1 :
トリ:
私が詩に対して感じたストーリーを付けます。
こんな設定じゃない!と思う方もいるでしょうが
勘弁。
2
羽
白
ガッツ!
そら
塩
いかだ
心
日本!
海
たんに
もつれば
たれ!
>>3 ジーンズにスニーカー・白半袖Tシャツという出で立ちで湘南の海へたどり着いた体育会系馬鹿・相良洋一(24)。
スタンドの折れた自転車を乱暴な動作で堤防に立てかけた彼は、防波堤の先端でラジオ体操を始める。
1・2・3・4、2・2・3・4。
真っ赤に染まる夕焼けも、海を渡るかもめの群れも、彼の興味の対象とはならない。
「羽」「白」「そら」。それが一体なんだと言うのだ。
彼の辞書に、情緒や哀感といったカテゴリに属する言葉は、ない。
海は、塩水だ。
いかは10本足。
それぐらいは知っている。
それ以上の発想はない。
高校・陸上部時代。目を閉じれば、今も浮かぶ鬼コーチの顔。
全てを犠牲にした猛練習の末、非公式タイムながら100m10秒1を記録。俺は、日本人の陸上神話を打ち立ててみせる―。
だが、高校最後の大会前日に食べた豚肉で腹痛を起こした彼は、病院のベッドで閉会式を迎える事になった。
こうして彼の夏は終わりを告げた。
彼は、今日も明日も10年後も、肉体のため、
健康のためだけに、海へと向かうのだろう。
自転車は、主の躍動感溢れる姿に反して、寂しげな表情を浮かべていた。
5 :
トリ:03/05/02 23:32 ID:FKbDUiow
>>3 なんか最近つまんない事ばっかだなとか
うすうす感じてたわけ。しんどいし。
そしたら君「あれぇ、いつから羽折れてんの?ショボイね。」
って言った。
僕の羽いつだか知らんけど折れてたみたいで
ボロボロな上に
真っ白だった羽真っ黒になってた。
でもきっと君に言われなかったら気付かなかったね。
自分の背中なんて見えないし。
明日は羽とりあえず洗濯でもしようかな。
大きい海 空
小さいいかだで渡っていくような大きい人間になるんだ。
日本なんてちっちゃい国捨てて。
そしたらきっとこんな羽もういらなくなんだろうな。
でもそれ、まぁ成長。
こんな事気付かせてくれた君に明日は告白でもしようかな。
「好き。まぁ良かったら僕の心全部もらって。」
君は「友達から」なんて回りくどい事言うから
とりあえず焼肉にでも誘ってみるかな。
7 :
トリ:03/05/02 23:43 ID:FKbDUiow
>>チミたち、一生という限られた枠組みに与えられた
貴重な時間の無駄図解をするの止したまえ。
(、、、、、、、、、、、、、、、、、、もおWシヌ!
いや、釣り師でド厨房のお前が30秒で書いた糞以下の駄作でも、
人によって、これだけ幅のあるイメージが生まれるって凄くないか。
うん。
そうか、俺は別に凄くないと思う。おやすみ。
agu
13 :
:03/05/10 01:41 ID:FY2kSevY
「白い欲望のキッス☆」
悩んでるの?聞かれたら
僕は悩むフリをする? ああ素敵だね。
微笑もうか?
踊ろうか?「自分でキメレ」パシン パシン
君のビンタ 最高だよ。
人形は人間みたいに泣くのよ
でもねこれは泣いているフリを
「あなた 愛している」
僕だよハニー でもこれはね・・・
14 :
>13:03/05/11 05:20 ID:kvb9tYlg
石畳の坂の中程にあるカフエ
窓際の木椅子にギイは腰掛けている。
「悩んでるの?」
マリーのアパルトマンで問われたのは、1週間前の休日の昼下がりの事だ。
知り合った頃の、時間の艶やかさは何処へ消えてしまったのだろう。
クロスの無いテーブルの上。ワインの空瓶に一輪ざし、旅への誘いやレストランの☆印、
初夏もののGジャン上下の写真、、、フィガロの中頁を飾っている。
「ああ素敵だね」無表情にギイは返した。
今日これからの予定が二人には無い。何処へ行くのか、何をすれば好いのか。
クラヴで朝まではしゃぐ事の出来た日が遠い想い出の様だ。
「自分でキメレ」
すると、突然飛んで来る。だが、少しも痛みを感じない。ただ、円めた紙片で
叩かれた程度だ。
カフエの窓から麦秋の風がそよいで来る。
白壁の吊り棚に腰掛けさせられたピノチオへ向かい、ギイは心の中で語りかける。
「あなた愛してる」、、、あの日、自分がドアノブを握った時、マリーも心の中で
同じ様に呟いていたのかも知れない。
17 :
トリ:03/05/17 23:19 ID:o7lbxJdL
>>13 今日もまた同じ一日が始まる。ああ疎ましい。
こんな毎日に嫌気がさしたわけじゃないけど
たまには僕を本当に愛してくれよ。
うんざり顏の僕に「何か悩んでるん?」君はまた同じ顔で聞く。
君が愛してくれなくて悩んでいるんだ。なんて言えないだろう?
「仕事が上手くいかないんだ」
結局君は僕を愛する振りをする自分に酔っているだけなんだよ。
まぁそれも素敵だね。だけどもう終わりにしようか。
「どうしてもっと早く言ってくれなかったの?」
「もっと早く言ってくれたらこんなに好きにはならなかったのに」
君の嘘はビンタみたいにパシンパシン飛んでくる。
よく言うよ。君の隣に男が居るのを僕は何度か見つけたよ。
もう笑うしかないみたい。
僕を愛す気持ちなど一欠けらも無い人形のくせに
人間みたいに泣くんだね。
もう気付かない振りなど出来ないよ。
「貴方の事本当に愛していたのよ」
僕もだよ。
でもこんな気持ちは君にとってゴミのようなものなんだね。
18 :
28トリ:03/05/17 23:24 ID:8znh+9qi
コケッコッコッッコ!!!
コーコケッコ ココォーッココ!
コケッ!
19 :
山崎渉:03/05/22 02:49 ID:R3rNNKvM
━―━―━―━―━―━―━―━―━[JR山崎駅(^^)]━―━―━―━―━―━―━―━―━―
20 :
山崎渉:03/05/28 11:26 ID:gH/nLI1G
∧_∧
ピュ.ー ( ^^ ) <これからも僕を応援して下さいね(^^)。
=〔~∪ ̄ ̄〕
= ◎――◎ 山崎渉
21 :
山崎 渉:03/07/12 12:03 ID:Gu5iF5xl
__∧_∧_
|( ^^ )| <寝るぽ(^^)
|\⌒⌒⌒\
\ |⌒⌒⌒~| 山崎渉
~ ̄ ̄ ̄ ̄
22 :
山崎 渉:03/07/15 11:52 ID:91J1lTCd
__∧_∧_
|( ^^ )| <寝るぽ(^^)
|\⌒⌒⌒\
\ |⌒⌒⌒~| 山崎渉
~ ̄ ̄ ̄ ̄
23 :
弓永あゆ:03/07/15 12:16 ID:MFKIPL1l
, -=- -─‐-、
_ ´-─ ¬く  ̄  ̄ミ- 、
,,,,/ _==-ミァ-─‐-、 \''''''''''''ー--、,,,,,_
_,,,,-''"/ , ‐''" \ \、_,,,ー''ゞ" `ゞ、
-' " / / / | \ ヽ /"`
_,,-''''''"""''''' / / / / / || | i ヽ i /
´"''、. i / / / / / / || || |│ |ノス /
'、 |// / /___, -一ァ| /! |ト、|│ | | く」/
'、 |,-‐¬ ---┘'7 |! ハ! |,、-┼十|!/\/\
, -‐ ''" し' '´_ /,ィ二l |ト、/!ヽト、\_ヽ!|!l\:.. /
,r/ __ ,イ|リ ヾハ! ヽ! ,ィ⌒ヾミリノ/:::... \
/ ||ヽ -' / ̄ )` __ |ヒノ:} '` ,;\/\/
,r ' ヾ、 ,-、____ , イ ̄,r==- ==-' レ' /| |
/ ヽ `ーソ ' | |ト、,ヘ ′"" "" / / || |
. / \_ / | ハ ヽ`゙'ヘ ' ' / / | | |
/ / / | ヽ 川\ 0 //! | | | |
/ / / 八 \川| |`ト- .. __ , イ‐ァヘ | | || |!
/ / / / \ \ 「`ー- 、 / .〉 ト、| ヽ、
,イ /-─=¬ニヘ、_ \ 厂\ 厂ヽ /!| | `ー=ヘ
-‐  ̄ /─ '  ̄ ├- ヽ\ \ノ\ \ 人 ハ!ヽ || |-┤ ヽ
/ /!‐-- | |\ ト、_`ヽ oヽ ト、! || |‐┤- ヽ
// 〉 __ / ├‐- || | 川-‐ | | 厂7! ハ! ├:┤  ̄ヽ
/ / ー ─  ̄ ├‐- リ || ハ!ヘ | | ト┤|/′ ヾ,┤ ゙i_
‐ ' 〉‐- | / /\ .|o | /ヽ/(′ ∨ \
ハッキリ言ってアメリカなどの多民族国家では黒人の方がアジア人よりもずっと立場は上だよ。
貧弱で弱弱しく、アグレッシブさに欠け、醜いアジア人は黒人のストレス解消のいい的。
黒人は有名スポーツ選手、ミュージシャンを多数輩出してるし、アジア人はかなり彼らに見下されている。
(黒人は白人には頭があがらないため日系料理天などの日本人店員相手に威張り散らしてストレス解消する。
また、日本女はすぐヤラせてくれる肉便器としてとおっている。
「○ドルでどうだ?(俺を買え)」と逆売春を持ちかける黒人男性も多い。)
彼らの見ていないところでこそこそ陰口しか叩けない日本人は滑稽。
25 :
山崎 渉:03/08/02 01:23 ID:GCypsXvY
(^^)
26 :
山崎 渉:03/08/15 13:19 ID:jFO+cPAl
(⌒V⌒)
│ ^ ^ │<これからも僕を応援して下さいね(^^)。
⊂| |つ
(_)(_) 山崎パン
アタシは堕ちていく自分を眺めて
楽しんでいるかの様に笑っている
なにも知らない無垢少女のように
自我の意識は容赦無く感情を殺し
いつ終わるかもわからぬ浄化作業
今はまだ鈍い躰を持ち上げるだけ
それでも遠くに消えていきそうな
貴方に追いつきたくて傍に痛くて
小さな灯火を掲げている愚かな指
遠く隠していた嘘に脆さを暴いた
全てが偽りなら私は何も要らない
砕けた心もろとも募る想いを抱え
アタシは這い上がることを楽しむ
subarashi
29 :
:03/12/05 18:00 ID:gcqWGk4Z
degarashi
hamidasi
詩という
未知なる
正解へと
| |д・) ダレモイナイ.. ウタウナラ イマノウチ
優しい雨が降る頃に
私はあなたを想います
出会いも別れもさだめなら
もうあなたを追いません
虹が空を飾る頃
私はあなたを忘れましょう
何で会ってしまったのか と 思う
後悔
ばっかりで
結果を見れば同じこと
「あなたを裏切ってしまった」
でもね 好きだったっていうことは嘘じゃないんだよ?
ラジオから流れるJ−POP
怠惰な時間に浸って
消耗品の言葉の羅列
わずかに恋の真実を映す
軽薄なDJに
苛立ち
なぜ苛立つのだろうと
ふと我に返る
あぁ、そうか
私は彼の言葉以下だからだ
緑の綺麗なこと
枝にふさふさと
流れるようにあふれ
青空に透けて
緑に光る
ライラックは香り
小鳥のさえずりがせわしなく続く
緑の綺麗なこと
雲は流れ
夕暮れが空を染める
木々の葉は風に揺れ
芝生が朱と溶け合う
ライラックは香り
小鳥のさえずりがせわしなく続く
明日のことなんか考えない
昨日のことなんか振り向かない
そんな前向きな心でいたい
将来のことなんて考えない
死んだあとのことなんて考えない
生きていることで精一杯だし
人のことなんてわからない
自分のことも理解しきれない
私って冷たいのかな
もういいや
寝よう
おやすみなさい
雨の降る音が窓の向こうから聞こえる
しゃらしゃらとたらららと
窓をたたく音が聞こえる
たんたんかんかん
あれ? この音が雨だなんて誰がきめたの?
もしかすると違うのかもしれない
星の降る音が聞こえる
空っぽな言葉に空っぽな心を詰めて適当に放り投げる
みずみずしい思いも
いつかは枯れ
涙した思い出だけが
心にとどまる
時の流れの残酷なこと
夕焼けに染まる空
泣いてるのは誰?
もう少し遊んでいたいと
泣いているのは誰?
車が走り去る音
刻々と迫る日没の頃
微かに聞こえてくる歓声
泣いてるのは誰?
少年たちの影は伸び
後ろ姿に手が届かない
泣いてるのは誰?
泣いてるのは誰?
泣いてるのは……?
喉元のナイフ
冗談とも取れなくもない言葉
信じるものも揺らぎ
口だけの約束だけ増える
愛を演じ優しさを演出して
血で染まった言葉
日常を揺るがして
闇の深淵を覗く
こいよこいよと
はやしたて
泣いて笑って喧嘩して
それはいったい何のこと?
それはあそこの池のこい
出るにでられず回ってる
『「名無し」から見知らぬあなたへ』
間違ってると知りながら
どうしようもない何かにつぶされて
心を手放した見知らぬ人よ
ひきとめる声も聞かず
叱りつける声も聞かず
遠いところへといってしまった
無名の人々が
あなたを悼み
鎮魂の言葉を贈る日
ありきたりのラブソング
なぜか心を切り裂き
力ない自分を責める
「何故」という言葉だけが
胸に染みついて離れない
「A LONG GOOD -BYE」
It's time for a long good-bye
別れの言葉
聞き飽きたから
もう少し気の利いたことを言ってくれないかい?
そうしたらこの心の痛み和らぐ気がするから
It's time for a long good-bye
ありがとうなんて聞きたかった訳じゃない
100万の言葉で責められるよりも
何だか辛い気がして
別れの言葉
戻らない昨日
この痛みにも
もうなれてしまったよ
text
46 :
../_\_:04/07/19 19:44 ID:eVvCX7ud
good
「罪人」
血まみれの禍々しい夢を抱えて
いつか見た夢も忘れて
朝も昼も夜も闇の中を漂い続けてる
なんだって?
朝と昼は太陽が昇ってるから闇なわけないだろって??
ははっ。
おかしなことを言うやつだな。
正義の女神アストレイアでさえ
地上の悪行に愛想を尽かして
天へと帰ってしまったんだ
それなのに太陽神アポロンが
今も変わらず地上を照らし続けてるなんて
幻想も甚だしい
たとえ どんなにアポロンが好色だって
地上の娘のけばけばしい化粧を見れば
あわてて逃げちまうだろうさ
そう 俺たちは闇の中を延々と歩き続けてるのさ
太陽という幻想に包まれて
歩き続ける永遠の罪人
時々寂しくなる
時々不安になる
時々逃げたくなる
時々全てを忘れたくなる
時々全部がイヤになる
でも踏みとどまる
やっぱり怖いけど
やっぱりやめたくなるけど
正直に言うとわからない
何で踏みとどまるのか
逃げ道はいくらでもある
気づいてない訳じゃない
やっぱり逃げたくなるけど
やっぱりイヤになるけど
足は逃げるのを拒んでる
自分のもののはずなのに
大地をしっかり踏みしめて
倒れないように
崩れないように
「いいこと」だけを見てるうちに
心のどこかが腐敗してきてやしない??
東の空から
太陽が滲み出て
気の早い鳥たちが
遅いよと呼びかける
朝だ
今日もいい天気!
後味の悪い
色で塗ったキャンパスに
新しい色を塗り始める
見た目は真っ黒だけど
この下には極彩色の絵が描かれてるんだ
さぁて
今日は何色の絵の具を塗ろうかな
胸の中の黒い黒いわだかまりを
少しずつ解いていくうちに
こんがらがって
絡まった
向き合っている
その瞬間はどうしようもなく
いらだって
切ってしまいたくなる
胸の中の黒い黒いわだかまりの糸を
ずっと見つめているうちに
何だかイヤになって
その糸で首をつってしまいたくなる
だけど
首をつるには細すぎて
いらだって
結局 放り投げる
しばらく立ってみれば
気になって
同じことの繰り返し
もどかしげに口を開くけど
伝わらない
伝えられない
そういえば
忙しない言葉の海に埋もれて
薄っぺらい意味のない音素記号の群れが
どこからか流れてきた気がする
焦燥を抱えたまま
耳をすますけど
聞こえない
意味をなさない
だからといって放り投げるわけにも行かず
承認待ちの言葉を書いた書類が
山になって崩れ落ちそうだ
ところで、ここを見ている人いるのかしら?
いや、見てもらうために書いているわけでもないが。
55 :
猛禽:04/09/09 16:55 ID:mVWcv68B
(ФvФ)ノシ
57 :
猛禽:04/09/09 21:01 ID:fUPKpOhq
???????(@v@)どして汗?????????
>>57 いや、見られるの前提に書いてなかったもんで(汗
その場で考えてたものを特に推敲もせずに適当に書き殴ったものばっかりなのさ。
気分はメモ帳。
えへw
*´ー`)ノシ
するりと逃げていってしまった
まずいと思った瞬間にはすでに
手の中に残っているのは
わずかに薄く光る少々の「幸福」と
深い深い緑色の「義務」
生まれてきたときに
母親の胎内からしっかりと握り締めて
たくさんの綺麗なものを持ってきたはずなのに
涙をこらえるたびに
怒りをこらえるたびに
薄暗い翼を生やして飛んでいってしまった
だからといって泣き言を言うわけにもいかず
今日も精一杯に笑顔を浮かべる
*******
外からなのでトリップは無し。
ゆるりゆるりゆるりらら
込み上げる衝動を抑え
ふらりふらりふらふらら
描くのは人生の一片
踊り手は
ただただ踊る
舞台はなく
観客もいない
ゆらりゆらり
ふらりふらり
突然豹変する
リズムと振り付け
それは恋の始まり
嵐の始まり
踊り手は
恋に振り回されながら
踊り狂う
ふるえふるえ
こころよふるえ
ことだまにのせ
時の許す限り
青の星に生まれ
青の海に帰ゆ
ふるえふるえ
こころよふるえ
時の踊り手
愛と哀を織り交ぜ
闇を許し
闇に眠る
「星くじら」
星くじらは空を飛ぶ
夢と現実のあいだ
自由に行き来しながら
夢幻よりひとときの安らぎを運び
痛みと悲しみを知って
ともに泣き伏す
星くじらは空を飛ぶ
地上の海 天空の海を渡り
夜と闇の空を渡りながら
星と星を渡り
そのたびに
さよならと告げる
test
言の葉紡ぎ
戯れ言歌い
綺麗な言の葉装い着て
空虚な心隠してた
今はそれさえも
重く苦しくて
真実を紡ぐには
心弱く
事実はすでに
虚無の中
世界をみれば
海と泥と銃声と
私の細い指は
キーボードを叩くしか脳がなく
それもただのたわごと
虚しくて
塞ぎ込んでも
何も変わらない
何も変えられない
進む道すら迷って
地面を這いつくばっている
ただの迷子の子猫
涙なんていらない
疲れるだけ
疲れてしまうだけで
あふれてとまらない
優しさを知らなければ
だるくてしかたない
思いやりなんて知らなければ
知らなければ
ただの人形でいられた
空っぽで
浅はかな
ボロボロの人形だった私でいられた
恨むなんて筋違い
あの力強い腕に魅了されて
後悔はすでに遅い
ひととき闇の香りに酔った
生きる道が違う
偽りに笑って
それさえも忘れて
夜の街に彷徨い
月の影の幻に
踊らされただけ
りんごころころ ころんころん
そんなに急いでどこに行く?
りんごころころ ころんころん
谷越え山越え川越えて
りんごころころ ころんころん
たとえ火の中 水の中
いえいえそれはなりませぬ
炎には入れば焼きりんご
水に入れば沈んでく
りんごころころ ころんころん
可愛いあの子の手の中へ
パソコンが景気よく壊れました。
ついでに熱だし寝込みました。
猫にセーブデータ消されました。
むかついたので猫ともさもさ戯れて
「この馬鹿猫!!」
といったら「「うにゃん」と答えられました。
「無知の知」というやつでしょうか?
パソコンいじってないでぼくの相手をしろよ!ニャーニャー!!
test
『保留』
聞くに堪えない
聞きたくない
そう思って
スイッチを切った
((((( 悲しいのはもうイヤだ ))))))
感情のスイッチを切ったのは
もう、ずいぶんも前の話
そうしなければ耐えられなかった
そうしなければ走れなかった
( 思えば
逃げていたのだろうと
今では冷静に分析できるけど )
いつかは感情のスイッチをすべてONにして
世界を感じないといけないのだろう
それでも今はスイッチを切る
74 :
名前はいらない:2005/04/14(木) 12:48:15 ID:w3ofIAOP
75 :
名前はいらない:2005/05/17(火) 21:55:56 ID:jfFWe9SU
詩は全てストーリー
壁の向うに呟いてみる。
こんなちっぽけな文字の中に
どんな物語があるとゆうんだろう。
感激も意味もない
こんなちっぽけな文字のなかに。
一番深い海の底でひとり
呟いてみる。
77 :
名前はいらない:2005/05/21(土) 01:53:07 ID:jg7S8sPe
こっそり覗いてみました。
素敵。
78 :
名前はいらない:2005/05/22(日) 09:39:42 ID:ss08OGvL
unkoしちゃった
「金勘定」
この球体は
濁った血でできている
どうやら
昔は青く輝いていたらしいが
いまでは
数千億年分の血と肉が
折り重なって
まがまがしく輝いている
つくづくもったいないことをしたものだ
どこかの金持ちに売りつければ
いい値段で売れただろうに
すきま風がひゅーひゅー吹くよ
冷たい冷たい風が吹くよ
外では些細な言葉がかまいたち
心の傷からひゅーひゅー吹くよ
きらいなものは全部ダメ
素敵なものだけそろえよう
逆らうものはいりません
ギロチンにでもかけようか
素敵なものも全部ダメ
嫌いなものは捨てたのに
従順なやつも全部ダメ
ギロチンにでもかけようか
愚かな王さま
国はもうからっぽ
星は真珠の輝き
海に守られ眠り
地上の濁った光も
空に沈む星には届かず
かき消され散っていく
>>83 詩を書いてるときにこぼれ落ちた言葉の欠片
空は高く
風は通り過ぎるだけ
流れ星の行く先に
幸運を祈れば
過去の残骸が
お前が言える立場かと
笑いざわめく
空は高く
声は風に散っていく
泣き声に誘われて
真夜中のまどろみをぬけて
窓のそばへ
誰かが泣いてる
悲しいって泣いている
窓ガラスは檻に似て
あなたに届かない
ゆるしてよ
泣き声を切り裂いて
不条理なほどに怒りの声
ゆるしてあげて お願いだから
泣き声が聞こえる
悲しいと叫んでる
窓ガラスは檻に似て
手が届かない
悲しいほどに
「虹」
じとじと降った雨の朝
雲の切れ目に青空がちらり
矢みたいに
雷みたいに
虹色が飛び降りた
幾重にも重なる
透き通った色が重なりが
色をかきわけながら
子猫が天に昇ってゆく
何が心配なのか
時々 振り返って
今日の雨は
あの子が去っていくことを
嘆いた人の涙なのだろうか
風に混じって
にゃーんと鳴く声が聞こえる
小さな小さな猫でした
まだまだ子どもでした
別れは突然で
涙を残すだけ
おやすみなさい
やすらかに
「花瓶と花」
そうそう
最近の話なんだけどね
花瓶と花が喧嘩したんだと
どっちが偉いのか
どっちが綺麗なのか
なんだそりゃって思うだろ?
結構深刻な問題になってさ
花瓶派と花派に分かれて
壮絶な言い争いになったのさ
それでどうなったかって?
花が勝手に花瓶の中から抜け出して
自由と権利を主張したけど
あっという間に枯れちまったんだって
おかしな話だよねぇ
生きる意味があれば
ここにいる意味があれば
この苦しみに意味があるのなら
存在することに意味があるのなら
この人生に理由があるのなら
この不合理な世界に理由があるのなら
この世界の苦しみや憎しみに理由があるのなら
この無意味な生に理由があるのなら
だれもが知りたがる
生きる意味を
ある人は神にすがって
ある人は哲学に答えを求めて
ある人は知らないふりをして
ある人はそんなものはないとあきらめて
そしていつかは死んでいく
ある人は老衰で
ある人は病で
ある人は突然の事故で
ある人は戦争で
すべては
生まれて生きて
そしていつかは死んでいく
単純な過程の1つとして
あの夕焼けに染まる海に身を投じれば
血も流しきって青く固まったこの心臓も
太陽のように強く生まれ変わるだろうか?
過去のことを過去のことだと切り捨てられるほど強くないのに
理論的な答えは忘れてしまえと切り捨てる
「明日」が怖い
あの愚かな選択のごとく
また同じ過ちを繰り返してしまったら
人が怖い
かならず期待は裏切られるだろうと影がささやく
傷なんてない
痛くなんてない
寂しくなんてない
欲しくなんてない
逃げたいなんて思ってない
ただ泣きたいだけ
そんな資格なんてないけど
目を逸らそうとも罪は私を見つめる
胸がグラグラ煮えたぎる
腐臭が周囲の空気を追い出してしまった
息ができない
グラグラ煮えたぎる
悲鳴
何かが倒れる音
暗転
記憶は砂のようで
手のひらから たやすくこぼれ落ちるのです
謝り方が分からない
えぐれた月が笑ってる
まちぼうけ まちぼうけ
夕焼け子焼けでで また明日
まちぼうけ まちぼうけ
田んぼのかかしがよくにあう
まちぼうけ まちぼうけ
後ろの正面だ〜あれ?
心の傷もいつかは癒えると信じたい。
だから、それを真実にしようと思う。
自力で立っていられるから平気
傷のないところなんて一つもない
血が流れてないところなんて一つもない
目元から伝うのは過ぎ去った雨の名残り
心地よい言葉を紡ぐたびに
気の抜けない人間関係を思って
キリキリしてしまうのです
ねぇ。
誰か私を知ってる?
もうずいぶん場前に迷子になったの。
たぶん、泣いていると思うんだ。
誰か知らない?
私'
「ねぇ。
だれか私を知らない?
気がついたときには見失ってしまってたの」
「泣きたいのに泣けないままに
ウロウロとさまよってると思うんだ。
誰か知らない?」
私・私'
『ねぇ。』
私
「誰か」
私'
「誰か知らない?」
私・私'
『知らないうちに見失ってしまったの』
>>101-103 自分で書いててなんだが、ちょっと気味が悪いわw
そもそも「自分」とは何だろう?
『こういう経歴でこんなことをやってきました。』 これは「自分」が
やった行動を示すに過ぎず、「自分」を示すものではない。
『あの人はこういう人です。』 他者から見た「自分」は客観的であるが
見たものの価値観や感情を排除できないし、結局は感想でしかない。
『鏡を見よ。』 一番近いのかもしれない。
では、あなたは私であるといって鏡から自分の姿をしているもの
(いわゆるドッペルゲンガー)が出現した場合に、「自分」はそれを
「自分」と認めることができるだろうか?
それが自分だと認めたとする。
すると、ここに立っている自分は「自分」ではないのだろうか?
目の前に立っている「自分」が見る「自分」は同じく存在するもの
ではないという意味で「他者」である。
だが、実感としては「自分」は「自分」である。
と、書いていて訳が分からなくなりました。ゴメン
えーっと。
つまり、「これが自分である」と提示されても
自分自身がこれを自分と感じなければ「自分自身」ではないということ。
……かな?
不安になるのは
たぶん不幸がたりないから。
怖い
一歩先は奈落のようで
ピエロのように
無意味な準備体操をしている
過去現在未来の私の幸福を
粉々に砕いて粉にして
世界中に蒔き
高く澄んだ声を残して
消えてしまいたい
淀んでるんだか薄まってるんだか
どーにも見つからない。
つい最近まではたくさん流れてきたのに。
最近最近ってみんな(私も)簡単に言うけど
「最近」っていつからいつまでだ?
ビックバーンから数えてみれば白亜紀だってつい最近のこと。
もし 君に出会わなかったなら
僕は愛の意味を半分も知らずに人生を費やしていただろう
君を想うと眠れません
まぶたの裏が眩しくて 目を閉じるのが辛いです。
君の顔 君の瞳 君の声 君の手 君の唇
君の全てが愛し過ぎて 僕は何に対しても魂が抜けた様になってしまいます。
道徳を身に纏い 教養を植え付け 文明という餌で育っても
獣は所詮 獣でしかないって事を 嫌になるほど思い知らされる
君を見ているだけで 心が爆発しそうだ。
今にも下半身が勝手に動いて 君を喰ってしまいそうだ。
ああ 君の瞳が僕を映してくれたなら
その美しい顔が微笑みかける相手が 僕であったなら
僕は誰よりも忠実で従順な飼い犬になれる
でも 君は僕を見てくれないから
未だに 夜月に向かって吠える一匹狼でしかない
いっそ 狼となって食べてしまおうか?
そうしたら この衝動を満足させられるだろうか?
うん そうしよう
怒るも良し
恨むも良し
憎むも良し
泣くも良し
叫ぶも良し
罵るも良し
ただ 悲し
転んでも立ち上がれる自分でありたい。
「おやすみ」と電話を切ってから、もう何十分たったのか。
電話口から零れた些細な言葉のかけらが、まだ部屋を漂っているような気がして、そわそわして眠れないのだ。
すでに時計の針は十二時をまわって新しい一日の始まりを告げたが、説明のつかないもやもやが気になって、素直に眠れそうにない。
聞き漏らした言葉が部屋のどこかにあるような気がして、ぬるくなったコーヒーをお供に、今日も中途半端な夜を過ごす。
おやすみ、皆さん。
私はまだ眠れそうにありません。
「好きだけど嫌い」と思う瞬間が嫌い
全部好きでいたいと思うわがまま
116 :
「月」の逆位置 ◆rAprrpGEjE :2006/01/19(木) 01:10:39 ID:6zelZAli
ageとこう。
怖いけど。
感情を方程式に突っ込んだ
答えはAだってさ
バカにしてるよね
丁寧に隠した悪意は
笑みとともに人を射る
作り笑いを浮かべるたびに
間を取り繕うたびに
矢は鋭く
毒は更に力を増し
その瞬間を静かに待つ
さぁ笑え そして矢を射るのだ!
さぁ笑え そして矢を射るのだ!
答えがないという「答え」
新月 初月 二日月 三日月 半月 十日夜 十三夜 十五夜
月見して
十六夜 立待月 居待月 寝待月 更待月 二十三夜待ち
物思いをし
朝未き 暁降 暁 有明け 東雲
月を惜しむ
「ディベートの中で」
まんなかのまんなかを
ぐらぐら揺れて歩いてく
ふたつのまんなかで
1と1とのまんなかで
そのふたつの敵で
そのふたつの味方でありうる
そんなふうに歩いてく
別腹といいしばかりにカルビーのポテトチップに惑う夜かな
すとんと落ちた太陽は
白いお山にしがみつき
ゆうやけこやけと手をふった
街のネオンが目を覚まし
夜の準備に慌て出す
カラスは歌を忘れたか
どこかで流れる別れ歌
ゆうやけこやけに手をふって
「また明日ね」と帰り道
長く伸びた影を踏み
「また明日ね」と分かれ道
心に引っかかる堅いトゲトゲを
紙ヤスリで擦ってる
少しでも痛みが走らないように
少しでも楽になるように
暇があれば
そんなことばっかりやってる
この世の中に「こころの刺抜き」なんて便利な物はありません。
ギリギリまで張りつめた神経を戯れに弾く
あまりにも甲高い音に
笑いがこみ上げてきた
静寂
今ここに抱いている
この静寂は
どんな喧騒をもってしても
あるいは
どれほど深い沈黙であろうとも
乱され 破られることはない
決して
決して
今ここに抱く静寂は
今ここに抱く静寂は
底に眠る感情の反響
「うるthjるgるrrrua~~」
言葉にできず潰れた二酸化炭素の固まりか
ゆれる空間
暗い底で
寝返りをうち
もがくたびに
引き攣れ歪む
静寂の海
129 :
名前はいらない:2006/09/22(金) 22:27:25 ID:xSd9nWk3
ナオコと言います。
メールください。
誰か友達になりませんか?
深いけど割り切った関係希望です。
好みの人じゃなかったらHは出来ないかもしれないけど、
せっかく来てもらって悪いのでフェラくらいはさせてもらいます。
[email protected]
「残身」
晴れぬ霧
揺らぐ視界に
定まらぬ心
誰が私を引き留めるのか
数えきれぬ言霊の呪
手足を縛る重力の力
地の底へと引き込んでいく
ふとした瞬間
私は弓であり矢であることに気づく
呪は的を定め見据え
力は糸を引き詰める
霧が去ったとき
矢は放たれる
天上の月に潜む陰を打ち落とすまで
糸じゃないな弦だな。
自分のボキャブラリーの薄さに泣きたくなる。
広辞苑とかほすぃー。もちろん寝る前に読むためw
黄金に移ろうもみじ葉は
木枯らしまかせに右往左往
あかねに染まった西の空
今日の夕日は今日限り
はじまりからこの時も
川は紅ともみじの錦を織る
>>133 訂正
黄金に移ろうもみじ葉は
木枯らしまかせに右往左往
あかねに染まった西の空
今日の夕日は今日限り
神代の時よりこの日まで
唐紅の錦を織りて
紅葉の山の川は流れる
愛の歌は壊れ果て
寂れてた街の道端で
飢える心を餌付けして
刃の衣に身を包み
あの太陽は幻か
花を摘めば崩れ落ち
嘆く言葉も風に消え
良き思い出は壊れ果て
虚ろな歌を消費して
すでに壊れたこの心
錆び付くままに投げ捨てて
あの月は幻か
月夜の晩に見る夢は
笑う悪魔の腕の中
愛は 錆び 飢える刃
あぁ 花は嘆く
良き思い出は
虚ろな歌
すでに 錆びつき
あぁ 月は笑う
いつだか生まれた恋心
言語障害空回り
いつだか育った恋心
手をつないで綱渡り
たまに小さな喧嘩して
少しゴゲつく恋心
たまに小さなキスをして
ぶっきらぼうに仲直り
かなりスランプ。
ダメダメだわ
前々から感じてたけど、うちの詩は堅い。
ガラスの置物みたいだ。
行き詰まり、どん詰まり。
これ以上はだめなんかもしれん。
あー、やだやだ。
何、愚痴いってるんだろう!
気分が落ち込むとろくなこと考えないな。ホント
「そんな人間であればいい」
望むものはない
誰と比べても優れるものはなく
誰と競っても勝つことはなく
誰もが羨むことがない
そんな人間であればいい
いてもいなくてもよくて
ただ、数あわせのために有って
使い捨ての備品のような
そんなのであればいい
羨まれることもなく
蔑まされることもなく
ただ淡々と
生きていればいい
痛みなんて
ゴミ箱の中でガタガタ言ってりゃいい
「食欲増進狂想曲」
ライオンになりたい
ライオンになりたい
その身体を
ライオンになりたい
ライオンになりたい
さしのべるその腕を
その身体に血が滴れば
その腕に血が滴れば
「ぐつぐつぐらぐら」
お鍋はコトリコトリと
泡はじけて母の匂い
のの字を書くか
せわしくゆする真白のお玉
白霧が目前をふさぎ
形を忘れとろけていくものたち
呼べば立つ鳥のごとく
駆け寄ってくるひと
「水の上月の下」
月の氷を
叩き、
(すべてをなげうって身を投じる)
砕くように
無音の、
(無形の力に押さえつけられ沈む吐息たち)
水面は砕け散り
月は溶けていく
気取っても薄っぺら〜
>>1ではないが。ストーリーをつけてみる。
>>117 受験が近い冬の放課後の図書館で、貴方を待ってる私って健気じゃない?
ホントはもうとっくに推薦決まっててセンターの勉強なんかしなくていいのに。
貴方はいつも遅れてやって来て「よく会うね」なんて気づいてなのね、鈍感な人。
気取って気取って氷の上に
おらの舞台は薄氷
なれない服で気取ってみたら
綺麗なおべべは水浸し
ぱりん
藪に入ってそして出てきた。
蛇は出ない。
空に上るためには何が必要?
いえいえ、実は逆で
地上で必要なものを少しずつ削っていけば
生きていくことに必要なものもすべて削っていけば
月が映る薄氷
ぱりんと割って水の中
月に近く また遠く
時間が経てば すぐ近く
枯れた腕より咲く花は
咲かず枯れず移ろわず
錆びた手より落ちる花は
水の泡より淡く消え
壊れたおもちゃを治すには
銀の針に金の糸
月は朧に霞んだか
掠れてよれた赤い服
泣いて泣くほど時は経て
今は一人で眠られる
壊れたおもちゃはもういらぬ
だからといって捨てられず
針が回って止まらぬうちに
いまもう一度探そうか
壊れて破れた小さな夢を
繕い治す銀の針
「」
わからないわからない
焦燥感にさいなまれ
焦っても焦っても
いまだ見えないことが思い知らされる
周りを見渡しても
誰もが目を背け
声をかける暇さえ与えず
忙しげに道を急ぐ
焦りに胸が焼け
呻くことさえ
焦りに追われ忘れ去る
わからないわからない
何がわからないのかさえ
時々わからなくなるというのに
「」 → 「焼け焦げる」
「孕む」
ふしぎな言葉。
何が生まれるんだろ??
「浮」
空気を抱いてゆらゆらと
今日も世界を浮き沈み
騒ぎ浮かれて今日もまた
月に惹かれて身を落とす
抱いて抱かれて向かい波
寄る年波にゃ逆らえぬ
今日も今日とてゆらゆらと
身に満つ命を夢見つつ
「世界夢紀行」
眠れない子供は
共有する夢を渡り歩き
すでにこれで2周目になる
見知った夢を
新しい自分がそれをたどる
眠れない子供は
それだけでは飽きたらず
日の光がこぼれ落ちるの木々の隙間から
一面に広がる砂漠の海に移るような
不条理の道をたどり
世界を巡る旅へと
夢を広げる
世界中の全てが
波の嵐にひれ伏せば
さざ波うねる静けさに
心はただただ安らぎに満ちる
残像を切り崩し
嘘に嘘を塗り重ねた衣を
炎の中に投げ捨てる
もう何もないのだ
高らかに笑え
わずかな燃えかすさえ
風にまぎれてしまった
時が月を薄切りにして
周りに誰もいなくなった
たぶんきっと理由など
食べ残しのメロンの皮
何もかも何もかも
手元に残るは心だけ
あぁ、何も何も
つかんだものは砕け散り
わずかな名残の煌めきに
私は目を細めるのです
眠り続けるような何もない一日
痛みもなく苦しみもなく
なんの意味もない
できるはずもない夢が
雷鳴を呼ぶ
「もう、私は_
」
書きかけの作文のごとく
中途半端なまま
ワンセンテンスごとに
文章は崩壊し
線と線との繋がりが
煉獄と地獄の境目を表現する
「すでに、私は_
」
遺書にも届かない
書きかけの一文
人生の終わりに
未だ、たどり着かない
空に架かる蜘蛛の糸
朝露を捕らえて
風に横取りされる前に
集めてしまおう
こぼれ落ちた朝露が
地面に染みこみ
名も知らぬ花が
密やかにほころんだ
白い大地に倒れ伏し
私は天に食べられる
近くて遠い戦いは
たぶんここには届かない
甘い歌は高らかに
終わりの合図を伝える
白い大地に倒れ伏し
私は芽生えの夢を見る
166 :
名前はいらない:2007/07/08(日) 19:55:01 ID:u0ACgLaN
>>155 その言葉は誰からも望まれない物を産むんです。
ふるさとの夕暮れに
影は伸びて
見慣れた道の電柱に
背中を預け
帰り道を走る子どもの足音を聴く
一日の記憶をカバンにつめて
重い足取りで辿った帰路は
小さな小石も腹が立ち
コンクリートに打ち付けて
浮かんだ記憶を踏みつける
どうしようもできなかった
愚かさと言い訳で固まった
岩の彫刻の群れ
目をそらすたびに
責任を押しつけるたびに
誰も知られずに置かれる
一人で見送る夕暮れは
紅く染まって地に落ちる
「日は暮れて」
暑い夜に
扇風機がかき回す蒸し暑い空気に
わずかな涼を感じ取りながら
手でめくる本のページの中から
季節の移ろいを聞く
開け放った窓から
わずかに香る雨の名残り
虫はもう鳴き始めているだろうか?
耳を澄ませ待つ
雨は足早にどこかへ消え
露草が我こそはと美を競う
風に揺れ 飛び散る光
花々の眠り
覚ますものはなく
test
かたかた
ゆるゆるした空気を
わずかな異常が
トン カン....
えぐっていく
空間を切り裂く
亀裂の行き先を捕らえることもできず
身を縮めて安全という檻でそれを見る
白い鳩が嗤っていた
「平成洗濯物合戦」
今日も朝から洗濯地獄
お天道様が空を射る
洗濯機が轟々と水を注いで責め立てる
敵もさるもの頑固な汚れ
手洗いシミ抜き手が抜けぬ
毎日朝から洗濯地獄
青空春風腕が鳴る
えものは重々かご重く
白旗上げよ青い空 洗濯物がひるがえり
敵もさるもの水平線に
青い空が伸びていく
トリバレしたけど変えるのめんどい。
カラスが帰ろと鳴いたなら
足はお家に歩を刻む
公園一の高い遊具に
一番乗りは誰かしら?
今は子どもの影もなく
夕日がそっと寄り添った
175 :
名前はいらない:2008/06/19(木) 21:11:23 ID:0IU6/md9
赤く燃え立つ夕暮れに
黒い影は身を伸ばす
まれに過ぎゆく自動車は
夕日に染まって身を焦がす
交差点の終点に
ゆるく結んだ人影は
深く交わり身を分かつ
影の痛みはわからねど
燃え立つ赤に身を焦がす
そしてそれは癒されない
そういえば月が昇ってまた沈んだとか
家にこもって空は見ない
いつかどこかで偉い人が
どこかの誰かに勇気をあげた
それは私に関係のない
教科書の中のお話で
ほら嘲笑う声を聞け
血まみれの顔さえ笑いの種
今では冷えきった心を抱え
鏡の前で笑ってる
癒されないその何か
名前を付けるのもおぞましく
触れられないまま
そこに中座している
そこに中座している →そこに留まっている
許せないのは
やつは自分らより劣っているだの、あいつはもう落ち目だの
足を引っ張るような言葉を好んで使い
嘲笑と蔑みをワイングラスに満たして
満足げに喉を潤す醜悪さ
(その姿をワイングラスは映さない。吸血鬼と鏡の話を知ってるだろ?)
新芽をむしり
種をほじくりだし
不毛の大地を広げながら
枯れ果てた大地を見て
なんてひどい有様なんだろうと
人ごとのように罵って
恥じることのない面の厚さ
(きっと時々削り取って、染色して化粧代わりに厚塗りしているのだろう!)
だが本当に許されないのは
咎めもせず
一緒になって誰かを傷つけてるだろう
私自身だろう
「できるならすぐそばに」
ぼんやり浮かんだ綿雲が
地面の上に植え付いた
大地を踏ん張り
精一杯
背を伸ばし
遠く高く至ることを望んだ
涙の代わりに葉が茂り
稚拙な曲を奏で
届かぬ三日月に
そっと腕を添わせた
つかめぬ遠き夜空より
わたゆきひらりと降るそうな
凍える体を温める
居場所を一つでもみつけましたか?
吹けば飛ぶとあなたは言うが
風神さえも汗をかく
重く堅い、その命
そろそろみぞれ混じりの雨模様
なんて不運とあなたは言うが
投げやる雷はどこへやら
嘆き嫉みもどこへやら
雲をかきわけ日が照って
道端の氷がキラキラと
ゆきゆき道ゆき
風ゆきゆき道ゆき
ゆきゆき人ゆき
道ゆきゆきゆき尚ゆき
ゆきゆき迷いゆき
早足ゆきゆき跳ねゆき
ゆきゆきゆきゆき踊りゆき
上ゆき中ゆき下もゆき
ゆきゆき羽ゆき飾りゆき
「誰も口にしない本当のこと」
彼女はすでに死んでいた
美しいメディア
洗練されたファッションで
煌びやかな宝石を飾り
世界に君臨していた
彼女が振りまく美と利潤に
人々は争って集い
彼女を女王のように崇拝した
その彼女も時間に
老い死を受け取ったが
崇拝者達はそれを受け入れず
死体に花と宝石と香水を飾り
それを周りに隠し続けた
あぁ、哀れな女王メディア
腐敗と腐臭と蝿を新たに配下に加え
それを隠すように崇拝者達が
花と宝石と香水を女王に捧げる
あぁ、哀れな女王メディア
彼女の死は隠されている
ひとっこひとり通らない
小さな橋小さな道小さな通り道
風吹いた
草木のざわめき
雨水の滴り
誰も聞かない
聞こえない
だからそこで独り語り
届かぬ思いだと思い知るのが
この心には辛すぎて
LPQR
忘れられず躓いた思い出に
無意味な文字列で上書きする
TUrdg7####h
意味はないのだ
塗りつぶせよ、文字列の波
ああ、もしできうるのであれば
硬質な文字列の固まりとなりたい
長くは続かないだろう
似ているようで似ていない
LとIが争い
砕けてぼろぼろになってしまう
さらば、いざさらば
Iは浮かれている
Lは仲間を捜している
いざさらば、さらば。
無意味な文字列は
葬儀屋のまねをして
深い穴蔵に骨壺が一つ増えるらし
エメラルド、エメラルド
緑の輝き
実りの輝き
言われも言い伝えも
記憶に溶けておぼろげに
エメラルドよ
緑の光で照らせ
>>176 書き直し
「別れの夕暮れ」
赤く燃え立つ夕暮れに
二つの影は身を伸ばす
まれに過ぎゆく自動車は
夕日に溶けて夜となる
交差点の終点に
ゆるく結んだ人影は
終わりの風にあがらえず
深く交わり身を分かつ
誰が痛みをわかるのか
二つの影は道を分かち
重なる時を天地に祈る
何が痛みを癒すのか
赤く燃え立つ夕暮れに
痛みの影は燃え落ちる
「埋み火」
埋み火よ燃え立つな
亡骸の中で密やかに眠るがいい
とこしえに沈黙を刻み
...............................
埋み火の幽かなる
囁きに耳をそばだてて
激情の轟々たる
前触れに身は震え
埋み火よ燃え立つな
あの快い闇に身をゆだね
眠りよ永遠であれ
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
埋み火の密やかなる
導きに身を震わせ
激情の轟々たる
叫びを遠雷と共に聞く
手が届かないんだ
ありきたりの話で
月が欲しいと
伸ばした手は
月を軽くなぞって
現実を知る
誰かがそそのかしたとか
そういう話じゃない
ただのありきたりな理由で
天も地も知らぬまま
飛び出していったんだ
月が作る私の影は
きっと震えているだろう
劣等感とか嫉妬とか
醜い怒りの炎に炙られて
月が悪い訳じゃない
悪い訳じゃないけれど
月を話し相手とするには遠く
影と共に踊るには不格好で
割れた酒瓶に涙を注ぎ
誰もいないテーブルに
血で不合格と記した
てすと
もうだめだ
切り離せない
この毒の禍々しさよ
もういっそうのこと
食らってしまえ
そして変わってしまっても
今よりはましだろう
さぁ、毒よ
我が体内で踊るが良い
共に踊ろうではないか
善人は狂人めと哀れみ避け
悪人は良い餌よと手を伸ばすだろう
善と悪との間で狂乱の踊りを見せよう
さぁ、毒よ
我と共にあれ
錆のような濁りを
道行く人は気づかない
風に揺られギシギシと軋んでいる
雨に打たれ傷んでいく
彼らは何を思ったのだろう?
作業着に着替えて
汗と埃にまみれ黙々と働く
ただ濁りを払うために
彼らを笑う資格は誰にもない
何も知らずに生きてきた
痛みも悲しみも解らず
誰の声にも耳をかたむけず
ただ自分のことだけで
何も与えず生きてきた
自分のことだけ、ことだけで
誰の声にも耳をかたむけず
自分が全てと思ってた
愛を知りたい
愛したい 大切な人がいる
何も知らずに生きてきた
愛しかたさえ知らず
与え方も知らない
愛を知りたい
愛したい かたちにできない想い
何も知らずに生きてきた
それを誰かが罰してるなら
きっとこれが罪のかたち
愛を知りたい
愛したい
これが罪のかたち
コテ付け忘れ。
195 :
月:
人の縁は複雑で
縦に横に交差する
それは一枚の布
古い昔はすでに完成品として積み上げられ
新しいものが今この瞬間にも作られている
交差し絡まり合い色を変えて
今この時間にも新しい絵柄が浮かび上がる
一本の糸を殊更に嫌って
一本の糸を至高のものだと讃えるほど
滑稽なものはないと
縁に身を包んだ人はそれを引きずって去っていった