1 :
六華 :
04/04/21 11:17 ID:8GWhFVt6 評価します。
★☆このスレに書き込むときのお約束☆★
いつもステキな詩を提供してくださってありがとうございます。
このスレは常時、数少ない批評家さんの『ご好意』によって成り立っています。。
あまりたくさんの詩を書き込むと、批評家さんの負担になってしまいますので、一人一作品程度でお願いします。
推敲に推敲を重ねた作品を提供していただければ嬉しいです。
そして、できれば、詩人さんにも他の方の詩の批評をお願いいたします。
名無しでメール欄に「age」でもかまいません。
宜しくお願いします。
【常時】求む!批評家!!【募集】
貴方のレスが、このスレを活性化させます!
前スレ
http://book2.2ch.net/test/read.cgi/poem/1079456076/l50
2 :
六華 :04/04/21 11:23 ID:8GWhFVt6
最近なかなか評価しに来れなくてごめんなさい‥ 新スレでも評価人&詩人の皆さんで一杯刺激しあいましょう では引き続きよろしくおながいしますた。
3 :
名前はいらない :04/04/21 12:07 ID:yO8WlzQH
『ガキの頃』 ガキの頃を思い出すぜ。あの頃は段ボール1つでヒーローになれたんだ。 古タイヤ転がすだけで幸せになれたんだ。 用水路を歩くだけで探検家になれたんだ。 風呂敷をマントにして空を飛べたんだ。 木に登るだけで星をつかめたんだ。 土管に入るだけで宇宙へ行けたんだ。 あの街が僕の全世界だったんだ。 ガードレールからかっぱらた反射板が一つあればウルトラマンになれたんだ。 2つあれば仮面ライダーにもなれたんだ。 毛布を被るだけで怪獣になれたんだ。 イチゴのキャンディーをなめるだけでドラキュラになれたんだ。 サングラスかけるだけでハリマオになれたんだ。 ついでにシャンプーキャップとマスクをつけるだけで月光仮面になれたんだ。 映画の下敷き買っただけで次の日話題の中心になれたんだ。 そんな僕らの恋だったんだ。 なぜだか涙が止まらないんだ。
4 :
名前はいらない :04/04/21 12:42 ID:qQ5RRBpZ
『孤独の光』 日が傾きだした 午後の授業 擦り傷だらけの心抱えて 泣き出しそうななみだ抑えて 時計を見る ―あぁ、あと少しだね。って そう思ってまた 小さな光の虹を見る 曲がった光は孤独の光 “大切”が見える気がして 時がくるまで色を数える
「ゆっくり数えて」 忙しい時は ちょっとだけ目を閉じてみよう 自分が何をするべきか それを考えてみよう ほら一つ、二つ、三つ。 あと三つ仕事すれば帰れるんだよ。 案外少ない、 あせっちゃダメさ、落ち着いて。
6 :
人形使い :04/04/21 16:51 ID:FHw5Uf/R
六華さん新スレたてお疲れ様です。 あと前スレで丸。さんと「月」の逆位置さん ヘボい詩読んでくださってありがとうございました。 新しい詩のついでにお礼をと思っていたら 時間がズルズルと過ぎてしまいました。 『ジムノペディ』 あふれているあたたかな光に溺れていた 射抜かれて倒れ伏してしまうから 日没に目が覚めるのだと 今さら気付く けれども一杯の紅茶で からだに馴染みだす光 午後の微睡みの空気を 掻き分けて泳ぐ魚が私である 真昼の深度10000m 無音の世界の中を 圧力に細かく砕けた白砂を這うように泳ぐ ひしゃげた深海魚なのだ そして 白い夢の向こうに 北の最果ての黒い海を照らす灯台を ずっと思い描いていた あぁ 真昼の裏側の誰かが 鍵盤でジムノペディを叩いている
7 :
6の続き :04/04/21 16:53 ID:FHw5Uf/R
そうだ 太陽の光の質量は 壁に違いない! 立ち止まりそうなけだるさは 壁に違いない! もうすぐ そこにある空気はめくれて 一筋の声も残さず 私を飲み込むだろう そして素知らぬ顔で燃え続ける太陽!! 明らかになった世界に曝されて 実のところ私は 4次元立方体に閉じ込められた 一体の奇抜な標本にすぎなかった
三日月 手を伸ばせば届きそうな所にあって でも絶対に届かなくて 君の家より遠くて 自転車じゃとても追いつかなくて。 キラキラの色砂と夜を瞬いて でもまだ未完全な円で 光は少し弱いけど また私もキラキラ光るから・・・
9 :
花火 :04/04/21 18:58 ID:rz0+8rR/
居場所 私の居場所はどこにも無いの。 みんなの居場所はあるのに みんなが少し間を開けてくれれば わたしの居場所が見つかるのに 時も私の居場所をなくし 私はいつもひとり。 ああ、神よ! 何故私に不幸を与えるの!? 私はもう、この世界にはいられないのに・・・
10 :
よろしくお願いします :04/04/21 21:22 ID:OEJefIpa
君がこちらへ来れたなら、ぼくはどれだけうれしいだろう きっと君もぼくを見ながら、同じことを考えてるに違いない たった一枚の板ガラス越えられず 何度も、何度も、こぶしをぶつけ 綴り違い笑えず、その一文字を心に刻み さめざめとした真珠色、なめらかにぬめやかに 球体のなか区切られて、彼岸の声絶えて届かず 君がこちらに来るときは、ぼくは諸手をあげて歓迎しよう きっと君は忘れずに、君の友を連れてきてくれるだろうから たった一枚の板ガラス聳え立ち 呼び声虚しくこだまする 別人歩き過ぎる、一瞬心奪われ自失 空気光は色を失い、ただ生暖かく漂いわたる 銀盤ガラスを覗き込み、届かぬ彼岸の幻を追う
少年への恋 ――801 また枯れる 直ぐ失われる 薔薇の華 今も昔もその姿 不変の美貌 貴婦人の香 日差し咲く 窓辺に眠る 小さく幼い 薔薇の華
12 :
抄 :04/04/21 22:15 ID:Aqs7RAkz
過ぎて往く日々、今日も日が暮れた 解放感よりも今日一日の疲れが身を包む ゆっくりと周りを見つめるゆとりも持てず 出会いと別離重ねる無情の時の流れ 別れが人の宿命ならば せめて善い印象を残せたらと想う 人はいつか必ず死ぬのであるし 死は何人をも別け隔てる事無く訪れる別離 せめて別れが避けられないならば 再び巡り逢う事も無い貴方ならばこそ なるたけ善い想いを君の胸に残したい
>>655 三重ハリーさん
んーと、どこが文の切れ目かわからなくなってる。
そのせいか、ごちゃごちゃしてる。
>>656 逃げていては何も始まらない。
そう知っていても、前に向かえない自分。
そこまでして守りたいものはプライド?
もしかすると壊れるのは自分を包んでいる古い殻なのかもしれない。
その殻を破る時、新しい自分の姿をみることができるかも。
>>657 ◆LzS/3YuUhI さん
夕焼けの風景がとてもいい感じ。
とても好感の持てる詩。
申し訳ない。
評価しきれないので、すでに評価が書かれているものは飛ばさせてもらいます。
>>709 見たまんま狂気って感じ。
改行してくれるともっと読みやすい
>>710 712 714 ディブ カオマッカーさん
荒廃した心。
誰が彼を癒すのだろう。
>>713 なんでイギリス大使館が憧れなんでしょう?
>>717 文の中に「何を」っていう部分がないので、詩の理解が途中でとまってしまう。
何をめくるんだろう?
聞く方が野暮ですか?
>>720 いい感じの詩。
もうちょっと文を煮詰めたらもっとよくなりそう。
>「それがお互いにとってベストだったんだ」
「お互いに納得した形がそれだったんだ」
この文だと無理矢理自分を納得させようとしているというふうにも読める。
納得させようとしているという流れに変えるか、
もしくは「〜だったのか?」という疑問系にしてみるといいかも。
>春風が頬をなでる 残酷に胸を抉っていく
締め付けられる胸の痛みが
最低だったあの人を 最高だったあの人を
ありったけの感情を 狂ったように呼び覚ます
こういう改行の仕方の方がいいと思う。
まあ、私の感覚なんで正解とは言えないかも知れないけど。
15 :
右脳 :04/04/22 00:16 ID:kaEBTIEg
「悲しみ」 この陽気に マフラー巻いた女子高生 清楚な立ち姿 彼女には誰もが振り返る 事実と意味が違った 本能的に視線が向けられる筈である スカートの下の若い太腿 マフラーに隠れた顔立ちは 焼け爛れた肉の表面だった 愛らしいえくぼが用意されていたであろう頬の周辺から ぼろぼろと それこそ古い遊具のペンキのように 皮が剥がれ落ちていった 本来ならば 羨望 憧憬 情欲 嫉妬や太陽光を 体中に受け止め さらに輝きを増す予定であった それなのに ここに居ること自体申し訳ないなどと言わんばかりに 彼女は眼を伏せてしまうのだ 俺は見てしまった 視線の残酷で その焼けたような肉を突き刺してしまった 清楚ではないのだった ひたすらに電車を待つ心無い時間 悲しく耐える彼女の姿が 俺の勘違いに変わっただけであった ・・・今日目撃した女の子を題材に。
>>722 そこにあるだけで幸せになるというのは、最高の愛の形なのかも知れません。
>>723 詩の虜姫さん
それで人が救えるのなら、身を削ってがんばりますわw
評価人になるのを待ってますよー。
>>724 60歳の老人
なんで、ちゅうちょなく踏みにじり、振り払うのかを書いて欲しかった。
>>725 初めて知りました(きっぱり
ハッとさせられるような詩だと思いました。
詩の明確な定義はないと思います。
自分がそうだと思えば詩になるんではないかと。
ただ、それを他人に認められるかどうかは別として。
>>733 んーと。
どちらかというと、小説に近いんじゃないかと思いました。
>>740 薔薇色に染められて
自分さえも見失ってしまう。
>>742 おもしろい詩だなぁと思った。
自分で腕を切ることでしか生きていることを証明できない世の中に、絶望しているのでしょうか。
コミカルな語り口がよけいに悲しく思えます。
>>744 なみなみお さん
詩は誰かに読んでくれるだけで幸せになれる、不思議で得がたいものなのかも知れませんね。
>>745 素敵な詩。
こういう詩に素直に憧れます。
ギブアップ・・。 やっぱり難しいや。
>>14 720ですがまあ文章が練ってないのは
2〜3分で思いつくまま打ちましたんで
>「それがお互いにとってベストだったんだ」
>「お互いに納得した形がそれだったんだ」
>この文だと無理矢理自分を納得させようとしているというふうにも読める
その意味も含ませました
「月」の逆位置さん評価どうもです
月白く あの 貴女の唄 永遠でないことを 赤い服 天体の鏡 ぼやけた円 聴力無き者に 音を与えた その景色、命なく夢遊ただよう 雲のごとくの落つ ある景色、命あるべきその場所を 天に変えて昇る 割れた視界に 広がる宇宙 その身体あずけ 白濁した遠い日が 来るのを拒んだ 昆虫の触角が僕の脳ミソを引っ掻いて 目を覚ませ 目を覚ませと 羽を震わす 羽を震わす
21 :
丸。 :04/04/22 13:19 ID:eLUa1uxr
>>683 「月」の逆位置
超遅レスですがありがとうございました。
22 :
丸。 :04/04/22 13:36 ID:eLUa1uxr
「月」の逆位置さま
>>21 で敬称付け忘れました。すいませんでしたm(_ _)m
23 :
丸。 :04/04/22 14:32 ID:eLUa1uxr
前スレ
>>744 なみなみお さま
とても包容力のある詩だなぁと感じました。
一途なんだけど、好きとかそういうものではない感情。
>>745-746 詩の内容は物語の描写がはっきり浮かび上がる感じで
いいと思います。ただ詩の中の「お嬢さん」「女王さま」
という表現が浮いてる感じがしました。
>>748 名無し修行中さま
生きる事の辛さ、それ故の不幸。やるべき事をやり終え
死という形で受け入れる幸せ。
死というものは必ずしも負のものではなく、一つの幸福の形
になりえるそんな感じを受けました。
>>751 表向きは人気者。でも普通のヒトとして扱われない現実。
無いものねだりといってしまえばそれまでだけど、少し
物悲しい。
>>755 ヒースさま
理想、夢、現実、詩の流れがすごくいいなぁって感じました。
>やがてそれも失せるだろう 失せなくてはならない
自分は今、現実に生きているという風に感じました。
>>748 おもしろい考え方だなぁと思いました。
>不幸が生けるモノの象徴なのだとしたら
幸は死に往くモノへの手向けの標なのだろう
ここが特にいい!
ただ、「不幸の詮索」って言い方がちょっと引っかかった。
うまく言えないけどなんか違和感・・。
>>751 本当の自分(自分自身の暗部)をさらけだすことは、一見、辛く苦しいことですが
それを乗り越えた時、また一つ成長できるのでしょう。
>>755 ヒース さん
桃源郷と桃園の違いをうまく使ってる。
あるはずのない夢に踊らされて、今日も人々は街を彷徨うのでしょうか?
ところで、「手の中から 拾ってみる」っていうのは無理だと思うよ?
奪い取るならわかるけど。
>>757 三重ハリー さん
全体的に象徴的すぎると思いました。
>>758 悪魔 さん
喩えて言うなら嘲笑詩って感じ。
どろどろとして悪意に満ちた絶望的な詩。
>>759 清濁併せ呑むのを女がやってもいいじゃないか! 差別だ!!
まぁ、冗談はともかく。
そんな大きい人間になりたいものです。
「詩」 私は今日も文字を編む 心の闇を描くように 優しき言葉を聞くように 白と黒の糸使い 詩というレースを編みましょう
26 :
名前はいらない :04/04/22 15:50 ID:5QJ4HSxt
突然で恐縮ですが、詩板評論の皆々様
先週もどっかでお願いしたと思いますが、再度、
花祭り(アリ競作祭り)の作品を批評・採点をいただけませんか?
http://ana.vis.ne.jp/ali/antho.cgi 作品タイトルの下に「花祭り参加作品」と書いているのがそうです。
18作品、今回は文学、リリシズム、エッセイ、スラップスティック、ややサイコ、
ややミステリ、海外系、江戸ものなど大変バラエティに富んだ作品が
揃いました。地味系が苦戦、ちょっと評価にバイアスが入り出したので、
皆々様のガツンとした評価評点を、ひらにお願いします。
27 :
26 :04/04/22 15:57 ID:5QJ4HSxt
僭越ながら
>>25 様に、創作板評価人として。
最初の3行、「文字を編む」は大変ふわっと広がる感じがいいですね。
後半、冒頭の「白と黒の糸使い」が、
前半を活かしてないような。糸使いは残して、言葉変更すれば
どうでしょう。
闇の文字は黒魔術、優しさの文字は白魔術、
白と黒の糸使い、
闇夜に光る詩というレースを編みましょう とか。すいません。
28 :
露の空ぐゎ :04/04/22 16:02 ID:uPSwL/wb
“葉桜” あの頃 身を削っていた桜は 飾り物を全て失って 葉桜となった 風がどんなに己を揺さぶろうとも 葉はじっとしがみ付いたまま 一枚も手を離そうとはしなかった ヒョォヒョォいう風に身をゆすられても 太い心が支えぬいた 天からの亜まぶしい光が醜い葉を照らし出しても スポットライトに見立てて光を反射し 跳ね返した そして立派に輝いて見せた それが自らの自慢であるかのように 桜は強くなった 昔なんかより ずっと、ずっと 花なんか無くたって ずっと、ずっと きれいになった その桜はきらめきを 間を隔てる窓ガラスをはさんで 私に見せてくれた いつか、いつかきっと 下から見上げてみたい 天から降り注ぐ光の粒と その光に透けた浅緑を
29 :
名無し修行中 :04/04/22 16:30 ID:Zd6q5Wbf
>>丸さま、「月」の逆位置さま 評価ありがとうございます。 「詮索」とは細かいところまで、調べもとめることという意です。 生きている、つまり視覚、聴覚などの五感がある故に 知らぬ間に不幸というものを捜し求めているという意味で作りました。 また「死」とはその逆で(恐らく)視覚、聴覚などの五感が無い故に 幸を「模索」、つまり手さぐりで探し求めるという意味です。 最終的に「生」に幸は無いのか、「死」に不幸は無いのかという問に対して 幸福論なんて結局は人間が作り出した適当な言葉に過ぎないという事で括りました。 お褒めの言葉、本当に嬉しかったです。ありがとうございました!
「野原」 月曜日が五回あって 五度目の勤めを終えた路上で翌月の第一日目が明後日であることに気づき 妹の目がまぶたから遠く遠くはなれていくと 草が波うち、膝をくすぐり、遠ざかり 君は真夜中の中で鳴き声を聴いていたことに気づく 陽の渡りがうるさくわめき 部屋の空気を端からぬり替えてゆくと 君はそのときには、もう帰りついていたようだった めざす大通りは高く飛びあがり 風を地上近くまでよこし 草を編む少年たちの薄着のからだにも寒気を届けている 生草の根が乾いていることに少年たちは気づかない けれどその思考から飛び散る火花が朝露にかき消される この平面の舞台をななめに突き破る坂道の途中から、下流を跨いでやってくる街からの招待に手を振り 君は少年たちを空中高く巻きあげて、かまいたちの渦にかき込み こめかみにまでぎりぎりと、ほほの筋肉をつりあげた表情を、上半身に隙間なくはりつけて 背中から突き出る円錐状の翼の中に 燃えさかる牧草を束ねあげている 夜は遠く遠く泣きながら逃げ出してゆき 朝も同様に声をからして悲鳴をあげながら、その音が君の気をひいてしまうのではないかと恐れて身動きがとれなくなっている そして敗北し、使いの足下に落ちる杖をよろよろと伸ばした手の先で触れようとしたままこと切れていた 旋回する下半身だけの翼が、つぎの狙いをつけようと目をこらしている
>>27 批評ありがとうございます。
確かに、前半を生かしてませんね。
参考になります。
で、それを生かして書き直してみました。
「詩」 私は今日も文字を編む 心の闇を描くように 優しき言葉を聞くように 光と闇は綾となり 不思議な模様に染め上げる 私は今日も文字を編む 心の闇に光の雨を 優しき言葉に微笑みを 言葉の魔術で染め上げた 糸を使って詩を編もう 闇に染めた黒い糸 慈愛に染めた白い糸 黒と白の糸使い 詩というレースを編みましょう
33 :
百合 :04/04/22 21:30 ID:vyGjLznX
水をやらなくても、劣化した愛を受け入れて利口に咲いてみせて。 指先から、たくさんの幸せを、にがしてあげると、あの花は枯れた。 それは正しいんだって、信じてた。 子どもじみた不安は、彼女を許せなかった。 すべてを許せるとおおきくひろげたこの両手をわらった。 だからあたしは馬鹿なんだろうね。 優しいあの歌を歌うならば、あの海がいい、と 煙草を食べて、歌をうたった。ぬるいコーヒーを忘れてうたった。 寡黙なはずの月が鳴いた。 わずかに残った温度を辿って、雨が降り、あたしはかわらず愛をうたった。
>>3 淡々と思い出を語っているのが最後の2行をよけいに切なく見せています。
あのころはもう帰ってこないのでしょうか?
>>4 泣きたい時に泣くことができたならどんなにか楽でしょうね。
光の虹が少しでも心を癒してくれることを祈ります。
>>6 人形使いさん
とっても幻想的。
水中に響くジムノペディはどんなものなのでしょう。
すごく好きです。
>>8 スーパー歌舞伎さん
後半がちょっと不思議。
>また私もキラキラ光るから・・・
この言葉のせいで三日月のことを言ってるのか自分のことを言っているのか
わからなくなっている。
自分のことを言っているのであれば、もうちょっと言葉が欲しいなぁ。
>>9 花火さん
あなたが一言お願いすれば、もしかすると場所を空けてくれるかも知れませんよ。
それに神は優しくも厳しいもの。
道を尋ねようとしない人に道を教えるようなことはしないでしょう。
きみは脳みそを優遇し
腕や脚を軽蔑してる
きみに水を掛けてやる
きみは忽ち福寿草になる
この日、この時、花もつけず
その葉を豊かに伸ばすだろう
その葉を低く、伸ばすだろう
誇れ、恥じろ、その姿
誰かの軽蔑のまなざしが
いつかその身を枯らすまで
あるいは自ら育てた毒が
いつかその身を枯らすまで
---
>>1 六華さん
スレ立て有難うございました。
36 :
丸。 :04/04/22 23:04 ID:eLUa1uxr
暖かくなった体温 肌に感じる温もり 丸みを帯びた先端が、じわじわ暖まった身体を分け入っていく やがて堅い膜を突き破りあたらしい世界へとその頭を持ち上げる 光を欲し、頭を伸ばし手を広げ余す事無くその身に光を受けようとする 光を受けた身体は、己の身を分け、温まった胎内を侵していく 温もりがしばしの休息を与える 廻り続ける生命に終止符を打つかのように
37 :
名無し修行中 :04/04/22 23:12 ID:U98jzzzz
「砂」 この岩の欠片を地球と呼ぶらしい。 それが定かかどうかは知らないが私はこの岩を昔から知っている。 まだそれぞれが一緒になってた頃、 そう地球と太陽がピッタリと貼り合わさっていた頃。 まだ、名も無ければ役割も無かったただの一つの岩壁だった頃。 やがて此処に液体が染み、「生物-イキモノ-」とよばれるモノが此処を支配するようになった。 私はずっと見てきた。 ここで幾多の喜びが生まれ 幾多の悲しみが零れ そして 幾多の血とよばれる液体が流れてきたことを。 ほら、今じゃ見えるのは狭い狭いこの蒼い空だけじゃないか。 広大な闇から生まれたのはこの狭い狭い蒼い空だけ。 たまには闇に漂ってみたいものだよ。 此処がまだ独りになる前の闇をさ。 再び投下です。評価お願いしまふ。
38 :
丸。 :04/04/22 23:40 ID:eLUa1uxr
>>3 思い出が強く出ている。自分の中で分かっているつもり、
だけど整理しきれていない気持ち。
>>4 >“大切”が見える気がして
大切な事とか大切な何か、とか後ろにつけたほうがカタコトっぽくなくて
いいかなぁと思いました。
>>5 すごく諭されてる感じ。小学校の先生とかを想像しました。
>>6-7 人形使いさま
地上という海でその底に住んでる自分は深海魚という表現に共感しました。
>>8 スーパー歌舞伎さま
>光は少し弱いけど
この後もうすこし語って欲しいなぁ。
>>9 花火さま
自己の否定がいくところまでいってしまったのかなぁ。神に問うても
その答えはでないかと。その答えは自分が自分に存在意義を与える事
にあるかと。
39 :
人形使い :04/04/22 23:51 ID:jh47LnPw
>「月」の逆位置さん ありがとう。 水中での音は 空気中よりもすみやかに伝わるらしい。 スイミングスクールにて大事マンブラザーズを聴きながら クロールで水をかいていた経験から言って 少しこもった距離感のある音! >丸。さん ありがとう。 強すぎる光は苦手です。 そんな日は深海魚の気分。 でも時には自ら浮上しないと 身体に苔が生えてしまったりするのです☆
公園にて 明るい空に真っ白な鳩 ベンチに腰掛け物憂げな 悪魔の隣に降りたって くっくるくっくると喉を鳴らしてます 何か言わなくちゃいけないような でも何も考えたくなかったので 目と空気だけで話し合って 力の限り高く飛んだけどやっぱり神様はいなかったとか そんなとりとめのない事を数時間 ハエの複眼を借りて切れ切れの積層立体宇宙を覗いて 今夜は仔猫の影の中 兄弟と抱き合って寝ることにするよ
>六華様、どうもお疲れ様です! 「草の原」 辛いことがあった 気づいたら草の原にいた 晴れていて・ なお 鉛色の空の 鈍色の草原 ざあっと 意外に綺麗な風が吹く 風が凪ぐ この背も凪ぐ 押されるがままに委ねる 心・ ひとつ 何も考えられない暖かな陽が溜まった感情を昇華するように一つずつ・・ 鉛の枷 とろりと流れて落ちる また私は 飛べるだろうか ? 伸ばした腕に遮るものは何も無い 胸の奥から暖まって・・ ・ 胸のなか 太陽 鉛色の 空も一緒に もう私にこの草の原はいらない。 風も・・ 陽も もうこの中に貰ったから
言うの忘れてた。
>>1 六華さん
スレ立ておつかれさまです。
それでは皆様おやすみなさい。
43 :
名前はいらない :04/04/23 11:10 ID:nUS1iZ3K
「青草のにほひ」 一点の汚れもない澄み切った空 頭の先から突き抜ける眩しい光 思わず声を出しながら おもいっきり両手を突き上げると すっと 青草の匂いが立ち込めて来る そんな瞬間に感じる 生きていても苦しいこと 都会の生活に嫌気が差したこと 確かに どれも自分が抱えている胸の煙 だけど 今まで生きていてよかったこと 自然は素晴らしいと実感したこと どれもすべてが 心の底から溢れ出す 無言の感謝状となる
44 :
名前はいらない :04/04/23 11:14 ID:mUV2BBuU
>>4 です。
月の逆位置様、丸。様
ご評価ありがとうございました^^
「ジャポニカパーティー 〜32を忘れて〜」 今だけはいい匂いを出して 振り向かれたい運命が欲しいの いつもの奴とは違うのよ いつもの奴は1900円だけど これはそうね、確か・・・・ イチマンエン以上は?したかしらね フフッ 第一、香水とは呼ばないもんね パフュームよ パ・フ・ュ・ー・ム とにかく、この パーティ会場では 愛しのあの人だけを祝いたいの 「南無阿弥陀仏南無阿弥陀仏・・・・」 あらやだ、何唱えてるのかしら私 親指を隠す必要も無いし 薬指が少し冷えてきたし チャンスはもうあまり無いような気がする 口紅の色が去年より濃くなった気がする 今年は何故か、1歳若返った気がする 「南無阿弥陀仏南無阿弥陀仏・・・・」 あらやだ、まただわ 今夜はもう、ちいさい涙を落としながら クレンジングクリームを塗るのはイヤよ 振り向かれたい運命が欲しいの ただ、それだけ 振り向かれたい、ああ振り向いて 今日の私は、とってもイイ女よ
46 :
名前はいらない :04/04/23 12:18 ID:X8Qv5xgV
me,we.
「夜道」 ただひたすらに不安になる。 私しかいないのに。 何度も何度も振り返った。 確かに誰もいやしない。 それでも怖くて怖くて駆けだした。 人は闇を恐れると言うが、 どうやら「誰か」が怖いらしい。
49 :
人形使い :04/04/23 17:27 ID:eArO7cFQ
『紙魚』 ページをめくると 本の白い紙の中で 奇妙な形をした わさわさとたくさん脚のある黒い虫が とてもゆっくりと蛇行しながら動いていた 虫はインクを食べるらしく 虫が通った跡は文字がかすれるのだった よく見てみると うっすらと内臓が透けて 流れていく体液にインクが混ざってゆくのが見える わたしは無性に手に入れたくなって 鉛筆で手早く虫かごを描き その虫を取り囲んだ 枠の線は太く何度もなぞった 高さを知らない虫は わたしを知らない 描かれた虫かごの内側を三回まわった後 閉じ込められたことを悟ったかのように 理不尽な制約にざわめく百本の脚 虫は小刻みにふるえだし 青白く重い光の粉を 暗い書庫に高く吹き上げた
50 :
49の続き :04/04/23 17:28 ID:eArO7cFQ
降ってくる光の中 わたしは 「わたしという時間」にさしこまれた手の空想にひやりとして うしろを振り返ったのだったが そこに何かが見えるはずもなく 光だけが静かに降り積もっていた そんなわたしの想像の力は 時の彼方に向けて 虹色の潮を高く吹き上げているのだろうか そんな想いに憑かれたわたしは 目を閉じて 深い空想の海に ゆっくりと沈みこんでいった
51 :
ちょっとだけ評価師 :04/04/23 21:48 ID:i9pvLGQ4
〉49/50人形使いさん 光を感じましたか? 人形使いさんが欲しくなった 感性、才能、センス 巡り合えた感動と 喜びに興奮している様子が伝わって来ました きっと図星!それとも?
52 :
◆GABILdxSDI :04/04/23 23:05 ID:SRgjHz/p
「真夜中の作ってあそぼう」 暗く狭い無機質な部屋。 深夜のテレビには砂嵐が虚しく荒音をたてている。 今夜も独りテレビに叫ぶ。 「わくわくさん、今日は何作ってくれるの?」 ブラウン管は砂嵐を映し出している。 『今日は楽しいぴょんぴょん相撲だよ』 ブラウン管は砂嵐を映し出している。 「わーい楽しそうだなぁ、さっそく作ろうよ」 ブラウン管は砂嵐を映し出している。 『それじゃあ、紙とはさみ、色鉛筆を用意してね』 ブラウン管は砂嵐を映し出している。 すぐに準備にかかった。 紙、はさみはある、色鉛筆・・・無い。 色鉛筆を探し回った。 そうだあそこだ。隣の部屋の引き出しの奥。 待ってて。わくわくさん。 いそいで取りに行った。 いそいで戻ってきた。 そこにわくわくさんはいなかった。 ブラウン管は砂嵐を映し出している。 わくわくさんは裏切ったのだ。 コンニャク
遅くなって申し訳ありません。 >23 丸。様 >24 「月」の逆位置様 評価感謝します!・・・やはり拾うは無理っぽいですか^^;
54 :
白雪姫 :04/04/23 23:11 ID:xZjSlWJm
透明な眼球 私は森の中で 一つの透明な眼球になり 自然と一体になる 私は自然 自然は私 その時 七人のこびとも、猟師も、お妃も 色紐も、毒櫛も、毒林檎も 梟も、烏も、小鳩も そして王子も 私の周りを回る自然の歯車となる すべてのものは連動し 宇宙の無数の歯車として 私と結びつく 私は即自然 私は即宇宙として 王子と共にこの地上の歯車として回転する
「ごろごろ」 床に横になってみる。 普段は低く見えた机がとても高い。 本棚はまるで巨人の様で 今にも押しつぶされそうだ。 自分が住んでる部屋さえ こうも見え方が変わるのか。 私がみてきた物なんて ほんの一面にすぎないね。
>>10 >きっと君もぼくを見ながら、同じことを考えてるに違いない
この確信はどこから来てるんだろう?
>きっと君は忘れずに、君の友を連れてきてくれるだろうから
何で? 「僕」の友は「君」とどういう繋がりが?
ここで書かれてない背景が気になってしかたがない。
でも、最後の3行がすごい素敵な雰囲気だなぁと思いました。
>>11 そして今日もどこかで誰かが貴婦人の香に囚われ、
そして美貌に心を奪われるのでしょう。
>>12 抄さん
出会いと別れが宿命ならば
短く限られた出会いを大切にしたいものです。
>>15 右脳 さん
悲しい話ですね。
何気ない視線が凶器に変わる瞬間。
きつい試練を乗り越えた証のはずなのに。
>>20 きれいな言葉。
でも、イメージが強すぎてメッセージがつかめない気がします。
「赤い服」って何の比喩?
あと、昆虫がいきなり出てきてびっくり。
ちょこっとだけで、おやすみなさーい。
57 :
人形使い :04/04/24 00:27 ID:z9DeSt8P
>51 読んでくださってありがとうございます。 光との出会い そうであるようで そうでないような 太陽を浴びていたら いくつかアイディアが わらわらと湧いてきたので 勢いそのままに書きなぐりました。 今また少し推敲中。 でも あ、書ける!! という感覚が嬉しいのは確か。 音楽から受けたイメージが 結構最近はカギになっています。 >「月」の逆位置さん いつもお疲れ様です!! 時にはちゃらんぽらんに 決して無理はしない。 そして味わう詩世界の空気! それではおやすみなさい。。。
58 :
名前はいらない :04/04/24 01:39 ID:lVsR1YrM
「 の毎日」 生まれたときから始まった 死ぬまでのカウントダウン 今日も無事に生きられました だけと昨日と同じ様な今日を "生きた"って言えるのかなぁ? どうせ死ぬなら嫌なことしないで 生きていければ人はみんな幸せなのに 人が作り出したやっかいな文明のせいで 人はみんな死ぬまで苦しむ事になった 単調な拘束的な毎日は確かに嫌だけど その間 間の ほんの少しの楽しい時間の 為の苦しみ 毎日が楽しかったら空気みたいに 当たり前になって笑顔が消える 苦しいことがあるから楽しいことがある "楽アレバ苦アリ" この言葉胸に抱いて 今日もあの電車に乗ろう
59 :
名前はいらない :04/04/24 02:33 ID:+zXjMTsM
ピンヒール履いて キレた音楽に踊る 楽しいね ハ ハ ハ 踊れ踊れ 足首が折れるまで 黒曜の床叩いて 跳ねる豹たちが吼える 飢えた血液が求める 原始のリズム 見つめられて私 どうしよう 逃げ出せない ヘ ヘ ヘ イイネ 良い感じ 髪振り乱して 踊る私と 跳ねる豹 濡れた牙も 今夜なら悪くない 噛み貫いて 私と貴方と 血が求めるリズム 野生の香りで 狂わせてよ そっと私の口元に アナタ牙寄せて カカ カ 優しいね アナタ 私の頭に きゅんきゅんって 響く 黒曜石とヒールが 耳障りだけど 素敵な響き カカカ カ カ 体中に 響け 鋭い 痛み 無くしたことすら 快楽に変えてよ
こうこう こうこう 照り返しは眩しくて とても目を 開けていられないほど 開けばきっと 焼けてしまう 二度とは見られぬ ものになる ああ なぜこれほどに 私を焦がす 憧れのアナタ 心臓はいつか燃え尽きて 煮えたぎった血液が回る 溶けた頭じゃ もう 何も 考えられなくて 頭の中 貴方の事で一杯になる やがて真っ白に埋まる私の視界は アナタ いつか私を 抱きとめてよね 燃え尽きたって構いやしないわ いっその事 灰にでもなれ そうすれば私 あなたとおなじ まっしろな・・・
61 :
名前はいらない :04/04/24 03:47 ID:SvkzyKzZ
『僕の幸福論』 始めから面白い場所なんてないんだ 始めからムカつく奴はいないんだ 地獄に落ちるか天国に昇るか 全ては僕ら次第 旅人は常に一瞬の万象を求めているんだ ゴールなんか目にも留めないんだ 雪が降るか晴天になるか 全ては僕らしだい 幸せを求めて浮浪者が ゴミ箱を漁っているよ ゴミ箱にはゴミしかないのに 夢に飢えた狼が 余りのラーメンをすするよ 以外に美味いのはなぜだろう ゆっくりなジェットコースターはいらない どうせなら速い観覧車に乗ろう ウケるかウケないか 全ては僕ら次第 地獄に落ちるか天国に昇るか 全ては僕ら次第 さあ旅に出よう
「なめくじ」 なめくじを見ながら考える。 もし人がなめくじみたいに単性生殖できたら こんなに人は増えるだろうか。 どうしようもなく寂しい時には 子供を産み出したりもするんだろうか。 僕は自分の分身をどう思うだろう。 きっと不快に思って目をそらす。 ああ僕は自分が嫌いなのだ。 なめくじに気づかされるとは。
>>62 なめくじは雌雄同体なだけで一匹じゃ増えないそうです_| ̄|○
65 :
抄 :04/04/24 11:24 ID:pWblK9Dk
月の逆位置さん 今日会えた人とも 明日必ず会えるとは限りません 出会いと別れ、疎かに出来ませんよね 感想どうもありがとう
66 :
評価をお願いします。 :04/04/24 12:26 ID:5i5pqNwm
「ひまわり」 はじまりとおわりは 誰にも見えない 本当は夢かもしれない 笑顔の眩しさに 理由はいらない 静かな地平に しずかな風だけ わたってく ときめきながら 危ぶみながら 踊りましょう 眠りましょう とこしえ つかのま 命と夢の おかせぬ秘密が いざなう通りに はじまりとおわりは 誰にも見えない 何もかも 夢でかまわない 太陽追いかけてまわるよ ひまわり 静かな地平に 静かな風だけ わたってく
67 :
抄 :04/04/24 13:18 ID:pWblK9Dk
抄》66さん 清涼感が残った読後 素敵な詩だと思います う〜ん! 珍しく唸ってしまいました 深い詩ですね〜私好みな詩です 非常に共感しました そうですね〜 命の始まりと終りは誰も視ることができない すらりと流れる言葉の調べ 絶妙な文字選択に依って成功している 個人的には大好き、この詩に惚れました、 難点としては「ひまわり」と言う固有名詞が 一点 貴方の住居地には もうひまわりが咲いているのですか? ちょっと違和感が有るのですが、いかが
「春」 人を殺した少女が 身に付けていた 一枚のハンカチが青空を飛ぶ その中を行く蝙蝠の からだの振幅に触れ 指を怪我する 街の小さな竹やぶで 産まれ腐る果実がある 思い出を一点に集め 暑い日の陽射しを 固い鉱物の中に収めて 甘い排泄物の 古くなって固まった ぼそぼそとした輪郭の 内側にある柔らかいところ 一年の内で 三つの壁に守られた、これが僕の知る季節 ひとつの辺を守るのが僕
>>67 私は「太陽追いかけてまわるよ ひまわり」のくだりが一番好きだよ。
綺麗な物だけ、求める物だけ追いかけていく、理想的で排他的な感覚が凄く美しく表現されているように感じた。
作者がひまわりを主題に持ってきたのは実に納得がいく。
リズムも良いし、音楽的だね。
すいません、立場を明らかにしないとどういう感覚、価値観で詩を評価したのか判断が難しいだろうと思いまして、これからコテハンで書き込む事といたします。
ちなみにこのスレでは
>>5 >>47 >>62 >>63 >>69 が私です。
私は現実でよくある事、身の回りの物に感情を絡める詩を好む傾向にあります。
>>70 はミスです。
>>55 も私でした。
スレを浪費したので、しばらくは詩の書き込みを自粛し、評価に専念しようと思います。
72 :
抄 :04/04/24 15:23 ID:pWblK9Dk
》69 詩を評価するのが このスレッド本来の趣旨だと理解しています 他人の評価に対して コメントするのは筋違いでは? 貴方の感想 評価を作者に伝えるのが本筋です 感想が複数人から有っても 差し支え無いと思われますので 今後は詩の評価を 作者に対してのみ行って下さい
>>72 了解しました。
ごめんなさい。
次からは作者様に直接アンカー着ける事にします。
74 :
堕天使 :04/04/24 15:59 ID:Z+ooGMMq
質問! 詩というのは普通の文章とどう違いがあるのでしょうか? 感情を込めるとかそういうものなのでしょうか?? よく理解がそこら辺できていないようなので ご返答お願いします。
逆に、普通の文章っていうのとどこか違うの?って聞きたいくらいですよ。
76 :
丸。 :04/04/24 16:16 ID:LSx5kid9
>>11 時間の大切さと命(美しさ)のはかなさがでてるな、と思いました。
>>12 死を受け入れ自分の想いを伝え残していきたい気持ちが伝わってきました。
>>15 なにげない一つの行動が不意にその人を傷つけてしまう。後悔しきれない気持ち。悲しいというより懺悔という感じがしました。
批評家やろうと思うんですが どういった立場ですれば良いんですかね?
>>77 …あの、これは質問への返答ですけど良いですよね?
たぶん自分の感じたままに書けばいいじゃないですかね。
別の意見があれば他の批評家さんがその都度コメントしてくださるだろうし。
79 :
丸。 :04/04/24 22:57 ID:LSx5kid9
>>28 露の空ぐゎ さま
新緑の季節を感じるさわやかな詩だなと想いました。華やかな桜の「花」がなくても一生懸命葉をつけ生きる桜は美しい。関係ないですが目で見る桜もいいけど、桜の葉の香りも桜の持つ魅力だなぁと思ってます。
>>32 「月」の逆位置さま言葉は自分の心の明と暗を紡ぎだす糸で、その編みこみを、どうゆう柄にしていくかがで詩の色が決まる。詩というものを分かりやすく表現されてるなと思いました。
>>33 百合さま
すべてを受け入れる愛こそ正しいはず。その想いとはうらはらに、枯れてしまった現実。信じてた事に裏切られた感じがしました。 >寡黙なはずの月が鳴いた。
感情が堰を切ったように流れていくイメージが浮かびました。
>>37 名無し修行中さま
視点が誰の視点か明確になるともっとイメージがはっきりするかなと思いました。
>>40 悪魔さま
日常の中のひとコマ、どこかホッとするそんな場面が浮かびました。
>>41 ヒースさま
鉛色の枷が一つひとつ風が吹く度に外れていく。最後には心が満たされていく。読んでいて心が軽くなっていきました。
80 :
Missing :04/04/24 23:15 ID:qKFgWVDV
夢から覚めれば、そのまま大地に下りるはずだった しかしまだ、俺は 浮遊感がぬぐえない ここは どこだ ここが 沙漠か (ここが虚無だ) すでに俺は、経験を うたうことさえ忘れている しばらくすれば 再びきっと だからどうした ここは沙漠だ 今は沙漠なのだ (成程、この足裏の触感が、虚無か) 行き場のなさ 浮遊感 『狭間にて』
81 :
丸。 :04/04/24 23:28 ID:LSx5kid9
携帯からだと改行が変だぁ。むずかしぃ...
82 :
RT :04/04/24 23:47 ID:KRooZF7l
「絶望」 荒んだ部屋で 少女は一人 空腹に 心萎える いっそ 死んでしまおうか? 涙の向こうに 天使が見えた そして一言 こう呟いた 「人は パンのみに生きるに在らず」っと やがて天使は 微笑みながら 飢え少女に 糞尿を差し出し そして一言 こう呟いた 「人は パンのみに生きるに在らず」っと 涙の向こうに 天使が見えた
83 :
Missing :04/04/24 23:51 ID:qKFgWVDV
>>3 さん
こういう風に畳み掛けていく形式って、やっぱり最後が肝心だと思います。
だから、最後が恋愛系なのは、積み重ねた空気に比べて、ちょっと浮いている気がしました。
畳み掛けていく言葉やシチュエーションの選び方は好きです。
>>4 さん
曲がった光は、若い心の中を通り、屈折した光なのでしょう。
だからその孤独の光は、複雑に弾ける、若さや希望の輝きなのだと思いますよ。
>>5 さん
そう、いつでも「今」やるべきことはほんの僅か。
現代人って、遠くが見えすぎてしまったのかもしれませんね。
「未来」は限りなくフィクショナルな概念なのに。
>>6 ー7 人形使いさん
まるで、自分ひとりが遊離している感覚。
背景にはジムノペティがそぞろと流れていて、
あらゆる感情を、太陽の温さと混り、包み込む。
午後の新たな次元を発見しましたね。
クラックシティーロックスタディー -Might be a squatter. Might be a punk.- クラックシティーロックスタディー ポリスに殺されていく 用意は良いか? 法律のために生きていく 用意は良いか? クソガキの落書きみたいな生活 ポップシンガーのえせヒューマニズム 身の毛もよだつラブソング 長者番付の順位を競う TOP40“リッチ”シンガー マジでこのままでいいのかよ? アンクル・サムが必ずと 約束した栄光の世界 本当はお前の順番が廻ってきただけなんだよ 本当にそれで満足かい? クラックシティーロックスタディー ポップシーンに殺されていく 用意は良いか? 法則の中で生きていく 用意は良いか? 反逆はドアをノックする扉にこびりついた血痕 胸にこみあげる違和感 何かがオカシイ こいつは安っぽいパンクロックソング 過ちが何なのか判る奴だけ歌ってくれよ
85 :
RT :04/04/24 23:53 ID:KRooZF7l
「君の声」 深い闇に 微かに聞こえる 小さな花の息吹 秘かに輝く 宝石のように 夜空に咲いた 星のように ただ あまりに闇が深すぎて とても とても哀しく想うよ
86 :
Missing :04/04/25 00:21 ID:dD3G9Rs4
>>8 スーパー歌舞伎さん
とりあえず「不」完全ですよ。
内容は月への憧れでしょうか。
これから満ちてゆく三日月に、自分を重ねたい。
>>9 花火さん
「ああ、神よ!」に正直、萎えてしまいました。ちょっとありがちすぎて…
敢えて言うならば、その「神」さまがあなたの心の弱さ、なのかもしれません。
>>10 さん
なんか…温かなホラーな感じ。彼岸のイメージが強かったせいかな。
助詞の抜き方が心地く、美しい一篇だと思います。
>>11 さん
うぅっ、分からない。ごめんなさい。
>>12 抄さん
自分は誰かの人生に欠かせない存在になり得ただろうか、なんて、
思い悩んだことがあります。そのころは、人は誰かの記憶に残って初めて
確かに存在したと言える、と思っていました。馬鹿みたいですけど。
そうですね、誰かに「なるたけ善い想い」を残したい。私も同感です。
あと、「君」と「貴方」は出来れば統一してほしいです。
87 :
ゆか :04/04/25 00:59 ID:9BfYDsj1
君にぁりがとぅ ずっと傍にぃてくれて 最初から無理してくれてたんだね ぁたしが泣かないょうに 君にどれだけ勇気をもらったか分からなぃけど ぁたしゎ今 こんなにも成長したょ サクラがもぅ満開で 窓から見たサクラゎ涼しげだった 君ゎ見てますか?こんなにも綺麗なサクラ 多分二度とこんなサクラゎ見れないょ
88 :
RT :04/04/25 01:05 ID:9Xdn4R1F
冗談で冗談を言えるほど ふざけてるわけじゃないし 本音で本音を言えるほど 君を愛して無いわけじゃない ただ 言葉遊びで 君の事を 遊びたくないだけで きっと 体を重ね合わせば 君とボクとは一つになれるさ 昨日は昨日と言えるほど 君を本気で愛してないし 明日は明日と言えるほど 君を本気で愛してるんだ ただ、昨日や明日で ボクの事を 抱いて欲しくないわけで それでも 体を重ね合わせば ボクは嫉妬の炎に狂うさ ブスをブスって言えるほど ボクは君を信じてしまって 美人を美人と言えるほど 他の女(ひと)など どうでもよくて ただ ブスや美人で ボクの事を 疑ってみるのもイイ感じ 今夜も 体を重ね合わせば 君の嫉妬でボクは溶けるさ 夢を夢だと言えるほど ボクは夢見がちじゃないし 人を人だと言えるほど ボクは夢見がちじゃないし ただ リアルな社会は そこにある きっとパンツの中にあるから しつこく 身体を求めつづけりゃ 流石の君でも怒り始める?
89 :
ゆか :04/04/25 01:25 ID:9BfYDsj1
『寒ぃから中入ろぅっ』 ぃゃ…。そんな事いゎないで、ずっとココに居たぃの それからぁなたゎ何も喋らなかった ずっとぁたしの手を掴んでぃてくれた 雪がどんどん激しくなった 『寒ぃけど…あったかぃ』 ぁなたゎぁたしの肩を抱いて『ぅん』と笑ってくれた 雪がやんだ 本当にぁったかくなってきた 気づけば抱かれたまま 眠ってぃた 腕にしがみつくと起きてくれた 『ぉはょ』また笑ってくれてぁたしにマフラーをかけてくれた 泣ぃた『ぁりがとぅ』『どうぃたしましてっ』 ぁたしゎまだまだ初心者ですが詩書ぃたり読んだりするの大好きです☆ 高@になったばっかでぁんま人生経験ぁりませんが♪笑 ょろしくデス☆★
90 :
ゆか :04/04/25 01:34 ID:9BfYDsj1
『ぁ-ぁ腹減ったぁ〜』 ぁたしも今考えてた事 『この曲ぃぃょな〜』 ぁたしもそれ好き こんな事が一日に何回もぁる 似てきたなぁ、君と…何か嬉しぃ 『ゅかってココ行った事ぁる??』 『行った事無ぃ・・』 『ぢゃぁ俺が案内したるゎ♪』 ぁたしの行ったとこ無ぃ所 でも嬉しぃ だって君が教ぇてくれるから 君の影響ぅけて買ったスケボー 全然出来なぃゃ でも君もピアノ弾けてなぃね★ だから今度ゎぁたしが教ぇてぁげるね☆★
91 :
ゆか :04/04/25 02:14 ID:9BfYDsj1
ぃつもの席 『ゅか〜…』 小さな声でドアの向こうから呼んだ ぁのバカ また遅刻だっ 『早くおいで』って合図した 寝癖つぃたまま シャツもくしゃくしゃ でもかっこぃぃょ、ぁんた 『こら、また遅刻か』先生にバレた みんなが笑った こっち向けー 『ん?なに?』ぁんたの笑顔 憎めなぃ 席に着ぃた 大きなぁくび ほっとする 隣の席で良かった だってすぐどっか居なくなるから 『教科書忘れた』『またー?!』 二人で使った ちょっかぃ出してきた ぃつもこんな感じで次の日も遅刻してきた だらしなくてバカでたまに意味分かんないけど そんなトコもひっくるめて大好き
>>3 子供の頃って毎日が新鮮で興奮の連続でした。それが凄く伝わってきます。
読むたびに「ああ、そうだったなあ」と思い出す事がたくさん。
ありがとうとお礼を言いたい詩です。
ただ「 そんな僕らの恋だったんだ。」以降の展開は唐突すぎて共感しづらく感じます。
>>4 なんだろう、居残り授業でしょうか。
一人で残されると凄く感傷的になりますよね。
曲がった光は孤独の光って表現が好きです。
普段は見ないんだけど、一人の時ほどこういう事に目がいって、綺麗だと思う反面切なくてつい眺めてしまう、
そんな感じを受けました。
>>6 休日のあの凄くまとわりつくようなぬめっとした感じ。
それが美しく表現されていると思います。
「午後の微睡みの空気を掻き分けて泳ぐ魚が私である」
ここが凄く好き。深海魚ですか〜。
「太陽の光の質量は」以降一気にテンポというか勢いが上がってる感じがして
気づいた時のドキドキが伝わってきます。
「4次元立方体」これ以降はよくわかんないです。ごめんなさい。
「太陽!!」で終われば良い読後感が得られるのですが…。
疲れたのでとりあえずここまで。
批評って難しいですね。
皆様ご苦労様です。
93 :
RT :04/04/25 03:56 ID:9Xdn4R1F
『4 lines 4 life』 ――――――――――――――――――→ 惰性が世界を回してく これで365回目 もう1サイクルだけ続けよう 諦観に達観 絶望に失望 繰り返すのも飽きが来た 「こんな世界 終われば良いのに」 やっと覗けた「君の世界」は意外に狭かった ――――――――――――――――――→ 些細な事ではしゃぎながら 2人並んで歩みを進めた 君がこぼした涙を拾う時 夢中で気付かなかったね 君の声 太陽が堕ちる 見るもの全てが朱に染まった ああ 2人好きだった色だね 幸福の価値を知る代償 それは笑えない皮肉で 笑えない結末で 笑えない僕がこうして佇んでる ――――――――――――――――――→ 明けない朝を待ちながら 明けない夜に棲んでいた 宵の闇 足掻けども足掻けども 静かに広がる宵の闇 緩やかに蝕まれていく 緩やかに囚われていく 足掻けども 足掻けども 祈りは続く 幸せな夢を…幸福な明日を 今夜こそ 今夜だけは ――――――――――――――――――→ 4つの線が今見える? 1つの線に人生1つ 3本までは人の分 残りの1つは君の分 4行で表す君の人生はどう進んで行くのだろう 1人に1つ 4 lines 4 life
95 :
丸。 :04/04/25 11:44 ID:bXcmigyP
>>43 一点の淀みもないものがあるからこそ気づく自分の中のわだかまり。それを知る事で気づく幸せな心。いい所も悪い所も認めてはじめて自分の本音に気づく、そんな感じがしました。
>>47 >闇の中に孤独でいることが怖いんではなく、どこにいるともしれない「誰か」に恐怖する。心のどこかに「誰か」になりうる人が一人二人・・・と浮かべば浮かぶほど恐怖が増幅されていく、みたいなイメージが浮かびました。こわっ!
>>49 人形使い さま
ちょっとしたきっかけが自分にとって光となりうるものであり、それを積み重ねる事で一筋の虹のように一つのモノとして輝きを放つ。そんな風に感じました。 心に留めて置きたい詩だな、と思いました。
>>54 白雪姫さま
すべてを悟ったような感じを受ける詩。どんなにえらい人物だろうが、この世界を動かす歯車の一枚でしかない。
>>55 視点を変えて物を見るのって新鮮ですよね。もっといろんな視点の詩を読んでみたいです。
「月」の逆位置様、丸。様、Missing様、評価ありがとうございました。 ・・・とてもよりもっと、全然なにも表現出来てなかったです。 少し修行して出直したいと思います。 スレ汚しすみませんでした。
97 :
露の空ぐゎ :04/04/25 12:07 ID:oE8dknBJ
丸。様、ご評価有難うございます^^ とても、参考になりました^^ 葉桜の香り、ですか。きっと、よく気にしなければ気づかないけれど、とても、美しい香りなのでしょう^^ 私も、近々、葉桜の香り、感じてみたいと思います♪
98 :
谷川サマリ :04/04/25 12:55 ID:0rMPP1C+
「みどりのもり」 なまりぷ なまりぷ るんらるん ぞうさんがのっぽりやってきた なまりぷ なまりぷ るんらるん かめさんがねめねめかおだした はすぺり はすぺり よもろんぱ ぞうさんがかめさんたべちゃった
99 :
谷川サマリ :04/04/25 12:59 ID:0rMPP1C+
へたっぴでごめんなさい いっしょうけんめいかきましたのでいけんをください
100 :
白鑞金 ◆XQOqpD8gDY :04/04/25 13:16 ID:Sve6Dlvu
>>98 >「のっぽり」「ねめねめ」
ありきたりオノマトペの亜流という感じです。しかし、
→「のっぽり」ぞうさん、「ねめねめ」かめさん
というふうに置き換えると、ああそんな象や亀がいるのだなあと受けとめつつ
読んでいけそうにおもえました。
オチは残念賞です。
>>99 >へたっぴ
下手とか上手とかは、気にするほうがどうかしている、と思います。つまると
ころ、好みでものをいっている自称「詩人」のどれほど多いことか。考えても
みてくださいな。わかいひとは出来うるかぎり気になさらないほうがいいと思
います。相手のルックスでものをいうような、いわゆる「ベテラン」なんかも
五万といるみたいですよ。
>いっしょうけんめいかきました
正式な文学賞への応募のときには「禁句」です。注意してね。
101 :
谷川サマリの2作目 :04/04/25 14:01 ID:Hvx9Qwui
「みんな死ぬまで生きるのか」 白い煙がぼくを呼んでいるので駆け寄っていく 「ハァハァ・・・近づいちゃいかん」 ぼくの足首をつかんで離さない どうやらぼくがまだ15才だから ぼくはまだだから駄目なんだ まだだから行きたいのに 煙が薄くなってきえてしまった 電球がぼくを呼んでいるので駆け寄っていく ついたりきえたり もうすぐ消えそうだ 「行っちゃダメー」 ぼくの前から動かない すりぬけようとしたら消えた
>>101 なんか作風が著しく変わっていますよね?
103 :
谷川サマリの3作目 :04/04/25 14:19 ID:Hvx9Qwui
「ドガゾガプー」 ホイッチョニー! スギョーン!・・・ドウドウ、ドウボウ。 地響きみたいな大きな音が 山の彼方で鳴きだした オトトはむらのみんなを集めて長老の家に入った 「長老さん大変ですよ」 「長老さん助かりますか」 「みんなはどうですか」 ヤマカもサムシも大慌てで長老に訴えるんだけど 長老は静かに目を閉じて 「落ち着きなさい」 ヘヤー!ペヤー! ゾーゾーゾー! 「うひゃあ」 「たすけてー」 でもだいじょうぶさ もう心配ないからね
104 :
愛がほしい :04/04/25 14:39 ID:QJZc2yfO
砂山の砂を 指で掘ってたら 真っ赤に錆びた ジャック・ナンスが出てきたよ どこのどいつが うずめたか 胸にじんとくる 小島の秋だ 海鳴りはしても 何も言わない 真っ赤に錆びた ジャック・ナンスがいとしいよ 俺もここまで 泣きに来た 同じ思いの 旅路の果てだ
105 :
時計 :04/04/25 16:31 ID:ECHgkx+K
「問い」 死ぬしかありません 死にますか?
106 :
ディブ カオマッカー :04/04/25 16:38 ID:lH2SXQzT
優しいやつや後ろめたいヤツはそれを一番最後に 回してくれたんだろうが最初に考えた事はお前の性器の事さ お前の心には性器ほどの値打ちはないからな でもたいがいの女はそうさ お前の心を男たちが探ったのは そこが性器への一番の近道だと知ってるからさ 体が手に入らないならオマエの心の安寧なんかに 水滴ほどの価値もありはしないよ だってオマエは自分の美しさを鼻にかけて誰も愛さなかったもんな 少し年を取ったオマエの性器は金で買えるようになったな オマエは少し良い女になったよ 立場の弱さは心を成長させるだろう? 今日は景気の良い客を紹介してやるよ誕生日なんだろう?
>>9 > みんなが少し間を開けてくれれば
> わたしの居場所が見つかるのに
ここに強く感銘を受けました。
みんながちょっと思いやる事で救われる事ってたくさんありますね。何故か、かなわないけど。
>>12 > せめて別れが避けられないならば
> 再び巡り逢う事も無い貴方ならばこそ
> なるたけ善い想いを君の胸に残したい
ここ大好きです。偽善的かも知れないけど、みんながそう思ってくれたらきっと優しい世界になりますね。
>>15 その子の存在が何か悲しげで、それを好奇心からジロジロ見てしまった自分。
憐憫、罪の意識とそれからくる後悔…。そういったものがビシビシ伝わってきて良い意味で痛みを感じる詩だと思います。
> 俺の勘違いに変わっただけであった
ここは意味は伝わるんだけど…。何かおかしく感じます。「俺にはそう見えただけだった」って事ですよね。
>>20 すいません、解りませんでした。
>>25 文字の編み物…。確かに詩ってそんな暖かな楽しみですよねぇ。
>>28 一見した美しさを捨てて強くなる。
その事の美しさ。
最初は醜い葉って言うのが気に入らなかったけど、何度も読むうちに美しさの象徴「花」との対比として良いアクセントを加えてるように見えてきました。
実はテンプレ読み直して気づいたのですが、私何度か詩を書き込んじゃっている上に、
>>67 ではマナー違反までやらかしてしまい、本当にすみません。
罰としてここには二度と書き込みませんと誓います。お許しくださいませ。では失礼いたします。
108 :
悪霊 :04/04/25 17:16 ID:TZO0bEzZ
薄い雲の天幕を透かし 地上を照らす 悪人にも善人にも 分け隔てなく降り注ぐ 太陽光 狂い始めた太陽が 人類を自己破壊へと駆り立てた 人類は神の意に添えなかった 過ちを繰り返した 雨が降る 神の憐れみ 悲嘆の涙だったのか 宇宙は消滅した
109 :
ちむに :04/04/25 19:31 ID:jKiZSmvE
「欲求」 お茶碗みたいに欠けた その内側を触って その指でなぞって 痛みも傷も構わないで 私が赤く染まるまで 触れて 古ぼけた本みたいな その表面を拭いて その手でぬぐって 埃も煤も構わないで 貴方が黒く覆われるまで 触れて
110 :
ディブ カオマッカー :04/04/25 20:39 ID:lH2SXQzT
まず車の窓からその携帯を捨てちまえ 解ったろう? 仲間としてやってきたわけじゃなんだ のけ者同士が身を寄せ合っただけ 5千円くらいの事が恨み言に化ける悲しい関係だったのさ オマエだって自分一人で何とかなるようになったら あいつを捨てたに違いないよ でもまぁ悲しいな 信じようとはしてたもんな向こうだってそうだったかも知れない まぁこの酒でも飲んで今日は寝ちまえよ 200円位の見物料は取れるシロモノではあったからさ 遠慮しないでやってくれ
111 :
ディブ カオマッカー :04/04/25 20:54 ID:lH2SXQzT
まだそんなオカマみたいな顔とナリで歌ってんのか? 若者の代弁者になるって? オマエもう若くないじゃん ガキの代弁者になるって?現代?今の? 母国語も喋れねえサルのカリスマになるって? 「普通」とか「別に」とか「ありえねえ」とか言って そこから「愛してる」に持っていける低脳の代弁なんか 聞きたくもねえよ! オマエ今さ日本が戦争してる事しらないだろ? この国が実は主権も司法も行政も立法もない ただの占領地だって事もしらないだろ? 親の年金でライブやってるうちにドンドン年だけは 取っていくんだからさ いい加減鏡ぐらいは見るようにしろよ
>>20 目を覚まして回りまわり 気配は動で綴り中をメモが捌く 僕なんか居らない
街にて 金月の見え隠れする夜に 銀色の街を悪魔が歩いています モホークスヘアーの汚い男が 排泄物にまみれて、 汚物置き場のような路地裏で寝ています 革命がどうとか社会がどうとか 「ポリティカル」だと自分で思っていることを 寝言でぼやいているのでしょう 道の真ん中で、真夜中だというのに 黒いドレスの少女が一人 笑いながら踊っています 彼女は捨て子ですが 無邪気な笑みはそれを感じさせませんでした 彼女はどこまでも純粋なのです 人の子は多分、白雉美人だと言うでしょう この道の先には古い教会があります ひとさらいの魔法使いが建てた 自閉的空間 その地下墓地には今も少女が滅びることなく佇んでいるでしょう コボルト達がバグパイプを吹き始めたから、もういかなくちゃ 明滅する光りは一瞬 または永遠なのです 悪魔はそれを横目でちらりと覗くのです
114 :
シャララ :04/04/25 23:36 ID:AAXMFhyY
はじめまして(^O^)/評価人の皆様お疲れ様です!思いつきで書いてみました! 酷評歓迎します。 黒猫マークの二人の車は真っ黒い煙を吐きながら スピード・メーターは軽く空白を超えている 宝物のラジオはもう電波を拾えないけど それは大切なものだから 連れてくのさ どこへでも 終わりの見えない砂漠の道を走ってく 街のお店で盗んだサングラスが光を遮り 口ずさむ歌が古い時代の海を映しだして 僕は靴のかかとでリズムをとった おばあさんが死んだあの日からずっと走り続けてる 吹き荒れる嵐の声を聴きながら 僕たちはスピードにキスをした Baby Baby Baby Baby 僕たちはスピードにキスをした ずっと前に覚えた特別な仕草 僕だけに見せてよ そっと 星空の下 火を点けて歌う 二人の森の祝福の歌 いつだってどこへでもいけるよ 空に向かって吹く 口笛聴こえたら それが二人の合図さ 太陽が降り注ぐ朝に 世界中のため息が聞こえる だけど関係ないよ どこもまでも走り続けるよ どこへでも行ける気がする 君となら 僕となら どこまでも おばあさんが死んだあの日からずっと走り続けてる 吹き荒れる嵐の声が聴こえたら 僕たちはスピードにキスをする ねぇ Baby Baby Baby 僕たちはスピードにキスをする
115 :
ポン酢 :04/04/26 02:00 ID:l7v5uoqV
「永円」 苔だらけの細長い山が連なる暗い世界 明かりといえば萎れた三日月と二色の虹のみ 奇妙な花達は呼吸が荒く 周りの地面は砂漠色 虹の麓で穴を掘り続ける男達はまるで ブリキ人形のように反復運動をしている それを照らす月は怯えるように星達に囲まれ 一番暗い星は何かも我武者羅に全てを吸い込む勢いだ その星に立つ男は白髭で 白髭は手に持ったグラスにミニチュアヨットを浮かべて眺めている ヨットに乗っている男は黒髭で 風邪を読み波を読み 見えない力に逆らい進んでいる 黒髭の髭では女の子と子犬が戯れていて 投げたボールの上には苔だらけの山が連なっている そこでは萎れた月と二色の虹が世界を照らし ブリキの様な男が・・・・
116 :
ポン酢 :04/04/26 02:02 ID:l7v5uoqV
厳しい評価お願い致します。
117 :
丸。 :04/04/26 13:42 ID:hOOk+FuL
>>58 普遍の日常のなかに見つけ出す一時の幸福。もし好きな事だけやっていいなら人間は知性をもたない動物になっていたと思います。
>>60 一つの事に引き込まれていく様子がよく出ているなぁ、と思いました。
> そうすれば私 あなたとおなじ まっしろな・・・
「あなた」が誰なのか、なぜまっしろなのかちょっとわかりませんでした。
>>61 すべてにおいて結果は自分の行動次第。どんな物事でもそれを受け止める自分の考え一つで天国にも地獄にも変わる、そんな感じを受けました。
>>62 なめくじの視点を通しての自己否定。自分という人間を完全に客観的に見たら自分という世界はくずれるかもしれません・・・。
>>66 ひまわりだけがそこにはあって、ただただその風景がいつまでも続いていく。
現実とは違う世界で、その終わりの無い世界を望むのだけれど、どこか静かで、悲しい世界が浮かびました。
118 :
人形使い :04/04/26 14:00 ID:6X8YLcpg
気になったものを。
>>54 ひとつの閉塞した世界。完結したその世界のあり方は物語である物語。
>>59 野生の血。脈動。笑い声のドラミングが小気味良い。
>>66 太陽風をうける風車のひまわり。水彩の色彩が風を吹かせている。
>>80 境界に立つ意識。虚無に肉薄していることに矛盾した浮遊感がこわい。
>>谷川サマリさん
発音自体の持つ雰囲気を削り出す力にキラメキ。原始の言霊を感じました。
>>109 ハッとするほど鮮やかな感覚。色合いも美しく正座している。
>>113 描かれてきた物語たちの集約点。
思考停止に激しく打たれた!
悪魔がこちらを向いて笑っている気がしました。
>>115 酷評は困難。鮮やかな描写で読者を引きずり込み続けるブラックホール。
>>28 露の空ぐぁ さん
桜のイメージとはまったく違う本当の強さが伝わってきます。
>>29 名無し修行中 さん
丁寧なレスありがとうございます。
なるほど……。
まだまだ勉強が必要なようです。
>>30 クロラ さん
クロラさんの詩はいつも表現が斬新で勉強になります。
>夜は遠く遠く泣きながら逃げ出してゆき
朝も同様に声をからして悲鳴をあげながら、その音が君の気をひいてしまうのではないかと恐れて身動きがとれなくなっている
この部分がいいなぁ〜。
>>33 百合 さん
寂しがり屋の人間はそれでも人の情にすがって
偽りと知りながらそれに酔う。
そんな人の愚かさを戒めるようにあなたは枯れてみせるのでしょうか。
とても好みの詩です。
>>35 BOO さん
福寿草が有毒だって初めて知りました(不勉強)
春を告げるかのように咲くこの花が私は大好きです。
>>37 名無し修行中さん
気が遠くなるような長い時を感じます。
先輩(?)の苦言が身に染みます。
>>39 人形使い さん
レスありがとう。
なるほど・・。
私もちょっと聞いてみたい♪
>>40 悪魔 さん
平和の象徴の鳩と悪魔がのんびりベンチでひなたぼっこ♪
なんだかおかしくて不思議な感じ。
ほのぼのとした素敵な一日。
>>41 ヒース さん
さぁーっと吹き抜ける風に何を感じたのでしょうか。
抜けていった心の鉛はいったいどこへ?
「草の原」の描写をもっと深く書いて欲しいなぁ〜と思いました。
>>43 念仏を唱えているのに笑っちゃいました。
いろんな意味でほろりと来ました。
>>47 不安というのはとりとめもなく形もないものだから、よけいに恐怖を煽るのかも知れません。
逆に言えばその不安が何かを突き止めた時、その恐怖をも克服できるのでしょう。
>>49 人形使い さん
毎回人形使いさんの想像力には驚かされます。
やっぱり虫にも好みがあるのでしょうか。
例えば、堅い話が好きだとかミステリーが好きだとか・・。
虫がはき出した光の粉は知識の結晶なのかも知れませんね。
すごく好きです。
121 :
くるる :04/04/26 14:08 ID:/UPabXgx
くるる くるくる もう眠たい くるる 鳥が鳴く 土が香る 草がくすぐる くるる ねぇ 聴こえる? それは水を吸い上げる音 君という若木が大地から恵みを汲み上げて生きる音 伸びろ 伸びろ 眠りなさい 目を覚ましたとき あなたは緑の森になる
122 :
人形使い :04/04/26 14:11 ID:6X8YLcpg
評価人さんたち、いつもコメントありがとうございます。 フィードバックは 真剣に読んでもらう喜びと 客観的なほころびを与えてくれるので とても励みになります☆ >83 Missingさん >92 100円ショッパーさん >95 丸。さん 遅くなりましたが、ありがとうございました♪
123 :
ディブ カオマッカー :04/04/26 14:20 ID:YJtFlTU1
あきらめろとか責任持てとか 離婚しろとか破産宣告しろとか 引きこもってる内に親死んじゃうぞとかハロワ行けとか 他人事には簡単に正解を出せるけど 自分だけはどうしても断罪出来ないんだよな? 昼真っからこんな場所覗いても何も意味ないし 見た事も会うことも無い誰かに嫌味言っても 結局は自分が惨めになるだけなのにな それでももう少しここにいられるならって 毎日祈るようにして入り浸って現実から逃げてるんだよな?
>>120 すいません。
43のコメントは44のコメントでした。ごめんなさい。(汗
仕切り直して・・
>>43 自然のありがたさは言葉では語り尽くせません。
青草の匂いというものをもう少し突き詰めて
詩の中に取り入れてもいいんじゃないかなと思いました。
125 :
露の空ぐゎ :04/04/26 15:43 ID:shfxoepm
100円ショッパーさま、丸。さま、「月」の逆位置さま。 ご評価ありがとうございます。 もっともっと、いい詩を書けるように頑張りたいと思います♪
126 :
mari :04/04/26 16:30 ID:I71BFClE
君のためならずっと笑っていてあげる 君のためなら全てを捨ててあげる 君の話ならいつでも聞いてあげる 君はこんなに苦しんでいるのに 私には痛みをぬぐってあげることもできなくて ただうなずくことしかできなくて 君が苦しんでいる時はずっと傍にいてあげる 君には幸せを捕まえて欲しい 君には清い清い心と強い強い気持ちがある だから大丈夫。きっと羽ばたくことができるよ でも・・・ もしも君が暗闇に落ちて 立ち上がることもできなくなって 何も見えなくなって 何も言いたくも聞きたくもなくなってしまったなら 全てを捨ててしまおうとしたなら 私も一緒にこの空に身を投げよう いつでも私は君を待っている どうも。初めまして、mariと申します。 どうぞこのヘボヘボポエムを読んで感想を下さい。 なんでもいいんです。よろしくお願いしますm(_ _)m
127 :
ディブ カオマッカー :04/04/26 16:58 ID:YJtFlTU1
ホント誰も悪くないのにな 愛らしいクロンボ人形の様な娘を連れて オマエは怯えきった目で商店街を歩いていた 愛情だけでは世間は渡っていけないよな オマエと時折すれ違うたびホントそう思うよ オマエの旦那も仕事が長続きしないで苦労してる 誰でもやってる事なのに少しホンの少し「色」が違うだけで いちいちイヤラシイ想像の的になっちまう この国の人間ってのはホントに下衆なもんだな あと数年で娘に降りかかる悲しみを オマエは恋の真っ最中に少しでも考えた事があるか? 皆計算して生きてるんだよ少しはね オレだってオマエの娘達が浴びせられる言葉を 幼い純粋な悪意を想像するたびに少し胸が痛むよ でもオレがオマエと娘を見かける度に思うのはさ 黒人って女にゃやたら優しいしチンポもデカイしな オマエみたいなブスイチコロだったろうな ってコトなんだよな・・・・・・ あーあーイヤダイヤダ・・・・
無題 ひらりひらり若葉がひらり 俺の頭上でくるくるひらり 日差しがおでこにしみるが 若葉がひらりでおでこがひやり ひらりカラスがひらり 俺の頭上をひらりひらりぽとり ひらり
129 :
名前はいらない :04/04/26 17:07 ID:2WzPCQjq
トマトケチャップぺろぺろりん 顔にのっかるオムライス ケチャップとろけてぺろぺろりん ぶつぶつご飯がコロコロと 体にぶつぶつコロコロ 薄焼き卵がほころびて ひらひらひら舞い上がる ぶつぶつひらひらころころりん ぺろぺろケチャップぬるりんこ
130 :
よつめ :04/04/26 20:45 ID:sXdzILFu
空き地 安っぽい有刺鉄線 囲むのは なにもない 空き地 そこに 僕はいた 君もいた 夕暮れに手を振ってた なにもないけど ちょうどいい大きさで 痛みも教わった なにもないけど 空の優しさ 土の温もり 伝えてくれた 空き地 なにもないが溢れてて 大好きだった なにかを求めて 大きくなって なにもない 空き地 そこに 僕はいない 君もいない 夕暮れに手を振った 教わった痛み 優しさ 温もり 求めたなにか 掻き消して 走り回るのにも 狭すぎる ただの 草っ原 そう ただの なにもないのに こんなに涙が出るのは なんでだろ なにもないのに 君を思い出している 空き地
>>126 50/100
いいじゃないですかー。
言葉の窮屈さを感じるほどに一生懸命思う気持ちが伝わりましたよ。
>>127 45/100
ダークネスな感情が浮き出てきていいじゃないですかー。
ただ対象をオマエとしているのが個人的には物足りないです。
でも、その呆れた気持ちは読めました。
>>128 85/100
いいっすねー!ひらひらひらりんこですよ、ほんと。
公園の木漏れ日風景は別の世界にいるようですよね。
>>129 65/100
ぬっこり、べろんちょっちょ。
「EXIT MUSIC」 夢から覚め 君の涙が乾いたら逃げ出そう 今日、僕たちは逃げ出すんだ 荷物をまとめ服を着て 誰かが気付く前に 修羅場が訪れる前に 呼吸をするんだ 気をしっかり持って 息を止めてはいけない 僕ひとりだけじゃダメなんだよ 歌ってくれよ あたたかい歌を ここは寒すぎる 笑ってくれよ へらへら笑えよ 規則や英知とやらで窒息すればいい 今、僕たちはひとつだ 永遠の平和の中で お前らなんか窒息しちまえ お前らなんか・・・
133 :
谷川サマリ :04/04/26 22:04 ID:TrToAEaq
「ぼくの本音」 詩が好きです 自分が作る詩が好きだけど みんなの書く詩も大好きです みんなの心がスケスケだから みんなの心がキラキラしてる みんなの詩をもっと読みたい みんなが詩を書いてほしい とっても大好き
134 :
higi_and_dry :04/04/26 22:10 ID:ogcKNTz+
野菜が腐っていた でも食べる 最近なにも考えていない だから寝る イェイ 外に出れば浴びる誹謗中傷 鼓膜網膜フィルタ→賞賛の嵐 イェイ 都合良く生きて都合良く死にたい できれば今すぐ死にたい あーあ 疲れたふりをしてよう 背中を歪めて 明日なんていらない 君にあげるよ この世にはもっと不幸な人がいる お前は恵まれていると あぁそうだよね イエェイ 自分のためか人のためか それとも世のためか 何のためか 大げさに血を流し (お)唾を吐き出し 全部奴のせいにして 夢の逃避行 イェイ 疲れたふりをしてよう 背中を歪めて 明日なんていらない 君にあげるよ イェイ 俺はもう逃げる イェイ 誹謗中傷 イェイ ファックオフ
135 :
higi_and_dry :04/04/26 22:12 ID:ogcKNTz+
タイトル忘れました。 タイトルは「逃亡」です。 イェぇイ
136 :
タケシタ :04/04/26 22:14 ID:2TfIhtfL
風呂に入りたい 40度に設定して 今日買ってきたシャンプーで 濡れても大丈夫の本も買ってきたよ 調度今夜は冷えてるし 後はガス代払えば入れるね
137 :
名前はいらない :04/04/26 22:29 ID:2TfIhtfL
バイクの免許取ったんだ 勢いでバイクも買ったよ これで君を迎えに行くよ 次の休みは二人でどっか行こうよ できれば海がいいな 海道を走り、広い海を君と一緒に見たいんだ とばすかもしれないからしっかり俺に掴んでな 免許取ったんだ、原付き免許
138 :
ディブ カオマッカー :04/04/26 22:45 ID:YJtFlTU1
大概の負け犬は知ってて我慢してるんだよ でもなそんな奴等でも大事にしたい奴や大事にしてくれる奴がいて そいつらが先に行くか2本足で立てるかするまで我慢してるんだ 借金も消える責任も消える仕事も女も劣等感まで消える 不安も悲しみも後悔も消える どんな罵声も言葉も恨み言も届かない場所 そこを恐怖する愚かさも知ってる ただ愛する者のため恥辱さえも受け入れて下を向いているのさ あの世で馬鹿が治るとも思わんが オレがこんな石くれに花束をさして涙を流す事を 少しは申し訳なく思って欲しい
(電車) ガタガタゴトゴト電車に乗って 欠伸しながら電車に乗って 景色を見ながら電車に乗って 新聞読んでるサラリーマン 音楽を聴いてる兄ちゃん うたた寝をするOL ガタガタゴトゴト電車に揺られて 満員電車の 汗臭さの中 学校に着くまで耐える私 電車にガタガタゴトゴト揺られる
>>130 45/100 切ないですね
>>132 50/100 クレアデーンズって感じで
>>133 40/100 どらえーもんって感じで
>>134 45/100 音が捉えられなかったすまんです
>>136 45/100 悲しい
>>137 45/100 原付は危ないので
>>138 85/100 (・∀・)イイ!!じゃないですか!率直な気持ちを逃さす捉えた秀作だと思います
>>139 45/100 ダルさが伝わりましたよ
リグリア鉱山・ドワーフダンス 語り部:悪魔&ノッキングノッカー とんてんかんかん とんてんかん 今日も洞窟に響く鎚の音 朝から晩までとんてんかん 毎日続くドワーフの宴 今日は少し寂しげに 長いひげした長老ドワーフ、今日も気ままに鎚ふるう 朝から晩までとんてんかん 今夜は少し寂しげに 老いたドワーフは若者にに代々伝わる鎚たくす たくさんの物語やら伝説を 刻み続けたその鎚を 鈍く輝くオンボロ鎚をいとおしそうに老人は振るう 今日で鎚とはお別れさ 明日は一日酒でも飲もうか -以前に書いた物を手直ししました-
142 :
人形使い :04/04/27 01:16 ID:m+HHFjvl
>120 「月」の逆位置さん
いい年こいて空想にふけっている私の目頭にしみる言葉をありがとうございます。
虫の好みとかを考える。
すごく博物学みたいな広がりが生まれそうでちょっとワクワクしました。
現在発見されている「ヘイメンシミモドキ」は残念ながら1種のみです。
としておきましょう☆
>>132 こらーーっ!!
せめて自分なりの訳を書いてきてくださいね♪
トムの詩はぎこちないけれど
それでもいいんです。
あの歌が一緒ならば。
2ちゃんでは屁とか言われていて悲しい限り・・・
143 :
丸。 :04/04/27 02:48 ID:auzmrJIR
>>82 RTさま
やさしく諭す天使。でも差し出したのは糞尿。個人的には涙の向こうに
見えるのは悪魔かなぁ。
>>87-91 ゆか さま
とにかく幸せいっぱいで、読んでるこっちが恥ずかしくなりますた(^^;。
日常的な幸せがよく伝わってきました。
>>104 愛がほしい さま
真っ赤に錆びたという表現と旅路の果てという表現が、上手く時間の軸の重なり
を表現しているなぁと感じました。
>>108 悪霊さま
善人にも悪人にも分け隔てなく与えられる光が、強く与えられる事で全てを
破壊してしまう凶器になってしまう。破滅的な詩ですな。
144 :
丸。 :04/04/27 03:24 ID:auzmrJIR
>>109 ちむに さま
衝動的な理性の飛んでしまったような雰囲気が伝わりました。
>>115 ポン酢さま
どこまでも途切れる事のない世界。どんどん引き込まれるにつれ小さな世界
にはいっているはずなのに、どんどん世界観は広がっていく。とても不思議
な詩でした。
>>126 mariさま
献身的というよりは自己犠牲の意志が強く伝わってきました。犠牲の先には
幸せはない、と個人的に思ってます。(余計なお世話ですね(^^;
>> 128 (゚c:っ゚ア さま
リズムがいいですよね。最後のぽとりが気になりますが(苦笑)
>>130 よつめ さま
時間の経過とそれに伴った成長が感じられました。あたりまえに
あったもの、うしなったものに対しての感情の変化が伝わってきました。
>>133 谷川サマリ さま
ぽんっと投げ出された本音。なにも色はついてないけど、どこかホッと
できる詩。暖かい。
145 :
名前はいらない :04/04/27 04:32 ID:Heo2vCdR
大声で叫ぶ価値もないほどの夜に 無くしたことすら忘れた声を 探しはじめる夜 揺れ動くような気がしたよ だけど やっぱりなにも変わらなかった 沈んでいく歌から 何かが思い出せそうな気がした だけど やっぱりそれは気のせいなのさ 何を食べても 何を聞いても 何を見ても 全部霞んで消えていきそうさ 僕の声すらも 星の音で消えそうだ
「実感」 さまざまな音を立てて 個人を知り 自らが変わる カチリカチリと組みあがる 私自身の駆動方式 まだまだ未完成な私は 突然 熱を持って動き出す 回転するギアと 吼えるように噴出する 高濃度の炎 その眩しい光に目がくらむ 私の形が解らなくなる ↓続く
〜続き〜 鋭く研ぎ澄まされながら 自意識を刻み 本質を知る ズバズバと彫りあがる 私自身のエゴというもの 見るに耐えない真実は 突然 私の芯からせり上がる 醒めるような凍結と 黙示の内に暴かれる 高純度の心 身も凍る光に目が霞む 私の形が解らなくなる 真実から逸らすように 冷たい過ぎりに流されぬように 私は熱く燃え上がり 回る キュルキュルと 高速回転する 冷静な自分を 心の奥に潜ませながら 真実を刻む刃を動かすエンジンは 私の情熱を一身に受けて 動いている
148 :
ディブ カオマッカー :04/04/27 06:24 ID:Ua156/3Q
無学が良いとは言わないが 先人の言葉や足跡を振りかざし それを己の容量と見紛う馬鹿よりも 野に過ぎる事に目をつぶれば 事実よりも強く真実を伝える事を オマエはより知悉しているのだと思う こんな場所で甘い歌を歌うお前を チンピラや娼婦は笑いながらも耳を傾けている オレは知っている オマエがいかなる先人や 一切の神の言葉をも代弁していない事を この街の誰よりも凄惨な現実と戦っていることを オマエは知っている 娘を売り飛ばした薬漬けが 懐に隠した最後の愛を彼女のポケットに忍ばせた事を
149 :
名前はいらない :04/04/27 09:29 ID:8uhygDWY
知っていることに晒され続けている 記憶の果てに描いた夢は 限界の淵だった 僕らは常に束縛を受ける 「ここにいろ」という。 あるがままに現在を肯定し 強さを振り払えず 泣くこともままならず 当てもなく夢路を歩き続けて 喜びの泥に金を探り 癒しの音に今日は眠る。
150 :
丸。 :04/04/27 13:25 ID:DD2ppcQV
僕は賢くなりたかった 脳が二つあればきっと賢くなるはずだ そう思って、もうひとつ付けてみた お互いが個をだし、存在を主張する やがて自分の生存を確保しようとお互いの機能を停止しようと働きかける 生存すること、これを守るは本能である 時間が経ちそこに残ったものは、機能を失ったヒトのムクロであった ちからなきものが無用なちからを手にした結果 僕は賢くなれなかった 間違いに気づける賢さが僕にはなかったのだ
151 :
まま :04/04/27 15:02 ID:qnRkRvYW
「コンパスと数学者」 展望台の最上階 ガラスに描くは三角形 ABCに 曲がった世界 俺らが見捨てた あの場所は 60℃に切り取られて 見えた 「生きてる答えを出す方程式」 必ず解き明かすと 君は出ていった 小さな定規と コンパスを持ってって あのノートには どれだけ間違いだらけの 回答が 書き綴られてあるのだろう? 地平線の狭間に +の記号置いてきた 君のコンパスで書き直した 楕円系は 世界のアングルさえも変えてった あの時解けなかった答えは 君と俺を繋ぐイコールで括られてる
152 :
まま :04/04/27 15:02 ID:qnRkRvYW
展望台の最上階 そこで描いた三角形 「 」に 閉じ込めた世界 俺らが振りきった あの場所は 広角度に切り裂かれて 消えた 「生きてる答えを出す方程式」 全然解けぬまま 君は消えてった 『無駄だったのかな』と 呟いてって あのノートには オマエが道を歩んだ 回答が 書き綴られていたのに 自分の存在に怯えて 日々なににもなれずに終って 真っ白な規則の糸に 絡まったまま ただ眠りについた あの時間は どんな答えがあったというのだろう
153 :
まま :04/04/27 15:03 ID:qnRkRvYW
「広告塔の下」 揺るがない意思 そんなもの覚えてもない 舞い散る排気に視力を奪われて 俺達は未完成のパーツの集まり 行き急いでガードレールを突き破る あの、広告塔を見上げたら 俺達と語り合ったオマエ ノイズ混じりに映ってた 同じ場所にいたはずの俺ら いまだにこんなとこで 未評価を積み上げてる 歩道橋の中央 白い線をひいて 「明日から普通に生きていこう」と 俺は左へ オマエは右へ そんな風に別れた
154 :
まま :04/04/27 15:04 ID:qnRkRvYW
今、無人格な人の群れをかきわけながら 特別になれず 失望的な明日を待ちうける 誰かと替わりたい 誰かと替われないかと メトロノームが鳴り響く 落日の隙間に 飲みこまれて あの、広告塔の下で俺は 失望から解放されたオマエ いつまでも見上げてた 普遍の烙印を押された俺ら リストから外されて 残骸の様に朽ち果てる 今、俺が存在してるってことを教えて欲しい それは、でも、誰に?
155 :
まま :04/04/27 15:05 ID:qnRkRvYW
長くてすまね
156 :
nezu :04/04/27 17:05 ID:mABxz2or
この宝石は永遠に輝き続ける 何百年、何千年も輝き続ける だけど僕はそうはいかない 永遠の輝きを求めるよりも僕は今の一瞬を輝きたい 君達は今を生きている 明日の何かのために生きている でもそんな生き方は好きじゃない 今は今しかないんだから僕は今日のために今を生きるよ みんな僕を置いていく 何だかわからない何かを求めて先走っている 僕は普通に生きているのに 自分では正しいと思っているのに 何かがずれている その何かがわからない きっとこのままだと独りぼっちになってしまう きっと・・・・ 僕の声が聞こえますか?
「究極の選択」 私は究極の選択を迫られてる 一人はチャイナの可愛い子 ほのかなエスニックの香りをまとい 私の心を惑わせる あの子はけっこう芸達者で 私をなかなか飽きさせない もう一人は白い肌に小麦色の髪を揺らして おいでおいでと手招きを スパイシーな香りに心がゆれる あの子はちょっと辛口で それがよけいにやみつきにさせる どちらもとても好きだから 選ぶのが苦痛で 心も体も張り裂けそうで そろそろ限界かも知れない ラーメンとカレー どっちにしよう?
158 :
名前はいらない :04/04/27 21:50 ID:6MQnraiY
何をするにもいいわけばかりで たくさんのこと見落としてきた 今はただのフリーターで 人と会うたび あいずちばかり ホントは オレは ロックスターになるはずだった・・・ いつか見ていた夢は 今は夢の中 この線路の先に希望はありますか・・・希望はありますか??! できるできないじゃないって肌で感じた やるかやらないかってことが 大切なんだ
選択をせまられる人がいる どちらも好きだから どちらも嫌いだから 理由は人それぞれだけど 選んでしまえば少なからず後悔してしまう カレーラーメン あればいいのにね
「春を掴む」 駅のホーム その隅っこにうずくまっていた桜の花びら そのかたまり それをむしっと掴み取る 手の中いっぱいに春の塊を持ち 思いきり空に向かって投げ上げた 桜は失った命をもう一回甦らせて ゆらゆら ゆうらゆうらと また死にはじめていった
161 :
ロストネーム3 :04/04/28 11:01 ID:KrpqARoy
午前二時。フレディがまた悪さをしたようだ。 眠れないし止まらない。 アルコールが暗闇を加速させる。 今度の波は3年前より大きそうだ。 停止した思考。理由のない嫌悪感。歩みを止めたマルコ。 人生に意味を感じられない。僕は死んでいる。 僕は死んでいるんだ。 もう1度、命を取り戻す事ができるだろうか。 あの場所に戻らなくては。 答えは見つからなくとも最後は必ずそこに行き着く。 フレディの毒はまだ消えそうにない。 朝日よ昇るな。
162 :
鎌 :04/04/28 12:26 ID:j4WXkUPm
>>145 何を考えても悪い方へとイメージしてしまう悪循環。循環を断ち切る
なにかがみつかるといいですね。
>>146 三毛さま
真実を知る事の痛々しさ、辛さが非常に伝わってきました。
>黙示の内に暴かれる
高純度の心
この表現好きだなぁ。
>>148 ディブ カオマッカーさま
さまざまな知識が世の中にはあるけれど、そんな事よりも現状を把握し
それを生かして生きていく。そんな生き方をする人を笑う人を逆に、滑稽
に見てるみたいに感じました。 間違ってたらスマンです。
>>156 nezuさま
細く長く生きるよりも、太く短く充実した生き方のほうが良い。
目的を持って生きろ、みたいに感じました。
3連目がその前とずれてっている気がしました。
>>157 「月」の逆位置さま
またまた一本!って感じでした。個人的にこうゆうの好きだなぁ。
ちゃんと落ちがついていてスッキリするんで。カレーとらーめん
の例え方もどことなく色っぽさを感じていいっす。
>>158 悩んだ時は、考える前にまず行動!
>>160 きれいな桜吹雪。桜の花が命を散らしているからこそ、その美しさに
惹かれるのかもしれません。はかない詩です。
163 :
丸。 :04/04/28 12:32 ID:j4WXkUPm
164 :
名前はいらない :04/04/28 17:41 ID:uWRTxlrW
絶望は縦に長い。なんとなくわかっているとは思うけど、 これは本当だと思うな。 一度、正確に測ってみればよくわかると思うよ。
>>162 丸。さん
いつも評価ありがとうございます。
すっごくうれしいです♪
167 :
ちむに :04/04/28 23:04 ID:X3qM57d+
人形使い様、丸様 ご批評ありがとうございます。(_"_) 詩の中に色が出せればと思っております。 それと感覚というか雰囲気というか、そんなものが解りづらくならないように 気をつけていたいと思います。 あまりきれいに揃えるのはちょっとなとは思っているんですが。。。 全てに批評・感想をつけるのは大変かと思いますが、嬉しかったです。^^
168 :
名前はいらない :04/04/29 00:50 ID:65gpLZjd
>>161 フレディうぜぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ
>>160 ゆらゆら ゆうらゆうら死ぬ奴が居るかタコ
>>159 難解すぎ あ、なんだ評価か。へぇ〜それ評価なんだ
>>158 ロックスター、いつか見ていた夢、希望、同じことをぱらぱら垂れ流す〜
>>157 悩んでるように見えないそれって個々に賛美してるんですよね。( ´,_ゝ`)プッじゃあ一体何のタイトル?
>>156 はぁ?意味わかんねぇよ何の前振りだよ。都合よく人格使い分けんじゃねぇよ
169 :
丸。 :04/04/29 01:29 ID:+O7C67Qd
>>165 三毛さま
>>166 >>167 ちむに さま
レスありがとです。
つたない感想で、お気に障ること書くかもしれませんが
これからもよろしくお願いします。レス本当にうれしかったです。
夏の終わりのアイスクリーム 電子レンジで溶かして舐める 塩を掛けるの忘れちゃだめだめ 空いた容器は仏壇へ あなたとわたしの3つの絆 赤い電波と青い電波 捨てられていたワニの剥製 3つ揃えりゃまとめて消える 連鎖で消して大逆転 あなたが嗤う わたしもワラう しあわせしあわせ夕陽が沈む あの煙突まで競争しましょう 約束の地はお風呂屋さん 店の名前は神田川
>79 丸。様、>120 「月」の逆位置様 評価そして意見ありがとうございます。諸処の事情で返事が遅れてごめんなさい。 >120 ・・・詩の解説って邪道でしょうか。とても解説したいのですが・・・。 吹き抜ける風に何を感じたのか、それは「時間の流れ」です。冷たくも暖かくも無い 空気が流れるだけの風は、「私」の周りの事象を押し流すことなく時間を経たせていきます。 心の鉛はどこへ?・・・完全に消えてなくなった訳ではないんです。この「草の原」という空間 には「鉛色の空 鈍色の草原」とあるように、けして清浄な処では無いんです。むしろどこを 見ても汚れた空気と存在が溢れています。でもそうは見えない場所、現実世界と同じ性質を 持っていながら壁一枚で隔たっている「草の原」で息をする事で、妙に現実感のある 太陽に温められているうちに心の鉛のあり方が変わっていくのです。 現実と同じ性質を持つ、鉛色の空と鈍色の草原を心の中に許容する事で少しでも自分を騙し 、耐えている事を表向きには見えないようにし、無意識下に置き・・・心が軽くなったようにしている、 思う、という・・・・。 やっぱり暗めな詩ですね。解説だなんて、暴挙に出てごめんなさい。自分にとっても 確認がしたかったんです。本当にごめん。
「天使が僕にくれた時間」 世界は冬空へ伸ばす手のように冷たい 太陽の消えてしまった心に残る不器用な縫い目 呼吸の度にため息が洩れだす ポケットの中で握り締めた手の中に灯火を 諦めかけた瞳の中にあなたの大切な存在を 笑顔のような希望は誰の頭上にも等しく降りてくる 手で振り払わないで 帽子を被らないで 悴みかけた両手を伸ばして触って掴んでみせて 子供たちがするように 輝きが 希望が 愛が 多分 この世で一番素敵なものが まるで雪のように雨のように空から舞い降りてくる 木々にアスファルトにたくさん振り撒いている 世界がすべて 同じに輝いている
173 :
丸。 :04/04/29 10:15 ID:ieUMbxxP
>>151-152 まま さま
>「 」に 閉じ込めた世界
前半で数学的な事を使って表現していたので、この表現より後半が
世界観がずれてる感じがしました。
174 :
そそそそ :04/04/29 15:58 ID:Wh07Qzs9
さっきから犬が唸ってる 電話線が詰まってる 指の数を数えろ ホルマリン漬けの奇形児たちが 義足で一杯の旅行カバン 足跡にも商標登録
176 :
ハナミズキ :04/04/29 17:02 ID:/POjARCy
ただすこしづつ 世の中のものがひとつづつ 力を失ってきてる中 感動させるための技術や インパクトを与えるための そんなつくられたドラマのような世界を 裕福に贅沢に生きていきココロはからっぽに そうならないでくれ 僕の大切な幼子 君には生きる喜びや辛さをたくさん 感じて生きてほしい 強く輝け ここに咲いてる小さな花に勇気をもらえるような きれいな君に育ってくれ
永続白夜 語り部:悪魔 闇が生まれて 大地にへばりつき 一体いつまで ここにいるのでしょう 叫びも吸い込まれ 嘆きも聴かれず また、しかし永遠に 生命力は絶えず 鋭角な大気と 毒孕む光りに 安息は砕かれて 深く堕ちゆく 光りが溢れて この星を覆い 一体いつまで これが続くのか 感情を照らされ 悪意は摘まれて また、しかし永遠に 生命力は絶えず 光学的電網が 我が精神に及び 安息は意味成さず 高く連れ去る 闇に生まれて 光りに溢れて この身体いつまで 生きていくのでしょう 視力を失い 重力を奪われ ただここで永遠に 生命欲は絶えず その名に込めしは 闇に生きる定め その名に込めしは 光り覗く定め その名に込めしは 穏やかな消滅
178 :
抑揚:巡業中 :04/04/29 18:53 ID:O7uDgLdP
「お遍路」 お遍路往く往く白尽くめの影影影 されど我は其の地降り立ちとも 遍路もイサム・ノグチも用は無き ただひたすらにその人を待ち ただひたすらにその人と交う その人の頭上を髪の毛先から その人の乳房や陰部、脇の下、爪の先 八十八ヶ所を巡りて四十八の向きにて貪る 何ぞ口を吐くのも惜しむ程 ただひたすらに貪り、一ヶ所たりともその柔さ忘れぬよう やがて百三十六の旅、終わりが近くなるにつれて ようやく口を吐く言葉さえ次なる旅への誘いのみ 奇異なる我を睨み、それでいて憐れむ目を 思い起こすたびに足が四つの国から成る島国へと
179 :
名前はいらない :04/04/29 21:16 ID:L7LqlZZg
「名無し」 僕には名前がない いつになったら名前が貰えるんだろう? そう考えることが多くなった今だから 当てもなくさまよい続けることが出来るんだろう 僕はそう思っている
180 :
よつめ :04/04/29 21:20 ID:vlMuK55b
サムライ いぶし銀 風に吹かれて ザンギリ頭 小春日和に 団子とうたた寝 こよなく愛する 桜が咲けば 微笑んで 散ってくことに 胸を痛め 雀のさえずりと 口笛吹いて 雲の流れに 瞳を任せる 彼は サムライ だ 侍 では無い 刀も持たず 腕も細く 貧相な胸 それでも 彼は 彼のハートは 常に感じてる 生 血の踊りと 武者震いを たゆまなく 止めどなく 擦り切れた草鞋 砂埃の中 去っていく サムライ 頼りなく 弱々しく 堂々と 誇り高く 後ろ姿は語った 団子 ありがと 無一文
えと。批評も評価もできませんが、感想を書き込ませていただきます。
>>170 さま
リズミカルで語感が良いですね。
なんだかちょっとノスタルジックな感じがしました。
ちょっと意味がわからないところもあるので、解説してもらえたら嬉しいかもです。
例)赤い電波と青い電波とか
>>172 様
例えがとても詩的で素敵です。
散文的な前半とまったく違った雰囲気をもつ後半。
このバランスも個人的に凄く好きです。
なんだか、短くてとてもキレイな「小説」を読んだような気分になりました。
コテはつけないんですか?
他の詩も読んでみたいので、検索しやすいようにつけてくれたら嬉しいです。
ワガママスマソンです。
>>174 (そそそそ)様
>>175 様に同意です。
続きがぜひよみたい。
そこで終わられちゃうと、消化不良で胃が痛くなっちゃいます。
すごく気になる。
>>176 (ハナミズキ)様 (今、キレイですよね、花水木)
凄く激しくとてつもなく同意な詩です。
物が溢れた、でも何だか空虚感が漂う現代の雰囲気がすごくでてますね。
>世の中のものがひとつづつ
>力を失ってきてる中
↑この一文読んで、あぁこんな表現もあるのか、と学びました。
そして、その後の子供に対する愛情。
流れが凄くキレイで好きです。
言葉は優しいのに、どこか哀しさと強さと優しさを感じる詩でした。
>>177 様(悪魔様)
悪魔の詩、ですね。
一連目と二連目が対照的なのに、変わらない部分があって、あぁなるほど、と思いました。
生命力 生命欲 そして 穏やかな消滅 悪魔が望むものは?
何だか、読んでて哀しく暗くなってしまいます。
そして、そういう印象を読む人に与える言葉のセレクト、そして構成。
凄く上手いです。
183 :
名前はいらない :04/04/30 01:02 ID:bfH9g7B1
「コモリウタ」 ヒキコモッテ ヒキコモッテ ヒキコモッテヤル 手首を切るには遅すぎる ヒキコモッテ ヒキコモッテ ヒキコモッテヤル 遅咲きするには遅すぎる 6年前のゲーム クリアしたの何回目 昔 誰かとやったとか そんなこと どうでもいい ヒキコモッテ ヒキコモッテ ヒキコモッテヤル 場違いな思いするのなら ヒキコモッテ ヒキコモッテ ヒキコモッテヤル 気違いのままのほうがいい 3年前に過ぎた あの頃の10年後 どこで間違っちゃったとか そんなこと どうでもいい ヒキコモッテ ヒキコモッテ ヒキコモッテヤル ゼンアクでもソントクでもない ヒキコモッテ ヒキコモッテ ヒキコモッテヤル アイラクのモノサシが欲しい
184 :
谷川サマリ :04/04/30 01:22 ID:mITCMmJR
遅咲きするには遅すぎる って素敵です
アクセル踏めばいつだってどこか行ける ブレーキあるから好きなとこで止まれる でこぼこ道だってなんとか乗り切るさ ただ キミがまずいのは、 まっすぐ運転できないこと。
186 :
名前はいらない :04/04/30 01:32 ID:jf9ohSzY
年老いて 布団に横たわり 過ぎし日を思い出す 後悔なきよう 後悔なきよう あの日僕にできたこと あの一言を伝えていたら 年老いて 僕は布団に横たわり 君の両手を感じているのか・・・ 瞳を閉じて 願わくは 僕が愛した全ての人よ 幸あれ 幸あれ 終焉の日に 後悔なきよう
187 :
ネル :04/04/30 01:53 ID:XG1eWXzA
一輪の枯れた花 魂を感じた瞬間 私は一歩も進めない 棘の蔦(つた)が絡み 胸の奥から鮮血が流れ 息が出来ないほど 切なく、愛おしい いつ、枯れた花を捨てる事が出来るでしょうか 思い出に変わるのでしょうか
188 :
名前はいらない :04/04/30 02:01 ID:GStl7Cse
「雪童」 こんな寒い中で どうしてそんな温かい笑顔ができるの その小さく凍えた手に 何が握られてるの それはきっと小さな幸せ 君が持つことのできる小さな小さな幸せ しっかり握り締めてそれを放すなよ それが君に笑顔と温かさを与えてるものと 君はわかってるんだろう
189 :
名前はいらない :04/04/30 02:32 ID:3GBIz/BQ
「パンク☆ガール」 女の子で英語の補修くらったのは私1人 みんなと仲良く要領良くなんて できやしなかったのさ 男の子たちにチヤホヤされるようなタイプじゃないから 教室のはしっこで今日もひとりぼっち 窓の外 夏の空 君の顔を思い描く 目を閉じれば まだ君が そばにいるような気がして… 街を歩いていても 君にはもう逢えないけど パンクロックは私のコトをなぐさめてくれた 街を歩いていても 友達はできなかったけれど パンクロックは私のコトをなぐさめてくれた 街じゅうのどこにも 居場所がなくても パンクロックは私のコトをなぐさめてくれた 街じゅうの誰にも 愛されてなくても パンクロックは私のコトをなぐさめてくれた
190 :
名前はいらない :04/04/30 03:31 ID:y54a/9HJ
去勢された猿 神経症の豚 プラスチックで包装された脳髄 昼の時計が夜を連れ戻す
191 :
名前はいらない :04/04/30 05:01 ID:KSovdm1K
ふふふふふ 笑いが込みあげる 軽蔑の緑色 若い青草すくすくと伸びる 夏の沼地ただ広い校庭僕の空 世界はただけだるく憂鬱であった 水をやる 均一にね平等にだよ虹を創ろう ひまわりも意地悪く笑ってら 陽炎日々はいてついていく 僕の欲望 澄みきった光線を放射しつつ黒くなっている太陽 僕の空
192 :
ネル :04/04/30 16:55 ID:XG1eWXzA
鎖されたドア 朽ち果てた床 遠い昔に無くした夢 真鍮の鍵は錆びてしまった この部屋には 色褪せた恋が眠ってる 開ける事が出来ない部屋 ドアの前に そっとあなたの好きだった花束を置いておきます 春が来るように…
193 :
丸。 :04/04/30 17:50 ID:KlHGmw1y
>>176 ハナミズキさま
幼子を思う気持ちが伝わってきました。造られたモノ、大きなもの、
見かけだけのものにとらわれず、小さなもの、シンプルなもの、直感に
響くものを大事にしてほしい、みたいに感じました。
>>178 抑揚さま
すごく貪欲なイメージが浮かびました。ひとつひとつ丁寧に貪っていく
感じ。
>>180 よつめ
どこにいくのも風の吹くまま気の向くまま。どこに行くのか浪人よ、って
風に感じました。
194 :
睦 :04/04/30 20:09 ID:yf8EebO/
ホームで別れを告げる恋人たち 顔をくしゃくしゃにして泣く彼女 別にそんなこと知ったこっちゃないけど ブサイクだなぁなんて心の中で叫んでみる 吐き出した煙と恋人たちの行方 ぷかぷかとタバコ吸って横目で追いかけてんだ 片手に持ったコーヒーはもうとっくに冷めてしまって 不味いものが更に不味くなった それでも儀式はまだまだ終わりそうもなくて そんなこと知ったこっちゃないけど 何度も何度も呟くホームの隅
>>168 しばらく激しく悩んでネタポエムとしては振り切れてないことに気がついたよ。
ありがとさん。
196 :
丸。 :04/04/30 20:25 ID:KlHGmw1y
>>193 よつめさま。敬称つけてませんでした、すいません。
(無題) 君がそばにいると 不思議と安心で いつも僕の心を襲うアイツはやってこない だから君がいきなり僕の手を離したりしたらたまらなく不安になる アイツがやってくるから 駄目だね 僕は 僕一人でもアイツに立ち向かえるようにならなきゃね すぐ君に甘えてしまう僕だけど 今度君がアイツにやられる時は 僕が君を守ってみせるよ
198 :
睦 :04/05/01 13:50 ID:622kAXkw
言葉にすれば曖昧になってしまう儚い思い 心の中にいつもある矛盾や希望達 足りない 足りない こんなんじゃ足りない どうしてこんなに足りない言葉(モノ)で表さなきゃいけないの いつだってほら そこにある花の名前だって忘れてしまうのに 【言葉にしなきゃ分からない】他人(ひと)は皆口々に言う そうなのかもしれないな 心の隅いつも思いながら笑ってる でも気持ちを言葉にする度にいつも 雨の中の泣き声のように 使い慣れた消しゴムのように ホントのボクをかき消していく そんなんじゃないって叫びたくなる ありがとうって言葉に涙したり サヨウナラって言葉が嫌だったり 本当のボクはいつだってここで呼吸をしているのに ねぇ どうして何も言わなきゃ存在さえ認められないのかな? 誰かが側にいる孤独 触れられるほど近くにいるのに まるで誰もいないみたいに冷たい日々が繰り返されていく
199 :
ほえほえ :04/05/01 14:10 ID:CELaUbK3
そそそそです。感想あんがと。同じ言葉の使い回しばっかでマンネリと。仕事がいやでいやで。 くだらないカバン持ち 掃いて捨てる石油加工品 スポンジから滴り落ちてる ペンキのはがれた窓枠 そこにいる そこにいる 足元で泣いている いるはずない すぐ側の影 標本が無い口でさけんでる 敷き皮の上の使用人 怪物が泣いている 知らないふり
200 :
名前はいらない :04/05/01 14:41 ID:8f0w9Ycb
SEX
201 :
ほげげ :04/05/01 15:01 ID:CELaUbK3
僕ちゃんばかだけど感動したから感想書きます
>>194 さま
冷めてるというか乾いた感じだけどどっかで引っかかるというかガム踏んだような読後感がします。この人(主人公?)たぶんじゃれあい見てとんがったんだね。
>>197 さま
頑張ってるね。もちろんいい意味で。僕ちゃん本当にコンジョウナシだからつい
「けっ」
とか言っちゃいそうになりますがそういう姿勢はいかんですね。彼を見習わんといかんです。ウソじゃないよ
202 :
縦夜 実 :04/05/01 18:19 ID:2haMExJU
遅刻 への字口の君に たぶん僕はオロオロして クルマが込んでたって言い訳するんだ そろそろ終わりを告げる春が置き去りにした ばかに赤いつつじの道を駆け抜ける かなり前から走って息を切らす僕に りょうてを組んだ君は だめじゃないもうと怒ってみせる ねだられたランチタイムはあと40分 えーと・・・まずは走ろうか!
歩き方を忘れてしまった ころがあった 誰も 立ち止まってはくれない 誰一人 冬にせみが鳴いた アウトサイダー 抜け殻を握り潰す 太陽は私の恐怖 ドクターは云う 「一生陽のあたらぬ道をゆけ」 でも私、自殺行為で 紫外線をあびて生きている 倒れたとしても 助けてくれる君達がいるから しんだとしても 泣いてくれるあなたがいるから
204 :
丸。 :04/05/01 20:12 ID:FUk1V28C
>>185 まっすぐ運転できないのはまずいなぁ(笑)寄り道が多いっていう意味なら、
それもありなんだろうけど。
>>186 死を目前として愛した人の温もりを感じられるのは本当に幸せだと思います。
穏やかな幕引きが描かれてると思います。
>>187 ネルさま
枯れた花を、的外れだと思いますが、流産してしまった子供って感じてしまい
ました。見当ちがいで申し訳ないっす(^^;
>>188 大人にとっては小さな幸せ、でも子供にとってはその幸せが笑顔にさせるには
充分な幸せなんでしょうね。すごく暖かくなりました。
>>190 言葉が生々しい。何を語りたいのか一文あるといいと思いました。
>>197 あいつは誰?もう一人の自分?それとなく匂わせる一言が欲しいっす。
205 :
ロストネーム4 :04/05/01 20:27 ID:J3x8Z+GD
夜は怖いです。タバコの匂いの混じった空気を感じさせるからです。 湿っている。得体の知れない何か。 生きる強さ。ここが僕の居場所かも知れない。 今、大声で泣き叫びたい。 さらばです。友よ。 思えば、君と過ごした無駄な時間がただ一つの宝物でした。
206 :
名前はいらない :04/05/01 20:42 ID:J3x8Z+GD
>>203 前半は少し意味が解らない。奥歯に何かはさまってる様で。
最後の4行は使い古され見慣れた内容ながら胸を打たれました。
マトモな生活を送る人間にもどんなクソ人間にも共通する思いだからでしょう。
明日も太陽の光にメタクソに打ちのめされながら負けずにいようと思いました。
あ、前半が解りにくいからラストが大きく響いたのかも。
207 :
ハナミズキ :04/05/01 20:51 ID:oh0Xr2Pq
mixiさん、丸。さん評価ありがとうございます。 mixiさん、この詩に哀しみも感じたって まさに自分としてはそこも味わってほしかったとこなんで とってもうれしいですね。 イメージとしては、病気で命の期限が限られてしまった父親が 愛する子供にあてた想い。。。とゆうところです。 この世界に子供を残す不安、しかしあくまで前向きに とゆう心を再現してみたかったんです。 まだまだ未熟な詩に評価をつけてくださってほんとに感謝です。
208 :
名前はいらない :04/05/01 22:43 ID:BndMAhKW
雨脚に気配取られて 至情が咎められました 縫い目の無い君の側で 拍をきざんでいる 安易な哲学を持って 群衆に溶けていた 爪を噛む朴訥人が lowを鳴らしている
僕の庭 語り部:悪魔 チャッチャチャー チャチャチャッチャー 僕の庭の綺麗な花 あの花に名がないように 人知れず生きている そんな気持ちわかるかなぁ 綺麗だなと花を摘む エゴイズム、見つかった たとえば花に足があれば 大きな塀を飛び越えて 僕の庭逃げ出すかな チャッチャチャー チャチャチャッチャー 忙しく働く蟻が 気づかれず潰されように いつのまにかすり減った 僕の心、治るかな 忙しいと目をつむる エゴイズム、それは罪? たとえば蟻に羽があれば 小さな庭を飛び去って 僕の事伝えるのかな 僕の庭が狭いのは 僕がひねくれてるか 土がひび割れてるのは 僕が水やらないから 何も生えてこないのは 僕が臆病だからさ 誰も会いに来ないのは 塀がとても高いから 僕の庭に咲いた花 誰か見に来ておくれよ チャッチャチャー チャチャチャッチャー
210 :
よつめ :04/05/02 01:08 ID:jB9us+o3
成長 ひきつる 胸 高鳴る かかげる 拳 砕ける 摩擦熱が 打ちのめす 日々の交差点 雑踏 憂う レベルアップ できぬなら スタンドアップ 深い 深い ドブの底 顕微鏡は ずれたまま 壁のラクガキ 思い出した君 ゴミ処理場 別れの臭さ 青スプレーで レモンとゆず 塗りつぶすのが 精一杯 背伸びのまま 大きくなって アルコールランプ 飲み干して ホロ酔い デジャブ 放課後の校舎 影に 隠れ 遅れ 止まれ 時 いつだって一緒は 嘘に ここだって 指差した場所に 映ったのは 疲れた フケ顔 相変わらずの まぬけ面 笑っていた 教師に怒られ 泣いていた あのコに振られ 全部 全部 燃えないゴミに捨ててきた スーツケース片手に 大人を否定 自分を肯定 結論は君と僕 自分を否定 他人を肯定 結論は つまり 成長
211 :
谷川サマリ :04/05/02 02:13 ID:xXlr8bTi
ぷよぴょん らりぱー ぷーぷぷー おならがでるよ ぺっぴきー
212 :
名前はいらない :04/05/02 02:16 ID:mVxKwlWx
ぷよんぴょん らりぱー るりぱー ずっこ ぷーぷぷー おならが泣いてる でもぺっぴきー
213 :
ネル :04/05/02 03:16 ID:OdxqvnBt
丸。さまへ 感想、ありがとうございました。「枯れた花」は誰を指してるのか自分でもハッキリ解りません。無くしてしまった寂しさを考えながら書いた詩です。生きてると得るものもあれば、失うものもある。生きると言う意味を表現出来る詩を書いて行きたい。精進します。
214 :
名前はいらない :04/05/02 03:31 ID:SS13181s
手を握った 骨と皮だけになったその手を 僕はガラスの風船に触れるように握った まだ温かい 僕の温度は伝わっているだろうか この手からありったけのエネルギーを君に流してあげる 眼をあわせた 定まらない君の視線を拾い集めるようにして その瞳に僕は映っているのだろうか 「・・・・・」 ずっと 僕は君のそばで愛を語るよ 君を一人ぼっちでは歩かせないよ 呼吸をあわせた 早くて浅くて苦しくて 僕が吸った空気を全部あげる 口づけしよう 永遠に…
215 :
186 :04/05/02 03:35 ID:1PlP2eVO
丸。さま 温かい感想ありがとうございます。 こんな風に思えるよう生きてゆきたいといつも思ってます。 でもなかなかできなくて…。 これからも生き様をつづっていこうと思います。
216 :
名前はいらない :04/05/02 03:49 ID:5hox9SOK
ああ 僕はバカだった 本当にバカだったよ 僕は君が振り向いたらと願うけど 僕は自分が大嫌い 自分すら自分を嫌ってる奴を 君は好きになんてならないよね 自分の悪いところも全て自分だから そう 少しずつ自分を愛する練習を あの蝉がなく夏までゆっくりと して行こうと思う
217 :
ほえほえ :04/05/02 04:42 ID:IasDuMMz
ずいぶん前からそこにいる 明かりにおびえてる ずれた窓 開かないドア 手紙はみんな燃やされる さっきから飛び回ってる コップの縁を歩いてる 壁に描かれたでっかい目 机の下で泣いている むき出しの配線 いつのまにか乾いてる 口がきけないでいる 油の入ったバケツ 感覚はもうない 昔飼ってた置物 錆びたペン ぶら下がってる 穴だらけの写真 鍵の壊れた引き出し
218 :
囲碁 :04/05/02 05:41 ID:PBY3rHWH
まっすぐに生きてしまうなよ ついらくする飛行機に ただで乗せてやるから かえりの足は考えるなよ こんなにも色鮮やかだから
ヨットパーカーそして白いデッキシューズ おそろいをあなたはくれたけど 私はいつも陸の上 もう暑い海の上のあなたへ手を振るの あなたは私の肩を抱く 私はちょっとよろけるのよ まるでそこからスローモーション 網にかかった魚のように私は動けない もう何も要らない 私の過去もあなたの過去も さようなら私の悲しみ ヨットハーバー赤く染めるサンセット これから二人で街をセイリング 入った小さなレストラン もう暗い海がみえる窓辺にすわりましょう もう何も要らない 私の過去もあなたの過去も さようなら私の悲しみ あなたは私をじっとみる 私はちょっとうつむくのよ まるでそこからインヴィテイション あなたのやさしい心のなかへ 私を御招待
「不安定な愛」 貴方が欲しい 貴方が必要だから 只好きとか嫌いとかそんなじゃなくて そばに居なければ駄目なの ううん そんな陳腐な言葉じゃ 言い尽くせないくらいに ね え 私は惹かれ続けているの 不安定な愛で 宣言するわ 私は貴方に 全てを賭けて誓うわ 愛を 例え貴方がそっぽを向いても 頬を押さえてこっちを向かせる 目が私以外を見つめていたら 虫ピンで止めて 私が見えるように 私は 裏 切っ たり し な い 貴方 の振 り子が 時 を止 め ても 貴 方 であ った 肉塊を も愛 し続 け る 不 安定な 愛 で
221 :
谷川サマリ :04/05/02 15:49 ID:dz7GeGgR
「ゴールデン・ウィーク」 一歩も外に出ないで 玄関にカギかけて ずっと本を読みたいウィーク だって一歩外へ出たら なまあったかくて みんなニヤニヤしてるウィ−ク
222 :
谷川サマリ :04/05/02 16:18 ID:zr2guYq1
「評価されたい」 私を見てほしい 私を感じてほしい 悪口でも嫌味でもいいから 谷川サマリを感じてほしい ほんとうはあなたの体が 私の体に入ってくれれば 硬くて熱いあなたに 湿った私を感じてほしい 時々きゅっとしめつけてあげるから
223 :
pepushi ◆/jQk0zlXoQ :04/05/02 22:06 ID:4dA5zebt
抱えている物や 支ええいる者が いつかお前に力を与えてくれるのであれば 捨てなくても いいよ お前はいつでも全てに 挑戦的であったから 周りがたぶん強いって 思ってしまったのかな 違うって 言えないな弱いから 後悔せずに進めって まず進んだ先で言ってもらいたいよな 手招きする誰か 呼んでいる誰か お前じゃなくお前の何かを求めている誰か 泣けばいいさ それはエラーじゃないよサインだ 殴れば良いさ それは覚醒じゃないよ本能だ 露になる熱源 それはお前だ お前にしがみついたその薄汚い物・者を捨てろ 限りなくお前を出せ限りなくお前を出せ
224 :
名前はいらない :04/05/03 02:52 ID:kZLsK3W9
『櫻井明久のテーマ』 ※櫻井明久に褒められた 「合理的だね」って褒められた 櫻井明久に叱られた 「発展性がない」って叱られた 責任転嫁 営業スマイル いやったらしい口調で「何それ!!」 何それ 何それ 何それ 何それ 駒大はうるさいね 筑大は静かだね いやったらしい口調で「何それ!!」 何それ 何それ 何それ 何それ 櫻井明久にいびられた 「俺の世界に踏み込むな」っていびられた 櫻井明久に嫌われた 「俺じゃないんだ」って嫌われた ※Repeat 土`谷に見てもらえ 竹内に見てもらえ いやったらしい口調で「何それ!!」 何それ 何それ 何それ 何それ
225 :
名前はいらない :04/05/03 02:53 ID:kZLsK3W9
『櫻井 明久』 お前の授業は聞きあきたんだよ 発展性がないと聞きあきたんだよ 自分を「君」付けする前に お前には自我がない 実践より先に理論を覚え、とぼけたあげくに責任転嫁 一体お前は何者だ 史上最低地獄に落ちろ お前はバカか(ホッホッホー!!) 天然バカか(ホッホッホー!!) 天然パーマか(ホッホッホー!!) 俺よりバカだ(ホッホッホー!!) お前の授業はバカバカしいんだよ 合理的だとバカバカしいんだよ 調査で誘導したところで 発展なんて来やしない 擬似恋愛に走る前に 悪どい訛りを何とかしろよ 一体お前は何なんだ ほんまに相手にしてられねえ お前はバカか(ホッホッホー!!) 天然バカか(ホッホッホー!!) 天然パーマか(ホッホッホー!!) 俺よりバカだ(ホッホッホー!!) 櫻井 明久 櫻井 明久 櫻井 明久 櫻井 明久
226 :
名前はいらない :04/05/03 02:54 ID:kZLsK3W9
『明日からではなく』 僕は教授です就職先がなく なりたくもない教授になりました 発展性の無い私と発展性の無い学生 一緒に感じるものも何ひとつない 僕が少年でスリ傷を作って 走り回って川に地図を落とした時 山村も野菜も水も麦も あふれて僕と鬼ごっこをしてた 明日からではなく今日からうち明けてみよう みんなと一緒に地理学科を変えたい 私が学生を誘導するときの顔はどんな顔だったんだろう ひどい言葉を並べ学界の票を取り 論文の数を毎晩数えてた 一瞬のプライドのための 白目をむく様な言葉は 匿名掲示板に乗って黒く焦げながら 自分の所へはね返ってくる 明日からではなく今日から心の中にも make-upして誘導はやめます 噂に振り回されて真実から遠ざかって 一方的な情報でなにを判断しますか? 明日からではなく今日から誰かの井戸には 久しく明るい桜の花が咲く 僕には役目があります 学生に今後の展望を知らせること けれど毎日の繰り返しに疲れてしまった 明日からではなく今日から僕の井戸には 久しく明るい桜の花が咲く うわべだけの関係に寂しさを感じます 地理学科は本当にもうどうにもならないのでしょうか? 明日からではなく今日から自分に「君」付けをやめるぞ こんな感じでやっていけるでしょう 明日からではなく今日から訛りをやめるぞ こんな感じでやっていけるでしょう
227 :
ネル :04/05/03 04:53 ID:pwsxXlY4
「星に願いを」 真夜中に目覚め 夢の中の君を想い 孤独と絶望で 涙が止まらない 子供のように泣きじゃくった 月の光りのように 穏やかなの笑顔は 流れ星のように 消えていった 願いを唱える前に
229 :
名前はいらない :04/05/03 09:08 ID:/paccu13
「君は女子中学生のオマンコ」 体操服に身をつつみ おかっぱ頭をひるがえし ほっぺた真っ赤に恥じらいを 小振りの胸は成長期 すべすべお肌を輝かし ブルマの奥は匂い立つ コリコリおっぱい撫でまわし 薄毛のオマンコ舐めまわし ちんちん突き付けしゃぶらせる 処女膜破ってズブズブと 幼い締め付け腰を振る あーキュッキュッキュッ 少女は目を閉じ喘ぎ出す あーキュッキュッキュッ おじさんたまらず中に出す あービュッビュッビュッ 幼い子宮に白い液 あービュッビュッビュッ ごめんねおじさんロリコンだ 毎日呼び出し腰を振る 妊娠したかも許してね
僕は いつから 夢を持たなくなったんだろう 望みをかけるコト いつからしなくなったんだろう 裏切られる事になれた僕はいつから人に興味がなくなったんだろう さめた 景色 に 無色の空間 と キモチワルイ 圧迫感に 僕はいつも吐きそうで 無力な僕に 期待をかけないで 息をするのも ツライ から 二度と解けない魔法 僕に教えてよ 眠りたいんだ もう此処にはいたくないから
「 線路 」 何処までも 何処までも 果てしなく 続く けして 交わらない 二本の線路 これって 何処まで 続いてるのかな ? まるで 僕 と 貴女 走り続けたら・・・ いつか いつか・・・ 一本になるのかな ?
233 :
丸。 :04/05/03 14:49 ID:04Y+OqGp
あなたは私を抱いてくれない 「清純なままの君でいてほしい」 あなたはそう言った 髪を切っても、服の趣味が変わってもあなたは気づいてくれない もう私はあなたの視界に入ってないのかもしれない 今日私はあなたではない誰かに汚されてきます あなたは気づくかしら?
水溜りに顔映した うん、絶望に満ちた顔してる 此れから起こるあらゆる事を全て消し去りたいと想っている 此処まで起こったあらゆることを忘れようとしてる いっそ、消えてしまおうか? うん、そうしようか僕が居た証全て消してさ。 鏡の向こうに・・・・・・
235 :
谷川サマリ :04/05/03 15:48 ID:s1CbgRaj
うんとこどっこいよっこらしょ 汽笛がオイラを呼んでいる すっとこどっこいちぇけらっちょ 日経新聞読んでいる ニッケイヨクヨム オッケイ墨汁 コリアン先生 キムチ好き
236 :
睦 :04/05/03 16:48 ID:INmcq0yD
【手紙】 誰に宛てるでもなくただひたすらに書きなぐる 白い紙に文字を書く度気持ちが次々に溢れてくる 伝わる事のない堂々巡りが繰り返される ふとつけたテレビの中流れる流行歌(メロディー) 今にも泣き出しそうな君が歌う鎮魂歌 夢を語ることが苦痛になったのならもう そんな顔で笑わなくていいんだよ そう呟いたボク指先はまだ震えていて きっと踏み出す勇気すら持っていないんだろう いくつの文字をこの白い紙に書いたのかな どんなに沢山の言葉を綴っても 何でだろう もやもやした気持ちがまだ残っていて僕の胸は・・・ 明日という不確定なものに縋って生きていくことが怖くて 昨日という虚像に自分の存在を確かめるように書きなぐる 今日という偽りの向こうに見える真実の顔をした何か 見つけた時にきっと この手紙を君に送れるんだろう
237 :
谷川サマリ :04/05/03 16:51 ID:s1CbgRaj
「さよなら」 腐ってきた 臭ってきた 頭が割れそうだ もう我慢できない もう我慢しない 吐き気がする もう無理だ 生ゴミだ 私の体は 生ゴミだ
238 :
六華 :04/05/03 17:39 ID:r5c8BC6G
おひさしぶりです。
「月」の逆位置さん、丸。さんはじめ評価人の皆様
本当にお疲れ様です。
いまはことばの焦点が結びにくく、視界が狭まってしまって
ともすれば辛口に流れてしまいそうなのですが
リハビリでひさしぶりに書いてみたいと思います
>>186 さん
わかい人が書かれたのでしょうか。じぶんがこの世を去る瞬間に思いを馳せる
10代くらいの男性が目に浮かびました。
死ぬときに後悔しない様、いま頑張ろうという気持ちでしょうか。
死ぬときの記述の方が多いですが、こころもち今に力点が置かれているのがわかります。
わかいと感じたのは、後悔の言葉にも利他の言葉にも後ろに
体験の重みが感じることができないからです。
死に臨むことがわかっている方が、客人に見せる潔さと
この詩の言葉のシンプルさは違うものと思います。
>>187 ネルさん
切り花を贈ることは、ものとして残らないからこそ気持ちを贈る意味があるらしいのですが
花としての一生を終えたそのなきがらに、託されつづけた思いが
昇華できず苦しんでいるさまが浮かんできました。
感覚を刺激されることばが多いので、わたしも一緒にせつなくなれました。
逆説的ですが「切なく、愛おしい」がなければもっといけた。
丸。さんの解釈、(・∀・)イイ!
239 :
六華 :04/05/03 17:40 ID:r5c8BC6G
>>188 さん「雪童」
質が高いなあと思いました。なにがいいって、まず、題名のつけ方。
題名がなければなんとなくぼやっとしたあったかい詩だなあというところで
終わっていたのが、「雪童」という題を提示することで
イメージがシャープになり、貫く背骨ができた。
逆に、「雪童」というイメージをポンと与えることで、続く詩に
それ以上の説明は要らず、あとはイメージを膨らませるための自由な表現ができた。
サイズもちょうどいい。
そして、向けるまなざしがなんともいえず温かい。
とても好きな詩です。
>>189 さん「パンク☆ガール」
教室の窓ぎわの誰にも混ざれない感覚、とても共感。そして、第2連が惜しいと思う。
「君」は「私」のたったひとりの理解者だったのだと思うけれど
その関係を思わせる記述が希薄で、大事な人であろう割には
読み手が感情移入しにくく惜しい。
第一連の孤立感は等身大で、場の雰囲気がよく感じられる。
世の秩序に傷ついたひとにとって、パンクロックは優しい。
そして机に縛られなくてよくなったころ、同じ波動で響き合えるひとが
現れると思う。この魂の飢餓は人生の宝。もうすこしと思うから頑張って。
>>190 さん
どこかおかしい、現代社会。「昼の時計が夜を連れ戻す」という表現は
なかなかおもしろい。昼間汗水たらして肉体労働して、夜はその肉体を休め
明日の昼にそなえるためにあった時代はもう過ぎたのでしょう。
昼夜逆転、そして知性と本能のおかしな反転。読んでてアトピーが出そうに(笑)
240 :
六華 :04/05/03 17:41 ID:r5c8BC6G
>>191 さん
けだるさとシニカルな笑いと。時間が止まったような夏の午後。伝わってくる。
でもどこか散漫に感じる。
二度読みすると、冒頭の笑い声にずっこけてしまう。
「軽蔑」「意地悪く」の表現が、ねじれを表わすには素直でいまいち感。
僕の欲望もみえにくい。このままだと箱庭支配の喜びで終わってしまう。
>澄みきった光線を放射しつつ黒くなっている太陽
ひまわりが実りを増すにつれ中が黒くなっていく姿への重ね方がうまい。
>>192 ネルさん
部屋とか家って、離れた後も思い出がそこで根を張っているような気がする。
だから時々、訪れたくなるのだと思う。
閉ざされた扉の向こうには、閉ざされているからこそまた、
あるはずのない思い出の光景が、まだあるのかもしれないと空想してしまう。
花を置く、その心情に思いを馳せた。
置いた花にまつわる思い出、エピソードが一つあると
読む側はより共感しやすくなりそうだ。
夢、恋、…の使用は、陳腐に流れやすいので取り扱いは慎重に。
>>194 睦さん
ちょっと前あちこちで見かけましたね、この風景。
本当は視界からシャットアウトしたいんだけど、電車待ってる間することないし
なんとなく気にもなって目が離せないんだよね。
視線の離れ具合と、でも煙にかこつけてなんとなく目がいってしまうあたりとか
何度も何度も呟いてやりすごすあたりとか
抑圧をめぐる微妙な感情のアウトラインをうまく描いていて
とても(・∀・)イイ!
そして、何を抑圧しようとしているのか、言わないところが
引き際を知っていて粋なのだ。
241 :
六華 :04/05/03 17:42 ID:r5c8BC6G
>>197 さん
内面的な道程が寓話のように描かれている。
アイツ、は心の闇、のようなものだろうか。
ラスト2行は自分も守れない人がまだ言っちゃいけないだろと
つっこみを入れたくなるが、「おかあさんぼくが大きくなったら結婚しようね」
に感じるようなほほえましさも感じられ。
>>198 睦さん
言葉って、シェイプされたものだから、かたちが見えやすくなるメリットと
同時に、その範囲内に制限され切り取られるというデメリットもあって
まさにそのデメリットの側面に、豊かな睦さんは苦しんでいるのだと思う。
既製服のことばでたりないと思うのは詩人としての資質の萌芽を思う。
こういうときは、貝になって、深く深くその感覚に沈殿して、
まわりにはちょっと待ってと伝えておくのがいいと思う。
再びことばを得たとき、貴方は素晴らしい詩人になっている予感がする。
>>199 ほえほえさん
既存にマンネリを感じるだけあって、切り口鮮やかです。
退廃的な揮発臭、生きてる何かを黙殺しないとやっていけない
そんな繰り返しのなかでの一瞬。
一行一行の表現の切り取り方にセンスを感じます。
が、印象を無計画にぶつけている気もして、
畳み掛ける勢いがあればそれも良いのですが
そうでもないので、今のところは
センスは感じれど、そこだけで勝負してる感じというか
詩全体としては焦点が合いにくいという感想です
>>201 の評価はやるなあと思った。本当にばかだったらこんなふうに書けないよね(笑)
これからも良かったらみせてほしい。
242 :
六華 :04/05/03 17:44 ID:r5c8BC6G
>>202 縦夜 実さん「遅刻」
たてよみ制限つきの詩でなかなかテンポ快調だ。
実際かなり力のある人と感じた。
文句ばっかり言わずに、評価人として個々の詩に
是非コメントほしい。だってこれだけ書く力があるんだし。
>>203 さん
素直にじーんときました。確かに第1・2連とそれ以降のつながりはわかりにくいんだけど
第1・2連はアウトサイダーとなってしまった悲しみをあらわしているのか。
第1連を夏のまんなかでへたりこんでしまった絶望と何事も無かったように通り過ぎていく周りの人
そして鳴り響く蝉の多重奏、など、太陽や蝉のイメージをここにも持ってくると
より流れが出そうな感じがします。
マジョリティーになんとなく守られる希薄な関係よりも、
少なくとも実りのある確かな関係の中に、「生きている」ということを感じる。
そして、太陽の光を一杯に浴びたいのは人間の健康な本能、
短い生であっても人間らしくいたいという願いに打たれた。
>>205 ロストネーム4さん
1行目でお?と引き込まれたのですが、
湿ったタバコの匂い、すっきりといいものではない世界で生きていく決意をしたかと思いきや
「さらばです。友よ。」とは何事がおこったのか、
自己完結過ぎてわたしにはついてゆけなかった。
ですが無駄な時間が宝物、には激しく同意です。
>>208 さん
詩人側のペースに引き込まれる。ところどころ立ち止まってン?と考えさせるところも含めて。
特に一連目の一行一行の表現は、短いけれどこれを生む技量とセンスは、一夕ではできないと思う。
特に、縫い目の無い〜のくだりがなまめかしくて好き。
1連目2連目を通じて感じたこと。
地下水道のような位置で、なにかの胎動がはじまっている。
ベースのような深い波動で、耳を澄まさないと、騒音にまぎれて聞こえにくいような。
243 :
六華 :04/05/03 17:46 ID:r5c8BC6G
>>209 悪魔さん「僕の庭」
どんな人の心にもある、庭。
蟻を踏んでしまう自分に目をつぶるのに罪悪感を感じるほどやさしい人。
水をやれないことも、狭いことも、土がひびわれていることもちゃんとわかっている人。
そんな貴方の庭だから咲けた美しい花。
きっと誰の庭にもないから、
塀の向こうから大声で、見においでと叫んで
非常用なわばしごでもかけておくがよろし。
>>210 よつめさん「成長」
その成長のさらなる先には、
自分へも他人へも、ほどほどの肯定と否定の両方があるといいなあと思う。
スペースで切っていくスタイルは飛び石を飛ぶような躍動感があって
この詩の場合、合っていると思います。
かすかな風にも震えてしまうような、切れそうな感性を感じ、本当に旬だと思う。
(どうでも良いことですが、アルコールランプのアルコールはメチルアルコールなので
飲んではいけません 笑)
アンテナの鮮度は良好!
スペースについて老婆心ながらひとこと。
スペースで切っていくやり方は、飛んだ瞬間に次の言葉への橋のかけ方を
読者にゆだねる要素が生まれるため
詩としての雰囲気が出やすく、ある意味便利なものですが
その便利さに頼りすぎると、言葉そのものの説得力を生みだす筋力がなくなってしまう
おそれがあるように思います。
(技法と呼ばれるものの多用はすべてこの危険性があるのですが)
使用時に、なんとなく気にとめて頂ければ幸いです。
>>211 谷川サマリさん&
>>212 さん
返歌もついてうらやまし。快腸そうですね‥。
244 :
六華 :04/05/03 17:54 ID:uWitzUg1
>>214 さん
きっと元気なときに言って欲しかったんじゃないかな。
呼吸をあわせるあたりは想念の方に流れすぎなくていい。
2連目ラスト2行と、最終連2行痛すぎで個人的にはまったく耐えられない。
>>216 さん
自分を好きになる、って、思うに、ひとりぽっちじゃできない作業だと思う。
そんな自分の周りにいてくれる人達をもう一度見直して、一杯話をしたらいいよ。
日記を見ているようで、詩として作品としての評価はしにくいのでパス。ごめんね
>>217 ほえほえさん
全体的に、
>>199 の詩への感想と同じです。
錆びて生活の匂いがしない、絶望にくれている断片的な感じは、とても良く出ていて
ほんとうに好きなのです、が!、なのです。
>>218 囲碁さん(題名?)
あのかたほど、七光りが嫌味じゃないひともめずらしいですね。
それはさておき
墜落する刹那、時の流れは粒子が細かく、ゆっくりとなり
七色はいよいよ鮮やかに網膜に映るのだろうか。
たても含めた完成度としては65点〜70点くらい。(点数スレでないのにスマソ)
>>219 さん
これぞサマーバケーション☆という感じの詩ですね。よくぞ、こそばゆさに耐えました!
この現実離れ具合によって、読む側の現実ストレスも、
ふわーっと飛んでいきそうな、そんなプチストレス解消効果があります。
ちょっと心が軽くなりました。ありがとう。
245 :
六華 :04/05/03 17:55 ID:uWitzUg1
>>220 ヒースさん「不安定な愛」
映画か何かだと、普通に書かれているところは美しい女性の姿で
文字間隔がブレているところは邪鬼か夜叉の顔が二重写しになり
声にもリバーブがかかっていたりするんだろうなぁ。
不安定な愛、というのは、なんか半端な感じがしました。
なんだこの半端な感じは、と考えてみたところ、「不安定な愛」ということばでくくることが
すごーく安定性があるというパラドックスに行き着いた。
なんか、はちゃめちゃやってて「俺、非行少年なんだ」って改まって自称されると
違和感あるみたいな。ヘンな例えでスマソです。
>>221 谷川サマリさん
ラスト2行、すごいわかる。ニヤニヤしながら本当は
休みぐらい寝せてくれよ〜と思っているに違いないと
なんとなく負け惜しみしてるんだけど。
>>222 谷川サマリさん
艶っぽいですね。手を出したくなる(評価したくなる)詩をこれからも
どんどん発信してくださいね。
詩はもしかしたら本質的に公開マスターベーションなのかもしれない。
でもそれに終わらない説得力を持てたらいいのだと思う。
>>223 pepushiさん
とても本質的なことが見えている方だと思う。
>お前じゃなくお前の何かを求めている誰か
ここが、特に、イイ。
何かができるからとか、そんなことで存在を認められるのはまっぴらだ。
自分という存在の、コアな部分、例え何もできなくても
社会適応的でなかったとしても、
それでも自分という存在が、存在し続けることを認めてくれるか。
外界への壮大な問いであり存在をかけた試し。この熱さは好きだ。
246 :
六華 :04/05/03 17:58 ID:uWitzUg1
いったんこの辺で評価の筆を置きます。 久しぶりの評価でちょっと熱が上がったみたい‥ 体調を見て、また寄らせてもらいますね。 ゴールデンウイークも後半戦、皆様ご自愛しつつ、 休養に努めたり、楽しんでくださいね。ではまた。
全てを笑っていた。 悲しさが分からなくなるから。 全てを笑っていた。 現実をごまかす為に。 笑わなければ、涙が止まらない。 笑いが楽しいわけでもない。 全てを麻痺させるために。 それももう限界。
水面の喉に投じた石 木の泡に皮膚を擦る日 風の鼻梁に口づけ複数回 土の舌を引っ張り水滴垂らす 火はメラメラ燃えていた 心を囲んでいる 冷たかったり 暖かかったり 黄昏の終日に黙ってベルを鳴らした カエルは人間の姿に変わってお姫様を迎えにゆく 恐かったり 優しかったり 胸の奥にいくつもの愛と期待と死を抱えて おとぎ話を聞かせた少女は老婆になっても忘れはしない日々 水面の喉に投じた石 木の泡に皮膚を擦る日 風の鼻梁に口づけ複数回 土の舌を引っ張り水滴垂らし 火はメラメラ燃えていた この心を囲む多くは語らずとも 冷たかったり 暖かかったり 恐かったり 優しかったり そして時々微笑んでいる
ぱちんこ 人は寂しい事に耐えられないのです だから何かしらしてるもんなんです そんな時ぼくは ぱちんこをしてやり過ごしていました 負けているときが一番いいです その時だけはすべて忘れているからです 勝ったときはとても困ります 換金しに行って時間を見ると午後11時 誰にも電話できません あぶく銭をにぎって居酒屋に行くしかありません カウンターで注文したお酒を飲むだけです とても寂しいです でもネットをはじめたら いつのまにかぱちんこしなくなりました さみしくなくなったからです お金も使わなくなりました ぼくにとってぱちんこはそんなもんでした やめるまで20年かかったけど
黒猫のクロ ペットは飼わない だいたい僕より先に死んでしまう 悲しむためのお金は出したくない クロ 僕が飼っていた黒猫 赤ちゃんだった 可愛がっていたら死んだ 僕の寝床に入って死んだ 体重に押しつぶされたんだ 土に埋めて祈った 中2の頃だった ペットは絶対飼わない 悲しくなるのがわかっているから
251 :
よつめ :04/05/03 19:50 ID:/cjSYz51
青春とは呼べぬ日々 テレビに映る ナイスガイのラブソング 耳を塞いで ロックを謳う 漫画の主人公 とんとん拍子 重ねてみては 繰り返す 一人の妄想 すべきことだけ 全てこなして 残ったのは 32点の解答用紙 こんなもんだよ あきらめた眼 彼氏持ちの君を見る 笑ってる なにもなかったこと 思い出したら くしゃみが出た なんとなく 夕日がきれいだったけど それだけだった 帰り道 変わらぬ風景を流し目 通り過ぎて街頭が点く ジリジリと 今日は水曜日 うなだれた頃 家に着く カレーの匂い おかえりなさい かぶせるように ただいま お腹が減った ニュース見ながら 話題も無く 聞き流し ごちそうさま 少しチラッかった 部屋のベッド 寝転がり うずくまる はーっと ため息と深呼吸 混ぜて吐き出した 見たいテレビも無い 気づいたら寝てる これがセオリー通り 気づいたら眠いまま 起こされる そうしてまた いってらっしゃい ここからまた なにもなくなる 寝癖も忘れ どうでもよくて 少し肌寒い 朝が嫌い 寝ていたい 春先の中学生 なにもないまま 過ごす日々 これからも 青春
252 :
ほえ :04/05/03 21:42 ID:1aPKCYjd
いいですね解けない魔法 のっぴきならない日常のなかに生きるのはなんでもないようで意外に疲れるし面倒くさい。 いやんなるのは当然だけど現実に寝てたりするとおうおうにして立場がまずくなります。
253 :
谷川サマリ :04/05/03 22:28 ID:fXU5QGuG
「自転車で行くのだ」 自転車で隣町のスーパーまで キーコキーコ 天気がいいと気持ちいい キーコキーコ おじさんジョギングしているよ 「こんにちは!」 「こんにちは」 あの坂のぼればスーパーだ キーコキーコ 息を切らして坂をのぼれば 車道に犬が寝ていたよ 内臓丸出し寝ていたよ
254 :
丸。 :04/05/03 22:49 ID:FPmYkv9B
>六華さま
評価お疲れ様ですm(_ _)m
お体のほうお大事にしてくださいませ。
>>198 睦さま
都会の雑踏の中、自分を見失ってしまってる若者みたいに感じました。
人がわらわらと歩いているのに、自分に気を留める事もなく、それがご
く自然に流れていく日常。それに対して高まる不安と不満。
>>199 ほえほえ さま
> いるはずない→標本が無い口でさけんでる
ここの表現いいなぁって感じました。標本がなんて叫んだか気になります。
>>202 縦夜 実さま
日常のひとコマ。怒られてるのになぜか幸せな雰囲気。
うらやましいぞ、ゴルァー!(泣)
>>203 長く日のあたらない生活よりも、自分の一生をわかちあえる人と
少ない人生を過ごす。
>>205 ロストネーム4さま
自分の居場所として生きる強さをあげてるのに、どこか死を匂わす詩
だなと思いました。
255 :
ネル :04/05/04 01:18 ID:or6eivlv
皆様 評価 ありがとうございます!詩とは難しいものですね!ついつい、自分なりの表現を捜している内に何だか似たり寄ったりの自分の詩が恥ずかしいです。皆様の評価を参考にして行きたいと思っております。 今後とも宜しくお願い致します。
「 お願い 」 誰もいない 丘で 僕は一人 空には黒いカーテンがかかっていて お星様 が いっぱい でした 僕は 落ちてくる一つの星を見つけました そっと・・・ 目を閉じて お願い事をしました [どうか 僕に 人 を 愛する事を 教えてください] 冷え切った 僕の 心は 知りたい感情すら 知る事が出来なくて 最後に 残るのは 空白の日・・・・?
[ ツクリモノ 」 外見と中身と本心 が バラバラで 嘘に嘘を重ねて出来た僕 一つ一つの嘘が 光に当たった時 何も残らない 空っぽの僕 そしたら居場所なんて何処にも無いよ
258 :
ネル :04/05/04 02:41 ID:or6eivlv
この星は 山も壊しました 海も汚しました 空も消えました 人も死にました 何もかもが 朽ち果てたこの星は 流れ星にもなれませんでした
259 :
名前はいらない :04/05/04 03:25 ID:WEwq7Ceu
「男のほんね」 やあやあちょっとそこの君 ねえねえ聞いてはくれないか? 君はいつかきっと死ぬよ 僕もきっといつか死ぬよ 時間が止まるなんて ありえないことなんだ 大切な時間が1秒1秒 失われていく 「一生愛す」と言う前に そいつの顔をよく見てみろよ! そんな女で君はいいのかい!? デートで大切な時間減らすなYO! 建前ナシ! 本音が大切!!! 可愛いあの娘がとっても大好き! もしも君の彼女がモデル並に 可愛いなら僕は何も言わないけど もしも妥協の愛だったら 今すぐそんなの捨ててしまえ!!!!! 明日死ぬかもしれないよ どうせ抱くならやっぱりあの娘! 男がみんな振り返るあの娘がいいよ!! 絶対に! 後悔しないでねぇ〜ん
[レコード] 回転数が安定しない 壊れた レコードプレイヤー 大好きなレコードをかける 左手で詩を綴る 石が呼吸しているところを想像する 月に飛び 軌道上から君を見つけた 月の大地で欠けた地球を眺める 君の住む大陸を見つけた 銀河系の上から君の住む太陽系を見つけた それは 子供の頃 部屋の壁に一緒に書いた落書き 月と 地球と 銀河系と そしてそこに幼なじみのあの子の落書き もう何年もたっているのになぜか消せない 初恋よりもっと淡い気持ち だんだん色あせていく 子供の頃に二人で書いたたわいもない落書き
261 :
ほえ :04/05/04 04:16 ID:UuHd71Qm
善人ぶって踏みにじってる パック詰めの牛肉 ネズミたちは黙ってる オリの中に入ってく 腐った花瓶 ドライフルーツ 捕まって売られてる 箱の中で泣いている 関節は取れたまま バクテリアが相談してる 仲間に入れるなって 汗を流して魂を印刷してる 錆び付いた宝箱はもう開かない
262 :
睦 :04/05/04 08:13 ID:ocaejDVM
六華さん、丸。さん、その他評価していただいた皆さん、貴重なご意見ありがとうございます。 町中を歩いてる時や、夜寝る前にふと思いついた事をケータイに入れまくって、それを作品にさせていただいてます。毎回ただ書きなぐって終わりなんですけどね。それでも読んだ人が何か感じてくれたら幸いです。 (゚ω゚)ゞ
「保守的空」 82の上に積もると言われる論議 言葉の具現化に赤と黄色の絵具を乗せる 雲間から覗くチェスの駒の一つ一つに名を与え 空の上から地上の建物の一つ一つを見下ろす モザイクタイルのようにステンドグラスのように 視覚より世界は変化を成し遂げ 劇中劇のように見せては踊る 素数の続く耳の中で虫たちが集会する 廻りつづける空の旅では 雲たちが恐ろしい速度で奔ってゆく 青だけの中で橋がひとつ架かり バランスで歩く
「中学校の英語の授業」 How are you? I am fine, thank you. And you? I am fine too. Thank you. はい、皆さん良くできました sit down prease. 今日もいろいろ学んだなあ
お前ら投稿しすぎだ。評価人さんが大変だろ。
266 :
丸。 :04/05/04 20:54 ID:F491O3qT
>>209 悪魔さま
心の弱い自分。自分の心の壁を自分で高いと認識しているのにも関
わらず、本音はこの壁を乗り越えて会いに来てくれる人を待ってる。
孤独さ、弱さを感じました。
>>210 よつめ さま
自分の後ろを振り返っては進み、振り返っては進み日々すこしづつでも
前向きに行こう、みたいに感じました。
>大人を否定 自分を肯定 結論は君と僕
ここでなぜ君と僕なのかちょっとわかりませんでした。
>>214 死の間際の大事な人への強い想いがでているなぁと感じました。
もう意識もないかもしれない、けど自分の意志、想いを感じ取って欲しい。
これが自分にできる精一杯の形。
267 :
丸。 :04/05/04 20:54 ID:F491O3qT
>>216 偽りの自分を作って愛されるよりも、ありのままの自分を受け入れ、それを
人に開く。簡単なようですごく勇気の要る行動だと思います。
>>217 ほえほえ さま
すごく時間が過ぎてしまった、すべてのものが自分の感覚すら無くしてしまう
くらいに長い時間そのまま時が過ぎてしまった。時間がたって古くなったり
してるんだけど、その景色はそのまま変わらないみたいに感じました。
>>218 囲碁さま
一方通行な感じ。
>まっすぐに生きてしまうなよ
ついらくする飛行機に
ただで乗せてやるから
墜落する飛行機に乗ったら行き先はまっすぐな気が(笑)
>>219 すごく世界観に入っていけるなぁ。リズム感がいいのかなぁ。
穏やかな海と穏やかに過ぎていく二人の時間。広大な海は全ての
不安になるものを飲み込んでくれる。そんな風に感じました。
268 :
丸。 :04/05/04 21:13 ID:F491O3qT
>>220 ヒースさま
愛もここまでくると怖いですな。空白の使い方が的?を絞っていて
強調したい所がすごく伝わりやすかったです。盲目的な愛。
>>221-222 谷川サマリさま
221
休みがありませんでしたが、なにか?(泣)
わざわざ混んでると分かってて、観光しにいかなくても、ねぇ(^^;
ほんわか日常的な詩。
222
男的には思わずギュっとしてと叫びたくなりますなぁ。(バカ)
自分の存在を希薄に感じてる、でもそれを他の人にも投影しているみたいに
感じました。あなたもわたしも同じ、だから一つになりましょう、みたいな。
自分の心を開くことも大切。でも開けすぎるとキズも大きくなったり。
人を受け入れるって、自分を受け入れてくれる事が前提なのかなぁ。
評価がなかなかできなくてスイマセンm(_ _)m
269 :
nezu :04/05/04 21:53 ID:LyvSpKWE
明日が来るのはまだなのかな 夜の駅前をひとりぼっちで歩いてく 街に輝くネオンサイン 早送りでも見ているかのような雑踏 僕は一歩も踏み出すことができない 何かとても大切なものをどこかで落としてきたような この気持ちもどかしい 大丈夫 今何ができなくてもいい いくらでも時間はある 何度失敗してもいい まだ間に合うはずさ 僕はもう後ろを振り返らない 僕は決めたんだ そして僕は一歩踏み出そうとしてる 勇気を持って もうひとりぼっちじゃない もう涙を見せない きれいな月が僕を見て微笑んでる そしてあなたに会いに行こう
270 :
六華 :04/05/05 00:50 ID:ogf1g2w3
こんばんは。丸。さん今日もおつかれさまー。
体調のご心配ありがとうございます。無理せず行きたいと思います
評価ちょっとだけ書きます
>>224-226 さん 長くてびびりました こんどはオリジナルでヨロです
>>228 さん thx!
>>227 ネルさん「星に願いを」
君に願いを言う時間もないまま、君を失ってしまった無念が
流れ星のはかなさに、月夜の静けさに重ねられている。
静かで星のささやきも聞こえそうな詩ですね。
孤独、絶望の語もまた使用したくなったら注意と吟味が必要なワード。
>>229 さん 通報しますた(AA略)
>>231 さん
ありふれた言葉達によるありふれない静かな圧迫感。
2度読み3度読みするうちにみえてきて、息が浅く苦しくなる。
こういうわかりやすい言葉による厚みのある詩は好きだ。
味のない日常に、エネルギーはすりへっていくばかりで。
ドクターにメンタル系のお薬をもらうのも1つの方法、と
声をかけたくなるくらいよくできていると思う。
>>232 さん「線路」
恋をしている人の詩と思う。制服で線路を見つめる少年が浮かんだ。
線路には多くの人がその平行線にそれぞれの思いを重ねてきたのでしょう。
誰もが覚えのある心境と思う。そしてその先が多分交わらないことも
なんとなく予感しているように。詩の芽生え、初々しい茎の香りがする。
271 :
六華 :04/05/05 00:51 ID:ogf1g2w3
>>233 丸。さん
いつも評価おつかれさまです。
目の前にいる現実の「私」を愛していないような、
「私」に投影する虚構の「私」を愛しているような、そんなふうに思わせる
関係の上滑り加減、そこはかとなく感じるすきま風感。
貞操をかけた揺さぶり、そこにいたるまでの葛藤が思いやられる。
たぶん、気づかない、に1票。悲しいけど、そのままの姿を見て
愛してくれるひとがいいよ。
詩としてのコメントですが、すれちがいのやりとりが具体的に挿入されるか
この事柄をもう一段階比喩でのおはなしに仕立てると、よりレベルアップしそうな予感。
>>234 はいひーるさん
消えてしまいたい思いを、想像力や情景描写や、感覚描写や色彩、音、などなど
あらゆる手段を駆使して「ただ、いまの気持ちをいう」以上に伝わる表現を
探ってみましょう。ことさらに奇をてらえということではないのですがこの詩は
「悲しい」「ふーん悲しいんだね」っていう感じ、そのまますぎます。
>>235 谷川サマリさん
語感とのたわむれ。わりと快かった。ゴールデンウィーク中汽笛を聞きながら
日経よく読むサマリさん?
>>236 睦さん「手紙」
ことばは心を伝えない、伝えたいものは紙でたりない、ことばの不全への苦しみ
第2弾。「君」がテレビの中の歌手ならば、いまの自分は1対1ですらない
相手には顔の無い群集の一部。せめて一人の人として生きるある確かさを
得たとき、君にメッセージを1対1の1として贈ることを自分に許せるのだろう。
言葉の彷徨はまだ続く。変遷を楽しみにしています。
272 :
六華 :04/05/05 00:52 ID:ogf1g2w3
>>237 谷川サマリさん「さよなら」
私の身体は腐ってきた生ゴミだと断言できるほどまで自己を卑下し
自分への憎しみが高まったのは何がそうさせたのだろうと考える。
できれば、推敲したもの1日1篇でお願いします。
>>265 さん おきづかいありがとうございます。
わたしは「できるとき評価」なので、マイペースで行きたいと思っています☆
評価人さまは随時大募集中です。辛口キャラ少ないので
個人的にはそういうのも見てみたいな・・半端でなりきれないだけに。
思い思いに気に入ったのを少しずつ、たくさんの人が評価して、評価漏れを誰かが
フォローしていくのがいいかなあと考えてもいます。
それでは、短いですが、おやすみなさい‥。
273 :
名前はいらない :04/05/05 00:58 ID:5zRCXcaH
焼肉 じゅー じゅー いい匂いがする じゅー
274 :
FAB :04/05/05 01:01 ID:uNk1aurT
鉄格子の向こうに 鎧のような列車が通り過ぎる 汽笛が30年前の東京からこだまする。 また離れなきゃいけない、必然的に 苦しい衝動 隠して薄ら笑い また次も会えるよね? 君は微笑む、真ん丸瞳を潤ませ...... 思い出、走馬灯いや、ジェット気流、 カコ イマ ミライ........
275 :
吾輩は名無しである :04/05/05 01:31 ID:MdkSJyw8
「愛というのじゃないけれど」 罪深いと意識してたたずんでいた 曖昧な意識とある種の確信と知ってしまった私 ただ自分の穢れた存在に戸惑い 神の視線を感じていた 私は変わってしまった、どうしようもなく 私の悪意はたわいなく、世界の悪意は限りない 私は君のことなど知らなかった、そして私のことも これを成長というのならくだらないものだと思う ただ悪意に打たれただけだから 君が僕の無知につけこんだだけだから ただ目覚めた自意識にとまどうだけ 暑く湿気の高い日の風が気持ちよい 私の体の輪郭を影が枠どる
276 :
名前はいらない :04/05/05 02:34 ID:CirMyKoJ
T.I
277 :
名前はいらない :04/05/05 03:11 ID:L0IwSsaT
278 :
詩1 :04/05/05 06:22 ID:z3oRSb98
のぞきこんだらめまいがした 人生の中間地点 なにを探そうか 星を見つけたと誰かが言った 空を見ることすらできなくなった俺 そんなことでどうするんだと誰か俺に言ってくれ 暗い瞳で応えるから 悲しい話をする彼女を守ってやりたいと思った 2月ぐらいのこと 絶望しているとは彼女に言いたくない 彼女は案外楽しそうにやってるみたいだ でも彼女は俺と同じぐらい弱いから はかない影を落とすんだ 全部俺の勘違いなのかと何度か思った でも彼女ははかない影を落とすんだ 俺たちはでもすれ違うだろう 目に見えてる 俺は誰と一緒に時を過すんだろう 俺は先のことが分からない 現状すらロクに把握できていないんだ 希望を見つけることはないだろう 誰か俺に言ってくれ 何を?
歌姫 あなたは せかいいち ごうまんで あなたは せかいいち わがままで あなたは せかいいちの うぬぼれやです けれど わたしは あなたの その そぷらのを ききたくて きょうもおるがんの けんばんを たたきます だから どうか いつまでも おもいあがっていてください
280 :
丸。 :04/05/05 11:39 ID:/yizaL9E
>>271 六華さま
評価ありがとうございました。もう少し世界観に深みをもたせられるように
努力していきたいと思います!
>>223 pepushiさま
どこか今いる友を否定しているんだけど、俺の知ってるお前はそんなんじゃ
ないだろ? もっと素でいこう!みたいな励ましを含んでいる詩だなぁ、と
思いました。
>>227 ネルさま
ふとした一瞬、自分の孤独さを感じると妙に怖さを感じたり、泣きたくなったり
・・・。月には心を開かせる鍵があるのかもしれません。
>>229 同じく通報しますた。
>>231 逝くとこまでいってしまったかなぁ。もう何も信じられないし、
何にも興味もない。死という永遠の眠り、別の世界へ・・・。
>>232 二人の関係がよくでているなぁ、と思いました。けして交わる事のない
線路。見えることのない先に希望を持ちたい。
>>236 睦さま
自分の心と目の前の人と照らし合わせて、そんな苦痛を感じてまで・・・
と目の前の人に思うけど、それは自分への言い訳。真実の自分という人間を
理解しよう、でも、理解するのは怖い。それでも一歩、一歩自分を見つける
努力をしてみよう、みたいに感じました。TVの人と自分の対比(自己の投影)
がいいなぁと思いました。
281 :
ネル :04/05/05 14:58 ID:NurjgxWi
「休日」 こんなに天気が良いのに ひとりぼっち こんなに晴天なのに 雨が似合う曲 こんなに雲一つないのに 心の中は雲だらけ こんなに切ないのに あなたに会えない こんなに愛してた事に 今、気付いたの こんなに天気が良いのに ひとりぼっち
282 :
lain :04/05/05 15:51 ID:CirMyKoJ
『目は閉じていても 耳は塞ぐことの ないように』 嘘はこわい …目を閉じている人の 耳まで塞ぐ馬鹿をやろうとする人 彼女は目を閉じました 耳も塞ぎました 無言になりました ミズカラの意志で 見ざる 聞かざる 言わざる 修行だからです 五蘊 は無我 と 悟ったのは 真実を語る言葉が あったからなのでしょうか 聞きたくても聞けないこと 語りかけて 気付かせてあげられる人は どこですか
283 :
ポン酢 :04/05/05 15:52 ID:LGBQ42jd
『○』 無限の角が増え続け あの理想の形に近づいていく それはまるで大好き人が遠くへ去ってしまう様な それでいて愛する子が大人へと成長していく様な 悲しみと喜びが混ざり合った複雑な数式を眺めるように 頭が痛いものだ 珈琲の湯気さえも次第に意味ありげな幾何学模様 に変わっていき 自分の体からは見たこともない化学式が浮き出てくる 運命というものの存在を暗示させるかのように それらは私の目の前で様々な景色を作り出していく 角は更に増え続けもはやあの形と言っても過言ではない しかし終わる気配はまだない 死ぬまでに見ることが出来るのか 一度でいいから見てみたい あの理想の形は私の中には存在しないのだから
284 :
よつめ :04/05/05 20:22 ID:olg5rhAk
唾 街角で ボロボロになって 血反吐を撒いた ジーンズは破けた 淡い紺色 少し白くて 汚れてて みっともなく 小鹿のように 震えながら 立ち上がる それを見下すかのように 雑踏はシンシンと進む ただ 好きだったのに なぜ 痛いんだろう もう やめようかな この 胸を眠らせて 金の大きいネックレス そいつがとっても憎らしく タバコの煙 目潰し食らった 君は反対の笑顔で 可愛いや 殴られて 蹴られて 失いそうな意識ん中 この手は君へ伸びた ゴキブリ潰すように 君は睨んだよ 信じたくなくて 正当化したよ こうやって まだ 僕は 君が好きなんだよ 強い男が好きな君 そうやって また 僕は 唾を吐いた 黙ったままの街に すがるよに 唾がキレイにさえ映る 唾の粘りがうらやましくて
ページの上に薄墨の文字 境界はつめたくてやわらかい 髪にからまるラフ・ミュージック びょうしんから逃れたい明日 明日はまだ来ない いつとせ むとせ 詩にしかできない なななんて自由 にいさんは意味も無く ガンジーと対話 耳寄り団子鼻の すすり語りの歓待 明日はまた来ない ななとせ やとせ 詩にしかできない こここんな不自由 輪廻にさらわれ とおざかるにいさん やられない やられる 雲形の線 さようなら さようなら 最後のページ
たった一度きりだとしても それがほしい 魂が悦びに感電し 胸いっぱいの悦びに躯が震え 胸いっぱいの歓びに涙を流す そんな胸の中のあふれ出しそうなしあわせ たった一度きりだとしても それがほしい その歓喜を味わうことができたら 余韻の消える前に潔く死んでしまおう 雄の鮭は自殺とも思える交尾の時に きっとそんな悦びを知るのだろう 雄のカマキリは雌に喰われながら交尾をしている時に きっとそんな歓びを知るのだろう だあれも幸福な人生なんか信じちゃいない 生老病死(つまらない) ――生まれて老いて病んでそして死ぬだけ(つまらない) (長生きすれば知識や経験のために 狡猾になって妥協が増えるだけ)―― 若さそして未熟さ故に歓喜(真実の愛)を求め そして人生における最高の歓び(真実の愛)を知ったその瞬間に 最愛のものと共に滅びたい 滅びたい 滅びたい 滅びたい 愛して滅ぶ(滅びながら愛す) 滅びながら愛す(愛して滅ぶ) 愛して滅ぶ(滅びながら愛す) 滅びながら愛す(愛して滅ぶ) 愛して滅ぶ(滅びながら愛す) 滅びながら愛す(愛して滅ぶ) 嗚呼!どうして生まれるんだ!
覚醒する瞳 着色された跡が 照らし出され 漆黒の幕が浮かび上がる 痛みが隙間を狙い 意思は傷口に流される 記憶は風化する 抉じ開けられた窓が君を誘い 火のない炎で焼く事を強要する 燃やされる事を 願う 祈る 燃やされる事を 望む 叶う 灰に風が流される 僕は灰に埋まる 灰を掻き集め 黒い地図を広げ 目指す目的を見つける 破り捨てる 願いは僕の手の平を擦り抜け 両手を縛り 目を開き 僕 の 意 思 を 試 す 事実は、 事実は、 孤独は、 全て裏に 事実は彼の手に 恐怖は既に消え 孤独は既に加工され 死へ 負の心は幕にくるまり 目覚める事なく 空に舞い羽ばたく 許し合う事は 傷付いた足跡の形を変える 目覚める時は 空は迫り 目覚める時は 死 を 願 い 眠 り を 誘 い 記 憶 は 甦 る
288 :
名前はいらない :04/05/06 04:07 ID:EWF3NKkm
むせ返るような太陽の匂いで拒食症寸前 悲しい歌だらけ 寂しい歌だらけ 電球を消しても 蝋燭の火は消えず じっと見ていないと いつもがいつの間にか変わっていくから 漂白された皮膚病 声が出なくなったオウム 帰り道はいつも踵の音 お喋りのブランコがまた黙り込んだよ シーソーはそれをじっと見ている 不機嫌な太陽が 風に吹かれた消えてしまった
289 :
白雪姫 :04/05/06 05:43 ID:3rPYX34S
172 :白雪姫 :04/04/23 16:28 ID:??? エリカから 私は森の中で 一つの透明な眼球になり 自然と一体になる 私は自然 自然は私 その時 七人のこびとも、猟師も、お妃も 色紐も、毒櫛も、毒林檎も 梟も、烏も、小鳩も そして王子も 私の周りを回る自然の歯車となる すべてのものは連動し 宇宙の無限の歯車として 私と結びつく 私は即自然 私は即宇宙として 王子と共にこの地上の歯車として回転する 白雪姫エリカ
290 :
丸。 :04/05/06 15:21 ID:dIfkI+l2
>>237 谷川サマリさま
自分は人間ではなく生ゴミだと、もう生きてけないと、自己否定を
している詩。いますぐ崩れ落ちそうな感じ。
>>247 笑いたいから笑うんじゃない。悲しいから笑うんだ。すごく切ないです。
>>249 ただなんとなくやってるんですよねパチ。負けがよくて勝ちが悪いって
とこが共感もてました。やっと最近やめれましたスロ。
291 :
丸。 :04/05/06 15:42 ID:dIfkI+l2
>>250 過去の悲しい記憶。
自分の愛してるものが死ぬということに対しての悲しさ、無力さが出てる
と思います。
>>251 よつめ さま
ただただ過ぎていく日常。その日常に価値を見出せないでいる自分。
テストの点が今の日常の点数、こんなもんだよとあきらめてしまう
現実。みたいに感じますた。
いまは気づかなくてもなにげないことが、後からいい記憶に
なっていればそれが青春なのかなぁって思ってます。
>>253 谷川サマリさま
テンポ良く進んでいって、最後の最後で、ぎゃーって感じの落ちですな。
一気に血が引いてってしまう、そんな詩。
>>256 生きていることに望みを見出したい、自分は愛する事をしらない、このままでは
なにもない日々が続くんだろう・・・。自分を知っててなんとかしよう、
希望が欲しいと感じました。最後の?はいらないかもって感じました。
292 :
名無し :04/05/06 15:58 ID:xvywE/TV
>>288 この詩、好きです。
映画なんかにある、盛り上がる場面の前のワンシーンのような、
例えば、そう、ホラー映画の前の穏やかで静かな景色。
そんな風景がスライドのようによぎりました。
批評というより感想になってしまい、申しわけなし。
293 :
丸。 :04/05/06 15:58 ID:dIfkI+l2
>>257 自分自身という形のものはなくて、それは嘘という存在。自分はどこにも
いないんだ。という自己否定に感じました。
>一つ一つの嘘が
光に当たった時
何も残らない
空っぽの僕
ここの表現(・∀・)イイ!!
>>258 ネルさま
汚され、壊され燃え尽きる事すらできなく、ただ浮かぶ星。 はかなさと
虚しさが漂う詩。淡々と語られてるのにどこか力強い。
>>259 人生後悔すんなよ〜、妥協はやめとけ!っていう教え。ふにゃふにゃした
感じだけど、しっかり伝えたいものは伝わってると思う。
294 :
lain :04/05/06 17:59 ID:ppsG0MRU
『亡霊』 駅のホームや電車の中の沈黙が以外にシンドクて 他人とシンクロする無意味な流れにバリアーを張りたくなる 「…を忘れるって事は出来ないのかな」 「…は無かった話にしたいよね」 「○○さん」 電車に限って多発する偶然の一致 {関わりたくない 関わりたくない} {無念無想 悟られるな 少しでも期待または真実が欲しいと思うな} {これは何のGame?まるでサトラレね…向かい合わすあなたは何なの?} {私をチェスの駒にしないで。私の心をハッキングしないでよ} {忌々しいの 覚醒なんて言葉は} {居心地良くないけれど本当は確かめたいのかも 一人じゃないって…信じたいのかも}
真夜中の公園で 朽ちかけたベンチに腰掛けて タバコを燻らせながら 雲流れる月を眺めた
296 :
ネル :04/05/06 18:50 ID:QR30xKDc
丸。サマ 評価ありがとうございます。短い詩で単調に書いたから自分では失敗したかな?と不安だったのですが自分意外の人に伝わった事が凄く嬉しかったです。ありがとう♪o(^-^)o
白い花が 咲いてた ふるさとの 遠い夢の日 さよならと 云ったら 黙ってうつむいてた お下げ髪 悲しかった あの時の あの 白い花だよ 白い雲が 浮いてた ふるさとの 高いあの峰 さよならと 云ったら こだまがさよならと 呼んでいた 淋しかった あの時の あの 白い雲だよ 白い月が ないてた ふるさとの 丘の木立に さよならと 云ったら 涙の眸(ひとみ)でじっと みつめてた 悲しかった あの時の あの 白い月だよ
298 :
名前はいらない :04/05/06 20:44 ID:ttz5YJ3E
相手の気持ちを無視しないと出来ないよね? そうそれそれ!!あんまり気にすることじゃないよ 気にし過ぎると主張なんて出来なくなる 相手の気持ちがわからないと出来ないよね? そう、そうなんだよ・・・気にしなくなったら終わりだね 把握し合えないと何も生まれない気がする オイ、おっさん!! 気にしてんのかよ? なぁ、おまえ!! 気にしてんのかよ? おまえらは把握して無視してんじゃないだろ? おまえらは自分の事だけ おまえらは無視してる事すら気付いてない そんな事でビジネスなんてありえない そんな事でラブラブなんて続くわけない 俺は主張しないなんて言ってんじゃない 俺は人の気持ちが全てわかるなんて思ってんじゃない お前らが左狙いなら 俺は右方向に釘付けさ
299 :
186 :04/05/06 22:47 ID:h00Rp4cC
六華さま。 衝撃を受けました。 ここまで詩から感情や生き様を読み取られるとは思いませんでした。 私はまだ未熟です。 いろんな経験が不足しています。 後悔しないように生きていこうってつづった詩です。 六華さん、ありがとうございました。
300 :
247 :04/05/07 00:05 ID:+W7kCCHX
丸。様、感想ありがとうございました。 私は、詩はブコウスキーの詩集しか読んだことがない素人ですので出来具合が悪かったと思います。 今日、新宿で路上生活者の詩集などが載ってる同人誌(ビッグイシューで無い)を買いました。 泣けるいい詩もありましたので気が向いた人は買ってみることをお薦めします。
左足を切断して 冷凍庫に保存した すぐに止血して 救急車を呼んだ 右腕を切断して 冷凍庫に保存した すぐに止血して 救急車を呼んだ 浴槽のバスタブにゴキブリを飼いだした 一匹も逃げないように 空気穴を空けた透明なプラスチック板で蓋をして 餌は 僕の左足と右腕 大事に大事に育てた ゴキブリは どんどん どんどん 増えて もういい頃合だ 僕は バスタブの中に入り 右足と左足を切断した バスタブの排水溝を空けた 体中の穴という穴にゴキブリ達が侵入する だぁるまぁさんがころーんだぁ やがて、僕を食べ尽くしたゴキブリ達は 排水溝からアパート中に広がるだろう 下水管から近所中に広がるだろう もしかしたら 貴方の部屋に入り込んで なにかつまみ食いでもするかも知れない
「人工の少女を組み立てよう」 錬金術と似たよどんだ空間にこそ生命は宿るもの 整然としたタイルの並びが明らかに無機質であるですから 風変わりな銀の秒針に たとえば絵の具を落とせば おそらくは唐突に緑の苔のように炸裂しだし ためらいがちに絵を描き出すでしょう 不感症者のポジティビリティが空虚であることを 思惑する論説者のごとき時計の針であります ジョアン・ミロが宇宙開闢であると主張する絵画のように バイオモルフィックな 映す形態 チクタク チクタクと彼女はまだ赤い平面の上をなぞっていますが わたくしは本当は彼女自身が完成されるのを望んでいたのです
視覚に訴えて 聴覚に訴えて 皮膚に訴えて
再び中庸に移行しつつある世界という定義をもっと擾乱して!
>>6 人形使いさん『ジムノペティ』
ピアノの音素が素敵。太陽の光は壁であるという断言の瑞々しさ。
17のとき、その展開図を観た刹那(このことばは嫌いだけど、この場合に相応しい)、四次元立方体が視覚的に構築されたことがあった。
以来、再構築することはできない。
>>30 クロラさん「野原」
かまいたちのcurlと「君」の羽根のcone。
美しい幾何学的な情景に、思念は心地よくズレていく。
黙示録的なヴィジョンなのに...。
>>151-152 >>153-154 ままさん「コンパスと数学者」「広告塔の下」
三角形に内接する「見捨てた場所」。過去。若く、とても荒削り。速度が素晴らしい(ときとして「速度」を記号としてほしくなる)。
「広告塔の下」の最後の疑問符は、逃避にほかならないけれど、おそらくこの問いは、時をめぐり自分に帰ってくるだろう。
>>248 枕元で読んでもらった、聞かせてもらった御伽噺。マザーグースは、物語の登場人物にではなく、聞かせてもらう子どもにこそ魔力の影響を与える。
>おとぎ話を聞かせた少女は老婆になっても忘れはしない日々
鏡の洗礼を受けたばかりの子どものカラダと、木火土金水とを組み合わせた不可思議な語りが魅力的。
304 :
Missing :04/05/07 02:45 ID:rYdT7qR7
僕には窓がある 夜毎 白い鳩が月まで届かずに帰ってくる あの古い窓 どこで割れてしまっただろうか (里を捨てた 慢心創意のディレッタント) 今朝 窓はあらゆる新しさにくすんでいる 新奇なものに疲れてしまった人々が 窓の外に懐かしい影絵を見なくなるとき 不思議と退屈な景色との間に カーテンは下ろされる (里を失った 満身創痍のディレッタント) 五月の清かな風の中を自転車に乗った少年が 真っ赤に熟れたトマトを齧りながら過ぎていった (あゝ 何を見ているのだ そいつはいつかの僕じゃないか) トマトはすぐに食べ終わっちゃうよ 自転車が壊れたら車を買うんだ だって便利なんだもの そうだ 街へ出よう ここは未来から朽ちてゆくから…… 古い窓が砕けた瞬間の高揚 (僕はどこに立っているんだっけ) 浮遊感 僕には窓がある 何かを感じ 伝えたがるが ホルトの樹の枝が未だに見つからないから 夜毎 真白な鳩は羽ばたいている 『窓に』(続.挟間にて)
305 :
名前はいらない :04/05/07 03:19 ID:sPHoqE3t
思い待ち侘びしこの胸の郷愁も。 あなたへと伝えたいこの言葉も。 やがて朽ちていくこの身と共に、いつしか消えてしまうのでしょうか。 そう、もう一度だけでいいのです 夏の夜は短いのだから。私はもう彼岸の彼方。雨月の夜の情景に微かな残り香だけを残して
306 :
丸。 :04/05/07 10:36 ID:FK6o+seG
>>260 ますます歯医者嫌いの男さま
どんどん世界が広がっているのにたどり着いたのは自分の身近な
思い出だった。自分の根底にあるものにたどり着いた感じがしました。
>>269 nezuさま
自分から明日に会いに行くみたいに感じました。まずは、始めの一歩から。
>>274 FABさま
過去の回想なのでしょうか?また次も会えるよね、と心に残したまま今に
至る。過ぎ去った時間を感じさせると思いました。
>>275 吾輩は名無しである さま
心理描写がすごく上手いなぁと思いました。どこか、もやっとした感じ。
>>278 詩1さま
何を考え、何をどう行動するか、自分で理解できてない葛藤がでてるなぁと
思いました。
>>279 嫌みのようで、その力は認めるよ、だから今のままでいてくれ。負のイメージ
があるけど、ひらがなのせいか真っ黒ではない感じ。
>>281 ネルさま
ぽつーんと思い浮かべてる感じがしました。雨っていうよりは曇り。気持ち
に気づいたなら晴れる方法も見つかる、と思います。
>>282 lainさま
自分の殻に閉じこもってしまった感じ。全てのものを信じる事ができない。
いっそのこと全てを拒絶してしまおう・・・。
これを修行というのなら、殻を破るのは自分しかいないのかもしれません。
307 :
丸。 :04/05/07 10:41 ID:FK6o+seG
>>296 ネルさま
レスありがとうございますm(_ _)m
つたない感想ですが、これからもよろしくです。
>>300 247さま
レスどうもです。
私はもっとド素人です。これからもいろいろ詩を書いてって下さい。
感想でよければ書かせて頂きますので。
どん底 まるで這い上がることなど出来きそうもない穴の底 誰かがロープを垂らしてくれれば助かるのに もしも自由に飛べる羽根があったのなら ここから出ることができるだろうに いまではどうして穴の底に落ちてしまったのか その理由すら思い出すことは出来ない でももし今 自分の中にある力だけで ここから出ることができたとしたら それこそが羽根を持つということなのかもしれない
309 :
名前はいらない :04/05/07 11:51 ID:sPHoqE3t
君に殺された日 肉体は無惨に切り裂かれ 私は只の骸となり果てました 醜い器と遊離した一粒の種 ゆらゆらゆらゆらと揺らいでいます
310 :
ネル :04/05/07 12:36 ID:ioYRnXdu
「大好き」 起きて、すぐ歯を磨く 起きて、すぐ顔を洗う 起きて、すぐ珈琲煎れた 起きて、すぐ貴方が傍にいた おはようのKissしたよ そして、またベットに潜り込んだ
311 :
青 :04/05/07 13:02 ID:JwwXZEJb
ただいま。 誰もいない事がわかってる部屋に僕はいいました。 おかえり。 明るくなった部屋に僕が返事を返してくれました。 「友達より他人になろうよ。」 携帯ごしに伝えた日。 もうあの日から僕の部屋では、 「好き。」も「嫌い。」も死にました。 それでもまだ鍵を変えないのは、 火葬できない君の写真と、 迷子のまま途方に暮れてる、 夜明け前の僕のせいなのでしょう。 誰だって都合のいい幸せを欲しがる理由は、 多分、ずっと幸福な敗北感を映されて、満たされて、 気が違ってしまってしまったんですね。
312 :
青 :04/05/07 13:03 ID:JwwXZEJb
厳しくはなれないけどひとりでも大丈夫さ。 「格好悪い。」ってぶーぶー言いながらも、 いつも一緒に商店街で買い物をした帰り道でした。 平凡な幸せを見つけたのは。 夕焼け空、背にした僕達。 背伸びした影は家路に近くーー。 それは楽しい後悔だったから、 寂しかったけれど笑っちゃいました。 いつだって思い出は、思い出に過ぎないんだよと、 やっと慣れた一人での食事をしながら、 「まだ僕はダメじゃない。」って、巻き戻しをやめました。 優しくもなれないけど、一人でも大丈夫さ。 そう、 部屋の片隅に座っている、少し大きめの冷蔵庫。 空っぽに近い中身は、きっと僕自身なんでしょうね。 きれて壊した目覚まし時計。 直しもせずに飾っている。 止めた時間と空っぽの僕を捨てたら、 すぐにこう言うんだ。 「ただいま。」
313 :
lain :04/05/07 15:47 ID:7uVvL2Lm
丸。さま 評価ありがとうございます(^-^) 殻に閉じ篭ることと壁を築くこととは、似ているようでどこか微妙に違うのでしょうね 卵の殻の中の雛はとても無力なので、誕生するまでのサポートとして守ってあげて生まれたその後も 成長を助けてくれる親鳥の存在が必要なんです。人間の場合事情はもっと複雑ですよう
314 :
詩の虜姫 :04/05/07 18:28 ID:h6mLc9Vm
優しいあめ やりきれないよ ひとみを閉じたなら、すぐに君をおもいだすよ 「ありがとう」の五文字を伝えられなかった。 「さよなら」の一言がいえなかった。 君が旅だったあの日 私はそばにいてやれなかった。 そんなあなたへ溢れるほどの想いを川にながすよ 君は空で待ってればいい いつかこの気持ちが海に流れ 蒸発し空に届くから そしてもし届いたならば 優しい雨を私にください そして心までぬらしてください。
315 :
詩1 :04/05/07 20:46 ID:fcOariOm
かわいいやつがおったよ たぶんやつも孤独なんだろ もし俺と同じぐらい馬鹿なんなら 嘘のような話も信じることができる 拳銃を入れたポケットに穴が開いてしまった 砂糖に溶かされて花の話をするのも悪くないかな 朝日がさせば俺はどうせすぐに出かける ひとつぐらい心残りがあったほうがいいんだ
316 :
国語教師 :04/05/07 22:03 ID:dDam6kb+
もう今日は止めてくれ!疲れてんだから!
317 :
国語教師 :04/05/07 22:30 ID:dDam6kb+
丸!早く考えを明示せよ!私はこの詩を見て、全評価する 能力もあるぞ!ただ忙しいだけだ。
318 :
国語教師 :04/05/07 22:40 ID:dDam6kb+
結構いい詩は有るね。でも俺は寝るよ。ああいい詩はある!
-逢えないのに 逢いたいと思う そんな気持ちが切なくて- ずっとずっと一緒に居たかったんだけど どうしてかなぁ? うまくいかないや 君と僕とで過ごした時間はとてもはやくて 僕だけで過ごす時間は止まったまま動かない 何も持たずに ここまで来れたのは およそ星の数だけ歩いたからだな 捨てきれず 背負い込んだ荷物 降ろすのは此処じゃないよね 君の元へ還れたら そのときは笑って 預けてた時間を引き出そう
320 :
えん :04/05/07 23:31 ID:z5lgutBa
「罪と罰」 若者よ 一人に定め傷めつけ詰り凌辱し追い込み 絶望の限りを尽くし殺すか 十人を爆弾で一度に殺すか どちらの罪が重いだろう? 「知らない」と言うならば いいだろう 今がそれを知る時だよ 「関係ない」と言うならば そうだろうか 君は君の知らないところで多くの物事に関係している 現に今 君がこの言葉を聞いていることで 僕と君はすでに関係している 今更こんな事を言われる筋合いはないと思うだろうか? これは僕が僕自身に問い掛けている永遠に答えの出ない自問に過ぎない 気にしないでくれ
321 :
名前はいらない :04/05/08 00:00 ID:g2tXkxra
これは僕の推測でしかない 君は私の前に ずっと君のそばにいた 一人目は朝の乞食 ついで目覚めの配達人 今日見た君は行き場なく また姿を変える 見つけてくれ と ヒントを残しながら 君は・・・ 320に インスピレーション沸きました。老人と若者に告ぐ詩って320さん もう一つありましたよね。途中ですが、完成したら再投稿しようと思います。
322 :
ゼットン :04/05/08 00:01 ID:s4fwWSTF
「雲恋」 好きになることって 複雑な感情 実は初恋だから 消極的になって そら、今チャンスなのに せかす自分に苛立って もし何か思ってるなら 僕のことで悩んで 好きだといえないから せめてそばにいさせてよ 愛されたいわけじゃない もっと愛したいけれど ライバルなんて自分だけで十分 (二番) 集合写真でしか 君の笑顔見れない すぐ「愛」と書きたがるポエム でもそれしかない 君と2秒目があった 二人目をそらしたね 僕の気持ちはバレたけど 君の気持ちもなんとなくね 両思いでいられたら 熱が冷めちゃいそうで 君を失いたくないから 片思いってことにしとく でも君が誰かに「愛してる」とかいわれたなら 迷いなしに奪いにいくよ
「月降る夜に」 星の影は私の影を産む 黒に映えた虚像の偶像 大地に並んだ茨の鎖 夜の土筆が対を成す 頭上に在る、数多の崖に落ちて 音の無いの声、枯れる 月も同じように、枯れる 結局のところ 彼は鎖を断ち切り雲に帰った 物寂しい夜の悲鳴よ 久々の書き込み…評価よろしくお願いします。
ある博物学者の研究 そこはひどく暑く 不快な、生ぬるい空間が広がっている 私は小さな部屋の窓から外を眺めており 外には森と機関車と鳥があった 全く風はなく木々はそよとも動かず無数の怪物のようでもあった 黒い煙を吐き力強く走るはずの機関車はしかし、 見えない壁に阻まれているのか微動だにせず一切は固定されている 私の部屋はと言うと どこの国の言葉かさえ判らない不思議な文字の張り紙と 竹でできた貧相な十字架と 軸を通すべく穴のない車輪が片側のみ 紙を切り抜いて作った蛇を動き出さないようにピンで止めて 様々な模様の卵負荷するのを恐れるごとくひもで通してつるしてある ここに動く物はなく生物もなく 私自身がひどく不釣り合いな存在に感じる
>>278 >>315 このスレを1から読んで、目にとまったのがこの二つで、
どちらも同じ名前でした。
(詩1の1はウノかしら? って、勘違いかな)
好きです。じゃ。
326 :
名前はいらない :04/05/08 04:29 ID:uM2I15nG
夜の隙間を手探りで 扉を探しているよ 夜を消してしまうような ノックの音が見つからない 喜びがジェット機みたいに飛び交うんだ 飛行機雲が空に溶けていく
人間ってさ わりと丈夫にできているんだよね だからさ なんとかなるよ きっと
>>306 >>260 ますます歯医者嫌いの男です。
評価ありがとうございました!
なんだか、2連も3連も、失敗でした。
もっと、推敲をすれば良かったと猛反省いたしました。
中途半端なものを評価させてしまって、申し訳ありませんでした。
いいたかったのは、
レコードが不安定に回転するのと、天体の自転を結びつけ、
その変遷していくさまを想像するとき、
石の呼吸に宇宙の永遠、その永遠にわたる変遷に
大切な君の存在への不安を感じ
(レコードから聞えるテンポのずれた曲で表現したつもりw)
軌道上から月の大地から銀河系から、たしかに君がいることを確認できて、
宇宙の中にほんとにちっぽけな存在なのだけど、確かに君の存在を僕は、確信することができて、
それは、結局、どこだったかというと、それは、昔書いた、壁の落書き。
僕の心の中の淡い思い出のなかに、確かに存在していた
というような事だったのですが・・・
>245 六華様、>268 丸。様 評価してくださったのに、こうした挨拶がえらい遅れて申し訳ないです・・・。 いつも評価してくださってありがとうございます。 >245六華様 ぶっちゃけ無題のほうがよかったですかね?(苦藁 題名のことは自分も気になってた部分だけに御指摘感謝です。
>323 新参者ですが勝手に解析してもよいでしょうか? 1,2,3連が夜の情景描写で4連に裂け目をおき、5連で夜の静寂の中に戻る、 という意図だと思います。 「虚像の偶像」とか「対を成す」の生硬さは他の表現で置き換わるかどうか。特に 「偶像」。「彼」は、「私」が不在の人物のことを考えているのだと思われるで す。内面的なものではなさそう...タイトルは「月降る」だから、「雲に帰る彼」とは 逆の運動ですね...でもこの4連でムードが一瞬緊迫するのは読んでていい感じ。
331 :
名前はいらない :04/05/08 12:50 ID:dMnt9I7m
“卒業” 来年の今ごろ 桜咲き、梅が咲き、笑顔咲き 私は時や思い出と共に花びらを散らし運び行く春風の如く 此処を過ぎ去っていく 暖かな風は心なしか花や涙の香りをも匂わせる 大好きな放課後の部室、独特の暖かみと香りを持つ教室 いつも景色の変わらぬ窓、独り隠れ泣いたトイレの個室 皆の居ない青空に包まれた広すぎる校庭 自分に勝ちたいと、練習を重ね、色々悩んだり、物言わぬ魚に話し掛け 外を眺め、ただ過ぎる季節を感じ、涙が悟られないよう、幾度もこすり 夜の星が瞬きはじめる頃、外から眺め叶わぬ夢を見た 此処に在った時間に私は一体何をしてきたのか 喜怒哀楽よりも沢山の数え切れない程の感情に左右され 全てを崩し、壊しつづけてきた 私のこの名は孤独になるために存在しているのかと 弱者の代名詞なのかと頭を過ぎることもあった カラリとよく晴れた日、空を見て腕広げぐるりまわってみた 薄暗い曇りの日、今にも泣き出しそうな空を泣かないでと慰めた 砂埃が渦を巻く風の強い日、私をその中へ入れて何処かへ飛ばしてと無理を願った 水滴が窓を叩き水溜りに冠を飾る日、泣きたいのは私の方だと一人心に愚痴を呟いた 白い雲が地に下りた日、冷たいと判っているのに手で包んで暖めたりもした 逃げ道はあるのに、逃げられない 逃げたくも無い。でも。苦しいよ そんな日々の中にでも輝く瞬間がある それだけで、それだけで、私は。 この後、再び春風が、吹雪散らすまで 前をしっかり見つめて、自分磨いていこう 時がくるまで、此処を去るまで。 地面踏みしめ、微笑み絶やさず。 忘れないように
332 :
名前はいらない :04/05/08 15:59 ID:tnTzLN88
>>306 丸。様
評価ありがとうございます。またよろしくお願いします
333 :
nezu :04/05/08 16:08 ID:tnTzLN88
>>332 すいません名前入れ忘れました。nezuです
うんこ 君はだれ? この葡萄のようなものは目? この人参のようなものは口? この玉蜀黍のようなものは鼻? 君はなに? この異臭は君の体臭? この異様な存在感は何? この異彩を放つ姿は芸術? そうか、わかった! 君は神様なんだね! アハハ、冗談だよ! 君はウンコさ! 誰がどう見てもただのウンコさ!
335 :
七子 :04/05/08 21:32 ID:edCfKUPZ
アリス・イン・ザ・ドープショウ 森の木陰で一休み 乳白色に濁った 小さな窓の群れ ぷくぷく泡沫がいったりきたり しだいに青ざめ 小魚が 飛び交う のです 大きくなったり小さくなったり 世界は忙しい みたい キリンがあちこちで 草を食み 恋をして 首を伸ばす 「こんにちは、ドクター・フィールグッド わたしにお茶を頂戴」 パパイアは午後の匂い さんざめく梢に青を 突き刺して みました 1ナノメートルまで近付いた 月が 瞬き ひとつ 手の届かぬ空に 浮かび上がる 伸びて 縮んで 世界は忙しい みたい わたしは目を回して 青いお茶の中に 沈み ました
海風 語り部:悪魔 風がふきて森を抜ける 私の心、木々とざわめく 想うことを 願うことを やめては波にさらわれるだろう 雨が降りて森を濡らす 私の心、土と湿る 日々の負荷を糧とするか ただ傷と目を背くか 心揺らす風にふかれ 夢を濡らす雨に打たれ 堅い岩にも根が巡る 芽をつけやがて花も咲かす 風にふかれて流れるか 風を操り渡り行くか 心捨てて 涙消せば やがては泡と消えゆくだろう 黒い心は海に流せよ 海鳥たちが啄んでくれる 海をつたい陸をつたい 渡る鳥の澄んだ瞳よ 我らの旅もまだ終わらぬさ たとえ先に何もなくとも 笑え 笑え 歌えよ 笑え 大声あげろ 心無くすな 泣けよ 泣けよ あぁ泣き叫べ 優しい人におなりなさいな 海風はいつもお前とともに
球体に這いつくばって ぐるる ぐるるる 私は 喉を鳴らす 色ではない色 光ではない光 吸収すれば そう 網膜が 張り詰める! 世界の 痙攣が始まる ぐるるる ぐるる 私は 喉を鳴らす 光と色の 交錯 一筋の 流血 ぐるるる ぐるる 世界は 止んだ
338 :
よつめ :04/05/09 01:20 ID:SyBgv0NZ
糸電話 糸電話 耳に押し当て 吐息だけ聞いた 伝わる 温もりと 香りと 欲情隠し切れず モシモシ タダイマデンゲンガハイッテオリマセン シバラクシテカラオカケナオシクダサイ ツーツー おかしいな 糸電話 糸はピンっと張ってるのに 伝わんない 吐息も 温もりも 香りも 欲情は焦りへ 我慢できなくなって 糸を手繰っていった おどろいた 糸電話 くっついてたのは 白黒遺影
339 :
番田 :04/05/09 01:36 ID:4hH0zNV6
やさしさなんて薄っぺら 生きている,実感 憎しみが欲しい,深く 深く・・
340 :
詩1 :04/05/09 02:11 ID:Ct/tgeog
真面目に考えるのが馬鹿らしくなってきた 適当にやろう 明日あたり何やろうか 大したことはできんな 俺の自由なんだろ じゃあ好きなようにやるさ 本当に自由なのか 疑わしいけど まあ適当やるさ あとで後悔することにしよう 俺はたぶん失敗するぞ 楽しみな気がするのはやけくそになってるからなのか まあそれもあとで考えよう
341 :
なみなみお ◆mCFk32Woec :04/05/09 03:24 ID:mc/nRFes
「春のここち」 ガラス張りの 狭い部屋で くすんだ色の 丸椅子に座り 一服している 煙を吐き出すたび 肺の底で 水笛が さみしそうに泣く 風に乗って 迷い込んだ春の虫が 煙の靄の中を ぶんぶん飛んでいて 一瞬目を離すともういない 青空に囲われた ガラス張りの部屋に 囲われて もがき、わめくきたくなる、もう、遅い 皮のずるりと剥けたひかりが 浮腫んだ五体にふりそそぎ 僕は簡単に破裂する 粗い布のような風が僕を包む 生ぬるくうす赤い液体が滴りおちて弾かれる 鳴り響く金属音が時の正確さを記録する 目に凍みいる小さな海が形作られ、円を閉じていく
342 :
焼売 :04/05/09 03:49 ID:bcZErDPU
「いらない宝物」 水の輪の始まりと終わりを探すみたいに 僕達は 夢から覚めた朝 夢を見る 心だけは空を翔んで行くのに 現実は地面をもがいている 本当は心を探してたのにね もう迷って帰れない 陽が昇らない影の止まった森 大事だった宝物が眠っている所
344 :
詩1 :04/05/09 06:36 ID:FnTn6N66
<<342 「いらない宝物」って題名いいと思うし詩もいいと思いました。 後悔とか現実とかうたわれてるのに暗い感じがしないのはなんでですかね。 文字の並びかたが綺麗だからというのもあるけど、焼売(いかつい名前ですね) さん自身にどこか明るい部分があるんじゃないかなと感じました。 初批評してみました。
345 :
丸。 :04/05/09 11:26 ID:cE1SV8mh
>>283 ポン酢さま
幾重にも折り重なって一つのものができていく様が、自分の生き様を綴ってる
感じがしました。理想の形をみれる時は、納得できる人生を過ごせたと安堵の
息をつける日とイメージしました。
>>284 よつめ さま
強者と弱者の対比がでてるなぁと感じました。唾すらも綺麗に写る瞳には
自分はどう映るのだろう・・・?
>>285 BOOさま
せっかくの数え歌ぽい詩なので、一からやって欲しかったなぁ。(個人的には)
>>286 永続的な日常よりも一瞬の快楽にすべてを捧げる、生か死か、な詩。
最後力強いけど、長い気がしました。()の中が皆違うと違って見えるかも。
>>288 動から静へ。有から無へ。退廃的に感じました。かすかに動いてたものもやがて
止まり、そして無に帰した。
>>294 lainさま
心理的描写はすごくいいなぁって思いました。ただ、最後まで括弧
だったのでちょっとぼんやりしてるかなぁって思いました。
346 :
丸。 :04/05/09 11:29 ID:cE1SV8mh
評価なさってくださってる方々、これからも評価よろしく お願いしますm(_ _)m
フロントガラスに反射する 遠くの街の明かりに 誰かの顔がかすんで浮かぶ…… そんなとき…… 俺たちはこの店に 車を走らせる 走り屋の集うファミレス JOHNNY’S 一杯のコーヒーと お決まりのMENU 噂好きの走り屋たちの とりとめもないヨタ話 ……同じ夜を走る…… ただそれだけのことで 俺たちはつながっている ここに来れば…… なんとかなる 冷めちまったコーヒーだって 自分以外の誰かの温度は伝わるから JOHNNY’S…… そんな店さ
348 :
ペイト :04/05/09 14:34 ID:GdbbkMzP
>>335 七子さんへ
すっごいきれいにまとまってる感じ
最後の小節が少し気持ちいい
けど、セリフ以外の小節は何か気持ち悪い、表現がとかじゃなく
でも最後は好き。逆に最後とセリフが好きだからかも
>>338 よつめさんへ
欲情ですよね。僕の勝手な勘違いかもしれないけど。
そこにいたはずなのに、いるはずなのにみたいな。
テーマが好きかも。
>>339 番田さんへ
やっぱ愛情より憎しみのほうが人間を動かすんですかねえ
>>342 焼売さんへ
詩1さんが書いたみたいにくらい感じがしないですね。
ただ出だしが強くひきつける分、後が弱かったかな?って
好き勝手描いてごめんなさい。初めて批評してみました。
こんなんでいいんですか?
349 :
ペイト :04/05/09 14:36 ID:GdbbkMzP
力いっぱい愛して愛してせめて、 絶頂に行きかけの裏切りがすきなの。 その瞬間に身をもだえるような。 残酷だと見つめる 私に向けられる視線がたまらなく。 君が抱きしめた 私の体 私の精神 全て押しつぶす あなたを殺すわ だって私だもの あなたを殺すのよ 全てはずしてやるの 私が握ってやるのよ ぎりぎりまではリードして 頂点は頂くの
350 :
名前はいらない :04/05/09 15:47 ID:wRrUeEdU
君は今どこを見ているの? ベランダからどこを見ているの? どこまでも続く青い空に飛行機雲 僕を見てなくてもかまわない 僕はあなたの笑顔を見てるだけでかまわない 近くでなく遠くから 僕は一人で月を見ている 君のことを思いながら もしあなたも見ているなら お月様、伝えてください この思い 僕と君の顔は今月明かりにぬれている もう泣かないで 君に何があったかはわからないけど 泣かないで そんなに悲しいなら 行く当てがないなら 僕のところに来て欲しい 何も力がないけれど 何もしてあげられないけれど ずっと守ってあげる たとえ嵐の中でも 金がなくても 何があっても だから笑顔を見せて
351 :
丸。 ◆0oMcn/GXMI :04/05/09 16:59 ID:NQAFw/GF
>>295 起承転結でいうとまだ起の段階。話を展開していって欲しい。
>>298 強くメッセージを発言してる詩。相手の心に興味を持つことをせず、
自分が自分がってなっている状態に釘を指す詩。
>>301 とにかく赤と黒がよく似合いそうな詩。赤黒い景色に目が行ってしまって
なぜゴキブリに自分を食わせたのかが分からない。
>>302 悪魔さま
彼女が最後にだけでてるので唐突間がありました。
>わたくしは本当は彼女自身が完成されるのを望んでいたのです。
詩の中で彼女の完成を否定してる所がない(みつけられないだけかも)
ので「本当は」のところで何故?っていう疑問が浮かびました。
>>304 Missingさま
個人的にさわやかな夏が浮かびました。古い窓(自分の考え)が壊れて
新しく窓を構築していく。無知なんでホルトの木がわからないんですが
仮に宿り木として、鳩は自分自身の好奇心みたいなものなのかなぁ、な
にかを見つけようだからまだ自分の中には宿り木になるものは見出せない、
っていう風に感じました。すごくすきだなぁ、この詩。
352 :
初心者です :04/05/09 17:16 ID:lBGyZqOJ
評価をお願いします! 「君を探して」 君の夢を見た. 懐かしいような、でも時折胸が淡く痛み出す. それは夢の中の、君の笑顔のせい? 気がつけば、君を抱きしめていた. 甘く、眠くなるような君の匂いは、ずっと忘れない. 腕に、さらに力を込めた. ・・・そこで夢から覚めてしまう. 惜しいような、夢のなごりに心がまた痛み出す. でも、僕はずっと探してる. いつか君に、夢の中じゃなく現実で会えるように. どんな時も探してる.
353 :
丸。 ◆0oMcn/GXMI :04/05/09 17:19 ID:NQAFw/GF
>>305 儚い思い。夏の夜は短く、その思いを伝えうる時間の少なさを表現できてるなぁ
と思いました。伝える事もできず、短い夏のようにその思い共に消えさってしま
うのでしょうか。改行に気を使ってみるといいかも。
>>308 (゚c:っ゚ア さま
どん底から這い上がるために必要なものは、自分の中に何かきっかけがあれば
いい、それがそこから出る羽なんだ、みたいに感じました。
>>309 もう一言ほしい。浮いてる一粒の種が持つのは恨みなのかなんなのかとか・・・。
>>310 ネルさま
ほのぼのとした日常。この詩をみてうらやましいと思った私は負け組みですか
・・・(泣)
>>348 ペイトさま
評価乙です。これからも評価がんばってください!
354 :
よつめ :04/05/09 21:28 ID:37NfNrXe
夕暮れの街角公園 よれよれのスーツ着て ブランコに腰掛けた キイキイ揺らす 革靴の削れ具合 ため息が漏れた オレンジの空にうろこ雲 滑り台 反射する夕日 眩しくて タバコを点けた 染み渡る有害物質 心地良くて 不安になった ジャングルジムに影が絡まってた 吹いた風 冷たくて ブルッと身震い 砂場の城 あっけなく 崩れてく シーソーは傾くばかり かくれんぼはもう飽きた 追いつけない 影法師 鬼ごっこ 一人きり タバコの灰 ポトリと落ちた 消えた よれよれのスーツ立ち上がり 水道で顔洗う ちょっぴりキレイな気持ちになり また靴を削りに行く 一番星輝いた 空は黒く ブランコと影 まだ 揺れて
「裸の王様」 ほら見てごらん あれがおうさまだよ せいぎとゆうきの象徴 あいを知る人 ほら見てごらん すばらしいお召し物をきている あれは愚か者には見ることのできない ふしぎな服だそうだ そのせいぎとゆうきのすばらしさを 象徴するそうだ うつくしいと思わないかね? 「裸にしか見えないよ?」 なんだって? それはほんとかい? じつはここだけの話 僕も裸だと思うんだ
パワー不足で評価はしばらくお休みです(汗
>>335 行の中の、空白の入れ所が、なんだか心地よいです。
>>342 喪失感と、少し"うらみ"みたいなものを感じました。
嫌いじゃないのですが……。少し落ち着かない気分。
>>354 最後から二行目は、ないほうがいいかもーっと思いました。割と好きです。
羽虫一匹 ミルクを入れたコップの中に強烈な表面張力に手足をとられ 蠢く哀れな羽虫一匹 じたばたと針金のような命をばたつかす その複眼は限りなく澄んでいる 想うことや悪意や一切の感情を持たず 思考することもない ただ本能と反射のみを営む 完璧に純粋無垢な究極の生命 彼のその行動は生物の全真実 蠢く手足は力絶えるまでもがくことをやめず 恐怖する感情なくとも 生 命 欲 彼はただ生きることを望む 理を知らぬ者だけが真実を覆す まだもがく羽虫を指ですくい空に放つ
359 :
ひとり :04/05/10 01:05 ID:k3fzR0uY
「だれもいない。」 ひどくさびしい言葉 目を閉じた いつも僕はひとりなんだ
360 :
17O :04/05/10 04:54 ID:4P8TvgS7
あのね。 俺の家から1.4kmくらいのところに塔があるんです、塔。 その塔の最上階にはこの世の楽園があるといわれてて、 そりゃ上りますよね、楽園ですから、なにせ、面倒ですけど、上るでしょ、普通。 で、上りきった時、神が現れたんです。 それで、どうなることやらと思ったらひとこと 「これも人間の性か」 ですって。 もう、意味不明。チェーンソーでぶった斬りですよ、ぶった斬り。 それだけの話ですけどね、まあ。
361 :
名前はいらない :04/05/10 07:40 ID:DEEj+Of5
>>360 昇りきって、一回落ちてからもう一回昇るんだよな、たしか。
362 :
lain :04/05/10 11:57 ID:O/M87cQb
丸。さま 評価ありがとうございました。ボキャ貧克服してもっといい詩が書けるように 頑張ります。
無題 親切なあなたは言いますね もっと苦しんでる人が居るのだと まだ君は幸せなんだよと だけど例えば闇の中を覗き込んで 苦しみのそっこで膝を抱えて泣く 彼に出会ったら何と言えばいい? 結局 人の痛みはわからない 結局 人は違う個体だから 苦しみは比べる物では無いのです 優しいあなたは言いますね 傷ついた分だけ人は強くなると 何も恐れなくなると だけど私は自分の弱さを知って 自分を守る為の術を必死で探す 臆病者に変わり果てました 誰かに繋がれていたい 誰かも孤独も恐れながら きれいな物は全て嘘っぱちなんです。。。
364 :
名前はいらない :04/05/10 14:20 ID:mYU2e4aO
天まで届け 僕の詩 山越え海越え闇を越え 神様も分かってくれるさその想い あの過ちは ちょっとしたデキゴコロ だったって
365 :
ネル :04/05/10 17:25 ID:704VWJEO
「五月の雨」 じっと見つめる瞳 単純に僕が見つめてた まだ、広い世界が隠れてる たくさんの扉の奥には いろんな哀しみや喜びが 待っている 解っていたけど やり場のない孤独に耐えられず 開けてはいけない扉に 手を掛けた 最後の扉 調度、こんな曇り空の昼下がり 最後の扉を開けてしまってた 扉がない世界を求めてた 雨がゆっくりと降る ゆっくりと
「涙涙滴滴」 やれ 上に下に左や右や 開いた目蓋にや 涙で 水晶 活版3で 閉じた瞼にゃ笑顔
367 :
名前はいらない :04/05/11 01:14 ID:yvxsCeNt
「あいぼれ」 あいつとはもう 半年も一緒なんだ あいつと話てると 退屈はしない 他の奴は それだけかって訊くけど それだけって言ったら それだけだ あいつは俺の なんだっけ? ただ横にいて 泣いて怒って笑ってる あいつとはよく 喧嘩もするんだ でもすぐに仲直りする だってお互い悪気が無いことは知ってるから だって傍にいるんだ いつも あいつと俺は なんだっけ? ただ横にいて 気づけないこともあるんだ あいつは俺の なんだっけ? ただ横にいて 泣いて怒って笑ってる だって傍にいるんだ いつも
368 :
名前はいらない :04/05/11 01:42 ID:jMcCjgg0
五月の雨はしょっぱい涙 あの子の夢を見て泣くのか街よ 五月の雨はおいらの涙 遙かな故郷が浮かんで消えた
369 :
ブランドン :04/05/11 03:33 ID:W61Q7GFI
窓を開けて ぼんやり外のけしきを 見るのがすきだ こんな時のぼくの横顔を 誰かが見ていた すごくはずかしかった
370 :
神代裕紀 :04/05/11 10:23 ID:Ewq7IAIX
TWISTED TENDERNESS 僕は人を愛するには先鋭的過ぎて 抱き締めたこの腕はいつも濡れている... こころに辿り着けない 叶わない 叶えられない ゆめ まぼろしなのか?... ただ、抱き締めたい想いは背徳なのか? 壊れて、壊して壊して、壊して救いが無くなるまで壊してしまいたい? でも本当は救われたいんだ... ねじれたこころはメビウスの輪 繰り返される終わらない苦しみ 流れる涙はガラス玉 落ちて、割れて、砕け散って 血が流れた 血が流れだしたんだ...
>>311-312 青さま
311の方は文章がちぐはぐで?ってなる部分が多かったです。(狙って
そうなされていたのでしたら申し訳ありません)
312の方は上手くまとまっているなぁと思いました。過去との決別、自分
の中の孤独との葛藤がでてるなぁって感じました。
>>314 詩の虜姫さま
すごく好きですこの詩。特に
>いつかこの気持ちが海に流れ
蒸発し空に届くから
そしてもし届いたならば 優しい雨を私にください
この部分が好きです。流れがあってすごく世界観に浸りやすかったです。
切ないけど、希望を持ち続けたい、どこか祈りに近い気持ち。
>>319 三重ハリーさま
>君の元へ還れたら そのときは笑って 預けてた時間を引き出そう
ここの表現いいっすね。止まっていた時間をなかったかのように埋めていく、
そんな感じがしました。何らかの理由で離れ離れになっていろいろあったけど、
君と会えるのならあの時のままで会えるといいな、みたいに感じました。
>>320 えん さま
相手へ質問を提議しているのだけれど、自分の中での自問自答を表に出して
いる。分かりやすく、どこか考えさせられる詩。気にしないでくれと言われ
ると気にしたくなります(w
あくまで個人的見解なので批判は、なしでおねがいします。
どんな大義名分を立てても人殺しは人殺しだと私は思ってます。大量破壊兵器
なんか人殺してる実感わかないんでしょうね、きっと。
>>328 ますます歯医者嫌いの男さま
うわぁ〜的外れな評価になってしまい申し訳ありません。しかも遅くなって
しまい更に申し訳ありませんm(_ _)m詩人さんの意を上手く読めるよう精進
したいと思います。
372 :
七子 :04/05/11 17:30 ID:Mec1+1Hq
>>348 ペイト様
>>357 ◆eBWUIXUMPI 様
評価ありがとうございました。参考にさせて頂きます。
気持ち悪いという言葉を受け、もう一度読み返してみました。
確かに自分でもひっ掛かるような感覚があったりして。
薬を飲んだ時の浮遊感と世界との距離感を表したかったので、
そういう気持ちの悪さだったらいいのですけれど。
もう少し考えてみようと思います。
373 :
1/2 :04/05/12 01:08 ID:DaAhC5/C
小さな丘の桜で有名な公園 桜の季節が終わってから訪れた 土と木で作られた階段を昇っていく 両側には 青葉をつけた桜の木 なんだか誰もいなくて 秘密基地をみつけたような わくわくした気分 途中 大きな大きな木を見つけた 根元には 誰かが線香をあげた後 なんとなくお祈りをしたくなった 何かとりとめのないことを祈った 息を少し切らし 汗を少しかいて やがて丘の頂上に着いた さわやかな風が通りすぎ 山の緑と海が遠くに見える
374 :
2/2 :04/05/12 01:10 ID:DaAhC5/C
芝生の上 横になり 空を眺める 意識が青の中 拡散していく どんどんどんどん 自分が小さくなっていく 穏やかな眠気に身を任せ 目を閉じると 静寂の中 鳥の声 風の音 風にゆれる葉っぱ 石の呼吸 毎日が こんな日だったらいいのに のんびりと心を解放して 目を閉じているだけで 幸せを感じることができる こんな青空の下
375 :
ペイト :04/05/12 01:15 ID:vM9rmfzm
>>350 そういう気持ちの時ありますよね。本当に思ってるのにって、ただあなただけが感じている言葉が聞きたいなって
>>352 いつでもきていいように、こちらから攻め守ってる、みたいな雰囲気を感じました。
>>354 よつめ様
哀愁漂うのに未来がある感じ。一つ一つをぶつ切りにしてリズムを出してるんだと思うんですが、もう少し流れる雰囲気があっても面白いと思いました。
>>355 「月」の逆位置さま
これは本物とは全く逆の感想を持ったのは僕の気のせいでしょうか?裸の王様は本物人だから裸でも堂々としてるって感じをうけました。裸だけどうつくしいよねって。
>>360 170様
ワロタ。SAGAですよね?詩としてじゃないけどすっごく好き。
>>372 七子さま
浮遊感て言葉と世界との距離感て言葉を受けもう一度読んでみました。でもやっぱり最後の小節とセリフが好きって感想です。
376 :
名前はいらない :04/05/12 01:24 ID:Z4ene2S6
死んだ君に 恐怖の未来へ自ら進み 無理難題の希望の仕返し 破滅へのスタートはもう切られた 全ての名誉のために動け 全ての名誉の為だけに動け 人の営みに 死ぬ顔と名前 見える束縛に 見えない自由 一握りの富と 多大なる貧困 学ぶ最新 消される歴史 何も無い所から生き抜いた人を苦しめる存在 考えもがく、そして何も出来ない1人の自分 見上げる曇り空 流れる雨雲 死んだ君に 死んだ君に 無力な自分と共に...
377 :
僕金持ち! :04/05/12 02:14 ID:DgM1LU4w
僕ちんに言わせればアルバイトも正社員も同レベル! チンパンジーでも出来るルーチンワークをこなして 「俺って有能!」と一言!悲しいぜ! 人を使う者、もしくは金を働かせる者のみが勝者なのだ!
378 :
僕金持ち! :04/05/12 02:17 ID:tWy2tCnW
僕ちんはお金のためには働かない。 金持ちはお金を作り出すものなのだ。 社会に貢献?僕ちんウソは嫌いだ。 大学を出て、流されるままに就職し、今日も自分に言い聞かせる! 「社会に貢献!仕事を通して己を磨く!」 だが喜んで税金を払うバカがいるだろうか!? なるべく安いほうが・・・、これが本音だ! 同じ給料なら楽な仕事を選ぶのが、普通の人間なのだ! 紛れも無い!君らは賃金の為に働いている! そう!汚い話でいやになっちゃうが、世の中は金が中心なのだ! だからもっと色々勉強!抜け穴を見つけるのだ!
379 :
僕金持ち! :04/05/12 02:18 ID:tWy2tCnW
僕ちんの詩も評価たのむよ!
380 :
名前はいらない :04/05/12 02:48 ID:8alwwD8q
381 :
◆wonTlYPMWY :04/05/12 04:56 ID:tbd7WrKj
疾走 窓の外の目を差す光 淡いオレンジのいつもの球形 薄い白い帯状の雲が 水色の空にまばらに見える 勢い良く跳び起きた 2秒 着替え終わらせ階下へと 8秒 ハムサンドとミルクで 3分 狭い我が家と無限の道路 繋ぐ戸の開く音 スターターの銃声だ 目一杯の力でコンクリートを蹴れば 左右に流れて消える前景 スニーカーと脚と振る手と肺と 何もが一緒だ一つの器官 加速状態まだまだ続く 時速何キロ出てるんだろ バイクだろうが追い抜けられる 息は上がって バクバク聞こえて いつの間にやら 速度は低下 吸気排気繰り返して 歩く やっぱり人間 今更気づく 君の待つ顔 右眼に浮かぶ ゴールはすぐそこ 900m 早く行かなきゃ 加速再び
>>371 さん
丁寧な評価ありがとうございます。
気持ちの赴くままつらつらと書き連ねただけなのですが、
結果的にある程度まとまったので良かったです。
383 :
1/2 :04/05/12 13:32 ID:DaAhC5/C
題:5月の公園で 小さな丘の桜で有名な公園 桜の季節が終わってから訪れた 土と木で作られた階段を昇っていく 両側には 青葉をつけた桜の木 なんだか誰もいなくて 秘密基地をみつけたような わくわくした気分 途中 大きな大きな木を見つけた 根元には 誰かが線香をあげた後 なんとなくお祈りをしたくなった 何かとりとめのないことを祈った 息を少し切らし 汗を少しかいて やがて丘の頂上に着いた さわやかな風が通りすぎ 山の緑と海が遠くに見える 芝生の上 横になり 空を眺める 意識が青の中 拡散していく どんどんどんどん 自分が小さくなっていく 穏やかな眠気に身を任せ 目を閉じると 静寂の中 鳥の声 風の音 風にゆれる葉っぱ 石の呼吸
384 :
2/2 :04/05/12 13:34 ID:DaAhC5/C
毎日が こんな日だったらいいのに
のんびりと心を解放して
目を閉じているだけで
幸せを感じることができる
こんな青空の下
みんな
もっと
のんびりと のんびりと
空や雲を眺め
自分の心臓の鼓動や色々な音を聞いてみてほしい
まえよりきっと優しくなれるかも知れない
世界はもっと違った顔をみせてくれるかも知れない
5月の公園で
--
すいません、書き込みに失敗してしまいました。
>>373 ,
>>374 申し訳ありませんでした汗
>>375 ペイトさん
思わぬ方向からの解釈に驚きです。
確かにそう言う解釈もできそうですね。
なんだか、視界が広くなった気がします。
世の中をめちゃくちゃにする妄想 吐き下す 吐き下す 私の胸に ふくれた子宮に 慰みを エル エロホ エロヒム エロイン エッサイアム
387 :
ペイト :04/05/13 00:56 ID:N6hTcKcZ
>>363 misaki様
ミスチルのHEROの歌詞の一部を思い出しました。いろんな人がいるから弱くなってしまった。misakiさんのもそんな逆説的な話ですよね。
人によく言われるし、よく言うし、相手によく思うし、思われることだけど、物事はそんな上手くいかないよって。ただ、最後の小節は違う言い方してほしかったと思います。
>>367 それだけで幸せなときってありますよね。
>ただ横にいて 気づけないこともあるんだ
これが一番きつくもあり、みたいな
この小節が入ってることでなんか少しだけ悲しいものになってる気がする。
ただ、
>だってお互い悪気が無いことは知ってるから
って少し主観的かなってもう少しこれに疑問もったものだと・・・悲しい詩になっちゃいますね。
>>373 気持ちが良い日ってのがすごく伝わってきますね。個人的には大きな木がどんな木だったのか、どういう風貌をしていたのかが気になります。
>>376 リズム良く気持ちよく中に入っていけます。ただ、死んだ君にどうしたいのか、無力な自分がなんのかが欲しいなって
>>385 「月」の逆位置さま
じゃあ意図的ではなかったんですね。
自分もそう感じてから、ああそういう解釈あるんだあみたいな
また好き勝手かいてます。
>>322 ゼットンさま
>ライバルなんて自分だけで十分
自分の中での苛立ち等がある中で、この表現は良いなぁって思いました。
なかなか自分から積極的にいけないもどかしさ、きっかけを必要としてる様
が良くでてるなぁって感じました。
>>323 スティルメイデンさま
私には上手く読み取れなかったです。スイマセン。
月や星たちが私を照らす中できた、影。雲が光を断ち切りその影は儚く
消えていったみたいに感じました。
>星の影は私の影を産む
上のイメージを含めた上で、影から影ってところが?でした。ベタなのかも
しれないけど明暗でハッキリ分けた方がよかったかも。
>大地に並んだ茨の鎖
これは普通に茨の鎖って事でよかったんでしょうか?
ここ無い方が、個人的にはイメージ湧きやすかったです。
>>324 悪魔さま
自分の経験していた時間軸とは違う、違和感。随所にそうゆう違和感
というか、不思議に思う部分があって、自分にとっての疎外感というか
異世界にいるみたいな感じが伝わって(・∀・)イイ!!
>>326 一連目と二連目の間に喜びに至る過程が欲しい。
>>327 詩としてどうなのか初心者の私はわかりませんが、これはこれで
いい励ましですよね。
今日は酔っ払ってマツ。辛口な部分は大目にみてくださいm(_ _)m
389 :
ネル :04/05/14 16:03 ID:bzXuX4zO
けだるい午後 冷たい缶コーヒー 喉に流し込む 外を見るとツバメが高く飛び どんよりとした雲が流れる 煙草を吹かしながらツバメを追った この季節が終わったら 何処へ行くのだろうか 私も一緒に連れて行って欲しい 天高く飛べる世界へ 何処までも 何処までも
390 :
心流 :04/05/14 16:08 ID:PXbgeHkr
忘れられない記憶に 心を閉ざして唯一 与えられたものは 終わりなき悲しみだった それでも前に進もうと 立ち続ける姿を いつの日か僕は 目で追っていた 君が笑ってくれるなら 僕はその全てをしよう 君がそれで満たされるなら 孤独という悲しみを ひとりで背負いながら そこで感じた痛みは どんなものだったのだろう それでも変わらない 笑顔がそこにはある いつの日も僕に 与えてくれた 君が求めてくれるなら 僕はその全てを叶えよう 君が求める全てを叶えよう こんな日々を幸せに思える自分がいた まるでそれ以上のものがないかの様に...
391 :
心流 :04/05/14 16:18 ID:PXbgeHkr
幼いころ僕は夢を見た それは大きな湖のほとりで 一人で空を見上げていた 空へ消えていった風船を 一人で眺めていた そして何かに突き動かされるように 僕は湖へと足を進めた もしも僕が急に姿を消したら 一人くらい探そうとしてくれたりしますか 見つかるまで人は優しいものと 信じながら待ってていいのですか 目覚めると頬に涙が伝っていた それは何かのメッセージとして 頭の中に強く刻み込まれた 二度と忘れぬようにと 僕は心に誓った これ以上街の景色が歪む事のないように 僕は再び目を閉じた いつか僕が永遠の眠りについたら 一人くらい涙を流してくれたりしますか たとえ嘘でも構わないから君の口から 僕を愛していたと言ってくれますか たった一度でいいから
392 :
あや :04/05/14 18:12 ID:3wGprzCS
心流さん!!! あなた一部分だけayuの「hana」の歌詞 使ってるでしょ!!!
393 :
ネル :04/05/14 19:07 ID:bzXuX4zO
アヤさん 怒ってるの?? どこらへんが同じなのかな?? アユの曲を知らないもので教えて下さい。
まずは、どこの御家庭にもいるヨコスジヤドカリを適宜用意し、10分弱、殻ごと塩茹でしましょう。
三種祝詞 ト・ホ・カ・メ・エ・ミ・タ・メ 峻厳かつ高潔なる魂 ただ一点の曇り無く 角を持たず ひたすらに澄み 輝きを保つ 磨きぬかれし水晶のごとく ト・ホ・カミ エミタメ 有象無象を映す 真実反射鏡 邪悪なる存在とは常に己に潜む者 光あれば闇あるように 精神は排反する 全くの歪み無き御鏡のごとく トホカミ・エミタメ 修羅薙ぎはらう 直刀両刃 虚ろな憎しみ 黒き怒りを 邪なる悪鬼 我が闇を 切り裂き光る 剣の閃き 邪を払い給え 真口意を清め給え トホカミエミタメ ハライタマエ キヨメタマエ
396 :
リベリオン :04/05/15 00:10 ID:mcEz+CLO
「壁」の外 季節を追い払う 冷めた雨が 当たり前のように 残酷に降り注いだ 廃墟の中 かつての陽だまりは苔と黴にまみれ 今また 夜の雨に濡れる 壁の外の世界 静寂と死 冥漠の彼方 ここは全ての人々の行き着く果て ただ 誰も自ら望んではここに来ない かつて 愛や夢の溢れていた世界があり そこで魂を燃やすのは幸せなことされていた 何も知らない歌い手が いかに多くこれらを歌ったろう だが 時は無常に過ぎてゆく 恐ろしいほどに そして 走りすぎたものはいずれ 自らの生み出した世界を追い越し 全てが幻影の如き揺らぎに過ぎないと気づく 焦熱の日々の果てに 死と隣り合わせの青を超えて 幻影の輪郭が燃えるところまできた やはり 全ては自らの創りしものだった 雨がいっそう強くなる 全てを閉ざして帰ろうとしたとき うち捨てられたピアノの鍵盤に 雨が落ち 奇跡のように一つの音を奏でた 生ある限り 終わりは無いのだ また幻影の日々に戻ろう そう思った
>>331 これから来たるべき卒業。これまでも、そしてこれからもいろいろ
起こるであろう様々な日々の思い出。残った日々を使って少しでも
良いものにしようと思う強い意志。日々の色々な感情があって、そ
の歳月の経ってる様子が浮かびました。
>>336 悪魔さま
どしん、と腰のすわった語り口調。語り部が大地に根を張りやさしく諭す、
そんなイメージが浮かびました。
>>337 >>そう 網膜が 張り詰める!
「そう」の前の文章から張り詰めるイメージが浮かばなかったので「そう」
に違和感がありました。
失明したのでしょうか?
>>338 よつめ さま
落ちが怖かったです(弱)
>>340 詩1さま
どこかだらけた、生きてる間いつまでも終わる事無い思考。でも、このだらけ
具合がすごく日常的で現実を映し出してるなと思いました。
境界線のソネット 青空に 悲しみを見た。 筒抜けの お天道様を、 支配者が 燃ゆる姿を 恐れずに 見てやったのだ。 奥底の 脆い心は 容赦なく 暴かれるから、 青空は 恐ろしい空。 想いまで 全てが顕(あらわ)。 それなのに 海と虚空の 曖昧な 境界線に 今日もまた 心引かれる。 心など 曝け出すもの。 隠しても 隠し切れずに、 太陽は 裁いてくれる。
『Rainy Day』 僕はなぜ此処に居る こんなに苦しんでいるのは何の為だ そのうち 本当に自分が苦しいのか、それすらわからなくなっていった 一度幕を閉じた物語 そこには確かに満足している僕がいて またいつか逢えるさ お決まりのセリフは終わりではなく はじまりを導く合図だった それに気付くのが遅すぎた 止まない雨があるとして、その中に君が居たら君はまず何をするだろう? 晴天の場所に抜け出せば良いんだね 僕に傘を貸してくれないか 震える足 凍える頬 冷えた体 引きずりながら進むよ 雨だけじゃ腐るだけだ それは人も花も同じだろう 戸惑い 迷い 靴擦れ 微熱 消せない想いを連れて 晴れだけじゃ枯れるだけだ 綺麗な虹をつくろう 全ての絶望を失望に その失望を希望に変えたRainy Day
400 :
乱麻狐狸 :04/05/16 00:39 ID:B2phIWqs
「毒」 毒を飲もうか飲むまいか ビンを右手に持って考えた そのビンにはラベルがついていて そこには「悪魔」と書いていた どんな毒かは知らないけれど それを飲めば僕のくだらない命はそれで終わる もしも飲まずに捨てたなら 僕のくだらない生活がまた続いていくだけのことだ 別に死にたいわけでもない ただ生きているのがくだらないだけだ ポケットに詰まっていた夢はずっと昔にズボンごとドブに捨てたし 守りたかったモノはとっくに全部壊れてしまった 「くだらない」 そうつぶやいて、僕はゆっくりと右手を口に近づけた その時、ふと別のビンが床に転がっているのが目に入った 僕はそのビンを左手で拾い上げた 中に液体が三分の一ほど入っている そのビンにはラベルがついていたけれど 僕は読む気もしなかった ビンの中身が判ったところで、何が一体変わるというんだ? どうせなら、毒を飲むまえにこっちを飲んでみるか 僕はゆっくりと左手を口に近づけて、飲んだ
401 :
乱麻狐狸 :04/05/16 00:40 ID:B2phIWqs
ビンの中の液体が僕の喉に流れ込み その液体が僕の脳に作用した 僕は無性に可笑しくなって大声で笑った 僕は何故か可笑しくてたまらなかった どうして僕は死のうとしていたんだ? 生きているのはくだらないかもしれないが 死んだらもっとくだらない所へ行くことになるじゃないか 死んだら何もできなくなるんだぜ? 動くことも、考えることもできないなんて最高にくだらないじゃないか そんな当たり前の事に気付かないなんて、一体僕はなにを考えていたんだ? 僕は右手を振り回し「悪魔」のビンを叩き割った それから僕は左手に持っていたビンを両手で抱え、ゆっくりと歩き始めた そのビンにはラベルがついていて そこには「天使」と書いていた
>>335 七子さん「アリス・イン・ザ・ドープショウ」
世界の複雑な仕組みに対して目を回すこと。
それはとても大事なことだし、ぼくらにはせいぜい目を回す事しかできないようなきもする。
けれどこの詩の青い色のシャープさは、引力の及ぶ範囲を近づけも遠ざけもする。nmの単位で。
>>341 なみなみおさん「春のここち」
最後のグロテスクな表現への前哨としての淡々とした春。
生き生きとした一匹の虫が、作者の一息で作り上げた作り物のガラス部屋から、容易く抜け出すのが小気味よい。
本当にたまに、タバコの気分だけを味わうぼくには、ずる剥けることに本当の感情移入はできないけれど。
>>345 丸さん。
お礼が遅くなって済みません。
>>285 へのレス有難うございます。
ちょっと数え歌っぽかったですね。
定律だけど定律じゃないような感じを出したかったのですが、
力不足をぼくも感じます。
「アイスクリームの季節」 知らない 知ってる 知らない 知ってる 花占いのけだるい気持ちは すこしずつ今からはがれていくけど 身軽になっても走らない だから甘いにおいはただよう ネクタイはうまく結べた うつくしい擬似日本の祭日 貧乏ゆすり発電の真相をめぐり カードの舞い散る百貨店 アイスクリーム・マニア いつもぴかぴかの悩みは 土曜日へ溶けていく ぼくらはのんびりと 誰にもぶつからない シュモクザメの間抜けな表情 天井から水を垂らす傘 その他いろいろながらくたは ハピネスをとりまいて ハピネスをはぐくんで アイスクリーム・アニマ またもぴかぴかのめまいは 土曜日に融けてしまう ぼくらはのんびりと 誰にも捕まらない
>>354 よつめさん
3、4連目、思い出なのか、現実なのか、心象風景なのか、
そこにある「影」に、届かないものを私は重ねてみました。さみしいです。
>>403 BOOさん
遊び心たっぷりの詩ですね。アイスクリームが初夏の日差しで少しだけ
とろけているような、ふわっとした言葉の繋がり。ただ、2連目がちょっと
浮いている気もしますが、どうでしょう。
>>351 丸。さん
遅くなりましたが
>>304 の評価、ありがとうございました。
ホルトの樹、とは「オリーブ」のことです。ノアの箱舟のところから
つまらない引用をしました。心の鳩の降りる場所がみつからない、
なんて愚痴っぽい詩に優しい評価を頂き、嬉しかったです。
最近ちょっとあって次からコテハンが変わりますが、今後もよろしく。
あと、すべて評価は大変だと思います、無理はなさらないで下さいね。
いつも足に体を摺り寄せてきた野良猫が、 ある曇天の叢に死んでいた ぼうぼう伸びた野草に覆われた小さな姿は、 あたかも、土へ返ることを本能的に悟っていたよう または、気まぐれに頭を撫でることの他に知らぬ 冷たき人間の目から逃れんとし、ついに仆れたようだった 私は花を手向けない 私は在りし日の猫に、何も与えようとはしなかった 今更、猫にも感じえたものを手向けようとは思わない 猫は猫のやり方で死んだのだから 今更気まぐれに、人間のやり方はしない しかし生き物が死ぬということは どうしてこんなにも苦しいのか (世界ぜんたいが幸福にならないうちは……) 私は、どこまでの幸福を願えば善かったのか 個人、人間のか 足元を這い廻る蟻の命は、アスファルトにからまった蒲公英の種、 あらゆる、命となるものや、もはや終わってしまったもの、猫の骸は (生命には大小も、貴賎も無いと、人類は言う、けれど……おまえ) それらは私の世界であり 猫は世界の一片だった 地よ、第四次元に展開された生命集合体 私は今こそ、お前に祈りたい お前にとって、あらゆるものがお前の世界であること 死んだ猫の幸福も、私の世界も 『言葉を知らない猫に』
>>402 ありがとうございました。
春のここちは、生命の息吹。
生命の息吹は、すこしグロテスクで、すこし気狂いじみていると思います。
狂ってるって?すべては春の季節のせいさ。
春へ<ごめんなさい。
>>403 春を越えて、詩人はすでに夏の季節を、感じている。
ハピネス、ハピネス。夏のけだるい感じが夢幻の世界を創りだしている。
そして、僕らはのんびりと、誰にも捕まらない。アイスクリーム避暑地だ。
>>342 焼売さま
理想と現実のギャップみたいなものを感じました。追いかけても追いかけても
追いつけない現実。
>>349 ペイトさま
おいしいとこだけ頂きます。こんな相棒怖くて嫌。狡猾さが感じられる詩。
あと評価お疲れ様です。
>>350 交わる事の無い君へ、思いをはせる様が浮かびました。
>>352 初心者です さま
いまだ見ぬ理想の君。いつか会えると信じて生きていこう。みたいに感じました。
テンポよく読みやすいと思います。
>>354 よつめ さま
夕刻消え入りそうな景色に心を投影しているような、感じがしました。そして
>タバコの灰 ポトリと落ちた 消えた
ここで現実への切り替えが綺麗にできてるのかなぁって思いました。
>>355 「月」の逆位置さま
すべてをさらけ出してる純な人間(単純ともいう罠)への皮肉。
どんなえらい人間でも、自分を「偽ってる」服がないとむしろ人間らしくない
みたいに感じました。
408 :
名前はいらない :04/05/17 03:53 ID:PiCwOYW/
悲しい夜は いつも太陽と一緒にやってくる 凍りつかせてもくれないような風 殺してもくれない雨 ずっと退屈が君の傍に そっと窓を空ければ 星の声が入ってくるね 黙っていなけりゃ聞こえてこないよ わかるような わかんないような 誰でもない姿で扉を叩くよ いつまでも待ってやしないからね 曖昧もずっと傍にいるからね 悲しいふりなんてやめてくれよ 僕は君を退屈させないためにここにいるんだ 言葉なんて繰り返したくはないだろう? だから 全部捨てていこう 鳴き声だって聴きたくないだろう?
409 :
lain :04/05/17 14:29 ID:DODgcDrJ
{Enemy Angel} Enemy Angel 憐憫の欲情にまみれた嫉妬にかられて羨望そして 殺したくなるような 集団的自意識過剰 切望した快楽は眠い天獄の軽い浅い条件それは 玉子をロープで吊す事 玉子を吊るせ 吊るせ 点は白で白く塗り潰せ 爆破せよ 粉塵と化し わたしはおまえが嫌いなのだ
「WISP」 暗い 暗い 部屋の片隅で 何もない 独りぼっちの部屋で 僕は耳を塞いで 目を閉じて その訪れを待っている 抱き上げてくれるぬくもりも 頭を撫でてくれる優しさも それは遠い過去のようで 僕はそれを手放せなくて 窓から差し込む光は 仄かな月灯りなのに それはこの部屋を 一層暗くするばかり 僕は此処に居る それは僕だけが知っている 待っていても誰も気付かない それで良いんだ 暗い 暗い 部屋の片隅で 何もない 僕だけの部屋で 僕は鍵をかけて 背中を向けて その訪れを待っている 暖かいその腕も 差し伸べてくれるその手も それは僕を苦しめるだけなのに それでも僕は縋りつくしかなくて 僕は此処に居る それは僕だけが知っている 叫んでいても誰も気付かない それで良いんだ 暗い 暗い 世界の片隅で 僕しか居ない 小さな世界で 僕は喉を潰して 心を壊して それでも… 窓から差し込む光は 仄かな月明かりなのに この部屋を一層暗くするばかり 僕はその訪れを待っている
411 :
七子 :04/05/17 21:50 ID:dk6n9Rv8
>>402 BOO様
評価ありがとうございます。
世界の構造は本当に捉えにくくて、目を回すことにすら何かの意味があるように思えてきます。
いつか全てがわかる日がきたらいいなあ。
「青い色のシャープさ」という言葉はとても嬉しいものでした。
ありがとうございました。
色褪せた街に 僕は佇む。 日が、沈みかけていた。 今、この瞬間を 美しいと思うから美しいと思える。
413 :
ほぎぎ :04/05/18 02:36 ID:jeMRyHb9
街灯に照らされたアスファルト オレンジに濡れている 僕は眠らない 夜を見たいから ランダム模様のビル 割れたネオン管 自販機が燃えてる ささいなこと 路側帯が安住の地 ビール片手に笑ってる 血が落ちてる ネズミ達が並んで走ってる 風が強くなった 雲がちぎれて月が見えた 湿ったコンクリート どこまでも続くスリップ痕 聞こえない音 意味のないハイビームが 煙突の煙を輝かせる トンネルの非常灯が割れていた 僕は眠らない
414 :
名前はいらない :04/05/18 03:43 ID:BHMRVhxy
夢の世界へ一人旅 おー加護ちゃんだ おーそんなことを 今夜も素敵な夢を見よう
肉を食うか? 血のしたたる香ばしい牛肉を 罪のない仔牛をバラバラに解体して お前、その肉を喰うのかよ? 人が食べるために生まれた 家畜 牛 豚 鶏 あらゆるものが死ぬために生まれさせられてる その肉を養うためにどれだけの穀物が必要だと思う? 肉を喰うか?
はじめまして。 チョット怖いですが・・・ 詩の評価をお願いします。 「ふれるということ」 ふれて さわって だきしめて キスをして 言葉では 真実は伝わらない 肌を通じてわたしの思いを感じて あなたの気持ちを感じたい 皮膚は言語を通さずに 真実を感じ取ってくれる。
417 :
くら ◆TLCuAGZ/CY :04/05/18 18:17 ID:tIZE6HAe
一面に広がる死体を見て見ぬふりをした 知らない方がいいことは知らぬまま 流れ滴る血の赤さを忘れようとした 本当を知っている人はいない 思いとどまることで何もかも守っていた 産まれたことを祝福されたい 生まれてきたのに死にたくない 死にたくないから殺すかもしれない 死にたくない人を殺すかもしれない ごめんなさい ごめんなさい 謝れば許してくれるだろう 何も知らないのだから 死ぬためにオチてくる命は 価値を考えれば0かもしれない 終わるために命は生まれる それは決められた終わりじゃないかもしれない いつ亡くなるかは誰もしらない 命に意味はないかもしれない 「ナンニモシラナイ0ノイノチ」
>>355 「月」の逆位置さん
良質のブラックジョークを読んでる気がして、個人的にはツボでした。
こういう作品は大好きです。
これからも頑張ってください。
>>363 misakiさま
>苦しみは比べる物では無いのです
ここの部分が誰にも上手く伝わらないもどかしさ、辛さを表してるなぁって
思いました。
>>365 ネルさま
自分の中の孤独に恐怖し、新しい世界へと足を踏み入れていく。新しい世界へ
の扉が何故開けてはならないのか、全ての扉を開ききった時の景色はどんなも
のなのか、気になります。
>>367 いつも隣にいて当たり前な関係。読んでて、二人の関係にはまだ答えは出てな
いのかなって思いました。
>>370 神代裕紀さま
自分の行動とは裏腹に、意識の中ではその行動を否定している。でも、その衝動
を抑えられず、繰り返しその行動は続いていく・・・。
『招き手』 そんなに泣かなくていい (暗い闇の中) 誰かの死なんて、陳腐な理由だ (弱い風が吹いている) 『重大な問題』・・・そんな事はないはずだ (それは君を生ぬるく包み込み) 自分自身より大切なことなんて、嘘だ! (どこまでも深く、引きずり込んでいく・・・) 僕は、無力だった
421 :
名前はいらない :04/05/18 21:00 ID:Yo0cSY9q
遠い国の空の下 涙がもう枯れ果てていた 黒く光る殺人鬼を 作ったそのお金で いったい何人が幸せになれたんだろう かっこいい服を着た偉い大人達の どこに人の未来をかき消す権利があるのか その汚い車で どこか連れて行ってほしい 地獄はもう見たくないよ 入れないドアの向こうで 誰が世界を変えたんだろう 涙を流してる みんなの声を聞いてくれよ 他人の悲しみのカケラも知らない偉い大人達に この世界の未来を作り上げる権利なんてあるわけが無いだろ この汚れた僕を どこか連れて行ってほしい もう世界なんか相手にしないよ 鍵のないみんなのドアの中を なぜ素通りするのだろう 涙を流してる みんなの声を聞いてくれよ
422 :
名無しさん@ゆずアイス :04/05/18 21:15 ID:nT6fYbI5
>>421 遠い遠い御国で涙を流す
貴方の優しさが染み出る一文で
悲しみを叫ぶその声は
優しい優しい貴方が
もっともっと優しく優しく
なってからの方が
好きだったな
僕がギターを構えてそれを弾けば 彼は銃を構えてそれを撃つ 僕がハンバーガーにかぶりつけば 彼はひとにぎりのパンにかぶりつく 僕が石につまづいて転べば 彼は地雷につまずいて命を亡くす 全く別の世界に存在する僕と彼 二人の生きている時間は同じなのに 一つは汚れて濁ったプール 一つは綺麗で澄んだプール 彼のプールが濁っていて僕のプールが澄んでいる だがそれは反対なのかもしれない 生きる戦争 死んだ平和 あなたならどちらを選ぶだろう 教えて欲しい 僕と彼に
S・E・O・D お前らはこの国に進入した まともな仕事なんかできやしない 何隻ものボートで乗り込んできて 国へ帰れよクソ共 街角でホットドッグを売り 道ばたで新聞紙を売る 押したり引いたり穴を掘ったり汗をかいたり お前の巣穴は最悪にちがいない いつも俺を待たせる 本当にむかつくぜ 話すら通じない 英語で話せよ でなきゃ死ね 俺が欲しい物が 必要な物が判らないのかよ? 何で俺が何度も根気よく話さなきゃならない? 読めないのかよ? すんばらしいアクセントだ なんでまともに話せないんだ その首の上にひっいてるのはなんだよ? 考えるために使ってるのか? いつも俺を待たせる 本当にむかつくぜ 話すら通じない SPAKE ENGLISH OR DIE!!!!!!!!!!!! 英語で話せよ でなきゃ死ね
本日ハ快晴ナリ 予感だけがうっすらと立ちこめる 午前四時 夜明け前 微かに鳥たちのさえずりが聞こえる 大きな通りの真ん中 明るさを増していくビルの谷間 車も人も通らない 個人的な街景色 とても単純な感動 すこしだけ照れ笑い もうすぐ太陽の光に埋め尽くされ また私は蒸発してしまうだろうけど この景色をできるだけ長く もう少しだけ光りの感触を 太陽に溶けるまで
∩@”∩
>>424 ( ,,・Д・) SODのスピーク・イングリッシュ・オア・ダイ
/つ つ ですね。
// ,,・ω・)
.....し____ノ
427 :
名前はいらない :04/05/19 15:24 ID:X0qc/h4x
【アイスクリーム】 君とたべたくてアイスクリームを買ったんだ チョコレート味と バニラ味と 迷って決められなくて ボクが結局選んだのはミックス味 ふたつの色が重なって まるで僕たちみたいで 早く君の驚く顔が見たくて ウキウキして待ってたんだけど 君はなかなかこないから ボクの手に溶けたアイスが流れてきて それでも二つの手にアイスを持って ボクは君が来るのをまっている ミックス味のアイスクリーム 両手に持ってたたずんで
お酒もよとのこの日柳井この日も夜中差のは お菓子のヨロシクは煮物と茄子のユネスコの着く 空き室のは夜中は即席の月日のよもとか 行く先の腹式は手元の背中の起伏のか
429 :
ほぎぎ :04/05/19 21:56 ID:pHNdcpN8
さっきからつぶやいてる 誰も見てない机の下で カチカチ音が鳴っている トンネルの中の交通事故 君の中にいる口の上手い奴 僕の証言はひっくり返る いつまでもだまってる ネズミがうろちょろ 少しだけズレている 割れたままのコップ さっきからそこにいる ずっと泣いている 札束に埋まったままの 生まれたての仔犬 まだ目も開かないうちから 地雷源を歩いていく
430 :
神代裕紀 :04/05/20 13:30 ID:nNFa4MWx
>>419 の丸。さん感想サンキュウです。実は本を出してますよ(マヂ)
431 :
神代裕紀 :04/05/20 13:35 ID:nNFa4MWx
タイトル:壊れかけたこころはまだ君を探している 壊れかけたこころは何処に行くのだろう... 手を伸ばせば、また触れられる気がした だけど、力無く すり抜けてゆくよ... 瞳を閉じる そうしないと消えてしまいそうで怖いんだ... 遮られた世界では 君は変わらずにいて 最高の笑顔を...僕だけに... だから開くのが怖いんだ... 夢を見る 繰り返し見る 同じ夢を... リアル過ぎて喜びと悲しみとの間に挟まれる けれど、それがないと生きて行けないんだ 生きて行けないんだよ... ふと、振り返って手を伸ばす 君がそこに居る様な気がして手を伸ばす だけどぬくもりはなくて... ただ儚くて、儚くて 僕は天を仰いだ... 歪んだ景色の中で君は泣いていた 叫ぶ、叫んだ「許してくれ!」 どうにかなりそうだ... 途切れたこころは何処に居るのだろう? このこころは何処へ向かえばいいのだろう? どうにかなりそうで今も手を伸ばしているよ 君を探すために... ↑実はコレ私が出した本に載ってます(マヂ)
432 :
ホルン :04/05/20 16:46 ID:CUe2CzPw
草原に、 ホルンの音が 響きわたると 深い霧に沈んでしまう 小動物は ホルンの音色に誘われて 無防備に 浮かび始める ホルンはまるで 女を 濡らす 男たちの愛撫。 ホルンはまるで 神様を 恍惚にする 七色の煙。 あの、ねじ曲げられた 冷たい 雲の浮かぶ 細い金属の管の奥で 僕はえいえんに 眠りたい かわいい小鳥を 抱きながら
433 :
名前はいらない :04/05/20 16:51 ID:BrI7c2yA
「塔」 どれくらい登ってきただろうか 足はもうくたくたで精神は限界に達している それでも僕は登りつづけている 上を見上げる どこまでもどこまでも果てしなく塔は続いている その昔 僕は塔のてっぺんを見たいと思い登り始めた 期待が僕の足を動かした 夢が僕の背を押した そして僕はここまでやってきた どれくらい登ってきただろうか 肉体はとうに限界を超えているはずである それでも僕は登りつづけている しかしながらそれは てっぺんが見たいからではなく きっと下を見てしまうのが怖いからだろう
435 :
花になれない花 :04/05/20 17:37 ID:ce1trQd7
いつも通り 今私は いつも通り学校へ来て いつも通り授業を聞いて いつも通り他の事を考えている そしてまた いつも通り友達と遊んで いつも通り帰ってきて いつも通りご飯を食べる この「いつも通り」のサイクルは いつも通りに いつもいつも 廻っている
>>407 丸。さん
コメントありがとうございます。
いろんな見方があってびっくり。
もしかすると、正解なんてないかも知れない。
>>418 どっかのスレのby79 さん
ありがとうございます!
がんばります。
久方ぶりに評価もどきをやってみます。
書きたいものを書きたいだけ。
>>412 どっかのスレのby79 さん
思ったもんが勝ちってやつですね。
>>413 ほぎぎ さん
淡々とした情景描写。
心が凍って何も感じなくなったのでしょうか。
目に映る風景に心を動かされることもなく。
眠りさえもどこかに忘れて
なんて悲しい。
>>415 うん、食べる。(鬼
だってお腹が空くんだもん。
>>416 わに ◆Wani6uvhK さん
伝わってくるのは必ずしも心地よいものではないかもしれない。
喜びも悲しみも怒りも憎しみも苛立ちもすべて心の中にに必ずあるもの。
すべて受け止めることができるのだろうか?
必ずしも、自分に都合のよい反応が返ってくるとは限らないのに。
>>417 くら ◆TLCuAGZ/CYさん
生きることの矛盾。
何のために生きるのか、何のために死ぬのか。
なかなか解けない難しい。
死にそうになった時にまた考えよっと。
…夏休みの宿題は最後までとっておくタイプです。
438 :
廻苦 :04/05/20 20:35 ID:Qz7u9Zuy
何も知りたくない、空なんて要らない 羽ばたく翼は欲しくない、明日の保証があればいい 飛べないのを知りながら夢見ることの虚しさが わたしを壊すのをわたしは知っている 空を知らなきゃ翼をしらなきゃ 飛びたいなんて思わなくて済むのに 空を知らぬまま唄っていたいの 明日の保証の為に、籠の中のカナリヤのように 籠の中のカナリヤのまま 哀れな小鳥でいさせてよ
『pure soul』 何不自由のない暮らしだな だけど何か満たされぬ そんな夜もあるだろう そんな夜もあるだろう 何を恐れているのかも わからず街を飛びだした 必死でつかもうとしてる 栄光は大きな意味を 明日に投げかけたとしても 望まない結末もある 繰り返す暮らしの中で 避けられぬ命題を今 背負って 迷って もがいて 真夜中 出口を探している 手探りで 賽を振る時は訪れ 人生の岐路に佇む 共に見た数々の夢を 追いかけ汗を流す仲間もいたな 声を上げ駆ける少年を 振り返る余裕すらなく 擦り切れた若さの残り火 この胸にくすぶらせている 「未だ 夜明けは遠く」 「生きてゆく為の賢さを 今ひとつ持てずにいるの」と 誰かがふいにボヤいても それはみんな同じだろう 細やかな喜びの為に いくばくかの情を捨てた時 夢を大事にしろよなんて いつからか言えなくなっていた 独りにはなりたくないと 泣き濡れた夜もあったな・・・ あの日々の2人がなぜに こんなにも愛しく見える ずいぶん遠くへずっと遠くへ 2人肩並べて歩んだけれど 愛は愛のままじゃいられず いつか形を変えるだろう 共に生きる家族 恋人よ 僕はうまく愛せているのだろうか よくできた解答の果てに 悩みぬく世の中はなぜ? 平凡で手アカのついた言葉でも 愛してると伝えてほしい 親の言葉も聴こえなくなるほど 遠くに来ました 幼い頃の子守歌を手に 夜明け前 独りで高速を走った 過ぎゆく景色 季節 思い憤り全てを越えてみたくて
440 :
無名の吟遊詩人 :04/05/20 22:05 ID:cwawNRIx
=「LIFE PAZLE」=============================== パズル 形の合う物を組み合わせ、絵を完成させる玩具 誰が考えたのだろう。 どうして人はパズルをするのだろう。 きっと 人生は自分で組み立てていくものということに気づいた人が それを形あるおもちゃとして考えたのだろう きっと 自分の人生をパズルと重ねているのだろう ピースがあれば組み立てられる、幸せになれる そういう希望があるから「パズル」を組み立てていくのだろう しかし あと少しで大切なピースを失う人が大勢いる ピースを失うとパズルは完成しない だけどピースなんてものは案外近くに落ちているのだ ただ近くを見ない つまり今の自分を受け止めることができない 現実を受け入れていけない人なのだ 今の自分がわからなかったり 受け入れられない時 そんなときは もっと近くを見よう きっとピースが見付かるはずだ 貴方も小さいころなくしたパズルのピースを 案外簡単なところからみつけたでしょう それを思い出してみよう
441 :
SILF :04/05/21 00:50 ID:QXUQSaTg
風の声 風の記憶 それは 僕の知り得ない遥か彼方 僕を置いて 有ルガ儘 僕はその往く末も見い出せない 幼い僕はまだ鳥カゴの中 「行コウ」 そんな言葉を期待しているんじゃない 飛ぶ事を知らない羽でも空は飛べますか? もう膝を抱えているだけではいられない 扉はもう 僕の前で錠を解かれているのだから 風の声 風の記憶 それは 僕の知り得ない遥か彼方 僕を越えて 有ルガ儘 僕はまだこの先へ踏み出せない 出口はもう用意されている 「行コウ」 差し伸べられた手を素直に取れる程大人じゃない 勇気を履き違えた僕にも追い風は吹きますか? もう僕は知っている筈なのだから この扉は 僕のために開かれているのだと 風の声 風の記憶 それは 僕の知り得ない遥か彼方 僕の背を押して 有ルガ儘 風は始まりの時を告げた 僕はまだ 飛び方を知らない…
442 :
名前はいらない :04/05/21 01:56 ID:2gTNdJFs
夜空を見上げ 遠い過去から遥かな未来へ そこから離れ 百年分の会話をした 季節は老いず いつまでも 花は咲き続ける いつまでも
>>434 >てっぺんが見たいからではなく
きっと下を見てしまうのが怖いからだろう
この部分が面白いなぁ〜。
その恐れは自分自身人生への心残りか、
それとも戻りたくなるほど幸せだったからか。
でも、登った分だけの価値はあるはず。
>>438 廻苦さん
形のないもの報酬のないものに向かって歩いていくのは、とても大変なこと。
何も知らずそのままでいられたら楽だろうけど。
444 :
名前はいらない :04/05/21 04:51 ID:BPFW+sAN
退屈が空を埋め尽くしていく 言葉も届かないような沈黙の底 雪が全てを覆い尽くすとき この水も凍ってくれるかな? あまりにも酷い夜に 後一言を付けたしたくなる だけど 沈黙は全てを覆っていく
445 :
名前はいらない :04/05/21 09:31 ID:8auzKUnj
446 :
SILF :04/05/21 12:14 ID:/bD6CcuV
>>445 ヒツジさん?
何方かのハンドルでしたら人違いかと思います。
447 :
人形使い :04/05/21 17:50 ID:VTCzZGSt
BOOさん、ありがとう ボヘミアンさん、「月」の逆位置さん、お帰りなさい 丸。さん、ベイトさん、おつかれさま 『風の子』 3歩で天まで一気にのぼり ぼくは梢を渡る風だった 沁みいる口笛を 細く鳴らして戸を叩き 衣を翻しては 鳥たちをくすぐり 高架線の鉄塔の上に ふととまるのだった その様を始終見ていた ただふたつの瞳が ぼくの瞳なのだった 風が吹き上げたその瞬間 風はぼくであり ぼくは風であった ただそれだけのことなのだ
>>437 「月」の逆位置さん批評ありがとうございました。
私は楽天家なようです。
気持ちいいものがかえってくると考えています。
今回は長めです 「監禁」 四角い箱の中で 僕は成長する 母の乳首も知らずに もうじき2倍になる 歯は立派な武器になる 腕につながる点滴を固定したシーネは 腕を振り回すと壁に当たる これをうるさそうに 白衣のものは顔をしかめるのだ 青い光が僕を照らすけど 目隠しをした僕にはその色も知らない ただ 3時間毎に食事が口に放り込まれて 排泄物はムリヤリに片付けられる 僕はすべてを吐き出すだろう 全てを。
>>383-384 日常のほんの些細なことにでも幸せを感じる事が出来る。心を開放して
少しでも多くの物事に触れて感じていきたい、そんな風に感じました。
>>381 早朝のあわただしさ、勢いのある爽快さが伝わってきました。カコイイ!
>>389 ネルさま
目的が見つからず、心が定まってない感じ。どこかに一本の道ができたなら、
流れに乗ってすうーっと流されていくそんな感じを受けました。
451 :
遥 :04/05/21 23:34 ID:ZH2B9h7t
光と闇 光をください 少しでもいいから 底抜けの暗闇世界の住人は 花を探してる 元気になれる花を 取り残さないで そばにいるだけでいいから まん丸の太陽がないこの世界は 闇を照らす 光さえ無い 永遠なんて無い だからこの苦しみも‥ 永遠なんて無い だから『死』がある 永遠なんて無い だからこの苦しみも‥ 永遠なんて無い だから『死』がある どうでしょうか??
サージェント・D 冷酷なあの男 お前の顔を踏みつける 極悪非道 奴には近寄るな 眼球をえぐり出されたくなければな 口には気をつけろ 奴をみたらもはや祈る暇はない お前の心臓を引き裂き食いちぎる 肘を砕いて指先を挽き潰す ここにいなければ良かったんだ サージェント・D 光臨だ お前は奴のリストに載ってるぜ 行進を乱す物はその足を叩ききられる ぐずぐずするなよ ぶち殺されたくなかったらな 奴にトリックは通じない ぶちこまれちまうぜ? 奴に慈悲など微塵もない 頭に小便をかけられるだけだ 奴はお前の姉妹を殺して乳房を送りつけてくる ぐしゃぐしゃに殴打して鞭で打つ 子供に爆弾をしかけマッチを投げる ババアを車でひき殺し 飼い猫を切り裂く -Stormtroopers Of Death- 奴らが街にやってきた 奴らのウージーが肉を裂く さぁ狩りの時間だ 目的は正当化され理由は明確となった 奴らの耳に届くのは復讐ただそれだけだ ここにいなければ良かったんだ サージェント・D 光臨だ お前は奴のリストに載ってるぜ
>>443 遅ればせながら評価ありがとうございました。
面白いなぁっと言っていただけると本望です。
恐怖ととらえるか恍惚ととらえるか、悔いととらえるか幸せととらえるか・・・
>登った分だけの価値があるはず
よいお言葉をありがとうございます。
454 :
廻苦 :04/05/22 11:20 ID:HPth2u9V
>>443 さん
評価どうもありがとうございます。
知らぬままなら何も望まぬ。
-------------------------------------
髪を伸ばすのは好みじゃない
爪なんて切り落としたくて仕方ない
スカートは長いほうが良い
コンタクトなんてまっぴらごめん
眼鏡をかけていたいのに
染めた毛先はぱさぱさで
黒かった頃はさらさらだったのに
靴下は白の三つ折を
履いていたいのにルーズソックス
流行流行、もううんざり
流される世間も、流されるあたしも
ファッション誌に騙されて
バカ高い服買ってみる
似合やしないのに店員は
あらあらお似合いですよとお世辞に必死
こんなブランドモノよりも
安売り洋服で十分なのに
流行流行、もううんざり
流されなきゃいけないみたいに 流されるあたしは。
>>404 Missingさん
レス有難うございます。2連目はもっともっとお祭り騒ぎにしてみたかったけれど、逆に抑えすぎて浮いてしまったみたい。さいきん30行以上の詩を書く集中力が持続しないので、こういうスタイルにするしかないかなとも思う。
>>405 ボヘミアンさん
死って何だろう。あらゆる可能性の終わりにして誰にも肩代わりのできない、事象の地平。ぼくは親しい人の死を見つめてみた。今日のそれはたまたま淡々としていた。漸近線を描いて訪れていた。
預言と予言のちがいは蒲公英の綿毛よりも、ケサランパサランよりも曖昧。
だから/だけど、未来よりも過去を信じる。
>>406 なみおロックさん
レス有難うございます。ずうっとまえ。31好きだったけど。そのころは捕まりたくなかったんです。
>>409 lainさん{Enemy Angel}
>玉子をロープで吊す事
バタイユの匂いがするのでちょっとうらやましい。
>>449 わにさん「監禁」
>歯は立派な武器になる
そして歯形は、火葬された後でもアイデンティティーを保つ(レクター博士はもっと高尚なのかもしれない)。
「生まれたときから完全に監禁されている子供 ―― 狼に育てられてすら居ない」という思考実験を、ぼくは思い浮かべる。
たぶんこの呆れる世界では、人の悪魔的な興味によって、実際に行われたに違いないという確信がある。
>>454 廻苦さん
流行に流されないことと、安い服を着るということとは、違う気がする。
いえるのは、少なくともダサくない外見は身を守る護符になり、そして何よりもよく選んで買った新しい服の包装を解いて袖を通すとき、
そしてその服を着て人に会うとき、とても気持ちがよいということ。
「一点透視のこころみはつまらない記述という幸福に落ち着く」 速度のゆるみを感じて ひと気ない通路に空気はささやく こうもり傘は不意にはばたき 窓外の夜へ思いたつ 気流のとぎれるところ 消失点をさす指先は ほんの小さく裂けて 四角形から迷いでる よく知られているとおり 目をつむろうが つむるまいが かすかな時間は 一点透視により とても長い時間と等価になる 今日すごした街は 36度を保ちつつ 千年後にはひと気なく 今すごしている惑星は 指令からとおざかり 万年後にはひと気なく いつかのこうもり傘は ひと気ない2.7Kの軌道にあり 目をつむろうが つむるまいが 一点透視の配慮はつづく
痛がりません パンの耳 よろしくおねがいします
曲がりくねった道でした いくつも分かれていました どうにか道を決めて歩いていました 大きな石に足を取られつつ歩きました 転んで泣くことも有りました 何度でも起きあがりますよ 道すがら花が咲いていました 誰にも気づかれないようにそっと愛でました 臆病者ですので 引き返す事もありましたよ 迷った事も沢山です 親切な方のしるべを信じ 疲れた方の手を引いて 大きな風呂敷に荷物がいっぱい 無くしたり 拾ったり 色々ありますよね 誰も知らない道が好きなんです 写真で見える景色は見たくないのです 私が悪魔だからですかね?
459 :
名前はいらない :04/05/24 15:17 ID:JzYGx3IO
海は真っ赤で綺麗でした 夕焼けが海に溶けていました 私は少し笑って きらきら光る小石を 海にむかって蹴り上げました 真っ赤な真っ赤な 血飛沫があがりました。 私はうなずいて やはり綺麗なものはいいものだと 一人想いました
「卑猥暴鬼」 彼女のミュール 白いうなじ 細い指先 部分々々はとても淫靡で 僕の目を離さない とてもいやらしい瞳の持ち主 そいつがボクニヒヲツタ ミュールの紐が 食い込むあしくび 見事なシグサの 華奢なゆびさき うなじのうぶ毛に ヒトリモダエタ それしか目に入らないのサ そいつが世界の全てサ ひとつひとつを切り離して 組み上げたら そいつが僕のモラトリアム 猟奇に犯された 僕の脳味噌かきまわしてさ プリンみたいにカラメルかけて あなたの中まで犯すべく すすってみせてよ ウルワシノキミ
ラァ!!! 取り残された行く末を 眺める傷口が ラァ!! 薄っぺらの晒し上げに 行き届いたチャックエン ラァ!! 軋む夢 ぶっささった時計の針 ラァ!!僕のラァ!!きラァ!!ラララララァ!!ラァ!!
463 :
どうですか? :04/05/24 20:37 ID:lLEV6tty
今日を生きる 明日生きているかなんてわからない もしかしたら 明日はもう生きていないかもしれない もしかしたら 今日しか生きられないかもしれない だから 今日をがんばって生きる 自分の出せるものをすべて出し切る それが一生懸命生きるって事だと思う それが一日一日を大切に生きるって事だと思う
464 :
名前はいらない :04/05/24 20:39 ID:lLEV6tty
今日を生きるが題名です!よろしくお願いします
465 :
名前はいらない :04/05/24 20:57 ID:Rp15UOLD
「さよなら」って言ってた君の 顔を思い出した。 あの頃の思い出 忘れちゃいないよ ずっと大事に閉まってた 心の底に ずっと閉まってた。 明日は明日の風が吹く もう行かなきゃね 自分探しの旅に
狂ったように頭を振れ 髪を振り乱し 首が折れそうになるほど 拳を突き上げろ 高く高く 突き上げろ 目を見開き 血走り 瞳孔は開き 暗闇の中男達は踊る 叫べ 喉から出血し口から血を吐いて それでも暴虐は鳴りやまず アルコールに溶けた思考は静寂を許さず 飛び跳ねろ!ぶち込め!けっ飛ばせ!ブチコロセ!!! マイノリティーの馬鹿騒ぎは歯止めがきかない fast e'm all
467 :
名前はいらない :04/05/25 04:00 ID:Juvcgsd6
カリンカ 男の声が歩き出す、そろりそろりと歩き出す 藍色を濃くした暗闇に、銀の星々数多く 白い吐息はか細く昇る 身体小刻み震えだし、声も天に帆を揚げる 小さな波はさわさわと、大きな波を呼び起こし 白い光が地平を揺らす さあ時はきた我が同胞(はらから)よ! 舞台に太陽達が満ち、全てが白く染まるとき リズム肩組み、テンポをあげる ただひたすらにカリンカの、カリンカの声こだまする
よろしくお願いします。m(_ _)m
469 :
名前はいらない :04/05/25 13:30 ID:t0DdC4FS
破綻した部屋を埋める 吐息の数を数える 石を滴る水が凍りついて アスファルトの上で溶ける 停滞した退屈 座り込んだ溜息 息を吸いこむ瞬間の苦痛が輝く 鉄道が軋む音が空を満たしていく 太陽と月が交わる夜 消えていく音楽のためのロンドが 壇上から響く 噛み締めた髪の味を忘れる 醒めきった悪夢が階段を軋ませることを知る
470 :
ほぎぎ :04/05/25 14:02 ID:nI72CUA5
立ち止まったまま泣いている 笑う影 足元に揺れている 赤いランプが点滅してる 子供は黙ってる 畑に降る酸性雨 どこででも聞こえる声 悲しんでるふりしてるだけ また背中が痒くなってきた
↑ 映像が定まらなくてなんか好き。 痒くなってきた という1行がとたんに日常的になるから、 疼いてきた とかにしてはどうかと。
472 :
名前はいらない :04/05/26 03:53 ID:jSWNisrK
僕を尋ねてきた人々の足跡はいったいどこに消えてしまったのだろうか 発露したはずの声が 皺の無い頭につるりと滑った 悲しみのない歌が孕む悲しみが 苦しみのない人から解き放たれる苦しみが 寂しがり屋のための忘れ物になる 時々 頭蓋骨を飛び出す魂 記憶という言葉を知らない脳髄 お喋りな身体 月まで届きそうな足音のために 腕も顔も心も慎重にならざるおえない だけど その足音に導かれた 夜はどこに消えて行くのだろう
473 :
名前はいらない :04/05/26 05:47 ID:FQ81SfkB
草の匂い あざやかな色 両手いっぱいで抱きしめる 空まで届くオーケストラ 今日も素敵だね 振り返ると 大好きな彼がそこにいた 冷やし中華はじめました
ここって評価してるひといるの?
私は2人の方に評価してもらえましたよ。
>>447 人形使いさん
やっぱり素敵な詩♪
きっと、わんぱくな風なんでしょうね。
気まぐれな感じがまた良い感じ。
>>448 449 わにさん
ひねくれ者でごめんなさい(汗.
箱の中で学ぶのは絶望か復讐か
ただ、周りの人々の義務じみた世話と絶対的な拒否が世界のすべてで。
吐きだしたのはそんな世界が送った偽りの贈り物か
>>451 遥 さん
欲しいのは「光」でしょうか、「花」でしょうか
……それとも「死」?
>>452 悪魔 さん
(((゛◇゛)))カタカタカタカタカタカタカタ
怖いよー。(涙
無慈悲な悪魔、救いはどこに?
>>454 廻苦 さん
逆らうこともできぬ流れに巻き込まれ
ただ、じたばたと苦しむ
うんざりなのは世界なのか自分なのか
>>456 BOO さん
全時間を圧縮した感じ。
宇宙の時を測る時計で見れば
人類の歴史など一秒にも満たないのでしょう。
ところで、36度だと熱くて死にます。
そんな、私は北国生まれの北国育ち。
>>457 北 さん
きっと、サンドイッチで邪魔者扱いされても、切り分けられて安く売り払われても
文句も言わず、傷つきもせず、ただ淡々と存在するのでしょう。
それはまるで殉教者のような尊厳さをも醸し出しているようにも思います。
……、こんな感じで良いですか?(笑
>>458 悪魔 さん
普段は聞けない悪魔の弱音。
明日は優しい雨が降りそうです。
そんな日もたまには良い。
>>459 血飛沫があがった場面にぞくっとします。
命の色はやはり心を動かさずにはいられないのでしょうか。
>>460 つ、通報しますた。
>>461 わからない……。
もうしわけない。
>>463 明日があるかどうかはわからないから
せめて、今日が幸せだと信じたい。
>>465 思い出は何をもたらしたのか。
そして、自分探しの旅は何をもたらすのでしょうか。
>>466 悪魔 さん
荒々しいエネルギーの嵐
善も悪もなく、そこに生きる力があるのみ。
舞踏会 狂ったように踊り続ける足のない人形 首の無いカラス 手の無い老人 滴り落ちる血で足を滑らせるワタシ さあメインディッシュ 眼球のスープ 舞踏会 足のソテー 頭の丸焼き 腕のデザート あさ召しあがれ ワタシは口から滴り落ちる血を拭いながら 食べまた踊り狂い続けた
「母胎回帰」 妄想の恐ろしさよ 幻に追われ ひたすら狂う 心臓は動いているのか? 胸を十時に切り裂き 素手でぐいっとえぐりだす 光にかざせば 真っ赤な血が滴り 腕をつたい 地に染みを育てる 心臓は 原始のリズムを刻み 母の胸で眠った日を思う
481 :
ぽい捨て :04/05/26 20:50 ID:qnbXJUnx
ちょっと休憩 ここで休憩 ・・・・ほぅ やっぱり私にはこの場所しかないんだなあ 二人で植えたちっちゃな花 枯らしてしまいたくて いつもいつも 枯れてるかどうか 片目つぶって見てた しおれはじめたその花が 悲しそうに私を見る 「あのときみたいに笑って水をちょうだいよ」 今の自分がみにくくなる なにかにおわれるように 少し水をつたわせる ごめんね ごめんね つぶやいて 鉢を抱きしめる また捨て切れなかった まだ捨て切れてないんだ
482 :
名前はいらない :04/05/26 20:59 ID:6HT0T/jB
功労賞ならいらないぜ 賞状を渡す君で栄誉 今夜? いや 遠慮じゃない
>>476 「月」の逆位置さん評価ありがとうございます。
ひねくれてるなんて、そんな・・・
私は物の裏側が見ることの出来ないお馬鹿チャンなだけっす。
そんな「月」の逆位置さんの480の詩はかっこいいですね。
読んだだけで脳裏には真っ赤な動脈血が広がってゆくイメージがわきました。
イメージのわきあがるような詩が書けるよう精進したいです。
十時じゃなくって十字だった!!
がっくし。
>>483 わにさん
いえいえ、ありがとうございます。
お互いがんばりましょうね。
485 :
人形使い :04/05/26 22:12 ID:1w1Waylr
>>476 「月」の逆位置さん
ありがとう☆
いつまでもワンパクでいたい。。。
通報する程のもんでもあるまい?
そうか? ……ソウデスネ..ワタシココロ゙セマイデスネ..
まぁ、ええけどな 恋なんてな、綺麗事ばかりでもないやろ。 あんな表現もありやで と、マジになってみる
489 :
池沼の詩 :04/05/27 19:27 ID:3WY9jJY2
夢 (睡眠時に生じる、ある程度の一貫性をもった幻覚体験。 多くの場合、視覚像で現れ、聴覚・触覚を伴うこともある。 非現実的な内容である場合が多いが、夢を見ている当人には切迫した現実性を帯びている。 「―を見る」「―からさめる」) を見た 揺らめく炎に浮かぶ白面の男が 舌をニュルリと出して唾を炎にたらした 炎は煙を立てて消えて 煙で男は隠れて見えなくなった 煙が晴れてきたら白面の男は消えていて そこで僕は 夢 (睡眠時に生じる、ある程度の一貫性をもった幻覚体験。 多くの場合、視覚像で現れ、聴覚・触覚を伴うこともある。 非現実的な内容である場合が多いが、夢を見ている当人には切迫した現実性を帯びている。 「―を見る」「―からさめる」) からさめたのでありました 昨日と同じ今日がそこに転がっていました
490 :
名前はいらない :04/05/29 20:10 ID:xi8RlkUG
この人誰か知ってますか? kaisyu なんかかっこ良くて詩がいいんです。
491 :
アン :04/05/29 20:27 ID:MPnulf90
じとじと蒸し暑い 厚く垂れ込めた雨雲は この胸の中を写すように灰暗色の空 しとしとポッチャン また小糠雨が瞼を濡らす坂の道 足取りも重い 辻の地蔵も恨めしそうに、どんよりした空を見上げてる 梅雨が明けて、あの夏がまたやってくるんだね もう再び還らないあの夏の日 梅雨空に祈りを込めて仰いでみた丘の道 遥か海の彼方に、島影が霞んで見えた 君の面影が、浮かんでは消えたかに想えた
492 :
名前はいらない :04/05/29 20:32 ID:2/7deng7
あなたは私を見ている 私はあなたを見た 街灯に流れていく桜 わたしはただ眺めている ああ散るよ散る そして私は予言を繰り返す 地図が読めるのよ それだけなのよ 私には何もできない そして今日も花びらは散る そして再び咲くのよ 来年の今頃 桜の命が絶たれない限り そう、再び咲くのよ 今日の桜は綺麗よ
493 :
D :04/05/29 23:15 ID:VRZx4so/
「 旅路 」 これはこのときのことでない 時間の川原の物語 あれはあのときのことでない 次元の浜辺の物語 いつかきた道 記憶の中の ぼやけた街道 どこへ行くのか どこからきたのか 定かでない 今ある自分が 淡く消え行く 今いる自分が 薄く去り行く すべてが消えて すべてが生まれる ここから始まり ここから終わる さらば もう帰ることのない 緑の日々よ さらば もう会えはしない もう出会えはしない 振り向くならば 背中に未来が見えてくる 振り返るなら 影にさだめが見えてくる 背中の自分は 前の自分の 違う存在 進化の存在 行くのなら 心を決める 歩くなら 心に思う 旅立ちは いつの時も 自分が変わる 昨日の自分が 今日の自分に進化する 明日の自分に 今日の自分が成長する この道に 遠くて険しい この道が 自分の歩く 唯一の旅路
時空を超える花が一輪 ある時は暗く届かぬ 海の底 波も立たず 何も通過せず 湧く蒸気と 硫黄にまみれ 静かに 深く 儚い ある時は高き頂 雲の上 吹き付く風と 冷たい空気 寒々と照る 冷たい太陽 厳しく 高く 儚い また、ある時は血塗られた 闇の穴 人の子の英知の結晶 傾いた世界に穿たれた 一切を焼き尽くすメギドの炎 形を持たぬ怨嗟とバラバラの世界 血 肉 瓦礫 暗雲 それすらどうでも良くなるような 涼しい草原 花は咲く
495 :
名前はいらない :04/05/30 01:19 ID:vN9BEUgV
【サイレン】 街中に 響き渡るサイレンは きっと仲間を 呼ぶ悲鳴 窓も壁もすり抜けて 今すぐ飛んでいくからね 今夜は一緒に叫ぼうよ ピーポー パーポー ピーポー パーポー ピーポー パーポー ピーポー パーポー ほんとうは 救われたいのは私です 帰る家も もう要らない 誰にも気付かれず 深夜の病棟に住み着きたい あんたと一緒に私は泣くよ ピーポー パーポー ピーポー パーポー ピーポー パーポー ピーポー パーポー
496 :
SHEEP ◆JNTQJF5XKM :04/05/30 02:02 ID:y/CVoiS+
【陽炎】 住み慣れた街を背中に 随分遠くまで来たんだと思う 背伸びして走った少年の時代はもう風に流されている 新しい服に身を包み 古めかしい自分を隠したなら やりきれない後悔もまとめて思い出になるだろう 価値観の合わせワザ うまく生きるために不可欠なチカラと知る 未だ夜明けは見えず 霧の中で 何気なく繰り返す日常の中にゃ 人生を彩る数々のカラーがあるんだ 今はなくともいずれ見えるはずさ これまで支えてくれたものが 海より深く息づいていて 限界を確かめるように 一歩そしてまた次の一歩 夢を見ろよと父の口癖が 傷ついた我が身やけにこたえる うまく言えなかった言葉たち 分かち合えた友に問いたい "守るべきものはありますか?" 長すぎた眠りから覚めれば 変わってしまった世界 自分が瞳に映る 鏡の前に立ち尽くす 生きることの重みを受け止めた 果てなく続く旅路の上で
「帰り道」 夕焼けの差し込み方がすごく好きだ 何の意味付けもされないまま夜がやってくる今日も 窓を開けて見る遠くの景色は この場所の終わりを望んでいる時もあれば そうでない時もある 飛べもしないくせに強がる 頭いいからってかっこつける そらの色のコントラストがとても好きだ あかからオレンジ オレンジからあか そして青 オレンジからあか あかからオレンジ そして青 線が入るそらに 混ざっては消える あの娘が隣にいればいいなぁって思いながら 今日も帰る 楽しい会話を創造しながら今日も帰る 誰でも良かった きみじゃなくても きみじゃないなら 誰でも良かった きみじゃなくても 本当だってば オレンジとあかと青を混ぜたら黒 僕の頭の中にいるきみは僕の隣に座って肩を寄せた 黒から青にゆっくり変わる オレンジとあかと青を混ぜたら黒 僕の頭の中にいるきみは幸せそうだった 黒から青にゆっくり変わる 意識が途切れりゃ彼女は消える 切なさの横には彼女がいる
気まぐれに傷つく横顔に見とれてる 二人の不完全さも、愛するため重ね続ける理由さえも そう簡単に許し合えはしないけど 心無い今日の空の下では、君のわがままも宝石のよう 清廉の君の過ごす 止まった時の中 程よい風が吹くのを待ってる いつもの午後
499 :
谷川サマリ :04/05/30 04:38 ID:axO+3cDg
「生きてるうちが人生さ」 近所の池に身投げして 遺書の訂正思い立ち 必死で泳ぐ初夏の夜 冷えた体にキクゼ! エアコン暖房 ほかほかごはん やっぱ遺書は万年筆で書かなくちゃ
程よい電波の街、2ch ほろ酔い気分の俺 捨てられたコンドーム お前は何を思う、一夜の行為に使われ捨てられたお前は一体何を思う 身体を張って受け止めた1億の兵士 一人たりとも通させなんだ 胸をはろう 俺は、天命も全うした ふぬけた顔のこいつも安心してるだろう 俺はもう眠って良いんだ けど もうこれで終りなのか。 俺のプロジェクトXはもう終りなのか 嫌だ、あいつらともう一回戦いたい 不完全燃焼のままじゃ終われない あるじ、俺を使え、必ず結果を出す ねえもう一回しよ えっコンドームもうねえよ さっきの洗って使いなよ ・・・大丈夫だよな、相棒カバー オッケー、やるべ コンドーム俺はお前を恨む。お前は欲張りすぎた ガキが出来ちゃったじゃんか・・・ いいか、俺からの最後の言葉だ、コンドーム。 projectXは人生一回きりだ。
>>467 「カリンカ」
冒頭の
>男の声が歩き出す、そろりそろりと歩き出す
の音感が面白い。
声がもたらす同胞たちの共時性をうまく表現していると思う。
>>470 ほぎぎさん
不穏な感じが好き。
子供が黙る極めつけの緊張感。取り付く島も無い同情の拒否。
そういったギミックが、不穏な感じをかもし出すのに成功していると思う。
>>477 「月」の逆位置さん
>>456 へのレス有難うございます。
36度はちょっと悩んだのですが、日本の首都の北緯と、ヒートアイランドな感じと、人の体温とを掛けてみました。
>>480 「月」の逆位置さん「母胎回帰」
心臓抜き。心臓を抜く理由。
誰かと一緒に眠りたいのは、心音を聞くため。
(オルゴール。休み無く動いていることにだけ存在理由がある臓器)
さて、究極の安寧は、自分自身の心音を聞くこと。
この詩には主語が無い。だから、それも可能。
502 :
すみれ :04/05/30 13:11 ID:/wfrI42L
「人生」 人生とはやみにつつまれているもの。 人生とは光を目指すもの 人生とは輝かしいもの 目をつぶって考えてごらん 心の闇に信用という絆が暖かくつながっているはずだ 君の心の中に太陽の素があるはずだ。 日は落ちて星が輝く 朝になれば月は沈む そうやって人は生きてきたのに 便利な社会 優越感 競争 自己満足 だけど私たちは成長できる人間だ きっと光に向かっていれば やさしい世界にたどり着ける
503 :
すみれ :04/05/30 13:16 ID:/wfrI42L
「ラブラブダーリン」 君はどうしてそんなに落ちこんでいるんだ 人を見下しているような軽蔑した目 そんなにおびえないで わたしがきらいなの?? はっきりして!!
504 :
すみれ :04/05/30 13:20 ID:/wfrI42L
「セクハラ親父」 おやじ!はっきりしろ! わたしはおまえの女房じゃない 私は金がほしいだけなんだ。 それ以外に君に用事はない。 そのはらをどうにかしてくれ。
505 :
名前はいらない :04/05/30 19:16 ID:ywCtxFLZ
「城」 夢の中じゃ世界は平和で みんな楽しそうに歌ってる 僕はそれを外から観てる 夢の中じゃ戦争が起きて みんな悲しそうに泣いている 僕はそれを外から観てる 夢が覚めたら思ってたより みんな色んなことに忙しい それでもそれを 僕はやっぱり外から観てる こんな感じですがよろしくお願いします
506 :
555 :04/05/30 21:20 ID:ewhgZJwz
18年越しの孤独 ほっぽって 駆け抜けた天才少年時代 父も母も変わった 以前よりも変わらなかった いい子ちゃんいい子ちゃん私はいい子ちゃん 時代はあのころに追いついていない タブーはタブー お父さん怒るわ お母さん許してくれないでしょう (2度目の中学)暗い校舎裏で (努めてやせた)細い身体 抱き寄せられて 「弓なり」 深くキスしたら 二人は何より沈みこんで カギの形を忘れてしまう 幼い彼を相手にセンチメントを試している 似通った孤独抱えた二人 有利不利 気づかせず 愛の容量にアンバランスな枯渇 生まれた孤独 あなたで取り返そうとしてる 大体のことがうまくいってる
507 :
555続き :04/05/30 21:20 ID:ewhgZJwz
愛は枯渇してるの 優しさだけで生きてくわ あなたを愛して もう鍵の形も忘れてしまえ 正しけりゃそうしてしまえ (始めての訪問)暗くしたお二階 (努めてやせた)細い身体 抱き寄せられて 「弓なり」 深くキスして あらわになれば 二人は何より沈みこむ 熱は限りなく飛んで カギの形も忘れてしまおう 愛の泣かせ道具 気にせずに行こう それは正しいことさ 言葉は女の形をしている 甘いだけの詩だって書けるさ 影を失った像なんかからは逃げ出してしまえ 愛してる かすかに余裕もある 天才少年は望むように行こう ピースなくしたまま 孤独な愛持っていこう
詩人が多いのですね ただの言葉遊びを楽しんでるだけ?
509 :
名前はいらない :04/05/30 22:38 ID:QwZVJb5Y
別に 貴方のことを羨ましいと言ったのは心からではないのよ こんなあからさまな皮肉にまで気取った笑顔振りまいて 本当に馬鹿な貴方 「単純な男(ヒト)ね」なんて優しく呆れてみせるとでも思った? 何でもかんでも上手く行くなんて思わないでね もういいのよ その計算し尽された素振りは 間近で見れば荒さが目立つ 出来損ないのトリックアート タネが分かれば「ハイ、お終い」 今思えば結構あっけなかったわ もう二度と交わることもないでしょうけど 念の為に言っておいてあげる さようなら 貴方を愛したと言う事実さえ幻想だったと水に流しましょう
「ことばあそびを楽しむ理由」 旧市街のぼやけた歩道を、提灯行列に流されながら耳を頼りに歩いていたら、生き延びることと戦争の区別がつかなくなった。 しかたなく視線を遠く歩道から離れた夜にうつし、摩天楼から流れ出す天の川の、男子禁制の麻酔をなめながら、部屋で命が尽きるまでの時間をつぶすことに決めた。 自転車自殺未遂のことを思い不安なひととき、アンモナイトの抱き枕を抱きながら、口どけのよいセミの声がひとかけらフラスコに入っているのをたしかめたら、ぐっすりと眠れるのだろうか。
今日初めて7mgの煙草を吸ったらくらくらして書いた詩です。評価してくれると嬉しいです。 改行して無いので見辛いとは思いますが改行を入れると語呂が悪くなってしまうのであえてしてません。ごめんなさい。 発電 生粋の京女がケチャップソースとウスターソースを同時に口に含んだときといえばわかりやすいだろうか、つまりそういう状況に陥ってしまった場合。 私は方眉を剃り落とし、俗世との一切の接触をタッチを断ち、一旗揚げるまでは、といった心意気だったのだが、ギルチーギルチーと鳴く鳥を尻目に、これはもうだめかもしれんと折れてしまった。 もう幾分前から眼球にこびり付いているシールの裏の粘粘のところ。 思い起こせば野のもの山のもの全てを口に入れること、それを拒否し、断固として甘い汁霧しか吸引しない俺が、排気機器に座ってニコチンとカフェインと空気を一緒に吐いて、それでどうにかなると天恵を待っているのだからね。 でもあの光る瓦の上にあるものは、いったいなんだ。それはわかるし苦労もしないし。
512 :
ほぎぎ :04/05/30 23:32 ID:1pkBmXAb
「しどろもどろ」 キーボードを叩きつけろ 意味を全部漂白剤に漬けろ 鼻の穴からアルコールを流し込め アスファルトに打ちつけろ 流れる血を無駄にするな 蛍光灯はもうない 脳みそがとがってきたら サラダオイルを塗り込めばいい 空気が淀んできたら 窓を開け放せ だめだこりゃ
セレスティアル・トランキュリティー 語りべ:悪魔(眩い世界に放り出されて) 水晶鳥が水辺に遊ぶ 純白な氷晶の森 精巧な硝子細工のような身体に灯る 赤き心臓 命のキャンドル 玲瓏生体 氷のような森に透き通り -優しく微笑む人さらい 右手を繋ぎ歩き出す- 光り射せば 優しく無限に反射する 水音鳴れば 清く虚空に木霊する 輝く泉に葉は浮かび 柔く舞い散る花浮かぶ 荘厳な儀式がごとき非日常 -せめて君だけでもここに隠そう-
514 :
514 :04/05/31 00:43 ID:dIkmCRqR
悲しい悲しい悲しいただ悲しい 見て悲しい思って悲しい寝て悲しい 貴女はついにいってしまいましたね。 貴女はついに僕のことを見てくれる時がありませんでしたね。 貴女はついに僕の元を離れていってしまいましたね。 僕は別に貴女の事なんか好きではなかった。 僕は別に貴女なんか好きじゃなかった。 僕はあなたが嫌いだった。 いつもいつも僕の言うことなすことに文句をつけて いつもいつも僕を認めなくて いつもいつも喧嘩ばかりで だが離れていったときの僕の顔といったら何だ 漫画みたいな量の涙があふれてきて 引き止めたくてもできなくて 無力な自分を嘲笑う
貴女が僕の元を離れていった理由 聞けば聞くほど理解ができた 聞けば聞くほど僕の考えと相反してる事だった それでも僕は一緒にいたかった それでも僕は共にいたかった けれども貴女は僕のことを考えてくれた事なんてありませんでしたね。 もう一度僕は言う 僕はあなたが大嫌いだった でも行かないでくれ
516 :
名前はいらない :04/05/31 05:19 ID:LtvW2sTj
透き通るような髪に指を通せば 虚飾の空の裏側を知覚していく 喧しいほどに踏みしめる瞬間 お前とお前のための地獄 知るために産まれた電極 死ぬために死んだ灰 無限に飛び散るための始まり 黙り込むための言葉 言葉を交わして交わる言葉
僕も感想のようなもの、書いてみようと思います。
>>512 全体的には面白いと思います。蛍光灯とかサラダオイルとか面白い。
でも窓を開け放せの部分にもうひと捻りあったらもっと面白かったと思います。
あとアスファルトに打ちつけろというのがよく意味がわかりません。
>>513 前半:似たような描写ばかりでちょっと飽きてしまう
後半:輝く泉に葉は浮かび 柔く舞い散る花浮かぶ の部分がちょっと意味がわかりません。
両方とも泉に浮かぶのでしょうか?
綺麗な情景を思い浮かべる事ができるのは良いと思います。惹かれませんが、詩っぽいよね。
>>514 悲しいという語呂が悪く連発しても悲しさがあまり伝わらないが、
あんまり悲しく無さそうなのでそれで良いのだと思う。とりあえず連発しといたって感じでしょうか。
言いたい事はだいたいわかるけども、もっと別角度から表現すると面白いと思いました。
>>516 もうすこし間口を広げてみる事をオススメします。
もう一つ詩ができたのでまた書いてみます。 あ、書き忘れてましたが511=517=518です。 「人煙」 だれだってそうでしょう と、言われてみればそうかもしれないがそれっきり連絡は途絶え、手元に残ったのは神妙なダブルクリップだけ。 俺はこの際すべての物という物を売り払い、得た金をも格子の下の流るる溝に放ち、そんなんでできる限り多くの尊厳を求め、恥を笑みを飲み込んでみようかと思った。 パンチの効いた、豆粕を凝固させ荒塩と唐辛子で味付けを施した菓子。 舌の刺激が脳髄に伝わり快楽物質の分泌を促す。そうして足止めを喰らったものだから尊厳も何も味わいも何もあったものでは無いでしょうに。 ダブルクリップにて小指を挟み、その名称を口に出す以前からダブルクリップはダブルクリップでしょう。感覚は途切れ、神妙なおれ。不動客。
>>511 >>518 流れ落ちるる
滝の音のの
ななめにロジカルで
細く咳をしたくなる言葉。
また読みたい☆
520 :
灰雪 ◆UowmjpGELc :04/05/31 18:41 ID:xJBJiK8U
何にも無い梟に会いました 彼は自分を虚無だといいました 自分は万色で何色にもなれるがなれないと 自分は鏡・・・ただ反射するだけだと でも誰だってそうだろ? 誰も個なんて持ってなんかいない 何かになったつもりでいるだけだろ? きれいな鏡に会いました 彼女は自分を混沌といいました 自分は映したものの汚れしかみせられないと 自分は梟・・・孤独がいいと でも誰だってそうだろ? 誰かの欠点を映している 自分のことしかみてないだけだろ?
521 :
521R :04/05/31 20:55 ID:bxRZ1NLC
「ARMOUR」 偽り遇う記憶の闇深く 列なる雨音は囁きだし 「この瞬間」 過ちを幾度折々 自分さえ裏切った朝 永すぎた夜は明けた 貫く誰かの言葉を 生きている何かを断ち切って 生きていこうとする僕は 記憶の闇に投げる誰かを探し出し 僕の中の幻を 鎖で縛り付けて 操られた小鳥を「鎖外さないまま」 生意気な心で 人形らしからぬ明日睨むよ 偽り遇う僕の記憶の 其処でただ一つの 生きていく裏切りを信じて
私以外の人に 一瞬だって、目を奪われないで ヘラ並の嫉妬心が 私のゼウスに向かってゆく 私の強い独占よく
523 :
スルー :04/05/31 22:36 ID:2372wD20
「西へ東へ」 いつも笑っている男がいた 一掬いの砂 一掬いの水 おそらくは掴めない全て 何もかも零れ落ちて それでも見えない残滓に笑ってた男 何を得たかったのか知らない 何も得なかったことを知っている いつも泣いている男がいた 今日の糧 明日の宿 おそらくは満ち足りていた全て 何もかも投げ捨てて 捨て終えても泣いていた男 何が欲しかったのか知らない きっと本人でさえ知らない 久遠が彼等とすれ違う 時代が哀れと彼等を蔑む でも何も辛くない すごく寒いけどもう慣れた ただ 願いがあったはず 無くした想いがあったはず だから掬おう だから捨てよう 前人未到の西へ東へ 笑っていた男 泣いていた男 墓碑銘にはただそれだけを 軌跡は遠く 奇蹟は起きず 得る事など無かった旅路 だけど掬った だから捨てた ただ自分を救うため 遥か昔に無くした想い 今日も今日とて 西へ 東へ
人間なんて最悪だ 人間なんて害虫だ 地球を蝕み生き物を蝕み人間自身すら蝕んでいる 人間なんてエゴイスト 人間なんて自分だけ 自分の益だけ見つめ自分の周りだけみつめ相手のこととなんてわかりもしない 人間なんて弱いだけ 人間なんて弱虫だ 人を頼り自然を頼り最後に神に頼る 人間なんて悪魔だ 人間なんて化け物だ 全て壊し全て飲み込み最後に自分も壊れる 人間なんて人間だ そんな自分も人間だ そして世界は回ってる 暗い夜道を歩いてる
525 :
524 :04/06/01 00:00 ID:zIcV35Nr
題 『人間世界』
526 :
518 :04/06/01 01:34 ID:0XfUMxNN
寝れないしまた感想を書こうと思います。寝れないし。
>>519 ごめんなさいよく意味がわからないです。また書きます。
>>520 どうなんでしょうね。誰だってそうなんでしょうかね。
それは実際にそういう話題をふって会話をしてみないことにはわからないですよね。
良く悶悶が伝わってきて良いと思いますが、それしか伝わってきません。結論なり考えなり、もう少し付け足して欲しい。
>>521 記憶障害なのでしょうか。断片的すぎて全体像がつかめませんでした。残念。
>>522 私のゼウスに、という表現と、全体の嫉妬心が被ってしまっているように思いました。
最後の、独占よく、というひらがな表現は柔らかい感じがして、さらに広義に捉える事もできて良いと思います。
>>523 物語は終わっているようでまだ継続中なのでしょうか。
笑っている男の方はだいたい納得できますが、泣いている方はただ笑っている男との
バランスを取るためだけに作られた存在なのでしょうか。かわいそうですね。
>>524 いわゆるガイア論をベースに、自己をも含めて悲観していますね。
似たような表現が多く、言いたい事は一つなのに行数を使いすぎたため薄く感じてしまいました。
527 :
独り言 :04/06/01 02:25 ID:b3xR1kx7
「君の夢は何?」 ねぇ聞いていい? 聞こうと思ったのに いなくなってた。 なんで聞きたいんだろ 仲間を求めて? 自分を信じたくて? 現実逃避じゃなくて。 しっかり腰を据えて 前を見ていたいから 私はまだ若いから 可能性にかけてみたくて それを考えて ただワクワクしてるだけ お願いジタバタさせて お願い好きにさせて 私のしたいこと 私のすることに 口を出したりしないで。 lost childの大人達へ。 可能性に、かけさせてよ。
528 :
あっこ :04/06/01 03:41 ID:jTTKyVu0
529 :
名前はいらない :04/06/01 03:53 ID:DQqE185Y
雨の日には青色のビニール傘をさそう だって傘を通してみた空は 綺麗な綺麗な青空だから
530 :
くらやみ :04/06/01 04:01 ID:CV+r8SEh
くらやみの中にいる それはいつからだったか 昨日からかもしれないし、五年前からかもしれない 耳が痛くなるほどの静寂 かざした手も見えないほどのくらやみ 何かを考えようとすると頭が痛くなる だからそのうち考える事も止めてしまった くらやみ あるいは僕自身なのかもしれない
>518 同じ所を回るなら、2回目は違う周り方をしてみては。 意図的な停滞、ことば遊び的なものを感じてしまう。 悪くはないと思うが、作風なのかいまいち判断が付かないのでこんな感想で。 >520 2連、4連を書きたかっただけに思える。 作者と詩の語り手が同一かどうか分からないが、同一だとしたらよろしくない。 なぜなら、こんなところで詩を書いて読者を期待しながら、他人を否定しているから。 >521 かっこいいことを言っているような気にさせるが、ここに書いたことを実践してますか? 実践しているのならかっこいいだろうが、していないとしたら薄っぺらい。 >522 ヘラやゼウスの名前を出しているが、あなたはヘラやゼウスについて何を知っていますか? 単語だけだとしたら、なんとなく名前を出してみて良い気分になってるだけ。 そうではなくて古典に造詣があるのなら、もう少しひねって欲しい。
>523 雰囲気、流れ、ともに上手だと思う。 ただ一つケチをつけるなら、なぜ「西と東」を持ち出したかと言うこと。 折角何もない2人を対比しているのだから、具体的な指示を持ってしまう「西」「東」という名詞よりも もっと抽象的な語にした方が統一感があったのではないだろうか。 >524 他者否定をしつつ他人の感想を求めるなんて、矛盾してる。 故に感想はなく、指摘だけに留める。 これがことば遊びではないなら、旅でもしたほうがいい。 >527 まさしく独り言。英語を使うなら文法くらい確認したらどうだろう。 現実を見ない理想主義者ほど迷惑なものはない。 理想を知らない、現実主義者を迷惑に感じているように。 >528 分かり切ったことを今更、と思わせる。 分かり切ったことを書くのならもう少し斬新な切り口が欲しかった。 >529 断片だから何とも。 青いビニール傘を通した雨空が、本当に青空に見えるのか。 ロマン主義は否定しないが、さすがに無理があるだろう。 >530 最後の行で引きこもりぽさが出てしまっている。 どうせ引きこもるなら徹底的に引きこもってみたら?
533 :
518 :04/06/01 09:11 ID:0XfUMxNN
>>527 ストレートな主張がよく伝わってきます。才能を世に。返します学費返しません人生。
>>528 わかってくれたみたいでよかった。「やればできる」は魔法の合言葉ですからね。がんばってください。HPは見ませんでした。
>>529 僕としては、ビニール傘に頼らずとも喜びを見つけられるようになって欲しい。
なぜ頼るのか、その辺がわかるともっと良いと思いました。それと雨の日は曇りなので青空には見えないと思います。
>>530 五年前というのがリアルで良いですね。ただちょっとストレートすぎるな、と思います。
もう少し別の角度から照らしてみたり、起伏をつけたりしてみるともっとよくなると思います。
>>531 ありがとうございます。
534 :
独り言 :04/06/01 11:05 ID:I8xKs6ED
>532 lost childって迷子って意味じゃないの? 間違ってたらごめんなさい。 理想主義者でごめんなさい。 現実主義者は苦手なのです。
535 :
518 :04/06/01 11:26 ID:0XfUMxNN
あまりにも暇なのでマイルドセブンをやって焼酎を薄めて飲んでチーズ&チーズを食べて
>>528 さんのHPを見ました。
絵が描ける人は良いなあなんて。
>>534 こんなことになるなら迷子って書けば良かったね。
536 :
独り言 :04/06/01 11:42 ID:I8xKs6ED
>535 ほんとだわ!
537 :
名前はいらない :04/06/01 11:45 ID:gyyidWq1
「冷たいスプーン」 熱があるんだ 下着姿のまま立っている君は 冷やせばいい、とこたえた 逆光の中の 影だけ壁にのこってる メッキのスプーンにバニラのアイス ちゃんと冷凍庫にいれたよ そのうち 熱は搾取され、メッキもはがれる バイバイ 冷たいスプーン
538 :
名前はいらない :04/06/01 11:50 ID:l0jh/mif
>>536 藁
大丈夫だよ。普通は解るよ。解らなければ普通自分を疑って調べるもんだ。
539 :
518 :04/06/01 11:51 ID:0XfUMxNN
>>537 少し難しいですね。僕なりの解釈をすると、とこたえた は床絶えた であって、
つまり下着姿の君=スプーンなんですよね。幻想的な処置を経て、お別れです。ラヴ&ホラーですね。
540 :
独り言 :04/06/01 12:00 ID:I8xKs6ED
リップでも聴いて病みたいわ。
541 :
518 :04/06/01 12:14 ID:0XfUMxNN
僕がちょっとログを流しすぎてる感があるので、僕が来る以前のまだ評のついていない詩もちっと救済処置的な。
>>481 なるほど、見難くなるという部分が上手いですね。しかし鉢を抱きしめる展開には共感を得られません。個人的に。
>>482 いえいいえい!
>>489 そっすか。夢から覚めたばかりなのに今日が解る、予知能力か!?いや違う。毎日が同じなのでしょうね。
>>491 情景的ですね。最後に爽やかなはにかみ、かと思いきやビミョーな感じが良いです。
>>492 おっ 全体的に上手いですね。手馴れている感じ。無理矢理車に乗せられているのでしょうか、やや大胆な展開を予感させる詩です。
>>493 やや孤独な感じがしますが、力強くて良いですね。しかしながら時間というものは存在しません。
>>494 儚いという言葉の使用法があまりマッチしていない気もします。何が言いたいのか良くわかりませんでしたが、最後の清涼感が良い。
542 :
名前はいらない :04/06/01 12:20 ID:b1enX2iD
ジョージ!ジョージ!!情事!! ぶっしゅーーーーー! おみゃーはフセインつかまえて 嬉しいかも知らんが みんな嬉しくない 氏ね!ジョー‐‐‐‐児 べいべ!!
543 :
518 :04/06/01 12:47 ID:0XfUMxNN
>>495 ひとりが良いのか一緒が良いのか理解に苦しみます。一緒が良いのかな?よき出会いを。
>>496 うん。簡潔に、味をつけてくれると良かったなあ。
>>497 俗に言う脳内彼女でしょうか。ふうん。
>>498 いつもの午後と言うことは毎日が相当厭な日々なのだと予想できます。おそらくそんなの関係無しにセックスしてるんだとも思えます。
あ、老夫婦なのかもしれんね。老夫婦かもね。
>>499 おもろ。完成されています。
>>500 シモネタはもっと上品に。稚拙です。
>>502 希望
>>503 ごーまりーすーん
>>504 すみれさんの連作はなにげにずかんとダイレクトに来て良いです。握り拳の表面積が大きいというか。個体の魅力ですね。
ジョージ!ジョージ!!情事!! ぶっしゅーーーーー! おみゃーはフセインつかまえて 嬉しいかも知らんが みんな嬉しくない 氏ね!ジョー‐‐‐‐児 べいべ!!
545 :
518 :04/06/01 12:50 ID:0XfUMxNN
>>505 あなたが笑えばよいですね。寂しいと、ちょっと嫌な世の中ですね。どっちにも取れる詩です。
>>506 愛が全てですね。羨ましい限りで。
>>509 強気で。まだ愛しているんだと思いますよ。未練なかったら何も言わないもんね僕。
>>510 僕も大好きことば遊び。幻想的ですね。おそらく爆睡できます。
>>542 いぇいいぇい!どうかな、そうかな?俺はどっちかって言うと無関心で、まあ罪かもしらん。あんまりリビドー伝わってこないね。
546 :
名前はいらない :04/06/01 15:25 ID:CV+r8SEh
僕の心の奥底に誰にも汚されない輝きがあって 優しく切なく僕を照らしてくれる それは間違いだらけだけど完璧な形の存在で いつもは遠くにいて気づかないけれど 時折ふらっとあらわれては僕を癒して また知らない間に心の奥底へ帰ってゆく とてもさりげなく とてもかけがえのないもの
547 :
アン :04/06/01 19:40 ID:ewtFUbjz
491〉541 どうも御感想ありがとうございます 情景描写は、ちょっぴり自信有りです 終段はちょっと微妙、 指摘されてみれば、為るほどそうですね 読者にとってみれば、どんな風にも受け取れてしまう でも、敢えて解説は致しません、感ずるままに受けとめて下されば、それが詩の心だと思います
548 :
未完 :04/06/01 20:09 ID:II8ir59B
100均で買った段ボール箱(1050円分)に僕の持ち物をすべて入れた 十箱じゃ収まりきれないモノがあったので 彼女に会いに行った ガムテープで封をして壁に積み上げた (回想 五日前) 医者;「(中略)あなたの命は一週間」 ちょうど今の季節は夏だ 窓の外から 鳴き声が聞こえる 受話器の向こうから 泣き声が聞こえる 親孝行できなかった 畜生 少し震える手でノートを破りとる(十枚ほど失敗) 鉛筆で 「 (涙で滲んだ)」 書き直して 「 」 (この詩の作者の力量不足か、詩はここで中断されている)
>534 >536 a lost child または lost children にすべきでは? 「大人達へ」と続けるからには複数形がいいと思われるが、そこまでは考えないで書いたのか。 >535 その通り。無理せず「迷子」と書くべきだった。 >538 その通り。自分で調べてみなさい。
550 :
スルー :04/06/01 23:29 ID:zYMd4o6y
「ボーイソプラノで運命を詠う少年」 どこか遠く ボーイソプラノで運命を詠う少年 昨日死んだ人たち 明日死んでゆく人たち 何世紀経っても僕らの涙は尽きないのだろう それだけが真実 それだけが憂鬱 でもそれだけが美しい 人間失格は空を仰いだ 遠い声に思い出したのは心だったか もう語られる事も少なくなった 真実から二番目にある悲しみ 誰よりも絶望しているはずなのに だから誰よりも綺麗な声なんだ 何も変わらないのは悲しいことだ でもこの歌は世界に響くだろう 天国の手前にあるジャズバー 誰もリクエストしなかった歌が響いた その瞬間だけアルコールは意味を無くしたんだろう どんな酒好きもグラスを置いた 小さな小さな大事件 あっけなく事件は終わり 彼らは数秒前の奇蹟に乾杯した 世界中のピエロが芸を忘れて耳を澄ました 考えることすら諦めた懐かしい問い そしてその答え 風のように透明な歌 過去と未来を同時に嘆く抒情詩 涙の数だけ綴られて 時代の分だけ語られてゆく どこか遠く ボーイソプラノで運命を詠う少年 昨日死んだ人たち 明日死んでゆく人たち 何世紀経っても僕らの涙は尽きないのだろう 詠い終えた少年は微笑み そして少しだけ泣いた
551 :
スルー :04/06/01 23:32 ID:zYMd4o6y
「ボーイソプラノで運命を詠う少年」 どこか遠く ボーイソプラノで運命を詠う少年 昨日死んだ人たち 明日死んでゆく人たち 何世紀経っても僕らの涙は尽きないのだろう それだけが真実 それだけが憂鬱 でもそれだけが美しい 人間失格は空を仰いだ 遠い声に思い出したのは心だったか もう語られる事も少なくなった 真実から二番目にある悲しみ 誰よりも絶望しているはずなのに だから誰よりも綺麗な声なんだ 何も変わらないのは悲しいことだ でもこの歌は世界に響くだろう 天国の手前にあるジャズバー 誰もリクエストしなかった歌が響いた その瞬間だけアルコールは意味を無くしたんだろう どんな酒好きもグラスを置いた 小さな小さな大事件 あっけなく事件は終わり 彼らは数秒前の奇蹟に乾杯した 世界中のピエロが芸を忘れて耳を澄ました 考えることすら諦めた懐かしい問い そしてその答え 風のように透明な歌 過去と未来を同時に嘆く抒情詩 涙の数だけ綴られて 時代の分だけ語られてゆく どこか遠く ボーイソプラノで運命を詠う少年 昨日死んだ人たち 明日死んでゆく人たち 何世紀経っても僕らの涙は尽きないのだろう 詠い終えた少年は微笑み そして少しだけ泣いた
552 :
スルー :04/06/01 23:33 ID:zYMd4o6y
↑失礼、重ねて投稿してしまった。申し訳無い。
加速する世界が 小さな光りの一点をただ目差し 闇雲に進んで よく見る事ができるなら それは広がる無数の星明かりで 明滅する可能性であるのです 加速するほどに視界は狭まり ドップラー効果は光りを歪め 精神と身体とはさらに離れていくのです 白夜に遊ぶ夢を見ているとき その身体は鉢植えのサボテンのように 体温を地に流しているのです 垂直な挿話
【キ・ミ・ダ・ケ】 冷たい風に誘われて 二人手を繋ぎ歩いた 並木道の木陰で落ち葉が騒ぐ 青い空に浮かぶ月の寂しげな顔が揺れてる 強く握り返して見上げる笑顔 でも どうしてだろう 今 強くなれた気がするよ 自慢できることないけど キミダケを守り続けていたいよ どんな時でも 今を忘れずにいつまでも輝いて キミダケが一緒に歩いてくれたら たまらないよ もう これ以上の言葉は恥ずかしいから 今日も仕事はミスばかり 努力はすれど空回り 落ち込んで寝転んでダメな男さ でも ひとつだけ 今 胸を張って言えるよ 誰よりも幸せなんだ キミダケを見つめ続けていたいよ 闇の中でも 瞳そらさずにどこまでも届いてる キミダケにぶつけた弱音の数もハンパじゃないね もう これ以上の言葉は情けないけど 季節が巡り 街の色は変わりゆくけど この想い変わりはしない キミダケに歌い続けていたいよ 離れていても 気持ち大切に ひとつずつ噛みしめて キミダケがそっと頷いてくれたら 止まらないよ もう これ以上の言葉は探せないから
555 :
名前はいらない :04/06/02 02:32 ID:loSOOIJZ
<東京> ミニスカートで隠された 二本の太ももの結合した部分 襞襞を 鋭利な中指でなぞり 生ぬるい桃の果肉を 擂り潰すように動かす 激しく 夜の海に沈んだ 駆逐艦のように顔を埋め 擦りつけた鷲の鼻 立ちこめる甘美な香り 布の皮を剥ぎ 鋭利な指をそっと挿しこむ 垣間見えたのは 真っ赤に光る東京の空
556 :
筆 :04/06/02 03:10 ID:+KTRocV9
>>546 さん
一言で言うと中途半端だと思います。どう中途半端かというと、散文風の形態をとっていながら意味はほとんど通らない。
伝えたい(のであろう)ことは分らないでもないです(あくまでも想像です)が、それを読み手に突きつけるほどの『詩』としての力強さを持っていない。
『間違いだらけ』と『完璧』、『さりげない』と『かけがえのない』等のように対になる語を並列させて一つのものを表現するのは一見綺麗に見えますが、やりすぎるとイメージが全くぼやけてしまいます。
また、一つ一つの事柄についての描写をもう少し厳密にしてみては如何でしょう。
>>548 「未完」さん
淡々とつづってゆく手法はお見事ですね。全体を通して、また、細部を見ても味わうべきところがあると思います。
『(回想 五日前) 医者;「(中略)あなたの命は一週間」 』の部分の場所にしても、最初では後の味わいが退屈になってしまう、最後ではけれんが強すぎるので、正しく『ズバリココ!』と言える場所だと思います。
優等生といえる詩だと思います(私見ですが、『親孝行〜』のくだりでは余り共感は得られないのではないでしょうか)。
>>550-551 「スルー」さん
正直、素晴らしい。インパクトこそ無いですが、構成の完成度は高く、また、表現も練られています。
『ボーイソプラノ』を持ってきたところもいい感性だと思います。静かで綺麗な情景です。
557 :
筆 :04/06/02 03:10 ID:+KTRocV9
>>552 「悪魔」さん
部分部分のコトバ使いは非常にいいものを感じます(『加速するほどに』『ドップラー効果』『精神と身体は〜』なんかは凄くいいと思います)が、哀しいかな全体のイメージがつながりません。
もうちょっと書いた後に頭を冷やして推敲をお願いしたいと思います。
>>554 「Ricky」さん
これは「歌詞」ですね。私は評価出来ません。
>>555 さん
コトバ使い、また比喩、構成は及第点でしょう。でも、最後の一連が余計、或いは軽すぎます。
一〜六連までの路線で行くなら七連は明らかに蛇足、また、最後の一連に重点を置くならもっとそのベクトルで書き連ねるべきでしょう。
これでは唯の出来の悪いエロ小説か、通俗小説に他ならないと思います。
558 :
555 :04/06/02 03:22 ID:loSOOIJZ
評価ありがとうございますぅ。
559 :
犬大好き :04/06/02 04:02 ID:rGNaWZey
「室内」 梅雨の夜の窓が、暗く濡れる。 室内にはふたりの匂いが重く 白衣にアイロンをかけるお母さんのそばには むかし死んだひとの、青い影が震えている。 玄関の蘭のつぼみ いつまでたっても開かないのよ わたしは雑誌や詩集を適当にめくりながら 花はひとが見てないときを選んで、こっそり咲くものだと思った。 ふたりは親子らしく憂鬱で 誰も見ない野球中継が、延々と流れている。 こうしてるうちにも、 髪の毛の燃えるような静かな音をたてて、つぼみがほぐれはじめるかも知れない。 玄関の蘭のつぼみ いつまでたっても開かないのよ むかし死んだひとの青い爪先が、視界のかたすみを通り過ぎた。 痩せて、ちいさな足だ。 室内にはふたりの匂いが重く 湿った土の上に、犬は浅く眠っている。
560 :
ねこいるか ◆/D0HAk633. :04/06/02 04:21 ID:mzKDt150
わぁ 犬大好きさんだ! おぼえてないかもしれないけど、おひさしブリッ なんか、勝手に感想でも書いちゃおうかな 全体の雰囲気すごく好みです。 材料として風景と感覚と心情が、実にバランスよく構成されてると思う。 特に4・5連が、とてもかわいらしい彩りで素敵です。 >ふたりは親子らしく憂鬱で この表現はわかりにくかった。 全体的に暗いんだけれども、梅雨の詩としてはすごく鮮明ですよね。 最後の締めくくりも、突然だが視点が室外に向けられ、なぜか、救われたような気になった。 犬はいい。僕も犬大好きだw
同僚が会社でこっそり作った自信作だそうです。 僕には良さがよくわからなかったので評価お願いします。 [rain 完全版] 君との思い出だけは、一つも雨に流れない 短すぎた季節のなかで君だけが笑ってる 二人で輝きながら確かな愛育てたよね 最後の言葉になるけれどささげたいこの詩を 7月の雨に濡れ街を歩いた 行き交う人々は、誰も忙しそう びしょ濡れの背中まで泣いてるみたい 一人にしておいてもすぐいやな雨も上がる 君との思い出だけは、一つも雨に流さない 短すぎた季節の中でまだ君が笑ってる 暑い部屋、君とよく歌ったあの歌 今も憶えてるよ明かりは、消したまま 古いピアノ、暗い部屋、外は、今日も雨 君を失った今、誰の為に歌えばいいの?
(続き) 君との思い出だけは、一つも雨に流さない 短すぎた季節の中で君だけが笑ってる どれだけ記憶たどってもどれだけ時間が過ぎても 確かに忘れられないくらい愛したのは、君だけ このまま時間を止めて悲しい涙枯れるまで もう一度今、心の声を愛の調べにのせて 君との思い出だけは、一つも雨に流せない 短すぎた季節の中でまだ君が笑ってる どれだけ記憶たどってもどれだけ時間が過ぎても 確かに忘れられないくらい愛したのは、君だけ 二人で輝きながら確かな愛育てたよね 最後の言葉になるけれどささげたいこの詩を
>467
太古のリズムと激しい叫び声
カリンカの声とともに世界に響く。
ところで、カリンカってなんですかい?
>>469 語尾が「〜る」っていう言い方だけなので単調な感じになっている。(もしかして、狙ってる?)
全体が上手く馴染んでない感じ。
でも、どことなく光っているところがあるので次に期待。
>>470 最後の一文が良い。
ただ、どこの情景を書いてるのか悩む面も。
>>472 所々にはらむ矛盾が良い味を出してます。
>悲しみのない歌が孕む悲しみが
苦しみのない人から解き放たれる苦しみが
寂しがり屋のための忘れ物になる
ここがとくに良い感じ。
でも、もう少し推敲できるかもと思った。
最初の文でいえば、
「僕を尋ねてきた人々の足跡はいったいどこに消えてしまったのだろうか」
→足跡はどこに消えてしまったのだろう
僕を尋ねて来た人々の足跡は
主語を装飾する文が比較的多いのでそこら辺にも注意。
>>473 夏の風景を切り取った感じ。
さわやかで良い
>>479 狂気の舞踏会
あなたが食べてるスープ、明日はあなたが具材かも。
今日はとりあえず味わってお食べ。
>>481 終わってしまった恋心、枯らすこともできずに
今日も水をあげる。
>>482 そんな君に名誉賞
>>489 夢を辞典的に定義することで、さらに幻惑的な世界に引き込まれる。
かなりお気に入り。
卵を割ったら黄身が思いがけない色をしていた 黄色じゃなかった 黄色であると勝手に思い込んでいた 勝手に思い込んで、傷着けてしまった 卵の黄身は黄色いと決め付けて、鋭く傷着けてしまった 黄色である必要なんてないのに 緑色でも赤色でも青色でもそれは卵の中身なのに 白い殻の中に、何色が隠されているかなんて、割るまで解らないのに なんで思い込んで仕舞ったんだろう 割ってから取り繕っても殻は元には戻らない 一度割った卵の殻はもう元には戻らない もう一度割って元に戻して何も無かったように 緑色を受け入れられる事なんて出来ない 白い殻の中身を何で黄色と思ってしまったんだろう? 割れた殻は元に戻れない戻れてもそれは違う個体
筆さんおかえりなさい。
汗だくになる 手にしたハンドルを握り締めて 持ち上げるようにする 声は出すなという または広げてラジオ体操第二 のけぞりたい痛みなのに 臍を覗き込めという もう30時間チョット痛いんですけど まだ痛いんですか? また声を出すのを禁じられる 痛いんだってばっ 口を閉じてうなると 挟まっていたものが排出される オギャーーーーー やっと痛みから解放される 噛み締めた唇から のどの奥までカラカラすぎて 感動の涙にまで水分が回らない
568 :
名前はいらない :04/06/03 00:57 ID:iuAoh3h0
優しさ その先にあるものが私は欲しいの 見つめられると 甘い痛みが 体突き抜けるの 簡単な女だなんて 思ってるのかな だって好きだから だって AHH・・ 暮れ行く空の色が いつもより 悲しく見えるね あなたがくれた 優しい嘘のせい? でもね好きなのよ でもね AHH・・ こんなに想ってること あなたは気づきもしないでしょ? 馬鹿な女だなんて 思ってるでしょ? それでも そばにいさせて・・・AHH・・ 夢を見たの私 言葉を失う夢 伝えたい想いも 届けられないの 涙が頬を伝う温度で眼が覚める だって私 だって AHH・・ こんなに想ってること あなたは気づきもしないでしょ? 馬鹿な女だなんて 思ってるでしょ? それでも そばにいさせて・・・AHH・・ こんなに想ってるのに あなたがくれるのは 優しい嘘ばかり どうしようもない 気づいてるのホントは あなたの気持ちが向かう先 私を超えて どこへ行くの わかってる それでも いまだけは そばにいさせて In your heart
569 :
名前はいらない :04/06/03 01:05 ID:iuAoh3h0
この街では 風が迷子になる 路地裏の天使 泣いている 鍵を失くした子どものように不安な気持ち もうどうしようもないよ 少し疲れたんだ お前が欲しいのは何? どうして涙なんて見せるの いつだってお前の涙は汚らしい I love you people 今すぐ始めるよ ほら 聴こえるか 世界中に Fuck you 風を遮る高層ビルを 爆破して 次々に 風を遮る高層ビルを 壊してしまえたら そこから始まる気がする 僕の生き死にが 誰かが血を流しても 泣き叫ぶ声が聞こえても ポケットに詰め込んだダイナマイト 迷わないさ 迷わないよ それが僕の選んだ 青春だから I love you 少しの勇気で消し飛ぶような 感傷なんて対したもんじゃない 音もなく近づいて ケダモノ 喉下狙ってる そんなヤツばかりさ だけどお前が生まれた この世界だから 少しは意味があるのかもしれないけど どうして涙なんて流すの いつだってお前の涙は僕を惑わせる I love you people 今すぐ始めようか ほら 聴こえるよ 世界中に Fuck you 風を遮る高層ビルを 爆破して 次々に 風を遮る高層ビルを 壊してしまえたら そこから始まるはずさ お前の生き死にが 誰かを傷つけても どこへでも行けばいい ポケットに詰め込んだ一握りのコイン 迷わないで 迷わないで それがお前の信じた 青春なら I love you
571 :
名前はいらない :04/06/03 02:27 ID:pWR4kTpf
ずぶ濡れの僕の心が どんどん沈んでくんだ 果ての無い暗闇に 深く深く堕ちていくんだ だけどね、でも こんな深い暗闇に一つ光見つけたんだ それはきっと 君だったんだよね そばにある その時は気付かなかった、気付けなかった 無くした跡に 気が付く僕は本当に馬鹿だ 今もこの場所から抜け出せないよ どうにか君無しでここから出る努力もしたのに どうしてもここから出られないよ 濡れた僕の心は どんどん冷たくなっていったんだ 黒しか見えない この空間に僕は一人ぽっちなんだ 君の影を 何も無い 空に探したんだ だけどね、でも もう僕には君は見えないんだ 自分の足で進むこと もうずいぶん忘れてた 久しぶりに歩いてみようかな 闇雲にも我武者羅にも でたらめにも僕は進んだ まだまだここから出られそうには無いけど 一歩前に進んだ気がする
572 :
名前はいらない :04/06/03 04:07 ID:AK/BUQt/
時計の針の音がきこえる チクタクチクタク 規則的な音で 昨日も今日も朝も夜も時を刻む でも その音がたまに途切れる事がある そんな時に僕はひどく不安になり 眠れぬ夜を過ごすのだ その間隔は年を追う毎に狭くなっていく やがて音がきこえなくなった時 僕はうまく眠れるだろうか
573 :
名前はいらない :04/06/03 05:00 ID:MAzhh7dM
「虚空の叫び」 厚い壁から滲み出る 悲哀のメトロノーム振動 何故に母が父が 何故に息子が娘が 望んでいない という理由 衝動的な怒り という理由 言い訳探しに夢中になり 命を見詰めていなかった 何故に気がつかないのか どこかで聞こえてくる 虚空の叫びが かけがえのない命 という叫びが
574 :
名前はいらない :04/06/03 10:21 ID:rUM5qzNL
'A glory that is killing me' The mirrors faded away into the darkness and my existence fades toward the oblivion My thorough world is in nobody's time so I have to appal to the lights in the dusk of haven Just us I try to become a spec of dust I meet a glory which is beautiful as the flowers blooming in the garden of eden Please don't hurt me, please don't hurt me your light is killing me, and it hurts more than being killed intoxicated Your glory is too bright, and your love is too ordained I want to kill myself, but your hurting me and killing me, making myself blindfolded under your warm and crispy apple pie
575 :
イタチ ◆8rr1u/54T2 :04/06/03 10:56 ID:YrbANdsK
>>570 >>574 日本語を書け
伝えようという気があるならな。
ないならお前の言葉が通じる国へ行くべきだ。
意味ではなく雰囲気とかを伝えようというなら別だが、
それだと570は完全にスレ違い。
電波系ネタスレ逝け。迷惑。
>>571 美しい日本語ではないですね。
べつに古文調の詩を書けとはいいませんが、
これほどひとりよがりな内容ならせめて何か美しい言葉で書くべきです。
ポリシーがない。
あなたのいいたいことは詰まってるんだろうけど、
何の変哲もないのでひとりよがり。
576 :
イタチ ◆8rr1u/54T2 :04/06/03 11:10 ID:YrbANdsK
>>572 いいね。
規則正しく退屈に、それこそ時計の針みたいに淡々と書きながら、
針が止まるところでハッとさせられる。
この読者をハッとさせるの詩には重要。
これをモチーフにしてもっと言葉を研ぎ澄ませてみたら。
>>573 昨今の虐待事件の多さには鬱になるよね。
それをテーマにして平凡な頭で書かれた詩の多さにも鬱になるよね。
国連の人権宣言に洗脳されて自動的に書いちゃうんだろうねこういうの。
一回自分の子供とか虐待してみたほうがいいと思うよ。
真実みが出るから。
577 :
521R :04/06/03 11:54 ID:/OMizs6h
「フリーエントランス」 手の先に何があるのか 足に触れる欠片は誰だ 人の思いを踏みにじりながらワケも分からず 振り上げた勇気で壊していく 鮮やかに見える悪意なら 傷つけた自覚で救われている 見えない罪は浮かびながら断罪の涙を流し 永遠に素顔に戻れない 呪いのまま 空にはまた誰かの涙が 足に触れた欠片で傷つく前に 最後の呪い 振り切り歩く 自由な僕の勇気で 自由な悪意で
578 :
人形使い :04/06/03 13:08 ID:ksf1+ixN
>>570 4thさん、おかえりなさい。僕がうるさすぎたかと悩んだりしたけど、とにかくよかった。
>>575 「詩とは〜である」 そんなに肩肘張らず、言葉を楽しんでみる。
『窓際の乗客』その壱
―駅にて
ぼくはまず出会いにて亜鉛焼鉱の赤く錆びた貨物にさわる
走る
束になり絡まりあうコードの塊を見上げて巻き込まれ
足をとられてすてんと何度か尻餅をついた
579 :
人形使い :04/06/03 13:09 ID:ksf1+ixN
*その弐 ―そして発車 うわんうわんと鉄の道を叩き 大げさに泣き声を張り上げる厄介な女のごとく はりつめた冷たい静寂の門への破城鎚として 重い身を引きずりながら行路をのびてゆく列車はすなわち夜へ転げ落ちてゆき 次々と泥濘のように広がる暗がりを砕いてゆく車灯 ぼくは窓がらすにぺたりと寄り添い 血管を車両の隅々にまで張り巡らせる夢想で軽く目をつむり しだいにもつれて倒れこむようにその揺れに心拍を重ねあわせてゆく アルミニウムの窓枠に少し付着した黴の匂いに溶け出した中身の方はというと 星屑を食む粘菌のひと株にだいぶ似たありさまで 聳える山々に抱かれ 霧を冠るすそ野に灯るあかりとあかりとあかりを見上げるように眺めては その光に『安堵』と名付けて額縁に埋め込んでいるのだった
580 :
人形使い :04/06/03 13:10 ID:ksf1+ixN
*その参 今夜の月は山の気にさっぱりと磨きぬかれてぽっかりとはまりこみ その不動の様子は ぼくの小さな足掻きどもを嘲弄しているようで 遠くに来ればあのようなものにさえ勘繰り深くなったり傾いだ親しみを抱くものかと 猫のように瞳孔の縦に開くような驚きと仮死を味わう あぁ これらのだらしのない物思いも車輪に巻き込んで轍に刻み込み置き去りにし あざとく思考の焦点を結ぼうと顔をこする姑息に走る 軋む転落列車の ぼくは窓際の乗客 ※スレ汚し防止の取り急ぎコピペ。申し訳ない。。
581 :
イタチ ◆8rr1u/54T2 :04/06/03 16:18 ID:YrbANdsK
>>577 中途半端に踏んだ韻がいかにも素人くさい。
素人くさいというのは「未だ磨かれていない」という意味でなく、
素人くさい磨かれ方をしてしまってる。
とりあえず既存のアーティスト離れすることから始めたら?
HNからして素手に素人くさい。
>>578-580 いかにも暇な文学かぶれが書いた文章。
言葉をこねくりまわして遊んでいるだけの自己満足。
今時の読者はこんな文章表現オタクっぽいものをおもしろがったりはしない。
それから「スレ汚し」という言葉は他人に対して使うと失礼ですよ。
582 :
名前はいらない :04/06/03 16:25 ID:82V0fJj7
今は、街中に視覚障害者用誘導ブロックやら
盲人用信号機やら障害者用トイレなどが
設置されるのは当たり前の時代となり、
障害者なんかは平気で車椅子かなんかで
街中を闊歩してたりする。
しかし昔は家系の誇りにキズがつくという理由で
カタワや目倉などの障害児が生まれた日には
納屋に閉じ込めて人目に晒させないようにしたものだ。
高卒などの知的障害児にとっても、
現代社会はとても住み心地の良い甘い世界ではある。
しかし知的障害者の分際で、身の程を弁えず
調子に乗って人並み以上の権利を要求している高卒を
目の当たりにすると、何様のつもりなんだろうと思う。
http://society2.2ch.net/test/read.cgi/soc/1085792468/
583 :
名前はいらない :04/06/03 17:34 ID:Tfnr2azd
584 :
名前はいらない :04/06/03 17:48 ID:xfZ2dvsV
ひまだ やることはけっこうあるんだけど ひまだ ひまひま どうしよう このままずっとひまだったら やることはけっこうあるのに ひまじゃないのに 感覚がひま あーひまひま 寝るひまもないほどひま ひまを殺して ひまを得る ひまを楽しんで ひまに甘んじて ひまひまひまひまひまひまひまひまひまひま おでこがかゆい
585 :
人形使い :04/06/03 18:37 ID:sSNRb6Yo
>>581 コメントありがとー☆
まずわ重大な誤解を解いておこう。
スレ違いは自分に対しての台詞でした。
コメントへのコメントだけだとまずいので
他のスレへ書いた詩をコピペしたことに関してです。
暇な→図星 文学かぶれ→…
私は最近の読者意識調査の統計的な傾向は知らないし
一般大衆受けするものを2ちゃんで公開しても。。。と思っているので
どうせコメントをいただくなら、内容に触れて欲しかったなぁ。
まー、わがままですが。
>578に関してはね
私はこのスレの包容力が大好きで、詩板の良心だと思っているので
>575のなんだかファシストな態度はいやだなーと思って反射的に書き込んでしまったんだ。
でも、その行為自体が同じ袋小路に陥っているという恐ろしい事態に気付いたから
これ以上の発言は控えて、あれは独り言ってことにしといてください。
気分悪くさせてたらごめんよー
結局は 万作尽きて スレ汚染 …無念……
586 :
乱麻狐狸 :04/06/03 19:02 ID:2VbfG1mX
どなたか、
>>400 の評価をしていただけませんか?
よろしくお願いします。
587 :
名前はいらない :04/06/03 19:14 ID:VRURhbn/
>561 それジャンヌダルクのrainy〜愛の調べ〜って曲だよ。
588 :
人形使い :04/06/03 19:26 ID:sSNRb6Yo
荒らし懺悔の久々コメント〜
>>400 やけっぱちの自暴自棄にも見えるのだけれど
私は踏みとどまりの、開き直りの力強さがあると思った。
その淵で、何かやってみる態度にとても共感。
個人的に「それでも生きてみる」という態度は大切だと思っています。
深みのある内容を、鮮やかな手触りで描ききった
ニヒルなかっこよさのある詩。
「慎ましやか」 片足はもげ 蛆にたかられ 臓腑は皆 蠢く蟲の巣と化す。 やがて蟲は 怒涛の如く肉を破り それを恐るる 貴方の元へ 長蛇を成して 連なれば 美しく咲く 真っ赤な薔薇。 綺麗に咲いた、浮世は夢。 (6/3)
590 :
hikky :04/06/03 20:21 ID:9NQo90s7
僕がそばにいるよ君が嫌がるまでは 桜舞う季節がきて君は遠くになった 僕がそばにいるよ君が嫌がるまでは 桜舞う季節がきて君は遠くになった チャイム鳴るまで後ろでいるよ あなたの行動 見守っているから トイレ行っても後ろでいるよ 別に出ないでも 見守っているから いつもそばにいるよ君が嫌がるまでは 桜舞う季節がきて君が遠くになった だけどそばにいるよ君と話したいから 休み時間来るたびに 僕は君の後ろに 僕は君の後ろに あぁ、君がいる あぁ、君がいる いつもそばにいるよ
591 :
名前はいらない :04/06/03 20:28 ID:/OMizs6h
届かぬ扉触れて 息詰まる貴方の言葉 震えたまま 濡れたまま 変われない自分なんて 消え去ってしまえばいい 他の誰かと過ごすなんて 考えられない あの言葉悔やんで 涙が溢れてくる 何一つ 貴方にしてあげられずに・・・・ 何もかも抱きしめて 何も言わなくなった貴方へ 夢なら覚めて 暖かい光を見せて 濡れたままの心で 何かに ただ扉を 貴方を 何も見えぬ自分が ただ抱きしめて・・・・ 最後まで
>>590 まったく話にならん!
心に響かないではないか!
出直して来い!
>>491 アン さん
諦めきれない思いを抱えて
雨を見つめる時、何を思うのだろう。
最後の一文が付け足しに思える。
>>492 主語が多すぎてぐるぐるします。
>>493 D さん
何かファンタジーのプロローグのように見えます。
同じ単語がしょっちゅう繰り返されるのでちょっと読みにくいです。
>>494 悪魔 さん
えっと、花が海の底でも雲の上でも闇の中でも咲いているってことですか?
それとも海の底・雲の上・闇の中と草原を対比させてるのですか?
とりあえず、後者ってことで海の底・雲の上・闇の中の描写が
草原の涼しさをもの凄い勢いできわだたせてると思いました。
ただ、草原の描写があまりにも少ないので「え?」って思ってしまう点もあります。
>>495 痛ましいサイレンの音が自分の心と重なって
共鳴しさらに音は張り裂けんばかりに鳴り響く
痛くて良いです。私はかなり好き。
>>496 SHEEP さん
ポジティブとネガティブが適当な感じで混ざり合ってるので
主眼が見えずらくなってるように感じる。
でも、何だかホロリ。
>>497 おながいします さん(?)
切ない空想。
彼女に恋してるのか空想の彼女に恋しているのか。
>>498 アンバランスなバランス
理由でごまかそう。
「の」がたくさん。
おかげで意味がどんどんぼやけてきます。
>>499 そんな必死なあなたが大好き。w
>>500 ご利用は計画的に☆
>>501 BOO さん
なるほど〜。人肌とは思いつきませんでした。
あと、詩の批評ありがとうございました。
>>502 503 504 すみれ さん
前向きな心
心の闇に立ち向かう
>>505 空虚な明るさ、それは何故?
せっかく、城っていうイメージがあるんだから
もう少しそれを活用してみれば?
「街の夜」 夜をかたち造るものは柔らかい何ものかであり 引く手になびく素振りを見せながら 半分は地に落ち着き アスファルトの堅さを継ぎ足し しかし半分は宙に遊んだままでいる 清らかなようで触れると手を汚す壁があるが 見ると手についた水はただ生温く アルコールのようにすばやく蒸発すると何も残らない ふと振り返り壁を汚してしまったことを悔いるが 壁の赤い血は錆ではなく やはり透き通った喜びに充ちた彼の若い汗 せまい通りを行き交うものたちは 混み合っていてもがさつに肩をぶつけることはなく それぞれの纏う空気の層と層とが 滑らかに重なり合い解ける事を繰り返す けれども彼と私とはやはり触れあうことなく 膨らむ温風をうまく折り重ねられずに 互いに打ち消し合いぶつけあい 小さなかまいたちを起こして露天の狼煙を切り刻む 細切れのスモッグが空に届くと 空は咳き込み汚れた雨を落とす 豪雨が動物たちの生温い息を一掃するまでが夜である
「愛し君へ」 月までのぼる のぼって すべる のぼって のぼって すべって それでものぼる 遠くで鳴く 遠くで鳴いている 遠く 遠くで ぼくは見あげた ぼくの宙だ ぼくの宙だ ぼくの宙だ ああひらけた ああそらだ そらだ そらだ かわらぬ ああそらだ そうだ そらだ
(続きです、行明け無し)// なんにもないそらだ そこにあるのは あなただけだ そして夜になれば 赤く伸びてくのだ あなたはぼくのそらだ あなたは伸びて 連れ去ってしまうのだ 伸びて 伸びて ぼくはがく然とするしかない だからぼくは愛した 愛すべきだった 愛すしかなかった それが全てだったからだ 方法を知らなかった ああそらだ はがゆい そらだ はがゆい はがゆい はがゆい ああ月、ああ月、ああ月
598 :
名前はいらない :04/06/04 00:26 ID:/5SbEWFZ
例えば金正日一人の命と ひきかえに世界を救えるとして 僕は誰かが、名乗り出るのを、待っているだけの男だ ミスチルった
599 :
名前はいらない :04/06/04 00:34 ID:d3qHjulP
ミスチル? バカみたい
600 :
まーじ :04/06/04 00:35 ID:7cP9F+3o
凵@ ○ ∇ 、,、´`゙;~、 ';冫 ☆ ┏ ━ゝヽ''人━人━从━〆A!゚━━┓。 ╋┓"〓┃ < ゝ\',冫。' 、 (__)Ν ; ゛△│´'´,.ゝ'┃. ●┃ ┃┃ ┃┃_.━┛ヤ━━━━━━━(__)━━━━━━━━━━ ━┛ ・ ・ ∇ ┠─Σ- /,, ・∀・)600ー!冫 そ',´; ┨'゚,。 .。冫▽ < ⊂ ./⊃ 乙 ≧ ▽ 。 ┃ Σ (⌒ゞ ,l, 、'' │ て く ┠─ム┼ ゝ,,ノ ノゝ. 、,, .┼ ァ Ζ┨ ミo''` 。、゚`。、 i/ レ' o。了 、'' × 个o ○ ┃ `、,~´+√ ▽ ',!ヽ.◇ o┃ ┗〆━┷ Z,.' /┷━''o ヾo┷+\━┛,゛; ヾ 凵@ '、´ ∇
めくるページから 活字はふわふわと 部屋に散ってゆき 個体を包みはじめる 活字の香りは森を甦えらせる 木々の間に少年少女が遊ぶ 苔生した石畳の坂道で クヌギたちに囲まれ 歌をうたう 不思議な歌 やさしい歌 空疎な個体を 滋味ある言葉は 暖かく満たしてゆく 澄んだ池に映る こがね色に日焼けした顔を 涼しげに横切るイトトンボ さらさらと 風を吹かす 白いページ
キャベツみどり斜ライン燃えて竹箒追われた満つつ はらい よこ好きと出て親呼びはどーかと度量 いっしょを昇り切ったらば何色が白月
>>601 軽い角度からベールでひかり 思いやりあっても使わない
>>595 停滞の靴 混ぜ物道路 きみの視覚塗りたて夜町へ一歩 (満月と)
>>595 Feb 322 Mar 361 Apr 289 May 242じかん労働だったよ あらためて、下ろすのは言葉 棚棚な感情あれ で、 また会えるなんか機会がどっかあるといいけれど
>>591 押し付けて物と近さ被カブる映像なる前
>>585 ちょっと面白い
>>578 細いのが合流とかで
>>580 きょうのマテリアルと出来事を仕組みで包クルむ 辛いとか 口走らない
603 :
名前はいらない :04/06/04 04:14 ID:SRlK1iOK
夜道を駆け抜ける足音 誰も聞いてやしなかった とっくに見飽きた星を 今日もずっと眺めてる
604 :
名前はいらない :04/06/04 05:04 ID:Sd3ihARM
「かなしみのうた」 堰を切ったように溢れ出す涙 それを止める術は持っていない この世界の半分が優しさや温もり、希望で埋まっているのならば もう半分は暗澹とした絶望、痛みが埋め尽くしているのだろう 身を引き裂くような慟哭 己の五指も見えない暗闇 すきま風すら通らない孤独 一点の染みすら見当たらない空白 例えようの無い、救い無きかなしみ 明日は誰が涙を流すのだろう 誰がかなしみのタネを蒔くのだろう そのタネが出した芽を摘み取る役目が自分に、大切な人に、回ってこないように 人々は天を仰いで祈るのだ かなしみで灰色に濁った、泣いても泣いてもまだ泣き足らぬ涙を抱えた天に向かって 雨は、かなしみに埋もれたこの世を嘆く涙なのだろうか 今日も、どこかで雨は降り続いている 今日も、どこかで人々は嘆き悲しんでいる 堰を切ったように溢れ流れる数え切れぬほどの涙 それを止める術を知らない いつしか歓喜の涙で埋め尽くされる日がくるだろうか やはり、その裏ではかなしみの涙が流されるのだろうか
605 :
谷川サマリ :04/06/04 05:35 ID:HLpI8f36
「愛ゆえに」 心の中で叫んでる 自分を信じて戦うために あなたを守るため 自分を信じて 強く生きようと アブトレーナー 届いた翌日から ベッドの下の 守り神 アラのんきだネ コリャおどろいた
606 :
檸 :04/06/04 06:51 ID:b7e9JYg+
もう、ダメポ 陽はまた沈む、陽は沈んでお先真っ暗 もう言葉もありまへん
「女」 ダリの絵のような歪んだ風景の向こうに 深い森が広がっている 手前の風景は、さまざまな心象がちらばり、 シュールでありながら、どことなく全体に美しい。 角度を変えると表情を変えるピカソの絵のようなオブジェが 黄金率を少しはずした地点に横たわる。 男でもあり、女でもあり、 汚辱でもあり、静謐でもある。 卑猥でもあり、純潔でもある。 地に埋め込まれ、うごめくようでもあり、同時に宙に浮き漂うようにも見える。 オブジェは鏡であり、白い布でもあった。 いかようにも染まり、虹のごとく見る人の目を幻惑させる。 めくるめく花束、カラフルなキャンディーの入ったガラスの球体。万華鏡。 鏡の迷路に迷い込んだ人間は、どうやって道をみつけたらいいのだろうか? 背後に控えた森は深く、濃い。 森のどこかに朽ち果てた大木が横たわる。 大木の洞の中で 小さな少女が泣いているのかもしれない。 ずっとずっと、泣いているのかもしれない。
608 :
名前はいらない :04/06/04 17:53 ID:Sd3ihARM
「背理」 気がつけば刻まれていた規律 誰がいつ決めたものなのかわからない それを求めることに意味は無い 疑問を持たないまま生き(生かされ) 何も知らされないまま死んでゆく(殺される) そこに在る物を ほんの少しの力で手にすることが出来るものを 何によって禁ずることが許されるのか 誰にでもなく 問うてみる 答えはいつも返って来ない ならば私は手にとってみせよう あまねく全てを 禁じられた全ての実を いずれ私は十字架にかけられ 罰を受けるであろう そこで私は 誰にでもなく勝ち誇る この罰は私にいわれの無い規律を課した どこの誰とも知れぬものが下す審判に非ず 張りぼての理に怯える従順な羊が 私を畏れ羨むが故の私罰なのだと 高らかに笑い朽ち果てよう 気がつけば私に刻まれていた 空疎な規律と共に
>>410 の評価をお願いしても良いでしょうか?
お願いします。
610 :
人形使い :04/06/04 20:31 ID:833VpQ2A
>>602 覗く優しさにありがとう。
あいかわらずの過労かぁ。私には咳よとまれと祈ることくらいしか。
どんとこーい!
>>609 過去だけしか価値を見出せないひと
待っているのは死?
僕は主人公が望んでいるのはそうじゃないと思う。
ひと綴りの言葉を残すということはすなわち叫び声。
僕はここにいる!生きている!!
その反語としてのつぶやきだと思う。
もう少し、話が聞きたくなってきました。
611 :
「未完」 :04/06/04 21:56 ID:TkJ45cht
>>604 >>608 評価じゃないんだけど、凄く意味が解り易くて、何より読んでいて気持ちがいいと思った。
他の人のは読んでて意味不明なのが多いからな。(流し読みして意味が汲み取れない)
重 重 重 月 重 重 重 . 重 重 重 重 重 重 重 重 重 重 重 重 重 重 重重 重 重 重 重 重 重 切り込まれる暗い情炎と 重 † 重 下卑た感情は重圧に飲まれ 重 熱死を始め腐り出す dha dha dha 重 重 今宵、真円満月に踊るは悪魔 歌うコボルト この世の怨嗟をはき出して 重重 燃やせよ燃やせ焼き尽くせ 重 重 血濡れた夜に魔物は叫ぶ 重 重 夜空に満月 切り傷凝血 重 重 酒でも飲んで忘れてしまえ 重 重
「 朝焼けの詩 」 永遠に続くかと思うほど暗い闇のなか 何も見つけられずにいたの 誰もいない孤独に苛まれて 零した涙さえ闇に紛れてゆく 永遠に終わらない夜 だけど その闇の向こうには 確実に『明日』があるんだよ と教えてくれたんだね だから 私は 腕には孤独を 心には朝焼けを 唇には歌声を 瞳は前を向いて ただひたすらに生きて行く 躓く日も蹲る日もあるけれど 暗い夜に 微かに見える希望を教えてくれた人がいるから それを信じてひたすら生きて行く 世界にただひとりの「私」
615 :
チンネン :04/06/05 03:16 ID:/9BO3bF6
貴女の腕を掴んで とても美しい場所へ連れて行きました それはとても綺麗な場所で 私はとても良い気持ちで貴女を振り返りました そこに貴女は居なくて 私の手の中には貴女の血だらけの腕だけがありました あぁそういえばここに向かう途中 ごうごうと燃える炎の中を通ったな あぁそういえばここに向かう途中 凍てつく氷河を渡って来たな あぁそういえばここに向かう途中 「さよなら」という言葉を聞いたな 私は急に寂しくなって 帰り道を振り返りました でも ごうごうと燃える炎が 凍てつく氷河が 「さよなら」の言葉が 私の足を留めるのです 私は仕方なく 貴女の欠片に指を絡ませて ゆっくりと 池のほとりで朽ちていく事を決めました 仰向けに横たわり 貴女と同じ空を眺めながら
>>593 評価有難う御座います。精進しますです。
ちいさくまるい ちいちゃいまるい見えるもの わかるな わかるのがなにもしないことのながーくねむりになっててそのまんま ぼく くちをきいた夜明け前の満月の暗い青空にあかるいmole
>>615 思いの可搬性が落とした静か
>>614 種の強さ 能書きのいらない
>>613 無数の薄紫な傷漏れる 黒い夜凝視の葉の犬
>>610 咳は身近 なんか咳してる娘が隣とか風邪ひいてる人多い 僕は毎日1時間だけ寝不足
>>608 reader 既成を運命サダメと読まない
>>607 風光の頭に放り込まれ続ける同じに疑いがヒト
>>606 自分に盗賊充てる追い込み
>>605 マニフレックス枕
>>574 敬虔とか思ってたらpieでそれもcrispy chocoにpuff to the lights in the dusk of havenなんか明確過ぎて英語の伝えは笑う
618 :
名前はいらない :04/06/05 05:53 ID:jJLN1gVu
「人生の物差し」 破天荒の濁流に飲み込まれ 必死にもがき蜘蛛の糸を振り解く 暗闇に進路を遮られ暗中模索の日々 嘗ての猛者はこう語った 無我は自身にあらず 虚無こそが自身なのだ カオスに我身を曝け出し 信疑にアイデンティティーを揺さぶられる 覚悟が確信に変わりしき時 旅人は 自身の行く末を自身の物差しで決断するのである
>>617 >607です。どうもありがとうございました。読んでもらえて嬉しいです。
>>602 4thさん
コメントありがとうございます。
お仕事忙しそうですね。4thさんの都合が良い時ならばこちらは何時でも。
>キャベツみどり斜ライン燃えて
どこか優しい感じですね。初夏のイメージを勝手に連想。
「没落はまるで雪のよう」 見渡すかぎりの建築物が やわらかい雪のように溶ける朝には 没落は遠くから話しかけてくる 考えなしの従兄弟のよう むかし父の車に乗って 通り過ぎた町に住む女の子に 毒の入った朝食を食べさせて貰う 近所の子どもたちと分け合った味のよう 没落を遠くに住わせたまま 雪の上を滑ってゆくお前の姿が見える 土に埋めておいた瓶の中で 二十キロメートル離れたとなり町で 今も発酵している あれは殻ごと溶けた蛹のよう 本当に何の思惑もないお前のよう 笑っているのは顔が崩れているから むかし父の車の窓から 見かけた人の顔のよう 没落は遠くに置いたままの母のよう 今も瓶の中で発酵している
『喪失』 何時も傍にあった だから安心していた 気付いたときには もう遅すぎた 振り向けば何時も 横を見れば何時も そう、思っていた けど そんなの唯の甘い空想だった 其の事に気が付いてしまった 僕 は 一 人
あぼーん
624 :
名前はいらない :04/06/05 16:42 ID:VBnm+x/E
625 :
鳥吉 ◆DE0R6IQ6Xs :04/06/05 17:35 ID:9AqzHtXN
>>624 そういう言い方はないと思うなあ
まあ面白くはないけど。
>>565 上手いなぁ、と思いました。
君の色を決めるのは君。
開けてもいないのに決めるのは早計。
>>567 わに さん
出産の瞬間かな?
やっぱり痛いのかな。
とりあえず、ポカリスエットでもどうですか?
>>568 569
つまり結局何が欲しいの?
非現実な夢に踊らされてるのかも
>>571 小さな一歩、でも大きな一歩。
>>572 不安な一瞬。
その瞬間何が起こってるのだろう。
>>573 命の問題は難しい。
大切だっていうのは簡単。
でも、だからそこ思考停止に陥る。
>>574 英語わかんない。
>>577 521R さん
どういう意味で「悪意」という言葉を使ってるのか見えてこない。
「呪い」が結局なんなのかもわからない。
>>578-580 人形使いさん
宮沢賢治のイーハトーヴォを思い浮かべます。
まぁ、あんまり詳しくないんですけどね。
イメージイメージ(笑
>>581 今どきの読者が喜ぶ詩って何?
恋愛詩? えー?
人を喜ばすために詩を書いてるの?
>>584 やらないとね・・。
でも退屈だ。
でもやらなくちゃ。
あー、やだやだ。
628 :
人形使い :04/06/05 20:42 ID:8YuEYbcf
>>627 「月」の逆位置さん
ありがとう&ありがとう
実際の旅がそんな雰囲気だったから
それっぽく書いてみました。
あんまり詳しくないんですけど。
もう少しやわらかく、ね☆
月の鼻息→月の溜め息みたいな〜?
えへへ〜〜♪
629 :
名前はいらない :04/06/05 21:03 ID:1W5YVF1+
>>627 多分、少なくとも、「他人の評価」を欲するのであれば、
その詩は人にそれなりの感銘を与えるべく書かれるのがマナーだと思う
人を喜ばすために書く詩だからこそ評価してもらおうとするんじゃないの?
自己満足でいいのなら評価は自分で下して
他人に見せる必要もない筈
>>628 人形使いさん
あれ、きつかったですか?
んー。
多少かりかりしていたかも。(汗
なんせ昨日、当て逃げされたもんですから。
身体は痛いし、疲れるし何だかイヤになりますわ。
>>629 んん。否定できない(汗
人に評価してもらいたい。喜んでもらいたい。
ただ書く。自己満足。
どちらも詩を書く上で重要な要因になるわけで。
ただ、どちらか片方だけに偏るのはよくないと感じたわけです。
631 :
檸 :04/06/05 23:00 ID:NRg6P2Ss
>4th様 コメントm(__)m このスレブレイクしてますね〜 やっぱり評価を求める人って多いんですね 暫らくは自分のスレを埋める事に専念して、目星がついたらこのスレに参加したいと思ってます 月の逆位置様、夢想華です レスありがとうございました
俺が消防の頃に2chがあったら確実にやってたと思う 端末いじりだしたのが何歳だったかよく覚えていない フリーで使えてまあまあ知名度のある言語なら大抵HelloWorld+αくらいはできる 小6でエロゲーに手を出す(DEJA、水晶髑髏とか探すやつ) 中3で大数の学コンを始める、今でもときどき出していて最近は2回連続150と絶好調 高校はかなり伸び悩んだ まあ一応受かったんだけど勉強やキモヲタ活動以外にもっといろいろやるべきだったと後悔 大我苦は思い出したくも無い、高卒でいいよ別に 今は端末16台ほど持っていてヒッキーしながらソースコード書いてる 15inchUXGAノートが主のクワッドモニタをMSゴシック10ポイントで使用 既に結婚はあきらめている 10畳くらいのアパートで普通に生活できて 端末買い込めるだけの金が貰えれば一生ソースコード書いていりゃいい 日本人は35才が定年だとかいってるが海外に目を向けれはおっさんPGは沢山いる 部屋が汚すぎるので炊事洗濯掃除をしてくれるかわいい冥土さんが欲しいと妄想しますがな
633 :
632 :04/06/05 23:26 ID:ZyxgI5o7
でも結構普通かなあ 兄貴の影響とかで小学校低学年でもエロゲーやるやついそうだし 今は園児でも2chにみようみまねで書き込み出す兵がいないとも限らない 学コンだって消防で満点とった香具師を見たし灘のK氏は高1で東大理lllA判定だ あと端末16台のうち14台までがノート、残りがPentium4 3.06GHzとSolaris 秋葉いけば中古が手に入ると思うHP-UXも欲しいけど置き場が無いな
4thさん、ありがとうございます。 「左手」 白い野菜のような左手が 黒い服に包まれて もがいている 冷たい海の底を 彷徨っている 魚雷のように 捉まるものを 無音で 探し続けている
訂正です。すいません。634は誤爆です。 「左手」 白い野菜のような左手が 黒い布に包まれて もがいている 冷たい海の底を 彷徨っている 魚雷のように 掴まるものを 探している
636 :
名前はいらない :04/06/06 00:27 ID:L2+06+Ln
なんでこんなに冷たいのだろう、 いつもと変わらない風景なのに、 情けなくて、頑張ってる人をみると、なんだか怒りがこみあげてくれる。 自分は馬鹿だ。 でも、支えてくれてる人がいる ? こんな楽しい日々 流れるばかりの日々 いつもと同じじゃ嫌だな 痛くて、悩んで、 それでも答えは出てこなくて、 そんな自分見たくない。いくじなし、 目をつぶりながら歩いたこの道。 こんな時だけ神様を信じてしまう自分。 ああ、やっぱり僕は 両手を強く握りしめた。
637 :
鳥吉 ◆DE0R6IQ6Xs :04/06/06 00:39 ID:Npf4pdbu
>>589 ずっと夢を見ていたい年頃なのでしょうか。
>>590 辻仁成のピアニシモみたいですね。
>>591 届かぬ扉触れて?あんま意味ないのかしら。
自己完結してて何が言いたいのは大体解るけど付き合ってられんよね。
>>595 最後のとこ好きです。夜である。
でも途中がなんかどうでもいいと言うか無駄に長いと言うかそそられんよね。
>>596 題名が良くないけど内容は良いですね。愕然がひらがななのが気になります。
歯痒いところが特に良いですね。歯痒いものね。
>>598 いやよく意味わからん。何に名乗り出るの?金正日が名乗り出るのを待ってるの?間違ってるの俺?
>>599 素直!
638 :
鳥吉 ◆DE0R6IQ6Xs :04/06/06 01:05 ID:Npf4pdbu
>>618 あんまり意味ないのかな
暗闇に進路を遮られ暗中模索 遮られてないじゃん
無我は自身にあらず 我が無いから無我なんじゃん
俺が言うのもなんだけどちょっと稚拙だと思った。
>>621 〜のよう っていう比喩がよくわからない。ピンと来ない。
そこはまああんまり考え無しなのかもしれない。発酵という表現は好きです。
>>622 昔から言いますね。
>>623 なにかしら読み手側に面白みを感じさせてくれると良かった。ただ自己陶酔している男を描いても・・・
! つまり詩板住人のメタファーか! なるほど上手いね。
>>632 ふーんそうなんだ。手に職持つのはいい事だよね。
>>635 イベントが無いから退屈ですね。白い野菜っていう表現は好きです。
ぼくは大根だと思った。意外と太い腕やなあ
>>636 ちょっと解りにくかった。情けない自分に対して怒ってるのね。がんばってる人に怒ってるのかと思って悩んだ。
思春期ですね。ガンバルマンですね。
639 :
636 :04/06/06 01:21 ID:L2+06+Ln
>>638 評価キター!ありがとうございます。
最初書いたときはわかりやすかったのですが、
よく頭を使って想像してもらえるように、わざと文を削りわかりづらくしました、すいません。
あと。わかりやすく、書いてしまうと文がだらだらと長くなってしまって、僕はあまり長いのが好きでなくて
てか今のままでも十分長いのでもっとスラーッと読めるものにしたいなぁ。
640 :
名前はいらない :04/06/06 01:36 ID:dajsioaT
辛口書評のほうが読んでて参考になるなー 嫌われ者達がんばれw
641 :
鳥吉 ◆DE0R6IQ6Xs :04/06/06 01:52 ID:Npf4pdbu
>>639 いや、内容としてはわかりやすいよ。不甲斐ない自分を思っての詩だと思うけど。
序盤の 頑張ってる人をみると、なんだか怒りがこみあげてくれる ってので勘違いしただけだから。
642 :
名前はいらない :04/06/06 02:03 ID:z5KHvHZw
SecretSky 君の事、見くびっていた。 大切なモノは失って初めて気付く そんな事理解ってた。理解りきってたよ。 イマ、君を見失い思い出してる。君と初めて出会った時のコト。 君と過ごした短い時間。君の少し笑える話し方。 イマとなれば、そのひとつひとつが、その全てが、ただ愛おしい。 イマもしも君が淋しい涙を、流してるなら、その涙をもう一度、 もう一度僕に預けてくれないかな?もう一度だけ…….。 幻の恋に身を委ねたい。 決して結ばれない。そんな二人かもしれない。 だけど、この気持ちは違うさ。暗い空を抜け、二人だけの。 二人だけの空に虹を架けるさ。例えばそれが罪深きことだとしても、 構いわしないさ。さぁ、二人して神様に背こう。 今夜君を誘うよ。 さぁ驚いてくれ、そして…….。 そして二人であの空に行こうよ…….。
643 :
柳橋 :04/06/06 02:04 ID:E/Vei93O
毎日がつまらないのです えぇ とても 皆笑う それにつられて笑う それでも何処かが 何が 楽しい そう言うんです ココロがみしっ と音を立てるんです 毎日がつまらないのです えぇ とても 薬を下さい 全てが楽しくなるような 周りが とても広すぎて 目が痛くなってくるんです いえ 目薬じゃないんです ココロの音を 止めて下さい 何が 楽しい そうじゃないと どんどんつまらなくなっていってしまう こうやって 毎日 あなたのところで 声をあげることすら つまらなくなってしまう 毎日がつまらないのです えぇ とても とても
644 :
よっちんこ ◆8owAiVjymk :04/06/06 02:48 ID:O/9ie/Fe
わたしの日記からの引用 不幸な女性をひとり知っている。 他人の幾倍も苦労してきたのに次から次へと不幸が降りかかって、 見ているほうが胸をしめつけられるほどだ。 当の本人は気丈で明るくいじらしい。 社会的な人望があり、積極的で行動派。 女としても申し分ない。 美人かつ聡明で思いやりに満ち、世話焼き。 さらに、潔癖と言えそうなほど清潔好きで料理が趣味でおしゃれでお裁縫の心得もある。 だから神様(もしいるんなら) どうか彼女に、この世で感じうる最上の喜びをお与えください― その娘より。 そしてお母さんへ。わたしはこの先、何があっても負けないので心配することは何もありません。
645 :
名前はいらない :04/06/06 09:40 ID:KZOd9h0I
窓の外に降る、雨 さぁさぁと降る、雨 お陰で今日は君に会うことも出来ないよ 僕にとってはあまりにうっとうしい雨 いい加減、止んでくれればいいのに デートの約束、キャンセルのメール せっかくの休みを棒に振っている、僕 “雨なんて誰も喜ぶはずもない” そんな悪態をついたって 聞こえないかのように、雨は降る 窓の外に降る、雨 さぁさぁと降る、雨 彼にサヨナラを言うつもりだったけど、今日はやめた 私にとってはうれしい雨 だって本当は別れたくないんだもの 別れたくなくてもどうしようもない 悲しい恋をした、私 一日でも長く、あなたの近くに居たいから “お願い、このまま明日も雨がいい” ずっとあなたのこと、想っていられるから 窓の外に降る、雨 さぁさぁと降る、雨 誰かのために、雨は降る
646 :
朝目が覚めてこんなん考えてた僕はどうなんだろ。 :04/06/06 10:34 ID:Uy6EJWEE
「特」 重なる誰かの影 暮れる自分から抱きしめて 傷ついて また忘れて 永遠に変わらない何かが 自分だって お互いの魂 分け合える何か 凪がれた罪と痛み 鮮やかな彼方へと続いていて 「Mutability」 それだけで言い切れるなら それでも明日が近くなってきて 欠き乱れ 壊す 失い 感じる為の 愛が見えてはじめての無常 何もかもが最初から凪がれてるだけなら そこに辿り着いた誰が叫ぶの? それは遠くて All the mutability Intention that exists from the ・・・・・ 僕がこう乞う君へのキモチも また一つの無常 愛が壊れるのが日常で
夕暮れの影が物からどんどん伸びる―――― 逆光した建物が私の目を捉えていた。 空は満月が見え、星をちりばめていた。 くたびれたジャンパーを来た中年男性。 ベンチに座り足組みをしながらケータイをいじっている女子高生。 おつかいのため片手にスーパーの袋をふりまわしながら帰っている小学生。 公園でイチャイチャしているカップル。 犬の散歩をしているおばさん。 手を繋いで歩いている幼稚園帰りだろう子供と薄く化粧をした20代半ばの母親。 すぐ暗くなったこの夜景に街にはイルミネーションが灯り、明るかった。 橋がかかっている川には、自分の顔が見える――。 そして、周りの建物もぼんやり見えていた。 のびた影、夜空の夜景が皆の心をやさしく包んでくれる――――。 すべてはこの時代のごく平凡で日常的だが、 とても楽しい だけれど、今、この時、この時間、貧しくて、苦しんでいる人間がいる。 この時間で色々な状況の人はいるだろう。 戦争をしている人々、殺され息を引き取った人々、もがき苦しんでいる人々、 これがいつもの時間、日常かもしれない。 皆がこのつながっている「地球」にいる。 忘れないで欲しい。 今この時間「苦しみ」の呪縛を解き放てない人々を
そっと夜 石ころが冷たいはみだしに夜行の列 歩いている空に繋げた手を離した後が道でここ
>>647 手離し 残念でした
>>645 あかるい雨の日あったかい ブレイキしつつの雨粒の ゆっくりの ゆっくりな終焉と静か教わって
>>644 こころにもないあらゆる
>>643 サービスをしない石とやり合う
>>642 ゆびに針ほどの
>>635 不浄の検針
>>631 スレッドNO.で紐付きな過去がお楽しみ
>>621 小規模の箱入りな沈み 並ぶまでな解釈のいくつかな状態ごと生
>>620 キャベツの白い形のrefer toと人間の出来のオカルト進化が月にクロスしていって... おぉ了解
[email protected] にメールしてみてちょ きのう安床で肩もまれすぎて痛い
>>626 「月」の逆位置さん
いつも批評ありがとうございます
痛いらしいですよ
いつもがんばれと言っている立場のものですが。
651 :
TAKU :04/06/06 21:07 ID:B6pFSEd1
「飢餓」 サドな僕はキミに目を付けた… 無性にキミを喰べたくて… 残り少ない理性を振り絞り耐えていた… 条件反射で胃の底から唾液が溢れ出る 一種のSEX作用の様に硬くなる ある日、何処からかキミが何かに痛がった時、 思わず出した「痛い」という言葉 敏感な僕の理性の糸が切れてしまった 意識は飛び、気付かないままに キミをいたぶるように壊してた 指一本一本、胸は真逆に折り潰し、 靭帯はチギリシャブっていた
キミのことが好きで、好きで、むっちゃ好きで、自分が止められない。 だけど、キミには彼氏がいて、僕の気持ちはただただキミを辛くさせる。 困らせたくないのに止められない自分が嫌になる。 キミを見かけるだけで嬉しくなった。 キミと話すだけで幸せになった。 キミと触れ合ってもう抜け出せなくなった。 キミの前だとわがままに、甘えん坊に、 イタズラっ子に、まるで子供のように、 困らせるだけの気持ちを伝えてしまう。 少し、ほんの少しだけ毎日僕のことを 思い出してほしいから、、、
653 :
ab寝子 :04/06/06 21:26 ID:EAS3WvmG
この庇に隠して。規定を過ぎて、崩れたり倒れたり。美つかいには重さがないから、目も 耳も塞がない。騒ぎを横切るつむじ。 快い奪い。反復をたくわえて、一片に傾ける。両膝に脂をにおわせた群がり。隙間をすべ り落ちていく実もまたおどけたしるべ。 応用を通して突起は伝う 滲む。おびたたしいディソナンスに治具をあてがういさおし。 戒告と放蕩。そんな土を焼いてそそいで、家や関の合い鍵に顔が彫られる。 弁解の機会を与えろ。全ての尾に情けを縫いつける針子のならわしを覚えなかった代離人 の背後に。黒い玉が支えている。遊び終えたこと。 飛んでいく石の行方を気に懸ける癖がなおらない。三人目は俳優たち。濡れそぼる予音が あの円を踏んだ。ねぎらいに、胸一杯のほおずきを。 今日を酷く間違った人たち。お化けが出ます。さなぎになるのを待っている。あれは不幸 だったのではないか。 主義の好きずき。ブラシを一本つかんで、波止場で待ち時間を数える権力を美事になめし てやった。優しい負担に暮れていく。見果てた銀幕。 炸裂が空から降ってくる。三つ巴の鋏。宣言にしがみついて からみついて、偏向を余儀 なくされている。血の上を通り過ぎる蝶々。 止めてください。ダイアモンド博士に結果を引き合わせろ。叢を越えて落ちている安らぎ。 角は長く細く、ゆらゆらと叩いて。 手足を組みながら、鉛のチップを分水嶺へことさらに積んで。化成。苦しんでいるとは観 えない。遊星につけるべき名がなかった。
654 :
鳥吉 ◆DE0R6IQ6Xs :04/06/06 21:47 ID:Npf4pdbu
>>651 セックス作用 聞いた事が無い
何処からかキミが何かに わけわからん
指一本一本 指を一本一本どうしたんだ?
胸は真逆に折り潰し 胸を折るという言葉は珍しい表現だね。
>>652 子供っぽい思考がとても安直に伝わってきますね。
>>653 読むのめんどいね。結構いいセンスだと思います。
でも純粋な言葉遊びにするならば一節一節書き出したほうがいいと思う。調味料置き場みたいな感じやね。
>>502 すみれさん「人生」
非常に素直。
ヒトと自然との付き合いは対等なものではなく、ヒトが滅んでも自然は眉ひとつ動かさない。明日天変地異が起こっても不思議ではない。自然は荒々しい旧約聖書の神さまに似ている。ヒトは、生き延びるためにどれほどの犠牲を払ってきたんだろう。
「(ヒトにやさしい)世界」と「(本当の)自然」とは似て非なるもの。
ヒトは「戦略的」に「世界」を守らなければ存続できない存在なのかも。
>>511 ,
>>518 こういう言葉たちを味わうことができるのは幸福だと思う。
「ギルチーギルチー」で、ひさ久しぶりにけらけらと笑った。
「俺はこの際すべての物という物を売り払い、得た金をも格子の下の流るる溝に放ち...」
この一節はちょっと資本の運動に対する挑戦っぽくて、青くて好き。
タバコを吸うことは好きなのにタバコの臭いが皮膚につくのが嫌いなぼくは、こういう横顔に惹かれるんだ。
>>545 >>510 へのレス有難うございます。
最近睡眠が浅くて困ります。雨音でもすぐ目が覚めるし。
>>548 「未完」
言葉にたいする細かい配慮が分かる。ぼくの耳はいつまでも空白を聞こうとする。けれどいま、空白を空白のまま許す余裕は世界から次第に薄れている。
>>553 悪魔さん
星の門のイメージを詩的文章で表現しようと、ぼくは何度も試みては挫折している。
(去年の夏、一度だけ成功したと思った詩が書けたことがあった)
デカルト的二元論は、個体の時間的連続性までは保障してくれないし。
この詩でとても好きなのは、鉢植えのサボテンの体温の接地。すごく暖かく、連続的。
>>559 犬大好きさん「室内」
読んでいると、梅雨の澱んだ/澄んだ両義的な気が部屋に満ちてきて、素敵。
蘭は人が観ていると咲かないね。でも観ていないと咲かない花もあります。
計算され完成された静謐な孤立系の外に、犬が地面で夢見ているのが、これもよく計算されているけれど、心地よい救い。
>>595 クロラさん「街の夜」
壁の生々しい描写が活きて動く。街に動く河馬の脇腹の赤い汗。ゴシック。
街も人も、包みこみはするが、溶けあいはしない。その境界が風を起こし雨を落とす。
無音が憎い。
>>602 4thさん
>>601 へのレス有難うございます。高野文子の軽い真似です。
>>602 ,
>>617 ちいさな白いまる。逃げ込む部屋の鍵穴のように精密に、ちいさく白いまる。いつもひとつの目をあけ、ほかの目はつむっている。Lagrange Points。「月」の逆位置は一番分かりやすい点。5つすべての目があけられたなら、夜はなくなる。夜はなくなる。
「戦闘服」 黒より白、 化粧より軽いリップクリーム タイツより、ハイソックス パツ金よりストレートの黒髪 胸ボタンは1つまで、 香水よりシャンプー 高い付加価値? 清純さ・・呆れかえるね。心ン中まで見えるかな? 公衆便所って言葉が刺さる。
658 :
bm+ :04/06/07 01:08 ID:30I7f83t
mere show 蓋をされたケースの中 水を注ぎこまれて溺れている きっとあたしはもがくけれど だれも助けてはくれない ケースの外で皆が笑っている きっと惨めな姿を晒し 明日には浮いてくる ケースの外でアノ人が きっと高らかに笑っている
659 :
七子 :04/06/07 01:56 ID:Sj84VfQl
夏の日記 隣の家の婦人が妊娠したというので お祝いに西瓜を持って挨拶にいった どういう経緯でそうなったのか 頭がぼうっとしてよく覚えていないが 婦人が胎児を見せてくれると言って 僕に向かって脚を開いて見せた 真っ白くなだらかに続く太腿 その中心にはぽっかりと穴が開いていた それは多分僕の掌くらいの大きさだったと思う 中は真っ暗で広い空間になっていた 頭を突っ込むと予想以上に広かった 果てなく続く闇の中に時折ちろちろと 白っぽい光を出すものがあった あれはもしかしたら星だったのかもしれない 僕は星座の名前だってろくに覚えていないから、判らないけど ふと頭上を見るとそこには 巨大な胎児が浮かんでいた (目測だが、多分三メートルはあったように思う) あの特有の丸まった格好で 少しだけ蛙に似た顔はとても安らかなものだった 彼の臍の緒が何処に続いているのか、僕は知らない 突然帰ってきたご主人によって叩き出されてしまったからだ
初めまして。多分辛口になります。お許しを。
鑑賞すればいいのか、批評していいのか、辛口でいいのか、
イマイチ分かりません。詩は言葉遊びだと思えないので
好きに返事をいたします。詩としての返事ではなくてもご容赦下さい。
>>642 主題が不鮮明なために、意味が通じません。
見くびる、が何を見くびっていたのかが分からない。
状況があまりに陳腐なために、感情を催しにくいです。
あまりに感傷にすぎます。
>>643 そうですか。で終わってしまいます。申し訳ない。
>>644 優しさの溢れる詩ですね。
神様に願うなら、あなたが楽しませてあげたほうがよいのでは、とちょっと横道。
>>645 雨に意味を見いだすことを軸にした詩ですね。よいと思います。
もっと遊べるから、バリエーションを作っていってはいかがでしょう?
>>646 あまりに断片的すぎます。こちらに何かを想起させる意味でしたら
英語もまぜず、導く形を整えてあげたほうが、優しいと思います。
>>647 では、その状態から何ができるのかの道筋や論理を
入れなくては、ただの感想になってしまうでしょう。詩からずれますが。
あなた自身で、情報を集めて、もっと深化させてください。
前半の街の平凡な光景はとてもいいと思います。
>>648 序文。漢字に気を遣うといいかもしれないです。歩いてる と つなげた と 話した でとまどいます。
そっと夜、 の滑り出し、綺麗ですね。
>>651 夢から覚める瞬間と、夢から醒めらきれない己の構造。いいと思います。
>>652 毎日っていうのがいいですねw それが全てを許させてしまいます。
いい詩だなぁ。
>>653 もし可能なら、あなたが何を思ったか解説が聞きたいです。多分いいこと聞けるから。
宮城谷の「無限花序」などを彷彿させますw ここからいつの間にか物語になっていた!なんてことが
あったらすごいいいなぁ。
>>657 何を語っているかは言わずもがなですねw 周りから話して輪郭を作って、意味をもたせる構造。
例えば、さいごの最後までいたづらを隠せない様子やら、己の価値を知っている小ずるさや
それすらも武器になることを知っているような。 現実の話だったらとても怖い。
「より」「かな?」「って」この辺がいやにどきっとしました。深く鑑賞に耐える詩だと思います。
>>658 アノ人は実は自分だったりしてw。危機状況にあることを感傷抜きで語っておいて、最後に落とす。
うまいです。
>>659 「婦人」「胎児」っていう言い方が秀逸。とてもいい詩ですね。
淡々とした文のリズムが重なっていく様もとてもうまいと思います。
日常からどんどん逸脱して、最後きちんと帰って来れたことをほっとしました。
惹きつける力が非常に強い。
ラスト3詩、ポイント高いです。
「でっかいチーズ」 でっかいでっかいチーズだ どのくらいでっかいかって言うと 言葉にならないほどでっかい ネズミがやってきた 迷う事なくチーズにかじりついた チーズはこのネズミが食いきれるほど小さくなくて それはやはり途方のないでっかささ ネズミはでっかいチーズの中を トンネルでも掘るように食い進んだ 横に斜めに上に下に もしネズミが 「このチーズに風穴通してやるぜ」 と思ってるのなら まっすぐ進めばいいのになあ 腹いっぱいになって パンパンにふくれてる それでも食い進む事をやめないのはなんでだろうなあ 今さら戻る気にはなれないんだろうなあ あんたがネズミだったらさ やっぱり食い進む事をやめないよな でっかいものには風穴通してやりたくなるよな
?? コロンビーナ氏アンカーずれてません? 俺がおかしいかな・・・ 辛口だけどよい評価だと思います
665 :
よっちんこ ◆8owAiVjymk :04/06/07 11:04 ID:kAslfPN6
666 :
イタチ小僧 ◆8rr1u/54T2 :04/06/07 11:39 ID:KUNIcDQ+
「体温不足」 海綿をなぞる舌の冷たさ 千粒のわらび餅に包まれて横たわる夏 昨夜軒下で捕まえた恋人 愛してやった包丁で何突きもして 朝には血も細胞も冷たくなって 俺の上で滴る 不足 これは素晴らしい不足
667 :
名前はいらない :04/06/07 15:27 ID:eVPGRQtV
「稚拙」 訳が分からん表現で 論理構造も無視 でも 稚拙は愛らしい 自由な発想は 技巧知識や定型詩によって 阻害され また 育まれる 傷つくことも 怒ることも いつの間にか 生きている実感が湧いてくる プライドなんか捨てていると いつの間にか 楽しい気持が湧いてくる それで良いと思えてきた
668 :
名前はいらない :04/06/07 16:10 ID:kpVUxP3u
明日朝ごはんを食べ終わったら 誰かに電話しよう 今日までの嫌なことを忘れたいから 何もかもを忘れて鼻歌うたいながら 二人でキャッチボールをしよう 青い空の下お日様が笑っていなくても そして夏の香りのジュースを飲もう 明日の夜にお星様とお月様 もしも内緒話をしていたら それはきっといいことだ きっと僕たち楽しませてくれるだろう 帰り道には見たことも聞いたことも無い 素敵なステージと音楽が きっと僕たちを待ってるだろう 昨日のこと今日のこと明日のこと 忘れたくないからお願いします ちゃんと見ていておくれこの街よ この日の場面をまた今度見れるように 街、公園、空、海、宇宙、そして僕 最高のチームプレー 君は笑ってる
669 :
名前はいらない :04/06/07 17:19 ID:ySTHnfKe
こんな夜更(ふ)けに風吹くなかを / 馬をとばして行くのは誰(だれ)だ 馬には父が子供をしっかり / 大事(だいじ)にかかえて乗っているのだ 「どうして怯(おび)えて顔をかくすのだ」 / 「父(とう)さん 魔王が見えないの あの冠(かんむり)とあの長い裾(すそ)」 /「なんでもないよ 霧のながれだ」 「いい子じゃ おいで わしといっしょに / たのしい遊戯(ゆうぎ)をして進ぜよう きれいな花は岸辺にあふれ / 家(うち)には金の着物がどっさり」 「父(とう)さん 父さん 聞こえないかい / 魔王が小声でぼくに言うのが」 「落ち着くんだよ なんでもないよ / 枯れ葉にざわつく風の音だよ」 「いい子じゃ 行こう わしといっしょに / うちの娘によく世話(せわ)させる 娘ら夜ごと音頭(おんど)をとって / 歌や踊りで寝かせてくれる」 「父さん 父さん 見えないのかい / あそこのかげに魔王の娘が」 「見えるよ おまえ よく見えるとも / 古い柳がひかってるんだよ」 「かわいい子供じゃ きれいな子供じゃ / いやというなら 無理に連れて行く」 「父さん 父さん 魔王がぼくに / つかみかかって乱暴するんだ」 父はふるえて馬を駆(か)りたて / うめく子供をしっかり抱(かか)え やっとのことで家にもどった / 腕のわが子はもう死んでいた
>>669 ゲーテの歌曲「魔王」ですね。
昔学生の時に聞いたことがあります。
ほんとうに印象的な曲ですね。
ちょっとさかのぼって読んでみました。丁寧に追う試みをば。
>>615 血だらけのシチュエーションがあまりに突然で、理解ができません。
世界の構築をしたうえで詩情を表す構造の詩ならば、途中の反転には
それを裏返すだけの理屈が求められませんか?一群では主人公はあなたなのに、
2群になると彼女が主人公に、3群ではまた私、4群では彼女が行動の主体をしめる。
最後の5群で、もうわけが分からなく成ってしまいます。ばらばらでまとまらなすぎる。
その世界もあまりにあやふやで、まったく想像がつきません。もう少し、
(偽物でもいいので)現実とのすりあわせをしないことには、ただの電波になってしまいます。
>>618 蜘蛛の糸を引用するのでしたら、そこに必ず含まれてしまう意味をきちんと
把握してなくてはならないでしょう。最も単純に言えば、ずるさ、ですかしら。
生きること(幸せになること)が至上である人間の心理というのか。
無我と虚無についてはもう少し説明が必要になります。個人的には
人間は無我だの虚無だので現しきれるものじゃないと思います。
むしろ意志こそが人を人たらしめているのではないかと。
その上で感じる虚無はとてもあなたに正しい。
ただその比較は無我ではないのでは?その状態は蜘蛛の糸の差し込む場所ではないのでは。
きっとカオスは人の世自体ですね。信じるというのは疑いを持っていない状態ですので、
疑問を比べるのはそもそもナンセンスです。選択が常に判断とは言えません。
ずれましたが、少し人生に対する思考が浅いのではないでしょうか。
>>621 スカイ・クロラは森博嗣ファンかな。
阪神大震災と、それによる引っ越しの歌でしょうか。そうすると、すとんと落ちるのですが。
毒は、飲み込めない食事。ボランティアの女の子やらがよそい、ほかの子供と食べる。
「朝食」であり、「給食」のよう、なので、寮からの引っ越しかと最初思いましたが、
考えなしの従兄弟、土に埋まった瓶、など、あてはめるとどうも震災のように思えます。
最後まで、没落、雪が何を指し示すかが明らかにされていません。
>>622 安心させてくれる何かは少なくとも存在していたのでは。
「僕は一人」。究極的には正しいのでしょう。きっとあなたが本当に感じた喪失の感情でしょう。
ですがあまりに幼稚で、まさに単純な感想がもたらす自意識だけが先鋭化された詩としか言えません。
「他者」とは常に安心をくれる存在である、という意識がかいま見れます。それはあなたの期待の
部分であり、そこに触れずに結論をだすのはいかがなものでしょうか。
一人であるなら、なぜそれを「主張」なさるの?
>>632 今の状況が、もうすでに子供の頃から決まっていたのだろう、という運命の話ですね。
その悲哀と、現在の状況を2ちゃん用語をおりまぜ、冥土さんが欲しいなど非現実を述べることで
己を笑っているのでしょうか。うふん。「〜がな」が開き直りであり、それがもの悲しくもある詩です。
あなたはそれをほぼ認め、笑うこともきっとでき、その上で、きちんと悲哀も感じているのでしょう。
共感しやすい方も多くいることと思いますし、仰ることはよろしいのですが、ネタが「パソオタ」であり
暗いイメージを現しているために、共感は難しいかもしれません。
>>634 野菜と海が相反して、また黒い服もあまりに離れています。イメージでのみで文を組み立てては
いませんか?あなたの左手をかいていらっしゃるのか、誰かの左手なのか、誰もの左手なのか。
左手は探し続けるのか。つながりをもう少し下さい。
>>635 そうですね。黒い布、のほうがまだよいでしょう。無音でないのは、なぜですか?
一つの腕が出せる音の可能性?(これは見当違いですが、個人的にどきどきします)
無音の表現は左腕の無能を示し、しかし左腕にも能力があると思い、無音を消したと想像しました。
利き腕ではない左手が必死で物事を探している様子を現すのでしたら、「無音で」は悪くない。
魚雷の「ように」がさっぱり分かりません。「ように」を使われるのでしたら、一般に膾炙なさいますよう。
>>636 ほとんどの人は、己の無能さをそのように痛感するときがあるのでしょうね。その「一瞬」の詩ですか?
そうすると「支え」と相反してしまいます。あなたの無力さと周りの支えはまた別の段階の問題になります。
両手に最後に己の可能性を見いだすのですね。良かった。ただ、それが神様なのが正直陳腐です。
>>643 あんまりにも批評が短いのでちょっと補足を。
あなたの詩はただ「つまらない」と言いたい部分しか伝わりません。一言で済んでしまう。
一読して、世を簡単に皮肉って、つまらないと表現することで斜に構えたいだけの、ものである、と感じてしまいます。
詩全体が、いろんな言葉を賭してつまらないといっているだけ、のような。
確かに「つまらない」という感情はあるのでしょうし、それを書きつづって
表現しているのでしょうが、あまりに狭い部分の話かな。
全ての悪因は、若さが、とても作品全体をいじけた目線にしていることのような気が。
いじけた視線を現すことで、その主張をなすことで、とてもメンヘルくさい詩になっています。要注意。
674 :
詩1 :04/06/07 22:57 ID:jU98Qozm
「脱落者へ」 小さな肩に落ちた水滴が 陽の光を綺麗に反射させた 誰もいない場所 君に何も言わないで 僕は約束をした 騒がしい街の中でも 運命の悪戯の後でも 僕は心を変えない 君の小さな手のひらにのせた 水色の綺麗な石 僕は約束をした 誰にでもあるであろう そんな記憶 脱落者へ送る
>>648 これも補足。
批評家サイドの詩の批評は避けるべきかとも思いましたが、序文はあなたの詩であると思い、少しだけ。
これは、蟻の詩ですか?後半、修飾が動詞ばかりなので、味わいにくくなっています。慌ただしすぎ、
最後に落としがあまりに尻切れトンボっぽくなってしまう。グダグダな印象を受けました。清冽さで
ごまかしてるような。うーんと、この詩を絵にしてみてください。どの行為を描くべきかで迷うと思います。
>>663 人は鼠だと。いい詩なのですが、ありふれた認識じゃないかなー。
あなたがそう感じたことにはとても意味があります。
人は自分のものになるものに、とても貪欲ですね。
むしろネズミは掘り終わることより、取り入れ続けることを望むのではw
現代ネズミは多分商売か貯蓄に走りそうだ。チーズが1億円だと思えば簡単。
借金の可能性もありますね。このネズミ、ものを運ぶ能力があったら
まず巣穴に持ち帰る方法を考えることでしょう。まずまずの詩。
>>664 どこを指していますか?よろしければご指摘下さい。
>>666 海綿が分からなくて辞書引いてもイマイチわからなくて
やっと分かりました。そすると一気にまんまな詩になりますね。
机上の夢にしか過ぎないような気がします。
命が消える瞬間へのとりかえしのつかない後悔とそれを憧憬する部分が薄い
サディズムにしても今一つかな、「本当だったら」のリアリティが全くない。
頭の中だけの妄想。エクスタシーを描いているのに肝心の部分がない。それが冷たさなのかな。
そうすると折角ころした意味がない。斜に構えたいのかな。サカキバラへのオマージュかな。単純。
>>667 肝心の稚拙さを語っていません。
前2段と後ろの段が断絶。稚拙さのかわいらしさっていうのは
飾らないことかなと思いました。それなら、定型詩程度の飾りは
稚拙さを損なうものでもないよね。
訳がわからないものをかわいいと思うのは、あなたが勝手にかわいいと
思うだけではないでしょうか。
>>668 今日までを「嫌なこと」に片づけちゃうのはスゴイです。
お馬鹿で我が儘な夢世界ですね。夢見るところで終わっちゃってるメンヘルな僕。
君は笑ってる、がすごい毒でいいです。うふん。
>>669 読んだときの挿絵、怖かったなぁ。
何かの一助になれば幸いです。失礼しました。
677 :
ほぎぎ :04/06/07 23:40 ID:RVCEkw2C
「ヘルダイブ」 もうお金がなくなった 食べ物もなくなった 冷蔵庫は空っぽ お腹も空っぽ 友達もずいぶん前からいなくなった 問題は山積み 借金も山積み タバコはあと一箱 考える時間だけはいっぱい もういやんなった 頭の中は相変わらず空っぽ
いま見たチカチカ色をすーっと吸い込んで息に紡ぐそれがぽーぽー かたちが遊具 胸ふくらます途端はぁピンク多くて可愛いんだからえへんと気持ち大きくおおきく
>>667 「稚拙効果」 お気に入り気分を何千の象形(文字)にする大人低学トレイニング
>>661 >>675 レスどうも まぁ現象として読むとかで
>>659 かけ離れたショートを然サもの明治大正 それかケロン星人レポートの展開歯止めなく
>>658 なにか肌色の諦めなどうしても value知れず
>>657 生き物レイヤ 死んでないのに泣かれてまた人
>>656 レスどうも 汚染される重力 地球への接着感共通な我々ごとの重大とか悲しみ 「遮断」のだから強烈な美と強烈な可愛さの真実マミが好き とか関係ないこと感じた ↑はCLAMPの真似 あまり知らないけれど
>>655 同意 511=517=518氏の流れる痛快と場面が跳ねててなんか言いっぱなしを味わった
>>653 境界の目立つコラージュ 行き止まりに迷う風のグループ濃縮かグレープ汁
679 :
635 :04/06/08 00:14 ID:PNijbQXl
4thさん、ありがとうございます。あなたのくれる言葉って心に残るから不思議だ。
>>638 鳥吉さん。ありがとうございます。僕も大根にしようか、ハクサイにしようか、アスパラガスにしようかとか、いろいろ迷ったんですけど、
結局、白い野菜にしました。手ってなんか気持ち悪いっす。奇妙というか。。
>>673 コロンビーナさん。ありがとうございます。僕の左手を書きました。震えていた僕の左手です。
なんで震えている(なにかに触れたがっているような。水ぶくれしていていまにも破裂しそうなかんじで。)
のかわからなくて、詩に書いてみました。イメージでのみ詩を書いているというのはそのとおりです。
「殴るとか。縋るとか。掴まるとか。握るとか。」とにかく手が何かしたがっている(動きたい)のに、何もしてないで布に包まってもがいている。
という、なんというかそういう、
もどかしさみたいなものを、詩にしたかったんです。「もがいている」っていうのは「何もしてない」のとほぼ同じで、静止しているのと変わらない。
なにか、緊張した状態を、詩にしたかった。「動けなさ」の情念を表現したかった詩といえばいいのかなあ。
野菜というのは、生々しさをなくして、「手」を「体」から分離させるために使いました。「魚雷」というのは「なにかにぶつかるために放たれるもの」だけど、
ぶつからない「魚雷」もあって、そういう「魚雷」はぼくの震えていた「手」が「もがいている」状態に似ているなと思って使いました。「無音」を消したのは、ただ、「海の底」という言葉自体に、「無音」が含まれていると思ったからです。
680 :
559 :04/06/08 00:24 ID:L9nhRo17
>>560 ねこいるかさん
おひさしぶりです。もちろん覚えてます。
ずっと書いてなかったので、ハラハラしながら書き込みました。
>ふたりは親子らしく憂鬱で→憂鬱まで親子らしく似て、の意味でした。
>>656 BOOさん
書いてて窮屈になったので、すっきりしたくて最後の行になりました。
蘭はらっきょぽく膨らんだつぼみに赤い線が入って、もう咲きそうなまま3日目です。
4thさん、コメントしてくださったみなさん、ありがとうございました。
681 :
チンネン :04/06/08 01:09 ID:5Id9N8wf
「ラブレター」 月辺りから地球に向けて牛乳をかける 世界中の人々が慌てふためき 空を仰いで不思議がる 「牛の反逆に違いない」哲学者が声をあげる 世界中の牛が殺され 牧場の人々は途方に暮れる その中の一人 ドイツ人で甘党のイツハクはウサを晴らすためにカジノへと出かける イツハクはカジノで大儲け ずっと前から行きたかった日本へと出かける 金持ちのイツハクは 東京中のチョコレートを買い占める チョコレートが大好きなあなたはひどく機嫌が悪くなる でも大丈夫 僕はポケットに入れておいたチョコレートをあなたに渡す あなたは機嫌を直し 僕に最高の笑顔を見せる あなたは僕を好きになる あなたに好きになってもらうために 牛乳をダム一杯にためました 哲学者とイツハクに金を払いました ポケットにチョコレートを忍ばせました でも あなたに声をかける勇気が出なかったので 私はこの手紙を書いているのです
「川の流れ」 清流のせせらぎに耳を傾け細目をする くるみ割りの人形を彷彿とさせる 優雅な揚羽蝶の八の字ダンス 時は昼から夕暮れに移り変わり キンセンカの花が色付き始めた 川の歌は人の心も癒し 万別な木々も包み込む 大きな岩はやがて形を変え 柔和な小石となり 川の流れは いつしか大海への道しるべとなった
683 :
イタチ小僧参上! ◆8rr1u/54T2 :04/06/08 02:30 ID:t1YyFR30
>>676 辞書ひいてくれてありがとう(w
「夏は死体とか幽霊のほうがきっと気持ちいいよね」
「不足って言葉にも良い意味があるよね、いや良いかどうかはわからないけど」
みたいなブラックジョークのつもり。
もっとギャグぽくしたほうが素人にも入り込みやすかったかな。
徹底的に倫理観とか感情とか抜きにして、冷たい快感ばっかりクローズアップして、
昨今の快楽殺人者を大笑いで凌いでやろうとか思ったんだけど、
指摘通り単純な二番煎じにとどまっちゃったとは思う。
やっぱギャグ不足か。やっぱ不足はダメだな(w
>>667 これって皮肉のつもり?一体ナニ?
詩じゃなくて普通に文章で書いたほうがよっぽど反響あったと思うよ。
>>678 コメントくれなくてありがとう。
684 :
鳥吉 ◆DE0R6IQ6Xs :04/06/08 02:39 ID:LYAQKnhh
>>674 ごめん、あんまり上手く読み取れなかったよ。
純粋だった頃の記憶を脱落者に送るってことなのかな。脱落者=既婚者だったらおもろいな。
いや面白さとかを求める詩じゃあないんだろうけどね。ごめんなさいねこんなんで。
>>677 三行目四行目があるなら二行目は要らないんじゃないかなと思ったけど語呂的にはあったほうがいいか。
もういやんなった感じを直接書くんじゃなくて他の表現で表すことができたら良いと思いました。
>>681 上手くかけててジェラシー。くそ。くそ。僕こういうの大好きやねんな。
>>682 川の付近で川を見てる人から川自体のことへとシフトしててちょっとんんん。
良くも悪くも情景でいやうーん、川 ねぇ。小手先は上手いと思いました。
685 :
チンネン :04/06/08 03:10 ID:5Id9N8wf
686 :
対立生起 :04/06/08 03:17 ID:LGhkEUd+
ダイブした事実をコラージュしたオマージュ(結局は他人事) ホントのところ 誰が飛ぼうが関係ないね 君も時期が来たなら 飛ぼうとするだろうし 僕も時期が来たなら 飛んじゃうかもしれないし その瞬間は 空が下に見える究極で 徐々に じょじょに 落下してくのかな? 笑うなよ、最期は… ドンッ
>>662 >>678 >>657 の「戦闘服」です。どうもありがとうございました。
本当は最後の行で、自身がバラバラになって闇に沈んでいく瞬間の嗜虐的かつ
強烈な快感とそれへの渇望を表したかったんですが、力及ばす、自嘲的な哀しみに
終わってしまいました。また同じモチーフを扱うことがあれば、トライしてみます。
駄文ですがよろしくお願いします 『心裏』 一人が好きです 暗いところが好きです 静か過ぎるくらいが好きです 本を読んでいれば幸せです ごめんなさい うそです 啼く度に増えていく この虚無感と腕の傷 一人にしないでください 闇の中に入れないでください 静かにしないでください 僕も仲間に入れてください お願いします どうか 僕の心が壊れる前に どうか 僕の死を止めてください
689 :
星野 :04/06/08 21:42 ID:WTGcrp7W
『BOREにSAMURAI』 羽を失くした渡り鳥 それでも旅路を行かねばと ずれた包帯くちばしで整えて 羽を失くした渡り鳥 今宵の月は見事だと にじむ包帯月夜に照らされて 泳いで海を渡ろうか いっそ歩いて渡ろうか 傷に染み込む海水は さぞかし苦痛なものだろう ならば今一度 あの空に想いを馳せようか
エリコ。 エリコ、きみはここにはいないんだよ。 そうさきみが見ているのは空気だ。 きみの目からきみの目の前にあるモノの間にある 触感の無いゼリーを見ているのだよ。 それがどういうことかきみに分かるだろうか。 僕もね。いくら考えてもいや考えようとしても 僕にも分からないんだよ。 ただ、きみはここにはいないんだ。 存在していないんだ。 きみは浮遊しているのだ。 この触感の無い無機質な味も無いゲル状のゼリーのなかを。 クラゲのように。 もうすぐ夏が来るからさ。 このままだと君は煮えてしまうよ。 透明なきみの肌や丸見えの脳みそが 白濁した塊となってぷかぷかと 無機質なゼリーのなかに浮いて ただあとは腐食されるのを待つだけとなる。 エリコ、きみを抱いてあげる。 あたたかさというなかにきみが存在することを感じられるならば 僕にはそれしかできないから。
>>672 レスありがとうございます。
特に具体的な情景を想定していた訳ではなかったので、阪神大震災という言葉は意外でした。
>森博嗣ファンかな
ファンではないのですが、スカイ・クロラは好きです。このHNはそこから取ったものです。
「手品」 ひとつ ふたつ みっつの玉から 弾かれ 転ばれ 呼ばれる名前を 澄ました顔して 隠しましょう 胸の内緒に縫い付けて うしろを向いたら花を出し 振りかえったなら飲み込んで 隠しなさい 隠しなさい あなたの両手の才能を 小指の順からボールに込めて 脚光を浴びる空中の 光のさ中に隠しましょう 隠しなさい あなたの両手の手管も技も 空に放った糸たちの並ぶ裏地に隠しなさい 綺羅を見上げるタイル地の モノクロ光が顔の上 通過してゆく茶色い鉄の レバーに一目くれてやれ 一目くれて 挨拶もせず 一目くれて 通り過ぎ 二度とは逢わない 三つの名前 ぽろん ぽろろん ぽろろろん 気づかれましたか? 私の小指は六人姉妹
空に落ちる 語り部:悪魔 この空に落ちていく雲と共に 青空を射抜く影 伝説の鳥 ここから何にも見えなくて 人の優しささえ遠ざかる 道は遠く穴の中 薄明かりに希望も、もてなくて 道しるべもなくて 心は遠ざかる 人の夢 果てしなく 空のように でも僕は青い空の黒い影 ここには何にも無いけれど 僕らを縛る枷も途切れる どこでも真っ直ぐ歩いてく 僕らを止める事はできない 道しるべもなくて 心は遠ざかる 空を見る 星空を 落ちていく あの月に映された黒い影 悲しくてうつむいた 涙の水たまり映し出す 青い空白い月 空の中落ちていく白昼夢 この空に落ちていく雲と共に 青空を射抜く影 伝説の鳥
評価じゃなくて感想ですが… 悪魔さんの詩はいつも光と闇に包まれている気がします。 どの詩を読んでもどこか鬱屈とした闇とそれと対比するが如く淡い光を感じます。 うまく表現できないけれど、その光と闇のコントラストがすごく綺麗で印象に残って、 つい何度も何度も読み返してしまいます。 あ。えと。 最初に書きましたが評価じゃないので、ちゃんとした批評家さん達は批評お願いします。 こんなのが批評扱いされてちゃんとした批評を受けられなかったら、悪魔さんに申し訳ない…
>>679 その震えには私も覚えがありますねぇ。丁寧なレスどうもありがとうございます。
もがきは何もしていない、かな?w その時間を生きているんじゃないかな。その手が。
きっと何かをあなたに訴えているような気がする。震えも涙もさようならの言葉も、意味があるのよ。
動詞を取り出してみましょうか。「もがき彷徨い探す左手」ですね。
これの意志を決定し指令を出すのは己のはず。そこをもっと乖離させてしまえば良かったような。
あなたの動けない震える手、という描写がなかったので、
右手の自由に対する暗い淵かなって思ってしまいました。
緊張感はどこに由来するものですか? 己の身体から、一部が剥落していくのを
見つめるような気持ちでしょうか。
海の底から、自由に動ける場所に行きたいような。左手の紛れもない震えを知りたいのに
水が邪魔をするような。
手探りでもなく、魚雷のような随分行動的な左手を描くと、緊張を現すのが幾分難しいかもしれないね。
どことどこで張りつめているのか。がないから。
白と黒のコントラストをもっと生かせばよかったかな。
海の底につれていっちゃったから、イメージの途中で色が混じっちゃったね。
書かれていない夜を見た気がします。
>>695 なるほど。ありがとうございます。「左手」という言葉には、「じゃあ右手は?」という読みを発想させることになるんですね。勉強になりました。右手はあんまり意識して無かったです。
緊張感というのは、「独楽」とか「円」みたいなものです。なんかわかりづらくなっちゃいますね。「彷徨う魚雷」だと。「旋回しつづける魚雷」とかのがまだマシです。精進します。
だからなんていうか、「力」がゼロサム的になる状態というか。そういう緊張感です。
たびたびありがとうございます。
>その時間を生きているんじゃないかな。
そうですよね。だから辛いんですよね。きっと。時計の秒針とか。そんなかんじです。
うしなううしろ 無音の無い遠く轟音自回転 貰い受け撃たれ中は ほんのひとり成立の部部
>>693 「伝説の鳥」クボヅカくんに笑っておいて
>>692 飄々にギャンブル性のない 西口の橋の初夏に頭の中がこんなテキストで出来た「うん そうだ」
>>690 A typeの寝不足を黙ってニコニコO type
>>688 構築前の破壊はsafe safe
>>682 「くるみ割り」の口が喋る夜ガリガリッ がネックでした
>>680 僕の「親子らしく憂鬱」は読んでてたしか 「私たちふたり繋がってて大丈夫」と言われた気がした
>>679 僕の
>>635 に対する感想は「白い手」のアンタッチャブルと「魚雷」の錆びた汗を変なこと(635の詩)に使ってるなんかセンスの変わったヒトだなぁ とかだった
「豚さん枕に顔を埋めて寝てしまいたいときに」 最初は黄色だったんだけど、この頃は黄土色になりつつある豚さん枕があって なんだかわかんない染みが洗っても洗ってもとれなかったりするんだけど、 この枕に顔を埋め込んで、なんか変な匂いを嗅ぎながらふて寝してしまいたいとき。 豚さんの顔は妙に歪んで笑っていて、 それをみているとこちらも妙な笑顔を浮かべてみたりするわけ。 もう、いい年だもんだから、そう思っても中々そんなことはできなくて、 脳内処理だったりするわけであった。 なんにもなかったんだけど、なんにもなかったのがやるせない日。 あったんだけど、どうにもどうにもどうにもどうにも、どうにもならなかった日。 しないといけなかったなのに、しないといけなかったのに、しないといけなかったのに。 今日しないといけないわけじゃないけど、ぜったいにあとで困るってわかるのが微妙。 時間てのはきっと一生分が一瓶の砂時計になっててさ、ほとほとと静かに砂が 落ちてるのにちがいなくって、たまにはさかしまにおいてやりたいなんてずるいことを 考えると、逆にスピードが速まってしまうような気がしたりして、まあ、きっと手をかけて 振ってしまうと案外速くなるのかもしれないんだけど。それもまた馬鹿みたいだし。 上のふたを開けて砂をたしてしまいたい衝動にかられつつ、そんなことも不可能。 気がおちつくまで、この豚さんの歪んだ笑いにつられつつ、顔を枕に押し付けて まあ、涙なんかはもう流さないんだけど、記憶の中の誰かや誰かや誰かあたりを 数え上げて夢に浸っていたりするわけであった。
699 :
鳥吉 ◆DE0R6IQ6Xs :04/06/09 06:11 ID:dCEarLnA
「はぐれ蓮根乱れ斬り」 親父はいつも 石橋を 叩いて渡る と 言うけれど そんなもん叩いたらあかん そんなん叩いたらあかんやろ 石に意思は ないかもしらん しかし 意思が 全てと 思うは人の 驕りだよ 珪素 生命 体 て 知らんやろ やろ 御神体とか 知らんのやろ 石こそ だいじに せなあかんよ だいたい橋かて 渡らんと ええんちゃうのん 向こうはどうか 知らんけど こっちかて プライドが あるんよ 地元の 意地が あるんよ 君を簡単に渡しはしない 奴らが橋を渡ってきたら 俺はひとりでも戦うぜ いぇいいぇい 戦うっぜ (了)
700 :
名前はいらない :04/06/09 10:41 ID:cMaMWzWe
鳥よ鳥・・・そんなに急いで何処行くの
701 :
名前はいらない :04/06/09 10:46 ID:hAOagPbv
「嘗糞」
朝鮮では、糞嘗めが娯楽化し、人の糞を舐めてその味で誰の糞であるか
当てる遊びが流行した。
嘗糞(しょうふん )は朝鮮古来の民俗医術の一つ。
人の糞を舐めてその味が苦ければその人物の体調は良くなっており、甘ければ体調が悪化していると判断する。
過去には、6年以上父母の糞を嘗めつづけ、病気を治した孝行息子の話などの記録があり、指を切って血を
飲ませる行為と共に親に対する最高の孝行の一つとされた。
中国の南北朝時代や唐代の説話として現れる。『二十四孝』や『日記説話』によれば南斉時代に、庚黔婁と言う
役人が父親が病気になったので帰郷すると医者に、糞を嘗めて見ないと状態が解らないと言われ、その味が
甘かったので憂いたと言う「嘗糞憂心」の故事が残っている。ただし、これらの伝説と朝鮮における嘗糞との関連性は
よく分かっていない。
後に娯楽化し、人の糞を舐めてその味で誰の糞であるか当てる遊びが流行した。
出典: フリー百科事典『ウィキペディア (Wikipedia) 』
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%98%97%E7%B3%9E http://ex5.2ch.net/test/read.cgi/korea/1086300105/l50
702 :
名前はいらない :04/06/09 10:48 ID:cMaMWzWe
Iライクミューゼィック Iラブミューゼィック Iライフミューゼィック・・・ ノーノー Iアムアミューゼィック Iアムアジーニアスジーニアス ベリージーニアス ストロングベリーストロングマシン もうホントねジーニアスねワンダフルビューティビューティ 夢は国際結婚ねアボリジニと結婚したいね台湾人やバンコクの人もベリーキュートね ビューティフォーびゅーてぃふぉー東洋 西洋サノビッチ
703 :
名前はいらない :04/06/09 10:53 ID:cMaMWzWe
Iアムアセクシー Iラブセクシー Iライフセクシー・・・
704 :
名前はいらない :04/06/09 11:05 ID:cMaMWzWe
IアムアナイスガイIアムアナイスガイ・・・クールダウンクールダウンテケラッチョ
僕が立ったステージは いつも広い宇宙の上にある 僕が叫ぶ 「僕が泣いているワケは、君には分からないのかい」 広い宇宙の真ん中でボクは 声を嗄らすくらいしかできなくて あんまりにも泣き声になるもんだから 時々唇を噛んで涙をこらえる 「君はこんなボクを見てるかい」 この声は君だけに 僕の本当の気持ち ありったけの気持ち
706 :
名前はいらない :04/06/09 11:38 ID:cMaMWzWe
ヤブァィのが出張る アッブナイのがやって来る その名はヒットマングレート あっぶねーぞ あっぶねーぞ あっぶーねっぞドドッドドッド やって来るぞやって来るぞドドッドドッド 金に踊るヤツァ怖くない〜我を忘れるヤツァ愚の骨頂〜 きおつけろ〜おとなしい奴にきおつけろ〜
707 :
批評お願いします :04/06/09 12:43 ID:8WXPSlgg
「六階の少女」 誰かが撃つから また サイレンが鳴るぜ ベランダの向こう 赫いライトが遠くに消える わたしの部屋は6階 ベルトゆるめたままのジーパンいつも ぶったおれるまで 眠らないの だってもったいないから わたしの部屋が鳴って 6階はひとりって BEATが感傷するよ 都市の騒やかも聞こえてくるよ 色でいうなら花みどり わたしの夜はひとり わたしの部屋にひとり もう あいまいにホれたりしないと思うわたし 虚ってる都市に躁状態突入中の男女がいっぱい HAKATAから4時間ニューヨークから100万km 時と距離、風景にぼんやりとつながるわたし今日も 部屋ってる 夜ってる 笑ってる ひとりってる 部屋ってる 夜ってる 笑ってる ひとりってる 絶交した男子の残像 あんまりはっきりしていない 部屋ん中に5時半の赫いろが差し込んで わたしの頬を染めるとき 白黒まみれのコンクリートはベランダの向こうに笑いながらいっぱい
708 :
イタチ小僧参上! ◆8rr1u/54T2 :04/06/09 17:59 ID:K6qjt2dR
「戦え!平和の戦士アルツハイマー」 赤いチャンチャンコ 緩い風になびかせて 誰のために戦うのか 戦うことは平和なのか とりあえず変身アルツハイマー 悪の組織を どうするんだっけ 悪の組織は なんてなまえだっけ 悪ってなんだっけ ってなんだっけ こぶしの花が白いよ そ 差し出された菓子は懐かしいポン菓子で 食べるとアメリカ飴の味がした ここだからばらすけど 性欲あります 桃アルツハイマー 赤アルツハイマー くる こない くる こない
709 :
イタチ小僧参上! ◆8rr1u/54T2 :04/06/09 19:02 ID:K6qjt2dR
>>698 こんなに冗長なのにおもしろい。
てか冗長なのがおもしろい。
ただ寝てるだけだし、脳内でも結局なんにもなかったんだけど、おもしろい。
この語り口調はすごい。無為で無意味なのにおもしろいぞ。
ニ連目までは共感もした。
>>699 これも冗長口調なんだけど、言葉を転がして展開をもたせてるわりには
おもしろくない。よくある外した不条理系ギャグみたい。
後半の飛躍よりも前半の綺麗な連想のほうがむしろおもしろかった。
>>701 コピペ?
>>702-704 妄想ハイ。
「今日、突然思い立って」 きっちりと結い上げていた髪をおろし、前髪を切る。 草のつるでゆるやかにゆわえ、風に吹かれてみたい。 足を締め付けていた靴を脱ぎ、素足に大地を感じたい。 幻想の呪縛を振り払い、因習の家を出て、 深く、大きく、息を吸う。 光 思わず、目を細めた。涙が滲む。 右手にはナイフを持ち、自らの糧を購う。 左手は開けておこう、誰かと手を繋ぐために。
711 :
名前はいらない :04/06/09 21:10 ID:GjZyX7Jr
あなたのことが好きです あなたを愛しています 好きで好きでたまりません 私は純粋な乙女 でもあなたの嫌らしいところさえ愛おしい あなたに触れられたい あなたに触れたい この想いどうしたらいいの 熱い思い 身体中に染み渡る 愛の炎 あああなたのいやらしい所を触れたい あああ淫らな私 あああん
712 :
ねほん:遊びモード ◆Wiq5v/7bjE :04/06/10 00:10 ID:H9Rujsdw
『 2人は遊び始めた 』 「彼はいう」 ザコ!! ザコ!! 私は独りじゃないの スプーンでクソN国生 リアラーの 目をほじくり 私はさけび ”ザコ”の 眼中に入りたがる 存在って・・・ 私は彼の顔も名前もしらない 彼は毎日 学校の女性の名前のアドレスをハックして 私にラブメールを送信してくる 私が返信させるのを期待して 世界を混乱させるために 彼はすべての 私の汚点を背負ってくれた 彼はみずから 私のアイデンティティーを 汚し 全ての責任 汚点を背負ってくれた。 私は涙がとまらない 私の悲しみや苦しみさえ きっと すってくれる!! 私が誰かを傷つけても全て!! クソリアラーが 責任をとってくれる!!!
713 :
ねほん:遊びモード ◆Wiq5v/7bjE :04/06/10 02:07 ID:H9Rujsdw
『 2人は遊び始めた 』 「彼はいう」 ザコ!! ザコ!! 私は独りじゃないの スプーンでクソN国生 リアラーの 目をほじくり 私はさけび ”ザコ”の 眼中に入りたがる 存在って・・・ 私は彼の顔も名前もしらない 彼は毎日 学校の女性の名前のアドレスをハックして 私にラブメールを送信してくる 私が返信させるのを期待して 世界を混乱させるために 彼はすべての 私の汚点を背負ってくれた 彼はみずから 私のアイデンティティーを 汚し 全ての責任 汚点を背負ってくれた。 私は涙がとまらない 私の悲しみや苦しみさえ きっと すってくれる!! 私が誰かを傷つけても全て!! クソリアラーが 責任をとってくれる!!! 素敵なエンディングに白い鳥たちは自由に 青く白く あ<はなれろよ! あ < あ を<おまえこそ!! を < を 忘れた? いいえ偉大なのです世界が
714 :
ほぎぎ :04/06/10 05:22 ID:zTvoVZ1Y
いらないものを全部捨てたら なんにも無くなった おかしいな 換気扇は答えてくれない メッキはきらきら なんか頭もすかすか あなた誰? 見たことあるような ごみ箱がないと少し困る 捨てるんじゃなかった すぐにいらないものが増えてくる
715 :
無名草子さん ◆x.e.K1vy1c :04/06/10 08:10 ID:Si3vhjFL
ベルトコンベア― もう朝だ、起きなきゃ もう会社行かなきゃ もう昼飯の時間だ もう3時か、天気いいな もう5時か もうこんな時間か、帰るか もう寝なきゃな もう金曜か もう夏だな セミはまだ鳴いているな 蛍はいなくなったけど もう十二月か、今年もあと少しだ もう三十か おれ結婚するのかな ところでこの足元動いてるやつさあ、 たまには降りてもいいんだろ? せっかく生きてんだから
716 :
名前はいらない :04/06/10 09:57 ID:7MFDy/pg
俺は後悔しているまじめに働けばよかったと まじめに働いてりゃ今頃金持ちだったと だが全ては遅い何もかも 俺たちは時代に創られた棺桶の中にいる 身動き一つとれやしない いつしかそれでかまわなくなっていった それが俺の大人になっていく妥協 もうしばらく人々は今までのツケを支払い続けなければならない 信用を失ってしまったのだから・・・
世界はああだーッこうだーッどうだーッこのやろーッ
>>709 いたち小僧殿
黄色い豚さん枕です。どうもありがとうございました。
なんか一番うれしい評価だったりして。。wお返しって言っちゃなんですが
アルツハイマー。風刺がきいていてすきです。ただ、最後の くる、こない、
の部分がもひとつでした。横2行にしたほがいい。4回リフレインぐらいで。
くるっ、こない、くるっ、こない、
くるっ、こない、くるっ、こない。
頭ん中に軍隊行進曲が流れるような感じ。いたち小僧さんの詩は、
一回、口に出してリズムをとるように推敲すると、もっとインパクトが出る
よになる気がします。
719 :
イタチ小僧参上! ◆8rr1u/54T2 :04/06/10 11:56 ID:NNhpBECA
>>718 おおーありがとう。
建設的で具体的なコメントはすげー有難いですよ。
いまさっき、他のスレで、口に出しながら書いた詩を
「アパーってなんなんだよ」と呆れられたばかりですが、
まぁそれはそれ。いつの世も天才とは評価されにくいもの。
参考にします。
枕のは本当に語り口調が最高だったね。
また読ませてよ。
720 :
SiKi :04/06/10 12:01 ID:CnykZaSR
[月食」 この地に縛られながら 生きる術も無くし、君を想う 君は、今も光を浴びて 微笑んでいるのだろうか 光から追い出された俺と 今も光の中に居る君 君は、あの時から 変わっているのだろうか 時間はまわる その中で、変わって見えたりするのだろう だけど、きっと 本質的には変わらない 俺にはもう 光は眩しすぎる 最後の瞬間は 二人きりで過ごしたい 君が全てになる奇跡を ここで見上げているんだ
『パーフェクト』 僕の目の前から君は消えた 僕は君を・・・神様を恨んだ 君は・・・君は・ 僕のすべてだった 僕は君の前でならパーフェクトな男に スーパーマンになれた だけど、僕はパーフェクトじゃなかった スーパーマンじゃなかった ・・・少なくとも、君が選んだ他の男より 何も考えられない 頭の中が真っ白だ 嗚呼・・・君がいたときは 僕は世界で一番の幸せ者だと思えた だけど君はもういない 君は僕の目の前から消えた・・他の男の目の前へ 僕は君を・・・神様を・・・そして僕を恨んだ
722 :
白雪姫 ◆1.OnYA0A22 :04/06/10 19:17 ID:DXp9cZoL
六月の空 紫陽花の花が咲く頃の 六月の曇った空 白い雲がたちこめた どんよりとした空 雨が降らない日の 曇りの日に 紫陽花の花を鈍く 照らしている六月の空 六月の空と紫陽花の匂いが 少女の純粋な心を 今私の肉体に戻してくれる 優しい曇り空
mixi ◆8smixiK.U.様 ∩@”∩ ( ,,・Д・) とても光栄です /つ つ これからも精進いたします // ,,・ω・)スレヨゴシゴヨウシャヲ .....し____ノ
「眼鏡」 思いのほか目が悪くって 眼鏡 かけることにした 何故か 漂う 敗北感 は 振り払うほどの 事でも ない 少しばかりあがいたって 視力は下がる一方 ちょっとばかしの努力じゃ 視力は下がる一方 こんな事になるなら ブルーベリー食べときゃ良かったなぁ 暗い所で本なんか読むんじゃなかったなぁ 俺の視力下がる下がる下がるだけ下がって もう どうでもいいよ 落ちるとこまで落ちていけよ こんな汚い世界 もうね 見えなくなったっていいよ 思いのほか 目が悪くって 眼鏡 かけることにした はっきり見える ガラス越しの世界は 思ったより 綺麗 だったね 俺の視力下がる下がる下がるだけ下がって 少しばかりあがいたって 視力は下がる一方 ちょっとばかしの努力じゃ 視力は下がる一方 さっき言ったこと なしにしてよ 言ってみただけだよ 言ってみただけだって 言ってみただけだよ 言ってみただけだって 考えてみただけじゃないか こんな事になるならブルーベリーでも食べときゃ良かったなぁ 暗い所で本なんか読むんじゃなかったかなぁ
725 :
灰皿 ◆pjBscqilw. :04/06/11 02:16 ID:3SDG6FOf
笑う為に泣く 矛盾 忘れる為に思い出す 矛盾 幸せを噛み締める為に不幸を覗く 矛盾 このままで居たいのに このままでは駄目だという 矛盾 矛なんて持ってないくせに 盾なんて持ってないくせに 粋がって斜めに構える あぁ それが一番の矛盾か 部屋に舞う紫煙 意味の有る形になろうとして霧散する 願わくばこれが 矛も盾も無い僕の 降伏の狼煙になればいい
思うこといつも肌面が植物の茎の白よく解けていまは黄色エキゾティーク2回目の眠り深くしたかく ほこりをだいぶ獲得のポケットの穴からの
見上げ 左足空クウ青アオに移動させる重さ自分にまとまる知らない場所の決まりごと ときどきは茶色に従うでしょ
>>72 x 視を世界点に(時間の)麻痺
727 :
名前はいらない :04/06/11 07:37 ID:fr+Twyvl
MMMMMMMMM / MMMMMMMM | 6)MMMMMM / MMMMMM / | { | ヽ、 | ``ー''"''"''"''"''"''| / | | | | | | | 櫻井君はこのスレに何の興味も示しませんでした。
728 :
白雪姫 ◆1.OnYA0A22 :04/06/11 10:13 ID:sgU0Y2R3
六月の空 低くたれ込めている 白い雲の下に どんよりとした 鈍い光が漂っていた 紫陽花は 芳香を放って 咲いていた 昔と全く変わらずに 病院までの道は 曲がりくねり 去年の枯れ草が墓地の前で 私の手に触れた 涼しい朝だった 天を思う気持ちと 地を恐れる気持が 変に錯綜していた 私は思いきって 六月の曇り空を見上げた するとそれは 微笑をもって私に子供の時の心を与えてくれた
729 :
名前はいらない :04/06/11 10:27 ID:8tYe+WDg
「コ」 チンコ ウンコ マンコ 谷亮子 どれもコがつく
>>1 六華さん、丸さん
私も詩の選定委員に入れてくれませんか?お二人はかなりお忙しいようで
729にも至る詩に目をお通しになり批判もされることができないようで
す。中にはかなりいい詩もありますよ。ふざけたカキコや詩が先生方の嫌
気を誘っているのでしょう。私は私なりに時間が許せる時にこの板の詩を
じっくり読んである程度の批判をしたいのですが。中学生や高校生の詩の
評価は困難極まりないものでした。でも大体の把握はできるつもりです。
アクセス規制解除w
やっほーいw
で、ひさしぶりにコメントを。
的はずれだったらごめんなさい。
>>589 普段は嫌われ者の虫も見方を変えれば美しいのかもしれません。
その生命力とはかなさは花に負けないほど……。
でも、やっぱり虫はイヤ〜。
>>590 ス、ストーカーですかい?(汗
>>591 突然の喪失に呆然として愕然としてるさまが伝わってきます。
ただ、どういう状況だったのかが見えてこない。
>何もかも抱きしめて
何も言わなくなった貴方へ
これを見た時、死んだんですか?と思いました。(笑
>>595 クロラ さん
街の夜の風景がよく出ていると思います。
>夜をかたち造るものは柔らかい何ものかであり
引く手になびく素振りを見せながら
半分は地に落ち着き
アスファルトの堅さを継ぎ足し
しかし半分は宙に遊んだままでいる
こことか素敵w
>>596 西岡 さん
月に恋をしてしまったのでしょうか。
ひらがなと言葉の連呼がとても良い具合で
ふんわりとした気持ちになります。
とても好きな詩です。
>>600 キリ番ゲットおめでたうw
>>601 BOO さん
活字のイマジネーションを作り出す力が人の夢の力を借りて現れたのでしょうか。
ページのめくれる音が現実と幻の境を曖昧にして不思議な気持ちになります。
私も仲間に入れて欲しくなってきます。
>>603 見飽きるほど星を見続けて何を願ったのでしょうか
星は足音と星を見つめるあなたの姿を知っているはず。
>>604 かなしみなんてこの世の中に無ければいいのにと思いながらも
それは無理だともよくわかってる。
このこぼれそうな悲しみを誰が受け止めてくれるのでしょうか。
>>605 谷川サマリ さん
上手い!!
想像して笑ってしまいました。
>>606 檸 さん
とりあえず、布団に入って寝ちゃいましょう。
あわてないあわてないw
>>656 BOOさん
>「月」の逆位置は一番分かりやすい点。
?私がわかりやすい?
734 :
名前はいらない :04/06/11 17:25 ID:2f45fCr0
<めぐみ> 俺は お前と会っとる時は いつでも お前をグっとこさせる事しか考えてない 脳みそ フル回転で フル回転で だから そんなお前は 俺の頭からケムリがでてないか 目を離さずに よく 見といてほしい
735 :
名前はいらない :04/06/11 18:47 ID:8tYe+WDg
>>734 6点
おまえロボットじゃねーんだからそりゃねーだろ
ロボットならまあしゃーねーけどはやめにパッケージの変更したほうがいいな
人間ならもうちょっとマシな詩かけよ
どっちにしても6点どっと混むレベルだ
736 :
名前はいらない :04/06/11 19:04 ID:2f45fCr0
いや、俺の詩は最高だ。
737 :
名前はいらない :04/06/11 20:41 ID:RleKt3cF
エシャロットが痒い 土壌はアンニュイ しこたま稼いで 田舎に帰ろう しこたま貢いで 田舎に帰ろう ビキニがきつい 親父が訴追 ほかほか おじゃがが ほくほく えびぞり 720° ぴょ ぴょ びぼば
>>715 無名草子さん
「ベルトコンベアー」を批評します。まず頭音の「もう」がよく響いていると
思いますが、8行目の所で1連は終了させ2連にした方がいいと思いました。
時間と季節が大きくずれていますから。また9行目から12行目の時間の移行
が余りにも早すぎると思います。13行目の「もう三十か」は第三連として連
を変えて表記すべきだったと思います。
>ところでこの足元動いてるやつさあ、
>たまには降りてもいいんだろ?
>せっかく生きてんだから
これは第四連として独立させて書き、あくせく働く人生に対する嫌気をより強く
表現する方法があった方が良かったと思います。
720 SiKiさんの「月食」を批評します。 ここには若者の失恋と片思いの痛切な感情が強く表されています。その点では 成功した詩です。まず「俺」は地球上にいて月食を見上げているのか、月にい て太陽光線を受けている眩き地球を見上げていつのか判然としません。1連に は「この地に縛られながら」とありますが月にいるのならば「この月に縛られ ながら」とすべきところでした。第5連を読みますと「俺」は地上にいて、皆 既月食の中に恋人との奇蹟の再会を祈るような心情が読みとれます。恋の激し い心情が良く出た作品です。
>>737 「エシャロットが痒い」を批評します。
都会で生活する無為と倦怠が農漁村での生活を羨望させる気持がよく表されて
います。分葱の一種を詩の初めに置いて、農村の土壌の安楽さに対する憧れを
表しています。都会で稼いで農村の実家に早く戻りたいという願望が強く表れ、
「ビキニがきつい」という所に都会の会社での人間関係の摩擦の苦しみが表さ
れています。「親父が訴追」では郷里のお父さんが経済的に困っているのでし
ょうか。第4連は農漁村に戻りたいという強烈な願望が表れています。望郷の
気持が良く表れた詩です。
>>725 灰皿さん
「笑うために泣く」を批評します。
仕事に追われ、顔で笑って心で泣いて生きる現代人の心情が、生き生きと
表されています。言いたいことが言えず、やりたいことがやれず上司のロ
ボッのように動いている会社員は人間とされていながら実はロボットであ
るという矛盾の中に生きています。
>粋がって斜めに構える ことにより会社で仕事をすることができるのです。
気持を休める為に吸った煙草の紫煙を見つめて諦念を感じる現代人の気持ち
が良く表されています。
ところで私が4月23日に書いたこの詩を批評してくれる人はいませんか? 私自身で批評しましょうか。(藁) 透明な眼球 私は森の中で 一つの透明な眼球になり 自然と一体になる 私は自然 自然は私 その時 七人のこびとも、猟師も、お妃も 色紐も、毒櫛も、毒林檎も 梟も、烏も、小鳩も そして王子も 私の周りを回る自然の歯車となる すべてのものは連動し 宇宙の無数の歯車として 私と結びつく 私は即自然 私は即宇宙として 王子と共にこの地上の歯車として回転する
>>724 おながいしますさん
「眼鏡」を批評します。
視力の低下に焦る人の辛い気持が伝わってきます。自分の視力の低下が体力や
能力の低下に繋がるのではないかという不安まで伝わってきます。ここにも「覆
水盆に返らず」の諺の重さが感じられますね。近眼になったらもう一生治らない
のです。老眼は最近のアメリカの手術で治るようになってきたそうですが、老化
は防げません。この詩には人生の取り返しがつかないどうしようもないことに対
する叫びが良く表現されています。
744 :
SiKi :04/06/11 23:27 ID:d35hm4lh
>エドガー・アラン・ポー様 評価有難う御座いました。「地」と「月」。一文字変えるだけで、印象ががらりと 変わり、早速推敲に移りました(笑) 男性バージョン(月)と女性バージョン(地)に分けてみようと思いました。
六月の海 あなたはあの海の向こうに 行ってしまった 東の国にいってしまった 私の気持ちをしらずに行ってしまった 今渚に波の無数の白い手が伸びてきた あの手はもしかしたらあなたの化身 私はその渚の手が引いた砂の所に行き その砂を手の平に入れて匂いを嗅ぐ どんよりとした白い雲は憂鬱な気持を 私に与えるが わたしは返って明るい希望を感じる あの人との別れの涙は誰にも見せない 今日ここで涙が涸れるほど泣いておこう 東の海はもう暗くなってきた 私はこの海水の芳香と波の音をあの人の命と信じて 今日から強く生きよう 真っ新な気持になって
746 :
名前はいらない :04/06/11 23:42 ID:JYz9MF64
>>721 先週ふられましたさん
『パーフェクト』を評価します。
典型的な青春時代の失恋の感情が書かれています。男は女を本当に好きになると
自分をできるだけ良く見せるように努力します。いや本当に人間が強くなり、向
上することさえあります。東大の受験資格を取って有頂天になったけれども、試
験で落ちてしまったのと同じ悲しみが感じられます。最後が自分と神と恋人を恨
むという結末はひさんでした。この最後の部分を「昇華」とう形で彼女やその新
しい男よりも俺はもっと偉大な男になるぞ!今に見ていろ!そんな決意があって
も良かったと思いました。
748 :
初です :04/06/12 00:09 ID:JTuEphiq
初めてです。どうか、批評よろしくお願いします。 崩壊 吐き気がする 朝からそうだ 頭に何かが存在し、話しかける 誰かこれを止めてくれないか …ひざまづけよ…さからうな… 狂おしいほど愛おしい彼女 いったい、君は俺に何をしてほしいんだ 何をすればいいんだ …抵抗するなよ…さからうな… 激しい痛み 困惑する精神 全てを支配していく 破壊への衝動 増殖する欲望 全てを支配していく …叫べよ叫べよ叫べよ…狂えよ狂えよ狂えよ…なんだよ、その眼… 衝動 混乱 暴走 狂気 破壊 そして崩壊 駄目なんだ そうか そうなんだっけ いや、違う そうか そうなんだよ 悪臭そして死臭 額に流れる鮮血と汗 二度と再生する事はない 亡骸 崩壊した終わりの風景 いや、始まりの風景
『ブレイクダウン』 天柱から つややかな糸で 吊られた しゃれこうべの すがた 糸は ひとのかたちに 207の秩序を統べていた 骨たちは 重力に心地よくしたがい おさなごのごとく ならんでいた わたしの糸は 少し 細すぎたのかもしれない ここからよくみえる 北窓の光を鈍く照りかえす ひどく甘い飴が入ってた 女の子の横顔のついたあの缶が 錆びていくはやさで 糸は 知らず じわり 朽ちはじめ
(続き) 糸は もはや 不相応に耐えられなかった 吊られているものたちは無邪気に あしたはきのうの続きと その身をゆだねていた ある日 糸は 自らも思いがけず 207からなる宇宙をぷつりと手放した ああ 骨が落ちる 骨が落ちていく こんなときにも 順序良く 207の瓦礫の中 呆然と座しつくす 日もとうに暮れ ミクロの灰が沈み ややしばらく ようやく 大きなものから ゆっくりと組み直す
(続き) 北窓が仄白む頃 ようやっと腕が組みあがった ああ この腕で どうしても一本 電話をしなくては 天地がさかしまで ひどく目が回るのです ツチ骨とキヌタ骨とアブミ骨が どうしても どうしても 見つからないのです だから 今日は お願いです 仕事を 休ませてください
752 :
六華 :04/06/12 01:47 ID:5QOMCVex
すいません2/3のまま送信してしまいました 上記で詩はおわりです 評価よろしく
753 :
人形使い :04/06/12 06:02 ID:WIFOWEmt
>>749-751 乾ききった人体約200の骨というものは
筋肉や内臓などの柔らかい組織の生々しさ
欲にまみれた印象と比べると
実にさっぱりとして諦観の悟りがある。
がしゃりと落ちた骨のとる態度も実にさらっとした肌触りで心地よい。
語彙の選別
語り口ともに実に水際だっていて
とても美しく滑稽な風景が描ききれている。
そしてその骨が洩らす最後の本音は
実に六華さん自身を代弁しきっているのだろうなぁと
うんうんとうなづいてしまいます。
お疲れ様です。そして、お帰りなさい。
>>747 のエドガー・アラン・ポーさん
ありがとうございます
でもそのときは本当に恨むことしかできませんでした
今は少しずつですが落ち着いてきました
>>748 「初です」さん
『崩壊』を評価します。
全体に激しい恋の感情が漲っています。1人の人を本当に好きになると頭の中は
大混乱になります。その混乱の状態が痛々しく響いてくる詩です。9行めには作
者の精神的な混乱と迷いが良く表れています。10行目に至っては心中を思わせ
くらいな危険な心情が出ています。11行目と12行目には死と再生を暗示して
いるように思われます。恋はそういう激しいものですが、詩は詩として詩そのも
のの自分にはならないようにくれぐれも気を付けて下さい。
756 :
白雪姫 ◆1.OnYA0A22 :04/06/12 10:59 ID:kaaMNIp7
車椅子の散歩 僕はある高台にある公園から、街を見下ろしている 僕は自分の脚では歩けない 指だって自由に使えない パソコンはマウスを使って字を書いているんだ ああ自分の脚で歩ける人は幸せだ 自分の指で自由に字を書ける人は幸せだ 脳性小児麻痺として生まれた僕にはもう両親も兄弟も妻もいない 最近体力が急速に衰えた 僕は僕の前で死が踊っているような気がする 狭い部屋の中にいるとそんなことばかり考えるのだ ああ僕は流れ星 昼間の流れ星 みんな僕を御覧よ 些細なことに悩んで君たちの幸福を 見逃すなよ
757 :
六華 :04/06/12 11:17 ID:Sm1LZssF
758 :
TAKU :04/06/12 11:26 ID:IrXhp4Zx
「サディスト」 ひび割れた日常 太陽も割れていく 浸食を犯すウイルス 皮膚を溶かし肉を喰らう 弾き裂かれた骸の魂 病に廃たれ暗黒に落とした一つの激(感)情 ススの臭いと死臭の吹き溜まりの中、小指を絡ませ 髪をムサボリ、爪を噛み剥ぐ ロミオに魅せられたワタシは我の血を差し出し彼の血をススル 蝕に蝕まれるノイズが首から耳にかけて聞こえる 縁に彩られた誰かのドラッグティズム 髄から軋み、靭帯切るほど理性を無くす 発狂乱舞を繰り返し 不協和音に彩られ、意識の歪みに霧架かる 理性のバルブは開けられ生気が抜ける 負の途(みち)に入(い)り組まれた悲観と妄想
759 :
六華 :04/06/12 11:50 ID:Sm1LZssF
>4thさん
やっぱり早すぎましたね‥。フォロー感謝します
レスだけでもなんなので、寸評書きます
>>756 白雪姫さん「車椅子の散歩」
ファンタジックな書きよりも、不平等そのものの現実の中に見出す
ファンタジーはより美しいと思う。
昼間の流れ星に例える、悲しくも潔い主人公に
しあわせな王子を重ねました。
>>758 TAKUさん「サディスト」
Sというより寧ろM側の視点が混じりあっているように感じました。
カニバリズムで渾然一体となっている状態、主客転倒もありでしょう。
融合は悲観と妄想に収束していくのが、ある意味健康的な第3視点を感じます。
漢字の無機質さの比率が、その効果をよく出していると思います。
「古人かたばみ」 かたばみ かたばみ 君の葉 譲れ かたばみ かたばみ 君の葉 譲れ いえいえ これはわたしの葉 かたばみ かたばみ 君の葉 譲れ 我の鏡は 垢だらけ いえいえ 縁はございません かたばみ かたばみ 君の葉 譲れ 君で磨けば我が鏡 再び光を取り戻さん いえいえ やはりなりません
761 :
初です :04/06/12 13:29 ID:JTuEphiq
>>755 エドガー・アラン・ポー さん
大変、ありがとうございました。参考になります。
初恋について書いたんですが、推敲するにつれ毒々しくなってしまいました。
もっと優しい詩を書いていきたいと思います。
>>657 「戦闘服」
付加価値とペテンはともだち。
見えない「心」なんて無いのと同じ。
見た目を自分にふさわしく清潔に保つ。見た目が他人に不快感を与えないよう、そしてナメられないよう気を使う。それも「戦闘服」には違いない。
>>659 七子さん「夏の日記」
引き込まれたのは冒頭の、婦人の妊娠のお祝いに「西瓜」を持っていくというところ。
生々しくてとても素晴らしいと思う。
宇宙的子宮については、そのままではありふれたファンタジーだけど、適切な描写によって寓話なき童話になっていて好き。とても好きな詩。
>>698 「豚さん枕に顔を埋めて寝てしまいたいときに」
平均的な不安定さに添い寝する感覚が素敵。惰性でもあり「甘美」でもある、アンチ・ヴィヴィッドな巣を作って眠ってしまう。
永遠に砂の落ち続けるクロニアムなんて詰まんないと思ったりして。
繰り返しを、牢獄にしてしまったり揺篭にしてしまったりする、意味をつける悪い癖がまた湧き起こりそうになる。がまんがまん。
>>699 鳥吉「はぐれ蓮根乱れ斬り
石橋でにらめっこ。おかしいけど笑ってやらない。
そこまでいわれたら余計に渡りたくなるのが性。
渡れぬなら、子どものように冷静に癇癪を起こし、
まあたとえばアンコールワットみたく、石橋を叩いて壊す。
>>726 4thさん
ポケットの穴からほこりと一緒に空青がおちて茶色。まあ、茶色。
右足なんていっつも目を覆うような黒。
>>732 「月」の逆位置さん
>>601 へのレス有難うございます。
面白い本を読んでいるときは、指の感触も、擦れる音も、紙とインクの匂いも気がつくと楽しい。ソフトもハードも楽しめるから本が好き。
>>733 月の軌道面上で、第三の天体が周回軌道をとるのに安定している場所――5つの点であらわされますが――そのなかで幾何学的に一番分かりやすい場所、それは「月の逆位置」です。
>>742 エドガー・アラン・ポーさん
箱庭。物語は予定調和の中で透明な眼球が濁るのを待つ。
いっそさびたほうがいい歯車。
>>749 六華さん『ブレイクダウン』
落下する骨の音がした。
(どうせなら硝子の骨格を創ればよかったとの神さまの後悔)
重力が骨たち(もうぼくの目にはそれは白くは見えないが)に意味を与えようとしていることに抗って、恩寵の糸が彼らを支えていたような気もする。
きれいなバランスが、絵的にもことば的にも感じられて、しん、と素晴らしい。
どっかーん という音でボクは目覚めたら そこは異世界だった ぐぐぐぐg 人を殺した じgkbgkbg 男も女もくるっていた kuruttetaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaa gfggbgbんgkbんgkl 疲れたからちょっと休もう カッターナイフ ヤッターマン コーヒー ライター 血 ち 地 血 チ 知 オハヤウございます閣下 カッカッカ カッカッカ 靴の音が頭に響く ビーーーーーーーーム ぴよよよよよよよよよよよよ〜〜〜〜〜ん ああなんていい日でしょうか オちんちんがかわかんむりむりかたつむりですん ゆうべはよくnemuれま氏たかぁ かぁかぁかぁ 夕べは行く眠れなかった夜 市ね糞婆 な、なんだとぉ、きき貴様ぁ 殺しちゃうぞ〜☆ ぶしゅう★(血で染まったりして・・・) そまったり そう、まったり またりたりたり多々祟り 閣下!!なんて事を!!正気ですか? 正気じゃないよ。僕の名前はオ・チンチン・シーゴイターだゼェ?マイ・ハニー? ああああああああああああああああああああああああああああああん 〈了〉
>>762 BOOさん
「戦闘服」、「黄色い豚さん枕に顔を埋めて寝てしまいたいときに」
批評ありがとうございました。詩ってものを意識し始めて、今色々試して
みている最中です。難しいです・・・・。
>>760 「古人かたばみ」 感想ですが
若い女性を口説いている、中年男性を思い浮かべてしまいました。
若い女性はもしかして、人妻かも(なんちゃって)
からかうような口調でせがむ鏡と、お断りをいうかたばみの古風な
掛け合いが、綺麗な韻律にのり、ノスタルジックな味わいがあってとても美しいです。
オペラみたいに2幕目があって、かたばみがそっと葉を一枚後ろ手に渡す
場面なんかあるのかな?なんて想像してしまいました。
>>758 「サディスト」
主観世界で我の認識が歪み、我の肉体が侵されていく。
我の心が引き裂かれ、引き裂かれることそのものに更に魅かれて(ロミオに)
遁れる得る道もなく、甘美な快感を持って、自らを差し出す。お返しに得られる
血は、魔の快楽でありさらに歪む認識に違いない。負の螺旋を描く快楽の果てに
何が待つのかと考える瞬間が、最後の2行なのだろう。
(靱帯きるほど理性を無くすの部分はちと中途半端と思われ。視点が外にある)
ここにおいて、認識が多重になり、螺旋を下る自らを外から見つめる我が
見受けられる。”悲観と妄想”。
諧謔を入れてみてもいいかなと思った。
>>756 「車椅子の散歩」
素直で、すとーーーんと心に落ちてくるような詩でした。
明るい諦念のようなものがどことなく漂っていて、恨む部分が消去されている。
なんでかな?って考えたんですが、@@だ。っていう断定口調で冷静に語って
いるからみたいです。 大事に心に仕舞っておこうと思いました。
>>765 リーフレインさん
2つの詩とも、独特なことば使いだと思う。
ぼくは平均的な人間なので、個体に固定した「才能」は信じられない。
絶望的に「統計的に平均的」な存在を抱えていて、でもS/N比がふと上がる感動は知っている。
次の詩を、楽しみにしています。
769 :
六華 :04/06/12 22:07 ID:j70X+XNW
>>763 BOOさん
勿体無いほどクリスタルで厳かなイメージを付加していただいたような。
鬱が顕在化する瞬間、をイメージして書きました
詩が細長くなってしまいましたが、内容的にも縦方向なので、まあいいか、と思っています
評価ありがとうございました。
クラックシティ・ロックスタディ Written&music by悪魔 暗い 暗い 透き通った 脆い 脆い 心の中 深い 深い 苔むした 強い 強い 呪縛の月 不快な夢に吠え 現世に牙を剥く 頭痛と吐き気と震える手のひら 薬と名の付く毒でごまかして Don't want your name 名前など求めちゃいけない Don't want your faith 信仰なんてくだらない Don't want your respect 尊敬を望んじゃいけない Don't want your fashion 流行なんて馬鹿げてる Don't want your love 愛すらも求めちゃいけない 明日がオレンジ色してたなら 俺もまだ闇と一緒に歩ける 暗い 暗い 透き通った 脆い 脆い 心の中 深い 深い 苔むした 強い 強い 呪縛の月 不快な夢に吠え 現世に牙を剥く 巻き付く不快なネガティブな思考 ぬぐえぬ弱さも己と気づいた
大人が曖昧にしている。 君は気づかないフリしてまたプールの香に顔を崩して卵を買う。 東京の水は無精が臭う 故郷は血の水を売る ぬるくなった卵巣 ふやけたピッツア あたしをかってよぉ 僕は明日戒めを開く。 「あのエレベーターから飛んで降って助けて」
772 :
ネル :04/06/13 03:24 ID:gUFoD1HS
「月光」 綺麗な月 やり切れない寂しさに 胸が傷む 夜露が涙に変わる こんなに月が綺麗なのに 見つめ合う事が出来ない 寂しさは行き場を失い 私の中で立ち止まる 月の光りと共に降り注ぐ この降り注ぐ光りが あなたの吐息なら 月は一つしかない 滲む月に祈り願い 貴方を想った 愛しています
773 :
名前はいらない :04/06/13 05:10 ID:pANTy4Vt
学校 幼稚園を卒業して 小中高を卒業した 大学大学院を卒業して 晴れてエリートになった 厳しいテストも受けてきた 看護婦の先生の出す 中間期末テスト、模擬試験 95%は落第して、殺される 中には裏口入学もある 転校も繰り返してきた 未熟な子供が 成熟した大人へと変貌してゆく 敵と味方を区別して それを攻撃する それは学校で習ったことを 記憶しているからだ
「素肌」 ハイエナが残していった ”汚辱”、 くたびれた古烏がくれたのは ”商品価値”、 少々迂闊な若い山羊は ”束の間の夢”だった、 丈夫な馬が ”信頼”をくれて、初めて安堵を知った。 ”愛”の影を教えてくれたのは闇夜のばくで、 影は影であったので、少し残念だったけど、影であったから 受け取ることができたんだとも想った。
775 :
名前はいらない :04/06/13 13:00 ID:slBPcXSA
>>734 三代目読みすぎ。
読んでないとか言うんやろな。
そんな輩は50000といるぜ。
776 :
名前はいらない :04/06/13 13:06 ID:e2zYd7cd
「夏のある日に」 今日は久しぶりに外を歩いてみた 普段は車や自転車に乗り 歩く事など高校を卒業して以来だ・・・ 家から中学校までの道を歩いてみる この夏の暑い照らしを体に受け 懐かしい道を歩く 五分ほど歩いた頃 暑い風が吹いてきた その風から匂いを嗅いだ・・・ その匂いは中学校に通っていた あの日々ですっかり覚えた匂いだった あれから何年もたつのにここは匂いも景色も変わっていなかった この匂いを嗅ぎながら歩くとなんだか若返ったような気がする そして 懐かしい記憶が次々と思い出してくる たまには 散歩もいいなぁ と思った・・
777 :
白雪姫 ◆1.OnYA0A22 :04/06/13 13:09 ID:H8aizJ1J
連動 万物は 宇宙という大時計だ 全天にきらめく星も 彗星も流星も 大時計の中の一個の歯車だ 「地球」と主観的に呼ばれる 「太陽系第三惑星」の青い「水星」に生存している 「私」もその一つの歯車 「私」は外部の諸事象とは 一見無関係のようで 見えない歯車の噛み合わせにより 回転している 約八十年という寿命が尽きた後 「私」という歯車は消えるが 歯車は次から次へと現れる ああ、この不可思議な宇宙 宇宙よ 今私は夜空を仰いで 連動の神秘をあなたに問いかけているのです
778 :
名前はいらない :04/06/13 18:17 ID:QfWd/9YX
「シュークリーム引き籠り」 シュークリーム引き籠り 心の中の山登り 障子はびりびり 傷はひりひり いっこく堂が憎い ちゃんと喋りなさい 志が低い 一度巨万の富を得なさい 自転がぐるぐる 涙がうるうる 明日が来る 腕をまくる 握りこぶしを 昆布出汁につけよ 鰹節を 昆布出汁につけよ 意味はないがつけよ ビールもつげよ いつになく微笑ましい 禅寺の火事
静か いたい おひめさまは心からのハート 暮れてぼくは驚く竹の香 おとこ いま真上の夜雲下向いていて お願いこと
>>778 ヤマザキパンのメロンシュークッキー生地剥がれ2回目のアレ?を思い出した また夕張オレンジ色クリームじゃないじゃん
>>778 登場する短い展開がキャラ濃くて脳力刺激してくれて。。。とか期待しながらわざとな読み違え
>>777 サロン「ああ」行き
>>776 タイプを責めないけれど 「懐かしい記憶が・・・」←ここのこーいう書き方(いろんなもの混ぜない)に作者の作者本人への壁を感じる A型かなぁ ちなみに私はO型
>>774 ”愛の影”で連想・・・中世の規則と言い訳 女性ホルモン豊胸でできる自然な立体感
>>774 これ何言いたいの? なんて質問に「生きてきた年数 稼いできたお金合計 使ってきたその額 好きだった女の子たち」とか言い出さなそうな若さの丁度よさ物足りなさ感じた
>>773 自分とそれ以外をくっつけるビジネスな仕方 とかが別くちであって...
>>763 BOOくん読みは好意行為 頭の中落ち着いてそう
780 :
名前はいらない :04/06/13 21:32 ID:62EddRU6
「仮面フレンズ」 携帯のメモリNo.002 小さい時より何か手と手取り 過ごしてきたが譲れんテリトリー 実際手抜きなメールのやり取り 「仲いいね」って言われても違和感 別にそうでもないのよチカちゃん 言わば習慣と惰性の仕業 気づかず嵌るダセェ落とし穴 トモダチ マブダチ そなたは何某? 始まりはマジだし その愛は確かに トモダチ マブダチ 微かに瞬き どこかに忘れたり 失くしたり そのままに かつては私たちも心の友 何でだろ?離れ出した2コの心 自分しか見えてないのどの子も ホントのところ嫌いなのよもともと けれど演じる仲のよいトモダチ 後悔はあるわ心の何処かに トモダチ マブダチ そなたは何某? 始まりはマジだし その愛は確かに トモダチ マブダチ 微かに瞬き どこかに忘れたり 失くしたり そのままに いつも遊びに行くのは同じメンバー たまには欲しい毎日に変化 やっぱうわべだけだからかも知れんな けれど離れられんこのジレンマ 暇だしファミレスでも行きますか 会話弾まないがおいしいパスタ トモダチ マブダチ そなたは何某? 始まりはマジだし その愛は確かに トモダチ マブダチ 微かに瞬き どこかに忘れたり 失くしたり そのままに
781 :
名前はいらない :04/06/13 21:46 ID:QfWd/9YX
782 :
名前はいらない :04/06/13 22:05 ID:ChhBbhp+
“歪んだ靴で歩く道” 宿命を履き違えて まっすぐ向かって歩く道 正しい答えなんて無くて 寧ろ正しいと間違いはイコールで結ばれている そんな関係。 汚れたかばんの中から あの頃の思いの綴られた手紙が 呪われた過去を晒し出す もう見たくないのに 過ちを悔いた後も あの頃の僕を 踏み躙るように 靴は次第に大きくなる僕の足を締め付ける 誰にも痛みを告げないまま 形を変えないままに残り続ける 僕があの時、今の僕だったなら そう考えても あの僕が居なければ この僕も居ない そして あの僕を、この靴の傷みは 永遠に忘れることは無いけれど 今を重ねていこう 少しづつ、笑って過ごせるように 少しづつ、時に恋して翻弄されるように
783 :
エドガー・アラン・ポー :04/06/13 22:17 ID:Ubkc/iv2
>>776 「名前はいらない」さん
「夏のある日に」を批評します。
「郷愁」がテーマだと思いました。私は中学生時代の田園の稲の籾を焼く匂いが
郷愁をさそります。あなたは都会と田園の中間の匂いがその郷愁なのでしょう。
自動車や自転車い乗っている時間が多いとともすれば忘れますね。今夜は電話の
トラブルがあったので失礼します。
784 :
名前はいらない :04/06/13 22:19 ID:oFtxje64
みんないい詩を書いてるんだろうけど なんていうかな 俺は感性豊かじゃないのかわかんないけど これだ!!! っていうのがない。 詩って比喩が使われてるのがほとんどだと思うけど もうちょっと率直性あってもいいかなぁて思う。 感性豊かで国語力ある人にしかわからない詩じゃ少し寂しい気がしたので 申し訳ありませんが批評させていただきました。
785 :
名前はいらない :04/06/13 22:26 ID:KtUPr9Er
>>782 >少しづつ
まず、日本語を勉強し直しましょう。
綺麗な詩を書くためには、日本語の語学力はとても必要なものです。
詩を書くのは、その後からでも遅くはないですよ
786 :
784 :04/06/13 22:34 ID:oFtxje64
あなたがすべてだったあのころ 振り返れば・・・ 「思い出」がいつでも迎えてくれる 僕らは 笑って 泣いて 怒って そして・・・ 「恋をした」 封印したハズのキモチがあなたを浮かぶ度 「ドキドキ」 音を立てて高鳴りゆく 不器用で それでも精一杯のコイゴコロ あなたに注いだの 先の見えない闇に ずっとおびえていた あなたに触れられることで あたたかいヒカリを手探りで探した 切なかったよ 悲しかったよ すれ違いの想いが見えたとき つないだ手のひら 冷たく凍ってゆく
787 :
784続き :04/06/13 22:36 ID:oFtxje64
でもね あなたを 好きになったこと そのキモチは ほんものだから 最後にふたりで流した涙 触れたキス 熱い体温 輝くようにゆっくりでいいから歩こうね 隣にいられた 「幸せ」の意味 強く 強く 噛み締めている 風の様に駆け抜けたココロに あなたとの日々すべてヒカリ輝いている もう 悲しみの涙は流さない あなたに出会えた奇跡 感謝してるの カタチじゃないナニカを握り締め 大切に かざすよ この大空へ あなたに向けて 伝えたい 「ありがとう」 僕らは 決して 終わらない ひとりじゃない ココロの星が あなたの胸に あたしの胸に やさしく やさしく降り注ぎ続けるから・・・
788 :
名前はいらない :04/06/13 22:42 ID:qQ8KP79w
>>787 最後にふたりで流した涙
触れたキス
熱い体温
↓
輝くようにゆっくりでいいから歩こうね
この流れがやや性急で不自然。
適当に綺麗な言葉で綴ればいいってものじゃない
前後の帳尻を合わせないと意味不明になると思うよ。
789 :
名前はいらない :04/06/13 22:46 ID:wY57TsQw
>あたたかいヒカリを手探りで探した 変な日本語
手探りで探した は 確かに意味が重複している。
791 :
名前はいらない :04/06/14 00:37 ID:qj02h/d4
刻む時間がぼやけて霞む 時も風景も何もかもがべール掛かって私を包む 人生はいったいいつ始まるのだろうそんな夢をこれまたボンヤリ想ってみたり
792 :
tuduki :04/06/14 00:44 ID:qj02h/d4
私を覆っているどんより雲 それは一方では自分を護り片方では生を閉ざすもの シーソーの様にその間を通り抜ける一瞬かすかに感じる生きる感触
「もしも私が不治の病に冒されたとしたら」 (1/2) 何気なく読んだ小説の一節 ふと、心に浮かんで 愛しいあなたとの時間だというのに 憂鬱の風が心に吹き付ける もしも私が不治の病に冒され 窓からの光が差し込む明るい部屋で きれいなベットに横たわってあなたを見たら あなたはどう思う? もしも私が不治の病に冒され 愛しいあなたが差し出す病人食を口にして 「ありがとう」と言ったなら あなたはどう思う?
「もしも私が不治の病に冒されたとしたら」 (2/2) でも大丈夫! たとえ、死んだとしても一生あなたの側を離れないから あなたの側でずっとあなたを見つめてる ええ、絶対に 絶対絶対絶対絶対絶対絶対絶対絶対絶対絶対絶対絶対絶対絶対絶対絶対絶対 絶対絶対絶対絶対絶対絶対絶対絶対絶対絶対絶対絶対絶対絶対絶対絶対絶対 絶対絶対絶対絶対絶対絶対絶対絶対絶対絶対絶対絶対絶対絶対絶対絶対絶対 絶対絶対絶対絶対絶対絶対絶対絶対絶対絶対絶対絶対絶対絶対絶対絶対絶対 絶対絶対絶対絶対絶対絶対絶対絶対絶対絶対絶対絶対絶対絶対絶対絶対絶対 絶対絶対絶対絶対絶対絶対絶対絶対絶対絶対絶対絶対絶対絶対絶対絶対絶対 絶対絶対絶対絶対絶対絶対絶対絶対絶対絶対絶対絶対絶対絶対絶対絶対絶対 絶対絶対絶対絶対絶対絶対絶対絶対絶対絶対絶対絶対絶対絶対絶対絶対絶対 絶対あなたの側を離れないから 絶対あなたの側を離れないから だから安心してね? だから安心してね? え? もしも他の女と付き合ったらって? うふふっ。 さあ、ね?
※某スレで書き込みしたものを間違った方向に味付けしてみました。
796 :
俺月俺日俺曜日 :04/06/14 01:36 ID:pKmIhMWm
俺の世界は俺のモノ 時間も全ておれのモノ 俺中心の俺世界 俺の世界は今 俺月俺日俺曜日俺時俺分俺秒 俺中心の俺世界 俺だけの俺世界 人には見れない俺世界 名前も全て俺に決まってる 俺月俺日俺曜日、明日は俺の誕生日
797 :
名前はいらない :04/06/14 01:50 ID:/jatnW3Y
>>796 主体=世界。
唯一の存在者であり、絶対者であるもの。
あるいは、独我論でしょうか。
とにかく、勇ましいまでの諦念と孤独が伝わってきます。
798 :
灰皿 ◆pjBscqilw. :04/06/14 02:33 ID:I8opC47V
『決別する人へ そして自分へ』 大丈夫です 少し目が乾いているだけなのです 大丈夫です 何も心配はいらないのです 大丈夫です 悲しみは消えずとも薄れるものなのです 大丈夫です 決して忘れたりしないのです 大丈夫です 貴方が心を痛める必要はないのです 大丈夫です 貴方が思う以上 僕は強いのです 大丈夫です 大丈夫 と言える間は大丈夫なのです 大丈夫です 強がりに聞こえるかもしれませんが 大丈夫です 僕は 大丈夫です
あぁ、しまった。 『決別』じゃなくて『訣別』でした……
>>779 4h氏へ
豊胸女性ホルモンです。wほんとは、下ねたすれに落とそうと思って書いたら、
今、妙に良すれになってて、スレ汚しになるかと躊躇。BOOさんへの返事も
かねて、こっちに落とすことにいたしました。下ネタスレ用だったんで、
隠喩使って遊ばしてもらいました。w読んでくださってありがとう。
>>798 評価でなくて、感想ですが。。どなたか評価お願いしますです。
けなげな失恋が胸にささります。
僕は大丈夫です。という言葉が繰り返されることでかえって、本当は大丈夫
じゃないんだという涙がましてくるようで、せつない。とはいえ、その繰り返し
は、自分への鼓舞でもあって、ガンガレっとエールを送りたくなる。素直な泣き笑い顔が
目に浮かぶ良い詩です。
801 :
七子 :04/06/14 16:24 ID:G98uUNBd
遅くなって申し訳ないです。
評価ありがとうございました。
>>662 コロンビーナ様
「胎児」は少し安っぽい表現だったかと懸念しましたが、良かった。
帰ってこれなかったらどうなってたでしょうね。
>>678 4th様
大正は美しい。戦後も美しい。
ケロン星人が分からなくて思わず検索してしまいました。
胎児は蛙型宇宙人だったんだ。
>>762 BOO様
内包するよりはされる方が好き。
いつかロケットで宇宙の壁を突っ切って、母の腹から出てみたいのです。
>>741 エドガーさん
批評ありがとうございます。
自分が意図せぬ、より深い解釈をされていてビックリですw
ただただ感心です。
>>800 リーフレインさん
評価(感想?)ありがとうございます。
そうかぁ、失恋にも取れるんですねぇ。
カチッ チキチキチキチキチキ 私はとても生き物が好きで、子供の時は男子に混ざり 公園や、近所の草むらで虫を捕まえていました バッタを足をつかんだとき逃げようともがき足がもげ ひくひくと前足だけで逃げていきました トンボを捕まえたとき手を噛まれ、驚いて手を振ると 首がちぎれ身体はひらひらと落ち 頭だけが私の指を噛んでいました 犬やネコが大好きだった私はある時、近所の茶色の犬に 手を噛まれ大けがをしました 保健所に連れて行かれそうになった所を泣いて引き留めました 「やめて、ロンを連れて行かないで」 悪いのは突然手を出した私なのです 眼のまで豚が解体されるのを見ました 生きた豚を数人がかりで首を絞めていました 苦しみもがき、脱糞した豚を笑いながら見ていました ガスバーナーで毛を焼かれ 腹を包丁で割かれ 大量の腸とよくわからない丸い臓器がいくつか 胃袋をしばり息を吹き込んだ「風船」 血も内臓も頭も足も 別々にたらいに入れられ その晩の食卓に並びました とてもおいしかったですよ あふれかえる原始的な現実 奔放で矛盾に満ちた心と体 あの女の子にも感じさせてあげたかった カチッ チキチキチキチキチキ
あぼーん
805 :
名前はいらない :04/06/15 10:06 ID:u5GUg1dN
>>796 俺、俺、俺、って、ちっちゃいやつですね。
中学生の頃の自分を思い出す。
作者の気持ち考えずに誤用だとか言ってる偉い人へ 日本語がどうだとか言う前に考えることあるような気がするんですけどね。 確かに日本語の表現の多様さは芸術たりえるモノだけど 場面場面で誤用とワカっていてもあえてそういう表現するっていうコトがないと? そんなんも考えずに頭から誤用とか言ってる似非は批判だの批評だのする意味がない 凝り固まった考えしかできないから日本文芸が廃れるんですよ?ワカってます?
807 :
名前はいらない :04/06/15 11:09 ID:81O2gcNW
>>806 君の言いたいことはわかるけど、俺はもう少し違った見方をしている。
”誤用であるから”という理由が先に立って、詩の、言葉の価値を否定するというのではなく、
詩、言葉に魅力がないからこそ”誤用であること”が際立つのではなかろうか?
あえて誤用を用いることは結構賭けに近く、余程全体の流れ、雰囲気と適合してなければ
”誤用”が前面に出てそれに気が行ってしまうんだと思う。
808 :
名前はいらない :04/06/15 11:14 ID:2VavPwMT
流れる風の水底で そっと口笛紡ぐコエ 日が差した街道木々の下で 時計の音を忘れました とりたてていいことがあったわけでもないけれど 麦藁帽子の香りが懐かしくて 携帯電話を家に置いてきましたから ゆっくりまぶたの裏で休めそうです。
>>806 誤用は御用。
間違った言葉の使い方は「言葉遊び」とは違う。
それに、凝り固まった考えしかできない奴を唸らせてこそ
作者冥利に尽きるってもんだから、それが出来ないのは作者の力不足。
批評した人を非難するのはお門違い。
810 :
ナナ :04/06/15 14:51 ID:8cZwf4mb
よろしくお願いしますm(__)m 『笑顔の虚勢』 本当は、誰より何より弱いのに、誰より強いふりをする 貴方の悲しい顔は見たくない だから私は鉄の心を持ったのだ 本当は、誰より何より泣きたいのに、涙の出ないふりをする 貴方の泣き顔なんて見たくない だから私は笑うのだ こんな無理が 一生続くはずがない でも仕方ないのよ 私の性格 死ぬまでずっとやってるわ 何より 貴方の笑顔が見たいから 本当は 誰より何より脆くて臆病で貴方以上に弱いけど 貴方のことが好きだから だから私は笑うのだ
「万馬券」 「良くかんがえろ!」お前はそう怒鳴るけど 毎日同じ事言うな。 なにが変わったか解らないけど、昨日と違うのは確かなんだ 赤えんぴつ耳に挟んで見る未来。サイコロ転がし見る未来。 予想ハズレのその結果。舞台ダイブのその末路。 下から覗くその視線、お前には関係ない。
812 :
名前はいらない :04/06/15 18:19 ID:J+VagXLh
僕のいる意味ってなんですか。 いることに意義がある? 本当ですか。 こっそり抜けて戻って来たって 誰も気づかないんじゃないですか? たまに存在忘れてません? それなのに、いろっていうんですか。 正直重荷です。 早く帰って寝てた方がマシです。 忙しい忙しいといっている人達が とても輝いてみえます。 頼みますから、仕事を下さい。 何かしてないと落ち着かないんです。
何もせずにただ傍に居て、 ただ時間が来るのを待つ。 そして何もせずに帰る。 すぐ帰るのと何処が違うんですか? 暇なんだから、残らないと角がたつ? 面倒くさいですよ。 現にあなたもそういう顔をしてる。 やめましょうよ。 もうこういうの。 嫌なら嫌でいいじゃないですか。 一緒に帰りましょう。 役立たずなのに 役に立っているフリをするのは もうご免です。 ね、ほら。 違うっていうんなら答えて下さい。 僕のいる意味って何ですか?
「赤いゴーカートで」 夜中に忍び込んだ交通公園 星空を眺めながらゴーカートに乗りたくて 緑色の金網を潜り抜けた コーラの缶を途中で落としてしまって 君は開けるのをためらっていたっけ 夏の匂いがスグそこまで来ていた夜に 君の大好きな赤い色で ブルルルルって低い音をたてながら 世界一のスローペースで 町内一のコースを走った 赤いゴーカート 夜中に起こされて いい迷惑かい? 赤いゴーカート もう少しドライブさせておくれよ 赤いゴーカート 僕は運転免許を持っていないんだよ 赤いゴーカート 最後の夜なんだよ 二人わけて飲んだコーラ 夏の匂いがスグそこまで来ていた夜だった
>>814 いいじゃん。詩板に新しい風?題名が特にいいね。
( ゚д゚)ポカーン
817 :
hikky :04/06/15 20:11 ID:GeOGLH2u
いつもそう 単純で くだらないことがきっかけで 傷ついてしまうよね 無視される会話むなしいよ 言葉が 激甘すぎて 調子乗らせる イヤなのに伝わらない こんな想い 切なくて 「うるさい」だなんて 言い慣れてないけど 今なら言えるよ 君のために 隣で黙っていてくれるのならば これ以上ほかに 何もいらないよ 出逢ったことから すべてが始まった 傷つけられたり グチられたり 一緒にいたくない そう想えることが まだ知らないクラスへつながっていくよ 精一杯 我慢して 友達を装っていたけど 好意などないクセに また返事 返してしまった 休んだ日には限って 大騒ぎする イヤだからうれしくなる こんな気持ち悲しくて 友達なろうと あの時 言ってない ためらう気持ちも 分かってほしい それでも 信じていようとする想い 壊してしまえるように 無視 続けていたい こんなに こんなに 君を嫌いになって 本当に 本当に うれしいから 例えば この先 出逢ってしまっても 固定されたこの想い もう変わらない 出逢ったことから すべてが始まった 傷つけられたり グチられたり 一緒にいたくない そう想えることが まだ知らないクラスへつながっていくよ
818 :
名前はいらない :04/06/15 20:30 ID:HqRq6rDV
君は時を止めることができるのかい? いつも狙っているのに ぜんぜん捕らえられない 一瞬で消えちまう すぐに見失ってしまうんだ そして 君も僕を狙ってる だけど君は外さない 僕が気づくのは いつも終わってからさ 君に狙われたところが疼くんだ もうこんなこと やめておくれよ 君は時を止めることができるのかい? ねぇ、蚊よ。
>>819 どこのスレ?佐野式さん、自スレあるの?佐野式さんの詩をもっと読みたいなあ。
( ゚д゚)ポカーン
( ゚д゚)ポカーン
「若者の戯言ってことで」 過去にとらわれている人たちを横目に 生きていく いつまでもそんなものにとらわれていても 哀しいだけ 今、この瞬間を大切に生きていかないと もったいないでしょ と若者の戯言を吐いてみる でも 時には振り返ることも大切だと思う 人間 そんなに強くないし 弱さと強さを併せ持つ生き物だから でもそれならなおさら 今を大切に生きないといけないと思う 今 この瞬間をいつか振り返る日が来るかもしれないから 振り返ったとき 自分を奮い立たせてくれる過去を作らないと 困ると思うから とかいいながら 俺はまだそんなに生きてないけど 自由奔放っていったら かっこいいけど ある意味 御気楽に馬鹿みたいに生きてきた人生だった オレの人生って まだ18年しか生きていないけど 俺が今まで生きてきた過去は誇れる 楽しい事哀しい事など色々あるけど どれを振り返っても 俺を心を励まし 背中を押してくれる過去だ だから 今、この瞬間を大切に生きようと思う 未来の自分の為に・・・・
しろい空の目について黒のまるいかどは鳥の真似でひとを見下ろす 「よろこび」思わず「そして」吸い込み「またふしぎ」 ここにくる?しかで気付いたら 同じ見上げまったくが論
>>814 落としたcokeこわいあっちいけ
>>813 さずかり者キャンキンドッグブルース
>>811 先週のL6が4億でそのピンポイント exception 外にいる
>>810 「鉄の心」がそそる展開してなくて立たされたまま 日常心は低空で楽な獲物求めてて 死ぬまでの鉄の扉 死んでからの鉄屑に
光沢草ポヤポヤの月日
>>808 ひとり屋外に昼を直立 小さな虫の漂うエア なんか薄い領域
>>803 クワガタの軋み鳴声の光沢の横 夏の来る前に「わからない」に支配されたこと ちょっとしたおたがい
>>800 ぼくの唯一のHなコトバ 刻々にうかぶ こんな ⇒ ひだり ひだりを曲げてねじれゆく穴の角は笑う ひだり ひだりに君のいないいない ぼくは押さえめり込ませてる指に続くゆらりのゆら なげつけて落とす
>>79 X ひろげているずっと 手のひらを小さく振ってみせてよく知っているそれからは僕に しみ込んでゆくすべて
>>791-2 「シーソーの様」 ぎったんばっこん 位置エネルギーの譲っては駆け抜ける瞬間に
825 :
名前はいらない :04/06/16 01:39 ID:J5bu164e
自分の記憶が自分のものじゃないなら 存在なんてまるでただの映像みたいだ はじめての場所でふと感じるなつかしさ 最近みるのは同じ夢ばかりだ 太陽はなぜか透明であたたかく 退屈な午後はオレに妙にやわらかく あたり前のように鳥や虫が鳴き花が咲く 女の鼻歌が耳をからかう
>>769 六華さん
ぼくは重い鬱になったことは無いけれど、でも
>>749 の詩の感覚はよく分かります。
表現体をあえて内容と形式とに分けたとき、ある内容を表現するのに必然的にある形式になるということは(その逆の場合も)、総合的に「強い」表現体なのだ思う。
たとえば、ぼくの大好きな『夢十夜』第六夜で、運慶が大木から「掘り」起こした仁王像は「強い」表現体。
(これは誤用や誤読の自由の問題についてのひとつの解になるかも)
このような詩が書けたということは、羨ましいです。
>>774 リーフレインさん「素肌」
「愛」は括弧でくくると安心できる。
影は消費されない。とても怖い。
>>814 佐野式さん「赤いゴーカートで」
小憎らしい感じは、今夜の気温にふさわしくて切ない。
ぼくは「夜中に起こされて迷惑」だと感じる。
コーラのCMに使ってよ。そして消費されてよ。
>803 最後の「あの女の子にも感じさせてあげたかった」 最初は何のことかと頭をひねったけど カチッ チキチキチキチキチキって音で気づいた あの事件の事ですよね? 肥大した空想の恐ろしさが現実になった事件ですね 合唱
「その日の日記から」 雨で濡れたレールの上、滑り出した路面電車 吊り革につかまりながら、見なれた景色を眺めていた 運転手の首元には、小さな蚊が一匹とまり 70年代風のディスコステップを踏んでいる 一番後ろのシートに座っているのは ロバート・ジョンソンを気取ったブルースマン でも、この街の誰もが知っている 「本当は彼、教会の聖歌隊に入りたかったのよ」って 悪魔は今、目を閉じながら「Z」の文字で呪の言葉を吐いている カンガルーのような目を滲ませながら 乗り合わせた女達は皆泣いていた 不思議なくらい悲しみを感じさせずに きっと今晩の客が、昔の男に似ていたんだろう 月が今にも落っこちそうな6月の夜 10年後の自分と酒を飲んだ帰りの電車 とにかくそんな場面に出会ったんだ 感情の最上段から、暗闇の中に落ちてしまう前に ここにそいつを書きとめておこう
829 :
名前はいらない :04/06/16 14:59 ID:5jkpn0i6
>>828 詩なのかい?これ。
小説書くのは面倒だけども同じだけの評価は欲しい。
そんな感じ。。
悪く言ってるわけではないのであしからず。
830 :
名前はいらない :04/06/16 15:06 ID:tolNVkrS
>>829 う〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ん
意識した事がなかったわ…
よし
もっと詩的なもの
頑張って目指すわ
あんがと
832 :
満帆 :04/06/16 16:28 ID:SHQkm6V5
「とりあえず、」 さるまた割いたら、サザンカ咲いた ぼくのなかでの一瞬に さるまた割いたら、サザンカ咲いた 割いたさるまた、 咲いたサザンカを両の手に、 ぼくはぼくのなかの新しい幸福を叫ぶ さるまたとサザンカ で 新しい幸福をぼくは立ち上げる。
833 :
名前はいらない :04/06/16 17:55 ID:GK4DpZRb
なんか評価してる人の人生が つまらなそうですね。 器のちっこい人間って感じがします。
834 :
名前はいらない :04/06/16 18:05 ID:iICoXPUF
>>829 たしかに詩じゃない。
同じく長渕剛や尾崎豊の歌詞も
歌詞じゃなく、ほとんどが「日記」だ!
836 :
名前はいらない :04/06/16 18:09 ID:wHkRdLH6
>>833-834 ここは批評するスレだ。
お世辞を書いても本人の向上のためにはならない。
だから辛口歓迎。それも激辛で。
838 :
名前はいらない :04/06/16 18:24 ID:Yjy2Ikch
839 :
829 :04/06/16 19:33 ID:5jkpn0i6
詩じゃない気がしたのは、 作られすぎているから。 言い方を変えると綺麗過ぎる。良い意味ですが、 これは褒め言葉ではありません。 作り手からの強制的な作りで、 こちらからすると詩を読んでる気になれない。 読み手が自由なテンポで読めるのは 読み手側の詩を読む時の面白みでもあると思う。 記事や日記的な強制を感じたので。。 腕はあると思います。 評価した人間を面白くない人生だの言う人、 評価した人間を評価する場ではないので気をつけましょうね。
840 :
佐野式 ◆ZIpQUeLGWY :04/06/16 19:53 ID:WCmcyqVw
「待人」 雲間がピカっと光ったが ゴロゴロとは来なかった 読みかけの本に指を挟み 待っていたが来なかった 代わりにやって来たのは ポツポツ響く雨音だった 待っていたが来なかった ゴロゴロと曇天は響かず コンコンとドアは鳴らず -------------------------------- 仕事の合間にいろいろ考えて また書いてみたわー どうかなー? 最近、詩?みたいなものを書いてみようと 始めたのはいいが…やっぱ難しいな〜〜〜 人の意見は参考になるんで またいろいろ言ってください あ〜仕事が…
841 :
えびごろう :04/06/16 19:58 ID:gVEymnud
筋肉 作詞 えびごろう 筋肉は増え続ける 僕たちの知らないところで 何気ないしぐさも 筋肉を増殖させる原因になる その様子は トラのように優雅で 人間をとりこにする 筋肉ほど力強く 心を夢中にさせるものはない 人は筋肉を鍛えるためにこの世に生を受け 人生を全うする 筋肉を鍛えることに 疑問を抱くものはいない 筋肉は宇宙だ すべてのことは筋肉に始まり 筋肉に終わる 筋肉は今日も増え続ける・・・
842 :
名前はいらない :04/06/16 20:13 ID:v9nv96KJ
評価人に文句言ってる人へ 評価なんて極論言えば一個人の感想でしかない。 自分の感じた「良い」「悪い」を出来るだけ細密に突き詰めて伝えるのが「評価」だと思ってる。 だから別に評価人は絶対である必要もなければ実力なども全く関係ない。 受け取る側も「こういう風に捕らえる人がいるのかー」程度に考えて、参考にできる部分だけ 見ればいい。 何にせよ、雰囲気やイメージだけに囚われて、本質的な価値や意味合いを見逃してたらダメだよね。 これって詩を書く場合にも言えることだけど。
843 :
廻苦 :04/06/16 20:15 ID:KdFUwQhN
握り締めたマイクの前で 彼女はかなきり声をあげるよ 彼女にゃそれが精一杯 その声が綺麗と思い込む どっかの歌詞のきりばりの 「オリジナル」を歌うんだ 愛なんて恋なんてわかりもしないくせに 愛しています、なんて 誰を愛しているんだい? 握り締めたマイクの前で 私はかなきり声をあげるよ 私にゃそれが精一杯 その声が綺麗と思い込む どっかの歌詞のきりばりと さけずんだのに歌うんだ 愛なんて恋なんてこんなじゃないと わかっている、くせに 誰に恋していたんだい?
844 :
佐野式 ◆ZIpQUeLGWY :04/06/16 20:43 ID:WCmcyqVw
「帰ろうかな」 サイレンが鳴って 空が赤く染まって いい匂いが 鼻まで届けられて 皆が靴音を鳴らす やがて誰かが 空の蓋をそっと外したら 暗く静かな宇宙の営みが この街の上を駆けめぐる サイレンが鳴った 空が赤く赤く染まった いつものように いつもの場所で 退屈だって思わない 窮屈だって感じない 君は毎日僕に 昨日と違う話を してくれるから ---------------------- 仕事終わり帰ります。家でちょこっと覗きます
845 :
KARURA ◆wx79exkcOs :04/06/16 20:54 ID:WN10Da1T
どうしようもなく 作詞 KARURA どうしようもなく 逢いたいと言う想いが 込み上げる 心に無い言葉を投げかける もどかしさとジレンマ どうしたら良いか解らない 貴方の声が聞きたい 一文字より、絵文字より 貴方の声が聞きたい どうしようもなく 逢いたいと言う想いが 込み上げる 傷付けても構わない もどかしさとジレンマ どうしたら良いか解らない 一時でも、一瞬でも 貴方の側にいたい 貴方の側にいたい
846 :
睦 :04/06/16 21:10 ID:DgKRhexO
【混沌】 割れたグラスでふいに指を切る 指先から紅い血が流れ 雫となり地に落ち一つになる そしてまた世界は静寂に包まれていく 僕を残して… どこかでひとつ命が消えた どこかでひとつ命が生まれた 空を渡る飛行機雲 ドコまでも続くその線は高く 人が背負ったカルマのように僕を押しつぶす 伸ばした手は太陽の暑さに焼け 見開いた目は眩しさにつぶれてしまった 訪れる死の前に人はただ無力で 命は花火のようにはかなくきえる まるで始めから何もなかったように この手に掴む事さえ許されない禁断の果実 ご無沙汰です。つまらないものですが、よろしくおねがいします
847 :
ほぎぎ :04/06/16 21:26 ID:ezhUQ2yY
嘘ついてる意味を 必死に考えたら なんだかみんなの顔が胸一杯 指を突っ込んで全部吐いたら だいぶ楽
848 :
猫 :04/06/16 21:33 ID:V8E9xi2q
君の痛み 君に触れると感じてなぜか涙が出てくるんだ 君の手をとって君のそばにある影を追い払いたいけどさ 多分それをするのは僕じゃないんだ 君が見てる誰かなんだろう 君を悲しませるのも救えるのも僕じゃないんだ 君が見てる誰かなんだろう
849 :
名前はいらない :04/06/16 21:38 ID:v9nv96KJ
「虚構ノンフィクション」 見たこともない場所 感じたこともない情動 都合よく色づけされた 薄っぺらいイタミを語る 毒にも薬にもならぬウタ カナシミに彩られた虚構の世界 それをウタウ目の前の君 まごうことなきゲンジツの君 血塗られているハズの手はまっさらで ナミダを流しているハズの目は澄んでいて 達観してるツモリが些末事に捉われて 全て捨てたツモリがしがみついて 何もかもがウソだけど 目の前の君はノンフィクション そう 私の手を握る君はココに居る 君が語る虚構の中の 高尚なモノとはチガウけど ホントの愛がそこにはあって つまらぬことで下品に笑う 等身大のキミが居る ありふれた虚構をウタウ 私の隣のノンフィクション
850 :
名前はいらない :
04/06/16 21:57 ID:v9nv96KJ 「希望叩く槌」 小さいが 力強く芽を出した 闇の中一筋光る希望と言う名の 可憐な花 迷うことなく 叩き潰してみせよう 機会を待って磨き続けた この槌で 希望の花がつける実は その中に幾つも悲しみのタネを孕む ならばいっそ潰すが良い 惜しむことなく貸し出そう 希望叩くこの槌を 望むから 痛いのだ 望むから 進めないのだ 望むから 休むことなく潰してゆこう 槌ならいくらでも作り出せる どんな小さな希望でも 例え実を結びそうなものでも 躊躇せずに叩くが良い それにしても とかく希望の多い世だ