〜〜詩で遊ぼう!投稿梁山泊 5th edition〜〜

このエントリーをはてなブックマークに追加
1名前はいらない
関連リンク:
1stスレ http://book.2ch.net/test/read.cgi/poem/1020179950/l50  (dat落ち中につき閲覧不可。コテ辞典に補完済)
2ndスレ http://book.2ch.net/test/read.cgi/poem/1024587538/l50 (dat落ち中につき閲覧不可。コテ辞典に補完済)
3rdスレ http://book.2ch.net/test/read.cgi/poem/1028646675/l50 
4rdスレ http://book.2ch.net/test/read.cgi/poem/1035479195/l50
歴代チャンプリンクへはここから http://mona.2ch.net/458/poem2ch.html   (→梁山泊スレ専用)

あなたもチャンプを目指してみませんか?

[このスレの遊び方]

まず、お題が出ます。
皆さんには、そのお題をテーマにした詩を投稿してもらいます。
一人一作品で、期限は数週間です。
(名前欄には、「詩のタイトル」を入れてね!)
期限日の24:00が締め切りです。

審査員による審査の結果、その期間(数週間)のチャンプが決まります。
チャンプには次のお題を決める権利が与えられます。

そして、またチャンプを目指して投稿開始!
という具合に遊びます。

見事チャンプに輝いた作品は「歴代チャンプ作品」として残されていきます。

>>2-3 次にルールを。ルールを必ず読んで投稿してね。
2名前はいらない:02/12/12 01:48 ID:oeXf+WtD
 このスレには投稿、寸評、審査と週番による案内などをのせるものとし、
 雑談、議論、感想などは下のスレにて行ってください。

【梁山泊スレ専用!】雑談・議論・感想スレ3
http://book.2ch.net/test/read.cgi/poem/1028653862/l50
3名前はいらない:02/12/12 01:49 ID:oeXf+WtD
[ルール]

一人一作品の投稿で、期間は?週間(開始時に発表)。期限日の24:00が締め切り。
※名前欄には「詩のタイトル」を入れる。

1.投稿者に関すること
お題をテーマとした詩を投稿する。
名前欄にはHNその他ではなく、詩の題名を書き込む(匿名投稿制)。
コテハンは審査結果が出るまでは作品を投稿した事をほのめかしてはならない。
(しかし投稿した作品について名無しで会話することについては禁止しない。)
以上の規定を満たさない詩は無効となる。
遅刻は審査対象外。うっかりミス(名前欄にコテハン)は、はじめの1回に限り、セーフとする。

2.審査員に関すること
審査員は必ずトリップをつけること。投稿締切前に宣言すれば誰でもなれる。
審査員の仕事は「自分の気に入った作品をチャンプ候補として挙げ、点をつけること」のみ。
審査員はチャンプ候補と次点候補を選ぶことができる。該当作品なしでもOK。
審査員はチャンプ候補、次点候補に任意の点を付ける(上限3点)。
任意で寸評をつけてくれると嬉しい。
審査員の作品投稿もOK。ただし、自作品をチャンプ候補に推薦するのは不可。
※過去に審査員をやった事がある人は、以後宣言なしで審査投票してもよい。

3.審査、集計に関すること
審査員すべての発表があり次第、または締切時間から丸2日経った時点で、集計を開始する。
集計して最高得点をあげたものがその週のチャンプとなる。
集計後、二人が同点であった場合、双方チャンプとし、お題は投稿の早かった者が出すこととする。
三人以上が同点であった場合、審査期間を2日間延長し、協議を行う。
集計は、週番さん(審査員や依頼されたコテが持ち回りで担当)が行う。
週番さんの仕事は、その週のスレのヲチ(寸評はいらない)と、集計。
〆切の宣言も担当する(しかしこれらの仕事は手の空いている人も積極的に手伝う)。
集計後、次の週番さんを指名して、仕事は終わり。
4激辛正当派 ◆PmUYNHN29Q :02/12/12 01:52 ID:75xQqE5r
今回のテーマは「胸」、
〆切は12月26日0時です。
>>1-3のルールを読んで、どしどし投稿お願いします。
5胸がこわれそう:02/12/12 01:54 ID:75xQqE5r
===================
無茶苦茶な想像力で 私を犯してほしい
叫び声が途絶えるまで 底の無い真っ暗な
空間を高速で 落ちて行くような
快感に私は 飢えているの

生きて行くすべての理由が
そこにしか見出せないでいる私は
とても純粋だと思うわ
===================
そういう置手紙を残し 彼女は俺の家から
いなくなった


===================
春の日ざしが優しく 二人を包んでいた
海沿いの公園を 自転車で走り抜け
息を切らしながら 入ったレストランで
愛してるって 言った君は

きれいな心の持ち主
だから僕はうれしくて 胸がいっぱいだったさ
====================
そういう思い出を残して 彼女は俺の家から
いなくなった
6ブランデーグラス:02/12/12 01:55 ID:75xQqE5r

お相撲さんの胸って いいよね
おっぱいと 違ってね

母のように 少女のように 柔和な色の
鳩胸バーテンダーが 眉をひそめて笑う

そこだけ尖ったおっぱいが あまりに危険
はっけよいのこったら 女の必勝
掴んだが最後 土俵際から飛ばされる
ブランデーの色へ 沈んで行くだろう

裏返して乾杯
7気胸      1:02/12/12 01:56 ID:75xQqE5r
西経零度のグリニッヂ線は
歩くたび緊張と恐慌で
北方向に湾曲する
きっちりとした線を
映写するため
神経を再緊張させる
まっすぐさを取り戻したら
今度は南へ
そしてもっと集中して
空へ

それが心筋が躍動したあげくの鼓動
水平線のイタチ遊びで
走れ、走れ、硬直と直角のはざま
痙攣と麻痺が全身を幾何学化する
8気胸      2:02/12/12 01:56 ID:75xQqE5r

"スーダン・リビア国境上で
少年が折半された"

警笛が鳴る
脳内分泌が狂う
"陽気だ"、とほざく男
それを聞いた途端潰れて
ふるえ寝そべりながら
こんにちわ
水をください
こんにちわ
水をください
水呑人形か百姓のように
御辞儀を自動的に繰り返し
戦慄とともに冷凍され
気絶する

"自動安定化装置(ビルトインスタビライザー)は作用した?"
9名前はいらない:02/12/12 01:57 ID:75xQqE5r
すでに投稿された作品をコピペしました。
もしもミスがあれば、指摘して下さい。
10それが事実かもね!:02/12/12 02:03 ID:dmmSJQou
>ALL

副スレの>>338を読んでみて下さい。

11名前はいらない:02/12/12 02:09 ID:PV3tlnVb

投稿期間は2週間
12月26日、クリスマスが終わると終了です

お題は「胸」から「オマンコ」に変更です

12名前はいらない:02/12/12 02:25 ID:vh7q+fkc
>ALL
雑談はこのスレでやって下さい。
いかいかの自作自演を放置すると詩板が腐ります。
13名前はいらない:02/12/12 02:29 ID:n+8Ajzvm
ドン亀が仕切ってたほうがまだマシだったな(笑
14名前はいらない:02/12/12 02:39 ID:7X+yAY2i
マイマイカムリさんが批評してた頃がなつかしいです。
15ひとりでやってろ!:02/12/12 02:55 ID:BlUReJWY

それでは、いかいか君の自演投稿が始まりまーす!

↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓

16 ◆WvShSU0mOg :02/12/12 03:57 ID:oeXf+WtD
ゔ 大事な所で間違ってました、、、 >>2を訂正します。


このスレには投稿、寸評、審査と週番による案内などをのせるものとし、
 雑談、議論、感想などは下のスレにて行ってください。

【梁山泊スレ専用!】雑談・議論・感想スレ4
http://book.2ch.net/test/read.cgi/poem/1036484776/
17「彼女の胸が痛むのは」:02/12/12 04:40 ID:OAAOzPry

煙草の吸い過ぎで肺が痛いとか
寒さから来る肋間神経痛ではない
と言う事だけ覚えておいてくれたまえ
いかんせん
彼女が何故
深夜に胸を押さえ
そんなにも瞳を潤ませているのか
その濡れた目に映したい物は何なのか
君たち紳士諸君にはわからないだろう

それだよ

そこにある、そうそれ
それが彼女の落ちたもので
溺れた物で
心を蝕む病だよ


紳士諸君にはもうおわかりかどうか。
18名前はいらない:02/12/12 19:06 ID:OPt9rwxh
胸先三寸六寸九寸このままどんどん下がっていけばやがて足を過ぎ地中深く潜る事
も考えられるがそのままであればやがてマントル部分にまで到達しかねないのでや
むなくグッとこらえこらえてちょうどいいあたりで止めておくといいかも知れない
と思いつつも引きずられるように下がっていくのが胸先というものではないかいな
ないかいなしかしそうすると何かを決めるのにもいちいち下まで潜っていかなくて
はならぬので面倒な事になるだろうなとありもしないもち米を所望してみるのみか
19 ◆WvShSU0mOg :02/12/13 00:07 ID:EE4nPgii
すみません、今回から本スレはこちらをご利用下さいです。一応ageときます。

今回のテーマは「胸」、
〆切は12月26日0時です。
>>1-3のルールを読んで、どしどし投稿お願いします。
20通り過ぎて来た季節は:02/12/13 00:10 ID:QBCYlMYp
四月とは何だったのか?
という問いかけが
脳髄から若葉のように 葉脈を伸ばして
私の胸の小さな火を覆いはじめていた あの頃
手を差し伸べてくれる人は 無く
ただ私は本の中に住み
暇潰しのための音楽を聴くともなく 聞きながら
食べ物も 摂らず
底を突いた冒険に 毎日を費やしていた

水浸しの遊園地へ
燻る炎の車輪で出かけて行った 六月
芝草は 稲妻を吸い込んだ赤い海のなか
陸にあるものはすべて 曖昧な風に姿を匿されようとしていた
黒の退屈に沈むまで あとほんの猫の肉球の一押しで
メリーゴーラウンドは味を失い 鉄の動物達はことごとく錆びつき
それでも私は希っていたのだ
煌く海の新生を

紅いカラカラの落ち葉が
月のような音を立て転がる十一月に
最期の十円で うまい棒を買った
もはやサーロインの肉汁に憧れる歳でもなく
鏡のなかの私は マッチ棒で組み立てた笑い顔
しかしアジの開きとなった私の胸には
産毛を纏った冬芽が 浅緑色に光りはじめていた

通り過ぎて来た季節は 胸に確かに 積み重なっている
そしてまた 次の回にむかって新たな お題が出される
21お題が変更されますた♪:02/12/13 01:02 ID:+cJrhNai
投票期間は2週間
12月26日0時、クリスマスが終わると終了

お題は「胸」から「オマンコ」に >いかいかさんが
変更しますた。
22ドン亀 ◆YdTp8oxx7. :02/12/13 01:08 ID:1UCg4VWh
じゃあ、この俺様が「オマンコ」から「胸」に変更します。

お題は「胸」。

ルールは>>1-3をぱっと見れ。ぱっと。

締切は12月26日0時。来い!!
23名前はいらない:02/12/13 01:09 ID:KXk+2rwu

それでは審査員のイカイカ君!自作自演投稿を続けてくれたまえ!

↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓

24:02/12/13 01:15 ID:ODWHvPKm
↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑

貴方、POOさんですよね?POOさんでしたらちょっと雑談スレのほうに来ていただけませんか?
338 名前:名前はいらない :02/12/12 01:50 ID:6Ub4zZF3

2ちゃんなんだよ。自演したっていいじゃん。
自己満足でも、おいらはそれで満足なんだ。

自演で点数入れてチャンプになったことなんて
何回もある。それがどうした。なんか悪い?
誰にも迷惑かけてない。なにか文句でも?

26名前はいらない:02/12/13 01:23 ID:FRYRp5Pr
>ALL

雑談はこのスレでいたしましょう。
どうせ、いかいかに乗っ取られてしまった腐ったスレなのです。

27名前はいらない:02/12/13 02:00 ID:cdGohY+W
>>25

ははは♪

28:02/12/13 02:02 ID:ODWHvPKm
>>7
うんこ自費出版しまくりw
29:02/12/13 02:06 ID:ODWHvPKm
>>28
レスアンカーミスった
×>>7
>>27
30ふくらみ    1:02/12/13 12:34 ID:a6k1No6Q
side F

あたしが
毎日のように
遅刻ぎりぎりで家を出る理由が
あいつにあるなんて
もちろん
あいつは知らない

息弾ませて
バス停にたどり着くと
向こうから同じように駆けてくる
あの寝坊助のためだなんて
言えるはずがない

遅いぞ
お前こそ
いつものやりとりの後
小さな胸の疼きは
学校に着くまで続くなんて
あいつは知らないだろう
もう1年以上も

31ふくらみ    2:02/12/13 12:35 ID:a6k1No6Q
でも
まだ足りないから
だまっていよう
あいつはいつでも
子供あつかいだから
うっすいムネして
なんてセクハラだから

この想いは
まだ胸の内に秘めておこう
想いがふくらんでふくらんで
やがては
このペッタンコのふくらみとも
言えないふくらみが
想いでいっぱいになるまで

せめてBからCになる日まで
ふくらみが女のそれに変わるまで
あいつの視線で溶ける日まで
32ふくらみ    3:02/12/13 12:36 ID:a6k1No6Q
side M

あいつが
毎日のように
遅刻ぎりぎりで家を出ている理由が
おれにあることを
もちろん
おれは知っている

息弾ませて
バス停にたどり着くと
何気ない振りをしておれの姿を目で追う
そんなあいつを
おれも待ってるなんて
言えるわけもない

いつものやりとりの内に
あいつが見せる切ない色に
グッときているなんて
あいつは思っても見ないだろう
もう1年以上も
33ふくらみ    4(完):02/12/13 12:56 ID:9AI2ip3l
もう
いいじゃないか
言ってしまえよ
うっすいムネして
なんてセクハラを
いつまでおれに言わせるつもりだ
あいつに女を感じ始めてる

この想いは
もう胸の内に抑えきれない
想いはふくらんでふくらんで
やがては
この胸から
あふれ出してくるのだろう
でも
想いでいっぱいになっても

せめてBからCになる日まで
ふくらみがあいつを女にする日まで
おれの視線で溶かす日まで
34激辛正当派 ◆PmUYNHN29Q :02/12/13 22:12 ID:7NB3a+f/
>>6
胸はやはり女の武器、らしい。よくも悪くも、女自身もそう考えていることは多い。
胸へのコンプレックスを「お相撲さん」になずらって語るバーテン。
女が男の視点で語るのを、さらに男が書いたような裏返し方。世界はある。
>>7-8
気胸と言えば肺に空気がたまる病気。そして鳩胸のことでもある。
肺の解剖図を見るように、細部を凝視しようするほどに憂鬱な美しさを感じる。
しかしまた、細部のみで出来上がっているようにも思う。全体は見えにくい。
>>17
1連目で「わからないだろう」と言いつつ、それ以降で説明されてもいない。
で、「もうおわかりかどうか」なんて言われてもなあ。しかし、まあ分かる。
というのも、ハナからこれは分かりやすい事柄だからだ。後半は言わずもがな。
>>18
縦読み?「胸もむとなは」?違う?
一見すると密度があるように見えるが、内容はやや冗長。または逆に舌足らず。
この詩を端緒にして展開してもいいのに、「もち米」でお茶を濁したふう。
>>20
お題を繰り込んでいるわけか。すでに前回、撫子さんがやってた手法だな。
ちょっと無理があるのは前回の「変身」も同じだったのだが、
お題の「笑い」は基調にあった。しかしこの詩は「胸」もネタのひとつでしかない。
個別に好きな表現はあるのだが。
>>30-33
女心はわからんでもないが、この男心はよく分からんな。
けっきょく胸のでかさで選ぶんかい。変だ。変だという意味では面白い。
ちょっと改行が多いと感じる。半分の長さにしても、さほど影響はないと思う。
35激辛正当派 ◆PmUYNHN29Q :02/12/13 22:21 ID:7NB3a+f/
今回のお題は 「胸」 です。

〆切は12月26日0時、
殺意を覚えるほどのクリスマスの喧噪がなくなったら、
そこで終了です。わかりやすいですね。

ルールは>>1-3、および>>16

なお、審査員も大募集中です。
前回少なかったので、まだ審査員になってない人も、
どしどし参加して下さいね!
36おみやさん:02/12/14 00:15 ID:bvuik03Z
雌木は匂いをきつくして
裸の枝を切なく濡らし
昨日と違う誰かと一緒

雌木を嫌う神木の立つ
虚勢の飾りで潮のそば
曲がりつつ
彼女に唾をかけ
朝と晩に唾かけ

詣での少女に恋して
胸と尻を2回で食べた

泣かぬ少女は神木のそば
潮を仰いで一人語り
胸は無くとも私の枝は
あなたの愛した母のそれ
尻は無くとも私の匂いは
あなたの唾する母のそれ

神木泣いた潮のそば
ずれた飾りを直すのは
切なく濡れた裸の枝
小さい方の裸の枝
37乳房:02/12/14 00:55 ID:q3BbaleY

もしも願いが叶うなら
乳を大きくして欲しく
我に与えてくれまいか
せめて人並み
人並みを

いかほどの乳なら人並みなのか
Aカップブラジャが浮く悲しさ
パット付きの3/4Aカップを
色素材無視で探し回る
下着会社は遠回しに告げる
あなたは規格外です

父は巨乳遺伝子を持つ
肩に担いで汗を拭いてた
父方の祖母はFカップ
姉一人のみ受け継いだ

豊満だった時もある
出産授乳限定の
青筋浮いた半切りメロンは
かちんかちんに張るばかり
飛びつく亭主をはじき飛ばす

知ってる人は知っている
授乳が終われば虚乳になる
必要とされぬ存在を
そのまま形にした姿
これは子育ての勲章よ
母は私に自慢したが
こんな勲章願い下げ
38乳房 2:02/12/14 00:57 ID:q3BbaleY

美容整形はプライドが許さぬ
すがる思いで注文の
新聞広告アップルC
隠したつもりがすぐばれる
子供ははしゃいで大笑い
お前正気かと呆れる亭主
着けた姿は見せまいと
決めれば着ける時がない
喜びの声がぞくぞくと
集まっています新聞に
しまい込まれたシリコン乳房

女の乳とは何なのか
自分がそこにある証
男に見せるわけでもない
水着を晒すわけでもない
他人にごまかす術はある
でも
鏡の中にそれを見たい
自分の胴から堂々と
生えている乳が見たいのだ
394th ◆HdqTLODCXU :02/12/14 02:42 ID:jCdBHBCe
>>37-38 いや…. うん  かも    など
404th ◆HdqTLODCXU :02/12/14 03:25 ID:jCdBHBCe
>>34 「女」と呼び捨てる習慣は捨ててくれ 「ジョ」の発音への抵抗があるとしても普通に「女性」にしてくれ
41捨てぜりふん ◆SyeGNWubQk :02/12/15 15:28 ID:tb0SB0U6
お題が胸ってったら、広がらない現実は悲しいな。
胸ってったら出る詩は全部それなんだな。
胸ってのにはアフロも電波もお手上げなわけだ。

>>37-38 そんなことより

付き合うって何さ。
告白が何で、それに対するOKは何を意味するのさ。

続きをどうぞ。
42tibusa5 詩のみ:02/12/15 22:54 ID:hLwNSUxa
たとえば重力のような
枕があったとしたら
 『1992、シルバー』
太陽がしずんだのか 
 『2002、ゴールド』
アップ
あんたがくれた
大きい○
たくさんだ
たくさんだ
 ○○○○○○○○
 ○○○○○○○○
 ○○○○○○○○
 ○○○○○○○○
8時には
○のウデのかたち!
乳房をささえ(たま)をつくる
で、どっちがしずんだんだ?
 『ミルックリヤー』で
43いか激辛へ:02/12/15 23:32 ID:r96ryb8l
うまい棒だの
胸だのって・・

だからいっそのこと
オマンコにしろってーの!!
44名前はいらない:02/12/15 23:36 ID:VtJNNTss
投稿期間は2週間
12月26日0時、クリスマスが終わると終了

お題は「胸」から「オマンコ」に変更です

それでは審査員の >いか激辛くん!自作自演投稿に励みたまえ!

↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓
46わだかまり:02/12/15 23:42 ID:Hk86DX4V
この胸が…、何か訴えてる
俺は 用心深くそれに耳を傾ける…

 「居場所を、ください」

冷静さを装った 影から
熱い鼓動が 聞こえてくる
胸が しくしくと痛むようだ
 「…泣いてるの?」
どうしてだろう、心が痛い
胸が…、張り裂けそうになる

かつて自分で殴った頬
血の味 消えない痣の名残…

そういうの抱えて生きていけるかなぁ?

 「ねぇ…寂しいの?」

違、う… そんなんじゃ ない。
これは、きっと 強がりな、嘘。

私の胸が 時折 苦しくなるのは、
やるせない感情を 殺してるから…
本心を ひた隠して しばしの沈黙

その仮面の下に… じっと怺えてる

 遣り場の無い想いは
 何処に葬ればいいですか?
47名前はいらない:02/12/15 23:47 ID:RY0jhB0E
お題が
胸←だって?

どこまで子供なんだ。
ガキは迷惑だな。

それに、このスレは
もう完全にイカイカの
自作自演だ。ウッザイナー。
48たもい:02/12/15 23:49 ID:9nJanwk+

音を出さずに軽蔑する訓練しなされ。
面白い事言えないなら、黙ってて。メモ以下。
49名前はいらない:02/12/15 23:50 ID:84g66pMP

>詩板の悪名

自演屋いかいか一家
50名前はいらない:02/12/15 23:56 ID:pBccQjAd
オキマリですが荒らしは放置とスルーで…
51ある男の胸の内:02/12/16 12:03 ID:gn8swN2O
尚子へ
夜布団に入るとき
君の顔を思い浮かべている
夢に出てきて欲しいと願って
まだ向こうで出会ったことは無いけれど
今すぐにでも
この想いを伝えたいと思っている
でもクリスマス前のこの時期
飢えているとは思われたくなくて
臆病な俺は踏み出す事が出来ない
だから年が明けたら
真っ先に会いに行くよ
晴れたらいいと思っている




胸は
藤だなの下で
空を
見上げている

少し
背伸びして
君を
見送っている

りんどうの匂いに包まれながら
最後の笑顔を思い出す

成田発チューリッヒ行JAS515便のジャンボ旅客機の下で

胸は、
焦がれている。
53 ◆L7EROpoemk :02/12/16 21:33 ID:hX2Dd5HX
>>17
その語り口調が今読んで新鮮。(幼い頃に読んだ江戸川乱歩の少年探偵シリーズをふと思い出した。)
二連から三連への行間、構成、展開、美しい。
「それ」が何かは俺の場合どうでもいいな。折角出来のいいドーナツを見せてくれたんだから、
「それ」探索はよして、作者が提示したこの形のままを楽しみたい。

>>18
激しく改行センス感じる。美しいね、改行。
「胸先三寸」から展開される言葉たちには文末まで失速することなく
スピードとリズムを保ち続けてくれる。気持ちがいい。
ただ「もち米を所望」では貴方が折角疾走させた言葉たちを
受け止められなかったんじゃないだろうか。

54 ◆L7EROpoemk :02/12/16 21:48 ID:hX2Dd5HX
>>20
冒頭の「四月とは何だったのか?」でピンと来て笑えた。
よく作られているしテクニックも認める。そして手の込んだこういう作品は好み。
が、「胸」でまとめきれていないんじゃないかしら?
読者の目は肥える一方だから、ここのところ続いた企画モノ(?)に比べて
「胸」がただの文末を飾っただけの一単語であるとすると今の時点のこの作品の評価は、、

>>30-33
正直、ストーリーはありがち。でも作者が楽しそうにの作品を書いている情景が浮かんだ。
ありがちだろうがオリジナリティーに乏しかろうが何だろうが
その作品を読んで「この作者は詩を楽しそうに書いてるな」「この人はきっと詩が好きだな」
と感じることの出来る作品に逢うという事は詩を読む者にとって幸福な事だと思う。
乳房の「胸」と心の「胸」の重なりとかね、それを思いついている作者を想像して
抱きしめたくなる俺は変態かもしらん。
「BからC」というカップの移行のリアリティー上手い!




55 ◆L7EROpoemk :02/12/16 21:59 ID:hX2Dd5HX
>>37-38
無理に「詩的」にまとめる必要は無かったかも知れない。

折角、「パット付きの3/4Aカップを色素材無視で探し回る」、「父方の祖母はFカップ」
「新聞広告アップルC」等の折角の面白い言葉たちがそれで死んでしまった。

「父方の祖母はFカップ」
これ、すげー面白い言葉だと思うよ。ベストコピーだよ。
いっそ、「父方の祖母はFカップ」これを題名にするくらいのコンセプトで
12行くらいでまとめたらグンとよくなる事請け合い。

「詩的なものはもっとも詩的ではない」
貴方が詩の約束事や、「こうしなければならない」「まとめなければならない」という
という観念を捨てたら、とても素敵な詩が生まれるのではないかしらと我は思う。
56無題:02/12/17 01:47 ID:cNf4xCjh
そいえば君と別れてから

統計的に考えて
何人のうち何人が結婚してとか
で、おれももうすぐ30だとか
そういうことでしか
考えられねえよな

常識、じゃないが
でっかいオッパイをみつめながら
いいかげんにしろって
テレながらいいだすのも恋愛だった
20歳のうちは

くたばっちまえ、とか

君に言いたい
57都立家政 ◆L7EROpoemk :02/12/17 20:01 ID:VdXZLqV0
>>56
二連目、
「統計(的)」「的」をつけているのに「考えられない」となるのは矛盾していやしないか?
っーか俺はそんな矛盾ホントはどうでもいい。スマン。
流れ、言葉の選び方、この詩を五連に分けた構成、上手い。
全体的にだれた文体や「くたばっちまえ、とか」の「とか」、
一方的な視点から繰り出されるふっきらぼうな展開、結末等、俺は激しく好み。
58名前はいらない:02/12/17 23:05 ID:DvGFAwqE
>>30-33
F側とM側の2つの異なる主観的世界が
同一の言葉により同一化したようなおもしろさがある。
またそれは詩技法としての「繰り返し」にもなっているのだろう。
「胸」を心と体の両面で扱ったテーマ適合性。
よくある”はなし”の両サイドの最終連が意外なほど濃厚に展開した。
実に縦に長い詩作品だとも思った。

>>36
母と一人の男との色恋沙汰への寛容とその背徳。
常軌を逸した男にカリスマ性。
人体のどの部分をさすのか明らかにされていないような
(単に「腕」のみをさしているのではないと思われる)「枝」に
詩のピントが合わせられいて
そこにいわゆる”ナンセンス的な”おもしろさを感じた。
59激辛正当派 ◆PmUYNHN29Q :02/12/18 11:40 ID:vz5cvjK2
今回のお題は 「胸」 です。
〆切は12月26日0時、あと一週間です。

こないだ女の子に告白したら、
「ドキが胸々する」とか言ってました。
結局ふられましたが。。。。それだけですが。

なお、まだまだ審査員を募集しております。
寸評も特にいらないし、そっと点数だけでも置いていって下さい。
よろしくお願いします!!!
60名前はいらない:02/12/18 13:56 ID:KdeV62Qf
カノぷすはどこに行った?
61おかあさんの暖炉:02/12/18 15:36 ID:yq0mJb4G
おかあさんが ぼくをにらむ
暖炉が なめるオレンジいろで 燃えている

おかあさんが 放射能を はく
まるくて やさしい おかあさんの胸

あそこに顔うずめたら
平和がおとずれるって わかっている

それでも
新しくみつけた たからもの
ぼくだけの たからものだから

せなかに かくして
かたくなに かくしつづける

泣きだした おかあさんが
どんどん とおくなって

おかあさんの胸の 暖炉のいろも
ぼくをおいて とおくなって いく

あわてて 鳴いて おいかけて

かたくなに かくしてた とがったナイフ
まるくなるまで さしだして

それでも おかあさんの胸に かるく 突きたてた

オレンジいろは そのとき モノクロいろにかわって
ぼくは微笑んだまま だれの胸にも暖炉のない町に
ほうりだされる
62クロラ ◆oNwpnhIJYU :02/12/18 17:00 ID:XY/Of0HR
>>6 ブランデーグラス
 男性の視点で見て「母」は女性であってセックスの対象でないもの。それを少女と同列にならべているところが面白い。
男性と女性。おっぱいと胸。それを対比させているのか混同させているのかどちらともつかない。最後一行で全体を包む。
やわらかい文章で書いているところにセンスを感じました。タイトルは弱いかも。
>>7-8 気胸
 読者に何かしらの世界を覗き込ませる詩だと思います。僕はタイトルからこれを体内、胸の中の世界と読みました。
そこをはしる痛み、それを覗きみる不安。
>>17 「彼女の胸が痛むのは」
 語り口いいです。さらっと書いているようで構成にこだわりを感じます。
「それだよ」に胸を揺さぶられました。「胸」というテーマを真っ直ぐに扱っている詩でもあると思います。
>>18
 胸を、ものを感じる器官と捕らえた詩と思います。文章、構成ともにひとつの詩をつくる上で邪魔がない。
完成度は高いと思います。胸先という言葉の魅力。もち米はわからない。タイトル欲しいです。
>>20 「通り過ぎて来た季節は」
 一年四季を一生の縮図として捕らえる、ありふれた手法ではあるものの奇麗にまとまっていると思います。
ただ、モチーフが「胸」ではなく「チャンプスレ」なのでどうしてもパロディ的に見えるというか、もしかしてそれも計算の内でしょうか。
>>30-34 ふくらみ
 予定調和なストーリーと小気味よい文章が狂言みたいです。内容に比べて少し長過ぎる気もする。
すでに多くの人が作った(例えばアニメなどで)ものをなぞっているだけにも見える。リアルだとは感じられない。
>>36 おみやさん
 雌木と神木、二本の木が登場するので「枝」が万能の比喩になっている。それは効果的なのですが、結果それに頼り過ぎているのではと思います。
雰囲気はとてもあるし、物語としても書かれたものだけではないような余韻を残していて素敵です。 
63クロラ ◆oNwpnhIJYU :02/12/18 17:02 ID:XY/Of0HR
>>37-38 乳房
 アップルCが分からなかったので検索したのですがマッキントッシュ関連ばかりヒットしてしまって...。
ブラジャーをブラジャと言ったりテンポに気をつかっていることが分かります。
ただ叫んでいるだけでなくてちゃんと読者を笑わせようという姿勢が伝わりました(違ったらごめんなさい)。
>>42 tibusa5 詩のみ
 詩のみと乳飲みをかけているのでしょうか。こういうタイプの詩ならばもっとつきつめて密度を濃くしたほうが良いと思います。
不完全燃焼ではないでしょうか
>>46 わだかまり
 胸というテーマを「体」として捕らえるか、「心」として捕らえるか、どちらを前面に出すかが大きくふたつに別れるようです。
この詩は後者を直球で扱った作品に見えて「心」からさらにもうひとりの自分、あるいは人格にまで発展させている。
「仮面」という言葉はむしろ要らないと思います。
>>51 ある男の胸の内
 ただ心情を文字にしただけで終わってしまったのがものたりない感じです。
8、9行、最終行は少しひっかかりました(良い意味で)。
>>52 「別離」仮題〜ばいばいひろぷー〜
 最初二連が端正で美しい出だしなのに、それ以降が少し詰まってしまったような印象。
一連で空を見上げている主語が胸であるという表現が、最終連の当たり前の言葉に効いていると思います。
>>56 無題
 言葉を選んでいないようなぞんざいさが主人公の感情を読者につかみやすくしている。
くたっばちまえ、が実際には誰にあてたものでもないむなしさ。
ただ「おっぱい」はこの詩で必ずしも必要ではないと思う。
64:02/12/18 17:13 ID:xNkiNPVw

書き込んでるコテハンは
みーんな、イカイカだ。呆れた。
65Canopus ◆DYj1h.j3e. :02/12/18 22:45 ID:oiD7CnpN
復帰ついでに、寸評を。

>>61 笙野頼子の『母の発達』を彷佛とさせます。異形のゴジラ母への郷愁を
つらつらと綴る。胸に暖炉を装着したり、母の大きさが変っていったり、いい
感じです。母に対する思いをもっと突き詰めると、「たからもの」だけではな
い、唸るような表現にできたかも。
66HALLU:02/12/18 22:51 ID:O+kpFaxW
『14の月』 
僕は14の時、いじめられていて 月を見ると死にたいと思ってた
想像してみたんだ 僕のいない世界を 父、母、姉が僕を見ながら泣いてんだ

その時の僕の心は暖かくて でも家族の心は悲しさのあまり冷たくて…

14年間、いろいろな人たちに 抱かれてきたことを忘れていた
あの人は僕のために泣いてくれた あの頃の涙が僕の心にまた響いた

その時の僕の心は暖かくて 暖かすぎて涙が出てきそうになった

僕がもし自殺でもしたら 家族やあの人たちが殺人犯になってあいつらを殺しに行くんだ…

僕は自分で自分をいじめてたのかもな
あんなに多くの人が僕を愛してくれていたんだ
「ありがとう」僕は生きてやる

僕は死ぬことはやめた 大切な人たちを殺人犯にしたくない

「いきてやるぞ、いきてやる…」 何度も自分の心に叫びつけた

あいつらにしかえしをするのは僕だ 今の僕を見せてしかえしをするんだ

18の月はとても美しく光っているんだ
6766:02/12/18 22:55 ID:O+kpFaxW
すいません。大事な所読み忘れていました。
タイトルに名前を書いてしまいすいませんでした。
68針男とトゲ女(1):02/12/19 15:09 ID:BmfJhGqv
針男 金の針
胸に自生して
シャツ着ても
いつも胸元 金色に光る

公園の時計 12時を告げる

トゲ女 一角
額に自生して
ツノでない証拠には
木で出来たトゲ 生まれつき

公園の時計 12時を告げる

針が怖くて 胸に飛び込めないわ
トゲが怖くて 君と見つめあえないよ
あなたでなくてはいけない理由は 何?
「似た者同士」だなんて いわないでくれ

向き合う時は 遠く離れてしまうから
せめて隣合う時に 融合するほど
擦り合おう そして空をご覧
真昼の空に 金色の満月が見えるだろう
僕の胸の針放つ光が 空に映っているのさ

あなたの針は 素敵
わたしのトゲは 何もできないわ
襖に近づくと 穴が開くの
固いガラスは 痛いの
振り向いた時には 誰かを傷つけるのよ
69名前はいらない:02/12/19 15:09 ID:EKLT6cT0
70針男とトゲ女(2):02/12/19 15:11 ID:BmfJhGqv

遠くで工場のサイレン 午後6時を告げた

ああ また夜が来てしまう
冬は嫌い すぐに発情してしまうから
ああ 僕らはなぜ抱き合えないんだろう
わかりきったこと いわないで悲しくなる

僕らは 馬じゃないんだ
わたしたち ヤマアラシね

せめて明日 クリスマスの夜には
そうよ明日 クリスマスの夜には

命を懸けて 抱き合わないか
命を懸けて 抱き締めてほしい

いつものように 体ごと交差して
直角のキス 交わして

おやすみ 明日が楽しみだ
おやすみなさい 命日になっても構わない

針男 金の針
ロマンティックな月の色
汗臭くないのが 大好きよ
金属臭さは 新型フェロモン
わたしの危険な 憧れの大地
触れられないから 恋をしたの
71針男とトゲ女(完):02/12/19 15:12 ID:BmfJhGqv

公園の時計 静かに午前0時を告げる

トゲ女 一角
額に自生して
わたしのトゲを
ユニコーンみたいだと
かっこいいねと いってくれた
わたしを幻想世界に 連れ出してくれた
あなたがやっぱり 大好きなの
似た者同士なんて 関係ない
あなた以外では わたしはわたしになれないの

公園の時計 静かに朝を告げる

針なんて怖がらない あなたの胸に飛び込むわ

そして
そして
そして

公園の時計 厳かに午後10時を告げた頃

喉にトゲ突き刺さった 針男の
裸の胸に トゲ女
その頬まるで 紅い花
潤んだ瞳で 接吻し
ぎゅと抱きつけば 金の針
心の臓まで 軽く届いた

公園の時計 静かに午前0時をさして止まる
72名前はいらない:02/12/19 16:12 ID:ZDeEU3nU
うまい棒とか
胸とか、、なんなんだよこのスレ。
エロ馬鹿ばっかりか?
もう、うんざりだ。sage
73母が詠む名前は:02/12/19 18:14 ID:JLVCksJm
 おなじ肩甲骨の角度をもらい
 友人から冗談雑じりにはやしたてられるあなたの骨格を
 さざ波うつ水面に落とした俺自身のように
 見えてしまう後悔をあなた以外に誰が知るだろうか

 あなたの友人がかける笑い声の内に潜む敬愛と疎外とを
 家族でテーブルを囲む俺の声もまたそうなのだと認めずには暮らせない

 俺は鏡を覗き込み虚像に重なるあなたを思うが
 あなたを思う俺をどうしてなだめるかを考える
 罰することのたやすさを思う

 友人が言う賞賛はみなあなたの胸に吸い込まれ
 あなたの成長があなたの骨格を変える

 胸に心臓があると誰が言った
 胸にたましいがあると誰が言った
 魔女は肺をつらぬかれるのだ

 あなたと並んで立つときおりに
 俺が見下ろす目を受け止めるあなたの目は
 俺の胸骨の左にひそむ嫉妬を燃やさないに違いない
74冬の寒さに:02/12/19 18:47 ID:MUVziqSh
冬の夜
シングルベッドの寂しさを
暖めてくれたのはオマエだった

真夜中
オレの胸にオマエがいれば
他に何もいらないさ

オマエの温もり
オレの胸の中に
オマエの舌がオレを癒す

オレの胸に
オマエのしなやかな身体
抱きしめると壊れそうで

他人同士じゃないさ
もっとそばにおいで
オレの胸がオマエのベッドさ



タマ、一緒に寝よう
75グラスフィッシュの心:02/12/19 23:38 ID:472F4l3h
あの人が選んだ カーテン
は重たい
ずっしりと積もった雪のよう

カーテン
カーテン
カーテン
繰り返していると
ほんとうにこれは"カーテン"という名前の物だったのかな
と思えて来るし

さっさと開けてしまおう カーテン

人工の朝灯を掻き消して 天然の朝日が
なだれ込み 部屋の隅の水槽へ
集中して飛び 吸い込まれた

じゃれあって泳ぐ グラスフィッシュの
十匹の体が全部 光になる

グラスフィッシュ
体が透き通った魚
頭と胸だけが銀色で
あとは丸見えの 骨と鰭(ひれ)だけの魚

なんて寂しい魚 胸の内だけ隠して
仲よく寄り添って 泳いでいる
76_:02/12/19 23:39 ID:472F4l3h
昨夜は鯵(アジ)を捌いた
白いお腹に包丁を入れて
胸にあるものすべて取り出した
あれと同じようなものが
グラスフィッシュのお腹にも
あるのね でも心はどこにもなかった
心はどこにも 入っていなかった

急に曇った へんな天気

あなたを起こしに行かなくちゃ

階段を昇るたびに 曇った朝日がさらに遠くなる
階段を昇りきった穴蔵に わたしが選んだ布団にくるまって
あなた まるで無防備な
捌かれるのを待つ 鯵みたいに
77_:02/12/19 23:40 ID:472F4l3h
いま わたしが
白い布団に包丁を入れて
胸にあるものを全て取り出したら
心は出てくるだろうか

わたしが選んだ あなた その心



ココロ
繰り返していると
それはなんだかコロコロと本当にそこから転がり出てきそうな
気がして

さっさとはぐってしまおう 白い布団

朝食は グラスフィッシュのフライにした
少し後悔 どれも同じハラワタ
ただその銀色の 胸の中身が見たいというだけで
十匹みんな フライにした

そこだけ隠しているのが悪いのよ
そんなに大事なところなら
眩しい銀色で見せびらかしたりしないで
重たいカーテンの裏にでも 隠しておけばいいのに

あなたは空っぽの水槽にまだ気づかずに
あなたが買ってきたグラスフィッシュ
パンにはさんで平らげた
まるで骨も透き通るようないい天気
78クロラ ◆oNwpnhIJYU :02/12/20 01:41 ID:Khj8VeQj
>>61 おかあさんの暖炉
 「新しくみつけた」ということは義理の母なのでしょうか。暖炉(=胸、心情?)というのがプラスとマイナスの両方の性質を持っていることを無理なく表わしている。
愛情を含んだ矛盾する感情、葛藤を受けて最終連「誰の胸にも暖炉のない」の孤独が引き立っていると思います。
>>66 14の月
 良くも悪くも一方的な詩だと思います。「僕」以外の人物が登場しても「僕」の周りの駒という役しか与えられていない。
最後に月を美しいと思っているのはあくまで「僕」であって読者の共感を誘うことはできない。
読者をむりやり引きずりこむくらいの力を待たせられれば独白も冴えてくると思います。
>>68>>70-71 針男とトゲ女
 「似た者同士」でありながら一方で男と女、金と木、お互いを傷つけ、傷つけられるることをおそれるふたり。
「自分」ではなく「相手」のことを読んでいる詩だと思いました。そういう視点は割とめづらしいのかも。
作者の意図ではないかもしれませんが、針やトゲを折ってしまわない(しまえない)ところから、差別問題に訴える詩のようにも感じました。
>>73 母が詠む名前は
 少し文章が空回りしていると思う。「あなた」を「敬愛」し「疎外」し同一視したがる「俺」。
舞台の一人芝居を見ているような印象。
>>74 冬の寒さに
 猫の胸ってどのあたりなんでしょうか。っていうか猫ですよね、タマって。
始めから落ちを想定して作った作品だと思うので、真正面から読むとかわされそう。
僕も猫大好きなのでその温かさはよくわかります。猫アレルギーでもあるのですが。
>>75-77 グラスフィッシュの心
 これだけの分量でまるで短編小説をひとつ読んだような満足感がありました。最初2連を読んだだけでその世界にすっと入れる。
そして物語から心の機微を自然に読み取ることができる。最後一行までとても洗練されていると思います。
展開のしかたなどかなり書き慣れているのではないでしょうか。
小説家の小川洋子氏を思い出しました。

79鼓動:02/12/20 04:47 ID:RPkxd+ND
あなたの胸にそっと耳を当て
あなたの鼓動を聞いていた

イキテル ボクハ イキテル
イキテル ボクハ イキテル

鼓動だけがそう主張していた

目を開けて、私を見て

手を開いて、私に触れて

唇を開いて、私の名を呼んで

イキテル ボクハ イキテル
イキテル ボクハ イキテル

私の嘆きはあなたに届かないから

私は

あなたの胸にそっと耳を当て
あなたの鼓動を聞いていた
あなたの鼓動をただ聞いていた

イキテル ボクハ イキテル
イキテル ボクハ イキテル
イキテル ボクハ イキテル
80名前はいらない:02/12/20 05:13 ID:XuQ0+Q1m
お題もお題なら、なんの疑問もなしに評価するほうも評価するほうだ。
終わってるこのスレ。
81名前はいらない:02/12/20 07:20 ID:fxh8t4rQ
所詮カノプスのやってることだ。詩も批評も終わっている。意味ふめい
82名前はいらない:02/12/20 08:20 ID:tOv07jcF
このスレは駄目だ。
じつに胡散臭い。

審査員の、自詩への「自演の点数入れ」が常態化している。
83sage:02/12/20 08:27 ID:JOzTl0O0
いっつも審査員ばっかりがチャンプなんだ。
もうバレバレなのに。まだやってるの?(笑
84お題が低脳!!:02/12/20 08:33 ID:oEe6G//W

なんなんだよ「胸」ってのは?
その前の「うまい棒」ってのも、なんなんだよ!!

アホ!! 氏ね!!
85イカイカだし・・。:02/12/20 08:42 ID:2BhZ3fCN
審査員のイカイカが
自演書きに必死です。
86名前はいらない:02/12/20 08:52 ID:BY1Odb0M
>>85
どうせ >いかいかだからパクリ詩だしな。sage(笑
87名前はいらない:02/12/20 09:03 ID:XVAkXsLN
>詩板の悪名

コテハン乱発自演屋いかいか一家
88名前はいらない:02/12/20 09:11 ID:smgbzpcG
このスレはホント胡散臭いですね。

自演してまで、チャンプになりたいというのは
ヒガミ根性が、そのウラにあるからでしょうか?
89名前はいらない:02/12/20 09:35 ID:H8uAJPdQ

それでは審査員のイカイカ君!引き続き自演書きをど〜ぞ〜!(w

↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓
90名前はいらない:02/12/20 11:43 ID:laqMEIZR
2ちゃんねる VS TIME・・・
その戦いの歴史は、まさに近代兵器の見本市だった
田代砲にはじまる数々のスクリプト兵器を経て到達した、97式アラファトマシンガン
これはまさに最終兵器として、猛威を振るった
しかし、ついにTIMEはこれらの兵器全てを完膚無きまでに無効とする
パプリカの設置に成功した
武器を奪われた我々に残されたもの ・・・それは「チョップ!」
手動で一撃一撃叩き込む「チョップ!!」地味で威力も極限まで小さな「チョップ!!!」
ただそれだけと、なってしまった!
だが、チョップといえども決してバカには出来ないということを!
そしてこのような手段にまで出たTIMEを今一度!
我が2ちゃんねらーの総意を込めたチョップを以て、叩き壊したい!!
有志たちの参戦を、ひとりでも多くの戦士の挑戦を待つ!!!
http://live.2ch.net/test/read.cgi/festival/1040349157/

注:チョップ=手動投票
91名前はいらない:02/12/20 12:09 ID:lPV2Bpjc
2ちゃんねる VS TIME・・・
その戦いの歴史は、まさに近代兵器の見本市だった
田代砲にはじまる数々のスクリプト兵器を経て到達した、97式アラファトマシンガン
これはまさに最終兵器として、猛威を振るった
しかし、ついにTIMEはこれらの兵器全てを完膚無きまでに無効とする
パプリカの設置に成功した
武器を奪われた我々に残されたもの ・・・それは「チョップ!」
手動で一撃一撃叩き込む「チョップ!!」地味で威力も極限まで小さな「チョップ!!!」
ただそれだけと、なってしまった!
だが、チョップといえども決してバカには出来ないということを!
そしてこのような手段にまで出たTIMEを今一度!
我が2ちゃんねらーの総意を込めたチョップを以て、叩き壊したい!!
有志たちの参戦を、ひとりでも多くの戦士の挑戦を待つ!!!
http://live.2ch.net/test/read.cgi/festival/1040349157/
92名前はいらない:02/12/21 01:17 ID:Q1inW82w
>>37
いかなる耽溺も詩にこれを許さないといった強すぎるとも思えるほどの
エンターテインメント志向を感じた。
5・7調でコミカルに薄乳の悲哀を綴った高技術。
まつわる豊富なエピソードのいくつかは実話ベースだろうか。

>>75-77
不安定な心の暗喩としての天気の推移(晴→曇→晴)が詩の背景であるなら
詩中ずっと「晴」であったという印象を与えかねない最終行はどうだっただろうか。
「曇」→「晴」の動き=チェンジを表す言葉がほしかった気がした。
後に「心のくだり」で型が繰り返される「カーテンのくだり」の
言葉が意味を失いそうになり目を覚ますような実際的な行為により
それを取り戻したところ>さっさと開けてしまおう カーテン がおもしろいと思った。
93激辛正当派 ◆PmUYNHN29Q :02/12/21 02:41 ID:Z0lY6UiX
>>36
性的なイメージが全体を覆うが嫌味にはなっていない。
比較的短い作品ながら、豊かな世界観があります。
ただし木のイメージが強すぎて胸があまり生きてこない感じも。
>>37-38
センスのいい諧謔。>>55の都立氏とは逆に、
「詩的なもの」の不自由の中で遊んでる感じが心地いい。
でも確かに最終連はまとめ方に気を使い過ぎてる気もする。
>>42
読んでいると、説明書のないプラモデルを作ってるような感覚。
何もないところからイメージを組み立てるのが億劫に感じてしまう。
ほとんど同じかたちの部品がずらり。お手上げ。
>>46
何か独白以上のものがあってほしいが、思いは伝わってくる。
胸が心の比喩ならば、文中に「心」の語はいらないし、
途中で一人称が変化するのも気になってしまう。
>>51
手紙文。でも詩的に感情だけをうたいあげない抑制はある。
夜に蒲団の中で悶々としてるなら、
もっと妄想をたくましくして書いてもいいのにな。
>>52
「成田発〜」の一文で、それまでの詩想が妙に俗っぽく。
でもそれはいい裏切り方なのかもしれない。
なければ、ひっかかりがない詩とも思う。
94激辛正当派 ◆PmUYNHN29Q :02/12/21 02:45 ID:Z0lY6UiX
>>56
最後2行に含まれている感情が鮮明。
恋愛を語りきらずに、うまく突き放した。
でっかいオッパイにいいかげんにしろ、の気持ち、うまい表現だな。
>>61
おかあさんの外側へ出て行く後半の展開が自然でうまい。
しつこさを感じさせずに葛藤もきちんと書いている。
なんとなく、「放射能」の語だけが異物のように感じる。
>>66
気持ちを説明しようという意識が強すぎる。
「僕」という言葉が過剰に使われているのもあって、
読者は他人事を延々聞かされているつらさを感じてしまう。
>>68,70-71
短いセンテンスの掛け合いが、リズムよくていい。
言おうとしていることは比較的単純だし、
言葉も平易ながら、その小気味よさだけでもいい作品だと思う。
>>73
意識して、この長いセンテンスなのだろうけど、
思いあふれて何も言えていない感じを受けてしまう。
母の声、母の像が見えてこないのが何よりも気になるところ。
>>74
ああ、このオチなら、もっとねっとりした描写がほしかった。
全身かきむしりたくなるような恋愛詩にしてほしかった。
ちなみに僕も、愛猫に対しては毎晩こんなこと言ってます。
95激辛正当派 ◆PmUYNHN29Q :02/12/21 02:58 ID:cU8J3mNP
ちなみに>>66はコテハンばれですがセーフです。

今回のお題は 「胸」。
〆切12月26日0時まで、5日を切りました。
この週末、お暇なら1篇どうでしょうか。
投稿お待ちしております。
96名前はいらない:02/12/21 03:02 ID:7MuHkvpx
最近人気だと思って調子に乗っている男・・・
http://members.tripod.co.jp/hidakagray/kakisute/top.html

こんなに香ばしいヤシいないな
97ドン亀 ◆YdTp8oxx7. :02/12/22 00:58 ID:zCmIpT9I
クロラ氏、都立、横綱に同意の作品、およびコメントする気にならない
作品への寸評は省く。許せ!
>>30-33
堀田あけみの小説とか、ギャルゲーにそんな感じのあったなー。
それがイカンとは言わん。問題にしたいのは、言葉が生きてないこと。
日常の言葉ででも意外なひっくり返し方とかすれば生きた詩は書ける
ものと思う。しかしこれは、既存の恋愛小説やギャルゲーの文法に
そのまんま乗っかってるとしか。。。
>>36
ムードたっぷりでいいな。和風エロティシズムの泉☆っつー感じ?
なんだかよーわからんけど。ただ、「ニッポン的」な雰囲気を借りてきて
それに乗っかりすぎてるような印象も。「2回で食べた」のところだけ
出てくるローマ数字に、なんとなくいい感じの違和感。
>>37-38
笑いながら声に出して読んだ。大方は激辛氏に同意。最後の2行が
俺は好き。凄まじく執念を感じる。全体的に、男の俺には別世界を
覗き見るような楽しさがあった。
>>56
「統計的に考えて」が、後の「考えられないよな」と重複してて邪魔。
「統計的に」にリライトしても邪魔っぽい。都立の言うように他の
「〜的」にも考えられる筈で、やっぱ矛盾してる。うーん、リライト
しようにもムズイ。日常的な言葉で長い時間を箱に押し込めてるよーな
リアリティーが生まれてていい感じ。でも「胸」がテーマじゃねぇよなぁ。。。
>>61
「胸」が活かされてるな。短い中に、さまざまな情景が浮かんだ。
シンプルなのに複雑なものを描いてるという気がしたぜ。俺も
ママが恋しくなっちまった(泣
>>66
最後の一行、結構いいと思うんだが、残念なことにそこまでの過程に
説得力がねぇな。作者が自分で自分に言い聞かせてるだけ、っつー感じだ。
読者は「本当かなぁ?」って気になるかもな。そこを突き破ってみろッ!!
98ドン亀 ◆YdTp8oxx7. :02/12/22 00:59 ID:zCmIpT9I
>>73
書き出し2行はよかったんだがなぁ〜。。。>>61とは逆の印象。
窮屈かつ繋がりきらない情景。
>>74
素直にプッ。横綱とは逆の感想になるかもしらんけど、オチに行くまでが
十分に素人臭くて、なおかつクサくてクサくてたまらない。つまり
オチがなければどうしようもない詩、ということで、結局は横綱に
同意なのか。。。
>>75
うまいな。でも、ところどころ粗いところも。グラスフィッシュは
飼ったことねぇけど、トランスルーセントだったら飼ったことある。
そんな俺から言わせてもらえば、「骨と鰭だけの魚」っつーことはないだろ。。。
それから「すべて」「全て」と表記の統一にも気をつけろッ!!
あとは「グラスフィッシュのフライ」が、どーにも強引に感じる。
旦那起こしてから、水槽のそれ掬って、料理に取りかかったんだろ?
リアルじゃねぇなぁ。。。創作文芸板で発表したほうがよかったような
気がする作品。
>>79
その鼓動が聞こえてこねぇよなぁ。。。最初から最後まで同じこと
書いてるしな。「あなた」は病院のベッドにいるのか? ふーん。
「胸」というより「命」がテーマだと思った。それにしても、
広がりがないしな。
99胸に水:02/12/22 14:36 ID:FkvUZqbX

胸の内には内臓が無く
肺が無く
心臓が無く
呼吸も血流も必要無く

肋骨の空洞には水がたまり
喉から滴り
横隔膜から湧き出で
湖面はうっすらと揺れる

ざらついた皮膚の隙間から
滲み出るように放散される
水滴のみを貴女は舐めろ
脂肪ばかり固まった貴女の胸は
喰らうよりかは他にない
貴女は舌で味わえ
俺は犬歯で味わう

食道から滑り落ちた乳頭は
胸内湖の底へと沈み
養分ばかりが染み出でて
貴女はそれをただ
舐めて胸に蓄積せよ
100白と赤:02/12/22 14:56 ID:iAwmSxM8

雪よりも温かみを持った白
完璧なまでの曲線
盛り上がりを見せるそれに
むしゃぶりついた
うめき声を上げる女 ゆがむ紅を塗った口
真っ赤に血走る男は獣のように狂気を装う
エロチシズムは登り詰める


101名前はいらない:02/12/22 19:34 ID:7RH+620u
>>68,>>70-71
定刻を知らせ最終には止まってしまう時計が
その前とクリスマスとの両日に限定された虚構性を強調。
近づきすぎれば互いの針で傷つけあい離れすぎれば寂しい
「ヤマアラシのジレンマ」ベースか。
互いを滅ぼす結果となった「近づきすぎ」の敢行に
愛の深さと同時にカタストロフィー願望のようなもの感じた。

>>79
すべての「ボクハ」を「アナタハ」に変換し
「私の嘆きはあなたに届かないから」という行の
「私」と「あなた」を入れ換えたなら
意味が通じるいい詩になると思った。
102ドン亀 ◆YdTp8oxx7. :02/12/22 22:10 ID:FLMs9QEF
>>99
書き出しの3行、同じことばっかしで退屈。やりたいことはわかるんだけどな。
2連目は体内の描写がうっとりさせるな。3連目は貪りあい。あっはん☆
繰り返される命令形が、胸に溜まった水もほとばしるほどの攻撃力だ。
最終連、イカスが、最後2行に色気がないのが残念だったな。
胸内湖のイメージが、その描写も少ないわりに、夢で見た景色みたいに
印象に残ったぜ。

>>100
うーん? どっかで見たことのある詩だな。似たようなの、どっかの
スレで書いてなかったか? 言葉はミもフタもねぇが、白と紅の
コントラストが作り出すイメージは俺がかつて夢精した時見てた夢を思い出させた。
最後の行は脱力しちまうな。

>>101>>79について
なるほど。やってみたらいい感じだった。広がるる♪
103ドン亀 ◆YdTp8oxx7. :02/12/22 22:13 ID:FLMs9QEF
お題は「胸」。
個人的には汗臭い漢の胸が嗅ぎたい。来いッ!!

締切は26日0時。
ルールは>>2-3をホラ見てごらん☆

クリスマスなんぞやってる場合じゃねぇぞ!!!!!
104鼓動の夢:02/12/22 22:16 ID:ezR4qvSX
あの夢の続きを見せてくれよ
ただ灰色の空間に蝶が舞 どこからともなく水の滴る音がする
モノクロなライチをかじり 三毛猫の群がどこまでも走って行く その先
ペパーミントの香り放つ 君の胸がキーワード
105激辛正当派 ◆PmUYNHN29Q :02/12/23 00:18 ID:0o/Jy2S0
>>75-77
「心はどこにもなかった」の部分だけ、あー言っちゃった。と思った。
言葉の力を鈍化させない繊細さが、そこだけ崩れている気がした。
しかし良作。「さっさと開けてしまおう カーテン」は特に、
はっとしました。真似てみたくなる表現です。
>>79
視点が固定しすぎている。もっと俯瞰して眺めてみるとか、
外部を挿入するとか、移動してみるのも大事だと思う。
「イキテル ボクハ イキテル」の一文が背骨としてしっかりしているのだから、
その他の部分は少しフラフラしてみても。
>>99
内容とそぐわない硬い文体が、ミスマッチ感覚でいい、
という感じではなく単にそぐわない。構文としてしっかりしすぎ。
心地よくたゆたいたいのに、それを邪魔されている感じ。
最後の「蓄積」なんか、あえて余韻を残させない意地悪な語。
広がりのある内容は素直に楽しめたので、それだけに。
>>100
プチ過剰って感じで物足りない。
血走る男の気迫をもっとみせてほしいと思った。
短編小説のように、構成を組み立ててもよかったかもしれない。
106名前はいらない:02/12/23 02:50 ID:9n/IEtb5
いつでも
うごきをもっている
ただ曖昧な

射るような
しののめも
散ずるような
たそがれも
すり切るような
あしたでさえ
のみこんで
月のりんかくにも似た
わたしの胸は
今も
うねりつづける

わたしのいのちが
失せるまで


107胸のなかの世界:02/12/23 04:25 ID:5xyXEMVp

 ほろほろとこぼれる。風の力にも飛んでしまうようなはかなさ。
意思もなく。憧れもなく。バランスもない。

 音がしている。小さな音だ。気がつけば気まぐれな風穴を満たす音もする
目的も決まってる。時間と二人三脚してる。休みたいなど思う事もない。

 締めつけられたり。躍り上がり。心ありという心無いともいったり。
精神は頭脳にあり。食道を通って胃をとおり。食物は腸にたまり。

 身体のなかでも身の詰まっていない部分だ。
だからここには何も残らない。自分ではないものがここに居る。

 見てくれこれがドラキュラの灰になって消えた胸だ。
詰まっていたのは不死者の自分ではないものだ。ドラキュラは生きたかった。
しかし死にたかった。自分でないものを自分のなかに持って居る。
 ドラキュラでさえ胸があったことを私はうれしく思う。私にだって胸がある。
 

 だが胸の中身はほろほろとこぼれる。風の力にも飛んでしまうようなはかなさ。
私だけの意思もなく。私を満たす憧れもなく。世間の細橋を渡るバランスもない。

 なんのために生きているのか。生まれてきたのか。聞くのは無駄だろうか?
私の胸にも自分でないモノがつまっているなら答えてくれないか。

108名前はいらない:02/12/23 08:56 ID:HjvG2ToR
このスレの
ちゃんぷって
審査員ばっかりが
なるんだよな。
なぜなの?
109名前はいらない:02/12/23 09:01 ID:5OHEjw0M

だいたいにして、お題が「胸」って、なんなんだよ。
幼稚園児が、お題を出したのか? 低能だなぁ・・。
110このスレの主旨について♪:02/12/23 09:07 ID:dO5IiqBi

いやね、、そもそもこのスレの主旨というものはだね

いかいかを、チャンプにするために存在しているわけなのだ。

審査員のほとんどが、いかいかの別ハン審査員だしな。(わはは♪
111チャンプの詩は糞詩だ!:02/12/23 09:13 ID:3bTyV4O3
イカイカが
「パクッてリライトした糞詩」
ばっかりが、チャンプの詩なのだ!

「正しい」ということへの自覚が足りない!
112名前はいらない:02/12/23 09:22 ID:HRJCYwV0
仲間内で馴れあっちゃって、ちゃんぷだ、ちゃんぷだとか言って
しかも、オノデトウとか言ったりしてる。アホとちゃいますか?
113 ◆HU7XfvOYA2 :02/12/23 09:26 ID:R68eo4v/
何も問題ないと思うけど。
あなたも詩を投稿してみては?
114名前はいらない:02/12/23 09:29 ID:3C6VZej1
>>111
あの「盆上」とかいうチャンプになった詩の糞詩ぶりには
さすがに、マイッタァ!という感じだったな。(笑
>>112
>オノデトウ
あまり変な遊びに走らないようにな。(笑
115イカサマなのでは?:02/12/23 09:35 ID:y949PTw7
投稿者と、審査員が同じって
これって一種のペテンなのでは? イカサマくさいですね!

ドン亀さんの、詩板でも有名な4行詩を紹介します!

「君のマンコ」−−−作:ドン亀 02/04/14

君の マンコは

貝の殻

俺の チンポを

懐かしむ




117名前はいらない:02/12/23 09:48 ID:aQVxgHz4
>>115さんへ
いや、そのとうりなんです。イカサマなんです。
このスレの、チャンプってもんは。

副スレの >>338 を読んでみればわかりますよ。
あれ、知らなかったんですか?
118ドン亀 ◆YdTp8oxx7. :02/12/23 11:21 ID:PSXDCbaC
>>104
フロイトみてぇ。あんまり夢分析とか知らんのだが、エロティックな
夢の形は見えてくる。そしてすべての現象が「君の胸」に吸い寄せられ、
吸い込まれる。短いが、うまいな。個人的にはもっと開いて7連ぐらいで
読みたかったな。「蝶が舞」は送り仮名なくていいのね。ここだけ
「蝶の舞」の古風な言い回しみたいな感じで、抵抗あるけど。
>>106
正しく「胸」そのものについての詩だな。自分を生かしている胸。
その中身の心臓を見ないところにかえってリアリティー。
「月のりんかくのような」で、さらに表面化される。
ひらがなも生々しい感じを出してて、いいな。タイトルぐらいつけようや。
>>107
これも「胸」そのものについての詩。>>106よりも掘り下げ、広げている。
自分の中に居る、自分ではないモノとの対話という視点はおもろい。
ただ、だらだらと長い印象だわ。わざとかもしれんが、狙いが見えん。
広がりにも悪影響を及ぼしているので、やはりギュッと締めるべきだったかと。
>>116
「詩でも」ってことは、他でも有名なのか? お前が宣伝してくれてるのね。
ありがとう。
119ドン亀 ◆YdTp8oxx7. :02/12/23 11:24 ID:PSXDCbaC
お題は「胸」。
締切は26日の0時(25日いっぱい)。
ルールは>>2-3
お前らの投稿を待つ!

どしどし投稿してくれやがれ。
そして俺はこれからお出かけ。帰るのは明日〜♪ ららら♪


>>118>>116間違えた。「詩でも」→「詩板でも」
120名前はいらない:02/12/24 00:30 ID:ezvuGU5t
コメントは投稿者にはご馳走です。
少なくとも私は「読んだよサイン」もらえるだけで
天井抜きの嬉しさ返し読み数知れず。
ドン亀評論ブラヴォ今後も期待。

締切は26日の0時(25日いっぱい)。
121:02/12/24 04:01 ID:tGDKECHD
に抱いた希望は夢は
さして大きくもなく、さして小さくもなく

に垂らした滴は液は
さして多くもなく、さして少なくもなく

クダラナイ、ちっぽけな世界のなかで
理想は次々と
の中で潰されて
現実に吐き出されていく煙草の煙みたいに
どうでもよく

だから今夜も
白い
にしゃぶりつく
さして強くもなく、さして弱くもなく

呼吸する肋骨の内側で
膨らむ風船は割れもせず、潰れることもなく

豊かな大胸筋の上にある
白い膨らみは豊かすぎず、貧相でもなく

は踊ることもなく、高鳴ることもなく
ただ吐き出すために繰り返す波動を続ける

希望と絶望の間を行き来する
呼吸と心拍と理想を抱いて
ゆさゆさとたわわな欲望をも巻き込んで

生きるみなもとを詰め込んだまま
複雑な波動を重ねて動き続ける
122かたつむり:02/12/24 15:01 ID:K4gNC5sb

胸の殻から伸ばした
青白いアンテナで
あなたを窺っている

目を見て話せないのは
私の心が
どうしようもなくあなたの近くに来てしまったことを
認めたくないからかもしれない

たったひとつの視線が
日常を焦がしてしまうのだから

いったい私は
殻から出たいのか それとも
湿った心地よい暗がりに
ずっと座っていたいのか
123胸が痛い:02/12/24 23:40 ID:dfiufFSN
夜道を歩いてる
君だけを想って
通り過ぎる恋人達が
僕に劣等感を与えてくれてる
 
ハッピーメリークリスマス
君は誰と居るのだろう
ジョンレノンを殺した奴の気持ちが
痛いほどわかる
君を消してしまいたい

胸が痛いのは
きっとどこかで
僕が選択を間違ったからかな

夜が更けてく
僕だけを残して


124名前はいらない:02/12/25 01:39 ID:9wSaQn9s

 なんか目に入ってきた、とげのように……

>68 :針男とトゲ女(1) :02/12/19 15:09 ID:BmfJhGqv
> 針男 金の針
> 胸に自生して

 あったかくなった。 わらった〜 オレの部屋もサブい〜〜
>74 :冬の寒さに :02/12/19 18:47 ID:MUVziqSh
> 冬の夜
> シングルベッドの寂しさを

 感心して読ませていただきました。 おもしろい

>75 :グラスフィッシュの心 :02/12/19 23:38 ID:472F4l3h
> あの人が選んだ カーテン
> は重たい


125名前はいらない:02/12/25 11:45 ID:P1cDbMSw
** 今日で投稿〆切です! **

お題は「胸」。
126名前はいらない:02/12/25 21:15 ID:Vp5MqfXf
投稿〆切まで あと3時間を切りましたage
127カトリーヌ ◆Zv9HW2a9LU :02/12/25 21:27 ID:vk2q0ZEu
>121
あ〜、胸ね。よくそんなことが思いついたね。
>122
共感できる!!ワケなく焦るよね・・・。そういうときって。
カタツムリで表現したのか〜〜。
>123
あぁ、なんかあったんだろうなぁ。まぁ、その人だけじゃないから。

128名前はいらない:02/12/25 21:28 ID:AiXym+8u


メリークリスマス。。★彡
パートナーは見つかりました?(o^.^o)

http://abba.hp.infoseek.co.jp/1/

129繰り返し:02/12/25 21:43 ID:gIZSp9jI
胸。胸肉。宗男。
「むね」
何回も言ってると変な感じ。
だから、大切な言葉も何回も言いません。
「言い惜しみ」します。
それこそ、「胸」にきっちり収納しておきます。
130:02/12/25 23:29 ID:oiy7G3TR

目を閉じ、胸に手を当て考える
懺悔するべきこと
数え切れない
あるいは
僕の存在そのものが罪なのかもしれない

掌には、乱れた呼吸の波
そしてその合間をぬうように
心臓の鼓動
微かな痛み

僕は跪いたりはしない
赦しを乞うのはまだ早すぎる
この掌の下で蠢く
幽かな生命の灯火こそが
全ての答えだ

この灯火ゆえに僕は
僕に僕によって僕のために与えられた権利を行使する
誰にも文句など言わせない
これは真理とその認識とその不確実性に対する困難に関する
不滅の宣誓だ

131癒身矢:02/12/25 23:43 ID:lXrrpGBE







“優等生”ヲねメつけ、手まえ  ある胸ミソ  秒刻み、、、酵母が揉んでいって  イテッて。。  ハぁハ、射て射って射てっ!





132「」の中の謎は深まるばかりです:02/12/25 23:51 ID:f1C1rant
 ──ある寓話の中の疑問のようで
    実はそうでなかった会話の数々で眠ります──

雪だけが遮った朝の記憶をもやの中から取り出して
君は理不尽なことだけを抜き出して書き付けます
誰もが見えない文字の列はしっかりと見えているのですが
誰もが答えない理由は簡単にわかります

今朝の行進はただの文盲のデモですから


大音量のスピーカー抱えて眠る彼の前で
時計は哀しそうに今日も考えているということです
「左回りとは、どちらに回るのでしょう?」

あなたの向きによって変わるのでしょう


 ──ある寓話の中の会話のようで
    実はそうでなかった「」の数々で眠ります──

デモ行進というのは今も昔も完全なる多数決原理のようで
念仏のように今も彼らは繰り返し僕に説きつづけるのです
「手も足もなくなり、胸さえもなくなったこれはダルマと名づけられました」

……なぜ生首とは言えないのでしょうか


 ──ある寓話の中の「」のようで
    実はそうでなかった謎は

    今日も深まるばかりなのです──
133名前はいらない:02/12/25 23:58 ID:9c6IkzFw
一月
燃えるも燻るも
すべて湿度の問題と彼女は言った
数日つづく山火事を
わたしたちは寒い部屋のTVでずっとみていた

二月
答えずにいると迫るものがあった
彼女の詰問
この時期 沈黙は悪徳だったので
彼女は硬い氷の感触のまま遠ざかった

三月
ひとりで居ればほどなく焦がしてしまう
冬の貧しい食卓
これは現実ではないと信じるのも自由だった
そして わたしは残り物だけを食べた

四月
塞がるいとまを与えずに
夢みるための夜がだんだん短くなる
まぶたを開けていては何もみえないので
昼間は徹底して部屋を出なかった
134吹き抜ける2002:02/12/25 23:59 ID:9c6IkzFw
五月
痛むことを知らぬ若葉あり
わたしを陽気な新しさで埋め尽くそうとした
鼓動ばかりが激しいのは
失われた未来を予感しているからだ

六月
雨の路地裏で必ず出会う
ずぶ濡れの猫の手品師
どんな小さな言葉で割っても出てきてしまう余りを
タネのないあくびひとつで素早く隠した

七月
ときどき見上げれば気づくこと
重い影に包まれたビル街には隙間もある
虹のかかる積乱雲も
ふくらんだ分だけ高くとぶ風船もある

八月
とどろく雷鳴 夕立は一瞬の出来事
あとはほとんど熱の中でも
かんたんな希望は口にすることができた
次第に風は きちんと冷たくなる
135吹き抜ける2002:02/12/26 00:01 ID:OnF+sJad
九月
喉元でつかえたままの 思い出を掻き出す
拒食症のわたしの顔の夕映え
彼女によく似た横顔を追いかけて
入ったコンビニのトイレで今日五度目の嘔吐

十月
いつものように意味なく他人が死んだ
そんなことがわたしを打ち なかばあきれ返り
色づきを自慢する木々の肌を
意味なく剥いでは爪を汚していた

十一月
躍る星々の間を渡りゆく
鳥の影にじっと目を凝らしていた
空の明け暮れに 何の躊躇もなく
もと居た場所へ帰ってゆく影だけをみていた

十二月
彼女からの便りなく
かつて刻んだ印象だけが溌溂と動く
湿った窓から外を覗くと
今年最後の風が 吹き抜けていった
136吹き抜ける2002:02/12/26 00:04 ID:OnF+sJad
胸が燃え
胸に迫り
胸を焦がし
胸が塞ぎ
胸が痛み
胸に余り
胸がふくらみ
胸にとどろき
胸につかえ
胸を打ち
胸が躍り
胸に刻む

そして吹き抜ける
2002
137名前はいらない:02/12/26 00:08 ID:H6cpWW9W

しゅう〜りょ〜う

締め切りですね


138激辛正当派 ◆PmUYNHN29Q :02/12/26 00:13 ID:YbSPffY8
おっと、投稿〆切です。

これから審査期間に入ります。
審査・採点の〆切は、
12月28日0時です。

投稿した人も、コテハンじゃない人も、
トリップさえつければ投票できますので、
振るって採点をお願いします。
139 微熱くん ◆e3/504x/.Q :02/12/26 07:09 ID:QVALzhoV
作品リスト(1)

>>5 :胸がこわれそう :02/12/12 01:54 ID:75xQqE5r
>>6 :ブランデーグラス :02/12/12 01:55 ID:75xQqE5r
>>7-8 :気胸      1 :02/12/12 01:56 ID:75xQqE5r
>>17 :「彼女の胸が痛むのは」 :02/12/12 04:40 ID:OAAOzPry
>>18 :名前はいらない :02/12/12 19:06 ID:OPt9rwxh
>>20 :通り過ぎて来た季節は :02/12/13 00:10 ID:QBCYlMYp
>>30-33 :ふくらみ    1 :02/12/13 12:34 ID:a6k1No6Q
>>36 :おみやさん :02/12/14 00:15 ID:bvuik03Z
>>37-38 :乳房 :02/12/14 00:55 ID:q3BbaleY
>>42 :tibusa5 詩のみ :02/12/15 22:54 ID:hLwNSUxa
>>46 :わだかまり :02/12/15 23:42 ID:Hk86DX4V
>>51 :ある男の胸の内 :02/12/16 12:03 ID:gn8swN2O
>>52 :「別離」仮題〜バイバイひろぷー〜 :02/12/16 18:12 ID:Gbevaq+G
>>56 :無題 :02/12/17 01:47 ID:cNf4xCjh
>>61 :おかあさんの暖炉 :02/12/18 15:36 ID:yq0mJb4G
>>66 :HALLU :02/12/18 22:51 ID:O+kpFaxW
>>68ー71:針男とトゲ女(1) :02/12/19 15:09 ID:BmfJhGqv
140 微熱くん ◆e3/504x/.Q :02/12/26 07:10 ID:QVALzhoV
作品リスト(2)

>>73 :母が詠む名前は :02/12/19 18:14 ID:JLVCksJm
>>74 :冬の寒さに :02/12/19 18:47 ID:MUVziqSh
>>75-77 :グラスフィッシュの心 :02/12/19 23:38 ID:472F4l3h
>>79 :鼓動 :02/12/20 04:47 ID:RPkxd+ND
>>99 :胸に水 :02/12/22 14:36 ID:FkvUZqbX
>>100 :白と赤 :02/12/22 14:56 ID:iAwmSxM8
>>104 :鼓動の夢 :02/12/22 22:16 ID:ezR4qvSX
>>106 :名前はいらない :02/12/23 02:50 ID:9n/IEtb5
>>107 :胸のなかの世界 :02/12/23 04:25 ID:5xyXEMVp
>>121 :胸 :02/12/24 04:01 ID:tGDKECHD
>>122 :かたつむり :02/12/24 15:01 ID:K4gNC5sb
>>123 :胸が痛い :02/12/24 23:40 ID:dfiufFSN
>>129 :繰り返し :02/12/25 21:43 ID:gIZSp9jI
>>130 :胸 :02/12/25 23:29 ID:oiy7G3TR
>>131 :癒身矢 :02/12/25 23:43 ID:lXrrpGBE
>>132 :「」の中の謎は深まるばかりです :02/12/25 23:51 ID:f1C1rant
>>133-136 :名前はいらない :02/12/25 23:58 ID:9c6IkzFw
141第二十一回 「胸」投稿作一覧:02/12/26 07:12 ID:2KtMZq4s
>>6 ブランデーグラス
>>7-8 気胸
>>17 「彼女の胸が痛むのは」
>>18 名前はいらない
>>20 通り過ぎて来た季節は
>>30-33 ふくらみ
>>36 おみやさん
>>37-38 乳房
>>42 tibusa5 詩のみ
>>46 わだかまり
>>51 ある男の胸の内
>>52 「別離」仮題〜バイバイひろぷー〜
>>56 無題
>>61 おかあさんの暖炉
>>66 14の月
>>68,70-71 針男とトゲ女
142第二十一回 「胸」投稿作一覧:02/12/26 07:15 ID:2KtMZq4s
まさか、かぶるとは思いませんでした。。
ありがとう微熱くん氏。

一覧は>>139-140を参照して下さい。
143クロラ ◆oNwpnhIJYU :02/12/26 07:16 ID:uCHRiECP
>>139
おつかれさまです。

>>79 鼓動 
 「あなた」と「あなたの鼓動」の温度感の対比。「あなた」に何のせりふも与えないことで「鼓動」の生をより感じとれる。
何より視点のクールがこの詩の世界をつくっている。ただ、それ以上に広がっていくものはない。良悪両方の点で遊びがない作品と思いました。
>>99 胸に水
 四つの連がそれぞれ起承転結としてきちんと役目をはたしていて、四連の描写を自然にイメージすることができる。
発想を丁寧に調理してある詩だと思います。一、二連の体内の描写から、三連「貴女」が唐突に登場するところに少し違和感。
「貴女」に対する命令形が原因かもしれない。そこだけ覗いていた世界から目を離しているような印象。
>>100 白と赤
 確信犯的な陳腐さ。ただ7行ではその世界を十分に感じられませんでした。
>>104 鼓動の夢
 タイトル、一行目、そして「君の胸がキーワード」と揃えられてしまうと、
それ以外の魅力的な言葉がただ「夢」を喚起させるための材料としか見ることができなくなってしまう。
読者の想像力に訴えるものがあるのに、同時にその範囲を狭めているよう。
ビンの中の煙のような印象でした。
>>106 (タイトルなし)
 行から行へ流れるような文章。読んでいて心地よくて、それが「月の〜」から二連最終行で行き着いた感があるので、
三連は蛇足だと思う。広がってゆきそうな予感を持たせて、結局「わたしの胸」に留まるところがよかった。
>>107 胸のなかの世界
 ちょっと捻った言い回しなんかがところどころにあって面白かったです。あまり悩んでいる感じがなくて軽いところは魅力。
ざわざわした雰囲気が良かった。少し冗長だとも思う。最終連の具体的な問いが少し全体のバランスを崩していると思いました。
144クロラ ◆oNwpnhIJYU :02/12/26 07:19 ID:uCHRiECP
>>121 胸
 「呼吸と心拍と理想」と書かれているとおり、胸についての様々な面を描いていて、その分散漫な印象。
「複雑な波動」と言ってしまうのも直接的すぎるのではと思いました。
>>122 かたつむり
 内容は分りやすいし、共感できました。タイトルもイメージを補強させている。
言葉づかいや表現が素直でひっかかるところがあまりありませんでした。
>>123 胸が痛い
 最終連の表現はありふれたものだし、皮肉が直接的なので思いを言葉にしたという以上のものは感じ取れなかった。
視点は割と冷静で構成もストレートなのでつくりものめいた印象。
>>129 繰り返し
 「胸」という言葉についての作品と読みました。「何回も」というのだから一行目、もっと続いたらよかったかも。
「それこそ」とわざわざ強調しているのが面白かったです。
>>130 胸
 最終連で何を宣誓しているのかがよくわからない。
「全ての答えだ」と言っているのに、まだ「僕」は迷っているように読めてしまう。
肯定的な言葉で終わっているけれど、むしろ自嘲的な内容だと感じました。
145 微熱くん ◆e3/504x/.Q :02/12/26 07:20 ID:QVALzhoV
<<142
ありゃ。見事にぶつかりましたね(汗)
どうもすいません。
146クロラ ◆oNwpnhIJYU :02/12/26 07:24 ID:u1FLC+ww
>>131 癒身矢
 一行詩であることに成功していると思います。
読者を突き放しているようで、「優等生」やカタカナの変換などは読者の側に歩み寄っているように見えました。
>>132 「」の中の謎は深まるばかりです
 夢の中で何故か納得してしまう感覚。それは単に雰囲気のせいだけではなくて、
同じ単語を二度つかったり、最終行がタイトルにかかっていたりしているからで、技術点の高い作品だと思います。
作中一度だけ出てくる「胸」の使い方がうまいと思いました。
>>133-136 吹き抜ける2002
 「二月」に「遠ざかった」とだけ書き「十二月」に「便りなく」で「彼女」を思い返すところや、
「わたし」の心情を行為の描写で綴っていくところなど構成がうまく生きていると思います。
>>136はなくてもいいと思う。特にタイトルを繰り返すのは安っぽい。
「胸が燃え〜」も、それぞれの月に折り込んだ方がよかったのではと思いました。

>>5は投稿作でいいんでしょうか。
えっと、浅井健一氏は僕は好きです。1/8のライブ行ってきます。

点数はこれから考えてできれば夜に。
147クロラ ◆oNwpnhIJYU :02/12/26 07:29 ID:u1FLC+ww
>>142
>>145 微熱くんさん

あっ、なんかタイミング悪くてすいません。
148激辛正当派 ◆PmUYNHN29Q :02/12/26 07:33 ID:2KtMZq4s
現在、審査期間です。
1点から3点まで、気に入った作品に配点して下さい。
点数を入れる作品数に制限はありません。

コテハンも寸評も、任意で構いません。
みなさま、よろしくお願いします!
〆切は12月28日0時まで。

>>145
こんな時間なのでリロードしなかったら、
ぴったりぶつかるとは。。。ごめんなさい。
149Canopus ◆DYj1h.j3e. :02/12/26 23:35 ID:PUf6i213
寸評できなくてごめんね。年末は忙しくて…。
心のささくれに引っ掛った詩を、いくつか。

>>106 ことばの精度が高く、胸のなかにすっと入ってきます。冒頭の2行目だ
けが疑問。「いつでも/なだらかなカーヴをえがいて/曖昧にうごく」など、
ご検討を。内容は何てことないんですが、とにかくことばが綺麗で、ひとり芝
居の舞台を彷佛とさせます。空を小道具にもってきたのは成功でしたね。心臓
の鼓動よりも緩やかな呼吸をイメージしました。やっぱりタイトルはつけよう
ねの3点。

>>61 構図がおおらかで、それでいてシュールです。おかあさんの胸の中の、
煌々と燃える暖炉の、なつかしさと残酷さの対比が面白いです。おかあさんに
対するぼくの行動がやや短絡的なのが惜しいところ。情景描写はうまくいって
いるので、複雑な感情の吐露をいくらでも行えたのではないかと思いましたの
2点です。
150Canopus ◆DYj1h.j3e. :02/12/26 23:54 ID:PUf6i213
あとは1点です。

>>36 世界観が私好みで、古い墨絵の戯画を観るようでした。小道具が少なく
即物的な印象で、そのため詩のひろがりに乏しかったかな。

>>75-77 冒頭のカーテンの描写が、すんばらしいです。もう、大好き。ここ
をメインにした詩だったら、「どこが『胸』やねん」とツッコミながら、3点
入れてたかもしれません。それくらい清冽なことばでした。全体的には、もっ
とスリムにしたいかな。

>>133-136 1月と4月が好き。1年という円筒をスライスして断面を覗く楽しさ
があります。疑問に思うのが、1月から12月までズラッと並べる必要があった
のか、ということ。現に9月あたりからパワーダウンしてるし。
151名前はいらない:02/12/27 00:02 ID:dNleGstK
十字路の中に囁きを返しにいく言葉を奪った精霊の言葉を聴きにいく昼間の時間を返してくれ。
囁きにいく姉が帰ってくる大体でいいから、この囁きを思いだしにきてくれるように伝えてほしい。
僕も少しずつ君の代わりを務めては静かに言われない言葉を悔いては繰り返し生きている。
囁き続けて僕は君の事さえよく思い出して、ゆっくりと小さな犬でも飼ってこの雨の外の時間を
思い出して、もう文やため息や言葉の端々のため息や揺らぎや言葉やため息や走る場所やトタン
や恋や、奪われた盗まれた返しにいけない思い出を返しに立った場所をもう僕も、忘れている。

飛び出した君をこの数人のための言葉が忘れていく。
もうこの恋のためにもこの言葉が意味を失っていくのならば、静かに僕のため息は本来の意味だとか、
そんな言葉を呟いて走り出してしまって帰ってこない。それでいい。僕は静かにこのため息の中に
また自分の紡ぐべき人生について考えて、そしてもう戻らない君を静かに忘れて、そして、それっきり、
この恋は終わるだろう。
そして、僕はまた書くための理由を君に返しに行くだろう。
152霧都 ◆WISH/t.n/I :02/12/27 00:18 ID:ZzrL9lbH
こんばんは

今回は、すいませんけど、該当なしです

みなさん、お疲れさまです(ペコリ
153ドン亀 ◆YdTp8oxx7. :02/12/27 00:26 ID:vwu82dtV
【3点】
>>37-38「乳房」
 何点つけようか非常に迷った。でも、一番楽しめた、ということを
重視して、3点。日常的な女の世界。それでいて女性週刊誌の
告白投稿記事みたいな世間話っぽさがないところが高評価。
欲をいえば、もっともっと型にこだわってほしかったかな。
それこそ歌詞として口ずさめるぐらいに。

【2点】
>>61「おかあさんの暖炉」
 お題がうまく生かされてるのがナイス。最後が「た」ではなく「る」で
終わっているところが余韻を残してグッド。3点つけてもよかったんだが、
個人的に中だるみを感じるのな。「たからもの」をもっと際立たせて
ほしかった。
>>75-77「グラスフィッシュの心」
「これは詩ではない」とか、あんまり言いたかないんだが、
やはりこの御都合主義は小説のものだと思う。
透明な世界の中でそこだけ隠れているもの(胸)、と、
お題の使い方もうまいし、文章、構成とも、小説としてみれば
文句をつけたいところはない。ただそれだけに、細かいアラが
気になってしょうがないな。表記の不統一とか、「胸」と「お腹」の
混在とかな。

【1点】
>>74「冬の寒さに」タマの力。
>>99「胸に水」イメージ喚起力は一番だったかもな。
>>106「なまえはいらない」綺麗だが、それだけだな。
>>132「「」の中の謎は深まるばかりです」どのへんが「胸」じゃ!!!
    まあしかし、おもしろくはあった。
>>133-136「吹き抜ける2002」連詩というよりは日記、というより
    やっぱり「月記」だな。この形で誰でも自分の月記を書けそう。
    正直、読んでいて退屈だった。が、底力は感じる。
154クロラ ◆oNwpnhIJYU :02/12/27 07:06 ID:uFKUa9/M
点数だけで失礼します

3点 該当なし
2点 >>18 (タイトルなし)
   >>75-77 グラスフィッシュの心
   >>99 胸に水

1点 >>36 おみやさん
   >>37-38 乳房
   >>68-71 針男とトゲ女
   >>132 「」の中の謎は深まるばかりです
155yuki ◆whnocyk5hk :02/12/27 07:42 ID:30m+6N5v
おはようございます。
出かけるので、採点のみで逃げようと思います。(初参加ドキドキ)

>>36    おみやさん  3点
>>37-38  乳房     2点
>>106 名前はいらないさん 1点
1564th ◆HdqTLODCXU :02/12/27 08:56 ID:pr4CnKw7
>>152 といっしょで  >>37-38 は気分的には-100点 作者が女性だろうが男性だろうが
>>37-38 の作者へ 「僕の彼女は信じられないくらいの かつてグラビアでも見たことのないくらいの美乳ですが 何か?」 ← これ事実だけれどこんなタブーも犯してみたくなる
157名前はいらない:02/12/27 15:16 ID:QoAqj/Uz
>>156
ナニガイイタイノダカ サパーリ
158ハゲドウ:02/12/27 17:12 ID:LU58j8bV
>>156 よくわかるよ。一種のタブーだといいたいんだろ。
>>37−38 ぶたいうらを語り杉て痛々しいんだ。詩的ロマンがない。
で、ユーモアがあるかといえば、残念ながらないんだな。
159151:02/12/27 19:43 ID:EA7TuqHK
僕には分からない。
156の「告白」はただの「告白癖」だが、37-38の告白には詩情がある。
自分語りの全てが詩でないとしたら、あなたはいくつの詩を拒否する
ことになるだろう。
例えば、自分の潔癖症についての素晴らしい詩というのは実際に存在
する。あるいは、自分の悪について告白した詩を君も知っているだろう。

私小説的な告白がそれ自体でタブーだとは思わない。問題はそこに
詩情があるか否かだけだ。
160名前はいらない:02/12/27 20:57 ID:+OONZq5j
で、>>151の文章は一体なんのつもりだったの?
161名無しの雄:02/12/27 22:05 ID:kWOR9KGI
普段名無しなですけど、評価してみたいと思いました。
トリップをつければさせて頂けますでしょうか。
駄目でしたら心に秘めておきますが、、、。
162ドン亀 ◆YdTp8oxx7. :02/12/27 22:32 ID:eyHiYDAZ
>>161
今回、投票も少ないし、横綱が>>148で許してるし、
俺も自由な投票制度に賛成!だったので、OKとす。

っていうか、お願いします☆
163名無しの雄 ◆YWbBGuPijI :02/12/27 22:38 ID:kWOR9KGI
ドン亀殿ありがとうございます。>>162

まずは「目に止まったのに、ここが惜しかった(あくまで独断)」
と言うものをコメントさせていただきます。
>>6 ブランデーが果たす役割がわかりませんでした。
>>37-38 男性には斬新、女性にはいかがでしょうか。
>>61 筆者の像がつかめず違和感が少々残りました。
>>100 使用する単語が持つはずの威力が、消えているような気がしました。
>>132 ハードカバーの見開きにはよさそうなデザインだと思いました。
164名無しの雄 ◆YWbBGuPijI :02/12/27 22:51 ID:kWOR9KGI
【3点】>>37おみやさん
実は、今回初採点させて欲しいと思ったのはコレが気になったからです。
皆さん【胸】を「乳房(肉体的)」「心(感じる器官)」として表現されて
いますよね。そんな中でコレだけは「胸=女(雌)」としている気がしました。
よって広い景色、奥行きを感じるのではないかと思ったのです。
また他の採点者方がおっしゃる様に、私も神秘的エロティシズムを感じました。
最後の連がなければ2点でした。

【1点】>>51ある男の胸の内
内容だけ見ると取るに足らない物だと思います。そもそも「ある男」自体が
無名なのですから、その胸の内を魅力的に感じさせるのは無理ではないかと
思います。しかし「胸」と言うお題にシンプルに自分の胸の内を(恋文的に)
連ねたセンスに少し配点。
言い換えれば、他の「装飾華美」な作品がコレを引き立てたのかも知れません。

以上です、無礼があればお許し下さい。
165その手を胸に当てて:02/12/27 23:19 ID:TxHROpqA
あの人の心を垣間見るたび
心がドキドキ鼓動し始める

俺の心を俺が見るたび
心が揺れに揺れ始める

一輪差しの花を見るたび
心がギュウって痛み始める

胸の内って複雑かつ正直
胸の内には嘘は通じない
胸の内の事は 大丈夫
胸の内に仕舞っておきな

外づらではニコニコしながら
手の内は 超 汗ダク

そしていつものように
その手を胸に当てて
166165:02/12/27 23:24 ID:TxHROpqA
初投稿です。よろしくおながいくだしゃんせ。( ペコリン
167名前はいらない:02/12/27 23:38 ID:TxHROpqA
〆切は12月26日0時だったのですね ( ガーン
168激辛正当派 ◆PmUYNHN29Q :02/12/27 23:42 ID:IB1aXOom
>>165
ごめんなさい。
もし僕でよろしければ寸評は後で書かせてもらいます。

あと20分で審査〆切です。
現在5人の審査しかなく、ちょっとさみしいです。
名無しの人も、投稿した人も、
いいのがあったら採点して下さいませ。
169165:02/12/27 23:45 ID:TxHROpqA
>激辛正当派さん

寸評よろしくおながいします。
170激辛正当派 ◆PmUYNHN29Q :02/12/27 23:46 ID:IB1aXOom
時間がないので、まずは点数だけ。
後でコメントを書かせて下さい。

3点 なし

2点
>>36 おみやさん
>>37-38 乳房
>>75-77 グラスフィッシュの心
>>61 おかあさんの暖炉

1点
>>56 無題
>>68-71 針男とトゲ女
>>6 ブランデーグラス
>>132 「」の中の謎は深まるばかりです
171ドン亀 ◆YdTp8oxx7. :02/12/27 23:49 ID:G8M2nRQO
集計、やりましょかい?<俺
172激辛正当派 ◆PmUYNHN29Q :02/12/27 23:52 ID:IB1aXOom
>>171
おねがいします。で、確認します<僕
173ドン亀 ◆YdTp8oxx7. :02/12/28 00:02 ID:AXrXtszn
うっふ〜ん☆ しめきり!!
。。なんだが、
まほろっちは、どうしたんだ。。。
待ってみるか?
174激辛正当派 ◆PmUYNHN29Q :02/12/28 00:08 ID:M8KMSlMQ
じゃ、適当なところで発表しちゃって下さい。
しばらくこのまま見てる。

審査〆切しましたが、
実は書いてる途中とかいう人はひとことお願いします。
175ドン亀 ◆YdTp8oxx7. :02/12/28 00:15 ID:AXrXtszn
んじゃ、とりあえず発表しちゃえ〜!!
ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
>>36   「おみやさん」    10点
>>37-38 「乳房」        8点
>>75-77 「グラスフィッシュの心」7点
>>61   「おかあさんの暖炉」  6点
>>106  「無題」        5点
>>99   「胸に水」       3点
>>132  「「」の謎は深まるばかりです」3点
>>18   「無題」         2点
>>68-71 「針男とトゲ撫子」    2点
>>133-136「吹き抜ける2002」    2点
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
俺が次の書き込みをするまでに投票された分は有効とします。
176ドン亀 ◆YdTp8oxx7. :02/12/28 00:28 ID:AXrXtszn
確定ッ!!
================
第(何回か知らんけど)投稿梁山泊
お題「胸」
================
☆チャンプ☆
>>36「おみやさん」

☆準チャンプ☆
>>37-38「乳房」

================
おめでとうッ!!
177激辛正当派 ◆PmUYNHN29Q :02/12/28 00:37 ID:M8KMSlMQ
チャンプ、準チャンプのお二人おめでとうございます!

チャンプの方、今おられましたら次のお題をおねがいします。
178佐藤  洋:02/12/28 01:52 ID:JvgmpAY9
179激辛正当派 ◆PmUYNHN29Q :02/12/28 02:46 ID:M8KMSlMQ
2点作品
>>36「おみやさん」
チャンプになりましたね。僕もなんだか嬉しい感じです。
言葉でなければつかめない情景が丁寧に描かれている。
定型の使い方、言葉のセンス、すべてよく統一されている。
木肌が持つ生々しさ、その内部に流れる感情。
似たような読後感として、
萩原朔太郎の「恋を恋する人」を思い出した。
>>37-38「乳房」
「男性なら斬新だけど女性はどうか」というコメントがあったけど、
それは確かにそうなのかもしれない。
全く違う視点で世界を見せてくれる、というのが詩の良さで、
この詩はまさに男の僕にとってはそうでした。
滑稽な泣き笑いを狙って、ちゃんと成功しているし、
軽い読み物系の詩として素晴らしいんじゃないかと思う。
>>75-77「グラスフィッシュの心」
何人かのコメントがあったけど、この詩のよさは何と言っても、
冒頭のカーテンのくだり。
日常の風景から、それにこだわっていく内心へつながり、
そこからあっさりと一行で転換する。自然に。
で、また風景描写へ。この流れはちょっとすごい。
言葉もよく選ばれている。
皮肉にも、というか、この詩は小説的な読み物として完成されていて、
冒頭の言葉のよさが、あまり生き生きとは広がらない要因に。
「これがカーテンの詩だったらよかったのにな」と思わせてしまう。
なんか理不尽に損してる作品。
180激辛正当派 ◆PmUYNHN29Q :02/12/28 02:48 ID:M8KMSlMQ
>>61
親殺し、のようなテーマはけっこう既視感もある。
Canopus氏が触れていた笙野頼子『母の発達』みたいに、
お母さんがもっと暴走できていたら厚みが出たのかも。
しかし矛盾したものをそのままのかたちで、
すうっと読者に納得させる感じはとてもいい。
魅力的なアイデアなので、もっと手を加えたくなりそうなのに、
よくバランスが考えられていると思う。

1点作品
>>6
わけわからんのだけど、「裏返して乾杯」って言われたら、
とりあえず乾杯しとくか、と思わせる妙な説得力。
気持ちいい乾杯のために、やたら裏返しまくった3連に、
意外と含蓄があって面白いと思う。
>>56
くたばっちまえ、に到る投げやりな前置きが効果的。
君に言いたいたった一言に含まれる感情の、
手触りが伝わってくると思う。
結局数字には置き換えられないものについて、鮮明に語っている。
>>68-71
実はとてもバカバカしい内容だったりする。
しかし、そこに全力投球している感じがすごいと思う。
構成がしっかりしてて、器用すぎると感じるくらいだけど、
その分、この詩で核になるはずの感情の機微が、
やや単調になってる気も。
181激辛正当派 ◆PmUYNHN29Q :02/12/28 02:50 ID:M8KMSlMQ
>>132
謎と手がかりの垣間見せ方がうまい。
寓話といいながら、一体何のたとえをしているのか、
むしろ何もたとえていない可能性が高いけど、
やはり寓話として読んでしまう。読ませてしまう。
カフカの短編みたいな感じだろうか。

で、最後に。
>>165
第4連を導くための前半3連、
最終連を導くための第5連、
で、何だかふたつにぶつ切りにされている感じがする。
また、どの言葉を誰が誰に対して語っているのか判然としない。
全体的に漠然としすぎているかもしれない。

でも第2連の表現なんかは好きだ。
「俺の心」を見る「俺」は心以外の何なのだろうか。
そして、心をみて揺れる心というのは。
ちょっと軽いめまいを起こさせる、面白い表現。
182165:02/12/28 03:26 ID:3nPN8Qcf
>>181

寸評ありがとさんでした。
183たけ ◆g09RQuKuak :02/12/28 04:16 ID:bmeKQEX5
>>37-38「乳房」を書きました。みなさん,読んでくれてありがとう。

184名前はいらない:02/12/28 07:59 ID:kmnrhK5T
>>132はグリーンブックで、
誰かのパクりだと見た。
185名前はいらない:02/12/28 11:12 ID:jwQ/a/iW
>>36「おみやさん」の作者の方、
次のお題をお願いします。
186ぽっぽ:02/12/28 11:50 ID:FAbZ4bgT
チャンプ・準チャンプの方、おめでとうございます!!
私も精進しなければ(*´∀`*)
187「おみやさん」書いた人:02/12/28 18:53 ID:SCq2CDTV
携帯から失礼します。
「胸」は「(雌の)形」。
「雌」を憎悪する神木が、その「形」奪った所で愛した少女は「雌」。でしょうか。
身の縮こまる思いでありがとうございました。

次のお題は「先」で。※遅くなってすみません。
188名前はいらない:02/12/28 19:35 ID:7Ux+OTIF
期日キボン
189グリーンブック ◆VZ.CboVnb2 :02/12/28 22:44 ID:6yCAN8Fn
>>184
なんだよ、名無しか。
相手にならん。

コテ出せ。

アンタの歳がいくつか知らんがな、みみっちい。
俺みたいな子供をさ、相手にするな。

しかも俺は詩人じゃない。
そんなレベルに、いない。

目線低すぎ。
俺なんて放置しろ。

気づけ。
190ドン亀 ◆YdTp8oxx7. :02/12/28 23:08 ID:0kj6Qzrz
>>187
おめでとさーん&サンクス!

今回のお題は「先」。
締切は1月5日の0時00分(1月4日いっぱい)。
ルールは>>2-3

ぢゃっ。
191見えない先に怯え負けた者への詩:02/12/28 23:28 ID:7Ux+OTIF
『先』ッ!
それは全くの不可知である!
よく「一寸先は闇」と言われるように
こいつは全くわからない!
恐ろしい!
お前はその恐怖に負けたのだ!
だがッ!
闇があるなら何故照らす光を焚かない!?
人はッ!予測し!最悪の事態に備えることで!
巨大な『闇』に打ち勝ってきた!
叡智という炎を手に入れた時!
人類は進歩したのだッ!
さあ立ち上がれ!
炎を手に『闇』を照らせ!
そして恐れずに足を踏み出すのだ!
どんな明かりをどうやって灯すかは

 お 前 が 考 え ろ !
192腐れた弱者の戯言:02/12/28 23:57 ID:Yy3mTbIg
前へ進むその足に
影の笑いが張り付いて
スッテップ刻むその歩調
だんだん速度を失って
いつのまにか立ち止まる

見上げた町の片隅で
月が夜空にぽっかりと
黄色い穴を穿つのを
ただ立ち止まり眺めてて
いつになっても踏み出せず

先へと進むその足を
とどめているのは月と影
粘つく闇と笑い声
いつしか進むのやめたのは

失った前へ進む力
欠けてゆく前を見る自信
また進みだすそのために
どうか勇気をください

また一歩進むために
193あいだに ちょこりと出ています:02/12/29 00:25 ID:ocu50u2N

かたつむりの 先

うずまきの家に灯
194DER SAND(1):02/12/29 00:58 ID:chvRa0t1
DER SAND

砂漠の砂を赤いバケツにたっぷり入れて
赤いバケツから青いバケツへ移し変える

そおっと青いバケツの砂を赤いバケツに
移し変える砂を赤いバケツから青いバケツへ
移し変える

きをつけて青いバケツの砂を赤いバケツに
移し変える砂を赤いバケツから青いバケツへ
移し変える

うんしょと青いバケツの砂を赤いバケツに
移し変える砂を赤いバケツから青いバケツへ
移し変える

腰に力を入れて青いバケツの砂を赤いバケツに
移し変える砂を赤いバケツから青いバケツへ
移し変える

もう一度青いバケツの砂を赤いバケツに
移し変えるまた砂を赤いバケツから青いバケツへ
移し変える

また青いバケツの砂を赤いバケツに
移し変えるまた赤いバケツから青いバケツへ
移し変える
195DER SAND(1):02/12/29 00:59 ID:chvRa0t1
青いバケツの砂を赤いバケツに
移し変える赤いバケツから青いバケツへ
移し変える

青いバケツの砂を赤いバケツに
移し変える赤いバケツから青いバケツへ
移し変える

青いバケツの砂を赤いバケツに
移し変える赤いバケツから青いバケツへ
移し変える

青いバケツの砂を赤いバケツに
移し変える赤いバケツから青いバケツへ
移し変える

いつか、砂が虹色に染まるらしい

そのまえに青いバケツをひっくりかえされる
砂はほかのすなとまじってわからなくなる
新しい砂を青いバケツに入れる

青いバケツの砂を赤いバケツに
196193:02/12/29 13:32 ID:XPvz529x
タイトル変更したいです。

「あいだに ちょこりと出ています」→「先の旅路」に。

今さらダメでしょうか...。
197平成10年 金鯱賞:02/12/29 15:48 ID:ovclbiWa
5番の馬が逃げている
僕はその馬の単勝馬券を持ちながら
後方の馬を見ていた
例えばこれが30秒後に紙屑になってしまえば
今月はもう生活できない
祈るような気持ちと
興奮が僕の心を埋め尽くして
そのような生活を恥じる考えは無かった
見よ あの馬もあの人も
後ろを振り返る事無くただひたすら前へ前へ
この人生を振り返っても仕方が無いのだ
もう前へ進むしかないのだ
たとえこの先にあるであろう大きな川に
橋がかかってなくても

ゴールする時あの人は右手の拳を何度も握った
僕は全然違う気持ちで右手の拳を何度も握った
198春待つ福寿草:02/12/29 17:29 ID:DerfuGwu

野辺に漂う
痛ましい息吹にうなされて

少女はひとり
真冬を抱いて春を待つ

頼りなく灯火を抱いた少女
つららのような孤独を
抱きしめて雫が
身体を朽ちらす

突如!
薄暗い空の燦然とした一点が
曖昧な雲の濃淡を切り裂いて
少女の肩を掴んで飛び放ち
円弧を描いて春を探求する

時は穏やかに少女を蹂躪し
舞散る涙が地面を黄色く敷き詰める

乾きと湿りのほの暗い倦怠の中で
悪夢の余韻を振り切って
少女は何物かに同化した






199春待つ福寿草:02/12/29 17:30 ID:DerfuGwu

少女の影から熱量がほとばしる
己の痩せ細った影に怯え
もはや空を仰ぐだけの背骨もなく
筋肉はもはや真冬の冷たさを察知できない

少女の瞳にただ写るのは
冬の亡霊
死体のように膝を抱え鎮座している
それは
鏡の中の己

少女の灯火が消え
春のさえずりが
野辺にこだまして
新しい命の息吹が
先行く真冬を
やさしく鎮魂した
200春待つ福寿草:02/12/29 17:36 ID:DerfuGwu
>>199
訂正。

少女の影から熱量がほとばしる
己の痩せ細った影に怯え
もはや空を仰ぐだけの背骨もなく
筋肉はもはや真冬の怜悧を察知できない

少女の瞳にただ写るのは
冬の亡霊
死体のように膝を抱え鎮座している
それは
鏡の中の己

少女の灯火が消え
春のさえずりが
野辺にこだまして
新しい命の息吹が
先行く真冬を
やさしく鎮魂した
201春待つ福寿草:02/12/29 21:30 ID:DerfuGwu
>>198>>200は無しってことでおねがいします。すいません。
>>202>>203で完成形です。
202春待つ福寿草:02/12/29 21:54 ID:DerfuGwu

野辺に漂う
痛ましい息吹にうなされて
少女はひとり
真冬を抱いて春を待つ

頼りなく灯火を抱いた少女
つららのような孤独を
抱きしめて雫が
身体を朽ちらす


突如!
薄暗い空の燦然とした一点が
曖昧な雲の濃淡を切り裂いて
少女の肩を掴んで飛び放ち
円弧を描いて春を探求する

時は穏やかに少女を蹂躪し
大地の確かさと温もりから隔離する

舞い散る少女の涙が
乾いた風の為すがまま
地面を黄色く敷き詰める

ほの暗い倦怠と虚脱の中で
悪夢の余韻に導かれ
少女は何物かに同化した

203春待つ福寿草:02/12/29 22:43 ID:DerfuGwu

少女の影から熱量がほとばしる!
偽者の太陽のように
悶え苦しみ狂喜する

失調した身体性に
己の衰弱した影に
少女は怯え
もはや空を仰ぐだけの背骨もなく
筋肉は真冬の怜悧を察知できない

少女は死体のように墜落した

少女は野辺の地面に消失した


……………………………………………




204春待つ福寿草:02/12/29 22:43 ID:DerfuGwu

「春のさえずりが
 野辺に木霊(こだま)してるね
 新しい命の息吹が蠢いているよ」

「先行く真冬を
 やさしく鎮魂する
 この黄色い花って
 なんて健気で純粋なんだろう」


太陽より黄色い強さで
春のはじまりを告げる
福寿草

陽の光を求めつづけて止まない
福寿草

それは…


少女の生まれ変わりだったのです

205都立家政 ◆L7EROpoemk :02/12/29 23:44 ID:QDsSdGqT
>>191
俺的にまったく幼稚な文章に見えない。俺的にむしろ知性さえ感じる。
文末の「お 前 が 考 え ろ !」、この一行によって
文体としての美しさを崩してまでも、作者の言いたかった炎の胸のうちが俺的には伝わってくる。
そうするときれいな文体、美しい文体の「きれい」や「美しい」って何だろう、トカ俺的に思ひ偲ぶ。<`ー´ >

>>193
俺的にまず題名が素晴らしすぎる。これは無邪気だ、お茶目だ。かわいい。俺的に。
作品は短いけれども、物足りない感じがまったくしない。
俺的には、この詩から絵本が出来るヴィジョンを勝手に想像したい
「先」の「灯」は、>>191-192の闇に明かりを灯した<`ー´ >
206ドン亀 ◆YdTp8oxx7. :02/12/29 23:53 ID:QswaBnod
>>196>>201

申しわけないが、大幅な訂正は、投稿後すぐでなければ、受けつけておりませんぜ。
誤字脱字程度ならばまだしも、タイトル変更、内容の大幅なリライトは、ねぇ。。。

そういうことないよう、充分に推敲してから投稿おし!!

つーわけで、無効!!
207ドン亀 ◆YdTp8oxx7. :02/12/29 23:56 ID:QswaBnod
今回のお題は「先」。

〆切は1月5日の0時(1月4日いっぱい)。
正月ヴォケも覚めはじめた頃で、ちょうどよかろう?

ルールは>>2-3。くゎけっ!!!
208>>201春待つ福寿草:02/12/30 00:11 ID:qKVuew7R
よーーく考えたら俺が理不尽だったな!
まっ 今回はあきらめるぜ。
つか、たった一言で、無効かよw
209>>201春待つ福寿草:02/12/30 00:27 ID:qKVuew7R
雑談 議論スレで書いたように、
俺の投稿作品は

>>198>>200
ってことで
よろしくおねがい!


今度からは注意するぜ。
210名前はいらない:02/12/30 02:11 ID:hnyK14/R
>>191
もしこの詩の「お前」に作者自身が含まれていないのならあまり味を感じない。

>>192
>スッテップ ミスだと思われるけれどまじめな印象の詩に多大な脱力感を与えたかもしれない。

>>193
曖昧なカタツムリの生態(頭部の形状や蛍光性の有無等)に関する知識により
この短い詩作品を読み解こうとするよりも
その想起させるイメージ(ex.クリームシチュー)で遊びたい。
211名前はいらない:02/12/30 02:12 ID:hnyK14/R
>>194-195
ものすごい回数を「移し変え」ているけれど最後まで何の説明や展開も無く
「移し変え」通してくれたならその不条理さ加減はどうだっただろう。
とてもコワイ詩になるだろうが奥行きは広がるのではないかと思った。

>>197
とりあえず「先」のことは考えないギャンブラーの刹那主義。
そんな自分への非難をかわすかのように馬や騎手に目を向けさせ
その走り様に賭け様を重ねあわすことにより
行為の正当化を図ったようなところがおもしろかった。

>>202-204
病弱な少女が福寿草になった。
読みづらい詩であるけどとてつもなく悲痛な詩だった。
こたえる。
212名前はいらない:02/12/30 03:11 ID:3yq+Ff2X
ここって何だか書き込みづらい。初心者だけどいいのかなぁ
213名前はいらない:02/12/30 03:30 ID:6b5+9qZQ
>>212
ルール(>>1-3+今回のお題、期限)にさえ沿っていれば問題はない筈です。
こういった投稿以外のレスは専用の雑談スレ(>>2参照)で行うべきなんですけどね。
詩の投稿は皆様どうぞだったかと。
214激辛正当派 ◆PmUYNHN29Q :02/12/30 11:33 ID:7XR6Dz+H
>>212
テーマ(今回は「先」)にそって詩を書き、
コテハンを隠して、名前欄にタイトルを入れる。
〆切は1月5日0時です。
それだけです。
もちろん誰でも投稿できます。

投稿お待ちしております!!
215先端恐怖 前編:02/12/30 13:32 ID:FYSuiTzY
現れたのは女ではなかった
こんなに明るくてこんなに哀しい
笑みを浮かべる生き物を
何と呼べばいいのか
僕には相応しい言葉がない

ただ
哀しみと癒されることのない疲労を
肉の身に詰め込んで
僕の前に佇んでいる女の姿をした
生き物

お前の笑顔はあまりに哀しい
その枯れ木のような細い両腕で
この生き物は
いったい日に幾人の欲望を
受け止めるのか

運命などない
それはお前の脳内に去来した
瞬間の諦念
僕は言葉を紡いで
そして引き裂いた
声にできない心中だけの反響
言えるはずがない
その哀しい笑顔に応える言葉が
僕にはない
216先端恐怖 後編:02/12/30 13:34 ID:FYSuiTzY
お前の笑顔はあまりに哀しい
そのガラス玉のような両の瞳で
この生き物は
いったい日に幾人の激情を
受け止めるのか

激しく抱きしめながら
僕は気づいている
気がつかない振りをしながら
本当は

お前は鏡
鏡を抱きしめている僕は
己を深く抱きしめているも同然だと
気がついている


心の先端は澄み切った明るい闇に触れ
静かな恐怖が
じわじわ心に這い寄って
本当に哀れなのは
誰?
217ドン亀 ◆YdTp8oxx7. :02/12/30 15:07 ID:9ZEw3sT/
>>191
説教だな。言うばっかりなら誰にでもできるぜ。
っつーか、まずは お 前 が や れ !!!
>>192
この場合、無理にありきたりなリズムの中に押し込める必要があったのか。
疑問だ。3連目の最終行なんて無理がねぇか? 「欠けてゆく前」ってのは
唐突でおもしろいが、やっぱ唐突だな。平凡なリズムも災いして、
言葉以上の広がりが感じられなかった。
>>193
この詩、タイトルが物凄く重要だよな。短い詩文がいろんなイメージを
くれるから、それをまとめるタイトルであってほしい。が、まとめすぎると
本文の広がりが殺されてしまう。適度な方向示唆ぐらいのタイトルが
ちょうどよいかと。で、このタイトル。クロスワードのヒント文みたいで
おもしれぇ。この詩のミソは、「先」が何を意味するか、だと思う。
かたつむりの進む先、なのか。それとも、かたつむりの丸い殻から
出た尖った部分なのか。そして「家」は、何を意味するのか。かたつむりの
背負っている家か。それともかたつむりの行く先に、そういう家があるのか。
やべえ。詩文の何倍もの長文書いちまった! とりあえずタイトルは、
他にもっといいものもありそうな気はするが、これでいいんじゃねぇかな。
「先の旅路」だと無難な感じで、おもしろみが減るような気がするぜ。
>>194-195
うーむ。なんだか人生の悲哀を感じさせるな。同時に、ドリフの
しつこい系ギャグも感じさせる。前者的に読めば不条理、「いつか、
砂が〜」もうまく効いている。後者的に読めば、言葉にタメが足りない。
「うんしょと」「腰に力を入れて」「もう一度」「また」では、
ドリフギャグの「タメのある間」に負けていると思う。
>>197
むう。いくらの配当だったのか。。。ただそれだけが気になるる。
218Canopus ◆DYj1h.j3e. :02/12/30 15:38 ID:5MqnMezx
>>197 平成10年のバレンタインSから、翌年の毎日王冠まで、当時のサイレン
ススズカは、本当に生命力にあふれていました。まさに前へ前へと突き進んで
いましたね。秋天の詩よりも良くなっています。4歳時(数え)はあの河内の
オッサンに、「自分のペースが分らないバカ馬」と言われていたんですよね。
まさに振り返っても仕方がない。河内のオッサンは調教でバンブーメモリーに
何度も持っていかれたり、バカ馬との相性は悪かったようですが。
サイレンススズカの出走した競争は、本当に展開を読むのが楽しかった。馬券
的には旨味がないんですけどね。この金鯱賞も、マチカネフクキタルの復帰戦
だったんで、結構ドキドキしましたね。それにしても、中京の平坦コースとは
いえ、2000を57秒台で駆け抜けたのには腰を抜かしました。ユタカ、そんなに
ガッツポーズしたかなあ…。
今度は毎日王冠の詩、キボンヌです。寸評になってなくて、ゴメン。
219Canopus ◆DYj1h.j3e. :02/12/30 16:29 ID:5MqnMezx
>>218 追記。配当は単勝1番人気の200円でした。2着以下に2秒近くもつける
大差勝ちという、芝2000mのレースでは常識はずれの出来事でした。

冷静になろう。

>>198>>200 この場合、少女は福寿草そのものではなく、福寿草の蕾の中に
ひそむ「soul(fairy)」と考えました。蕾の開花とともに少女の面影は消え
て、春が来訪する。>>202-204では少女の死と引き換えに生まれる福寿草の花
と、イメージに違いが生じ、面白く読みました。
花、少女、春と甘いモチーフを消すべく文体を硬くした努力の痕跡を認めます。
ただ、甘さはなくてもいいから、官能性はほしかった。>>204は甘すぎるかも。
220Canopus ◆DYj1h.j3e. :02/12/30 17:01 ID:5MqnMezx
>>215-216 マルケスの『エレンディラ』を思わせるような運命の受容を鏡は
持つのでしょうね。そんなかなしみとの心の先端部分での交流。その描写が
丁寧にされていて、力量を感じます。最終連の恐怖は正直な心情なのでしょう
が、やや唐突。それまでに心のキャッチボールがもっとほしかったところです。
221その先……:02/12/30 23:48 ID:j8JExHKO
 あなたたちのように苦労して夜学ぶのが本当の勉強ですと、先生は言いました。
 その先に埋まっているコトバが私には浮かんで来ました。しかし先生の子供は
夜学には通っていない。
 あの時の先生の言葉は、その先、どうしても思い出せません。



222グリーンドルフィンの続き 1:02/12/31 01:59 ID:odMy/F0m
「グリーンドルフィン教えてあげる」
そうして始まるお話は
昔おばあ様から聞いたお話

神経質な緑のイルカ
緑のイルカを見守る一人の少女
少女はイルカ達の海の番人で
首は鎖で繋がれている
神経質すぎる緑のイルカは孤立して
毎日不貞腐れてばかりいた

私はグリーンでもドルフィンでもないけれど
彼の気持ちが分かる気がした

月の沈む夜 イルカ達は沈む月の上を輪になって跳び
太陽が沈む夕暮れには イルカ達は太陽の代わりに光を放つ星になった
ただ 緑のイルカだけは一人
少女のいる秘密の洞窟でそれを眺めた

私たちには 見えない鎖がある
そう 洞窟の孤独な少女のように
目に見えないモノに繋がれて
もがいても あがいても
そこから離れることはできないのだ

223グリーンドルフィンの続き 2:02/12/31 02:00 ID:odMy/F0m
「グリーンドルフィン どうしてみんなと踊らないの
 みんな楽しそうに 飛び跳ねているわ」
緑のイルカ 不貞腐れたままで
「僕が跳ねても 僕だけ緑色で
 皆と違う色に光るから 皆恨めしそうに僕を見るからさ」
「皆と違うことが どうしていけないことなの
 あなたのグリーンは こんなに綺麗なのに」
緑のイルカ まだ不貞腐れて
「君から見たら綺麗でも 僕や皆からしたらうっとうしいのさ
 君はずっとそこに一人だから こんな気持ちは分からないだろうけど」
少女は少し黙って それから答えた
「グリーンドルフィン教えてあげる あなたがグリーンに生まれた理由
 私はいつもここで同じように 同じ色のイルカ達が 同じように踊るのを
 毎日毎日繰り返し眺めてきたの いつも同じで 皆同じだったわ
 だから違う色のイルカが欲しかったの ワガママでも そう願ったの
 グリーンのイルカが飛び跳ねてくれたら きっと美しくて 私ここに一人きりでも
 死ぬまで一人でも構わないって 空の星に願ったの 強く 強く」
緑のイルカ そう聞いて
とても嬉しくなって 悲しくなって
少女がいる限り 生きている限り
どのイルカよりも高く美しく飛び跳ねてみせようと 誓ったのだ

私がおばあ様から聞いたのはここまで
これはグリーンドルフィンのお話だけど
大きくなって そのお話には
続きがあることを 知った

224グリーンドルフィンの続き 3:02/12/31 02:02 ID:odMy/F0m
イルカの海の番人で
誰も知らない洞窟で一人きり
首を鎖で繋がれた少女のお話

洞窟は暗く 深く 険しい岩山に囲まれていた
少女はある業を負って 鎖で繋がれたまま
使命を守っていた
これ以上もなく これ以下もなく イルカ達の数を制限せよ と
少女は一匹イルカが増えると 一匹のイルカを間引いて食べた
食べれば 食べるほどに 鎖は頑丈になり
鎖が繋がる先は より強く少女を捕らえた
少女はイルカの残骸に繋がれていた
緑のイルカは暗すぎて 少女の背後にかつての仲間達がいたなんて 
気付かなかった

私は思う
少女の業とは何か
それは イルカを間引き食べることではなく
あんなに美しく 嘘を答えたこと
見えるはずがないのだ 暗く深い洞窟の奥で海の上を跳ねるイルカの光景など
何もかもが嘘で その先は


私は思う
この首に繋がれた見えない鎖 その繋がる先
私達は繋がれているのだ
少女のように
一つのお話に その先を作りながら
嬉しくなって悲しくなって
生きている限り
225目を開く:02/12/31 10:50 ID:ejUA8U3H

 ジッパーの交差でほつれた布地の
 二本の糸がたるんだ四角形へ
 アルミの先端が入っていって
 暗やみの奥に隠れた太腿の表面にまえぶれなく触れる

 熱さを感じる点だったのか冷たさを感じる点だったのかも分からないうちに
 内側に張りつめて拮抗した皮膚の表面がとっさにやぶれて
 綱引きの相手を失ったちからが、鈍い抵抗の肉の数ミリまでなだれこみ
 切れた細い管を通る血が、つるつるした脂肪の外壁と押しこまれる金属の隙間をかけのぼって外へあふれ出る

 その一連の劇に焦点をあわせて
 しぼられた瞳からかたどる三角錐のきっさきへ
 泳ぎゆき誘う指先を追ううちに

 先端が腱にまでとどき
 ポンプをつたって排出される血が丸い肌の上から零れて
 布地に吸い込まれしみを大きくして
 ゆっくりと視界を押し広げる

226I'm sitting alone:02/12/31 11:58 ID:gcGwb2G6
四人くらいでいる時はいつも 望まない世界を馬鹿にして忘れようとするけど
一人でいる時はいつも 静かに世界を想う
押しつぶされたら、その先に何があるのかな?
中途半端な所にいる僕は どこかへ向かいたい気持ちもあるけれど
旅立つことはまだ出来ないままで
どこへ行くのか 留まったままでいるのか
答えはもちろんないけれど その答えが見つかったらいいのにな
押しつぶされずに済んだなら、その先に何か見つかるのかな?
人から貰える答えは 僕は信じる事が出来ないから
じゃあ、自分で見つけるしかないだろ って自分を言い聞かす
でも見つかるのかな
僕にとっての永遠はまだ終わりそうにないから
今は希望を持っていよう まだ進んでいなくとも
今は希望を持っていよう 例え答えがないとしても
227名前はいらない:02/12/31 14:00 ID:ZzBm32Tn
今年も
審査員の自演で終わったな。

ちゃんぷになるのって
審査員だけだものなぁ。(笑
228糞詩の山だ:02/12/31 14:05 ID:3A2Fbt4B
イカイカが何人もの審査員になりすまして投稿してるから
駄目なんだ。

イカイカの詩だから・・・山のような糞詩ばっかりなんだ。
229名前はいらない:02/12/31 14:12 ID:GFLBUbPj

胡散臭いスレだ。イカサマくさいな。
230名前はいらない:02/12/31 14:15 ID:nP7dWFoE
いかいかに様付けとは(藁
231放浪の名無し ◆YffIGX9Bno :02/12/31 14:39 ID:1ASWek8S
http://kotou.citrusfruits.jp/bbs/bbs.cgi

削除されるかもしれないけど、コトウユウキの召還を試みますた。

8] 脱詩人宣言

放浪の名無し ◆YffIGX9Bno 2002-12/31(Tue) 14:36
7.喧嘩上等。詩人さんもネット詩人さんも叩きたきゃ叩け。

初めから、貴方をプロ詩人と認めている人は少ないです。
もっぱら、女の子で若いから売れているとの意見が多いのが現状です。
なぜなら、あきらかに、詩そのもののレベルがプロと呼ばれるのレベルとはほど遠く、おそまつだからです。
もしよければ、貴方の実力をみせていただけませんか?
http://book.2ch.net/test/read.cgi/poem/1039625248/l50
おまちしております。




この記事に返信する





放浪の名無し ◆YffIGX9Bno 2002-12/31(Tue) 14:37
名前をふせて参加して頂いても結構です。

楽しみです。こういう余興も必要でしょう。
232まーじ ◆W7.CkkM01U :02/12/31 16:42 ID:GALrHfxf
なるほど   ^/^



星キラリーーン星


233名前はいらない:02/12/31 17:30 ID:RfcbKWY3
>>227

コテハン(梁山泊)の詞って寒いのばかりだし
疑われるのも仕方ないね
234名前はいらない:02/12/31 23:02 ID:wEj4ecmI
先んずれば人を制すなどと言う言葉をせんずればと勘違いしていたボクサーがい
たのを思い出しわははあははと笑っていたのも幾年月今はただそうした事もあ
ったよのうと思い返すのみにとどまって鼻毛の中にも白髪の増えたのを手鏡で確認し
てはやれやれあと何年正月を迎えてまた一歩死に近づくのかねと思うようにならぬわ
が身に皮肉をいうことしか思いつかずに今年も聞きたくもない除夜の鐘を無理やり聞か
される羽目に陥るの、だった
235名前はいらない:03/01/01 03:24 ID:oKgLYhNv
「名無しごときに」とか言われちゃってるよ(藁)
236マリー ◆FQQgUBbgLg :03/01/01 10:24 ID:oZMLF611
あ。それとも

詩は形式だ
というお話なのかしら?

9人2チームずつでバットとグローブとタマを持ち寄れば、それが
野球
という形式になるように?
この場合、試合内容がどんなものであれ、形式としては
野球
に違いありませんものね?
あるいは一人で壁相手にキャッチボールするのも
野球
とはいうかもしれないけれど。それはおいといて。

詩にもそうした形式があるのではないか、というお話なのかしら。
237うにれもん ◆pbunil/dMM :03/01/01 10:25 ID:xoXq2Eoc
世の中は金であり、あなたの中でもそれが通用すると。
そう言われて私は成す統べなく、詩人の頭を石でかち割りました。
詩人なんて大嫌い。みんな殺してやる。
そんな言葉を吐くのも、もうないだろうと思う。
私がもし、人間であった時、あなたはそれに反するものだったなら、
あ、いや、ごめん。
さよなら、じゃ、先、、、いくね?
238マリー・ドナラキア ◆FQQgUBbgLg :03/01/01 11:48 ID:Y3gPlJUN
なぜか「詩的レトリック入門」スレッドに書き込みしたはずの
>>236が、ここに...。

皆様、ごめんなさいね。
失礼をばぶっこきましたわ☆
239放浪の名無し ◆YffIGX9Bno :03/01/01 13:48 ID:sdkZY+RM
コトウユウキをまたまた煽ってきました。
でぃびぃは参加してきそうな予感(w
コトウユウキもそろそろ、実力のなさを自覚してほしいな(w
240ドン亀 ◆YdTp8oxx7. :03/01/01 15:04 ID:lO6eRw3g
>>239
2ch的放縦を外に持って出るな、阿呆。
あっちの掲示板で放置されなかっただけ感謝してやがれ。

>コトウユウキ様
放浪の名無しはただヒマなだけの煽り屋なので、無視してやってくだされ。

>投稿者ALL
時間ないので、俺の寸評等はまた今度。
雑談は専用雑談スレでやりやがれッ!!!
241ドン亀 ◆YdTp8oxx7. :03/01/02 00:51 ID:DhgeeEkg
>>198&200
この文体はアレだな。やっぱ、三大テノールだな。おおおおおおあああああ♪
みたいな格調の高さ。というより、やっぱ大袈裟か。先を語っているようで
いて、結局最後には「今」にたどり着いちまうんだな。福寿草を
内から見た視点はおもしろかったぜ。しかも少女の視点で。
>>202-204だと、最後のほうがあかるくなるんだな。しかし文体
変わりすぎで、さすがに違和感。

>>215-216
うーん。どうにも言葉を追うのがくたびれる。女が鏡だと気づくところ
以外はずーっと同じものを描写してるんだよな。それでいて、
最後まで肉づきが変わらない。うーん。雰囲気はあるほうだと思うし、
触れあうことの痛さも伝わってくる。でも、もっと腰のくびれとか、
胸のボリュームとか、欲しかったかな。ズン胴の詩って感じがした。

>>221
よくありそうなエピソードにとどまってる印象。お題を含む言葉である
「先生」がもっと活かしてほしかったと、勝手に思う。

>>222-224
お題の使い方がうまいな。知られている物語の、先。大概、物語って
その先を見せずに一番格好のつくところで終わっちまうんだよな。
お題の使い方はいんだが、物語がほとんど「あらすじ」になっちまってるのが
どうだかな。最初の連はワクワクしたんだがな。
242ドン亀 ◆YdTp8oxx7. :03/01/02 00:53 ID:DhgeeEkg
今回のお題は「先」。

締切は1月5日いっぱい。

ルールは>>2-3を眠くならない程度に読むべし。
はにゃ。
243たもい:03/01/02 01:05 ID:ei9zJ5wb
ドン亀くん、乙カレー。
244感謝の消失後:03/01/02 01:33 ID:o/+mUr83
私は 、人間だ

腸えぐれても 、人間なのである
暗雲立ち込める雰囲気 、実は 私が 望んでいた

雷鳴 轟く頭のなか
目線よりうえのものは 見えず 感じず 無関心で 、

ふいに 狂ったことを自覚した私は
笑い .
高揚する気持ちを ぶん殴った

が 、 惨めさほど 、泥まみれさほど
後に 男気が沸き立つ限りのものなので
俺は再び
笑い .
果てしない先を みつめては睨みを利かせて
涙を拭う

繰り返しの到来に歓喜し 、嘔吐する気になる
詩を感ず りずむを一歩 戻す
245欠片の番:03/01/02 03:04 ID:viy/E6ib
紙で作った簡易容器
丸めて円錐すぼませて
力加減で先は穴無くとんがって

君が持つ
飴玉の私行儀良く
先越され
すぼまって
行き止まり
すぼまって

こんなに欠けても通れずに
君開く口にはまた丸い飴
光も漏らさぬ円錐の先
緩んで欲しいとその手に想う

目に塵運ぶ風を呼び
あくびを誘う陽だまりを呼び
欠片になって隙を待つ

赤い気泡の飴玉が
白い砂糖の飴玉が
無くなれば
欠片の番

君払うことなくと祈りつつ
君飽きることなくと祈りつつ
次の光で
私の番
246炎の舌先(1):03/01/02 12:02 ID:RxrElvKZ
時計じかけの蝋燭が
11PMを告げる

翠色した火がともり
白い壁をなめる

トカゲの舌

ここまでは まだ温度が無い
部屋は空々しく つくりもののままで在る
男はベッドに座るように 立って居る

炎使いを招き入れよう

部屋をぐぐっと押し広げて
炎使いが入ってくる
鉛色の燭台が 燻った金時計が 黴た机の木目が
あらわれる そして
生命の色に燃えさかる

男はベッドに座るように 立ったまま
しかし無表情な顔の 額に汗一滴 流れた
247炎の舌先(2):03/01/02 12:03 ID:RxrElvKZ
踊れ 炎よ
業ゴウと 食欲の音をうならせて
爬虫類じみた翠をあばけ
その裏には何も無いと
ただ電源の切れた心が在るだけだと

踊れ 炎よ
散リ散リと 縮れる毛を巻き込んで
肉にその舌先でしらせろ
そこに焼け焦がれるべき肉が在ると
けっして紙に書かれた線の塊では無いと

踊れ 男 男よ!
お前の肌から みるみるうちに
ひとつの突起物が
無数の突起物で構成された
ひとつの突起物が
炎の先に触れたいと
その先から
さらに奥へ
おおきな恐怖を わが物にしたいと
欲しい 欲しいと
お前の顔はまるでなめくじだ!

踊る炎の先から 虚構を斬り裂かれ
温度を取り戻した部屋は 隅の三角錘までも
破壊された そして
また冷えはじめ 無の温度に還ろうとする
ベッドで 男の死体は
苦笑いをしている
248246-247:03/01/02 13:14 ID:KczfXObc
うぅ。。。訂正したいんですけど。駄目ですかね?

6連目最終行「生命の色に」→「オレンジ色に」
最終連最終行「苦笑いをしている」→「苦笑いをして居る」
249イトミミズと棒っきれ:03/01/02 13:48 ID:GVSDLZ9S
子供の描いた絵は しばしば
大人のぼくをドキッとさせる

女の子の指は
赤いイトミミズみたい
ふにゃふにゃくねって
おちつきたがる

男の子の指は
適当に折った棒きれみたい
ぶっきらぼうに伸びて
休みたがる

その指先どうしが交わっている
250ドン亀 ◆YdTp8oxx7. :03/01/02 23:42 ID:+fYSjvva
>>225
いてててて(涙
やっぱり先ってのは痛いものなのか。客観的に過程ばかりを記述する
ことによって、自分の痛みとして伝わってくるな。しかし、過程ばかり
の記述が堅苦しさに直結しちまってるのが、どうにも。
>>226
どうにも具体的な言葉がなくて、入って行けねぇな。
お前の不安とか、ほのかな決意とか、俺にとっちゃどうでもいいんだよ!!!
「押しつぶされたら」は意味深でいいかなとも思ったが、
「ぼくにとっての永遠は〜」で固定されすぎてしまった感じがした。
>>234
ははぁ。前回はあの作品書いた奴だな? だとすれば、前回は
落ち着く先が意味不明で雰囲気もなさすぎたが、今回はしっかり
着地しすぎで、ミもフタもない印象。せっかくの長い一文をまとめすぎたか。
>>244
妙な読点は飾りにしか見えねぇ。最後の一行にかかってるとしてもだ。
全体的に、説明しすぎのような気がする。「惨めさほど、泥まみれさほど〜」
みたいに前提用意してたんじゃ、語るものが小さくまとまっちまうぜ。
「狂ったことを自覚」してるようじゃ、狂ってるとは思えねぇしな。
>>245
むう。作者バレバレじゃねぇか? まあ、そんなことはどうでもいいとして。
詩全体が暗喩のようになってんだが、不思議とひっかかりすぎることも
なく、いい感じで詩世界が揺れてんな。ギリギリのバランスの上に
立ってる感じ。もうちょっとでもわかりやすいと味がしぼみ、もうちょっと
でもわかりにくいと読む気が失せそうだ。まあ、今のところ俺の
チャンプ候補だから、今はあまり多くは語るまい。「番」は最初「つがい」と
読んだけど、「バン」なんだな。でもこの場合、フリガナないのは
かえっていいかもな。
251トビコムソノサキハ(1):03/01/03 00:35 ID:ySN9vZZ0
目を閉じて私は崖の上にたちずさみ
そっと目を開けると下に渦巻く波が見えた

碧く ぐるぐる 渦をまく

飛びこむその先には何があるのだろうか
私が求めているものはあるのだろうか

空を見上げるとあまりの眩しさに目がくらむ
青い空に向かい手を差し伸べてみた

助けの手は見えなかった

そっと目を閉じて、未来を夢見てみる
求める希望の未来を 世界を
焦がれるほどに甘い 世界を

飛びこむその先には何があるのだろうか
私が望む世界がそこにはあるのだろうか

後ろを振り返ってみるときらきらと眩い光を放ち、
私の足跡が続いている

過去は希望のカタマリだった

飛びこむその先には何があるのだろうか
私が求めているものはあるのだろうか
私が望む世界がそこにはあるのだろうか
252トビコムソノサキハ(2):03/01/03 00:36 ID:ySN9vZZ0
希望と絶望を背負ったまま、まっすぐ前を見据えてみる
私の目線のその先には
ほんの少しだけ 隙間が開いた ドアが見えた

飛びこむその先には希望があるのだろうか
飛びこむその先には私が欲しいものがあるのだろうか
飛びこむその先には私が望む世界があるのだろうか
飛びこむその先に未来はあるのだろうか

飛びこむその先に
253ドン亀 ◆YdTp8oxx7. :03/01/03 00:52 ID:+5Ohu94Y
今回のお題は「先」。
締切は1月5日いっぱい。
ルールは>>2-3を読んでね!☆

>>248
「いる」→「居る」の訂正は認めます。

「生命」→「オレンジ」の訂正は無効。

以後、誤字・脱字等の訂正は認めますが、
表現そのものの変更は認めませぬ。
何度もいうが、きっちり推敲して悔いのないようにしてから
投稿しやがれオルァアアアアアアアア!!!!!
254ドン亀 ◆YdTp8oxx7. :03/01/03 01:36 ID:Zv3onw53
>>246-247
パワーあんな、オイ。特に10連目が気に入ったぜ。
「在る」と「無い」とが激しく交錯しあってる感じだな。
最後の説明なき苦笑いが、何を物語るのか。深読みしてみたくなる
作品だよな。訂正願いのあったところは確かに重要だと思う。
訂正後のほうがいい。「生命の色」じゃ、意味をもたせすぎで、
気取ったような言葉に反して広がりがないもんな。陳腐だし。
なにより詩の腰にあたる部分にあるだけに、全体に悪影響及ぼしてる。
だけど厳しく訂正願いは却下するぜ。すまんな。ところで「黴た」は
正しくは「黴びた」だったよーな気がするが。。。ま、いいや。
炎の力は感じるんだが、お題「先」って感じじゃないところが
苦しいかな。やっぱ「炎」がお題っつー感じだ。
>>249
短くうまくまとまっているとは思うが、1連目で説明しすぎじゃねぇかな。
もうちょっと立体的に書けば、最後で俺もドキッとさせられたかもな。
しかし子供の書く絵って、ほんとに意外なぐらいの異化効果をもってるよ
な、たまに。
>>251
生と死の境目にいる、その先。うまくまとまってるとは思う。
死の臭いもしてくる。唐突に現れる「ドア」も、いい意味で唐突に
なっていて、ハッとさせる。しかし、まとまりすぎじゃねぇかな。
表面しかなくて、つっついてみたらバリッ!とか破れる紙みたいな印象。
もっと混沌とした味も欲しいところ。4回出てくる繰り返す問いの連は
後に行くほど長くなり、そういう混沌というかタメライを表現して
いるつもりなんだろうが、読んでるほうとしちゃ、おもしろくも
なんともねぇ連だな。せめて言葉に手応えが欲しかった。
255名前はいらない:03/01/03 02:23 ID:YUwq9G0Z
>>254オマエばっか批評して大変だな。もっとおらんのか?
256ドン亀 ◆YdTp8oxx7. :03/01/03 02:30 ID:0neXExMa
>>251
「立ちずさみ」が気になって、調べてみたが、そんな言葉はやはり
ないようだ。「立ちすくむ」と「口ずさむ」がごっちゃになって
ねぇか?

>>255
正月だからな。って、正月ってヒマなんちゃうん?>みんな
帰省してんのかな。Canopus兄貴はなにやら殺人的なほどの
仕事に追われているらしい。
まあ、どうせ全作品の寸評やるつもりでいたから、大変って
ほどでもねーよ♪
257トビコムソノサキハ:03/01/03 03:38 ID:ySN9vZZ0
>ドン亀 氏

批評ありがとうございます。
「立ちずさみ」は私の造語です。
それと、「その先」というのは、二つの意味を含んでいます
取り急ぎ、言い訳(ワラ
258指先:03/01/03 05:22 ID:h5gyWgCH
虚ろな影追って
輪郭の無い世界に来たの
(かたち)
夢覚めて貴方は消える
瞳閉じて貴方に遭える
空虚な未来ね
(あした)
指先で教えて
上手な口づけ
指先で応えて
冷たい言葉で

部屋に帰ると愛失い
諦めて愛溢れる
不条理な肢体ね
   (からだ)
指先でなぞって
ヒカリの軌跡を
指先で魅つめて
螺旋描くように

二人は雫
259名前はいらない:03/01/03 15:15 ID:xLa+gZ3O
私は 今 悩んでいる
飯の悩みだ
老い先短い私には
食は何よりの楽しみだ

おかゆ 生野菜 ゆでたまご
そして私の好物 高野豆腐
この高野豆腐が問題なのだ
早く食べたい しかし 最後にペロリとも食べたい
半分づつにしては小さくなりすぎる
一気に食べないと 味がわからなくなってしまう

どうしようかな どうしようかな

私は自分で自分の容態がわかる
今にも命は消えそうなのだ
この食事が人生で最後の楽しみになるだろう
それほど老い先短い私のことだから
早く食べないと
突然倒れて それきり動けなくなるかもしれない
そしたら高野豆腐は食べられない

どうしよう ううん どうしよう

ええい 決めた
先に 食ってしまおう
私はぺろりとそれを食べた
突然目の前が暗くなった
最期の時が来たのだ
やった 先に食べたのは 正解だった
おかげで私は笑いながら天国にいけた
260名前はいらない:03/01/03 15:51 ID:xLa+gZ3O
>>259
題名忘れた
「爺さん最後の食事」でいいや。
261みかんビール ◆D4s/VC6zxA :03/01/03 17:49 ID:pmKx8lrX
「先」

この世はまっくらだとおもっていました
わたくしは鬼に負けじと
何も見えない暗闇で
自らも鬼に化し戦っていました
だけどほんの半年前
とめどない欲望と不安の中で
ひとつうつくしいものを見つけました
わたくしはどうしても
それがほしくてほしくてたまりません
欲望はいつにも増して凶悪になり
不安はなおいっそう色濃くなりました
わたくしが醜くなればなるほど
うつくしいものは光輝き
わたくしの心を狂わせ
醜いわたくしをうつしだします
それはいいきもちではありません
だけれど光が必要なのです
この世はまっくらだと思っていたけれど
そうではない
こう気づかせてくれるのはあなたで
色とりどりの世界を見るには
あなたがぜったい必要なんです
262ろっシー:03/01/03 20:20 ID:Tje/SOJJ
光を手に入れた先にはまた
欲しいモノがでてきそうですね
263運命:03/01/03 20:48 ID:EQhER2cP

「運命よ」


俺はにはもうつぶやくしかできなかった



暗闇の中俺はただ独りいた
積年の喪に服するかのように黒を纏って
ここにいて眼球を動かそうとしたことがなかった
いよいよ赤茶けた肌は
灰色の鶺鴒の冷ややかな未来を待って
盲人に変わらず一点を見つめていた

眠気であろうか覚醒であろうか
最早見分けもつかなくなっていた星の刈り入れ時
再びの春の時をおうごとに
炎は十万の人々を燬き
水は百万の人々を洗い流し
人は無数の人々を無とした

理性の舵 欲望の舵
全て戦慄のうちに溶けた蝋細工
フランス晴れのおぞましい雪
陶酔しきった中東の運転手
元より床もなかった幻想の正義の塔
恩も仇も返すことも知らぬ衰退した夢の都市の城
白でもない黒でもなかった神の肌
264運命(続き):03/01/03 20:49 ID:EQhER2cP

この祈りをもって最終章と告げ
そして雉れた氷河を
真っ白で透明な氷河を
せめて結末をくれてやる


しかしなぜだろう
散在の月光の中を歩くあの少年
窓々が銀河に向かって開いていた或る晩の
その飢餓にわが身を滅ぼそうとするあの少年を
俺はどうしてももう一度
抱きしめたかったそして



「運命よ」


俺は再びつぶやいた
265Pointe(ポアント;つま先で):03/01/03 22:48 ID:0sLsEZgv

ぼくの知らない光
ぼくの知らない舞台(ステージ)
ぼくの知らない地平

君は舞台の袖で出番を待つ
ツンと顎をあげて横顔をみせる
新しくおろした空色のチュチュ
柔らかな菫色のトウ・シューズ
小さな希望に膨らみかけた胸 覚えたてのパ
アダジオからアレグロへ そしてパ・ド・ドゥ
速度を増していくピルエット
アラベスク・パンシェ グラン・ジュッテ
君は舞台の袖で ライトを浴びたプリマを見つめる
君の 外側を向いた指先とつま先が小刻みに震える

君の知らない闇
君の知らない北風
君の知らない茨の小路
いや 本当は
ぼくもまだ知らない

コオル・ド・バレエの間も
ぼくの眼は君を見つめ続けるだろう
君の指先から つま先から こぼれ落ちる光の曲線を
ぼくは 喜んで仮面の男になって
すべて飲み干そうとするだろう

プリマのパ・ド・ドゥに鳴りやまぬ賞賛の拍手のなかを
君は両腕をあげ つま先をたてて
群衆の一人として旅立っていく
ぼくの知らない舞台 ぼくの知らない地平へ
266Pointe(ポアント;つま先で)用語解説:03/01/03 22:49 ID:0sLsEZgv

パ…バレエのステップの総称。
アダジオ…ゆっくりしたパ、動き。
アレグロ…はやいパ、動き。
パ・ド・ドゥ…二人での踊り。
ピルエット…片足を軸にして、くるくる回るパ。
アラベスク・パンシェ…片足をつま先立て、両腕ともう一方の脚を高くあげるパ。
     ここでは、プリマが男性に支えられてアラベスクを行う。
グラン・ジュッテ…両足を開いて高く跳び上がるパ。片足で踏み切り、もう片方の足で着地する。
     ここでは、プリマが男性に支えられて高く跳び上がる。
コオル・ド・バレエ…全体での踊り。      
267Canopus ◆DYj1h.j3e. :03/01/04 00:55 ID:gFHVquUv
亀ちゃん、手伝いまふ。

>>258 歌詞風にことばを合わせてきましたね。一つの方法ですが、文字にす
ると、ややつらい感は否めないところです。2連目の冒頭なんか上手いんだけ
どね。幻影の恋人+リアルのあなた=雫、という図式には、少し疑問を感じました。

>>259 コミック調で流れもいいので、面白く読めました。しかし、文体に精
気がみなぎっているため、リアルではありません。「どうしよう」が、いい
スパイスになっていますね。
268ショート03:03/01/04 02:01 ID:AHqWdyI6
→の先ののは本来他の詞をアシストする役目で
こんな不意のサされようにはどぎまぎしたが
冷静に指摘した
「くるしまぎれです」

←の先は強固な窓枠のようでさらに壁のようでもあるが
どこかからこんな声がきこえてくる
だからどうしたと

↑の先にだが見える
辺縁に位置したがゆえにその下からサされているだだが
の同様事前に何も知らされていなかったので
「どういうことだ!」

ところで↓の先はいまのところ空白しかなく
この文章を挿入する頃には顕われるはずだったが
微妙なところをサしてしまった
茶を濁し貧困を露呈した気分の先だ

みかんさえない
みかんさえない
269名前はいらない:03/01/04 10:29 ID:/AxYDf08
>>265-266
通りすがりなんだけど用語解説がなきゃ読めない詩なんて意味あるの?
270ame ◆yUHAxrOw2c :03/01/04 11:27 ID:v094Xj9u
>>269
宮沢賢治なんかだいたい用語解説必須だし、問題ないとおもいますけど。
271クロラ ◆oNwpnhIJYU :03/01/04 12:59 ID:YfVjlPF2
>>268 「ショート03」
 面白かったです。僕なりの難点をひとつ。言葉、文字そのものを擬人的に扱うにしては「」で表わされる台詞が中途半端ではないでしょうか。
一番面白かったところは、一連を最初に読んで意味不明なのが、先を読んで分かってきてまた読み返せるところ。
巧いなあと思ったのは四連の「微妙なところ」というのが、PC上の画像で一行あたりの文字数が変わって「サす」ところが違ってもかまわないというところ。
です。
272ヒトダルマ:03/01/04 14:41 ID:izC4tDg1
灰白色の丘
まるで夜の雪原のよう

カクテルライトの切れ目から
ニンゲンが姿形を変えながら
絞り出されていく
なんと静寂
まるで退化

雪ダルマのようなオブジェ
表皮は崩れて石灰色
小型のニンゲンのような影が
蹴る格好して
またひと皮崩れ

丸みだけになった輪郭 ヒトダルマ

黒の王が闇夜から見下ろしている
灰白色の丘に
黒いヒトダルマがうようよと蠢き出す
不規則に
定めなく

原始の玩具を探しているように
遠未来の苦痛から逃れてきたように
それは行先なく

私が宿泊したホテルは背中を向けており
真新しい蛍光灯に人心地する窓の
外へと視線を投げた先には
そんな光景が広がっていた
273風花(かざはな):03/01/04 16:03 ID:/jz15iZH
風が吹いた
 どこから?
風が吹いた
 どこへ?

いつからか走っていた
長い長いみちを風を追って
 何度も何度も転びそうになる・・・走り始めたのはいつの事だったか?
そんな私を嘲笑うかのように風は・・・・・消えた

歩いて、走って、歩いて、走って、、、、
いつか気がつくだろうか 
いつか思い出すだろうか
風には追いつけない事に

私は初めて座りこんだ
新しい視点
そのまま横たわった
・・・空が・・観えた・・・

風と共に雪が舞った
これを風花ということを私は知っている
私は起き上がった
風花の向こうが観える

いつからか走っていた
長い長いみちを
この道の『先』を見るために

274名前はいらない:03/01/04 18:21 ID:0zvS83/A
今日の詩は独善的なオナ詩が多いな。包括的にそんな空気濃厚。
275たもい:03/01/04 22:23 ID:ym6x80GQ
恐る恐る寸評。。。
>>261
:形として「下書き」「素材」。カットandペースト、変形させまくてって欲しい。
:どんな感じで「暗い」ー湿ってる、広い、静かか、あなたどうなりそう。
どの位「醜い」ー惨め、傲慢、尖っているか、ついでに臭いとか。
どう「うつくしい」ー花火、オーロラ、叶姉妹みたくテカテカなのか。
:正確には伝わって来て、読んでいて迷子にならないので楽。
が、迷わせつつ誘導してみて、とかは個人的趣味。
:「うつくしいもの」「光」「あなた」の繋ぎ目を滑らかにぷりーず。
:鬼と言いつつ「わたくし」+丁寧語=アンバランスの不思議が絶妙。
:名前欄にはタイトルを。集計までは作者は隠密に(はぁと。みかんビールさん
素敵なHNですね。私もこの板で初心者。よろしくお願いします。(ぺこり
>>263
:これまた余す所無くの重量感たっぷりのまばゆさ。
が、高級フランス料理店の居心地で私長居したら酸欠に。
:盲人に変わらずの’一行・眠気であろうか’の二行とか
その感覚、その状況よくぞ表現してくれたのスッキリ感、脱帽。
:理性の舵’の連は、突如浮かんだ宝島みたく私それ抱え右往左往。
が、この連のみで個展みたく充分な楽しさ。
:すみません「雉れた’」←分からなかった・・・。
:少年は昔の貴方でしょうか、ん・・・遠慮なく抱きしめて。とか。
:暗闇の中に’の一行が無かったらと、想像つつこれと言った結果出ず終い。あは。
276たもい:03/01/04 22:34 ID:ym6x80GQ
>>265-266
:昔読んだ「アラベスク」を思い出し、次に「変身」を思い出したり。
虫って何だろう、わぉ本当に虫になっちゃたんね。みたく。
本当にプリマバレリーナなんね、新鮮、斬新。
:舞台袖で震える彼女、いよいよ舞台への時はゾクッの誘導お見事。
:恋愛感情ではなく、娘見守る父を感じたのは私の自由で。
:3連目を抱え、私右往左往。なので↑を感じたのかも。
:用語解説、いいと思います。
が、知識無しの人間が感動のみで書いたならば、どうだったのか。とかは余談。
>>268
:着眼点美味しいのと、そう取るかとミーコ抱えつつ身を乗り出した私でお見事。
が、私ならこぉ取るとのズレに「お時間ありますか、楽しく議論したい」とかの気持。
:「←」「↓」フムフム。「↑」乱用の私としては意外。「→」は余り使わないなぁ。
:一連目「→の先のの」←は入力ミス?
:台詞に括弧を使ったり、使わなかったりは何故。
:最後の2行で、私力有る者にもて遊ばれた感つつも頼もしくていい。
277たもい:03/01/04 22:47 ID:ym6x80GQ
>>272
画が描けなかった私。けつまづきまくりの未熟ごめん。
:「色」カクテルライトってどんなですかの愚問で掴みはOKの私は
貴方が言うから灰白色を置いてみたものの石灰色で困ってる。
:搾り出されてるのは人間で、雪だるまの様で小型のニンゲンの様で・・・ん・・・。
:ヒトダルマは石灰色で、だけども黒くて・・・ん・・・・。
:黒の王って何だろう。
:最後の連は、民宿・畳・普通の布団の感じで好き。
:搾り出され’なんと’まるで’蹴る格好’好き。
:ゲレンデの黒い影楽しそうが普通。が、あなたの心情を映してそう見えたのかな。
>>273
:風には追いつけない、そうかものガツン。
:長い道どんな景色、どんな気持でどんな顔して走ってたんだろ、とか
風花の向こうってどんなだったのか教えて欲しい。とか子供みたくどうなのの私。
:ただでさえ「先」は見えないのに、他も見せてくれない、秘密多いな。
:走り続けたあなたはきっと熱くて湯気出してて、その頬に浴びる冷たい風花で
気持よさそうに呼吸整えてる姿が羨ましい。くらいに、綺麗な温度の対比。
278名前はいらない:03/01/04 22:53 ID:0zvS83/A
>>276
>>277
激しく読みにくい。奇を衒うぐらいなら誰にでも出きる。
やはり今日は独善的な匂いを残したままのスレであった。
279たもい:03/01/04 22:55 ID:ym6x80GQ
ごめん。
280名前はいらない:03/01/04 23:03 ID:0zvS83/A
:←これが何のよい効果ももたらしていない。
そしてもうひとつ。
>風花の向こうってどんなだったのか教えて欲しい。
>とか子供みたくどうなのの私。
↑詩を寸評してる人間の主観の描写はいらない。
以上。
281みかんビール ◆D4s/VC6zxA :03/01/04 23:06 ID:v4xlqK/D
>たもいさん
批評ありがとうございました。ためになります。
これからもよろしくお願いします。
ごめんなさい。私題名+名前秘密を忘れてました…ハズカシ‐
雑談なのでsage
282たもい:03/01/04 23:14 ID:ym6x80GQ
>>281
ぺこり。w
>>280
・・・・・・。なんなら場所変えますか。
283名前はいらない:03/01/05 00:52 ID:1wOkI2eD
>>280 たしかに読みにくいな
284たもい:03/01/05 00:57 ID:Gt+fcJfb
もうしないよ、ごめんね。(反省してる
おやすみ。
285ドン亀 ◆YdTp8oxx7. :03/01/05 01:11 ID:miHr2IFN
今回のお題は「先」。
締切は本日(5日)いっぱい。
ルールは>>2-3を見るナリ。

>>284
反省する必要ねぇぞ(藁
なんで真面目にコメントつけといて、叱られなきゃならんのよ。
ちゃんと「読んだよ」ってのがわかるコメントなんだから、作者としちゃ
ありがたいはずだろ。

まあ、爬虫類が寸評やってるぐらいなんだから、人間様だったら
何でもいいはずだよ。うむ。

今日は酒入りまくってるから、俺はパスするる〜♪
>たもい
ありがとな〜(金八風)

ぢゃっ!
286糞猫:03/01/05 02:10 ID:ZPYKBgfJ
目隠しされた人間達
延々と広がる不確定要素に投げ出され
幽かに光る暗闇の中の未来図は
拾うたびに一瞬で侵食され
手に残るのは絶望と
そこから生まれる無意味な切望
その繰り返しが先へと僕らを導く

果てしない確実な絶望の連鎖は
ありえない希望の影にとりつかれ
ありもしない未来へと
絶望の少しでも先へと
前に進む人間達

僕が全てに絶望したいのは
幸福の追求を放棄したのではなく
ほんとに幸せになりたいから

なんの未練も無く死ねるのは
さぞかし安らかなものだろう


287糞猫:03/01/05 02:12 ID:ZPYKBgfJ
<<286
ミスりました。すいません。
288舌先:03/01/05 05:42 ID:P5z5En/x
伸ばした舌の先で
また飛ばさせた

今日は少な目で3回だけど
稼ぎは1万2855円

中途半端な数字だねって
色々あるわよ
この世界にも

ホントはあの店だったら
もっと稼げると思うけど

足広げるのは好きじゃないの

でさ
この舌でいいの?

口説いてくれるのは嬉しいんだけど
男はナナメにしか見れないのよ

ほら、どう?
この舌の先

あなたキスしてくれる?

ねえ、どう?
この舌では

あなたは飛ばしたり
できないのかしら?
289名前はいらない:03/01/05 06:33 ID:DitzywoP
>>261これ無効になるよ。書き込む前にルールぐらい読め。阿呆。
>>268
おまえすげぇ粘着だな。コテハンたたきのためにこのスレよごすんじゃねぇよ。

>>273

最後の一行さえなかったら完成度が高かった。惜しいな。結論が強すぎたな。全体として軽やかでテンポがよかっただけに悔やまれる。けっこう気に入った。
290明日は昨日の冬:03/01/05 16:33 ID:87+X3YQ+
明日は昨日のワンピースゆれていく朝に
曇りつづけた白い窓の外からぶつかって
消えていく雪すずめの声だけ投げつけていく

南からやってきた翼のある鉄の像が
夢を串刺しにしていった木の枝
つかんだまま駆け上っていった人の叫び

触れた指先にはもう冬の張り出した空気だけ吸い取って
周りだけ抱きしめられたような疎外感に連れられて
やってきた 何も見えないだけの事件だった


その冬はただ静かな風の中 何もない狂った空
ひし形した模様の羅列を区切っていく線の上で
ただ跳ね回る水と踊り続けた君の顔を見て
笑い続けた犬も猫も僕の指先もあと少しなんだ


その冬まであと少しなんだ
291運命:03/01/05 18:37 ID:Z6do+A92
薄暗い部屋 うずくまる私は
うつむいたまま 歳をとってゆく
口から唾液を垂らして 私は
計り知れない 悲観に飲まれてゆく

白昼の幻の後 私は死にたくなり
酒を飲み いつものように逃げだし
創り出した 自己欺瞞の中で
何も変わらない 日々を繰り返し

そして 自分の悲惨を嘆いて
今は絡み合いほどくこともできない
鎖に縛られ 死を願って
正当化した言葉の中に堕ちている 

しかし ここに私を縛るものはない
ただ 自己逃避が私を閉じ込める
死ぬことは逃げることではない
だが 死を語ることは逃げている

私は自分を壊す 心の檻を 偽りを
惨めな自分を認める
先にいる自分を そこにある未来を
少しでも望むものに 変えれるように……
292:03/01/05 22:13 ID:hNIMZsbT

「でも、本気じゃなかったんでしょ?」
「今度だけは許してあげる」
「ねえ、お腹空かない?」
「コンビニで何か買ってくるね」
「ウフフフフフフフフフ」

あの視線はまるで
尖ったアイスピックというよりは
5mm口径の+ドライバーだ

何だか胸が痛くなった

293サキちゃん:03/01/06 00:00 ID:0lsoBP+G
サキちゃんは
先に生まれたから、サキちゃんなんだって
彼女のパパがテレビで笑いながら話していたのを
8歳だったサキちゃんは、どんな気持ちで見つめていたんだろう。
私には許せなかった、そんな適当な名前のつけ方は。
従姉妹の私だから、格別に同情しているつもりにはなれる。
彼女に同情した人間を日本中から集めたら、きっと私の家では足りない。
それでも次の日、いつもと変わらない笑顔でサキちゃんは、私の家に遊
びにきた。私の同情など歯がたたなかった。一緒にバーチャファイター
で遊び、24戦21敗で私が大きく負け越した。テレビの奥ばかり見ていた
のでは、小学生が相手でも勝つことは難しい。
テレビの奥から、アトちゃんがやってくる足音がする。
アトちゃんがやってきたらサキちゃんは
先ちゃんになり
私は先ちゃんを抱き締めて泣いただろう。

サキちゃんはいつでも笑っている。
6歳の彼女に聞いたことがある。
きょうだいが、欲しくはない?
きっと11月だったのだろう。彼女の家の台所は薄寒くて暗かった。
裸電球のように光ったサキちゃんの顔が、こういった
いもうとが、ほしいなぁ
294サキちゃん(2):03/01/06 00:02 ID:0lsoBP+G
いま、くたびれかけたフローリングのワンルームで
鏡の中に立っている女は、27歳になったサキちゃんではない。
それは私。
サキちゃんは昨年、13歳でその時を止めた。
ずっと同じ歩幅で歩いていた少女を、私は一歩引き離してしまった。
私にはきっと永遠にわからない。一郎二郎三郎兄弟の気持ち。
母は私に有名な映画女優と同じ名前をつけた。
女優の名前は、平凡な名前。
二人の兄には時代劇俳優の名前がつけられている。
私は人の名前の由来には意味があると思っている。
私は錯覚をしているのかもしれない。

サキちゃんは
スイッチの切れたテレビの奥からやって来る
アトちゃんの足音を消すためだけに
いつだってバーチャファイターの電源を入れていた。
私は錯覚をしているのかもしれない。

十歳くらいのサキちゃんが、川のほとりに立っている。
川面がキラキラにちょっとだけ濁点をつけたようにキラめいていたから
初夏か晩夏だったのだろう。サキちゃんはまだ犬の形をしていたコロを
連れていて、じっと川の向こうの何もないところを見つめていた。
お散歩紐を握る手がやけに固くて、コロを川に放り込もうとしているよ
うに見えた。でもサキちゃんは戻ってきて、飛行機に乗って韓国へと旅
立った。そよ風と光の舞うなか、遠くに川面だけが残されて。

先に、行くよ
295名前はいらない:03/01/06 00:02 ID:CrOdZh7c
締め切りかな?
296サキちゃん(完):03/01/06 00:03 ID:0lsoBP+G
28歳になったサキちゃんと会った。冬の町から人ゴミを抜け出して住宅
街へと歩いていった。私はその時、もう人間の形をしていなくて、サキ
ちゃんの財布には写真の形をしたコロが入れられていた。
韓国の海は冷たかったの? 私が聞く。
サキちゃんは、まっすぐに家へと歩いていく。
アトちゃんは生まれてこなかったの? 私が聞く。
お姉ちゃんは女優さんになれなくてよかったの?
振り向いたサキちゃんの頬に私が平手打ちをくらわせそうになって
目が覚めると漂っていたのは、ただの名前。形があったのは私のほう。
冬の街路にサキちゃんという名前だけが鳴り響いて、枯れ木の枝にもひ
っかかっていた。裏返したら女優の名前が書いてありそうな、そんな名
前の葉っぱを捕まえようと、一人で踊っている女の後ろから、アトちゃ
んの足音が少しずつ、近づいてきていた。
297激辛正当派 ◆PmUYNHN29Q :03/01/06 00:04 ID:7I/NETUZ
はいっ、ここで投稿しめきりです!!
これから審査期間に入ります。

審査の〆切は1月8日0時ってことで。
  みなさんよろしくです!!!
298ぢょん亀 ◆YdTp8oxx7. :03/01/06 01:32 ID:eI9cINoP
>>258
(  )の中の読み方、よくある気取り。飾り以上の何も生まない。
>>259
じいさん死んだっつーのに、その文章は誰がどこで書いてんだ!!!
どーせなら天国でじいさんに書かせてみたかった。
>>261
よくあるあらすじ。せっかくの鬼、もっと膨らませてほしかった。
>>263
うーーん。○○風、って感じだな。どっかで見たような感じ。
フランス詩風? 重々しいのはいいが、必要以上に重々しい感じで
ついて行けねぇ。「雉れる」は「ちじれる」とでも読むのか?
辞書ひいてみたけど、結局読み方わからんかった。
>>265-266
ほほー。バレエ用語って、いい響き。ってのは実は某キッチュスレで
体験済み(笑)。とはいえ、見事にまとまってるし、舞台上へ出ていく
娘のドキドキや、見守る主人公の感情も豊かに伝わってくる。なにより
華やかな舞台と寒々しい屋外の情景との対比。先へと流れていく。
でもお題の使い方としては、弱いかもな。
>>268
わはは!アイディアの勝利だな。最後の「みかんさえない!」が
意味不明かつ不思議な説得力があるのもナイス。
>たもい:矢印の先にある文字を追って読んでごらんなさい。
最初「→の先の(文字は)の」だ。この書きだしがまた、イカス!
>>272
背中を向けたホテル。つまりスキー場とは反対側の窓から見た夜の
雪景色、か? ちと言葉をいじくりすぎかな。大袈裟とさえ思える。
でも、素直に見たものを書こうとしたんだろうな。

眠いので、このへんで。
299ぢょん亀 ◆YdTp8oxx7. :03/01/06 01:33 ID:eI9cINoP
最後に>>290にも、ちょっとだけ触れとく。
よくある現代詩風。だが、表現のひとつひとつに力がある。
なんといっても最後二行。これは、うまいな。

ぢゃ、おやすみ。
300都立家政 ◆L7EROpoemk :03/01/06 04:19 ID:ZyxlPazq
どの作者と俺が友達になりたいかという「かなり俺的な」観点からです。

2点 >>288「舌先」 >>293「サキちゃん」

1点 >>234「無題」 >>261「先」 >>249「イトミミズと棒っきれ」>>262「ろっシー」
>>193「あいだに ちょこりと出ています」>>191「見えない先に怯え負けた者への詩」

コメント追って書きますね。
301都立家政 ◆L7EROpoemk :03/01/06 04:39 ID:ZyxlPazq
>>288「舌先」
「やらしい」というのは素晴らしいことじゃないかと思う、俺的に。
特に女の詩人がやらしいというのはこれ男のやらしい詩人よりも俺的に価値が高い。
「色々あるわよ この世界にも ホントはあの店だったら」この流れが美しい、俺的に。
色々ある君のその世界に冒険に出かけたくなるよ、
君の住む世界へ全財産三百円で家出したくなるよ<`ー´ >アハ!
「足をひろげる」までは俺的にはいらなかったかなって思う、読者サーヴィスかな?

>>293
冒頭から引き込まれた数少ない作品。お題の「先」を一番上手く転がしたその手腕ご立派!
っーかプロでもおかしくないと思う、俺的に。
斜め読みでも「ああ、この作品はきっと面白いだろうな」というのが伝わってきてしまう。
まぁ俺なんかのコメントをこの作者は待っていないことが伝わるので、内容については割愛。

302激辛正当派 ◆PmUYNHN29Q :03/01/06 18:57 ID:8IyNW6Sm
>>191
言いたいことは分かったが、
お前の明かりをどうやって灯すのかを、ま ず は 語 れ !
>>192
タイトルが「戯言」で、内容が「弱音」。
無理に定型に押し込めたのも、臆病な感じを受ける。
ということは結構的確に自分を表現しているのかもしれない。
>>193
これは最初のタイトルの方がいい。
短い詩は読む手がかりが少ないので、タイトルは特に大切だ。
「先の旅路」だと、本文にも「先」があって二重になり、
この短さの中ではしつこく感じてしまうし、
「先」と「旅路」はかなり近接した意味の語なので広がりに乏しい。
>>194-195
ひっくり返される場面をも繰り返して、
「いつか、砂が虹色に〜」は最後に持ってきて欲しかった。
いや、むしろ虹色に染まらない方がいいかもしれない。
賽の川原で石を積むみたいな絶望を描いてもよかった。
>>197
僕はギャンブルしないので、実感はわかないが、
「ギャンブラーって、まあこういうもんだろうな」の、
ステロタイプみたいな気がした。なにか違う一面を見せてほしかった。
>>198,200(>>202-204)
柔らかい感傷が好みの僕としては、硬い語の多用が気になってしまう。
蹂躙、隔離、倦怠、虚脱、余韻、狂喜、伶俐、墜落、鎮魂。。。
熟語って便利だけど、あんまり色気がないと思う。
303激辛正当派 ◆PmUYNHN29Q :03/01/06 18:58 ID:8IyNW6Sm
>>215-216
整理すれば半分くらいの長さにはなるんじゃないかと思う。
同じことの繰り返しが目立つ。
前半部を縮めて、「鏡」のキーワードをもっと拡げてもいいのでは。
女が鏡である、というのは魅力的な着想。
>>221
これは好きだな。社会的現実を端的に表すことも詩の力のひとつ。
「その先に埋まっているコトバ」という表現も多様に解釈できていい。
作品の半分は読者が作る、そのいい見本。
>>222-224
第5連を読みつつ「よくある寓話だな」と思ったのだが、
後半の裏切り方は僕には意外だった。ただ小説的な面白さだけど。
結局グリーンドルフィンが緑であることは話の核ではないんだな。
それもまあ、意外だった。
>>225
タイトルがすごくいいと思う。
これがなければ、目を開くという鮮明なイメージが伝わらなかった。
一個の行為を、時間軸に沿って描く手法は、破れがなくやや単調に思える。
>>226
読んでいて、息を吸う場所がない。意識を泳がせる間がない。
抽象的な断言というのは、嘘くさいと思う。
むしろ具体的な曖昧の方が、伝わると思う、僕のやりかたとしては。
>>234
僕はこういうの好きです一時期こんなだらだらした詩文を書いて独り悦に入る
ようなことがありましたでもこういう書き方をするとイメージの飛行距離が短
くなってしまいまさに独り言にしかならなくなる危険もあるの、だった
>>237
これは琴生氏に宛てて。。。?あるいは、自分の中の「詩人」に宛てて、か。
世の中は金だが、世の中で詩を書くか世の外で詩を書くかは詩人の自由だ。
しかし、この話の「先」に、氏は何を想像しているのだろう。興味ある。
304激辛正当派 ◆PmUYNHN29Q :03/01/06 18:58 ID:8IyNW6Sm
>>244
「人間だ」と宣言する意図がよく分からない。
わざわざ宣言するためには、それを否定する勢力があるべきだが。
結局人間についてしか語っていないと思う。
>>245
やっぱり定型って大事だな。
不定形のイメージが広がりすぎると読みにくくなってしまうけど、
この詩は容器がしっかりしてる。いい絵には、いい額縁。
>>246-247
「炎の先」と何度も言っているにも関わらず、テーマに沿ってない気がするのは、
炎にボリュームがありすぎるからだな。
もう「トカゲの舌」なんてレベルじゃないからな。先じゃなくて炎そのもの。
>>249
「大人のぼく」はやっぱりいらないな。
あと、男の子と女の子が、あまり対比になってないのが、
あざやかさに欠ける要因だと思う。ほとんど同じものどうしが交わっている。
>>251-252
最終2連、「飛びこむその先に」あるものがほとんど同じなのが残念。
死へと向かおうとする境地にいたるまでの、
それなりの過去をかいま見せてほしかった。「希望のカタマリ」では安易すぎる。
>>258
作者は心外だと思うけど、この詩は失敗作スレ向きだな。
ふりがなの打ち方とか、そうとう気持ちよく罵倒してもらえそうでうらやましい。
作者は心外だと思うけど、他人を寄せつけないパワー、あります。
>>259
もっと壮大に展開していくのも見たいな。
じっさい最後の食事というのは、ほとんど哲学的な命題でありえるだろうよ。
僕の好みとしては、最後に高野豆腐が食えないのが人生だと思ったり。
305激辛正当派 ◆PmUYNHN29Q :03/01/06 19:00 ID:8IyNW6Sm
>>261
鬼、光、それらは言い換えである。言い換えである以上のものがない。
これをもしもとっぱらったら、日記以上のものが残るだろうか。
細部を書いていれば、全然違ったと思う。
>>263-264
まったく別の詩がいくつか、無理にまとめられている感じがする。
少年がオチにあらわれるのも、釈然としない。
大長編ミステリーの犯人が、最後の数ページで突然登場したような。
>>265-266
とても行き届いた構成。僕の暖かい視線が持つ感情を、
第3連の告白が見事に裏打ちしている。
純粋においしい、素朴な高級料理。
>>268
『Pointe』読んだあとでこれを読むと、詩のすごさって分かるね。
同じテーマで書いてるとは思えん。
このアイデアは歯軋りしたくなるくらい面白い。ああもう。
>>272
全体はつかめるけど、個々の表現にいびつさを感じてしまう。
微妙に違うパズルピースを無理に押し込んだような。
もう少し語を吟味できたかもしれない。全体のイメージに影響しないとはいえ。
>>273
生きる事を「道」にたとえるのは、手あかがついているだけに難しい。
障害物競走とかチョモランマ踏破にたとえるならまだしも。
「観える」の語は意図的に使ったのかな。ずいぶん第三者的な表現だなと。
>>288
「飛ばさせた」って表現が妙にいいな。下世話だけどな。
しかし、これは男が欲情して読むにはいいけれど、
前回の「乳房」と同様、女の人はどう読むのかよく分からない。
>>290
詩的な殺し文句をたたみかけていく感じ。
そのためか、読んでいると変に難しい顔になってしまう。
いい悪いではないけど、もう少しリラックスできればな。最後2行に救われた。
306激辛正当派 ◆PmUYNHN29Q :03/01/06 19:01 ID:8IyNW6Sm
>>291
冒頭3連はずっと視点も変わらず、同じ悲嘆を繰り返しているわけだが。
よく似た味なので一度でお腹いっぱいになる。
どんな部屋に、どんな現実に住んでいるのか、分からなければ共感もできない。
>>292
いい感じなんだけど、まだ下書きっぽいな。
会話だけで十分状況が見えてくる点は、とてもいい。
胸が痛くなるだけの語り手に、もっとしゃべってもらいたかったかも。
>>293-294,296
読めばわかるから、賞賛コメントは特にいらないか。
で、蛇足的に内容について触れてみる。
本来サキちゃんには「早希」とか「咲季」とか固有の字と意味はあると思う。
生まれなかったアトちゃんを想定せずにいれば。
「私」はそれにことさらこだわるのだが、
サキちゃんはいもうとが欲しかったりして、この辺のすれ違いが面白い。
だから、すべては「私」の錯覚でしかない。
サキちゃんは、お構いなく先にいってしまっているのに、
「私」は結局まだ、空想のアトちゃんの足音を聞いている。
むしろ聞きたがっているのだ。詩人ってやっぱり変だ。
307クロラ ◆oNwpnhIJYU :03/01/06 19:58 ID:CvmX5L77
ごめんさない。
正月は用事ができてでかけたりしていて、後は酒飲んで寝ていたので投稿作の半分も読んでません。ちゃっかり投稿はしてますが。
なので書いた分の評だけを置いて逃げます。

>>191 「見えない先に怯え負けた者への詩」
 「人はッ!予測し!」とわざわざ区切って「!」を入れているところが何となくかわいいです。
朗読したら面白いかも。最後一行はちょっと息切れしているよう。

>>192 「腐れた弱者の戯言」
 191と対になっている気がするけれど同じ方じゃないですよね。
振り返ることもまた踏み出すこともなくただ「立ち止ま」っている。
その静の描写とタイトル一行が対立していて、その葛藤から例え文中に言葉がなくても「先」への視線を感じとれる。
ただ「戯言」と切り捨ててしまうことで結局完結してしまっているのでは。
見えている「先」が現実味のあるものとは思えない。

>>193 「先の旅路」(「あいだに ちょこりと出ています」)
 「うずまきの家」の中から覗き見る風景が思い浮かびました。
タイトル、僕は元の方が好み。「灯」の一言だけで読者を空想にめぐらせるちから。
一文字ずつ「灯」へ向けてのぼりつめているよう。
308ドン亀 ◆YdTp8oxx7. :03/01/06 21:21 ID:wk2fh2T7
む。激辛いかめ。来やがったのか。ここは俺のスレだと言ったのに。まぁ、いいか。
ていうか本当は助かる。さて「全作品に寸評つけるつもり」と言っちまった
からには、やるかな。
>>258はたぶん俺の生徒だと思うので、失敗作送りにしないためにも
もう一言。
未来(あした)とかいうフリガナは、もう数えきれないほどのアーティストが
使っていて、それをパクって陶酔しているとしか思われないのだ。
ちなに変わったフリガナでも、次のようなのは俺は好きだ。
「乞食(ジプシー)」(谷川俊太郎)
「強敵(とも)」(北斗の拳)
お前もオリジナルで来いや!!!
>>273
軽くて綺麗な詩の内容だな。風花という魅力的な素材を発見して、
それを効果的に広げて使っている。内容はいいと思うんだが、問題は
質感のない言葉と、お題の活かし方が弱いことかな。
>>286
うん。わかるぜ。でも、絶望の状況を説明しているだけだな。
表現してほしかった。先をなんとかしようとせずに、能動的な死に
救いを求めるわけか。まあ、それも強さだわな。よし、頑張れ。
あとタイトルくれ。今さら遅いけどな。
309ドン亀 ◆YdTp8oxx7. :03/01/06 21:22 ID:wk2fh2T7
>>288
うん。どの作者とお友達になりたいかで選べば、俺もこれに3点だな。
べつに会うわけでもねぇから、作者が男であったって構わない気持ちで。
でも「ナナメにしか見れないのよ」ってのは、男から見た女の視線だと
感じたが、まぁ、いいや。「飛ばさせた」は女の視点っぽいしな。
ちなみに今回、俺もこれに似たようなエロいのを書こうとしてたんだが、
つーか「先」っつーと人体の先っちょしか思いつかなかったわけだが、
あまり露骨なのは顰蹙買うかなと思って自粛した。この俺様でさえ
越えられなかった壁をやすやすと越えて来たその度胸に感服!
>>290
あとで寸評つけるよ。
>>291
うーん。それが「運命」だと納得させる力がどこにもねぇな。
延々と泣き言聞かされてる感じだ。まあ、飲め。その部屋から、
まずは出ろ。そして俺と一緒に叫ぶんだぁ!!お、おまんこぉぉぉぉぉおおお!!!!
>>292
感じるものはある小品。でも、やっぱりもうちっと広げてほしかったな。
インパクトが小さいのよ。タメがないっつーか。視線を尖った「先」と
捉えるのはおもしろいのだが。せめて括弧の中身におもしろみがあれば。
>>293-294,296
「バーチャファイター」とか登録商標、問題ねぇのか?(藁
しかしなっげぇな、オイ。締切ギリギリに投稿せずに、もうちっと
余裕もって推敲しろよ。ながくて読む気がしねぇ。すまんな。
310霧都 ◆WISH/t.n/I :03/01/06 23:34 ID:ZyPiCbAL
>>268 :ショート03 3点
>>193 :あいだに ちょこりと出ています 3点

>>225 :目を開く 2点
>>245 :欠片の番 2点
>>259 :爺さん最後の食事 2点

>>251-252 :トビコムソノサキハ 1点
>>265 :Pointe(ポアント;つま先で) 1点
>>286 :糞猫氏 1点
>>292 :先 1点

今回は、気になる作品が多くて、選ぶの苦労しました。でも、読み甲斐あって楽しかったです。
311ドン亀 ◆YdTp8oxx7. :03/01/07 00:32 ID:9P8mlv9F
【3点】
>>245「欠片の番」
はっきりいって、ちっとも論理的な詩じゃない。それどころか、たぶん
作者はバカだ。うまく言葉が喋れない奴だからこんな文章になるのだ、きっと。
しかし今回投稿されていた「イトミミズと棒っきれ」という作品でも
語られていたが、子供(バカ)の絵は、たまに物凄い異化効果をもっている。
この作品こそそれだ!と俺は思うのだ。「先越され」とかわけわかんねぇし、
いきなり風呼ぶし、払うって何を払うんだかさっぱりわかんねぇんだけど、
なんだかわかるよーな気がするところが不思議だ。強い思いをもちながら
不安定に揺れる気持ちそのものが言葉になったかのようだ。理性に言葉を
左右されないバカは偉大なり。俺はこれに今回一番の強烈なポエジーを
感じた。もう本当、ギリギリのバランスの上で成り立っていて、
ちょっとでもバランスが崩れていたら0点だった。
最後にちょっと誉めておくと、この作者はただのバカではなく、
自分の言葉を使えるバカだ。そのへんも高評価の理由。

ところで俺の思ってる作者と違ってたら、バカ呼ばわりしてごめんなさい。
312ドン亀 ◆YdTp8oxx7. :03/01/07 00:34 ID:9P8mlv9F
【2点】
>>265-266「Pointe(ポアント:つま先で)
これはもう、プロ。平易な言葉に専門用語を混ぜ込みながら、
キラキラした華やかな世界をみせてくれる。そしてその裏に吹き抜ける風。
ツッコみたくなるところがひとつもなくて、見事にまとまっている。
それでいてまとまりすぎることもなく、行間から豊かなポエジーが
立ち昇ってくる。俺もこれは父親と娘だと読んだ。今を生きている
娘と、先を見てしまう父親と、両者の感情がぐぐっと伝わってくる。
お題の活かし方はちょっと弱い気もするが、つま先で路地裏をてんてんと
踊り歩いて行く娘を想像すると、妙に感心してしまうのだった。
総合的に素晴らしかった。が、「欠片の番」のバカパワーには叶わなかった。
>>290「明日は昨日の冬」
レトリック攻撃に嫌気のさす奴はいるだろう。俺はおもしろかった。
レトリックに方向感覚があるんだよな。その方向感覚に乗せられて、
気持ちよく酔うことができた。そして最後二行への流れ方。うまい!
パァッと開けて行く気持ちが全世界に伝わって行くようだ。
【1点】
>>193「あいだに ちょこりと出ています」
訂正後のタイトルだったら選外だった。短い中に広がる世界を作ってくれた。
ちなみに詩の形がカタツムリのようにも見える。とにかく広がる。
でもタイトル、もっといいのはありそう。
>>222-224「グリーンドルフィンの続き」
お題の使い方という視点からのみ選ぶなら、俺はこれが一番気に入った。
>>268「ショート03」
とにかくアイディアの勝利。しかも最後二行でアイディアだけにとどまらせて
いない。
上位に選んだ3作がもしなければ、これに2点入れてた。
3134th ◆HdqTLODCXU :03/01/07 00:40 ID:4/R5uiKz
>>265 3点 光の中をたゆたう娘の行く先の全てを知ろうなんて必要なく ただ惚れているで長い恋愛に
314都立家政 ◆MD76fFko5o :03/01/07 01:01 ID:t3e9fjdM
一点を投じた作品への批評改め、雑評です。
>>234「無題」
個人的に俺が今「改行への可能性」を探索している。まず、そんな単純な俺的な理由により目をひいた。
一方的な視点と最終行の唯一の濁点のつけ方に「今を生きる」作者の情熱と俺好みのセンスを
俺的に勝手に感じた。
>>261「先」
漢字と平仮名の使い分けに斜め読みながら絶妙なバランスを感じる。
終い2行、これは素晴らしいね、俺的に。
最終行の「ぜったい」、これ涙出そうになる。それが一番大切なことだ。
315都立家政 ◆MD76fFko5o :03/01/07 01:19 ID:t3e9fjdM
>>262「ろっシー」
結末が「ですね」だから、点を投じた。
これの断言口調の「だ」なら幾らでもあったろう、「だ」なら興味ナッシングだった。
ごく当たり前の事を言ってるだけなんだけど、当たり前の事って大事だと俺的に思う。
「だ」じゃなくて「ですね」だからここは敢えて再評価したい。もう一度「当たり前」を再評価。
俺には作者のリラックスした自然体の生き方が伝わってきた。それが何よりだと、俺的に。
>>249「イトミミズと棒っきれ」
「しばしば」これがいい。
日常会話においても俺は「しばしば」って使いたくなった。
それが作者の意図だろうがそうでなかろうがね!
全体的に柔軟な言葉のセンスを俺的に感じます。
ただ俺的にはあと2割程作者が読み手に近づいてもいいかな、って思いました。
316しいな まほろ ◆tYbIWmaS5o :03/01/07 13:01 ID:bHkkc4lq
とても絞りきれないので、次の作品に1点ずつバラまかせてください。

>>192「廃れた弱者の戯言」
>>194-195「DER SAND」
>>215-216「先端恐怖」
>>245「欠片の番」
>>246-247「炎の舌先」
>>258「指先」
>>265-266「Pointe(ポアント;つま先で)」
>>268「ショート03」
>>273「風花」
>>290「明日は昨日の冬」
>>293-294,295「サキちゃん」
317むこうの317 ◆317..n/Ke6 :03/01/07 13:39 ID:vIBjJdL9
点数入れさせてくれ。
1作品だけで申し訳ないんだが、何か印象に残ってるんでな。
別にこのレス番が取りたかったわけじゃないからな!!!2
ホントだぞ!!!!!!123

3点
>>193 あいだに ちょこりと出ています

カタツムリって可愛いよな。
ここんとこ見かけねぇけどな。
全然関係ないんだが、俺、子供の頃カタツムリの引越し中が
ナメクジだと本気で思ってたよ、、、
318名前はいらない:03/01/07 14:27 ID:1VTukXp1
自作自演はありそうたな。
319Canopus ◆DYj1h.j3e. :03/01/07 21:37 ID:3y+On5hl
審査っす。

>>225 私の一押しはこれ。かっちりした地下の一室で繰り広げられる、取り
返しのつかない出来事のイメージ。むき出しのコンクリートが、人間の皮膚で
あるかのような印象さえ漂ってきます…誤読してたらゴメン。最終連、じわり
と広がる血痕、その静的な映像が魅力的。体のなかを食い破る「先」の、鮮明
なイメージがないんだよね。これだけ読者を突っぱねると、追いかけたくなる
んだよね。天の邪鬼かな、の3点。

>>268 困ったよ…ツボにはまった。読めば読むほどニヤニヤ笑ってしまう。
「サす」ということば、サされた者たちのキャラ、「のの」「だだ」と滑って
いくことば、そして最終連、すべてが可笑しい。「みかん」は、蜜柑かしら、
未完かしら。ヒントが欲しいけど欲しくないような…の、3点。

>>245 うん、着眼点が素晴らしいです。食べられていく袋の中の飴玉、その
奥に挟まるようにしてカケラがある。迫りくる死(?)を感じつつも、じっと
待っているだけ。ただね、淡々としすぎていて、読後感に希薄さが伴うんです。
味はあるんですけどね、の2点。
320Canopus ◆DYj1h.j3e. :03/01/07 21:54 ID:3y+On5hl
続き。あとは1点です。

>>191 福本伸行の漫画みたい。私はむしろギャグっぽさを買いたい。
>>193 これは外せない。かたつむりの頭が「先」なんだなあ。ツノ出せ、ヤリ出せ。
>>197 これも外せない。武豊は同い年なんですが、彼の前に進む姿勢には脱帽です。
>>221 今回は短くていい詩が多いね。余韻がある。2文めが、やや不用意かな。
>>288 これ、リライトでしょ?批評した覚えが…。でも、好き。特にキスのくだり。
321激辛正当派 ◆PmUYNHN29Q :03/01/07 22:27 ID:wVqpkb4V
また時間なく点数だけ!!
ごめんなさい、コメントあとで書かせてください。

3点
>>293-294,296「サキちゃん」
2点
>>221「その先……」
>>225「目を開く」
>>265-266「Pointe(ポアント;つま先で)」
>>268「ショート03」
1点
>>193「あいだに ちょこりと出ています」
>>222-224「グリーンドルフィンの続き」
>>245「欠片の番」
>>288「舌先」
>>290「明日は昨日の冬」
322名無しの雄 ◆YWbBGuPijI :03/01/07 22:35 ID:5d+BX7ta
寸評は後日になるかも知れません。
誠にすみませんが、取り急ぎ採点と一言のみ。
宜しければ後日出直して「寸評」だけでもさせて頂きます。

【2点】
>>288「舌先」
>>245「欠片の番」
323ドン亀 ◆YdTp8oxx7. :03/01/07 23:56 ID:ufe+9w8X
うんこ審査投票待ちまくり(w

今回も集計は任せろやオルァ!!!
324たもい:03/01/07 23:57 ID:JT0ZpBuy
美味しく食べて満腹、ご馳走様でいいじゃない。
なのに「ただね・・・」と文句のおまけをつける女。みたいな寸評かも・・・。

【1点】
>>194「DER SAND」
電光掲示板・サブリミナル効果。
脳に文章が伝わらないうちに、脳以外の部分が読んだ。
面白い読み方(リズム)出来た。伝えられないもどかしい。
実際にバケツからバケツへのゲームしてるみたいに、加速して慌て出す。
んで・・・えと・・・。と。

>>222「グリーンドルフィンの続き」
「グリーンドルフィン教えてあげる」←蒲焼。二連目まで←タレ。
他にも、まんべん無く層をなしてる。「蒲焼」タレ「蒲焼」タレ・・・。
ん・・・美味く言えないけど・・・御飯が多い。
美味しい所だけ、もっと食べたい。

>>259「爺さん最後の食事」
好物を最高の状態で味わいたいの分かる。なんなら奇跡も取り入れて。
食べてどうなの。お汁はジワーっと上顎と舌で絞って、カスカスの感触。
目を閉じて美味さに感動の中死んで。

>>288「舌先」
どこ広げてもいいけど「足広げる」っていうのは大きな声で言えないね。
足広げるってのは、そぉいう事なんね。
「本当はあの店だったら・・・」←ここから急に女の子みたい。
「そりゃ、足広げればボロイよ。だけどね・・・」みたく、煙草吹かしながら言って。

以上です。
変な文章だけどね、奇を衒ったんじゃないから。精一杯。(ごめ
325たもい:03/01/07 23:59 ID:JT0ZpBuy
ギリギリだ・・・。
>>323 ぬかるでないぞー。よろ。
326ドン亀 ◆YdTp8oxx7. :03/01/08 00:04 ID:/cXUn+3b
集計に入りました。

集計結果発表までにカキコされた投票は有効とします。
327ドン亀 ◆YdTp8oxx7. :03/01/08 00:11 ID:/cXUn+3b
集計結果発表! 上位10作品
ーーーーーーーーーーーーーーーー
>>245 「欠片の番」・・・11点
>>193 「あいだに ちょこりと出ています」・・・10点
>>268 「ショート03」・・・10点
>>265〜「Pointe(ポアント:つま先で)」・・・9点
>>225 「目を開く」・・・7点
>>288 「舌先」・・・7点
>>293〜「ナデシコちゃん」・・・6点
>>290 「明日は昨日の冬」・・・4点
>>221 「その先……」・・・3点
>>222〜「グリーンドルフィンの続き」・・・3点
>>259 「爺さん最後の食事」・・・3点
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
以上、間違いはないなッ!?
確認よろしく!
328激辛正当派 ◆PmUYNHN29Q :03/01/08 00:17 ID:MggQWBSU
確認。間違いなし。
3294th ◆HdqTLODCXU :03/01/08 00:17 ID:WqTVlYWN
>>245 ああ これはたもい君だ いつも通りのいい詩だね 優勝くらい!?
330たもい:03/01/08 00:19 ID:VSS9YleR
こんな乱れカキコの状態で、よく集計出来るね。
っていつも思うよ。
見てるだけで頭ゴチャゴチャ。ご苦労様。
331ドン亀 ◆YdTp8oxx7. :03/01/08 00:19 ID:/cXUn+3b
確定ッ!!
ーーーーーーーーー
☆チャンプ☆
>>245
「欠片の番」

☆準チャンプ☆
>>193
「あいだに ちょこりと出ています」
>>268
「ショート03」

ーーーーーーーーーー
おめでとう!
それでは、チャンプの方、さっさと次のお題を出してくださいな。
332馬鹿:03/01/08 00:21 ID:VSS9YleR
(一点差だったんですね。凄い。。)

何も言葉ないです。最高。ありがとう。
333馬鹿:03/01/08 00:24 ID:VSS9YleR
次のお題は「再」でお願いします。
334ドン亀 ◆YdTp8oxx7. :03/01/08 00:32 ID:/cXUn+3b
では、早速第?回へと進みませう。

お題は「再」。
〆切は1月15日いっぱい(16日0時00分)。
ルールは>>2-3をチャチャッと読むべし。

あと、準チャンプのお二方、よろしければHNを教えて!!

>むこうの317氏
コテハン大辞典に今回のチャンプ作品を載せるにあたって、
作者名は「馬鹿」で、お願いします。
『再』ッ!
それは気合いの言葉である!
森羅万象において例外なく
始まりあれば終わりがある!
例を挙げるならば月並みだが
「生」と「死」!
「正月」と「大晦日」!
「いただきます」と「ごちそうさま」!
回避不可能ッッ!!
しかし!しかしィッ!!
その圧倒的なまでの強制力を持った『終』を跳ね返す!
それが『再』という気合いを秘めた言葉だッ!
さあ立ち上がれ!その道を再び走り出せ!爆走せよッ!
いや待て!待て待てェィッ!

勘 違 い す る なァァァァァァッッッッッ!!!!!!!!

たった今!貴様の脳裏によぎった
『リセット』などという甘っちょろい考え!
そんなものは幻想だ!妄想だ!
お前の脳が生み出した見せかけだけの母性に満ちた女だ!
甘えてみたい!だがその先にあるのは堕落のみッ!
『再』は便利な言葉だ…
一見初期化されたように見えるからな…
だが…それまでの過程を抹消できるとでも思っているのかッ!!
失敗も背負えずに何が『再』だ!
目を背けず抱きしめろ!
お前の一部だッ!
そして女に頼るなッ!お前の道だろうが!
雄々しく道を行けばはるかにいい女が寄ってくる!
その女も名前がカタカナだったらいいなぁ…
…ええい!ともかく!行けぃ!
336再生:03/01/08 22:30 ID:+UZWAysl
心音-(三十秒間、胎児の息が途絶えるまで、そして赤子として生誕)

意味付けはやたらと簡単なこと
時差ということ、9時から10時へ
一時違えの自殺
沈黙を聞いた、受けなかったギャグの
男が女にぶん殴られたときの
そして間違って風呂に飛び込んだときの


飲み込んでしまえ、銅染みのテープを
多色刷りの煉瓦、赤と青と緑で構成される
茶色へと分解して
ステレオフォニックの記号へと
すべてをSONYとPANASONICで
分割する。

震えるだけのスピーカーは
空気にとけないで
鼓膜を刺激して
やぶれるくらいの
沈黙を聞いた

梗塞は、1次違えの2次元の心音
3次元までの60分を
アンビエントを脳内で
掻き、均す、叩け、とナパームノイズが
しづかに
337ぼくらの恋の再放送:03/01/08 22:38 ID:0/PKy9ZZ
ホラ TVをご覧
僕らの恋の 再放送

記憶の下のほうに埋もれていた
あの日々を掘り起こせば
毎週水曜日だったね
君は先輩の背中を追いかけて
いるフリをしながら
僕を追いかけていたよね

イチゴのショートケーキ 二人で食べた時
イチゴは一番最後に 食べるんだって
ドラマみたいな 喫茶店のテーブル
クリームのついたイチゴが ひっくり返ってたっけ

君の笑顔を虚空に描くと
いま 胸が張り裂けそうになるんだ

ホラ TVをご覧 毎週金曜日
ぼくらの恋が 再放送している
君の笑顔が はっきりと映し出されているよ

もう ぼくは
あんな風に女の子の唇を光らせること
できないけど

君もどこかで 見ていたら
ぼくの目に映った君 輝くイチゴの唇
どうか 胸のロケットに収めて
ぼくの知らない町 歩いていてくれないか
338 Again:03/01/09 00:24 ID:xx6pG0tM
流れて来たのは死体の方なんだ
あたしはただ岸にかけた爪
マニキュアの心配してただけ
餓死のくせして頭突きして来やがるから
肘で沈めてやった

脅して来たのは牛の方なんだ
あたしはただ甘過ぎないチャイ
カップが汚れてないのを探してただけ
神の癖して骨浮かしてやがるから
息で飛ばしてやった

脚を引っ掛けて来たのは奴の方なんだ
あたしはただあたしが振った男
最後のかけで死んだ真似してるのを笑っただけ
仰向けのくせして Don't Mind とか言うから
踵で踏んでやった
339 Again:03/01/09 00:25 ID:xx6pG0tM
腹の減った声で言いやがる
Love Me Again

あたしだって減ってるんだ
知った事か

見下ろして
Don't Mind


うっかりしてたのはオヤジの方なんだ
あたしはただささやかな注文
誤魔化しの砂糖で指を汚したくなかっただけ
白髪も無いくせに溢しやがるから
顎で怒鳴ってやった

Don't Mind
Again

それを言いたいのは
あたしの方なんだ
340名前はいらない:03/01/09 06:03 ID:kXB8/1yp
再々馬鹿をバカにしてはみるものの馬鹿が馬鹿をバカにしているのではとの不安に悩まさ
れつつなんだ馬鹿なんだから馬鹿じゃない奴でもバカにしても笑われるだけじゃな
いかと適当に開き直りいろいろな奴をバカにしてみたところ皆馬鹿なのが判明してしまいこ
れじゃまったくシャレにならんよなどうなっとるんだ今の日本はなどと悪態をついては細
々とラーメン屋台を引いてみたい気もする寒い今日この頃お元気ですか?しやわせです
か?とふと清水由貴子など思い出して懐かしのスター誕生を振り返ってみる事もな
きにしもあらずといったところだが果たして一回もプレートが上がらなかった歌手志
望の有象無象は平凡な毎日を送っている面子が殆どなんだろうか?などと愚にもつかな
い事を頭蓋骨の向かって右側で描いてみるようなそんなもん。
341名前はいらない:03/01/09 06:05 ID:MNK59t0e

糞スレの皆様に、作曲家・岡田克彦ファンクラブからのご案内です。氏のホームページ
(URL;http://www.geocities.co.jp/MusicHall-Horn/1091/)に新しいエッセイ
『2ちゃんを侵す「老害」に関するコメント』が掲載になりました。
(URL;http://debu1957.hp.infoseek.co.jp/essay53.html
非常に的を得たエッセイですので、2ちゃんねらーは全員読みましょう。
342再起動:03/01/09 07:14 ID:EcPoFT9B
僕はPCのゼンマイを巻いた

妹は歌いだす
グルグルカタカタカッシャン
グルグルカタカタカッシャン
グルグルカタカタカッシャン
グルグルカタカタカッシャン
ゼンマイオフ オフ オフ
妹は歌うのを止めた

弟は踊りだす
グルグルカタカタカッシャン
グルグルカタカタカッシャン
グルグルカタカタカッシャン
グルグルカタカタカッシャン
ゼンマイオフ オフ オフ
弟は踊るのを止めた
343再起動(2):03/01/09 07:16 ID:EcPoFT9B
警告音がする
フリ−ズ フリ−ズした
病気だ病気
お爺ちゃんの首が回る
壱回 弐回 参回 360度回転
お母さんも病気になった 胴体大回転
お父さんも病気になった 手首足首大回転
再起動

警告音が止まらない
時計の秒針も
車のタイヤも
CDも
地球も
原子さえも
みんなみんな回っている オフ オフ
344再起動(3):03/01/09 07:16 ID:EcPoFT9B
まだ警告音は止まらない
母親は生まれてきた子供のゼンマイを巻き
ゼンマイが止まれば人は死ぬ
火事はゼンマイの摩擦で起こり
台風はゼンマイの旋回で起こり
落雷はゼンマイの帯電で起こり
地震はゼンマイの振動で起こる
オフだ オフ
それでも警告音は止まらない

エ−ヒトトイウジハ−
ヒトトヒトガ…オフオフ オフ オフ
オフオフオフオフ 頼むからオフ オフ
グルグルカタカタカッシャン 警告音は止まった
グルグルカタカタカッシャン 僕は止まった
グルグルカタカタカッシャン 再起動
345再愛:03/01/09 14:14 ID:CuWPHqqw
これよこれこれと過ぎて行く
時はこれなの
すぐあれになるの(ねぇ、見て?)

あれが愛という名をつけられて光っているわ
あれが欲しいの
もう一度欲しいの(ねぇ、取って?)

この視線いっぱいおろした肉の上にあれを塗りたくるの

いいえごめんなさい、もう我に返らなくちゃ

愛しあって燃やし尽くしてしまったら
あとはもうこれがあるだけね
きっと再び愛なんて名を取り戻すのは
思い出し笑いをする頃になってからなのだわ

じーさん、再愛しましょう
じーさん、子の産んだ孫はぷよぷよ

どんな愛も結局は無駄だったわ
あなたたちに出会うまで、ね

じーさん、再愛しましょう
じーさん、三十代目の子犬が産まれた

それはあれで、あれはこれ

ああ、私はあなたを愛しています
どうか、それをここにあれしてくださいませ

ああ、私の肉はぷよぷよ
346restart!:03/01/09 19:05 ID:0I5/hNV3
restart!
引き籠もりの僕をやり直したい?
それなら
夢などという聞こえのいい薔薇は握りつぶせ
手のひらに棘がささろうが知ったことか
溢れ出す涙だけが本物だ
靴紐を結び直せ
さあ蹴りまくれ
蹴って!
蹴って!
蹴り破れその子宮!!
いつまでも澱んでんじゃねぇよ馬鹿が!!
でっかく風穴あけてそのぐちゃぐちゃのごちゃまぜから自分引きずり出せや
そして殴りにいけ!
己自身を!!
restart!
他人のせいなんて腐った果実は甘かろうが腐れは腐れ
叩き潰せ
潰せ!
潰せ!
潰しまくれその面皰!
いつまでも吠えてんじゃねぇよ犬!!
one!
one!
one!
世界でただ一人の僕がどうしたよこのボケナス!!
肥大した自我なんぞ捨てろ捨ててしまえ
そしてナイフの手入れが終わったら
刺しにいけ!
己自身を!!
いっぺん死んで出直してこいや!
restart!
347無名小説:03/01/09 21:12 ID:qwvZLEx6

  わすれないよ

 (わすれたいよ)

 (わすれたいの?)

 (わすれないの?)

348無名小説:03/01/09 21:13 ID:qwvZLEx6
すみません。
コテハン名出てしまいました。
取り消します。
349恋はジェットコースター:03/01/09 23:48 ID:RVI3tEgH
結局のところ
しあわせ保存の法則とかいって
カッタ カッタ カッタ カッタ と
登りきったところから終点まで
長い距離と時間を費やして
落下するだけ

好きな人は
何度も乗るよね
350激辛正当派 ◆PmUYNHN29Q :03/01/10 00:50 ID:LuKDbZvB
>>335
名前がカタカナの女って、たとえば「チエコ」とか。。。
僕の過去の失敗をリセットできないのは、彼女のせいですかね。。。
やっぱ「目を背けず抱きしめ」るべきですかね。。。
>>336
心音をイメージ化したのか。あるいは沈黙と化したノイズについて語っているのか。
「しずけさや岩にしみ入る蝉の声」ってことなのか。
音楽についての詩ではあるが、音楽と化した詩にはなってないと思った。
>>337
もっとドラマチックな展開を期待したんだけど、そうでもなかった。
こういう素材は、度が過ぎるくらいがちょうどいいんじゃないかと思う。
綺麗にまとめず、この空々しい設定を暴走させてもよかったのでは。
>>338-339
これはインド日記、なのか?
言いたいことを英語にして、言葉への嫌悪感を強調してもいるわけだな。
強さと弱さと両方かっちり書いて、とても共感できた。
>>340
よくここまで下らないことを書きながら、
一抹の真理を語っているようなふりの微妙な詩を書いたものだと。
僕はおおかた左側で書いてるから、楽しめました。
>>342-344
惜しいことに、オチを見通せてしまった。
「頼むからオフ オフ」の焦燥感みたいなのを、粘っこく書いてあれば面白いかと。
あるいは再起動し終えた世界について。
>>345
面白い。「それをここにあれしてくださいませ」か。
貞淑かつ壮絶な再愛ですな。
「思い出し笑いをする頃」ってつまり死後か?
351激辛正当派 ◆PmUYNHN29Q :03/01/10 00:51 ID:LuKDbZvB
>>346
はたしてこれを読んだ引き蘢りに対して、どれだけの力があるか。
それはちょっと分かりかねるが。なんとなく、引き蘢りに対しては、
肥大化した自我を死ぬほどくすぐった方が効果はあると、元ヒッキーとしては思う。
>>347
これは、タイトルによって魅力的にもダメにもなりそうだ。
無題なのは、いかにも惜しい。
本文だけではあまりにニュートラルな気がする。
>>349
淡々と、ごく普通に、納得。
語り口に押し付けがましさとか奇抜さがないから、いい。
「しあわせ保存の法則」ってのもいい。
352激辛正当派 ◆PmUYNHN29Q :03/01/10 00:54 ID:LuKDbZvB
今回のお題は「再」です。

〆切は1月15日いっぱい、
16日0時になったら終了です。
ルールを読みつつ、がんがん投稿して下さい。

なんかよく読んだら前回、〆切が途中で1日延びてたようだが。。。
353ドン亀 ◆YdTp8oxx7. :03/01/10 01:22 ID:xOR+KNgn
>>335
うーむ。性懲りもなくシリーズ化させやがったか。。。
しかし、前の回のより、いいな。最後から二行目に入ってる語り手の
三枚目っぽいボケがピリッと効いてるな。しかしその分、共感する奴への
説得力は半減したかもな(笑)。しかし「生と死」は強引な解釈すれば
まだわかるが、「いただきますとごちそうさま」とかって、気合いで
するもんなのか?
>>336
鼓膜が破れそうなほどの沈黙ってか。それが心音?うむ、理解を拒みやがるな。
それでも妙に納得させられるものはあるのが不思議だ。言葉遊びみたいなのも
おもしれぇな。「蝿」のあとに「飲み込んでしまえ」は、ドキッとした。
んー。やっぱり音の再生なんだろうな。
>>337
むう。野島伸司か? フカキョンなんだなッ!? そうだろうッ!?
TVドラマ「ストロベリー・オン・ザ・ショートケーキ」によく似た
シチュエーションを、あのドラマの先まで書いてる感じだな。
TVの中で自分たちの恋が再放送されているというのは、なんだかおもしろかった。
>>338-339
二連目までのインド風味が、その後の風俗勤めのお姉的(と、俺は読んだ)
現代日本風味に、どう繋がるか。なんだか魂の叫びのようなものは感じる。
すべての魂はインドに通じているのか。俺もよくわからんことを言っている。
とりあえず英語の台詞がおもしれぇ。と、それだけ言ってみる。
>>340
これまたシリーズ化か。おめでとう! で、今回の着地は、ちょっと
説明的になっちまったかな。すごく漠然とした説明なので、べつにいいのかも
しれんが。全体的には作者の連想に乗せられて行くようで、時間を一気に
旅行する感じ。って、よくわからんが。
354ドン亀 ◆YdTp8oxx7. :03/01/10 01:23 ID:xOR+KNgn
>>342-344
パソコン詩か。。。俺にはフクザツな理由あって、馴染みの薄い世界だ。
PC使ってない俺から見ると、ちょっと読むのが苦痛になるところはあるな。
でも、不条理系ギャグみたいでおもしれぇところもある。
ちと、俺には評価難しいわ。すまんな。
>>345
これだのあれだのと、入って行きづらいなオイ。
最後3連が弱かったかな。
>>346
俺、中学生の時、そんな感じの詩を書きまくった。多感なお年頃って、
すぐに自殺したがるよな。だからそんな自分を戒める目的で、自殺は
いけない、みたいな詩を書きまくった。でも、全然効力なんてなかったのな。
頭で考えてわかってることなんて、実際に体験してしまうとどうしようも
ないことの前では、無力だったわけで。この乱暴な応援歌みたいな詩も、
平静な時に読めば共感とか得られるだろうが、現場においては無力だろうな。
One!One!One!とか勢いは買うぜ。
>>347
っつーか、どのあたりが「再」なのよ??
投稿、取り消す? 取り消すんなら、おっけーよ。
そのままでいいなら、コテ名出しも最初の1回だけは違反にならんから、
そのまま投稿作品として扱うよ。どっちにする? 返事してね☆
>>349
うん。そうだね。しかし、かなり遠くから見ちまってんな。
遠すぎて、絵にも何にもなってねぇぞ、オイ。お前は世界の果てにでも
いるのか? ジェットコースターには乗ってねぇのか?
もし乗ってんだったら、そん時の気分とか教えてくれよ。
355誰もいない葬儀:03/01/10 01:44 ID:j4G80NgP
死体を見に行った
その死体は鉄の塊だった

上を見上げると 錆びた屋根の裂け目から灰色の空が見えた
刀傷みたいだった
ぽたり と一縷の滴が頬に落ちた
涙のようだった

再び動くことは無いだろう

見渡せば 巨大な溶鉱炉が目に入った
かつてはここに 紅い血が流れていたのだろう
吹く風に混じって 錆びた鉄粉の匂いがした
血の匂いに似ていた

再び動くことは無いのだろう

振り向けば灰色の雲を背に 風葬された死体が
静かに横たわっていた
吹く風に舞い上がる 鮮やかな花びらが
散華のように見えた
356347:03/01/10 01:54 ID:N4iZahUq
申し訳ないです。投稿作品として扱ってください。

題「こだま」です。
357ドン亀 ◆YdTp8oxx7. :03/01/10 01:58 ID:xOR+KNgn
>>356
らじゃ!!了解しますた。
358匿名投稿でお願いします:03/01/10 09:15 ID:tGNXwQM9
今回のお題は「再」です。

〆切は1月15日いっぱい、
16日0時になったら終了です。
ルール>>2-3を読みつつ、がんがん投稿して下さい。
359しいな まほろ ◆tYbIWmaS5o :03/01/10 11:44 ID:bM8J4rlV
>>342-344 ゼンマイとPCとか語のミスマッチなおもしろさで。
それが感じられないと辛いかも。私は流し読み。ごめんなさい。

>>345 「これ」「あれ」の意味はとりあえず保留して読むのがいいかも。
「これ」=時、「あれ」=愛、と固定してみても、あまり意味なかった。
固定できないものだから「これ」や「あれ」?
いろいろと変化していく感じで、6-8連目には老後のシヤワセみたいなの感じた。
でも「私」は若い感じだと私は思った。どう思う?

>>346 ナナメ読みでもだいたいの内容わかる。
でも、じっくり読んでみた。こういう文体すき。
読み終わった時に「そうだそうだ」と「いいや違うね」が分かれそう。

>>347 題名は「こだま」。見たままその通り。
でも、こだまがどんどん違うことばになっていくところが
おもしろかったです。

>>355 なにかの工場だった建物?いまは死体になった建物。
それを建物の中から見ているひと。自分の心情をたとえている?
最後の連だけ外からの視点。静止していた世界にやっと動くものとして
花びら登場。「再」はないだろう。
360しいな まほろ ◆tYbIWmaS5o :03/01/10 11:59 ID:w/LEO7+S
失敗。はじめのほうのが消えちゃいました。もう一度。

>>335 いっきにスラスラ読むのがいいかも。
「カタカナの女」=「リセットさん」?
うんうん頷きながらでも、エラソーにと反論しながらでも。
私は中間。あなたはどっち?

>>334 意味を考えながら読むからわからないのかも。
語のイメージだけを追ってなんとなくの感覚で。も、やっぱり
よく掴めない。ごめんなさい。

>>335 恋愛詩。でもきらいなひとでも読めるかも。
リアルとTVドラマの世界が溶けあって変な感じも。
イチゴすき。すきなものは一番最後に食べるほうです。

>>338-339 どんな女の人か想像しながら読んでみました。
家にいる時はチワワとか抱き締めててあんまり動かない人。外では
大人しい女の子とかから「行動力のある人、憧れるなぁ」とか思われてる人。
私はこんなイメージ。あなたはどう?

>>340 一語一語にこだわらずバーッと読むべき?
読んだあとには何も残らないのがいい?
なんとなく他人のとりとめない意識に乗る快感なのかも。
361あきづの二飛び:03/01/10 22:26 ID:qFnmg7qw

あきづの群れか
雪もちらつく夜に
山に向かつてゆくか
めづらしいものを見たものだ

あれはあきづの二飛びでございます
見たことがおありでしょう
やわらかいぢめんに点々と
あきづのなきがらが転がっているのを
いつのまにやら失せてしまうのは
喰われるからではなく
朽ちるからでもなく
かのように再び
山へ飛んでゆくからなのですよ

群れているあきづは
ぼおとほのかに光つて
あたかもほのほのようでもあるな
あはれな残りよ

それはそうです
人さまがくたばったのちに
たまとなって果てるのと
おんなじことわりですから
362                 2:03/01/10 22:27 ID:qFnmg7qw

あきづの向かう山には
なにがあるんかな
なんのために飛んでゆくんかな
ほのほはいづこに失せるんかな

なんもありゃしません
わかるよしもありません
あきづの思いなど
知ろうとすらおもいません
363:03/01/11 00:10 ID:jkmR+Yi5
『チャン、チャン』という文字にすると間の抜けるが
実際は重厚であるシンセサイザ音が合図となって
僕は冬の夕空のオレンジとブルーに含まれる粒子のように黒い
顔の男に挨拶し続ける
「おはようございます」「おはようございます」「おはようございます」
もうあの夜には還られない
今となってはどれだったかを思い出せないでいるあの夜には
母さん。
僕のささやかなウイーク・デイ・ブレイクは
「96式B」と刻印された鋏に切り取られ
Bは”暴挙”の略としか思えないよ
母さん。
 『チャン、チャン』という文字にすると間の抜けるが
 実際は重厚であるシンセサイザ音が合図となって
 僕は冬の夕空のオレンジとブルーに含まれる粒子のように黒い
 顔の男に挨拶し続ける
 「おはようございます」「おはようございます」「おはようございます」
 もうあの夜には還られない
 今となってはどれだったかを思い出せないでいるあの夜には
 母さん。
 僕のささやかなウイーク・デイ・ブレイクは
 「96式B」と刻印された鋏に切り取られ
 Bは”暴挙”の略としか思えないよ
 母さん。
   『チャン、チャン』という文字にすると間の抜けるが
   実際は重厚であるシンセサイザ音が合図となって
   僕は冬の夕空のオレンジとブルーに含まれる粒
364ふたたびレモン:03/01/11 00:51 ID:Ww2IVYNh
オレンジやピンクの コミックスに囲まれた部屋で
シロメとヒトミの あいまいになる恋をしていた
あなたはどこにも いないから
わたし 慣れない手つきでレモンをかじった

あのとき うまく
かじれな
かった
レモンは間違って甘く
苦汁は部屋の外でだけ ひろがった

やがて
降るものは何もないのに 雪は積もりはじめ
紺色の制服を着せられたわたし ひとりぼっち
さくさくと雪の上を 黒い制服のあなたがやってきて
わたしにレモン手渡して そのまま擦れ違っていった

あのとき うまく

じれなかった
レモンの皮は 口のなかで痛いほど酸っぱくて
わたしは泣かされたように 走りだしてしまった
365_:03/01/11 00:51 ID:Ww2IVYNh
数えきれないレモンをかじった
歯の先から殺されるほどのレモンをかじった

いつかは うまく
かじ
りたい
と願い そして

太陽は輝く銀と 匿された陰を育てつづけ
果てまでも雪になった世界で わたしは
日焼けに痛む足を 雪の下に隠して
きっと一番好きなあなたと出会った

ふたたびレモン ふたたびレモン
がりりとかじるのが よいとわかってきた

がりりと うまく
かじ
ったレモン
は爽快に飛び散って

雪に黄色く おしっこの染みをつくり
わたしはそれ見て 泣いてしまった
366漆黒の小馬鹿 ◆MD76fFko5o :03/01/11 01:55 ID:+WJIhpHE
批評の定義も知らない小馬鹿の観点から。
斜め読みというより3秒見た感じ、でも真剣です。


>>335 人間だすごい人間だ人間がいた 
>>336 脳みそはボケ老人になったら つまらんな 
>>337 スプーンだ 素敵 下からすくえた けど救えてはないかも
>>338 そっか
>>340・・じっくり読みたい欲求にかられたので飛ばします
>>342 クラスで人気者 芸人目指したけれど売れない
>>345 素敵
>>346・・保留。
>>347-348 二部作
>>349 締め切りギリギリまで粘って最高傑作書いて
>>350 生命だ 発芽しちゃう 
>>353
>>355・・保留です、
>>359 何千年前からも今と同じ雪が降ってて きれいだなって 口あけるんだ
>>361 パスです。悪い意味でなく。
>>363 電車のなかで 空き缶が転がってる時 どうリアクション
>>364 かじ
367名前はいらない:03/01/11 16:17 ID:vX5IFM8Y
>>359

流し読み?
ちゃんと読まないで全ての詩を評価してるわけ?
あんたみたいないいかげんなやつはこの板にいらんよ。
偏った趣味や主観で評価してるやつのほうがマシ。
どれもこれもくだらない詩だって事は認めますが。
あ、ちなみに>>359君の詩が一番さぶいんだけどね ぷっw
368名前はいらない:03/01/11 17:49 ID:W0NIZOS+
>>367邪魔
369グリーンブック ◆VZ.CboVnb2 :03/01/11 18:04 ID:Aae7ZZoN
>>367
お前、タイミングが悪すぎるんだよ。
これじゃあ、まるで俺が「名無し」で書き込んで批判してるみたいじゃんかよ。
俺はな、人を批判するときもな、絶対にコテを出すよ。
神に誓っても良い。

もしこれがウソだったら、「俺は明日死ぬ」よ。
「交通事故」に遭ってやるよ。
天罰を、きちんと受けてやるよ。

もう詩板には2度と現れないと思っていたが、これだけは言わせてもらう。

「俺は好きになった人に対して、そんなことは絶対言わない」

しいなさんがこれを信じるか信じないかは、どうでもいい。

とにかく、俺は>>367と、同一人物ではない。
以上だ。

あと最後に、>>367に言いたいことがある。

「死ね」

「マジで死ね」

「天罰を受けて死ね」

「明日死ね」

「死ね」
「死ね」
「死ね」
370初物好き:03/01/11 18:07 ID:W0NIZOS+
>>369邪魔
371グリーンブック ◆VZ.CboVnb2 :03/01/11 18:09 ID:Aae7ZZoN
>>370
「邪魔」で、OK!!
372名前はいらない:03/01/11 18:14 ID:vvj2mbRR
お前ら、このスレ専用の雑談スレっていうのがあるの知ってますか?
ageてあげるからそこでやりなさい。迷惑です。
373名前はいらない:03/01/11 18:18 ID:BHGe1o9J
しいな何とかちゅうのはともかくとしてもだ。ちやほやされて実力ね〜のにチャンプになっちゃったのもいるしな。
374母へ:03/01/11 18:27 ID:fVsTYqFC
母さん言い忘れていたことがありました
もう一度会えたら 言わせてください

母さん料理が下手でしたね
僕が喧嘩して遅く帰ってきたとき
クリームシチューを作ってくれましたね
まずくて でも温かくて
涙が出ました
もう一度会えたら また作ってもらいたいです

母さん編物が得意でしたね
お父さんの手袋 妹の帽子
二人とも喜んで身に付けていました
けれども僕は薄緑色のセーターを
母さんの前で一度も着ませんでした
もう一度会えたら その時はあのセーターを着ていきます

僕は今まで知らなかった
母さんがいなくなる時が来るなんて
母さんもう会えないのでしょうか
いつかまた会えるのでしょうか

母さん言い忘れていたことがありました
もう一度会えたら 言わせてください
ありがとう 母さん
375名前はいらない:03/01/11 18:36 ID:BHGe1o9J
おっとと。いや参った。自分で突っ込んどきながら間抜けだが、しいななんとかの詩は「間になんたらでています」しかしらんもんでね!
376ハリケーン(1/2):03/01/11 19:08 ID:9FTO8WJh
 夜に突き刺さってゆく闇の息吹きを切り開いて
 窓の外に嵐がきた
 道路の上に雨が落ちはじめ
 堅く閉ざされた商店の戸を叩いた
 渦巻く大気が雲に吸い込まれ
 水滴の銃弾を地上へふらせた

 勢いをなくした小さな水滴がガラスをつたって
 窓枠の外に溜まる
 八階から覗く世界では笑顔の立て看板が空中でなぶられ
 地面にへばりつく人間や車や屋根の上から
 小さなかけらを風が奪い取って巻き上げる

 柄を握る手から紺色の傘が奪われ
 身を晒す古木の葉が巻き上げられる
 逃げ場のない猫の頭から思考が奪われ
 家をめざし、からだをまるめて歩く老人の感情が巻き上げらていく
 
 風は一晩中吹き荒れ
 暗い空はかけらたちで込み合う

 
377ハリケーン(2/2):03/01/11 19:09 ID:9FTO8WJh
 やがて空中で分解し、風に溶け、それらはみな塵になって
 大気に混じり薄く発光する雲に吸い上げられ
 雲をも突き破った粉塵が遠い太陽に焼かれてまた地上へと落ちてゆく

 自分の体をなぎはらい
 暗雲が立ち退いた空に、昇ってゆく朝日が顔を出し
 嵐のあとの街を一様に照らして
 地上に残った水分を蒸発させる
 街には今も少しずつ粉塵が降り注ぎ地面に覆い被さる
 光は窓からも差し込み
 部屋の中のひとつひとつを鮮明に浮かび上がらせ
 残された頭ひとつをも動かしはじめる
3784th ◆HdqTLODCXU :03/01/11 22:24 ID:qYwF9m3I
>>342-344 全てが止まっている 自然界もびくとも動かない世界、風も吹かない太陽も一方向からの静かな世界を巻いて巻いて一回ずつ巻いて生きていく。明日はやってこないとこから始める生きざまも
379名前はいらない:03/01/11 22:41 ID:den+6dWh
看板通りの猛者が集う要地
私は空き巣の様にコッソリと書き込み
犯罪者の様に機敏に逃げ
隠れ家に潜み批評を恐れ
書き込みを後悔する日々を送る

そんな私はA型だ。
380名前はいらない:03/01/11 22:52 ID:k0sYFyj1
381西日の中でいくどとなく呟いたこと:03/01/12 00:22 ID:fDWZBFVJ
くりかえし
くりかえし
自分に言い聞かせてた言葉がある

何度も
何度も
自分に言いつづけてきたうそがある

人ごみの中
教室の隅
愛想笑いの裏
西日が伸ばすたった一つの影法師


さみしくなんかない



382ななほし:03/01/12 00:24 ID:gvHNKB9Y
>>361-362
 あきづの二飛び < 二度飛びだと思ったら、……。

 ラーメンかそばか……つながっていて美味しそうで、意味を飲み込もうと
すすってしまうようないい文体。
 なんかわからないけど、死んだあとの意味が集まる聖地(やま)かあるのね
 そういうところ、あってほしいと思う。思うからすすってしまうラーメンが美味しい!
383Canopus ◆DYj1h.j3e. :03/01/12 00:39 ID:MheqOIqM
>>361-362 情緒あふれる文体の成功例ですね。トンボの亡骸が山に向かって
飛んでいく幻想的な光景をあますところなく綴っています。ぼうとかすかな炎
が、確かに見えます。徹底した童謡調は、最後は崩してみてはどうでしょう。

>>363 ん、フィルムかな?フィルムのように日常が切り取られて、アタマと
シッポがつながれたのかな?そんな感じで読みました。現代小説風の乾いた
テイストがステキです。最後は小さくなって、粒になっちゃうんだね。とする
と、少しづつ小さくなっていくコピーかな?

>>364-365 上手いなあ。恋の経験と同じだけのレモンの味、ってやつですか。
「かじる」行為を2行に分けるところがニクい。本当はレモンの皮は農薬だら
けだから齧っちゃダメですよ。数えきれないほどのレモンをかじる必要があっ
たのかどうかは、疑問。必然性を感じませんが…。
384クロラ ◆oNwpnhIJYU :03/01/12 00:45 ID:emS+5Qzq
>>363 「鋏」
 グラグラするような感覚を狙って書いたものだと思うのですが、あまりそういう感じはしなかった。
言葉ひとつひとつが独立しすぎていて、その奥にある物語をほとんど読み取らせないのせいだと思います。
もちろん、僕の読解力不足もありますが。それでも、読み取れるキーワードは「トラウマ」?

>>364-365 「ふたたびレモン」
 ところどころ言葉の意外性に溢れていて面白かったです。そして、それがさりげなくて押し付けがましくないところがいい。
「わたしは泣かされたように」何気ないけれど、凄く良い表現だと思う。
「レモン」も「あなた」も比喩というか、何か漠然としたものの象徴のように読みました。
良くも悪くもどこか視野狭くて片寄った印象。最終連は読み取れませんでした。

>>374 「母へ」
 再び会えたら、の「再」。そして、実際には訪れることのない「再」。
あるいは、「僕」はまた会えるとも思っているのか、作中の言葉だけでは判断できないけれど、
書かれていない「再」への思いが伝わってきます。挿入されているエピソードは、ありきたりすぎると思う。
385Canopus ◆DYj1h.j3e. :03/01/12 01:01 ID:MheqOIqM
>>374 実話かなあ。亡くなったのか、いなくなったのか、どちらともとれる
構成ですね…。もう少しだけ加筆するだけで解決すると思うんですけどね。
目新しいところはないんだけど、素直な感情は伝わってきます。

>>376-377 ちょっと待った。これは作者が、描写力のある、力量を持った人
だと思うから言うんですけど、この詩はまだデッサンの段階ですよ。ハリケー
ンが何かを暗喩してもいない、ハリケーンの襲来による音、色のコントラスト
も明らかでない。ただハリケーンの襲来と周りの世界の描写に終始しています。
ここから何かを始めたい、ですね。がんばってみて。

>>381 ああ、余韻があるねえ。いいねえ。これは私見なんですが、「さみしさ」
は、古今東西の物書きがテーマにしてきたものだけに、「生きるさみしさ」ま
での昇華を期待したいんです。そうなると、3連目の描写を変えることになります。
386 「悪くない」:03/01/12 03:28 ID:25UCcfo9

思い出したくもないことを 思い出したよ
 悪いことじゃない。先のことは茫々砂漠でも
  分かる人には分かってる 見える人には 見えている

 迷うことなくほかを見ればいい。
 悪いこと思い出すのも。
   悪くない


背中丸めてると 見えないもの
電線。 吹きっさらしの風に吹かれて
ほこりっぽい街かど ずーっと遠くま霞んでいる

背中丸めてると 見えないもの
ガラス窓。 でっかいビルのっぽのビル
冬の陽ざし浴びて 光ってる きらきら ぬくぬく

背中丸めてると 見えないもの
 人生。
   人生 思い出すのも
   悪くない。
387名前はいらない:03/01/12 10:32 ID:ZJyMEiGE
>>345
指示代名詞と「愛」の多用が詩を「ぷよぷよ」に弛緩させたという印象がある。

>>361-362
昔話でしか知らないはずのその昔への郷愁をくすぐる日本的な詩という印象を受けた。
「二飛び」の「二」が生のしがらみからの「脱皮」の快感を倍加させた。
対話形式の詩の「あきづ」のことを知っているらしい偶数連の話者のニヒルぶりが
詩に奥行きを与えた最終連がいいと思った。

>>364-365
仮レモン→初レモン→不特定多数のレモン→ふたたびレモン。
恋の酸っぱさをレモンに喩えた。
白い雪の背景にレモン色が映える。
「うまく/かじ」れた「ふたたびレモン」の
再び泣かせた「おしっこの染み」へのダイナミックな急展開(>最終連)が
恋する女心の複雑さを読者に伝えるには充分すぎてよかった。
388戦い:03/01/12 14:00 ID:CJDloa4N
僕等はとりあえず100円引きからはじまって
やがては200円 300円 性懲りも無く
どんどん値下げしやがってそれでも売れる奴は
おばちゃんの心のガッツポーズとともに籠に入れられて
そうして最後手段に半額にされたら
スカスカの棚の中で凍えながらうらみながら
けれども最後は作り笑顔で売られていく
さよなら僕はもう行くが
君は笑顔を忘れないで

プレミア プレミアがつきたい
ありがたがられる存在になりたい
 


私は今日も五時を待つ

389再の空白:03/01/13 00:16 ID:40YG4ypf
【問3】各2点
次の空白に、適当な感じを当てはめなさい。

@私はまるで『  』眠術にかかったように繰り返した。
A『  』低だと分かっていながら、口にしてしまった。
Bどうかしてると自分でも思う『  』三の自己嫌悪も刃が立たない。
C好き。好き。『  』度口にしたのには理由がある。
D既存のそれが果たしてこの感情に適切か、心に反響させて問うてみたのだ。
 『  』近気ようやく結果が出た。私はあなたが   だ。


「はい注目!3分聞いてくれ。
【問3】の質問な、これ「感じ」入力ミスな。
ま、分かってるとは思うが訂正しといてくれ。
次!Dの最後の行。印刷の加減で消えてるが
問題に影響は無いので気にすんな。
そんじゃ精一杯やるんだぞ。
時間余っても裏に落書きすんな。見直ししろ。」


「やった俺、全部「再」て書いたら2点あるよ!」
「そおいう意味だったのか?【問3】の質問。」
「お前、どおいう意味だと思ってたんだよ・・・。」
390ドン亀 ◆YdTp8oxx7. :03/01/13 00:21 ID:9hogaG5F
>>347
ひとつひとつ意味を考えて読むとわけわからんが、音(こだま)として
響かせてみると、結構複雑な響きが生まれるな。無意識も含めた心理描写かな。
>>355
お題を逆手に取ったな。退廃、つーか、色即是空、つーか。なむなむ。
がらーんとした空気は伝わってくる。4連目「血」の重複は気になったな。
>>361
あきづ(秋津)=トンボの古名なのね。演劇の台詞がうまく詩になっちゃった感じ。
>>363
タイトル「鋏」で連続してキリがない詩の一部を切り取った感じだな。
繰り返しの毎日。というよりも、床タイルの無限にリピートするかのような
あの模様を思い出した。「粒」で終わってるのも、なんかショッキングでいいな。
なかなか好きだ、コレ。
>>364-365
うひっ☆少女マンガなのかッ!? あひっ☆てれてれ〜〜〜。。。
とか読んでいたら、最終連にやられた。虚構みたいな世界がそこで
一気に美しくけがされた感じ。
>>366
>>374
すべてお二人さんに言われてしまったのでコメントすることなし。
391ドン亀 ◆YdTp8oxx7. :03/01/13 00:22 ID:9hogaG5F
>>376-377
うまいな。日常的なものがすべて上空へ巻き上げられて、嵐が止んだ
その後に残された光景か。最終行の「頭」が何だか物凄い存在感だな。
全体的にすんごい力。ひとつひとつの言葉に力。「再」が使われて
いないのにかかわらず、ちゃんと「再」が最後にある。言葉ではなく、
実感として。。。ところで、タイフーンではないのね。ふむ。
>>379
同じくA型の俺様を見習ってうぬぼれろ。
>>381
シンプルでいいっすな。「西日」ってとこがミソだな。
>>386
うむ。最初2行でなんだかわかっちまった。詩を書くよーな奴には
大概わかっちまうだろ。悪くはないと思うんだが、いまいち観念的つーか、
説教的っつーか、そんな感じはするな。気持ち悪い改行もカッコつけ以外の
効果があるとは思えなかった。
>>388
ぷはは。なんだろう。ハンドバッグかなんかだろうか。それの擬人化。
おもしれぇし、「再」も感じるんだが、その「再」が弱い感じなのな。
あと、最後だけ「私」なのは、なんだかノれなかった。
392ドン亀 ◆YdTp8oxx7. :03/01/13 00:25 ID:9hogaG5F
今回のお題は「再」。
これをテーマに詩を書いてくれッ!
もちろん、通りすがりのあなたでも、どなたでも参加OKだッ!

締切は1月15日いっぱい。←(また間違ってたら誰か突っ込めッ!)

ルールは>>2-3をパッと読むように。名前欄には「タイトル」を入れるんだッ!

ぢゃッ!
393言葉隠して:03/01/13 04:01 ID:JZvFUjpY
この紙の右半分にマルを描いてみて
もちろん道具は使っちゃダメだよ、君の手で書くんだ
じゃぁ次は左半分に右と全く同じマルを描いてくれ
ちゃんと描けたらまた会おう

さようなら
394一言だけ。:03/01/13 14:03 ID:eNQNd/Ao
>>393
ストップかけに戻って来てもくれないの?
馬鹿みたいにずっとグルグルしてればいいんだね、その子。
ひどいね・・・。
395Open and Shut (1):03/01/13 14:23 ID:xDq0cYJA
 ふと気づけば あたりは残骸だ
ぼくは赤い中古車のなかだ
ここが部屋でないのは死にそうな気分だ
サンドイッチがほしい
お茶がほしい
空はぼくの知らなかった無表情で
金色という言葉を許さない満月
ぼくの頭上から鉛色の巨大鉄球が
一瞬先には降ってくる気配を見せながら
吊り下がり静止している

  *

 国道を徒歩で進む
壁が見える
自動車からでは決して見えなかった壁だ
茂みの奥は存在し
頭の潰された女がいた

  *

 ロケットの輝き
まるでおちんちん
ぼくらの愛と夢と希望と友情のせて
とんでけー

  *
396Open and Shut (2):03/01/13 14:24 ID:xDq0cYJA
 ぼくは あの月を支配した
無慈悲な夜の女王とかいわれていたっけ
ぼくは あの月を支配した
そんな言葉を 地球に記した

  *

 どこまで行っても山は続いているんやねぇ
お姉ちゃん もうちょっとだよ
どこまで行っても植物は続いているんやねぇ
お姉ちゃん 頑張って
どこまで行っても地球は月やないんよねぇ
お姉ちゃん 気を確かに
どこまで行ってもあたしはあたしなんやねぇ
お姉ちゃん 許してください

  *

 鈍器で殴られても人は死なない
しかしどれくらいの重さからを鈍器というのだったか
あの
人間が何年かかっても壊せない
一生かかっても切れない
あの鎖が切れたら
あの鉄球が墜ちてくるぞ

  *
397Open and Shut (3):03/01/13 14:24 ID:xDq0cYJA
 ぼくらは中古車のなかで
常夜を過ごす
ぼくのは赤い
瓦礫はぼくら
鉄球は
もう墜ちた後なのかもしれない

ふと思うことも再々で

  *

サンドイッチがおいしいから
お茶の幻を見る
398名前はいらない:03/01/13 14:42 ID:fChvvLvz
★☆★http://profiles.yahoo.co.jp/tengaiten2002★☆★
★☆★チャットしませんか??★☆★
399「再」:03/01/13 15:34 ID:xyj6m5bx
間近だがじっとは見れない横顔
気付くことはないだろう
伝えることはないけれど
相手は覚えているのだろうか
忘れているのかも知れない
けれどもきっと思い出す
もし二人の目が合うのなら
400名無しの雄=322 ◆YWbBGuPijI :03/01/13 17:27 ID:crD6aTgJ
かなりの遅レス申し訳ありません。
テーマ「先」の寸評を今更ながら。

>>288「下先」
絶世の美女ならぬ、タイプど真ん中を想像しました。
私だけではなくそれぞれ頭に浮かんだのではないでしょうか。
その想像を邪魔する事なく閉じてくれた事に感服します。
夢を有難うで【2点】。

>>245「欠片の番」
皆さんご評価の通り、引っ掛かる所の無い見事な辻褄に力を感じました。
欠片の強い思いを感じますが、あくまでも受身な女々しさ。
その「女々しさ」が、次第に「したたかさ」にも思えて来るので不思議です。
チャンプおめでとうございます【2点】。

後、前回チャンプ「おみやさん」の作者の方、名乗って頂けませんか?
点数いれた者の特権?としてお願いしてみます。
401名前はいらない:03/01/13 19:01 ID:HwkGizwk
871 名前:創作文芸板住民 :03/01/13 17:35 ID:95J37jgE
ご協力よろしこ
★★2ちゃんねる創作文芸板、競作第二弾開催中★★

内容:「成人」※成人をテーマとした掌編小説の競作を行っています。
投稿ではなく、批評・感想のお願いです!!
開催場所:アリの穴 http://ana.vis.ne.jp/ali/index.html
エントリー〆 :1/13(月)23:59 審査は1/15(水)22:00まで。

※まず上記「アリの穴」サイトに入っていただき、作品を眺めてみてください。
参加作品には紹介欄に参加の意思表示として「成人」の二文字が入っています。
現在、続々と作品がUPしておりますので、それらの作品をお読みいただき、
ぜひともみなさまの鋭いご批評・ご感想をいただけたら、という次第です。
もちろん興味を持たれた作品だけで結構ですし、ご批評・ご感想をいただくだけで、
特にレスを返す必要もありません。(感想は一作につきひとつ。点数も入れてください)
また記載は匿名となっています。ご協力をぜひともお願いいたします。

だって。
402名前はいらない:03/01/13 23:33 ID:6dDKA9i/
今日は朝から
いい天気
掃除機かけて
お洗濯
御天道様は
 ぽっか ぽか
物干し竿で
 ゆ〜ら ゆら
私も一緒に
 ふ〜ら ふら
 
403名前はいらない:03/01/14 00:20 ID:mInYjZzy
>>402
すみません
投稿ミスです
404激辛正当派 ◆PmUYNHN29Q :03/01/14 01:06 ID:oExmxgIf
>>355
物の終わりについては、よく描かれていると思う。
しかしテーマを否定することで、
より深くテーマを浮き彫りに出来ているかというと、そうでもないと思う。
>>361-362
第5連の感慨を無下にするような最終連。
ここで余韻を断ち切ることには、好みが分かれるかもしれない。
これには元ネタがあるんだろうか。知っていればもっと面白かったかな。
>>363
クロラ氏のコメントの言い換えだけど、
固形の物語を積み上げただけのように感じて、繰り返しが生きてこない。
積み上げていく中で、言葉が変容していくような効果があればいいのだけど。
>>364-365
なぜ、この最終連が存在するのか。
結局うまくレモンをかじれなかったからか、
うまくかじることは恋の幻想を破綻させるタブーだったのか。いい塩梅。
>>374
シチューにしてもセーターにしても、メッセージそのものにしても、ありきたり。
しかし、ありきたりであることが、もっとも効果を上げているともいえる。
このスタイルは否定も肯定もできない。
>>376-377
基本的には、「タイフーン」をまな板にのせて、
手に持てるだけのレトリックで切り刻んだ、という印象。
一義的なイメージだと思う。最終行はのぞく。
>>381
だいたいは、>>374と同じ感想を持った。
作者にとって「どうしても書かなければならない。書きたい」がつまっている。
その思いの強さを、やはり僕は「いい」と感じている。
405激辛正当派 ◆PmUYNHN29Q :03/01/14 01:06 ID:oExmxgIf
>>386
なんというか、金子みすず的な。
謎かけのように具体を持ち出して、解釈を重ねていくスタイル。
「中の雪/さみしかろな。」くらいの視点の転換がほしいところ。
>>388
こういうのはもっとじりじりと深くまで描写してほしい。
ずっとずっと待ち続けているという感じが、
やはりこの長さだと出しにくい。再び待つ、という決意が見えにくい。
>>389
あーこの穴埋め問題形式の詩、僕も昔作ったことあります。
この作品の方が全然よく出来てる。本当に問われている箇所がミソなんだな。
最終連で謎ときするのは、ちょっと親切すぎるかもしれない。
>>393
これ、まあ確かに「再」なんだけど。
含意もそれなりにあると思うんだけど。
なんか不完全燃焼だな。。。
>>395-397
鋭い感性に支えられた、うまい寓話。地味に面白かった。
時間を前後しながら場面を切り取っているのだが、
谷川俊太郎の引用ともおぼしき3連目がうまくつかめなかった。
>>399
「再」としては弱いな。
起伏ない文章で、一方通行な感じもして、余韻に欠ける。
このつぶやきを生かすために、もっと世界を拡げて描いてみたらどうだろう。
406激辛正当派 ◆PmUYNHN29Q :03/01/14 01:12 ID:oExmxgIf
今回のお題は 「再」 です。
〆切は1月15日いっぱい(1月16日0時)。
あと丸2日です。
書いてる途中の人も、寝かしてる人も、
まだ書いてない人も、そろそろあせって来たはずだけど。。。

ふるって御参加ねがいます!
407:03/01/14 01:22 ID:J9FfgXjV
お前に2度以降は無い
お前には存在してない
もうこれで最後だった
もうこれが最後だった
間に合わなかったのなら
諦めるしかないのだろう
何度繰り返しても
時間無駄であろう
お前には存在しない
もう二度と出来ない
408携帯が再:03/01/14 09:57 ID:mInYjZzy
湯に浸りながら
ま〜たりと句を詠む
どれ位の時が流れただろう
からだが
ほかほかと暖まり
ふらふらと夢心地
暫しの時は流れ
湯の冷たと
仲良く浸る
書きかけの句に
気付く

この湯には魔物が棲んでいるかも
409サイナラ:03/01/14 23:03 ID:M2SAlNEq
僕はどうしても 出会ってしまうし
出会ってしまった影を そうは忘れられない

あの日 僕が投げかけた光
夕焼けに染まった山みたいに こっちへ歩いてきた君

いま 僕の前に
展開している すべての景色

百年後
あるいは十年後
もしかしたら明日
それとも一瞬の時の後

消えてしまっているかもしれない



机の上で 人形がおどけている
少年の頃に縁日で買った トボけた人形
 僕はきっと愛していたんだろう
いま それがわかる
なぜなら机の上にある人形が 幻でしかないから

人形は 遠い昔になくなって
記憶の海から 還ってきて
 いま そこにある
たくさんの海藻を からだにくっつけて
それは宝石みたいに光り さまざまな表情を繰り出す
410_:03/01/14 23:03 ID:M2SAlNEq

笑った表情は あの日の君みたいに
オレンジ色に 染まっている
 僕は何を喋ったんだっけ
 君は何と答えたんだっけ
すべての言葉を録音して 残しておけばよかった
ただ山の稜線を 焦げたみたいなカラスが三羽
渡っていったのは 覚えている

   君は血だらけで 笑っていたっけ

残してきた心が 染みついた人形
もう 帰るのかい? また おいで

もう 会えない?

左様なら

「左様なら」といっては そこに
残してきた影たちが 寂しがっている

せめて「サイナラ」といいたい

再なら

また 会える

会おうよ

幻でも
411故郷 1/3:03/01/14 23:52 ID:54eogrx9
いぶされた夕陽が
煙突につき刺さってゆく阪神工業地帯の一角
俺は裸足にべた靴をはいて
鋪装の剥がれたその路地をゆく
にぶい足裏の痛みに
俺はいよいよ引き返す気力も
なくしている

かつてより低くなった
長家三軒目の軒先で
かつてから老婆だった女が
どろどろの卵油を焦がしている
その苦いにおいが 風のない冬の宙に淀み
ゆっくり路地の隅々へと
夕陽とともに 沈んでゆく
暗いものがいっそう暗い その中を
俺はただ 目を凝らして
探している
傾いだ細い電信柱を過ぎ
妖怪のような瞳光らせた少女たちのゴムなわを過ぎ
首の欠けた風見鶏
のある古い邸宅を過ぎたら
赤茶けた木板の露出した
砂壁の家がある

見つけた
俺の 生家だ
412故郷 2/3:03/01/14 23:54 ID:54eogrx9

そこがすでに廃屋になっていることを
教えてくれたのは かつての
俺の恋人だった
来月には誰かと結婚するという時期に
電話をかけてくる誠実な悪意を
不誠実な俺は
受け取りきれずに 泣いた
泣いて何か愛のようなことを口走ったかもしれない
その後の鋭い沈黙がまるくなった頃
彼女はあやすように言った
「あの家にはもう誰も住んでいない」と

いまでは表札もカーテンもない 死後の生家
それでも箱のかたちで
いまだ何かを囲っているだろうか
それを確かめるため
俺は恥ずかしげもなく ここへ帰ってきたのだ
生活も思想も失望も優雅も
すべて持ち出したつもりの俺が
残してしまったもの
どうつないでも幅が合わないで捨てた
俺の部分を しかし
別にとり戻しに来たわけではなかった
閉ざされた戸口をまわり
割れたトタンの低い塀を乗り越えて 裏庭
砂と植物のまだら模様の上に降りても
もちろん
そこには何もない
413故郷 3/3:03/01/14 23:55 ID:54eogrx9

彼女の真意も 俺の感傷も
そこには何ひとつない
あるのは隙間だらけな俺の
かつて部分であったような何ものか
拍子抜けするほどに ありふれたものだけだ
念のために俺は
そのすべてを割ることに決めた
目を閉じ
そいつの胸ぐらをつかみ
もう再び愛することのないように
なまの拳でうち叩く
もう再び部分へと帰らないように
こなごなにうち砕く
思い出しようもない
粒となるまで



裏庭で踊り終えた俺の
ここは 立つ場所ではなかった
星の見えない空だけが
俺の
故郷だった
414再放送のカタストロフ(1/2):03/01/15 00:23 ID:A/XNIFvB
テレビ画面が記憶の扉を開けた
遙かなる夢の幻視のように

小学校から帰ると
祖父がみていた時代劇
映画館のように暗い部屋で
俺が側に来ても気づかないほど
熱中しているその姿はブ・キ・ミだった
今でもはっきり覚えている
ブラウン管に照らされた蒼白い顔と
光線の影になったまるい背中を
ドラマに没入した恍惚の表情と
孤独で侘しいその後影を

あれから何年たつのだろう
画面の剣士は今も颯爽として
悪役どもを舞うように斬っていく
華麗なる殺陣(たて)
それを祖父は食い入るようにみていた
今だからわかる――
あのころの祖父の荒涼とした風景が
///////ジジィ、早く死ね////////
///////くたばれや、ジジィ///////
そう罵る現実の有象無象たちを
///////死ねよ、うぜぇんだよ///////
///////まだ息してんのかよ、臭〜ぇよ/////////
そう言って足蹴にする連中を
祖父は心の中で斬っていたにちがいない
415再放送のカタストロフ(2/2):03/01/15 00:24 ID:A/XNIFvB
剣士の活躍はあまりにも痛快だ
///////口うるさいジジィ、早く死ね/////////
犀利な疾風(はやて)のように
///////お荷物、ボケ老人、逝ってよし////////
呪詛の化身が斬る.斬る..斬りまくる...
>貴様らこそ死..死ネ...死ネ....
腐れきったこの人間ども
愚劣きわまりない蛆虫ども
!殺る !!瞬転殺る !!!一閃また殺る
>ウォ..ウォォ...ウォォォ...ウォォォォおおお
{潰す {{潰す脳天 {{{電撃ぶっ潰す
ああ華麗なる殺陣
悪役どもは小気味よく倒れていく
この爽快感
このカタストロフを
祖父もきっと感じていたのだろう

ふと気づくと――
すっかり黄昏れた部屋で
小学生の孫が
画面に熱中している俺をじっと見つめていた
416歩行:03/01/15 01:09 ID:x9Vgjj1E
始まる
気がした
ふと
光が射す
ような
気がした
暗闇の
恐ろしさ
それさえ
乗り越え
誰かの
笑った顔が
素晴らしいと
思える
ような
気がした
生きている
そう
感じる
気がした
先の道を
踏む
その
尊さを
見つける
気がした
417名前はいらない:03/01/15 12:32 ID:B7HWCl3R
本日いっぱいで締切です。

お題は「再」。

ルールを>>2-3をよく読んで投稿してください。
418再びかえることのないもの:03/01/15 12:56 ID:PAdsdOit
引き出した
アルミホイルの眩しさに
目がくらみ 立ちくらみ
握り潰した

光は弾けて乱れ飛び
しおれたまま かえらない
惨めでも 悲しくても
どうやったって どうやったって

再びかえることのないもの
それはしおれたアルミホイル。
それは何より、
  移ろう時。
  そこにいた僕。
419re-sort:03/01/15 17:30 ID:zFcwFdRY
再び降り立つ地は血にまみれ
千々に砕かれたPrideは何処Pravda最早失せた真実とGeographicのクレーマー
平熱を装う38度線ふらりふらり朦朧の混濁Gold Rush Hourの飛び込み自殺に苛立ち
紛れ込むi-modeの喧騒雑婚の種
ザクザクザクザクと繰り返すザクザクザクザク
だからさー
オレはさー
言いたい事言ってるだけだけどー
何か不満あるわけー?
それって表現の自由って言うかー
言論の自由奪うって感じー
チョーウゼー
再然するエルサレム
420螺旋階段を歩く様に:03/01/15 19:09 ID:xABCN9kv
幾度となく 我 煩悩の赴くまま
幾度となく 我 過ちを侵し
幾度となく 我 涙色に染まった

幾千の歓喜と
懺悔と懺悔と
懺悔と後悔と

歴史が繰り返り返される様に
性懲りもなく 我もまた

涙が良心の回帰線を越えたなら

笑えばいい 笑いなよ 
そして笑われてくればいい

そして、再び

螺旋階段を歩く様に 我は進む
421螺旋階段を歩く様に:03/01/15 19:12 ID:xABCN9kv
>>420は間違いです。すいません。やりなおし
∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞
幾度となく 我 煩悩の赴くまま
幾度となく 我 過ちを侵し
幾度となく 我 涙色に染まった

幾千の歓喜と
幾千と懺悔と
幾千と後悔と

歴史が繰り返り返される様に
性懲りもなく 我もまた

涙が良心の回帰線を越えたなら

笑えばいい 笑いなよ 
そして笑われてくればいい

そして、再び

螺旋階段を歩く様に 我は進む
422名前はいらない:03/01/15 19:19 ID:TqMkjq+7

 ヒトは 蜥蜴や砂利蟹と違い、
 脚が千切れても 蘇生しない

  しかし、喰うを斬る私の腕と
  声にならぬ叫びは、天に舞い
  永延と貴方の中にわだかまり、
  響き続けれていればと…願う

寄せては返す淡い感情はきしみながら
白波のやうに消えて逝くばかりである


    歪んだ時計は 不規則で         

          順繰りに 廻る其れ等は。



423「 普遍 」:03/01/15 19:20 ID:TqMkjq+7

 ヒトは 蜥蜴や砂利蟹と違い、
 脚が千切れても 蘇生しない

  しかし、喰うを斬る私の腕と
  声にならぬ叫びは、天に舞い
  永延と貴方の中にわだかまり、
  響き続けれていればと…願う

寄せては返す淡い感情はきしみながら
白波のやうに消えて逝くばかりである


    歪んだ時計は 不規則で         

          順繰りに 廻る其れ等は。


424都立家政 ◆MD76fFko5o :03/01/15 19:22 ID:W+sxXLjn
>>418 何が足りないか自分で半分わかってる
>>416 一行で書けそう、君が本気出したら
>>409 君、嘘ついてない?
>>408 その一発じゃ倒せないねよ、でも何か感じるから次回期待
>>407 一つにまとまってる、オレは好き。そっから手を伸ばしたら君どうなるだろ
>>402 才能はあるけれど読者を置き去り。
>>393 話しあうのには同じテーブルにつく必要がある。がんばれ!
>>388 背伸びして届かなかったら背伸びの目的は果てしてない、好きだけどキツクい
>>386・・・保留。

425名前はいらない:03/01/15 19:57 ID:lPWw2Omo
再発行します
IDを入力してください

スタートボタンを押してください
それでは 開始します

あなたを再発行します
あなたを再発行します


・・・・・・・・・・・・-------・・・・・・・・・・ ・ ・  ・  ・


完了しました
あなたを再発行しました


以前のアナタはもう使えませんのでご注意ください


気をつけてお帰りください
お忘れ物のないようご注意ください
ありがとうございました
426425:03/01/15 20:00 ID:lPWw2Omo
題は「再発行」です
427「再想」 1/2:03/01/15 20:57 ID:zQXP6cGH
冷たい空気を吐き出したままで今日も消えていった
名前のない猫たちと行動を共にしていたあの金星の光が
人たちを見上げさせて ため息をつく

足音なんて革のついた自己主張の激しさを思う
缶から蹴飛ばしてみれば次の日には忘れているだけの
果てしのない疑問のような 引っ掛かりを覚えて

数字だけのうるさい会話を思い出して
懐かしさだけを袋に詰めたままあの月へ向かって
ポケットから取り出した氷と一緒に放り出したまま
電子計算機を叩いて会話を交わそうか

 ――2,3,5,7,11,13,....――


割れたカップの中から出てきたおはじきのような
場違いな気分を抱えて笑い出す動物たちは
あのビルの屋上から電線に乗ってやってきた

「無題」と表紙に書かれたメモ帳左手に
僕はもう擬人化された空の赤さを洗い流そうとした
夕立に襲われたすぐ後だったことはとても確かだ
428「再想」 2/2:03/01/15 20:58 ID:zQXP6cGH

風船ガム割れて穴のできた壁際の少年たちは逃げる
その先にはただ蒼いだけの月と口をあけた空
気にならないことはギャグを忘れたふりして塗りつぶしてしまうこと
そしていつも見間違えようのない昨日がそこになる


  今日も再びやってくるのはただ暦をめくるだけの時間
  それを起点とした出口のない繰り返し


あの月へ向かった氷は明日また同じ場所へ帰ってくるかもしれない
電子計算機は軌道を常に計算しているうえに
手旗信号のような会話を繰り返す

見えていなかった全ての星たちのため息を抱えて
路地裏は今日も何かを求めて猫の行進がてんでばらばらにやってきて

「意味のあるものはいねぇが!」と怒鳴りたてていくらしい


 ――2,3,5,7,11,13,....Hello, our unchanging yesterday!――
429名前はいらない:03/01/15 21:10 ID:Oz1iuUs1
冬の工場跡を彷徨えば
気付かずに殺してきた言葉の亡骸に
足を取られ そしてその地に蹲る
俺は今まで何をしてきたのか
ただそこにあるのは
短い命を切り出して
丹念に紡いだ白い糸
夕暮れの街角で少女達が笑う
夕暮れの埠頭で船頭が笑う
そこに何の違いもなく
俺はそこで狂気を見た
430再生:03/01/15 21:14 ID:Oz1iuUs1
冬の工場跡を彷徨えば
気付かずに殺してきた言葉の亡骸に
足を取られ そしてその地に蹲る
俺は今まで何をしてきたのか
ただそこにあるのは 短い命を切り出して
丹念に紡いだ白い糸
「夕暮れの街角で少女達が笑う」
「夕暮れの埠頭で船頭が笑う」
そこに何の違いもなく
俺はそこで狂気を見た
紛れも無い 自身への嫌悪を
船頭と少女達に見た

スマソ、タイトル忘れ&途中で出してしまった。
431名前はいらない:03/01/15 21:36 ID:BWf4ZHIT
>>346
ものすごい勢いで人生指南を受けているが
3本の柱のような(1st,center,last)「restart!」がいい韻を生んでいるような気がする。
「犬」→「one!×3」→「ただ一人」というところがアドリブ演奏的でおもしろかった。
ただ方法論としての自傷の勧めのサディスティック感に辟易した読者層はあったと思う。

>>393
禅問答のような趣で読者の右脳を巧みに刺激する散文詩という印象をもった。

>>395-397
「赤い中古車」の「赤」が忌まわしい暴力を象徴しているかのようで
「赤い中古車」が根源的にこわい。
「中古車」が「棺桶=死」を想起させたならこの詩の舞台は「地獄」ではないだろうか。
作者が意識の深層に”ダイヴ”したときに得た想いをそのまま詩にしたという感じが実にハードだ。
432幕間:03/01/15 22:08 ID:KYDUl+7r
急げ
幕間は短い
呼吸を正せ
前を見ろ
次の拍手へ
称えられる為に

失敗も嘲笑も
顧る暇など有りはしない
次へ
次へ

不安も恐怖も
感じる暇など有りはしない
次へ
次へ

再び上がる幕は栄光に満ちている
さあ
呼吸を正せ
433なんばーわん:03/01/15 22:34 ID:8GlXRiOz
わん!

御主人様が首輪を外した
迷子になっても帰ってこれるように
名前を書いてくれた首輪
外してくれた
真っ赤な紅葉 金色の銀杏
ひらりひらりと地表を覆う
綺麗だな 駆けっこしよう
タッタッタと野山を走ってたら
まあるいお月様が昇ってきた
御主人様?
御主人様がいない
御主人様がいないよ
どこにもいない
首輪を外したのは
お散歩させてくれるためじゃなかったんだ
もう会えないの
迎えに来てくれないの
寒い お腹がすいたよ
御主人様はなんばーわん
それでもなんばーわん
わん!
434名前はいらない:03/01/15 23:03 ID:aeFvQNDy
あと一時間で、投稿〆切ですよ!
傑作って、いがいと即興でできたりするもの。
さあどうですか、みなさん!
お題は「再」。
435ドン亀 ◆YdTp8oxx7. :03/01/15 23:07 ID:+UBlKSFy
>>389
あー。俺もこんなの書いたことあるな。結構、ありがちなのかもしれん。
そういう先入観を抜きにしてみても、ちと読み手に自由がない感じかな。
「こう読め」と世界を限定されてしまってる印象。構成は、うまいと思った。
>>393
一生かかっても、まったく同じマルは書けまい、っつーことか?
もうちっと広げてほしかったな。
>>395-397
5連目が好きだな。3連目は確かに浮いている。ここがなければ全体が
重々しくなりすぎるのを回避するための息継ぎ、って風でもねーしな。
全体的には、繋がっているのかどうかさえわからない断片の連続が、妙に意識を
かきまわしてくれやがる。ハードSFみたいでいて、まったくもってリアル。
>>399
「あんたの無意識から、わたしを引っ張り出してきてくれ」っつーことか?
これだけじゃ、わかんねぇよ。もうちっと読むほうのことも考えて書いてくれよ。。。
>>407
「そうそう”再”があると思うな。そんな甘いもんじゃねぇぞ」ってことか?
これだけじゃ、わかんねぇよ。もうちっと読むほうのことも考えて書いてくれよ。。。
>>408
俺も冬に風呂入ってるうちに寝ちまって、気づいたらぬる〜い風呂ん中で
風邪ひきそうになってたこと、あるな。で、どこが再なのかと小一時間(以下略
>>411-413
むう。格好いいぜ。己を苦しめる、懐かしい想いは壊して、星の見えない
空(虚無)こそが己の故郷と、放浪をつづけるんだな?
しかし、ほんとうに「すべてを割る」ことができたのか、そんな簡単な
もんじゃないだろ、とツッコミたい気はするな。
>>414-415
オチが、うまいな。「なんかそれ、どんどんおかしな展開になってねぇか?」
とか思わせといて、ギクリ。文体もDQNでいい。すごくいい。
惜しむらくは、ところどころくどい説明と、タイトル「再放送」の説得力が
薄いところかな。
436名前はいらない:03/01/15 23:19 ID:iDdI76ao
>>335
正直パターン化しすぎかなという感じがある。
ジョジョ的なテンションの高さで説教してる
ような感じにしか見えない。

>>336
再生とテープの再生を掛けているわけだが
音楽を媒介としたぶん成功してるんじゃないかな とか

>>337
スケールが小さいから完成してるともいえるんだが
もう一歩という感触は残る。

>>338
インドの情景を書いたのはいいんだが、感情的無感動で必死に
薄めようとして、万事を台無しにしているような感じが
無感動が敗北するさまがみたかった

>>340
俺としてはかなり好みの部類ではある。詩としての無駄は多いと思うが
最後の一行はいいし。
437名前はいらない:03/01/15 23:20 ID:iDdI76ao
>>342
情景描写を特異にした感じてとこか。構成にもうちょっと凝ってもらえれば
賛同できた部分も多いが

>>345
性愛の滑稽な部分を取り出して展開したのはいいが
それはそれでという感じかなあ。ドンとくる感覚は薄い

>>346
威勢はいいんだがただのパンクの歌詞て感じ。
ひきこもりを引きずり出すだけの力はない。

>>347
シンプルな構成ながら
深みを出すのは成功してると思う

>>355
廃工場の溶鉱炉、というシチュはかなり萌え。
廃墟の美を花に転化させたのはちょっと打ち消しすぎか

>>361-362
最後の連でいままで構築した情景が台無しになってる
部分があるとおもう。構成的な問題。

>>363
最後の連はいいんだが、構成的には最初の連の印象を打ち消す必要が
あったかなとも思う。粒子が最初からある、ではたしかに変容は
そこにはないわけであって。
438名前はいらない:03/01/15 23:20 ID:iDdI76ao
>>364-365
レモンがおしっこで黄色というのは、案外チープでありきたりだけどなかなか
考えつかない表現ではあると思う。正直泣いたは余計かとも思う。
自分の感情で読者の感情をぶっ殺してる

>>374
ありきたりならありきたりなりにもっとやることは
あるんじゃないかとも思う。

>>376
経過をたどっただけな感じがあるんだが
もっとそれなら冷徹にルポタッチとかドキュメンタリータッチで
行ってもいいんじゃないかとも思う。表現が過剰な割に
つまんねえんだよな。

>>381
さみしくなんかないのはいいんだが
どうも敗北つーか、奇蹟がここにはない
439ドン亀 ◆YdTp8oxx7. :03/01/15 23:23 ID:rlhOQ3FC
>>416
長細さが内容に合ってるよな。しかし、最後まで「気がした」ってのは、
うーむ、リアルなような気もするが、やっぱりつまらんな。
>>418
2連目まではいいと思うんだが、最終連で説明になっちまうのは、なんだかな。
大体それだと「再びかえることのないもの/それは○○」みたいに
いっくらでもパターン増殖しちまうぞオイ。
>>419
なんだか出てくる単語がアンバランスでおもしれぇな。「チョーウゼー」は
ケータイで通話してる奴の言葉かな。かくして現代のリゾートは
再燃するエルサレムになるってか? それとも中東情勢とお気楽な
リゾートとの対比か? よくわからんが、そこはかとなくおもしろい。

疲れた。また今度、必ず全作品寸評やるる。
4404−4=4               1:03/01/15 23:27 ID:pmkfApHR

  4
返し

さと

りコノ2つノこぶし
でナグ
り切レて血し
タタ
り骨ク
ダけて使いもノで
なクな
り  ケ

り飛ばソうとし
ても歯がタタ
ズにまタ2つとも不ジ由にな
り捨て身ノ声を上げ
タマ4
イ当た

り  し

ても反ゲきで
クび斬らレてし
まって
  し

たがって0に近し
441                     2:03/01/15 23:29 ID:pmkfApHR

  し
ばらクし
て4
ノ神がやってきて

にタマ4
イ追加し
ようとし
少し


りコんでし
まっタが

さとっているし
コノ4
返し


ノ動かないこぶし
あし
クチでナグ
りケ
り声を上げ
タマ4
イ当た

り  し
442                     3:03/01/15 23:30 ID:pmkfApHR

ていタら肉も骨も本来あるべきもノが
なクな
りソレでもこぶし
あし
クチでナグ
りケ
り声を上げ
タマ4
イ当た

り  し

かし
ながらまダまダまダまダ存在し
なクな
らないノは3と4
であ
りタとえ4

ノ神がまタタマ4
イ追加し
ようとし
てもコノ4
返し
て4
にな
443                     4:03/01/15 23:31 ID:pmkfApHR

コレをク
り返し
ていクから


を0にでき
なクな
444Canopus ◆DYj1h.j3e. :03/01/15 23:58 ID:t49svrcb
締め切り!お疲れさまでした。

すんません、ちょっと>>401の文芸板で遊んでいたんで、寸評はおサボ
りでした。文芸板、すごい殺伐としてるね…。
445Canopus ◆DYj1h.j3e. :03/01/16 00:00 ID:NLq9BNix
あり?うちの時計、5分も進んでた…。
446ドン亀 ◆YdTp8oxx7. :03/01/16 00:01 ID:VM6c3y/E
締切だああああああああああああああああ!!

しっかしまだ訂正しやがる奴らがいるのか。。
まぁ、訂正というよりは間違い、ってことで許す!
次スレからはちゃんと明文化しとくからな!!!!!!
447鳥類、再び!:03/01/16 00:01 ID:/+NL0DGR
じゆう!ジユウ!自由!時優!路有!児遊!
などと権利ばかり主張するオマエ!
キョトンと突っ立ってる
オマエ!
いいから舞い戻れ
鳥類からやり直せ!!
それなりに堅固な卵の殻をブチ!破って
「オギャァァァンン」と可愛く泣いてみろ!
岩石のちょっとした角にわざとぶつかり
羽根を二枚ばかり傷つけて お払い箱にしろ!
翔べない自由を早々と入手しろ!
そして
ゆっくりゆっくりのっそりのっそり
闇に汚れた荒野の中を
クチバシライト点滅させながら
歩いてゆけ!
ホラホラ!
弱肉強食 数の論理  
野生の王国(日テレ)はもう目の前だぜっ!
448ドン亀 ◆YdTp8oxx7. :03/01/16 00:02 ID:VM6c3y/E
>>444
かわいい☆

これより審査投票期間に入りまする。
では、おやすみなさい。
ぢゃっ!
449お気に入り:03/01/16 00:04 ID:YLFfTEIn
◆やりたい事が無い、収入が無い、生きがいも無い。新鮮食材食べたい◆
◆簡単に稼げるバイトがしたい。ラクして暮らしたい。理想の人と出逢いたい?。◆
◆綺麗になりたい。大人の世界を覗きたい。笑われてもいいわがままでありたい◆
http://plaza15.mbn.or.jp/~u_club/
>>447
まぁ、いいわ。。。セーフ!!!!!!!!!!
451鳥類、再び!:03/01/16 00:04 ID:/+NL0DGR
やっちまったみたいだな。そういや0時〆切だったな。
452鳥類、再び!:03/01/16 00:05 ID:/+NL0DGR
>>450
よし、セーフな。せんきゅ
453構造 ◆/Cej999/v6 :03/01/16 01:00 ID:qJ2X8hTQ
改行規制対策として改行なし。
以下二点
>>395-397
純粋ささえ感じさせるイメージと、最後の連の悲惨さが微妙にマッチしていい感じかなと思う。谷川先生との類似はこの際問題じゃねえだろ。
>>340 
勢いだけで書いた感は否めないが、その勢いを収束するだけの力が最後の一行にあり作品としてまとまっている。と断言
>>440-443
そうだそうだ、この忘れてた手法、読みにくいからこそみな読むこれだね。ガイキチか狂気か悪意、もしくはバイオのゾンビとかとにかくしぶとくて鈍い感じの存在感は捨てがたいかなと。でも2点。

以下、1点
>>345 
文体の味は捨てがたいんだけど個人的にはドンとくるのがほすい
>>347 
味や余韻という点では最高点といってもいいが、小品と大作は同列に扱うべきではあるまい。
>>355
モノクロームと鮮やかさの対比というのはいいんだが構造的すぎるかなあとも思う。突然でてきてはい感動シーンですよという感じがしてねえ。
>>363
余韻の否定をうまくもうすこしできたんじゃないかと
>>364-365
個人的に最後の泣きました、はナシ。行為だけで感情の機敏を説明されちゃかなわん
>>376
荒れ狂ってはいるんだが、もう一歩かなあと。
>>408
マッタリしてていい感じだけど小品は小品
>>419
マジイラついてきていい感じ、延々再生されるノイズ
454投稿作品一覧【1】:03/01/16 01:22 ID:jRRicReR
【投稿作品一覧】
>>335「道半ばにて終わりを迎えた者への詩」
>>336「再生」
>>337「ぼくらの恋の再放送」
>>338-339「Again」
>>340無題
>>342-344「再起動」
>>345「再愛」
>>346「restart!」
>>347「こだま」
>>349「恋はジェットコースター」
>>355「誰もいない葬儀」
>>361-362「あきづの二飛び」
>>363「鋏」
>>364-365「ふたたびレモン」
>>374「母へ」
>>376-377「ハリケーン」
>>381「西日の中でいくどとなく呟いたこと」
>>386「悪くない」
>>388「戦い」
>>389「再の空白」
455投稿作品一覧【2】:03/01/16 01:23 ID:jRRicReR
>>393「言葉隠して」
>>395-397「Open and Shut」
>>399「再」
>>407「再」
>>408「携帯が再」
409-410「サイナラ」
>>411-413「故郷」
>>414-415「再放送のカタストロフ」
>>416「歩行」
>>418「再びかえることのないもの」
>>419「re-sort」
>>421「螺旋階段を歩く様に」
>>423「普遍」
>>425「再発行」
>>427-428「再想」
>>430「再生」
>>432「幕間」
>>433「なんばーわん」
>>440-443「4-4=4」
>>447「鳥類、再び!」

以上、40作品。
456霧都 ◆WISH/t.n/I :03/01/16 03:44 ID:+q2G4goC
早朝の詩板、一人こそこそと点数を投下させていただきます。

今回は、3点・2点はなしで、以下6作品にそれぞれ1点ずつ進呈します。
たまには、感想つきで。
独断と偏見の視点なので、参考にはならないかもしれませんが。

>>338-339 : Again  1点
ハードボイルドな女の子は嫌いじゃない。一本筋が通ってる感じもいい。
でも、集中力が最後まで続いていない気もした。

342 :再起動  1点
出だしに正味20秒の爆笑と、あと引く思い出し笑い。登場する家族が、何を意味
しているのかわからないなりに、独特の世界観が好きです。「ゼンマイ」がいい!

364 :ふたたびレモン  1点
綺麗に情景が見えてくる。悲しいのに暖かい心情に優しさを垣間見た。言葉を
微妙に分離させる方法がとても効いている。最終連はちょっと無理があるかな。
余程大量のレモン水じゃないとそんな風にはならないと思う。

411-413 :故郷  1点
一歩ひいて、ちゃんと冷静に「郷愁」を描き、最後まで集中力を持続させている。
言葉へのこだわりもちゃんとしている。それなのに、何かが足りない。作品その
ものの欠如かもしれないし、私が故郷への甘さを持たない人間だから作者と親和性
をもてないだけかもしれない。

414-415 :再放送のカタストロフ 1点
うんと、これは素がいいんだから、変にこった記号やなにかを挿入する必要がない
と思うな。あと、もう少し連分けが可能だったんじゃないか、とも思う。

425 :再発行  1点
落ちも流れもわかりきってるんだけど、つい読んでしまった。淡々としている所
がきっといいんだと思う。そして最終連の「お忘れ物〜」がいい味。
457クロラ ◆oNwpnhIJYU :03/01/16 07:55 ID:UKIQkNsW
三点
>>354-365 「ふたたびレモン」
 読んでいて退屈するところがなくて、単語の選び方、構成に作者の余裕すら感じました。
最終連の突然の比喩と「泣いてしまった」を説明する感情の描写がないところで、読者を慌てさせる効果もあるのかも。
けちをつけるところはないです。

以下格一点
>>337 「ぼくらの恋の再放送」
 ポップソング的ノリが非粘着質で好感。
>>338-339 「?Again」
 絶妙な冷静さ。スザンヌ・ヴェガを思い浮かべ。1〜3連のまとまりも小気味がよくて。
>>345 「再愛」
 文章に魅力。タイトルに惹かれ。「じーさん」って発音しやすい。
>>355 「誰もいない葬儀」
 完成された格好よさ。死と血と鉄の格好よさ。出来合いのものであるとも思う。
>>361 「あきづの二飛び」
 かけあいの言葉が奇麗。高い完成度と最終連に加点。
>>.389 「再の空白」
 二連目が一番面白いのはどうなんだろうの感。
>>414-415 「再放送のカタストロフ」
 盛り上がってゆく構成の巧さ。落ちはストレートながらカタストロフ。
>>418 「再びかえることのないもの」
 納得させるちからとぜい肉のない文。最後二行も存在感がある。
458yuki ◆whnocyk5hk :03/01/16 16:57 ID:jz/oxFkI
こんちはーただいまー。お誘い頂いてたので、おじゃマムコー。
パッ見で惹かれたものが勝ち(好き)なんで、「面白い☆素敵」と思う作品に
独断と偏見でいきますのでヨロシク。ぺこっ。(投稿された皆さんにお辞儀)
あと時間の都合で、一行でいきます。

各二点の作品
>>395-397 
構造さんの言う最後の連が決め手でした。構成が面白いと思った。

>>340
勢いがあって改行の仕方がありふれてなくて、出てくる言葉たちも壷に入りました。

>>364-365 
素直にうまいと思った。最後の二行は涙より「こうキタか」という感じでした。

以下一点の作品
>>335
なんとなく解かる電波。 おもろいからヨシ!どんと行け!再び。という感じで。
>>342-344
面白かった。PCのゼンマイなんて有り得ないんだけどグルグルまわらされた。
>>361
綺麗に纏まっていて、自分には書けない詩なんで惹かれました。
>>363
おしいっ!もうちょい!

>>414-415

>>440-443

こういう詩自分も書いてみたい。羨ましさということで。
459都立家政 ◆MD76fFko5o :03/01/16 17:04 ID:F+4ziDm5
【3点】 >>419「re-sort」

【2点】
>>346「restart!」 >>363「鋏」 >>364-365「ふたたびレモン」 >>440-443「4-4=4」 >>447「鳥類、再び!」

【1点】
>>336 「再生」 >>340 「無題」 >>345「最愛」 >>349「恋はジェットコースター」 >>355「誰もいない葬儀」
>>361 「あきづの二飛び」 >>386「悪くない」 >>395-397「Open and Shut」 >>414-415「再放送のカタストロフ」>>335「道半ばにて終わりを迎えた者への詩」

作者の観点やセンスで「再」は料理のしがいがあるお題じゃなかっただろうかと思う。
2点作品を5作も選んでしまったけれど、皆力作。僕には書けそうにない。
総合力と新しい詩を求める俺的観点から「re-sort」が頭一つ抜けた感じ。
寸評はゆっくり書いていきます。
460放浪の名無し ◆YffIGX9Bno :03/01/16 20:31 ID:KtBjVJbD
宣伝用コピペ(試作品)

☆☆☆詩人コロセウム☆☆☆
詩人コロセウムとは、ネット詩人がサイトの壁を越え、互いに
競い合う祭りです。
お題「夏」 
※参加者は作品紹介欄に参加意思表示として「夏」と明記すること。
投稿開始日 1/24〜1/27
最終選考 1/28〜1/30
※尚、最終選考は詩板の祭り専用スレッドでおこないます。
枚数は5枚前後 
※ネット上でHNをお持ちの方は、名無しで投稿してください、
批評に私情がはいらないように完全名無し制です。

審査方式
批評(簡素)と点数を参考に最終選考で、受賞者を発表します。
批評(簡素)の場合、投稿者も批評(簡素)に加わっても
いいとしますが、その場合は名無しではなく、コテもしくは、人物が
特定できるような形で簡素(批評)をしてください。
例 コテをお持ちで無い方が、作品を投稿し、なおかつ批評(簡素)
をする場合。

大会宣伝フラッシュ 〜題名記載〜
    URL

※ここにキャッチコピー記載
  会場 URL
  詩板祭り本部スレ  URL

上記の様な祭りを計画しています、もしよければ批評の方を手伝って
いただけないでしょうか?批評だけでなく、自分の作品も投稿できます。
批評を手伝っていいという方は、コロセウムスレまでおこしください。
461ドン亀 ◆YdTp8oxx7. :03/01/16 21:40 ID:960TJP92
>>414-415
すまねぇ。誤読してた。タイトル「再放送」は、その通りだよな。
>>419
すまねぇ。誤読してた。タイトルは「再ソート」ってことだな。
>>421
5連目の変調は、やっぱ変でちょう。狙いが見えん。固い文体はいいんだが、
こなせてねぇな。二連目不自然な「と」の多用など、凝っているつもりなん
だろうが、ぎこちない。あと、「繰り返り返される」って、誤字だよな?
タイトルがらみとはいえ、螺旋階段が出てくる段に伏線がないのも困る。
全体的に抽象的で、かつツギハギだらけの詩といった感じ。
>>423
うーん。いいんだが、表現しようとするものが大きすぎて、とりとめ
ない印象かな。「喰う」は「空」の言葉遊びか?? 「やうに」は、
そこだけ旧かなづかいだと違和感あるな。
>>425
なにげにいい感じ。もう少し雰囲気とかあるとよかったかもな。
これじゃ本当にただの機械の音声だもんな。それがいいとは思わない。
>>427
うーむ。レトリックの嵐だが、一連目から早速、弾かれちまうな。
さすがに嫌味を感じてしまった。じっくり読み解いて行けば味も出て
くるのかもしれんが、そんな気力も起こさせてくれない。
パッと見のおもしろさも、電子計算機で会話をするあたりと、最後から二連目のみ。
462ドン亀 ◆YdTp8oxx7. :03/01/16 21:40 ID:960TJP92
>>430
日常に開いた穴って感じなんかな。そこに落ちることが「再生」なのか、
それとも再生したのは世界のほうか。もっとこう、グッとくるような
質感ある言葉が見たかったかな。
>>432
幕間の緊張感、慌ただしさ、そのバックで発された声なき声を書き留めた
っつー感じ。最終連で観客の前に晴れ姿を現す。人生も同じさ、かな。
「再」は弱いよな。
>>433
二行目で先が見渡せちまった。とはいえ、それでも、飼い主サマに捨てられて
夜の野山をトボトボ歩くわんこの感情は、胸にきた。最後がシリアスじゃ
ないのも、いいな。しかしどこが「再」なのかと小一時間(以下略
>>440-443
「笑い」の時に似たよーなのを見た覚えあるが。しかしあの時より
さらに壊れっぷりを増してんな。いい感じ。
463名無しの雄 ◆YWbBGuPijI :03/01/16 22:41 ID:DQjtO7E7
>>338-339「NO Again」
想像させる物が奇抜。ゆえに単なるインド旅行記にならず、不思議感がでています。
最後「それを言いたいのは---」までの間に、もうほんの少しだけ説明が欲しかったです。
が、それが返って痛い程の寂しさを感じさせるのかも知れませんね。
好みです。【2点】

>>342-344「再起動」
絵が浮かびます。非情に機械です。【1点】

>>346
本来ならば、好きな内容ではありません。思春期の葛藤やモラトリアム的なものは、それを過ぎた者
にとっては特に感動を呼びません(私の場合)。しかしなんでしょうか、、、説教くささや
卓越しました!と言う感が無いからでしょうか。読めてしまうのです。【1点】

お粗末ながら、この様な感じです。
批評されている皆様、大変ご苦労様です。
464ドン亀 ◆YdTp8oxx7. :03/01/16 23:42 ID:C4SytYhf
>>447
すまん。寸評忘れてた。
「クチバシライト」だけおもしれぇな。以上!
ーーーーーーーーーーーーーー
んでは、俺様の審査結果発表。
【3点】
>>364-365「ふたたびレモン」
点数、迷った。普通にうまくまとまりすぎてんだよな。
やっぱり最終連がすべてかもしれん。ここがなかったら、ただの
上手な恋の詩。1点がいいところだった。
綺麗に作られてきた詩が最後に内部から破壊される快感っつーか、
作者自身なんだかわからん世界に投げ出されてしまう虚脱感っつーか。
とにかくまぁ、これだけ皆が賛否両論繰り出す最終連であるからには、
何かがあるのだろう。
【2点】
>>361-362「あきづの二飛び」
これも賛否両論の最終連。俺は好き。読者を突き放すリアリティー。
ただ、突き放し方が、ややミもフタもないかな、とは思う。
形としては演劇の台詞を抜き出したようで、「夕鶴」とかの情緒あふれる
夕焼け色の舞台セットに雪が降ってる感じ。
465ドン亀 ◆YdTp8oxx7. :03/01/16 23:43 ID:C4SytYhf
【1点】
>>363「鋏」
最初、繰り返しだと思わずに読んで、ハッとした。
筒井康隆「驚愕の広野」みたいなポリフォニックな世界観を感じた。
書かれている「台詞」は、ほんとうに「台詞」であったのか?
>>376-377「ハリケーン」
とりあえずハリケーンというからにはタイフーンではないのだろう。
人間的なものを奪い去る力。その後だからこそ、最終連の「頭」の存在感が凄い。
>>395-397「Open and Shut」
やっぱり心の風景なのだろうな。なんだか俺にも馴染みのある風景だ。
鉄球の存在感。怖い。なんつーか、大地を感じる詩だった。
>>411-413「故郷」
いちいち表現が上手いのな。ちと時間の流れが淡々としてて、
そのへん窮屈さも感じた。テーマとしては「ヘッセ−郷愁=なんもない」
みたいな感じした。
>>414-415「再放送のカタストロフ」
単純におもしろいというのは、いいことだなぁと思った。
よく読んでみると、バレバレのオチとも思えるが。
>>440-443「4−4=4」
その枯れ木が悶えながら踊るような文体を磨いていってほしい。
寸評と言うより、独り事ね。。。ごめん。

>>335きっと着いてけないよと恐る恐る。なんだ愉快な人。下2行やっぱりかわいい人。
>>336全センテンス好き。一番の「わぁ」は、蝿。
>>337甘いすうぃーとすうぃーと。苺も唇も使わずに甘くしたのが好み(超趣味ごめんね)。
>>340笑った。雑誌の見開きにデンと載せたい。そんなもんね、と相槌かも。
>>342実際音がある以上に、うるさい。のが凄い。ロボットが凄く早い動き、壊れそう。
>>345歌みたい、凄い。バックコーラスしたい。(ねぇ取って)ささやくように。
>>346引きずり出せや!←男らしい。。。単純にそう感じたこの部分。
>>347タイトル無い時キョトン。タイトル聞いて、上手。どうしようか・・・と相槌。
>>349喫茶店で友達との雑談みたい。例えが上手な子、こんな事言うから感心。
>>355死体ってモロ言っちゃてる割りに異臭がしない。何故かは分からない私その程度。
>>361-362指一本で逆立ちしても真似出来ない。
>>363「夕空のオレンジとブルーに’黒い」←あぁ・・・わかるわかるかも・・・。
>>364レモン=セックス。だ。きっとそう。絶対そう。。。
>>374わかる。とても気持。
>>376-377これ以上無理なくらい細部ずつの説明。
>>381良い。だからもっと欲しい。3倍。
>>396きらきらぬくぬく、もっとココ。潜りたいのに浅いかも。
>>388「おばちゃんの心のガッツポーズ」面白い。最後の一行、もっと威力期待。
>>389答え言っちゃった・・・。最後の気にならせ方上手。ちょっと笑った。
>>393もし目の前で呟かれたら(私宛じゃなくても)、4時間討論したい。穏やかに。
>>395「どこまで行っても’」の連、空飛びながらフアフアの会話みたいで好き。
ちょっと絵が描けない部分が幾つか・・・もっと読んでみる。
>>399もっと彫って。もっと掘って。もっと練って。原石磨いて。
>>400同上。
>>408申し訳ないです。。。入り込めなかった。。。見たい見たい見たい。なに。
>>409-410水臭くなってるかも。再ならは、あはは。左様ならとはどの様なら?
>>411普通に面白い。普通っていうのは「並」と言う意味じゃなく。
>>414良い意味でも悪い意味でもなく。漫画みたい。実際に目で見える絵も期待とか。
>>416改行テクニックに影響されちゃ駄目と思いつつも、やっぱ上手に効果。
>>418アルミホイル・・・銀紙・・・ん・・・ぽっかり浮かなくするにはどうしたら。。
>>419「今時言葉」にむかついた。むかつかせ方上手。
>>420「笑えばいいよ’なよ」急に軽い。のが全体にどう影響してるだろ。
>>422「歪んだ時計は 不規則」なるほどだ・・・。
>>425「あなた」は最後に残しといた方が良かったかも。凄くなる気がする。
>>427独特の例え、真似全然ないね。しかも分かる。
>>430だから再生なんね・・・録画・・・へぇ、面白い。
>>432人生ずっとそうかも。暇さえあれば正してないと駄目なんかな。。。
>>433可愛い悲しい。
>>440頭壊れた機械みたい。でも整理できてるんよ結局。壊れた安定。
>>447なんなら単細胞から・・・。「オギャァァァンン」かわいい。焦りっ放し。
469たもい@以上です。:03/01/17 00:04 ID:bUY8y0YZ
『1点』
>>388おしっこ。パニクラせ方上手。簡単に焦らされたので悔しい。。。でセックスだ。
『2点』
>>389そんなだった、先生。楽に面白い。答え上手く登場させたら3点も。
470たもい@以上です。:03/01/17 00:07 ID:bUY8y0YZ
ごめんなさい、ごめんなさい・・・・。
連投ひっかかった・・・てか、普通に遅かった、私・・・。以上です。
471たもい@かわいい。:03/01/17 00:40 ID:bUY8y0YZ
>>469!!!!!
ごめんごめんごめんごめんごめん。。。
>>388じゃなくて>>364「ふたたびレモン」に『1点』

ごめんごめんごめんごめんごめん・・・・。
472ななほし ◆lYiSp4aok. :03/01/17 01:09 ID:fYK/wOev
 選考参加させてください
 分かりやすい。意味が流れこんでくるような詩を推薦します。

3点 文体が気に入って……一押し。 
361 :あきづの二飛び :03/01/10 22:26 ID:qFnmg7qw

2点 雄大な詩だ
376 :ハリケーン(1/2) :03/01/11 19:08 ID:9FTO8WJh
 夜に突き刺さってゆく闇の息吹きを切り開いて
 窓の外に嵐がきた

1点 おもしろい。ボくらは再び5時を迎える。……と再びがピッと決まっている
388 :戦い :03/01/12 14:00 ID:CJDloa4N
僕等はとりあえず100円引きからはじまって

473推薦??:03/01/17 01:20 ID:fYK/wOev

 チャンプ候補推薦は、1から3点で、その点ごとに3篇推薦できるの?
 一人、で何篇まで推薦できるんですか?
474ドン亀 ◆YdTp8oxx7. :03/01/17 01:25 ID:42Q9m4R+
>>473
持ち点は、無制限となっております。
でもまぁ、普通で一人3〜7作品程度ってところかな。

ただし、審査期間突入後は、素性の確かなコテハン様にしか投票権がありませぬ。

投稿期間中に立候補さえしてもらえれば、名無しさんでも投票できるんだけどね☆
475都立家政 ◆MD76fFko5o :03/01/17 15:33 ID:vaK1pXck
【2点作品の寸評】
>>346「restart!」 
二行目の「引き籠もりの僕をやり直したい?」で作者の世界に入れた、
がそこから(引き篭もり)の展開が無かったのは残念。あとオチも少し弱い。
自分に言っているのか、誰か言っているのかが中途半端に分かりにくく読後すっきりしない部分あり。
が、全体的に疾走する躍動感感じた。英語が使われている詩は個人的に嫌いなんだけど
犬からoneへの持ち運び方とか可愛くて好き。この詩の場合、英語は効果的。俺も英語使ってみたくなった。
そしてパッとみた感じの「行の伸びかた」が激しく美しい。これで+1の2点。

>>363「鋏」
魅力的な一行目。(俺は一行目が面白くないと読む気がしないからです)
作品を流れる全体的な空気、不思議な感じ。面白い。
「意味探し」は俺は敢えてしないでこのフェイドアウト聴きながら深海へ。
けれど深くは眠れないだろうな。
476都立家政 ◆MD76fFko5o :03/01/17 16:13 ID:vaK1pXck
【2点作品の寸評】
>>364-365「ふたたびレモン」
パッと見た感じで作者の激しい繊細さを感じた。
作者が何を言いたいのかについては何も考えなかった。
「か」→「かじ」→「かじ」これだけでもう俺は好き。

>>440-443「4-4=4」
実験的なフリをした詩とか、意味不明の真似をした詩とかは俺は大嫌いなんだけど
これは好き。パッと見てまずもう既に心地いい。やさしい狂人。
でも甲子園の準々決勝で負ける心地よさかも知れない。
作者のまったくこれとは異なる作品ってどんなだろうな?って興味持った。

>>447「鳥類、再び!」
今回No.1のタイトル。本屋でこのタイトルの背表紙見つけたら俺は手にとると思う。
半角カタカナと全角カタカナの使い方とか美しいな。
最後まで一気に読ませる勢い、リズム、作者の生き様、俺は嬉しくなる。
けれど、ラスト一行「野生の王国(日テレ)はもう目の前だぜっ!」で俺的には台無し。
君が面白いのは分かるけれど道化が過ぎるよ、そういう生き方は癖になるぜ。

477都立家政 ◆MD76fFko5o :03/01/17 16:42 ID:vaK1pXck
>>419「re-sort」
新しいバランス感覚。
とりあえず乾杯で君の差し出したワンカップをガブ飲み。意味とか成分は後々でいいし。
ここを前提にやっていったら詩の世界は変わるかも。
個人的に「エルサレム」という単語は詩に使う言葉としては激しく嫌いだ。
478Canopus ◆DYj1h.j3e. :03/01/17 23:38 ID:vSFa1ixl
間に合ったかな、審査です。今回は3点はなし。

>>361-362 ことばの美しさ、世界の構築の確かさに惚れました。これは投稿
作のなかでも随一だったと。でもね、レトロ感を出すあまりに、すべてがレト
ロになってしまった感は否めません。といって、破調をつくると、「世界が壊
れた」なんて言っちゃいそう。批評家なんて勝手なもんだね、の2点。

>>364-365 繊細な描写、レモンのみずみずしさ、そしてレモンを「か/じる」
技巧。すんばらしいです。最終の描写も、私は喪失感としてふさわしいと共感
しました。「数えきれないレモンをかじった」で、一気に白けてしまったんで
す。あまりにステロタイプだし、他の描写とも浮いているし、別の描写がある
んじゃないかな、の2点でした。

>>427-428 地味だけど秀作です。材料がいい。時間、空間を同じように巡る
日々と星たち、そして素数の数列とのコントラストがお見事でした。
ただ、構図には不満が残ります。すべてがくすんでいて、折角の材料が生かし
きれていない印象。あなたの脳内ですべてを処理してしまった印象です。
最終行も今ひとつだなあ、の2点。
479うたた寝死人 ◆WvShSU0mOg :03/01/17 23:43 ID:XjNDMX/4
時間に間に合うように一応点数だけ。絞りきれなくてすみません、、

【2点】
>>338-339『Again』
>>342『再起動』
>>363『鋏』
>>364-365『ふたたびレモン』
>>395-397『Opren and Shut』
>>440-442『4−4=4』

【1点】
>>381『西日の中でいくどとなく呟いたこと』
>>389『再の空白』
>>411-413『故郷』
>>419『re-sort』
>>427『再想』


↓これもいいなぁと思いました。
>>335熱血叱咤口調ながら引いてもみせてバランスをとる所がうまいなぁと。テーマに真正面から取り組む姿勢も潔ッ!
>>340「無題」読み難い形式で字を流すも"baka"音によってつくるリズム。クスリ笑いのユーモアの滲出もまたよかった。
>>388「戦い」>おばちゃんの心のガッツポーズ に心ひかれ。最後手段より最終手段の方が自然だったかも知れません。
480Canopus ◆DYj1h.j3e. :03/01/17 23:49 ID:vSFa1ixl
以下、1点です。

>>336 ことばの響きが好き。でもノイズは激しい。
>>342-344 質のよいコメディを観た時のような読後感。
>>349 ありがちなんだけど、うまくまとめました。
>>355 世界観は好き。どうして「〜のよう」ばかりなの?
>>411-413 前半の描写が、夢の中、「ねじ式」みたいでステキ。
>>423 ことばが綺麗なんで、誤字?当て字?が余計気になる…。
>>440-443 無視できない。歯の折れた櫛、壊れかかった算盤。
481名前はいらない:03/01/17 23:59 ID:zt4VzPbr
間に合わない! 残りのコメントは後ほど!

3点
>>395-397「Open and Shut」
これは本当に面白かった。言葉にしっかりとした質感があって、
惨劇のリアリティを高めているという感じ。
一連と最終連を現在として、その間に過去の断片が挟み込まれた枠構造。
芯がしっかりしているので、読者は安心してイメージを広げられる。
僕は3連目を谷川俊太郎の類似ではなく引用に近いものだと思った。
意図して挿入していると思ったが、その狙いを僕はいまいちつかめなかった。
できたら教えて欲しいです。

2点
>>338-339「No. Again」
>>364-365「ふたたびレモン」

1点
>>340(無題)
>>345「再愛」
>>347「こだま」
>>440-443「4-4=4」
482激辛正当派 ◆PmUYNHN29Q :03/01/18 00:00 ID:oZYJNXow
>>481のレスは僕です。。。
483ドン亀@メロドラマ ◆YdTp8oxx7. :03/01/18 00:02 ID:P3gVGtrI
「ごめんね、もう、締切なの。。。」
「嘘だろ? 締切なのかよ!」

集計、いきまーっす。

お疲れサンクス>ALL
484たもい:03/01/18 00:06 ID:4tQn3eNp
呆れる程に、皆さんお疲れ様。ほんとほんと。おつです。
485ドン亀 ◆YdTp8oxx7. :03/01/18 00:14 ID:wNPl2ZEO
まず、上位10作品
ーーーーーーーーーーーーーーー
>>364-「ふたたびレモン」・・・19点
>>395-「Open and Shut」・・・11点
>>361-「あきづの二飛び」・・・10点
>>440-「4−4=4」・・・10点
>>338-「(No?)Agein」・・・8点
>>363 「鋏」・・・7点
>>340 「無題」・・・6点
>>342-「再起動」・・・6点
>>414-「再放送のカタストロフ」・・・5点
>>419 「re-sort」・・・5点
ーーーーーーーーーーーーーーーー
間違いないか、確認、頼んます。
486名前はいらない:03/01/18 00:20 ID:vp8ie50J
どれもこれも、、退屈なんばっかぁ。。こ このスレなにか変だ、最悪だぁ。
487ドン亀 ◆YdTp8oxx7. :03/01/18 00:30 ID:wNPl2ZEO
自己確認で間違いなし。確定ッ!
ーーーーーーーーーーーーーー
☆チャンプ☆
>>364-365
「ふたたびレモン」

☆準チャンプ☆
>>395-397
「Open and Shut」

ーーーーーーーーーーーーーーー
うーむ。。チャンプ圧勝でしたな。
準チャンプの方も、おめでとうッ!

それでは「ふたたびレモン」の作者の方には
次のお題の提出をよろしくお願いしますです。
488たもい:03/01/18 00:33 ID:4tQn3eNp
間違いないです。プリントアウトして計算しました。w
ご苦労サマンサ。

「ふたたびレモン」の作者さん、後談義でも楽しませてもらいました。おめでとう。
489「ふたたびレモン」作者:03/01/18 00:42 ID:xllPyhuv
ごめんなさい。ほんとうにありがとう。

次のお題は「町」でお願いします。

490名前はいらない:03/01/18 00:44 ID:NM36juDL
>>489
なんで謝るのかわかりません。
普通に「ありがとう」でいいと思うよ。
おめでとう!
491ドン亀 ◆YdTp8oxx7. :03/01/18 00:49 ID:wNPl2ZEO
>>489
おめでとさん。よろしかったら、お名前をば。

えー。では、第24回(だっけか?)へと、早速移りたいと思いまする。

お題は「町」。

締切は1月25日の23:59分で。

ルールは>>2-3。ぢゃっ!
492たもい:03/01/18 00:51 ID:4tQn3eNp
花束赤でまとめたの、特大サイズの少ない数で特大の。どうぞ。
おめでとう。>>489

準チャンプさんには、黄色でまとめたの、可愛いサイズの凄い数の。
どうぞ。おめでとう。>>395
493ドン亀 ◆YdTp8oxx7. :03/01/18 00:53 ID:wNPl2ZEO
>>492
いいキャラだな(藁
ハワイア〜ン☆♪

あ。準チャンプの方も、HNカミングアウト・プリーズ。

>ALL
次戦はもう始まっているぞ。書けッ!!!
494名前はいらない:03/01/18 01:49 ID:QtXw0pvO
なんだ?このバカ。また私情はさんでやがる。しね。
495たもい@ポケ。。Zzz:03/01/18 02:41 ID:4tQn3eNp
>>494
「私だけちゃうやんかぁ〜、みぃんな止めてるやんかぁ〜」(関西のCMより)
たった今、私君に私情のこれ。ところで君のそれも誰かへの私情。あは。
-------------------------------------------------------------

えー。では、第24回(だっけか?)へと、早速移りたいと思いまする。

お題は「町」。

締切は1月25日の23:59分で。

ルールは>>2-3。ぢゃっ!
496遅くて申し訳ない、、 ◆WvShSU0mOg :03/01/18 03:17 ID:d4HnYOhp
もう次の回が始まっておりますが、割り込みで>>479にコメント追加。

>>338-339『Again』
  口調、リズム、ストーリーと、合わさりしっくりと完成していて正にイカスの一言です。
 意外性のある比喩とその説明となる次の行が首尾一貫して味付きで楽しめました。
 英語挿入も必然の形で行われていて、これはもうセンスなんだろうなぁと羨ましい限りです。

>>342-344『再起動』(リンク貼り間違えてすみませんでした。)
  フリーズ→病気だ病気→○○大回転 の作動ラインには読み返す度に笑わされ。回っている状態が正常である
 ものをオフしようとしたりと、「僕」の「病気」の静かな発端はどこだろうと無限階段を覗くような気分になります。
 警告音やフリーズもしているのですが、ゼンマイと擬音語のせいでPCという感じはほとんど受けませんでした。

>>363『鋏』
  「冬の夕空のオレンジとブルーに含まれる粒子のように黒い」にいたく共感(多分作者様とは違う形ですが)を覚え。
 繰り返しても違和感のない進行と右に下ろしていく見せ方も粋です。「粒」で裁つのも鮮やかだなぁと。
 還られる、は敬語扱いでしょうか。ちょっと分りませんでした。

>>364-365『ふたたびレモン』
  私は平凡にレモン=恋と見ました。「手渡して そのまま擦れ違って」いってましたし。
 やはり齧る際の改行は技ですね。レモンに加えて雪、制服と色彩がクリアーで、またその影像の清々しさがストーリー
 に似つかわしい。「おしっこの染み」は上手く実った恋の大破局かなと。又は"こんな筈でなかった"結婚子育ての染み。

>>395-397『Open and Shut』(タイトル間違えてすみませんでした。)
  吊り下がっている、またはもう墜ちた後なのかもしれない鉄球の存在が強烈で、周囲の残骸もろともに読後すら胸を
 重くしますね。軽すぎる3連や趣を異にする5連の、はんだ無しの割り込みが不可解でしたが
 とにかく気になって仕方ない、後味の濃い作品でした。
497遅くて申し訳ない、、 ◆WvShSU0mOg :03/01/18 03:19 ID:d4HnYOhp
>>440-442『4−4=4』
  こういった形式の詩は私にはほとんど解せないのですが、音と、繋がる文意についつい引き込まれていました。
 「―血し/タタ/り骨ク/―」のし「タタ」りがリアルであったり、所々でループしているかと錯覚させられる順路が
 とても『再』であったりで、この表現方法は凄いと思います。最後まで謎解き無しで食らう放置も楽しめました。


>>381『西日の中でいくどとなく呟いたこと』
  透かしで「再」の文字が入っていそうな、心に響く訥々、でした。題名はやや安易な気もしましたが。

>>389『再の空白』
  次のかっこに、としなかったのはDの最後の行の"空白"に"適当な感じ"を当てはめて欲しかったからとか、
 などと変に考えてみたりと。問題文は恋愛モノでなかった方が、仕上がりがからっとして良かったかもです。

>>411-413『故郷』
  描写も話の持ち出し方も全体的に巧みだなぁと。特に最初二連の表現は生唾ものでした。切り方で魅せているのは
 4連目。それらを見せられた後だけに5連後半からは少々味気ない感がありました。411部分の雰囲気を持った作品を
 また是非拝見したいです。

>>419『re-sort』
 踏まれた韻が気持ち良いので苛々とできず、6行目からの口語調も内容が軽くなったことに対する安堵か何かで
 文字面に反して好感。前半とのギャップによって12行目は微笑ましくすらあり、殺伐としつつも安らぐ作品でした。

>>427-428『再想』(リンク貼り間違えてすみませんでした。)
  1枚の大判の絵にすると見応えあるだろうなぁと思わされる、きれいな単語を選って散りばめた詩だと思います。
 読み手が受け取る傍から漏らすその詩想を、後半もなぞったり拾いなおさせることで把持させようとする構成が巧。
498 ◆WvShSU0mOg :03/01/18 03:21 ID:d4HnYOhp

えー。実は、既に第24回(でしたっけか)へと移っております。

         ■  お題は「町」。  ■

       締切は1月25日の23:59分で。

                           ルールは>>2-3を読んで下さい。
『町』ッ!
それは集いである!
人が集まり
家を建て
田を耕し
子を産み育て
そして死ぬ…
人は時とともに流れ
いつかは全く別のものに変わってしまうのだ…
貴様の生家は駐車場になり
遊んだ空き地はマンション
母校は公園になった…
泣くなッ!いいかッ

細 胞 は 分 裂 す る の だ ッ !

貴様の体細胞は絶えず分裂し
古いものは垢になって落ちる…
では貴様は生まれた時とは別の人間か?
否!
貴様は貴様なのだ!
それと同じように!
この町は!
同じ町なのだ!
物事は全て移ろいゆく…
されど変わらぬ!
お前はこの町を愛している事実は
変わらない!
泣け!存分に泣け!
そしてお前の住む町へ帰れ!
そこにはお前の家がある!
妻がいる!子がいるのだ!
貴様と同じ感傷に浸れるような
そんな子を育てるがいい!


少年時代を過ごした町を顧みることは
まるで初恋を思い出すように思える…
501冷たい町の夕日:03/01/18 13:47 ID:/FnkvKSp
都会の冷たさに そこに住む人々の無表情に
私は耐え切れず 故郷へ逃げ帰った

家族も親戚も温かく迎えてくれた
皆笑顔に溢れていて 私も自然と顔がほころんだ

夕焼けの中 散歩をした
私の視界を流れていく風景には 夕日と田んぼの他 なにもない
嫌な上司も
ゴチャゴチャなデスクも
山のように詰まれた書類も
何もかも
ただ 化粧をしていない 本当の私は ここにいる


無機質な町に戻ってきた
能面のような同僚と 言い訳ばかりの彼と クーラーの音が私を迎えた
ここには何でもある けれど 私がいない

ベランダに出た
乾いた風が吹いている

空に目をやると 遠くの方に夕日が見えた
故郷を想い 私は泣きそうになった
それでも 明日から
私の嫌いなこの町で やっていけると思えた
502ゲージ町:03/01/18 19:16 ID:0hov+VvZ
あたしは幾ら逃げたって
この町にいる以外ない
この町以外に行く場所がない
あたしには逃げ道なんか無い
この高い四角い壁に囲まれた
この町からは逃げられない

あたしは実験台だから
薬を何度も飲まされた
検査を何度もされてきた
あたしの苦しむ姿を
高い天井から出てくる目達が
ぴちゃぴちゃ見てる
コワイ コワイ コワイ
でもこの町以外逃げ場はない
503:03/01/18 19:30 ID:JxYy2fVW
A町とB町が合併したC町と
D町とE町が合併したF町が
さらに合併したG町と
H町とI町が合併したJ町と
K町とL町が合併したM町が
さらに合併したN町が
さらにさらに合併したО町と

ニ町が

さらにさらにさらに合併して
現在のホ市ができたと語った
ホ氏の窓から見えた
空がほんとにきれいだった

ニ町の方はニ町の方で
P町とQ町が合併したR町と
S町とT町が合併したU町が
さらに合併したV町と
W町とX町が合併したY町と
Z町とイ町が合併したロ町が
さらに合併したハ町が
さらにさらに合併してできた
ニ町だったけど

空がほんとにとホ氏は語る
「空がほんとにきれいだ」と

空がほんとにきれいだった
504放浪の名無し ◆YffIGX9Bno :03/01/18 22:26 ID:irjYYSD+
みなさん、参加してください。お願いしますね。

☆☆☆詩人コロセウム☆☆☆
詩人コロセウムとは、ネット詩人がサイトの壁を越え、互いに
競い合う祭りです。
お題「夏」 
※参加者は作品紹介欄に参加意思表示として「夏」と明記すること。
投稿開始日 1/24〜1/27
最終選考 1/28〜1/30
※尚、最終選考は詩板の祭り専用スレッドでおこないます。
枚数は5枚前後 
※ネット上でHNをお持ちの方は、名無しで投稿してください、
批評に私情がはいらないように完全名無し制です。

審査方式
批評(簡素)と点数を参考に最終選考で、受賞者を発表します。
批評(簡素)の場合、投稿者も批評(簡素)に加わっても
いいとしますが、その場合は名無しではなく、コテもしくは、人物が
特定できるような形で簡素(批評)をしてください。
例 コテをお持ちで無い方が、作品を投稿し、なおかつ批評(簡素)
をする場合。

「天国と地獄、一度楽しめる大型企画」宣伝文句
会場  readingstation
http://www.readingstation.dyn.to/
詩板祭り本部スレ 詩人コロセウム
http://book.2ch.net/test/read.cgi/poem/1042704797/

505名前はいらない:03/01/19 01:29 ID:0H/BFscd
 う〜む。 せつないでしぃ〜 人生が二度あれば〜 死ぬまで命は生きている
死んだら死んだで生きて行くさ〜
  でも、せつないねぇ  (−−涙 〜

>>502 :ゲージ町 :03/01/18 19:16 ID:0hov+VvZ
あたしは幾ら逃げたって
506拝啓:03/01/19 01:37 ID:iYWQP+Rt
バイバイ、住み慣れた故郷。
帰ってくるかなんてわからないけど。
もしも傷ついて帰ってきたら、君はもう姿を変えているかもしれないね。
でも、空気は相変わらずのまま、僕を包んで欲しい。

バイバイ、住み慣れた町。
もう、ほんの少ししか、ここでの風は感じられないけど。
でも、僕は、いつかこの町に僕の姿を届けるよ。
遠くはなれた街から町へ、僕の声を届けるよ。
そうできるようになれるまで、ほんの少し待っていておくれね。

僕の、町へ。


追伸
リンゴの青い実がつく頃と、雪が積もる頃に、毎年一度帰ってくるから。
だから、せめてそのときだけでも、同じ空気でいてくれよ。
507:03/01/19 01:53 ID:tgL9nppM
 
住みなれたこの街にいて
どこもここも見なれた景色
ずっと一人で生きてきた
この街の人たちの
あくびも苛立ちもしらないままで
夕焼けがとてもきれいだ
僕という範囲が共鳴している
 
508:03/01/19 05:25 ID:+wYqLNEm
 春
朝の水はまだ冷たく眠気顔を引き締めるのには丁度良かった
手始めに屋上に登り景色を見渡すと其処には今までとは違った
空と町の絵が繰り広げられ変化を噛み締める事が出来た

 夏
熱さに嫌気がさし涼を求めて自転車をひたすら漕いだ
切っても切っても風は温く急遽持ち合わせの小銭で掻き氷を買った
頭がキンキンに冷えるのは嬉しかったが下っ腹もキンキンに冷え次の日腹を壊した

 秋
窓を開けると藁の香りと言うか秋の夕方特有の臭いがし少し故郷が近く思えた
鱗雲は子供たちに早く家路につくようにはやし立てるかの如くのっそのっそと進んでいた
夜屋上に上がった、月夜の景色もこれまた格別

 冬
南国育ちの私には雪が珍しく童心に戻り朝の新雪を踏み固めて行った
途中、登校中の学生に見られ恥かしくなり顔が熱くなった
冷たい澄んだ空気を絡ませて吸う煙草がいつになく美味く感じた

そして今、変化の無い変化を感じるこの町に私は居て
こんな変哲の無い文章をつらつらと書き連ねている
これがどんなに幸せな事かと思えるゆとりを与えてくれたこの町に私は感謝している
509難儀やのぉ〜:03/01/19 05:46 ID:il3CmBwj

オイオイ そっちへ行ったら
アカン
    アカン アカン

そっちにゃあの娘が オルヤン
犬は 正直
なんぎゃのぉ〜

あの娘が 好きヤン 言ったら
アカン
    アカン アカン

モテモテ あの娘がわらっとる
恋は しょうじき
なんぎゃのぉ〜

子供だった昔の 暮らしに
戻ってみたい
育った
   街に 戻って
恋もない 夢もない あの娘もおらへん

 ああ、……

暮らしに いろどり
なんぎゃのぉ〜

510ぷぷ:03/01/19 05:56 ID:C3zrmRnr
おまんかなり臭うよ
511a forest town(1/2):03/01/19 06:56 ID:GSNq00Lt
「ぼくの町に来ませんか」
そういう手紙が届いたのは、まだ夜が明けきらないときだった。
「わたしはここが好きだから行けないわ」
そう答えたものの、少女はこの手紙にさからえないことを感じていた。
「大丈夫、ぼくが案内します」
なにが大丈夫なのだろうと思いながら、少女はパジャマ姿のまま手紙について行った。
まだほの暗い道を手紙はどんどん進んでいく。
まるで速回しのビデオのように風景は流れていった。
どれだけ遠くへ行くのかと思っていると、やがて大きな森が見えてきた。
「ぼくの町はこの森の中にあります」
いくら子どもだからって、そんなおかしなウソはわかるのにと少女は思った。
「ウソだと思うでしょうが、行ってみればわかります」
手紙は少女の心を見すかすように言った。
それはなんの変哲もない森だった。
と思うと、突然、明るい視界が開けた。
そこには小さな家が数え切れないほど密集していた。
鬱蒼とした森の中なのに、発光する生物があるらしくまるで昼のようだった。
512a forest town(2/2):03/01/19 06:57 ID:GSNq00Lt
「ここがぼくの町です。あなたの家も用意してありますよ」
そう言うと手紙は少女を一軒の家に案内した。
前から住んでみたいと想っていたとおりの家で、少女はすぐに気に入った。
ほしかったグランド・ピアノがあり、窓辺には大好きなバラの花が咲き乱れていた。
「あなたはここで、自分がしたいことして、楽しんで暮らせばいいのです」
ずっとここに、ひとりでいなければいけないのと少女が思うと、
「大丈夫ですよ、あなたの仲間はおおぜいいます」
同じくらいの年ごろの子どもたちがぞろぞろと現われて少女を囲んだ。
皆とても明るく親切で、すぐに仲良くなった。
彼らもそれぞれ自分の家を持ち、好きなことを好きなだけしているから幸福そうだった。
その中には少女が入院中に知り合った、とても繊細な詩を書く男の子もいた。
「また逢えたね、うれしいわ」
いつも顔色が悪かったその子も、今は見ちがえるように生き生きとしていた。
それにしても、この町の住人は子どもばかりだ。
「ここは森の揺籃の町。ここですくすくと何百年もかけて森の木が育っていくのです」
そう言われると、少女は自分の中に新しいいのちが泉のようにわいているのを感じた。
それはえもいわれぬ充実感、このうえない喜びだった。
       *
早朝、ひとりの少女が病室で静かに息をひきとった。
その死顔はとても穏やかだった。
513山崎渉:03/01/19 13:21 ID:33JLtwpT
(^^)
514名前はいらない:03/01/19 16:27 ID:mU7Jj5gS
>>499-500
観念的な詩という印象。
「変」(>…)と「不変」(>!)といったりきたり。

>>501
日記調を感じた。田舎と都会の描き分けにプロトタイプとしての抑揚。
夕日に郷愁を誘われ泣きそうになりながらの
明日への自信の根拠が書かれていないような気がする。

>>502
「町」のゲージ(籠)の中の「部屋」のゲージであり
「町」から逃げられないとすることによって
「部屋」からは逃げられるということになる。
だとすると「部屋」の「コワ」さ加減が減ると思った。

>>503
算数のように「合併」を繰り返した「町」と「空」の連関性がそう高くないのに
「空」に力点が置かれてしまいそれらが分離したという印象がある。

>>506
「故郷=町」の擬人化による手紙形式。
その擬人化が中途半端である気がする。
2行目と追伸1行目の心境変化。
515名前はいらない:03/01/19 16:28 ID:mU7Jj5gS
>>507
二次曲線的な上昇カーブという印象を受けた。
冒頭とラストの各2行の詩的表現的緩急。
1行目と2行目は意味が重複してはいないだろうか。

>>508
四季で綴り分ける人生肯定。
それぞれを3行でかっちり描きこんでいる感じがする。
刺激になるかもしれない毒性を微塵にも感じさせない作品という印象を受けた。

>>509
仮に朗読をするとしたら芝居めいた読み方をされるはずの
「なんぎゃのぉ〜」にテンポと脱力を感じた。
ただ「街に戻る」連のトーン・ダウンが気になった。

>>511-512
”韻”らしきものをほとんど感じさせないこの作品は
「散文詩」か「超短篇小説」かのどちらにジャンル分けされるのだろうかと思った。
516神戸:03/01/19 19:51 ID:vphHt3F+
俺の頭 胴から離れた
俺の頭 俺は南へ お前は北へ
俺の頭 これからは自由さ
俺の頭 自分の力で生きるのさ
俺の頭 トラックでカタコト
俺の頭 脳味噌揺れるぞ
俺の頭 かなり気持悪い
俺の頭 犬がくわえてる
俺の頭 ちょっとした観光気分だ
俺の頭 吼えて尻尾を振っても何も出ないぞ
俺の頭 飢えてるなら俺の耳を食えよ  
俺の頭 カラスが鷲掴み
俺の頭 巨大な卵と間違ってるんじゃねえのか
俺の頭 急上昇 弧を描いて急降下
俺の頭 飢えてるなら俺の目玉を食えよ
俺の頭 魚が突っつく
俺の頭 優雅に水中遊泳さ
俺の頭 群れを成して岩の周りをグルグル回る
俺の頭 飢えてるなら俺の唇を食べろよ
俺の頭 猫がペロペロ
俺の頭 肌と心の乾きを癒してくれた
俺の頭 体は丸まり目は三日月 具合でも悪いのか
俺の頭 飢えているなら俺の鼻を食えよ
俺の頭 美しい君に恋をした
俺の頭 君は優しかった
俺の頭 君に与えられる物は何も無い
俺の頭 悔しくて悲しくて俺は逃げ出した
517神戸(2):03/01/19 19:52 ID:vphHt3F+
俺の頭 坂道コロコロ
俺の頭 ここは未開の荒野
俺の頭 思い返せば何もいいこと無かったな
俺の頭 ここで終わるのも悪くないか
俺の頭 俺は干からび蛆が沸いた
俺の頭 見知らぬ誰かが墓を立ててくれた
俺の頭 墓の前で手を合わせている奴がいる
俺の頭 墓の前で涙を流してる奴がいる
俺の頭 時は流れた
俺の頭 人はこの地を頭(こうべ)と呼ぶ
518『若い浮浪者』:03/01/19 19:59 ID:QgCpvISX
 寒さの群青色の中に浮かぶ公園
 家無しの浮浪者に悔恨が訪れ
 追憶が 浮浪者の神経に触れ
 
 失うものなど何も無いと吐き捨てた日
 汚れてるのは世界と結託した街のほうだった
 街と噂話は浮浪者のカナタにとどまり
 悪意に満ちた微笑も 公園までは届かなかった
 代償として失くしたものは張り詰めた想い
 いつしか汚れてしまった若い浮浪者
 ダンボールの家とボロ毛布 伸び放題の髭と髪のまま
 一日また一日を閉じる内いつしか
 守りたかったものを忘れてしまった
 
 寒さにか感傷にか そんな事実に息詰まり 
 ごみ箱を漁るのと同じ仕草で浮浪者
 追憶に埋もれた想いを砂場に探した
 かじかむ手につかんだのは砂の詰まった心の空き缶  
 拾い上げられると砂がさらさら音たてこぼれた
 心の中身の空洞が聞こえ 浮浪者静かに額にしわを寄せ
 錆びた空き缶からこぼれおちた砂たち
 浮浪者の前 砂漠に広がり大気を乾燥させた
 群青色の寒さが浮浪者の唇をひび割れさせる
 喪失と乾いた空の重圧は浮浪者をうちひしぎ
 生き続けるという終身刑を投げかけている
 無音の嘆きも水分失い どこにも届かず蒸発 消えた
 
 場所は 寒さの群青色の中に浮かぶ公園
 心貧しき若い浮浪者 汚れに飲まれていく様を
 世界と結託した街が微笑しつつ監視していた
519名前はいらない:03/01/19 20:02 ID:2ZYaGv7v
退屈だ ねむりたい
520↑ほとんど同意:03/01/19 20:09 ID:3Z8bsT7y
また、鹿いたのかよ?
たまには、別のもの賭けよ!
521撫子さん ◆ikeEr7LE3I :03/01/19 21:26 ID:kyeg967c
>>499-500
このシリーズ毎回楽しみになっちゃたかも☆ 毎回、強引なたとえがうまくって、
笑っちゃうんだケド、ミョ〜な説得力もあるんだよね〜☆
今回は町をヒト細胞にたとえちゃったか〜。すっごい!☆ よく考え付くよね☆
大槻ケンヂに朗読させたら似合いそう☆

>>501
言いたいことが明快で、すっと入ってくるよね☆ でも、表面は入ってくるんだケド、
肝心なところは見せてくれないんだなぁ、って思たよ★ すっと入ってくるのは、
「冷たい町」の紋切型にハマってるからなんだよね☆ あと、すべてを句読点使った
普通の文章にしてみると、ただの作文になっちゃうのに、それでも詩情を感じるのは、
やっぱ行分けの力かな☆ 既存の「型」に力を借りちゃったね。あなたの表現ほしい★

>>502
こわ〜い★って思いながら読んでたら、最後二行でしらけちゃった★
「コワイ」って言葉を使わずに「コワイ」を感じさせてほしい★
全体的にもひとりよがりかなぁ★ ただの強迫観念って感じするし★
タイトルはよかったっすー☆

>>503
「町」と「空」の対比かな? 合併を繰り返す町はゴチャゴチャした
ツギハギみたいだけど、空はさっぱりひとつのものだから綺麗?
だとしたら、表現足りないなぁ★

>>506
たまに故郷に帰ってみたらえらく変わっちゃってて思わず郷愁にふけったことあるヒトとか、
これから故郷を離れて都会へ出て行くようなヒトには共感されそう☆
でも、町が描かれていないよね★ 追伸のとこ矛盾してるし★
522撫子さん ◆ikeEr7LE3I :03/01/19 21:56 ID:OoDAtZZF
>>507
街は見慣れてる、街の人々は知らない。うーん、なんかこれだけで、
人がいるのに空っぽの街、感じさせるよね〜☆ この「街」の質感あるからこそ、
最後二連「僕」の孤独に説得力産まれる〜☆ でもえらいコンパクト★

>>508
ん〜。。。「町」じゃなくてもいいような。「村」とかでもいいような★
あと、句読点もっと使いたくてたまんなかったでしょ?☆ 使ってほしかった★
読みにくいの〜〜〜〜〜〜〜!!★ あとタイトルよくわかんない★

>>509
町の暮らしにくさと、楽しさと。って感じ?☆
おもちろい☆んだケド、説明的なせりふ★

>>511-512
んー。書き慣れてるんだか、書き慣れてないんだか、よくわかんない★
ピーターパンみたいなお話で、手紙が案内役。とにかく登場人物の表情も
顔すらも見えてこないんだよね★ そこには文字があるだけ、人がいない。
手紙だから?☆ それにしても無表情な描写、「た」ばっかりの行末、楽しくなかった★

>>516-517
んー。「俺の頭」の繰り返しはいいリズムだな☆って思うんだケド、
そのリズムにのって右側の言葉読んでみても、ノリがついてこないんだよね★
最後の一行もこじつけっぽいし★ でも、死んだ頭が書いてる詩だと思うと、
地獄のまま止まってしまった町みたいな痛ましさ、生まれる、かな?★

>>518
痛々しい詩だな〜★ 徹底的に、繋がりを失くしてしまった浮浪者を描いてるね☆
でも、最後「監視」されてるのが救いだよね☆ 社会と繋がっててよかったね☆
できればもっと「浮浪者」って言葉を減らしてほしいかな。多すぎると軽くなるよ☆
523OO万華鏡OO(1):03/01/19 22:57 ID:k7iZyYIm
赤いランドセル 重くて
ゆがむ道を歩く
あざやかな花のみつ
汚いなんて思わなかった
甘くて ただ
帰り道を歩いたよ
甘くて ただ
家に着きたいと思ったよ

なつかしい曲のフレーズ
少し歌うと思い出す
あの夕日がしずむと
お母さんに怒られた
早く帰らなきゃね
楽しいことばかりじゃなかった
小さくても考えて
精いっぱい生きてたよ
時にはそれが恥ずかしかったけど
あのころの私をみじめだとは思わない
夕日にぼやけた写真をながめると
胸がつかえて苦しかった
524OO万華鏡OO(2):03/01/19 22:59 ID:k7iZyYIm
空がきれいだね
街はそれを今日も受けとめて
変わろうとしている
あのころの私をのせて
どこまでも広がっていく

ゆがんだ道がまっすぐな
明日の誰かにつながって
甘くて ただ
想うだけで精いっぱいの
足を街まで運ぶよ
昨日のやまびこが
今日をやさしくゆらした
525Smile:03/01/20 03:37 ID:Wdp8ptmb
むっくりと起き上がったら腹が減っていました
仕方が無いので食べ物を探しに山をおりることにしました
途中の畑には野菜が一杯なっていたし
おばちゃんもおじちゃんもいないのでちょっといただいてみましたが
まだお腹がすいている もっと下ろうこの坂道

和洋中どのお店に入っても
店員さんが逃げていくから
僕はおなか一杯食べました
スーパーに入ってみました
こここそまさにパラダイス
肉・魚・野菜の食べ放題で
僕はおなか一杯食べました

平凡な毎日を送るのもいいけれど
一生分の幸せを一日で味わうのもいいもんだ
僕はもう満腹です

銃を向けられた熊を見たとき
私には彼が少し笑ったように見えた
526飽地(ほうち):03/01/20 11:51 ID:kPGOjp0H
プラスティクスと鋼鉄の まじわり
が産んだ沢山の子供 それは細い脚を無数にもつ
電子虫 か細い声で鳴いている
黒い箱のなかで
という町が ある

私がシャワーを浴びている時
排水溝の 奥から
きぃ きぃ と
きしむ無数の声を聞いた
という生活感覚は
すぐに虚構として処理された

振動しているみたい
なにかアパートの壁が
の夜に 体温を奪う風
よくできている システム
未来へ自然な凍死体を送る風
結託している のか 恐れて閉じ篭っている
のか この町は
527_:03/01/20 11:52 ID:kPGOjp0H

天蓋を開いて 覗き込む男の眼が見えた
夜空から 私たちを点検していた
という月へ 私は陳情する

私のユーザーよ 穏やかに眠らせてください

私は黒い箱の 天蓋を開き
号令を待って そこにいる虫たちに
反抗されている

許してください私にはあなたたちを自由にしてやれるほどの腕がない
(私のやり方に従わないいうことを聞かない偏屈な壁のようなプログラムは死んでしまえ)

好きなところへ勝手に歩かせると
探しものをするように歩きまわるだけなのが おもしろい
という 飽食
という 飽地

この町は 私の頭の天辺に乗っている
528クロラ ◆oNwpnhIJYU :03/01/20 15:01 ID:Ol1PafFS
>>503 「空」
 「ニ町が」とか一人称がないところとか、言葉の見せ方がうまくて引き付けられました。
シンプルな骨組みがそのまま生きていて、多分、作者が思った通りのものを作れているのではないかと想像します。
繰り返しがあることで、書かれていない部分を見せる手法だと思うのですが「きれい」を三回も書くのは少しくどいような気もします。
その部分以外に読者に読み取らせるきっかけをなくしてしまっているような。
529:03/01/20 17:46 ID:ldXay35l
この町が市になった日
それは何も変らない一日
八百屋の親父はいつも通りに声を張り上げ
自転車屋の主人は少女の自転車のパンクを直す
ブラウン管の15秒のニュース映像と
新聞紙の10cm四方の文字列
小学校の表札が新しくなって
新規の住民票を取りに来る人の列
それはきっと平凡という名の葬列なのかもしれない
俺は小さな喫茶店で本を読む
それは何も変らない一日の終わり
陽が沈み家に帰ると二人の客が来た
「今日、お隣に引っ越してきました。つまらないものですが。」
手には小さな煎餅の箱
「とてもいい町ですね。」
「いえ、今日から市になったんですよ。」
俺の口調はどこかぎこちない、よそ者の様な響きだった。
530生への執着:03/01/20 18:26 ID:QQQRBZqw
夕暮れへ 染まるビルたち その意味は

たゆまぬ努力か 無駄骨か

家が建ち 住めば都と 笑えども

福は来らず 次の空



増大するエントロピー
531ひかりのまち:03/01/20 23:56 ID:CXXBShXI

教祖は路上で説法し
一生懸命に見殺され
小学校の土塀の上に
仙人だけが腹を出す

饐えた香の根源は
昇龍軒の骨だった
犬の首には見えぬ
タマは昨日死んだっけ

煙草屋角では死にたくない
煙草屋角では死にたくない
婆は箒で掃き散らす
埃は舞ってまた戻る

歪んだ川で山椒魚を獲って
今日は火でも熾しとこうか
無人の木造住宅漁って帰る
532何か、そういうようなこと:03/01/21 00:16 ID:dvOThYjo
日はもうとっくに沈んでしまったのに、
なぜか俺はまだ、こんな所に立っている。
たぶん失われてしまったものなのに、
なぜか俺はまだ、君を探している。

見下ろした町がなんだかやけに白くって、
俺は泣こうとした。
だがやっぱりやめた。あんまりそういう気分じゃないから。
ただ、ここから立ち去れないでいるだけで。
国敗れて山河在りィ、城春にして草木深しィ。

あそこに居ることはたぶんもうできないのに、
なぜか俺はまだ、こんな所に立っている。
携帯電話に残った君のメールだけが、
こんな俺にまだ、たぶん永遠に、笑いかけてくれている。
533渋谷:03/01/21 01:46 ID:U2GkQEqv
捨てそこねたレシートを指でぴらぴらと
風を刻む空想で歩く

人混みでは急に立ち止まらないで
あなたの言いつけは
今でも右頬が覚えていて消えない

途切れた人波に
坂道を振り返る

夕暮れはとろりと落ちて
金の飛沫が街へ散らばる
雑踏のむこうに
低い大きな赤い月
駅ビルに半月に切られて

締めつける甘い回想が
この坂道で
あのビルの下で
今はただ
喧噪に踏みつぶされて

冬が行き過ぎる また
あなたが通り過ぎたように

534得た時に失うもの (1/3):03/01/21 20:48 ID:jmbsBCOH

   今の俺は "街"の雑踏にまみれ すすけて見える?

俺は "町" を出た

"夢を叶えたい"
ただそれだけのために
それまで培ってきたものを 全て 捨てて

   あれからどれくらい経っただろう?

反対する人は多かった
誰の言葉にも耳を傾けなかった
彼女は泣いた
それでも俺の心は変わらなかった
535得た時に失うもの (2/3):03/01/21 20:48 ID:jmbsBCOH

尊敬していた人の諌めより
好きな女の泣き顔より
大事な事のように思えた

思っていた

   今でもそれで良かったんだと 思っている
   多分

こうして 生まれ育った "町" を出た
536得た時に失うもの (3/3):03/01/21 20:49 ID:jmbsBCOH

夢を手に入れた俺
今もその中で生きている
以前より 垢抜けた 生活も華やかになった
昔の俺と違う俺がここにいる

と同時に
大切な 何か
も一緒に忘れてしまった
気がする

町を出て街に来た代償
537得た時に失うもの (3/3):03/01/21 20:51 ID:jmbsBCOH

   今の俺は "町"の長閑さに飢え くすんで見える?
538得た時に失うもの:03/01/21 20:52 ID:jmbsBCOH
申し訳ない。
>>537>>536の最終連になります。
539なかまちさんとーめ 1/2:03/01/21 23:29 ID:3f1olkjL
今また2回こけた空き地
乾いた乳母車の持ち手を見つめて
多分誰かを待っていた少年が独り

低い団地にしがみ付く夕陽
細く吐き出された大男の影に
靴より大きな石を避けつつ駆け寄った

   ねーおとーさんどこにいくの

ふたつの影が手ぶらでその町を出た

     *

施工したての人工塗料の臭いを掻き分け
諮問一つ付いていない思い扉をくぐり
小さな右足が遠慮がちに上がりこんだ

化繊の髪を透かせるオレンジの照明
大きすぎる革張りに不安定に腰掛けた少年が
冷えきったた赤飯の小豆を器用に摘み出す晩餐
540なかまちさんとーめ 2/2:03/01/21 23:31 ID:3f1olkjL
   ねーおとーさんここどこ

勝手の違う大きすぎる湯船
不安げに父親にしがみ付く少年に
大きな手がタオルで蛸を作り泡を吹かせた

小さな手が蛸を潰し
大きな手が蛸を作り

父親はそれで少年の視線を釣りながら
立ち込める湯気に優しく声を響かせた

   港山 中町 三丁目

振り向きかけた少年に慌てて作るタオルの蛸
大きな蛸と小さな蛸がもう1時間も抱き合って

   みーなーとーやーま
   なかまちさんとーめ

   もう一回
   
   みーなーとーやーま
   なかまちさんとーめ
541瓦礫の街 1/2:03/01/22 01:01 ID:pWYSpZ6R
ぴかぴかに丹念に磨かれた機体が
黒く重い機影を引きずって
空から重い重い霰を播かなくなってからどれくらい経つか

地上では子供達が元気に遊ぶ

瓦礫の下でかくれんぼ
砲塔の陰でナイショ話
朽ちた戦車は秘密基地

みんな輪になり集まって
崩れた鉄筋探検に

失なったものがどれ程大きくとも
人は強く優しく生きてゆく

錆びた鉄板はフライパン
弾の破片はマグカップ
コンクリ片は家の壁

足りないものは創ればいい
幾らでも術はある
歌ですら
542瓦礫の街 2/2:03/01/22 01:01 ID:pWYSpZ6R
瓦礫に響く歌声は悲壮感など無く
ただ底抜けに明るい

それでいい

強くたくましく前に進め
振り返る道がしかばねばかりだとしても

しかばねの上の生は揺ぎ無く強く美しい


願わくば
願わくば皆に
皆に幸あれ

ここは
ここは我が生きた街
543名前はいらない:03/01/22 01:06 ID:V9T2T5iA
★----------------------【【裏・情報・取引】】--------------------------★
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
◆裏情報取引サイト→http://www.kawachi.zaq.ne.jp/dpdan803/
◆国際免許取得→→→http://www.kawachi.zaq.ne.jp/dpdan803/
◆悪徳業者情報→→→http://www.kawachi.zaq.ne.jp/dpdan803/
◆あらゆる調査→→→http://www.kawachi.zaq.ne.jp/dpdan803/
◆委託販売募集→→→http://www.kawachi.zaq.ne.jp/dpdan803/
◆宣伝・掲示板→→→http://www.kawachi.zaq.ne.jp/dpdan803/
◆投稿H画像→→→http://www.kawachi.zaq.ne.jp/dpdan803/
◆高純度科学物質→→http://www.kawachi.zaq.ne.jp/dpdan803/
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
★---------------------↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓--------------------★
544「ある雨の──」  1/2:03/01/22 21:12 ID:ZDTMBgee
雑音らしい特徴を失ってとめどもなく流れていく
居心地の悪さだけを蹴飛ばしたら
あの風船は中身が抜けていくまで空に降り続ける
そんな雨の中で ボールだけ見えなくなる

てんでばらばらの行き先を目指して歩く人たちの
傘の模様とその回転と角度が同じなので
小さく笑ってみて角砂糖をばら撒く今日も
眺めだけはたった数メートル上でよかったのだから

あの  だけが僕の目の前で踊るその嬉しさと哀しさ
それはきっと他の人には見えなかったし
誰の言葉としても伝えられなかった


彼と彼女はそれぞれ違う建物の屋上を見上げて
何事もなかった昨日を勝手に振り返り
そうやってこの縦長の空は作られていった
──とある人が語り継いだ

誰もが  を知らないことはどこにでもある事象
そんな気違いじみた風景を許容してしまう大ホールを抱え
ただ黙々と歩くだけの祭りが今年もやってくるだろう

545「ある雨の──」  2/2:03/01/22 21:12 ID:ZDTMBgee
向こうに見える山々の向こうがまた山だという幻想
その冬の冷たさはそのまま雨に打たれた泣き声と叫び
そんな昔のことはもう忘れていいと思う……のだが

その風景というのは記憶だけのものだから
僕は  を名付けられないこの息苦しさを捨てて
今日も地上三階のコーヒーショップで昼の時間を迎える

どこを見上げても白から黒への移行の一日
雑音が全ての言葉を流してしまうそんな歩道で
衝突することもなく方々に流れていくのは 水ではなく

  はもう誰にも届かないような昨日の空気のようで
明日もそのまま街に溶けていくように見えるだけ
546白い自転車:03/01/22 21:48 ID:yXlDQoTD
『白い自転車』

みんな
まだ覚えているかい?
あの白い自転車に乗った少年の神様を
くすんだベレー帽を耳までかぶって
よくとおる口笛でポルカを吹いていた
あの痩せっぽちだよ

少年の時代がかった白い自転車は
大通りを 商店街を 路地の津々浦々を
車輪を軋(きし)ませて走っていった
この町の誰もが少年を見かけた
少年の自転車が通ったあとには
彗星のしっぽのような白い光がベール状に広がり
懐かしいポルカの旋律がいつまでも残った
そしてこの町の誰もが その光を浴びたんだ

その瞬間から
町の小さな揉め事は解決し 車の中で悪態をつく人はいなくなった
いじめられっ子は友達と楽しく遊び 寝たきりの老人にお見舞いカードが届き
親に虐待される子供は姿を消し それどころか全ての子供たちが
デザートとプレゼントをもらって 仲良くそれらを分け合った
政治家たちは心の底から人々の事を考えて 涙を流して政敵どおし抱擁した

そんな突然で闇雲な
優しさと幸せに包まれて ぼくたちは
正直どうしたらいいのか分らなくなり しまいには激怒して
寄ってたかって少年の白い自転車を叩きこわしてしまった

少年の神様はしばらく自転車の残骸を見つめていたが
やがて無言のままどこかへ行ってしまった
547白い自転車;続き:03/01/22 21:49 ID:yXlDQoTD

みんな
もう再会したかい?
あの懐かしいポルカに 彗星の自転車に
町のみんなに笑顔を分けようと必死に頑張ってる
ちっぽけな少年の神様に

この町にはまだ 深い痛みや憎しみや
暴力や悪意があふれているけど
どれだけ心が豊かになっても
生きるかなしみは消えはしないけど

夕暮れのひとり 帰り道
花屋の前に 電柱の上に みんなの心のなかに
曲乗りをしてくるりと回る
白い彗星の自転車に乗った少年を探しているんだ
みんな
覚えているかい?
あんなにも健気な少年の神様を

もう間違えない
もう間違えたくない
ようこそわが町へ
白い自転車の神様
548歴史的建造物:03/01/23 00:45 ID:3S1B8zwa
町は嵐に耐えて孤独に堪えてしがらみの中で立体化する
手触りがある
町はひとえに歴史的建造物という栄光の下
破壊と再生を繰り返す
排気ガスと騒音が季節感を超越し
町行く人々の流れが時間の速度を緩めたり早めたり
町はだからこそ神がかりな祈りの呪文を嫌う
町はまったく無言で神話を超越する
こうあるべきだの前に
こうなっている

町は主張しない
町は破壊され再生される
町はただそれだけの
物体としてのリアリストなのだ
549(タイトルが浮かびません):03/01/23 04:09 ID:JrLYncGV
建物の隙間に挟まる私は肉片のようにして取り除かれるのを待ちつつ
いつか取り除かれるべき存在なのだと知ってはいても
つまようじに偽装した保安庁のやつらが掻きだしに来るのは
歯ブラシが仰々しく薬臭い粉をつけて迫ってくるより的確であるから恐ろしいな

明日は風に晒され酸化しようとも
この街にはもう必要なところは全て吸収され尽くしてしまわれた後だから
私がどうなろうと知ったことではないのだとカスはカスなりにまだ頭は働くが
月曜日にならないとまだ分からないとつき返された応えは
月曜日を待つこともできずにいるかもしれないなどという未来予測の元にはなくて
会社の未来を日本の未来を地球の未来を強制させられた時代と世代は
交代とともに後退したのはよくよく考えれば起こりうることだったのだと
誰がそのように今思い至ったところで何がどうなろうというのか

街路に落ちるは屍ばかりだとそこに映る水鏡の影を見ながら感じたが
明日を飛び越え明後日を過ぎればきっとなどという淡い期待は
持たないほうが身のためだということに気づくのに何年かかっただろう

私は君の顔を思い出す何度も それが今更でわざとらしい
550重い出の袋:03/01/23 06:37 ID:E90YAmmI
久々に会社を早く上がり、まだ日のあるうちに家路へついた。
町では子供の笑い声がまだ遊びはしゃぐ
空は茜に染まり、飛行機雲が一筋。地面へ映る影は伸びていく。
僕は・・・不意に思い出す。

もう昔になった「あの頃」の
今もこの町に息を潜めている思い出を
そして、この町がくれた友達を・・・

あの頃も今も僕は、この町が大好きで仕方ない。
町中を知り尽くし、毎日駆け回り、
子供にしか通れない抜け道を探し
祭りには必ず出てはみんなで仕切って。
学校から帰るなり鞄を玄関に投げ込んで
宿題もせずに毎日通った公園、駐車場、駄菓子屋。
何故か恥ずかしくて見れなかった告白の一本桜。
商店街でみんなでかじったあのコロッケ。
毎日が楽しくて、時間がいくらあっても足りなかった。
でも今思っても、コロッケやっぱり高かったよな・・・。
そう思うだけで笑いがこぼれる。

いつの間にか気が付くと肉屋。
僕もおじさんもあの頃のままだった。

「おじさんコロッケ14枚!」

力はあるほうだと思っていたが
コロッケ14枚の袋は何故かずしりと手にきた。
それはおじさんがおまけしてくれたのもあるけど
この町での消したくない思い出がいつの間にかそれだけ増えて
袋を重くしてたってことだよな、みんな・・・。
551カソウバ小町の快感:03/01/23 07:10 ID:ITI3rII8
ここは仮装場
華麗な粧いの狂宴にスノッブの嘘々しさを競い合う快感
段ボールの連結邸宅に瀟洒な背景を演出

ここは仮想場
もげた翼繕い高層巨大墓標上に飛翔するイメージの快感
無機質コピペ空間張り付く蜃気楼の恋愛

ここは下層場
空に晒された透明エレベータを墜落するめくるめく快感
潰れた残骸トマト見て見ぬふりする雑踏

ここは火葬場
夥しく精励なオーブンで脳内に足の爪まで焼尽する快感
粒子無尽の紫煙に漂う町の爽やかな呼吸
552名前はいらない:03/01/23 07:14 ID:RIvUmBUA
553俺の町:03/01/23 10:52 ID:sFUayvHX
カッチョコイイBIG MOTORBIKEを買ったのに
カッ飛ばせる道がないのが悲しいんですよ
まるでバイソンの信号待ち
まるでチーターのおしくらまんじゅう
混雑する野性のダサいこと

ナウいツナギは見せびらかせるけど
俺はファッション・モデルじゃないんです
ガチョーン

郊外のハイウェイで
風になろうか
風になったってしょうがないんです
セクシー・ギャルが見てくれないと嫌だ
かわいいコギャルにもこう言わせたい
アッと驚くタメゴロー

トレンディーなBIG MOTORBIKEを買ったのに
翔んでるライダーを気取れないのが悲しいんですよ
ガングロ・ギャルが会話してる
チョベリバ・チョバチョブ
きっと俺のことを噂しているんです

ここは俺の町だから
ヒーローになる必要があるのに
実はさっき立ちゴケしてカウリング壊してしまった
シェー
554_:03/01/23 10:52 ID:sFUayvHX
*注釈*
「ダサい」=かっこ悪い。
「ナウい」=今時風。
「ガチョーン」=よく知らない。
「コギャル」=女子高生。
「アッと驚くタメゴロー」=古い有名なギャグらしい。
「トレンディー」=最新の流行。
「翔んでる」=アバンギャルドな。
「ガングロ」=山婆。
「チョベリバ・チョバチョブ」=超ベリーバッド・超……なんだっけ。。
「ヒーロー」=甲斐バンドの80年代のヒット曲。
「立ちゴケ」=信号待ちなどで、立ったままバランスを崩してバイクで
コケること。最悪級にかっこ悪い。
「カウリング」=バイクについている風防。立ちゴケして割れるのは
仮面ライダーのアレのような大型カウリングのみ。
「シェー」=赤塚不二夫の漫画の登場人物の台詞。意味は知らない。
555あぼーん:あぼーん
あぼーん
556ハリウッド、ノンフィクション:03/01/23 12:30 ID:fOpgsm75
ここには匂いというものが
ない
モノクロームの世界に
幾何学模様の町が広がっている

光源というものは
ない
あるいは
俺が発光しているのだ

さ迷い歩くが行き場所は
ない
道を尋ねようにも人間のいない
プラスティックの町だ

俺は天然色を見たい
草露の冷たさに触れたい
温かな獣の毛に包まれたい
ここは寒くも暑くもないんだ

すべてのものに文字が記してある
Qだの 贋だの □だの random
1万メートル先にも恐らく文字は続いている
出口はどこだ 出口はどこだ

目を開くだけでよかった
広大な迷路街の向こうから
文字列を割って 光は射し
緑色に光る「島」と書かれた看板が現れた
557名前はいらない:03/01/23 12:56 ID:lIWHGX/e
地理・阿国自慢スレにポエムと和歌と演歌厨房が炒るぞ
詳しくは、呱呱に恋い
     ↓
http://travel.2ch.net/chiri/#15
558 ◆MD76fFko5o :03/01/23 20:06 ID:fXX7V2S3
         ■  お題は「町」。  ■

       締切は1月25日の23:59分で。

        ルールは>>2-3を読んで下さい。

        なるべく楽しくやりましょう。
559ナイトストーク 1:03/01/23 21:08 ID:wTf1bl+6
真夜中の街を
魂の震えすら潜めて徘徊する詩人は
 あっちへ不螺不螺
 こっちへ歩路歩路
やがて死人になって
とろけた時間と空間で出来た
この街を漂えば
死にかけのコンクリートとガラスでできた
打ち上げられた鯨を見つけるだろう

それは
臓物はあの窓から零れる平穏なる白色光
腐っているのになんて温かさ
骨はこんなに冷たいのに
そのうち
夜と朝の境界線で
殴られた女の咽び泣きや
住処をなくした男の嘆きだって
骨の隙間からは
響いてくるが
どうせ死にかけなんだから
560ナイトストーク 2:03/01/23 21:14 ID:cq7TeLsy

歩道の傍ら転がった
捨てられた紙屑みたいに
また
 あっちへ不螺不螺
 こっちへ歩路歩路
月が照らすぼんやり道を
さらなる方形になった光を求め
闊歩する
漏れ伝わるのはどうせ
温かな平穏と柔らかな拒絶だけなのに
月が手にとれるように見えても
やっぱり月であるように
求めても詮ないものを

いっそのこと闇を纏えばどうだろう
誰も知らないこの街で
誰も知らない風になって
彷徨えば
足下の淡い影だけが
月のつくってくれた唯一
存在の証
ここにいるよ
ここにいるよ
 あっちへ不螺不螺
 こっちへ歩路歩路
でもここにいるよ
561ナイトストーク 3 終:03/01/23 21:15 ID:cq7TeLsy
やがて
夜がどんどん下がってきて
白くなってきたころ
死人はようやく詩人になって
鯨の腹に帰るのでした
562Canopus ◆DYj1h.j3e. :03/01/23 21:46 ID:gT99DQbF
何か、溜まってるね…クスクス。

>>523-524 小さい頃の思い出の部分なんか美しいね。そんな美しいガラスの
欠片を集めて万華鏡ができる、という構想は素晴らしい。その材料に若干問題
があって、もう少し深みがあればなあ、と思いました。

>>525 ちょっとカリカチュア入っていますね。彼には余罪あり、と睨みまし
たが、如何でしょう。随分と大胆な犯行です。場面の切り取り方が秀逸。

>>526-527 おお、これはやられた。副名詞とでもいうのかな、ことば遣いが
ユニークで素敵です。ストーリーが単純で分りやすいのも魅力です。ちょっと
箱庭的な世界の表現が気になったかな。
563岩窟 ◆KZDKOP7GbA :03/01/23 21:57 ID:tuMNKnTx
?。
564Canopus ◆DYj1h.j3e. :03/01/23 22:01 ID:gT99DQbF
>>529 可愛らしいリアルさがあって、頬がゆるみますね。平凡の上に平凡を
重ねたドラマ。オチもちょっといい話、って感じ。この表現を綿々とつなげる
と、すごい詩になるのではと、一瞬身震いしました。

>>530 うーん、前半のかなしみと後半の視点とが噛み合っていない感じ。町
ということばを使わずに短い詩で勝負した気概を買いたい、ですね。

>>531 不思議な読後感があります。作者好みの絵の具で全身を塗られて神輿
の上に乗っかったような。世界観は面白い。ただ、視点がゆらゆら動くんで、
座り心地が悪いんですよね。
565Canopus ◆DYj1h.j3e. :03/01/23 22:21 ID:gT99DQbF
>>532 物凄い意地悪な言い方かもしれませんが、これはクソ真面目に書いて
も、面白くないと思います。いっそのこと自分を、大見得を切らせてピエロ化
させちゃえば。そうすると漢詩のミスチョイスも生きてきます。

>>533 丁寧できれいな情景と心象の描写ですが、「締めつける甘い回想」で
あー、言っちゃった、と思いました。一括りにしちゃった、と。渋谷とわかる
風景もちょいと入れたかったですね。確かに坂は多いんですよね。

>>534-537 町と街の違い、過去と現在の自分の違いのコントラストをテーマ
にしたんですけど、説明的でストーリーを追っていくだけの展開になっていま
すね。そのストーリーにも、もっと魅力やスパイスがほしいところです。
566Canopus ◆DYj1h.j3e. :03/01/23 22:40 ID:gT99DQbF
>>539-540 何かを伝えたいようでいて、その実は何も言っていない(笑)。
それでいて、二人っきり(これからは違うのかな)の父子の情愛は伝わってき
ます。風呂場の蛸と少年の歌が印象的なので、前半は単純にしてもよかったかも。

>>541-542 挽歌であり、力強い希望の歌、でもあります。表現のストレート
さも詩を引き立てています。しかし、何かプロパガンダ的なものを感じるのは
気のせいでしょうか。
567歌舞伎町の女王:03/01/23 22:58 ID:Pq1o+Co0
流行歌をくちもとから誑して 手持ち無沙汰な紳士を癒すのよ 酒と唾飛び交う中 
狂喜舞踏で疲れたわ だから貴殿の腕の中やすらかに眠らせて 子守唄はテキーラで
歌舞伎な格好が似合うねと 殿方はハイソに絶賛 あたしをデッサン 明朝散々
極楽町に巣くう極楽鳥は無愛想で あたしはいつも糞をコウモリ傘で防ぐの
過去の思い出はきっと未来には重いでせう 今はこの薄暗さがロマンティーク
悦楽女が真冬に真夏のファッションショー あたしはコートで凡てを隠すの
高徳王の仮面を外せば殿方ご起立 今宵はスタンディングマスターベイション
568名前はいらない:03/01/23 23:29 ID:aU/5f/QI
>>567
椎名リンゴ?
なんか、そんな曲があった気がするんだけど……
歌詞の詳細は知らないしなあ(w
569名前はいらない:03/01/24 00:49 ID:BmP77I2+
>>568
確かに林檎ちゃんの曲のタイトルでもあるが中身は>>567とは違う。
まあ林檎ちゃんテイストちゅうか林檎ちゃんワードがいくつか入っているが。
ちなみに一度聞くとよろし。彼女自身が叩いたドラムが怨念たっぷりで怖いでつ。

ttp://www1.vc-net.ne.jp/~yukis/ringo/kabuki.html
570町っぽい 1:03/01/24 01:15 ID:Xn7rKgnU
雪が降った、滑って
尻餅をついて氷を割っちまった
泥溜りの中で
ガチガチに磨かれた液晶物質は
白血球が反応するように
つぶれたディスプレイの中で
都市計画を打ち込んだ

公会堂にライブハウスにと
冷たい風はポルカとハウスの
間の路地裏で落書きを見る
塗られた反吐を即座に乾かす、
やがて浮き出る
乳黄色のプラスチック
平坦な、

空から鳥瞰図的に睡眠を示す
そうして恋をしたりすると
ぶつぶつと鳥肌がたつ
そのクレーターのひとつひとつに
よっかかって寝ていたり
あたりがすっかり暗くなったら
偽木セメントでブルースを作る

パチパチパチパチはい拍手
手と手の間に針とか置いて
ああ詰らない12個1ダースの
ビールの連結が
571町っぽい 2:03/01/24 01:15 ID:Xn7rKgnU
そうだそれらに雪が降る
かわりにシリコン液の中の
白濁脂肪でもいい

めをつぶり
ゆびをおしつけ
瞬間的に緑色にして
すべてを黴させてやろうという
陰謀も知らずに

地上では子供達が元気に吐き気を
催してそれが染みてもういちど
木が生える、森になる
鳥がピストルズを歌う
572構造 ◆/Cej999/v6 :03/01/24 22:11 ID:9OzPcobE
ひさびさに批評モード
判断基準は"イメージの想起""その強弱""構成"で

>>499-500
東とん平のヘイユウブルースを髣髴とさせる強引さというか
かなり芸風が固定されてるからこれもこれでラモーンズというか
なんというか。

>>501
まあ、町のイメージそのまま。非常に正確。そして表層的かなと
共感の鍵という感じかな、CDの表の面という感じ
"冷たい町 MR.CHILDREN"みたく。

>>502
まあ精神的な叫びという感じだが、これはもっといえばCDのあおり文句かな
"人間の深淵の世界を望む、プログレッシブロックの名作!"みたいな。

>>503
最後の異化作用、空が綺麗だった、ですべてを収束もしくは
拡散させている。それをよしとするかあしとするかは別として。
ただ拡散させるにはちょっと最後のことばが弱いんじゃねえかなと
太陽の光を合併したすべての地区に反射させたらどうだったろう、とかさ
573名前はいらない:03/01/24 23:16 ID:qsmwWdOb
>>516-517
マテリアルな視点が漫画的な笑いを生んだ。
タフな道中での「頭」の男っぷりが気持ちいい。
テーマ適合化を図ったような駄洒落で締めた最終行が積み上げてきたイメージを弱めた感じ。

>>518
最終連が視点を「公園」を含んだ「街」を俯瞰することができるくらいにまで上昇させたので
「公園」で展開されていた「浮浪者」のシビアな物語がファンタジー的色彩を帯びたような。
ただ詩の気温的背景である「寒さ」が「群青色」であることによって伝わりにくくなっているし
「浮浪者」が主体である文章で主語のための助詞「は」、「が」が省略されたことにより生まれるリズムが
詩の雰囲気にそぐわないと思った。

>>553-554
ある種の耽溺や陶酔を基調とした「詩」文化へのカウンターパンチ。
昭和ギャグの連止めが強烈な「どうでもいい感」を醸しだしてファンキーだ。
時代錯誤的な表現が確信的であることは
「注釈」のパロディー風の>>554が無かったとしても明らかであるので
作品の一部であるような>>554は書き過ぎているような気も。
574町の生誕祭:03/01/24 23:18 ID:F0S57/Ne
町が生まれてから死ぬまでに
数え切れぬ人が生まれて死ぬ

無私を空十命なる水滴の涙は
荒んだ石畳に落ちて弾け飛び
また、散っていくのでしょう

弾けた飛沫が何処へ行くのか
飛沫以外誰も知らない、多分
飛沫自身も知らないのだろう

だけれども確かなことは一つ
かれらはまたどこかで一つに
無間の荒んだ荒野のどこかで
何処から来たのかも知らずに

やがて、一つの町が生まれる
寄り添いあって、新たな命が
無私を空十命なる水滴の雨が
町角にて再び始まりを告げる

町が生まれてから死ぬまでに
数え切れぬ人が生まれて死ぬ
575構造 ◆/Cej999/v6 :03/01/24 23:44 ID:9OzPcobE
どうでもいいが左とん平だった。東八郎とごっちゃになってた。

>>506
もし擬人化がエピゴーネンを述べるだけの対象になっている気が
愛憎もしくは節制その他うずまいていてもいいのではないだろうかと。

>>507
三行目が強すぎるが、全体シンプルな言葉を生かしている。。
構成はうまい。全体的なイメージの拡散は大好き。

>>508
人間万歳なのが結構素敵
だが無難でもある。完全防備の人間万歳
批判される余地も残さない。

>>509
かなり枯れたイメージ、それが味といえば味だが
物足りないといえば物足りない。

>>511-512
そうだな、ひとことでいえば
レトルトカレーを作ってる、そんな感覚だな。
少女がどうした?森がどうした?こんななぁ氷像の
ガチガチマンコだ、道徳の教科書のほうが
山本周五郎とか乗っかっているだけまだ面白い。
NHK教育の小学校4年向けさわやか三組の萎えチンコだ。
576「午後の車窓を眺めながら」@:03/01/24 23:59 ID:e+Sw5Rvn
・・・そして僕は、ふと何かを案じ、ふらりと
そのまま電車に乗って仕舞った。

暖かいシートに坐り、電車の中で
スムーズに流れてゆく景色をぼうっと
眺めていると、うつらうつらと瞼が重くなってゆく。

・・・チャイム。と同時に一斉に鳴り出す
駆け足のタタッという音。
幼き日の放課後が訪れると、
遠くにオレンジ色の風船が送電線の間をゆらゆらと昇っていき、
サッカーボールを威勢良く蹴る音が聴こえ、
そして空は今にも降り出しそうな曇り空だった。

その日の日直はもう誰も居ない教室で
窓から身を乗り出しながら黒板消しを叩いていた。
ふと前を見やると、
校庭のコンクリートに燃えるような夕陽が照返していた。
さっきまでは雨が降る気配さえ、あったのに。
彼はふと顔を顰めながらも、じっとその陽差しをを見据えようとしていた。

僕はそのまま教室の机の上で寝てしまった。
まだ塾の時間までは、たっぷり在る。
577「午後の車窓を眺めながら」A:03/01/25 00:04 ID:dd4SJFDE
・・・しかし目が醒めたら、朝は凍えるようにしてやって来た。
冬はどうやら、もうそこまでやってきていたようだ。
ドアのノブの冷たさに驚きつつも、
教室を出て、自転車置き場を見てみると
サドルのところには真新しい霙が積っていた。

その巨大な団地の空は、
綺麗に四角く縁取られていた。
鉄線に囲われた繁みの中には
葉の落ちた樹木の枝が、凛として佇んでいた。

そろそろかと塾に向かうと、
駅の前には丸い噴水があった。
一定の間隔で噴いたり静まったりしていた。
雑居ビルの進学塾の教室の窓から
生徒が頬杖を突きながらそれを見つめていた。

そこで僕は、ふと何かを案じ、ふらりと
そのまま駅に向かい、電車に乗って仕舞った。

電車の中で車窓をスムーズに流れてゆく
景色を見ていると、ふと昔見たような景色を錯覚して
しまうことだってあるのだ。

まだ時間はたっぷりあるんだけど、
さて、これから僕と
何処へいくとしようか?
578十二月の街:03/01/25 02:11 ID:hhZKP55g
さよなら
あなたといるのは苦しすぎるの

育ちすぎた二人の嘘が
鏡の中いっぱいに映し出されてしまって

ほんとうは嘘のつけないあなたの瞳から
涙のように真実がこぼれ落ちているから

暗い窓の外で
真綿のような雪が降りはじめたら
街は白に覆われて
金色の灯だけが浮かびあがる
街行く人たちは幸せそうに見える

ジングルベル 誰もが急ぎ足で
愛してる人の部屋へ 軽やかに向かう

私だけが 重たい雪に足を取られながら
一人の部屋へと 帰って行く

笑顔で肩寄せあう恋人たち
色とりどりのプレゼント
軽やかな鈴の音
なんて静かな喧噪

十二月の街を
遠く包む
鐘の音は
金色
579>>577の作者:03/01/25 03:17 ID:dd4SJFDE
>>577
下から2行目、これから僕と→これから僕は
です。誤字でした。すみません。
580なだ小(ぐぁ):03/01/25 05:42 ID:XSZOmMj4

  手を握って、土手を上がった。
  川を貫くように光が差し入って、眩しくて、
  そのまま土手を上がり、芝生を滑り、
  反対かわの道へ
  手を離して
  降りた。
  ああ と思った
  銭湯の塔から見張り番のおじいさんが顔を出している
  猫が斜め向かいの車の下でそ、て道路だかこっだか何だか様子をうかがっている
  道を真っすぐ行った処のその角に
  パン屋さんがみえる
  もう一度、そのひとの手を握りたい、と
  特に思わないともなく思って
  道を真っすぐ歩く
  川を、だから土手を、日を背に
  して歩いて、背に、そのひとの歩いてくる気配を感じて、
  ただあんパンだのカレーパンだののことだけ考えて
  手はポケットに突っ込み、両方、
  肩に妙にチカラが入って
  やっぱり緊張してるのか
  好きでもない野球の話とか
581(続き):03/01/25 05:44 ID:XSZOmMj4
  興味も無いソニーの新製品だとか
  口から出るに任せて日頃思ってもみなかったけれど
  話してみると自分、て案外そういうこと考えてるんだなと
  判る、そういう話をしていった
  着いたパン屋のやたら暗い中を入って見ると
  チョココロネがあってそれを2コ買う
  あんパンはなくて カレーパンはしなびてた
  チョココロネを2コ買うと 紙袋に入って来て
  持って出た
  雲のある秋の空は不透明系の水色で
  これといって高くなくて ただ風が空宙を
  あっち吹きこっち吹きしてる感じが良い
  ああ
  さっきっから話していたことをすっかり忘れて
  ただチョココロネを1コっつ分けて
  道々食べて駅へ行く
  地図にも記憶にもない細路を偶たま見つけて
  入って行き、お地蔵さんにぶつかりあいさつして、
                  かしわでして、
  さぁ帰ろ、てふり向くと
  土手に立ち尽くし、
  川に降り下ろす光の感無さに泣いた
582恋愛のある情景 -夏-:03/01/25 06:46 ID:8jq5qBme

 夏休み、古惚けた、映像効果、の特製の暑気にて
 やりすぎの感もある湯気立つアスファルトに氷菓子
 「これは、一体、なんだろう」の感
 いちいち立ち止まる、ように仕向ける、うざったい湿度の所為
 「ビブラートとビオラとバファリンほどの違い
 答えは云々、応えるべきは暑苦しい」ああ、暑苦しい

 ねえ、こんな町を抜け出してふたりで素数とかハリウッド映画の世界へいかない
 だがあなたほどいっしょにいるのがつらい人もいない
 わたしは思春期なのでどんな振る舞いも許されるのだけれど
 あなたはまだそれには達していないので許されないのだから
 夏の海岸にある太陽で殺人なんてしてはいけませんましてわたしなら
583名前はいらない:03/01/25 11:20 ID:tjJDz4Uz
↑誤爆?会場間違えてるでしょ
584582:03/01/25 11:27 ID:FSFEnirr
あ、いや一応チャンプスレの投稿です。
あっちはあっちで参加しようかと。
585エピローグ:03/01/25 12:29 ID:BxAgEXIN
マンホールに沈んだ風を

魚眼レンズですくい上げた
 
一切のセキュリティは

オレンジ色したアロマテラピィ
586水路をひとつまちがえて:03/01/25 16:17 ID:WudHQ8Tx
待っても報われないことを学習するために二年
命題が導き出された
「何があっても嫌いにはならないだろう=俺は王子様じゃない」

わずかな塩気が作り出す伝導度を頼り
142回目の新着メールはありません
「返事はあとで。急ぐ内容じゃないようだし」

   毎日10の10乗ほどの微生物の生死を見てきて思いました
   生き物はすべて子孫を残すために生きると
   特別な二人でしか成り立たないんやったら
   人間は繁栄はできひんかったはずです
   今から1ヶ月
   街角で鉢合わせした男女で
   つがいになれと法律で決めたら
   きっと5割はうまくいきます

胸を空かせた白女魚
幾多のもしもをかいくぐり
出会ったことは奇跡と信じた
「女はすべからくそうなのか?普通に親切にしただけなのに」

気にしないで
女は口ほどには傷ついていない
群からはぐれた一尾 
新しい水に鰓を浸し
悲しみを追い出しているところ
587名前はいらない:03/01/25 22:03 ID:VDc5snwQ
今日いっぱいで締切ですよね。

お題は「町」

>>2-3のルールを読んで投稿してください。
588塵芥の街で /1:03/01/25 23:12 ID:HKASUoFV
風俗店ならぶ駅前の凹みに
蓋をかぶせてできたような せまい借部屋を出て
欲動うごめきはじめる午後五時の裏通りを
私は 今日も見慣れた風景に
すれ違ってゆく
下着姿で携帯電話をかけるタイ人の女や
デリヘルの営業にいそしむ入れ墨の若い男や
野良猫を拾い育てては殺し埋める うわさの老女など
かれらすべてが日々を重ねては けだるい暴力のひとつとなって
路上に積もった塵芥を
踏み散らかしてゆく
無分別に貼られたピンクビラや
無気味に弛緩しきった酔っ払いの反吐や
無表情に歩いてゆく男の 顔面を流れる黒い血液など
それらすべてが巻き上げられては 街の匂いのひとつとなって
また 新しい塵芥として
降り積もってゆく

ガード下 底冷えの立呑屋で
不思議な色の髪と 端正な物言いだけを身につけて
身ごもった女とともに東京から帰ってきたという
かつての友人と会う
彼のよくある身上話に見合うような
安いばかりの肴を へぬるい焼酎で流し込み
説教くさい よくある物言いの数々を
私も繰り返している
そんな自分をむやみに自省しないようにと
よけいに焼酎をあおっては ぐだぐだになってゆく私たちふたりの
額ににじむ汗もまた すぐに乾いて街の風に混じるだろう
あらゆるものが身を離れても けして失われることはない
それがこの街の優しさであり
恐ろしさなのだ
589塵芥の街で /2:03/01/25 23:13 ID:HKASUoFV

つかのまのうわ澄みのような
音のない午前四時
おもむろに動きだしたホームレスたちが
塵芥の中から 空缶や段ボールをかき集めてゆく
「食うては捨てるばかりのおれだが いずれは拾わねばならない」と
友人は決意のように低くつぶやいたあと
交差点の向こうへ ふらつきながら消えてゆく
醒めない体を冷やすために
私は煙草に火をつけて
しばらく この街の闇を眺めている
(いったい私は何を捨て 何を拾っただろうか)
煙は空へ 灰は地へ
私はそのはざまに浮遊する 塵芥のひとつだ
(いったい私は何に捨てられ 何に拾われるだろうか)

吸い殻は 路上に据えつけた灰皿に捨てる
それがこの街のルールだ
捨てた者のあとには ちゃんと拾う者がいて
整然と それは生態系のかたちなのだ
閑散とした大通り
爆音を響かせた改造車の群れが走り抜けると
一晩かけて積もった埃が
巻き上がっては
冬の風に溶けてゆく

しずかな息で歩くには
いささか埃の舞いすぎる街で
黙せばすぐにもしなだれる私なりに
今日も 塵芥を踏みしめて
暮らしてゆく
590:03/01/25 23:39 ID:b8cWVpvI

この町は

まんまるのみあるので
回るのがルールでないのに
出かけると回るのは
まあ当然でも

バツをつけたい

そこ
そこ
591:03/01/25 23:47 ID:jrlsIB21

町のはずれを過ぎるとまた
同じ町に戻ってしまう

霧に黒く濡れる建物
色褪せた万国旗
憂鬱な街灯
ただ人間が一人もいない
この町に

すべての憂愁が
覆い尽くすこの町を
俺はいつまで彷徨うのだろう

手のひらに
刺さったとげも
いつまでも抜けないまま


592ミンチ ◆jvBtlIEUc6 :03/01/25 23:51 ID:PkH1dQKU
「うんていの人」
放課後 見つけた
運命の人
不安定な鉄の上を軽快に走る彼
すごい!
あんな場所でも走れるんだ!
カッコイイ!!(・∀・)
密かに尊敬していた
彼がある日 足を踏み外した
窓ガラスも割れそうな大きな泣き声
やっぱり・・・
うんていは
走っちゃ駄目だよ
593パンを焼く娘 1:03/01/25 23:51 ID:ZzNSgvYB
パンの焼ける香ばしい匂いと、甘く緩い音楽
店内は満たされる 幸せな空間
長い長い歴史の中の点のような一瞬にも
喜びはある
幸せはある


ここを出よう、
と言われたのはいつだったろうか
垂直なあなたの視線に恐怖したあの日
  単調は嫌いだ、閉塞も嫌いだ、
  でもそれらに付随する偽物の幸福が一番に嫌いだ。
  微温湯で脳を湯がいている錯覚、
  未来への可能性をどうして、悉く潰す?
嗚呼―――暗闇で野心に燃える二つの黒い瞳
私の答えなど最初からひとつです
恐らくは あなたの思っている通りです
594パンを焼く娘 2:03/01/25 23:53 ID:ZzNSgvYB
ゆれる遮光カーテン
浮かぶのは 去っていくあなたの背中
期待に添えない私をどうか許してください
私の愛する平安はこの町の中に
私の望んだ幸せはこの町の中に



明日もパンを焼こう、幸せな甘い香りと
サラボーンのレコード 煤けてしまったオーブン
単純な労働に隠された、小さな小さな喜びと
あなたの言う偽物の幸福で 何とか事足ります
この町を出る事は殆どありません
あなたを憂う資格など、私には微塵も無いのでしょうが
願わくば、あなたが望んだ未来を その腕に
抱いていますように。
595名前はいらない:03/01/26 00:00 ID:sWLiJ7Zk
しめきりで〜す
596激辛正当派 ◆PmUYNHN29Q :03/01/26 00:06 ID:XzKSgr8s

ここから、審査・採点期間となります。
こちらの〆切は1月27日いっぱい(1月28日0時)です。
よろしくお願いします!
597ななほし ◆lYiSp4aok. :03/01/26 02:40 ID:BisTv5HS
採点 『町』 集計大変なので得点だけ書きますね。

【3点】
>>503 :空 :03/01/18 19:30 ID:JxYy2fVW

【2点】
>>502 :ゲージ町 :03/01/18 19:16 ID:0hov+VvZ
>>586 :水路をひとつまちがえて :03/01/25 16:17 ID:WudHQ8Tx
>>590 :0 :03/01/25 23:39 ID:b8cWVpvI

【1点】
>>508 :詩 :03/01/19 05:25 ID:+wYqLNEm
>>516 :神戸 :03/01/19 19:51 ID:vphHt3F+
>>526 :飽地(ほうち) :03/01/20 11:51 ID:kPGOjp0H
>>539 :なかまちさんとーめ 1/2 :03/01/21 23:29 ID:3f1olkjL
>>546 :白い自転車 :03/01/22 21:48 ID:yXlDQoTD
>>551 :カソウバ小町の快感 :03/01/23 07:10 ID:ITI3rII8
598【投稿作品一覧】 1:03/01/26 18:52 ID:WsVJ415x

>>499->>500 「この町にかつての住みし者への詩」
>>501 「冷たい町の夕日」
>>502 「ゲージ町」
>>503 「空」
>>506 「拝啓」
>>507 「街」
>>508 「詩」
>>509 「難儀やのぉ〜」
>>511-512 「a forest town」
>>516-517 「神戸」
>>518 「『若い浮浪者』」
>>523-524 「OO万華鏡OO」
>>525 「Smile」
>>526-527 「飽地(ほうち)」
>>529 「市」
>>530 「生への執着」
>>531 「ひかりのまち」
>>532 「何か、そういうようなこと 」
>>533 「渋谷」
>>534-537 「得た時に失うもの」
>>539-540 「なかまちさんとーめ」
>>541-542 「瓦礫の街」
>>544-545 「「ある雨の──」」
599【投稿作品一覧】 2:03/01/26 18:53 ID:WsVJ415x

>>546-547 「白い自転車」
>>548 「歴史的建造物」
>>549 「(タイトルが浮かびません)」
>>550 「重い出の袋」
>>551 「カソウバ小町の快感」
>>553-554 「俺の町」
>>556 「ハリウッド、ノンフィクション」
>>559-561 「ナイトストーク」
>>567 「歌舞伎町の女王」
>>570-571 「町っぽい」
>>574 「町の生誕祭」
>>576-577 「「午後の車窓を眺めながら」」
>>578 「十二月の街」
>>580-581 「なだ小(ぐぁ)」
>>582 「恋愛のある情景 -夏-」
>>585 「エピローグ」
>>586 「水路をひとつまちがえて」
>>588-589 「塵芥の街で」
>>590 「0」
>>591 「町」
>>592 「うんていの人」
>>593-594 「パンを焼く娘」

以上、45作品でした。

間違いなどありましたら、「チャンプ雑談専用スレ」にカキコして下さい。
600名前はいらない:03/01/26 19:15 ID:rrxN8CZU
おつかれさまです。あ〜んど600げと!!
601たもい:03/01/26 19:29 ID:rIczH6xN
>>526「飽地」【2点】

※全部読んだんだけども・・・もしPCが元気になったら
感想書かせてもらいます。なので点数のみでごめんなさい。
>>599と他の方々
その一覧、いつもとても便利楽チン。ご苦労様。(ぺこり
602「乱歩」:03/01/26 23:26 ID:Q4G4X13M
煉瓦の色が赤から黒へと変わり
空は乳房へと変わる
乱雑に歩きながら
歩数を数えていると
五千歩目で門を抜けた
計画的に置かれた花壇は牙をむき
胞子を飛ばす
一万歩、歩いても
十万歩、歩いても
胞子は鼻の上に止まってしまう
フンっと息を吹くと
無限増殖を繰り返し
いつのまにか動けなくなっていた
歩きたい
あの煉瓦を目指したい
あの隙間を埋めたい
ひび割れたコンクリートが住家だとしたら
もう帰れない
歩きたい
帰れない
歩きたい
帰れない
歩きなさい
帰りなさい
そんな思いは
花を散らせていった
歩ける


埋めなさい
603602:03/01/26 23:57 ID:Q4G4X13M
締め切り勘違いしてました、ごめんなさい。
604Canopus ◆DYj1h.j3e. :03/01/27 00:59 ID:sJN/qG5s
こんばんは。まずは審査から。

>>580-581 何つーか、酔っぱらって書いたような文章だよね。でも、最初か
ら最後までベッタリと「詩」です。渾身の一作だと思います。かつて村野四郎
が、西脇順三郎の『旅人かへらず』の最終章を評して「徹頭徹尾の詩だ」と書
きましたが、それに通じるものがあります。チョココロネのくだりに若干のも
たつきがありますが、何も考えてなさそうで頭悪そうですが(註:褒め言葉)、
ガリンガリンの「詩」です。お地蔵さんのくだりでガツン、ときました。最後
の『感無さ』、何て読むんだよう!ああ、でもこれいいよ、気持ちのいい孤独
だよ、批評になってなくてごめんね、の3点です。

>>526-527 これはレトリックの勝利。副名詞とでも言うべきことばの羅列が
心地よく、やがてテーマに収束するにつれてリズムが少しづつ速くなっていく、
その技術たるや相当なものです。ベロ巻き巻きです。「なだ小」が外に向かっ
た孤独なら、この詩は内に向かった孤独ですね。世界の単純化は、評価が分れ
そう。分りやすくなった反面、私としてはもっとイメージの広がりがほしかっ
た。でも、これも文句なしの3点でしょう。
605Canopus ◆DYj1h.j3e. :03/01/27 01:22 ID:sJN/qG5s
>>544-545 これだけ書き込んでおいて、キーワードだけ空白、というのは、
私は卑怯だと思うんです。でも、捨ておけない詩です。空疎な感情を、イメ
ージの重層でうまくつなげました、の2点。

あとは1点。
>>529 淡々とした描写がなぜか気に入った。意外とヒネりも効いています。
>>539-540 後半で充分詩情を感じるのだから、前半ぼやかすのはやめてほしかった。
>>550 コロッケ14枚のインパクトだけで1点。詩情は今一つ。ごめんね。
>>556 不思議で魅力的な迷路。最終連が特にいい。まとめすぎの感が惜しい。
>>582 これ、やっぱり夏だねえ…。夏を感じるよ、町よりも。リズムがすてき。
>>588-589 力作です。ある意味で「典型的」な町の描写になっています。でも、うまい。
606ななほし ◆lYiSp4aok. :03/01/27 02:19 ID:K3Qim/+L
 採点 追加させてください。

【1点】
>>499 :この町にかつての住みし者への詩(1/2) :03/01/18 07:50 ID:AX7jZnA0
607しいな まほろ ◆tYbIWmaS5o :03/01/27 11:39 ID:eDvePwHZ
【2点】
>>529「市」生活感がふわふわした時をとらえた感じ。浮く。
>>546-547「白い自転車」よくある感じだけど、神様が白い自転車に
乗ってるところが不思議。後半がちょっと考え甘すぎるかも。
>>586「水路をひとつまちがえて」どこが町?でもすごく好き。
【1点】
>>499-500「この町にかつての住みし者への詩」ノレる。
>>503「空」変。
>>507「街」情景うかぶ。
>>516-517「神戸」味のあるマンガみたい。
>>525「Smile」味がない。視点が変。でも好き。
>>526-527「飽地(ほうち)」2分に1回笑わせてくれる映画みたい。
>>531「ひかりのまち」影のない町かぁ...。
>>588-589「塵芥の街で」けむい。
>>590「O」軽くておもしろい。
>>593-594「パンを焼く娘」違和感ある。でも好き。
608都立家政 ◆MD76fFko5o :03/01/27 15:59 ID:WAv6QwWk
【3点】
>>546-547 「白い自転車」
「白?なんだそのチャリキは?」題名を見てまずそう思った。
批評目的でなく自然に字面を追っていた唯一の作品。プロ級。

【2点】
>>516-157 「神戸」
題名で「感じ」させてくれた。「俺の頭」もこれだけ並ぶと圧巻だね。横書きの詩の可能性。
>>529 「市」 
素晴らしい観点!
終いの「よそ者の様な響きだった。」に変わる言葉が欲しかった。ここだけ残念。

【1点】
>>531 「ひかりのまち」>>539-540 「なかまちさんとーめ」>>541-542 「瓦礫の街」
>>551 「カソウバ小町の快感」>>553-554 「俺の町」>>580-581 「なだ小(ぐぁ)」
>>582 「恋愛のある情景 -夏-」>>586 「水路をひとつまちがえて」>>590 「0」
>>499->>500 「この町にかつての住みし者への詩」
609都立家政 ◆MD76fFko5o :03/01/27 16:03 ID:WAv6QwWk
【1点】に追加。
>>550 「重い出の袋」
610撫子さん ◆ikeEr7LE3I :03/01/27 21:13 ID:+sUrt8XD
決まらないので、お題の使い方&その説得力で選んでみます☆

499常に変化しつづける町を細胞にたとえた。
501ステレオタイプとしての町のイメージ。
502逃げられない、自分を閉じ込めているものとしての町。
503合併を繰り返す人間の営み。空との対比。
506故郷となり行く町。
507慣れ親しんだ町、の人達は知らない。町の中にいる自分。
508町は背景。
509町は難儀。でも捨て難い。
511ネバーランド。
516震災に見舞われた町。
518社会的に死んだ人、を実は監視してくれてる町。
523町はムード。
525自然を排除する町。
526箱の中の町、の外にある町、の外から見ている誰か。
529市になった町、の何も変わらない実感。
530混沌という視点から見た時の町。
531町とは人のことである。
532町から追い出された? なんかわかんないけど町の外にいる。
533町は舞台。
534町と街。
539引っ越し先。新しい住所としての町。
541戦後の町? おいくつ?
611撫子さん ◆ikeEr7LE3I :03/01/27 21:14 ID:+sUrt8XD
544町にいてこそ思うこと、なのかなぁ。
546町は人間の舞台。
548町は物体としてのリアリスト。
549町はシステム。
550町は思い入れのある舞台。
551町はカソウバ。
553町は自己顕示するとこ。
556町は人間の内にある。
559町は人のあいだに作られた舞台。
567町は歓楽の舞台。縦読み。
570町っぽい自然。
574長い時間から見た町。
576町は背景。
578淋しい私と美しい町。
580町は舞台。
582町は舞台。
585町っぽい。
586町は舞台。
588町はホコリ臭すぎる生態系。
590そういえば町は回らせるから、ちぇっ、ちょっと反抗してやれ。
591世紀末は過ぎたけど、まだ世紀末は終わっていない。
592町?
593小さな町から出て行く男、小さな町に落ち着いた女。
612撫子さん ◆ikeEr7LE3I :03/01/27 22:03 ID:O3Okk/1v
こんなんなりまちた☆

>>546-547「白い自転車」=3てん☆
町は舞台にしか使われていないように見えるケド、それが物語と切っても
切り離せないっすー☆ 白い自転車に乗った神様ってのも、町ならではだし。
町の人々一人一人の顔も見えてくるカンジ☆ なにより、誰が読んでも
「人間のかなしみ」が伝わるところ、万人向けの童話みたいな詩☆ 92点♪

>>588「塵芥の街」=2てん★
いろんなものをかき集めて、よくここまでまとめたなー☆ってカンジ☆
塵芥の生態系の中で生きて行く自分。自己批判も行き届いてる。
うまーい☆ 文句つけたいところはないんだケド、どうにも説明的な
文体が、立体的な象を結ぶことを邪魔してくれちゃったかも★ 88点♪

>>507「街」=1てん
短いのはいいんだケド、もっとおいしい言葉があれば、もっと
点数いったかも〜★ 75てん。

>>551「カソウバ小町の快感」=1てん
町を作ってくれたのはこれだけだったカモ☆ 言葉遊びが全体の
コンパクトさに繋がっちゃってるぽいのが残念★ 74てん。

>>593「パンを焼く娘」=1てん
男と女を「町」との関係で表現してる☆ でもちょっと平凡かなぁ★
娘の顔とか見たかった★ 73てん。
613激辛正当派 ◆PmUYNHN29Q :03/01/27 23:08 ID:On2oIOyu
またコメントなしです。。。ごめんなさい。
明日ちゃんと書きますので。。。

3点
>>539-540「なかまちさんとーめ」

2点
>>526-527「飽地(ほうち)」
>>580-581「なだ小(ぐぁ)」

1点
>>523-524「OO万華鏡OO」
>>531「ひかりのまち」
>>546-547「白い自転車」
>>567「歌舞伎町の女王」
>>582「恋愛のある情景 -夏-」
>>590「0」
614激辛正当派 ◆PmUYNHN29Q :03/01/27 23:12 ID:On2oIOyu
審査・採点の〆切、あと1時間を切りました。
これから読んで採点しても、まだ間に合います。たぶん。

よろしくお願いします。
615ドン亀 ◆YdTp8oxx7. :03/01/28 00:02 ID:IVcb6p55
んあぁ! しめきり。

よござんすか? よござんすね?
集計、パッといきます。
616ドン亀 ◆YdTp8oxx7. :03/01/28 00:07 ID:IVcb6p55
上位ランキング10
ーーーーーーーーーーーーーー
>>546-547「白い自転車」10点
>>526-527「撫地(ほうち)」9点
>>539-540「なかまちさんとーめ」6点
>>580-581「なだ小(ぐぁ)」6点
>>529「市」5点
>>586「水路をひとつまちがえて」5点
>>590「O」5点
>>503「空」4点
>>516-517「神戸」4点
>>588-589「塵芥の街で」4点
ーーーーーーーーーーーーーーー
以上、確認ぷりーず。
617ドン亀 ◆YdTp8oxx7. :03/01/28 00:31 ID:IVcb6p55
誰も確認してくれないから自分でしちゃったじゃないのバカァ!!!
で、確定。
=============
☆チャンプ☆
>>546-547
「白い自転車」

★敗北者★
>>526-527
「放置(ほうち)」

==============
チャンプおめでとうございます。
チャンプの方には、次のお題の提出をお願いします。
ちなみに敗北者はウチの妹。
618激辛正当派 ◆PmUYNHN29Q :03/01/28 00:32 ID:4Z7S4G+R
あ、ごめん、たった今確認した。
合ってます。
6194th ◆HdqTLODCXU :03/01/28 00:51 ID:Daqk5vOw
>>617 妹さんのいいね こころが目一杯細長く伸びていきそうな気分  書いてみたいねぇこーんなの
620Canopus ◆DYj1h.j3e. :03/01/28 07:06 ID:p5cPk0IS
『白い自転車』作者です。
狙って投稿してなかったんで、正直びっくりしています。
どうしても自作に寸評つけられなかったんで、途中で止まってしまいました。

次のお題は『夢』でお願いします。

えーと、締め切りは、2月4日いっぱいですね。
2月5日の午前0時で締め切りです。
621夢に悩む者への詩(1/3):03/01/28 13:44 ID:D/4Z6tvL
『夢』ッ!
それは拳である!
貴様…生きたいか?
生きるということは決して楽でない。
俗世に揉まれ
自然に揉まれ
時に愛する者すら傷つけに来る。
嬉しいこと
楽しいことなど
所詮刹那の錯覚かもしれん。
仕事もろくになく不況。
増える老年層に増える負担。
そしていずれ自分も老いる。
他人様に糞の世話をしてもらう生活。
自我の認識すらできんかもしれん。
貴様…そこまでして生きたいか?

俺 は 生 き た い ぞ ッ ! ! ! ! !
622夢に悩む者への詩(2/3):03/01/28 13:48 ID:7oD7EZpr
そう貴様も生きたいはずだッ!
何故だッ!
俺と貴様には夢があるからだァッ!!
『夢』ッ!
それは拳である!
これら全ての不安要素と有象無象を
一撃の下に撃破粉砕し
ごぉりごぉりとブチ潰すのだッ!!
『夢』最強!
『夢』万歳!
夢を持つ者の拳は!
暗闇中、クロムシルバーがメタルに光る
そう、男が欲情するあの鈍色に光るのだァッ!!!!!
貴様の夢!
俺は知らんし、どうでも良い!
重要なのは!
『ここ』が戦場であること!
そして
戦場で武器を捨てた奴ァ死ぬ!
それだけだ!
623夢に悩む者への詩(3/3):03/01/28 13:51 ID:7oD7EZpr
殺せ!壊せ!
返り血でその拳を黄金色に染めるのだッ!!
情け無用!
恐れ無用!
覚悟せよ!
勝負に当たって憂いなし!
相立つ他者など屍に過ぎんわッ!
それが『夢』を持つということだッ!
夢が怖くて持てぬような甘ちゃんは潰されて死ね!
『夢』こそ叡智ッ!!進化の証ッ!
以上!あとは貴様が考えろッ!
Dead or Aliveッ!!
貴様の繰り広げる
地獄絵図(ジェノサイド)を
楽しみにしているぞッ!


『夢』なぞエゴに過ぎん…
大切なものすら傷つける…
人は…なんと不器用な…
624はだか電球 1/2:03/01/28 16:55 ID:ueboQV5g
久しぶりに倉庫の錠をはずしてみた。
中に入れば、あたり一面埃だらけで
時の流れを感じた。

少しばかり汚れや埃を掃除していると
昔の日記や作文が出てきたから、早速読んでみた。
だけど、はっきりと文字が見えない、
まるで薄闇に包まれてるかのように。

そうだ、よく見ればここには明かりが無い。
真っ暗だ。
何故気がつかなかったのだろう。
625はだか電球 2/2:03/01/28 16:57 ID:ueboQV5g
足元で電球は無残に散っていた。
いつのまにか落ちたのか、それとも
自分で踏んでいたのか。
替えの電球を探したが、どれも黒くすすけていた。

あの時、日記を、作文を書いてる時、
あんなに明るく輝いてた電球が、
もう、ここには無かった。

扉を閉めるときに隙間から見えた
だんだん小さくなっていく光が、
埃にまみれた彼には切なく見えた。
626その1:03/01/28 23:27 ID:sU5mysDe
「ユメユメ覚めてもユメの中」

永遠と夢見る


朝食はコーンフレーク
バス停まで車
降りたら布団の中にいて
目が覚める
学校へ行こう

靴下は紺色で
朝食は目玉焼きと紅茶
駅まで自転車
改札をくぐったら布団の中
目が覚めた
学校へ行こう
627その2:03/01/28 23:28 ID:sU5mysDe
父に何度も起こされて
不貞腐れて逆に寝る
時計を見たらお昼前
そうだ学校は?
慌てて下りた階段
朝食はなし
学校まで走る
坂の途中で布団の中
目が覚めた
学校は?
学校へ行こう
628その3:03/01/28 23:30 ID:sU5mysDe
今度こそ
布団をはいで
顔を洗って
靴下は紺色の
ハンガーから服外し
着替えて急いで下へ行く
朝食は野菜炒め
学校へは車で行った
これが夢じゃありませんようにと
629前後/前:03/01/29 00:32 ID:36Re4J5P
お母さん雪降るかなあ
 降るんじゃない?天気予報見てみよっか
  西高東低の強い気圧配置となり…
 降るって。ほら、雪だるまさんが出てる
わーい。明日はかまくら作るんだ

 いつまで外見てるの?早く寝なさい。
まだ雪降ってないよ
 朝になったら積もってるから。はいベッドに入って
うん、おやすみ

 now dreaming…
630前後/前:03/01/29 00:37 ID:36Re4J5P
お母さんの嘘つき
 積もらなかったね。でもまた今度降るよ
お母さんの嘘つき
 馬鹿。バス来ちゃうから早く着替えなさい
お母さんの嘘つき

   降らなくてよかったですね
    電車が遅れちゃうからなあ
     でもお前ちょっとワクワクしてたんじゃないの?
   そんな、もう子供じゃないですよ!
  
 あなた、あの子すごく怒ってたんだけど
      でも、どうしようもないだろう
 そりゃそうだけど… 
      じゃあ今度スキーにでも連れてってやるか
631630:03/01/29 00:39 ID:36Re4J5P
>>630
 ごめんなさい、630のは「前後/後」です
632帰り道:03/01/29 00:51 ID:pD6ajcA6
たまには散歩でもしようと思い立って
小さな森の 空気をすった
いろんな緑と緑のすきまから
夢が見えた。
たくさんのくだらない、いや、くだらなくしてしまった夢が

3日おきに変わってた夢が
一週間ごとに変わるようになって
それが
一ヶ月
一年と、
伸びていって
ほとんどの人は、そう、僕を含めたほどんどの人が
夢を見なくなる

小さな森の、いろんな緑と緑のすきまから
夢が見えた
僕が今まで捨ててきたものが
そこにある

捨てちゃいけないものがあって、捨てなきゃいけないものがあって。
拾おうと、緑のすき間に手を伸ばしかけて

僕はやめた

633雪がふる(1):03/01/29 01:17 ID:ao/rTovy
白昼夢とゆきのまぶしさはまじりあい
ついにはくべつがつかなくなりました

そのなかでゆっくりとうかぶあれは
あなたのふるさとですか

こどものわらうかおですね
うらかわに血がうずまいて
針でちょんとつついただけで
すべてがだいなしに染まるような
風邪をひいたような
お笑い種を
植えて
そだってゆくのを
まつのです

そうしてようやく芽生えたあれは
あの青春という名前のついた
安手のレコードシングルを買いあさって
中古品で回転するまで
ほんの数ヶ月とかからない
のぼせあがった瞬間を
新品でかってみたんです

そうしてもっともっと育って
あなたが学問と
芸術高慢の味をおぼえ
すっかり見当違いの場所を
いいところだとおもったころに
すっかりそれらは刈り取られ
干されて次にまた
植えられていくときをまつわけですが
634雪がふる(2):03/01/29 01:18 ID:ao/rTovy
たとえばこういう夢想はどうでしょう
全員をぶんなぐって
銃声を五千発もひびかせて
若いやつだけで
右翼も左翼も関係なしに
年よりども相手に
革命をおこしてやるのだと

それは案外破滅的な結果となって
70年代にポルポトやら
毛沢東やらが
ただのロリータコンプレックスと
いっしょにしてしまいましたが

さらら、とかつて実りがそよいだ畑が
雪に埋もれる姿を見て
そんなことを思うのは

おまえがうつ病の団塊世代で
くだらん育児ストレスだの
乳がんだのに遭って
挙句の果てにゲロまみれになって
新宿ゴールデン街で懐かしがりながら
不満をわめいてるバカだからだ
腹についた脂肪といっしょにくたばれ
国のため雇用のため
635雪がふる(3):03/01/29 01:23 ID:ao/rTovy

おれはながいきなんか
しんでも
しない
ながいきって
政治のこと花のこと
切腹することを
うだうだと
かたることで
五千発くらいゆきの
かけらがあたまにふって
ついにはしらがに
なること

ははおやのつめたさに
埋もれてひえる
おれがこどものあのときは
黒いコートをきて
なかったし
ここもずいぶんとひえた
そうしてゆきだるまをつくって
しばらくすると
あまりのしずかさが
さむさとまじりあって
どこにいるかも
くべつがつかなくなって
もうすこしたって
気が付いたらもう
おでかけで
春のあさがおに
こんにちはとわらいかけた
636よい:03/01/29 06:53 ID:8Iu0wOfF

  ちきゅうはおおきくって
  よくまわる
  あんまりまわりすぎて
  どっちがうえだかよくわかんないほどさ
  だからおれはこううたったよ
  ぐるぐるぐるまわれ
  どっちにうこうがちきゅうはちきゅう
  どんなにまわれもちきゅうはおおきくって
  こんなにちっぽけなおれが
  どんなにまわろがかんけいないさ
  ちきゅうがぐるぐるぐるまわる
  おれもぐるぐるふらまわれ
  ちきゅう ちきゅう
  まわる まわれ まわろん まわわん
  まれろん らろるん りりれり
  ちきゅうちきゅうちきゅうるるりらろろ
637昼酔軒@見習い:03/01/29 20:18 ID:rj6OYFaz
夢を抱える子供たちは
叶う日を 掴む力を
太陽と月と星の下
様々な空を見上げながら
子供の日々は過ぎていく

夢を忘れた大人たちは
その日々を過ごすだけで
太陽と雨と雲の下
様々な空の景色を忘れ
ただひたすらに歩くだけ

どこかで地図を間違え 
歩く道を間違え 
間違いに気づいても
地図に正しい道程はもう消えている

悲しいことだと思うかい?
子供のままでいられたらと思うかい?
でもそれは 新しい道に気づいていないだけ
一つだけではない 沢山の分かれ道に 気づいていないだけ
そして夢を 夢の持ち方を 忘れているだけ

新しい夢は
あなたのそばにひっそりと
気づかれるのをじっと待っている
青い鳥のように
638激辛正当派 ◆PmUYNHN29Q :03/01/29 21:26 ID:OIZB2Ku6
>>637
名前欄にはタイトルを入れないと、ルール違反ですよ。
でも初回のミスなので、セーフ。

できれば、あらためて正式なタイトルをつけて下さい。
639昼酔軒@見習い:03/01/29 22:04 ID:6LZZ6LNz
ごめんなさい、確認を忘れていました。
タイトルは「夢を失いし者へ」です。
ご指摘、ありがとうございました。
640みんな夢の中:03/01/30 01:33 ID:SCAmGEtX
命は短い夢のようなものだけど
人の心は 夢を見るのが好きなの

おぼろに青い 星に生まれる
喜びも 悲しみも みんな夢の中

擦れ違う車も 泣きながら道を行く
制服の少女も 形を変えながら

おぼろに白い 町に生きてる
わたし心で キスの形をつくる

歩道橋に腰掛けて 空を見上げたなら
とても届かない 永遠のあるところ

夢の口笛 空に飛ばそ
思い出も この時も みんな夢の中

歩道橋の上から見渡す この町はなんだか丸い 霞の中にあるように
見えるね 人の数だけ夢があるのかな
それとも 夢の数は 人より少ないかな
なんにもなかった昔にも
いくつかの夢はあったかな 少女は やっぱり少年に恋したかな
恋なんて言葉は まだなかったとしても
心でキスの形をつくって
いくつかの夢はあったかな あったかな

夢の口笛 空に消えた
それでも この心 キスが止められないの
641穏やかな夢を(1/2):03/01/30 11:13 ID:Ghwiuvgw

遙か遠くの地の果てに
厚いイバラに包まれて
皆に忘れられたまま
眠るお城がございます
高い塔ではお姫様が
つむに刺されて夢の中

せんだっては
ジェットエンジンしかけのつむ2本
姫の夢に現れました
リセットされる百年時計

この世のどこかで憎しみが
相手にぶつけられるたび
その憎しみはつむとなり
姫の指を刺すのです

宴に呼ばれなかった占い女
城に押し掛け呪いをかけた
姫はつむにさされて死ぬよ
最後の占い女は
かろうじて呪いを軽くした
いいえ死にません眠るだけ
穏やかな夢を百年見たら
姫は目覚めるでしょう
642穏やかな夢を(2/2):03/01/30 11:13 ID:Ghwiuvgw

しかたがないと嘆くかわりに
夢見てごらん 百年間
夢みてごらん 登記簿のない土地
夢みてごらん 争いをやめた人々
夢みてごらん かろうじて自分である日々

若者よ
姫に会いに行きましょう
その日が百年目かもしれない
たとえイバラにとらえられ
むごい最期をとげようとも
城が目覚めたあかつきに
残るお前の白い骨
拾う者があるでしょう
643ゆめのまぼろし:03/01/30 12:31 ID:8S97P5Ke
横を向いている君の頬をただ見つめていた
普通のひとの愛の形を何も知らないまま
ただ君を好きだと思う心の動かすまま

あの日ひとりの部屋のなかで塞ぎ込んでいた
君の言葉がわからなくて自分を責めていた
君が住む普通という名の箱に
体押し込もうと
肩を削いだ

この夜に瞳を閉じれば 横たわっているゆめのまぼろし
消せないと知りながらも ぼくは胸に鑢(ヤスリ)をかける
君に近づきたかった
644ムセッソーな夢:03/01/30 14:41 ID:kpXWJd+0
小学校の作文で将来の夢はイグアナになることです!
といっていた細田くんはいま
とおい街で大学病院に勤めているらしい
と同窓会名簿で知った。同じ課題の作文にわたしの夢は何
と書いたのだだろう。覚えていないのは平凡だったからだ
と思い至った自分はそういえばまだ何者にもなっていなかった。

ところで今何時?
と急いでスゥォッチを見る
と、二時だ、急げ、遅れたなら、自分の将来はないぞ!
というわけも全然なくて、ただのデイトなもんだから
とろとろと着替えて、とことこと歩きだそう。

とんでもないところにイグアナっているもんだなぁ
と、思ってしまったのは、電柱の上にそれを見つけたからで。

とって、誰か、とって
と願っても、道行く人々は誰もそんなところに気づいてないし
とんでもないイグアナはただ置物のようにじっとしているだけだし。

とろぉりと雪が溶ける音の聞こえちまいそうな
とっても暑い冬の日だから
とんでもないことを想像してしまう
とっとと夏がやって来たんじゃないか、春をすっ飛ばして
とかいう妄想で、足元は南国のらっくえーん。
645つづき!:03/01/30 14:42 ID:kpXWJd+0

とんだ、イグアナが、とんだ
とべたのね、イグアナ。西の空へ
と見えなくなった。

西っていうと細田くんの暮らしている街だよね
と思い至ったわたしは、今日のデイトをすっぽかして西へ
と向かった。

それはもう、わたしならではの突発的な突撃行為だ
もしかしたら小学校の作文、平凡だったのではなくて
なにも書かなかったのかもしれない。

なにもないところには、なんでも入って来る
もう「と」で始めることは、もうやめて
わたしは細田くんの家へ押し掛けていくのだ
だって「小」で始まった世界じゃない。

なにしに来たの?

聞かれたら、こう答えるまでよ。

 イグアナに導かれて

ムセッソー、嬉しそう
歩くわたし、軽くはだし
夢が跳ねた、うさぎはねられた
うさぎ、はねられた!
646夢世界:03/01/30 15:40 ID:5Ag18fCG

不安定な矛盾成立ドラマの
継ぎ接ぎだらけに誘われて
今日は寂しさを語り出す
飢えに飢えて飢え浸り
不謹慎にイケナイトキメキ
笑顔も見えない優しさに
無情にもチャンネル変わる
カラスの餌付けも楽しく
本当の僕にまた会えます

647 :03/01/30 15:59 ID:Ghwiuvgw
>>621-623 夢に悩む者への詩
>>625 はだか電球
>>626-628「ユメユメ覚めてもユメの中」
>>629-630 前後
>>632 帰り道
>>633-635 雪がふる
>>636 よい
>>637 「夢を失いし者へ」
>>640 みんな夢の中
>>641-642 穏やかな夢を
>>643 ゆめのまぼろし
>>644-645ムセッソーな夢
>>646 夢世界
現在13作品
*********************************
お題は『夢』。
締め切りは、2月4日いっぱい。
2月5日の午前0時で締め切りです。
ルールは>>2-3参照。匿名投稿です。
*********************************
648午睡(1/2):03/01/31 00:38 ID:U1B6GLkT

父さんライオンは
たらいみたいなあくびをして
目をつぶります

母さんライオンも
洗面器みたいなあくびをして
目をつぶります

チビちゃんライオンも
やっぱりコップみたいなあくびで
目をつぶります


母さんライオン達の狩りのあと
家族みんなで
木陰に寄り添っています

午睡(シエスタ)
まどろみの時間です

649午睡(2/2):03/01/31 00:40 ID:U1B6GLkT


遠くで小さな象の群れが
ゆらゆらしています
さらに遠く輝ける山も
やっぱりゆらゆらしています



ときどき
チビちゃんライオンのあしが
ぴくりと動きます

きっと
金色のたてがみで
青い草原を
風と一緒に
駆け抜けているのでしょう

650賞味期限:03/01/31 02:36 ID:/0YYRV+E

夢に賞味期限はありますか?
ないですよね
自分で決めない限り
たまに酸っぱい思いをしますが
それはまだ期限内という証拠です
勘違いして捨てないでくださいね
夢に賞味期限はありません
自分で決めない限り
651夢からさめて:03/02/01 01:20 ID:DqiPkeTQ
夢からさめたころ
心を真っ白にしたままで
美味しい炭酸水のあるあのお店まで
顔を意識して少しだけ上向きにしたまま
ゆっくり歩いていました
 
街並はただ陽光に白く答えて
生身の生き物である私との距離をやさしく保ち
あの頃の心のままの私を
すっかり需要の途絶えた公衆電話の傍らに
置き去りにしたままで季節が変わるのを見つめています
 
かつて私の中で膨らんだ想いが
一体いつ頃そこを抜けでたのかなんて
どうでもいいこと
ストローを回すほどにほら
少しだけ重ねた時を
遊べているもの
652名前はいらない:03/02/01 22:53 ID:PGlUg7TF
お題は『夢』。
締め切りは、2月4日いっぱい。
2月5日の午前0時で締め切りです。
ルールは>>2-3参照。匿名投稿です。
653ゆめうつつ (1):03/02/02 02:46 ID:PxDDsiXb
―――夏日が来る
風鈴の音色を気高く乗せて。

くたくたと くたびれたシャツが ゆっくりと歳を重ね
ぼそぼそと 大きなラジオが小さく何かを 呟きつつ

鈴生りに林檎
昔日の面影は いつの日かに異国へと還る

それでも

―――果実が成る
たぷり と生命の色を抱え込んで。

うとうとと 僕の瞼が重力に従い
さらさらと 撫で肩の僕を 涼風が心地よく愛撫する

 (あの日の父 の姿はもう僕の目には映らなくなり
  それと同じく あのシャツは未だ 顔色を変えない)
654ゆめうつつ (2):03/02/02 02:49 ID:PxDDsiXb
柔らかな眠りの中から現実に帰ると
そこには 今までに見た事も無いような生き物が

なんとも言えない幸せそうな表情で 僕の目の前に立っていて
はっ、と僕に気付くと 恥ずかしそうに振り返ったと思ったら
あっという間に早足で立ち去っていった

その顔 が妙に面白かったので
とりあえず僕は何も理解しようとはせずに
ただただ 笑っていた

そのせいなのか悔しいことに
最高に楽しかったはずの夢の始まりまでもが
いつしか 笑い声へと消えていた
655ゆめのくに 前:03/02/02 03:45 ID:ir6uJg1x
「ご来園のみなさまに申しあげます誠に申し訳ございませんが当遊園地「ゆめのくに」は後10分をもちまして本日の観覧を終了させてもらいますご来園ありがとうございましたまたのお越しをお待ちしておりますお忘れ物のないようお気をつけてお帰りください
ご来園のみなさまに申しあげます当遊園地「ゆめのくに」は後10分をもちまして…」


そして涙があふれた


「チャンチャチャ、チャチャチャチャチャァ〜ン!ご来園のみなさま!ここ「ゆめのくに」はみなさまに楽しんでいただける愉快なこでいっぱい!すべての催しものは「とてつもぽうる」を見せるだけでOK!全部まわれるかなぁ〜うふふ!
いちいち入場券買うのめんどくさぁ〜いというアナタ!「ゆめのくに」では会員さま大募集!これは年会費を払っていただいて後は専用の「とてつもぽうる」でフリーパス!なんと年会費は…」


目覚めたから泣いたのか 泣いたから目覚めたのか 灰色の思考はただ枕だけを求めた
656ゆめのくに 後:03/02/02 03:49 ID:uLQXml/t
「♪たっのしいネうれしいネゆかいなゆかいなゆめのくに〜くびふりうきうきなにぬねの〜みんなのゆめをかねえようー
それっ!ふわふわマシーン〜
それっ!いきいきコースター〜

とてつもぽうるが、やってきた〜
(台詞):ここでは涙はいらないんだだから抱き締める必要もないんだよ手をとりあうこともなくそれぞれがそれぞれらしくうきうきしてればいいんだよ あはは:
それっ!ひとりでうきうき〜
それっ!みなぎるパワー

とてつもぽうるが、やってきた〜」


幸せが減るたびに ため息をついた 乾燥した空気にむせて笑う 

「いかんねー。会員を増やさないと。え?あはは。もうこないよ、あれは。天災だよ、あれは。夢が見れなくなるなんて。とんだ災難だ…ま、そのおかげでうちはやってけるんだけどな…ぐわははははははっ!」


たとえば整理のつかない部屋たとえば消せない落書きたとえば死なない醜いあの子たとえば醒めない現実

確実に生きている
どうしようもなく
いきている

それがいやだ

死にたい


涙をふきおえた俺は 今日こそアソコへ行くのだろうと思いつつ きしむベッドから降りた
657だから俺は石垣りん嫌い:03/02/02 04:39 ID:IX2LHXTN
石垣りんの詩の
「表札など」を読んで思う
人にいろいろ呼ばれるのが
そんなに嫌ならば
いっそのこと 
世の中から消えればいいのにと
思ったりする
生きるって事は
人からいろいろ言われる事じゃないか
人に評価されていくものじゃないか
そう覚悟するものだろう?
一人では生きていけないんだろう?
人と繋がって生きていくしか
ないんじゃないか?
中途半端な怒りは
すごく見苦しい
あんな詩が売れずに
素直な詩が思い切りのいい詩が
売れていく事が
おれのささやかな夢だ
夢だ

658だから俺は石垣りん好き:03/02/02 05:40 ID:CtdmQDN4
石垣りんの
「表札」を読んで思う、
人が孤独であるということの
寂しさと
正しさを。
素直な目で世界を観るには
孤独であらなければならないということの
寂しさと
正しさを。

群衆のなかにいて個人であるということ、
それは群衆から外れて個人であることよりも
ずっと難しい
ということを。

その決意を表札として掲げた
表札には「様」も「殿」もついてはならないとした
馴れあいの日常を、鬼の情景として裏返してみせた
そんな社会に向かって素直でない石垣りんが
しかし世界に向かって素直な石垣りんが
俺は好きで
どうしようもなくただ一人の生き物として好きで
現代詩人にこの孤独を見いだすことが希薄となり
すべての人間がメディアの暴風にたじろいでいる今、
もう一度、ああもう一度、
世界を見晴らしの良い東屋へ返してくれる詩人を
その出現を、夢にみているのだ。
659給湯機のゆめ:03/02/02 08:44 ID:DODoMYf7
昔は真冬に
冷たい水で 顔を洗った

キンと突き刺す氷のような
こころひきしまる水で 顔を清めた
660白鑞金 ◆o9gM/GpPsI :03/02/02 08:59 ID:VEGhnZaO
>>659
僕もそんな世代です。

風に吹かれ 松葉の露は一寸の氷柱 
気管支喘息に乾布摩擦はちと辛かった
661給湯機のゆめ(2):03/02/02 09:16 ID:DODoMYf7
それしかなかった頃の
お湯を出す魔法への ゆめ

********************
>>660
レスありがとうございます。
662クロラ ◆oNwpnhIJYU :03/02/02 09:37 ID:SvUJjc/K
>>621-623  「夢に悩むものへの詩」
 もちろんこの一作で評価するべきなのだろうけれど、シリーズが続くにつれて「俺」のキャラクターが固まってきた感じです。「俺」のキャラが多彩になってきて服装とか想像できたりしそうになってきて。
で、初期と比べると!が減ってきている!叫びから語りになってきている。落として持ち上げての落差の見せ方が「増える老年層に増える負担/そして〜」巧で、プラス半分マイナス半分な感じ。

>>624-625 「はだか電球」
 文章に引っ掛かるところはないけれど、どうも作品世界に入れませんでした。最後に「切なく」という言葉をつかわずに、それを表わしてほしかったです。

>>626-628 「ユメユメ覚めてもユメの中」
 夢落ちというとてもありふれた素材を扱っているにしては普通すぎる気がしました。ドラえもんにこんな話あったような。
小物として「朝食」とか読んでいて面白いのだけれどもうひと捻り欲しい感じでした。タイトルが微妙に好き。

>>629-630 「前後」
 深読みしたくなる作品でした。タイトル「前後」の合間にある夢の量が不定形なふらふらした感じ。
文字の配置もすてき。落ちそうで落ちない、でも今にも落ちそうな感じが好み。もしかしたら作者の意図とは全然違うところを見ているかも。でも楽しめました。

>>632 「帰り道」
 この作品のテーマは、多分「夢」を素材にした最もオーソドックスなものだと思います。そこから抜け出したものを感じることはできませんでした。

>>633-635 「雪がふる」
 一語ずつの意味よりも、全体としてのイメージで押し寄せてくる作品でした。漢字の割合が段々増えて、また少なくなってという構成も意図的なものと思います。
夢というより人生?それが白昼夢?
タイトルがすごく良いと思いました。作品を全部ひっくるめたイメージ。

>>636 「よい」
 「ぐるぐるまわって」「りりれり」で昇りつめたのに、また「ちきゅう」に戻ってきてしまうところがなんだか物悲しい印象を受けました。
覚めたところは同じ場所?これは「おれ」の夢?それとも「ちきゅう」の夢?
663夢なれ:03/02/02 14:58 ID:LXdAJ5Tf
彼女にフラれた上に殴られた
一人ぐらいと浮気したぐらいで
いいか男の夢はなハーレムだ
といったら傘で後頭部強打された
傘の先でなかったのはよかったが

夢であってくれぇ 夢なら覚めろ

帰り途に犬の糞を踏んだ
すべって転んで泥まみれ
寝たまま雨来る空を眺めていると
工事現場の鉄筋落ちてきた
俺をめがけて落ちてきた

夢であってくれぇ 夢なら覚めろ

どうやら夢だったようで俺は生きている
しかし靴底には犬の糞くっついたままだ
後頭部にも傘のカサついた痛み残ったままだ
夢のつづきを歩かされているのか
あのビルもこの人混みもみんな夢なれ
私はモーニング娘。オーディションに落ちました。私はモーニング娘。になれませんでした。
私はどうしても絶対にモーニング娘。になりたかった。私は49歳の男性です。
応募条件満たしてはいないけど、モーニング娘。になると決めていたから、当然オーディション受けました。
私はモーニング娘。に絶対なれると思っていました。
私がモーニング娘。として生きていくものだと信じ込んでいました。
だけど、落選を知らせる返信はがきが届きました。
ものすごくショックでした、ものすごく悲しかったです、涙がとまりませんでした
放心状態でした、絶望感でいっぱいになりました、ものすごく落ち込みました
それからまったく気力が無くなって何も考えられなくなり呆然としていました、精神的にもうダメでした。

私はモーニング娘。になれなくてものすごくかわいそうです。
すごく無念で残念です、すごくつらくて苦しいです、すごく悔しいです
すごく寂しいです、すごく腹が立ちました、すごく心が傷つきました
モー娘。になれなくて、いろんな思いや感情が頭の中をめぐっています、やりきれない思いです。
モー娘。になれなくて、頭がおかしくなりそうでした。
モー娘。になれなくて、人生終わったなと実感しました、超最悪の現実になってしまいました。
自分の中のすべてがぶっ壊れた感じです、人生設計のすべてが崩れていって、お先真っ暗です。
私は落ちた事を信じたくないし受け入れられません、私が落ちたことに絶対納得できません、
こんなの認められません、許せないです、私がモー娘。に入らないといけないんです。
私は、何の疑いもなく、モー娘。になれるものなんだと信じ込んでいました。
私はモー娘。になる自信がありまくりでした。
6000人に1人の確率でしか、モー娘。に入れなくても、私がモー娘。になれる確率は80%以上はあると思っていました。
私が落ちる確率なんて20%以下だろうと思っていました。
私はモーニング娘。に当然なれるんだと思っていました。
モー娘。新メンバーの座は、私のためにあるようなのものだと思っていました。
応募して、受かって、モー娘。になって、スター街道を歩んでいく、そういう星のもとに生まれた人物だと思っていました。
何から何までうまく進んでいくものだと思っていました。
私がモー娘。になるのは当たり前の事で、モー娘。なれるに決まっていると思っていて、モー娘。になれると確信していました。

私は、モー娘。に入る事と、入った後の事しか考えていなかった。
モー娘。になれるもんだと信じきっていてモー娘。になった後の事をよく考えていました。
メンバーとどのように接していくか、付き合っていくかとか
番組の収録では、メンバーが私によく話しを振ってくるようにさせようとか、
モー娘。は女子たくさんいるのに男性は私だけだろうから、私は色々なキャラを作っていって多面性キャラで勝負しようかなとか
私は、台本どおりとかカンペ読むのとか、せりふでのしゃべりは好きじゃないから、フリートークばかりをしていくぞとか
私は男性になるけど、メンバーと同様な衣装とか、絶対女装にこだわっていくぞとか
モー娘。のユニットは、私はタンポポとミニモニに入ろうとか
歌のときダンスとかでアドリブいれようかなとか
連続ドラマとかのオファー来ても、ドラマの出演はやめておこうかなとか
モー娘。のテレビ見ていて、私だったらここでこうコメントするなとか、私だったらここでこんなことするなとか、
自分がモー娘。のテレビの中にいるつもりで色々と考えながら、参考にしながらモー娘。のテレビを見ていた。
私がモー娘。に入ることは間違いないはずだから、モー娘。に入った後どのようにしていこうかな〜と色々考えていました。
私には、自分がモー娘。になってるイメージが出来上がっていました。
私は誰よりもなんとしてもめちゃくちゃモーニング娘。になりたかったです。
モーニング娘。になるのが私の夢でしたが、夢とゆうよりは
絶対に実現させないといけないことでした。
モー娘。になることが私のすべてでした。
モー娘。なることしか頭にありませんでした。
モー娘。になること以外の未来なんて考えられませんでした。
私はモーニング娘。にとても憧れていました。あんなふうになりたかったです。

私はものすごくモーニング娘。に入りたかった。
モーニング娘。に入るとゆう事は、超お得で超おいしいからです。
モー娘。にさえ入れれば、私の望むことが何から何までそろっているんです。
モー娘。というのは、最高の舞台が用意されているんです。
モー娘。になるとゆう事は、ものすごく自分のためになるんです。
モー娘。に入れれば、国民的アイドルになれるんです。
モー娘。はとてもいい曲を、いけてるダンス、すてきな衣装で、歌って踊れて、全国に見てもらえるんです。
女子アイドル的なプロデュースや演出などをされるのはとてもうれしいです。
女装姿で全国に露出できます。いい内容でテレビによく出れます。
レギュラー番組はあるし、バラエティ番組もかなり出れます。
アイドルグッズもよく出せます。モーニング娘。人気やブランドに便乗できてお得なんです。
トップアイドルスターの売れっ子になれるんです。芸能界でも、とてもおいしいポジションにつけるんです。
私は
モー娘。になって、幸せになりたかった
モー娘。になって、ものすごく特別な人間になりたかった
モー娘。になって、国民的アイドルになりたかった
モー娘。になって、国民的英雄になりたかった
モー娘。になって、スーパースターになりたかった
モー娘。になって、人生の大勝利者になりたかった
モー娘。になって、最高の仕事につきたかった
モー娘。になって、勝ち組中の勝ち組になりたかった
モー娘。になって、地位や名誉も手に入れたかった
モー娘。になって、大成功者になりたかった
モー娘。になって、芸能界の頂点に立ちたかった
モー娘。になって、人気1アイドルタレントになりたかった

私は
モー娘。になって、とても大きな存在になりたかった
モー娘。になって、すごく貴重な存在になりたかった
モー娘。になって、時の人になりたかった
モー娘。になって、栄光を掴み取りたかった
モー娘。になって、人々からうらやましがられたかった
モー娘。になって、つくされていきたかった
モー娘。になって、自分に大満足したかった
モー娘。になって、自分をすごく大好きになりたかった
モー娘。になって、理想の自分になりたかった
モー娘。になって、自分を誇りたかった
モー娘。になって、優越感を味わいたかった
モー娘。になって、自分に酔いしれたかった
私は
モー娘。になって、輝いていきたかった
モー娘。になって、自分を全国に見せつけたかった
モー娘。になって、自分の存在を全国に知らしめたかった
モー娘。になって、喜びや快感を感じていきたかった
モー娘。になって、全国の人々から想われたかった、愛されたかった
モー娘。になって、全国の人々の心の中に私が存在するようにしたかった
モー娘。になって、全国の人々が私の事を考えていてもらいたかった
モー娘。になって、私のファンをすごくいっぱいにしたかった
モー娘。になって、全国の人々を私に夢中にさせたかった
モー娘。になって、全国の人々に夢を与えたかった、元気を与えたかった、少しでも幸せにさせたかった
モー娘。になって、社会現象巻き起こしたかった
モー娘。になって、伝説を作っていきたかった

私は
モー娘。になって、生活を楽しんでいきたかった
モー娘。になって、活躍していきたかった
モー娘。になって、がんばっていきたかった
モー娘。になって、歌いたかった、踊りたかった
モー娘。になって、コンサートしたかった
モー娘。になって、とても価値のある自分を売り出したかった
モー娘。になって、自己主張、自己表現したかった
モー娘。になって、グッズや写真を全国に出したかった
モー娘。になって、憧れられる存在になりたかった
モー娘。になって、私のフリートークをいっぱい見せたかった
モー娘。になって、私のお子様キャラやブリッコや少女キャラなどを出していきたかった
モー娘。になって、テレビに出たかった
669 ◆L7EROpoemk :03/02/02 21:55 ID:o94CWQb/
>>621-623 夢に悩む者への詩
毎回、投稿一作目でこのクオリティー素晴らしいじやない。
「続ける」ということはこのクオリティーが「当たり前」と思われがちだけども、俺はいちいち新鮮に評価したい。
トップバッターっつーのは「詩歌としての美しさ」よりも、うん、君のこの「態度」激しく好き。
これは「投稿詩」以外のそう、ほとんどの分野においても。トップバッターの君。
んだども作者は2ちゃん詩めポエム板の運営者でも何でもないんだからね、
このスレ盛り上げるよりも君のREALな人生を見たいとか見たくないとか。

一応言っておくけど、私は、モーニング娘。メンバーのファンではありません。
私は、モーニング娘。のメンバーは好きじゃないです。どちらかとゆうと嫌いなんです。
成功者がねたましいというやつです。
私は、モー娘。メンバー全員に嫉妬していました。
最高の身分立場でいるメンバー達を、私はねたんでいました。
私がこうなりたいと望んでいることを実現させているメンバー達に、
私は嫉妬していました。
それでも、私がモー娘。に入ったら、メンバー達とうまくやっていこうと思っていました。
私は一般人でいたから、モー娘。メンバーが嫌いなわけで、
私がモー娘。になったら、メンバー嫌いの感情は消えていったでしょう。
それでも、私がモー娘。になっても、メンバーのことを好きにはならなかったでしょう。
私は、モー娘。になった自分自身を、すごく大好きでいたかった。

私は結果的に1次審査で落ちたわけですが、2次審査に行って、
直接あって、自分のいい所をいっぱい伝えたかった。
2次審査に進んで、直接あって話してたら、モー娘。になれていたと思うんだ。
私は、1次審査で、送った書類で、落ちた事になったわけですが、
送った書類は、自分で満足のいくものではなかったと今になって思います。
歌ってるのを撮ったテープにしても、
今になって思えば、不出来だったのかも知れないと思ったりするし
履歴書の書き方もまずかったと、落ちてから思ったりした。
履歴書の志望の動機の欄に書いた内容も、モーニング娘。を利用したい、
と審査側に伝わって、熱意や情熱や意気込みが伝えられなかったと思うんだ。
それに、つんくは「モーニング娘。を大好きなヤツがいいですね」と言ってたけど、
履歴書にモーニング娘。が好きだとは書かなかったし(実際メンバーは嫌いだったし)
私からモー娘。好きなのが伝わってこない履歴書だったね。
私は、もっと良い応募書類にして送っていたらと、今になって後悔してます。
私は男性だから(オヤジだし)モー娘。には入れないと思った事なんかありませんでした。
応募条件満たしてなくても、私はモー娘。に絶対なれると思ってました。
私は、モーニング娘。に絶対に入れると信じていましたが、
12月中旬ぐらいから少し不安な気持ちもありました。
次の審査に進める連絡がこなかったからです。2次審査は12月中旬の予定だったからです。
でも、2次審査はまだ始まらないんだろうなと思ってて、
私は、絶対モー娘。になれるんだ大丈夫なんだと思っていました。
はがきが届いて見るまで、私がモー娘。に入るものなんだと信じきっていました。
モーニング娘。になって生活していくと信じていた私は、
これから先どうすればいいのかわかりません。絶望しています。

私の文章を読んでもらって、何か感じ取ってもらえればいい。
モー娘。オーディションが間違っている事をわかってもらいたいです。
モー娘。オーディションに限らず、芸能界じたいがおかしくて間違っていて、
世の中もおかしくて間違っている事をきづいてもらえればいい。
モー娘。になれなかった私はこの世の中の被害者なんです。
私はモー娘。になって当然なんだと思ってて、モー娘。になる自信がすごくあったけど
モー娘。に加入した後の事も自信があったよ。モー娘。としてやってく自身があった。
私は自分にすごく自信を持っていたよ。
私はモー娘。の1番人気になる自信があったし、私がモー娘。の顔でエースで看板になると思ってたし
私が入ってモー娘。の人気は上がるだろうと思ってたし、私は大ブレイクする自信があったよ。
私には、スター性やタレント性やヒーロー性やアイドル性やカリスマ性とかあると思っていたし
歌唱力やダンスセンスあると思っていたし、私はかわいらしくてルックスがいいと思ってるし
表現力があると思うし、人を引き付ける魅力があると思うし、好感度は高いはずだし、トークに自信があるし
笑いも取れるだろうし、やる気はすごくあったし、いかにして自分を見せていくかというプロ意識があるし
国民的モー娘。としてふさわしすぎる、才能能力センス実力があると思ってた。

私は自分に自信があったけど、私の1番の売りはキャラクターになりますね。
私のようなキャラクターの男性(オヤジ)は芸能界に他にはいないでしょう。
私は他にないような珍しいキャラクターの男性で、非常に希少価値がある思うし、すごい人気者になっていたはずなんだよ。
私のキャラクターは、少女キャラで、おこちゃまキャラで、ブリッコで、乙女チックで
甘えん坊で、へなちょこりんで、子供の心を持っていて、天然も入ってて、純粋で素朴で、男らしくなくて女らしくて。
外見は女子小中高生のようなファッションしてるし、髪型も女のようにしてるし、お化粧もしてるし、
自分の外見をかわいらしく見せようと努めているし、私はそんな自分のキャラクターが好きです。
私のキャラクターや考え方や目指すものが、モーニング娘。にすごく合っていたんだよ。
モー娘。メンバーより、私のほうがあらゆる面で上なんだよ。モーニング娘。のメンバーは全然すごくもないよ。
どこにでもいそうな何の変哲もない並みの女子共だよ。どこも優れてないよ、実力なんてないよ、普通のやつらだよ。
モーニング娘。がとても人気があるグループなのは、メンバーの力じゃないんだよ。いろいろのスタッフ達のおかげなんだよ。
私の方が商品価値がありまくりだよ。私の方がモー娘。に必要とされなきゃいけないんだよ。
私の方がモー娘。ふさわしいんだよ。私の方がモー娘。人気を上昇させられるんだよ。
私の方があらゆる面で上回っているんだよ。私の方が素敵なんだよ、すばらしいんだよ、私はすごいんだよ。
モー娘。オーディションの応募者は1万人以上いたけど、誰よりも私がモー娘。新メンバーにふさわしいんだよ。
私がモー娘。に入って、私が代表として落選した人達の分も、がんばっていくつもりだったよ。
50歳を目の前にして、これから私の絶頂期が来ると信じていたよ。これから私の時代がやって来ると信じていたよ。

私はモー娘。に入って国民的人気者になりたかったけど、特に男性に好かれたかったよ
とても多くの男性達が、私に萌えるようになってほしかったよ。
今までのモー娘。は女子メンしかいないから、モーヲタとかは女子メンが好きなんだろうけど
モーヲタやファンを、女子メン好き押しから、私好きに私押しに変えさせたかったよ。
私は女子メンからファンを奪ってやるつもりだった。
私はアイドルとして、同じグループの女子メンに勝ちたかった。
私は国民達に想われていたかった。
例えば、国民達が夜睡眠につこうと布団に入って、超スターのあの人(私)も今お布団に入っているのかなあとか
国民達に、私の事を色々考えていてもらいたかったよ。
私はモー娘。になる自信とモー娘。に入った後の自信はあったけど、私は精神的には弱い方だと思います。
苦労するのはいやだし嫌な事からは逃げたいよ。
でもモー娘。になったら私の精神的な弱さとかも関係なしだったよね。
モー娘。の仕事は、楽で遊びみたいなもんで、趣味を満喫するようなもんだろうし
モー娘。になったら、私と同じ境遇、立場のメンバー達がいて、私1人じゃないんだし
中学ぐらいの女子に出来る事なら私にも出来るはずだと発奮するし
女子メンバーの輪の中にポツーンといてればいいんだし
先輩女子メンバーに、引っ張っていってもらえばいいんだし
いやな事があったらメンバーに甘えればいいし、ムカツク事があったらメンバーにあたればいいし
モー娘。とはチャンスが用意されているから、チャンスを掴むための努力や苦労しなくてすむし
売れたいとかテレビに出たいとか悩んだり苦労努力する必要もないし、いやな下積み芸能生活なんてしなくていいし

モー娘。というのは、女子系のトップアイドルとして勝負が出来る場が用意されているし
モーニング娘。とゆう名前や地位があるからトップアイドルの座は安泰だろうし
モー娘。は私がしたい見せたい女装がすんなり出来ていろんな露出ができるし
モー娘。になるとゆう事は、会社で例えれば、会社に入社したとたんに社長になるようなもんで、超大出世なんだよ。
超お得でおいしいんだよ、出世するのに苦労や努力や下積みや時間はいらないんだよ。
モー娘。になって、やっていく活動はすごく自分のためになるんだよ、すごく見返りがあるんだよ。
モーニング娘。になって、やっていくことが、私の欲望の全てといっていいほどだった。
私は精神的に弱そうだけど、モーニング娘。になって、芸能活動を一生懸命やっていくつもりだったよ。
私はモー娘。という最高のポジションについて、すごく自分のためになる最高の仕事をがんばっていく気まんまんだったよ。
モー娘。メンバーになった私は、自分の芸能活動の事ばっかり考えている、仕事人間になるつもりだったよ。
私はモーニング娘。オーディションに落ちました。
私はモーニング娘。になれませんでした。
私はものすごくどうしても絶対にモーニング娘。になりたかった。
私は49歳の男性です。
応募条件満たしてはいないけど、モーニング娘。になると決めていたから、
当然オーディション受けました。
私はモーニング娘。に絶対なれると思っていました。
私がモーニング娘。として生きていくものだと信じ込んでいました。
だけど、落選を知らせる返信はがきが届きました。
ものすごくショックでした、ものすごく悲しかったです、涙がとまりませんでした
放心状態でした、絶望感でいっぱいになりました、ものすごく落ち込みました
それからまったく気力が無くなって何も考えられなくなり呆然としていました、
精神的にもうダメでした・・・




そんな・・・そんな夢を見た。
676 ◆L7EROpoemk :03/02/02 22:08 ID:o94CWQb/
>>644-645 「ムセッソーな夢」
単純にまず「と」で目をひいた。他人の目をひくことだって大事なことだと。
後半から「と」での文頭にこだわらなくなっているけれど、俺個人的にはそんな自然な流れ、好感。
執着したってたいしてことないって事に気づいたならば、「全体の完成度」よりも「あるがままに流れる魂の動き」に重きを置きたいな。
詩作だけでなく、人生においても。そんなのが足りなくない世界全体に?見事な偶像破壊。
まぁでもオチは弱いよね、んだとも第一歩ってのはいつでも左足。君の利き腕に次回期待。
677Canopus ◆DYj1h.j3e. :03/02/02 22:15 ID:EsUpaBMx
こんばんは。現在、頭が創作モードに入っているので、寸評もキビしめです。
落ち込んだり怒ったりしないでね。なのめいなのめい。

>>637 構図に、もう少し配慮を加えた方がいいと思います。単純で大雑把。
抽象的な『夢』を子供は抱えて、大人は失うというのもありきたり。新しい夢
の表現についても、一工夫あった方がいいかと。

>>640 後半の『夢の口笛』をクローズアップすると、詩の背骨が太くなるん
じゃないかな。街を見つめて夢想する情景はいいと思いますが、その内容は、
センチメンタルに傾きすぎ。というより、詩全体がセンチメンタル。よくも悪
くも。

>>641-642 うーん、上手く書いてあるし、こういうモチーフは好みなんです
が、『眠り姫』の話はみんな知っているから、そこの描写はサワリくらいにし
といて、あとはアレンジと広がりを見せるのがよかったんじゃないかな。
678 ◆L7EROpoemk :03/02/02 22:21 ID:o94CWQb/
>>650 「賞味期限」
「自己が設けた制限」と「賞味期限」の関連が弱すぎる。
「賞味期限」というCopyに作者が捉われ過ぎているのを感じる。

>>659 661「給湯機のゆめ」
作者の手のひらを見たことは無いんだけど、これでは「夢」へのタッチが弱すぎる。
「夢」ってなんだっけ? 詩でなくてもいいから貴方の今の「夢」はなんですか?
679土俵の夢:03/02/02 22:22 ID:3Bwuetul
土俵入りした途端、眠ってしまったようだ。
これは相手にはすまないことをしたが、
行司が起こしてくれないのが悪いのだ。
魔法にかけられたように眠ってしまった。
私は意識と無意識が反転し、
無意識のなかで目を覚ました。
すると私の目は、まわしを締めた大男の下半身を
真下から眺めており、
それは私の下半身であった。
はみ出た尻毛や
内股の"韻琴"の痕まで丸見えだ。
あまりの汚さに
目を逸らそうとしたが、首が動かぬ。
そんな私を蹴って、私は相手力士に組みかかっていった。
私は起きていた。私は輝いていた。私は強く踏みつけられていた。
私は顔に引っかき傷を足でつけられ、私は相手力士を引き倒し、
私は相手力士の潰れる顔と接吻した。
そのあまりの気色悪さに目が覚めた。
すると私は夢の通りに勝利していて、
これで大関昇進間違いなしと思える十三勝目を手に入れていた。
さて夢を見ていたのは私であったのか、
それとも私は土俵が見ている夢であるのか、
そんなことはどうでもよい。
今夜は女いっぱい集めて六本木で祝賀会だ。
680Canopus ◆DYj1h.j3e. :03/02/02 22:39 ID:EsUpaBMx
>>643 例えば、箱に入るには、あなたの肩はそんなにも尖っているのでしょ
うか。胸に心の贅肉がつきすぎているんでしょうか。状況は大体わかるので、
そんなところを表現してほしかった。

>>644-645 つげ義春の『ねじ式』は、夢に見たまんまをそのまま書いた名作
ですが、そんなことを思い出しました。全てに必然性がないところがいいです
ね。途中の種明かし的な部分が直線的ですが、詩のボリュームからいっても、
仕方のないところかな。

>>646 主人公でもあり、観客でもある、夢の中ならではですね。テレビの中
の夢世界、かなあ。一行ごとにブツ切れなのは、チャンネルが変るから?面白
いけど、情景は見えにくい。
681夢遥か:03/02/02 22:45 ID:cD6GXsAq
川のほとり 膝抱えて黄昏てみる
心 彷徨いながら確かめてみたい
不安定な形 触れると空に溶けた
遥かなる夢は 何処までも続く地平線
太陽はまた昇り 闇さえも光に変わるから
(ひ)
星を線で結んで 未来の幻作った
二人 交わる視線の先に映るもの
近くにある現実 遠くに見えたよ
遥かなる夢よ 永遠にこの胸に宿って
命は芽吹き 恐怖さえも希望に変えるから

散り逝く花も夢を見る
願いを託して 夢遥か
682Canopus ◆DYj1h.j3e. :03/02/02 23:02 ID:EsUpaBMx
>>648-649 猫が夢をみる、というのはホントの事なんで、ライオンも夢をみ
て大丈夫、ですね。大きな収穫を得た後ならば、こんな情景もありかなあ、と
思いながら読みました。まどみちおみたいで、ほのぼのしてていいですね。

>>650 デパートなんかで実演販売をしている人がいるでしょう。あの口ぶり
を彷佛とさせて、笑えました。「自分で決めない限り」に、違和感。ここだけ
視点が違うんじゃないかな。短い詩なんで、ことばには注意。

>>651 ことばがきれいで、白くふわふわした、それこそ炭酸の泡のような情
景を醸し出しています。「そこ」と「重ねた時」が伝わりにくい。多くの意味
を求めた結果かもしれませんが、そのため最後の動作がぼやけるんですよね。
683空海:03/02/02 23:08 ID:G2At0QA+
我が夢は
般若の経に
映りけり
弘法の声
共に共感
684Canopus ◆DYj1h.j3e. :03/02/02 23:27 ID:EsUpaBMx
>>653-654 前半、うまいんだけど、これはポエジーを詰め込みすぎなんじゃ
ないかなあ。後半につながるものといえば夢への導入と無邪気な笑顔ですが、
伏線としてはやりすぎの感。「生き物」は獏かな?獏でいいのかな?

>>655-656 冒頭に終了の挨拶をもってきた意図が知りたい。効果をあげるな
ら、その後の口上に哀愁をちらつかせてもよかったはず。夢と現実の間で展開
していく構図は魅力的で、秀逸。「それがいやだ」以降は、完全に蛇足。

>>657-658 IDが違うけど、手法は同じなんで、ワンセットで。
どっちも素直な感情なんですが、嫌いと好きの表裏を論ずるには、あまりにも
観点の次元が違いすぎるんですよね。別々の方向を向いて叫んでいます。あと
双方とも、夢を無理矢理くっつけた感じ。
685名前はいらない:03/02/02 23:54 ID:386Dtbko
>モー娘。
11レスも使って、夢オチはあんまりだ!!
読んで損したぁ〜!!あたしの時間返せぇ〜!!(;Q;)

>Canopus様
お疲れさまです。
686Canopus ◆DYj1h.j3e. :03/02/02 23:56 ID:EsUpaBMx
>>659>>661 ここから「プロジェクトX」に続くんじゃないだろうな…。高橋
は、悩んでいた。どうにかして、家庭の蛇口から熱いお湯を出せないものかと…。
共感はできますが、感慨は薄い。

>>663 朗読用の詩にすると、意外と受けるかも。「男の夢はハーレムだ」あ
たりで、笑いが起きそう。みんな夢になっちゃえ、という思いは時々あります
ねえ。展開には不満。視界が狭い感じがします。

>>664-668>>670-675 文章にも、作者の心にも、贅肉がつきすぎているように
思われます。同じことの繰り返しで中年男性の妄想を表現する手法ですが、た
わ言の領域を出ていません。出来の悪いポップ文学のようだと思います。
687Canopus ◆DYj1h.j3e. :03/02/03 00:20 ID:gnKUP88M
>>685 どうもです。多分、今日くらいしか時間とれないんで、寸評やっていきます。

>>679 結構、不思議な世界だね…。そこはかとない男色まで感じてしまった。
「私」が効いているんだよねえ。「ワシ」でも「オレ」でもないところ。最後
の4行で、またまたケムに巻かれました。ふてぶてしい詩です。

>>681 真面目に書いたと思うんで、こんなことを言うのは悪いんだけど、全
てのことばが観念的で、しかも紋切り型。シチュエーションもテーマも陳腐。
「きれいなことば」の羅列だけでは詩は書けないと思います。キビしくてごめん。

>>683 元ネタを知らないんですが、そのまま批評します。始めの3行は「」で
くくってもよかったかも。これは弘法様の声であると同時に、あなたの叫びで
もあるんでしょう?悠長に「共感」程度のことばでお茶を濁している場合じゃ
ないと思うんですが。
688名前はいらない:03/02/03 00:42 ID:3k5Dbctr
Canopusさん、お疲れさまでした。
投稿者を代表して私から感謝!☆

さて今回のお題は「夢」です。
締切は2月4日いっぱいとなっております。
ルールは>>2-3

なお、このスレでは常時審査員さんを募集中です。
最近、寸評ない気味だし、投票も少なめなので、
ぜひぜひ、多くの方のご参加をお待ちしております。
私?もちろん、投票しますとも☆
でもコテハンは内緒だよっ。(^Q^)
689名前はいらない:03/02/03 01:07 ID:9r6AIN+t
>>867
批評有難う御座います私は宗教はしていませんが弘法大師の教えには共感をもつところが多いのです
悟りけり、供に〜までにすると聞こえは良いですが私の想いと違ってしまうのでそうしました
「我が夢は
般若の経と
悟りけり」
690カタツムリの昏睡:03/02/03 11:46 ID:2gGmGFgy
雨の中で夢は生まれ 膨らみ 増殖され ノロノロと動きだされ
紫陽花の中で花開き 動いた軌跡は残され
その跡をたどれば 無限の散歩道 鼻歌混じりの汗
乾き乾き乾き乾き乾き乾き・・・・・
結晶は自己を反映する 結晶の残骸を後にして
極彩色の道をまた歩く 後ろから誰かがつけてくる
「後ろを振り返るな」
奴はマイムを踊ってる 楽しそうでその輪に入りたい
複雑な輪 私は単純だからつなげない
「死は複雑系の配線につながれる」
輪のつなぎめにいる蝸牛が目をだしながら
私の目に似ている 疲れた私は
しまいにはマイマイカブリに喰われ
691うたた寝:03/02/03 20:09 ID:IN95Gra2
もう忘れてなくなってしまったんだ
あの空にまぎれて
どこまでものびていると思ってた
言葉だけが頭の中に光って

はかないよね
その一秒を境になくなったすべてを
この手の中に
つよく つよくにぎりたかった
こわれないようにいつまでも
抱きしめていたかっただけなのに

どんなに小さく小さくなっても
私は消えることなく
まだ存在している
大きく大きくなった君は一瞬で
いなくなってしまったのに
このはかない世界で私は
生きてるよ
たとえ毎日が夢だとしても
ねむりの底で動いてるにしても
君の記憶ひとつのためにさまよっている自分がいる
何度も何度も
692夢の飛礫〜シドと白昼夢を見たあとで〜:03/02/03 20:50 ID:c10o4HSW
シクラメンの置手紙は 優雅な君の立振舞いそのものだった
ドロドロに蕩け散った僕の夢は 時間だけを奪い去って逝った
ときめきは ドミノに咲き 憧れは思い出の中静かに眠りに就き
白い世界に放り出されて 夢見がちな二人にさよならも言えず
昼ドラ仕立ての刹那さで暗黒街へと弾け飛んだ愛の答えさえ
夢の飛礫に消えて 哀しい夢の果てに紫の蝶々に迎えられる

悪夢は幻滅世界 ビラ配りは 腐敗した夢の世界を紙で隠す
風であるなら 世を儚み 原色の紙切れを吹き飛ばすだろうに
命ある限りは いつか 声を 届けよう  見るも無残な荒野の果てから
散る花にすぎない君の背中に 爪痕をたくさん刻み付けたい
空よ 貴方 じゃ染められない羽根は あちらでゆらめいている
全うすべき 閉じた余生と開かれた闇にとまどいながらも
夢に囚われた夢追人は 狂い咲く花園で空ろな現実を砕いていた
693名前はいらない:03/02/03 21:03 ID:nrIDMc75
>>692
今時縦読みのテクなんか自信たっぷりに見せつけんなよ。
694夢の停まる駅:03/02/03 23:44 ID:6YcYB/2J

 押し花をくわえた人間はどうあがいてもすてきでしょう
 負担になるということは現実にはありえないことです
 以下、右手からの動きにさえ注意すればO.K.です

 例えば、家を出るときに服を選びますよね、そのときにどれだけの選択肢があるでしょう
 例えば、青いジーンズを履いて上半身は何も身に付けず帽子を被って歩けばあなたはスターです
 例えばとかいいますけれどそんな前ふりもいらないってことです
 これはもう簡単なことで、美容院でもなんでもいいからパーマかけたらあなた芸術家です
 あと、あなた本ー読みますか、小説なんかだと最近は北欧系がいいです、名前は自分で調べてください、あと、翻訳物はだめです、くせになったらおしまいです
 さあ、あとはウォッカ飲んで胃ィ痛めてください、発泡酒とか安っぽいのも飲んで、煙草が値上げしたらいっぱい吸ってくださいね

 あくる日にはいつまでもこない日です
 森の中でいつまでもあなたを待っている椅子があります
 頬を腫らした時間には太陽さえ痛みます
695また見れるさ:03/02/04 02:22 ID:CN51I0Y1
楽しい夢を見て
嫌々ながらも目を覚ます
余韻が気分を良くさせて
体はウキウキしてきたよ
でも 内容は忘れちゃった

どんな夢だったっけ
美味しいものを食べたかもしれない
エッチなことをしたのかもしれない
覚えてないのになぜわかる
楽しい夢だったってこと

思い出したいな
思い出せないよ

いいやどうせまた明日
楽しい夢を見れるだろう
今日も一日がんばれば
楽しい夢がまた見れる
696激辛正当派 ◆PmUYNHN29Q :03/02/04 02:52 ID:kiOmjLmy
>>621-623
このシリーズの中で、僕としては一番気持ちよく煽られたと思う。
今回は特に、前半に比しての後半の疾走感がなかなか際立っている。
ただ最終連「『夢』なぞエゴに過ぎん…」てのは現実を語り過ぎててさみしい。
>>624-625
似た表現の重複が目立つ。何かの効果を狙っているという感じでもないし。
「時の流れ」とか「切なく」とか、なるべく使わない方がいい言葉ってのもある。
なぜ使わない方がいいのか。正確に説明することが僕には出来ないのだけれど。
>>626-628
モチーフはよくあるものだが、語り口には魅力。
延々と繰り返されることが予感されるような、最終連の工夫が欲しかった。
絶望的な「永遠」が、そこに描かれていたなら、よかった。
>>629-630
ううむ、ちょっと評価に迷う作品です。
下書きの段階とも言えるし、これ以上書き込めば軽さや含みが失われるとも言えるし。
明らかなのは、内容と形式がとてもぴったりしているということ。
>>632
「くだらなくしてしまった夢」など表現が説明的。
森という場所を配置したのは良かったけれど、
結局は夢についてのありふれた説明文に終止してしまった。
>>633-635
時間も空間も語り手も、自在に変化する。それでいて淀みもない。
夢の情景として描かれる、幻想的な雪景色と、
そこで回想される失われた過去の夢。重奏的なその語り。
>>636
やはり「ちきゅうちきゅうちきゅう」で回転が止まってしまった。
せっかく気持ちよく酔っぱらいだしたところなのに。
二日酔いならそれも仕方ないとあきらめるが、まだ酔いは浅い。
>>637
教訓的なメッセージが説得力を持つためには、
背伸びをしない言葉の誠実さと、あまり上から物を言わないことだと思う。
>>621-623はそれを巧妙に避けているが、この作品は生真面目ゆえに説教臭い。
697激辛正当派 ◆PmUYNHN29Q :03/02/04 02:56 ID:kiOmjLmy
>>640
定型ぎみなのに、どうもリズムがよくないと感じる。
心でキスの形をつくる、などは可愛らしい表現だと思うが、
それを際立たせるために、前後の感傷を抑制するなどの気配りを。
>>641-642
とても親切な構成だし、なかなかストレートに響いた。
もともと教訓的な童話が元ネタだから、少々説明的に流れていても許されるのかも。
有名な物語だが、うまく現代的にアレンジしていると思う。
>>643
描かれた感情は単純。それだけに、それをいかにうまく表現してみせるかが勝負になる。
箱に体を押し込むというイメージはうまいが、
それに手触りを持たせるための緻密さがもう少しほしかった。
>>644-645
最初から最後まで、飽きさせずに引っ張っていく表現力、その軽快さ。
夢を描くと同時に、社会諷刺や詩についての詩としても読める、懐の広さ。
今のところ、非常にチャンプ候補です。
>>646
断片を継ぎ合わせることでどうしても出てしまう単調さを、
もっとうまくかわしてほしかった。緩急がない。
「本当の自分」とかも、狙って使ったぽいけど個人的にはやはり苦手。
>>648-649
これはなかなかいいですね。かけがえのない素朴を感じる。
器で示したあくびなんて、さりげなくも秀逸な表現だとも思う。
ただし内容そのものには、どうしても既視感が。
>>650
どうも納得しきれないところがあるのは、やや論理に矛盾があるからだろうか。
詩は理屈じゃないはずだけど、この作品はその理屈のみで成立しているところがあって、
ちょっとでも疑問を感じてしまうと素直に読めない。
>>651
前2連の表現はいちいち上手いと思う。
でも2連と3連の間にある断絶が気になってしまう。
2連までの丁寧さに比べ、3連目の突き放した表現はちょっとさみしい。
6982003年1月29日:03/02/04 03:35 ID:AWPTFtGG

 となり部屋が死んだよ。あっけなかったね。信じられなかったヨ
 葬式の花見るまではね。なるほど、葬式はこんな効果があるんだ
 死んでそれから一仕事。最後の務めだなぁ。悪いけど送らないよ
 あ、それからお迎えもいらないよ。どうせ並んで暮らしてたんだ
 きっと、この先また一緒になるさ。まったく偶然のお隣さんだよ
 まったく突然のさよならも。とっても深いよ丸で空が落ちてきた
 こんな気持は夢だったらいいね。まあ、ちょっと先にはオレもさ
 こんどは一緒に歌でも唄おう。フッと目覚めたら灯明がゆらゆら
 なんてことがあったらいいね。そんときは、夢から覚めるって訳
 そんなことがあったら何を話そう。あ、ちょいこまるね話す言葉
 悪いね送らないよ。お迎えもいらないよ。ちょっと待っていてね
 すぐに追いかけるから。それじゃあそれまで、しばらくバイバイ
 さようなら。
 オレは忘れないよ。あんたのこと。愛想よくしてくれたね。
 ありがとう。
699名前はいらない:03/02/04 16:05 ID:7DTP/pcT
本日で投稿締切となっております。
0時までに多数の投稿をお待ちしております。

お題「夢」であなたの詩を聴かせてください。

匿名投稿制です。
詳しいルールは>>2-3にあります。
700かみさまへ:03/02/04 17:24 ID:VEAGOv0w
たとえばこんな世界

一人も飢える者がなく
世界を分ける争いごともない
誰も泣かなくてよいし
苦しむこともない

かみさま
わたしの夢は
ちっぽけでしょうか
701都立家政 ◆MD76fFko5o :03/02/04 18:47 ID:mrYlEgjQ
>>700 「かみさまへ」
僕好みのタッチ。なんだけれどもう少し共感したかったというのが本音。
「飢え」「争い」というのが今日本に住む僕等にとっては少しリアリティーに欠けてしまうのだ。
人間、人生の持つ葛藤や挫折、矛盾、不条理を「かみさまへ」という柔らかなアプローチから
描きだす事が出来たら、それを日常生活レベルから掘り出してくることが出来たら素晴らしいと思います。

702ドン亀 ◆YdTp8oxx7. :03/02/04 20:20 ID:jr0GTCQX
>>690
統一感のある言葉で世界を作りながら、後ろからつけてくる何者かとか
マイマイカブリとかの異物を挟み込むことでカーニバルのようなイメージを
って本当はよくわからんのじゃヴォケェェ!!!
「夢」とか「結晶」とか「奴」とか「私」とか何のことだぁぁぁ!!!
前半と最後の受動形は運命に弄ばれてる感を表してんのか? ほー。
>>691
三連目の中程まで、おもしろい感じもあるんだが、どうにも作者が
陶酔しちまってて、読者は置いてかれてる感じがするな。
いきなり「はかないよね」とかいわれても、困るぜ。。。むにゃむにゃ。。。
>>692
横読みすると、唐突な単語の続出に疲れるな。元ネタわからんし。
縦読みでいえば、もちろん職人レベル!!!
>>694
いちいち説得力のない断言がおもしれぇな。行ごとに脈絡ないのも
ヘンな感じだな。まさしく夢見てる時って、こんな感じで脈絡ないものを
当然のように受け入れてんだよな。一行目なんて本当に素敵だ!
でも、どっかにイメージの核となるようなところがないから、散漫に
なっちまってるところが辛いよな。
703ドン亀 ◆YdTp8oxx7. :03/02/04 20:21 ID:jr0GTCQX
>>695
楽しい夢見たあとって、ウキウキしたりするのか? 俺の場合は一日中
ぼーっとなっちまうような気がするな。しかし滅多に見れねぇから
スペシャルだよな。「今日も一日がんばれば」また見れる、ってのは
なんだか可愛くて笑っちまった。
>>698
うーむ。無理やり字数を揃える必要あったのか? いきなり一行目から
「となり部屋が死んだよ」なんつー違和感!! となり部屋の奴が死んだのか、
それともとなり部屋の一家が惨殺されたのか、それともとなり部屋そのものが
死んだのか、まぁそんなのはどーでもいいが。まぁ、ヘンな感覚はあるかな。
内容的にはちっとも具体的なものがないので途方に暮れてしまうが。
>>700
うむ。そういうことを言いつづけるのは大切なことだよな。が、しかしッ!!
神様に問いかける前に、お前は共同募金に百円とか入れたことがあるのかッ!?
誰も泣かさず、誰も苦しめずに生きているのかッ!?
まずはそれをせよッ!! ちなみに俺様には無理ッ!!!
704ドン亀(魚座) ◆YdTp8oxx7. :03/02/04 20:22 ID:jr0GTCQX
えーと。今日いっぱいで締切。だよね?

お題は「夢」だよね?

ルールは>>2-3にあるんだよね?

審査員の立候補も常時求めに求めまくっている。んだよね?
705700:03/02/04 20:32 ID:ue0E0Owo
>>703 郵便局のボランティア貯金やってますが何か?
706(自称)世界でイチバン夢を叶えている回数が多い男:03/02/04 21:01 ID:EKfyqz17

牛乳ビンの中身ぜんぶを  胃
に入れ終え

俺は10万821個目の  夢
を叶えた


ひとり突っ走る孤独なレース


ノートへとすかさず書きこむ  シャーペン
は氷上で楽しく踊るように

これは習慣だ
これは絶対だ


NO.10万821     牛乳を飲む


目前のぺージとにらめっこして  しばし
自己満足に浸ってみる


NO.10万815     普通にジャンプする
NO.10万816     ポテトチップスを買う
NO.10万817     一日中寝てる
NO.10万818     連続3回青信号で通過する(ドライブ中)
NO.10万819     牛乳を飲む
NO.10万820     電車のシートに座る
707                              2:03/02/04 21:02 ID:EKfyqz17

何度叶えても快感なんだから  おんなじモノ
があっても気にしない

俺の方針さ

オシリから思わず  異臭出そう
なくらいのバカさ加減は自覚済みだし


今日はまだ腹一分だな


すでに何冊目だか不明な  ノート
を閉じ  胸ポケットにしまって

どうするか?
なにがいい?


窓辺で跳ねる気の合うアイツ


10万822個目の  夢
は『犬の散歩』にするかな


愛犬と突っ走れ朝日のロード
708                              3:03/02/04 21:04 ID:i7a9I9Tg

コート羽織り  ドア
を開け放って外へと飛び出す


さあ  おいで


こんなことしてる  俺
だからバカにされることもある

他人の目など知るか

ひたすら  夢
を叶えることが  物心

ついた頃から好きなんだから


暴れてちゃリードを繋げないだろ


このノートの存在が  俺
の生きてる証となるし


これからも続ける最高のレクリエーション


あ  屁が出た
すまん!
709                              end:03/02/04 21:05 ID:i7a9I9Tg

「わんわん!」


腹がふくらんでくる
710悪夢 1/2:03/02/04 21:21 ID:dm/kDIKG
武器は無く
皆が手をとり称え合い
笑い声は絶えず
歌声が響きわたる

安寧と平安が支配し
緩慢に流れる時間

ストレスは皆無で
泣き顔も無く
苦しみや嘆きなど存在しない


嗚呼
嗚呼,それは

闇と希望
混沌と光
争い諍い僻み妬み
狂気猜疑怒り諦め
人の本質
人の本質を揺るがす
711悪夢 2/2:03/02/04 21:21 ID:dm/kDIKG
嗚呼,悪夢よ
悪夢よ醒めろ
悪夢よ変われ
我は
我等は悪夢を変えねばならぬ

夢へと続く悪夢を
悪夢へと続く夢を

変えるのは我等
変わるのは我等

我等は,悪夢を,引き継ごう
夢へと続く悪夢を
712クロラ ◆oNwpnhIJYU :03/02/04 22:32 ID:UjKeSBF8
>>637 「夢を失いし者へ」
 「太陽と雨と雲の下」「夢の持ち方」etcさりげなく魅力的な表現が目についたのですが、読み通すと全体のつくりがAメロBメロ反転コーラスな
すっきりしすぎた構成で、言葉がその中の部品になってしまった感。

>>640 「みんな夢の中」
 「命」から「地球」、「町」、「キス」とだんだんと近くを見つめる視線を感じました。
個人の視点のリアルさと反面のぼんやりとした感じの両方、一人称の視野狭い感じ。
だんだんと鋭くなっていく言葉。

>>641-642 「穏やかな夢を」
 童話を下敷きに「ジェットエンジン」「登記簿」と単語を並べられて世界ができあがっている。
青年漫画誌とかに読み切りでありそうだなとか思いました。テーマがどうではなくて、世界感を読者にぶつけているような作品。
文章に勢いがあって読みやすかったです。

>>643 「ゆめのまぼろし」
 「君」の方が「普通」だというのなら一人称の人物は普通でない?でも、それを自覚はしている?唐突に出てくる
「ゆめのまぼろし」という言葉と他の描写とをうまくつなげませんでした。

>>644-645 「ムセッソーな夢」
 最初一連で巧いなあと思ったら最後まで加速し続けていて、途中でまったくだれない作品でした。
「イグアナ」ならともかく、「うさぎ」だし。そのセンスを詰め込むだけではなくて、単語を並べるバラン
スがすごく良いと思う。ところで、「つづき!」がなんかよかった。

>>646 「夢世界」
 夢そのものの描写。こういう作品は他にないと思います。短いことが切れがいいというより、もっと書いてほしかったです。
後半、少し説明的になって、夢から抜けていく感じ。
713?N???? ◆oNwpnhIJYU :03/02/04 23:54 ID:OGqsXg3H
〆切り10分を切りました。
お題は「夢」!
すべりこんでいれば多少のオーバーはOKかも。

ルールは>>2-3です。
714夢ちゃんねる(1/3or4):03/02/04 23:54 ID:vAe5VEry
脳幹はこことそちらを繋ぐ橋

ムカデの
連打強鍵のピアノに
カタツムリの殻は叩き潰され
流れ出た液晶を
コオロギが舌舐めすする

散らばった彼らの家壁を
涙ながらに集める事故収集班は

門灯のフィラメントを
涙ながらに ----


……踏み潰せ…
…?

踏み潰すのだ…

…!!

傍らの亡霊よ
逝く者に金歯を与え
月を噛み尽くせ

地底から叫ぶスクリプト

モグラの凍った爪で削られた
セラミック擬手が壷をかき回し続けている
715夢ちゃんねる(2/3):03/02/04 23:55 ID:vAe5VEry

春日指す月曜日の午後
腹の突き出た猿たちも
興の間の突然の出来事に
モノポリーの偽札をばら撒いて
ただ愕然と立ち尽くす事だろう

もう既に
シルクハットに
入れられた白鳩は
毛という毛が
全て抜け落ちてはいるが

狂乱の胴敷客の前
お構いなしに
マジックは続けられる

…そう無理やりにも
続けられたマジック

君は計算済みのあの爆発を
テレビで見たかい?
一瞬で大国の夢が
吹き消される様を
716夢ちゃんねる(3/3):03/02/04 23:58 ID:vAe5VEry

震えが止まらないところに
突然にして
いつか見た既視感が
闇の中からガラスを割って
心に突入して来たんだ

その心象風景は
あの夏、飾られた
2ちゃんねる号のクルーである私たちの遺影
そうか…

ここに居る理由
そして
ここがあった理由

すれ違いざまの人が手に手にナイフを
そして片方の手に林檎を持ちながら

横断歩道を
肩をぶつかり合いながら
不敵な笑みを浮かべ

裸で歩き交すわすなんてことは
もうなくなるのかもしれない

気がつけば
夢ちゃんねる
717ドン亀 ◆YdTp8oxx7. :03/02/05 00:02 ID:di9ffsqP
締めきったでござる。
718男と女の夢:03/02/05 00:02 ID:GdIt6Dvx
事あれば膝を抱えガラス戸の開き
身の無い背中に勝ち気を気取る
置き去られの小包みの様な女

男は幸せだと言い張るその女を
泣かせた事が無いと自慢した

今日も派手なコートが震えながら
ゴム毬みたいな男にしがみ付く


毎晩同じ夢をみる男その夜珍しく覚め
首も持たげず取った視界には不安そうな女

慌てた男は寝返りで涙を拭い
寝息をつくる女は
次第に夢をみる

朝までにひとつ夢をみる
719ドン亀 ◆YdTp8oxx7. :03/02/05 00:03 ID:di9ffsqP
>>718
特別サービスにてセーフ☆
720男と女の夢:03/02/05 00:04 ID:GdIt6Dvx
本当にすみません。
タイムオーバー却下なら甘んじて受けます。
厳しい判断を...。
721718:03/02/05 00:08 ID:GdIt6Dvx
すみません、すみませんでした。
どうもどうも有り難う。
722名前はいらない:03/02/05 00:08 ID:f3jUUrXk
我思うゆえに我ありという気持ちになってきている。このごろ。
我あるゆえに我思う。我思う世界が本当の世界ではない。
我があるゆえに我が存在することを忘れるな。常にブラフマンの中のアートマンだ。
723ドン亀 ◆YdTp8oxx7. :03/02/05 00:09 ID:di9ffsqP
>>705
それ言わないほうがかっこよかったかもだぜ、アンタ。
>>706-709
うーむ。改行をなくせば普通の文章になっちまいそうなほどなんだが、
妙な改行のせいもあって妙な詩になっちまいやがってるな。最後のほうは
言葉も詩っぽいし。なによりひとつひとつの夢がたわいなく、それゆえに
ポンポンとめざしていきやすい世界観が秀逸だな。妙なノリもあいまって、
味わい深し! 電波っぽいけど、それもいいよな。
>>710-711
"あいだ"にあるから人間。。。か。世界がよくなりすぎると壊したがるのが
人間。。。俺は亀だから関係ないけどな。詩としては、こぢんまりと
まとめすぎちまってて、広がりがないよな。「悪夢」とかの言葉の掘り下げ
も不満じゃ。急いで書いたのかい?

すまねぇ。集中力が続かん。あと誰か寸評お願いね☆ぢゅあっ!
724  :03/02/05 00:26 ID:hKCJ3Bt5
>>621-623 「夢に悩む者への詩」
>>625 「はだか電球」
>>626-628「ユメユメ覚めてもユメの中」
>>629-630 「前後」
>>632 「帰り道」
>>633-635 「雪がふる」
>>636 「よい」
>>637 「夢を失いし者へ」
>>640 「みんな夢の中」
>>641-642 「穏やかな夢を」
>>643 「ゆめのまぼろし」
>>644-645「ムセッソーな夢」
>>646 「夢世界」
>>648 「午睡」
>>650 「賞味期限」
>>651 「夢からさめて」
>>653 「ゆめうつつ」
>>655-656 「ゆめのくに」
>>657 「だから俺は石垣りん嫌い」 658 「だから俺は石垣りん好き」
>>659 「給湯機のゆめ」
725世直し一揆:03/02/05 00:27 ID:79zDZ7sC
<血液型A型の一般的な特徴>(見せかけの優しさ・もっともらしさ(偽善)に騙され
るな!)
●とにかく気が小さい(神経質、臆病、二言目には「世間」、了見が狭い)
●他人に異常に干渉し、しかも好戦的・ファイト満々(キモイ、自己中心)
●自尊心が異常に強く、自分が馬鹿にされると怒るくせに平気で他人を馬鹿にしようと
する(ただし、相手を表面的・形式的にしか判断できず(早合点・誤解の名人)、実際に
はたいてい、内面的・実質的に負けている)
●本音は、ものすごく幼稚で倫理意識が異常に低い(人にばれさえしなければOK)
●「常識、常識」と口うるさいが、実はA型の常識はピントがズレまくっている(日本
の常識は世界の非常識)
●権力、強者(警察、暴走族…etc)に弱く、弱者には威張り散らす(強い者にはへつらい、弱い者に対してはいじめる)
●あら探しだけは名人級(例え10の長所があってもほめることをせず、たった1つの短所を見つけてはけなす)
●基本的に悲観主義でマイナス思考に支配されているため性格がうっとうしい(根暗)
●一人では何もできない(群れでしか行動できないヘタレ)
●少数派の異質、異文化を排斥する(差別主義者、狭量)
●集団によるいじめのパイオニア&天才(陰湿&陰険)
●悪口、陰口が大好き(A型が3人寄れば他人の悪口、裏表が激しい)
●他人からどう見られているか、人の目を異常に気にする(「〜みたい」とよく言う、「世間体命」)
●自分の感情をうまく表現できず、コミュニケーション能力に乏しい(同じことを何度
も言ってキモイ) 
●表面上意気投合しているようでも、腹は各自バラバラで融通が利かず、頑固(本当は
個性・アク強い)
●人を信じられず、疑い深い(自分自身裏表が激しいため、他人に対してもそう思う)
●自ら好んでストイックな生活をし、ストレスを溜めておきながら、他人に猛烈に嫉妬
する(不合理な馬鹿)
●執念深く、粘着でしつこい(「一生恨みます」タイプ)
●自分に甘く他人に厳しい(自分のことは棚に上げてまず他人を責める。しかも冷酷)
●男は、女々しいあるいは女の腐ったみたいな考えのやつが多い(例:「俺のほうが男
前やのに、なんでや!(あの野郎の足を引っ張ってやる!!)」)
726  :03/02/05 00:29 ID:hKCJ3Bt5
>>663 「夢なれ」
>>664-675 「モー娘。に映した夢の妄想楽園〜49歳男性の地図〜 」(669は別レス)
>>679 「土俵の夢」
>>681 「夢遥か」
>>683 「空海」
>>690 「カタツムリの昏睡」
>>691 「うたた寝」
>>692 「夢の飛礫〜シドと白昼夢を見たあとで〜 」
>>694 「夢の停まる駅」
>>695 「また見れるさ」
>>698 「2003年1月29日」
>>700 「かみさまへ」
>>706-709「(自称)世界でイチバン夢を叶えている回数が多い男」
>>710-711 「悪夢」
>>714-716 「夢ちゃんねる」
>>718 「男と女の夢 」

以上36作品
727しいな まほろ ◆tYbIWmaS5o :03/02/05 10:25 ID:b9hK9fPM
◆3点◆
>>648-649「午睡」最初の比喩がかわいい。見てる夢も素朴でいい。
◆2点◆
>>643「ゆめのまぼろし」なんとなく共感。覚えていくということ。自分を削る。
>>651「夢からさめて」共感。公衆電話。需要がさめた時にみる世界。
◆1点◆
>>626-628「ユメユメ覚めてもユメの中」朝ごはんいろいろ。
>>633-635「雪がふる」なんかいい。
728しいな まほろ ◆tYbIWmaS5o :03/02/05 10:35 ID:b9hK9fPM
◆1点◆
>>664-675「モー娘。〜」新記録、努力賞。
>>679「土俵の夢」笑った。
>>681「夢遥か」かっこいい。
>>690「カタツムリの昏睡」輪になって踊るお祭り。
>>706-709「(自称)世界でイチバン〜」おもしろい。
>>714-716「夢ちゃんねる」気がついた感じ。
>>718「男と女の夢」昭和ロマン。
729Canopus ◆DYj1h.j3e. :03/02/06 00:40 ID:6JA1w2ib
寸評、後でやります。点数のみ、審査結果です。

3点 >>655-656
2点 >>641-642 >>644-645
1点 >>633-635 >>648-649 >>651 >>657-658 >>679 >>706-709
730ドン亀 ◆YdTp8oxx7. :03/02/06 03:00 ID:+q0DNTPQ
俺様の発表だゴルァ!!!
今回、簡単になっちまってスマソ。

>>706-709「(自称)世界でイチバン夢を叶えている回数が多い男」=2点
寸評の通り。あと、もうちょっと言葉にキレがあればな。

>>633-635「雪がふる」=2点
あとで寸評書くっす。

>>640「みんな夢の中」=1点
ムッシュかまやつの「なんにもない/なんにもない/まったくなんにもない」
を、なぜか思い出した。

>>641-642「穏やかな夢を」=1点
すまん。元ネタ知らん。この作品読んでも大体の感じしかわからん。
まとまりはよさげなので、特別サービス。

>>651「夢からさめて」=1点
すっきりした味。個人的に、タイトル違うんじゃないかと感じた。

>>679「土俵の夢」=1点
胡蝶の夢のパロディーね。ダジャレにとどまらず、マンガチック。

すまんけど、今回俺、集計ムリ。
誰か頼んます〜〜〜!!!!!
731ななほし ◆lYiSp4aok. :03/02/06 04:50 ID:OqrNpY3K
 まず採点だけ書きます

3点
>>648 :午睡(1/2) :03/01/31 00:38 ID:U1B6GLkT

2点
>>679 :土俵の夢 :03/02/02 22:22 ID:3Bwuetul
>>653 :ゆめうつつ (1) :03/02/02 02:46 ID:PxDDsiXb
>>655 :ゆめのくに 前 :03/02/02 03:45 ID:ir6uJg1x
>>718 :男と女の夢 :03/02/05 00:02 ID:GdIt6Dvx

1点
>>659 :給湯機のゆめ :03/02/02 08:44 ID:DODoMYf7
>>664 :モー娘。に映した夢の妄想楽園〜49歳男性の地図〜 :03/02/02 21:48 ID:dCvftefH

732ななほし:03/02/06 04:54 ID:OqrNpY3K
 今夜24時で〆ればいいのかな?
 23時にきて誰もいなかったら集計しますよ〜
733クロラ ◆oNwpnhIJYU :03/02/06 07:41 ID:vYCH50gU
>>695 「また見れるさ」
 語りかける口調のタイトルや内容も、もう一歩でくどくなりそうなのだけど、ひたすら夢について語っているので、とてもあっさりさっぱりした印象。
見たいものしか見ないような潔さ。最終連も説教になっていないところがよかったです。

>>698 「2003年1月29日」
 部分ごとよく分からないところがある。あるいは主人公はすごく悲しんでいるようにも思える、
そのくらい前面に押し出したあっさりとした雰囲気が不自然に感じました。
それとも、これは主人公の1月29日の日記なのだろうか。どう評価していいのかよく分からない作品でした。
って、まったく批評になっていなくてすいません。

>>700 「かみさまへ」C
 「誰も泣かなくてよい」世界は多分自由な世界ではないし、「ちっぽけでしょうか」といってしまえるところ、無邪気な怖さが表わされているように読めました。
短さとタイトルがいきていると思います。

>>706-709 「(自称)世界でイチバン夢を叶えている回数が多い男」
 とても僕好みの作品でした。開き直りとも皮肉とも「バカ」とも少しずれている感覚。
「好きなんだから」「生きてる証」といってしまわないほうが、何かが引き立ったかも。

>>710-711 「悪夢」
 表現が直接的で、表面の主張が簡単に読み取れすぎてしまう
反面、「人の本質を揺るがす」等の言葉をうまく感じ取れませんでした。コンマでくぎるのは作品によくあっていると思う。
734クロラ ◆oNwpnhIJYU :03/02/06 07:44 ID:vYCH50gU
寸評、後でできればします。まずは点数を。

3点 >>644-645 「ムセッソーな夢」
2点 >>653-654 「ゆめうつつ」
1点  >>633-635 「雪がふる」
   >>636 「よい」
   >>640 「みんな夢の中」
   >>706-709 「(自称)世界でイチバン夢を叶えている回数が多い男」
735名無しの雄 ◆YWbBGuPijI :03/02/06 20:30 ID:V0inBLOP
どうも皆様こんばんわ。今回の御題は、難しかったようですね。

以下【3点(2.5点すみません。)】
>>690『カタツムリの昏睡 』
定型では無いにも関わらず、ギリギリの匙加減でだらけていません。
一つ一つの表現が嫌味の無い工夫のされ方をしているのもポイントでし
最後のしめ方も成功ではないでしょうか。
ただカタツムリをモチーフにしただけでは納得し難いところを
上手くマイマイカブリで支えておられるのですね。

>>781『男と女の夢』
昭和ロマンとの御感想もありましたね。「古臭い」で終わってしまう危険を
多いに持っていると思います。実際そう感想を持たれた方は少なくないのではないでしょうか?
どの解釈が正しいかは、後ほど作者様のコメントを楽しみにさせて頂くとして
私はこの古臭さを、新鮮さと取る事に致しました。そうでなければ騙されました。(笑)

以下【1点(愛嬌配点すみません。)】
>>636『よい』
申し訳ありません。ひらがなポエムは個人的に、、、、。それにも関わらず
可愛い過ぎる事のない意味の無い表現が、効果を成していますね。
>>642『穏やかな夢を』
楽しいのですが、長さのせいか薄まってしまっている気がしました。
>>646『夢世界』
言葉数の強引な調整は不要だったかと思われます。
>>700『かみさまへ』
衒って居られると判断して配点。そうで無ければ、、、。

名無しで書き込みをしたいもので、いったん落ちます。
出きれば結果発表時に覗かせて頂きたいと思います。
736都立家政 ◆MD76fFko5o :03/02/06 22:49 ID:qgdB5bDx
割と広がりにくいお題だったかも。でも点をつけた作品はみんな(その他にももちろんあります)趣向を凝らして
このお題に取り組んでいますねえ。ものの見方って色々あるんですねぇ。
ただ「いつか叶える夢」「夢に向かって生きる」そういう真っ向から取っ組み合った詩は少なかったですね。
夢を「語る」のは簡単ですけれど、それを「行う」のは難しいのかも知れませんねぇ
ちなみに詩人の詩というものは「行い」だと思っています。そうあるべきだと思っています。

【2点】
>>644-645 「ムセッソーな夢」 

【1点】
>>621-623 「夢に悩む者への詩」 >>633-635 「雪がふる」 >>655-656 「ゆめのくに」
>>664-675 「モー娘。に映した夢の妄想楽園〜49歳男性の地図〜 」 >>679 「土俵の夢」
>>698 「2003年1月29日」 >>706-709 「(自称)世界でイチバン夢を叶えている回数が多い男」
737ななほし ◆lYiSp4aok. :03/02/06 23:09 ID:vrXvpL+z
 投票 しめきり 一時間前となりました。
    まだ採点していない人まだ間にあうよ〜
738 :03/02/06 23:16 ID:0QAG5/1M
只今2日間の完全無料お試しサービス中
タダで見れるアダルト動画はここまできました。

http://www12.brinkster.com/nelmaker/tk/index.html
7394th ◆HdqTLODCXU :03/02/06 23:42 ID:Sk1K7C26
2点
>>653-654 僕には助詞多すぎだけれど ついばんで読んでみたコトバの結ぶ像をなんか信じられた 水滴が戻り水の焼けた水
740たもい:03/02/07 00:00 ID:ov1eA3mB
わざとじゃないんー!ぎりぎりだ、ごめんなさい!

文字数おさえたいから余計変な文ごめん。御質問、超承りますカモン。てか、して。

【2点】
>>706こんな生き方の横に居ると光合成ずっと出来る。大胆な改行が健康と清潔。
>>655評価にひいき上等派だけど敢えて無しで。画用紙内に絵おさめる気ゼロの子供はぴっかぴか。

【1点】
>>633主張内容特に異常なし。が語尾素敵。自信溢れる男性、になる前の青年。
>>646最後行が全て。目の前でギロチン落ちたガッシャーンな衝撃。何だかなその技。
>>659[震度]割る[文字数]タブーかな。ううん私は致死量は少なめが好き仕方無い。
741たもい:03/02/07 00:02 ID:ov1eA3mB
わわわわわ

>>664面白いけど短くして下さい、だと面白くなくなるんね。
>>683成金モコモコ毛皮マダムの群にあなた爽やか。共に共感、腹が腹痛。
>>692余す所なく漢字変換。なんでかなぁ漢字が散らかって見える不思議。

一概じゃないけども語りかけ口調の詩ってココに入って来にくい私。
理由は分からない。最近の発見どうでも良い話でした。

終わり!
742ななほし ◆nD5ESgz57A :03/02/07 00:03 ID:IyQ9HCOt
 では、投票締めきったでござる。 さっそく集計に入ります〜
743グリーンブック ◆VZ.CboVnb2 :03/02/07 01:28 ID:jDws0dxT
上位ランキング

>>655-656 「ゆめのくに」  8点
>>706-709 「(自称)世界でイチバン夢を叶えている回数が多い男」  8点
>>644-645 「ムセッソーな夢」  7点
>>648-649 「午睡」  7点
>>633-635 「雪がふる」  6点
>>653-654 「ゆめうつつ」 6点
>>679 「土俵の夢」  6点
>>718 「男と女の夢」  6点
>>642 「穏やかな夢を」  4点
>>651 「夢からさめて」  4点
>>664-675 「モー娘。に映した夢の妄想楽園〜49歳男性の地図〜 」  4点
>>690 「カタツムリの昏睡 」  4点

ななほし氏は、どうしたのでしょうか。。。

とりあえず計算してみました。
確認をお願いします。

(かなり焦っていて、間違っている可能性が高いので。。。)

それと、激辛正当派氏は投票をしないのでしょうか?
744ななほし:03/02/07 01:35 ID:0lU/ex3Q
 8点で 同点お二人が並んでいます。どうなりすか?

==========
2点>>706こんな生き方の横に居ると
>>706-709「(自称)世界でイチバン夢を叶えている回数が多い男」=2点

1点>>706-709「(自称)世界でイチバン〜」おもしろい。
1点 >>706-709
1点  >>706-709 「(自称)世界でイチバン夢を叶えている回数が多い男」
   1点>>706-709 「(自称)世界でイチバン夢を叶えている回数が多い男」
8点
==========
3点 >>655-656
  2点>>655 :ゆめのくに 前 :03/02/02 03:45 ID:ir6uJg1x
2点>>655評価にひいき上等派だけど敢えて無しで。

   1点>>655-656 「ゆめのくに」
8点
==========
==========
  >>633-635「雪がふる」=2点

  1点 >>633-635「雪がふる」なんかいい。
  1点 >>633-635 
1点  >>633-635 「雪がふる」
    1点>>633-635 「雪がふる」
  1点>>633主張内容特に異常なし。
7点
===========
745激辛正当派 ◆PmUYNHN29Q
勝手に確定いたします。。。

====================
チャンプ
>>655-656「ゆめのくに」
>>706-709「(自称)世界でイチバン夢を叶えている回数が多い男」

準チャンプ
>>644-645「ムセッソーな夢」
====================

同点で、チャンプが2作になります。
で、お題は先に投稿した「ゆめのくに」の作者さんが出して下さい。