>55 『水面な僕ら』 1未満から ◆MO1pk/rqmI
>>58 「さかむけ」 えびごろう
>>59-60 【クールケース】 虚構の真実
>>61 「雫の町」 犬大好き
>>64 「青い空」 「月」の逆位置 ◆rAprrpGEjE
>>67 「あなたにサヨウナラ」 ID:TcXkdPs5
お題は「初夏」 。
十作品揃ったようなので、抑揚さん審査をお願いします。
10作品? ちょっと取り込んでるので明日の朝までには必ず! 申し訳ないがお待ち下さい...OTZ
>>67 誤字訂正:三行目 ×待ち行く人→○町行く人 ゴメンナサイ
>>70 了解です。お気になさらず、ごゆっくりどうぞ。
>>39 訳が欲しいね、さっぱりわからん
分かる人がみたら分かる詩って
分からない人がみたら分からないんだよねぇ
それをあえて書いた真意はわからないが、
オレには語訳がいる。
>>51 あぁええねぇ。おっさんこんなん好き。
夏ってそやねんなぁ甘いような苦いような
しょっぱいような、うん、ストレート
>>53 うーん対話型エッセイ。
とても普通に読み入ってしまって
へぇーって、へぇーってなった。
>>54 初夏っぽくない・・・
エアコンとか年中いじるもんになったからねぇ
まだクーラーとかのほうが夏って感じが出たねぇ
>>55 うん、熱射病って印象だな。
ただそう捉えたせいか、真夏な感じ。
>>58 何とお題を勘違いしたのかわからんがw
感想を述べておこうか。
うん、入りは面白いけどオチ弱し。
>>59-60 よーわからんなぁー初夏じゃなくて真夏だし、
冬景色だし、まぁ、面白くもないからいいや。
>>61 物凄く説明的な初夏。
違うなぁ、その表現は秋とか冬なら
ふむふむと納得できたところだろう。
>>64 無理やり初夏のイメージをひねり出した感じ、
ちょうど季節なんだから感じたまま表現すればいいのになぁ。
>>67 これは初夏でなくていいしねぇ
初夏で別れを持ってくるなら工夫がないと
難しいかも、初夏のイメージって出会いだもんねぇ
それを覆す何かを詩の中に込めなきゃ説得できないね。
75 :
抑揚 ◆RockDTA.do :04/06/17 04:28 ID:8i6Gc886
んー今回はショボかった印象が、
てか初夏じゃねーじゃんってのが。。。
で、優勝者は
>>53 むこうの317 ◆317..n/Ke6 に決定
選評:初夏しかも夕方から夜にかけて話そうな夏の話題だなぁと、
夏間近なのにその時間帯はちょっと肌寒くて一枚羽織ってるみたいな
オレが思い浮かべる初夏の情景に一番近かった。
じゃぁ317たん、あとヨロシク。
>>73 訳:
一人の少女を知ってるの。
彼女は酔芙蓉のように華奢で、華やかで、潔い。
だけど今は傷ついていて、ぼろぼろなのに、私が彼女を愛しているのを
知っているから、私の前では、笑い、しっかりしている振りをする。
笑っていて欲しい、しっかりと頭を上げていて欲しい。
だけどたまには、泣いてもいいの、そんなときこそ側にいて、抱きしめてあげたい。
まだまだ幼い少女なの。
77 :
七瀬 刹那 :04/06/17 08:17 ID:nOECtdXU
>>73 抑揚氏お疲れさまです
>>53 317氏おめでとうございます
キスして、抱き寄せて、ギュッとしたくなる詩が書きたい。そんな思いで書きました。
本当は、前回のにも参加したかったんですけど間に合わなかった…
あせって投稿したから読み返してみると中途半端な感じがしますね。
78 :
七瀬 刹那 :04/06/17 08:22 ID:nOECtdXU
>>76 結局、訳を見ても言ってることはさっぱりでしたw
を。 抑揚さんオツ&d えーと、次回のお題ですが、、、 『小学校の教科書に採用されそうな詩』 でお願いします。 審査、頑張ります。
>>79 ども申し訳ありませんでした。えっとあれは意訳(隠喩の)でして、
そもそもの文体は、漢文の書き下し文程度の文体で仕上げたかったんです。
実験失敗だったみたいですw。
審査お疲れさまでした。ありがとうございます。
おもしれええええ!
>>74 え、あ、いや。
昨日見た風景をそのまんま言葉に映したんですが・・。
「パパのおヒザはパパパパパ」 お休みの日のパパは おうちでゴロゴロしているよ 新聞を読みながらパパパパパ テレビを見ながらパパパパパ おひざをパタパタ叩いてる パパはむかしドラマーさんだったんだって あたしも真似っ子したいけど パパみたいに上手に鳴らないよ 音楽を聴きながらパパパパパ トイレに入ってもパパパパパ だけどごはんの時だけはお母さんに怒られるの でもママもあたしもパタパタしてるパパが大好き パパ、お仕事中もしてるのかな? パパパパパ パパパパパ
>>83 まじっすか。。。
いや、そうだと思ったよ、うんうん...orz
は、置いといて補足すると、感じたままの言葉って
もっと柔らかいっていうかイメージし易い、
言い方を変えれば安易な言葉のほうが雰囲気が出たのかも。
>>84 投稿し直し、スマソ。
-------------------------
「パパのおヒザはパパパパパ」
お休みの日のパパは
新聞を読みながらパパパパパ
テレビを見ながらパパパパパ
おひざをパタパタ叩いてる
パパはむかしドラマーさんだったんだって
あたしも真似っ子したいけど
パパみたいに上手に鳴らないよ
音楽を聴きながらパパパパパ
トイレに入ってもパパパパパ
だけどごはんの時だけはお母さんに怒られるの
でもママもあたしもパタパタしてるパパが大好き
パパ、お仕事中もしてるのかな?
パパパパパ パパパパパ
87 :
名前はいらない :04/06/17 13:20 ID:vMPIjkCA
中一の時、国語の時間に 吉野弘「I was born」をプリントでもらい (教科書載っていたわけではないが) 詩で生まれて初めて感銘を受けた。 教科書って何のってたっけ…。 さとうきび畑と漢詩くらいしか記憶にない…。
「ひとつってなあに」 ひとつってなあに? ひとつって、あきちゃんのぽっけのあめ玉。 ひとつってなあに? ひとつって、あきちゃんの机の上の鉛筆。 ひとつってなあに? ひとつって、今日のおやつのドーナッツ。 ひとつってなあに? ひとつって、あきちゃんのおっかあさっん。 けんちゃんもひとつ、なみちゃんもひとつ。 ひとつってなあに? ひとつってねえ、ひとつって、ひとつって、 わ た し。 //---------------// よろしくお願いします。
>むこうの317氏へ おめでとうございます、ご苦労様です なんか、書いてしまってから、どこかで見たような気がしてきました。 もし、類似があったら、指摘していただけるとうれしい。 とりあえず、なんとなく不吉な予感がするんで、取り下げて下さい。
90 :
名前はいらない :04/06/17 13:45 ID:XA2Z5ggC
がんばること がんばることはきみのこころです がんばることをばかにするひともいます たいへんだというひともいます ふしぎなかおをするひともいます どうしてだろう がんばっただけこたえをほしがるからです でもほしいものは かならずてにはいるわけではありません がんばったら すべてむくわれるわけではありません でもがんばったこころはつよくなります こたえはかわらないかもしれない でもがんばったこころはつよくなります
91 :
イタチ小僧見参! ◆8rr1u/54T2 :04/06/17 13:45 ID:ISyRpLYI
「花」 花畑に咲く花は いつもいつも元気に育つ ちょうちょに ひとに 愛されて いつもいつも元気に育つ 荒れた畑に咲く花は いつかいつかのことを夢みる みつばちに ひとに 愛される いつかいつかのことを夢みる ロックな大地に咲く花は いつかいつか強く優しく ニーチェなんかも読んだりして 育てられるんじゃなくて育て ぱぁっと好きに育て そういう花しか俺は許さん 何が「誰でも自分のオンリー・ワン」じゃ! 畑で育てられて小さくなってんじゃねぇぞ!
92 :
イタチ小僧見参! ◆8rr1u/54T2 :04/06/17 13:48 ID:ISyRpLYI
イタチ小僧はかく語りき (了)
93 :
90 :04/06/17 13:57 ID:QctcG0lO
すみません訂正します。 これでよろしくお願いしますm()m 「がんばること」 がんばることはきみのこころです がんばることをばかにするひともいます たいへんだというひともいます ふしぎなかおをするひともいます どうしてだろう がんばっただけこたえをほしがるからです ほしいものは かならずてにはいるわけではありません がんばったら すべてむくわれるわけではありません こたえはかわらないかもしれない でもかならず がんばったこころはつよくなります
「あいさつ」 おはよう ともこさん おはよう うさぎ おはよう あさがお せんせい おはようございます ありがとう きゅうしょくのおばさん ありがとう のうかのおじさん ありがとう うし せんせい ありがとう さようなら ひろしさん さようなら にわとり さようなら がっこう せんせい さようなら ---------------- かんがえましょう ---------------- ございます というのは どんなときですか あいさつを しなくても いいのは どれですか ほかに どんなあいさつが ありますか
>抑揚さん 評ありがとうございました。
96 :
犬大好き :04/06/17 15:48 ID:uDJTt1jw
>>むこうの317さん おめでとうございます。詩、興味深かったです。 >>抑揚さん お疲れさまでした。コメントありがとうございました。
>>86 「パパのおヒザはパパパパパ」 抑揚 ◆RockDTA.do
>>88 「ひとつってなあに」 リーフレイン
>>91 「花」 イタチ小僧見参! ◆8rr1u/54T2
>>93 「がんばること」 ID:QctcG0lO
>>94 「あいさつ」 蛹谷 ◆OkWT4AXAtc
現在5作品。あと5作品受付中。
お題は『小学校の教科書に採用されそうな詩』
>>88-89 のリーフレインさん
えと、、、取り下げすか?
類似がどうのこうのって書かれてますけど、
>>88 の作品自体は
ご自分で作られたものですよね?
それなら、いいんじゃないすかねぇ?
98 :
虚構の真実 :04/06/17 18:48 ID:eEnx2MXz
抑揚さん、コメントの方、ありがとうございます。
むこうの317さん、おめでとうございます。
>『小学校の教科書に採用されそうな詩』
面白いお題ですね。参加させて頂きます。
>>59-60 >>74 ・『北半球が夏の時、南半球が冬である』ことを言いたかった訳です。
南半球の、真夏のサンタクロースに、驚いたことがあるので。
・説明ではなく、動きで表現しようと試みました。
言い訳がましくなってしまうので、これ以上は控えますね。
あ、ゴメン、イタチ小僧さんのは、
>>91-92 で1作品なのかな、、?
【幼い手と人の足で立つ日】 ずっと 魚 パシャ パシャ そっと 蛙 ピョン ピョン 嫉妬 蛇 ニョロ ニョロ ちょっと 鳥 ヒュー ヒュー やっと 人間 ギャー ギャー きっと マシン ガチャ ガチャ
101 :
えびごろう :04/06/17 19:11 ID:ZDDT4dWa
>>74 じぶんでも何を勘違いしたのやら
感想ありがとうございます
102 :
えびごろう :04/06/17 19:19 ID:ZDDT4dWa
お父さん 作詞 えびごろう お父さんは 毎日毎日お前のために がんばって働いてるんだよ お前がこういう生活を送っているのは すべてお父さんのおかげなんだよ お父さんは大黒柱 一家を支える大黒柱 だからみんなもお父さんに感謝して 肩たたきやら 肩もみやらを やってあげるんだよ それだけでもお父さんは とっても助かるんだよ お父さんってかっこいい 俺もとうちゃんみてぇになりてぇよ でもね・・・もしかしたらお父さん会社で嫌われてるかもしれない・・・
>>99 あー、そうですそうです。
2レスで1作品です。
紛らわしくて心惑わせて100ゲトも忘れるほど悩ませちゃってすみません。
【あしたこそ】 はじめてのメール 今まで言えなかったんだ おはよう 言ってみようかな こんにちは 今日もメールで こんばんは なんでだろ どうしてだろう ほんとうは言えるのに
>>86 「パパのおヒザはパパパパパ」 抑揚 ◆RockDTA.do
>>88 「ひとつってなあに」 リーフレイン
>>91-92 .「花」 イタチ小僧見参! ◆8rr1u/54T2
>>93 「がんばること」 ID:QctcG0lO
>>94 「あいさつ」 蛹谷 ◆OkWT4AXAtc
>>100 【幼い手と人の足で立つ日】 虚構の真実
>>102 お父さん えびごろう
>>104 【あしたこそ】 ID:OlYldtHO
現在8作品。あと2作品受付中。
お題は『小学校の教科書に採用されそうな詩』
リーフレインさんの作品ですが、、本人さんはあんな風に仰ってますが、
俺としては、そのまま投下作品として扱ってもいいと思うんだけど、、、
うー、どうしたらいいんかのう?ここ見てるかな?>リーフレインさん
そして、
>>103 了解です&大きなお世話だ!!1111ヽ(`д´)ノ
>>97 317さんへ
間違いなく自分で作ったんですが、どうもあまりにもありがちです。
近頃の小学生を馬鹿にしてはいけないと反省もいたしまして、こっちの
詩に差し替えをお願いします。
「猫」
軒下でノラが子猫を3匹生んだ。
サディストの父は、彼らをビニール袋へ入れて、ごみへ出してしまう。という。
ロマンチストの母は、飼いたいと泣いた。
リアリストの祖母は、病気が移るといかんから、すててらっしゃいと言った。
シャムがかかって、妙に綺麗で、3匹が似ていて、目が大きくてとてもかわいい。
モラリストの兄は、「いい加減に捨てるのは迷惑になる」と父を止めた。
ニヒリストの私は、「ほかっておけば、早晩死ぬだろうから、気にしないでおこう」
と答えた。
マテリアリストな子猫たち
メディア・インペリアリストの兄が、「広告を出そう」と言った。
カルチュアル・インペリアリストの私は「箱へ入れて捨て猫の札がいい」と答えた。
ヒューマニストな猫たち アニマリストなうちの家族 マッドサイエンティストは猫人間の夢を見る。 アコーディニストな猫たちが、アコーディオンをかき鳴らす。 奏でる音はユニゾンで、ネーネーお腹が空いたよお。 エゴイストの母は聞くだに絶えずに、ミルクをやった。 ヴァイオリニストの猫 ギタリストの猫 ハーピストの猫 ピアニストの猫 ミュージック・ジャミストな猫たち イノセンシストな子猫たち クライシストな人間の足元へと絡みつく。 一歩下がれば、猫を踏む。 猫ふんじゃった 猫ふんじゃった、猫ふんじゃ、ふんじゃ、ふんじゃった。 ジーザス・クライスト!! モーニング・ミストの白の中 一匹減った子猫が遊ぶ。 オプティミストな子猫たち。過ぎたことは気にしない。 プラグマティストな子猫たち。 今日も爪の先を研ぐ。
あ、終わりって書くの忘れました。ごめんなさい。よろしくお願いします。
>>106 了解。んじゃ、作品一覧はこっち。
>>86 「パパのおヒザはパパパパパ」 抑揚 ◆RockDTA.do
>>91-92 .「花」 イタチ小僧見参! ◆8rr1u/54T2
>>93 「がんばること」 ID:QctcG0lO
>>94 「あいさつ」 蛹谷 ◆OkWT4AXAtc
>>100 【幼い手と人の足で立つ日】 虚構の真実
>>102 お父さん えびごろう
>>104 【あしたこそ】 ID:OlYldtHO
>>106-107 「猫」 リーフレイン
作品数は変わらず。で、あと2作品受付中ね。
お題は『小学校の教科書に採用されそうな詩』
って事で。
110 :
cレール :04/06/17 20:53 ID:2bSCZzxx
「悪くないよ」 ぼくは悪くないよ あの子のふでいれ かくしたけれど 先に あの子が ぼくの消しゴム どこかにやったんだ ぼくは悪くないよ あいつの給食着 破いたけれど 昨日 あいつが ぼくにデザート 配らなかったんだ ぼくは悪くないよ おねえちゃんのビデオ 勝手に切ったけど いつも おねえちゃんは テレビをひとりじめ ぼくがそん ぼくは悪くないよ 通りすがりの女の子 頭たたいたけど ばーかって言うんだ いつもそうだ いい気味だ いい気味だ いい気味だ ぼくは 悪くない ぼくは 偉い ぼくが 正しい ぼくが 勝ち そしたら夢を見た おばあちゃんの夢だ おばあちゃんは 言った 一番泣いてるの だあれ?
【それでいい】 一人で歩けないなら 手をとってもらって歩いても いいと思う 何も見えないなら 色んなことを聞いても いいと思う 何も感じないなら そのまま眠ってしまっても いいと思う 無理に頑張らなくても いいと思う
>>86 「パパのおヒザはパパパパパ」 抑揚 ◆RockDTA.do
>>91-92 .「花」 イタチ小僧見参! ◆8rr1u/54T2
>>93 「がんばること」 ID:QctcG0lO
>>94 「あいさつ」 蛹谷 ◆OkWT4AXAtc
>>100 【幼い手と人の足で立つ日】 虚構の真実
>>102 お父さん えびごろう
>>104 【あしたこそ】 ID:OlYldtHO
>>106-107 「猫」 リーフレイン
>>110 「悪くないよ」 cレール
>>111 【それでいい】 七瀬 刹那 ◆7IEehKLOVE
ということで、10作品出揃いました。
317氏審査よろしくお願いします。
おう、チョト待っとけ。
皆様大変モツカレでした。
子供にも分かりやすい言葉でありながらも、何か大事なメッセージを伝えようとしてると
感じた作品とか、あと、それとは趣向が違うけど、、、何年生だったか忘れたけども、
34になった今も印象強く忘れられない『おさるがふねをかきました』という詩
(知ってる人いるのかなぁ、、?ググれば出てきますよ)
こんな感じの雰囲気を求めて選出したいと思っています。
そういう理由で、『小学校の教科書に採用されそうな詩』と出題しますた。
("子供の視点で"という意味ではないという事で、あえて"教科書"を出したの)
さて、感想ブリブリっと軟便気味に逝きます。
>>86 抑揚 ◆RockDTA.do 「パパのおヒザはパパパパパ」
ドラマーってみんなそうするよね。何してる時であっても、とにかく座りだしたかと思ったら
足を上下させつつ手で膝をパタパタ。俺はドラマーではないけど、車の中でそれをよくやる。
信号待ちの時とか、かけてる音楽に合わせて。アレ、傍で見てる方が落ち付かなくなるらしい。
さて、肝心の詩ですが、これは、、教科書というよりは"みんなのうた"とかにありそうっすな、、
雰囲気的に、ポンキッキの"パタパタママ"とか、"サンデーパパ"とかのノリのいい音楽に乗せて。
印象としての"ママ"の使い方がいいっすね。ただ、どうして一ヶ所だけ"お母さん"なの、、、?
穏やかで幸せな家族図を連想。
>>88 リーフレイン 「ひとつってなあに」
作者さんのご意向により審査外になりましたが、せっかくですので、感想をつけておきます。
ぜんっぜん関係ないけど、ガキん頃、何か物がひとつしかなかった場合(お菓子とかさ)、
一番上だった俺はいっつも我慢させられてた、、、ヽ(`д´)ノ
我侭妹が2人もいるせいで、何故か現在も何やかんやとその呪いに侵されてます。
で、作品はそこら辺にある小さな物から始まって、最終的には命というか個々の人格とか、
そういうところに視点が移ってるのかな?誤解釈だったらゴメンね。
道徳の時間に教材として使われてそうな感じっすね。
>>91 イタチ小僧見参! ◆8rr1u/54T2 「花」
読んでって、「を?」「をを??」「ををっををををををっをを?」とか思って進んで逝きました。
、、言っとくが、前半だけな。3連目から、「消防向けにニーチェかよ!!!3」、その後は
どんどん人が変わったようなヤケクソ口調で、、、内容はさて置き、この展開は笑った。
お題を無視したら個人的には好きなんですが、お題に照らし合わせるとどうなのかなぁ、、と。
、、ちなみに、イタチ小僧さんは、話してるとそのうちだんだん興奮してくるタイプですか、、、?
>>93 ID:QctcG0lO 「がんばること」
カトリック系の幼稚園あたりだと、こういう話を毎日毎日耳タコくらいされちゃいますよね。
これは、"きみ(小さな子供)"に大人が語りかけている(諭している)場面ですかの、、?
子供でも分かりやすいように全てひらがなで描かれていますが、微妙ーに難しめ単語が、、
子供っていう生き物は、とにかくウンザリするほど質問攻撃を仕掛けてきますが、
これは、途中で子供からの横レスが入ってきそうですな、、>ねぇ、○○ってなぁに?
引っかかったのはその辺だけで、全体的な雰囲気というか、意図してるであろう事は
お題にかなり沿っているかなぁーと。
>>94 蛹谷 ◆OkWT4AXAtc 「あいさつ」
A.めうえのひとにはなすとき
A.しょくぶつとかどうぶつとかたてもの
A.ごめんなさい
これは、正に教科書ですなぁ、、詩そのものを"読む"カリキュラムというよりも"国語"としての。
そういえば、挨拶に関しての標語みたいなんって、たいていの学校に貼られてたよね。
「あいさつのオアシス」ってやつ。それを思い出した。
>>100 虚構の真実 【幼い手と人の足で立つ日】
キリ番取りやがって、、ヽ(`д´)ノ アニスンダコノヤロー
で、これは、ふしぎ大自然(by.NHK)ネタですかの?
つまり、地球の生物の誕生から現在までの何ちゃらとかそんなん。
毎度の如く余談だけど、もう随分前に未来の人間の姿予想みたいのが図説であって、
体はヒョロヒョロして、とにかく顔(頭)がでっかいのね。でもさ、よく考えると、今って"小顔化"
してると思うんだよね、特に日本人。その予想図はとにかくチンチクリンな人間像だったんだけど、
むしろ、昔の日本人の方が、顔がでかくて足短い、みたいなスタイルだと思うんだが、、
作品に対して全く見当違いな解釈してたら、ホンットスマン。
しかし、人間の後にマシンか、、今は人間がマシンを操作してる段階だが、立場逆転を考えると
非常に怖いっすね。いつかマシン自体が"意思"ってものを持つ時代が来るんだろかの、、?
>>102 えびごろう お父さん
とっても真面目に描いてたなら、失礼な事を言うかもしれないけど、、、ゴメン、、、
メッチャ大爆笑してしまった。この作品が「小2 こくご」とかにすまして掲載されてるのを想像して、、、、
ゲフゲフ、、コホン、えーと、そうなんです。お父さんは頑張っているのです。大黒柱なんです。
しかし、頑張ってるんだとアピールしつつ何気にマッサージをおねだりするお父さんはカワイイすね。
って、、よく読んでみると、この作品中の語り手が途中、一瞬だけ誰かと入れ替わってませんか、、?
>>104 ID:OlYldtHO 【あしたこそ】
何か、最近起こったある事件の影響か、児童とインターネットの関わりってのを
やたらとメディアで取り沙汰されてるようですが、こういう題目も現代では自然っちゃ自然なんでしょうなぁ。
俺が消防の頃なんて、ネットはおろか、黒電話時代だったのになぁ、、、、OTZ
手段は違えど、伝えたい事がなかなか口に出せないっていうこういうもどかしさみたいなのって、
いつの時代も変わらないよね。まるでシャイな俺そのものの事を言ってるようだ←(ツッ込み不要)
これ、タイトルがいいですね。結局、今日も言えなかったんだーみたいな。明日ガンガレ!!
>>106-107 リーフレイン 「猫」
何か難しくなてるよ!!11111
いや、話の流れはとても分かりやすい。誰しも経験あるような光景だ。
「捨て猫がいたんだけど拾ってきていい?」と聞くと問答無用で却下してたうちのかーちゃんですが、
黙って連れてきちゃうと(つまりその猫の顔を見てしまうと)「元の所に戻してこい」と言えない
彼女の弱点を利用し、一時期俺んちは猫屋敷化した事がある。
猫好きな俺にとってはとても魅力ある作品なのですが、このお題にはどうなんだろう、、、?
とか思ってみたり、、
でもまぁたしかに、前作よりはこっちの方が評価が高くなると思う。お題無視で詩単体で見たらね。
>>110 cレール 「悪くないよ」
瞬殺されますた。
>>111 七瀬 刹那 【それでいい】
ゾロ目も取るんかよ!ヽ(`д´)ノ アニスンダコノヤロー
あぁ、いいすね。こういうメッセージが込められてるのはこのお題を考えるといい題目だと思う。
ただ、、これは小学校というより、中学、高校辺りのやや成熟した子供に向いてそうな、、
人間誰しもキツイ時期ってのはあると思うんだけど(強度の差はあれ、ね)、そういう時に
こうやって優しく言ってくれる人が傍にいるのといないのとでは随分違うんだろうな。
サパリとした短い詩ですが、"何か"を訴えている力は強いと思います。
118 :
むこうの317 ◆317..n/Ke6 :04/06/17 22:18 ID:AT0+IsyY
さて、審査結果ですが、
>>110 cレールさんの「悪くないよ」に決定です。
夢に出てきたおばあちゃん、、もしかして、この世にいらっしゃらないおばあちゃんという設定かの?
たいていにおいて、人ってものは何歳になっても「死んだばーちゃん」というものに弱いらしく、
最後に諭した人物がそのおばあちゃんってのがポイント高かったっすねぇ、、、
いや、俺のばーちゃんは両方ともまだピンピン健在なんだがな、、
今回のお題は『小学校の教科書に採用されそうな詩』ってことで、まぁ、先にも述べましたが、
何だかやたらと細かい指定だったわけですが、それには意図もあって、
ただ単に「子供向けの詩」とか、「子供が描く(と仮定した)詩」ではないって事です。
"教科書"という小難しい敷居を意識して描いて欲しかったなぁーってのが全体的な感想かな。
お題がもしそれじゃなかったら、結果もまた違っていたかと思います。
個人的に好きな題目も何作かありましたし。
てことで、cレールさん、後は頼んだ、、、、、、グフッ
>>317 さんお疲れさま。
>>115 いいえ。俺は常に冷静なタイプですけど?
確かに俺のは「教科書に採用されたらおもしろそうだよなこんなのが」
がお題になってましたね。
なんかほんとに。
あーセックスしてー。
夜の校舎窓ガラスでも壊しにいくぞウァァァァァァ!!
120 :
えびごろう :04/06/17 22:27 ID:ZDDT4dWa
>>116 むこうの316さん、感想ありがとうございます。
よく読んでみたら・・・確かに語り手が変わってしまってる・・・
推敲が足りてないようでした すいません
んがんぐ
>>118 むこうの317さん
ども、2作も評をありがとうございました・・・・ナンかラッキー!!
お疲れ様です。。猫の差し替えた理由は、6年生あたりで2chやってる子を
見てるとですね、かなりなんというか精神年齢が上のようなので、(英語も
習ってるし)少し大人扱いしてみたほうがよろしいかな?と感じたためでした。w
彼らはわざとらしい裏がついていると、げんなりするみたいですね。
解釈はばっちりあたりです。読んでくださってありがとうございました。
124 :
えびごろう :04/06/17 23:02 ID:ZDDT4dWa
>>121 ウひょー
まちがえてしもうた
ダッフンダ
317さん、美味しいレス、ありがとうございます。
あー、100getのようですねぇ(実際、数字は見ていなかったw)。
cレールさん、おめでとうございます。
>>100 >>116 >進化
仰る通り、内容は進化の過程です。
それと、低学年向けの、拗音と促音の練習となっております。
タイトルは、内容面と発音面の両方に対する、
お遊びみたいなものですね。
>>111 (o^-')b ィェーィ!!ゾロ目ゲトッ! って今気づいたYo… orz
それはさておき、
>>117 317氏評ありがd
今、言われて「ありがたい言葉」って、小さい小学生くらいの時に言われたらどんな感じなんだろう
今の子供達に必要な言葉かも…
って思いで書いてみました。
おかげ様で、題目からそれたみたいです ;y=ー( ゚д゚)・∵. ターン
>>110 cレール氏
おめでd
幼く頃の自分を見た感じがします。。。何でも一人でできるんだっ!みたいに思っていた頃の自分を(T。T
128 :
93 :04/06/17 23:42 ID:hdwPsJpu
むこうの317さん 評ありがとうございます&お疲れ様でした。 場面は評の通りですね。 自分が親になったらきっと子供に言いそうな感じ…; でも説教くさいと反発されそうw 「むくわれる」とかは確かに難しめですね…反省。
129 :
cレール :04/06/18 00:32 ID:FVPpJG4q
>>118 評ありがとうございましたー。
夕食を火にかけほっとした所、お題を見たので書いてみました。
おばあちゃんていうのは、生死を問わず、現実のことできりきりしてる実母とは違い、
あくまでピュアな優しさの母、グレートマザーを含まない非現世的な母だなあという感じです。
「小学校の教科書」には低学年?高学年?それで天と地ほども狙うもんが違うぞ、と
眉をハの字にしながらちんまい脳みそで悩んだのですが、結局は、小2向けを
念頭においたものにしました。
今お題候補で悩んでいます・・・「ガ・・・」「か・・・・・・その1」「か・・・・・その2」「か・」
「ス・・・」「豆・・・」どれにしようか・・・あーもう少し待ってください。
(勤め人なので、いずれにしても評は明日の晩になります。)
>むこうの317さん、評と「こたえ」ありがとうございました。 cレールさん、おめでとうございます。
131 :
104 :04/06/18 01:44 ID:KWFJU2Vh
>むこうの317さん、評と「こたえ」ありがとうございました。 cレールさん、おめでとうございます。 自分の小学生時代を思い出してみたんですが 鬼ごっこの思い出しかなくて 大学授業を携帯メールのニュースを参考にしました 知人に教科書の詩を思い出してもらったのですが あかるくて、、、 なんだったっけ でした あかるくて どうしたんだろう
132 :
cレール :04/06/18 08:36 ID:s3Ocvmo1
みなさまおはようございます。お題を決めました。 「ガーリー 【girly】」。・・・・・・・・・・よろしくドンゾ!!!!!
133 :
会員制クラブ「ポエム大会」へようこそ ◆8rr1u/54T2 :04/06/18 08:52 ID:wmRLyA1n
はい、お題でてるよー 会員以外は投稿お断りだから 投稿したい一見さんは会員費12000円をまず俺に払ってねー
134 :
1未満から ◆MO1pk/rqmI :04/06/18 08:54 ID:Jd4gWfX6
泣けるようにフィットするテーマなので音速を超えてレス 『もっとも輝かしい一日』 もうむしろ誂えたドレスなどは まるきりきみの肌のようでするりと剥けて こりゃあ毎日いただいているゆで卵のようだねぃ などとその下の感覚を撫でても きみの薄笑いはあくまで猫のシャーリーに向けられる
135 :
1未満から ◆MO1pk/rqmI :04/06/18 09:11 ID:Jd4gWfX6
遅くなりましたが拙作に感想くださった皆さんへ >>抑揚さん 真夏の熱射病ですか。「病」のあたりが決定打かな。 「光の水面」自体は今でもきれいに見えますよ。 生まれが生まれだからか、私は夏よりも今の時分の方が蒸して熱く感じるのでした。 >>前スレ765さん あ、病院へのリードは決定的でしたね。仰るとおり、切なさが雨の代名詞のようで悲しくなります。 しかし、この体温との温度差は間違いなく癒しだろうと感じました。 たいへん遅くなって申し訳ありません。
136 :
イタチ小僧見参! ◆8rr1u/54T2 :04/06/18 09:21 ID:wmRLyA1n
「ぼくはそこが好き」 ガーリーは上腕三角筋ピクピクさせて 自分以上にごっつい岩盤をもちあげた ウォマニーは唇の端で小さく笑うと 巨大タンカーを海からもちあげ 小指の先でくるくるまわした ウォマニーは 昔のガーリーなのに ガーリーは いつまでもウォマニーに追いつけない でもぼくはガーリーのほうが好きだよ 力なんてどうでもいい ウォマニーの毛はデッキブラシみたいだけど ガーリー きみの毛は 黒鹿毛の馬のしなやかなたてがみみたいなんだ やるせない目でぼくを見つめて
「僕の子猫」 子猫を一匹持っていたんだ。 かわいい、かわいいプリンセス。 妙にプライド高くって、僕はいつも下僕だったさ。 泣き顔見せるの嫌いなくせに、チャットのあっちでそっと泣く。 泣いてる彼女に気がつかないと、あとでプンプン怒るんだ。 どうして欲しいの?子猫ちゃん。僕はそんなにわかんない。 子猫を一匹持っていたんだ。 綺麗な、綺麗な、お姫様。 今日も買い物お供して、真っ赤な靴を買ってあげよう。 どうか、それだけ履いてておくれ、白いシーツの上でもさ。 子猫を一匹持っていたんだ。 賢い賢い、魔女の弟子。 本屋の連れもかかせない、彼女の趣味にメロメロさ。 僕の本棚、やけに増えたよ、君のお陰さ、子猫ちゃん。 子猫を一匹持っていたんだ、 どうも、僕が飼われてたみたい。この頃とても不安なんだ。 僕はいつ捨てられてしまうんだろかと。
「偽者王国」 綺麗な花を君にあげよう 抱えきれない程の 大きな花束を ただ それは決して香る事のない 人工細工の白い花 素敵な手紙を君に送ろう 気のきいた 沢山の言葉を並べて ただ それはキーボードの文字で綴られた 教科書通りのラブレター 仮面の下は頬染める顔 花瓶の中はずっと枯れない白い花 ここは偽者王国 お前は偽者 綺麗な花を君にあげよう 人工細工の白い花 見せかけだけを繕えば 大満足 そうお前はいつでも偽者少女
139 :
名前はいらない :04/06/18 11:10 ID:wmRLyA1n
どこがだよ!
141 :
名前はいらない :04/06/18 11:44 ID:kCw+uLW0
∧_∧ ( ´∀` ) みなさん。花火でも見ながら食べてください ( つ O―{}@{}@{}- と_)_)―{}□{}□{}- ―{}□{}□{}- ―{}□{}□{}- ―{}□{}□{}- 豚 ―@@@@@- ―@@@@@- ―@@@@@- ―@@@@@- つくね ―{}@{}@{}- ―{}@{}@{}- ―{}@{}@{}- ―{}@{}@{}- ねぎ ―∬∬∬- ―∬∬∬- ―∬∬∬- ―∬∬∬- 鳥かわ ―зεз- ―зεз- ―зεз- ―зεз- 軟骨 ―⊂ZZZ⊃ ―⊂ZZZ⊃ ―⊂ZZZ⊃ ―⊂ZZZ⊃ 焼き粗挽きソーセージ ―<コ:彡- ―<コ:彡- ―<コ:彡- ―<コ:彡- イカ丸焼き ―>゚))))彡- ―>゚))))彡- ―>゚))))彡- ―>゚))))彡- 魚丸焼き ―>゚))))彡- ―>゚))))彡- ―>゚))))彡- ―>゚))))彡- 魚丸焼き
142 :
名前はいらない :04/06/18 17:29 ID:QsYT1/9B
「ガーリーフラワー」 寝苦しい夜もあった 風にとばされそうな時もあった ぼんやりしていた 背中ばっか見てた レジ打ちは速くなった 片手で物を食べるようになった お金は大事だと知った わたしは花だと知った 咲きたい フラワーを呼び寄せたい たった一つの知りえたこと わたしのへそには種がある 電気を点けて消す毎日 この部屋は土壌です だから一回だけ泣いてから 片手をついて立ち上がります
「負け犬の慟哭」 男勝りな女と言われ お局様と陰口叩かれ 上司に頼られ 部下に疎まれ 家族に逃げられ 友達に棄てられ 今さらどの面下げてgirlyよ バカにしないで お黙りなさい あなたはそこに突っ立って 背中を貸してくれればいいの 私はただ 泣きたいだけ
145 :
快楽童子 ◆plhXCa4.HY :04/06/18 18:13 ID:LS9hT3uU
>>134 『もっとも輝かしい一日』 1未満から ◆MO1pk/rqmI
>>136 「ぼくはそこが好き」 イタチ小僧見参! ◆8rr1u/54T2
>>137 「僕の子猫」 リーフレイン
>>138 「偽者王国」 むこうの317 ◆317..n/Ke6
>>143 「ガーリーフラワー」 快楽童子 ◆plhXCa4.HY
>>144 「負け犬の慟哭」 ID:cO8LUDox
お題は「ガーリー 【girly】」
現在6作品 あと4作品
〜 うたかた 〜 甘いモノが大好き 恋をするのが大好き 花を見るのも虹を見るのも 雨に歌うのも大好き 乙女心に香りをつけて 水色の便せんしたためる くるくる回す日傘には 白いレースがよく似合う そんな時、あったかな そんなこと、してたかな 思いを馳せるとつとつと 日記 恋文 読み返し 青くて甘い春の日々 浅くて狭い夢の日々 「今と昔と、何が違う?」 たわいないこと あどけないこと 一喜一憂 相も変わらず 自己満足に涙して 自己完結で満ち足りて ふりつもる恋心は独りよがり こうして あの頃の トキメキと 比べながら うたかたでもやっぱり 私は 君が 好きです
新スレ、おめでとうございます。 流れが早くて、ついていけてません……。 一気にまとめて、ここ数日優勝を勝ち取った方々、おめでとうございました。 評価と選考をなさった皆様、お疲れさまでした。 前スレ、今スレ、投稿された皆様も、お疲れさまです。 何より、スレ立てなさった>1さんこと、快楽さん、ドモありがとうデシタ。
投稿一覧(敬称略)。
>>134 『もっとも輝かしい一日』 1未満から ◆MO1pk/rqmI
>>136 「ぼくはそこが好き」 イタチ小僧見参! ◆8rr1u/54T2
>>137 「僕の子猫」 リーフレイン
>>138 「偽者王国」 むこうの317 ◆317..n/Ke6
>>143 「ガーリーフラワー」 快楽童子 ◆plhXCa4.HY
>>144 「負け犬の慟哭」 ID:cO8LUDox
>>146 「〜 うたかた 〜」 青薔薇 ◆iS6pTlUY3U
現在7作品、あと3作品。
お題は
>>132 「ガーリー 【girly】」。
ちょっと質問 girly って何? girlieyならわかるけど。
>>149 こんなん出ましたけど。
girl・ie, girl・y [i]
━━ n., a. 〔話〕 少女, お嬢ちゃん; 〔話〕 若い女のヌードを売り物にした.
あぁヤリマンって事か
>>151 いや、違うと思うぞ、、
それは俗語としてのもんじゃないのか?
多少バカではあるが、翻訳で変換したら、"娘"って出たし。
ていうか辞書引きゃぁ、出てくんだろ、、、
駄目や、俺の脳内でヤリマンと変換されている
ちなみに英和辞典で調べてみた 1(略式)(愛称)お嬢ちゃん((しばしば侮辱的)) 2((俗)) 売春婦
「Hey!girly!」 今夜は秘密のランデブー 真夜中のショータイム Hey!girly! その深い湿った熱帯林の先は ピンクワンダフォー Hey!girly! 僕はその森の中を探検する事にしたよ 愛の形 きっと見つかる 言葉はいらないさ 汗なんて気にならないさ 僕達に語り合う過去なんていらない いるのは今一瞬の気持ち Hey!girly! ピンクワンダフォーはきつきつだ 締め出す事なんて出来ないぜ Hey!girly! Hey!girly! Hey!girly!
「浮」 夜の街をうろうろと 宿り木さがして漂って いつか出会ったあの人の 優しい手をふりほどき 夜の街に沈んでく すでに私は夜の娘 あなたの側にいられない 今日見つけた宿り木は すこしあなたに似てました
157 :
cレール :04/06/18 20:12 ID:ERHIzEaY
>>149 それを、ワタクシが今書いていいのかどうなのか?ダメでしょ?
158 :
えびごろう :04/06/18 20:14 ID:Aw9PKXwg
すしについてる奴 作詞 えびごろう 最近ガリが なくなってきている 急速にガリが なくなってきている これは何かの陰謀か 心の中にぽっかり穴が 開いてしまったようだ ピンク色のガリが恋しい がりがりがり すしについてるがりが恋しい がりがりがり 腕から急速にでてきたものが 空にこぼれ落ちてしまって だけど誰も それに気づかずに 毎日をおくってる まるで 集中しすぎて 周りが見えない子どものように 泣きじゃくりながら しがみつきながら・・・ この社会に適応できるように 学校は本来の人間を壊して 世に送り出してきた 壊して 壊して 送り出してきて 壊して 壊して 送り出してきた 人間は壊されて社会に駆り出すだされる 不安な気持ちを抱えたまま 泣きそうになりながら 流れについていこうと 必死になる だけど僕はガリを食べるだけ ただガリを食べるだけ もうそろそろ食べれなくなりそうだ さて、次の脚本はどうなっているのだろう
投稿一覧(敬称略)。
>>134 『もっとも輝かしい一日』 1未満から ◆MO1pk/rqmI
>>136 「ぼくはそこが好き」 イタチ小僧見参! ◆8rr1u/54T2
>>137 「僕の子猫」 リーフレイン
>>138 「偽者王国」 むこうの317 ◆317..n/Ke6
>>143 「ガーリーフラワー」 快楽童子 ◆plhXCa4.HY
>>144 「負け犬の慟哭」 ID:cO8LUDox
>>146 「〜 うたかた 〜」 青薔薇 ◆iS6pTlUY3U
>>155 「Hey!girly!」 soft ◆ZYsoftMCT2
>>156 「浮」 「月」の逆位置 ◆rAprrpGEjE
>>158 「すしについてる奴」 えびごろう
10作品、出そろいました。cレールさん、どうぞ宜しくお願いします。
161 :
cレール :04/06/18 20:19 ID:ERHIzEaY
>>159 工エエェェ(´д`)ェェエエ工どういう意味だー 正解を書けってこと?
Σ(゚д゚lll)ガーン ずれまくった……・゚・(ノД`)・゚・。 変ナッテごめんよ、ごめんよ、ごめんよぉ…( ´Д⊂グスッ
163 :
cレール :04/06/18 20:21 ID:ERHIzEaY
>>160 ああ、はいはい、雑談している暇はなかった・・・皆さん晩御飯食べたんですか?
よその板でも巡回してしばしお待ちを・・・・・・・・・・・・(コスモスとチェックのリボンの映像とオルゴール)
164 :
名前はいらない :04/06/18 20:22 ID:8CTdG1H8
すごいな、名無しが一人だけか。本気で会員制になりそう。
>>163 cレールさん
ご飯、ゆっくり召し上がってきてください。
オチャイル?( ̄ー ̄)_旦~~
>>164 元名無しです……。選ばれちゃったら便宜上、名前が必要になりました。
名乗ってるのはここでだけですけどね。
豆腐さんとかも、確か選ばれたことで名乗ったんじゃなかったかな?
「嬢」 ねぇ? あたくしを飼うなんて言ってたカワイイ馬鹿を思い出すわ。 あたくしが鳴いただの、笑っただの、そっけないだの、 それしかみえない馬鹿な方。だぁれもみてない誰もいない。 言えばリボンを巻いてくれてやるのに。呼べばいつでも駆け出すのに。 ψでБめば、ああ、全てを差し上げたのに。 呼ばずに焦れて、捨てられちゃったわ。言えずにいたのね。可哀想。 望まれて捨てられるようにして差し上げたのよ。 分かっていらっしゃらなかったみたいね。去ったのはあたくし。去らせたのはあなた。 あと一分待てたなら、あたくしはあなたを許せたのにね。本当よ。 好きよ。でもあたくしはあなたを知らないわ。 お見せ。いいえ。小賢しく媚びずに見せて。 選びや。いいえ。打算を許しはしなくてよ。 そこな。★をお取りになって。しないのならば、疾くと去ね。 当然ね。δしき虚ろに憧れる愚かさ。 Å越をより‰たすことの背徳と喜び。 陳¶な己を蔑む階段の向こう側の陰。 丸くなって沈黙。睫の根元で∂旋を→く。 かつて白かった乳を匂わす沁み。 涎に含んでシーツを濡らす。 ∂旋は舌へ。果ては喜び。 ∫誠実を突きつける。安心して己を晒け出す。嘘が露見したら共倒れ。ルールは絶対よ。 安心召さって。一人でいかせはしなくてよ。 あなたにしかいえないって言葉を信じないわけにはいかないし 誰か自身の手が裏切りを働いたものだから、決して失敗はしたくない。 うふん、よく煮えてきたこと。小骨がとろけるまで許さない。
>>167 10作品集まってしまひました……。orz...
つ【残念賞】
貰ってください…。
169 :
164 :04/06/18 20:36 ID:8CTdG1H8
>>165 ごめん、書き方が煽りっぽかったかな。
ここもメンバーが固定してきたなと思っただけ。それが悪いとは思わないよ。
>>169 いえ、「煽り」だと思わなかったから、レス致しました。
ので、お気になさらず。
固定化メンバーといっても、気紛れ参加の私と、皆勤賞の317さんでは
くらぶるべくもなくぅ……。
あと、ボランティア賞では快楽さんとか、他皆様それぞれに。
何より、名無しさまたちが、大切な参加者であると思います。
私は、ここ、好きです。
171 :
名前はいらない :04/06/18 20:44 ID:8CTdG1H8
>>170 うん、私も好き。
即興は苦手だから、ほとんど参加する前に終っちゃうのが惜しいけどw
172 :
名前はいらない :04/06/18 20:58 ID:KWFJU2Vh
【迎えに来てよ】 ただもう訪ねていいかと訊くの でも返事はなんでもいいの やさしさに傷つくし 冷たさに傷つくの 遠くの人の方がいい 恥じらいながら歩くのも 夜景だってみてみたい でもばれたら大変 ホテル代がと嘘付くの
173 :
名前はいらない :04/06/18 21:00 ID:KWFJU2Vh
あ遅刻だ すみません
174 :
名前はいらない :04/06/18 21:27 ID:8CTdG1H8
175 :
cレール :04/06/18 21:43 ID:lOWV0bsi
私的な時間のために、スミマセン・・・・お待たせしました。
端的に、作品がどのくらいガーリーなのかで優勝を決めたいと思います。
>>134 『もっとも輝かしい一日』 1未満から ◆MO1pk/rqmI
いや、素敵です。「ドレス」におお?と思ったのですが、残念、ガーリー違いの匂いもします。
>>136 「ぼくはそこが好き」 イタチ小僧見参! ◆8rr1u/54T2
意味調べないで書きましたね、正直に白状なさい。語呂あわせ系は
好きなんですけどガーリー度は皆無です。
>>137 「僕の子猫」 リーフレイン
可愛い可愛い気まぐれ子猫は女の子なんですね。精神性のガーリー。
>>138 「偽者王国」 むこうの317 ◆317..n/Ke6
一見ガーリーのように見えますが・・・これは少女性の無機質、つまりドーリーです。
>>143 「ガーリーフラワー」 快楽童子 ◆plhXCa4.HY
悪いです、ガーリーフラワーの意味を教えていただきたし。花度は高いですが、
ガーリー度は低めです。
176 :
cレール :04/06/18 21:52 ID:lOWV0bsi
>>144 「負け犬の慟哭」 ID:cO8LUDox
む?精神性のドーリーがかいま見えなくないですが、遠回りでわかりません。
ドーリーとは視覚的な要素が求められます。
>>146 「〜 うたかた 〜」 青薔薇 ◆iS6pTlUY3U
ドーリーの思想のル−ツとはこういうことに近いと思います。しかし惜しむらくは
「少女性」はドーリーではないのです。
>>155 「Hey!girly!」 soft ◆ZYsoftMCT2
これはgirlie。勘違いワンダホー残念でした。でも気持ちは分かります。
勘違いは別にしても、きつきつだとgirlieの「紳士が楽しむ夜」風の情緒が飛んでいく・・・
>>156 「浮」 「月」の逆位置 ◆rAprrpGEjE
これもガーリー違いです。「娘」と来たので何とか見出そうとしましたが、申し訳なし。
>>158 「すしについてる奴」 えびごろう
それはガリ。暴露すると駄洒落には弱い・・・・でも今回はダメです。
177 :
cレール :04/06/18 22:03 ID:lOWV0bsi
まず、参加された皆様に謹んでお侘び申し上げたいと思います。
確かにワタクシは「3時間で10作品来てしまって批評を早く早く」と、
せかされることがないようなお題を、今回わざと選んでいます。
それからさらに、(上のレスでも書いてた方がいましたが)、何となく
「定番メンバー」以外の人にも広く参加してもらえるようなものを、
すごく具体的に白状してしまうと「男の人には書きにくいだろう」
(勿論書ける人も存在するでしょうが)と思われるものを、選んでいます。
しかしここまで意図違いが多くなってしまったのは結果的にワタクシの責任です。はい。
作品のよしあしではなく、まずお題に沿ってるか、で優勝を決定したいと思います。
>>146 「〜 うたかた 〜」 青薔薇 ◆iS6pTlUY3Uさん、おめでとうございます!!
栄冠はあなたに差し上げます。ご飯食べて食べさせました、蟻がd。あとはよろしく!
正解はこちら↓ エーンエーンクスンクスン みんな辞書よりも普通に検索かければ良かったのにウエーン
ガーリー 【girly】
少女らしい状態や,女性が惹かれるもの全般を俗に言う語。ファッション・アート・その人自身などを通して
表現される。1990 年代中盤のアメリカで発祥した考え方。「−スタイル」
〔少女(girl)をもじったもの。蔑称の girlie と区別されることが多い〕
三省堂提供「デイリー 新語辞典」より
cレールさんd&オツ なるほど、正にメルヘン☆なものでしたのね!>By.マリードナラキア
ふと思ったが、これmoonage投稿したら結構いい線逝ったんぢゃないか、、、?
>>175-176 の
>>138 むこうの317さんへのレス以外「ドーリー」になっている所を
「ガーリー」に変換して読んで下さい。ワタクシも投稿を見てあまりの事態に「なぬっ?」と
慌てて紙やネットの辞書引きひきしてたもんですから、もうガーリーなんだかドーリーなんだか
目がおかしくなって来ました。 それでは皆様またいつの日か・・・・。
……あれ……れ。 過去スレ読んでたら結果が出ていた……。 えっと、cレールさん。お疲れさまでした。そうして、ありがとうございました。 乙女過ぎたかなあ、と書いていて思った私ですが……、選んで頂いて光栄です。 (ご飯も、ちゃんと食べられたようで、良かった) 一応、マザーグースの「女の子は何で出来ている」、をBGMに書いてみたりなんだりw そういうわけで、僭越ながらお題を。 『 テディベア 』 で、皆様、お願いします。 熊AAはイヤンですので……ヨロシク☆ミ
追伸 土・日、ともにちょっと所用でばたばたします。 例え早速と10作品集まっても、評と選考は月曜深夜以降になると思います。 ので、皆さん、あんまり慌てふためかず、またーり推敲しつつの投稿をお願い致します……。 えっと、えっと、その、助けると、思って……よろしくです(汗
183 :
名前はいらない :04/06/18 22:58 ID:JgI8ZXWv
臀部
あら、もうお帰りですの? 残念ですわ、またいらしてくださいな。我が家のお茶会に。 その前に、ちょっと、うちの子達を見てくださいましな。 この子はアミゼラと申しましてわたくしの無二の親友ですの。 そこの出窓に座っているのがポカコーネ、この子は我が家の見張り役ですのよ。 あ、ごめんなさいね。何だかお引き止めしちゃったみたいで。 今日は本当に楽しかったわ。 あ、そうそう。 今度ね、我が家に新しく小さなお友達が仲間入りしますの。 えぇ、ボタン・イン・イアーでしてね、シュタイフ社製ですのよ。 その子は19世紀のものですの。会うのが今から楽しみで。 まぁまぁ、本当にごめんなさいね。お急ぎなんでしょ? またいらしてくださいね。きっとよ? それで、この子の名付け親になっていただけないかと思っていますの。 えぇ、もちろんあなたに。 命名パーティーを開催いたしますのでその時には きっといらしてくださらなくっちゃいやよ? まぁ!うっかり忘れるところでしたわ! それからね、(以下略
cレーンさん、審査お疲れ様。
>>144 書きました。
お題の意味は分かったけど、切り口を間違えたようです。
ってか。ヤリマンだの売春婦だののレスを見て、一人でヤバッ!!と焦ってました。
青薔薇さん、おめでとう。
それじゃあ、また〜りと推敲するんで、みんな、抜け駆けするなよ!
――って。言う前にもう… orz ハヤスギ
>>184
だってぇ、、、、、、 書いてしまったんだもん、、(´・ω・`)
>>181 『 「ラ」ディベア 』 って読んで、なんだろ??って真剣に考えてた…
という冗談はさておき、
>>182 で言われていることも顧みず投稿してもいいですか
青薔薇氏ごめんなさい、、、
【追懐】 僕は男の子なんだよ なんで「ぬいぐるみ」 なんかプレゼントに 買ってくるんだよ それはいつの言葉だったろう 気付くと僕はその時貰った くまのぬいぐるみを 一時も離さずに 生活するようになっていた あのフサフサの毛がお気に入りだったの あの形が気持ちいいの あのくまの匂いが心地良かったの お前がいれば安眠できたの 今でも鮮明に残る記憶達 あの時持っていたのは 天に召されたことを つい最近知りました 残ったモノは 僕の心の中にだけ バイバイ
>>186 いいんだけどね。この分だと、私はまた時間切れになりそうだなと……
いいよなあ、即興でぽんぽん出来る人は…… ジェラシーメラメラ
>>184 早!!!(涙
>>185 どぞ、またーりで……。
>――って。言う前にもう… orz ハヤスギ
>>184 ハゲシクドウイw
>>187 あなたの冗談に真剣に焦った私……イヂワル!w
あの、えっっと、月曜日までまたーりお待ちいただけるなら、投稿そのものは
全然おっけーですよ。
改行規制やらなんやらで、 317氏が投稿してたの気付かなかった 改行多過ぎたみたい、、、 スペースや改行も「味」だと思うんだけどな
>>190 だいじょぶ。鼻毛抜きながらマタリと待ってますから(藁
>>190 あぁ、、、 orz
( ´Д⊂ヽゴミンナサイ
Cレーンさんお疲れさま。なんか怒りの伝わるよな講評で、つい笑ってしまいました。w 私も、レースとキャンディ路線と、エッチ路線でつい迷った口でして、へへへへ。 自分はガーリーな少女でなかったもんですから、ああいう感じになちまいました。。。 青薔薇さん、おめでとございます。いつかきた少女ですね。 むこうの317さん、リーフレインはメロメロだけど、317さんは「絶対騙されん」って感じで 男っぽいですね。人口の花束が実に美しい。 楽しかったです。おやすみなさい。
>>176 ・・全然違ってた。orz
いいんだもん! 娼婦をテーマに書きたかったんだもん!
・・はぁ。
198 :
イタチ小僧見参! ◆8rr1u/54T2 :04/06/19 00:13 ID:YG5F88GH
「愛のテディ・ベア」 (1/3) 気をつけろ! テディの奴が人間を喰らいにくるぞ!! 裏山越えて ナミちゃんの部屋越えて 満たされない胸を抱えてやってくるぞ!! 機動隊を集めろ! いや、戦車部隊だ! いや、やっぱりそれじゃダメだダメだ!! マタギを呼べーーーーーーーーーーーーー!!!!! この道56年の マタギの源さんは 目を細めて 囲炉裏の前で呟いた テディよ、お前とまみえるのは何年ぶりになるかのう あの時、わしは妻のフサエを守れなんだ…… 雪の多い年だったことはようく覚えておるわ 白い雪にフサエの真っ赤な血と生首が……
199 :
イタチ小僧見参! ◆8rr1u/54T2 :04/06/19 00:13 ID:YG5F88GH
(2/3) その頃、テディは駅の地下道を歩いていた ヨロヨロと一歩を踏むごとにカナシイカナシイ バタッと倒れて起き上がるたびにサミシイサミシイ ボクを可愛がってくれるご主人さまに アイタイアイタイ あイタイああイタイ 愛してくれる人間を喰らってしまわずにいられない 喰らうことが愛であるところのテディ・ベア 愛してくれない人間は喰らわず殺す テディはすれ違う人々の首を次々とはねた 古いアパートの一室 囲炉裏の前で源さんの 白い眉毛がピクリと跳ね上がる 近い! テディめ、こい! お前は俺の女房を喰らった 今こそ復讐を果たす時!
200 :
イタチ小僧見参! ◆8rr1u/54T2 :04/06/19 00:14 ID:YG5F88GH
(3/3) ガァーン!と扉が開き、そこに現れたのはジャイアント馬場大の 涙にむせぶテディ・ベア。マンガのように感傷に浸る暇もなく、 源さんは小さな悲鳴とともに引鉄を引いた。ああしかしここで 源さんは知った。56年の時を越えて、初めて知った。あの時 銃弾はテディに当たらなかったのではない。テディの年季の入 ってもこもこしすぎた毛皮は、銃弾を跳ね返すのだった。一体 お前は何年もののテディ・ベアだ!そんなにもこもこになるま での時をお前は生きてきたというのか!道理でやけにアンティ ークな味わいがあってかわいい。などと考える暇もなく、源さ んの頭は心地よい綿の中に包まれ、その中に隠されていた罠の ようなサメの牙によって、サックリと、胴体から切り離された。 源さんを喰らうテディの顔は 女の子の部屋に飾られたぬいぐるみみたいに しあわせそうに微笑んでいて 駆けつけたマタギ仲間の大男たちに かわいーと呟かせたほどだったという 逃すな! テディがメルヘンの国に帰っていくぞ! しかし撃つな! 撃つと喰われる! 相手にするな!! に、逃がせ!!! 逃がしちまえーーーーーーー!!!!
>>167 いとはんや
請いし、恋いしの いとはんに、媚びが通じるものならば、
いかでか楽かと心底想う。媚と真意は紙一重、欺瞞の匂いに
嫌気を食らう。打算、通算、つもり算、信より重いものもなし。
げに卑賤なる吾ならば、かのいとはんには及ばまい、さこそ
に想う、卑怯さを、つとに嫌うは二句もなし。
請いし、恋しやいとはんを、せめて影でも見かけたし。
虚ろの魅力、優越を満たす背徳を、言いつのるは君なれど、
吾卑小の身にあれば、道なき道をも探したし。
請いし、恋いしのいとはんや、流れる水を止めるまじ。
吾、裏切りを知る身なれども、値万金の信も知る。
皆さん、乙でした。青薔薇さん、おめでとうございます。 お題『ガーリー』を見た時には、ほぼ作品が出揃っていましたw 『テディベア』で参加しますので、宜しくお願いします。 詩の方、早めにアップしておきますね。
【テディ(前半)】 なぁ テディ 私が 別の人形を買ってやると言っても 娘が首を横に振ったのを 覚えているか それから お前とは 長い付き合いになるなぁ いつからか お前は 継ぎ接ぎになって それでも 娘は 手放そうとしなかった 何度も破れ 何度も縫われ お前は ボロボロになった
【テディ(後半)】 なぁ テディ 私が 捨てなさいと言っても 捨てようとしなかった娘が 今朝 家を出て行ったよ そのぶん 部屋が広くなったから 私は お前がいても構わない ああ お前の気持ちは わかっている だから そう 悲しそうな顔をするな お前の身体には 娘の想い出が 詰まっているじゃないか 私の知らない 娘の思い出が 沢山 詰まっているじゃないか お前が悲しい顔をすると 私まで 悲しくなる
>>175 批評オツ
この詩は「girly」に憧れる女の子を書いたつもりなんです。
ヴィジュアル的に言うと「レジ打ちしてる細長い眼鏡かけた髪ボサボサの子」。
で、
>ガーリーフラワーの意味を教えていただきたし
これはその女の子が「girly」になった時きっとその子の「花」が
咲いているんだろうなと言うのと、語呂で「カリフラワー」との駄洒落です(恥ずかしい)
確かにgirly度は低いですね。そこに憧れる女の子が対象ですから。
憧れつつもなんかそこに行けない。ふっきれられない。だから
>だから一回だけ泣いてから
>片手をついて立ち上がります
一回だけインターバルを置いてがんばってみようか
という、結構こういう子いるんじゃないかと思って作ってみました。
>>179 (快Д = Д楽) ナンデミンナ ナガシテンノ
そうっとしておいてくれ!
>>206 意味判らなかったから
ググってみたらこんなの出てきたし
[こんなの]
↓
現
在 6月19日(土) 9時
の 月齢 1.1
月
手もない足もない 裁縫などしない母が 型紙切り抜いて作ったくま ぎゅっと抱いていたら 煙のように綿がはみ出て しおしおと天に召されていった さよならボクの最初の友達
もう、何と言っていいのやら、、
>>208 失敗作スレが倉庫入りになったら、分かりますよ、とマジレス。
「僕のアルト」 僕の家には、めったに使わない客間があって、 そこの飾り暖炉の厚い板の上に3匹のベアが座ってる。 おじいちゃんのベアはシオドア・ジョン・アニエス・ルーズヴェルト・Jr って名前で、アニエスと呼ばれていたらしい。古びて茶褐色になってしまった、 赤い上着を着ていて、ハロッズの縫い取りがある。全体に茶の強い色で、 怖い顔でいばって見えるのは、きっと僕の気のせいだと思う。 おとうさんのベアは、ジョン・フランクリン・オネスティ・ケネディ って名前で、オネーと呼ばせていた。黄色の強い色をしていて、 深緑の上着。なぜかUS・アーミーの縫い取りがある。とっても不思議で、 聞いてみたんだけど、なんかよく覚えがないらしい。 どことなく愛嬌があって、楽しい顔で笑ってる。 僕のベアは、ヨハン・セバスチアン・アルト・バッハって名前につけた。 本当は、お父さんたちの例にならって、アンチ・ブッシュ・ファック・ユーって つけようかと思ったんだけど、何も大好きなベアに、大嫌いな名前をつける ことないなって思って、大好きな音楽家にしたんだ。アルトって呼んでて 深紅に金色の縁取りのついた上着と、これは僕のアルトだけなんだけど、 麦わら帽子をかぶっているんだ。おかげで僕のアルトは一番幸せそうに見える。 おじいちゃんや、おとうさんに怒られた時は、そっとこの部屋にきて アルトに頼むんだ。 「みんなを叱って、お願い。」 アルトは、ペシン、ぺシンっておじいちゃんと、お父さんのベアを叩いてきてから、 僕の頭をよしよししてくれるんだ。 アルトありがとう。
213 :
名前はいらない :04/06/19 15:53 ID:QnLYQT0I
罰ゲームやがて� ..与謝野暁子� � � 蕨を取りに行った先で 見てしまった 飛び降りた娘さん さらば さようなら 可哀想に 悪鬼達の罰ゲームに耐えられなかったのね あたしも罰ゲームを受けてるの あ なたから食らった罰ゲーム あたしの通う学校で 悪鬼達から食らった罰ゲーム 蕨を摘みに行った先でエンカウントしてしまった謎の黒い草から食らった驚異の罰ゲーム 娘さん。 あたしも罰ゲームに耐えられそうに無いの
あほ
投稿一覧(敬称略)。
>>184 無題 むこうの317 ◆317..n/Ke6
>>188 【追懐】 七瀬 刹那 ◆7IEehKLOVE
>>198-200 「愛のテディ・ベア」 イタチ小僧見参! ◆8rr1u/54T2
>>203-204 【テディ】 虚構の真実
>>209 無題 ◆bhlR4OII4s
>>212 「僕のアルト」 リーフレイン
お題は
>>181 「テディベア」
現在6作品、あと4作品となります
今回の審査は
>>182 とのことで、6月21日(月)深夜以降です
でいいのかな?
216 :
えびごろう :04/06/19 20:13 ID:MeuhI52I
>>176 cレールさん、感想ありがとうございます。
そのガリじゃダメでしたか ペフ
217 :
ふじわら人生 :04/06/19 20:36 ID:X01MXM0z
ラップの歌詞は?つまりライムするチョイスで参戦ってこと。
「彼女にテディーを」 つくづく彼女は見るもの全てを「発見」だと言うのだから 度に私は「無意識」について考えてしまう 大抵ソレらは私が作ったものか 誰かが作った部品で私が作ったもので そう仮説を立てれば 黴臭い万華鏡の中で「これが世」と笑う彼女の想像がつくかな テディーを受け取るとき彼女は、 受け取る自分をみるのに夢中で 手渡す私の顔どころじゃなく_実はぶち込んだのだけれど 手渡される人形の色どころじゃなく_実は消せなかった色なのだけれど 偶然に天窓から夕日なんか浴びれば彼女は 自分の眼球に脳に影響を「受けた」とはサラサラ思わず テディーに伸ばした自分の腕の白さや 注いだ眼差しの長さや 似たような昔を想出し熱くなる瞼を 世界とやらの主役、準主役、準々主役にしてくんだ 悪いことだとは思わないさ 黴まみれに変化(へんげ)する彼女を 小さな穴から覗き込むのが好きだという男も居るだろ 彼女に触れたく筒を割っても、黴しか出て来やしないって 反射できない裸の彼女は、何にも映らないって 賢い男なら察しているから、彼女が消えぬようにと絶えず与える癖さえついちまう 終いには自分の体毛や手足まで与え始めるけれど 肥大してく彼女をみるため「眼球」だけとっておく ↓(つづき)
↓(つづき) 息も絶え絶え転げ込む_忍び込まれる私 息を潜めて盗み出す_日記を盗まれる私 _開くページ _開かれるページ _開く彼は、ただ忍び込んで来た誰かであり 震える自分の指を感じ 高鳴る自分の鼓動を案じ 怯える自分の睫毛を閉じている彼女の物語 ほとほと彼女は自分の欠片を「発見」しているのだから 落としたテディーが血を流し、それを欲しがり泣く我子が居ても 拾い上げることを思いつくことは無いんだ _テディーを殺した私 _我子に泣かれている私 ↓(まだつづき)
220 :
ぱんち ◆4Eix4.CZNg :04/06/19 22:13 ID:YG5F88GH
↓(これでさいご) 昨夜の夢を語ってもらおうよ 「私は一夜のうちに 母親に自殺され、子犬に餓死された女 首に刃物を当てている彼女を見た夜 私は母親に死のうとされている女でした (私が割った赤過ぎるトマトを痩せた子犬が欲しがっていて ) 薄暗い居間と月明かりの庭に、全ての終わりを看取った女でした」 彼女に悪気は無いと思う私は、賢いのか賢くないのか分らないけれど 本当に彼女は何も思いつかないんだ、それは 毎朝つける口紅を今日だけつけ忘れたり 毎晩のんでいる薬茶を今日だけ飲み忘れたり それ位の意味しか無いことなんだ 今日はキスをしなかったり 今日は話さなかったり 今日は居なかったり 四方に迫る鏡張り覗きこみ 色とりどり黴で発見してくのさ ある日映らなくなった彼女はもう、 未完成な自分を探し出すこと出来やしないんだ 探されてる自分さ 、誰も彼女なんて探さなくなっていても
愛の文字の上にどかっと腰を据えるおこがましさだけは、持ちたくないんだ。
「ウエンディ、テディベアは持ったかい」 ウエンディ、テディベアは持ったかい 君は眼が悪くていけないねぇ そんなに近づかなくてもそこにはないよ うつむかないでウエンディ いま君が見てるのは 君の前髪だ ウエンディ、テディベアはあったかい 空を飛ぶには邪魔なんだけどね お願いだから投げないでそのイスや雑誌を 必死なんだねウエンディ 不思議な娘だねぇ君は 君はほんとに子どもかい 僕らの島にはいない娘だねぇ テディベアはいらないよ でも探すのかい この部屋には無いんじゃないかな いいよ 待っててあげるよ 影と窓辺に座って テディベアを右手にぶら下げウエンディは揺れながら戻ってきた 泣きはらして目が赤い 唇も赤い カーテンは風に揺れ少年と影はいなくなってた ぽかんとしてウエンディ 「待ちくたびれてしまったの?もしかして他に女がいるのかしら」 ウエンディ、あんまり遅いから見にいったんだ そしたら君、ママの化粧台で口紅を引いてるじゃないか ガタガタのラインが少し笑えたよ ねえウエンディ、僕らは子供だ 子供は少女じゃないし少年でもない 君の中の最初の女性に さよなら
223 :
豆腐 :04/06/20 02:07 ID:q36XGlgl
『なんだよ1/2』 喋るな それ以上は喋るな さっちゃんがブサイクなのはよくわかった だからなんだ 俺が会った事もないさっちゃんを 日に日にブサイクに思い描けば お前が美人になるとでも言うのか (いや、だとしても高が知れてるが) まぁちゃんが意地悪なのもよくわかった だからなんだ 仲間はずれにされたくらいで喚くな 同じ境遇の奴らと仲良くしろよ 俺なんかずっと孤独だぞ (いや、もっと状況は悪い) こうくんを好きなのもよくわかった だからなんだ 俺にその日のこうくんメモリアルを語るにしても だいぶ前から進展がねぇんだよ ピーピー騒いで幸せなら一生騒いでろ (いや、それは困るな)
224 :
豆腐 :04/06/20 02:07 ID:q36XGlgl
『なんだよ2/2』 と言うか、そもそもおかしいだろ 俺は見られるのも触られるのもいい けどな、俺に喋るなよ、なんっていうかな、きもい お前は、喋って、笑って、怒って、全てを吐き出して それで心地よい夢によだれたらして そんな気持ちはな、まだ若いつもりのママに喋れよ お前が勝手に親友だと思っているゆりちゃんに喋れよ なんなら穴掘るのを手伝ってもいいぜ 俺はだな そんなつもりでここに来たんじゃないぞ 子どもとはいえ女の嫌な感情を受け止めた夜は いつも決まって悪夢にうなされるんだよ 無表情だけどうなされてるんだよ おい、なんだ急に抱きしめるな その笑顔はなんだ お前さっきまでゴキ先生に怒られたことを 涙目で訴えてたじゃねぇか 「一緒に寝よ」 まぁなんだ
投稿一覧(敬称略)。
>>184 無題 むこうの317 ◆317..n/Ke6
>>188 【追懐】 七瀬 刹那 ◆7IEehKLOVE
>>198-200 「愛のテディ・ベア」 イタチ小僧見参! ◆8rr1u/54T2
>>203-204 【テディ】 虚構の真実
>>209 無題 ◆bhlR4OII4s
>>212 「僕のアルト」 リーフレイン
>>218-220 「彼女にテディーを」 ぱんち ◆4Eix4.CZNg
>>222 「ウエンディ、テディベアは持ったかい」
六時変化 ◆AsBbiqfd5Q
>>223-224 『なんだよ1/2』 豆腐
あと
>>221 無題 cie ◆ow1oBFc37U
これ投稿作品なのか、、、これ入れると10作品集まってるけど。
コテ出してるし雑談ぽくもないし言われてみれば「テディベア」だし。
返答待つ。
226 :
213 :04/06/20 06:37 ID:E/r2RSeP
>>214 あほとは私のことですか!? 正当な評価をください!!
人生はタイミングもあるから 仕方ないさ 諦めてください
228 :
青薔薇 ◆iS6pTlUY3U :04/06/21 22:41 ID:H7zLMF/E
こんばんは。
投稿一覧作ってくださった方々、ありがとうございました。
投稿者の皆さん、お待たせして申し訳ありませんでした。
これから感想を書いてきます。
で、
>>221 のcieさんの書き込みについて、
>>225 で快楽さんからアナウンスがあったのですが、
cieさんご本人から解答はありませんが、全部の感想を書き終わってなおcieさんからの返答が
ない場合、改めてもう一昨品、募集しようと思います。
ので、目につきやすいよう、とりあえず、ageます。
>>184 無題 むこうの317さん
好き。大きな物語の一場面として興味深いし、何より笑いがあって良いです。
惜しむらくは全体を通してのテーマが希薄なこと。
物語としてなら(略、があっても不自然はないけれど、詩作品としてはラストに
もう少しオチがあって、「テーマ性」を見せた方がより面白いと思います。
317さんは、概ねタイトルの無い作品を描く人だから、尚更ソコに拘ることを
お勧めしたいです。
>>188 【追懐】 七瀬刹那さん
優しく、ほんのりと悲しい。
悲劇的なわけではなく、読み手をしんみりとさせるラストの作りがいい。
僕の心情・台詞的なものと、地の文的なところを視覚的に工夫して書くと、より
感情移入しやすいかもしれないです。
>>198-200 「愛のテディ・ベア」 イタチ小僧見参!さん
ごめん、よくわかんない。発想は面白い。
テディベアにありがちな「愛情」を裏返して描いてるんだろうなあとは思う。
はしばしの擬音が煩わしい。説明的な書き口が多い。3レス使わずにもっと端的
に描けたんじゃないかと思う。少しのめり込みすぎて、欲が出たのかも知れない。
>>203-204 【テディ】 虚構の真実さん
語り掛ける調子・全体のリズムが上手い。
3連目。「>それから〜」とすると、少しリズムが狂って説明的な感じが強まり
ますから、もう少しここには工夫が欲しい所です。
心情描写に終始しているせいか、読み手に与えるインパクトは薄いかもしれま
せん。
>>209 無題 ◆bhlR4OII4sさん
出逢いから別れを描いた作品。このままではそれ以上でもそれ以下でもなく。
描きたかったのは「お母さんの愛情」でしょうか?「最初の友達との思い出」で
しょうか?そこをまずはっきりさせて、もう少し肉付けすると良い作品になった
のではないかと思います。
>>212 「僕のアルト」 リーフレインさん
熊と少年の友情が醸し出す微笑ましさが素敵です。
描写が大変に精緻で、少年と共に熊たちを見ている気持になりました。
例えば、叱られた時の話だけではなく、幸せな日も普通にある筈なので、そうい
う日の出来事も描かれていたら、父や祖父との絆、熊たちとの絆が見えてもっと
楽しく、もっと優しい世界になったと思います。
>>218-220 「彼女にテディーを」 ぱんちさん
テディベアを描いてるようで、そういうわけじゃないみたい。
ショートしたデンパっぷりは作品としての面白さである反面、自分の中にどんど
ん落ちこんでいく不健康さが、テディベアという柔らかい優しい存在との乖離を
高めて、何か無性に消化不良の気分を起こさせる。
ただ別に「テディベア」のお題じゃなくても、代わりが効いてしまいそうなとこ
ろがつまらないと思う。
>>222 「ウエンディ、テディベアは持ったかい」
六時変化さん
ピーターパン。誰もが一度くらいは「永遠に子供でいたい」と思う。そのくせ、
「早く大人になりたい」と思う。その心理的な葛藤をピーターパンの視点でうま
く見せていると思う。
1連目が全体と乖離してるのが残念。ここで何を描きたかったのか、何を表現し
たかったのか、もう少し絡ませ方に捻りが欲しかった。
>>223-224 『なんだよ1/2』 豆腐さん
「ズイブン、ハスニカマエタ、クマサンダナア」と読み始めの時に思いました。
日常に起きた、あれこれに、ぶつぶつ愚痴を言う熊さん、まあ悪くないかなとか
思いながら読み進めていたんです。
そうしたら、ラストでやられたー。実は良い奴じゃないかー。とか思わず脱力さ
せられました。愚痴だけだったら、こんなにいい印象は当然抱かないわけで……
豆腐さん、やりますねえ。
時間を見つつ、一応ここまでの感想を書かせていただきました。
で……サーバー、ひととき墜ちてましたよね?
cieさんが、ここ見ていたのかどうかもちょっと分からないし……。
このままcieさんの作品を投稿作品ととるか、もう1作追加募集するか
微妙なところなんですけれど……。
私としては、皆さんのご意見に従いたいと思います。
(サーバーオチが無ければ、
>>228 の通り、もう1作独断で投稿募集したのですけれど……)
もし、もう1作募集するとしてもcieさんの書き込みに感想だけはつけたいとは思ってます。
何より、cieさん本人から、レスを頂ければ、そのまま「投稿作品」として扱って、優勝者の
決定をすることが出来るんですけれど……。
なわけで、お待たせして申し訳有りませんが、cieさん待ち、意見待ちということで
再度、ageます。本当にごめんなさい。
232 :
青薔薇 ◆iS6pTlUY3U :04/06/22 01:32 ID:GUOwR2me
……sage外すの忘れた………( ´Д⊂グスッ
>>221 cieさん、お返事お待ちしてます。
かったっちっだっけっしっかっみっれんあいいっひっとんあんおんえ
234 :
青薔薇 ◆iS6pTlUY3U :04/06/22 23:39 ID:eBkm2iNR
>cieさん、ズイブンお待ちしたけれど、いらっしゃらないので、今回はごめんなさい。
そういうわけで、今更ですが……お題
>>181 、「テディベア」でもう一作募集します。
最後の一作が投稿され感想をつけ次第結果を発表させていただきます。
みなさん、思いの外お待たせする羽目になってしまって、本当に申し訳有りません。
>>233 ごめん、何を書いてあるのか分からないです。
235 :
ねこいるか ◆/D0HAk633. :04/06/22 23:54 ID:Cv2MPDlK
テディの馬鹿 今日も笑ってくれないの ニコリとも テディの馬鹿 あの日以来 私のぬいぐるみ テディ 甘い砂糖で時計をくるくる 六月はピクニックへ バスケットにサンドイッチつめて ポケットからきみの左手引っ張り出して 虹色のアーチくぐって なにもかもつながってたのに テディの馬鹿 もう淡い涙のむこうで にこりともしないぬいぐるみ テディの馬鹿 二人の時計はあめになってとけた
>>235 無題 ねこいるかさん
語り掛ける口調とリズムが凄く可愛らしくて優しい詩です。
ちょっと拗ねた女の子と仲良しの熊。大好きだから笑って欲しい。でもぬいぐ
るみは笑わない。それが不満でその不満の表し方がなんだか可愛いです。
その代わりのように、綺麗なもの可愛いもの和ませてくれるものたちがたくさ
んあって、根底で前回のガーリーを彷彿させます。
沢山の絵を取り込んだので、少し色彩過多な気もします。
『優しい物語』としてのテディベアは、充分活きていると思います。
ごめんなさい、でしたが。感想を……。
>>221 無題 cieさん
1行詩は嫌いじゃないです。でも、余りにもあっさりしすぎて、するっと胸の
なかを素通りしてしまうかも。
「テディベア」と来た時にこの一言を突然思いついたなら、その発想力は凄い。
これをテーマにして肉付けされ、一連の詩になったものも見られたら幸せかも。
237 :
青薔薇 ◆iS6pTlUY3U :04/06/23 00:38 ID:YtZKwDQf
それぞれの作品の本質を完全には把握してないと思います。それでも私なりに
出来る精一杯で読ませて頂き、楽しませて頂きました。
いろんなテディベアたちが居て、本当に面白かったです。
そういうわけで、大変お待たせしましたが、優勝者の発表を……。
>>223-224 『なんだよ』を書かれた豆腐さんに決定したいと思います。
基本的な感想は
>>230 の通りです。
いい奴なのにやさぐれている、テディベアくんに惚れましたw
では、豆腐さん、次のお題をお願いいたします。
238 :
豆腐 :04/06/23 01:17 ID:7nWQA31E
寝る前にひょいと見たらありがとうな結果出てる!! 青薔薇さん評価ありがとう&おつかれであります。 後半部を勢いMAXで書いたのが、逆によかったのかな。 取りあえずお題を晒してから寝るとします。 次のお題は「階段」で。 ではみなさんお休みなさい。
239 :
山田 :04/06/23 03:29 ID:v0KfBC8P
「白い階段」(1) 白い階段に立っていた てっぺんは見えないし 下もよく分からない 仕方なく上り始めた 汗をかいても同じ景色 足も段々重くなって ひとやすみ 休んで上って 繰り返しても 景色は変わらない どうしてここにいるか 分らないから 「何をやっているんだ?」 そんな思いにとらわれて ベンチのように階段に 腰掛けた
240 :
山田 :04/06/23 03:30 ID:v0KfBC8P
隣の人の階段は赤くて 一心不乱に 一生懸命上ってた 人のことはよく分かるし 人のことはよく見える 白い階段を 白いままにしていたのは 僕だった ここに旗を置いてまた上ろう 次に僕が 階段に座るとき 旗を高い位置から 見下ろせるといいな その時には 色がついているといいな
「ナルシスの泉」 息を切らして駆け上がり重い扉を開ければ 灰色のコンクリートに緑のフェンス 見下ろせる街と溶け込んだ青い空 ここは屋上 ここより上は貧粗な貯水タンクだけ 貯水タンクには死体が浮いていると 先輩が教えてくれた あのペンキの剥がれた拙いはしごを登れば 水に浮き続けるその人に会えるかも知れない まだそこにいるの どんなに醜い姿になっているの 誰も来なくて寂しいんじゃない 久しぶりの人間との対面が僕なんかでごめんね そう胸の中で話しかけながら 抑えきれない好奇心に駆られ 震える手足を抑え付けながらはしごを登った
コンコン やぁ君はこん中に居るのかい 僕は君を一目見て見たいんだ いいかい 開けるよ プラスチックの貯水タンクの蓋を開けると その反動と中の水に反響したグボンという鈍い音が鳴った その入り口に首を突っ込んで必死に目を凝らして 隅々まで君を探したけれど 自分の陰が邪魔でよく見えやしない 少し顔を離して光が差し込むようにしてみると そこに君は居た キレイな顔だ 全然腐食してないよ 僕にそっくりだね 満足した僕は君が貯水タンクから出てこないように 慎重に蓋を閉めて屋上を後にした そして君に逢えた喜びで浮かれ 階段を駆け下りながら 次に僕を見付けてくれるのは誰だろう そんな妄想に心も弾ませた
たしか俺は 階段を上っていた筈なのに どうも下っているようなんだ あてもなく彷徨う想いは何処へ あてどなく辿り着くのは 見たくない現実と受け止められない孤独 割り切れなく答えの出ない現実 止めどころなく持て余すのは 先走ったもどかしさとどうしようもない矛盾 上っているのか下っているのか 理解できない孤独と空しさはやはり矛盾だらけで 時間を無理矢理に埋めたって何も変われやしないんだろう 目を塞いだって蘇るのは既に過去のものとなった優しい日々 走り出したって皮膚に纏わり付くのは隠しきれない寂しさ それに気付かない振りをする滑稽な茶番劇を終わらせると見えてくる たぶん俺は 階段を上っているという気がしていただけで 実際下っていたのもそんな気がしただけだったんだと そもそも階段すらない靄のかかった空虚 そこに立つ俺は 靄を払い消す術を知っている
244 :
イタチ小僧見参! ◆8rr1u/54T2 :04/06/23 10:57 ID:SonEMedx
「踊り場だらけ」 今朝、俺の寝起きに蹴り食らわしながら 俺の愛する女がいった、 ポエム大会の次のお題でてるよーかいだんだってー 夢の続きを探しながら俺は 怪談なのか会談なのか階段なのか 声にすると全部おなじだから ホラーなのかディスカッションなのかステアウェイなのか 聞いてみた するとレッドツェッペルンの「天国への階段」が頭の中で演奏をはじめて 俺は地獄への階段を駆け昇るケルベロス 記憶の階段踏み外し 洗面所の鏡に額ぶつけて流血するのは約10分後のこととなる 平地がほしい
245 :
800kcal ◆Vtxs6Z6ENA :04/06/23 12:36 ID:vpKrFtq8
「君への階段」 今宵も降りくる ガサツな摺り足は枕下へ 眠るためだけの空間だろう、間取りも知れている頭上の君 この脳天たちまち 平方になり立方になる0時から 昇り降り何度目のUターン張りぼての天井で お帰りのノックにノック返す無礼者を愛している 断れぬ君が持余し 眠りをまた削るのならば 甘い砂糖菓子は好物だと 平らげに行こう言い訳にして 見守る君が怖気づき 眠りをまた削るのならば 三種の酒を小瓶につめて 誘いに行こう言い訳にして この箱じゃ辿り着けない アタシ何か任せなんて嫌い アタシ何か次第なんて嫌い 壁を乗り越えるなんて物好きのパフォーマンス 扉を開ければ螺旋階段、それを思いつくアタシだから君に会えたの
246 :
800kcal ◆Vtxs6Z6ENA :04/06/23 12:37 ID:vpKrFtq8
あぼ〜ん機能さいこー
>>239-240 「白い階段」 山田
>>241-242 「ナルシスの泉」 抑揚 ◆RockDTA.do
>>243 (無題) むこうの317 ◆317..n/Ke6
>>244 「踊り場だらけ」 イタチ小僧見参! ◆8rr1u/54T2
>>245 「君への階段」 800kcal ◆Vtxs6Z6ENA
以上現在5作品ですね。あと5作品受付です。
248 :
YOSHIMI :04/06/23 16:07 ID:tMSWt1Kl
「運命の階段」 ここに来るまでの間に思ったより長い時間をかけていた 誰もはなさないふりして思ったより長い時間をとられてた だけど憂鬱な言葉を飾っている黒い気持はもう忘れ 煙のようにここまでのぼってきた 寂しさまでも道連れに あなたには見えますか? もうここに来ましたよ 一段毎踏み出すことに 躊躇いはありません ここに来るまでの間に思ったより長い時間をかけていた 誰であろうとも心に刺さった運命(ツミ)それを抜くことはできない だから人々は綺麗に願っていた全て許されようとして 気がついた時にここまでのぼってきてた ついに全てが結ばれる あなたには見えないはず もう決して見えないはず 階段昇り終えた時に 行き先が決まります
249 :
えびごろう :04/06/23 18:09 ID:WDqfosAp
落ちていく闇の中 作詞 えびごろう 階段は伸びていく 無限の可能性を秘めて 階段は伸びていく 僕の前を 着々と 成功者さんはたくさんの金をその手に握って 必死にひたすらと 登っていく そんでたいていの奴は力つきて落ちていくのさ 誰も知ることのない 深い闇の中へ 栄養不足の貧弱なその魂の媒体で どこまで登っていけるというのか 最初から無理だと分かっていたのに誰も止めはしない 人間の強さが裏目に出る そうやって一人一人減っていくのを 大統領はビクビクしながらながめてる 「少々の怪我ならなめて治せ」と親にいわれるのを 恐れながら 家に向かう幼い子どものように かにみそを踊り場にばら撒いてしまって 掃除をしようと思ったけど 掃除機がなかった 手で拾おうと思っても ほぼそれは液体なので 手の間をすり抜けては 落ちていく そんでもって 何とか全部すくって バケツに入れたら 肉食動物がそれを奪っていく世の中 周りの奴はそれを必死になっては追いかけている そして深い闇の中へ落ちていく 僕はもう飽きた 後は登るだけだ だけど他の奴は 無我夢中に目の前の事に必死になってる 僕は自由だ 僕だけが登っていける ぼくだけが 登っていける
250 :
1未満から ◆MO1pk/rqmI :04/06/23 20:24 ID:BV0Ps1/4
『百十五段目の閃光』 いつまでもいつまでも先がある階段は 果てしない壮大さであったけれども 子供の好奇心と若者の野心が同居する時分においては いち早く確実にてっぺんへ!と息切らすのである 隣に人の影あらば 同じく天を睨みし者ぞ 風切り落つる者あらば 愚かと笑いて省みるなく もはや右足と左手が もはや左足と右手が自動のように回転しており 僕はイカロスの二の舞にはならない!と地を蹴る足に漲る自信 それは高速であった 二段や三段のけたなど一足に抜かし 周りは味気ないスクリーンのように流れ捨てられるばかりで 前へ前へ 前へ前へであった 僕の人生にまだ果てはないのだ!枯れぬ石段はただ希望であった それは唐突であった 見間違いであるといってもいいくらいの しかし響く靴音は確かで 頂を目指すものに似合わぬ途切れた靴音 降りて きている 僕は高速であった 相対の速度はだから高速で 振り返れど霞もなし 三点リーダのような瞬間 僕は眩暈がしてきっと階段から落ちた
251 :
1未満から ◆MO1pk/rqmI :04/06/23 20:31 ID:BV0Ps1/4
>>cレール氏 遅くなりましたが『最も輝かしい一日』への評、ありがとうございました。 girly違いでスマソ。雰囲気は気に入ってくださったようでうれしい限り。 個人的に(英和じゃないほうの)girlyも突き詰めたい素材。今後も書いていきます。 今度は誤りなく!(しかし少女性には少なからずエロというかなんというか…離れがたいような…) イエ失礼しました。
【ひとはのぼる(前半)】 ゆるい坂道が いつからか 傾きを増してくると ひとは 振り返る それから 深呼吸をして 再び前を向いた時に ガラスの階段があることを知る とりあえず 階段をのぼると そのまた先に 階段があって ひとは 立ち止まる 見上げると ずっと先をゆく人がいて 右を向くと ながくながい梯子を のぼる人がいる
【ひとはのぼる(後半)】 見渡せば 外壁を のぼろうとする人がいて エレベーターに のりこむ人がいて エスカレーターに しがみつく人がいて ひとは 考える どんなヒトも エレベーターの中には ずっといられないし エスカレーターだって いつか終わりが くるかもしれない 階段の端で ひとやすみして ひとはまた のぼりはじめる そこに 階段があるから
『Sir USA』 Sir USA あなたはこの階段の途中 僕らより高い所にいる 何段も何段も高い所に そこから見下ろした風景はどうですか? まだ上へとのぼろうとしますか。 あなたがのぼっていった階段 その一つ一つの段には 何か警告めいた言葉が刻まれている 僕らはそれが怖くて進めない Sir USA あなたはこの階段の途中 色々な物を落とした 僕らにはそれがかすかに見える Sir USA 戻ってきておくれ 上から見下ろした風景が全てじゃない Sir USA 戻ってきておくれ 早く 早く 手遅れになる前に
10作揃ったみたいすな。
>>239-240 「白い階段」 .山田
>>241-242 「ナルシスの泉」 抑揚 ◆RockDTA.do
>>243 (無題) むこうの317 ◆317..n/Ke6
>>244 「踊り場だらけ」 イタチ小僧見参! ◆8rr1u/54T2
>>245 「君への階段」 800kcal ◆Vtxs6Z6ENA
>>248 「運命の階段」 YOSHIMI
>>249 「落ちていく闇の中」 .えびごろう
>>250-251 『百十五段目の閃光』 .1未満から ◆MO1pk/rqmI
>>252-253 【ひとはのぼる】 虚構の真実
>>254 『Sir USA』 soft ◆ZYsoftMCT2
お題は「階段」
冷や奴さん、よろしく。
青薔薇さん&皆さん、乙でした。
豆腐さん、おめでとうございます。
>>203-204 >>229 >3連目。
2連目と3連目の流れが悪いですね。
私も、この部分で引っ掛かっていました。
お題「階段」【ひとはのぼる】の3連目で、
『それから』を使ってみました。
さて、リベンジなるか。
>心情描写に〜
言われてみれば、詩に奥行きが感じられないのは、
情景描写がないからかもしれないですね。
勉強になりました。ありがとうございますw
※もし、動きがないと感じられたなら、
それは、詩中の『私』に、虚脱感が絡んでいるからです。
階段はのぼるものですか? 階段はくだるものですか? いやいや、階段は「 」
260 :
豆腐 :04/06/23 22:03 ID:mZZVyk6l
>>239-240 「白い階段」 山田
なかなか面白いと思いますが、
旗の存在が唐突に出てきただけに浮いている感があります。
そこに何かを置くとしたら、むしろ履いていた靴だとかを
置いていった方が分かり易いかも知れません。
白い階段のモチーフは、共感できます。
>>241-242 「ナルシスの泉」 抑揚 ◆RockDTA.do
身勝手な疾走感にナスシストッぽさが爆発でよかったです。
状況の描写も説明っぽくなく、うまいと思いました。
4連目の>久しぶりの人間との対面が僕なんかでごめんね
って謝るところで、ナルシストに人間味が付いたのが
いいのか悪いのか、私には判断できませんでした。
>>243 むこうの317 ◆317..n/Ke6
なんかしらないけど、かっこいいです。
上っているのか下っているのかさえわからない、
内面の戸惑いをすべて終わらせる最後の一文ですが、
もうちょっと「靄を払い消す術を知」るまでの過程を知りたかったです。
>>244 「踊り場だらけ」 イタチ小僧見参! ◆8rr1u/54T2
いいですね。
パッと見狂ってんのかなと思わされましたが、
読んでみると夢と現実を結ぶ階段(上ってんのかな 下ってんのかな)
が浮かんできます、そんでもって踏み外してるし。
最後の一文にやや違和感を感じましたが、これもイタチさんの味かな。
261 :
豆腐 :04/06/23 22:04 ID:mZZVyk6l
>>245 「君への階段」 800kcal ◆Vtxs6Z6ENA
読んでいてテンポがいいのですが、
全体的に比喩の連続で惑わされ、私には理解できませんでした。
特に>三種の酒を小瓶につめて ってとこで、
三種ってなんだろう? と深く考え込んでしまいました。
え? こんなとこで考え込んでちゃ駄目っすか?
>>248 「運命の階段」 YOSHIMI
「あなた」の存在が若干不明瞭で、読み手に語りかけているのか、
それとも特定の誰か、大事な人に語りかけているのか、
全体がいいだけに、そこがちょっと残念です。
運命をツミと読ますところで、思わず成る程と唸りました。
>>249 落ちていく闇の中 えびごろう
執着することをやめ、身軽に行こうっていうことかな。
かにみそはなんとか、ありかな、と思いましたが、
大統領の出現は本気でwhy?でした。
>僕は自由だ がなんとも微笑ましくて
かつ羨ましくてたまりません。
>>250 『百十五段目の閃光』 1未満から ◆MO1pk/rqmI
ショート・ショートを読んでいるような、ちょっとした文学のような、
表現もくどくなく、素敵です。
三点リーダの例えは、ちょっと無理してるかなとも思えますが、
それは、私が今始めて「三点リーダ」という名称があることを知ったからかもしれません。
降りてきたのが誰なのか、杖を突いた老紳士が浮かびました。
262 :
豆腐 :04/06/23 22:04 ID:mZZVyk6l
>>252-253 【ひとはのぼる】 虚構の真実
学生時代登山をしていたもんですから、
10日間山をガスガス歩いて、たどり着いた先でロープウェイで上ってきた
ハイヒールのお姉さんや幼稚園児の遠足に遭遇したこともあるので、
多分あの時のようなと、この詩を読んでしまいました。
あの時私は、「こっちのほうが素晴らしい」と無理に自己讃美してたんです。
おそらく階段をのぼることを、自己の努力と置き換えていると思いますが、
そうなると、梯子や外壁をのぼる人たちの扱いが中途半端になっているような気がします。
>>254 『Sir USA』 soft ◆ZYsoftMCT2
USAとは自分よりも強いものの例えでしょうか。
私もチキン野郎と呼ばれていますから、のぼるのが怖いのがよくわかります。
やっぱりのぼるとなると、色々落としちゃうものなんでしょうか。
それらを死守するには、落としても構わないのか、
考えさせられました。
263 :
豆腐 :04/06/23 22:16 ID:mZZVyk6l
えー、色々偉そうなこと言ったり、的外れだったり、
そこんとこはごめんなさい。
文句は私のことを冷奴って言った317さんが聞いてくれます、多分。
で、優勝なんですが、決めるの難しいです。
悩んでたら、どこまでも悩んでキリが無いので、
ここは単純に上手い下手関係なく(といったら問題あるかもしれませんが)
好きになっちゃったのでいきます。
というわけで優勝は
>>244 「踊り場だらけ」 イタチ小僧さんで。
なんかツボにはまりました。
じゃあイタチさん、次お願いします。
>>259 そこが知りたくて、このお題出させていただきました。
>>263 >文句は私のことを冷奴って言った317さんが聞いてくれます、多分。
(; ・`д・´) ・`д・´) ナ、ナンダッテー !! (`・д´・ (`・д´・ ;)
いや、オツでした、、、
俺が審査員でもイタチ君を選んだと思うなぁ。
おもろかったよ。
265 :
えびごろう :04/06/23 23:07 ID:WDqfosAp
>>261 豆腐さん、感想ありがとうございます。
大統領はあれだ あの、あれですよ 存在
266 :
名前はいらない :04/06/23 23:09 ID:X5B5mik0
Akila(*´ェ`*)ポッ
イタチはもう寝てるからお題は明日だな それじゃ冷奴さんオツカレ〜
>>260-263 評価早いすっね。
乙です。
USAはそのままアメリカです。何のひねりもありません。
ちょっとアメリカを批判したいなと思ったので
269 :
名前はいらない :04/06/23 23:26 ID:X5B5mik0
Akila(*´ェ`*)ポッ Akila(*´ェ`*)ポッ Akila(*´ェ`*)ポッ
270 :
名前はいらない :04/06/23 23:28 ID:tmwXaOLi
くぅおらっ!!!
>>251 1未満さん
いいえかえってアリガトウ(・∀・)!本当は皆さんにもっとたくさん感想書きたかったですが、
このスピードに骨年齢70歳の美老婆は シクシク・・・・。今回のお題もよさげで、一瞬参加心が
ぐらりと揺れ動きました。最近は時々北氏のスレにお邪魔して工 口 な詩 を書いてってますので
(基本的に即興詩なので、オール新作です。)良かったら見て下さいね。 それではロム婆に戻ります。
豆腐さん&皆さん、乙でした。
イタチ小僧見参!さん、おめでとうございます。
>>252-253 >>262 『階段』がお題なので、
階段をメインに、のぼる(色々な人生)を、
ガラスを通して描いてみようと思いました。
>登山,ロープウェイ
登山の解釈で読み直してみて、
そういう解釈も面白いな、と思いました。
>おそらく〜
中途半端で、違和感がありますね。
気付いたら、八作品が揃っていたので、
慌てて出しました(みんな、早過ぎだなw)。
※坂道(学生),階段(キャリア),梯子(昇格),
外壁(一獲千金),エレベーター(コネ),
エスカレーター(年功序列制)が、
深読み用の裏設定になっております。
273 :
山田 :04/06/24 00:42 ID:5YB5Lr1w
豆腐さん乙&コメントありがとうです。
イタチ小僧見参!さん優勝おめでとう!!
>>260 確かに旗が浮いてますね…。
瞬発力のなさの露呈。汗。
自分でつけるとしたら旗→足跡ですかな。
274 :
イタチ小僧見参! ◆8rr1u/54T2 :04/06/24 09:41 ID:/2Vm8ypD
やっべー他人がなかなかお題出してくれない時はさんざせかしといてコレだ 待たせたなてめーら ありがとう冷奴 そんじゃー真面目に楽しませてもらいます 発表します 次のお題は 「泥」で。
俺の前に 足音も立てずにやってくる 凍える程の心の闇が 分かっているんだ 空しさを掻き消すために女を抱くのは 泥で泥を落とそうとしているだけにしか過ぎず どす黒いマントルに汚れた己の過去を 相殺すらせずに問題を先送りしている という結果でしかない事を まるで歯車が軋む耳障りな声 それが悲鳴に変わる頃 果てた躰はベッドに沈んでいく 泥の沼にゆっくりと埋れていく鉛のように それでも追い立てるように日はまた昇る 汚れが落ちぬまま新たな汚れを纏う繰り返し それへの苛立ちと快楽への欲望の中 足掻き続けながら
276 :
通☆行人 :04/06/24 13:20 ID:fZ9xJtjK
『泥夏』 路上に根を張り、生きる草 焼け爛れたアスファルトの憂鬱 光と影が作り出す 腐った生ゴミ 摂氏37度 抵抗なく崩れ落ちたレジスタンス 陽炎 眠るのだ また夜が来るまで
今見えているものがわたしの根源 目に映るすべてのものがわたしの力 それらはわたしを変えられる 散らばった想い出、隔離された記憶 わたしはそれを掻き集める わたしはそれを引きずり出す そして想い出は語り出す そして記憶は語り出す 涙があふれだす すべての感情を封じ込め、踊り出す 複雑なことではない、しかし単純なことでもない 始まりがあれば、終わりがある 始発駅と終着駅 今ひとしずくの涙がこぼれ落ちた
【泥】 僕らの全く知らない所で 雨に打たれた尸(シカバネ)が 増えてゆく 僕らの全く知らない所で やりきれない思いが 増えてゆく 奪略や騒擾を 繰り返し繰り返し 僕らまた罪を増やし続けてゆく 雨に打たれし尸(シカバネ) と同等の人型ロボット 今日もまた1台増える ドロッっとした想いと ドロドロに融けた意識を 持ち続けたまま
【泥酔(前半)】 難所に 雪が降った どうしようもなく どうしようもないので 昼には 煮え繰り返るような 冷たさの中で 太陽を待ちながら 夕暮れ時には 折角の太陽を 罵倒する 夜には 荷馬車の轍に 掻き乱され 混沌へと 堕ちるものの 寝入り時には 乱れも収まって 澄んだ瞳に 月を湛えている 明け方には 薄氷に 閉じ込められた 月の下(もと)で 泥酔して 太陽が昇る頃には 泥酔の中で 溺れていることを知る
【泥酔(後半)】 嗚呼 きっと今日も 難所に 雪が降ることだろう 嗚呼 きっと明日も 難所に 雪が降ることだろう 草臥れた男が 泥水の中から よろよろと 立ち上がった
281 :
たもい ◆Wz0BpIrBLc :04/06/24 22:40 ID:sQMK1g9Q
きょんばんわ
>>218 と
>>245 を書きました、
青薔薇さん、豆腐さん、どーも感想ありがとうございました。
タヌキ小僧さん、優勝おめおめ。
>218のは、居たなぁ知り合いにー、こんな男子ー、を思い出し
「彼女」ってして書いてみました。
>245のは、『ご近所さんと恋するサゾカシ日々うきょうきょの一人暮らし像』(←これ妄想)に
途中で自分の感情ふりかけたら、なんだこれ、あはは。面白かったです。
ぺこり
282 :
名前はいらない :04/06/24 23:21 ID:acJ1QX5g
「家族」 マンションの陰に 日が沈む メリメリと 静かな音を立て 部屋の明かりが灯り 固まった泥のように 夜更け近く マンションは地層を作る 朝 粘土となった家族が 学校や会社で 夢を作るために それぞれに粘り強い努力をするのだろう 天然水で出来た泥は無いかと エリートの母親が探しても 地層に住む人たちには敵わない
283 :
イタチ小僧見参! ◆8rr1u/54T2 :04/06/24 23:26 ID:/2Vm8ypD
夏休み前に自由研究の宿題もらってウキウキしてるそんな小学生みたいな俺っす。イエーイ
>>275 一連目、倒置法ていうんっすかね、最初「文法がへん」とか思ったけど
いいっすね、心の闇が主役になる文法っすね。
三連目も実感こもってていいっすね。
わかっててもやっちゃう泥地獄っすね。
でも「空しさ」については何も書いてないから
自分の経験上のそれをあてはめて読むしかなかったっす。
>>276 うーん手を抜いてないっすか?
当たり前なイメージを誘う当たり前な言葉の羅列。
驚きがないっす
284 :
イタチ小僧見参! ◆8rr1u/54T2 :04/06/24 23:41 ID:/2Vm8ypD
>>277 思い出は外にあるもの、記憶は内にあるもの
なんかミョーに納得しながら読む俺がいたっす。
始まりと終わりとの間で涙がこぼれ落ちたところが
泥の上だったんっすね、きっと。
そこのところをしっかり描写してほしかったっす。
全体的にも説明っぽい。
>>278 一連読んで「おっ?なんか意味深?」とひかれて、
すぐに「あぁ、イラクとか?」と、ちょっとうんざりしかけたら
いきなり僕らの全く知らないところの話が僕らの話になって、
ロボットとかいきなり出る飛んで来るよな展開、好きっす。
285 :
1未満から ◆MO1pk/rqmI :04/06/24 23:54 ID:1vsadcIH
「無題」 泥 は 雨と土の子供 天と地 泥 によって僕らは形作られた 神様 の手で この 清らかなるこの 人間 泥を指で撫でる 泥で頬を撫でる 一滴の涙 清らかなる人間 爪跡のように泥
286 :
イタチ小僧見参! ◆8rr1u/54T2 :04/06/24 23:55 ID:/2Vm8ypD
>>279 うまいっすね。綺麗に酔っぱらってるっす。
越えたい難所にはずっと雪があって、酒で泥にでも意識埋めてなきゃ
やってらんねーって思いなんっすね。でも最後には立ち上がるんっすね。
そんなヨロついた足で、泥水の中で、何すんだ?難所には雪あんだろ?
まぁ俺には他人事です。雪が涼しそうでリゾート気分っした。
>>282 おもしろいっす!
全編泥なのに、固い泥、粘土、天然水で出来た泥、と景色が変わって楽しいっす。
泥の手触りがあるのに泥はあくまで喩えなんっすね。
あと2連読みたいっす。
287 :
みゅう :04/06/24 23:57 ID:Q+eRXNRN
こんにちはぁ!(^−^)\
最近、韓国ブームのなか新しい「自己の部屋」製作しましたぁ!!
なのでみなさまさま〜遊びにきてくださいませぇ。
勝手なことバカリですが、ただのヒトリゴトおよび、勝手にみんなとおしゃべりです!!
みなさんの言いたい韓国!語りましょう!!
韓国以外にも話は進展中!!
(^−^)p
今は東京にいます。
なのでお友達になれる人メールください。
シナペンでしたが・・最近は(^0^*)
いろんな人と友達になれることを望んでいます!
http://groups.msn.com/busancomecome/_whatsnew.msnw
288 :
イタチ小僧見参! ◆8rr1u/54T2 :04/06/24 23:58 ID:/2Vm8ypD
>>285 までで現在7作品。
テーマ「泥」であと3作品募集中っすよー。
では今日はこれでおやすみっす(コテッ)
289 :
イタチ小僧見参! ◆8rr1u/54T2 :04/06/25 00:01 ID:pAk9cOQQ
290 :
1未満から ◆MO1pk/rqmI :04/06/25 00:03 ID:9vTqMQVv
>>271 ではそちらに工 口 分を補給に…いやいやいやナニヲおっしゃいますやら。
私も最近は体力の限界で書き手専門。たれてますなぁ…。
>>豆腐さん
拙作への評価、ありがとうございました。
なにやらもったいないお褒めの言葉ばかりで恐縮です。
テーマは掴めていたかな?もっと意外性ある視点が必要ですね。
(自分で言ってりゃ世話はねぇってヤツですハイ)
291 :
サーモンさ ◆mGggJUNq.A :04/06/25 00:11 ID:4pveeBya
「泥あそび」 花びらの天 廃水に潜り、 海水へ迷いこんだ 痩せた海岸の隅で見つかった、あの子に 上手く泥に半身しずめ 色も息も消してたのに 鰯雲を映す パラソルを抜け 基地を探し始めた 注ぐ枝流の先で見つけた、おたまじゃくし 網も袋も持ってないのに 両手はこんなに小さいのに 呼べば駆けつける年下の家来は 見事みんな掬いあげるから 見逃すか二匹だけか判決 見つめ過ぎた淵 泥は、たくさん傾れ、 しゃがみこんだ白いパンツずっと見られてた 今は独りだからと理を入れれば、二匹は手の平でじっとなる 明日この基地が消えてしまえば、全て内緒、キョロキョロしたら終い
292 :
名前はいらない :04/06/25 00:22 ID:NiunbNmc
大抵の客はいい顔をしている 【砂場】 白熱灯の下の俺は少しいい男だろう 時間が経てば艶が失われる サラダ油を伸ばして取り戻す 赤く染まった人差し指で角を押し 丹念に仕上げていく 欺くだって? この誠実な顔 美しく折られた袋 量る時の俺を見てなかったのかい 走馬燈よりゆっくり眺める いい女を見つけては できるだけ上目遣いで 甘い甘い栗やで
「泥」 きっちりと脹脛まで届くゴム長は作業用で親指がきちんと分かれている。 ひじの直ぐ下まで届く手袋は、薄手で感触がよくわかる。 紐を張った。まっすぐに植えるために、 一歩一歩、平衡をとりながら、苗を植える、 中腰で苗を植える。 川から引いた水は下水の匂いがかすかに漂う。 苗を持つ手が震える。 足を引き抜くのが重い。 あと一本、あと一本、あと一本だけ植えたら、腰を伸ばそう。 あと一列、あと一列だけ植えたら、おやつにしよう。 時間を捨て、感じることを捨て、空っぽになっていく。 全部終えて、振り向いた。
294 :
イタチ小僧見参! ◆8rr1u/54T2 :04/06/25 11:07 ID:pAk9cOQQ
>>285 シンプルっすね神話っすね。
改行でごまかしてるところが多くないっすか?
冒頭三行なんて一行の文章にしてみたら当たり前すぎっす。
最後の一行を際立たすための伏線としても、もっと感じさせてほしいっす。
とはいえピシッと一枚絵になる作品っすね。
>>291 上の作品とはうってかわっていろいろ詰め込んでるっすね。
作者の現実感覚が密度の高い言葉の隙間から垣間見えるようっす。
でもこっちに何か感じさせるには未整理っすよ。
方向音痴なるっす。花びらの天はどうしたっすかとか、いろいろ。
295 :
イタチ小僧見参! ◆8rr1u/54T2 :04/06/25 11:18 ID:pAk9cOQQ
>>292 泥っすか?どこっすか?
ハハァ泥とは正反対の世界を描くことで泥を強調。したわけでもなさそうっすね。
日焼けサロンっすか?玉袋の美しさが目にくっついて離れないっす。
>>293 健康っすね。ストイックっすね。トルストイックっすね。
リアルっす。俺は田植えやったことないっすけど、
厨房の頃やらされた全校生徒総出の草むしり思い出したっす。
振り返った後ろに完成した美田が見えたっす。
やっぱり「詩を作るより田を作れ」とはいうけれど
詩で田を作るのが最高っすね!
296 :
イタチ小僧見参! ◆8rr1u/54T2 :04/06/25 11:58 ID:pAk9cOQQ
では俺の選んだ優勝作品を発表する。
>>282 「家族」を書いた名無しさん、
あんたが優勝。
正直終わり方がつまらんが、泥で喩えた公団的小市民的世界の質感、
マンガっぽくておもしろかった。
最後は天然水で出来た泥=天才じゃミもフタもないけどね。
どうせなら泥じゃないもので表せば。
全体的にもただの言い換えの戯画ともいえる。
点数をつけるなら他にもっと高い点数のつく作品はあった。
が、ニ連目まででいえばこれが一番パワーあった。
その未完成さに期待したい。
では次のお題をどうぞ。
297 :
cレール :04/06/25 12:43 ID:8BlD+u20
イタチっ子さん、乙でした。名無しさんおめでとうございます。 お題待ってますよ〜(^_^)
298 :
292 :04/06/25 12:44 ID:HLe9QWUW
いたち小僧さん感想ありがとうございます 名無しさんおめでとうございます 日焼けサロンですか 黒くすると細く見えるらしいので 細く見えて太いのと 細いのに太く見える どっちがイイかなと思いつつ 泥で出来たおにぎりを 好きな子に手渡されたらどうしよう というありきたりな情景を 描いたつもりなんですが それにしても一番自分が 男前に見える明るさが いつもついて来い
299 :
cレール :04/06/25 12:47 ID:8BlD+u20
イタチっ子さん乙でした。名無しさんおめでとうです。 お題は何かな(^_^)期待してま〜す
ありゃ・・・失敗失敗
>>295 いたち小僧さんへ
ども、ストレートで芸のへったくれも、センスもない詩だったのに、
かなり好意的な評をありがとうございます。w
泥臭いという意味合いで、ああいうものを書いてみました。
名無しさん、おめでとうございます。粘土の人間が印象的でした。
>イタコ君 モツカレ&評価アリガト。
303 :
コックリ :04/06/25 18:04 ID:eF65DBEj
選んでくれてありがとう、イタチさん。実は(家族)を書いたのは私です。知らないかもですが。仕事中なので携帯でお題だけ。 (最期)(ラスト)でお願いします。
304 :
通☆行人 :04/06/25 18:42 ID:/mgQYrKz
イタチ君どうもー。¥/
「その前に」 はい よくきました ここがアナタの最期です どうです いい景色でしょう 後ろをどうぞ ほら アナタが最後に見た景色 『おかあさん』 さあ こっちですよ アナタの進む世界は住むセカイハ 記憶にありませんか?この景色 無ですよ ククク む 残念でしたなぁ 短い命で がはは ん?なにか? え?あ サイゴに? ママのおっぱいすいたいってか?ぎゃははは すまんすまん その前に死んでたな おまえ はい どうぞ 最期の言葉
幾度もやってくる夜が終わるまで 恐らくいつか見上げたあの空を探す 幾つもの星屑が涙と共に流れて消えた ------------------------------------------ それは当たり前の出来事 あの日見た景色や瞬間は過ぎ去っている 何もかもがもう戻る事もなく流れ去っている それを積み重ねるごとに 君はいつしかずるさも覚えてきたようだね 苦しみをただ闇雲に怖がっていた頃の君は あの日から何もかも止まったまま 瞬間が過ぎ去っていく事を認めたがらなかった それを知ってか知らずかもがき続けてる もう戻れないという事や還れないという事に 耳を塞ぎながら 幾つかの哀しみを繰り返しながら それでも君は確実に強くなっていった ------------------------------------------ 今の君にはもう俺は必要ない いつか見上げたあの日の空はもう見付からない 認めたくないけれど瞬間は過ぎているんだ
307 :
たもい ◆Wz0BpIrBLc :04/06/25 22:14 ID:4pveeBya
こんばんわ
イタチ小僧さん、感想ありがとー。
家族を書いた名無しさん、おめおめお。
>>291 を書きました。
本当に書きたいことを除けといて、こんなの無理矢理書いたら
不完全燃焼でシュパシュパなるね。捨てハンは気に入りました。でわー
おちんちんが勃起したー るんだったーるーるんるん おちーんちんおちーんちんホー そらきこえてくーるーよー るんだったーるーるんるん おちんーちーんー ぽこぽこちんちんぽこちんちんぽー わっしょいわっしょいぽっぽっぽー そらきこえてくーるーよー
309 :
1未満から ◆MO1pk/rqmI :04/06/25 23:07 ID:9vTqMQVv
『一周忌の昼』 太陽に手をかざすと心が透けてくること 風の中でもどかしく伝え合う叫び 夜の闇と冷たさが保つ愛し合いの空間 全部全部あなたが教えてくれたこと 目を瞑るキスは卑怯です 私はしっかと目を開けて男のあなたが震えるのを感じる ぐっと腕の力が強まり跡ができました 思い出を書いてしまえばここまでであり あの時赤みを帯びていた肌は白々しく固いです 今のこの空虚さであれば私はいっそ腹上死したかった 通りすがりなら可笑しさに笑うところ私は至って真剣にあなたの亡骸の方を見つめる
310 :
1未満から ◆MO1pk/rqmI :04/06/25 23:11 ID:9vTqMQVv
>>イタチさん 拙作評価ありがとうございました。 あのシンプルさ、改行でのいびつさは、神話の背景が持つ深遠さを借りるだけ借りて ラストまで浪漫的にひっぱりたかったというなんとも善がった理由からでして言い訳のしようもございません。 しかし、直球で投げるとすればやはりああなってしまいそうです。
【再会(前半)】 もう会わない もう会わないと 決めていたのに 君を前にしている 僕に 君は 気付いているだろうか そっと 近づいて 君の手を握ったら 冷たい 君の白い手を 両手で握っても やっぱり 冷たい
【再会(後半)】 今日も 雪が降り続いて 一面が 真っ白で 道路から 建物まで 雪に紛れていたのは 君だって わかっていただろう? もう少し 待ってくれても よかったのに 冷たい女だなぁ ほんと 冷たい女だよ こんなに 冷たくなって こんなに 冷たくなって どうするのさ……
〜 「.」 〜 満面の笑みを浮かべてピリオドを打つ瞬間 それは本当に来るのでしょうか? いつか来て欲しい いつまでも来て欲しくない 相反して葛藤する私は 自分の願い事に蓋をします 欲しい形では手に入らなくて 思いもしない形で訪れる お終いなんてそんなものだと 思い込んで、思い詰めて だからなおさら思うのです。 小さな点であって、全てを区切る一筆 満面の笑みを浮かべて ピリオドを打つその瞬間 そんな日が来ると良いのに、と そんな日がいつか来て欲しい、と
315 :
308 :04/06/26 00:09 ID:2OSI3wXa
('A`)
316 :
つ :04/06/26 00:42 ID:N+Hr7gYe
ラスト 最後までやり遂げない自分がいる 鏡を見て情けないと言いつつも 何もできない自分がいる 今ここで詩を書いてるのだって 逃避に過ぎず 明日の試験に益々落ち込むばかりである 自分は希望を持って生まれてきた そう思ってきたはずなのに 遠い先の死に際に 自分は多くをやり残して 時間を返して欲しいといわんばかりに 嘆いて嘆いて嘆いて みっともなくて… でも人は繰り返すのだ 大切なことは何かって 最後までわからないで 無駄にする過ちを ラスト
イタチ小僧見参!さん&皆さん、乙でした。
コックリさん、おめでとうございます。
>>279-280 >>286 >綺麗に酔っぱらってるっす。
嬉しいお言葉です。
裏設定が、良い方に作用したみたいです。
>そんなヨロついた足で〜
無理に立ち上がらせたのは、
【再会】(
>>311-312 )への伏線ですね(自信満々の嘘)。
※裏イメージとして、
『難所(難題)』,『太陽(お助けキャラ)』,
『雪解けによる水たまり』を織り込んであります。
>>314 【再開】→【再会】でよろ☆
318 :
名前はいらない :04/06/26 01:10 ID:2PgLpdDK
「ふり」 本当に最後だって思うのは辛いから またいつでも会えるふりをする 便利な時代になったもので 一瞬で 声も聞かずに 連絡とれるから 私の痛みがなくなるまで 忘れたふりをする ずるい事を見抜かれないように 無邪気なふりをする あなたも ねぇ ずるいよね 私の事なんとも思ってないのに 触らないで せめて好きなふりをして あなたを好きなふりをした 私も最後 さようなら
319 :
名前はいらない :04/06/26 01:28 ID:+tisQa9R
【彼のピリオド】 全てを掴みきれないまま此処まで来た 始まりは確かにあった 後に続く人を止める事も無かった ただプロという存在には厳しかった 犠牲は払った 苦しいも乗り越えた 返す言葉はふざけていた ただプロという存在には厳しかった 作られた花束を抱え彼はリングに上る 左肘を上下させ同じ動きを繰り返す 練習と同じ イメージ通りに 引退 彼には似合わない言葉 その先がイメージ出来ないからだ 閉めきってストーブに囲まれ 悩む予備軍の向こうで 上気した彼が笑っていた
『円』 ガタンゴトン ガタンゴトン 列車は走る 悲しみの道を長い事進んでいる ずっと夜で 乗客は誰もが黙り込み 寝ているのか 起きているのか 死んでいるのか 生きているのか 列車は路線変更 喜びの道を行くと言う 沈黙の車内が一変した しかしそれは束の間の事だ 誰もが気付き始めてる だからこそなのか まるでお祭り騒ぎだった ガタンゴトン ガタンゴトン 列車は走る 喜びの道を進んでいたはずだった しかし僕は見た たいして時が経っていないのに もう線路は切り替わる
止まらない列車 いつの間にか消えていて いつの間にか増えている 乗客 終わりは来ない 終着駅は存在しない いつ走り出したかもわからない 知ってる乗客はとうの昔に消えている 悲しみと喜びのループ そうわかってしまった 一本道に思えていた線路 しかしそれは終わりを許さない円だった ガタンゴトン ガタンゴトン 列車は走る
322 :
ほぎぐげ :04/06/26 02:20 ID:4leVuPzO
おーい 案外あっけない 結構みんな映画やテレビ 漫画や小説のイメージを膨らませてる感じ 感じ方はひとぞれ 考え過ぎだって 今の気分? そんなこと訊いてどうするの? そんな暇あったら止血でもしてよ え?なに言ってるか聞こえないよ アンタなんて言ってたっけ あぁ今の気分? 死にたくないに決まってるじゃない!
暇だったからこんなの作ってみたり
┏━━━━━━━━━┓ ∧_∧
┃第29回ポエム大会..、┃(´∀` )<お題 【(最期)(ラスト)】
┣━┯━━━━━┯━┻○━○━━━━━━┯━━━━━┓
┃1 │
>>305 、 │その前に . 、│快楽童子 ┃
┃2 │
>>306 、 │無題 ....│むこうの317┃
┃3 │
>>309 、 │一周忌の昼 .. │1未満から ┃
┃4 │
>>311-312 . │再会 ....│虚構の真実┃
┃5 │
>>313 、 │〜「.」〜 ......│青薔薇 ... 、┃
┃6 │
>>316 、 │ラスト 、│つ 、.┃
┃7 │
>>318 、 │ふり │名無し .┃
┃8 │
>>319 、 │彼のピリオド . 、│名無し .┃
┃9 │
>>320-321 . │円 ..│soft .、┃
┃10│
>>322 、 │おーい .、│ほぎぐげ .、┃
┗━┷━━━━━┷━━━━━━━━━━━┷━━━━━┛
324 :
名前はいらない :04/06/26 09:53 ID:YSOht67s
>>323 29回目なんだ>ポエム大会
いっぱいやってたんだな〜驚いたよ。
そうそう、前から思っていたんだけど優勝者に特典つけない?
たとえば5回優勝したら殿堂入りで称号授与とかさ。
そんで、殿堂入り記念として顔を晒すの>殿堂入りした奴が
すげー楽しそうじゃん。 ・・・ってやっぱりダメ?
325 :
コックリ :04/06/26 10:14 ID:u1suHJi0
ソフトさんまとめて頂いてありがとう。
私の独断と偏見で少しだけ感想を書かしてもらいます。
>>305 最期そのものである人間。もしいるとすれば、他者によって自己の尊厳が
完璧に蹂躙されていくからだ。途中にはさまれる「おかあさん」と言うのは
特攻隊が敵機に突っ込むときに兵士が叫ぶ言葉であろうが、恐ろしく冷静に
呟いているように聞こえるのが現代性というところでしょう。
>>306 夜空が人を癒すように思えたが、瞬間を多用することによって自然性
そのものに対する疑いが見えます。瞬間の夜空しか存在しないのではないか?、という。
自然すら永遠でないことに対する悲しみがよくでていると思う。
>>309 異性間のすれ違いでも相手が死ぬ事によって起こるそれは、悲しみの極地
である。しかし、
>>306 と自然に対する感性は逆で、自然に対する癒しの効果への
信頼から、死者から目をそらさなくてもすむわけです。
主人公は、冷静に立ち直れる人だと思うのですが、それゆえ、正しい悲しみ方?
に自信がありそうです。
326 :
コックリ :04/06/26 10:41 ID:u1suHJi0
>>311 この作品も死によってラストが訪れる様子。冷たさが町と同化していくのは
人工的な舞台のようです。この主人公は立ち直るのが遅いだろう。
立ち直るためにはどうするのか?少し心配になってきますが。
>>313 笑いながら死んだ人っているのかな。まあ、宗教を根底から信仰している人は
笑いながら死ねるかな。ピリオドを笑いながら打てるというのは、文章を書くこと
を一種の宗教のように捉えているからで、悩みながらも文章を上手に書きたい
という作者の願望と死がうまく重なっていると思います。
>>316 自意識地獄ですね。すべてを意識してしまうために無意識の底が浅くなる。
すべてが無駄で過ちでしかない、という思想は貫くととんでもなく攻撃的
でもあるわけで、こういう態度もありです。
327 :
コックリ :04/06/26 10:58 ID:u1suHJi0
>>318 これもニヒリズムですね。ホンネなんかないのさ、という相対主義です。
残酷な優しさを書きたいのでしょうが、最期のさようならは「ふり」なのか
どうかは読者に委ねているわけでいいですね。
>>319 老ボクサーの引退試合?映画のラストシーンみたいです。
笑いながら最期を迎えたい人は多いようですね、この作品では
笑顔がボクサー志願の人にも向けられていて、最期をみんなで
共有している温かみがあっていいです。
>>320 列車の中で詩人らしい冷静な視点が印象的です。概念としての
終わりは始まりでしかない。つまり、目的がないことになんとか
持ちこたえること自体が道なわけですが、不思議と閉鎖感がない
のは擬音の効果が働いているからでしょう。
>>322 なんだか宮沢賢治の「目にて云う」を思ってしまいました。
出血しながらも自分でやりたいことをやるだけなんだよねえ。
自分もそうは思うのだが。
>>308 勃起というのは、意志でどうにもならないときがあるよね。
ましてや、最期の射精するチンポコだったら歌だって歌うぜ、そりゃ。
328 :
名前はいらない :04/06/26 11:04 ID:YSiDBDhc
<ここで一句> お菓子ガス 逆から読んだら スガシカオ
329 :
コックリ :04/06/26 11:09 ID:u1suHJi0
えー三つの作品で迷いましたが、(快楽氏、青薔薇氏、ソフト氏) 私の好みで、〜「.」〜 (青薔薇氏)を優勝とします。 お題よろしくお願いします。
>>328 顔が鹿 しかして あいつは シカがオス いいから一行詩にいけぃ。
332 :
TERA :04/06/26 13:01 ID:o9gfr8uO
暗闇トイレに入りなさい あなたは満足するでしょう ピロシキ ピロシキ 女好き ぷりぷり ぶりぶり ギター麺 お前は草食動物か それとも何かの産卵か ピロシキ ピロシキ 死んじまえ ベムに撃たれて死んじまえ 糖尿病で死んじまえ 大腰やられて死んじまえ
333 :
TERA :04/06/26 13:04 ID:o9gfr8uO
僕は雨の音に耳を傾ける 果てしなく降り続ける雨は まるでギターマンの詰まんない話のように 単調だ 面白みがない ギターマンは ジュースを買うと百円儲かると思っていた ギターマンの友人たちは言う 「そのうち気付くだろ」 しかしギターマンは気付かない ギターマンにしか分からない法則とかがあるんだろう やがてサカッキーは クワガタのサナギを夢中で食べる 大腰うまいよサカッキー サカッキー は 今から ロシア人を監禁します
334 :
TERA :04/06/26 13:10 ID:o9gfr8uO
だれか、評価してくらさい
335 :
TERA :04/06/26 13:11 ID:o9gfr8uO
だれか、評価してくらさい
>>324 顔晒し、おもしろそうだな。
快楽さんみたいに、顔の一部分(右目とか左目とか)でも良いから
殿堂入りしたコテハンは晒す。これイケルよ!!
それって見てる側は面白いものなのかもしれんが、 参加する方にとっちゃ、ただの罰ゲームじゃんかよ、、
怖いものなんて何もない ある一つのことを除けばね それはあなたの優しさ あなたはパソコンのやり方を教えてくれたね ついでに体も触ってくれたね そして、口止め料として1000円置いていった あなたは優しい でも私はあなたの優しさが怖い 全てが怖い そしてキモい 怖くてキモくて暑くて臭くて重くて臭くて暑くてキモい Come on 近寄らないでよ ピーマン食べたい
怖いものなんて何もない ある一つのことを除けばね それはあなたの優しさ あなたはパソコンのやり方を教えてくれたね ついでに体も触ってくれたね そして、口止め料として1000円置いていった あなたは優しい でも私はあなたの優しさが怖い 全てが怖い そしてキモい 怖くてキモくて暑くて臭くて重くて臭くて暑くてキモい Come on 近寄らないでよ ピーマン食べたい
342 :
line :04/06/26 14:37 ID:xqZKoHnn
最期が来たようだ 僕は帰る …何処に? 僕にも分からない …何故? 僕にも分からない そろそろ最期だ 僕は帰る …さようなら さようなら
343 :
快楽童子 ◆plhXCa4.HY :04/06/26 17:14 ID:Bsl77zGU
>コックリさん、ありがとうございました。そうしてお疲れさまです……。
選ばれて嬉しい。がなぜ私はいつも週末なんだろう……いや、考えすぎですな(汗
今回の作品は、全てにおいて必ず起きる「お終い」とか私にとっての「願いが叶ういつか」とか
コックリさんがご指摘の通りな「詩を書く葛藤」みたいなものを絡めて作りました。
言葉すくなで、伝わらないかもしれないと、書き終わってから危惧しましたが、色々と読みと
って頂けて、とても嬉しかったです。ありがとうございました。
さて、そういうわけで、次回のお題です。
『 月夜 』でお願いします。
いろんな月夜が見られることを楽しみにしております。
>>323 soft氏
ぐっとじょぶデス。
目を見張っちゃいました。素敵AAでのまとめ、次回もやって欲しいです。
私はずれちゃう人なんで、是非!w
「白い月」 あの月にいたウサギがいなくなり 私の子宮に命がやどりました 今夜旅立つと言って背を向けた熊は 背負った袋に私の胎児を詰め込みました 道端で泣いていた小鹿を連れて帰ると 夜更けにすそから角をさしいれてきました 御伽の話に涙して 天井ぐるぐるまわってる 私の月夜は今宵で二度目 まんまるお月が山の端きえた しっぽの生えたいきものに ばかしすかされ泥の葉たべた カタマリこねて作った我が子 今度は上手に生きててください
コックリさん。評価ありがとうございます。 う〜、最近病気のように真意が伝わらない書き方をしてしまっているようですな。 イカンイカン。 >309は、さながら自己投影のように崩れた詩だと思っています。「美しさ」 というものを見出せず与えられていたこと。距離感のある、しかし自己中心的な悲しみ方。 あるのは喉の痛みのような切迫感だけ…。という依存度たっぷりの詩なつもりでした。 いやはやお目汚し失礼。
『いずれは没すひとときに』 涙のように赤い 夕日は縋るように照って 目をそむけたあたしに痛く刺さってまた明日 月の浮かぶ夜です 耳鳴りまで心地よく あたしは痩せた月の腰を撫でた 小指にさえ潰されてしまいそうな 細い細い月のエッジを 月の腰を撫でたあたしの感覚は優しさなのかもしれない 十八の夜にしては少女すぎることを言って さっきまで弱いもの呼ばわりだった三日月にあたしはもたれかかる
348 :
こお ◆2zoH1HMptk :04/06/27 00:01 ID:xtzpVhWA
「うさぎの仕業」 雨の夜には予定の子 封印されて、ドン柄ばかりが大きくなった 産声、うさぎの嘲笑い 大きな手足に期待され、泣かない褒美に飴玉もらう 傷みは勲章、苦さは名誉 耐える度に青くなる ドン柄ばかりは 大きいまま 月より滴る甘水に、浮く真似しては溺れてく 月の空席めざしては、性悪うさぎに蹴飛ばされ 裏側で 炎天下、 豆喰うコビトは夜およぎ、雨の夜を言い当てる 軋む手足は音を立て、次の月を待つばかり 今宵は雨、世界は雨、月は戻らず、だから私は未だここ
「月夜」 黄緑の夢が リンドウの茎をぬらす 薄い青が 空気に滲む 黒い天幕に三日月がささり 永遠に終わらないヨルが ボクの耳元で囁く モウスコシ オネムリ・・。
既出ですでに公開した詩だけどいいんかな?(笑 もしダメならスルーで・・(笑 ☆とうふと月☆ 作詞・電波姫 昔 私の友達にとうふ屋の娘がいたわ そいつは 朝っぱらから メールをスパム並に ガンガン入れてくる とうふ屋っつーのは朝がめちゃくちゃ早い それはそれで 別にいいんだが 他人に迷惑かけるのは止めてくれ ある時 そいつの家に遊びにいったわ すると オヤジが出てきて 店のとうふを半ば強制的に食わされた 「どうだ? うちのとうふは うまいだろう?」 わかるわけねぇ! とうふの味なんて 貧民の私にわかるわけねぇべ! 予想はしてたが 家族総出で 私に とうふを差し出す 一丁 二丁 ほら 三丁・・・まだ 来るか!? とうふに映った 月がニッコリと 私に問い掛ける 「いい加減 ”もう お腹いっぱいです”・・って断ったら?」 私の目の前のオヤジがニッコリと 私に問い掛ける 「うちのとうふは いくら食べても 腹に入るだろう?」 ムカついたから とうふを10個くらい食べてやったわ そしたら 家族全員で大喜び そいつの友達の中で新記録だそうです あぁ もう どうにでもしてくれ まな板の鯛 そいつの家の夜は早いのを理由に とっとと トンズラしようとしたわ 予想はしていたが おみやげに さらに とうふを差し出す 一丁 二丁 ほら 三丁・・まだ くれるか!? とうふに映った 月がニッコリと私に問い掛ける 「いい加減 ”うちの妹と姉はとうふ嫌いです”・・って断ったら?」 私の目の前の友達がニッコリと私に問い掛ける 「三姉妹だったよね? もっと 持ってけ ドロボー!」 ・・つーか 家 帰ってきたら とうふ ぐちゃぐちゃやん この とうふ どうせいっつーのよ・・ ぐちゃぐちゃのとうふに映った ゆがんだ月がニッコリと私に問い掛ける 「良い友達 持ったネ・・」
352 :
ねこいるか ◆/D0HAk633. :04/06/27 01:55 ID:CekQCIx2
<まぁるい孤独> 「こんなに明るい夜は、お月様が見てるよ」 まっすぐに伸びた道には 前にも、後ろにも、ふたり以外いない 「かまうものか」 そう言ったきり、言葉は唇で塞がれた 「夜の向こうよう 黒い黒い、闇の向こうよう あんたら おぼえてるかなあ ひとりで泣いてたこと おぼえてるかなあ」 忘れやしないから手ぇ繋いでるんだよう 忘れやしないからこうやってるんだよう それよりも お月さん、あんたのほうが ずっと一人なんだろうよう おれは知ってるぜ あんたの泣き顔
353 :
ねこいるか ◆/D0HAk633. :04/06/27 01:56 ID:CekQCIx2
風が髪を撫で 猫が道を横切り 目が合う 一瞬 ふたりで見上げたら、恥ずかしいのか お月さん 雲にかくれて 空の向こうで笑ってるのか 今夜も ぼくらのまわりをクルクル回り 静かに、静かに、輝いてる 星になれなかった まぁるい孤独 こんな明るい夜は、お月さんが見てる
354 :
廻苦 :04/06/27 10:34 ID:eMPMLfJ5
「月夜のさみしさ」 ちいさなちいさな天窓が 月の輝き切り取って くるくるまわるオルゴール ちょっぴり照らしてくれました ママの好きだったメロディーが 哀しげに耳に響くから わたしは泣きたくなるのです ママに会いたくて お月様はねえわたしを ちゃんと見ていてくれるのかなあ ママは言ったわ、「さみしいなら月を見てなさい」 月はちゃんと見ててくれるよって 夜の冷たさ夜のさみしさ 布団に包まるわたしを襲うの ほんの少しだけ泣きました 月が気付いてくれますように 大人になったら忘れてしまう 月夜のさみしさ抱きしめながら
356 :
開祖蓁君 :04/06/27 17:08 ID:N/TvlIoe
「月夜に釜を抜かれて・・・」 釘付けになったその日から 俺は一生、抜けられず 捧げ捧げた俺は今 塵の如く棄てられた
見上げると何時ものように 月が俺を見下ろしている ビルの隙間に覗く狭い空 明日を玩ぶその前に ムダに生きるその前に つかの間の夢と幻覚の中に溺れる 汚れない明日と汚れたままの過去 連日連夜くり返される 今日と明日を玩び続けながら 穏やかで静か過ぎる夜 まるでアクビでもしたかのように 俺を見下ろす呆れ気味の丸い顔
359 :
豆腐 :04/06/27 21:00 ID:ygxDAx3e
『石』 飼い猫が老衰で死んだ夜 最後に口付けをして外に出る 叫びたかったが 叫べなかった 泣きたかったが 泣けなかった いつまでも 照らし続ける月光に腹が立ち 石を投げたが 壁に当たって落ちた 目を閉じて 幸せだったか と聞く 頭を垂らし もっと優しくしてやればよかった と後悔する 月に雲がかかったのか 石が闇にまかれて はじめて 涙が出てきた
┏━━━━━━━━━┓ ∧_∧
┃第30回ポエム大会..、┃(´∀` )<お題 【 月夜 】
┣━┯━━━━━┯━┻○━○━━━━━━┯━━━━━━┓
┃1 │
>>345 、 │白い月 .│快楽童子 ┃
┃2 │
>>347 、 │いずれは没すひとときに ...│1未満から ┃
┃3 │
>>348 、 │うさぎの仕業 ...│こお .┃
┃4 │
>>349 、 │月夜 ....│黒い猫の目 ..┃
┃5 │
>>350 、 │とうふと月 、.│電波姫 、.┃
┃6 │
>>352-353 . │まぁるい孤独 、│ねこいるか ┃
┃7 │
>>354 、 │月夜のさみしさ .、│廻苦 ...┃
┃8 │
>>356 、 │月夜に釜を抜かれて… 、.│開祖蓁君 .、┃
┃9 │
>>357 、 │無題 、│むこうの317 ┃
┃10│
>>359 、 │石 ..│豆腐 ...┃
┗━┷━━━━━┷━━━━━━━━━━━┷━━━━━━┛
大変に、お待たせしました。投稿されたみなさん、ありがとうございました。そうしてお疲れ様です。
また私の我が儘に付き合ってまた、綺麗で素敵AAに今回も一覧を作ってくださったsoftさんに、
心から感謝します。ありがとうございました。(自分で出来なくてごめんなさい)
それでは、以下、感想に参りたいと思います。少しでも皆さんの足しになれたなら幸いです。
>>345 白い月 快楽童子 さん
淫靡な寓話の表現は、さすが快楽さんだと思わされました。
「月夜」そのものではなく、「月夜に起きた出来事」という色が強く
どちらかというと白々とした月ではなく、闇に煌々と浮かぶ森の印象
が際立ってしまったと思います。
>>347 いずれは没すひとときに 1未満から さん
個人的には銀の三日月。メルヘンな世界。快楽さんが和風なら、1未
満からさんは、洋風の物語が表出していて、柔らかさと優しさにほん
わかと酔ってしまいそうです。眠るに眠れず、たゆたうように迎えた
朝の月が清々しく少しだけもの悲しく見えました。
>>348 うさぎの仕業 こお さん
個性的で綺麗な表現が多い。流れに酔わされる。酔いに流される。そ
れは不快な流れではなくて、心地よいけれど遠くを目指すような曖昧
な流れ。唯一全体から浮いている「ドン柄」。この言葉を私が理解で
きて、作品と絡められたらきっともっと楽しめたのかもしれません。
>>349 月夜 黒い猫の目 さん
御伽噺でもない。寓話でもない。幻想的な世界がとても綺麗に描かれ
ています。短い詩の中に、溢れるようなイメージが優しく広がってい
ますが、反面消化不良をぬぐえません。こんなに綺麗な世界なんだも
の、もっともっと奥行きと広がりのある詩を見せて欲しいです。
>>350 とうふと月 電波姫 さん
爆笑!さすが姫。とうふと月、取り合わせはミスマッチ。だからこそ
人にシュールな笑いをもたらすわけです。とはいえ、これは「月」よ
り豆腐が際立ってるので、お題とは少々噛み合わない部分もあって残
念に思います。「月夜」が全面に出た新作を拝見したかったです。
>>352-353 まぁるい孤独 ねこいるか さん
童話や童謡を読むように、なめらかに言葉を追っていける。言葉遣い
も心根の優しさも、作品の中に綺麗に収まっていて、読み手までが優
しい気持になれる詩です。でも、この作品も「月夜」ではなくて、月
が主役になってしまっている、そこが残念です。
>>354 月夜のさみしさ 廻苦 さん
可愛いくて、そうして優しいですね。今回はこういうのが多いなあ。
側にいないママを慕って泣く子の心情がとても良く書けています。
子供が感じている月夜の淋しさと大人が感じているそれは別のものだ
けれど、忘れてしまうのはちょっと違うかな、と思いました。
>>356 月夜に釜を抜かれて… 開祖蓁君 さん
勘違い(読み違い)かもしれないですが、なんだか男の人の哀愁が、
漂っている詩だな、と思いました。しかし、4行詩で終わらせてしま
うのは惜しい。作風だったら申し訳ないですが……。きちんと骨格や
土台をしつらえた、がっちりした月夜を拝見してみたく思います。
>>357 無 題 むこうの317 さん
硬質で倦怠感に満ちていて、それでもどこか優しく包み込まれる。そ
んな月の照る夜。後悔と希望、二つの思いを繰り返すあなたの心情そ
のものの詩という気がします。現在・過去・未来。時系列を表す言葉
にもう一ひねり欲しいところです。
>>359 石 豆腐 さん
月を形作らない、それでいて月の照る夜の出来事としての詩題。
生き物が死ぬ悲しみ。身につまされる世界です。私は涙がかれるまで
泣き続ける方ですが、泣きたくても泣けないその瞬間の方が、悲しみ
の度合いはずっと深く重いものかもしれません。
「月夜」というお題にちなみ、ロマンティックなものが多かったです。
詩の善し悪しに関しては、どの作品にも全く口を挟む余地のない出来映えだったなと、
読ませていただいた私は思いました。
とはいえ、やはり見たかったのは「月夜」なのです。
その日だけの出来事、その一瞬の夢や幻。そういうものではなくて、新月から満月へ。
そして又、新月へ。営みを続ける月と日常を絡めた世界。
今回はそういう基準で選ばせて頂きたいと思います。
私があなたの作品を選ぶのは二度目です。相変わらずお題がないことは残念に思い
ますが、それでも一番見たい「月夜」。地に足のついた日々に浮かぶ一時の平安がよ
く描けていたので、あなたに進呈させて頂きます。
>>357 無題 むこうの317さん。
今回は、あなたが優勝です。次のお題と、批評・選考をお願いします。
366 :
青薔薇 ◆iS6pTlUY3U :04/06/28 03:25 ID:YZmRykrg
……あげておきますね。
>>365 オツ&サンクス
んじゃ、お題は「怖い詩」で。
368 :
曾村益廊 :04/06/28 10:16 ID:JpNCuvUL
『恐いし』 この頃なんか恐いし、危険を感じるの まっ逆さまに落ちていったり、逆立ちしたまま登ったりしてる ひょうきんな気狂いに誘われたり、夢みがちな恋に踊らされたりもしてるわ アドガボが食べごろになって、完熟トマトが腐りはじめてもあの頃が思いを馳せることはないの 粒子が荒れたり、ピントがぼけたり、口を塞いだ石が喉を困らせたり 笑っちゃう休日は、今夜を楽しく待つのかもしれないわね それだって本当は一瞬で終わるセックスだから、バターを使ったり、こんにゃくを使ったりするんでしょう? あなたの上に乗っても、あなたの下に轢かれても同体で取り直しなんだわきっと 啄木鳥が午後を告げる振動を森へ伝染させて、深海魚が浅い淡水を掻き分けても 共生収容所の終点は誰も間違えることなく点在してるのね 今日が明日なら明日はいつになるのかしら? 恐いわ
369 :
リーフレイン :04/06/28 14:37 ID:nl6CWNI+
”怖い” 第一志望の受験の申し込みが今日までだったと気がついた朝、 10時には祭壇の前で愛を誓っていたんだ。 面接会場に、左右違う色の靴下を履いていったところで、 初めての夜に、彼女が”オールにしてね”っていう。 払い込み忘れてたら、電話が止まってしまって、 ついでにネットも切れたもんだから、親が死んでも連絡が来ないのだ。 ふとんにのみが飛んでいて、ダニも同居してるらしいのに、 もう、卒業したはずの大学へもう一度受験しないといけないらしいと 夢をみて、冷や汗をかいて飛び起きたら、見知らぬ女がとなりで よだれを垂らして寝ていたんで、たしか女房がいたはずだがと 扉を開けて外に出てみると、車が一台も動いてなくって、 公園でナイフを持った子供たちが、嬌声をあげながら鬼ごっこをしてるのを 見ている母親たちがにこにこして止めもしない。 空にミサイルの線が見える、数秒後には閃光が走って、キノコ雲。
「怖いshe」 彼女が紡ぐ詩はおどろおどろしい 描いた情景は文字と世界が クルッ と反転して現実のものとなる 世界はただのものとなる かといって別段 皆 に影響を及ぼす事は無い 彼女の中での 彼女の世界でのはなしだから けど、僕は違う。 僕は追う 彼女の一挙手一投足を 見えない心の振れに触れよと 闇雲へ球を投げては 返されるフックに距離を測る 僕は誓う 彼女に安息の日々を と 今日も彼女はこんな詩を書いていた。ゴミ箱に捨ててあった 「あいつマジキモイんだけど!!つか殺してぇ〜!!」 僕は彼女がおどろしい
顔晒しまだ〜チンチン
「闇夜の宴」 闇夜に歌う狂女が一人 身を赤く染め ただ笑う 篝火に光るはらわたの てらてら濡れる美しさ 血肉をえぐり 口にして 恍惚の瞳 虚空を見つめ 禁断の味に溺れながら 子どものようにむしゃむしゃと 笑う笑う 血で濡らし 血肉を食らい ただ笑う
373 :
1未満から ◆MO1pk/rqmI :04/06/28 21:22 ID:0dpXR0A7
『朝食はミルクと一緒に』 大変だ!僕には妻がない! (ふたり分の食事を用意したのは僕だ!)
374 :
1未満から ◆MO1pk/rqmI :04/06/28 21:28 ID:0dpXR0A7
顔晒しまであとX回!1未満です。 最近は忙しさゆえ投稿一辺倒の毎日。 あ、ふざけているようではありますが↑も一作とお考えくださいませ。 >>青薔薇さん 拙作、評価ありがとうございました。 たしかに「切り取り型」の詩になっていました。ご期待に添えない詩でしたが それ以上の美文で評をいただき、嬉しい限りです。お疲れ様でした。
Dear 317 お元気ですか お久しぶりです あれから随分経ちましたね 私は相変わらずですか 詩板はだいぶ変わったようですね あなたの詩をここではじめて読みました あの頃、私が想っていたあなたと同じ ピュアな思いを受け取り、安心しました 近いうちにまたお会いできるかとおもいます 奥様とお子様によろしくお伝えください あなたのとうこより
第31回 御題:怖い詩 審査員:むこうの317 >368 『恐いし』 曾村益廊 >369 ”怖い” リーフレイン >370 「怖いshe」 (揮3毫) >372 「暗闇の宴」 「月」の逆位置 >373 『朝食はミルクと一緒に』 1未満から >375 Dear 317 ◆UnkomanJCk 現在6作・残り4作募集中♪
( д) ゚ ゚
いわゆる一つのピンポイント爆撃って奴ね。愛情溢れたお返事待ってるわん♪
379 :
コックリ :04/06/28 23:39 ID:/jZcJAFT
「恐怖の季節」 見知らぬあなたの優しさよ 何故あなたはそんなに 私に笑顔を要求するの 誰もが恐怖に引きつった笑顔しか 出来ないのを知っているくせに・・・・・ あなたの手紙を読んでみた 笑顔を請求する 利息は極道よりひどいもの 国民年金より不安定な理不尽な要求・・・・・ 私が何か悪いことをしたの?! ねえ答えて 私を無関心と非難する前に すべての人間は何かを請求されているの 投票にはやっぱり行かないわ・・・・
380 :
cレール :04/06/28 23:45 ID:OnwoPpVz
「自意識」 ぼんやりしながら 揺れている 揺れながら徐々に 近づいてくる その描線は切れ切れなのに 大きなまなこを見開いている 怖い 怖い と 大きな口で 虚空を震わせ喚き泣く 見えない輪郭を震わせながら 中心そのものをほのめかしながら 何もかも頭で回してるうちに すっかり手遅れにしてしまう 手を伸ばせば 救えた相手も 怖い と泣けば 霧に吹き飛ぶ 二本の足で 駆けつけないから いつまでたっても 闇に浮かぶだけ それが君らの 君らの仕事だ (ここから医療従事者向けバージョン・色々変えてもいいです。) -台無しになった命が 包帯でぐるぐる巻きにされて じっと片目でこちらを見てる。 明日は気づいてくれるだろうと 思う気力も無くしてる。 仕事なのだから自分達も 人間なのだから。辛いのは こちらの方さ。自分達だって辛いんだ。-
スイマセン。 俺はこれから寝ます。 仮に、今晩中に10作品揃ったとしても、 感想やら、審査結果やら、そんなんは早くても明日の昼過ぎか、 それ以降になると思います。 集まった時点で、どなたか仕切って(締め切って)いただけると幸いです。 それでは、オヤシミナサイ、、、、、
【屋上サーカス(1/4)】 フェンスに 歩み寄る 下を見ると 足が竦む 41階建てのビルだけあって 流石に高い フェンスを掴み 少しずつ よじ登る 風が強い 髪が逆立ち 身体が持っていかれそうになる (うふふ) 落ちたって 構わないわ その時は どうなるか それくらい わかっている 左に落ちると 地獄へUターン 右に落ちると 死ぬんだろうなぁ まぁ どっちに落ちても 同じなら 端の端まで 歩いてあげる そして そのまま天国へ 昇ってあげる 階段を ってね
【屋上サーカス(2/4)】 それにしても 風がキツイ 今日は 止めようかな (ダメよ やめちゃダメ) フェンスの端 交差する繋ぎ目に 腰を掛けて 軽く目隠しをする それから ゆっくりと 立ち上がる 身体が 左右に揺れる きっと 深層心理が 答えを出すはず 一歩 踏み出す まだ 答えは出ない また一歩 踏み出す まだ 答えは出ない さらに一歩 踏み出す ガッ あっ……
【屋上サーカス(3/4)】 目隠しが 風に流される 私の両手が 壁の縁を掴んでいる 嗚呼 私は 死にたくなかった 死にたくなかったんだわ 本当は 左へ行こうとしていたの これは 風の所為なのよ (本当に そうかしら?) 壁の縁に 足を掛けようとするものの 全く届かない 這い上がるだけの力が 私には 備わっていない ビューン
【屋上サーカス(4/4)】 屋上の片隅で 舞い上がる 木の葉 ふわり つられて 宙を舞う私 もう 何も掴んではいない 私はまだ 生きている でも あと少しだけ
【愛言葉】〜1 一日中立ち仕事をし その晩一口たけと僕のビールを飲み 「こわい、こわい」 と母は言う 仕方なく母の足を掴み 揉み解す僕 下戸の母少し頬染め 気持ち良さ気に目を瞑る そんな母の足は義足 仕事中機械に挟まれ 片足を無くした 僕が生まれて間もない頃の話らしい 何も知らなかった僕は 母の足がこわくて仕方がなかった あるべきところにないそのものが 申し訳ないけどこわかった
【愛言葉】〜2 ある時母は悲しげな目で こわがる僕にこう言った 「これもかぁさんなんだよ」 それから一緒になって泣いた いつのまにか僕と母の間に 「こわい」という言葉が 違う意味になっていた 「怖い」じゃなくて「強い」という意味に 今日もまた一日立ち仕事をし 晩になったら僕のビールを一口飲んでは 「こわい、こわい」 と母は言う
コックリさん&皆さん、乙でした。
青薔薇さん、おめでとうございます。
>>311-312 『冷たい』を、執拗に使ってみました。
ちゃんと、無機的な雰囲気が出ているかな。
『月夜』 面白そうなのが、揃っていますねw
青薔薇さん&皆さん、乙でした。
むこうの317さん、おめでとうございます。
第31回 御題:怖い詩 審査員:むこうの317 >368 恐いし 曾村益廊 >369 怖い リーフレイン >370 怖いshe (揮3毫) >372 暗闇の宴 「月」の逆位置 >373 朝食はミルクと一緒に 1未満から >375 Dear 317 ◆UnkomanJCk >379 恐怖の季節 コックリ >380 自意識 cレール >382-385 屋上サーカス 虚構の真実 >386-386 愛言葉 七瀬 刹那 10作品そろったようですよんw
皆さんモツカレ様でした。まずは、感想から逝きます。
各作品についてる"怖さゲージ"ですが、これは、読んでみて怖かった度を表したもので、
そのゲージの度合いと最終的な審査はあまり関係ないと思います。多分。
だったら、そんなややこしい事すんなよ!って話だがな、、、まぁよいではないか、よいではないか。
>>368 曾村益廊 『恐いし』
言葉(現象や名詞等)の登場(飛躍)の仕方があまりにも唐突過ぎてチョット俺には難しいっすね。
というわけで、全体の"作品"としてってよりは文節文節でしか読む事が出来なかったっす。
大きなお世話過ぎてあえて特筆する事でもないんでしょうが、7行目の
>それだって本当は一瞬で終わるセックスだから、バターを使ったり、こんにゃくを使ったりするんでしょう?
ですが、一瞬で終わってしまうなら、なおバターやらこんにゃくは使えねぇだろうに、、(藁
セックスの相手がいるのにもかかわらず更にバターやらこんにゃくを使うのか?と小1時間(ry
いやいやしかし、この作品は10人くらいの人が俺を取り囲んで、それぞれの人が俺に喋りたい事を
一斉にまくし立てられてるような感覚に陥った、という点では怖いのかもしれない。多分、、
怖さゲージ ■■■■□□□□□□
>>369 リーフレイン ”怖い”
"チョット聞いてよ!昨晩見た変な夢を"っていう感じがしました。怖いというより変(ハチャメチャ)で(藁
いや、俺こんな変な夢をよく見るんです。紙袋を持ってて、これをどうやって履いたらいいんだろう?
って真面目に考えてるの。んで、人に聞くと「オマエはこんな事も分からねぇのか、バカだなぁ(藁」って
笑われそうな気がして、どうしても聞けずにひとりで試行錯誤してるのね>紙袋の正しい履き方
いや、そんな話をしたかったんじゃない、、、、えっと、はじめに変な夢っぽいって言いましたが、
夢ではなく実際にこんな事があると(いや、ありえないんだが)怖いっすな、、ハゲシク。
ありえねぇ的な事が次々と起こり、本人がそれを納得する(受け入れる)前にトドメがきのこ雲すか、、、
何か、モサッとした劇団員さんを使って、寸劇っぽい(無音声の)ビデオを撮ってみたい感じがします。
怖さゲージ ■■■■■■□□□□
1連目の2行目
>描いた情景は文字と世界が クルッ と反転して現実のものとなる
何か、こういう雰囲気をかもし出せるような詩が描けたらいいなぁーって読みながら思ったよ。
いいと思わん?
で、これはこういう彼女(she)が怖い、と言いたいんですかの?こういう詩を描く(現実を起こす)彼女が。
ゴミ箱から見つけた彼女の詩(これは詩か、、?)、これを見つけたって事を彼女に知られる方が
(つまり、ゴミ箱から拾い上げて読んでるところに席を外していた彼女が戻ってくる)よっぽど怖いな、これは。
気まずさへの怖さ、な。
怖さゲージ ■■□□□□□□□□
>>372 「月」の逆位置 ◆rAprrpGEjE 「闇夜の宴」
を、直球勝負ですな。
怖い。これは素直に怖い。
しかし俺の場合、夜中にトイレに一人で逝けない怖さではない。
元々、血生臭いのとかグロっぽいのとかは、たいして怖くない、俺はな。
それでもヤッパ怖いな。これは、こう、怪談としての怖さすね。もしもそんな中に俺が放り込まれたら、
「スイマセンスイマセン、俺の事は気にせず、続きをどうぞーーー」と平謝りしつつ逃げ出しそうな。
この光景、絵として見てみたい、と思いました。
怖さゲージ ■■■■■■■□□□
>>373 1未満から ◆MO1pk/rqmI 『朝食はミルクと一緒に』
短!!!132
これは、梁山泊の題何回だったかの、しいなまほろさんのカタツムリの詩に次ぐ短さでは?
そして、怖くな!!121
怖くねぇよ怖くねぇよ。あまりの怖くなさに何か裏があるのかと、穴が開くほどモニタを見つめたぞ、、
で、何か裏があるんでしょうか、、?結局分かんなかったので作品を額面通りに読んでの感想を。
この状況はよく分かる、うん。俺は料理がとても好きで独身時代から自炊中心にしてきたんだが、
作り過ぎるんだ。煮物系とか、もう最悪。まぁ腐らないようにうまく処理しつつ、数日かけて根性で
食いあげればいいんだが、2食以上同じものが続くのが我慢ならない俺は、結局半分近く捨ててた、、
いや、この先が怖いんだ。独り身の時は、1人では食えん量を作ってしまう。2人になったらなったで
何故か2人では食えん量を作ってしまうんだ、こういう人は。何かの呪いとしか思えない、、、
怖さゲージ ■□□□□□□□□□
>>375 ◆UnkomanJCk Dear 317
氏ねええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええ
これ、シャレになんねぇだろ、、いや、マジで。、、、、、ううう、、まさかこのネタがくるとは、、、、
つーかめちゃ動揺してしまったぢゃないか!まともにタイピングできねぇ、どうしてくれるんだ!123
いや、取り乱してもしょうがない、、とりあえず、真面目に感想(返事)を、、しかし何でこんなん、、、
>お元気ですか (まぁ、ボチボチ、、っていうか、オマエの知ったこっちゃねぇだろうよ
>お久しぶりです (忘れた頃に出てきてんぢゃねぇよ
>あれから随分経ちましたね (つっても、一年とチョトくらいだろうに、、
>私は相変わらずですか (俺に聞いてるのか?それとも濁点入れ忘れか?で、かな打ちですか?
>詩板はだいぶ変わったようですね (みたいね。つーか、オマエがいた時よりは全然マシだよ!
>あなたの詩をここではじめて読みました (あーそうですか
>あの頃、私が想っていたあなたと同じ (あ゛あ゛あ゛あ゛勝手に俺を想像するな!キモチワルイ
>ピュアな思いを受け取り、安心しました (ピュアとか言うな!で、オマエに安心されたかねぇよ!
>近いうちにまたお会いできるかとおもいます (そもそも会った事もねぇのに、何で"また"なんだよ!
>奥様とお子様によろしくお伝えください (大きなお世話だ
>あなたのとうこより (オマエはいつの間に勝手に俺のになってんだよ!つーかコワイヨ、オマエ。゚(゚´Д`゚)゚。
いや、、、、、、、、俺"だけ"を怖がらせてもしょうがないと思うんだが、、、、?>ウンコさん
怖さゲージ ■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■ リミット振り切った為、測定不能
>>379 コックリ 「恐怖の季節」
これは、チョト難しかったです。一番何度も何度も読んだ作品かもです。
1、2連目はー、、金融関係の督促(金)と、何かつらい事でもあって出せない状況(笑顔)を
かけてるんですかのう?つい深読みしてしまったが、普通に額面通りなんすかの?
で、3連目が選挙関係すか、、読めば読むほど分かんなくなってきました。スイマセン。
でもまぁ、国民年金という言葉が出てきてて、それで思い出したんですが、そういえば今月は
税金関係が一気に飛んで逝く月で、そういう意味では俺個人としては正に"恐怖の季節"なんですが、、
おそらく内容を理解できたら怖さが分かるかと思うんですが、チョト分かり辛かったので、怖さは感じませんでした。
怖さゲージ ■■□□□□□□□□
>>380 cレール 「自意識」
昨夜ですが、この詩を数回読んだ直後に、俺は床に就いたんです。
そのせいか、夢の中でこの詩を必死に理解しようともがいてる俺がいました<嫌な夢だ、、、
--以下、夢の中での俺の感想--
医療関係に従事した事がないんで、本当にあるのかどうか分からないんだけど、
昔よく話題になったもので遺体(死体)を洗うバイトってのがあったらしく
(いや、あったのか、今もあるのかも分からないんだけど)、
話に聞くところによると、大きな水槽みたいな中に薬品が入ってて、
底に布でぐるぐる巻きにされた遺体がいくつも入ってるそうです。
これを読んで、それをまずはじめに連想しました。
余談ですが、妄想の域を脱してないその噂ですが、1体1万5千円だったと記憶してます<安過ぎ!
--ここまで--
で、朝起きて、読み返すと、チョトそれとは違うなぁー、と、、まぁ、所詮夢ですな、、ヽ(;´д`)ノ
これは、何つーか、近代的なオサレな建物の病院というよりは、古くてドヨンとした大病院を連想。
俺、歯医者以外の病院が大っ嫌いなんで、ここまでおどろおどろしく書かれると素直に怖いです。
怖さゲージ ■■■■■■■□□□
>>382-385 虚構の真実 【屋上サーカス】
飛び降りをして不運にも(?)助かった人が口を揃えて言うのが、
「まさに飛んだその瞬間、『うぁ、、やめときゃよかった、、』と思う」んだそうです。
俺、ビルの41階の高さから下を見た事がないので、どれくらいの高さになるのかよく想像できないんだけど、
とりあえず、何かとんでもない高さなんだろうけど、そこまで高いとむしろ恐怖に対して"麻痺"しそうですな。
中途半端に6階とか7階くらいの方が高さに対する感覚が分かるだけに恐ろしそうだ。
しかし、飛び降りようとしてるこの彼女ですが、ここまできて迷ってる様が面白いすな。
テレビでたまに見るけど飛び降り(前)で騒ぎ起こす人ってさ、散々騒ぐわりにさっさと飛び降りないんだよね。
で、たいていにおいて、"無事(?)保護"される(藁
生きる気全くないなら、誰が説得しようがなだめようが聞く耳持たずにすぐさま飛び降りるんじゃねぇか?
と、飛び降り素人な俺は思うんだが、、
ハゲシク余談だが、自殺する人は自分の死体処理にかかるお金等をちゃんと準備して氏んでるのかのう?
死んだ後まで人に迷惑はかけたくないものだ。
さて、話を戻しますが、4レスに渡った詩を読んでて、ずっとこういう事(↑)をつらつらと思っていました。
怖くねぇじゃん、って。しかし、最後のたった2行ですが、これがめちゃめちゃ怖い、、
そういう面で、前半はもう少しシェイプアップ出来たのではないかとふと思いました。
怖さゲージ ■■■■■□□□□□
396 :
むこうの317 ◆317..n/Ke6 :04/06/29 11:58 ID:m06oxUqb
連投規制に引っかかってました、、、ルーター再起動めんどいんだよ、、勘弁してくれ、、、
>>386-387 七瀬 刹那 【愛言葉】
えっと、俺のじいちゃんは義足です。戦争で撃たれて片足を失いました。
不衛生な状況下か壊死が始まったらしく、麻酔無しで足の付け根からの切断処置をしたそうで、
そりゃぁ、想像を絶する痛みだったんだろうな、と思っていました。ちなみに寝たきりですが、現在も健在です。
だから、詩の中での"こわかった"という"僕"の気持ちは、何となく分かります。
いや、、、4連目の3、4行目
>あるべきところにないそのものが
>申し訳ないけどこわかった
俺は、そうではなかった。逆だな、、、ないべきところにあるそのものが怖かった。
寝る時に義足を外し、それを壁に立てかけてるのをふと見た時に「ギョッ」とした事が
何度かあります。でも、足がないという事に対してはそう恐怖を感じなかったなぁ、、
2レス目にかかった頃から、これは"怖い詩"というよりは、"良い詩"というイメージが。
僕と母のいい雰囲気の親子関係。
怖さゲージ ■□□□□□□□□□
--------
感想は書き終えましたので、先に投下しておきます。
読み違いとか、誤解釈とか、そういうの、思いっきりしてると思うんですが、俺だって事で許してください。
えと、今は読んで感想を書くのが済んだ、ってだけで、まだどなたに決めるかってのは頭にありません。
で、午後から仕事が入ってる上、更にもう一度、それぞれよく読み返して決めたいと思いますんで、
今夜の22時前後辺りに結果を出せるようにしたいです。
でわ。
うわ、今気付いた、、、
>>391 の1つ目の感想ですけど、コピペし損なってます。
下に張り直します。
(揮3毫)さん、ゴメンね。
ーーーーー
>>370 (揮3毫) 「怖いshe」
いや、怖くねぇな、見る目が変るだけだな、うん、俺は怖くない、、ただ、ショッキングだろうなぁ、、(藁
何だか、見てはならないものを見てしまったという意味でのショックというか、、、
相手がそういうキャラでなければないほどにショックを受けそうだ。
1連目の2行目
>描いた情景は文字と世界が クルッ と反転して現実のものとなる
何か、こういう雰囲気をかもし出せるような詩が描けたらいいなぁーって読みながら思ったよ。
いいと思わん?
で、これはこういう彼女(she)が怖い、と言いたいんですかの?こういう詩を描く(現実を起こす)彼女が。
ゴミ箱から見つけた彼女の詩(これは詩か、、?)、これを見つけたって事を彼女に知られる方が
(つまり、ゴミ箱から拾い上げて読んでるところに席を外していた彼女が戻ってくる)よっぽど怖いな、これは。
気まずさへの怖さ、な。
怖さゲージ ■■□□□□□□□□
398 :
むこうの317 ◆317..n/Ke6 :04/06/29 21:48 ID:m06oxUqb
同じ事を言うだけになりそうなので、総評(的な感想)は略します。
優勝者は
>>369 の”怖い”をお描きになったリーフレインさんで。
次々とたたみかけてくる"ありえねぇ怖さ"が、想像つかないというか、、、
その辺が面白かったので。
んじゃ、次回のお題と審査ヨロシコ。
>>398 ええええ。ええ、ええ、えええええええ。
なんかの間違いじゃないですかあああああああ。
とりあえず、審査お疲れ様でした。読んでくださってありがとうございます。
辻褄の合わない夢をイメージしてました。
いずれかの瞬間から、現実であると想像してくださると楽しいですよ。w
で、嘘じゃないですね?????
アリガトウゴザイマス。。。。
次のお題ですが ”橋 ”でお願いいたします。
やぁねえ、ダーリンったら照れちゃってv ほんとはあたしが一番のクセにw 悪趣味な冗談さておき、リーフレインさん、おめでd! んでもってついでに。400ゲットォォォォ!!  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄∨ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ (´´ ∧∧ ) (´⌒(´ ⊂(゚Д゚⊂⌒`つ≡≡≡(´⌒;;;≡≡≡  ̄ ̄ (´⌒(´⌒;; ズザーーーーーッ
しまった、400getが……
むこうの317さん&皆さん、乙でした。
リーフレインさん、おめでとうございます。
>>382-383 >>384-385 >>395 >迷ってる様が面白いすな。
何かしらの人間味がないと、怖いだけの詩で終わってしまう。
ということで、迷わせました。
>ずっとこういう事(↑)をつらつらと思っていました。
そうだとしたら、嬉しい限りです。
目に映る言葉以外の何かを、イメージさせることって、
難しいことですからね。
>前半はもう少しシェイプアップ
出来たのではないかとふと思いました。
そこを突かれると、痛いw
>>396 317氏
乙&ありがとうございました
テーマに沿ったものを…と思えば思うほどテーマからそれていきました orz
「こわい」とは、私の家では「疲れた」とか「くたびれた」とかの
「強い」という意味で使われることが多く、この作品ができました。
グロなものは平日創ろうとすると、仕事に差し支えますので(・A・)イクナイ!!
実際、母の足はなくなるまでは至らなかったのですが私が3歳の頃、
複雑骨折をし復元しない(自分の足では立てない)だろうとまで言われたそうです。
今では、しっかり2本の足で大地をしっかり踏みしめておりますがヽ(´ー`)ノ
しかし、てっきり
>>375 が優勝だと思っていたんですけど ( ̄ー ̄)ニヤリ
リーフレイン氏
おめでとうございます。
「橋」をお題が出されてから今まで「river」と勘違いして創作に入ってました、、、、
何を勘違いしていたのやら、「橋」は「bridge」じゃん( ̄□ ̄;)!!
こりゃ、1回お休みだな ⊂⌒~⊃。Д。)⊃
403 :
ドン亀 ◆YdTp8oxx7. :04/06/29 23:41 ID:C+tBOr1w
「川のない橋 〜 星空のトラック野郎」 福岡タワーのてっぺんからスタート まずは通天閣まで柱なしの糞長い空を 燃え盛る火の玉模様の俺のビッグ・ダンプ よぢれても駆けろ 裏返っても架けろ ブリッヂ 最近、橋の下には川がない 橋の下には乾ききった石しかない 海に架かる橋の上なら恋人どうしが心中もしますけれど せめてメノウ君たちでも盛大に迎えてくれないことにはねぇ キラキラのネオンの星が 目の下に見えるよママ 東京タワーのてっぺんから飛んだ 星空の刺青を顔中に刻んだ
404 :
cレール :04/06/30 08:59 ID:HChDd/cW
>>むこうの317さん 乙です、ありがとうございます。
前にここで書いて「怖い」と言われたことがあったので、
「そうか、怖いのもありか」と思って書いてみました。また頑張って怖いのは
追求してみたいです。内容はそのまんま「自意識の怖さ」ですが、
抽象的すぎるので、最後に付け替え可能なオプションパーツをつけてみました。
これは「料理人」でも「教師」でも「詩人」でもいい訳です。奢るなよ、みたいな
警告はまず自分だろ、ということでまず自分方面(ほら、逃げてる逃げてる!)へ。
医療「関係」「方面」の者でした(・∀・)ん。
なおこのぼんやりした妖怪「自意識くん」にはビジュアルモデルがあります。
あたし、それを見て心底「こえーーーーー!!!」と思ったんですよ(泣)
>>リーフレインさん
おめでとうございます。
>>369 読みました、小説みたいですごい面白かったです。
評価頑張ってくださいね〜(。・∀・。)ノ
317さん、あんなのを二度もw評価ありがとうございました! >〜いいと思わん? 思います^^ 詩の様なものを書いている以上 一度は書いてみたいですね。 >で、これはこういう彼女(she)が怖い、と言いたいんですかの? >こういう詩を描く(現実を起こす)彼女が。 ん〜、なんちゅうかこう、、お題を見た瞬間に駄洒落てみたくなって 伝えたい事はあったはずなんだけど、読み返しても意味がわかりませんでした。 ただ、感想を頂いて足らないところ(ばかりでしたが)が良く分かりました。 重ねてありがとうございました!! >>リーフレインさんおめでとうございます。 最後の流れで綺麗に連れていかれました。
406 :
曾村益廊 :04/06/30 11:05 ID:XPcKE6uF
>>むこうの317 評価&コメントありがとう。 >この作品は10人くらいの人が俺を取り囲んで、それぞれの人が俺に喋りたい事を一斉にまくし立てられてるような感覚に陥った この部分の感じ取り方が作者の意図から大きく飛翔していてセンスあるなーと思いました。 私の書くものに中身はないので、言葉とか文体よりも、単純に書いたものをただ面白がってもらえれば有り難いです。 ほんと、お疲れ様でした^^
「虹」 なぁーーっ ここあしばわるいなー ええからはよしーー なぁーーっ これなんかのびてへーん? そんなことあれへーーん なぁーーっ これちぎれたりせーへーん? そんなんわからへーーん なぁーーっ おまえちゃんとそっちいてるー? ちゃんとこっちおるよーー なぁーーっ ここわたりきったらさぁー えーなにー?きこえへーーん なぁーーっ −−−−−−−−−−−−−−−−−−−− ここを越えれば 君の心へ たどり着けるさ 夢の架け橋
408 :
曾村益廊とオールナイツジャパン :04/06/30 12:51 ID:Jw209XBx
『法華経〜天然彩』 万華鏡が掛かる橋の袂から延びる伸縮自在の足影 憂鬱な僕の決まりきった日曜日とカナダ産オーストラリアハム 平らげると一瞬のうちに消えてなくなる腰巾着 揚羽蝶の夕暮れに目を輝かせ黒刻色した家庭教師に接吻する さりとて伴うことも無しに随伴する同僚コンブと太ワカメ 影がのびるのびる橋から橋までその間の優越感と観覧車 回転木馬のひょうきん族が憂いを讃え殺し合う そんな僕の日曜日
緑萌ゆ遥か下には渓谷の 古(いにしえ)からの湧いた水 か細い帯は水浅葱(みずあさぎ) 退紅(たいこう)色の蝶の舞 名も知らぬ千草色した鳥の群 グラリと揺れて肝冷やす そんな俺の立つ場所は 桑染(くわぞめ)煤けたかずら橋
>>むこうの317氏 拙作、評価ありがとうございます。 ブ ラ ッ ク ジ ョ ー クのつもりだったんですが。 ネタ的にはシモスレ行きな感じで。いや失敬。 さて、橋か…。(直上にたいへん美しい詩があり、思案)
『人の心は心は何をか見んや』 何かと意味をつけたがる者が多いが 目を転写する絵画或いは詩において 橋を はし として理解させることは敗北ではあるまい はし そこには穏やかな空 所々茶を覗かせる草原 鈍く赤いレンガの家々 老いた夫婦 繋がれた馬が二頭 風景画として完璧な筆致を誇り さて小川に架かる古木の渡し
413 :
帰ってきたウマシカさん :04/06/30 20:38 ID:pkQdWah7
「石橋に」 流れる川の上 沈黙を保ち ただ、踏まれている 墓。
【夢の浮橋(前半)】 河が運ぶ 銀嶺の景色 目の上から 流れ込む 雪解けのような イメージ ぐるり 見渡すと 橋が続いている 右から 画家が来て 左から 詩人がやって来る 擦れ違う瞬間に 僕が立ち会う 追憶の風が 行き来する 何て素晴らしい 小宇宙 冬の真ん中で 春の風を感じている 世界の中心で 愛を叫ぶように 頭の中心で 世界を叫ぶ ビーム!
【夢の浮橋(後半)】 もう 何も 思い浮かばないようだから 夢の浮橋 渡るように 時代を遡って 紫式部に 訊ねてみたい アイデアの 源泉
作品一覧(敬称略)
>>403 「川のない橋 〜 星空のトラック野郎」 ドン亀 ◆YdTp8oxx7.
>>407 「虹」 (揮3毫)
>>408 『法華経〜天然彩』 曾村益廊とオールナイツジャパン
>>410 「無題」 むこうの317 ◆317..n/Ke6
>>412 『人の心は心は何をか見んや』 1未満から ◆MO1pk/rqmI
>>413 「石橋に」 帰ってきたウマシカさん
>>414-415 【夢の浮橋】 虚構の真実
現在7作品。あと3作品受付中。
お題は「橋」
417 :
名前はいらない :04/06/30 21:10 ID:Pg61J9ZV
【蛮勇】 ぴ〜ひょろろろ ふぁん ひゃん 目の前を羽に合わせて伸びてくる タバコと一緒にやって来る 気が付いているんだろうか ぴ〜ひょろろろ ふぁん ひゃん 煙の先の入り口を見つめながら 財布の中身を数えてみた
>>391 むこうの317さん評価ありがとうございます。
血なまぐさいの平気ですか、そうですか・・。
「お肉って美味しい?」ってイメージで書きました。
リーフレインさんおめでとうございますw
419 :
319 :04/06/30 21:48 ID:Pg61J9ZV
すいません忘れてました こっくりさん評価ありがとうございました 目標でもないのに目標で たどり着けない目標 走り続ける人達の最後 なにかこう良くあって欲しいと願い 投稿しました 青薔薇さんおめでとうございます ほんと素晴らしい詩だと感じました
420 :
コックリ :04/06/30 21:48 ID:wNr7yoFM
「橋の腹」 僕の下は空洞だから 叫ぶ奴らの声は響く 修学旅行のバスの中 未来に希望を持ったたくさんの声 あっという間に過ぎ行った 夜半過ぎには見知らぬ人影 重い慟哭 そして 空腹 僕の下は空洞だから 風の音がよく聞こえる 見知らぬ老人の空腹 老人の空腹はとっても悲しい 僕の上を孤独が通る 多くの車が毎日通る 真夜中には 老人の孤独 (それは世界で一番重い) 僕の空腹を風が通るとき 自分の重さに耐える方法を考える
「橋」 川のある人生を送ってこなかったので 橋をわたる作法を知らない 気づくとまっさかさまに落ちている 水は目深にせまったがこわくはなかった 友人は欄干から叫んでいる 人がまばらに集まりはじめた ああ これが橋というものか 書き割りのような自分の人生が 次の書き割りに変わるだけのようにも思えた
422 :
コックリ :04/06/30 21:57 ID:wNr7yoFM
>>319 これからも頑張ってください。
>>むこうの317さん
丁寧な読み込み、ありがとう。
恐怖政治を揶揄する感じのつもりでしたが、インパクトが自分でもないなあと
思います。
はやいーーーーー。早すぎですーーーーー。
感想ですが・・・。読み違いは勘弁。。
>>403 ドン亀 ◆YdTp8oxx7.さん
「川のない橋 〜 星空のトラック野郎」
空飛ぶダンプにのって、見えない橋を駆け抜けていく。
水のない川へダイブは嫌だから、夜の空へダイブする。
東京タワーから見えるネオンが目に突き刺さるぜ。
実は、車のテールランプが川になって見えないかな?なんて
思っていたりしました。
日本をヒトっ飛びの豪快さが好きです。
自殺は勘弁してください。
>>407 (揮3毫)さん
「虹」
虹の橋を渡るのはいいですねえ。
いかにも足場の悪い虹を恐る恐る渡ってる雰囲気がよく解かります。
ひらがなで、わからへーんとか、あらへーんとか、
どことなくのんびりした感覚がいい。
果たしてあっちまでつけるのか????やや不安がw
>>408 曾村益廊とオールナイツジャパンさん
『法華経〜天然彩』
この、題とミスマッチな日曜日の不条理な情景。
>万華鏡が掛かる橋の袂から延びる伸縮自在の足影
>影がのびるのびる橋から橋までその間の優越感と観覧車
この、核となる2文節で囲まれた、断片がなかなか美味でした。
橋にかかる影は、観覧車のでかい二本の柱みたいですね。
モチーフは日曜日に同僚と出かけた遊園地(もしかして家族?)?
ちょと、頭の中で転がしてみたくなる一片です。
>>410 むこうの317さん
ワーズワースみたいなきれいな詩ですね。彩りが美しい。
ゆかしい漢字を多用した、古風な響きが嬉しいです。
>そんな俺の立つ場所は
これが、妙に異分子で・・・・。
>>412 1未満から ◆MO1pk/rqmI さん
『人の心は心は何をか見んや』
題がいいですね。心を2回おくことで、一拍余分に増えて、
まろやかな響きで、取り込まれます。
前段で、ヒトの心の認識を問いかけ、
後段で、絵画的な田園風景をおき、最後に、竜の目に色を置くように、
渡し(はし)を置く。橋でなく、はしと最初に定義させてあるため、
そのはしは、あくまで簡素で、小さくて、牧歌的になりました。
>>413 帰ってきたウマシカさん
「石橋に」
ストレートに石橋と墓へ連想をつなげましたね。。。
でもーーーーー、橋は役にたってるけど、墓は思い出なんですーー。
異論ありあり。
>>414-415 虚構の真実さん
【夢の浮橋】
えっと、
>冬の真ん中で 春の風を感じている
ここで終わったほうが良かったような気が・・・・・。
なんか個人的には、千曲川が頭に浮かんでしまいましたです。。。
橋の上に立って、山を見上げる風景が秀逸です。画家と詩人は
何かの象徴ですか?自身の投影かもって思いました。
>>417 名無しのID:Pg61J9ZVさん
【蛮勇】
FAXの着信音かな?って思ったんですが、
なんかの支払いが発生してるみたいで、さっきからずっと考えてるんで
すが、
もしかして、請求書が延々と出力されてて、はしっこがなかなか出てこ
ないのでせうか?
ーーー。降参です。どこが橋なのかも教えてください。
>>420 コックリさん
「橋の腹」
橋の上と橋の下が思い浮かびました。視点が物理的に二つ。
心理的には、擬人化した橋の心理と、それに重ね合わせる自分の心理。
ホームレスの老人の心理が3つ巴になってて、とても綺麗。
解決も結論もない、そこはかとない哀しさが切ないです。
>>421 蛹谷 ◆OkWT4AXAtc さん
「橋」
川を渡る橋を、人生における一つのターニングポイントに喩え、
それを上手に渡れなかった自分を冷静に見つめている感じがします。
少々なげやりで、大雑把な人生観が中々味があります。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
以上で拙い感想ですが・・・・。
で、優勝者は、個人的な趣味で、
>>412 の1未満さん。
劇の解説者のような言い回しで、一服の絵画を描きあげ、”はし”をおかせる
なんというか演劇的な手法がとても気にいりましたです。独り芝居の舞台を
見ている気分になりました。言葉の流れもとても美しい。
おあとをよろしくお願いいたします。
ヲヲ、あっという間に結果も出た。 オツ&dでしたー 1未満さんオメです。
428 :
1未満から ◆MO1pk/rqmI :04/06/30 22:47 ID:oHzXFZg1
では光速でお題をば。 お題:文化 「文化」でお願いします。 >>リーフレインさん 乙です。そしてそして選んでいただいてありがとうございました。 正直手法のオリジナリティや言葉の選び方なんかでは平にして凡なものでしたが メッセージとの絡みを読んでくださり、嬉しく思っています。 お疲れ様でした。
「俺の文化」 というタイトルだけが思い浮かんだw
リーフレインさん、GJ!
1未満からさん、おめでとうございます。
>>414-415 >>425 『夢の浮橋=脳梁』で作りました。
※タイトルは、紫式部の源氏物語より拝借
裏イメージ的には、主人公(思考)が脳梁の中心に
立っている感じです。
>橋の上に立って、山を見上げる風景が秀逸です。
ありがとうございますw
>ここで終わったほうが良かったような気が・・・・・。
後半は要らないですねw 邪魔っぽい。
表の詩だけでは満足出来なくて、
裏の詩を盛り込もうという欲が出て、
失敗しました。
>画家と詩人は何かの象徴ですか?
画家=イメージ,詩人=言葉ですね。
431 :
通☆行人 :04/07/01 01:15 ID:yeTg1ytv
>リーフレイン 評価、感想お疲れ様、そしてありがとう。 己の意図しないものを確認させてくれる他者の存在に驚きの連続。 では、また。
432 :
ハクビシン ◆YoZWWuhRK6 :04/07/01 12:53 ID:L6mcc8cD
「ことばのくに」 体育館にみんな集まって 下唇噛んで 声をあわせて ヴンカ ヴンカ ヴンカ作らん 我ら新しき ヴンカ作らん ヴンカの意味も しらないで お天道様が 嘲笑ってるよ
【アイサツ】 通り掛ったあなたに コンニチハって言ってみたい 小説のように構成された アイサツではなくて 街頭の勧誘のような アイサツでもなくて 宣伝カーのような アイサツでもなくて 何も絡まない アイサツをしてみたい 当たり前のように 言ってみたい 上も下も 左も右も なくて お互いに 何も知らなくて 一言 こんにちは って あなたに あいさつ するのを 許して くれますか
>>433 通り掛った → 通り掛かった
うーん、微妙にずれている……
435 :
417 :04/07/01 22:48 ID:7BychDMc
リーフレインさん評価ありがとうございました 1未満さんおめでとうございます パチンコですよ 隣の席の人が羽の動きに合わせて 火の向こうの橋を作ってくれてるんです 蛮勇と入り口は直感に頼りました 説明不能です 文化難しそうです
436 :
コックリ :04/07/01 23:12 ID:Mdqr665b
「人間らしさ」 優しいヒノキのいい匂いが あたりに漂う 新しい家はいいものだ クギは一本も見当たらない 腕のいい大工は 使い終わった道具を しまい込み 最期にカナズチを取り出す 大黒柱に五寸釘を打ち付ける そして ロープを掛け首を吊る 自殺したのだ 「なぜなのか あの腕のいい大工が」 みんな 口にした 俺は思った クギがたくさん出ている 不恰好で人間らしい家を作りたかったんだと
「くらしの一言メモ」(1/2) あるお宅にお邪魔をする ご馳走様の代わりに 「もうたくさん」と言う 暑い日には 負けないようにとことん熱いお茶を老人に出す 悲しいことがあった日には 家族全員でおニューを着てみる 誕生日には 家族みんなが一人一人抱負を述べる 入るとびっしり仔猫が這って毎週毎週増えている 「何となく」下駄箱に札束が入ってる 新刊目録をトイレに貼ってる 「かえって」「かえって」を連発する お代は必ずちり紙に包む 「死んだ」息子がやっぱり二階にいる 電話では「舐められないように」ドスを利かせる 耕しはぐくむ それが文化 マニアにとっても値踏みは困難 生きてる 変化する それが文化 等しく笑い 等しく泣くようで それは 全然そうではないもの 上もなく 下もない それが文化 暖かく 冷ややかで まぜっこぜに回る おかしく 何故かいとおしい それが文化
「くらしの一言メモ」(2/2 終) むかし この街が 原野だった頃 ある家族が住まいを始めた 小さく暖かい火を囲みながら 理不尽も含んだ生活の中で ことばを超えるルールが生まれた 国が決まっても集団が決まっても ルールは壊れることはなかった それが 平等論をぶっ飛ばす、 あなたがあなたであるということかしら はてさて今日の私と言えばもう 室温32℃の訪問先で 黒ビールに漬物とラーメンを出された ワンちゃんが肘まで舐めまくってくる ありがたいけど、でも心では 「このポカスカジャンな家庭・・・」と つぶやいたのです だめでしょうか こんな自分は。
【それでいいんだ】(1/2) 来年の春からはスーツでビッと身を固め 周りは自分より偉い奴ばかりになって 頭を下げ続けながら暮らすんだ それでいいんだ 夏季休業も年末休暇もないくらい 一日中外回りで靴底をすり減らし 自分もすり減っていくだろう それでいいんだ 30前に結婚して 35前に子供が出来て 40からは子供の塾のために 嫁は時間幾らのパートに出るんだろう それでいいんだ たいして出来もよくない子供に 暇かけ金かけ自分の人生まで賭けちまって 何かにつけて子供のためにを口癖に 生きるようになるんだろう それでいいんだ
【それでいいんだ】(2/2) 技術職ではないから中年になったら リストラの対象に成り得ると言われた 青空の下で毎日スーツ着たおやじどもの 生態をおやじが眺めるのも一興か それでいいんだ 少しずつ歳老いていって子供が独立する前に 頭の薄い腹の出っ張ったおやじになって 脳梗塞か心筋梗塞かでポックリ逝くのが オチだろう それでいいんだ 今さら何を取り戻せるわけでもない それでいいんだ それで…
441 :
豆腐 :04/07/01 23:27 ID:bDoE1eIo
『青い花』 きらめきに素肌を隠した海を割り 飛沫と汗を張り詰めた肌にまとい 払えぬ暑さに体をはめ込み 男はカヌーを漕ぐ ふたつの島とひとつの海 腕輪を積んで西に漕ぎ 帰りは首飾りを積んで東に漕ぐ 父と変わらず祖父と変わらず 男のカヌーは一輪重く 首輪の下にひっそり置かれた青い花 西の島に咲いていた たおやかに在り続ける花の青さに 男は初めて空の色を知った やがて 家族待つ東の島で花が咲き 誰もが空を手に入れる頃 男は思う 東から腕輪を積んだカヌーが訪れるなら 首飾りと一緒に花をあげよう 手を休める 見渡す限り青かった
「困惑」 ロンドンで教会へ行った。 女の人がみな白いレースのスカーフを頭から被っていた。 黒いコートを急いで脱いだ。 ボストンで教会へ行った。 女の人がなぜか小さい帽子を被っていて、中でも脱がないのだ。 帽子のない女性は一人だけだった。 イスタンブールで市場へ行った。 女の人が、華やかなスカーフを愛染桂風に巻いていた。 真似をして、真知子巻きをしてみたら、ターキッシュで話しかけられた。 紹介もないのに話してくるとは失礼な男だった。 イランでバスに乗った。 女の人が黒い服で頭から足まですっぽり被い、目だけが出ていた。 手も足も顔も出てる自分が変に感じられた。 小汚い格好のまま、ロンドンからエジンバラへ行く列車にのり、 ファーストクラスのフリー切符を持っていたので、ファーストクラスに座る。 この小汚いアジア人がいたので、様々な人が同じ車両にすわり、 数分後太った黒人の車掌に追い払われる。 小汚い格好でファーストクラスに座ってはいけないらしいと学んだ。 正月に寺へお参りに行った。 年頭のお経があがり、みな正装で訪れる。 寺の帰りに、氏神さまの神社により、年頭のお参りを済ませる。 家で、お屠蘇をいただき、お節料理を重箱からつつく。 角餅の雑煮。水菜。かまぼこ。
信じていた 君だけを信じていた 裏切った 僕を裏切った 僕の声は届かなかった 君の声は聞こえない 約束が嘘に変わるとき 愛と嘘 天井からぶら下がる僕 真実。
「幸福の夜」 バレンタイン に チョコと薔薇 の贈り物 新宿のビルのてっぺんに 予約をとって 日本酒を空ける ラブホへ向かって フェイクファーで 完全武装 ジェルを塗って 下着はレースで 愛し合う 旦那様は 遅くなるよと メールをくれた 晩ご飯に ワインを空けて 笑いさざめき結婚祝い 壊れたウォッシュレットの修理を 電話で予約して あたしはほっと一安心 カワイイ赤ちゃんは 綿の布団で おやすみなさい
暗い暗い闇の底 立ち尽くす僕がいる 静かな雨音が 僕の心に響く 僕の頬を伝う 心を無くした 何も感じられない 変な薬を飲まされた 多分精神安定剤 何も感じられないのに なぜ僕は泣いてるの? それは君を思い出してるから 僕は裏切ってしまった 罰として この○×の中に閉じ込められた 体はどうなってしまってもいいけど 精神もどうなってしまってもいいけど 君だけは忘れたくない 忘れたくない 忘れたくない 過去と嘘。
>426 リーフレインさん おそくなりましたが、ありがとうございました。
447 :
ネル :04/07/02 05:16 ID:tAqTzZju
「今から」 今、生きてるの ちゃんと歩いてるよね 誰かに手を伸ばしてもらってる 悲しい時は泣いていいよ 嬉しい時は一緒に笑おうよ 一人では楽しくないの みんなで手を繋ごう 少しづつ、少しづつ 輪になれば新しく光りが見えてくるよ それから造りあげていくものなんだから 気楽にいこうね
「火星文化」 人類が火星パルスを遮断し かの星の人々と袂を分かつようになってから はや600年の歳月が経とうとしている にもかかわらず未だ火星文化の後追いをしていることに 気が付いていないのは何故なのだろうか (気付かないふりをしているだけかもしれないが) 地球には音楽、ファッション、クイズ番組の司会者に至るまで 人類のオリジナルと呼べるものなど何一つありはしない (すべて火星か土星の受け売りである) 恥かしくはないのか? 他星の猿真似ばかりしていて 鯨はそんな人類に愛想を尽かし 宇宙へと旅立っていきました 宇宙鯨の誕生です それなのに 嗚呼 それなのに 地球人ときたら空を見上げ宇宙鯨を指差しながら「おっきな魚、発見」と はしゃぎまわることくらいしかできないでいるのだ
从 ||||||||||||∧ ∧|||||||||||| ガ━━(,゚Д゚,)━━ン ||||||||||||ノ つつ|||||||||| ∩⌒ ノ∩ ゛⌒"⌒" し・・・しまった!!!間に合ってないですね?これ・・・
450 :
寒い :04/07/02 07:23 ID:KZRAVAYP
上 上を向いたら空 空は青い マジ青い 雲とか白いから超やべぇ 夜は黒くて 夕方赤いし 朝は白くて 超不思議 そんな上 上っていっても、空の上は宇宙 マイナス40度の宇宙 マジ寒い
451 :
詩織 :04/07/02 07:50 ID:i/HgCfs2
『卒業式』 今年もまたやってきた 涙の卒業式が 感謝の気持ちを もって 卒業生に 別れを告げる式 涙を出してはいけないけど 出てしまった さようなら その一言を言うにはつらかった でも また一緒に 遊んだり 笑ったり出きる日が来ると信じて...
>>449 BLUE HAWAII ◆jvBtlIEUc6さん
私の「困惑」撤去します。(未推敲作品で、今いち〆が悪いので)
それで10番目になりますよーーーー。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
>432 :ハクビシン ◆YoZWWuhRK6 : 「ことばのくに」
>433 :虚構の真実 : 【アイサツ】
>436 :コックリ :
> 437-438 :cレール ◆n/ANJuS0Pg :「くらしの一言メモ」
>439-440 :七瀬 刹那 ◆7IEehKLOVE :【それでいいんだ】
>441 :豆腐 : 『青い花』
>443 >445 :R ◆PE1bhZc0WA : 信じていた 君だけを信じていた
(ポエム大会参加作品???)
>444 : ID:4NEKqjdb 「幸福の夜」
(ポエム大会参加作品???)
>447 :ネル : 「今から」
>448 :BLUE HAWAII ◆jvBtlIEUc6 : 「火星文化」
>>452 リーフレインさん。
ありがとうございます。m(__)m
454 :
R ◆PE1bhZc0WA :04/07/02 10:17 ID:53N70ca5
大会には参加してないですよ、暇だったんで空いてるスレにちょこっと詩を打ってみました。
>>454 了解しました。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
>432 :ハクビシン ◆YoZWWuhRK6 : 「ことばのくに」
>433 :虚構の真実 : 【アイサツ】
>436 :コックリ : 「人間らしさ」
> 437-438 :cレール ◆n/ANJuS0Pg :「くらしの一言メモ」
>439-440 :七瀬 刹那 ◆7IEehKLOVE :【それでいいんだ】
>441 :豆腐 : 『青い花』
>444 : ID:4NEKqjdb 「幸福の夜」
(ポエム大会参加作品???)
>447 :ネル : 「今から」
>448 :BLUE HAWAII ◆jvBtlIEUc6 : 「火星文化」
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とりあえず9作品(>444は不明)
あと一ついけます。むこうの317さん、如何でしょうか??
だからどうしてもかけないんだってば、、・゚・(ノд`)・゚・ <今回は欠席だよぅ
じゃあ、再度挑戦しますーーー。 ”習慣がもたらす困惑” 1/2 ロンドンで教会へ行った。 女の人がみな白いレースのスカーフを頭から被っていた。 黒いコートを急いで脱いだ。 正月に寺へお参り。 年頭のお経があがり、みな正装。氏神さまの神社により、年頭のお参り。 お屠蘇をいただき、お節料理の重箱。尾膾、はぜ、黒豆、栗きんとん。 角餅の雑煮。水菜。かまぼこ。 ボストンで教会へ行った。 女の人がなぜか小さい帽子を被っていて、中でも脱がないのだ。 帽子のない女性は一人だけだった。 イスタンブールで市場へ行った。 女の人が、華やかなスカーフを愛染桂風に巻いていた。 真似をして、真知子巻きをしてみたら、ターキッシュで話しかけられた。 紹介もないのに話してくるとは失礼な男だった。 七日七草、せり、なずな、ごぎょう、はこべら、ほとけのざ、すずな、すずしろ。 鏡割り、餅を干し、揚げ煎餅とお汁粉。鰯の頭、いった豆、年の数だけ。
2/2 イランでバスに乗った。 女の人が黒い服で頭から足まですっぽり被い、目だけが出ていた。 手も足も顔も出てる自分が変に感じられた。 小汚い格好のまま、ロンドンからエジンバラへ行く列車にのり、 ファーストクラスのフリー切符を持っていたので、ファーストクラスに座る。 この小汚いアジア人がいたので、様々な人が同じ車両にすわり、 数分後太った黒人の車掌に追い払われる。 小汚い格好でファーストクラスに座ってはいけないらしいと学んだ。 桃の節句、甘酒、菱餅、雛あられ。春祭り、端午の節句、粽、柏餅。 七夕、短冊、盆踊り。彼岸花、名月、団子、ススキの穂。 東ドイツで英語が通じなかった。 ドレスデンはまだ銃弾の痕だらけ。アイスクリームの砂糖は代用砂糖。 教会のコーラスが天から降り降りる。 クリスマスプディングを鍋で煮る。 神無月、稲刈り、師走の声、来年のことを言えば鬼が笑う。
再円取りってあり?リライトもまずいのでは
夢を見た 楽しい夢だ どこかで感じたような夢 あれはいつだっただろう そうだ あれは昔の僕だ 夢を見よう 無邪気な夢をいつまでも
>>459 未定義事項であると思うので、1未満氏にお任せします。
ですが、指摘されてみれば、リライトはまずいと思いました。
したがって、再撤去いたします。お騒がせいたしました。
(
>>457-458 エントリ外)
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
>>450 ,
>>451 は、大会参加作品ではないと思われますので、
あと1作品枠が残っております。早い者勝ちでどなたかどうぞ。
混沌としてますね。一応エントリ。 -------------------------- 「JBGA(JapanBlackGlassesAssociation)」 彼の黒縁のメガネは一種の古典だ ラッキーなことに鼻も少しでかい しかし考えてることは良く分からない 何が言いたいのか何が書きたいのか あの顔のどの部分がメガネなのか したがって僕は結論を付けた 彼自身がメガネそのものであり そのこと自体が古典になっており その事象を踏まえた全てが包括されたものが文化であると そこまで言うと彼はずり落ちたメガネを クイッと中指で押し上げた
出揃った様子です。 途中、エントリ作品かどうか不明なのがございました、 異論のある方はお早めにどうぞ。。。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー >432 :ハクビシン ◆YoZWWuhRK6 : 「ことばのくに」 >433 :虚構の真実 : 【アイサツ】 >436 :コックリ : 「人間らしさ」 > 437-438 :cレール ◆n/ANJuS0Pg :「くらしの一言メモ」 >439-440 :七瀬 刹那 ◆7IEehKLOVE :【それでいいんだ】 >441 :豆腐 : 『青い花』 >444 : ID:4NEKqjdb 「幸福の夜」 (ポエム大会参加作品???) >447 :ネル : 「今から」 >448 :BLUE HAWAII ◆jvBtlIEUc6 : 「火星文化」 >462 :ダルガリ ◆/lYwYYKdw6 「JBGA(JapanBlackGlassesAssociation)」 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
>>432 おぉ
ヴンカヴンカー!(゚ワ゚)ノ
465 :
名前はいらない :04/07/03 21:43 ID:qw88zpZz
ageage
466 :
1未満から ◆MO1pk/rqmI :04/07/03 22:30 ID:430IjT0l
失礼。遅くなりました。今回はテーマが難しかったですかね。 それだけみなさんの渾身の一作が出揃っているようです。心して読ませていただきます。
467 :
1未満から ◆MO1pk/rqmI :04/07/03 22:54 ID:430IjT0l
>>432 言葉から見えてくる絵がものすごくメッセージ性に富んでいて好みです。
ただ、「あざわらう」ことがあるのだろうか太陽は。なんてひとりで。
>>433 凝っていますねぇ。「何も絡まない アイサツ」がこの詩の芯にして見せ場的に
構成されていて上手さが。形も面白い試みでした。ただ、「アイサツ」には多少
硬い感じを受けました。私の受け取った雰囲気的には「あいさつ」でしたね。
>>436 自殺までの映像は上手い具合に興味をそそってくれるんですが、外野の声がないほうがもっと良かったかな。
無声映画の雰囲気がします。もう少しテーマになっているものをはっきりと暗示しておいてくれると
「おれは思った」の唐突さが丸くなると思います。説明句ではなくてそれをするのは難しいかもしれませんが。
>>437-438 「」に期待させる面白い詩でした。象徴的に使われている場合もあり、文同士を異なる角度から
繋いでもいたり。話の飛び具合が心地よかったです。それだけに「文化〜」のくだりは
親切さが仇になっているかも、と思ってしまいましたが。
>>439-440 珍しく連ごとに独立して見るタイプの詩で、しかもそれぞれが際立ちすぎることのないバランスがよかったです。、
(繋がりは明らかですが世界として…)
ところでこの「それでいい」にはからっとしたポジティブさを感じます。結びで少しずれちゃうので
作者さんの真意のほどは図りかねますが。
468 :
1未満から ◆MO1pk/rqmI :04/07/03 23:13 ID:430IjT0l
>>441 動作表現(動詞ではなくて)がとてもとても美しく、目の保養になりました。
象徴性の強い日常の反復をぽっかりと切り取って寓意を持たせてあり、テーマとの合致を
ひしひしと感じます。
>>444 上段と下段の雰囲気の違いが興味深いですね。一文一文柔らかな雰囲気があって
文章そのものの「匂い」とあいまって刺激的でした。
区切り方にはなにかあるのかな、と思いつつ発見できませんでしたが。失敬。
>>447 タイトルに強く惹かれますね。内容とのシンクロ具合がツボにきました。
後半、語り言葉にしてはやや表現が硬くなったのが多少気になりましたが
「これしかない」という歯がゆさも同時にあり、なんとも言えない状態に。
>>448 エッセンスとしては古典になってしまいそうなものを、超現実的な舞台が楽しく見せてくれています。
特に終連の突き放し方は、スタンダードであるものの、しっかりと留まってくれていて好感が持てました。
>>462 初っ端からかなりトンだ文章が多い中、なぜか納得してしまうJBGA。
この飛躍の仕方に詩人を感じました。
469 :
1未満から ◆MO1pk/rqmI :04/07/03 23:24 ID:430IjT0l
感想書きも思いのほか時間がかかってしまいました。それだけ思案させられる
深い詩が多かったものとご理解ください。
それにしても難しいのは、やはりみなさんテーマに対してそれぞれ独特のアプローチ
をしていらっしゃって、つまりはみんな優勝といってしまいたいくらい意思に満ちた
作品群でした。
となると決め手はもう好みなワケで、好き勝手言わせていただきます。
優勝は
>>462 「JBGA(JapanBlackGlassesAssociation)」のダルガリさんとさせていただきます。
詩の中で「文化」という字を使うことを、自然に行っている詩であること。
(締めがやや小憎い感じではありますが)全体として実に個性的な空間を演出されていること
ミクロから半ば無理やりマクロな文化を感じさせる意味不明な説得力にやられました。
(それだけ読者が勝手に考える類の詩だということかもしれません。いかん、酔ってるなって雰囲気が<私がね)
470 :
ダルガリ ◆/lYwYYKdw6 :04/07/03 23:56 ID:ZyTttLwL
>>1 未満から ◆MO1pk/rqmI さん
乙and有り難う御座います。
自分でもそこそこ面白いものが出来たと思ってましたが
優勝を頂けるとわっ!感謝感謝♪
次回お題 「忍び足」 でお願いします!
471 :
名前はいらない :04/07/04 01:28 ID:eETbBw8U
「静かな音」 あなたにそっと近づくの 忍び足で 音をたてないように 私の種を植えるの 芽が見るのを見守るわ 私もそっと近づくの あなたの芽が茎に育つの見守るの あなたが私に音もたてずに 現れたのだもの あなたに私の花を咲かせるわ そのとき あなたはそっと私に近づくの
1未満さん講評ありがとうございました。 文化〜の下りはご指摘の通りかも。迷った部分です、さすが。 私は即興詩人、直感が肝であります。そしてこういう「決め付け」は 生きる手段であり、芸風?でもあります。 しかしそれが他人様が見て面白いか分かるか美しいか、 何か価値があるのかが本当に大事だと改めて感じました。 今回頂いた評をまた今後の学びに、ものを見る目、感じるこころのようなものを 広げていきたいなぁと思っております。 ダルガリ様おめでとうございます、また、次の参加者皆様の競作が楽しみです♪
【空蝉】 夜は 忍び合い しばし 愛しあう 部屋を抜け出す 足音は 控え目で 浮き足立った心で 慣れた土地に帰る 深夜 途中の公園で 抜け殻を着込んで 蝉の幼虫となり 禅の心を 取り戻す 疑いの目を向ける 土気色の女に 悪いとは 思いつつ 酔いと 沈黙に 身を委ねる 振りをして 明け方までの 眠りに就くのは 今日も 儚き蝉となる為
辛気臭せぇ顔しやがって フラフラですれ違う人除けながら 疲れたフリか? オマエはせいぜい 生ぬるい雨に肩打たれながら 雲の切れ間でも探しておくんだな 逃げ場所探してんだろ? 言い訳聞いてくれる人探してんだろ? 独りになるのが怖いだけなんだろ? 雲の割れ目から差す光を探してんなら 他をあたりな 悪いが 俺はオマエの便利な道具になるつもりはねぇよ オマエは 足音も立てずにいつだって俺の後ろにいる ふと振り返るといつだってオマエが後ろにいる そして オマエは決して前には立てないんだな 何か用か? その気味の悪さに聞きたかった事があるんだが オマエは俺に対して 何か決定的なコンプレックスでもあるのか? 俺に近付くな
そっと昇る 二人だけの 秘密の場所 三階って呼んでる だけどただの屋根裏 前はのっこ姉さんのお部屋だった いまはなんどって呼ぶんだって 石鹸と線香の入り混じる匂い 古びた衣装箪笥 鳴らなくなったオルガン 誰か知らない名の黄ばんだ賞状 入選ってリボンの貼られた絵 法律書や辞典の山から みつけだす人体科学書 埃を払い ふたり頭くっつけて魅入る 姫さま 僕らこんなことしてていいんかなあ なにか下で呼ぶ声がしたんだけど キスしてみる? 言葉と同時だった
1未満からさん&皆さん、乙でした。
ダルガリさん、おめでとうございます。
>>433 >>467 >凝っていますねぇ。〜
ありがとうございますw
・「挨拶するように教えられているのに、
知らない人と話してはいけない」っていうことに
疑問を感じていたので、書いてみました。
・今回は、お題が難しかった割に、
手早くまとまったので、満足度は高いです。
>ただ、「アイサツ」には多少硬い感じを受けました。
「日本文化」の「挨拶」への皮肉なので、
そう感じてもらったほうが、成功と言えるかもしれません。
最後の四行では、
「こんにちは」&「あいさつ」を使っています。
この四行に、より強い皮肉を込めたつもりです。
【ほんまにもう】 30ちょっとのぱーせんと 少しは微笑んでるけど 僕は地球を蹴飛ばしたい 何人かは転げ落ち 蹴る力を蓄える きっと花を咲かせれる人が 咲かせて 咲かせて戻ってくるんだと 食卓の用意 靴を揃えて 隠遁の日々 言葉に力 ここに居なけりゃ享受できない 想いを込めて蹴っ飛ばす 相対の時代に
478 :
廻苦 :04/07/04 21:14 ID:u6nyBN8f
"だるまさんがころんだら" 「だるまさんがころんだ」 そう叫び振り返るあのこ 抜き足差し足忍び足、気づかれないよう歩み寄る 名前を呼ばれて前を向く あのこは指差し笑ってる だるまさんがころんだら 忍び足で近寄って だるまさんをころばせて 駆け足で逃げ出して 夕焼け空が暗くなり 帰る時間が来る前に 大人のふりでキスをして じゃれあいの延長線上の 子供じみたキスをして 忍び足で近寄ってくる 大人のなりどきに追いつかれる前に
遅くなりましたが1未満からさん評価どうもありがとうございました。 m(__)m
【ある日の出来事】 コンビニの自動ドアの前 「そっと近付けば反応しないよ」 と言う君の言葉信じ息潜め近付くと |////| ( ´д`)ノ |////| ウィーン(自動ドア ハイッ!イラッサイ!! 開くじゃないかよヽ(`Д´)ノ ウワァァン!! 隣で不思議な顔している君が 試しにそっと近付くと |////||////| シーン…(自動ドア ( ) 私が近付くと |////| ( ゚д゚)ノ |////| ウィーン(自動ドア アラヤダワァ (lll゚Д゚)ヒィィィィ自動ドアさんにあぽsdfh* しかも、普通に近付いても |////||////| シーン…(自動ドア 凸( ) 工エエェェ(´ロ`ノ)ノェェエエ工 よくよく考えたら君存在感薄いもんね よくよく考えたら君機械音痴だもんね よくよく考えたら君コンビニ嫌いだもんね よくよく考えたら君って、、、誰だっけ?
作品一覧 (敬称略)
>>471 「静かな音」 ID:eETbBw8U
>>473 【空蝉】 虚構の真実
>>474 無題 むこうの317 ◆317..n/Ke6
>>475 無題 ◆bhlR4OII4s
>>477 【ほんまにもう】 ID:4oNwdDUG
>>478 廻苦 ID:u6nyBN8f
>>480 【ある日の出来事】 七瀬 刹那 ◆7IEehKLOVE
現在7作品。残り3作品受付中。
評価人:ダルガリ ◆/lYwYYKdw6
お題:「忍び足」
あぁorz失敗…廻苦氏申し訳ないです
作品一覧 (敬称略)
>>471 「静かな音」 ID:eETbBw8U
>>473 【空蝉】 虚構の真実
>>474 無題 むこうの317 ◆317..n/Ke6
>>475 無題 ◆bhlR4OII4s
>>477 【ほんまにもう】 ID:4oNwdDUG
>>478 "だるまさんがころんだら" 廻苦
>>480 【ある日の出来事】 七瀬 刹那 ◆7IEehKLOVE
現在7作品。残り3作品受付中。
評価人:ダルガリ ◆/lYwYYKdw6
お題:「忍び足」
>>467 1未満氏評価ありがとうございました。
ダルガリ氏おめでとうございます。
>結びで少しずれちゃう
最後の連を削除しポヂのまま締め括れば良いのでしょうが
どうしてもネガを入れてしまいます。
自分の難点というか欠点というか痛いところですよ。。。
しかし、読み返してみると「文化」ってより「時代」って感じだな
と思ってしまう。
484 :
名前はいらない :04/07/04 22:00 ID:Anwmo+MY
おとうさんの会社の ソフトボール大会で ぼくは、出してもらった。 だせきに立ったらピッチャーが 前にきてゆるくなげてくれたよ。 ぼくはすごくいやだったんだ うちやすいけど、なんかいやだったんだ
「絶対音感占い」 絶対音感占いによると 今月は特にレの音に注意を払わなければならない 頻繁にレの音を立てる人間には災いが起こるというのだ 私の靴音はレの音なので さて どうしたものか とりあえず忍び足で職場に向かったが 2時間以上も遅刻してしまい 上司に大目玉を食らった 明日からどうしよう 今晩ムーンウォークでも練習しようかな
486 :
笹岡 ◆6KVcpBNXy. :04/07/04 22:33 ID:zVE9X/r5
「反対咬合」 クラスで1人浮いている 去年まではみんなと仲良くやっていたのに これもみんな僕が受け口のせいなんだよね いわなくたってわかってるよ 僕がしゃべるとみんな聞き取りずらいんでしょ? だからいつも昼休みは教室で一人MD聞いて寝てるふりしているよ なにからなにまで自分に自信がもてない 自分ってなんて小さいんだろ もっと生まれ変わりたい もっと前向きに生きてみたいよ だいじょぶだって!やればできるよきっと、2年後には手術して直るんだからさ! そういってくれる僕の中の自分がなによりの支えだ
487 :
名前はいらない :04/07/04 23:10 ID:hNPS9+6C
10作品揃ったよー。age
488 :
快楽童子 ◆plhXCa4.HY :04/07/05 00:55 ID:LtgOMOl5
ポエム大会第34回作品一覧
お題:「忍び足」 審査員:ダルガリ ◆/lYwYYKdw6
>>471 「静かな音」 ID:eETbBw8U
>>473 【空蝉】 虚構の真実
>>474 無題 むこうの317 ◆317..n/Ke6
>>475 無題 ◆bhlR4OII4s
>>477 【ほんまにもう】 ID:4oNwdDUG
>>478 "だるまさんがころんだら" 廻苦
>>480 【ある日の出来事】 七瀬 刹那 ◆7IEehKLOVE
>>484 無題 ID:Anwmo+MY
>>485 「絶対音感占い」 ID:L8zpS0qN(メ、メル欄。。。)
>>486 「反対咬合」 笹岡 ◆6KVcpBNXy
審査ドゾー
489 :
ダルガリ ◆/lYwYYKdw6 :04/07/05 10:10 ID:4QTI4sPL
>>471 「静かな音」 ID:eETbBw8U さん
なにやら不安定な日本語で構成された詩ですな。
2連目の「芽が見るのを見守るわ」は「芽が出るのを」のタイポなのか
それとも、私の種から出た芽(目)が見るものを見守るという意味なのか
他にも「あなたが私に音も立てずに」など、
普通に使えば不快であろう日本語がこの詩の中では、
不安定さというまとまりを得ていて、逆に感心させられる。
内容的には少し怖いような印象ですな、ストーキングのような。
>>473 【空蝉】 虚構の真実 さん
あぁ、難しいなぁ。不倫かな浮気かな♪
独身という殻を被って、夜な夜な繰り出す不届き男。
蝉ならばその短い生涯故に許されるであろう諸行を、
自分は蝉であると言い聞かせて悪いと思いつつ行う都合のよさ。
しかしそれも必然、己の生き様が蝉と成れるよう。
>>474 無題 むこうの317 ◆317..n/Ke6 さん
自分の中の自分宛てなのか、それとも
そのまんま対峙する誰か宛なのかは分からないが。
内容を読む限り主人公が主導権を握り、
誰か宛てに上からものを言っているようだが、
よくよく読んでみると主人公のほうが翻弄されていて
酷く疲れてる感じがする。対峙する側のほうが余裕があるような。
>>475 無題 ◆bhlR4OII4s さん
淡々と描写が語られただけで、
物語の背景とオチだけみせられたようで、
どう考えてもその流れが浮かばない。
490 :
ダルガリ ◆/lYwYYKdw6 :04/07/05 10:10 ID:4QTI4sPL
>>477 【ほんまにもう】 ID:4oNwdDUG さん
むーん、意味のつまみどころが分からない。
内容を理解する糸口が見付からず、
読み返す度に頭をひねってしまう。
>>478 "だるまさんがころんだら" 廻苦
忍び足というテーマが二重に用いられていて
その二つの忍び足が巧いことリンクされてる。
けれど全体的に情景を読み取りにくい描写が残念。
締めが良く救われているが、これで全体の描写も
感じやすく描かれていればかなりの良作の悪寒。
>>480 【ある日の出来事】 七瀬 刹那 ◆7IEehKLOVE
巧みな展開と愛らしいAAが織り成す一コマ、素敵ですw
最後の君って誰だっけ?の答えが想像できると流れだと
読後のモヤモヤがすこし晴れるかも。
その一行前のコンビニ嫌いっていうのも、
流れの中ではちょっと理解が難しいかもしれないかな。
>>484 無題 ID:Anwmo+MY
忍び足?ちょっと違う気もするけど。
ただ内容は絶妙に子供心を反映していて、
あぁ多分この子は家に帰った後で親にくずるんだろうなぁ
でも、そんなことが嫌だったって言うのが恥ずかしくて
なんでもないよっ!とか言って困らせちゃうんだろうなぁ
と、脳内で物語の補完がし易いツボを押えた良作!
491 :
ダルガリ ◆/lYwYYKdw6 :04/07/05 10:11 ID:4QTI4sPL
>>485 「絶対音感占い」 ID:L8zpS0qN
忍び足というテーマがすごく生きてて、それでいて
相変らずのありえない設定ぶりが心地よい。
ただ締め方がせっかくムーンウォークって良い締めを思いついてるのに
練習しようかな?では弱い気がする。
ムーンウォークではどっちにしろ進まないじゃん!的なオチを強調すると
もうちょっと読後爽やかな微笑みに包まれたと思う。
>>486 「反対咬合」 笹岡 ◆6KVcpBNXy
んー、どこが忍び足なのか読み取れなかった、
これはきっとオレの読解力がないからだと思う。
ただなんかとても後ろ向きで、読後混沌とする。
単純な解決策が見えなくなるほどなやんでいるのか、
それとも逆に案外このままでもいいや的な
時が解決してくれるの待ちで、深く思慮していないのか。
コンプレックスが自分の中の問題であることに気付くのだろうか。
492 :
ダルガリ ◆/lYwYYKdw6 :04/07/05 10:12 ID:4QTI4sPL
と、いうわけで、今回の優勝者は、
>>485 「絶対音感占い」 ID:L8zpS0qN
あとヨロシク。
>>477 いやあ。もう共感してまって、つい感想。
隠遁の日々のリアルをよそに、忍び足でネットに入り、
想いをこめて、地球を蹴っ飛ばすんじゃないかななんて思ったよーーーー。
豪快でいいなああああああ。
言葉で他人へ理解が及ぶのは30数パーセントに過ぎないらしいけど
僅かのその値であっても、十分うれしいのだ。
非力なりとも蹴っ飛ばしてみれば、反応する奴も中にはいるしね。
意味が意味でなくなっちまった時代への賛歌かな。読み違いごめん。
名無しで投稿しました。 「絶対音感占い」を書いた者です。 ダルガリさん、評価おつかれさまです。そしてありがとうございました。 次回のテーマは「骨折」でおねがいします。
495 :
☆☆ゆか☆☆ :04/07/05 16:22 ID:TqPHAPW0
運命の恋人
496 :
☆☆ゆか☆☆ :04/07/05 16:30 ID:TqPHAPW0
間違えましたぁ(汗
元気だった? え? 元気なわけないだろって? はは。そりゃそうね。 交通事故で入院だもん。 それにしても、ほんと馬鹿ねぇー。 ぼやーっと歩いてて車にはねられたんだって? ま、骨折だけですんで不幸中の幸いね。 え?冷たいって? そりゃそうよ、車にわざわざひかれてくれる馬鹿なんかに誰が同情するもんかってんだ。 ひでーって? はっ。当然よ。 もしもこれで死んだって言うなら指を指して笑ってやるわ。 ……それと同じぐらい泣くと思うけどさ。 え? なんでもないなんでもない! あ、このおみやげ食べてもいい? ダメ? ケチ!
「戻る」 砕いたクルミとゴム風船 絵筆を洗った濁り水 味のしないカステラか・・・右手は今日も生臭い ゴムの色は白濁で クルミの縁を淡くする 絵の具が沈殿した水に 肘はふやけてトロケダス 質の悪いスポンジは それでも腹を刺激して 分厚くまいた包装を 解き、中身を食わせたがる ああ、俺はもう少しコンガリがいいんだ。そう・・・ウェルダンだ。 だが、火にくべたなら 安物の風船だ すぐに破裂するだろう 臭い水は変容し クルミの煙は白く立つ スポンジは残るはずも無く 得体の知れぬ溶液が、そうっと流れ去るだろう 俺の脅しをきいたのか クルミは無理して芽吹きだし 巨木が体の隅々へ 養分吸いに散らばった 「もう俺の体じゃない」 誰かの言葉がこだまする
やっとアク禁解除、、、 ダンベルさんオツ&d 消し去ったつもりの過去にまんまと引きずられてる(事に気付いてない) 虚勢を張る男の姿を書いたです。 虚勢を張る人ってのは、たいてい何かから逃げてる人が多いかなーとか。 何かそんなん。
『骨折りよろず相談所』 、、ホント仕方ねぇなぁ、オマエ。 オマエの人間性は悪くない、うむ。 むしろ、いい奴だし、俺は嫌いじゃない、決して。 たださぁ、、、そういうとこ、スゲーよくないと思うぞ? 、、うん、うん、オマエの言い分は分かる。分かるけどさぁ、、、 相手を怒らせたら元も子もねぇだろ。 オマエ、好きなんだろ?アイツの事。 、、うん、だよな?だろ?で、むこうはどれくらい怒ってるん? 、、電話にも出てもらえないとか、相当怒らせたんだなぁ、、(藁 んで、それは俺が中継になって、済む話なのか?
しかしなぁ、オマエ、こういうの何回目だよ? 好きならちゃんと?まえとけよ。 他の女に目移りしただなんて、そんな誤解を持たせるオマエに問題あるだろ。 、、はぁ?意味わかんねぇって?、、、あのさぁ、 "信じてもらえない"事は"信じてくれない"人に責任はないと思うぞ。 "信じてもらえない状況"を作ったオマエにも非がある。分かるか? 無条件に人に信じてもらおうなんて、そんな虫のいい話があるもんかいね。 信じてもらうにもそれなりの努力と配慮が要るわけで、 信用ってのはそれなりの自分の行いに対する他人からいただける評価だろ? "疑われる要素"を作っといて、「信じてくれない」とか嘆くのはどうかと思うぞ? 、、うん、うん、もう分かったから、、これ以上言い訳すんなよ、みっともない。 つーか、もう、これが最後だからな? オマエ、いっつも困ったら俺に泣き付いてくるけど、マジでこれっきりだぞ? 、、うん、んじゃ、今夜にでも電話してみるわ。 っていっても、オマエこれで無事解決なんて思うなよ? そこまで怒ってんなら、ちゃんと分かってもらえるかどうかも分からないわけだしな。 もう、切るぞ?んじゃぁな。 プチッ 「好きで面倒を引き受けてるわけじゃない、、、」
うわ、、
>>501 化けてるとこがある、、
2行目の?になってるとこですが、
>掴まえとけよ
で読んでください>審査員さん
「腰にはコルセッツ」 コセコッコー!!朝が始まる新しい朝だ 全ての光が俺だけに注がれている ハンバーコセット!!昼ごはんはコレに限る パワーの源ださぁブイブイ仕事をこなすか それで俺の仕事って何? ゲームコセット!!ようやく一日というゲームが終わる これでやっと全ての光から解放される 日々ってのはなんて退屈で長い繰り返しなのか 生きるってのは最終的な見返りのないくたびれ儲けだな
504 :
477 :04/07/05 19:16 ID:zadOdhRl
ダルガリさん評価ありがとうございます BLUE HAWAIIさんおめでとうございます 30数パーセントは私が持っている数字で 社会の思いやり度数です 70の言い訳を並べてみました 493さん感想ありがとうございます 言葉の理解が30数パーセントですか 思いやりと関係あるのかもしれませんね 意味が意味でなんですが 自分で考える力を失って来ていると聞いてますので 文脈で読めない意味固定の時代と感じております 忍び寄る位置を奪い合う戦 その足音聞こえてきませんか 蹴っ飛ばしたい
ダルガリさん&皆さん、乙でした。
BLUE HAWAIIさん、
おめでとうございます。
>>473 >>489 >あぁ、難しいなぁ。
確かに、難しいですw
意図的に、曖昧に作ってありますので。
裏イメージは、「土から空」です。
内容は、この世に生きている男の性、
みたいな感じです。
・抜け殻を着込む,蝉の幼虫=忍耐
・土気色の女=妻
・儚き蝉=土の外での短い自由
ということで、次のお題「骨折」では、
単純な詩を投下します。
【甘い痛み】 一度別れた 骨と骨が また 愛し合っている きっと エロスの 流れ矢に 当たったのだ
〜僕の人差指は曲がったまま〜 第一関節から約30度 曲がったままの人差指 折れたことも気付かず約30日 曲がったままくっついた人差指 仕方なく病院へ行き約30分 手術が決まった人差指 思いの外の大手術で約30時間 真直ぐになった…ようにみえる人差指 絶対安静を破って約30回 愛撫中にまた折れた人差指 事が事だけに約30人 相談して答えを出した人差指 そして今約30ヶ月 曲がったままの僕の人差指
骨は折ったら だめ 骨は折ったら だめだよ なんだってさ 一度壊れてみ? もう元には戻らないんだよ どんなに努力してみても それは元を真似た物 外側がさ 壊れていくのは仕方ないさ 雨風あたってくるもの 仕方ないさ だけどな 骨は折ったら だめ 骨は折ったら だめだよ 僕らの真ん中で 僕らを支え 僕らを僕らでいさせてくれる オリジナルのオリジナルだ だからさ 骨は折ったら だめ 骨は折ったら だめだよ 物凄く痛いよ
”フェチ” 穴の開いた頭蓋骨。 頭頂部に打撃を受けて、べこんとへこんだ頭蓋骨。 汚らしい肉も、ずるずるまとわりつく髪の毛も、 蕩けたように赤むけていた皮膚も、 灰色とピンクの脳漿も、赤茶けた血あとも、 眼球もすべて取り除いた潔癖な骨。 2本目が折れた肋骨。 鳥籠のように、椎骨と胸骨を芯にまあるく閉じる網。 折れた骨は、肺を引き裂き、皮膚を破り、 外へはみ出ていたのだろう。 とがってギザギザになった折れ口がそれを語る。 鎖骨と肩甲骨を天秤軸に、両側にたれた上腕骨、 トウ骨と尺骨、前腕骨、指。 腕は折れていない。最後まで動かせたかもしれない。 脊柱の端にある坐骨、恥骨 仙骨、臀部を支えた彼らも いまはもう、その虚飾を棄て、隠すべき淫猥さも落とし、 このうえもなく細く、薄く、きりつめたラインを描く。 大腿骨、下腿骨、バラバラに複雑骨折をおこしている。 挟み込まれ、押さえつけられ、あらぬ方向へと曲線を描いたに 相違ない。復元不能。 ざらつく手触り、白でもなく灰色でもなく、黄色も混じったような これこそが、人の形を保っていた芯。
赤黒い憂鬱 磨耗する心。いつのまにか鈍くなる言葉。 昨日の涙も、今朝は枯れて、いったい何に心が痛んだのかも しかとは想い出せない。 ゆるやかに腐っていく肉の塊。腐臭が漂う。
しまった
>>510 誤爆です。すみません、すみません、すみません。。。
「ランチタイム」 切り身のくせに骨折してる わたしは焼き魚定食 熱いみそ汁で流しこむ あなたの喉に刺さるの 袋の中で骨折してる わたしはいちごポッキー 忘れられた短いあしが ごみ箱の底でくだけるの ペンケースの隅で骨折してる わたしはシャープペンシルの芯 ながく愛される日を夢みて 消しゴムにそっとくっつくの
こんどから大事にするよシャーシンタン・・(つД`)
エントリー作品(敬称略)
>>497 「無題」 「月」の逆位置 ◆rAprrpGEjE
>>498 「戻る」 崩壊気味のウマシカさん
>>500-501 「骨折りよろず相談所」 むこうの317(1/2) ◆317..n/Ke6
>>503 「腰にはコルセッツ」 抑揚 ◆YKYOnzxNCQ
>>506 「甘い痛み」 虚構の真実
>>507 「僕の人差指は曲がったまま」 ID:uNJposAq
>>508 「無題」 .soft ◆ZYsoftMCT2
>>509 「フェチ」 リーフレイン ◆LeafL/oiO.
>>513 「ランチタイム」 ID:6giRlIRd
現在9作品 あと1作品募集中
お題は「骨折」(
>>494 )
516 :
通☆行人 :04/07/06 15:39 ID:SX2wTZlQ
『落馬』 昨日落馬した 今朝起きたら病院のベッドの上で、火曜日だった もしかしたら落馬したのは先週の日曜日かもしれなかったが、どのみち分かってもしかたのない事だ 右足と左腕と肋骨を3本骨折していた 痛み止めを飲んでいるので痛みはあまりなかったが動かすと少し痛かった 昼になり看護婦が点滴を変えにやって来た 私はいつ退院できるのかを聞いてみた 先生がもうすぐ来ますのでそのとき聞いてくださいと言われた 主治医は痩せた顔色の悪い肺病患者のような男だった 私は看護婦に言った言葉とまったく同じ言葉を繰り返した 主治医はあなた次第ですとだけ言い別の患者のベッドの方へ去って行った 私は退屈しのぎに天井の染みの正確なかたちを暗記しようとしたが5分で飽きた 退屈な火曜日だった
>>497 「無題」 「月」の逆位置 ◆rAprrpGEjE
ナイス!!!ナイスアベック!!!
憧れますよね。こういう現場。
もし、このシチュエーションが必ず約束されているとしたならば
俺、当たりますよ。2トン車以下なら。
ちょっと乱暴なセリフに挟まれているからこそ
「 ……それと同じぐらい泣くと思うけどさ。」が
グッときますね。
>>498 「戻る」 崩壊気味のウマシカさん
俺の知っている人骨の製造方法と若干違っていたので少々戸惑いました。
ウマシカさんはクルミとゴム風船を使ってるんだ。
ご存知のように人骨の生成過程でコア(この場合クルミ)を焙れば焙るほど
出来上がりは脆く、折れ易いものに仕上がります。
ウェルダンだったらもう、すぐにポキポキなんじゃないですか?
俺としては望むところです。
ラストからも解るようにウマシカさんは自らの体内で骨を製造されたようですね。
仙骨など、人体の核となるような骨を新たに作り治した場合、
自分の体でなくなった様な錯覚に陥ることがよくあります。
>>500-501 「骨折りよろず相談所」 むこうの317(1/2) ◆317..n/Ke6
317さんのリアルな言葉のように思えます。
俺は必ずどんな詩でも作者の言葉は俺に対する言葉として読み取ってしまいます。
難しい表現は勝手に俺に都合の良い解釈をして安心できるのですが
難しい表現を使わない317さんの言葉はストレートに俺の心にグサリと
突き刺さります。
わかりました。もう彼女の見ている前では他の女に優しくしません。
相談ありがとうございました。m(__)m
って俺、彼女いないや!!!
>>503 「腰にはコルセッツ」 抑揚 ◆YKYOnzxNCQ
「人生とは骨折り損のくたびれ儲けであ〜る」
そんな人生の虚しさが表現されていますね。
でも、それぞれの段の始まりの半角カタカナのおかげでみょ〜に楽しそうですよ。
腰のコルセッツはいずれ自分のもとから旅立っていきます。
その時にはもうコセコッコー!!もハンバーコセット!!もゲームコセット!!もいないのです。
失って初めてわかる大切なものども・・・
こうして退屈な日常とは別れることができますが
そのかわり孤独な日常と付き合っていかなければならないのです。
耐え切れず再びコルセッツを装着したがる者どもが
年々増え続けていることも無理からぬ話よ。
骨折は癖になるそうです。
>>506 「甘い痛み」 虚構の真実
これは心中ですね?
骨になっても愛し合う二人の体はお互いを求め引き合っている。
そんな様が目に浮かびます。
寄り添うように死んでいった二人の体が
なんらかの原因で少し離れてしまっているようですね。
恐らくは焼身自殺でしょう。
なぜなら他の方法では骨になるまでに時間がかかりすぎ、
骨になる前に輪廻転生が起こる可能性が高い。
するとお互いが求め合う対象は来世の肉体へと
変化していまうので現世の骨を求めることはないように思えるからです。
エロスの流れ矢とは2つの骨を離したものではないだろうか。
俺は消防士の放水をイメージしました。
>>507 「僕の人差指は曲がったまま」 ID:uNJposAq
これはペニスですね?
間違っていたら凄く恥ずかしいのだけれど。
実は俺のもちょうど指の第一関節を30度くらい曲げたようになってしまっているのです。
大柄の女性に上から無理やり乗られたんだよなぁ。
確かその時、出した精子の色はピンク色でした。
俺は医者に行かなかったけど、そうかそうか、、、
骨折していたのか・・・そしてそのままの形でくっ付いてしまったのか。
悩んでいたのです。氷解しました。
全部の段に30があって綺麗ですね。
>>508 「無題」 .soft ◆ZYsoftMCT2
これはソウルだよな?
たしかにソウルは1度壊れたら元通りにはならねぇ。
必ず歪な形でくっ付いちまうよ。
だけど無理して元の形に戻そうとしなくてもいいんじゃないかな?
俺のソウルなんてもう、何度も何度も壊されて
グニャグニャに曲がっちまってる・・・
昔のソウルメイトとも話が噛み合わなくなってきたよ。
今度また飲み会があるんだけどあの頃の俺に戻れるのかな?って
ちょっと不安なんだ。
でも「それがお前のオリジナルソウルなのかよ?」って問われたら
俺は胸張って言えるぜ。
オフコース!!!ってな。
524 :
484 :04/07/06 22:14 ID:5dyNFyF3
こけた。 ぼくがこけた。 よこむきにこけた。 じめんが顔のよこにあった。 ありはこんなけしきをみているのかな。 石が山みたいに見えた。
>>509 「フェチ」 リーフレイン ◆LeafL/oiO.
リアルに骨折が描かれていますね。
こういうの読みたかったのです。
2段目が特に好き。
骨が肉から飛び出してる様子なんてゾクゾクしますよね。
た、たまらんわ〜い!!!
どうしてこんなことになっていまったのだろうか
原因もリーフレインさんのリアルな文体で読めたら最高でしたね。
あ〜もうっ
骨、折りたくなってきちゃったな〜♪
>>513 「ランチタイム」 ID:6giRlIRd
可愛いです!!!
歌にしたいですね。フラッシュ付きで。NHKみんなの歌風に。
確かに、いちごポッキーも折れているとキツイはキツイですね。
上下2つに折れた場合、上部はとってを失うことになる。
夏場はべとつきに要注意ですよ。
しかし袋の中で粉々に砕けている(粉砕骨折)ブルボンのルマンドを
何度も何度も経験している俺としては可愛いものだなぁというところが
正直な感想です。
>>516 『落馬』 通☆行人
看護婦や患者の口ぶりから察するに
この後、私は間違いなく改造されてしまいますね。
何に改造されるかはここでは問題にしませんが。
お前達はいつもそうなんだよ!!!
健二をどこにやったんだよ?人間だった頃の健二を返してくれよ!
今、全国の病院では骨折患者に対する改造キャンペーンが大々的に行われている。
これは患者の気持ちや意志が反映されないまま、家族などが患者の改造のために
病院に入院させてしまうという非常に危険なシステムだ。
患者を第一に考えれば入院を食い止めるために何が出来るのかを考えなければならない。
入院を前提としたものではなく、外来で支える為の救急システムを早急に作り直すことを
俺は強く望みます。
投稿者のみなさま、勝手にお話作っちゃってすみませんでした。 楽しかったです。またこれからも参加していきたいと思います。 さて、今回は 短い詩の中で俺に「甘い痛み」というタイトルとは裏腹な二人の悲しい真実を 気付かせてくれた虚構の真実さんを優勝者に選びたいと思います。 ありがとうございました。
BLUE HAWAIIさん&皆さん、乙でした。
【甘い痛み】を選んで頂き、ありがとうございます。
でも、こちらの予想とは違った理由だったみたいで……
>>506 >>521 >これは心中ですね?
うーん……私の意識には、心中の文字が
なかったみたいです(汗
・即興で書いたものでして、裏の意味を
持たせてはいませんでした。
・普通に、骨折部分を男女に喩えてみました。
ハワイさんの想像力の逞しさには、
脱帽です(良い意味で、ワロタ)。
530 :
虚構の真実 :04/07/07 00:16 ID:vqisJS0h
お題は『浮遊感』(文体重視)でお願いします。 ※出来れば、小話やエッセイ風では ないものの方が助かります。 キツイ評価になると思いますので、 そこのところ宜しくお願いします。
「ん」 わたしは まる ちゃぷちゃぷ あそんでる 光の流れがとぎれとぎれ 中心にむかって落ちている いや ののののぼっている 頂点まできて ささえがなくなった 川 石 境 赤 縄 足 穴 砂 傷 涙 声 鬼 首 熱 光 光 光 光 ヒカリ、 ひかり、、ひかり、、、
眠い 原爆に吹き飛ばされた めぐりあい宇宙まで 眠い とても眠いんだ パトラクシェミラージュ だめだこりゃ
>>525 BLUE HAWAII ◆jvBtlIEUc6 さん
グロい詩すみませんでした。講評ありがとうございました。
本人は骨フェチではないんで、実はいっちゃった気分を引き戻すのに
苦労しちまったつつう事情があったりしますーー。(気色悪イ誤爆スミマセン)
虚構の真実さんおめでとうございます。端的な詩的表現にシビレマシタ。
エッセイ、小説風でない文体重視の ”浮遊感 ”ーーー難しいですーーーー。
先着10に間に合えば頑張ってみます。
「おひるね」 るらるららあ らるらるらあ 風のようなキミのうた ボクのからだにながれてくるよ キミのこえ まるでシャボン玉 虹色にかがやいて ボクをすっかりつつみこむ まわりは青 すっかり青 お日さまがほっぺたに やわらかなキスをした
535 :
通☆行人 :04/07/07 10:28 ID:Of7DoFOQ
>>ブルーハワイ 評価ありがとう。 笑わせてもらったよ。 だけど患者はフランス人なのよ。 オイラ、ムルソーってんだよろしくな! オイラが落馬したのは馬が西日を怖がってゲートから出た途端すっ転んだからなんだ。 つまり、太陽のせい、ってことさ。 あぁ〜あ〜、勝ちたかったなフランスダービー。。。 ママン…。
『恍惚と紙一重の地獄』 永い眠りの中 ぷわんと宙に まだ目覚めていない それは浮いているように感じるだけで実は 重力に従おうとする力と逆らおうとする力 相反するその力がもはや物体でしかない身体を 押し潰すように包み込んでいるだけだ 空の上から空を見おろし 注ぐ光を掬いあげようと身を乗り出しても するりと指の間から漏れ零れて消えてしまう どちらか一方の力が紙一重でも優ってしまえば 見えない何かがどちらからともなく指でそっと突けば その身はいとも簡単に切り裂かれてしまうだろう 狂気のバランスに支配されるあまりに危険な綱渡り 何にも触れていない不安定さへの快感 このまま空の青の中に溶けていきたい その欲求は裏切られ今覚醒する
グワムさん、審査オツカレ&評価アリマト 虚構の真実さんオメデト。 お題『浮遊感』(文体重視)がとても難しくて、というか、 出題者のお題と望むものをおそらく理解せずに 書いちゃった感がありますが、、、 審査頑張ってください。
538 :
曾村童子 :04/07/07 10:44 ID:Of7DoFOQ
「あ」 かかしは さる てくてく あゆんでる みぎからひだりへとぎれとぎれ 内心むかついている いや わわわわらっている 終点まできて 言葉が出なくなった 田 唖 苅 稲 鎌 葦 血 飛 床 寝 萌 男 病 頭 狂 苦 苦 苦 ニガリ、 どもり、、どもり、、、 たたたたたのしいな、 とととととても、 うううううれしな、 おおおおおしまい
作品一覧(敬称略)
>>531 「ん」 快楽童子 ◆plhXCa4.HY
>>532 無題 ID:H0++KB4G
>>534 「おひるね」 ID:zD2AxWhS
>>536 『恍惚と紙一重の地獄』 むこうの317 ◆317..n/Ke6
>>538 「あ」 曾村童子
現在5作品。あと5作品受付中。
お題は『浮遊感』 詳細は
>>530 を参照のこと。
「夏冷え」 夏は寒いねェ ん?寒くないって?体脂肪厚いんじゃねーの 夏のかまくらとか風流でイイよねェ あん?夏にかまくらなんてしないだと、ワビサビのワカランヤツだな 夏つったらコタツでアイスでしょ はぃぃ?夏にコタツは馬鹿だぁ?ファンヒーター派か? 雪だるまとか作っちゃたりね なに?オマエんとこ夏に雪降らねーの?沖縄? しかしこぉー暑いとアレだね全然夏っぽくないね どーしてよ、なんで暑いと夏っぽいんだよ オマエの話おかしくね? あん?夏と冬がごっちゃになってる? あぁそっか俺が言ってるのは 冬か(浮遊感) なんちて、ギャハハハハ え?オレ、浮いてる?w
あ、一応言っとくけど
>>530 は読んでるよ、
その上でこの詩を投稿してまつ、アウトならアウトで良いけれど。
「ソーダ水」 太陽が地表をボイルする もろ手をあげる陽炎 神は明るい不在を宣言する 短いかげだけを残して
餅 餅が焼ける グツグツと煮えかえる もう辛抱ならないぞ ぷっく〜 やり場のない気持ちが ぷっす〜 爆発した この怒りは誰のもの? 空はとっても澄んでるよ それでも僕は大地の子 あーあ あーあ・・
「とどけ」 みどり色の風船の しっぽに掴まるひまわりの種 「大事に育てて」手紙と共に 南風にいじめられ 都会の陰に消えていく
『浮遊蚊』 ィーーーン プァーーアンワーーン ピエーーェッ ぺ ポヘ ち ーーーーー ーーーーーーンス ぺ し ァーーーア゛アーーペフーーンン ぺん ァァァァァァァァァアァアアアーーヴピププァー のあ゛ああぁ〜ぁ!!! 不愉快!!!
作品一覧(敬称略) お題:『浮遊感』 審査員:虚構の真実
>>531 「ん」 快楽童子 ◆plhXCa4.HY
>>532 無題 ID:H0++KB4G
>>534 「おひるね」 ID:zD2AxWhS
>>536 『恍惚と紙一重の地獄』 むこうの317 ◆317..n/Ke6
>>538 「あ」 曾村童子
>>540 「夏冷え」 抑揚 ◆YKYOnzxNCQ
>>542 「ソーダ水」 ID:S8xmtQY2
>>543 餅 北 ◆Ui8SfUmIUc
>>544 「とどけ」 崩壊気味のウマシカさん
>>545 『浮遊蚊』 (揮3毫)
10作品ソロタようです。虚構さんヨロシコ。
「drivin'」 空は 澄み渡り 丘は煙るよ 雲海に 浮かび 飛び去る 光 車輪は 消えて 天上の 夢 海の 靄(もや)に 心 浮かぶ 足が 消えて 彷徨う 宴 幻想の 陸に 虹は 流れる 待ちうけてるのは 街の 輝き
おーのー 遅刻なのねー
549 :
虚構の真実 :04/07/07 20:08 ID:b1vsUA8w
皆様、乙でした。 今回のお題『浮遊感』は、難しかったと思います。 十作品、集まったみたいで、嬉しく思います。 それでは、評価の方を書き込んでゆきたいと思います。 厳しいので、準備の方、お願いしますね。
>>531 「ん」 快楽童子 ◆plhXCa4.HYさん
円錐が思い浮かびました。
これは、裏設定を前面にした詩なのかな。
普通に読んだだけでは、解読?出来ないです。
>わたしは まる
「まる」と「光」の関連性は、
何処にあるのでしょうか。
「まる」に必然性があるとすれば、
最後にもう一度登場させるべきかも。
>ちゃぷちゃぷ
あそんでる
もしかして、光の中でかな。
>頂点まできて
ささえがなくなった
何に支えられていたのか、言及されていませんね。
もしかして、意図的に言い落としたのかな。
後半になりますが
漢詩(五言絶句くずれ?)の部分で、
引っ掛かるというか、読み飛ばしたくなるというか……
表現しようとした意図と内容が、わかりませんでした(汗
この部分は、お手上げです。
うーん……イメージとして、伝わってこない。
正しく評価出来なくて、申し訳ないです。
>>532 「無題」 ID:H0++KB4Gさん
空中を仰向けに飛ばされながら、たゆたう感じがします。
>めぐりあい宇宙まで
前後の繋がりが解かりにくいのですが、
全体を通して見ると、上手くはまっているようにも見えます。
空を通過している感じを、説明口調にならないように
上手く組み込むと、流れが良くなると思います。
【全体像】地上の原爆→空を越えて→宇宙へ漂い出る
>パトラクシェミラージュ
眠い+パトラクシェミラージュ(暗号?)から、
パトラッシュ(フランダースの犬?)を連想しました。
うーん……ここは、要らないかな。
>だめだこりゃ
言葉数と内容の割合から見ても、
悪くないと思います(推敲すれば、良作になる予感)。
>>534 「おひるね」 ID:zD2AxWhSさん
リズム感が良いですね。素敵な文体です。
解かりやすいので、つい読みたくなる詩です。
・何度か読んで、シャボン玉の中のボクが
空に浮かんでゆくことが解かりました。
※シャボン玉が浮かぶとは限らない
という考えから、読み過ごしていました。
>るらるららあ らるらるらあ
一度目に読んだ時、
後半の「らるらるらあ」に引っ掛かりました。
アの母音が連続するので、後半が「ら」で始まると、
少し疲れるかもしれませんね。
インパクトは減りますが、後半の出だしの「ら」
→「る」の方がいいかも。
・二連目と三連目の繋がりが、すらっと読めてしまう割に、
イメージの連鎖が成り立たっていないみたいなので、
少し引っ掛かりました。
緩衝材として、「るらるららあ らるらるらあ」を
挿んでみてはどうでしょうか。
>>536 『恍惚と紙一重の地獄』 むこうの317 ◆317..n/Ke6さん
難しいことを書いていますが、読みやすいです。
推敲の後がうかがえます。文体も良好。
奇数連と偶数連の段差は、意図的ですかね。
>浮いているように感じるだけで
一連目に「宙に」とありますが、後から出てくる
「浮いて〜」の方が新鮮なので、イメージの上書きによって、
地面にいるような錯覚を与えかねません。
>押し潰すように包み込んでいるだけだ
なるほど、そう感じることがあります。
重力を上手く視覚化しているところが、面白いです。
>二連目〜三連目〜四連目
三連目の出来は、良い感じですね。
ですが、三連目を別に作って、組み込んだように思いました。
前後で、リンク出来ていないような気がします。
「重力」と「空」の繋がりを、見出せませんでした。
「重力(三連)」と「空(四連)」を結ぶ、必然的な一行が
欲しいところ。
>その身はいとも簡単に切り裂かれてしまうだろう
「押し潰す」とあるのに、「切り裂かれる」と
くるところに、不自然さを感じました。
「紙一重」からの連想かな。
「いとも簡単に」→果たしてそうでしょうか。
他にもインパクトのある言葉があると思います。
>狂気のバランス〜
どうして「狂気」という言葉をチョイスしたのか、
解かりませんでした。地獄と関連付ける為かな。
「紙一重」とあるので、『薄紙の縁を歩くような』とでも
織り交ぜてあれば、「危険な綱渡り」も活きてくると思います。
>空の青の中
三連目の「空」の色を、『紅』でイメージしている人も
いたりするので、後から「青」と言い切るのは微妙なところ。
>>538 「あ」 曾村童子さん
どうやら、快楽童子さんの「ん」の、
パロディっぽいですね。
オリジナルの詩を超えるのは、難しいですよ。
うーん……内容面での浮遊感は、感じられないなぁ。
文体面での流れも……
快楽童子さんの「ん」の中盤で、
漢詩(五言絶句のくずれ?)と
捉えていいものかと悩んでいたので、
補完してもらう形になって、助かりました。
>終点まできて
言葉が出なくなった
「あ」→「ん」のことかな。
>葦 血 飛 床 寝
鎌でどの部分を刈って、血が飛んだのでしょうか。
葦(足)はパロディ使用かな。意味はありますか?
読んで面白いかと問われたら……うーん。
何か得るものがあれば別ですが。
オリジナルを見たかったです。
正しく評価出来なくて、申し訳ないです。
>>541 「夏冷え」 抑揚 ◆YKYOnzxNCQさん
相手に全体を理解させて、混乱へ導くというのは、
難しいものです。そこへ挑戦する試みには、好感が持てます。
ただ、全体を通して、多少読み辛く感じました。
二人の会話ですが、一部曖昧(8,9行目)な部分があるので、
二人目の会話を下げる工夫も、いいかもしれません。
以前、抑揚さんに評価して頂いた【クールケース】を
思い出しました。それで、南半球のことを思い出しました。
沖縄在住民と、オーストラリア在住民(仮)の
電話(チャット(最後のwより))と仮定すると、
理解出来るかも、と思いました。
しかし、一部成り立たないところ(→しかし
こぉー暑いとアレだね全然夏っぽくないね)
があったので、考え直しました。
>なに?オマエんとこ夏に雪降らねーの?沖縄?
しかしこぉー暑いとアレだね全然夏っぽくないね
ここは同一人物かな。
だとしたら、「暑い」と言っているところに、矛盾が生じます。
一行目で、「夏は寒いねェ」と、言っているからですね。
実際には、「寒くて、夏っぽい」と言うべきところ。
敢えて、混乱を誘っているのかもしれませんが。
そう考えると、ここで、意図的に主張の擦り替えを
行っていると考えられます。
>冬か(浮遊感)
うーん、ネタばらしちゃうのは勿体無い。
『冬ぅ〜か……ん?』など、それとなく
言うのも有りかと思いました。
※ただ、お題を伏せて他の人が読んだ時、「浮遊感」って
何のこと?って、なりそうな気がします。
>え?オレ、浮いてる?w
「冬か(浮遊感)」の落ちに続く、二重落ちですね。
この締め方は良いですね。
>>542 「ソーダ水」 ID:S8xmtQY2さん
陽炎の揺らめく感じを、浮遊感に喩えたみたいですね。
言葉の組み合わせ方は、センスがあると思います。
ただ、それが視覚化出来ているかとは、別になりますが。
うーん……何が言いたいのか、解からないです。
だから、何なの?って、突っ込みたくなります。
短い詩の場合、ズバッと言い切る方が
説得力があったりします。
この詩の場合は、もう少し長さが必要な気がします。
雰囲気を感じさせるには、言葉が硬いかも。
優しい言葉で置き換えてみるのも、手だと思います。
>「ソーダ水」
苛性ソーダ水のことかな。
それとも、容器内の水が温度の上昇によって
泡が出るのを、ソーダ水に喩えたのかな。
だとしたら、ペットボトルか何かが文中にあるはずだし……
>神は明るい不在を宣言する
この行よりも前に、「太陽」以外の
「明るい」についてのイメージを
埋め込むことによって、「明るい不在」が
活きてくると思います。
このままだと、熱いイメージしか伝わってきません。
あと、太陽と神には、関係があるのかないのかどうか。
太陽→可視的,神→不可視的でいいのかな。
>短いかげだけを残して
太陽が高い位置にあるということが、解かりました。
>>543 餅 北 ◆Ui8SfUmIUcさん
>餅が焼ける (改行省略) グツグツと煮えかえる
怒りで、心が煮え返るのでしょうが、
「焼ける」から「煮えかえる」にイメージが
入れ替わったようで、違和感を感じました(それが狙いだとしても)。
>爆発した (改行省略) この怒りは誰のもの?
爆発を即、怒りと結び付けるのは、どうでしょうか。
読み手の反感を買うかも(無理があるかな)。
「怒り」を『感情』に置き換えてみては?
>空はとっても澄んでるよ/それでも僕は大地の子
空と大地を対比させようとの試みだと
思われますが、もう少し具体的な方がいいかも。
七五調を崩したくない気持ちも解かりますが、
『土(大地)を歩く』とか、『土を蹴る(踏む)』とか
の方が、読み手には伝わりやすいです。
あと、唐突に「僕」が出てきているので、ん?
と、混乱してしまいました。
あれ、タイトルって「餅」じゃなかったの?
読み手は、「餅」が主人公だと思っているはずです。
この場合、「餅」を使った比喩が、意味を成さなくなります。
途中から、「僕」の言葉になってしまいます。勿体無いなぁ。
人間を「餅」に喩えたまま、
最後まで通してはどうかと思いました。
最後に「餅」を持ってきて、気の利いた言葉で
「大地」or「僕」とリンクさせて締めるのなら、
問題はないと思います。
「それでも」→語呂合わせの為に、
安易に使われているような気がします。
確か、何か嫌なことが前文に提示してあって、
「それでも」って使うような……
>あーあ あーあ・・
これは、要るのかなぁ。
>>544 「とどけ」 崩壊気味のウマシカさん(さん)
ダイレクトですね。何か、良い感じです。
言葉の流れも良いし、完成度も高い。
でも、最後で……テンションが下がったw
とは言っても、それが放たれた風船たちの、
大部分の運命ですね。
小学校までイメージさせるとは、なかなかです。
>しっぽに掴まるひまわりの種
ほのぼのとしているなぁ。
>>545 『浮遊蚊』 (揮3毫)さん
困ったなぁ……勘弁して下さいw
文体での『浮遊感』が出ていて、
そこに着目した(?)のは、ナイスです。
こちらの意図したものです。
カタカナの意味不明な、文字の羅列と見せ掛けて、
化学用語などの『専門用語』を紛れ込ませていたら、
面白かったのになぁ。
>『浮遊蚊』
確かに、「不愉快」ですねw
「浮遊」を上手く使いましたね。
【選考結果】 ええと、選考は「完成度」という視点で行いました。 「おひるね」と「とどけ」の二点まで、絞りました。 「おひるね」は、文体の浮遊感がイイです。 「とどけ」は、イメージの広がりを感じました。 「おひるね」は、ほぼ出来上がっていると思います。 しかし、インパクトの点で「とどけ」の方が上回ったので、 「崩壊気味のウマシカさん(さん)」を選びたいと思います。 崩壊気味のウマシカさん(さん)、おめでとうございます。 厳しいことを書きましたが、 「こうしたら、もっと良くなるだろうなぁ」 と思って書いたことです。皆様の参考になればと思います。 もちろん、悪意はないですよw 悪意を持ったからって、自分が上達する訳でもないからね。 ということで、ありがとうございました。 ウマシカさん、お題の方、お願いしますね。
>>560 どうもおつかれさまでした。
ご丁寧に色々と教えてもらえて嬉しいです。
ありがとうございました。
ID:nMPgmpQyさん、「drivin'」の批評の方、どうしますか。 上記みたいな評価でよければ、書きますよ。 勝手に書くのも何なので、確認。
>>561 こちらこそ、ありがとうございます。
北さんの名前、創作文芸の『童謡』で
見掛けたような気がします。
同一人物なのかなぁ。
567 :
534 :04/07/07 21:13 ID:PDnfmSSV
>>552 =虚構の真実さん
うん、そのほうが好き!
ありがとう♪
>>567 役に立てたみたいで、こちらも嬉しいです。
虚構さんオツ&dでした。 えーと、 >奇数連と偶数連の段差は、意図的ですかね。 口調の違いで気付いてくれるかとも思ってましたが、 奇数連と偶数連は視点というか、言葉を発してる人が違います。 奇数連は浮いてる人視点で、偶数連はまた別の視点のもので、 ちびまる子ちゃんでいう、ナレーションみたいな感じで。 つーわけで、 >前後で、リンク出来ていないような気がします。 は、当然かもです。 空の色に関しては、たしかにご尤も。 目覚めの光景なら、朝焼けって事で紅もありっすね。 ウマシカさんオメですー
虚構の真実さん、審査オツです。 この詩は人が生まれる時をイメージしました。 最初は羊水でうねうねしている。やがてくる浮遊(落下)。 頂点(底辺)まできたと思ったら静止して、あとは産道を通る時の映像です。 実際、自分ではまったく覚えてないのでこんな感じかなというのを漢字で表しました。 おおよそ三途の川ですな。で、ひかり、と。 >「まる」と「光」の関連性は、 >何処にあるのでしょうか。 >「まる」に必然性があるとすれば、 >最後にもう一度登場させるべきかも そういうわけで関連あるんですが、最後にはもう「まる」ではなくなってるんですよ。 お題が「浮遊」ではなく「浮遊感」ということなので抽象的に書いてみましたが うまく伝えられなかったようです。はぶきすぎましたな(快ω楽)
おっと、馬鹿さん(快∀楽)オメ!
>>555 喋ってるのは一人で同一人物です、
対話してるんだけど相手の声はオフレコって感じですかね。
しかししかし、事細かく感想を付けて頂いて感謝感謝です♪
虚構の真実さん、先生の様な優しい感想ありがとう御座いました!お勉強になりました! &困らせてしまいましてホント申し訳ないですm(_ _)m (揮ε毫) ナイヨウハナンデモヨカッタ タダ ダジャレタカッタ えと、、失礼なくらい前ですが、リーフレインさん評価ありがとう御座いました! こちら側に近づいて読んでくださり感謝ですm(_ _)m これで自分は虹を渡れた気がします^^
>>517 遅くなりましたが、評価ありがとうございました。w
575 :
562 :04/07/07 22:25 ID:IfgyKJrU
間違えました・・・。重ね重ね失礼しました・・・。
>>569 レス、ありがとうございます。
>口調の違いで〜
二,四連目は、解説っぽいとは思いましたが、
確信が持てなかったので、訊ねてみました。
一連目の最後「目覚めていない」というところと、
二連目の流れがよかったので、二連目と同じ人だと思って、
強引に読み進めたのが拙かったみたいです。
>>570 レス、ありがとうございます。
生まれる時に、三途の川を渡るっていう考え方、
面白いですね。死んでから渡るというのが、
私の中での常識になっていました。
何か、頭が柔軟になった気がします。
三途の川っていうのは、なんとなくわかりました。
でも、ここで何故、三途の川?って思ったので、
スルーしてしまいました。申し訳ないです。
>そういうわけで関連あるんですが、
最後にはもう「まる」ではなくなってるんですよ。
確かにw
>>572 レス、ありがとうございます。
同一人物&オフレコかぁ……気付けなくて、申し訳ない。
>>573 レス、ありがとうございます。
そう言ってもらえると、嬉しいですw
>>575-576 書きますので、多めに時間をもらいますね。
>>577 死ぬ時こちらからあちらなら
生まれる時はあちらからこちらかなぁと。
渡りきった時、積み上げた石を蹴り落とされてるのを見てるから
泣いて生まれてくるのかなぁ、、、(((快 д 楽)))ガクブル
虚構さんありがとうございました パトラクシェミラージュってロボットの名前です めぐりあい宇宙はガンダムの映画のタイトルです とても眠かったもので・・・ やさしく評価していただいてありがとうございました
>>578 >渡りきった時、積み上げた石を蹴り落とされてるのを見てるから
泣いて生まれてくるのかなぁ
この純粋さ、詩っぽくて良いと思いますよ(マジで)。
最後に、これを持ってきたら、共感出来ます。
フッと思ったことって、意図的に作られた詩よりも
真実をついていたりするので、侮れませんよ。
あとは、忘れないうちに、ノートに書き留めることですね。
無機的な詩って、専門知識と詩の構成を学べば、
誰にでも作れますからね。
そういう面で、心から出た詩(オリジナル)には、
勝てないような気がします。
>>579 こちらこそ、魅惑的な詩を
ありがとうございました。
>>547 「drivin'」 ID:nMPgmpQyさん
内容面ではなくて、形式面で見てみますね。
>空は 澄み渡り 丘は煙るよ
「煙るよ」の「よ」の部分ですが、悪くないと思いますが、
全体のイメージから浮いた感じがしますね。
他行の何処かを、似たような語尾「よ」等にすると、
味のある文章になりそうです(問い掛け風)。
>車輪は 消えて 天上の 夢
「消えて」〜「天上の」
「て」が続くので、引っ掛かりますね。
>海の 靄(もや)に 心 浮かぶ
足が 消えて 彷徨う 宴
全体を通して読むと、
似たようなパターンが続くので、
少し変化させるのもありかな。
>幻想の 陸に 虹は 流れる
「陸(おかorりく?)に」〜「虹(にじ)は」
「に」が続くので、詰まる感じがしますね。
→『陸(丘)で』にすると、引き締まると思います。
詩の内容が変わりますが、幻想的な感じが出ると思います。
>待ちうけてるのは 街の 輝き
「待ち」と「街」の語呂合わせが、良い感じです。
「うけてるのは」→『受けるのは』にした方が、
全体が漢字で統一された感じがしますし、
リズムが良いと思います。
>>581 なるほど、手直ししてみたらすっきり。うんうん。次にはこう言う場合生かせそうです。
それにしても、まず、遅刻ものにまでわざわざお手をさいていただき
ご親切に、どうもありがとうございました!
おそくなりましたが、評をありがとうございました。
>>526 BLUE HAWAIIさん、ありがとうございました。
ルマンドはふつうでも上手に食べるのがむずかしい、
いつも息を吸いながら食べます。
>>556 虚構の真実さん、ありがとうございました。
そうですね、太陽=溶かす 神=溶かすものさえない、
のつもりでしたが、結局「浮遊感」にとどかず。
「明るい」描写の挿入も、そのとおりだと思いました。
584 :
444 :04/07/08 09:18 ID:Ylk2LvOF
>>468 1未満から ◆MO1pk/rqmI 様。
444です。アク禁にてお返事が遅れてしまいました。
評価、ありがとうございます。
下手な詩でしたが「文化とは無駄である」という思想は外したくないな、と。
意図は、詩を全て無駄に埋めてみる、という試みでした。
陳腐でありきたりなものを並べて生活を彩る楽しさと歪み。
みっつに分けたのは、一文にひとつは昔からの風習文化をまぜようと思ったから
なのですが、いまいち崩れてしまい、残念です。(贈り物、酒、身を施して競う、そして愛)
上下段の違いは、つまり 結婚 という 強いアイデンティティの獲得によるもので、
それで少しずつ文化が収束しだす(似通いだす?)。自己の解放から閉塞へ。
一慨には言えないことですが、そのようにベクトルを変えました。
生活が文化の支配下に置かれ、しかし文化が生活になると、、というものを描きたかったのでした。
585 :
崩壊気味のウマシカさん :04/07/08 09:28 ID:hZOgNc+u
虚構の真実さん、評価おつかれさまです。 今の私には、あれ以上長い詩はかけないようです。 ダイレクトなのもそのせいかと。インパクト・・・そんなに強かったですか? 分不相応な気がしますが、享受させてもらいます。 さて、次のお題は「消極性」でお願いします。 評価の方は遅延する可能性もあるので、あまり急がずやってくれると嬉しいです。
586 :
崩壊気味のウマシカさん :04/07/08 09:35 ID:hZOgNc+u
遅レスですが・・・BLUE HAWAIIさん、評価どうもでした。 風船で肉のやわらかさを、クルミで骨のブツブツ感を出したかったのですが、むぅ。 食欲は破壊欲求です。こんなの俺の手じゃない→いらない、みたいな。 連投すいません。
587 :
(1) :04/07/08 12:05 ID:JcHOtHXk
「冷たくなった戦の町で」 消極性 ということばが あらわすものは なんにもない あるのは 男性 女性 それだけだ ほかのことはすべて 人間性 ということば そのなかに含まれて 人間性 ということばが あらわすものは なんにもない ぼくはきのう 崩壊した町へ出て 人間性をさがしてあるいた 炎のおさまった瓦礫の下に まだ息のある母子をみつけ みぬふりをして通り過ぎた みて通り過ぎることもできたのに みぬふりをしたのは きみのなかに人間性はあるかと 疑われることをおそれたため
588 :
(2) :04/07/08 12:08 ID:JcHOtHXk
ユンボ使いを呼びに いくこともしなかったのは きみのなかに積極性はあるかと 疑われることをおそれたため ぼくはいつも 壊すことも 作ることも しないで あるきまわるだけのライオンの雄 雌の匂いを嗅ぎつけたときにだけ 欲しい!という気持ちが湧き起こる 気持ちだけが湧き起こる それをなぜ 消極性と かれらはきめつけるのか ぼくにはなんにもできないと きみはおもっているのだと きめつけるのか 石ころを蹴って つきっぱなしのTV画面を割った 女子アナウンサーが感動をおしつける泣きっ面で 冷たくなった戦の町でさがしあてた人間性を それはいいことなのだと 温かいことなのだと伝えていた
589 :
名前はいらない :04/07/08 17:55 ID:4lbYSK9j
画面では羊の群れが走っていった はぐれたのかトボトボと一匹が下って カメラは引かれていった たぶん僕の家に向かっているんだ ポップフライが落ちてくるあいだに コップをテーブルの隅に動かした まだ来ない羊をなでながら 靴を買ってみようかとぼんやりと
>>555 レス番号の訂正。
>>541 →
>>540 >>556 誤字があったみたいなので、訂正。
「優しい言葉」→「易しい言葉」
>>582 レス、ありがとうございます。
そう言ってもらえると、嬉しいですw
>>583 レス、ありがとうございます。
>「浮遊感」
書き手が悩むことで、面白いアイデアが
生まれるといいなぁと思って、このお題を出しました。
>>585 レス、ありがとうございます。
>インパクト・・・そんなに強かったですか?
読み手から、五感を働かすイメージを引き出すのは、
難しいものです。
言語外のイメージ(私の場合は、小学校)を
引き出してもらった点で、評価しました。
「あぁー、えっと」 悲しくも寂しくも人恋しくもないのさ どっちかつーと”俺に触れないで” って感じで。 独りになりたいけれど、なりたくない ”何もやりたくない”という恐怖 音も言葉も絵も会話も 生めば生むほど納得がいかなくなる 夢も希望も愛も世間も 踏んでしまえば気にしなくてよくなる 今、心より求めるものは 未来の構図 5年、10年くらいの近い未来の自分 それさえ分かれば今何をすべきか 分かるのに---。 行き当たってバッタリ倒れて 暗い空を見上げてる自分は嫌だよ 少しくらい幸せになりたい 僕が小さな幸せを感じていられるなら お金も音楽も言葉も目も口も 君も過去も生きる意味さえ いらない あぁー、えっと 君は僕の幸せになってくれますか?
「人生の`」 ハイテンションパワーズ! お前に夢中さ お前だけに夢中さ お前にだけ夢中さ 昨日の夜はなかったことにしてくれ 頼むから 土下座でロケンロー ワイキキのビッチ 朝からハイテンション しもぶくれでもいい いつかきっとを百万遍となえてはや千鳥足 そこを右に曲がって三つ目の角をこすれ おっさんの匂い立ち込めた午後三時 絞首台まであと13歩 こめ!こめ!、、、こここめ! ハイテンションパワーズ! ノロマな俺さ ノロマだけが俺さ 俺だからノロマさ 尿道を患って女房を奪われて婆や一人 そこを右に曲がって三つ目の窓に当たれ おっさんの勢い張り詰めた午後九時 絞首台まであと一歩 こめ!こめ!、、、ここここここここ…… ボイラーマンって! 食っていけんのかよ!
「狭間に立つ消極的存在とは形而上の夢に過ぎないのだろうか」 俺、俺、おれ、おれがね、俺様がさ、おれねえ・・・。 私、みて、みて、私なの、ねえ私。 わしもなあ、わし、わしこそが。 かあさん、おかあさん、ママ、ママ、ママ。 あっしもねえ実のところはあ。 ボク・・・・。 一斉に騒ぎ立てるる鶏の群れ。 ”わが国はああ、世界のりーだーとしてええ、テロとの戦いにいい” ーーアッラーこそ神なりーー サラ−ム。 ”私という存在が存在するためには、他者による認知が必要である。 この私という存在が、境界をもって私以外の世界と分離し確認する為に、私の外からの視点が 必要とされるからである。他者なくして自己は在りえない。” 狭間に立つ。 ”世界の狭間に立つことはすなわち、その固有世界での消極性であるのかもしれない。 しかしながら、その消極性であるところの狭間に立つもの無くしてその世界は存在を固定できえない。” ーこの上もなく必要とされる消極的存在ー
「君の傾聴」 ただ君は そこに座って 皆を聴いて居る 進んで 責めようとはせず 進んで 持ち上げようともせず 和の中に入り 頷いて居る そうではないと言う時は 笑みの高さを一旦下げて 僅かばかり それを傾ける 静かなアサーティブネス 真っ直ぐで 肯定的な 君の 傾聴 芯があればこそ 咲いているその花 風に揺れ ただ君で在る
「鏡」 ここは そんなに暗いですか あなたはいつも まっすぐで 明るくて 眩しくて 行方は確かに 見えている 速すぎて 眩しすぎて わたし独り 硬いままで それでも また朝 その窓 その向こうから あなたが訪れるというのなら 私はずっと あなたの姿見であっても構わないのです
作品一覧(敬称略) お題:『消極性』 審査員:崩壊気味のウマシカさん
>>587-588 「冷たくなった戦の町で」 ID:JcHOtHXk
>>590 無題 ID:omG1qT3H
>>592 「あぁー、えっと」 抑揚 ◆YKYOnzxNCQ
>>593 「人生の`」 快楽童子 ◆plhXCa4.HY
>>594 「狭間に立つ消極的存在とは形而上の夢に過ぎないのだろうか」
リーフレイン ◆LeafL/oiO.
>>595 「君の傾聴」 ID:9RNV4k8r
>>596 「鏡」 ID:A9nampx/
現在7作品 あと3作品
声にならない思いはそっと胸の中に 「言葉は邪魔なだけだろ?」 本当は押さえきる事ができず慟哭に変わる 夢を見る事 現在を生きる事 そして自分を知ってもらう事 それらに不器用なまま 見えない痛みを誤魔化すだけの日々が続く 一体いつから狂った時計を眺めて座り込み 不安や戸惑いの弱気を誘うだけになったのか? 「言葉にしたって脆く崩れていくだけ」 それでもこの胸の片隅に捨てきれずに燻っている そのたしかな思いがまだ生き続けている限り 足掻いた日々に後悔などないはずだが それでも心の根底のどこかで 「このままで終わるわけにはいかない」 と諦めきれずに追いかけ続けているんだ 苛立ちを隠せずついに時計を壊す 何をすればいい? 何を言えばいい? 何処へ行けばいい? それは誰も答えない 答えられない
【けだるい(前半)】 ふぅ 何か 流れの 止まったような 熱帯夜にいて 吐く息が 疲れている 眠たいのかどうかさえ 思い出すには 程遠くて 思考が 沈殿して 腐ってゆきそう ふぅ 頭を振っても 不快指数は 変わらなくて はぁ 立ち上がって 窓を開けて 少しでも 涼しい風に 浸ろうとしたら あぁ
【けだるい(後半)】 目の前には 崩壊を免れた 雑居ビルがあって フッと 迷い込んだような 気持ちに 囚われたりして つい 目を逸らしてしまう 不甲斐なさに はぁ 廃墟にすら なれない自分に ウンザリしながら しっかりと 窓を閉めて ベッドの上に 身投げしても ふぅ やっぱり 吐く息が 疲れている
601 :
1未満から ◆MO1pk/rqmI :04/07/09 21:51 ID:pnX+rprF
お久しぶりです。やっとごたごたがひと段落つき、詩作モードにも入れるようになったんで いかせていただきます。 『例えば路上詩人の心根はどうであるか』 愛しているが口をついて 出てくる十五の夏の日には 危機を覚えるべきなのだろう 愛が僕の方を向いていない 歌の罪はそう誰も知らぬ 正義とか心とか世界とか 星のようにきらめく遠いものを 感傷的な夜に部屋の中で並べるようなもので 手を伸ばせば届くプラネタリウムの話を 誇らしげに語る白痴を生むのだ 僕が見つけるより早く完成された概念がそこにある 僕が纏うよりさきに着せられた感情がそこにある ああ おはようさえも殺してしまいそうだよ
602 :
1未満から ◆MO1pk/rqmI :04/07/09 22:04 ID:pnX+rprF
作品一覧(敬称略) お題:『消極性』 審査員:崩壊気味のウマシカさん
>>587-588 「冷たくなった戦の町で」 ID:JcHOtHXk
>>590 無題 ID:omG1qT3H
>>592 「あぁー、えっと」 抑揚 ◆YKYOnzxNCQ
>>593 「人生の`」 快楽童子 ◆plhXCa4.HY
>>594 「狭間に立つ消極的存在とは形而上の夢に過ぎないのだろうか」
リーフレイン ◆LeafL/oiO.
>>595 「君の傾聴」 ID:9RNV4k8r
>>596 「鏡」 ID:A9nampx/
>>598 「無題」 むこうの317 ◆317..n/Ke6
>>599-600 「けだるい」 虚構の真実
>>601 「例えば路上詩人の心根は動であるか」
1未満から ◆MO1pk/rqmI
以上10作品。崩壊気味のウマシカさん、審査お待ちしております。
603 :
名前はいらない :04/07/11 20:30 ID:vH53C/iK
締め切りから二日経過 動きが何一つないけど……まだ?
遅くなると言ってたから待ってるつもりん。
まあ気長に待ちましょう まだまだ夏は終りませんよ
すいません、大変遅くなってしまいました。
しかも実は自分が上手くかけないでいるテーマをお題にしていたりします。
投稿者の皆さん、お疲れ様です。早速感想を書いていきたいと思います。
>>587-588 「冷たくなった戦の町で」ID:JcHOtHXkさん
消極性を他者がおしつける積極性のかげとして捉えたのでしょうか。
「石ころを〜割った」が消極性も積極性もない中和的な態度を示し、
つづく押し付けのイメージの補強もして全体像を明確にしているのには感嘆するばかりです。
ただ、「人間性を探してあるいた」とあるのにそういう風には描かれていないのが残念。
>>590 無題 ID:omG1qT3Hさん
なんだか途中な感じが、舞台は日常の一こまであると強調していますね。
受動的態度が醸し出す腐敗的な消極性がよく出ています。
見ているのは午後のロードショウでしょうか。ダラダラ感がいい感じです。
>>592 「あぁー、えっと」抑揚 ◆YKYOnzxNCQさん
やる気のなさとしての消極性がつっこみたいくらいに伝わってきます。
タイトルと最終連での「あぁー、えっと」が効果的にきまったもようです。
幸せになろうとしている主人公が今幸せかどうか、不明・不幸・幸福の位置をもう少し強く示すことで、
未来の構図が分からないことを補強できるかも。
>>593 「人生の`」 快楽童子 ◆plhXCa4.HYさん
自暴自棄ははりきっていても、結局消極的であるということでしょうか。
結果をともなわない生産的行動っぽいものに対する苛立ちを表現しているように思われます。
しかも「こめ、〜」を噛んでいると取ると、その苛立ちがすぐ口から出て行かないのにも苛立っている様子。
分かっている、わかっていたのにしていないと言う消極性の負の要素の匂いが立ちこめてます。
>>594 「狭間に立つ消極的存在とは形而上の夢に過ぎないのだろうか」リーフレイン ◆LeafL/oiO.さん
閉じた世界、つまり球体の表面のように、外がない世界では云々〜は知らない方がいいですね。
積極的に消極的であることを何かにもとめる人々を笑ったものでしょうか。
「絶対性と中立性を兼ね備えよなんて勝手なこと言うんじゃないッ」のような感じで。
構図が素晴らしく、多様な解釈のできるいい詩なんですが、「できえない」が気になる・・・。
対になる積極性についての描写が欲しいところ。
>>595 「君の傾聴」 ID:9RNV4k8rさん
消極的であることの+面を描いた作品ですね。
そこにいてくれる消極性がとても柔らかく表現されていて、しかし強い。
最終連の花には、凛とした、が良く似合いそうです。
欲を言うなら、花として「君」を捉えさせる肯定的材料が少し足りないかも。
>>596 「鏡」 ID:A9nampx/さん
比較される対象としてありつづけることの消極性ですか。
鏡である「わたし」が「あなた」に惹かれていることの描写をもう少し入れると良かったかも。
ちょっと消化不良。
>>598 「無題」 むこうの317 ◆317..n/Ke6さん
積極的になろうとするあまり空転している自己への嫌悪が伝わってきます。
完全になりきれないことを消極的と捉えているのでしょうか。
最後の時計を壊す描写が簡単すぎて、事がうまく運びすぎているような。
>>599-600 「けだるい」虚構の真実さん
何も出来ないことからくる消極的態度の詩でしょうか。
溜息の鬱っぽさと、廃墟の描写があいまって、いやだなぁ、という言葉が聞こえてくるかのようです。
じめじめ感が足りないのが残念。空気の動きを描いてないのが原因です。
個人的には、窓をあけてもムワっと。
>>601 「例えば路上詩人の心根は動であるか」1未満から ◆MO1pk/rqmIさん
価値判断において誰かに頼ってしまう消極性への怒りの詩ですね。
殺意の動機がいまいち明確ではないような。白痴の何がいけないのか、いらつくのか、
もう一連増やしてみても良かったのでは。
609 :
崩壊気味のウマシカさん :04/07/12 17:41 ID:kvr2JE3d
今回の経験で自分の批評能力の無さを痛感しました。 見当違いなことを言っている可能性は高いです。どうぞ文句を言ってやってください。 優勝の方ですが、消極性を直接的・具体的に表現していた【けだるい】の虚構の真実さんを選びたいと思います。 虚構の真実さん、おめでとうございます。 必要以上に時間をあけてしまい、どうもすいませんでした。私の感想が皆さんのお役に立てれば幸いです。 以上、お付き合いいただき、ありがとうございました。
ウマシカさん、お疲れさまでした。
>>595 「君の傾聴」を書いた者です。花は唐突かなと一抹
頭をかすめたのですが、長くしたくなかったので、最後のみ書いてみたものです。
「凛とした」あるいはきりりとしているような描写は、前に出る強さを感じて
今回の「傾聴」についての自分のイメージとは違うので、捨てました。
よく読んでくださり嬉しかったです、ありがとうございました。
>崩壊気味のウマシカさん, ありがとうございました。えっとあの詩は、ハンナ・アーレントが提唱していた ”パーリアであれ”という言葉に基づいて書きました。アーレントは亡命したドイツ系 ユダヤ人でして、ハイデッカーの弟子の一人だった社会学者です。パーリアとは、 狭間に立つものという意味で、固有の共同体社会の外に、あえて立つ人で あらねばいけないという意味でした。固有の共同体社会内強要される価値観 に縛られてはいけないということだと理解しております。 共同体社会内での積極性が、その固有の幻想である価値観に沿った自己主張 であるとするならば、消極性とは、その固有幻想に沿わない価値観であり、 同時にその社会からはみだす者であるかもしれないと思っています。 社会と社会がぶつかりつつある現在、あえて狭間に身をおき、それぞれの 価値を客観的に同定していく視点が非常に必要とされるのであろうと考えたわけでした。 解かり難い主張で申し訳ありません。 苦労して読んでくださって、ありがとうございました。。。
>虚構の真実さん、おめでとうございます。 タメイキが効果的にだるーーーーーーい雰囲気を作ってて、素敵ってより、 なんつか。。。。だらーーーーとなってしまいました。いい詩です。
崩壊気味のウマシカさん&皆さん、乙でした。
【けだるい】を選んで頂き、ありがとうございます。
>>599-600 >>608 >個人的には、窓をあけてもムワっと。
そうですね。私もここで悩みました。
ですが、よく考えると、屋内の方がムッとしている場合、
部屋に流れ込んでくる風は、相対的に涼しく感じるはずです。
熱力学第2法則(均一化)ですかね。
夜は、外の方が涼しいことが多いので、
泣く泣く『外の涼しさ』を選択しました。
>空気の動きを描いてないのが原因です。
涼しい風の流れを書き込むと、後半、
プラス方向の詩を書かざるを得ないので、
言い落としてあります。その代替として、
主人公(鬱病っぽい)が、廃墟っぽい雑居ビルに
心を奪われることで、窓を閉める方向に
もっていきました。
>じめじめ感が足りないのが残念。
確かに。多分、文の流れで引っ掛かる部分が
ないからかもしれませんね。
漢字や濁音を使うと、その感じは出るはずです。
と、自分の詩を批評してみるw
>>609 >今回の経験で自分の批評能力の無さを痛感しました。
見当違いなことを言っている可能性は高いです。
書き手のレベルと、詩の内容も関係あるので、
批評は難しいところですね。
それに、見当違いはあって当然だと思いますよ。
それが『詩』というものですからねw
書き手だって、読み手全員に予想通りの感想を
返されても、詰まらないだろうし。
あと、初めに読んだ第一印象も、大切だと思いますよ。
それが、一般の読み手の感覚に近いですからね。
>>612 >>533 リーフレインさん、ありがとうございます。
だら〜〜〜っと、ダルイ詩ですね。
あ、前回もコメント、ありがとうございました。
615 :
虚構の真実 :04/07/12 21:33 ID:XoynXrsP
【お題】 お題は『五感』でお願いします。 ※読み手から、『五感』を引き出す詩ですね。 自信があるなら、『六感』でも構わないですw 『読み手のことを考えて、よく推敲された詩(文章)』を 読みたいと思うのは、私だけではないと思います。 そこを踏まえて、出来うる限り、 無駄を省いた詩をお願いします。 ※出来れば、小話やエッセイ風では ないものの方が助かります。 キツイ評価になると思いますので、 そこのところ宜しくお願いします。
616 :
名前はいらない :04/07/12 22:07 ID:oAZpOUBa
「夏の昼下り」 風鈴が鳴った 窓辺のカウチ そよ吹く風に 雨の匂い ネコは釣られて 伸びをするから 枕に貸した 腕はこそばゆく しばたく目ぶたに 遠雷の瞬き 急ぎ飛び起き 辺りを見れば 今日も変わらぬ 一人と一匹
617 :
虚構の真実 :04/07/12 22:46 ID:XoynXrsP
>>615 お題『五感』ですが、
全部の感覚を盛り込むという意味では
ないので、念の為。
618 :
590 :04/07/12 23:42 ID:ruJKsfGy
おうっと ウマシカさん ありがとうございました 確かに読み返してみると途中な感じですね なんか先導する者がいないと何も出来ない羊 らしいのでその感じをそのままに 消極に潜む何かを描きたかったんですが 傷ついた犬と守られた心 包帯を持つのは私 完結したかな なんかお題から 遠ざかってゆくような 虚構さんおめでとうございます もりこもおもたのに
イノシカさんどうもオツ&dです。 虚構さんモメデd 今回のお題は難しそうだなぁ、、、、、
「夕立ち」 溺れそうな香りがたちこめる町 微かに響く雷と、駆け出す少女の靴音に 僕はまた苦笑い 肌色に染まるブラウスに 思わず駆け出したあの日 あのとき僕は、 ただ君に傘を渡したかっただけなんだ
崩壊ギミの馬シカさんオツでした。 虚構の真実さんオメです。 詩教室の先生のようだ、、、。
622 :
名前はいらない :04/07/13 00:53 ID:kh197NEk
「マンガの中のポリゴン(1/2)」 アフロの奴、意味もないのにマンガの中のポリゴン。 しかも10年前のミラーボールみたいなそれ。 肩パッドにしか見えないアーマー着けて、 「キッ(書き文字)!!!」と睨むグラサンで拳を前に突き出してこちらへ飛んでくるんだ。 中国のとんがった山の頂上から跳んだ女拳士はポリゴンだから、 ビルの屋上から飛び降りても痛くない。おそらく300キログラム 以上の重さが加わったキックを、隣山の頂上でダウンしている老人 めがけてくらわす。相変わらず人間の尊厳だとかいうのか。相変わ らず、山はどんな色をしていたか、とか聞くのか。それがないと安 心して詩を読むこともできないのか。俺が書きたいのはそんな古典 的な、安心したい、現実に目の開いていない、未来のない、共同の 感覚を得るような、いや、共同の感覚があるならば、来い。老人の みぞおちに突き刺さった女拳士の足は、地面に抜けていた。地面さ え突き破って、ポリゴンの仕掛けを露にしていた。 隣でテレビ画面を見ていた俺の彼女のケツが、 座布団から2cm浮き上がり、 胸のあたりの窪みに向かって全身は20%ほど縮かまっていた。
623 :
名前はいらない :04/07/13 00:53 ID:kh197NEk
「マンガの中のポリゴン(2/2)」 さてアフロの奴だ。描くのがただ面倒臭いだけのマンガの中のポリゴン。 50代のおやっさんでさえ電車の中でマンガを読むというこの現代にだ。 マジンガーZの真似まではいいだろう。ああ確かに重厚だぜお前。 実際には紙ひときれ分の重さもないんだけどな。 ブナの林 スギナの叢 押さえつけて貼りつくポリゴンの国道 抵抗の意思もにおわせず、風 子犬をおもわせる、風 もてあそぶ、マンガの1ページ 言い忘れたが、俺はアフロの相棒。 れっきとした2次元のマンガのキャラだ。 コマの中から見るお前らも、 マンガの中のポリゴンのアフロも、 なにか忘れちゃいませんか? とか思いつつ今週も悪の神拳使いと闘いに行って、いいところで次週に続くんだけどな。
624 :
名前はいらない :04/07/13 00:58 ID:3uVjBlWD
石の下 石の下には 写真でしか見たことのない おじいちゃんが はいってる 水を汲んで おじいちゃんにかける お花も供えて 線香に火をつけて 空の上から見下ろして 喜んでいるのかな お母さんに言われて 手は合わせたけど 合わせた手もじっとりしてる 蝉がコーラスしている中 お弁当を広げて 綺麗な色のお菓子は ちっともおいしくない わたしもいつか死んじゃうのかな そうしたら この石の下に入るのかな 昔死んだ人は どうなったのかな みんなどこかで 眠っているのかな 天国は 空の上 石の下で 眠るのに
なんだこのスレは。おもしろそうだな。
投稿規定確認終了。OK。ちょっと待ってなさい。
「胃管の挿入(1/2)」 透明な管を取り出して ゼリーをたっぷり先端に垂らす 右の鼻腔にゆっくり差し込む 太目のパスタだ 素材は柔らかいプラスティックだが 50センチの長い管が 3センチ 4センチ・・・ 鼻腔の壁に突き当たる ゼリーのぬめりと甘い香り バージンな粘膜を 突いては戻りまた突付く 徐々に鼻水、溶け出すゼリー 鼻腔の奥がキンキン痛む 声が出そ!なその寸前、ずるりと管は奥に入った ごっくんしてくださーい。 ずいぶん阿呆を言うもんだ 甘い香りは随分薄れ今は鉄くさい血液の味 飲み込む努力のその瞬間、気管をつつかれ完璧むせる 涙、鼻水、唾液は自由に流れる 口なん・・ガハッ、拭かな・・ゲォッッ、てもいい、 ・・・・とっとと作業を、終わら・・グハッ
「胃管の挿入(2/2終)」 叫ぶ事などできるはずも無し、喉は責め具に蹂躙される 咽び泣くとは正にこの事 呆然とし始めた頃 ずるり、ずるり、と喉を入る蛇のごとき 実に、実にヤな感触 あーやっと入りました。もーいいですよー。 いけしゃあしゃあと何が良いのだ、残念な事を告げねばなるまい 汚れた顔で大きく開口 お前の仕事をよく見るがいい あー。やり直しだー。 口の中には戻った管が 綺麗に綺麗にとぐろを巻いてる 唾液できらきら光っている 半べその彼女の涙より一体どっちが美しいのか 泣くべきなのはこっちだろうが。
「霊(たま)」 霊送りがたく 一年が過ぎ 待ち望み今日 霊迎えようにも あなたがいない 今何処に けらけら笑い 声高に遊ぶ夜の子供達 たしなめながら 忍び声で御伽噺の大人達 灯りゆらゆら 水面ゆらゆら 眼うらうら ああ 生乾いた空気 鼻腔にたまり 痒く熱い形あるホト 濡れたまんま 拭われぬまま
オカン 糠みそ臭い手の平に 触れて優しい温もりの 見た目は悪いが食ってよし おかんのつけたドボ漬けに 世の中が し〜ん と静まり返る
”南部鉄の風鈴が鳴る寝室の” 磨きこんだ鏡台は、紅い漆塗り仕立てに 螺鈿の小菊が片隅に寄せられた扉がついていた。 そっと開けると互い違いになった2枚鏡が内側に現れ、 大きな3面を作り出す。 かすかな香水と白粉の香りが漂う引き出しを恐る恐るあけ、 母の口紅を唇に落としてみる。 見よう見まねで紅筆を使い、輪郭を辿った。大人の味。 ふと顔を上げると、3枚の鏡の中に無数の女が立っていた。
「日なたのペットボトル」 烏龍茶のペットボトル ジメジメした部屋 パソコンの排気熱 まわるだけの室外機 壊れた冷房 脱ぎ捨てられた靴下 ペットボトルが汗をかく ぼくの背中が汗をかく 汁の残ったカップ麺 万年床の煎餅布団 窓の外に太陽 部屋の中にも蝉の声 ボロボロの団扇 意味の無い蚊取り線香 残したスープが臭ってる ぼくの身体は腐ってく 何かにつけてお祭り騒ぎ 踊る阿呆に見る阿呆 垂れ流しのテレビ アイドル気取りのアナウンサー 水着で扇情 これでもか並ぶ殺し文句 さめることなく慣れていく 腐った身体も熱をもつ
633 :
崩壊気味のウマシカさん :04/07/13 11:20 ID:efkvUTZo
皆さん、レスどうもです。 >610 cレールさん 私は「傾聴」にいつか鶴の一声を出すような印象をうけました。 個人的には、やがて花咲くつぼみの強さの方が合うような気がします。 >611 リーフレインさん 私は構造主義の方が好きです。価値に縛られない人間は考えられません。 価値を客観的に同定するためには、全ての価値観が同じ基礎の上に立っていなければなりません。 しかしそんな保証はどこにもないのです。夏目漱石は東洋と西洋の文学的価値観を深く理解することで、 自分がその基礎になろうとしていました。結果的には失敗しましたが、とても有意義なことだったと私は思っています。 思想(大それた言い方ですが)の違いが、解釈を難しくさせていたようです。 >613-614 虚構の真実さん 空気の流れは雰囲気の流れとして表現できたと思います。 廃墟の空気(雰囲気)が部屋に侵入する描写によって、窓を開けたことを補強できるのではないかと思います。 >618 590さん 消極性の共有や伝播を描きたかったのでしょうか。 無理に完結させても逆につまらなくなってしまうので、こだわるなら同じテーマで作り直してみては。
634 :
崩壊気味のウマシカさん :04/07/13 11:45 ID:efkvUTZo
*注意 食事の前後途中での観賞において、ウマシカは責任を持ちません* 「爪」 熱しすぎたフライパンの上で 爪がプスプスっと燻る ごま油の気体に噎せて 白癬菌がスプスプっと踊る 足の親指のやつが反り返って 皮膚カスをゆっくりと包み 風呂なし3年ものの垢の香りが 部屋いっぱいに満ちていく やがて半熟の卵黄にかくれ スルメのような弾力を秘めて 最後の塩コショウを 爪は懇願するのである
お題:五感(全部ではなくても良い。第六感もOK)
参加者
ID:oAZpOUBaさん 「夏の昼下がり」
ID:13ywklaNさん 「夕立ち」
>>620 ID:kh197NEkさん 「マンガの中のポリゴン」
>>622-623 ID:3uVjBlWDさん 石の下
>>624 ID:Es5CS56Yさん 「胃管の挿入」
>>627-628 ID:aQVThJknさん 「霊(たま)」
>>629 北 ◆Ui8SfUmIUcさん おかん
>>630 リーフレイン ◆LeafL/oiO.さん ”南部鉄の風鈴が鳴る寝室の”
>>631 ねむい ◆yYGM98H44Iさん 「日なたのペットボトル」
>>632 崩壊気味のウマシカさん 「爪」
>>634 以上、10作品です。・・・いい加減、自分のHNにさん付けはやめようかな。
虚構の真実さん、評価よろしくお願いします。
ID:oAZpOUBaさんの「夏の昼下がり」は
>>616 です。
>>633 レス、ありがとうございます。
>空気の流れ
>廃墟の空気(雰囲気)が部屋に侵入する描写
廃墟が押し寄せるから、窓を閉じる。
なるほど、そのパターンもありですね。
まだ、推敲の余地がありそうですね。
美味しいレス、ありがとうございます。
>>635-636 投稿者一覧表の方、どうもです。
638 :
虚構の真実 :04/07/13 21:11 ID:k9Pdmz88
皆様、乙でした。 今回のお題『五感』は、どうだったでしょうか。 それでは、評価の方を書き込んでゆきたいと思います。 厳しいので、準備の方、お願いしますね。
>>616 「夏の昼下り」 ID:oAZpOUBaさん
即興詩なのかな。とても早い投稿です。
読んでみて、淡々としているなと思いました。
うーん、短い詩に、多くを盛り込もうとした為に、
空中分解を起こしているように思います。
>風鈴が鳴った → 聴覚 / >窓辺のカウチ → 視覚
>そよ吹く風に → 触覚 / >雨の匂い → 嗅覚
この短い言葉に、上手く盛り込んであります。
ただ、それぞれを結ぶイメージ的な関連性がないので、
言葉遊びに終わっているように思います。
この部分、歌詞としては、悪くないと思います。
>ネコは釣られて〜遠雷の瞬き
・何か、ゴチャゴチャした感じを受けました。
・流れとしては、腕を先に持ってきた方が自然です。
・「釣られて」で、ん?と思ってしまいます。
何に釣られたのか、この流れでは予測出来ません。
>しばたく目ぶたに
他との関連があれば、活きてくると思います。
「遠雷の瞬き」と、イメージを重ねようとしたのかな。
>遠雷の瞬き(>そよ吹く風に(前半))
前半で「雷」を、それとなくイメージさせるには、
「雨の匂い」だけだと、荷が重いかも。
あと、雷の時って、『湿った風が止まる』というか、
『澱む』ように思ったのですが……うーん、どうだったろう。
この詩の「ネコ」は敏感みたいですね(第六感があるのかな)。
>急ぎ飛び起き
この部分に入って、主人公がカウチに
寝転がっている状態を、理解出来ました。
>今日も変わらぬ / 一人と一匹
『私と一匹』としない点で、クール(客観的)な感じがしますね。
一枚の絵のように、まとめるにはよさそうですが、
よく見掛ける手法なので、インパクトは少ないかな。
>>620 「夕立ち」 ID:13ywklaNさん
全体の雰囲気が良いですね。日常の1コマを切り取った、
写真のようなシチュエーションを感じます。
短いながらも、完成された詩です。
・港町(→「溺れそうな」から連想)
・レンガ造りの町並み(→『港町』,「靴音」から連想)
・レンガのアーチ(→「夕立」〜『虹』からの連想)をくぐる少女
こんな感じで、イメージしました。
二連目から、僕の回想になっているようです。
>溺れそうな香りがたちこめる町
潮の香りを感じましたw
港町の雰囲気が、よく出ていると思います。
ですが、詩の内容からみて、舞台は都会でしょうね。
>肌色に染まるブラウスに
思わず駆け出したあの日
過去の「少女」の白いブラウスが、
夕立ちに濡れて、肌に張り付いた状態ですね。
それを見て、「僕」が「思わず」駆け出したのでしょう。
主語を落としたい気持ちは解かりますが、
ここの部分は、どちらが駆け出したのか
一度では、伝わりにくいかもしれません。
読み流している人には、引っ掛かる部分かも。
全体が「僕」の語りになっているので、
「思わず」から推測して、
「僕」が駆け出したことに納得しました。
しかし、この部分はどうやっても、修正の仕様がないですね。
推敲の限界(部分的完成)を感じます。
>あのとき僕は、
ただ君に傘を渡したかっただけなんだ
良いと思います。
無駄に理由を語ることなく、ちゃんと
読み手に想像の余地を残してあります。
>>622-623 「マンガの中のポリゴン」 ID:kh197NEkさん
二次元を、三次元化しようとする試みでしょうか。
うーん、詩というか、
解説しているように思われるのですが……
私の脳内では、補完出来そうもないので、
どうしていいのか分からないというのが、本音です。
『ボ』で始まるマンガがあるようですが、
それと関係があるのかな。
まぁ、関係があったとしても、
何処をどう評価すればよいのかは、不明のままです。
内容が理解出来る人には、面白いのでしょうが……
やはり、私の手には負えないみたいです。
以上、評価の仕様がなくて、申し訳ないです。
>>624 石の下 ID:3uVjBlWDさん
解かりやすい詩です。
『墓』を「石」と表現するなどして、
『子供』の視点で、描かれてあります。
>お花も供えて 線香に火をつけて (地の文)
空の上から見下ろして 喜んでいるのかな (会話文)
一文中に、『地の文』と『会話文(想像)』が、
唐突に混じっているので、読み手が混乱します。
子供の視点で描かれているからといって、表記まで、
子供の思考パターンで描いてしまうのは、NG。
>蝉がコーラスしている中 お弁当を広げて (地の文)
綺麗な色のお菓子は ちっともおいしくない (会話文)
一文中に、『地の文』と『会話文(想像)』が、
唐突に混じっているので、読み手が混乱します。
子供の視点で描かれているからといって、表記まで、
子供の思考パターンで描いてしまうのは、NG。
>天国は 空の上 石の下で 眠るのに
子供の視点なので、「天国は 空の上」を
成り立たせることに成功しています。
子供の純粋さを利用して、大人の矛盾する
既成概念を、皮肉っているようにも受け取れます。
上下の分離を遊びながら、
上手く締めくくってあります。
>>627-628 「胃管の挿入」 ID:Es5CS56Yさん
胃の検査をするのは、大変そうですね。
この手の文は、感想しか言えないです。
エッセイとしては、味があると思います。
これでもかと言わんばかりの、
畳み掛けるような言葉の数々と、
会話の挿入の間合いに、
書き手の、文体の慣れを感じます。
文全体が、文学バージョンでも、
面白そうな感じがしました。
>ゼリー
>太目のパスタ
食べ物関係で、くどくならないように、
喩えていったら、面白くなりそうですね。
「蛇」→『ところてん』とか
胃と関係あることですしw
>>629 「霊(たま)」 ID:aQVThJknさん
水子の霊ですかね。
堕胎っぽい雰囲気を感じます。
視点が定まっていないので、
何を言わんとしているのかが、
掴めないです。
うーん、何を伝えたいのでしょうか。
「霊」のことでしょうか。
もしかして、第六感かな。
一般の人には、馴染みのない題材なので、
行間で伝えるには、言葉が少ないように思います。
雰囲気を楽しむには抽象的で、
意識の目が文字の上を、上滑りしてしまいます。
こっち系の詩は、読み手を共感させることに主眼を
置くべきだと思います。
「霊」や『魂』の存在が、
証明されている訳ではないので、
拒否する人もいることを踏まえて、
どうしたら説得出来るか、
想像しながら書くべきかもしれませんね。
『言葉遊び』と、『共感』の両面から
意識して書くと、良くなると思います。
>ホト → 朴 → ボク?
>>630 オカン 北 ◆Ui8SfUmIUcさん
リズムが良いですね。
一つのこと(オカン)に、的を絞っているので、
分かりやすいです。
最後の一行が、全体から浮いているのが、
惜しいかな。矛盾しているように思われます。
タイトル「オカン」→『悪寒』とも取れそう。
タイトル「オカン」と、四行目
「おかん」の使い分けには、意味があるのかな。
>見た目は悪いが食ってよし
「食ってよし」って、味がありますね。
このままでも悪くないですが、全体から見ると、
七五調で通すのが、ベストのように思います。
「見た目は」→「見た目」の方が、
リズムが整うと思います。
>食ってよし
食べて宜しいと捉えるのは、流れからみて、難しい。
食って良し(美味しい)と捉えるべきか。
そう考えると、全体から『悪寒』をイメージするのは、
難しいかもしれないなぁ。
うーん……そうとなると、最後の行に矛盾が生じます。
何故なら、読み手の中で、
「ドボ漬けが美味しい」という流れがあるからです。
>世の中が し〜ん と静まり返る
「世の中が」→「世の中」の方が、
リズムが整うと思います。
ですが、「世の中」だと、誇張のし過ぎの
ような気がします。「し〜ん」と相まって、
子供っぽい発言に思えます。これは意図的なのかな。
例えば、次のようなクールな
落とし方もありかなと思いました。
『町内(腸内) しんと静まり返る』
646 :
名前はいらない :04/07/13 21:32 ID:jFJOhiO0
そろそろ連投規制かな? 一足先に乙です!
>>631 ”南部鉄の風鈴が鳴る寝室の”
リーフレイン ◆LeafL/oiO.さん
昭和初期の雰囲気が出ていますね。
「小菊」,「白粉」,「紅筆」
それと、漢字の割合が多いからでしょう。
細かい描写が上手いですね。
ですが、余り細かく説明してしまうと、
『五感』を引き出すというよりも、
植え付ける感じになってしまいます。
詩として考えるなら、読み手にも、
想像の余地を与えるべきかもしれません。
>磨きこんだ鏡台は〜扉がついていた。
肝心の「扉」まで、連体修飾語が続くので、
イメージ化するのが難しいです。
何を形容しているのか解からなくて、
読み手が、宙吊りにされてしまいます。
なので、何処かで区切った方が良いと思います。
あと、
1.「磨きこんだ鏡台は」→『磨きこんだ鏡台には』
もしくは、
2.「紅い漆塗り仕立てに」→『紅い漆塗り仕立てで、』
とすべき。
2の方が、区切りがあるので無難。
小説にしたら、良作になる予感。
ただし、時間と気力が要りますが……
鏡と関連付けた「落ち」をつけて、
タイトル(変更する必要あり)と絡ませて、恐怖系の
ショートショートにしたら、正当に評価されると思います。
詩板の中では、小説風文体の腕は、高いと思いますよ。
創作文芸板を参考にして、よく推敲して、
ショートショートの公募に出すべし。
>>632 「日なたのペットボトル」 ねむい ◆yYGM98H44Iさん
体言止のオンパレードで、全体を見た時、これはどうかなぁと
思いました。しかし、読んでみて、連体修飾語が上手く
活きていることが解かり、良作への期待が高まりました。
生きている(怠惰)か、死んでいる(遺体)かを、
意図的に曖昧にしてあるようです。
どうやら、そこを楽しむ詩のようですね。
>「ひなたのペットボトル」
『自分の部屋』を「ペットボトル」に喩えてあるのでしょうか。
面白いのですが、屋外を想像してしまうので、
的外れの感があるのは否めません。
>ジメジメした部屋
全体を通して、液体系の言葉を多用しているので、
この「ジメジメ」は、省いた方が無難。
その代替として、『四畳半の部屋』等の言葉で、
狭い部屋を強調した方が、不快度の効果が上がると思います。
>まわるだけの室外機〜壊れた冷房
室外機が、動いているエアコンの室外機だとしたら、次に
「壊れた冷房(装置)」がくるのは、矛盾すると思います。
空気清浄機能を使ったら、折角の『臭い』が消えてしまいます。
>何かにつけてお祭り騒ぎ〜
「垂れ流し」,「水着」で液体系のイメージを
引き出そうとしているようです。
三連目は、全体の内容と乖離しているようです。
そう感じるのは、ここで動きが入ってくるからでしょう。
「静(死)」と「動(生)」の対比で、ギャップを生むのが狙いかな。
もしかしたら、「垂れ流し」,「殺し文句」,「腐った身体」から、
殺人を連想させようとの、意図があるのでしょうか。
>>632 「日なたのペットボトル」 ねむい ◆yYGM98H44Iさん
三連目の出だしですが、「何かにつけて」で
始めるのではなくて、二連目と関連した内容を
持つ言葉から、静かに入るのがいいと思います。
続けて、「垂れ流しのテレビ」→『事件の報道』
→「何かにつけてお祭り騒ぎ 踊る阿呆に見る阿呆」
といった流れが、良さそうです。
>これでもか → 『これでもかと』
>腐った身体も熱をもつ
『熱狂』の意味も、持たせてありそうです。
>>634 「爪」 崩壊気味のウマシカさん(さん)
ノリがいいですね。
よく推敲されていると思います。
>スプスプっと
ここの発音が、喉に引っ掛かる感じがします。
私なら『チュチュっと』にするかな。
『ジュジュっと』の弱い感じですね。
>風呂なし3年もの
ここで引っ掛かりました。
誇張し過ぎかな。
折角のリアル感が、ここで消えてしまいます。
別の表記でも、インパクトは出せます。
>部屋いっぱいに満ちていく
「ごま油」の匂いの方が強いと思うのですが、
どうでしょうか。
『なたね油』なら、解かるような気もします。
>スルメのような弾力を秘めて
面白い表現がきたなぁ。
>最後の塩コショウを 爪は懇願するのである
調味料に「塩コショウ」を選択したところが、
妙手。締め方も上々です。
【選考結果】 推敲の点では、まだまた改良の余地を残した詩が ありました。しかし、『五感』の点では、 質の良いものがそろったと思います。 『完成された詩』という点から見た場合、 私なら、「夕立ち」と「爪」を選びます。 しかし、『五感』という点から見ると、 「日なたのペットボトル」は、 推敲の余地を残してはいるものの、 本能的な感覚に関わるものでした。 その点を踏まえて、この詩を選びたいと思いました。 ねむい ◆yYGM98H44Iさん、おめでとうございます。 では、お題の方、お願いしますね。
>>645 ご丁寧にありがとうございました
町内は考えましたが、
狙いすぎな気がして恥ずかしいのでやめました。
どもです。
>>647 丁寧な評ありがとうございます。早速ショートショートに作ってみました。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
”3面の鏡台”
洋間であったのに、何故か窓に南部鉄の風鈴が揺れていた母の寝室に
磨きこんだ鏡台が置いてあった。
紅い漆塗り仕立てに螺鈿の小菊が片隅に寄せられた扉がついていて、
そっと開けると互い違いになった2枚鏡が内側に現れ、大きな3面を作り出す。
かすかな香水と白粉の香りが漂う引き出しを恐る恐るあけ、
母の口紅を唇に差してみる。
見よう見まねで紅筆を使い、輪郭を辿った。生ぬるい味。
ふと顔を上げると、3枚の鏡の中に無数の女が立っていた。
見てはいけないモノを見てしまったような、後ろめたい思いのまま、
食い入るように女になったその姿を見ていると、一人少女のままの
姿がいて、にこっと笑って手を振り、横へ歩いて消えてしまった。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
小説ってのは考えてなかったので、ちょと新鮮な驚きであります。
654 :
596 :04/07/13 23:26 ID:3PG7NVLg
>>608 崩壊気味のウマシカさんさん
大変おそくなりすみません、評をありがとうございました。
消極性をpassiveととらえて光(太陽)と鏡を書いたつもりでした…
>>644 ほと=女陰では?
虚構の真実さん、大変参考になる批評をありがとうございました&みなさんお疲れ様でした。 「日なたのペットボトル」を書きました、ねむいです。 まさか優勝できるとは思っていませんでした…。少々驚いてます(苦笑)嬉しいもんですね。 えー……実に的を射た批評でしたので、私から言えることはあまりありませんw 冷房については、「室外機はうるさいくらい回るけれども、どこかが壊れていて効果のない冷房」 を意図して書きました。まあ、伝わるわけがないですねw まだまだ読み手の立場に立てていなかったということで、精進します(汗) 取ってつけたような三連目は、仰るとおり、動きが欲しかったためです。 なるほど、(三連目は)静かに入ったほうがよかったかもしれません。 完成度はまだまだということで、もっと上手くなれるよう頑張りたいと思います。 お題に沿った詩を投稿できたようで、その点は満足してます。 ありがとうございました。
656 :
ねむい ◆yYGM98H44I :04/07/14 01:11 ID:iyOe1GuI
さて、次のお題ですが 『勢い』 でお願いします。 あ、水曜の夜は書き込めない可能性がありますのでご了承下さい。 では〜ノシ
657 :
624 :04/07/14 01:31 ID:bl1C0eyX
虚構の真実さん、評どうもありがとうございました。お疲れ様です。 「石の下」の作者です。 技術的な面はさっぱりなので、非常に参考になりました。 国語の時間、ぼんやり過ごしていたのを今更反省。 最後の一行が一番悩んので、嬉しい言葉でした。
>>644 「霊(たま)」書いたものです。
虚構の真実さん、評ありがとーございました。
霊送り(たまむかえ…魂迎え)
霊迎え(たまおくり…魂送り)
盆に先祖迎えて送って…ってやつです。
有名な儀式で精霊流しってのがあります。
イメージとしては
若い未亡人がいてまして、
昨年は旦那の霊が帰ってきて色々楽しんだのに
今年は迎えに行っても旦那が見当たらない。
周りは霊迎えの儀式の珍しさと夏休みの夜のテンションで無駄に子供達が騒いでて、
大人達も親戚等と「そういえば爺ちゃんが夢枕に立ってねー…」「怖っ…」
とかひそひそ話してるイメージでした。
未亡人は旦那を探してる内に夏の夜の湿ったムぁってした匂いに
(勝手に私が生乾きの匂いと男性の体臭のきつい人の匂いは似てる気がしてるってのもあり)
去年の事を思い出しムラムラきてしもたが、
旦那はいない…て話でした。
わかりにくくて本当ごめんなさい。お疲れ様です。
>>654 ビンゴ
>>652 レス、ありがとうございます。
>狙いすぎな気がして〜
詩の雰囲気にもよりますからね。
最後は、読み手を優先するか、
自分の言葉を優先するか、ですね。
>>653 レス、ありがとうございます。
>横へ歩いて消えてしまった。
『真の落ち』を別に用意して、
この続きを淡々と書いていくのも、
面白いかもしれませんね。
>>654 そうみたいですね。
わざわざ、ありがとうございます。
>>657 レス、ありがとうございます。
>最後の一行が一番悩ん(だ)ので、嬉しい言葉でした。
子供の視点で締めるのは、難しいですね。
一行前に、『不思議だなぁ』等の緩衝材を組み込むと、
流れが良くなりそうです(でも、微妙)。
『天国は空の上 眠るのは石の下』
→これだと、大人のイメージになりますね。
『不思議だね お母さん
天国は お空の上にあるのに
おじいちゃんが 眠るのは
石の下なんだね』
→使えるか否かは、前半の文章次第,
うーん、わざとらしさがなくもないです。
>>658 レス、ありがとうございます。
>イメージとしては〜
これを詩にするのは、難しそうだなぁ。
>けらけら笑い
声高に遊ぶ夜の子供達(
>>629 )
お墓で遊ぶ、水子の魂かとw
661 :
名前はいらない :04/07/14 08:58 ID:qK5EuEKZ
>>643 628-627を書いた者です。
情報のタイトさと詩としての両立がしたかったんですが、うまく行かなかったです^^)
詩も、普通文も、今後も色々チャレンジして行きたいと思います。
(省略されました・・全てを読むにはここを押してください)
>>643 628-627を書いた者です。
情報のタイトさと詩としての両立がしたかったんですが、うまく行かなかったです^^)
詩も、普通文も、今後も色々チャレンジして行きたいと思います。
ありがとうございます、楽しかったです。
663 :
620 :04/07/14 12:27 ID:sJUrDwGj
>>640 =虚構の真実さん
ええ、普通の小さな町ですよ♪
でも雰囲気はなんとなく伝わってるみたいなので
ちょっと安心
文字による表現は苦手なので
勉強になります
ありがとう!
>>650 虚構の真実さん、評価どうもです。
風呂なし3年は誇張しすぎですか。
ワインとかと同じイメージだったんですが、さすがにやりすぎでしたね。
ごま油のほうが香りが強いのではと言うことですが、そんなことはありません。
山などで一週間お風呂に入らないだけでも、虫がとお〜くの方からわざわざやってきますので、それを熱したら・・・。
誇張するならするで、描写の補強をしなければならないようですね。
>>651 訂正。
「まだまた」 → 「まだまだ」
>>655 うわ、コピペに失敗しました。
改行エラーで、分割した時だ……
改めて、
レス、ありがとうございます。
言葉って、面白いですよね。
>>662 レス、ありがとうございます。
>情報のタイトさと詩としての両立〜
そうですね。その気持ち、よく分かりますよ。
真実を追求しようという心構え、大切ですよね。
>>663 レス、ありがとうございます。
全部が思った通りに伝わる必要はないと思います。
寧ろ、『言語外の何か』を伝える方が、難しいです。
言葉以上のものを引き出したという点で、
自信を持っていいと思いますよ。
あ、「おひるね」書いた方ですねw
>>664 レス、ありがとうございます。
>山などで〜
虫がやってくるのは、『身体全体から発する臭い』に
よるものだと思います。
うーん、『爪の垢』の臭いというよりも、
『汗に含まれる揮発物質』の
作用によるものだと思いますが……
この詩で言及されているのは、
『切り取られた(小量の)爪』ですよね。
熱したごま油の香りの強さ、ご存知ですか。
実際に、「爪」を炒めたことはありますか。
私は、この詩から読み取ったことを、
そのまま書いただけですので、悪しからず。
>>666 訂正(汗
『汗に含まれる揮発物質』
→『汗や老廃物を分解する微生物』
>>656 今回のお題は『勢い』です。
「いっき飲み」 いっきにビールを飲み干して 彼女に気持ちを打ち明けよう いや、もう一杯 彼女笑ってこっちをみてる チャンス? いや、もう一杯 もう一杯、もう一杯、、 飲み干す程の勢いで ビールを吐き出す僕の背を さする彼女がささやいた 「吐いたらもっとラクになるゾ」
【来月はある】 あまりの寒さにコートを持って跳び起きた 新聞が道を作るバスに乗って向かう パタパタとコートが応援してくれる じわっと熱くなる まずは抜ける 白い息に誘われて タコの代わりにコンニャクの入った たこ焼きをつまむ 上から下まで白いノミ屋を無視する 少し強くなる まだまだ抜ける 凍えた足をひきずって ゴボウ天を小麦粉で巻いた アメリカンドッグをかじる 家賃も払った 払いは済んだ 食いたいもんも だいたい食った 帽子を一度持ち上げて ちょうどいい位まで横にして 窓口に向かう月初の若き頃
670 :
ねこいるか ◆/D0HAk633. :04/07/16 02:56 ID:2mLYceMX
<チューリップ> その日にあった出来事や その日に感じたこととかに ほんの少し、言葉で彩りくわえて 詩になるそんな毎日がいい 「この曲終わるまでに来るはず」 のはずが、円盤の音楽が何度もリピート そうしてメール待つだけの 午後でもいいと思ってる きみがずっと大好きな花 どこにも売ってなかったよ 「いっしょに心中しよう」って 言って、窓を開いて笑ったとして ほんとに二人で飛ぶだけの 命でもいいと思ってる きみがずっと大好きな花 どこにも咲いてなかったよ 買い換えた歯ブラシ、折れた傘、しなびたティーパック、ベランダの星空 なんでもないこと どうでもいいこと どこにもないもの どこにもあるもの 溢れてて、どれだけ分が二人分? わからないまま手探りで 分け合えるそんな毎日がいい ずっときみが大好きな花 ずっと見つからないままで 「どうせなら」と また、むやみにくちびる奪ったら なにもかもをごちゃまぜにして きっと、二人分の今日がうまれる
671 :
ねこいるか ◆/D0HAk633. :04/07/16 03:02 ID:2mLYceMX
672 :
名前はいらない :04/07/16 05:52 ID:Fw/OcljE
立たないサオ、ん?、ザワめかず 夏とくに爽やかでない風は 吹くこと無し
673 :
名前はいらない :04/07/16 09:32 ID:9HM9MenU
あう
「水流」 私は冷たい海から逃げて 息絶えようとする魚です 今は浜辺に横たわり 波の来るのを待っています 神や仏に願い事 口をうんと動かして・・・ 信じてなんていないのに それでも奇跡を信仰し 波の来るのを待っています 南無阿弥陀仏、アーメン、奇跡を! 私が絶望して捨てた 冷たく強く轟くものよ ただ翻るだけでいい ああ懐かしいあなたの懐 南無阿弥陀仏、アーメン、奇跡を。 その純粋な直流に 私を飲み干してください 私は力のないものです あなたに縋りつくものです 私は冷たいあなたから逃げ 息絶えようとする魚です
ずれた・・・見た目はもういいや。
「heated breeze」 行け! 君の抱えて駆け出す時間は 青空空母にも続いている 蹴れ! 膝小僧の高さの風を ロー、ミドル、ハイ!で叩き込むのだ 賭けたことのない奴らには ああだ こうだ と jargon を言わすな 業熱の地脈 竜脈たどって 彼女の歌が 響いて来る golden の血脈 今君に燃える 熱風の息を 吹き上げろ! 吹け! (熱の障壁 速度の限界・・・) (熱風渡れば 海が見えるのさ・・・) (lalala・・・・・)
677 :
崩壊気味のウマシカさん :04/07/16 20:46 ID:kJgE8P15
現在6作品、のこり4人の方の投稿をお待ちしています。
「ジャパナクラシカル」 刀にて切るもの何かと問うなれば 己とは異なる志を信じ迷い無く持ち 我と刀交えるその心意気を断ち切り候 善悪など元より存在せぬ絵空事 皆一様にこの国の行く末を案じ立ち上がり 同じ国に住まう武士としてこの国を守る為に 誠の下に集いし志士為りて 国を思う論法違えども 同じ志持つ者達が殺し合うこと この国の為なるだろうか 否 やがて来るべき平穏は 恨み辛みを分け合いて 命落とす者無くなりし時のみ為りて 勢わず乱の始まりと終わりを眺むるなれば 何れも平穏に近き時ほど命重き時為り 逆法と愚かに笑い飛ばされぬ事願い奉り候
「旅の行方」 俺は俺の旗なびかせて キラキラした目をギュッと瞑ってから ガッと見開いて地図を開いた 次の目的地は百階建てマンションの屋上 赤いロングヘアーが風を孕んで渦を作り出し頃 皆にバイバイって手を降る そんな事考えてる内に向かい風に背中押されて 一気に落ちていく模様 地面に足から衝突したらしく電車の急ブレーキみたいな音がしてから ドリルチックな振動がぎしゅぎしゅ脳天まで響いて耳から抜けて行く 目の前には電動の鉛筆削りに 折り畳んだ蝶とかトンボとか 突っ込んで遊んでいる昔の俺が居た 見る見る内に削られた蝶にザッピング 俺黒い汁になってゆくんだな だだ漏れの黒い汁に やっと上顎の所で振動が治まり前歯で何とか地面に踏ん張っては見たものの まるで イカスミソースの浮き身 感覚を一手に引き受けた耳に降り注いでいるのは 拍手喝采だと思ってたら鳩の糞でした はぐれた舌にも鳩の糞 多分苦くて辛い味
↑679 皆にバイバイって手を降る→手を振る 誤字でしたw
【それはあまりにも突然な事で でも、どうしていいかわからなくて…】 人ゴミの中 急に泣きたくなった時 口の両端をクッっと上げる 目は閉じないで自然のままに 口を元に戻して深呼吸を一つ ココロは少し落ち着いた? それでもダメな時 人ゴミを掻き分けて走り出す 行き先はどこでもいいが 飲食店は避けた方が良いだろう 訳が分からなくなるぐらい 一心不乱に倒れるくらいがベスト アタマが少しは白くなった それでもダメな時 溢れるモノを 全て出してしまってもいいよ 涸れるまで僕が見ているから 支えが必要なら 僕がなるよう頑張るから 僕とイッショになろう
作品一覧(敬称略) お題:『勢い』 審査員:ねむい ◆yYGM98H44I
>>668 「いっき飲み」 ID:4prE8YSL
>>669 【来月はある】 ID:mEVCh6cF
>>670 <チューリップ> ねこいるか ◆/D0HAk633.
>>672 無題 ID:Fw/OcljE
>>674 「水流」 崩壊気味のウマシカさん
>>676 「heated breeze」 cレール ◆n/ANJuS0Pg
>>678 「ジャパナクラシカル」 抑揚 ◆YKYOnzxNCQ
>>679 「旅の行方」 ID:zJ2eK90I
>>681 【それはあまりにも突然な事で
でも、どうしていいかわからなくて…】
七瀬 刹那 ◆7IEehKLOVE
現在9作品 あと1作品
【飛ぶ】 時速50kmで 男が飛ぶ 窓の外が 雪景色だというのに 時速50kmで 男が飛ぶ フロントガラスを 突き破ったことが 夢だと知って 男が乗った 飛行機が飛ぶ 男が飛行機から 飛ぶ そう ハッチを開けると そこが 雪国だったから 時速200kmで 男が飛ぶ 重力加速度を 無視して 男が飛ぶ初速度 マッハ0.16 ※マッハ(M)……1225km
684 :
虚構の真実 :04/07/17 15:06 ID:UQFOLGMa
作品一覧(敬称略) お題:『勢い』 審査員:ねむい ◆yYGM98H44I
>>668 「いっき飲み」 ID:4prE8YSL
>>669 【来月はある】 ID:mEVCh6cF
>>670 <チューリップ> ねこいるか ◆/D0HAk633.
>>672 無題 ID:Fw/OcljE
>>674 「水流」 崩壊気味のウマシカさん
>>676 「heated breeze」 cレール ◆n/ANJuS0Pg
>>678 「ジャパナクラシカル」 抑揚 ◆YKYOnzxNCQ
>>679 「旅の行方」 ID:zJ2eK90I
>>681 【それはあまりにも突然な事で
でも、どうしていいかわからなくて…】
七瀬 刹那 ◆7IEehKLOVE
>>683 【飛ぶ】 虚構の真実
以上、10作品が揃いました。
ねむいさん、評価の方、宜しくお願いします。
まとめありがとうございます&皆さんお疲れ様でした。
夏風邪をひいてしまい、喉がヤバイ状態のねむいです。
お題、出した後で猛烈に後悔していました(苦笑)
では早速感想をば…
>>668 「いっき飲み」 名前はいらないさん ID:4prE8YSL
個人的に好きです、こういう青春のひとコマ(?)暑い夏の夜って感じ。
イヂワルな彼女がいい味出してますね。
既に(ビールを)吐いてる僕に向かって
>「吐いたらもっとラクになるゾ」
ときたもんだ。このオチが…カーッ、胃袋がキューン(ぉ
この主人公、吐く勢いにまかせて吐いてしまうのでしょうか…w
酒の勢いですることって、良いこともあれば悪いこともありますがね…(悪いこと経験者
最初の一連と最後の二連のリズムは好きなのですが、
真ん中をもう少し考えて欲しかった気がします。
あとはうーん、そのまんま過ぎてちょっと味気ないところがありました。
>>669 【来月はある】 名前はいらないさん ID:mEVCh6cF
現実とちょっとの不思議が交錯している世界観ですねぇ。
主人公について“一昔前の地方都市に住む若者”のようなイメージが湧きました。
「帽子」を「横に」などの単語のせいなのか、全体に漂う雰囲気のせいなのか。
二連目、「じわっと熱くなる まずは抜ける」「少し強くなる まだまだ抜ける」
具体的に何を抜くかは未熟な私には読み取れませんでしたが、
まだまだ行けるぞ、という自身の可能性といいますか、それを感じました。
これも一種の勢いですね。
若い頃は、全てに応援されているような気分になれる
そんな気分だけで熱く(暖かく)なれる
よくわからないものを食べても満足できる
何気ない出来事で成長できる…と言いたいのでしょうか?
個人的第一印象は
月初め、まだお金に余裕があるのでギャンブルでひと勝負しに行く若者
…って感じw
>>670 <チューリップ> ねこいるか ◆/D0HAk633さん
うむ、愛ですねえ。それも、結構重めの。それを軽そうに詠ってるのがまた良い。
この詩にも若さが滲み出ていますねぇ。やはり若さは勢いなのかw
でも詩の中の空気は落ち着いている感じ。このバランス感覚が凄い。
「毎日」「今日」「午後」など、時の流れを大切に思っている主人公の姿が想像できました。
そして場面は(タイトルの影響もあるのか)小春日和の午後のよう。
「心中」などの言葉も不吉さがなく、穏やかな詩の中に自然に溶け込んでいますね。
また、言葉の一つ一つに詩的な響きを感じました。
とっつき易いようで実は懐が深い…。
読む人によっては微笑みが溢れ、読む人によっては涙するでしょう。
自分にはこのような詩は書けないので羨ましいです。書きたいのに…(苦笑)
チューリップの花言葉は博愛。このタイトルにしたひとつの要因…かなぁ?
>>672 無題 名前はいらないさん ID:Fw/OcljE
釣りの風景なのか下ネタなのか(笑)
文体は嫌いではないのですが(むしろ好き)あまりにも短い…。
>>674 「水流」 崩壊気味のウマシカさんさん
陸に打ち揚げられて口をパクパクしてる魚の姿。
私はそれを恋愛模様に置き換えて読んでしまいました。
それともそう読んで欲しいのか、
最後の一文で何となく限定しているような気もします。
>ただ翻るだけでいい
のにそれをしない(できない?)。離れておいて、あちらが追って来るのを待っている。
この微妙な気持ちはわかるなぁ。
“魚心あれば水心”なんて言葉が浮かびました。
魚と水は元より対等ではないのですね。
段々と力(勢い)が衰えていく魚。哀しい姿です…。
ただ、どうしても「波」と「水流」が頭の中で一致しませんでした。
波は寄せては返し、返しては寄るもの。
流れは絶えずして、しかももとの水にあらず。
「水流」で“取り返しがつかないこと”を表している可能性もありますが、
「波」と「水流」の混在が私にはどうしても引っかかりました。
>>676 「heated breeze」 cレール ◆n/ANJuS0Pgさん
熱いですね。リズムが好きです。
横文字や()付きの詩ということで、歌詞みたいな。
「空母」「速度の限界」から戦闘機を想像しましたが、
私の読解力ではさらに深いところまでは読み取れませんでした(涙)
でも何故か、読むと力が湧いてきますね。
純粋に勢いを感じます。
>>678 「ジャパナクラシカル」 抑揚 ◆YKYOnzxNCQさん
第一印象:新撰組。(安直)
世界観もまあその時代に近い日本ということでいいでしょう。
しかし中で描かれた精神世界は現代にも通ずるものがあります。
全部正論過ぎて面白味はないですが…。(私の主観ですけどね)
正座して読みたくなる詩です(笑)
>>679 「旅の行方」 名前はいらないさん ID:zJ2eK90I
気持ち悪くなる詩ですね…(苦笑)
序盤は何か読み難い文章だなぁ…と思いながら嫌々読んでいたのですが(失礼)
後半は勢いに飲み込まれました。
あと、たとえ方・表現がとても上手いと感じました。
>>681 【それはあまりにも突然な事で
でも、どうしていいかわからなくて…】 七瀬 刹那 ◆7IEehKLOVEさん
優しい告白(?)ですね。
どことなく、自分が自分に語りかけているようにも見えます。
きっと「僕」にとっても誰かが必要なのでしょう。いや、ひょっとしたら「僕」のほうが弱いのかも…。
私が意図していたお題とは若干ズレているような気もしますが、
いい詩だと思います。
>>683 【飛ぶ】 虚構の真実さん
全体的に夢の中のような雰囲気の詩ですね。
速度を強調しているように見えますが、数字だけを強調されればされるほど
速度感が削ぎ落とされていくような、不思議な感覚を味わいました。
速さの表現を数字のみで行っていることからも、狙ってのことでしょう。
最後は落ちていく飛行機から男が飛んだということかなぁ。
初速度でマッハ0.16(=196km)出てるってことは。
空気は悪くないのですが、やけに薄味というかサッパリした詩で
心の表面をサラッと撫でていっちゃったぁ…みたいな感じでした(上手く言えん…
つまりこれは、お題に対して詩中の「速度」ではなく、実は文体で応えてるということでしょうか。
さて優勝は、
>>676 「heated breeze」 cレール ◆n/ANJuS0Pgさん
に決定です。
純粋に、文体・内容両面から勢いを感じることができました。
あとは個人的な好みで(汗)お題が非常に曖昧でゴメンナサイ…。
それにしても、ひとの詩と向き合うことがこんなにも体力を必要とすることだったとは(苦笑)
批評するのもはじめてだったもので、痛めた喉から血反吐を吐きそうになりながら頑張りました…。
満足に読み取ることのできなかった作品もありましたが、とても楽しく書かせていただきました。
また、今回のことで自分の未熟を肌で感じることができ、いい勉強になりました(涙)
では、cレールさんあとは任せました…。ねむいので寝ます⊂⌒~⊃_Д_)⊃
693 :
cレール(代行につきトリプなし) :04/07/18 17:42 ID:+u1y1c/n
>>689 ねむいさん、ありがとうございます。
要約すると「行け!」(笑)以外の何物でもありません。
ワタクシ、この手の詩は口ずさみながら書くので、歌詞といえば、歌詞なんだと思います。
読み手にスピードを思わせるにはまず、「素早く入る音とリズムだ!」と、
自分なりに書いて見ました。内容は意味を広くしてますので、
戦闘機のイメージもオッケーです。細部は読む方のお好みに解釈してください。
「速度の限界」は青空に浮かべるものに「空母」を選んで、
これが単独で浮かないように航空用語を調べた際、
素敵な言葉を見つけたので借用したものです。
直前の「熱の障壁」と似た意味だったりします。
heat barrier
【航空】熱の障壁 ((空気との摩擦熱による速度の限界)).
三省堂提供「EXCEED 英和辞典」より
専門の方が見れば「何だ?」という感じかも知れないですが・・・。
「空母」は戦闘のイメージから「迎え撃つ敵」と受け取ってもらってもいいですし、
「目指す目標」ととらえてもらってもいいですし、「空母の『母』」から
還るべき「母なるもの」を連想してもらってもいいかなあ、と。
この詩がねむいさんの免疫アップにつながりますよう・・・お大事にしてくださいね。
さて、お題は・・・ 「花火大会」でお願いします。ポエム大会の花火大会が見たい見たい!どどーん。
【happy time】 「夏もそろそろいい時期になってきたね」 と君が言う 「西瓜・麦茶・蚊取り線香焚いて夕涼み でも、最近夕立が多くて雷が恐い…」 そう君が呟いたが早いか 『ドーン』と怒号が一発 どこかに落ちた? 走り出す僕らの目に入ってきたものは 遠くの空を煌びやかに彩る花火 「わぁ〜花火っ!」 思わず声が揃ってもれる 花火が咲くと遅れて届く音 なんとも言えぬ時間が 僕らを包み込む 遠くの空見つめながら こっぱずかしい言葉 言いそうになって 慌てて口噤む僕 そのうち何か言いかけやめる君 また遠くの空を見て言う 「夏だね」 呼応するように僕も 「夏だね」 そう言って横を向くと君も横向き 満面の笑顔浮かべた もう二人とも花火は見てなかった 『ドーン…ドーン…』
いやはや、違うスレに誤爆してしまった(汗
よりにもよって雑談なんかにorz
>>490 ダルガリ氏
遅レス大変申し訳ないです。
「君も僕なんです。」
と言ったら、ますますわけがわからなくなってしまうかもしれませんが、
人間の二面性と言うか、もう一人の自分と言うか…
なんかそんなものを表現してみたかったんです。
非常にわかりづらいモノになってしまいましたが(汗
あと、自動ドアのAAを使いたかった
どちらかと言うとAAに注力を注いでしまった感がありますゴメンナサイ
>>522 BH氏
…違います。今更ですが、、、
>>691 ねむい氏
評ありがとうございます。
僕にとっては「告白」=「勢い」みたいな部分があるので(照
他の方が読んだら、ズレて見えてしまうのは仕方の無い事ですね。
いい詩と言っていただけて大変うれしく思います。
>>687 ねほんさん、ほめていただいてありがとう 嬉しいです
じぶんでも気に入ってるよコレ
題名の<チューリップ>はね、花言葉考えてたわけじゃないけど、
「博愛」だったんならちょうど良かった よかった
日常にあふれるいろんなひとつひとつ そん中でキスって特別だな
勢いで毎日唇の花を咲かせよう みたいなのが書いてみたかったんです
キス(チュー)+唇(リップ) てわけだったんです。
花火いいよね 素敵なん出来上がった書きまーす
697 :
668 :04/07/19 01:05 ID:LoDFU8Cr
>>685 =ねむいさん
勢いで投稿した4コマ漫画のようなものでした
感謝です♪
698 :
669 :04/07/19 01:15 ID:g8M1gKUO
ねむいさん感想ありがとうございます 賭け事にはまってた時の体験です 抜けるは普通に外れるです レース場に実存する食べ物です 米さえあれば生きていけるぞ と勢いです cレールさんおめでとうございます 花火 努力はしてみます
おかげ様で風邪はほぼ完治しました、ねむいです。
>>693 cレールさん
勢いをこの詩から分けてもらえたようで、思いのほか早く完治しました(笑)
「花火大会」、できれば投稿したいと思います〜。
>>695 七瀬刹那さん
私もいつも告白は勢いです(笑)ある程度成功する確信がないと告白しない臆病者ですが…。
>>696 ねこいるかさん
キス、いいですよねぇ。私はSEXよりキスのほうが好きです(ぉ …ご無沙汰だなぁ(ぉぉぃ
>>697 >668さん
ナルホド4コマにすると面白そうですな( ´∀`)拙い感想にレスありがとうございます♪
>>698 >669さん
あ、「抜ける」ってそういうことか…。競馬やってるのに気付かないとは(汗)
食べ物に関しては全く知りませんでした。うーん、食べてみたいw
700 :
心霊写真 :04/07/19 01:53 ID:3HOb3sGI
>>690 ねむいさんお疲れ様でした。「旅の行方」名無しで書いたものです。
勢いで書いて勢いで投稿して。後で自分で読み直したら本当に読みにくい……^^;
批評どうもありがとうございました。嬉しい言葉でした。
Cレールさんおめでとさん☆
「二度目の花火大会」
今年も晴れてよかったね
隣には君
夜空に咲く明るい花に
照らされたふたり
去年の今日はこの場所で
ぼくらは手をつないでいた
いつまでも空を見ていた
今年はすぐに帰るんだろう
今宵限りのふたりの時間
終わらせないでくれ 花火を
来年も来られるといいね
いじわるな君
きっと来年は雨が降るよ
いじわるなぼく
ふたりの時間は花火のように
余韻を残して輝き散った
いつまでも空を見ていた
そろそろ首が疲れただろう
今宵限りのふたりの時間
終わらせないでくれ 花火よ
----------------------------
>>700 心霊写真さん
いやぁ、勢いでこれだけ書けるとは。レスありがとうございました〜。
ねむいさん&皆さん、乙でした。
cレールさん、おめでとうございます。
>>683 >>691 「速度」の解説部分、参考になりました。
ありがとうございます。今後に、活かせそうです。
※詩中の数字(速度)は、ナンセンス系の詩である
ことを解かってもらう為に、用いてあります。
この詩ですが、実は、お題を見てから
作ったものではないのです。
少し前に、筋の通ったナンセンスな詩を
作ろうと思って、作ったものです。
『勢い』のある文体を捻り出せなかったので、
この詩で代用しました。
※「主人公(男)の無謀さ」,「文体」に
『勢い』があると判断して、投稿しました。
まぁ、スルーするという手もありましたがw
P.S.
夏風邪に、負けるな〜☆
703 :
廻苦 ◆R4PPnOfaT. :04/07/19 11:53 ID:3eUCIG01
『行きたい』 問一 次の文章を否定文にせよ (1)I will watch fire works. Answer/I won't watch fire works. ふぁいやわーくす? そうそう花火、今日花火大会だったわ (2)I can make cake in my house. Answer/I can't watch fire works in my house. (3)I was reading Japanese book. Answer/I wasn't watch fireworks. 花火見に行くはずだったのにぃなんで夏休み初っ端から講習なんか受けなきゃいけないのよー早く終われ! 問二 次の文章を訳せよ (1)I saw dog. Answer/私は花火を見ました。 (2)I went to school at seven o'clock. Answer/私は花火へ七時に行きました。 (3)I will meet my friend. Answer/私は花火に会うつもりです。 延々と続く夏期講習、塾講師は眠くなる声 外から花火の音がするけど 私はここから逃げられない この日のためにと買った浴衣は たんすの中でお留守番 ガリガリシャーペン噛みながら いつまでたっても終わらない 時間は限りあるものなのに 講習は続くよどこまでも
ッゥ゛ア゛ーーーーーーーーッッゥッックッ・・・!! ねむいさんごめんなさい。 ↑で名前まちがえて、ねほんさん て呼び掛けちゃってる・・・ スレ消費スマソ あまりに申し訳なかったので。。。
705 :
名無し :04/07/19 19:49 ID:jlCwE2Lx
空に 金魚が チラチラと 赤い尾っぽをチラチラと 末に消える命 その灯を 鳴くことせずにチラチラと 線香 花火と 蝉が 逝き それでも金魚はチラチラと 綿飴…りんご飴はいらんかね 大火に声 掻き消され 静かに蝉の墓入る
706 :
705 :04/07/19 19:56 ID:jlCwE2Lx
705の題は 「花火大会 その後に」でお願いします
作品一覧(敬称略) お題:「花火大会」 審査員:cレール ◆n/ANJuS0Pg
>>694 【happy time】 七瀬 刹那 ◆7IEehKLOVE
>>701 「二度目の花火大会」 ねむい ◆yYGM98H44I
>>703 『行きたい』 廻苦 ◆R4PPnOfaT.
>>705 「花火大会 その後に」 ID:jlCwE2Lx
現在4作品。あと6作品募集中です☆
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>>704 ねこいるかさん
はじめツッコもうと思っていのですが、他のレス書いているうちに忘れてました〜w
面白い間違いだなあと(ぉ
こちらも私レスでスレ消費すんまそん…。しかし、よく続いてますねぇ。
「花火<=>火花(非回文)」 火花の粉カチカチと崩し かの夏が致死の値とこの嵐 駆け出し穂は舞い 化け月「桃と伊予」の如く 句と碁の酔い友も気付けば 今は星だけかしら あの子といたあの七月七日 雫とチカチカこの花火 ---------------------------------------------- 火花のこかちかちとくずし しずくとちかちかこの花火 かのなつがちしのあたいとこのあらしかけだしほはまい いまはほしだけかしらあのこといたあのしちがつなのか くとごのよいとももきづけば ばけづきももといよのごとく -----------------------------------------------
「視界 全部 大花火」 有名な 三尺玉の 大花火 すごく すごく おおきくて 見えてる範囲が 全部花火 目ん玉 いっぱい 見開いて 見開きすぎて ぽろりと 目ん玉 落っことしちゃった 近くにいる人 這いつくばって 探してくれたよ ありがとう
「ドンドンドン」 僕はくわえ煙草のまま洗濯物を干している 向かいのマンションのいつもの彼女は洗濯物を取り込んでいる 今日は花火大会だというのに お互いいつも通りな訳ね そうこうしてる内に花火が上がりだす 物凄い音 そうそうに洗濯物を切り上げて非難非難 ふと向かいに目をやると花火に見入る彼女 ベランダに肘ついてぼんやりしている 花火上がる度 光に照らされる彼女 光る頬 泣いてんの?しかしあんなに綺麗な娘だったっけ パチパチと燻り出す僕の心 花火見る君 君を見る僕 ヒュー・ドンドンドン 最後に咲いた打上花火の音と 速度増してく僕の心臓の音 どっちがどっちなんだか
711 :
湯姉耕二 :04/07/20 11:59 ID:OlrXXcNX
「花火大会」 あの子はどこの子 もう日も暮れかけて やんちゃそうな坊主頭 今日はめそめそ泣いている あの子はどこの子 石ころ蹴飛ばしながら そうか大事なものを 失くしてしまったんだね 仕方がないさ 彼女は越していったんだ またいつか会える 手紙でも書いてやれよ あの子はどこの子 ポンと一つ宙に花が咲く ほら花火大会が始まったよ 泣くのをやめて君もごらんよ あの子はどこの子 彼女も今ごろ汽車の中で きっと君と同じ花火を見ている 君のことを思いながら
712 :
存詩星君 :04/07/20 13:51 ID:qHIDMleI
「枯痩になる前に・・・」 今日こそ言おう この気持ち 社祭りの川のすみ 君と座る坂の上 夜空に花咲くその時に 僕らの花も咲かせたい しかしそれとは裏腹に 言おうと思い君見れば その一言が言い出せない 視線は戻りて 花を見る 諦められないこの気持ち 言うだけ言えば済むものの 傷ずく事を恐れてる 嗚呼 この時よ どうにか 長しえに続いてくれ・・・ ただただそれを 念うばかり 今、最期の花が咲き放たれた ※枯痩=植物がひからびるように衰える、そのさま。
713 :
てるあき ◆DDfwggPC.. :04/07/20 14:26 ID:BiexYqvy
「はかない」 大輪を咲かせた花火 ああ、もう夏だ 夏になると思い出す 偉いヒトの命令に 嫌々したがって はかなく散った若人たちよ 命はまるで花火 一瞬だけ輝いて散ってゆく また花火が散ってゆく
作品一覧(敬称略) お題:「花火大会」 審査員:cレール ◆n/ANJuS0Pg
>>694 【happy time】 七瀬 刹那 ◆7IEehKLOVE
>>701 「二度目の花火大会」 ねむい ◆yYGM98H44I
>>703 『行きたい』 廻苦 ◆R4PPnOfaT.
>>705 「花火大会 その後に」 ID:jlCwE2L
>>708 「花火<=>火花(非回文)」ID:Rwhp/MHr
>>709 「視界 全部 大花火」 わに ◆Wani6uvhK.
>>710 「ドンドンドン」 ID:nPuY6xPf
>>711 「花火大会」 湯姉耕二
>>712 「枯痩になる前に・・・」 存詩星君
>>713 「はかない」 てるあき ◆DDfwggPC..
10作品ですね。
まとめがずれてしまいました、今回は「違う!これは花火大会じゃない!」とは言いませんのでよろしくw
全体に、審査員が難しい詩を理解できないということを、皆様知ってか知らずか、
理解しやすいものが多くて助かりました。今回こそ「広く初参加の方にも!」との思いもありまして、
「花火」ではなく、広い大空に咲く大玉を、誰かと、あるいは風景や思いや世界と
一緒に観覧する「花火大会」にしてみたのも、ちょっとそういう雰囲気に
してみたかったのでした。ご参加の皆様ありがとうございました。
>>694 【happy time】七瀬 刹那 ◆7IEehKLOVE さん
花火の誤爆ならきっと喜んでもらえたのでは(笑)。二人の初々しさがいいですね。
内容では、「花火大会」というものを見たことがない人にも、情景が浮かぶような
導入と流れがいいなと思いました。素直で、優しい流れが本当に素敵な作品です。
だめですよ、それで帰り、「渋滞だから帰れなーい」って親に電話したり。
初彼は親に紹介賞。
>>701 「二度目の花火大会」ねむい ◆yYGM98H44I さん
七瀬さんの作品の続きかと思うような、二年目の二人・・・と思いきや、"最後のイベント"パターン
(すいません、造語です)でしたか。散り行く花火とその余韻、「疲れた」の一言が表す倦怠感が、
夏の無常な情景に重なって心を動かす作品に仕上がっています。
一つ一つが永遠の花火賞。
>>703 『行きたい』廻苦 ◆R4PPnOfaT.
思わず分かる分かる、と作中の子に共感。塾に家庭教師、残業の皆さんご苦労様。
自分もそうでした(涙)。例文が所々添削したくなるような気持ちになるのはちょっとご愛嬌。
きっと塾の先生も、仕事なんか投げ出して本当は花火を見に行きたいんですよ。色々ありますが
ひとまず冠詞は忘れずに超新星兎賞。
>>705 「花火大会 その後に」ID:jlCwE2Lx
これも無常を思わせる作品です。夜空に散った大輪の花は、そう、最後には
火の尾を引きながら消えていくのですよね。
そして筆者によって夏の何か(蝉と共に売り子の声?その他も?)が屠られる
(墓に入れちゃいましたね)のは、斬新でした。最終連の大火(次の打ち上げでしょうか)は、
ない方が良いかも・・・と思いました。なぜならば、普通は喧騒と共に帰路につくのが、
流れに加わらず、(恐らく)一人、消え行く花火を最後まで見つめていた視点が、
一体どういう人物のものなのかと、読む者をもっと気にさせたと思うのです。
花びらの、儚さ、夢、賞。
>>708 「花火<=>火花(非回文)」ID:Rwhp/MHr
わあ、凄いですね。技あり。すごく好きになりました!「火花の粉」「カチカチ」「崩し」
k音の連発で硬質なリズムを作っています。「夏」「星」「七月七日」など夏単語も満載。
「致死」の辺りだけが むむむ どうかなあ。
ワタクシもやってみました。一行拝借。
「いまはほしだけかしらあのこといたあのしちがつなのか」
↓
「はつこい けがし かのまち ただほのかなしい あらしのあと」
ごめんなさい。
アナグラム☆特別賞。
>>709 「視界 全部 大花火」わに ◆Wani6uvhK. さん
大玉は正に夜空の大輪の花ですね。そう、無駄は要らない。題も。でかい。これでいい。
分量と読みやすさ、説得力のある詩です。「見えてる範囲が 全部花火」印象深い表現です。
落ちがほのぼのしていて、童話のようでたまりません。
自分も目の鱗はよく落としますが、余計めくらになるだけなんですけど(涙
童心花火賞。
>>710 「ドンドンドン」ID:nPuY6xPf さん
短編小説のような物語の詩ですね。タイトルと最終行でいい味が出てます。たぶん
がらりと印象が変わるでしょうから、思い切って違う文体でも見てみたいです。
素朴な疑問は、夜に洗濯物を干すというのは、ご当地では普通なのでしょうか、と
いう細かいことと、非難は「避難」ですね、ということくらいですね。
隣の輝き発見賞。
>>711 「花火大会」湯姉耕二 さん
子どもの坊主頭に郷愁が浮かびます。また悲しみの中、
思いもよらない風景に慰められる、そんな情景も浮かびます。
「彼女も今ごろ汽車の中で きっと君と同じ花火を見ている 君のことを思いながら」
ここはじんわりしました。一つ、「あの子はどこの子」が、せっかくのリフレインなのに
分かりにくかったです。坊主頭の泣いている子どもに話しかけている人物は、
事情を知ってるかのように語りかけてますから、この人が問うてる訳ではないですね。
とすると、泣いている坊主頭の子が彼女について語っているのでしょうか。
同じ空同じ思い出賞。
>>712 「枯痩になる前に・・・」存詩星君 さん
花火にはやはり様々な恋模様が似合います。一連目の「社祭りの川のすみ 君と座る坂の上」で
風情に引き込まれます。「花火」を植物の「花」、恋の「花」例えた内容は、隠喩の苦手な(笑)
自分のような人間にも理解しやすい詩です。最後の花火のあとは一体どうなったのか、気になる作品。
花火は灰になっても花火賞。
>>713 「はかない」てるあき ◆DDfwggPC..さん
日本では第二次大戦終戦を思わせる詩ですね。この国で夏が儚いのは戦争が終わった
(負けた)季節でもあるからだと思いますが、無駄がなくそれが涼しさと、純粋な悲しさを思わせました。
散ったのは若者だけではありません。年寄りが、女性が、子供がどちらの国でもたくさん亡くなりました。
輝くのは命あればこそ賞。
--------------------------
と、一部ここまでの中で敬称が抜けていた方に気づきました、申し訳ありませんでした。
719 :
cレール ◆n/ANJuS0Pg :04/07/20 22:37 ID:NI5RuKFE
それでは発表します。詩板「ポエム大会2」のお題「花火大会」の栄えある優勝者には、
>>703 『行きたい』 をお書きになりました、廻苦 ◆R4PPnOfaT.さんを選びたいと思います。
I will watch でも I’m go to see でもいいんです、
make cake in my house.でもmake a cake at homeでもいいんです、
お菓子や犬の前に a が抜けててもいいんです、(笑:ゴメンナサイ)
> 外から花火の音がするけど 私はここから逃げられない
> この日のためにと買った浴衣は たんすの中でお留守番
> ガリガリシャーペン噛みながら いつまでたっても終わらない
> 時間は限りあるものなのに 講習は続くよどこまでも
この4行に魅力が詰まっています。
花火大会を何より華やかに楽しく描いていたのは、この「行けなかった心の中の大輪」でした。
廻苦さん、おめでとうございますグランプリ!!花火大会、優勝、おめでとう〜〜〜〜
どどどどどどどどどぱちぱちぱちぱちひゅーーーーーーーーどどどーーーーーーーん、たーまやーーーーー!!!
ではよろしくお願いしまーす・・・
アク禁解けてほっとしましたよう(汗
w
w
722 :
廻苦 ◆R4PPnOfaT. :04/07/21 08:07 ID:S/YU1Jqb
>>719 え。えええええ(以下エンドレス
花火大会のうつつの中で魅るうたかたのゆめのような気がしてならないのですがありがとうございます!
こんな都合のいい夢なら疑わずに信じ込みます。やったよ!僕やったよ!
あ、あと変な英文に関しては塾講師も花火大会行きたくてそわそわしていたということで・・・
そう彼は彼女と花火見に行くはずだったのに急に担当講師がバカの夏風邪ひいて代わりにこなくちゃならなくて。
えーと、とりあえず次のお題は「まりも」です。
・・・って審査もわたしがやるわけか。どどどどうしよう。
廻苦さんおめでとうございます 先にこれが出てた時点でヤラレタって思ってましたが・・・・ 自分のも結構自信あったんだけどな。完敗です。 cレールさんお疲れ様でした 童心花火賞。ありがたく頂戴します 初めて3尺見たときはすでに20歳だったけど そのでかさにビビって子供に帰ってはしゃいだ そんな思い出です 今年も久保田片手に花火観戦いこ〜っと
724 :
湯姉耕二 :04/07/21 12:36 ID:XpEOFGLZ
廻苦さん、おめでとうございます。 前半部の問答のところがとても好きです。 これほど、簡潔かつ明瞭に「行きたい」気持ちが 伝わってくる表現はないですね。 cレールさん、選考お疲れ様です。 これだけ丁寧に批評していただけると、書いた方もあり難いです。 「あの子はどこの子」の「あの子」は坊主頭の少年のつもりでした。 この表現は、この詩の視点と少年との距離感を表すために入れたものです。 川縁を歩いている少年を、こちらが二階のベランダから眺めている感じですね。 どこの子かは分からないけれど、事情はなんとなく伝わってくるという 不思議なシチュエーション。少年に自分の過去を投影しているという ニュアンスを出す狙いもあったり、なかったりw まあ、深く考えて入れたというよりは、言葉の調子が良かったので・・・。 いずれにせよ分かりにくいですね。ご指摘ありがとうございます。
725 :
名前はいらない :04/07/22 00:51 ID:codf5pRn
お題「まりも」受付中☆age
「誰かの声に」 泣き止まないマリモが まるでぐずる子供みたいに思えてきた 微笑ましいような 煩わしいやら少し楽しくなってきた このまま泣くなら僕は遠く旅にでるよ? まるで子供を置いてくよと 脅しをかける母親のように 泣き止もうとがんばるマリモの顔を見てて すごい勢いで感情が移入してゆく 蔑まないで自分を 僕は多分変わらず愛せるから 多分という言葉がマリモの不安を煽るのを知っていながら マリモはまた泣きそうになってゆく 僕は愛しさ故に込み上げてくる 笑いを必死にこらえ マリモを抱き寄せてささやかにキザったらしい 言葉を並べマリモが騙されるのを見ている 嘘と言われれば悲しくなるが マリモを騙してないとは言い切れない だけど裏切るようなことはしない 僕の言葉は永遠だと思ってて 約束なんて嫌いな僕もマリモも たまに誓うこともあるから 泣き止まないマリモを見ながら僕も同じように泣き出すことが あるかもしれないだけど僕はただ涙脆いだけで マリモを悲しく思ってるわけじゃない ささやかな幸せだけマリモに与え続けるから 間違ってもマリモを悲しく思うことなんてない 端から見れば愛じゃない愛かもしれない 分かりずらい言葉かもしれない 言葉足らずな僕を許して欲しい とっておきの愛の言葉並べれない 不器用な僕に愛想尽かさないで 不安になんてならないで 消えないモノが欲しくて夢見てた子供のころに 消えないモノはないことを知った 大人になっても変わらない答え だけど消えて欲しくないものはたくさんできた それだけで僕はささやかな幸せを感じてる 大切という言葉が照れくさく思えてきた
727 :
( ゚Д゚)<ボクメーツ ◆uhiboKUMEQ :04/07/22 09:00 ID:z7y+XaXZ
( ゚Д゚)<「まりも」 ( ゚Д゚)<まりも ( ゚Д゚)<まりも ( ゚Д゚)<まりお ( ゚Д゚)<マリオ ( ゚Д゚)< ( ゚Д゚)<マリオなんか見たことねえよコンチクショウ ( ゚Д゚)<マリモだって見たことない ( ゚Д゚)<きっと緑でタマいに違いない ( ゚Д゚)<マリモ
「まりもふかふか」 まあるいよ かわいいよ まるまるふかふか いきてるよ アイヌの人はぼくたちを 「ただの湖の藻です」と言ってたよ 「鞠みたいだ」と日本人 かわいい名前をありがとう ぼくらは ひっそり殖やされて 不思議と いっしょに 並ぶのさ 「ニセモノ」なんて 言わないで こんなに ぼくらも 丸いのに・・・ ひらひら泳ぎはしないけど おしろい食べたりしないけど おっきくなれるよどこまでも かわいく思ってくれるなら まあるいよ かわいいよ まるまるふかふか いきてるよ つまようじ 刺さないで 阿寒の 思い出 食べないで
729 :
名前はいらない :04/07/22 20:38 ID:pUSUiXnH
「夏の思い出」 夜店の金魚が死んだので 観察日記は三日で終った 夏休みの宿題に 緑のフェルトを丸めてマリモを作った タマゴの殻を砕いた砂浜に サシミのバレンを水草がわりに 空になった金魚鉢に飾ってみた たった一時間の思いつき 針金で刺した醤油入れは 腹が立って投げ捨てた 夏の終わりの展覧会で 紙のメダルと賞状をもらった 嬉しかったと言えばウソになる ボクは金魚を飼いたかったんだ
(あなたは何か叫んでる) (子音のないその声で) (大声で何かを叫んでる) (あなたは何かみつめてる) (光のないその瞳で) (じっと何かをみつめてる) (あなたは何か抱きしめてる) (手足のないその体で) (ぎゅっと何かを抱きしめてる) (あなたは何か愛してる) (言葉のないその命で) (ずっと何かを愛してる) 夜の水族館で 鼓動をともにした 光に 邪魔されない その場所で ずっとなにかをあいしてた ずっとなにかをあいしてた じっと外をながめてた じっと外をながめてる
作品一覧(敬称略) お題:「まりも」 審査員:廻苦 ◆R4PPnOfaT
>>726 「誰かの声に」 抑揚 ◆YKYOnzxNCQ
>>727 「まりも」 ( ゚Д゚)<ボクメーツ ◆uhiboKUMEQ
>>728 「まりもふかふか」 ID:qXEPUYlb
>>729 「夏の思い出」 ID:pUSUiXnH
>>730 「時にはマリモのように」 ID:lV8wLk8i
現在5作品です
あと5作品です
”まあるい まりも” まりのように、まあるいまりもが 丸い湖の中でまるくなってねむってる。 まるいお月様が丸い目をまあるくしてそれをごらんになって、 まるいお顔で まあるく微笑んだ。 まりのように、まあるいまりもは夢の中で気がついて、 にっこりまるくふくらんだ。
733 :
名前はいらない :04/07/22 23:21 ID:aIL4ZrSb
【まりもちゃん】 あぁ その ふくらみが おちそうだよ まりもちゃん あぁ そのくびれ まったくないのが かわいいよ まりもちゃん ぷくぷくのみずのなかで くうきをすっている きんぎょがおどろいたようなくち ぼくはすいたいよ でもけっして きみにふれることはできない まりもちゃん ぼくは二千年後の くさったみずのなかから きみをみつめている あかん あかん あかんこの まりもちゃん
『マリモ』 昼過ぎに起きた。 平日だったが、無職の俺に平日も休日も無い。 ただ、あるがままに、一日がある、それだけだ。 すでに両親は出勤している。 居間の卓袱台の上には、おむすびが三つ転がっていた。 不味かった。 テレビをつけてもまるで面白くなく、 部屋に戻ってもすることもなく、再び布団に横になる。 膝を抱え丸くなると、体が段々ポワンポワンと柔らかくなり、 目の前の膝頭から薄気味悪い緑色の藻が生えだし、 やがておれは、一個の毬藻となり、布団から転がり出した。 転々と階段を跳ねる様に落ち、玄関脇の水槽にチャプンと入ると、 そのまま、夕日が沈む頃まで、おれはそこにあるのだ。
735 :
名前はいらない :04/07/23 11:19 ID:nimqRdKT
「ど根性マリモのうた」 トノサママリモ アママリモ マリモにいろいろないけれど この世に一株! 平面マリモのマリアンヌさんは ぴくっとも動きもしないけど 根性! 根性! ど根性! 泣きも笑いも喧嘩もしないけど 「新しいTシャツ創ったね、このー! ど根性マリモ!」 どっこい生きてる ほんとうだーよー
736 :
名前はいらない :04/07/23 21:14 ID:djZwh16O
作品一覧(敬称略) お題:「まりも」 審査員:廻苦 ◆R4PPnOfaT
>>726 「誰かの声に」 抑揚 ◆YKYOnzxNCQ
>>727 「まりも」 ( ゚Д゚)<ボクメーツ ◆uhiboKUMEQ
>>728 「まりもふかふか」 ID:qXEPUYlb
>>729 「夏の思い出」 ID:pUSUiXnH
>>730 「時にはマリモのように」 ID:lV8wLk8i
>>732 ”まあるい まりも” リーフレイン ◆LeafL/oiO.
>>733 【まりもちゃん】 ID:aIL4ZrSb
>>734 『マリモ』 豆腐 ◆POM/5/.7A.
>>735 「ど根性マリモのうた」 ID:nimqRdKT
現在9作品、あと1作品受付中〜☆
「まりもの歌」 まりも まりも ゆらゆら揺れる ゆらり ゆらり まりもは揺れる あわあわ ゆらゆら だまって揺れる 何も言わずに ゆらゆら揺れる みどり みどり 日光浴びて 泡を揺らし ただただそこに まりも まりも そこで何してる? ゆらゆら ゆらゆら 何思う?
作品一覧(敬称略) お題:「まりも」 審査員:廻苦 ◆R4PPnOfaT
>>726 「誰かの声に」 抑揚 ◆YKYOnzxNCQ
>>727 「まりも」 ( ゚Д゚)<ボクメーツ ◆uhiboKUMEQ
>>728 「まりもふかふか」 ID:qXEPUYlb
>>729 「夏の思い出」 ID:pUSUiXnH
>>730 「時にはマリモのように」 ID:lV8wLk8i
>>732 ”まあるい まりも” リーフレイン ◆LeafL/oiO.
>>733 【まりもちゃん】 ID:aIL4ZrSb
>>734 『マリモ』 豆腐 ◆POM/5/.7A.
>>735 「ど根性マリモのうた」 ID:nimqRdKT
>>737 「まりもの歌」 「月」の逆位置 ◆rAprrpGEjE
10作品そろいました。
審査をよろしくお願いします。
>>715 cレールさん
大変遅くなりましたが、評価ありがとうございました!
&廻苦さんおめでとうございます〜。完敗ですわい。
今回はかなり私情の混ざった詩になってしまいました…(苦笑)
最近忙しいデス…。「まりも」参加できなくて残念ナリ(.‐∀‐ ,)
740 :
名前はいらない :04/07/25 21:59 ID:RqXq95cn
10作品集まってから何のフォローもないままに48時間が経過したわけだが
741 :
廻苦 ◆R4PPnOfaT. :04/07/25 22:42 ID:rhx8iffI
評価が遅くなっていて申し訳ありません。
他人の詩を評価なんてしたこともなく、まだかかってしまいそうです。
評価人さん達の頑張りがひしひしと感じられるよぅ。
明日から三日間ネットに繋げず、そこまで遅くなってしまうのも申し訳なさ過ぎるので先に優勝者だけ発表させていただきます。
>>734 豆腐さん 『マリモ』 に優勝を差し上げたいと思います。
やるせなさや気だるさ、そこからマリモへのつながりがとてもよかったです。
優勝作品へのものも含め、評価は後日必ず書き込みいたします。指きりげんまん。
廻苦さん、ありがとうございます。 お酒に酔って詩を書くことが多くて、 今回もその勢いで推敲無しだっただけに、嬉しいです。 評価大変ですよね。私も今からちょっぴり緊張。 で、テーマは「タクシー」でお願いします。 「団地」ってのも考えたんですけど、 私が団地妻しかイメージできなかったので、却下。
743 :
名前はいらない :04/07/26 03:12 ID:EWQSDEoV
「へい!タクシ〜」 そう言いながら僕の自転車に向かい走ってくる君 そんな無邪気な顔が 好きで 好きで 抱きつきながら後ろに乗り しがみつく ずっと ずっと
廻苦さんのんびりどうぞ(PC見られてないかも知れませんが)。 評価評価って、気構えなくてもいいとワタクシは思いますよ。 趣旨は「前回優勝者の審査により優勝者を決める」ことな訳で、 感想や何か反応をもらえれば、そりゃあ書き手としては嬉しいかも知れませんが、 全員分の評価などなかったとしても、それはそれで問題ではないと思います。 (ワタクシなんか技術的なことが全く分からないので、読み手としてどこが好きか、 いいと思ったか、それだけだったりします) 豆腐さんおめでとうございます☆ 「タクシー」ドラマチックで面白そうなお題・・・。 ここは参加しなくても読むだけで楽しいです・皆様頑張って下さい。
745 :
名前はいらない :04/07/26 12:54 ID:SN8g9u9O
クレイジータクシー」 客を見つけたら電話ボックスで止まれ 客を乗せたら橋から飛び降りろ 高速道路では逆車線へ跳べ 踏切内では左折しろ 海のなかでも走りますよ どうせ俺ら生きてて意味ないしね お客さん あんたの命を逝かせてあげる 屋上から落ちる時 それが生きるとき お客さん あんたのあそこを逝かせてあげる トンネルで地下鉄と擦れ違う時 それがエクスタシーで笑う時 あんたを愛してる!なんちゃって あんたを愛してる!なんちゃって あんたを愛してる!なんちゃって あんたを愛してる!なんちゃって カネも欲しいけど自由に走り巡りたいのさクレイジータクシー
746 :
( ゚Д゚)<ボクメーツ ◆uhiboKUMEQ :04/07/26 16:07 ID:Dv3w2Xnm
( ゚Д゚)<「タクシー」 ( ゚Д゚)<へい ( ゚Д゚)<へいへいタクシー ( ゚Д゚)<へいっ ( ゚Д゚)<タクシーおー ( ゚Д゚)<おーやータクシー ( ゚Д゚)<タク・・・コノヤロウ、へい ( ゚Д゚)<タクシーてめえタクシー ( ゚Д゚)<へいっタクシー ( ゚Д゚)<タクシーっ ( ゚Д゚)<タクシーっ ( ゚Д゚)<あーコンチクショウタクシーへい
747 :
名前はいらない :04/07/26 18:08 ID:6CjV5qac
うまれてはじめてそらをみた なんだかきえたくなった。
748 :
名前はいらない :04/07/26 20:42 ID:Rms4heGl
「情婦な感じ♪」 タクシーは わたくしー ミニスカートの裾を たくし上げ 公道を 法廷速度で走る走る ハイハイ! 準備万端! 料金は 1時間5000円なり どこにでもある 道端で ふらふらと挙手して わたくしーを指名しているオジサマ あれがお客さま わたくしーのシートに 大事なお尻とか足とか とにかく下半身を預ける ハダカのお客さま わたくしーは停車し わたくしーはワクワク お客さまの大きなお顔は アブラ汗でべっとりと湿り 暖房が充満する ぬくぬくしたわたくしーの車体の中へ 後ろの開いたドアから ひと息でぶっ挿して 「・・・イッテくれ」と告げた わたくしーはその場で タイヤをパンクさせた エンジンはかかったまま ライトも点灯させたまま 今わたくしーは お客さまを気持ちイイところへ お連れしている最中 お仕事の真っ最中 排気ガスの漏れる音は 都会の月をピンク色に染め 酔っていたのか お客さまはとうとう眠りこけてしまった 今夜もひとり 目的地まで送り届けた わたくしー 眠るお客さまの財布から こっそりとお札を5枚抜き取り 舗道へと 寝床を移してあげた そうしてパンクを修理し終えたわたくしーは 次のお客さまを目指す 目的地はきっとね 同じ と・こ・ろ
ここレベルがとても下がったなあ
人力タクシーの走る街 今朝捕まえた鴨を10羽も紐でゆわえ、ハンドルの両脇につけた 自転車が走りぬけた。があがあという鳴き声が後に残る。 舗装もあちこちはげた道を通勤の自転車にのった ワイシャツ姿の男たちが猛スピードで駆け抜けた。 自転車で引っ張るリヤカーのようなタクシーが 車の少ない雑踏の中をゆっくりとこぎ抜いていく。 荷台の上には、着飾った女性が3人笑いざわめきながら 外を眺めていた。 10元で駅までいけるという。 一台の人力タクシーを呼びとめ、宿までの足を頼んでみた。 15元というところを、10元まで値切ってみる。 にやにやと笑いながら、OKと指でまるを作ってくれた。 座布団がしかれた粗末な荷台に、膝をそろえて座る。 中年半ばというところの四角い顔をした、四角い男が がっしりとした足でゆっくりと自転車をこぎはじめた。 坂を登る、スピードが落ちる、男の肩が大きく揺れる。 荷台を降りて、後ろから押してみた。 男が後ろを振り向き、嬉しそうに笑った。
751 :
名前はいらない :04/07/27 22:10 ID:kOuioQP3
作品一覧(敬称略) お題:「タクシー」 審査員:豆腐 ◆POM/5/.7A.
>>745 クレイジータクシー」 ID:SN8g9u9O
>>746 ( ゚Д゚)<「タクシー」 ( ゚Д゚)<ボクメーツ ◆uhiboKUMEQ
(
>>747 ?)
>>748 「情婦な感じ♪」 ID:Rms4heGl
>>750 人力タクシーの走る街 リーフレイン ◆LeafL/oiO.
ただ今4(5?)作品投稿済み。あと6(5?)作品募集中。
752 :
コックリ :04/07/27 22:40 ID:Y5pk/7I+
「背中」 趣味で父親やっている 背中だけ見せて 頼もしい 何処に行くべきか 人の不安はため息ひとつじゃ解決しない 客待ちのタクシーは 無駄に排気ガスを出しているわけじゃない この無駄なため息と何を比べたらいい? 不思議なものだ プロの運転手は人生のプロか 俺にはわからない 誰もが人生のうち何度か手を挙げる 教師に向かってか あるいは タクシーに向かってか いつも 教師は人に正対し 運転手は背中を見せた 運転手のプロは人生のプロかどうかはわからない ただ趣味で父親をやっているのだ
753 :
名前はいらない :04/07/28 00:30 ID:69Vgoz5Q
うち貧乏だから 誕生日には魚肉そうせーじとうんこにろうそくたててパーティした たのしかたよ
754 :
コックリ :04/07/28 21:12 ID:ML826UtQ
>>753 楽しくねえよこのウンコ野郎。
知能遅れのふりはそんなに楽しいのかい?
755 :
名前はいらない :04/07/29 10:15 ID:MEWpJ80/
「飲み会の帰り」 あのとき運よくタクシーが 人群れを離れた暗い通りを 通りかからなかったら ぼくらはまだあの頃のまま 傷つけあう愛というものを つづけていたのかな ぼくの靴紐がぼろぼろで きみのヒールがいまにも取れそうで そんなのが飲み会の帰り それなのにみんな気づかなくて ふたりだけに見えていたみたい きみは淋しい自由を拒みながら しあわせな自由を夢みていたね どこにもないきみだけの世界を ぼくに求めながら あの豆電球みたいなビルを飛んだ ぼくもおなじ 違う自由を夢みながら おなじビルを飛んだ タクシーのドアがおおきな口を開いて きみを吸い込んで消えた きみは消えてしまった ぼくもいつか違うタクシーを停める 行き先は告げずに ただ人群れを遠ざかるために
お金も使い果たした呑みの帰り 行く当てもなく彷徨い続け 何気なくタクシーを停めた 自分の家の所在を告げ そのままシートに身を委ねる ……… …… … いつの間にか眠り込んでいたらしい 気付くと目的地に着いていた 初めてそこで 「無銭乗車です」 そう告げると 少し困った顔をしてから 運転手さんは 「今度でいいよ」 と言ってそのまま走り去った 今度なんて…何万分の一の確立 偶然停めたタクシーに 今度は二度と来ないのに なんて良い人なんだろう と思っている時に目が覚めた 机の上にはしっかり請求書が置かれていた
雨が降る新宿の街で 私はひとりのくたびれた男を拾った ただ一言 都内のホテルの名前を口にして 男は眠りについた 音量を抑えたラジオの声は いとも容易く雨とタイヤの音で消えた ほんの一瞬 鼻水をすするような音が聞こえたが 男は眠っていた ホテルに着いても何も言わず ピンと張ったお札を一枚置いて 雨の中に消えた 別段珍しくもなんともない 普通の客だった 彼は傘を忘れていた 今も後部座席の足元に転がっている これで何本目だろう… 別段珍しくもなんともない 普通の傘だった それはどこにでもあるような 雨の日の出来事だった
あ…↑のタイトル「わすれもの」でお願いします。ごめんなさい(つД`)
『無人タクシー』 昼夜を問わず、無人タクシーは空を行く。 風は吹き、空はどうにも広い。 でも、無人タクシーは見なかった。果てまであるような広い空を。 やがては、末ある身と知ってながらに。 無人タクシーは空を走る、故に客は一人もいない。 ふとその前に虹があった。 だが、無人タクシーは見なかった。七色の成す泡沫の幻を。 虹には客が座っていたのに。 千の雲を通り過ぎ、無人タクシーは実に老けた。 半ばボンネットは従来の方向を向いていなかった。 その方向には地が見えた。そして、智が見えた。また血も見えた。 無人タクシーは悲観した。 曇天の燻ぶ空だった。 無人タクシーはそれを見ていない。 無人タクシーは地面と空の平行線で、直角に、地に、落ちていた。 無人タクシーはその日も客はいない。 無人タクシーはそして初めて上を見た、空は赤かった。夕焼けだ。 はたして、無人タクシーは生涯初めての夕日を見、その瞬間、地に衝突し、 小さな鉄くずになって、その生涯は盛大に――そして、砕けた。
名前忘れてました。759です。
761 :
名前はいらない :04/07/30 21:47 ID:6yv1v3ST
「苦虫ハイヤー(1/2)」 ロースピードで 周囲の迷惑 クモ助と呼ばば たちまち逆切れ 青信号で のろのろ発進 (赤信号では止まらねえ癖によ!) 煙の喫煙(の)みすぎ 痰が絡むよ すかさずドア開け 道路に横喀(は)き 「仕方ねえよ、オラっちの車に付いちまうがよ!」 (通報、通報!) ウインカー 「何それ?」 ハザード 「あー、あれ、硬くてさぁ、押しずらいんだよ!」 「あ、これオラっちの次女。見る?見る? 見るっしょ?お客さん?」(見・ね・ー・よ!)
762 :
名前はいらない :04/07/30 21:48 ID:6yv1v3ST
「苦虫ハイヤー2/2」 しめしめ 今夜の客は酔ってる しかも 若いねーちゃん この頃の女子は金持ってるね いい身分だぜ 「2590円です、はいお釣り にーしーろー7600円ねー」 (初乗り610円で1.333Kmまで 以後262m毎に90円加算 しかも今朝6時じゃねーか 勝手に深夜加算すな! 2230円だろーが10000円出したら 釣りは幾らだこの、この、この、、、、、!!) 「あ、お客さん、何すんでブ、 乱暴は辞めてく、グバッ 通報しますよ あ、いや〜〜〜〜」 白々と明けて汁が出る 苦虫の夜明け 苦虫 HOHOHO 苦虫 HOHOHO 苦虫 HOHOHO
763 :
ぽえまん :04/07/31 00:21 ID:OtZahZDT
764 :
名前はいらない :04/07/31 00:35 ID:EO8WH4H2
夢を諦めなそうな俺に激を飛ばしてください! 何か支えになる言葉を下さい。 夢は諦めたくないけど現実は厳しいです
765 :
名前はいらない :04/07/31 00:41 ID:e+gSPSiG
766 :
名前はいらない :04/07/31 00:42 ID:e+gSPSiG
>>764 頑張れよ!!!諦めないで。
たとえ左肩が壊れてしまっても実は右利きだったという
大ドンデン返しが待っているかもしれないし、
ピッチャーが駄目ならランナーとして再起したっていいのだから。
俺は昔空き地で野球をやっていた頃、透明ランナーに憧れていた。
でもみんなはどうしても認めてくれなかった。俺が透明ランナーをやったら
人数が足りなくなると。そもそも透明ランナーとは人数が足りなくなった場合に使う
架空のランナーであってそれを人間がやってどうするのだ?と。
だけど俺はどうしても夢を諦めたくなかった。
人数問題を解決するため女子にまで声をかけ野球するメンバーを18人集め、
やっとの思いで透明ランナーになったよ。
タッチアップで3塁からホームベースに滑り込んだ時のあの快感は
今でも忘れられない思い出です。
768 :
名前はいらない :04/07/31 11:29 ID:5x1hi+aN
作品一覧(敬称略) お題:「タクシー」 審査員:豆腐 ◆POM/5/.7A.
>>745 クレイジータクシー」 ID:SN8g9u9O
>>746 ( ゚Д゚)<「タクシー」 ( ゚Д゚)<ボクメーツ ◆uhiboKUMEQ
>>748 「情婦な感じ♪」 ID:Rms4heGl
>>750 人力タクシーの走る街 リーフレイン ◆LeafL/oiO.
>>752 「背中」 コックリ
>>755 「飲み会の帰り」 ID:MEWpJ80/
>>756 無題 ID:ySBUOBrf
>>757 「わすれもの」 ねむい ◆yYGM98H44I
>>759 『無人タクシー』 ギャラ苦シィ ◆2LEFd5iAoc
>>761-762 苦虫ハイヤー ID:6yv1v3ST
10作品揃いましたよ〜。
ありがとうです。でも
>>743 を見落としてるのはご愛嬌ってことで。
っていうか、みんな見落としてたっぽいですが、私もついさっきまで。
てなわけで
>743 無題 ID:EWQSDEoV
>745 クレイジータクシー」 ID:SN8g9u9O
>746 ( ゚Д゚)<「タクシー」 ( ゚Д゚)<ボクメーツ ◆uhiboKUMEQ
>748 「情婦な感じ♪」 ID:Rms4heGl
>750 人力タクシーの走る街 リーフレイン ◆LeafL/oiO.
>752 「背中」 コックリ
>755 「飲み会の帰り」 ID:MEWpJ80/
>756 無題 ID:ySBUOBrf
>757 「わすれもの」 ねむい ◆yYGM98H44I
>759 『無人タクシー』 ギャラ苦シィ ◆2LEFd5iAoc
>761-762 苦虫ハイヤー ID:6yv1v3ST
ああ、11作品、まあ今回はポエムの神様も許してくれます、きっと。
>>743 無題 ID:EWQSDEoV
うわ、青春っぽい。
だいぶ前に青春時代を終えた者として、眩しすぎます。
ただ4行目の表現は、ちょっと混乱してるかな。
それと「へい!タクシ〜」って題名じゃないよね?
>>745 「クレイジータクシー」 ID:SN8g9u9O
若々しい爽快感が魅力的です。
生きてて意味ないと思えるから、クレイジーに突っ走る。
ただ、>あんたを愛してる!なんちゃって
「なんちゃって」の誤魔化しでクレイジーさが損なわれているようで残念。
4連目がエロが、素晴らしい。
>>746 ( ゚Д゚)<「タクシー」 ( ゚Д゚)<ボクメーツ ◆uhiboKUMEQ
考えてみると、タクシーの運転手って難しそうですよね。
手を上げている人を見つけても、急ブレーキしたら後ろが危ないし。
そもそも端っこで手を上げてる人探しながらの運転も危なそう。
詩はですね、うん、( ゚Д゚)<タクシーっを二度繰り返すところがナイスです。
>>748 「情婦な感じ♪」 ID:Rms4heGl
>タクシーはわたくしー
と、いい意味で冒頭からの軽いタッチが、
ややもすれば(私にとって)重苦しいテーマを救っています。
>「・・・イッテくれ」と告げた
なんて、思わず笑ってしまいました。
ライトは、点灯よりも点滅させておいた方がエロティックだったかも。
そっか、5000円か、いいね。
>>750 人力タクシーの走る街 リーフレイン ◆LeafL/oiO.
四角い仁鶴がまあるくおさめまっせ
ごめんなさい、四角い顔と言われると、条件反射で笑福亭仁鶴です。
まあそれは兎も角、最初の鴨。
鴨の存在で、この詩が非常にリアルになっています。
動きの無い背景を人力タクシーが行く絵画の世界ではなく
背景さえも生きている、映画の世界です。
>>752 「背中」 コックリ
どうも話があっちこっちに飛んでちょっと分かりづらい感があります。
背中に固執するあまり、人に正対する教師の存在が、
付け足しのような印象を受けるからかもしれません。
>ただ趣味で父親をやっているのだ
んなことどうでもいいよ、ぐだぐだ言うな、
というような最終行が、確かな頼もしさを持っています。
>>755 「飲み会の帰り」 ID:MEWpJ80/
なんか素敵に大人の世界です。
偶然通りかかったタクシーが「運よく」です。
やはり、別れ際に(実年齢関係なく)子どもと大人の、
良くも悪くも異性との付き合い方の違いがでるのでしょうか。
ただビルから飛ぶってのが、わかりませんでした。
>>756 無題 ID:ySBUOBrf
意外性があまり無いだけに、落ちも含めて、印象が弱い感じを受けます。
なにか一つだけでも、詩の中で売りを混ぜていないと、
特にこのような物語性を重視した詩の場合、
ただ文章が流れているだけになる危険性が大です。
とは言え、個人的にはこんな作風が好きだったり。
>>757 「わすれもの」 ねむい ◆yYGM98H44I
簡素な表現でじゅうぶんな世界観をつくっています。
まるでなんてことない、普通の風景、ただ雨が降っているだけ。
運転手にとっては何本もの傘のうちの一本だけど、
男にとっては、たった一本の傘。
しかし、そんな傘のことを男はすぐに忘れてしまうだろうね。
そして逆に運転手に傘は残り続ける、そんなわすれもの。
>>759 『無人タクシー』 ギャラ苦シィ ◆2LEFd5iAoc
切ないメルヘンのような詩ですね。
確固たる自己もなく、ふらりと生きるだけの人生。
そのようにも読めて、なんかドキンとしました。
私がそう読んでしまったためか、
>智が見えた。また血も見えた。
が蛇足のようで、ひっかかりました。
>>761-762 「苦虫ハイヤー」 ID:6yv1v3ST
これまた破天荒な運転手さん。
三連目の状況が見えにくく、そこが難にもなっています。
それ以外はまるで実体験のような、流れるような展開。
かと思いきや、>白々と明けて汁が出る
これもエロ? いやここだけ? それとも私がエロいだけ?
いつもながら意味のわかんない批評は勘弁ってことで、
優勝は、
>>757 「わすれもの」のねむいさんで。
なんでもないような風景・情景を切り取ったような詩っていいです。
下手したら、ホントになんでもない詩になっちゃうし、
その絶妙なラインを書き分けられた詩の気持ちよさ、よかったです。
では、ねむいさん、よろしくです。
775 :
名前はいらない :04/07/31 23:12 ID:EO8WH4H2
>767 ありがとう! 偶然にもズット野球やっててあの詩うれしかったです 大どんでん返しに賭けてみるかもです。 板汚しスマソ
776 :
ねむい ◆yYGM98H44I :04/08/01 08:15 ID:vBk7/va7
おはようございます〜。カラオケオールで喉が痛いねむいです(ぉ 豆腐さん丁寧な批評ありがとうございますm(_ _"m)&皆さんお疲れ様でしたー 優勝、ありがたく頂戴いたしますm(_ _)m ちょっと今回の詩はアッサリしすぎた内容だったかな…とも思っていましたがw えー、次のお題は「真夏」でお願いします。真夏を感じさせてください(何 良い詩を期待しています。そして評価頑張りますw
777 :
てるあき ◆DDfwggPC.. :04/08/01 08:48 ID:s0U/3BQY
「かき氷」 ガタガタガタガタ 皿に雪山ができる ガタガタガタガタ 雪山に赤い液体がかけられる その上に白い練乳をかける 夏の青空の下のかき氷 早くしないと解けてしまう 解けるのが夏休みがすぎるほどに早い 隣のあの子のみぞれかき氷 それはまるで入道雲 下はブルーハワイのシロップがかけられていて まるで空みたい ギンギンに光る日の光が 粒に反射してまぶしい
778 :
名前はいらない :04/08/01 23:40 ID:quoWxso6
「出口なし(1/2)」 ああ夏だテンペンモーローとする夏だきっと夏だ 草が鬱陶しさを逃れるための背比べをする夏だ きっとそうだ真夏だ今が真夏だ今こそが ひまわりが恫喝する目で陽射しを降らせ 自転車が銀色に溶け出す木立のはずれ 電話ゼミどもはやたらうるさくしずかに喚き 水道の水じゃ水田はいくら頑張っても乾涸びるそんな 猫は喜び縁の下で昼寝 犬はどいつもこいつも熱中症で倒れ 俺の心臓が煮沸され焼かれ遂にはふかされ 肉まんをあの太陽に向かってぶん投げたくなる頃には なんと涼しい海辺で白い麦藁帽子の少女に出会うんだ 出会ってどうするかまでは未定 未定は予定のすいか割り 銀行への入り口は簡単に見つかった それともここは真夏からの出口なのか ペンギンたちが札束を数えているのが可愛いな しかし銀行からの出口はどこだ
779 :
名前はいらない :04/08/01 23:40 ID:quoWxso6
「出口なし(2/2)」 どこなんだここはと問えば深夜の崖の上 ひわまりが彗星から火を投げつけてくるようになって久しい 俺はすっかり歳をとってしまった あれから百万年か 「ずっと恋人いないね」 「ずっと同じことを考えているね」 似合わなくても夏は来る、か ロックンロールは退廃したい者たちのために ああしかし鬱陶しさは逃れて背伸びしたい 草はあまりに伸びすぎると太陽に焼かれる その前に人に刈られる なんだこの 動きまわらざるを得ない無気力は 俺は今 どこにいるんだ
780 :
STB :04/08/02 00:24 ID:MsJpOK0y
「いつかの僕等へ」 いつでも会えると思っていた君は 気がつけば、もう随分と遠くに行ってしまって 幼い夏の日の約束の場所には 秘密基地の場所を忘れた僕だけが立っていた 少しだけ昔、どこまでもいけると信じた線路の上 おぼつかない足元で駆け抜けたあぜ道の先 世界の全てだと思っていたこの場所には 朧げな思い出が焼きついていて 何をしたいのか知っていたあの頃が 今は、まるで幻のように思える 今は消えた蛍の光 夜風の匂い 時の流れは、ホントもウソもつくのだと ため息と共に見上げた空には 満ち足りぬ半月が、 ただ静かに、煌々と。
「百日紅の木」 百日紅の木に花が咲いた。 丸く手を伸ばしたその先に、 レースをまとった花嫁のように、 紅色の花が咲き誇る。 百日紅の木の下で、一冊の本を読む。 地表を揺らめく色のない火、 耳の中を通り抜けていく蝉の声。 滴る汗をそのままに、 高い高い空の下、どこからともなく風が吹く。 百日紅の木の陰で、 帽子をはずし、風に聞く。 夏の鋭い視線を避けながら、 秋の訪れを予感する。 百日紅の木が想いにふける。 花嫁のレース、束の間の夢。 手元の本を紐解くように、 やがて実りの秋がくる。
782 :
cレール ◆n/ANJuS0Pg :04/08/02 10:59 ID:cPqAHLDE
>>773 豆腐さん、お疲れさま〜評ありがとうございます。
「苦虫ハイヤー」を名無しで書いたもんです。
三連目は、ハザードやウインカー出さないタクシーって多いよという内容、
「汁」は 工 口 でなしに(笑 「苦虫」=客の心情と、
虫に例えたこの極悪の運転手が痛めつけられたあろう結果を
何とな〜く表してみたものです。 何とな〜く読んで下されば
ワタクシにとってこれ以上の幸せはありませんです、ありがとうございました。
>>771 豆腐さん、どもありがとうございます。あの風景は、数年前の桂林の風景
でして、もしかして、今はもうないのかもしれません。オリンピックを前に
中国の発展は物凄いものがありますね。つい高速道路会社の株買っちゃいました。w
土壁の一部屋しかない家が広すぎるほど広い道沿いに、しょぼしょぼと
軒を連ねている様子とか、その家の前で朝食の饂飩をすする人たちとか、
書いてみたかったんですが、いつもながら風景描写が多過ぎるのでカットし
ました。もしかして詩を書くのはむいていないのかなと時々考えます。
お疲れ様でした。
「地球の夏」 地球に夏が来た 世界中の海が海水浴をする人々で賑っている この時期 地球の人口の約9割が海に入るが 海水が宇宙に溢れ出す気配はない これも表面張力のなせる業なのであろうか ただ 水は高い場所から低い場所に流れるのが常である 南極付近などは相当水かさが増していると考えられるので 混雑時には十分な注意が必要である
785 :
名前はいらない :04/08/03 16:48 ID:UhwvSFk6
「ひろせまな2」 ひろせまなは双子の姉で 妹の名前はひろせまな2。 恥ずかしいから本人は ひろせまなつと名乗っている。 まなつって 真夏って書くの? 新しい友達ができるたびつく嘘 そのうち嘘じゃなくなって 本当に真夏になった。 まなと真夏は まったく別のにんげんだけど まなには意味がない。 からむしが 威張りくさって いらくさの上 グレープフルーツジュースを こくりと喉鳴らして飲み干した少女には 名前がない。
786 :
ウマシカ :04/08/03 17:32 ID:J5HqXeiR
「夏嫌いの妄想」 蝉時雨に貫かれ 緑の繁茂の痒さによがり 内側の青を露出させ 真夏の空はうなだれている 忍耐過剰の過労なのか 四肢を伸ばして動こうともせず 天気予報のアナウンサーの 残暑を告げる苦い顔を イヤミに鼻で笑っている ああ、夏はいやだなぁ
787 :
ウマシカ :04/08/03 19:20 ID:J5HqXeiR
現在7作品。もう3作品募集中です。
788 :
湯姉耕二 :04/08/03 21:22 ID:W9NCylvx
恋に落ちた人魚 海へと続く 国道を スポーツカーで 駆け抜けていく ラジオの ボリューム上げて 心はただ あなたに染まる 「夏は好きか」と 訊きながら あなたは軽く ウインクをする 心地良い 潮風受けて 私は今 人魚になるの A LITTLE MERMAID 真夏の海は 涙も 真珠に変える A LITTLE MERMAID 早くあなたの 答えが 聞きたいのよ 眩しい光 降り注ぐ 砂の熱さを 素足で感じ 青い空 エメラルドの海 人魚は今 あなたに恋する A LITTLE MERMAID 真夏の海は 時計も 止めてしまうわ A LITTLE MERMAID もっとあなたの 気持ちを 知りたいのよ
789 :
コックリ :04/08/03 23:27 ID:N9hKADyn
「さむいし」 花火は太陽の税金 馴れ馴れしく 俺は汗をたらす 働いた金で タバコを買い まさに都市ガスこそが 綺麗な花火 若者の税金としての 汗 あるいは 涙 使いみちは無い ただ 俺やお前の居場所を見つけるための夏 真夏に一人暮らし 弧独な太陽が 花火を盗み見る ならば 俺はタバコの火を見つめ続ける
投稿作品募集中、割り込みスミマセン。前回、>748「情婦な感じ♪」を書いた者です。 遅くなりましたが、豆腐さん、批評お疲れ様でした。あの作品は直感で書いたジョーク・ポエムなんで、 笑いどころで笑って頂けたようで、かなり満足です(・∀・) ありがとうございました〜☆
791 :
饂飩 :04/08/05 08:05 ID:b4TimaJQ
参加させていただきます。 『とにかく暑いある日』 ドッカリと蒸れたまんじゅうの雨が降り注ぐような きっとこの暑さは甘食でもシュークリームでも変わらない 地面に落ちたまんじゅうからは餡がはみ出て それが空気と混じって肌を侵食する で、あの黒い砂糖の塊のようなベトついた餡そのものになる チンスコウ きっと僕に心臓に毛が生えていたらきっと悶えていたよ そう思えばこれ位・・・けどね 目のシャッターをカチカチカチカチと作動させるあの チカチカチカチカチカ空で光ってるアイツ そうオマエ! キミは恵み過ぎてる 恵まれすぎて死ぬ 冷し中華にポチャリと入って その熱で酢が目をしぼませる 食えねえ お昼はアスファルトの上で焼いた目玉焼きとウ!ナ!ギ!らしいけど なんか胃に毛が生えたみたいで胃も光合成するのかと そんなことはいい お陰で何も喉を通らなピーッ!ピーッ! なんと!前方784℃の方向に高エネルギー反応っ!迫ってくる・・だが遅い! マンボウだ・・大きいぞ!ポワポワしてて何か言いたそうだ が いいんだ!何もするんじゃないぞ。。。。。。。。 僕の横にはマンボウが舌を出して干乾びている ひどい臭いだっ!一体どこからそんな力が・・っ!ううっ ビルも車も電柱も 全て蜃気楼の彼方に消えていってしまった 気が付くと僕は焼けた砂の中にいた そして目の前には 海だ 砂の海だ ポツポツ海原に点在するのはマンボウの死骸とか みんながお昼に食べようとした目玉焼きとか 焼きウ!ド!ン!とかの名残だろう 体を起こすとさらさらこぼれる白い砂 砂すなす 僕には全てこれは太陽がもたらした恵みなのだと思った 今現在の不快指数は多分236 さっきと比べると約65%大幅に下がった計算だ
792 :
てるあき ◆DDfwggPC.. :04/08/05 17:58 ID:CiHv2gBY
10作品そろい上げ
作品一覧(敬称略) お題:「真夏」 審査員:ねむい ◆yYGM98H44I
>>777 「かき氷」 てるあき ◆DDfwggPC..
>>778-779 「出口なし」 ID:quoWxso6
>>780 「いつかの僕等へ」 STB
>>781 「百日紅の木」 リーフレイン
>>784 「地球の夏」 BLUE HAWAII ◆jvBtlIEUc6
>>785 「ひろせまな2」 ID:UhwvSFk6
>>786 「夏嫌いの妄想」 ウマシカ
>>788 恋に落ちた人魚 湯姉耕二
>>789 「さむいし」 コックリ
>>791 『とにかく暑いある日』 饂飩
794 :
ねむい ◆yYGM98H44I :04/08/06 11:02 ID:CGtKSiYj
>>777 「かき氷」 てるあき ◆DDfwggPC..さん
全体的に単純明快。とてもわかりやすい詩で好感を持ちました。
少年時代を思い出してちょっと懐かしい気分にも浸ってみたり(笑)
3連、4連の直喩の使い方も、誰でも思いつきそうな単純な直喩に見えますが、
これだけ詩の中に自然に溶け込ませるのはなかなか難しいと思います。
余談ですが…
私は昔、よく自宅でおばあちゃんにかき氷を作ってもらっていました。
円筒状の容器で氷を作って、手動でガリガリと。あの音がまた気持ちいいんですよね(笑)
この詩にも
>皿に雪山ができる
という部分がありましたね。
私は食べるときより、これを見ている時のほうが幸せな気分でした(笑)
ちなみに、自宅ではカルピスの原液をかけて食べることが多かった記憶があります。
みなさんはどうですか?w
>>778-779 「出口なし」 ID:quoWxso6さん
初っ端から夏の鬱陶しさが滲み出た詩ですね(笑)
そしてこの思考の支離滅裂具合、まさに「出口なし」!
支離滅裂ながらも筋は通っていて、テンポもかなり良い感じです。
>>780 「いつかの僕等へ」 STBさん
夏の日の記憶。新味や意外性はありませんが、切なさと刹那さを感じました。
落ち着いた詩ですね。
過去と現在を行ったり来たりしながら描かれた詩世界は、
万人が共感できるものに仕上がっている、良作だと思います。
>>781 「百日紅の木」 リーフレインさん
読んでいるだけで風景が目の前に広がるようです。映画の一場面のような。
主人公はワンピースを着た少女かなー。(勝手なイメージw)
やがて来る「秋」を敢えて詩中に加えたことで「夏」がより鮮明に。
>>784 「地球の夏」 BLUE HAWAII ◆jvBtlIEUc6さん
シュールな詩。斜に構えた視点で描かれていて、どこか滑稽さもありますね。
面白いのですが、少々パンチが弱めでした。夏を感じきれないというか。
もう少し読みたかったな…なんて(笑)
>>785 「ひろせまな2」 ID:UhwvSFk6さん
最初はなんじゃこら、と(苦笑)しかし、詩全体を見ると悪くないです。
最後の連に出てきた“少女”は“まな”と“まな2”どちらでもないのかな?
「夏」というには少し足りないかな…。とも思いますが(汗)センスを感じました。
>>786 「夏嫌いの妄想」 ウマシカさん
けだるーい感じや停滞感がよく表されている詩だと思います。
淡々と(面白い表現も混ぜながら)状況を描き、
最後に感情を表す言葉がひとつだけというバランスも良いと思います。
「夏嫌い」な人を通して夏を見るとこうなるのですね(笑)
>>788 恋に落ちた人魚 湯姉耕二さん
やはり夏は恋の季節か(?)
恋に落ちて、人魚のように男を誘惑する女性を描いた詩…でいいのかな。
>涙も真珠に変える
これがいいですねー。上手く“人魚”という言葉を活かしている感じがします。
>>789 「さむいし」 コックリさん
主人公は都会に生きる(ちょっと)貧乏な一人暮らしの若者って感じでしょうか。
ってよく読んでみれば「都市」「若者」「一人暮らし」全部詩に単語として出てるし_| ̄|○
ま、まあとにかく“孤独な夏”が上手く表現されていると思いました。
ひとりぼっちの夏ほど寂しいものはありません…。冬もですけど(ぉぃ
>>791 『とにかく暑いある日』 饂飩さん
今回の投稿作のひとつ「出口なし」をさらに滅茶苦茶にした感じの詩。
タイトルからして「夏の不快感」がテーマなのでしょう。
ただ、それ以上でもそれ以下でもないような…。力作ですけどね。
ご挨拶が遅れました。早速夏バテ気味なねむいです。
簡単な感想みたいになってしまってすみません…。
それにしても、今回は力作揃いだった気がします。本っ当に悩みました。
優勝は
>>789 「さむいし」のコックリさんで。
甲乙付けがたい詩もいくつかありましたが、
個人的な心情面も加味して選ばせていただきました。いいのか…(汗)
一連目の最後の5行が決め手でした。
コックリさんおめでとうございます&次のお題よろしくお願いしますm(_ _"m)
ねむいさん、評価お疲れさまでした。 斜に構え過ぎちゃいましたね。今回。 精進します。どうもありがとうございました。
799 :
イタチ小僧 ◆8rr1u/54T2 :04/08/06 13:19 ID:PQIp1Fn3
「出口なし」と「ひろせまな2」を二重投稿しました。失格にしてください。 では次のテーマは「中華料理食べ放題」で。って俺じゃねーし。 まー、なんつーか、早く先に行けよ!ってことで。 不眠症氏、おつ。 コップリ氏、おめ。 俺、泣くな。
800 :
饂飩 :04/08/06 15:51 ID:3dDha5Xf
>>ねむいさん お疲れ様でした。コックリさん、おぉめでとうぅ!ございます! いやー暑いから、とにかく暑いからそれだけ思っちゃって思っちゃってw また機会がありましたらこの大会に踊りこもうと思います。わっしょい ありがとうございました。皆さん夏バテと蚊にはご注意下さい。
801 :
てるあき ◆DDfwggPC.. :04/08/06 17:08 ID:x9lEJ2zD
ねむいどの乙 いい評価ありがとうございます 夏といわれて最初に思いついたのがプールで その次がかき氷で かき氷のほうが題材にしやすくて 僕は苺ミルク派です 夏らしい直喩を心がけたのですが それがいい組み合わせだったようで・・・ あとこっくりさんおめでとうございます
>ねむいさん お疲れ様です。どうもありがとうございました。。。古風にもありきたりな(w詩を 読んでいただいてとても嬉しかったです。 >こっくりさんおめでとございます。
803 :
ウマシカ :04/08/06 19:59 ID:bQ8/S7lI
>ねむいさん 自分でも完成度が低かったように思います。 ・・・夏、ホントは好きなんですよね。
804 :
STB :04/08/06 20:48 ID:EtGb8Omk
>ねむい殿 評価有難う御座いました。 永遠とは刹那の中に有ると感じた瞬間を書いた日記の様な物です。 意外性・奇抜性といった言葉とは無縁の詩作がほとんどなので、 「落ち着いたもの」を突き詰めていこうと思います。 >文末にて失礼ながら、こっくり殿、おめでとう御座います。
805 :
コックリ :04/08/06 21:02 ID:EEnXlTz9
ねむいさんおつかれ様です。 客観的にみて他の人の方がいい、と思っていたので意外でしたが ありがとうございました。 で、次のお題は、「あぶら、脂、油」にします。 今年は酷暑ですし、こってり中華料理のような、機械の潤滑油 のような。特にイタチさんに期待したりして・・・
806 :
湯姉耕二 :04/08/06 22:03 ID:MjPNw/P/
食欲をそそる音 夕食時 天麩羅を揚げる音 プチペプチペ カララララ 独特の響きに 誘われて 台所に1・2・3と 我が家の子供達 海老に椎茸 茄子に南瓜 油のプールで 泳いでる 丸々太った 長男が言う 比重の小さな 油のプールじゃ 人は溺れて 泳げない 少しおませな 次男が言う 卵と小麦の 水着を纏い 味の共演 シンクロナイズド お腹を鳴らして 長女が言う 早く揚がれよ 早く食べたい プチペプチペ カララララ 夕食時 子供達のおしゃべりの音
正違 なにが正しくて なにが間違いか わからない 家族が悲痛な声をあげて泣いているのに なにもできない 困った人を助けたくても 助けることができない 怒りに身を焦がしても 何もしない 目の前に恨むべき者が居ても 何もしない 何もできない 正しいのか 間違いなのか わからない
『かくれんぼ』 錆びた60年代の車型 凹んだ油缶達 うず高い廃タイヤ 頂上で自転車の前輪はカラカラと回る 「本日ハ 風ガ 大変強イノデ」 火の元注意の放送が途切れに聞こえ 廃材屋のオヤジは軽トラで出張中 もう100を数え終わる頃か よもやこことは思うまい 抱えた膝のその先には何時のものか知れぬ水溜まり 人の夢のなれの果てに滲む 決して見上げられることのない黒い虹 一回りでかい銀蝿達がじりりと群れ次の世代を創っている 角度を増してゆく強い陽差しに射られ 濃さを増す影とタールが交じり揮発してゆく ぼくは汗ばんだ膝をぐっとくいしばる 自転車の前輪はカラカラ回り空を長い二等辺三角形に切り取っている もうどのくらい経ったのだろう 考えてみればこれら廃材はぼくが生まれる前から処刑を待っている だからぼくは探すのを諦められても仕方がないと思う タールの臭いがなじんでゆく 「火ノ元ニハ 充分注意ヲ…」 消防車の声とともに玉葱を炒める匂いが運ばれる やがてぼくはだんだんと立ち上がり どこか引き締まった憂いを帯びて家族の待つ家に帰る
809 :
名前はいらない :04/08/10 21:37 ID:dEn34Xki
【烏合らしくも】 しっかりと立ってふぁふぁ熱気球 年がら年じゅう 火の勢いを絶やさぬよう 誰かが頑張っている ならんで街を眺めたら おのおの違いがせってきて 誰かの背中を見つめたくなる みんなの為にと誰かの作った物語に意識を失う 一緒に見た雲の形は同じだろ 気味悪がって指差す彼を やさしく促す彼を見て 僕も下を向いて歩き出した 手に油を塗ってやろう 腕ずもうを挑んでやろう 滑ってバランスを失って 熱気球を揺らしてやるんだ
810 :
名前はいらない :04/08/11 20:06 ID:nUpeWZJV
「水の都を離れて」 油の海もいいものさ 摂氏100℃の火口湖で生きる魚もいる それなら俺もアブラウオになって ぬったりと自由に泳いでみせる どうせ俺はどこで生きても どうせ俺は俺の中に世界を作るのだから すべてのものは俺自身が作り出す 愛も家族も行き先も 作り出す 俺自身が俺自身の中に 下から誰かに 火を点けられさえしなければ
811 :
名前はいらない :04/08/11 20:06 ID:EY6F9ISR
「ゴキブリ男」 夜は まっさらな紙の上、描かれ アルコールスプレーの薫り。 飲めない水の出ない流し台が 湾を描いて、クリアーのロットペンで描いて ぶちあたった玄関。 夜の外を 重たくひきずって 帰ってきたのは、ゴキブリ男 玄関の花柄のドアノブカバー、またひとつ駄目にして。 くたびれた翅をスツールにもたれかけ 無理やり爽やかに微笑んだ。 誰もいないのに。 妻は 既に御就寝、まっさらなリネン。 襖を開けばしょうのうの薫り。 ダニの一匹もいない架空の部屋で ケーキの夢みてすやすや眠る。 鳥肉のいぼ 十三年かけて、食用油にしてみても 完成したかと思えばもう廃油。 その底でじたばたしてみても 夢はもはや叶わずただ微笑むだけのゴキブリ男。 今日も白いいぼにまみれて帰ってきた。
812 :
名前はいらない :04/08/11 20:07 ID:EY6F9ISR
「ゴキブリ男(了)」 妻にただいまのキスをしよう。 純白のシーツに一滴落ちたよだれ そのまま黄色く黒く糸を残し マネキンめいた唇までつたう。 おかえりのキスがいぼを舐めて 絡みあう唾液と体液。 もうこれしかない これしか俺にはないと斃れ込むゴキブリ男。 次の日も 太陽は昇り 乾いた油をまた濁し 男は出掛け 一夜にして汚された部屋を 女は丹念に新しいコミック本に作り替える。 ゴキブリは いつの日にかは、妻のスリッパの裏で 白い壁の染みと消えるから 一日も早く、二次元の主人公に脱皮しなくてはならないのだけれども そこまで卑屈にはなれずにいる。
813 :
名前はいらない :04/08/11 21:13 ID:Q0WfOgT3
「ボクノウタ」 君とは相容れない 交わってもすぐに離れ離れ ふわふわ浮いて離れ離れ 君は水
「時男と安男、運命のダンス」 やたらと背の高い禿げ上がった時男 ひどい筋肉質で天然パーマの安男 二人は夏祭りの夕暮れ時に出会う みこしのてっぺんでふんどし姿の時男 安男もまたふんどし姿でみこしのてっぺんに居た ほこりっぽい両脇の臭いが漂う熱い男風 町内会の赤紫色のはっぴが運命をはためかせ 出会った二人の丸く丸くなる目の玉 揺れるみこしの上揺るがない第一印象 もとより自殺する予定の時男と安男 今がその時と飛んでいく 二人の両の手の平がスローモーションではりつき指が絡んだセツナ 沈みかけた空の真ん中でめくるめくダンス始まる 疾走する見事ステップ 落ちていく二人の何と爽やかな笑顔 みこしを担ぐ若衆の足跡そのまま死に化粧 取り付かれた観客は皆汗にまみれて溶けていく
「オイル」 あたしの身体の中心に あふれ出すとろりとした液体 あなたが触れたから あなたの触れた肌はすべて熱い あたしのオイルは ゆっくり流れて内踝に到達する あたしはきっと 恥ずかしいから小さな声で おねだりをするのだ 腿を広げて はしたなく 目を伏せたまま あなたが欲しいと懇願するのだ
817 :
名前はいらない :04/08/13 23:03 ID:Tay8oOyF
ってか、ageてないし(苦笑) 失礼しますた〜
『せんせいがおこったら』 2ねん1くみ まつむら じゅん せんせいがおこると ガラスがこわれ じめんがこわれ ちきゅうがばくはつし うちゅうもばくはつし このよはおわる みんなが しぬ
820 :
名前はいらない :04/08/14 19:11 ID:/3T/2qZa
マルチは入らないんでしたよね? ではあと一つの詩をお待ちしてます
821 :
名前はいらない :04/08/14 20:45 ID:WNsBWi5l
「人と人との潤滑油」 綺麗事じゃ通らない きみの正論はみんなの空論 みんなが必死に身体を洗って じぶんだけを護ってる 蜻蛉の潰れた体液を そんなに嫌わないで きみの肌に塗りつけてみて それでぼくの胸に飛び込んできてみて もうすぐ秋の空には蜻蛉がいっぱい どれもこれも乾いたふりをして 洗われた外骨の下には脂がいっぱい フロントガラスについたらけっして取れない それをぼくにこすりつけてみて ぼくはきっと嫌がるけど キタナイを越えたらきっといいものだよ よくなるよきっと それが人と人との潤滑油 表面なんかじゃない 形も匂いも融けあって 不完全な一匹の双頭のドラゴンになれ 尻から大腸垂れ流すぬるぬるのドラゴンになれ
823 :
コックリ :04/08/15 01:01 ID:40MxJJkE
書いていただいた方ありがとうございました。感想を少しだけ。
誤読、勝手な解釈はお許しくださいませ・・・
>>806 天ぷらは危険だから、少し離れたところから子ども達は見ているのですね。
だからこそ、音が強調され、プールのように見える。
子ども達が、居間と台所をこの歌を歌いながら、行ったり来たりですね。
とても暖かい気持ちになれました。
>>807 自分の立場をはっきり出来ないもどかしさでしょうか。
その原因は詩をかいてみることで、わかるかもしれませんよ。
>>808 表現が繊細です。黒い虹というのがいいです。
廃材たちは、油の雨を待っているのでしょう。
人とものの繋がりについて考えさせられました。
>>809 青春ですね。熱気球ひとつでかなり深い詩だなあと思いました。
物語に意識失っても、雲の形はいっしょだろ、なんて
すごい言葉ですよ。
824 :
コックリ :04/08/15 01:16 ID:40MxJJkE
>>810 これも青春ですね。なんでも人のせいにすれば楽なんだけど、
すべては自分が切り開く感じが出ていて、清清しいです。
なんでも来い!みたいな。
>>811-812 ユーモアと深刻さが絶妙なバランスですねえ。こんなサラリーマンが
いそうだというリアリティーも感じました。落としどころが難しいというか、
最後の2行も、抽象的な言葉の方がよかった気もする。
偉そうだったらすいません。
>>813 ひとつのイメージでひとつの詩を作った感じですね。
でももったいないと思うこともあります。
これを他のイメージと合体させるとおもしろい詩が
できるかもしれませんね。
825 :
コックリ :04/08/15 01:31 ID:40MxJJkE
>>814 ダンス、なのに体言止を多用しているせいもあって、ごつごつしている印象
がおもしろいです。油で足を滑らして落ちるのではなく、汗でしょうか?
その汗もクールに隠す、祭り好きの男達という感じです。僕の勝手な希望ですが
クレージーケンバンドに歌って欲しい。
>>815 直球ですね。オイルが体から出るのではなく、内向していく。
外側の人間には見えなくなっていく。だとすれば、もっとオイルを
詳しく描写して欲しい感じがあります。
>>821 混ぜることの困難さに注目しているのですね。人同士もそうですし、
国家どうしでも。そもそも混ぜることが良いことかどうかも未決でしょうし。
これは抽象的なレベルで、そのことが表現で出来ていると思います。
826 :
コックリ :04/08/15 01:39 ID:40MxJJkE
とても読み応えがあって、嬉しかったです。
悩みましたが、【烏合らしくも】を書かれた
>>809 さんを
選びたいと思います。よろしくお願いいたします。
827 :
809 :04/08/15 02:04 ID:oJEudXkh
コックリさんありがとうございます 野村選手の金嬉しかったです 解説はご容赦下さい オリンピックと高校野球の時節柄 次のお題は 「女神」 でお願いします
コックリさんありがとうございます。 たしかに直球過ぎたなあ・・・ 参考になるコメントありがとうございます。 また推敲してどこかに書き込みたいと思います >809さんおめでとうございます。 雰囲気の伝わる、なんだかあったかい詩。 負けて悔いなしです。
>コックリさん 丁寧に読んでいただき、また感じ取っていただき
ありがとうございます。10作品への評価お疲れ様でした。
>>809 さんの詩はわたしもとにかく設定に圧倒されて
こんな設定を考え付くのがすごいなあと思っていました。
納得の敗戦です。809さんおめでとうございます!
また機会があれば、参加させてください。
830 :
イタチ小僧 ◆8rr1u/54T2 :04/08/15 21:38 ID:1aEKMt6G
「ゴキブリ男」と「人と人との潤滑油」をまた二重投稿してしまいました厳重に処罰してください。 まぁ、期待されたらこんなもんです俺。 次のお題は誰かに任せます。って俺関係ねえし。 コックビさん、おつ&あり。 烏合のひと、CCレモン。 俺、調子に乗るなよ。
831 :
名前はいらない :04/08/15 21:44 ID:OCOqnO3G
>イタチ小僧 相当病んでるな。リアルで嫌な事でもあったのだろう。失恋?失業?ま、同情はしないがな。
「“元”女神」 あぁ 居間では豪快な笑い声 僕の妻 真昼間からゴロゴロとテレビを見てる お気に入りのパイ饅頭を食べながら 若い頃の君は綺麗だったよ 儚げな瞳 触れただけでも折れそうな肩 今はその面影すら無い 僕の“元”女神様 あぁ 今では体重ほぼ2倍 僕の妻 掃除も洗濯も適当に済ませて 週末2人出かけることも今は無い でも僕にはわかっているよ 今も昔も 変わらない愛を持ってくれている それは僕も同じだよ いつまでも君は女神様 ふと自分の姿を鏡に見れば あまりに見事な三段腹 白髪も少し見え隠れ これが君の“元”王子様 「お互い歳をとったね」と お決まりの文句でも口にしてみようか
833 :
てるあき ◆DDfwggPC.. :04/08/17 18:03 ID:M5aHg8xO
「RUN」 勝利の女神よ 少しはわたしにも微笑んで 運動音痴の 人一倍足が遅いので 毎年酷なマラソン大会 今年もまたびりの涙を 流すはめになるのでしょう
834 :
てるあき ◆DDfwggPC.. :04/08/17 18:04 ID:M5aHg8xO
号砲と一緒に 思いっきり地面蹴りだした 長い戦いはこれからだと 自分の胸に言い聞かせた 顔面に風が当たる 駆けろ、走れ、思いっきり 後ろには人がたくさん 駆けている、走っている このまま逃げ切れ 胸の苦しさを乗り切れば 後はだいぶ楽になるはず 休むな、一気にに突き進め
835 :
てるあき ◆DDfwggPC.. :04/08/17 18:06 ID:M5aHg8xO
前にもたくさんいるけれど 後ろにもたくさんいるから 遠く向こうのゴールまで 僕は走り続ける I can run.
836 :
摩れた手 :04/08/18 15:41 ID:aKvpOlZC
イタチって言うやつってリア房? こいつうざいので今後はあぼーんします。 以降いい作品を書きたいと思います。
船首の女神 船首に掲げられた女神像は いまだ乙女にもならない少女の姿で、 かすかな丸みを帯びた乳と、すんなりとした四肢 額にユニコーンの角を頂いていた。 誇らかに頭をあげ、強い光を目に宿し、 風を予知し、嵐を避け、幸運を呼ぶというその女神は 期待にそむくことなく、航海を導いた。 ある凪いだ夜、一人の神が訪れた。 船首の女神に一目ぼれしたイルカの神。 彼女を海へと誘う。誘う。 気を引かれる女神に、船乗りがおののいたのだ。 銛が打たれた。血が流された。 女神の角が黒く染まり、 船首像はひび割れた。 後悔の想いはすでに遅く、 船は海へと飲まれ、藻屑と化した。
「Megami」 オリオンのテレビでソリダンを唱えろ コーヒーならバランスよくブラジル ジャングルに見えてもコーヒー畑 木の上から熱い一杯を差し出してくれ 彼女は猿だ 浅黒い猿だ 名前だけがMegamiなんだ サンタマルタというソープランドのマット 餅は英語でなんていうんだ 天麩羅がポルトガル語だなんてふざけるな ちょうどよい塩梅に膨れたジャパニーズフードを濡らしてくれ 彼女は娼婦だ 汗臭い娼婦だ 名前だけがMegamiなんだ 満タンに牛乳積んだトラックでこの町を逃げ出そう 明日になればトチ狂った理想も消えるさ 俺の生きるための糧もついでに さよなら、キラメキ 白飯臭い俺だけの母ちゃんを探すんだ
840 :
名前はいらない :04/08/22 09:03 ID:2beCsa0Z
あげ
「わたしは桃を」(1/2) ジャスミンティーを用意して あなたと一緒にいつものお茶を 厭味な言葉や 揚げ足取り わたしは席を立てません 何故ならわたしは手が離せない 硬い桃を剥いているから わたしが今日も気に障ったの? あなたと違う言葉を言うから わたしは席を立てません 硬い桃を剥いているから
「わたしは桃を」(2/2) わたしはそうよあなたの女神 不可能はなく痛みもないの 瑣末な私事など何にも持たず あなたが折れろと寄りかかっても 心は裂けたり決してしません あなたが求める総ての奇跡を 叶えるために・ここに・居るのね ・・・・・・・・・・・・・ わたしはそうよあなたの女神 滴る桃を * ペティナイフをテーブルに置き わたしは桃を剥くのを止めます
843 :
コックリ :04/08/23 02:47 ID:Wk1uLm/N
「努力」 セミがささやいている、 女神の住所録を。 土の中で努力はしたか。 風に乗る誰かの泣き声。 セミがないている。 僕は森の中で、 女神を土の中に埋める。 7年間、 セミと同じように、 君はもうそこにいなさい。 そこにいればいいんだ。 さだめの時代は終わりだから。 幸運を掘り起こしても、 出て来るのは、 努力の二文字。
844 :
名前はいらない :04/08/23 21:26 ID:k803FoNz
あげます
「金曜日は女神の日」 遠くは北欧 その昔、神様がたくさんいた 古くのゲルマン民族 乱暴で知られているだろう 男神の数が多く力を握った そんな中でのフレイヤとフリッグ 彼女達は他の男神、いやそれ以上の 活躍をしたのである 現代でさえ女性を見下す風潮は残っている 力を握るのは大抵男だ しかし探せばいる物 女性の権力者 それはきっとフレイヤとフリッグの生まれ変わり 金曜日は女神の日 フリッグ frigga フレイア freya friday
846 :
イタチ小僧 ◆8rr1u/54T2 :04/08/24 22:50 ID:vIHkNFWj
現在7作品投稿済み。 あと3作品募集中。 早くしないとまた俺イライラして二重投稿しちゃう。
847 :
快楽童子 ◆plhXCa4.HY :04/08/25 01:54 ID:dTUuhOBU
「錯覚」 僕が水槽で浮かんでいると 貴女はゆがんでみえた 泣き顔と笑い顔が上下に揺れて 差し伸べた手が怖かった 午前八時と午後八時に 貴女は白いセーターと細長いスカートをはいて ゆっくりと近づいてくる まるで女神のように 僕はひとつあくびをして 貴女の指に応えてあげた 背中を見せて座っている 貴女が上下に揺れている 笑っているのか泣いているのか 腹をみせた僕には分かりようもないことだった
作品一覧 お題:女神 審査:809
>>832 「“元”女神」 ねむい ◆yYGM98H44I
>>833-835 「RUN」 てるあき ◆DDfwggPC..
>>838 船首の女神 リーフレイン ◆LeafL/oiO.
>>839 「Megami」 イタチ小僧見参! ◆8rr1u/54T2
>>841-842 「わたしは桃を」 ID:U3X/HeBu
>>843 「努力」 コックリ
>>845 「金曜日は女神の日」 ID:Vn1WCI9A
>>847 「錯覚」 快楽童子 ◆plhXCa4.HY
現在8作品 あと2作品
エロいことをたくさん想像してしまう 人間の想像力とは凄いものである ただこれは俺がすけべなせいとはいえない 人間とはみなすけべなのである 上品ぶった婦人も少女もみな 影では物凄いエロいことを考えているのだ ようするにみな変態なんだ 変態ワールド ただ 変態であることが正常でもあるのだ だから 変態は永遠に生き続ける 変態万歳!!!
「女神なるもの」 あの人に触れるものなら罰が下る しなやかな髪の黒い流れは細い首筋の袂で別れていく その流れの先に気を回せないほどの あの完璧な顎! やや伏せた瞼を開くとき それはどんな像を結ぶのか それを知ってしまえば僕は全ての光を失うだろう あの人の眼(まなこ)の中にいる幸せの内に そしたら盲いた僕の首を絞めて欲しい もうその時僕の目には 白く細やかな指が絡みつくのを見れる筈だから もう僕が触れるまでも無く あの人が僕を手にかけるのだから
851 :
てるあき ◆DDfwggPC.. :04/08/25 07:25 ID:lVAZaWpt
締め切り
>>832 「“元”女神」 ねむい ◆yYGM98H44I
>>833-835 「RUN」 てるあき ◆DDfwggPC..
>>838 船首の女神 リーフレイン ◆LeafL/oiO.
>>839 「Megami」 イタチ小僧見参! ◆8rr1u/54T2
>>841-842 「わたしは桃を」 ID:U3X/HeBu
>>843 「努力」 コックリ
>>845 「金曜日は女神の日」 ID:Vn1WCI9A
>>847 「錯覚」 快楽童子 ◆plhXCa4.HY
>>849 タイトル無し 竜也です・・・
>>850 「女神なるもの」 青の羊 ◆pNGtbbWniA
以上10作品
852 :
名前はいらない :04/08/25 17:26 ID:vuZiA8Jp
なんだか揃いも揃ってって事で感想は書かせて頂きます
>>832 ねむい さん
どう暇を潰してるのかと考えますが ブラブラ散歩でもして下さい
>>833-834 -835 てるあき さん
ふくらはぎが太いと遅くなると陸上部だった人から聞いた事がありますが
ほんとなんでしょうか
幸運は家でテレビ観てるから難しいかも ゴールがあるから良いのか悪いのか
>>838 リーフレイン さん
やっぱり女神は造営物にくっついているのだ
銛打たんでもどっか行ったら同じじゃん 行動が裏目と恐ろしや
>>839 イタチ小僧見参! さん
いろんとこでジッとしてるんですね 生きるための糧も消しちゃうんですか
夢のない感じで嫌です
>>841-842 U3X/HeBu さん
今度は桃を剥いてるんですか 叶えるために居るらしいが
それで次は柿でも剥きますか
>>843 コックリ さん
何となくそんな気がしてたが 埋めちゃうんですか
3年計画の2年目で優勝を果たした高校がありましたが
あれは女神の仕業でしょうか 果たせぬ限り努力努力
勝った者だけでは寂しいです
>>845 Vn1WCI9A さん
出てきた思ったら
FRIG−GING いまいましい FREAK 気まぐれ
花金の事でしょうか
853 :
809 :04/08/25 17:26 ID:vuZiA8Jp
>>847 快楽童子 さん
諫言は必要ですよ
動物もあくびが感染ると何かで読んだ気が
>>849 竜也です さん
若い頃は同じような事考えてました ナンパする勢い薬に
ただお目にかかった事が無い
>>850 青の羊 さん
体調が悪いのかして 冷徹な人食いに恋した青年が喰われる
そんな印象を受けました
あの人が3回出てくるけど二人だよね
優勝は
船首の女神 リーフレインさん
>>838 でお願いします
854 :
リーフレイン ◆LeafL/oiO. :04/08/25 20:23 ID:G82SExF7
809さん、ありがとうございます。。。ものすごーーーーく嬉しいです。 次のお題ですが、「隙間」でお願いいたします。 今体調不良でして、ゆっくり投稿していただけると助かります。(我侭)
>>852-853 (快∀楽)ノ オツカレサン
もし時間があるなら
>諫言は必要ですよ
これもうすこし解説してくれんかなぁ、、、
多分僕→彼女へだと思うんだが
なんでそう思ったのかってのがいまいちつかめんのデス
>>854 (快∀楽)つ オメットサン
>>853 コメントありがとうございました。
>>850 は某氏の「倒錯したM」という言葉を
モチーフに女神について書いてみました。
857 :
809 :
04/08/26 22:44 ID:RMDbqnkj リーフレインさんに嫌がられんじゃないかと
オモタので正直うれしいです
>>855 う〜ん 済まない 全体でみれてないかも
あくびで同調 腹で恭順
女神というより恋愛で読んでしまった
相手の心が分からないという事で
諫言しようとすれば知らなければならないから
午前8時と午後8時って何?