〜〜詩で遊ぼう!投稿梁山泊 6th edition〜〜
1 :
名前はいらない :
03/02/07 02:01 ID:Q6Ja6ns9
2 :
名前はいらない :03/02/07 02:03 ID:Q6Ja6ns9
3 :
名前はいらない :03/02/07 02:04 ID:Q6Ja6ns9
[ルール] 一人一作品の投稿で、期間は?週間(開始時に発表)。期限日の24:00が締め切り。 ※名前欄には「詩のタイトル」を入れる。 1.投稿者に関すること お題をテーマとした詩を投稿する。 名前欄にはHNその他ではなく、詩の題名を書き込む(匿名投稿制)。 コテハンは審査結果が出るまでは作品を投稿した事をほのめかしてはならない。 (しかし投稿した作品について名無しで会話することについては禁止しない。) 投稿後の訂正は、単純な誤脱字・誤変換を除いて一切おこなってはならない。 以上の規定を満たさない詩は無効となる。 遅刻は審査対象外。うっかりミス(名前欄にコテハン)は、はじめの1回に限り、セーフとする。 2.審査員に関すること 審査員は必ずトリップをつけること。投稿締切前に宣言すれば誰でもなれる。 審査員の仕事は「自分の気に入った作品をチャンプ候補として挙げ、点をつけること」のみ。 審査員はチャンプ候補と次点候補を選ぶことができる。該当作品なしでもOK。 審査員はチャンプ候補、次点候補に任意の点を付ける(上限3点)。 任意で寸評をつけてくれると嬉しい。 審査員の作品投稿もOK。ただし、自作品をチャンプ候補に推薦するのは不可。 ※過去に審査員をやった事がある人は、以後宣言なしで審査投票してもよい。 3.審査、集計に関すること 審査員すべての発表があり次第、または締切時間から丸2日経った時点で、集計を開始する。 集計して最高得点をあげたものがその週のチャンプとなる。 集計後、二人が同点であった場合、双方チャンプとし、お題は投稿の早かった者が出すこととする。 三人以上が同点であった場合、審査期間を2日間延長し、協議を行う。 集計は、週番さん(審査員や依頼されたコテが持ち回りで担当)が行う。 週番さんの仕事は、その週のスレのヲチ(寸評はいらない)と、集計。 〆切の宣言も担当する(しかしこれらの仕事は手の空いている人も積極的に手伝う)。 集計後、次の週番さんを指名して、仕事は終わり。
4 :
激辛正当派 ◆PmUYNHN29Q :03/02/07 02:07 ID:Q6Ja6ns9
現在チャンプ確定作業中です。 しばらくお待ち下さい。。。
5 :
激辛正当派 ◆PmUYNHN29Q :03/02/07 02:30 ID:Q6Ja6ns9
確定しました。 合ってると思いますが、確認おねがいします。 ========== チャンプ 前スレ655-656「ゆめのくに」 前スレ706-709「(自称)世界でイチバン夢を叶えている回数が多い男」 次点3作品(ということで準チャンプなし?) 前スレ633-635「雪がふる」 前スレ644-645「ムセッソーな夢」 前スレ648-649「午睡」 ========== チャンプのお二人、おめでとうございます! で、次回のお題は「ゆめのくに」作者さんが出して下さい。
6 :
快楽童子 ◆plhXCa4.HY :03/02/07 03:06 ID:HLhJPGWM
どうもみなさん、わんばんこ。 「ゆめのくに」の作者でございます。批評された方、点数をつけられた方、おつかれさまでした。 審査の結果快楽童子と「(自称)世界でイチバン夢を叶えている回数が多い男」の作者さんとが同点チャンプということになりまして しかしその場合先に作品を投稿したものがお題をつけるという規約がありそれにより快楽童子が次回のお題を出す権利を与えられましたのでこれよりお題を告げます長いな。 ではお題は「わ」。
7 :
激辛正当派 ◆PmUYNHN29Q :03/02/07 03:30 ID:G+ZXCBqZ
では、今回の投稿期間に入ります。 お題は「わ」。 〆切は2月14日いっぱい(2月15日0時まで)。 つまり、今回はバレンタインデイが終わるまでです。
阻止 わたし人生を焦りすぎ 葉っぱでかき上げる髪 安いペンで エデンをおもいうかべながら 筆をたたく ぴっちりと隠された体で ようこそ,笑って歩いて 育っていくのを投げ出して おさない 呂律の終わりに
ほう ひらがな一文字か この俺に挑戦とは… 十 年 早 い わ 子 童 が ッ ッ ! ! ! まあいい 一つ胸を貸してやろう 『わ』ッ! それは勇気ある者の称号である! 貴様にこんな体験はないか! 草野球の9回裏 第一打席… そう!ここで打たなければまず負ける! 外したら後者に多大な負担を掛ける! 決して「ヒットでいいや」などと楽観できない大修羅場!! 貴様にこんな体験はないか! 南場一局目!親は自分!しかも最下位! ここで上がり続けなければ非常に危険である!! こんなときに限って屑な配牌… 涙ながらに西や北を切る! そう!運と実力がなければ乗り切れないこの大修羅場!! 貴様にこんな体験はないか!!!!!!
…ええい!まぁだわからんのか! この極たわけがッ!! 物事の最後というものは非常に肝要であるッ! その最後というまとまりの中で 口火を切る者の痛み!哀しみ!重圧! 推して知るにあたって忍びないことこの上なし!! そう! 阿伊宇江於五十音最終行が一音目!!! 「わ」こそ勇気!忍耐! そして突破勝利への鼓舞なのだ!! そして男なら「わ」に成れッ! Boys be 「わ」!!!! 俺は「わ」になった時の 奥歯にかかる力!額に滲む汗! 剥き開かれた眼!冷たく煮えたぎる血液! 大 好 き だ ッ ! ! ! さあ貴様に現物の「わ」を見せてやる! 行くぞ!駅前の「リーチ麻雀さかえ」だッ!! 『それロン』 「わ」ッ!
12 :
名前はいらない :03/02/07 14:48 ID:ytAk+fIp
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13 :
わ :03/02/07 15:57 ID:sdwGQaH/
わ、判らない まるで頓知をとく一休の様に こじつけ 自分なりの解釈で良いのなら幾らでもできる 詠める だがいわんと為ている事自体が解らないのだ 広い 範囲が広すぎるのだ 我には荷が 重い 重すぎる 法律の様に幾らでも逃げ道はある でも逃げたくはないせ せめて漢字なら いわんと為ている事もおぼろげに みえそうなのだが
14 :
名前はいらない :03/02/07 16:05 ID:+F7dh3FX
15 :
クリップ・アート :03/02/07 17:37 ID:5OOjsOFz
みえないことに力を入れて こらえた目でうつるのはすべて ガラスの破片にふちどられた 黒 光を知らないまま目をつむる それはきっとひゃっひゃっとしてるのだろうと 毛並みのよい猫が教えてくれた リンゴはきっとしゅわっわっとしてるのだろうと 夜中のベルが教えてくれた 世界はきっとわっなのだろうと 昨日のお母さんが歌ってくれた ♪わっわっわっわっわっわっわっわっ ♪わっわっわっわっわっわっわっわっ ♪わっわっわっわっわっわっわっわっ ああどこまでもオセロは黒かった それでも思うよ 涙が笑うときにさす光は まぼろしじゃないだろうって さわれるものがいつまでも この手の中でわになってるから
16 :
恋の詩 :03/02/07 17:44 ID:xaqeLJNw
わたしは虚空を見つめて想う とおくて近い春の想い出 かわす手紙の数に いつしか時も忘れてしまった わたしは雲を見つめて想う レースごしに見た君の笑顔 てる太陽が胸を焦がす もとめあった夏深き日々 わたしは風を聴いて想う かたる言葉の切なさに るり色の空も淀む からす涙を満せよ秋雨 ぼやけて見える冬の街 けせない記憶に胸が震える からっぽの駅のホームで すくいを待とう 春が来るまで
17 :
都立家政 ◆L7EROpoemk :03/02/07 17:59 ID:m55xrRSH
>>10-11 「挑戦者への詩」
ちょっと強引<`ー´ >
「リーチ麻雀サカイ」は上手いところ持ってくるなぁ。流石。
>>13 「わ」
答えってどっかにあるんだっけ?
全世界に対する意味付けを「君が」してもいいんだと俺は勝手に思う。
>>15 「クリップアート」
五回読んだ。何かは感じた。君の凹凸の凸の先。君の情熱?凸と甘さ凹。
「リンゴはきっとしゅわっわっとしてるのだろうと」これちょっとオモロイ。
「何かあるな」でも、遠くにそれはあって、うん俺の胸を突き刺しはしなかった「わ」。
18 :
都立家政 ◆L7EROpoemk :03/02/07 18:08 ID:m55xrRSH
>>16 「恋の詩」
作者の「人間」がまったく見えない。
作者の心臓の音が、
聞こえない。
虚空が何かを俺に教えてくれ!
19 :
波 :03/02/07 22:42 ID:0lK36xaM
わなわな わなわなわな と震えるわけを聞こうじゃない あきらめられた和 くぐり抜けた輪 拒絶された話 拒絶された我 拒絶された倭 環! それにもまして ましらのカルテ はわと驚くわしらの川 はれと逃げ出すわしらの若 まわれ まわれ まわれ 直線的にまわれ あられ あわれ かわれ だまれ 瑪瑙の断面のようなうつくしさは いまや なく 泣く子もなく ただ まわる まわるわ わるわま るわまわ わまわる わるわ宇宙に 地球はストップ それさえ知らずに 親知らず一本のため わたしは泣くこともできないのです わなわな 罠のない世界に わななく輪の罠 それが我が倭の輪の話 そして和が羽の把の波ともなれば わわわわっからんと叫ぶ者もいまはむかし
20 :
わ歌 :03/02/07 22:55 ID:xedNxVFE
わかるまで せかいをあいてに うたおうと いつまでも わかげのいたり どこまでも しろいめで みられちゃうから わ歌をよむ しろいめで みられちゃうから わ歌をよむ
21 :
臨終追分 :03/02/07 23:56 ID:AaYqGfaM
たわわに実った今はの際は ちわわと共に暮れて行く はんぺん反転水泡(みなわ)の様に 庭に穏和な閑話を交え 逸話にそわそわおおわらわ 夜半(よわ)に郭(くるわ)は消えていき 月の輪下世話にわらわを照らし 宴も酣(たけなわ)また明日
22 :
名前はいらない :03/02/08 00:22 ID:jhPvReq6
>>13 の続き
一部!!
一部であつたか 物事の 繋がりの読みの 全ての
眼にみえぬゆえ
惑わされてた
果たしてこの詩が
繋るだろうか
繋ればそれが
わ
23 :
没日 :03/02/08 00:26 ID:NHlbhnkE
わたしが太陽とかくれんぼしていたのは 疲れ果てた青さのあなたが 轟くように彼の路を急ぎ 気を抜くように夕闇を泣き始めた頃 左の触覚を失くしたあなたが クルクルとわたしを伴れて 10秒数える時間を 彷徨いにゆく その気怠い螺旋の中で わたしは薄目に 彼のほうが先に落ちてゆくのを 気違い染みてゆく あなたに告げた
24 :
私 :03/02/08 02:38 ID:0BTTxS75
悲惨に消えてくれるのは 泣き顔ばかりで だから つま先立っていってやろうよ!妄想は 潜在しながら あたしに泣き付く 沈黙の歌を溶かして 塵も乱れ咲きの夢の価値を立てて わたしはさわる 女の色の恐怖を持ってゆく めちゃめちゃ楽して 自動販売機からポン、と 好きな心のその様に? 静かに居ない事はすべて 大量の僕に.鳴き声に パイナップルジュースを強要する 寄生してゆくのを 潰す彼女は私の香り たしか 全ては隠されないこの目
25 :
名前はいらない :03/02/08 06:03 ID:4TnNSCT+
わわわわが3つというラジオのコマーシャルが鮮烈だったあの頃ミツワ石鹸も元 気にやっていたのだがやがて売れなくなり昭和50年頃プロクターアンドギャン ブルサンホームすなわちP&Gという憎っくき亜米利加資本に買収されてしまっ たはずなのに何故か昭和60年にはまだあのオレンジ色の懐かしいミツワ石鹸 が手に入ったのだったちゃんとミツワ石鹸のロゴ入りのものだったあれは何故な のか未だによくわからんのだがその石鹸はP&Gの薬用石鹸ミューズとしてオレン ジ色のまま今でも売られているのだった。
26 :
ミニ :03/02/08 10:42 ID:a7ugAFRz
私は ビターチョコ ほろ苦い、大人な味 なわけは無い。 本当は、甘くなりたいだけ。 あなたのために。 あなたのために。 昔、イチゴが好き。と言った。 私、 イチゴ味に なりたかった。 ただ、あなたに愛されたくて。 今、あなたは 甘いものが好き。 でも 私は、甘くない。 だから、愛せない。 私にそんな 権利はない。 だから、あなたは 他の人を好きになった。 私じゃ 無い。 だから 私は、ほろ苦い 大人の味。 子供の頃、叶わなかった、恋の味−−− そして 静かに味わい、その思いを、溶かしてく。 ほろ苦い、大人の味の……ビターチョコ。
27 :
scratching film toKM :03/02/08 10:43 ID:KTAhKIFP
今いる世界の ある場所で 幼少期にいきなりオープンした あたしのアウェアネスの世界 世界のサイズと脳のテンポを 手に取ったり感じたり 「キャハ!きもちいい・・」 今後この粒度で世界を見ていくんだと悟る 「なーんだ・・人間が置いたものじゃない!ンもう!」 最初に見えた風景は モノリスのような あからさまな注意でした。 「もうすぐ産まれますよ・・・・・」 あたしうまれるの
28 :
練馬区民 :03/02/08 11:32 ID:oEAiAO5L
The sun never meant anything The moon even less Capital punishment and polyester suites This is the only thing with meaning Sunshine and moonlight have long been lost Green paper and bright lights hold more meaning for me Everything in my world is bright Everything in my world is new Everything in my world is nirvana Itユs a perfect world with a nice metallic core Its combusts and it adjusts It grows and it bores into me -Slowly I lose Slowly I go No more sunshine and moonlight All thatユs left is capital punishment and polyester suites All thatユs left is a bright Christmas tree put together with super glue
29 :
ひろかわ :03/02/08 15:24 ID:Nz1/UILl
もそもそとかつ丼をくっては あじわうためつすがめつながめ テレビの都はるみをみるでなくみないでなく かつ丼をまた ひれかつだわりかしたべにくくない だしがかかってる卵なんてでとじてない ごはんとかつとしんことだしじる ちいちゃなテーブルひっくりかえしたくなるくらい おーうめーよーぅおばちゃー おなかいっぱいのしるし やせてもかれてもおなかがでても 「あの衣さ 厚くなかった?」 しーん 「あのヒレ4枚ってさ」 「多いぃ」
30 :
夕餉 :03/02/08 23:58 ID:aryHj/Bw
天窓に青く 夜は流れ 星 雪みたいに白い 大根おろし 凍えている ちりめんじゃこ わ 星が増えて すげえ贅沢
31 :
輪(1) :03/02/09 01:01 ID:htHBElsp
ムカデのわ 白金(プラチナ)のわ ならべて石畳 取り囲むにんげん のわ おんなはちいさな口に紅つけて おとこは重たい燕尾服に締めつけられて くるしそうなのっぺらぼうで立っているのだ さまざまなこどもたちが まるい漬物石のしたに押し込められた ちゅう ちゅう ちゅう と一律に鳴きながら ようやく じぶんたちから入っていった ひとまとめ になって
32 :
輪(2) :03/02/09 01:01 ID:htHBElsp
するとここぞとばかりに 金輪際に在る月は 黒く輝いた すべてのおとこが胸からひゃっぽんあし出して すべてのおんなが口からダイヤの飴玉ぷっと吐き出して 寝静まらした漬物石を背中にまわして わになって踊る わたしは角の縁石に腰掛けてそれを眺めていた 角いものばかり集めるからほうり出された乞食だった ただのムカデ ただの白金 ただのにんげん そんなものが わに なっただけで ああも
33 :
回帰理解承知発展転回 :03/02/09 02:59 ID:glxMNzDj
英語でキーリングというんだが 日本語ならキーホルダーという違いなんて 知らなかったから説明できなかった こんな事件よくある事で思い出すだろ? フリーズという警告が 理解できず撃たれてしまった留学生の話 そのあと賠償金を基にして友好のための基金が作られた いまどうなっているかマスコミにも取り上げれるコトもないが 一朝コトおきるなら必ずやまた思い出されることだろう だれもが日本人なら憤慨するコトも 無罪になるならアメリカ人ならだれもが撃つ もちろん銃を持っていないアメリカンだっているだろう 撃たないアメリカンだっているかもしれない しかし無罪になった この違いがあることを 互いに理解し悲劇を無くして もう返らない学徒の 永遠の旅立ちに 一つの意味をアドバルーンのように 青空へ解き放って広く世界へ還流させよう
34 :
冬の祭り :03/02/09 10:53 ID:6zm7rNUX
和のこころもつながれば いつしか「う」のくちびるで御輿を担ぐ 輪のこころもころがれば いつしか直進しつづける祭りへと急ぐ 凍りついた「ん」や「ヴ」のくちびるを 「う」に尖らせて 生命も死も閉じ込めているそのくちびるを 冬空にむかって大きく開いて わ っしょい わ っしょい 甲高い空気で 揺らせ 御輿を 夜空へと舞いあげる 夜空は赤くあぶられている
35 :
世直し一揆 :03/02/09 12:34 ID:dpMi3X2q
<血液型A型の一般的な特徴>(見せかけの優しさ・もっともらしさ(偽善)に騙され るな!) ●とにかく気が小さい(神経質、臆病、二言目には「世間」、了見が狭い) ●他人に異常に干渉し、しかも好戦的・ファイト満々(キモイ、自己中心) ●自尊心が異常に強く、自分が馬鹿にされると怒るくせに平気で他人を馬鹿にしようと する(ただし、相手を表面的・形式的にしか判断できず(早合点・誤解の名人)、実際に はたいてい、内面的・実質的に負けている) ●本音は、ものすごく幼稚で倫理意識が異常に低い(人にばれさえしなければOK!) ●「常識、常識」と口うるさいが、実はA型の常識はピントがズレまくっている(日本 の常識は世界の非常識) ●権力、強者(警察、暴走族…etc)に弱く、弱者には威張り散らす(強い者にはへつらい、弱い者に対してはいじめる) ●あら探しだけは名人級でウザイ(例え10の長所があってもほめることをせず、たった1つの短所を見つけてはけなす) ●基本的に悲観主義でマイナス思考に支配されているため性格がうっとうしい(根暗) ●単独では何もできない(群れでしか行動できないヘタレ) ●少数派の異質、異文化を排斥する(差別主義者、狭量) ●集団によるいじめのパイオニア&天才(陰湿&陰険) ●悪口、陰口が大好き(A型が3人寄れば他人の悪口、裏表が激しい) ●他人からどう見られているか、人の目を異常に気にする(「〜みたい」とよく言う、 世間体命) ●自分の感情をうまく表現できず、コミュニケーション能力に乏しい(同じことを何度 も言ってキモイ) ●表面上意気投合しているようでも、腹は各自バラバラで融通が利かず、頑固(本当は 個性・アク強い) ●人を信じられず、疑い深い(自分自身裏表が激しいため、他人に対してもそう思う) ●自ら好んでストイックな生活をしストレスを溜めておきながら、他人に猛烈に嫉妬 する(不合理な馬鹿) ●執念深く、粘着でしつこい(「一生恨みます」タイプ) ●自分に甘く他人に厳しい(自分のことは棚に上げてまず他人を責める。しかも冷酷) ●男は、女々しいあるいは女の腐ったみたいな考えのやつが多い(例:「俺のほうが男 前やのに、なんでや!(あの野郎の足を引っ張ってやる!!)」)
毎日同じだけの雲と空の比率切り取って回し始めて 誰かの家の塀を乗り越えた猫の生活を思い出すような 朝も昼も夜もなくただ頭の中で音楽は飛び飛びで 空き地のような道路も1日乾いた先に水が見える マンホールだらけの行き先はどこも凹んだ罠の先 ポケットの中で騒ぎ出す声を握りつぶして目をそらす 学校の階段の数は地下から数えはじめてもきりが無いので 前転の見本を今日も綺麗に決めた彼が主役らしい いつまでも終わらない音楽を不思議に思った 楽譜を見たらただの永遠ループBGMだった 時計のタイムリミットがないように彼らの世界は空転するだけ 「致死量……自分以外の生き物1個分」 壁に張り付いたロープのような言葉のない説明を気にして 呪文を勝手に唱えるけどどこの宗派かもわからない ボールはいつも勝手に返ってきて彼女の向こうに消えていくのは あれは何かの手品なのかどうか気になって仕方が無い奴もいた
──そうやって人々の未来にはいつも光が必要だった── みたいな神話と物語と伝承をたくさん抱えるうちに さてどれが必要な説明だったかなんていまさら忘れてしまうから いつまでも終わらない音楽の中で眠ってしまうこともある それでも終わりの次はいつも始まりだったのは 8−4の次はいつも1−1に戻されてあきらめた気持ちと同じ 8方向しかない君らの過去と現在と未来の行方は AジャンプとBダッシュで放物線を描くだけ 毎日同じだけの空と雲の枚数切り取って輪の中に流し始めて 空き地に積み上げられた土管によじ登ったあの日を忘れると 塀はいつも迷路ではなかったことに気づき 朝も昼も夜もなく僕たちの頭の中では音楽がループする 逃げ水はいつまでも逃げる
38 :
陰謀 :03/02/10 00:09 ID:hASwJcVR
「w」と「う」とは違うのに 「a」と「あ」とは違うのに 「wa」は「わ」じゃないはずなのに それでも 「wa」は「わ」と発音されて 「うあ」は「うあ」でしかない不思議 どうしよう あたし へんな言葉を使わされている
39 :
まるい奴 :03/02/10 00:57 ID:cdwOd58P
俺はまるい奴だ。 しかし肝がこわい。 特に最近は夜に眠るのがこまい。 ここ数日、同じこまい夢を見ている。 かわで首を斬られて かまに流される夢だ。 俺はドクロのようにこまい奴だが そんな夢がこまくて こまくて仕方がない。 だからわぶたに夜行塗料をつけて まらった目をそれで書いて わまりながら寝ることにしているのだ。 そうしながら歌う はわやらま はわやらま と。 俺はわるでギャングの大ボスみたいにこまい奴だ。 しかし肝がこわい。
「わ」! それは愛の言葉! そうだ! 例えば貴様、こう言われた事はないか? ある雨の日にだ どうでもいいやつに呼び出されて どうしたの?こんな日に呼び出したりしてと 相手に尋ねた際に 「わ!!!」 といきなり叫んで七転八倒されズブ濡れになったところを 車が時速60キロで走ってきたところに思わず突っ込み どおおおお───んんん! と跳ね飛ばされて即入院したやつのところへ見舞いに行って 「
「やあ、君の事が、車に跳ね飛ばされるくらい好きなんだ」 と、 言われた事はないか? えええ───いいい!! まだわからんのか! もういい! やはり貴様は、 俺と一緒に高円寺駅前の牛丼太郎で200円牛丼を食わねばならん! さあ! 行くぞ! 「なんすかこの牛丼のたれ、超うす〜」 「ええい、高円寺名物をバカにする気かああああ! 貴ッ様ああああ───!」 わくぁッ!
42 :
雲の輪 :03/02/10 01:18 ID:XDzBeJHj
----人間牧場で人間が人間が人間が 目を覚ましたら 昼を少し過ぎていた 窓の外では 俺の顔をした雲が数珠つなぎになり 空を一面に覆っていた
43 :
輪 :03/02/10 01:40 ID:EXEe/Ism
お願いです。 もう二度とあのアフリカの大地に死ぬ子供達を哀れんだりしません。 高級ブランドの糧になる動物達を救おうとも思いません。 人口減少に悩む村の小学校の廃校も聞き流します。 リストラされたサラリーマンがビルの屋上にたたずんでも止めません。 自爆テロに走るイスラムの熱狂信者にも許しを与えます。 だから、お願いします もう二度と 僕達を 限りない至高の祝福の輪に 連れ込むことだけはやめてください 僕達は輪の外で平和に自我に任せて生きていたいんです
44 :
名前はいらない :03/02/10 09:31 ID:uaIWaRAq
今回、寸評がまったくつかないけど、わかるような気がするな。 どの作品もわけわからん。 だいたいこのお題で切なくさせる詩を書くなんて無理だろ(W
日本人だなんて思ったら 大間違いよモンゴル人 一つの髷(マゲ)の大銀杏 一人前の力士なの 突っ張りなんかはしないでも あなたは私に左四つ 行事が軍配をかえせば 横綱大関いちころよ アメリカ人やモンゴル人は どんなに強くても大関止まり アメリカ人もモンゴル人も なかなか横綱にゃなれません
47 :
「わ」 :03/02/10 19:21 ID:YtlfWg8P
いや〜驚いた! 今も心臓、バクバクいってるし 頭の血管、切れそうになったよ 余り脅かさないでよ お ね が い !
48 :
動けない理由 :03/02/10 23:44 ID:258wk0vL
街を歩いていて声をかけられた気がして振り向いたら そこには広々とした願い事のような風景があった 風が吹くままに遠くなる憧れや未来と 理想の底にあるものとを計りにかける こぼれ落ちてゆく文字と言葉とが このとりとめのない気持ちを置き去りにしてしまう あなたがよく絵を描いていたときの仕草は丸くて 僕にはつかみどころのないあなたの心を そのままうつしだしているようだった そして1本の線を引いて眠った 来る日も来る日もただ眠っていた 僕の思い出せないことをすべて あなたのせいにして毎日を過ごした 思い出やその他の想いは 星になってしまってただ輝いて あなたの名前を消しゴムでもって 地上で消しさっている僕 すべてを消したら すべてを消している途中で目がさめました 開かれた白紙の本にただひとつ書かれた「わ」という文字に いつだって穏やかな心をしたあなたを思い出しました
>>19 「わ」を中心とした、上質なことば遊び。変な媚びがないのも評価でき
るかと思います。うーん、ただ、作者の姿が見えてこない。「瑪瑙の断面」で
ちょっとだけ垣間見えた感じがしたんですよね。
>>20 1行目、90点。2行目、40点。3、4行目は、前の2行次第で、点数変動。
風通しがいい詩なんですけどね。もう少し押してくるようなものがほしい。
>>21 「ちわわ」って…。犬?いくら何でも遊びすぎだと思うんだけど…。
全体に、和紙をふわっとかけたような印象だけに、統一させたことばがほしか
ったです。「くるわ」も、本当は、変だよね。
>>21 「臨終追分」
言葉のリズムって詩にとって重要な要素だと思う。巧さ、見て取れる。
わからない単語があったけれど(無知無学スマン)作品全体に「流れる環」を感じた。
()が多いって事はどうなんだろうねぇ、
作者も読みにくい漢字、単語があるってことに自分で気付いているんだよねぇ。
>>42 「雲の輪 」
堪らないなぁ、僕好みの詩世界。
ほのぼのと狂気が同一に存在するような、リアリティー 世界 そこらにある ?
この場合余計な描写を一切省く事に激しく同意。
単語にこだわる僕としては「人間牧場」という言葉、少しひっかかった。
51 :
都立家政50 ◆MD76fFko5o :03/02/11 02:37 ID:59V4bUKi
>>43 「輪」
別に「輪」じゃなくても良かったんじないかなぁって思う。「市民から君へ」とか。
っつーか「わ」というお題関係なくこの詩を個人的に読みたい、と。
面白いなぁ、魅力感じます。
実は凄い事言ってるんじゃないかと、それも日常語を使ってってのが素敵。
同じ内容の事を「おお、神よ!天地に住まう我々のどうのこうの〜」って作風だったら俺は読む気しないので。
現代に生きる詩人が現代の言葉で語るのは「詩的」では無いと思っているのならどういう事ですかねそれは、
52 :
「 時間は闇 〜ワ〜 」 :03/02/11 04:08 ID:l1Ski/DS
ワカラナイ ワカラナイ ワカラナイ このミチのサキは ドウなっているのか? このアトのジカンは ドウなっているのか? カコにワタシは知っていた それらの全てヲ ジカンが経っていくに連れ ワタシの知は崩れていった そしてワタシは ナニヲモわからなくなった 時の輪は、輪なのか? 1ポンの輪なのか? 暗闇の視界に広がり見える 白い紐 うねり、よじれ、絡まり、しかし、断淡は無い それは 輪などであってはイケナイ ワタシはもう マヨウ事にツカレタ その白い紐には どうぞ言葉が綴られてありますように どこかに ピリオドが打たれてありますように
53 :
鼻 ノイローゼ :03/02/11 04:20 ID:Bt9V5M/Q
わからず屋 良識、蟻悲しからずや 話どちらも枯らし 罵り合い そこに光なし ながめ眠れば 顔色、青ざめ 欲無く 生きてただ取り繕い うってかわって和む 動かすは 指先のみ いたずらに移り 濁りながら あげるは我が身 世にふれば おしまい
54 :
永劫回帰 :03/02/11 11:01 ID:s9fLn9US
あんたは その人生 1回限りだって 思ってる どっかにゴールがあって そこに辿り着いたら終わりだって 思ってる 毎日をホコリかぶりながら 座りっぱなしでも どうせすべてはなくなるさ いつか消えておしまいさ そう 思ってる 残念だったね あんたの人生は くるくるまわる 土星の輪 死んだところが 生まれたところ いま あんたが見ているそれは いつか戻ってくる くるくるまわる 土星の輪 それの一点 その人生でいいの? その人生を何回も 一曲の音楽をループさせて聴くように 一本の映画を一年ごとに観るように 聴きたい? 観たい? やりたいの? 毎日 おなじことして ひまつぶし 大人になったら やり場のない存在を 社会にあずけて ひまつぶし そこに止まったままで 自慰行為してるような人生を やり直したいの? いやだと思ったら 前を見て 永遠に繰り返しても構わないような そんな人生を創るのは 無理なので それに耐えられる自分を 創りなさい
55 :
ネッちゃん ◆s9/a8bMydI :03/02/11 11:33 ID:qvz+p2P3
>>53 芥川龍之介ですか?よくわかりませんけど
なにが書いてあるのか全然わからないのがいいと思います
メモしておいていつかわかってみせますね
なんか生きた人間を感じたから
>>52 へんなカタカナもあってとても情けない詠ですね
読んでいてとてもむかつきました
>>48 理由がわかってるならどうにかしてください
理想なんてもってるから風に吹かれたくらいであこがれが
飛んでいっちゃうんだと思いますよ
文字と言葉って何がちがうのかよくわかりませんでした
>>43 自分が綺麗な動物になれるとか思っていませんか?
理想ばっかり見てると人間の幽霊になっちゃいますよ
自分も人間なのだと認めたほうがいいと思います
あと最初のほうはやけを起こしたキリスト教徒みたいなものですか?
無自覚なルサンチマンに満ちあふれていて見ていられませんでした
そういう人間モドキを演じているんだとしてもみっともないです
56 :
自作自演3 :03/02/11 14:16 ID:GDRg980O
輪の中に入って、 みんなと、 回る。 昨日と同じでも、 ずっと、 回っている。 君は、 回らないつもりらしい。 どうして、 だろう。 :君と同じじゃいやだ。 ……そうなんだ。 でも、 あと一人いないと、 輪にならないんだけど。 君もはいらないか、 : 別にいいけど。 ……よかった。
57 :
都立家政 ◆MD76fFko5o :03/02/11 15:26 ID:jqHFG1Ko
>>54 「永劫回帰」
「あんた」じゃなくて「自分」に向かってればなぁって思った。
>>56 「自作自演3」
深海に沈んでいくような感覚、自然と読まされた。
「何か」は感じるんだけど、、
その海の底まで 今の僕は出かけていく気に なれないみたい。
58 :
ドン亀糞ジジイ星人 :03/02/11 22:59 ID:XjMB54H3
馴れ合い、糞ジジイ同盟及び共産主義万世土人連盟のスレはここですか? 加齢臭がしたもので(w
スナップをふとんカバーに縫いつける クレヨンタッチの青いチューリップ 1枚に6箇所つけてください 役所はいつも杓子定規だ 通算凸凹144個のスナップ 計算したくなるインプットのない時間 #30番木綿糸を二重取り 人差し指と親指の輪を滑らせ 爪できゅ と引いて 糸の輪を糸玉にする 針を持つもう一つの輪 鎌倉の阿弥陀さま 人差し指と親指で輪をつくり 腹の前に据え 上品上生 なかなか終わらない母の裁縫 ボタンやファスナーを買わぬまま中断した ただ針を持ちミシンを踏む 自然な昂揚をむさぼっていたのか 深い思考の井戸に潜っていたのか
それでも私は母の裁縫姿を美しいと思った 上品上生 まつり縫い 上品中生 針穴に糸を通し 上品下生 糸玉をつくる 握りばさみで切り離し つまんで置く糸の切れ端 白い松葉の山になる 4分の1は捨てられる糸 もったいない 糸 惜しい できたよ ずっと花柄に不服をのべていた 小さい息子は雄牛となり 布に突進してきた
61 :
名前はいらない :03/02/11 23:46 ID:j0u3SgSH
>>30 :夕餉 :03/02/08 23:58 ID:aryHj/Bw
> 天窓に青く 夜は流れ
わあ、なんとなく、ちりめんジャコを思い出しそう。夜空を見ると……。
思い出したら、さんてん入れよう。
>>31 :輪(1) :03/02/09 01:01 ID:htHBElsp
> ムカデのわ
プラチナと人間の接点はわ 輪っ かな? ムカデは? でもなんとなく
詩に成っているのかも……と思う。
>>42 :雲の輪 :03/02/10 01:18 ID:XDzBeJHj
> ----人間牧場で人間が人間が人間が
これぞ、ムカデのイメージか? うろこ雲ムカデに見えたらダンス(群舞)かな?
>>47 :「わ」 :03/02/10 19:21 ID:YtlfWg8P
> いや〜驚いた!
ほんといや〜おどろいた。こんな料理法もある。
>>52 :「 時間は闇 〜ワ〜 」 :03/02/11 04:08 ID:l1Ski/DS
> ワカラナイ ワカラナイ ワカラ
白い自転車の作者さんですか? 詩のパワー情熱を感じます。
>>56 :自作自演3 :03/02/11 14:16 ID:GDRg980O
> 輪の中に入って、
なんか空白の使い方が良い感じ。ドーナッツの輪のない所をください。
……ってな感じ。
>>59 :針と糸(1) :03/02/11 23:12 ID:jXpjjDi/
> スナップをふとんカバーに縫いつける
いやし系なの? のすたるじ〜なの? ゆったりとさせてもらいまスた
62 :
ギャップ :03/02/12 01:45 ID:oJR/w0Cc
「ぼくわ」 走る 運動場を 公園を 「ぼくは」 覚える 漢字を 九九を 「おれは」 いきがる 煙草を 酒を 「わたくしは」 嘘をつく 人前で平然と つらつらと美辞麗句を並べて 一つも実行されない 心の底から 金 銭 MONEY たとえ間違っていたとしても わの頃が一番良かったと思う それでもわの国は桃源郷 今日も船底で夢見る老若男女
63 :
名前はいらない :03/02/12 02:28 ID:x8/0/ZNo
>>52 カタカナと漢字が入り乱れ、せっかくの雰囲気が台無し。最後の2行はきれいなので、前半が惜しい。
>>53 小野小町の短歌が隠れていて和風です。2ちゃんねらーを風刺したような内容。隠語や暗喩が中途半端かと。
>>54 あんた=自分。自分を見つめ、悩む様を表現している。終わりのない葛藤→土星の輪。言葉の響きの美しさに欠ける。
>>56 これも、自作自演・・・自分との会話=輪とすることで心理の描写がなされている。読みにくい構造は謎。「。」をもっと効果的につかうべきでは。
>>59 ・60
良いですね。後半の心地よいリズムから、「糸 惜しい」の流れがきれい。最後ほのぼのとさせられます。ただ、もう少し短くおさめられたかと。
64 :
わがまま :03/02/12 12:17 ID:xENtyNEL
わからない わからない 命題が 無知の苦しみと不安をかき消すために わあわあ騒ぐ わあわあ喚く わっしょい わっしょい わっしょい わっしょい 大地のわななきを体で感じて この世界で生きる意味をわがままに決めよう ワカラナイ事だらけ 知恵の輪で出来た迷宮に閉じ込められて 象牙の塔で本能を麻痺させられそう 愛情の泉からは有毒な清水が溢れている 愛のままにわがままに僕は君だけを わがままに抱き合えたなら 今夜もわがままジュリエット 枠で凝り固められたこの世界から 自由をせがむ色の無い声が四方八方から聞こえてくる わっしょい わっしょい わっしょい わっしょい
65 :
わがまま :03/02/12 12:17 ID:xENtyNEL
純愛をボールと一緒に蹴っ飛ばして 欲望丸出しで突っ走る 月の輪よりまるい楕円を描くコースで狂ったドリフティング かまわずに続けろ その瞳から流れる汚れた聖水が尽きても きまぐれの合図で攪乱していく冷静と情熱の間でもがき狂え 僕に理路整然とした性愛の手引きを キミには一欠片のパンを まわり続ける景色の中 月の裏側から現れた愛しいママ 僕がこの世を憎む前に消えたかわいいパパはどこにもいなくて きまぐれの合図で今日もドアを開けてみる 目の前に広がるキミ かまわずに撃つ 血液に満たされた命の茎が種を芽吹かせるまで 誰にもわからない僕達の絆 恋文は白濁色の白紙の手紙 下僕はどっち? キミはむちを手にやさしく微笑みかけた 僕は何も言わずに微笑んだ キミは馬鹿でかわいくて仕方ない A君はキミをいぢめるのが好きで 決まって涙を拭う僕が映る 僕だけのキミでありますように 毎晩寝る前にキミへと呟く 駆け出しそうな想いを抑えられず 今日もまたキミを虐めてしまった 僕を縛ってくれ キミの望むがまま そうでなければ翼をくれ 火傷の跡がかさぶたになるように キミも軟らかい壁を作り始めた 傷つける気はないけれど かなしいかなA君が暴発してしまう 駆け出しそうな衝動を A君は素直に表現してくれる 感謝してる かなしいほどに愛しく憎いから キミの心の鍵を壊してしまいたい 儚い思い出の中で A君と僕はキミをわがままにアイシテイルよ
66 :
わがまま :03/02/12 12:18 ID:xENtyNEL
ワン切が今日もうざったいね 電波で精神も病みそう キミのメール今夜も放置 毛布になるなら返信するけど わだかまりができたら切っちゃおう 回線切って吊るし上げてしまおう ワン切が今日もうざったいね だけど慣れたきたよ キミからメール来なくなった またゲトしなきゃ わだちを踏んで 今日も過ちを犯す わがままさに気を取られているうちに いつのまにか沼になったわだちに足を取られる かもよ
67 :
わがまま :03/02/12 12:18 ID:xENtyNEL
子牛を捕まえて愉しむ わがままに姦る レノンのイメージ通りに真っ白な世界を創ろう 支度を整えたなら 泥人形に魂を吹き込もう 個人主義マンセー わがままに犯る歓びを伝えたい!! ザクロの中 わがままに姦るわがままさよ 口笛で罪を誤魔化して 目を開いて闇を見よう 終わりない旅の中 旅人にわがままの姿を曝け出そう 憂いを帯びた遊女と わがままに犯る儚さに涙し 理屈で捏ねた己の哲学を棺桶にして土に沈もう 家族に遺書を送り わがままに逝くのだ 亜細亜大陸の果てで わがままに逝くのだ 風に流されるまま 砂漠の底に一人眠るべし 静寂に描かれた君の絵は 何よりも美しく ヴィクトリア朝の骨董品よりもよほど骨がある ただ、わがままにこの世を翔けていこうじゃないか!!
68 :
わがまま :03/02/12 12:19 ID:xENtyNEL
わがままに毒されたこの世界 そう憂う僕も相当にわがままで わがままの裏のわがままの表はわがままで 恋愛も相互わがまま作用の希薄溶液 僕がここに居続けることはわがまま わがままが僕の胸に飛び込んでくる 目を通してみるとわがまま 耳を通してきくとわがまま 鼻を通してにおうわがまま 舌を通してあじするわがまま 手を通してふれるわがまま わがままがわがままにわがままをわがまま。 ミドルシュートでわがままを打ち砕くのもわがまま わがまま好きな君はわがまま わがまま嫌う君もわがまま わがままに愛してもいいかい? ではなく 愛してわがままでいいかい? みたいな わけわかだ、と突っ込む僕はわがまま
69 :
わがまま :03/02/12 12:19 ID:xENtyNEL
早速わたしは網を持って安キャバへ遊びにいきました 神経がこそばゆくなるのを感じながらギャルと飲み明かします 太陽まで遊びに来る頃までに網には10匹位入っていたようで 体はまっ逆さま 心は左右反転 寝ぼけ眼で帰宅します 首筋には紅い腫れがあり いつものように網から出してあげます 僕を抱いてそのまま事切れた彼女等は 眠りの森の姫で 未だきっと高慢で自己中心的な 夢見る少女でいるんだろう 君の合鍵を見つけ出せず わたしは我武者羅に鍵を挿れ続けます 味わえば恋の音が聞こえてくるし けれど君の声は聞こえず 壊れたギターで約束の言葉を囁いて 僕は笑いを噛み殺します 月になるまでお仕置きしたら 網から出した抜け殻を剃刀で切断 終わらない狂劇は 涙を餞にして またどこかで幕を開けるのです
70 :
わがまま :03/02/12 12:20 ID:AJ+Afddj
わがままなわたしは意思を持つモノが大嫌いです でも意思をもたないモノは腐りやすいのです 仕方ないので冷蔵庫に保存しているのです 冷凍庫だと冷たすぎるので冷蔵庫が良いのです 冷たい感触が僕に快感を与えてくれるのです 意思を持つモノはいやに生暖かくて気持ち悪いです そんな僕を、わがままだよ、と彼女は言います 諭すように、わがままだよ、とやさしく言います そんな彼女が大好きです でも、彼女の意思を自分の手で壊したくてたまらないのです 彼女をもっと好きになりたいだけなのです やっぱり僕のわがままは治せそうにないね
71 :
わがまま :03/02/12 12:20 ID:AJ+Afddj
わいわい がやがや 淫靡に暗がりの部屋で 暴走しだしたBlind Blue Boy わーわー わおわお 獣の仕草で 身包み剥がして すべてを暴露しよう Wowうぉう いぇいいぇい 覚醒間近の理解者に 僕の内臓見せましょう わいわい がやがや 口には出せない言葉で叫べ 狂い出したBlind Blue Boy わーWah わおわお 肉の饗宴 ドロドロに溶けるまで二重螺旋で感じ合おう うぉううぉう いぇいいぇい 涎を垂らして 瞳孔開いてクライマックス わいわい がやがや 淫靡に暗がりの部屋で ただ繰り返すBlind Blue Boy わーわー わおわお 獣の仕草で 身包み剥がして すべてを暴露しよう うぉううぉう いぇいYeah 覚醒間近の理解者を この手で薔薇にしてみせよう わいわい がやがや 頭を振り乱して夜に抱かれる 狂い出したBlind Blue Boy わーわー わおWar 肉の饗宴 二重螺旋の愛の証で合成されるタンパク塊 うぉううぉう いぇいいぇい あの世で逢おう 瞳孔開いてクライマックス
72 :
わがまま :03/02/12 12:20 ID:AJ+Afddj
クライマックスを迎えたこの世界は 不気味に口を開けている暗黒の輪へ吸い込まれた 手と手を合わせて輪を描いた人間達は 意識の欠片を遺すこともなく終幕に呑まれた ずいぶん昔にある男がある女に送った指輪 輪の中から映し出された小さな星は 真っ赤に染まった刹那に暴発してしまった 指に鈍い痛みが走ったのを憶えている 車輪の回転に合わせて映写機が廻る この世界の記録が次々に蘇っては消え 無常の輪廻はどこかで幕を開け閉じている 虚無の輪に真実存を見出せたなら世界はとても美しい
73 :
わがまま :03/02/12 12:21 ID:AJ+Afddj
わたしに潤ったくちづけをください わだかまりが転がる荒野で渇ききったわたしを潤してください わななく大地と裂ける空の狭間で わたしは潤ったくちづけを待っている わからないことばかり 知らなくていいことばかり わたしの渇いたくちびるは 密室で人を一人殺した 運命の轍に嵌って もう進めない 夢でキスされて 目覚めた後の空は何も無い 輪廻さえ拒絶されて すべては虚無に帰した わたしはそこに居た 確かにそこに居た はず 終わった 割った
74 :
わがまま :03/02/12 12:21 ID:AJ+Afddj
眠れないのかい わがままな瞳は暗闇を恐れているらしく 悪夢に対して殺気が立っている ああ夜には健忘症であれ 昨日の夢を許せぬままに 自分の創った世界を壊したいけれど 絡んでくる幸福感までは失くしたくない わがままさ惜しく 無駄に昂揚されてジハード自爆の滅びの美学 That’s funny comedy 飛び散る身体はシュールな夜空の宝石 You became Jewelry Angel 午後のわがままパリジェンヌの微笑みに魅せられて貝になる 夜にはしろく眩いエッフェル塔から 腐った宝箱を投げ捨てる 地上の星に汚いアップルパイが広がる すべてわがままに散る レクイエムならカトレアの歌声で 嘆いたところでわからぬ命題
75 :
名前はいらない :03/02/12 19:15 ID:P0QoGWbX
>>64 〜 梁山泊スレはちかごろわがままが大流行ですか?これなぜゆえに?
みんな、気が触れた?しかも推敲もせず思いつきで駄詩を書き込むのも流行中なのかな?
76 :
わの店で :03/02/12 19:51 ID:BzSbrlph
東側のドアから彼女は出ていく わの店で りにするときかれ いやわでと簡易にすます 1時前なのにずいぶん日が傾く 歩幅を均一にするとギクシャクした 街ゆく人を眺める 夕陽を背景に カーテンは閉まっている わはきみどりである 7時になると テーブルに2つのわが並ぶ 彼女はプラスチックである ソーダを飲んで酔っぱらい わがきみどりといいブルーを唄う カーテンを開けた
77 :
回転木馬1/2 :03/02/12 21:58 ID:hYIKD2AX
回れ回れ よい子は馬のように 息せき切って転げ回ったところに ニンジンぶら下がってて 走れ走れ走れ 追われてるぞ 追われてるぞ お前のすぐ後ろに いるぞいるぞいるぞ あいつがいるぞ 早く早く早く 溶けろ溶けろ溶けろ 回れ回れ回れ 走れ走れ走れ もっと早く もっと早く!!!!!!!!!!!! チーターとろけて トラ虎の皮 中心に芯を刺して その周りを走れば 溶ける 混ざる チーズにバターが
78 :
回転木馬2/2 :03/02/12 21:58 ID:hYIKD2AX
回れ回れ回れ 真中に犯人を残して その周りを回れば 回れば回れば ればレバー 肉の塊 血が滴って なれないなれない 形になれない形 赤子が 取り残して 犯人探したでしょう かごめ篭目 輪になって 回れ回れ回れ 後ろの正面 後ろ側の正面に 君に恨み持った 救われないあの子が いるぞいるぞいるぞ 追われてるぞ ほらほらほらほら 逃げてるつもりで 追われてるぞ 回ってるぞ お前 回ってるぞ ハ・はHa歯! 回れ回れ回れ 輪輪輪輪輪輪
>>22 これは、狙った?「わ」に対する考察。繋がったといえば繋がっている
んですが、思索がやや生硬な感じで、印象が薄いかなあ…。
>>23 日没の神秘的な点景を描いたと思うんですが、意地悪なナゾナゾを解か
されている気分になります。わたしとあなたの立ち場所がよく判らないんです
よね…。月か、イカロスか。
>>24 一人称をわざと変えているのは、モノローグの主体が違うのか、視点が
切り替わるのか。全ての側面を垣間見る視線の存在でまとめるんですが、情景
は掴めない。気になる詩ではあります。
>>25 簡易版ねじめ正一。古い話だね。さすがに私もリアルタイムではありま
せん。突き進んでいく感じは好感を持ちました。ノスタルジー=ポエジー、余
韻も少々。うーん、でも、それ以上の発展はないかなあ。
>>26 「わ」は、私の「わ」かなあ…。若い女性が感傷的になって、一度は書
きそうな詩、というか、文章だと思います。ビターチョコはカレーやシチュー
に入れると、コクが出るそうですね。
>>27 判じ物のようなタイトル…。そして晴れがましい生誕の日、驚きの連続。
なのかなあ…。自信ありません。3行目は、好き。セリフの部分、やや安易な
印象です。
>>28 正直、英詩はよく分らない…。英語にする意味、あったのかなあ…。音
読してみましたが、流暢とは言い難い文だと思います。"meaning"に、どれだ
けの意味を込めたのか、頻出にすぎるとは思います。ごめん、これで許して。
>>29 「わ」、どこ?「ひろかわ」は、飯田橋のトンカツ屋さん。当ってたら
ほめて下さい。情景描写は私好みでした。ノスタルジックです。オチには不満
を感じますが、これは作者の個性でしょう。
81 :
名前はいらない :03/02/13 01:49 ID:OPXobpaU
>>79 もっと もっと 評価してあげてみてー。78まで
>>81 いや、悪いけど、今日はこれで寝ます。ではでは。
雑談ゴメン。
83 :
夏の蝉時雨 ◆YffIGX9Bno :03/02/13 10:39 ID:9FliGahm
>>29 詩として読める作品のレベルにきていない。
ある意味では批評以前の作品
>>30 「わ」の意味がつかめない。無理矢理使ったという印象
>>31-
>>32 この作品も「わ」を作者が考え込んで使ったと思うけど、非常にわかりづらく
、読み手に「わ」を感じさせるものではない
>>33 この作品は後ほど丁寧に批評します
>>34 発想としてはおもしろいですが、それをうまく生かせていない。
中途半端な構成と、凡庸でしかも、単純な描写と表現によって
発想が殺されています。
84 :
江梨子 :03/02/13 10:47 ID:6/xtWWUj
鳥の声 人は綺麗に 鳴けないの? 赤い華 綺麗と思う 先入観 片時の 夢であっても 同じ夢
85 :
夏の蝉時雨 ◆YffIGX9Bno :03/02/13 10:48 ID:9FliGahm
>>36-37 はじめの三行で書き慣れている人だとわかりました。
この作品も後ほど丁寧に批評します。
>>38 すべてが陳腐。それだけの詩です。
>>39 発想はおもしろいです。しかしそれだけしかありません。
でもおもしろいので、もしかしたら後で丁寧に批評するかもです。
>>40-41 これも批評以前の詩です。
>>43 すべてにおいて陳腐。陳腐これしか言いようがありません。
>>46 批評以前
>>47 批評以前
86 :
夏の蝉時雨 ◆YffIGX9Bno :03/02/13 10:54 ID:9FliGahm
>>48 う〜ん。微妙(w
後で批評。
>>52 どこをどう楽しんで読めばいいかわからない作品。
これも発想が陳腐で、無理矢理って印象。
>>53 微妙。後で批評
>>54 すべてが陳腐。それだけの詩。
87 :
夏の蝉時雨 ◆YffIGX9Bno :03/02/13 11:00 ID:9FliGahm
88 :
655 :03/02/13 11:33 ID:/83lqLTO
89 :
夏の蝉時雨 ◆YffIGX9Bno :03/02/13 11:42 ID:9FliGahm
第三者的な視点からの語り口調が回想と臨場感をだしています。 また、題名にそった詩の構成もなかなかの見物でした。 英語の使い方がうまいです。英語が日本語と解け合って、悪い意味で浮かばずに スムーズな流れを形成していると思います。 また、一点(キーホルダー)から出発し、また一点に戻るというような円を描く 構成が「わ」というテーマにそっていて非常におもしろい作品だと思いました。
90 :
夏の蝉時雨 ◆YffIGX9Bno :03/02/13 11:52 ID:9FliGahm
>>89 は
>>33 の批評です。
>>36-37 すごく書き慣れている人の詩だと思います。
流れ、構成、描写などは完成されているといっていいでしょう。
また、あくまでも日常の中にある風景でもそこか幻想的で現実離れした視点から
見下ろした描写はすごく新鮮で、透明感があると思いました。
わかりにくそうな比喩もリズム感のよさと、透明ですがすがしい描写によって
難解な比喩さえも、気にせずよめました。
作品全体が音楽いや楽譜となっているといいと思います。
すごく才能を感じる詩ですね。詩板で久々に電撃が体に走りましたよ。
91 :
夏の蝉時雨 ◆YffIGX9Bno :03/02/13 11:59 ID:9FliGahm
>>39 視覚と聴覚を刺激する作品ですね。
読んでいて「あれれ?」と思う、感覚におそわれ、
それが読み手を楽しませる作品だと思いました。
わざと、まぶたをわぶたということで読み手に違和感を覚えさせ、「わ」
を強調させる、それがいらいらしたり目を背けたりするような物ではなく
本当に心を躍動させるような、楽しみを感じさせてくれる。
また、テンポも悪くなく、描写もくどくなく、単純で「わ」を作品全体が
際だたせていたと思います。作品全体が一歩後ろに引き、「わ」を際だたせる
ためにある。おもしろい作品だと思います。
92 :
夏の蝉時雨 ◆YffIGX9Bno :03/02/13 12:03 ID:9FliGahm
>>48 いい作品ではあるのですが、保守的と言いましょうか、冒険をしていな作品だと
思います。
言葉選びや描写やリズムはいいのですが。本当にそれだけしかありません。
内容は凡庸ですし、ここぞという見せ場もない。
しかし、やはり、作品全体を見ると、良いという作品です。
93 :
夏の蝉時雨 ◆YffIGX9Bno :03/02/13 12:13 ID:9FliGahm
>>56 おしいな。
漫画の吹き出しを連想させる詩だったんだがね。
多くの人がいて語り合っているような印象を視覚で悟らせ、聴覚で訴える。
いい、構成ではあるけど。中身が凡庸すぎた。描写も凡庸。
構成はおもしろいけど、それ以外はすべて凡庸なんだよね。
じつに惜しい。
94 :
江梨子 :03/02/13 12:14 ID:6/xtWWUj
すいませんスレ違いでした
ジョルジュという男のペンネームを持つサンド 女権伸張論者の革新的文学者 既婚者でありながら 私の恋人でもある 男装し、常に恋人を複数で持つ、稀代の女 第一印象は最悪であった 「何て虫の好かない奴だ、サンドとかいう女は。 実際あれが女なのだろうか? リストもリストだ。 どうしてあのような女を私に紹介したのだ。 彼を疑いたくなるよ」 どこでどう道を踏み外したか、そのサンドに魅入られてしまい ・・・というか彼女の母性本能をくすぐってしまい彼女との共同生活が始まった 初めから分かっていた事だが・・・本当に分かっていた事だが 私との生活が始まっても、彼女の振る舞いは何も変わらなかった 連日連夜出かけ、帰ってこない日もあった 胸を患っていた私は、家でただ不安な夜を過ごすしかなかった どうにかして彼女の関心を私だけに向かせたいという嫉妬と焦り そして後悔 かつて私はコンスタンチアを一人残し祖国を逃げ出した 大人しく品のある少女であった・・・ 私は彼女を捨てた事をまだ後悔しているのか?
サンドが飼っている一匹の子犬が庭で遊んでいる この子犬は、ことあるごとに妙な行動をする 自分の尾を捕らえようとくるくるくるくる回るのだ 「この様子を是非とも音楽としてあらわして欲しいものだわ」 プックリと太った子犬を見つめながら彼女が言った これで彼女を喜ばせたら、これから私だけを見ていてくれるのか? 私だけのものになってくれるのか? とにかく私は必死だった 優しく優雅で、それでいて軽やかなワルツ 悪戯っぽい旋律 中盤には彼女の姿も織り交ぜよう 以前のように私が作った曲に夢中になるだろうか? 私が弾くプレイエルのピアノの音にうっとりとしてくれるだろうか? 『私は何のために作曲をしているのか?』 我にかえるもう一人の私を押し殺し、サンドを振り向かせる事だけを考える私 外では相変わらず自分の尾を追う子犬 冬の冷たい陽が差しこむ部屋からはくるくるくるくる回る子犬の音が サンドは今日もいない
97 :
ペール・ラシェーズ墓地より独り言 :03/02/13 12:17 ID:uE8TehL6
注釈 ペール・ラシェーズ墓地: ショパンが埋葬されている墓地 リスト: リスト・フランツ ハンガリーの作曲家・ピアノ奏者 コンスタンチア: ショパンの初恋の相手 (ショパンは20歳の時に祖国ポーランドより亡命) プレイエル: ショパンが長年愛用していたピアノメーカー
98 :
夏の蝉時雨 ◆YffIGX9Bno :03/02/13 12:19 ID:9FliGahm
>>59-60 リズムがばさり、ばさりと切れていくのにすごく違和感を覚える。
あえて、裁縫しているのだから流れが続くリズムにしてほしかった。
最後は一本の糸が結ばれて一つになる。ということなんだろうと思うが、
描写や構成が非常に物足りない。インパクトがない。
たしかに、裁縫であるから淡々とした描写や流れいいと作者は思ったのかも
しれないが、私はそうではないと思う。もう少し軽やかに仕上げてほしかった。
これはあくまでも私個人の意見だが。
99 :
夏の蝉時雨 ◆YffIGX9Bno :03/02/13 12:22 ID:9FliGahm
>>62 プツリと切れることで「は」がすごく余韻として残るよ。
描写は非常に淡々としているね。
作品としてはこれも発想はおもしろいけど、何か足りない。
100 :
歓びの100ゲット :03/02/13 13:54 ID:IuIEqx2w
わーい!!!!!!!!!!!!!
キリ番ゲットだ、ズサー・・・・・
こんな光景を見るたびに プッ と嘲笑していたけれど
悔しくて口惜しくてたまらんわーーーーーーーーーー
知ったかぶりの批評家のマスかきに反吐が出て
おぇーおぇー 発狂チャンネル ぬわわわわーー0−
腐れたステレオタイプ没自個性主張がわーわー落ちてくるるるるr
わやくちゃグチョグチョな塊は死ぬことも出来ず
ステーシーの再殺部隊に出動命令を出すのであります!!!!
お題が破茶滅茶してても ボブサップがムチャマッチョしてても
YES!わんだーらんど! 日本の未来はWOW WOW WOW WOW
わーい!!!!!!!!!!!!!
キリ番ゲットだ、ズサー・・・・・
>>100 批評以前 すべてにおいて陳腐
わおーん!わおーん!
この詩はてめえに理解されるほど陳腐な詩じゃねーんだよ!!
負け犬の遠吠えですが何か??????
そんなこと、この不条理な輪の中では無意味やっちゅうねん
虚無 和 魏志倭人伝!!!
とにかく歓びの100ゲットー!!!!GYGIUGdfh3絵をfj;lm、ざcヴぇん
101 :
名前はいらない :03/02/13 17:50 ID:+zO3LYJA
「わ」 わという文字がどのように 人を介して私の元へ帰ってくるのであろうか それを考察するために今回このような実験を 用いた 私は貴方が好きだと私は助手に言った。 助手は頬を赤く染め、このように違う助手に言ったそうだ。 昨日教授から私は愛の告白を受けた それを聞いた違う助手は衝撃を受け その晩猫にこう言ったそうだ 私はこんなにも教授のことが好きなの そして、先日私は違う助手から愛の告白を受けた 私が好きだと言った助手は「すみません私は、、。」と言葉を詰まらせた ままはしりさっていった。 このように私は、違う助手に愛の告白を受け、結婚したのだ
102 :
名前はいらない :03/02/13 18:32 ID:DvlYDzzJ
「冬の祭り」 冬の祭りが盛大に 行われる 熱気が満ち そこには たしかに爽快さや透明感 などは存在しない モヤッとした蒸気が今にも 吹き出してきそうである 待ち望んでいた声が聞こえてきた わっしょい わっしょい 男達の腕が露出し 力強くほりを浮かばせている 見事なまでの凹凸 わっしょい わっしょい わっしょい わっしょい わっしょい わっしょい わの音だけが強く響き それに追随するかのように しょいが続く 祭りを囲み それを眺める民衆の目は 期待を潜ませている
「終わりにしよう」 彼に言われ 私は振られたらしい 独りになると想い出す 彼の顔 彼の体 彼の言葉 彼の…… 私はこんなにも未練がましい 別れる時だって 最後にキスをしてもらった 私は彼を忘れられない 彼がくれた『終わり』 優しいけど乾いた唇 今もそれに囚われている 抜け出すことはできない 私は勝手に「わ」を捨てて あのキスを『檻』にしてしまった 出られる日は来るのだろうか 鍵の在りかは分からない 捨ててしまったから でも きっと見つかる思う 「わ」なんて どこにでもあるのだから 例えば「川上君」
104 :
+『わ』マジック :03/02/13 19:06 ID:eX+5rEyk
市販されてるごく一般的なマジックを用いるため うちで飼ってる亀のこうらに『わ』と記しても ワカメになるはずもなく 「さっき食ったばかりだ」 庭に出て木の下へ『わ』と記そうが 脇の下とか痒くなったりはせず 「清潔感がなきゃモテないし」 そう断言した途端なぜかヒザを擦りむき 血液のにじむそこへ『わ』と2つ記して チワワの愛らしさを脳裏に思い描いたら 「絆創膏を貼るんだよな」 そんなとき妹が鼻歌まじりでむかって来た ちいさな檻を片手に 「終わりね」 マジックを妹に取り上げられた俺は頬に妖しく『わ』と印され 泡になる運命をとても深く感じた 兄は泡になる? 泡に?
>血液のにじむそこへ『わ』と2つ記して を 血液のにじむそこへ『わ』『わ』と2つ記して に訂正できませんか? できなければ、それでいいです。
>>30 実際には質素であるおかずに「星」を一品加えるポエジーの「贅沢」。
感嘆、驚きの「わ」と「すげえ」のコンビ。
>>31-32 奇怪に映る大人社会の欺瞞。
「石」がたくさん、「一律」「ひとまとめ」、「漬物石」のせわしなさなどが
読み手をのらせない要因ではないだろうか。
>>33 国際問題(=テンション)を青空に放りその犠牲者である「学徒」の無念までも。
異文化間の軋轢を無きもののとするがごとき空がきれい。
107 :
名前はいらない :03/02/14 02:15 ID:qNWvfrCx
>>95 :ペール・ラシェーズ墓地より独り言(1/2) :03/02/13 12:15 ID:uE8TehL6
ジョルジュ サンドって 小説家だ思っていたけど、ショパンの奥様でしたか。
>>101 :名前はいらない :03/02/13 17:50 ID:+zO3LYJA
> 「わ」
>
> わという文字がどのように
> 人を介して私の元へ帰って
おお! アイデア! 伝言ゲームのワ! 確かにあれは元へ帰ってきますね。
後半もっと練成して欲しい気もした
>>104 :+『わ』マジック :03/02/13 19:06 ID:eX+5rEyk
> 市販されてるごく一般的なマジックを用いるため
わきの下とかチワワとか、アイデア秀逸。妹が泡になった兄をどうするのか?
イメージ発展がもっと出来そう。(なぜ泡なの??それもギモム)
「ただいま入ってきたニュースです。犯人が確定しました。長い審議の末ようやく決定した模様ですあ失礼いたしましたあー第26回連続幼女殺人事件の犯人がえーたったいま確定されました。犯人は―」 「やっぱりコイツか。そうだろうと思ってたんだよ。顔つきわるいし。え。おう、もちろん。換金するよ。当たり人券ずっと持ってたってしょうがねーじゃん。いや、今もってない。い、家にあるから、また、あとでとりにいってから行くから…」 「えーそれでは第25回…あ失礼26回連続幼女殺人事件の犯人は確定し配当もぶじ終わりましたのでえーつぎは、だい…32回婦女暴行…未遂事件ですねそちらにうつりたいと思います」
「おめでとうございます!第26回連続さついたいなコラ!押すな!連続殺人事件の犯人に選ばれました!そのぐゎっ宣告を受けてのただいん…まの感想を一言!!も押すなって!あ、あの!ひとこと!!」 「これが今回の犯人の写真です。どうですか渦島教授、…もういいですか。次もありますし。次は第32回…」 「いたいけなる幼子に対し非道極まる行いをなしなおかつ反省の色が全くもって見られず同情の余地なし死刑」 「ガシャーン。という音がしたらすぐ器具をはずすように。汚物でるから。執行は3回目で。それまでは…なんだろう。ま、いっか」
陽子 陽子は私の腕の中で眠りましたよ 泣いた時は陽子のお母さんにあずけました 悔しいくらい泣きやむのですから 陽子と一緒にお風呂にも入りましたよ 泡が好きで遊びすぎて体が冷えたことも 一回だけ花火も見ましたよ 陽子は私の肩にのって静かにして よほど熱心な様子でした 陽子の幸せな花嫁姿をみたかったのですが もし私がいなくとも悲しんではいけません 陽子が大きくなって私のことが知りたくなったら お母さんに話を聞きなさい 写真も残してあります そのうちの一枚は私が持って行きます 私に万一のことがあって片親だと言わても不憫に思ってはいけません 私はいつでも側にいますよ 安心おし 優しい子でいてください 平成15年2月14日父 記す
「ただいま入ってきたニュースです。犯人が確定しました。長い審議の末ようやく決定した模様ですあ失礼いたしましたあー第32回婦女暴行未遂事件の犯人がえーたったいま確定されました。犯人は―」 「やっぱりコイツか。そうだろうと思ってたんだよ。顔つきわるいし。え。おう、もちろん。換金するよ。当たり人券ずっと持ってたってしょうがねーじゃん。いや、今もってない。い、家にあるから、また、あとでとりにいってから行くから…」 「えーそれでは第33回…あ失礼32回連続幼女殺人事件の犯人は確定し配当もぶじ終わりましたのでえーつぎはだい…14回集団自殺教唆事件ですねそちらにうつりたいと思います」
112 :
倭 :03/02/14 10:14 ID:QYe7X2R+
よそのくにのおかねは たとえ飢えても受け取ってはいけない そんな声がすきま風のように 立派なお屋敷の大広間で談笑する人を ゆっくりと撫でてはまた通り過ぎた 少し広くなったようなその大広間には 古びたノートが一冊きり 宝物のように大切にされていて そこにいる人たちがうやうやしく開いては 長い時間をかけて読みふけっていた 自分の取り分はいくらになるだろう そんな思いを膨らませながら ほこりたかきくにのまつりごと ほこりたかくつもる議事堂
>>107 >なぜ泡なの??
「あに」+「わ」=「あわに」だと思われます
俺はそう解釈した
114 :
689 :03/02/14 11:33 ID:1p2GzWXY
115 :
名前はいらない :03/02/14 12:17 ID:B3fcQQB1
「わたしはわたし さあ!」 ハタシワハタシワ 「あれなんかへんだぞ!」 ワハハ 「はらうんじゃない あわわ うっちゃったよ!」 チャン〜トオシエ〜テ 「WATASHIHA はい!」 ワタシハ 「こんどわちゃんとできたね!」
116 :
不和 :03/02/14 13:25 ID:BHYFHQqc
空を切り裂いた流れ星 閉じた窓から射す光 明暗の境界線は消えない 動かない時計の中で 緊張している歯車達 左利き用の手紙は 少年には読みづらい ここには何かが欠けて 落ち着かない月光 突き立つ 空にはもう無い流れ星 切断された床に 灯そうかあかりを 罅割れた歯車は 粉々になって 時計は動かない 窓を開けようか 手紙を読むから 拾い集めた欠片を集めて 歯車を作ろう 少年は 二度と砕けぬ輪を作るために
117 :
。○=。○ :03/02/14 16:41 ID:TCjFA4xX
あたしは すごくヒマだ あたしは 魚の全滅した水槽を眺めてる 水槽のガラスをなめ登る 小貝のプリンみたいなお腹が丸見え 貝のお口はお腹にあって しぼんだり ひろがったり おなじことばを繰り返している ○ 。 ○ 。 ○ 。 そのことばしか喋れない貝を 羨ましいと思っているあたしに気づいた 貝はいわないもの 「あたしは」なんて
118 :
名前はいらない :03/02/14 21:46 ID:pjv0e6d1
ところで実は今夜が投稿閉め切りだったんですね〜。
お題は「わ」。
「輪」でも「和」でも「我」でも「話」でも「わ」でも、
なんでも自由です。あなたにとって「わ」って何?
詩にして聴かせてくださいね!
ルールは
>>2-3 にあります。
119 :
平和(1) :03/02/14 23:26 ID:gK0bL5EE
私の愛する人が 死刑に処されることで 世界が平和になるというのなら 差し出しましょう 私のたましいとなっているその人を 銃殺刑場となっているその中庭へ 外は雪であかるい 洞の部屋に私は銃筒を磨く 私のたましいは私自身で処刑しなくてはならない あなたはきっと笑ってはくれないでしょう あなたは私を憎む幽霊となるかもしれない 私はその犯罪者を 犯罪者とは思わないまま 真顔で銃爪をひいて 銃弾が空にある間だけ 私はかなしい目をした
120 :
平和(2) :03/02/14 23:27 ID:gK0bL5EE
そして あの人の屍体がきっと朽ちた頃 人々はまた騒ぎ出す 東に住む初老の男が次なる死刑囚だという たましいを失った私は 人々を憎むこともなく それでも銃筒を抱いて座っている 私の心の内は とても
121 :
わ :03/02/14 23:42 ID:Nh4nvNzr
和を重んじない 輪なんて気にしない 我どっかにアリ
>>34 閉じられた唇が、祭の高潮につれて徐々に開いていくんですね。構想と
しては面白い。閉じられた唇の哀しさなど、ことばに感情を伴わせると、詩が
引き立ったかもしれませんね。「わ」の歓びを感じたかった。
ところで、作者ばらし、しましたね。
バッテンマークを持って、廊下に立っててください。
>>38 私も古語は専門じゃないんでよく分らないんですけど、昔は「ウア」と
言ったらしいですよ。それが訛ったらしい。お題をちょっとひっぱりすぎたか
も。最後の「どうしよう」は、詩なんだけど。
>>40-41 ひょっとして、
>>10-11 と
>>29 のリミックスか?それにしても、杜撰
だ…。これが夢の出来事だったりするならまだしも、文章のつながりの無さと
「愛の言葉」の説得力の無さは、ただただ唖然です。酷評、ごめん。
123 :
わ :03/02/15 00:13 ID:5eKml6pB
自分の輪 それはどこまで広がるだろう。 友達、趣味、本、仮想、空想に現実・・・ 世界観の違うさまざまなものを 自分の中で自己完結する。 まるでリサイクルのマークのような またはメビウスの輪のような 終わりなき日々、そして世界。 そんな中に、僕は漠然と生きているのだ。 自分の持っている「わ」を 無限に広げる為に。 ただただ漠然と「わ」そのもののように・・・ 時間過ぎちゃったので評価対象にならなくても仕方ないと思ってます。
>>64-74 パワーは感じます。単なる思いつきや即興でないところも評価した
い。今までに書いた詩のリミックスをしたんだと思います。ただ、読んでいて
ツラい…。やはりバラバラな印象が強いです。
>>76 ことばの遣い方、および構成は上手だと思います。わはきみどり、って
結局なんだか分らないのね。ここは謎にしてもいいから、例えばわの店の店内
描写とか、読者に確固たるイメージを持たせる何かが必要だったかも。色とか。
>>77-78 ザバダックの歌に、こんなのあったな…。流石に追われてはいなか
ったけど。うん、絵としては面白いと思います。追う存在の描写が不充分なの
と、逃げてる君の表情が見えないのとで、平面的な印象があります。
>>95-97 「子犬のワルツ」創作時のエピソードか…。結構好きな題材なんで
すけど、詩としての余韻に弱い(これは私にも返ってくることばですが)。一
人称で書くのは難しいよ、特に有名人だと、その人の独白だと納得させる何か
が必要。最終行、「墓参りに来ない」という意味もあり、面白いんですけどね。
125 :
Canopus ◆DYj1h.j3e. :03/02/15 00:21 ID:mVlUJ1iw
寸評書いているうちに、締めきりです。
>>123 さんは悪いけど、遅刻にて対象外で。ゴメンね。
寸評はつけますので。
さて、審査員の皆さん、お願いします。
審査の締め切りは、2月17日の午前0時です。
126 :
エントリ :03/02/15 00:28 ID:MPsUVOeP
127 :
エントリ2 :03/02/15 00:29 ID:MPsUVOeP
128 :
エントリ3 :03/02/15 00:30 ID:MPsUVOeP
129 :
たもい :03/02/15 00:45 ID:0jmCCn9J
滅茶苦茶しんどい作業、ご苦労様です。
それはとても助かるの目次。有り難う。
>>128
>>100 んもう…。やってくれましたね(苦笑)。この、確信犯。この寸評は
読んだ感想、くらいに考えて、ね。でないと、落ち込むから。ところで、「わ
おーん」あたりから、ことばの面白みがダウンしています。気をつけて。
>>101 これ、「実験」って言っちゃう(微笑)。今ですね、思わず微笑んで
います。効果グーよ。猫が教授に伝言する図式は、考えなかった?詩の構成と
しては今ひとつですが、硬いことばが効果的で、微笑みを誘います。
>>102 あ、これも「冬の祭り」だ。
>>34 のリライト?祭の力強さと、その期
待感とを描写していますが、一連目と最終連は説明的で、逆効果です。難解な
情景ではないから、もっとスポットライトを当てるようにしたらよかったかも。
>>103 最後、面白いね。「おわり」と「おり」のことば遊びもなかなかいい
んですが、それに至る導入部が冗長です。すっと檻の中にあなたを持っていけ
たら、最終の「川上君」が引き立ちそう。
131 :
fff :03/02/15 00:59 ID:b8SRrP7r
>>104 ことば遊び、かぶったね。こっちはポリフォニックな感じの仕立て。
すっきりした構成なんですが、そのためか、最後の「泡に」の効果が今ひとつ。
「妖しく」って…。本当に、妹?物の怪みたいな書き方。
>>108-111 不条理に不条理を重ねた展開です。タイトルは、これでよかった
の?なんか、小説として書いた方が面白そうですけどね。混沌とした感じは、
よく表れていると思います。
>>112 時事ネタとしては、秀逸。よく練られていると思います。ただ、タイ
トルとの兼ね合いなんですが、もっと古風なテイストを利かせた方がよかった
んじゃないでしょうか。
>>115 あ、上手い。ハとワの、話し言葉と書き言葉の、微妙な関係ですね。
音読すると、別な面白さが湧いてきます。だから何だ?と言われると、それだ
け、なんですけどね。
>>116 流れ星が空間をナイフみたいに切り裂いた、と思うんだけど、はっき
りしないんだよね。あと、「何かが欠けて」は、まずい。その「何か」を表現
するためのことばを惜しんでは、いけません。
>>117 詩情はうまいこと漂っています。貝のことばもいい。「あたしは」の
哀しみについて、一言ふれる必要があったのではないでしょうか。貝を羨まし
いと感じるには、「あたしは」の哀しみが足りないと思います。
>>118 限定された不条理な世界の縮図を描いているんで、破綻はない筈なん
ですが、釈然としない思いばかりが読後に残ります。たましいの喪失を、安易
に書き過ぎているせいかなあ…。
>>121 孤高だね。なかなかカッコいいですよ。短い詩は難しいですよね。う
まく書けていると思うけど、感銘までには到らない。
>>123 「漠然と」ならば、「わ」を多面的に広げていく必要があったんじゃ
ないかな。前半部分はむしろ、輪を閉じて、突き詰めていくような印象があり
ましたが。どうしていきなり「漠然と」で拡散させちゃうんだろう。
3点
>>48 動けない理由
期待する心をやさしくなだめるような こめた仮名へのやさしい時間綴りでいろいろと連れてってくれた 読みながら1行づつ返しのコトバ置いている黒ずんだ夜明けの前兆の東の空が左
135 :
名前はいらない :03/02/15 06:06 ID:SMBuG/fG
136 :
ネッちゃん ◆s9/a8bMydI :03/02/15 13:49 ID:kpZrOTeH
>>53 鼻 ノイローゼ
とても生々しいものを感じました
たいしたことを書かずにたいした内容になっている感じです
でもよくわからないので2点です
>>119-120 平和
ニーチェツァラトゥストラの「戦争と戦士」ですか?
人は弓矢を所持してのみ、沈黙して、静かに座っていられる?
最後は省略せずに「平和である」まで書いたほうがよかったと思います
もっともっとだますようなところがほしかったので2点です
>>121 「どっかにアリ」がいいですね
すごく好きです
島田雅彦の「天国が降ってくる」を思い出しました
自由と戦いの精神に3点です
審査結果です。
>>10-11 はい、あなた、3点です。「わ」を、「わゐうゑを」の一番手として
位置付けたことば遊びですが、うまいこと具体化できました。膝を打つような
上手さです。起家で南一局ドベとは、東一局でダブ東のみで軽く流そうとスケ
ベな事をやろうとしたに違いありませんが、この際は不問にいたします。冒頭
は、やっぱり不要だよー、の3点です。
>>27 今回は不思議系の詩が多かったんですが、これがいちばんだったかな。
世界という宝物を手にしたかのような浮遊感がお見事でした。幼少期から胎児
に時間が逆行(フィルム逆回し)してるの?セリフ部分が無造作なのと、タイ
トルをなんとかしてほしかったなあ、の2点です。
>>36-37 何回か読み直して、ようやくイメージが浮かんできたんですけど、
これはメビウスのループする道、ループする音楽、道にあちこちあいた穴とそ
の喪失感、が多面的に絡み合っているんですね。ことばが多すぎて、かっちり
した世界観を見い出しにくいのが残念でした、の2点。
>>48 しなやかで静かな心象風景を描いていて、いい雰囲気を醸し出していま
すね。でも、言いにくいんですが、「なかなかいい」のレベルで止まっている
印象です。ことばを尽くしているんですが、そのことばの既視感が拭えないん
です。突き詰めるようなことばが必要では。最終連なんか、いいんだけどねえ
の、2点です。
138 :
Canopus ◆DYj1h.j3e. :03/02/15 23:47 ID:mVlUJ1iw
あとは、1点です。
結構捨ておけない詩が多くて、無点でもいい詩はありましたよ。
>>15 淡いクレヨン画のような詩。擬音の多用がミソなんですけど、肝心のそ
こが面白みに欠けています。
>>19 リズム感が素敵。作者の視点と顔はほとんど見えません。
>>25 平面的ではありますが、分りやすくて、いいんじゃないかな。
>>31-32 夢の中の風景のよう。こんな世界を書ける作者は羨ましい。月の描
写が秀逸。でも、未整理な印象は強いです。
>>42 情景の切り取り方がいい。不安をつのらせる感じですね。
>>59-60 お題の消化ではいちばんだったかも。いきなり回想に入るのは分り
にくい。縫ってる物の姿も具体的に描写してほしかった。
>>76 ほっとけない詩。落ち着いたようで、視点が遥か彼方へ行っちゃってい
ます。
>>95-97 ちょっとした力作だと思います。詩としての体裁は、今ひとつ。
>>101 ことばも構成も上手さは感じませんが、思わず笑っちゃうユーモアに。
>>112 高潔な精神を買いたいです。
>>117 ささやかな虚無感があり、お題もよくこなしています。
139 :
シダ科 :03/02/16 00:01 ID:C9I0kI3B
あらゆる意味でご了承を。
>>9 「阻止」
これが揺れ。両手で横腹トン一叩きしただけで凄くなる。投稿? ??
窓辺 若草青年の額は産毛に知性と色気。
>>10 「挑戦者への詩」
野球も将棋も麻雀も分からんの。「!」+「押し付け感」に反発したくならない貴重。
貴方を見てた 育つ子供が泥団子作りチャンピオン。
>>13 「わ」
呟きまんまが「詩」になってるからさすが。が、まんまな感じ残ってる。もっと。
寝言にもポエジー 寝起きにて。
>>15 「クリップ アート」
ひゃっ’、しゅわ’。←ん、普段は使わない音だけども、ああそんなよね。位が光るのかも。
破れたい飛び散りたい 脚は開けない。
>>16 「恋の詩」
断然可能性。もっとピンと来る伝え方探してるはずの早く見つけてそして見せて。
ゴムベラなら根こそぎ 底が美味しい。
>>19 「波」
混乱。「ぁぁぁぁぁ」な感じに私揺れかけつつ、ちょっと待って私も寄せて。
禁煙の張り紙に落書き 増税反対。
140 :
シダ科 :03/02/16 00:05 ID:C9I0kI3B
>>20 「わ歌」
あ。ま、いっかって思った?かな・・・そこ、だからそこ・・・。
ちゃうちゃう 明日ならちゃうちゃう。
>>21 「臨終追文」
まず設定したものの苦労した。んー、思い切って設定変えたら得意分野爆裂。
里芋と油揚げなら割烹着。
>>23 「没日」
好きな言い回し。例えば「気を抜く’」。すみません全体を描く力は今無かった私。
閉じた目の右肩落とした角度で余計に回る。
>>24 「私」
これって、ほんのチョット定型?加えたら光るもっと。形、言葉ともにざらつきがとても惜しい。
疲れていたのです 昨日の化粧に上塗りしました。
>>25 「名前はいらない」
へぇ・・・面白い、そうなんね。その頃の話を聞くのは好きなの本当。
たかが30年前を聞かせて。
>>26 「ミニ」
一度は口にする言葉かな。私が使えない可愛い単語使える女の子は女の子。
太郎コロちびポチ マロンバニラチョコ
141 :
シダ科 :03/02/16 00:11 ID:C9I0kI3B
>>27 「scratching film toKM」
5回ぐぐった末、うん分かるそれ最初。ん、最後は困った私もっと元気なら理解出来る。出来ないか。
私の大発見は今頃気付いたのなのだから Re。
>>28 「練馬区民」
英語のは漕ぎ着く試練付き私には。そして例えばブライトライトをもっと教えて。
I look in. the baby's cry mixed with the murmur of a OMUTSU.(←必死>私
>>29 「ひろかわ」
え>2行目。力有り余り肩肘ついてサラサラ書いた。作者予想して遊びます。
ひらがながめんにとてもちかづいたよわたしだけどそれだからこのあじかな。
>>30 「夕餉」
あれ・・・星は何?とても肝心な部分に小首傾げてるかもの頼りないな私。
思い出す君のため 好きなんだこれが。
>>31-32 「輪(1)(2)」
おとことおんなは、こどもで、むかで???こんなでもとても好きなのは本当。な謎。
手作りの絵本で育ててみる。
>>33 「回帰理解承知発展転回」
しゃべり場したいので都合を教えて下さい。んー、言い分より読み易さに感じた。
私うんこは食わないし奴を撃つ。
142 :
シダ科 :03/02/16 00:17 ID:C9I0kI3B
>>34 「冬の祭り」
題変えたらグラグラに揺れそう。冬の祭り?って聞こうとしたら書いてた。
男女平等どうでも良いのは男の子の湯気。
>>36 「ループ」
泣きそう、ごめん言葉ない。沢山の想い濃縮は展開したら10個分になりそう。
体当たりばk
>>38 「陰謀」
題もきちんと含んで、おもしろい。子供の頃回ってたそぉいうの頭にぼけーと。
なぁ、切っても切っても今有る物には大きさがあるんやなぁ。
>>39 「まるい奴」
それも含めて君まるい奴、で全体的にこわくないかと。おもまれる。
改良重ねて死ぬまでより まぁまんま居て。
>>40 「真似るための詩」
だからー、もエエっちゅうのw。とか言いつつ見ちゃうとりあえず笑えるどうもどうも。
天声人語かがたぴしか
>>42 「雲の輪」
優しいんね。スパイス・・・ほんの入れて遊んだのも見てみたい。
苺の代わりにコチジャン入れてます。
>>43 「輪」
例え4つ共に種有りな感じ。適当じゃないのが染み入って来易い理由。
私と私の大事な人達にとって都合の良い世でありますように。
>>46 「和〜国技館〜」
わー、ねね、魔女っ子メグ?おもしろい。。。
あなたぁの ここぉろにぃー しぃのびこむっ しぃのびこむっ しゃらんらぁ
143 :
シダ科 :03/02/16 00:22 ID:C9I0kI3B
>>47 「わ」
好き「頭の血管’」。どんだけ驚いたん、ボケボケしすぎ。
取れない霞 外からの針でからかわれ うちもぐら。
>>48 「動けない理由」
技じゃないでしょ、たまたまでしょ(失礼。目が覚めましたで目が覚めました。上手。
巡り巡ってこの深爪は君のせい。
>>52 「時間は闇〜ワ〜」
切実感。カタカナでよかったね、私も賛成。んーとやねぇ・・・そんなもん無いかも。
そんな事よりを睨みつける君 に何度でもな人。
>>53 「鼻 ノイローゼ」
題、面白いセンス。一回作ってアレとコレ捨てた?多分他の料理も私好き。
だから/夕方で/一日/撫で下ろす/潜ったら/誰も/覚えてる(捨ててみた
>>54 「永劫回帰 」
自分に言ってるものと期待する。んー、んーと・・・。自分に言って。に気をとられ・・・。
出来の悪い息子が震えております。
>>56 「自作自演3」
君って貴方?阿呆っぽく見えがちな空間よくぞ成功、効いてるね。
私の宣伝代を私に渡して断られ。
>>60 「針と糸」
話じょうず文句なし。最後ちゃんとゾク。で突進したのかな、して来たのかな。
娘はそれを奪うために母を真似。
>>62 「ギャップ」
成功してる。九九奇麗事マネイマネイの他見たい欲。あたしわ俺はが好き。
あたしを私に修正した先生。
144 :
シダ科 :03/02/16 00:26 ID:C9I0kI3B
>>64-74 「わがまま」
直感しちゃった?ワカラナイわからないワッショイワッショイ・・・。ままにされてる。
私のまんまするされる。
>>76 「わの店で」
好き「歩幅を’」。
わの娘さんに似てるらしく似られてるらしく。
>>78 「回転木馬」
焦らされる多分反発するとこんな毎日。意味不明の挿絵を効かせるテクは宝物。
だからとぼけてみるの。
>>95 「ペール・ラシェーズ墓地より独り言」
詩って何かはまぁでも、んー。ドイツでもフランスでもいいよね?んーと、好き派。
まずはでっかい門に住む私を気にしないで。
>>100 「歓びの100ゲット」
悔しいけどまぁまぁ好きなの。多分何度でも。あと、壊れすぎ。
こんな公衆トイレなら前後左右くまなく。
>>101 「わ」
あり。「違う助手」←括弧要るかも、要らないか・・・。ちょっと迷子なりかけた。
君の気を引くために彼と同じ墓に入る。
>>102 「冬の祭り」
口調特徴あるよね。人柄表してる感じ濃縮の提示。「だから?感」は好き。
3時間の演説後に「え、ごめん。なんて?」とか。
145 :
シダ科 :03/02/16 00:30 ID:C9I0kI3B
>>103 「鍵になる人」
最後凄いねお見事。のためのわざと?それまで。女性ってこぉなんだなぁって。。
私もぶってみる未知
>>104 「+『わ』マジック」
話の中の君も目に浮かぶ。話す君も目に浮かぶ。それわー、マジック。
絶対柿の木。
>>108 「起承転結」
長いのしんどい・・・あれ?しんどくない。試しに20行ポエムにしてみて、見てみたい。
3・2・1・「はい死んだ」。
>>112 「倭」
うん、だね。考えるには広すぎるね。その広いのコンパクトに出来てる。
私もノート持ってるから。
>>115 「名前は要らない」
チェルシーの紙落書きなら素敵。その力の尻尾もっとちゃんと座って見せて。
出来心。
146 :
シダ科 :03/02/16 00:33 ID:C9I0kI3B
>>116 「不和」
ちゃんと出来てる。柔らかめの材料でもう少し通気良くしたらどうだろ。もっと凄くなる。
だるげに上げた腰でも動こう 夜風までまず一歩。
>>117 「。○=。○」
挿絵付きね。ヒマ以外の気持も聞きたい。そしてヒマ感とっても伝わった。
ヒマ勝負 小貝プリンの負け 君の勝ち。
>>119 「平和」
平和って言ってる人ほど上手に地獄の絵描くみたい。だから枯渇の力かな。
どうか私平和への枯渇なしのこれから。
>>120 「わ」
本音なら頼もしく、裏腹なら若く、強がりなら上等。天井つきぬけるにはエンジン小さいかも。
何処にあったって関係ない 強がりにて。
147 :
都立家政 ◆L7EROpoemk :03/02/16 02:23 ID:FU23BO8x
「わ」っていうお題でした。広がりの持てるとてもいいお題だと思います。
言葉使いの技術だけでなくて、書き手の物の見方や視野の広さが問われそうなお題ですよね。
沢山選んでしまってごめんなさいなんだけれども、外せる作品が無かった。
1点から3点にほとんど差は無く、特に3点のものは単に僕の好み。
「まるい奴」
言葉が一文字ずつ階段から落っこちていく、ああ、気持ちいいかも。見事に元サヤに還ってハイ、輪の完成。お見事。
「雲の輪」
小品だけど抜群の完成度。何よりその狂気センスは群を抜いている。
【3点】
>>39 「まるい奴」
>>42 「雲の輪」
【2点】
>>19 「波」
>>30 「夕餉」
【1点】
>>25 (無題)
>>27 「scratching film toKM」
>>31-32 「輪」
>>34 「冬の祭り」
>>43 「輪」
>>47 「わ」
>>56 「自作自演3」
>>64-74 「わがまま」
>>108-111 「起承転結」
>>117 「。○=。○ 」
ありゃ、コテハンいれわすれた。
>>148 は霧都#6(|Ha^,'です。
失礼しました……(汗
150 :
霧都 :03/02/16 02:41 ID:rUEEclNk
ああ……トリップパスまで晒して……もう、莫迦一直線。 しばらく、トリップなしに戻ります。 まあ、私の名前を騙る人もいないわけですし……。
151 :
ななほし ◆lYiSp4aok. :03/02/16 04:09 ID:8MfhdbnF
3点
>>30 :夕餉 :03/02/08 23:58 ID:aryHj/Bw
一番印象に残ったから
2点
>>31 :輪(1) :03/02/09 01:01 ID:htHBElsp
詩になっている感じがしたから。
2点
>>59 :針と糸(1) :03/02/11 23:12 ID:jXpjjDi/
あったかさ。やはらかさ……。に……。
2点
>>100 :歓びの100ゲット :03/02/13 13:54 ID:IuIEqx2w
冗談だと想った。冗談じゃなかった宇宙だった夜空だった陽が昇ってきた
2点
>>104 :+『わ』マジック :03/02/13 19:06 ID:eX+5rEyk
う〜ん。捨てられないよさがある。
2点 117 :。○=。○ :03/02/14 16:41 ID:TCjFA4xX
ほかの詞よりもいい感じだし……2点多すぎるか?
1点
>>42 :雲の輪 :03/02/10 01:18 ID:XDzBeJHj
短いけど印象は強い
1点
>>47 :「わ」 :03/02/10 19:21 ID:YtlfWg8P
アイデアいっ発〜ぁつっーー!
1点
>>48 :動けない理由 :03/02/10 23:44 ID:258wk0vL
いいけど、題名が無いと意味不明になる……はかなさ。
1点
>>56 :自作自演3 :03/02/11 14:16 ID:GDRg980O
空白がいいなぁ……。
1点
>>103 :鍵になる人 :03/02/13 18:47 ID:uPepfDj7
よく読むといいか? 「終わりにしよう」は、ちょっと強すぎない?
1点
>>101 :名前はいらない :03/02/13 17:50 ID:+zO3LYJA
「わ」<アイデアがいい
152 :
名前はいらない :03/02/16 04:15 ID:ohTDTPA3
3点(本当は30点入れたいくらい)
>>10-11 程よい厨房具合と技巧の混ざり合い加減が絶妙。「リーチ麻雀サカエ」は名文句。
以上。
あとはみんな、アタリマエ過ぎ。
ユーモアが思わずにじみ出すような詩を希望。
奇想を出そう出そうとすればするほどドツボの感。
【1点】
>>10 「挑戦者への詩」連載応援します。今回も満足。
>>19 「波」わを使った言葉の音楽聴こえた。
>>27 「scratching film t oKM」ぞくぞくした。もうちょっとの丁寧さ。
>>38 「陰謀」笑った。なんか間違ってるおもしろさ。
ごめんなさい。以上です。
ごめんなさいの安売り
ごめんなさいの安売りなど無い
157 :
Canopus ◆DYj1h.j3e. :03/02/16 20:33 ID:kewe0lsb
ごめんなすって、ごめんなすって。 審査の締め切り、今夜午前0時です。 どなた様もごめんなすって。アゲますって。
159 :
名前はいらない :03/02/16 22:31 ID:FY3zDt6m
>>156 確かに何処にも売ってないわな。
っちゅう会話などしたくない。
詩に関わるな。
160 :
シダ科 :03/02/16 22:35 ID:B38/mts5
>>146 記載の
>>120 「わ」は誤。
>>121 「わ」が正。
>>119-120 「平和」
(本当にごめんなさい。とまず。)
最後「とても」そのセンス賛成。で、ずっと考えてた時期もあった。
面倒なので例えば第一に家族だけの幸せ。じゃきっと血の海。
私は内緒でそうするしたい。
161 :
シダ科 :03/02/16 22:39 ID:B38/mts5
[3点】
>>36 「ループ」
「飾るを優先するため、まんまの気持じゃなく少し曲げちゃう」が無い。
逃げ水に呆然と、少し休もう音楽の中で。も休めたつもりの考え中。
ちゃんと生きてたらこんななのきっと。と。なんともな気持。
【2点】
>>39 「まるい奴」
作者の心「その場足踏み」が、狙いを定めるための「構え」。
作者のつく「溜息」が、始動のための「深呼吸」。
とか作者自身は想ってなくても、そう感じる。詩に現れちゃった性根。
>>78 「回転木馬」
泥団子一個を壁にぶつけるだけでも「で?」もあるし「何、これー!」
って笑えるのも泣けるのもあるん、しみじみ。きっと本人も投げ方の
秘密わかってなく、人は真似出来ない。大切に。
>>108 「起承転結」
ほんとに、短くして。と言うのは面白いから。見てみたいから。
>>31-32 「輪(1)(2)」
縁石に腰掛け「’わになっただけで ああも」と呟く君。をこっちの縁石
に腰掛け「ああも」と呟きながら見てる私。をあっちの縁石に腰掛・・・。
足出すのとダイヤの飴玉が舞踏会みたい。
162 :
シダ科 :03/02/16 22:43 ID:B38/mts5
【1点】
>>10 「挑戦者への詩」
言いたい事が、頭の中に整理されて堂々とある。
押し付けられたウザイ感が無い理由、わかる人教えて。
>>16 「恋の詩」
大人しい仕上がりお行儀よく、人柄かな。つつも思い切ってひらがな
にした勇敢。漢文みたくなくソフト仕上がり。
>>25 「名前はいらない」
夕食後、テレビ見つつ聞く小話。興味ある時代昭和50〜。
「形」を整えると、この味は出ないんね。
>>29 「ひろかわ」
「そんな事よりさー」とカツ丼に救われた。
言いたいんでしょ「やせてもかれても’」。
>>47 「わ」
まんま か、他のメッセージをこめてるのか・・・。は、さて置き笑う。
>>53 「鼻 ノイローゼ」
題・・・花粉症?
羅列は泥団子投げの基本なのです、はい。IN私。
>>100 「歓びの100ゲット」
ったく本当に、阿呆よね・・・と笑える、それはとても幸せくれる必要。
>>101 「わ」
内容好き。敢えての「説明型」なのよね、ポエってみて試しにの惚れ。
※ポエる=小学生が指す「こんなんが詩ぃです。」IN私。
>>108 「起承転結」
ポエってみてー。「ポエったバージョンみてみたい」の惚れ。
>>116 「不和」
揺らす力あり。完成後、牛乳のんで休んだら、少し離れた所からこの絵を見て。
163 :
ラストエンペラー☆ドン亀 ◆YdTp8oxx7. :03/02/16 22:58 ID:jeQHuXEL
【2点】
>>10-11 「挑戦者への詩」
9回裏の先頭バッターは例外なくプレッシャーにさらされているというのか。
全体的に御都合主義を感じる作品であり、俺は御都合主義な詩は嫌いだ!
が、しかしッ! おもしろいのだッ!!!
正直ぼちぼち作者にカミングアウトさせようという目的もあり、
オルァ!!2点くれてやるわッ!!!!
>>36-37 「ループ」
うーむ。俺の好きな退廃系青春ドラマの香りがする。
「輪」とは微妙に違うような気がしながらも、リミットのない時計の針などで
妙に納得させられちまう。こういう詩だと、大概「躓くもの」が出て来がち
なんだが、ここでは「猫が越えて行く塀の向こう」だというのがおもしれぇ。
どんな生活があるんだろうな、そこ。
安易な流れになっていない構成もよかった。ちと飛び過ぎかとも思ったが。
>>117 「。○=。○」
一連目、いきなり肩の力がどっかに飛んで行く。ポエジーも糞もない文章だ。
二連目以降、ずんずんとポエジーが盛り上がってくるが、それにしても
やはりこれはただ単にヒマな世界であり、脱力系ポエジーである。
が、そんなライトな内容にライトな文体がよく合っているのは確かだ。
。○=「わ」としなかったところもいい。貝の言葉はただの「。○」なのだな。
6連目が残念。説明的かつ作品世界をぼやけさせていると感じた。
【1点】
>>27 「scratching film toKM」最後の一行は感じた。
>>42 「雲の輪」俺の顔した雲ってのはすげぇな。。。
>>76 「わの店で」うん。不思議感覚。でもこれを書いた時の作者の頭の中には、
俺にとってすっげぇどーでもいいことが浮かんでいたような気がしてならない。
理由はないけど。
>>153 の投票は無効だろ。
それを許しちまったら、審査員制にしてる意味がなくなっちまうぞ。
165 :
たもい :03/02/16 23:09 ID:B38/mts5
↑ おつ。トリップ付けて、再度書き込んでもらう? ・・・それも何だかなぁ・・・。
166 :
◆TemEEb7Qco :03/02/16 23:12 ID:7WuuHaiB
>>164 いいだろ。投稿した時は必ず点もらってるんだから。頼むよ。
>>165 素性のあきらかなコテハン以外は
原則として「投稿期間中にトリップつけて立候補すること」
となってるからな。有無をいわせず無効とみたが。
それよりお前の子が専用雑談スレで迷子になってんぞ。
>>167 ああわかったわかった。今度からこれで行くからもう勘弁な。
169 :
名前はいらない :03/02/16 23:19 ID:lwiQQXQm
>>161-162 「起承転結」重複してるみたいだけど?
つーかこの人もトリップ無いよね?
170 :
たもい :03/02/16 23:27 ID:B38/mts5
>>166 さんが
>>153 ?
む・・・役所だったら認められないわねぇ・・・。
役所のオバサンのアームカバーをなめたら危険よ・・・?w
なんだか誠実感かんじてきた私単純。
どうだろ亀?
で、雑談スレ???見てきます。
171 :
たもい(シダ科) ◆P6tSlrTfiY :03/02/16 23:36 ID:B38/mts5
172 :
名前はいらない :03/02/17 00:11 ID:/4QTbzJU
もう締め切りでしょ
とっくに投票締切過ぎてますた。
>>153 はルールにより無効。
>>161-162 はIDによって本人であることが証明されているので、
有効とします。
んでは、久々に俺が集計してやるよ!!!!!!
174 :
ドン亀 ◆YdTp8oxx7. :03/02/17 00:36 ID:H9FCcDQp
名無しだが確認完了
確認、O.K.。お疲れさま。
177 :
たもい :03/02/17 00:54 ID:mfnCHId6
>>174 「まるい亀」ってこの、とっても畳な感じの題は何ですか?
後は異常ありません。
178 :
たもい :03/02/17 00:56 ID:mfnCHId6
あ、ただいま。ビートルズを熱唱してました。
>>174 「まるい亀」ってこの、とっても和室に掛け軸な感じの題は何ですか?
他は異常ありません。
179 :
たもい :03/02/17 00:57 ID:mfnCHId6
あ・・・
>>178 を活かして。そっちのが納得してるん。
ごめん、ちょっと用を足していました。 …んで、どうするよ。前回は次点が3人、今回は4人。 雑談スレにも書いたけど、私の方針では、準チャンプ4人になるんですけど、 異議がございましたら、よろしくどうぞ。 30分待ってカキコのない時は、チャンプ、準チャンプ決定といたします。
にーちゃんは、たもちゃんのツッコミに逃げ出しちゃいました☆
>>180 んー。4人は多いか、少ないか。。。
この先、10人同点準チャンプとか出たら、どーすんでしょね?★
あたしとしては、4人準チャンプでいいと思いまーす☆
>>10-11 のカミングアウトも楽しみだし♪
183 :
たもい :03/02/17 01:21 ID:mfnCHId6
撫子さん、ばんわ。
亀さん逃げちゃったのね、何でだろ。。。
>>180 賛成>30分待ってカキコのない時ーーー準チャンプ4名?よね。
>>182 場所は変えてねー。
184 :
Canopus ◆DYj1h.j3e. :03/02/17 01:32 ID:15H8p3HA
185 :
たもい :03/02/17 01:35 ID:mfnCHId6
6人様、おめでとうございます。(ぱちぱちぱち
186 :
名前はいらない :03/02/17 01:54 ID:pSz/dA+8
ご苦労様です、そしておめでとうございます。 チャンプのかた、お題お願いします。
>>36-37 を書きました、ameです。初チャンプウレスィです(´д⊂
採点・批評くださいました皆様ありがとうございました。
正直、自分がチャンプ獲れたのが意外ですた(^^;;;今回も点数とれて2.3点くらいかと……
今回は作品も面白いものが揃って批評を読むのもすごく楽しかったです。
というわけで、次のお題なのですが、
「哀しさ」でお願いします。
188 :
名前はいらない :03/02/17 02:26 ID:/4QTbzJU
「哀しい気分でジョーク」を歌っていた時代もあったのだが今はすっか り世界的な映画監督になってしまったらしい感のあるところやはり年に は勝てないのかどうかわからないがそれでもいつまでもどこまでもテレ ビに出続けなくてはならないのかと思うとこれもそれもあれもどれも飲 み込んでいかにゃあならん宿命にあるやもしれんが今日もそんな事とは関 係なく誰か人は死んだら後は何もなしてな事を証明してくれんかと思い悩 み胸を痛めつつあやしうこそものぐるほしけれ
あ、「哀しさ」だったのか。では188は却下。
>>189 「哀しさ」がテーマなので、188セーフでつヨ。
イエ、タブンっていっておきまつですヨ。
『哀しさ』ッ! それは鎹(かすがい)である! 他者の感情・思考は不可知なるものである! 齟齬なき相互理解は不可能ッ! それは時に哀しみを生む! 談笑していた友人が 突然貴様に殴りかかるのも! 横に座り愛らしい髪を撫でたら 狂ったようにわめきたてる女も! 全てはここに起因する! 齟齬なき相互理解は不可能ッ! 齟齬なき相互理解は不可能ッ! 齟齬なき相互…………プッ …………ええい!! 貴 様 ら に は 解 る ま い ! ! こうして発生した哀しみは 重い!深い!辛い!苦しい! 何故不快にさせた!? それはおそらくわかるまい… そしてすぐまた新しい擦れ違いが生じるのだ! 2回目!俺が何をした!知るかッ! ならば推測あるのみ! 邪知上等! 相手も哀しいのは解る! だがどれだけ哀しければこんなことになるのか!? ここだッ!! 「哀しさ」を「知る」ことがすなわち 思いやりの心へと変わるのだ!!
「知ろう」とする行為! 我々が叡智であるその行為! そう!思いやりは決して下等な感情ではない! 理性に基づいた誇り高き情である! 胸を張って推し量れ! それは貴様と奴の鎹となろう! だが気をつけろ! それでも人は擦れ違う! 鎹だってガタがくる! しかしィッ! だからこそ人間は面白いのだ!! 完全なる理解など糞喰らえ!! 男の心など気色悪くて知りたくもないわッ!! 適度な隙間がないと鎹は動かないことを忘れるな!! 知音やエスパーは不自由である! 夢を見過ぎるな! 想像の多様性がある分 我々の方が嬉しいのだ! その自由が枷になるように思うならば! それは他者への恐怖に負けたのだッ!! 母の乳でも飲んでいろ! 俺はそれを乗り越えて い い 女 の 乳 を し ゃ ぶ る ! ! ! たっぷりな!それが生きるということよ!
哀 し み は お っ ぱ い へ と 変 わ り お っ ぱ い は 哀 し み を 乗 り 越 え る ( ・ ∀ ・ ) イ イ ! !
194 :
into the filmPart'哀' :03/02/17 10:54 ID:WA5TY+IF
やっとわかりました あたし自身がそうだったんだね・・・ 手にとって感じたりするうちたどりつきました みんながそうして達成しているレベルに あなたが与えてくれたものは あたたかくやわらかでしたね。 そして あたしもそうだったんだね ・・・嗚呼 お母さん安らかに
195 :
279 :03/02/17 11:33 ID:CHHtaTTk
196 :
○ :03/02/17 13:14 ID:WF2uKNT/
どうも、121「わ」かきました。 評価していただいた方、読んでいただいた方、関係者の方、pagedownしていただいた方、有難うございました。
197 :
名前はいらない :03/02/17 14:21 ID:LLEkozuK
198 :
夏の蝉時雨 ◆YffIGX9Bno :03/02/17 15:39 ID:b5/AyWmk
>>187 ameたんおいら詩板来て、初めてすごいって思ったのameたんが初めて。
小説書かせてみたな。
199 :
名前はいらない :03/02/17 16:30 ID:+JPUuZ3c
「哀しみが輝くとき」 哀しみを拾い上げた次の日に また新しい哀しみを拾っては 蝉時雨が降り注ぐ キラキラ輝く水面に 投げ込んでは 波紋を広げ ゆっくりと落ちていく 哀しみを見届ける間にも また新しい哀しみが 木陰の下で静かに息をしている またそれを拾い上げて ポケットに忍ばせて 金魚が泳ぐ水槽に投げ込んでは 金魚と楽しそうに呼吸する また次の日も、その次の日も 拾い上げては投げ込んで 水中から見上げた 真夏の太陽は 大きくゆがんで いつの間にか真っ暗に 最後に哀しみを見たのは水の底
200 :
名前はいらない :03/02/17 16:44 ID:71XkCBKt
「哀しみ哀歌」 哀しみという哀しみが 大きくなっております 私が幼少の頃父に見せてもらった哀しみは 小さくうごめくようなかわいらしいもので ありましたが、近頃では、路上や、室内、中には 飲食店の食べ物の中にも平気な顔で居座っております どうやら哀しみが平気で顔を出すほど 今の社会には哀しみが溢れているようです 溢れ出した哀しみにいずれか飲み込まれると 私たちはノアの箱船にのってまた航海(後悔)をしなければ いけないのでしょうか 少女があめ玉と一緒に 私に差し出した小さな哀しみ それを受け取っていつも私は一人つぶやくのです
201 :
哀しみ :03/02/17 17:40 ID:AKev/0nW
浮かんでは沈むそれを 手にして想う めぐりめぐって 動かすくちびるは同じなのに 何を悩むのだろう この背もたれはゆれないのに 鏡をくもらせないため 息をとめる友達を 心のどこかで 笑い続けてきた 世界中の誰もが たいして変わらないことで悩んで ひとりぼっちだと考えてしまうのだろう 長さの決められた腕をのばして すべてを抱えなくてもいいんだ 決して長くはないけれど 君と自分をぎりぎりで包める この腕を 神さまはくれたのだから
ある夜。 俺の作った料理、なかなかうまいだろう うん。 明日も作ってやるから楽しみにしていろ もちろん。 じゃあ、 寝るか おやすみ。 翌朝。 早く起きろ。 おいおい、 もうこんな時間か 遅刻するだろうが。 何でもっと早く、 起こさなかったんだ 知るか。 いってきます いってらっしゃい。 ごめんなさい
203 :
名前はいらない :03/02/17 19:33 ID:71j9ycxe
心癒し体鞭打つ 白き魔物 もうすぐ別れの季節 笑顔の季節 淡紅色の華の側に そっと 四月のなごり雪
204 :
个~个 :03/02/17 23:08 ID:gK1tEf6A
「哀しさ」 口に蓋をして 哀しいさ とかっこつけないで 哀しい と言え それは苦いか いいえ 3つに枝分かれしてるだろ そこから散れ 体じゅうにしみて 初めまして たびたび顔だすかもしれません
205 :
濃くておいしい哀しみ :03/02/17 23:24 ID:i0BpBgeA
しかもビタミンDを加え カルシウムが 吸収されやすくなっていますので カルシウムのために 哀しみを飲む方にも おすすめします 無脂哀しみ固形分8.7% 哀しみ脂肪分4.3% しっかりとコクがあって 飲みごたえのある 濃い哀しみです
206 :
Canopus ◆DYj1h.j3e. :03/02/18 00:11 ID:7OxIs2B8
えーとえーと。お題は「哀しさ」です(ameさん、どーもです)。
締め切りは、2月24日の午前0時です。
ルールは、
>>2-3 を見てね。
207 :
个~个 :03/02/18 00:22 ID:+cI8cPw5
ごめんなさい コテで投稿してしましました
>>204 次回からはちゃんとルールにそってやりますので
お許しください
>>207 はじめてのミスは、セーフです。大丈夫ですよ。
209 :
夕暮 :03/02/18 00:37 ID:eUKWx5TP
じかに首筋に鼻を近づける ことなる香りのようにおもえてやたら 鎖骨から顎のうらへとくちびるをすべらせていく 途中いちばんつよく香る場所をなぞる 汗の名ごりの味 そのまま首筋を伝う さっきから何 匂い 香水それ嗅いでた そうもっと嗅ぐ ん 手をうつぶせなところへ背から回していく 汗の味しかしなかったよ そ 左手で乳房をつつみ込む 乳首がふわととがる 上体をかえらせそこに 乗りかかり頭から毛布へもぐる ゆるやかにひろまった胸に寄っていって 乳首の先を上くちびると下くちびるの間ではさんで 声が漏れるそして腕が毛布ごと頭を抱え込んでくる こもってくる 湿り重くなり包まれその淡い闇のなかにいてふと 布一枚をはさんでいながら 顔を見合わせている気分がする
210 :
(続き) :03/02/18 00:37 ID:eUKWx5TP
今日へんだよ なんで へん そか 毛布から顔をのぞかせるとカーテン越しに街灯りが入ってきていた となりで身を起こしたのに合わせまた飛んでくる重たい匂い ほぼま上にあるしろい細肩を手を伸ばしつかまえたおし したいすっごくほんとに そういう してるじゃん わらいかるく手のひらが肩にあたってくる
心が 痛んで泣きたくなるような 気持ちだ つらく切ない 悲哀 大切な人に死なれてかなしい 誠意が通じなくてかなしい 愛し 身にしみていとしい 切ないほどにかわいい 愛 何そこの児のここだかなしき 心にしみるような趣だ 深い感興 感ずる みちのくはいづくはあれど 塩釜の浦こぐ舟の綱手かなしも
見事だ 感心するほど立派だ かなしくせられたりとて、見あさみけるとなん 貧苦がつらい ひとりあるせがれを行く末の楽しみに、かなしき年をふりしに 悲しいにつけ愛しいにつけ 感情が痛切に迫って 心が強く打たれるさまを表す意 原義 かなしげ かなしげ かなしげ 悲しい哉 悲しいことには 残念なことには 体力の差はいかんともしがたい かなしい 悲しい 悲しそうに 悲しげに sadly sorrowfully
213 :
流離 :03/02/18 14:49 ID:HrwsLcG8
オリーヴ 掬いあげれば流れ落ちる海面のゼリーの色に 奇跡的に内包されたまま残る強く若い薫 オリーヴ 撥剌とした汗のような 潮に解かれては散る大粒の珠 私はそれを持ち帰れなかった 鉄塔の袂にある 過去の石で作られた我が家に 年老いていく犬の背を撫でながら暮らしている
「センチメンタリズムは大嫌いだ」 と こぼしたその口に 口づけする私のことを あなたはどうおもう? 私は知っている あなたのような人が 一番センチメンタルだということを それでもあなたは否定するでしょう 数え切れないほどの資料を持って 「僕は違う」というはずです 私の言うことが 当たるか外れるか そんなことには興味はない あなたがいまどう思っているのか それがしりたいだけ
215 :
へちま男 :03/02/18 16:16 ID:+TEH36AW
つまらないものですが。と、大きな包み紙 へそ曲げられて、ごま取られる前に 化粧箱ぶち破って、包み紙つんざいて 逃げ出す後ろ姿は、へちま男 それはあまりにも、つまらないものすぎる そんなことくらい、自分が一番よく知っていた 女湯に逃げ込んだ、へちま男 あらこれがいいのよ、うふこれが一番よね 石鹸塗られて、やわらかい白肌へ 婆さんの皺も伸ばせ、黄色いへちま男 骨抜きにされて、水を抜かれたへちま男 あらいい感じだわ、うふ綺麗にしてちょうだい 化粧乗りを助けるため、乙女のすっぴんへ 存在を投げ出した、魚座のへちま男 乙女にも婆さんにも喜ばれ、利用されるだけ利用され 遂には洗面台の排水溝に消えたが、とても嬉しそうだった 生まれかわっても、きっとへちまで生まれる ぼくはへちまだから、へちま以外のものにはなれないから 贈り物にされるなら、女性の元へだけ贈ってほしい 同性に贈られたと気づいた瞬間、ぼくはまた逃げ出そう けっして男には価値を見出されないのだ、へちま男
216 :
へちま男(続き) :03/02/18 16:32 ID:FogvVZrd
それでもいいや、と笑いながら 男臭い黒土の畑の上、空間にぽんとお邪魔して また生まれ変わってくるのだ、へちま男
217 :
鶴 :03/02/18 21:00 ID:JkyepYlt
笑わないことを砦にして 照りつける言葉を防ぐ そういうのは幼いしるしだと 思わないでもなかったけれど いつでも二・三拍遅れてしまうわたしの こころの波際がもう 誰にも届かないというなら もしもそうなら 満たされていた朝の折り鶴を 開いてゆく夜の指はふやけているから 息のつぎかたひとつによっても 破れて しまいそうになる そんな些細な仕事を、と あなたがけして咎めずにいてくれたのは 無言の 愛撫だったのかもしれない のばした 浅葱色の千代紙 飛び立つことのなかった 翼のかたちを残して
ダレモイナイ…スンピョウスルナライマノウチ…
>>188 無題
北野たけし。ブラウン管と世間との両方からの距離感が哀愁を感じます。
ただそこまで思い悩むことかどうかは少々疑問。
>>191-193 「他者に心が通じぬと感じる者への詩」
192後半が少々くどいです。あとジサクジエンがじさくじえんになっているのは
いかがなものかと。エスパーは古いです。今回はこじつけ感が強く残念です。
>>194 「into the filmPart'哀'」
こういうの駄目です。泣きます。母の愛は受け継がれていくのですね。
シンプルで濃いです。でも「…嗚呼」だけ文語体なのが気になります。
>>199 「哀しみが輝くとき」
あまり輝いている感じがしないのが残念です。
真っ暗な水中で哀しみは輝いていたのだろうか。
それとも太陽があったから輝いていたのか。
いろいろ考えさせられて好きです。
>>200 「哀しみ哀歌」
漠然としていてどう受け取ればいいものか…
もう少し言葉を継ぎ足してほしかったです。
>>201 「哀しみ」
悟っているようでまだまだ青い印象が良いです。
彼はモノローグをセリフにできるのでしょうか。
>>202 「自作自演7」
もうこういうの大好きです。キュンときます。
こういう「哀しさ」は素敵ですね。たまらん。
>>203 無題
雪の表現がステキです。頭2行だけでも充分すぎるほど。(≠残りが邪魔)
それだけに最終行の「雪」の文字が残念でなりません。
>>204 「哀しさ」
3つって何だろう…すいません批評できるほど理解できません。
感じたことを言えば、すごく大人だなぁと思いました。
>>205 「濃くておいしい哀しみ」
逝印ですか?もうちょっと遊んでみても良かったかも。
まとまっておりバランスも良いのですが、インパクトが足りないような。
>>209-210 「夕暮」
興奮しますた(ヲイ ナイスオパーイ愛撫です。いいなぁ。漏れもしたい。
哀しさよりも寂しさを感じてしまいました。
>>211-212 「ノイズライム」
どのへんが「ノイズライム」なのかわかりません。自分が技巧に
気付いていないだけかもしれません。そうだったらごめんなさい。
どろどろしすぎ感が哀しみを引き立てていて読んでて辛いです。
ただ最後二行はいらなかったかも。
>>213 「流離」
小説の最終章を抜き出したような。
どの辺が「哀しみ」なのかが疑問です。
>>214 「はなれてゆくとき」
すんげぇ哀しいです。切ないです。かぁいそうです。
誰かこの人を幸せにしてやって下さい。むしろ漏れが(ぇ
全体がスマートかつストレートかつキャッチーです。
贅肉も無く、大変素晴らしく思います。
>>215-216 「へちま男」
けっこう楽しい気がしますが。彼自身に「哀しさ」を感じない。
でも(続き)だけ読むとすごく哀しい。
健気でHな彼は永久にへちまでしょう。
テンポが良く言葉も良く、大変素晴らしく思います。
>>217 「鶴」
きれいです。柔らかくて固い。上質の杏仁豆腐みたいな
確かな質感となめらかな舌触り。でもこれは甘くない。そこがいいです。
僭越ながら寸評させていただきました。
こんな感じでよろしいのでしょうか…
家に帰るといつも 笑顔で出迎えてくれた犬が その日だけは横になったままで 名前を呼んでも起きなかったとしても 私は何度その光景を繰り返しても 失われたものを決して信じようとはしないだろう 何年経っても忘れられない日付がある 1997年7月27日17: ジロは私の前では 眠ったことがなかった。一緒に行った家族旅行、ワゴン 車の中で一夜を過ごした時、眠る私を守るようにジロは 一晩中、私の傍で立っていた。 暑い夏だ った。私は電気製品の部品を取り扱うアルバイトに追わ れて、毎日を多忙の中で暮らしていた。あと三日だ。あ と三日でアルバイトが終わる。夏休み最後の31日は、い ままで遊んであげられなかったぶん、ジロといっぱい遊 んであげるんだ。 いっぱい、遊んで、あげるんだ。 仕事 をしている間中、そして帰り道を歩く間中、熱射病で倒 されそうな生命を支えながら私は、ジロのことばかりを 考えていた。熱射病で死んだりしてないよね。大丈夫、 涼しい木陰にハウスはあるのだから。
お母さん。でも10 時から2時くらいの間は、太陽がハウスを襲うから、反 対側の木陰にジロを動かしておいてね。 家に帰るといつ も、笑顔で迎えてくれるジロが、ハウスにいない。反対 側の木陰で、寝てる。寝てる。初めて見た、ジロの寝顔。 かすかに揺れた、背の高い向日葵。離れすぎたところに 置かれてあった水飲み器。私の心を突き放した、裏庭に 吹く風。固く張っていた、銀色の鎖。 私はジロの目や 口から入り込もうとする緑色の蝿たちを憎しみを込めて 追い払いながら、それでも奇跡を願った。いつジロが目 覚めてもいいように、蝿も蟻もやって来ない、物置小屋 の入り口に抱いていった。こんなに大きなジロが、こん なにも軽い。ジロはギターじゃないんだから、だめだよ、 もっと柔らかく運ばれないとね。 私はTVもつけずに御 飯を食べた。ひとりで食べた。お母さんがどこへ出掛け たのかなんて知るはずもなく。きっとまたいつものよう に、友達が訪ねて来て、話に夢中になって、そのまま一 緒に健康ランドにでも遊びに行ったのだろう。起きてよ、 ジロ。起きてよ、ジロ。ただそれだけを繰り返しながら 味のない御飯をひとりで食べた。食べたという記憶も残 らない御飯を。
ドアを開けると、やはりジロは寝ていた。 私がはじめて泣いたのは、自分の部屋に入った瞬間だっ た。誰も見ていないのに、我慢する必要はなかったのに、 なぜかそこまで堪えていた。それから五日ほどの間は、 一日の大半を泣いて過ごすことになった。 「しかしネロ もうじき又夏がやってくる 新しい無限に広い夏がやってくる そして 僕はやっぱり歩いてゆくだろう 新しい夏をむかえ 秋をむかえ 冬をむかえ 春をむかえ 更に新しい夏を期待して すべての新しいことを知るために そして すべての僕の質問に自ら答えるために」 家に帰るといつも ラヴは私を出迎えてくれない
かつてジロのいたハウスの中で、尻尾のないお尻をこち らに向けて、それでも耳と目だけはしきりにこちらを気 にしている犬は、私が近づいた途端、だまし討ちにする ようにぶつかってくる。そっけないふりをしていても、 ちゃんと私にはわかっている。散歩中、私が建物の陰に 隠れると、ラヴは必死になって私の姿を探しはじめるこ と。 ラヴの顔を見ていると、何も悲しくはないのに涙が零れ てしまう時がある。去年産まれたばかりの彼女の若い肉 体の中に、蝿が潜り込む冷たさを感じてしまうことがあ る。きっと15年。もしかしたら10年。あるいは明日にで も。その時はやって来る。 きっと60年。もしかしたら40年。あるいは明日にでも。 その時が来るまでに、私はこの世に溢れている哀しみに 対して、答えることができるだろうか。答えたい。私の ことばで。ジロのため、ラヴのためにも、そして私を置 いて行ってしまうすべてのものたちのためにも。 私が笑って歩き出せば、きっと彼らも笑いながら、私の いなくなった夏をともに駆け回ってくれるだろう。 その時、きっと緑色の草原は、笑い声をあげるように揺 れているだろう。生命あった頃の、私たちのように。 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 括弧内、谷川俊太郎「ネロ」より引用
道化の眼に 人の色を見つける 見てはいけない 気付いてはいけない色に 僕はひどくうろたえる 愛想よく笑う仮面に 決して笑わない,眼 観衆は一挙手一投足に笑い,歓声を上げる 玉乗りに ジャグリングに マジックに 眼は,笑わない ひたすらに,真剣に, 無表情に
愛想笑いの仮面がおどけ 観衆が笑い 僕は俯く 笑いの使徒は, その中身は, 人であった 仮面が踊り 観衆が笑う中 僕は一人俯き 観衆に,仮面に,道化に 背を向ける 無表情に 道化の眼を宿して
後悔と懐古のつたに絡まれて 足をとられてしまった 届く事はない 心の痛みも鎮静された今 こんなにも時間が憎らしい 早く 早く過ぎて欲しい 全てから離れて わざとらしく俯いていたかった こぼれてあふれたり染みたりしても 招き入れて丸く縮んで俯いて いっそ笑顔で固まってしまっても 良かった
228 :
名前はいらない :03/02/19 00:25 ID:gPRLzFRB
>>215 :へちま男 :03/02/18 16:16 ID:+TEH36AW
> つまらないものですが。と、大きな包み紙
登場のしかたと、黒い土に空間に再登場する。(これも登場か?)
つまり、登場のしかただ。 おずおずと押し出されるとか
……あ、石鹸でしょ? 登場したのは……
>>221 :笑う夏草たち(1) :03/02/18 22:28 ID:PdlIu5GO
長谷川俊太郎もそれほどでもないなぁと感じた〜
どいつもこいつもなげーんだYO!
230 :
哀しい犬1 :03/02/19 02:07 ID:9uOQ4J6/
主人を待つ犬が あまりに主人の帰りが遅いので まちぼうけに腹を空かし きあんきあん、と鳴いてみたものの いつしか声は消え そのあとから静寂が 犬をゆっくり押し潰そうと現れた 主人を待つ犬は 気を紛らわそうと 水を普段より行儀悪く飲み 飽きた玩具にむしゃぼりつき 硝子に頭を擦りつけ 爪で己をかき毟ったというのに やはり主人は帰って来ない 主人を待つ犬は それでも主人を待っていて 待っていて さき程よりもいっそう大きく きあんきあん、と声をあげ 主人を待つのに専念した 静寂に隙を与える間もなく、きあん 静寂が襲わぬように、きあん きあんきあんきあんきあんきあんきあんきあんきあん きあんきあんきあんきあんきあんきあんきあんきあん いつしか犬は声に疲れ それが静寂に分を与え 主人は帰って来ない
231 :
哀しい犬2 :03/02/19 02:09 ID:9uOQ4J6/
主人を待つ犬に もはやどうする手立てもなく まちぼうけに腹を空かせ 腹を空かせ もはやどうする手立てもなく 犬は主人を待つのをやめた 犬はもう 主人を待つ犬じゃない
待ってくれないのね・・・。うちのワンコは、待っててくれる。
233 :
「悲哀」 :03/02/19 03:08 ID:ipia3I/7
まず気付いたのは 口を吐く独り事が悲しみであったとき 無意識 とても自然に 紙に書きうつす「かなしみ」 まるで切り取られたかのように 残った白色が痛く 馬鹿馬鹿しい KANASHIMI 鼻歌 気ままに 間違いを身に纏う 誰か気付いてくれるのを 待つ 飽きる 息が飽和していく クレヨンで区切った領域に 身体を刻み コインを並べていく 気が済むまで 独り遊ぶ 友達と一緒に どこかに行かなくても いい 外は無関心の嵐 揺れるガラス 私は暖かい この場所で ゆっくりと
234 :
遠足の前日 :03/02/19 03:45 ID:zrWyDEGy
遠足の前日の明るい昼間に いてもたってもいられなくなって部屋をでた おやつを買うという理由をみつけてスーパーへ 誰にも会いませんように 声をかけられませんように 選んだお菓子は 嫌いな順からのような気がして 深呼吸する なんで今 胸がはりさ けそうなの か 考える たまたま 重なっただけ 遠足の 前日の 明るい 昼間に たまたまその時 あたしが ヒトリボッチ だっただけ それだけ
235 :
暗い世界 :03/02/19 05:21 ID:xTx4x8t3
僕の心が 悲しみに包まれたの そしたら 世界が薄暗くなって 誰もいなくなった 花は枯れ 僕の愛しい あの子も どこへ行ったのだろう でも ちょっと考え方を変えてみようよ 目をつむって 寝転んで ほら空を見上げてごらん 灰色の雲と一緒に 悲しみの心は 真っ赤な太陽に 逃げていくでしょ
236 :
名前はいらない :03/02/19 05:56 ID:NHhprZyD
「ねぇ、愛してるわ」 「いや、俺のほうがもっと愛してるよ」 「何いってんのよ。あたしがどれだけあなたを愛してるか、 知らないくせに」 「ハァ? それだったらお前も同じだろ。つーか、俺は自信あるんだ。 俺のこの想いは世界一。お前なんかに負けるもんかよ」 「そんなことないわよ! あたしだって絶対的に自信あるわよ! あたしのほうがずっと愛してるって!」 「なにを!」 「なによ」 「こしゃくな・・・」 「勝負する?」 「じゃあ、あの波打ち際まで」 ダーーーッ!
「ねぇ、哀しいよ」 「うん」 「マサヒロも哀しい?」 「うん」 「あたしより哀しい?」 「わからない」 「あたしもわからない」 「うん」 「ねぇ、抱き締めて」 「こっち来いよ」 「うん」 「きっとお前のほうが上だよ」 「ん?」 「きっとお前の哀しさのほうが大きいんだろうな」 「うん」 「ごめんな。抱き締めるしかできなくて」 「マサヒロ」 「ん?」 「愛してる」 「俺のほうがだよ」 「くす」 「なんだよ」 「じゃ、それでいいや」
239 :
有無の差 :03/02/19 11:21 ID:cy1JFev9
狂った心は 歪んだステンドグラス 何故か美しい 私を優しく包む日の光も ここを通れば 赤や青に寂しく染まってしまうのさ 何も知らない心は 彼方に降る通り雨 何故か寂しい 無色透明の日の光も ここを通れば 赤や青の美しい虹をかけるのさ その差は 灰の詰った万華鏡 美しくも寂しくも無い 色鮮やかな日の光も ここを通れば 様々に形を変える 灰だけの輪になるのさ
240 :
730 :03/02/19 11:33 ID:Xu7FG1Ri
241 :
心臓のトゲ :03/02/19 15:36 ID:35oF0XJB
コンビニで仲良く雑誌を読んでいるカップルを見て “アタシのほうがこの女よりカワイイわ” と思った ファミレスでデザートを貪っている女の集団を見て “こんなところでガッツいてるから太るのよ” と思った ブランド品で着飾ったギラギラの化粧をした女と擦れ違って “強くアピールすればいいってモンじゃないわよ、売女ね” と思った 携帯の着メロを昨日解禁になったばかりの新曲にしているオヤジを見て “そんなに一生懸命若者に媚びて大変ね” と思った 塾帰りのビン底眼鏡の小学生とバスが一緒になって “それが報われるのも今のうちだけかも知れないのにね” と思った キャッチセールスを目的としたエステの呼び込みに声をかけられて “契約してしまえば客の電話にも出ないくせにイヤらしい” と思った カラオケで、男だけできている集団が異常に盛り上がっているのを見て “こんなところでストレス発散なんて、いい年して虚しいね” と思った 路上シンガーを見て “ヘタクソね” と思った TVで舌足らずを演じるアイドルを眺めて “あなたたちは物なんだからもうすぐ使い捨てられるのよ” と思った ホームレスのダンボール家に絵を描く学生を見て “100円でもあげたほうが実質的に役に立つのに” と思った コンビニで仲良く雑誌を読んでいるカップルを見て
242 :
名前はいらない :03/02/19 15:56 ID:YiQzkxjH
243 :
無題 :03/02/19 18:20 ID:TYQ0VmMV
砂浜、花火 サンバのリズム ひと夏の想い出 そして 凜とした香 人々の温もり 雪景色も又 逝ってしまう 廻る季節の中で 人々が出会い そして 切ない想い出が・・
244 :
名前はいらない :03/02/19 19:21 ID:NHddmRhX
>>244 ああいう風に思ってるヤツが哀しいよね。そういう詩に読めた。
なにしろ忙しい 仕事に追われ 家事に追われ 自分の時間なんてありゃしない 本も読めない 絵も描けない 音楽聴くのは満員電車の中でだけ 今日も残業 きっと明日もそうだろう 恋愛する暇も無いじゃない! 私は時間の奴隷になって 世間様に生かされている 首輪をつけて 主人の付近を走り廻る 哀れな犬のよう でも だから なんなのよ 気付いたところで何も変わらない 考える時間だって 誰かに相談する時間だって無いんだから でも平気 私には 哀しむ暇だって 無いから
247 :
244 :03/02/19 21:36 ID:NHddmRhX
>>245 病める自分を見たかのようだよ。
ついでに言うと結構
>>230-231 の犬のやつ
名犬ハチ?とか思ったけど哀しい、ってか寂しいね、こりゃ。
248 :
名前はいらない :03/02/19 21:54 ID:7HnGUIic
249 :
A friend :03/02/20 01:01 ID:WzyLJLf3
僕は今日も普段と変わらず 楽しい日々を過ごしています たくさんの友達に囲まれて 笑顔は絶えません 僕の自転車は意に反して 僕の足を内股にこがせて 気がつけばいつも僕の靴は 紐の部分がはげてくるのです 気がつけばいつも僕のジーパンは 太ももの内側から色落ちしていくのです 自転車の荷台から景色を見ることがなくなったこの頃です 僕は全身に風をあびる事ができるようになりました こんな癖のついた自転車にした人は あの夕日を朝日としてみているのでしょう パンクを直して油をさして まだまだこのボロ自転車を 大事に乗っていくのです
250 :
名前はいらない :03/02/20 01:37 ID:UGfsKD5P
うんうん分かる分かる。心臓のトゲは外に向かって生えているのか……
ときどき逆向きなんじゃないのかって気がするコトも……。
>>241 :心臓のトゲ :03/02/19 15:36 ID:35oF0XJB
> コンビニで仲良く雑誌を読んでいるカップルを見て
251 :
个~个 :03/02/20 01:45 ID:p70qEkpH
252 :
25m :03/02/20 03:01 ID:T38IOgvb
生きているのか 私は 死ぬことは可能なのか 私に 自由とはなにか 定番の距離の水張り 泳ぎきれない者は 痣まみれで生きるのか 歪むトラック 斜め越しの視線 鉄板のコンクリ 死んだ蟲 溺れる様を見て また 誰かが笑っていた
253 :
新宿 :03/02/20 06:21 ID:dAx+3pRw
明け方の誰もいなくなった新宿駅の西口で誰に も読まれることの無かった眼鏡屋のチラシが宙 に舞う。ああ、俺はここまで来てしまったのだ 、もう二度と帰れない。放射状に分かれゆく道 を眺めながら口に咥えた煙草の煙が朝日に分解 される様子を見るともう二度とその分子は出会 うことは無く、永遠の虚空を泳ぐのだと言い聞 かせる。薄緑の作業着を着た掃除夫が痛めた腰 に手をやり厚い化粧を落とした娼婦がその荒れ た肌を気遣うことなく街を出て行く。月曜の朝 のこの街にはもはや何も無く何も生まれず何も 起こらない。この街にはもう何もかもが無くな って、何もかもが増えすぎたのだ。それでもこ の街を歩く人々の目に映る恣意的な欲望が新宿 という街を混沌に漂わせることが結局のところ僕には酷く哀しいのだ。
254 :
いかいか ◆YffIGX9Bno :03/02/20 10:28 ID:Nnp1TG/a
おまえら、批評者の負担を考えろよ、ボケが!! カノープスたんにしまいには倒れちまうぞ。
255 :
443 :03/02/20 11:33 ID:NM965Xu+
256 :
混乱と誤解からの再生 :03/02/20 15:18 ID:jUZ4pxoR
何度も唇を重ねても 激しく身体を重ねても 君の心が見つからない 言葉はいつも膣外射精 そして僕らは言葉を探した 好きって言うだけで 全てが分かりあえたあの日のように 理解しあえる言葉を探して そして僕らは言葉を見つけた 何かの弾みで見つけてしまったパンドラの箱 「さようなら」 小さくなる君の姿を見ながら 僕は言い忘れたことを探している
257 :
失うということ それでも求めるということ :03/02/20 16:07 ID:EZbpcp+t
気のおけない仲間たちと騒いでいる時の10% ふと窓の外を見やった時に流れた星屑の20% トイレの中で一人壁を見つめながら呻く30% 部屋に戻れば誰もいなくなっていた時の40% 巻き貝の声 巻き貝の声 ひとりうずくまって死後の世界を考えて50% そういえば父も母も遠い昔に死んでいて60% それでもあの温かな白い手を懐かしめば70% 光の星屑たちが過去を連れて降り注いで80% 巻き貝の沈黙 巻き貝の沈黙 耐えられないほどの沈黙に正気を失った90% 純粋100%の哀しさに耐えた人間は未だ無い
前回とは打って変わって、「広がり」というより「深み」へと望む、今回は「哀しさ」というお題デス、さぁ逝ってみよう!
>>191-193 「他者に心が通じぬと感じる者への詩 」
お題に対して「反応」というより「反射」(速度があるとい意味です)するこの作者、個人的にオモロイです。
ある一定のクオリティーが「当たり前」はプレッシャーになるかもだし、読む側も「慣れ」ちゃうかもだけれど、うん、
マラソンとかで最初先頭を走る人みたいで格好いいな、のちのちずるずるとその順位下げるとしてもネ。
さておき「作者」は置いといて「作品」を読むに、説明的過ぎて辞書を読んでる感じになっちゃう。
もちろん広辞苑より面白いんだけれど。俺は個人的に説明よりも「そのもの」を求めるので。
おっぱいへの展開は個人的に激しく同意。俺もマジ酒飲んで友達とそんな話しをよくしてる。
だけどそれは「意見」に対しての同意であり、「詩作品」としては強引かなーって、
敢えて厳しくスマン。
>>194 「into the filmPart'哀'」
「達成しているレベル」ってのどうなんだろう?どう思う?
>>199 「無題」
完成度が高い。
のはこの場合スケールが小さいから。
一連、二連で「哀しみ」という単語が三度出てくるのはうっとおしい。
クラスで2番目くらいに詩が巧いかも知れないけれど何時か何処かで読んだことのあるような詩。
>>200 「哀しみ哀歌」
皆さんもお分かりになるようにこの作品の場合、「哀しみ」という単語の繰り返しははっきりとした作者の意図だ。
二連ALL
「どうやら哀しみが平気で顔を出すほど 今の社会には哀しみが溢れているようです」
これはもう手のつけようがない!完璧!この二行は凄い。
意見に対し激しく同意するしそれを巧く言葉に表していると思う。
が、三連「ノアの箱舟」という言葉のチョイスには疑問。
四連目敢えて激しく個人的に希望が欲しかった俺なんだけれどやっぱり地球って、人間って哀しい生き物なのかな?
>>201 「哀しみ」
完成度高し。巧い、上手。
でも胸がドキドキしない。
とか言っていいのかな?
多分技術的なことは他の批評家?(寸評家?)に任せて俺は違うことをいいたいのだと思います。
>>202 「自作自演7」
素直に読めた。もちろん「哀しみ」を感じるけれどもね、、
そりゃ感じようとすれば万物ありとあらゆるもののなかに、
その感受性の態度によって、全てを感じれられると言っても過言では無いのだから、うん、そう
作者はもう少し読者に近づかなきゃならないんじゃないかな?とか思ったり思わなかったりする哀しみ。
>>203 「無題」
四月の雪ってのは感動的だな実際。泣くかも、俺。REAL都立。
けれどもっとも「詩的」からかけ離れている作品の見本だ、
と俺は君の降らしたその雪見て思ふ。
>>204 「个~个 」
ほぼ文句なし。「哀しさ」という自称詩人的アプローチを否定し、
「哀しい」という人間本来の感情に我々を還らせようとした。これ重要。とても。詩人にとってっーか人間にとって。
SEXを体験していなくてもSEXについての論文は書けるけれどもそれってSEXを「知ってる」って言えるのかな?トカ。
作品へ-
「3つ」を詩的に説明して欲しかったりもするけれど、これは敢えて突っ込みどころを探したという按配で
作者はお題を喰った。前回の出したお題を「喰う」というのはこれ美しい「わ」を感じる、トカ。
>>205 「濃くておいしい哀しみ」
ごめんなさいだけれど、が作者の焦点が「濃い」ところに行っているので俺には正直分からない。
「濃い」ところに行っているのは「悪い」という意味でないっス。超能力者じゃないからわからん事は沢山。
誤解前提で評を書くと(まぁ批評なんて性質上んなもんだ)
作者は凄く今哀しいのかんも知れない。
「固形」、「脂肪」うん、ちり積もって消える事の無い傷、体ある俺等の
悲しみ-哀しみ。
262 :
哀色 :03/02/20 19:31 ID:tYOtk8jO
哀れな色使いの町 流れすぎた青天の夢が ただ赤い霧の中に埋もれている あの子に教えた遊びは 今はもうクレヨンの燃えかすを残すのみ 黄色の天使に持たせたお金 背後に広がる黒いうねり 緑の親の足元には 茶色に染まるあの子の影
>>188 (タイトルなし)
実はこのシリーズ楽しみにしています。突き進んではいない、最初一行からほとんど移動していない、
代名詞等間接的な言葉が多くどこかに迷いこみ薮に埋もれたかの印象は哀しさの表れでしょうか。
13分以内に書いたということも評価すべきことだとおもいます。
>>194 「into the filmPart'哀'」
これは「一場面」でしょうか。タイトルからも何か物語の断片という印象です。
具体的な言葉が「お母さん」くらいしかないので物語そのものを推測することは難しいですが、
むしろ「本来の物語の局所」を見せることで普遍的なものを感じ取ることができる作品と読みました。
ただ、どうしてもひとつひとつの言葉が弱く、それがそのまま作品の印象の弱さになっているようです。
>>199 「哀しみが輝くとき」
タイトルがとても良い作品だとおもいます。
「哀しみ」という言葉をそのままに扱い、静かなイメージと最終行「水の底」という言葉への流れが「輝く」という対照的なイメージへの次の流れをつくっているようです。
「哀しみ」そのものを扱いながら、感情を覗かせないような文章が「哀しみ」という言葉を際立たせているとおもいます。
>>209-210 「夕暮」
単語を修飾語で彩るのでなく、副詞や動詞のくっつけかたでイメージをつくりあげている。
非常に狭い場所を見ていて、その視点が滑らかに動いていく表現力はすばらしいとおもいます。
特に導入部は鮮やか。たしかに哀しさというよりは寂しさかも。
あそこにいるの そうそうあそこ でねあのひとね そうあたしにね こくってきたの わらえるでしょ デブのくせして
群れをなして さかなたちが 黒いような白いような あの青い靄のむこうへ消えていった 海藻は ただそこで揺れている 岩も ただそこでじっとしている あのさかなたちは ただ泳ぎつづける そのように かみさまに決められている プランクトンを 食いながら 時にはサメに 数を減らされながら サメがかわいそうだ と思うから食われてやるのだろうか ひとときも止まることを かみさまから許されていないサメに ぼくは食われるのは嫌だ どんなに意味がなくても 食われるのは嫌だ なぜ嫌なのかはわからなくても この広い海には 行く場所などない 目的をあの岩までと定めても 着いた途端に通り越してしまう 泳ぎつづけている限り どこへも行き着くことなどできない 泳ぎつづけるさかなたちを見る ぼくの目はかなしい
一部批評になってません。失礼します。
>>204 「哀しさ」
Σ(゚Д゚)ソウイウコトデシタカ 気付くまで2時間かかった…
それでもわかんないとこあるー ><、、
>>221-224 「笑う夏草たち」
泣いちゃった^^; ただ主観者のがどれだけ哀しかったのかの
描写が足りないです。推し量る哀しみもありますが。
>>225-226 「道化」
「silent voice」を思い出しました(ヲタでスマソ
「僕」の「哀しさ」よりも「哀れさ」が滲み出ていると思いました。
>>227 「哀しさ」
表現がストレートすぎて純粋なのかひねくれているのか。
それすら「哀しさ」として狙っているならば
もう少し確信犯的要素が欲しいかもです。
>>230-231 「哀しい犬」
その後が見たい。非常に見たい。やさぐれたわんこが
トラックの荷台に乗って遠くの街でボスになるのです。
つかもしかしてわんこは死んだのか!?
ともあれ「きあん」は目新しく感じました。
文句があるとすれば「きあん」と「きあん」の間に
半角スペースが欲しいです。「あんき」に見えた^^;
>233 「悲哀」
素直さが足りないと思います。
素直になったあなたはもっと素敵なハズです。
>>234 「遠足の前日」
いっぱい矛盾してて子供の心情が良く表されていますね。
「ヒトリボッチ」はひらがなだと好きかもです。
>>235 「暗い世界」
独りよがりで暗い感じが出ててお題通りで大成功。
こんな考えしてる人哀しすぎ。
>>237-238 「さ」
バカップル。バカップル。バカップル。
幸せな種類の哀しさだよちくしょう。(・∀・)カエレ!!
>>239 「有無の差」
美しいです。ただ疑問点は多い。個人的見解ですが。
でも本当にきれい。哀しさはあまり感じませんが。
>>241 「心臓のトゲ」
「主観者が一番哀しい人」ですね。素晴らしい。
路上シンガーのくだりが短くて的確で素敵です。
>>243 「無題」
少しごたごたした感があります。
量はちょうどいいので形を整えてみては。
>>246 「現代的トラジディ」
でもこんな風に嘆く暇だけはあるんですよね。激しく同意。
ただ後続の人としては「犬」という表現を避けて欲しかった。
単独として見た場合非常にストレートで良い作品なのに…
>>249 「A friend」
「哀しさ」なのかなぁ。すごく前向きでひたむきで。
むしろ元気をもらってしまった…まあそれは俺の感性。
詩として深いです。
>>252 「25m」
学校のプールでこんな詩が書けるとは…。
すごすぎて何も言えません。悔しい。
>>253 「新宿」
鮫?場所は違えど似た光景を毎朝見ていたのでよくわかります。たぶん。
追いつめた後頭部の光った痛みが哀しいです。
>>256 「混乱と誤解からの再生」
失礼ですが、最初の4行で充分です。
後の部分が妙にロマンチズムでアンバランスです。
>>257 「失うということ それでも求めるということ」
100%の哀しさ…それが死なのかなぁ。
段階と哀しさと度合いが小気味よく上がっていきます。素敵。
>>262 「哀色」
久々に「詩」を見た気がします。正当派。それでいて古臭くない。
貴乃花みたいな。もっとも「詩」とは何なのかと問われたら答えられませんが。
僕の中ですごく「詩」です。いつかこんな詩が書きたい。
でも今は書けない。僕はまだ青い。悔しい。
>>264 「卵の君はカロリーが高い」
本当はバカでも知ってる漢字は使って欲しかったのですが
全体が短い上に漢字変換可能な部分が少なくちょっと残念。でも本編に何ら問題無し。
つーかやけにこなれた感がありますが実は…((;゚Д゚)ガクガクブルブル
>>265 「さかなたち」
淡々とした語り口が「ぼく」の哀しさを引き立ててますね。
哀しいけど広がる光景は美しい。純粋な「哀しみ」。
批評って難しいなぁ。審査員の皆様、いつもありがとうございます。
それにしても僕の視点は皆様とズレ過ぎてて不安だ…
270 :
一生 :03/02/21 06:29 ID:gQHEMg2S
ご飯を食べるでしょ? それが悲しいの お風呂に入るでしょ? それが悲しいの? 幸せでしょ? それが悲しいの 寝るでしょ? それが悲しいの ほらね 夜になると 涙が溢れ出す 氷が溶けるように ほらね そんな毎日が 悲しいの
批評者がんがれ!! 投稿者もう少し考えて投稿しる!!
>>211-212 「ノイズライム」
(1)冒頭から-
ありふれた言葉ばかり使っているはずなのにその組み合わせ方と改行センスによって
なんつーのかな、情報のなかでありふれ過ぎてしまった「哀しみの復興」?
素晴らしいね。誰も自分が「哀しい」という事を他人に伝えられない世界というのは哀しい?
(1)でもう俺の脳から作品が溢れてしまってもう全体を受け止めることは俺には不可能になった。
なので(2)はまともに読めていない。
>>256 「混乱と誤解からの再生」
「言葉はいつも膣外射精」これ、凄いです。この一行が一連の最後の行で、テンポよくさらっとでてくるところが凄い。
全体に重さがなくて読むことにストレスがない、切れ味のある質の高い歌謡曲のようです。
内容に反してタイトルが説明的なのが惜しい、これは好みですが。
>>257 「失うということ それでも求めるということ」
奇麗な作品という印象です。個人的に文字数を揃えてあったりする作品は偏愛したくなる。
逆カウントダウンしていく最後に昇りつめたラスト一行は避けられたような印象。
>>262 「哀色」
正直、言葉以上のものがあまり伝わってきませんでした。
色にこだわったことが、あまり効果を生み出していないような。
>>234 「遠足の前日」
いとおしくなってくる話だなぁ。幼いころの「哀」。
「選んだお菓子は 嫌いな順からのような気がして」こんなの堪らなく好きです。
子供なりの物事の順序とか世界観って確かに存在したよねぇ。
「胸がはりさ けそうなの」で文をちぎっているのも効果的、張り裂け感。
少しひっかかるとすれば「遠足の 前日の 明るい 昼間に」これ。
この詩作品全体の状況を説明するこの文を、「雑」ととるか「無垢な説明」ととるか。
作風は個人的に好みです。
>>241 「心臓のトゲ」
哀しい物の見方一覧、面白い。
そうすっと「哀しい」っての自ら作り出している人もいるのかも、自分に対して。まぁそのへんはいっか。
「路上シンガー」のくだりワラタ。
がループ感弱し。恐怖映画の結末、もう死んだと思っていたジェイソンが再び現れるような恐ろし感が欲しかったなぁって。
>>246 「現代的トラジディ」
こちらは結末、巧いなぁ。P.S.現代社会の現代人へって感じ。
一連の勢い、三連の情緒はリズムいいと思うんだけれど
二連、これは汚いな。「時間の奴隷」「哀れな犬」うーん、ホントにそうかな?
一理はあると思う。まったく否定するわけじゃあないけれどネ、
>>241 の「心臓のトゲ」が示してくれた「世界に対する私の物の見方」、
私自身が呼び起こしているかもしれない「哀」。そのあたり俺は個人的に共感出来ない。
深夜、あまり人の居ない車内で 女の人が嗚咽を漏らしながら ボトボト涙を流していた。 周りを目をやると にやにやしたOL達 困惑した顔の年配の男性が居た。 しかしその女は 全く周りを気にはしていなかった。 私は少し離れたところからしばらく見てはいたが ああ、気の毒だなとしか感じなかった。 感情を床にばら撒き こちらにも流れては来てはいたが 私のそれとは違う層を流れている様だった。 前に知り合いと この電車に乗り合わせたとき こんな話をしてくれた。 少し込みあった車内 みんな何気ない顔をして 一つの電車に乗り合わせてはいるが それぞれ家に帰るとそれぞれが 深い悩みを抱えているのだと。 そしてこうして公に出ているときだけその顔を 表に出さないのがその人のプライドなのだと。
その時は、当たり前の事だと思って聞き流していたが 彼の言をふと思い返した。 しばらく私は他の人達の目を遠目で覗いて居たが 到底、自分には彼らの眼底の哀しみ等 汲み取る事は出来なかった。 だから瞳を閉じ 隅のほうで 重い頭を壁につけ その場に座り崩れないように立っていた。 途中、寂れた町の小さな駅で 電車は急行をやり過ごす為 信号待ちとなった。 エンジンが一時停止した車内は 不気味な程の静けさに包まれていた。 どうやらその女は前の駅で降りたようだった。
>>253 「新宿」
新宿は俺も好きな街です。アンダーグラウンドダンディーという感じデスね。
独自の改行はこの場合成功しているのかどうか疑問。
もしかしたら「池袋」や「渋谷」や「ニューヨーク」だったら違ったのでしょうか?
敢えて「新宿」なのが伝わって来ないス。視点は好みではあります。
>>257 「失うということ それでも求めるということ」
数字との対比面白いです。巻貝の使い方も効果的、絶妙。
「純粋100%の哀しさ」ってなんだろう?って本当は薄々分かっているんだけれど
ここは敢えて突っ込みたい。それを訳して欲しいと思う、言葉に。
>>262 「哀色」
一見「詩的」だが俺は感じなかった。色である意味、必要もそう感じられない。
作品全体からある一定のセンスは見てとれるんだけれど。
>>264 「卵の君はカロリーが高い」
そりゃ哀しい。
だろうけれど、だいぶ読み手の「哀センス」に頼らざる得ないかも。
哀しいたけで終わったらこのお題は哀しいお題だ、トカ。
>>265 「さかなたち」
凄くいい題名だなぁって思った。
さかなと自分のシンクロニティー、背景に神様が決めた生態系の哀しみなのかな。
やや共感に欠く面はあるがこの作風の場合、俺なら大幅に言葉を削って「哀しさ」を炙り出してみたい。
「さかなたち」
あのさかなたちは ただ泳ぎつづける
そのように かみさまに決められている
海そうは ただそこで揺れている
岩も ただそこでじっとしている
泳ぎつづけるさかなたちを見るぼくの目は、
かなしい。
>>277-278 全体的に雑なんだけれど、作品はキラリと光る。何よりストーリーを感じるしこの作者の視点は好き。
「座り崩れないように立っていた」等読み手もすぐ感じてくれるような巧い表現も見当たるのに
「にやにやしたOL達」「困惑した顔の年配の」「眼底の哀しみ等」は雑だなぁ。
一連終い、疑問なんだけどそれって「プライド」かな?
じゃあプライドって何だっけ?と、俺としてはここ本質を突っ込んで欲しい。
哀しい?現代社会の本質をえぐる視点。
「座り崩れないように〜」から終いまではほぼ文句無し。
信号の停止、エンジン音の描写もいいところ持って来るなぁ、簡単に脳裏に浮かぶ。
前の駅で降りる女性、激しいポエジーを感じる。
>>270 「一生」
哀しそうだなぁ、むしろ悲しいか。一生か、重いな。
>>256 「混乱と誤解からの再生」
再生へと向かう作者は我々の希望だ。
んだども「唇を重ねても」「パンドラの箱」うーん、どうなんだろ。共感しなくいな。
「言葉はいつも膣外射精」これ題名にしてここから膨らませたらもっと面白くなったかなぁって。
>>243 「無題」
敢えてこれは無題なのか、少し怖いな。
サンバのリズムってのがいいね、「太陽がいっぱい」を思い出した。
ぽたん ぽたん すこしづつ すこしづつ わたしの形になってゆく ぽたん ぽたん 蒼い水底に もう魚などいない
283 :
名前はいらない :03/02/22 01:26 ID:7GFGNPPz
あの頃 水のように 風のように ゆらゆらと 流されていた 別れ路 もし 流されず歩んでいたら 今はきっと 多分きっと ありのままに そのままに もう迷わない 一歩 一歩 大地を踏みしめ 歩いて逝く たぶん きっと
284 :
「童哀」 :03/02/22 01:46 ID:OcRw6Psm
欠けた月が鋭くて 薄目を開くベットの子供 去っていく母さん 止んでしまった子守唄 青い夜に意識の落下 ドアの閉まる音聞いて 幼い孤独は眠りが包み 小さな小さな蛹となる 知らない間にココロのそこで 不法投棄された孤独の蛹達 やがて毒の粉撒く蛾となって 青い炎の中へ身を投げる まってって 母さんに言いたかったんだ ただそれだけだったんだ...。
285 :
名前はいらない :03/02/22 05:28 ID:vcdH7FfN
>>246 :現代的トラジディ :03/02/19 21:24 ID:YAYJsq3i
う*^_^*ん 悲しむ時間も無いっての悲しいかも……。
>>277 :それから(1/2) :03/02/21 21:54 ID:qqV5esEf
> 深夜、あまり人の居ない車内で
凄い! 「話してくれた彼」ってどんなヒトか? って疑問残るけど。それも余韻か?
書き過ぎない、書き足りない所がない……。あとは、新しさが……あったら最高!
286 :
名前はいらない :03/02/22 06:15 ID:U2AhNY2k
289 :
(??∀??) ◆UCC.qiCFzc :03/02/22 11:52 ID:UCCNp76m
_、_ コーヒードゾー ( ,_ノ` ) ζ [ ̄]'E
290 :
幕間 :03/02/22 17:16 ID:YJD5FkQ6
二層をもろとも切って、めくれた皮と肉との隙間に、落ちているはずだったもの「戦慄」 こうして生々しい、脈動の行き着きに居して、一方この動脈に宿るはずだった「歓喜」を奪った「怠惰」 「精液」を出して残していくべきだろうかという「煩悶」が、明らかに「凡百なままの人」を表わしている 「私的」なレトリックに酔いしれる、「スタンダードな自慰」と何ら変わりないじゃないか さて、僕はここで思い切り泣きわめくべきだろうか 「やめておけ、こうした自問が既に萎えている証拠じゃないか」 けれど、外部から見ればそんなことは判らないじゃないか 「そうさ、きっと都合よく解釈してくれるだろう、 そして、それを望み通りと言って笑うのだろう」 そうだ、ところであれは何度目だった、退色の進行具合はどうした 感想を一通り並べ終え、めくれた爪と肉との隙間に、残っている黒ずんだものに「苦笑」 こうした生々しい、証拠や残り香への対処に、一方的な遣り口で切り捨てれば「自嘲」だが残る「未練」 「正解」を出して記しておくべきだろうかという「愚問」が、浮かぶほど凡庸な日々は早急に距離を詰める 「詩的」なストイックに酔いしれて、後で冷めると知る自慰のごとく顔色ひとつ変えぬまま さて、僕はここで作家らしく言葉等紡ぐべきだろうか 「やってみろ、そもそも自問なぞ演出だと自覚しているくせに」 だが、僕の体液はこの世界にあって流れもするじゃないか 「そうさ、そして繰り返して同じ道を辿るだろう、 そして、それを望み通りと言って笑うのだろう」 そうだ、ところでやはり高ぶってきた、ここはひとつ抜いておこう
虚空の彼方 名もなき天界の一隅で泣いていたのは天使 流れよ我が涙 そう呟いたのはいつのことだったのだろう あの日からもう 幾百 幾千 幾万年 どれだけの 哀しみを流して 目を開いても 閉じていても 溢れる涙はとまることを知らない 泣き続けているから この世の始まりから おそらくは終末まで この涙涸れることなく
何が哀しいの 放たれた問いに 天使は哀しみをこらえて答えるだろう お前達の罪が、と・・・ 降り止まぬ天界よりの雨滴 どれだけ染みいれば 変わることができるというのか 天使は泣いているのだろう 今も これからも
293 :
彼方 :03/02/22 20:09 ID:WxBj5BGE
夢を見た 遠く、はるかなる日 悲しいほどになつかしい記憶 誰かが言った 「記憶は記録。書き換えればいい」と それは閉じ込められた記憶 深く 霧の中へ 深く 深く 霧が風に流されれば それは醜く表面化する そして堕ちてゆく 深く 深く 記録と共に、私自身も深く 霧の中へ
162 名前:Canopus ◆DYj1h.j3e. 投稿日:2003/02/22(土) 22:04
梁山泊スレの寸評です。
>>282 よけいな物を全て削ぎ落とした、まっさらの「哀しみ」です。深みと
透明感を感じます。いいですよ。「蒼い水底」のことばが、やや浅いかも。
「ぽたん」とイメージがダブるし、「魚」で水の説明はついてるし。
>>283 ことばの調子と余韻を重視したと思うんですが、人生の道を普通の表
現で書いたんで、余韻がかえって手抜きに感じます。「逝く」も時の流れを表
すキーワードなんですが、効果的には思われませんでした。
>>284 幼児の哀しみ、死への近さは、映画「ミツバチのささやき」や北杜夫
の「百蛾譜」なんかでもお馴染み。何故か昆虫がらみですね。それらと比較す
るのは酷ですが、世界の作り込みに甘さを感じます。最終3行で文体を変える
のは、逆効果にも感じるのですが…。
295 :
かのぷー代理 ◆317..n/Ke6 :03/02/22 22:48 ID:/8hnvxra
164 名前:Canopus ◆DYj1h.j3e. 投稿日:2003/02/22(土) 22:35
>>289 湯気の表現と、イキなトリップに、75点(100点満点)。甘いかな。
>>290 うーん、これを「哀しみ」と言っちゃうのね…。そんなに自分を「精
確に」捉えてほしいのかなあ。「ギャップ」を楽しむのも「一興」。「どうし
ても言いたいことだけ」伝われば「イイ」んじゃないかな。「筋道」をたてな
がらも、「詩情」が出ていることは、「評価」します。
>>291-292 タイトルと、冒頭の2行は、いいんだけどなあ…。高橋睦郎さんあ
たりが、手をかえ品をかえて書いていることを、最も単純な構図で書いてしま
った印象です。「罪」だけでは、浅い。情景描写を書き込むことで、それを表
現してみては。
>>293 「遠く、はるかなる」「悲しいほどになつかしい」「醜く表面化」
「堕ちてゆく」のことばがすべて、ただの羅列にとどまっています。忘却の彼
方への旅は分るんですけどね…。この詩に関しては、表面的な気取りを感じる。
ーーーーー
以上です。
何故、俺が代理をしてるのか?ってのは梁山泊雑談参照です。
296 :
涙と哀しみの定義 :03/02/22 23:06 ID:VflplozJ
涙の出るメカニズム 嬉しさも、哀しさも、怒りも、 それら全て違う涙で きっかけも違うことで じゃあ、「哀しみ」の涙はどこから来るの? 哀しさに流れなかった涙もある その涙は「哀しさ」を語れずに終わる だけど、「哀しみ」は残る 「哀しみ」と「涙」は関連付けられて 同じところに存在しているのではないの? そんな問いにも答えがあります 「涙と哀しみの定義」 それは決して"="ではなく、敢えて言うなら"≒"でしょうか 流したくても流せない涙と哀しみは、同じところには存在しません 流したくなくても流す涙とその理由が、同じところには存在していないように 「哀しみ」と「涙」が"="になる時は、その「涙」が「哀しみ」のために生まれたとき 例えば、「哀しみ」を語れなかった涙が存在したら その涙は「哀しみ」のために存在しているのではないのです ですから 「涙≒哀しみ」となるのです 涙の出るメカニズム それは、体の構造と、その「涙」がどのように存在するかということ 「哀しみ」を語る「涙」は、誰の中にももたらされています あなたの本当の「哀しみ」がもし訪れたら、綺麗な「涙」が「哀しみ」を癒してくれるでしょう では、もう一度 「涙≒哀しみ」
297 :
たもい :03/02/22 23:16 ID:zJCFSNF0
298 :
哀しさ :03/02/22 23:19 ID:w2tpaw0A
叶わぬ恋の痛みって生まれ得ぬ子供の苦しみだってさ
299 :
男と女 :03/02/23 01:50 ID:pUonaAPP
ぼくが見つめると彼女の目元に影が差す どうして笑っていたのに 不快になるの? ぼくはあなたが好ましいだけ 景色の中からあなたが浮き上がってくる 無理に見ないのも不自然だし ぼくも笑いを忘れそう ちっちゃな子猫みたいに柔らかそう 見ない様にするから笑っていて
my人差し指がプルプルいってます。 300ゲトーしろってことでいいですか?
301 :
カナシミブルー〜哀しみの向こう側〜 :03/02/23 07:01 ID:7i3Xh5v3
哀悼すべき対象は 安息の中 どこまでも白いヴェールに包まれて カリキュラムを修了した証として 真っ白な翼で天高く羽ばたいた しっかりと地に足をつけることを嘲笑うような軽やかな動きを羨む ナフタリンで浄められた少女は 暗闇の中 白い肌をきらめかせて みんなが寝静まった頃 禁断の園でひとり遊びに興じているらしく シュプレヒコールの真似をして 流れ星に願いを投げかけている のばした手は何を掴むわけでもなく 脱力のポーズで誰かの掌を待ち ミスジャッジで流れる涙ひとすじ 目の前を通り過ぎるミスキャスト 向きを変えてみても 顔のない群れの絶え間ない入れ替えばかり ブルースはどこまでも響くのに 伝えたい言葉は途切れ霞んでいく ここで夜空の光を浴びて 黒く澱んだ穢れを宝石に変えられたなら ルビーの指輪に運命を閉じ込めて この夜が終わるまで踊りましょう うしろの正面では 無表情な時計の針が 時間を流し続けている 1時をまわったとき オルゴールに合わせてピエロが芝居を始めた 側に飾られた少女の形見に溢れる涙は 蒼い哀しみの海へ沈み行く
302 :
名前はいらない :03/02/23 07:15 ID:2SWhlndQ
>>217 「鶴」
奇をてらっていなく、言葉ひとつずつが適切に選ばれている良い作品とおもいます。
なぜ「わたし」が「折り鶴」を「開いてゆく」のか作中直接は触れられていないので、行為だけをたどると不可解なのですが、
一、ニ連の言葉の後でその描写があるので何らかの哀しさを読み取れます。
反対にどうも一、ニ連とそれ以降が分かれてしまっているような印象もあります。
一、ニ連の、ある種具体的な「哀しさ」がその後の描写にどう掛かっているのかが説明されていないので、落ち着かない気がするのです。
>>225 「道化」
「哀しさ」のお題で「道化」というタイトルで、もうやられたって感じです。
>>277-278 「それから」
秀逸なショートショートという印象も、その域を出ていないと感じました。
タイトルやラストニ連の余韻など完成度はとても高いです。
全体に統一したべたつかない文。「何気ない顔」をしている「私」の視点にも哀しさを感じました。
この作品が小説ではなく詩であることに何かプラスがあれば、さらに良いとおもいます。
>>188 つれづれなるままに。思い悩むふうもなく、哀しさよりは退屈さであろう。
主題は的確に描かれているが、もう少し視点をずらしてもいい。
>>191-193 説教芸も堂に入ってきた。おいたが過ぎて、さらなる魅力も加わった。
僕には、こんなに愛に満ちた言葉は吐けない。と心から思う。
>>194 行間を大切にするなら、言葉は説明的に使わない方がいいと。
感情は線ではなく、面で出来ているのではないか、と。そんな印象。
>>199 僕は哀しみを「石」という言葉に置き換えて読んでしまったのだが、
ならば哀しみという語を使わず、徹底的に「石」についての詩にすれば、とか。
>>200 これも手法は
>>199 と同じ。こちらは視点をやや高めに設定してある。
そのためか、最後の少女がくれたあめ玉の映像が鮮明にもなった。
>>201 一連目、特に六行目の表現が秀逸なだけに、後半の語り過ぎは残念。
最後の納得も、なんだか納得がいかない。「神さま」は便利だが使いづらい語。
>>202 言葉に飾りがなくて、確かに哀しみが際立っている。
しかしテーマが哀しみだと知らないで読むと、ちょっと理解しづらい。
>>203 美しすぎるのではないか。正論を吐く輩のようではないか。
美しさに寄っかかり過ぎは卑怯じゃないか、と実作者として思わないでもない。
>>204 手放しに好きなんです。こういうタイプの作品。石原吉郎とか。
それだけに既視感も拭えないけど、好きです。
>>205 前にチャンプ取った、撫子さんの「アコガレート」に似た手法。
一人で夜中に牛乳を飲む時、僕はいつも哀しくなる。それを思い出した。
>>209-210 哀しさと淋しさは、似ているのか。決定的に違うという気もする。
行の繋ぎが本当にうまいし、心も鮮明。テーマが淋しさであったなら高得点のはず。
>>211-212 特に後半、哀しさを広い場所で遊ばせている感じがいいし、
中盤の表現など、どれも殺し文句になり得る。もっと構成に凝っても。
>>213 短さのわりに、ちょっと物語を匂わせ過ぎかもしれない。
二連と三連の間にある断絶が大きすぎて、落ち着けない。
>>214 よくあることを多く言い過ぎているかもしれないが、
最後の彼女の言葉は、真に輝いていると思う。
>>215-216 へちまって哀しい響きだよね。でも本人はあんまり哀しそうでもない。
やっぱり男の元へ贈られてみるべきじゃないだろうか。
>>217 「詩」を書こうという意図が強すぎるのかも。
はっきりしないものをぼんやり書けたという意味ではそれなりに良。
>>221-224 結局のところ「ネロ」の焼き直しになってしまっている。
新しい解釈なら引用もありだが、同じテーマだと作品どうし引き比べてしまう。
>>225-226 「人の色」について、もう少し親切な描写があれば。
「僕」の第三者的な視点を、もっと道化の側にずらしてもいいのでは。
>>227 「後悔と懐古」みたいに広すぎる概念から詩文が始まると、読者が入りづらい。
どのような「後悔と懐古」か、そこからだと思う。
>>230-231 主人を待たなくなった犬は、今度は何を待つのか。
書かないでもいいかもしれないし、書いて欲しいとも思う。そこのところ。
306 :
出会いNO1 :03/02/23 09:04 ID:ygTl/TPz
今回のお題は「哀しさ」。
〆切は本日いっぱいです。
ルール
>>2-3 を読んで、お気軽に御参加くださいませ。
デザートもそこそこに店を出た ナプキンはもうない 灰色の落ち葉にゆっくり落ちる涙 わたしにはちっともわからない なぜ 間に合わなかったのか 前を歩く似非天使 こちらを向き両腕を広げる わたしにはちっともわからない なぜ今 鼓動を聞かせるのか 天から降るキスが嗚咽を吸い取る どうか泣きやんで お願いだ 服の中に滑り込む手 赤ん坊をあやすように 背中をさすりながら 時間切れを待っている
胸元のボタンを自らはずす 甘く噛まれ湯をこぼしたように熱が滲む うらはらに冷たい足先 わたしにはちっともわからない なぜ 身体が恥知らずなのか 君まで困らせるのか どうか泣きやんで お願いだ こうされて初めて 求められていないことがわかる 今だけの天使よ もっと酷く扱ってください 何もわからなくなるくらい わたしを哀れに思うのなら
哀しみは常に誰もいない宙にむかっての告白である。
311 :
嗚呼 哀しき人生 :03/02/23 15:19 ID:RwXp/3lo
依存していた 信じていた人 生まれてきた ものとの別れ から裏切られ その事 さえも 人でも物でも 鼻で 笑われ 間違いなのか 何をやっても 無理したって 巧くいかない 限界くるのが 成功出来ない 人よりはやい 認められない 積み 重ねて 外を出歩けば 一生懸命 に やってきた事 糞を踏み人に 何を したって 全てが空回り やはり 笑われ おもい切って .昨日の 午後 物を買ったら 上司から通達 翌日.大特価 来なくていいよ 帰宅後妻が 神様は 俺に 俺が一体何を 最後の宣告 哀れみという したというのだ 別れましょう 罰を.与えた? したというのだ
眼を覆う惨事を記号化したのは均等にやってきた不揃いの模様たち 惑星たちの歩みとはいつも関係を持たされて苦労している 暦の不具合を嘆く そんな皆様のご期待に沿うため 結局あの地平線すれすれの太陽に照らされて 影は一周して彼の前に現れたから ずっと追いつけない影ふみを続けるのです 「ただの言葉の羅列がそれを成したら良いのにな、と思った」 とはM君(享年22)のダイイング・メッセージでした 例えばあの夏がカレンダーの絵柄で決められたとする そんな仮説を立ててやってきた冬を綴じて 眠るのが人々ということで 珍しさだけを言葉に換えようとして失敗した皆様を 見ぬふりをして飛んでいったあのセスナのように けたたましい警報で攪拌したのです 「それは”ただの”羅列にはならないから撞着ね」 とはAさん(23)が彼を見取った後に呟いた言葉だそうです あとの知らない静寂は、誰かの哀しさに見立てられますでしょうか? そして この物語はフィクションであり 実在の団体・人物・眼・鼻・口・自分の頭脳に関係がないことを ここで簡潔に宣言したいと思います ──以上、右手と左手の談話──
>>308-309 女性(おんな)の肉体(からだ)の哀しみ。
二元論的に分離しがちだった「心」と「体」を「体」に一元化したような
最終連の烈しさにすっきりした読後感。自尊の小崩壊。
場所不明の早急。
>>310 そこが「悲しみ」との違いだろうか。
哀しみの独自性または特殊性。
>>311 不遇とその嘆息をブロック状に調整した。市松。
その遊び心が切実感を放棄しているかのようだけど
内容も徐々にコミカル調に。
314 :
◆MD76fFko5o :03/02/23 23:41 ID:SzBEcic7
投稿は本日中に締め切りでーす。残り20分切ったかな?
お題は「哀しさ」
詳細・ルールは
>>2-3
315 :
かなしいときー :03/02/23 23:54 ID:bEsrZ8Jo
梁山泊スレの締め切り明日までだと思っていたら 今日までだったときー しかものこり10分切ってるときー なんにも思いつかねーよ、バカ! とりあえず今の気持ち、 すっごい哀しい、、、
316 :
たもい :03/02/23 23:59 ID:b+K4A04p
↑ 最高
317 :
青い哀しみ1 :03/02/23 23:59 ID:w9FynrXb
青い春風が 校庭を駆け抜けた 沢山の笑い声と 泣き声がまざった 今日は卒業式 ありがとう さようなら 元気でね 好きだったよ 言えなかった言葉は 今なら言えるはず ずっと言えなかった 怖くて言い出せなかった 告白を。 今伝えなきゃ そう急かす気持ちが 心を痛くする…
318 :
青い哀しみ2 :03/02/24 00:00 ID:CVsEj3mL
僕はずっと 君を見ていたよ 寂しい嘘をついて 意地をはりあった君 いつも近くにいたのに 遠くへ行く君に これを受け取ってほしい… 「由衣、待てよ!!」 友達に遅れをとりながら歩く その帰り道 メールの着信とともに流れる 一筋の涙 そして第二ボタンのない制服 …さよなら僕の青い春
319 :
名前はいらない :03/02/24 00:02 ID:2pXpPoHO
零時ぴったりってのもすごいな・・・
320 :
( ´∀`)つ ゆーちん☆ ◆sO1Gkm5/wY :03/02/24 00:03 ID:/1yWsyqp
締め切りでつよ〜☆ 批評者さんも、投稿者さんもご苦労様☆ 議論などは、議論スレへ。 それでは、みなさん次回までさよなら〜☆
>>233 ひとりいて、哀しみきれないことを哀しむ、というような。
様々な角度から哀しみを試して、結局暖かくなってしまう、そのこともまた。
>>234 ここに描かれている感情は、詩以外で表そうとすると難しいと思う。
つまりこれこそ、詩である。が後半の弛緩に推敲の余地あり。
>>235 世界の暗さの前では、太陽があることなんて信じられるものだろうか。
強く見ようとしなければ見えないはず、を楽観視している感じ。
>>237-238 おまえら本当にかなしいのか!!そんな哀しさは口実じゃないのか!!
まさかこれ、緑本氏じゃないだろうな。。。思う。
>>239 狙ってるのか天然なのか、わかりづらい文体。
対比が曖昧で、やや鮮やかさに欠けるとも思う。
>>241 つぶやきがちっとも詩的じゃないのがいい。
トゲの大きさには変化があってもいいかもしれない。
>>243 「逝く」という言葉が、こんなに違和感を持つようになったのは、
やっぱり2ちゃんのせいなんだろうな。。。なんか哀しくなった。
>>246 二連部分は、一連にすでに含まれてしまっている。
最後の連を強調するためには、もっと一連の忙しさを重ねて書いてもよかったのでは。
>>249 この細部に哀しみを感じさせる力量はなかなか。
不格好に、しかし着実に人間は成長していくよ。そんなストレートな思い。
>>252 溺れること、の哀しみについてはよく描かれている。
もう少し見たいのは、25mという「長さ」に対する絶望、とか。
>>253 僕は「町」のお題の時にやりましたが、都市特有の哀しさを描くとき、
どうしてもステレオタイプに寄り掛かってしまう。この作品も回避できなかった感。
>>256 2連以降が蛇足になっているように感じてしまうのは、
あまりにも1連が起承転結のはっきりした小作品に仕上がってしまったからだ、と。
>>257 増加する数と描写が実にうまくはまっているし、リフレインも効果的。
内容がよく引き締まっているだけに、タイトルがちょっとだらしない感じ。
>>262 タイトル「哀色」とあるのに、一行目で「哀れな色使い」とだぶらせるのは、
しつこい上に、続く色の描写をくすませるベタとなってしまって残念。
>>264 内容があまりにも素直なのに、タイトルがひねり過ぎでは。
でもそのミスマッチがいいとか。ちょっと悩むところ。
>>265 なぜ泳ぐか、なぜ食われるか。その問いを出してしまった限りは、
そこそこ深く潜ってほしかったとは思う。目の色のくもりを取り去って。
>>270 涙はそもそも哀しさの表現形式なわけだから、
涙が溢れ出すことが哀しさの理由にはならないのではないかと。その涙の奥には何が。
>>277-278 「私のそれとは違う層を流れている」というような鮮やかな発見に比べて、
後半の「当たり前のこと」はあまりにも当たり前だ。蛇足気味に。
>>282 「わたしのかたち」の手ごたえの無さ。を狙いとしても、
やはり読者はどうしてもかたちを見い出すことができない。もっとヒントを。
>>283 もう迷わない、と言い切れる強さはそう得られるものじゃないと。
どうも疑ってかかってしまう僕のひねくれ。で、「逝く」という言葉が(略
>>284 蛹になり、殻をつきやぶるほどに肥大したものは何か。
仮に僕だったら、そこのところを突き詰めたい。そこにこそ「童哀」が。
>>290 抜いたあとの残骸を見せられた側としては、
その自慰の徹底ぶりには舌を巻いておこうか、ただ舌を出しておこうか。
>>291-292 私的意見ですが、涙ってそうとう醜いものですよね。泣いてる恋人とか。
鼻水ずるずるいわしてしゃくりあげる天使の像が浮かんでしまう。すみません。
>>293 晴れたのか晴れないのか、霧。むしろはっきり晴れるべきだ。
そのうえで選び取ればいい。そこから記録すればいい。堕ちるのはそのあと!
>>296 けっきょくいまいちあんまり説明になってないんじゃ?
そういう狙いのあるナンセンスなんだろうか。ならば谷川俊太郎ばりに徹底を。
>>298 ほとんど直喩。うん、確かにそうだよね。という感じ。
でもこの短さに期待するのは、あっ、なるほど、そうくるか!だと。
>>299 とてもよい雰囲気。でも作りこんでほしい。
「ぼくはあなたが好ましいだけ」は地味にヒットしました。
>>301 もういくとこまでいった感じの、縦読み。
哀しみというか、ほとんどひきつった笑いあるいはおぞましさ。の少女。
>>308-309 タイトルについて3分ほど悩んでみましたが分かりませんでした。
その内容、その哀しみ具合にはちゃんと欲情しました。
>>310 完成されたアフォリズムではある。
しかし詩作品としてなら、これは一行目であろう。ここから開く。
325 :
激辛正当派 ◆PmUYNHN29Q :03/02/24 02:24 ID:yQ4jruss
>>311 もっと些細な哀しさの詰め合わせ松花堂弁当とかでも。
「翌日大特価」とか、そういうやつの。単なる僕の好みとして。
>>312 詩人の死について。Aさんの痛烈な言葉がなかなか沁みます。
この確信犯的な構成とか、詩らしさがなくて好きだ。
>>315 4日前には書いて、しばらく寝かせて推敲とかすべきだ!
とは思っても、詩の神様はタイミング良く降りて来ては下さらないですよね。
>>317-318 青い。哀しいよりは面白いと感じる僕はもう大人。
リアルにこれを哀しみと読みたいけど、もう無理。青くなれない哀しみ。
。。。寸評おわり。久々に全作品やってみました。
おつです〜>激辛正当派 さん
>>326 どうもです。
相当急いだので雑なコメントになってるかもしれません。
審査は明日させていただきます。
328 :
激辛正当派 ◆PmUYNHN29Q :03/02/24 02:41 ID:yQ4jruss
審査期間に入ってます。 審査員の方々は、是非とも配点をお願いします。 〆切は2月26日0時。
「哀しさ」というお題でした。正直、どこかで読んだような詩が多かった。
詩の真似っぽいなぁって思った。生きた「哀」が伝わってこなかった。
哀しさで広げられるかよって言わないで詩人の見る世界。
【3点】
>>204 「哀しさ」
寸評参照。生命の宿る詩。投稿作品は多くあるけれど詩自体が生きている作品は少なかったと感じる。
この詩には確実に生命が宿っている。詩とはこうあるべきだと俺は思う。文句無し。
【2点】
>>211-212 「ノイズライム」
寸評参照。言葉の選び方、使い方、展開、配置これは素晴らしい。
詩作品の一連目に特にこだわる俺としてもこの一連目は驚愕、圧巻。勉強になった。
【1点】
>>191-193 「他者に心が通じぬと感じる者への詩」
>>200 「哀しみ哀歌」
>>277-278 「それから」
>>312 「詩の書き方を忘れてしまったので」
>>270 「一生 」
もうちょっと落ち着いて書き込んで下さい。二日くらい。
正直、「だから何?」としか思えません。
>>277-278 「それから」
背伸びしてるような。あらばっかり探してしまいます。
もっと見直して。もっとあなたらしくあって。
>>282 「哀しみのかたち」
解釈に苦しみます。「もう」「など」がどうしてもひっかかる。
あなたはどうありたいのでしょう。
>>283 「名前はいらない」
意志が弱い。「新しい自分」に酔ってるような。
あなたは全く変わっていません。どうぞ歩いて逝って下さい。
>>284 「童哀」
素敵です。だから残念。3連目のリズムが特に。
2連目までは完成されてます。でももうちょっと捻っても良かった。
>>290 「幕間」
大好きです。どうとでも取れる感はありますが。
>>291-292 「流れよ我が涙、と天使は言った」
その天使は哀しいから涙を流しているのだろうか。
否、泣くことが存在意義なのだ。
>>293 「彼方」
言いたいことがピンボケしすぎているような。
伝えたい言葉をもっと押し出して。
>>296 「涙と哀しみの定義」
無理に答えを出そうとしていませんか。
今、何か焦っていませんか。
>>298 「哀しさ」
どうなんでしょう。あなたの意見が聞きたいです。
>>299 「男と女」
繊細ですね。でももっと表現豊かに。
あなたの詩集があれば買いたいです。
>>301 「カナシミブルー〜哀しみの向こう側〜」
よくわからないようでよく解る。でもパンチ不足。
でも逆にあっさりした喉ごしがいいのかも。どきどき。
>>308-309 「264ページ中段二行目」
珍走族の車みたい。ごてごてしてまとまりがないというか。
統一感というか、筋のようなものが欲しいです。
>>310 「哀しみ」
言わんとしてることは解ります。
>>311 「嗚呼 哀しき人生」
以下を本文に打ち込めばブラウザが変換してくれます。コピペ不可。
「&#8201;」→2ドットスペース(█ █)
「&#160;」→半角(5ドット)スペース(█ █)
/これの使用で、半角スペース関連の制約を潜脱可能です。
「&#8194;」→8ドットスペース(█ █)
「&#8195;」→16ドットスペース(█ █)
>>312 「詩の書き方を忘れてしまったので」
僕はオナーニが趣味です。暇な日は11回くらいします。
でもあなたはあまりしないでしょう。こっちで昇華してるもの。
>>315 「かなしいときー」
ストレートな表現が切実さを引き立てています。すげぇ。
正直、一番共感できました。注意書きはじっくり読もう。
>>317-318 「青い哀しみ」
青い。もう青いなんてもんじゃない。超青い。
その気持ちを忘れずに。あなたの財産です。でもちょっと普通。
3点
>>202 :「自作自演7」
2点
>>204 :「哀しさ」
>>241 :「心臓のトゲ 」
1点
>>257 :「失うということ それでも求めるということ」
>>215-216 :「へちま男」
>>284 :「童哀」
>>315 「かなしいときー」
ちょっと点数まきすぎたかも^^;
それと、とてつもなく見当違いで失礼なことを言ってる気がしますが
あまり気になさらないで下さい。
正直、哀しさじたいを楽しむ気にはなれないほうです。
哀しみという質問に対して答えようとしているような作品を中心に
選んだ感じになりました。
【3点】
>>215-216 「へちま男」おもしろい。でもすごい傷がある。永遠に
女性にしか好かれないのは哀しい。それを受け入れて嬉しそう。
へちまに関する勉強にもなりました。
【2点】
>>299 「男と女」世界に笑ってほしいから、彼女を見ないようにする僕。
愛されるより愛する強さ。好き。
>>191-193 「他者に心が通じぬと感じる者への詩」いちいち気がきいてる。
綾小路きみまろみたい。
>>237-238 「さ」どんな哀しさか書いてないけど、別々の箱の中の哀しさがよくわかる。
触れ合うこと、話しあうことで何かが動く。で、おもしろうらやましい。
>>249 「A Friend」哀しさがまったく書かれてないのがいい。
でいて、哀しい。それをひきずって、前へ進む。両方へのベクトルを無視しない。ラヴだ。
335 :
ななほし ◆lYiSp4aok. :03/02/25 00:34 ID:6OIH88W6
採点デス。よろしく〜
3点
>>270 :一生 :03/02/21 06:29 ID:gQHEMg2S
ぞくっとした。 ……ので3点
2点
>>215 :へちま男 :03/02/18 16:16 ID:+TEH36AW
一番おもしろかった。
2点
>>230 :哀しい犬1 :03/02/19 02:07 ID:9uOQ4J6/
待たない犬。待たない人間。
……かなしいかも。待ちつづける姿も美談に化けなきゃかなしいかも
2点
>>241 :心臓のトゲ :03/02/19 15:36 ID:35oF0XJB
共感。……「カップルを見て」と終わっているが詩としてはちょいたりにゃい??
2点
>>246 :現代的トラジディ :03/02/19 21:24 ID:YAYJsq3i
この詩にも共感だけど、詩として終(とじ)ている共感。
1点
>>209 :夕暮 :03/02/18 00:37 ID:eUKWx5TP
>じかに首筋に鼻を近づける。 くんくん。
1点
>>277 :それから(1/2) :03/02/21 21:54 ID:qqV5esEf
すごいけど、展開が読めるような……
1点
>>311 :嗚呼 哀しき人生 :03/02/23 15:19 ID:RwXp/3lo
ううう、せつない。
336 :
激辛正当派 ◆PmUYNHN29Q :03/02/25 01:40 ID:b6RuqupA
3点
>>249 「A friend」
スタンダードです。てらいもない。
しかしこのような作品を書いてしまう詩人の資質を、
僕はもっとも素晴らしいものだと思うのです。
ひとつのことを短く語りながら、とても小さなものから、
一番遠いものまでを見据える。読んで素直にいい気分になった。
2点
>>204 「哀しさ」
うまい人なら、こういうスタイルはいくらでも書けそう。
でもこの素っ気無さで、この説得力はまれにしか手に入らない。
ただ違和感は最後の行。「哀しさ」が浮き出し過ぎている、と。
>>211-212 言葉が踊っている。自由を感じる。
でも、哀しさが深まらず上滑っているようにも取れてしまう。
特に最終連が広がり過ぎて、感情が散ってしまったような。
1点
>>290 カッコ書きやら文体やら、異常に不親切なその全てが、
自慰行為そのものを的確に表現している。
それをまた読んで面白がることも自慰であると自省しつつ。
>>299 この短さとこの語彙、そしてこのテーマ。
これでオリジナリティを出すことは相当難しいと思う。
にもかかわらず、作者の感性はそれをなし得ている。少なくともその萌芽。
>>312 メタ詩?というような、詩についての詩と解釈。
って結構よくある手法なんだとは思うのだけれど。
Aさんの言葉がするどい哀しさを伴って響いてきます。
337 :
ひとみ :03/02/25 03:37 ID:LOrRY+0Z
339 :
ななしくん ◆4DGPgRhQFI :03/02/25 12:03 ID:hGn/LFCv
ほんとうに哀しい作品ってのは、明るくなるものなんだよね
「哀しい、哀しい」っていってる作品ほどじつは哀しくない
>>249 に1点だけ
341 :
名前はいらない :03/02/25 23:34 ID:iFX7OMI/
あと30分で〆切です。 審査おねがいage
【3点】
>>211-212 「ノイズライム」
辞書で遊んだことある子供時代。辞書を大切にする大人は好き。
がり勉ポップの妙。かわいい、いとしいが泣きそうに来た。
>>215-216 「へちま男」
浮世絵。化粧箱の品。しゃもじ顔の女の裸と長い首。
魚座と乙女の比が綺麗。換気の効いた頭が広い領土持ってる強み。
【2点】
>>209-210 「夕暮れ」
色っぽいでしょ?ね?なのは私あまり、つつも。右手先→鎖骨→左手先まで
すろろろと伝わされてく、新体操のボールになって凄く気持良かった。
EX:おしたおして→(波打つパス)したい’。
【1点】
>>191-193 「他者に心が通じぬと感じる者への詩」
毎度。まだいけてる。
>>204 「个~个」
哀←漢字の形ね。シンプルアイデア賞。こじつけゼロお見事。
私も「わ」の時したかった。無理だった。
>>230-231 「哀しい犬」
きぁんきぁんきぁんきぁんきぁん’で発狂迫られた。題が惜しい。
>>284 「童哀」
語調合わせないコレだからいいのかな。
>>290 「暗幕」
濃いい葛藤の数十分。本無しで読書できる男性は得。液の使い方は難しいね。
>>315 「かなしいときー」
ギリギリ滑り込みの瞬間から見てたので最高に可愛かった。点数は絶対入れる。
ピンとくるのがなかった ↓さっき作ったやつ 題名「悲哀浮き」 こんなのもあるよと スミレの紫に振り向かれて気付く与えられた物 (への) 自分の接続詞繋がりは 突起とか指とか揺らせそよかせとく・・・
投票〆切りました。 これより集計にはいりまーす。
集計、宜しくお願いします。
347 :
激辛正当派 ◆PmUYNHN29Q :03/02/26 00:08 ID:KJFPZoVN
集計しましょうか? ってすでにノートに書き終えました。 クロラ氏がやるなら、僕はチェックを担当します。
>>347 あっ、じゃあお願いします。
僕がチェック担当します。
1から10まで間違いありません。
351 :
名前はいらない :03/02/26 00:25 ID:YPYkceBb
チャンプと準チャンプ合っています。
353 :
激辛正当派 ◆PmUYNHN29Q :03/02/26 00:28 ID:KJFPZoVN
では、これで確定いたします。
〜〜〜〜〜〜祝〜〜〜〜〜〜〜
チャンプ
>>215-216 「へちま男」
準チャンプ
>>204 「哀しさ」
>>211-212 「ノイズライム」
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
みなさま、おめでとうございます!!
栄えあるチャンプの人は、次のお題を出してくださいませ。 よろしくお願いします。
356 :
忍者ぐりまる ◆4DGPgRhQFI :03/02/26 00:41 ID:RUmdXgb0
どうも、自演事件で有名な「ななしくん」です(笑) 「へちま男」書きました ようやく獲れたよ新ルールでのチャンプ獲れた! 長かったな・・・(笑) 実際に俺は女性(正確には、一定年齢以上の女性)にしか好かれない男です しかも時代遅れな奴とくれば、まさにへちまのごとき哀しさ(笑) 即興で書いたんで、そのへんうまく出てたかどうかわかんないけど チャンプに選んでもらえて謙虚に嬉しいです 俺も成長したんですよ ピンクフラミンゴ、見てるかい?(笑) みなさま、ありがとうございました で、次のお題なんて考えてなかったから、ちょっと考えさせてね(笑)
357 :
忍者ぐりまる ◆4DGPgRhQFI :03/02/26 00:47 ID:RUmdXgb0
あ、あとあの詩の冒頭部分、わかりにくかったよね あれは贈物の包み紙の中から「へちま男」が現れたってこと 順番が「箱」→「包み紙」だから、中からだってわかるでしょ? いや、わかりにくかったよね(笑)ゴメン では、次のお題は「女性 or 男性」でお願いします 女性でもいいし、男性でもいいし、両方についてでもいい 同性について書いてもいいし、異性についてでもいい そんな感じで・・・どっちかに絞ったほうがいいかな?(笑)
358 :
个~个 ◆MARU/5W/LY :03/02/26 00:54 ID:nbet0Q/T
評価、まとめ 乙でした 次からは名無しで書きます
359 :
激辛正当派 ◆PmUYNHN29Q :03/02/26 01:08 ID:KJFPZoVN
次の戦いは、すでに始まっております。
お題は「女性 or 男性」。
〆切は3月5日0時。
ルールは
>>2-3 を。
そういえば雪の日には外を歩く人が皆しかめ面などして歩いているものだ困ったよう ないらついているようなそんな顔だ冷静に見ているとなにやらおかしくなってくる のだがそういう自分もいつのまにかしかめ面している誰も彼もしかめ面している老 人も子供もしかめ面している男も女もしかめ面しているすべての人がしかめ面してい る。
早っ。
362 :
ワンパターン@ :03/02/26 01:27 ID:/fN+wY2z
だんじょ 男女 man and woman; boy and girl; both sexes. 〜を問わず regardless of sex. 〜七歳にして席を同じうせず Men and women shall not be too friendly with each other when they turn seven. 男女格差 a wage differential between men and women. 男女関係 relations between the sexes. 男女共学 共学 男女雇用機会均等法 the Equal Employment Opportunity Law. 男女差別 sex [gender] discrimination. 男女同権 同権 男女平等 equality between men and women.
363 :
ワンパターンA :03/02/26 01:28 ID:/fN+wY2z
めお ―を 女男・陰陽 女と男 妻と夫 相具して御嶽へ参る者ありけり
364 :
苦悩 :03/02/26 01:59 ID:mtag6PCj
ピーコが男か女かなどということはさして問題ではなく だからと言っておすぎがどうのとかいうのは全くの論外であって つまり何が言いたいかというと男の定義は何かということと まあそれに対比させるべくして女の定義は何なのかということなのだけれど それはつまり藤井隆はどう見ても女であり和田某は男であると言うような あながち嘘でもないかもしれないとんちんかんな事を指し示している訳でもない 然るに生物学上の男or女の定義は 科学万能主義の世では厳然たるものであると言えるが 近年の多様な価値観の中ではあまり意味を持たないとも言えないこともない するとまず定義の定義たるを論ぜねばならぬわけであるが 知に働けば角が立つゆえ此処では伏せるが決して逃げではないことを付記しておく 何から逃げるかと小賢しき質問は想像に易いので敢えて無視するがどうしてもと言うのなら 答えんことも無いが無料でとはいかぬので覚悟召されよと一回言ってみたかったような感じで閑話休題。 結局何が言いたいのかというと定義は定義人それぞれとかそんな下らん事が言いたいのではなく 何ゆえ科学万能主義に反旗を翻すべく発生したオカマorオナベの割合は オカマの方が圧倒的に多いのだろうと言う疑問と オカマと女装趣味の禿オヤジは似て非なるものであって そこにはマリワナ海溝よりも深く暗い深淵があるという確固たる確信であるがしかし 確信を証明する事ができぬのがここ30分ほどの悩みと言う訳なのだ。
『女性 or 男性』ッ! それは最強伝説である! orという接続詞は「もしくは」と訳される However!しかしながら!! それは「どちらか一つの要素を確実に有す」という意味もある! つまり! 「どちらか持ってりゃいいんだから両方持ってしまえ!」 という非常に漢気溢れる考えもできるのだ!! そう!『女性 or 男性』ッ! これは『オカマ』という捉え方が出来るのだッ! 『『『なんだってーーーー!!?』』』 俺達はとんでもない勘違いをしていたようだ。 オカマは愉快。 オカマは下品。 オカマは両刀。 オカマは人情。 これらは全てオカマのサーフィスに過ぎん!!! オカマの真の性質ッ! それはッ! 糸色 文寸 白勺 走召 走戌 ! ! 我々の種は男か女かで二分できる。 東西どちらかにつかねばならん。 しかしッ!
オ カ マ は ど ち ら で も い い の だ ッ ! ! 男か女かのこの世で!男で女ッ!最強!! 便所自由!恋愛自由!服装自由!戸籍自由! 全てに置いて制約を受けぬ! 封建主義もフェミニズムも オカマの前ではちゃんちゃら可笑しいわッ!! いいとこ取りかつノンペナルティのオカマこそ!! 我々を超越した新しい形の人類なのだッ!! 進化形ッ!ニュータイプッ! そこに哀しみも憎しみも無いッッ!!! あるのはただ!!! 愛のみよッ!! オカマ最高!オカマ最強!オカマラヴッッっ!! では本物の超越者を拝謁しに行こうではないか… 歌舞伎町二丁目へとよッ!! い、いや、痛いっす、青ジョリ痛いっす きすまーく消えなくなるっすよ かんべんしてください くび、くびはいやぁ ああはああみみやはぁん
367 :
2B :03/02/26 13:39 ID:HNwmSTb9
机と椅子は3号から1号へ 冬を迎える頃には一段飛ばしで 知らぬ間に段差が出来ました 肘が当たるという理由において 間に隙間が作られました 左上の視界が開けて 鉛色の空の下 烏が2羽じゃれていて その景色がかすんだ時 僕が「あっ、雪」と言いました あなたはその声を気にもとめず ひたすら鉛筆を動かしました 僕は窓の外を見続けて あなたは黒板を見続けて でもその視線が時々それるのを 僕は見逃しませんでした
368 :
ごさいのはるに :03/02/26 14:28 ID:zscweYrb
あめ たったひとつの いちごあじの わたしにくれたものあなたが だいすきだった いまはもういない ひのしずむゆうぐれに
369 :
368 :03/02/26 14:35 ID:LQf6LplJ
訂正 わたしがくれたもの のあとに改行
370 :
ごさいのはるに :03/02/26 14:35 ID:LQf6LplJ
あめ たったひとつの いちごあじの わたしにくれたものあなたが だいすきだった いまはもういない ひのしずむゆうぐれに
371 :
ありか :03/02/26 16:26 ID:MXnFkQUg
彼女の顔をスケッチしても どうしてもわからない そのありか たとえ彼女の鼻下にヒゲを生やしても どうしても男にならない 鉛筆画の笑顔 ねぇ 君の女の子はどこにあるの? 鉛色の線に探すけれど ぼくと同じにんげんの目だ ぼくと同じにんげんの鼻だ ぼくと同じにんげんの唇だ その唇に触れてみたいのは ぼくのどこかにある男の子が 会いにいきたいって叫ぶからなんだろう ねぇ あんまり眩しく微笑まないでよ ぼくの男の子のありかが 二人の間でバレちゃうよ
372 :
選択権 :03/02/26 18:30 ID:FutMVOjw
凹凸分ける根っこの粘土 バケツ?はたまたこの尖頭 要は♂か♀か 食される食べるか しゃぶるのか舐めるか? どっちにしよーかなー料理賞 ちょっと気にかかるよなー商品も 超いいの 超いいぞ DRAMAじゃ愛の逃避行? 毎度もういいよ 船に港 山に谷 上半身じゃ逆 盛り上がり もち盛り ホルモン分泌 生理って大変 性感帯 刺激 別の世界へ ビンビン or 濡れ濡れ アソコも 決めた!俺やっぱ漢 もしかして天然なストレートにテンパ あっ!これって選択出来ねーじゃん
お題である「男性」、「女性」に向き合っている作品を評価したいです。
>>360 「無題」
しかめ面をしているんだね。お題がただの登場人物に見えた。
>>362-363 「ワンパターン」
英語は読めないが訳なのかな、パッと見綺麗だね。展開の滑らかさに欠くような気も。
>>364 「苦悩 」
お題が「定義」ならこの作品は有り、なのかな。作風は好みだが俺はお題にこだわりたい。
>>365-366 「性差に悩む者への詩」
やっとお題に向き合った作品が来た。っーか正面からがっぷりお題と組んでる。っーか組みすぎてる。。
冒頭の「最強伝説」、激しく同意。言葉のチョイスにも、その意味にも。それが無きゃ詩人も糞も産まれないし。
オカマへの展開は俺には激しく美しいお題喰いに見える。二元論の向こうへと。
大きな文字の「絶対的超越」に言葉の解体と再生、ネット詩の可能性を俺が勝手に見る。
お題に正面からぶつかってしかも読み手を楽しませながら、とっ組み合うことに成功、
真実や事実ってのはなかかな痛いものだけれど、終いで読み手を笑わせて幕閉じた、こりゃエンターティナーだ。
脱帽。
可愛い新入社員がもうすぐやってくるのは 半分憂鬱で★ 半分愉しみ♪ ★とか♪を使うのは目にうるさいとか言わないでね わたしはオンナ そうゆうものなの わたしを一個押し上げるヒヨッコちゃんたちに 恨みも込めて仕事を叩き込むわ♪ こんな仕事もできないの? あなた小学生からやり直したほうがいいんじゃない? 開いてる手があったら電卓を叩きなさい 数字が大事なのこの仕事はね わたしはオンナ 甘く見ないで 仕事に生きる強い生き物 かわいい新入社員に 胸がキュンとなったり するわけはない きっと仕事しすぎのストレスね
仕事がひけたら恐い上司から 気前のいいお姉さんに早変わりよ☆ さああんたたちついていらっしゃい 歓迎パーティーはわたしが歌いまくるから♪ イヌのごとき上下関係をここでも教え込んでおくわ(^o^) 久保田クンがチワワみたいな目で見つめてる わたしはオンナ 狡賢くて 自分の損になることはしない だから久保田クンを 好きになったり するわけはない きっと酔いがまわったのね
鬼の課長と呼ばれるこのわたしが 最近丸くなったって??なんかの間違い!! それでもなんだか仕事が手につかない… チワワのことばかり考えてる…? かわいいものはもちろん好きよ 30歳過ぎても好きだと思うわ だけどひとつのかわいいものだけ側に置いたりしない 豪華に侍らせてオホホホホと笑うんだから!! わたしはオンナ 浮気症なの すぐに燃え上がり すぐに捨てるの だからあのひとを 思いつめたり するわけはない 何かの間違いよ わたしはオンナ 自分勝手よ 周囲を振りまわし 好きに生きるの だからあなたに 永遠を夢見たり するわけはない 何かの間違いよ
>>366 歌舞伎町二丁目じゃなくて新宿二丁目じゃないの?
もしかするとそこにも超越者がいるのかもしれないけど。
>>377 はうあ!ご指摘通りです。
つか新宿二丁目にしたつもりだったのですが…
林檎ちゃん聞いてたのと試験明けだったので脳味噌逝ってたようです。
超越者濃度は間違いなく新宿二丁目が高いでしょう。
歌舞伎町二丁目ってどのへんかなぁ。
訂正対象じゃないので脳内変換でお楽しみ下さい。
379 :
名前はいらない :03/02/27 03:09 ID:hQu9459N
おもしろいです。 楽しんで読んじゃった。着地はちょっと当たり前か??
>>374 :わたしはオンナ :03/02/26 22:59 ID:E4cI+Mtm
可愛い新入社員がもうすぐやってくるのは
380 :
ナナシ :03/02/27 10:19 ID:ge7YuRyQ
>374 わたしは男です。 独りで往きます。 岩のごとく意志力のみを武器として。 胸に棲む悪魔と語らい。 未だこの世にない何かを探し求めて。 旅人のごとく殺戮の地平を歩きます。 岩のごとき意志力を携えて。 わたしは男。 可能性に賭けるもの。
381 :
実験 :03/02/27 14:13 ID:UdR3nNY9
男が好きなら男になればいい が 女が好きなら女になる必要はないみたいだ 男を好みたいだとか言えば ほとんどは怒りだすでしょう 女は愛すことしかできないようです 子孫を残すためには ライクとは裸育 ラブとは裸撫 このように違いがあることは文学的に証明されています 医学的にも、天文学的にも、芸術的、音楽的、的、的、敵で 敵同士だからひかれあうみたいな
>>360 気づき、がまずあって、さてそれから。
ちなみに僕は雪が降るとニヤニヤする方。
>>362-363 前回と同じ手法で、使う辞書だけ換えたと。
男女にまつわる詩としての厚みを持つには、ややしつこさが足りなかったかも。
>>364 男女論ではなく定義論になってしまった。
定義すること、はどうしたって不確かなのだから、迷わず開き直ればいいと思うのだが。
>>365-366 そしてこちらは、そうとう開き直ってる。
このシリーズは開き直った断言こそが美しい。「愛」を感じる。
>>367 心が揺れるまま、ちゃんと定着している。
控えめで物足りない面もあるが、「隙間」を詰める最終連はとても美しい。
>>368-369 「だいすき」→「もういない」→「ゆうぐれ」の流れは、あまりにベタ。
いつかみた風景、と誰しも感じてしまうと思う。
>>371 着想はとても面白いと思う。
でも目鼻唇に、そのありかはちゃんとあるという気もするのだが。見解の相違か。
>>372 リズムで勝利してる。でもすげー下世話だ。
当たり前な最後の気づきがなかなか笑える。
>>374-376 主人公の性格付けが確かなのでスラスラ読める。
「久保田クン」からのアクションもあれば、もっと盛り上がるかも。
>>381 こだわりきれず、適当なところでお茶を濁したみたいな感じが残念。
>>364 の返歌のように読めなくないな、と思った。
383 :
早生辛い菜 WaSahiBina@ ◆HtgiqtCE1g :03/02/28 20:27 ID:DfEX2sLf
峠にひとり住むクロウ・タータは 満月の夜 決まって羊を一匹殺す タラタラ流れる血に染まり クロウ・タータはにぶく光る ずうん と重い 羊の首 ひきずりひきずり山犬に喰わせろ 峠にひとり住むクロウ・タータは 生まれてこれからずっとひとり あまりにひとりに慣れすぎて さびしいだなんて思ったこともない クロウ・タータ 夜風で咽喉がヒリヒリするかい? クロウ・タータ それは君の生まれてきた痛み まよい猟師が ずどん と山犬を殺した 峠にひとり住むクロウ・タータ 生まれてこれからずっとひとりだったのに まよい猟師に出会ってしまった まよい猟師を見てしまった 猟師は ずどん とクロウ・タータを撃ち クロウ・タータにはもう 羊の首を喰わす山犬がいない
384 :
早生辛い菜 WaSahiBinaA ◆HtgiqtCE1g :03/02/28 20:28 ID:DfEX2sLf
峠にひとり住むクロウ・タータは なにか違う と考えた おそらく きっと まよい猟師は 羊を殺したことがないんだろう かわいそうにクロウ・タータ 自分が女だったなんて露にも思わなかったろう 何もうらむなクロウ・タータ さびしくったって君はひとり クロウ・タータ 夜風で咽喉がヒリヒリするかい? クロウ・タータ それは君の生きていく痛み
385 :
ヒーロー :03/03/01 13:32 ID:nV1iVbea
待ってろ、 今 行く。
386 :
忍者ぐりまる ◆4DGPgRhQFI :03/03/01 16:16 ID:IYMpTgR/
>>360 雪の降る中って、寒い上に、目とかに雪が入ってきて、顔にもひっついてくるから、
みんなしかめっつらになっちゃうんだよね
ちょっと昔風の言い回しとかおもしろいんだけど、どこが「男 or 女」?(笑)
>>362-363 ふーん・・・で?
>>364 表層だけなぞった感じ、もたもたしてるのが逆効果だと思う
>>365-366 いつもながら強引なんだよねぇ、最後の行だけおもしろかったけど(笑)
もっと時間かけて考え抜いて書いたのも見てみたい
あるいは考え抜いて書かれてないからこその軽快なおもしろみがあるのかなぁ?(笑)
>>367 チャンプ候補だなー、これは
>>370 ん?訂正されてないけどいいのかな?(笑)
「ごさい」って五歳?あんまり雰囲気出てないよなぁ
>>371 確かに下手なスケッチだと男だか女だかわからないことあるよね(笑)
スケッチの中に限らず、そっくりな兄妹とか見ると同じパーツしてる(笑)
マンガで書けば違うパーツになるんだよマツゲとかさ(笑)
387 :
忍者ぐりまる ◆4DGPgRhQFI :03/03/01 16:16 ID:IYMpTgR/
>>372 生まれる前?生まれた後・・・には選択できないよね
そもそも選択権なんてない・・・のを、選択権アリの世界にずらしちゃったわけか(笑)
ドタバタ感覚がおもしろいね
>>374-376 女には月の表側の顔と月の裏側の顔とがあるっていうよね
惜しいなぁ、最後の最後にもう一度「何かの間違いよ」と入れれば、
彼女の裏側の切なさがしみじみと伝わってきそうなのに
>>380 男は徘徊する性だっていうよね
その既によく知られていることを詩的に説明したって感じ
>>381 実験っていうよりただの言葉遊びみたいな
実験にはなくてはならない目的意識が読みとれなかった
>>383-384 うまいよね、いつの時代のどこの国の詩だ?って気もするけど(笑)
「自分が女だったなんて露にも」の一文で、全体に「女」のエッセンスを染み渡らせた感じ
「クロウ・タータ」と「山犬」の位置関係がよくわからなかったのが歯痒いなぁ
たぶん山犬はクロウ・タータの体の一部・・・かな?
ところで名前欄は本当にタイトルなの?(笑)
>>385 意表をついて簡潔に・・・っていうにはちょっと当たり前すぎないか?(笑)
今回のお題は「男 or 女」 べつに男だけ、女だけ、でもいいからね 締切は3月5日の0時(3月4日いっぱいってことだから間違えないようにw) どしどし投稿お願いします 新しく審査員やってくださる方も募集しております
忍者ぐるりまるさん評ありがとうございます。 かなり深く読んで頂いたみたいで嬉しいです。 まだ締め切り前なので自作の解説は避けますが 名前欄はタイトルでござい。。。 読んで理解できないのは書き手の課題。 というか今回タイトルが思いつかなくてひねり過ぎました。精進。
390 :
無題 :03/03/02 03:30 ID:pQxC+xB5
淡い感情思いを馳せて、 歩いて逝きます 姥捨て山 可愛いチイヨのお手手をひいて パパは捨てたり姥捨て山 お姫様を愛しているの お姫様は1人だけ。 背中に冷たいママをおぶって、 可愛いチイヨのお手手をひいて パパは捨てたり姥捨て山 姥捨て山には、 古いママ達が いっぱい ねえ、 新しい、お姫様は、あたしなの テクテクテクテク・・・・ 可愛いチイヨのお手手をひいて パパは捨てたり姥捨て山
いもうとが、風邪をひいた、ということで寝込んでいる、午後 まだ早く、昼食の残りがラップしてあって、台所で、ちょうど陽にあたって、白くなっている そのとき、音もなくわたしの胸に、博覧会への招待が、すべりこんできて こんにちは、きょうはどういう風の吹きまわし 魚釣りをしているスナフキンが見たい それならこの眼鏡をしなきゃ、目をいためちゃだめだよ そうね、あんなにがんばったのに、うまくいかないこともあるのだから、逆のこともあるよね 大切に、息を吐き出して、わたしは床の、木目をまたいで それに沿ってどこまでも行くと、やがてふたつの線路が重なった結び目を紡ぐ建物が見えてきて 気配もしないわたしの胸に、鼓膜からやってくる、麻のシャツを着たいもうとの、全身 今日は、すこし風邪をひいたから、たましいの、いちばん外側のところが、からだの中に、沈めるから お母さんは、服をきちんと脱いで、歩いていったよ それで、昨日の残りのものは、今日のうちに食べてしまわなきゃ いもうとの、喉の奥の、胃の、奥にある声が、わたしに触れる こんにちは、まだ明るいから変な夢を見ていた、時計をしたうさぎが穴に潜って、アリスを置き去りにして、わたしを呼んでいる こっちは、竹の生い茂った、金網に囲まれた広場にいってきたよ わたしの胸は、いもうとの、胸の奥から取り出されて、わたしはずいぶんひさしぶりに女の子に、なれる 今日でお終いかな、どこにいっちゃったの、枕になってくれたのに
392 :
飛ぶ男 :03/03/02 14:38 ID:bH9bKQiL
うごかず自滅 うごけば破滅 カウントダウンは尻に 自滅 をひっさげて 一昨日より昨日より短くなる あわてて逃げる先は断崖で 破滅 がてまねいて 一昨日より昨日より深くなる 自滅と破滅の選択をせまられ 考えられるのは 可能性 のみ うごかず確実にくる 自滅 うごけば奇跡を含む 破滅 飛べ!
393 :
違いくらべ :03/03/02 15:04 ID:KInAf/Q/
爪 の話が最初 で小さいね って 言うから広げた掌薄いのも君に ばれて 指 の話が次 で長いね って 言うから君のとあわせた大きさ比べ して 体温 の話が次 で冷たいね って 言うから握ってみた君の太い指包んで みて 突き指した? もともと? そっか これなぁに? 血管 そっか じゃ これは?
394 :
サボテン :03/03/02 16:18 ID:910Srw7N
あなたがくれた 形の悪いサボテン まるであなたみたいね って笑ったら怒られた 大切に育てます 水は3日に一度 雨が降ったらお休みして 晴れの日は日向ぼっこさせてあげよう 毎日おはよう、って挨拶して お気に入りの窓際席を用意してあげる あなたがくれたサボテン 形の悪いサボテン まるであなたみたいね って笑ったけど あなたはもう この部屋には いなかった
395 :
サボテン :03/03/02 16:21 ID:910Srw7N
しまった、誤爆か!( ̄□ ̄;
396 :
名前はいらない :03/03/02 16:39 ID:OzYjC7jR
結局、誤爆なのですか?
混乱しますので、明記してくださいね。
>>394-5
397 :
サボテン :03/03/02 16:50 ID:CSC2RtxE
いやいや、すみません(ノД`) レス自体が誤爆なのではなく テーマにそってなかった、という誤爆です。 問題なければこのままでお願いします〜。
398 :
名前はいらない :03/03/02 19:42 ID:OHDKrDUF
<哀・戦士> 誰もがこころのささえにするのは 男は女 女は男 戦う男たちは愛する女たちを 愛する女たちは戦う男たちを 想い空のもう片方へ向けて歌う 重い鎖を引き摺りながら叫ぶ 愛が答えだと ジョンもずっと歌ってる 闘う男たちは愛すべき女たちを 愛される女たちは志に往く男たちを 誰もがこころのささえにするのは 愛ゆえに人は哀しみ傷つかねばならないから それならわたしは愛などいらない いいえ 愛以外のなにものもいらない
>>383-384 処女喪失の詩。
繰り返されているうえに最終でもあるから重要である連の
「咽喉」にそれを「性器」の暗喩表現だとしないと突発的な印象がある。
またそうだとしても詩の中で子宮で鳴るような響きがあり目立つ
「ずうん」、「ずどん」という重さと
同じく痛さの擬態語である「ヒリヒリ」の軽さにミスマッチの感がある。
>>385 超短文により切り取られたヒロイズムの陶酔。
ピュアではあるが戦略は持っていない「ヒーロー」の介入が
必ずしも事態を好転させるものではないだろうかなしさ。
危地に赴く道すがら破滅主義から派生した勇猛をもって
この自負の独白がリフレインされるかのよう。
冒頭と最終の空白行に前後情況のための「ため」。
命令の「ろ」、決断の早さと実行力の「今」に「男」を感じる。
400 :
ほほ杖をつく女 :03/03/02 23:35 ID:XVDEiaGQ
どんなふうに過ごしたって一日は一日 のんびりと生きるのさ ほほ杖ついて 別の世界 見ている女 楽しいから ほっぺたがつりあがる そりゃあ都合いい展開は 名もない市民の助け合い ……… 救いひとつも無い 風に乗れる 天使なら ほほ杖はつかないさ 無理にムダして 出してる贅沢のアジ あの人 がさつだから いやじゃないけど 見えない何かの力が 私の動きをじゃましている ……… だ♪ か♭ ら† ≒⌒∂ ……… ちょっと今は ほほ杖ついて 自分と あなたと 世界の ひろさを見ているの
屋上の手摺を歩くひと きれいだった 男だったのか女だったのかも覚えていない 死の側を歩くとき 性別は抜け落ちてしまって わたしはそのひとを好きになった だからこんなにも胸の中に刻みつけられている ☆ 手摺というものは生き物で その頃はわたしの胸の上までの背があった わたしのとなりにいた鳩が ついておいでとでもいうように、それを越えて 岩橋くん家の赤い屋根まで飛んでいった その向こうには兄の通う中学校が 玩具みたいにころがっていた 手を引っ張る男の子がわたしは嫌いで 同じように兄とも一緒に歩きたくなかった ひとつぶん、漫画の物語が 考えついて組み立て終わるほどの時間をかけて わたしは兄の中学校のすぐとなりにある小学校まで歩いた そこから自分たちの住むアパートを探してみても 不思議とこちらからは見つけられないのだった
402 :
_ :03/03/03 00:00 ID:28UubfqF
その屋上から紙飛行機を飛ばす男の子がいて 手摺は彼が近づくと萎縮するほどだった 彼の腕は大空に届いていた 彼の投げた紙飛行機は、赤い屋根の上で浮き上がり 一番遠くの青い山のなかへ吸い込まれていった わたしが真似して投げた紙飛行機はといえば 赤い屋根までも届かずに、すぐ眼下の中庭にある松の木にひっかかったのだった するとからかうように夕焼けが降りてきて わたしの顔はまっかになった そのひとの背中は焦れたように黒くなった 六年生の順子さんの声が聴こえていたけれど 姿はどこにもなくて、風と わたしとそのひとだけが、そこにいた ひょいと手摺の上に飛び乗ったのだった 手を広げて歩くそのひとは 前からくる強い風に押されながら 向こうへ転べば、いってしまう こちらへ転べば、戻ってしまう 「転んで」と わたしは願った 死の側を歩くときにだけ わたしはそのひとを好きになったのだから
403 :
_ :03/03/03 00:01 ID:28UubfqF
夕日の匂いが焦げるようにきつかった ☆ 久しぶりにそのアパートを訪れて 屋上に出れば、手摺はわたしの腰のあたりまでに縮んでいる そこで一通の手紙を眺めた 二つ年上の順子さんは、中学高校を通じての合唱団の先輩で 昔はあんなに可愛かったのに、写真のなかでは肉まんおばさんみたいだ くたびれたツルツルの白い顔のとなりに、胡瓜みたいな男のひとが写っている ーー小学校の時からの腐れ縁、ついに結婚しました ありふれた笑顔のそのひとを、夕日に染めて見つめれば 手摺の上を歩いたひとの背中が甦る 戻ってきたの こちら側に あなたはただの男になってしまった、きっと手を引っ張る わたしは心を引っ張るそのひとこそを 好きだった
404 :
東京タワーbaby :03/03/03 00:07 ID:F6KpRTKJ
おいらのでっかい東京タワー 工事中の東京タワー 激しく上下に動いてた エレベーターも 今では止まったまんまさ 使えないぜ東京タワー 工事中の東京タワー オマエのアンテナを 感じさせたいのに 電波も発射できないぜ オマエの中に 届けたいから 何度でも 角度を変えて発射したのさ 爆発しそうなのを堪えて 二人 エレベーターで 高く高く いかせて 東京タワーbaby
405 :
化粧 :03/03/03 01:04 ID:iT3lhS0/
口紅をつけた 僕は グッピーのように 孔雀のように 鏡のなかで 誇らしかった
性別選択の自由権を行使しますか シナイ 了解しました かんしゃしています こころから オス・メス・オス・メス・オス・メス・オス・メス・オス・メス・ オス・メス・オス・メス・オス・メス・オス・メス・オス・メス・ 三三三三二二二一一一 ボン このなにもない つるつるのからだを 識別不能シキベツフノウ管理人体制カンリニンタイセイ不能フノウコード9 9 999 9 99 99999… あいして くれました このいっしょうで、おわる このからだを
407 :
ノース 後 :03/03/03 03:12 ID:US5vfz9i
そして超越ではなく退化だと その自由なくちびるからおっしゃってくださって ありがとう 抹消シマス しあわせでした やすらかでした あなたのすべてを 残すことは できない けどザッザザー…この世にうまれザッそしシュゥゥウ忘れないザァァァで…わたしはあなたでガァァァーァァあなたゴォォォウゥはわた プツン
408 :
欠片花「男」 :03/03/03 13:42 ID:j4OubnOI
片割れです 砕け花「女」を探しています 美しい花を咲かせます 咲かずに枯れることもあります 水を与えすぎると根が腐り枯れます 水を与えなくても枯れます 吹雪の中投げ捨てれば枯れます しかし、たまに生き延びるものもいます 香しい香りを出します 悪臭を出すものもいます 前者には蝶が、後者には蝿が たかります しかし、結局 欠片の形が逢わねば 花は一つになりません
409 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :03/03/03 13:50 ID:DX5Kiug2
410 :
男の正常な死にざまだ :03/03/03 15:28 ID:MjKrDGMF
雀の茶色い頭 が放り投げられる 窓の外 よりも早く 僕の膝は床に崩れ 床を這うなめくじ がじっとりと 姿を液に変えていく そのイメージが 僕の交通網にはびこった 女の子のスカートの 中側にバーベキューの網を張る 僕の涙 が燃料となって 蒼い炎が内腿を焦がしていくのを 顔に彼女の脂汁がふりかかってくるのを 僕は壁のなかから覗き見ていた カビの住み家となった丸太んぼうの老人が 椎茸 と一言 声を濡らしながら枯れていった 涙なんて窓から投げ捨てろ
411 :
人造弥勒 :03/03/03 22:01 ID:DKzxEmES
五十六億七千万年後 我々が夢見た 完全な女は ついに降臨せず ただ 宝殿の骸は 体中の隙間に 自ら水晶を詰めていたと 死因はおそらく 寂死であろうとの 噂 女子高生の嬌声が やたら耳につく 末法の世の 春である
412 :
蝸牛(かたつむり) :03/03/03 22:16 ID:kIrVHSpG
今さらながらに言葉に出せば 牛乳瓶の底に眠る子宮の夢が 全ての分化のはじまりであったことなど 蝸牛は知ることもなく その突き出した両目に映る 補完しあう怪物の舞踏に その鈍い動きで立ち去る完全体 焼ける様な体温と燻る肉臭が 真夏の悲鳴を遮って 共産主義の食物連鎖と 生理的欲望を盾に肉欲覚える残骸 蝸牛はのそのそ蠢く 完全なる進化は我に 蝸牛はのそのそ蠢く 完全なる孤独は我に
413 :
たもい :03/03/03 23:35 ID:j4Ad8bg5
>>360 「*無題」
その型、楽勝ものにして見事。ん、他にもそれ出来る人居るね。
その時こそ力の見せ所かな。お題が「しかめ面」「老人」でもいける。
>>362-363 「わんぱたーん@A」
前回のは私凄いと思った。のは、辞書って気付かない人も居たくらい。
滑らか小舟ゆらゆらと「いとしいと、かわいいと」何とも何ともな気持になった。
>>364 「苦悩」
ココに居る人達の中で、一番「詩の定義」分かってないかもの私。だけど
詩じゃないよね。エッセイかな。700円以上(ちょい高め)の雑誌見開き用に◎。
>>365-366 「性差に悩む者への詩」
毎度。お酒の場に、是非居て下さい。腹が割れる程笑わせて下さい。
414 :
たもい :03/03/03 23:44 ID:j4Ad8bg5
>>367 「2B」
素敵ね。中学かな高校かな。必死に名詞化せず、つつもその口調狙ってもなく。
読み易いバトンタッチにありがとう。
>>368 「ごさいのはるに」
綺麗。どこに男性女性が隠れてるんだろ。お題(男性女性)からは年上のお姉さんに。
「ごさいのはるに」だけだとお母さんに。実はもっと深いかもな予感。
>>371 「ありか」
視点凄い。そう言えばだね。だね。あえて言うなら、ちょっとぶりっ子かも。
折角の視点の鋭さを甘さが邪魔してる。こうなったら賢く行こう。
>>372 「選択権」
あからさまが味かな。脱いじゃったアイドル顔はこの際。とか。
私にはとてもとても真似出来ない乗りには「わぁ、、、」。
415 :
名前はいらない :03/03/04 00:02 ID:1DiNiMAR
暗黒と光輝が どちらも制御できず隠蔽するしかない 活きるアクティブ
できるなら直面したい。事実かな
>>383 :早生辛い菜 WaSahiBina@ ◆HtgiqtCE1g :03/02/28 20:27 ID:DfEX2sLf
> 峠にひとり住むクロウ・タータは
416 :
たもい :03/03/04 00:09 ID:/RinqIZv
>>374-376 「わたしはオンナ」
ぁぁ、Uお局だ、、、Uより美人の匂いがするのは、★と♪のせいかな。
絞った方が良かったかも、オンナを詰め込み過ぎとか。
>>381 「実験」
えーと、貴方男よね。女の立場で読んだら、滅茶苦茶混乱した。
>ライクとは裸育ラブとは裸撫←おもしろい。
>>383-384 「早生辛い菜 WaSahiBina」
恋の目覚め。女の目覚め。「初めての目覚め」が「最期」。
その残酷さが美か、、、嫌だ嫌だ。参りました。
>>385 「ヒーロー」
何時に何処でいつまでか言って。遅れるならメールじゃなく電話してね。
417 :
たもい :03/03/04 00:14 ID:/RinqIZv
>>383-384 (追記)
女だと露にも思わず←って書いてるけども、だけどもあえて。
意識上か意識下かでの「気付き、目覚め」がズドンと読む。いいえ読む。あは。
419 :
働く男は今日も働く(1) :03/03/04 00:39 ID:seuj1vDz
男は毎日せっせか働いていた せっせかせっせか・・・ 来る日も来る日も毎日働いていた そんな男には 今の世の中が気に食わなかった ろくに仕事もせずに恋や遊びにふけっている人々が そんな男は近くでグーダラしている女に聞いてみた 「なぜあなたは仕事もせずに恋や遊びにふけるのか」と 女は逆に聞いた 「じゃあ、なんであんたは仕事をするの」と 男は答える 「お金が老後が色々大変だからだ」
420 :
働く男は今日も働く(2) :03/03/04 00:44 ID:seuj1vDz
女はさらに聞く 「じゃあ、老後はその金でどう暮らすの」と 男は答える 「どっかに別荘でも建てるよ」と 女はさらに聞く 「じゃあ、その別荘で何するの」と 男は答えた 「のんびり昼寝でもするよ」 女は薄ら笑いして男に言い放った 「じゃあ、今の私とあんまり変わらないじゃん」
421 :
お祈り1 :03/03/04 01:17 ID:q81NrX6S
鳩が飛ぶ、青空に飛ぶ 白い羽を掻き毟りながら、青空に飛ぶ 青い空に届かずに、空は夕暮れ色に染まった 鳩は撃たれて 落ちた カンカンカンカン 踏み切りの音が聞こえる 花がが一面に咲いている 真っ赤に染まりながら、咲いているのよ 溢れかえる 彼女の腕から流れる血は とどまることを知らないまま 痛みさえ感じずに、垂れ流してる 無垢な、感情 あまりにも、それは純粋で 手の平の上の、可愛い操り人形 心の檻から溢れ出した痛みが逆流する 一滴、一滴、溜まっていった痛み 茨の身体 この痛みは貴方への冒涜 弱い自分への戒め 神からの啓示 本当にそうかしら?
422 :
お祈り 2 :03/03/04 01:19 ID:q81NrX6S
これは、血の結界 傷でおこした、手錠 ここから現実へ、私を繋ぎ止める手錠 詠いなさい、叫びなさい、踊りなさい 愚かな、鳩よ その稚魚のような瞳と、熟れた果実のような身体で ここから、出してと叫びながら 堕落していくのよ 世界の平和を願いながら、牙を磨きなさい 笑いながら、最終ボタンを押すでしょう? 迷わず、貴方は笑いながら やさしいうわべだけの男達を、すべて殺してしまいなさい 大人になれないまま、 毒に飲まれて 痙攣しながら きっと、独りで笑ってるでしょう シロイハト
ここで忘れたのはただの傷口のような形で光った ナットの大群を 今日も滑らして行こう 気づかなかった言葉(ことはもう済んでいたとしても) 叩きつける綿の眩暈が本の間から滲み 霧の向こうで 明日は黙るだろう 足のない男たち(性別は判別しないとしても) スライドする光と見てはあの笑い声を思い出して 首を締める思い出 あの感情さえ知らないとしたら 日常は昨日から明日へ遊んで行く 決して歩かない あなたの乳母車とその無残な壊れ方 ここで思い出したただの傷口のような形で沈んだ ネジの大群を 今日も転がして戻ろう 気づかなかった言葉(ことはまだ終わってないとしても) ただ目をそらす口紅も溶けた油を含んでしまった 雨の向こうは 昨日の夢と言えば 女が何かひっくり返す(割ったのは皿でも茶碗でもなく) その事切れた太陽のような苦しさ抱えれば 誰もが楽になれた時代があったとしてもいい 逃げ道が人の数だけ見つかる みんなドアの外へ出て衝突する いつも知っていたはずの 落とし穴に囲まれた毎日
424 :
忍者ぐりまる ◆4DGPgRhQFI :03/03/04 06:16 ID:/Q8hyUTq
>>390 んん?(笑)よくわかんないけど、結局みんな捨てちゃうの?
なんか無理して背伸びして書いたような気がしないでもないけど
でもあえて「無題」にしたあたりとか、虚しいものを感じさせるも のはあるかも
>>391 夢ってこんな感じにしっちゃかめっちゃかなんだよね
でも見てる間はそれを変とは思わない、その感じがよく出てるかな
女の子ならではの夢ってことなのかなぁ・・・
>>392 これ「飛ぶ女」じゃいけない理由を小一分ほど考えてみたんだけど
女は安定する性だから、なのかな、うーん?
せっぱ詰まった感じはよく出てると思うけど、よくある感じかな
>>393 触りあいっこで、なんだかなまめかしい(笑)
改行のしかたが悔しいくらいうまいよなぁ・・・
最後のほうは好みで賛否両論ありそうだけど、俺はムードにはまっていく感じが好きかな
>>394 「あなたみたいなサボテン」っていうと、どうしても下のほう連想しちゃう(笑)
でも性格も含めてサボテンみたい、ってことだよね?
最後の行、わかるけど唐突かなぁ・・・お題もやっぱり薄いよね
>>398 あははアニメの主題歌みたいだ(笑)
世界観がかっちりしすぎてると、俺はそこからはみ出してみたいって
思ってしまうなぁ
締切、今日いっぱいです お題は「男 or 女」 どんなのでもいいから投稿お願いね
蚊帳を吊ると 海深く溺れゆく悪夢をみる 神経病みのわたしのため 蚊遣りの香を炊く姐やの 白いうなじに有明行灯の陰 枕はほどよくつぶれたくくり枕 九月といえ昼間のホカリが其方此方に残り よろけ縞の掛け布団を暑いというわたしを ゆるゆる魚柄の団扇を揺らし 扇ぎながら姐やは聞かせてくれた いつものお話 わたしの好きな在中将の芥川 毎夜 毎夜の 芥川…… 平安の昔から 在中将は 恋しい女を ひッさろうて 夜の川を 渡りつづける……
わたしは姐やの醸し出す 芥川の瀬音に促され 眠りの国へ落ちていく 姐やの声が遠くなって それでも辺りには残っている 姐やの香り わたしのために姐やが着てくれる 触ると心地よい縮の浴衣 夜目にも涼しい博多の半幅 水結いの髪は はんなり暈した青墨よろしく 白いうなじを一層白く あえかに漂うヘリオトロオプ ああ もうなんにも気に障らぬ
いいえ じつは知っていました お父様が わたしが寝ついたその後にやッて来て わたしの姐やの縮の浴衣をしゅりしゅりと 脱がせて現れた白い身体を抱いて 濁った水音をたてながら 姐やの肉に赤い棒を埋めなさるのを わたしは夢のなかにてそれを知り そして夢は 遠い異国の生き肝とりが 子供にそぉッと吸わせるという 危うい痺れ薬の妄想にも似て わたしは姐やを恥辱する 姐やの子宮に身を埋めて
アナタの4/7は女だから、ワタシは男でよかったよ も少し向こうに回ったら、ワタシも少し狂ってみよう アナタが愛したゲイの子は、むこうでよろしくやっている ワタシが汚した人妻は、一人暮らしをはじめたよ アナタが人殺しでも、神に捧げても、処女でなくても、私を愛していなくても ワタシはアナタが必要なんです、恐らくは 生きているのが辛いから、ぬいぐるみでチンしてください 死ぬのは怖いけれど、最期くらいは美味しい思いをさせてください アナタの4/7が不確かになる前に、僕等は娘を食べるよ ゲイの子の涙を溜めていた時、人妻の狂気に犯されてみた 恋が出来ないという言い訳は、まったく意味が通じていない 神に色を塗りつけた時のように、ワタシの色を感じられますか アナタが男になりたいと言うのなら、ワタシは女になります キスをするため生まれてきたから、体なんかはいらない いりません アナタの作りかけの愛も、ワタシの嘘っぱちの愛も 交ぜてしまえば味なんてわかりませんから 体温に包まれた唾液を、飲んで 愛じゃない、恋じゃない、アガペーでもエロスでもない、 僕は君の心に、さよならのキスを、 僕が男でなく君が女でなく ただの人であった ただの二つであったことは 誰にも悟られず 終わっていたようだった
430 :
名前はいらない :03/03/04 15:55 ID:2D+tbKqd
「彼女にしたい女の子」 抱えきれないほどの 夏をリュックに詰め込んで 蝉時雨が時々、隙間から 漏れるのを聞きながら 羽の生えた自転車に 飛び乗って 遠くに見える 雄大な山へ 飛んで言って見ては 気に入った景色を スケッチして 魔法の絵の具で 色づけをすれば それが、もこもこと 浮かび上がって 鳥やら虫がいるのが わかる 家に帰って見れば 星くずを白い長い ひげに絡ませた 老人が スープを飲んでいる そんな生活をしている 女の子ギボンヌ!!
>>405 :化粧
短いながら切なくてたまらんです。
グッピーのように の喩えが旨いですね。
今のところ一番まとまってる作品じゃないですかな?
432 :
名前はいらない :03/03/04 17:03 ID:2D+tbKqd
>>431 微妙。
俺には稚拙な感じがする。
それと、こういう話題は議論スレで。
433 :
AirH” :03/03/04 17:42 ID:p8D5pZNb
生理前に情緒不安定になる ヒステリックなオンナどもみたいだ。 繋ぎたいだけ繋いでいても 追加料金はかからず。 放っておきたい時は 傍らに眠りに付く。 きちがいのごとく 不安定になりやすいことを除けば。 得に不便さは見受けられない。 都合の良いヤツだ。 年間割引にて 拘束されてしまっているのが 唯一の問題点か。
434 :
たもい :03/03/04 21:19 ID:kSI670ir
>>390 「無題」
で、チィヨがお姫様なの?心配。
お姫様、歩けるからちゃんと埋めたり沈めたりしないと、戻ってくるよ。
>>391 「三月うさぎ、扁桃腺」
本当に見たのね。ん、、、夢だから何がなんだか、で何が何だか。
誰の台詞。だと思う貴方解釈。とか。大胆さが気持ちよくて○。
>>392 「飛ぶ男」
男なら飛べ、かな。短いのに最大限の追い込まれ感。
断崖に女性をチラツカセル、、、と野暮か。あは。
>>393 「違いくらべ」
懐かしい、高校生の頃思い出す。改行が工夫されてるね。
ただ、前半と後半のムードの差が気になるかも。
435 :
たもい :03/03/04 21:49 ID:kSI670ir
>>394 「サボテン」
きつい冗談通じる中が開いたポッカリ。どうしようこのサボテン。
貴方がお題に沿うと思えば沿うのであり、逆ならそうなのだ。だ。
>>398 「哀・戦士」
さぁ眠りなさい♪モッタイ無いかも、もっと言いたい事詰め込んで。
繰り返さなくても暗号で読ませられてる。大丈夫。先へ進んで。
>>400 「頬杖をつく女」
その女があなた?女を見てる?無理にムダして・がさつだから←いいね。
・・・←使い方が、空元気の切ない諦めも感じていじらしい。
>>401-403 「わたしはそのひとが好きだった」
複雑な感性をちゃんと伝えられてる。伝える力。彼を好きと感じる心の条件。
男でも女でも彼でもなくかも。無粋言うと、主語を迷わしたんじゃなく迷子の数箇所。
436 :
忍者ぐりまる ◆4DGPgRhQFI :03/03/04 22:07 ID:TUDcNeH8
>>433 あっ、そう、ふーん
>>430 俺には稚拙な感じがする(笑)
>>429 うーん・・・7/4って・・・??
>>426-428 単に聞き慣れない名詞で詩っぽくしてるような・・・
>>423 うーん、なんかカチャカチャしてる
>>421-422 何か気持ち悪いものが・・・誤解を恐れずいうなら、ネカマっぽい
>>419-420 働くの嫌なんだねぇ・・・いや正常だよ(笑)
でもべつに男女じゃなくてもいいような・・・
>>412 雌雄同体だからって、カタツムリそのものを歌ったってしょうがないような・・・
>>411 女子高生、俺は好きよ(笑)ともだち、ともだち♪
>>410 シュールだね、正直よくわからない(笑)
≪≪≪≪ 締切まで あと 約二時間 です ≫≫≫≫
438 :
いかいか ◆YffIGX9Bno :03/03/04 22:10 ID:Xs59Z4qi
今回ばかりはいかいかに同意。
ふたつかいてもいい?
441 :
いかいか ◆YffIGX9Bno :03/03/04 22:18 ID:Xs59Z4qi
>>440 前回俺は2作投稿した。
たぶん、いいと思うけど、長いのを二作は
負担になるから。そこら辺は個人、個人で
判断すべし。
443 :
名前はいらない :03/03/04 22:20 ID:o5El1bQ9
444 :
たもい :03/03/04 22:37 ID:kSI670ir
>>404 「東京タワーbaby」
エネルギッシュ。が、浅い。どうなのネオンぶら下げ突き抜けて
いっその事、夜空も宇宙も。かな。工事中って何ですか? ??なくしちゃうの?
>>405 「化粧」
文字100グラム当たりの揺れすごい。食み出した口紅が情けなくて、いやらしい。
少年が不器用に試す己。グッピーは涙。
>>406-407 「ノース」
身体が感謝してるのかな。オスメスオスメス←凄いね、映画見てるみたいだった。
改行で長さ調節がまた効いてる。
>>408 「欠片花「男」」
磯の鮑の片想いならぬね、片割れが居る。そう感じる恋をすると。花である必要性が、、、。
中の4連から「結局」へのバトンタッチがどうだろう。どう結局。とか。
>>410 「男の正常な死にざまだ」
凄い、単語で読ませてる。暗号でもなくあぶり出しでもなく。散らされた単語に
イメージが誘導される。文であって、ある意味「単語の羅列」的。
445 :
世直し一揆 :03/03/04 22:55 ID:SsNRR+We
<血液型A型の一般的な特徴>(見せかけのもっともらしさ(偽善)に騙されるな!!) ●とにかく気が小さい(神経質、臆病、二言目には「世間」、了見が狭い) ●他人に異常に干渉し、しかも好戦的でファイト満々(キモイ、自己中心、硬直的でデリカシーがない) ●妙に気位が高く、自分が馬鹿にされると怒るくせに平気で他人を馬鹿にしようとする (ただし、相手を表面的・形式的にしか判断できず(早合点・誤解の名人)、実際にはた いてい、内面的・実質的に負けている) ●本音は、ものすごく幼稚で倫理意識が異常に低い(人にばれさえしなければOK!) ●権力、強者(警察、暴走族…etc)に弱く、弱者には威張り散らす(強い者にはへつらい、弱い者に対してはいじめる) ●あら探しだけは名人級でウザイ(例え10の長所があってもほめることをせず、たった1つの短所を見つけてはけなす) ●基本的に悲観主義でマイナス思考に支配されているため性格がうっとうしい(根暗) ●単独では何もできない(群れでしか行動できないヘタレ) ●少数派の異質、異文化を排斥する(差別主義者、狭量) ●集団によるいじめのパイオニア&天才(陰湿&陰険) ●悪口、陰口が大好き(A型が3人寄れば他人の悪口、裏表が激しい) ●他人からどう見られているか、人の目を異常に気にする(「〜みたい」とよく言う、 世間体命) ●自分の感情をうまく表現できず、コミュニケーション能力に乏しい(同じことを何度 も言ってキモイ) ●表面上協調・意気投合しているようでも、腹は各自バラバラで融通が利かず、頑固(本当は個性・アク強い) ●人を信じられず、疑い深い(自分自身裏表が激しいため、他人に対してもそう思う) ●自ら好んでストイックな生活をしストレスを溜めておきながら、他人に猛烈に嫉妬 する(不合理な馬鹿) ●後で自分の誤りに気づいても、無理にでも筋を通そうとし素直に謝れない(切腹あるのみ!) ●自分に甘く他人に厳しい(自分のことは棚に上げてまず他人を責める。包容力がなく冷酷) ●男は、女々しいあるいは女の腐ったみたいな考えのやつが多い(例:「俺のほうが男 前やのに、なんでや!(あの野郎の足を引っ張ってやる!!)」)
446 :
たもい :03/03/04 23:00 ID:kSI670ir
>>411 「人造弥勒」
五十六億七千万年後か、降臨希望。一人かな。争奪かな。てか私です、と。
女子高生←軽いね。だから作者(あなた)がココに座って考えてるのが分かる。
>>412 「蝸牛(かたつむり)」
蝸牛の孤独。あれ?雌雄あるのかな。にしても、冷めた目で見られてる感たっぷり。
言い返すも相手がにゅるにゅるにて挙げた拳も情けなく。ね。悔しい。
>>419-420 「働く男は今日も働く」
いっびぃな はーど でぃずないっ♪愛するグータラ女愛しさと平和が伝わる。
だけども言いたい「お前は今から、俺は働いた後」。
>>421-422 「お祈り」
汚れていく白い鳩。身を持って己(女)を冒涜、男を冒涜の果て。
心配、小さな仕置き人が裁判官。小さな平和=白い鳩の抵抗・訴え・裁き・滅び。
白の落ちて行く様が鮮明、上手です。
>>445 何のために荒らしてるのですか?
レベルが低すぎます。
448 :
たもい :03/03/04 23:01 ID:kSI670ir
>>445 わぉ、人が黙々としてるのに。びっくりするじゃない、何よ。。。
・・・まあ、スクリプトだし・・・・。
450 :
たもい :03/03/04 23:08 ID:kSI670ir
ぁぁぁぁ、、、焦るし、ちゃんと読まないと分からないし、ぁぁあぁ
451 :
たもい :03/03/04 23:35 ID:kSI670ir
>>423 「滑走劇場」
ナットの大群=言葉、に理解を求め駆けずり回る男疲労。
それが転がるそこらかしこの滑走人生=劇場。ひっくり返されてドアの外飛び出し凸打ち合う男。
三行文構成、その全てに抜かりなく。二行目の見せ場から三行目への誘導。見事。
>>426-427 「優しい姐や」
難しそうな古文かと想いつつも、優しい読み心地ありがとう。嫌味なく古風が上品で
姐も病める人も綺麗。ヘリオトロオプは、花園の思想のですか?ごめんなさい無知。
>>429 「性障害のソナタ」
本物ですか?切実感凄いです。私は、、、言葉にすると適当みたくだけど賛成。
私が汚した’←汚した、、、汚した。痛いな。上手とか言うのが申し訳ないかも。
>>430 「彼女にしたい女の子」
ごめん、可愛くて笑った。えー、、、と、そんな女の子、どんな?が何か分かる気がする不思議。
最初息継ぎ苦しいかと思いきや、絶妙の継ぎ箇所(最後)ありがとう。幸せそう○。
>>433 「AirH”」
ごめんなさい→AirH”、が分からない。けど分かるよ。女の子ってそんな?
馬鹿にするな!てならないね、何か愛情とか尊重感じる。きちがいみたいでも好きと。
452 :
ワラ人形的 remote control :03/03/04 23:40 ID:Pe8QpL8s
―――『古野直人』(読み方:このなおと)は『男』(読み方:おとこ)と『女』(読み方:おんな)で構成されている――― 彼の性別は生物学的見地からすると『男』(私が確認しました)ですが、姓名に対し焦点を当てると上記の通りになります では早速、これを証明しましょう まず、『男』と『女』をローマ字表記へ変換します 『男』 → O T O K O 『女』 → O N N A 次に、これらを1つにまとめて、並び替えます O T O K O + O N N A = O T O K O O N N A ↓ (各自脳内でアルファベット同士を線で結んで下さい) K O N O N A O T O = 『古野直人』 QED(証明終わり) 同様の見方をすると、『能登亜乃子』(読み方:のとあのこ)や『大戸かのん』(読み方:おおとかのん)も『男』と『女』で構成されています
453 :
:03/03/04 23:41 ID:7YaLMJqZ
そして尚且つ、これらの人たちは常に『大人の子』(読み方:おとなのこ)でもあるのです 年齢&精神年齢を見たら「子ども」だとしても、先ほどと同様で、姓名にそれが組み込まれています それでは下記をご覧下さい アルファベットの並び替えを行います (例には、使い勝手の良い『古野直人』を選択します) 『古野直人』 = K O N O N A O T O ↓ (各自脳内でアルファベット同士を線で結んで下さい) O T O N A N O K O = 『大人の子』 QED(証明終わり) とまあ、こんな感じで進んできましたが、実は、 ―――血を見ずして、合法的に、私は憎い『古野直人』のことを心置きなく解体していたのです――― あなた方読者もこの儀式の一員となってくれたことを、ここに力強く御礼申し上げます では御一緒に、今回の目玉、ストレス解消のための“分解合唱”へと雪崩れ込みましょうか 必ずや奴の元へ届くはずです
454 :
:03/03/04 23:42 ID:7YaLMJqZ
コ ノ ナ オ ト ケイ オウ エヌ オウ エヌ エイ オウ ティ オウ イイィ ウウウウ エエエ オオオオ ケ テ ヌヌ イウケテ ヌオエ ヌオエ オエ ウオィ ウイウ ウヌィウヌ イオイオ エケエテエ ウオウオ ケウエウテウウィ オヌオヌオイオイ エエ テエエ イウヌエオ ケオイウオィ ヌウオウ ヌケイオヌ ティオイオウ エウオ エウエウ エテヌヌ エオイエオイオ オウウウウケィ
455 :
名前はいらない :03/03/04 23:50 ID:7mPEo45V
アナグラム 穴蔵無 とかおのまとぺ とかも使えそう。
落ちがちょとキレがないか??
>>452 :ワラ人形的 remote control :03/03/04 23:40 ID:Pe8QpL8s
> ―――『古野直人』(読み方:このなおと)
456 :
闇の左手 光の右手 :03/03/04 23:57 ID:FaXlIQ+m
晴れ渡った空いっぱいの言霊が 雨音を響かせる時 闇の左手は 女を殴りつけた 晴天続きで水位が膝ほどにもない川の中 鵺の羽ばたく振動数で泣き叫ぶ女 何度も何度も殴りつけて やがて仙人掌の棘のようになった女を優しく抱きしめて 今度は真珠の粒を吐き散らす 光の右手 泣くぐらいなら 殴らなければいいのに そんなことを 思っているうちは 女を読むことも男を語ることも できはしないのだと もちろん知っている だが 左手に闇を抱える覚悟もなく 右手に光を宿す情熱もないまま ただ憧れるだけでこれからも生きていくのだ 闇と光の両手持つ あの人は たった今殴り殺したばかりの女を抱えて 川の中を歩く 海へ向かって 深淵なるその底で女を母にするために
457 :
名前はいらない :03/03/05 00:03 ID:kmf9lPtD
≪≪≪≪ 投稿締切です ≫≫≫≫
460 :
たもい :03/03/05 00:09 ID:knhnFl7Z
461 :
いかいか ◆YffIGX9Bno :03/03/05 00:11 ID:XfdGqro5
批評おつかれ〜。
462 :
都立家政0d8D+?]o :03/03/05 03:00 ID:04orCYQt
「男性」または「女性」というお題でした。こりゃ難しいかもと思った。
もちろん相反するもの、まったく違うと思われるものを結びつけたりってのは詩人の成せる技ですから
「男性」、「女性」共に作品に出てくるものを見たいなって俺は思ってました。期待していました。
「男性」、「女性」どちらか一方に焦点を当てた作品ならば、お題がただの登場人物になってしまわないような、
前者(男女作)を凌駕するような深さ、洞察を俺は求めるだろうなって思った。
【3点】
>>365-366 「性差に悩む者への詩」
こんな難しい(我思うに)お題なのに、次々と投稿される他作品よりも俺には一枚上に感じた。
競馬で言うと逃げ切りでそれは俺の好きな勝ち方。まぁ心中心にあれば「逃げ」でも無く己がただ走ってるだけなんだが。寸評参照。
【2点】
>>381 「実験」
題名通り実験かな、
「性差に悩む者への詩」に比べると激しく言葉選びも洞察も表現の仕方も雑だし甘いが
作者の自由な発想には激しく可能性を感じる。可能性+本気だせの+1の2点
>>405 「化粧」
たった6行で「男性」と「女性」、ひいては「性」〜裏のパラドックス。
綺麗だなぁ、詩は短くあれと常に俺は勝手に思っている。
グッピーと孔雀という言葉選びでもうこの作者のセンスは素敵。
>>385 「ヒーロー」
短いなおい<丶`∀´>
ヒーローも待つ人も行く人も、「男性」でも「女性」でもどっちでもいいよな
作品自体は浅すぎるのか深すぎるのか知らんけれど、やっぱ地球ってそういうとこだと俺は思いたい。
題名合わして三行、無駄がない。俺的解釈によると愛しかないなこの三行は。今度は是非無駄のある作品を作ってくれー。
愛でないものが地球には沢山あるのだから。
>都立さん そのトリップ、もう封印、ね。
464 :
都立家政 ◆MD76fFko5o :03/03/05 03:39 ID:04orCYQt
【1点】一点作品の寸評は「第三者は置いといて作者へ極めて主観的な手紙」とする。
>>367 「2B」
要所要所に光る表現多し。才能感じるYO!。だけど今年30にらなる俺からは共感に欠ける。
>>374-376 「わたしはオンナ」
直感なんだけれどね、すごくざわついたものを感じる。このくらい書くのお茶の子さいさいだろう?
>>380 意思力っつーの二度出てくるがそれを翻訳してくれ。世界を翻訳するのが詩人だ。
>>383-384 「早生辛い菜 WaSahiBina」
俺の寸評力によると、まだ寸評できない、スマン。でもようは読んでてドキドキしないことは確か。
>>391 「三月うさぎ、扁桃腺」
「博覧会への招待」やら「スナフキン」やら言葉のチョイスが素晴らしいですね、みずみずしい感受性。
けれど社会にインパクトを与えるにはみずみずしい感受性だけじゃ、終い弱いのは多分自分でもわかってる。
465 :
都立家政 ◆MD76fFko5o :03/03/05 04:00 ID:04orCYQt
【1点】の続き
>>398 <哀・戦士>
なんて下手糞な作品なんだろう。けれど下手糞なのは「悪い」ことじゃない。
俺はイチイチ君と喧嘩したり仲直りしたりして過ごしたい「Day Dream Bliver」より
>>411 「人造弥勒」或いは
>>412 蝸牛(かたつむり)
詩人の為の詩ではなく、人々の在るところ生活するところ公園デビュー出来ず幼子を虐待する母へ
その息子のゲームボーイアドバンスしてる未来の息子へ向かう
貴方の詩を
心を
キボンヌ。
>>404 「東京タワーbaby」
RCサクセションの「雨上がりの夜空に」を思い出した。俺はRC好きで詞にはかなり影響を受けているんだけれど
SEXシーンに「雨上がり」というロマンチック、或いは情緒さえに含む原作のほうが俺はいいなぁ。
>>419-420 「働く男は今日も働く」
この会話は別「男性」と「女性」じゃなくても通用するよね?会話で進行させていく手法は好き。
>>368 「ごさいのはるに」
>>369 の改正が無かったほうが独特のリズムが産み出せていて面白かったんだけれどなぁ。
去り行く母へ、或いは引越しをしていく異性の友達対しての視線なのかなと勝手に解釈した上で(違うかも知れないが仕方ない)
好みなんだけれども今回、特にお題にこだわりたかったので。
>>410 「男の正常な死にざまだ」
俺の現在の批評能力では批評出来ない作品、ごめん。
題名が「男の正常な死にざま」 でなく「男の正常な死にざまだ」 というのが気になって面白いと思った。
「客観」こそ良いもので「主観」はあまり好ましくないもの、という風潮があるから。
>>371 「ありか」
「男性」「女性」共に出てくるがどちらかといえば「性」に向かった感じなのかな。
「性」を見えないものとして描こうとした作者の視点はかなり買いたい!んだけれど
スケッチは顔たけだったのか?微笑みに反応してしまうありかを持つ主人公の設定、またオチの弱さ等気になる部分はかなりある。
>>421-422 「お祈り」
多くの描写が使われているがまったく「絵」が浮かばなかった。
作品に置いてけぼりを喰らった読み手、という按配で俺は寂しい。
>>372 「選択権」
まず、見た目でググッと惹きつけられた。見た目「も」大事だと思う。
言葉選びも面白いんだけれど、それまでといった印象で深く読む気にはなれなかった。
>>408 欠片花「男」
「片割れです」の一行目はグッと読み手を作品に惹きつけるなぁ、
>>365-366 「性差に悩む者への詩」を読んだ後だと読み応えは無いなぁ。
視点を狭くに絞ったのにそう深くへと潜り切れてない印象。それなりの巧さは見てとれるんだけれど。
【1点】に追加です。
>>429 「性障害のソナタ」
お題である「男性」「女性」に対して、「性障害」は激しく正面を向き合っている態度だ。
俺は解説能力が乏しいので感想程度、作者の激しい鼓動を感じるので俺も少し胸がドギトキしている。
「よろしくやっている」「ぬいぐるみでチン」等激しく言葉選びのセンス好きです。
作りかけと嘘、混ぜ合わせてしまえば分からないといった愛への作者の講釈にも唾を飲む。
俺的には少し説明的過ぎるなぁとは思った。感情が言葉によって四角くされている感じ、自然な流れを押し殺している感じ。
それは悪くはないけれど好みでは無い。
二度出てくる「神」、終いに二度出てくる「誰にも悟られず」
ここは是非言葉を噛み砕いて欲しかったと俺は思う。
>>467 「性障害のソナタ」への寸評への訂正です。
× 二度出てくる「神」、終いに二度出てくる「誰にも悟られず」
○ 二度出てくる「神」、終いの「誰にも悟られず」
【3点】
>>383-384 「早生辛い菜 WaSahiBina」なんてコメントしよう...。
言葉ひとつひとつ見ると決していいとは思わない(ごめんなさい)んですけど、
まとめあげられた世界を見ると、言葉もリズムも雰囲気も、圧倒されるほど
いいなー!すごいなー!って思ってしまうんです。
>>367 「2B」管理&規律の学校生活。ふいに開いた穴。時々逸れる目、あの娘の。
言葉にすごく実がある。見える。
【2点】
>>405 「化粧」グッピーも孔雀もオスのほうが綺麗。インディアンも。
封じ込めていたパワーを解放するような、そんな感じの、色気だった。
【1点】
>>371 「ありか」すっぴんの鉛筆画の世界でも色がある、不思議。
>>393 「違いくらべ」ドサクサまぎれにどこまでいっちゃお〜。
>>410 「男の正常な死にざまだ」椎茸。
>>452-454 「ワラ人形的 remote control」なんかどうでもいいのに
読まされてしまった、不思議な魅力。
474 :
名前はいらない :03/03/05 13:25 ID:oTgmI3w8
>>471-472 13点とか22点とか
あるように見えますが。
俺のブラウザが変なのかな。
木野君の全作品寸評と採点だぁ。レッツゴ
>>360 「無題」
「暖かい」町の風景が思い浮かびました。
住むならこんな人たちが住んでる町がいい。
>>362-363 「ワンパターン」
ラスト一行が強いなぁ。つか強すぎ。
いやに目立ってしまって、それまでの行が死んでしまいます。
>>364 「苦悩」
モニターにジンジャーエール吹きますた。謝罪と賠償を(ry
その優秀な頭脳を使用するべきベクトルからπ/5ぐらいズレてる。
是非ともそのまま無限遠まで突き進んでいただきたい。
>>365-366 「性差に悩む者への詩」
なんかいろいろ詰め込んだなぁ。性差に悩む者はこの後どうなったのやら。
全体のバランスを取り、なおかつアクを強く。
>>367 「2B」
いいなぁ、これ。優しい。懐かしい。少し痛くて大切な。
でもだいぶ大人びてる感じもあって非常に(・∀・)イイ!!好き!
>>368-369 「ごさいのはるに」
「後妻の春」かと思ってハァハァしかけました。失礼。
接続詞「の」を連続して使用することによる幼児性の表現をとるか
言葉としての美しさをとるかが悩みどころ。でもこっちが正解かな。
>>371 「ありか」
言いたいことは山ほどありますが、
君のなかの男の子のありかくらいはわかっていて欲しいものです。
>>372 「選択権」
>凹凸分ける根っこの粘土
これ何気に上手いですね。あとはもっと淫を踏んでほしかったです。
>>374-376 「わたしはオンナ」
こういった女性は実際つきあうと大変だけど
どうしようもなく愛しくなってしまうんだろうなぁ。
>>380 いろいろ足りません。男を語るならもっと欲張りなさい。
>>381 「実験」
AV見てて、前戯→企画→本番の構成で本番の頭2分で切られた気分。
つまりはこの半端な勃起をどうしてくれるのかと小一時間程(r
>>383-384 「早生辛い菜 WaSahiBina ◆HtgiqtCE1g」
タイトルにトリップを付けるとは。事後の確認のためですか?斬新。
外国の民謡のような。えてして残酷な童話。すごいです。
>>385 「ヒーロー」
一度は言ってみたい。待ってろよ、生きてろよ。
>>390 「無題」
残酷だなぁ。救いが無くって。チイヨ逃げれ。
歩く擬音がたまらなく悲しみを増長させて非常に良いけど悲しい。
>>391 「三月うさぎ、扁桃腺」
これは前回出した方が良かったのでは、と思うくらい悲しいのは俺だけ?
推し量るに忍びない。
>>392 「飛ぶ男」
「飛べ!」かぁ。「飛べ!」なのかなぁ。違う気がする。
>>393 「違いくらべ」
語り手の性別がどっちともとれたりして面白いです。
平和だなぁ。でもなんか怖い。壊れるのが?なんで俺が?
>>394 「サボテン」
テーマ違いとは思いませんが、ともあれ大好きです。
このサボテン。ずっと住み着くんだろうなぁ。
>>398 <哀・戦士>
もっと練って。言葉を選んで。絶対いい詩になるから。
今のままじゃ何も伝わらない。
>>400 「ほほ杖をつく女」
ごめんなさい。僕にはわかりませんでした。
>>401-403 「わたしはそのひとが好きだった」
イノセントに残酷で。でも強制はしない。壊れてしまうから。どちらに転んでも…
ちょっと説明的すぎる最終連が残念。
>>404 「東京タワーbaby」
東京タワーという概念を生かしきれてないような。
他に何かあるような気がします。で、治るの?
>>405 「化粧」
ストレートすぎて普通。でもそこがいいのかも。
ところで浮かんだ感情は誇りだけ?絶対違うべ。
>>406-408 「ノース」
いいです。いいんですけど、最後のセリフは擬音で汚すべきではなかった。
>>408 欠片花「男」
うまいなぁ。山田君、座布団2枚。
ところであなたはどんな花ですか?そこが問題でもあるかと。
>>410 「男の正常な死にざまだ」
女の子の所のくだりが微妙におかしい気がするんですが、
まあ死に際のイメージ。問いつめるは野暮というもの。
>>411 「人造弥勒」
非常にROCKですね。もっと破壊しても良かったかも。
>>412 「蝸牛(かたつむり)」
群れてるカタツムリが生理的に気持ち悪いのは
完全体を本能的に羨んでいるからなのだろうか。
>>419-420 「働く男は今日も働く」
なんで彼はグータラ人間を気にくわなかったのか。
結局同類嫌悪ということなのか。ちょっと薄いです。
>>421-422 「お祈り」
ゴテゴテしすぎ。もっとスマートに。言わせてもらえば冗長です。
>>423 「滑走劇場」
男と女それぞれの在り方と日々と。比喩がお上手ですね。
救いのある第三連があっても良かったかも。
>>426-428 「優しい姐や」
慕情に重ねる慕情。父の得る「女性」への憧憬。そして圧倒的なビジョン。
一片の無駄も無い素晴らしい詩です。
>>429 「性障害のソナタ」
汚れた末のプライマルな愛。主観のエゴとも取れなくもない。
それを超越するだけの美を見せて欲しかったです。
>>430 「彼女にしたい女の子」
正直、女の子に対してどんな魅力を感じるのかが読みとれないです。
キボンヌするならもっと熱く、ね。
>>433 「AirH”」
人によっては挿しっぱなし。外すと虚無感があるんだって。
ちょっと幸せな気分が読みとれるのは俺だけでしょうか。
>>452-454 「ワラ人形的 remote control」
キバヤシハケーン。分解合唱に一工夫欲しかったです。
呪詛として成り立つには弱い。
>>456 「闇の左手 光の右手」
気取りすぎです。失礼を承知で申し上げれば、腐った発砲スチロール。
誰も指摘してないんなら言っとくけど、
>>398 は作詞:井荻麟 作曲・歌:井上大輔
シャア板住人が言うんだから間違いナイワ(w
こんにちは、グリーンブックです。
俺の名前もボチボチ詩板に広まってきたと思うので、今回は審査員をやらせて頂きます。
毎回行うかどうかは不明ですが、みんなよろしく。
読んでみて“引っかかり”があった作品を選んでみました。
◆3点◆
なし。
◆2点◆
なし。
◆1点◆
>>365-366 「性差に悩む者への詩」
俺はとにかく「糸色 文寸 白勺 走召 走戌 ! !」に大爆笑!!
特に「文寸」と「走戌」がイカシテル。
作者は「対」と「越」のつもりなんだろうが、微妙に「誤字になってる」部分がもう最高。
(漢字テストで「文寸」や「走戌」と書いたら、おそらく「マル」はもらえないと思うし)
漢字に不慣れな子供が書いたような雰囲気もプラスされ、「絶対的超越」がかなり滑稽なモノに感じられた。
>>367 「2B」
さりげなく「詩」を感じた。俺もこういう作品を書けるようになりたい。良作。
"青さ"がグッド。
>>401-403 「わたしはそのひとが好きだった」
>屋上の手摺を歩くひと
を読んだとき、過去の苦い経験を思い出してしまった。
実は俺、「お墓にある塀の上」に上って、そこから落ちて骨折したことがある。
つまり、そんな「ゾクッ」としたモノが気に入りました。
行間に挿入された「☆」も、夕空に輝く「イチバン星」みたいでキュート。
483 :
名前はいらない :03/03/05 22:09 ID:b8an7wk5
評価催促age!
484 :
たもい :03/03/05 22:50 ID:VE/MXlgG
>>452-454 「ワラ人形的 remote control」
執念だね。かわいさ余って’かな。
>>454 の使い方で、ガラリと変わるね。
合唱じゃなくてもいいかも。もう一日置いたら、爆弾みたいな
>>454 期待。
>>456 「闇の左手 光の右手」
作者さん何かおありでしょうかこれ関係。じゃなきゃ書ききれないまとめ切れない。
男女のぱっと見の特徴じゃなくて、焦点絞ってるね。いい具合に私情の力。
力感じるので、意外な揺らし方も出来る人だね。それも期待。
485 :
名前はいらない :03/03/05 22:53 ID:zcoqNjOM
コンパスを片手に西へ向かってみよう 海を越え山を越えただひたすらに 答えが欲しければ北に向かってみよう そこにはきっと答えがあるはずさ
486 :
たもい :03/03/05 23:15 ID:VE/MXlgG
【2点】
>>405 「化粧」もうフランス映画。いろいろ考える。道化師、サーカスのゲイ。
色白のヤセッポッチが何かの目覚めで鏡。少女みたいな少年。死ぬ子。
>>374 「わたしはオンナ」こぉいうのが根っから好きなんね。書くの好きなん。
特に今回のお題に飛びついた様子なし。何が来てもこれくらいは書ける人。
言い換えれば、本領は発揮してない。と妄想しました。
>>412 「蝸牛(かたつむり)」蝸牛ごときに反論できない悔しさ。
皆が必死に物を囲んでるのに、離れたところから余裕でしらけてる。
「所詮さ」がきこえてくる、蝸牛はあなた。
>>423 「滑走劇場」映画。えーと、あの古い映画、画面に毛とか走るタイプ。
カラコロカラコロ、それ踏んじゃって滑ったり大変。ひっくり返されて大パニック。
487 :
たもい :03/03/05 23:24 ID:VE/MXlgG
【1点】
>>364 「苦悩」出だしがピカピカ「ピー子が’」。飛びつくっちゅうの。
で、も!うっさいよ!と笑う。からかわないで、と。
何が言いたいかというと’で言ってよ早く。と。遊ばれた。
>>367 「2B」皆が見てる所と別のところから、あなたが持ってきた素材。
学生時代の淡い・・・にしてもセレクト成功。これだから新鮮。
>>371 「ありか」私も考えたことある。素通りせずに、モノを考える人。
大人と子供もそうなんよね。でっかくかいて、皺と髭描いたら大人なのか。
ん・・・なんか違う。なんで君は大人なの、と。
>>383-384 「早生辛い菜 WaSahiBina@ ◆HtgiqtCE1g 」
根性無いと書ききれない。好みを言えば、綺麗過ぎ。ん臭み少しほしかった。
カンタタ思い出した。畳見ないと畳の話書けない私、物語れる人尊敬。
>>390 「無題」パパと娘は好き。深み。振り返る、やっぱ気になる詩。
チィヨがお姫様。チィヨが女。違うのかな、、、。だから大きい女を捨てると思ってた。
//で私事ですが、今回で審査員おわります。
ん、自由行動の勝手気まま行動の力しかないです。楽しかったです。ありがとう。以上です。じゃ。
>>487 肩をゆっくり撫でて 羽毛 生えかわりの翼でまた遊べ //耕せどっかのお花畑
489 :
ななほし ◆lYiSp4aok. :03/03/06 00:10 ID:Xvw2KCfR
採点で〜す。よろしくお願いします〜
3点
>>383 :早生辛い菜 WaSahiBina@ ◆HtgiqtCE1g :03/02/28 20:27 ID:DfEX2sLf
> 峠にひとり住むクロウ・タータは
なんと読むのだろう。この菜は。烈しくてもなにか惹き付ける魅力がある。
2点
>>374 :わたしはオンナ :03/02/26 22:59 ID:E4cI+Mtm
楽しんで読める。
1点
>>385 :ヒーロー :03/03/01 13:32 ID:nV1iVbea
結局、待たせる男と待ってる女。の世の中なのね……。
1点
>>401 :わたしはそのひとが好きだった :03/03/02 23:58 ID:WAGpSIES
「手摺と言う生き物は…」 ああ……解らんけど生きてるような言葉
1点
>>452 :ワラ人形的 remote control :03/03/04 23:40 ID:Pe8QpL8s
なんか気になるので……。
490 :
たもい :03/03/06 00:13 ID:+wM/H8sP
491 :
激辛正当派 ◆PmUYNHN29Q :03/03/06 01:54 ID:NTAMXzoG
現在、審査・採点期間です。 採点の〆切は本日いっぱい、3月7日0時です。 御注意を。 審査員の方々はふるって御参加くださいませ。
492 :
Canopus ◆DYj1h.j3e. :03/03/06 22:42 ID:KOmICWJq
審査アゲ。
まず、
>>391 。現実と夢想の境界線で、平均台に乗っているような危うさと、
熱にうなされた時の懐かしい浮遊感があります。ただ、扁桃腺があまり効いて
ないなあ。いもうとの存在感が途中でどっかにいってしまうものだから、最後
の「わたしの胸が…」の効果が薄まっています。ああ、でも、心地いい残響が
ありますの3点です。
>>394 これが意外とうまいんだ。全てが平凡ですが(特に2連目)、ふんわり
としたサンドウィッチ感がいい。2連目の印象の薄さはどうにかした方がよさ
そうですが、偉大な平凡さとでも言うのでしょうか、味がありますの2点です。
493 :
名前はいらない :03/03/06 22:47 ID:w06WlEM9
当然あげ
494 :
Canopus ◆DYj1h.j3e. :03/03/06 22:55 ID:KOmICWJq
あとは1点です。
>>383-384 きれいなんだけど、詩情を出すための冗長さが気になります。タ
イトルは、内容との違和感がありすぎて…。あと、女性は脇役かな。
>>423 太陽のぎらつく乾燥感と、捨ておけないパワーを感じます。滑走する
イメージは、あまり感じなかったんですけどね…。
>>426-428 情景描写で引き込ませられます。ただ、情景描写にとらわれてし
まっていて、肝腎の姐やとわたしが、お人形さんのようになっています。
今回は、以上です。
495 :
名前はいらない :03/03/06 22:58 ID:qdFI6dBW
おつかれさまです。
496 :
激辛正当派 ◆PmUYNHN29Q :03/03/06 23:12 ID:W8nk+D7y
3点
>>401-403 「わたしはそのひとが好きだった」
これをチャンプ候補に挙げないわけにはいかないのだ。
なぜなら、僕自身がこういう詩を書きたいからなのだ。
そつのない描写、出来過ぎたストーリー、
まとまりすぎているまとめの、いかにもな抒情詩。
誰が何と言おうと、僕は大好きだ。
1点
>>367 「2B」
1連目には主語が出てこない。これがミソです。
切り取られた風景の中で、息をしている、二人の合間。
>>390 「無題」
冷たい。これはホラーだ。
捨てられるママに対して娘が一切の感想を持たないのが、こわい。
>>391 「三月うさぎ、扁桃腺」
姉の役割を脱ぎたがっている女性、の詩なのかな。
みんな家族なのに、それぞれとても距離感があって。さびしい。
>>393 「違いくらべ」
後半、こんな短い言葉ですごく厚みのある表現。
異性のからだにはじめて出会った時の、あの驚き。
>>400 「ほほ杖をつく女」
なんというか、こう、30を目前にして結婚をあせり、
1度だけ会った見合い相手のことを考えてる女性、を感じました。
>>411 「人造弥勒」
「寂死」。じゃくし。この語が頭から離れない。
整った見栄えに、老い心の嘆きにも説得力がある。
497 :
ななほし :03/03/07 00:03 ID:FornEFY/
集計はどなた〜
499 :
お手伝い :03/03/07 00:23 ID:ntZV8YPp
500 :
お手伝い :03/03/07 00:24 ID:ntZV8YPp
あ、しかも微妙に違うね。アセ
501 :
激辛正当派 ◆PmUYNHN29Q :03/03/07 00:26 ID:gxU3YsTA
現在確認中です。しばしお待ちを。。。
502 :
ななほし :03/03/07 00:32 ID:FornEFY/
503 :
激辛正当派 ◆PmUYNHN29Q :03/03/07 00:35 ID:gxU3YsTA
すいません、一点分読み落としてました。 お騒がせしまして大変申し訳ありません。
>>503 激辛正当派氏の集計で合っていると思います。
俺もそうなりました。
507 :
激辛正当派 ◆PmUYNHN29Q :03/03/07 00:44 ID:gxU3YsTA
んじゃ、これで締めます。
_____________
チャンプ
>>383-384 「早生辛い菜 WaSahiBina ◆HtgiqtCE1g」
準チャンプ
>>367 「2B」
_____________
以上の結果となりました。
お二人さま、おめでとう!
チャンプの人は次のお題を願います。
試合後の感想等は、雑談スレで。
508 :
ななほし :03/03/07 00:45 ID:FornEFY/
りょうかい〜 1点ずつ減算ですね。 >471-472は投票ではないそうですよ。 途中経過だそうです。
509 :
个~个 ◆MARU/5W/LY :03/03/07 00:52 ID:YX0ewnmI
皆さん乙でございます チャンプ 準チャンプ オメでございます
510 :
ダストキャット :03/03/07 00:54 ID:ntZV8YPp
>>386-384 書きましたダストキャットです。
初チャンプほんっとに嬉しいです!
批評してくれた方・点くれた方・読んでくれた方々 ありがとうございました!
あたし自身参加するのが今回で2回目、というよりそもそも2ch初心者
タイトルにキャップをうっかり付けてしまうほど厨丸出し野郎なので(お騒がせしました…)
ましゃかチャンプ取れるとは思いませんでした。マサニセイテンノヘキレキ。
これからも精進させて頂きます。
という訳で次の御題ですが
「怒り」でお願いします。
511 :
名前はいらない :03/03/07 00:56 ID:5xPSdv4j
>>510 おめでとー!(^o^)/
パチパチパチ。
512 :
ダストキャット :03/03/07 00:56 ID:ntZV8YPp
>>511 ありがとうございます〜〜。テレテレ
あと皆さんお疲れさまでした。
『怒り』ッ! それは敗者の感情である! 人が怒りを覚えるとき!それは! 侮辱!不条理!愚図!等々!! この世の悪鬼を目の当たりにしたときのみ! 己のみならず友に向けられた牙にすら怒りを覚えるのだッ! では何故怒るのか!? それは決して愛が理由なのではないッ! まず! 鬼は武装しているッ! 汚染力の甚大な生物化学兵器を! 得物を携え!神聖なる他者の心へと陵辱侵攻するのだッ! 貴様の領土(こころ)に撒き散らされるBCW! 怒りを覚えた時ッ! 貴様の心は汚物に毒されているのだッ! その毒は貴様の遺伝子配列を組み替えッ!!! 瞬く間に同じく悪鬼へと変貌するッ!!! 例えどれだけ善良な聖者であっても! 怒りの感情に支配された者は 下衆畜生と成り下がるのだッ! それは敗北であるッ! 故に怒りは敗者の感情なのだッ! 怒りの心をぶつけても… 混沌が大きくなるだけなのだッ!!
怒りにまかせて暴れるなど野蛮人のすることぞッ! 落 ち 着 け ッ ! ! ! ! 「右の頬を打たれたらなんとやら」などそれこそ愚の骨頂ッ! 泣き寝入り推奨など俺がするはずもなかろう。 いいか!脳髄と心臓に叩き込めッ!! 一つ!! 怒るなッ! 一つ!! しかし殴れッ!! 貴様が苦しかった分だけ殴れ!! 殴って鬼畜に悔い改める機会を与えてやるのだッ! 懺悔を促す聖の拳ッ! それこそ破邪にふさわしいのだッ!! 『お仕置き』ッ!! これぞ真の愛の姿である!! 叱れッ!! 叱咤し愛を以て清浄し成長するのだッ!!!! 命を賭けてお仕置きせよ!! そしてたまに他人に叱られろ! 戒めが肝心なのだッ! やりすぎると深みにハマるので 注 意 し ろ よ ッ ! !
515 :
笑仮面 :03/03/07 01:56 ID:aPETP3Q8
わらうよわらうよわらうよ わらうよわらうよ 「笑え」 わらうよ 泣いて わらうよ みんなわらうよ いたいわらうよわらうよ うそをついてわらうよ ドカーン 一面血まみれ 笑うよ アハハハハ!
516 :
都立家政 ◆MD76fFko5o :03/03/07 02:01 ID:iw+wHdtQ
>>513-514 「怒りに燃える者への詩」
強引。(作者への手紙なので第三者(俺と作者以外)は無視する)
ツギハギで何とか誤魔化そうとして、無理矢理高く売ってる服みたい。
随分とつまらない事でケンカをしてきたやらなくてもいいようなケンカ を怒りに任せてしてきた相手も傷つき自分も傷ついてその果てにあるも のは後悔の念ばかりだったしかしそんなくだらない事をやっていかなけ れば生きてこれなかった自分がいる事もまた現実なのだ大人と子供の区 別が厳然としてあるとわかった今はただ怒りをどこにぶつけるか考えな がらやっていくだけだと思うのだ。
518 :
都立家政 ◆MD76fFko5o :03/03/07 02:07 ID:iw+wHdtQ
>>515 「笑仮面 」 ※同じく第三者を無視して作者への手紙
推敲が嫌いな俺から言わせてもらう、推敲をなめんな、と。
センスのいい君を理解してくれる誰かにの評価待ちなのか、と。
俺の勝手な理想によりもう一歩君には踏み出して欲しい。
勇気が感じられない。臭いセリフだろう?
519 :
都立家政 ◆MD76fFko5o :03/03/07 02:15 ID:iw+wHdtQ
>>517 「無題」 *同じく第三者を無視した作者への手紙
日記だな、俺は好きだけれど、好みだけれど。
背伸びして批評家を気取りたい俺としては君のは自慰だ。
誤解されないように勝手に俺が言いたいが俺は自慰が大好きだ。
だか詩作品としては評価出来ない。
だけれども君が幸福であるなら他人の評価だの詩作品としての体裁だのどうでもいいよな。俺はそう思う。
520 :
名前はいらない :03/03/07 02:25 ID:a5aLnXLp
つまり相手は自分より強いのだという恐怖の念が兆し始めたのです。 叙述の流れとしては、「恐ろしさの魂」「先を越された」に続くもので、 「K」に対する劣等意識につながり、やがては「精神的に向上心のないものは ばかだ」という「K」への痛烈な批判となり、さらには「K」を出し抜いて 「お嬢さん」に結婚を申し込むことにもなるのである。それは「K」の 真剣な生き方から生じる迫力に「わたくし」は圧倒されたからでもあろう。
521 :
崖淵 :03/03/07 05:03 ID:APogwfSz
眠たくて仕方がない 崖を歩いているのに気がつかない程 風が吹けばカレーの匂いが連いてきて だのにまだ稜線を歩き続けているただただ ホットケーキにバターを落とせ 路面電車の呼び鈴を鳴らせ 水位を確かめればまだ地上 陸橋を目で追えばもう川向こう 喉元がさらけだされてんの覚悟で もっぺん云う 誰が何云う権利かよ 稜線歩いててる俺に 何でボート乗って頬杖ついて舟漕いで見送ってる奴等に 麦茶ー なんてか言われるのよ 崖淵に来いょ 話、て何ょ 眠たくててしょうがない 落っこちる暇んなく稜線滑っててる 口空いてる まんまにラジオのとーへんぼく おとつい聴いたょ さんきう ○か×か ピィス
「ワンパターン」書きました。 次なにかなあ。早くー
523 :
憤怒の仏 :03/03/07 13:42 ID:Y+tqNlH4
後光変わりにゆらゆら火焔 左手に羂索を大きく掲げ 振り落とす一閃 降魔の利剣 打つ鉄槌に熱 猛火 研いで 法の元に裁き落とすまさに鬼面 飛び散る火花のより辺り危険 九尾や八股一撃 嵐の前までは不動で 血管破裂プッツン昇天
524 :
名前はいらない :03/03/07 13:57 ID:4003J1kd
525 :
怒れる者に祝福を :03/03/07 15:20 ID:4X9J0vZ+
携帯と財布とMDウォークマンだけ持って 真夜中家を出た 高校もやめるつもり 二度と戻らない 少ない友人達には「ごめん」とだけメールした 返事はいらない 返すつもりもない 交差点 変わらない赤信号の点灯を 急いで渡った 光がふたつ、クラクションもふたつ、僕は振り返らない 自由に焦がれて 怒りのままに 走り出すことは犯罪ですか 制約を断ち切り 怒りのままに 逃げ出すものは弱虫ですか 学校でも家でも 僕は決して落ちこぼれなんかじゃなかった 友達だって 煙草吸って悪ぶるような奴らじゃなかった にこにこしていれば 誰も僕を傷つけたりはしなかった その時の僕は そう 籠の中で幸福を唄う手乗りインコ 悪に焦がれて 怒りのままに 飛び立つことは不実ですか 義理を蹴って 怒りのままに 泣き叫ぶことは裏切りですか この世界が守ってくれるのは 「正しい人」だけだと知っているけど 赤い点滅信号 僕は 急いで走り抜けた 光がふたつ、クラクションふたつ、本当はずっとそこに寝転がってた それでも僕は 初めての自由が 嬉しくて ずっとずっと走ってた 闇の中 いつまでも 走ってた
526 :
526 :03/03/07 16:20 ID:NAtwtkBP
血管破裂するかどうか わからん なにもわからん 詰め込まれた過去の思い事 見事に花咲いたあの時は 腹が痛い ・近親相姦 ・近所迷惑 ・噂 ・出社と登校 何度 増す難度 束の間の感動と床の間勘当 気丈な移動 走る異常街道 緯度変え川越え同じソフト 減って増えて同じ年頃のお愛想 泥濘の原点に 2003.3.7 仮定は未定に。
527 :
自己嫌悪 :03/03/07 19:31 ID:lMqSXJ8m
たたかって死にたい。今すぐに生きたい。 死ぬまで、 酒、タバコ、セックス、ドラッグ、犯罪、戦争、etc... 肝臓とたたかいたい。 病魔とたたかいたい。 AIDSとたたかいたい。 幻覚とたたかいたい。 暴力とたたかいたい。 正義とたたかいたい。 けれど誰も殺しはしない。 そして、 アルコールに殺されたい。 ガン細胞に殺されたい。 雑菌に殺されたい。 剃刀に殺されたい。 重力に殺されたい。 AK47に殺されたい。 灰色の現実にはもううんざりだ。 僕には生きている価値など無いから。 くだらない自分自身に対する怒りに殺されて、 真っ赤な血を残したい
>>515 「笑仮面」 に対する518訂正
「怒り」についてもう少し推敲して欲しかったな、って思いました。
意表を突ききっていない印象を受けたので。
>>517 「無題」に対する519訂正
文章自体は好みなのだけれど「お題」からそれているなって思いました。
>>520 「無題」
「つまり」から始まる一行目にサクッと詩の世界に入れた。作品全体から得体の知れない戦慄を感じる。
「ばかだ」「お嬢さん」「わたくし」というこの言葉選び面白いなぁ。
「K」これはどうかなって俺思う。ローマ字の頭文字、俺とすると結構見飽きた感じなのだ。
529 :
名前はいらない :03/03/08 02:05 ID:iJuSoQ2E
>>520 はカフカの「城」?「審判」だっけ。。。
それに対する評論かなんかのコピペ?
ですます調とである調が混用されてるあたり、非常にうさんくさい。
>>527 「自己嫌悪」
冒頭の「死にたい」→「生きたい」→「死ぬまで」、この流れとても面白い。素敵。
「酒、タバコ、セックス、ドラッグ、犯罪、戦争」んー、ここから終いまでどうなんだろうなぁ、
これって作者自身の哲学によって生み出されたものなのだろうか?ってチョト疑問。
作者の怒りの対象は本当は別のところにある気が、
俺にはする。
>>521 「崖淵 」
何だこりゃ滅茶苦茶リズムにのってるな音符みたいだ、言葉が。活字を追っているだけで音が聞こえてきそう。
「怒り」は感じられない。まぁ感じようとすれば何にでも感じられるかも知れないけれど
俺はこっち側から鋭い眼光とその心で深く作品にタッチしていこうというアプローチでなく
割と受動的にお題と心中して俺の胸にストレートに突っ込んでくるような作品を待っている、
そう、作者のサービス精神に期待しているタイプなので
うん、詩人やアーティスト、「もののわかる人」の為の表現でなく
一般に生活する人々のところへ届くものを勝手に期待しているのでそういう面から見れば高い評価は与えられない。
同じ言葉書きとしては、この作品を尊敬します。
531 :
激辛正当派 ◆PmUYNHN29Q :03/03/08 02:13 ID:P1ssi2Fn
>>513-514 やっぱり愛に溢れてる。こいつは信用のおける奴だ、と思う。
「怒るな、殴れ」は僕にとって新鮮な箴言でした。
>>515 脱力しましたが、もっと激しく脱力したかった。
その不完全燃焼加減も含めての、狙いがあるのかもしれない。
>>517 いつものふらつきがない。ひとつところでじっと考えこんで。
この作者の魅力はあの、とりとめのなさ、なのに。
>>520 これ、夏目漱石の「こころ」?
の文庫本の解説?そのまんま?
>>521 これすごくいい。こんな怒りのようなもののくすぶり。
自ら持てないものに対して盲目に尊敬してしまう僕の悪いところだが。
>>523 ひとつのイメージを韻でなぞっただけな感じだ。
もう少しきょろきょろしてもいいように思う。
。。。今日はこれにて。
>>525 「怒れる者に祝福を」
俺は中三の頃から詩を書き始めた。っつても俺の場合は歌詞なんだれどね。
当時、ボウイと尾崎豊とが混じったような歌詞を書いていたのを思い出した。
成るほど最近だともう携帯とかメールとかが歌詞に出てくるのはごく普通のことなんだなって
自分のそういう時代の頃と照らし合わせたりしてみた。
怒っとけ若者、
でも落ちこぼれてもいいと俺は思うぜ、
だって人間だもの。
533 :
イヌ :03/03/08 23:33 ID:iqMy84Ru
廊下で野良犬が吠えていた その姿勢で息をした、その隙間で拾った、冷気を含んだ肺の内で照り返した感傷をひとつ見つけた 結婚の式場に名前が用意されている ふざけ過ぎた後に黙り込んだような、この婚約を取り止めなくては 駅ビルからドアを出て、帰り道の一歩めに、また感情が顔を出した その髪に隠れた小さな目と、目を合わせようとしている内に溶けてしまった スペースキーの左半分が汚れている そしてエンターキーを叩いて、文章を終わらせた、主人公は建設現場へ向かった 彼は恋人を、自分の側から離れていかないように、知恵をしぼっていた その一週間後に原稿は完成した やがて眠りこんでゆく、十歳に満たない子に教えたことは間違っていた、けれど彼も理解していなかった、彼は眠りたがっていたから、その子はもう眠ってしまった 産まれて一週間めに名前を貰ったとのこと 墓地の炎天下でジュースを恋しがっている、この約束などなかったことを、認めさせなくては
534 :
下手 :03/03/09 10:03 ID:iBG7BEYG
「最近電話もしてくれないじゃん!」 この、このビックリマークがマジですなあ 違うよ、別に嫌いだからとかじゃなくて 働いてくたくたになって電話したら どうせ俺みたいな男は話を全然聞かずに ただただ相槌を打つだけになってしまうんだ 「それでもいい!」 だからビックリマークはやめろっつうのに これは俺の問題だから、俺の 悪いとは思ってるけど変なこと言わせてもらえば 次の土曜日会うんじゃなかったっけ? その時一杯喋ればいいじゃん 「もう、いい」 あんたビックリマーク打つ気力も失せたみたいだけど 俺には今日もまたビックリマークが一つ増えた 溜め息 くわえ煙草 あんたのメモリ
535 :
クロラ ◆oNwpnhIJYU :03/03/09 16:34 ID:47x3noeZ
>>513-514 「怒りに燃える者への詩」
内容とこの詩の形態が噛み合っていないように思いました。ひとつづつの言葉は魅力があるのだけれど、それが次の言葉へ繋がっていないような。
「落ち着け」「注意しろ」という命令系の言葉が、よりどころになる部分を定められずにふらふらしているような印象でした。
>>515 「笑仮面」
僕はこの詩から怒りを感じることができませんでした。
仮面の裏にあるものは怒りではなく、怒りを回避した自嘲ではないかと。
「仮面」は作者の意図さえループして隠す便利な言葉、詩の内容をそのまま表わしているともとれますが、その言葉を表わそうとすることで終わってしまったのではと思います。
>>526 「526」
文字を追い出す前に、ぱっと見てすぐに形が奇麗だと思いました。箇条書きの四つの単語、言葉の選択に激しくセンスを感じます。
後半の流れもおもしろいです。「ソフト」はちょっと苦しい気もするけど。
ラストニ行は、作品をずいぶん大きな範囲で包んでしまったような印象。それ以前で、具体的な部分的な言葉をつかわれて、読者はそれぞれに何らかのイメージをつかめているはず。
むしろ「原点」「仮定」のような抽象的な言葉はいらないのではと思いました。
>>527 「自己嫌悪」
内側への視線、内省的といっていいものとおもうけれど、その内側からは外を見ている視線を感じる。
くすぶっている火種のような、自分に中にあるちからを信じている、希望のある詩に読めました。
これを「自己嫌悪」と言ってしまえるのは、とってつけたものではないリアルさだと感じます。
一方で、作中に出てくる言葉「酒、タバコ、セックス、ドラッグ〜」「AIDS」「正義」などは、「現実」を見ているものというよりは、「僕」の心中のマイナスイメージを無理に具体化したもののように見えます。
たくさんの言葉が出てくるけれど、怒りの対象は見えてこない。そういうところが、最後まで「自己嫌悪」に留まっているということかな、と。それでも、やはり希望は見える。
536 :
名前はいらない :03/03/09 22:14 ID:GNq9k/3o
ところで今回〆切はいつ?
諸君、春である! 正体不明の木の芽が膨らむ春である! 諸君の心にある木の芽は爆発しようとしている、それははちきれんばかりに! しかし決して爆発へは至らないのだ、それは尿道を塞がれたペニスのように! 何故、それは出口を塞がれているのか? 諸君ッ! それは、その木の芽が正体不明であるからにすぎない、即ち! 名前が付いていないからだッ! 諸君ッ! 私は、諸君のその心にある木の芽に、名前を付けるべくやって来た! 救世主だッ! 私の名前……などどうでもよいッ! 諸君を悩ますその 諸君を悶々とさせるその その木の芽の名前だッ! それこそが今、最重要なのだッ! 正体不明だからこそ、それは諸君を悩ませているのだ! それが何であるのか、それがわかれば悩むべきことは何もない! そう! 目的は明確となる! そこへ向かって諸君は発散せよッ! それでは名前を付けてやるッ! それは「喜び」……か? 違うッ! 「恋しさ」でも「サカリ」でもなくッ! 諸君ッ! それは「怒り」だッ!
538 :
2 :03/03/09 22:41 ID:vboPvLIu
現代社会は腐っている 諸君はそう思う理由を3つほどあげよッ! だらしのない政治家か? 理不尽な税制か? 手抜きとしかいいようのない教育改革か? 月給にしか興味のない平凡教師どもか? 腐っているにも関わらず若者の自由を奪う学校か? 偉そうなことをわかった風に主張する自称救世主か? くだらないTV番組か? アホな人種の席巻か? 理想的な社会には必要のないあれやこれやか? なんでもよいッ! それらが君を悶々とさせている元凶だッ! それを潰しにゆけッ! 俺が許すッ! そいつを殺せッ! その店を潰せッ! その学校を破壊しろッ! 日本を壊滅させるのだッ! すべての元凶を取り除いたその後で! 俺たちが新しい日本を作ろうじゃないか!
539 :
3 :03/03/09 22:41 ID:vboPvLIu
さぁ、立てッ! 立ち上がれッ! 諸君の頭には電波など飛んできてはいないッ! それは君自身の「怒り」なのだッ! ラベルを貼れッ! 「怒り」のラベルを、君のその胸にッ! さぁ、やるべきことは明確となったッ! 俺と行こうッ! その怒りを叩き付けに行くのだッ! 何処へ? それは君に任せる! さぁ! 立てッ! 立つべき時は今だッ! そうして語り終えたアジテーターは、自分の胸に「喜び」という名の ラベルを貼り付け、満足そうに笑った。
540 :
手紙20030218 @ :03/03/09 23:47 ID:nHsHqrdQ
まず、久しぶりと それから元気ですか、と この手紙の内容がそんな優しい一年間も音信普通にしていやがった フトドキ者からの近況報告なんて代物で済むなら どんなにかマシだろう、と思う。 さて、母から君の伝言を聞きました。 正直実感が未だ持てずにいる。 それ程まで私は君たちから遠い所へ来てしまったのか? 違う。 言いたいことはそんなことじゃない。 私は君からの伝言を聞いたあと、仲間内で腹一杯食らい、酒を呑み、 翌日には歌を歌いにすら行った。 その途中何度もカミュの異邦人のことを思い出していた。 ならば私もこの後人を殺すのか? 違う。
541 :
手紙20030218 A :03/03/09 23:48 ID:nHsHqrdQ
私は君に、そう他の誰でもなく君に、懺悔なぞするつもりは一切無い。 その必要すら感じない。一切だ。 なのに、私は理由無く、罪悪感を抱えちまう訳で。 それが得手勝手な自己満足の世界から生まれるものだと知っている。 だから私は君に助けなぞ求めたりしない。 彼女の冥福を祈ると共に手紙を書いた。 勝手と知って同封させてもらう。 どうかいつか彼女に届けて欲しい。 どうして死人に手紙を書いたか自分でも分からない。 それが誰も救わないことはわかっているのに。 しかし私は書かずにはいられなかった訳で。
542 :
手紙20030218 B :03/03/09 23:50 ID:nHsHqrdQ
一つ告白するならば 私は君の伝言を聞いた時、しばらく息ができなかった。 それでも私はその後すぐ煙草の煙だらけの空気を肺一杯吸った。 自分のことばかり書いてしまった。 どうしても私には電話先で君が何を思ったか分からないもので。 君は一体何を思った? 悲しみなのか驚きなのか、それとも怒りなのか。 怒りなのか。 きっと私には一生分からんだろう。 術が無いのではなく、単に、分からんのだ。 君の怒りの本質も そのこぶしの振り落とされるべき場所も。
543 :
手紙20030218 C :03/03/09 23:50 ID:nHsHqrdQ
最後に元気で、と言おう。 心の底から君が元気でいればいいナ、と思う。 同様に他の皆も。 シャクだが死んで欲しくないと思う。憎たらしい程に。 そしてこの手紙を書いてはじめてなんであいつが死んだんだ、と思う。 思う。強く思う。 私の中で彼女が本当に死んじまったみたいだ。 ゆるく胸が痛い。 20030218 Coffee Shopにてマルメンを吸いながら Y
544 :
名前はいらない :03/03/10 00:00 ID:kvwBii/J
ネナベー(´∀`)
545 :
名前はいらない :03/03/10 01:06 ID:1NgdiVkL
今回は、かなり勢いのある作品が多いですね。やっぱり「怒り」がお題だから??
546 :
怒り。 :03/03/10 02:03 ID:SQLmsmn6
喚き散らすよりも 涙の方が効果的でしょ。 君が女の涙ってヤツに あまりにも流されることも 私は知っている。 だから、君に判らないように。 独りの時にだけ。 私は涙を流す。 これは、私の切り札。
547 :
真剣に批評しようとする者の怒り@ :03/03/10 02:15 ID:ltvkd6f1
ヒトは怒りを忘れた? いやいや最初から怒ってなんかいないんだろう 悔しかっただけじゃねーの?嫉妬してただけじゃねーの? アハハもう疲れたっちゃって? 悲しいって?虚しいって?神々の歓喜だって? 語っとけきゃいい なんだいその、 ツギハギだらけの 怒り 他人の目を気にしながら何に怒る? 笑わせんな、マジで いつかお前の産声は立派なモンだった あれはたいした感情だったよ 正直たまげた お前の声を はじめて 聞いた気がした 俺は世界が変わっちまうんじゃないかと思って お前の産声で 震えた。
548 :
真剣に批評しようとする者の怒りA完 :03/03/10 02:15 ID:ltvkd6f1
感情を抑えるのが大人なんだと秘密基地の外で習ったっけ? あの頃の少年探偵仲間はみんな、 会社員になったり詩人になったりで 色々と忙しいらしいね、 俺は相変わらず秘密基地に居て 電源の入っていないコンセントとパソコンも無いのに 第七チャクラに意識を集中させて今こうやって2chにアクセス あの頃の少年探偵仲間達も色々と頑張っているらしいんだが ふ ざ け る な よ 少年探偵バッヂを外してお前等が手に入れたものは 怒りは そんなもんだったのか?そんな程度なのか? 批評の定義なんて俺は知らないし 詩について勉強なんてしたことは無いけれど、 俺は今最高に怒っている。ふざけんな。
549 :
斉藤守 :03/03/10 02:18 ID:xGzfXNHQ
>>525 僕の「青春・失敗作・ノート」にもこういう趣きの詩は多々あるのだが、
「闇の中 いつまでも 走ってた」みたいに言い切れてるものはないな。
家出しても2、3日しか持たなかった自分が、「いつまでも」走れるわけはなく、
結局とぼとぼ家へと戻って、僕の詩は終わる。
僕はどうして、「いつまでも」走ると言い切れなかったのだろう。
なんとなく自己反省をしてしまう、そんな作品。
>>526 かなり余白のある作品なんだけど、これがなかなか魅力的な余白。
読者がそれぞれ、そこに何を埋め込もうかと楽しめる。
短詩っぽいが、物語もある。わりと珍しい書き方だと思う。
>>527 自分に怒りを覚えるのは、本当に身近な出来事に対してではないだろうか。
少なくとも僕はそうなので、この作品の憤りにはいまいち共感できない。
怒りの強さは、とても感じる。
551 :
激辛正当派 ◆PmUYNHN29Q :03/03/10 02:33 ID:E65vGAvT
アナウンス忘れてました。
今回のお題は「怒り」。
〆切は3月14日0時(13日いっぱい)といたします。
審査員も常時募集しています。
まだ審査をしたことがない人は、
このスレに「審査します」と宣言して下さい(トリップつきで)。
いちおう全部の作品に目を通す、ということ以外、
何も難しいことはありませんので、あなたもぜひ。
くわしいルールは
>>2-3 です。
552 :
発憎 :03/03/10 04:03 ID:jB99Mn0H
・・・・・・・・・・。 昨日から続いてる、続き夢?眠れない、のにか・・・? 思い出した。 電気を付けたままでないと眠れないのだ、そうだ。 なんだそうか、なんだそうだ、そうだ、そうだ、うん、そうだ・・・ でも、可笑しいんだ、すぐそこにあるはずなのに、手に届くはずなのにね、 可笑しいだろ?なぁ、これって、さぁ、はは。 なぁ、笑っちゃうだろなぁ、地平線の先にあるよ?ねぇ。あれ?面白い、ない? ちが、つぎゃぎゃうの、オマエ、グヤナイフザケェジャkナウエシンジャ、ネェ…チャンっッタァあ、 あ、 あ、 ドクム ドクム ドクム ドクム ドクムドクムド うぁぁっぁぁぁう!!!!!!うるさい!うるさいうるさいうるさい!!!!うる・・・さ、い。あう、ふ。 ナンダヨナンダヨナンダヨナンダヨナンダヨナンダヨナンダヨナンダヨナンダヨナンダヨナンダヨナンダヨナンダヨナンダヨナンダヨナンダヨ 目を閉じなくちゃ。おやすみぃ、なん。、だ。しなくちゃ。 、 、 、 、 、 、 。 コ ダ ロ ア ス ン レ ハ タ ダ ダ レ レ
553 :
来訪てきた :03/03/10 04:14 ID:snr91yuD
ねこウサギ 見たか? パンダを見た人はしあわせになった かわいらしいねこウサギわらってる 飼ってやりたいけど 手に余る ねこウサギ やってきた ふしぎ牛 見たか? ペンギン見た人は楽しくなった ゆったり ふしぎ牛 5センチ浮かんでる 隠しておくのは コリャ無理だ ふしぎ牛 やってきた ふしぎ牛 ねこウサギ乗せて たずねてきたのを ただ喜ぶだけ 幸せだ 驚きが…… 喜びに…… 宣伝し様とか かくまってやろうとか オレには…… ふしぎ牛 ねこウサギ やってきた
554 :
癇癪玉のイメージ(1) :03/03/10 22:18 ID:86OBF6GF
はじめに映像ありき ロゴスはその後 さて さて さてさて さてさてさてさてさてさて さてさてさてさてさてさてさてさてさてさてぱん 花 ぱん ぱん ぱん 緑色の砂鉄が靴を踏んで 布の内側から皮を破った ぱん 猫かと思うと飛んで逃げ 毛布の破壊を自ら食らった ぱん 立っている三人の 懐かしの悪ガキっぽい影だ 頭の部分を欠落させて シャワー花火の影 で ぱん 金平糖 金平塔 金平タワー 金平星 靴踏め 靴揺れ 靴振れ 靴くれ
555 :
(2) :03/03/10 22:20 ID:86OBF6GF
川を破壊しながら跳ねる三連弾 赤い昇龍の破片 破片 破変 黄色いクリームが溢れ出しそうになった弾けた ぱん 青い時計のしがらみで親父さんと帰らなくなった娘の 夜 負荷 不可 フカ フカフカフカフカぶかぶかぶか ぱん 夜はカフカ カフカフ フカフカ あふふふふふふふふ @あん さー あー さー あー さー 目覚める出戻りたち 踊るというよりも跳ねるというよりも 砕かれるフライパンの上の ぱん くしゃげるというよりもはしゃぶるというよりも むかつく路上の ぱん 頭上見えないところからのオーバーハンドスマッシュ それが風見鶏 頭大爆発 しゅばら 頭大爆発 ぐゎばる いでよ緑色 いでよ赤色 いでよ黄色 いでよ青色 いでよ金平塔 一触即死のシャワー パワー タワー アワー ドワー 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜☆
556 :
名前はいらない :03/03/10 22:28 ID:RfjpU/XJ
557 :
怒屋ちょうすけ :03/03/10 22:59 ID:ctStE2uQ
怒屋ちょうすけは目の前のテーブルをチョップで分断し、 反動で宙を舞ったアルミの灰皿を ヘディングで窓の外にバルカン砲の弾のように高速で飛ばすと、 おいっす! と、俺たちに向かって手をあげた。 靴を履かない足で、真っ二つのテーブルをそれぞれ蹴り飛ばし、 左右の白壁に亀裂を作り、左側のそれをさらに飛び蹴りで狙いすまし、 ダーツのように突き刺さると、そのまま壁を貫通して外へ出て行った。 テレビを見ると怒屋ちょうすけが走っていた。 アスファルトを掴むと、ちゃぶ台をひっくり返すように起こし、 自動車八十三台を転がし、爆発させ、山のようにそびえ立つ炎を背景にして、 おいっす! とテレビカメラからこちらに手をあげた。 商店街に入ると、老人ばかりを選んで首をチョップではねてまわり、 若い者からはその服を剥ぎ取り、取る端から身に着けてはもこもこになりはじめ、 中年層からはズボンやバッグばかりをひったくり、そこに財布を探し、 財布の中からなんでもいいからカードばかりを抜き取って、金は捨て、 警察署を屁一発で倒すと、海の見える公園へと走った。 海の見える公園で、暫くは出て行く船を見送っていたが、振り返ると一言、 だめだこりゃ、と しわくちゃな顔を木の枝から吊して揺らした。
558 :
怒りと... :03/03/10 23:09 ID:raZJu9XQ
命をそこらじゅうで大安売りしてる人を 今日は80パーセントオフですよ とか言ってる隙に ぶん殴って 目の前で泣いてやる 分かってるよ お前にもいろいろあって 俺なんかじゃ絶対解決できないんでしょう でも どうか死なないでください どうせ悲しむ人がいないと思ってんだろ? 「生きたくても生きれないヤツだっているんだ!」 なんてありきたりなメッセージは言わないけど 少なくとも俺は お前のために詠ってるから お前のためにだけある唄だから 一回でも 思いっきり笑える日 目指して
559 :
A博士の宿題 :03/03/10 23:21 ID:y5WWQfmq
A博士はカレがA博士と表記されることにはまだ我慢ができたが a博士やa博士とりわけエー博士などにはそうではなかった またまれにЭ博士と呼ばれたりしていることもあって あるいはカレがエー博士であるかもしれないとしても 断じてЭ博士ではないという理由からそれは問題外である (中略) それは口からのでまかせに過ぎず 何も【ピストン】だけが運動ではないはずと思い至るのだ たとえば【ステップ】なども小爆発の矛先になりえ そんな無駄づかいにも一抹の効用はあるだろう 時刻A´がそうこうしているうちにやってきたので 博士は机に向かわなければならない もしカレが机を持っていなければそれもまた問題外であって やおら時刻A´は英語でたずねる ’What does the 【髪】 part from clearly ?’と 博士Aはこたえる ’It does from nothing empty clearly’と いやいや むしろサイズより不定期のほうが問題である
560 :
名前はいらない :03/03/11 01:49 ID:9BuRmrqp
詩の繊細さとか……ちょっと弱いかなぁ
>>558 :怒りと... :03/03/10 23:09 ID:raZJu9XQ
命をそこらじゅうで大安売りしてる人を
561 :
熱 :03/03/11 21:02 ID:hghpecAu
熱が内に篭もっている。 かすかにかすかに震え続ける指先にももう慣れて どうしても内向的にしか在れない自分を愚かであると嘲りつつも それこそが自分であるならそう在るべきだと何処か諦観の眼差しで自分を見つめる もう一人の自分が居る。 抵抗するのは辛い。 でも、このまま浮遊するのはもっと辛い。 昨夜見た夢の中の風景を思い出そうと目を閉じても ピントのずれたカメラから覗いた景色のようにそれは歪んだまま きつく目を閉じたが断片的な記憶だけが脳内でばらばらと羽ばたいて 不愉快極まりなかった。 多分、どうしようもないことが この世の中には 沢山ある。 相変わらず熱は内に篭もる。 震える指は珈琲をこぼした。 さあ御覧下さい、今目の前にあるこれ、これこそが怒りなのです。 そんなことがいえる日は来るはずもなく。 ただ淡々と過ぎていく日々に、感情は堆積して 化石のように時間の奥底へと 放り込まれる
562 :
名前はいらない :03/03/11 23:43 ID:Ne2ezssn
いかにも! 詩人らしい。革命か? だざいおさむか? 風を待つか?
櫓をコイで川は渡るが海は渡れる。風を待つか櫓をこぐか?
>>561 :熱 :03/03/11 21:02 ID:hghpecAu
> 熱が内に篭もっている。
563 :
桜 :03/03/12 01:50 ID:U/2R9OMs
桜、桜、桜、 散り、散る、散れ、 そのまま ちれ
わたしの中の 千人のわたし 数えたことはないけれど 大体千人くらいのわたし 怒ってるわたしは 何人くらい? 笑いながら怒ってるのも 泣きながら怒ってるのも 自信たっぷりで怒ってるのも シチュー状態でぐつぐつ怒ってるのも みんな集めて 粘土みたいに固めて 表面をツルツルに磨いて ミサイルにしよう 中で何が起こってるのかわからないほどの わたしの原子力が詰まった ピカピカのミサイルをつくろう 完成したなら 窓辺に置いて 朝は川向こうの工場を狙って銀色に光る 昼はあの道を通る人を狙って鉛色に光る 夜には地球全土を焼き尽くしたくてウズウズしてる かっこいい大きな力のかたまりを眺めて惚れ惚れしたい わたしの中に こんなにかっこいいものがあったんだ
565 :
_ :03/03/13 00:15 ID:6btDHMHe
ミ☆ もちろん眺めるだけでは我慢しない 発射予定日は定めない わたしのかっこいいミサイルよ 飛んでいきなさい 心から爆発したい時があれば 爆発しなさい わたしが怒ったら あなたに撃つよ わたしが怒ったら 関係ない人にだって撃つよ わたしが怒ったら 地球の裏側のガルルルゥゥシィィアァさんにだって撃ち込んでやる ほんとうはわたし 二十歳のときに 世界滅亡計画を 企んだことがある 怒れるわたしが わたし地震を起こすとき 他人や 自分を 殺したいと思うことは とても正常なことだから ああ 人間として ああ 人間として とても
566 :
_ :03/03/13 00:16 ID:6btDHMHe
ミ● そしてミサイルの横には 毛糸で編んだ猫を寝かせよう それはわたしの中の 千人のわたしから 選りすぐった怠け者のわたし 伸ばして毛糸にしたその猫 にゃぁ 猫 と ロケット で なんか いい にゃぁ と アングリィィャァァァ で なんか いい 今日から春です わたし的に おもいっきり欠伸して 猫もロケットもちょっと解(ほど)いて 千人のわたし 瓦の上で日向ぼっこ
567 :
アナウンス :03/03/13 00:35 ID:6btDHMHe
締め切りは今日いっぱい...ですよね?
今回のお題は「怒り」です。
くわしいことは
>>551 をどうぞ。
雨の朝だけそれを投げつけた 氷の かたまりから抜け出していくと誰かが思う きりのない言葉の鎖を外し泣き出した転がり方の悪い おもちゃと子供と 車の後ろで どこまでも見上げられる天球と誰かが嘘をついた もう戻りなさい その声さえかき消されていく 今日の国道のヘッドライトの群れの真ん中の猫 あの眠りのない本棚積み重ねそらした 口紅の朱のような やるせなさ 「・・・・・・次の笑いまで、それは無限。」 これから起き上がることもない横倒しの空 口紅よりも朱い 怒りだったというのですか? どこまでも続く海だと言えばそれは間違えようのない 泣き声と叫び 全て飲み込んでいく 黒い空の向こうのそれもまた海の中 雨の朝だけそれを投げつけた 氷の かたまりから抜け出していくと誰かが思う きりのないカタチの輪を捨てていく転がり方の悪い おもちゃと動かないモノと 今日も車の後ろで
569 :
怒れ、叫べ :03/03/13 01:38 ID:tnBYrNvH
誰が為に怒るか その矛先は何か 国か 社会か 運命か 人か 人が人に怒るのか それは何だ エゴではないのか 求めた末の怒りなれば 成就せぬ末の怒りなれば それは エゴではないか 慈悲などあると思うな 我等は孤独で醜い 地面に這いずり エゴと言う名の怒りをかざし 例え道理に敵わぬとも 折れる事無く進め そして 怒る自分に怒れ 決して悟るな 怒れ そして 叫べ そこに、おまえがいる
大地はいかってます いやまじで 怒ってます どうしようもないぐらい おこってますよ どうなされるんですか? もうまじ怒ってます そろそろやばい感じです 火山噴火でそくあぼーん そんな感じでもOK ですか? いやでしょ? だったら少しは優しくなりましょう
571 :
怒りの歴史に :03/03/13 23:26 ID:S2a0ylGN
皆の信じる数多の国に 盲いた総頭は狂い行く 虐げ蔑み暴挙の果てに 怒り悟りて詩人は死なず 光の中で人は死ぬ 後に残るは廃墟と空虚 誰も望まぬ後始末 興る国々脇目も振らず 暗に示すは旧き国 語り継がるは白き鳥 皆が望んだ白き鳥 妬み羨望嫉みの渦に 時は再び繰り返す 怒りは再び繰り返す 過去の詩人は涙を流し 現在の詩人は項垂れる 己の無力に項垂れる 己の無力に項垂れる
572 :
メラメラどうぶつえん(1) :03/03/13 23:26 ID:fxwtUwDr
むかしむかし あるところに にんげんのいない どうぶつえんが ありました その どうぶつえん には さる と わんちゃん と うしさん しかいませんでした あるの日のことです いっぴきの わんちゃんが さるやま から バナナをぬすんだ というので さるたちに つかまって つるしあげられてしまいました 「いいじゃないか バナナの一本くらい たべるんじゃなくて あそぶだけだ」 と わんちゃんはいいました 「バナナを たべるのではなくて くわえてあそぶ なんて!」 さるたちは わんちゃんの ひじょうしきな こうどうに ぶるぶるふるえて こんな やばんな わんこは このまま つるしっぱなしにして ころしてしまおうと みんなで そうだんして そうすることに きめました そのうち おなかがへった わんちゃんは きゅぅん きゅぅん と かなしそうに なきはじめました
573 :
メラメラどうぶつえん(2) :03/03/13 23:29 ID:fxwtUwDr
それをみていた さるのおばあさんが わんちゃんに こういいました 「かわいそうにねぇ おなかがすいたんだろう もう わるさをしないと ちかうのだったら わたしが そこから おろしてやってもいいよ」 わんちゃんは 「もうしません おねがいです おばあさん ここから おろしてください」 おばあさんは にこにこと わらって こころよく わんちゃんを そこから おろしてやりました じゆうになったとたん わんちゃんは おばあさんに おそいかかり くびを ひとかみして ころしてしまい ほねものこさず おばあさんを ぜんぶ たべてしまいました だれもみていない と おもって わんちゃんは ゆかにちらばった ちを のこらず なめて あんしんして わんちゃんの むれに かえっていきました しかし おばあさんの まごのさるが かげから かくれて その 一部始終を みていたのです 「いぬめ かたきをとってくれよう」 まごのさるは そばにあったナタをとると さっきのわんちゃんを おっかけていき うしろから わんちゃんの くびを はねました そして わんちゃんの どうたいは 草のかげに かくし わんちゃんの くびは もちかえり かこうして ボールにして みんなでサッカーをして あそびました
574 :
メラメラどうぶつえん(3) :03/03/13 23:31 ID:fxwtUwDr
それを わんちゃんの こいびとが みていました 「にくい さるめ いぬの ちからを おもいしれ」 こいびとは サッカーの しあいのなかに とびこんでいくと さるを いっぴきいっぴき つぎからつぎへと くびにかみついて ころしてしまいました それを さるの ははおやたちが みていました 「あの いぬめ そこに じっとしていろ いま くびを はねにいくから」 すると こいびとが にげはじめたので ははおやたちは あとを おっかけて いぬのなわばりまで はいりこんでいきました とうとう つかまった こいびとは ははおやたちに とりかこまれて ナタや オノで めったうちにされて ころされてしまいました それをききつけて わんちゃんたちが あつまってきました 「なんだ このさるども」 「なによ このいぬちくしょう」
575 :
メラメラどうぶつえん(完) :03/03/13 23:32 ID:fxwtUwDr
ひがしから いぬのぐんぜい にしから さるのぐんぜい いま まさに ぶつかりあおうと する すんぜん みなみから いっとうの うしが その まんなかを とおりかかりました いぬたちの きばは 一本のこらず うしの みぎがわに つきささって とまりました さるたちの ぶきは 一本のこらず うしの ひだりがわに つきささって とまりました うしは もぉぉぉぉ と ふるえて それでも たおれずに みぎめと ひだりめで それぞれに いぬと さるを まっすぐ みつめて それぞれに いいました 「こんなことをしていては どうぶつえんが めつぼうしてしまうよ」 「火は ちいさいうちに けさなくては」 「うるさい じゃまだ どきやがれ」 いぬたちは うしの みぎがわ半分を くいやぶって 「むかつく じゃますぎる はやくしね」 さるたちは うしの ひだりがわ半分を たたきつぶして きばをむいて いかりにもえる めで いぬと さるは ぶつかりあって いきました
576 :
名前はいらない :03/03/13 23:38 ID:37vjQAxr
日本が諜報の真似事したって無駄・・ 目玉の使用権限もってる人にやらせた方がいい目玉 多分、画面を見てる君の左目もカメラだよ・・・確信もって言える キャリアは、みんなそうされてる。私生活なんか丸見え
577 :
名前はいらない :03/03/13 23:44 ID:37vjQAxr
今、現代で改造されてる事は特権なんだよ。
578 :
清算式 :03/03/13 23:52 ID:+tvZ2TuC
素肌に唐辛子が塗り込まれていくのを とうとう我慢できなくなり 穴という穴から赤龍たちを産出してしまった ●●NONSTOP●● わたし ナイフとフォークと 福沢ちゃん一枚と お口を への字にへし折るようにひん曲げる ひるむ相手にお構いナシ 体勢と 運勢と オトコどもとの接点を 現在の1から7へと修正するため 右腕左腕を桃色のバズーカ砲に変形させて 「COME ON BABY! TRUE LOVE!」 という銃声を発生させるようにして A(エース)が弾丸のそれで すかさず自分自身のハートを撃ち抜く 「COME ON BABY! TRUE LOVE!」
579 :
:03/03/13 23:54 ID:+tvZ2TuC
発射された A と わたしの ハート が 正面衝突しちゃって 胃の中で真っ白な鳩が フワリと羽ばたく 肺の中でアーモンドの芳香が パチンとはじける 大腸小腸の中であじさいのツボミが ララッと開花し ウェイターがお冷を差し出したから その中でわたしは親指を洗わせてもらい 髪を飾ってるユリを捨て 「COME ON BABY! TRUE LOVE!」 あなたとの生活を閉めた このカギを4ドルであの娘に売り飛ばすつもり 国外追放させちゃお 〇〇ESCAPE〇〇 わたしは今 赤龍たちの親 穴という穴から生えた ヤマタノオロチのようなバケモノの親 この子たちは牙をむき出しにして 何かを欲しがってるみたい もう レストランは火災現場並みの慌ただしさ うわぁ身体が自然と宙に浮くわぁ 天井に接近したと思った瞬間 そこは宇宙だった
580 :
:03/03/13 23:54 ID:+tvZ2TuC
宇宙旅行をしちゃうの? この子たちが頷いたから わたしは手近な月に行こうと思ったら そこに誰もいないことを思い出しちゃった あれれ? しかも息ができない! この子たちは嬉しそう ●●FINISH●● 気がつけば わたし テーブルの下で倒れてた 周りには散らばった ユーカリの葉とスイートピー 唾にイチゴ味 タクシーを拾って自宅に帰ろう 妨げる者なんていなかった
581 :
怒 :03/03/14 00:01 ID:mpO5WeFh
全否定の空から降りしきる宇宙線がゲノムを損傷する 庇護者は既に腹腔を裂かれズタズタのその皮を風が嬲る 赤い荒野は叫喚と共に自壊し水平を失う 寛容 冷静 羞恥 安寧 女の裸体のようなそれらが 地面から斜めに突き出た枝に百舌の速贄と貫かれて 何千もの鴉に啄ばまれる 増殖する悪意の翼 ホモサピエンス達は9つの巨大な火球が吐き捨てる痰を 犬歯を立てて啜っている はらわたの焼ける臭いの中で その喉が血反吐で塞がるまで罵声は轟々口をつき その爪が全て剥がれようとも相手を傷めるべく指を伸ばす 胃の中で 鉄塊の肥大が止まない 脳漿にまみれた救いはあっという間に土が奪い去る 救済か 終焉を 全てを黒で塗り潰せ 赤い荒野に果ては無く 猿は殴り抉り屠られ
582 :
名前はいらない :03/03/14 00:14 ID:HKY5FV9f
締め切りです。 これより審査期間に入ります。 〆切は3月16日午前0時。(3月15日いっぱい) 審査員の方々は、是非とも配点をお願いします。
583 :
エントリ1 :03/03/14 00:24 ID:KlrkHRjX
584 :
エントリ2 :03/03/14 00:24 ID:KlrkHRjX
585 :
名前はいらない :03/03/14 00:26 ID:KlrkHRjX
>>いつもエントリ書いてくれてる人
悪ぃ。先やっちった。
>>581 は、入れちゃったけど、いいよね?
>>585 GJ!!入れていいと思われ。サービスっしょ。
おっと、感想スレで辞退してますので
>>581 は除外かな?
>>587 いや感想スレでCanopusさんもいいって言ってることだしいいんじゃない?
まぁ1分ぐらいだしー。次は気をつけてねー。
589 :
激辛正当派 ◆PmUYNHN29Q :03/03/15 00:29 ID:JJ5kKYjo
現在、審査期間中です。
審査・採点をよろしくお願いします。
エントリー作品は
>>583-584 。
みなさんお忙しい時期なので、
少し〆切をのばしてもいいかもしれませんね。
おっ? 珍しい。俺がイチバン乗りだ。やったーっ!
というワケで、点数&コメントを置いときます。
さあ、レッツ☆ゴー!
◆3点◆
>>564-566 「アングリィィャァァ・ミサイル」
冒頭から終始一貫して、軽快なリズムがスコブル心地好い。
トントントンと物語が進行するから、スッと内容が入ってくる。
最初にこれを読んだとき、それらにとても驚いた。ショックを受けた。
結局「不発」で終わってるのに、読後感がとても清々しい。ムズ痒さが全然ない。
「怒り」で遊んでいるような無邪気さが、そうさせているのかもしれない。
「本当に怒っているのか?」と疑いたくなるほど。
自分の中の「かっこいいモノ」を偶然(?)にも発見してしまって、満足したのかも。
タイトルもスゴク良い。
それ自体でこの詩の内容を代弁してるみたいで。
タイトル☆フェチの俺が、思わずガッツ☆ポーズ!
とにかく俺好みの詩で、チャンプ候補というか、これがチャンプだと思いました。
個人的に久しぶりの「名ポエム」でした。
◆2点◆
>>572-575 「メラメラどうぶつえん」
この詩の展開も、スゴク軽快なフットワーク。かなり好き。
全くといって良いほど漢字が使用されてないのに、変なひっかかりがなく、すんなり読めた。なんかスゴイ。
ひらがなが、不可思議な不気味さを持ってる。
内容云々というよりも、これを読んでいたら作者の顔が見えてきた。
薄気味悪い笑みを浮かべながら、キーボードを打つような。
それは「怒り」とは異質なモノなのかもしれないが、こういう雰囲気はカナリ好み。
とにかくこの詩から放たれるオーラを、いたく気に入りました。
◆1点◆
>>526 「526」
リズム&言葉の音の流れをスゴク楽しめた。
折り目正しい空気感も好き。
配置のバランスが取れてる詩だと思いました。
でも、タイトルはそれで良いのかな?って感じでした。
(俺が"何か"に気付いてないだけかもしれないが)
592 :
ななほし ◆lYiSp4aok. :03/03/15 04:43 ID:Zx+dayBN
採点です。よろしく〜 3点 552 :発憎 :03/03/10 04:03 ID:jB99Mn0H 夢のように混沌。……実感ある。 2点 564 :アングリィィャァァ・ミサイル :03/03/13 00:14 ID:6btDHMHe かっこいいと、怒りをとらえてる。 2点 515 :笑仮面 :03/03/07 01:56 ID:aPETP3Q8 解りやすい詩だから 2点 561 :熱 :03/03/11 21:02 ID:hghpecAu この詩もわかりやすい。 理理……なリリック? 1点 558 :怒りと... :03/03/10 23:09 ID:raZJu9XQ ポエムらしくまとまってる。 1点 578 :清算式 :03/03/13 23:52 ID:+tvZ2TuC ポエムらしい。
593 :
都立家政 ◆MD76fFko5o :03/03/15 11:27 ID:QuVug7AJ
【3点】
>>572-575 『メラメラどうぶつえん』
猿と犬と牛しかいないzooという設定や題名、「たべるんじゃない あそぶだけだ」、「やばんな わんこ」等の言い回し、
そのほとんどが平仮名という構成など、時折クスリと笑えるようなソフトな体裁をしていながら(それで明色をつけ)、
残酷でやるせない憎悪の連鎖を淡々と、しかし重く強く打ち出したストーリーという技に感嘆の3点です。
バナナの扱いという価値観の小さな相違から、牛の制止も効果のない全面衝突へ。
めでたしではない終り方や、押し付けがましくないメッセージ(これは読み手それぞれですが)性にも感服。
【2点】
>>564-566 『アングリィィャァァ・ミサイル』
"大体"千人くらいのわたし、や「にゃぁ と アングリィィャァァァ で /なんか いい」等、
気負わないそのままの姿がとても魅力的ですの2点です。拝見していて軽く、そして楽しめます。
「わたしの原子力が詰まった」には共感を覚えますし、「わたし地震」や10連の奔放さにはちと感動すらしました。
11連は少し削った方がスラリと次へ行けて良さそうな、と思います。
【1点】
>>513-514 『怒りに燃える者への詩』
伝播する怒りの表現や、「しかし殴れッ」、「『お仕置き』」という発想にまず感嘆(そして吹出)しました。
そして熱過ぎる叱咤を和らげるユーモアのバランス(とそのセンス)が、毎度の事ながら凄いなぁの1点です。
上方の「まず」周囲の流れに違和感があるのと、単品で見た時「俺がするはずもなかろう」は疑問かなと感じました。
>>533 『イヌ』
廊下で野良犬が吠えるという、非日常的な一文でいきなり掴まれました。
その後も「その髪に〜」、「スペースキーの」、「墓地の〜」と気を引かれる表現があって面白かったですの1点です。
ただ比喩が多いので直とそうでないものの判別がつかず、作品を理解できていないので
怒りもさほど感じませんでした。もし明確なストーリーがありましたら、是非後に解説していただきたく思います。
>>553 『来訪てきた』
突如やってきた謎の生物に対する途方に暮れた怒り、でしょうか。「パンダを見た〜」、「ペンギン見た〜」、と比べ
自分は…という戸惑いが面白く、また何よりこの詩全体に流れた不思議で味わい深い空気が堪りませんの1点です。
想像する上で自由度の高い作品ですが、それでもねこウサギの描写(「かわいい」と「わらってる」のみ)は
不親切かもしれません。また2、4、5、6連だけでは怒りの表現がちと薄いかもと。
>>557 『怒屋ちょうすけ』
脳内で無茶苦茶やってくれる非粘着質な怒りは、正にこの怒屋ちょうすけだなぁと納得させられての1点です。
「バルカン砲」、「そびえ立つ炎を背景にして」、「もこもこになりはじめ」、「警察署を〜、海の〜」等面白いだけでなく、
萎み行く憤りを表現した最後の1行が良く出来ているなぁと。ただ全体的に安易な感は否めないかもしれません。
投稿者の皆さんへ ※審査機関を延期したします 理由など詳細なことは、梁山泊議論スレ参照。
>>583-584 一覧どうもありがとう。審査員の方々、お疲れ様です。
-----------------------------------------
>>513 :怒りに燃える者への詩(1/2)
毎度ぉ。元気ねw、、、最後の1・2行は急に脱力で煙吹かした方が◎かな。
あの勝手な興奮と、勝手な急ブレーキ加減が、大波小波で私うける。
>>515 :笑仮面
山の絵描ける人が描いたヘノヘノモヘジと、例えば私ごときが描いたヘノヘノモヘジの違い。
遠目から見てわかる、作者の腕。殺気さえ感じる、で何しでかす気?の怯え◎。
>>517 :名前はいらない
ぁ、本当にきつい様だけど駄目じゃない、、、。まず、形遊びとしても、句読点抜いただけ。
転がされる感、、、無い。説得力、、、ごめん。いいよ、切れてくれ、、、覚悟は出来た。
>>520 :名前はいらない
「こころ」?私読んでないのごめん。きっとエントリーする程の何かがあるんね。
ん、、、阿呆や無学は揺れられない、かな。読む側の知識を問いすぎる作品が多いと思うの。
「こころ」に頼らず貴方だけのも見てみたい。興味です。
>>521 :崖淵
だのに・権利かよ・言われるのよ。好きだ言い回し。今回のお題「衝動」と「鬱積」
の怒りあるよね。これ悶々系。は最後とかがそれ。諦め感も。もしや怒りに食われた。
>>523 :憤怒の仏
火焔や羂索で色彩◎。最後2ブロックの解説なしの自力で感じたい。だって仏だもの。
仏が何だか無茶苦茶に怒ってるのだもの。最後、別のスパイスにしてみて。惜しいです。
>>525 :怒れる者に祝福を
若気だね、、、つつも、犯罪・弱虫・不実・裏切り、上手く利いてて切なくなってきた。
で、『この世界が〜知っているけど’』←知ってるって?(ひっかかった余談にて略。
>>526 :526
韻が真意を殺してないね◎。「見事に花咲いた’」ここ肝心っぽい、教えてほしい。
世間かな?貴方かな?散々の「悪業」それでもまだ泥濘。怒りは、もはや怒りでなく。
>>527 :自己嫌悪
正直ね。箇条セレクト○。貴方怒る人じゃなく、貴方は怒り(たい)人。行き場の無いエネルギー。
「鳥になる」のゴール遠くに置いて70年より、今そこに落ちてる靴下を片付けさい。
と言いかけたけども、、、「自己嫌悪」の題に、胸が痛い。価値あるじゃない。
>>533 :イヌ
種有りの力で各連が生きてる。「ふざけすぎた後に’」得に上手、ぁぁ、納得。
「納得の連」キラキラが、肝心な組み立てが出来なくて私悔しい。子供の秘密ぜひ後述ください。
>>534 :下手
、、、大人な感じ。彼女怒ってるハイテク時代は「!」面白い。無音の怒りに対して
気だるい貴方が、なんともなんとも。で、個人的には「さびしい」。なんでだろ、、、。
>>537-539 :その感情に悶々としている者達への詩
アジテーターへの上手な皮肉ね。面白いけど彼を小馬鹿にするには、
>>537 が
やや説得力持ち過ぎかな。以降は叩切ちゃってくれてOK。あと、ちょと声甲高いよ。w
>>540-543 :手紙20030218
妹さんかな、どぉしたらいいんだろ辛い。事情には触れないときますね。
力作。あえて言うなら、2行以上に渡るセンテンスを構成するの苦手?(とか、私が言ってみた。
あと、装飾の言い回しを組み込めば、「詩」なのだろうか、、。う、分からない。
>>546 :怒り。
「私は怒る」じゃなく「私の怒り」なのね。短く嫌味に仕上がってる腕。かな。
タイトルの「。」意外に効果あり。可愛いのと、相手の目を見据えた感じ。おんな♀。
>>548 :真剣に批評しようとする者の怒り
コホン)私に愚痴いわせたら、体温上げずに3倍は書けるよ。に。
きついの行きますね、はっとさせられ、、、ない。揺れ、、、ない。
飾った言い回し、、、もない。ん、、、、セールスポイントは、、何処。
>>552 :発憎
納得、経験あり。えーと、だから睡眠は大事だって言ってるの。こんな状態が
更にこんなんなります。最後のお遊び、貴方の頭の中の雰囲気が伝わるから、ちゃんと必要。
>>553 :来訪てきた
何か種ある、、、私には見えきらない。だけども「詩」のテク・センスを感じる。
程よい助詞の抜き加減とスペースで、貴方の誘導に従って読んだ。成功です。
怒りというお題を合わせてみて見えるのは「無念の怒り」かな、、、。
>>554 :癇癪玉のイメージ(1)
テレビ見たかな、なんか音聴いたかな私。「くしゃげる’しゃぶると’」のところ
何故かふと、紳士で粋は大人を感じた。と、狭いスペースにてこんなくらいコメント。
せっかくの詩に、命無い「☆」つける気が知れない派。だけど「さぁてお立会い」
の雰囲気にミスマッチ・マッチで利用出来てる。これ命あり。
601 :
たもい ◆P6tSlrTfiY :03/03/16 00:08 ID:OPPjY88J
>>557 :怒屋ちょうすけ
ちょうすけ物語りだったらどうしようかと思った。商店街の画、怒り突っ走りの
頭の中よくわかる。それを「だめだこりゃ」でサンドして、怒りの走りはより速く。
最後、吊るされた首が切ない鎮火。揺れて細く燻りあげてる。
>>558 :怒りと...
4・5行目、泣きそうね。誰かと真っ直ぐ向き合うとこぉなる、怖いから交わすは大人。
言うのも、言われるのも、想像するのも出血多量。で錯乱の振り、裸で逃げたいね。
そうしよう、力ない私は大事なものだけにこれ使おう。他はそれなりに鞍上(アンジョウ)願う。
>>559 :A博士の宿題
喧嘩中に、この話されたら落ちる様に眠る。多分喧嘩しない方がいい相手。
英語はわざと歪めてるの?ごめんなさい、最後の2行は分かった笑った。
不定期な怒りこわいね。是非、種明かしして欲しい作品。ユニークな人きっと。
--------------------------------------------
間に合わなかったので、延期良かったです。
ちゃんとお昼に時間かけて読ませてもらったので、てけとーじゃないです。w
602 :
たもい ◆P6tSlrTfiY :03/03/16 00:09 ID:OPPjY88J
↑ごめんね、たもいだらけね、、、。
さあ、まずは得点を。
寸評ははたして書けるのか。
たもいさんオツカレサマです。ありがとう。
3点
>>578-580 「清算式」
清算 の詩、あるいは自殺の詩。「アーモンドの芳香」→青酸カリ? 、「唾にイチゴ味」は喀血?
分からない部分もあるけれど、すごく表現に力を感じます
「穴という穴から生えた ヤマタノオロチのようなバケモノの親」。
情景とイメージとが同時に伝わってくる。音楽のプロモーションビデオみたいな感じ。
直接の感情表現がない分、読み手としては色々と複雑な心理を読み取れる。でも「わたし」は複雑だと思ってなさそうなところがいいです。
文章の魅力と、「怒り」というテーマを最も広く表現した作品とおもうので。
1点
>>526 「526」
>>540-543 「手紙20030218」
>>554-555 「癇癪玉のイメージ」
>>561 「熱」
>>568 「「積み重ねそらした空」」
遅くなりました。審査です。
読んだけど、みんな、怒ってないねえ…。
流石に剥きだしの怒りがカッコいいと思う年じゃないけど、うーん、何という
のか、「怒り」ということばを肴に、みんなで遊んでいる感じ。スレタイが、
『詩で遊ぼう』だからいいんだけど、なんか妙に余裕のある詩ばかりだねえ。
>>521 イメージの拡散が怒りを妨げていますが、自らを追い込んで怒るその
姿勢たるや、潔し、です。でも、稜線を歩いて晒しものになって、その状況を
喜んでいたり誇っていたりしている風にもとれるんだよねえ、の2点。
>>525 これは、まだ視野も狭いし、表現も構成もまだまだのレベルだとは思
います。しかしながら、少し哀しみを帯びた現代風の怒りをストレートに表現
したという点は、評価したいと思います。よって、2点。
605 :
Canopus ◆DYj1h.j3e. :03/03/16 23:37 ID:DTVwUwvj
>>533 一種の苛立つような怒りだよね。ちょっとキレイにまとまっているき
らいはありますが。4連めは、全てがフィクションである、というサジェスチ
ョンなのかな。ここで一休止の感でした。不思議な読後感が漂いますの2点。
>>540-543 正直、こんがらがった。君とは彼女のことだったのか、君は結局
他界したのかどうか。後悔の沈んだ空気がステキですが、途中で手紙じゃなく
なっているし。怒りは脇役ですね、の1点。
>>557 怒屋というより、ただの暴力屋だな、こりゃ。絶望のトッピング付き。
展開は、(最終があっさりしてるけど)面白い。ただ、怒りのベクトルがどっ
かに行っちゃってます、の1点。
>>581 内に向かう、全体の怒りだねえ。スケールはでかい。あえてフレーバ
ー(聖書とか使いたくなっちゃうんですが)を効かせなかったのは、正解かも。
核心に向かう描写がやや弱いかな、の1点。
606 :
たもい :03/03/17 00:33 ID:hfhAjQMo
乙。
【3点】
>>578-580 「清算式」うーん...なんだろう、よくわからないけど好き。
すごく儀式らしくないのがいいかも。
>>578 は完ぺきだと思います。
なにより特別気に入ったのが銃声。こんな銃声ありかよ。なのに、すごく納得。
【2点】
>>533 「イヌ」さっぱりわかりません。でも、言葉のひとつひとつがすごく
肉厚で光ってる。やっぱり「ふざけ過ぎた後に黙り込んだような」がいい。
>>557 「怒屋ちょうすけ」おもしろかったです。底が抜けたような怒り。
非現実的な怒り。エンターテインメントみたいな。怒るのが仕事?
【1点】
>>515 「笑仮面」このお題で笑いをもってきた。でも、怒りというより...攻撃性?
>>525 「怒れる者に祝福を」ストレート。
>>527 「自己嫌悪」傭兵向き。
>>553 「来訪てきた」どこが怒りかずっと考えさせられた。
>>558 「怒りと...」優しい。
>>561 「熱」共感。
609 :
お知らせ :03/03/18 13:33 ID:yfoxmYw7
審査締め切りは3月18日(火)本日いっぱい 投票宜しくお願いします
610 :
たもい :03/03/18 22:47 ID:ebJY/bjV
感想のつづき(一覧は
>>583-584 ※提供者野郎に感謝で)
---------------------------------------------------------
>> 561 :熱
荒れ狂い系多い中この篭りっぷり徹底。「悶々」に脳圧縮されてる人の愚痴は
皺くちゃな時が多いのにさすが。最初の行(解説)要らないかと思ったの2日前ね。
要るね、解説じゃなく貴方の自覚。ぁぁ、篭っている。と感じている。
>>563 :桜
ピンクの影にボンヤリ立つ貴方、何考えてるのの視線が、ふううと花弁追う。
遠巻きに様子窺う私「ちれ」馬鹿でかい日本刀で斬られた。
血まみれの死因はショック死。怖いです、お見事。
>>564 :アングリィィャァァ・ミサイル
びっくり、私もこんな頭の時ある(失礼、作者さま)私には書けないけどね。
怒りを【振り返る時】少しの余裕が変な物質うむ脳内。怒りの強さが物質濃度を上げる。
怒りの「反面」でもなしに本当に日向ぼっこしてる。☆活きてる、☆のしっぽも。
>>568 :「積み重ねそらした空」
「横倒しの空」◎。「’だったというのですか?」←本当に出た台詞ね。凄く惜しいの連続。
素敵なイメージどれを何処に置けば良いのか。多分、並べ替えすぎかな。簡単には真似されない
表現力あるから、その工夫無しで大丈夫。すっきり勝てると思われ。
>>569 :怒れ、叫べ
え、、と、、、種ある?お題「怒り」与えられた→「ふむふむ怒りねぇ、、、」→腕組
→思いつくまま書き並べた。お題が「喜び」「犬」「宇宙」だとしても貴方は同じように
単語だけ変えてサラサラと書く。叫ぶまね。(ごめん。
※偉そうでごめんね。ん、、、スイッチ入らないお題なら、無理に書くことないと思うの。
力有無の問題じゃなく、興味ないのよきっと。乗らない時は、例え天才でも燃えない。
611 :
たもい :03/03/18 22:52 ID:ebJY/bjV
>>570 :名前はいらない
凄く発想いい、使えるねぇこれ。だからこそ、根性入れないとだ、、、。ミスマッチが命!
鼻ピーにシェークスピア語って欲しいの、刺青大男にフロイト語って欲しいの。生まれたその発想
小脇に抱えて3.4日ウロウロしてたら、それに見合う内容を貴方には用意できたはず。
>>571 :怒りの歴史に
あえて言うなら、強弱、肩透かしで、遊んでみても良かったんじゃないかと。
最後まで小さい容器に無理に収まってる伸び伸びして。今回の投稿の中で
唯一「定型」(定型の使い方合ってる?)ね、目立ってる。1連毎大事に扱ったの感じる◎。
>>572 :メラメラどうぶつえん
余りに楽しい話ーで、子供が聴くみたく先を期待した。ので、ごめんなさい違う話が頭に
先行してしまった。本当に自分勝手だけども「ぇぇ、最後こぉじゃないの?ちぃ。」と。
それが邪魔して、ぁぁ、、、ホント独断もいいところね。どうぞ怒って。。。
>>578 :清算式
好き。これと
>>564 は、個人的に男性作者想像なの。機関銃加減、ミサイル加減に
何故か「ガーター(下着)」「メイドカチューシャ」「バニーガール(他」を合体させたがる私の頭。
で男性の髭脚ダンスとして見る、うける揺れる。たまに、女性つつソレをくれる人が居る。
ので、その辺も期待です。
>>581 :怒
細部まで手を抜くことなく「地獄絵」を描こうとしてる。非現実的な、つまり頭の中の狂気が
いま一歩共感出来ないの。これは個人差で私だけの感。とても地獄マグママグマなんだけど
私は、、、見たことないのその絵。詩を舐めてたまるか根性とても◎です。
【3点】
>>552 :発憎
その頭の中まんま見覚えあるから。助けての一言で崩壊。
壁に頭持たせ斜め見上げた貴方が、口半開きで泣いている熱。
怒る+寝れない+澱む+熱+狂う+煮詰まる+ショート。壊れた。
>>553 :来訪てきた
種あるの、はっきり。貴方の中でソレは、まさにねこうさぎ。
ソレはまさにふしぎ牛。ぶたきつね、じゃ駄目なの。踏み切れず
思い切れずの無念。どうしようも無い事情。(貴方にだから、どうしようも
無いのかも知れないそれは、赤の他人なら案外容易くかもだから
ソレを少し離れた所、風通しの良い所から眺めてみては、、、余談)
【2点】(本当は2.8とか混乱させてみる)
>>554 :癇癪玉のイメージ(1)
映像と音付き。読者に妙な知識を問うこともなく(今回の投稿作品への僻みじゃないよ
たまに見かけるから、、、知識ブロック)小学生にでも楽しめるチャンバラは、だって分からなくても
毎週見ちゃう。幾ら沢山難しい本を読んだ人にも真似出来ない。知識+貴方だから無敵。
>>557 :怒屋ちょうすけ
私の解釈が大はずれでなければ、、、との前置き無用なら3点。
自信無いなりに、私は共感したの。怒りが走る時、明石家さんまが暴れたり
志村けんが「だっふんだ」しまくる。それに上下蓋された私の怒りは
無駄に流れ出てしまうことなく、正味の力でほとばしる。
>>564 :アングリィィャァァ・ミサイル
女だったら悔しい、だって、、、似合ってるならむかつく、、、。
ピラピラ半裸エプロンにシチュー鍋、ミサイル小脇でぶち上げて、屋根でお昼寝って、、、む
つよかわー(強い可愛い)、、むか。来いっ!(嘘です。
>>578 :清算式
両者ともに失礼かもながら、
>>564 さんと重なるの。でも、好きなの。
同じく女なら(略。たまらなかったのは、英語。寒くならない英語は極々稀、私。
リズムとしてピカピカに生きてる。ちょっと声に出して成りきってもいいですか?
かわかこー(可愛い格好良い)。
【1点】
>>521 :崖淵
ずばりセンスです。野暮ったい人間、頭冬眠の人間、には絶対真似出来ない音符。
>>526 :526
最初の行。こんな気持わかります。頭にエアクッション満開ボムになり「わからん」と。
>>533 :イヌ
教えて下さい、聞かせてください。もっと。
>>540 :手紙20030218
怒りなんね。握り締めた掌に爪が刺さってる。奥歯は割れそうに噛み締めて。辛い。
>>563 :桜
ショック死した。歌舞伎の見栄切ってる赤い目張り。てけとーか天才かどっちなんだごるぁ。
>>570 :名前はいらない
その発想特許。私が「??」てなりつつも理解出来る難しい事を、阿呆口調で言って。
>>572 :メラメラどうぶつえん
面白い絵本。子供にも聴かせたい。物語作れない私は尊敬。力要ったでしょ?力作。
僕は怒りという感情があまりピンと来ない。
ほかの人だったら怒るかもしれない場面でも、
僕はほとんど悲しくなるだけだ。
だから、まっすぐな怒りじゃない作品を選んだ。
3点
>>521 「崖淵」
僕の経験する怒りってたぶんこんなもんだ。
それがどんな怒りなのか、他人に説明するのもしんどいような。
だらしなく貧血ぎみの。これもまた怒り。
2点
>>526 「526」
すごいぎりぎりのバランスで成り立ってる感じ。
これ以上言っても言わなすぎても、日付がなかったりしても、
この「原点の怒り」は取りだせなかった。
1点
>>557 「怒屋ちょうすけ」
何と言うか、小粋な作品。
安易さもまた、いい効果を出していると思う。
最終連の出来映えあってこそ、だが。
>>564-566 「アングリィィャァァ・ミサイル」
うまい。ミサイルと猫。
ミサイル発射秒読み段階の緊張などもっとあれば、とも。
とりあえず、語り口がすげえうまい。
>>578-580 「清算式」
怒りのイメージを組み立てたのかと思うけど、
全体は他にもさまざまな感情に満ちている。彩りのある詩。
結局怒りは何処へいったの?とは思う。
616 :
激辛正当派 ◆PmUYNHN29Q :03/03/18 23:34 ID:R349AXf7
審査〆切半時間前age 0時になったら集計を始めます。 投稿者は固いツバを飲んで見守るべし。
618 :
激辛正当派 ◆PmUYNHN29Q :03/03/19 00:03 ID:sp9vqbz1
〆切。 集計に入ります。 10分以内に結果を発表しますので、 確認をよろしくお願いしますね。
619 :
たもい :03/03/19 00:07 ID:NhU2ulye
ごめんね、よろしくねー。>激辛さん
620 :
激辛正当派 ◆PmUYNHN29Q :03/03/19 00:12 ID:sp9vqbz1
10分ほど待ちます。。。 そこで確定いたします。
俺も激辛氏と同一の集計結果となりました。 おそらく、合っているはずです。
623 :
激辛正当派 ◆PmUYNHN29Q :03/03/19 00:24 ID:sp9vqbz1
というわけで、
第二十九回の梁山泊は。。。。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
チャンプ
>>564-566 「アングリィィャァァ・ミサイル」
準チャンプ
>>578-580 「清算式」
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
以上の結果となりました!
おめでとうございます!!
今回は二作とも力作長篇が選ばれましたね。
624 :
たもい@おめでとう。 :03/03/19 00:28 ID:NhU2ulye
わ、凄い、、、この二つだ、、、なんか感動。 おめでとうございます(パチパチパチパチ >アングリィィャァァ・ミサイルさま>清算式さま >激辛さん、いつもご苦労様です >グリグリもお疲れ様です。
「アングリィィャァァ・ミサイル」書きました。ありがとうございました。 今回ほんとうは「怒り」ってお題は「いやだなぁ」と思ってました。 負の感情っていうか、あまり見たくないものっていうか。 それでもたとえばミサイルをみて「かっこいい」と思う私は確かにいるんです。 そんな感じで。無理やり書いたようなものだけど、一生懸命。 しんどかった。ほとんど見たくない自分とのたたかい。 それでも書いてよかったです。どうもありがとう。 なんかわかりにくくてごめんなさいυ このイベントがなかったら、きっと一生「怒り」についての詩を書くことは なかったと思います。いい経験もらったことにも ありがとうございました。
なんか長文。恥ずかし...。 次のお題は、たまには形をお題で... 「16行の詩」 なんて、いいですか?ダメだったら替えますけど。
「16行の詩」 俺は問題ないと思います。 賛成に、一票入れます。
628 :
激辛正当派 ◆PmUYNHN29Q :03/03/19 00:35 ID:sp9vqbz1
投稿した人、審査した人、確認してくれた緑本氏、お疲れ様でした。
審査の数、どうなることかと思ったけど、
結局いつもより多くなりましたね。
次回からは5日くらいにしましょうか。
>>626 「16行の詩」!!
これは面白くなりそう。。。
ん、もちろんチャンプの決めたことは「絶対」です。
これでいきましょう。
629 :
名前はいらない :03/03/19 00:39 ID:qa+rfdKD
630 :
激辛正当派 ◆PmUYNHN29Q :03/03/19 00:46 ID:sp9vqbz1
>>629 あら、点数ちがった?。。。まいいや。
梁山泊も節目の30回、
今回のお題は「16行の詩」です。
〆切は3月26日0時(25日いっぱい)にします。
今回のお題は、詩を16行で書かないといけないってことです。
長篇が得意な人は、かなり不利かもしれません。
『16行の詩』ッ! それは己への挑戦である! この形式指定は拘束に値しないッ!! 1行に100文字くらい書いてしまえばいいのだッ! だがそれは読み手に不親切というもの… そう、長文書きが16行でそこそこ読める詩を書くには 耳鼻指髪を削ぎ血を煮込むような推敲を要求されるッ! しかし!それを乗り切らずに何が詩人よッ! こんな制限など縛りに入らんわッ!! 亀甲縛りどころか後ろ手縛り以下よッ! いや、詩人としての底が知れるだけに これは開脚縛りプレイと言えようッ! 羞恥を快感に変えるべくッ! 貴様らも俺に続けぇッ!! あふん!
632 :
star-star-star :03/03/19 01:20 ID:BPFUEq2C
人々の幸せあふれる街に 鉛玉落ちた 誰かの不幸な鉛玉落ちた 焼けた焼けた 全部焼けた どれもこれも 真っ黒け でも 燃えないものあった それは みんなの心 明日への希望の心 鉛玉ごときには負けないみんなの心 どんなヤツにだって 燃やせはしないよ だって僕らは空の上の星だから
633 :
名前はいらない :03/03/19 03:22 ID:MlscJzxg
なにがチャンプなんだよ。 自作自演の巣窟ではないか! 笑わせるな。アホどもが!
634 :
名前はいらない :03/03/19 03:50 ID:/xJx3EOu
>>633 2ちゃんなんだよ。自演したっていいじゃん。
自己満足でも、おいらはそれで満足なんだ。
自演で点数入れてチャンプになったことなんて
何回もある。それがどうした。なんか悪い?
誰にも迷惑かけてない。なにか文句でも?
635 :
ゆらぎり :03/03/19 05:07 ID:zIlu5rPe
だけど、そんなに願わしいもんじゃない それでも向こうには光が待っています 異様なまでに吐き気がするが 飛んでいるから気がつかないだろ わりかし、相手に不満もあるだろう 人の体というものは 自由も欲望も存分に割り切れない 不可能のつもりの可能ゆえに 愛しているから痛いんだ 殺したいから喚いているんだ なんの意味さえ持っちゃいない 価値だと言い換える頭さえ撃っちゃいない 飛んで行け あなたの愛した現実の中へ あなたが殺した幻想の中へ 飛んで、いるのだ
今日は、朝霧が深く、私と女は二人よりそって いそいそと、静かな町の中を せわしく足音を立てながら横切った さぁ、一斉に夜が明ける前に 女と私は、何処までも深くて、赤いワインを飲みながら 語り合った将来のことそして死につて 午後の日射しが私たちの酔いの上に重く キラキラとのしかかってくる 夜、女と私は愛し合った、深く、昼間飲み干した 真っ赤なワインの赤よりも深く 落ちていけば落ちていくほど私と女透明に、そして 軽くなっていくようだ さて、心境の変化とは激しく、うねりを上げ、 時に我々をまどわす 朝女が一人でかえっていく 朝霧の中に溶けていく 後ろ姿を見ながら私は、今日もまた、真っ赤なワインを飲み干す
637 :
名前はいらない :03/03/19 14:56 ID:C+eRzbEq
空の欠片は時折に 世界の頭に突き刺さる 怯えながら逃げながら 気づけば上に空はない 転がるままの目の玉は 2秒に一度で空に触れ 映すものは羽の骨 乾いているのは神経の足 綺麗な海の絵の上に 置かれているのは空の欠片 頭蓋の眉間を貫いて 青い空と雲の模様 予想通りの弾道に 道を尋ねる道しるべ 乾いたままの脳の中 見えるものは骨の白
638 :
名前はいらない :03/03/19 15:05 ID:VhGY0OlK
639 :
太陽 VS 千手の松 :03/03/19 15:34 ID:4fGqtTB+
あの娘は十六茶 飲みながら 太陽がこっちに近づいてるね と呟いた 春の砂浜 ぼくらだけ 彼女は空き缶 投げ捨てた ポケットに入れたタマシイが おびえてる この先ぼくら どうなっちゃうんだろう ふと腕みれば 肌がチリチリ 焼けて 焦げて めくれあがってる 断崖の上に 松の木が見えるだろう 枝の赤い すっ裸の松が あそこに向かって 走っていって よじのぼってみないか 太陽の熱を奪い取るような 松の木が見えるだろう 枝の赤い 千手の松が ぼくらもあのように 空に向かって すべての手という手を 広げてみないか 千本の手をこちらから 伸ばしてやろうぜ 食われる前に!
それは 。 でも 、 でも よかった 崩れ去った 部屋に 残っている ものは 夜 あ く び が出て ぼくはそのまま車のナンバープレートを数えた
641 :
16階段 :03/03/19 20:14 ID:Kia9p+aq
16から1まで落下 あっけらかん 下がる無表情 苦労もせず不浄王に蝕まれ 失われかけ 上がり 下がり セルフ散り 機械化 改革 レム睡眠 便利か不便利 一目瞭然 仮面だらけの流れ 退く少年 12時から12時 短針 長針 性行為 正上位 1日2歩 3日で5歩 1歩はセックスレス 性器も擦れる 右で下がり 左で上がり また12時間後との盛り マラに アワビ かったりーけど欲満たすtime イカ臭い 蜂を束ねる蜂 8をわっかにして8と8を束ねる先 三つで一つ 三人前 それでもまだ蜜が足りない 上下上下 覚える浮遊感 背中で音出し飛ぶクルーザー 母を尋ね 旅立つ みなしごハッチー 直ぐに泣き出す 病院にない番号 日本限定 萌える医者の快感度 ひたすら上がり下がり 高血圧 低血圧 境目 三途の川と直結 財は富んでる 意識は飛んでる 降りきった頃にはご臨終 医者 遺族 皆 ご立腹
1|ぼくの言いたいことは 2|けっして特別なことじゃない 3|きっと誰もがその胸の奥でひっそりと 4|同じようなことを思っているような、そんなこと 5|口に出して言うのは、恥ずかしいというか、恐ろしいというか 6|でも言葉にしてみれば、きっと16行どころか、たったの1行でも事足りる 7|それでも、誰かにわかってもらうためには、きっと1,000行費やしたって、足りやしないんだ 8|ぼくは草の露のように生まれてきた 9|土の上へ落ちればよかったが、あいにく 10|プラスチックの上に落ちたので、溶けていけない 11|ぼくの言いたいことが、わかるかい? 12|たった1行で言うなら、それは 13|人は皆シンプルだ 14|ということなんだ 15|それでわかったフリをする人はいるかもしれない 16|それでもぼくは、君に触れたいんだ、直に触れたいんだ、そ の膜をかきわけて、君の頬に触れたいんだ、その頬はなんてシン プルじゃないんだ、その頬は君のレセプターに繋がっているんだ、 君の論理はなんて矛盾しているんだ、ぼくの論理のように、それ は、なんて、掴めないんだ、掴めないんだ、掴めないんだ、掴め ないんだ、掴めないんだ
売りにしてた好感さを・・・ 神よ、爽やかな方にどうか導いて モロ勘違いしてた身分 綺麗にいかない政治 味わった一時の壮観さを 以外に皆おっかないね モロ灰色の気分 愛する人が僕の犠牲に 降参免れても抗酸化を・・・ 毎日は灰色、後悔で まだ意志強かった詩文 ついていけ、脳の指令に ぼくはどうなんだろう 不安どっかいけ 家族・ペット・自分 イメージ イメージ
644 :
夕暮れ :03/03/19 22:55 ID:p8qbQ+zu
あくび出た ココナッツの木の下のひるさがり 歩いていくのはムームー姿のおばさんばっかりで 待ち望む姿はいつまでもない ぼくは座ったまま 海に向かって歌うだけ ギターもなにも手にする気が起きない ただその姿を待ち望む やがて夕日が海を金色に染めて 濡れた砂浜を足跡がこっちへやってくるだろう その時ぼくは初めてギターを弾く 波音とのセッションで君を迎える 幻だろうと構わない 海が君の匂いになる あの島までの長い髪 すべてが金色になる
645 :
名前はいらない :03/03/20 03:42 ID:SExN67YC
>644 いいなぁ〜 コトバで音楽を奏でているなぁ……。 彼女の髪の一本がふぁっと鼻の穴をくすぐってるよ。いいなぁ常夏のヤシの葉がゆれる
雪の子供がはしゃぐ 真っ白でキラキラして 汚い事など何も知らない顔で 静かな街角の空白を埋める ところがどうだ 僕くらいの年になると気づいてしまう 汚れてしまった僕たちに何の価値も無い事を ニンゲンの集団が僕を踏みながら無邪気な声で笑う 「早く溶けちゃえばいいのにね」 どうして?ねぇどうして 降りてきた時はあんなに綺麗なのに どうして僕たちは汚れてしまうの 雪の子供がはしゃぐ ニンゲンの熱に浮かされながら 僕たちは道路の端に放り出される 通り過ぎないで ニンゲン お願い もう一度、 僕たちと遊んで。
(「にんげん」と 目の前に想起した文字について) 諸学校の端にある昇降口 思い浮かべる (日が落ちた 時は夕暮れ 藍の世界へ 淡々と移り変わる最中 真実は一つ など思えるような 陰りの無い人達で溢れかえる) 深呼吸して 噛締めた幸せさえ 口にす 振りかえる 途端にゆがんだ黒 涵養す (日は落ちた 時は夕暮れ 募る思いもさえ 藍へと変わるのだろう 私の真実は一つ など瞬きをしない私が染まるのだ) それこそ真っ赤な世界へと 視界の変わった時には 先のことを予期するように 己の醜態が歪みながら 太陽で出来た体 月の眼差し浴びた体 としてみえて後 言葉は佇むほかない (調和されもして 巡る風はありて なお、「死」という文化は めまぐるしい)
648 :
堕落論 :03/03/21 01:45 ID:Z8Oamx1k
落落落落落落落落 ちちちちちちちち てててててててて ゆゆゆゆゆゆゆゆ けけけけけけけけ ベベベベベベベベ イイイイイイイイ ベベベベベベベベ 奈奈奈奈奈奈奈奈 落楽落楽落楽落楽 のののののののの 底底底底底底底底 のののののののの リリリリリリリリ アアアアアアアア ルルルルルルルル
649 :
トドマル :03/03/21 02:12 ID:pz3EPTAn
うすら高く積もった紅い花を掴んでは握り締め ひた強く握り締めればやがて手中より零れ落ちる 紅い水滴 喜びすするは愚かそは自らの血とすら知らぬ その味に失望するはまた愚かそは自らに失望 するに同じ・・・痛みすら失われたか さぶらうにて傷一つついておらぬに痛いと言うは もはや白日夢を見続けるカカシと 動こうともしないのか だから聞こえる鳥の声が お前に叫ぼう寂しさ ここには人が居ない 俺は叫ぼう傷痕の無い痛み
650 :
斑 :03/03/21 20:44 ID:7fZphpvb
コーラの缶に虫がとまっていて あれは、この腹の皮膚で だからむずかゆいけれど この男性は、まだ眺めている この人間は、けれど教えられたのだ あの炭酸は毒で 汗がにじむ皮膚を奇麗にしなければいけない そうして静かな空気の中で座席にすわり ビニールのような皮膚と 臭いのしない息の内で 眠気がせまって視界が縮み あと、部屋に残っているものは数少なく 数えるものは、もうなくなって そのとき、 あの虫は、飛び立ち いったいどこへ
651 :
しばれる :03/03/22 00:14 ID:YcagZbnK
そんいや三月だっけかと 思いおっかなびっくりと 春だなぁ、とどもってちっとばっかし 髪すさびかぜ、でスギがゆれて まどのそとから 梅がさいたかとおもったら 焦りの熱風は実は花粉症と鼻息で もうよろよろ季節になって つぶらな目とかあかぬけねえ顔とか 正視できねえし動物奇想天外とかで 牛の交尾とか勉強しながら鏡に自分を うつしてああ眼ん球腫れてるなって ああコンプレックスってもんかあそだな糠味噌とか、 反吐のでるような油ってこと農協マートでノートかって 公道をボコボコに耕かして花がずっどんずどん生える絵 でもかいてやっかと、ああしばれる、のうみそが
652 :
春の城 :03/03/22 13:47 ID:ubmWkI/6
快速電車を待つ間 眺めています腐った異人館 薄緑の破れカーテンが白々しく 唾の指で開きそうな硝子窓 鬱蒼せまる後の深緑 食っているのです昨日より 蛇をくわえた瓜坊が戸をノックします 蝸牛が剥げた窓枠で喧嘩をします 退屈な猫が床の穴を飛び越えます 死んだ駅員が朝の一皿を運びます お城に変えてしまおうかしら 乳色塗料と耐水ニスが要ると思うのです 煙突みたいなのもぶち抜こうと思うのです 春風が霧に割り込んで 再び動き出す特急電車 あなた私に恋をしましたね
653 :
投稿者 :03/03/22 23:17 ID:043BESX3
一言でもいいから、色々なコメントが欲しいぽ。 宜しくお願いするぽ。
654 :
Canopus ◆DYj1h.j3e. :03/03/23 00:05 ID:5K6PrarL
>>653 よっしゃ。
>>631 トップバッター。いつもながら早いね。ただ、今回は勢いだけで書い
た印象が強いです。「推敲が必要」って書いているのにね(笑)。あと、15行
ですが…。行間も1行とみたんですか、なるほど。
>>632 恒星は、核融合で燃えているんですが…。きれいにまとめてはいます
が、心は壊せないという結論を導き出すのに、時間かかりすぎ。そのため、空
に輝く星の印象が薄くなっています。
>>635 タイトルの『ゆらぎり』は、造語かな。作者の叫びは伝わってきます
が、独白やら「あなた」の描写やらがまぜこぜになっているため、随分とこね
くり回した印象があります。書こうとした世界は単純そうなのに。
655 :
653 :03/03/23 00:10 ID:ezcK+GKh
>654 Canopusさん!!! マジ感動ぽ。 宜しくお願いしますっぽっぽ。
656 :
Canopus ◆DYj1h.j3e. :03/03/23 00:27 ID:5K6PrarL
>>636 すべてのことばが軽い。ワインのような深みを出すためには、もっと
ことばを醸造する必要があるでしょう。女の顔(象徴的なものも含めて)が見
えてこないのも、軽さに輪をかけていると思います。
>>637 マグリットの絵のような、端正さと不条理の同居、といったところで
しょうか。定型に近付けることによって端正さを表しましたが、やはり、表現
で、綺麗な絵と、痛みや残酷との対比を出してほしかったところです。「道」
の重複など、ことば遣いも気になります。
>>639 後半、松の木の描写が面白いんですが、前半との乖離が目立ちます。
前半の主役は、やはり太陽なんじゃないかと思います。太陽に焼けた腕を描写
するのに8行かけた感じ。
>>640 カッコいいんですが、句読点と「あくび」は、緊張感を削いでいます。
少し間延びした感じになるんで、最終行のスピードが殺されちゃうんですね。
句読点は、廃虚を表すのには効果的だったとは思うけど。
657 :
Canopus ◆DYj1h.j3e. :03/03/23 00:57 ID:5K6PrarL
>>641 階段のように少しずつイメージを変換させたんでしょうね。さて、こ
の詩のテーマですが、「人生」という漠然としたものが浮かんでくるんですけ
ど、誤読かな。もっとテーマを絞ったほうが、読んでて面白かったかも。
>>642 いろいろと考えた結果だとは思うんですが、13〜14行は、やはり言わ
ないほうがよかったかも。深淵に降りていって、最下方で水たまりのように広
がるという、優れた構図なのに、13行めで断頭台が降りてしまいました。
>>643 うーん、即興は難しいね、日頃の自分を晒けだすからねえ。作者の迷
いが、そのまま詩文に現れた印象です。思いっきり迷うのが吉、だったかも。
最終連が、むしろ、いちばん好きでした。
>>644 前半ののんびりした感じ、後半の幻想的な感じ、この詩の場合は、印
象をガラリと変えるのは正解だと思うんです。最終連は、歌にしたのかな。そ
れだと納得はいくけど、そこを際立たせるための構成を考えたいです。
658 :
激辛正当派 ◆PmUYNHN29Q :03/03/23 01:06 ID:ou226Bvt
>>631 短さに耐えてよくがんがった。感動した!
15行だってつっ込みたかったのに、先越された!
>>632 「空の上の星」って、死の比喩として使われて過ぎている。
ので、心の比喩としてはすわりが悪いような。
>>635 強いメッセージ性だが、タイトルのごとくうまく揺らしている。
にしては最終連の決まり過ぎた対句に違和感。
>>636 町中歩きながらワイン飲んでるのか?
その変なシチュエーションは魅力だが、つながりが曖昧。
>>637 みずからは動かない肉体が、空と海を焦がれているような。
みずから動こうとはしないので、遠くの風景にとどまっている。
>>639 男女から松の木にクローズアップしていく、感情も高めながら。
最後の!マークもきれいに決まった。
>>640 視覚詩としても短詩としても、いい。
「夜」が屹立して「あ/く/び」で弛緩する、このあたりの流れ、僕は好きだ。
>>641 各連を統一させるもの、が見出せなかった。
よすぎるリズムが、よけいに言葉の印象を散漫にしているかも。
>>642 1行で言える、ってことを言うための15行のまわりくどさ。
これはもっと強調できたかもしれない。冗長なのはいいけど、饒舌すぎる。
>>643 即興だったら、もっと自由さがほしい。
わりあい同じイメージが堂々めぐりしてるっぽい。
659 :
Canopus ◆DYj1h.j3e. :03/03/23 01:29 ID:5K6PrarL
>>646 汚れること、何かを思い出すこと、そこら辺がキモで、何かの象徴だ
とは思うんですが、展開が上手くないんで、「あ、そう」で終わっちゃうんで
す。「ニンゲンの熱に浮かされ」の表現なんか、面白いんだけどなあ。
>>647 象徴的な詩だけに、ことばの精度が気になります。6行め、噛み締めた
後に「口にす」?7行め、「ゆがんだ黒」は、原罪のようなものでは?9行め、
「募る思いさえも」でしょう、などなど。11行め以降も、死のイメージだと思
うんですが、何だか無意味に分りにくいです。色づかいはきれいなんだけど、なあ。
>>648 16行というより、16文字ですね。及川光博みたいな濃さがあります。
アイディアは買いたい。ことば自体は陳腐だとは思いますが。
>>649 詩文とタイトルのギャップが気になるんですが、ことばの遣い方は、
手慣れている感じで、いい。本当に言いたかったことは最終連なんでしょうが、
そこまでが妙に理屈っぽい。はじめの3連をスリムにして、「鳥の声」「叫び」
につながる描写がほしいです。
660 :
旅の形式(しきたり) :03/03/23 01:50 ID:eq+CTA2f
人生は旅だよ かわいい子 世間を知るなら 旅行がいいよ 人の形式(しきたり) 人の慕情(なさけ) 旅の終わりに きっと何かをつかむよ 終わりの来るのが 悲しくなるような 面白い旅をしてほしい だが実際は きっとの早く終わりにしたくなるような 事もあるだろう それもまた いい勉強さ 帰ってくるのを 待ってるよ いやでも終わりがあるんだ 好きなだけ歩いていい それはお前の 旅だからかわいい子 旅の終わりに きっと何かをつかむよ もう一つ帰るところがあるとは知らないだろ その旅の終わりはいつか悟るだろう まあ嫌でも知るだろう 終わりを見るのが旅だからね 好き勝手に歩き回った旅の望みが 外からのルールだったとしても さあ旅の終わりをそして笑顔で帰っておいで 終わりは旅の価値を決める
661 :
Canopus ◆DYj1h.j3e. :03/03/23 01:51 ID:5K6PrarL
>>650 しょっぱなから、虫と男が同化してるかと思えば、また離れたり、そ
れが分身になったりで、そのゆらぎが不思議な感じを醸し出します。心地よさ
は感じないね。無気味な内面を垣間見た感じ。
>>651 この詩のいちばんの欠陥は、本当には脳みそが「しばれて」いないと
ころ。否定的な春ではあるものの、豊かなイメージがあって、寒々としていな
いです。「髪すさびかぜ」「焦りの熱風」のことば、違和感ありあり。
>>652 12〜13行め、好きだなあ。「煙突みたいなのも…」には、やられた。
恋しちゃうのか…。とって喰われそうだな。それにしても、どうして快速電車
が特急電車に変わっちゃうの?14行め以降が支離滅裂で、ついていけない…。
662 :
逃げろ :03/03/23 02:03 ID:DSXqKYsH
逃げろ 逃げろ 逃げろ 逃げろ 逃げろ 逃げろ 逃げろ 逃げて 逃げろ 逃げて 逃げろ 逃げろ 逃げて 逃げて 逃げて 逃げて 逃げて 逃げて 逃げて 逃げろ 逃げろ 逃げて 逃げて 逃げろ 逃げろ 逃げて 逃げて 逃げて 逃げて 逃げて 逃げて 逃げろ 逃げて 逃げて 逃げて 逃げて 逃げろ 逃げろ 逃げて 逃げて 逃げて 逃げて 逃げて 逃げろ 逃げろ 逃げて 逃げろ 逃げろ 逃げろ
663 :
名前はいらない :03/03/23 03:40 ID:uuB0idPx
げろ げろ げろ げろ げろ げろ げろ げろ げろ げろ げろ げろ げろ げろ げろ
664 :
653 :03/03/23 13:24 ID:C+NhF8Hu
>>661 自分の乗ってる特急電車が、駅で快速待ちで止まってるのかもぽ???
俺は
>>653 では無いぽ。
Canopusさん、僕へのコメント13回読んだぽ。
すんげーマジ有り難うぽ。
他の人も、一言ずつでもしてくれたら嬉しいぽ。
宜しくぽっぽぽっぽぽ。
優しい嘘と静かな矛盾の狭間に存在する僕らは 何時も沢山の言葉に囲まれている 綺麗な言葉 醜い言葉 その言葉達を上手く操ろうと 試行錯誤を繰り返した挙句 自分勝手に勇気を持ち 自分勝手に傷つく 僕らは未だ本当の絶望も希望も持たぬまま 嫌な大人達に世界に飛ばされ 右も左も分からないまま 自由に人を殺していく そんな狂った世界の中で僕は思う 絶望とは何か 希望とは何か 大人は何を教えたか 子供は何を知ったか 未だ覚めぬ夢の中 優しい嘘と静かな矛盾の狭間で
666 :
名前はいらない :03/03/23 14:46 ID:P/hWRxxg
繋がり 人々は誰もいなかった鎖の真中 空間抱き寄せた言葉という自己撞着支え その指先にある気流と何かを見ている眼 彼女の左手と右手の中にもない 動詞で または 遠い先から過去へと見通すという魚 赤と青の血管を持たないなんて知っている どちらでもないモノを今発見したかのように はしゃぎ回る気違いじみた祭りの前 その贄 それは十月の 永かったあの湖に映った心臓 大きな影と間に浮かぶ月の幻覚で水底に沈んだ その終わりの波が今ちょうどここに描かれた形をしているらしい
668 :
名前はいらない :03/03/24 01:27 ID:yiw2/+H2
>>631 :後へ続く者への詩 :03/03/19 01:13 ID:6qiWHom9
> 『16行の詩』ッ!
読んでいると味わいがスルメみたいに噛むほどに味わいが出てくる。
>>632 :star-star-star :03/03/19 01:20 ID:BPFUEq2C
> 人々の幸せあふれる街に
王子さまの銅像……溶かされて最後にハートの溶けない塊は……どうなったん
だっけ。それが降ってきたような戦慄。
>>635 :ゆらぎり :03/03/19 05:07 ID:zIlu5rPe
> だけど、そんなに願わしいもんじゃない
ゆらぎりは裏切りを実感できない弱さかな?
669 :
16行でわかったこと :03/03/24 01:46 ID:47YkeOWK
生まれてきて 四足で歩き 二足歩行して 母から愛をもらい 父から痛みをもらい 自我の檻を作り出し 友達と恋人と孤独を知って なけなしの金でバイクを買い 遠くまで行こうと旅立って挫折を知った 花を見て枯れ木見て 意味のない自分のろって 首くくろうと決めた桜の木に芽吹いた若葉見て とりあえず生きてみようと 記念にくくっといたロープが 「またな」って 手を振ってた
発芽して ふくらみ 花開いて いつかなめられる あやふやだった桃色が 上を向いて張っていた赤色が 蜜蜂をみつけて黒に染まり 蜜蜂に吸われて恍惚としてしなだれ 夢失ってうつむき 重力に垂れて 平等に死を受け入れる地面に いつか落ちて消える しかし黒いタネは残っている
いつか発芽して いつかふくらみ いつか花開いて いつかなめられる と限らないにしても
672 :
伝えたい気持ち :03/03/24 07:56 ID:Fey76MS3
やりきれぬ想い抱えながら さびしい夜もひとりで泣いた しあわせ知らない僕を救い いのちを与えてくれたんだ あんなにも遠く小さな光 なくした何かに重ねてみても たいせつな想い返らぬことに がくぜんとただうなだれて いきることさえ退屈してた つまらない日々脱け出したくて であえなければ気づけなかった もう迷わないと決めたんだ だきしめるたび感じることは いきていること そのあたたかさ すぐにも君に繋がりたくて キスで伝える「ありがとう」
16行の詩を書くにあたって言いたい事がありながらも胸の奥にしまっておきた い気もする昨今なのだが今日のところはあっちへ行ったりこっちへ行ったりす る事ももしかするともしかするかもところでもしかってどういう事だ?て感じ もあるやも知れずまたもしくは新聞もテレビもラジオすらも縁のない毎日を送っ ていたりするわけなのだがそれはまあこちらの三軒屋公園のあたりの公衆便所の 平行四辺形ABCD各点の交点E方面に潜んでいたりいなかったり黒ひげ危機一髪ゲ ームの情けない顔をした海賊の首がごとく飛び出していたりしてしまうようなそ んな事もままあるだろうドラムカンのミニチュアサイズを丸くドス黒いもので塗 り固めたようななんとも言えない物に置いておくとしてさて今日の議題となるわ けなのだが決して大げさな事をいいたい訳ではなくまた単に最近この場所で点を取 れないのは何故かを訴えたいわけでもなくじゃあお前さんは何を言いたいんだいこ のクソッたれと言われるのをやむなく甘受してそのうち切支丹伴天連どもをイラ クの爆撃の中で応援したいかもしれない症候群またの名をシンドロームなどと言うと 記憶しているのだがそんな事は闇だったり裏だったりするような所で語ってもらうとし てさあ本当に本題に入りたいかな入ろうかな入るのよそうかななどとあれこれ考えてい るうちにちょうど16行目がきてしまった訳なのでそれではみなさんまた今度の機会n
674 :
春と戦争 :03/03/24 14:50 ID:/RVmec6g
あ・あ・あっ いやだな 季節いちまいはがして 空がこんなに青く つぼみ問われて一呼吸 もうすぐ答え出そうな気配だ いやな いやな春はじまる 時おなじくして戦争 メッセージをねだる戦争 いやだな おれ人間で国民 年金税金おさめて さあ何かを言え 発光する砂漠の夜に向かって、なんて 誰か植えた梅の低木 上端から開いてゆく 春の下降 いちばん底でいやがるおれを爆撃する 華やかになれ 華やかになれ すべておわりのはじまり その合間で 何かを言え 華やかになれ、で やかましい季節 おれやましいよ 何も言わないからなんにも ならないから 大枝がうねってひとつの世界 もうすぐ若葉も萌えはじめる 無為ひるがえっておれの日々 全身隠せる場所を探す
批評家さん達ありがとう!
>>631 早い。早さに懸けてる?内容が自由だと一番不利なシリーズ。ごめんなさい。
>>632 鉛玉が落ちて、心が空に昇っていく。物語性を感じます。
でも16行に無理にのばした感じするかも。名前欄もしかしてタイトルじゃなくてHN?
>>635 タイトルおもしろい。真実の愛?うーん。飛んでいるのかなぁ。むしろ着地?
>>636 赤いワインってなんだろう。あれはむしろドロくさいと思う。ちょっと想像。
>>637 タイトルほしい。リズムが一定。内容と照らしあわせても
もっとプログレなリズムが好き。勝手な言い方ごめんなさい。
>>639 映画の一場面みたい。裸の松ってもやもやと光ってますよね。
常緑なだけに裸だと目立つ?
>>640 これで16行?すっごい。お題も吹き飛ぶ廃虚感。壁も吹き飛んでる。
夜に生身さらして。で、あくび。出ないんじゃなくて、出る。武器、かな。
>>641 すごくおもしろい。1ブロック?ずつ読むと、どんどん連れていかれる。
上がったり、下がったり、4連目で飛んじゃう。最終連で死んじゃう。
>>642 共感したけど、フリっていわれた。ちょっと悔しい。
最終連の反則?がセーフなのは番号のおかげ。アイディアだ。
>>643 うーん。よくわかりません。ごめんなさい。
>>644 きれい。ハワイ?ほんとうに長い髪だ。いい景色浮かんだ。
>>646 そう。雪はなんであんなに黒くなるんだろう。あそこまでならなくても
いいと思うのに。早く溶けてなんていわないけど、いう人はいるのかな。
>>647 固い文章で自殺の場面を描いた感じ、なのかな。ちょっと見えた。
匂いとかは伝わってこなかったかも。でも立派。
>>648 そうそう。なんでずれるんだろう。揃ってたらかっこよかったのに。
>>650 うーん。虫は嫌い。うなされそう。
>>651 すばれますねぇ。なぉきゃぉでノート買うだかね。安いもんね。
あぁ、すばらしき田舎もん。脳まですばれぇまでゃあと何歩だかなー。
>>652 下関の旧英国?大使館?を思い出しました。こんな雰囲気だったかも。
言葉でお城たてる人は好き。壊す人も好き。うん。恋したかもしれない。
>>660 好き勝手に(させられてる)?させてもらってる。子はしてるつもり。
人は社会の中しか旅できない?うーん。とんでけ。って、思いたい。
>>662 見ためにもう少しおもしろかったら...。でも、げろげろげろはいい。
>>665 あいまい?優しい嘘と静かな矛盾という言葉はどうなんだろう。
メタファーっていうよりはカッチリしてるみたいな。わかりやすいことを
綺麗な言葉でいっちゃったみたいな感じしたのは、誤読...かな。
678 :
名前はいらない :03/03/24 23:48 ID:+FbfmeUm
今回のお題は「16行の詩」です。 16行あったら何を書いても構いません。 締切は明日いっぱいになってます。
ひとつ詩を詠め 急ぎゃんせ 西日射せるは 魔法の箱よ 惨憺たるは 我が過去よ 詩へと想いを 馳せるがよろし 語彙は足らねど 心意気 無へと帰するは 空しきや 名無き者にも 詠うは在るぞ 窶れ萎れて なお詠う 急に言葉は 溢れて消ゆる 銃を構えて 走りゃんせ いちいち周りは 見ずともよろし 銃に込めたる 言葉の弾よ 瞳射抜きて 星散らせ 一夜限りの 想いの猛り 一語一語に 込めりゃんせ 一路詩板へ 急ぎゃんせ
680 :
名前はいらない :03/03/25 00:14 ID:Ngy2qOjT
こんなのが許されて、ぐりまるや他の奴らのが詰られるのは何故?
当り障りのない一人ごとなら許されるんだね。
こんな
>>676-677 名前売りの宣伝いらねー。
じゃーな。
681 :
名前はいらない :03/03/25 00:16 ID:Ngy2qOjT
苦労して寸評書いてる奴と、こんな片手間の自宣者とが同じように感謝されるんだな。 お望みどおり黙ってやるよ。
682 :
無名小説 :03/03/25 04:39 ID:6bH2X+IY
676-677 おつかれさま。いつもありがとうございます。つづきは感想スレへ
683 :
正常位 :03/03/25 05:07 ID:iojjxF44
1×1=1 1×2=2 1×3=3 聞こえる 1×4=4 1×5=5 1×6=6 角のない 鏡張りの部屋から 1×7=7 1×8=8 1×9=9 今日も聞こえる 9×9=81 9×9=81 9×9=81 角を探す 声が
684 :
歩 :03/03/25 08:37 ID:N86PwlUY
1歩目で軽く息を吸い 2歩目でゆっくり息を吐く。 3歩目で視線を右に向け 4歩目、視線そのままで 5歩目で遊ぶ子供を見る。 6歩目はさんで 7歩目で、怒れる波の声を聞き、 8歩目は何も考えない。 9歩目、10歩目過ぎる中 11歩目でつまづいて、 12歩目で身体を正す 13歩目を超えてゆき、 14歩目は忘れてしまった。 気付けばそろそろ15歩目。 16歩目を迎えてしまえば、後は黙って倒れよう。 17歩目は1歩目で、そうして僕は生きてきた。
ああ、香ばしい春の匂いが・・・
ここは脳内あぼーんもできない低能どものすくつですか?(藁
>>450 あんたのその物言いも人間的に未熟だね(藁
どうせ本スレ680と681のジサクジエンなんだろ?必死だな( ´,_ゝ`)プッ・・(藁
宣伝だろうがそれを見て感謝すんのはそいつ次第だろうがヴォケ(藁
これだから形だけの感謝と心からの感謝の違いがわかんねー春自治厨はよ(藁
わかる香具師にはわかるんだよ。嫌な香具師は脳内あぼーん。これ最強。(藁
2ちゃんは便所のラクガキなんだぜ?タンツボだってひろゆきも言ってたろ。(藁藁
いくらかわやでオナーニ中にヒマだからって落書きに一人言ブツブツ言ってんじゃねーよこのヒッキーが(藁
来年から2年生のお兄さんになるだけあって下級生の見本になるようなりっぱな発言、感動した!!(藁藁藁
686 :
名前はいらない :03/03/25 12:07 ID:mShFd+vo
ヽ(`Д´)ノバーヤバーヤ
687 :
名前はいらない :03/03/25 21:59 ID:dNBFAci9
>>667 メタファーの嵐。うぅ...。頑張って読んでみたけどわかりませんでした。
なにがわからないのかさえわからない。「動詞」の主語がどれなのかも...。降参です。
>>668 17行目もありそうですね。よかった。「またな」ってのはいいと思います。
私たちにはいつでもしあわせなその場所が用意されているのだもの。
にこにことロープもったまま、生きていこう。
>>670-671 もしかして途中で「あっ。12行しかない!」って気づいた?
乳首っていうよりは、おっぱいかも。植物みたいにしてるのはおもしろい。
>>672 愛か恋か、って考えると恋のイメージ。相手に抱きついてる。
彼女からも「えい!」って抱きついて。しっちゃかめっちゃかのイチャイチャ。
そのうちにはそっと、抱きしめる。傷つけあった後でも、お互いの正直、見つめて。
それを、伝える。伝え、たい。
>>673 すごいおしゃべりなのに何もいってないのが気持ちいい。
「ちょうど時間となりました」みたいな終わり方はよくあるけど、
16行制限をうまく言い逃れにしたおもしろさ。
>>674 戦争の出てくる詩で、何も戦争に対していわないってのがいいと思いました。
「メッセージをねだる戦争」いい。居つづけたい場所に向かって爆撃されるような。
そんな居心地の悪さ。春は答えを求められる季節なんですね。
>>679 うまい!びっくりしたのが13を「ひとみ」にしてるところ。
「詩板かぞえうた」っていうよりは「私的詩板かぞえうた」かも。
>>680-681 ごめんなさい。今回限りで引退するつもりなので、
どうしても最後に全作品に寸評やってみたいんです。やります!
>>683 シンプルで読み飛ばすところ多そうで、でも実は無駄も過剰もない。
構成、16行にぴったりはまってるし、かけ算は増殖していくドッペルくん?
「角のない部屋」で「角を探す」迷宮世界?でもタイトルは正直、?の嵐。
>>684 これ、いい感じで反則です。気に入りました。17行目があって、びっくり。
というか、納得、というか。俳句の「字あまり」みたいな感じでセーフにしてほしい。
690 :
しいな まほろ ◆tYbIWmaS5o :03/03/25 22:04 ID:XsLIpLli
しめきりは今日いっぱいになりました。
今回のお題は「16行の詩」です。
内容は自由になってます。どんどん投稿お願いします。
>>687 そうなんですか??
691 :
たもい :03/03/25 22:04 ID:aVL+3yjw
692 :
「anonymus (アノニムス) 」 :03/03/25 22:05 ID:/w0oRhi0
十六にしてあたしは毒の味を知る。 苦さ故の快楽はもはや止められもせず。 只今はひたすらに毒を欲する。只今はひたすらに毒を欲する。 これが過ちと言うならばお前は一体どんな善戯を行ったと言うのだ。 如何せん何時の日かお前だって毒を欲する時が来るだろう。 変色を始めた脳から脱け出して ゆっくりと腐って行く身体を見ていたい。 そして、嗚呼 毒が欲しい。 そうだ、嗚呼 毒が欲しい。 孤独を餌に肥大したこの身の中の怪物が何時かお前を殺すだろう。 それが厭ならそれまでにあたしは身体を毒に浸せばいい。 憎むのと愛するのは何故こんなにも似ているのか 神をこっそり憎んでみたりして。 神をこっそり羨んだりして。 それではあたしは行くとしよう。この肥大した豚を殺しに行くとしよう。 世界中に叫びながら歩くのだ。 毒を頂戴。毒を頂戴。 愛さなくっていいから 毒を頂戴。
693 :
あなた :03/03/25 23:18 ID:lNj5PZbe
@軍手 をする とセン イが混 じると いって あなた は素手 でいる けれど あなた の手も かなり 毛むく じゃら です。
694 :
MOTION PICTURE SOUNDTRACK :03/03/25 23:54 ID:vCkt0rZj
日 月 火 水 木 金 土 と過ぎ去る日々を 昨夜 泥棒が ぼくの枕元に落としていった 目覚ましの音 ご飯を食べて 梅干も食べた 海苔を食べる これはうんちじゃないんだよね あなたと愛
695 :
温風 :03/03/25 23:55 ID:JVDBp4dr
風はホームを吹き渡り 夜汽車を待つ人々を こんなにも こごえさせるが あの若い父と母と 二人が見つめる幼子の 辺りでは 風も温んでいるようだ 気のせいだろうか それでもいい ただこの風が遠い中東の あの空にも吹くのなら 風よ伝えておくれ 銃を握るあなたの両手に 我が子のとびこむ時が ふたたび訪れますように
696 :
壮絶なる議論の果てに :03/03/25 23:57 ID:vuLNdfd5
俺様俺様俺様俺様俺様俺様俺様俺様俺様俺様俺様俺様俺様俺様俺様俺様俺 様俺様俺様俺様俺様俺様俺様俺様俺様俺様俺様俺様俺様俺様俺様俺様俺様 俺様俺様俺様俺様俺様俺様俺様俺様俺様俺様俺様俺様俺様俺様俺様俺様俺 様俺様俺様俺様俺様俺様俺様俺様俺様俺様俺様俺様俺様俺様俺様俺様俺様 お前様お前様お前様お前様お前様お前様お前様お前様お前様お前様お前様 お前様お前様お前様お前様お前様お前様お前様お前様お前様お前様お前様 お前様お前様お前様お前様お前様お前様お前様お前様お前様お前様お前様 お前様お前様お前様お前様お前様お前様お前様お前様お前様お前様お前は ヴォケヴォケヴォケヴォケヴォケヴォケヴォケヴォケヴォケヴォケヴォケ ヴォケヴォケヴォケヴォケヴォケヴォケヴォケヴォケヴォケヴォケヴォケ ヴォケヴォケヴォケヴォケヴォケヴォケヴォケヴォケヴォケヴォケヴォケ ヴォケヴォケヴォケヴォケヴォケヴォケヴォケヴォケヴォケヴォケヴォケ 時間がない時間がない時間がない時間がない時間がない時間がない時間が ない時間がない時間がない時間がない時間がない時間がない時間がない時 間がない時間がない時間がない時間がない時間がないひいひいひいひいひ いひいひいひいひいひいひいひいひいひいひいひいひひひひひひひひひひ
697 :
○チャンプスレ締め切り宣言○ :03/03/26 00:04 ID:plYm8vos
締め切りです。 審査期間は、3/26〜3/27いっぱい。 みなさん、奮ってご参加下さい。
700 :
名前はいらない :03/03/26 00:09 ID:wIPcJJob
ななひゃく
>>644 淡々と素っ気無い語り口がよく合ってる。最終連も引き締まっている。
もともと絵になる素材だから、変に加工しないでもいいんだろうけど、
中盤にもう少しアクセントが欲しいなと思ったり。
>>646 短いからと思うけど、汚れてしまったかなしみの実感はうすい。
説明的な2連がやや雰囲気を殺してしまっているかも。
そのあと急に子供が訴えかけるみたいな口調になるのは、やはり違和感。
>>647 11行目から先が、不親切すぎる。
あと「先のことを予期」とか「醜態が歪み」とか、同語反復に近いし。
冒頭部分が引き込まれるだけに、残念。
>>648 陳腐さを楽しむ詩、なんだろうか。
これは実質一行詩なのだから、言葉の衝撃力は大切だと思う。
その部分がないと楽しめない。
>>649 浅学だからかもしれないが、「うすら高く」って「堆(うずたか)く」では?
うっすら積もってるってことなんだろうか。
うむ、そんな不親切さが全体的にあって、近づきにくい感じがした。
>>650 数える動作にもっとこだわればいいのに、と思った。
ここが丁寧であれば、虫がいないという気づきも生きるのに。
このモチーフだと、16行は短すぎたのかな。
>>651 春ってやっぱり、やる気でない季節だ。
「つひに意味なく秋でした」(北園克衛)とふとつぶやく。
「つひに意味なく春でした」ってな心境ですな。
>>652 こりゃまたきれいに切り取ったもんだなあ。うらやましい。
サイズに合わせた風景を書く。これたぶん画家の基本。
自信まんまんで置かれた最終行が憎らしい。
>>660 やや最終連に詰め込み過ぎかな。
こんなふうに優しくさとしてくれるのって、母親じゃなくって、
たぶん伯母さんとかなんだろうと思う。そういう距離の言葉だ。
>>662 ここで表現したいのは切迫感なんだろうけど、
視覚的に単調というか、均整がとれているので、伝わりにくいかも。
もっと盛り上がっていく感じだといいんじゃないかと。
>>665 人にはいろいろ考え方があるから、こういうメッセージの強い作品は、
支持されにくいだろうと思う。いつも。
「自分勝手に勇気を」持てるなんて、素晴らしいことじゃないか。
>>667 ここでクローズアップされるべきは「贄」だと思うんだが。
イメージも時間感覚も散漫なんだよな。
ステレオグラムみたいな見方をしないと、楽しめないかも。うーむ。
>>669 最後の希望の表し方すごくいいな。気に入りました。
でも前半の「人生」の描き方はやはり単調かも。
普遍的でもないし、個人的でもない半端な視点だと思う。
>>670-671 つけたしっぽい671部分はいらないかも。
これがあると、妙に下世話になる。それが狙いか。
前半部だけだと、黒い乳首は枯れた美しさのままなのに。
>>631 「後へ続く者への詩」
この短さの中に、飛躍を織りまぜてあるのはさすがですね。「縛り」から「亀甲縛り」とか、本当はかなり強引なんだけれど、流して読めてしまう。
>>632 「star-star-star」
最終行、「星」への伏線がないのだけれど「鉛玉」が落ちる地面から空へと、一息に視点が移るところは強引には感じさせず気持ちよいです。
奇麗にまとまっている反面、対比がやや単純かなと思います。16行以下で書いたほうがすっきりすると思う。タイトル、シンプルだけど好きです。
>>635 「ゆらぎり」
一、四連では感情をそぎ落としたような動的なイメージ、その間の二、三連では視界が変わって内省的な印象。繰り返される「飛ぶ」という一語に、確かな自覚を持っているような明るさと、同時に不安がつきまとうような暗さを感じられる。
「意味」や「価値」という広い意味の言葉をつかむために、何かとっかかりになる言葉が欲しいです。
>>636 (タイトルなし)
酔いの上に降りそそぐ日射しなんて、情景はとても魅力があります。三連までの素っ気ないような軽い感じを、四連はずっしりと受けとめすぎたよう。意図的だと思いますが、「女」と「彼女」の人称の違いもやはり不自然に見えます。
>>637 (タイトルなし)
「空の欠片」「骨」など、繰り返すことであそことあそこが繋がりそう、で、うまいなと思いました。一面的な画の中に、空と海の広い視界と、覗き込んだような狭い視界とがある。
>>639 「太陽VS千手の松」
まさにタイトル通りの構図が見事に決まっている。だから、タイトルはこれじゃなくてもいいのではとも思いましたが。出だしから加速していくスピードのバランス、16行の割り振りのバランスがとてもいいです。
「ぼくら」ふたりは、まだ対峙する太陽と松の傍観者なので、そこからさらに自身が太陽へ向かうところを描いたらどんな風になるだろう、とか。「十六茶」は読者サービス?
>>640 「町 のなか の 廃虚」
「夜」という一文字が効いていますね。タイトルにある「廃虚」という言葉が、作品の全体をしっかりと覆うイメージ。
>>642 「16行のdepth」
作品中にもある通りラスト一行のための詩という感じでした。
「女or男」のときの「ありか」という作品で、「君の女の子はどこにあるの」という言葉があったのですが、その感じに似ていると思う。
「シンプルだ」と言ってしまうと、途端に矛盾になってしまうようなこと、「言いたいこと」。最後の叫びはその矛盾に留まったままでいるのか、それとも抜け出そうとしているのかな。
>>643 「インプロンプチュ」
四連で、急にあたり前の表情に戻って、語りなおした感じでした。
>>644 「夕暮れ」
ゆっくりと時間が経って陽が暮れていく、その場の雰囲気がすごくでています。
最終行は「君」と出会って起こったことの結果とも取れるし、それまでにじっと海と向き合う「ぼく」の姿から、「海」が「君」であるような予感を感じられて、すべてが入り交じったようなイメージが自然に浮かびます。
>>646 「春近き冬 現実近き虚構」
産まれる子どもが降ってくる雪で、地上でだんだんと汚れて溶けていくというのは面白いのですが、その置き換えが「どうして汚れてしまうの」という問いのためにあるようで、発想があまり生きていないように思います。
「どうして?」と言うのも、わざとらしく見えてしまう。タイトルの「春近き冬」というのはすべてが溶ける終焉を予測しているようで、ラストにも怖さがあります。
708 :
ドン亀 ◆jsuaGAIDa2 :03/03/27 00:26 ID:EZ6+Ohyw
オルァ!!!なんだか知らねーけど帰ってきちまったドン亀だ。
早速だが寸評でもくらいやがれ!!!!
>>672 起承転結になってる割に、いまいち展開がズブいんだよな。2連目(承)の
前後あたりが漠然としすぎちまってねぇか? 「繋がりたくて」は、ありき
たりだが、この流れの中ではドキッとさせる言葉でよかった。相手の姿が
出て来ないのも、この詩においては、リアルなのかもな。
>>673 何かを言おうとするたびにズレていく世界だな。「もしかってどういう事だ?」
の後にすぐ「もしく」が出てくるとか、芸も細かい。句読点なしだと16行は
かえって長い。しかも結局何も言わない文章だと、読んで損した!とか思って
しまうのが普通だろう。が、それをさらりと読ませてしまう技量には確かなモンがあるな。
>>674 モラトリアムなのか、そういう思想をもってんのか、いまいちわかんねぇ。
とはいえ、何も固定してしまいたくない、みたいな世界観は好きだな。
「春の下降」には、ちとやられた。その下で嫌がってるアンタともどもかっこいい。
>>679 数えうたなら16行よりも10行とかのほうが合ってんじゃねぇのか。。。
って、思ったが、うまく16で完結させてんな。しかも詩板と絡めてか。
古風な文体ともども技アリ!ってところだが、視点が主人公に固定されちまって
るのはどうだろうな。一行ごとに独立してたほうがおもしろくはあったかもしれん。
709 :
御節介 :03/03/27 00:32 ID:pbErciYG
亀さんよ、今回俺も投稿してんだよね
>>708 以外で、目についた作品には寸評してくんない?
それに入ってなけりゃ、諦めるよ。おながーい。
御節介は捨てHNだからいいだろ?
711 :
御節介 :03/03/27 00:43 ID:pbErciYG
スマソ
712 :
ドン亀 ◆jsuaGAIDa2 :03/03/27 00:43 ID:+hXfT4s4
ホッホホホホ!!口調を間違えてたわ。これからこれで行くからね☆
>>683 あら。9×9=81で止まっちまうのね。9×10=90とか行くんだと
思ったわ。なかなかかっこよくて、短い中に無限の広がりを見せた詩なん
じゃないかしらと思ったんだけれど、そこだけがちょっと残念だったわね。
>>684 アナタねぇ、17行あるけど、もちろん確信犯なのよね?
やってくれるじゃないの、お題に対する挑戦と見たわ。うふふ、素敵よ☆
内容についていえば、単に何もない行が多くて、退屈だわね。おもしろ味の
ある空虚みたいなものだってあるはずよ? それに、毎回この「歩」を繰り返す
とでもいうのかしら? 違う筈よ。永遠回帰ならば次の「歩」なんて踏み出し
たくはないでしょ? 句読点があったりなかったりするのも気持ち悪いわね★
>>692 この詩の主人公が匿名(アノニムス)ってことなのかしら? うーん?
毒毒毒って、ちょっとしつっこいわね。16行の中身が薄くなっちゃう感じよ★
「お前を殺すだろう」「あたしは身体を毒に〜」って、お前=あたしなの??
「怪物」が後では「豚」になっちゃってたり、どうにも混同しちゃうわね。
病的な感じは、普通に出ているとは思うわ☆
713 :
ななほし ◆lYiSp4aok. :03/03/27 00:51 ID:ZkglS1RW
採点で〜す。16行で書くと詩らしくなりますね。
感心しました。でも意味を読み取るの難事だった。
3点
>>652 :春の城 :03/03/22 13:47 ID:ubmWkI/6
蛇を咥えたウリ坊……憶えてしまった。
2点
>>644 :夕暮れ :03/03/19 22:55 ID:p8qbQ+zu
なんか絵を見ているような詩。幻でかまわない……のはちょい残念。
2点
>>669 :16行でわかったこと :03/03/24 01:46 ID:47YkeOWK
さよならってゆれているロープ。……ココすごい。
2点
>>693 :あなた :03/03/25 23:18 ID:lNj5PZbe
なんの作業だろう? 和紙スキとか、それを障子の締め切ってない隙間から
覗いているような。満足感?
1点
>>635 :ゆらぎり :03/03/19 05:07 ID:zIlu5rPe
こめられたパワーは大きいと感じる。
1点
>>674 :春と戦争 :03/03/24 14:50 ID:/RVmec6g
戦争がやっぱり大きい影響力がある。詩の力は負けそう
1点
>>679 :詩板かぞえうた :03/03/25 00:07 ID:ye8HizLK
アイデア賞。もっといい詩になる感じもする。
1点
>>684 :歩 :03/03/25 08:37 ID:N86PwlUY
骨格というかなにか、ある感じ。
1点
>>692 :「anonymus (アノニムス) 」 :03/03/25 22:05 ID:/w0oRhi0
詩らいしい詩だなぁと……感じた。
714 :
ドン亀 ◆jsuaGAIDa2 :03/03/27 01:10 ID:AO21/LZu
>>693 精密機器の下請け作業かしら。何かしら。いろいろ思い浮かぶわね☆
あなたの毛むくじゃらの手に対して、私は何者なのかしら。ここもいろいろ
あてはめてみるとおもしろいわよね☆ 何より文字数を揃えた奇妙に長細い
16行が、なんだかこの詩に合っているわ☆ ほどいてみればただの文章だって
のに、不思議な味わいのある詩よ☆
>>694 盗んでいく者であるところの泥棒が「枕元に落として」いくってのは、うまい
わね☆ 過ぎ去っていく時間がうっかり止まってしまったような印象があるわ。
それ以降の平凡で即物的な描写もいい感じよ☆ でも、最終連は正直
わけがわかんないわ★ 突き放されたっていうよりは、いい加減なものを
見せられたって不満でいっぱいよ★ 責任とってネ!
>>695 すごく陳腐なようでいて、うまいわネ!☆ ええ、すごくちんぽ、じゃなくて
陳腐なのよ。「風よ〜」とかって、真顔で言える? あたしは無理無理!★
でも、視点の動きがとてもスムーズで、しかも大胆なのよねェ。。。
家族の温かさ、風の温度、詩人の希い、すべてが確かな手応えを伴って
伝わってくるわ。しかも飾り気一切なく。これって凄いことじゃない?☆
>>696 気持ちはわかるわ。。。あたしもこういう形の詩がまだ出てないのよねぇ
って、思っていたもの。行分けじゃなくて、散文詩よね、コレ。そう取って
評価してみると、オホホホ評価するところなんて何もないじゃないの!!
出直してらっしゃい。せめて最後は徐々に「時間がない」に「いひひひ」が
混入するとか、ひねってあればまだましだったんだけれどねぇ☆
ふぅ。。。きもかったか? すまんかった。
☆お・し・ら・せ☆ 審査期間は、多忙な審査員多数につき、 27日いっぱい→29日いっぱい、に延長されました。 出来るだけ多くの方の投票をキボンヌしております。ぢゃ!
>>715 ダメ人間だな。帰って来ないと、、、、、、、、言い放ったのは、、、、、、、、、、
717 :
名前はいらない :03/03/28 02:40 ID:Zrr2hRN9
でつ
>>717 でつとは>716に賛同のでつでは無いでつ。掛け声でつ。
>>692 愛してもらう、の反対が、毒、になるのかな...。それもラヴじゃないのかい?
”I don't like the drug but the drugs like me”みたいな感じもする。
肥大したのは...自我、かなぁ...。
>>693 ちょっと強引かも。どうせなら見た目にもっとおもしろくしても。
内容はおもしろい。数字は何のことだろう。
>>694 「これ」って何?うんちじゃなくて、愛?愛って、どこ...。
ご飯、梅干し、海苔、匂いはいいけど、もう一品。シューマイとか。
>>695 優しい。短いのにダイナミック。戦争のおかげで生きるんだけど、いい。
いい絵浮かんだ上に涙出そうになった。
>>696 俺様、お前様お前は、ヴォケ、時間がない、いひひ。16行にこれだけ。
それが連呼されてるだけですごい圧倒感。眺めてもいい色。
【3点】
>>674 「春と戦争」戦争に対してメッセージする詩は多いけど、
メッセージをねだる戦争にゲンナリしてる詩ってのは、初めて見たかも。
で、共感。答えなんて、出すのは必要だけど、出せるわけはないんですよね。
矛盾にやるせない感じ。タイトルもいい違和感あっていい。
【2点】
>>640 「町 のなか の 廃虚」廃虚感たっぷり。ピリピリしてないのもリアル。
なによりこれで16行。すっごい。
>>641 「16階段」おもしろい。順々に読んでいくとどんどん飛ばされる。
こんな脈絡のない、それでいてしっかりした作品、うらやましい。
>>652 「春の城」シュール。匂い伝わる。出てくるものがとてもヘン。
>>683 「正常位」安易...かなぁ。実質四行詩?でも残り12行は読むのが
苦ってわけでもないし。タイトルは本当に、?
>>695 「温風」心温まる。で、悲しい。優しい。短い中にいろいろ詰まってる。
タイトルは「おんぷう」?ちょっとタイトルに広がりないかも。
【1点】
>>639 「太陽 VS 裸の松」雰囲気。
>>642 「16行のdepth」共感...。フリ?
>>644 「夕暮れ」きれい。
>>647 「行く末」立派。
>>660 「旅の形式(しきたり)」江戸っこ。
>>669 「16行でわかったこと」がんばれ。
>>684 「歩」びっくり、納得。
なんだ、まだ2人しか投票してない。
まあ、明日が土曜日だし、ゆっくりと品定めをするのかな?
うんうん、たぶん、そうだろう☆
◆3点◆
>>650 「班」
これ、イチバン気に入った。
16行でちょうど良いような短いようなそんな感覚が、内容とぴったりマッチしていてゾクゾクする。
コーラ缶の外装の「赤色」が血液に見えた。&コーラ缶の中には本当にコーラがあるのか? etc.
いろいろと想像力をかき立てられました。
◆2点◆
>>644 「夕暮れ」
ラストが鮮やかだし、詩の世界にフッと何気ない感じで引き込まれた。
意外と俺はこういう作品に弱い。
>>693 「あなた」
これ、ヤバイ詩だ。とにかく俺好み。
3文字X16行でぴったり可愛らしく収まっているところが、もう最高。大爆笑!!
とにかく笑った。脱力加減がちょうど良い。
◆1点◆
>>652 「春の城」
表現が力強いというか、何かがひっかかる。春らしい麗らかさ。堅牢な雰囲気。
>>692 「anonymus (アノニムス)」
「毒」とか「最終連」とか、なんだか腹立たしい。それで良いのか?と思った。
でも、どこか悲しげ。憂いを帯びている。妙な気分にさせられた。
いろいろと感情を揺さぶられました。
>>695 「温風」
タイトル通り、生ぬるい温風を感じました。良い小品。
722 :
美人バスガイd亀子 ◆jsuaGAIDa2 :03/03/28 23:17 ID:Ja9WFgxG
うふん☆ 3点はなし。ちょっと辛めかしら?
【2点】
>>652 「春の城」
16行で見事に世界を描ききった。不明な部分も含めて気持ちいい。
登場してくるモノがいちいちおもしれぇ。
最後の台詞はもしかしたら洋館の声なのか?とか思ったり。
ただ、特急&快速等、不用な混乱を招くようなところもあるのは残念。
>>695 「温風」
点数迷ったが、2点。まったく文句なしにまとまっている。
視点が無理なく遠いところまで飛んで行く。無駄がなく、広がりがある。
ただ、やっぱりフツーに陳腐なんだよな。「伝えておくれ」って、
感情移入し過ぎてんじゃねぇよ。旦那が中東で傭兵でもやってんなら別だけどな。
723 :
豪傑バスガイドン・亀男 ◆YdTp8oxx7. :03/03/28 23:18 ID:Ja9WFgxG
【1点】
>>635 「ゆらぎり」
ちと説明的なんだが、きっちりと切実にゆらいでるよな。
>>639 「太陽VS千手の松」
後半に行くにつれて力強くなる構図がキマっている。
>>641 「16階段」
4連はそれぞれ独立した詩みたいな。リズムとアップ&ダウンの法則でまとまる。
>>644 「夕暮れ」
よくあるような絵だが、スケールアップ&幻想的になっていく世界が魅力。
>>667 「豊ジョウ祭の生贄」
最後の「らしい」って言葉にしろ、えらい遠くの景色を描きやがったな。
破綻しながらまとまった構成といい、向こう側みたいなもん感じた。
>>674 「春と戦争」
軽薄&無気力げな文体がいい。あと、やっぱり「春の下降」な。
春と戦争をごちゃ混ぜにした世界観もステーキ☆
>>693 「あなた」
やっぱ不思議な味、あるよなぁ。
読んでしまったので書くね。
>>631 「後へ続く者への詩」
短い分、材料にパンチ効かせたのかな。分量と味付けの調整◎。
色んな縛りかたで退屈しない(後の二つの正式名感心)。/「よッ!」が格好いい。
>>632 「star-star-star」
40行を煮詰めた16行ではなく、4行を薄めた16行だな。種ありますか?「鉛が落ちた」が目玉商品○。
>>635 「ゆらぎり」
「ゆらぎり」=「揺らぎ+裏切り+斬りetc」と想像して遊んだ。「だけど」「わりかし」「飛んで、いるのだ」が
作者の計算通りに効果してお見事です。穏やかな口調つつ殺気。種は、あり。
>>636 「無題」
(1)修飾先が分かりにくい。のは、句読点の置き方と改行の仕方のせい。
(2)全体的に幼く感じる。のは、削ぎ落し不足。だと思うん。EX「いそいそと」と「せわしく」。
(3)もっと「掛け替えの無い言葉」を選んでみたらどうなるだろ。伝えたいストーリーは感じました○。
>>637 「無題」
表現が好み。どれだけの労力で生まれたんだろ、朝飯前かなの余裕も感じる。緊張しすぎなのが勿体無い。
んー、細部ずつ仕上げるんじゃなくて、でっかく全体の下書きしてから色つけてったらどうかなぁ。とか。
>>639 「太陽 VS 千手の松」
お茶と砂浜と松の風景が、凄く素敵(超私情)。最後行に爆弾こめたセンスが素敵、狙いが勇敢。
ただ不発の理由は、バトンパス(波)の問題。単独では爆発しないと思う。むずいね。
>>640 「町 のなか の 廃虚」
「。」と「、」を使うことで、「どうでもいい」感じたっぷり◎。町のなかの廃墟じゃなくて
あくびしてる「僕」の心の廃墟部分(睡魔とか)って考えたら、深くて面白かった。
>>641 「16階段」
4の倍数だからかな、不思議とスッキリしてる。もし普通に読んだら「愉快な玩具」みたいな言葉が沢山で
宝の山みたい、キョロキョロした。もしラップとして読んでみたら、、、少し幼稚かなぁ。何故だろ。
>>642 「16行のdepth」
胸が痛い。//10の行が好き。「膜をかきわけ」が好き。「掴めないんだ」の繰り返しが
こちらの発狂誘う、痛くて耳塞ぎたくなる。ただ、他の型にした方が活きたと想う。好きに遊んでみては。
>>643 「インプロンプチュ」
impromptuにしても、自分のイメージの輪郭は見えた?、、、ネタ隠しすぎかも。終始不安な感じは伝わる○。
最終連が切なく凄く好き◎。
>>644 「夕暮れ」
面白いね。作者の頭にしっかり画がある。「あくびでた」の出だしは、賭け成功。
何だか見覚えのある画かなぁを、最終連がしっかり貴方の画にしてる。感動した。>髪の長さ。
>>646 「春近き冬 現実近き虚構」
人間を雪に例えてるのか、雪の気持ちを書いてるのか。前者の場合、ニンゲンは何かしら。
「溶けちゃえば’」がすごく意地悪、泣かされかけた◎。
>>647 『行く末』
()ある無しは「混沌」を意味するのかな。トランスっぽい時の脳内語り、自分の考えが二重奏に
なる時あるよね。死に近い人の頭の中。藍が作者にはこだわりなんね。なんだろ。
>>648 「堕落論」
「堕ちてゆけベイベ 奈落の底のリアル」この文が好き。ただビジュアル系か、、、盲人にも感じさせたい。
>>649 「トドマル」
動けない、とどまる痛み。無傷、血も出ない。辛いね。「喜びすする」「味に失望する」に自分へのとどめ感じる。
欲を言えば、もっと広範囲見せて欲しい△。
>>650 「斑」
面白い。飢餓、朦朧、飲んじゃだめ。だけどコーラは何か、飢餓は何かなん。
目の前の物に手が出せない状態。容易いことなのに、出来ず餓死かな。そんな風に読んだ。
>>651 「しばれる」
最近方言は弱い。ご馳走。これも混沌かな、何かしなきゃいけないまま春来ちゃった。焦る気持で覗く鏡にはダルイ顔。
頭しばれるは、物足りなさ、不甲斐なさ、不満足。絵は「詩」かな、とか。暖かい作品。
>>652 「春の城」
3連目面白いね。指摘あったみたいだけど、快速と特急が変な混乱で惜しい。あと、どうして駅員さんかな。
>>660 「旅の形式(しきたり)」
旅(人生経験)が与えるものの大きさを、もっと伝えて欲しい。言葉微妙に変えてるだけで、同じ事を
繰り返してるのは勿体無い。最終連でまとめるかと思いきや、また繰り返し。タイトルセンス○。
>>662 「逃げろ」
種ありなら、ピンチね。物凄く絶対に、全力で逃げなきゃだね。一滴アクセント光らせても良かったかも。毒とか。
>>665 「優しい嘘と静かな矛盾」
「大人は何も分かってくれない」系。は、根性入れないと読者を揺らすの難しいと思うの。
「自分勝手に勇気’」「自分勝手に傷つく」「自由に人を殺していく」はこの作者のオリジナルの声◎。
>>667 「豊穣祭の生贄」
「繋がり」の観念かな。動詞であり、生贄である。最後の「らしい」から、繋がりの頼りなさ、儚さ
を感じたり、、、だとしたら「繋がり」を二連目で「贄」と説明して、タイトルが「’生贄」なのは惜しいかも。
>>669 「16行でわかったこと」
人生模型。興味あるのは、ロープが「またな」と言った時点の人生の位置。ああ何歳かしら。余生には
何行追加かしら○。各センテンスにもっとこだわって限定品期待。平凡でもいい、言葉で毒って。
>>670-671 「黒い乳首の一生」
最後の行素敵。「なめられる」だって、、、しかも平仮名だし。阿呆っぽいし、全然尊敬してないし
馬鹿にしてるよね、それがいい。「黒い種」は、なんか、、、ばっちぃ。だから○?△?内緒。
>>672 「伝えたい気持ち」
半年前まで寒いと思ってた詩が、最近ほっこりする。ただし、こぉやって種を感じる場合のみ。
繋がっていたいか、、、染みる。伝えたらばいい。ひらがなに「作者が光にもらった安心」を感じる。
>>673 「名前はいらないという名前もいらないかもしれないがどうでもいい」
最高。だから、これ。もうね、イライラするん、多分途中で口挟む。馬鹿正直についてったら
ヘトヘトになるわ。ゴールだけを教えれって感じ。とても面白い。ただし、この型、寿命に気を付けて。。。に。
>>674 「春と戦争」
あ・あ・あっ♪。ラップ。にモチーフの四季(春。つぼみ。低木。…)、世風(戦争。税金。…)さらに「華やかなれ」
がのりのりになってるし、最終連の下駄鳴らした感じがミスマッチマッチ◎。阿呆じゃない若者の溜息鼻歌。
>>679 「詩板かぞえうた」
韻とかラップ風(?)とか、こぉいうのは、その設定に必死なばっかりに強引になる場合が多いよね。ネタが死ぬ。
これは無理なくていい。「銃にこめたる言葉の弾よ」ああ、一滴の致死量と同じだ。そうそう。
>>683 「正常位」
どうしよう、凄くエッチな読み方してしまった。ここでは書いたら駄目でしょ、、、。言えない。言えるけど。
英語の歌詞カードエロエロに訳して失敗するからな、私、どうだろ。「角」これ、、、読み方一つじゃないよね?ん。
>>684 「歩」
これと
>>642 は、反則であって反則でないと思うん。はみ出た部分も含めて作品。ぁぁつまり、、はみ出てるから
この意味が成り立つ。ぁぁ、、、えっと、画用紙一面真っ黒に塗ってタイトル「瞳」もありかと。ゴメン私が駄目だ。
>>692 「anonymus (アノニムス)」
「毒が欲しい」の台詞以外で、悶えてみて欲しい。どんだけ、たまらんのか。たぁまらぁんのか。
「神をこっそり憎んで’」から「神を’羨んだり’」の切り替えしが好き◎。