884 :
屑:2006/09/19(火) 21:41:55 ID:L12xhbTT
一本のしけもくを拾い
もう2本を探す
ばらして一本のタバコを作るために
濡れたタバコを
乾かして巻き込んで
震える手で火をつける
ごみは
ごみを吸えばいい
ゴミ置き場にあったフリースを重ねて
いつだったか灰皿を投げて割ってしまったガラスの
張り合わせたセロテープの
黄色く褪せてしまった干からびた
四角いびらびら
多少ともあったかもしれない気力は
きっとこういうものによって吸い上げられて
なんで起き上がらないといけないのかも
さだかではなく
だらだらと
だらだらと肉がほどけて
部屋の気だるい臭気に融けていく
885 :
屑:2006/09/19(火) 21:43:03 ID:L12xhbTT
生きることに意味はない
天井に漂うタバコの煙は
そこはかとない罪悪感で
意味はないはずの生が
だらだらと流れ落ちていくことへ
どうしてだろうか負い目を
何故
自分はこうではいけないと
思うのだろうか?
生きることに意味はないはずなのだ
そうだろう?
なあ?
そうだろう?
なあ
梁山泊だしそこない、、、
887 :
雨:2006/09/19(火) 22:28:07 ID:kQy/14m7
予想通り(σ´∀`)σ
祇園精舎の鐘が鳴る
安逸の中に棲まううちに
いつのまにか堕していく汚泥の底
さらに底に
棲む一匹の鼠が屑を食い散らかして
痩せ細りつつ肥え太る
”一切のものが通り過ぎていき、そこに意味はない”
それもまた意味のない言葉が
汚泥の中でどんよりとこもる
安逸の中で発してはいけない言葉であったのだ
あれは、地獄で聞くべき音色で、
地獄を招き寄せる鐘だ
汚泥の中で
かりかりと
かりかりと堅い殻をかきむしるようにして
しがみつく
時間
生命を与えられている時間は
一切のものが通り過ぎてゆくのを観るほどにはなく
永遠ではない時間の核に
爪をたて
歯をつきたて
一瞬を
握りこんだ
”意味はない”というペダンティックな言葉は多分神の視点で語られるものであって
一瞬にしか生きていない人間自身に演繹すべき言葉ではないのだろうと思う。
あえてよしとするならば、絶望のはてに全てを忘却したいと望む人にのみ救いとなるかもしれない。
意味はある
どのように生きるとしても、意味は発生し、その責任はやはり本人にある
汚泥を汚泥(悪)と感じてしまっているのならば、すでにその感情に対して私は責任を取らなければならないし、
「汚泥の中にすまったとしても、所詮意味はないのだ」と、いたずらに神の視点を振りかざすのは生命にとって卑怯なのだ。
卑怯であることを知りながら、卑怯者であるのはひりひりと辛い
すでに安逸はそこになく
汚泥は 巣ではなく 檻に変わる
>>880 ちっとも詩じゃあなくなっちまった。。ですよ。。
あ、でもまだなんか違う気がする
夏が凝縮した果実を喰らう
流れた汗 かんかん太陽 青い草
地下をめぐる冷たい水で凍りつき滴る甘露
秋の法悦
一時は十数匹もいた野良猫が、この夏急激に減ってしまった
どうも県道の中央分離帯をきちんと作ってしまったのが遠因のようで、
前よりも安心して走る車に今日も一匹、先週も一匹と
轢かれていった
昨日、結構長いこと縁の下あたりに遊んでいた茶色の縞がクルマに跳ねられた
寄って行くとばりばりと元気に逃げるが、いかにも足をひきずっているので
猟の網でつかまえて、医者へもってゆく。
元気に抵抗していたくせに両前足が折れ、腹がやぶけ(筋肉がはみ出て)
腰も折れていた。軽くあたっただけに見え、猫も動いていたのだが
やはり車には勝てないらしい。
腹の治療をお願いすると、麻酔で死んでしまった。
今残っているのは、もともと眼が余り見えないためか
道を往復することもない 年寄りの白猫一匹だけになった。
本当に詩が下手ですよね…
896 :
リーフレイン:2006/09/23(土) 08:07:14 ID:0chyekfU
うん、、まあ、自分では今一わかんないのが難点なんだけどが
1000個書いていいのが一個ありゃあいいかななんて思ったり、、
(一個もなかったら悲しいけど、、まあそれはそれだよね)
ああ、そういえばもうスグ900番台に。。うう。
897 :
名前はいらない:2006/09/23(土) 17:20:36 ID:Dter5M/t
ううむ。。これは特定コテハンの占有目的に該当するというご批判ですね。。
さて、あと100レスなわけですが削除というのも寂しいので
ご助言をつのります。
別に占有してるとは思いませんけどね。
どこをどう判断して占有なのか分かりかねますが。
900 :
名前はいらない:2006/09/23(土) 17:59:40 ID:Dter5M/t
901 :
ρ(=$ω\)ノ さぃきょぅ ◇PsyCHO8eyE:2006/09/23(土) 18:02:15 ID:WOsc8xR3
>>899 スレッド 「掲示板の趣旨に無関係なもの」 に該当すると判断します。
902 :
ρ(=$ω\)ノ さぃきょぅ ◇PsyCHO8eyE:2006/09/23(土) 18:04:24 ID:WOsc8xR3
それとついでにリーフレインて馬鹿じゃねの
904 :
名前はいらない:2006/09/23(土) 18:24:31 ID:Dter5M/t
依頼して確実に削除されるか、というとそうではない。
削除人の判断で決まる。
「詩板」で「詩」を書いているのだ。占有してるわけでもない。
どうということはないでしょう。
906 :
名前はいらない:2006/09/23(土) 18:32:41 ID:Dter5M/t
俺はこの人、うざいって言われたいんだと思います
>>899 >>905 ID:hujxRWdy さん どうもありがとうございます。
あちこちスゴイです。 うちだけだったら、真面目にここが気にいらないということかなと
思ったんですが、軒並みということなので、丁寧に判断された警告ではなくて、
荒らし目的の(もしかして他の目的があるかもしれませんが)騒擾犯ということになりそうです。
レスありがとうございます、なんとなくほっとしました。
>903 ww。
>>907 19さん
どうもそうらしいですね。、、
銀杏がぼとぼと 音をたてて
踏み潰さないように下を見ながらあるく
田んぼの稲はまだ青みの残る装いで
黄金に染まる日を頭を下ろしながら待っている
畦を飾る赤い彼岸花
「黄緑色をした子供達は純白を欲しがる」
彼の恋人は緑色の女性で
彼女は多分、彼を愛している
彼女は彼女自身のことについて決して嘘をつかない
だから、あまり自分について話をしない
嘘をつかないといけなくなるかもしれないし
明日も正しいことは少ないからだった
彼自身は金色の男性で
彼は多分、彼女を愛していて、
いつも彼女自身について語る
それは嘘かもしれないが、そうであったとしても
決して嘘だということを知らせない
明日も嘘のままとはかぎらないからだった
”多分”のついた愛に包まれた彼らは少しいびつなガラスの置物になり、
決して溶け合うことのない 熱くもなくかといって生ぬるいわけでもない緊張が彼らを繋ぐ
彼らは繊細なダンスを正確に踊り
互いのいびつさをひんやりした手で撫であって
しとやかに 秘めやかに キスを交わす
二人は落ち着いた良いカップルになって
黄緑色をした子供達を作った
子供達は結局のところ語られることがほとんどない両親に育てられ
信じることと、行うことと、語られることの違いがちっともわからないままに
むやみに、真実を欲しがる癖がついた
そのため、両親より少し不幸になりやすい大人に育ってしまったようだ
911 :
リーフレイン:2006/09/26(火) 20:02:33 ID:Z7haUKUR
ドーナツの穴の中に永遠が見えて
つい、指にさしてみた。
912 :
リーフレイン:2006/09/26(火) 20:06:23 ID:Z7haUKUR
誰かが抱き込んだ絶望が
ドーナツの穴に流れ込んで
誰かが流した涙のしずくが
ドーナツの穴にたまってしまって
ああ、あの穴は
ああ、あの穴を
食べることはできないんだなあ
パッションフルーツゼリーみっくす without パッション
どうでもいいよ
暑いとか寒いとかアイシテルとか憎んでるとか
めんどくさいし
ニトログリセリン
液状爆薬を
落として
足元の世界を割っちゃったんだ
秋雨の朝の 滲みる優しさ
凡庸
916 :
リーフレイン:2006/10/04(水) 09:57:03 ID:qahALlMc
うっ (;;;
読んでもらえたみたいで、ありがとうございます。
「誰かが書いてた ”このまま死ねば逃げ切って僕の勝ち”」
だからさ、今あるものでらっきいって思っちゃうわけよ、後のほうが辛そうだからね
年金だって自分がもらえるんなら、余分なことあ知らないっていってるわけだし
公害だって自分が便利なら多少は目つぶっちゃおうってことだし
戦争責任だって目を伏せていたらいつかなんとかなってるだろうってことなんだと思うし
国債だって いつか徳政令でもさ出してちゃらにできるんじゃないのぐらいに
無責任で楽観的で享楽してて
あとは野となれ山となれ
ぴっ ぴっ ぴーひゃららっ と ばーいでばいで しっしっ
いや、まじ、これは屑の再生産の論理だなあ。。
「抜本的改革」というのは
必要ないような気がします
>>919 そうだね、書いてから思ったのはさ、これは2つの問題がごっちゃになってる
「死んだら勝ち」ってのはさ 多分うえの世代にまで広がってて(あたしも思うかもしれない)
そいちゃあやっぱし、若い世代からみりゃあずるいわけだし、年寄りがそうなら
若い方だって死んだら勝ちって思ってもおかしくないよね。(この意味で屑の拡大再生産)
多分さ全ての世代で10年後20年後も自分が生きてると思って行動したほうがいいみたい。
(だけどやっぱ、〜〜しないといけないって思うのはしんどいわ。。←ここんとこが我ながら屑。。)
下の例は概ね政治の話しだから個人的な身体性とはかけはなれて、
長く線をのばしゃあ、個人と国家はリンクするわけだけどその線は長すぎて
一般人にゃあ手がとどきようもない。。まあ、心底 百姓。。
所信表明演説とか聞いててちょっと怒っちゃってね、、そんなわけで妙な詩になっちゃった。。
自分の生きてる時間帯にだけ責任取れりゃぁ充分でしょう。
ゼニカネや経済システムが破綻したってそんくらいじゃ全然ヒトは死なないしね。
60年前にこの国はいっぺん焼けちゃったらしいけど
いま60のヒト、けっこう帳尻あってるでしょ。そんなもんよ。
若者の未来に残してあげるのはちょっとのオプチミズム。
旅に出るにはほほえみを。
残る者への責任感を持つ持たないの差は
自分が縦にでも横にでも必ず誰かと繋がって存在してると言う
意識の差だと思います。
自分は孤立し得てる、だーれの世話になどなっていないわ、なっててもそんなの当然
(私○○なんだから・年寄り・障害者・学生・女・いつも苦労させられてるん)と言う人は
他人のために何かしようなんて絶対思いませんから。
まだ呑気が蔓延してるんです。この国は一度どん底まで行って這い上がれたのだから・・
だから、もう一度どん底まで行かないとだめかも知れないいつも思いますよ。
これはもしかして、まっこうからの対立意見?w
人間てさ、あんまし考えないような気がする。生きるのに。
つまりさ、上手に生きていくことー>みんなで上手に生きていくこと
にうまくリンクしてるような構造が自然にできてるのが望ましいんだと思う。
単純に5人組式な相互監視的共同体ってわけじゃなくて、、
自分がうまく生きることが 10年後の誰かがうまく生きることにつながってたらいいなあ。。
どん底までみなくてもいいからさ。。
そうかなあ・・デモ私資本主義大好きですよ。テヘヘ。
ヘタレの癖に生き馬の目を抜く生き方に憧れすらするし。
ただどうにも楽観的にはなれないのです・色々想起するとですね。
皆貧乏に向かってると思うし皆呑気になってると思うし皆新しい物を産みだす力を失いつつあると思うし。
これは単なる性格なのかも知れないので気にしないで下さい。
人は変らないものさへあれば生きていけると言ったのは八百比丘尼だそうですが
変るのが世の常なら壊すのもまた理でしょう。
偉いおサムライの世を捨てて堕落せよっつったの誰でしたっけ。
見よあれが僕ら一銭五厘の旗だって謳ったの誰でしたっけか。
あとが野となるならいずれ草は萌えそれを千切り踏み越えていく
少年たちの伸びた足のあることを。
「このまま死ねば逃げ切って僕の勝ち」というのは
ツケを「払わない」か「払い切る」というのに似てますね
俺は、多分どちらも不可能なのだろうという気がします
どうでしょう。出来るんだろうか
土日祝日で返事ができなくてごめんなはい。。(瞬間的にしか来れないので。。)
>>924 思うにね、何が大切かということであって
人が一番大切なわけで、 自分が一番でその次に回りの人で
っていう大切さでちっともかまわないんだけど、そこでその次っていう部分が
あんまりにもあれなんじゃあないかって話しなんですよね。
資本主義好きですよ、やっぱね、頑張った人が多少大目に手に入る可能性があるわけだし。
(頑張ったからといって必ずしも手に入るわけでもないけどね)
>>925 さんのはまあ、極論でもあり、基本でもあり。つまり
”主義主張より生き残ること” であるわけですよ。だけどさそれをいうに当たって
やっぱりある種の潔さが前提にある、なにもなくてもいいじゃあないか っていう話しは
自分もまた徹底的に放棄してる。。そのへんがさ今は違うような気もしますよ
あるとこにはある(あるいは自分だけはなんとか)っていうのがわかってて それを言うのは変ですしねえ。
>>926 ツケは回ってくるもんだけども、まあ無理なんでしょうね観念的に
まあその辺の不公平感を緩和するためにも、来世とか閻魔様とかもってきちゃったんだろうしね。
星のヨに皆でほんのり笑えれば後は野山と言えるのに
よごれつちまつてるのはわたくしです。
リーフさんは優しい方ですね( ^‐^)
とうに古家と名のついている我が家には詩が一人住み着いていて、
昔ホンヤだったせいか、説教が好きな詩だった。
詩は思いつくと、家人をつかまえては仏間に連れ込み
正座させてこんこんと説教を続ける
とうとうと流れるその説教は
まことに詩の名にたがうことなく、精神にぎしぎしと
顔が蒼ざめるほどに響き、実に迷惑しごくであった
近隣に住まうほかの詩の あるは踊り、こなたは唄う楽しげな様を垣間見るにつけ
ああ、うちの詩も、もう少し柔らかかったらよろしいのにと密かに泣いていたりする。
>>928 いや、優しくなんかないっですよお。。
930 :
リーフレイン:2006/10/12(木) 20:29:38 ID:+0Du9fjs
月が満ちる前
誠意とかプライドとか品位とか常識とか
建て前とか愛とか見栄っぱりとか
少しづつ羽が生えて飛んでいってしまって
赤裸々なスケルトンが
恥ずかしそうに震えながら立っている
ああ、月が欲しいのだ
931 :
リーフレイン:2006/10/14(土) 21:35:30 ID:bRbCFySS
庭の一角に建てられた離れの小部屋の柱には
朝倉様と言い習わした 能面がかかっていた。
”朝倉尉”という名で 翁が少々威張ったように笑う面だった。
普段は人気のない離れの見張りをなすってたらしかった。
子供とはしょうもないもので
黄ばんだ白の長いあごひげをきれいに三つ編みに編んでは、叱られて、を繰り返していた。
それだけだと怖い面が、三つ編みにしてしまうだけでなにやら怖さがなくなっていくような
気がしたのを覚えている。母に叱られるよりも、面に叱られるほうが怖かったらしい。
4畳半に切った茶室のしつらえだった離れの 畳の真ん中に寝転んで本を読んでいるときに
柱のわりに上のほうにかけられた面と眼が合ってしまうと
「娘が寝転んではならぬ」と叱られてしまったような気がして 急いで居住まいを正し、
正座が長く続き、足がしびれてくると、いかにも自分ばバカなことをやっているような気がしてきて
また寝転ぶ。するとまた 翁の面と眼があってしまう。
こうしたことを数回繰り返すと嫌気がさしてきて、あごひげを編みに立ち上がるのだ。
翁もえらい迷惑をしたことと思う。
なにかを考えると、すかさず命令を下して
頭の上にのっかってしまう鸚鵡は 今日はお出かけです
質問、ポエムと現代詩ってどういう定義なんでしょうか>
(誰か知ってたらお願いします。。。)