1 :
批評天国:
えー・・・最近、批評する人少ないですよね。かくいう俺もコテハン持ちなのだが、
書いた詩にレスの付かない虚しさ。そう、批評家が不足しているのです。
誰だって、批評するより、される側に回りたい。そりゃ俺だってそうだ。しかし、
詩を書くだけじゃなく、誰かが批評をしなければ。って事で、俺が批評します。
かなり公平な目を持っていると自負してますので、放送禁止用語ぐらいで頭ごなしに
否定したりしません。好き嫌いは入りますが、出来る限り公平に批評します。
どんな詩も、そう、全ての詩を真剣に批評します。こいつアホじゃないか?
というぐらい律儀に、真剣に。同時に、批評家大量募集します。
このスレには、批評家を増やす目的もありますので。
このスレが詩板と詩人と俺自身の成長につながりますように。
2 :
うんこ:02/04/29 18:23 ID:???
俺も時々批評させてもらってもかまいませんか?
批評されることによるメリットを教えてください。批評されてどうなるのか
の理屈など。
4 :
うんこ:02/04/29 18:26 ID:???
>>3 1は
>このスレが詩板と詩人と俺自身の成長につながりますように。
って書いてるじゃん。
5 :
459:02/04/29 18:28 ID:???
「ペイバック」
何にもピントを合わせず歩き続ける
音源の無い暮らし 右脳の隅に心臓がある
その鼓動で髪の毛がぶるぶると震える
世界を靴から崩していかないか?
僕と僕たちの間には何がある?
チャンスが過ぎ去った後の人生では
自分に出来る事を全部 するしかないんだ
町を漂う ふと 地面が消える その瞬間を
この街にはもう一人 僕がいて
その瞬間を 僕の後ろで 写真におさめている
立ち尽くす僕の風景を 写真におさめている
二度目も同じ唄を歌う
チャンスを逃した後の人生で
6 :
批評天国:02/04/29 18:29 ID:6jmN82DX
>>2 もちろん、どうぞ。むしろありがたい事ですから。
>>3 もともとは、書いた詩が批評されない寂しさから出発した事なんです。
目的としては、批評された側が他人の着眼点により洗練される事と、
批評した側がそれを反芻して自分自身の養分にする事です。
15日の深夜に私が始まって
私が始まってから15年たっていて
私は進んでいるけれど
いつか死ぬために進んでいて
死んだ私の上に土が被さって
そこで蛆と草が始まって
そうして私は続いていって
終わらない私 終わらない命
----------------------------
>>批評天国さま。
批評って大変だと思いますが、
頑張ってくださいね。
……コソッと手伝いたいです(^^)。
8 :
3:02/04/29 18:33 ID:???
>>6 どうもです 了解
話かわりますが批評家としては小林秀雄が好きです。小林秀雄ならこう批評
するだろうなみたいなの一度やってみたいです。そのうち自作自演で伺うかも
しれません。富永vs小林を今風に。
9 :
批評天国:02/04/29 18:39 ID:6jmN82DX
さて、いきますか。
>>5 読んでみてまず感じるのは、自暴自棄でマッドな印象と、所々に覗く哀愁の
ようなもの。後悔プラス追憶というか。もう一人の自分、というのは・・・
過去の自分、本来の自分の意思?そのあたりでしょうかね。
世界を靴から、は「足元から」的な意味でしょうか。
最後の二行には淋しさと儚さを感じます。
言葉に関しては、よく言えば練られている。悪く言えば複雑すぎる。
もう少し他人に分かりやすく心がけるのも良いと思います。特に、
メッセージ的な詩は。
全体の流れ上、外せない部分と、自分が見せたい部分。その両者に
乖離があり、分かりにくくなっているのは事実です。
下記スレとの差別化をはかるために、批評天国氏の大活躍を期待します。
うるさがたに【重複スレ】と言わせぬような大活躍を期待します。
書いた詩・・評価してあげるよ? Part3
2 :名前はいらない :02/04/24 20:56 ID:???
【常時】求む!批評家!!【募集】
現在、このスレには、固定の批評家さんがいらっしゃいませんので、
通りすがりに「アナタ」の批評がこのスレを成立させます。
厳しい批判でも、熱いラブコールでも構いません。
「アナタ」の一言が、詩人さんの次の作品への意欲になる(かもしれない)のです。
コテハンさんが名無しで批評をしてくださるのも、大歓迎!
通りすがりの一言でも構わないので、宜しくお願いします。
3 :名前はいらない :02/04/24 20:57 ID:???
☆☆☆詩人さんへ☆☆☆
いつもステキな詩を提供してくださってありがとうございます。
canopusさんの勇退により、このスレには固定の批評家さんがいらっしゃいません。
あまりたくさんの詩を書き込むと、新しい批評家さんがレスしにくくなりかもしれませんので、できましたら、一人一作品程度でお願いします。
推敲に推敲を重ねた作品を提供していただければ嬉しいです。
そして、できれば、詩人さんにも他の方の詩の批評をお願いいたします。
名無しでメール欄に「age」でもかまいません。
宜しくお願いします。
4 :名前はいらない :02/04/24 20:57 ID:???
過去スレ
part 1
ttp://mentai.2ch.net/test/read.cgi/poem/1012110043/l50 part 2
ttp://mentai.2ch.net/test/read.cgi/poem/1017021511/l50
11 :
批評天国:02/04/29 18:49 ID:6jmN82DX
>>7 「命」、「種・全体としての永続性」。このテーマは難しいですよ。
あまりに深いですから。で、批評。
15日に生まれ、15年経って・・・というあたりには、一人の人間が自分の
生まれてからの出来事を振り返る、そんな流れを思わせます。
どちらかというと個人的、感傷系を感じますね。その感傷的な雰囲気を
キープしつつ、スケールの大きな話に持っていく。珍しいかも知れません。
が、細かい事を言えば、「蛆」が雰囲気を壊しています。土、草も少し
ありきたりなので、他の言葉に置き換えてもいいでしょうね。
で、最後の一行をもっと練りましょう。最後の一行というのは大事ですよ。
もっと含みを持たせたまま終わらせても良かったのではないでしょうか。
12 :
批評天国:02/04/29 18:52 ID:6jmN82DX
>>10 ありがとうございます。差別化は自然にされるでしょう。
俺はここに居座る気でいるので、コンスタントに批評できる点が
便利でしょう。批評家は多い方がいいでしょうしね。
13 :
批評天国:02/04/29 19:11 ID:6jmN82DX
あ、それと、俺は根性ナシなので、他スレに乗り込んだりはしません。
転載する事を推奨・希望します。とりあえず朕はメシを食して出かけるので、
しばらくは適当によろしく。
14 :
5th ◆jVOSFSOI :02/04/29 19:16 ID:zZ2SsRjN
軽めの呼吸で魂を希薄にするあそびに失敗して
いつのまにか満月に支配された外のあかり
今からの散歩ではどんな魂にさせてあげられるかな
迷路気分にひたる散歩なら夜の東 夜の花の色調べなら夜の南
静かにだけなりたい魂を鎮めるなら ここで金色に輝かせ いい明日も見据させて
------------------------------
ついさっき無理やりつくってみました。ダブルのマルチポスト?ですが
自分の評価ではこういうの眺めているの好きかな。おねがいします。
15 :
岡田克彦:02/04/29 20:52 ID:qCLgaggL
私のホームページ「K.OKADAワールド」
(URL;
http://www.geocities.co.jp/MusicHall/5933/)
立ち上げから1年少しになります。この短期間に8万人近い
人達のご来客をいただき、私の音楽作品やエッセイに触れて下さり、
ご感想、スコア送付依頼等もたくさんいただきました。
それもこれも全て、2チャンネラーの皆様が必要以上にお騒ぎ
下さったお陰と深く感謝申し上げます。本当に有難うございました。
これからも頑張って、自分のライフワーク、趣味の音楽に取り組んで
参りたいと思っております。まずは取り急ぎ厚く御礼申し上げます。
(2002.4.28.Katsuhiko Okada)
16 :
批評天国:02/04/29 21:55 ID:6jmN82DX
>>14 さて、批評してみよう。
これはまあ、メッセージを込めた詩ではありませんね。気楽な独り言、と
言った感じですね。が、深読みしようと思えば出来るところが混乱の種です。
同時に深いところでもありますがね。読者によって、どうとでも取れる詩とも
言えるでしょう。例えば、二行目なんかは、単に「夜がきた」という意味なのか、
人生における、環境や心情の移りなんかを表すのか。要説明です。
あと、四行目は、なにか表現したい事があったのでしょうね。が、これも少し
分かりにくい。とは言え、不思議となにかしら綺麗な印象が出ていて、そこは評価できます。
えー、全体的に、気楽な雰囲気、プラスのオーラが漂っているのは好感が持てます。
情景の連想のしやすさ、いいですね。あえてそうしているのかも知れませんが、
アクセントを加えれば引き立つと思うのですが。飾る部分は飾る。捨てる部分は捨てる。
全体が美しい必要はありません。
17 :
と:02/04/29 22:05 ID:vNP+B+6c
中々前向きで好感持てるスレですな。
早速投稿させて頂きます、批評宜しく。
「河」
闇という名を借りた
飢えるガーゼの戦慄きが
今日も俺の感傷を吸い取って
動から静へと流れる
俺は手を伸ばし‥
飛沫の感触をよみがえらせ
そこから僅かに開いた隙間を縫って
欲望らしき空き巣の足跡を炙り出す
呶々呶呶呶々呶呶呶々呶呶呶々
その暗がりの深さを測量しようとして
俺はうっかり身投げしてしまう
しかし落ち込んだそこが河であるのか
俺の耳鳴りであったのか
もう判別できない程に
夜は俺を握り潰してしまっていた
18 :
5th ◆jVOSFSOI :02/04/29 22:34 ID:1Q3l8Iol
>>16 あなたすごい すごい いい いいです
実は近所の東がなんか安アパート地帯の迷路みたいで で、北側が庭に花を
植えている一軒家が多い地帯で まあそれを南と それだけですが
なんか一人歩きしてくれて うれしいです。
言葉っていいですよね また3日後くらいに読むとこの言葉全然違う印象を
もつだろうし うれしかったです 最後に私の今のところのモットーです
あなたの隙の無い洞察力がいろんな方面で日本をいい国にしてくれることを願って。
・・・書き手の本当の意図なんかどうだってよく、さしだされたText
に向き合った時の自分の現状を争わせてそれで何か 残る それとも 生まれる
のかどうかは読み手の隙の無い洞察力(または何か読まずにはいられない不安感)
次第 なのデァル。
>>11の批評天国さま。
ご批評、ありがとうございます。
難しいテーマ。そうですね。
広大すぎるため、なかなかうまく表現できません。
言葉の選び方も、もっと慎重にしなくては(゚д゚;)!
実は誰かに批評して頂くのは初めてで、緊張したのですが、
とても勉強になりました。
本当に、ありがとうございました。
20 :
批評天国:02/04/29 22:41 ID:6jmN82DX
>>17 独特の重みというか、殺伐としたハードな雰囲気を持っていますね。
が、これは少し飾りすぎた部分があるように思います。例えば、
あくまで第三者として読んだ時、「闇という名を借りなくても」
よかったでしょうし、「測量」しなくても、「覗けば」良い気がします。
あえて難しい言葉を選ぶより、もう少し力を抜けば映える気がするのですが。
表現について言えば、「耳鳴り」なんかは相応でない気がします。
語彙に溺れると、詩の重要な要素、「流れ」を止める事があると、俺は
思うわけで。ま、タラタラと書きましたが、内容に移りましょうか。
予測というか印象としては、感傷にふける人物→さらに思い出に浸る→
その遠さに戸惑い、→もう還って来ないことを痛感。(眠くなった、とも取れる)
大筋の予想はこうでした。
二連目の「欲望」・四連目の「耳鳴り」などは、少し?です。
この詩、「思い出」についての物なのか、もっと根源的な「自分の本質」についての
物なのか、俺にはそこまで読めませんでした。かなり大事な事なんですがね。
かなり深い、難解な詩でした。キャパが追いつかず、すいません。
21 :
批評天国:02/04/29 22:49 ID:6jmN82DX
>>18 まあ・・・所詮、読む側の受け取り方なんてそれぞれですからね。
読む側に、意図を正確に伝え、文としての形も整える。理想ですが、
とても難しい事です。説明しすぎるのもアレですしね。またどうぞ。
>>19 なんていうか、偉そうな事言ったけど、気楽に書いてくださいね。
練らないままの良さってのも、中にはありますから。こっちも勉強です。
22 :
まあや:02/04/29 23:42 ID:???
私には
絵にかくような情景も
感情に任せて目まぐるしく変わる背景も
持ち合わせては居なくて
ただ真っ白な世界を
考えないものたちに囲まれて
残酷なことを考えるのが
素敵な時間だと思い込み
やがて
全ては黒く消滅していく事を願っていた
半球体の世界なんて
私には一枚の薄い
板と同じ価値で
火山が噴火するのも
地が揺れるのも
わたしが犯した罪を
神様が怒ったのだとおもった
唯その思考それだけで
わたしは心に平穏を取り戻したのだ
-----------------------------------
他スレにも書いたのですが、
評価されなかったので、批評天国さんに評価してもらいたいです。
自分が思い上がりなのかどうか。
宜しくお願いします。
23 :
批評天国:02/04/30 00:35 ID:mHodCCO6
>>22 見たところ、自分のエピソードを詩に直した物でしょうか。違うかな。
出だしから見てみましょう。「〜して、〜いなくて」という長い一文。
〜だった。〜です。で切らずに、あえて一文にしたんでしょうか。
効果的だとは思います。が、それならば、流れをもっと整えればさらに
良くなったでしょう。〜して、〜で、〜で、〜だった。これは文字数を合わせたり、
最後にアクセントを加えるなどの工夫がないと、ダラダラになってしまいます。
文章の構成としては、そこが目を引きました。
次に語彙。読みやすいです。簡単な言葉に、「考えないもの」なんていう
少し変わった言葉もあり。これも、アクセント(造語や、特殊な言葉)があれば
さらに良くなるでしょう。構成同様、良くも悪くも、少し平坦です。
で、内容です。虚しげな始まりから、非現実的な発展、そこからスケール大きく
広がる妄想の世界。なかなかドラマチックな展開です。ここが肝です。強調しましょう。
痛々しさ、儚さ、一人の人間の葛藤。そんなのが全体に流れていますね。ただ、
それは他人が見て一目で分かるものではありません。ならば選択肢として、
1.分かりやすくする。2.もっと破滅的に突っ走って、読み手を圧倒する。
まあ、好みでしょうけどね。いずれにせよ、焼き直しすれば、もっと上にいける作品でしょう。
まだ固まっていない印象です。推敲向きの作品ですね。思い上がりなんて気にせず、
頑張ってください。
24 :
批評天国:02/04/30 00:39 ID:mHodCCO6
>>22 ああ、たまには視点や頭を切り替えて、どうでもいい詩なんかを
書いてみるのもいいと思いますよ。気楽に、力を抜いて。引き出しは
多い方が絶対にいいですから。
25 :
まあや:02/04/30 22:13 ID:???
>>23-24 どうも有り難う御座いました。とても勉強になりました。
批評天国さんの批評の仕方がとても嬉しいですね。
良いところと悪いところを具体的に言っていただけると、
次の作品への意欲に変わります。
もっと違う角度から物をみる練習でもしてみます。
この詩はあんまりエピソードを意識して書いたわけじゃないんですけど、
頭の中を真っ白にして感覚的に書いた(?)といった感じです。
もっと面白い言葉も使ってみたいなぁと思いました。
また次も是非書き込みさせてください。
5月になったしアゲとこう
27 :
批評天国:02/05/01 00:36 ID:???
人の批評は出来るのに、なぜ自分の詩はこんなにヘボいのだろうか・・・
28 :
名前はいらない:02/05/01 02:35 ID:UGIUS1Aj
そりれはかあしるの野望がま大。
>27
詩版には珍しく正直な方ですね。その一言で評価は赤丸急上昇です。
30 :
5th ◆jVOSFSOI :02/05/01 04:53 ID:nJOaFgm6
全てのコテハン?の方には自信作を持ってこちらに訪問されることを望みます。
私は詩論の勉強中なので・・・請うご期待モードで。
イイ!(・∀・)良スレage
32 :
kanon:02/05/01 16:50 ID:jmuzZgnp
「世界奏者」
残月冷ややかに
風と生まれ出
緑が岩を波打つ
腕を振り上げ
気紛れな大気を宥める
それ祝う故
叢中脚を絡み
とも無しに聴こえる歌
痕は紺を宿す
少女は岩樹へ踊り出で
残光を失い始めた白月を
独り舞った
とても軽やかに
且つ繊細に美しく
ともすれば涙
独り舞った
----------------------------------------
初めまして。
宜しくお願いいたします。
>>30 ごめん。ありがたいんですが、あまりプレッシャーかけないで下さい。
そんな大それた企画じゃないです。ちょっと偉そうな事言い過ぎて、
後悔してたぐらいですから。気楽に書いてください。いや・・・まあ、
命がけとか言った手前アレなんだが・・・
心の中では、かなりいいと思っていても、あえて良いとこと悪いとこを
探し出して述べる方針でやっています。が、一歩間違えれば『お前は何様だ』的な
流れになりそうです。そうなれば、こっちには返す言葉がありません。
それでも、しばらくはこの方針で行こうと思うので、よろしく。が、気軽に書いてもらっても
一向に構いませんので。コメント付きや、重点的に見てほしいところなんかを書いてもらえれば
それに従って読みます。
>>32 「世界奏者」。タイトル良いですね。かっこいいです。
で、一見の感想としては、まあ、ソツなく綺麗にまとまっている印象です。
しかし、逆に淋しいのは、カラーが足りない。草、岩、風、人・・・少し淋しいです。
例えば聴衆の描写があってもよく、例えば街並みの描写があってもよい。雰囲気を
壊さない範囲で、もう少しにぎやかにしてほしかった。で、「少女」が出てきますが、
もう少し突飛に、「笛吹き」や「踊り子」や、極端な話「サーカスの猿」なんかでも
よいと思うのですが。少し、主人公の存在感が薄く感じました。これは作風としての
意図なのかも知れませんが、読み手の心に山場を狙うのも必要かと思います。
で、二連目と三連目を入れ替えた方が、明らかに良く感じるのですが。第三者としては、
流れが感じやすく、クライマックスへとスムーズに移行できます。
四連目はいいですね。綺麗です。ただ、「白月を」→「白月に」にすれば、
(意図はあるでしょうが)月を逆光にして踊っている様が浮かべやすくなると思うのですが。
五連目とまとめてしまえば、山場としてわかりやすく、迫力も増すと思います。この作品に
欲しいのは、個人的には「山場・アクセント・ダイナミックさ」等でした。
情景は既にいい感じに浮かんでいるので、ここからさらなるプラスを探してください。
普段行かないスレや板を彷徨ってみるのも、いいかと思います。電波やオカルトがおすすめです。
特に電波板は、詩板にはない発想にショックを受けるでしょう。
モロに影響を受けると取り返しの付かない事になりますが、何かの足しにはなるかも知れません。
35 :
kanon:02/05/01 22:51 ID:jmuzZgnp
>>34 評価どうもです。
まずダイナミックさということですが、
この詩は全くそれを追求していません。むしろ「より静かに」というスタンスです。
きっとこの詩の捉え方がかなり違うと思いますが、
私の中では、「静かに誰にも見とられることなく、独りで世界を奏で続ける少女」をめざしました。
少女は絶対的な存在というイメージで、此処に人間が入ってくるとイメージ的に合わないんです。
それからこの詩に主人公はいません。
山場は確かに薄かったですね。一応5連目です。
アクセントと言う意味では「岩樹」にかなり気持を込めたのですが、少し分かりにくかったですかね。
他人にどれだけ自分のイメージを正確に伝えられるか、
此処が詩というものの難しさですね。
36 :
批評天国 ◆BQQQnNL. :02/05/01 23:46 ID:v1dijwtT
>>35 すいません。やっぱり作風だったんですね。「世界奏者→少女」、
ここに注目しすぎたみたいです。ことごとく的を外したようで。
何か・・・すいませんね。やっぱりまだ偏見が残っているようです。
出直します。ま、良かったらまた来てください・・・。
やっちまった。批評天国一敗。批評って難しい。一敗万歳。
37 :
名前はいらない:02/05/01 23:50 ID:a08NQFxB
後輩が俺のことを好きらしい
仲介をしたKが俺になぜ付き合わないの、と聞く
好きな人がいるのか、と聞く
お前だよ、馬鹿
でも
Kには好きな奴がいて
そいつは俺の大切な友達で
そいつもKが嫌いじゃなくて
二人にとっちゃあ言う事なし
言う事なしだ馬鹿野郎
無邪気に笑う子供がいる
ナイフを握った大人がいる
ジャングルジムに乗る
わたしが笑う
かれ、と称すものが動く
小さいてのひらが求む
ブランコに乗る
わたしが嘆く
血まみれではない死体がある
大人が口を舐める
ナイフはどこへいった
叫び声はない
かれ、と称すものもいない
シーソーに乗る
わたしが怒る
子供がシャベルを持つ
かれ、と称すものが殴る
だれを?ここからは見えない
誰のものか
汗だくのいきづかいがある
笑い声がとおい
大人が死体を見ている
血まみれでいる
わたしがいる
かれ、と称すもの
ナイフを握っていた 大人
バケツをたった今落とす 子供
血まみれではない 死体
なぜか汗だくの わたし
あなたは どこにいる?
なんというか、よろしくお願いします。
あと即興詩人隊チャンプスレのほうの批評も頑張ってくださいね。
>>37 これはまた、なんつーか青春ものですね。まあ、日記程度の解釈で
気楽に読めました。微かな共感はありましたが、感動には至りません。
まさに気楽です。他人事ですしね。
Kと大切な友達、自分と後輩。この対比の描きようによっては、もっと
形になりそうです。まあ、無理にドラマチックにする題材でもないですが。
Kには好きな奴がいて・・・フッ・・・青い。青いな名無し。略奪愛(略
えっと、まあこういうのも正直でいいんじゃないでしょうか。飾らず、
素直で、思ったまま。最後の一行にはまだ改良の余地ありか?・・・終わり
>>38 うーん。簡単な言葉とは裏腹に、難解な詩ですね。とりあえず感想から。
現実的な中に、どこか非現実的で、シュールで、人を不安にさせるオーラが
漂っています。公園のような平和な風景に渦巻く、何か残酷で凶悪なもの。
大人が口を舐める・ナイフはどこへ行った・笑い声がとおい等。が、
読み手にリアルに突き刺さってくるだけの、何かが欠けているように
思いました。時間の描写であったり、色の描写であったり、まあ色々でしょうが
現実感を高める情報、それが足りなかったと考察します。これも作風といえば
それまでなのですが・・・。あと、登場人物の動きが見えにくいです。
誰がどうなったのか。少し置いていかれた感じです。まあ、この詩の持つ毒、
非現実、不安感。良くも悪くも、それが全体に流れていますね。なんか
掴みきれないままの批評ですが、許してください。
ああ、わたしはいま
とても、とても
こころがさけびだしそうだ
だから詩をかく
詩にしておかないと
こころがこうかいしそうだ
そしてサイトにのせよう
だれかにみてもらえないと
こころがはりさけそうだ
こころのさけび
それが詩だと
だれかがいった
そのとおりだと
わたしはおもう
だから詩をかく
こころのままに
こころのなかの
いろやかたちやかぜやにおいを
詩にして
わたしはいう
詩人です、と
>>41 「こころがさけびだしそうだ」。そう。それが一つの出発点です。アリです。
こころのままに、思う通りに。それも一つの正解です。それはいいのですが、
その叫びたいものがなんなのか。それが問題です。それが「いろやかたちや
かぜやにおい」なわけですね。素晴らしい事です。このたどたどしい、
気取らない一人の人間の心の内。詩人と名乗った時の、緊張しながらも
誇らしげな顔が思い浮かびます。この詩は無理に飾る必要もないでしょうね。
心の叫びは漢字よりも、平仮名に近いと思われます。だからこれで良いのです。
ま、微笑ましい、しかし切な、一人の人間の言葉。それで良いでしょう。
問題点を挙げればキリがないですが、これを忘れずに成長してください。
43 :
批評添国:02/05/02 04:55 ID:4DfQsi2O
「批評家大量募集」とあったので応募してみました。
とりあえず直近のものを。
と言っても学の無い分、自分ならこう書くな、という風にしか
書けないと思うので「添え」って感じになりますが。
>>41 平易な言葉やひらがなに限定すると、素朴で、だけど書きようによっては
普遍的な広さのある感覚にもなります。
「サイト」っていうのは通称だし、カタカナだし…なんで
全体の雰囲気を壊している気がする。
せっかく「詩」以外をひらがなに統一しているのだから
ひらがな表記で比ゆ的な言葉・・・たとえば「そらにかざろう」などに
したほうがまとまるような。
それから「こころのさけび それが詩だと だれかがいった」のところだけ主観じゃないので
一文字ずつさげてみたら。
「そのとおりだと わたしはおもう」は変えたほうがいいです。合わない。
たとえば、なんだけど「ああ、わたしは」ではじまる、「そのとおり」とは書かなくても
「そのとおり」と言える所以、か、
詩にせずにはいられないということをダメ押しするか、という線で推敲して見て欲しいです。
44 :
批評添国:02/05/02 05:28 ID:rg727etR
>>38 ハンドル通り、情景をつぶさに映し出している、けど写真というより
短いフィルムを見ているような感覚。圧迫感、緊迫感がある。
なんかサイコだね。酷く嫌な結末を予感させる。
「かれ」は誰なのか?
殴られたのは誰なのか?
その死体は????
そして汗だくの「わたし」。
一連目「ジャングルジムに乗る」は
上ってる行為を指すのか、上に座っている状態なのかわかるように
「のぼる」または「座る」にして欲しいと思ったのだけど
ブランコやシーソーも「乗る」だから統一してるんですね。
でも各遊具別表記バージョンにしたほうが臨場感が増す気がする。
それから「無邪気に笑う子供」の『笑い』に対して
大人の「わたし」の『笑い』は「可笑」「嘲笑」「微笑」などを使うといいと思う。
4連目の「笑い」も同様…無邪気なものならそのまま、別の意味を持っているものなら漢字を変えて
あえて意図的にどっちつかずにしておきたいものなら、そのまま。
あと、「ナイフはどこにいった」はカッコと?付きだと好み。
45 :
批評添国:02/05/02 05:45 ID:rg727etR
>>44訂正
「笑い」に関して。
更に何度も読み返したら、そのままでいいと思いました。
どっちつかずな部分がたくさんあるままのが攪乱的でいいです。
ほんと、ショートフィルム系。面白い!
夢が現実に変わる今も尚
夢を見ようとしている君を
僕は何も言えず ただ
つよい光に流されるように
約束を 約束をしよう
一つだけ
守らなくていい約束を
いつかまた出会える時が来るのなら
涙を呑んで語り明かそう
話さなくったっていい
伝えなくったって いい
匂いだけが心を擽り
景色はとうに過ぎてゆく
好きだなんて言えやしなかった
ただ伝えるためだけに
僕はここに いた
−-−-−
初めまして。批評よろしくお願い致します。
47 :
と:02/05/02 20:21 ID:???
>>20 批評どうもありがとう、参考になりました。
この詩は半ば自動書記に近い気持ちで書き殴ったもので
よく考えもせずに並べた語句も多く
確かに詩にそぐわない所も多くあったと思う。
それによって読んだ人がどんな印象を持つのか興味もあったもので
特に修正もせず投稿してしまいましたが、
深く読んで呉れて嬉しく思いますよ。また投稿させて下さい。
48 :
名前はいらない:02/05/02 21:10 ID:rm9V6Iof
僕は魚
君は海
魚は今日もまた海を駆け抜ける
49 :
碧谷 ◆T5I/FREE :02/05/02 21:43 ID:s3rTxd9d
ただ一言を
伝えたいがために
何度も 足踏みした
勇気を振り絞り
玉砕しても
好きでさえ居れば構わなかった
無垢な心よ
遠い昔の儚き情景よ
今一度私の元へ
無垢な瞳よ
幼き頃の霞み行く日々よ
もう一度帰り来やれ
飽くなき恋へ傾けた
汚れ無き情熱たちよ
「批評添国」さんは「批評天国」さんとHNがまぎらわしくありませんか?
51 :
ヘロインマニア:02/05/02 22:52 ID:bdEZTlgX
「BRAKER」
only one route (ただその一つの道だけ)
時と貧しさに流されて
たどり着いたroute
半ば妥協で 動き出す
Gradually tighten my neck (じょじょに首を締め付ける)
今のままでは 多分俺は殺される
今こそ壊せ BRAKER(壊し屋)
そこに光はないのだから
量りにかけた自分と周囲
臆病だったよ僕は子羊
皮をはいだら BRAKER
今こそ壊せ BRAKER
嘘をついたよ 自分の為に
信用出来ない 全てのモノが
死んだらきっと楽になる
だけど死ぬのはオマエラダ!!
自分に向けた絶望の苦しみ
今こそ力にBRAKER
後悔なんてしたくない
僕の牙はまだスルドイ
清濁のみなよ すまし顔
そんな事実が許せない
都合がいいのさBRAKER
死人にみえるよBRAKER
時間にいつか殺される
早く凶器を手に入れろ
紅に染まる BRAKER
夢を叶えた BRAKER
52 :
風来坊:02/05/02 23:00 ID:ZT4OQBcp
力なく微笑む君にかける言葉無く、ただひたすらに、君の影を踏む、
行き当たりの関係に戸惑う人の背中に、かける言葉無く無音の道に願いは
溶けて行く。
53 :
名前はいらない:02/05/03 00:16 ID:4RM3g/WO
なにかに、届きそうで届かないような、もどかしい思いと一緒にこみ上げて来る
魅惑的で、短気な、嵐のような気持ちが吹き荒れた夜、
もう戻らない。
このまま夢とともに、
膨れ上がる情熱とともに、
明日という瞬間を迎えよう。
…なのに、
今、ゆっくりと夜明けが近づき、気がつけば一人。
うねりを上げ、共鳴し合い、叫びあった仲間はもういない。
皆、今日となった現実に冷静に対応するべく日々の生活に戻る。
取り残されたのは、自分一人。
夢の残骸にしがみつき、流れてゆく時間に怯え始める。
54 :
名前はいらない:02/05/03 00:27 ID:3sIK56WE
「僕の彼女」
アイボリーのオレンジジュース
皴割れた紫色の
僕の唇に寄せて
「愛してる」
呟けば
君が弾く
ギターの音色
止まる
オーバードライヴがかかる
君が歌い出す
死ね死ね死ね死ね 死ね死ね死ね死ね
死ね死ね死ね死ね 死ね死ね死ね死ね
赤糞色の髪振り乱し
赤いレスポールを掻き殴る
死ね死ね死ね死ね 死ね死ね死ね死ね
死ね死ね死ね死ね 死ね死ね死ね死ね
僕以外の人間にはとても可愛いとは思えないらしい君
やっぱり愛とは違うかもしれない
ただの興味ってことでよろしく
すべてがピンク色の君の部屋
1さん、コピペ詩に注意!
56 :
名前はいらない:02/05/03 03:09 ID:EinsfcSa
私は区切られない
年にも月にも日にも
私は流れる
命消えてすら
私は終わらない
だから
私は始まらない
>>46 さらっとした文面ですね。すらすら読めます。が、内容は意外に複雑ですね。
心情の読み取りが難しかったです。切なさや、心の内のようなものが随所に
見えるのですが、何を言わんとしているのか、それが希薄にかんじました。
思いを伝えようとして、結局出来なかった。その辛さ、やりきれなさ、
でしょうね。おそらくですが。守らなくていい約束、なんて、言い回しとしては
いい感じなんですが、「守らなくていいのかよ・・・」と思ってしまうのも事実で、
四連目とラストの流れはスムーズに行きました。完全に理解しようとせず、
努めて共感しながら読めば、雰囲気は掴めました。多分、言いたい事がたくさん
あって、混ざってしまった部分があるように思います。使いたい言葉とか。
二つくらいに分けてもいいような印象を持ちました。2つセットで完成する詩。
それもいいかと思います。
>>48 短い詩には、いくつかポイントがあると思います。一つはリズム。
一つは短詩ならではのまとまり。そして詰め込まれた内容です。
内容に関してはよく分かります。個人的にはなかなか染みました。
ベタベタせず軽く、反面心に残ります。それは良いと思います。
幻想的で、かつすんなり入っていけますね。
が、リズム(まあ、重視する人としない人がいるでしょうが)は
3連目で崩れています。言葉の置き換えなどで見直してもいいと
思います。で、まとまりもそうなのですが、やはり3連目ですね。
言葉としては外し辛いのですが、音としては邪魔なのです。この詩、
この雰囲気を残しつつ、もっと長い詩で書いてもいいと思います。
海の中を、比喩的に、情景的に。広げた方がいいかも知れません。
>>49 ほー・・・日本語って美しいですね。ええ、そう思いました。激情というよりは
すでに追憶のムードが漂っていますね。戻らない事を知りつつ懐かしむような
印象を受けました。静かな作風がそうさせるのかも知れませんね。
無垢な心&遠い昔の儚き情景・無垢な瞳&幼き頃の霞み行く日々。このセットは
練り直しの余地があるかも知れません。さらに良い言葉があるような気がします。
さらに、人間の構造として、目の後に心の方がすんなり行くように思いました。
「今一度私の元へ」が「もう一度帰り来やれ」に変化したのは、心情の微妙な
変化の現れでしょうね。様々な見方があるでしょうが、合わせなくて正解のように
思います。「今」と「もう」は合わせてもいいかも知れませんが。
あとは、寂しさでしょうか。寂しい雰囲気の詩なので、問題ないのかも知れませんが、
何か、もっと描写が欲しいです。小道具的な描写が。最後の終わりなんかも少し
弱く感じます。
>>51 歌詞でしょうか。さすがにリズムはいいですね。単語の流れがあります。
内容的には、重そうなテーマを軽くと言うか、リズム良く流していますね。
が、連と連は、もう少し入れ替えて工夫してもいいかも知れません。
気になるのは、切迫感がなく、「俺」の顔が見えてこない事。壊し屋ならば、
例えばもっと凶暴に、もっとダーティーに、破滅的な部分を強調しても良いのでは?
無理矢理に新しい道を切り裂いていくような感じが、少しボヤけてしまった印象です。
よく言えばポップ、悪く言えばありきたりでした。良くも悪くも、軽いのですね。
すいません。今日はここまでにします。荒くなりそうなので。
誰か手伝ってください。お願いします。
62 :
読者A:02/05/03 09:19 ID:???
最初スレ題は大げさと思ったが、1さんはまさに「命がけ」で批評している。
あまり無理せず、続けていってほしいものだ。
気になるのは、詩の批評を受けても礼の一言もない輩(やから)。
それから、他人の詩をコピペする名無し。
この連中は、すみやかに逝ってよし!
63 :
ヘロインマニア:02/05/03 14:44 ID:hy4K10ts
>>60 批評有難う御座います。一応、歌詞みたいなものですアレは・・・
ロックテイストを意識して創ったのでノリは殺せませんでした。
あと、「俺」が見えてこないとゆう評価は逆に嬉しかったです。
この詩の主人公は分裂しているんです。分裂した欠片はすべて自分だし
自分じゃないしとゆうような・・・壊し屋とゆうのは張り裂けそうな
自己に対するものとそれを救えない世の中に対する逃げ場であり最終手段
なんです。凶暴且つ最弱な主人公の希望とカタストロフィーの詩です。
最後に批評有難う御座いました。
64 :
504:02/05/03 15:00 ID:???
41です。評価感謝。コピペではありませんので、気に病まぬよう。
65 :
痲璃眼:02/05/03 15:14 ID:???
灰色の町の中、無駄な知識を詰め込んだ鞄を持った。
記号化される為今日も出かける。
−何故? 自由の欠片の間に必至に自己主張をする同級生と愛想笑いを交わす為?
自分を消して、戦う記号に成り、好敵手を蹴落とす為?
数字で呼ばれて、そして全てに数字を付けて貰う為?
−違う。確かに街は不気味な静寂が支配しているし、
今日も四角く切り取られた空の断片からは救いの光は射さないし、
絶対に使わ無い知識を増やし、青春を費やし、無抵抗に生活しているけど、
*あの人が歩いたかも知れ無い道。
あの人が触れたかも知れ無い電柱。
あの人が見たかも知れ無い看板。
そこを歩くだけで、
それに触れるだけで、
それを見るだけで、
かすかな温もり。静かな喜び。綺麗だったあの日の想い出。
* 繰り返し
そう思った瞬間、灰色だった街の中で、其処だけが鮮やかに染まる。
そう思った瞬間。
灰色だった街の中で其処だけが鮮やかに染まる。
66 :
真璃喪:02/05/03 17:30 ID:???
AGE
67 :
碧谷 ◆T5I/FREE :02/05/03 20:33 ID:qIhNEyyD
>>59 批評天国様
ご批評ありがとうございます。
えっと、そうです、これはほとんど追憶のイメージです。
「無垢な心〜」から先はずいぶんな闇に悩んだんですが、あれしか思いつきませんでした。でもやっぱりもっといい言葉ってありますよね…
ボキャブラリーが足りないなぁ…(==;)
心と瞳の位置は確かに逆ですね。言葉選びに夢中で考えなかったです…
で、最後。やっぱり弱いですよね。…うわー。あれもどうしようか悩んでこれしか思いつかなかった貧弱な図です…
色々ご指摘ありがとうでした!精進します。
>>62 あ、いや・・・それは言いすぎ。命まではかかってません。死ぬ気もさらさらないです。
批評に対するお礼なんて俺は求めませんよ。唾の一つも吐き捨てて、ドアけり散らして
帰っていくぐらいの訪問者に、むしろ好感を覚えます。あと、コピペだろうが何だろうが
俺は批評します。名無しもコテハンも粘着も関係ありません。区別無しで頑張ります。
でも、そう言ってくれる気持ちは嬉しいです。どうもありがとう。
が、しかしですよ。しんどいのは事実なわけです。批評家が足りません。誰か助けて。
>>52 これは、一人ひたすら我が道を行く人の話かな。それとも、すれ違いの寂しさというか、
人を助けられない無力さ、葛藤なんかに重点を置いた物だろうか。いずれにせよ、
そういう、孤独、孤高、・・・といった雰囲気を受けました。短いながらも意外に濃い
内容でしたよ。風来坊という名前もそういう事なのかな。普通に考えれば、の話ですが。
ただ、この、少しわかりにくいというか、煙にまくような比喩に長所と短所を同時に見ます。
影を踏む、は予想がつきますが、(通り過ぎる・置き去る、というところか?)行き当たりの
関係に戸惑う人の背中、なんかは、一見誰を指すのか判定しにくく、ややスカされた感じです。
無音の道に願いは溶けて行く、などもそうですね。いや、深いと言えば深いんですよ。
余談:全くどうでもいい事ですが、「溶けて行く」は「腐れ落ちる」や「蒸発する」なんかもいいかも
知れませんね。他人の一視点として。
>>53 これまた寂しく虚しい詩ですね。焼かれるような激情の痛々しさが少し感じられます。
ただ、そこについての説明(一、二行目あたり)がやはり長く感じました。それ以外は
なかなか伝わるものがありました。無理な比喩がないから、分かりやすくなっているの
でしょう。他人にも十分理解できる詩でした。形に出来ない「感情」というものを他人に
伝えるというのはなかなか難しい事だと思うので、そこは良かったです。
ただ、逆に、特別目を引くような比喩がなく、(強いて言えば嵐かな)「仲間」なんかも
混乱しない範囲で他の言葉に置き換えれば引き立つと思うのですが。
「夢の残骸」なんかも、良くマッチしているのですが、やはり比喩としてはありきたり
ですよね。顔やスタイルはいいが威厳のないタレントみたいな印象を受けました。
ここに何かをプラスすれば、さらに良くなると思うのですが。あと、最後の空白は・・・
ノートの切れ端なんかを目の当たりにすれば雰囲気があるのでしょうが、ネット上では
特別な感情を呼び起こす事は困難でした。それに、空白というのは読み手の自由度が
高すぎて、作者の意図とはまるで別のところへ行ってしまう怖さがあるのではないか、
とも思いました。関係ないですが。訳の分からん批評ですが、許してください。
>>54 なかなか病的で、歪んだインパクトが良く出ていると思います。「赤糞色」やヒビ割れ唇
なんか、独自の雰囲気強めてて、いいと思いますよ。十分伝わるし。
赤いレスポール掻き殴るのも、乱暴でマッドな印象が現れて、なかなかスリリングです。
死ねの連呼も、効果的に見えましたが、ここは改良の余地有りでしょうね。死ね以外にも、
罵倒や呪詛の言葉は無限にあるわけです。単調な連呼を選んだのも理由があるのかも
知れませんが、ヒステリックな印象と引き換えに、読み手によっては平板さを生んでしまいました。
見るべき物は、なかなか多いと思いますよ。ただ、即興なのか、荒削りではありますね。
物語の流れとしては、少し尻すぼみです。死ね連呼のインパクトが惜しい感じがします。
「僕以外の〜興味ってことでよろしく」の一連、ここは丸ごと入れ替えてもいいほどです。
他人の詩に口出しするのも下衆ですけどね。「ギターの音色止まる」なんかも、もっと
別の言葉に置き換えて、全体を高められる気がして仕方ないです。要所要所はすごく
好きなんですよ。もっと引き立たせる構成がある気がしてならないのです。終わりの一行も
もっとこだわってほしかった。ストーリーを変えてでも完成度を目指す。正しいかどうかは
知りませんし、他人に言うべき事ではないですが、正直にそう思いました。
>>56 自由な意識を持った詩ですね。何にも区切られない。いい事です。
まあ、年も月も日も、暦上人間が決めたものであって、大した意味を持つものではない。
「命消えてすら」から先はさらに飛躍しますね。抽象的ですらあります。難しいです。
始まりも終わりも関係あるか、といった感じなのでしょうかね。でも、
〜「命消えてすら私は終わらない」までの自由で解放感あふれる感じから考えると、
なんだか後味を悪くするラストだと思うのですが。思うところはあったと考えますが、
何か言い換えはないもんでしょうか。ええ、対比としては面白いし、印象にも残るんですが・・・
口調も構成も不思議ですね。直前に批評した
>>54との中和に少し苦しみました。
とにかく自由な心が伝わってきました。ってことで。
>>65 巧いですね。なかなかスラスラと想像させる詩です。やや誇張気味の、無機質で
閉塞的な現代社会の息苦しさ。美しさや楽しさもなく、かといって凶悪さや
残酷さもない。ひたすら無機質な感じ。逆にそれが痛々しさを感じさせています。
ただ、表現や主張は少しありきたりですね。斬新さが欲しかったです。
強いて言えば、そこが少し冷めさせました。ある程度予想を裏切って欲しかった。
で、繰り返し部分なんかは大きく転換してて、動きがありますね。
陳腐と思って読めば陳腐なのですが、救われた感じが広がって良いと思います。
「温もり」や「喜び」に救いを感じます。引き立っていますね。前半からは思いがけない
ラストへ結びついています。ただ、それは逆に言えば「浮いている」とも言えます。
こんなのはもう、人それぞれであって微妙なのですが、少し言いたい事がまとまってない
印象を受けました。別の詩に分ける程ではないですが、流れが変わる、というよりも
流れが一旦止まって、また始まったように感じてしまいました。唐突なのはいいのですが、
切れ目を感じさせない物にして欲しかった。削るところを削って、もう少し滑らかさを
持たせれば、さらに良くなるのでは。
74 :
痲璃眼:02/05/04 02:00 ID:???
>>72 どうも有難う御座います!
そうですね、表現ありきたりですね…灰色の街とかよく言いますもんね…。自分でも思ったけどやっぱりまだまだ未熟だなあ…。
多分詩がまとまって無いのは、心がまとまって無いからだろうと思われます(まだまだガキだなあ…)。
これからも徒然書いてきます。天国さんも頑張って下さい。
75 :
名前はいらない:02/05/04 02:51 ID:edrTmMAi
シャッじじじター
76 :
名前はいらない:02/05/04 07:53 ID:qgENYnml
>>70 どうも有難うございます。今後の参考にさせていただきます。
この詩(
>>53)は
前、家のPCに書きためていたものをコピペ
したものです。オリジナルですから、コピペ
と思った方々、誤解させてすいませんね。
77 :
koooo:02/05/04 18:09 ID:L0wSZVEE
一年ほど前に書いたものです。
一応まじめに推敲してきたつもりなのですがどうでしょうか?
雨が駆けていったあと
濡れたアスファルトに反射して
映し出された青が
チカチカと点滅して赤に変わり
また青になった
今、僕が見つめていた青を
踏みつけて行き交う人々を
まだ僕はずっとぼんやり
瞳の端に映したまま
動けない
まだ
ここから
一歩も動けない
交差点の前で
立ち止まった心が
ある物事を
見つめたまま
動くことができない
いくら目を凝らしても
答えは見えてこないのに…
誰かが道を尋ねてきた
「あぁ、キミはそこに行きたいんだね。
それなら、この交差点を右に曲がって
2つ目の角を左に曲がって…
大丈夫。わからなくなったら、
またそこで誰かに尋ねたらいいよ」
その人の後姿を見つめながら
僕もとりあえず
歩いてみたくなった
この信号がまた青になったら
僕はとりあえず
無性に左に行きたくなっていた
きっとその先には何か待っているんだろう
淡い期待と淡い確信に導かれるように
失意の抜け殻だけが そこにいて
目の前に映る記憶の断片をただ 追い続ける
どこからともなく始まった迷宮は 永い時が解決した
すべてみんなその人を守るために
何かに似ていた
永い時がその人を抜け殻に変えていく
強く刻まれた夢が蘇る
どこからともなく始まった迷宮は 永い時が解決した
その永い時が
その人だけを抜け殻に変えていく
目の前に映る記憶の断片をただ 追い続ける
その人を守るために費やした永い時が
その人だけを抜け殻に変えていく
ただ やるせなかった
目の前に映る記憶の断片をただ 追い続ける
思いを打ち明けることもできず
機械仕掛けのピエロのように
壊れてしまった
人はたった一人では生きられない
必ず誰かを鏡にして自分を知り
答えを出して生きていく
間違ってもいい
自分で考えで行き着くことに意味がある
それをなにかに頼り
どうやって生きるかまでもを教えてもらうことに
慣れすぎたとき
既に生きた人ではないのかもしれない
少しでもまともだった日々を
追憶の情景として
ただ せめて
忘れないでいよう
79 :
碧谷 ◆T5I/FREE :02/05/05 00:39 ID:X1b1BgFi
命はどこにあるか教えて
生きる意味をもし無くしても生きなければならないと言うなら
あなたはその意味になってくれますか
私の側にいて 唄を唄い 語りかけ 時に叱り 時に泣き
そうしていつものように側に居てくれますか
生きる意味がそれでも私にわからなくても
あなたは此処に居てくれますか
鳥が鳴き 雨が降り また晴れて そして曇り ある日雪が降り
そうして移り変わっていく時や季節を目にしても私が何も取り戻せなくても
あなたは何かを教えてくれますか
毎日 毎日
静かな丘の上の小さな小屋で
ああ 語られていくものは一体なんだったのだろう
伝えられていくものは一体なんだったのだろう
それすらわからなくなっても
生きる意味がわからなくなったら
あなたはせめて私に教えてくれますか
私の命の行方を
私の命の在り処を
80 :
redDolly:02/05/05 00:44 ID:7wM1uGkb
感想でもいい?
82 :
蒼:02/05/05 00:50 ID:zybIXk+s
不吉なくらい澄み渡った空が
カラカラと僕を笑う。
泣き出しそうになる僕に君は
「大嫌いだよ」って呟く。
僕はまだ 一人じゃうまく歩けないから、
うまく言葉も紡げないから
また立ち止まって 座り込んで
泣いてしまうのに。
君は気付かない。
だって今はまだ 自分のことさえ持て余して
力の使い方だって分からなくて
目の前の石ころだって動かせないのに。
空が、また笑った。
カラカラ カラカラ・・・・
不躾な、厭味な視線で僕を嘗め回して。
僕を突き放した君に、
「大嫌いだよ」って呟いて。
空を睨んで。
僕はまた誰かを傷つけて、
それでも、生きてる。
83 :
redDolly:02/05/05 00:57 ID:7wM1uGkb
>>79 もし詩で問いかけてる対象がここだとしたら
気持ち悪いなあ。と思った
84 :
がちゃぴそ:02/05/05 01:02 ID:Ea4sy/xQ
「牛乳を飲むと色白になるらしい」
ホント?
ネットの片隅でみつけた
たわいのない噂
でも 慌てて冷蔵庫に 走った
↑
これがもしや詩だとでも?
86 :
刹那:02/05/05 01:49 ID:S8MjoN6N
寂しい、声が訊きたい
寂しい、貴方を抱きしめたい
寂しい、優しく眠りたい
寂しい、優しい貴方の詩が訊きたい
寂しい、貴方の甘いKissが欲しい
寂しい、今日も寝つかれそうにない・・
寂しいと危険なPowerがSoulの中で増幅してしまう。
危ない僕になっちゃうよ・・
この寂しさを埋めるのは君だけ、君だけなはず・・・
お願い寝つくまで今夜も優しい詩を僕に提供してよ・・・
★批評お願いします。他スレで批評はここだと聞いたもので・・・
批評ではないのですけど、気になったことがあるので書かせて頂きます。
(あ、私はここで正式に批評をしている者ではないですので、感想程度だと思って下さい。)
六行目まで、句読点「。」がないのに、七行目に突然使われているのが気になりました。
あと、「・・・」なのですが、本来は「……」とします。
……スミマセン、創作文芸板の住人なもので、細かいことです。
あまり気にしないで下さい。
個人的に、六行目までが好きです。
88 :
刹那:02/05/05 01:57 ID:S8MjoN6N
えっと、ほんと僕句読点使うの苦手なんですよ。すいません。
89 :
刹那:02/05/05 02:02 ID:S8MjoN6N
他にも詩が有るんですが書いてもよろしいでしょうか・・・
90 :
刹那:02/05/05 02:07 ID:S8MjoN6N
濡れ言葉・・美女も舞うこのサイト・・
抜け殻のようにならぬが・・・・
世
の
規
則
・
・
欲しがり、よがる夜の蝶・・
美
し
き
か
な
・
・
貴女の甘いkiss・・
夜に戯れ、べットに露垂れる・・・
★僕のサイトについて書いた内容なんですが・・・
91 :
碧谷 ◆T5I/FREE :02/05/05 02:07 ID:X1b1BgFi
>>83 redDolly様
問い掛けてる対象…「これ」ってどこのことなんでしょう?
ちょっと微妙に焦ってみたり。(爆)
92 :
横レス:02/05/05 02:07 ID:???
>>86 「寂しい」と「優しい」を対比させてる。っていうか、
単純に「寂しい」の救いとして「優しい」をもってきてるだけだよね?
「寂しい」をあんまり使わずに貴方の寂しさを伝えられるように
なれば、凄いと思うんだけどな。そのほうがダイレクトに伝わって
くると思う。このままじゃ、読み終わって「ふーん」しか思わない。
「寂しい」を連発されちゃうと、かえって「たいして寂しくないんだな」
って、俺は思っちゃったよ。
93 :
名前はいらない:02/05/05 02:10 ID:W372GksA
賽は投げられた
皆人は止まるなという
しかし賽を見るかは自由ではないか
私は今止まりたい
賽が振られたというならば
私はイカサマをしてでも
この賽の目を変えるだろう
>>90 わぁ! これよりはまだ、がちゃぴその
>>84のほうが、
おもしろいだけまだマシだ!
95 :
刹那:02/05/05 02:11 ID:S8MjoN6N
>>92 いや、あの。ほんと寂しかったんで思い浮かぶそのままを書き連ねてみたんです。
勉強なります。ただ書くだけじゃ駄目なんですね。
96 :
名前はいらない:02/05/05 02:13 ID:W372GksA
メロンソーダ
彼が注文
私は予定と変えて
レモンスカッシュ
?な顔で彼が見る
持って来られたメロンソーダに
早速私は自分のストローをさす
97 :
刹那:02/05/05 02:14 ID:S8MjoN6N
>>94 駄目ですかね。サイト訪問される方々への思いを詩にしてみたんですけど・・・
98 :
名前はいらない:02/05/05 02:15 ID:W372GksA
お弁当つけてどこいくの?
さあなただこの弁当のいきさきは決まってる
?
彼はそっと頬から「お弁当」をとって
私の口元に運ぶ
99 :
93、96、98:02/05/05 02:17 ID:W372GksA
調子に乗って思いついたの即興で羅列してみましたがどうでしょ?
やっぱ即興はダメかしら。
100 :
wildcat:02/05/05 02:19 ID:V6mI6CWN
>>97 なるほど、ここははじめてきました。
まさに、孤軍奮闘されてるんですね>批評天国さん
マジ、頭が下がります。これからも、活躍される
ことを願ってますm(_'_)m
101 :
wildcat:02/05/05 02:22 ID:V6mI6CWN
>>87 横やりみたいで、すみません。
・・・は…とすべきはわかるんですけど、(文芸板にも
たまに出没してますので)、フォンとの関係だと思うん
ですが、その点が下にくっついて波線のアンダーライン
に見えてしまうんです。
それが、かえって不自然な感じがするので、あえて
私は・・・を使うことがあります。
>>101 僕は「…」は「きごう」と入力して変換する打ち方しか知らない
ので、「・・・」を使っていますが何か?
あと
>>97には何がありますか?←
>>100
103 :
ま。 ◆666.wrqU :02/05/05 02:31 ID:exb5RhYW
>>101のwildcatさま。
そうなのですか?
環境が違うので、私のほうでは解りませんが……
いや、まぁ、私が思っただけですので、気にしないで下さい。
>>102さま。
「…」は「てん」でも出ますし、辞書に登録しておけば、
「・」とかで出すことも可能です。
104 :
102:02/05/05 02:37 ID:???
105 :
wildcat:02/05/05 02:38 ID:V6mI6CWN
>>102 いけね、>97は消し忘れです。m(_'_)mスンマセン
>僕は「…」は「きごう」と入力して変換する打ち方しか知らない
>ので、「・・・」を使っていますが何か?
私は辞書登録してあります。よく使うもので。
ただ、あくまで「ここでは」表示上かえってヘンになるので
・・・を使ってますが、どこかの雑誌に投稿するような場合は、
87さんの言われるように、…を使わないといけません。
でないと、その作品、読んでさえもらえないという可能性も
否定出来ないのです。もちろん、選者の性格にもよるんで
しょうけど。
106 :
wildcat:02/05/05 02:41 ID:V6mI6CWN
>>103 いえいえ、親切な助言だとは思ってます。
私も投稿する作品を書くときには、気をつける
ようにはしてます。
とはいえ、知らないことも多いので、そういうことも
いろいろ教えていただけるとありがたいです。これからも
その調子で(笑)お願いしますm(_'_)m
107 :
102:02/05/05 02:44 ID:???
>>105 ははぁ、それは知りませんでした!
なるほど・・・。←おっと、クセが。
って、ここでは使ってもいい(使ったほうがいい?)んですよね。
大変為になる情報を(って、知らないの俺だけ?)どうもありがとう
ございました!
108 :
yuu:02/05/05 03:03 ID:5gUs3jqb
「小さな住処」
様々な人の哲学と
様々な人の思惑が
交差する中で
きっと些細な幸せを思い求めて
片言を喋ってみるのだ
暗闇に覆われた夜空に
ひときわ輝くような星を見つけて
そのひとつだけの輝きに
心が奪われてしまうのを
密かに待ち望んでいたのだ
吸い込まれてしまいそうな
美しい宙の色の瞬きを
夜の街でじっと見つめていた人は
ふと心に灯った
暖かい想いを抱きしめながら
その小さな住処へ
静かに帰っていったのだ
109 :
yuu:02/05/05 03:08 ID:???
>>108 風景の美しい詩を書いてみたかった
といってみるテスト
110 :
灰尾:02/05/05 04:28 ID:HM98YK5L
「Mr.Writer」
息を切らせて、辿り着いた。
今日もまた、一つを終えて。
遠い時間と共に過ごす。
珍しくなんかなくても。
サイドが違えば、
どんなに溢れていても、
孤独な戦いになる。
向き合ってみても、
思惑は少しずつずれていくようで、
そっと、目を伏せたくなる。
曖昧に笑ってみる。
少し僕は気が利かない。
だから、
上手に手を伸ばすことができないんだ。
でも、
いつか、
渡ってみたいと思っている。
守ってみたいと思っている。
111 :
56:02/05/05 09:48 ID:soRtYKBs
批評有難うございました
1さん、命の削りすぎにお気をつけてください
「あの山の向こう」
彼女は笑いなが言う
「あの山の向こうには海がある」
僕ははにかみながら言う
「あの山の向こうにはなにもないよ」
電話の向こうから彼女の声がする
「私今、あの山を越えて海にいるのあなたもこない?」
僕はまたはみかみながら
「本当に?どうやっていった?」
彼女は
「バスにのって、白い日傘をさしてまってたらバスがきたの。」
僕は
「ぼくはいいよ。ワインをいれてあなたの帰りをまっています。お姫様」
「死と私」
夏の日差しに 場所を追いやられた影が
家の中で静かに 息を潜めている
黒い背中がいっぱい並んだ 彼女はそれをひとつひとつ
数えていく ひと〜つ ふた〜つ みっ〜つ
外ではせわしく蝉が鳴き、すべての生物が生命の輝きを
はなっている。
空にくもがいっぱい 彼女はそれをひとつひとつ
数えていく ひと〜つ ふた〜つ みっ〜つ
114 :
現実と妄想:02/05/05 10:16 ID:QZzuZhaA
mousouwo gennjituni sitainara anataga gouinnni orenosenakawo
ositekure tachidomaru senakawo osunoha anatadayo
bokuha chiisai gennjitude irusikamichihanai kara
bokunikenngennha nanimonai
115 :
すべて妄想:02/05/05 10:20 ID:QZzuZhaA
電子掲示板の落書きはすべて仮想現実の世界だ。現実とは繋がっていない
116 :
愛新覚羅:02/05/05 10:24 ID:/ix8BP8k
女真軍共同発表
1 公安調査庁
2 日本の特異能力者
以上完全消去
君にとっては仮想現実でも、作者は自身の経験、思ったこと、周辺の出来事等から詩を書いてるんじゃないかなあ。完全に妄想したつもりでも、どこか自分が入ってると思うよ。君が思うより他人はいろんな経験してると思うよ。
>>117 このスレでそういう議論はやめてくれ。「ふさわしい」他スレへ逝け。
120 :
v:02/05/05 17:30 ID:XpTXKS1A
こことここスポイトでええ。まさかの大当たりですわ。
123 :
名前はいらない:02/05/05 21:37 ID:76KrYfIG
まこと虫って・・。
124 :
名前はいらない:02/05/05 21:54 ID:VulNmC4H
瞳に映るあの色が
私の心を癒します
瞳に映るあの色は
私の心を砕きます
瞳に映るあの色で
私の心は救えます
瞳に映るあの色を
私の心で探します
遅くなりましたが批評ありがとうございます、批評天国さん、批評添国さん。
シュールや、不気味、圧迫感などの狙っていた方向の言葉を頂け嬉しい限りです。
この詩は元々謎というテーマをお題を出され書いたものです。
誰も気付かない殺人事件のイメージで。
書いた当時は謎を解くヒントなんかひとつもおかねーぞという目標が第一だったので、
人物や時間の描写の少なさも狙いといえば狙いですね。
乗る、は統一した方が規律感があるかなあ、と思って安易にそうしてしまったのですが、
言われてみれば別個にした方がいいような気も。
二方の批評の応えが混ざってしまって申し訳ないばっかりなんですが
これからもゆっくり、頑張ってください。
126 :
yuu:02/05/05 23:25 ID:5gUs3jqb
このスレの批評を書いてた人、帰ってきてくれ〜
と叫んでみる
127 :
がちゃぴそ ◆u8NLPN7. :02/05/06 01:25 ID:oU0pENA3
蝶が舞う
ひらひら舞う
この汚れた掃き溜めの空気に
中毒をおこして
痙攣するかのように
蝶が舞う
ひらひら舞う
茨の中の 檻の中
お前ら、書くだけで手伝おうとか思わないのか!
おれは勘弁だけどな・・・スマソ。
129 :
添国:02/05/06 03:44 ID:F4qiP6mZ
この量見てげんなりした…
一日先着3名様とかにしないと批評天国氏の命がいくつあっても足りないな。
130 :
五条上ル ◆/504x/.Q :02/05/06 04:29 ID:Lkdy820V
カク言うワタシも批評したコトがアルが、アレは命をケズルモノであったヨ
ココは1人1作トシテ、名無しID無しキャップ無しは批評セズという
凛としたシセイを望みたいネ
ウンコ詩ばかりなら評もラクだけど、
ソレなりのレベルの詩は評がタイヘンだからナー
糞な詩は批評の対象にしなければいいだけ。
132 :
五条上ル ◆/504x/.Q :02/05/06 04:36 ID:Lkdy820V
>>130 ヤッテみりゃワカルけど、糞な詩の方が批評はラクなのヨ
「出直してコイ!」でスムカラ
コマルのは評者の苦手なジャンルとか
理解はデキルけど評できない詩トカがナー
コレがあると時間かかってシャーナイのヨ
>>132 131へだよね?(w
確かにそれはそうだけど、基本的にこの人は何でもいけるんじゃ?
でないとこんなスレ立てないしね。やっぱり方針としては俺の言うほうが楽ですむよ。
>>133 あ。131ヤガナ。マチガイマシタ。スマソ
マァ、ヤルからには頑張ってホシイし、、
挫折したナラ、正直にギブアップすればヨシ
135 :
読者A:02/05/06 08:55 ID:???
>>62にも書いたが、1さん無理せず続けてほしい。
前のペースでは、確かに「命がいくつあっても足りない
>>129」。
気が向いたとき、気が向いた詩(批評に値する詩)だけに批評する。
あとは無視してもいいし、1行程度の寸評ですます。
そんなスタンスでいいのでは?
詩をカキコする側は、批評してもらえればラッキーだし、
批評を受けられなければ、どこか魅力のない詩だったと反省して、
精進するんだね。
136 :
Canopus ◆j1h.j3e. :02/05/06 13:11 ID:SoPfiCSO
こりゃひどい…。このスレに私の色を付けるのがイヤだったんで今まで黙って
たんですけど、投稿する人に言っておきたいんですけど、私が一日に10も20も
こなせたのは、寸評という形式をとっていたからなんです。それでも一つの詩
に平均10〜15分の時間を割いていたから、全部で3〜4時間はかかっていたんで
すよ。ましてや天国さんのやり方だと、ああ、目眩がする…。
とにかく、もうちょっと考えて投稿してあげてください。天国さんが負担を感
じずに批評できる詩は、いいところ一回あたり3〜5個くらいだと思いますよ。
今回に限り手伝います。ただ、私のテンションが上がっているので、いつもよ
り一翻ほど素っ気なく、また酷評になることをご了承下さい。ぷんぷん。
天国さんは、気に入った詩の批評だけしてくれればいいと思います。
>>77 特に前半の情景描写が秀逸。「いくら目を凝らしても…」「僕はとりあ
えず/無性に左に…」は不要かも。もっと精度を高められそう。
>>78 批評スレで読んだ覚えがある。リライトか?前半は冗長だが、生の迷宮
と死を表現しようとする強い気持ちが伺える。前半と後半の描写に乖離あり。
>>79 「生きる意味」という言葉を安易に使い過ぎ。そのため心の叫びが伝わ
らない。表現、言葉遣いは上達が感じられる。
>>82 テーマ、表現とも光るものを感じる。僕と君の関係が不鮮明なのが気に
なる。二回目の空の笑いは、表現を変えてみては。
>>84 かわいい。でもそれだけかも。言葉遣いはキマっていて、好感。
>>86 前半は悪くないのだが、最後の四行で腰くだけ。貴方の詩とはどんなも
のか、もっと突き詰めて考えては。
>>90 儚く美しいものを表現しようとする気概は感じるが、いかんせん言葉が
印象的でない。縦書きもかえって拙く感じられる。
>>93 面白い。が、イカサマの描写が不完全。
>>96>>98も視点は面白く、手慣
れた感じではあるが、即興のためか表現が甘い。考えて投稿して。メッ!
137 :
Canopus ◆j1h.j3e. :02/05/06 13:44 ID:SoPfiCSO
>>108 これは素直に脱帽。いい詩だ。特に一連目が好き。「片言」は意味は
解るが、もっといい表現を探して。二連目の後半がやや冗長か。
>>110 詩作を何かの戦い、或いは競技、ゲームに例えた発想は評価できる。
が、抽象的すぎるか。イメージをもっと膨らませて。
>>112 小粋な感じで上手い。漢字の使い方や文節の区切り方に配慮がほしか
った。最後の二連、「彼女は」「僕は」の後にそれぞれ一言ほしい。
>>113 それで、私はどこにいるの?私の所在が不明。発想は面白いが、語調
を整えるためにテーマを犠牲にした感じ。
>>114 ローマ字で表現した理由は?読みにくい印象だけを受ける。妄想と現
実の対比が今一つ不鮮明。
>>115 警句としてはO.K.。ただ、114の補足にはなっていないと思われる。
>>116 これだけでは説明不足。満州国や清のことだと思うが…。解らない。
>>124 語感は綺麗。だが、表現は陳腐か。「瞳に映る色」をもっと詳しく描
写すると、印象は変ってくるのでは。
>>127 「眠れる森の美女」のイメージか?表現方法に疑問を感じる。少なく
とも3〜5行目は再考を。
愛新覚羅はカノプスなんかが理解できるシロモノじゃないんだよ。
>>138 あれを理解できるのは真性キチガイだけだよな。
140 :
138:02/05/06 13:59 ID:???
141 :
Lights:02/05/06 14:23 ID:1QjQjS8U
「二打席目」
今二人好きな人がいて
ここでボテボテのゴロを打ってしまったら
ゲッツーなんだろうなあ
二人ともアウト
ここで三遊間の際どいところ
あそこに究極のゴロを打ったら
フィルダースチョイスなんだろうなあ
オールセーフ
そんなゴロが俺に打てるだろうか
悩んでる暇は無い
ピッチャーは振りかぶっているぞ
一打席目あの時と
同じミスはもうしないぞ
「恋、ストレート!」
142 :
koooo:02/05/06 16:46 ID:c6Lbpc6Q
>>136思いやり深い批評感謝、です。
>>77 >「いくら目を凝らしても…」
ここはリズムや流れ的に外せない連なのです。目に見える情景の描写が
内的な部分にシンクロしていって…ここでソレに対する心情みたいなものを
入れたくて、だけど、このままだと陳腐なため伝えられない。この連は作り変えます。
>「僕はとりあえず/無性に左に…」は不要かも。
ここは、変えられないんです。
道を尋ねてきた人に発した自分の台詞の中で
インスピレーションみたいなものを得た主人公は
理屈では説明のつかない衝動に駆られる、この詩の場合それには方向も必要だし…
いや、でも言いたいことをうまく説明できない・・・スマソ。
143 :
がちゃぴそ ◆u8NLPN7. :02/05/06 17:46 ID:OpAB2F4m
批評してくださるかたの負担も考えずに安易に書き込んでしまってすいませんでした〜。今後はロムの方向でいきますんで、皆さん頑張って下さい!このスレ、好きなんでコソーリみてます。
>Canopus ◆j1h.j3eさん
寸評どうもありがとうございました。
>127のコンセプトは「困難、苦痛、苦しみ」だったりっ します・・ ・(わかりずれー)
ダブルミーニングでぼやけてますが、いろいろと読み手 の方に好き勝手に解釈して欲しかったので、こんな表現 になりました。もう少し長くしてコンセプトをわかりやすくす ることもできましたが、あえて短くしてみました。いろんな風に解釈して欲しいです。
ちなみに、友達は麻薬中毒患者が苦しんでいるようなイメ ージといってましたが・・・。
蝶をいろんなモノに置き換えてよんで欲しいです。
お目汚し失礼しました。そんではDQNは巣窟に帰ります。
144 :
wildcat:02/05/06 21:15 ID:QRqMPvZu
>>107 そうですね、それもTPOというべきなのかもしれません。
知らなかっただけで、損するのはヤですものね( ̄ー ̄;
そいうことを、教え会うってのも、こうしたスレッドの
意義なのかも知れません。まさんに感謝ですね。
145 :
wildcat:02/05/06 21:18 ID:QRqMPvZu
>>132 まったくその通りです。
3人分くらい批評をすると、作品ひとつ
書くくらいのエネルギー使っちゃいますね。
146 :
倖:02/05/06 22:13 ID:Bw2p+/xu
「痛み」
包丁で指を切った
血が浮き上がり
痛みを感じた
涙が出た
この痛みはなに・・・?
好きな人ができた
胸がちくりと痛んだ
ずきずきとした痛み
この痛みはなに・・・?
言葉は同じなのに
違う痛み
なぜ言葉は分けられないのだろう・・・
147 :
糞猫:02/05/06 23:10 ID:snAe4ZBH
「初夏」
ボサボサの生垣をかいくぐって
幾つもの光の筋がゆっくりと伸びる
年とった鳩時計が一声
薄暗い部屋
聞こえてくるAMとノイズ
じっとりとした畳の上に打ち上げられた魚は
タンスの下で忘れられていた
レモン色のおはじきを
口の中で転がした
ひんやりと涼しいガラスと
ほんの少しの寂しさが
口の中で溶けていった
148 :
五条上ル ◆/504x/.Q :02/05/06 23:12 ID:Lkdy820V
>>146の倖 さま。
批評っつか、感想なのですが、よいでしょうか。
ちょっと表現(言葉の選び方とか)が直接的かな、思いました。
でもこーいうテーマ、好きです。
あー…あと、コレ前にもココで書き込んで、
2回めとなると流石にしつこいと思われるかもしれませんが。
「・・・」→「……」が、一応、文章作法的には正しいです。
まぁ、詩なのでそのへんの細かいことは気にしなくてもいいかもですが。
「……」や「――」の多様も、文章的に減点対象になるそうです。
ええと、以上は私の感想であって、しかも「詩」自体の感想というより、
文章作法なので、あんまり気にしないで下さい。
薄暗いところから
ドアをあけて
あふれる光
纏う暖かさに
季節の移ろいを感じ
ただ時を重ねただけ
私のありもしない余裕が
どこからか聞こえる
初夏を享受して
ただはしゃぐ子供の声に
嫉妬を覚える
静かにドアを閉め
目を瞑り耳を塞ぎ
微かに浮かぶ
空しさ
些細なことだと
薄暗い中へ放り投げ
靴をはき直し
足取り軽く歩いていく
151 :
灰尾:02/05/07 02:43 ID:SQPYFcTz
なるほど!ではオレも批評をしよう!
>>141「2打席目」
キュートだ。とても良い。
散文だが、ダレていないので読みやすい。
ポップでリズミカルだ。
「究極のゴロ」という表現がなんだか素敵だ。
>>146「痛み」
言葉では分けられない感情がある。
だからこそ、僕らには感じるための心がある。
抽象はもどかしいが美しい。
ざっくりとシンプルに書かれているが、案外深い詩だ。
>>147「初夏」
初夏ってのはたいがいさわやかなイメージだが、
この詩には色気を感じる。セクシーだ。
そして、寂しい。初夏といえば躍動感だが、
「鳩時計」も「AM」も「魚」も躍動感を失っている。
とても視点が面白い。
>>150「薄暗いところから」
年月は光のように進んでいくが、
日々はスローモーションで過ぎていく。
モノクロからセピアに変わるような美しさを感じる。
「ただ時を重ねただけ」
とても悲しい。オレの琴線に触れまくりだ。
152 :
名前はいらない:02/05/07 05:01 ID:7GyA4scY
>>148 そのスレって何のすれかイマイチわからんのですが?
153 :
名前はいらない:02/05/07 05:11 ID:7GyA4scY
手を噛む
歯が痛いから
我慢の出来ない系統の
歯の痛みを忘れるために
直接的な痛みを求めて
私は手を噛む
ああなのに何故だろう
あの日
あの雨の中で
私は自分の下唇を噛みきるかもしれないほどだったのに
貴方を失った痛みは
カケラも和らぐことがなかったのは
154 :
Nothing:02/05/07 05:50 ID:oo51bAa2
彼にとって自分は盗難車みたいなもの
ぶつけたって、傷つけたってお構いなしって訳
事故を起こして、面倒くさくなったら
乗り捨てればいいし
荒く扱って、壊れて動かなくなったら
次を見つければいい
修理なんていらないから
お金もかからない
愛着なんてものはない
彼にとって唯一損をしたことと言えば
自分が以外に弱くて、すぐに壊れて
次を見つける手間ができたこと
ただそれだけ
155 :
150:02/05/07 07:02 ID:???
あなたと過ごした記憶は
過ぎ去る日々の中に点在し
疾く駆け抜けていく
光の奔流の様で
私の心を強く疲弊する
理解に苦しみ
体を傷つけ
憎しみ
罵倒
瘡蓋ができる頃には
結論に逃げ
背負うこともできず
エゴに隠れ
どれ程の時間が経てば
人並みな感情を
持つことができるのだ
血の繋がり故か
156 :
灰尾:02/05/07 07:06 ID:gv39JfV3
>>153「手を噛む」
歯痛のムカムカする感じを「系統」としたのは面白い。
後半で噛んだのは下唇なのはなぜだろう。
ずっと「手を噛んだ」で押したほうがテクニカルだったかもね。
>>154「彼にとって自分は盗難車みたいなもの」
ちょっと作文っぽいが、情感はある。
狂気にも似た情というべきか。
「次を見つければいい」といいながら、
「次を見つける手間ができた」というところが微妙なフックになってる。
157 :
ルナ:02/05/07 07:15 ID:JtMxj2lQ
「いつか巡り会う」大切な人
そしてまた 愛しさの意味を知り恋をする
だから君も だから君も
本当に愛したい人だけを想ってさ
もしも君が 迷う時には
この詩(うた)が君のこと励ますよに 精一杯歌う
「君を出逢えた」ことが嬉しい
苦しくて 寂しくて そんな時ほど思う
だからサヨナラ 笑って言える
今一度 心から「ありがとう」
君に言う...
この出会いは 意味があるよね
そう思う だからこそ 辛くても乗り越える
大切にした この思いたち
泣きそうな君のこと いつか支えてくれる
「君を愛せた」ことが嬉しい
泣いている君の背を押すような詩となれ
それぞれ道 歩いてゆこう
「離れてても大丈夫」笑って強く生きてゆこう
「ありがとう」それ以外にもう言葉見当たらない
そしてまだ できること君のためしていたい
だから歌うよ これからの君
祝うように 精一杯 これが最後のプレゼント
どうしようもなく 挫けそうなら
この詩(うた)は 君のため きっと慰めてくれる
「忘れないから」「思い出すから」
たくさんのその笑顔 これからも絶えることなく
「いつか見た夢」叶わなくても
歩んでく この道は いつまでも君を照らす
158 :
灰尾:02/05/07 07:17 ID:gv39JfV3
>>155「あなたと過ごした記憶は」
時間の流れの描き方が力強い。
「点在」し「駆け抜けて」いくが、
どれだけ時間がたっても「人並みの感情が持てない」という。
「血の繋がり」というのは最初の「あなた」と関わるのか。
とすれば、幼児虐待とか、家庭内暴力的なことなのか。
それにしても、
自虐的な詩が多いのがここの特徴なのか?
159 :
150:02/05/07 20:39 ID:???
音楽が好きで
いつも良く聞く
どんなに外へ出掛けても
周りの雑音を遮り
耳殻に心を移す
そして目を瞑る
想いは全て音楽に支配され
鳥肌がたち
体が大きく拡がる
障るものは
触れる肉塊
感じる世界が違うもの
さざ波と共に
浚われていく
そして目を開いた時
見えるものは
マイクとカメラとスピーカー
旋律と共に
動くこともできやしない
>灰尾さん
ありがとうございます。
あしからず。
160 :
碧谷 ◆T5I/FREE :02/05/08 00:14 ID:H7xORhTI
>>136 Canopus様
ご批評ありがとうございます。
確かにあの言葉は使いすぎるもんじゃないですね。はっきりしてこなくなっちゃいますもんね。
うぅ…実力不足。もっと勉強します。
――――――
ところで、ホントに私も批評してくださる方のことを考えずにぽんと詩を作って置いてただけかも…
これだけの方がいるんですから、ちゃんと考えて投稿するべきでした。
これからはできるだけこのスレに関してはロムの方向で行こうかと思いつつ。
161 :
ヒロシ:02/05/08 00:23 ID:RVKXM4Um
地球という大きな鳥は
たくさんの羽を持っている。
いろいろな色の、いろいろな大きさの。
今はまだ飛べない。
飛ぼうとする羽が少ないから。
もしすべての羽が
飛ぼうと心を一つにしたら、
きっとこの地球は
平和の大空へ羽ばたいてゆくだろう。
批評天国さんは、お帰りにならないのでせうか?
即興スレのほうで審査員のお仕事を、そろそろ。。。
まぁ、義務なんて、ないんですけどね☆
163 :
灰尾:02/05/08 02:34 ID:vSZDovnB
勝手手前に批評させてもらってます。
詩人の皆様には、「なんだこの評は!」という怒りも、疑問もあるでしょう。
遠慮なく書いて下さい。
>>157 「いつか巡り会う」
別れ、そして、ちょっとした混乱。
そこから立ち直ろう、と一生懸命、自分を奮い立たせる詩。
この詩は少し長いのだが、
この長さでこそ、まだちょっと混乱していることが表現できる。
このあたりが詩作の興味深さだ。
>>159「音楽が好きで」
音楽は素晴らしい。が、現実の代わりはできない。
現実世界とは「感じることが違うもの」
そして「雑音」こそが現実。
現実はとてもわずらわしい。
この詩は「混乱」ではない。ちょっとニヒルな感じ。
内容的には寂しげだが、ドライに感じるのはその独特な表現ゆえか。
つまり、そこがいい。
>>161「地球という大きな鳥は」
地球は「宇宙船」に例えられることが多い。
そう、勝手に飛んでる感じ。
羽が増えると空を飛べる、というのは面白い。
逆に言えば、
飛ばないという意思を持った羽もある、というわけだ。
これもまた現実だが、面白い。
植物スレでおもしろいのを書きましたので
コピペしてもってきました。
ねぎを植えた。
ベランダにほってある。
カーテンを開けて
たまにみる。
洗濯物を干すついでに
たまに水やる。
こいつってば
根元のあたりで切ってやれば
また生えてきて便利。
ひじょうに便利。
毎日ねぎ食べてる。
味噌汁や納豆や肉野菜炒めや
色々入れたるねん。
ひじょうに便利。
好き。
>>164 素人として言わせてもらえば、とりあえず微笑ましい。
ネギが好きなんだろうなあ・・・。
166 :
150:02/05/08 20:40 ID:???
この堅く小綺麗な世界で
唯一、鼓動を感じることができたのは
あなたと過ごした
この部屋だけでした
残されたあなたの欠片を眺めると
抱かれた感触と共に
いつも伏せられていた
写真立てを思い出します
柔らかく冷たい手は
仄かな光と暗闇を縫うように
白い残像
視界の片隅で触れて
コトン
引きずり落とすと
ガシャン
粉々の硝子と二枚の紙切れ
僕の名前と誕生日
もう一つの強い違和感
なくなったものの代わりのために
僕は拾われてきたのでしょうか
>灰尾さん
いつもありがとうございます。
別のスレッドへ書いてみましたら、
好きだと言ってくれる人がいました。
灰尾さんのおかげです。
167 :
灰尾:02/05/09 00:57 ID:IEhDB6tB
>>164「ねぎを植えた」
確かに、ラブリーな詩だ。
「こいつってば」とか「入れたるねん」とか、
すごくラブリーだ。
ねぎが好きな理由が「便利」だから、というのがまた面白い。
感覚がすごく健康的だと思いますね。
素晴らしい。
>>166「この堅く小奇麗な世界で」
静と動、なわけですが、「ガシャン」が効いてますねぇ。
丁寧語っていうのは、実はすごく感情的な表現なんですねぇ。
「小奇麗」とか「欠片」とか「違和感」とか、
漢字の単語が多いのですが、これがアクセントになっている。
全体にひんやりした感じが出るわけです。
つまり、詩のストーリーと合っているんですねぇ。
うまいです。
それにしても、批評でも誉められるとうれしいものです(笑
ありがとうございます。
168 :
150:02/05/09 06:19 ID:???
爆発によって飛び散った
壮大で眩しいパーティクル
それがぶつかり合うことで出来た
暗黒の中に瞬く
星の子
大きく育つことができて
放つ光が眩しいほど
たくさんの遺産を
残すことが出来る
それらを受け継ぎ
構成された私たちは
永い年月をかけ
模倣するかのように
繰り返すぶつかり合い
星と運命を共にするのか
それとも導くことができるのか
しかし星の欠片ほど
魅力的なものはない
>灰尾さん
別のスレッドに書いたのも、
ぜひとも批評して頂きたいのですが
宜しいでしょうか?
批評天国さんへ
どうも。即興詩人隊!スレの1です。
今日中に天国さんの審査結果が出なければ失礼ながらCanopus
さんと私の二人でChampを決定してしまいたいと思います。
できれば、今日中に天国さんが戻ってこられますように。。。
照れ笑いでやり過ごす
寝過ごした一時間
あのチンドン屋を思い出す
懐かしく思う数年前
還暦すぎた人が酔って
ため息混じりに昔話
時が戻ればいいのに
時のレール先で 長い旅路のまだ途中で
止まる姿は後ろ 向いている
長く生きるほど 長い遠くを望むけど
あんな最初の 照れ笑いのように
時が戻ればいいのに 笑って思えるように
そしてまたさり気無く 一日が終わった
↑
回想列車(まだつづく)
172 :
yuuko:02/05/09 19:07 ID:nMZ9oel1
自分で言うのもなんだけど
優子には自信がない
HPを見て「可愛いね」の一言
嬉しいんだけど
まず先に思うことは
「嘘だぁ・・」
素直に「ありがとう」って思えばイイのに
自分でもそう思うけど
なかなか思えない
謙虚とかとは違うと思うよ
ただどこか遠慮してる感じ
そう思う
プリクラを見る
写真を見る
そしてかならずこう聞く
「これって私の顔?」
鏡を見る
「これは私の顔?」
そう思う
今じゃもう口癖
そのままのものを映し出す鏡なのに
なぜだかわからないけど
自分の姿じゃないように思える
自分の顔に自惚れるとかじゃなくて
ほどほどの自信が欲しい
自分の顔を好きになりたい
本当にそう思う
そして誰かが優子のことを
「好き」
といってくれる
でもね
嬉しいけど
やっぱり信じられない
それって失礼かな、やっぱ
173 :
ヒロシ:02/05/09 21:01 ID:sRl42bQT
声
不安がつのる毎日。
いつもいつもたくさんの圧力に耐えている。
昔はあなたの声が聞けたから
がんばろうって思えたのに、
今は一人。
プレッシャーと孤独がさらに僕を襲う。
あなたの声が聞けたらどんなに楽になるだろう。
あなたの声が聞けたらどんなにがんばれるだろう。
がんばれ!!
その一言で。
「人は無いものを欲しがる」と聞いた。
自分達と生まれが違う子供達は
勉強のために学用品と靴と学校が欲しいという。
生まれた頃から物が溢れていた自分らは
「無いもの」が見つからないので
「何かが足りない」という。
175 :
灰尾:02/05/10 00:14 ID:pexget88
<<168「爆発によって飛び散った」
星は砕けることで、新しい星を生む。
星の中に生まれた僕らも、星を親として生まれた子のようなもの
ぶつかり合い、砕けあうのは宿命なのか。
大げさなことを言えば、環境問題なんてのは、
全地球規模で、星を守ろうとしているわけだ。
「星の欠片ほど魅力的なものはない」ってのは深いですねぇ。
つまり、「星の欠片」は「星の子」であり、「たくさんの遺産」であり、
「私たち」でもあると。
もちろん、読ませてもらいます。>別の・・・
<<170「照れ笑いでやり過ごす」
中間の「時が戻ればいいのに」はレイアウトが効いていますねぇ。
ぽつり、とつぶやいたよう。
後ろを振り返りたいこと、ってのは多いけど、
よくよく考えてみると、あまり良い事もなかったような気がして、
結局は困難を乗り越えたことが良い思い出になってるだけだったりする。
「照れ笑い」の決まり悪さでやり過ごした「一時間」も、
「懐かしく思う数年間」も、
「さり気無く」過ぎていってしまう。
この「さり気無く」って残酷ですよね、案外。
なんだか涙が出そうな詩です。
176 :
灰尾:02/05/10 00:14 ID:pexget88
<<172「自分で言うのもなんだけど」
他人からの「HPを見て」の感想だったり、
「プリクラ」の写真だったり、
「鏡」に映った自分だったり、
自分を「客観的」に映すものって、妙に信用できないときがある。
このアイディアを上手く表現してると思いますねぇ。
「謙虚」じゃなく「遠慮」だというのは上手いと思います。
<<173「声」
孤独、不安、焦り、プレッシャー・・・。
考え方一つで楽になる、これって実は真理かもしれない。
少なくとも状況は打開されていないのだが、
精神状態が良いと、乗り越えてしまうことがある。
「その一言」はとても切実ですねぇ。
<<174「人は無いもの欲しがると聞いた」
僕らはいつのまにか、「欲しがる」ことを欲望と決めてしまった。
なんだか悪いことみたいになってる。
でも足りないものはいっぱいあるんだけど。
政治だって教育制度だって全然足りてない。
わがままだ、って言うことで、抑えつけられてきた気がする。
今の制度で甘い汁を吸っている人たちに騙されてきた気がする。
「生まれた頃から物が溢れていた」
そう、溢れていたのは「物」だけ。
一行ずつ切れているところが、なんだか判決文みたいで良い。
特に最後の2行は痛烈だ。
灰尾さん。詩のメッセージを的確に語りで返しますねぇ・・
こういうしっかりしたやり取りがあるなら、書くほうもやりがいが出ますね。
いいですねこういうのはすごく。。
また詩を書こうかなぁ・・ありがとうごまざいました。
180 :
灰尾:02/05/10 02:24 ID:pexget88
>>177 「的確」だと良いんですが、
たまに「大きくハズシてるんじゃないか」と
ビクビクしながら書いてます(笑)。
>>178 オレが言うのもおかしいですが、
どんどん書いて下さい(笑)。
>>179 その「某スレ」は見たことあります。
大変そうですねぇ(笑)。
がんばってください!
181 :
150:02/05/10 05:00 ID:???
182 :
150:02/05/10 09:29 ID:???
地獄から轟音を連れてくる
金属でできた棺桶に
俺が乗り込もうとすると
精肉場でぶら下がっているような肉が
中にギッシリつまってやがった
濃密な血腥さに
吐き気を覚えながらも
怒りにまかせ掻き分け突っ込んでいくと
頭があったとこに監視カメラぶっさしてある
肉と眼があっちまった
ジーッと見てやがるから
紳士な俺はやさしく
何でしょうか?
と言ってやったが黙ったままだ
ヤツには口など無いが
それとさっきから
耳障りな音波はっしているやつを見ると
拡声器ぶっさしてあった
そこで俺は
うるさいですよ?
と言ってやったが無視しやがった
くそったれ!
まともなのは俺だけなのか
うんざりキレかかって周りを見ると
マイクぶっさしているヤツらばかりだ
そこで俺は歌い出すのさ
狂った叫び声が素敵
183 :
灰尾:02/05/11 01:03 ID:64WHKVLY
>>181「4月とはなんだったのか」
懐かしさというのは、記憶を妙に美化するものです。
なんだか、許してくれるような気がするものです。
いまさら、って思うことがあります。
1年や2年での変化は、妙に気恥ずかしいものがあります。
年月を積み重ねることで、ふと、再会してみたいものがあります。
美しい詩です。
最後の連を読むと、景色が鮮やかに広がっていくようです。
過去と未来をつなぐトンネルをくぐった、みたいな。
>>182「地獄から轟音を連れてくる」
うって変わってヘヴィメタな詩です。
心境の変化でもあったんでしょうか(笑)
バイオレントな詩ですが、
「金属」「監視カメラ」「拡声器」「マイク」など、
取り囲んでいるものは妙に無機質で、
「まともなのは俺だけなのか」という孤独感が、
狂気に変わることを予言しているようです。
言葉の表現がぶっきらぼうで、ストーリーの展開が目まぐるしいところが、
この詩のサスペンスチックな雰囲気を表していて良いです。
本能と理性 葛藤の果て 何を思うだろう
そして誰か また惹きつけようと 詩を書くのさ
人は求め合い すれ違い 代償を探す
吹き抜けの心 さらけ出せる相手を探す
そんな歴史を繰り返し 愛をついでに見つけてく
たかが所詮の下ネタで 紡ぐ詩もあるさ
身も心も裸になって ゼロになろう
そこから始まる長い時が もう繰り返さないように
色褪せた思い出にさよならできるように
今 すべてさらけ出そう
>165
>167
感想ありがとう!!
意図していたことが、批評に汲み取られていると嬉しいです!
ところで批評家さんの数が少ないのでしょうか?
ここは いいによいがする
ろじうらから かみさまのところへ ゆけるきがするよ
だいたい そこらに おちてます たいせつなものは ひろえます
ばかげたもののなかに せいれいが すんでいます
みんな めでものをみているから
きづかないのです
あたまで きょういくされて
ひびかないのです
とてもさびしいです ぼくはさみしいです
187 :
150:02/05/11 08:15 ID:???
眼前に在る
鋭く滑らか
艶やかな暗闇
躍動する無機質
重量のある浮遊感
加速する精神の硬化
吐き気をもよおす心地良さ
そうか、これが
暴力
『 ティッシュ 』
小学校の性教育で、自分が昔、精子だった事を知った
聞くところによると莫大な数の精子と戦ったらしい
そして最期に勝ち残ったのが俺様だという事だ
その結果得た人生が、この有り様
俺が思うに、精子たちは戦っていないのではないか
基本的には譲り合い
「・・・いえいえ、お先にどうぞ・・・」
この言葉に騙され続けたのが俺だと思う方が自然だ
・・・過去に戦った精子たち
今ごろ俺を笑っているのか
189 :
でび:02/05/11 19:57 ID:hBjxp5wc
『オナニー』
2chラーというか、記憶装置に書き込むだけで
実はオナニーではないか?
毎日接続して何になるのか?
そんな時間あればオナニーして精神を安定した
方が良いのではないか?
身体をむしばみ我慢することは無い
オナニー書きをせよ糞ども
君の精子はきっと価値があるよ
もっともっと出せ
猿のように
190 :
hBjxp5wc:02/05/11 20:00 ID:hBjxp5wc
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>>189 逝ってよし
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191 :
名前はほしい:02/05/11 21:57 ID:8nfnRIEm
日記を書き初めたとしても
どうせ4日くらいしか続かなくて
別にわざわざ書き記すほど
意義のある日が送れているわけでもない。
難しい言葉を使ったり
意味不明になるまで捻ったり
そんなもんじゃ結局僕自身、
分からなかったりするのだけれども。
192 :
名前はほしい:02/05/11 21:59 ID:8nfnRIEm
>>186 さん
僕はこれ・・・まあ批評は出来ないんですが、
すごく好きです。
193 :
名前はいらない:02/05/11 22:09 ID:WlE8fCec
添加する言葉が
言霊 浮遊 懺悔
愛 希望 勇気 正義 恋 想い 素敵
「2」に降る○○
食物繊維をとりましょう
汚れ雲汚れ蜘蛛汚れ苦喪
再び言葉
再び酸化
再び偽善雨
私は溶けていく
194 :
150:02/05/12 00:36 ID:???
潮騒に身を委ね
海と空の境目には
煌々と月、もくもくと雲足
静かにひとり
この瞬く星々は
地球をカプセルした外殻世界から
光が漏れて織りなす陸離
月はそこへの門の戸
いまは大きく開かれている
私を待っているかのように
ああ、きっと無上の喜びにあふれ
やさしく包み込んでくれる場所に
違いない
さあ、いこう
水平線を越え
雲に梯かけて
願わくば
愛するあなたと共に
195 :
灰尾:02/05/12 01:50 ID:xd4fOb9V
>>184「本能と理性 葛藤の果て 何を思うだろう」
詩作は本能か、理性か。
そもそも、言葉というのは理性です。
コミュニケーションをしようとする戦略的な意思です。
詩というのは、感情表現のようですが、
ある感情をレトリックによって伝えようとしている時点で、
かなり戦略的な、理性的な行為なのです。
それが「愛」だろうが「吹き抜けの心」だろうが、
「たかが所詮の下ネタ」だろうが、同じ事です。
「身も心も裸になってゼロに」なることも、
「今 すべてをさらけ出」すことも、
実は、ものすごく理性的な行為なのです。
現にこの詩は、とても読みやすく、分かりやすい。
これが良質の表現の条件なのです。
>>185 まあ、少ないからといって重宝されるわけじゃないですが(笑)
「批評家」なんて言うと偉そうだから、誰もやらないんですかね(笑)
>>186 「ここは いいによいがする」
漫画なんかで外国語を表現するときにカタカナを用いたりします。
カタカナには、「よそのもの」というような感覚があるようです。
一方、平安貴族なんかをイメージするときにひらがなが用いられます。
ひらがなには、日本人的な、トラディショナルな感覚があります。
「神様」や「精霊」はやや、キリスト教のイメージなんですが、
ひらがなにほどくことで、八百万の神とか、和風な感じになります。
「ろじうらから」ってのが良いです。
センチメンタルで、憧憬的な詩です。
196 :
灰尾:02/05/12 01:51 ID:xd4fOb9V
>>187「眼前に在る」
対比になっている、というよりも、
暴力行為が持つ麻薬的な快感への覚醒が歌われているというべきでしょう。
昔、「人を殺す経験がしたかった」といって殺人を犯した少年がいましたが、
彼はこんな感覚だったのでしょうか。
短い分、メッセージの強い詩です。
>>188「ティッシュ」
僕らは、自らの動物的部分の存在を信じているフシがあります。
でも、そんなたくましさなんて、幻想なのかもしれません。
人類の進化なんて言いますが、
流れのなかで、たまたまこうなってしまったんじゃないのかと。
「・・・いえいえ、お先にどうぞ・・・」
ちょっと切ない詩です。
>>189「オナニー」
「インターネットはキーボード付きのエロ本である」
なんてことを言った人がいましたが。
オナニーの後というのは、妙に気恥ずかしく、虚しい。
精神は安定するんでしょうか?
今や、オナニーはセックスの代償行為ではなく、
それ自身が独立した行為になろうとしています。
それを指して「君の精子はもっと価値があるよ」と言っているのでしょうか。
>>190「逝ってよし」
ムンクでしょうか?
それとも「猿のように」なのでしょうか?
197 :
灰尾:02/05/12 01:51 ID:xd4fOb9V
>>191 「日記を書き初めたとしても」
文章を書くときは、たとえ他人に見せるものでなくても、
妙に自意識過剰になってしまうことがあります。
何だか意味不明なことを書くよろこびってありませんか?
抽象的なものって、妙に魅力的です。
世の中のものって、そもそも分かりにくいものですから。
>>193「添加する言葉が」
狂ったプロセッサ。
切り刻まれた感覚。
終わることのない諦観。
>>194「潮騒に身を委ね」
希望に満ちた詩のように見えるが、悲しげなのはなぜだろう。
「静かにひとり」に対する「願わくば愛するあなたと共に」が、
夜の静かな情景と重なって、叶わない願いのように思われるからか。
「きっと」「違いない」「待っているかのように」も同様に読むと、
ちょっと違った味もでるかな、と思います。
198 :
i:02/05/12 02:03 ID:+b3TrPT5
汗ばんだTシャツ
風に吹かれて体温で乾いてた
バック1つ
歩いた
それがなにかわからなかったけど
今日はなにか予感がするんだ
最高にドキドキの
思い出の草原に足を止める
風吹く丘で僕をもう一度続けた
そう目をつむってみないか
真っ暗だね
その中に何かを浮かべるんだ
楽しいことならなおいいさ
せんめんきをかぶる
うすい光がすこしだけ
ぼくのこきゅうだけ
くらやみもすこしだけ
これがお母さんのなか
あかるくてつめたくて
それでいてなつかしい。
前に投稿したにも関わらずすみません。
おねがいします。
200 :
Nothing:02/05/12 08:30 ID:j5DOg9TA
私は口を使って彼を愛す
まず彼をよく知るために舌で味見をする
彼をもっと知るために口を動かし音を出す
彼も同じことをして音を出し意思疎通をはかる
彼が不安や不満を抱えおいしくなくなっても平気
すぐにその部分を舐めとってあげる
するとまたもとのおいしい彼にもどる
私もたまに失敗する
彼をもっと知りたくて
彼を飲み込んでしまったり
バリバリと噛み砕いてしまったりする
あんまりにも彼が美味し過ぎるから
ハッと気がついて彼を探す
彼は何もなかったように
私の舌の愛撫を待つ
私は口を使い彼を愛す
その繰り返し
ageちゃんじゃないが
シモネタのお掃除するよ。
なんてたっけな
きれいにしよう、、、とか
さささささささっさ、、、とか
あとなんだっけ?
あぁ、うんとかなんとか?
スケベ書きはながしながし、、とか
そそっ これを忘れてはいかん。
「暇だ+++++++++++++++++」これこれ!!
あとは
エロ書き ポイ
スケベ書き ポイ
つうのもあったな
とりあえず灰尾さん、批評ごくろうさまです。
感謝、感謝
…◇▼【『″》【∵∇Å この人もわすれてはいけない(w
大切
優子にとって大切なものって
なにとなにとなにがあるんだろう
どうでもいいものまで
なんか捨てられなくなっちゃって
どれが自分にとって大切で
どれが自分にとって要らない物か
区別つかなくなってない?
でもね
貧乏性って言われてもイイよ
捨てたいものなんて
この世にはありゃしない
全部抱きしめていたいもん
ずっと横にいて欲しいもん
一人になっちゃうと
淋しくて
寂しくて
ないちゃうから
なにか近くに
側にいてくれるものがあると
安心だよ
笑いたい時には思いきり笑って
泣きたい時には思いきり泣いて
嬉しい時には思いきり喜んで
それでいいじゃない
だって
色々なものに囲まれて生きているのが
それが優子なんだもん
それが皆なんだもん
捨てたいものなんて
なにもないよ
全部
全部
大切なもの・・
大事なもの・・
ずっと見つめていたいから
あ!
大切と大事って
どう違うんだっけ?
212 :
ミゼ:02/05/12 22:35 ID:???
批評スレとして最強ですね。良スレだと思います。
213 :
150:02/05/12 23:19 ID:???
光る窓、揺れるカーテン
どこかのラジオから
艶のあるアルトを
乾いた風として運んでくる
料理をしよう
天気は晴れやかで
気持ちよく目覚めることが
できたから
急いで着替えて
白い街並みを自転車で走り抜け
スーパーで思いつきの食材を
重くなった帰り道も
とても心が軽い
普段つけないエプロン
レシピも引っぱり出して
すぐに投げ捨てて
気分のままに作ってやろう
できたら名前をつけて
写真も撮りたい
いいニオイになってきた
さて誰に食べさせよう
214 :
150:02/05/13 00:35 ID:???
あっ財布がない、そんなはずはない
確かにあるはずだ、探せばあるはずだ
今までを振り返って、まずは着衣、そして鞄
今までに通ってきた、まずは建物、そして道
落としたのか、盗まれたのか
高まる不安(ドクンドクン)
渦巻く疑心(グルングルン)
なんで見つからない
この際、金はいい、くれてやる
カードの類だ、それだけは返せ
なんでこんなめにあう
諦めた、もういい、くれてやる
迅速な行動だ、勝手は許さない
交番には適当にあしらわれ
電話に苛立ちをぶつけ
担当には不快に思われ
それでも思いつく限りの
被害は食い止めたと安心
しかしこのあと襲う
金欠による空腹
カミさんのいびりを思うと
繰り返される冷や汗
走り出したい熱い汗
懐が張り裂けそう
なんでこんなめにあう
いたいよ、もうやだ、殴らないで
やることはやったんだ、許してください
泣きたいよ、悲しいよ
暴れるカミさん(フンガフンガ)
倒壊する家具(バタンバタン)
あっ、あった
>灰尾さん
いつも批評いただき、本当にありがとうございます。
すみません。
215 :
灰尾:02/05/14 00:35 ID:CfkZiZAM
最近批評が長くなりすぎてるので、ちょっと短くしてみよう。
<<198「汗ばんだTシャツ」
子どもの頃は、素朴でも許されてた気がする。
戦略がない方が「いい子」だった気がする。
憧憬の詩。気まぐれな思い出の詩。
<<199「せんめんきをかぶる」
子どもにとっては母親は大きな存在で、
これが女性の社会進出を妨げているのか。
薄明かりの詩。一瞬が上手く切り取られた写真の詩。
<<200「私は口を使って彼を愛す」
「オーラル・セックス」そして、「オーラル・コミュニケーション」。
情熱的で濃密。だけどちょっと悲しいのは昨今のセックス事情なのか。
「その繰り返し」で時間を失くした感じ。うまいよね。
<<201〜210
まあ、下ネタでも上手ければ芸術になるんじゃない?
216 :
名前はいらない:02/05/14 00:36 ID:CfkZiZAM
<<211「大切」
大切でも捨てなきゃいけないものもあるけどさ。
「捨てたいものなんて この世にはありゃしない」なんて、
泣かせるじゃないか。
強烈なメッセージの詩
<<212
最強ですかねえ?
批評に対して何か言ってくれると最強になるんですがね(笑)。
「ありがとうございます」とか「おねがいします」ってのはあるけど。
まあ、詩人の人たちはシャイな人が多いみたいなんでね(笑)。
<<213「光る窓、揺れるカーテン」
天気が良いから料理をしよう、ってのは面白いですねぇ。
「思いつきの食材」に「気分のままに作った」料理。
「名前をつけて」「写真も撮りたい」料理。
食べさせる相手も決まっていない料理。
それって何だか街角の初恋のよう。
<<214「あっ財布がない、そんなはずはない」
コミック・ソング風。
「ドクンドクン」「グルングルン」はその効果を狙ってか。
「暴れるカミさん」に「フンガフンガ」は笑った。
太宰治的、というか自己完結の詩。
<<212
最強ですかねえ?
批評のあとに作者が解説を書くとか。
なにを元にしたかとかあればもっといいかも。
218 :
灰尾:02/05/14 01:51 ID:CfkZiZAM
>>217 っていうかさ、うまくいってない感じがするんですねぇ。
詩→批評、詩→批評、詩→批評・・・みたいな。
生産的じゃないでしょ?この構造は。
良い詩も、悪い詩も、同じように川に流されていく感じ?
缶詰工場で働いてるような感じ?
ともかく突き詰めることもなく書きつづけるってのは健康的じゃないと思うわけです。
219 :
Nothing:02/05/14 01:52 ID:Mxa8ehYw
>215灰尾さん
この詩は恋人同士の会話、恋人同士で交わされる
言葉を表したものです。抽象的でわかりにくい
ものになったんですけど。彼を知るきっかけの言葉
彼を傷つけるのも言葉、彼を慰められるのも言葉
恋人同士、傷つけ、慰め、そしてまた愛し合うことの繰り返しってのを表現
したかったんです。自分の詩を違った視角から見てくれて
うれしかったです。ありがとうございました!
またよろしくお願いします!
>>突き詰めることもなく書きつづけるってのは健康的じゃないと思うわけです。
それはテーマに関して? だったらすごく同意です。
221 :
150:02/05/14 03:11 ID:???
>>批評に対して何か言ってくれると最強になるんですがね
そうですね。
多く書き込んだ者として、猛省しています。
このスレッドに書いたのが詩として初めてだったもので
読んで、反応が返ってきていただけるだけで嬉しくて、
次々と自己満足、そして自己完結してしていることに気づきませんでした。
ごめんなさい。
>>ともかく突き詰めることもなく書きつづけるってのは健康的じゃないと思うわけです。
色々と試行錯誤を、色々な視点で書いて
どのような詩が良いのか、自分なりの語彙ではありますが
求めていきました。
しかしそれもやはり自己満足でしかないですね。
どう弁解してよいのかわかりませんが、
感謝の気持ちだけはお伝えしたいです。
だっせ〜
223 :
灰尾:02/05/14 23:35 ID:9DJZV6zh
>>219 まあ、そういう見方も面白いだろう、という解釈でした。
>>220 簡単に言えば、こっちも遊びでやってるわけだから、
遊んでくれなきゃつまんないわけです(笑)。
詩を書き込んで「投稿ありがとうございました」だけ書かれても
つまんないでしょ?(笑)
>>221 「自己完結」は別に悪口じゃなかったんですが(苦笑)
たくさん書くことは別に悪いことじゃないですし、
興味深い作品もいくつか生まれたんだから良かったんじゃないでしょうか。
ま、スレッドたてた人も放置してるみたいなんで(笑)
このへんで終わってもいいんじゃないでしょうか?
WHAT ELSE SHOULD I BE〜♪ ALL APOLOGIES〜♪
224 :
150:02/05/15 04:46 ID:???
わかりました。
それでは、どこかで。
Try save me
Don't walk away
So I pray
Go away
225 :
名前はいらない:02/05/19 04:11 ID:vt68O4Kc
短くなっていく手紙も
日なたとの温度差も
飽きたはずの鞄も
気がつくといつの間にか
表情を無くしているので
足りない景色に付け加える
手が開いたり目が閉じたりして
いつも同じ所だけ間違ってしまう
近くに誰も居なくて良かった
226 :
Nothing:02/05/19 11:37 ID:tqHsdgyf
あなたが辛いのなら、傷つけても構わない
人は辛い時程、自分より弱い人にあたるものだから
あなたが自分の事で、手がいっぱいならほっといてくれて構わない
一人遊びは結構好きだし、慣れてるから
あなたが何かを信じられないなら、信じなくて構わない
あなたが何かを信じるまで、待っているから
あなたが何もかも嫌になったのなら、逃げ出しても構わない
あなたが疲れて帰って来るまで、ここで待ってるから
あなたが泣き出したいなら、泣いても構わない
あなたが泣き止むまで、何も尋ねないから
あなたの心が、常に自分に向いてなくても構わない
言葉に出さなくても、あなたの気持ちは知っているから
わかっているから
227 :
灰尾:02/05/20 01:33 ID:HRFAMP5C
「RAINY DAY HAS GONE」
探そう、と思った。
ありったけの自問自答と、自販機のコーヒー。
カップに注がれた、焦げ臭い匂い。
耳を澄ましても、足音は届かない。
ちょっと、胸を張ってみた。
気まずいまま消えていった傘の群れは、
冷たい風とともに消えていった。
あのまま僕も戻っていこうと思った。
きっと、順番を間違えたんだって。
寂しさはどこへさらわれていったの。
今朝見た夢よりもはっきりと、
君の後ろをすり抜けた気がした。
昨日の景色は、あっさりと投げられてしまった。
228 :
名前はいらない:02/05/20 12:09 ID:l2/xglrs
徐々に呪われながら
欲し欲され
お互いの屍を提供しあう
喰らうは心
体は満たされぬまま
おいおい、こんな詩モドキのかっこつけた日常言語どもを
「批評」なんて、できるわけがないだろう?w
子供だましの『お遊戯会』もいい加減にしてくれたまえ。
?
?
収入気にして生きてどうすんの。最低限食べて寝て 学校行かしてあげられて
それで十分なんじゃないの? 一生に一回は 海外旅行に行くのが夢かな。
収入気にして生きてどうすんの。最低限食べて寝て 学校行かしてあげられて
それで十分なんじゃないの? 一生に一回は 海外旅行に行くのが夢かな。
『紅太陽』
新生中国。中学生から憧れていた
大陸。太陽は東から出るという常
識を変え西から出るという。いつ
もいつも太平洋の先と日本の向う
側の大陸に憧れていた。
学園闘争で実際に中国に行けた奴
がうらやましかった。中国日本語
国際放送に耳を傾けた。毛の演説
それがどうだ。中国人の考え方が
すべて変わり何でも金金金。金の
ためなら何でもする。日本人お客
神様。こっちはカップラーメンを
食っているのに中国人は満元席だ
一回に100万円使うのだ。もぅ馬
鹿らしくなってきた。なにがOD
A償還だ。金持ちじゃあねぇか
日野市指定の袋が買えなくて泣い
ている日本人がいて何が援助だ。
馬鹿野郎。国会議員氏ね。
街で売っているのはみんなメイド
チャイナだ。もっと若い少女を輸
入して風俗の廉価をはかり青少年
の性処理に貢献すべきだ。
234 :
玲而 ◆UBtJOz5s :02/05/20 22:30 ID:xmfGY2U4
[それでも、空は]
両の手のひらは血に染まり
足元の屍たちの瞳は光を失う
それでも、
空は光を失わぬまま
永劫の青で人を見下ろす
罪の愚かさを問い質すように
その心に光を取り戻さんとするように
静かに
そして輝かしく
-----------------------------------
使ってる語がありきたりっぽくて
詩板で発表していいものか迷いましたが・・・
取り敢えず、空に関する畏怖と争いに関する
微妙な批判っぽいです。
子供だましと言われても文句言えませんよね・・・(汗
235 :
碧谷 ◆T5I/FREE :02/05/20 22:43 ID:NfYZaFK4
魚は夜に夢を見た
ゆらりゆらりと蒼い海
漂うあの子は優しくて
綺麗に泳ぐその姿
魚は夜に夢を見た
あの子と一緒に泳ぐ夢
あの子と一緒に笑う夢
魚は夢で人間に
尾ひれ背びれを捨てていた
魚は朝に目を覚まし
ああ夢だったと息をつき
ゆらりと浮かんだ空気の泡の
先にあの子が笑ってた
批評じゃなくてただの感想なのですが。
>>233さま。
読んでて腹立って来ました。中国と国会議員に。
読んだときの語感つか、感覚が好きです。
ただ、ぱっと見た感じ、改行がなくて読み辛かったです。
……改行が無いのは狙いでしょうか。
一瞬縦読みかと思いました(^^;)。
>>234の玲而さま。
空というか、光の神性(神々しさみたいな)が感じられました。
詩全体の光の表現みたいのが、もう少し出ていてもいいかなぁ、
とも思いました。
畏怖、はあまり感じなかったかな。
>>235の碧谷さま。
すみません、何と無く『泳げ鯛焼きくん』思い出しました(^^;)。
魚の夢の、ふわふわと頼り無さ気な認識が好きです(何のこっちゃ)。
海とか青とかいう言葉は使われていないのに、
青い海の底、泳ぐ魚の情景が浮かびました。
三連目の二行目から三行目の繋ぎが、文章としては若干不自然な気がします。
>>御三方。
偉そうなこと云ってスミマセンでした。
まぁ、そういうふうに思う奴もいるんだな程度に思っていてください。
>>237さま。
そうですね。知ってます。でも全部は無理です(^^;)。
>>227の灰尾さま。
>気まずいまま消えていった傘の群れは、
>冷たい風とともに消えていった。
ここ、言葉が重複しているので、読んだときに少し違和感がありました。
淡々とした雰囲気に、コーヒーの香りが印象的でした。
>>228さま。
純粋に、好きです。
どうにもならない救いの無さと、この虚無感が満たされることはない感じが。
短いので粗探し(コラ)が出来ません(^^;)。
完成されていると言えばそうなのですが。
いや、私がこの詩を好きだからこれ以上の感想は浮かびません。
>>232さま。
カラッとした、乾いた中で「一生に一回は海外旅行」が効いてます。
多分、この部分がなかったら、投げやりに諦めきっただけの印象しか残らなかったと思います。
二回繰り返す意図が、私には解りませんでした。
ごめんなさい。
>>御四方。
飽くまで感想ですので。気になさらないで下さい。
239 :
灰尾:02/05/21 00:45 ID:OLiyMLNv
おっと、新たな展開でしょうか?
>>238 重複していましたねぇ(笑)。
消えていったことを強調したかったのでしょうか。(笑)
コーヒーは、実はそんなに好きではないんですが、
缶コーヒーにはない、独特の香りが、カップのコーヒーにはあると思うんですねぇ。
240 :
玲而 ◆UBtJOz5s :02/05/21 16:49 ID:q2I6DQAY
>>236 ま。様
批評(感想?)ありがとうございます。
光の神々しさかぁ・・・
確かに後半は光一辺倒だったかも(苦笑
好評価だったのは個人的に嬉しいですが、
趣旨が完全に伝えきれない歯痒さも感じますね。
「空の青」を前面に押し出せばもうちょっといい詩になったんでしょうかね・・・
うむ、惜しいですね。
文学作品を読み漁りつつテスト勉強な昨今です(汗
241 :
225:02/05/31 05:50 ID:0QZFGQqX
息苦しい朝食が始まって
「今日は一日中雨です」って
いつまでも繰り返すニュースは
短くなった残りの時間の
目の前にある景色の中では
一番壊れやすい形をしているので
傘で顔を隠したままの格好で
出掛けていく様な毎日を
みんな綺麗に思い出させてくれる
>>241 面白い。接続詞で繋げるという狙いが効いていてで、続きがどうなるのかとつ
いつい読んでしまった。
2連目、<短くなった残りの時間の>というところ、<の>が重複されてしま
うことで、リズムが悪くなるのが惜しい。接続詞一カ所の工夫で済む筈だから、
再構成してこだわってみることをすすめるよ。
?
>>242訂正
接続詞じゃなくて、接続助詞だった。
スマソ
あなたに食込むほどす・き
(都立家政朝のポエム)
踏みつけて撃ち落として
懲りもせず痛めつけ
逃げられたのだろう
あの小さな鳥に
どうとも思わなかった
逃げたのは小さな鳥
失ってからその大きさに
気付くのだろう
人間たちは
その過ちを繰り返し繰り返し
当たり前すぎて
空の青さに対しても
灰色に染め上げるだけ
知らぬうちにやってのける
図々しさ
人間たちは
その過ちを繰り返し繰り返し
失くすまで気付かない
悲しいほどの愚かさを
繰り返し繰り返し
247 :
名前はいらないわ:02/05/31 23:22 ID:Fj3nmCl8
「気分はとっとこハム太郎」
汚いものは捨てるのね…
8年前のその写真 とっとこ、とっとこ、とっとこぉ〜
あなたにもらったあのプレゼント とっとこ、とっとこ、とっとこぉ〜
君にもらったこの手紙 とっとこ、とっとこ、とっとこぉ〜
過去は恥じらい そして栄光
初めて買ったあのCD とっとこ、とっとこ、とっとこぉ〜
10年前のこのテスト とっとこ、とっとこ、とっとこぉ〜
初めて書いた愛の詩 とっとこ、とっとこ、とっとこぉ〜
あたなは遺物、そして宝石
初めて見せたこの笑顔 とっとこ、とっとこ、とっとこぉ〜
あの時感じた悔しい気持ち とっとこ、とっとこ、とっとこぉ〜
汚れに満ちたあなたの思い出 とっとこ、とっとこ、とっとこぉ〜
気分はとっとこハム太郎
248 :
名前はいらない:02/06/01 01:03 ID:9x5TK3FO
249 :
灰尾(2):02/06/04 02:16 ID:og0NJHue
>246
そして、オレもあなたも「人間たち」。
悲しいですねぇ。
ミクロで見ると「小さな」ことでも、
マクロで見ると「その大きさに気づ」いてしまいます。
切迫した詩です。
>247
時がたつことでその価値が色あせてしまうのは、
僕らが勘違いをしていたということなんでしょうか。
子どもに人気の「とっとこハム太郎」も、
時が過ぎれば「恥じらい」「遺物」となってしまうのか。
盛者必衰の悲しみ。
250 :
Nothing:02/06/04 17:50 ID:4Xao2h9o
絶望と抱き合って
現実と向き合って
結果に感謝して
脆さを愛して
幻想を許して
間違いをを受け入れて
山を這い上がり
坂道を転げ落ち
川の流れに逆らい
糧をかき集め
虚無から逃げ
嘘に噛みつき
真実に溺れず
起源を尊重し
執着を欲し
理由を探し
この道を行く
振り返る気持ちを大事にしながら
この道を行く
歩み続けることの厳しさを感じながら
251 :
灰尾(2):02/06/05 05:33 ID:NZAPRk3p
>>250 雨ニモ負ケズ、風ニモ負ケズ・・・。
自分の弱さを「受け入れる」のか「許す」のかでは大きく違います。
後者は現状維持ですが、前者には前進の意思があります。
間違ったところから、「現実」をにらみつけているわけです。
現実は、理想との妥協点ではない。
乗り越えるべき、坂道。
個人的には、「幻想を許して」「虚無から逃げ」の使い分けが面白かったですねぇ。
252 :
241:02/06/07 00:39 ID:5GqkiwVK
帰り着いてからすぐに
台所に立ち止まって
水を飲んでいる途中で
蛍光灯がとてもまぶしく
昼に見た嫌な人そっくりで
気がつくと目をそらして
部屋の中で日傘をさす様な
馬鹿げた景色が一瞬で
体中に散らばっている
253 :
名前はいらない:02/06/07 00:44 ID:5GqkiwVK
>>242さんへ
批評してくれてどうもありがとうございます。
確かに「の」が続いたらわかりづらいし、歯切れが悪いように私も思いました。
255 :
名前はいらない:02/06/07 00:51 ID:5GqkiwVK
>>252さんへ
当たり!テーマは「疲れ」で、かいてみました。
駄目かな?
256 :
名前はいらない:02/06/07 00:52 ID:5GqkiwVK
257 :
名前はいらない:02/06/09 03:45 ID:lkdL4R1R
>>252 疲れをテーマにした・・。ウーム、しかしこれだけでは「疲れ」って事だけで終わりでは
ないですか?難解げな私小説の一文みたいな感じです。
疲れって事に潜む問題や疲れに絡む訴えとかを含めると考えさせられたり
共感できたりしそうです。
258 :
Nothing:02/06/09 05:55 ID:wiqX6zpB
もしも神様が隣に住んでいるなら
尋ねたい
普遍的なものはどこにあるのかを
もしも神様が隣に座ったなら
お願いしたい
執着する何かを下さいと
もしも神様の顔がわかるなら
答えを問いたい
ここにいる理由を
もしも神様の名前を知っているなら
聞いてみたい
傷つけない術を
傷つかない術を
もしも神様が本当にいるのなら
許して欲しい
他力本願な自分を
約束して欲しい
ずっと側に居てくれると
ずっと見守ってくれると
259 :
越後:02/06/09 16:46 ID:???
批評、よろしくお願いします。
「ここが変だよ日本人」
春ですか?
花粉症がキツイから嫌いですね
夏ですか?
暑いのが苦手なので嫌いですね
秋ですか?
虫が増えてくるので嫌いですね
冬ですか?
寒いのが苦手なので嫌いですね
四季ですか?
日本独特の文化なので大好きですね
パソコンの前にかじりつき
座った椅子に根をおろす
今日も2chにアクセスし
不毛なやり取りを続ける
小汚い言葉でお互いを罵り合い、煽り、荒らしだと騒ぐ
不可思議な単語を羅列して悦になる
「人間失格」
自分で自分の首をしめているかのごとく
自分自身で心の傷をエグってゆく
弱い自分の精神を再確認する
フイに鏡に映った自分をみた
なんと、醜い愚かしさを秘めているのだろうか
「お前なんか死んでしまえ」
もう1人の自分が呆れて囁いた
261 :
n:02/06/09 18:35 ID:???
>260
俺もこういうのあるぜ
一緒に心中すっか?
「鏡の中の宇宙人」
人を傷つけずに生きられるほど
人は器用に作られているわけではなくて
人に傷つけられないで生きられるほど
心は丸くかたどられているわけではなくて
不安だから思わず鏡を見てしまう。
そんな自分の存在を再確認するために。
そんな毎日を繰り返していた。
あいつと喧嘩して帰ってきたある日、いつものように鏡をのぞいてみた。
鏡に映っていた自分をみて、ふと、こいつは自分なのかな?と
疑問を持った。
鏡は光を反射するものだから、
鏡に映っているのは自分の影なわけで、
てことは、やっぱり自分の裏側を見てるのかな?
だから憂鬱になるんだ。
そんな途方も無い事を考えてみた。
その鬱人(宇宙人)は、
それからの数日間、洗顔と歯磨きの時以外、鏡をみるのをやめた。
鏡をみる時間を日を浴びる時間に変えた。
日光は自分の影を明るく照らし出してくれるから。
憂鬱にならなくてすむ。そのほうが気が楽になれるから。
あれからどれくらいの日数が経っただろうか?
街角のデパートのトイレで、久しぶりに鏡の向こうの
自分に出会った。
日焼けしてますます影がかかっていたけれど、
以前会ったときとは別人のように思えた。
「久しぶりじゃんか?」
見るのもいやだったあいつの顔が妙に明るく語りかけてきた。
-お日様があいつをかえてくれたんだな-
そんなあいつの笑顔を見たとき、何故か、
自分が好きになれた気がした。
263 :
灰尾(2):02/06/10 01:23 ID:Cpfsw/wW
>>252 フラッシュバックなんて言葉がありますが、
疲れていると嫌なことを思い出します。
きっかけは「蛍光灯」。
痛みを感じるのは脳、そして体中。
>>259 「独特だから好きなのかよ」というツッコミでしょうか。
まあ、どの季節が好きですか?というのも、
日本人的な質問ではあるんですが。
シンプルでリズムも良いと思います。
>>260 現実の外側ではないということで、
インターネットとは、妙な世界です。
ただ、いわゆる「現実世界」においても、
信じがたいほどの悪意を持った人は存在するわけで、
ネット上の悪意のみを脅威とするのは、
あまりにも一面的な評価です。
狂気とは遠い場所での葛藤。
案外、健康的な世界観なのではないでしょうか。
264 :
灰尾(2):02/06/10 01:24 ID:Cpfsw/wW
>>262 うまく生きられないのは不器用さのせいなのか。
誰かの悪意のせいなのか。
不安だから鏡を見る。
憂鬱だから鏡を見ない。
この転換が面白い。
影を見るより、太陽を見よう。
この転換が面白い。
265 :
名前はいらない:02/06/10 03:03 ID:UyYy2nyA
ふいに空を見上げてみたら
ぼやけた飛行機雲をみつけた
その曖昧な線はまるで今の俺
, ' ´ ` ` 、
; `、
: 、::;' ::; :;
:、 ` ;
: `' :' / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
`: ,、、, ;' < ・・・
`: `` : \______
: ;'
`、 :
267 :
碧谷 ◆T5I/FREE :02/06/16 19:35 ID:99z412iP
たった今加熱した鍋
昨日暖めただけの鍋
数日前から放置してある鍋
さぁ、君のはどれだ?
数日前から放置してある鍋
しかも、俺の部屋のカレンダーはまだ4月のままだ
灰尾さん、御疲れ様です。
良い詩文集作ろうと思っている。
昔の源実朝みたいな
創作も興味アル
リストラされたら
創作活動しようと思う
別に売名ではないんだ
この時代を生きた証を
残したい
もちろん160キロバイトのCPU
しかないからたいしたのは書けない
でも、俺が書くものは劣っていても
俺以外は書けない
それが人間だから
劣った人も優れた人も
人として同じ人間だから
ぶっきらぼうな漬物石でも
その石がなければ漬物がつけられないなら
その石は必要だ
舞われ舞われ
炎の衣翻し
羽は塵散りに
灰と化す
回れ回れ
命を育み
世界は明日こそ
無きものと
泣き嘆きつつ
それでも叫べ
廻れ廻れ
この血よ続け
今立つこの地と
ともに在れ
マワレマワレ
今を生きる者たちよ
掲げし炎
絶やさぬように
-------------------------
手が空いたときで良いので、
どなたか批評お願いします。
273 :
Nothing:02/06/17 14:32 ID:LvS5dN8t
あなたの空しさを埋める道具になんかなりたくない
あなたの暇を埋めるものなんかになりたくない
あなたの傷の絆創膏なんかになりたくない
あなたの王国はもう崩壊している
私になりたいんでしょ?
あなたの好きな
あなたの言いなりな私に
あなたの抗生物質になんかなりたくない
あなたの車になんかなりたくない
あなたのリモコンになんかなりたくない
あなたの男性ホルモンに怯えて
あなたの顔色窺って
あなたに同情してきた私を
過去の遺物に変えて
もういらないって言って
でも本気じゃないって言って
それが救い
それこそが救い
それだけが救い
274 :
名前はいらない:02/06/17 14:52 ID:ikY5X2TR
>>272何を伝えたいのですか?テーマらしきものは生命・・でしょうか?
命、血、炎と言った言葉を強調してるようなので・・・。
もう一手、何か素朴に伝わるものが欲しいような・・。
今のだとどうも観念的すぎて訴えてきません。
(私の趣味かも知れません、でも命がけで批評するスレだから)
275 :
灰尾(2):02/06/18 02:28 ID:BG1Wpp92
>>265 ああ・・虚しい・・・。
ってな感じで続くんでしょうか。
懸命に生きる場所も、
何もかも捨てて死ぬべき場所も、
この世の中にはないんでしょうか。
>>267 いそいで加熱したら割れちゃった、
オレの鍋。
>>269 疲れてるのかなぁ、オレ(笑)。
>>270 何が人を劣らせるんだろうか。
負けてみてはじめてわかることだってあるだろうに。
一度勝った人がいつまでも勝つ世の中だから。
276 :
灰尾(2):02/06/18 02:29 ID:BG1Wpp92
>>271 漬物石はぶっきらぼうかな(笑)?
黙っていると受け入れられない風潮があるから。
僕らは苦労して、自分を誉めなきゃならない。
>>272 止まることは許されないのか。
いや、情熱とは止まらないもの。
灰になっても、その中から新たな火種が生まれるもの。
それが「今を生きる」ということ。
それが「今立つこの地」でやるべきこと。
>>273 思わず謝ってしまいそうになりましたが(笑)。
「あなたの」という文字が連打されているので、
切迫感が伝わってきます。
同情されるってのは案外辛いものです。
「もういらない」ってわけじゃないけど。
277 :
やざぁー ◆Ms9bJ4F. :02/06/18 03:03 ID:2iMOZuJA
『いじめ』
またいじめられた
周囲の冷笑がそれに追い討ちをかける
その笑い声の中にあの子の声もする
いじめで苦しいのは、それた行為そのものと言うより
その行為を拒めなかった情けない自分に耐えること
それによって築かれる上下関係に耐えること
そして傷ついてボロボロになった自尊心を回復させることだ
『ノスタルジー』
あの光景 あの空気 あの色 あの匂い
今でも鮮明に思い出される記憶に胸が詰まる
しかしその思い出は「無意味」という絵の具で染められてしまった
だから俺は今これからの時間を一つ一つ染めていこうと思う
それもすぐ、「無意味」に染まってしまうのだろうが・・
『俗物根性』
周りがどう言おうと知ったことか
俺は自分の主体性でのみ動く
しかし自分の評価基準というのは他人のそれに依存しておる部分もあり
両者の境界線を定義するのは至極難しい
評価してくれる人がいなかったらこれほど不幸なことはあるまい
100mを8秒台で走りました 確かに走りました
でもそれは俺以外誰も知りません
それって少し悲しいね
自己満足とは言うものの
実は自分のなかのもう一人の自分と会話しているんだね
俺もあんたを評価するからあんたも俺を評価してください
>>272 マズは読み下し。
なんとなく、「俺の屍をこえてゆけ」と言うゲームを連想した。
絶やされる定めにある民族の叫びともとれる。
パレスチナ的な声無き声の子孫への遺言のようだ。
さて、ここからは批評に入る。
一連・ニ連で展開される言葉遊びから、全体に呪唄のイメージを感じさせる。
が、三連で力尽きたか一連程の作りこみはなくなっている。
こういった作風の詩では、リズムが大事であるが一・二連では若干リズムが
くるっている様に思える。
第一に何がしたいのかを考えるべきだ。
血の嘆きを伝えたいのか・音と言葉遊びを重視するのか。
どちらにしても中途半端になってしまってないか?
是非推敲するべきである。大変もったいない。
作りこめば大きな世界観をもった雰囲気のある作品になる事と思う。
以上。
279 :
やざぁー ◆Ms9bJ4F. :02/06/19 00:19 ID:OhBR1BNH
『ごはん』
ごはんがおいしい
空腹のお腹に食べ物をかき込む
でもおいしければおいしいほど僕はみじめになる
自分に食い物を食う資格んなどあるのか
食べたもののエネルギー
僕はいったい何に使う気なのか
わからないままおいしいごはんをほおばる僕
280 :
n:02/06/19 00:25 ID:???
>273「あなた」も好きねぇ〜♬
(加トちゃん風)
(furu)
281 :
車泥棒:02/06/19 01:45 ID:AZPGrTyg
夜は街を輝く海にして
恋人たちはずっと踊る
僕もつられて踊った
まるで猿のように踊った
何も考えずに踊った
疲れてきても、肺が痛くなっても、血を吐き続けても踊った
誰も見ていないのに踊った
朝日は街をあざやかに変えて
恋人たちはそれぞれの家に帰る
僕はまだまだ踊っていた
永遠に続きそうなパーティー
でももうすぐ終りそうだ
眠りそうだ
壊れそうだ
死にそうだ
282 :
車泥棒:02/06/19 01:58 ID:???
>279
「じゃあ食うな!」って言われても食っちゃう。気持ち分かる。
ご飯、おいしいね。
生にしがみつくのは悪なのか?
多分悪。
悪人だらけの世界。
だから楽しい。かも。
283 :
MORGEN ◆ITGbUipI :02/06/19 04:26 ID:ev2NmKn/
>>279 パッションは感じるが、書き方・表現ともにまだ若い。
年の問題ではなく、技巧の問題である。
誤字をなくす事はもとより「効果的に読ませる」事を念頭に推敲してみて欲しい。
例えば最終2行の繰り返される『僕』は本当に必要なのか。まだまだ全体に突っ込み
どころが多い。
言いたい事があるのは好感が持てる。後は書きまくって伝えたい事を効果的に
伝えるスキルを磨いて欲しい。
284 :
やざぁー ◆Ms9bJ4F. :02/06/19 04:41 ID:OhBR1BNH
>>283 納得です、ありがとうございます
表現したい感情などはどんどん湧いてくるのですが
それを伝えるスキルはどうやったら鍛えられますか?
鍛えられる手段があるなら教えてほしいです
285 :
MORGEN ◆ITGbUipI :02/06/19 05:03 ID:ev2NmKn/
>>284 他人の書いたものを沢山読む事から始めてみたらどうか。
ここは何が言いたいのか、この表現はどこを生かす為のものなのか。
ただ読むだけでも勉強にはなるが、一歩進めて「読み取る」事が大事だと考える。
後は、恐れずに批評に出す事だ。他人の意見を吸収し、しかし左右される事なく
自作に生かす努力をしよう。私もやざぁ氏の作品をなるべく細かく評するようここをがける
ので、今持っている魅力・ストレートで飾らないパッションと伝えたいと思う気持ちを
大切に次の作品に取り組んで欲しい。
どうにも偉そうな書き込みになってしまって申し訳ない。
良い詩人が詩板に増える事を願っている。
内緒 内緒 内緒の話はあのねのね
にこにこにっこりね かぁちゃん
おみみへこっそりあのねのね
坊やのお願いきいてよねやらして
帝国陸軍は戦闘態勢に入りぬ我が
帝国は敵米帝畜生と・・・
別夢依稀兜逝川故完32年前紅旗
春起衣奴戦,紅旗巻起衣奴戦黒字
高是朝主鞭
ケーシー君、いかいかの症状はどうかね
『はぁまた再発して兆候が出ています
投薬しますか』
アドレナリンを20ccくらい・・・
帝国陸軍731部隊は壊滅状態にあり
なぁいいだろ減るもんじゃないし
はぁはぁ。もぅこぼれそうだよ。
『うるせぃーお金あんのかよ』
大統領。いかいかがスカッド詩を送り
続けています。これは霍乱させる我が
国防省に対する挑戦です。至急手を打
ちましょう。閣・・・
あっお薬の時間でふか。
>>274さま。
批評、有難う御座います。
生命とかその流れとか、そういうものを表現したかったのですが、
中途半端に語呂合わせを意識していて、曖昧なものになってしまいました。
もっとテーマを明確に表現できるよう、頑張りたいです。
>>276の灰尾さま。
批評有難う御座います。
灰になり土に還り養分となり、そしてまた命を生む……とか。
一連目は語呂合わせに必死になった分、伝えたいことが表現し切れなかったので、
そのように伝わったのなら嬉しいです。
>>278のMORGENさま。
批評、有難う御座います。「俺の屍を超えてゆけ」っぽいです。
実は書きながら自分でも思ってました。
ご指摘のとおり、途中で力尽きております。
言葉のチョイスが難しくて、「意味が伝わるように、でも呪文みたいに」と
両立させようとした挙句どちらも中途半端になってしまったようです。
やはりどちらかに絞った方が良いのでしょうか。
>>御三方
お疲れ様です。
とても勉強になりました。有難う御座いました。
288 :
MORGEN ◆ITGbUipI :02/06/19 18:54 ID:ev2NmKn/
>>281 孤独と焦燥感をうたっているのだろう。いや、うたいたいのだと思う。
が、如何せん言葉が自己完結している様に思える。
何を伝えたいのか焦点が迷子になっていて、イメージが足りなく感じるのだ。
折角一連で「夜は街を輝く海にして」と具体的なイメージを与えているのに
最後まで読んでも「海にして」を生かす部分がない。三連でまた、「街」
を出しているのなら「朝日は街をあざやかに変えて」街を何に変えたのかを書いて
欲しい所である。言葉と表現を整理しよう。
「僕」の内面世界をきちんと描くのか、恋人達の情景の美しさを眺める視点を描くのか
焦点をはっきりさせてから推敲してみてはどうか。
以上。
286は面白いがスルー。批評が欲しいのか微妙なのでね。
289 :
MORGEN ◆ITGbUipI :02/06/19 20:06 ID:ev2NmKn/
>>287 どちらかに絞ると言うよりは、どちらに重点をおくかだと思うが、時間をかけてじっくり作って
みてはどうか。
書き上げたい欲望は詩作を急がせる。それが生きるスタイルと生かせないスタイルがある。
この場合は勢いとテンションで書き上げるタイプではない。
作りこんでみれば、また違うものになると思うのだが。私個人としては、良い物になりそうな予感
がする作品なので、もったいないと思ったので。
290 :
名前はいらない:02/06/19 20:53 ID:zrUZGlaR
「惨め俺が月へ行く」
くそったれな歌を口ずさみながら
スーパーカブに乗って時速80q
思いを乗せたこのおんぼろバイクで
月を目指した
白骨化した昼間の月より輝いてる月の方が俺に似合っている
おみやげに月の石 約束した彼女笑った
飛び出した夜空に 白い煙を上げて空に上っていく
手を振る彼女はびっくりして見上げてまま
どんどん遠くなる景色と近くなっていく月
火星人と軽くえしゃく 月面でムーンサルト
思いを乗せたスーパーカブで今度は彼女と二人で
月まで行こうか
一度、自分の型をつぶしてみて歌詞っぽくつくってみた。
>>291 まじで!!なかなかおもしろい詩だと思うぞ。
293 :
現代のシド:02/06/19 21:18 ID:AGvEMBfK
前:現代のシド :02/06/19 19:54 ID:V97Lc+iL
「風が・・・」
≪郵便局で 日が暮れる
≪果物屋の店で 灯がともる
風が時間を知らせて歩く 方々に
>>293 有名なあの外国詩のパクリじゃねーか。知ってる奴は知ってるから注意しようね。
>>290 歌詞っぽくと言う事であるが、何にしたかったのかしり切れている。
歌詞と言うならもっと音の響き(同じ言葉が重なりすぎている等)考えるべきだ。
全体に軽快なイメージを持たせるはずが、言葉の使い方で妙にもっさりしてしまっている。
歌詞とは簡単なものではない。定められた文字数の中でストレートに伝える為に
削るべきところはきちんと削るからこそリズムが生まれるのだと考える。
軽快にするために歌詞のスタイルを考えたのだろうか?
そこここに良い所がある作品なので、歌詞っぽくなどしないで書いてみて欲しい。
後はシメが弱い。書ききろう。
>>291は何が言いたいのか。作者が誰であろうと『命がけで批評するスレ』なのだから
批評を望む作品であれば私は批評する。他の方々は各自好きになさるだろう。
作品として考えた場合291は作りこみが甘い。伝えたい事をきちんと練ろう。
推敲を怠らないように。一行詩は大変難しい。ふむ。
〔限りない静けさの中で〕
それは限りない静けさの中
僕は歩いていた
そして何の意味もない夢をみながら
喜んだり
悲しんだり
そして愛したりしながら
昨日のこと
明日のこと
未来のこと
考えていた
僕は遠くのものばかりみつめて
自分の眉毛なんて
みえなかった
ある日忘れられたピエロがやってきて
この限りない静けさを箱に詰めて
僕の足下に置いて
行ったんだ
あれは一体何だったんだろう
いつのまにか
夜がきて
僕も誰も
眠りにつく
そんなときまたあのピエロがあらわれて
不思議な夢を見
せ
て
く
れ
る
そして朝は
けだるくあらわれて
限りない静けさはどこかへ消える
ゆっくり
僕が目を覚ますと
目の前には
何もなかった
297 :
名前はいらない:02/06/20 23:28 ID:L0fZ2f0F
草深い風が吹いて
誰かの夢が終わる
残された血を握り締め
俺は独り空をみていた
二度とは戻らないだろう
この消え行く街の上で
>>296 地上に着陸する前にあえなく空中分解してしまったような印象。
一日を舞台にして人生の地平のようなものを描きたかったようだが(違ったらゴメソ)
うまく纏めきれない形で終わらせてしまったようだ。
(限りない静けさ)や(忘れられたピエロ)も上手く本作を説明できる言葉であったのに
何一つ本文に影響を与えないままなのが残念。
作者自身に途惑いがあったやもしれないが、この詩を上手く着陸させるために
もう一度書くべきことを練り直してみてはどうだろうか。
>>297 この詩の核となっているものは何だろう。
俺はこの詩からそれを見つけることができなかった。
草深い風、誰かの夢、残された血、消え行く街、
それらが何の相互作用も起こしていないように感じる。
スライド写真でそれらの景色が一枚一枚バラバラに映し出されている、
そう言う寂しさしか見出せなかった。
もっと情景を広げて欲しい、「俺」は何を思っていたのか、
何を感じていたのかと言うことを深く探り出して欲しい。
>>289のMORGENさま。
ありがとうございます。
時間をかけて、じっくり推敲してみたいと思います。
301 :
adam6:02/06/22 00:41 ID:7zJI/bMc
「月」
私の血が騒ぐ
私の肉が震える
私の細胞が狂喜する
紅く妖艶なる今宵の月よ
貴女の光があまりにも
眩しいから
狂おしいほどに
愛しいから
今宵私は酔いしれる
貴女の妖に
貴女の恍に
今宵私は染められる
貴女の紅に
貴女の闇に
開け放て理性の扉
解き放て檻の中の獣たちを
ああ、喰らい貪り呑み尽くせ
されど足りぬ
されど渇く
血に染まる貴女が美しすぎるから
血に染まる貴女が私を溶かすから
今宵、紅の黄昏れは濃密な闇に呑まれ
深き哀しみは絶望の谷へ堕ち
狂気の果てには破滅があるだろう
ああ、でも、紅く妖艶なる今宵の月よ
それでも私は
貴女を求める
許されぬ罪を慕い
凄惨な流血を欲する
貴女が美しすぎるから
狂おしいほどに愛しいから
302 :
ネギトル ◆/3.Wa3ME :02/06/22 03:29 ID:xJHlR91E
>>301 金太郎飴の細切れを延々と見続けるような印象。
タイトルとなっている「月」をアニマに準えているようだが
作中は話者の声のみで詩が全て埋まってしまい読んでる側としては
一体「月」とは話者にとってどんな存在であるのかも
「私」と「月」がどんな状況で相対しているのかも知りえない、
ただ月への耽美的な(妄執的とも言える)声があるだけだ。
これでは読み手に全くドラマを感じさせられないように思う。
饒舌すぎる「私」を少し黙らせてこの詩の風景をよく眺めてみて欲しい。
303 :
MORGEN ◆ITGbUipI :02/06/22 03:30 ID:Ab54ajgN
>>301 耽美的と言うか、ビジュアル的字面で整っているかに思わせるが
読み始めると、かなりの躓きがある。
何故そこまで月を偏愛するのか?理由が見えないしムードに酔いすぎてはいまいか。
言葉にも統一感がなく見える。例えば『されど足りぬ されど渇く』ときているのに
『ああ、でも、紅く妖艶なる今宵の月よ』の部分では「でも」になってしまっている。
前記の部分を特出させたいのなら、それなりの演出をすべきだ。
最後にひとつ気になったのは、一連と最終連で繰り返される『狂おしいほどに愛しいから』
繰り返す部分の生む効果に<一番伝えたい事柄の強調・余韻を生む>などがあるが、
作者の一番伝えたい事がこの部分だったとしたら、あまりにも説明不足であり
読者に不親切ではないだろうか。なんとなく書いてしまったように思えてならない。
折角耽美的な語句を使っているのだから、もう少しストーリー性を持たせたらどうだろうか。
304 :
爾卦:02/06/22 10:41 ID:7RqMZ6G4
僕の眺める空
手のひらに収まってしまうよ
上を見上げても
空の行く鳥さえ見せてくれない
太陽が話しかけてくれる訳でもなく
四角い空には何も無い
時たま滲む雨雲だけ
月の兎は死んでいた
僕の願いは叶わない
305 :
しど:02/06/22 11:06 ID:v0KFzZw+
727 :現代のシド :02/06/22 00:36 ID:2lUcdKK8
「旅」
電車の中で独りだった
一人の可愛い少女がいた
少女は茶色い背表紙の詩集を読んでいるらしかった
電車はある駅に止まった
女学生達が入ってきた
彼女らは何やら楽しげにお喋りを続けていた
少女は安心したように胸の刺繍にお祈りをしているようだった
そこへ一人の男がやって来た
少女の後ろにぴたりと密着し
手の甲を少女の桃の臀部へ押し付けた
少女は瑞々しいの清楚な顔は苦痛に歪み
処女の安っぽい醜さがこの開かれた場所で露わとなった
涙が頬をひどい速さで双曲線を描き流れ落ちた
男の顔は陶酔と享楽のあまり誇らしげにさえ見えた
僕は動悸のせいで胸が痛くなった
電車は止まった
少女は密かに涙を拭き男は降り去った
僕は少女に近寄ってみた
少女の服の袖に白いものがついていた
少女は天使のような輝く笑顔で僕の手を握った
僕は少女が抱きたくなった
>>304 その虚無感、とてもいい。自分のレンズが灰色の日の、絶望に近い寂寥感がある。
2連目の「月の兎は死んでいた」は次の行へいいトスを上げている。
ただ1連目が。「上を見上げる」は重複。4行目もわからないことになっている。
5行目はリズムが崩れている。残念。2連目「時たま」も時折の方が良さそうだ。
まだ若干ありきたりの感のある表現からもう一歩踏み出してみては如何かと。
本棚から獣の視線で私を見つめる本たちが
強い自己主張の元に私を呼び込む
薄ぐらい書斎でただ一人、裸電球からはっせられる
肌色に安心を感じ 古びたいつもの座椅子に腰を下ろす
めくるページ すれて音が鳴る
彼らの自己主張が 私を強く叩く
永遠と言う年月のひとしずくが 彼らの内に存在し
私はそれを飲み干す
またとなき 朝日が昇った 夜明けが私を嫌った
「かぶとについて」
見よ。あの黒く巨大にして優雅な曲線美を
豊満な情勢のような大柄さとスレンダーな女性の妖しさを
もち、黒という無限に広がる宇宙を呼び起こす漆黒。
309 :
名前はいらない:02/06/24 02:07 ID:zOc4Za9x
>>307 ・・・イイねえ、リアリティのある描写、無駄に飾らない言葉。
「またとなき・・」は貴方が本から得たものによって世界や価値観が変わり、
朝日を見る貴方の目も昨日と違うものとなった、という事ですよね?違う?違ったらすんませ。
永遠という年月のひとしずく。本はまさにそれだろうなと思います。
噂に聞くほど、悪くない、いやむしろ良作だと思いますが・・。
ぁ、ただ3連目、ひらがなになってる「発せられる」は直した方が。
・・指摘できるのはこれぐらいです。私は好きです。
>>308 カブトムシのボリューム感を強調した言葉がイイですね・・。
女性の美しさに絡める手法はありがちかも知れませんが、
それで表現した題材が「カブトムシ」なのが独特。面白い。
それで不自然さもないし・・。
ぁ、だけど誤字に注意。豊満な女性、ですよね?
書きこむ時、一度誤字脱字をチェックするクセをつけた方が良いでしょう。
それ以外は言う事なし。好きです。
310 :
名前はいらない:02/06/24 03:05 ID:WfwCP5X6
鼻から出した息、いわゆる鼻息ですが、
床でいったんバウンドしまして
私の頭の上のほうへ飛んでいきまして
それが、つい先ほど未明には
壁にぶつかり
その反動でつい今しがた
私の頭上を横切りまして
それが、もうついたったの今
反対側の壁にぶつかり
爆発炎上致しまして
残骸がまさにこのたった今、
私の足の上に舞い落ちてきています。
生存者の可能性は極めて低い模様。
よろしくおねがいします。
311 :
adam6:02/06/24 05:51 ID:kS+6/ul7
<<302ネギトル さま<<303MORGENさま、ありがとうございます
定文化されたルール
>シドって奴、馬鹿かい。なにがたのしいんだろ。
ルールなど持ち込まないことが基本
周囲は不愉快だ。>シド
ドラエもん? あんたお子様ですか?
駄目じゃん。シドとかいう奴は・・。
いかいかなんだろ。その後にしらんぷりして書き込みしてるもの。
詩も下手クソだしな。
>>304 孤独・無力感の漂う詩である。
1連の情景から2連の一行目への流れで、『僕』の空が随分小さな窓から見上げる
物である事が読み取れる。ここで大変惜しいのは、2連目最終2行が早すぎる事だ。
1連目の描き出した「空」は明るい昼間を連想させるものであり、2連2行目で
曇り・雨空を歌っているのにいきなり『月の兎』でガクッと躓いてしまう。
1連目の情景がたんたんとした寂しさを上手く描いているのに、これはもったいない。
2連最終2行が作者の一番伝えたかった所であると感じる。
もっと丁寧に描いて欲しい。『僕の願い』は何なのか、もう少し明確に読者にヒントを
与えるフレーズが欲しかった。『僕』はその場所から逃げ出したいのか・逃げ出す事は
叶わぬ願いであるからこそ、その小さい空に何かを映し出して欲しいのか。
もっと深く大きく広がりそうな作品であるので、是非推敲してもらいたい。
個人的には爾卦氏の作品は大変好みである。頑張って欲しい。
労働の美徳とか詩が何の役に立つか思考せよ>いかいか
322 :
n ◆KfuZJ.Tk :02/06/24 12:27 ID:L+7pjrb/
せよ
叩く人も増えるから荒しも増えて板違いになるのでは??
>>315 オマエモナー!!
軽くはないこの思い
私に難しい愛し方を求めても
よだれを垂らして寝てるだけ
ただ君の声が聞こえるままに
飛び上がって当り探すの
君の気持ちを聞けるほど
そんなにバカにもなれないし
君をムリヤリ手に入れようと
がんばる勇気も出やしない
そう はしゃいで見ている時も
そう 夜の寂しさに涙する時も
君しか物思いにふけれない
恋愛の難しさなんていらない
私は君をでっかく愛してやる
君が誰かを待っているのなら
ずっと私も待ってやる
君の気持ちがいつか私へに
変わるぐらいに愛すから
/⌒ヽ⌒ヽ
Y
八 ヽ
( __//. ヽ,, ,)
丶1 八. !/
ζ, 八. j
i 丿 、 j
| 八 |
| ! i 、 |
| i し " i '|
|ノ ( i i|
( '~ヽ ! ‖
│ i ‖
| ! ||
| │ |
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| ! | |
/´ リ}
| 〉. -‐ '''ー {!
| | ‐ー くー |
ヤヽリ ´゚ ,r "_,,>、 ゚'}
ヽ_」 ト‐=‐ァ' !
ゝ i、 ` `二´' 丿
r|、` '' ー--‐f´
_/ | \ /|\_
/ ̄/ | /`又´\| |  ̄\
皇太子様がこのスレに大変御興味を持たれ勃起したようです。
>310
ナンセンス系っちゅうのかね よく知らないんだけど
俺これ好きだわ。単純に面白いんだよね、好印象よ。まじ。
たださ、アナウンス口調ってえのかな?こうゆうとこまだ甘いんじゃねえかなあ。
そうゆうとこをもっと極めたらもっとくそ真面目でつまらねえって感じ
伝わるようになると思うんだよ、ま がんばんべよ。
>326
もっとくそ真面目でつまらねえって感じ
↓
もっとつまらねえ事くそ真面目に中継やってらって感じ
はあ、貶してんじゃん俺。回線切って首吊ってくるべ。
328 :
310:02/06/25 00:50 ID:ofzJf2Yb
乙女エアーさん、忙しいとこどうもありがとうございました。
>>324 恋愛詩と言う事は解る。しかし状況が見えない。
「私」が「君」に向ける思いを描いているのだが、どうにも情景が浮かばないし
「君」がどんな人物なのか・どう言う関係なのか・そう言う細かい所を吹っ飛ばして
こう思う、ああ思うと「私」の感情だけ吐き出しても読者は作品に感情移入出来ない。
無い物ねだりで何を伝えたいのか、詩に一本筋が入ってないのだ。
読者に何が伝えたいのか、伝えたい事・表現したい事を一つに絞って、その為に必要な
言葉を選んで繋げると言う事を考えて書いて欲しい。
一連一連言いたいことがバラバラで、全体を通して流れていかないのだ。
作品として出す前に、スケッチとして考え推敲をしてみてはどうだろう。
作者は作品から推測するにまだ若い方だと感じるので、沢山書いて沢山批評され
他人が自分の作品をどう受け取るのか、色々な方の批評を受けて自分の作品を
さらに良い物にする努力を是非して欲しい。頑張ってくれ。
330 :
:02/06/29 15:46 ID:???
331 :
palco:02/06/29 19:21 ID:00TGdxyk
生地と皿と稲
今日は三匹斬った
なかに子供がいた
やがて通りは静まり
月明かりを聴いて 俺はひとりでいる
・・・! 元気ですか
俺はこんなに さびしいのに
あいつらバカだけど 嘘をつかないだけましです
今日は三匹斬った
なかに子供がいた
今日仲間ができました
あいつらバカだけど 嘘をつかないだけましです
332 :
爾卦:02/06/29 19:58 ID:iA1rwhnN
真っ赤な血が階段を彩った
歩くたびに滑りそうになる
玄関の戸口には昔の頭
靴の中には足首
冷蔵庫にはまだ暖かい手
テレビには目玉
ベッドの中には冷たい胸
意識はいつも
壊れたパソコンの中
333 :
爾卦:02/06/29 20:12 ID:iA1rwhnN
>>331 今日は三匹切った
なかに子供がいた
このフレーズが好きです
しかし
やがて通りは静まり
月明かりを聴いて 俺はひとりでいる
・・・! 元気ですか
俺はこんなに さびしいのに
あいつらバカだけど 嘘をつかないだけましです
これの意味が少々分かりませんでした
情景は良く思い浮かびましたが
面白くありませんでした
334 :
名前はいらない:02/06/29 20:41 ID:00TGdxyk
kiji sara ine
きぢ と さら と いね
335 :
名前はいらない:02/06/30 00:46 ID:qjEweYbv
はっ
>>329 MORGENさん
ありがとございました。
ですね。GELUGUGU聴いてなんかいい気分になったから
書いてみたんだけど。これ推敲したら後悔するなと思って。
結局好きな気持ちを大きく伝えてみたかっただけって感じですね。
でも、意味のない詩だって私にとっちゃ宝ですわ。
でも、推敲はします。駄作とは思いませんが、なんか失礼ですよね。
言葉を選んでいると結局奇麗事じゃねーかって罵るんですよ。
自分が。そんなの嫌だから、ついストレートになっちゃって。
がんがります。ありがとうございました。
炎を灯し続けましょう
とこしえに
この脆い炎を
照らしましょう闇を
憎しみと無知を広げる闇を
憎しみのために
家を建てましょう
魂に向き合い
安らかでいられる家を
罪の存在を認めましょう
誰かを許すために
誰かに許されるために
無垢になりましょう
透明な程に
誰の目にも
真実がわかるように
疑いの不在をあなたが知り
わたしの中に入って来れるように
そうしたらあなたは
私の心の糧となり
重力となる
もはやあなたは
見知らぬ人ではない
そしていつも
翼の羽ばたきを
近くに感じ続けることのできる私は
剥き出しのまま生き
恐れを抱くことなく
あなたを愛し求めることができる
心に脆い炎を灯し続けながら
「再動」
ガラス 割れた三角に 左手を 差し入れた
人差し指がかすめるカギ 腕にざらり かかるやすり
かたかたたぎごちなくサッシ 暗がりに影が落ち揺れる
通りと裏手を見回して 蹴りつける背中のサンゴ樹
濃紺のシャツに 広く くっきりと白い線
閉鎖した 公民館は 歓待の仕方を忘れて
面影のない返却遅延者に 薄目を開けた
粘りつく ノブ
蝶番の悲鳴
右の小窓から日の斜め
蜘蛛の巣のすだれ 細道
持つ本に 増えるシミ
・・・じんわりと
床板が鳴いて空気に入(い)るすじ 埃の原に私の跡
黒い塊に口を押え 息を止めて進むメートル
「図書室」の文字
寡黙な棒磁石の NとSが 位置を違えた
米びつで一匹乾く アズキゾウムシの臭い
時流の退廃
薄闇の中に本の圧 鈍い 視線
見つけだせない スイッチ
昼の粒子がほろほろ落ちる 窓際へ 早足に
緑と黒のカーテンを 払う一気に
背中を殴る颶風!!!
割レル!! ガラスガラス!ガラス! 吹ッ飛ブ!格子諸共! 無様に折る膝全身壁に! めり込む頭!
虎の咆哮怪鳥の喚き頭すれすれに!! 決壊!! 奔流!奔流!!!
怒涛トドロキ抽象画の絵の具!! 線無くす色!!!
!!!!!!!!!!!ガゴ!!ッサ!!
バサボサ・・・ コッコッココロコロ
・・・ト・・・・・・・・・
・・・・・・
風が
止んだ
埃を嫌い喉がむせた
勾玉 歪む視界の中
空の本棚と後れ毛
・・・・・・しゃっくり
左から2番目の棚が 傾ぎ 倒れた
本は皆 出て行った
窓を飛び出して 空へ?
コトパタト・・・
手の中に残された本が 身じろぎした
強張る指 くぐり抜けて 表紙を 持ち上げて
ばたばたばたばたば 飛ぶ
ページの羽根を開閉して 重量を 宙に乗せ
まごつく翼不恰好に 懸命に 仲間目指し
別たれた日が距離と共に 一目盛りづつ埋まっていく
小さな点が ふっと 吸いこまれて群れに 混じった
昼下がりの平穏の中を 本が 渡っていく
見つかるあても 筈もない 黄金の歳月 探して
彼らの時は
融け 再動始めたから
受け止めてくれる
主(あるじ)がきっと要るのだ
置いてけぼりの木造の廃墟 ゆるりと また沈む
かさこそと 雲母虫(きららむし) 落ちたしおりと 所在無く
軽くなった空き部屋に 句点が 残された
>>331 まず始めに苦言から。読者に対して不親切である。独白と問い掛けが混ざり
ストーリーはカケラしかなく、独りよがりな呟きの破片になっている。
これは評するとしたら酷評以外出てこなくなる。ので、この際私の個人的な
読み取りと感想に終したいと思う。
まずは題名。ここで世界は迷宮に陥る。作者は謎を投げかけているようだが
置いておいて作品に入ってしまおう。
一連・二連で無常・孤独感を引き出される。『月明かりを聴いて』から連想
するに、三連以降は「月」への語り掛けであろうか。三連での問い掛けから
世界は『俺』を取り残して、幸福や平穏は遠く手の届かない「月」の光の様に
『俺』の孤独感を増してゆく。
繰り返される『あいつらバカだけど〜』の下りから、『俺』の過ごしてきた
世界が苦しい物である事・弱者が泣くしかなかった事が伺える。
全体から、何か(誰か)を斬り続ける『俺』の斬るしかない悲しみ・無常・
自分への矛盾と、孤独が伺える作品である。
感想と読み取りだけといっては見たものの、批評する側から頼みがある。
書き急がないでくれ。ここまで何作か批評して来たが、もっと世界を
膨らませる事が出来る、大変もったいない作品が多いのだ。
家でノートに書き溜めておく訳ではない、人に見せようと出した作品なのだから
もう少し読者の目を意識して欲しい。
ふむ・・・お疲れ様ですね。
sageで書き込まれてるんですか?
・・・勿体無い。無理に上げて、とは言いませんが・・・
>>332 かなり書き馴れた印象があるんですが、ちょっと混乱を招いてる所がありますね。
この詩が何をうたったものであるのか解釈は置いておくとして、まず読者に
詩を読ませるには多少の説明が必要になると思うんです。未調理の詩的断片
を並べて、総合的なイメージを読者に委ねるという手法がありますが、
この詩にはそのイメージを読者に想起させる力が幾分弱いようです。
作中に描かれた若干の猟奇性と虚無感も、物語の芯となるべき部分がハッキリ
書ききれていないために読み手としては決定的な解釈に自信が持てなく
なるのではないでしょうか。
爾卦さんはシンプルなタッチで独特の世界を作り出していると思います。
その虚無感溢れる世界観も一読者としてとても好みではあるのですが、
今回は詩に必要な部分まで削いでしまった感があり少し残念に思いました。
批評家サマ・・・
待ちます。おヒマな時でいいです。 でも。
忘れないで下さい・・・とsageでいってみるテスト。
>337
「暗いと不平を言うよりも進んであかりをつけましょう」って感じだなー。
どうゆうことかっつうと、これは教会やお寺の坊さんの文句にはなれても
詩にはなれてないってえ事なんだな。
人に詩を読ませようってのに説教だけで終わっちゃ詰まらんと思うのよ、
愛を説いたり人の道を説いたりまあご立派ではあるけどさ、その前に
説教を裏打ちする深度が要ると思うんだな、ここじゃあそれがまるで見えてこない。
「わたし」「あなた」も記号みたいに薄っぺらくてとても血が通った人間に
読めないのよな。人の営みも匂わせないような奴にいきなり説教もらって心楽しくはなれない訳よ。
だからまず真正面から説教食らわせずに裏側から人間の体温を感じさせてみたらどうよ。
具体的にいうと、「あなた」がどんな弱さを持った人間であるかとか、
「わたし」がそんな「あなた」をどんな視線で見つめているのかとか。
そうゆうとこから書き始めたほうが読んでる方にとっちゃより読みやすくなるんじゃねーの?
>>338-339 ストーリーは良い。イメージが膨らむ筋立てである。が、大変惜しい作品である。
推敲を重ねて余計な肉がついてしまった感が否めない。作者自体が演出に惑わされてしまっていないか。
出だしから前半『緑と黒のカーテンを 払う一気に』までが淡々とした空気を描けずに、ただもたついて
見えるのだ。中盤から後半にかけてのイメージが先に湧き、前半を付け足したような違和感がある。
スペースキーと体言止めに頼りすぎではないか?その二つが全体の魅力を半減してしまっている。
中盤の勢いと後半の失速し静寂へと向かうストーリーを生かす為には、前半部分と〆の3行を練り直す
必要を感じる。
作品自体のモチーフ選びや、描き切ろうとする姿勢には大変好感が持てる。
体言止めを多用するのは、この長さの作品ではやめた方がいいだろう。
部分部分で使うからこそ生きてくるはずなので、もう一度推敲してみて欲しい。
もう一度言う、実にもったいない作品である。是非頑張って書き続けてほしい。
346 :
うたた寝死人 ◆ShSU0mOg :02/07/09 00:24 ID:C3t6Ee/S
>>345 MORGEN様。
ご批評、本当にありがとうございました。急かしてしまい、申し訳ありません(343も私でした:謝)。
>体言止めを多用するのは、この長さの作品ではやめた方がいいだろう。
特にこれ↑が、勉強になりました。
338‐339は某スレ用に作ったのですが、〆切りに間に合わず投降できませんでした・・・(寂)。
それから延々推敲し続け、結局原型を留めておりません。我慢の限界まで待って、ここへ持ってきました。
詩の長さと割合から云って、前半の長さは感じていたのですが、そこまで邪魔でしたか・・・。
どうもありがとうございました。また気持ちに余裕が生まれたら書きなおしてみます。すいませんでした。
ありがたかったです・・・。
>344乙女エアー様
ご批評ありがとうございます。本当におっしゃる通りでした。
物事に生活臭と深度は必要だとつくづく反省いたしました。自己満足の説教
で終わらないように遂行を重ねていきたいと思います。記号は
記号でしかないことが良くわかりました。また時間がおありでしたら
ご批評お願いいたします。
348 :
nahaha:02/07/09 21:08 ID:+SjF9Pi8
俺はパソコンに微笑みかけ、マグマへ投げ込む。
決して地下に舞い戻りはしまい。
一度辿った道を二度とは踏むまい。
いやいや、そんなゴタクはこの際抜きだ。
想い出をクラッシュだ!
眼に映るもの総てをひねり潰せ!!
お前は生ける巨人、鎧を身にまとい、
鉈を振り回すひとつの存在、
宇宙の全体なのだ!
お前を軸に球に包まれた星と、銀河は回転する。
だんだん速度を増して、おまえに迫ってくる。
逃げ出しはすまい、焼き払ってやるぞ!
俺の情熱で真っ赤な恒星にしてやる!!
349 :
nahaha:02/07/09 21:09 ID:+SjF9Pi8
さあ!液晶が画面から這い出てくるトカゲ
大口を開けたおそろしい悪魔の使い!!
頭を左右に振り乱し、舌をゲロゲロ牙をむき出し、
今にも俺の顔面に食らいつきそうな、楽しげでしかも恐ろしい目ばたき!!
これぞアメリカの怪物!!科学が産んだモンスターだ!!!!!!!!
そいつの首根っこを引っこ抜き、窓から投げ捨てる、
あたりは夏の蒸し暑さ、これぞ科学が追いついた自然の風景
>>348-349 これは続きであると思うが、投稿者は明確に表記して欲しい。
批評はその後させて頂こうと思う。
351 :
咲良:02/07/10 17:55 ID:9hNObTJ9
『遠い場所』
今日もまた
切ない想いに
涙が零れ落ちる
狭くて広い世界で
出会えた事が
すでに奇跡だった
どうかもう1度
会える事があれば。。。
2度と
見失わないから。。。私のそばに
ずっといてほしい
352 :
名前はいらない:02/07/10 18:44 ID:TiM9hru1
私は恥じらいを持って大声で叫びますから
頬の赤らみから目を話さず
(優しい心の痛みを伴い)
私の言葉を聞いてはいただけないでしょうか?
353 :
nahaha:02/07/10 19:09 ID:ek8rIwcX
>>350 つづきじゃないです。別々です。
感じるのは春の風だけでいい。
見つめるのは宇宙の闇と、瞬きだけでいい。
俺は名もない屍でいい。
おれは愛撫したいのだ。
その香しい匂いを肺いっぱいに吸い込んで、
空気の圧力のなかで漂っていたいのだ。
俺は漂泊者で結構だ。
批評お願いします・ありがとうなどの挨拶も言わずに詩人が批評家に詩を投げつける
殺るか殺られるかの殺伐とした批評スレはここですか?
>>354批評家だけが命がけで、ほとんどの詩の作者は書き捨てて命がけではない
批評スレならここですが何か?
356 :
咲良:02/07/10 21:09 ID:J/YLUj9a
無礼者で失礼致しました。
何の挨拶も無しに、いきなり詩だけを載せ、不愉快な思いをさせてしまい、誠に申し訳ございませんでした。
こんな無礼者の詩にどなた様か批評の方お願い致します。。。
って言うか批評したくなるような詩が来ない・・・
マルチポストでよろしいのでしょうか?もし駄目なら無視をお願いします。
願えば吹く
夏風
純血を守れ
夏祭りのちょうちん
夜に光り
人々の赤っ恥を照らせ
裸足のまま
裸足のまま
昇る凧は風に靡くからこそ
吹け
音楽と肉声を混ぜながら
いくぞ、挑戦者
ねね、これどおだよ?
なぁなぁ??????
「愛するって・・・・・・何」
愛なんて意味考えたことあるかな
あたしは愛の意味は理解不能
愛の意味を考えようとしたこともない
愛があるのかここにということさえわからず気づかず・・・
自分は欲望に駆られ、何も見えなくなり・・・・・
われに帰った時には周囲に悪魔が大勢いた・・・・・・
悪魔が愛を掲げて高らかに笑っている・・
これらを殺すのだと・・・・
その光景は黒々と美しく奇妙な様だ・・・・・
閉鎖的な渦にたんたんとうごめく不思議な空気・・・・
描写はたんたんと・・・・・・
掲げられた愛はやがて殺されて
地獄のあぶくの中へ溶かされてやがて揮発
もうちょっと推敲してね。ただのカスですよ、
>>359さん。
どうしてそんな結論に達するんです?
カスをカスといったすべて人に対して、
あなたはこれからもそう言い続ける気ですか?
批評するならするで、誠意を持ってしたまえ。
批評に反論するのは別段禁忌ではない。しかし、プライドのない詩を批評するのが
虚しいように、プライドのない批評に反論するのも虚しい事ではないか?
作品に真摯に向き合わない批評が命がけの批評と言えるのか。
n氏も、もう少しスレの空気を読みたまえ。
>>359の書き出しでは、氏の作品に真摯
に向き合おうとは私は思えない。
364 :
HB:02/07/11 01:09 ID:???
命がけで再チャレンジ
批評してくれ!頼む。
赴くこの身。そこは公の園。ウォーキングなのだ。
老いたる屍はくゆらす煙。公の園にはベンチで腰掛け。
親知らん。両方とも。だから愛車はクラウンで。
ヌードライターな趣味は禁煙ですか?愛は死にますか?
ラバーソウルな足は、しかももらい物。
今回は、あえて、それを狙ったのでお許しください
失礼しました
まじめな詩はほかのとこではやってるつもりですよ
あえて人に晒す必要もないようなものではありますがね
孤独であることの証明にはもってこいかもしれないですね
あたしが書くものはあたしのものでないということに
自分で気がつき、空しくなると共に、強くあるべきであることに気づかされる瞬間
でもあります。
詩っていまだに意味わからないものが書く詩なぞ、人に訴えるものがあるはずもないと
いうことにもうすうす気づいています。
ただ単に、わたしは自分の存在を証明するために詩をかくのだと悟ることもありますが、
眠気によって、それらは阻害され、
結局は誰しもがそうであるように、無にかえされて行くのです。
それが美しいと感じている今日このごろのあたくしであります。
・・
366 :
名前はいらない:02/07/11 13:35 ID:VZWZ//H6
>>364 悪くない。
でも、命かけるほどのもんでもない。
367 :
名前はいらない:02/07/11 16:34 ID:1OwEC4dM
断崖に立ち遠くの街を眺める
西の空が綺麗だ
もうすぐ夜の帳がおりるだろう
そうしたらここから灯りを眺めよう
幾つも並ぶ家々
一つ一つが眠りについていく
美しくも儚い情景
最後の一つが消える前に
ここから足を踏み出そうか
漆黒の静寂は足場も塗り潰し
最後の決断すら許さないだろうから
この方角
最後の一歩を見失わないよう
目を見開ききつく口を閉じて
僕は空へ身を委ねた
―残るは血と肉塊
―求めた解放は極のエゴイズム
368 :
犬大好き:02/07/11 20:54 ID:aD3tzoqR
「ハチミツ抜き」
くさい病室の姉ちゃんはきれい
漢方を7年飲んでも
片方の腎臓は腫れたまま
たぶんつるつるのゆで玉子みたいに
姉ちゃんの腎臓はきれい
透明チューブのなかには
ハチミツみたいなおしっこ
きれいな姉ちゃんの
きれいな腎臓から
チューブが集めたハチミツおしっこ
おしっこをどんどん抜かれて
細くて真っ白な姉ちゃん
どんどんきれいになるけど
病室はますますくさい
-------------------------
批評家さま、
よろしくおねがいします。
369 :
ドン亀 ◆Tp8oxx7. :02/07/11 21:20 ID:GRn3nMu6
>>368 俺は命はかけてねぇが、批評してやるぜ!!
まず、俺は面倒臭がりで短気だから、タイトルに惹かれてなきゃ、
たぶん読んでなかった。しかも普通なら読みはじめて5秒くらいい
で読み飛ばしはじめるのに、最後まで惹かれまくって読んじまった。
俺に最後まで読ませたっつーところが、すげえ!!!
それからな、この姉ちゃんとお前の関係が気になったが、そんな
こたぁどうでもいいくらいに、姉ちゃんの存在に惹かれちまった。
まるで人間じゃなくてフィギュアみてぇだよな。中の中まで綺麗
な姉ちゃんに、勃起はしねぇが、ものすげぇ存在感見ちまった。
そんで、これが最後の段落だけどな。簡潔で叙述的かつ描写的な
表現形式にやられたぜ。完ぺきだよな。俺に罵倒されない作品なん
て、年に一作あるかないかだぜ?畜生!!くれてやるぜ100点!!
すげぇよ。。。今夜つるつる姉ちゃんの出て来る臭いユメ見そうだ。
370 :
C2U:02/07/11 21:25 ID:sCg51BGX
>>368 新規な現実への可能性を感じますが、
いまのままではブラックユーモアを越えられていません。
"くさい"とか"きれい"とかの出来合いの言葉の前に、
もっと感性をえぐるような言葉をさがしましょう。
ゆで玉子のエロティシズムはまあまあです。
371 :
やざぁー ◆Ms9bJ4F. :02/07/11 23:16 ID:btMVilHY
『通勤ラッシュ』
うすら白い顔色に無精ひげ面で大口開け、朝っぱらから居眠りするサラリーマン
無骨で険しく何の愛想もない顔で朝刊を読むサラリーマン
英単語張を暗記するのに必死な浪人生
それを見てウォークマンの音量を倍にする俺
372 :
やざぁー ◆Ms9bJ4F. :02/07/11 23:17 ID:btMVilHY
『虚無』
君と過ごした時間は 無実と化しました
君に対する愛情は 無実と化しました
喜怒哀楽の感情は 夢と化しました
強く感じた信念は 無意味と化しました
季節の放つぬくもりは 苦痛と化しました
人から受け取る優しさは 悲壮と化しました
君と過ごした時間は 無実と化しました
君に対する愛情は 無実と化しました
マルチポストすな!!やざーーー!
374 :
蒼い道程:02/07/11 23:50 ID:/UiaLkCV
[なんか嫌い]
この胸に遠くまで響いた後 絶え間なく散々繰り返されんだ
嫌になるのもまた悪くない 来ないのを待っていても意味は無いんだよ
僕が問う 僕も問う 迷路に迷い込んだみたいです
いつもの君を待ち 揺れるからだに 胸を交わせた 何故かは知らない 知ったこっちゃない
君の思いを知り 壊して見せた ああ これが これが 恋ってやつなんだなぁ
ねえ、受け止められますか?
375 :
n ◆KfuZJ.Tk :02/07/12 00:09 ID:KhMeeLW1
「サラマンドラ」
ふと脳裏をよぎるこの言葉
今日はいつもと違う場所からのアクセスにより
頭はさらに重め
TKの声が聞こえまくり、あたしはちょっと照れていて
ただの馬鹿なあたしだと悟った
憧れは捨てろ!と、有線で叫ぶ音楽たちが、
またあたしをおかしくさせる
もう今日は闇の中の街灯やネオンで照らされて
あたしは夜の蝶になった気分でもあったが
気持ちを切り替えて
肌を荒らした
がさがさのクマのある、みっともないあたしを
体目当てに男たちがたかる・・・
ああ
幻惑が
376 :
nahaha:02/07/12 01:27 ID:xzhppYJn
おい、ちゃんと全員のを批判しろよな。
できなきゃこんなスレたてんなや。
1は消えましたが、何か?
>>348は今回は見送らせていただく。テンションで書き上げた作品としては
>>349の方が
見所があるからだ。残念ながら348は作品以前のスケッチの段階を出ていない。
>>349 全体から推敲の後は見られない、テンションで書き上げた作品に感じられる。
この作風で行くなら、書き上げた後にせめて誤字のチェックはして欲しい。
さて作品だが、勢いにストーリーが負けてしまっている。細切れになりすぎて
展開が読めないのだ。エクスクラメーションマークで誤魔化さずに、脳内で進めて
しまったストーリーをきちんと書き切ってみてはどうか。
もっと完成度を考えて、書き切る努力をして欲しい。
折角のテンションが空回りしているのが、残念な作品である。脳内のストーリーを
勢いにまかせて全て書き出した後で、余分な描写なり語句なりを削ってみてはどうか。
勢いを殺さずに推敲する事は可能なので、今後の参考にして欲しい。
379 :
nahaha:02/07/12 01:35 ID:hVOZWrSd
批判というより、批評な。
みんなそれなりに真剣に詩を書いてんだよ。
それを陳腐だとか面倒だとかいう理由で放置すんなよ。
そりゃおまえらはある程度うまいかもしれないよ。
韻もしっかり踏めるかもしれないよ。
だけど、そういう形式をうまく使えない奴だっているんだよ。
小説なんかじゃ、文章創る上でのお約束があって
そこからはみ出すっていう理由で無視されてもしょうがないが、
ここは詩板だろ?韻を踏んでなくても、タイトルがなくても、
言葉使いが変でも、
一応批評だけはしてくれよ。
ここは批評してもらうためのスレなんだからさ。
佳作とるために応募してんじゃないんだよ。自分の詩はどんなもんかなって
それが聞きたくて、みんなはずかしいけど思いきって貼りつけてんの。
それを下手だからって放置するんなら、はなっからこんなスレ立てないで欲しいね。
380 :
名前はいらない:02/07/12 01:40 ID:6ypO/1zp
『らふんじ〜』
ああ らふんじ〜
(・∀・)イイ!!
おお らうんじ〜
(゚Д゚)ゴルァ!!
そして 漏れは
2ゲトズサー⊂(゚Д゚⊂⌒`つ≡≡≡
>>379 つーか批評は義務じゃないし・・・
君にそんなこと言う権利は無いよ。
大体、自分で見りゃ分かるでしょうが(w
382 :
nahaha:02/07/12 01:46 ID:BCeR2CeT
>>378 批評読みました。ありがとうございます。
自分としては
>>348のほうが気に入ってるのですが、
だめでしたか。
スケッチの段階を出ていないとありましたが、
それは如何なる意味にとればいいんでしょうか?
スケッチの意味がわかりませんが、「印象」ぐらいの意味にとればいいのでしょうか?
わたしは印象(風景やこころの印象)をそのまま素直に表現するということが
詩において最も重要だと思っているのですが。
誤字のチェック、クエスチョンマークの多用による注意がありましたが、
そこは了解しました。
次作もよろしくお願いします。
態度急変(w
384 :
:02/07/12 01:49 ID:???
>>379 過去レスに目を通してみてくれ。
焦れる気持ちも分かるが、このスレでは殆どの作品がきちんと批評されている。
命がけでかどうかは知らんが、かなり真摯に批評してくれていると思う。
その分、時間がかかる。
>>all
板汚しすみませんでした。
>>379 ああ、私で良ければ批評はするつもりだ。
しかし批評にも、読み取りや感想・推敲へのアドバイス等、それなりに時間はかかるものだ。
一つの作品を真剣に読み取り、批評する事は手軽なことではない。
ましてやこのスレは「命がけ」と名打ってあるスレだ。
申し訳ないが、もう少し時間的猶予を見てはくれないものか。
最後に、これは個人的な意見でしか過ぎないが、詩の批評を聞きたいと思ってくれるならば
その批評をどう感じたか・受け取ったかを聞きたいと思うのだよ。私のエゴかも知れないが
その事を心の隅に留めておいてはくれまいか。
386 :
nahaha:02/07/12 01:51 ID:BCeR2CeT
>>381 権利がない?それはどういう理由でしょうか。
まさか詩が下手だからという理由じゃないでしょうね。
そういう偏見によって権利の有無を問うなんてひどいと思います。(頭のなかがね)
権利は真面目に詩を書いたものすべてにあると思います。
なぜならここは詩を評価してあげますよ、という宣伝文句を
スレタイに掲げているわけですから。
義務ではないとおっしゃいましたが、このスレ自体に批評の義務は課されているんですよ。
ここは批評するためのスレなんですからね。
詩を披露するスレではないのですよ。
あくまでも批評がメインなんですよ。
>>386 なら、全ての詩を評価するのが義務ではないと言いましょうか。
対象を適度に選択するくらいのことは許されていいはずですよね?
>351
思うにこれってさあ恋人同士のむつごとみたいなもんで、
内輪の人間か似た様な状況にいる奴じゃないとここらへんの
気分ってのは中々分からないと思うんだよなあ。
ましてや初めてこれを読む他人にはそうゆう気分は殆ど伝わって
ないんじゃないのかね。
切ない想いを「切ない想い」とそのままに書いてちゃあ
何も記述以上の特別なものは付与していかないと思うわけよ。
切ないのならどんな切なさなのかをしっかり書いて欲しいぞ。
また、もう一度会いたいって思うんならそれほどの過去があって
それを匂わせる描写があったって良いと思うんだな。
「。。。」も然り、こんな弱い演出で雰囲気を補強する前に
書くべきことがあると思うんだよ。
とにかくよ、ただ作者の気分ばかりを先行させてちゃ読んでる方は辛い。
辛口だけどもよ、そこらへんきっちり憶えて頑張れってくれや。
390 :
nahaha:02/07/12 01:58 ID:M2vXy+ht
>>387 あなたが何者か知りませんが、わたしはスレを立てたひとに言っているんです。
もちろん、横レスで批評に参加してくださっている方にはそんな義務などないはずです。
そのひとは善意でやっているだけなんですからね。
だけど、スレ主はこういうタイトルでスレを立てた以上、
真面目に書いたと思われる全員の詩を批評するべきです。
>>390 どこからそんな考えが沸いてくるんですか(w
だからスレを立てた1であろうと、批評の対象となる詩を選別する権利はあると思うのよ。
全ては1の意思に委ねられることであって、君がどうこう言うものじゃない。
あ、俺は諭してるだけっすよ(w
>>390 というか いないんでしょ ここの1さん
393 :
:02/07/12 02:06 ID:???
雑談スレ行こうよ〜
394 :
ボルカ:02/07/12 02:07 ID:lRaD/S/l
私のは、後回しでかまいませんが、
どなたか、批評していただければ
酷評でも、とても嬉しく思います。
『オルフェウスの妻』
久しぶりに君と二人で、コーヒを飲みながら、流行作家
の話などをする。
最初は、むしろ君の方がたくさんほめてたのに、君は、
僕を置いてきぼりにして、だんだん歯切れが悪くなる。
気がつくと、君はなんだか、怒っている。
フェミニストな君には、あの物語の結末が許せない。
実を言えば本当は僕には、どうでも良い。
なのに、言い出してしまって止められなくて、ちょっと
した口論になる。
そう。
そんな事はどうでも良いこと。
大切なのは、あと二時間したら、僕はまた、お仕事に出
かけなければならない、ということだ。
この国では昔から普通のことらしいが、とにかく、僕ら
の足下には、すでに一人分の旅行鞄が置かれている。
君は突然話題を変えて、同人誌のために新しいペンネー
ムが欲しいと言い出す。「あまりありふれてなくて、で
もちゃんと名前らしいのが良いなあ。」と君は言う。
「オルフェウスの婚約者の名前なんかどうだい?」と、
僕は言う。
「どんな人だっけ?」
「結婚の前日に、パーンに強姦されそうになって、自殺
した人。」
君の顔を見て、しまった。と思う。あと一時間しかない
のに。
「あんまり自分で合わないのも嫌だから、ナントカ真弓、
とかがいいなあ。」気を取り直して君は言う。
「そうだね、やっぱり、あかるくて動きのある名前が良
いよね。」と僕も言う。
「もっと、国文学風な名前がいいわ。」
「じゃあ、「トカトントン真弓」なんてどうだろう?」
と、僕は言って、もちろん君は、笑いながら却下する。
「じゃあ、ビヨンは?バイロンじゃなくてさ。『真弓ビ
ヨン』、びよーんとしてて、良いと思わない?」
君はもう答えない。
そろそろバスの時間が迫っている。
395 :
nahaha:02/07/12 02:09 ID:kOvUk+2R
>>391 では、どういう基準で峻別するのかを明確に提示するべきです。
なぜなら、真面目に書いた詩がほとんど誰も読まれないような
(また読みたくないような)詩である場合があるからです。
詩の客観的な評価基準などどこにもないはずです。
詩の価値は読むものの主観的な感性に委ねられ、
だからこそ、どんな詩にも批評の余地はあるはずなのです。
ここに書きこむ人は、
>>1の趣味などわかろうはずはありません。
だから、どんな詩なら批評してもらえるのか、そこをはっきりさせてもらわないと
もし批評が返らないときにどうしてよいのか分からなくなると思いませんか?
はたして自分の詩はどう受けとめられたのか、気になるでしょう。
395よ
そういう議論をここで展開すると、結局スレのテーマから
外れてしまって、ますます批評が遅れてしまうと思わないか?
393の言う通り他スレに移動した方が良くないか?
>>395 批評されてなければ、1さんの趣味には合わなかった。それでよろしいのでは?
雑談スレ逝きましょうか。
398 :
:02/07/12 02:12 ID:???
>>382 風景やこころの印象をそのまま素直に表現するということ=読み手を無視して言葉を連ねる と言う事では
ないのは解るね?
自分の感じた印象を、読み手に伝える努力は必要な物だ。それ以前の下書きの域を出ていないよ、と言う
意味での「スケッチ」である。
それと、申し訳ないが私はこのスレの1ではない。しかし、批評の妨げになる(スレの意にそぐわぬ)
批評に関してのレス以外の議論は雑談スレにてお願いできないだろうか。
( ´∀`)400おめ1さん
401 :
nahaha:02/07/12 02:18 ID:if5tv8ov
批評が遅れるといけないので、
このへんで批評への批判は打ちきりたいと思います。
これは批評してもらいたい詩です。
肛門と腸の間に
一匹の黒蛇が棲んでいる
この世のありとあらゆるものを食い尽くし
人間が堕落と苦痛にのたうちまわるのを
笑いもせずに喜んでいる
俺はおまえの背中に乗って
森羅万象を取り巻く快楽を舐め尽くした
そのために俺は
もはや笑うことを忘れた
このどす黒い蛇のように
水晶のような目で地中ふかくに
腐敗した城を構えるのだ!
402 :
nahaha:02/07/12 02:20 ID:if5tv8ov
今回のやり取りで申し訳ないが非常に疲れた。今までは批評がついていない作品はなるべく批評するようにしてきたが
どうにも私の行動も批評も(まぁ、勝手にやっていることだが。)虚しくなった感は否めない。
このスレのいち利用者として、私「MORGEN」の今後の見解を明確にお伝えしようと思う。
私個人としては、「批評希望」の意思表示のないものは批評しない事にしようと思う。
個人的に是非とも批評したい作品にはその限りでは無い事も意思表示させていただく。
404 :
C2U:02/07/12 08:34 ID:Yzvq6s1g
批評って感応しないとできないよね。
無理やりやろうとすると、例えば、
>>401 精神分析にいう肛門サディズム期の特徴がよく出ています。
ことにその強迫性は、
>ありとあらゆるもの
>森羅万象・・・尽くした
という皆悉癖、収集癖によく現れています。
言葉は仰々しいけど、糞便の化けた蛇はどことなく矮小に思えます。
平均以上の詩だと思いますが、
「もし愛なくば」常に平均以上の詩しか書けないかもしれません。
精神病か
批評は大変だ・・・
407 :
名前はいらない:02/07/12 11:39 ID:jwnFlOeL
408 :
C2U:02/07/12 18:27 ID:FTNG+uK0
>>405精神病ではありません。
誰もが通り過ぎる発達段階の一つです。
>>401 しいたけを連想させるね。
あと、捻れ腸の原因もなんとなくわかるような感じだな。
発達段階障害=精神病=いかいかの現状
やっぱり中央線!
412 :
nahaha:02/07/12 22:33 ID:hrawZ0dQ
>>403 了解しました。
>>404 「批評できない」ということは、「創作できない」と同義なぐらい
投げやりな態度だと思います。
そういう者は「批評」自体を投げ出した方がいいと思います。
ものごとの見方とは、先にも述べたように主観的なものなので、
詩は記憶を読むものの過去から引っ張り出し、
深く味わうことができるまで昇華させる媒体であるということが言えると思います。
ですから、例えば、
雨が降っていた
しとしと降っていた
雨音をかき消して
一羽の鴉がカァと鳴いた
雨はまた、しとしと降っていた
という詩を批評するとき、批評する側の情景の広がりと
詩から涌き出てくる創造の束がどれだけまとまった思念的情景を呼び起こすか
が重要になってくると思います。
それは、詩人にすら見えない意識のまとまりを構成し直す働きであり、
そのこと自体が主観的な創作であって、
着眼点は批評する者の力量にたくされるのです。
言ってみれば批評は詩とはまったく別物であり、新たな作品であるとさえ言えると思います。
優れた詩人は、優れた批評家でもあるというのはこのためなのです。
このスレは批評するスレですよね。下手だからといって放置するスレでないことを信じます。
413 :
nahaha:02/07/12 22:35 ID:K+T2ZfrD
>>408 それはどういう理由で言っているのでしょうか。
わたしには自覚がありませんので
その理由を具体的に教えていただけませんか?
発達段階とはいかなるものでしょう?
精神科学の用語でしょうか。
414 :
nahaha:02/07/12 22:44 ID:Ilnnb0dr
発達段階の障害という意味がよくわかりませんが、
語の示すとおりに解釈すれば、
発達過程における精神の軋轢(葛藤)のようなものでしょうか?
もしそうだとするならば、「発達段階の障害」がないという人は
なんらかの精神の病気か、白痴かでしょうね。
あなたにはそれがないとおっしゃるのですか?
あなたは発達段階の障害がありますか。
ないとすればあなたは病気です。あるとすれば、
あなたから見たわたしが本当に発達段階の障害があるのかないのか
あやしくなってきますね。
なにしろ発達段階の障害があるものが、あるものを見てそう言っているんですからね。
未発達なものが未発達なものをどうこう言っても信憑性がないですよね。
415 :
C2U:02/07/12 23:01 ID:styXRoXV
>>412 いい詩は主観的なものではなくて、主客を滅することが出来るものです。
そうでなければおそらく相互主観の不毛の哲学的議論を要します。
厳密な言い方をすれば、うまい詩と下手な詩があるのではなくて、
詩とそうでないものがあるのです。
詩でないものに対する"批評"を私は強制されません。
>>413 生理的なペースを乱すような律儀さも強迫の一症状でしょう。
416 :
名前はいらない:02/07/12 23:09 ID:p9lPYwQT
コロッサスの森で落ち穂拾い
日がな一日賽の河原さ
晴れた日も雨の日も続けていけば
きっと夢はエニグマの大海へ
泳ぎ疲れた電子の世界
死に場所求めたレミングが
続け続けとチューリングの底
417 :
:02/07/12 23:17 ID:???
>nahaha
ん? 408は「発達段階の障害」とは言ってないと思うが。
410は煽りだよ。
それと404は「批評できない」じゃなくて「批評は感応しないとできない」
と言ってる。やっつけではやりたくない、という意味にとれる。
ここは批評し、批評される場であるので、
著しくスレの流れを疎外する長い議論は控えた方がいいと思う。
沢山の人が黙って評価されるのを待ってるのだから。
418 :
名前はいらない:02/07/12 23:23 ID:p9lPYwQT
>>417 批評ウヒョー奇矯で好評
歓喜を換気で勘気づけ!
好調アチョー絶頂で包丁
三時は惨事で賛辞しる!
419 :
名前はいらない:02/07/12 23:24 ID:p9lPYwQT
つまり、詩で応えるならこういう事だ。わかったか?
420 :
nahaha:02/07/12 23:27 ID:MTV2R0J3
>>415 わたしは芸術の創作というものは
「感性」を客観的に作品に打ちこむ行程だと最近感じています。
作品を創作している自分と、それを眺める自分が遊離し
また遊離するからこそ作品に対する感性が働き出すのです。
いい詩は主客を滅することができるというのは同意します。
そのことについてそれはそもそも主観の働きでそうなるのではないかとか、
そういうことはいいませんが、
あなたの言うのは「詩」に対峙したときの結果現象ですよね。
それは詩がそれを読む者に対して持っている積極的な働きであるということは
認めますが、わたしの言っているのは「批評」のことです。
批評は、客観を装いますが、それは詩人に対しての、また批評を聞くものに対して持っている
「客観的側面」であって、批評それ自体は純主観的なものです。
つまり極端に言ってしまえば、「批評をするかしないか」は
作品とはなんら関係なく、批評する者の態度如何に関わっているのです。
たとえあなたの言う「およそ詩ではないもの」であっても
詩的に解釈(批評が詩的だということではない)することで
それは批評にとって、詩になり得るのです。
わたしが「下手な詩であっても批評すべき」と言ったのはこのためです。
ただ、あなたは
>>1ではないので強制ませんがね。
>生理的なペースを乱すような律儀さも強迫の一症状でしょう。
それは何を指して言っているのですか?
421 :
C2U:02/07/12 23:31 ID:styXRoXV
422 :
nahaha:02/07/12 23:39 ID:WFZF+P/6
納得していただけたところで、
今後ここでの議論は控えたいと思います。
>>417さんの言うように批評を待っている人に対して邪魔になりますからね。
つーか今更じゃないだろ・・・雑談スレでやれよ。
ホントに厨房ばかりだな・・・
オナニーは終わったようだな
426 :
灰尾(3):02/07/14 02:57 ID:flOohpMJ
とても弱気な静寂は、僕らから熱を奪っていった。
遠慮とも悪意ともとれない中で、
しだいに機械になっていく退屈さを感じた。
それは、憎むべき行為じゃない。
だけど、じゅうぶんな理由にはなった。
世界観は、対話の中で争われる。
風景も、感情も、
共有されることを待っていただろうに。
共有することを待っていたのに。
通りすがりの人が声をかけてくれた。
じゅうぶんに、話は通じた。
関係は終わってしまった。
427 :
Nothing:02/07/14 08:20 ID:hLvAtbKi
水平線の端が光に溶けていく
命の海は遥か真下にたたずむ
見えるものを崇拝する二人
聞こえないけど確かに見える
じっと見ても良いけど味がする
朝の光が彼らの瞳に炎を宿すと
空の城では太陽と月が一つになり
暁が歓びをもたらす
もしも太陽をこの胸に抱くことができたなら
何度も何度もせがまれるでしょう
太陽の囁きにそそのかされて
身を焦がしながら
浮かんでは落ちていく
歓喜の海へ
月の知らない海へ
428 :
もみじ ◆9VdrFFk. :02/07/14 20:24 ID:YMw++9CM
群青のそらに
細い三日月が見えはじめ
信号が赤に変わる
停止線を越えぬよう
静かにブレーキを踏むのが
ひとつのルールとなった
溢れ出す人と車の波の中
こんなにもひとりぼっち
ぽろりと流した涙は
走り出すまでに拭ききれず
後から後からこみ上げるから
もうほおっておくしかないだろう
おかあさんおかあさん
こんな日は
あなたの家に帰りたいよ
一人で生きていくと強がったけど
あの頃は
一人の意味を知らなかったよ
一人の意味を知らなすぎたよ
429 :
未鈴:02/07/14 20:35 ID:75Tf8pb5
「集団生活における個人(自分自身)の確立と自由」
そんなん補償されてないって知ってたよ
アレだね、ほら 箱の中におしこめられた
古い古いぬいぐるみ
気分はそんなカンジ
いや、でも 別にね 望んでいなかったわけじゃないんだ
君から切り離してくれれば
もう哀しさなんて 感じないと思っていたから
ああ、なぜなんでしょうカミサマ
こんなに 理由が そろっているのに
もしかしたら君が
この箱の中から出してくれるんじゃないかと
私が願ってしまうのは
-------------------
お願いします。
430 :
C2U:02/07/15 00:35 ID:fRWQbK1F
一般的なことを言うと、きっと叱られるだろうけど、
2ちゃんねるだし、もっとみんな冒険したらいいと思うんだけどね。
それぞれに詩を知ってるだけに、詩らしきものを書いちゃってないかな。
もっと端的に、短絡的でさえあっていいんじゃない。
むしろ他の板の地の文章の方に詩を感じることが多いんだよね。
431 :
368:02/07/15 19:45 ID:???
>>369ドン亀 ◆Tp8oxx7.さん
はげしい批評ありがとうございます。
100点!は小学校いらいなので、うれしかったです。
詩のなかの姉ちゃんは実の姉で、あまり動かないので
ほんとうに人形みたいでした。
詩はまだはじめたばかりですが、
また100点めざしてがんばります。
>>370C2Uさん
ご批評ありがとうございました。
「くさい」のあいだに「きれい」がはさまってる形にしようとか、
詩の形はすこし考えましたが、小さいときの出来事なので、
そのときの言葉をそのまま使っちゃってます。
ご指摘のとおり、もうすこし考えればよかったと思います。
432 :
C2U:02/07/15 21:26 ID:nafXY5JM
>>431 そうでしたか。
擬古SF的な省略を効かしてるのかと思ってました。
私の不明でしたね。
433 :
灰尾(3):02/07/16 01:07 ID:EzE2Rgz2
426と矛盾しつつも、少し批評を・・・
>>427 僕はどちらかと言えば、淡々とした作風が好きなのです。
で、この作品はレトリックも美しく、描写も淡々としているわけです。
空の青がだんだんと海の底の深い青に変わっていくのが目に見えるわけです。
とてもゆっくりと沈んでいくわけです。
>>428 一体何があったんだろう、と問い掛けたくなるわけですが。
きれいなんですけどね、全体に。
何が理由で一人ぼっちの辛さを感じたのか。
そのあたりが聞きたいですねぇ。
434 :
灰尾(3):02/07/16 01:19 ID:EzE2Rgz2
>>429 例えば、小泉内閣には期待したけど、構造改革は進んでいないとか、
そういうことなんでしょうか。
「こんなにも理由がある」ってのは、
救われるべき人が救われない現状はおかしいってことでしょうか。
それなら、僕も賛成しますけどねぇ。
リズムが良いから独り善がりには聞こえない。
でもちょっとわかりにくいかも。
>>430 エキセントリックな表現は結構難しくて、
どうしても下ネタに走ってしまったりだとか(笑)。
僕個人としては、韻も踏んでいないし(笑)、
それほどテクニカルに書いてるつもりはないんですがねぇ(笑)。
>>358カフェイン氏
まずは注意事項から。作品として人前に出すのだから題名を付けよう。
かわいい我が子に名前も付けずに社会に送り出す親がいるかね?
さて、作品に入ろう。
一連目で何か物語が始まりそうな、良い出だしを切っているのだが
二連目・三連目が別の話になってしまっている。
これならば、一連目は必要ないのでは?
もっと極端に言ってしまえば、二連目・三連目を個別に作品として膨らませる
事も出来てしまう。同じ作品の連をなす必然が見えないのだ。
読者が何とか脳内で、作品から与えられる断片でストーリーを想像しても、
最終行で放り出されてしまう。作者の視線が散漫になってはいないか?
1〜3連とも良い雰囲気を出せそうな印象はあるので、各連を別々に
作品として作ってみてはどうだろう。
>>364HB氏
自動書記型作品としても、残念ながら中途半端で終わってしまっている。
映画の文法としての作品らしいが、これで映像を感じろと言うのは厳しい。
どうせ詩として評価を求めるのなら、詩的にアプローチして欲しい。
文法を壊すのなら壊しきる勢いが足りない。
詩板住人の一例として原文へ私なりの詩的アプローチをしてみようと思う。
>両親は行方知れず。
>超ヘビースモーカー。
>愛車は60'sのTOYOTA-クラウン。
>趣味で“ヌード・ライター”をコレクションしている。
>足元は、いつも“ラバーソウル”しかも貰い物。
↓
いません。アップ ルーツは迷子です。パーン
煙を量産意味は無し
走る王座は煙を置き去りに逃げ去るクラウン60’
かき集めるのは笑顔ヌードのライター美女が火をつけるから
だからいませんって走り去る足元の軽快な靴音はありがとう
ルーツは貰ったラバーソウル。フェードアウト。アウト。ウト。ト。 。
まぁ、遊びの要素が強い作品だったので、私も遊びをこめてレスしてみたと言う事だ。
以上。
>>436 丁寧なレス。感謝します。
ありがとうございました。
>>映画の文法としての作品らしい
と言うのはよく分かりません。
他の板で雑談中にある人がちょろっと書き込んだもののコピペです。
その時、「なんかいいぞこれは」と思ったので
こちらで評価をお願いした次第です。
たしかにMORGENさんの方が詩として完成しているのかも知れません。
見た目にもきれいだし、読みやすいし…。
>>フェードアウト。アウト。ウト。ト。 。
は、いかがなもんかとも思いますが。
遊びなんですよね。
ところで、オリジナルのほうになにか力を感じませんか?
うまくいえませんが、知的障害者の方が書いた様な力。
我々には見えていないものが見えているような力。
とにかくありがとうございました。
この板にもまともに話が出来る方がいることが分かって良かったです。
失礼ながらオリジナル再掲。
赴くこの身。そこは公の園。ウォーキングなのだ。
老いたる屍はくゆらす煙。公の園にはベンチで腰掛け。
親知らん。両方とも。だから愛車はクラウンで。
ヌードライターな趣味は禁煙ですか?愛は死にますか?
ラバーソウルな足は、しかももらい物。
438 :
カフェイン:02/07/16 11:05 ID:RuXl019B
>>436 MORGENさん 丹念な批評ありがとうございます。
今思えばとても失礼なことをしました。
お願いも無し、その上マルチときていたのですから…
MORGENさんの慈悲に感謝します。
なるほど、確かにその通りでした。
自分の想像してたものは「夏の吹きぬける強さ、爽快、」だったんですが
イメージの方向性がバラバラに弾けてしまいました。
題をつけなかったのも関係して
まとまらなかったようです。精進します。
最後にもう一度、
ありがとうございました
439 :
未鈴:02/07/16 20:55 ID:VsgC4L4M
>>434 灰尾(3)サンありがとう御座いました。
>こんなにも理由がある
嫌われる理由、突き放されている理由=箱の中に押し込められている理由
それをイメージしていました。
自分の言葉を使って人に伝えるのって難しいですね。
もっともっとがんばろうと思いました。
本当にありがとう御座いました。
>367
何の前置きもなくいきなり飛び降りられても読んでる側としちゃあ
作り手の陶酔しか感じられないんだな。
タナトスは結構だがそれで読み手を納得させられるのか?一回よく考えてみてくれ。
>368
視点は確かに素晴らしいよ、けどそれだけで終わってないか?それが勿体無い。
お姉ちゃんと話者の関係や病室の情景、お姉ちゃんの表情等等、
もっと物語を広げるべし。手直し次第でもっと良くなると思うし。
>371
ワンシーンだけで時間が止まってしまったって感じだな。
それからどうなるんだ?まだ何も始まってないよ。
少なくとも人間に何の動きもない状態じゃドラマは生まれないと思うんだな。
441 :
Nothing:02/07/16 22:49 ID:gpmSbHr7
>427
灰尾(3)様
ご批評ありがとうございまいた。
またよろしくお願いいたします。
>368
視点の良さに関しては440と同意。
しかし物語を膨らませるとキレが失われてしまうかも知れない。
確かに言葉足らずな感はあるが一応ソネット風の形に整えてあるし、
このままの形で更に推敲を重ねても良いと思う。
俺としては玉子の比喩も少し邪魔な気がする。
蜂蜜の比喩に集中すべき視点がややぼやけてしまっている。
443 :
C2U:02/07/17 01:31 ID:P9jJUsXJ
>「ハチミツ抜き」さん
展開しろ、と焦点を合わせろ、と正反対のアドバイスをもらっちゃったね。
でもね、その二つの不在の文脈のはざまに「ハチミツ抜き」の詩的空間があるんだからね。
445 :
HB(437):02/07/17 14:38 ID:66R8r2xu
>>444 まずは、自作なのか他者の作品なのか前もって告げなかった非について、
おわびさせていただきます。大変失礼いたしました。
それと若干の経緯の説明を…
映画の文法スレ、拝見いたしました。
そんなスレがあることは知りませんでした。
しかし出所は同じです。テレビドラマ板の『濱マイク』スレからのコピペです。
そこで、ある方と私が雑談しているときにこの詩が出てきました。
私自身がとても気になったので、
まず『書いた詩・・評価してあげるよ?』スレにコピペしました。
ttp://book.2ch.net/test/read.cgi/poem/1026189830/31 しかし全く相手にしてもらえずこのスレ
>>364へのカキコとなったわけです。
とにかく他人の作品であることを明記すべきでした。
改めておわびします。
それにもまして、批評していただいたことにはさらに感謝致します。
この作品なんですが、どうやら初めて書いた詩ということです。
何だかリズム感が独特でいいような気がしました。
特に最後の1行。「しかももらい物。」にはしびれました。
MORGENさんのものもこの部分はそのままですね。
偶然でしょうか?
>>正常な制御力がかいま見え、弾け切れていない
そうかも知れません。
ただ、この作品を書いた方がこれをきっかけに
何か書いてくれると良いなぁと思っております。
そのように、『濱マイク』スレにも書いておきました。
本当に、いろいろとありがとうございました。
さようなら。
批評家を待ちわびるage
お忙しいのですかね、MORGENさん。。。
448 :
368:02/07/18 20:06 ID:???
>>440乙女エアーさん
批評ありがとうございます。
すごく早いうちに形を決めてしまったために、
きゅうくつになってしまいました。
そのうえボキャブラリーが少ないので、思った感じで書けなくて、
つい思わなかったことにしてしまいます。反省。
>>442名前はいらないさん
批評ありがとうございます。
ソネットは学校で習ったので、いちおう14行にしてみました。
とくに意味はないけど、少し決まりがある方が書きやすかったので
こういう形になりました。
玉子の比喩についてのご指摘は、とても勉強になりました。
>>443C2Uさん
アドバイスありがとうごさいます。でもちょっと難しいです(汗
やはりもう少しボキャブラリーを増やさないとです。
またよろしくおねがいします。
空気のぺったりはりつくような感覚に目を覚ました。
カーテンの外がほの青い、
めざまし時計の針たちは残酷に直角をえがいている
あたまの上、午前三時がふわふわ実感なくただよった。
おうちゃくに、ふとんの上から身じろぎもせず
ぼくはゆるり、天井に向かって腕を持ち上げる。
ぺったりはりつく空気は腕にひきさかれてしめった音をたてた。
ふわふわ実感なくただよう午前三時、
カーテンからはいりこむ薄青い夜明け。
肩からにょっきり生えた腕はごつごつと骨ばっていて
まるで腕のかたちをした、べつのなにかのよう。
とたん、午前三時はぼくのなかへと一気になだれこむ。
ぼくは一気に求心力をうしなって
腕と髪の毛と目玉とおへそと足の小指、
とにかくそんなばらばらのパーツにわかれてしまった。
ふわふわ実感なくただよう午前三時、
カーテンからはいりこむ薄青い夜明け。
からだたちはてんでばらばらに
せまい六畳一間のなかを午前三時と一緒にただよう。
ぼくは、つまるところ脳みそなのだけど、
薄青い部屋のなか、ほとんど絶望的なきもちだ。
けれどきもちをからだにつたえるはずの神経回路はいささかみじかくて
頬にも口にも目玉にもとどきやしない。
ただ脳みそから無益にぶらさがって途方にくれるだけだ。
ふわふわ実感なくただよう午前三時、
カーテンからはいりこむ薄青い夜明け。
きみがいてくれたらいいと思う。
あきれたみたいにほほえんで、からだをいっこいっこつかまえて、
それはそれはていねいなやり方でぼくをつなげてくれるだろう。
けれど、あぁ、なんたることか
口はソファのあたりで元気にころがっていて、
君のその、きれいな名前をさけぶ気はさらさらないみたいだ。
ふわふわ実感なくただよう午前三時。
カーテンからはいりこむ薄青い夜明け。
ぼくは、つまるところ脳みそなのだけど、
きみのえがおを無力に夢想するだけさ。
空気はぺったりはりつくようだ。
450 :
449:02/07/18 20:32 ID:???
いったん別スレに投稿したもので、恐れ入ります。
漠然とした納得のいかなさを感じているのですが、かといって手入れをしようと思うとはたと手が止まってしまい、すっかり煮詰まってしまいました。
よろしければ忌憚ないご意見を聞かせていただけると嬉しいです。よろしくお願いいたします。
どなたか批評してもらえると有難いのですが。よろしくお願いします。
452 :
C2U:02/07/20 03:45 ID:RJcGOjlG
>>449 >午前三時
を骨折って感性的に扱おうとしてるけど、
成功の見込みが薄いと思いますが。
夜明け(ほんと?)だっていうけど2Chやってたりするんだからね。
手触りのあるものだけで書いてみたらどうでしょう。
453 :
批評お願いします!:02/07/20 22:33 ID:SQKR9/jA
『光と影』
こんなに激しく
鼓動が鳴り響くの
あなたを思い出す度
心の中
掻き乱され
いつの間にか
痛くて
悲しくて
苦しくて…
心は軋んでいた
愛してるのは
あなただけ
愛しいのは
あなた
お願いだから
強く私を
抱きしめて
キスをして。。。
454 :
名前はいらない:02/07/21 00:27 ID:kwkS+yRq
>>453 詩と呼ぶには何もかもが浅墓で、
単にありきたりな言葉の羅列。
見るべき所は何処にも見当たりません。
褒めるべきところはゼロです(キッパリ)。
>>453 454にほぼ同意。
作者はきっと辛くて悲しくて、なのだろうが、
詩を創作して他人に見せるという事は、単に感情を吐露する事とは全く違う。
もう一度自分の詩を読み返し、作品を自分なりに評価してみて欲しい。
こういった作品の作者は、他人の作品を余り読まない場合が多いのではないだろうか?
他スレを少し覗くだけで、恋愛に関する詩の難しさに気付いてもらえると思う。
456 :
名前はいらない:02/07/21 01:55 ID:nBfXyV1Q
無題
まわりにこもった蝉時雨が、ふと
西の山連なりに遠ざかると
ひどく昔のことを思い出します
うん、まあ、たいていは君のことです
君にはずいぶんよくしてもらったのに
僕はこんなに意気地をなくしちゃってね
生きていることも確かに応えないんだ
君はあれほど確かに死んだのにね
悔しいと思わなくもないんだよ
折り返すのはずっと後でなきゃいけない
もう世界がひるがえるいわれはなく
背表紙の熟す片隅のあえぎ
やがて蝉時雨が戻ってくると
こんどは身内をひたしていきます
457 :
名前はいらない:02/07/21 03:18 ID:GWQhgwsz
>>453 批評ありがとうございました。
もっと他の方の詩を読んだりして勉強して来ます。
出直して来ます。
失礼しますたっ!!
ウワァン*゚・(/д`)゚*。・*
458 :
微熱くん ◆/504x/.Q :02/07/21 10:27 ID:sAF0+9U+
その選択は間違いではなかったか
お前は賢者と囃したてられ
決して奢りではなかったと
その選択は
その眼がまだ見えるのならば
その耳がまだ聞こえるのならば
凝らせばいい
澄ませばいい
その選択は間違いではないのかと
お前は賢者などではなく
あたりまえの生き物であり
ただの人間だったと
そして
その選択を
>>394ボルカ氏
全体を通して流れる静かな時間が、日常のワンシーンを切り取った作風に
良く合っている、散文的な作品である。
読後に先のストーリーを想像したくなる力のある作品だ。
と、珍しく初手から誉めているが、引っ掛かりが無い訳ではない。
作中の男女の過ごす時間のぎこちなさ、これは行き違う時間のほころびを
少しでも繕いたい「僕」の焦りや努力が空回りするストーリーの物悲しさ
なのだが、若干ストーリーにドラマ性が弱いようにも感じる。
登場人物自体に動きのない作品なので、その分「僕」の内面をもう少し
見せて欲しくなるのだ。
時間は押し迫る、ぎこちなさは消えない。「僕」は焦らないのだろうか。
悲しく静観してしまうのだろうか。
後、題名では「妻」となっているが、作中では「婚約者」になっている
オルフェウスの神話なのだが、これは私の勉強不足かもしれないが
自殺ではなく毒蛇にかまれたと記憶しているのだが、作者の何かしらの
意図があるのだろうか?
神話ではオルフェウスと妻エウリデュケは、黄泉の国に行ってしまった
エウリデュケを救い出すことが出来ずに、現世での再会は果たせないのだが
妻を愛し続けたオルフェウスは死後、黄泉の国において妻と再会を果たす。
後半の流れと神話の内容がリンクし、作中の男女のその後の心情
を暗示しているかのような、静かな哀愁を感じさせる作品である。
とても楽しめた。良い作品をありがとう。
もう、いかいかなんかみんな忘れてるよ
時間がすぎれば、みんな忘れるんだよ。
俺も忘れた
461 :
ボルカ:02/07/22 22:14 ID:???
批評有り難うございます。
また、誉めて頂いて、とてもうれしいです。
じつは来るたびにチェックして待っておりました(笑。
ご指摘頂いた点の多くは推敲不足と、ネタの熟成のあささ
の結果です。勉強になりました。
なお、オルフェの妻の死因については、「僕」がいじわるな
嘘を言っているという設定でしたが、わかりにくく書いてしま
いました。初校では、映画等を引用して長かったものを短くし
たため、キーワードが抜けたもので、この部分のわかりにくさ
は、自分ではきがつきませんでした。
>>461 ああ、映画(黒のオルフェ)のあらすじも一応見てはいたのだが、気がつかなかった
のは私の読み取り不足でもある。何かの意図は感じたのだが。
「僕」が嘘をつくくだりが入っているものも是非読んでみたいので、気が向いたら
投稿していただけると大変嬉しい。次の別の作品も是非見せて頂ければ幸いである。
463 :
名前はいらない :02/07/22 23:48 ID:f42X7VdU
批評お願いします
丘の麓の広場から
掲げられた国旗は
白いお城の上にパタパタと
鮮明に響く町中に
広場のお祭りは和やかなので
店主のおじさんは退屈でいねむりしてる
影の少ない今日の日は
ふわりふわりと風船が
白みを帯びた青空に
ゆっくりゆっくり消えて行く
突然寂しさに襲われた
曲馬団の去った後の大きな広場
影の少ない
和やかで
大きな広場
ぼくは
さよならが欲しかったです
涙を誘う
支配者の記憶です
城門には
たくさんの禁衛隊です
「狂渇」
雨乞い蛙が 黒いばり流す夜
そのいさら水だまりに落つる月よ
濁り隠れて かく濁りて
いさら井乾き 身は酒を乞う
ちょいと忍びて猪口に月すくう
かっ食らえば まっくら闇
宵やれ酔え 宵やれ酔えよ
宵やれ酔え 宵やれ酔えよ
465 :
MORGEN ◆ITGbUipI :02/07/25 23:05 ID:is93pDCw
>>463 情景描写・前半の雰囲気つくりは成功しているのだが、如何せん起承転結の『転結』が弱い。
3連までの穏やかなイメージを後半まで引きずり過ぎていて、締めがぼやけてしまっているのだ。
4連の祭りが終わった流れからいきなり最終連では、唐突過ぎて読者はおいてけぼりになってしまう。
何故「ぼく」は穏やかな祭りが許せないのか?何故惨劇を求めるほど絶望しているのか?
手がかりが全く無いのでは読者は迷子になってしまう。
例えば占領下における征服者の虚像の平和を称える祭りなのか?と考えるにしても
「ぼく」の絶望と虚無感から惨劇を求めているのか?と想像するにしても、最終連だけでは
弱すぎるのだ。
書き手は常に脳内でストーリーを構築しながら作品を書いているので、読み手には必要とされる
部分まで削りすぎてしまったり、省いてしまう罠に陥りやすい。
説明的にしろといっているわけではなく、読者に道筋の手がかりをきちんと残して欲しいと言う事だ。
後半の作り方次第で(例えば4連の後に「ぼく」の心情をもう1連書き足す等)作品の完成度が
全く変わってくるはずなので、もう一度考えてみてはどうか。
466 :
いちりすと:02/07/25 23:34 ID:bg5iVt/R
「こんな事、どこで覚えた?」ってもっと、もっと言ってよ!
ちょっとくらい背伸びして、ひどく輝きたいんだ。
拍手の中で踊りましょう。衆人環視のレイトショウ。
優れたハレンチ、土足で学び、
宜しくどうぞ始めましょう。
エロトピア。
僕たち、ピンクの排泄物。
エ、ロ、ト、ピ、ア。
「何が欲しいか言ってみな?」ってもっと、もっと言ってよ!
硬い革張りの夜に濡れたリズムを刻んだら。
目隠しもして踊りましょう。品性下劣なレイトショウ。
薄暗い旅は、程良く加熱。それではどうぞ続けましょう。
エロトピア。
僕たち、国家の猥褻物。
エ、ロ、ト、ピ、ア。
聞いたこともない言葉で、もっと僕をいぢめてよ。
大好きな日常を薔薇色で汚しましょう。
見たこともない世界で、もっと僕をいかせてよ。
むさぼれば肉の蜜。泳ぎましょう白い海。
聞いたこともない言葉で、もっと僕をいぢめてよ。
見たこともない世界で、もっと僕をいかせてよ。
うぅぅぅぅ〜〜〜〜〜〜〜〜むぅ
468 :
名前はいらない:02/07/25 23:50 ID:HjCtGRnN
>いちりすと
ア ホ
>>464 なぜか綺麗なイメージを抱きました。
語感がよろしいのだろうか。
>MORGEN さん
463名無しになってた
ご批評ありがとうございます
確かに頭の中に長く置きすぎて
はぶきすぎたかも。
バランスがむずかしいー
やりなおしてみます。
472 :
Canopus ◆j1h.j3e. :02/07/27 00:38 ID:1X2+eKjv
『声』
アテンション アテンションプリーズ!
この 豊かに光かがやく夏の広場は
耳あたりのいい 七月の騒擾の音楽に支配されている
ここでは ことばの花は咲いてもすぐに枯れてしまう
ぼくの尊敬していた古人が解き放った
かずかずの美しいことばさえも
陰のない嬌声の波にかき消されて
かぼそいエコーにしか聴こえない
アテンション アテンションプリーズ!
いきなり走り出した君のうしろ姿を追って
ぼくは この広場にやってきた
汝 つまずくなかれ 広場を埋めつくす鳩の群れに
鳩は学習する 彼らは飛び立つ 強い陽射しをうけて
汗だくで 息をきらして ぼくは君を見失って
巡礼のような人の列につまずいて立ち止まった
ぼくの ぼくの顔を
どこで失くしてしまったんだろう
ぼくの声はどこをさまよっているんだろう
膝をついたままの姿勢で
人の列の海に 頭まで浸(つ)かって
ぼくはぼくの姿さえ見失ってしまった
どこにもいない君を
どこかにいってしまったぼくを
力のかぎり呼んだのに 探したのに 叫びたかったのに
次の瞬間にはあきらめて口をつぐんでしまった
アテンション アテンションプリーズ!
豊かに光かがやく この夏の広場には
ここちよい忘却の腐臭が充満している
ついに発することなかった ぼくの声は
いったい誰に届いたんだろうか
生けとし生きるものに この世を去ったものに
ぼくの中で ぼくのことばは
こんなにあふれているのに
>>471 ついでに、このスレでまだ批評されてない詩をしてくださると。。。
474 :
碧谷 ◆T5I/FREE :02/07/27 00:41 ID:oG425iyZ
誰にも知られなかったこと
どこかで見つけてどこかで亡くし
それはそれになれないままに
誰にも知られないままに
沈んで壊れて儚くなった
いつかまた見つかるなら
もうこの腕から放さない 離さない
>>473 やりましょう。今日だけね。
>>456 ふんわりとしたことばが印象的ですね。特に一連目が美しい。
対して二、三連目は表現をオブラートでくるみすぎて、かえって内容がつかめ
なくなっています。他のところは成功していると思いますので、ご再考を。
一冊の本の描写、夕闇に似つかわしくて、いいですね。思い出の本なのか、
日記なのか。
>>458 内省的な詩で、微熱さんの正直な心情の吐露が伺えて好感は持てるの
ですが、構造を単純化させすぎているきらいがあります。それも一つの方法で
はありますが、そのために「選択」というキーワードがぼやけてしまっている
ようですね。おそらく意味の多重化をねらったとは思うんですが。
>>464 ことば遣いがユニークです。「いさら」は小川よりさらに小さな川の
ことなんですね。はじめて知りました。「黒いばり」には度胆を抜かれました。
内容はなんてことない詩ですが、情景描写に力量を感じます。微妙に肩の力を
抜いたあたりが、詩のテーマとマッチしていますね。秀作だと思います。
>>466 結構カッコいいですよ。ただね、「エロトピア」という語に詩の内容
が頼りすぎです。内面の世界は充分に書ききっていると思いますので、あとは
シチュエーション、すなわちレイトショウの内容です。今のままでは、何人で
踊っているのかも解りません。展開、ことば遣いとも上手さを感じるだけに、
惜しいですね。
>>474 シャボン玉は、きつく抱きしめると壊れて消えてしまいますよ。
詩の印象もシャボン玉みたいで、ふわふわしてとりとめがないかなあ。
こういう詩は、おっ、と感じるようなセンテンスがないとツラいように
思えます。酷評でゴメン。
すみませんが、
>>472のご批評も、どなたかよろしくお願いします。
477 :
批評お願いいたします:02/07/27 16:35 ID:WyWzFPzm
『不安』
ありきたりな言葉でいいのなら
間に合わせの言葉でいいのなら
いくらでも掛けてあげるよ
それで癒されるのなら
きれいごとだっていっぱいいってあげる
そんなの好きだろ?
それで癒されるのなら
適当な言葉でいい
−適当な言葉
( って何?)
見付からない
だから人は、
悲しい顔、見たくない
>>472 私で良かったら・・・。
夏の日差しと街の揺らめきが見事に融合されていて
どこか陽炎を見せられているような、幻想的な雰囲気があります。
「アテンション アテンションプリーズ!」の叫びと、
それにまったく耳を貸さない雑踏が主人公の嘆きを増幅しています。
少し疑問だったのは
「どこにもいない君」というのは自分自身ととればすんなりと読めるのですが、
“他人”ということになると複雑、というか、いきなり恋心がでてきて
詩の中で浮いているようにも思いました。あくまで他人と捉えた時の話ですけどね。
そしてもう一つ残念だったのは、展開が非常に素晴らしいのですが
詩の中で全ての情をはき尽くしてしまって、余韻があまり続かない。
これは自分の感覚で言ってしまうのですが、
もう少し「誰にも届かない僕の声、もしくは誰にも見えない自分」を
もっと比喩した力強い表現が欲しかったように思います。
以上、粗末な批評でスマソ
>>478 kanonさん、ご批評ありがとうございました。
なかなかイタいところを突かれました。「どこにもいない君(あなた)」は
私の詩によく出てくるモチーフで、もともとは西脇順三郎の「幻影の女」から
とっています。彼女はミュウズであり、恋人であり、真理の暗喩でもある…
ってんですが、不親切でしたね。「余韻が続かない」ってのは、マジで気付い
てませんでした。勉強になりました。重ね重ねありがとうございました。
480 :
どなた様か批評して下さい。。。:02/07/28 02:44 ID:uiXGfgO6
『小さな世界』
いつも
祈っていたのは
この世界から
消える事だった。。
初めから
存在しなければ
どんなに
楽だったか
小さな世界で
愛を知らず
傷つく事を恐れ
怯えていた
自分を愛せぬ私を
誰が愛して
くれるのか。。。
今消えたら
私の為に
誰が涙を
流すだろう
481 :
狂人M:02/07/28 03:36 ID:p70yZz40
風に揺れる一面の百合を掻き分けながら進む。
俺の海老は何処だ。
海老は見つからない。
何度も下草に脚を取られて転ぶ。
もう日が沈む。
白い百合が夕陽を浴びて朱に染まる。
禍々しい時刻。
回りの百合を手当たり次第に引き抜く。
地面に這いつくばる。
引きぬいた百合の一本を口に咥えて地面を掘り返す。
湿った土の匂い。
丸々と太ったミミズが指に引っ掛かる。
ぶちん、と千切れて断面から黄緑色の体液がどろりと垂れる。
これは違う。
これは俺が探している海老じゃない。
口に咥えた百合の茎を噛み潰す。
青臭い匂いが口中に広がり俺は正気を取り戻す。
そもそも、俺はなぜこんなところで海老をさがしているのか。
一体その海老が俺にとってなんの意味を持つというんだ。
俺は百合の花を吐き捨てた。
どうやら俺はまた馬鹿な考えに陥っていたようだ。
最初から俺は海老を探すためにここへ来たんじゃないか。
この百合の花が咲き乱れる草原に。
ならば今になってその理由を考える必要などない。
俺がここで成すべきことはただ一つ。
海老を見付けることだけだ。
まだ海老は見つからない。
輝きを失った太陽は地平線の向こうに沈もうとしている。
それでもまだ海老は見つからない。
俺は夕陽の残照を追うように西に向かって駆け出す。
海老はきっとその先にいるはずだ。
482 :
Nothing:02/07/30 11:16 ID:ABWnKcVI
バルバドスにはまだ会っていない
カロンにさえも
だからその庭で
無垢な罪を犯す
無慈悲な聖職者達は
皆一斉に指さす
半神である少女を
錠剤を崇拝し
胃を満たす彼女は
運ばれてくる物が怖くて
彼らの顔に唾を吐く
彼女の忠誠心は
アンクレットのように
くるくると回転した
3am
火曜の夜
水曜の朝
無一文で
牢獄から
たたき出された彼女
冷笑され
目隠しされ
耳を塞がれた
理屈っぽい彼女は
訳のわからないことを
ひとしきり
つぶやきながら
荒野に帰る
その庭の重い扉に
鍵を掛けて
483 :
チケゾー ◆3Q3ORut2 :02/07/30 23:36 ID:EABHVFWz
拳銃をあなたに向けた
引き金をひくことが勇気だと思っていた
引き金をひいた後にそれは絶望だと知った
拳銃を下げることが本当の勇気だとその時初めて知った
人は過ちを犯した後でその大切さを学ぶ
だけど引き金をひいた後ではもう手遅れだった
無くなった物はもう2度と戻ってこない
また大切な物を1つ失って
また1つ後悔を背負うことになった
そして人は成長して生きていく
>>469さん
>>476 Canopusさん
遅レスすみません。ご批評ありがとうです。とても嬉しいっす(w
>>464 は「いさら」という言葉の響きに誘われて唄うように
つくってたんすけど、なんか楽しかったです。
485 :
名前はいらない:02/08/04 02:38 ID:RmrxvN6M
age
486 :
名前はいらない:02/08/04 04:49 ID:Ro+0Q/5a
嫁はボスニアに逝って探す
金髪の乙女を
国際結婚汁
やる気になればできる。俺は別にダイアナみたいに偉く
ないんだからな。ただの厨房だ
お金も肩書きもない厨房は、海外旅行どこ逝ったって
許されるだろ、パスポートさえあれば、●城みたいに国外逃亡しよっ
かな。全部仕事も捨てて、どうせ、リストラされかかってるし
無職じゃ、さすがに、ためらうだろ。プップップ
フランスでホームレスになるかな?
ドイツじゃ頃される可能性あるからな
まあいいか。保護うけるなら、仕事したくねえし
今じゃ明鏡止水の心境だ。ただの妄想だと思うけど
494 :
名前はいらない:02/08/05 13:19 ID:5kf5DKPk
赤いからだ
何があったか
思い出せない
ナイフが手から離れない
生まれたての
生き物みたいに
見えるあなたが不思議だわ
見開いたあなたの目に月が光れば
私は、限りなく 落ちてく 割れてく
私をおいて行かないで
ナイフを引いて開いて見せましょう
あなたのための赤いからだ
痺れる 動かない
(初めての歌詞です。激しい曲調のものです。批評して下さい。)
495 :
イギリス人評論家(付け鼻) ◆FCsVL1wg :02/08/05 13:38 ID:0Duw2c+9
>>480 ヒッキーのことを歌ってるのかな?よく分るけどもっと、詩的に抽象化して欲しい。
題名の「小さな部屋」っていうのはうまくぼやかしてると思うけど、肝心の詩の中
はストレートな心理の告白で終わってるのが残念。それと、最後に何か展開が欲し
い、平坦で緩急がないからちょっと弱く感じる。
496 :
イギリス人評論家(付け鼻) ◆FCsVL1wg :02/08/05 14:14 ID:0Duw2c+9
百合の花と海老という組み合わせには言葉選びのセンスを感じる。
景観の描写も幻想的で引きちぎったミミズってのがそれに狂気ってを加えてて
とてもいい。
でも、残念な事に4段目から6段目までの正気を取り戻したところの描写が間延び
しているように感じる。君なら4から6までを圧縮して一つの段にできると思う。
それに、3段目の最後の描写の時点で十分正気に戻ってるように見える。3段目の
最後まで狂気のテンションを引っ張って次の4段目で落とせばかなり落差がついて
強烈な印象になるよ。ドロドロの油絵が途中で水彩画に変わったような感じがして
もったいないように思った。次の作品期待してます。
497 :
イギリス人評論家(付け鼻) ◆FCsVL1wg :02/08/05 14:24 ID:0Duw2c+9
『慈悲』
風が吹いた
あの空の遠くで
そして雲が動いた
僕はどうしてか
冷たい雨に打たれたいと
ふと願った
あの雲からふりそそぐ
優しく冷たい
無慈悲な雨に
499 :
名前はいらない:02/08/05 20:50 ID:35qvqxBL
>>480です。
まずは批評ありがとうございます。
はずかしぃ〜ほんとにヒッキーの詩みたいだ(〃`д´〃)っつ
いやぁぁ最悪!!
言っておきますけど
ヒッキーじゃないですよっっ
ちなみにあの詩は子供の頃の自分を表した詩です
それにタイトルは『小さな部屋』じゃなーい!!
500 :
もぐり:02/08/05 22:00 ID:/JCv+um8
誰にも見てもらう機会が無いので投稿してみます・・。短いやつだけど。
なんか批評してもらえるとすごく嬉しいです。
『一九六九
(視線は何処へ)』
一九六九年
学生は大学解体を叫び
ヴェトナム戦争
人々は皆時代を直視した
二〇〇二年
総理大臣が改革を叫び
ナントカ事業の成立
人々は皆遠い目をして
この違いは一体何なんだろう
視線は何処へ行ったのか
ご批評よろしくお願いします。
「血気」
掴みかけた想いは すでに偽りとのけじめをつけずに
この開いた手のひらは 希望という光が落とす闇に
けれど感じる温かさは 血潮となってめぐる体中に
熱く膨張しだす僕の身体は どんと躍動を始めるのに
行き場のわからない弾ける体は いったい何処へ
>>501 訂正
誤)僕の身体は → 正)僕の筋肉は
503 :
狂人M:02/08/06 21:00 ID:elWsfO6U
夜
鋭利な寒風が金切り声を上げて吹き抜ける
風は地表に漂う塵芥を残らず吹き払い
冬の夜空はガラスのように透き通っていく
中空には冬の星座が瞬き
満月は今しも天頂に上り詰めようとしていた
青白い月明かりは煌々と輝き
地平の彼方まで続く荒涼たる大地を照らし出す
曲がりくねった一本の細い道が
地を這う蛇の背のように浮かび上がる
道の右手には 夜気に震えて立ちすくむ数本の木々
すっかり葉が落ち 孤児達の痩せさらばえた腕にも似た枝々が
吹きつける風に揺られ きいきいと乾いた音を立てて軋む
左手では はらわたを抉り取られたかのように切り立った崖の
その寡黙な輪郭が 月明かりを背に黒々と浮かび上がっている
504 :
狂人M:02/08/06 21:01 ID:elWsfO6U
道を行く一つの人影
旅人と思しきその人影はふいに立ち止まり
そして夜空を仰ぎ、天頂の月に目を留めた
冷たい月の光が 旅人の 疲れた額に降り注ぐ
一陣の風がひょうと吹き抜ける
平原の枯草達の乾いたざわめき
旅人は向き直り 先を見据え
夜の帳(とばり)のその裾が そっと地表に触れては立てる
幽玄な衣擦れの音に耳を欹(そばだ)てながら
胸が痛くなるほどに深く 清浄な冬の夜気を吸い込んだ
そしてゆっくりと 肺腑から搾り出すようにしてそれを吐き出し
霜の降り始めた地面に足を踏み出した
俺は真相知ってるよ。究極のだけど言わない
俺もそれに面倒みてもらうつもりだから
506 :
山田:02/08/06 21:43 ID:TajoHvOL
なんで詮索すんねん?
ちがうちがう。500,500の事
1969と2002の違いさ
本当の時代背景、教科書に書いてない
事さ、知らない人は知らない。知ってる人は知ってる。
俺は大きな事しか知らないし、もう、軸は動き出して
歯車は回りだした。誰にも止められない。
俺だってただの螺子かビスぐらいのものだ。
俺はその回るのを見るだけ、
歴史群像劇場、舞台第3幕
もう世界がそうなった。
あと知らない
恋愛のポエムでごめんなさい!厳しいご批評お願いします。
嬉しそうな君 伏目がちだね
切り避けられそうなまま 私は笑顔
私はここに居るよ?視線絡めて?
他の誰かに君はときめく。
冷たいものが背中に降ってくる
それをうけとめながら 私は笑顔
嫉妬なんて馬鹿らしい 無意味な独占欲
ほら、君が触れてくれるなら 約束なんて要らない
ただ、出来れば好きと言って欲しい
進展も後退もない 足枷は私の欲
1人お洒落をして 偶然を待っている
気持ち置き場は何処?
指輪を外してくれる日を 何時も待っている
気持ち置き場は何処?
汚い私が出る前に 恋心を終わらせたい
愛情なんて無くてもいい 欲望だけでもいい
でも、君が見ていてくれなきゃ 私は輝けない
ねぇ、出来れば好きと言って欲しい
涙も喜びもない 足枷は私の欲
510 :
509:02/08/06 22:49 ID:VAb8QwgY
訂正
切り裂け ○
切り避け ×
あぼーん
512 :
名前はいらない:02/08/29 04:40 ID:MVWIdEDe
脳内テロリスト集団「パーフェクトカルマ」Aチームより伝令!時刻1630
を持ってプランBに変更せよ!「忘れるな!革命は思想主義の闘いだ!」
これが最後の通信となる。ステレオタイプなハイテンションでもその場
がしのげればまぁいいでしょ。『リリカルは語るものじゃない訴えるもの
だ!』電線に切り取られた空は二酸化炭素がその身を蝕むのを嘆いている
わけじゃない。期待の変数は今日も一人で過剰に変動。過剰に飽和した情
報を理解するためにはもっと優れたインターフェースが必要だ。もしこん
な時に13進数の宇宙人がやってきたら一体何を伝えればいい?「大丈夫あ
んたは全然間違っちゃいない!」ネット中毒で分裂病を起こした患者が初
対面でいきなりそう医者にぶっかました。そこからこっちはどう見える?
昨日のことなんて忘れればいい「生き急げ!」言い聞かせながら今日も全
てをぶち壊すスプラッタなオーバードーザー!
天国はどっちですか?
…僕もうヤバいでしょうか?
―草野球―
草野球の
草宇宙
公園
鉄棒の下をくぐり
ファウルチップ
緑帽子の
草剛球投手
草いきれを切るバット
草捕手の股をすり抜け
軟球
ころすたころ
植え込みの茂みまで
(上からの続き)
学校
校庭
金属バット
黒いTシャツの
草スラッガー
飛ばすミサイルは
軟球
きんきんぐぉーん
中庭で弾け
ガラスを散らす
草場外ホームラン
草野球の
草宇宙
今でも望めば
公園に
グラウンドに
蘇る
宇宙は
いつでも
待っている
515 :
名前はいらない:02/08/30 01:50 ID:pcI4ZHv0
>513-514
切れ切れな言葉にリズムが感じられて心地良い。
誰もが持ってる「少年時代の原風景」みたいなものを思い起こさせてくれる。
でも、ちょっと「宇宙」の言葉が空々しい気もする。
うまく言えないけど、もう少し身近な…こう、気取らない言葉で
言い換えられないものか…うーん…。
516 :
514:02/08/30 01:55 ID:LsqYeVUG
>>515 どもです
ここに出てくる「草」は
「本格に準ずるもの」の意味で統一したつもりです
だから「草宇宙」も そのつもりで読んでほしいんですけど
517 :
とんねる:02/09/04 19:50 ID:c9fS9JZQ
青い吐息を吐きながら、車たちは進んでく。
車たちは進んでく。
チンとした青色の道路にぴっとリと、裸の焦げた足を置き,
紫紺の煙を劈きながら、頭を道路にぶちつける。頭を道路にぶちつける。
真っ赤に染まったその池を、高速で車がちとばす。
赤い頭の私は、ニヤリと笑い、ただただ立ちすくみ、待ちぼうけ。
518 :
とんねる:02/09/04 20:02 ID:c9fS9JZQ
斜めに傾いた携帯電話
黒い体から灰色の分身が体を伸ばし、佇む。
じっとしてじっとして。
ピピピピイピピピピピイ
ピピピピイピピピピピイ
ぶれた画面をジィジィ言わして。
ジィジィジィジィジィジィ
ジィジィジ。
思い出したようにだんまり。
シンとした、部屋には、お前が似合う。
ピーピーピー。
ピーピーピー。
音立てず、灰色の影を伸ばし、斜頚ぎみに佇んでいる。
スパンコールの香水瓶を
痩せ細った女が微笑む絵を
カラメル色のウイスキーを
海に漂う船の汽笛の模様を
黒い海に漂う帽子を
茫々と点る蝋燭の火を
赤いマントの裸婦を
私は、見た。
鳥が謳う鳥が謳う軽やかに
鳥が謳う鳥が謳う美しく
鳥が謳う鳥が謳う螺旋を描いて
私は、鳥を食べた。
521 :
ゆきやお:02/09/10 14:02 ID:2a1aXVE6
最新のキーワードは“やすらぎ”だったりして
今週のトピックスは特に何も追加はなく
『ブッ飛ばせリスト』が開かなくなったのは
焦りの汗でくっついたわけでもなく
着信音が何であれ結局は同じ穴の
確信犯が誰であれそっくりな心持の
遊び疲れるほど遊んでいるわけじゃない僕らは
学びきれるだけ学んだといいきれないからこそ
「明日がある」と口ずさんでしまうのを許せ
じゃなかった 「許してください」
取られた傘を取り返すように心と身体を取り返す
破れたシャツを買いかえるように約束を破り返す
できれば
知らない間に増えた時計を棄てて
間もない間に付いた脂肪を棄てて
僕らの得意のキャラはリセットひとつで生き返る
移った鬱は映る器でうつろいながら打ち返すから
言葉の遊びじゃないのを解れよ
じゃなかった 「解ってください」
522 :
名前はいらない:02/09/14 22:22 ID:Ci4asSPl
waga
『血の体温』
失うのが怖くて
希望に縋るのを辞めた
裏切られたとき
死ぬほどの絶望を味わうのは
もうこりごりだから
そんな自分を 救ってくれた誰か
驚異的なお人好し
馬鹿じゃないのか そんなに身を削って
でも、少なくとも
今、此処に在るうちのいくつかは
君無しには存在していない
孤立は嫌いだ
独りは悲しい
僕の血を暖めてくれた人
今度は僕が誰かを暖めに行こう
希望は願うもので
持つものではないと今では知っているから
524 :
篠山ボンチ:02/09/15 04:18 ID:OEnroaNf
?「半月が二つ」
以前、同じ病室で入院していたじいちゃんの見舞いに行き、そしてお礼に梨を頂いた。
「体調も悪いからな、最近はみかんとか梨みたいな水分のある果物しか食べられんのよ」と。
きっと他の人がお見舞いに来た時に、じいちゃんに渡したものだろう。
私は両手で梨を転がしながら十分ほど話をし、病室を後にした。
車で帰るので、梨をフロントガラスの手前に置いて夜道をライトで照らしながら帰途についた。
その日は、ちょうど半月だった。車道のランプがフロントガラスを照らすたびに、
梨がほのかに浮き上がり、月のように奇麗だった。
今度、見舞いにいくときは、甘いみかんを持っていこう。まんまるな満月の夜に。
525 :
コック青空:02/09/15 04:24 ID:y8JE3qZY
ああ 青空よ
私はコックだよ
お前は青空なのに
私はコックだよ
そりゃ炒めるさ
蒸すさ
それからまた炒めるさ
ああ 青空よ
ちくしょう ばか
もう炒めるのいやだよ
526 :
名前はいらない:02/09/15 05:37 ID:b+WHUkb/
「曇り空のあなた」
君の瞳まどろんで まるで何も見てないみたいだね
目の前にいるのはあなた
メール送ってくるのもあなた
電話越しの声もあなた
でも今の君はあなたじゃない
その瞳に映る私は ただの単語でしかないんだよね
あぁ瞳の奥の濁った曇り空
その瞳では私を見れないんだね
ねぇ曇り空の裂け目から出る太陽はいつになる?
あなたの声
あなたの喋り方
あなたの笑い方
けれどそのすべてがあなたじゃない
あなたが呼ぶ私の名はまるで無味無臭なただの単語なのさ
割れる事のない白く黒い雲
あなたに覆い被さる
眠った様な目をしながら口を開けて私の名を呼ぶの?
空を見てその太陽や蒼に
憎しみの叫びをあげた
あなたに届くように
あぁ瞳の奥の濁った曇り空
私は太陽の輝きが見たい
あなたは雲に支配されて今は私の名すら呼ばない
その曇り空から太陽が昇り
日の輝きを取り戻す様わたしには何ができるの?
527 :
名前はいらない:02/09/15 05:39 ID:F7UHbmc8
528 :
526:02/09/15 05:44 ID:b+WHUkb/
批評お願いします
529 :
◆PSsWc1lo :02/09/15 10:40 ID:bjsqV+Rm
530 :
名前はいらない:02/09/15 11:40 ID:R99pJaUR
はじめまして。批評おねがいします。
「鼓動」
少しずつ空が開いてゆく
あまり見えない目を伏せ
鼓動を何より近く思える
まだ誰も騒ぎ出す前の今
そうして投げ出されるからだを
置き去りにして
音が聞こえる方へ
耳をまかせ
伸ばす腕
遠い影
やがて打ちのめされる
きっと何千回の祈りを余所(よそ)に
抱き着く腕
そうしていつかそこに居る
温かい靄(もや)越しの光を浴びる
高い天井
そうして窓から落とされる形を
覚えていて
かす幽(かす)かな眠りの気配
耳をすませ
貴方は誰
吐く息
531 :
名前はいらない:02/09/15 11:43 ID:R99pJaUR
(続き)
やがて水面を覗いている
きっといつか反対であった視線
抱き着く腕
そうしてずっと前に気付く
埃の積もった図書の壁
立ち上がり
やがて打ちのめされる
ずっと抱えた温度を投げ付けて
高らかな声
そうしてきっと言葉を失くすころ
振り返る同じ部屋の中
貴方になる
醒めたその日を覚えている
冷めた温度を知っている
何時でも遠いような夏の陽射し
まだ誰も騒ぎ出す前の音
確かにあったはずの鼓動
532 :
Amy-mark2:02/09/15 14:22 ID:LR9yO4Pp
批評お願いします。
「ふゆのこくーん」
みどりのはっぱがふたりのべっど。
ねばねばをあわいっぱいにして、
「こくーん」をつくる。
そのなかでよじれるのが、
あたしたちはすきだった。
ぼんやりみえるそとのせかい。
ゆきがふってきた、けれどさむくない。
「こくーん」があるから。
あなたがいるから。
とろとろとろとろねじれあう。
ときどきはっぱがゆれるけど、
こわくないよね、だーりん。
このゆきが、もし、しおだったなら、
あたしたちはとけてしまうのだろうか。
とろり、と、いとをひいて、
つちのなかにすいこまれてしまうかもしれない。
あなたといっしょなら、それもすてきだとおもう。
はっぱがぱたぱたなった。
おおきくゆれる。
でも、あたしたちはよじれるのにむちゅう。
おもてのことなんかどうでもいいわ。
533 :
Pork:02/09/15 14:40 ID:QDk2wGp5
ダーリンに対する愛情が弱いのではないでしょうか。
よじれ合う喜びが伝わってまいりません。
外の世界に対してと同じように、ダーリンへの関心も薄いように見えます。
コクーンによって自分を安心させる事の方に興味がある
ようにも見えますが、それにしては開放感が伝わって
まいりません。
寒くない、怖くない、土になってもかまわない。
こうした部分に焦点を当てると良いでしょう。
それをもたらしているのがダーリンだと伝われば
意図は正しく伝わるのではないでしょうか。
「secret earth〜あなたと私〜」
いつもあなたは同じデート
缶ジュース2つ買いに行く
あなたの笑顔の意味が知りたい
もう逃げたくない
Call you Call me ずっと一緒
Call you Call me 乗り越える
Call you Call me 秘密の場所
来年は3人で行こうよ
535 :
名前はいらない:02/09/15 16:39 ID:r+ObV/d+
秋桜
命の短い恋だけど
貴方が手折ってくださいな
秋の桜なのに華やかじゃないと
皆が葉を揺らして言うけれど
慎ましくも綺麗に咲く
私が好きだと言ってくれた
貴方がいるから
部屋で私を眺め愛でて欲しいの
短い間でいいから一緒にいさせて
命の短い恋だけど
私に添い遂げさせてくださいな
536 :
批評屋:02/09/15 17:10 ID:f9VSekgi
>>534 「来年は3人で行こうよ」の意味が分からない。
ラストを誤魔化してはいけない。
537 :
Amy-mark2:02/09/15 17:12 ID:vFzREyi3
Porkさま、ご批評ありがとうございました。
確かに希薄なんですよね。
なにか「核」となるべきものを埋め込んで
それに引きずられるようにテクストを作るべきなのでしょう。
う〜ん、難しいな……。
精進いたします。
538 :
Mr.Sunshine:02/09/15 17:28 ID:wBNULVjL
批評屋さんへ
赤ちゃんです
539 :
Pork:02/09/15 18:55 ID:QDk2wGp5
>>535 まとまっています。
「短い恋」というのは、恋自体の軽さを連想させます。
この部分が弱いようです。秋桜の寿命が印象に薄いのです。
まだ秋桜は折られていませんので、ここが原因と思われます。
手折られたいという動機を強調してはどうでしょうか。
もしくは好きだと言われた喜びに重点を置くのも良いでしょう。
命を賭してもよいという意図を伝える事が重要です。
540 :
Amy-mark2:02/09/15 21:01 ID:MLqda7z5
Porkさま、ちょっと質問です。
印象批評の手だれとお察ししますが、
例えばジャック・デリダの構造分析
あるいはポスコロ・カルスタなどに対しては
如何様な御考えをお持ちでしょうか?
批評にはやはり哲学的な立脚点が必要かと思い
質問にいたりました。
善意で批評して下さる方に失礼とは思いますが……。
541 :
Poke:02/09/15 21:11 ID:QDk2wGp5
おいおい <<540
あんまり素人さんをいじめるなよ(W
Amyの詩でプロってバレバレなんだからさ
擬似餌ダイスキ エイミ〜♪
543 :
Amy-mark2:02/09/15 21:52 ID:mJwAT9x1
すみません、542の正体は解っていますので
明日きつく叱っておきます。
御免なさい。
また私の詩を批評してくださいね、
Porkさま(は〜と)
Poke?
きゃははははは!
makikoさんか
少なくとも折れは死体にはならないよ。そんな存在にはならないからね。
一般人なら、特にうだつのあがらない状態なら、誰も殺そうとは
思わないだろう。だから、折れは出ないのさ。表にな。
この国は、言ってしまえば、無法国家だからな。なにも機能してない国だから
正義も法も
事件にならなきゃ、犯罪じゃないもんな
↑ デムパ!
548 :
Pork:02/09/15 22:13 ID:QDk2wGp5
君は僕を疑っているね
私が出来そこないである事を
あのいがみ合う奴等の仲間と
悪趣味で傲慢で呪わしくも自己中心的で
常識はずれの退屈な薄汚い変人と
そして社会の部品のただの一部と
そう疑うのも無理はない
私は確かにそれらのすべてだ
違うさ。この社会は用心した方が良いのさ。
命を守るために。誰の命でもない。自分の命をだ
↑真性デムパ!
551 :
名前はいらない:02/09/16 00:58 ID:AjsMDnv6
535です。批評ありがとうございましたPorkさん。秋桜の感情を掘り下げていなかった。
自分が気づかない事でも、他人に指摘されると何処が悪いのか判りますね。
上手にまとめようとし過ぎたのだと思う。
552 :
名前はいらない:02/09/16 01:15 ID:AjsMDnv6
ライターと煙草
なかなか火が点かないあなたのライター
まるで私とあなたの幸せのよう
突然の風に火が消えて
また私は火を点ける
この火を二人の手の平で重ねて
火が消えないように守ろうよ
今度こそ上手く守っていける
幸せの煙草に火を付けて
二人で美味しい煙を味わいましょう
あなたが吸った後に私が吸って
幸せを分かちあおうよ
あなたのライターに火を点けて
私の煙草に火を付ける
二人で築き上げよう
幸せの煙を
553 :
名前はいらない:02/09/16 01:28 ID:dEutTYrS
554 :
Pork:02/09/16 02:09 ID:0nuGtJdV
>>552 心情の裏打ちのある一編です。
情景が悲しい割には楽観的なのが気になります。
このギャップが一沫の違和感を生んでいるようです。
煙草に火を点けるのは主に男性の動作ですが
ここでは女性が何度も幸せを点そうと努力し、
にもかかわらず風に消されてしまっています。
これは悲しいはずですが、それは隠されています。
一方の悲しさをくつがえす強さも楽観さに隠れています。
ここは逆に悲しさと強さの相克を強調してはどうでしょう。
明確に幸せのビジョンが描写されている点は良いと思いますが
その部分が男性の冷たさとともに引き立つように思えます。
555 :
碧谷 ◆T5I/FREE :02/09/16 02:42 ID:T/6c7KzB
あれ以来、
やっぱりあたしは気持ちと言葉とを隠すために精一杯だった。
昔みたいに繋がらないパズル、昔よりいらないピースが増えた。
あなたはそれを、別のパズルのピースだという。
その理由、あなたはとっくに解ってるはずなのに知らないフリをして、
でも時々知ってるよといい、
さらに望みの無いことを告げ、そしてまた想わせる。
残酷な優しいフリした暖かい腕。
あなたの本質、理解できるのはあたしだけ、
安っぽいプライドでなく事実。
あなたはそれを否定もするし、肯定もする。
時々それを自分からも肯定する。
だけど、やっぱりあのこの名はでてくる。
でも優先順位はあたしが上だと信じてる。
あなたの事実も真実も虚実も、あたしの暴走エンジンふかすだけ。
頼るも頼らないもあなた次第、
それはあたしもあなたも同じ。
どこにもないパズルを完成できるのはあなただけで、
最後のピースをはめ込めるのもあなただけ。
どこにもない自分の欲しいものはあたしが持ってると、忘れないで、
今にあなたが言うとおり、包み込めるような大きさもった
誰にも負けないものを紡ぎ上げよう。
――――――パズルは、完成間近だよ
556 :
碧谷 ◆T5I/FREE :02/09/16 02:42 ID:T/6c7KzB
あ、密かに555ゲト…
557 :
名前はいらない:02/09/16 03:55 ID:TUrmBcwL
>>517 独自の言葉の響き(読者には難しいかも)と、リアルな空間の面白さ。
惜しいのは、「青」「紫紺」「赤」と短い詩で複数の色を持ち出したため、
かえって、個々の色の特徴を奪ってしまった点。
>>518 オノマトペが多く、一見して(読むまでもなく)適当な詩と思われがちだけど、
3種類の音の性質を活かしながらうまく構成できてる。
ただ、携帯という小さな枠(対象)からの発想の飛躍がないのと、
冒頭2行の状態を完全に「説明」してしまっている点は問題。
>>519 ダダイズム調イメージ。3編の中ではこれが1番まとまってる。
韻を踏んで同形態の文を続けていくのは難しいものだけど、悪くない。
内容的には、1・2・7行目が全て「女」を連想させるので、
もう少し別の要素を盛り込みたいところ。
>>557さんへ
色彩を取り入れるのは効果的な技法だけど、あまり頼り過ぎないように。
559 :
Pork:02/09/16 14:35 ID:0nuGtJdV
>>555 かけている部分も余計な所もありませんが、もう少し
まとめた方が受け手は共感しやすいように思います。
特に、彼との関係をパズルやピースに託して描いて
いる部分と直接に語っている部分に工夫の余地が
ありそうです。二つの方法で一つの事を書いているので
混乱を招きやすいのではないのでしょうか。
彼を理解しているという自負は、パズルで言えば
完成が難しくなり、ほどけて来ています。
それでもあなたは完成を放棄せず
強い意思でパズルを続けています。
パズルを完成させる事のできる唯一の存在である彼、
彼の心を揺さぶる積もりで書いてみてはいかがでしょうか。
560 :
557:02/09/16 21:49 ID:TUrmBcwL
>>558 参考になりました。ありがとうございます。
561 :
碧谷 ◆T5I/FREE :02/09/16 22:20 ID:COSKfZIm
>>559 そうですね。どこに伝えるかがはっきりしていなかった部分もありますし。
もっと精進します。ありがとうございます。
562 :
名前はいらない:02/09/16 22:52 ID:EBa+QQyg
行き過ぎた喜劇
ただそこにあるのは無常観。
行き場のない虚無がそのはけぐちを求め、僕の心から溢れて消えた。
涙を流すなど生ぬるいと切って棄てたのはもちろん君だ。それとも僕か。
暗雲? いや晴天。
転がり落ちてきた幸運、つかみ損ねた不運。
望むのはただ平穏な日々、ウソをつけ!
彷徨うように生きてゆこうと、誓った日々は遠い昔。
淋しさなど感じるはずもなく、僕はちょっとだけ君が羨ましい。
海に飛び込んで、空から落ちた。僕の望みがかなえられるはずもない。
なにもしないのが一番さ。うそぶいてもチャレンジ精神忘れない。ねばーぎぶあっぷ!
さぁ、これからどうしようか。
563 :
Pork:02/09/17 00:51 ID:sr1IY5qz
>>562 良いのではないでしょうか。
君という存在が曖昧である点が気になります。
複数の君がいるようにも受け取れます。
また内面を題材の中心としている関係上
君との関係が半端になってしまっている
かもしれません。ここも描きたい部分で
あったのならば残念です。
最後の部分が異なる雰囲気であることは考える余地がありそうです。
本来は冒頭の「心から溢れて消えた」という部分と呼応することが
意図されていたのではないでしょうか。開放感は感じますが、
違和感がないでもありません。
貴方のその瞳が
満月の色に染まる時
きっとあたしは視えなくなってしまう
だから、決してあの光を視ないで。
忘れられてしまうのは嫌です。
あたしの手を握り締めて離さないで
ずっと存在を確かめていて。
貴方を愛してるの。
貴方が居ないと寂しくてきっと
生きてなど居られない。
満月は人をオカシクしちゃうって。
昔、パパとママが言っわなかった?
565 :
秘密:02/09/17 04:05 ID:KA3hQ+1F
茫々たる蝋燭を みなで囲み 温まる
誰かが寝ようと言い出して
みなで眠りに 着きました
みなの寝息は笑ってた
私はそっと飛び起きて 暗い森へと逃げていく
息を切らして走ったが 着いた場所は 滝壷だった
滝の 轟音 聞きながら 私はダンスを踊ります
憎きあの仲間たちよ!懐かしい仲間たちよ!
滝の轟音 掻き消して 私は 狂って踊りました
私はこの狂おしき 勝利の美を
神の導きで手に入れた!
566 :
秘密:02/09/17 04:05 ID:KA3hQ+1F
道化の私はいそいそと 滝壷で勝利をかみしめた
ここだと 誰にも見つからない
無我夢中で 自慰に耽ります
真っ赤に腫れた ちんぽこから
精液が飛び出した
私は泣いた なぜならば
冷たい月が笑ってる
自分で話題を振っておいて
自分でそれを写真に収めて
自分でその記事を書いて売る週刊誌の記者
自分で火を点けておいて
自分で通報して
自分で消火する消防士
君はそんな女だった
そんな君に僕は振り回された
568 :
僕は唄う:02/09/17 05:43 ID:fwbokXOm
僕は ここで詩を唄うことしかできない
しかし、君になら 君にしかできない ものがあるはずだ
ただ、今は それを忘れているだけ
今の世の中を生きるには それでいいのかもしれない
でも、もし君が自分の人生にふと疑問を持ったなら
この詩を思い出して欲しい
君達は可能性の塊だ ただ今はそれを忘れているだけ
僕は この街で 詩を唄いつづける。
あなたの街の空には星が出てますか?
僕の 場所から見えるのは ビルだけ・・・これが現実
でも君達なら このビルを星に変える事も可能のはずさ
僕は ここで詩を唄いつづける・・・それだけ
569 :
名前はいらない:02/09/17 09:18 ID:otaig3v6
570 :
名前はいらない:02/09/17 09:19 ID:otaig3v6
流させてもらいます。
571 :
名前はいらない:02/09/17 09:23 ID:OK4sq/9s
>>566 秘密
青少年の情操に有害であると認定する。このアホめ!(w
572 :
名前はいらない:02/09/17 09:27 ID:emDyHLa2
ほほう・・・(^ .^)y-~~~
573 :
名前はいらない:02/09/17 09:30 ID:QDn2jOpH
詩板下ネタ清掃班かい??
574 :
名前はいらない:02/09/17 09:35 ID:R3ZP4Umi
下品なハードコアなシモネタは流されるからね。ほどほどにね。
575 :
名前はいらない:02/09/17 09:38 ID:zH49yICC
◎■★◇◆◆◇◇″”《 ヤホー♪ 》÷▼▽▲●●⌒Å∇◇◎
577 :
名前はいらない:02/09/17 11:24 ID:OrG+6QqS
風まとうひと
今日も樹が枯れてゆく。
細かな粒だけの砂漠を歩く、雪に似た砂が降る。
暗雲は限りなく低く、風は荒廃を運ぶ。
人は砂に還り、大地を更に汚す。
この世界からは色が無くなってしまった。
今日もまた夢に見る、古の記憶。
おはようございます。別のスレッドから来ました。
「洗濯」
形のない状態で 口に運んでしまった感情を
つまりは どう受け取るかを君に任せてしまい
誤解を招き
素直さが流暢になるほど 分かち合う人は減っていく
駅の売店でパンを買って電車の中で
こっそりとむさぼるその姿を写すカメラ
自由度の高い生活と自由度の高い選択権に
鈍い耳を済ませて 白濁の声を聞く
胸部をしめつける 未来への不安に対する怒りが
噛みついた時にぼろぼろと崩れ落ちるパンくずと
一緒になって電車の床に散らばっていく
周りのひとは 僕を 哀れんでいるように見える
誰かの言うことを聞いていれば
無駄のない人生を歩むことができるとしても
罪を隠しきってしまったその白さに
僕はついていけない
(続き)
君が僕の言葉をどうとらえているのか
無知な僕無知な君とで何を分かち合えばいいのか
笑っていることにだけ専念していればいいのか
そのわずかな時間の歯の白さに 鼓を打っていればいいのか
横顔の壁に埋まる 責任のない罪
紅茶をかけて スプーンを突き立てて 堀当てよう
君の過去を見ないように目をつむって
580 :
565=566:02/09/17 14:13 ID:KA3hQ+1F
なぜ?なぜ?青少年の情操に有害だから批評してくれんのですか?
581 :
兎:02/09/17 18:48 ID:0/crAFYV
地球が一回転する程の時間の中
ただ考えた
『君と兎。どちらがより寂しがり屋なんだろぅ』
孤独だと泣いて
出ていった君
僕がいなきゃ生きられなかった黒い仔兎
取り残された僕は空洞だらけ
答えが出ずに考え続けるうちに
地球はくるりくるりと自転を繰り返し
知らぬ間に僕は孤独に老いて行った
582 :
Pork:02/09/17 23:43 ID:sr1IY5qz
っでは、強いて・・・・。
>>566 いろいろと惜しい点があります。
せっかく滝壷のような舞台をなぜ生かさないのでしょか。
たいへん描写のしがいがあるのではないでしょうか。
同じように、道化であるあなたが周囲の笑いから逃れ
そして寂しい自慰にふける、その泣くような思いが
伝わらないのはひとえに道化としての苦難が省かれて
いるから。月に笑われる事がどういうものか訴えて
見てください。本当にちんぽこが一番書きたかった
事なのでしょうか。辛い事は書く事もつらいですが
やり遂げる価値があるでしょう。あなたにとっての
月を見せてください。
すまぬ・・・・前から続いていたのね。
めんもくなし・・・・。
>>577 暗雲が低くなったり、世界から色がなくなるところには
荒廃に向かう勢いがあっていいと思います。
比べて、「大地を更に汚す」というのが短絡過ぎて
浮いています。この一言にもう少しの推敲があれば
風まとうひとの行為に深みが出るのではないでしょうか。
実際に映像の描写をするとスケールの大きくなることを
さらっと1行で言い切っているところが魅力的です。
いきなりすいません。
というか、投稿者が批評をして良いのですか?
586 :
ハミングバード:02/09/18 02:27 ID:7vY00L57
私でよいかわかりませんが、批評する人が少ないようなので
>577 風まとうひと ”について
個人的には良いと思う。ただ二行目の「細かな粒だけの砂漠を歩く」は、細やかな
粒という所と砂漠のイメージが似かよりすぎるので、別の言葉で表現するとかしたほうがいい。
最後の今日もは最初のも今日もで始まっているからくどい気もする。ただイメージが湧きやすく、
私もその感覚を共有できる気がしたので良いと思います。
>578 「洗濯」について
上手だと思う。
具体的で(でも嫌味がなく)情景が目に浮かぶ。
言葉に切れがあり、リズム感を感じる。
最初の4行の流れる感じ、2段落目の視覚的要素、最後へ向かって勢いを増させる3段落目。
ただ崩れ落ちるパンくずと、”床に散らばる”がイメージ的に繰り返しが強いので
どっちかを簡素な言い方か表現を変えるといいかも。
「そのわずかな時間の歯の白さに 鼓を打っていればいいのか」の部分は
個人的にとても素敵だと思いました。音がいいです。
詩についてよく考えておられる方だと拝見しました。描写もよいです。
587 :
恋:02/09/18 02:45 ID:/R5SC3zs
頬の赤らむ彼女来て
俯き加減に体寄せ
服の切れ端(きれはし)ちと摘み
蛍の舞し湿原で
上目遣いの 汗ばむ女
私はなにをするものぞ
それ! と彼女を抱きしめて
温し(ぬくし)体を押し倒し
赤き口紅なおよろし
冷たき湿原 水の中
体寄せ合う私たち
池に漂うスイレンの
虚しきことは なかりけり
頬の赤らむ彼女見て
私は強く抱き寄せた
美し 可愛し 憎らしき
蝉の鳴く声 留まりて
道路に落ちた 夏の夜
588 :
ハミングバード:02/09/18 02:46 ID:7vY00L57
>581 兎について
本来白い兎を黒で表現するのは面白い。
孤独だと泣いての所を
彼女の言葉で語らせてもいいかも。
最後の一行はいいですね。孤独に老いていく所。
ただもう少し、ハッとする表現があってもいいかもしれない。
589 :
笑う猫:02/09/18 04:18 ID:c2EGO29B
僕は笑う いつものように笑う 誰にでも笑う
でもふと気づいた なぜ笑う・・・・・・
僕は笑う いつものように笑う 誰にでも笑う
でもどうしてだろう 涙が出てきた
僕は笑う いつものように笑う 誰にでも笑う
偽りの笑顔・・・・・・虚像の自分・・・・・・・
そう気づいたら 僕は笑えなくなった・・・・・・笑うのをやめた
そうしたら 何かが見えた・・・新しい何かが・・・・・・
その先は 光 もしくは 闇 それは分からない
ただ僕はもう人に創られた偽りの翼では飛ばない
僕は僕自身の翼で飛びたい・・・・・・ただそれだけ
おはようございます。
>>589 笑うのをやめた瞬間に自分の翼が現れる、というのがかっこいいです。
ただ、前半の定型から突如形が変わってしまってそのままなので、
なんとなく終わっています。
「僕は笑う いつものように笑う 誰にでも笑う」という形をとって
偽りではない笑顔の表現を付け足してもよいのではないでしょうか。
又、普段から行間を必ず空けているのでしたら良いのですが、
今回のみこうしているのであれば、「・・・」と行間とがあいまって
全体をやたら長く感じさせていると思います。
しかし、「偽りの笑顔・・・・・・虚像の自分・・・・・・」は非常に効果的
です。魅力があります。
591 :
兎:02/09/18 11:29 ID:MAltf9SF
ハミングバードさん。批評ありがとうございまつ!お勉強になりました(´∀`)
592 :
清算:02/09/18 16:10 ID:2OxtMs02
ゆっくりとやさしく
繋いだ手から放たれ二人を繋ぎ止める
何処かこそばゆくなるような風を左頬に感じた
風上に目を向けると・・・・おやおや失礼しました
私は大っぴらに新聞紙を広げあたりの風景の一部と成るようにした
自分の仕草が年甲斐も無く妙に可愛らしく感じ含み笑いをする
あぁ私と交わった人たちは今何を見ているのでしょうか
新聞を折りたたんで出来る限りの景色を一度に見る
私の足元にも秋の訪れはきていた
593 :
名前はいらない:02/09/18 16:55 ID:wbXFH8SV
生きている
人が生きてて一番大切なものは命と聞いて生きてても
楽しくないなら、意味がない
生きてて楽しいひとは、どこかが違う
自分ではきずいてないかもしれないけど
生きようとする気持ちがあるからだ
594 :
春@742:02/09/18 22:48 ID:GrA95bQc
春が静かにやってきた そんなことで気がつくと
冬の姿は何処にもいない 雪のダルマも残っちゃいない
きっと 春風に吹かれて逃げてしまったのだろう。
雪が溶け 花が咲く 出会いと別れが訪れる
思い出も 後悔も 春風が全て見送っていく
無常なままに時間は流れ
今でも 儚さだけは僕の胸に残ってる。
一度しか言えなかったあの言葉は
きっと いつかの日々に置き忘れてきたんだろう。
君の姿は何処にもない 僕もここにはもういない
誰に言うでもなく 何を残してでもなく
ただ 枯れ葉が風に追いやられていくように...
気がつけば 桜の吹雪が笑ってる。
批評お願いします
595 :
笑う猫:02/09/18 23:49 ID:t9ktH2CJ
>590
ご指導ありがとうございます。精進していきたいと思います。
596 :
笑う猫:02/09/19 00:13 ID:yUjpoUZm
希望も、絶望も、悲観も、愛情も、憎悪も、恍惚も、嫌悪も、天国も、地獄も
過去も、未来も、昨日も今日も明日も、夢も、悪夢も、
そして世界も、すべて・・・・・・
人がつくったものなんだ
だから君が望めばなんだってできる
でも、この世界を、終らせる事も 簡単にできる
だから、君達の可能性は無限大なんだ
しかし、その可能性を生かすも、殺すも、君次第なんだ
だから、自分のことをもっと信じてみては どうかな?
まあ これは僕の考えだ 君には悲劇かもね
それでは 幸運を祈るよ♪〜
「ライア」
君への怒りが絶えず満ちている場所で 美しい花が咲く
窮屈な気持ちを言葉で語り尽くそうとして
世界全体を窮屈に感じた日は
都会に出て 自分のことを健全だと決め付けていよう
うそがつけない 手の自由が利かない
僕の手はいつも同じ方をむいている
言葉でしめあげられる 無数の詩 君も頷けるほどの
甘い答えとは到底言えないレンガの城
流木が霞む遠い海
髪は薄茶けて 誰も本当の君など理解していない
今日までの罪悪感は 明日からの罪悪感になる
いつまでも残るのは構わない でも
レンガの城が青い炎で焼けていくのを 見過ごせない
それだけが僕らをつなぎとめているなどと
言うわけにはいかない
君がやさしさだと思っていることを
僕もやさしさだと受け止めよう
願いことにはきっとそう書くよ
598 :
笑う猫:02/09/19 00:39 ID:yUjpoUZm
君達の中の自信を無くしつつある人に聞いて欲しい
君達は、可能性の塊なんだ ただそれに気づいていないないだけ
だから、なんだってできるはずさ
でも、気をつけなきゃいけないよ
可能性ってものはときに君自身を喰いつくし
あげくの果てに 自滅するから
つまり、可能性の卵を 生かすも、殺すも 君次第
君の ほんのちょっとの勇気で どんどん君自身は変われる
だから あの夜空にだって いくらでも輝ける
そして僕は唄う この場所でまだ見ぬ 星を待ちながら
一人 唄い続ける・・・・
>>592 秋の訪れでしめるところにぐっときました。
「風上に目を向けると」で初めて風上に目を向けたとしたら
「繋いだ手から放たれ二人を繋ぎ止める」景色はその時知るはずで、
ここが矛盾していないでしょうか。細かくてすみません。
繋いだ手から放たれるという表現が美しいのでこの点を解消すると、
読者を引き込む力がさらに出るのではないでしょうか。
また、断定調と丁寧な断定調を使い分ける方法は
含まれた感情の度合いに色がついて良いと思います。
600 :
587:02/09/19 02:05 ID:7RUwo6pO
600とキリ番ゲット
軽々と。
601 :
592 :02/09/19 02:11 ID:0tF3CdPV
>>599さん感想有難う御座いました。
指摘されて初めて矛盾に気付くとは恥かしいことこの上なしです
色々な文章を読んで精進したいと思います。
602 :
577:02/09/19 02:41 ID:PMM0Jn0Z
qwertzqwertyさん、ハミングバードさん、批評ありがとうございました。
いつもは小説を書いていて、こういったものは片手間に少しづつ書いているだけなのですが、非常に勉強になりました。
どうもありがとうございました。
下はずっと以前詩板に書き込んだものですが、指摘された部分を含め、幾度か推敲を重ねてみました。
どなたか気が向いたら批評をお願いします。
僕の心に雨が降る
渇く、渇く、手が伸びる。
届くはずもない甘露なる水。
誰もいない部屋、空虚な心。
壁のヒビが語りかける、外に出よう。
ドアの向こうは天国のへり、誰も僕を見ない。
期待はするな、何もないのだ。
降りしきる雨、僕を通り抜ける。
存在しないのは僕自身か。
今、僕の心に雨が降る。
>>594 何度か読み返してみましたが、この詩を取り巻く大きな動機は
なんだったのかがわかりませんでした。はたして。
もし春がやってきてしまった、ということを書きたかったとしたら、
すこし饒舌だと思います。1、2、4連目全てが冬→春の図式
であるし、大きい変化もありません。
又、もし「出会いと別れ」もしくは「一度しか言えなかったあの言葉」
に集約される内容だとしたら、あまりにも核心に触れていないと思います。
上の2つは例にすぎませんが、言い回しよりもなによりも駆られた動機
を主張したほうが良いのではないでしょうか。
雪だるまを吹き飛ばす春風や、笑う桜吹雪のように、春の違う一面を
見せる描写は長けていると思います。
全体の流れが貫かれれば、まだまだ生かせるはずです。
ごちゃごちゃとすみません。
おはようございます。
>>602 「降りしきる雨、僕を通り抜ける」の一行が素敵です。
心にのみ共鳴する雨のイメージがすぐに浮かびました。
この一言が非常に強く響くので、次の行で説明的にならなくても
「僕」の虚無感は十分出せているのではないでしょうか。
また2行目で外の雨水に性格を与えているので、比較された心に
降る雨水の性格を描写してもいいかもしれません。もし、心の雨水
も甘露だとしたら、「僕」に空虚な心はおこらないはずですし。
個人的には、雨と空虚さを結びつけた内容に心動かされます。
605 :
ーららら:02/09/19 15:05 ID:0tF3CdPV
ちょっと感想書かせてもらいます
>>597 前半部分は綺麗な流れだと思います
「都会に出て 自分のことを健全だと決め付けていよう」この一文が
未だに頭の中で反芻しています
全体を通してつじつまの合った文章だと思います
場所によりますが同じ言葉を2回使うのではなく
似た意味の言葉を混ぜて使う方がいいと思いました
606 :
594:02/09/19 20:08 ID:LXJdXIRb
>>603 たいへんありがとうございます。
確かに…と言うよりは、触れられなかったんです。
自分の思っていたことの核心へ。
後悔の残ったまま過ぎていった時間を、ただ少しだけ形にしておきたかった。
と、言ったような感じなのでしょうか…
なんて言うか、ほぼ自己満足の詩なんです。きっと。
607 :
兎:02/09/19 21:16 ID:1MHQYpCu
『無題』
脳の螺子が足りないって?
それはお前の事だろぅ?
僕には事足りる話。
そんな虚構喰らってやる
螺子巻き仕掛けで動くほど
僕はそんなに『簡単』じゃない
何かに動かされるほど
僕はそんなに『馬鹿』じゃない?
わかるだろぅ?
わかっているだろぅ??
そぅ全てが僕には事足りた話
608 :
577:02/09/19 21:34 ID:PMM0Jn0Z
>qwertzqwerty
批評ありがとうございます。
う〜む、もうちょっと精進してみます。ありがとうございました。
609 :
碧谷 ◆T5I/FREE :02/09/19 22:29 ID:54zT3Rto
明日が欲しくて
まだ思いたくなくて
貴方の声は聞けない
恋でなくなったときより
今の方が悲しいなんて
変かな そうじゃないよね
だって近くに居られなくなっただけじゃなくて 握手することだってできない
でも信じてる 見つめてる
あの頃の私じゃない私で
どんなに離れても 触れられなくても
側にいられるものは気持ち
これだけだけど
いつかきっと 笑える日がきたら
一緒にドライブでも行こうね
君のとったばかりの運転免許で
買ったばかりの車で
そうして 距離を埋めるみたいに 話したいね
誰よりも大事な大事な愛する君と。
――――――
他スレで出してたもので申し訳ありませんがお願いします…。
610 :
いいな:02/09/19 23:19 ID:M3lTU6/d
ここいいな
こんばんは。
>>605 読んでいただいたこと感想書いていただいたこと、ともに
感謝いたします。
2回使うには味の濃すぎる言葉を使いすぎたかもしれませんね。
もうちょっと練り直します。
>>607 まず、内容とは関係ないですが、
「螺子」の読み、、、思わず辞書引いてしまいました。
漢字強い人には効力ないけれど、難しい読みの漢字は
そこで読者を立ち止まらせる効果がありますね。
この詩のように全体が短い詩にはかなり効果的だと思います。
自分の何かを守る姿勢を謙虚に描けていると感じました。
繰り返す語り口調の疑問形と行間によって、作り出された
10秒くらいの間(ま)、そして間によって導かれる、
相手との対話と自分との対話の両立が成功していると思います。
しかし、これくらい効果のある流れの中で、
「そんな虚構喰らってやる」のトリガーとしての勢いがあまり
感じられません。もっと猛獣が噛み付くようなセリフが入れれば、
後の行間で得られる動揺は広がるのではないでしょうか。
おはようございます。
>>609 一貫して「君」への語りで通しているため、技巧で流れを作る
よりも情動で流れを作っているので、そこが良いと思うのです。
たしかに全体としてひとつのお話ですが、おのおのの連に
何かふっと思い出した突然さがあり、それが妙に悲しくて良いです。
特に冒頭の「明日が欲しくて」は好きです。
個人的にはですが、連にひとつの感情をはめ込むのであれば、
もっとその感情を明確にした方が良いかなとは思いました。
悲しい連→辛い連→前向きな連 みたくですね。
以前いたスレでの投稿ですが、すでに無人だったのでここで再投稿します。
「少年期」
下卑ている
目の前の ぬるまった麺類に首を垂れる
空想はひたすらに バス停で見たその女へ
午後の秒針は物思いにふける
少年期に見せることができた優しさも 今は
苦い汗とともに流れ出ている
坂の向こうがゆがみ すでに歩く足は途絶え
いつか見た その柑橘類の匂いの女の 肢体の仕組みをめぐる
喋り過ぎて虫の入る口
恥ずかしい傷だらけの昼下がり
栗色の髪に触わり 蜜の感触に手足は宙を舞って
バス停に立つ全ての時間が無駄になる どうせ
どうせ俺の 雑巾のような精神では
一国の皇女をさらうこともできず
ぷわぷわと宙を舞う手足の音と 代わり映えのない蝉の声のみ
その優しさも 女の前では
あってないようなものだ
(続き)
強い強い蒸発に バス停で飢える俺は見下され
自分の真理を吐き出そうとする けれど
その女の生きた時間など知らない わかるのは
厳しすぎるほどの栗色柑橘類
匂いを伝えない 麺類はのどを渇かすばかりで
ぷわぷわと漂う現実感が愛しい 後姿を見て
また写真を撮りなおす
優しさゆえに
夜には全ての焼き増しを破り捨て
打ちひしがれて泣く 宙を浮く手足は すぐにでも
その匂いを思い出すことができる
615 :
Pork:02/09/20 11:18 ID:lfdmwOr4
気持ちを新たに・・・・。
>>613-614 シュールな表現が生きています。得がたい物ですが
むしろ、シュールが足りないくらいかもしれません。
ただ、シュールにしては象徴の力が弱いです。
まだまで強く訴える事が可能なはずです。
具体的には麺類、バス停、秒針、柑橘類などが
象徴の役割を果たしています。
無意識は象徴で語りますので、自身の無意識を
汲み上げてみてはどうでしょうか。
また、下卑ている事を伝えるには隠し撮り?を
している所や他の何かを書きこまないと不親切です。
616 :
兎:02/09/20 18:56 ID:vVF8fPRb
qwertzqwertyさん、批評ありがとうございました。
漏れ、此処すごい好きでつ(´∀`)
漏れは批評って出来ないんで批評家さん、尊敬(゚∀゚)
617 :
脳ローカル:02/09/20 19:17 ID:FmkacYHg
旅は夢 心は火
罪の影落ちるは泥にまみれたハイウェイ
駆け抜ける隻眼のアルファロメオ
聞け 髑髏の内なる住人よ
明滅する薔薇真珠が鬱々たる病をもたらし
それでも光を求めるのなら
618 :
兎:02/09/20 19:46 ID:vVF8fPRb
貴方の細い指なぞらえる唇はボルドー
その首馨るヴァニラは誰のモノ?
気付いているの知らないヒト
もっと大人のニヲイがした....
紅いルージュは嫌いだって
紅い爪も嫌いだって
いつも、言ってたじゃない
娼婦の口付けに惑わされた
貴方はあたしのモノじゃないの。
サョナラ、サョナラ。
愛したヒト。
619 :
ひかる:02/09/20 20:40 ID:em0QNIwD
導きの星
今日は久し振りに美奈子との恋愛沙汰の手紙を見た
あれから10年 色んなものを失った
そしてそれ以上に色んなものを獲得した
だが今はもう どうすれば どこにいけばいいのか解らない
古代ギリシャという星だけが 僕を正しい道に導いてくれる
by ひかる 2002/9/20
620 :
碧谷 ◆T5I/FREE :02/09/20 21:11 ID:k7LJHmQH
>>612 qwertzqwerty様
批評ありがとうございました!好意的なご意見ですごい嬉しかったです。
これを元にもっといい詩作ります。
621 :
名前はいらない:02/09/20 21:33 ID:RMuG4f4H
追いつけ、追い越せ
今まで積み重ねてきたもの、全部崩してやり直したら、
今より高く積みあがるかな?
そう言ったアイツを
ぶん殴って駆け出した金曜日
公園で泣いてたおさげの女の子
一番じゃないといけないの?それから下はみんなクズ?
そうつぶやいた傷だらけのあの子に、伝えたい・・・
たとえそれが言い訳だったとしても
追っかけてくるもの全て追い抜いて
前にいる奴全部ぶっちぎって
そんな自分が大嫌いで
あの子に、伝えたい
分かったことを伝えたい
たとえそれが言い訳だったとしても
ブルー・ブルー
痛みばかりで
ブルー・ブルー
涙も最近枯れた僕
622 :
Pork:02/09/21 02:42 ID:uf8SyrMc
>>609 いいと思います。
いったい何があったのか大変気になります。
細かい事をあげると、心情を吐露する前半と
語りかけを行う後半のつながりに滑らかさが
欲しいところです。
623 :
Pork:02/09/21 02:43 ID:uf8SyrMc
あまり車には乗らないので批評には不適任かもしれません。
>>617 力強さは感じるのですが、やはり車にはスピード感を期待します。
しかし、それよりも何を聞けと訴えているのかが、欠けていると
感じました。おそらく自身の内には住人との了解が取れているので
描かれずに終わったのでしょう。けれども耳で感じる何物も
でてこないために違和感が残ります。
624 :
Pork:02/09/21 02:45 ID:uf8SyrMc
>>618 題材が刺激的です。
大人の雰囲気を感じさせるギミックが
あっても悪くはないかも知れません。
男性の愚かさや、男を捨てる女の気ぐらい
あるいは自尊心、そんな物が加わると
引き締まるのではないでしょうか。
軽さを保ちたいのならば軽妙さを、
たとえば心の余裕を盛りこむ等と
いった事で演出するのも面白いでしょう。
625 :
Pork:02/09/21 02:46 ID:uf8SyrMc
>>619 散文詩的なものは好きです。
導かれる必要を感じ取れない事は問題でしょう。
少なくとも導きを主題としている以上は。
特に迷いは無いように見えますからなぜに
すすむ方向を見失っているのか解りません。
626 :
へたっぴー:02/09/21 02:53 ID:8McuVK1A
39度の季節が終わって
夕日がやけに真っ赤に見える
川沿いに咲く花を横目に
僕はまた自転車で走る
いつかと同じように
世界はこんなにも美しくて
僕を涙目にさせるほど
いつかっていつだったっけ
もう自分でも思いだせない
だけど誰か伝えて
愛してたって彼女に伝えて
涼しい風が頬を撫でて、
目を細めながら僕は走る
バトミントンした河原
一緒にお昼寝した公園を抜けて
いつかと同じように
世界はこんなにも美しいのに
僕は考えすぎたんだね
いつかっていつだったっけ
君を幸せにしたかった
だから誰か伝えて
愛してるって彼女に伝えて
こんばんわ。
>>615 読んで頂いてありがとうございます。
批評も大変参考になりました。というのも今回は結構挑戦的だったので。
推敲してみます。
>>617 スマートで(色は書いていないですがきっと真っ赤な)アルファロメオが、
「髑髏」「薔薇」「鬱々」といった、重々しく病的な言葉を、一瞬の
うちに駆け抜けるイメージが浮かびます。
つまり、重たい言葉を使っているわりに、疾走感があるんですね。
そこが好きです。さらに畳み込みの「それでも光を求めるのなら」は、
短い内容に対して、丁度良い負荷でしめていると思います。
個人的にはそこに恍惚としていましたが、してやったりな
後半であるのに対し、運転している主人公の「罪」の意識がハイウェイ
の泥にまみれる程度で薄く消えていると思います。
加速度のついた後半を持つのですから、絶対量としては同じほどの
「鬱々たる病」に至る罪について、飽きない程度に詳述しても
よいのではないでしょうか。
628 :
へたっぴー:02/09/21 02:54 ID:8McuVK1A
(笑)続き
何十年たってもきっと
この道を走ってる
愛なんて本当はわからなくて
繰り返し繰り返しながら
通り過ぎていくものの事を
思っている
誰かを幸せにしたかった
だから誰か伝えて
愛してるって彼女に伝えて
へたっぴーさん、タイミングの悪い書き込み、申し訳ありません。
ああ、どうしようもない。
>>618 半角カナが口ごもった様にとれたもので、言うことは
非常にストレートだけど、口ごもっている女性がイメージされました。
ああ、都会にそういう女の人は沢山いそうだ。と。
淫靡さを含む単語とそうでない単語をひとくくりにして半角カナで
表しているのが正解だと思います。とくに「サョナラ」には、その効果が
顕著です。濃密な別れを連想させます。
ただ、詩の中心に置いた2つの「紅」によって詩全体の色が濁ってしまった
ような気がします。人によって色に対するイメージが違うので
なんとも言えませんが、ここに出てくる女性独特の色を選んでも
良かったのではないでしょうか。
630 :
へたっぴー:02/09/21 03:28 ID:8McuVK1A
兎さんの、個人的に好きです。
女性誌のフォト全面ページの
散文風コピーに使えるくらいだと思います。
631 :
名前はいらない:02/09/21 03:33 ID:Hr0jOHiR
雑誌は早く削除人を暴いてリストを載せてください。
2ちゃんねる運営から嫌がらせがあるたびに削除人氏名リスト貼り付けで
対抗できればどんなに楽だろうと思うからね!
>>619 非常に個人的な批評になりそうです。
不快に感じられたら申し訳ないです。とても惜しい感じがして。
言葉選びに対する姿勢が今ひとつ甘いと感じます。
淡々と語るのであったとしたら、「恋愛沙汰」「獲得」
「導いてくれる」など日常語ではない言葉ででこぼこに
なってはいないでしょうか。
ただ、古代ギリシャという大きな概念に向かうための、
上の4行の選び方が非常に秀でた感性だと思うのです。
手紙→満足→空虚(無理解)→古代ギリシャ という
下降して上昇する心の大きな流れが、主人公が
淡々としていることによって見えています。
「解らない」と「古代ギリシャ」の間にあるG.P.に何かしらの
息吹、心の上昇に向かうトリックが淡々と描かれていると、
さらに古代ギリシャの引力としての魅力が増すのではないでしょうか。
633 :
Pork:02/09/21 04:19 ID:uf8SyrMc
>>631 比喩が良く解りませんが感情は大変ストレートに伝わります。
言葉少なにもかかわらずパワフルなフレーズです。
反発心と、そして無力感、さらには聖杯のごとく
求めても得られぬ対抗手段への渇望が同時に現され
とても意欲的です。
「音楽」
音楽が好きでも死刑囚とは目を合わせられない
言葉のもろみに むしゃぶりつくネズミの口は
極端に乾いている
鉄格子の闇から 優しい目で僕を呼ぶ
死刑囚は何も語らない 遠くの空へ飛んだ欲望のノート
優しい目で僕を呼ぶ
冷えた廊下 廊下に響く鉄の音 今は春
そして体が共鳴しだす
追憶のまにまにピアノが鳴っている
重く長い音が 夜の気圧に押されている
せまい個室の中にいて 恋人の名前を思い出す
ネズミの口は木くずに埋まる 肩透かしに過ぎない性衝動
恋人の名前を思い出す
重い鍵 鍵のはずれる錠の音 今は春
635 :
兎:02/09/21 12:07 ID:YGVAYlcw
Porkさん、qwertzqwertyさん、ありがとぅございます。詩の奥深さをあらためて感じました。
批評してもらう事が無いので勉強になりますっ。
あ、ちなみに彼女のイメージは紅なんか似合わない、大人に憧れる少女的なイメージです
へたっぴーさん、お誉め頂いてうれしいです(´∀`)
636 :
2チャンネルで超有名:02/09/21 12:08 ID:YqNegOZU
637 :
兎:02/09/21 12:11 ID:YGVAYlcw
不器用な指と瞳で君に伝えた
『ア イ シ テ ル』
僕の声は醜いから
きっと、君は失望してしまう
後ろ向きな僕を嗤ってくれ。
君は素敵な人だから
僕よりふさわしい恋人を見付けられるだろぅ?
僕は君の声すらわからないんだ....
ねぇ?
僕に聞こえるように一度だけ
たった一度だけ
『愛してる』と言ってくれないか?
638 :
ひかる:02/09/21 12:39 ID:CTXjVnxb
批評どうも。ここの批評はどこかと違って理解力があり、参考になります。
639 :
ひかる:02/09/21 12:40 ID:CTXjVnxb
「市民ども」
人権平等 ぎゃあぎゃあうるさい市民たち
似非「市民」 謙虚な素振りで正論の発表会
日増しに強まる時代の心理学
小賢しく議論を吹っかけて来る学生達 詭弁そして市民理念
薄汚い血の継承者達 世代は過ぎ行き混同し もうどの素性の者かも解らない
テレビにも市民 ネットにも市民
どこもかしこも市民理念のオンパレードだ
愛のレベルの高い「地の塩」なんてみんな精神病院閉鎖病棟に入っているよ
屑ども 屑ども! 屑ども!! 屑ども!!! 貴様等屑どもなんて全員死にやがれ
渋谷のスクランブル交差点の真ん中で「スクランブルファイヤー!」と叫びながら機関銃を回転しながら乱射したいよ
貴様等民主主義の市民どもは世界を征服した
俺は貴族主義を掲げ貴様等を駆逐してやる
この薄汚い市民ども 蛆の様に数知れず.....
この地球上には50億を超える蛆虫どもが地を這い 地上を支配している
640 :
脳ローカル:02/09/21 13:22 ID:zBm5GwZl
批評ありがとうございました
今後の参考にさせていただきます
641 :
早く人間になりてえ:02/09/21 13:37 ID:N/DHxWGh
「真夜中のこと」
ラジオの雑音も気にならないほど
夢中になってる
君と出会った頃のことを思い出して
お互いクスクス笑うたび
君は「もう寝るよ」って言うんだけど
「先に寝ないでよ」って起こしてくる
それでも僕が寝たフリしてると
君は僕の顔を見つめて笑ってる
バレてるんだね
このまま寝てやろうと思ったけど
笑ってしまった
>>626 >>628 記憶の断片を呼び戻すのが、常に「夕日」「花」「河原」
「公園」といった美しい世界を構成する平凡なものである
ところが儚い演出として良いと思います。
しかし、一応、2,4,5連目で主人公の心の変化は描写されて
いるもののこれだけでは似たような繰り返しで間延びして
いく一方です。
「何十年たってもきっと」続くであろう自分への束縛から
生まれる、幸せにしたいという衝動についての描写があり
ますから、この束縛に至る美しい世界の残酷さや、願いが
「僕」の満足→「君」の幸せ→「誰か」の幸せ
と移り変わっていることをもう少し明確に2,4,5連目に描け
られれば深みを増すのではないでしょうか。
643 :
名前はいらない:02/09/22 01:39 ID:lMLUYZj6
詩が死んだら、国は滅ぶ。
この国、国土、風土、島国根性、浮世を愛しているなら、
そういう詩を紡げ、皆さん!
>>637 こんなドラマありませんでしたっけ?
全内容の中で「『ア イ シ テ ル』」のみが、外の世界に
出た結果で、残り全ては主人公の心の中の語りですが、
そう考えると「『ア イ シ テ ル』」を伝えた部分が、
かなりあっさり端的になってしまっていると感じます。
明らかに必死に伝えているなと感じる表現が含まれていた
ほうが、良いかなと思います。
必死で伝えた結果導かれる「後ろ向きな僕」、それを押し払う
かのような、後半に書かれた願いは、素朴で純粋で好きです。
行間による間のとり方は、前回同様素敵だと思います。
>>639 萩原恭次郎をちょこっと思い出しました。
内容が単純である以上、この詩のポイントは力ではないでしょうか。
車のエンジンの原理の様に言葉の小爆発を繰り返すことで
次の行に向かう力を得る。そんな技術があると見ます。
さらに、その一定速度を貫きつつも、より速い場所、緩め
られた場所の配置もうまくいっていると思います。
「渋谷の…乱射したいよ」の行には全体の中でも特に破壊的な
パワーを持っていると思います。
しかし、次の行以降突如として支配の文章になり、余裕が
生まれているため、どちらかというと冷たい印象を受けます。
個人差ではあると思いますが、「渋谷の…」の行の暴走を
もうちょっと追加すると、その温度差のギャップを遊ぶことが
できそうだなと思いました。
あと、恭次郎に倣ってではないですが、(ネットではAAに
あたるのでしょうか)版画などを加えれば、充填した力の
象徴として留めておくことができるかもしれません。
かなり趣味の領域ですが。
前作もそうですが、ひかるさんの詩が個人的に好きです。
ついつい熱くなってしまいます。
>>641 二人しかいない濃密な静寂を構成するために、
わざとノイズを加える「ラジオの雑音」の
役割はうまいと思いました。勉強になります。
せっかく二人っきりの静寂が作られたわけですから
笑うときにいちいち「クスクス」を足せばより濃密に
なりそうですね。
全体の量質とも優れた判断だと思います。
メモに書く程度の小さい出来事を引き伸ばして詩にする場合、
かならず余計な事をうじゃうじゃと書いてしまうことは
ありますが、これはその兆候すら見せないほどがっつりしてます。
647 :
兎:02/09/22 02:16 ID:14zBmVu0
qwertzqwerty様 こんなドラマありました(藁
ふと思い出して、元にしてしまいました(´д`)
大好きだったなぁ。あれ。
いつも批評ありがとですっ。
今度は....よく練ってきます(苦藁)
648 :
ひかる:02/09/22 06:30 ID:BXA9igP8
「貴族制」
やあ今日も頑張って働いているねえ 僕の奴隷さん達よ
僕も「仕事」はしているけどね 「労働」はしていないけど 僕は詩人なんだ 詩作に時間を使っているのさ
散歩や買い物 旅行や遊び 思索に読書 自顕流(薬丸流) 休憩など 全ては詩作の為さ
それも反民主主義の 新貴族のための詩
健康的な男子が障害者年金と生活保護で生きる
労働って何のこと? ねえ労働って何のこと? 銀行にお金を下ろしに行くことでしょ
ポイントは精神科医騙し 分裂病を装う事「幻聴あります先生先生」
ジプレキサ(幻聴を止める薬)なんか捨てちまえ あんな太る薬誰が飲むものか
親が生きてりゃ家事奴隷 生活費も無料 小遣いを奪い取れ吸い尽くせ(医療費食費は別に)
進め福祉 進め公共事業 進め民主主義
そうすれば僕の暮らしの質も上がるというものだ
みんなは愛を信じているが 僕は残酷な真理の元で生きている それがひかる主義 新貴族というものだ
民主主義の歯車どもは僕のために働く
これは一つの貴族制
649 :
歌詞書き@修業中:02/09/22 16:18 ID:IU9UWj5j
電車の中 映る僕 進む時 戻る街
行く先を決めずして 一体 どこへ行く?
窓の外 青い空 人の群れ 都会で一人
遠くに来たもんだ 風もこう冷たいね
田舎から都会へ出てきたのに
どうしてだろう? 人は多いのに寂しいよ
震えるように周りを見回して
それから 手に息吹きかける『暖かい』
生きている実感はそれだけでいいの?
快適な暮らしを求めてきたのに
忙しいよ 立ち止まったら罪みたいだ
感情を押し殺して静かに祈る
いつでも 願う言葉は『静かに暮らす』
夢を追うよりも その方が平和なの?
鏡の中 映る僕 少しだけど 髪伸びた
思った通りだね はぁ 今夜の夢はなんだろう。
650 :
う:02/09/22 17:14 ID:RozKb3PC
急に誰かが言い出した「夢だったんだ!これは・・・夢だったんだよ!」
トイレの中に千切って流した
でもなんでそうだったんだろうって考えてまた止めた
急に誰かが欲しがった「答えを、答えをくれよ!俺に問うのなら、明確な答えを!」
まるで飴玉をねだる子供のように
でも僕は幾つだったっけって考えてまた忘れた
たぶんがそうで なんでそうなんだっけって つづいてくみたいな
なんかかなしいような それでもいいような かんじはなんだろうと
かんがえてはいないさ なにもないなら なにもないのなら
急に誰かが泣き出した「無かったんだ!全てに・・・意味なんてなかったんだよ!」
言葉の意味さえ理解できなかった
でもそこにあったものはなんなんだろうって考えてまた震えた
急に誰かが笑い出した「終わるんだ・・・どうせ終わるんだろ!?・・・死ぬんだろ?」
僕の目は塞いがれて呻いてやり過ごした
でもなんでなんだろうって考えられずにまた逃げ出した
ほんとはわかってたよ すべてをしっていたよ でもそれでも
ぼくらはそれをのぞんでしまったんだ それがどんなことなのか
とうていりかいすることなんか できやしないけど
ぼくのなかに ぼくらのなかに ずっと
急に誰かが現れ出した「どうでもいいよ。僕は、いくよ」
あぁそれが僕だったんだ
なんだなぁんだそんな簡単なことだったんだ
これは僕が生まれる前のお話。
これを読んで、僕ってこんなやつなんだ、なんて思ったりしないでね。
だって、これは僕が生まれるずっと前のお話。
まだずっとず〜〜〜っと先のお話。
651 :
Mana魔名:02/09/22 17:59 ID:tXCrCMIw
命題はアイドル論 半端なくまだLOVE論
懸念する悪い癖 真珠をねこそぎ威す
けむしの舞を買い替え 一枚鏡台グッズ
です・ます調から即興イ短調へトラバーユ
批判家志望の弱虫な君を禿しく掻く
評判は金次第でどうにか区画整理地買収
しかし葡萄は熟す前に逃げ去ってしまった
てふてふがかわいいの さあこのあとすぐ
おはようございます。
>>649 歌詞ということでよろしいのでしょうか。
私もバンドで作詞作曲を手がけております。
おそらく、1,2,7連目は同じメロディで歌うと思われますが、
その語呂合わせはうまくいっていますし、アクセントの
位置にも気をつけている配慮がされていると思います。
内容ですが、すこし表現の鈍さを感じます。
3連目の「寂しさ」、また5連目の「忙しさ」は主人公の
気持ちを描写する役目なのでしょうが、単純で背景が
しっかり見えません。
その感情を強調したいなら、別の連でそう思う瞬間の
出来事などを描写すると良いのではないでしょうか。
時間の流れがものすごい速いところとまったく
動かないところがあるのもすこし不親切かなと思います。
なにより、歌詞に関する時間の流れは、曲とも関係して
いますからあまり強くはいえませんが。
最後に「願う言葉」ですが、『静かに暮ら』したい
と思っていたとは、前置きからはまったく想像がつきません。
むしろその前の連までで心の静けささえ感じます。
歌詞だから、という甘さ抜きで、もう少し推敲を求めます。
長々とすみません。
>>648 すごいですね。
前回同様、惜しみない力の行使ですが、括弧の使い方に
ちょっと?マークです。読者は、どっと流れる力を括弧に
行き着いたところでふっととめてしまうので、ここが全体
から見た時のなにかのポイントなのかな?と感じてしまいます。
私が見たのは鈴木志郎康の「売春処女プアプアが家庭的
アイウエオを行う」という詩でですが、括弧をつける必要が
ある言葉は、最後に註釈として付加し、そこまでを詩とする
方法です。力を使う場所と、使わずに淡々とする場所が明確に
区別され、「新貴族」の暴力と言葉の冷淡さの比較ができるかと
思います。
「健康的な男子が〜」の一行を真理として言い切っている
のが好きです。
「僕」が「奴隷さん」を見る目同様に「奴隷さん」が「僕」を
見る目も描写すると、さらなる展開が望めそうです。
654 :
名前はいらない:02/09/23 11:29 ID:N6UGATA4
655 :
歌詞書き@修業中:02/09/23 11:36 ID:EkfpoaUY
>>qwertzqwertyさん
批評ありがとうございます。少し変えてみたので、またお願いします。
少し安直な言葉になってしまった所もありますが、少しテーマを明確にしたつもりです。
率直にお願いします。
電車の中 映る僕 進む時 戻る街
行く先は決まってら 一体 どこへ行く?
窓の外 青い空 人の群れ 都会で一人
遠くに来たもんだ 風もこう冷たいね
田舎から夢を追って来たはずなのに
見失ってしまったよ いつか描いた僕はどこ?
震えるように周りを見回して
それから 手に息吹きかける『暖かい』
生きている満足はそれだけでいいの?
鏡の中 映る僕 少しだけど 髪伸びた
思った通りだね けど失いたくはないよ
いつからか目をつぶり始めたこの僕は
耳も塞いだよ 何一つも聞こえない
自分の中で昔を振り返る
そうだよ 流れてくるあのメロディー
忘れない思い出だけが まだ 僕の活力
譲れない夢のため 今 静かに風へ向かってく
656 :
名前はいらない:02/09/23 11:53 ID:P0ZXjKu/
>>655 まあ、言いたい事はわかるんですが、感動がないように思う。
歌詞だったらそういうことを意識してもいいんじゃないか?
657 :
兎:02/09/23 12:19 ID:5SiDpGIe
泪の旋律刻んで
そのまま此処にとどまろう
馴れ合わないように
孤独に強くいられるように
『色の無い姿で泣いても理解らないよ?』
君の言葉
あたしにはなんの事か理解らないから
『泣くなんて....知らないよ』
知らぬ間に張る虚勢。
658 :
兎:02/09/23 12:20 ID:5SiDpGIe
続き
このまま二人の心もつれたままならいいのに
このまま同化しちゃえば
もぅ寒くなんかならないのに
ブラウン管巡る高気圧。
僕を巡る低気圧。
君を殺す重力
二人離す月の引力。
全部全部嫌いだよ
全部全部空のせい
659 :
兎:02/09/23 12:27 ID:5SiDpGIe
批評家少ない。。。
全ての詩に批評ができないのは、申し訳ない感じがします。
「アリバイ」
凶暴な先生をひっとらえた。明日のささやかなジョークのためにすべて
を吐かせた。商店街の雑貨屋にいるときも僕は太った。鋭い実感をひっ
とらえた。もうこの世に君はいなかった。鉛筆を削ってアリバイを作っ
た。本当のアリバイが消えていった。好きな風景はいつもモノクローム
だった。凶暴な先生はカニを食べていた。僕は網にひっかかったカニを
海に投げ返す事は嫌だった。初めて大人と自分の違いを見つけた。10
0円で飲み物を買えなかった。もうこの世に君はいなかった。死の文字
は度々僕の脳裏をよぎった。先生は偉くないが大人だった。朝起きると
僕はカニになっていた。先生は僕を食べていた。もうこの世に君はいな
かった。
661 :
ひかる:02/09/23 13:24 ID:D8CZc9nE
「再臨」
あの忌わしき苦しき十字架刑から二千年
私は再臨のキリストとして降臨した
私は私が教えた弟子達が広め 全世界に普及した 私の名前が冠せられている宗教を見た
カトリック プロテスタント その他諸々の宗派
どれもこれもが私の教えとは遠く離れたものだった
人類は愚かだった そして何より私の弟子達は凡庸すぎた
私が説いた天国とは地上のもの
私が説いた天国とは人々が深く愛し合っている世界のことだった
私は私の名によって立っている宗教に怒った
多くの教会に押し入り 礼拝中の信徒と偽善的な神父や牧師に殴りかかった
そして教会の周りにガソリンを撒き 火をつけ 偽善的な者ども全てを焼き払った
何故なら地の上でこれ程忌わしいことはないからだ
また私は語った 貴様等は地獄落ちで 地の奥深くで永遠に灼熱の炎で焼かれるであろうと
本来は苦しい生のことを指すのだが 死後の世界に天国や地獄があると信じている者にとってはとても恐ろしく思えるだろう 罰としてちょうど良い
さて改革者に待っているのは十字架刑
現代の磔刑は銃殺刑だ
誰よりも信仰の深い キリスト教の原理主義者が私を狙っている
私は二千年前と同じ 十字架刑に処されるのだ
662 :
ソケソイートマコ:02/09/23 13:38 ID:g/So8W16
流星群
役者が集うは黄昏の中
灯る輝き宵闇の中
街の灯眠る丑三つ時に
遂に舞台は山場を迎え
深淵の闇に光の乱舞
描く軌跡が奏でる調べ
幾千万の奇跡を担う
絢爛舞踏ここにあり
663 :
Pork:02/09/23 14:04 ID:ZbNLW3rB
>>661 慈悲ぶかき神よ、あなたは寛容ではなかったですか?
過去より多くの人があなたを誤解していました。
父なる神の教えを受け取れるものはごくわずかです。
狭き門を抜けるものはわずかなのです。
求めてなお得ることができない
それが我らの原罪です。
過去も今もこの先も人は愚かでしょう。
そしてみずからの救い主をこの世から消し去るのです。
664 :
KOURA:02/09/23 14:07 ID:P0ZXjKu/
>>661 これについては、詩としてどうなのか俺には評価できないが、なんとなくおもろい
665 :
コギャルとH:02/09/23 14:12 ID:PIes6Jqi
666 :
Pork:02/09/23 14:20 ID:ZbNLW3rB
とかく辛口の私ですが・・・・
>>662 私は流星群を見た事がないのですが
実際にこんな感じなのでしょうか。
実質として山場以降だけが描かれて
いるわけですが、それ以前の景色も
大事にしてはどうでしょうか。
以前の景色があればこそ山場が
引き立ってくるかと思いますので。
自然の持つ緩急が詩にも現れて
良い効果を生むかもしれません。
舞台になぞらえるのは良いアイデア
と思います。同音がかぶるのは
あまり効果を感じませんでした。
リズムを感じる位置に同音が
置かれていないように思います。
667 :
名前はいらない:02/09/23 14:41 ID:WVFYvmUZ
ファック
ファッキング
ファッキンス
ファッセン
ファッション
668 :
ひかる:02/09/23 14:43 ID:D8CZc9nE
「砂漠」
心が渇いてゆく
残酷な道などもう飽きた
かといって愛に身を捧げられもしない
砂漠のようにただ心が渇いてゆく
混沌と云うわけでもない
ただ砂漠のように心が渇いてゆく
悲しみは重たく曇り何ともなしの郷愁が胸に溢れる
何を....何をすればいいのだ もう道など何処にもない
痛ましきかな 心の中に砂漠を持つ者は
心が渇いてゆく
>>651 まだ命懸けで批評しているかどうかは、わかりませんが。
睡眠は削ります。
笑点もそうだし、和歌でも時々使われますね。
まあ、目的如何ですが、なにより大事なのは、その行の最初が
その文字ということではないでしょうか。ひとつの文字について
深く掘り下げる、またはもうひとつの面を探ることが重要ではないか
と思います。
その点でみれば、「命題」「懸念」「です・ます」「てふてふ」に
ついては、ネタとは違う意味、使われ方の言葉を用意している点が
優れていると思います。
内容は色々想像できますが、私の想像は多少淫猥でした。まあ。
これ、読んだ後に、まだなんかあるんじゃねえの?って感覚になる
言葉選びですね。それがうまいと思います。
670 :
Pork:02/09/23 14:43 ID:ZbNLW3rB
>>660 なかなか好きです。
書く事にためらいのある主題だったのでしょうか。
イメージが上手くつながりますが、背後に何かが
隠れているようでムズがゆいです。それも狙っての
事なのでしょうが、でももう多少は窺い知れても
よさそうです。
海に投げ返すのが大人ならば、返さずに食べている
凶暴な先生は何者なのか。すこし足らない気がします。
君というのは本当のアリバイを持つ君なのでしょうか。
これくらいは掘り下げても持ち味を損なうことは
ないかと思います。
>>657-658 「重力」「引力」良いです。すごく。
「このまま二人の心もつれたままならいいのに」で導かれる力のが、
第3の力でしょうから、流れとして出す順番は、「重力」「引力」
「第3の力」の方がスムースではないでしょうか。
「泪」「理解らない」「高気圧⇔低気圧」「全部全部」など
字面の技術を大盛りにしてしまった感じが否めません。
たいていの読者は、おそらく読んでいる途中で満腹になってしまいます。
さらに、月と地球の引力が見えるほどデリケートなわけですし、
技に凝らなくても十分言葉は伝わるはずです。
672 :
コギャルとH:02/09/23 15:06 ID:PIes6Jqi
『理解の距離』というテーマで視点を持つと、両極のとり方の違い
において、先ほどの兎さんの詩とこの詩を比較できそうですね。
まあ、さておき。
>>661 全面的にキリスト教の言葉を撒きながら、その中に
ある「ガソリン」「銃殺刑」の2語が異様にとげとげしく
インパクトがあります。怒りの中でおのずと現代の凶器に
惹かれていく「再臨のキリスト」が美しいです。
「恐ろしく思えるだろう 罰としてちょうど良い」の部分、
良いと思いますが、あと一言で虚しさの頂上に届きそうな
ところで止めてしまっている感じがします。
堅く一人称を貫き通すことで、ひかるさんの意図とは
違ったとしても、どことなく悲しい匂いが出ていて
私は好きです。
>>667 嫌いではないです。軽く頭をよぎったような。
今の状態では、まだ「思いつき」のレヴェルではないでしょうか。
「ファック」と「ファッション」の間にもう一個くらい経由地
があると、この詩独特の味を得られそうです。
もし、「ファック」と「ファッション」には関係があることを
強調したいのであれば、まだ量が足りないと思います。
暗示の一行を最後に書き足す等等。
675 :
名前はいらない:02/09/23 15:37 ID:WbNEP1Vs
なんだかなぁ
676 :
ソケソイートマコ:02/09/23 15:46 ID:g/So8W16
>>porkさん
どうも有難うございます。これからも精進します。
677 :
コギャルとH:02/09/23 15:52 ID:PIes6Jqi
678 :
名前はいらない:02/09/23 17:08 ID:B/u5Yn4O
いつものうるさい単車
急な予定外もいいところ
早速バイクにまたがって
久しぶりの背中を見た
変わってしまった髪と耳
変わりない頭の中と口調
たまらない懐かしさを胸に
それと半分申し訳なさを添えて
13時32分 田舎道を走る
ああ この人は言葉足らずに
人を傷つけるんだろう
私は一体何を見ていた
方弁だけを真似するだけで
何一つ分かり合えぬままに
もうこの人を愛したりは
しないと堅くタブーを結んで
またこの人を惚れ直したと
あっけなくタブーに触れた
私に分かってやれるのなら
最愛の出会いを届けたい
言葉の深みを分かるような
そんな人をこの人に
680 :
Pork:02/09/24 00:02 ID:hluWe1Cj
>>657 いつもとは持ち味が違いますね?
私的には彼女の方の存在を強く出した方が
「僕」とのコントラストが出て印象が強く
なるかと思います。また、もつれた様子も
実感できるのではないかと思います。
冒頭になにか状況の説明できると
最初の四行が飲み込みやすくなります。
今の形だと読み直して初めて泪の意味が
解る危険を感じます。
同化したいという気持ちと孤独でいようと
いう気持ちの相克をもう少し対置させて
見せてはどうでしょうか。
言葉の選びは良いと思います。
681 :
Pork:02/09/24 00:04 ID:hluWe1Cj
>>668 完成度は高いのではないでしょうか。
題材のゆえに情感が薄いのはしかたありません。
その代わりに空漠とした空気が伝わります。
あるいは私も胸に砂漠があるからなのか。
所々に出る客観化した視点が効果的です。
心と胸の描き分けも効果的です。
多彩で複雑な人間の内面を扱うとどうしても
複数の事柄が錯綜してまとまりが着かない
ものですが、ここではきれいに整理できています。
682 :
名前はいらない:02/09/24 00:42 ID:rs/z0CGN
このぐらいのところで・・。
683 :
名前はいらない:02/09/24 00:43 ID:rs/z0CGN
いいだろう
684 :
名前はいらない:02/09/24 00:44 ID:rs/z0CGN
どうもシモネタくさいし。
685 :
名前はいらない:02/09/24 00:50 ID:F60FefD3
朝ではないのか?
686 :
名前はいらない:02/09/24 00:52 ID:F60FefD3
ついでだ手伝おう
687 :
名前はいらない:02/09/24 00:53 ID:F60FefD3
こんなもんだろ!
688 :
名前はいらない:02/09/24 01:28 ID:f/Kd6ryr
『 』
雲煙 雲煙 つれてゆけ
憎んだ人々
恨み節
悔し涙も持ってゆけ
雲煙 雲煙 つれてゆけ
死んだ子供等
女の涙
浮世の揉め事持ってゆけ
残り僅かな人々の
余命儚き人生を
青空さらして陽を照らせ
雲煙 雲煙 つれてゆけ
産まれた肉隗
痛みと苦しみ
冷えた身体を持ってゆけ
雲煙 雲煙 つれてゆけ
念仏唱えず
弔いもなし
憂き事すべて 持ってゆけ
689 :
ひかる:02/09/24 08:27 ID:ksFnEnAF
「正しさの時」
隼人の風持つ師に教えられ
裸足で土を駆けまわる
こん棒担いで木を打ち回る
過去に繋がる 真面目さ
土曜日 午前二時間の正しさの時
都会の電気 ピチピチバチバチ 神経の穢れは晴れて
過去の汚穢は当然の如く吹き飛ばし
「チェイ」と一声気合いを入れて 叫びながら打ちまくる
「チェーーーーイ、チェーーーーイ、チェーーーーイ。」
土曜日 午前二時間の正しさの時
690 :
名前はいらない:02/09/24 09:24 ID:89kMZ8GI
691 :
コギャルとH:02/09/24 10:01 ID:AD8wg6Gp
>>691 悔しい?
> 織 田 敏 憲
アホ。氏ね。
693 :
rannbo-:02/09/24 15:32 ID:gpjkRMCN
原子力発電所の炉心近くで事故が発生し、
あてもなくさ迷う自衛隊の荒川さん。
忘れた振りをし続ける
残り僅かな人々の
余命儚き人生を
返済不可能になった時罰が下される。
俺自身の成長につながりますように。
こんにちは。
>>679 短い時間を押し広げて、内容を獲得しておきながらも、読みやすく
伝わりやすい作品だと思います。
「方弁だけを真似するだけで」は、位置、使い方が非常に優れている
と思います。
分かり合う振りをするために、相手の方言を真似る。切ないですね。
4連目の呟きが、この作品で最も訴える力を持っていると思います。
しかし、見た目がどの連も同じように小さく収まっているので、
それぞれ2行に切らず一行で書き抜いてしまった方が、力が保てる
かもしれません。
ごちゃごちゃとすみません。
695 :
放浪の名無し ◆2rFXeWb6 :02/09/24 18:55 ID:CygHOWQX
「古時計」
目を開ければいつの間にか夜が足下まできていた
暖炉が寒さと戦っている
ボーン ボーン
大きく鳴った 古時計
ゆっくり時間が私の肩をさする
もういいだろ?
古時計はまだゆっくり鳴り続けている
暖炉の中で燃えている炭火が句崩れ落ちた
696 :
よろよろ:02/09/24 20:22 ID:qmv8TQP8
『』
いつも考えすぎていた、いつも
考えすぎてる君を見ながらね。
君はひとりで考えて、からまって
僕はそんな君を見ながらこんがらがって。
君は何でも知ってるようなそぶりで、
僕の世界を揺さぶって。笑って、いた。
君はそこにいた。僕のすぐ近くに。
でも今はいない。二人で、そう、決めたんだ。
いつも考えてすぎていた。
考えすぎて、考えすぎて。
批評お願いします。
初投稿です。よろよろ。
こんばんわ。
>>688 声に出して読むとわかりますが、「恨み」「死」「痛み」などの言葉を
使用しながらも、調子が整えられているのでするすると読むことができ、
本当に「雲煙」が連れていってくれるおまじないのようです。
しかし、読まずに鑑賞した途端に、繰り返される「雲煙」は重たいものに
なっていないでしょうか。又、言葉数が増えれば増えるほどそんなに憎く
ない、そんなに恨めしくない印象も受けます。
最後の連は、半分裏切られてしまったと思ったのですが、人間が弔う
ことなく「憂き事すべて」を持っていってしまうことを望んでいるの
でしょうか。
もし、ひどい状況からとにかく抜け出して欲しい、という第三者の心境な
のであれば、調子を整えていることによって、その必死さがなくなってし
まっていると思います。
また、もし、もっとポジティブにいこうよという呼びかけなのであれば、
第3連は客観的すぎないでしょうか。
非常に強いメッセージがあると見ました。誰のために何故、が
明らかにされれば、もっと強く訴えかけることができると思います。
698 :
Pork:02/09/25 01:43 ID:olVsrADE
>>696 幸せから破局への道程が端的にまとめられています。
一緒であった頃から歯車が狂い始めて別れにいたる
残酷さややりきれなさなどを盛りこんではどうでしょうか。
現状では簡単な別れであったと読めなくもありません。
(もしそういう意図だったならば、あいまいでした)
別れがあったからこそ、一緒だった時期が大切に
思えたりするものです。
699 :
Pork:02/09/25 01:54 ID:olVsrADE
>>695 あなたが時計に感じる親しみが伝わります。
また情景も見事に切り出されていると思います。
古時計や炭火に仮託された心情もまた伝わってきます。
欲を言えば古時計との濃密な過去の積み重ねなどが
垣間見れると印象に残りやすいでしょう。
>>689 一方的な世界が完全に展開されているために、その世界の外との境界線
をしっかりとイメージすることができると思います。
一言も書いていないにも関わらず、「正しさの時」をひどいと思い、
疎み、認めない都会の人間達の姿がおのずと浮きあがります。
「都会の電気」が導いている、この詩の美しさの重心というか、
中心的な部分の量が、もう少しあったほうが、全体のバランスが
保てないでしょうか。
今は、「あ、もう終わった」という感じがします。
「幸せな話」
錆びる鉄材 水路に光るあさましい笑顔を
今すぐにでもばらばらに 引き裂いてやりたいが
今日は日曜日で久しぶりに会ったため
その右手に至る余裕さえ埋め立てられている
花屋の側で 俺もおまえも 花のことは考えない
灰色の休日を 今は許してほしいと
そこまでおまえに言って
灰色の休日は 既にメモ用紙の折り鶴だ
不快な羽音が二人の間を舞っている
自分の事を 言わない女など 嫌いだ
たまらなく嫌いだ 夜光の町を見渡すレストラン
並並と注がれるぶどう酒 即座にぶちまけ
凝り固まった愛の形を見せてやるよ
おまえはそれを見てなおも笑うのだろう
おもしろおかしく
おもしろおかしく
咲くまでに既に 刈り取られる哀花 逆境の実がなる
>>693 全ての行は見つけられませんでしたが、少なくとも3,4行目
7行目は、このスレのコラージュということで良いのでしょうか。
内容はともかくも、アイディアは面白いと思います。
ただ、コラージュということがはっきりと分からないと、
アイディアだけがあって結果になりません。
たとえば、しっかりと行を切り取るのではなく、
「々の/余命儚き人生を/青空さら」のように切ってくれば、
明らかにもとの何かを切ってきたことが分かります。
(
>>688さん、勝手な借用申し訳ありません)
無理やりくっつけたときの意味合い、色合いの変化が面白いと
思います。次回の投稿を楽しみにしています。
704 :
Pork:02/09/25 02:52 ID:olVsrADE
コラージュかー、わからんかった。
705 :
てい:02/09/25 08:11 ID:1q5RhiNA
他スレで書いたものですが・・・
私の墓の外に
鉄のクレヨンが立っていた
朝日に鈍く光り
凍りつき燃えている
鉄のクレヨンは
空に上がり
見えなくなるまで
青い空に線を描いた
その線はキラキラと
朝日に光り
私と世界をつなげてくれた
おはようございます。
>>695 「もういいだろ?」は時計の音を聞くことが、でしょうか。
暖炉の火を見ながら時計の音を聞いてすごす時間の優美さが
伝わります。
>>696 たくさんの「考えすぎて」で詩の内容をはさむことで、
長い時間考えすぎていたことがよく分かります。
2連目の3,4行目は、話の流れとしてはよく分かりますが、
「からまって」いた君の行動にしては、得意気というか、
考えて要領よく動いているような気がします。
「君」の意地悪い態度に向かう過程がもう少し書いてあれば、
この詩が持つ不条理に、も少し近づけるのではないでしょうか。
708 :
ひかる:02/09/25 12:13 ID:6ZfNUuzh
真の詩人」
真の詩人は正直に 本当の事だけを語る
僕は自分の胸に手を突っ込み 僕の心臓を取り出して見せる
血の滴る真っ赤な心臓 どくどくどくどく震えているね
ほら見てよ これが僕の血 真っ赤な真っ赤な真っ赤な血
真の詩人は血をもって書くんだ その血をもって書いているんだよ そうやって歌っているんだ
ほら触って これが僕の心臓 みんな触って ほら触って 世界中の人々よ 触って
僕の存在全てを見てよ そして全てを知って欲しい
>>705 完成度の高い作品かと思います。
本来、悲しく人の死の象徴である墓と朝日を結び付け、墓が美しい
ということを非常に丁寧に書いているので、その奥にある『理』に
届きそうな勢いがあります。
最後の行に「私と世界をつなげてくれた」とありますが、それまでの
描写の力にすこし耐え切れていないような締め方になってはいませんか?
あと、単純なことですが「見えなくなるまで」と書いてあるので、
「私」の視点が曖昧になってはいないでしょうか。もし、空から
見ているのだとしたら近づいて見えるはずです。
ていさんのこの詩への衝動が伝わって好きです。
710 :
よろよろ:02/09/25 13:27 ID:HeRPxkV9
>>698,707
批評ありがとうございました。
詩って書こうと思っても書けないもんですね。
言葉が浮かんでくるようじゃないと。
こんどはドカンとした詩をここに載っけたいです。
711 :
てい:02/09/25 17:24 ID:Ovw5bxq2
>>709 qwertzqwertyさんの御意見参考になりました。
批評まことにありがとうございました。
712 :
兎:02/09/26 16:45 ID:mJ7F15GF
qwertzqwerty様!、Pork様、ありがとうございました〜。また懲りずに持って来ちゃいました(´д`;)よろしければまたお願いしまつ!
713 :
兎:02/09/26 17:01 ID:mJ7F15GF
馬鹿なアタシが言う
『あの人を愛してるの』
利口なアタシが囁く
『アイツは嘘吐き。』
二人の化合物=疑心暗鬼=あたし
混ざり合って
混ざり合って
飽和した時
あたしは壊れてどうなるか分からない
だからお願いどっか行ってよ
優しく抱き締められたら
とっても惨め。
714 :
加藤健祐:02/09/26 17:40 ID:okwkJyg4
夕焼けが好きです
あなたは嫌いかもしれませんが
私にはとても大切なのです
雪の日の空には星がありません
けれど夕焼けはあります
太陽は見えませんが、確かにそこにあります
山が無くとも夕焼けはきれいです
海で見ても、草原で見ても
ビルの間や塾の窓から眺めても
そのどれもが美しいんです
あなたは
夕焼けお好きですか?
715 :
名前はいらない:02/09/26 19:20 ID:NCqAcAhP
688です。
批評して頂き、ありがとうございました。
大いに参考になりました。
すこしずつですが、上手に書けるよう頑張ります。
716 :
Pork:02/09/27 01:16 ID:Z9KMYdH3
>>708 まず主張するところに付いてですが、同意見です。
自分が本当に何を描こうかという事が自身で把握
できないというのはよく見かけるようです。
本当に思うところを見つけ出さないと解らないものが
詩にはあると思います。
そんなものを心臓を象徴として鮮やかに描出するところは
パワフルであり、色彩も触覚も鮮明である。
詩からキモイと逃げるヒトも、そして伝える切れぬ事への
満足されない気持ちもいずれも切り取られています。
避けてゆくヒトにもう少し触れると否定的な感情が
全体とよりよいバランスをなすのではないでしょうか。
また個人の見かたですが、やはり自身を掘り下げて
ゆくうちに自然であるとか普遍であるとかに出会う。
気がします。ここには虚無の臭いがしますので
打ち込めなくて大変です。
717 :
Pork:02/09/27 01:31 ID:Z9KMYdH3
>>713 無機的に、あるいは化学的な文法で内面を描くのは
効果的のようです。この詩ではできませんが、新しく
書くような場合には実験的にこうした手法を発展させて
みてはどうでしょうか。
そうした情の薄い書き方の最後で、弱いヒトとしての
気持ちの熱さをふと見せる距離感もよいです。
ただ、「どうなるか分からない」とあまりに大きく
振りかぶっているにしては、やさしく降ろして
いるようです。
>>634 ほかの詩にも共通することだけど、いくつかの詩文や展開の仕方は
興味をそそるのに、言葉一つひとつに質感がなく概念的であるため、
実感として描く世界が伝わってこない(この辺りが批評のつかない理由かも)。
例えば、「鉄格子」にもっとフォーカスして牢屋に具体性をもたせたり、
「ネズミ」の生命感を前面に打ち出すなどして、より効果的に登場させたいところ。
全体的な文のリズムは悪くないので、あふれ出る言葉をもう少し絞って。
>>701 「メモ用紙の折鶴(静)」の詩語選択からの「不快な羽音(動)」への展開など、
秀逸な表現も見られるけど、やっぱり素材が多めなのが気になる。
冒頭文を一例とすれば、「錆びる・鉄材・水路・光る・あさましい・笑顔」と、
6つも素材が出てきながら、「鉄材・水路」はその言葉以上の広がりを見せず、
また、「光」らなくても「(あさましい)笑顔」は十分クローズアップされてる。
タイトルの距離感などは悪くないので、趣旨を象徴するキーワード選択に比重を。
>>qwertzqwertyさん
いつも丁寧にレスしていながら、ご本人の詩に批評がないようなので。
これからも詩作&批評、頑張ってください。
おはようございます。
>>718 ありがとうございます。非常に参考になりました。
批評などさせて頂きながら、自分の詩作にもまだ至らぬ点が多いです。
感謝、感謝。今後もがんばります。
720 :
名前はいらない:02/09/27 17:51 ID:8Rr0prIc
2chそのもの初カキコです。
詩なんて小学生以来書いたことなかったのですが、ここの詩と批評を見てたらついつい感動してしまいました。
それで、私もここに作品が残せたらいいなぁ、と思い自分なりに一生懸命作ってみました。
ど素人の即興で、小学生レベルの詩ですがどうかよろしくお願いいたします。
『彼女』
彼女はうとうとふねをこぎ、
彼女はゆたゆた待っている。
彼女はちらちら時計見て、
彼女はほろほろ欠伸する。
彼女はしとしと目をつむり、
彼女はゆらゆらたゆたった。
彼女はからから血を吐いて、
夕日がころころ血に染まる。
721 :
ひかる:02/09/27 18:57 ID:EMTrp3dQ
「入滅」
今日は俺の葬式だ
力 美 愛 全ては虚妄なり
世界は移ろうひと時ひと時に
無限の過去と無限の未来を持つこの世界
法則は一瞬一瞬に移ろう 世界は混沌なり
この世に真理などあるものか 全てが許されている
混沌の中僕は狂騒状態に踊る 爆発的なあらゆる種類の性欲
踊り狂おう 爆発してやりまくろう
荒涼とした孤独の中 妖精達と戯れながら僕は死ぬ 明るい昼間に
ディオニュソス 僕は死ぬ
挙動は止まり 思考も消える
人間の行為の起源をとらえた者は 全ての行為を避ける
真理は錯覚なり 本能は無限の中の一可能性に過ぎぬ
世界は積み重ねられた錯覚の妄想
真理を創造しようとする 全てのあがきは通用しない
逃れられず.......
人々よ覚悟せよ 淫欲に炎々と焼き尽くされし人間達よ覚悟せよ
我はプロメテウス 俺達が与えたあの火によって いずれはお前達も全員破滅するであろう
俺は一足先に入滅する
こんばんわ。
「ロールフォワード」
変人の君が恋人になり 僕の玄関に花が咲いた
甘くやましい気持ちだらけの 長く長い水やり
君の囁く暗号は 重く質素で美しい
君の生まれた町にも その蝶々は飛んでいるのかい?
変人の君は僕を怒らせ わめいて僕を切り刻む
二人の花弁に違いを見つけて とげの刺さる罵り
君の囁く暗号は 重く質素で美しい
君の生まれた町には そんな刃物などないんだろう?
嘘なんだろう? 夢見る振り 傷つく振り 誘う振り
俺がどれでも引き裂いてやるよ 部屋には銃があるのさ
その無駄にか細い茎を一発でばあああああああああ
変人の君は変人のまま 僕の玄関の花がしおれる
甘い気持ちにまた会うための 長く長い水やり
君の囁く暗号は 全ての要素が暗いまま
君の生まれた町から 黒い雲泥が差し迫る
あさっての快晴を 何日でも待って
僕はジョウロを持とう
変人の君が恋人に見える時を願って
リリー
>>714 「あなたは嫌いかも〜」の2行や、「確かにそこにあります」と
いうのをわざわざ言うところになんらかの方向性を感じます。
が、何かがわかりません。「ああ、夕焼け好きですよ」で終わっ
ちゃいそうです。
危うくエッセイの1ページになりそうなまでの語り口調ですが、
含みを持った強い言い回しが時々あることで、その口調を詩に
逆利用する糸口が見えています。
もし、純粋に夕焼けの美しさを伝えるのであれば、写真、作文、
映像、絵などにせず詩を選んだという前提で、もう少し鋭く
表現したほうが良いのではないでしょうか。
724 :
メロウ:02/09/27 23:14 ID:wMvoMk8H
「垂直な感情」
私の胸をがらんどうにしないで
秋雨が 高い空が 金木犀の甘い匂いが
少しずつ丁寧に私を埋めていくけど
無鉄砲な喜びはもうこの胸には無いの
左様なら 二度と会うことの無い美しい光たち。
ガラスの瞳に映るのは極彩色の思い出だけ
左様なら 二度と戻ることの無い旋律。
あなたのくれたオルゴールだけが繊細な叫び声を
今もなお 上げ続ける
>>720 裏切りが非常に良い効果だと思います。
描かれた平穏を全て打ち消すほどの赤が生々しく伝わります。
ただ、「夕日」の登場が突然なのに、裏切りは4連目の最初から始ま
っており、この辺りをもう少しうまくできる気がします。
また、最後まで七五調をやめていないので、さらっと終わっている
感じがします。字余りを使うなどして、血の感触をより濃くできるかも
しれません。
これ、すごく良いと思います。
726 :
720です:02/09/28 01:56 ID:Jl0MsmBZ
ネタにとられそうな表現にもかかわらず、批評ありがとうございます。
私は活字嫌いで、本を読んでこなかったため、語彙がどうしても貧弱なんです。
だから、どうしても表現が皆さんと比べて幼稚な感じがしてしまい、
「いいのかなぁ、こんなの出して」と言う気持ちでしたが、勇気を出した甲斐がありました。
qwertzqwertyさん、どうもありがとうございます。
ちょっと、私に素養がないので上手く理解できなかっただけなんですけど、質問させていただいてよろしいですか。
後半の「また」以降はナルホドと大変勉強になりました。
>>58の批評天国さんの批評を参考に作ったのですが、あえてリズムを崩すことで印象を強くできるんですね。
前半の部分なんですけど、これがよく分からないんです。
伏線をしっかり張れ、という意味でよろしいのでしょうか?
それとも、裏切りは4連目の最初からではなく、最後に一言で決めろという意味でしょうか?
すいません、理解力がなくて。
誤解したままでは失礼だと思いまして、教えていただきたいと思います。
qwertzqwertyさん、よろしくお願いします。
>>726 すみません。文章がなんか適当になってました。
内容の裏切りは4連目の最初から始まるのに、
字面の裏切りは「夕日」から始まっているのでずれている、ということです。
4連目の1行目にしろ2行目にしろ、内容と字面の裏切りの瞬間をそろえた
方が、スマートではないかと思っての発言でした。
どうもすみません。
728 :
720です:02/09/28 03:38 ID:Jl0MsmBZ
なるほど、そろえてスマートですか。
大変よく分かりました。
どうも、こちらこそ、しつこくなっちゃってすいませんでした。
次回の作成の時に参考にさせていただきます。
qwertzqwertyさん、どうもありがとうございました。
『White signal 』word by you-ichi
だれにでも、みえる
消えては、
ゆくけれど、
だれにでも、みえる・・・・
この日の終わりに、
出会った特別
なんにも、できない
ちからづよさは、
ない
だれにでも触れ
消えては、
ゆくけれど、
だれにでも、みえる・・・・
そっと手を伸ばして
その自由に触れてみる
この手には、
とらえられない
(^^この板くるの昨日で初めてです。マルチポストになってしまいましたが
批評よろしくです(^^
730 :
名前はいらない:02/09/28 10:22 ID:lFhBVv2G
月の淫靡な輝きに誘われ、街路の片隅へ腰を下ろす夜明け。
一匹の小さき羽虫は月の光に洗われつつも、ふらふらと電灯の先を覗う。
卑しき男ここにありて、羨望の星々へ手の先を向け、近づく程に離れる星あり、又離れる程に近づく星あり、
果てしなき困惑の妙に頭を悩ます。
さらさらと流れる小川に耳を傾け、ああこれが人生よと胸は儚き。
幾千もの人生を、眺めてなお平気でいられる程、強くはなく、変に切なき悩みを脳に浸らす。
決して叶わぬ恋もあれば、決して続かぬ若さあれば、罪も体に残るであれば、人間は何に向かいて生を成すのか。
儚き一縷の溜息も、風に消え逝く巌窟な大地よ。
妥協もよしとせねば生も成らず。
死に面して生ありき、又生に面して死ありき。
老いに面して若さあり、若さに面して老いありと。
この体に背負うた魂、一つなれば、愛する人にも嫌味あり、又嫌味の中にも愛があり。
一つの人生のみしか認められしは、既に生の妙も認めん。
狭き視界に燻れば、その言もいやに貧しく。
深き赤き暁の世に、太陽も目面しく地平に佇み、歓楽の音そこかしこより鳴り響いては、人間の妙を深みに感ずる。
この暁に月あれば陽もあれば、夜でなく昼でもなく、悩む程に絡むるは必定、既に人を疑う不遜な所為よ。
この暁に月あれば陽もあれば、夜でなく昼でもなく、この大地には始めから、悩みなどなく。
たった一本の道が昇れば、この暁の世を切り裂く、蒼天が昇れば。
731 :
名前はいらない:02/09/28 13:29 ID:hxQL6IvM
>730
こういう文語体で書く人、あまりいないから思わずロムった。
この板って、自分の生の感情をセンチメンタルに書きなぐる人が
多いから、自分の気持ちを一度フィルターに通して書いた詩というのは
かえって新鮮だな。
732 :
兎:02/09/28 16:21 ID:bHJ3wCQz
Pork様、批評ありがとうございました(´∀`)
>>730さん。凄く良いです。言葉が綺麗で。うっとり。
733 :
兎:02/09/28 19:12 ID:bHJ3wCQz
満月の色すら忘れたとき
あたしの青い瞳は薄れて
希薄になってゆくの
このまま見えなくなってしまおうか?
裸足のままでずっとずっと歩いた真っ暗な森
ざわざわざわざわ
ざわめいて
嘘ばかり吐く
気が付けば分かれ道
手を繋いで歩いた日を思い出す
いびつな足で踏みしめてるのは
きっとメビウス
くるくるくるくるくるくるくるくる....
あぁ、そういえば今日は満月。
あたしにはもぅ視えない
こんばんわ。
>>724 一見言い捨てられてしまったように感じても、
自身の感覚が厳しいものになってしまったことをさらして
人に見せる、それが美しいと感じます。
読む人に厳しさを与える詩は重要だと個人的に思います。
ところで雑談、これを読んで二つの詩を思い出しました。
共に有名ですが。
田村隆一「言葉のない世界」、新川和江「私を束ねないで」
あんまり関係ないかも。メロウさんは知っているでしょうか。
検索したら両方WEB上にありました。
735 :
コギャルとH:02/09/28 21:11 ID:hB6tAQYa
>>729 内容を極力薄くして、ちからづよさのなく、消えてゆく姿を
表しているということは良く感じ取ることができます。
しかし、文面を薄くしただけでは、はかなさそのもの
にはあまり届いていないと思います。
そんな中、2度目の「消えては、//ゆくけれど、」にある
空行は、何の変化もない実時間を感じ取ることができるので
効果的ではないでしょうか。
また、「signal」という以上何の「signal」かは明らかにする、
もしくは暗示する必要があるのではないでしょうか。
今はどちらかというと、ただ捕まえられなくてもどかしいも
のになっている気がします。
737 :
名前はいらない:02/09/28 21:51 ID:/eX29hGj
批評もいいですね〜
でも、奇跡を起こしてみませんか?
6/23に、2ちゃんねらーのみんなで地震を起こそうという企画があったのを覚えているでしょうか。
あれの第2回を実行したいと思います。今回の実行日時は、9/29の22:00です。
みなさん、その時間に一斉ジャンプしてください。目標は、日本のどこででも震度1を起こすことです。
この企画は、参加人数がかなりいないと成功しないので、ニュー速のみなさん協力お願いします。
日曜日の夜10時です。どうかよろしくおながいします。
本部
オイ、おまいら!!!地震を起こしませんか?【震度1】
http://choco.2ch.net/test/read.cgi/disaster/1023940669/
ところで、このスレッドに投稿して下さっている方々に伺い
たいことがあります。ここの意図に外れた内容で申し訳ないです。
投稿者の皆様の中には、投稿したいけど分量が多くて投稿して
いない詩をお持ちの方はいますでしょうか。
投稿行数の申請でがんばっている方々もこの板にはいらっしゃ
いますが、「(続き)」で粘って長編詩専門の投稿と批評のス
レッドを立てたいと思い立ちました。
私の手元に長編が何点かあるので、もし同じ気持ちの方がい
たら本格的に立てようかと考えております。
このスレの方々が詩板の中でも投稿と批評に対して真剣であると思っ
た上での行動です。ぜひ投稿ついでにちょこっとご意見お聞かせください。
過去にそんなスレあったよとか。連続投稿は荒らしっぽいからマズいとか。
あくまで「批評スレ」なので。あまり反れないよう。
失礼いたしました。
739 :
Pork:02/09/28 23:33 ID:3zssK55t
>>729 全体的に抽象的な内容になっているわけですが
二連目のみが具象性があるのが気になります。
つまりこの日と特定をしているわけですね。
特別とさらに絞っているわけです。
ちょっとその所が惜しい気がします。
他の部分では上手く対象に触れずにかかれている
だけにそう感じました。
740 :
名前はいらない:02/09/29 00:01 ID:R2OYsWPW
>731さん
>兎さん
ありがとうございました。
うれしかったです。
741 :
Pork:02/09/29 00:05 ID:MEY68wdA
>>730 意図した上での事でしょうが、あまり
語の意味は大事にされていない所が
推敲の余地があるように感ぜられました。
もちろん意味など通じなくても響きや
美というのは成立すると思いますが
読み手として意味が通じないなりに
イメージが接続し連なる事が肝要では
ないかと思いました。
顕著な例として
「風に消え逝く巌窟な大地よ」を
取り上げます。大地が風に消える
というのは現実にはあり得ないですが
想念が伝わります。
けれども、さらに大地が巌窟である
というのはどうでしょうか。
大地は磐石たるものの代表です。
それが消えるというだけならまだしも
さらに存在として空洞な巌窟を当てる
のはイメージし難しくはないですか。
これはあり得ない事ではなく矛盾する
事ですから。
同様に引っかかる所がいくつかあり、
それは調子を重視した結果というのは
解りますが、違う読み方をされる事も
考慮しないと非常に惜しいです。
742 :
Pork:02/09/29 01:49 ID:MEY68wdA
>>733 間の取り方がいいですね。
独白の持つ間が兎さんらしいですね。
流れの切り方も上手だと思います。
個人的に言えば直接的に感情を感ぜられる部分があっても良いかと思いました。
本当の感情を隠しているのが持ち味ですのでそれが見えないのは当然です。
しかし感情が希薄なだけだと誤解される余地もあるかと思います。
何か少し感情を混ぜ込む部分があると
持ち味が増すのではないかと思いました。
お汁粉に塩を加えるような感覚ですか。
743 :
Pork:02/09/29 02:07 ID:MEY68wdA
>>724 二連目の並びと言いますか、位置付けが引っかかります。
最初の一行の呼びかけは効果的です。
三連目もこれを受けて展開しています。
二連目は起承転結で言うところの転です。
前に受けるものが無く情景が描かれて、
しかも胸が埋められています。
もしこの前に引っくり返す何かがあれば強い
効果を出すであろうと予感させます。
冗長にならずに刈り込んでいる点がいいですね。
744 :
名前はいらない:02/09/29 13:08 ID:c/bvVtpj
>Porkさん
ありがとうございました。
調子を重視した詩であることを察していただき感激でございます。
自分のイメージだけで言葉を作り上げ、それを読み手に伝える
努力をおこたったことを自覚いたしました。
風に消えゆく岩窟な大地よ」の部分は調子を意識しすぎた為に句読点の
位置を誤っていました。
本当は「儚き一縷の溜息も風に消え逝く、巌窟な大地よ。」
という部分ですが、調子を意識した為に句読点の誤りに気づきませんでした。
いろいろとありがとうございます。
また少しこの詩について思い直してみます。
>736 739 ありがとうございました。その辺をうまくコントロールして
作品の世界観にしあげたいですね。
貴重なご意見をありがとうございます。
746 :
メロウ:02/09/29 20:03 ID:2dDBb3EF
qwertzqwerty様、Pork様、御批評有難う御座居ます。
とても参考になりました。
>qwertzqwerty様
ご意見有難う御座います。
詩のことですが、二つとも知らなかったので(すみません無知なんです、、、)
検索して見に行きました。二つとも私好みで感動してしまいました。
特に「私を束ねないで」は本当に。あああ。
>Pork様
二連目の前に、何かそれまでの情景とかを入れる・・・
ということでしょうか?成程です。
このままだとちょっと伝わりにくいですね色々。
ご意見有難う御座います。
747 :
兎 ◆JGyA.sio :02/09/29 22:16 ID:GbJjrhIE
Pork様。ありがとうございます。
お汁粉に塩....。
今度は美味しいの書いてみます(無理)
今日は、前にかいたやつなんですが、批評いただけたら嬉しいです
748 :
兎 ◆JGyA.sio :02/09/29 22:30 ID:GbJjrhIE
貴方は紅ひ華一輪
堕として逝きました....
爪先軋む睦月の夜
私はそれを貴方の形見と、窓辺に飾りました....
私は貴方の帰りを待っていたの
来る日も来る日も
花弁が全て散り落ちても
じっと紅い華を見つめて....
いつのまにか庭の櫻は咲き乱れ
大きく膨れた枝を揺らしました
私は気付かぬ侭....
そんな私をどれだけ恨めしく思った事でしょう....
私の泪の代わりに桃色の花弁が散り逝きました
749 :
コギャルとH:02/09/29 22:32 ID:2iXZBo5O
750 :
兎 ◆JGyA.sio :02/09/29 22:37 ID:GbJjrhIE
連書きで申し訳ないですが。
↑紅ひ華×→紅い華○
quwertzquwerty様。長文用スレ良いですね♪是非立ててください!
>>722 「変人」「恋人」のように、字面が似ているものをただ並べるのはどうなんだろう。
漢字の一部分を変えて別の言葉の“驚き”を生むには、「変」「恋」は普通すぎる。
5連目「ジョウロ」の言葉の持ち出しは、「水やり」の世界を広げる意味からも
効果的だけど、「あさって(2日後)」「何日でも(日を基準とした時間幅)」
「見える時(日の基準にとらわれない瞬間)」の時間の曖昧さは少し整理したい。
わざとだとしても複雑で分かりづらいので、思い切って「あさって」を捨てよう。
批評を書いているときのように、「一つの詩で一つのことを伝える気持ち」が欲しい。
>>748 兎さんの詩では、行間の効果についていくつか評価も見られるけど、この詩では
その“空き”にもう一工夫欲しいところ。逆に、少し詰めても良いかなと感じる。
本文では「大きく膨れた枝」に見られるような独特の描写力・着眼点を活かして、
主題である「紅い華」の紅色をもっと生命感のあるリアルな「紅」色に染めたい。
また、この詩は一つの詩的世界としてよくまとまっているので、空間幅を広げるために、
少し視点の位置を工夫してみたい。無意識にやってると思うけど、「(私が)見る」
「(私を)見る」「(私、および、私が見ている対象を)見る」などを意図的に。
あー、ゴメンなさい。
>>748の詩の批評はPorkさんを指定してたのかな?
もしそうなら、
>>751は気にせず、Porkさん批評お願いします。
753 :
兎 ◆JGyA.sio :02/09/30 11:40 ID:CN66w9Sy
きりんさん。ありがとうございます。
あ、あれはPorkさんにいつも批評していただいてるからまた批評いただけたら嬉しいですって事で特に固定でお願いではないです。
いろんな方から批評してもらうと様々な意見が貰えるので凄く勉強になります(W
754 :
AIR:02/09/30 16:09 ID:hxAgsof3
「かえる」
満月の夜 跳ぶ
月へ向かって 跳ぶ
暗い夜道で 跳ぶ
月光の中を 跳ぶ けれど
いくら跳んでも かえるはかえる
どんなに跳んでも かえるはかえる
空には届きません
そして猛スピードで走る僕の隣を
銀色の電車が追い抜いてゆく
755 :
◆Y52VmL/Y :02/09/30 20:07 ID:wsM3WHA6
age
こんばんわ。ちょっとおさぼりしてました。
>>751 毎度ながら批評ありがとうございます。
言ったようには、思ったようには、うまくいかないことを、私は体現している
様です。悔しさとともに、これを昇華へ。
>>754 私の前作を見れば、まったく人のことは言えない発言になりますが、
「かえるはかえる」などと書いては、読者層によっては失笑を買
うだけでしょう。しかし2連目全体の採り様によっては、特殊な効
果を生み出していると思います。
その理由は「届きません」という丁寧な断定にあるのですが、他の
二行が淡々としている中での丁寧語なので、2連目のみが別人、も
しくは別人格が語っているように読むこともできます。もしそれを
狙っていたのだとしたら、2連目をかな書きにするなど明確に別人
の発言だと示したほうが良いと思われます。
今は、この2連目の曖昧な感覚によって、全体として何かをつかむ
ことが難しいです。
満月の夜道に跳ぶかえるには独特の味がありますから、「かえる」
「僕」「電車」の位置関係がもっとわかりやすければ、すうっと世
界に入ることができるのではないでしょうか。
758 :
Pork:02/10/01 02:54 ID:C82E4ruO
で、ありますならば、僭越ながら・・・・。
>>748 効果と語彙のどちらを取るか、という問題があります。
ジレンマですね・・・・。一行目は貴方が紅の花なのだと読めます。
もちろん読み進めば誤解だとは理解できますが、出鼻では
読み手がツマヅキを感じる事もあるでしょう。
同様に形見と華の二つを窓辺に置いたようにも取れます。
ふたつも連なるのはさすがに、控えたほうが親切でしょう。
最後に散った花弁が桃色というのは、庭の桜でしょうか。
紅ではないですし、最後に新しい花が出てきては混乱を
招かないとも限りません。推理小説だったら読み手が怒ります。
心情は良く表れていますので、その点は大切にしてください。
・・・・毎度の辛口で恐縮です。
また、毎日みる訳でもないので批評の機会を
逃してしまっている方にも申しわけないです。
>>754 それほど投稿数もないようなので重複批評を。
>>722のqwertzqwertyさんの詩には辛口だったけど、「かえるはかえる」の詩文は、
詩のリズムを考えれば意味的な違和感や遊びの要素は薄い(「帰る」の意味もないし)。
「けれど」の配置(リズムを変える)、「空には〜」のオチは言い回しが効いてる。
惜しいのは、「銀色の電車」の表現だけで「猛スピード」感はあるのに、「僕」を
並走させたことで両方の素材(特に「銀色の電車」)のイメージを弱めてしまった点。
もう少し語彙があればもっと厚い詩になると思うが、細部への配慮は感じられる。
※雑感として、少し難しいところだけど、
>>722も「変人」「恋人」という誰もが
思いつきそうなものでなければ、それは新鮮な“驚き”として受け入れられるはず。
>>754も谷川俊太郎の「かえる」を想起させるけど、この詩の詩語選択としては
右記の理由から不適切だとは感じない。要は、どれだけ表現の一つ、詩的世界の一部
として言葉を本文に組み込めるか。詩語選択や表現にはもっともっと留意しよう。
760 :
人間:02/10/01 09:58 ID:pKmVlsAd
「 糸 」
逃げ出すのなら
総てを捨てて行きなさい
貴方の糸はもう切れた
貴方の糸はもう伸びない
誰も掴まない糸
早く捨てなさい
愛情も人情も心も
必要なくなるから
貴方はこれから
たった一人で
生きるのだから
761 :
名前はいらない:02/10/01 18:33 ID:+NzX5tzp
君は憶えているだろうか。
僕の憶えていたものを。
君は忘れているだろうか。
僕が忘れていたものを。
でも、僕と君は。君と僕にはなれなくて。
君は憶えているだろうか。
僕が忘れていることを。
君は忘れているだろうか。
僕が覚えていることを。
でも、僕と君は。僕と君であることを、今も。
君は君であるだろうか。
僕が僕であるように。
君は僕になるであろうか。
僕が君になるときに。
でも、僕は、君の中では君になる。
でも、君は、僕の中では君のまま。
762 :
名前はいらない:02/10/01 18:37 ID:g1KTWcff
>>761 いくらなんでも、"君"と"僕"を使いすぎだと。。。
763 :
メロウ:02/10/01 19:32 ID:VUZPfXDL
「無題」
雨風だけが騒々しく唸り声を上げた
私とあの人との間に流れる鋭敏な沈黙が
酷く、あまりに滑稽なものに思えて
込み上げる高らかな嘲笑を
頬の内ポケットにそっとしまった
あの人の説く正しさはいつも揺ぎ無いもの
誰もがこぞって賞賛する
ああそうだとも!あの人は正しい
そうだ 気が違いそうになるくらい あの人は正しい
窓の外で吹き荒ぶ嵐の中へ飛び込んで滅茶苦茶になりたい
そうすれば
密閉された部屋に漂う沈黙も無くなって
贖罪に私の身は穢れを落とすのだろう
そしてあの人も
更正された美しい私を笑顔で受け入れるのだろう
764 :
名前はいらない:02/10/01 23:09 ID:ELX913wZ
こんばんわ。
>>760 「必要なくなるから」の咄嗟さが印象的です。以前も書きましたが、
厳しいことを厳しく表現できることはひとつの能だと思います。
それにしても、「糸」の支配力が足りないと思います。
人と過去を結ぶものとしての表現は良く分かりますが、「たった
一人で//生きる」こととは、もうほとんど無関係になってしま
っています。「誰も掴まない」がヒントと言えるかもしれません
が、それに続く表現は無視されてはいませんか?
もし「必要なくなる」のが切れた糸だとしたら、切れた糸に関する
描写を後半に挟むと、捨てるべきものとの共鳴が増すのではないで
しょうか。
>>761 同じ言葉を多用していると察知できるのは、多用『していない』
場所があるからだと思います。それを踏まえてこの詩の
「君」と「僕」の多用は効果が薄れてしまっていると思います。
まったく関係ないところで、「君」と「僕」の組替えを繰り返す
ことで、論理の破綻を生むことに成功していると思います。
論文でなくて詩である以上、これは前に進む力になるはずです。
特に5連目の「君は僕になるであろうか。/僕が君になるときに。」
には、正論は当然“そんなわけない”“前提からしておかしい”
なのですが、だからこそ敢えて書き記した強さを感じ取ることができます。
じゃあ、同一人物になってしまったらどうなるんでしょうという
妄想まで踏み込んだものが詩の真中あたりに入ると、訴える力を
増す上「君」と「僕」の多用による効果を呼び戻すことができる
のではないでしょうか。まあ、たとえば。
>>763 情動を大切にしていると思います。個人的に好きです。
もし、情動を大切にすることを趣としていたら、何点か気になります。
「更正」という言葉に異様な硬さを感じます。
3連目の4行目と5,6行目を強く対比させるとしたら、意味は同じでも
柔和な言葉を選んだ方が情動はよどまないと思います。
また、「そうすれば」で、2連目のあざけりに満ちた雰囲気を
拭い去ることができていると思いますが、その決定的瞬間を
分かりやすくするために、その直前直後をもっと慎重に表現
したほうが良いかと思います。
直後が「密閉された部屋に漂う沈黙」ですから、さらさらと
読んでいると、一瞬3連目も2連目と同じ皮肉な内容かと身構
えてしまいました。その一瞬が大事ではないかと思います。
ごちゃごちゃとすみません。
768 :
兎 ◆JGyA.sio :02/10/03 00:09 ID:+5LIQ8r7
Porkさん。ありがとうございました。
確かに赤が薄れますね....
考えます
「アイデンティティ・クライシス」
キャンドルにともったタナトスの灯火が燃え尽きる
奇妙なことにいつからかピアノの音が聞こえる ショパンのソナタが
人生という大それた抒情詩の裏側の沈黙の淵で
お前はもうすぐ自我を暗殺しなければならない
人生について思索を始めた瞬間からお前は失望し
その悪夢のような信仰を滝壷に突き落とす
ギラつくその眼はアサッシン
ギラつくその星の名はアルゴル
呪詛にかけられたこの一文を読んだ者は
現世のあらゆる混沌によって発狂する
俺は脅迫する太陽の光に背を向けてゴミ箱の中でぐっすり眠る
見知らぬ宗教の神におじぎをして「こんなの嘘だろ?」と言うだけで
世界が変わる日が来るまで
キャンドルにともったリビドーの灯火が燃え上がる
奇妙なことにいつからかオルゴールの音が聞こえてくる お前の耳にも
770 :
不随:02/10/03 05:03 ID:K+J0biGF
コーヒー 好き
タバコ 好き
両親 感謝
仕事 筋肉痛
笑顔 好き
唇 好き
空気 沈黙
目標 頂上
宇宙 拡散
大地 不動
自分 動
あの娘 静
今日 幸せ
昨日 沈黙
明日 沈黙
今、この瞬間を凝縮。
771 :
名前はいらない:02/10/03 06:50 ID:EbmKQJVW
こんにちは。
>>770 「大地」「自分」「あの娘」のつながりは優れていると思います。
最初は無意識に浮かんだ言葉のようですが、途中からはほぼ連想ゲーム
ですね。この、もやが少しずつ晴れていくような感覚は個人的に好きです。
「今、この瞬間を凝縮」を書かなくても内容は十分凝縮されていると思
うのです。今は、この一行によってさらに裏を書いているのか、と疑って
余計な深読みをしてしまいそうです。
内容が凝縮されている一方、「瞬間」を凝縮しているようにはあまり
読めません。むしろ空白に挟まれた今日の幸せな時間帯を流れている
言葉のようにとれます。
おそらく、各行の頭にくる言葉を見る視点が動きすぎているせいでは
ないでしょうか。
もし、最後に一行足す必要があると感じたならば、凝縮したから次は何?
まで踏み入って書いたほうが締まるのではないかと思います。
773 :
酔街藍草:02/10/03 18:39 ID:bpnB+IhV
酔国晩秋待ち遭い草
闇夜に流れし暗魚
一景万星
浮かぶ灯
鐘流を照らす
774 :
兎 ◆baJGyA.sio :02/10/03 21:33 ID:+5LIQ8r7
僕の可愛い娘
黒いドレスで
赤い唇で
魚の眼で
高笑い
あたしの素敵なあの人
黒いコートで
赤い手首で
虚ろな瞳で
泣き笑い
二人はいつも擦れ違い
言葉はいつも噛み合わない
蝶のあたしと
蜘蛛の僕
触れ合えないまま
騙し愛。
775 :
脳ローカル:02/10/03 22:25 ID:Qoh6GsxS
心から屠るイデアの獣
凍てつく昼に青い夜
また絡めとれば金の飴
震えれば雨粒 過ぎ去ればここまで
伝え聞いて思う 黒く塗りなおす
何もない鳶色にモザイク
いつか知る辞世の想いに
くるくるとおちていく
そこは空虚
776 :
世界が滅亡した朝に (1):02/10/04 01:37 ID:o7sST1+b
俺は笑う、世界が滅亡した朝に。
善良な微笑みを絶やさなかった、あの娘も
7人の女を愉快に殺害していった、あいつも
まるで俺の脳内産物だったかのように、同じ大地を踏んでいる気配が
ない。
コンビニには商品だけが陳列されてあり、買いに来る者は誰もいない、
奪いに来る物の影も無い。
永久に廃刊された情報誌の最新号を開いてみれば、今日の18:00から
エスニック料理店で、彼女のライヴがあるらしい。
三年前なら、どんな事情があろうと、突き破ってでも行っただろう。
しかし彼女は変わってしまった。俺を理解してくれなくなった。
どちらにしろ会場はセットだけされたまま、そのライヴは永久に始まら
ない。
777 :
世界が滅亡した朝に (2):02/10/04 01:38 ID:o7sST1+b
御堂筋で車道の真ん中に寝転び、速度ゼロの車たちを眺める。
ドアロックは朽ち果てるまで解除されないままの。
しかし空と向き合えば、何ひとつ変わってはいないような気がした。
行ってみようかーー
バカなことを考えた。
寝転んだまま大声で、彼女の曲を叫んでみた。
声は何にも反響せずに、空の青に吸い込まれるということもなく、
空中でカスれて消えた。ヘタクソだったからべつによかったが、
心に響くものならば残ってほしかった。
つい足は難波の駅に向かってしまっていて、じっと停まり続けている
電車を見た時には苦笑した。
俺は内回りの環状線に乗って、ライヴ会場のある町へ、歩いて行った。
歩きながら、俺は笑う。
俺の愛した彼女さえ、俺の脳内産物だったかのようだ。
それでも、もしも行き着いたライヴ会場に、
もしも彼女がたった一人だけ居て、
もしも俺一人を待ってくれていたりしたなら、
それでも世界は復興することはないのだろうか。
778 :
不随:02/10/04 02:20 ID:AnD7CGEM
雲ひとつ無い青天
どこまでも続く海。
浜辺を視界に入れ、僕は手を伸ばす。
遥か彼方の僕を目標に。
やがて僕は、僕の肩を軽く叩く。
雲ひとつ無い青天。
少し笑った。
779 :
メロウ:02/10/04 21:39 ID:2lDC22TY
>767
qwertzqwerty様。
御批評有難う御座居ます。
『個人的に好きです』という言葉が凄く嬉しいです。
自分で読み直してみて、つくづく仰る通りでした、、、
「更正」は硬すぎて浮いているし、二連から三連への
変化がもたついていて分かり難かったりで。あああ。
精進します。。
780 :
Pork:02/10/05 00:47 ID:qtDZVRp2
>>769 シュールですね。
呪詛をかけられた我々と一人眠る「俺」の関係がよくわからない、
などとシュールな内容に対して言うのは筋違いなのかもしれません。
しかし太陽光が脅迫している以上は太陽が呪っている可能性もあります。
もちろん、そうは読めません。けれども「俺」も寝てしまっているので
我々は姿の現れない者に呪われるという不安定な状態に置かれます。
これは呪詛の力を弱めています。後半は救いの話になっていると言っても
いいのかも知れません。それがタナトスからリビドーへの変化なのでしょう。
その変化は世界が変わった後の事なのか?などという時制の問題はやはりシュールな
表現を前には筋違いかもしれませんが、違和感はいなめません。全体を一貫している
印象全体はまとまっていて良いと思います。それから用語の意味としてはリビドーは
適切さに問題があると思いますが、意図したものなら良いでしょう。タナトスの対極は
エロスになります。共に性質の違うリビドーの一つのはずです。
781 :
Pork:02/10/05 00:48 ID:qtDZVRp2
>>770 とかく飾りすぎたり、大仰な単語を選びがちなものですが、
その中にあって日常的な言葉を使い、生活のリアリティーが
伝わります。日常的な事、大きく広がりのある事、内面の事という具合に
上手につなげていると思います。その所は大切にしてください。この視点の
違いをメリハリをつけて前面にだすとダイナミズムが得られるような気がします。
また、沈黙というものが繰り返されて重要さを訴えているように感じますが、
これがただの沈黙でないのならば、この沈黙はなにか、どういう沈黙なのかを
少しでも書いて置くと、読み手としてはより重要さが実感できるのではないかと感じました。
782 :
不随:02/10/05 01:54 ID:glcmVNPa
迷い
気がつくとワンルーム。
僕はシングルソファに座り
同じくシングルソファに座る男と向かい合っている。
男との距離は、近い。
手を伸ばせば触れる事もできるほど。
男は両手で、僕へ…何か…を差し出す。
これがすべてだ。迷いが無いなら、手にすることができる。
迷い。
瞬間、浮かんでくる多くの記憶。
深呼吸を繰り返す。
『すべて』に手を伸ばす。
気がつくとワンルーム。
どうやら一筋縄ではいかないようだ。
>>782 なんか面白そうな感じですね、続きがみたいです。。。
784 :
無頼派:02/10/05 01:56 ID:lQgCgoC4
これって鏡に向かってナイフもってるの?
あああ 鏡かーーーコの人自分と戦ってるってわけね?
786 :
無頼派:02/10/05 02:15 ID:lQgCgoC4
『すべて』=命 だと思うが、、
深い解釈しまっすなぁ・・・・・・>無頼派
脱帽です
788 :
無頼派:02/10/05 02:49 ID:lQgCgoC4
・・・ぜんぜん違うかもしれない
なんでもいいから ああ
「MIRROR」
夜の帳りはある種の鏡だ
自分を映し出すものがはっきり見える
街の喧騒 とぎれとぎれの命がけ
殺風景な豚小屋におかしな異邦人
無意識の深海で溺れていたあのこが
また今日も俺を幻惑する
二丁目の仲通りで自分を疑いながら夜を明かした
もう再び訪れない明日の為に
男に生まれた呪縛から逃れようと
誰も知らない地下室でサイケデリックス
彼女はピンク色の鮮やかな幾何学模様を見付けた
「アタシは何にも身構える必要はないんだわ」
陰鬱な妄執に繰り返し犯されて
裸のままの自分が限りなく魅惑的で完璧になる
ただの暗闇の中 もう二度と「おはよう」を口にすることはないだろう
791 :
無頼派:02/10/05 14:47 ID:+QP0+k+I
「Re.MIRROR」
それもまた、恋。
792 :
痔なのに棒を突っ込まれ:02/10/05 18:29 ID:DB+8noC6
『遅刻寸前』
走れ!走れ!!
ダッシュだ!ランだ!
あと三分で遅刻する!
おとつい 昨日と遅刻して
ガミガミ先生に叱られて
今日も遅刻と相成ったら
親に連絡 親にも叱られ
走れ!走れ!!
ダッシュだ!ランだ!
あと二分で遅刻する!!
おとついトイレで長便し
昨日は寝過ごし 大遅刻
さすがに今日は遅れない!
三連チャンはちとマズイ!
走れ!走れ!!
ダッシュだ!ランだ!
あと一分で遅刻する!!!
心臓バクバク 酸欠辛い
膝はガクガク 倒れそう
でも校門は もうそこだ!
走れ!頑張れ!もうすぐだ!
走れ!走れ!!
ダッシュだ!ランだ!
タイムリミットだあああ!!!
793 :
痔なのに棒を突っ込まれ :02/10/05 18:37 ID:KRYthoh4
評価される人より評価する人のほうがレベルが高いほうが楽しい
794 :
痔なのに棒を突っ込ま:02/10/05 18:40 ID:KRYthoh4
>>793 評価される人より評価する人のほうが大変。大変ロック!大変ロックでいちにい。
795 :
カリカ:02/10/05 21:55 ID:cavvOUN0
私の好きなあの人には恋人がいて
その恋人とそういうコトがもう2年もないとか
その恋人は別の男に夢中になってるとか
あの人は私と同じ女だとか
混沌とかそういう難しいのはいいです もう
ただ部屋の真ん中の電話が
ずっと一日中なり続けるのを誰か止めてくれませんか
きっとあの人からの電話でしょうから 出て
『私に話すことはない』
と 言ってくれないでしょうか
そうしたらきっと このバカみたいな三角形の世界から
無理矢理抜け出せるでしょうから
********
よろしくおねがいします。
796 :
放浪の名無し ◆g82rFXeWb6 :02/10/05 23:15 ID:3Y0YoZef
>>795 全然だめ。
てっか、俺の中では逝ってよしレベル。
797 :
放浪の名無し ◆g82rFXeWb6 :02/10/05 23:17 ID:3Y0YoZef
「車庫」
一人車内で
音楽を流す
一つ一つの音符が波となって流れこむ
徐々に暗闇からはい上がってくる 空間
ぼやけた緊張がはじける寸前で 物思いにふける
799 :
無頼派:02/10/06 01:29 ID:11kvnQUG
カリカさん。。そういうのは人生板に書くか、みのもんたに聞くとかして(w
800 :
Pork:02/10/06 02:01 ID:mVE43BJ1
>>773 ちゃんと読めているか自分でも自信が無いのですが
あまりリズムといいますか律といいますか、が足りない
ように思います。絶句であるにしても言い放ちすぎでは
ないかと感じました。情景自体はのどかで好きです。
801 :
Pork:02/10/06 02:04 ID:mVE43BJ1
>>774 珍しく軽妙さが薄いですね。
その代わり刺激的に感じました。
はっとさせられる人物描写です。
得意の改行も効果的だと思います。
欲を言えば必ずしも蝶や蜘蛛とは結びつかない
イメージだという点でしょうが、読み手の
問題かもしれません。ただ、せっかく
そうした比喩を使ったのだからそこを
膨らませた形を見てみたくなりました。
802 :
Pork:02/10/06 02:05 ID:mVE43BJ1
>>775 語は綺麗で調子も良いです。
ただ何かを伝えるためには足りないものが
あるようの感じました。読み手として
想像させられる余地が少ないようです。
心象を描いているのだと読みましたが、
そこから読む人が自分の中に何かを
浮かべるには手がかりが不足しては
いないでしょうか。
原因としてはいくつかの動詞に主語が省略
されたためではないかと思います。それは
心象を扱っているという判断をした理由でも
あります。心象のどの部分なのかを
ほのめかしたとしても現在の形は生かせるのでは
ないかと思います。
803 :
Pork:02/10/06 02:05 ID:mVE43BJ1
>>776 人の消えた世界の静けさが感じられます。
他の人の気配はないのに彼女の存在だけは
疑問を感じないという所は描写しておいた
方が良いのではないでしょうか。
少なくとも人の無い世界の中で存在を続ける
彼女は特異な存在のはずで、先に描いた世界を
いくらか損なっているように感じました。
徹底して人のいない世界で彼女だけが都合よく
存在するのは脳内産物感が前面に出過ぎて
いると思います。特異性または存在への疑問が
欲しいところです。
804 :
霞:02/10/06 02:18 ID:PBb6its6
「X時代」
ある日、目覚めた僕は
現実の脆さを目の当たりにする
理解の範囲を超えて
他人事としてぶちまける
疑問
捨て去れば
二度と戻って来ない
希望
趣味の悪いジョーク
いつの間にか自分のステータスにしている
見ているものを信じない訳じゃない
ただ、現実感がなく
想像だけの現実逃避
始めまして、です。
あと、宜しくです。
805 :
Pork:02/10/06 02:30 ID:mVE43BJ1
>>778 最後の処理はどうでしょうか?
志の割にはさびしいことです。
これでは詩評ではなく人生訓ですが・・・・。
未来に目を向けている姿と海の広さを
うまく重ねて表現しています。
少しの笑いは人生に対する疑問を感じさせます。
そう言うものもあるのならば、それも
表現してはどうでしょうか。
806 :
野良猫:02/10/06 02:39 ID:qv6ixjNx
やさぐれて
深いうつつの光の底を どこまで堕ちて 底の其処
いつまで待つ気か 蜘蛛の糸
ふざけて踊るは 俺の病み
項垂れな ひとりきり
やさぐれて 野さ愚れて
ねぶられた 夢の中
ちゃんがら 白痴と戯れて
項垂れな ひとりきり
やさぐれて 野さ愚れて
807 :
不随:02/10/06 03:25 ID:XKYhh26B
あくまで詩です。
できれば大きな声で怒鳴りながら発声してみて下さい。
呼びかけ
最近の若い奴らは…って、お前だって通った道だろうが
周りと同じことしか言えないなら黙ってろよ
なぁ おい
そこの歩いてるおにぃチャンおねぇチャンよ
流行りもんの服にアクセに音楽にスタイルにスポーツか
お前ら生きてんのか?
なぁ おい
生きてんのか?ほんとにそれで生きてるのか?
考えてみろって
ほんのちょっとでいい
一度、考えてみろ
お前ら、今、生きてんのか?
808 :
無頼派:02/10/06 04:11 ID:11kvnQUG
不随さんは書く力あるよね。
>>782 すぐに反応があるのは、それだけ人を惹きつける“何か”がある証拠。大事に
したい。本文では字面だけではない言葉の含みの持たせ方(提示の仕方)が良い。
ただし、タイトルはもっと本文と共鳴する、内容を象徴する言葉を選びたい。
>>778も同様だが、句読点は不要(効果なし)。「……(リーダー)」は6つが基本。
>>790 内容的には、もう少し単語を軽くした方が良い。例えば、「幻惑する」などは
「惑わす」の方が、伝わりやすさ・リズム(5・7音になる)面の効果は高い。
素材が多いので、内容を絞って「異邦人」「サイケデリック」「幾何学模様」など、
面白い単語をもっと活かしたい。「ただの暗闇(どんな暗闇?)」などは再考を。
>>792 対句法を活かした本文のリズムは良いが、場面の展開にもう一工夫欲しいところ。
例えば、残り1分で校門の手前まで来ているが、過去の回想だけでなく風景の
展開を組み込むなど。詩文を細かく見れば、「親にも叱られ」は、直前に「親に
連絡」があるので、「親にも」を取って「叱られる」だけの方が音も座りも良い。
>>795 まずタイトルが必要。タイトルがあることで、ただ書き連ねただけの想いが詩に
なることもある。また、この詩には読者に考えさせる(を引き込む)行間・ゆとり
が欲しい。あとは、テーマでもある電話に出て欲しい「誰か」をもっと活かしたい。
「あの人」「恋人」「別の男」がどれも観念的なので、別素材への転化・昇華が有効。
>>797 「一つひとつの〜」の詩文は「何に」と明示しない表現方法が秀逸だが、最後に
「物思いにふける」と、自己状況を普通に説明してしまったのが悔やまれる。また
「空間」にはもっと具体性を。
>>796の主観的な物言いに関しては、好き・嫌いを
別にして、「どこが」「どんな理由で」「どう」“逝ってよし”なのかを述べてこそ批評。
>>804 言葉の切り方は詩表現として確立しつつあるが、全体的にもう少し具体性が欲しい。
例えば、「現実」が脆いと感じた理由などを。また、興味深いタイトルだが、本文
との距離がやや離れており、イメージが結びつきにくい。良い点は自分をテーマと
しながら、「僕は」が繰り返されない点。詩文を主観的にしないためにも大切なこと。
>>806 良くも悪くも古いフォークソング調イメージ。一行目を始め、各行の言葉の展開が
綺麗。「病みが踊る」「白痴と戯れる」といった表現は巧妙。ただ、「底の其処」
「やさぐれて 野さ愚れて」と2度も同音異文が表出するのはクドい。タイトルは
状態そのままではなく、「俺」を象徴する動植物などに置き換えて表現したい。
>>807 音読を大切にするのは詩を書くのにとても大切なことだが、冒頭2行の「ことわり」
を置かなければならないのが、この詩の弱いところ。本文は等身大の喋り言葉を、
素直に使えている点は好感が持てる。あとは、ただ言葉を叫びとして並べるのでは
なく、字面以上の創造性が内包された表現、独自の詩的世界の広がりが欲しい。
>>798 個人的にURLそのままの貼り付けはパスします。
おはようございます。
>>774 ジャズとポップスの間をついたような音楽性を感じます。
「騙し愛」なんていうのも、この行以前が無い限り絶対に使えないですが
使えるムードを作っていると思います。
という点で読む人を吸い込ませて良いと思います。
個人的には、視点の飛躍、人称の飛躍(僕とわたしを行ったり来たりする)
は、詩の中で相当な力の動きが無い限り読者を惑わせていけないと考えて
いますが、この詩の場合は「定型」で、すんなりそれを実行しています。
それほどいやみがなくてすごいです。勉強になります。
「触れ合えないまま//騙し愛」が上の4行を少し支えきれていないと
思います。量の重さのせいだと思います。七五の塊が「2→1→1」と
進んでいるせいで尻すぼんでいる感じがします。例えば「言葉はいつも
噛み合わない」を取り除いて読んでみれば、締めのバランスを感じ取る
ことができませんか。
>>776-777 「脳内産物」はこの詩の中で重要な概念だと思います。初登場に「まるで」を
つけてしまっては、その印象が薄れてしまうと思います。
また、「永久に廃刊された」「じっと停まり続けている」など、わざとらしく
単調になっていきます。表現を鋭敏にするか、もっと単純化するかしたほうが
良いともいます。例えば「速度ゼロの車」には流れを崩さず鋭い表現している
と感じることができます。
最後の一行での「俺」の態度が突然変わってしまって不思議です。もし上の
全ての内容への裏切りだとしたら、既に「復興」を願う「俺」の暗示が必要な
はずです。
5連目の展開がドラマチックになる流れは面白いと思うので、むしろ二人だけ
が居たらという設定を大事にした締めにすべきではないでしょうか。
>>782 「気がつくとワンルーム。」「迷い。」「気がつくとワンルーム。」の
3箇所の引力が強く、読んでいて心地良いです。
「男」の描写がまったくないのは、意図的でしょうか。最初の3行によって
読者はおのずと「男」を知りたくなると思いますが、むしろ2連目で重要に
なってくるのは「手」です。「男」とは言わず最初から「手」のみの出現に
すれば内容が鋭くなるかもしれません。
題名が本文を鳴らしていないと思います。おそらく「迷い」を含めた
「『すべて』」との対面がテーマではないでしょうか。
もしくは、題名のせいで「迷いが無いなら」などの余計さ、しつこさが
出てしまうと思います。
兎にも角にも「迷い。」の1行が良いですからその前後を大事にもっと
もっと大事にした方が良いと思います。
815 :
恋愛:02/10/06 13:53 ID:dH4SYYg+
どういうのが詩なのでしょうか。自分なりに書きました。よろしくご批評ください。
「つかれ」
お父さんが戻ってきた
わたしは今日、元気でした明日もいちにちたのしそうです
お父さんが笑った
それから二階へ。
足音を聞くと、
あんしんして眠れた
816 :
ひかる:02/10/06 17:33 ID:e2rB0GPu
817 :
ひかる:02/10/06 17:34 ID:e2rB0GPu
「優しい風」
時の流れの速さに 埋もれてゆく僕の記憶
僕を洗脳しようとした奴
救わなければならなかった洗脳された女の子
僕を侮辱した男達
そして閉鎖病棟で出会った地の塩たち....
全ては僕の妄想にされてゆく
もう駄目だ もうもたない 僕は倒れこみもう立ち上がることが出来なかった
ふと優しい風はやってくる 「立ち上がれ」そう神の声の如き囁きが聞こえる
僕は勝たなければいけない
この勝つ見こみの全く無い戦争に
核武装した新国家ニューポリスを造ること それが僕の最後の仕事
さあ立ち上がり舞踏しよう
笑顔を浮かべて僕は剣を振りかざす
(バッハ.オルガン曲.トリオソナタ第1番ホ長調アダージョより)
by ひかる 2002/10/6
818 :
放浪の名無し ◆g82rFXeWb6 :02/10/06 17:39 ID:E8Hze7B0
>>817 ダメ。
てっか、初心者は「時の流れ」とか「僕」とか「優しい風」とか使いすぎ。
先に誰かが使った表現を使って何が楽しいのかと。どこにおもしろさを
見いだせばいいのかと。どこにはっと驚くものを見つければいいのかと。
逸脱せよ。感覚をそのまま言葉にしろよ。猿まねは見飽きました。
819 :
放浪の名無し ◆g82rFXeWb6 :02/10/06 17:42 ID:E8Hze7B0
「オマエラ逸脱しろよ」
逸脱してますか?してませんか、そうですか、、、。
だったらしましょう逸脱を。
さぁ、楽しく逸脱 逸脱 アメダス?
こうあるべきだという固定観念が己の内に知らずと存在し
それは、気づくこと無い刈るべき芽である。
OK?
820 :
名前はいらない:02/10/06 17:51 ID:waGNGazc
寂しいね 二人の時間離れてく
目を見れば 何だってわかる そう思ってるのに…
一緒に居たい時ほど 君の声は遠く遠く…
時間差も 距離感も 全部がゼロになればいいんだ
今思うこと 全部伝えておきたいよ…
女々しいね 君は今 どうしているの?
悩んでる? そうだって言えば すぐにでも行くよ
二人離れてる時ほど 君の姿 近く近く…
素直に心を開いてよ 全部を支えてみたいから
『頑張れよ』 それだけの奴になりたくない
過去の記憶は 僕に絶望だけを与えるね
未来の軌跡は 一体 どこからどこへ続いてく?
希望を信じるなら 今…
素直な心を伝えるよ 君の近くに居たいから
そりゃぁ怖いさ でも だからと言って逃げたくない
今思うこと全部言う 『君が好き』 だから ずーっと側に…
821 :
ひかる:02/10/06 19:43 ID:e2rB0GPu
>>818 てめえみたいな馬鹿に詩がわかるかボケ、死ね。
822 :
@@@:02/10/06 19:48 ID:OAY3zbWM
こんな世界じゃ 真実のあたし見失ってしまうから
だからお願い 違う所に連れて行って
ヒトが溢れる こんな狭い街
真実の愛は存在してるの?
表面だけのモノは 見たくない
やけに虚しく感じるの
誰かお願い こんなあたしのこと本気で愛して
そしてお願い 一瞬の夢になんてさせないで
このまま時が進んでいくのなら 確実にあたしは
孤独に塗れ 呼吸することもできなくなりそう
823 :
@@@:02/10/06 19:48 ID:OAY3zbWM
いつの時代も 真実あるのなら
それは 誰もが持ち合わせてるの?
無条件には 信じあえないの?
こんな世界は哀しいよね?
例え 時計の針 戻したり止めたりしたとしても
この瞬間はどうにもならないって わかってるけど
もしもわずかな可能性あるのなら 多分あたしは
血がにじんでも 針戻そうと必死になっている
誰かお願い こんなあたしのこと本気で愛して
そしてお願い 一瞬の夢になんてさせないで
このまま時間が進んでいくのなら 確実にあたしは
孤独に塗れ 呼吸することもできなくなりそうなの
いろんなモノが溢れている こんなに狭い街でも
孤独を避けて生きてる こんなに惨めなあたしでも
ホントウに欲しいモノがあって 説明するとしたなら
アタタカイモノ エイエン二 アタタカイモノを見せて
はじめまして。最近詩板にきた者です。
下記の詞は他スレに張ったものですが
是非他の人の批評を聞きたくてここに再度張らせていただきます。
「喜劇的な一夜」1/2
からだの奥に巣食うものを吐き出して
両手に乗せてまじまじとみてみたら
握りつぶしたいようで
抱きしめてやりたいような
どこかで見た幼子が丸まっていた
なにを考えているの?
どんな言葉を話すの?
誰を愛しているの?
なにが欲しいの?
何一つ答えることができず
呆けた顔で私を見るそれは
徐々に戸惑いの色を示し始め
いつしかしゃくりあげながらつま先を見てうなだれた
それを見て私は慌て 優しく撫でてやろうと思ったけれど
からになった私のからだは思うように動かず
大げさなくらい鮮やかな夕焼けにも気づかずに
泣き声だけがいつまでも続いた
2/2
気づくと月のない夜で 幼子はもういなかった
まったく望んじゃいないのに からだの奥に帰ったようだ
私は今 つま先を見つめて泣いている
自分を抱きしめることもできない自分を哀れんでいる
滑稽な自己憐憫はあとからあとから沸いて出て
毎度律儀に呼吸を苦しくさせる
(いつまでこうしているのだろう)
(なぜ甘えた芝居を続けているのだろう)
(思春期的な茶番だと自分で気づいているのにね)
(その気になればいつでも立ち上がれるだろう?)
(いつになったらこの足は)
(自分の道を踏みしめる?)
大人の私が必死で語りかけても
からだの奥の幼子は耳を貸さない
星座を読むのにも飽きたので
部屋にあるすべての時計を捨てる計画を立てていたら
太陽による演技指導がすでに始まっていた
私は慌てていつものくにゃくにゃした笑みを浮かべ
からだの奥のものを無理やり寝かしつけ
大人のふりをして家を出て
日々をうまくやりすごす
826 :
カリカ:02/10/06 20:56 ID:9snuHG7j
>>799 ご忠告ありがとうございます(笑)。でもフィクション聞かれでもみのもんたも困りますよね。
827 :
兎 ◆baJGyA.sio :02/10/06 20:56 ID:GMMAmGDW
放浪の名無しさん。此処にふさわしくないいいぐさはやめましょうね?気分悪いですよ。
貴方の詩、あたしはどうかと思いますよ。まとまりが無い感じがします。
『逝って良し』というセリフからしてあおりにしか見えません。
言葉の用い方などは世界感などでちがうでしょう?初心者にありがちとかそういう言葉でくくるべきで無いのでは?
気分悪いです。
逝きます....
あ、批評、ありがとうでしたっ
「深夜0時」
あどけない少女がマライアキャリーを口ずさみながら
歌舞伎町の一番街にやってくる
コマ劇場前の殴られ屋と女装したドラッグ・クイーン
そして異国のアクセサリー売り
この白夜が他とは違うように思えて立ち止まる
特に幸せが見つけられそうにない時は
NO1ホストとかカラオケのビラ配り 本番込みで一万円の店
俺は二十年の人生を落っことしそうになった
指のない刺青の男やダンボールハウスからの無関心
それからもう一人で生きている遠く離れた土地からきた家出少年たち
この白夜が他とは違うように思えてラッキー・ストライクに火をつける
特に幸せの言葉を忘れかけている時は
インドの民族衣装を引きずっているナンセンスや
ぼったくりバーのキャッチガール「逆ナンパ」
はめを外し過ぎた係長の横で尾崎を歌うストリートミュージシャンや
ハートのプロフェッショナルペテン師集団もいれば
自殺しそうな表情の独りよがりもいる
この白いネオンは何だか俺だけを取り残していく気がする
特に幸せが手のひらから零れ落ちそうな時に
過去の追憶がいつもいつだって心を殺伐としたメルヘンへいざなう
もう俺はあんなネバーランドになんか戻りたくないんだ
もう俺はあんな不思議の国になんか閉じ込められたくはないんだ
シュールレアリズムがどうのだとかパンクだとか
堕落論や無神論をまくしたてるような難解な考えなんかもう必要ないんだ
深夜0時 振り出しに還る
深夜0時 また来週逢おう
829 :
名前はいらない:02/10/06 21:02 ID:GMMAmGDW
放浪の名無しさん。此処にふさわしくないいいぐさはやめましょうね?気分悪いですよ。
貴方の詩、あたしはどうかと思いますよ。まとまりが無い感じがします。
『逝って良し』というセリフからしてあおりにしか見えません。
言葉の用い方などは世界感などでちがうでしょう?初心者にありがちとかそういう言葉でくくるべきで無いのでは?
気分悪いです。
やっちゃった。喧嘩売ってるわけじゃないんで。
逝ってきます...。
あ、PorKquwertzquwertyさん批評、ありがとうでしたっ
830 :
兎 ◆baJGyA.sio :02/10/06 21:07 ID:GMMAmGDW
あ(゚д゚)!二重カキコになってる。しかも二回目脱字発見。Porkさんのとこ“さん”ついてない(´д`)ごめんなさい。
831 :
カリカ:02/10/06 21:09 ID:9snuHG7j
『私を見てよ』
ねえ 見つめるマグの中に真実があるの?
ねえ 冷めたミルクは私にわからない言葉であなたに何かを語っているの?
ねえ こっちをむいてよ
真実を見つめる勇気もないくせに 傷ついたフリなんてしないでよ
あなたが打ちひしがれているとね 眠れない人もいるんだよ
まっすぐ前を向いてよ もっと遠くから自分をみてよ
ここにあなたのためになら死ねる人間がいるの
お願いだから
二人でいるのに 一人にならないで
******
別板に載せたのですが、投稿が重なって批評していただけないままに過ぎてしまったので
おこがましいとも思ったのですが、どなたか批評していただけないでしょうか。
832 :
放浪の名無し ◆g82rFXeWb6 :02/10/06 21:23 ID:ngRvCJh5
>>827 俺は結構昔からいるが、俺が見てきた限りでは、初心者と思春期まっただ中の厨房
達が書く詩はどれもこれも、切り口も言葉遣いも似たものばかり。
「矛盾」「僕」「私」「否定」おいおいおいっていうぐらい見てきた。
これはね、たぶん、はやりの曲の歌詞から影響を受けてるんだと思う。
影響を受けるのはいいがそれを踏み台にして自分のスタイルを作ったり世界をつく
らなければいけない。だから、俺は忠告してるの。君らみたいな人が詩と言うものを
キモイ、ダサイと低レベルものへ引き下げるんだよ。
たとえば
>>831みたいな詩も今までに何個も見てきた。
833 :
放浪の名無し ◆g82rFXeWb6 :02/10/06 21:27 ID:ngRvCJh5
詩説法「スタイル確立」
しっかり、スタイル確立しろよオマエラ!!
猿まねはよせよ!!そろそろ、自分のスタイル作れよ。
見飽きたんだよ!!
834 :
放浪の名無し ◆g82rFXeWb6 :02/10/06 21:33 ID:ngRvCJh5
「夜と昼 」
あっれという間に オレンジにそまった
そろそろ、顔を出す 黒は隅っこでがさがさ相談ごと
黒がオレンジのしっぽをつかんだ 暴れ出したオレンジが
さらに強く照り出す すぽっと手から抜けたシッポ逃げ出すように
オレンジが部屋の外へ さぁ、黒が部屋の隅から大きな手を出した
835 :
メロウ:02/10/06 21:54 ID:GIbVGhPv
「或る朝に」1/2
風が冷たかった
女生徒達が歌う賛美歌は聖堂に鳴り響き
屋上で眠る私の耳にも届いた
信じてもいない神を賛美する歌声
私は夢現のなかでそれを聴いた
神よ、御心適うならば。
我らを憐れみたまえ。
美しいパイプオルガンは静謐に罅を入れ
甘く上ずった声は天高く木霊した
私は握り締めていた細い靴紐を手放した
瞳はまだ閉じたまま
聖なる哉、主なる神。
永久に居ます主を讃えん。
836 :
名前はいらない:02/10/06 21:55 ID:GIbVGhPv
「或る朝に」2/2
薄明るい瞼開ければ
天を翔る白い蛇が一匹
女生徒達の歌声と昇っていった
青き牧場と清き汀。
我が主は共にまして。
なんという閉塞。
私の知る空など追い越して
何処かへと飛んでいけ、私の白い靴紐。
押さえが無くなった右足は軽く
いつか映画で見たようなタップダンスを
ぎこちない足取りで遠慮がちに 踊り始める
837 :
メロウ:02/10/06 22:02 ID:GIbVGhPv
>824
ジャンク様。
長い詩を載せるときに『1/2、2/2』
と分けるスタイルをパクらせて頂きました。
すいません。と同時に有難う御座居ます。
あ、これで急にみっつも書き込んだことに。あああ。
838 :
名前はいらない:02/10/06 22:24 ID:OzPsv/KR
ある漁師がいた
漁師は毎朝決まった時刻に起きて
決まった時刻に床につく
あたかもプログラムされたかのように
ある日漁師の息子はいつものように遊びに出かけた
だが息子は帰ってこなかった
漁師は大海原をながめてみたが息子は見つからなかった
たぶん息子は父親が機械だということに気づいたのだろう
839 :
名前はいらない:02/10/06 22:28 ID:UmI4YkKq
>>838 すぴるばーぐの「A.I.」って映画見たことありますか?
840 :
ひかる:02/10/06 22:46 ID:e2rB0GPu
>>833 てめえスタイル自体わかってない。おまえのあげる言葉の使い方がどうしてスタイルレベルになるんだ?
>>815 「風景、人事などの一切の事物について起こった感興や想像などを
一種のリズムをもつ形式によって叙述したもの。」
が、広辞苑での「詩」の定義です。
まあ、この定義文で納得できる人なんてあまり居ないでしょうね。
納得できなければ自分で追求したり、他人が追求した過去で勉強するしかない
と考えております。この板は無記名作品の宝庫だし。拙著失礼。
実時間の空白が長い詩なので、兎さんの詩に見られる空行、…などのように、
自分にとっての沈黙を描写すると、もっと一行一行が引き立つのではないで
しょうか。たとえば「お父さんが笑った」と「それから二階へ。」は、時間的
に幾分か経っていたり、「足音」はある程度長い時間鳴っているわけです。
題名は良い選び方だと思います。読者にすらすらと読ませない工夫があれば
もっとよくなるかと思います。
842 :
ひかる:02/10/06 22:47 ID:e2rB0GPu
>>839 A.I好きです。僕の好きな映画の中でベスト3に入ります。
843 :
ひかる:02/10/06 22:53 ID:e2rB0GPu
放浪の名無しのアホへ。
シュールレアリズムやそうでなくてもその手の前衛芸術に走る馬鹿。
形式を弄ぶ。内容が無いからだ。詩想を持っている者は読者に一番伝わりやすい語法を取る。それは往々にして使い古された言葉であるだろう。
>>804 はじめまして。
「X時代」そのものの描写が必要ではないでしょうか。全容が見えません。
もう少し内容を突っ込んで描いても良いかと思いました。この詩自体も
「他人事」という再帰構造でしょうか。
おそらくは、「趣味の悪いジョーク」が鍵になり、対照にいる「現実逃
避」を産んでいるのかと解釈します。1,2連目が他人事の『枕』、3,4連目が
他人事が自分に還ってきた「本文」でしょう。この2点から特に、3,4連目に
ついて、濃く濃く書いていかないと、後半は前半につぶされているとわかり
ます。
言葉一つ一つの選び方には共感を覚えます。是非また投稿して欲しいです。
自分もがんばらなくては。などと思ってみたり。
「なみ」
ドブ臭いエリザベスアーデンの香気
あなたは野兎だ
あなたは耳の良い盲人だ
あなたは爆弾を拾って笑うジプシーだ
炭坑のすすのようなファンデーション
あなたはウロボロスだ
あなたはシモン・マグスだ
あなたはティモシー・リアリーだ
彼女はカラオケが大好きで
愛に関する歌詞のたびにおかしな色目を使ってこっちを指差す
ぼくはエミネムを完全に演じきるつもりだったのに
いつの間にかジョン・レノンにバトン・タッチしてしまってた
ノンシュガーのブラックガムが
ストロベリー・チョコよりも甘くなってるなんて
きっとそんなのおっちょこちょい天使のいたずら
母なる海が、ぼくの生命にさざ波を立てた瞬間の悪ふざけ
波美 永遠絶美のI LOVE YOU
846 :
名前はいらない:02/10/06 23:20 ID:qI/9nrec
僕の好きな馬がいた
いつも勝てない憎い奴
たまに勝てると喜ぶ自分
それを楽しみに生きる僕
走っているリズムが途切れ
僕が馬を見たときに
最悪の結末を察したけれど
決して涙は流れなかった
僕の嫌いな馬がいた
いつも勝っちゃう憎い奴
たまに負けると不思議な気分
小さな歪みに気づく僕
僕は新聞の小さな欄に
ひっそりと掲載されている
奴が死んだという記事に気づき
一筋の涙が頬を伝った
僕の好きな馬のこと
新聞を見た後に思い出す
なぜあの時涙が出なかったのだろう
今はこんなに泣いているのに・・・
847 :
兎 ◆baJGyA.sio :02/10/07 00:18 ID:MDs+/TgM
『0.5』
何だか突然
君への言葉を描きたくなったんだ
今でも窓辺にポトスは在って
僕は水をあげて....
ー―それを眺める君だけ足りない
ねぇ?約束を破る訳じゃないけど
僕は、生きていてもいいかな?
『2人で1つ』
この気持ちは変わらない。
毎日尋ねて居るんだよ
すっかり黄色くなってしまった
ポトスに向かって
848 :
霞:02/10/07 01:55 ID:7SQW1VN7
僕のスキルをもっと満たせたら
不安に感じる事柄を減らせる
自業自爆な不安を・・・
アンパイヤに質問をする
「この先、どう生きれば良いのですか?」
彼は遠く空を見上げて
アウトのサイン
「アナタを見つけなさい」
音も無く発せられた言葉
今は掴み取ることだけに必死だけど・・・
息ができないままでいるのは嫌
不安の詰まったギュウギュウの箱
いつか捨て去るコト
できたらいいな
考える前に現れる
具体的現象
そこにあるものだけで
潰れてしまいそうだから
何も考えず
前だけ見ておけますように
ボクのアナタに祈りを捧げます
849 :
霞:02/10/07 01:58 ID:7SQW1VN7
上は「祈り」です。
>>810>>844 批評ありがとう、です。
書き込みさせていただきます。
沢山批評、お願いします。
嬉しさ沢山増えて行きます。
850 :
不随:02/10/07 02:19 ID:3vqvKR6q
消去法
否定せよ
全ての事象を否定せよ
言葉を
行為を
現象を
感情を
否定せよ
残ったものが
あなた自身だ
>>831 内容は相手への語りかけで貫いていますが、逆に、実際は一言も語っては
いないなとイメージされます。詩として意図してセリフっぽく書いてしまった
以上、実際に語るようにはうまく機能しないからだと思います。
先もみのもんたの話がありましたが、もし、『語る』ことを貫くので
あれば、実際に音読したものをサンプリングして音の作品として出したほうが
良いと思います。しかし、もし詩として書きつづけるのであれば、『語り』は
詩の方法に収まってしまうので、何かの目的として利用するほか無いです。
吉増剛造の詩を読んだことはあるでしょうか?参考になると思います。
「マグ」の存在が良い味になっていると思います。
後半は、自分本位で終わってしまっているので、何かしら感情の展開がないと
つまらなく終わってしまってないでしょうか。
すいませーん、どなたか828及び845の批評指南、お願いしてもよろしいでしょうか・・
まだまだ未熟なものですが、甘口トークでよろしくでーす!!
(もう朝ですね)
853 :
不随:02/10/07 04:29 ID:3vqvKR6q
批評して下さっている皆様へ
一週間前、2chに詩・ポエム板があるのを始めて知りました
少し悩み、人当たりのよさそうなところを探し
初めて、詩という表現を扱うこととなりました
詩というものがどういったものなのか
書き始めて一週間
未だ分かりません
これから先も書き続けようと思っています
文章や表現技法に至らない部分も多々あることでしょう
諸々を含み、改めて批評をお願いします
おはようございます。土日の投稿量の多さにたじたじです。
>>828 内容の半分以上が歌舞伎町の人間の描写ですが、もし直接自分の描写を
控えて、自分以外の全部を描いて自分を見ているのだとしたら、量より質が
足りない感じがします。ひたすら傍観しているだけではないでしょうか。
「取り残」されていると感じさせたいなら、見た人各々に対して自分が
何を感じたのかを、ひとつひとつ表現したほうがいいかなと感じます。
4連目の「メルヘン」と「シュール」と「パンク」の組み合わせは、独特
の味がして好きです。ただ「追憶」ですから、抽象化された単語ばかりでなく
限りなく個人的な『「振り出し」に還るキーワード』が含まれていれば、連
全体に緊張感を起こすことができるのではと思います。
>>824-825 はじめまして。
グロテスクな内容をさらさらと物語るところが個人的に好きです。
短く端的な描写と、長く緊張する沈黙等等、全体の分量が多い以上、心の緩慢
と緊張を踏まえて書いたほうが良いかと思います。
2連目の「幼子」に対する質問はおそらく書こうと思えば幾つでも出てくる
でしょうし、5連目の括弧に囲まれた自問も同じです。いつまでも続けられる
ということは、何らかの意図で止める必要がありますから、黙読、音読した時
の実時間を踏まえて推敲した方が良いのではないでしょうか。
全体を支配するムードのために、「夕焼け」「月」「星座」「太陽」を選んだ
ことは良いと思いますが、静物だったり読む対象だったり擬人化されていたり
と、使用法がさまざまになっているのであまり効果を感じません。例えば、
擬人化なら擬人化で統一したほうが、付随する『時間の流れ』を汲むことが
できると思います。
ごちゃごちゃとすみません。
856 :
neri ◆yNlw8TzHjk :02/10/07 13:42 ID:Lcbaiv34
>>824 はじめまして☆
とても丁寧に書かれている作品だと思いました。
「くにゃくにゃした笑み」「太陽の演技指導」などの表現もとても面白くて好きな詩です。
ひとつ指摘するならば、夕方から始まっている或る不思議な夜、
とゆう一定の日のことを描いているようなので
「日々をやり過ごす」でくくられているのが少しだけひっかかりました。
「戻ってゆく」や「帰っていく」などで〆た方がすっと消化されやすかったのかもしれません。
でもとても好きなのでまた別の作品を読めることを楽しみにしています (゚ー゚*) ♪
>>835-836 「なんという閉塞。」と同じかそれ以上に「信じてもいない神を賛美する歌声」
は効いています。要になる節が連の中に埋もれてしまってはいないでしょうか。
風刺の力が備わっていると見ます。
全体を通して、非常に精密に書いてありますから、「蛇」の登場はもっと慎重
にしても良いかなと感じます。今は、「あ、蛇だ」程度になってるかなと。
最終連の、靴紐と蛇が繋がり名の通りブートストラップする表現は秀逸です。
秀逸なので、個人的には「タップダンス」は余計で、明らかな風刺の記述が
あった方がいいかなと思いました。
批評してきた詩の中では、私の指折りに入りそうです。
詩の提供ありがとうございます。
>>838 1連目の4行目は必要ないかなと思いました。種明かしは最後に、ということでは
ないですが、核心に何度も触れてしまうと神格性が薄れてしまう気がします。
あと、「大海原をながめ」るところですが、しばらく眺めたのであれば、
なんらかの空白がないと、すぐに詩の最後まで到達してしまって、あっけら
かんとしてしまってる感じを受けます。
物語としてはこれだけの内容で問題ないと思いますが、詩として書いた理には
まだ届いてないと思います。この作品を切り出しにして、また投稿して欲しい
です。
859 :
痔なのに棒を突っ込まれ:02/10/07 15:24 ID:PNnMhNap
>>809さん批評有難うございます。
『犬の真似』
ウチで飼ってる犬のペスの真似をしてみた
先ず外に出て犬小屋のペスの鎖を解いてペスをウチの中に入れる
次に自分の着ている服を全て脱ぐ
次に自分の首にペスの首輪を着ける
そして
「ウー!ワオーン!」
吼えてみる
秋の夜空は晴れてても寒い
素っ裸だから余計寒い
ウチで飼ってる犬のペスの真似をしてみた
吼えた後ペスの食べてるドッグフードを食べる
「グエエ!」
不覚にも吐いてしまった
マダマダ犬になりきれてない
気分が悪いので散歩に出る
素っ裸に犬の首輪を嵌め
首輪からは長い紐が垂れている
四つん這いで犬と言うか蛙と言うか半分ジャンプしながら進む
ウチで飼ってる犬のペスの真似をしてみた
暫く素っ裸で走ってると犬を連れた若い男に出会う
今の私は犬だから若い男の連れてる犬に挨拶する
「ワン!」
挨拶したら犬はこちらを見てるだけだが
若い男はまるで私をなにか酷く変なモノを見る様な目でこちらを見ている
嫌らしい目つきで
若い男は連れてる犬をそばの電柱に紐括り付けると私に向かって襲い掛かってきた
ああだから犬はこんな風に後ろから襲われるのか
860 :
由以(ゆぃ:02/10/07 16:02 ID:2TelLdYl
はじめてから、2個目にかいた詩です〜
批評おねがいしますぅ。
なに、かかれても結構です・・みじゅくですけど。
「永遠の道しるべ」
いつだって永遠に続く道しるべを
手探りで探していた
冒険者のように勇敢なふりをしながら
いつだって怯えきっていた
暗闇の中、見たものは白いあなたの姿でした
粉雪が吹雪く寒い日 あなただけが暖かでした
何処まで続くのか、永遠の道しるべを
すこしだけ照らしてくれたのは あなたでした
体が焼け焦げてしまいそうな熱くてたまらない、あの日
北風になってくれたのは そう あなたでした
悲しいとき、助けてくれたのは
いつもあなたでした
苦しいとき、救ってくれたのも
そう、あなただけでした
いつしか 共に歩くことを覚え
永遠に続く道しるべを あなたは照らしながら
そう、僕はそれを頼りなくさがしながら
そう、2人共に、歩くことをおぼえました
そう道しるべが続くそのずーっと先の方まで
見えない先のほうまで
一番、はしっこまで 共に歩くことを、誓いました
>>855-856 批評、有難うございます。
勉強になるとともに非常に励みになります。
>qwertzqwertyさん
星座を見ることを星座を読むっていいますよね。
こんな気持ちのときはいつも星座を読んでいるのでつい書き加えてしまいました。
http://book.2ch.net/test/read.cgi/poem/1032627317/320 上記に張った詩と
>>824-825の元となったと思われる誌が出てきたので張ってみます。
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
ガーベラが枯れかけている部屋に
吹き込んでくる風が冷たいから
形作られた暖かいものが姿を失いそうで
つぎはぎだらけの胸がきしむ
創造の理想像を夢想するばかり
目の前にはホットミルクの薄い膜
テレビだけが灯を取り込む部屋で
なにか全てが心の隅に逃げていく
ヌード写真がばらまかれる街なかでも
息がつまるこの部屋でも同じこと
全てはここから始まるというのに
何故いつまでも眠っているのだろう
862 :
放浪の名無し ◆g82rFXeWb6 :02/10/07 18:10 ID:5+gDiDLv
>>843 そういうのは実力無い奴の逃げ道。
自分で自分は他者に詩というものを伝えることができないって認めてどうするのよ。
お前はバカか?
863 :
neri ◆yNlw8TzHjk :02/10/07 18:36 ID:fPcMTMcD
>>861 想像の理想像を夢想・・ソウと音の連続を自分なら避けたかなぁというのと
漢字の連続がホットミルクや眠りや、もう一つの詩の方で言うと
誰かの幸福を祈るという感じのほんわかしたイメージに対してちょとギャップが
あるかなと思いました。でも
>>861の一連目好きです^^
>863
有難うございます。
>想像の理想像を夢想・・ソウと音の連続を自分なら避けたかなぁというのと
韻を踏みたいんですよねえ…今は一部でしかできていませんが
なんとか詩全体で無理なく押韻できないものか苦戦中です。
>ホットミルクや眠りや
これは自分としてはネガティブなイメージなんです。
まだまだだなあ。頑張ります。
>>864 おお、そうなのかもと思いながらも書いてしまいました。
好みの違いなんですよね。わたしもまだまだ人の批評できるほどではないのですが
ジャンクさんの詩は好きな感じなので触れてみました。
お互い切磋琢磨していきましょうね☆
866 :
メロウ:02/10/07 20:37 ID:lovnhKe2
>857
qwertzqwerty様。
毎回御批評有難う御座居ます。
とは言いつつも、まだ3作しか書き込んでいないのですが。涙。
「信じてもいない神を賛美する歌声」はもっと押し出して行くべき
だったのですね。普通にスルーしていました。
そして蛇・・・出し方が難しいです。イメージが出てきたので
ひょっ、と出してしまったのですが、もっと練り込みます。
そしてタップダンス・・・。
本当に恥ずかしいくらい不必要な描写ですね。
読んでいて泣きそうになります。あああ。
詩が終わらせられなくて苦し紛れに引き出しただけに
悔しいと言うか何と言うか。うわあ・・・。見ていて鳥肌が。
「批評してきた詩の中では、私の指折りに入りそうです。」
この言葉嬉し過ぎです。ヤバいです。ヤバいです。
「詩の提供ありがとうございます。」
提供より批評の方が何倍もの労力を必要とすると思います。
是非これからも頑張って欲しいです!
書く側にとって批評して貰える事は何より嬉しい事ですし。
というわけで。精進します。
867 :
ひかる:02/10/07 20:43 ID:rmk9+aRl
>>862 どうしたら認めたという風に読めるんだ???おまえ本当に読解力ゼロだな。ぎゃははははははは _(__)ノ彡☆ばんばん!
868 :
恋愛:02/10/07 22:10 ID:40u0kvZn
841さん、ありがとうございました。実時間のながれ、とかよく
考えずに書いてました・・・また作ったらお願いします。
869 :
不随:02/10/08 05:18 ID:mNSADSpw
書店にて
読めない
なぜだろう。この字が読めない
知ってるのは確かだ
外国語ではない
俺が生まれ育った国の言葉だ
あい、きぼう、ゆうき 違う。そんな綺麗なもんじゃない
なぜだろう
この字が読めない
この字が読めないと先に進めない
読めない
870 :
名前はいらない:02/10/08 07:41 ID:G/8wyTYw
871 :
名前はいらない:02/10/08 09:15 ID:qmFySIqE
>>867 同意。
その書き込みオモロイね。ばんばん←これ気にいったよ。(笑
872 :
2チャンネルで超有名:02/10/08 09:58 ID:wf35s3+O
873 :
名前はいらない:02/10/08 10:02 ID:zhE/x9ii
おはようございます。
「根っこ」
会うことができれば、食料も健康も要らない。
挑戦的な世界も必要ない。
有限な僕と有限な君の足下に生える根っこ。
恥ずかしくて虚しい朝、いつだってフリースタイルの半裸で
薄らいだ月に吠える。
朔太郎を意識せずに吠えることはできない。
情報学をまとい、太った体で月に吠える。
朝には永遠がある。しかし夜には一瞬がある。
そんな問いかけは嫌いだろうか。"所詮この幻のウチよ。"
と、鼻であしらわれるのだろうか。愛を記述して何になるのか。
ユーモアはなぜこんなにも
美しいのか。
今日は、ぶりを焼こうという有限な母が、未来の或る日に有限な灰になり、
有限な僕の愛しい人全てが、元素にまで還元されて、
いつか有限な宇宙が点になる。
音楽には永遠を感じるときがあるから、心が安らぐと言う死生学の教授。
いつからか有限な君は、有限な僕の言葉の信頼性に、重要さを仰いだ。
有限な電車の有限な駅。有限な時計の有限の刻みが呪われている。
有限な乗客が呪われている。止まるまで待つのは辛い。
全ては有限な灰になってしまうから、なにかが、なにかが、
なにかがないと、有限に生きていくことはできない。
悔しいときが多い。否定的でないときは、有限な君の純粋な
食欲を確認してほしい。
(続き)
愛。目に見えないからこそ、有限なあなたへの力が分かる。
今日も動的にメモリを確保しながら、有限な僕はキーボードを叩く。
この一瞬の中に見出した永遠のせいで、有限な僕はきっと
信仰深い人たちを不幸せにする。それでも人は、1の近似値になろうと、
あがくから、有限な僕は許せない。愛、記述できない無限の感情。
空の有限な黒。否。白。否。
否否否否否否 否 否。
有限なあなたに広がる無限の感情。
有限な僕は風邪をひいてしまったよ。
今日見える一瞬、つかむ藁がないなら、有限な僕は船になりたい。
全てを知ったら、誰しも0の価値を知るだろうが、今は
この永遠を壊さないでほしい。
す、素晴らしい。
878 :
メロウ:02/10/08 20:55 ID:CCEPIfQn
>874−875
本当、素晴らしいです。凄い。
胸が一杯になって、窒息しそうになります。
凄過ぎて批評なんて出来る訳も無く、また私は沢山の文学に
触れていないので、批評するのは危険な事と知りながら、
敢えて批評させて頂きます。(・・・あまり気になさらないで下さい。)
>ユーモアはなぜこんなにも
>美しいのか。
この箇所で、空気の流れがゆっくりになるのが効果的でした。
あ、ところで「君」と「あなた」は同一人物なのでしょうか?
読み方によって同一人物にも異なる人物にも捉えられそうに思うので、
もし同一人物なのでしたら統一した方が良いかも、と思いました。
でも、このままの方が語呂というか、流れが良いです・・・。
>今日見える一瞬、つかむ藁がないなら、有限な僕は船になりたい。
この一文が不思議でした。
この詩はある一つの流れに沿って進んでいるのだと思うのですが、
この一文がその流れに組み込まれているようで微妙に浮いて
いるのかも、とか思いました。
879 :
続きです。:02/10/08 20:56 ID:CCEPIfQn
そして題名なのですが、「根っこ」。
他にもタイトル候補はありそうですが、個人的にこの詩の題名が
「根っこ」で凄くしっくりきていると思いました。
・・・ここまで書いていて思ったのですが、批評しよう、しようと思う程
この作品の美しさが私の中から消えてしまう気がして、
改めて批評するという事の大変さを痛感しました。
qwertzqwerty様を盲目的に賛美するわけではないですが、
実際凄いのでオール賛美な文になってしまいました。あわわ。
それでは。
880 :
名前はいらない:02/10/08 22:46 ID:EQRY7HAO
街路樹
見上げたら薄く透き通った水の色
すがすがしく感じるのは
きっとあの街路樹のように
私の恋も少し色づき始めたから
秋の暖かい日は恋に似てるね
日向と日陰は大違い
貴方と一緒にいるだけで
暖かい秋風に変わるから
この街路樹が色づく頃
私の恋が色づいたなら
二人で手を繋ぎ見上げたい
こんばんわ。
>>859 面白いです。
想像で書いているとしたら、今ひとつ実体験に近づけていないような
感じを受けます。
例えば、首輪をつけた時の匂いや、「ドッグフード」の食感など、五感
を記述することで、普段との対比ができるのではないでしょうか。
とはいえ、各連にある声に惹かれます。
あと、各連の最後の2行は、どれも冷めた感じ、情けない感じが大事に
されているとは思いますが、もっと強烈さがあっていいかなとも思います。
882 :
名前はいらない:02/10/08 23:40 ID:F/7oZDKi
ハンター2人が狩りに出た。
1人が木から落ちてしまった。
仰天した連れのハンターが携帯電話で『息がない』と緊急通報した。
救急隊のオペレーターが
『落ち着いて。大丈夫。まず死んでるのか確かめなさい』
と声をかける。
一瞬の静寂後、オペレーターの耳に1発の銃声。
続いて、
『死んでる。これからどうしたらいいの?』
というハンターの声が響いた
884 :
Pork:02/10/09 01:09 ID:SnNhpUZD
なんだか凄い数が溜まってて・・・・
>>860 荒削りではあります。
ですが心情を出し尽くしていると思います。
個人的な好みもありますが、この表現や
言葉の選び方であるならば散文詩とした方が
活かされるように感じました。マイナーな
形式ではあるのですが・・・・。
三連目は他にくらべて薄い印象を受けます。
繰り返しですとか二連目の内容の言い換え
といった要素を感じました。
885 :
Pork:02/10/09 01:10 ID:SnNhpUZD
>>869 つよい葛藤を感じます。
「読めないと先に進めない」という部分の
動機を膨らませてはどうでしょうか。
語の感覚を実感できない焦燥が背後に
あるのではないでしょうか。
動機の強さが増すにしたがって
読めないという声の強さが力を
持つと思われます。
886 :
Pork:02/10/09 01:11 ID:SnNhpUZD
>>880 季節をうまくとらえています。
一連目で街路樹が色づき始めていますので
時間の経過を感じさせるためには三連目を
工夫して見てはどうでしょうか。
恋を日光になぞらえるのはいい発想です。
しかし日向の場合だけを描いているのは
もったいない気がします。
おはようございま〜す!
いつも的確なアドバァイスありがとうございます。
とても参考になってます。
自分的には845の詩にかなり思いいれがあるんですがどんな感じでしょうか?
ご指摘おねがいしますです♪
888 :
名前はいらない:02/10/09 17:44 ID:4LfXF+CN
なんて無様な光景
あたしは振り上げたナイフを静かに下ろした
彼は青ざめた顏で
醜く歪んだ表情で
いつか足蹴にした筈のあたしに
許しを乞う。
馬鹿馬鹿しい
こんな男を愛したなんて
生暖かいモノが
頬を伝う
889 :
兎 ◆baJGyA.sio :02/10/09 17:57 ID:4LfXF+CN
はっ(゚Д゚)!
すいません。↑は兎でした(´д`)
890 :
にこちん ◆zONICTINj6 :02/10/09 19:39 ID:V890XF5C
何時からこういう生活を始めたのだろうか?
何時からこう思うようになったのだろうか?
記憶がない。
答えられない。
何時からこんなに人の目が気になるようになったのだろうか?
何時から友達が僕の事を避けていると思うようになったのだろうか?
証拠もない。
答えられない。
何時から後ろの席に座っている女子が僕の悪口を言っていると
思うようになったのだろうか?
何時から駅で擦れ違ったカップルが僕の事を見て笑っていると
思うようになったのだろうか?
根拠もない。
答えられない。
何時から季節が分からなくなったのだろうか?
何時から昼と夜とが逆になったのだろうか?
感覚がない。
答えられない。
何時から生きる事が億劫になったのだろうか?
>>820 独白調の詩だけに、話し言葉の細部にもっと気を配りたい。例えば、「悩ん
でる?そうだって言えば」と続くが、「悩んでる?」の問いに「そうだ」と返す
人間はいない。読者の共感は作者のそうした細部の留意から生まれる。
また、頻出する抽象語(過去・希望・軌跡など)の中身には現実味が欲しい。
>>822 「人のあたたかさ・愛」が主題の詩だが、その「あたたかさ」が最後にポッ
と置かれるだけなので、なかなか内容が見えてこない。また、「針戻そう」と
する行為を「血がにじむ」、「孤独に塗れ」ると「呼吸できなく」と表現している
が、その「程度」の持たせ方が主観的すぎる。力の入る箇所ほど客観的に。
>>845 「ノンシュガー〜いたずら」の素材対比・展開は多少使い古されていても綺麗
な表現だと感じるが、全体的にカタカナ表記が多いために、ほとんど目立た
ないのが気になる。また、ここまで固有名詞が頻出すると、読者は「読む」以前
に立ち止まってしまう。強い思い入れが自己満足に終わらないように注意。
>>846 内容的にはまとまっている詩だが、さらに「2頭の馬の勝つ・負ける以上の
明確な違い」「自分の感情の動き」なども盛り込んで、詩的世界に臨場感が欲
しいところ。「僕は新聞〜伝った」の展開は詩文の流れも良く、着眼も分か
りやすい。寺山修司の有名な詩「さらばハイセイコー」を読んでみて欲しい。
>>847 冒頭の入り方は作者の詩文への配慮&センスを感じる。タイトルの「0.5」
も、本文で「1つの半分だから0.5」とわざわざ説明したくなるところを、
タイトルのみに留めることで、ムダな重複をなくしており効果的。あとは、
この詩では「在って」「居る」などは平仮名の方が優しい雰囲気が出せる。
>>848 まず「僕」「ボク」は意図的な理由がない限り表記の統一を。もしこの詩
でも何らかの意味の違いを持たせているつもりなら、それは伝ってこない。
「アンパイア」の素材抽出、肩の力を抜いた会話文の盛り込みには興味を
覚えるが、「見ておけますように」などおかしな日本語の使用は控えたい。
>>850 「全て」として捉えているものが、「言葉」「行為」「現象」「感情」の4つであ
るわけだが、こうした観念的な言葉ではなく、逆に例えば、「やかん」「空」
などといった日常語に置き換えてみるのも一つの手。どちらも「全て」を表現
するには難しいが、観念的な言葉では語彙・想像力の限界を露呈してしまう。
>>880 (批評重複しますが)
街路樹の持つイメージをうまく活かしてる。また、「水の色」を「すがすがしく」
感じる起点を心の状態に置いている点も巧み。素直な気持ちを無理のない
言葉で表現できている点、「空」と一度も表記せずに街路樹の空間背景として
感じさせる点を評価したい。できれば、3連目2行目の「色づく」は別の表現に。
※820・822・846はタイトルを付けて詩を「完成」させよう。
894 :
◆EEwxzaMYVU :02/10/10 03:25 ID:Qf+n9UWn
「感情」
悔しさや憎しみ、どれだけ感じただろう
俺は憎しみと同化し、怒りに命を奪われた
はるか遠くに
はるか遠くに 消してしまった感情
怒りや憎しみと、俺はずっと共存してきた
突然、花が見えた
神様はその花をくれた
君はお礼に一つの感情をくれた
オンアビラウンケン
俺が教わった秘密の呪文
心のドアはこうして開かれる
可能な限り 早く 訪れて
分裂した 思考が
今 ひとつ ひとつ 戻っていく
覚醒と自我 今君と一つに
「 」
最後の言葉は まだ言えない
素人です。よろしくお願いします。
895 :
名前はいらない:02/10/10 04:34 ID:R84+TT3S
頭 が 痛 い
残像のようにちらつく 蛾(が)たちよ あんまり僕を ちゃかさないで
地面が動く 回る 反転する 僕の ラインは歪められた
そっと目の前の影に 触れてみる 落ち着いた
向こう側の鉄の柱が 僕の脳天を突き刺して
音を立てて 曲がっていった
ストローを咥えると 熱で溶けたように 化学物質の匂いが鼻をつき
僕はワントゥスリー・・・・フォーーーーーーーーーーーーーーーーーと叫んだ
高音の響きはやがて 空へと連なり
音符となって 天国への階段になる
階段へと這いつくばる 僕を 蛾たちが邪魔をする
蛾たちは 無音の羽ばたく羽で訴える
なんだって?
僕が見ているのは 1万本の歯ブラシ?
笑わせるな。これは天国への階段さ。
蛾たちは 闇にポツネンと浮かぶ 赤色光の街灯に 燃やされ
冷えた道路に落ちていった
色とりどりの 歯ブラシが 音もなく 崩壊した
背中にひんやりとした 物体を感じた
サッ奪い取ると それは単に 僕の 幻想だった
後ろには 誰もいない あるのは 事も無げに 佇む
夏の終わりに使い切られた 殺虫剤の空カンだった
896 :
名前はいらない:02/10/10 15:59 ID:2heBwGqB
「旅人」
暗き闇を行くあなた
後ろを振り返ってはなりません
死神に会いたくないならば、前を見据えて行きなさい
大きな光を追いかけてはなりません
希望を信じていたいのならば、惑わされてはなりません
あなたが求める物は
今にも消えそうな一筋の命光
あなたの信じる物はあなた自身
気を付けなさい
孤高な旅人
闇は何時でも貴方を狙っている
貴方の求める物は余りにもちっぽけで
限りなく暖かい
在りし日の思いでの残滓
これって詩なんでしょうか?ちょっと不安です
何となく書いてみましたがどうでしょう?
「金の河」
海に浮かぶ哀れな孤島
大陸にはさまれ悲鳴あげ
浮かぶイメージは黒い影
夜に光る金の河
群がる魚
うねる金貨の波は
涙おしのけ
大海へと続く
898 :
てゅなんて ◆lPPe7D7dwE :02/10/10 17:24 ID:/FvhVGTD
『w〜world,wide,wonder〜』
この空を飛ぼうと思ったあのライト兄弟にもしも一つ質問ができる機会があるのなら
なぜこの空を飛ぼうと思ったのか許される限り問い詰めたい
空を飛んでみたいと思うまで、空を飛んでみたいと思うまで
僕の辞書にはナゼ不可能があるのとナポレオンに強気な態度でぶつかっていきたい機会があるのなら
相手がたじろいだ隙がチャンスその辞書を盗み読みふけりたい
夢を叶えてみたいと思うまで、夢を叶えてみたいと思うまで
久しぶりに開いた教科書はところどころが陽に焼けて
埃をかぶっているその埃を指ですくい取ってみては
☆大きなworld,wide,wonder
見つめて手にとって触ってナゼか笑えた
僕はまだページの片隅に描いてある
ペラペラ漫画の途中
書きなぐった落書きにはまだ
色はついていない,ついていない・・・。
過去から嫌々引きずってきた戦争の悲惨さは黙って話を聞いているだけじゃ全貌は分からない
あの問題この問題で縛られた現在に未来が見えてこない
それじゃあ僕は学ばないでおこう、それじゃあ僕は学ばないでおこう
残された山積みの問題を「ハイ,コレ」と渡されても
僕らは何をすりゃいい?とりあえずボロボロの年表を開こうか
偉大なworld,wide,wonder
傷つけて傷ついて年取ってやっと気づいた
その世代はいまだにもがいて苦しんでいる
僕らは生きていく途中
手を差し伸べることが出来るのか?
いや出来るだろう、出来るだろう・・・。
↓
899 :
てゅなんて ◆lPPe7D7dwE :02/10/10 17:32 ID:/FvhVGTD
↑
大きすぎる課題があの雲のように膨張を繰り返す
その雲を断絶するように飛行機が空を飛んでいく
空を飛ぶ理由
僕の中の不可能が偽者の自分を造ろうとしている
この日々を怠慢とするようにいま答えを求められている
可能を選ぶ理由
いろいろと考えられる結果が
この先を明るくしていくのなら
僕らは惜しむことなく人生を
楽しむことが出来るだろう
はるかなworld,wide,wonder
目指して歩いて走って辿り着くんだ
僕はまだ歴史上点にしかすぎないけど
いろいろな色を書き足すよ
☆
「東京拘置所にて」
ごらん、この息がつまりそうな罪人の憐れな小部屋を
アインシュタイン博士の知恵を持ってしても逃げられない、この迷路のごとき回廊を
面会室まで看守に付き添われて15分余り、門を開けたり閉めたり
私はその道すがら、白い光に打ち拉がれて意識不明になり転倒した
されど私が一体何をしたというのだろう?
大麻草のかぐわしき芳香がけむたがれるこの列島で
シンセミアを人に売ったというだけか
他人の財布を空費すると泥棒と呼ばれるこの世界で
少しばかり高慢に振舞い過ぎたというだけか
されど私が一体何をしたというのだろう?
我が君主ベリアル、罪悪の王、堕地獄の放蕩者よ
全知全能なる反社会の力を、この手にゆだねて下さらぬか!
倦怠に脅えつつも取り憑かれ、七人の不吉な老婆は目を醒まし
夢うつつ、レスボス島の黒んぼ美女と私は確かにキスをかわした
おお、マルス、我に無窮の殺傷力を!!
901 :
Pork:02/10/11 00:12 ID:iqCO8SSd
>>894 場面の展開が開放感を感じさせます。
あえて言葉を書かないのも効果的です。
俺と君と花と神様が狭い範囲に現れるので
内容の読み取りが少し難しくなっています。
また、消してしまった感情が君のもらった
感情とは別の物とも読み取れます。
消えてしまった感情を回復し、君と一つに
なってさらに変容するという部分を強くすると
ダイナミズムが出るのではないでしょうか。
902 :
Pork:02/10/11 00:23 ID:iqCO8SSd
>>895 よいリズムではないかと思います。
ドラッグカルチャーの雰囲気を感じますが残念ながら
薬物を使用した事はないので勘違いかもしれません。
現実的ではない場面なのですが意外なリアリティーを
発しています。幻影の崩壊があまりにもあっけなく、
それがまたリアリティーを助長しているのですが、
なにかしら転換点が欲しいのも事実です。
単なる読み手の悪習なのかもしれませんが。
フォーカウントの押さえた伸びはなかなか
書けない気がします。
903 :
Pork:02/10/11 00:26 ID:iqCO8SSd
>>896 闇の怖さを伝える部分が後半に来てしまっているので
冒頭では旅人への訴えが少し軽く見えるかもしれません。
旅人に対する親愛の情はよく伝わっています。
ただ似た部分が続くのは否めませんので多少の
コントラストを付けると、より印象が強くなるの
ではないでしょうか。より伝えたい事を考えて
みるのはどうでしょうか違う結果になるような
気がします。。
また、詩とは何かを探求するのも詩作であると思います。
904 :
Pork:02/10/11 00:30 ID:iqCO8SSd
>>897 題に出てきている金の河が主役とはなっていないように
感じました。黒い影を照らす生命の流れではないかと
読めましたが自信がありません。孤島の印象が強くて
ほかの描写を圧しています。一方で金の河に対しては
複数のイメージが重なっているために散っているようです。
孤島に負けないようであって欲しいと思いました。
905 :
Pork:02/10/11 00:48 ID:iqCO8SSd
>>898 大作ですね・・・・。
あまりリズムを感じることができなかったのが残念です。
大作だけに連に分けたりしてあれば集中力を保てるかと
思いました。
また前半と後半が印象の違うように感じました。
いくらか整理する余地があるのではないでしょうか。
しかし主題を明確に打ち出しているおかげで
それが芯として全体を支えています。
これだけ明確ならば遊びでほかの要素を加えても
構造を崩す事なく成立するように思えました。
こんばんわ。
>>878 おくればせながら、批評ありがとうございます。
勢い任せな部分がまだぬぐえず、粗い部分が多かったですね。
もうちょっと推敲してみます。
907 :
Pork:02/10/11 01:08 ID:iqCO8SSd
>>900 えー、どうなんですか?
薬物の影響下の作品なのでしょうか。
叙事的な展開の中に叙情を押さえて
織り込み、好感が持てます。一般に
大麻がもたらすと言われている感覚とは
少し異なるようですが、どうなのでしょうか。
ベリアルを君主と仰ぐほどに幻想が強烈であり
心根が破壊的ならば現実に対す描写も
変わってくるのではないでしょうか。
けれども、その落差こそが薬物の影響の
現実であるならば確固としてその落差を
表現しつくすべきでしょう。
908 :
895:02/10/11 01:27 ID:N0R510Yg
>>902 批評あんがと。
この詩は本当に頭痛がひどくてひどくてむかついてそれを詩にぶつけてやろう
と思って書いたんです。
ドラッグは一切してませんです(w
Porkさん、900の詩は実際にパクられた時に拘置所でノートに書きなぐった詩です。
3連目をごく普通に直しときました。
我が君主ベリアル、罪悪の王、堕地獄の放蕩者よ
全知全能なる反社会の力を、この手にゆだねて下さらぬか!
小賢しい検察官に煮え湯を飲まされる前に
法規の威光に殺されかけるその前に
されど私が一体何をしたというのだろう?
910 :
カラ:02/10/11 13:29 ID:0Cpxs9x4
「十六夜」
知らなかった
秋の夜が こんなに
澄んだ黒だったなんて
何色にも侵されることのないその色は
優しく
冷たく
尊くて
触れられない
あなたの
瞳
宿した月を 決して
染め抜くことのなかった
夜
私も光に邪魔されて
あなたの中に まぎれることが
できなかった
孤立した
月
↓(続く)
911 :
カラ:02/10/11 13:31 ID:0Cpxs9x4
↓(続き)
それでも
秋の闇をすり抜けて
私のところに辿り着いた風には
あなたの匂いが
少しだけ混じっていて
まぶたの奥に
とどまっていることの
できなかった
涙
すみません。とても読みにくい書き込みになってしまいましたが、批評お願いします。
912 :
痔なのに棒を突っ込まれ:02/10/11 14:22 ID:Ps5Q+hIx
>>881さん批評ありがとうございます。
『熱き魂!キックだ!パンチだ!!』
荒野に響く少女の悲鳴!
今!悪に!か弱き生贄が捧げられようとしている!
その時!
風か光か!稲妻か!正義の勇者が現れた!
悪に目掛けて渦巻け鉄拳!
電光石火のキックが唸る!
そこだ!とどめだ!回転レシ−ブ!
熱き魂!正義だ!勝利だ!
都会に震える少女の叫び!
今!悪に!汚れ無き心が引き裂かれようとしている!
だがしかし!
神か仏か!竜巻か!正義の勇者が現れた!
鋭いパンチだ!チョップだシュート!
首投げ!肘撃ち!裏拳!張り手!
今だ!やったぞ!時間差攻撃!
熱き魂!王者よ!輝け!
913 :
:02/10/11 15:29 ID:PY7vfIS/
おまえら真面目にやれよ!!!
アニヲタの自覚あんのかよ!!
ラムが基本なんだよ!すべてはここから始まるんだよ!!
原作を完読しれっ!!TVシリーズを10日で全部見ろっ!!
亜空間アルバイトの回やつるつるセッケンの回をキャプしろっ!!!
口付け宅急便の扉絵を涎と精液でドロドロにしろっ!!!
話 は そ れ か ら な ん だ よ !!!
他のキャラに走るのはラムが卒業できてからなんだよ!!!
たとえ卒業できなくたって構やしねぇんだよっ!!!
原点なんだよ!!!伝説なんだよ!!!神話なんだよ!!!
ラム語れねぇヤシが偉そうな口たたくんじゃねぇよっ!!!
卒業できねぇヤシが『本気ラム』なんだよっ!!
もう一回言うぞっ!!!
おまいら真面目にやれよっっっ!!!!
915 :
てゅなんて ◆lPPe7D7dwE :02/10/11 16:08 ID:D6pJ8KWk
はじめまして、遅れましたが
Porkさん批評有難うございます。
はじめは歴史に沿った詩を書こうと思いましたが、
書いていくうちに長々となってしまい収集がつかなくなってしまったのが事実です。
Porkさんの言うとおり前半と後半、物凄い落差を生じてしまいましたが
Porkさんのおかげで突破口が見出せそうです。
ありがとうございました。
おぉ神よ
いったいどうやって息を吸えばいい!
周りの人間の息は臭すぎるし
汚れた空気は黒いわたがし
いっそつまみ続けたい鼻先
おぉ神よ
街にはしかヘドロの塊しかいないじゃないか
あなたは猿に知恵を与えたはずだ
でもここには猿さえいない
ただの烏の墓場でしかない!
[MDMA]
私は恍惚郷の住人、安堵で涙ぐむ者
自己内の「春」を発見した考古学者だ
くたびれ果てた憂愁は姿を消し
オルフェの奏でる竪琴の音色は私の心を歓喜の響きで揺るがせ続ける
ノルマンディー上陸作戦の際に
兵士の士気を高めたというこの精霊よ
あなたにはいつも勝利があり、そしてその後に栄華が残る
メチレンダイオキシメタンアンフェタミンに「麻薬」の2文字は似合わない
Mahdiよ、 Danteよ、 Musuよ、 Apolloよ、
ありとあらゆる詩人の叡知、おお、至上の至福よ!!
[DNA]
今しがたうたた寝をして父親を殺した夢を見た
起き上がる気なんてしない
天井が落ちてくるのを待っているのさ
ステレオタイプの鎖で繋がれた
俺達は猿の最終形態 ニンゲン
古えの時殺戮を発名した優秀な一匹によって
不吉な闘争の歴史に幕が上がったのを知っている
背徳と道徳の裏切りあいと
幾多もの血生臭い惨劇の痕跡だけが
捨てられたティッシュに包まれている
美麗に廻るミラーボールのその脇で
ピンサロ嬢の決して飲み込まないもの
今しがたうたた寝をしてホワイトハウスを倒壊させた夢を見た
俺は全ての罪悪を舌にねっとりからませて
ドラッグ代をまかなう「狂女」だ
なんか、良かったらメール下さい・・
919 :
ジャンク ◆glHB...zJw :02/10/11 20:20 ID:ht5hnGV0
「理由」
いくつの言葉を残してきた?
そこに何の意味があった?
自己満足、自己顕示欲、自意識まみれの詩を
平気な顔で垂れ流している。
恥を切り売りして生きているんだ。
心が冷えびえとしてくるじゃないか。
少しのユーモアがあれば楽しいだろう。
温かいコーヒーがあれば嬉しいだろう。
だがこの手には何がある?
よどんだ空気をつかむばかり。
この心と身体にはなにかが足りない。
いろいろなものを欲しがったがいつも正解でない。
色も匂いも形もまだ分からないけれど、
足跡代わりの無様な言葉を晒しながら
この心身の穴ぼこを埋めてくれるものを
探しているんだ。
そしてできることなら、
私に似る人の穴を
埋められる言葉を紡ぎたい。
[無題]
リモコン
ボタンを押す 風が流れる
TU−KA01
電話をする メールを送る
少し退屈だ 送信先を増やそう
921 :
Pork:02/10/12 01:47 ID:1cSeesoW
>>910-911 最初と、そして最後の二つの連が好感が持てました。
ほかの連も悪いと言うことはないのですが弱さを
感じました。この違いは、好感が持てた部分は身体的な
感覚を扱っているのに対してほかの部分は内面をとり
扱っている事に由来すると思われます。
おそらくそうした知覚が得意なのではないでしょうか。
文字をずらして配置する方法も、視覚に訴える表現です
のでこれも身体が優位にある事によるのかもしれません。
実験的に一度、内面のことも肉体的な感覚に置き換えて
表現してみると新しい何かが見えるかもしれないです。
922 :
Pork:02/10/12 01:49 ID:1cSeesoW
>>912 おもしろいですね。
わずかな少女の声で場面を描ききっているのは見所です。
同じ手腕で熱き魂を描写しようとしていますが、個人的には
さすがに一語では間に合わない所を感じました。しかし
その切り込んでゆく部分に魅力があるのも事実です。
冗長ともとれる攻撃が簡潔な表現の魅力をうまく
引き出しています。
923 :
Pork:02/10/12 01:50 ID:1cSeesoW
>>914 ずいぶんと狭いレンジに訴えている事が驚きです。
少なくとも情熱だけは溢れるようです。
自慢であるとか高慢な態度などが書かれていない事で
真摯な姿勢を伝えることに成功していると思います。
しかし声高で強固な意志は十二分すぎるほどですので
多少弱めてほかのこと、例えばうる星に受けた自分の
体験であるとか感覚であるとかを入れ込んでも不足は
ないのではないか、そう思いました。
924 :
YANA:02/10/12 01:53 ID:2RVC0FBD
[君と二人]
僕が君に好きだと言った
君は恥ずかしそうに微笑んだ
‘守りたい’使命感が
君の小さな手を僕の大きな手で包んだ
天使だなんて言ったら笑われるだろうけど
僕には愛しくてしょうがないんだ
現在(いま)が永遠になればいい
いつまでも 君と ずっと
君が僕に嫌いだと言った
僕は眉を下げて唇を噛んだ
‘好きにならなきゃ良かった’
哀しい言葉と涙が君からこぼれた
二人で望んだ空のように澄んだ生活は
雲に吸込まれて涙へと変わった
永久(とわ)に誓える愛だから
いつまでも 君といたかった
>>910-911 文字の距離が素敵です。夜の静けさを感じ取れます。
また、音読の際に長い呼吸を置かせるので、「瞳」「涙」の存在感が増して
ぞくぞくします。
離された単語には、離された距離感を浮き彫りにしなければ、効果は期待
できないと思います。例えば「優しく/冷たく/尊くて」の辺りは、言葉
少なに改行が多くその分、右にできる空白は広がって、空白への緊張感が
薄らいでしまっていると思います。一文字を際立たせるので在れば、そこ
以外の部分にもう少し気を払った方が良いのではないでしょうか。
926 :
平均的な30男:02/10/12 13:08 ID:dXodBJy7
透過性の現実
リモコンのスイッチを押し
いつものようにブラウン管を覗き込む
見たくもない下世話な話題にうんざりして
今日もまた家を出た
興味なんてなかったはずなのに
今日は何かが頭の中を堂堂巡りしてる
どこかで見たあの景色、笑いに満ちた日々
透過性の現実
とても印象的な言葉
“レッツゴー”のリフレイン
僕は一気に上り坂を駆け上がった
汗がTシャツを濡らしていく
海辺まで辿り着き
ぴっったりと体に纏わりくつものを脱ぎ捨てようとしたとき
忘れたくても、忘れられないもの
僕はあなたを見た
927 :
平均的な30男:02/10/12 13:09 ID:dXodBJy7
透過性の現実
リモコンのスイッチを押し
いつものようにブラウン管を覗き込む
見たくもない下世話な話題にうんざりして
今日もまた家を出た
興味なんてなかったはずなのに
今日は何かが頭の中を堂堂巡りしてる
どこかで見たあの景色、笑いに満ちた日々
透過性の現実
とても印象的な言葉
“レッツゴー”のリフレイン
僕は一気に上り坂を駆け上がった
汗がTシャツを濡らしていく
海辺まで辿り着き
ぴっったりと体に纏わりくつものを脱ぎ捨てようとしたとき
忘れたくても、忘れられないもの
僕はあなたを見た
http://www.geocities.co.jp/Bookend-Hemingway/8162/
おはようございます。ってもう昼過ぎ。
>>916 良いですね、風刺。
ある長い詩からの引用のような印象を受けます。
もしそれを故意にしているのであれば、「神」に訴えかけることの虚しさを
もっと強調した方が良いと思います。
逆に、ある体験を詩にしているのであれば、この作品の前に情景描写などの
前提、この作品の後ろに「神」への叫びで変換された感情なり情景の描写が
あれば、「黒いわたがし」「烏の墓場」などの語の力が生きると思います。
なにか新しい態度を生み出す心を汲み取れます。
そういう姿勢が好きです。次回も期待。
929 :
名前はいらない:02/10/12 14:06 ID:QRxE5aHF
930 :
白黒熊 ◆jL65hPSneg :02/10/12 14:27 ID:xbp6f9v7
無題(浮気)
水平は しずかに波紋を浮かべて 波に揺れる
雨は時を溶かす甘いささやきで
ぼくの心をやさしく染めてゆく
天球は 美しく勝手に砕けて ぼくは思う
太陽は地を分ける冷酷なリリックで
きみの輪郭を曖昧にしてゆく
たゆたう紫煙消え入るニヒリズム
壊れてゆく心と壊そうとする力
目を伏せてつぶやいたエンディング
今は彼方に忘れて
931 :
白黒熊 ◆jL65hPSneg :02/10/12 16:59 ID:6lIYFMTp
『夜』
長い夜にあきあきしたら
新しい景色を見よう
跳ねる光をカモフラージュにして進む
どこかで犬が吠えている まるで気にしない
振りむけばそこには瓦礫のような真実
ぼくを少し悩ませるけど そんなことはいつか
ただ美しいフィルムのように
色彩だけを焼きつけて忘れてしまえる
月の光にあきあきしたら
新しい景色を見よう
朝露に濡れた蝶のリズムでクロール
どこかで誰かが笑ってる まるで気にしない
乾いた魂に有機水のような永遠
ふとまどろみを憧れるけれど そんなものはきっと
マッチ箱のコレクションのように
退屈だけを並べてながめていられる
そうだな、みんなつながってるのさ。わかるか?
お前は鳥じゃないから海を理解できないだろう。
大地に這うことを宿命付けられた俺たちは世界の一部しか見れない。
だから全部を知ろうと思ってても無理なんだよ。
でもな、俺たちは知ることができる。
そう、つながってるからさ。
…ん?お前はわからないっていうのか?
そうだな、それはお前が世界の中心に立っているってことなのか?
>>694 qwertzqwertyさん
>>679を書いた者です。亀レスですが。。。
方弁って後で分かったんですが、造語ですね。
方言と使うべきですた。。。
2行はもう癖になってるんで(w
ありがとうございますた!!
最後に寝息を
ああ 例えあなたの過去に
いじめられていた日々があっても
ああ そういう消えない傷も
私が治すことさえできれば
夢追うこと忘れてぼんやり
決まりに後ろ向ける私と
夢追うこと楽しみ笑って
遠くを見つめる大きなあなたと
ねえ 可愛らしい5歳の人も
ねえ ノーヘルの不良な人も
全てを私は受け入れて
統一されたあなたはここにいて
そして 賑やかに車で駆け抜けて
別に大切にされずにいい
そばで笑いあう二人にどうか
生涯切れない絆を
最後に隣で寝ていてほしい
qwertzqwertyさん、はじめましてかな。Canopusです。
長文詩専用の批評スレを作ろうとのこと、面白そうですね。
別掲示板(通称シバン避難処)に、126行設定のスレが出来ています。
http://siban.s2.xrea.com/bbs/test/read.cgi?bbs=yourpoem&key=1034327834&ls=50 上のスレに詩を書き込んで、批評はこっちのスレで行う、なんてのはいかがで
しょうか。ちょっと煩雑かな…。ご意見お待ちしています。
残りレスも少ないのに、失礼しました。
『カネゴン』
カネゴンになってしまった
加根田金男少年を笑うことはできない
遠くない昔
とある北の都市で一人の母親が餓死した
お金がなかったために
厳寒のなかストーブをつけていた という理由で
生活保護の給付は拒否された
小さな息子のために
食パンの耳をもらって生命をつないでいた
お金を食べ続けないと死んでしまう
カネゴンを笑うことはできない
食い散らした大きな冷めたパイから かっさらってきた
血のしたたるような
お金を今日も
食べる
935 :
Pork:02/10/12 22:23 ID:WakBmG/B
>>934 批評というわけじゃないのですが、
以前深夜にやっていたカネゴンの話を、偶然見ました。
あれは酷かったです。あれはとにかくひどかったのです。
途中で気分が悪くなって消しました。
目を閉じてもカネゴンの胸のメーターが鳴る音が聞こえました。
あれは悪夢のようだったのです。
そんなわけで、この詩を見てその事を思い出しました。
自分にとっては、皮肉でも同情でもなくカネゴンを笑うことは出来ません。
まったくです。
937 :
メロウ:02/10/12 23:36 ID:+wWwUmNc
「終劇」
あるひとつの世界が、その幕を閉じようとしている。
舞台に立つひとりのおとこはスポットライトを身に纏い
大歓声の客席にゆっくりと頭を垂れた
きらきらと光り輝くたったひとつのからだ
ブラヴォ、ブラヴォ、割れんばかりの拍手と喝采。
おとこの頬に光の粒が一筋
一層の拍手で迎えられる幸せなひとつのからだ
おとこは感動に顔を歪めながら有難う、を無音で呟いた
さよならさよなら私を愛してくれた全ての人よ
悲しみも苦痛でさえも貴方たちと分かち合った
私も貴方たちを愛しています言葉に出来ない程
感謝と感激で胸が壊れそうです嗚呼、私は幸福
私に出来る事といえば、この舞台で踊る事のみ
ならば命尽きる迄ここで踊って御覧に入れよう
嗚呼、おとこの思い空しく幕はいま降りようとしている
己の非力に唇を噛むあるひとりの役者
そのおとこの非力故に
いま一層更なる拍手と喝采とを、送ろうじゃないか
938 :
カラ:02/10/13 02:41 ID:J52w/ovH
>921 Porkさん
丁寧な批評ありがとうございます。文字をずらしたのは、
間を置いて読ませるため と、「夜ー月」「瞳ー涙」と
対比させているのを分かり易くするためでした。
「内面」と「肉体的な感覚」というふうに分けて考えた
ことがなかったので、とても参考になりました。
>925 qwertzqwertyさん
丁寧な批評ありがとうございました。そうなんです。
これは声に出して読むことを意識して文字の配列を
考えてみました。「優しく/冷たく/尊くて」は、
一語一語丁寧にポツリポツリと読むことを意識して
改行したんですが、確かに、一行におさめた方が
より「瞳・夜・月・涙」が際立つようです。
「孤立した」の部分も改行しないほうがしっくり
くる気がします。
ありがとうございます。勉強になりました。
939 :
名前はいらない:02/10/13 03:15 ID:w0L2DPK5
>>930 うまいなぁ、秋らしいドラマチックな詩だと思うよ。
>>939 秋っつーより「水」「地球」=水の惑星、価値的虚無→清々しい
という感じがしたが。
しかし「無題(浮気)」ってのが、さっぱりわからんw
おはようございます。
>>934 おそらくはじめまして。最初は名前さんのスレで投稿してました。
その時に、Canopusさんも見掛けたかもしれません。
とりあえず、スレッドは立ててみようかと思います。連続投稿でぶちぶち切れ
ても構わないという人もいれば、いやだという人もいると思うのです。
以前にあまり試みがなかったようなので、結果がどうなるかが分かりませんし。
まあ、この掲示板はこの掲示板ということで。
シバン避難処なんてあったんですね。
あると知った以上、そちらで投稿された詩の批評もできるとは思います。
貴重な提案ありがとうございます。
>>935 Porkさん。助かります。
もう何がなんだか。
>>917 サビ頭を意識したのでしょうか、最初の2行に強い引力を感じます。
まあ、体験したこと無いので傍観者の批評になってしまいますが、
「栄華」が生生しいですね。
最後の3行は、ゆっくりと恍惚に浸っていくところを感じ取ることが
できます。
冷たく客観的に描いた1連目と対比して、3連目に感覚に訴えているという
構造を維持しつつ、「麻薬」と違って、使うと『どうなっていくのか』もっと
詳しく書いても良いと思います。
943 :
兎 ◆baJGyA.sio :02/10/13 23:04 ID:0vY1zyjp
きりんさん批評ありがとうございます
漢字にするの殆んど癖です(´д`)なおさなきゃあ
ていうか誤植ハケーン
尋ねて居るって....(´д`;)
幼虫の様にたむわれる 光を放つ臭い泉で
菊のように 美しく
>>888 兎さん
冒頭行はタイトル?ラスト2行は感情の表裏を時間差で表現する効果を
生んでいる。しかし、オブラートで上手に包んだ感情も、直接的な「こんな
男〜」の詩文が「2人だけの“愛”という世界」に世界を限定してしまってい
る。同文はなくても愛のイメージは伝わるので、省略してみるのも手。
>>890 にこちんさん
ラスト1行の帰結がいかにも「まとめた」という感じを醸し出しているので、
タイトルを「生きること」などとし、最後は「答えられない」のルフランで締め
た方が余韻が残る。注意していなければ見過ごしてしまう、一種、被害妄
想的な細やかな心情を詩全体に漂わせている点は評価できる。
※とりあえず上2つだけ。投稿数も増え、自分の詩への批評に気づかない人
も出てきそうなので、以後コテハンの方には宛名を付します。続きは改めて。
おはようございます。
>>919 共感多々。強い意志があると見ます。
素直に表したいのであれば、これで良いんじゃないかと思います。
自分の描写には、誰でも自分独特のテンポがあると思うのですが、
それを人に伝えるのですから、書く人読む人どちらかが妥協する
必要があると思います。
この場合、ジャンクさんのテンポで一貫していて、私はそのほうが
好きです。「平気な顔」から「恥を切り売り」なんて独特だと思います。
ただ、読む人の中には分かりにくいと思う人もいると思うのです。
例えば、2連目は人への問いかけなので、4連目も問いかけの形に変えて
形式を作ると、何か糸口を見せることができると思います。
947 :
批評お願いします:02/10/14 11:37 ID:hckM1gtg
札幌は年中雪が降っている
仙台は街路樹だらけでサッカー好き
東京は出稼ぎに行くところ
名古屋は屋根の上に鯱だらけ
大阪は新聞・雑誌が皆関西弁
広島はまだ戦争中
福岡は博多と北九州がゴッチャになっている
>>924 「使命感」と「天使」のような冷たい連語が意図的だとしたらすごいと思います。
3,4連目にも見受けられれば、モードというか語法に一貫性が備わって詩が強く
なると思います。
たった2行の空行で「好き」から「嫌い」を表すのには無理がありませんか。
すくなくとも「永遠」「永久」に対する解釈が変わったからこそ、「僕」も
素直に「君といたかった」などと言えるのではないでしょうか。
核心を空白にするのは個人的には逃げではないかと思います。
949 :
名前はいらない:02/10/14 11:52 ID:++fPuOUG
950 :
名前はいらない:02/10/14 17:11 ID:2gDnIOK1
∧_∧ ∧_∧ ∧_∧ ∧_∧
( ´_ゝ`) ( ´_ゝ`) ( ´_∧`)_∧(´<_`∧)__∧
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( | .| ( ´_ゝ`)/( ´_ゝ`) \ ∧_∧ \
∧_∧ヽ⊃ | ∧_∧ U ∧_∧ (´<_` ) | | 流石だよな俺ら。
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951 :
無頼派:02/10/14 22:49 ID:VAKAeXWH
>>942 qwertzqwertyさん、ご批評サンクスでした。
所でもう1篇の方は・・・
メール下さい。
953 :
サクラ:02/10/15 02:47 ID:9sUCRsTk
ダメなやつは何をやってもダメ。
それに気づいた時、僕は自由になれた
今まで背負ってきたものを全て捨て、僕は自由になった
持ってるものが自分を束縛する
僕はどん底と引き換えに自由を手に入れた
だから僕は進む。どこまでも進める
ダメな自分認めるのも勇気、ダメな自分に気がつきながらも今の自分を生きるのも勇気
>>918 スリム・シャディさん
各連を独立して読むと意味性も世界観もある詩なのだが、それを「DNA」の
タイトルで括るにはいささか無理を感じる。また、「ステレオタイプ〜ニン
ゲン」は観念的な表現だが、「捨てられた〜飲み込まないもの」は生々しさ
が原型のまま表現されており印象に残る。各連の連動感が欲しいところ。
>>920 (同)
「リモコン」→「風が流れる」までの展開は、時間・空間といったある種の
流れを生む効果が認められる。しかし、その後の素材選択など、『ただ言葉
を並べただけ』といった感は否めない。短い詩ではどれだけ新鮮な言葉を
選択できるか、良い意味で、読者の期待を裏切る詩語の配置ができるかが鍵。
>>927 平均的な30男さん
「自分ひとりに言い聞かせている」意味を考えると語選択が適当かどうかの
疑問は残るが、「“レッツゴー”のリフレイン」は詩文として面白い。ただ、
この詩の趣旨となる2連目だけが、抽象的で分かりづらい。「忘れたくても」
を「〜もの」で締めて、主観的な思いにひと呼吸置く辺りは上手さを感じる。
>>930 白黒熊さん (批評重複しますが)
「やさしく染め」「輪郭を曖昧に」など美しい表現が各部に見られるが、全
体的に形容詞に頼りすぎており、特に1連目では「しずかに」「甘い」「やさ
しく」など1行ごとに詩のリズムを止めてしまっている。「たゆたう」など新
旧仮名遣いの混合(統一すれば「しづかに」)と、タイトル「浮気」は疑問。
>>932 荒っぽい言葉からなる一見敬遠されがちな詩だが、内容的なまとまりや、詩の
根底に大きなテーマ(世界)がある点は高く評価できる。細かくなるが、話し
言葉主体の詩なので「わからないっていう」の「〜という」という説明口調は
避けたい。また、最終行は「そうだな(確認)」の後なので「?」締めは再考を。
>>933 旭さん
意図的なものだと思うが、ところどころの助詞の省略が詩に独特なリズムを持
たせている。ただ、「決まりに後ろ向ける私と」など、決して「良い」リズム
とはいえない箇所(4・3音と3・4音はともに7音だが統一したい)もある
ので、狙っているなら配慮を。内容的は「最後」よりも「最期」の方が適当か。
>>934 Canopusさん
着眼点は独自のものだが、内容が「描写と説明」に終始してしまっているのが
気になる。もう少し『現代人にも共通する部分がある』など何らかの意味性を
持たせると世界が広がる。「食い散らかした〜」の詩文は「大きな」「冷たい」
と形容表現が連続するので、「カネゴン=大きい」イメージから「冷たい」だけに。
>>937 メロウさん
「嗚呼〜」の連では詩語「非力」からの展開が面白い。その直前の徐々に高ま
る感情の、その盛り上げ方も悪くない。ただ、「おとこ」に対峙する世界が冒
頭からずっと「客席全体」であったのに、突然「送ろうじゃないか」と一人の
主観的な思い(客席各人の気持ちなのだろうが)が表出するのには困惑する。
※とりあえずここまで。もうすぐ1000。もうスレを立てた>>1さんも批評して
ないし、個人的には「命がけ〜パート2」ではなく、新しい「投稿&批評スレ」
をぼんやりと考えてみたり。それにしても、いろんなコテハンありますねw
957 :
煙:02/10/15 21:25 ID:46C4Wz87
留まらないその姿
捕えられないその体
透かして見れるその存在
嗚呼できるなら煙になりたい
その自由な様に憧れる
その儚さに酔いしれる
その神秘にも囚われる
嗚呼そしてできるなら
煙を上げる心の火を
常に忘れず灯していたい
大切なモノを守りたい。
大切な人を守りたい。
それは一体何ですか?
自分を存在させてくれた両親。
自分と仲良くしてくれた友達・恋人。
自分に与えられた時間(とき)。
自分と付き合ってくれる過去未来。
自分や他人の心や身体。
大切なものが一杯ありすぎて。
守ることなんてとても出来そうにないから。
僕は守る事より傷つけない事を選んだ。
それが例え僕自身を傷つける結果になっても…。
959 :
サクラ:02/10/15 23:19 ID:ltqii6sS
>958
私的に好きなノリの詩!
ただ、
僕は守る事より傷つけることを選んだ
その方が楽だから・・・愛するゆえに傷つけてしまう
それが例え僕自身を傷つける結果になっても・・・・・・
こんな感じが好き。ごめんなさい主旨が変わってしまっているけど
私はこういう自虐てきな詩がイイ!
960 :
958:02/10/16 00:05 ID:6Ji+EIiZ
>>サクラさん
レスありがとうございます。
自分もサクラさんの詩を読んで凄く勇気付けられました。
特に最後の
ダメな自分認めるのも勇気、ダメな自分に気が付きながらも
今の自分認めるのも勇気
凹んでた自分にはグッときました。
あの…これからの参考にしたいので
一つの批評として受け取ってもいいですか?
961 :
サクラ:02/10/16 07:51 ID:sayYsooA
>958
あくまで私の感想なので、参考になるかはわかりませんけど
どうぞお受け取りくださいませ
962 :
痔なのに棒を突っ込まれ:02/10/16 13:29 ID:nPCf1b6D
>>922さん評価有難うございます。
でもそろそろこのスレの新しいヤツ作って頂けませんか?
963 :
あおい:02/10/16 22:00 ID:94vUqOzg
神様が突然家に来た
「この世から3人まで消してやる」
と言って僕の頭に手を置いた
「う〜ん おまえ嫌いなやつ多いな…しょうがないか 明日またくるから選んどけよ」
そう言って帰っていった。
…この世から3人だけ消すことができる
人選してたら頭がおかしくなった
あいつとあいつ…いや
こいつか?
…違うだろ…やっぱりこいつも
あ!自分入れなきゃ
あ〜またやり直しだ
964 :
Pork:02/10/16 22:07 ID:cMoXFR1w
病み上がりです。再起動中・・・・・。
rebooting ..........
>>957 簡潔な表現が好みです。
贅沢を言えば神秘さについてもう少し欲しい所です。
煙の自由さや儚さは連想しやすいですが
「神秘」はユニークな捉え方かと感じましたので
あまり触れていないのは惜しいように思いました。
こころの火については、全体が平板になるのを
救っています。ただし光源としての火ですので
煙も含めて全体が視覚に偏っている感はいたします。
965 :
Pork:02/10/16 22:08 ID:cMoXFR1w
やっぱり調子がちがいます....。
>>953 自由である事が一番書きたかった事でしょうが
背負ったものであるとかどん底といった要素が
かるく処理されてしまっているために自由が
もたらしている感覚が伝わりがたいようです。
辛苦を多少盛り込む事で共感を得やすくなる
のではないでしょうか。
他にもダメであるとは、ですとかそれを認める勇気
など描きたい事が沢山あるように感じました。
うらやましい事です。
書きたい事があるというのも資質ですので
ぜひ生かしてください。
966 :
Pork:02/10/16 22:09 ID:cMoXFR1w
>>947 書き手の個性による物でしょうか、ユーモアを感じます。
街を見ているヒトの顔が見えないのが残念に思います。
顔が見えないために、心情に依って出てきた
言葉ではなく決め付けと読まれてしまう危険が
あるかと思います。距離を置いて、しかし街に親しみを
持って書いている所が味になっていますのでベタベタに
人格が見えてしまうというのも不都合がありますが
少しばかり、例えばサッカー好きと感じたエピソードの
片鱗でも景色においてあると味わいが深くなるのでは
ないでしょうか。
967 :
Pork:02/10/16 23:58 ID:cMoXFR1w
>>963 題材は面白いですが、やや平板な印象はぬぐえません。
自分が人選に上がるのが最後で、しかし決定的というのは
それだけでは伝わりづらいです。
やり直さなければならないほど重要な人選であるなら
最初に自分が上がるのが自然です。
けして最後に自分が上がるというのが
理解できないわけではありません。
しかしそこには意識のどこかに自分がありながらも
嫌いに成り切れない自分自身がおり、そこを避けつつも
消してしまう人間を選ぶという葛藤があるのではないでしょうか。
組み立て方からはこうした意図が感じられます。
またストレートに自分が嫌いであると前面にださないで
綴ろうとした工夫が感じられます。
968 :
Pork:02/10/17 00:09 ID:1MPPicPO
大丈夫な気もしますが精神衛生に悪いので
次スレを立てたいと思います!
969 :
Pork:02/10/17 00:19 ID:1MPPicPO
乙
971 :
あおい:02/10/17 23:53 ID:k3g4BnUa
星の見えないこの街で
まずいタバコを吸いながら
ただ淡々と流れていく毎日の中に
おやすみを言う為だけに生きてきた
カラスが鳴いたら心を盗む
子猫が鳴いたら魚を盗む
もう気が付けよ
もう気が付けよ
早過ぎる時間を巻き戻すことに
遅すぎたあの時を取り戻すことに
972 :
Pork:02/10/19 02:22 ID:8DW4a23B
>>971 核心をあえて避けているように見えます。
そのために各々の表現が浮いているように見えます。
カラスにしても子猫にしても、すぎていく日常ですとか
過去だとか時間に無関係とは思われないですが、
実際の関係を読み取ることが困難です。
もう気がついていると思ってはいないでしょうか。
本当に気がついてもらえるような心意気でいきましょう。
ま、悪いことは言いません。あんたら2チャンネラーに代表される
下界の凡人連中には、ベートーヴェンの晩年の弦楽四重奏がちょうどよいです
から、そのあたりをお聴きなさい。
間違えても、ぼくやドビュッシーの作品は聴かないように。
豚・に・真珠・でございましょう、ファッハッハッハッ・・・・・
で、ぼくのホームページK.OKADAワールド
(URL;
http://debu1957.hp.infoseek.co.jp/)には
あんたら2チャネラーには似合わない私の傑作の音楽がついていますので、
ぜーーーーーったいに来ないで下さいね。
974 :
↑:02/12/03 18:17 ID:YOV69UbA
"
お・だ・ま・り、あたしを誰だと思ってるの? おそれ多くも、あ・た・し・よ。
お・だ・ま・り、あたしを誰だと思ってるの? おそれ多くも、あ・た・し・よ。
お・だ・ま・り、あたしを誰だと思ってるの? おそれ多くも、あ・た・し・よ。
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お・だ・ま・り、あたしを誰だと思ってるの? おそれ多くも、あ・た・し・よ。
おや
977 :
山崎渉:
(^^)