1 :
玉虫色トカゲ:
※ここは詩作の訓練or己の力量を試すスレです
自分の思いついたままに詩を書くのもいいが、与えられた課題に対して詩を作るというのも、
想像力を刺激していい鍛錬になると思う。
※以下、このスレのルール
【注1】最低でも8行以上は書く(無駄に改行せず、長い詩を書くことを心がけてみよう)
【注2】自分で詩を書いた後、次のお題を出してもいいが、自分が出したお題に対して書かれた詩には
必ずすべてに批評を付けること。(他人の詩を吟味して批評するのも自分の肥やしになる。
それができないならお題は出さないこと。でも積極的にやろうね)
【注3】馴れ合い厳禁(自分の詩に自信がないと、他人の批評も甘くなりがち。
良いと感じたところは素直に褒め、悪いと感じたところは遠慮なくバッサリいこう)
さあ、言葉を鍛えたい初心者も己を試したい熟練者もやってみよう!
2 :
玉虫色トカゲ:02/10/22 02:28 ID:meVr0Sec
それでは最初のお題
『船』
3 :
名前はいらない:02/10/22 16:08 ID:nh1S90dm
いいね、これ。練習になるよ。
でも漏れ詞、書けんから見てるだけ。
4 :
名前はいらない:02/10/22 16:29 ID:9IiBIJbY
彼は船乗り とても力持ち
けれどいつも 私のベッドに入っては
涙を流して そしてこう言うの
「俺は怖いのさ とても綺麗な
この海を見るたび 自分が居なくなる」
私は彼を抱きしめて 無言で抱きしめて
オレンジ色の夢を 彼に見せてあげるの
彼は船乗り とても寂しがり
けれどいつも 私のベッドに入っては
虚勢を張って そしてこう言うの
「俺は今日もまた ケンカに勝ってきた
この海の上で俺は 最強の男だろうさ」
私は彼を抱きしめて 無言で抱きしめて
オレンジ色の夢を 彼に見せてあげるの
それは今も彼の中に 私の中に 船の上で
5 :
あん:02/10/22 16:41 ID:MyEbG2aR
「船」
秋空の高い雲が浜辺に身を寄せると
午後一番の太陽が水平線に光を瞬かせる
1隻の船が水平線に沿って疾ると
光の瞬きは強い日差しの夏を思い出させる
あの船は何故岸に寄って来ないのだろう
あの船は何故水平線の彼方へ旅立たないのだろう
自分の目線が水平線に沿って動く
船は自分を見つめ返すように水平線の上に佇む
船は遠方の地で生きている貴方のように
自分がついに立ち上がり迎えに行く日を
待っているのだろうか
6 :
名前はいらない:02/10/22 17:05 ID:kXWyuFpz
きょうね はじめて おふねに のったよ
やましたこうえんから よこはまえきまでの
25ふんかんの しょうりょこう
かいめんに すごく ちかくて
もうすこし てをのばしたら さわれそうだった
あたしは おくつをぬいで
こどもみたいに はしゃいでた
あ、あそこに かもめがいるよ!
おっきいかんらんしゃがみえるね!
うわぁ、うずまきだ!
よこで ほほえんで みまもってくれる
あなたが
おとなに みえた
きょうね はじめて おふねに のったよ
やましたこうえんから よこはまえきまでの
25ふんかんの しょうりょこう
しおかぜの いいにおいが
あたしに かたりかけてきて しあわせだった
あっというまの 25ふん
こどもに かえれた 25ふん
きょうね はじめて おふねに のったよ
7 :
玉虫色トカゲ:02/10/22 22:02 ID:meVr0Sec
>>3 気軽に書いていったらいいよ、俺もそんなたいしたことないし。
ここで必要なのは向上心とチャレンジ精神のみ
>>4 船乗り=男の世界 という通念があるゆえ、船上の「私」の存在がすごく不自然に思えた。
しかし、「私」というのは隠喩で、それは太陽ではないかと考えたとき、
夕陽に照らされた孤独で矮小な人間のシルエットが洋上に浮かぶ。
詩の解釈なんて邪道だと俺は思うが、思わず考えたくなる不思議な詩だ。
>>5 全体的に、表現にもうひと捻り欲しいところ。
一行目の「秋空」「高い雲」とか、二行目の「午後一番」、三行目の「強い日差しの夏」など。
この詩において「水平線の船」とは何を意味するのだろう?
自分の中の夢とか目標のようなものだろうか、それとも遠くにいる愛しい人だろうか?
最後の三行は綺麗にまとまってると思う
>>6 ううむ・・完成度が高い。
「よこで ほほえんで みまもってくれる あなた」がいるから手放しに感動できる幸せ。
微妙な節の区切り方が、あどけなさを演出している。女性にしか書けないような詩だと思う。
正直、俺の好きなタイプの詩ではないが、なんともホノボノしました
8 :
玉虫色トカゲ:02/10/22 23:59 ID:meVr0Sec
さあ誰かチャレンジャーはいない?
お題も募集中
9 :
虹色の蝶:02/10/23 02:33 ID:o6S4arC9
『船』
広い広い海を渡る 船は
穏やかな波荒れ狂う波 のり越えてゆく 船は
風に嫌われて進路をかえる 船は
風を味方につけ動き出す 船は
時には嵐にのまれ明日を見失う 船は
時には錨をおろし静まりかえる 船は
マストで海鳥が休んでる 大事なもの届けるために今日も進む 船は
いつしかさびれて もう海を渡ることはできない
広い広い時間をゆく 人は・・・
10 :
名前はいらない:02/10/23 03:33 ID:g4jKikAh
>>1 闇と光の入り混じったような詩がほしい。
闇は闇で 光は光で
それぞれが思いの丈を叫ぶ
闇から光へ
そんな詩を書くには 選ばれた人と長い時がいる
そんな改心の詩を望む
そんな改心を呼び起こすような題を考えようじゃないか。
11 :
名前はいらない:02/10/23 04:57 ID:KKQt2kc8
「船」
空の青と 海の青
その隙間を縫うようにして
今日も白い船が 走る走る
午後の空気が埃っぽくて
一人きりが寂しくて
今日も俯いてばかりだった
瞳に映るは狭い海
部屋から見える 狭い海
ここから見える海はあまりに狭いけど
その狭い海を船が横切るだけで 果てしない世界に想いを馳せた
今日も白い船が走る
窓枠の外には ただ 青と白
今日も白い船が走る
窓枠の外には ただ 夏の終わり
今日も僕の魂が走る
窓枠の外には ただ 青春の残り香
12 :
que sera sera:02/10/23 10:04 ID:+lZMy/Oi
漂っていた。流れていた。
それは私だったのか?
それは君だったのか?
声が聞こえた。音が鳴ってた。
それは君が叫んだ言葉か?
それは私が叫んだ言葉か?
そう、この宇宙に。
船はもう無い。はるか昔に。
目を開いても。耳を立てても。
見えることなく。聞こえることなく。
ただずっと、漂っている。
あの時に、戻れたなら。
声に出さず、目を閉じた。
見ることしか、出来ないから。
目を開くことは、ないだろう。
いつまでも、漂う限り。
過ぎた時が、戻らぬ限り。
そして君が、帰らぬ限り。
13 :
que sera sera:02/10/23 10:09 ID:+lZMy/Oi
おっと、タイトル忘れ。
『船と、宇宙』です。
「船」
そっと触ると かすかな暖かみ
じっとしている 貴方を見ると
大洋を駆け回った 勇姿が見える
灼熱の海から 氷の世界まで
帆走した日々 なつかしい
あなたに 大地は似合わない
大きく帆を張り 霧笛をならして
駆けめぐろうよ あの頃のように
さぁ 出発だ
希望を乗せて 心のままに
15 :
aya ◆ayavPjhANo :02/10/23 11:07 ID:P6K9RpHt
>>4 の盗作ではありません。
ちょっと文章を変えただけです。気にしないで下さい。
「船」
私は船乗り とても涼しい
けれどいつも 私の船長に取っては
涙を流して そしてこう言うの
「とても綺麗な この海を見るたび
自分が存在しない」 と
私は船長を信じて 心から信じて
海色の海を 眺めて 船長と一緒にいるの
俺は船乗り とても明るい
けれどいつも 私の船に取っては
明るいライトを灯して 夜を見つめるの
「私は今日もまた 揺れながら生きた
この海の上で私は ダメな男だろうさ」
私は船に揺られて 海を見つめて
白と黒の夢を 私が感じてあげるの
それは今も私の中に 君の中に 船の上で
16 :
ひろし:02/10/23 11:38 ID:MfBkCJk8
「船」
彼らが目指したモノは
名誉か 希望か 冒険か
死にものぐるいで、乗り越えた波の向こうに
彼らの目指したモノはあったのだろうか
逃げ延びるために出航した者がたどり着いたのは
エルドラドではなかった
新しい大陸を見つけた男は
名誉を手に入れることはできなかった
もっと遠くへそう望んだ男は
海のならず者と化した
人は今宇宙という果てしない海原に
船を漕ぎだした
彼らが見つける者は
彼らの願うモノになるのだろうか
17 :
名前はいらない:02/10/23 15:05 ID:wlyrXt6J
こがね色の船でゆこう
そうだ
こがね色の船でゆこう
青い畑で魚を収穫
透きとおった風も波間をきざみ
白い帆 はためかせて
いちばんいい風 つかむんだ
こがね色の船でゆこう
18 :
あん:02/10/23 21:56 ID:Qemz5Yzu
ふねをまっている
ふねが来るのをまっている
大海原の真ん中あたり
ふねをまっている
拾ってくれるのをまっている
自分から逃げ出してきたのに
ふねをまっている
帰ってくるのをまっている
多分 岸からそう遠くないところ
ふねをまっている
ずっとひとりでまっている
地球をひとまわりしてくるまで
あたしのふねはやっぱりあなた
19 :
黒澤:02/10/23 21:58 ID:+essrbp7
20 :
だぶだぶさん:02/10/23 22:12 ID:cqV4/Ah2
「ここではない場所への船」
ドラクエでも ファイナルファンタジーでも
船を手に入れて初めて行ける場所がある
僕はあんな船が欲しい
君への船
まだ見ぬ君への
それを手に入れたなら
きっと結婚に目をギラギラさせたりしない
心からの恋人に会えるのに
君への船
もう会えない君への
それを手に入れたなら
きっと19歳だったあの日の君に
会いに戻れるのに
21 :
名前はいらない:02/10/23 22:22 ID:a9GmdMFJ
今頃ちょうど君は あの部屋にもどって
海側の窓を あける頃だろう
夜を渡って行く星を 見逃さないように
へやの明かりを まだ消したまま
おやすみ 愛しい人よ
願わくば二人の想いが
この舟の軌跡よりも 長く続くことを
水夫が縄をといて 敬礼をすれば
今日を思うには短い
舟の旅がはじまる 湿った潮風に 小刻みにはためく
襟元が残り香で 冷やかしながらも
確かめるものがないと 嘆くその日に
思い出せるかと 僕を試す
おやすみ 愛しい人よ
願わくば二人がいつか
この舟の軌跡を 一緒に見つめる日を
近づいてくる見慣れた 波止場で待ってる
恋をする前の僕にも 変わらず手を振ろう
渡した人の想いが 星のように
輝けと名付けられた 舟に思えた夜
22 :
だぶだぶさん:02/10/23 22:33 ID:GC9cO6LH
>9虹色の蝶さん
最後の一行から最初に戻って、「船は」を「人は」に置き換えて
読み直せばいいんですね?でも人生、広い広い時間だとも確かに思え
るけど、結構狭すぎるほどに狭いものだとも思えるなぁ。
海よりは、狭いと思う。
「大事なもの」は、人によって違うんでしょうけど、あなたの大事なもの
って何かな〜って、知りたかった気がするよ。
>11さん
狭い海って、内湾なのかな?そこから外湾へ、そして外海へ出て
行く白い船に思いを乗せてるんだね?でも、なんだか結局は出て
行かなかったのかな?「僕の魂」って、わかりにくい言葉だね〜
「青春の残り香」って、どんなものなんだろう。ちょっと最後の
ほうで突き放されちゃった感じがするな〜
>12que sera seraさん
わー。なんか僕の書いた>20にちょっと似たところあるかも〜
帰れない時があるのって、胸が痛くなるよね。特に「あの時、
ああしておけば!」ってこととかあると。
「宇宙」は、あなたの記憶?目を瞑ればそこにある宇宙。そこに
いる君は、見ることはできても、手は届かない。ずっとそこにいるつもり?
そろそろ出ておいでよ〜
23 :
ビーンズクリーム:02/10/24 00:08 ID:zo2QWfxd
「船」
ゆらりとゆられて
どこへいこう
果てをみつけに
水平線は銀色のふちどり
あなたはやさしくなかったけれど
まるで翻弄されたけれど
季節がない太陽が
音もなく滲んで
空をいいにおいに染めていく
ゆらりとゆられて
どこへいこう
星がまたたいて
胸が潮風に痛んでも
月が煌々と
水平線が黒にかすんでも
>>9 内容は少々ありふれたもながら、テンポが良い。
各行末の「船は」の繰り返しが、どことなく哀愁を感じさせる。
船の一生をもう少し壮大に展開していったらもっとよかったと思う。
>>10 ふむ、光と闇か・・。光は闇を生むが、闇は光を自給できない。
外因的なことによってのみ闇は光を得る。外因的なものは何か?そこがテーマになりそう
>>11 閉塞した生活から果てしない世界に想いを馳せる。個人的にこういう詩は好き。
青と白の対比もきれい。ただ、最後の4行がセンチメンタルすぎて、少し安っぽい印象を受ける。
>>12 「君」を失ってから自分で「航海」することをやめた、なげやりな感じの詩。
「君」に何か取り返しのつかないことをしてしまったのだろうか。
「声に出さず、目を閉じた。見ることしか、出来ないから。」のくだりはいいね。
>>14 お題を出してからいままでの詩の中では珍しく希望にあふれる詩だ。
このスレの「船出」という意味で、最初のお題は「船」にしてみたんだが、こんな詩をまってた。
どうせならもう少し物語風に話を展開してくれてもよかった。
>>15 >4と同じ人かな?発想が飛躍しすぎているのか、それとも説明不足なのか、
ちょっと内容がわかりにくくなってる感じ。2節目の始めの一人称が「俺」なのにも意図はあるのかな?
>>16 「エルドラド」を目指す者達が「逃げ延びる」ために出航したという設定は少し違和感。
詩というよりは物語っぽいが、おもしろい
25 :
虹色の蝶:02/10/24 00:34 ID:rX0/GvCn
>>24 御批判ありがとうございます
そうね、船や航海についてあまりしらないから細部までかけなかったわ
勉強不足のよう・・・
>>22 あたしの大切なもの・・・ ひ・み・つ☆
あなたの大切なものも見つめてみてね
>>17 なんとも爽やかな詩。これは夢の情景だろうか。
メッセージ性はないが、その分すんなり詩の世界を感じることができる。
>>18 孤独な自分はいわば漂流者。救助船である「あなた」は、いかに大切で頼れる
存在か。無駄に修飾せず、淡々とした文体がむしろ孤独感を強調してるよう。
>>20 大人になって現実を見るようになり、かつての純粋さを失った恋人への
はがゆい気持ちを表した詩だろうか。女に幻想を抱いてはいけない、
後でがっかりするだけだ。批評じゃないなこれw
>>22 >>24 うーん、勉強になるなぁ。
ちと消極的だったかもしれないですね。
気分がそういう状態だったから、仕方ないかな…
って、そのときの気分が詩に出るようじゃ駄目か。精進します(w
28 :
名前はいらない:02/10/24 02:47 ID:bo+n5XGy
「船」
揺れるゆりかご僕の船
大きな大きな僕の船
漂う波間にカモメ揺れ
跳ねるトビウオ海照らす
輝く太陽 僕照らし
はねるしぶきは海揺らす
青い海原 広い海
うねる大きなブルーヘブン
ふと目をあければ秋の庭
小さな僕の小さなゆりかご
見上げる空は茜色
浮かぶオレンジいわし雲
揺れるゆりかご僕の船
大きな小さな僕の船
29 :
ななほし:02/10/24 05:21 ID:VK6guqUe
30 :
ひろし:02/10/24 12:58 ID:8/+EC4Xi
>>24 批評ありがとうございます。
「エルドラド」としたのは、逃げ延びようとした人々が打算的に
どうせたどり着くなら、豊かな土地の法がいいと考えたからという設定に寄ります。
「パラダイス」とか「天国」とかでは、ありがちだなと思ったんですね。
また、この部分は、古代史の一説である、
インカ帝国人=邪馬台国人をモチーフにしています。
つまり、皮肉ですね。
すいません、風邪ひいちゃったもんで批評が遅れとります。
書いてくださった詩には必ずがんばって全批評するので少しお待ちを。
同じお題でも色々個性が違う詩が見れておもしろい。でもそろそろ誰か新しいお題考えてくれんかな?
ここは俺の批評スレではないので、もっとお題を出していってもらわないと、スレの趣旨から外れちゃうんで(汗
32 :
あん:02/10/24 21:53 ID:d1kpzRVt
季節を感じるお題でいきませんか?
そう、お題は「紅葉」でお願いします。
33 :
あん:02/10/24 22:04 ID:d1kpzRVt
あたしが思い描いたのは
蒼くきらめく壮大な森
あたしが見たのは
限りなく紅く燃ゆる紅葉の丘
そしてあたしがたどり着いたのは
真紅の落ち葉で埋め尽くされた谷
一度過ぎてしまった夏は帰らない
34 :
放浪の名無し ◆YffIGX9Bno :02/10/24 22:34 ID:B0TqHXiE
落ちぬとも消えゆく夏の残り火が
赤く燃ゆる 秋の夕暮れ
35 :
名前はいらない:02/10/24 22:34 ID:/aFgEenz
紅く染まったあの森を その侭 背景に貼り付けて
もう 冬が来なければいい。
冬が来て 春が来れば 貴方は私の目の前から居なくなって仕舞うから。
嗚呼 枯れ葉も 木の実も 私も 貴方も
もう 移り行く必要などない。
此処にいて お願いだから 此処に居て…?
そうして私は眠りに就く。
落ち葉の布団に潜り込めば きっと季節は巡らない。
たとえ
貴方が私を忘れてしまっても…。
36 :
次郎:02/10/24 22:51 ID:IpS6PpR2
夏がもうすぐ終わるお気に入りのヨットとかき氷にサヨナラを・・・
熱い青春あの坂を下るといつも遊んだあの海にたどり着く
人はまばら 最後の花火に日を付ける
いつも歩く道に一年ぶりに赤い葉っぱがぽつぽつと
ゆっくりと進むじっくりと歩く
さわがしい登校が噛み締める作業に変わる
今年もこの季節がやってくる 熱い青春から読書の季節へ
いつもの季節が幻想的なものへと変わる。
こんどはお気に入りの本を君にプレゼントするよ
37 :
桃君:02/10/24 23:03 ID:oCGh0D03
題 永遠のストーリ 作詞 桃君
君と出会えた楽しさも
さよなら告げた寂しさも
あの日のように残るかな
永久のおとぎ話のように
捧げるよ心から華やかな色
さぁ受け止めておくれよ
感じることの全てに
輝きの砂を詰めていく
割れないように守って
君の夢に届けるから
捧げるよ心から華やかな色
さぁ受け止めておくれよ
http://www.430.jp/rak2/user/momoniku/←僕のホームページ
僕が書いた詩を紹介してますw
38 :
あん:02/10/25 00:52 ID:dzkEYNEp
感想書かせていただきます。
>>34 放浪の名無しさん。
短歌ですね。ひとつも「紅葉」と言うフレーズを使わないで「紅葉」をイメージさせるまとめ方は「デキルナ」と思いますた。
詩と違い、1枚の写真や一瞬目にする風景が浮かんできます。うまいです。
>>35 さん。
「紅葉」に絞りすぎず「秋」のセンチメンタルな心境を描いているようです。
でも強いて言えば焦点がぼやけてしまっているのが残念です。
>>36 次郎さん。
「ヨット」という言葉を使って前のお題から繋いでくれたのでしょうか?
「紅葉」というよりは「夏から秋へ」割と長いスパンの情景ですね。むしろ、秋がまだ来ていない、
夏の終わりの風景です。「紅葉」というお題からすると、表現はすばらしいのですが少しずれています。
失礼しました。まだまだたくさん書いてください。あんでした。
彼女達は
歌を誘う風なしでは踊れない
ゆえにその踊り
散文詩の奔律ようで
韻文詩の戒律である
40 :
ビーンズクリーム:02/10/25 02:17 ID:yju0zzVh
「紅葉」
赤だの黄色だの
染まりたいなら染まりなさい
クルミ割りの兵隊は
かなしげに歯を鳴らす
曼珠沙華は最後まで凛と立ち
いつか燃え尽きてしまった
見上げる空は曇天
家をなくした子猫にも
容赦なく木枯らしはやってくる
濡れて淀んだ赤が
アスファルトに はりついている
午後4時ちょうどに雨はあがって
凍えるような風
目障りで踏み付ける紅葉
秋を憎んではいないけど
胸に空いた穴に
鮮やかな赤はやけに痛い
41 :
名前はいらない:02/10/25 04:02 ID:hnzLb3P3
ちからをこめて
勢い良く
躊躇せずに
そらっ
背中に紅葉
42 :
que sera sera:02/10/25 10:07 ID:G3xSHfjx
「落ち葉」
そっと吹いた風に 身体を揺らされ
次の世代へ 命を託す
さみしくないの? 誰かが聞いた
そのとき彼は こう答えたとさ
「消えてしまうわけじゃないよ、
次にバトンを渡しにいくんだ」
今年も秋がやってきた
彼はどこへ行くのだろう
微かな風が、吹いていた。
黄色く染まった山肌は
彼を一つのかけらにして
いつか去ってゆくだろう。
彼と同じ思いを乗せて
次の世代へバトンを渡す。
見届けよう、今年の秋も。
自然という、芸術を。
43 :
aya ◆ayavPjhANo :02/10/25 14:12 ID:KVY7W47O
>>24 ご批評有難う御座います。
内容が分かりにくいと思うのは気にしないで下さい
連詩なので、意味が伝わるように書いていません。
2節目、一人称「俺」じゃなくて、私です。間違えました。
44 :
狐火 ◆5EHug/FVTI :02/10/25 17:19 ID:qDpd6xB+
私が知らない間に
酷く深い緑色をした木々達は
夕日のような紅い色に染まり
静かに葉を落していた
まだ、夏の名残のある青い空に
懐かしい香りのする風は
私の幼い頃を思い出させる
別れの日
好きだったあの子と
指切りをした秋の日
"私を忘れないで"
私はそういって泣きついた
進む細い道、徐々に影が長くなる
はらはらと葉を落とす木々
紅く染まりゆく道に
"私を忘れないで"
そう残す秋の言葉を
きいた気がした
45 :
名前はいらない:02/10/25 20:10 ID:VOUdN6z2
(・∀・)ルールルンルン♪(゜Д゜)ツルノコ!
>>21 この詩には「匂い」がある。詩の内容や意図を詮索する前に、読みながらに文面から感じる
独特の雰囲気を俺は「匂い」と表現してるんだが、この詩にはそれがある。
そういう詩の深読みや揚げ足取りは野暮だ、言葉の流れに身を委ねたくなる。
>>22 同じ詩の他の人の批評というのも、違った観点から詩を見れて勉強になります。
>>23 感性が全面に出た詩。こういう詩はあまり推敲せずに、一気にスラスラ書けたものほどいいものができる
と思う。そういう意味で、何かストーリーを入れようとした意図が見える5、6行目がなければ
もっとよかった。
>>28 七五調が心地よい、童謡のような詩。二行目の「大きな大きな」船が、
海の描写を経た後、「大きな小さな」となってたのはウマイと思った。
>>30ひろしさん
なるほどそうでしたか。読解不足でした。
>>32あんさん
先陣を切ってナイスなお題ありがとうございます。
これをきっかけに詩と批評のやり合いが活性化すればうれしいです。
さあて、俺ももっとがんばろう
ちょっといい忘れたので・・
>>27que sera seraさん
「なげやりな感じの詩」と言ったのは、詩がそのように感じただけで、
それがダメだってことじゃないですよ。
やっぱその時の気分ってのは大事だと思います、詩は。
49 :
名前はいらない:02/10/26 12:14 ID:0MqODpeH
待ちぼうけ 秋風が吹く 金曜日
紅く染まった 夕焼けを背に
50 :
あん:02/10/27 00:55 ID:x78XwsAw
>>39 kanonさん
「紅葉」=落ちてゆく葉を「彼女達」と表現していること。凄い想像力です。
短い詩に纏め上げる故の少々難しいフレーズ使いですが、やはり1行目の
「彼女達」がすごく効いてます。すばらしいです。
>>40 ビーンズクリームさん
冷たく湿った秋の終わりの「空気感」を感じられます。この冷たい空気が乾く頃
本当の冬がやってくるのですね。その頃には見たくも無かった紅葉すら居なくなって
空虚感がさらに大きくなる物語を思い浮かばせてくれます。
>>41 さん
いろいろな見方ができる詩です。私は「振り返る勇気」に取ったのですがいかがですか?
そうだとすると勢いのある文章の中に今まで勇気を出せなかった屈辱感があるようです。
ただ欲を言えばもう少し主人公の像を浮かばせるフレーズが欲しいです。
51 :
◆PwLGD/CRBY :02/10/27 01:06 ID:nDPfQb0j
「紅葉」
探していたキミがそこにいた
そっと手を伸ばせば 今にも褪せる色
今すぐ駆け寄りたい思いを邪魔する
もう少しだけ一緒にいたいんだ
そっと背中に寄りかかる
気が付けばふたりは夕焼けになり
やがて闇に飲み込まれる
強い風でいなくならないでね?
明日もここにいて 後一日だけ
52 :
あん:02/10/27 01:06 ID:x78XwsAw
>>42 que sera seraさん
メルヘンですね。こういう詩も私は好きです。世界観がいいですね。
強いて批評すると、「句読点と括弧」これが変わるだけでかなり印象が変わります。
>>44 狐火さん 「狐火」はなんと読むのが正しいのでしょうか?
情景はとてもよく感じ取れます。私が書く詩に似てるかも。
「”私を忘れないで”私はそういって泣きついた」であるなら足元にまとわり着く
落ち葉を表現したら良いかもしれませんね。
>>49 さん
「紅く染まった」のは紅葉ではなく夕焼けなのですか?「秋風」という言葉がないと
秋の情景を導き出せないのが残念です。風景や空気感は解ります。
53 :
あん:02/10/27 01:12 ID:x78XwsAw
ごめんなさい。評価を書いている間にもひとり書き込んでいただいてました。
>>51 ◆PwLGD/CRBYさん
「紅葉」を誰かに例えた物語の一瞬のようですが、目の前まで来て手を伸ばし難い
相手なのに背中で寄りかかるという流れが少々「?」なところです。
でも「気が付けばふたりは夕焼けになり やがて闇に飲み込まれる」というフレーズは
風景の色や時間の変移を感じられて好きな表現です。
54 :
あん:02/10/27 01:29 ID:x78XwsAw
「桜」
春は薄紅色の子供達を花吹雪で見送り
夏は大きな木陰をつくり幹を太らせた
そんな陰の立役者も冬支度の前には
自らの伝手を絶ち風に流され
時とともに朽ちるしかないのか
だから目一杯紅く染まって
楓や紅葉よりも赤く染まって
強いものほど潔いところを
黙って涙も見せずに去ってのか
55 :
あん:02/10/27 01:31 ID:x78XwsAw
>>53 「桜」というタイトルですがお題通り「紅葉」の詩です。
そろそろ違うお題で行きませんか?わたしも評価してもらいたいです。
玉虫色ヤモリさんお願いします。
56 :
玉虫色トカゲ:02/10/27 02:39 ID:RxY24u7d
『紅葉』
新涼まだ早く
高野の墓地には赤が燃ゆる
戦野に散りし英霊の
夏の無念か 彼の地の想い
伽羅の御香がくゆる中
読経の紙芝居がこだまする
蝋灯に映えるは金襴の袈裟着
坊を悩ますはその重きよ
うたたね巫女の銭勘定
泣いて笑ってまた日が暮れる
新涼まだ早く
高野の川には赤が流るる
57 :
玉虫色トカゲ:02/10/27 03:10 ID:RxY24u7d
>>54あんさん
はかないものほど美しい。桜はそんなことを象徴する木。
その散り方が秋の紅葉に比べて豪快な故に、「強いものほど潔いところを 」
という表現には共感した。紅葉と桜の赤を比べる視点も新鮮。
ただ、桜が楓や紅葉よりも赤いというのは少々強引かな。
58 :
玉虫色トカゲ:02/10/27 03:33 ID:RxY24u7d
批評を強制にしたから誰もお題を出してくれんのかな?
俺もまだまだですが、詩作が上達するのには「目を肥やす」のがまず大切だと思います。
詩をただ読むだけじゃなく、批評するというのはその訓練になると思うんです。
詩作の訓練という意味で他スレとの差別化を図っているので、向上心のある方はぜひやってみて下さい。
まあウザイこと言ってますが、一つくらいこんなスレがあってもいいかと・・・
それでは次のお題
『椅子』
59 :
あん:02/10/27 04:28 ID:HR3WmGcA
>>56 の「蝋灯」は「ろうとう」と読むのでしょうか?いろんなものを
駆使して調べたのですが正しい解を目にする事が出来ませんでした。
「新涼まだ早く」がすごく大きなキーになっているんですね。
「新涼」が季語である事はこの詩を見てはじめて知ったのですが、人それぞれの
想いと心のたたずまいがあって夏の終りを惜しむ間も季節は次第に深まっていく
のだという情景がすごくよく現れています。さすがです。
これからも勉強させていただきます。
今日はもう寝ます。
玉虫色トカゲって、ハンドル、かなり胡散臭い感じだよな
変えた方がいいぞ、って気もする
まあ、好きずきだけどな
関係ないレススマソ
>>52 批評&アドバイス、ありがとうございます。
まとわりつく落ち葉の表現、というところで、ハッとさせられました。
とてもお上手でいらっしゃる…。見習わせていただきますっ。
これから、精進いたしますー。ありがとうございました。
「狐火」はそのまんま「きつねび」です。
以後、お見知り置きを…。
>>59あんさん
色んなものを駆使して調べてもらって申し訳ないですが、蝋灯(ろうとう)は俺の勝手な造語ですw
「ロウソクの明かり」ってくらいの意味ですが、いい言葉が思い浮かばなかったもんで・・
ちょっと前に和歌山にある高野山の金剛峰寺というところに行ったんですが、
時期的にも紅葉にはまだ早く、山は緑一色だったんですが、寺院内の大きな墓地の
一部だけなぜか真っ赤な紅葉がありまして、それが今回の着想です。
さすがなんて言ってもらって恐縮です。実は聖職者に対する皮肉も込めたんですが、
そっちの方は表現不足で完全に失敗だ(汗
63 :
あん:02/10/27 15:02 ID:yTxbap5y
>>62玉虫色トカゲさん
わたしは「おいおい、もう秋なのかい?そんなに早く過ぎ去らないでくれよ」という
お寺に住むが下界の人と変わらぬ気持ちで季節の移り変わりの早さを受け止める人々を
謳ったものだと思ってました。そういうとらえ方もまたしかりではないでしょうか?
蝋灯は造語でしたか・・・。
造語ならいっそのこと「榊火」みたいな「?」と感じるものをつけたらどうなるでしょうか。
夜に見る蝋燭の光はやけに明るいものです。
64 :
玉虫色トカゲ:02/10/27 22:09 ID:RxY24u7d
>>60 う、うさんくさいかな・・?
>>63あんさん
たしかに、そのとらえ方の方がスッキリしますね。自分で書いたくせにw
自分で気付かなかった発見があったりしてホントに面白いです。
また新作をお待ちしてます
###たたみみたいなイス###
たたみみたいなイスが欲しい
ちょっとの時間にんげんをやめたい
わたしはいっつもおしりにイスくっつけて歩いてマス
かっこより機能性を重視だ
歩いてる時、太陽にやられてフッと気を失いそうになったら
みんなどうしてるの?
わたしはいっつもおしりにイスくっつけて歩いてマス
かっこより安全性を重視だ
でもイスって二つないと寝られないんだよね
寝ずににんげんやめられますか
靴を脱いで歩こう
おしりに何もつけないで歩こう
倒れそうになったら
たたみみたいなイスのご登場を願おう
たたみみたいなイスがもし
わたしのおしりに来てくれたなら
ねこみたいに寝転がっても大丈夫
うじむしみたいにへばりついても大丈夫
そのうち頬に#マークがついて痛いし
膝の擦り傷とともににんげんに戻れる
大丈夫!
66 :
名前はいらない:02/10/27 23:40 ID:vdJosTcw
>>闇が光を得る外因的なものは何か?
外因ときたか・・。俺は内因を思い浮かべてた。かくも「精神において」にはなってしまうが。
学問と文化の違いなのかな。確かに、そうだよな・・・俺の思う内因と君の思う外因。
いや、まてよ。俺の思う内因は外因と無関係だろうか?・・・そうでもないな。
67 :
あん:02/10/28 01:14 ID:7/opd6Vx
「介助犬リッキー」
椅子をひとつください
この子のために
座面はなるべく大きくて
凹凸の無いものを
背もたれはなるべく低くて
ひじ掛けの無いものを
脚の滑らぬように
ニスを塗っていないものを
明日はこの子の門出の日
今日は2人で最後の夕食
だから隣に座らせてあげたい
いちにんまえを祝ってあげたい
68 :
詩人に梔子:02/10/28 03:40 ID:PzNkCzVd
大きな椅子が在った
家の中で一番陽の入る部屋 その窓際に
大きな椅子が在った
もう何年も 昔の話
その椅子には 僕の祖母が座っていた
酷い人だった
いつも僕に鞭をくれた
いつも僕に汚い言葉を吐いた
そして最後に飴をくれた
酷い人だった
椅子に座っているとき以外はいつも怒っていた
決まって夜にだけその椅子に腰掛けた
日当たりのいい部屋なのに 夜にだけ腰掛けた
祖母は椅子に座ると必ず歌を口ずさんだ
聞いたこと無い ただただ 悲しい歌
そして 椅子の上で眠った
僕は祖母がベッドを使っている所を見たことが無い
最後まで 椅子の上で眠った
椅子の上の祖母はいつも遠くを見ていた
酷い人だった
酷く 悲しい人だった
もうあの椅子は この家には無い
69 :
que sera sera:02/10/28 17:29 ID:eDOEc3DY
「Travel with sheet」
ナビ・シートの笑顔の横で
僕は唄を聞いていた
見える景色はすべてが楽しく
大きな船さえ小さく見えた
旅の始まりはいつも突然
あなたは私をさらいに来たの
最初は怒っていたのだけれど
あなたを見てると忘れちゃったわ
二人を乗せて車は走る
安っぽいシートに五月蝿いエンジン
決して快適じゃないけれど
リヤシートには愛が乗ってた
紅葉舞い散る山を越え
寒空の中車は走る
僕と君を乗せて
貴方と私を乗せて
旅がいつか終わるとしたら
それはどんな時なのだろう
シートに香る二人の匂いが
いつか消え去るときこそが
旅の終わりを告げる時だと
きっとそんな気がするよ
>>65しいな まほろ ◆tYbIWmaS5o さん
「おしりにイスくっつけて」「寝ずににんげんやめられますか」「靴を脱いで歩こう」
など全く意味の整合性がない、この潜在意識の開放っぷりはシュールレアリズムというやつか。
面白いんだけど、こういうタイプの詩の読み方は正直わからない。誰か教えて・・・・ごめん・・
>>66 外因ってのは、例えば神だったり大切な人だったり。
君の思う内因ってのを教えてくれ
>>67あんさん
犬のための椅子を事細かにオーダーする様子はユーモラスでほほえましい。
今まで調教師と訓練犬という上下関係があったが、がんばって一人前となったから最後の門出は
対等の立場で祝ってあげたいという愛と、別れのせつなさがあふれている。思わず涙腺が緩みそうだった。
71 :
玉虫色トカゲ:02/10/28 23:40 ID:AhOCiUNR
>>68詩人に梔子さん
なぜ祖母はいつも「僕に鞭をくれた」のか、「僕に汚い言葉を吐いた」のか。
そしてなぜ「最後に飴をくれた」のか。祖母には何か辛い過去があったのだろうか。
なぜ日の光を避け、夜に椅子で眠るのか。すべては謎だが、「酷く 悲しい」人物像が詩全体から
漠然と感じる。どこかおとぎ話のような不思議な詩。
>>69que sera seraさん
これがロマンスだ、と言わんばかりの詩だ。語り手が男から女、女から男にかわってくのも面白い。
「リヤシートには愛が乗ってた」という表現は、一見陳腐だが奥が深いと思った。
「紅葉舞い散る山」「寒空の中」など、景色の表現がちょっと単純なので、
2人の想いを絡めた情景が詩的に浮かぶようなウマイ表現を考えてくれたらもっとよかった。
72 :
ビーンズクリーム:02/10/29 00:04 ID:ThVqbQiN
>>46玉虫色トカゲさん
批評ありがとうございます。
だいたい一気書きをしてしまうのですが、それでも
無意識にいろんな要素を取り入れようとしてしまうみたいです。
自分個人の感情がいつも前へ前へ出ようとしてしまうので
今回のようなものになってしまうんですね。
客観的に見ることも大事ですね。
>>50あんさん
批評ありがとうございます。
紅葉というお題で、あえて晴れやかなものではなく、
冷たい秋のまとわりつく雨の日を想像してみました。
あんさんがいうように、胸に空いた穴、虚無感というものが、
冷たく湿った夕暮れでさらに心もとない感じが
出せたらなと思って書いてみました。
ありがとうございました。
73 :
ビーンズクリーム:02/10/29 00:11 ID:ThVqbQiN
「椅子」
ヨツアシの生き物
佇んで無口な
運ぶことはできず
乗せるものといえば
大なり小なり
なんらかの負荷
ミツアシの生き物
佇んで無口な
運ぶことはできず
乗せるものといえば
大なり小なり
なんらヨツアシと変わらず
ふんばる、という熱意も知らない
ネコが とん と 蹴る
佇んで無口な
作られた生き物
時々小さな車輪をいただいて
それでも
自ら動こうともせず
坂道で例え加速したとしても
ブレーキすらも持つはずが
74 :
名前はいらない:02/10/29 00:21 ID:znsj2shl
75 :
玉虫色トカゲ:02/10/29 02:41 ID:THqUxFSa
>>73ビーンズクリームさん
「ふんばる、という熱意も知らない」のところでニヤリとさせられたかと思うと、その次の
「ネコが とん と 蹴る」という表現では、不気味な程の静寂性が伝わってくる。
一行一行の語り口や言い回しが実に面白い、上手い。
この椅子、小馬鹿にされてるかと思いきや、小憎らしい気高さすら感じる。
要はただそこにあるだけにすぎない椅子を、ここまで面白く表現できるなんて脱帽です。
76 :
:02/10/29 03:51 ID:+bnIgz+k
>>玉虫色トカゲ
>>君の思う内因ってのを教えてくれ
命かな。鼓動というか。記憶かもしれない。記憶なら外因とも言える。
なんかちょっと難しい話になっちゃったけど。
昔聞いてた曲でいうと、黒夢の少年とかラルクの虹
いい曲(主観にもよるけどさ俺の場合ね)ってのは、詩の中に光と闇を描いてる。
闇から始まり一片の光を見つけたことを表現したときの威力はすごい。
この板の詩の多くは、闇か光かどうでもいいものかだ。
闇から光へ、そんな詩は闇を体験して光を見つけた人しか書けない。
かなり長い時間を要する。しかも誰でもそんな体験をするものでもない。
暗い詩を書いているだけの人や、課と思えば無理して地に足ついてないような幸せを書いてみたり。
たまに来て見れば、同じ人が同じメッセージを繰り返し言ってるだけで
変化していかないのはなぜか?テーマではなく言葉に振り回されているだけのように見えてならない。
77 :
名前はいらない:02/10/29 17:49 ID:EiELFyHs
>>52 あんさん
そうですね、句読点か・・・
大抵区切りって普段意識せず使ってるから、
いざ区切るとなると、なかなか難しいです。
>>71 玉虫色トカゲさん
景色ですか…。実は今までのお題をちょっと散りばめてみたんですけど、
逆にそれが足を引っ張った感がありますね。
もっと高いところでミックスできれば良いのでしょうが、
そこで腕が関わってくるのでしょうなぁ。
このスレで磨かしていただきます。
78 :
que sera sera:02/10/29 17:50 ID:EiELFyHs
↑やってしまった・・・
上のは自分です。
逝って来よう・・・
79 :
ついか:02/10/29 18:01 ID:wBhIyPJI
11月4日(月)浅羽通明講演会 13:30〜15:00
西本館26番教室 出会い系の日本の「私」
一橋大学国立キャンパス
>>76 闇から光へ、にこだわるね。君の中でそういうものを求めている部分があるのだろう。
闇から光へというのはストーリーにすぎない。まあそれも重要なんだけど・・
気持ちが暗い時、明るい時、そのときそのときの気持ちをどう言葉に託そうかと
皆はもがいている。
気持ちだけではない。たとえば
>>73の詩、君にはどうでもいいものだろう。
だがこれこそが詩だ。言葉の意味にただ共感するだけじゃなく、
言葉そのものからそれ以上のものを感じることができるか否か、それが詩の面白さだと俺は思う。
そしてそこが歌詞とは違う根本的なところ。まあ詩の定義なんて人それぞれだけどね。
というか君の詩も読んでみたいな
>>77que sera sera さん
おお、言われてみれば今までのお題が散りばめられている・・。
何かを試みようという姿勢はすごく評価できると思います。
このスレはそういう「試み」が目的でもあるので、これからもどんどんお願いします
もしも氷山の一角に椅子があったら
きちがいじみた船にやられて壊れてしまう
少し低くして雪山に椅子があったら
可愛らしい白熊の使いすておもちゃ扱い
全然別にして戦地に椅子があったら
これまた一瞬で使い捨ての銃弾の的になる
じゃあ幻想的に月に椅子があったら
幻想的とはかけ離れて砂と重力の餌食
最後に幸福な家庭に椅子があったら
小さい子どもが喜んで上に座って笑ってる
椅子は座らせる事が仕事と思っていたけど
場所によっては無意味だと知ってしまった
けれどそこではそれなりの使い方があるとも知って
勘違いして上機嫌になっている
哀れか はたまた幸福か
価値は誰が決めるものなのか
さっぱり私は知らないまんま
ずっと知らないまんま遠くで遠くで生きる
ところでみなさんごめんなさい。
実は俺、あさってから1人暮らしのため引越しをするんですが、PCは実家に
置いておく(引越し先が電話回線のない悪環境)ので、しばらくネット環境がないため
レス等ができなくなります。1〜2週に一回は実家に戻るからそのときは対応できますが、
なかなか今まで通りにはいかないと思います。そんな時にスレなんか立てんなよという話なんですが(汗
でもせっかく面白くなってきたのでなんとか存続させたいと考えてるんですが、
しばらくどなたか率先してやってもらえないでしょうか・・・?
近い内にノートPC購入&カード回線でまた戻ってきますので、お願いしますm(__)m
84 :
ビーンズクリーム:02/10/30 02:13 ID:WYUHQEBx
>>75玉虫色トカゲさん
批評ありがとうございます。
そうなんです、ただそこにあるだけの椅子、なんですよね(笑)
言葉に捕われないように、言葉を使えるようになりたいです。
精進精進。
85 :
ビーンズクリーム:02/10/30 02:22 ID:WYUHQEBx
あら、レスを書いたら玉虫色トカゲさんのレスが。
お引越しするんですね。引越しはなんやかんやと大変ですよね。
頑張ってくださいね。
そして、近いうちの復活お待ちしてます。
そろそろ次のお題、と思っていたので出してみます。
次のお題は『時間』
86 :
あん:02/10/30 04:27 ID:aqDmUxPE
標準的な恋
パスタの袋に書かれた標準ゆで時間7分という文字。
しかし7分ゆでっぱなしで放っておいたパスタの
ゆで上がりには必ず後悔がついてくる。
7分間でも
ずっと見守ってこそ
標準という言葉に納得が行く。
好みに仕上げたければ
もっと大変ですよ。
すいません。新作ではありませんが「時間」というお題にふさわしいと思いました。
87 :
あん:02/10/30 04:30 ID:aqDmUxPE
今年1月に急病に倒れ無くなった兄の残した詩です。
----- 時間 -----
嬉しい時の時間の長さと、悲しい時の時間の長さと、
自分だけには違うと感じられる時間の長さがある
同じ昨日だっていうのに
嬉しい時の時間の長さと、切ない時の時間の長さと、
同じ時間の長さを感じてくれていたら、涙が出るほど笑顔になれるかも
駈け足で過ぎていく時間と、ゆっくり過ぎていく時間と、
自分ではどちらかを選ぶことは出来ないけれど
心の中では過ぎていく時間とは反対のスピードを望んでいる
88 :
さくら:02/10/30 20:49 ID:55sVQp7c
我が家の椅子
6時時報貴方の一日
新聞広げタバコの咥えランニング
恥かしさ忘れ座る夫
笑いながら見ている貴方
日の光窓からさしこみ暖かく
愛犬が貴方を独占しうたた寝
学校から帰りランドセル貴方の上に置き
テレビに夢中おやつをこぼし汚す娘達
一日中仕事に家事に働き溜め息漏らし
柔らかい貴方の腕で本を読む私
何時もの場所
何時もの顔
そんな貴方を愛する家族
89 :
名前はいらない:02/10/30 21:13 ID:zpASJjtn
鞘?
90 :
語り相手:02/10/31 00:33 ID:XoGjbEWP
>>玉虫色トカゲ
俺の過去の詩は訳あってここには乗せられない。
きっとまたいい題目と自分の来た道がインスパイアされれば、正体バレないように書く。
そのとき、なんとなく気づいてくれたらいいと思う。「椅子」は確かに悪くないね。
91 :
あん:02/10/31 02:05 ID:7jEKKhZw
>>88 さくらさん
ようやく来てくれたんだね。
よし。「時間」というお題でいつもの叙情的詩を書いておくれ。
92 :
あん:02/10/31 02:11 ID:7jEKKhZw
いまも過ぎてく時間
机の上のミニカーが
タイヤをすり減らして転がる
いまも過ぎてく時間
棚の上のサボテンが
新しい葉を伸ばそうと膨らむ
いまも過ぎてく時間
ビールの泡が1つづつ
グラスの壁を伝っては消える
いまも過ぎてく時間の中で
ぼくは何ひとつ変わっちゃいない
93 :
ビーンズクリーム:02/10/31 02:26 ID:r3Z4NLXl
>>86あんさん
タイトルには恋という言葉が入っているから
恋を意識しながらパスタの詩を読む、というのはおもしろいですね。
同じ長さの時間でもきちんと見守らなければいけない。
女性らしい印象を受けました。
あたし個人の批評ですが、最初の1行をもう少し
詩的な言い回しにしたらもう少し引き込む力が増すのかなと思いました。
>>87あんさん
この詩について批評するべきかどうか考えたのですが、
ここに載せているからには批評してもよいのかな、と思ったので
させていただきますね。
こまかく切り取った部分の時間を書いているのに、
全体を通してみると過去をゆっくり振り返るような感じの詩に見えます。
リズム感みたいなものをもう少し感じられたら、
もっと共感しやすくなるのかなと思いました。
94 :
ビーンズクリーム:02/10/31 02:44 ID:r3Z4NLXl
「時間」
音もなく
夜に残された部屋
電球が白壁を薄オレンジに染める
思うでもなく想う
浮かぶのは
恋しい声
ありえない暖かな想像が
ほの暗い部屋を満たして
秒針が
チクチクチク と
刻む
ふいに
むこうでシャワーが
チタチタチタ と
残り湯を吐く
濡れた髪が冷えていく
95 :
ビーンズクリーム:02/10/31 02:49 ID:r3Z4NLXl
>>92あんさん
言葉が、するすると頭に入るリズムを作っていると思います。
詩の中の「ぼく」が見ているものたちが、じりじりと進む時間を
感じさせてくれます。
96 :
さくら:02/10/31 06:17 ID:k17pLhzH
日曜日
日曜日は嫌い
つぶやく君
童話の中の幸探し
ページをめくる指が
真白く透通る
太陽が昇り
日が沈み
月が現れ
朝が来る
震える体抱きしめ
君が望むまで側にいる
97 :
銅鑼衛モンちっち ◆FMiYTdsunc :02/10/31 06:46 ID:Dpu56HFz
98 :
あん:02/10/31 21:54 ID:QiRbVRnt
>>97 Doe La Et 悶ちっちさんって言うんですか。楽しい名前ですね。
ぜひ作ってみてください。その折には場所を教えてください。
詩とは読む人が自分の目で噛み締めて自分の声でなぞるものだと思っていましたが
こういったビジュアル的なアプローチも楽しいですね。ただし、BGMや色が
先入観的なイメージをある程度つくってしまいがち。技量を拝見します!
100 :
que sera sera:02/11/01 09:26 ID:/UVwYA2p
「時」
カチカチカチと鳴る時計
その音すらも聞こえなかった
どこを見ても白しかなく
風すらそれを嫌っていた
経っているはずなのに
一向に見えやしない
見上げればどんなにも
白い時は落ちてきたのに
時が経っていることも
雪が降っていることも
同じでしかないのだけれど
雪を感じるほどに
時は感じられなかった
痛いほどに空気が刺す
何も音は聞こえない
そっと空を見上げたとき
時はもう降ってなかった
僕はまた空を見上げる
時を砕いたかけらが降る夜
その夜時は流れないから
↑お。100getでした
5度
長針と短針が5度の角度に
5分前 5分後 厳密には微妙なずれ
ああ 針はいとも簡単に戻って
5度ずれながら
もう追いつけない
追いつかない
ガラスを割って
時を止めた
103 :
さくら:02/11/01 21:30 ID:7YsuDCXy
寝坊して8時の飛行機に遅れたら
君はどんな顔するのかな
始めは怒り電話の中で
薔薇の棘を刺すように
チクチク攻めるだろう
そのうちメソメソ泣き出して
「私を嫌いなの」
声が途切れ沈黙続くだろう
僕は泣き声聞くと
10時の飛行機に飛び乗り
逢いに行くだろう
逢う時間は3時間
君を慰め機嫌とり
距離を無くすだろう
笑顔の君は薔薇のつぼみ
時間の制限忘れ
薔薇に唇重ねるだろう
8時の飛行機に乗る為に
目覚まし時計セットする
104 :
瑠希:02/11/02 01:22 ID:c9+LmrK2
じかん
あなたとあたしの腕時計
二つ重ねて 時を見比べた
これから会えなくても 針は一緒に動くように
あなたの願いは ここにないなら
あたしの想いは ここに置けない
久しぶりに会う時は こんなに早くて
忘れそうになってしまう程だけど
一緒に過ごさなくても 大切にしていきたい
ふたり重なる時間が おなじものでありますように
105 :
あん:02/11/02 01:48 ID:rkR9JNzt
「時の流れがはやいから」
雲の流れがはやいから 追いつこうとする風を 切なく思う
いつになく 目の前を過ぎ去る雲が 急ぎ足に見えて 心細くなる
水の流れがはやいから とどまろうとする石を いとおしく思う
いつになく 底にしがみつく石の 弱さを感じて 臆病になる
時の流れがはやいから 止めようとするきみを 狂おしく思う
いつになく 離れられない君が 優しく見えて 我を見失う
時計の針は いつもと変わらず 動いているのに
廻り続ける時計の中には
運命と言う歯車が在った
揺れ続ける針の先には
永遠と言う縁取りが在った
過去も未来も皆 遠ざかる
一瞬で過ぎてゆく現在を
同じ歩調で追うがまま
汚れる事も 汚れた事も
美しい事も 美しかった事も
気付けずにいる哀しさ
記す言葉は何よりも新しく
そして何よりも古い言葉
漂う想いは ただ心の中に
やがて朽ちゆくその日まで
垂直に転がる 球体の様に
水面へ波紋を揺らす日まで
僕等は 僕等を
刻み 傷をつけ続けてゆく
107 :
麻呂:02/11/02 03:28 ID:u1Y2JjaC
>>106 その方、朽ちてゆくばかりで癒しというものを書いておらぬ。
108 :
名前はいらない:02/11/02 03:36 ID:YTCMNjcX
>>107 よいのだ。パトスはそれぞれであろうしな。
109 :
名前はいらない:02/11/02 03:44 ID:HEKutWmc
シロガネとかいう痴れ者、なんとかならんかのう・・・
110 :
neri ◆yNlw8TzHjk :02/11/02 03:56 ID:3rNx5PGz
あはは。みんなおじゃる丸みたい。
111 :
麻呂:02/11/02 04:27 ID:q1BY/dBx
ojyai3aAIY : #`6\ik@_r
ojya5e.Ev6 : #!v}-X2HK
112 :
詩人に梔子:02/11/02 05:20 ID:ExUN9NmR
「追跡者」
追われている 僕は 追われている
奴は非常な追跡者
この世界に存在するもの その全てが奴の標的
奴は許さない 何者をも 許さない
責任と言う名の手錠と 結果と言う名の銃を持って
奴は追い詰める 僕を 世界を 追い詰める
逃げ場は無い
痛みも 歪みも 喜びも
全て飲み込んで 追いかける
四秒前の俺が殺された
三秒前の俺が殺された
二秒前の俺が殺された
一秒前の俺がこ
113 :
ななほし:02/11/02 05:41 ID:IXcDD8Mm
作曲しています〜 どなたか歌詞を書いてくれませんか〜?
おもしろ替え歌 という、テキストを唄うソフトを見つけたので、余計に
何か作曲したくてたまりませ〜ん。
おねがいします。
114 :
ビーンズクリーム:02/11/02 10:49 ID:FMYgONDI
批評が遅れててすみません。
お題に詩を書いてくれた方々、ありがとうございます。
順番に批評を書いていくので、少しお待ちくださいませ。
115 :
ビーンズクリーム:02/11/02 14:09 ID:0/5gtgks
>>96さくらさん
淡々と語られる感じが静けさを感じさせます。
詩の情景が、遠く透明な箱の中の届かない風景のような感じを受けました。
温度の低い詩と感じました。(悪い、と言ってるわけではないですよ)
>>100 que sera seraさん
「時を砕いたかけらが降る夜」という表現はキレイですね。
3段目で時の白と雪の白を対比させている感じ、その感じが全体を通して
出るといいなと思いました。最後の5段目はなくてもいいかな?
100ゲトおめでとうです。
>>102さん
厳密に5度って何分なんだろう?と考えてしまいました(笑)
止められない時間、何分前といったところでそれはもう過ぎたもので。
3段目があることによって緊迫感がより感じられる詩になっていると思います。
>>103さくらさん
さくらさんの詩のリズムの取り方は不思議な感じがします。あたしのと違うからかな?
時間というより「君」という薔薇が際立っている詩に感じます。
遠距離の彼女を想う語り手のやわらかい感じで全体が穏やかな詩になっていると思います。
>>104瑠希さん
離ればなれの恋人(ではなくなった?)達の詩でしょうか?遠距離恋愛の詩かな?
1段目で離れてしまうふたりを思い浮かべたけど、2段目の最後では重なる時間に
なっていて、「?」という感じがしました。
1段目の4.5行目のフレーズはいいなと思いました。
-------
たくさんあって長いので2回に分けます。
116 :
ビーンズクリーム:02/11/02 14:10 ID:0/5gtgks
ふたつめ
---------------
>>105あんさん
目の前の事象に対するさまざまな気持ち。
同じような言い方を繰り返すことで生まれる効果が効いていると思います。
>>106蓮 ◆zuREN.Mnqcさん
今までもこれからも流れていく時間と生き続ける切なさ・儚さを静かに感じる詩だと思います。
スペースの取り方、行のあけ方(あえて1行あけるなど)をもう少し使うと
また読み方・受け取り方にメリハリがつくように思いました。
>>107麻呂さん
癒しというものをあえて入れない詩があってもあたしはよいと思います。
朽ちてゆく、という風景(心象)の詩というものも、
それを言葉で表現しようとする・したものが誰かの心を打つこともあると思います。
>>108さん
同感です。
>>112詩人に梔子さん
何者かわからない非情な「追跡者」、追われる語り手と世界。
緊迫感とスピードが先へ先へと読み手を進める感覚がある詩だと思います。
最後の4行が切羽詰まって追い詰められた緊迫感をより高めていて
うまく表現されていると思いました。
117 :
名前はいらない:02/11/04 10:10 ID:qEJ/PKtu
age
118 :
あん:02/11/04 10:40 ID:ZuYHgG9T
亜麻色トカゲさんまだ帰ってこないですね。
119 :
あん:02/11/04 10:59 ID:CMGMKLkI
玉虫色のトカゲを見つけた
さっと近づき尻尾をつかんだ
でも玉虫色のトカゲはすぐに
尻尾を切って逃げてしまった
玉虫色だったトカゲの尻尾は
見る見るうちに色が落ち
ただの土色になってしまった
あなたと手をつないで
ずっと「あなた色」だったのに
切り放された私の心は
あなたの色を失ってゆく
あなたはずっとかがやいているのに
切り放された私は
紅い落ち葉に埋もれるだけ
120 :
あん:02/11/04 11:00 ID:CMGMKLkI
ってことで「玉虫色トカゲ」さん留守中特別企画
お題は「トカゲ」です。
121 :
さくら:02/11/04 18:47 ID:1+0k6Nsx
トカゲの四季
春地底から起き出し
森を駆け巡る貴方の姿
一度見ただけで
恋をし貴方に近ずいた
かたくりの花の下恋を語り
夏の長い雨
ふきの葉の下で過す
私の為に
沢山の危険をおかし
身を切り守る
紅葉が赤く色く日
山葡萄のつるに登り
冬眠の場所を探す
時が足早に秋の終わりを告げ
霜は体を冷やす
別々に眠につき
春また逢う日を待つ
122 :
ビーンズクリーム:02/11/05 10:55 ID:2tzXqE4P
「トカゲ」
寒々と凍る夜
銀色が濃紺に切り込む
しんとした
アスファルトの反射
指の形もわかるほど
蒼黒の影
満月
虫の音も止んで
ふと静寂
道端の草葉が
かさ という
一瞬光るくねりと細い背中
闇にまみれて
もう
見えなくなる
「トカゲ」
突然部屋に出てきたあなた
驚いた私を面白そうに睨んで
しゅーしゅーとベロを出し
闇に消えていきました
あの日からあなたを
見かける事はなくなったけど
あの時の顔を思い出す度
心が和らぐ気がします
仕事に追われて
心余裕なくして
あの日の出来事さえ
忘れてしまったけど
ひょんな事から
貴方の話題が出てきて
あの日の憎らしい貴方の顔を
思い出しては微笑んでいます
いつか又出会えたら
あの日と同じ顔して
出てきてはくれませんかと
願い事などかけてみた今日です。
トカゲのおじさん早く帰って来い。。こんなお題で書いちゃってていいのかおい。
126 :
名前はいらない:02/11/08 01:42 ID:XwZL7vAl
>>123 よくかけてる。いいしだお〜 はやくかえてこ〜
127 :
詩人に梔子:02/11/08 03:23 ID:zuRQp7lL
「詩人とかげ」
トカゲは詩を詠む
声には出さず心の中で
傑作も駄作も 彼の詩の前では意味を無くす
春に 窓枠の傍で
夏に 白い壁の上で
秋に 落ち葉の影で
冬に 土の中で
その詩は抽象的で 退廃的
もし聞くことが出来るのなら
誰もが困惑しながら 納得する
今宵は満月
月を目出ながら
今日もトカゲは詩を詠むのだろう
満月とは全く関係の無い詩を
トカゲは詩を詠む
声には出さず頭の中で
完結された世界の中で
意味などと言う無粋なものを 嘲笑いながら
128 :
凸凹:02/11/08 23:29 ID:CUTY6snI
「トカゲ」
虫でも喰うか
地でも這うか
みんな俺の事を汚いと言う
みんな俺の事を気持ち悪いと言う
みんな俺の事を可愛いと言う
みんな俺の事を美しいと言う
それでも俺は虫を喰うし地を這うさ
なぜなら俺がそうしたいから
虫でも喰うか
地でも這うか
したいようにするさ
最近詩が好きになった新参者です。バッサリと斬ってください。
129 :
名前はいらない:02/11/09 03:21 ID:iWFvSj1x
>128
トカゲ って、詩人の心をくすぐるんでしょうか?
ばっさり切ってくださいということなので、
したいようにするさ。 というの無理な漢字。 トカゲってしゃべれないんですよ
たしか……。
這いずり回るしかできない。でも、ヤモリなら逆さになって天井も歩ける。
そんな違いもひとことで、したいようにするさ。
なんて、意味のない詩だろうか?
汚いと 美しいが並んでいるなんて、まるで、この世の中と同じじゃないか
この世の中は、この世間は、詩じゃないよ。……なぁ。
トカゲよどう思う。無言のトカゲは、……はいずりながら意外とすばやく。
……消えた。
130 :
火尭烏 ◆lXZBPVO3GQ :02/11/09 14:12 ID:eSMXEBSN
私に言わしむれば、詩人が書くべきは己の魂に肉薄する情景や思想、または感情であり、
詩人にしてみればただ聞き手という形でしか有りえないその第三者が、
精神の代弁者たる詩人達の言葉に先回りし、足枷をはめ、小さな枠を囲って、
『さあこの枠の中に飛び込んでせいぜい足掻いてみろ』などと言ってみせるその行為に、
甚だ傲慢さと矛盾を感じえないのである。
こんな事を言うとあなたは私が人間の空想の可能性を否定しているように取られるかもしれないが、
いや、私は神や天上の栄華を歌った昨今の偉大なる人々を罵倒しているのでは決してない。
なぜなら彼の人々と押し付けられた人々との違いは、まさにそこにあるからである。
彼らは信仰や憧れから進んでそれを思い描いたのであり、
彼らの書きたかった物がまさにその空想なのに対して、
押し付けられた人々というのはそこですでに詩人のしての魂の自由を云々。
問題は押し付けられるという所にあるのだ、言葉遊びをする者達よ。
無論、提示された題目が偶然その人の書きたいと思っていた物であるという可能性も
無いとは言い切れないだろうが、
果たしてそんな人がこの中にどのくらいいるだろうか?
131 :
Σ(゚д゚lll)ガーン ◆TEMPnfs/uw :02/11/09 16:00 ID:OQXV17AD
>>130 確かに。お題を共に詮索するならアリだが。そうでないのはあまりよろしくない。
テーマの一致がない限り、俺はここには書き込まない。
ただ、言葉を綴るその練習ぐらいにはなるのではないか?
もちろん、それでは本末転倒だとは思うが。本来、伝えたい今がありそして書くのだが。
逆に枠をもらって形から入るほうがいいという人もいるだろう。
同じテーマに対して他が違う切り口で詩作をする。
それが相互にいい刺激になるのではないか?というねらいはいいと思う。
テーマを決めることで自由を奪うのではなく、クローズアップするだけ。
だから、お題を出す人は安易に「なになに」で書きなさいというのではなく。
もっと具体的に、32行使い切るぐらいの提案をして詩を募るべきだ。
132 :
名前はいらない:02/11/09 16:35 ID:yto7lxfw
「青い一片」
きみのからっと乾いた褐色の肌
ぬれた濃い色の眼
細くきゃしゃな指先
とてもきれいだったから見とれたんだ
ぼくの視線に気づいたきみは
視線を絡ませた
黒く深い二つの沼
底なしのそれにぼくはとらわれた
罠にかかったのさ
一目惚れってやつさ
きみに触れようと 伸ばしたぼくの腕は
紙一重でかわされた
きみはしなやかな足取りで森の陰へ
ぼくには高嶺の花だったんだ
きみの残した きみのひとかけら
あまりに鮮やかな青い一片
その日、私は虎一が
いつまでも帰ってこないので 迎えに行った
虎一は くさむらの陰にいた
視線は虎一の足下に
動かなくなった蜥蜴の尻尾をひたすら
ただひたすら見つめていた
「虎一おいで」と呼んで 抱き上げると
「にゃあ」と鳴いて 私に甘えた
133 :
あん:02/11/10 00:01 ID:HoVncJRO
みなさん、こんばんわ。あんです。
玉虫色トカゲさん、まだ帰ってこないですねえ。
わたしもひさしぶりなのです。わたしの出したお題にたくさんの方が詩を作っていただいて感謝しています。
また、
>>130 火尭烏 ◆lXZBPVO3GQ さん、
>>131Σ(゚д゚lll)ガーン ◆TEMPnfs/uw さんにも貴重な
お話をいただいて。ほんとに嬉しい気持ちです。
言い訳がましく聞こえるかもしれませんが、わたしがここの家主の名にちなんで、あえてお題に
「トカゲ」を選んだのには少し意味がありました。その意味を踏まえて、わたしはあえてみなさんの
書いてくれた詩の一つ一つに感想を付けません。
というのは、みなさんは「トカゲ」を題材にして叙情的に、または心情的なものを書いてくださって
いますが、その情景の中に必ず「トカゲ」が映っていて、トカゲが主人公の詩になっています。
悪いとは思いません。しかしこれは2つの事を同時に示唆しています。ひとつは、トカゲというイメージ
があるひとつのものに固着していること。もうひとつはみなさんが「トカゲ」に対してある「先入観」を
もって詩を綴っているということです。
テーマを与えられて、そこから詩を考えていくわけですからある意味いたし方無い事かもしれません。
しかしそうでしかないと、火尭烏さんの言う、「無論、提示された題目が偶然その人の書きたいと
思っていた物であるという可能性も無いとは言い切れないだろうが、果たしてそんな人がこの中に
どのくらいいるだろうか?」という疑問を投げかけられてしまうのです。
134 :
あん:02/11/10 00:01 ID:HoVncJRO
わたしがひとの詩を批評できるほどの技量を持っているなんて微塵にも思っておりませんが、
わたしが書く詩はまず「お題ありき」ではなく、自分の世界の中にどう「お題」を放り込んでいくかという
コンセプトで練習のつもりで書いています。そういった視点からいうと今回は、
>>123 さんの詩が
126さんも言われているように、すばらしいと思いました。詩の中に練りこまれたメッセージがじわじわ
と、読むごとににじみ出てきます。そして「トカゲ」という「お題」がこの詩の心地よいスパイスに
なっていると思います。
わたしも勉強不足で、130さん、131さんのような意見はとても参考になります。
ここはひとつ、
>>131Σ(゚д゚lll)ガーン ◆TEMPnfs/uw に一度「お題」を振っていただく事は可能で
しょうか?出来ればビギナーライクな「テーマ」で。
そして長らく「土」に潜んでいた「玉虫色トカゲ」さんが日なたに帰ってきた折にはみんなで「胴体」を
紐で結んでしばらく「留守」に出来なくしちゃいましょう!
135 :
作曲してます:02/11/10 01:33 ID:+p83FXBy
ななほしです。 曲をつてよいと許可をいただいたか方。申し訳ないのですが
場所とスレッドを見失ってしまいました。
唄ってくれるソフト 「おもしろ替え歌」 用テキストファイルアップしました。
やっぱりキカイの歌はまだまだ……。なので、
とにかく、使い方をマスターするために、清しこの夜を入力して見ました。
相当奇怪な歌声ですが、……どんなメロディかわかるくらいにはなるかなぁ??
作詞作曲のスレッドです。連絡事項など sageで書きこんでいただければ、
いいかと思います。
ぜひクリスマス用の歌詞を〜〜ちょと遅いですが。
作詞作曲のスレッド
http://book.2ch.net/test/read.cgi/poem/1036250348/l50 7 名前:ななほし :02/11/10 01:15 ID:+p83FXBy
練習のため 聖夜 (清しこの夜) をアップしますた。
キカイの歌は、やはり、だいぶ奇怪……でも、
歌詞に作曲して どんなメロディか? ワカルくらいにには役立つと
思うんだけど。
……どうでしょう??
作詞者のご意見聞きたい〜〜 です
ほぅ。。。
137 :
ビーンズクリーム:02/11/11 12:49 ID:LgoeC5UP
あたしは、あんさんが書いているように
>自分の世界の中にどう「お題」を放り込んでいくか
そしてそれを第三者はどう読むか、どう感じるか、
さらにそれを自分の世界を広げるためにどう使うか、
それが主旨だと思っていて、いい勉強になるなって思ってましたよ。
今まで通りお題があって、それぞれに書いてみて、批評する(してもらう)
これでいいのではないでしょうか?
人の詩を批評できる技量ってなんでしょう?どこまでいっても人の意見から
学べるものはあるし、自分の中の世界を追い求めることはできると思います。
ここでは「ある制限から自分の世界を反映させて、それを人が
どう見るのか」それを知ってまた自分の世界に生かしていく。
それでいいのだとあたしは思います。
あんさんが出したお題には意味があって、だから感想は書かないと書いていましたが、
もしそうなら最初にそれは書いておいた方がよかったのでは?と思いました。
何故なら、あたしは批評がほしかったからです。
表現法を模索して、第三者の意見を聞くというところ、
あたしとしてはこのスレはいい勉強になると思ったんだけどな。
138 :
K:02/11/11 19:46 ID:j4pupJQt
お題はなんですか?
なんかちょっと来ない間に深刻な話に…
詩って、確かに自分の世界こそが最初に来るものかもしれないです。
でも、「何か」は足枷を嵌めるんじゃなく、むしろドクター中松のフライングシューズみたいな(笑
「何か」を着けることで、逆に前に進む道具みたいな感覚でいました。
自分の足だけで何も知らず歩くのもいいです。でも、ただ歩くよりも、いろんな靴を履いて、いろんな景色を見て、いろんな物を食べる。
それが旅だと思います。だったら、この靴がいいよ。とか、ここの景色は綺麗。とか、ここは美味しかったよ。とか、もしくは、
この靴は駄目。とか、ここは美味しくなかった。とか、ここは見るに堪えない。とかって言うところを聞けば、
より楽しい、よりためになる旅になるのは必然。自分だけが得られるものと言うのはそう多くは無いですからね。
詩って、世界を現す物だとは思ってません。
そんな大きなものを表せるほど言葉は高尚なものじゃないと思ってます。
でも、それと同時に陳腐でもないと思ってます。
今この瞬間に目の前に見えたもの。
それが伝えられるのが詩だと、そう思います。
ああだこうだ考えるんじゃなく、ふと浮かぶものでしょう?
「詩」は。
とは言っても、まだまだ若輩者ですから、こんなえらそうなことを言えた義理でないのは重々承知ですが…
140 :
あん:02/11/12 14:57 ID:YzYlc21u
>>137 ビーンズクリームさん
少し誤解があるようなので・・。
「わたしはあえてみなさんの書いてくれた詩の一つ一つに感想を付けません。」
これは最初から感想を付けるつもりが無かったのではないのです。
>>123 さんの
詩にだけ感想を付けていますが、他の方が書いてくれた「トカゲ」の詩はみんな、
「トカゲ」が主人公。「トカゲ」は「トカゲ」以外の何者でも無くて・・・
・・っていう、そんな感じです。皆さん「トカゲ」をとても巧みに表現している
のは解るんです。でもわたしの真意は「トカゲ」というお題で「トカゲ」じゃ
無いものを表現して欲しかったんです。こういうことは最初に言っておくべき
でしたね。
すると、
>>131 Σ(゚д゚lll)ガーン ◆TEMPnfs/uw さんのような提案になりそうですね。
141 :
あん:02/11/12 15:01 ID:YzYlc21u
そういう訳で、玉虫色トカゲさん、まだ帰ってこないですが
(いつの間にかわたしが留守番してるみたいですが)
新しいお題を出しましょう。批評は他の方がしても良いと思います。
お題は、
「初氷」「初霜」「初雪」です。
情景を表現するのも良いですが、基本コンセプトを以下のようにします。
「訪れた季節の中で、その向こうに見える身近な人を想う気持ち」
142 :
ビーンズクリーム:02/11/12 15:16 ID:EC7s9Awx
>>140あんさん
そうですね、最初に書いてもらえたらよかったかも。
でもあたしが誤解をしてる部分があったみたいですね。
ごめんなさいです。
あたしは自分の訓練の意味も込めてこれからもお題に対しての詩を
書かせてもらうつもりです。お題も出したりするかもしれないし。
お留守番をあんさんひとりに押し付けてしまうのは申し訳ないので
なるべく盛り上げて行きたいと思っています。
これからもよろしくです。
今回のお題も書いてみますねー。
お題出してくれてありがとう。
「雪の夜」
今日も嫌な仕事を終えて
車に乗り込みエンジンを掛ける
車体が滑り出る中で
古いバラードが流れていた
空から雨がふってきた
道路は凍りガラスは曇る
サービスエリアに逃げ込んで
温かな麺を啜った
ふと移した視線の先に
白く儚く煌いたモノ
いつのまにか僕は立ち上がり
外へと足を向けていた
そっと手を伸ばし
そっと手で受け止めた
解けて染み渡るほどに
僕は思い出していた
車に飛び乗った時には
行き先は決まっていた
思い出す君の事
1つ1つが胸に突き刺さり
目からは涙が止まらなかった
いつまでも降り積もる
君の心のかけらたち
今年最初の君たちは
僕の心を溶かしたようだ
144 :
さくら:02/11/12 21:10 ID:rF1GMtUh
初雪
ひらひらと降る雪
訪れる厳しい冬には静かすぎ
舞い落ちる雪に思いを乗せ
降っては溶け 溶けては降る
雪のはかなさ
咲くことも許され無い
白い花
貴方の手の中で静かに消え
流れてしまう
初雪の定め
融けてもなお
静かに舞い降りる
貴方の為に
145 :
あん:02/11/13 01:54 ID:UrEDzr1E
>>143 que sera seraさん
情景が浮かんできます。短編小説のようでもあります。ひとつ難を言えば、最後のブロック。
いつまでも降り積もる
君の心のかけらたち
今年最初の君たちは
僕の心を溶かしたようだ
「手のひらの上で溶ける雪」と「僕の心」を掛けて、本来冷たいものがぬくもりを
思い出させたというニュアンスなのかもしれませんが、前のセクションと合わせて
2重説明しているような感じになって、少し間延びしているようです。
>>114 さくらさん、そちらはもう降ったのでは?
さくらさんは、こういった「自然」を叙情的に表現するのがすごくうまい方です。
(すいません、彼女とは、個人レベルでも「詩」をやり取りしてるものですから・・)
簡潔に書いてあるぶん、いろいろな思いをはせる事が出来る詩ですが、「貴方の為に」
降る雪は、何故「貴方の為」に降るのでしょう?そのへんを盛り込むとより指向性の
強い詩となって全体的にまとまりのよい詩になると思います。
でも、そのへんをあえて「ぼかす」のが「さくらさん流」ですよね。
今朝見た夢を上着にして
外へ出たつもりだったの
けれど 厚いだけの服装は
温もりが足りなくて邪魔なだけだった
裸足で踏みしめる白い雪
紅く染まる足の指先が
遠くの暗闇でみた
あなたの唇を思い出させた
溶けてもなお 余韻を残す雪の結晶達は
諦めきれない私の恋を 連想させているようだった
『初雪』
147 :
あん:02/11/24 21:36 ID:WTgF+05y
「初雪」
薄灰色の艶のない空を
小さな虫が被いだした
薄紅色の冷えきった頬を
儚い白が転がり落ちた
あなたはわたしを胸に抱いて
手も緩めずに泣いていた
わたしはあなたの冷たい背中を
両手でさすって・・・
わたしの街にまた雪が降る
2度と帰らぬ
あなたをよけて・・・
髪にしみこむ
148 :
ななほし:02/11/25 00:57 ID:kwxS5Zpv
>47 :あん :02/11/24 21:36 ID:WTgF+05y
> 「初雪」
なんかドラマの重み、感動あります。 どこで、いつ? なんてことなくても
感動はあるんですねぇ……。
……勉強しました。
すぐには、メロが浮かんでこないけど……曲つけていいですか?
149 :
あん:02/11/26 01:52 ID:8jzsbsbd
>>146 狐火 ◆5EHug/FVTIさん。
〜今朝見た夢を上着にして外へ出たつもりだったの〜
〜けれど厚いだけの服装は温もりが足りなくて邪魔なだけだった〜
愛していたけど憎み煩った人の像が浮かんでくるようで、そういうイメージでしょうか?
創造性はすばらしいと思いますがこの詩の場合は、次に来るフレーズのつながりが
惜しい気がしてなりません。現実的な表現に落ち着かず、最後まで
〜今朝見た夢を上着にして〜 風で通して夢から覚めぬ夢物語にして欲しかった
というのが本音です。
150 :
あん:02/11/26 01:57 ID:8jzsbsbd
「初氷」
薄氷 そっと左手 ふとおしあてて
刺す冷たさと 涙ひきかえ
雪景色 流れる霧の 間にひかる
勿忘草と きみの魂
初氷 果てまでつづく 白き小路に
立つ君想い 薄氷 ぬくもる
151 :
だれか・・・:02/11/26 02:00 ID:vZVPk1u0
君に出会えた奇跡にありがとう
神様 ありがとう
152 :
狐火 ◆5EHug/FVTI :02/11/26 19:17 ID:2ta+hRba
>>149 批評、有難うございます(*´▽`*)
>愛していたけど憎み煩った人の像が浮かんでくるようで
>そういうイメージでしょうか?
まさに、そうです。鋭いですねぇ。
裏切られた"私"は、愛を認め
諦めずにいる自分を憎み、彼を憎んでいるのです。
ほんのちょっと前の、私と同じ心境なのです。
立ち直れずにいる彼女に
心の闇と夢を描かせてあげれば良かったのですね。
幻想の暖かさを、思い出の暖かさを。
もっと、精進いたします。
ありがとうございました(*´▽`*)
色褪せ、ぼやけていく景色の中
吐く息だけが白く、ハッキリと。
穢れも、迷いも感じさせぬ
無知なフリをした雪が降る季節・・・。
あなたは何処にいるのですか。
私を置いて、何処にいるのですか。
この雪に愛の色を落とすのは
私たちでなければ、ならないというのに。
強く結ばれた腕を、どうして振り払ったのですか。
燻る熱い思いは、雪を溶かさずに
私の思考を焦がすばかりで
もう、何も見えないのです。
あなたしか見えないと言うのに。
あなたは、何処に消えたのですか。
私を捨てて、何処に溶けたのですか。
罪を認めず、白く隠す雪のように。
私を呼んでください。
『初雪』
154 :
ヽ(*´ー`)ノりゅんりゅん ◆bnmjdO.VgI :02/11/26 20:55 ID:gw3CgUri
「初雪」
目に見えないほど小さな結晶のように
冷たくて綺麗で刺々しいきみのことを
初めての痛みと初めての進化
そして融けてなくなるように
僕の元を去ったたきみのこと
155 :
名前はいらない:02/11/26 20:55 ID:e5waTphe
「初氷」
寒かった
痛かった
冷たかった
刺されてた
水は冷たく
涙は温かい
今日はじめて水が凍った
そっと触ってもすぐに壊れる
ああそうなのかと思い至った
そっと触っていたはずなのに
ずいぶん乱暴だったようだ
君はもろく儚いのに
これから幾度も
氷は凍る
その時見るのは
君の夢
157 :
竹鍋:02/11/28 20:40 ID:AI5Epg8d
「或る冬の光景」
この町に雪が降ったのは
もう何年前のことであったか
明け方 屋根は道は白く覆われたが
昼過ぎには水溜りしか残っておらず
母は枯れた草花を日なたに移し
祖母はスピード違反で捕まり
あなたと私は黄色い長靴越しに
水溜りの鮮烈な冷たさを愉しんだ
今 鈍色の雲から滴るものは
雨ばかり どうしようもない
風は電線を鳴らし
子どもたちは吹き曝しの橋の上
年寄は分厚いコートを着て
私は荒れた芝生の庭に立ち尽くす
皆頭を垂れて
(あなたは何処かへ行ってしまった)
ただひそかに待ち続けている
(あなたは何処かへ行ってしまった 多分頭が良かったから)
屋根 道 この町の何もかも突然
白い嵐に呑まれてしまう日
舞い狂う雪の中で
お互い顔を見合わせ 震えながら笑い合える日を
「何年振りの初雪ですかね!」
「さあ、何年振りでしょうね!」
ぼんやりとした眼で待ち望んでいる
158 :
is:02/11/28 21:01 ID:ncggEBV6
初雪。
ロマンチックなんかじゃないの
今年初めての冷たい氷の塊は
私のコートにバカみたいに精一杯
吹きついて 張りついて
溶けもせずに私を叩きはじめた
ロマンチックなんかじゃないの
折角おろしたお気に入りのブラウンのコートも
友達に貰ったふわふわのマフラーも
生まれてはじめて上手く編めた毛糸の帽子だって
全部、全部ぼた雪まみれ
その上風は冷たくて、耳はじりじりかじかんで
ロマンチックなんかじゃないの
初雪なんて
ふわふわと 人気のない公園に降り積もるような
マフラーの裾にひとひら落ちては溶けるような
そんなものなんかじゃないのよ 本当は
ロマンチックなんかじゃないわ
ロマンチックなんかじゃないけど
その乱暴に吹きつけるひんやりした氷粒が
この町に今年も到来したのだと知って
今年もコートを白く染めるのだと知って
冷たい風が冬を運んできたのだと町をすべっていって
枯れ木は白く 町も白く
それはこの上もなく美しくて 明るくて
やっぱり心から笑みを浮かべてしまった―今年も、私は。
159 :
is:02/11/28 21:05 ID:ncggEBV6
身近な人、じゃなくなってしまいました…ごめんなさい。
友達を想う詩にしたかったのですが、なぜか
住んでる町への愛、にすりかわってるヨー。・゚・(ノД‘)・゚・
私のバカバカ
160 :
あん:02/11/28 23:19 ID:d1h5lMHP
161 :
あん:02/11/29 01:53 ID:7dQdAZ3c
>>153 狐火 ◆5EHug/FVTIさん
狐火さんの詩を多く拝読させていただいてますが、ひとつのパターンがある事に
気づきました。それは最初の2〜3行で必ず情景描写を入れるということです。
自分のスタイルを確立していますね。すばらしい。
さて、詩ですが、そんな狐火さんのスタイルが少々ジャマしてしまったようで残念です。
「あなたは何処にいるのですか。私を置いて、何処にいるのですか。」
このフレーズを最初に持っていってあとは同じ。すると、雪にまぎれて離れていった
彼を追う「彼女」の切ない気持ちがより前面に現れる気がします。
「何処に行ったのですか」としなかったところもあきらめきれない気持ちが現れてます。
162 :
あん:02/11/29 02:07 ID:7dQdAZ3c
>>154 ヽ(*´ー`)ノりゅんりゅん ◆bnmjdO.VgI さん
雪の結晶に「彼女」を照らして・・もう言う事はありません。うまいです。
シンプルに仕上げた事で、主人公が周りの風景を全く見ていないで、肌や
服などに落ちては消える雪と彼女への想いが強く出ていますね。
>>156 que sera sera さん
体験的な詩ですね。「水は冷たく〜」のブロックと「今日ははじめて〜」の
ブロックの間に時間的な隔たりが少々あるはずですが、この画面の中からは
それがうまく伝わってきません。難しいのですが。いっそのこと「今日」と
言う言葉を使わずに「今年はじめて見た薄氷に」とダイレクトに攻めるのも
手だと思います。
>>157 竹鍋さん
面白いですが、詩として評価するのには少々難があると思います。
163 :
あん:02/11/29 02:14 ID:7dQdAZ3c
チャコールグレイの人ごみの中
師走のイルミネーションに混じって
艶やかな香りをはなつ
小さなきみのくちびる
人の流れにをせき止めながら
まばたきで送るテレパシー
レールの音をなぞるまつ毛が
花開いたように持ち上がる
きみの瞳が笑った
細いうなじを守るファーに
並ぶsnow crystal
決して早くはない初雪
少しだけ早いWhite X'mas
164 :
あん:02/11/29 02:16 ID:7dQdAZ3c
>>163 の「人の流れにをせき止めながら」の「に」は余計でした。
そろそろ「お題」変えませんか?誰か出してください。
こんにちは。ここははじめてです♪
ーーーーーーーーーーーーーーーー
「献週期」
期待に指を這わせるキーボードの
童貞に滲んだ使い魔の芳力に
手紙を託し出られない町の
入り口をすべりきて
ひとめをなぶるささいな腕力を
遊ばせる念波
やっときてここに深く眠れるまで
白く滲みた空、遊雲群を近付け目を焼いて
一面が歴然に
帰り道に片手押さえ
まだ沁み入る前の誤差も凍り
トカ酒と砂鉄に駄賃を交わし
周回の切れ目の味に一夕二人
恋が途切れるまで
166 :
m(_ _)m←好き!!:02/11/29 17:16 ID:TA4ZlrrA
昨日の僕は昨日の僕
でも今日の僕とは違う
この手から繰り出される
波動を
好みで感じてみようとおもい
近所の少林寺教室に出撃
子供相手に大人気ない僕を差し置き
先生方は呆れ顔
そんなこんなで
明日、島田建設(仮)に
道場を潰して貰おうと思う
あぁ
悲しき
わが青春・・・・
>>161 批評、アドバイス有難うございます♪
>ひとつのパターンがある事に 気づきました。
>それは最初の2〜3行で必ず情景描写を入れるということです。
お褒めの言葉、有難うございます。
それに、多く読んでくださっているそうで、とても嬉しく思います。(*´-`*)
パターンですが、実はあんさんにそう言われるまで、気が付きませんでした(笑)
少し間抜けなパターン発見になってしまいましたが
それを生かし、更によい作品を創り上げていきたいと思います。
やはり、文章の並びにも気を付けなければなりませんね。
全体の構成も、大きく影響してくるようで・・・気は抜けません。
詠み方を見直さなければ。
それでは、有難うございました(*^_^*)
168 :
竹鍋:02/11/30 10:46 ID:M3B2Mihm
>>162 批評ありがとうございます。
やはり一人で書くだけだと厳しい意見を頂く事が無いので、
自分の詩(まがい)を見つめなおすよい機会になりました。
正直言って、何が駄目なのかよく分からないのですが、
分からないということはそれだけ自分に能力が無いのですね。
精進したいと思います。
169 :
あん:02/11/30 14:45 ID:rmuendwJ
>>168 竹鍋さん
駄目ではないんです。詩は自由であっていいと思います。竹鍋さんの詩はとりわけ
「散文詩」という位置づけになりましょうか。この詩を読んでいると、詩を読むと
言うより何か小説の一幕を読んでいるような気分になります。
まさに「或る冬の光景」なんですが、「かぎ括弧」や(括弧)を多用しているため
その周りの文がせりふを説明しているようであったり括弧の中の文が前述の文章を
補足しているように見えてしまって、コンセプトが漠然としてしまっている点が
「難点」といえばそうですね。わたしも人を批評するほどではありませんが、
こういうことが互いの刺激になっていいのだと思います。また書いてください。
170 :
名前はいらない:02/11/30 17:10 ID:P+aFw5X5
age
171 :
泣いている女:02/11/30 17:14 ID:x20SbE0s
172 :
que sera sera:02/12/01 15:08 ID:+onbi5GO
>>145 >>162 あんさん
どうもありがとうございます。
どうやら、自分はコンパクトにまとめるのが下手なようです。
あれも、これも・・・と考えるうち、だんだんくどく、重たくなってしまうようで。
もっと簡潔にしてみようと思いますよ。
そろそろ次へ行っておきますか。
「写真」でどうでしょうか。
写真内でなく、写真自体の事だとよりいいと思います。
173 :
あん:02/12/01 21:54 ID:6/kVwJ3s
>>165 クロラ ◆oNwpnhIJYU さん。
>>166 m(_ _)m←好き!! さん。
書き込み感謝です。家主に代わって御礼申し上げます。
(家主の「玉虫色トカゲ」さんは引越し中で不在です)
書き込みはありがたいのですが、できれば
>>1 のルールに順応して頂けませんか?
ここは皆さんのスレです。皆さんで腕を磨きましょう。
174 :
名前はいらない:02/12/01 22:27 ID:rjZygQUY
写真で投稿します。
姿形を千切って
かけ離れた表情で
心の中をばらまく
何もかも忘れたい
日曜日の朝に
過去にとりつかれて
手のひらと重なって
溶けていく景色に
雨粒が溜まりはじめる
175 :
名前はいらない:02/12/02 00:31 ID:DJVf+HXN
―写真―
日常の、ほんの些細なヒトコマを
封じ込めてきた紙切れ達。
切り取られた思い出は
輝く虚像だけを今に残して
その紙切れは
「事実」を植え付けていくだけ。
僕は写真が嫌いだ。
176 :
あん:02/12/02 02:04 ID:o63SyoqX
「写真」
いいからシャッターを押して
いまのわたしを切り取って
髪が乾いていなくたって
パジャマのボタンがずれていたって
それもこれも
ひとつ残らず本当のわたし
夜が明けたらすぐ
店でプリントしてもらおうね
恥ずかしくもなんとも無い
あなたの前にいるときが
いちばんいい顔してるはず
あなたが好き
だから
自分をもっと好きになりたいの
177 :
クロラ ◆oNwpnhIJYU :02/12/02 15:54 ID:eY2W2Mg4
>>173あんさん
返事ありがとうございます。
>>165は一応、初雪をテーマに書いたんですが、
はい。自分で読み返しても分かりにくいことこの上ないので・・・
腕を磨いてきます。
178 :
名前はいらない:02/12/02 16:11 ID:wGSS84us
「写真」
写真屋の息子は晴彦と言います。
父親が付けた名前らしいですが、
本人はあんまり気に入っていません。
ハルヒコ、とカタカナで書くと間抜けっぽいかららしいです。
なるほどと思いましたがハルヒコ、ハルヒコと何回も
カタカナで書いているうちに晴彦はお腹が減ったから
帰ると言って立ち去りました。
自分は朝っぱらから暇をしていたのでコンビニで
今日発売の雑誌を立ち読みしてから家に帰ろうとしましたが、
先週合併号と言うことに気づいておとなしく家に帰りました。
179 :
写真:02/12/02 16:26 ID:HvBZxAIv
きりぬかない 言葉
見渡せない ふうけい
短い言葉と 少ない隙間の
重なりやすい いつもの もちまえ
開きっぱなし 露出はたくさん
木立の隙間 短いひかり
空気の意味を たくさん貯める
鈍いフィルム ゆるい頭に
180 :
夕暮れ:02/12/02 16:37 ID:eHrkZxa4
「写真」
秋の雑踏を歩く
こうして、少し現実の世界から離れて自然の声だけに耳を傾けると秋のいい感じがひしひしと伝わってくる
「好きだなぁ、秋」
些細な感動を覚える
いままで見えなかったものが見えてくる、いや、見ないようにしていたのかもしれない
秋の哀愁・・・
僕はこの季節に溶け込むように雑踏を歩いた
そして、この素敵な景色を自分のものにしたい・・・
そう思った僕は、ポケットから使い捨てカメラを取り出し、パシッとシャッターを押したのだった
181 :
写真2:02/12/02 16:46 ID:HvBZxAIv
おとこは 立って
波に 写って
砂が応じた 月の光を
海の暗さで 引き立てたかった。
開きっぱなしの 露出はたくさん
ぶれる水面は 足にしみ込む
砂をきりぬき 海に持ち去る
水の仕事は これでコリゴリ
今日も、生まれたばかりの月が昇る
色を持たぬ、夜が生まれる
あの日も、こんな月の夜
私を抱き締める誰かが居た
呼びもしなかったが
追い払ったりもしなかった
いつも隣にいるのが、当たり前だったのね
何も解らない、何も変わらない
ただ、その人がいた
私と写る、ぼやけた記憶
あなたは私の何だったの
どうして私を抱いたのかしら
眠りましょう もう諦めて
不確かな記憶など 当てにならないのだから
あの日も、生まれたばかりの月が昇った
色を持たぬ、夜とあの人を連れて
「写真」
183 :
名前はいらない:02/12/02 17:53 ID:p9IiJhF8
写真写真写真。
写真を食べると。
頭頭頭、頭が良くなる。
184 :
さくら:02/12/02 20:45 ID:aEgNfTRh
「写真」
君が写す写真の僕は
真ん中のはずが何時もはじ
回りの風景ばかり大きい
春草の若い緑
夏海の深い青
紅葉の沈む赤
初雪の淡い白
君のレンズを通し
写真機の中で鮮やかに光り
フイルムに焼きつく
自然だけが美しく
僕だけがピンボケ
今年も去年も5年前も
自分を表現する写真は無い
未来写真の僕は・・・・・・
185 :
にゃん:02/12/02 20:53 ID:mHHqB5Ks
『しゃしん』
硬くてシャッターが押せないにゃん。あ、砂が挟まってた。
ま、悪いことは言いません。あんたら2チャンネラーに代表される
下界の凡人連中には、ベートーヴェンの晩年の弦楽四重奏がちょうどよいです
から、そのあたりをお聴きなさい。
間違えても、ぼくやドビュッシーの作品は聴かないように。
豚・に・真珠・でございましょう、ファッハッハッハッ・・・・・
で、ぼくのホームページK.OKADAワールド
(URL;
http://debu1957.hp.infoseek.co.jp/)には
あんたら2チャネラーには似合わない私の傑作の音楽がついていますので、
ぜーーーーーったいに来ないで下さいね。
>>174さん
なかなか深いですね。
そのまま破り捨てているようにも感じますし、
写真を見て泣いているようでもあります。
ただ、「日曜日の朝」よりも、
土曜の夜のほうがダイレクト感と言うか
真実味があるように思います。
全体としては良く出来ていますね。
>>175さん
最後の1行と直前までとのギャップが面白いですね。
しかし、嫌いという気持ちが最後にしか見えないので、
ちょっとはっきりしない感があります。
嫌いと言うのをもう少し全体として出すとさらに良いのではないでしょうか。
>>176 あんさん
詩と言うより、短いエッセイのようです。
その光景がはっきり見えますね。
「髪〜」や「パジャマ〜」の部分は、
曖昧にしてみるのも手かな、とは思いました。
全体的にストレートで綺麗にまとまっていると思います。
>>178さん
浅いですね。
いや悪い意味ではなくて^^;
浅いと言うのは、日常の一片だからです。
写真と言うよりは他愛無いホームビデオのような感じですね。
ただ晴彦は写真屋である必要がないので、
若干無理やり感は否めませんね。
>>179さん
前半部は写真を見ている感じがしますが、
後半部はその場にいる感じです。
写真を見て思い出す、もしくは思いを馳せるといったニュアンスかもしれませんが、
若干どっちつかずになっている気がします。
うまく言えないのですが、前半と後半で時間、もしくは場所が違うと思うのですが、
それにしてはそれが伝わりにくいかな、とは思いますね。
>>180 夕暮れさん
写真を撮る瞬間ですね。
「秋」という瞬間を捕らえています。
あえていえば、雑踏と言うより、
落ち葉の舞う並木道のほうがさらに哀愁が感じられる気がしますね。
それと、「秋のいい感じ」と言うよりもむしろ「秋」と言ったほうが
はっきりして良いのではないですかね。
>>181さん
>>179さんですね。
写真が「写真」でないところが良いですね。
敢えて言うなら、「海に持ち去る」で海を使わずに、
「水の仕事は」を「海の仕事は」とすると海が引き立つのではないかと思いました。
>>182 狐火 ◆5EHug/FVTI さん
うーむ…
「詩」ですね。
記憶が写真に置き換えられ、はっきりしたものと曖昧なものが調和しています。
十分完成されてます、少なくとも自分には修正の余地がないですね。
一言、うまいです。
>>183 勘弁してください。
>>184 さくらさん
「僕」が風景に嫉妬しているようです。
また、写真が「君」の心とも読めます。
「君」は「僕」をないがしろにし、
4色に色を変える魅力的な風景に心奪われている・・・
なかなか深いですね。
「自分を表現する」とするよりは、「僕が主役の」とか言ってみても良いかもしれませんね。
とはいえ、十分お上手です。
>>185 にゃんさん
たった一言ですが、想像力を掻きたてられます。
猫が壊れたカメラをいじっているようでもあり、単純に写真を撮ろうとしていた人のようでもあります。
ぜひそこから先の世界を見たいですね。
190 :
179:02/12/03 15:56 ID:zHwWqNIZ
>188
丁寧な批評、ありがとうございます。
前半部の「写真を見ている感じ」という表現は興味深いです。
この詞は前半で「ファインダーをのぞいてる」状態、
後半で、「長いシャッタースピードを、待っている状態」を表現してみました。
タイミングで、一瞬のシャッターを切るのではなく、
風景の中の弱い光を、感度の弱いフィルムに、ジックリ焼き付けていく・・。
そういう「録り方」、待ち方が、小説などとは違う「詞」特有のものかな?と思っています。
色褪せる世界
切り取った手の中の
そして戻らないあの日
夢は時の間で凍り付き
僕の記憶を縛り付ける
「忘れなさい」
他人(ひと)は言う
「いい人がいるわよ」
信じない
「あなたは・・・・・・」
夢の中で僕にささやきかける
目覚めてなお追い求める
手の中の色褪せぬ君
あくびをする僕の隣でパシャリとシャッター音
「今の撮ったの?」
僕は問うが君は笑って答えない
またあくびをする僕に君は一枚の写真を見せ
「綺麗でしょ、私」
笑いながら君はそう言った
その写真にはピンボケした君が写っていた
満面の笑みを浮かべて
僕も笑いながら答えた
写真ではなく君自身にむかって
「綺麗だね」と
ザァー…
ゴー…
サワサワ…
ガサガサ…
あの時の
そのすべてを
伝え来る
物を言わざる
1つの葉
194 :
あん:02/12/04 03:35 ID:a1qlpmHm
ながいながい旅路
遠くまで駆け抜けた
あしあとを残しながら
思い出を切りとった
絨毯にならべて
眺めていたら
お気に入りの1枚を
収める額が欲しくなった
また旅に出る
この写真に似合う
たった一つの枠を探しに
195 :
名前はいらない:02/12/04 04:29 ID:3cLXCBk4
その写真を
捨てないで下さい
どうか捨てないで下さい
あなたが
引越しをするのだとしても
この風景を見たくないのだとしても
次の一歩を踏み出せないのだとしても
それでも
その写真を
捨てないで下さい
どうか捨てないで下さい
私は
あなたの中にいたいのです
ほんの片隅でいいのです
ただただ存在していたいのです
だから
その写真を
捨てないで下さい
思い出
だけでいいから
どうかどうか
捨てないで下さい
196 :
珈緋:02/12/04 05:11 ID:vzc6HYhV
くだらない風景を切り取るのが好きだ
その日その時その瞬間を 刻むように
セピアに色褪せたフィルムは私の記憶
二度と逢う事のないであろう 通行人
蔦の這う 寂れた空き家 野に咲く花
夕暮れ時 逆行の黒い樹の影と
水溜まりに映るグラデーション
スクラップ置き場 に横たわる 動かない
機械が 雲ひとつない青空に そびえ立つ
乾いたコンクリート 錆び付いた砂の匂い
緑色の大きなトラック 山積みのホイール
きっと誰に見せるわけでもないのに…
私はむやみに データを残したがる
この目に映りこむ記憶の断片として―
>>189 que sera seraさん。
批評、お褒めの言葉を有難うございます。
とても、嬉しく思います。
先ほど読み直してみて、
眠りましょう もう諦めて
不確かな記憶など 当てにならないのだから
は、要らなかったかな?なんて思ったりもしました(*゚−゚)
もうちょっと、シンプルに仕上げた方がいいのでしょうかね。
精進いたします。
有難うございました。
198 :
名前はいらない:02/12/09 16:07 ID:3JS4QFX9
遅れて申し訳ないです・・・
>>190 179さん
なるほど、ファインダーですか。それで合点が行きました。
ファインダー内の風景=写真と思っていたので、
そこから食い違いが起こったようです。
なかなか興味深い食い違いではありましたがね。
>>191さん
別れた…というより、引き裂かれたと言う感じでしょうか。
君が色褪せないことで、世界が色褪せていく、というのは良いですね。
ただ、「あなたは…」が、誰が告げた言葉かが分かりにくいと思います。
信じない、と言った所で改行しても良いかもしれませんね。
>>192さん
写真を過去の一瞬ではなく、ある事柄の比較対象としている点。いいですね。
ただ、1段目とそれ以降のつながりが薄い気がします。
今撮った物であるなら、ポラロイドカメラという限定的な状況になってしまうし、
「今の撮ったの?」というなら、自分に向けられたものという印象を受けるので、
何撮ってるの?と言ってみても良いのではないでしょうか。
>>194あんさん
いろいろな場所のいろいろの思い出、それをさらに引き立たせるような額を探しにまた旅に出る…
つまり、旅をして得たものが、次の旅への原動力となるという、活力的な、前向きな感じを受けます。
十二分にお上手ですね。
敢えて言うなら、数を「1枚」とせず、12枚とか、47枚とか多くしてもいいかもしれません。
199 :
名前はいらない:02/12/09 16:07 ID:3JS4QFX9
>>195さん
これは、写真の中の人物でしょうか。
「その写真」と言いつつも、写真自らが懇願しているようにも見えて、
不思議な感じを受けますね。
こう、人間の弱さみたいなものが見えますね。
ただ、最後の部分、「思い出 だけでいいから」ではなくて、
「思い出だけ ただそれだけを」と言ってみるともっと良いかな、と思いました。
>>196珈琲さん
何一つ問題の無い日常が、もうすぐ遠い物になってしまうような、そんな印象を受けます。
すべてがなんてことは無いもののはずなのに、いちいち心を動かされると言う感じでしょうかね。
ただ、「スクラップ置き場〜」は文章になっていますが、不自然に切れているのは何故でしょう?
さび付いてもう動く事の無い機械を表したのでしょうか?
若干その辺の意図は図りかねる・・・というのが正直な感想です。
>>197狐火 ◆5EHug/FVTI さん
いやいや、私なんてまだまだですよ(w
でも、そこを無くすなら、逆にひっくり返して、
そんなことすら 記憶の向こう
眠りましょう もう諦めて
としてみるのはどうでしょう?とも思いました。
200 :
狐火 ◆5EHug/FVTI :02/12/09 20:17 ID:DumFn2sx
>>199 いえ、そんなことはないです。
様々なスレで、que sera seraさんの詩を拝読させて頂いていましたが
どれも、個性的で良い雰囲気のある歌をお詠みになる方だと
思っていました(*゚−゚)
>そんなことすら 記憶の向こう
おお、とても良いです!(*^o^*)
なるほど・・・詩の流れがスムーズになった気がします♪
このように、じっくりと自分の詩を味わったことがなかったのですが
なかなか、心地よいですね。
アドバイス、有難うございました(*´-`*)
201 :
珈緋:02/12/09 20:32 ID:2kxyJ9+I
>>199 「最近の君は何処か遠くに感じる」と、よく言われます。
できることなら 遠くへ 行ってみたいものです。
が、今の生活を棄ててまで 踏み出す 勇気が無い、
そういった 心情 の現れでしょうか。
何てことの無い風景に 引きずり込まれそうになる。
真夜中の月とか。木々のざわめき。…微動だに出来ない。
美しい光景があったなら足を止めて何時間でも眺めていたい。
しかし時間は待ってくれないから 仕方なく
この目で、光景を切り取って持ち帰る。それだけです。
後、区切りは何とはなしに。その場の気分であけてます。
特に深い意図は無いんです。
白い僕の溜め息で外はまるで磨りガラス
ファインダーのむこう 指でキツネの形作った君が微笑む
花咲いた 花裂いた その瞬間ほら
欠片と一緒に散リユク僕ラ。
「写真」
あぼーん
204 :
あん:02/12/11 00:21 ID:O3UMqKNu
「写真」
びーだまがたくさん入っているグラス
ゆれるキャンドルライトの灯を受けて
ほうぼうにまた光をはなってる
びーだまの中にうつるわたし
小さくさかさまにいくつもの笑顔で
グラスのふちにかすかに移る
カメラを構えたあなたの顔
いま目のまえにあるそのグラス
のぞきこんでもあなたはいない
205 :
あん:02/12/11 00:57 ID:O3UMqKNu
206 :
虹色の蝶:02/12/12 14:00 ID:bNFI3fDO
「写真の中のあなた」
写真の中のあなたは いつも笑ってる
年をとらなくなったあなたにも 時間は流れている
色褪せてる
セピア色に褪せている
他人は笑顔しか知らなくても
私はもっとあなたを知ってる
煙草を隠れて吸ってた私を怒った顔
父と喧嘩して泣いた顔
つまずいた時に見せた厳しさ そしてやさしさ
もう叱ってもくれない・・・
写真の中のあなた
207 :
名前はいらない:02/12/12 16:57 ID:obvkHFXt
旅立ちの日
君は
笑顔と泣き顔が両方詰まった様な
そんな顔で僕にカメラを向けた
ごめん ごめんよ
知らなかったんだ
君が
どんな気持ちでカメラを向けたか
君が
どんな気持ちでシャッターを切ったのか
君が
どれだけ涙を流していたのか
涙の香りの写真は
今は僕の掌の上で
もう二度と出来ない様な笑顔
208 :
(。・_・。) ◆AaMV0hIAII :02/12/12 22:14 ID:bRuHfSMh
#写真#
まるいレンズが日に焼けて
紙に焼きつけた笑顔がとまってる
その時できた楽しさと
同じものが明日あることは願わない
今日以上の私があるように
たくさんの太陽にレンズを向けて
たとえ目が痛くても
受けとめられるものすべて
受けとりたいから
今日とった写真を明日の自分にあげよう
昨日の私はもういないの
がんばった自分をとろう
シャッターを押す指は
まだふるえるけど
私が生きたことすべて
あなたが生きたことすべて
物にしなくても光っている
誰かの瞳に焼き付けて
最高の写真ができたら
空いっぱいにならべよう
私が生きたことが古びても
その写真は誰かに生き続けるから
209 :
名前はいらない:02/12/14 10:34 ID:edzTyt9Z
ブーメランがぐるぐる回る。
俺の手から飛び出す回転
ひねりを利かしてそらをかき回す
俺の手から飛び出すブーメラン
あと写真
210 :
凝縮宇宙 ◆yITSNv0Kls :02/12/14 14:41 ID:QRN8Co3v
16ビートで動きを刻む 決して動くことのない写真
波動が今 伝わる 彼女の目から 写真の目から
>>200狐火 ◆5EHug/FVTI さん
非常に恐縮です(w
>>201珈琲さん
なるほど・・・
何気ない日常の中にうずもれた美しい光景ですか・・・
実はそういう身近な何かってとても大事なんですよね。
区切りですが、あまり変わったところで切ると、そこで流れが止まってしまうような気がします。
意味が無いと言うのなら、開けた後に意味をつけてみるといいのじゃないですかね?
いや、意味が無いのもいいのです。でも、0も数字の中で意味を持っていますから、
意味って結構大事じゃないかなぁと。
>>202さん
何か凄惨なような、悲しいようなそんなイメージを受けます。
「咲いた」と「裂いた」の対比は良いですね。
なんと言うか・・・不思議で、イメージがつかみにくいです。
「散リユク僕ラ」が何を指すのかわかりません。
うーん・・・
>>204あんさん
失恋…ですかね?
何か幻想的なイメージがしますね。
しかし最後の2行で今と言うと言う事は、
その前は今ではないですよね?
そこがちょっと分かりにくいかなぁと。
で、「かすかに写る」を「かすかに写った」としてみてはいかがでしょう?
>>206虹色の蝶さん
先に行ってしまったという感じがします。
本当に大事な、大好きな人だったことがひしひしと伝わりますね。
お上手です。手を入れることはないかな、と思いますね。
>>207さん
これも先に行ってしまった様に思えます。
後悔の念が伝わりますね。
「君が」で韻を踏んでいるのもいいと思います。
これもお上手だと思いますよ。
>>208(。・_・。) ◆AaMV0hIAII さん
今を精一杯生きるために写真で今日の私を記録しよう、ということですね。
バランスよくまとまっています。
ただ、2段目の2行目。「同じものが明日〜」と言うよりも、
〜より 明日のほうが楽しいように
としてみても良いのではないでしょうかね?
>>209さん
ブーメラン=写真とするといいのですが、
最後の1文は邪魔ですね。
>>210凝縮宇宙 ◆yITSNv0Klsさん
写真から訴えかける音があるということですかね?
音楽には疎いもので・・・申し訳ない。
できればそろそろお次のテーマを・・・
214 :
que sera sera:02/12/15 17:52 ID:fOY5nqFL
揚げ忘れ(w
215 :
凝縮宇宙 ◆yITSNv0Kls :02/12/15 18:46 ID:Me5L4mUq
>>213 どんも。次のテーマ、俺が出してもいいすか?
「髪の毛」でどうでしょう
216 :
さくら:02/12/15 20:05 ID:+u/EtrAQ
金髪の異国の女
12時の鐘がなると現れ
笑顔で手を差し伸べ僕を誘う
白いジュウタン
ビアノの音に合わせ
踊りだす
踊りの知らない僕
リズムが体から湧き出る
金髪の異国の女
12時の月が見えると現れ
ブルーの瞳 僕を夢中にさせる
白いドレス裾
ひらひらなびかせ
踊りだす
恋人のいない僕
思いだけが体から湧き出る
時計の針が12時を指し
今日も僕と踊る異国の女
雪明り消えるまで
217 :
que sera sera:02/12/19 18:45 ID:+83vbhSd
振り返って微笑むと
いつも微笑み返してくれた
あなたはいつも髪を梳き
そっと私に口づけた
あなたがいつも
好きだと言った
私の髪
長くて短い
私の髪
教えて欲しい
あなたにとって
私の髪は
なんだったのか
考えられない
わたしにとって
私の髪は
なんなのかなんて
あなたが私を
私があなたを
好きな理由は
きっと違う
でも私は
信じています
貴方と私は
私と貴方を
きっと必ず
大好きだから
218 :
名前はいらない:02/12/19 21:01 ID:9+Nhz4JC
黒いかたまりが
二酸化炭素を生産し続ける
下のほうには黄ばんだ長いものが
いくつか垂れている
その黒いかたまりは
微動だもせずに
下方の黄ばんだ肢体を刻ませながら
ニーチェ
とか呟いたりする
正面から黒いかたまりを覗き込んでみた
球状のニーチェを発する物体は
黄ばんだ肢体の上に添えられて
カタカタと揺れながら
黒いものの残像を残す
今となっては
髭だか髪だか区別がつかない
219 :
名前はいらない:02/12/19 21:12 ID:Hnnd7PFC
220 :
ohatu:02/12/19 21:23 ID:L8gpjRP4
つないだあとのはなし。 #004
公園にひとり残って
夜になるのを待ってた
寒くて、静かで
なのに夜はやってこない
時計を見たら
やりなおしのような気がして
じっとそのまま揺れていた
ひとつひとつになって、揺れていた
手が動かなくなって
震えているのがわかった
そうして触ったあたしたちは
かたちの無い。ごわごわ
黙って腰を上げて
おしりを叩いた
夜が終わってしまったんだ
かたちのない、ごわごわ
221 :
あん:02/12/20 21:39 ID:iT5uTQfY
髪
今夜、あなたの髪を洗ってあげるね。
いつも使ってる私のシャンプーで。
いつまでも私と同じ香りがするように。
でもあなたに貸すドライヤーは無いの。
この寒い夜にそんな濡れた髪でおもてに出たら
すぐに風邪を引いてしまうだろうな。
だから
あなたの髪が乾くまで
私の部屋に居ていいからね。
ずっと居てもいいからね。
222 :
かご:02/12/21 00:11 ID:mkbLE1/0
きれえだとゆって
かわいいとゆって
あたしを
すきだとゆっていて
赤いこの青楼があたしのせかい
そのなかで あなただけが光だから
うしなわないようにきつく編みます
髪をすいて わらって
肌をなぞって うたって
いつも いろんなことを はなしていて
あなたのすべてが あたしのすべて
ここからだしてなんて ねがわない
だから今夜もとなりでねむっていて
「愛してる」とつぶやくと それはとてもうそだった
223 :
狐火 ◆5EHug/FVTI :02/12/21 18:12 ID:EpC8khGj
肩に髪が当たる頃
あなたが
私の髪を誉めたから
毎晩毎晩梳いていた
伸びた髪は
空に広がる天の川のように長く
闇のように深い色
髪が腰まで伸びた頃
知らせが付かぬ あなたを信じて
髪を撫でて ずっと待っていた
髪が足に触れる頃
空の二人が出逢う宵
天の川が薄れる時
永かった黒い闇を
細いナイフで切り落とした
窓から差す陽が暖かく
そしてとても眩しかった
「髪」
224 :
電波姫 ◆a.TgNskvck :02/12/21 18:21 ID:PzkVkB4s
「プリティ ドール」
髪が伸びた・・
伸びないはずなのに伸びてきた・・
何? この人形?
怖い・・ 怖いヨ・・ この人形・・
夜中に見たら 笑ってた
不気味な笑みを浮かべてた・・
何? この人形?
怖い・・ 怖いヨ・・ この人形・・
225 :
名前はいらない:02/12/21 22:17 ID:jhvGJ2rH
あの日貴方の指が
私の髪を梳いていて
それはとても優しく
幸せな時間だったから
あの日貴方が好きと言った
私の髪はもう短くて
幸せだったあの時間は
取り戻せないと言い聞かす
226 :
霧:02/12/22 04:47 ID:/hDN1scU
すこし伸びたね
うん このまえよりね
ね 切らせて
だーめ
あたしの髪が なくなっちゃうもの
227 :
名前はいらない:02/12/22 05:29 ID:r2tv11g1
くしゃくしゃにして
時を待つ
君の困った笑顔を見たくて
私はただのダダっ子になる
「昨日の予報では 外は雨だって。」
だから、もう少しだけ ここにいて
ぐしゃぐしゃにして
抱き締める
そしたらうんと困った顔して
私の髪を優しく撫でてね
228 :
名前はいらない:02/12/26 01:30 ID:41n9za0d
age
229 :
名前はいらない:02/12/26 03:13 ID:sGFXnRqr
触れたままで いつも消えていく 忘れないようにと 紡いだ記憶までも 私の肌を裂いていく
あなたの香りも 艶やかな罪も 全て私の髪を擦り抜け 足元に届く頃には 赤く染まり消えていく
仄霞むあなたの姿 漂う香りだけは覚えている 綺麗な髪から漂う甘い香り
花に揺れる蝶のように 私もいつか堕ちるのね この土の下の深い闇に
でもあなたが綺麗に舞う方法を 教えてくれたから 私 何も恐くないのよ
230 :
ぽっぽ:02/12/26 15:13 ID:RTRDP14i
髪を切った。
今までの記憶まで切った気がした。
床に落ちた髪を見た。
痛んで茶色くなっていた。
動物の毛皮みたいだと思った。
今この瞬間から私は首に涼しい風を受けて
歩いてゆく。
231 :
名前はいらない:02/12/26 15:22 ID:2PsvCXmQ
ヾ( ゜д゜)ノ゛シナチクー
232 :
名前はいらない:02/12/26 15:25 ID:GDXKg5Yw
二階の窓から眺めてる
性格がイヤになってくる。
二時から買い物にでかける
安いパンを買うんです。
ひどく紙がないのでうんこできない
ひどく紙がないのでうんこできない
おなか痛い、髪は揺れる、何度も
僕の恋が歩み出した
まだ小さなこの足で
白い4月の風が吹き抜けて
君の短い黒髪が揺れた
初めて手をつないだ
まだ熟れないこの気持ちで
甘い6月の風が吹き抜けて
君のスカートの裾がもつれた
大きな夏の花火が
まだ上がらないこの川辺で
熱い8月の風が吹き抜けて
君のほのかな匂いが弾けた
伸ばしはじめた髪を掻きあげ
一緒にいたいと呟いた
そんな等身大の君の全てに
僕の足跡を残してもいいかい?
君が淋しい顔をした
2人の間に開いた隙間
青い10月の風が吹き抜けて
君の肩の黒髪が揺れた
新しい明日のために
この気持ちを抑えるだなんて
思いもしなかった現実が
僕の枕を濡らした15の秋
僕らは長い冬を越えて
別々の明日を手に入れた
桃色の3月の風が吹き抜けて
君の背中の黒髪が揺れた
新しい明日の街の中で
偶然君を見かけた
桜色の4月の風が吹き抜けて
君の短い茶髪が揺れた
236 :
(゜≦゜):02/12/27 10:22 ID:9IOjDiOk
陽が山の端に沈む時、私の心も沈む。
山が私たちをへだてるように、夜の闇が覆い隠す。
でも朝が来れば、また陽はのぼり
私は山を超えてあなたに会いに行く。
恋人よ、川のようにならないでおくれ。
川は流れてゆき、二度と戻らない。
237 :
詩人に梔子:02/12/27 23:19 ID:gBU5Yo2u
「似合うでしょ?」
君は短くなった髪の端をつまんで 僕に笑いかけた
さらさらと流れていく黒髪の向こうで
鮮やかに夕陽が沈んでいく
「うん」
僕は一言だけ そう返した
君は満足げに頷いて もう一度笑った
笑顔の向こうで悲しみが踊ったのが 馬鹿な僕にも分かった
背中まであった自慢の黒髪を どんな思いで切ったのだろう
どんな思いで君は 僕に笑いかけてるのだろう
夕陽が沈む 君の向こうに
夕陽が沈む 二人の向こうに
夕陽が沈む 僕の思いなんて無視して
「似合うでしょ?」
笑顔で君がそう聞いたから
僕は何も聞けなかった 言えなかった
悔しくて 涙が出た今日のこと 僕は忘れない
沈んでいく夕陽と 君の笑顔を 僕は忘れない 忘れないよ
238 :
名前はいらない:03/01/01 15:38 ID:L52pycMl
age
239 :
名前はいらない:03/01/01 15:55 ID:jDEw0Usf
髪
髪を切る
ステキな
恋を夢見て
美容師さんの旦那が
ちりとりを持って
うろちょろしている
思わず軽蔑のまなざしを送った私
復讐は叶美香みたいなヘアスタイル
がーーーーん
240 :
名前はいらない:03/01/01 17:55 ID:yY3zigjn
欲望
あなたの手は大きくて、指は凄く長い。
爪はなぜか小指だけ長くて、他はマメに整えられています。
私はというと、ぽっちゃりして子供みたいな手。
全然綺麗じゃない。
爪もアルバイトのために短いし、マニキュアだってぬれない。
だから、その分、髪には手入れを怠りません。
濡れた髪にオリーブオイルを塗るだけ。
たったそれだけだけど綺麗でしょ。
だけど、長いのでよくからまります。
特にこの季節。
北風が私の髪をぐちゃぐちゃにする。
ストレートパーマをかければいいのだけれど、
その前にちょっと、お願い。
あなたの手を貸してくれませんか。
十三やの高級柘植櫛だって、
アナスイの豚毛のブラシだって、
あなたの手にはかなわないと思うの。
241 :
名前はいらない:03/01/01 18:10 ID:yY3zigjn
>>240は副題が「欲望」で、本題が「髪」です。
評価お願いします。
242 :
名前はいらない:03/01/01 18:11 ID:4rUMzaQL
243 :
名前はいらない:03/01/02 00:08 ID:3n7zcC6g
さらさらと
流れる君の髪の向こうに
僕は
何を見ていたのだろう
今となっては
もう思い出せないんだ
君の笑顔ほど
はらはらと
流れる涙を隠す為
君は
髪を切らなかったんだね
あの日
君の
長い髪が好きだったのに
なんて言った僕は
なんて馬鹿だったんだろう
君はただ
気付いて欲しかった
だけだったんだよね
244 :
あん:03/01/06 02:13 ID:0fLqKiV4
で、玉虫色トカゲさんはまだ帰ってこないんですか?
即興詩「君のそばで」
君の
もつれた髪に指を絡めて
時を過ごすのが好き
ねっとりと流れる空気
いつまでも夜明けは来ない
君の
黒く濡れた髪が干上がっても
果たして僕は君を愛せるだろうか
安らかな寝息のそばで
実はそんなことを考えている
君は
今僕のそばで
どんな夢を見ているの?
246 :
名無しですが…:03/01/07 00:14 ID:NXc2VpBe
>>245を書いたものです。
直前の詩と
スタイルが似てしまい、凄く激しく自己嫌悪…。
反省を込めて、
「部屋にて」
髪にちょっとキューティクルが足りないでしょ?
なんてダサい 知ったかぶったセリフも
君はチラッと笑って許してくれた
思えば
僕がぶつけた汚さや弱さ
「人当たりのいい人」の裏に隠したエゴを
君はその肩に振り落ちた優しい髪の毛で
抱きとめてくれたのかもしれないね
この部屋のどこかには多分
君の髪が眠る
相変わらずだけど
だらしなく過去を思い
泣き崩れたこんな夜なら
その古ぼけた優しさでもすがりたいから
ちょっと探してみようかな
247 :
名前はいらない:03/01/11 17:32 ID:aWCgR/gT
agare
248 :
名前はいらない:03/01/18 23:20 ID:YOG35TaM
つか、批評しないならしないで進めねえ??
249 :
名無しですが…:03/01/19 06:38 ID:j75rff+B
>>248 そうですね。批評はなかなか難しくて…。
ひとまず、お題を考えてみました。
『夢』
250 :
zzz:03/01/19 07:39 ID:Wy0J1L4u
夢見て、食って、寝る。
寝てみて、やっと見る。
夢食ってみて、夢。
251 :
山崎渉:03/01/19 13:21 ID:HfSLZrvL
(^^)
252 :
あん:03/01/20 22:11 ID:lGevt2qA
すいません最近忙しくて新作を作ってませんのでひとまずこれで・・。
「夢見心地」
目を覚ますと ぼくのからだは
やわらかい雲の上に横たわっていた
とても居心地がいい
このままこうしていてもいいのだろうか
しなければならない事があるはずなのに
たまらなく心地いいから
このまま動きたくなくなってしまいそうだ
ひとつだけ心配なのは
きみの姿が見えない事
きみはどこに居るの?
やわらかな雲が突然揺れ動いた
いままでのは夢だった
ぼくはきみの
ひざまくらで寝ていたんだ
253 :
名前はいらない:03/01/21 00:36 ID:OZFmglXW
女性は膝枕、好きなの? 足がしびれない?
254 :
あん:03/02/03 01:57 ID:WC9kOhTT
デブじゃなきゃ平気ですよ。だなんてね。
255 :
あん:03/02/03 02:00 ID:WC9kOhTT
「きみの夢」
きみの夢を見たよ きみが夢に出てきた
愉しそうに話をしてた
そそっかしいきみとは思えない
しゃきっとした表情で
背筋までピンと張って
穏やかな瞳でぼくを見てた
でも良く憶えてないんだ
きみの顔
仕方ないかも
まだきみと逢った事が
無いんだもの
八月の太陽が子供達を照らし
風はぬるくて葉っぱをゆらしていた
小さなシャボン玉はぱちんと割れて
銀色の雫となって地に落ちた
隣にははにかんだ少女
僕にはそれがふわりと見えた
夢なら夢でいいんだ
覚めない夢が覚める程嬉しいのだから
257 :
V-4:03/02/08 03:02 ID:hGO0vreT
二つの夢を見た。どちらも現実には存在しなかった。
日常という中で頭は皆勤、重労働。
休もうとどこかで思ってるのにあと二桁の年という短い間の中、
悔いの無いよう、考えられるだけ、とどこかで思っている。
ぼんやりとした眠気の中の夢。
その中でぼくはぼくを見た。
ぼくは倒れている、周りに見慣れた人達の泣声。
ここに居ると自己主張しても気付いてもらえない。
常にある、ぼくの中の夢。
少し大人びた笑顔の君の前でぼくは
ただ幸せそうに君を見つめている。
けど、どっちも夢であって現実には存在しない。
人の涙も君の笑顔もここには存在しない。
そしてぼくはいつもの時間に目覚し時計を止めた。
アスレチックが消えたなら
僕に何が出来ようか
連なる輪っかを潜り抜け
次に網目をよじ登る
そこから滑って泥水にぼ・ちゃ・ん
今度は回転する輪っか
四つん這いで踏ん張って
加速をつけて飛び移る
回・る回・る回・る回・る」
落ちない様に掴まって
一気に岸を飛び越えて・・・・
とにかく
どこまでも続くし
とにかく
どこへでも行けるし
とにかく
動かされるんだ
枠の中で枠の中で
わく・の・な・か・で
何か事件が起きて
アスレチックが壊されたら
僕に何が出来ようか
稚拙な夢に刺されよう
259 :
名前はいらない:03/02/13 06:16 ID:XEMowXjD
夢
夢とか希望とか叶うはずがありません
好きなコの写真 枕に忍ばしゃ
スケベでマヌケなアイツの姿
犯すところで目の覚める
濡れたパンツで社会に出れば
現実現実と寺の鐘
夢なんかありゃしない
有名になろうとか馬鹿馬鹿しいかい
不戦勝だったらなあとか貴方嫌い
うぜえ奴は片っ端からばらしたい
触れられないように形先
不言実行より話したい
フレーフレーかましたい
フレーズはかなり餓鬼
261 :
名前はいらない:03/02/16 23:02 ID:XlAEl5EH
眠ってはなりません。眠ってしまえば夢をみます。
夢はあなたを喰らうでしょう。
あなた、夢に喰らわれれば、もう私、あなたをみつけられない。
あなたは夢と同化してもうけつして私を見ない。
あなたは夢なのだから。
眠ってはなりません。そんなものに成り下がってはなりません。
確固たる姿勢で
絶叫するがごとき苦痛で、あなたは立ってなきゃならない。
眠ってはなりません。
夢を見てはなりません。夢に喰われてはなりません。
眠ってはなりません。
昔好きだった花だとか、気がつけば口に含んでいるフレーズだなんていらない。
求められているものはカテゴリ。後ろを見ずに前に進むのだ。
後ろを見てはならない。ならない。なぜなら後ろからは
夢があなたを追いかけているから。
逃げきれ!
眠ってはなりません。
眠ってはなりません。
眠ってはなりません。
眠ってはなりません。
だって、眠ってしまえばあなた、夢に喰われてしまうではないですか。
262 :
名前はいらない:03/02/24 01:44 ID:S491N1Z8
お題がない。
263 :
名前はいらない:03/02/24 23:38 ID:9fUKrZvV
「卒業」で
シーズンですから
264 :
ひまわり:03/02/27 13:40 ID:6SCiomsP
今日で終る 学校
次の休みが明けても もう戻ってこなくていい
ふり返れば毎日に それぞれの色がついている
辞めたいと言って 黒く塗りつぶした日も
掲示板に 小さくおさまっている
少しはみ出して・・・
行きたくないな 次の時間に
ずっとずっと ここにいたい
やさしさはいつだって なくなってから気づく
今日はじめて 冷たい顔の学校
265 :
ひまわり:03/02/27 13:46 ID:6SCiomsP
怒りにまかせて 喧嘩した日
どうしてあなたは 黙っていたの?教室・・・
今ではもっと 仲のいい友達
まるでこーなることを 知っていたかのように・・・
しゃべることは出来なくても
ずっと話していた気がする
いつからか いちばんの居場所だったよ 机
まだ足りないな 思い出
甘えても いい?
やさしさはいつだって なくなってから気づく
今日はじめて 冷たい顔の学校
それでもすごく悲しくなったら
会いに行くから 学校
あの日の温かさで 迎えてよ 学校
266 :
ひまわり:03/02/27 13:48 ID:6SCiomsP
2つ続いています
ねつぼうそうも あおいあやまちも
あのひもいまも ぜんぶわたし
だけど区切りよく切っていかなきゃ
まえにはすすめないでしょう?
268 :
名前はいらない:03/04/02 06:20 ID:VqHt9mzH
良スレage
再利用もしくは、復活キボンヌ
269 :
†聖母† りこまり@意思脆弱 †聖母†:03/04/02 12:54 ID:AeLLpUHW
では、
次のお題
「夏」
で
太陽に押されるように 坂道を駆け下りた
国道を渡ると 海原が見えた
汗でまとわりついた白いシャツを脱ぎ捨て
がむしゃらに波と戯れてみた
あの貝殻を見つけた 君の思い出の貝殻
耳を当てると 君の声が聞こえた気がして
振り返るとあの時と同じ 風が吹いてる
今年も 君に会いに行くから
その時はこの貝殻 君にあげるよ
いつか また一緒に行けたらよかったのに
271 :
「夏」:03/04/04 00:43 ID:qpZwD8Zn
ひなびた匂いの タンス棚から
袖の短い服を 取り出そう
もう小さすぎて 着れない物もあるけれど
それを仕分けるのは もう少し後にしよう
誰かが 夏の風がやってきたなんて 言っていたけど
私には そんな微かなものを感じ取る鋭い感覚なんて無い
ただ今は 部屋に馴染みはじめたカレンダーを確認して
コヨミに合わせて用意をしているだけ
日差しがだんだん強くなり
ジリジリ空気がうなるような
そんな細かなことに気がつく感覚は持っていないけど
とりあえず今は
ひなびた匂いの タンス棚から
薄手の服達を 取り出そう
272 :
芦屋:03/04/04 12:04 ID:3TxSQIuN
夏 ですね・・。
あつくて、あつくてくるしいくらい。
暑さに胸が圧迫されて
ぼくはもういっぱいいっぱい
この気持ちを吐き出さなきゃ
この熱を、放り出さなきゃ
夏はあつくて
ぱんくしそうになってしまう。
冬の間の気持ちが全部
膨らんでしまう。
夜になると急に冷えて
僕はまた自己嫌悪
明日こそ伝えなくちゃ、
夏の暑さに心までパンクしちゃう前に。
273 :
栗かのこ:03/04/04 12:15 ID:clnpFzFn
豊島炎、何にのろうかな
何がいい?
男のくせに日焼けしたくないって
ゲームセンターばかりなんて
阿呆でしょ?
日焼け止めを日なたでぬって
274 :
リスペクとME:03/04/04 17:28 ID:qm4JM4XR
natsuラップ
7月8日 朝からとびだす 俺のソウル
窓から飛び出し くり出す 俺のメール
こんな 日光
避けるの 結構
無様な 格好
さらける 滅法
夜は 俺たち 一人じゃいられねー
あたま ぶち抜く 銃はいらねー
すべてを任せろ 半端ねー この俺
俺たち理屈じゃねー!
俺たち理屈じゃねー!
275 :
アツロウ:03/04/04 18:10 ID:rAceWwaG
筋肉が引き締まる
脳みそが溶けてくる
夕方が待ち遠しい
まだ来ない、長いよ、昼
6時でもまだ明るい
空中には生ぬるい汗
自転車で駆け抜ける
空はやや赤みを増したか
空飛ぶカラスの色は黒
熱を得る色の黒
僕らは髪を茶色く染めて
この日々から身を守る
風のないこの橋
下を通る高速の鉄球
赤、白、黄色、好きな色を
勝手に並べて楽しそう
そろそろ空の色も黒
海行った子供もそう、黒
7時から花火をはじめて
線香花火で9時までねばって
誘惑の世界、夏
魅惑の世界、夏
では、今夜あたり批評つけようと思いますー
「おまつり」
紙につぶされたインクが散って
はらはらさせる夏の日記
ゆかたひらひらさせて夜にでかける
会いたくない人にあうし
めがしらにはなにかしらあふれる
その人のやさしさが
私を苦しめるから
遠い声もひびかない
近くで おもたくしずんだ水風船
本当に会いたい人のまえで
花火といっしょにはじける
水風船がゆかたをぬらす
誰も知らないで
あなただけが私を知っている
ちいさなこおりにうかべた
思い出だけがきれい
「夏のサテライト」
果実が袖からこぼれました
あ しゃがんで拾うあなたの顔は
はじめて出会う
匂いです
こむぎ色の愛にそそのかされて
ぼくらは誰よりもはやく水着になる
手をつないで
海へ
あたらしい忘れ物を残しにゆこう
空のレンズが
ぼくらの恋をのぞいています
280 :
アツロウ:03/04/04 20:37 ID:rAceWwaG
275のさいごの2行はなかった方向で
281 :
名前はいらない:03/04/04 21:52 ID:5u2CN//e
「夏」
教室から見える
入道雲と青い空
太陽に目を細め
窓に向かって
頬杖をつく
こんな日にはどこかに行きたい
潮の匂いが満ちてくる
波の音とカモメの声
ビーチボールが飛び跳ねる
こんな日にはどこかに行きたい
緑の山が僕を被う
セミが声を張り上げる
麦わら帽子が風に飛ぶ
こんな日にはどこか行きたい
目を細めて
窓の外を見る
282 :
アツロウ:03/04/04 22:27 ID:rAceWwaG
直しました。何度もスマソ
筋肉が引き締まる
脳みそが溶けてくる
夕方が待ち遠しい
まだ来ない、長いよ、昼
6時でもまだ明るい
空中には生ぬるい汗
自転車で駆け抜ける
空はやや赤みを増したか
空飛ぶカラスの色は黒
熱を得る色の黒
僕らは髪を茶色く染めて
この日々から身を守る
風のないこの橋
下を通る高速の鉄球
赤、白、黄色、好きな色を
勝手に並べて楽しそう
そろそろ空の色も黒
海行った子供もそう、黒
7時から花火をはじめて
線香花火で9時までねばって
明日も、夏
明後日も、夏
283 :
bloom:03/04/04 22:33 ID:EpJz33Gz
>>270 ストーリー性が強い詩は、(特に現実的なもの)
リズムとか言葉の選び方に左右されない所を持つ
なかなか筋の通った強い子なんだが、
それ故安易に扱おうとすると、
顔を引っ掻かれる。
二連目の
>あの貝殻を見つけた 君の思い出の貝殻
唐突に あの〜〜 というのは頂けない。
イメージを言葉に寄り添わせよう。
しかも 「思い出の貝殻」 を浜辺でたまたま見つける
というシチュエーションは、全体が何かの比喩だとしても
連想の妨げになってしまう。そりゃないだろ。
他の部分はそつなく纏まってる。
個性的ではないが、全くの素人としては驚きの完成度だ。
夜の浜辺に自分だけの色を探しに行こう。
(うわ、俺も超ありがちだ)
>>271 青く澄み切った空から降り注ぐ強烈な夏の訪れは
木目に反射して柔らかな囁きとなり、畳の匂いになる。
妙な文章のリズムといい、静かな主人公と季節との摩擦といい、
マイペースさがきもちいい。
君はそうやって川を下っていくんだね。
>>272 着眼点は素晴らしい。
熱膨張とムネムネのドキドキ。
惜しむべくは、
前半の「いっぱいいっぱい」さ
後半の「自己嫌悪」
の熱移動が鈍い点かな。
もっと思い切って崩してしまったほうが
よかったと思う(そしてチェンジ)
主人公の鈍感さを現すために、
わざわざこうしているなら、僕は脱帽。また遊ぼう(キユ)
最終連は素直できもちいいね。かっこつけづにいこう〜♪Byカッコマン
>>273 豊島園かー
せっかく使えるギミックが沢山あるので、
もうちょっと固有名詞を使ってもよかったかな
いや、でもこれはこれでスッキリしてるんだよなぁ……
なんつーか、微笑ましき……
おおぅ、妬ける、妬ける!!
ねぇちゃん、こっちにも日妬け止めくれや!
>>274 ラップに拘らないほうがよかったかも
勢いだけで突っ走ったほうが、ナツいぜ
後半になるほど自由になってきて、
ワクワクしてきちゃうね
>俺たち理屈じゃねー!
>俺たち理屈じゃねー!
そうだ!理屈なんて太陽にくべろ!
>>277 内と外の境界線を、
夏の熱気がとかしているね。
これだけ視点がカチカチ変わるのに、
読んでいて疲れさせないのは凄い。
僕は屋台のおじちゃんになって君の背中を押し、
花火になって二人を照らし
君になって憧れに浸ったりした。
そこ行くお嬢さん。僕と一緒に回りませんか?
「はずれ籤無し」だょ
>>278 一連目は凄くいいんだけど、
だんだんパワーダウンしていくようで、かなし。
個人的な触感を最後まで守り続けたほうが、
よかったんじゃないかな
神様さえも頬そめる二人でさ、
空のレンズは書き手と読み手の間に。
分かり辛いね なんとか言いたことを汲み取っておくんなまし
>>279 >あ?
>集中力は切れました
「若い頃、兄 − 待つの、一夜」より引用
投稿されても2.3作だと思ったのに……
楽しいんだけどね ルンルン
さて、がむばろう
>>281 あ”−、い”ら”い”ら”ずる”−−−!!
>こんな日にはどこかに行きたい
さっさと行け!ほら!
妄想の中のお姉さんの水着に欲情してる場合じゃないよ!
飛んだ麦わら帽子追いかけろよ!
>こんな日にはどこかに行きたい
行け!窓から飛び出せ!
>こんな日にはどこかに行きたい
今すぐ若さでつきすすめボーイ!!
「今の俺って女の子から見ると、
特級知的少年にみえてんだろうな」
一人ごちてニヤニヤしてんじゃねぇよ!!!
あ”−、い”ら”い”ら”ずる”−−−!!
というつっこみを読み手をさせるための詩と読みましたが、
どでしょうか。
でも、夏ってだるいもんね。
僕もインドア派だし
ばっ、!誤解すんなよ!ヒキとかそんなんじゃねーよ!
一人興奮して楽しく読めました。
>>282 三連目がいい
>僕らは髪を茶色く染めて
>この日々から身を守る
うーん・・・いいなぁ・・・
ここを中心に全体を締めるスパイスとして、「色」を使ったと思うんだけど、
他がごちゃごちゃしすぎてちょっと入り込みづらいね。
もっと肉を落として、スマートにしたほうがいい
ダイエット
夏になるしね
(うまくまとめたつもりになってる俺)
では、またお題出す人がいないようなら
そのうち来ます・・・
サラバ
おやすみ・・・ネムネム・・・
291 :
アツロウ:03/04/05 00:07 ID:X9eqDXbF
>>289 評価ありがとうございます。ごちゃごちゃしてますかぁ、
自分としてはまとまり過ぎた気がしてたんだが・・・・
やはり、人の感性っていうのもいろいろなんですね。
もっと完成度の高いものを作りたいです。
>>291 詩にまとまりをもたせようと言う時に、
付け加えるか、削るか、どっちか必要になるんだが、
これは完成度を求めるあまり重くなりすぎた感じ
寸評ありがとう。
僕も2連目を書きながらさぶいぼ出ました。
慣れないことはするもんじゃないな。
ちなみにほんとは、夏も海もきらいなのだった。
>>293 激辛さんの寸評をするなんて・・・
汗も凍る冷夏20度でした
夏も海も嫌いだけれど
水着や薄着は気になるはなまる
295 :
アツロウ:03/04/05 00:20 ID:X9eqDXbF
つぎのお題誰か出してくれYO
んじゃ、次のお題は「桜」。
いましか書けないし。
>>294 また寸評よろしく!!
まちややまやかわらに
あちらこちら桃色のもやもや
どんなに遠くから見ても ほら
春はここだよとわかるんだ
まるでリトマス紙みたいに
あちらこちらひろがるもやもや
それは兎にも角にも もう
春がきたよと言いたいらしい
それを尻目に
僕はだまされないぞと
スキー板を車に押し込むのだ
>>284 こんな駄文にも暖かい批評どうも有り難うございます。
真摯に受け止めて精進したいと思います。
ていうか、僕見たいな超ドシロウトは激しくスレ違いですね。
でも、楽しかったんでずうずうしく「桜」も作ってしまいました。
スレ汚しすいません。逝ってきます。
298 :
なんとなく:03/04/05 01:41 ID:WdJjpWI+
「桜吹雪」
アスファルト の路肩の溝に
スニーカー突っ込む
自分色に染まっていた
黒い そのスニーカー
文明と春雨にまみれた
透明 さくらどろっぷす
踏み付けて 踏み付けては
許してくだせぇ 桜
ふと 足を運べば 幸せに包まれる 桜
四月五日ですよ 桜
ふと 足跡を残せば 恋う包まれる 桜
299 :
なんとなく:03/04/05 01:55 ID:WdJjpWI+
「春先心」
喧騒 乱心 花吹雪オーケストラ
醜く 咲き乱れろ
愉快 不愉快 花吹雪オーケストラ
まばゆく 降りそそげ
この足を つま先から 付け根まで凍り付かせる
透明な爪を 一つ残らず 白く濁らせる
誰も知らない 桜 一つだけ見た
四分咲き 震えている
今すぐここで 切り倒したい
ただただ 切り倒したい
花より 何?
300 :
名前はいらない:03/04/05 02:26 ID:Zsf6/AUX
キスをした後に
君は目をそらした
もしかしたら君は
舞い散る季節を知ってた
この桜の花びらなのかもしれない。
もうおわりなのかな。
卒業式の最中も
そのことでいっぱいだった。
胸が詰まる。
悲しい。君のための涙。
この季節には合ってるのかもね。
この学び舎と共に君のことも卒業するよ
see you again say good bye!
301 :
なんとなく:03/04/05 06:20 ID:WdJjpWI+
「和風華」
島を巡る風のごとく
心さらい 艶ヅケル
袖をかざす 未知の力
衰える事無く
気まぐれは 甘い魅力 頬をつたう冷たさ
化粧直し 別れ告げづ 香り残し去り行く
ひょいと 空を仰ぐ君は 再び逢う事は無い
淡く湿る 冷たい瞼 華の鳥の幻
302 :
なんとなく:03/04/05 06:33 ID:WdJjpWI+
「さくら」
さくら さくら さくら
さくら さくら まつり
さくら さくら ねりあるく
さくら さくら 目の下
さくら さくら 松の木
さくら さくら 薫製
さくら さくら やかましい
さくら さくら 錦桜
さくら さくら 比較的
さくら さくら 花魁
さくら さくら ちりぬるわ
さくら さくら 八時間
さくら さくら 緑が丘
さくら さくら なんとなく
さまざまなこと思い出すさくらかな
304 :
監禁コンクリート殺人事件no!!!!:03/04/05 09:23 ID:tj8x4s7a
ほんとの話です!!!!!!
女の子が40日間渡って監禁され、計100人ぐらいに強姦、朝から晩まで超暴力と超陵辱された。ヤクザ顔負けのリンチで、天井に血が飛び散っていた。(深くかかわったのは5,6人)
膣を灰皿代わりにされ、自慰(オナニー)を強制され、jfghjgfjgf
真冬に裸で外(ベランダ)に出され、裸で踊らされ、手足を押さえつけられ、膣やお尻の穴に鉄の棒を突っ込まれ、膣やお尻の穴に花火を入れ爆発させ、20キロの鉄アレイを身体(裸体)になんども落とされ、瞼(まぶた)に熱いろうそくをたらされ、
手足を押さえつけて、膣にマッチ棒を入れられ燃やされ、膣の中のや裸体をライターで火あぶり、精液を大量に飲まされ、500ccの尿を飲まされ、基礎の他むちゃくちゃ。(生きてるか死んでるかわからないが)ゴキブリも食わされたそうだ。
女の声だが、人間とは思えない叫び声(悲鳴)(絶叫)を上げ続けた!苦しさのあまり何度も気絶した。
殺された彼女の親友が言うには、監禁され殺される一日前、幽霊(生霊)となって「助けて!」と親友に助けを求めたが、親友はどうすることもできず、泣きじゃくった。
「狂宴犯罪」は 一ヶ月以上 続いた 。
そして(失禁して)死んだ。(殺された)i78i78i78i
専門家によると自死(あまりのつらさに耐え切れず、脳が死ぬことを選択した。(命令した。)らしい。(死体にの脳は溶けていたらしい)
死体の顔は目の位置がわからないほど、変形し、親でも誰かわからず、原型をとどめてないほどで、性器のほうは顔よりもっとひどく完全に破壊されていた。死体には髪がなくなっていた。
40日間の監禁で極度のストレスのあまり全部髪が抜け落ちた
死体の膣(マンコ)にはオロナミンC2本、入っていた。
「裁判記録」は死ぬほどエグイ内容であった。「コンクリート詰め事件」で検索すればわかる。
(俺は何時間も涙が止まらず、夜も何日も眠れなかった。たとえ99.9%の人が幸せでも残る0.01%の人が(超)不幸なら、そんな世の中、絶対承認しない!!!!!そんな世界いらない!!!!!絶対、絶対いらない!!!!!絶対認めない!!!!!)
l;ok;l(私の心の底からの叫びでした。)
もし心にきた方は過去ログ26に俺の思いが書いてあるので読んでください!!!
dさdadasだsだ
305 :
芦屋:03/04/05 15:03 ID:qWlO/BT/
さくらですかあ。。良く使われるだけに難しそう。。
サクラサク
とどいた手紙に並ぶ文字
差出人には君の名前
文字が躍ってる
僕に一番に教えてくれたんだね
返事をかかなきゃ
おめでとうをいわなきゃ
君の努力が叶ったんだから
サクラサク
君が咲かせたサクラの花を
だけど僕は愛せない
だって君は解っていない
その花がどんなに美しいか
その花がどんなに魅力的か
その花を今散らせなきゃ
君はどこかへいってしまう。
ああだけど、おめでとうをいわなきゃ
たとえ君が離れてしまっても
君に愛された僕でいたいから
「さくらが生まれた」
ガラスのように
はかないつぼみ
かすかな色は
今にも消えてしまいそうだけど
さくらひらひら
幹をめぐらして
見えないほどの距離を縮めたい
どうかこの一枚
さくら色の切符
東京まで
それでも雨は花をぬらして
消えてしまうのだろう
さくら色は写真にさえ残らなかった
誰にも気付かれない傘をさして
私は帰り道を知らない
つぼみは咲く前に落ちたよ
水たまりをすくって浮かぶ影は
さくらが一瞬でかくしてくれた
のぞいた太陽は空の上で
いっせいに咲いたさくらを照らした
くだけたつぼみは光をあびて
春風のように笑ったよ
私にしづ心は無く
夜に白く 死にゆくものを見る
遣られた
殺られた
けしからん、夜
僅かなアルコールは
僅かな酩酊も赦さない
この世の中のさびしさとは何だらう
生きてゆくことは難だらう
先生 私は何かを責めていますか
殺すことも厭う 殺されることも耐えられない
どのやうに生き行けばよいのですか
んー・・・
確実に評価してくれる人がいるので、
沢山投下したい気持ちはわかるんだが、
投稿する人は、ひとつの詩をよく錬って、
お題ひとつにつき、多くても二つぐらいにしておきましょう・・・
と僕は思うんですが、ほかの人は気にならんのかな
309 :
芦屋:03/04/06 21:52 ID:fiOEeMkA
>308
同意
ひとつだけ評価することにしたらどうでしょう?
>>308
ごめんなさい、あまり評価される事考えてませんでした・゚・(ノД`)・゚・
次のお題からは、なんとなくではなく
詩人になりきってみます。
次のお題(゚ロ゚)ノ クレクレ
311 :
あぼーん:03/04/07 02:14 ID:OywFOaZT
312 :
金正日:03/04/07 02:14 ID:OywFOaZT
,rn
r「l l h. / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
| 、. !j |
ゝ .f _ |
| | ,r'⌒ ⌒ヽ、. │
http://www.saitama.gasuki.com/aomori/ ,」 L_ f ,,r' ̄ ̄ヾ. ヽ. │ こんなのあったニダ
ヾー‐' | ゞ‐=H:=‐fー)r、) |
| じ、 ゙iー'・・ー' i.トソ |
\ \. l ; r==i; ,; |' .人_
\ ノリ^ー->==__,..-‐ヘ___
\ ノ ハヽ |_/oヽ__/ /\
\ / / / |.
y' /o O ,l |
313 :
アツロウ:03/04/08 05:18 ID:IbBdWEv3
桜の木下
あなたの下にはいつも
何かで溢れているの。
春、あなたの下はアホでいっぱい
花見といいつつ、あなたの事全然見てないの。
夏、あなたの下は毛虫でいっぱい
毛虫と他に、毛虫のフンが落ちてるの。
秋、あなたの下は枯葉でいっぱい
光合成しないで、生活は大丈夫なの。
冬、あなたの下には雪がいっぱい
でも、春のためにつぼみ温めてまってるの。
あなたの下にはいつも
何かで溢れているの。
そして、今年も花をつける。
314 :
あぼーん:03/04/08 05:21 ID:CJ/XSjod
315 :
名前はいらない:03/04/08 05:51 ID:H4o/nUzn
316 :
あぼーん:03/04/08 06:51 ID:CJ/XSjod
317 :
あぼーん:03/04/08 09:47 ID:CJ/XSjod
318 :
あぼーん:03/04/08 11:15 ID:CJ/XSjod
319 :
明日の為にその1:03/04/08 11:32 ID:zT5Mn6g1
320 :
ひまわり:03/04/09 20:03 ID:5+rXyJGm
「桜」
桜 春の代名詞
桜が咲かなきゃ 春じゃない
桜前線 開花 花見日和
みんな浮かれる 浮かれ騒ぐ
だけど桜の命は短い
ほんの数日 ほんの数日 雨が降ったら 花びらも降る 散ってしまう
ほんの数日といったら蝉 蝉の命もほんの数日
長い月日 土の中で眠って 空を飛ぶ日を 夢見ていたのに
生きれる日々はたった七日間 飛び回れる日々はたった七日間
だけど蝉が鳴かなきゃ夏じゃない
うるさく しつこく ギャーギャー鳴くから
みんな元気になってしまうよ
儚い命を持つ者達
暖かい季節を盛り上げる者達
儚い命を燃やして 暖かい季節を輝かす者達
ほんとありがとね
「桜」
見上げると水色の空に桜が眩しくて
目に 痛い
緑の若葉に混じる白
春はもう終わるのに
未練がましいわ 私と同様
早く散ってしまえばいいのに
この心に咲きつづけているあのひとも
忘れてしまえれば楽なのに
忘れてしまうのがこわいのに
忘れられるのが嫌なのに
もうどうしようもないな
322 :
sage:03/04/14 00:35 ID:a6hZtTZE
ほころんだ風が ふうわりと
ピンクの空を撫でてった
あのこの大きなてのひらみたく
優しく優しく撫でてった
ほころんだ風が ふうわりと
ピンクの頬も撫でてった
あの子の温度を消し去るように
優しく優しく撫でてった
323 :
鱗粉:03/04/14 00:48 ID:C5FO/UrW
重たい目 電車の窓 すぎる景色
2つ目のトンネルを出て5秒くらい
数え切れない 君の好きだった色
去年はそこに 君といたっけ
324 :
名前はいらない:03/04/14 00:55 ID:Z/smGvIM
325 :
脚立:03/04/14 11:21 ID:nNQJAcMb
「象徴という意味での看板」
アスファルトの下から看板を見上げます。
僕はいつでもそうしています。
看板にはなにも書かれていませんが、それの示すものはわかるんです。
僕にはそれがわかるんです。
僕は看板を下からしか見れません。
横から見れば具体的なこともわかるんでしょうけれど、下からしかみれないんです。
下から見る看板には何も意図はないのです。
意図のなさに、その意図を見出すのが、素敵なのです。
素敵なのです。
僕ももうすぐ横から見れる立場になります。
だけどそのときにはもう看板は取り壊されてしまっているでしょう。
下から見る看板だけが僕にとっての看板なのです。
326 :
山崎渉:03/04/20 02:09 ID:tQHi8HIt
∧_∧
( ^^ )< ぬるぽ(^^)
327 :
名前はいらない:03/04/21 04:08 ID:OUxSmTS1
良スレage
328 :
山崎渉:03/05/22 03:17 ID:R3rNNKvM
━―━―━―━―━―━―━―━―━[JR山崎駅(^^)]━―━―━―━―━―━―━―━―━―
329 :
山崎渉:03/05/28 11:08 ID:91alohpq
∧_∧
ピュ.ー ( ^^ ) <これからも僕を応援して下さいね(^^)。
=〔~∪ ̄ ̄〕
= ◎――◎ 山崎渉
330 :
山崎 渉:03/07/12 12:19 ID:Gu5iF5xl
__∧_∧_
|( ^^ )| <寝るぽ(^^)
|\⌒⌒⌒\
\ |⌒⌒⌒~| 山崎渉
~ ̄ ̄ ̄ ̄
331 :
山崎 渉:03/07/15 11:48 ID:iuxfPmjy
__∧_∧_
|( ^^ )| <寝るぽ(^^)
|\⌒⌒⌒\
\ |⌒⌒⌒~| 山崎渉
~ ̄ ̄ ̄ ̄
ハッキリ言ってアメリカなどの多民族国家では黒人の方がアジア人よりもずっと立場は上だよ。
貧弱で弱弱しく、アグレッシブさに欠け、醜いアジア人は黒人のストレス解消のいい的。
黒人は有名スポーツ選手、ミュージシャンを多数輩出してるし、アジア人はかなり彼らに見下されている。
(黒人は白人には頭があがらないため日系料理天などの日本人店員相手に威張り散らしてストレス解消する。
また、日本女はすぐヤラせてくれる肉便器としてとおっている。
「○ドルでどうだ?(俺を買え)」と逆売春を持ちかける黒人男性も多い。)
彼らの見ていないところでこそこそ陰口しか叩けない日本人は滑稽。
333 :
名前はいらない:03/07/15 16:13 ID:ThSUkSXD
だせいっ!
334 :
名前はいらない:03/07/23 01:09 ID:qYJhaGfb
ageてしまえ!!
↑
336 :
山崎 渉:03/08/02 01:13 ID:8+jueK0E
(^^)
337 :
山崎 渉:03/08/15 12:54 ID:6uqIVx7n
(⌒V⌒)
│ ^ ^ │<これからも僕を応援して下さいね(^^)。
⊂| |つ
(_)(_) 山崎パン
338 :
名前はいらない:03/10/22 23:36 ID:xV5CDmjO
トカゲさんはどうしたのかな?
339 :
名前はいらない:03/10/26 19:58 ID:R1fTX1GA
そろそろ冬眠かと
保全sage
桜が好きです。
良スレage
さっき別んとこに書いたののコピペですが
「桜」
道の上から桜を見上げる、生き急いだ友達を忘れない
ひとを死なせてあいつが生き延びればよかったんだ
大好きな桜と大好きな道が、大好きな友達を飲み込んだ
いつかお前の速さに追いついた時、一緒に桜を見下げよう
桜を見下げる道の上で、きっとお前は誰よりも速く走ってる
俺がそっちに走りに行く時は、お前より速いスピードで
桜の下に叩き落してやる
344 :
名前はいらない:04/06/07 15:45 ID:GiZYqFB6
お題カモン!!
345 :
YOSHIMI:04/06/22 16:10 ID:3gg+Ps/K
とりあえずあげてみやう
346 :
糞猫@変型中:04/06/22 18:12 ID:TtWdRu09
お題「夜の形」
批評なんていままでやったことねーから、
ワタスノ批評見てまぁぶち切れないでネ
347 :
AKA:04/06/22 19:08 ID:5xpg1SzR
見上げれば空は 暗くそして広い
それは人を優しく照らし出すだけの物ではなく
僕を闇へ誘う大きな手
黒い闇に不釣合いな明るく黄色い月
そして不気味な灰色の雲
唯一の光のもとまでも消し去っていく
僕を一人にする
白く明るい明日がくるまで
>>347 まぁ、よくもわるくも普通の詩ですね。
夜の暗闇に対して負の表現をするならも少し徹底して黒くしましょうや。
月を使ってかきたてる孤独も、表現しだいでもっとねがちぶにできるはず〜
暗闇が薄いと明日に対する希望も感慨の少ないものに。
全体的にインパクトが薄いきがしますた。
下手な批評でもうしわけない。
夜の形
人気の失せた深夜の駅裏
手を筒型にして口にする若い男が立った。
やがて、幻想の瞬間を売る男がそっと近づいてくる。
くたびれた一軒の酒場の中、
春をひさぐ女がいる。
精一杯のプライドをかき集めながら、胸元を開けるのだ。
コンビニの駐車場、
しゃがみ込んだ若い男女が集う。
ささやかな温かみを互いに奪いあう。
雀荘と書かれた事務所の奥で、
客を待つ中学生がいる。
黒髪をストレートに流し、いかにも優等生。
ゲーセンの入り口で、キスを振りまく女がいる。
今日のヤドを求めているのか。
つかのまの優しさを欲しがっているのか。
すえた匂いのするビルの裏で、そっと金を渡すバーテン。
携帯で客に電話をする女。
こらえきれずに嘔吐する中年の男。
猫の目が闇に光る。
>>349 少し残酷で薄暗い夜がイイネ
それぞれの夜の形だと思う。
終わりの一行も好きです。
技巧的なことはそこまでわからないがネ
>>347 えっと批評の真似事ですが、あまり気にせず読んでみてね。
全体に、文の掛かりうけがわかりにくい。
Forexample
>それは人を優しく照らし出すだけの物ではなく
ここの”それ”は、夜の闇のようだけど、闇が人を優しく照らすというのは変。
月にかかるのであれば、文の位置を変えたほうがいい。
>唯一の光のもとまでも消し去っていく
>僕を一人にする
不気味な灰色の雲が、つきを隠してしまって、僕は闇に一人になるわけだけど、
月の表現は一瞬しかなくて、どうも明るさが足りない。反転する妙がうまく浮き出ていない。
しかも前段で闇は自分を照らしてくれると書いているので、読んでいて矛盾。
語呂としても、この2行は原因と結果であるはずなので、@@いく、@@いく。
という文章ではなく、@@いったので、@@いく という流れがあるほうが
より自然になる。(どんな表現をするかはまた別問題だけどね)
全体に、助詞を多用しているわりに、精密さが足りないため、助詞の効果が殺がれる。
むしろ体言止めでまとめた方がましだったと思われる。
夜が優しいといっているのに、夜明けを待ちわびるというまとめにいたるので、
何が言いたいのかわからんってのが本音。
>>350 評価ありがとうございます。
えっと、ここで使った技巧は(そんなおこがましいもんでもないが)
リズムを少しづつスピードアップしてみたかったです。推敲がろくにしてないんで、
4段、5段あたりがまだまだタイトになってないです。
353 :
AKA:04/06/22 21:56 ID:x+PJ8EN9
>>351 ありがとうございます。
厳しく評価してもらってありがたいです。
これからはじっくり考えてから書き込みます。
>>349 なんか変なので書く
胸元開くのにプライドいらないのだ
故郷を語るのだ
寄せ合ってやっとこなのだ
奪うどころか触れる事さえ
振りまく女は愛
愛を振りまかずにおられない
自分に狂ってゆくのだ
猫の目は猫の目なのだ
>>354 プライドはいる。なけなしのプライドをかきあつめ、それを捨てる瞬間なんだよ。
一体誰が誰と故郷を語る?
寄せ合ってやっとこなんか、案外ほほえましい、
触れる事さえままならぬのか。。。実に不器用な林檎たちだなあ。
自分に狂ってゆく女は同意。それはコインの裏側だろうね。
猫の目は、この詩全体の視点の象徴のつもりで書いた。フラッシュをたいて
猫の目で写真を撮っていくようなイメージ。
これなくしては、詩がまとまらない。。。
批評に弁解してもいいんかな??????とりあえずありがとうございます。
えっと、お題出しておきますね
”待つ” 夜の形と平行でどうぞ。
357 :
YOSHIMI:04/06/23 16:53 ID:tMSWt1Kl
今日も来るかな あの子来るかな
今日はどこまで あの子のことを
僕に教えて くれるのかな?
時の流れ 限られた時
今日は声を聞けました 1分2秒の恋時間
明日はどんなことを知れるだろうか
今日もあの子を 待ってるあの子を
だけどいつもの 時間が来ても
あの子が来ない 心配な瞬間(トキ)
それでも僕は 黙って待つよ
いつかの笑顔忘れられぬ 1日1度の濃い時間
明日は今度こそ声をかけたいな・・・
358 :
AKA:04/06/23 18:32 ID:wHxq6qpP
約束の時間を過ぎても 君は来ない
用事があったんだ もうすぐ来る
そう自分に言い聞かせて もう2時間
君は蜜蜂
新しい蜜を求めて 旅立った
僕はひたすら君を待つ 大きな花畑の小さな花
早く過ぎてと願った夜 『明日になればまた会える』
そう思っていた毎日なのに 今はまだ来ないでと願うだけ
僕は待ち続ける 君を信じてもいいですか?
待つで書いたのに誤爆しますた。。。
でなおしてくりゅ〜
>>357 えっと、例によって、批評の真似事ですけんど。。。
全体に作者がイメージしているものはかなり明確だってのは解かる、だけど
そのイメージが今一つ明確読み手に伝わってこない。多分朝の電車通学中の一瞬だと
思うんだけど、そのあたりのヒントが一個ぐらい欲しい。
毎朝で会う女の子に惚れてて、毎日その一瞬(1分2秒てなあいったい
電車のすれ違い時間かなんかな)を楽しみにしてて、彼女の持ってる
かばんとか、ボールとか、イーゼルとか、楽器とかから、少しずつ彼女のことが
解かってくるんだろうな。。なんて思うわけだけど。その辺の描写も今一つ
薄い。その理由てな、やっぱり語句の選択にあるんじゃないかな?
例えば
>今日はどこまで あの子のことを
>僕に教えて くれるのかな?
このフレーズだけど、文章的にちょっと変。言葉の流れも少々悪い。もっと
推敲して、切れのいい言葉を選んで欲しい。
きめ台詞の
>明日は今度こそ声をかけたいな・・・
これも弱い。もっちっとなんとかなんないかな。。
言いたい事てのと、詩の持つ雰囲気ってのを、いったん分けて考えて、
雰囲気を自分で決める。でもって、それを一つの曲を演奏するような感じで、
流れを阻害しないように、必要なら転調とかもしながら、書くようにすると、
日記でなくて詩になると思うよ。
ほほえましい恋ってのはよくわかるんでそれは○。
>>358 なんか失恋ぽい気配が色濃いねえ。。。
>新しい蜜を求めて 旅立った
こう書いてしまうと、もう結論が出てしまったように読めるよーーーー。
で、このミツバチの転部分なんだけど、妙に浮いてる。そこんとこ推敲の余地あり。
最終段も、失恋したんか、失恋を待ってるのか、失恋しないように願ってるのか
少々解かりにくい。も少し方向を絞って書くといいと思うよ。
伝えたい事が不明確なんで、△。
362 :
AKA:04/06/23 20:30 ID:L49MvcqB
批評どうもありがとうございます。
作詞は奥が深くて難しいです。
まず固定観念を消すようにして、
それからいい詞を作るよう頑張ります。
リーフレインさん、有難うございます!
なかなか狙い通りの詞は書けませんね(苦笑)もっと精進します
”君の気持ち これからの僕” 【1/2】
僕は公園のベンチに座る
片手を挙げて何かに叫んでいるように見える女の人の彫刻の前
目を閉じると 一人嬉しそうに誰かを待つ人が浮かぶ
黄色が好きなのか 彼女の服にはいつも黄色が入っていた
度々バックから携帯電話を取り出しては なにかを確認してる
携帯電話の画面を見て彼女は笑顔になる
その笑顔でいつも僕までハッピーでいられたんだ
彼女の前を通り過ぎる人並みは途切れることがなく
ビデオを早送りしてるみたいな気持ち悪い速さで流れる
いつからだろう 気が付くと彼女は寂しそうな表情に変わっていた
ある一人の男が彼女の前で立ち止まる
そして彼女の手を取り 少し強い力で引き寄せる
すると彼女は戸惑うような表情で
しかし自分の足で男のあとを歩き始める
最後は『待ってくれ』という僕の一言で映像は終わる
【2/2】
目を開けるとそこには一人佇む僕がいる
突然現実に引き戻されて
ボーっとしながら言葉も出ない
冷や汗だか涙だかわからなかった
僕は公園のベンチに座る
片手を挙げて何かに叫んでいるように見える女の人の彫刻の前
冷静に今を受け入れる
ここで待ち続けてもあの日々は取り戻せないことをやっと知る
そして強がりでもいいから自分の足で歩き始めることにした
始まりっていつも孤独なもんなのかもしれない
もうあのベンチで目を閉じることはない
>>364-365 うーん、かなりいい詩なんで、ちょと駆け出しのリーフレインには手に
余ります。真似事ですが、、、
伝えたいイメージは非常に明確で、きれいに伝わってきます。
虚しくも、ただ見ていた片思い、後悔と新たなる決意ってとこですね。
できたら、あんまりストレートな感情表現を使わないほうがいいかな。
例えば
>冷静に今を受け入れる
この冷静にってのは、直接的すぎ。
転調部分にあたる
>目を開けるとそこには一人佇む僕がいる
>突然現実に引き戻されて
>ボーっとしながら言葉も出ない
>冷や汗だか涙だかわからなかった
この段だけど、カットしてもいいような気もする、冗長。
あと
>ここで待ち続けてもあの日々は取り戻せないことをやっと知る
>そして強がりでもいいから自分の足で歩き始めることにした
>始まりっていつも孤独なもんなのかもしれない
ここの展開が、大事なのにあっさりしすぎ。
前段の映像描写のような過去との関連づけをする言葉がちと欲しい。
内容が明確って点で◎。
詩的描写が少ないって点で△。
(うっとりするとこが欲しい。痛いでも吃驚でもなんでもいいんだけど、読み手の
喜怒哀楽を喚起せしめるような、猫がクリームを舐めるようにもう一度
読みたいと思わせる表現をどこかにいれて欲しいと思いました。)
>>364 2800 ◆2.V.h.8.e.氏へ
このスレの主旨にしたがって、次のお題を頼みます。(評価もよろしう・・)
リーフレイン様、評価していただきありがとうございます。
とても参考になります。確かに最後あっさりと終わりすぎた
感も自分自身あります。
>>1 【注2】自分で詩を書いた後、次のお題を出してもいいが、
自分が出したお題に対して書かれた詩には
必ずすべてに批評を付けること。
(他人の詩を吟味して批評するのも自分の肥やしになる。
それができないならお題は出さないこと。でも積極的にやろうね)
にもあるように、私は人が書いた作品を評価する力が現在あるとは
残念ながら思えないので今回はすいません辞退です。
勉強してきますのでまたの機会ということで。
批評の批評をしてくれたりしたら良いんだけどねぇ
あっしも
>>368さんと同じ理由でお題出さなかったんですが、
批評が感想程度になりそうで自信ないけど、だしてもよいですか?
>>368-369 えっと、私も感想しか言ってないっていう恐ろしい事実があったりして。。。
リーフレインも書きたいし、ぜひ感想を聞きたいので、お題下さい。お題下さい。お題下さい。w
気力と体力があれば、批評の方にも参加いたしますです。(批評の飛び入りは歓迎)
大体、ギブ&テイクという言葉をしらんのかね、きみたちはーーー。
基本的に、批評もするっていう前提がないと、詩ばっかし集まっちまって怖いことになるよきっと。w
じゃあお題は「梅雨」でいきましょう!
「雨の夜」
車輪が水溜りをはねる音が聞こえる。
しとしとと屋根を叩く音が聞こえる。
田んぼの蛙が鳴く声が聞こえる。
12時、買ったばかりの白いレインコートを着て、長靴を履いた。
花柄模様の傘をさし、水溜りに街頭の光が反射して、白い輪を
いくつも作る静かな夜の中に滑り込む。
黒のカーテンに守られて、
水のメロディ、ステップ踏んで踊りだす。
回る、回る、闇が落とす白い線。
傘が回る、花が回る、白いコートが翻る。
靴が回る、水が回る、レースのしぶきを作りだす。
ララバイ ララバイ シング オブ レイン
古い歌を口ずさむ、秘めやかな夜の雨。
373 :
名前はいらない:04/06/25 12:30 ID:31b87P0v
>>370 リーフレイン様の言うとおり自分の詩だけ投下していては
なにか平等じゃないし、私自身も進歩していかないと思いまして
>>371(YOSIMI様)のお題ではありますが感想を述べさせて
もらいます。
>>372 情景が浮かんできます。私はその時間帯は仕事の帰り道かな。
電灯の明かりしかない夜道に映える白いレインコート。
ジトジトした雨の中、自分だけは晴れやかな気分でいたいと、
そんなものを感じました。雰囲気はとても好きです。
しかしながら
全体的にちょっと締りがないというか、読み手へのメッセージ
が、私が若輩者なのかもしれませんが感じられませんでした。
『雨の夜道を歩いてる、それがどうした?』と。
幻想的な風景の中で自分は何を感じたのか。
そんなモノが欲しかったと個人的に思いました。
>>374 ありがとーーーー。うん、指摘のとおりだね、早速当時の感傷を書き落として
みました。(様はつけないで下さい、つけないで下さい、つけないで下さい。)
「雨の夜」 (リライト1)
車輪が水溜りをはねる音が聞こえた、12時、
買ったばかりの白いレインコートをはおり、長靴を履く。
花柄模様の傘を広げて、水に街頭の光が反射して、白い輪を
いくつも作る静かな夜の中に滑り込む。
黒のカーテンに守られて、
水のメロディ、ステップ踏んで踊りだす。
回る、回る、闇が落とす白い線。
傘が回る、花が回る、白いコートが翻る。
靴が回る、水が回る、レースのしぶきを作りだす。
古い歌を口ずさみながら、秘めやかに夜の雨の中をゆく。
足の赴くままに、どこか見知らぬ町をゆく。
あの人もいらない、あの子もいらない。
優しい霧のけぶる夜の雨の中、一人、影を抱きしめる。
377 :
AKA:04/06/25 15:38 ID:h1G6PdwI
「Rainy season」
憂鬱な灰色の空 『またか』勝手に動く、僕の口
携帯を見ると君からのメール
『青が見えない』
コーヒーを飲みながら ベランダで送る返事
『灰色は嫌い?』
少ししてから君は『明るい色が見たい』
返事を打ったけど、送るのは止めておくよ
小さな文字だけで 全てを伝えるのは難しすぎるから
Although rain is not stopped
I don't want to see the face which you lament.
Your sadness is stopped.
I make the smiling face.
空と一緒に泣かないで
詩人じゃないから かっこいいことは言えないけど
僕と僕の言葉で笑顔を作りに 君に会いに行くよ
378 :
AKA:04/06/25 15:42 ID:h1G6PdwI
>>377の英語の意味は
『雨は止められないけど
君の悲しむ顔は見たくない。
君の悲しみを止めてあげる。
僕が笑顔を作ってあげる。』
です。
新入りなのに下手な詩を投稿しまくってすみません。
>>376 まるで写真をとったかのように情景を表現できてると思います。
>>374で言われていたメッセージの部分も雨の風景と哀愁が感じられて良いと思います。
あえて言うなら>影を抱きしめる。 というシメのフレーズを、もっと底の尽きない感じにした方が、
私は好きかな、と思いました。
>>377 情景はわかりやすくて良いと思います。英詩の所はもう少し文法を気にした方が良いかも、
内容はかっこいいので好きですがw
こちらもシメがあっさりしてるかな?と思うので、深みをつけると良いかなと思いました。
380 :
AKA:04/06/25 17:26 ID:h1G6PdwI
>>379 評価ありがとうございます。
彼女を大事に考える男の人を表現したかったので
かっこいいと言ってもらえて感無量です。
深み・・・ひたすら頑張ります。
381 :
AKA:04/06/25 17:31 ID:h1G6PdwI
>>348 今見直してみたら評価してくださったのに見落としてた・・・。
せっかく評価してくださったのにすみません。
故意に無視していたわけではないのですが、気を悪くされていたら
申し訳ないです。
>>377 一作目よりずっと素直できれい。 スマートで、このまま歌詞に使えそう。
流れがいい。
内容もストレートに伝わってきて○。
で、ここで何かをという話になるとですね。実はありきたり。
この批判は、投稿作品の殆どに当てはまるので(私のも含めてです)気を落とす
ことはないんですが。
とりあえず、思うことを表現するって点はかなりいいとこまでクリア。
次は、他人が読みたいと思うものを目指すってことになります。へへへ
でかい壁ですよね〜〜〜〜。私にもお手上げです。ごめん。
前の人にもかいたんだけど、猫がクリームを舐めるように、もう一度読みたい、
と思わせる表現が欲しいです。
>>379 どうも、ありがとうございます。影を抱きしめるのとこですね・・・・・。
宿題ってことで、考えさせてください。底の尽きない雰囲気を出す。。。。
読んでもらって、評価とか感想とか頂くと実に勉強になります。
384 :
AKA:04/06/25 23:38 ID:wLOyhO9C
>>382 いつも評価ありがとうございます。
やっと歌詞らしくなってきて嬉しいです。
表現は難しいですね、他人が読みたいと思うもの、・・・もっと難しい・・・。
上手くなるためにとことん詩を書いてみます。
比喩を上手く使えるようになるのが今の私の最終目標なので
それに近づけるように頑張ります。
「マッテルヨ」
泣き虫でんでんむし
硬い殻に引きこもり
アメガフルノハマダデスカ?
よわ虫でんでんむし
お部屋の窓からこっそりと
アメガフルノハマダデスカ?
ココロのねじれた部屋の隅
私は雨待つカタツムリ
日あたる明るい公園で
笑うみんなの輪に入り
一緒に楽しく笑いたい
雨降り暗い公園で
長靴つかる水溜り
一人で揺らす赤い傘
アジサイ色の坑鬱剤
ナミダで飲んだカタツムリ
アメガヤムノハマダデスカ?
>>385 センス、リズム、ともに◎。
最後に、雨が止むのを待つのがとてもいいです。
少々引きこもりな自分を持ちかねてしまっている感じがわりと客観的に
伝わってきて、(つまり、無闇と浸っていないで)読みやすいです。
個人的に詩の内容に入ってしまうとですねえ、できたらもう少し積極性が
どこかにハイってくると救いがあって嬉しい。
雨が止むのを待つのではなくて、土砂降りの中に走り出したくなるよな、
あるいは、照る照る坊主を作るとか、自分の手で何かするようなイメージを
ひとついれてくれると、希望が持てて嬉しいです。
まあ。これは、この詩が現在の事実詩の可能性を踏まえての話なんで、
立ち入りすぎだったら、勘弁ね。
>>385 黒い猫の目さんへ
是非、お題をお願いいたします。
あぁ、これモデルはともだちですわ。
ダチンコが鬱なってたときに書いてた詩。
もう、だいぶたちなおったんで安心してくださいw
あ、オレ一応糞猫ってHNでお題だしましたよぉ。
389 :
リーフレイン:04/06/28 09:22 ID:EaL9Peft
>>388 あ、そうだったんですか。。。誤爆以来音沙汰がないんで、
自スレの方へせかしにいこうかと思ってたんです。(517です、、、)
糞猫さんであるなら、もう少し緻密な評がいりますでしょうか?
>ココロのねじれた部屋の隅
この語句は、ちょっと意地悪で、読んでて違和感があります、
>一緒に楽しく笑いたい
前の行に笑うという言葉が入っているんで、どっちかをなんかして欲しい、
最後の一行は、カタツムリさんが明るくなるのを待つ言葉で、
個人的には、こういう主格の移動は大好きですーー。
モデルさんが、たちなおったそうで、よかったですね。。。
私は、批評も苦手でして、どなたか批評のご参加をお願いします。
390 :
taka:04/06/28 22:27 ID:lOdEnKwN
「雨降り」
降った雨はボクの顔を濡らす
歌を唄いながら眺める景色 もう二度と体験できないだろう
降った雨はボクの顔を濡らす
彼女といっしょに眺める景色 もう二度と体験できないだろう
降った雨はボクの顔を濡らす
家出をしたほろ苦い青春 もう二度と体験できないだろう
降った雨はボクの顔を濡らす
寝ぼけ眼でみる朝日 もう二度と体験できないだろう
降った雨はボクの顔を濡らす
涙と混じる6月の雨 塩辛い雨
初めてながら書き込みをさせていただいました。
下手ですいません(T_T)
>390
えっと、題を出した本人さんではないんだけど、
リピートをうまく使って、淡い後悔つか、愛惜つかそんなもんが伝わってきます。
内容が伝わるという点では○。
内容の深さっつう点では、もう一歩どこかで踏み込んで欲しいかな?
2度と体験できないっていう点で終始していて、その素晴らしかった
体験そのものの描写が少ないように思います。もったいない。
表現としては、最後の段で、
>降った雨はボクの顔を濡らす
という文章も、できたら展開が欲しかった。
>家出をしたほろ苦い青春
これは、”ほろ苦い青春”という言葉そのものの力に頼りすぎ。
ほろ苦い青春を感じさせるような情景を表現して欲しい。
>>379 リライトしました。
http://book3.2ch.net/test/read.cgi/poem/1033749744/935
>>391 色々すいません、試験前で忙しくて。
リライト2見ました。とても品があって良い終わり方になったと思います!
>>390 言いたいこと以上の事を391さんに言っていただいたのですが(笑)
繰り返しの部分も良いし、詩人としての着眼点は素晴らしい物があると思うので、
これからも頑張りましょう!
『雨の夜 リライト2』
とても良い仕上りだと思ったので感想を言わせてください。
最初に投稿されたものと比べるとすごい良くなってる、
そう感じました(私の好みに近づいたのかも・・・)
先にも書きましたが情景が浮かんでくるのが
最高です。読んでいると少し切ない気持ちになって
くるんだけど、なにか小さな光を感じる。
まあ半分以上は私の妄想の世界かもしれませんが。。。
うまく言えませんがとりあえず私にはシックリきたので◎
>>392-393 へへへ、ありがとう。自分は辛口批評しかしてないのに、誉めてもらうと
嬉しい。(身勝手な奴)
ところで、誰か題出してみませんか?
>>389 サンキュw
批評ってむずいよなぁ〜(汗
396 :
taka:04/06/30 07:00 ID:OJbcNAzZ
批評ありがとうございます!とても参考になりました!
どうぞよろしくおねがいします!
>>394 お題を出すってことは批評するってことだもんねえ(泣
しょうがない、お題出します。私も書きたいんで、みなさん誰かれ構わず
批評してください。
お題 ”別れた人に言えなかったけど、本当は言いたかった言葉”
どなたさんもご参加を。でも詩を書いたら、批評もよろしう。
前の題でもどうぞ。。。
レスが遅れるかもしれませんがリーフレイン氏が
ウズウズしてるみたいなのでお題を出しますね。
他の方も私の偏った考え方から出る感想染みた
答えしかできませんがどうぞ。
『共感』
「即物的共感性質」
今朝間違って鉛筆削りに共感を起こしてしまったんで、
鉛筆を削る度に、感じて、感じて、はあ〜〜んん〜〜。
これは是非、あの人の鉛筆を削ってみたいなんて思ったりしたのだ。
昨日は、布団に共感しちゃったんで、妙に両方で焦ったりした。
起きるに起きられないジレンマ、
動くとはまるし、動かないと出れないし。
姉ちゃんを大声で呼んで、布団をはいでもらったのだ。
満員電車の車両、キャップつきの鉛筆、学生帽子。
コーラのストロー、おっちゃんのメガネ。
花嫁の花束、ピンクのレースのガーターベルト。
フォークダンスの指先、あの人の靴。。うわっち!
まったく頭がエロくって困るのだった。
401 :
リーフレイン:04/07/01 10:27 ID:z6pNaiSQ
>>399 せかしたみたいでごめんね。題ありがとう。。。
エロくないのも書いてみたんだけど、今ひとつだったんで。。
ルールが分かりにくいなあ 終了宣言は誰がするの?お題を出した人?
幾つも平行してお題が出されてていいの?
>>402 私もよくわからないんだけど、とにかく人の少ない(w とこで、
切磋琢磨しましょってスレみたいなんで、柔軟に対応してこうかと。。。
1、終了宣言はお題を出した人にしたいです。
そいうわけで、
>>346”待つ”は終了します。
2、平行していても、過疎になっちまうよりあいいと思うので、
題を出した(つまり評価の責任を負う人)人がかまわない限り、平行
進行でいいと思います。
(現在は、”夜の形”
>>346 ”梅雨”
>>371 『共感』
>>399 ”別れた人に言えなかったけど、本当は言いたかった言葉”
>>398)
3、参加者が少ない状態なら、リライト、再批評にも対応したいと思います。
4、ギブ&テイクを基本姿勢に、批評しあいませう!!
404 :
ジョン・ヤング:04/07/01 12:20 ID:5CeBZEox
≪魚の骨≫
今の私には何かが引っかかっている気がする。
それが何なのか、わからないから“引っかかっている”のだろう。
“引っかかっている”の理由を突き止めてみたところで、
自分が無知であることを知ったのと同じ。結局は何もわからずじまいだ。
人差し指でおでこを軽く叩いてみたり、鼻をひくひくさせてみたり、
いろんなことをして打開しようとする。きっかけは何でもいい。
口の中で舌を遊ばせていると、前歯の隙間に魚の骨がはさまっているのに気がついた。
なぜ今まで気づかなかったのか。それほどまでに悩んでいたのか。
時計を見てみる。昼の十二時を少し過ぎたところだ。
しかしいつから悩み始めたのかが定かではないので、どれだけ悩んでいたのかはわからない。
引っかかっていたのは魚の骨だったのか。朝ごはんはパンだった。
昨日の夜ごはんはらーめんだった。魚を食べたのは・・・思い出せない。
引っかかっているのはそのことかもしれない。
(中略)
旅人は笑顔で歩き出した。私はその背中を、見えなくなるまでみつめていた。
もやもやした気持ちが胸に、いやお腹の辺りに、でもそれは錯覚で頭の中に充満していた。
言い出せなかった自分が恥ずかしい。いや情けない。違う、憎い。
彼はしばらく歩いた後に気づくだろう。道を間違えたと。
どこで間違えたのだろう。そうだそもそも教えられた方角が違ったのだと。
そして私を恨むかもしれない。走ってきて私をみつけて怒鳴り散らすかもしれない。
その勢いで私を殺してしまうかもしれない。
なんだか恐ろしくなってきた。なぜ言わなかったのだろう。
わからない。人間は時に理由のないことを平気でしてしまう。そこに罪はあるのか。
風に吹かれて枯葉が私の顔面を直撃した。
昔の思い出に飲み込まれていたようだ。記憶の奥にしまっていた嫌な思い出。
あの旅人は今どうしているだろう。
私は気づいた。引っかかっていたのはあの旅人との記憶。“言えなかったけれど言いたかった言葉”
しかし私は同時に知った。その言葉が何であったのか。また悩まなければならない。
>>403 わかり、わかり。お題がたくさんあって選べるのが、他のコンテスト系との差別化なのかしら?
どうもでした。
,;;《iiミミミミii巛ミミ彡ミミ;;,,
彡ミミミミミミ巛三三ミミミミ;,,
巛ミミ《《《llll;;|ミミミ《彡彡彡ミミ》ミ
巛ミ《llli/⌒` '" `゙゙ヾ三》巛彡ミ
ミ巛llノ ─ ミ》》》ミミヾ
ヾミi/ ー '_,,,,,, ゞ》》》彡ミ
彡/,-一ヾ ,i / _ ` ミ)))ミミ彡
川| ,.。- ) /、' °ヽ- |||))ミミ彡
彡) ' ノ/ ゝ  ̄ ||lゞ三彡 ________
|l||.i^ / ヽ r |l(.6ノミ / 小泉改革宣言 自民党がぶっ壊れるか小泉内閣が壊れるか
ミ( (ゝ-'ヽ 'ヽ |ー'彡 | 改革なくして成長なし 痛みに耐えて米百俵
ヾ|! ノl _ ヽ 〉 川ミノ | 道路公団・郵政民営化 痛みから成長へ
| r-─一'冫) ノ |巛ノ < 動かせニッポン 自民党 テーマはニッポン 自民党
`| '  ̄´ ノ ! _,.. ' |彡 | 人生いろいろ 会社もいろいろ 社員もいろいろ
!, , ' ノ' i. ヽ|_ |
`-┬ '^ ! / |\ \ 国民よ。 感動しる!!
407 :
taka:04/07/01 14:01 ID:3b5NXBme
試験で返信遅れました・・すいません・・・
テーマを選んで書けるようになったんですね。どれにしようかなぁ・・
>>404 限りなく、短編小説に近い詩を読みながら、この詩をどういうスタンスで受け止めれば
良いのだろうか?と考えあぐねていました。
私自身も、小説に近い散文詩を書く機会もあり、そのおりに気にするのは、
ある種のリズムを維持することであったかもしれません。
およそ、詩というものは、他の如何なる文芸に比しても自由な表現が許されて
いるものであり、人が自ら書きたいと想う如何なる形式もとり得ると信じたウエで、
詩を、もう一度味わって読んでみました。
前段、魚の骨に比喩される何事か?を想い惑い、後段、記憶にあった
心残りを美しくも思い出す。しかして最後はまた、思い起こせない肝心な内容に
さらに悩む姿でしょうか?悩み、悩み、悩みのつきない青年の姿が浮かびます。
味わいとしては、淡々とつづられた内容を読むに枯れた葉っぱを踏むような
鄙びた風情が感じられ、また、素直で無理なく読めるという点が評価できます。
>風に吹かれて枯葉が私の顔面を直撃した。
この詩的表現が、後段をひきしめているように想われて、とても気にいりました。
この雰囲気を生かしたまま、もう少し、内容そのものに読むべき価値があると、
たまに紐解いて読み返す詩となるのではないかと感じます。
>>400 なんか毎回リーフレイン氏の作品の雰囲気は、私のツボをかなり押さえてる感じです。
キャップつきの鉛筆。キャップに鉛筆を納める瞬間、強くしても弱くしてもダメ。
えもいわれぬ感覚の世界です(完全に私の妄想の世界)。一つ言うならばもう少し長く
味わっていたい作品だと思いました。共感してしまったモノたち…まだまだ出てきそうな
気がします。
410 :
リーフレイン:04/07/02 09:45 ID:FSC86gIn
>409
ありがとうございます。。。w
もう少し長くですか????そうするともうひとつ展開をつけないといけない
気がします。うーん。。モノはたくさんあるんですが、平坦になってもいけないし。
ちょっと宿題に持たさせてください。。
やはり梁山泊で支持されるのは難しいのか・・・。(独り言)
413 :
2800 ◆2.V.h.8.e. :04/07/05 11:28 ID:GLG5MN5J
ちなみにリーフレイン氏は梁山泊では
どれを書かれました?
魚の骨が野原にあったうんこに刺さっていた。
僕はそれを拾って、
たべた。
とてもいい香りがした。まるでキリマンジャロの
辛口なコーヒーだ。
野口健は知っている。エベレストに捨てたゴミは
土に戻らないと・・・
つまり俺は、X=3.14より、うんこである。
>>415 こまったね、トリップつけないといけないね。
多分私が間違えてageてしまったことが
いけなかったと思われ。。。すいません。。。
『昨日』
忘れていた事を思い出すことは嬉しいときがある
でも大抵悲しかったり切ない気持ちになることが多い
昨日は別れた彼女と道端でばったり会ってしまった
生きていればたまにあること
最初の一言「タバコやめたんだって?」
もっと気の利いたこと言えないかな
ってなぜおまえはそんなこと知ってるんだ?
話すことはたくさんあるはずなのに
気のない返事で二言三言
持て余したせつなさを振り払い
前を向き直して歩き出す
もう自分とは関係のないことで
あの子とは違う道を歩いている
今さらどうこうするつもりもないんだけど
気になってしかたがない
きっとまたどこかで見かけることがあれば
また同じことを感じるんだろう
思い出だけは生きているかぎり
みんなに平等に残るようになってる
あの道をあのタイミングで歩いたことに後悔した
「君は幸せを手に入れたかい」
420 :
taka:04/07/05 16:50 ID:IyTY2n9n
2800さんすごい!!
とても感動しました!!!
ボクもいい詩が書きたい・・・・(-_-)
>>420 ありがとうございます。
これは恥ずかしながらリアルタイムで
昨日起こったことだったので。。。
今も『ん〜』って感じの自分に渇。
taka氏も作品ができたら、ためらわず
投下してください。
感想程度のことはさせていただきます。
>>419 いっきに想いを書き落としたような、全体の感じは好き。
最後の台詞がいい。詩から伝わってくる内容は○
細かい話しになると、限りなく散文に近いので、もう少しリズムと
流れを気にして欲しい。散文と詩文の微妙な境目を意識してみて。
例えば
>でも大抵悲しかったり切ない気持ちになることが多い
この文は違和感がある。リズムが全く異なるためか
あるいは”でも”という接続詞が邪魔なのかちょっとわからん。
>生きていればたまにあること
これももう少し推敲ができそうな気がする。
彼女の台詞だけを「」で囲み、自分は地の文に置くという手は
なかなかいい。
>持て余したせつなさを振り払い
>気になってしかたがない
これらの表現はもう少し別の方法を考えると、詩に厚みがでる。
もてあましたせつなさをどのように感じたのか?あるいは
何をきっかけに、どんな色合いのせつなさをもてあましたと感じたのか?
気になってしかたがない自分の比喩みたいなもんを探してみるとか?
あと、こうした散文詩では、句読点を意識して厳密に利用するようにすると、
一つの手法として使えると思うよ。
重箱の隅をつつくような批評でごめんね。。。
423 :
taka:04/07/05 22:15 ID:IyTY2n9n
「憂鬱」
あの1週間で別れた彼女
一言一言が苦しかった
「言って良かったんだよな?」
なにも無い休日
何か喉につっかえてるカンジ
彼女からメールが来る
「友達でうまくやっていこうね!(^^)」
返信するのが嫌になった
ゲームをしようかな
あっ そういえば昨日売っちゃったんだっけ
なんだか憂鬱 何かが憂鬱
これほど苦しい事はたぶん無いんじゃないかな
でもやっぱり理由は曖昧
「また付き合ってくれるかな」
メールで返信
落とし文句なんか書く気にならなかった
そういえば年賀状でレターセット当たってたっけ
久しぶりに触るシャーペン 夏休みは長い
どんな内容にしようか どんな事を書こうか
ボクの旅は始まったばかりである
>>423 偉そうな事を言える立場じゃないんだけど、わかんない。。。
詩って、必ずしも内容が明確に解かる必要はなくって、ニュアンスとか
雰囲気とか、リズムを楽しむ、味わう、何ってわかんないけど
なんとなく伝わるものに浸るっていう部分があるんだけど、
この詩の場合、それほど象徴的に走っているわけではなくて、状況描写を
追いながら、感情を共感するって立場に立ってると思います。
なのに、何が起きたのかいまひとつわかんない。。。
そもそも元の鞘に戻ったの??????
>「また付き合ってくれるかな」
多分この一文が再開のキーだと思うんだけど、あっさり流しすぎみたい。
ゲームの段はちょっと面白い。
”何か咽喉につかえてる感じ” てのも好き。
内容が伝わり難いので△。全体に背伸びしてなくて好感が持てる○。
>>422 とても勉強になります。今まではリズムや韻など
詩の要素をかなり無視して書いていました。
少し意識して書いてみるのも大切ですよね。
あとは、日本語の正しい使い方はやはり気をつけないと
いけない 改めて感じました。ほとんど感覚で書いている
ので、校正は1,2回では自分以外の人に違和感がある
モノになってしまう。。。作品を書くことを通じて自分自身、
言葉をもっと学ばなければいけないことを痛感しました。
>>425 五,七の定型に必ずしものる必要はなくて、破邪のリズムでいいんだけど、
破邪なら破邪で、一定のリズムを保つと綺麗。
詠うというイメージなんだと思います。
転調してももちろんいいし、そのリズムを意図して崩すというのもいいです。
強調してみたいとこで、そこだけ崩すというのはよくある手法みたいです。
427 :
2800 ◆2.V.h.8.e. :04/07/06 13:37 ID:FovHifQb
>>423 中学・高校時代のなにか初々しい恋愛、失恋という感じを受けました。
全体的にそんなに明るい雰囲気ではないんだけれど、なんていうか
私はちょっぴり羨ましい気分にさせてもらいました。
作者の苦悩は誰もが一度や二度は体験する悩み『未練』。
心の行方が定まらずにどうしたらいいか自分でも分からない
ため、文にも少しまとまりがない感じが妙にリアルなのかも。
ただ私は妄想にふけりましたが、作品としては未完成なのかも。。。
書く前でも書いた後でもどちらでもいいので、作品の構成や自分の
伝えたいことを考えてみたらもっと良くなると思います。
>これほど苦しい事はたぶん無いんじゃないかな
確かにそうだよなあ。。。
あの苦しみはいつまでたっても慣れることはない。
>>426 なるほど。言葉に力があるだけでなく、読んでいる人を気持ち良くさせて
しまうようなリズム。あぁ気持ち良くだけじゃなくてその反対に気持ち悪く
させることもあってもいいのですね。次はちょっとそれを頭において
書いてみます。リーフレイン氏、気付いたことはドンドン私に教えてください。
とても勉強になります。
夜の形も打ち止めみたいなんで終了宣言っと。。
試験中でなかなかここに来れなかった(汗)
「梅雨」も終了宣言します!
私も”別れた人に言えなかったけど、本当は言いたかった言葉”
>>398終了します。
とすると、今残ってるんは
『共感』
>>399 ですね。
「五時間目」
黒板消しと雑巾の香り
教師の声とシャーペンのステップ
机の冷たさほほに吸い付き
窓際の空に、青泳ぐ蝶をみる
ふわり、ガラス越しに舞い降りて
ふわり、ガラス越しに舞いあがり
そっと青に消えてった
放物線の軌跡を描く丸めた紙くず
机を転がる静かな音。
しわくちゃの蝶の落書と、四つ隣の席の君
飛行機雲が散ってゆく
明日もたぶん晴れるだろう。
>>419 あぁ、感情移入しちまう話ですな。。。
リズムニかんする印象は、リーフレイン氏と一緒かな。
まぁ、いきてりゃこうゆうコトダレにだってあるわなぁ。。。
読み手に共感を誘うネタを詩にできる。大切なことだよねぇ。
感想臭くてすまない。
>>423 たしかに、状況がよく飲み込めない。
もすこしヒントをちりばめておくれ。。。。
この手の詩は、読者に情景を想像させて共感させたいところ。
「友達でうまくやっていこうね!(^^)」
絵文字が泣かすナァ。。。。ここリアルだわw
ヘタッピな批評をお召し上がりいただきどうもすいませんでした〜ん。
435 :
taka:04/07/06 22:28 ID:4LyqG96s
>>424 >>427 >>434 ご批評ありがとうございます!
分かりにくかったっすね〜。・・精進します!
また付き合ってくれるかな?って気持ちを表現したかったんですけどね・・・
>>424 う〜ん、やっぱりそうっすよね。
やっぱりもっとわかりやすくしないとダメですねぇ〜。
>>427 そうですよね〜。
特にテスト期間と重なったりしたら、ものすごい成績落ちますからね〜w
>>434 なるほど・・やっぱり共感をもてる詩にしないと・・
詩の世界は難しい・・
お題はねぇ
なんか、青い感じの詩を!w
>>432 雑巾と黒板消し、二つの印象的なにおい。アルアル。
まず最初の印象は夢と現実の狭間でフワフワとしている
感覚がとても心地が良いです。私は窓の外が暑さで
モワーッと景色がぼやけて眠気を誘う、そんな雰囲気を
感じました。そこへ想いを寄せる人のちょっかいが入る。
言葉では言い表せないんですがなんかイイ。。。
生活の中のほんの一コマを妄想させてもらいました。
お粗末ですいません。
>>432 うん、絶品。昼下がりの教室で、頬を机にくっつけて、窓の外をぼんやりみてる
少年がありありと。。。。。
>窓際の空に、青泳ぐ蝶をみる
>ふわり、ガラス越しに舞い降りて
>ふわり、ガラス越しに舞いあがり
>そっと青に消えてった
ここの詩的表現はGood。青泳ぐってのがいいなあ。
”蝶、見てたよ”共感。青春の一こまだね。ああ、はるか彼方。。。
内容、リズム、表現 ◎
さあ、じゃ、これを谷川俊太郎レベルに持っていくにはどうしようか?
あるいは、金子みすずに、へへへ。頑張れ青少年!!
もすこしタイトになると思うよーーー。
439 :
花耶:04/07/08 01:45 ID:as5MEItW
「初彼」 青い感じの詩 より。
たまに触れる手と手に毎回どきどき。
ちょっと見上げると目があっちゃって、
パッてそらすと真っ赤になっちゃう。
君の耳もともちょこっと赤くなってるけど、気のせいかな。
誰に一番に言おうかな。
冬なのにこんなにもあったかい。
静かな雪が妙に優しくて。
いつの間にか繋いだ手が、あったかい。
ずっとこうしていたい。
どうしよう、なんだかもう、抑えられない。
叫びたい。
遠くて近いどこかに向かって、思いっきり叫びたい。
”好きだけど”
毎朝、横断歩道で待っててくれるみたい、
気のせい?
ときおり視線があっちゃうと、
先にそらしたら負けみたいな気がして、
にらめっこ、 晒しもん。
今日もきっと5時に終わる剣道部。
図書館で待つの。待ってるなんて言わないけどね。
同じ本読みたいな。
自転車ひいて、ちょっとゆっくり歩く。
一緒だね。
最後の信号、ながーーい立ち話。
だけど、絶対 ”好き!”って言わないの。
言ったらきっと何かが壊れちゃう。
キスってどんなかな?
>>439 きっと幸せってこういうことなんだと私は思うんです。
>いつの間にか繋いだ手が、あったかい。
>ずっとこうしていたい。
好きな人に触れているだけで感じる幸せ。
これ以上の至福の時があるのなら教えて欲しい。
みんな私はこんなに幸せなんだ!
なんだか若いなあと思うと同時に恋をするって
いいもんだなと感じました。いつまでたても少年少女の
心で人を想えたら。。。
>>440 男女の”幼なじみ” ”親友”
私にも昔良く遊んだ幼なじみがいるのでなんとなくこの感覚ってわかります。
家が近いから学校行くときに会ったりして。子供の頃は一緒に遊んでいるだけで
よかったのが、異性を意識した瞬間からなにかぎこちなくなったりして。。。
話が脱線!
近くにいる人を好きになるってなにか切ないですよね。友達のままでいれば
今の関係を壊すこともないんだし。。。もし気持ちを伝えてダメだったときのことを
考えるとやっぱりためらってしまう。お互い相手の想いを確認するかのように、いつもの
場所で偶然のふりをした待ち合わせ。
『好き』の気持ちは抑えきれないものになっていくのだろう。
でしゃばってしまいすいません。すごい共感してしまいました。
>>442 どうもありがとう。遥か昔の青い感傷なんで
掘り起こすのに苦労してみたりなんかして。。。今となってはもうw。
意味はそういう感じです。詩としてはまあもう少しセンスがいいと
もっときらっとするんだろなとは思います。残念ですね。
>>439 懐かしぃねぇwそうゆう感覚。
なるほろ、みなさん、青って青春てイメージなのね。
わたしには、この詩はセピアか薄い夕焼け色に見えます。
この類の詩は、批評とゆうより感想になりそうだな。
真っ直ぐな詩だとおもいます。
若くて、素直。
この類の詩は技巧よりも、力ってかんじかな。
>>440 みんなと、良く部活帰りに校門前で話し込んだっけ。
帰り道でゆず歌いながら。。。平和な学校だったなぁ。
恋愛感情なんてなかったけど、なんか居心地よかったよ。
上にも書いたけど、この手の詩は感想しかかけねぇや。ごめん。
曖昧な位置、あやふやな境界線、モラトリアム。
いつまでもいられない、曖昧な時間。。。
数少ない親友とは今も良く遊んでます。
この間彼氏ができたと電話してきました。
んで、今度その彼氏さんと男二人でのみに行こうと有話にw
スキ、ではないけど、好きだから。幸せにやっててほしいんです。
少々過ぎた評価では?と疑問ですが、批評ありがとう、おふた方。
青い感じの詩で、青春ネタが来たかw
少々予想してなかったぞよw
ステキな詩ありがとう。
青い感じの詩は、打ち止めみたいだから締め切り宣言。
お次はどなたかお題をどうぞぉw
>>445 ぬるかった? 基本的に味わうって部分は鑑賞として大事にしとこかなって。。
技術って点では、私自身素人なんで、細かくいけないのよね、ごめんなさい。。
じゃ、次のお題 ”日差し ”(前の”言いたかった言葉”は締め切り)
では 『共感』 終了したいとおもいます。
448 :
リーフレイン:04/07/12 09:45 ID:ws07L01u
”今日という日の最後の微笑み”
絢爛豪奢な夕暮れの文様の中に立ちて、
赤みをいや増していく空を見つめる。
肌色の影を帯びた黄金色の雲がたなびき、
太陽の最後の微笑みが彩りを磨く。
いかに情けない一日であろうとも、
この地は営々と、曇りなくも正しく回転し続け、
いかに酷い人間であろうとも、
この空気は、公平に、偽りなくこの身を包む。
瀝青より漆黒へと変化する背後を振り返り、
緑より、影へと姿を変えゆく山々に恐れを抱く。
彼の地には吾の見知らぬものが棲んでいる。
否、よく知るものかもしれない。
449 :
リーフレイン ◆LeafL/oiO. :04/07/15 09:22 ID:ZVXo9p65
応募あげ
(誰か、感想希望ー自前の題なんで、責任もって批評してくれる人がいないの)
忙しがっていましたが感想を。
>>448 私自身一日が終わりベッドに入って目を閉じた瞬間、
なんというか"脅迫観念"に襲われることがたまにあるのですが
それに似た感覚の作品でした。一生懸命働いた一日も、眠り呆けて
終わってしまう一日も、時間だけは生きている限りみんなに
平等に与えられているわけで。自分はこの一日でどれだけ
成長できただろうか?夢に一歩でも近づけただろうか?
そんなこと考えてると人生なんてあっという間に終わっちゃうんじゃ
ないかっていう思いが強くなり、怖くなるんです。
>瀝青より漆黒へと変化する背後を振り返り、
後ろから自分と同じ歩調で迫ってくる。脅威なのか幸福なのか?
もしかしたら自分の気持ちの持ち様なのかもしれないですね。
後悔の無い行動をしたいものです。
451 :
GON:04/07/15 11:44 ID:jBO9ogtM
"1994の転校生"
照れ屋で
短気
赤茶のくせっ毛 ひとりぼっち
淋しがり
強い目と
優しい指
燃やしてしまうといけないので
あいつ
遠くの方からこっちを見ている
しかたないので ぼくたち 悪ガキ
いのちのある限り
そっちへ向かって手を伸ばしてやるんだ
いっしょにあそぼう
細められ もうほとんど笑った目
幹みたいに日焼けして
草木みたいに背伸びして
いっしょにあそぼう
初参加です。これはちょうど十年前に、初めて書いたやつ。
452 :
ジョン・ヤング:04/07/15 16:19 ID:3mbuXl/q
『元気の発生源を求めて』
(前略)
体から力が抜けていくのがわかる。指先ももう動かない。呼吸が弱くなっているのを自分でも感じている。
青い空に君臨する太陽をみつめる。あの強力なエネルギーの発生源は一体・・・。
笑えてきた。頬が緩んで口元がにやけてしまう。この旅で私はどうやら発生源ばかりを気にするようになってしまったらしい。始まりは元気の発生源だった。
結局元気の発生源はみつからなかった。そしてこのまま私は人生を終えるのだ。
後悔なんてしていない。この旅で多くの「発生源」に出会えて、その度に感動し勇気付けられた。
それでも元気の発生源をみつけられなかったことは正直悔しい。
太陽は眩しすぎて目を開けていられなかった。
(後略)
お題を出させてもらいます。
『幸せ』
>>450 感想ありがとうございます。自己批判としては、この詩は文体がとにかく古い。
まあ、詩がどんな文型をしていてもそこに描かれた世界があればそれでいいわけだけど、
どうにも古いですね、吾ながら。文型の古さに呼応してか、内容も古いねw。
>>451 初めまして。夏の日差しの中で少年(少女か?)時代の想いを眩しく思い出して
いる雰囲気がいいです。素直ですね ◎。
>いのちのある限り
この一行がこの詩の生命であると同時に、どうも、ネックでもありそうです。
渾身で手を伸ばす気持ちが現れているんですが、どこか言葉が重いような気がします。
あと難点としては、繰り返して読む気持ちを起こさせないです。そこんとこ
工夫してみてください。
>>452 2回目にお目にかかります。太陽に眩しさに負けてますねえ。。
死の直前に思うことにしてはどうも違和感があるような気がします。
元気の発生源は見つけられなかったと書く一方で、太陽の眩しさに怯える。
暗にその太陽こそが元気の発生源であったのに、この男はそれに気づけなかった
と言いたいのかなとも考えました。であるのに、そのまま死んでいくというのは
いかにも救いがない。打ちひしがれた気分を描きたいという意図であったと
するなら、逆に途中の”後悔なんてしていない・・・・”あたりの行が効果を
削いでしまってます。弁解の上手な、誤魔化した人生を描いたというところでしょうか?
内容が絞られていないという点で△。
あと、(前略)(後略)の意味づけはどういうことでしょうか?
できたら詩として、一つに凝縮したものを読みたいです。
題 「幸せ」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
「指の間から零れ落ちていく涙」
古い旋律が頭の片隅を流れているような、
冬の最初の雪の結晶を手の平に受けてみたような、
この一瞬をあと5分でいいから続けたいと望むとき
抑えようもなく涙がこぼれる。
たあいもない会話を交わしているとき、
黙って一緒に道を歩いているとき、
なんの変哲もない日常の一瞬に
永遠を望み、それが在りえない事実を想い、
たあいもなく笑い、涙を流す。
>all
暫く夏休みします。 なわけで お題”日差し”は終了。(評が遅くなるので)
457 :
紫の豚:04/07/18 20:25 ID:bstl+CdV
題『幸せ』
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
「変な名前の町に住んでいた」
駅を降りたらすぐ南北に伸びる商店街がある。
長崎屋の近くの道にはど真ん中に電柱があった。
煙たい、機械の動く臭いのする工場を横切って小学校に通ったな。
え?うん、そう。工場の中を横切るの。
部活のある土曜日は、かまどやでお弁当買ってね。
から揚げ弁当。
ローソンの向かいの床屋は、いっつも客が居なくて、親父が外ばっか見てる。
こないだ通ったら息子に代わってた。
やっぱり外見てたよ。
えりちゃんの家は、小さくて、初めて行ったときショックだった。
でも日当たりは良かった。
おばさんが出してくれた大福もおいしかった。
紅茶といっしょにだされたけどね。
大福と紅茶。
来月ね、結婚するんだ。
うん。幸せ。
458 :
紫の豚:04/07/18 20:30 ID:bstl+CdV
はじめまして。
今日初めてポエム板に来ました。
どこに書こうか迷っているうちに、ここに書きこんでみました!
よろしくおねがいします。
>>457-458 こんばんは。題を出した本人ではないですが、ちょと目についたので感想を
書かさせてください。
結婚を前に、今まで住んでいた町をあとにする(んだと思う)ちょっと感傷のこもった
描写がいかにもいいですね。淡々と街を懐かしげに書き上げ、セピア色の雰囲気が
漂っています。”幸せ”ですね。 ○。
ただ、詩としてと考えますと、詩的情緒というのはどこかで感性のジャンプが
あった方がいいんじゃないかなっと思います。これを読んだ人は
”ああ、そうだね”っと考えるのですが、いかんせん本人ではないので、
その景色そのものへの思い入れはあまりないです。したがって、読後感は結構
いいものがあっても、もう一度読んで、どこかにコピーでもしてまた繰り返し
読みたい。というところまでいかないです。(多分作者にとってはとても思い入れがあり、
手中の珠を愛でるように思い起こしたい詩なんじゃないかと感じます。)
作者の心象を文字に残したいという意味では、当然書く価値があるんですが、
不特定多数の誰かに伝えたいという点が第一目標ならば、その懐かしい想いが
どういう懐かしさであるかを加えたほうがいいんじゃないかと感じました。
460 :
紫の豚:04/07/18 23:21 ID:bstl+CdV
>>459 リーフレインさん、レスありがとうございます!
>その懐かしい想いがどういう懐かしさであるかを加えたほうがいいんじゃないかと感じました。
ほんとだ!読み返してみて、確かにこの意見に納得です。
私にとって、詩を書くことはどちらかというと『伝える』というより『表現する』っていうイメージなんです。
だからどうしても、自己完結的な詩になってしまうのかもしれませんね。
>もう一度読んで、どこかにコピーでもしてまた繰り返し
読みたい。というところまでいかないです。
あ、この詩に関してはそんな感じで読んでいただければちょうどいい感じだと思います。
のんびり書いたので、のんびり読んでもらえれば…。
今日初めてポエ板に来て、リーフレインさんの詩を読んでものすごくハマってしまったので
ご本人にさっそくレスいただいて感激です!
えっと、次は私が題を決めていいんでしょうか?
あ、ちなみに結婚の予定はないですw
461 :
紫の豚:04/07/19 00:23 ID:hJt0HZEb
えっと、前の方にギブアンドテイクとあったので、私も批評もどきさせてもらいます!!
(きんちょーっ!!)
>>455 あと5分・・・ちょっと欲張りな気がしますw
「でいいから・・」とつづけるんならもうちょっと短いほうがいいんじゃないでしょうか。
ちょっと違和感を感じました。
それと、
>古い旋律が頭の片隅を流れているような、
冬の最初の雪の結晶を手の平に受けてみたような
というのは、「もっと続けたい!」というにはちょっと弱い気がします。
永遠を望み、それが在りえない事実を想い・・
ここがイイッ!!
その前の三行が、結構ありきたりな(スミマセン;)表現なのだけれど、
この一行ですごくイイ感じになってると思います!
緩急のバランスがいいです。
というか、このフレーズ好きだーーーー。
で、全体でみるとちょっとバランスが悪いかな?
下の段はすごくさらっとしてていいんですけど、
上の段がちょっと硬いかな・・・。
つながらないというか・・・。
でも、幸せなのに涙っていう儚い感じとかすごっくイイです!
リーフレインさんは、キラッとひかるフレーズを考えるのが上手ですよね〜。
感心します。。
私も見習いたいです!
462 :
リーフレイン@休み中の不心得者:04/07/19 22:20 ID:/177EWjn
>>460-461 ありがとうございます。(かなりこそばゆい……)
詩の方はバランスをとってみます。
是非、題を出してみてください。題を出すと、評もつけるという意味なんで
このスレは人気がないのよねw。
題 「幸せ」
-------------------------
「足の裏かゆい」
僕は今幸せだ
「幸せの定義とは?」
と人は問う
自分の中の幸福感にも気づかないで
幸せだと思えたら
幸せなのに
僕は今幸せだ
「真の幸せなど無い」
と人は言う
自分の中の幸福感にも気づかないで
君の心には
幸せは宿れない
464 :
紫の豚:04/07/19 23:09 ID:hJt0HZEb
そっか、題を出すと評を書かなきゃいけないんでしたね…。
数日中に入院するかもなんで、題を出すのやめておきますね。
PC不調のため放置されてすいませんでした。
少しづつ感想を書いていきます。
>>455 儚いものに触れた瞬間、その愛しさに幸せを感じる。
そうなんですよね。幸せって長い期間触れていすぎると
それが"あたりまえ"になり、それ以上のものを望む
ようになる。自分の欲望が自らの幸せを壊してしまう
悲しい現実。。。ちょっと違うか・・・。
『涙の数だけ強くなれるよ・・・』
こんなフレーズの曲がありましたが、強くなった分
幸せを感じる機会も増えるのかなあ。。。
そんな風に感じました。
リーフレイン氏
私が消えてしまった間、評を続けていただいてたみたいで
ありがとうございました。
>>457 目を閉じると浮かんでくる風景。
自分の生まれ育った場所ってどんな場所よりも思い入れが
あって、大切な人に共感してもらいたくなる。
最初に読んだときに結婚相手の人に話しているんかなあ、と
思ったんですがそうでもなさそうで。
最後の二行で感じたのが、異性の親友に結婚の報告をしている
ようななにか微妙な雰囲気。Mr.Childrenの『Love』という曲を
思い出し、幸せの中に潜んだ寂しさを想像しました。
467 :
紫の豚:04/07/20 15:24 ID:ctowucPf
>>466 評価、ありがとうございます!
自分の書いた詩を読んで雰囲気を感じてくれたり、色々想像してもらえるのは
すごくうれしいです。
幸せって実はよくわからなくて、(別に不幸だとかいう意味ではなく)
自分にとってけっこう難しいお題でした。
けれど、初めてお題にそって詩を考えて、自分なりに練ってみて、
すごく楽しかったです。
入院が先に延びたので、お題をださせてもらいますっ。
『忘』でおねがいします。
「忘」
人は自分の記憶からは逃れられない。
三合土の感触、
散らばった藁、
乾いたおしっこの匂い、
高いところの明り取りの穴、
下の隙間から覗きこんでいる猿、
内側から掛けた鍵。
>>463 >自分の中の幸福感にも気づかないで
>幸せだと思えたら
>幸せなのに
一見違和感を感じるんですが、感覚的にはなんとなくわかります。
それをもう少し違う表現で聞きたかったです。
幸せの定義って簡単そうでいて難しいですよね。
他人にとってそれが幸せではなくても自分にはかけがえのないものだったりする。
貰うだけが幸せじゃないし、与えることで幸せを感じることだってある。
無事今日も一日平穏に生活できた。そんな幸せもあるかもしれない。
全体を見ると少し矛盾があるような気が私はしましたが、それも何かと葛藤している
のかもしれないですね。そんなことを感じました。
>>455 評ありがとうございます。
うーんちょと違うかな?なんてのかなあ、どんな幸せも儚くないもんなんか
ないっていうのかな。諸行無常つうでしょ?だからさ、今この瞬間の幸せを
思いっきり噛み締めていたいって感じです。
永遠ではない刹那の幸せであるからこそ、一段と愛しいみたいな気します。
471 :
紫の豚:04/07/21 20:31 ID:wOdqEO92
>>468 私は、人の言葉とか表情とかより、風景とか音楽とかそのときの空気とかのほうが残る方で。
残るというか、ふとした瞬間なにかのきっかけで思い出すというか。
その風景とか音楽に乗って、言葉なり出来事なりもやってくるんですけれど。
そういう感じかなぁ、と勝手に思いながら読んでいました。
結局人は、記憶の塊で、
たあいも無いことや、忘れたいこと、覚えていたいこと、
全部自分を作るパーツのひとつなのですよね。
「一度あった事は忘れないもんだよ。思い出せないだけで。」
千と千尋にでてきた言葉を思い出しました。
>>471 ありがとうございます。そんな感じです。
これは実に書きっぱなしの詩でとても申し訳なかったんだけど、
そういう風に心を寄せて読んでもらえてかなり嬉しいです。
実のところ、このスレの切磋琢磨するという主旨を尊重して、
比較的きつい評をつけてきたんですが(しかも的はずれの場合もあるかも)
ただ、詩を読んでもらえるというだけで実に幸せであったりします。
少々自戒もこめて・・・・・・。
473 :
紫の豚:04/07/22 01:20 ID:KW++Ux4k
>>472 でも、書きっぱなしの詩の方が荒々しくて良いときもありますよ。
感情を書いたりするときは、手を加えると、どんどんうそ臭くなってしまったりすることもあるし。
最近このスレに来ましたけど、
ここは人が少ないせいか、みなさん丁寧に人の詩を読んでいるな〜と感じます。
評を書くにも、感想を書くにも。良いことだなと思いましたよ。
やっぱり、自分の書いた詩は大事にされたいですから…。
『そんなもんだろう』
別れはいつもそう
忘れようとすればするほど
心に深く刻み込まれる
忘れようとするから辛くなり
流される涙の数をかぞえて
途方に暮れる
忘れられるくらいの関係なら
最初から始まったりはしない
恋の傷は恋で癒すんだよ
バカ言っちゃいけない
ちゃんと心の整理が付いてなきゃ
黒い絵具の上から
青い絵具を塗りたくってるだけのこと
わけのわからない色は身を削ってる色
現実を見つめて
受け入れることでそれは思い出に変わる
そしてもう一度自分自身を見つめなおして
成長した自分を褒めてあげよう
475 :
GON:04/07/22 14:03 ID:NIufZpMi
忘れられたサル
サルに喋らせたのは何の喜びか 何処の恐怖か
そしてヒトに喋らせるのは何か
ぼくはいま何になった
言葉がくっついたサルは
言葉にくっついたヒトへとその歩みとともに背筋を伸ばして繋がっていき
そしてぼくはいまサルじゃない
喜びや恐怖なら鞄のCDとDVDに入っている
いつかだれかと所感を語らえるように
今夜中にデータが判別され蛍光色の付箋紙が貼り付けられる
ぼくは何を喋った
選んだもので輪郭を作り上げ
名刺を差し出すように適当な言葉をつまみあげ
モザイク模様になったぼくは何だ
虚飾の奥底では骨格のない欲望がヘドロ状になって
モザイクなしではとてもお見せできないぼくはつまり何だ
いま図書館で
一冊の図鑑を選び取って一頁目で息詰まっている
一匹のサルさえ失った自分に言葉を失って
サルよ お前はサルだ お前はぼくじゃない
司書よ お前は司書か お前はぼくじゃない
ぼくは何になった
476 :
紫の豚:04/07/22 14:07 ID:KW++Ux4k
>>474 記憶って、自分の一部なのになんで自分で制御できないんでしょうね。
忘れたいことを忘れられなかったり、大事なことを忘れてしまったり。
思い出なんて、勝手に美化されて残ったり。。
でも、制御できないからいいのかなぁとか思ったり…そんな感じで読んでいました。
失恋の詩みたいだけど、前向きな感じで終わったので良かったですw
もうちょっとリズムが良いほうが読みやすかったのかなー。
>>463 辛口コメンテーター氏へ
「足の裏かゆい」という題に心を引かれ、何故この題なのだろうかと、
数日考えてしまいました。もしかして日常的感覚の象徴ではなかろうかと
今は思います。
幸せというものを、殊更に構えて考えることなく、日常の本当にありきたりな
ものと感じられれはそれが一番良いのだろうと思って読んでみました。
何よりも、”題”の センスが優れた詩であります。
>>474 別れって辛いですよね、時間だけがお薬だったりしますです。
内容はまあ、そうなんですが、実に直接的な表現でして、なんというか
味わいといえる部分が、黒の上に青い絵の具を塗りつける というところ
につきます。できたら、前半部分にも、辛い想いの象形が欲しいとこです。
散文形式の詩でもリズムというのがあります。このリズムは、個人で異なる
ので、いちがいにいえないのですが、前半では
>忘れられるくらいの関係なら
最初から始まったりはしない
この2行が少々流れを止めています。
後半では、
>成長した自分を褒めてあげよう
この〆の一行が弱い。も少しなんか欲しい。。
あと、”現実を見つめて” というのもあまりにも”現実”という単語の概念に
たよりすぎ。ここも象形が欲しいです。折角絵の具の例を出したわけだから、
それに絡めてなんかないでしょうか?
内容○。表現△。(反省したにもかかわらず、辛口評でごめんね)
>>475 とてもいい詩です。
ピュアで、言葉にならないパッションであった猿が、その混沌とした
感情に形を与えるために言葉を使う、その結果 猿は消え、僕ができる。
しかし僕はその言葉に飾りをつけ、図書館の本を探し出すように(司書のように)
適切なワードをただちりばめてしまう。最初のパッションはどこかに忘れられてしまうのだ。
僕は今猿じゃない、だが、司書でもないのだ、適切にあるいは機械的に選び出
された言葉は本来の僕ではありえないから。
僕は一体何者になっているのだろうか?
こんな感じで味わいました。忘れられた猿と司書の対比がとても美しいです。
私自身も、言葉を飾らずにいられない時、自己嫌悪に陥ります。
何故もっと削ぎ落とした自分であられないのかと。
ですが一方でその飾りをあるいは夢をこの上もなく必要とする部分もあって、
それはそのまま認めてみようかとも思います。混沌とした自分自身が
焦りの原因であると同時に、その混沌を愛しくも感じられるのです。
479 :
紫の豚:04/07/23 09:52 ID:jEKDcbfO
私は、書くことと同じぐらい読むことも素人で…。
何回も読んだんですけど、正直リーフレインさんの評を読んで、
「そうかー、そういうふうに読むのかぁ。」とかいってるありさまです。汗
恥ずかしいかぎりです。
しかし、自分に対する強い憤りや苛立ちは私にも伝わってきました。
フレーズや言いまわしが、その自問自答を良くあらわしていたと思います。
自問自答したり、自己嫌悪におちいったりするのって、苦しいけど、
でもそれが成長の糧だったりするんですよね。
詩って、書くのも読むのも難しいな〜。
480 :
紫の豚:04/07/23 09:56 ID:jEKDcbfO
>>479 えっと、私も素人なんであれなんだけども・・・・・・。
詩の鑑賞というのは、千差万別でいいのだと思いますよ。
多分ね、掴みどころのない感情をできるだけ顕わに、正確に伝えるのが小説
であるとすれば(つまり、舞台設定からなにから全てを用意してるのね)
詩というのは感情の色合いや、真髄を直感的に現すものかもしれないって思うのよね。
私の詩の解釈が本人の意図と違うということは実はよくあって、シバシバ赤面してるんだけど、
それは、その詩によって、読み手が何を喚起させられたかという事なんだと思います。
そしてその内容は詩の場合は実はなんでもいい。できるだけ美味しいパッションが
浮かび上がってくるのなら、それはいい詩なんじゃないかと考えます。
このスレはそういう鑑賞を同時に行いながら、互いに詩の有様を考えられる場になり得るので、
どうぞ、思ったことをためらわずに書いてもらえると嬉しいです。
482 :
紫の豚:04/07/23 14:14 ID:jEKDcbfO
>>481 その詩から漂う空気とか、イメージから感覚的な部分は感じることはできるんです。
でも、やっぱりできればその言葉が何を表しているとか、
最終的に作者さんはこういうことが言いたいんだとか、たとえ作者さんの意図とは違ったとしても、
自分なりに内容的な部分でも解釈したいんですよね。(>475に関してはそれができなかった)
それが有ると無いとでは、美味しいパッションも、風味の深さが違うと思うんです。
詩って、書き手だけじゃなくて、読み手にもセンスと想像力が要りますよね。
あぁ、ちょっと何書いてるかわかんなくなってきた…汗
とにかく、もっと上手に詩を楽しめるようになりたいですっ。
若輩者ですが、これからも思ったことを書いていきますね。
483 :
無題:04/07/24 00:36 ID:EQjl3P+W
おいしいお菓子を作りましょう。
タマゴに砂糖に小麦粉の
生地が出来たら一番最後
最後に入れるエッセンス
母さんのケーキの材料は
バニラの匂いと手の温もり
やさしい鼻歌で出来ている
ふわっととろけるシフォンケーキ
あの子のくれたビスケット
放課後のチャイムに陽の光り
二人だけの教室で
交わした笑顔で出来ている
サクッと広がる小さい思い
おいしいお菓子を作りましょう
生地が出来たら一番最後
甘い甘い思い出少々
テスト期間につき品評、投稿ともにできなくてすいません。。。
終わったら又お伺いいたします。。。
485 :
紫の豚:04/07/25 17:30 ID:V8oEnNhy
>>483 題は「幸せ」の方でしょうか?
出題者じゃないけど、感想書かせてもらいますね。
読んでても、ふわっと甘い匂いがただよってきそうな詩ですね。
なんか、お菓子のCMにでも使えそうな感じ。
かわいいですね。
最初の方語呂がいいので、
真ん中のところももうちょっと語呂良いほうが読みやすいんじゃないでしょうか?
486 :
GON:04/07/25 18:10 ID:F7vkGXpa
>>478 評ありがとうございます。
『社会的立場・言葉・データ的なもの』を「司書」として喩したのを、さらりと読み取っていただいて、
嬉しいです。
自分の中にある輪郭のぼやけた世界や価値観を
細工して文字に落としているうちは、
詩は作者にとっての独善的な救いにしかなりませんが、
もしそれが誰かの感受性を通してどこか遠くへと伝わっていったとき、
そこで詩は(詩人ではなく)救われるんだな、と思います。
「詩人の仕事は、受け手が詩人と同じ感動なり世界なりを共有したとき、初めて完遂される」と、
(確か)中也も言っています。
487 :
GON:04/07/25 18:56 ID:F7vkGXpa
詩を書くということ自体も自分の混沌とした内面を愛でることで、極めて人間的な行動だといえます。
しかし僕の場合、それが行き過ぎて「無垢なものへの劣等感」を起こすに至っています。
木や虫、とりわけ人類に近似しつつも動物である猿に対して、自分は美しさにおいて劣っている、その気持ちが、その美しさに手を伸ばしたいという作詩への動機ともなっています。
あまり嬉しかったので長文書いた上、『幸せ』に乗っかってもう一遍載せさせてください。評はいいですすいません。
「さいしょ」
鳥が飛ぶのなら
魚がおよぐなら
人は?
人は笑うのだと思う
路上で
とめどなくとりとめなく毎日望みは溢れてきて
自分が何を望んでいるのかすら分からない生活
でもいまぼくは
さいしょに笑ったサルに会いたい
恐らく大木を背に胡坐をかいた老ザルで
孫やひ孫がじゃれ合うさまを眺めながら
さいしょに笑ったサルに会いたい
(動きをとめて笑う老爺をきょとんと見つめた孫ザルたちよ ひ孫ザルたちよ ぼくは元気だ)
そこから幾憶 脈々と流れ伝わってきた笑顔で
人が満ち引きを繰り返すこの海のような往来に立って
そこで
人は?
人は笑うのだと思う
新しい声で、太古の笑顔を笑うのだと思う
この路上で
488 :
菌根:04/07/27 02:02 ID:QPtCEhWb
「忘」のお題で
「逃走」
広範囲に渡って罠を仕掛け
今は逃げるその道は
常に苦しい穴だらけ
爆薬仕掛けた天井が
重みに耐えれず落ちてくる
今はただ逃げるだけ
いつかを思って悲しんで
高層ビルは破壊され
空想にひたるその目には
常に無双の相乗効果
後悔だけが先回り
追いかける足は空回り
虚しい時間が繋がれば
昨日と同じ朝がくる
だから今は逃げるだけ
>>483 とても美味しそうで、幸せ一杯のお菓子が目に浮かびます。
心がぽっとあたたかくなるような、ほっとする一品で、
詩が持っている効用とでもいうのでしょうか?読み手のためを想う
視点がとても嬉しいです。
(cのつく方かしらんなんて考えてしまいました。人違いでしたらあしからず)
>>486 誰だったかなあ詩の読み方を書いた本の冒頭で、およそ詩を読む人、読むという
それだけで詩人である、というような事を書いていた方がおられました。
自由に、しなやかに心を飛ばせてみたいものですね。。。
>>487 人が人である事とは、笑うこと、ことに自分自身を笑いとばせる事であるのかも
しれませんね。本能のままに笑うだけでなく、その意味も考え始めた時から、
人は人として歩きはじめたんじゃないかと考えることがあります。
現象を現象のまま、受け入れる猿と、現象をいったん認識として言語化する
人間と置き換えてもいいかもしれません。つまり言語とは現象に不自由な形を
与えるツールであり、哲学であり、宗教でもあるのじゃないでしょうか?
その上にたつ詩とは、その不自由をできるだけかっ飛ばす試みなのかもしれませんね。
>>488 最終行、何故 ”だから”なの?????
焦燥感にかられて逃げまくってるのはよーーーく分かる。
障害もたくさんあるんだけどヒタスラ逃げまくって、逃げるだけの虚しい
日々が続くわけさね。だけど、理由が書いてないぞっと小一時間・・・・・・。
前半てか、焦燥感にかられて逃げる雰囲気はなかなかいいですね。
高層ビルや倒壊してくる建物の臨場感があります。
しかし、本来の内容が分かり難いので△。
>>483 終始スキップしているような感覚でとても気持ちがよかったです。
でも内容はちょっぴりせつない雰囲気を感じ、なんと言って良いか
わからないんだけど初恋のような甘酸っぱい感覚でした。
私はケーキの作り方は全くわかりませんが、ケーキ作りをしている
横に座って香りを直に感じているような。。。とても好きです。
>>487 世知辛い世の中を綱渡りのように進んでいると、笑顔って
忘れがちになる。。。幸せってなんだったっけ?
心の底からにじみ出てくるような笑顔をみると
なんだか自分まで幸せな気分になるのは何ででしょうね?
最近笑ってないなあ。。。
私は子供もいないし孫も当然いないので、老ザルの
気持ちはちょっとピンとこないけれども、それが人間に根付く
本能で感じる幸せの一つではあるんだろうなと思いました。
492 :
AKA:04/07/28 00:38 ID:ZoQfPY07
お久しぶりです。
『記憶』
あなたと共に
その心に縫い付けた僕
時とともに その糸はもろくなっていた
白く綺麗だったのに
何故今こんなにも
ちぎれそうになっているのか・・・
セピア色の紙の中に微笑む人
現実の色はそこには無い
その手によって加工された
寂しい茶色が作り出した世界
そしてこれは 数ヶ月前の 真実の君
いつもそこにはあなたがいて
あなたの隣には僕がいた
当たり前の毎日が
その心から外れそうになっている
僕が 消えようとしている
新しい糸は まだ見つからない
誰か僕に新しい糸を下さい
あの人の心から僕をはずさないで下さい・・・
色を 消さないで下さい・・・
494 :
紫の豚:04/07/29 21:03 ID:2CPuHYV8
>>488 罠を仕掛けたり、爆薬仕掛けたりして何かに抗っている様子が見えました。
抗って、抗って、逃げて。苦しくて。
でも、抗って逃げることって虚しい時間なのかな。
私は月亭の芸風「壁は迂回する」という考えが好きな人間(笑)なので、逃げることも
否定しないんですよね。だからちょっと共感できなかったです。
あと、『忘』というテーマとどうつながっているのかわからなかったので、
よろしければ、詩の解説を書いていただけたらうれしいです。
(そういうのってアリなのかな)
>>492 相手の中の自分の存在が小さいと感じたとき、ものすごくやりきれなくなる。
自分ではどうしようもないのかって。
誰かにすがる文体がそのどうしようもないせつなさを表現できているなと思いました。
1段目と3段目が似ているような気がするのでまとめてみてもいいのかなと感じました。
495 :
紫の豚:04/07/29 21:05 ID:2CPuHYV8
そろそろお題『忘』は終わりにしますね。
誰かお題お願いします!
496 :
AKA:04/07/30 17:15 ID:zTe+/6lQ
>>492 1段目と3段目は事の起こりとサビを表現したのですが
まだまだ修行が足りないようです。
精進します。
評価ありがとうございました。
『幸せ』も終了したいと思います。
どなたでもどうぞお題を。
498 :
AKA:04/07/31 07:09 ID:Dn/Y2DmZ
499 :
リーフレイン:04/07/31 16:07 ID:EgFa1Zr2
題 ”修飾” どうぞ。
500
『修飾』
どれくらい 着飾り派手な化粧をしても
あの人は 外見だけとお見通し
心の中は汚れてて 蝿が集っていそうな程
どうしたら あの人のように
どうしたら あの時のように?
着飾りすぎて 本当の私埋まってく
私が私で無くなった その瞬間は あまりにも
無残で 滑稽 これが私?
そして 貴方は去っていく
馬鹿みたいな私の泣き顔
もう慰めてくれる人は ない
次『波風』で
503 :
AKA:04/07/31 21:15 ID:v8z1gFDw
皆さん評価を下さったので(ほとんどがかなり前になりますが)
私も評価の真似事をさせていただきます。
完全な素人なので癇に障るところをあるかもしれません、その時は申し訳ないです。
>>501 『あの人』と『貴方』に使い分けをしたのは何か訳があるのでしょうか?
そうでなければ統一したほうがいいと思います。
その他は好きです。自分を嘲笑っているような表現も詩に合っていると思います。
ここにいらっしゃる皆さんは本当に詩が上手いです。
私も皆さんのような詩を書ける様にひたすら頑張ります。
口の中から飛び出た言葉は
傷つける物でしかないくせに
『自分は正しい』それだけ信じて
今日も荒れてる海の上
そんな人だから
誰も居ないのに
そんな人だから
強がり空しい気分になるのに
こういうことしてなにがいいのか
それすら分からない だけど
そうしなきゃやってらんないんだから
今日も悪態ついていくんです
>>501 つい飾りたくなる気分ってよくわかります。
とても素のままなんか出せるもんじゃないですよね。
ただ思うに、あの人であっても素のままではないだろうと思います。
その辺も書いてみてはどうかな。
内容○。表現◇(少々説明的で、詩的要素が少ない)
お題ありがと。このスレは、ギブ&テイクが合言葉です。頑張って評価もお願いします。
>>492 写真と糸と2種類の比喩で、きれいにまとめてありますね。比喩が絞ってあるので、
詩としてのまとまりがいい。失恋の予感と焦燥がよくわかります。
少々文脈が乱れるので、細かいですがチェックをお願いします。
>あなたと共に
その心に縫い付けた僕
これは、”互いの心を縫いとめた”という意味だと思いますが、その心と
書くと、一つの心という雰囲気が強く、縫いとめたのはあなただけという
感じを受けます。
>その手によって加工された
寂しい茶色が作り出した世界
ここも、寂しい茶色を彼女が加工して作り上げていったという意味になって、
どうも既に失恋が進んでしまっている。
かなり、いいとこまできているので、もうちょっと厳密に言葉を選んでみて
下さい。針の穴に糸を通すような気分で、イメージを絞り込んでみるといいと想います。
内容○。表現○−。
>>504 お題を出した人ではないですが、感想を。
えっと、まず、タイトルが欲しい。タイトルというのは、詩の本文の3,4行の
意味合いはあって、その一つだけで詩の印象を完全に変えてしまえる力があります。是非利用を。
自分の正当さを主張する若さがよく伝わってきます。。。悪態になってしまう
ところがまた青いですね。少々羨ましい。
で、細かいですが、2段目
>そんな人だから
この表現はちとまずいかな。詩の表現対象が、自分なのか、他人なのかが
ぼやけてしまいます。(最後まで読むと、どうやら自分ですね)
>今日も荒れてる海の上
>今日も悪態ついていくんです
ここんとこいいですねえ。
507 :
AKA:04/08/01 22:13 ID:QB92jDV1
>>505 ありがとうございます。
リーフレインさんの評価は細かいところまで注意点を教えてくださっていつも勉強になります。
マイナス評価をバネにして先に進んでいきたいです。
>>506 感想ありがとうございます。
題名はつけないといけませんね…やばかった
あと、『そんな人だから』という部分も確かに言われてみれば、という気がします。
『今日も〜』のところは私も気に入ってるので、いいと言われると嬉しいです。
どうもありがとうございました。
箱
とりとめもない、灰色の靄を
小さな箱に詰め込んで、
美しい包装紙に包みこみ、
あでやかなリボンをかけた。
決してあけられる日が来ないよう、
鍵をかけたショーウインドウに
100円均一の花と一緒に置いてみた。
一人の好奇心旺盛な恋人が、
ガラスを割って箱に手をかけた。
開けられた箱の中にあったのは
どろどろに溶けてしまった
汚いアイスクリームの滓だった。
塊のないもやもやが、
思い思いの入れ物を探す。
今度はガラスの筒に詰めてみよう。
>>509 自分馬鹿だからコレ→靄 読めない_| ̄|○
それに、
ショーウィンドウに鍵掛けても意味が無いとか
ガラス割ったら器物破損だとか
アイスクリームはいきなり過ぎだとか
ガラス割られて開けられたのにガラスに入れたら物事の改善になってないとか
そういう現実的なところに突っ込んでしまう私は詩の批評ができません。
誰かかわりによろ。
511 :
AKA:04/08/02 21:59 ID:WMeGl5dE
私の作る詩には色が多く出てくるみたいです。
『色』
暑い季節がやって来た
青い海には濃い波が 緑色の草原には淡い風が
白い僕には熱い恋が
無色のキャンパスに色を重ね、
僕の心は 君色になる
さまざまな想いと熱が飾るこの季節を
綺麗に描ききろう
この波風を受け 今原色の恋が燃え上がる
来年のこの季節も 君と一緒に
藍色の空にちりばめた 黄金色の星を眺めていたい
512 :
483:04/08/08 11:19 ID:kzqaSluI
>>485s
言われてみると途中少し語呂が良くないですね。感想と
的確なご指摘ありがとうございました。
>>489s
評ありがとうございました。(多分人違いだと思います)
>心がぽっとあたたかくなるような、ほっとする一品で、
詩が持っている効用とでもいうのでしょうか?読み手のためを想う
視点がとても嬉しいです。
そういう気持ちになっていただけてとてもうれしいです。
>>491s
評ありがとうございます。気に入っていただいてうれしいです。
>でも内容はちょっぴりせつない雰囲気を感じ、なんと言って良いか
わからないんだけど初恋のような甘酸っぱい感覚でした。
途中からはまさにそんな感じで作りました。うまく雰囲気が伝わって
良かったです。
>>511 お久しぶりです。少し待っていましたが、ビタミンさんお見えないみたいなので
感想を。。。
色がね、、、、べたっとしてて、絵の具を混ぜないでチューブからそのまま
単色で塗ったような感じがするのーーーー。しかも、色がありすぎて散漫な
イメージします。。
例えばね、「薄薔薇色の朝もやの中」てなぐらい色にイメージをつけてみては
どうでしょうか?
元気一杯な夏に期待します。(なんか青春だね。勢いがあっていいです)
>>510 靄は、もや と読みます。 朝靄とかに使いますね。どうもありがとう。
514 :
AKA:04/08/09 22:42 ID:kIkvafD/
>>513 いつも評価ありがとうございます。
>青い海には濃い『波』が 緑色の草原には淡い『風』が
の所で、『波風』を掛詞のように表現してみたのですが、
それにこだわって最後の色は無いほうがよかったみたいです。
感性と表現力を磨いて出直してきます。
評価ありがとうございました。
515 :
想灰:04/08/19 01:33 ID:pSv3TUjq
「波風」で。。。
「海」
時間の流れに乗っかって
蒼い水が行き戻り
僕は嶮岩の上に座って
そんな地球の戯れを眺めていた
頬に当たる風の囁きは
意味を聞き取る事はできないけれど
心に眠った快さを起こすには
十分過ぎるほどだった
足は熱い浜砂の感触を楽しんで
痛すぎるほどの気持ちよさに
過ぎた子供時代の思い出が
ちらりと陽の光に映った気がした
夏の海に僕は全てをさらけだそう
熱い景色に僕の心を重ねて。。。
しばらくぶりに書き込んでいます。
まずはお題か・・・・。
ちょっと早いかもしれませんが
『この夏の出来事、思い出』
でどうでしょうか。
517 :
名前はいらない:04/08/21 20:06 ID:aGsTBmp4
「狂気の街で」
斬り裂かれた道化師が
痛みを知らずに笑う夜
狂った獣に捧げる歌は
闇の向こうへ抜けていく
小ささを誇る蟻たちを
踏み潰す足はただ冷たくて
光彩を放つ夜霧さえ
目蓋を覆えばただの夢
こんな世界の中に一人
僕は何もせずに生きてきた
命を炎に捨てる蟲達を
嘲ることさえもせず
ただ怯えて生きてきた。。。
518 :
AKA:04/08/22 23:27 ID:rJ+Q5IWU
『夏の夜の花』
あの時の君は
逃げ水のように 僕との感覚を保ち続けていた
消して触れることの出来ない 高嶺の花
さまざまな角度から魅せる表情
暗闇に輝く噴水
他方向に飛び散る花びら
どれを見ても 特別だった
短い間 僕の隣にいた君は
最後に僕から放れ 空に花を咲かせた
追いかけることの出来ない僕は
ただ空を仰いでいた
過ぎた夏を追い求めるより
ただ僕は
また来年この場所での 君との夏に期待しよう
519 :
名前はいらない:04/08/25 13:49 ID:DzNyYLXj
「夏」
何も無くて虚しくて
そんな夏
>517
夜の街、ストレスを発散するかのように
大酒を飲み、大きい声を出しているサラリーマン。
いつかああなってしまうんじゃないかっていう
恐怖にも似た感覚を感じたのは高校一年の時。
最初の行でふと思い出したので・・・余談。
ずいぶん後ろ向きな感情が全体を支配していて
思い悩んでる感じがしました。
それはなんとなくわかったのですが、最後まで
「じゃあどうすればいいんだろう?」って感じさせて
くれる部分がなく終わってしまったような。
作者の方が、これで完結していると思われているなら
多分それが正解なんでしょう。
私はもう少し先が読んでみたいと思いました。
終始テンポが良く読みやすかったです。
>518
淡い初恋の物語と、夏の一夜限りの花火大会を想像しました。
重ね合わせると実に切なくてそれでいて若いエネルギーを
感じます。全体に『君』と何度か出てくるのですが、
いろいろな表情を私は感じてとても面白かったです。
ただ一つ残念なのは
>さまざまな角度から魅せる表情
>暗闇に輝く噴水
>他方向に飛び散る花びら
>どれを見ても 特別だった
もう少し動きを感じたり、色が見えたりする
表現があったらなと思いました。
>何も無くて虚しくて
>そんな夏
多分、人は生きていれば何かしら目にすることだったり
耳にすることなど等、あらゆる情報があるはず。。。
それをどんな形でも聞きたいと私は思います。
簡略化されてスッキリしたものがよしとされている昨今ですが、
5W1Hくらいはほしいかもw(先生みたいですいません)
523 :
AKA:04/08/26 18:59 ID:GYa14R1P
>>521 評価ありがとうございます。
『時折見せる悲しげな顔
暗闇に星を作る噴水
季節を感じて散る花
どんな物でも 僕には特別に見えた』
―参考にして修正してみました。
少しは動きがでた・・・かな?と自分では思います。
とても丁寧な評価ありがとうございました。
>523
感想程度しか書けませんが喜んで頂ければ幸いです。
修正に関しては綺麗な風景と同時に切ない感情が
にじみでてとてもいい雰囲気だと思います。
525 :
能書き:04/08/27 18:07 ID:0Xjph1Dk
バカヤロウと怒鳴られて
使えねえなと罵られて
自分のことすら信じられなくなる
何をやってもうまくいかず
必要とされる場所がわからない
それでも生きることが好きで
なり振りかまわず組織にしがみつく
もう傷をつけるところすら見つからない
擦り切れ悲しい様を晒す
痛みにすら鈍感になっていた
机の角に頭ぶつけて死んじまえ
世知辛い世の中を生き抜くよりは簡単だろう
呟くあなたはアメリカ大統領と同じだ
僕は未来をを手に入れるため
極限まで感情を押し殺す
捻じ曲げられた固定概念
原理主義と何ら変わらない
信じた思想を守るため
若者が疑問を持たず銃を乱射する
権力は悪と決め付け楯突く
気付くとアルカイダと同じだった
それでも生きることが好きで
守るべきものがあるから
傷つけあう
巨人軍が好きで
野球選手が夢だった
あの頃の自分に戻りたい
『この夏の出来事、思い出』
終了します。
現在特に御題は出ていないと思いますが、
よろしければどなたかトライしてみてください。
>>515 時間がたってしまったので、もう見ないかな。。。。
最後の段が、全体の流れを壊してしまっているよ。
前がとても美しいだけに、惜しい!!
>>517 世界の荒々しさにただ怯える自分という構図を描きたいみたいだけれど、
蟻の位置が今一不鮮明。蟻が自分であるのか、それとも、蟻を踏み潰すのが
自分であるのか?もし、前者であれば、ただ怯えて生きているだけではなく、
逃げていたはずだし、後者であれば、被害者でありまた加害者でもある自己を
見つめる視点がいるような気がします。
荒々しい世界を美しく描いているところは、とても綺麗ですね。
>>518 花火と重ねた彼女の姿が美しいですね。
高嶺の花ですかあ。。。。
感覚か間隔か 放たれるか離れるのか 漢字の使い方がちと雑です。
”さまざま””どれ、どんな” ”特別”といった単語が、耳障りです。
一度声に出して詠んでみてください。
”ただ”という副詞が2重に重なるのも、気になります。とくに最終段は
表現がストレートすぎるような感じを受けます。(ああ、辛口ごめんなさい)
>>519 これはまたストレートで、いいですねえ。
>>525 思わずエールを送りたくなってしまいますーーーーー。
くじけそうだけど、純粋だった昔が懐かしいんだけど、生きていく。
っていう感じがよく伝わってきて、胸が痛いです。
こういう感情をぶつけるような詩というのは、書き手にも意味が大きいですし、
読み手もまた、圧倒される部分が大きいです。
>all
暫く書き込めなくてごめんなさい。少々気力がなくて詩も批評もできませんでした。
またぼちぼち、参加しますね。誰か題出しませんか?
529 :
AKA:04/09/06 15:36 ID:PJXwXkSC
>>528 辛口コメントありがとうございます。
自分と他人との感覚の違いを忘れていました。
漢字や副詞など、以後気を付けます。
530 :
517:04/09/06 19:54 ID:+o2pBzvu
評価ありがとうございます。
えと、蟻は自分でもないし、自分が蟻を踏むわけでもありません。
自分自身はただ見ているだけの存在です。
狂っている世界の一例です。
小さいことを誇る(まあ、これは非力でも頑張って生きていることとか、まあ、そういうことの比喩です)アリたち(この世界の住人ですね)を踏み潰しても(ようするに殺すとか挫折させるとかいうこと)別になにも思わない奴らの存在が普通にある世界ってことです。
まあ、最初の2連は世界の表現なんで、自分はただの傍観者の立場です。
3連からは自分自身が絡んできますが。。。
題だします。 「夕焼け」
532 :
名前はいらない:04/09/08 23:45 ID:rkPXRxiT
チューハイ片手にさあ乾杯
肴は当然この夕日
台所から見える贅沢品
グラスに注いだカシス酒に
映した朱色の光玉
嫌な事忘れて一気飲み
私の習慣=発散法
明日は木曜
明後日は金曜
きっとずっと頑張れる
>>532 グラスごしに見える夕日が美しいです。
些細な逸脱で日常の辛さを凌ぎ、明日の活力に繋げる姿が、いじらしい。
お互いがんがりませう!!
明日は木曜、明後日は金曜 きっとずっと頑張れる
という言葉がしみじみと身に染みます。
(私の習慣=発散法 という行はちょっと説明過多でしたね)
534 :
sachura:04/09/10 22:49:05 ID:i2mxu3rx
夕焼け
忘れられなくて
チャリをとばした
涼しい風
眩しい光
オレンジ色が
滲んでゆく
一秒二秒
素直にサヨナラ
楽しい
苦しい
入り交じった
酸っぱい心
この夕焼けと共に
一緒に沈んで
忘れさせて・・・
***********************
はじめて書き込みさせて頂きます。
私も、勉強しているので、
辛口で、感想よろしくお願いします。
さきゅら
http://blog.livedoor.jp/scrny/
桜
>>534 返事遅くなってすみません。。辛口評をということなので、容赦なく(w
まず、頭の中にあるイメージは、とても明確で、とてもいいです。
オレンジ色が滲むという表現が、涙を暗示していてうっとりします。
ですが、表現形態として、断片を思うままに並べたという印象がぬぐえません。
詩としてのスタイルの問題であるのかもしれませんが、もう少し構造性が欲しい。
今あるイメージはそのまま大事にして、それをもっと膨らませてみてください。
なにかもうひとつぶつけてみてもいいし、表現そのものを、単語ではなく
文にしてみてもいいです。
あと、最後の”忘れさせて・・・”という〆が、リズムが悪い。この破邪でもって
女性らしい頼り無さみたいなものを表しているとみてもいいんですが、
このせいで、詩全体が甘えたメロドロマに一気におちてしまった気がして残念です。
538 :
2800:04/09/15 17:49:32 ID:7LWQ+aKQ
『いつかの夕焼け』@
時間指定のプレゼント 届いただろうか?
君のところの西の空も 茜色に染まっているかい?
最近朝早くて大変っていう話をよくするから
君の目覚まし時計の横に並べてくれると嬉しい
お店で一番大きい音で鳴るの選んじゃったよ
僕の生活する君の故郷と
君が生活する僕の知らない世界
君は少し変わったみたいで
クサイ水も慣れれば平気と言った
僕は取り残されてしまったみたいで
「中学校の近くの湧き水 また飲みいこうね」
君に少し強い口調でそう言うんだ
539 :
2800:04/09/15 17:51:03 ID:7LWQ+aKQ
『いつかの夕焼け』A
君と二人乗りで帰った田んぼの一本道
今はススキがキラキラとても綺麗です
帰り道 自転車から降りては
ススキを一本 手に取り
肩にとまる赤とんぼと一緒に西の空を見上げる
普段じゃこんなこと絶対しないのにね
きっと秋の風に少し寂しさを感じたんだと思う
稲刈りの時期にはきまって帰郷する君が
今年はとても忙しいのと そう言ったっけ
「君んちの田んぼも今年はとても出来が良いよ」僕は言う
興味なさそうに君はあいづちを打つだけだった
「君に忘れて欲しくないものがここにはたくさんある」
『忙しい』は恋愛のエピローグ
時間指定の僕の最後のプレゼント 届いただろうか?
君のところの西の空も 同じように茜色に染まっているかい?
540 :
名前はいらない:04/09/15 20:13:42 ID:YtSfgatd
熱い熱い熱い!
コレ、ホントに夕焼け?
俺にはパンケーキに見えるんだけど、、、しかも熱い!
てか、美味そうだよね。。。
食う?食うのか?食ってみろよ!ハイ食べます。
もぐもぐもぐ・・・うげごぱあ!!!てか、熱!コレ熱すぎだよ。
しかもなに?噛んだらなんかよく分からない汁がでてきたよ。
なんだよこれ〜わけわかんねえ〜
あ、それから俺の明日は晴れるかなあ。。。なんてね♪
541 :
紫の豚:04/09/16 10:01:24 ID:G84budlf
沈む太陽
今、読みもしない本を手にとってみた
ハードカバーの本は重いな
脳みそが揺れそうだ
彼女の残したものをひとつずつ思い出してみる
汚れた髪の毛
下品な色の口紅
曲がった指輪
懺悔の手紙
そこにいたときよりも遥かに鮮明に
息が苦しくなる
あの日見た夕日は赤かっただろうか
542 :
AKA:04/09/16 21:59:48 ID:T86ot+9q
『実』
緑の山に沈む夕日 青い海に沈む夕日
どちらも本当の夕日だけど
この恋の終わりを ただ僕に押し付けているように見える
この赤い空が藍色の闇に替わるころ 僕の中の実が落ちる
熟した実が落ちる前に 渡しておけばよかった
僕と一緒に 心の中に留めておけるから
なのに今は無い ただそれだけのことで
僕の木の周のは 砂漠になり始めている
夜になれば この木も枯れるだろう
そして 明日朝が来た時 新しい土ができ
落ちた種から 新しい木が花を咲かせるだろう
次の夕日が来た時、僕の実はなっているだろうか
もしなっていたら その実は愛する人に渡そう
僕の心と一緒に 永遠に消えないように
「高校2年の秋に」
3軒となりのなおにいが、プロポーズをしてくれた。
5つ上のなおにいは、来春大学卒業で、内定もらって、
嫁ごが欲しいと言っていた。
5つ上のなおにいは、ずっと憧れのにいさまで、
思わず心が跳ねとんだものだけど、やっぱり不安がつのります。
うちもあちらも農家のいえで、一人息子の一人娘。
農家の仕事はようくしってて、やっぱり不安がつのります。
今はジリ貧の百姓なれば、にいさま勤めにでなさるし、
おうちに残るじじばばたちと、一緒に田畑を守るのやろなあ。
ため息一つついてから、窓から外を見やってみれば、
赤い柿のみが3つ4っつ、青い空にはえまする。
高い空に風がふき、深い木々が華やかよ。
居間にもどれば、かあさまが、洗濯物をたたんでました。
”かあさん、私、大学行ってもいいかしら?”
”そらかまわんけどが、何を急に言い出すのやら?”
”西のなおにいさまが、うちと結婚したがってんよ”
”ほう”
”そんで、なんか不安になってん”
”まあ、そら自分で考えななあ。大学行ってもええんだけどが、
きちんとせんと、とうさん怒ると思うええ。
あとな、浪人はあかんえ。お金かかるでねえ。”
赤い夕やけ、西の空
3軒となりのにいさまの、窓の下へと走ります。
”ねえねえ、にいさま、キスしてください。”
>>538 2800さん 「いつかの夕焼け」
遅くなってすみません。
田舎と都会の対比がとても等身大な雰囲気が出ていて
いいです。目覚ましが必要な忙しさや、水、
田んぼの風景、稲刈り、夕焼けが取り残されたような
寂しさをつのらせています。
この詩を読んで、下の詩を書きました。イメージが沸く
良い詩です。
で、いつもながらの酷評部分・・・・
>ススキがキラキラとても綺麗です
これは、2重にまずい。キラキラと綺麗が音が重なって
聞きづらいのと、綺麗といきなり使ってしまうとこが
イメージを束縛します。
あと、思うという単語も抜いたほがいいかな?この場合必要ない
ような気がします。かなりリズムも整ってきたので、もう一歩!!
内容だけをとりあげると、どうも諦めがよすぎるみたいな気します。
都会の忙しさに幻惑されている彼女を長い目で見ていらしたら
どうでせうかねえ?
>>540 さん
夕焼け食べちゃうんですかあ。豪快です。
汁はなんの比喩なんでしょうか?
読んでて面白い。です。
>>541 紫の豚さん 「沈む太陽」
これも別れですね、
私は紫さんは女性だと思い込んでいましたが、これは
どうも男性視点の詩ですねえ。それとも親友に裏切られたので
しょうか?
汚れた、下品な、曲がった、懺悔とマイナーな感触がひりひりと
心に響いて、シニカルな雰囲気が良く出ています。
良い詩だと思います。◎
>>542 AKAさん
これは美しいです。
冒頭の
>緑の山に沈む夕日 青い海に沈む夕日
>どちらも本当の夕日だけど
>この恋の終わりを ただ僕に押し付けているように見える
この3行は、もしかしていらないのじゃないかと思いました。
赤い実を愛に喩えているところがとても詩的でいいです。
その一点で作ってしまったほうがすっきり綺麗な気がしました。
すんなり読めて、リズムもいいし、とても素敵です。
546 :
AKA:04/09/17 17:17:00 ID:RZmmUEar
>>545 ありがとうございます!!
リーフレインさんに褒めてもらうと嬉しいです。
改めて読むと冒頭の3行は確かにいらないです。
もっと上手く比喩を使えるように頑張ります。
評価ありがとうございました。
547 :
紫の豚:04/09/18 21:20:46 ID:BEy/S3ro
>>545 お久しぶりです!評価ありがとうございます。
お察しのとおり、私は女ですが今回は男性目線で書いてみました。
沈んでいく太陽と死んでいった女っていうのがイメージとして重なったので。
>>543のリーフレインさんの詩と
>>538 539の2800さんの詩、
田舎の描写がリアルで、なんかすごく良かったです。
リーフレインさんの方、リズムがいいのにむりやりな感じがなくて凄いな〜って思いました。
548 :
sachura:04/09/20 18:43:02 ID:8r4nGeGz
リーフレインさん、評価ありがとうございます。表現力、想像力に欠ける部分と、
自己中なところが、どうしても出てしまう今日この頃です。
なかなか難しい・・・
他人に提供する為にがんばってても、結局なかなか納得できない!
もうちょっと勉強します☆
さきゅら
>>547 横レスですんまそん。
男性目線ということですが、リアル男♂はこういう場合どう感じるかやってみます。
>>541 「今」の位置をずらして前連を説明し、回想にもっていきます。時制も現在形で統一。
女を失った男の場合、もっと泣きが入ります。そいで思い出に美化が始まります。では。
*********************************
沈む太陽
読みもしない本を手にとってみる
重い本だな
ハードカバーか
活字を詰め込みすぎて重くなったのかな
今、彼女の遺したものをひとつずつ思い出してる
濡れた髪の毛
背伸びした色の口紅
曲がった指輪
懺悔の手紙
記憶はそこにいたときよりも遥かに鮮明に
もう息が詰まりそうだ
あの日君が見た夕日は
今日のように赤かったかい?
550 :
2800:04/09/21 14:01:24 ID:mKfr6aLU
また期間があいてしまった。。。
>544
いつも貴重な意見ありがとうございます^^
いろいろ考えをめぐらせながら書いていると
感傷的な気分になったり、気持ちばかりが先行して
しまったりとなかなかうまくいかないことが。。。
表現方法やリズムに関しても、もっと煮詰めていけたら
と常々思いながら勉強の日々ですw
551 :
2800:04/09/21 14:32:47 ID:mKfr6aLU
>543
色々な環境に左右されながら人生って日々変化ですよね。
時には自分の感情とは全く逆の方向へ進んでしまうことも
あったり・・・(余談)。
思春期は”成せばなる成さねばならぬ何事も”
と可能性に広がりがあって私はとても好きです。
内容にとてもリアリティーがあって自分があたかも
詩の主人公になったような、そんな気持ちになって
読ませてもらいました。甘酸っぱくて、少し不安を抱えた
少年少女の決断のときは誰にでも一度は訪れる瞬間。。。
あぁそんな恋がしたいw
552 :
紫の豚:04/09/21 18:14:51 ID:9D5CVxwo
>>549 自分の書いた詩をこういう風に加筆してもらうっておもしろいですっ。
参考になります。。ありがとうございます。
一応ですね、私が書いた時の「女」っていうのは母親イメージだったんです。
めちゃくちゃ軽蔑していた母親が死んでしまった、みたいな。
相手の女が母親だってことがわかるように書くか迷って、あえて書かなかったんです。
詩の中の彼は女を母親として軽蔑していたから。
でも、人に読んでもらう詩っていうことを考えると、
やっぱ二人の関係をもっと分かり易く書いたほうがよかったなと、後で思いました。
リアルさんの書きなおしてくださった詩は、
まさにリアルに感情が伝わってくる詩に変身したな〜と感心しました。
>>547 >>551 評価ありがとうございますーーー。なんとなく女の子の視点から
自由に憧れる気分を書いてみたくなりまして。。。
最後のキスは、試金石なんですよーーー、おにいさまが振られるか、どうかの
瀬戸際だといえまっす。女はこあいですよねえ。w
ひと段落しましたので、お題”夕焼け”終了します。
次どなたかどうぞ お願いします。
>>552 紫さん、お礼だなんてもったいない。。。
あのままでも詩として十分でしょう。ただし、女性の書くタイプの詩ですね。
なるほど、男が軽蔑する母親ですか。
しかし、死別した場合、なおさら凄まじい美化が始まると思いますよ。
母親って口ではどんなに拒んでも憎むことができない女性です。
これが自分を捨てて見知らぬ男の元へいった存命中の母親なら、軽蔑もするでしょうが、
その場合、ハードカバーの本は引き裂かれていると思います。
「なぜお前は彼女をあの女の顔に整形したんだ!」
「世界一の美女にしろって言ったのは、父さん、あなたじゃないか!
男にとって自分の母親は、つねに世界一うつくしい女性なんだ!」
------------手塚治虫「ブラックジャック」より
ところが女性だと少々事情が違う。
この前久しぶり会った従妹に(若くて美しかった頃の)叔母に最近似てきたねって
言ったところ、
「いやだわ、にーさん、アタシあのヒトみたいに太りたくない。」
って返されてしまいました。
女にとって母親はつねに永遠のライバルらしいですなw
555 :
紫の豚:04/09/21 23:26:58 ID:9D5CVxwo
>>554 なるほど、そう言えば「男にとって母親は最初の恋人」と何かの本で読んだ覚えがあるなぁ。
世の嫁と姑がうまくいかないわけだ。。。(苦笑)
異性の視点で書くってむずかしいなぁ。研究してみます。w
じゃあ、この流れで、
>>553のリーフレインさんのコメントにも女はこあいとあったし、
次のお題はズバリ『女』で!
556 :
2800:04/09/22 18:41:30 ID:Owgn0sFZ
『たっくん @』
物心ついたとき、市営住宅3階に家族4人で住んでいた
同い年のたっくんが、いつもの時間にやってくる
その時私、たっくんいじめて泣かせてばかり
それでも毎日来てくれる、たっくんの事が好きだった
ある日突然たっくんが、遠いところへ引っ越しちゃった
おてんばだった小学生
足の速さはクラスで一番
同級生の男の子にだって
負けたこともなかったし
だからこれからいつまで経っても
男の子に勝ち続けられると思ってた
中学の入学式、懐かしい面影
たっくんが笑顔で私に『久しぶり』って
幼稚園以来のたっくんは、身長だって私を抜き去り
大人びて見えた瞬間
よくわからないモヤモヤを、私の中に作り出した
中学生二年のある日のこと
真っ平らだった私の胸が
ちょっぴりだけど膨らみ始める
それから時間はかからなかった
ある日を境に私は突然、やっぱり私は女だったと
そう思わずにはいられなかった
557 :
2800:04/09/22 18:42:22 ID:Owgn0sFZ
『たっくん A』
高校生になって、色んな男と付き合った
ロン毛で軽そうな男もいたし
頭のよさそうな生徒会長
別に誰でも良かったと、言うわけじゃない だけど
男子校に行った、たっくんのことばかり頭をよぎる
だからというわけじゃないと思っていた
SEXだけはどんな男ともしなかった
高卒、私は働き始め
同じ会社の営業田中と付き合い始めた
何度も求められては拒否をする
そのうち関係も、ギクシャクし始め
居づらくなって会社を辞めた
ちょうどそんな時
私くらいの年の人は、学生で今は夏休み
友達から聞いた、たっくんの携帯番号
思い切って電話した
久しぶりの私の声に、たっくんは
とてもびっくりしていたけれど
昔話で盛り上がり
『今からどこか遊びいこうよ』
一緒にいることがとても自然に感じた
ご飯もとってもおいしかった
でも私の頭の中は一つのことで一杯
ずっと感じていたモヤモヤを払いのけるため
たっくんを全力で誘惑した
558 :
2800:04/09/22 18:43:29 ID:Owgn0sFZ
『たっくん B』
初めて入るラブホテル
お風呂は全面ガラス張り
私ははずかしくなってテレビをつけた
そこで映った映像に、さらにもう一度目を丸くする
実際あまり覚えていない
たっくんと一つになった瞬間
私の中で何かがはじけたくらい
昔、私がいじめたたっくんは
素敵な男になっていた
たっくんは私の顔を見て
少し微笑んだように見えた
お互い今日のことは忘れよう
それが私たちの話し合いで決まったこと
27歳2児の母
今でもたっくんは連絡をくれる
あの娘はいつも僕を見てる
俺が横目でチラッとみると
いつも慌てて顔をそむける
毎朝通勤電車の中
僕はいっつもドキドキドキ
お下げの髪が可愛いあの娘
ほんのり赤いほっぺがきれい
あの娘はいつも僕を見てる
僕はとても意識して
せいいっぱい、かっこいい顔保ってる
僕はある朝勇気をだして彼女に声を掛けてみた
彼女は優しいその顔を力いっぱい歪めながら
僕をはたいてこう言った
「この、痴漢男ー!!!」
そういえばそうだった。
昔僕が痴漢で捕まった時
彼女も同じ電車に乗っていた
560 :
AKA:04/09/23 18:03:47 ID:ZHh75FFE
『俺は悪くない』
騙された 現実は突然やってきた
あの日から 君は僕の前に現れない
約束の日はもう過ぎているのに・・・
澄みきっていた空は 何が悲しいのか
灰色に落ち込んでいる 俺に比べれば楽なものだろう
「すぐに明るくなるくせに 暗いふりをするな」
愚痴しか出ないこの口が とても憎らしい
俺の頬に水が落ちた 見上げればそこには
明るくなるどころか 泣き出した空
「俺がお前を泣かせたのか …俺は悪くない」
もう一度愚痴を言えば さらに涙の粒は大きくなる
なぜか僕は動けない 体が動かない
君に一途だった僕 俺の感情を雨が隠す
『みっともないくらいに 人を愛せるのって素敵な事よ』
君が言った最後の言葉 信じてみようか・・・
561 :
紫の豚:04/09/23 23:16:53 ID:QDTeXJ2A
>>556 生理がはじまって、体が変化して、中学校の制服は女子はスカートだし、「女」だって意識せざるを得なかったころ、
なんかわかんないけど嫌だったな〜。
男の子ってそういうのあったのかな。
夕焼けのときの詩でも思ったんですけど、2800さんのリアルさって好きです。
初恋の人にはつまらない男になっていてほしくない。
今あの子はどんな男の人になってるんだろう。ちょっと考えたりしてしまいました。
>>559 ははは。痴漢は犯罪です。w
でも私も妄想と勘違いは大得意。
>>560 彼女を好きだった僕と、空に強がる俺。
男の二つの面をうまく表現しているなぁと思いました。
でも、騙されて失恋したにしてはちょっとキレイに終わりすぎかなぁ。
それとも、男性はそういうものなのか。。。
562 :
2800:04/09/24 09:51:15 ID:2sQqaX69
>>561 異性を意識する瞬間。自分の性に目覚めるとき。
それぞれの人生の中でいろんな状況でそれは起こるんでしょうね^^
こんな話を聞いたことを思い出したので余談ですが。。。
銭湯でお母さんが男の子を連れて一緒に入ってきたそうです。
よくある風景ですが、男の子は周りをキョロキョロ見回していて。
そして偶然、話をしてくれた本人と目があったんですって。
その子の目は子供の目ではなくて、完全に『男』の目で私を見てる!その人は
感じたそうです。親は子供のことを良く見ていて、異性を意識するような時期に
そういう刺激の強すぎる場所に連れて行くのは、周りにも多少なりとも不快感を
与えるようで避けたほうがいいのではと言ってましたw
男と女とでは性に目覚める瞬間って多少違うのかもしれませんね。
テーマ『女』なのに話が脱線して申し訳ありません。。。
「笑顔」
君が見せたあの笑顔
僕には信じがたいものだった
夕陽に染まる待合室で
君は僕に別れを告げた
あの笑顔とともに
しつこく訳を聞く僕は
ただの虚しい道化に思えて
君の履いた黒いブーツを
眺めながら涙を流した
二人で過ごしたあの日々は
何に代えがたいものだったけれど
君の最後に見せたあの笑顔が
僕の全てを台無しにした
僕はもう誰も愛さない
誰も愛さず一人で生きていこう
裏切られる事の悲しみ
胸の傷に染み込んだままで
564 :
AKA:04/09/24 18:41:32 ID:YD6azTzn
>>561 正直に言うと、私にも男性の考えはよくわかりません。
なので思いついたとおりに作ってしまいました・・・。
次はもう少し客観を込めて作ります。
(『次は次は』って全然上手くなってないような気が・・・
一応気を付けて入るのですが・・・)
紫の豚さん 評価ありがとうございました!
565 :
2800:04/09/25 08:58:06 ID:8QcNYiag
>>563 名前はいらないさん
恋愛の『別れ』は何度経験しても絶対慣れることのない痛みの一つ。
待合室に差し込む夕陽がさらに切なさを際立たせる。。。
結局別れを告げるほうも告げられるほうも少なからず痛みを
共有していて、だから尚のこと『訳』に執着してしまうんですよね。
綺麗にこの恋愛を終わらせようと思う自分と、打ちのめされて
これからどうやって生きていったら良いかわからなくなって困惑する自分。
そこに追い討ちをかけるかのような君の笑顔。。。胸が痛い。。。
>しつこく訳を聞く僕は
>ただの虚しい道化に思えて
>君の履いた黒いブーツを
>眺めながら涙を流した
この4行が全てを物語っているような気がしました。
人間はきっと傷ついて、それを繰り返しているうちに
成長していく。そしていつだかわからないけれど
最高の相手に巡り会うんじゃないのかなって。
そのための準備期間だったのかなって思えれば
今回の恋愛だって無駄じゃなかったし、きっと
いい思い出に変わっていく。
と、いつも私は自分に言い聞かせています。
「女」
ダリの絵のような歪んだ風景の向こうに
深い森が広がっている
手前の白茶けた荒れ野には、さまざまな心象がちらばり、
シュールでありながら、どことなく全体に統一がある。
角度を変えると表情を変える奇妙なオブジェが 一つ
黄金率を少しはずした地点に横たわる。
男でもあり、女でもあり、
汚辱でもあり、静謐でもある。
卑猥でもあり、純潔でもある。
地に埋め込まれ、うごめくようでもあり、同時に宙に浮き漂うようにも見える。
オブジェは鏡であり、白い布でもあった。
いかようにも染まり、虹のごとく見る人の目を幻惑させる。
めくるめく花束、カラフルなキャンディーの入ったガラスの球体。万華鏡。
鏡の迷路に迷い込んだ人間は、どうやって道をみつけたらいいのだろうか?
背後に控えた森は深く、濃い。
森のどこかに朽ち果てた大木が横たわる。
大木の洞の中で
小さな少女が泣いているのかもしれない。
ずっとずっと、泣いているのかもしれない。
「女」
今宵は満月
静かな海岸で潮が満ちる
微熱のように気だるい
感じるのは鈍い痛み
軽い憂鬱
鉄分不足
生まれた性に架せられた
林檎一つを食べた罰
今宵は満月
私の体内で潮が満ちる
568 :
紫の豚:04/09/26 13:45:45 ID:Q69RnSZp
>>562 興味深いお話ですね〜。
私の友達は、飼っているオス犬の前で着替えるのが何故か恥ずかしいと言っていました。w
思いっきりつっこんどきましたけど。w
>>563 同じ時間を過ごしてきたのに、どうして二人の思いに差ができるんだろう。
こんなに彼を好きな私を、彼はもう好きでない。
こんなに私を好きでいてくれる彼を、私はもう好きになれない。
しょうがないですましてしまうには辛すぎるんですよねー。
女の笑顔と、男の涙がその思いの差を印象的に表現していると思いました。
569 :
紫の豚:04/09/26 13:50:40 ID:Q69RnSZp
>>566 夢(眠って見る方)を見ているような世界。
具体的に抽象的な世界とでもいいましょうか。
この詩はまさに女で、それこそ読むものを幻惑させるような魅力を感じました。
>大木の洞の中で
>小さな少女が泣いているのかもしれない。
>ずっとずっと、泣いているのかもしれない。
かもしれないとしたところがよかった。
誰も、じぶんさえもなかなかその少女を見つけることができないから。
ああ。もう、言葉のファンタジスタと呼ばせてください。。。
なんか、ため息でました。
570 :
紫の豚:04/09/26 13:54:03 ID:Q69RnSZp
>>567 罰。。。
男に与えられた罰は何だろう。
子供を産まない女は罰を受け続けるのか。
などなど考えてしまうので、罰とは思いたくないなー。
しかし、神秘的かつ簡潔に「女」を表現できていると思いました。
571 :
紫の豚:04/09/26 13:56:04 ID:Q69RnSZp
ああー、いつも思うけど、評価って難しい。。。
詩を書くより、ボキャブラリーのなさを痛感します。
感想しか書けなくてゴメンナサイ。
572 :
567:04/09/26 15:46:56 ID:YrOOZ35t
>>570 評価ありがとうございます。月経をイメージ
してみました。男に与えられた罰は労働の苦しみです。
ああっ違うんです!林檎を食べてしまったイヴ(女)に
あくまで罰として与えられたのが生みの苦しみですが
私、罰なんて思ってませんよw生命産み出す性いいと思います。
毎月つらいですけどねw
>>569 へへへ、誉めてもらったよな気がしますです。
この詩は、とある友人をモデルに書いた詩なんです。
顔は見たことないんだけどね、綺麗なんよ。。。とても。
>>556 たっくん
うーーん、初めてってなあ、もすこしなんというか引っ張るもんなような気するよん。
ドロドロした執着が心にすみつく。
覚えてないっつうのもなあ・・・・まあ、詩的情緒というもんかもしれません。
男っぽい女だなあというのが感想だったりいたしますです。
>>559 .......まあ、犯罪はいかんよね、うん。。残念だったね。
>>560 騙されたと感じる自分、俺は悪くないと感じる自分。
彼女を泣かしたのは自分なのかと疑う自分、
どうも、印象がばらばらしていて、めまいがおきます。
心理的焦点をもすこし絞ってほしい。
女という題のわりに、女の姿が浮かび上がってこない。
>>562 ほほほ、女を感じた時ですかあ。。。。ナイショです。
>>563 これはまた、心に突き刺さるような詩ですね、
彼女の笑顔はどんな笑顔だったんだろうかと思いを巡らせてしまいます。
悪魔的に、嘲るような笑顔だったのか、天真爛漫な天使の笑顔だったのか。。。
どちらにしても、男の気持ちを踏みつける笑顔だったに違いないのでしょう。
....ほっとしたような笑顔だったのかもしれないですね。
女の笑顔の多面性に思いを飛ばすことができるよい詩です。
気持ちがすれ違いはじめて、相手の想いが重荷になってしまったとき、
やっとその重荷を降ろせたと、安堵の笑顔であったやもしれません。
しがみつかない愛が欲しい時代なのかな?
>>567 母の体を用意する女の満ちたような雰囲気を感じます。
子を孕みたいというのは、ひとつの本能かもしれませんね。
懐妊を待ち望む時期だとね、これに焦燥感がはいります。また流れてしまったと
思うのでね。
卵を孕んだ時の、満ちた気分というのは格別ですよん。
詩として、よく整っています。感覚を素直に書き落としたみたいです。
575 :
AKA:04/09/27 21:53:46 ID:QnzjjJeX
>>573 当初の目的を忘れてしまいました。
しかもぼろぼろです。
すみません出直してきます。
あんな詩に評価してくださってありがとうございました。
「女」
お喋りで
自己中な生き物だ
話を聞かない僕には耐え難い
したたかで
そのくせ愚かで
だけど愛さずにいられない
煮え切らない僕は明日も
地図が読めない彼女のナビゲーター
577 :
2800:04/09/30 09:51:35 ID:fd9f0I4A
久しぶりにお題いきたいと思います。レス遅れたらすいません・・・。
『不満』
578 :
Layla:04/09/30 19:13:49 ID:JfTsthGJ
「不満」
今日はあいつとけんかした
心にシコリが残ってる
大丈夫 俺は悪くない
あいつが悪いんだ
あいつの残した傷跡が
胸の中でうずいてる
それでも愛しく思えるのは
なぜだろう
胸の中であいつがわらってるよ
579 :
turu:04/09/30 22:40:13 ID:EYmLbxkB
「不満」
ふと鏡の中の自分を眺めた
どうしてそんな顔をしているの
言いたいことが言えず不満は溜まるばかり
こんな調子で毎日を繰り返していたら
僕の体は朽ち果ててしまうだろう
この不満をイコールゼロにするために
今日も眠らぬ町へと出かけるんだ
580 :
2800:04/10/01 10:38:01 ID:jrfy3AQX
>>578 この世の中で一番大切なものなのになぜか傷つけてしまったり、
相手から傷つけられたり。。。それってなんか不自然なようだけど
お互いの気持ちを確認する行為だったりしたりなんかして。
”俺は悪くない”と言いつつ、きっと明日には自分から謝って
しまいそうな雰囲気を私はかんじましたがw 不満を感じつつも
最高の彼女(彼氏)なんでしょうねえ。
>>579 自分自身に感じる不満は、なんとか消化したとしても
自分以外の人に感じた不満って言い出し難かったり
するのは分かる気がする。とくに仕事に関するトラブル
だったりすると愚痴をいってるわけにもいかないし・・・。
不満=ゼロ、つまり明日には引きずらないで今日のうちに
解決しておくというのはturu氏の性格なんでしょうか?
眠らぬ町へと出かけていく。。。いろんなストレス
解消法がありそうです。
ヒンヤリとした感触でブレザーでの登校を決めて
鏡を見ながらひとつ階段を昇ったと
選んで髪に飾った大きく赤いリボン
ひと夏ごとの抵抗があまりに鮮やかで
やがて男を惑わせる朝を迎えるのかと思うと
薄着の女に目を奪われて血を起こしている
582 :
紫の豚:04/10/02 12:56:36 ID:PtrhS+hz
>>575 わ、うちの母親だ〜。
まさにこんな人。
家族はみんな母に振り回されるけど、やっぱり可愛い人なんだよなー。
こういうカップルって好きです。可愛い詩ですね。
新しいお題も出たし、「女」終わりにしますね。
「不満」
想いを そのままに
産声のごとく叫び上げて
私を幾重にも取り巻くこの世界を
粉々に壊して進みたい
消えてしまえ
砕けてしまえ
無くなってしまえ
愚かなままに
滅びるよりも いっそ
と
だが それは
幾度破壊してもなお
何一つ変わらず
重苦しくそこの在り聳えるだろう
そして私は血を吐きながら
今一度 渾身の力をもって
振りかざすのだ
584 :
名前なし:04/10/03 09:27:44 ID:OWoRlyUY
『不満』
不満をよく口にしていた僕は何が不満なのかさえも分からなくなるほどになっていた
君にそう言うと君は可笑しそうに笑っていたよね そういう所が好きかもって
君にそう言われてすっごく照れていた僕 いつもそういうことは言わない人なのにね
たまには不満をきみに言っても良いと思ったこの秋
585 :
Bambi:04/10/03 14:22:11 ID:a8DHVsL8
ふと気付くと、僕の中に黒い固まりができていて。
自分でもわかってる。どうする事も出来ないって。
ある日それが僕の中で何度も何度もこんにちはして
外に出ようとするんだ。
弱い僕との戦い。
自分でもわかってる。今さら吐き出してもみじめになるって。
それでも固まりは巨大さを増して、弱さ故にため込む力もなく。
みじめな感情。
「不満」
このスレに詩を投稿する夏の終わり
いつも僕はこのスレみて思う
評価人は いつも 詩を褒める
どんなに自分で糞だと思う詩を投稿しても
いつも思わぬ賛美を受ける
まるで無理に賛美の言葉を捜しているよう
だから 自分の詩がほんとにいいのか悪いのか
それがいつもわからない
もう少し 思ったことをそのまま書いてよ
無理に褒めようなんてせずに
587 :
蛙人:04/10/03 16:56:27 ID:4MbKPBfl
「不満」
何をされたいんだ
何をしてもらいたいんだ
何が嫌なんだ
何が欲しいんだ
何で不満だらけなんだ
何で自分の事さえわからないんだ
何がそうさせるんだ
何だ
全部俺の事か
588 :
蛙人:04/10/03 17:00:18 ID:0AkQRmbU
次のお題いいですか・・・?
『秋』
でお願いします。
>>586 三好達治の ”詩を読む人のために”って本だったかなあ?
およそ、詩を読む人はそれだけで、詩人だと言えるのだという話しが
前書きにのっていて、自分で読む、自分で好きなように読まないと承知が
わるいという話がありまする。
読むだけでもそうであるならば、詠む人のほうは尚更であって、やはり
自分で我侭に詠まないと承知が悪かろうと思うのですよ。
詩というのは、様々な意図があって、特に多いのが感情表現であります。
詩人の感情がそのままのってくる詩である以上、その感情そのものに
いちゃもんをつけることはできないです。表現形態が稚拙であろうとも、
そこにあるものは本物であるからです。
私自身が詩を詠むとき、一番読み手に期待をするのは、そこにこめられた
想いが伝わることであります。ですから、私も書き手の想いを汲むことを
第一に考えます。その後で、その表現手段を多少解析させていただきますが、
こちらも素人であるので、ちょと困る場合が多かったりするのです。
大変申し訳ないです。
詩というものは、それが、自己表出であるという意味では
良い悪いというのは本来ないのかもしれないです。
ただまあ、想いがいかに伝わるか? あるいは 思想的に優れているか?
爽快感とかあるいは不快感、恐怖、といった感覚に訴えるものがあるか?
言ってみれば、もう一度、あるいは何度も繰り返して読みたい要素があるか?
という差が発生はいたします。。。。
それらは、リズムであったり、撰ばれた語彙だったり、裏に秘めた思想であったり
詩的表現と云われるそれらの複合した表現体であるわけです。
なによりも、伝えたい想いの内容によるのではとは思います。
一番強く、想うのは、「それは貴方の本音なのか?貴方の本音はその程度
でいいのか?」という点なのかもしれないですね。
590 :
北海:04/10/04 04:32:32 ID:uV1N/Rdc
「秋」
かさこそかさこそ秋の音
落ち葉の上だけ歩くんだ
お母さんの後に続いて
葉が風に飛ばされないうちに
えい! と後に続くんだ
かさこそかさこそ秋の音
葉っぱの上だけ歩くきまりで
追っかけ追っかけ踏み歩く
家までかさこそ
>>590 おしい、ラストの一行、リズムがはずれてるよ。なんか終わりきらない
不安な感じが残るです。余韻が欲しいのだろうけれど、もう少しあったかい
余韻が欲しい気がしました。
秋の 無垢な子供の幸せな時間ですね。
「病葉」 (わくらば) ーーー題 不満ーーー
はらはらと、病んだ葉が落ちてくる
言の葉が欲しいのか、
穴をふさいで欲しいのか。
かさかさと、病んだ葉が舞い上がる
踏まないで欲しいのか、
手にとって欲しいのか。
めがけたように、病んだ葉が追いかける。
言の葉が欲しいのだ、
ひらひらと風にのって追いかける。
いっそほのをで炙ってしまえ
マッチを擦った、
マッチを擦った、
しゅっと擦った。
火がつくそばから、
しとしとと雫が滴る。
天の雫か、吾の雫か、かなたの雫か。
「実りの秋に」 (連投失礼 −−−題 秋ーーー)
きんかんの白い花が落ちて、黄色い実が育つ。
柿の浅黄色の固い花が、にび色の実を結ぶ。
虫食いの穴が黒くうがたれている。
彼岸花が鬼のような顔を見せて、畦道を彩る田んぼに、
夜這いの草蔓が、密やかに這い巡っている。
黄金色の実りの穂が、雨に打たれ、風に吹かれ、
打ち倒された。
機械の足が入らずに、手で刈り取りをはじめた
実直な農夫がため息をつく。
おてんとうさまが
むごい仕打ちをなさる年もある。
594 :
Layla:04/10/05 17:53:52 ID:kvxwFbYA
「秋」
秋、
それはとてもやさしい、
果物は実り、
穂がたゆたう、
文化が栄え、
樹木は祭りに参加し、
懐かしい、
あの頃を、
思い出す、
少し肌寒いけれど、
みんなの心はあったかい、
「秋」
照りつける太陽は和らぎ
移り行くは物悲しい季節
青々とした木の葉は
色を付けて散り行く
燃える様な太陽は沈み
移り行くは物悲しい季節
夏に寄り添った恋人達は
別々の道を行く
596 :
2800:04/10/06 11:01:20 ID:A6mySt5H
>>583 年を重ねるごとに、何かを壊してまた新しいものを作り出すという作業をすることって
すごい怖いことに感じるのは私だけでしょうか?だからなおさら『破壊』の二文字に
とても力を感じずにはいられませんでした。
>>584 恋愛とは相手の良いところを見つけ出すことが楽しいもんだったりする(余談)
『不満をよく口にしていた僕』は、きっと彼女の前ではかっこ悪いから不満なんて
隠していた自分なんだろうか?
『たまには不満をきみに言っても良いと思ったこの秋』・・・・少しずつ自分の思ってることを
彼女に伝えることができるようになる。。。?
なにか淡々としていて、もう少し想像を掻き立てるような表現だったり言葉があったら
いいのかもしれないです。
>>585 大概の人がこの葛藤に一度は悩まされてるんじゃないかな?不満は口に出して
言わないと伝わらないものだけど、大人の世界はその感情をほとんどの状況で
押し殺していかなきゃいけないんだよね。。。我慢できないことが弱いんじゃなくて
うまいこと付き合っていく方法を人それぞれ見つけ出してるのかな・・・・。
本スレの投稿はお初です。
「紅葉」 お題〜秋〜
紅葉、それは履歴
今年の日差しは冷酷に光線を浴びせかけていったから
いつもの年にもましていっそう、赤くなお赤く
瞳を射し貫いていくのです
紅葉、それは警鐘
収穫の喜びにうかれる村人に、教え諭しているのです
やがて来る手厳しい季節の訪れを、警戒色に身を染めて
紅葉、それは追憶
時々刻々と足早に、色彩を深めていきます
通り過ぎていったあの人と、同じくらいの速さで
紅葉、それは老い
持っているものを全て木にゆだね、自らはしおれて朽ちていきます
雪の重みに責められぬよう、枝をかばって離れていきます
紅葉、それは糧
老いさばらえたこの体、待ってるものが土にいます
小さな触角もそもそと、お腹を空かせて待っています
紅葉、それは慈愛
凍える冬の大地を覆い、温め続けているのです
時にはこの身を腐らせて、発酵熱を振りまいて
早朝に湯気が上がっていれば、どうぞ私を思い出しますように
あなたの白い柔肌を、打ち抜く強い日差しから
守り続けた緑の騎士が、あなたのそばにいたことを
>>588 蛙人さん
スレの主旨に従って、評価(あるいは感想)をお願いしますです。
お題を出した方が、評価をすることになっております。
投稿のみなさん、このスレは、ギブ&テイクを合言葉にしています。
評価の質は問わないから、投稿したら、できるだけお題を出してみてくださいね。
599 :
2800:04/10/07 08:39:07 ID:omDdK3AQ
>>586 この言葉にはある意味力がとてもあるように思う。
しかしみんな無理をして褒めてるわけではないと
個人的には思っています。逆に言えば、無理をして
粗を探す必要も無いわけだし・・・。私自身は褒めて
もらったほうが個人的に嬉しいと感じるので、感想は
思ったことを書いてるつもりですが、良いことを多く
書いているかもしれませんね。
>>587 多くの不満で消化不良をおこしてしまい、結局
自分自身が苦しむパターンが浮かんできました。
>>592 新緑の若葉に混じった赤々と浮かび上がる病葉は
鮮やかだけど、なにかとても切なさを感じました。
終始不満という言葉が出てこないのになんとなく
感じることが出来る。モヤモヤとした気持ちというか、
不満に人間が取り付かれたときの感覚を、鮮やかな
”赤”を使って表現されていて。。私には思いつかない
手法にただただ感心。何度も読み返してしまいました。
>火がつくそばから、
>しとしとと雫が滴る。
>天の雫か、吾の雫か、かなたの雫か。
最後のこのフレーズがとても好きです。
600 :
1読んでなかった:04/10/07 12:51:07 ID:zlwEdauG
「不満」
ブラウスの裾はいつも汚れている
大人びた顔は春のない手持ち無沙汰で
透けた体に線を引く
冷ややかに手から零れ落ちた夏
ブレザーの肩位置を気にしながら
大きく赤いリボンを髪につけている
ひと夏ごとの抵抗があまりに鮮やかで
やがて男を惑わせる朝を迎えるのかと思うと
薄着の女に目を奪われて血を起こしている
お題 秋
花が開いたのがわかる
日が暮れていたことに気づくより前にだ
図書館の脇の茂みには
暗がりと甘い重い匂い
空の手触りが変わる
木目の細かい風が高くをゆき雲をかすめ
虫の音が震えて響いていく
また花の匂いが運ばれてくる
月はまだ低い
602 :
2800:04/10/08 18:53:56 ID:G+rYW5m9
>>600 何度か読ませていただきましたが私の感じ取った印象を書きたいと思います。
的が外れていたらすいません。少し妄想も入るかもw
思春期の少女、体と心のバランスが不安定でとても壊れやすいものがそこにある。
周りから注目をしてほしいけど、見つめられるのは少し怖い気もする。
それは全ての男の目線は下心に見えてしまうからなのか?
>透けた体に線を引く
何かとても詩的なものを感じずにはいられませんでした。綺麗です。
全体的に不満と言うより苦悩って印象でした。
603 :
600:04/10/08 21:25:00 ID:I7ulCpgG
2800さんレスありがとうございます
朝によく見かける中学生の女の子なのです
少し冷えた日にブレザーで登校していたのですが
その日に限って髪にリボンを付けて
大人っぼい顔はよく映えていたのですが
見た目だけが早く成長してしまった不満が
赤く揺れているようで詩にしました
後は私の
可憐なままでいて欲しいのに
成熟した肉体に興奮している
なんというか不満です
下心か そうかも知れません
ほんとリボンは何だったのでしょう
うっとりとした秋を迎えて
競い合うかのように色付いてゆく木々
涼やかな風が吹く度
散る 散る 散る 散る
あれは とあなたが指をさす
天高い空に渡る雁の群れ
ああ と私は答える
その次に言ふべき言葉を
私は知らない
そうやって
幾度季節が巡ろうと
人は秋を懐かしく想い
あたたかさを求めて
やさしく
寄り添う
605 :
蛙人:04/10/09 12:18:03 ID:xzff5dD+
>>590 幼い頃、そのような遊びを体験したことがあります
誰しも心の奥に残っている
和やかな詩に乾杯
>>593 私にとって彼岸花は
とても儚いもののように思えます
彼岸花は確かに、あの世を象徴するかもしれませんが
あの細く、手をかければ簡単におれてしまう茎
細い花。
私の勝手なイメージです。
>>594 最後まで「、」で終わっているということは
まだ詩は終わっていないのですか
>>595 秋は冬に移り行く。
いいですね。
私は好きです。こういう詩
>>597 警戒色という表現に惚れました。
表現力豊かな詩ですね
これからもどんどん書いてください。
>>601 思った事。
何の花かわかりませんでした。
すみません。
>>604 秋は暖かい。
秋は懐かしい。
私も同じ気持ちです。
>>599 ありがとうございます。わくらば という音が結構好きです。
この葉は、自分の不満でもあり、他人からぶつけられる不満でもあります。
(他人からの不満というのは、何かやって欲しいという要求でもあるので)
無視したいのに無視しきれない自他の不満の哀切です。
>>605 ありがとう。
彼岸花は切ないですね。ておってみようとは思わないですが・・・。
野のあってふさわしい秋の寂しさです。
607 :
2800:04/10/12 12:30:53 ID:4hUtYmPE
お題『不満』を以上で終了します。
今回はとてもいい作品に巡り合った気がします。
よろしければどなたかお題にトライ!
608 :
北海:04/10/13 05:59:00 ID:jwOTmdl+
590の北海です。
レスしてもらうのって楽しいねえ!
パソコンないからたまにしか来れませんが、また参加させてもらいます。
どぞ、よろしくです。
「翼」 いってみましょう。 よろしく。。。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
>>595 秋のやさしい寂しさがよく出ています。
「移り行く」という語が多いのが気になります。要推敲。
>>594 改行に注意。
>樹木は祭りに参加しーーーーー前半とリズムが異なっていて違和感。
最終段が、弱い。リズムが口語に戻るので、語句の力が減ります。
全体にぼんやりとした印象が残ります。
一方では、うすぼんやりとしたあたたかさも感じます。淡い水彩画のようですね。
>>597 紅葉それはーーー
という流れを陳腐ととるか、センスがいいととるかが評価の分かれ目になりそうです。
うーーーmmm。10回読んでみてください。
>>601 金木犀の香りを感じてしまいました。他の花かもしれませんが・・・。
目を閉じて秋を感じ、目をあけて空を眺め、最後に夕闇に低い月を見る。
とてもいい詩ですね。
>>604 うっとりとした秋 という言葉がいいですね。
1連、2連目は情緒があっていい。3連目の受けが、ちょっと違和感があります。
突然何年も経ってしまう視点と、そうやって という言葉の指示するところが
曖昧。(そうやって がないほうが綺麗に決まるみたいです)
あと秋の最中に、秋を懐かしく想うというところも、違和感かな?
610 :
Layla:04/10/13 13:51:18 ID:Z/+wVJEq
>>605 ありがとうございます、詩は終わっているけれど、秋は終わってない
というような感じを出したかったんです。
>>609 ありがとうございます、もっと詩の力を伸ばしていきたいと思います
。秋は暖かいですね。
お題「翼」
私には翼がある
それは 片方だけだけど
飛ぶと片寄る 私の体
不安定な 自分
翼があるからこそ得られる物がある
翼がないからこそ得られる物がある
私には翼がある
それは 片方だけだけど
611 :
優:04/10/14 04:02:23 ID:KYUmbOmT
翼を望んだ十五の夏
あの頃の私は
未熟で 弱くて どうしようもなく稚拙で
現実を見るのが怖くて
ただ空ばかりを眺めてた
「鳥になれたら」
それが私の口癖だった
世界を知った十六の夏
自分を変えたくて旅に出た
望んだ翼はそこにはなくて
ただ空と海が笑ってた
もう翼は必要ない 私には足がある
「鳥」になれない「人」でしか
見えない景色がそこにはあった
「FLY」
翼の折れた天使 楽園の片隅で
青い空見上げては 涙を流す
流れる雲 廻りゆく風 過ぎたあの日のMemory
もう戻れない悲しみを 夢の中へ閉じ込めて
You can fly with...
たとえ折れた翼でも
You can fly with...
想えばきっと飛べるはず
翼の折れた天使 果てしない時の中
白い手を見つめては 何かを想う
過ぎ去る雲 変わりゆく風 越えたあの日のMemory
もう戻れない苦しみを 耐える強さ手に入れて
生きる証を見つければ
きっと何かが変わるはず
You can fly with...
たとえ折れた翼でも
You can fly with...
願えばきっと飛べるはず
You can fly with...
たとえ折れた翼でも
You can fly with...
想えばきっと飛べるはず
613 :
601:04/10/14 23:14:46 ID:qC/ECMNc
>>605,
>>609 遅レスですが読んでくださって有難うございました。
花は金木犀のつもりでした。
書いたときは空気にその匂いだけが充満していたので、
どこか自己完結して説明不足になったのだと思います。精進します。
翼(鳩)
連続する破裂音は叩き鳴らされる冷たい空気
翼の持ち主はもうそこにはいない
朝陽も見えない灰色の朝に
湿気た空気は重いか 目には沁みるか
天の球面なぞる軌道を
優雅に 移る風に乗り
捕らえるものも縛るものもない
朝も昼も 昼も夕にも
翼持つお前 だのに小雨の夜は軒の下で
濡れた頭を毛羽立たせ 俯いて
孤独な寝言を呟いているのだ
それでもなお お前の居場所は空以外にないかのように
連続する破裂音は空(くう)に打ち振るお前の翼
朝になれば飛び立つのだ どんな冷たい空でも
願わくば 今日の太陽が風を暖め その翼を乾かし
その孤独を祝福せんことを
>>610 翼。
得られるものと、得られないものが何なのか、もう少し書いて欲しいです。
物足りなさが残る。
片方だけの翼というイメージはいいですね。
(本当は、片方だけだと、飛べないのよう・・・ですが、不安定に飛べる
ってとこで了解しますです。)
>>611 優さん
いさましい、心がたくましくなるような詩です。
で、ただ空と海が笑っていたーーー
これだけではやっぱり物足りないのです。もっとふくらましてあげてください。
>>612 どうも、歌詞のような感じの詩ですね。リフレインが歌っぽい。
生きる証しはみつかるかな?
喪失感と、あがいている現状が伝わってきます。もう一歩踏み込んで欲しい。
歌詞的な形を整えるのに精一杯という感じで、内容が薄く、共感しづらいです。
「翼」
どこから翼は生えるのかな
この肩甲骨がその名残り
ぐっと張り出し気分になってみる
胸も張ってみて大空を見てみる
骨はたちまち細く軽くなり
無駄な脂肪はしぼみ始める
風を受けとめる厚い毛が覆い
背からみるみる筋束は膨れ
からだを支える長さ3メータ
端から端まで6.5メータの
堂々として両翼は
青い気流を受けて広がる
どう?この空!ここは屋上
今なら どこへも飛んでけそうだ
かわ かわ と 鳴いてくカモメよ
そんなに笑うなよ
ちょっとその気に なっただけだよ
ポップコーンを奴らに放って
手を後ろに組み 風を眺める
翻っている 洗濯物と
向こうに見えて一緒に光ってる
いつもの 山と 空と 海。
--------------------------------------
お邪魔します。こちらのスレ初投稿です。よろしく。
618 :
リーフレイン:04/10/20 11:56:42 ID:Mou0DkP4
>>614 翼 (鳩)
きっと、飛ぶ理由など、鳩は意識していないのに、鳩の飛ぶ姿に
孤高の自由と勇気を重ねてみているのが、実に美しいです。
そこに見出している孤独と自由を希求する精神は、書き手その人の憧憬であり、
最後の祈りは、共感であり、エールであり、自身への励ましなのかも
しれません。
リルケがどこかに書いていたんですが、
”詩は人の考えるように感情ではない、詩がもし感情だったら、年少にして
すでにありあまるほど持っていなければならぬ。
詩は本当は経験なのだ。”
こんな言葉を思い出しました。
また投稿して下さい。
>>616 おお、cレールさん。いらっしゃいまし。次は題も出してね。。おねがい&ハート。
海に面した病院の屋上で、洗濯物を干しながら、
翼を肩に生やして飛んでいこうとする女性が目に浮かびます。
かもめの登場が秀逸です。海と、現実への回帰と、ユーモアを同時にかもしだしている。
ついでに、3メートルの翼2枚で6.5になるその厳密性(体の幅を勘定にいれましたね)
もリアリスチックで好きです。
いつもながら、一気に書き込んだような勢いの良さが生きてますねい。
実際には、建物は海に面していないかもしれないし、かもめもいなかったかもしれない。
当然ながら、翼も生えてはこないんですが、こういう虚構性による詩世界の
構築というのも、詩の醍醐味です。
空想の中で、飛んでみるのもできるんだけど、あえて飛ばないところが
詩が詩として成立するためのリアリティというもんかもしれません。
センスというべきなのかな???ささやかな憧れが漂います。
>all 毎度ながら、返事遅くてごめんなさいです。
619 :
614:04/10/21 19:36:50 ID:kH47L719
リーフレインさん、評価ありがとうございました。
丁寧に読んでいただいてとても嬉しいです。
引用して下さった言葉にも何だか感じ入りました。経験か。
是非また書き込ませていただきたいです。
620 :
優:04/10/21 21:11:57 ID:K+4UGSn/
リーフレインさん、評価して頂き有り難うございます。
今読み返してみると、確かに弱い。
的確なアドバイス感謝します。
また顔出すかもしれないので宜しくお願いします。
>>618 リーフさん(あ、全角だガイシュツ中?)ありがとさんです。
病院=屋上で洗濯物 あれは 何か固定イメージですよねえ。
今は乾燥機があるし病院のリネンは外にクリーニングに出すし、
ああいう風景も見なくなった気がします。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
お題出すとね、批評しなきゃあならないんでしょー(笑
だしっぱで(・∀・)イイ!なら幾らでも ・・・ですけどねんw
>>621 批評でなくて、感想でとりあえずいいんですよう。(私もそうだったりして)
私も詩を書いてみたいですーーーーー。
批評書くのあんまし好きじゃないんです。(実はみんなそうだったりして)
”持ちつ持たれつ”とか、”呉越同舟” とか、”情けは人のためならず”(これは違うか)
精神でゆきまそう。
感想で良いならお題をだしてみたいのですが。
(そんじょそこらの名無しです)
「音楽」で。他にもあったら並行でおねがいしたいですよろしく!
「心を澄ませて、聞き惚れる朝」
白い箱のような部屋の中から、
一つだけある窓へ向かって金色のラッパを吹いた。
大きく開けられた窓から、金色の鐘のような音が、
青い、青い空へ散らばっていった。
白くて小さい鳥が、金色の音を一つ捕まえて、
そっとくわえて、お日様のところへ運んでいった。
お日様は、にっこり笑って、金色の音をぱくっと食べてしまった。
光がまた少し輝きを増した。
黒い街の片隅で、恋人に殺された女の
最期の吐息が、砕けたガラスのように散らばった
涙と血と すれ違ってしまった愛の響きを
黒い鴉がそっとくわえて、お日様のところへ運んでいった。
お日様は、少し寂しげに笑って、砕けた音を食べてしまった。
光が少し、深みを増した。
明けた朝、天上のシンフォニーが奏でられる。
金色のラッパも、砕けたガラスも、
バラ色の雲と、沸き立つ雲に彩られ、
光のカーテンとなって地へ降り注がれるのだ。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
>>623 もちろん歓迎いたします。(ありがとーーーー 感涙)
お題 「翼」も並行募集中でーーすっ。
625 :
紫の豚:04/10/25 04:46:37 ID:Fi7W2S6I
家族協奏曲1番 朝
p
チュン チュン チュン
窓の外でスズメが鳴く
クレッシェンドf
ジリリリリリリ ミシ ミシ ミシ
母が階段静かに下りる
ゴロリ ゴロン
まだまだ寝返りうつ娘
ジジジジチーン
焼きあがるパン1枚目
f
ジジジッ ジジ
髭そる父
クレッシェンドff
ドタドタ ジャー ドタドタ チーン
父が歯磨きしている間に娘は階段駆け下りてパンは二枚目焼き上がり
デクレッシェンド
バタバタ トトン ガチャリ ガチャ
出かける父娘 見送る母
pp
ゴロリ ゴロン
母は再び床に着く
投稿ありがとうございます!
稚拙ですが感想など
>>624 明けた朝が、その含有するものにもかかわらず
どこまでも神々しい様子が感動的です。
救いであると思いました。
時間は朝→夕暮れ→朝のように動いているのでしょうか。
明るく清らかな前半部分に対して、暗い部分が弱く思えます。
抽象から具象に移行していて印象が異なるせいもあるかもしれませんが。
音楽をテーマにしているにもかかわらず視覚的にもとても豊かな詩ですね。
>>625 タイトルが良いです。この家族に愛着がわきました。
一つ目のクレッシェンドは音がだんだん強くなるというよりは
空気が集中していくという感じなのでしょうか。
擬音語が、この場合はイメージできる音を狭める役割を
果たしてしまっているように思われます。
使いどころにもう一工夫あると良いかと。
題名とあいまって構成が面白いです。
>>626 ありがとうございました。
そうですね、この一編は、途中で放り出してあった奴を伸ばしたので、
力が均一になってないですね。気をつけます。
(これを機会に、常連さんになってください。)ネ
628 :
紫の豚:04/10/26 23:04:16 ID:SjfkMEbx
>>626 ありがとうございます!
私も、タイトルが気に入ってたのでうれしいです。
擬音は確かに使い方を工夫したほうが良かったかもしれないです。
自分は、ミュージカルなんかでよくあるバケツとかゴミ箱とか叩いてリズムを重ねるやつみたいなのを
イメージして書いたんですけど、字で書くとちょっと安っぽくなってしまったかも。
参考になりました!
629 :
リーフレイン:04/11/02 15:33:02 ID:+JRAE+0R
”翼”終了しますね。
で新しい題ですが ”視覚のディスクール”でお願いします。(新しい試み)
630 :
リーフレイン ◆LeafL/oiO. :04/11/06 20:48:20 ID:YLmR2caF
どうも、曖昧な題出してしまったみたいですみません。
ディスクールとは、対話、言説といった意味の単語で、詩が提供できる視覚的
効果を意識して書いたものであれば、なんでもオッケイというつもりで題をだしました。
ですが、どうも書きにくそうなので、副題として
”鏡” ”視覚” ”対話” の3つを並列します。いずれか一つ
あるいは組み合わせてもいいですが、を内容的な題として、最初の
視覚のディスクールを意識した詩の投稿をお待ちしております。
焼け付く吐息に劣情絡ませて
そっと背中に氷の口付けを・・・
背中に胸を押し付け、僕を愛でる君の指先さえ・・・とても冷たく・・・
鏡越しの君の眼差し 鈍色のナイフさえオモチャに思えて
君の手の中、ケモノの檻のような肌のチリツク危機感・・・
ずっと君の気を引こうと問いかけても・・・
心見透かされたみたいな、子供じみた気分になる・・・
君の気持ちに僕の理性は砕かれて
暴れる思い重ね合わせる・・・
二人の間に言葉はイラナイ
君の瞳に映る僕は・・・
僕の瞳に映る君と・・・
終わらない夜に銀色の螺旋階段を上りましょう
鏡や対話ってのより・・・
こー、暗い赤と本能って感じになってしまった気がしないでも、無きにしも非ず
僕の詩って絶対違うって思うけど
ディスクールってその詩を読んで直感で思い浮かべる色みたいなものでしょうか・・・・?
頭弱くてごめんなさい・・・
>>631-632 なるほど、視線で交わす会話(鏡越し)を通して、セックスを表現してみたわけですね。
直球勝負ですね。
題をどう料理するかは、書き手次第ですから、これもありです。
意図としては、詩の表現形式として視覚的な冒険を試みてみたかったんですよ。
どうも彼女の視線が冷徹な雰囲気が前半でします。
ナイフ、心を見透かされる といった言葉ですね。それが途中から
情熱を促すような風情にいつのまに変わっているため、違和感がある。
そこのとこのイメージの処理をもちょっと丁寧にお願いします。
鏡に映る目と目の会話が行為をエキサイトさせていくという主題はちょっと
エロチックでいいです。直に見つめずに鏡というところが、実はお互い絡み合う
自身の姿をも視界に入っているのだろうという連想がされて、かなりエッチ。w
もう少し、その辺りの連想を引き出す言葉があるともっといいですね。
ディスクールという単語は仏語でして、ちょっとスマートなイメージをひきだし
てみたかったので、使ってみました。先に書いたように、言説とか対話とかの
意味です。論文調の単語なので直感というより論理に近いです。
論理的分析を試みてみるという感じかなああ?よその国の言葉を安易に出したら
あかんかったと反省しましたです。
634 :
名前はいらない:04/11/06 22:54:16 ID:V9TiMHJf
www
レスありがとうございます
>>633 内容については仰るとおりで(汗
もっと精進いたします。
こー感覚としては冷たいんだけど、中盤あつくなってるのは
前半は彼女の挑発?みたいな・・・
いや意味不明ですみません・・・
636 :
名前はいらない:04/11/07 01:20:08 ID:csHHFusl
雲が薄く空を覆う
風が池を騒がせ始める 燃えるように草がゆらめく
鳥は飛びあがり 行き来を繰り返す
傷ついた獣は 首を持ち上げる
巨大な演奏が近づく
水滴が砕け
逃げおくれた 蝶を撃ち 地面に叩き落す
数百の命を奪う開演
狂ったポーズ 大胆な演技
白々しい嘘を振りまいて
新たな歌を作り続ける
なあ、それでいいはずはないだろ?
日常に埋もれるだけの一般人と同じようなもの
問いかけは投げられるだけで 僕は答えることが出来ない
高い空の上から見上げてる 信頼しているはずの人々
本当は頼りたがりで 突き放すのは引き寄せるため
冷たい態度に魅かれてくれるだろう
こんな孤独な対話をどれくらい繰り返した?
そんな眼をするな 哀れになるだけさ
テーマを決めて書くのは初めてなんですが、やっぱり苦手なようで・・・
某アーティストをイメージしながら書きました。
お題から外れていたらすみません
>>636 アフリカの大地。いきなり襲ってくる大雨。雨季の到来。
なんか、壮大な音楽が聞こえてきそうです。
視覚的にも、熱く、広大にして、過酷な大地と雨と空がイメージできます。
命が天地にひれふす瞬間ですね。
詩としては、導入部で終わってしまったような物足りなさが残ります。
ここからさらに展開してみてはいかがでしょうか?
>>637 対話というより、一方通行の問いかけに対しての虚しさって感じでしょうか?
表現者の方の表現内容が「問いかけ」しかなくて、「回答」への道に
通じてないのに、一方的に憤ってる、ていう話と、こちらからの反応が
相手には通じないので、それも虚しいっていう話みたいです。
”対話”が成立しない憤りということですね、(これは題にそってます)
視覚的展開という副題が、展開されてないので、やっぱりちょっと違うみたいです。
詩単体として、感想をいえば、(内容)
何を彼に話したいのか?という問題の真髄が全く語られていないので、
とてもとてもとても、不満です。
”対話しろよ”と訴えるだけじゃなくって、 ”俺は@@@@のことをお前に伝えたい”
ってとこまで、踏み込んで欲しいです。
”突き放すのは引き寄せるため”
というのが好きです。
640 :
リーフレイン:04/11/17 20:19:19 ID:LqiSG6ei
題終わります。。。(視覚のディスクール)
新しい題、「机」
誰か、お題下さい。
641 :
ムプ:04/11/17 21:17:08 ID:VHJ584e4
「時間」
今日は待ちに待っていた祝日
欲しいゲームソフトと
雑誌で見てからずっと食べたかったパスタと
大好きなユミちゃんとの約束
メインイベントが幾つもあって
胸が躍らずにはいられない
午前中
ゲームソフトを売っている店に入る
予想外の人気で整理券を配布するまでの騒ぎ
僕のひとり前の人が
最後の整理券を受け取った
昼下がり
何本も何本も電車を乗り継いで
やっと辿り着いたパスタ屋さん
店の軒先の看板に
「ランチタイムは終了致しました」
の文字
夕方
ユミちゃんとの待ち合わせ場所に急ぐ
僕の携帯にメールが届く
ユミちゃんからだ!
オレノ・・・ジカンヲ・・・カエセ
643 :
ムプ:04/11/17 21:29:46 ID:VHJ584e4
>>641 ごめんなさい。
タイミングがずれました・・・。
「時間」でやっちゃいました!
>>643 ごめん、”時間”という題はどこで出してるの?このスレは題を出した人が
基本的に批評(あるいは感想)を書くことになってるのよーーー。
645 :
ムプ:04/11/17 21:41:12 ID:VHJ584e4
>>644 スミマセン。なんか勘違いしてました。
スルーでいいです。
また出直しますんでー!
>>645 ちょい待ってね。感想:
多くを望んではいけないってことかな?これは。。
女の子のドタキャンはまあ、しょうがないとして、ランチタイムを
外してしまたのは、自分のせいだね。
ゲームは待てばいいから大丈夫!!
って、人生相談じゃないから、そんなことを書かなくてもいい。w
なんか、期待に満ちた、なんでもうまくいくって思ってる時代の
若い詩だなっと思いました。そういう思いがあるから、逆に怒るんだよねw。
裏切られた気がして。
647 :
ムプ:04/11/17 22:55:44 ID:VHJ584e4
>>646 なんか感想いただいちゃってどうも。
もうちょっと行間に込めた思いってのを表現できたらと思ってます。
詩って楽しいけど、それなりのスキルが必要ですねー。
感想ありがとうございましたw
648 :
晴海:04/11/19 16:48:25 ID:36iKau51
お題
言葉・お菓子・パソコン・うるさい
三日月・小さい・おいで
何がいいたい?・波
どうですか?
お題につまっているみたいなので
お題を書いてみました☆
一人一つお題を使って下さい。
付けっ放しの画面と対話する
パソコンは熱を帯びても空虚なコミュニケーション
電源切れば終わり
どうでもいいような会話しか聞こえない
うるさいだけでやたら耳に入る
"だから?" "それで?" "何がいいたい?"
壁の向こうの知らない世界
言葉交わせば 分かることはある?
小さい自分を嘲笑うだけ
おいでと手招きするのは誰
美味しそうなお菓子で罠へ誘う
波に埋(うず)もれ生きてゆくのは嫌な癖に
いざとなれば他人を求めた
凍えそうな尖った三日月
奪い取って 自分の武器にしたい
折れてしまえない強情
黙って見守る成り行き
それは不安な将来
切り抜けるために 物にしてしまえたら・・・
お題の中から選んでひとつという意味だったらスマソ
650 :
2800:04/12/02 12:49:13 ID:UhaGqGtd
保守
最近不調気味。。。。
651 :
あん:04/12/06 01:05:46 ID:r0oOU60/
「うるさい」
あなたに一度だけ
「うるさい」って言われた・・・
そのひと言が
あたしの帰る場所を奪った・・・
翌朝あなたは
何事も無かったみたいに
ひとりで汚した食器を洗い終えると
眠気にひとりふらつくあたしに
ベッドを明け渡した
その後は
いつものリズムで時は過ぎてく
あたしは
心がからっぽのままで
------------------------------------
こんばんわ。あんです。
お久しぶりです。
また来ます。
652 :
名前はいらない:04/12/10 23:53:27 ID:4iXbG0Nr
「机上の空想劇」
まっくら真夜中 午前0時
机上に頬杖 目を伏せる
まっくら真夜中 午前0時
デスクライトだけ ぼんやり
歴史のノートが宙を舞い
万年筆はロンドを踊る
落書き共がひそひそ話
髭の生えた中原中也にウインクされる
赤点答案に飛び乗って
夜空を超えてひとっ飛び
惑星を数字に塗り替えて
サハラ砂漠に麦を蒔く
パンと葡萄酒とポッキーとファンタ
コーラン片手にキリストと乾杯
人類皆兄弟 文法など丸めてしまえ
投げ捨ててしまえ
担任の幸薄い頭めがけて
落っこちればいいのさ
まっくら真夜中 午前1時
机上に頬杖 あくびを一つ
まっさら空白 歴史のノート
デスクライトが ぼんやり照らす
>>652 いいなあ。
>惑星を数字に塗り替え
>サハラ砂漠に麦を蒔く
ここ、いいなあ。リズムもいいし、
担任の幸薄い頭も笑えるw。
>デスクライトだけ ぼんやり
ここ、リズムが悪い。つかかりますねい。7,5でそろえる必要はないんだけど。
最終行の方は○。だけど同じフレーズじゃ面白くないから、何か考えてくだされ。。
>投げ捨ててしまえ
ここもリズムが悪い。要推敲ですね。
もう10分ぐらい推敲すると、3割がたよくなりそうなヨカンします。
654 :
名前はいらない:04/12/11 17:20:11 ID:osGdRvvE
ずっとずっと向かい合ってきたね
君と一緒に頑張ってきたよ
君に思い綴った日もあったね
大好きなあの人の名前書いたりしたよ
時は経ちあたしは大きくなって
君に会う機会は少なくなって
久しぶりに会った君は
ずいぶん小さくなったみたい
でも忘れてないよ 忘れないよ
君と過ごした輝く日々
色んな思いがいっぱいつまった
あたしの大事なパートナー
------------------------------------
あえて「机」という言葉を使わないで書きました。
机って学生時代の懐かしい思い出がつまった
大事なモノのような気がします。
まぁあたしもまだ学生なんですが。
655 :
zi:04/12/11 18:46:58 ID:sju18mUr
欠月
離れて初めて気づく
君がどれほど大切な存在だったかに
君もこの同じ夜空を見上げているのかな
真っ暗な夜空をゆったりと照らす
あの月はまるで欠けた僕の心のようで
今にも闇に飲み込まれてしまいそうな弱々しい月光
それでもいつか
まんまるなお月様のように
いっぱい、いっぱい君を照らせるように頑張るから
テーマ:三日月
656 :
655:04/12/11 18:48:36 ID:sju18mUr
間違えて途中で送信ボタンを。
すいません。
「三日月」
暗闇に浮かび上がる頼りない三日月
触れてしまえば簡単に壊れてしまいそうで
わたしの心に不安を宿す
満たされない月は
いったい何を思うのだろう
満たされるその時は
いったい何を手に入れるのだろう
わたしだけ取り残されて
暗闇の中にいる
>>654 机って思い出深いです。
そういえば、私の机なんですが。。父の書斎の机だったんで
どうも居候気分で使ってましたわ。小学校の机はとうに処分されてしまいまして。。
今は旦那さんの高校時代の机を使ってます。落書きがいっぱいあって面白いです。
詩の表現としてですが、”君”という呼び名がどうもつかかります。
もう少し感情表現を兼ねた名が欲しいような気がしました。
全体にはそつなく仕上がっているように思います。
>all
基本的に、題出した人、評つけてください。それ以外の方も評を歓迎します。
659 :
名前はいらない:04/12/13 23:48:11 ID:NIZBev/k
「衛星に向けて」
細っていく
銀の身をよじりながら
昨日よりも 一昨日よりも
きゅうきゅうに やせ細っていく
あるいは
闇のばけものに
夜が来るたび
少しづつ 少しづつ
食い千切られていく
いずれも
何となく痛ましい感じのする
寓話
だけども ぼくら
ちゃんと知ってんだ
ほんとは何も変わってない
揺れているのは 地球人だけ
太陽の光を映しながら
ぐるり ぐるり 廻るだけ
ぼくらの
儚げな感傷をよそに
彼は 今日も平然と
地球とワルツを踊ってる
「波」
よせてはかえす
鼓動 鼓動 鼓動
もう少しだけこのまま
深く沈んで揺られていたい
よせてはかえす
波 波 波
大きく包み込んで
僕をこのままさらってほしい
よせてはかえす
光 光 光
手をのばせば届きそう
届きそうだけど…
661 :
名前はいらない:04/12/14 14:36:07 ID:zkKg64wa
次のお題は「はなくそ」かな。
662 :
名前はいらない:04/12/14 16:05:37 ID:L1cQYlGn
おまえらのことばのすべてが
といいながら
おまえらのこころのすべてが
といいながら
ちりばめたり あるいはぶちまけたりしたはずかしいものでさえも
そのてをしっかりとよごしながらだきすくめてる
きみが
すき
663 :
名前はいらない:04/12/14 18:03:10 ID:FKmU3V26
「おまいら」にすればよかったかな(藁
次の御題は「グロウ」でどうでしょ?
664 :
sage:04/12/14 19:04:58 ID:3TDXSMc/
>653
感想ありがとうございます!
リズムは全部七五調だと面白くないので所々崩してみたんですが、
確かにちょっと気になりますね。
精進します。
>664
ぎゃっ、やっちまった。
666 :
名前はいらない:04/12/23 23:36:58 ID:iZTQRywC
「愚弄」
ある日歩いてる町の中
急に降りかかる冷たい目線
「豚!豚!豚野郎!」
ハッと振り返るとそこには電柱一本
よかった 幻聴だ
誰も僕を「豚野郎」なんて言えやしないのさ
よかった よかった イヤサカヤッサイ
よかった よかった デデレコデン
ある日カップ麺をもさもさ食ってる部屋の中
急に降りかかる冷たい目線
「屑!屑!屑野郎!」
振り返るもんか 振り返るもんか
僕は僕は僕は負けない
負けない 負けない デデレコデン
ハッと窓から空を見れば 黄色く弱弱しい MOON GLOW
命の絶えそうなほど弱弱しい MOON GLOW
そうか月も頑張っているから
別に僕も生きていてもいいんだな・・・ 終
667 :
名前はいらない:04/12/24 00:02:01 ID:NT0ZeKz7
>>663 ぼくはね、まえから気づいていたんだ
いいかい、その前に言っておかなくちゃ
大体君は理屈っぽいんだ
君にキスしたい理由なんてあるもんか
大体君は否定しすぎるんだ
君を大事だってことに理由なんているもんか
大体君は成長がないんだ
君に伝える気持ちへの君からの答えがいつも一緒なんて
君にはgrowはなくても
glowはあるのさ
好きなスレが死んでいたので未評価分の消化につとめてみる。
>>655 ナイーブでセンチメンタルで素敵なんですが、「君」や「僕」のありかたや関係、
「僕」にとって「君」がどんな存在か、などについて、この詩にしかない表現
があったら、より共感を呼ぶ詩になると思います。
あと「ゆったり」は「弱々しい月光」を表すには適切でないかと。
>>657 これも綺麗ですよね。
>わたしの心に不安を宿す
こういうのをそのままでない表現ができるといいと思います。
月の心に自分を投影している詩なのですが、ならば
逆にあなたが何を思っているか、何に満たされる事を望んでいるのか、
がこの詩から伝わって来るとよかったように思います。
>>659 面白い。作者独自の方法で月の欠けていく様を描写していて、
この人の描く絵としての月が見えました。
>何となく痛ましい感じのする
このような曖昧な表現は意図的でない限り避けたほうが良いと思います。
>儚げな感傷
この日本語はどうだろう。
後半の視点変化をもう少し丁寧に描写してやるとさらに良いと思います。
>>660 うん、波、見えたし聞こえました。
音の繰り返しが心地よいですね。ちょっと胎児の視点のようにも思えます。
>>662 これ波長の合う人なら共鳴するんだろうな。
表現というよりは独り言だけど、そこに込められているものは何となく感じ取れます。
主語がいっこも出てこない割には登場人物が多すぎて難しいです。
>>666 変な言語イイです。
音声的な作りかた、組み立てかたが上手い。
カップ麺をもさもさとか僕は3連続とかもいい味です。
最終連が不完全燃焼かなという気がします。
何が語り手を悟らせたのかが今ひとつ説得力を持たないかと。
>>667 落ちが弱いというかまとめきれてなくて、何が言いたいのか伝わりきれない感があります。
最後の落ちに持ってくるため以外に4連目の存在する意義がないように思われます。
言葉の力やインパクトはある詩なので内容を詰めていくと良いと思います。
670 :
名前はいらない:05/01/21 23:29:00 ID:S15u/aQk
でお題出します。
「中身」
他にもお題出す方居たら是非どうぞ。
自分のお題分の詩は評価する方向で。
671 :
シンナッハLミ ゛∀ノ ◆sIONnnCNag :05/01/22 00:24:21 ID:06kh+MI1
君の気持ちが読めない
いつも会っているのに
話し掛けても何をしても
君は興味を向けない
仮面を外して語り合おうよ
君はそんなに馬鹿じゃないんだ
蒼さを隠す事は
僕の前では意味はない
楽しい遊びも綺麗な歌も
全部君にあげる
だからその小汚い化粧を
落として素顔を見せてくれ
君が羨ましくて仕方がない
嘘じゃない本当なんだ
内側が醜いとしても
僕はもっと醜い
どんなに遠く離れていても
蔭から見守っているよ
たとえ通じ合えなくても
ずっと味方で居るよ
>>671 「僕」の通じ合えない「君」に対する思い。
僕が君に対して何を望んでいるのかが明瞭でないように見えます。
知りたいのか知らされたいのか見ていたいのか。
呼びかけ放しではなく、この僕とこの君の間でしかないものが見たい。
羨ましいという表現は唐突で場違いなようなかえってそれが肝であるような。
最終連への心の動きがもっと丁寧だと良いかなと思います。
>>671 君がとても、頑なで不器用な人だというのは分かりました。
すごくかわいらしい感じだと思います。
でも、文体が少し硬い感じで、文章と合ってないかなぁと思いました。
もうすこし遊びがあっても良いかなぁと思います。
いっぱいいっぱい 可愛がって
手をつないで 頭をなでて
アタシノナカミサエモ
あのね。
アナタは自信がないっていうけどね
アタシは ね
アナタがスキなのよ?
アナタのその手で なでて欲しいのよ?
あのね。
アナタはこんなゴツイ手っていうけどね
アタシは ね
そのゴツイ手がスキなのよ?
アナタのその手で なでて欲しいのよ?
アタシノナカミサエモ
キタナイ ナカミ サエモ
ね。
いっぱいなでて?
その節くれた手で アタシのナカミを 可愛がって?
アナタにしか 出来ないコトだから
アナタが スキよ
675 :
名前はいらない:05/01/22 06:00:46 ID:rnk/H4ua
かるくくゆらすセブンスター カップラーメンの食べのこし
日曜の夜はみじかくて まるであなたの潰した吸い殻のよう
ほうって置かれたわたしは 埃を被ったぬいぐるみのようね
けさつくるはずだった目玉焼きも いまは予定調和のはずれ
悪戯に背中をながめながら 代りにわたしがほおばったのは
部屋のそこかしこに散らかる あなたの不在と昨夜の肉の味
痩せたうなじを口いっぱい含んだら わたしの固い殻の中身
どろりと卵液がこぼれて ふたりは週末の彼方へ逃げたのに
>>674 親密な囁きみたいな詩ですね。
可愛らしいけれどそこはかとなくグロテスク。
ファムファタールに魅入られた感じもあり、最終行でぞっとさせます。
少し椎名林檎っぽい?目新しくはないです。
>>675 お題が結構周辺的な部分に留まってますよね。
一連目の小道具から倦怠的なイメージが伝わります。
二連目が少し解りづらいです。「あなた」は不在なのか在宅なのか?
主人公の心情を追うと何だかただ「あー…」って溜息が出る詩でした。
自分の主観かもしれませんが、も少し詩を通して伝えたいことなり
得られるものがあると良いのでは。表現は凝ってると思いました。
677 :
675:05/01/23 04:24:48 ID:BIN81ver
>>676 的確な批評文、どうもありがとうございます。
ちょっと魂詰め過ぎたせいか(笑、解りづらい内容に
なってしまったことは確かなようです。
いままで言葉選びに凝り過ぎて、内容というか主題が
疎かになっていたのですが、そこんとこをしっかり
チェックして頂いて、目が覚めた気分です。
ではお題 『彼方』で・・・
678 :
辛口コメンテーター:05/01/23 12:04:35 ID:QtowsVaJ
「お題:中身」
缶詰を見つけた
あけて見たい衝動に駆られる
もっと眺めていたい気もする
缶詰を見つけたことを誰かに言いたい
でも皆に言いふらされるのはやだな
あけてみようか
もうすこしまとうか
やっぱりもうすこしまとう
賞味期限が切れるまで
679 :
名前はいらない:05/01/23 12:36:05 ID:Il6JxwHD
「中身」
街に出ると、皆が小さな箱を抱えていた。
あの箱の中身はいったい何なんだろう
あの小さな箱のなかには何が詰まっているのだろう
近くに居たおじさんに「中身は何?」と聞いてみた
「中身かい?おじさんにもわからないよ」
「じゃぁ開けてみようよ」
「そんなことできないさ、なんだかとても怖い気がしてね」
「じゃぁなんでそんな大切そうに持ってるの?」
「わからないなぁ、でもなんだかとっても大切なもののような気がしてね」
「つまり?」
「思い出とか、希望とか、周りからの希望とか…。おや?君は箱が無いじゃないか」
「え?」
「箱が無い人生なんて楽しくないよ、探したらどうかね?」
そっと貴方に恐怖する
自分で創りあげた壁
世界を恨み 塗り固めたはずなのに
また信じたくなる衝動が 私を 揺さ振る
愛しい貴方に触れたくて
愛しい声に酔いたくて
だめだよ
また裏切ってしまう
近づくのはやめて
壁を乗り越えないで
真実の私を見ないで
傷つけたくない
愛しいのに触れない
触れ合えない
壁を望んだのに
今は ただ憎い
歳月は私を醜く変えてしまった
貴方にだけは
見られたくない
>>678 缶詰を持ってきたのは良いですね。込めている意味合いも意味深で面白い。
開けたいけれど開けたくない、知らせたいけれど秘密にしたい、という
矛盾が良いです。賞味期限の意味が興味深いですね。
これは現時点だとどちらかというと詩の骨組みであるように見えます。
どんな缶詰でどこで見つけたのか、とか主人公が逡巡する理由とか、
具体的な描写をすることも肉付けの一つの方法だと思います。
>>679 これも開けられない中身。言葉の使い方はもっと研ぎ澄ませそうです。
独自の寓話のような世界を作ってますが、
その世界が読み手に鮮明に見えるような描写があるともっと良いです。
箱が無いことを指摘されて主人公はどう感じるのかな。
折角出てきた主人公の、感情の動きやこの世界での位置づけが掘り下げられていないので、
詩の背景を提供して終わった感じがします。
一行目で自分の世界に読者を連れ込む手法は良いです。
>>680 内面の吐露。
強い情による言葉だと理解できます。が独り言にも見えてしまいます。
これをいかにして表現とするか、詩作品として意義を持たせるか。
多分真っ正直な気持ちの表現に加えて、673さんの言う遊びではないけれど、
うんと創造的になってみてプラスできるものを探すといいと思うのです。
一行目に雰囲気があって良いと思いました。
683 :
名前はいらない:05/01/23 14:19:26 ID:KMh7I5I1
批評をありがとうございます
まだ詩を知ったばかりで、どこを修正していけばいいかわからなくて困っていたのですごく為になりました
これからは少し言葉の世界観を深くしたいと思います
感情だけの薄っぺらくならないように努力したいと思います
本当にありがとうございましたm(_ _)m
<中身>
僅かな桃の様な香りにつられて
セーラー服を剥ぎ取りたい気分に駆られる
これがまさに微笑と言うに相応しい
そんな表情を崩さない
早春の風に舞う若葉
君、君、君
嗚呼、私はその内側の神秘が見たくて
それと同時に
神秘などで片付けてしまえば仕舞いだなどと
意気地なしの理論を転がしてはみたものの
知識の無い私には
セーラー服の内側の神秘など
全く以て解得不能なのでした
意気地なしの私は
それでもなお剥いで見たいと思うのです
シバラク、スネテ、ホウチシテイテ ゴメンナシ。。
題一つでは寂しいので、題出します。
”自由 ”
>>668 評価していただいてありがとうございます!
とても参考になりました。
687 :
名前はいらない:05/01/29 23:27:32 ID:ceSrBiBL
自由
頭の中身をみたことがありますか。
それは自分で思っているよりも陳腐でなんとまぁかわいそうな世界!
でも人間は頑張って保っていますね。無駄に頑張っていますね。
というよりも人間に生まれた時点で・・・。
あ、でも野生の動物みたいに生の自由を感じてるよりかはましかなあ?
作られてるもの受け入れるだけで生きてる喜びとか感じてるもん。
あ、それってただのウェイトレスが運んでくる同様、お口開けて待ってるだけみたいなもの?
それはそれでいいかなあ?サバンナに行かなくても味わえる自由!なんて素敵な世界!
これからもこの世界に住まわせていただきます。人間に生まれて感謝。
これからも生ぬるい場所で生かさせていただきます。さあ論じて!
↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑
↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓
朝目が覚めた。外に出た。ああここからどう歩こうと勝手なんだな。
全部の絡まっていた糸を解いた。これからも新しい色を蓄積していこうと思います。
鳥さんおはよう。君の翼はどこで売っているのかい。今僕はとても幸せなんだあ。
だって誰の目にも入らずに今0からやり直そうとしている!気分は赤ちゃん!
頭はからっぽ。だけど未来は明るいだろう!なんて自由な世界!
こんな派手な色を使ってもだれも咎めない。いや手にも取ってくれない!
でも信じる。いつかホームレス調の方が歩み寄って「なんてすばらしい世界なんだ!」と驚嘆する日が来ることを。
そしてそれからそいつと手を組んで宗教らしい方法で世間に根を張っていつか朝の情報番組、つまり話題の人物で取り上げられるんだ。
これがすべて僕の自由というわけ。こんな自由誰が縛れる?さあ料理してみろ。
おしまい。
人生初、詩というものを書かせていただきました。自由という題なので自由に書きました。感想などください。
「牛乳≠自由」
さて目の前の牛乳を片付けよう。
下唇にガラスをあて、上唇をそっとそえて、
口内に注ぎ込む。
おっと、飲みこむのを忘れてはだめだ。
口の両端から白い糸のようにこぼれてしまう。
ごくごくと喉を鳴らしながら、飲みこむ。
これで牛乳が片付いた。
さあ、これでやっとおわった。
町に出よう。
これからは僕の時間だ。
眼を光らす僕の時間だ。
>>687 これは困った詩ですねい。じゃ、要望に応じて論じてみます。。
まず
>頭の中身をみたことがありますか。
> それは自分で思っているよりも陳腐でなんとまぁかわいそうな世界!
コノ部分実はどういう陳腐さで、どういうかわいそうなのかが全く書いてないので、
反論のしようがないです。
次
>あ、でも野生の動物みたいに生の自由を感じてるよりかはましかなあ?
この断定も??ですね。自由という概念そのものをどの程度持っているか?
彼らは、常に主観的世界にあると私は推測しますよ。そうであれば、
自由という概念を比較として捉えることはないと思います。
> 作られてるもの受け入れるだけで生きてる喜びとか感じてるもん。
これはそうですね、受け取る喜びというのは確かにあります。
さてと、後段。
生ぬるい世界に生きながら、しがらみを捨てて、自由に生きていくという宣言なわけですわ、
>こんな派手な色を使ってもだれも咎めない。いや手にも取ってくれない!
この行が示しているのは、その撰んだ色が一般常識からは離れていて、
むしろ軽蔑されているという自覚です。華やかでありながら、無価値であると
判断が入っています。その自覚があっても、その後、いつか話題の人となる希望がある。
開き直りが足らないですね。無価値ならば無価値。そうでないなら、
”価値はある、認めてくれ”と大声で叫ぶほうが個人的に好きです。
詩としての評価ですが。
全体的に、内容描写に欠けるため、世界感を共感することができません。
曖昧な愚痴を読んでいるような気になる。”自分がこう思う”と直に書くのでは
なくて、自分がこう思った原因の世界を描き、結果として読者にも貴方と
同様な感情を持たせる方向のほうがいいよな気します。
>>688 これはいい。
牛乳が暗示しているのは”責任をもち、はたすべき事”とすんなり感じます。
やるべきことを、しっかりと成し、その上で自由を享受するっという
とても肯定的な力が感じられます。
なんか、読んでいるほうも、明るい光に満ちた扉を開けて、外へ出ていくような
(しかも満足感を持って)気分になりました。
691 :
687:05/01/30 10:07:30 ID:3CFkQ1vj
>>689 参考になりました。ありがとうございました。
今度はシンプルなの書いてみたい。
重みが無い羽根では空は飛べないものね。
693 :
名前はいらない:05/01/30 12:19:29 ID:DbhBoVgK
『自由』
あたしがあなたにあげたモノ
ケーキ 花束 手袋 ごちそう 洋服
あたしのココロ
あたしのカラダ
あなたがあたしにくれたもの
自由
これだけ
でもそれはまるであなたのとおなじ虹色をしているの
だから
694 :
名前はいらない:05/01/30 17:05:46 ID:1fDHgQ0V
自由
自由は無い
ニュースの裏側を見れば
自由は無い
彼女を怒らせてはいけない
自由は無い
ここも監視されている
695 :
名前はいらない:05/01/30 18:10:56 ID:odV4yxv1
自由+
自由と言う名の鎖を纏え
お前の温もりは消えてゆく
自由と言う名の扉を開けろ
其処には何も広がらない
お前の自由は
世界の不自由であり
お前の自由は
お前の不自由なのだ
空は蒼いか?
自由で
「ゆっくり行こうぜ!」
笑いが止まらねえ 何でそんなに急ぐんだい?
飯喰う暇さえ ありゃしない
睨みをきかすギャングたち 一秒さえも大事らしい
何でそんなに急ぐんだい? 怯える暇さえありゃしない
笑いが止まらねえ 何でそんなに急ぐんだい?
服着る暇さえ ありゃしない
西部の町の決闘は コンマ3の世界らしい
何でそんなに急ぐんだい? 悲しむ暇さえありゃしない
心の中 たまには覗いて
廻り続ける歯車 とめてみようぜ?
迷いながらで構わない ゆっくりゆっくり歩こうぜ
笑いが止まらねえ 何でそんなに急ぐんだい?
靴履く暇さえ ありゃしない
赤く塗られたジェット機は 世界を5分で周るらしい
なんでそんなに急ぐんだい? 息つく暇さえありゃしない
青い空 たまには見上げて
廻り続ける世の中に 唾を吐こうぜ
遅れながらで構わない ゆっくりゆっくり歩こうぜ
過ぎたモノ たまには見つめて
廻り続けるこの星に 夢話そうぜ
詰まりながらで構わない ゆっくりゆっくり話そうぜ
>>693 うむ、乙女チックですねい。
どうも、気恥ずかしくなってしまうほど乙女チックです、これも一味かもしれません。
で、自由をくれたというのがよくわかんない。
ついでに、それが虹色で、とても価値があって、前段のすべてに比しても悔いはない
という意味だと思うわけだけど、これもまた、虹色の指し示すイメージが
よくわかんないです。感覚的にたゆたってほしいとしても、兌換的な対比で
書いてしまっている功利的な匂いと乙女チックな感覚がミスマッチしてしまって、
詩世界にはいりづらい。もう一息、踏み込んでみてください。
>>694 最後の一行で、笑った。そうだね、一人ではないはね。好き勝手もできない。
だけども、自由ってあると私は思いますよ。
考える自由とか判断を下す自由。とかね。心は縛れないですから。
簡素ですが、よくわかります。なんか監視されて、束縛されている憤りが
少し伝わってきます。怒りまでのエネルギーはないです。
かえるとするならば、最初の一段です。ここは頭で考えた人事であるので、
力が足りない。2段、3段はよくわかります。簡素な記述もふさわしいですね。
>>695 自由の怖さを歌った詩のようです。良いですね。
そうですね、自由と束縛は表裏一体です。自由であるようで自由ではない。
これも最後の一行が生きています。
ちょうど、無理やり、自分の責任をおっぽりだして、青い空を見たいと飛び出した
青年に、「ほら、お前の見たかった蒼い空だ、満足か?」と恫喝しているような気がしました。
この主題は、もう少し展開できそうです。
これが一楽章であるなら、2楽章、3楽章が書けるような気がします。
ただ、ここで仕上げとしてしまっても、十分成立しているのでこれもいいかな。。。
>>696 A−A−B−A−B−Bと、曲を聴いているような気分で読ませてもらいました。
とてもリズムがいいです。繰り返しも冗長にならないバランスで、語呂もいい。
最後の、
>廻り続けるこの星に 夢話そうぜ
>詰まりながらで構わない ゆっくりゆっくり話そうぜ
ここいいですね。詰まりながらでかまわないってとこ気にいりました。
ただ、全体に、例えにひいてくるものが型にはまりすぎ。どきっとする部分が
あまりない(唾を吐くぐらいかな強いていえば)ので、リズムよく、気持ちよく
読めるんだけども、2度3度読むほどの魅力が少ないです。
詩全体の形はとてもよいので、今度は一つ一つのイメージをもっと鮮明に、
あるいは、滑稽に、あるいはアイロニカルにと、何かを持たすように探してください。
”これしかない”比喩を探す努力を。
701 :
名前はいらない:05/01/31 02:29:54 ID:WSc5ctN4
評価有難うございます。
若さ故の「青さ」を、期待通りに汲んでくれて嬉しいです。
ところで、現在生きてるお題は『自由』と、あと『中身』もですか?
702 :
695:05/01/31 06:26:56 ID:WSc5ctN4
上695です。
>>701 お返事どうも。
中身の題は、他の方なんで、ちょっと分かりません。。
じゃ、次の題出します。 「冬」 いってみますか。
で、このスレッドは、ギブ&テイクが合言葉でして。。あなたもどうぞ、題出してみてください。
(もちろん評つけるんです。題出したら)
704 :
ラララ♪:05/01/31 18:28:08 ID:U6QbdSIA
「ふゆ」
冬
真っ暗闇に君がいた
どこにいても君がいる
ちょっとくすぐったくて
ちょっとうざったい
冬が寒さを好きだと思ったから
氷を買った
そしたら冬はジャンプして
どこか遠くに行っちゃった
冬は風が友達だと思ったから
風と一緒に遊びに行ったら
冬は流れ流れて海に向かっちゃった
そうか
海が好きなのか
だから海へ行ってみた
そしたら
またジャンプして
どこか遠くへ行っちゃった
分かった!
冬は空が好きなんだ
だから飛行機に乗って
冬と一緒に空を飛んだ
そしたら飛行機墜落しちゃって
空も海も風も超えて
地面にたたきつけられた
そしたら冬がそばを通って
僕の体にとまっちゃった
なんだかそれが嫌で嫌で
うざったくてうざったくて
僕は冬を殺した
705 :
名前はいらない:05/01/31 18:57:11 ID:wX0E//RB
『彼方』
銀幕は 優しく僕らを包み込み
この世の終わりを告げるかのよう
結晶は 記憶さえも奪い去り
五感は 更に 研ぎ澄まされる
僕らの世界を創るんだ きっと素敵な空間さ
僕らが世界を創るんだ 二人の理想を詰め込もう
太陽は 遥か彼方の 雲間に 佇み
僕らに 「愚か」と 言葉を掛ける
突風は 幅を利かせて 空を駆け抜け
僕らの世界を ゼロまで戻す
僕らの世界を創るんだ 邪魔する全てと戦いを
僕らが世界を創るんだ 時間はまだある 大丈夫
迎えた季節は 光目映く
青空 温もり 笑い声
遥か彼方に 僕らの命
風化されゆく 僕らの命
706 :
名前はいらない:05/01/31 22:10:42 ID:NGu3n6BK
「バナナ」
今日もはじまる一日が。
チューリップのにおいだって一人前さ
さかだちしたくなったらすればいい
みんなみんないい感じだなぁ
だからかぼちゃはかたくなるんだね
かたさなんてかんけいない
なすにならなきゃいいんだよ
まっすぐ歩いていけることなんかめったにないんだから
707 :
694:05/01/31 22:30:05 ID:2f9X1nE2
>だけども、自由ってあると私は思いますよ。
>考える自由とか判断を下す自由。とかね。心は縛れないですから。
一行目でその自由さえ無い?と考えます。
>簡素ですが、よくわかります。なんか監視されて、束縛されている憤りが
>少し伝わってきます。
自分としては怒りも憤りも無いです。ただ、そこにそれがあるだけです。
偉そうに言ってごめんなさい・・・。
708 :
名前はいらない:05/02/01 06:23:00 ID:jQG6a/W8
「」
寒空の下
マンションのベランダの独り
自由
手袋を着けないのは片方、何処かで落としてしまったから
もはや詩には何も期待してないのに
今こうしてかじかむ手で携帯のボタン連打してる自由
何にもすがりたくないなんて息巻いてたのはもう遠い昔のようで
眠れない頭脳、TFT液晶、映して、慰めて、
光にすがりつく虫みたい
常夜灯の下、散らばって死んだ虫みたい
ばかみたい
鼻水をかまない俺の自由
冬を越せない虫みたいに、くたばりたいと望んでる
>方々、大変我がまま申し上げてあれですが、
みども、プレッシャーに物凄く弱くて、2つ、3つ、4つとキューに溜まってしまうと、
読めなくなってしまいますです。2つ投稿があったら、感想つくまで待っててくだされ。。(非力)
>>704 とても透明感のある詩世界で、少しメルヘン調でかろやかでいいです。
リズム第一だと思うので、もう少し推敲して欲しいです。
"ーーちゃった"という部分で、巧くいっているところと、流れを止めてしまう
ところがあります。あと、絵本チックな雰囲気に”飛行機”という言葉が違和感でした。
紙飛行機とか、気球とか、紙風船とかそんな感じのほうがいいかなと思ったりもします。
するりと逃げていく恋人をゆるやかに追う、最後に殺してしまう裏面心理という主題は
好きです。絵本チックな雰囲気とのギャップもいい感じだと思います。
読みやすさという点で、段をつけたほうがいいかな。別に2スレッド使って
いいですから、(2といわずいくつでも)視的効果も計算してください。
掲示板のスレッドのレス空間をうまく演出するというのも、詩の効果だと考えてます。
>>705 前途遼遠。。。冬を目標への障害に見立てて、厳しい寒さに耐えている絶望的な雰囲気と、
それの向こう側のはるか彼方をまぶしく見つめる純粋さがよく出ています。
>風化され・・・
という最終行で、徒労に終わりそうな予感がなんともあれだったりして。。
1、2段目の冬を材料に使った描写きれいです。
僕らの世界・・・・の行が少し陳腐かな?もちっと洗練して欲しい。
>>706 バナナ
こういうの好きですーーーー。
もう無条件に、不条理な感覚に浸ってしまえばいいですねい。
連想形式にイメージが飛んでくのが気持ちいい。しかもオプティミスティックで気が楽になります。
かぼちゃは堅くですよね、堅くなってく、ぼけたナスにはなったらいかんのね。w
時々読んでほっとしたい詩でした。 ありがとーー。
>>707 うん、たとえばさ、このバナナが好きだとするじゃん。
だけど、おかあさんは、「そんなん駄作よ」って言う。じゃそうか?っていうと
自分が今好きなことは間違いないんで、「自分はこのバナナが好きなんだ」って
思ってもいい。そこんとこは自由だとおもうんですよ。こんだけでも案外と自分に
認めるの難しいのよん。ついつい他の評価に流されるからさ。
でもって、それをおかあさんに正直に言うかどうかってのはまた別の話で、
「行動の自由」ってのはないのよね、普通。。。
まあ、これは私の考えで、あなたはあなたの考え。
詩とは離れた話でごめんなさい。。。お返事ありがとう。お返事あると嬉しいです。
>>708 高村光太郎の詩で
「生けるもの」
何事も戯れにして、何事も戯れならず / 戯れならずと言はむにはあまりに幼し
戯れなりと言はば自ら悲し / 我も生けるものなり
公園に散る新聞紙のごとく / 貧しく、あぢきなく、たよりなく
雨にうたるるまで / 生けるものをして望むがままに生かしめよ
っていう詩があるんだけど、ちょっと思い出していました。(2段にはなってないのよ)
>もはや詩には何も期待していないのに
という行が、やるせないと同時に、生々しくてなんというのかな、
現実と詩世界が交差してしまうような感触があります。向かい合わせの鏡を覗きこむみたいな。
それが詩作としていいのか悪いのかちょっと判断できなかったんだけども、
心臓がドキッとする感じは気にいりました。
すみません、遅くなりました。
遅レスですがリーフさん、実は待ってました。
>>684 セーラー服に神秘を見る。なんか初々しくて正直で良いと思います。
「君」がセーラー服の少女という記号的な客体である限り、
この詩は自分の中の悶々とした独白の域を出ないと思うのです。
もっと想像において自由になれば良いと思いました。
お題「中身」終了します。
次のお題「例」でお願いします。
716 :
1/4:05/02/02 02:54:12 ID:5v2B+QEc
「自由」
荒地にぽつねんと立つ看板
金釘文字で書かれた立ち入り禁止
毅然と正面を向き足を踏み出す
みぎ、ひだり、みぎ、いち、に、さん、
看板は僕の背後にきた
まわれーみぎ
正面にぽつねんと立つ看板
金釘文字で書かれた立ち入り禁止
まえにーすすめ
みぎ、ひだり、みぎ、いち、に、さん、
717 :
2/4:05/02/02 02:54:50 ID:5v2B+QEc
荒野に置かれた小さな箱
金釘文字で書かれた開けると猫が死にます
そっと箱を持ち上げる
かすかな重み 動きはない
箱の裏 猫を助けてあげてください
みぎむけーみぎ
小脇に箱をかかえる
かすかな重みが腕にこたえる
まえにーすすめ
みぎ、ひだり、みぎ、いち、に、さん
718 :
3/4:05/02/02 02:55:42 ID:5v2B+QEc
荒野にそびえ立つミカンの木
金釘文字で書かれたりんごの味がします
バナナのような実をもぎ取る
口腔に広がるりんごの香気
なんだかわかんないけど旨いじゃないか
かけあしー
タネを吐き出し皮を投げ捨てる
体中に力が溢れてくる
まえにーすすめ
みぎ、ひだり、みぎ、いち、に、さん
719 :
ラスト:05/02/02 02:56:22 ID:5v2B+QEc
荒野に現れた13階段
金釘文字で書かれたご自由にお使い下さい
ゆっくりと階段をのぼる
眼の前にロープ
静かに首にかけてみる
2,3歩先に書かれた底が抜けます
きおつけー
まえにーすすめ
まえにーすすめ
まえにーすすめ
720 :
名前はいらない:05/02/02 05:42:59 ID:le/QK1qa
708を書いたもんです。ありがとう。
721 :
みみずん削除:2014/02/27 10:05:29 ID:MiMIZUNCjA
>>715 あ、なんか嬉しいです。ありがとーー。すねててすみませんでした。
>>716 こら。。っと思わず思ってしまった、ラスト。。
金釘文字の看板をベースにとてもいい詩世界が構築されてます。
すっかり連れていかれました。リズムもいい。
禁止された荒野に足を踏み入れるのが自由の象徴であるとして、
箱にはいっている猫は、一種の願望? 腕に抱きしめても、
箱を開けられない以上助ける術もない。
わけのわからないみかんの木は不条理な世界の象徴かな?
多少の喜びもありという感じかもしれない、悲惨な事象だけではない記述が、
詩にふくらみを与えています。
これほど自由に詩世界を創り出す人が、自由の不自由さを唄うってなあ実に
アイロニカルですね。w それはさておき、良い詩でした。
>>720 またどうぞ。
723 :
706:05/02/02 18:13:03 ID:/Fptl1RU
724 :
ラララ♪いっこめ:05/02/02 18:26:25 ID:bUSe4U1v
「あの空の中に」
この空に、何があるのかと聞いたら
誰も答えない、答えられない
この空には
冬という季節と
冬の中の星と
冬の中の月と
冬の中の雲しかない
希望も、絶望も、すべて丸め込んで、消してしまう
あぁ、どうしてだろう
こんなにも空は広いのに
こんなにも空は高いのに
僕も、僕の横に立つ人を見ない
空が、すべてを丸め込んでしまって、僕の横には人が来ないのか
それはひどく寂しくて
どこに行けば、すべてが明らかになるのだろう
この多大な空のように、すべてを包み込んでくれる人が欲しい
あぁ、外は寒い
もう、あの空の下の僕は、もういない
助けて、寒いよ
しかし、誰も答えてくれない
725 :
ラララ♪にこめ:05/02/02 18:27:53 ID:bUSe4U1v
あの空だけが、僕のすべてを丸め込んでくれる
空よ、どうしてそんなに広いのか
空よ、僕を消してくれ
あの
冬の中の季節や
あの
冬の中の星や
あの
冬の中の月や
あの
冬の中の雲と
同じように
おぼろげに
僕を消してくれ
僕を
消してくれ
716を書いた者です。批評ありがとうございました。
ドキドキしながらの初投稿でしたので褒めていただきとてもうれしいです。
727 :
名前はいらない:05/02/03 10:54:57 ID:4NM/eepc
『例 君 嘘』
君は 直ぐに 答をはぐらかす
僕は いつも それに微笑む
困り顔が とても可愛いから
君は とても 虹色を好む
僕は それを 嬉しく想う
心は 黒のようなものだから
無限の時間
二つの心臓
愛に嘘
これが現実に有っても
僕は何も困らない
真実とは 理想の上に有るのだから
此処に君が居なくとも
僕は何も困らない
何故なら 君と「同じ」なのだから
そんな妄想も 時間が経てば現実で
どんな空想も 季節が過ぎれば真実で
問いただせば きりが無く
嘘をつけば 終わり無く
前を見れば 先が無く
ふと気付けば 未来無く
例えば、そんな男の物語。
728 :
名前はいらない:05/02/03 21:20:35 ID:Y4RqnriP
『例』
長靴が草履になれば
イタリ アでは無くなる。
日本が沈没すれば
そんな話も昔、あったっけ
地軸を揺るがす地震も起きたとか・・・
例えばの話
729 :
名前はいらない:05/02/04 09:47:24 ID:aBF6TOZ4
『例えば』
例えば
生は 硝子
死は 烏
愛は 三日月
理想は 木漏れ日
真実は 砂漠
想像は 篝火
嘘は つらら
例えば 全て 現実
>>727 ああ、書きたいことが何となくわかります。
存在と非存在の背中合わせ、矛盾したものが同時に存在すること。
しかしながら言葉と説明が足りておらず、表現し切れていない感があります。
語り手にとって「虹」とは何か、「黒」とは何か。
真実が理想の上にあると何故僕は困らないのか。
「同じ」とはどの意味でか。
いや野暮な質問なのですが、「〜だから」という言葉を使っているわりには
それが説得力を持つ説明になっておらず、「だから何?」という感想を抱いてしまいます。
直感的な印象を断片的に放るのではなく、
丁寧に世界を構築する事が出来れば良い詩になりそうです。
>>728 これも説明が足りない、足りなさ過ぎて何が言いたいのかわかりませんでした。
この例えにはどういう意味があるのでしょうか。多分作者の中にはこの言葉の裏に
本当に言いたい事があったのでしょうが、それをもう少し表に出す必要があったと思います。
やはり「だから何?」ってなります。
>>729 繊細な感じのイメージですね。
それぞれの例えによって与えられる印象は鮮烈なものがあります。
メタファーの提示のみによってある精神性が表現されている。
折角出したそれらを使ってもっと世界が作れたような気がします。
一言で済ませてしまうのは勿体無いかと。
まとめかたにしても、最後の一行はぞんざいに終わらせている印象を受けてしまいます。
731 :
1/2:05/02/05 10:27:55 ID:R06HdQUu
>>730 727 729を作った者です。批評有難う御座居ます!
またお願いします!
--------------------
『ソウゾウ』
つまりは積み木遊びなのだ
小さな嘘を積み重ね
巧みにそれを 隠し続けろ
いつか総てが一固まりの
唯一無二の 言葉となる
たとえば君が弱くとも
夢を 強く願い続けろ
いつか願いは命を授り
以心伝心 叶えてくれる
君はやがて 空を駆け抜け
光に昇華し 星へと渉る
732 :
2/2:05/02/05 10:28:36 ID:R06HdQUu
惑星間の散歩道
月の兎も君を見守る
太陽さえも追いつけない
隕石の雨すら 心地良い
射手座で手に入れた翼が
四色の二重螺旋を描く
やがて螺旋は 膜を形成し
蒼い雫をの すべてを包み込む
過去 現在 未来
此処に在る命の全ては
君の残した 軌跡を辿って逝く
天への路を 自由への途を
例えばこんな
途方も無い 遥かな旅路の出発点が
君が昔ついた
他愛の無い 小さな一つの嘘でも良いのだ
創造ばかりをする僕の左側に、
想像じゃない君の姿。
小旅行を後悔させる確かな微熱が、
僕をいつも安心させてくれる。
733 :
ミス。。:05/02/05 10:31:00 ID:R06HdQUu
>>蒼い雫をの
ミスです。。。
蒼い雫の
です。。。
>>724-725 お返事遅くなってすみません。 ちょっと今回は酷評なんで覚悟してください。
詩の中心イメージである「空」が不明瞭です。
多少とも詩的な表現は
>冬という季節と
>冬の中の星と
>冬の中の月と
>冬の中の雲しかない
ここと、後段のこのバリエーションだけなんだけど、(後段のほうは
いじってあるだけなんで、詩的表現というにも足らないです)
後の部分はただの愚痴です。
で、この部分に注目してみても、
「冬」という単語の持つイメージだけに頼っていて、
どんな「冬」なのか、美しさも、寂しさも、寒さも、厳しさも何も表現してない。
自分のなかだけの独りよがりの表現です。
たとえば、同じ詩文を使ったとしても、
文脈しだいでは、この冬の空に包まれた喜びを表現できてしまう。
(”しかない”の代わりに”がある”っと置き換えてみてごらんなし。)
もう少し、自分の持ったイメージを、感覚として人に伝える詩をお願いします。
詩を書くときには、”寂しい”とか、”美しい”とか、”絶望”とか、”愛”といった、
言葉そのものが大きい力を持ってしまう言葉にあまり頼らないほうがいいです。
そうした言葉は、一人歩きをしてしまう。(個人個人で強いイメージが既にあるんです)
他の材料を使って、そうした情感を表現するようにすると、作者に共感しやすい
詩世界が構築できるように思います。
735 :
ラララ♪:05/02/07 18:25:01 ID:KaKwLdLg
詩評ありがとうございます。
やっぱり詩は難しいですね。。
これからも人に伝わる詩を書いていけるよう努力していきたいと思います。
酷評ありがとうございます!ためになりました!感謝です!
736 :
名前はいらない:05/02/07 18:47:48 ID:LtjnouH/
ちゅぎのおじゃい、だりぇか、だちてくりゃしゃい♪
737 :
名前はいらない:05/02/08 10:54:33 ID:3Qt2XypZ
次のお題
「夕焼け」
738 :
新米:05/02/08 11:08:01 ID:9mBmAdzk
夕焼け
嫌なことがあったその日でも、夕焼けはやさしく僕を照らす。あなたはなぜいつも笑っていれるの?涙ってほんとにでるんだね。君と逢えてほんとに良かった。ありがとう。優しい人。
739 :
名前はいらない:05/02/08 11:09:59 ID:f2j2dxxN
さっきまでの蜜色の陽は
あんなに心地良かったのに
今は艶のない
朱ね色の空が涙を誘う
紅に色付いた雲も
惨めな僕も
後は闇に紛れるだけ
先のない僕
宛のない空
>>715 お題 「例」でお願いします (読みは ”たとえ”で)
「恋」
花が咲いている。
暗闇の中で、ぼんやりと光るように、
一輪の花が咲いている。
すくっとこうべを上げて、
しなやかに茎を伸ばし、
数枚の葉を
翼を広げるように誇らしげに見せて
花が咲いている。
薄紅色をした花びらは、
満開には少し早いほころびで、
二十歳の娘の匂い立つような恥らいの、
咲き初めの露がひとつふたつと化粧を置く。
ああ、
かすかに草いきれのする、
甘く、爽やかな香りが
闇を碧く染めていった。
741 :
モコモコ:05/02/08 14:56:36 ID:f2j2dxxN
暇だぁ〜誰かぁ次のぉ題出してくりょりょ(*´▽`)ノ
742 :
名前はいらない:05/02/08 15:28:03 ID:7+Spfhmw
/ | /l /'`i ∧ /'`i|
| | V レ' 痴 V ||
| | / \ || 〜プーン
| | ● ● ||
、∧_/< / ( ●●)ヽ > 〜プーン
| __ |
| ● /__/ | <書き写すうちに他人の歌詞が自作に思えてきて・・・
\ /
題だしますね。。「冬」「自由」は終了です。「夕焼け」氏と「例」の題は
きっとまだ生きていると思います。
「白」でお願いします。
たった1色
君の好きな 白色に
なれたら よかった
真っ黒な 僕は
もう二度と
君の好きな 白色には
戻れない
745 :
名前はいらない:05/02/08 23:21:45 ID:9+FtbeLu
『白い君』
「僕は死んだ」
お前は呟いた オレは笑った
「聞いてるの?」
聞いてるとも、弱音吐いてンだろ?
自分の未熟さを棚に上げて
自分以外を憎んでンだろ?
ほら 言葉無くした
世間批判して 自分守る お前
自分が大好きで
自分が大切で
その結果
見えていなかった自分自身を 自分に諭される お前
それ 恥ずかしくないかい?
何 弱音 吐いてやがんだ
お前自身 全然 汚れてねぇじゃねぇか
少しは自分が傷つけよ
少しは自分で考えろ
お前はまだまだ借り物のカラダ
人間としての初期設定状態
自分をもっと 自分のモノにしろよ
自分をもっと 自分らしく汚せよ
白は 汚れがあるから キレイに見えるんだぜ?
今お前は 白過ぎて 輪郭すら見えてねぇんだ
まず オレにくらい
カタチ見せてくれよ
話 しようや
746 :
S:05/02/09 01:11:57 ID:Xf1RArjz
夕焼けで書きます
《埼京線》
大きな太陽が
あたしの額をあたためて
流れる街も橙色
「忙し過ぎて」
言訳を並べた
ホントの事に気付けなかった
君のことなどひとつも知らない
電車に揺られて
あたしは悲しい
夕日はなぜ赤いんだろ?
扉にもたれて
あたしは悲しい
明日のことなどわからない
敏感な溝をダイヤの爪で引っ掻けば、いい声で鳴いてくれる。毎日飽きもせずに。そんな所が素敵でした。初恋です。でも、もう声が枯れてしまって、爪もかけてしまったんです。敏感な場所には埃がたまってます。青いリンゴは熟す事無く、賞味期限がきたのです。
748 :
モコモコ:05/02/09 09:55:54 ID:PYSM3aMv
お題は【白】で。
我が名はシロ
貴方様が望む色に染まってみせます
どうぞ御申し付け下さい
貴方様の望みならば
希望で満たす
空の青になりましょう
貴方様の望みならば
傷を癒す
森の緑になりましょう
貴方様の望みならば
愛に導く
光の黄色になりましょう
貴方様の望みならば
欲も打ち消す
闇の黒になりましょう
貴方様の望みならば
どんな色にでも染まってみせましょう
けれど貴方様を一度でも欲した
私の頬だけは
紅く染まったままなのでしょう
749 :
モコモコ:05/02/09 10:03:53 ID:PYSM3aMv
連続ですいません。
またお題は【白】です。
君の白い喉を
白い陽射しが馴染む
君の白い肌が
白い雪に消え入る
君の白い胸を
白い服が隠す
白、僕の好きな色
君の色
>>744 短過ぎ。
黒い自分を自虐してんのはわかる。それは、骨格として使えばいいんで、
肉とか皮とか服とか着せてください。
白っつても、色々あってもすこし彼女が期待する白を表現して欲しい、
ついでに、貴方の黒ももう少しお願いします。
(ただまあ、彼女自身も白くはないと思われ。。グレーな人が大半でないの?実際は)
>>745 読んでいてね、この「お前」ってなあ自分のことなんかな?ってちょっと
思いました。 まあ、最後の段があるんで、他者への呼びかけなんだろうけども。
自分を白いままにしておきたい。自分を汚したくないという感情が
彼自身を追い詰め、彼自身に向き合う視点を失わせるという主題はとても共感できます。
ただ、後段の
”白すぎて輪郭が見えない”という部分が、どうも描写不足の気がします。
本来は純白ではないんですよね、人間ですし。。だけども彼自身は自分は
純白だと思い込みたいので、純白である彼をあなたに見せ付けている。
その結果、輪郭もろくに見えない姿でしかないんだ。という意味だと勝手に解釈しましたが、
このままだと彼本人が本当に純白(透明)なように読めてしまいます。
最終行がいいですね。この行のお陰で、詩の意味合いがぐっと変わります。
752 :
744:05/02/09 10:27:30 ID:zQ2oInLf
>>750さん
感想ありがとうございます。
簡潔すぎて面白さがないかなと、自分でも思いました。
相手を「白」で表現したのは俺から見て、大切な人はたとえ「グレー」でも「白」く見えるという個人的な感情が含まれているせいだと思います。
貴重な意見を
ありがとうございます。
753 :
S:05/02/09 14:22:31 ID:NK1gkhfN
「白」で書きます
「Girl in Spring」
洗濯機を回して
生きてる間に何回の
愛しているを繰り返して
この人生を誠実に何人に
誇れるだろうか考えた
青い空に雲は流れて
はこべが咲く丘はゆるやか
白いスカートに吹く風は
春
いじわるしてけんかして
わだかまっていた気持ちを
振り切るように
走って
叫んで
転がって
泣いて
おかしいんだあたし
と笑った
草色に染まって泥がはねても
あちこち傷をつくっても
また何度でもあたしは洗って
あなたにだけ誇れるように
愛していると繰り返して
754 :
名前はいらない:05/02/09 15:34:00 ID:PQJ6xvQn
白を見つけては偽装表示だと腹をたて
黒を見つけてはそれはつまり真実だといいながら、
誰かの同意を探し求める
白と黒は雲の上で行われる茶番劇
人間の目に黒は優しく白は辛辣
朝起きて顔を洗い、鏡の前に立ち
一日に一つの嘲笑も零さないと誓うと
あなたは丁度グレイにつきあたる
755 :
なおき:05/02/09 18:28:00 ID:Kkv55V41
夕焼けでいきます
本のざわめきが止み
夕凪 風がとまる
たそがれた浜辺は時を忘れ
寄せる岸辺に波雪が舞う
しぶきは緋色に染まり
海の姿を変える
この海の向こうでは
誰かが朝を迎えるのだ
さあ 目を覚ませ
僕は本を閉じよう
うたかたの時は破れ
風は海へ戻りゆく
波は留まることなく
ただひたすらにくりかえす
>>748 うーーん、これは実はよくある主題で、なんというか初々しい乙女の
「貴方の色に染まります、染めて下さい」ってやつだ。
ただ、全体にどこか言葉の遊びちっくな雰囲気が漂ってる。
なんとなく本音で書いてるわけじゃなくって、一つの定型として書いてるような
なんで、そんな風に感じるかってと、多分型にはめすぎているせいだと思う。
”・・・なりましょう”という語感が実は、余裕がありすぎる。
”どんな風にでも私はなれる力があるんだけども、あえて貴方に合わせます。”
という裏の意味が入ってしまうような気がする。
詩形としては、
リズム感はいい。ただ、やっぱり例にひいて来るたとえにもう少し意外性みたいな
もんが欲しいです。
757 :
687:05/02/10 23:52:32 ID:JcfcjRgR
「白」で
めくっても永遠に終わりのないような
あんなに憎々しかった暦が最近じゃ、なんか楽しいのです。
埋まって行くのがね、こつこつと。
ちょっとした日記 みたいな
きっとこの暦が私達を裏切ることはないと思うけれど
一回も私達の願いを叶えてくれたことはなかったね。
きみは毎日を飾る数字 わたしはあなたに躍らされます
わたしが死ぬまで待ち続ける 明日 明後日 来年・・・・。
きみは明日を拒むことをしらないみたいな顔しているよね。
うらやましいです。
きみをみつめてにやけていいですか。
次の週末をみつめながら・・・・。
きみに願いを叶えてもらおうとは思わない。
でも願い、叶えて見せます。花丸咲かせてみせます。
だからいつも壁で黙って見守っていてください。
おわり
758 :
モコモコ:05/02/11 00:28:14 ID:QUCX5jak
お題は【白】で。
汚れなき
清き白な君が好きです
誰の手にも
誰の欲にも染まった事の無い君が好きです
誰の口にも
誰の嘘にも触れた事の無い君が好きです
でも薄汚れた僕が触れたら
君はきっと汚れてしまう
僕の好きな君が
僕の手によって汚れる
それは堪え難い事
白い君を汚すことは許されない
それが僕なら尚更
その日最後のバスを見送った後の
くたびれたズックを
ひき擦りながら歩く
纏いつく街灯の灯をはためかせ 従え
僕は歩を速め 白の軌跡を導く
日が入れ替わる瞬間のこの街に 僕は生きてる
>>749 全体の文字の中に白が多すぎて、ぱっと読んだときに目がちかちかしますy。
なんかかえって白が無意味になって見えるです。
現実の女性を見ているというよりも、絵画の美人。
(笑顔が白い帽子で隠れてて、咽喉から下がみえてる。白いドレスを着ていて、
印象画の絵画のような光の溢れた絵を思い出しました。
そうした非現実感が、最後の段でいきなり地に落とされてしまうよう思います。
非現実感はそれで方向として一つですが、もう少しふんわりした優しさを追求するとか
あるいは、生々しい現実へ展開するとかもう一歩欲しい気がします。
>>753 ああ、これはとてもいい。
何度でも洗って、白くなって、誇れるように ってのがとてもいいです。
詩形もいいし、リズムも取れてる、中段の泣いて、転がってってあたりを
改行したのもいいですね。少しセンチメンタルで、少し強くて、綺麗です。
>>754 警句みたいな詩ですね。
持っている主題はいいです、主題を焦点化するイメージをもう一つぐらい
いれてみて下さい。感覚で黒と白とグレーを認識できるきっかけみたいなもんが
欲しいような気がします。
ジャンルとして、こういう詩ってありますね。私も結構書いたりします。。。
763 :
S(753):05/02/11 21:46:57 ID:DX5OuzpH
>>761 リーフレインさん、評価ありがとうございます。
うまくイメージが伝わってとても嬉しいです。
また頑張ります☆皆さんよろしくお願いします☆
764 :
名前はいらない:05/02/11 22:27:39 ID:AAdU/TjV
お題『彼方』を出した者です。忘れ去られたと思ってずっと外してました。
書いてくださった方、本当に申し訳ありません・・・。
>>705 独特の世界観を築き上げていらっしゃるなぁーと思いました。
「銀幕は・・」のイントロは非常にポエジーで、これだけで彼方という
題の意図をつかんでいらっしゃる感じがします。
テンポもよく考えられている。銀幕、結晶、太陽、突風。
そして結びの連で全てを回想するかのようなノスタルジックな雰囲気を醸している。
映像が目に浮ぶような詩でした。お嫌いでしたら恐縮ですが、映画「キャシャ−ン」
のような。それが良くもあり、また少し残念な点でもあります。
なぜなら、「戦い」「世界」「創る」というエネルギッシュな言葉が「彼方」という
主題と喧嘩してしまっている部分があるからです。
全体性(この世のあらゆるすべて)と二人(個の存在、守るべきなにか)との
バランスを、もう少し「二人」のほうに傾けてみると、もっと最終連のくくりが
生きてきたと思います。
泣きたくなるような何かを感じさせる詩でした。
「彼方」という言葉の意味を上手く捕らえてらっしゃると思いました。
765 :
けい:05/02/11 22:37:04 ID:5xXuIezR
真っ白な雪が
降りました
雪が積もって
灰色の世界は
いつしか
一面綺麗なシロになりました
766 :
名前はいらない:05/02/11 23:53:49 ID:oSXr6Nk/
「白」
全て消しました
今までの足跡を
記憶を
壊しました
もろい壁を
幻を
涙も 笑顔も 怒りも 苛立ちも
過ぎたことなので消しました
日常がはじまります
もとの世界が動き出します
色も無く 時間さえない世界が
明日からまた
世界は白くなりました
全ては無かったことに
なんて綺麗
なんて真っ白
767 :
名前はいらない:05/02/13 17:24:11 ID:UjnqdwKD
あげ
768 :
ボランティアからの視点:05/02/13 20:08:19 ID:VbSGWg0B
今 私達は生きております 過去 現在 未来
人は青い所から光をあびて反応をおこし アスファルト プラスチック 空き缶
すいがら ゴミ が しぜんと出てきた が 不自然の中に 自然 がしぜんだと思います。
769 :
モコモコ:05/02/13 20:51:42 ID:v58rSPXZ
お題は【白】で。
私は罪から逃れ
白に還りたいと願い続ける弱さの余り
被われた白に自ら赤を導いたのでありました
記憶は白く消え入り
気付くとそこには白い布が巻かれておりました
銀色の金具は赤の滲む白の太い紐と
白く細い私の生命を繋ぎとめておりました
節には白の皮を貫いた先の朱の管に
強いとも弱いとも言い切れぬ雫がつたっておりました
そして
全て白で満たす箱の中は
私過去も未来も現在も
白に守り通しているのでありました
770 :
名前はいらない:05/02/13 21:24:24 ID:V0aowKYM
「白」
人は皆
真っ白なトコロに色を塗って
なるべく白が目立たないように
なるべく白が隠れるように
がんばる
でも白もいい
白がいっぱいあっていい
いっぱいの白が
ちょっとのカラーを目立たせる
だから白がいい
>>757 あ、2作目ですね。
カレンダーと日めくりと両方のイメージが混在してるみたいな。。
ま、それはさておき、何もない日々の虚しさをカレンダーに託し、
良い事がありそうな予感をカレンダーに祈るっていう内容はとても詩的です。
ただし、今は、思うことをそのまま書いている状態です。
詩作のためのメモ書きといってもいいかもしれない。
材料は揃ったみたいだから、うまく料理をしてみてください。
リズム、構成、色、描写。様々な調理方法がありますよう。。
とりあえず 次の宿題は、「捨てること」を意識して欲しい。
思いついたこと全てを書くのではなくて、絞って効果を増すという点に
気をつけてみてください。
>>758 モコモコさん
”君が好きです”という言葉のリフレインをうまく使おうとしていますね。
もう少し、ひっぱってもいいよ。面白いから。
あるいは、最後に
”だけど、僕は君が好きです”
ぐらいでまとめるのもいいかもしれない。
僕なら尚更許されないっていう部分ももう少し展開できます。
全体に、もう少し描写して欲しい。それは別に長い言葉を
使わなくていいんだけども、イメージが脳裏に展開されるような
キーになる単語が欲しいです。
えと、ごめんね、一人の人は、一つ感想終わるまで、投稿待っててください。
そのほうがお互い早く進めると思うよ。
773 :
名前はいらない:05/02/13 21:44:44 ID:Bd9LNJ6i
リーフレイン さんありがとうございます
>>759 ああ、なんかいいですねえ。
足を引きずって歩いている白い線が、夕日の消えかけた街に
白く光って残るのが見えるような気がしました。
くたびれ果てた印象なのに、力強いのがとてもいい。
導く、従える といった単語が力強さを感じさせています。
>>774 リーフレインさんありがとうございます
wwwwwwww うぇっうぇwwwうぇっwwwおkっwwwwwwww
>>774 ごめんなさい!ごめんなさい!ごめんなさい!
>>775はコピペミスです!どうか忘れてください!ほんとすいません!
稚拙な詩にコメントいただけて、まじめにすごく嬉しいです
また寄稿させていただきますのでよろしくお願いしますm(_ _)m
>>775-776 www、しかし、もともとの詩の番号ぐらいはのせてくださいましな。
どなたさんからのお返事かわかんないのも寂しいですよ。
>>773さんもねえ。。w
ちょっと今日は、別のとこにいますので、また明日 感想書きます。
お待たせしてすみません。
780 :
名前はいらない:05/02/14 23:28:50 ID:n+aIZ+T8
どなたか新しいお題頂けませんか?
781 :
爽:05/02/15 03:45:05 ID:gNjIFRLZ
初めてです!!よろしくお願いします。
お題は「KISS」でお願いします。
カタカナでもひらがなでもOKです。
782 :
名前はいらない:05/02/15 04:08:19 ID:kmNq09me
>>781 「次元」
振り向いてくれないあの子は
きっと私と住んでる次元が違うから
近づかずに 遠くから見ていこう
でも それすら許されない
ような気がする
世間が許さないから
そう生き馬の目を抜く娑婆が
私を犯罪者予備軍扱いするから きっと
そう私はむくげのように白く無垢で無ければ
あの子のと同じ空気を吸う事すら許されない
そう私は金鳳花のように清くなければ
あの子と同じ次元に居る事すら許されない
だからKISSなんて言葉は口にする事すら許されない
そんな日々
>>765 けいさん
白とシロの違いがポイントです。多分最後のシロは
世界の全てが無垢なシロ(もしかして無のシロかも)の
意味だろうと思います。
物語の最後の連みたいな雰囲気なんで、
前の部分が読みたいなっと思いました。
>>766 ほう、全て消してしまえるとは実に羨ましい。。
というのはまあ揶揄ですが、苦労して捨て去るという意味なんだろうなと思います。
少々痛々しいイメージがありますねえ。。。
ただ、読んでいるほうは、
「それは身勝手だろう」と感じる部分があります。
そうした感情を感じさせるのが意図ではなかろうと思うので、
もう少し工夫が欲しいです。
>>769 モコモコさん
モチーフは、リストカットでしょうか?
これもまた痛々しい雰囲気が漂います。
内容から入れば、やはり
”白を守り通す”という点が「ほんとうだろうか」と疑問を呈してみたい。
生きているだけで、人間が白くはありえないという立場からね。
単純に、自分自身の矜持を守りたい、あるいは穢れを厭うという意味
だけであるならば、それはあまりにも視野が狭いのだと、個人的には思っています。
まあ、詩であるので、そういう思想の是非は問いませんが。。
一貫的な展開は欲しい。
>白に還りたいと願い続ける弱さの余り
切ったわけだけども、
この時点では、願いは弱さと認識している。つまり白へ還るべきでは
ないと描いているわけです。
しかし、その結果の段では、罪から逃れることができ、
白へ還ったと誇っているように感じます。
”白を満たす箱”というイメージが曖昧なんで、こういう読みになってしまいます。
全体で、後悔を伝えたいのか、ヒロイックに酔った気分を伝えたいのか。
リストカットの美しさを伝えたいのか?まったく困惑します。
悲劇を描写したいのであれば、いっそ客観視点で書き上げたほうが伝わりやすい。
主観視点を使うのであれば、心理的な深さをもっと掘り下げてほしいように思います。
>>770 ああ、これは面白い内容ですね。
白い自分をできるだけ隠すわけですか。
なんか微笑ましいイメージです。
悪っぽく振舞ういたずら小僧とか、背伸びして化粧をする女の子。
本当はバスの席をおばあさんに譲ってあげたいのに、照れて
席を立てなかった少年、、
無垢じゃない部分を演出したがるという意味かな?
素直に白がいいっと訴えるところはいいですねえ。
詩的表現としてなんですが、前半部分を例をあげて
仕立てて欲しい気がします。理解もしやすいし、詩もふくらみます。
----------------------------
「白」 終了します。 次の題は、「捨てる」で
今生きてる題は、「kiss」と「夕焼け」ですか?
「例」もまだ終了宣言してないような気がします。。(うーーん評価頑張って下さい。)
投稿ミスしてたみたいで評価終わったたつもりになってました。
遅くなってまことに申し訳ありません。
唸らせてしまってすみません実際
>>731 四行目からの壮大なイメージは結構好きです。
この詩の良いところはここで作った想像の世界を放りっぱなしにせず、
最終連でちゃんと着地させることで構成的に完成させ、
想像とそうでないものを双方引き立てているということだと思います。
視覚的・抽象的なイメージは豊かなのですが、質量がなく臨場感に欠ける感じがします。
嘘や夢や命や光や温もりの、具体的な手触りのようなものが欲しい。
細部を丁寧に書き込んでいくことでそれはある程度得られると思いますし、
読み手を引きずり込むつもりで自分の詩世界を展開する気概のようなものも
もっとあれば良いなと思いました。
>>740 これぞメタファー。という感じの詩ですね。
文体そのものから空間を作り出すような筆力を感じます。
凄く静かな世界ですね。それと空気の温度が低い感じがする。
この花を暗闇の中に置いた理由は何なのでしょうか。
周りに何も見えない(ない?)ので、この世界にはこの花しかなく見え、
また暗闇という植物にとっては逆境にあることから、
恋よりも先に孤高の命みたいなものが伝わってきてしまいました。
乱しがたい完成された世界が見え、それゆえに質感とか匂いとかは
描写されているのにも関わらず自分には感じがたかったです。
お題「例」終了宣言します。
しばらく時間が取れないので次のお題は出せませんが、また戻ってきます。
787 :
爽:05/02/16 00:44:16 ID:SwVGvKM9
早速作品を作っていただきありがとうございました。
しかし、評価が遅れてすいません・・・
仕事がちょっと特殊なものでこの時間以降じゃないと書き込めることが少なくて・・・
そろそろ言い訳が長くなる前に・・・本題に!!
自分が想い描いていたものよりかなりダークでした。でもその中に相手に対しての純粋な主人公の思いと
かなわないと思っていても諦められない切実な思いが各文に感じられました。
心のどこかで期待している主人公の思いも自分としてはすごく理解できました。
でももう少し現実味を出した表現があってもよかったかなと思いました。
人物は描けてもその背景が少しわかりにくかったように感じました。
言葉足らずでごめんなさい。またよろしくお願いします。
788 :
782:05/02/16 02:27:40 ID:GdnNrk67
>>787 真面目に読んで下さってどうも。
今度はもっとうまく詩を書きたいと思います。
789 :
なおき:05/02/16 04:10:31 ID:nxsc2pjW
神サマ捨ててもいいですか?
思い立ったら会社をやめよう
上司に先輩後輩仲間
名刺に肩書きケータイメアド
一気になくせば心も晴れやか
地位も名誉もポイポイポイッ♪
ウチについたら女房と別れよ
車に家土地ナベ釜子供
預金に宝石ヘソクリ絵画
全部あげるよ僕は身軽だ
批判や常識ポイポイポイッ♪
このままついでに役所に向かおう
戸籍に印鑑税金保険
家系に親族兄弟姉妹
なんにもいらない今日から他人
世間のしがらみポイポイポイッ♪
港に着いたら密航しようぜ
スイスにフランスアメリカドイツ
土星に木星金星火星
どこでも行けるさ国籍不明
日本も言葉もポイポイポイッ♪
上陸したらば街並み歩こう
差別に貧困白黒黄色
詐欺師に警官泥棒牧師
それがどうした望むところだ
健康安全ポイポイポイッ♪
眼を開きゃやっぱりそこは会社で
カミさん子供はおウチで待ってて
とーさんかーさん元気でなにより
天にまします我らが神サマ
空想願望ポイポイポイッ♪
ポイポイポイポイポイポイポイッ♪
791 :
爽:05/02/16 07:53:35 ID:N3d0xjw0
新たなお題です。
「時間」読み方は「トキ」でお願いします。
あと、前に出した「KISS」もまだまだお願いします。
夜にでもまた帰ってきて書き込みます。
>>786 なんか催促してしまったようで申し訳ない。
どうぞ、マイペースでお願いします。。。
評ありがとうございました。
「恋」は、”一人孤独(闇)にあった自分が、恋をして、世界が輝きに満ちて
いく”というイメージで書きたかったんですよーー。力およばずーです。
またよろしくお願いします。
793 :
S:05/02/16 17:41:25 ID:N32mTZQM
「捨てる」で書きます
≪サマーアゲイン≫
夢を見て明け方に飛び出し 向日葵の下で途方に暮れた
片方だけのサンダルでは 走っても川さえ遠いのだ
東の窓にカーテンが揺れる 黄色い部屋に戻っても
ごみ袋にぱんぱんの 古いあたしを捨てられない
ケットルが呼ぶ午後に 海が恋しかった
伸びた前髪が汗で濡れて あなたが恋しかった
コットンのワンピースを着て 扇風機は強設定
洗った足を投げ出して 残すあたしの選別にかかった
そうだ 明日は可燃の日だ
週末の誕生日には生まれ直して 緑の自転車で川沿いを行こう
形見のその名はクローバー 「幸せに向かえ」とあなたがつけた
ゆるいカーブを曲がった先に 青い水平線が見えるまで
毎日毎日身軽になって また夏が来て
大丈夫だ クローバー おまえと
誰かを愛する勇気は捨てない
>>789 面白い。だけども良くある主題、良くある展開で、今一つ見所がないです
リズムはgood。蛇足で日常に還るとこが、小市民的でナイスです。
795 :
名前はいらない:05/02/16 21:33:34 ID:8dvjmSBj
『トキ』
例えば 僕が死んだって
周りに影響は出るのだろうか
今 僕の存在意義は喪失
例えば 自由になれたって
誰が其れを認めてくれるのだろうか
今 僕の手足には重い鎖
ふと それらを問い掛けてみる
眼下に広がる暗闇に
ふと それらを任せてみる
唯 流れゆく時に
答えなど 実は最初から
そう
最初から 手の中に有ったんだ
僕は 眼を背けてしまったけれど
今は それで いい
うん それで いいんだ
>>793 とてもいいです。夏の向日葵や、海がとても爽やかな印象をあたえます。
ただ、「あなた」が死んでしまったという設定でなくてもいいよな気します。
(形見という言葉から、そうなんだろうなと想像したんですが)
死の重さに対して、”ゴミ袋ぱんぱんの古いあたし”という比喩が少々違和感があります。
読み違いだったらシツレイ。。
>>796 評価ありがとうございます!
読み返してみると確かに「形見」からは死のイメージが喚起されてしまいますね。
設定としては別れた、ということだったのですが。
では「ぱんぱんの…」を変えても…うーん。
言葉は本当に難しいですね。でも楽しい。ここに来るまで人に読んでもらったことがなく自己完結だったので、とてもためになります。
今規制に巻き込まれているので(これは携帯から)なかなか書き込み出来ませんが、その間色々書いてみたいと思いますのでまたよろしくお願いいたします。
798 :
なおき:05/02/17 00:51:22 ID:FrWAt79U
>>794 評価ありがとうございます。
なかなかうまく書けません。
もっと勉強してきます。
799 :
爽:05/02/17 01:48:25 ID:7O0SLnUp
>>795
この詩はまだ第一部って感じで答えを見つけた主人公が
これから自分の道をどう歩くのか・・・?
もし続きがあれば読みたいなと自分は思いました
ただ・・・
主人公の心理描写がもう少し丁寧に細かく書かれていればと・・・
短い詩だからしょうがないのかもしれないけどなんとなくあっさりした感じ
簡単に考え方が変わってしまってもったいない気がします。
そのへんを上手くやればもっといいものになると思います。
ありがとうございました。
またよろしくお願いします。
800 :
ごり宛:05/02/17 02:04:53 ID:HMsyDIiL
捨てるで。
僕は坂道の途中 小さな紙くずみつけた
しわくちゃで 白い紙
夜中の電灯の下 さやさやとゆらゆらと
それはきっとずうっと前に
遠くになげたはずの 僕のもの
ロール ロール ロール
紙くずも 僕も 同じ時間を
ロール ロール ロール
ミミズク鳴く夜の街
僕は坂道で紙くずをみつけたんだ
月と電灯だけの街
僕の足音とミミズクの声だけの街
さやさやとゆらゆらと
ロール ロール ロール
ミミズクも 僕も 同じ夜を
ロール ロール ロール
801 :
.:05/02/17 04:51:21 ID:wAhl3T+M
「時間」
とても静かな深夜には
僕がこの世で唯ひとりの
生き残りではないだろうかと
そんな期待をすることがある
もしもそれが本当ならば
満月は中天に輝き
降る雪は虚空にとどまり
冷たい空気が乱れることはない
そして僕は
静止した世界の中を
ずっと、永遠に
さまよい続けるのだ
802 :
爽:05/02/18 02:58:07 ID:HEuYtQbp
遅くなりました!!
>>801 自分的に表現の方法は好きです。特に「もしも〜」の次からの
3行はその場面が浮かんでくるようでよかったです。
でも、主人公が何を望んでいるのかが最後のほうでわからなくなってしまった
ような気がします。
「生き残りではないか・・・」と期待するのはなぜなのか?
その理由が見えてこなかった・・・
私自身がまだ未熟なものでその意味が理解できないだけかも知れないが
もう少しストレートな表現での主人公の気持ち、考えを表してもいいかも。
生意気ばかりでごめんなさい。
また書いてください。
今回はありがとうございました。
803 :
名前はいらない:05/02/18 17:40:06 ID:f5LRCiD4
お題は《キス》で。(もう遅いかな?汗)
偶然を装って
あなたの指に
私の指をあてました
一瞬の軽くて淡い
フレンチキス
それは私達の
幸福な日々の始まりなのでした
怖がりながらも
あなたの指に
私の指をすべらせました
熱くて弱い
バードキス
あなたは私に微笑みかけてくれました
はにかみながら
あなたの指に
私の指をからめました
とける程甘い
ディープキス
絡めたその手を振りながら
私達は歩き出したのです
幸福の先に
804 :
.:05/02/18 18:35:48 ID:fmUv9XJg
>>802 そういう疑問を抱かせてしまうというのは、まだ練り込みが足りないということでしょうね。
精進いたします。
読んでくれてありがとう。
>>800 捨てたものを拾ったんですね。
NHKのみんなの歌を読んでいるような気分です。
結構いい感じ。
ロール ロール ロール
・・・・
のところ、メロディーまで聞こえてきそうです。
キス”
刻印したい
私は忘れていない
冗談だったキスにそぐわない
恐ろしいほど鮮明な記憶として残してやりたい
私はきっと嬉しくて、忘れてしまった
貴方には、それはそれは映画で観たほどの忘れられない映像と感覚をすべてに刻み付けたい
唇にキスマークはつかないだろうか?
嘘を本気に代える赤さがほしい
深い海に沈むようなキスをしよう
その瞬間赤は蒼になり沈んでいくだろう
少女Aの夢の話
807 :
爽:05/02/19 02:24:12 ID:XGzqdxtB
ただいまです。早速・・・
>>803 この作品・・・・
素直にすごく好きです。KISSを指先の動きで表すなんて・・・・・
やられた!!と思いました。
でも、本当にその場面も自然と浮かんできたし
なんて言うか「映画の1シーンみたい」な感じで
上手く言えないんですけど・・・すごく気に入りました。
ありがとうございました!!
この気持ちを・・・
『空』
「ありがとう!!」
聞こえましたか?
もう一回言います
「ありがとう!!」
きっとこの空は貴方の上の
空とつながっているから
貴方に届くようにこの空に
もう1回
「ありがとう」
808 :
爽:05/02/19 02:25:38 ID:XGzqdxtB
>>804 この前はありがとうございました。
前回の評価で私の言葉足らずのせいで
貴方に上手く伝えられなかったので、この場でもう1度
人によって感じ方、考え方はいろいろあります。
私は前回書いたように思いましたがその評価が絶対正しいわけではなく
評価というよりは意見のように感じてもらえれば幸いです。
「十人十色」という言葉があるように、人それぞれあの詩を読んで
思い、感じたことは違うと思います。
だから、せっかく書いた貴方の詩であまり悩まないでください。
ココに書き込む作品はきっと自分のなかでも気に入ったものなのではないですか?
もっと自分の詩を好きでいてください。
これからもいっぱい書いてください。
楽しみに待ってます。
上手くまとまらずごめんなさい。伝わりましたか?
809 :
名前はいらない:05/02/19 05:15:39 ID:oweeG7ft
キス
僕はキスをしている間は大抵の事が許せそうな気になるんだ。政治家だとか、交通渋滞だとか、掃除機の音だとかがね。何故かはわからないけど。とにかくそんなな気分になる。ほんとに。(断っておくけど、下心のあるキスじゃないよ。まあそれはそれでいいんだけどね。)
純粋な気持ちでのキスって本当に素敵なものだと思わない?まるで虹の上を2人で散歩しているような気分っていうかさ。
なんていうか、「ピース!」って感じ。
きっと世界中の誰もが許しあえるし、分かりあえるはずさ。きっと、嘘つき国の王子様と、正直国の王女様だって分かりあえるね。もう油を巡って争うこともなくなるんだ。そして最後にはみんなで叫ぶんだよ、「ピース!」ってね。
なんていうか、それぐらいキスって素敵な事だと思うんだよね。
810 :
.:05/02/19 14:40:02 ID:FSkWXjus
>>808 お気遣いは嬉しいですが、別に最初から誰かの評価を絶対視したり、
それについて悩んだりはしないので、ご心配無用です。
また書きたくなったら、書き込みますのでその時はよろしく。
811 :
モコモコ:05/02/20 19:13:08 ID:bKxTVM68
>807
感想ありがとうございます。好きだといって貰えると凄く嬉しいです。
お題は【捨てる】で。
私のこれまでの人生にも
これからの幸せにも
あなたを切り捨てて
考える事はとても出来ません
あなたが
幸せを共有することが
できる人は
たくさんいても
私が幸せを
感じる事が出来るのは
あなただけ
だからこれからの
あなたの人生を
私にわけてください
捨てたつもりでも
私がきっとあなたを
幸せで満たしてあげるから
>>811 これは、特定の人あてのラブレターに見えるよ。
人に読んでもらう詩というのは、ある程度読者を想定しているんだけど、
例えば、これを読んだ私に貴方は何を訴えたいのかな?
「私はこんなに真剣に、盲目で、身勝手な恋をしてるんです。」
というのは解かる気がするけど、共感にはいたらない。覗き見をしているような
妙に気恥ずかしい気のほうが大きい。
誰に向かって何を伝えたいのかというのを、意識してみて下さい。
>>811 ちょっと反省。。言葉がきつすぎたね。。
えっとね、感情としてそいう部分があるというのは詩の心になるので
とても大事、でそれを表現する手段として、骨組みを作る
(どういうイメージを、どういう形式で書くかってあたりかな?)
そしてもともとのイメージが一番伝わりそうな”言葉”を選んでいく
って感じで私は書いていきます。
”手紙”のような形式も可能。
一方では、イメージに意味はいらないという人もいて、そういう詩もたくさんあります。
814 :
.:05/02/22 05:34:44 ID:HxLYQZ3Y
「捨てる」でお願いします。
------------------------------------
人は何かを捨てるとき
捨てたものからそれをもらう
今までたくさん捨てたから
僕の中はもういっぱいだ
だけどとても怖いんだ
それを消化しちゃったら
さなぎが蝶になるように
変態したくなりそうで
だから
だからお願いだ
僕をどこかに捨ててくれ
誰かこれをもらってくれ
>>814 微妙に細かい指摘だけど。
>今までたくさん捨てたから
これは
>今までたくさん、拾ったから か、捨てられたから かな?
他人が捨てたものを自分がもらってきたみたいに読めたんだけど??
僕自身を捨てて欲しいって感覚はわかる気がする。
だけど、自分でも捨てないとあふれちゃうねえ。。
うまく捨てるのって技術がいる。
いいたい主題は良い主題だから、もっとふくらませて欲しいです。ちょっと解かりづらい。
あと、情感的な色づけが浅い。怖いっていう気持ちが蝶の変態だけで表現ってのは
ちと辛いかな? で、最後の段への論理のジャンプが不親切です。
何故自分全部を他人が捨てないといけないのか?ってとこの説明がどんな形でも
していないから、ついていけない。で、そいう”捨てられる自分”
をどう捉えているかっていう味付けが今一つないので、曖昧なやりきれなさ
みたいなもんしか伝わってこない。ガンバレ!
816 :
時間:05/02/24 17:05:17 ID:E1tR3fS9
知覧から飛んで夕日蹴って東へ
雨飲んで目覚ませば見たこともない別世界
きらきらきれい。これなあに?
まるでお菓子の世界 急き立てられたらなにもできない!
敵味方全員まとめて大人しくわたしのお家へ
特別に馳走してあげる。こんなもん朝飯前よ
もうばかなことは辞めときなさい。時間はとまらないのよ
泣き声が聞こえる?爆音におびえる可哀想な眼
絶対に無理笑うなんて。さようなら。
もう二度と会わない。 多分。
817 :
.:05/02/24 18:08:25 ID:u+iPwHKg
>>815 なんだか決定的に読み違いさせてしまったようです。
確かにわかり難いですね。再考してみます。
ありがとうございました。
>>817 あれあれ、やっぱ読み違いですか、申し訳ないです。。。
819 :
マルムシ:05/02/24 23:54:11 ID:b//o9MTl
>>814 お題の「捨てる」で書いてみようと思ったけど、
あなたの詩に感銘を受けたので出直してくる。
再考して言葉の魔力が無くなってしまわないことを願ってる。
820 :
名前はいらない:05/02/25 15:07:16 ID:H9LM4PFl
そろそろ別のお題をどなたか出してはくれませんか?
821 :
名前はいらない :05/02/25 15:09:05 ID:SlVoUQBA
お題:「かぼちゃ」
↓どぞ
822 :
ryu▽:05/02/25 15:52:07 ID:mMw9VnC3
姉がかぼちゃをたべていた
やがて僕を宇宙へいざなう
飛行船に見える
月までとどけ
僕の刃
やがて月がかぼちゃになり
ぼくがナイフになり
やがてかぼちゃが切られる
そして姉はまたかぼちゃを食べるだろう
823 :
麒絵 :05/02/25 16:04:54 ID:AX4YlI5k
馬車が異様に甘く香る
オレンジ色で可愛くて
王子様と乗る魔法…
でもかぼちゃ
所詮かぼちゃ
あの不味いかぼちゃ
かぼちゃ嫌い
824 :
モコモコ:05/02/25 17:44:53 ID:H9LM4PFl
お題はかぼちゃで。
あなたは素敵な人
他のみんなが
かぼちゃだからかしら
けれど私はかぼちゃ
変人を演じているけど
みんなと同じ
黄色い人間
あなたは不思議な人
あなたひとりだけ
かぼちゃには
けして見えないから
けれど私はかぼちゃ
気取っているけれど
中味はからっぽ
そんな私でも
いつかは
かぼちゃの馬車に乗って
あなたの前に現れることが出来るかしら
変わることができるかしら
825 :
名前はいらない:05/02/25 17:55:51 ID:SIFL9ZE8
かぼちゃ かぼちゃ かぼちゃは可愛いね
緑の体で中は黄色 おかしいね
ぼくもかぼちゃになりたいな
風に巻かれてとばされて
どこかしらない異国の街へ
あなた あなた あなたはいい
別に気取ってない 飾ってないね
ぼくはかぼちゃになりたいな
誰も知らない畑でひっそりと
月をみながら明日はカラスに食われるだろう。
826 :
金島ちゃん:05/02/25 20:22:58 ID:uJt/dC98
お題は[捨てる]で
流れる想いは永遠に
捨てつづけないでありたい
どんな想いでも
あとからかけがえのない
ものになるから
出会いを重ねる
ことがすっごい大切で
生きている喜びをわすれては
いけない出会いを捨てることを
恐れてはいけない
お題出したんで評価します。。
>>822 最初と最後のくだりは面白いっぽいんだけど
すぐにナイフとか刃とかって表現をしてしまうのはいただけない
むしろ寒い
>>823 伝わりづらい
でもかぼちゃ嫌いなのは良くわかった
それだけ
>>824 うん。。
詩じゃないよね。。
>>825 誰も知らない〜は面白げだけど
まーあれですよ。だからなに?
828 :
まーろっく:05/02/25 21:08:38 ID:AnIp+2Y1
「かぼちゃとなす」
なすはかぼちゃの横顔を見るたび憂鬱になった。
火山岩のようにでこぼこし、あばたでおおわれたその顔を。
仲がよかろうはずはない。むかし、ひとつの絵におさまったのは、
なすのインテリゲンチャが大作家の高尚な趣味にすりよったからだ。
かぼちゃはあの時も岩のようにおし黙っていた。
かぼちゃはまるはだかで、大作家が描くにまかせていた。
なすもそのわきに、ぎこちなく貧弱なからだをよこたえたが
ああ、なすの知性などどれほどのことがあろう!
あらくれ土に育ったかぼちゃの盛り上がり
ふしくれだった裸体一身に作家のまなざしが注がれていた
なすに与えられたのは、藤棚のしたを渡る、風より淡い
紫のひとはけにすぎなかった。
かぼちゃの、黒味さえおびた濃い緑の、
かたくなな厚い皮のなかで、みっしりした黄色い肉と
もつれあった繊維と種が冷笑している。
野菜かごのなかでなすは、
うすっぺらい自分の存在に肩をすくめる。
>>828 長いのにひつこくなくてリズム感もあって僕は好きですが
もう少し日本語が上手だともっと気持ちよくなりそう
830 :
麒絵 :05/02/25 23:16:06 ID:AX4YlI5k
リトライ
ほくほくほくほく
レンヂでチン
あまぁい馬車の出来上がり
舞踏会まで保つかしら
この際煮付けてしまおうかしら
かぼちゃであることは隠せないのだし
崩れぬように優しく煮付けて
放置しましょう
だってかぼちゃ嫌い
かぼちゃ不味い
色だけ好きよ
でも食べられない
食べたくない
831 :
爽:05/02/26 02:47:04 ID:QGs8QyFY
しばらくぶりです。
少々身体をこわしてまして死んでました・・・。
それでは早速
>>809 なんとも言えない幸せな気持ちを言いたいところはすごくわかります
でもただ、その間のたとえのところがもう少し・・・
わかりやすくまとまりがあったほうがよかったかなと思いました。
1つ1つの表現はわかるけどあの詩のようになると
ばらけて見えてしまい、もったいなかったような。
遅くなってしまって本当にごめんなさい。
また書いてください。
832 :
爽:05/02/26 02:52:16 ID:QGs8QyFY
復活!!
そして・・・新しいお題です
「貴方」で!!
一応同じ字で「彼方」「貴女」でも可です。
身体も直ったのでできるだけ早く評価します。
でも本当に
>>809さん、ごめんなさいでした。
833 :
ハギ:05/02/26 04:19:14 ID:RNtHOiEf
「貴方貴女」
貴方は
あの丘の偉そうな人
私は
この崖の下の人
見下ろす貴方は
綺麗なんかじゃないわ
綺麗なんかじゃない
また下に戻ってきなさいよ
くだらない野望なんか捨てて
どうせバレるわ
明日貴女の家に
岩を落とします
これで決別
貴女は上に来なかった
くだらない意地なんか捨てて
そこで消えてくれ
834 :
名前はいらない:05/02/26 11:01:32 ID:+vAuSZYD
835 :
名前はいらない:05/02/26 11:06:07 ID:+vAuSZYD
「貴方」
あなたは他人 そうね私でないもの
COOLに決めて グラスを割った
夜の交差点 寒さはしみても
心はしみない ただの感傷
そう言い聞かせては どこか空をみあげる
終わりがないような でも朝は来る夜
自分の存在は それに流され
また明日も 呼吸する ちっぽけな存在
貴方は他人 それでも想う ただの他人
836 :
名前はいらない:05/02/26 11:12:28 ID:+vAuSZYD
「貴方2(に)」
あなたは他人 そうね私でないもの
COOLに決めて グラスを割った
夜の交差点 寒さはしみても
心はしみない ただの感傷
寂しさが 私を貴方にいざなう
それは馴れ合い 問うてみる
見かけなんて いくらでも繕える
繕いだ身体に 戸迷う心
悲しきサガ いつか溺れてしまう
そんな自分と 静かな貴方
寒さで 貴方とよりそう
今は自分 貴方はまだ
私の心に 気づいてない
割れたグラスは ゴミ箱ゆき
私の心は 分岐点
_________________________________
次は「うつろい」がいいな
837 :
名前はいらない:05/02/26 11:16:57 ID:+vAuSZYD
「貴方3(さ)」
ほどける貴方 ほどけ方も知らずに
さらけ出す 勇気も持てずに ずるずると
皮肉に想う 夕方も 何にも出来ず 夜になる
扱い方を知らない貴方 自分を癒せぬ貴方
皮肉にも それで生きてる 歩いてる
いつかは出会う そんな貴方さ
そしてその頃 そんな想いも忘れてる
ひっきりなしに 出口を探す きっとそう
え?お題がないって…?
839 :
モコモコ:05/02/26 12:11:46 ID:HPGGbMSw
題は【貴方】で。
ありふれた言葉も
貴方の一部が
発したなら
別の意味を持って
独自の感性を生む
虚勢も弱さも
衰えも
あなたの一部である
それだけで
とても素敵な物に変わる
私の
過去も現在も
未来も全て繋いで
何時でも
貴方に届けていたい
840 :
ハギ:05/02/26 14:20:51 ID:RNtHOiEf
あぁ次の題か…
「簡単」で
俺の固定観念崩すやつまってます
いや、多分スレちがいだよ
842 :
めすぶた:05/02/26 14:31:30 ID:TKHhEa/K
「簡単」
当たり前でしょ?すこしゎ大人になったらどぉなの?
危ないに決まってるぢゃない!
人ゎ鳥にゎなれないのよ・・・
I CAN FRY!
彼ゎ飛び出した
私の言葉も彼の耳にゎ入らない
その時彼ゎ一瞬だけ鳥になれたのだろぉか
私にゎわからないけど
そんな簡単に飛び降りないで窪塚さん!
843 :
.:05/02/26 18:18:18 ID:R6y3kDTk
「時間」で書きます。
---------------------------
きのうのことは知っているのに
あしたのことはよく思い出せない
それはことばの問題だろうか
それともわたしがただ
忘れてしまっただけなのだろうか
明日になればその答えも
自然と思い出すのだろうか
844 :
.:05/02/26 18:20:32 ID:R6y3kDTk
845 :
ハギ:05/02/26 22:12:30 ID:RNtHOiEf
>>842 窪塚は鳥になったかって
まぁ本人にしかわからないよな
とりあえず自分から死ぬのって簡単じゃないと思うよ。
まずある程度追いつめられなきゃならないし。
それに子供は自分から死んだりしない。
感想かこれじゃ。
まぁ自殺する詩なんて書くもんじゃないな。
846 :
爽:05/03/01 02:47:25 ID:BOX3YGtq
毎回、毎回我ながら評価遅いですね・・・
もう少し努力しないとですね。
>>832 ごめんなさい。自分自身の理解力が足りないせいか・・・
言いたいことがわからなかったです。
お題はしっかり入ってていたのですがイマイチ
二人の貴方と貴女の気持ち、言葉の意味がつかめません
もしかしたら自分にはわからない深い意味があるのかもしれないけれど・・・
うん〜・・・・
次回に期待してます。がんばってください。
>>835 >>836 >>837 いっきに3作品ありがとうございます。
3つの作品がつながっているのかなと思いきや
自分には1つ1つ意味が違うように思えました。
>>835は片思い
>>836は不倫
>>837は自分自身のこと
な感じに感じました。特に上2つの詩は最初は同じでなのに
まったく内容は違うものに出来上もびっくりしました!!
どの詩にも自分は共感できました。・・・
あれ?共感しちゃまづいか?不倫は?そんなことはいいですね元に戻します
ただグラスが詩にあまり絡んでなかったな・・・と
もう少し意味を持たせてあげるともう少し深い作品になったと思います
次もよろしくお願いします。
847 :
名前はいらない:05/03/01 10:05:44 ID:dw47t4Ab
「お題/簡単」
すぐに出来ること
楽に出来ること
一人でも出来ること
なにを簡単として なにを難しいとするの?
ラインを決めるのはあなた自身
あなたの狭い価値観
すべてのことは易しく そして難しい
ひとつ聞いてもいい?
あなたにとって詩は…どっち?
>>830 遅くなってすいません。
「放置しましょう」でうかつにも笑ってしまいました。
「だって〜」のブロックはわざと滅茶苦茶にしてるのかな?
最後のブロックはありがち。。
かぼちゃが嫌いなのは良くわかりましたよ・・・。
849 :
ハギ:05/03/01 16:34:18 ID:oNL/zQ1P
>>846 評価ありがとう。あの詩に深い意味なんてつけてません。
なんとなく「貴方」って言葉が偉そうに思えたのであんな感じになりました
>>847 共感できました
実際の所そのラインはいたるとこにあって
ラインをひくのは簡単ではないですよね。
自分で決められればいいんすけど結局能力の限界とか
他人の一言で決まってしまうことが多いんですよね。
俺にとって詩は…
って語れる立場ではないので控えます。
「簡単」
彼女はいつも呟く
周りができないことを見つけては呟く
どうしてこんなこともできないのかしらという笑顔
醜く上がる口角が好き
殊更難しいことには手を出さず
できることしかやらない
それでやっと保つことができる彼女のすてきな自尊心
彼女はいつも呟く
周りができないことを見つけては呟く
どうしてこんなこともできないのかしらという笑顔
醜く上がる口角が好き
彼女の簡単
ぼくの感嘆
851 :
爽:05/03/04 02:45:03 ID:cJni32gi
うわーーーー!!
ごめんなさい
>>806さん評価遅れすぎました!!!
遅くなってしまったのですが評価をします。
前半の相手に覚えてほしい、忘れさせたくない
という部分すごくわかります。ただ、後半の部分が
もう少し肉付けして細かに表現したら
もっとその場面がはっきりと描けたのでは・・・
と思いました。
今回は本当に評価が遅れてしまい申し訳ございませんでした。
次回からできるだけ早いうちに評価させていただけるように努力します。
>>839 モコモコさん
今回の作品は「貴方」というお題に負けないくらい「言葉」が
前に出ていた気がします
それが悪いわけではなく・・・率直に感じただけですから。気にせずに
この詩は1番最初には貴方が表すものが「独自の感性を生む」という
かたちの無いモノを指していたのに
いつの間にかそれが固定のモノになってしまったのような・・・
そのため切っている部分で別々な詩になっている感じがしました
ただ、愛する(?)貴方の全てが愛しい私の事も全て貴方に
伝えたいということは伝わってきてそこはすごく理解できました
今回もありがとうございました!!
次回もよろしくお願いします。
852 :
名前はいらない:05/03/04 05:16:13 ID:9xuS6+Pn
「簡単」
鳥が空を颯爽と飛ぶくらい難しい。
魚が悠々と美しく泳ぐくらい難しい。
小さな赤ん坊が泣くことくらい難しい。
蟻が働くくらい難しい。
それは難しい。
853 :
ネル:05/03/04 17:45:54 ID:/x4yBAL6
「簡単」
別れるのも簡単
付き合うのも簡単
Kissするのも簡単
Sexするのも簡単
笑う事も簡単
泣く事も簡単
信じる事も簡単
裏切る事も簡単
生きる事も簡単
死ぬ事も簡単
何故か?と人は聞く
心が壊れて
愛を失ってしまったから
仕方ないよね
笑いながら答える私
854 :
名無し修行中:05/03/04 18:24:14 ID:WRhoA1PT
お題「簡単」で
死ぬことは物理的に誰にでも出来る。
でも大半がそうしないのは簡単すぎるから。
怖いとか悲しいとかそんなんは上辺だけで。
本当は簡単すぎて後回しにしているんだけなんだよ。
上のに伏線でもう一つ
ぼくは死ぬことより簡単なことを知らない。
ごめんなさい、微妙にネル氏と被ってしまった。
855 :
ネル:05/03/04 18:42:46 ID:/x4yBAL6
>>854さん
気にしないで下さい。
o(^-^)o
>>850 優越感ってのは誰にでもあるんですよね
挑戦を忘れてその位置に満足するのは怖いです。
もうちょっと削れるかな
>>852 3行目が4行目にきてたほうがいいかな
動作の主にとっては簡単って事だよね
人の出来ることと出来ないことの境は難しいね
>>853 付き合うのは難しいぜ(藁
前におれも似たような事を考えた事があります
体を安く売る奴なんかいなくなれってね。
大衆化してきてるのがイヤですね
>>854 事故死なら簡単ですが、自殺はやっぱ難しいです
口で言うのが簡単です
生きる意味を知ってるか知らないかの差じゃないでしょうか
意味?なんだ?って聞かれると答えれないですけどね
個人で違う価値観だから
857 :
名前はいらない:05/03/04 21:11:36 ID:bxPrMYiw
壊すのは簡単
気持のバランス・関係も
もろいものはなんだろう
この地球上で
弱き人が多い中で
壊れるモノはたやすいでしょう
沢山の交差と共に
>>857 はい。人間関係はモロいですね
義理とか人情を大切にできたらいいんですが
そろそろお題でますか?
859 :
爽:05/03/05 04:23:29 ID:ojIWmaEW
>>843 すごく今自分自身が考えている事と
似ていたのでビックリしました。
実は私自身・・・「不眠症」で書込みをしている時間が遅いのは
仕事柄だけでなくこの病気のせいもありました。
そんな私が夜ごと眠れないベットのなかでこの詩のようなことを永遠
考えながら朝を迎えています。
まさにこの私自身のことを書かれているようで・・・
正直すごく驚きました。
短い詩ながら個人的にとても読み入ってしまいました。
今度はまったく逆の長い濃いものを期待してます。
今回の評価は自分のことばかり語ってしまい申し訳なかったです
でもこれが私の感じたことなので理解していただければ幸いです
860 :
爽:05/03/05 04:26:23 ID:ojIWmaEW
次のお題です。
「約束」でお願いします。
心に沁みる作品待ってます。
861 :
名前はいらない:05/03/06 15:58:56 ID:1FdFyFRK
『約束』
必死に守った約束
何気なくかわした約束
どこかに置き去りにした約束…
その全てが今の僕を構成している
明日僕はまた約束をする
どうやらその約束が 未来の僕になるようだ
862 :
刹那:05/03/06 16:13:09 ID:Zc7NiC49
次のお題はズバリ!【感情】でお願いしますo
感情であればなんでもドンときちゃってください!!
恋愛感情でも友情でも全然OKですから!!
863 :
琴祢:05/03/06 16:21:29 ID:Zc7NiC49
『感情』*〜隣〜*
君がいて私がいる
私がいて君がいる
どんなに離れていても隣にあるもの…
それは信じる心と優しい温もり
君が、そう教えてくれた。
どんなに辛くても信じる心があれば乗り切れる
どんなに悲しくても優しい温もりがあれば救われる
って教えてくれた君。
大好きだった。
そんな君の隣にいてとても幸せ。
君は私の太陽…
いつも光をくれて…優しくて…
だから…私も君を支えていきたい…
864 :
.:05/03/07 04:05:07 ID:9YMnsbfA
>>859 気に入ってもらえたようで良かったです。
読んでくれてありがとう。
「媒体」
君の全てを否定する。
君の全てを伝達する。
そうさ今の私は無機質だ。
そうさ画面の前は有機質。
だけどいつか叶うはず。
時代がまだ見ぬ私を求めてる。
君の全てを吸い取りたい。
君の全てを満たしたい。
そう作られる日を待ち望む。
データでは、そうなっているようだ。
866 :
865:05/03/08 21:28:40 ID:DIFey+8y
うがー!!!!
誤爆したーーー!!!!
申し訳ありませんっっっっっっ!!!
華麗にスルーしてくださいませ OTL
題出しますね、(評価は来週以降になるので、ゆっくりオネガイシマス)
「風」
868 :
モコモコ:05/03/10 00:33:19 ID:7MpAyNj+
十字の前で誓う前に
私もっと認めてみて
きっと今より近くなれる
約束に縛った関係じゃ
すぐに解けて離れてしまうから
指先十字に絡める前に
心もっと奪って
きっと今より愛し合える
約束に恋した関係じゃ
すぐに解けて冷めてしまう
いつもあなたには
明日感じられる
距離にいてほしいから
もっと傍へきてほしいから
約束はいらない
869 :
モコモコ:05/03/10 00:37:16 ID:7MpAyNj+
十字の前で誓う前に
私もっと認めてみて
きっと今より近くなれる
約束に縛った関係じゃ
すぐに解けて離れてしまうから
指先十字に絡める前に
心もっと奪ってみて
きっと今より愛し合える
約束に恋した関係じゃ
すぐに解けて冷めてしまう
いつもあなたには
明日感じられる
距離にいてほしいから
もっと傍へきてほしいから
約束はいらない
870 :
モコモコ:05/03/10 00:45:31 ID:7MpAyNj+
お題は【約束】で。
十字の前で誓う前に
私もっと認めてみて
きっと今より近くなれる
約束に縛った関係じゃ
すぐに解けて離れてしまうから
指先十字に絡める前に
心もっと奪ってみて
きっと今より愛し合える
約束に恋した関係じゃ
すぐに解けて冷めてしまう
いつもあなたには
明日感じられる
距離にいてほしいから
もっと傍へきてほしいから
約束はいらない
871 :
モコモコ:05/03/10 00:42:31 ID:7MpAyNj+
お題は【約束】で。
十字の前で誓う前に
私もっと認めてみて
きっと今より近くなれる
約束に縛った関係じゃ
すぐに解けて離れてしまうから
指先十字に絡める前に
心もっと奪ってみて
きっと今より愛し合える
約束に恋した関係じゃ
すぐに解けて冷めてしまう
いつもあなたには
明日感じられる
距離にいてほしいから
もっと傍へきてほしいから
約束はいらない
872 :
モコモコ:05/03/10 00:49:10 ID:7MpAyNj+
お題は【約束】で。
十字の前で誓う前に
私もっと認めてみて
きっと今より近くなれる
約束に縛った関係じゃ
すぐに解けて離れてしまうから
指先十字に絡める前に
心もっと奪ってみて
きっと今より愛し合える
約束に恋した関係じゃ
すぐに解けて冷めてしまう
いつもあなたには
明日感じられる
距離にいてほしいから
もっと傍へきてほしいから
約束はいらない
873 :
モコモコ:05/03/10 08:14:44 ID:7MpAyNj+
↑ごめんなさーい!!荒らしじゃないです。
繋ぎが重くて、失敗しまくって、何回も送ってたら…こんな結果に。本当にごめんなさい。
そして物凄い恥ずかしいです…。
874 :
モコモコ:05/03/10 09:49:40 ID:7MpAyNj+
私の胸
あなたが十字に傷付けて
そして私の
笑顔の場所二つ
花開くまで
水を与えて
傷深くなって
あなたに浸った花は朽ちて
去ってしまっても
その水は絞らない
重たい物も幸せに感じる
甘い物吸い付くすまで
過去も味わうから
あなたの優しさが
咲かせてくれなかった
冷たい花二つは
私の頬つたう苦い物で
儚く咲かせてみせるから
「約束の刑」
灰色に染まった鉄の棒に
俺は懲役300年の極悪人
磔刑にされたきたないヤツさ
君は黙々と俺の両足を鎖で締める
身から出たさび
そう片付けられりゃ話は簡単
けど、君も知ってるように
俺はキリスト様なんかじゃないんだよ?
一度磔台から逃げたからって
あなた、今度は鉄ですか?
木製のほうがまだマシだ
そこのきみ
磔台には近づかないほうがいい
876 :
モコモコ:05/03/11 21:23:34 ID:wwrfVxFI
お題は【風】で。
生暖かくて
心地良くなんかない
憎らしい風
この風に
私のありったけの思い
詰め込んでも
あなたの元へは届けてくれない
この風に
私の長い髪が
なびいても
あなたの頬をくすぐる事はない
この風は
私に
あなたの汗の匂い
感じる事すら許してくれない
粉っぽくて
可愛くなんかない
嫌味な風
はっきり出来ない私も
この風と
どこかへ飛ばしてしまいたい
そうしたら
この風を
もっと優しく受け止められるのに…
「風」
ドライヤーの風で
どれだけ喉をヤられたことか
乾いた喉から
火花がちり
乾燥した風で
どれだけ肌が裂けたことか
裂けた肌から
粉がまい
そよ風ですら私を邪魔するのなら
いっそ地下にでも引っ越そうか
嵐が地面をさらっていった
878 :
名前はいらない:05/03/11 22:06:25 ID:7ONargms
お題「約束」
限りない昔、太古の話。
人類はつがいになる事を知ったらしい。
アダムとイブなんてゴシップがあるくらいだから、
お馬鹿なおまえさんも分かるだろう。
林檎がどうとか、神がどうとか、誰かは例えていってるけど、
結局は一対一のセックス。一対一でセックス。タイマンでセックス。
過激な言葉でのみ、表せる。
まぐわい、交わり、抜いたり、差したり。
本能、運命、フィーリング。
あなたと私のお約束。
879 :
モコモコ:05/03/11 22:22:02 ID:wwrfVxFI
>874
つけ忘れていました!お題は【感情】でお願いします。
880 :
ネル:05/03/12 04:00:47 ID:j2dxxXKW
今、死んだの
ちょっとした事よ
また、朝が来る
そして闇が現れる
どちらが私が生きる場所
暗闇に包まれて
取り留めもなく
涙溢れる
手に付いた血は消えない
今、彼を殺したの
ちょっとした事よ
ちょっとした事よ
涙が血を消すから
少し待っていて
ちょっとした事だから
881 :
となりの犬:05/03/12 05:18:21 ID:Z4OQaX51
お題【感情】
なんだろう?
いつもポーかフェイスの営業スマイル・・・
なんだろう?
ポーズのための叱り・・・
なんだろう??
感動させる為だけの涙・・・
なんだろう???
相手を喜ばすための笑顔・・・
私は心のない案山子。
いつも大勢の中の1人
無難に気軽にいつも立ってます。
でも、なんだろう?
この瞳から流れてくる物は・・・
どんどん溢れてくるけど
なんだか気持ち良い・・・
お題「感情」
黒々としたものが身のうちからわきたつ
これは
嫉妬、憎悪、嫌悪、あらゆる感情
あたたかなものが心に溢れる
これは
愛情、尊敬、哀愁、あらゆる感情
思いは複雑に混ざり合い
こころに無数の色をつくる
おいらは身体を筆として
こころの色を塗りたくる
おいらという名の絵をえがく
何度も何度も塗り直し
それでも自分を描き続ける
毎日誰かに落書きされても
ときどき誰かに落書きしながら
お題「感情」
ころころ変わるという 私の表情と
いつまでも変わらないでいて 君の気持ち
痛い気持ちになったって嬉しくなったって
それは君がそこにいるしるし
黒く深く渦巻いて もう戻れないような気がしたって
君という希望がいれば
笑って みつめあって あなたとだけ
今日も明日もあさってだって
私も あなたも ずっときっと 幸せな笑顔
題だします。 (まんこ)で書いて。
>>884 「女性のあすこ」
はんこ の間違い?
かんこどりが鳴くかもしれないね
まんこって名前なの?
親の顔がみてみたいなあ
ぜったい知らなかったに100ペソ。
最初にこの言葉を知ったのは小6のときで、
絶対もっとほかの単語があるに違いないって思った。
どっからどうみても、へん。
符丁なんだろなってずっと思ってたよ。
実はこれしかないのよね、あとは医学用語になっちゃう。
それだけ人前で使わない言葉なんだろなあ。
一生お世話になるわりに、
使う機会もあましなくて、かわいそうな単語だったりする。
しかし
どうかんがえてもセンスないよね。
いったい誰が考えたの?
この単語。
辞書作成委員会臨時出張版。
【まんこ/Vulva】
@哺乳類の雌における外性器系全体を指す総称。ほぼヒト科の雌のみに使用される名称である。
A胎生を獲得した哺乳類においては雌性の性器系は体内に収納されており、【膣/Vagina】と呼ばれる
受精器と産道を兼ねる管状の粘膜腔により体外と接続される。一般に【まんこ/Vulva】と称される部分は
この「膣」が外接する部分である。又、構造としては、【尿道口/Urethra】、及びその上部に位置する
【陰核/Clitoris】、膣口を保護する役割を持つ【陰唇/Labia】(厳密には大陰唇と小陰唇の二重構造となる)
により構成される。機能としては、男性器を受け入れ射精を促し、体内の【子宮/Uterus】で受精を行う。
B男性の外性器と比較した場合、その機能の大部分を体内に納めた女性器は「部分」として認識が難しく、
肉体のパーツとしてよりも「なりなりてなりあはざる」喪失と捉えられ、故に確定した名称を与えられなかった。
現在、女性の外性器系の名称は、外来語を除けばほぼ全てが「方言」であり、【まんこ】も特定地方における
女性器を指す方言に過ぎない。尚、他の名称としては【おめこ/近畿圏】【ぼぼ/九州圏】【ほーみー/琉球圏】
【べっちゃ/東北圏】等が挙げられる。
関連用語: 【膣/Vagina】 【陰核/Clitoris】 【陰唇/Labia】 【子宮/Uterus】
単語提案者:◆L4LyBSss3w
>>884さん。出題した責任上、きちんと批評して下さいね?
ずーっと昔
夜空に瞬く星々に
人は名前を付けた
北斗七星
アンドロメダ座
こと座のベガ
誰よりも一番目立ち
誰もが一番知っているのは
それはオリオン座
いつの時代も
男は夜空を見上げ
すぐにオリオン座を見つける
そして憧れ恋焦がれる
瞬きはそれが濡れていることの証明
少しいびつな縦長のフォルム
ロマンティックな夜に姿を現すオリオン座
男たちはただ 憧れ 恋焦がれる
888 :
モコモコ:05/03/16 10:37:31 ID:zxz9loE5
題は【まんこ】でw
「理由」
男には敵わない理由
詰られても焦らされても
従ってしまう
私の価値を下げる場所
私を駄目にする場所
この穴がある為に
望んでいる完璧な人間にはなれない
女に染まらせる蜜が流れれば
桃色の弁と共に私自身が汚れていく
私を対等にさせないが為に
存在する
いびつな場所
それは私を恥じらいの生き物に変える
私は価値も貰う側で
あげる側には
一生かけてもなれない理由
私が生きる意味
大半をしめる
不満の味した蜜流れる
私の一部
ここはsage進行なのかな?
…あの良ければ新しいお題を出して貰えたら嬉しいです。
マンコは詩にしにくいみたいなので…。
890 :
884:05/03/17 11:07:52 ID:EGC3qURV
>>885 え〜と、コレは詩というよりただの疑問の羅列だね。
ただ、ところどころ面白い表現があるのはいいね。
(はんこ、かんこ、まんこの韻とか)
>実はこれしかないのよね、あとは医学用語になっちゃう。
これは確かにそうだよねえ。
他は全部医学用語なんだよね。
俺がこの言葉を知ったのは中一の時。
クリトリスってのも同時に知ったんだけど、
なんでクリトリスはこんなにカッコイイ名前なのに
まんこはこんなにダサいんだ?って思ってた。
一体誰が考えたんだろうね?
>>886 なんつうか、こういうふうにかかれると
まんこの神秘感がなくなるね。
興ざめってかさ。
>>887 まんこをオリオン座に例えるのは面白いね。
そういわれれば形似ているモンね。
けどさ、それ以外は特に良いぶぶんはないね。
もうすこし発展させて欲しかったな。
これじゃあ、ワンアイデアだけの詩だよ。
>>888 これはか弱い女性の嘆きだよね。
あまりコメントはないけれど、いいと思ったよ。
結構なるほどなあ、って感銘をうけたよ。
うん、結構この詩好き。
891 :
名前はいらない:05/03/18 20:16:25 ID:pvJs/7JQ
よければどなたかお題を下さい。
892 :
名前はいらない:05/03/18 21:31:15 ID:sHiDHiIz
んじゃサイダーで
笑顔が弾ける夏の子供たち
泡が弾ける夏のサイダー
キャハハハ
シュワワワ
弾けて過ぎる夏の時間
弾けて消える夏の思い出
894 :
リーフレイン:2005/03/26(土) 22:44:10 ID:9h3ZmM+2
遅くなってすみません、すみません。
>>876 モコモコさん
どうも、思いつくまま書いたという雰囲気が・・・・。
>生暖かくて
>心地良くなんかない
>憎らしい風
冒頭のこの3行が、非常に大事な掴みの部分なんだけど、生暖かい、心地よくない、憎らしい
と3つの形容詞が自分の感情でできてて、(生暖かいに関しては多少客観性がある)
共感が難しい。。生暖かいはどういう感じか?心地よくないのというのは
その結果自分が生に判断してしまっていることだから、これは書かかずに、
読者に”気持ち悪い”と感じさせるように工夫が欲しい。同様に。”憎らしい風”
という言葉も、基本的に作者の判断による形容詞なため、どんな風に憎らしいのか?
知りたいです。。
全体に推敲不足を感じます。。(ポエム大会でも同じことを言ってしまったかな。。。すみません)
>>877 ドライヤーの風で咽喉をやられてしまう、というのは、職業病でしょうか?
実に敏感な咽喉をしているんだと思います。
地下に逃げ出したくなっている心情が、なんとなくホンネぽくて、いいですね。
最後の一行が、やや唐突なように思います。
>>894 評価ありがとう
他所でも同じ評価をされました
最後難しいですね…
ではまた
896 :
名前はいらない:2005/04/02(土) 16:27:40 ID:QMfkmFDA
あ
897 :
ロマンティスト:2005/04/03(日) 23:58:01 ID:vWs05Veg
お題 風で
北の窓を閉めました
風邪をひきやすいので
それでもやっぱり寒いの
耳たぶが
あなたの声を覚えてる
耳たぶが冷たいの
北の窓を閉めました
喉を痛めやすいので
それでもやっぱり冷えるの
うなじが
あなたの息吹を覚えてる
うなじが冷える
北の窓を閉めました
風が入らないように
それでもやっぱり寂しい
心が
心が寂しいの
898 :
事実詩人143ひとよみ:2005/04/05(火) 04:50:54 ID:H3NybD6Q
≪K.Y.がいいねと朝日が傷を付けたから4月20日は珊瑚記念日≫
朝日珊瑚事件
平成元年4月20日付け夕刊 沖縄珊瑚落書き報道
自然環境破壊のモラルを世に問い正そうと、朝日記者が沖縄珊瑚に「KY」などと落書きされてるのを発見、
「観光客、ダイバー達の低モラルぶり」を取り上げる報道をする。
記事内容は、例によって、
「八〇年代の日本人の記念碑になるに違いない。百年単位で育ってきたものを、瞬時に傷付けて恥じない、
精神の貧しさの、すさんだ心の。にしても、いったいK・Yってだれだ。」などという「説教」付きだった。
しかし、地元ダイバー達から、地理的にも人為的に珊瑚が傷つく事は有り得ないという声が上り、調査が始まる。
平成元年5月16日付け朝刊 上記報道への釈明報道
広報担当の青山昌史取締役(当時)は、既にあったKYの文字の上をなぞっただけの、「行き過ぎ取材」と釈明。
しかし、これがまた嘘であることが後に判明する。
(省略されました・・全てを読むにはここを押してください)
899 :
事実詩人143:2005/04/05(火) 04:53:57 ID:H3NybD6Q
朝日新聞珊瑚詩集制作委員会
143(ひとよみ)
★★『珊瑚詩集』作成委員会より公募のお知らせ★★
あの絶対忘れてはいけない朝日新聞の珊瑚傷捏造事件にからめた詩を募集します。数がたまれば本として出版します。
★珊瑚詩集【作詩例】★
@『今日もまた、珊瑚のうそつき新聞が、部数上げよと捏造で、人の心をいたましむ』
A『朝日さん、読者の心を痛ましめ、気を引き目を引く記事づくり、わざと珊瑚に傷をつけ自然保護
を詠へども、すぐにバレて恥かいた、それでも懲りない朝日さん、今度はすぐにはバレまいと思って
いたら命取り』
B『青いクリスタルの水の中、珊瑚は悠久の時を越え、殊更なにも言いません、あなたの存在そのものが
わたしのこころをうつのです、ああなんと言う暴行、ああなんと言う捏造、朝日が傷をつけたもの、それは純粋無垢なもの、
それは人の宝物。』
C『朝日さん、偽装牛肉じゃないけれど、偽装情報捏造は、一度やったら命取り、珊瑚に故意に傷つけた
これは紛れもない事実、これは紛れもない捏造、一度前科が付いたなら、二度とポリスになれないよ
うに、事実の捏造一度でも、やったらおしまい報道屋、二度とできない新聞屋、
朝日はそれでも厚顔無恥に、新聞屋を続けるつもりなのかなあ。』
900 :
%83%8d%83}%83%93%83e%83B%83X%83g:2005/04/06(水) 17:09:42 ID:U6SKZCxn
珊瑚よりもっと重大な罪が朝日にはあるでしょうに・・・。
私は右翼じゃないけど、朝日はインテリぶりたい自分のために、
国民の自尊心を奪ってきたと思います。
901 :
事実詩人143:2005/04/07(木) 14:20:03 ID:HkgJfxyp
900<珊瑚事件が朝日の本性を最も端的に明示する象徴的出来事なのです。
★☆≪K.Y.がいいねと朝日が傷を付けたから4月20日は珊瑚記念日≫ ★☆
桜の季節はまた来るのに
あなたとの想い出が浮かぶだけ
桜は命と共に舞い踊る
召されたあなたを奪わぬように
必ず戻ると約束した小指
願いを込めて編んだ御守
中にはあなたがふれた髪
嘘つきは嫌いと言ったよね
ただ生きて戻ってくれるだけで良かったの
私が見上げる青空へあなたは旅立った
桜の季節は美しく
あなたとの想い出が浮かぶだけ
桜は命と共に舞い踊る
またあなたは綺麗になっていく
誰も知らないこの丘で
あながふれたこの唇
桜色に染める私の復讐
巧くなったのよ嫌いな嘘
誉めてくれますか?
ごめんなさい!!
お題約束と間違えました!!
書き直します!!
桜の季節はまた来るのに
あなたとの想い出が浮かぶだけ
桜は命と風に舞い踊る
召されたあなたを奪わぬように
必ず戻ると約束した小指
願いを込めて編んだ御守
中にはあなたがふれた髪
嘘つきは嫌いと言ったよね
ただ生きて戻ってくれるだけで良かったの
私が見上げる青空へあなたは旅立った
桜の季節は美しく
あなたとの想い出が浮かぶだけ
桜は命と風に舞い踊る
またあなたは綺麗になっていく
誰も知らないこの丘で
あながふれたこの唇
桜色に染める私の復讐
巧くなったのよ嫌いな嘘
誉めてくれますか?
お題「サイダー」
透明なグラス
無機質な氷
夏の真ん中
その中に注いでみた
泡沫は 浮かび 弾ける
またどこからか 突如 現われる
浮かんで 弾けて 現われて その繰り返しで
だけど少しずつ 少しずつ 緩やかに
終わりに近づいた時 喉に流し込んだ
夏の匂いがした
懐かしの駄菓子屋で見つけたラムネ
現れて浮かんでは消えていく
いつのまにか消えていった
小さな夢を泡に重ねたりして
風呂上りの一杯を飲もうとしただけ
あきらめがくせになっている今日この頃
何故か僕には口をつけることができなかった
現れては消えていく
もう何も失いたくないよ
それでも飲み干せなくて
そこにはただの甘い水だけが残ったんだ
約束するよ
想い出は残ると思ってたんだ
覚えてたはずの夢さえ忘れてたくせに
どんな小さな泡も逃さぬよう
これからは暮らしていこう
つらい事も多いけど
少し喉が痛むけど
炭酸が消えぬうちに飲み干していこう
僕にとって大切なものだと気づいたから
君がそばにいる限り
飲み干していける気がするんだ
907 :
.:2005/04/09(土) 05:51:21 ID:Hq+BZ8Dg
氷水に浮かぶ小さなラムネ瓶の
一つ一つに夏の味が詰まっている
胸にかかげて
中に転がるビー球と
まとわりつき拡散していく気泡の涼しげな世界を見た
暑さに急き立てられるように飲む
爽やかな甘味と
薬品のような刺激が
舌ではじけて喉を焼いた
瞬間
心が電撃のように四方へ走り
うだった大気を駆けのぼり
澄みきった青空を叩いた
poe
909 :
名前はいらない:2005/04/12(火) 08:58:09 ID:s02AKRvq
お題くれ
910 :
博士 ◆Ei9SFfz3io :2005/04/12(火) 11:08:16 ID:KYAe3CXa
お題くれ
お題
飴
「青い飴」
大きな飴玉
喉に詰まらせ
顔が赤くなり
もがきもがき
1人暮らしをうらみ
なぜか冷静になり
甘いくせに苦々しい思いだな
なんて冗談言ってる場合じゃなく
もがきもがき
喉仏は異様に大きく
青く着色された顔は
昔の舌に色が残る飴を思い出す
飴が溶けたのは
遠く先の話である
「飴がガム」
君は
お口で
甘い存在
けれども
やがて姿を失う
君は
お口で
姿を保存
かわりに
やがて甘さを失う
916 :
モコモコ:2005/04/19(火) 07:12:39 ID:3SAWd0GM
夕日の丸が溶けて 甘い液を垂らす 汚れた雲が こちらを見下ろし 見慣れた部屋を 有害に濁す
カーテンが音をたてて僕を呼んだ 空に舞えない鳥のように もがきながら
丸にはなれない飴玉 加速する
溢れでる過去に揺るがない今 現在が過去を共有する時 僕の飴玉が落ちた
917 :
モコモコ:2005/04/19(火) 07:31:06 ID:3SAWd0GM
>916のお題は【飴玉】です、すいません。
こちらは【サイダー】で。
近寄って 帰っていく波
無くして 見つける 全ての物
裸体の瓶が汗をかく
残されたビー玉 焦ってる
ぶつけても 空回り
なにしても 過去の事
巡る思い 写る笑顔
弾けて 失う 夏の恋
汚して 失う 愚か者
918 :
名前はいらない:2005/04/20(水) 02:41:38 ID:6ps8qQFB
【遠い記憶】
小さい頃
口の中で転がした飴玉
いつの間にか溶けてなくなった
『もう一つ。』と、ねだった遠い記憶は
心の隅で埃をかぶっていた
口から取り出した飴玉を
空にかざしてごらん
奥に眠っている甘い記憶が蘇るから…
「飴玉友好条約」
口下手の沈黙の中で
ドロップの缶を鳴らす
カラカラ カラン
開かれた手のひらに
エメラルド
コロコロ コロン
嫌いなメロンは
差し出されたルビーと交換
融かした温もりと共に
降り注ぐあまい雨
口べたべたで地固まり
太陽が
カラカラ カラン
920 :
モコモコ:2005/04/25(月) 09:47:23 ID:nctOFmnF
飴玉で。
溶け合ってしまいたい
私が望めば あなたは簡単に 受け入れるでしょう
でも 今のあなたには 求められない
あなたの熱が浅過ぎて 私の欲は深すぎるから
転がして 笑って 遊ぶでしょう
私はもっと 奥まで行きたいのに
あなたの入口しか知らずに 纏わり付く
甘い液が唾液と馴染んで
胸にまで届けられる日が 来るまで
その曖昧に優しい口先で 私は我慢する
そんな日々の中でも 希望は無意識に加速する
921 :
名前はいらない:2005/04/25(月) 23:36:52 ID:nctOFmnF
お題くれたら嬉しいな、あげ。
922 :
名前はいらない:2005/04/27(水) 14:39:11 ID:jY92j9wz
じゃーおだい
【猟師】
「猟師」
感じる息と奇怪な視線を
舐め上げるが如く嗤ってきた
影紛れ 月明かり
そっと隠す空のカーテン
沸き上がる歓喜滑り散る紅
日の目を見ない標的と私
影掴み 月ねずみ
きっとまた今宵会うでしょう
参加してイイカナ
猟師
小鳥を狙って 撓った弓
矢は放たれ 流れて
小鳥の胸を 貫いた
子鹿を狙って 鳴った弓
矢は飛び 風をなぞって
子鹿の胸に 穴を開けた
女を狙って 贈った心
愛は溢れ 花に満ちて
女の胸は 捕れなかった
女を狙って 憎んだ心
剣は光って 嫉妬を積み
女の胸を 血に染めた
926 :
モコモコ:2005/04/28(木) 07:22:46 ID:crfcQOl+
お題「窓」で
「窓」
窓の中から
覗く世界は
のりださなければ
広がりはしない
窓枠をかえる事は
他者によってのひろがりなのだろうか
窓の中から覗く世界を
窓枠だけはずして
外へ歩いて行く事は
新たな自立・門出だというのなら
私はそうしたい
「窓」
風の街、訪問者
そっとつついたその音に私は知らんぷり
あのきおくはわすれられないの
だからもうかまわないで
お節介だと振り切るのに
未だ続く呼び声遠く
明日も鍵をかけましょう
誰も入ってこられない
誰も覗く事はできない
優しい光さえ遮って
翳りを抱き締めこの枠の下に
お題『猫』『ロマンチック』で
あいのせかい(猫とロマンチック両方を目指してみました)
あなたにてがとどかないの
わたしはちいさすぎて
あいしたくてしかたがないの
わたしはあなたとちがって
だいすきよだいすきよ
はじめてあったときから
こっちよこっちよ
きまぐれなわたしだから
だきしめてほしいわ
あなたのやさしいうでで
わたしをよんでほしいわ
あなたのくれたなまえで
かなわないこいなんて
どうかいわないで
あなたとせかいがちがっても
どうかあいさせて
931 :
名前はいらない:2005/04/29(金) 14:00:47 ID:Rkkt5+Zf
「窓」
開かれない窓
そこからは砂漠しか見えない
僕はそこに腰掛けて天井の青空を見つめている
これが僕の求めたもの
これが本当の平穏
偽物の青空に可能性さえ感じている
もうやめよう
久しぶりに心が笑った
932 :
モコモコ:2005/05/01(日) 10:59:11 ID:+Ipo5o9b
>927
始まり方が好きです。でも終わりが安易ではないですか?最後が違う、もっとこだわった表現や言葉ならば、もっと良い詩になったと思います。
中間の「ひろがり」は漢字の方が良かった気がします。
それから改行にも気を使って下さい。連がないとダラダラとして読みにくく、詩の魅力を半減させてしまいますから。
933 :
モコモコ:2005/05/01(日) 11:21:33 ID:+Ipo5o9b
>931
連の構成を考えましょう。
上の方にも言いましたが、改行は大切です。それだけの事で、読み手側の受け取り方の印象が大きく変わりますから。気を使ってみて下さい。
短い詩の中に「それ」や「これ」を多用するのはどうかと思います。
えっと、「開かれない窓」という言葉は、他人に押し付けられている感じがするのに、少し後では自分が求めていたといっている。
求めていたはずなのに笑い、何にたいして「もうやめよう」と思ったのかわかりません。
全体的に矛盾が残ります。
…私の理解力の問題ですかね?それならすいませんorz
934 :
モコモコ:2005/05/01(日) 11:26:36 ID:+Ipo5o9b
>933
「それ」×
「そこ」○
すいません…。
935 :
モコモコ:2005/05/01(日) 11:36:46 ID:+Ipo5o9b
>928
下の二連と上二連の雰囲気が全く違いますね。上はわざと平仮名にしたり、「知らんぷり」など、言い回しを幼い感じにしている(気がする)のに、下は割と難しい漢字や言葉を使っている。統一した方が良いのでは?
それから二連目は全体を平仮名にすると読みにくいです。少し漢字やカタカナなどを含むと気持ち伝わりやすかったかもしれません。
リズムが悪い部分が所々あります。気をつけてみて下さい。
937 :
miracles:2005/05/03(火) 16:10:49 ID:MfvdGe2Q
「窓」
窓を開いてもまた窓がある
僕が開けた窓は今までにいくつか
窓を開くと何があるか教えてほしい
僕が開ける窓の先にはいつも窓しかない
僕にとって窓とは何なのか
絶望なのだ
窓を開けると希望の光があると聞く
窓を開けると絶望しかないんだ
誰か窓の開け方を教えてくれ
938 :
せやな:2005/05/03(火) 20:42:54 ID:h61wLMcy
人間は絶望出来ないよ
だから もっと絶望的
939 :
ebi:2005/05/03(火) 22:10:15 ID:1nkJZzvr
憂鬱で寂しくてとても辛いよ
毎日ただ逃げるように時を過ごしては
荒れた部屋に帰る繰り返し
閉めっぱなしのカーテンを開けて夜の町を見るとき
街頭の灯りに呆然としながらあの頃を思い出すんだ
なんでこんな事になったんだろうって
あの日にはもう帰れないと解ってるつもりだけれど
僕の人生はあの時止まったまま変われない
君とれおなと三人でいるのが僕の全てだった
とても幸せだった
とても満たされていた
940 :
ebi:2005/05/03(火) 22:50:18 ID:1nkJZzvr
窓は私の真実を映し心を乱しました
ある日憎くてぶち破ってやりました
ぶち破った右拳の裂傷を舐めながら
夜風が寒くて眠れない冬の夜でした
柄入りビニールとガムテープで直し
もうそれは窓では無くなったけれど
ガラスは入れないでそのままでいい
あの私は粉々に砕けて消えたわけで
元に戻すなんて気にはなれないのだ
941 :
モコモコ:2005/05/13(金) 20:56:40 ID:OyVZIm2V
感想遅くなりました、すいません。
>937
言っている事はいいと思うけど、「窓(10)」と「開(7)」って言葉使い過ぎじゃない?短い詩だし、ちょっとうっとうしいような…。
>939
小説の一部分みたいですね。詩の前後の話が気になるわ。
てか、れおなかぁー。名前可愛いな。あ、腐った感想でスマソorz
>940
前半と後半の口調が全く別の物で違和感を感じるなぁ。
私が携帯から見てるからいけないのかな?どの詩も、連の改行してないように見えるんだけど…。
943 :
のら ◆x5jFiPDeH. :2005/05/20(金) 04:21:40 ID:QxKEit3w
「猫」「ロマンチック」
夕暮れどきの
けだるい空腹
あそこまで行けばと
足を向ける
ひたすらに
ひたむきに
ONE〜ノスタルジック猫
月の下での
うかれた踊り
みんな居るみんな居るねと喜びわかつ
なきながら
笑いながら
A few〜ロマンチック猫
944 :
名前はいらない:2005/05/20(金) 12:55:29 ID:NIWusspL
「バードビュー」または、「鳥瞰」を使ったポエムキボンヌ。
945 :
名前はいらない:2005/05/20(金) 17:44:24 ID:GESgFa2U
「鳥瞰」
蒼い色の果て無い天井に
ちょっとだけとどく気がして少し微笑った
今も君と見た空思い出してる
もう二度と見られる事は無いだろうけど
あの日俯いて君は言ったよね
こんなに眺めが綺麗なんて嘘だ
解っているけど何か泣いていた
痛く酷く切なくてこの場所で二人
愛の意味とか争いの終わりとか
考えないで息吹く世界がまだあると
信じたいって願っていた展望秘密基地
946 :
さよなら ◆ZUQpTYeVo2 :2005/05/20(金) 19:07:50 ID:QxKEit3w
「俯瞰」
新しい朝
めざめる 君
忙しい昼
がんばってるね 君
あ。赤ん坊
かわいいね…
幸せになりなよ
どんどん幸せになりな
心配なんかしないよ
安心した心持ち
これで行ける
じゃあね 君
今はもういない
俺の想いでさよなら
947 :
名前はいらない:2005/05/20(金) 19:44:09 ID:NmoMAuWM
“雪”
さんざめく綺麗な結晶は 永久の如く通り過ぎ
幾つかの試練を残して 又、降り始める
僕たちの行方など知れず 僅かな便りも果て
明くる朝にはもう自分も見失って行った
貴方はまた云うでしょう 綺麗な結晶を作れるのは貴方だと・・・
948 :
名前はいらない:2005/06/09(木) 11:17:14 ID:15KY7yA1
お題、蝶々で書いて欲しいです。
蝶々
なぜとぶの?綿毛のようになぜとぶの?長い尾をひいて
私にはまわりの景色しか見えないの
何かを目指してとんでいるわけじゃないの
ねぇそれでも許してくれる?
あなたは許してくれる?
MeLT (蝶々)
飛べ飛べ満月 今朝の夢
羽根羽根煌めく 空の色
綺麗すぎた想い出を少し囓って涙流す
甘すぎた感覚をずっと覚えていたいと思う
あなたは まだ見ぬ 華の色を 知ってるわ
いつかは 一緒にね 隣りにて 見てたいわ
くるくる揺れる 風の波
ゆらゆら巡る 胸の音
きらきら変える 陽の光
明日も 私は 行くわ
951 :
M:2005/06/12(日) 05:48:03 ID:F2KhqmHV
この身体を蝕む感情
湧き上がっていく劣情
貴方はそう…
甘い匂いに誘われる
蝶々のように
私の蜜を夢中で吸い尽くす
ほらもっと揺らして揺らして・・・
…私を狂わせて
思考が吹っ飛んでしまうほど・・・
・・・喘がせて
952 :
名前はいらない:2005/06/12(日) 07:28:06 ID:GhQjqjDQ
心の名残を 塩水で洗いながら
蝶々が 羽ばたくのを
見かけた
足元にはサンダルと
少しの雨の雫が
転げ落ちていた
ああ季節はもう過ぎようとしているのかな
953 :
名前はいらない:2005/06/12(日) 11:46:52 ID:IhFqX0Pq
君は文系?
そのフローチャートはとても理系の思考とは思えんぞ
お題:手 で作ってほしいな〜。
956 :
ネル:2005/06/13(月) 02:29:47 ID:aqdtAfpv
手を貸して下さい
私が歩き出す為に
深い海の底のように
沈み行く瞳
欠けた月と共に
絶望の影が手招きする
痺れた足先
闇に流されて
立つ事すら許されず
私に気付いてくれますか
自分の足で立つ事
始めたいから
指先だけの情けでいいから
手を貸して下さい
この闇と闘う為に
957 :
サクラ:2005/06/13(月) 05:13:25 ID:Exps6T2C
触れた手の
思わぬ温もりに
鼓動が早鐘を打つ
私より大きな手
これからは
ずっと一緒
「いつでも温めてあげるからさ」
…ありがとう。
958 :
名前はいらない:2005/06/13(月) 05:24:19 ID:mUO1f5yD
手
淫靡さがガスのように貯まり落ちていた、藍日の床に。
日に焼けた畳を何千トト泣く、なぜる。
迎えに帰った我が子の髪がさらさらと…。
私が疲れ、貴方の影がこびりついたその 枕で。
おやすみなさい
うまそげ
うまそげなにおい くんくん
うまそげなにおい ぷんぷん
うまそげなのは あなた
960 :
名前はいらない:2005/06/13(月) 19:22:06 ID:2PGqUE1k
お題:残虐
961 :
ピピニカ ◆j0kZwBsI4c :2005/06/13(月) 21:59:20 ID:uqzg+WCn
「残虐」
可哀相がなければ
残虐は存在しない
可哀相だという言葉は
残酷な言葉だね
962 :
ピピニカ ◆j0kZwBsI4c :2005/06/13(月) 22:00:28 ID:uqzg+WCn
963 :
名前はいらない:2005/06/14(火) 02:34:25 ID:SuyQvkrE
お久しぶりです・・・って憶えていてくれている人いませんかね〜
なかなか、自分の思うようにいろんな事がいかなくて・・・数ヶ月ぶりに書き込んでますよ
早速お題なんですけどね、「梅雨」でよろしくです
個人的な理由でそんなに早くは評価できないかもしれないんですけど・・・
がんばりますのでいい作品まってます。
964 :
爽:2005/06/14(火) 02:40:45 ID:SuyQvkrE
>>963 すいません・・・・名前入れ忘れました
これじゃ誰だかわからなくって意味ないですよね
久しぶりで緊張してるのかな?
本当にすいません
965 :
ネル:2005/06/14(火) 02:50:47 ID:fHAdly8X
爽さん
笑ちゃいました
ほのぼのな感じで良い笑いでしたよo(^-^)o
雨は嫌いだ 僕は言った
だけど 綺麗でしょ
君は言った 微笑って
劈く雷 撃ち抜く粒
刺し射る冷気 嘘吐きの霧
艶めかしい雫 堕ちていく花弁
雨上がり 夢の空
虹の華 透明な空気
優しい潤い 滑らかな風
清らかな心で 生かし殺す菖蒲と
狂おしく脆弱で 心変える紫陽花
まるで君のようだ
967 :
糞:2005/06/16(木) 00:26:35 ID:zlJMcfsJ
お題出します。
「運命」
968 :
ドック:2005/06/16(木) 00:35:38 ID:dwIY8ED9
運命に吹かれて
落ち葉がひらひらと
湖に浮かんだ
誰かがそいつを助けようと深い湖飛び込んだ
彼はおぼれて死んでしまった
運命は残酷だけど
そんなの大体の奴らには関係のないこと
テレビで見て明日になれば忘れてしまう
からっからの欲求が
すぐに水分を欲しがって湖に飛び込ませる
それが運命に吹かれてるってことさ
単純なことさ単純さ運命なんて
969 :
名前はいらない:2005/06/16(木) 01:03:40 ID:XvCx3QHb
お題
夢で会えたら
970 :
ドック:2005/06/16(木) 01:13:09 ID:dwIY8ED9
夢で会えたら 思ってたのはわずか数年で
すっかり大人に なってしまった
僕は汚れたかい?君は黙ったまま
君は変わったかい?元気でやってるかい?
君は黙ったまま
君はあの頃のままで 少し寂しそうに
僕の問いかけに ずっと微笑んでる
今君はどこにいるのか 僕は知らない
だけどあのときの君は 今でも愛してる
971 :
ピピニカ ◆j0kZwBsI4c :2005/06/16(木) 01:14:50 ID:bslTIkEJ
「夢で会えたら」
夢であえたらと願う時ほど眠れない
972 :
名前はいらない:2005/06/16(木) 02:29:22 ID:R9ukbM/+
「キリキリマイ」
ゆめであえるなら
きみをさす
むねをさす はらをさす
わきをさす 顔をわる
きっと花が咲き乱れて
さぞ綺麗でしょう
観念の結点って
日常にこそ あふれてる
きょうは
ガーベルの一輪挿し
973 :
名前はいらない:2005/06/16(木) 02:53:23 ID:Gvdkhp5v
<梅雨>
練習着が雨を吸い体にまとわりつく。
足が重い。
雨の音がグラウンドに沈み柔らかい空気が肺に溜まる。
溜まった空気を吐き出し泥の中のボールを追う。
ボールは草に紛れた。
薄暗く冷たい雨が火照る体を冷やす。
もう一度息を吐き出した。
行けるとこまで。
974 :
名前はいらない:2005/06/17(金) 01:26:04 ID:tO25Owoh
夢で会えたら
全部消える。全てがあなたの元に収束する。
私が昔アナタのそばにいた事。
本当はいないアナタのそばで眠った事。
976 :
爽:2005/06/21(火) 01:13:50 ID:C4LiCmF9
お疲れ様です。だいぶ遅くなってしまいましたね。
では、
>>966 全体的にまとまっていて、リズムの良かったのですが
たくさんの例えがありすぎて本当の「君」の姿が定まらなくなってしまっているような
もう少し「君」について、わかりやすく、ストレートな表現しても良かった思いました
次期待してますよ(^v^)
977 :
爽:2005/06/21(火) 01:22:03 ID:C4LiCmF9
>>973 とてもこの詩と自分の学生時代が重なってどこか懐かしく感じました
自分はボール追いかける部活ではなかったのですが・・・
あのころ自分が思い、考えていた事と同じ感じがしてあのころを思い出しました。
懐かしいな〜あのころ・・・
あとはもう少し「主人公?」の考えや心情などが上手く盛り込まれていると
よかったです。
ありがとでした。
次のお題は・・・・・・
う〜いいものが思いつかないのでまた良いのが思いついたら現れます。
ではまた。
978 :
爽:2005/06/21(火) 01:24:49 ID:C4LiCmF9
何度もすいません
なんか間違えてしまいました。
皆様ごめんなさい。
私もわかるよ
なつかしいものは
人の心を癒してくれるもの
まるであの人みたいだ
980 :
000:2005/06/22(水) 19:03:12 ID:lPgg4fAW
メリーゴーラウンド(夢で会えたら)
あなたはわたしをすきでいてくれてるの
あの日嘘みたいなんて言ったけど 嘘は私なの
昨日ずっとあなたのこと考えてた その前もね
あなたにあいたいの どうしても
緩やかで夢みたいに綺麗だった春 追いかけて
鮮やかで華やいだ優しい香りの秋 待っていて
わたしのさきがみえないの いまさえも
雲が伸びた青の滲む境界線と夏 笑いあった
暖めて手を握って体寄せあった冬 嬉しすぎて
どうか 夢で会えたら とわたし まだねがってる
981 :
漂流者:2005/06/26(日) 15:35:21 ID:L2V//O5j
「空」
「涙」
「勇気」
↑を題材に詩を書いて欲しい
漂流者です・・・
つま先を眺めて
階段を上ってた
歩道橋から突然
空が拡がった
電線を風が通る
泣き虫の男の子
遠くで踏切が鳴って
夕立の匂いがする
失われたものはどうして
こんなに美しいだろう?
東風が去る時
僕はそこに立っていた
(無題:空、涙)
983 :
リーフレイン:2005/06/26(日) 20:30:40 ID:E6XGdw+j
>>981 「はるか彼方の少女へ」
恋人に
一番きれいな女を知っていて欲しい。
森に隠れていた少女が
ゆっくり立ち上がって、 歩き出した瞬間を
知っていて欲しい。
高度1万メートルの空に
朝日が燃え立つ一瞬のように 鮮やかな夢を
知っていて欲しい。
襞をたたんでいくように あの時の少女をそっとくるみこみ、
傍らにいる人が知らない涙を 喉の奥底へ飲み込んで、
くたびれた新聞紙を きちんとたたむ。
一面の雲に覆われた泥色の空も、嵐の空も、
積乱雲がもこもこと立っている夏の空でも。
今日の空を見つめる笑顔を誓って。
984 :
漂流者:2005/06/26(日) 22:31:50 ID:L2V//O5j
ありがとうございました。
また
来たいと思います。
次もよろしくお願いします。
>984
いや、批評をなされませ(>1参照)
986 :
漂流者:2005/06/27(月) 16:56:45 ID:q73UGRoW
すいませんでした。
ちゃんと読んでませんでした。
こんな自分でよろしければ
評価させていただきたいと思います。
987 :
漂流者:2005/06/27(月) 17:05:35 ID:q73UGRoW
>>982
この方は
いったい何を失ってしまわれたのでしょうか?
とても
遠く儚いモノだったのは感じられます。
理解できないのは
電線と男の子
登場させる意味はあったのでしょうか?
また歩き出せるといいですね。
ありがとうございました。
988 :
漂流者:2005/06/27(月) 17:14:22 ID:q73UGRoW
>>983「はるか彼方の少女へ」
状況がよく理解できません。
少し
無理矢理くっつけたように思われます。
最後の二連の
関係性が理解しにくいです。
しかし
一つ一つの言葉は
とても美しいと思います。
もう少しわかりやすくまとめたら
すばらしい作品に
なるかもと思います。
ありがとうございました。
989 :
漂流者:2005/06/27(月) 17:17:07 ID:q73UGRoW
くだらない意見でしたが
一応評価とさせて頂きたいと思います。
また
お題を出させてもらいます。
『窓』『闇』『勇気』
よろしければ書き込みお願いします。
990 :
名前はいらない:2005/06/28(火) 03:08:27 ID:Ue2yCTvd
何の変哲も無い日々にうんざりしながら帰路を歩く。
周りはもう真っ暗で、外灯がぽつんぽつんと大きな間隔を開けて建っている。
ふと、空を見上げると星が無数に広がっていた。
もう何年も見ていなかった壮大な空の海に、ちっぽけな自分を比べて少しだけ涙した。
何の根拠も無いまま明日から、明日から変わろう、変われる。
僕は明日へ進む。
991 :
山伏:2005/06/28(火) 03:14:51 ID:uDo5MbT8
窓を開けると闇があり、
そこには勇気もあった。
君はもう答えを知っている。
992 :
山伏:2005/06/28(火) 03:29:38 ID:uDo5MbT8
8行以上か、適当に書いたつもりはないが、
ルールは守らねば・・・すみません。
改訂版。
窓を開けると闇があり、
そこには勇気もあった。
君はもう答えを知っている。
無数の戯れ言に、耳を傾ける意味はない。
窓を開け、闇を目に焼きつけろ。
それは網膜を通じ、心と同化し、君の一部となる。
窓を開けると、闇があり、
そこには勇気もあった。
993 :
リーフレイン:2005/06/28(火) 15:09:09 ID:9IOWySQ/
>>988 丁寧な評ありがとうございました。伝わっていないところが細かくわかって
とても参考になります。
登場人物が、2人(自分+過去の少女、今横にいる恋人)恋人は過去の少女を
知りません。それをなげきつつ、今ある瞬間を見つめる勇気をかきたてる という
ストーリーでありました。
994 :
漂流者:2005/06/28(火) 17:06:59 ID:ETeOVcx0
>>993 解説、ありがとうございました。
そう考えるとよくわかります。
わがままになりますが
できれば次のお題も
書き込みしてくださるとうれしいです。
995 :
漂流者:2005/06/28(火) 17:23:13 ID:ETeOVcx0
>>992 書き込みありがとうございました。
何か強い意志が感じられます。
ここでの『君』とは
『自分』のことなんでしょうか?
闇と勇気
対照的なモノが一緒にあった
というのは新鮮でした。
伝えたいことはわかりますが
まだ少し展開がわかりにくいかな、
と思います。
ありがとうございました。
「闇を目に焼きつけろ。」
いい言葉ですね。
996 :
漂流者:2005/06/28(火) 17:25:20 ID:ETeOVcx0
>>
ここはそろそろ
消えてしまいそうなんですが
また作ってくださる予定は
あるのでしょうか?
997 :
山伏:2005/06/29(水) 03:11:48 ID:/9NfLQql
>>995 評をどうも。
『君』=『自分』とは、特に考えていませんでしたが、そういう見方も確かにできますね。
展開はやはり中途でしょうね。3行で完結なんですよ、本来。ですから、端から展開は破たんしております。
998 :
リーフレイン:2005/06/29(水) 07:32:55 ID:794h1Sxp
>>994 「窓の外へ、 目を閉じて跳躍しろ」
暗闇の中に一つの窓が浮かんでいる。
光りはその窓の向こうにあふれているのに、
窓は絵画のようで、そちらの光が光線となって
部屋の内部へ差し込むことがなかった。
ただ、ぼんやりとその窓だけが 明るく見えている。
窓の向こうへの憧憬がひたすら窓を見つめさせるのだが、
眩んでしまった目では
闇に閉ざされた室内を判別することができなくなる。
闇の中であっても住まうものはおり、
愛しいといえなくもないそれらを抱き上げるのが好きだった。
窓のカーテンをひき、
闇に住まうものどもに語りかけながら、
あの窓のガラスをあけて、
みな一緒にその風景の中へ溶け込む日を夢に見る。
赤子を抱いた母親が、光りの中を歩いている。
あの赤子は
昨日の私だった。
あの赤子は
昨日のこれらだった。
あの赤子は、明日の私たちになる。
1000 :
名前はいらない:2005/06/29(水) 23:26:41 ID:ZabNR5Nu
1000
1001 :
1001:
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もう書けないので、新しいスレッドを立ててくださいです。。。