■ ジル・ドゥルーズ Gilles Deleuze 9 ■

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1 ◆IH9QhoIQXk

□前スレ
■ ジル・ドゥルーズ Gilles Deleuze 8 ■
http://kamome.2ch.net/test/read.cgi/philo/1272258024/

□過去スレ
【差異と反復】ドゥルーズ【存在の一義性】
http://academy2.2ch.net/test/read.cgi/philo/1045143699/
【存在論的】ドゥルーズ【欲望的】
http://academy2.2ch.net/test/read.cgi/philo/1077608981/
【ドゥルーズ】『意味の論理学』を読む
http://academy3.2ch.net/test/read.cgi/philo/1078538504/
ドゥルーズ
http://academy4.2ch.net/test/read.cgi/philo/1105161185/
■ ジル・ドゥルーズ Gilles Deleuze 3 ■
http://academy6.2ch.net/test/read.cgi/philo/1153647186/
■ ジル・ドゥルーズ Gilles Deleuze 4 ■
http://academy6.2ch.net/test/read.cgi/philo/1180855487/
■ ジル・ドゥルーズ Gilles Deleuze 5 ■
http://academy6.2ch.net/test/read.cgi/philo/1214401989/
■ ジル・ドゥルーズ Gilles Deleuze 6 ■
http://academy6.2ch.net/test/read.cgi/philo/1230279417/
■ ジル・ドゥルーズ Gilles Deleuze 7 ■
http://academy6.2ch.net/test/read.cgi/philo/1259615704/
2考える名無しさん:2010/09/11(土) 01:20:15 0
消尽したもの
3考える名無しさん:2010/09/11(土) 02:52:31 0
東浩紀>>>ジル・ドゥルーズ


世界の常識。
4考える名無しさん:2010/09/11(土) 18:27:38 0
というかドゥルーズは基本教養
5考える名無しさん:2010/09/11(土) 18:32:57 0
串カツのもち豚と玉ねぎを交互に食べたい
6考える名無しさん:2010/09/13(月) 23:18:52 0
ミルプラトーの文庫版ってどう?
ちらっと見た感じあんまり変わっていないかんじがするが。
本当に新訳なのか?
7考える名無しさん:2010/09/13(月) 23:33:02 0
新訳はスピノザと表現の問題。
8考える名無しさん:2010/09/14(火) 00:42:08 0
ミルプラは新訳じゃないよ
9考える名無しさん:2010/09/15(水) 10:39:18 P
小林秀雄がドゥルーズに関して褒めていたと前田英樹なども書いているが(『小林秀雄』195頁)、
郡司勝義『小林秀雄の思い出』に孫引きされているだけで、出典として指摘される肝心の『文学界』
1979年11月号の河上徹太郎との対談(「歴史について」)にはない。
郡司が編集者のような立場だったみたいなのでゲラから引用したのだろう。

<小林秀雄は言う。
「ドゥルーズという若い人がいてね、この人の『ベルクソニスム』という本は
なかなかいい。ベルクソンの影響された当のものは、プラトンしかない、
と言っているんだな。つまり『持続』なんだよ、要するに、こう流れる、
これは『歴史』なんだよ」>(郡司勝義『小林秀雄の思ひ出』262頁)
10考える名無しさん:2010/09/15(水) 11:35:06 0
しかし、その頃のドゥルーズに本当に注目していたのなら、小林秀雄はたいしたもんだな。
11考える名無しさん:2010/09/15(水) 12:43:33 P
ちなみに小林秀雄は柄谷の「マクベス論」も褒めていたそうだ(柄谷本人の発言より)。
12考える名無しさん:2010/09/15(水) 17:34:42 0
ドゥルーズなら絶対に「歴史」より生成変化を取るだろな
13考える名無しさん:2010/09/15(水) 18:33:31 P
すみません、夏季休暇を利用してドゥルーズを読み始めた
ぼんくらです。すこしおはなしの相手になってもらっても
いいでしょうか。

ドゥルーズは「否定」を経由したくないといっています。
否定の否定という幽霊化した肯定(ヘーゲル?)ではなく
最初から肯定しかないのだ、と。

ぼくは正直いうと、肯定から入る世界観というのがいまいち
しっくりこないのですが、なぜかそれでもドゥルーズの文章は
わからないなりにも惹かれるものがあります。

ドゥルーズのいう幽霊化されていない「肯定」っていうのは
どのように解釈したらいいのでしょうか。
14考える名無しさん:2010/09/15(水) 18:40:33 P
やけくそ、とはきっと違うんでしょうし
15考える名無しさん:2010/09/15(水) 18:48:32 P
映画の妄想シーンは妄想だが実際に撮影される。
「夢」には実体がある、とここで留保付きで言える。
では撮影されていないシナリオは???
その妄想に実体がないとは言えない。つまり、潜勢的な物はそれ自体で現実だと言える。

ただし、権威に守られた昔ながらの実体としてではなく、出来事としての現在(隠れた才
能だったり、潜勢性と呼ばれたりする)が重要だ。

「肯定」と「否定」が対立するのではなく、肯定「と」否定における「と」が連なり、出
来事を生み出し続けるのだ。

16考える名無しさん:2010/09/15(水) 19:12:26 P
肯定ー否定の関係はゲシュタルトでいえば
図ー地の関係に置き換えることができるでしょうか。
「と」が抽象的な線として際立つというのは理解できるような
気がしますが、はたしてそれが本当に「否定」を経由していないのか
とおもってしまうのです。

15さんのレスにうまくつなげることができません、すみません。
17考える名無しさん:2010/09/15(水) 20:54:13 P
「否定」を経由しないということはつまり
潜在性と顕在性を理論的につながずに
「一気に身を置く」ということなんでしょうか。

となるとやはりドゥルーズは「思考」というよりも
「美」のひとということになりますよね、ぼくとしては
それで全然問題ないわけですが。
18考える名無しさん:2010/09/15(水) 21:40:12 0
その推論に思考を感じない
19考える名無しさん:2010/09/15(水) 21:45:05 P
間違っていてもとりあえず線を引いてみて、越境してみよう。理屈(=言葉の定義)は
後からついてくる。
そんな感じではないでしょうか?
(精神分析と資本主義という現代の荒波に乗る)サーフィンを観客として見ている人が
そこに美を感じるとするなら、そういった意味で「美のひと」ですが、実際に波に乗る
人にとってみれば快楽の人でもあり、解放のひとでもあるような、、、

『襞』を読んだ洋服屋から「私のことを書いてくれてありがとう」的な手紙をもらって、
それを自慢しているドゥルーズは、鈎括弧つきだが「実践のひと」「対話のひと」でも
あるだろう。

<‥…「私と同じようにやれ」と言う者からは、何も学ぶことはない。わたしたちに
とっての唯一の教師は、わたしたちに対して「私と共にやりなさい」と言う‥… >
(『差異と反復』単行本p.49より)
20考える名無しさん:2010/09/15(水) 21:59:57 P
レスありがとうございます。
もう少し読み込んでから出直します。


とりあえず線を引いてみて、越境してみようというのは
哲学を哲学以外のものと連結してみようということでも
あるでしょうか。いまだ繋がりを見出されないところに
つながりを見出していくことの快楽とでもいうか。

おかげさまでドゥルーズに対する興味が賦活されました。
いずれまたよろしくおねがいします。
21考える名無しさん:2010/09/15(水) 22:21:37 0
私と共にやりなさい とは?
22考える名無しさん:2010/09/15(水) 23:57:12 0
Deleuzeは天才だが読む奴はアホが多い
23考える名無しさん:2010/09/16(木) 02:00:13 0
デリダは天才タイプではないが、アホには読めない。

フーコーはアホでないのもアホも読んでる。
24考える名無しさん:2010/09/16(木) 03:13:24 0
自作自演かよ・・・
25考える名無しさん:2010/09/16(木) 15:02:04 P
>>12
スレチになるが、柄谷『世界史の構造』ではドゥルーズの用語で言えば「ノマド」
を復権させようとしている。
その際、移動する狩猟採集民である遊動民と、(国家との交易を前提とする)
帝国を築いた遊牧民(モンゴル、イスラム)とを柄谷は歴史的、原理的に区別し
ている。
26考える名無しさん:2010/09/16(木) 18:59:21 0
>>22
自己紹介ありがとう
死んで
27考える名無しさん:2010/09/19(日) 23:24:01 0
>>15
・・なるほど、出来事としての現在、ね。それは、ドゥルーズのプルースト
論でシーニュと呼ばれていたものと重なる・・と考えていいのかな?
それは「思考に暴力を与えるもの」とも呼ばれているが。
28考える名無しさん:2010/09/19(日) 23:47:49 0
シネマって、順番に読んだほうがいい?
29考える名無しさん:2010/09/20(月) 16:01:26 0
小泉もtwitterやってんな。
さっそくアンチがついてるけど。
30考える名無しさん:2010/09/21(火) 07:25:45 P
「差異と反復」がやっと読めるようになった。
純粋理性批判と存在と時間を通読とはいわないまでも
何度か読んで、ようやく何がいいたいのかわかりました。
フランス語覚えて原著にいきたい気持ちだがちと背伸びし過ぎか。
31考える名無しさん:2010/09/21(火) 11:14:44 0
純理と存在と時間は誰訳を使った?
32考える名無しさん:2010/09/21(火) 14:25:55 0
私の場合、純理は岩波文庫、存在と時間は中公バックス
を使いましたが、それぞれ何訳が良いのでしょうか。
教えてください。
33考える名無しさん:2010/09/21(火) 15:14:46 P
>>31
純粋理性批判は以文社
存在と時間は中公とちくま文庫
34考える名無しさん:2010/09/21(火) 16:14:37 0
>>20
否定の否定=肯定ってのは、つまり「消去法」でしょ、ようするに(「他に無いからこれにしよう」)。
それは代理表象としてフロイトのエディプス・コンプレックスに相当するような、
ドゥルーズからすれば最悪の選択法なわけ。
ドゥルーズは(そしてガタリも)そもそも「美」と「思考(あるいは「理」や「政治」とも言い換えられる)」とを
分けては考えてないし、一体のものと考えてる(大杉栄は「美は乱調にあり」と言った)。
実際人間においてはそれらは不可分のものだし、ニーチェやハイデガーが問題にしたような
初期ギリシア的身体観(世界観)や、哲学に伝統的な心身問題とも密接に関わってる。
言い換えればスピノザの心身並行論・汎神論なわけで、神なき「戴冠せるアナーキー」なわけですよ。
ちなみに「神」ってのも代理表象ですが。
35考える名無しさん:2010/09/21(火) 17:43:24 0
ドゥルージアンの方々はアリエッティどうでしたか?
観に行こうかどうか迷っています。
36考える名無しさん:2010/09/22(水) 02:54:30 0
フランス現代思想って現地では人気ないというか大学とかで相手にされてないって本当ですか
37考える名無しさん:2010/09/22(水) 20:32:19 0
エディプスコンプレクスは父を殺そうとする これつまり父から
その延長の大人たち つまり社会を抹殺しようとする
社会が悪いんだという論調はすべてエディプスということですか
そこからそうではない足し算の哲学
ミルプラトーが始まるのですか 批判はしない並置するということか
38考える名無しさん:2010/09/22(水) 21:15:16 P
ドゥルーズは偉大な哲学者であった。
そして偉大な哲学者であったがゆえに
孤独な独我論者であるほかなかった。
つまりドゥルーズ単独では社会的な
実践の場においては非主意主義に
陥らざるをえなかった。そこにガタリが
やってきてドゥルーズを拡張した。
ドゥルーズの思想はやがて社会全般を
語る統一理論となっていったが、ドゥルーズ
ほんらいの持ち味は姿を潜めることになった。

こんな感じでしょうか?
39考える名無しさん:2010/09/22(水) 22:30:17 0
なぜ、ドゥルーズは「社会的な実践の場」に出なければならないの?
それに偉大な哲学者のすべてが孤独な独我論者である、という主張は
ほんとうだろうか?
確かにドゥルーズは独我論的である、とおもう。また、偉大な哲学者
であった・・とも思う。しかし、この二つを「ゆえに」で結びつける
必然性が果たしてあるのか?
デリダも偉大な哲学者である、とみなされていることに異論はないと
思うが、彼はあきらかに独我論的ではない。
40考える名無しさん:2010/09/23(木) 00:02:59 P
>>39
かれが自分で自分のことを「孤独な独我論者」であると「差異と反復」で明記していますね。
「ゆえに」で結びつける理由がわからないというのであれば、ドゥルーズの思想を
おそらく誤解されてますよ。浅田彰がいっていたことですが、ドゥルーズは自らを哲学者であと
定位するが、フーコーは歴史家として、デリダは物書きとしてしか定位しえないと。
あまりお荒れるような書き込みはしたくないですが、39さんの疑問はとても重要なものだと
思うし、ドゥルーズが独我論であらねばならなかったのは、それは哲学者であるからだっていう
ことは一口には説明しえない。構造としての他者というような仕方でドゥルーズはそのあたりは
けっこう語っていたとは思いますけどね。
41考える名無しさん:2010/09/23(木) 00:11:49 0
おまえらドゥルーズの動画見たことある?
俺は見てからこいつは小物だと確信できたよ
42考える名無しさん:2010/09/23(木) 00:12:28 0
よかったな!
43考える名無しさん:2010/09/23(木) 00:14:49 P
独我論者でありつつ外へ開いていくという矛盾を引き受けるために
ドゥルーズは二人になった、と考えることができますよね。
ゴダールも何かをするためには二人にならなくてはならない、もし
自分ひとりしかいない場合にはひとりで二人になる必要があるっていう
ことを言っていました。こういうことをいうと、自分のなかに主と奴隷を
同居させろっていう経営哲学みたいなものと勘違いされてしまうけども
そうじゃないんですよね。共存しえないとおもわれるものが共存しているということが
重要なんだと思うんですね。
44考える名無しさん:2010/09/23(木) 00:35:09 P
リスナーの質が悪いのは宇多丸がなめられているから
これにつきる。
宇多丸はリスナーになめられているし、ある部分では
宇多丸はその位置をずいぶん利用してうまくしのいでる。
45考える名無しさん:2010/09/23(木) 00:51:27 0
>>40
おそらく、あなたは偉大な哲学者を定義するのは、自分の卓越した
主観である、と無意識的に考えておられるものと思う。しかしながら
浅田彰が何を言おうと、デリダは自らの事を哲学者として規定して
いたと思うし、大多数の読者はデリダを哲学者として認識している
と思う。

ちなみに、私はセールは偉大な独我論的哲学者だと認識している。

46考える名無しさん:2010/09/23(木) 00:59:10 P
>>45
もうやめましょう。議論なんてドゥルーズスレですることじゃないですね。
47考える名無しさん:2010/09/23(木) 01:10:12 P
これだけでしめてしまうのはさすがに45さんには失礼だと思うので
付け加えさせてもらえば、ドゥルーズは哲学者という限定を引き受けていた
という点において偉大であったということですね。デリダは難民のための
避難都市をつくろうというので「万国の世界市民たち、もう一努力だ!」なんていう
エッセイを書いてしまう「良心的知識人」ではあるけれども、「哲学者」である
ドゥルーズは絶対にそういうことは書かない。そういう意味において
ドゥルーズは偉大な「哲学者」であった、哲学者として自身を切りとじていたという
ことなんだと思います。ちなみにドゥルーズに卓見した「主観」はないでしょう。
主客未分化な、あるいは主客の結晶しかなかったと思いますけど。
48考える名無しさん:2010/09/23(木) 06:45:43 0
>>47
私が卓越した主観の主語をドゥルーズに置いているのか、どうか
もう一度、よく読みなおしてください。誤読にもほどがあるので
さすがに説明する気になれません。文脈をよくみてくださいよ。

あなたが偉大な哲学者は孤独な独我論者であるしかない、と言った
ので、私はデリダは独我論者とはいえないと主張した。するとあなた
はデリダは哲学者とは言えない、という意味のことを言ったので、
あなたは、誰が哲学者で誰が哲学者でないかを「あなた」の卓越した
主観によって判断しているのであって、哲学者自身や彼の読者たちが
どう考えるか、などは問題にしていないのですね、と言ったのです。
つまり、偉大な哲学者が誰であるかは、あなたが決めることだ、と
あなたは非明示的に主張しているという事を指摘しているのです。
ジャック・デリダが哲学というジャンル自体を問題化していること
ぐらい、私だって知っています。だからと言って、彼を哲学者でない
という理屈は成立しない。哲学者はあらゆることを問題化するのが
当然であって、哲学というジャンルを例外とし、聖域化する態度は
それこそ真の哲学的態度と正反対のものだと思う。哲学というジャンル
自体を問題化することこそ、デリダが哲学の王道を進んでいることを
証明するものです。ドゥルーズが哲学という限定を引き受けていた
という事がなぜ、偉大であるのか。あなたは説明する必要がある。
私が、ドゥルーズを偉大だと思う理由は、まったくそんな所にはない。
彼は、哲学者という仮面をかぶることを引き受けた点で、偉大な天才
だった、と私なら言う。彼は、何者でもない者、生成変化なのだ。
何者でもない事が、かれの真の偉大さだ。不思議の国では全力疾走をしな
ければ同じ場所に留まることができなかった様に、彼も全力をふりしぼら
なければ「何者でもない者」で居続けることは不可能だった。そして、
生き残るために哲学者の仮面をかぶり続けた。その努力のすべてが素晴らしい
のだ。哲学という道化を演じる事。哲学というサーカスを上演し続ける
偉大な興行師であり続けたこと。これがジル・ドゥルーズの偉大さだ。
49考える名無しさん:2010/09/23(木) 10:38:10 0
うるさい上に長い
50考える名無しさん:2010/09/23(木) 11:47:57 0
>>48
貴方ノートとかきっちり行詰めでまとめてそうですね
51考える名無しさん:2010/09/23(木) 11:57:24 0
これいつもの自演でしょ?
52考える名無しさん:2010/09/23(木) 13:13:08 P
>>48
それでいいですよ
53考える名無しさん:2010/09/23(木) 14:44:52 0
ガタリの主著ってどれになる?
三つのエコロジーとカオスモーズは読みました。
54考える名無しさん:2010/09/23(木) 22:04:22 0
分裂分析的地図作製法
55考える名無しさん:2010/09/24(金) 03:59:36 0
あれはひどいよね
たぶん自分でも何書いてるかわかってないと思う
56考える名無しさん:2010/09/24(金) 09:10:52 0
57考える名無しさん:2010/09/24(金) 09:28:57 0
タイトルからしてひどい。
用語に慣れ親しんでいるドゥルージアンじゃなきゃ吹き出してしまう代物。
しかし、ガタリは胸にぐっとくるんだよな。
58考える名無しさん:2010/09/24(金) 09:46:59 0
そういう芸術的感動は
ポエム板で吐露してください
59考える名無しさん:2010/09/24(金) 09:50:28 0
お前は分析哲学でもやってろよw
60考える名無しさん:2010/09/24(金) 15:55:56 0
本人が「私は哲学者ではない」と言ったとしても、哲学者なのかもしれない。
フーコーが「私は構造主義者ではない」といっても、構造主義者なのかも
しれない。ドゥルーズが「私は哲学者である」といっても、哲学者
ではなく、思想家なのかもしれない。
すべては、自身で決められるものではない。
61譲ります。:2010/09/25(土) 00:03:46 0
ジジェク『ポストモダンの共産主義』 
イーグルトン『宗教とは何か』 
ドス『ドゥルーズ=ガタリ 交差的評伝』 
竹田青嗣『人間的自由の条件』 
連絡先:[email protected]
62考える名無しさん:2010/09/25(土) 02:08:39 0
>>61
ありがとう。何も説明がないけど、なんだか興味がわきました。
そのうち、図書館ででも閲覧してみます。
63ジルド・留守:2010/09/26(日) 09:49:41 0
自分が読もうとして、買った本を手放す理由は、
1)もう読んですべて頭にあり、参照も不要。
2)こんな難しい本はおれには読めないので、
  他人に売って、原価を還元しよう。
以上の二点である。

果たして、どちらでしょう?
64ジルド・留守:2010/09/26(日) 10:02:25 0
存在は一義的である。二義的であってはならない。
この意味は、存在がすべてであり、それ以外の
神のごときものへの参照はあり得ないという事を
言っている。
65ジルド・留守:2010/09/26(日) 10:05:28 0
つまりそれは、欲望のことであり、欲望は、器官なき身体に
張り付いて、離接的に、作用する。
しかし、器官なき身体は欲望する身体でもある。
66考える名無しさん:2010/09/26(日) 11:05:40 0
桧垣の「ドゥルーズ入門」の後半は最低。
どこが入門?
ヘタなまとめをしやがって。
意味不明
67考える名無しさん:2010/09/26(日) 12:12:25 0
ポエムに入門とかw
68考える名無しさん:2010/09/26(日) 12:47:29 P
一義的、一義性というのは集合論の用語で、例えば以下のサイトでは数学の関数に対応させている。
http://tokyo.cool.ne.jp/syntax-and-formalsemantics/lang-syntax1.htm

中性普遍論争で使われた用語でもあるが、基本的には流出論を表す。
かつての普遍論争では普遍的なもの(神)から個別へと対応させたが、個別的なものから神(普遍的
なもの)へと逆対応させるのがドゥルーズの流儀。

詩の音韻論と同じで個別的な事例は全体の構造を更新する、ということでもある。
69考える名無しさん:2010/09/26(日) 13:47:32 P
2chなんだからもうすこし噛み砕いて語ってくれw
70ジルド・留守:2010/09/26(日) 16:46:30 0
その通りだね。
一義的にある身体からすべてが生まれるのであるから、
真理は個々に生まれるので、普遍にはなりえない。
だから、68の言う神へと言う認識は、ドゥルーズにはあり得ない。
同時に、個別の事例が全体をという認識もドゥルーズには
あり得ないだろう。
71ジルド・留守:2010/09/26(日) 16:51:05 0
どちらかと言えば、ライプニッツのモナドに近い概念だろう。
最初っから、単体のモナドは、世界を映し出すので、
個々のモナドのあり方が、全体を作るのではなく、
先に全体があり、その中で個々が予定調和として、存在する
ということになる。
しかしこれも、予定調和によって全体化されるので、
やはり、ドゥルーズは賛同しないだろう。
72考える名無しさん:2010/09/26(日) 16:56:10 0
「記号と事件」が初心者には一番分かりやすいのではないかな?

73考える名無しさん:2010/09/26(日) 17:11:22 P
経験的な私と超越論的な自我の裂け目から流れ出る空虚な時間形式のなかで
生成変化をとげ、知覚しえぬものになること。

ぼくのなかではこういう感じでしか理解できていないけど。
74考える名無しさん:2010/09/26(日) 17:36:05 0
>>73
経験的な私も超越論的自我も
共にカタストロフをこうむる経験
が永劫回帰における生成変化です。
75考える名無しさん:2010/09/26(日) 17:41:03 0
なんか「スピノザと表現の問題」
ちゃんと読めてないだろ。
76考える名無しさん:2010/09/26(日) 18:22:03 0
モナドに近いというけど、俺はモナドがなんだかよくわからない
そう簡単に言えてしまうもんなの?
77考える名無しさん:2010/09/26(日) 19:11:05 0
ドゥルーズって馬鹿だろ。
78考える名無しさん:2010/09/26(日) 21:17:08 0
自演で議論とかうざくて見てらんね
79考える名無しさん:2010/09/26(日) 21:53:01 0
自演で議論はうざいね。
80考える名無しさん:2010/09/26(日) 22:38:49 0
>>65
わたしは欲望ということばより本能ということばの方が気に入ってい
るんですよね。
器官なき肉体は、本能によって駆動される身体である、という言い方
はどうでしょうか。
81考える名無しさん:2010/09/26(日) 23:18:02 0
器官なき身体(きかんなきしんたい)とはジル・ドゥルーズとフェリックス・ガタリがアントナン・アルトーの言葉をもとに自らの哲学的概念として展開した概念である。

身体には有機体的サイクルとは別個の欲望する身体とでもいうべき「器官なき身体」が存在し、それにとって個体の生存を維持する諸器官は必要とされない。
植物における成長サイクルと生殖サイクルをたとえにすれば、人間にとっては生殖器という器官は性行動にとって結果として使われるものに過ぎず、
五感、全身を使って生殖活動があらゆる社交活動、創造活動へと広がってゆく。それは女性的な身体と言えるかもしれない。
器官ある身体が、男性的身体、生存してゆく身体、個体を形成する身体だとすれば、器官なき身体とは、女性的な、包み込む、癒しの身体、対象を欲望し、
また生み出す身体ということがいえるかもしれない。



wikiよく分かりません、もっと分かりやすい説明をお願いします!
82考える名無しさん:2010/09/27(月) 00:15:38 P
器官ていうのは欠乏と充足のリズムによって身体を飼いならすものである
という感じじゃないの。アルトーって麻薬中毒者でしょ。
簡単にいえば、ジロリアンはラーメン中毒者であって、ラーメンを追い求める
身体として主体化されている。アルトーは「器官なんてなきゃいいのに」みたいな
ことを言っていたはず。器官があるから欠乏があり、欠乏があるから同一性がある
みたいな。器官なき身体っていうのは、同一性を欠いた主体の独り言の基体として
あるものではないでしょうか。超てきとーなんで、ごめん。
83考える名無しさん:2010/09/27(月) 03:10:56 0
ということはアルトーは麻薬の欠乏と充足によって身体を飼い慣らしていたということですね
それをアルトーは苦しんで麻薬を求めてしまう器官なんてなきゃいいのにと言ったわけですか?

>同一性を欠いた主体の独り言の基体
ここはちょっとよく分かりません
84考える名無しさん:2010/09/27(月) 06:31:25 0
同一性というか、端的に理性と言ってみたほうがわかりやすいと
思いますね。まあ、理性が同一性という枠組みを設定すると考え
うるので、それほど外れてはいないと思いますが。
本能はそもそも理性によってある程度、制御しうるけれども
そうやって飼いならされた本能には、たいてい予想可能なこと
しか出来ない。しかし、本能はもっと大きな可能性を秘めている
ので、予想不可能なことをなしとげうる、という考えかたです。
85ジルド・留守:2010/09/27(月) 06:43:27 0
器官と言うのは、全体の機能に還元されるだろう。
だから、器官なき身体は、それぞれの器官が機能的に
統一されないのだよね。つまり、この辺は、フロイトの
部分欲動のように考えるといいとと思うよ。
つまり、全体的にはならない、分裂する身体てことになる。
そう考えると、ガタリのスキゾフレニーの意味につながるでしょう。
86ジルド・留守:2010/09/27(月) 06:46:46 0
そして、全体のために部分(器官)があれば、これは、
部分が全体のために阻害されていること、つまり、欠乏になる
わけで、理性も欲望を支配するという意味で、部分を欠乏させる。
こういうことだろうな。
87ジルド・留守:2010/09/27(月) 06:54:20 0
まあ、いずれにせよ、ポスト構造主義というのは、
反理性でニーチェ思想でハイデッガーの存在論の系譜学な訳で
単純な形而上学(大陸郷理論・ドイツ観念論・ギリシャ哲学)
は否定的にとらえるという事になる。
認識ではなく、身体からの流動性になる。
88考える名無しさん:2010/09/27(月) 07:26:46 0
おまえ自分で何言ってるかわかってないだろ
89考える名無しさん:2010/09/27(月) 09:48:12 P
貨幣は交換可能性そのものとして
あるわけで、いい変えれば何にでも
成れるわけですし、流動的なものですよね。

90ジルド・留守:2010/09/27(月) 11:50:10 0
浅田彰氏に言わせれば、不換紙幣はモダンで、その他にモダンの特徴
として、クラインの壷、ケインズ、ホモ・倒錯ってことになるね。
ポストモダンは、リゾーム、戯れ、ゲイ、monnaie vivante
(写した貨幣)て事になるね。この写した貨幣って、キャッシュカード
のような、貨幣ではないものが、貨幣機能をするものを指している
のかね。

それで、ドゥルーズの貨幣論については、私は詳細には分からないので
誰か書いてくれ。
91ジルド・留守:2010/09/27(月) 11:54:43 0
89
そういう意味では、貨幣は色々な物になり利益になり、
メタモルフォゼ(変身)という、ドゥルーズからカフカに
繋がっていくわけかな。
92考える名無しさん:2010/09/27(月) 21:40:45 0
>>91
そう。そうですね。カネの持つ潜在性。ある意味での万能性。
それが、本能と似通っているのです。双子の兄弟のようですね。
本能もカネもあらゆる領域を横断して行く能力を保持している。
93考える名無しさん:2010/09/27(月) 21:42:47 P
それを同一視してしまうと
差異がなくなる。
94考える名無しさん:2010/09/28(火) 14:03:34 0
ドゥルーズはピンチョンも読んでいたんだろうか
95考える名無しさん:2010/09/28(火) 14:08:00 0
アメリカのピンチョン研究者はドゥルーズ好きそうなイメージw
96考える名無しさん:2010/09/28(火) 23:53:54 0
ドゥルーズって根っからの快楽主義者っぽい
スピノザに近い。バタイユが快楽者だとしてもここまでではない
97考える名無しさん:2010/09/29(水) 01:06:07 0
快楽主義の用法がおかしい
98考える名無しさん:2010/09/29(水) 01:49:46 0
『ドゥルーズ哲学のエッセンス』を読んでいるところだが、これは良書。
今のところ、ドゥルーズ入門の決定版でしょう。
99考える名無しさん:2010/09/29(水) 10:38:19 0
僕は快楽という言葉に耐えられない(「欲望と快楽」)
100考える名無しさん:2010/09/29(水) 20:51:41 0
わたしは、美人も「器官なき肉体」だと思っている。
101考える名無しさん:2010/09/30(木) 22:46:47 0
アンチオイディプスってマルクス読んでないと読むのは難しいですか?
102考える名無しさん:2010/09/30(木) 23:01:41 0
読んでも難しいですが、マルクスくらいは要点でも押さえておきましょう
103ユビー ◆6wmx.B3qBE :2010/10/01(金) 00:14:31 0
アンチオイディプスはマルクスよりも、まずキルケゴールの『死に至る病』を読んでいたほうがいいと思う。
もしも、死に至る病が理解できなければ、アンチオイディプスは理解不能。
ま、死に至る病の方が難解だけどね。でも、ほとんど、そのキルケゴール的紛らわしさに
ドゥルーズが魅了されて、キルケゴール的な紛らわしさを良しとして書かれたものだから
アンチオイディプス読むぐらいなら、キルケゴールの死に至る病読んだ方がいいと思うね。
内容も濃いし面白いし。

アンチオイディプスは内容薄いし、その無い内容のそれをただややこしく偏屈に言ってるだけの本だからね。
104101:2010/10/01(金) 00:21:02 0
>>102,103
ありがとうございます。
105ジルド・留守:2010/10/01(金) 08:42:28 0
アンチオイディプスとマルクスとは全く違う。
だから、マルクスを読まないと、アンチオイディプスは読めない
のではありません。
どうしても、と言うのであれば、フロイトのエディプス・コンプレックス
とは何かを調べて、後にアンチオイディプスを読んでみてはどうでしょうか。
つまり、フロイトのこの理論を否定するタイトルですからね。
一言でいえば、ドゥルーズはフロイトの精神分析学を否定する意味で、
この本を書いたわけです。
106考える名無しさん:2010/10/01(金) 09:07:24 0
「哲学者たちは世界を様々に解釈しただけであるが、重要なことは世界を変革することである」(カール・マルクス『ドイツ・イデオロギー』)
107ジルド・留守:2010/10/01(金) 16:37:44 0
 どのようにして変えるのかと言えば、それは、搾取された無産階級の
労働者が、資本主義を転覆すると言いたいのでしょうかね。
そこには主体が前提にされているわけで、この点で、マルクスを書き
変える必要があるわけです。
だから、ルイ・アルチュセールが「マルクスのために」や「資本論を読む」
を書いたのでしょう。

単純な「世界を革命する」と言う古びたマルクスの言葉
を持ち出す事が、既に、主体の問題や、構造の問題を
忘れ去ってしまっているんですよ。
108ジルド・留守:2010/10/01(金) 17:54:51 0
このように書いても、君らにはなんのことか
分からんかもしれんな???
書いたわしが馬鹿だった!
歴史的必然性などないのだよ。
そのような言葉に踊らされたサルトルは
真理があるかのように振る舞ったことが
ハイデガーの怒りをかったのじゃよ。
といっても分からんか(笑)
109ジルド・留守:2010/10/01(金) 18:07:04 0
はっきりと言おう。
革命は現在が不正は疑惑に満ちているので、
本当の民主的な社会を築こうとする行為である。
それが、歴史的に必然的に発生すると考えるのが
カール・マルクスである。
しかし、真理などあり得ない。真理を証明するものは
言語であり、言語は恣意的体系である(ソシュール参照)
事が判明する。つまり、言語は構造であり、真理は
この構造にそって立ち現われているにすぎない。
よって、真理などなく、真理とは権力によるねつ造に過ぎなくなる。
そう考えると、マルクスの真理も、ねつ造以外の何物でもなくなる。
以上です。
110ジルド・留守:2010/10/01(金) 18:11:09 0
と言っても分からんか?
書いたおれが馬鹿だった?
とりあえず、二行目の「不正は疑惑・・」の「は」は「や」に
変えましょうね。
真理と権力については、フーコー参照ね!

111考える名無しさん:2010/10/01(金) 18:21:30 0
あぼーんだらけ
112まったき他者:2010/10/02(土) 21:06:29 0
>>109
まぁマルクスを原典通りに読むとそういう批判はできるね。
ただマルクスもダーウィン進化論を参照してるから、進化論の最新?知見を導入すれば
その批判も成り立たなくなる。
もしマルクスが「資本主義(や貨幣制度)に則れば」という前提で話をしてるとすれば、
ドーキンス流のネオ・ダーウィニズムも適応できるからね。
哲学史的にヘラクレイトスの系譜に属するであろうマルクスが、そう考えてなかったという保障は
どこにもないからね。
だからドゥルーズも「マルクスは偉大だ」って言ってたんだろうし。
ドゥルーズの立場って、「マルクス主義」には反撥するけども、マルクスその人には意外と好意的だよね。
113考える名無しさん:2010/10/02(土) 23:33:08 0
読んでばっかりだね おフランス系はw
114考える名無しさん:2010/10/04(月) 21:34:23 0
>>96
それは、その通り。基本的には、彼は子どもです。
115考える名無しさん:2010/10/06(水) 01:15:53 0
やはりそうなのね
116考える名無しさん:2010/10/07(木) 08:49:58 0
僕は、ドゥルーズがシュルレアリスムを肯定的に扱っている文脈って思いつかないのだけれど、誰かご存じの方いませんか。ドゥルーズはブルトンについて言及してましたっけ?
117考える名無しさん:2010/10/07(木) 12:00:36 0
千葉雅也乙
118考える名無しさん:2010/10/07(木) 19:46:45 0
好きそうだけどなシュルレアリスム
119考える名無しさん:2010/10/07(木) 21:16:56 P
シュルレアリスムは否定性の力を
推し進めた運動だったし、ドゥルーズの
方法とは違うよね。
シュルレアリスムはあらゆる対象を
否定していき世界全体の否定へと
到達することで無の観念へと至るが、
ドゥルーズは肯定によって世界の拡大を
目論むし、肯定的に自失すること、自我を破砕する
瞬間に賭けていること、など。

はげしく適当に書き込んでみた。くわしいひとよろしく。
120考える名無しさん:2010/10/07(木) 21:53:35 0
>>114
「哲学とは何か」ではスピノザは
「もはや自己正当化するにはおよばぬ
概念的人物、けっして逆らえないような
一種の<こども―遊戯者>」であると言う。
(p103)スピノチストとして
のドゥルーズ、およびニーチェ
の「驢馬と獅子と幼児」に関連してのドゥルーズ
を考えると必然的に「子供心」
は彼の基調になってくるのは、当然だ。
121考える名無しさん:2010/10/08(金) 16:55:39 0
シュルレアリスムは否定、ダダは肯定
たいして変わらんと思うけどなw
122kyrie ◆Debha1lQgc :2010/10/08(金) 18:25:55 0
やあ。卒論でドゥルーズの差異と反復を原語で批判することにしたよ。
みなよろしく。
しかし一読した印象だと、デリダがレトリックのレベルで遊んでいるのに対し
ドゥルーズは直観のレベルで遊んでいるな。
俺はデリダよりドゥルーズの方が好みだな。
123kyrie ◆Debha1lQgc :2010/10/08(金) 18:27:53 0
ただこれだけの大著を一人で訳したのは凄いね。
俺はレヴィナスの時間と他者くらいの短い本しか原語で読んだことないから。
124考える名無しさん:2010/10/08(金) 19:00:01 0
「文体は言語のなかに潜在力の差異をうがち、そうした差異と差異のあいだを何かが通過し、
何かが起こりうる、そして言語自体から閃光が走り、語を取り囲む暗闇のなかにあった、
それまで存在すらほとんど気づかれることのなかった実体を、私たちに見させたり、考えさせたりするのです」
ドゥルーズ『記号と事件』

「二つの項のいわば偶然の接近から、ある特殊な光、イメージの光がほとばしったのであり(…)
二つの伝導体間の電位差の関数なのである。
直喩のばあいのように、この電位差がほとんど存在しないときは、閃光は発生しない」
ブルトン『シュルレアリスム宣言』

ドゥルーズは「文体の成立をさまたげるもの」として、「体系言語の等質性」と並び、
「逆に非等質性が大きすぎるため、非等質性が差異の不在や無償性にすがたを変えてしま」うことも挙げている。
ダダはこの後者にあたる場合も多いんじゃないかな。ダダとシュルレアリスムの区分も幾分曖昧ではあるけど。

『意味の論理学』はシュルレアリスムの論理学と呼びたくなる面もあるね。
物体から遊離した「意味」=「出来事」の論理という点で。
125考える名無しさん:2010/10/08(金) 19:11:23 0
因みに蓮實重彦の「フィクション」の概念は、ドゥルーズの言語観と親近性がある印象。

映画について語るドゥルーズ曰く
「現実と非現実が区別不可能となったとき、偽が生まれるわけです。
ところが偽があらわれると、真のほうも決定可能とはいえなくなってくる。
偽とは誤謬や混同のことではなく、真を決定不能に追い込む潜在力のことなのです」
126考える名無しさん:2010/10/08(金) 21:08:08 0
なのですw
127考える名無しさん:2010/10/08(金) 22:33:33 0
「差異と反復」がよくわからんので「時間と自由」に戻ってみる
128考える名無しさん:2010/10/09(土) 01:21:49 0
>>122
『分析的でない芸術:哲学的考察』はどうした? 評価Dだったか?
129考える名無しさん:2010/10/09(土) 03:28:59 0
>>124
アルフレッド・ジャリを賞賛してるくらいだからね、シュルレアリスムとは相容れんでしょ。
シュルレアリスムは精神分析に影響を受けてるし、「意味の体系」の中での交換可能性を追求してるに過ぎない。
それはドゥルーズからしてみれば「パパ−ママ−ぼく」のオイディプス三角の中に出来事を押し込めることであり、
『意味の論理学』の文脈から言えばルイス・キャロル的ではあってもアントナン・アルトー的ではないね。
130考える名無しさん:2010/10/09(土) 08:33:33 P
シュルレアリスムはバタイユ
131考える名無しさん:2010/10/09(土) 08:38:14 0
人生無駄に過ごしてる奴多いな
132考える名無しさん:2010/10/09(土) 15:45:23 0
>>131
「大衆」に迎合して経済的に潤うことだけが有益だとは思わないけどね。
第一そういうのは生産性がないし。
言ってみりゃ、ある法則性に則ってさえいりゃ誰にでもできることなんよ、立身出世なんて。
だから停滞すんだ。
133考える名無しさん:2010/10/09(土) 16:00:27 0
ドゥルーズを批判した樫村晴香の論文を読んで、ぼくドゥルーズが嫌いになりました
難しいので全ては読んでないけど、最初のほうで言ってることは分かったのでね
134考える名無しさん:2010/10/10(日) 19:41:21 0
>>133
樫村ってのはドゥルーズの
「内在論」(例えばスピノザ)
を全然理解していないな。
135考える名無しさん:2010/10/10(日) 20:31:04 0
なぜ樫村がもてはやされていたのかわからない
136考える名無しさん:2010/10/10(日) 21:03:00 0
スピノザにおける有限様態論は
「今ここにある自分にとって
外在的な机(延長・物体)が
自己自身の世界にとって内在している」
という事態を最も単純な概念装置
を用いて、公理系として立てる
という面倒な作業をしているため、
何が言いたいのか判らんと
言う事になる。
137考える名無しさん:2010/10/12(火) 03:40:50 P
まぁしかし
ドゥルーズの精神分析への態度が
ニーチェ的強度本来の姿を歪めてしまい
強度を強度の比喩として使い回してる
という樫村の批判は正しい。
138考える名無しさん:2010/10/12(火) 06:11:50 0
ただしくねえよ
139考える名無しさん:2010/10/12(火) 07:32:21 0
強度(笑)
140考える名無しさん:2010/10/12(火) 12:20:40 0
病人が好きな趣味人なんでしょドゥルーズは
141考える名無しさん:2010/10/12(火) 16:46:37 0
ドゥルーズの思想って、哲学初心者向けに要約するとなると、どういうものになるの?
142考える名無しさん:2010/10/12(火) 17:08:04 0
「本質」を物理的力と規定し、「どの位」「どんな仕方で」「どんな状況で」と関わるものとして考えない限り、
空虚な一般性に過ぎないと主張。従来は観念論的に語られていたものを、或る質料として捉える唯物論的転回。
観念論的な論理が「一般/個別」の階層秩序で描いた世界像の拒絶。特異性=強度が全てを構成し解体する世界像。
「自我」や「同一性」もその内に入り、強度の混淆から遊離した観念的実体としての実在・根拠の座から降ろされる。

と言っても初心者には分からんだろうが、こんな2ちゃんなんかで即席理解が出来ると思うような奴は哲学に向いてない。
143考える名無しさん:2010/10/12(火) 17:12:45 0
いいから自分の言葉で説明してくださいよ。
144考える名無しさん:2010/10/12(火) 17:29:01 0
お前がやれ。
145考える名無しさん:2010/10/12(火) 18:27:07 0
>>143
そりゃ有料だろ。
146考える名無しさん:2010/10/12(火) 19:21:20 0
>>143

「差異哲学」。
って自分がそういってんだから
そうなんだろ。

このHPでも見てください。

http://deleuze.hp.infoseek.co.jp/
147考える名無しさん:2010/10/12(火) 19:23:20 0
一般化できないと哲学とは呼べないんじゃないですか?
ドゥルーズがしていることは文学とか詩の領域じゃないですか?
148考える名無しさん:2010/10/12(火) 19:45:38 0
ドゥルーズが言う「一般性」てのは、抽象的に共通性を抽出してそれを概念化したもののことだよ。
そういう、頭の中だけで想定された論理体系ではなく、現実として働いている力を捉えるベルクソン的直観をドゥルーズは要請しているんだよ。

ポエム小僧は頭が腐ってるな。
149ZEEK:2010/10/12(火) 20:33:07 0
一般化というのは
必ず起こるものだ、
というのを、ドゥルーズ
は、認めているよ。
150考える名無しさん:2010/10/12(火) 20:37:18 0
ベルクソン的直観=現象学的還元に近い発想ですか?
151考える名無しさん:2010/10/12(火) 22:11:30 0
>>150
違います。


持続または記憶の概念を実在的経験の内で
認識する手段を与えるものが、
直接的な認識であるベルグソンの
方法論的直観であり、
フッサールのエポケーにおいては、
直接的なものの存在判断の停止(エポケー)
を行って現象記述を方法としているので、
初めから実在的経験を
扱えないことになります。



152考える名無しさん:2010/10/12(火) 22:40:40 0
ちょっと横から質問ですまんが
差異と反復でvice-dictionを副次的矛盾と訳してるが
contradictionはdictionがcontraしてることなら
vice-dictionはdictionの代わりにと言うような意味で訳さないとおかしくないか?
153考える名無しさん:2010/10/12(火) 22:43:32 0
ポエムとしては良質だと思うよ
だからポエム板でやってね
154考える名無しさん:2010/10/13(水) 00:29:42 0
まそりゃ造語だからポエムには違いないがw
ただ副次的diction, 副次的語法、副次的用語選択などという意味なら
ああ、つまり副次的に矛盾が起こるのかと連想しやすいし

つーかvice-dictionがvice-contradictionからの造語ならむしろ
原注で説明しとけやドゥルーズって感じがするわw
155考える名無しさん:2010/10/13(水) 05:22:50 0
ポエム小僧は頼むから、一度ドゥルーズのどういう言説が「ただの文学だな」と思わせるのか、具体的に批判してくれ。
「ポエム板に行け」とオウムみたいに繰り返されても、じゃあ何でお前はこのスレ覗きに来てるんだという感想しか抱けない。
全部がポエムだとか、意味が分からないからポエムだとかいうレスしか出来ないんなら、読めなかった奴のルサンチマンに過ぎないから、もう来んな。
156考える名無しさん:2010/10/13(水) 07:31:31 0
分析哲学以外はしね、みたいな煽りを教授自身がやってるからしかたない
157考える名無しさん:2010/10/13(水) 13:25:06 0
ドゥルーズ、デリダ、ポール・ド・マン、ハバーマス、ベンヤミン等に関しては、1990年代前半、「スターリン主義の門番、切符売り」「無表情でつまらない哲学研究者」[80]と評している。
デリダやドゥルーズに関しては特に「死んだ社会を荘厳にしているだけの思想」[81]としている。
158考える名無しさん:2010/10/13(水) 16:39:30 0
>>157
そりゃ誰なんだ。
159考える名無しさん:2010/10/13(水) 18:33:07 P
喧嘩議論なんてすんな。
160考える名無しさん:2010/10/13(水) 18:47:53 0
>>158
よしもと。
http://wapedia.mobi/ja/%E5%90%89%E6%9C%AC%E9%9A%86%E6%98%8E?t=2.2.
2. 4. 「現代思想」評価について

[80]『情況への発言全集成3(洋泉社2008)』p383参照
[81]1988『遺書』(角川春樹事務所, 1998)p50
161考える名無しさん:2010/10/13(水) 20:47:38 0
で吉本隆明ってのはどれほどすごいの?
162考える名無しさん:2010/10/13(水) 22:04:09 0
>>161
読み進めるとと吉本病に罹る。
東流に言うと
「吉本に転移してしまう。」
163考える名無しさん:2010/10/14(木) 01:43:18 0
>>157
この文言自体がポエムチックなんだがw

具体的じゃない批判は読む価値無し。面白くない。
164ZEEK:2010/10/14(木) 20:58:18 0
>>161
吉本隆明は思想上の戦後処理
を担当したようなもの。

「マスイメージ論」(昭和60年)の頃から、
資本主義の高度経済成長を肯定し、
「わが転向」(平成10年)において
もはや新左翼に同伴する
責任はないと言明。

小泉信三の
「共産主義批判の常識」(昭和24年)
によると、「敗戦後の日本
の問題は、分配の問題ではなく、
生産力の貧弱さであり、その増強が
日本人の目標とすべきである。」
と保守の立場からのべられたこと
を最終的には、自ら事後的に
追認している格好になっている。

165考える名無しさん:2010/10/15(金) 07:22:03 0
吉本は海で溺れかけたところから見事に生還した
ドゥルーズは自殺した

どちらが強いかは明白
166考える名無しさん:2010/10/15(金) 20:19:50 0
最近サルトルとドゥルーズの関係が気になってるんだが、
ドゥルーズがサルトルに言及したことってある?
いや、ちょくちょく名前を挙げる事はあっても
あんまり粘っこく記述したとこを見たことないなぁと思って。
そういう意味ではメルロ=ポンティなんかもそう。

なんか現象学は批判してるって文脈で良く語られるけど、
それは「フッサール現象学」に抗しているだけであって
サルトル、メルロ=ポンティ辺りからは凄く影響を受けている、
って印象があるんだけど…どうかしら

哲学専門じゃないからあまりにも筋違いだったら指摘してくれると助かる。
167考える名無しさん:2010/10/15(金) 21:25:54 0
『意味の論理学』や「内在:ひとつの生」で『自我の超越』に言及している以外でってこと?
『対話』でサルトルに言及しているというのを読んだことはあるけど、どの程度まで語ってるのかは未読なので知らない。
168考える名無しさん:2010/10/15(金) 22:17:46 0
「自分の世代でサルトルから影響を受けてないという人はいないと思う」
みたいなコトを言ってたような気が
169考える名無しさん:2010/10/16(土) 00:19:10 0
メルロに反対して「上空飛行的思考」で行くと言ってる
170166:2010/10/16(土) 02:23:56 0
早いレスthahks。いやほんと。

>>167
内在:ひとつの生、見返してみたらなるほど、註に書いてあんのね。全然気にしてなかった。
しっかりと読みこんだのが『差異と反復』くらいなもんで、
『自我の超越』に多く言及してるってのは知らなかったわ。
(と、いうよりサルトル読み始めたのが最近で、『自我の超越』
って著作がある事すら知らなかった…!まぁ『存在と無』の
議論の前段階って感じなのかな。タイトル的に。)
しかし議論が似てるって思ったのは当たり前な訳だ。
細かい論証はさておき、「自我の超越」って大きな
テーマに関してサルトルから影響を受けているのであれば。

>>168
そりゃぁそうだわな、サルトル意識せずに、というのは不可能だよね
あれだけ色んな意味で大きい人だったんだから。伝聞だけどw

>>169
何それ超興味深い。kwsk
171考える名無しさん:2010/10/16(土) 02:52:11 0
『無人島』に、「彼は私の師だった」っていうサルトルについての文章がある。
172考える名無しさん:2010/10/16(土) 03:06:08 P
日本でも大江健三郎をはじめサルトルの影響は一時期すごかったし、アフリカ文学の受容も
サルトル経由だった。
ただ同じく一世を風靡したベルグソンと違って思想内容としてはドゥルーズはサルトルの影響
を受けてないと思う。
ドゥルーズにとってハイデガーの存在の方が仮想的として大きく、(ハイデガーとサルトルを
対立したものと考えて)敵の敵は味方、といった感じになるのだと思う。

ただ、サルトルはマルクス主義者だがプルードンを読んでいた。他方ドゥルーズは読んでない。
そこが気がかりだ。サルトル、フーコー、ドゥルーズはマルクスの系譜にあるが、マルクスを
受け継いだ部分には本質的な可能性を感じない。
173kyrie ◆Debha1lQgc :2010/10/16(土) 19:19:07 0
ドゥルーズ時間論の批判の連載始めたよ。玄人の人による突っ込み大歓迎。
まあ第一回は、まず「反復」とはなにかだよね〜

ドゥルーズの時間論を読み解く【質問大歓迎】
http://kyrie555666.blog61.fc2.com/?editor
174ユビー ◆6wmx.B3qBE :2010/10/16(土) 20:40:31 0
突っ込み大歓迎って、

【現前化】時間はなぜ進むのか?【把持】
http://kamome.2ch.net/test/read.cgi/philo/1284452850/l50

このスレで論破されて逃げ出しちゃったじゃない、あなた。
2ちゃんねるでやると。コテハンに論破されちゃうから、ブログに逃げようって云うんですかね。

確かに私は、あなたのブログまで追いかけて以降とは思いませんが。
そんな弱い思想で大丈夫なんですか。
175考える名無しさん:2010/10/16(土) 21:58:37 P
「カント哲学を要約する四つの詩的表現」にドゥルーズの
時間論は縮約されていると思います。時間を不協和音として、
あらゆる感覚の錯乱として自らの身体を聴くドゥルーズ。
176考える名無しさん:2010/10/16(土) 23:21:52 0
美しいポエムだよな
177考える名無しさん:2010/10/17(日) 02:07:55 0
ツイッターでkimarxって人がドゥルーズの時間論を攻撃しているが、
よくわからない
だれかおしえて
178考える名無しさん:2010/10/17(日) 05:47:18 0
時間=偽なるものの潜在力。
「精神的実体、抽象的観念」を「感情、情念」と規定しているドゥルーズにおいては
時間はパトス的結晶体ということになる。真理のモデルに対して、ニーチェ的な強度を対置。
179kyrie ◆Debha1lQgc :2010/10/17(日) 15:36:56 0
>>174

はあ?逃げてないし、どこで論破されてるんだ?
そのスレの具体的なレス番号貼ってよ。純一のレスのことだろ?
180ユビー ◆6wmx.B3qBE :2010/10/17(日) 18:23:16 0
めんどくさかっただけだよw

って言い訳は、どうしたんですか。
別のスレッドでは威勢がいいんですね。
なるほど、ブログへ逃げるってことも分かります
181ユビー ◆6wmx.B3qBE :2010/10/18(月) 02:39:26 0
また、kyrieさんが、逃げ出したようです。
見かけたら

【現前化】時間はなぜ進むのか?【把持】
http://kamome.2ch.net/test/read.cgi/philo/1284452850/l50

まで誘導お願いします。
182考える名無しさん:2010/10/19(火) 23:44:30 0
フッサールだったら、
とどのつまりは
「内的経験の時間意識」か
なんかだろうな。
183考える名無しさん:2010/10/20(水) 00:04:49 0
ドゥルーズは現象学を
現代のスコラ学と、
呼んでいたから、
このスレには毛頭
関係ないな。
184考える名無しさん:2010/10/20(水) 06:52:15 0
実際には現代のスコラ学は分析哲学だよな
185考える名無しさん:2010/10/20(水) 07:03:30 0
著書のあちらこちらでフッサール等の概念の検討があるわけだが・・・
本当に読んで言ってるのか、このおっさん
186考える名無しさん:2010/10/20(水) 10:09:23 0
読んでる訳ないだろ
187考える名無しさん:2010/10/20(水) 10:27:18 0
某古書店にエピステーメー版の「リゾーム」があったんだけど
300円でした。
188考える名無しさん:2010/10/20(水) 11:28:39 0
エピステーメー版リゾームは、改装版もあって、
改装版だったら貴重。
189考える名無しさん:2010/10/20(水) 18:43:27 0
>>186
あはあは。
フッサールの言う意味
の概念そのままで、ドゥルーズ
がその概念を
用いていることは
ないよ。
190考える名無しさん:2010/10/20(水) 19:16:29 0
どの箇所ががフッサールの概念の
検討なのか教えてください。
191横レスながら:2010/10/20(水) 19:31:09 0
どれがフッサールのでどれがドゥルーズのかって議論は、
なんか、オリジナルとシミュラクルを巡る議論に似てる…
192考える名無しさん:2010/10/20(水) 19:41:22 0
無駄な改行バカは、本当にまともにドゥルーズ読んでないなw
フランスの他の連中に比べると、表向き見えにくいけど
(実際には直接言及している個所も結構ある)
現象学との格闘はドゥルーズの重要な要素だから
こんなバカの言う事は聞かずに、真面目に現象学も押えましょうねw
193考える名無しさん:2010/10/20(水) 20:07:51 P
ドゥルーズは『差異と反復』でフッサールに何回か言及している。ただあくまで議論の前提としてフッサールの用語を使っているので、それほど重要な位置はしめていないとも言える。

「フッサールの述語を用いるなら、過去把持(レテンツイオン)と再生(レプロタクツィオン)を区別しなければならない」(『差異と反復』単行本133頁)

「<一>はひとつの多様体(ミユルテイプリシテ)であるということ(それはまたベルグソンとフッサールが指摘したことであるが)」(『差異と反復』単行本279頁)

横レス失礼しました、、、
194考える名無しさん:2010/10/20(水) 20:13:41 0
千プラって、ドゥルーズの著書のうちでも格段に読むの疲れない?
195考える名無しさん:2010/10/20(水) 22:04:13 0
俺は読む前にリゲイン飲んでるよ
196考える名無しさん:2010/10/20(水) 22:36:28 0
>>192
フッサールの「志向性」について論じられている箇所は、
全著書のうち、一箇所もない。(ノエマ・ノエシスは、用語
として使われている)出ているとしたら指摘して下さい。

フッサール<等>と言う時に、メルロ・ポンティのこと
を指しているというのが、あんたのネタだろ。
それいや、サルトルもそうじゃん。
フランス現象学はフッサールとはまた別だろ。
197佃煮マニア:2010/10/20(水) 23:01:51 0
昔は哲板で千プラとかアンチオイディプスについて議論してましたが、
最近になって来るともう内容を忘れてしまって・・・
いい具合に忘却して思い出すということは、読書する上で大事だと聞きますが・・・
あれはたしか統合失調症と資本主義の話でしたよね?
読み直すのもめんどうなので、ドゥルーズキーワード89という本を買って読んでいます。
これだけでもけっこう読み応えありますよ。
198考える名無しさん:2010/10/21(木) 01:41:51 0
意味の論理学でノエマが出てきたような(少し長めの註で)気が
今手元にないので確認できず・・・
199考える名無しさん:2010/10/21(木) 03:38:35 P
200考える名無しさん:2010/10/21(木) 03:40:58 0
英語が読めない
201考える名無しさん:2010/10/21(木) 04:21:47 P
>>199
英語版の索引をみると『意味の論理学』におけるノエマへの言及は約15箇所。
202考える名無しさん:2010/10/21(木) 10:11:59 0
河出文庫版だと上巻48〜49頁。
同じく176頁から数セリーにわたって言及あり。
203191:2010/10/21(木) 16:54:04 0
いいかげん、フッサールとドゥルーズの話題は要らんでしょ…
ドゥルーズはいろんなとこで概念や本は使うためにあるものだみたいなこと
言ってたと思うけど、それって結局、オリジナルとシミュラクルの関係ってことでしょ?
この問題はボードリヤールなんかを上げるまでもなく、ドゥルーズ自身が
『差異と反復』や『意味の論理学』で触れてたことだし。
204考える名無しさん:2010/10/21(木) 19:14:06 0
「要らん」と思うなら自分で別の話題振ればよろし。
205考える名無しさん:2010/10/21(木) 20:02:26 0
ドゥルーズの「差異と反復」はミニマルミュージックから着想を得たって本当?
206考える名無しさん:2010/10/21(木) 20:13:36 0
千プラでミニマルミュージックに関する記述があったな。
ガタリの趣味かと思ってた。
207考える名無しさん:2010/10/21(木) 20:58:12 0
どれがフッサールのか、どれがドゥルーズのか、というよりも
フランス現象学はフッサールと関係ないとか言っちゃう馬鹿が問題
この馬鹿が、フッサールの思考を志向性に還元して
ドゥルーズとは関係ない、と馬鹿な話をしてる

アリエズの批判的なまとめを待つまでもなく
20世紀のフランス哲学は、どういう距離を取るにせよ
現象学との関係から切り離せない

その場合、ベルクソンとフッサールを対比させる軸と
フッサールとハイデガーを対立させる軸があって
ドゥルーズは、ベルクソンとフッサールを対比させる軸を経由して現象学を利用した

この点で、フッサールとハイデガーの対立軸の中で現象学と関わった
レヴィナスやサルトル、デリダ、その下の世代であればマリオンなどと異なる

ただ、これは哲学史的な背景に関心がある人に関係する問題
もちろん、ドゥルーズだけ読んでいれば哲学史など良いという人には関係がない
(同時代の他の著者と無関係にテキストを理解できるかどうかは疑問だが)

しかし、ドゥルーズと現象学は無関係、というのは端的に間違い

志向性馬鹿の人は、『差異と反復』の志向性についての個所を読み直してみたら良いよ
208考える名無しさん:2010/10/21(木) 21:40:45 P
『意味の論理学』と『差異と反復』では少し立場が違うように思った。
前者ではフッサールはカント(最終的にはプラトン)とつなげられて先験的哲学の欠点
を指摘されている。
後者ではハイデガーとの対比からか、それほどフッサールは悪者扱いされていない。

ドゥルーズA、Bとふたりいると考えた方がいいと思う。だから意見が分かれるのは当たり前なのだ。
209考える名無しさん:2010/10/21(木) 22:01:09 0
これでいいのだ〜
210考える名無しさん:2010/10/21(木) 23:35:29 0
>>207
「差異と反復」のどこに
志向性の議論があるんだ。教えてくれ。
211考える名無しさん:2010/10/21(木) 23:43:20 0
たかが人間の本にどこまで執着できるのお前ら
212考える名無しさん:2010/10/21(木) 23:57:39 0
おれもこののめり込みっぷりには唖然としてる
213191:2010/10/22(金) 00:05:19 0
じゃあ別の話題します。
ドゥルーズの哲学を一番体現してるのって、元日本代表監督のイビツァ・オシムだと思うけど、
どう思う?
214考える名無しさん:2010/10/22(金) 00:18:48 0
具体的に言え。
オシムのどういうところにドゥルーズっぽさがあると思っているのか。

「どう思う?」って丸投げかよw
215考える名無しさん:2010/10/22(金) 02:52:08 0
フサールの「受動的総合」
「差異と反復」の「受動的総合」
は別のものです。
216考える名無しさん:2010/10/22(金) 03:08:16 0
フッサールもヒュームに影響を受けてるんだよね
217考える名無しさん:2010/10/22(金) 08:41:09 0
クロソウスキー論には、フッサールの志向性の独特な解釈があるな。
218考える名無しさん:2010/10/22(金) 10:19:57 0
フッサールの弁証法的な超越論的思念を現前性の名のもとに無化する営みだよね
219考える名無しさん:2010/10/22(金) 13:32:28 0
>>214
具体的にも何も…
彼のサッカーに対する考え方とか監督術とか…
それ以外になんかあんの?
つかなんでそんな喧嘩腰なの?
220考える名無しさん:2010/10/22(金) 16:48:57 0
具体的なこと何も言えないから
相手の態度を問題にする(=「なんでそんな喧嘩腰なの?」)わけだ。

サッカーに対する考え方とか監督術って……
著書から言葉引くとか実戦を分析するとか
やることはあるだろ。
そもそも言い出しっぺはアンタだろうに。

なんか期待して損した。
221考える名無しさん:2010/10/22(金) 16:54:56 P
【サッカー】GKから全てダイレクトプレーでゴール【Jリーグ】
http://www.youtube.com/watch?v=x6_sf3SYHyo

オシムにもドゥルーズにも複数の線があり、交差している。
222佃煮マニア:2010/10/22(金) 17:24:31 0
>>221
う〜ん・・・共感できないなあ。
学生の頃毎日学校でデッサンしていて、学校の帰りに見た風景のパースやトーンを無意識に分析していました。
つまり何かにのめりこんでいると、ふと他のものを見た時に、のめり込んでいるものを通してみてしまう現象がおこると、
ただそれだけのことのように思いますけど。
223考える名無しさん:2010/10/22(金) 18:41:51 P
横レスの続き。
オシムは複数性、複数の中心を自覚的に持つコミュニストだが、ヘーゲルに近いと思う
(ちなみに「肉でも魚でもない」というオシムの台詞はヘーゲル『精神現象学』にある)。
まじめなジジェクといったところか。

個人的にはドゥルーズは宮崎駿に近いと思う。現代美術で言うとティンゲリーも近いと感じる。

Tinguely (これは『哲学とは何か』で言及がある)の欲望する諸機械??
http://www.youtube.com/watch?v=qlrsSWxXEDQ

こっちの方が欲望する諸機械に似ているかも(ハウルの動く城)
http://www.youtube.com/watch?v=IIhd4SZu31A

器官なき身体はこちら(ポニョ?)
http://pds.exblog.jp/pds/1/201002/07/22/c0137122_0252449.jpg

224考える名無しさん:2010/10/22(金) 19:00:29 0
ティンゲリーについては『哲学とは何か』で触れてたよね。
ハウルの動く城については、ああまたこの人かって感じだけどw、
うまい例えだと思う。
225考える名無しさん:2010/10/23(土) 00:00:01 0
『意味の論理学』を読んでいるところだけど、
まるで『アリス』を書いたのはドゥルーズなんじゃないかと思わせるほどに、
ドゥウルーズの論理に合わせたアリスの場面喚起のさせ方がぴったりはまっている。
226考える名無しさん:2010/10/23(土) 06:15:51 P
サドとマゾッホだったらマゾッホに、
ルイスとアルトーだったらアルトーにドゥルーズは軍配を上げていると思う。
二項対立を方便として使いつつも価値判断ははっきりしていると思うのだがどうでしょう?
227考える名無しさん:2010/10/23(土) 08:09:47 0
>>226
正しくない。
228考える名無しさん:2010/10/23(土) 08:11:26 0
アルトーはあれほど苦痛を感じながら本を書いたのにそれを利用するドゥルーズを許さない
229考える名無しさん:2010/10/23(土) 21:36:55 0
ドゥルーズもそれが分かってるからこそ、
「キャロルの全ページと引き換えでもアルトーの一ページも渡さない」と言ったんだろう。
最後は彼自身も病床で呼吸困難に苦しんだわけだが。

苦痛といえば、クロソウスキーの『ニーチェと悪循環』ではニーチェの頭痛とその思想との関係が論じられてたな。
230考える名無しさん:2010/10/24(日) 15:06:55 0
英語の教育実習で嫌々中学逝ったら、単元がアリスでした
ドゥルーズを経たうえでアリスについて喋ってみたかったなあ
231考える名無しさん:2010/10/24(日) 16:21:43 0
話変わりますが後期はどうみても政治的な色彩が強いですが
差異と反復の時点で結構政治的な本のように思えるんですが
どうおもいますか?
232考える名無しさん:2010/10/24(日) 16:33:28 0
最初の論文が「キリストからブルジョワジー」へで政治的
233考える名無しさん:2010/10/25(月) 00:04:20 0
二十歳代に買った「アンチ・オイディプス」
久々に開いてみたら困ったな。、
市倉訳は「実在的区分」
が「実際的な区別」になってて、
あの時分ドゥルーズなんかよく
判ってなかっただろうけど、
翻訳が心もとないよ。
234考える名無しさん:2010/10/25(月) 05:27:26 0
今のドゥルーズってマジョリティどもの道具になってる
235考える名無しさん:2010/10/25(月) 05:52:49 P
マイノリティへの生成変化
236考える名無しさん:2010/10/25(月) 07:02:37 0
「ドゥルーズ読んでる俺カッコイイ」
237考える名無しさん:2010/10/25(月) 10:14:31 0
最近フーコーに浮気中だ
238考える名無しさん:2010/10/25(月) 10:27:16 0
いま読んでてカッコイイのはなんだろうな
ショーペンハウエルじゃないか?
239考える名無しさん:2010/10/25(月) 11:15:03 0
シェリング
240考える名無しさん:2010/10/25(月) 11:26:01 0
てst
241考える名無しさん:2010/10/26(火) 18:57:45 0
お前らみんなカオスの無限速度で溺れ死んどけ、
そんなんじゃ何か掴んで戻ってくるどころか潜り込めもでけんぞw
242考える名無しさん:2010/10/27(水) 10:36:45 0
>>229
本当に?
243考える名無しさん:2010/10/27(水) 13:54:45 0
>>220
期待してたの?
じゃあこれどうぞ。
http://www.osimgoroku.com/

>>223
オシムは現役時代ドイツでプレーしてるし、ユーゴ自体ドイツ文化圏だから、
別にヘーゲル個人とは関係ないでしょ。
「肉でも魚でもない」って、向こうじゃ結構一般的な慣用句らしいし。
244考える名無しさん:2010/10/27(水) 13:57:42 0
>>243訂正
>オシムは現役時代ドイツでプレーしてるし
ドイツじゃなくフランスだったw
こりゃ失礼。
245考える名無しさん:2010/10/27(水) 16:46:47 P
>>243
脱マルクスにどうアプローチするべきか?

マルクス主義の官僚的な部分をチトー主義者がコミュニズム内部でどう揚棄するかといえば、
ジジェクと同様、ヘーゲルへの遡行が合理的である、ということが言いたかったのです。
肉でも〜がことわざなのは周知です。
246考える名無しさん:2010/10/27(水) 19:54:18 0
>>242
どの部分について訊いてるのか一応ハッキリさせとこうよ。
247考える名無しさん:2010/10/27(水) 20:28:42 0
>>243
で、「ドゥルーズの哲学を一番体現してる」箇所ってどこ?

だいたいテキスト引用→注釈もせずURL提示して終わりとかw
ホントはオシムなんかどうでも良いんじゃねぇのか?
248考える名無しさん:2010/10/30(土) 18:37:00 0
DFがポジションを捨てて攻撃に出てゆく
フォーメーションが消失
これぞ脱領土化
249考える名無しさん:2010/10/30(土) 22:21:11 0
ひとまわりしてゾーンディフェンス以前に戻ってるってことか
250考える名無しさん:2010/11/02(火) 00:08:46 P
レビュー対象商品: オシムの戦術 (単行本)
「三角ベース」(同書p97-9より)

      ____
      ☆ ☆
      ☆ ☆☆
       ☆ ☆
         

◎◎◎         ◯◯
 ◎ ◎◎       ◯◯ ◯
\ ◎          ◯ ◯/
 \             /



グラウンド半面にゴールを三つ置いた「三角ベース」(7対7対7)。

ボールを持った選手のそのときの判断でどちらのゴールを狙ってもよい。
サイドを使う訓練になる(棒線はゴールマウス)。
オシムはアジアカップ直前、選手の疲労のたまった時にこのメニューで盛り上げたそうだ。

そんなオシムの口癖?は「哲学しないでくれ」だった。
「難しく考えるな」「あれこれ議論する前に、やってみれば分かる」といった意味らしい(同書p32より)。
こうしたオシムの練習方法や戦術を著者の言葉で一言でいうならば「変幻自在」ということになる。
251考える名無しさん:2010/11/02(火) 00:46:43 0
もうオシムの話はやめてくれ
気が狂ってるとしか思えない
252考える名無しさん:2010/11/02(火) 01:52:10 0
>>251
なら別の話題振りなよ。
やめろと言われてやめる義理なんかないし。
253考える名無しさん:2010/11/02(火) 17:16:17 0
どのスレも隔離病棟だなあ
254考える名無しさん:2010/11/02(火) 18:20:48 0
n個の性なんて幻想の為にどれ程のマイノリティが犠牲になったと思ってるんだろう
ドゥルーズは
255考える名無しさん:2010/11/03(水) 16:46:47 0
>>254
それはどういう意味で。
256佃煮マニア:2010/11/03(水) 20:24:20 0
n個の性って昔読んだことあります。
ボーヴォワールが第二の性と言って女性蔑視に反旗をひるがえしていた流れがあって、
それにドゥルーズ=ガタリが反応したんでしたっけ。
それでどうしてそれが性的マイノリティを傷つけるんです?
257考える名無しさん:2010/11/03(水) 20:31:55 0
ドゥルーズ=ガタリがフェミニズムに受けが悪いと聞いたことがある。
258考える名無しさん:2010/11/03(水) 20:40:07 0
具体的に存在する個々のマイノリティの問題が
「n個の性」と普遍的な問題に還元されることで薄まってしまう
という程度の事にも頭が働かない政治音痴ばかり
259佃煮マニア:2010/11/03(水) 20:53:40 0
マイノリティの隔離場としてのn個の性ですか。
そういうこともあるかも知れませんね。
それに、性は人の数だけ無限にあるのですよ〜などと一部の知識人だけの間で言いあってみても、
やはり現実社会にはマイノリティたちにたいするスティグマが厳然としてある訳ですから、
一度甘い夢を見させられた人たちの幻滅を想像すると酷いですよね。
260考える名無しさん:2010/11/03(水) 22:18:14 0
>>258
駄目でいいな。
261考える名無しさん:2010/11/03(水) 23:20:01 0
>>259
マイノリティというと、キアヌ・リーブスが「ゲイ」だってカミングアウトした、
という事柄のようなことなのか。
262考える名無しさん:2010/11/04(木) 05:07:10 0
DGの理論に政治的に犠牲になったマイノリティがいるんなら教えて欲しいわ。
お前が読んで不快になっているだけだろ。
263考える名無しさん:2010/11/04(木) 05:27:45 0
こんな頭の悪いエヴィデンス厨をドゥルーズ・スレで見るなんてw
264考える名無しさん:2010/11/04(木) 10:11:50 0
>>254
>n個の性なんて幻想の為にどれ程のマイノリティが犠牲になった

具体的にどういうこと?
どういう「マイノリティ」がどのように「犠牲」になったか教えてください
265考える名無しさん:2010/11/04(木) 11:29:57 0
檜垣立哉『瞬間と永遠:ジル・ドゥルーズの時間論』 岩波12月
266考える名無しさん:2010/11/04(木) 13:26:02 0
>>264
ゲイセクシュアルの表象がマジョリティどもの為に犠牲になってる現実
267考える名無しさん:2010/11/04(木) 13:29:13 0
ゲイリベをn個の性が邪魔したなんてことはない
268考える名無しさん:2010/11/04(木) 14:51:04 P
政治に価値を置く人は一元的であることを求めるから多元論は受け付けないのだろう。
基本的にドゥルーズの哲学は68年の政治革命の失敗の反省から生まれていることが理解
されていない。
ドゴールに対して共産党が同じようにエリート主義的、一元的に君臨しても、多様な力を
結集することはできなかった。それは共産主義というよりも政治主義自体の欠陥なのだ。
哲学史家としての功績が絶大なのは周知として、今後は、経済革命、社会革命の文脈で
ドゥルーズを読むべきだと思う。
また、注意すべきは晩年マルクス主義者を自認した際も、資本の分析が必要だという文脈
であって、政治的文脈ではないということだ。
ただ、国家の建設が一元的になされることはガタリとの共著で批判的に検討されていると
はいえ、経済的な分析は不十分だった。
ここはドゥルーズに足りなかった部分であって、読者がそれぞれ実践おいて補うべき部分
だと思うし、それは可能だと思う。
269考える名無しさん:2010/11/04(木) 15:25:48 0
ジジェクが嫌うわけだ
270考える名無しさん:2010/11/04(木) 16:01:12 0
哲学の教科書――ドゥルーズ初期 河出文庫近刊
271考える名無しさん:2010/11/04(木) 17:41:43 0
>>268
>政治に価値を置く人は一元的であることを求めるから多元論は受け付けないのだろう
そんな勝手な再現前化されても困るんだけど
272考える名無しさん:2010/11/04(木) 21:39:39 0
白井聡のレーニン論にでも毒されたんやろ
273考える名無しさん:2010/11/04(木) 23:35:58 P
>>271
マルクス(政治革命)かプルードン(経済革命)かという対立は普遍的だし、今も続いている。
サルトル、カミユもそのなかで論争していた。最近まで資本主義全盛で隠蔽されていただけだ。

誤解をさけるために補足すると、フーコーやドゥルーズなどフランス知識人はマルクスの政治
主義を受け継いでいる。特にフーコーなどのアナーキズムへの嫌悪はそれを如実に示している。
(ドゥルーズをアナキズムだと指摘する柄谷は的をはずしている)

ただ、ドゥルーズは政治主義の枠組みなかで最大限多元的であろうとしたと思うし、逆に言えば
多元論のなかで一元的であろうとした。
だからnは変数というよりも最大公約数なのだ。
274佃煮マニア:2010/11/04(木) 23:39:57 0
ドゥルーズがマルクスの政治主義の影響とは、具体的にどんな?
275考える名無しさん:2010/11/05(金) 00:18:08 0
>>250
わろたwww「サッカーはこうなればいいのに」といってたスポーツ嫌いな知人がいた
マツコデラックスみたいなピザホモ。工業高卒。池沼と一流は紙一重だなあ
276考える名無しさん:2010/11/05(金) 11:27:16 0
昨日ドゥルーズの命日だったのか
277考える名無しさん:2010/11/05(金) 15:04:44 0
>>274
エピクロス→スピノザ→マルクス→アルチュセール→ドゥルーズ=ガタリ
278考える名無しさん:2010/11/06(土) 09:06:40 0
DGのどこが唯物論なんでしょうか
279考える名無しさん:2010/11/06(土) 18:01:36 0
ドゥルーズは「ベルクソンは観念論的な哲学者と思われがちだが、彼ほど唯物論的な哲学者はいない」と評していたとか。
そのベルクソンに対してドゥルーズは、「この、これ」と言い得るもの、「差異」そのものを捉える概念を提唱したことに着目している。
つまり唯物論的とは、普遍的・観念的な体系なり概念なりで物事を捉えるのとは逆に、具体的な差異を捉える微分的な思考てことだろう。
「抽象によって説明されるものは無く、むしろ抽象こそ説明されなければならない」(ホワイトヘッド)。
280佃煮マニア:2010/11/06(土) 18:16:44 0
ドゥルーズ=ガタリの精神分析的な側面が唯物論的だと云うことなんですか?
281考える名無しさん:2010/11/06(土) 23:17:42 0
>>277
うまくまとまっているなと思うが、
ドゥルーズはストア派の影響下にあるよ。
意味の論理学(第二のセリー他)
282考える名無しさん:2010/11/06(土) 23:21:11 0
>>279
唯物論ではなく経験論。
283考える名無しさん:2010/11/07(日) 05:43:16 0
経験論ではなく超越論的経験論。
284考える名無しさん:2010/11/07(日) 07:29:46 0
ストア派の影響って大げさに言われるけど
ブレイエの本を読んでヒントにしたって程度でしかない
ジルソンのスコトゥスと同様
285考える名無しさん:2010/11/07(日) 07:42:23 0
>>283
おいおい
286考える名無しさん:2010/11/07(日) 09:53:08 0
唯物論、経験論ではなくポエムです
287考える名無しさん:2010/11/07(日) 17:09:14 0
受動的総合における対自である「観照」というものは、
ある意味で文学的感受性を意味する。ポエムを
許容する意味合いがドゥルーズにはあると思うのだが
いかがでしょうか。
288考える名無しさん:2010/11/07(日) 17:11:30 0
>>284
逆に言うとドゥルーズの著作を通じて
エピクロスの原子論が論じられた箇所は
記憶にないです。
289考える名無しさん:2010/11/07(日) 21:00:20 0
「ルクレティウスと自然主義」で触れていたような記憶が
290考える名無しさん:2010/11/07(日) 22:03:51 0
確かにありました。
291考える名無しさん:2010/11/08(月) 10:07:01 0
Logique du Sensでほんの少しだけある
292トーヘンボク:2010/11/08(月) 12:17:23 0
>>258
なるほど?一理ありそうな。。
293考える名無しさん:2010/11/08(月) 17:32:53 0
294考える名無しさん:2010/11/09(火) 05:09:24 0
ドゥルーズがどうであったかは別にして
ドゥルーズに限らず、フランス哲学の歴史の地下水脈としてにストア派の影響を見るのは割と一般化した伝統なので
過剰に影響されないためにも意識しておいた方が良いかも。
295考える名無しさん:2010/11/09(火) 10:51:25 0
リセの教科書に影響されるからでしょう
アリストテレスに加えて、ストアとトマスとデカルトはシステマティックにおさえる
296トーヘンボク:2010/11/09(火) 21:23:27 0
・・つまり、D−Gのn個の性という表現が、現実のマイノリテの生に
とって、有利に働いたか、不利に働いたか、という点に関して、意見が
分かれる訳ですね。
297トーヘンボク:2010/11/09(火) 21:54:27 0
n個の性という表現が最初にあらわれる「リゾーム」は、
明らかにラカンに対する闘争宣言という性格を、持ってますよね?

・・それを、ラカンの居ない日本の、ゼロ年代のわれわれがどう読むか? 
という問題意識も必要だと思います。
298考える名無しさん:2010/11/09(火) 22:30:19 0
違う
299考える名無しさん:2010/11/09(火) 23:15:06 0
何がどう違うの?
300考える名無しさん:2010/11/10(水) 01:09:39 0
ナニの大きさが
301考える名無しさん:2010/11/10(水) 02:11:21 0
リセの教科書どうこうって話以前に20世紀頭ぐらいからの哲学史記述の中で
デカルトへの影響等々、ストア派の「フランス」哲学への影響を強調する記述が増えるよ
ドゥルーズ自身のブレイエ経由でのストアへの関心は、そうした文脈の中にもある
302考える名無しさん:2010/11/10(水) 09:46:24 0
303考える名無しさん:2010/11/10(水) 12:50:58 0
質問
今のフランス哲学会長は誰?
304考える名無しさん:2010/11/10(水) 17:39:24 0
みんなはなぜドゥルーズを読むのか
面白いから 思考が刺激されるから 自分の問題領域に重なる
おれははげましおやじだと考える
こんな本あんまないよな プラス思考というよりも
思考がどうすればマイナスらせんに落ちないかを考えている
「哲学」する時点ですでにマイナスなんだが
それをなんどでもプラスに持っていこうとする
いま哲学でまだ語ろうとするなら政治哲学しかない
差異は概念化できないのだが(恋愛が概念化できないように)
政治は概念にしかできない
どうですか これもポエムかの 
305トーヘンボク:2010/11/14(日) 13:44:23 0
ドルーズはん、思考刺激すろものタケ、重要おしゃた。
306トーヘンボク:2010/11/15(月) 06:33:02 0
ふん。まあ、こんなにカンタンに言ってしまうのは誤りですよね。
もっと、精密に分析し、展開しないとね。

ときどき、茶化したくなるわたしの悪い癖です。。
ドゥルーズ論、たくさん出ているので迷いますが、いまのところ
わたしが関心を持っているのは、ルネ・シェレールの本です。
307考える名無しさん:2010/11/15(月) 07:39:53 0
おまえらドゥルーズ言いたいだけだろ
308考える名無しさん:2010/11/15(月) 15:23:08 0

どうやったらフランスみたいに、日本でも気軽にデモを起こす仕組みがつくれるのでしょうか?

皇室・雅子馬6頭スレすごいんですけど。
309トーヘンボク:2010/11/16(火) 00:52:35 0
お祭りとデモの違いが、よくわからんね。お祭りなら、どこでも
やってるよ。
310考える名無しさん:2010/11/16(火) 09:42:59 0
おまえが精神障害なのはよくわかるよ
311トーヘンボク:2010/11/17(水) 00:23:14 0
・・そう、はっきり言わんでもいいでしょう? 2ちゃんといえども
最低限のマナーというものがあります。

312考える名無しさん:2010/11/17(水) 01:28:52 0
哲学板の人って他人を馬鹿にしてる人多いね
そんなに自分に価値があるとでも思ってるのかな
はやく死なないかな
313考える名無しさん:2010/11/17(水) 22:13:20 0
ここにかぎらんでしょうw
314考える名無しさん:2010/11/18(木) 19:42:16 0
ドゥルーズ的には「暴力装置」も「産む機械」もオッケー
315考える名無しさん:2010/11/19(金) 04:04:16 0
暴力装置はドゥルーズすら関係ない基本概念だけどな
316考える名無しさん:2010/11/19(金) 18:47:25 0
317トーヘンボク:2010/11/19(金) 23:54:28 0
よーするに、マイ・ブームを大切にしろってのが、ドゥルーズの言いたかった
ことじゃないかなぁ。
318考える名無しさん:2010/11/20(土) 00:56:17 0
レーニン『国家と革命』読み直したけど
「暴力装置」という語出てこないね
319考える名無しさん:2010/11/20(土) 10:59:07 0
いやむしろフランス現代思想的に「暴力装置」は重要
基本概念やレーニンやウェーバーの前になぜフーコー、ドゥルーズが出てこないんだ?
そっちのほうが話は早いのに
320考える名無しさん:2010/11/20(土) 11:20:05 0
アルチュセールの「イデオロギー装置」のほうがよくね?
321考える名無しさん:2010/11/20(土) 11:39:12 0
>>314
日本国家の中枢には左右問わずドゥルージアンが紛れ込んでいるようだな

今回は普通に『監獄の誕生』をベースに説明すればわかりやすいはず
322考える名無しさん:2010/11/20(土) 12:39:56 0
>>318
第二章に出てくる
ただし暴力装置であると書いてあるのは軍ではなく国家について。
323考える名無しさん:2010/11/20(土) 17:36:32 0
戦争機械というのはどうなんだろうか。
324考える名無しさん:2010/11/21(日) 05:14:09 0
戦争機械はむしろ国家に対置されてたような。
クラストルを引くまでもなく、マルクス=エンゲルスも市民の武装は重視してたわけで。

今の年越し派遣村とか何とかは、微温的な「公共性」を弱々しく一時甦生してるだけなのかもな・・・。
刑務所なら食いっぱぐれないぜ、くらいの気分が今の日本には必要なんだろか。戦争機械としての情動。
325考える名無しさん:2010/11/21(日) 05:33:58 0
派遣村みたいな現実に実行力のある地道な活動をしている人たちを
大上段から哲学的に片付けようとする言説って感じ悪いよな
326考える名無しさん:2010/11/21(日) 18:12:05 0
今回の話にフーコーもドゥルーズも出てこなかったのは少し寂しい
327考える名無しさん:2010/11/21(日) 19:39:01 0
もうすこし直示的な概念を使う練習したほうがいいよ
328考える名無しさん:2010/11/22(月) 03:27:56 0
まあここは抽象的な概念と戯れる場所だからさ

直示的な概念を持ち出して相手を説得しようとすると「お前何マジになってんの(笑)」
「視野狭いんだよ(笑)」とかメタレベルから言われちゃうし

哲学板、特にこういったスレの人はプラグマティストじゃなくてディレッタントつまり高等遊民なんだよ
もちろん良い悪いは別としてね
329考える名無しさん:2010/11/22(月) 22:00:58 0
ドゥルーズで気になるところは
「資本主義と分裂症」で一貫して
「批評」はしても「臨床」に責任を
負わないというのが、気になるな。
いやな感じするよ。
330考える名無しさん:2010/11/22(月) 22:41:56 0
>>326
フーコーなら「狂気の歴史」かもしれないが、
現実をみればソルジェニーツィンに尽きるんじゃないか。
331考える名無しさん:2010/11/23(火) 19:57:00 0
フロイトは起源に母への固執などを持ち出しますがドゥルーズは起源そのものに差異を置くらしいですね
ようするに反復される最初の項などありはしないということでしょう?
しかしそうなると本質はどこから発生するのですか?
332考える名無しさん:2010/11/23(火) 19:59:29 0
「差異と反復」が本質
333考える名無しさん:2010/11/23(火) 23:16:07 0
プラトン主義の転倒とは、まずは本質を解任し、それに代えて
特異性の噴出としての出来事を取ることだ。
イデアとは本質ではなく、出来事だ。
334考える名無しさん:2010/11/24(水) 04:26:46 0
起源に差異があるってハイデガーそのまんまじゃん?
335考える名無しさん:2010/11/24(水) 09:50:42 0
それってハイデガーのなんと言う本に出てきますか?
336考える名無しさん:2010/11/24(水) 10:36:50 0
『存在と時間』
『形而上学とは何か』
『根拠の本質について』
『形而上学の超克』
『道標』
『同一性と差異性』
あたり
337考える名無しさん:2010/11/24(水) 11:53:37 0
〈起源における差異〉にみたいなことを言うとすれば、ハイデガーではなく、それを読み替えるデリ
ダじゃないですか。ハイデガーとデリダの違いは、ハイデガーには、世界へと超越する際に、現有
を拘束する原‐像がある。対してデリダでは、現有にそのような威力を及ぼす原‐像とか、否定する
わけで、起源的な〈原〉については、〈かつてもこれからも、現前することはない〉と言ってます。そ
こがデリダがハイデガー的概念を神秘にした手法なわけです。ハイデガーとデリダ的神秘主義、、
また唯物論とは違う。
338考える名無しさん:2010/11/24(水) 12:01:06 0
デリダが論文「差延」でドゥルーズ引用してるじゃん
339考える名無しさん:2010/11/24(水) 12:05:13 0
起源における差異なんてレベルの話なら、
プレソクラテスまで遡れるだろ・・・

問題意識が雑すぎて話にならない
340考える名無しさん:2010/11/24(水) 12:08:46 0
ドゥルーズって、心の哲学でいうと、どういう立場に位置づけられるんでしょうか?
341考える名無しさん:2010/11/24(水) 14:27:31 0
 心ということとも関わるけども、ハイデガーの場合、現象学から超越論的地平としての時間、と
いう概念を考えている。あと、体験という概念もあります。そうやって生というものを捉える単位
を考えたと思うんです。だから差異とか、差延とか、そこに生の意味を置けるのかといえば、そう
ではない。そこが還元する単位として、唯物論すぎる。哲学としては面白いんだけど、個体とは
何かを捉える諸概念たりえない。そこがハイデガーなりとデリダ、ドウルーズらの違いだと思う。
後者は哲学としては凝ってるし、斬新だけど、ただ、生を捉える方法論たりえない。
342考える名無しさん:2010/11/24(水) 14:42:33 0
現象学系の見方すぐる
343考える名無しさん:2010/11/24(水) 16:00:15 0
 デリダはハイデガーを重要視してるし、『差異と反復』にもハイデガーは論じられている。で、そ
こで、ではどう読んでるかといえば、ハイデガーから〈歴史・経歴〉といった、それは根幹といって
いい、歴史という部分を抜いた継承だったりする。ドウルーズでも、D=Gの本では、地層学をいかに
解体すべきか、というのが課題になっている。地層学というのを、歴史の覆蔵・堆積と僕は読んだ
。そこでそこでの二人の考え方が判ってきた。歴史的という概念を換骨脱退したいのだと。そこが
特徴で、軽やかなイメージが掴まれる所以だけど、同時に生身の人間の掴み方として、どうなのか
というところでもあると。
344考える名無しさん:2010/11/24(水) 16:04:48 0
唯物論vs生の意味っていうつかみは大雑把すぎるよ
ドゥルーズジアンは半数以上がベルクソニアンだから、
持続としての精神の生に定位しているはず
345考える名無しさん:2010/11/24(水) 17:42:51 0
 だとすると、己に沈殿する、意識に上る又は上らない経歴としての歴史といってもいい。それが
あるから個体AはAである、その意味の歴史。それは単に持続ではなく、己に拘束を及ぼす、時だと
いえる。。それは固有名で名指される、実体としては多様な交通の場である、そのような言い方で
尽くされないものである。歴史が容易に払拭されないものとしてまとわりつく、そこで仮にアレン
ジメントを施しても、容易には変更されない領域がある。個体の生を捉える場合、そのような変更
困難な場所を考える必要がある。それは単なる持続ではない。一人の人間が固有時を生きるとすれ
ばその意味の時ということになる。そこを捉える単位として、持続を対置するだけでは十分
ではない。また、固有名で名指される場としてのみ有る組み合わせの場、というのも個体の根幹に
届いてない言い方でしょう。
346考える名無しさん:2010/11/24(水) 23:10:38 0
>>340
心脳ポエム説です
347考える名無しさん:2010/11/25(木) 17:01:02 0
それはベルグソンでは「記憶」でしょ。
348考える名無しさん:2010/11/26(金) 06:18:45 0
哲学の教科書---ドゥルーズ初期 (河出文庫) ジル・ドゥルーズ 加賀野井 秀一
12月にこんなのがでるぞ
349考える名無しさん:2010/11/26(金) 10:17:53 0
岩波書店 『瞬間と永遠 ジル・ドゥルーズの時間論』 檜垣立哉 12/- \4,935
350考える名無しさん:2010/11/26(金) 17:45:20 0
何処の誰が檜垣の本に5000円も出すんだ・・・
351考える名無しさん:2010/11/26(金) 20:51:29 0
>>348
昔、図書館で借りてろくに読まないうちに返した記憶がある
352考える名無しさん:2010/11/27(土) 02:30:48 0
ドゥルーズねえ・・・
やっぱファッション感覚で読んだり語ったりしてんだろうな
353考える名無しさん:2010/11/27(土) 02:41:02 0
そして「自分はマイノリティになったのだ」と言うわけだね
モノホンのマイノリティを足蹴にしながら
354考える名無しさん:2010/11/27(土) 03:05:04 P
<黒澤は、彼自身の側で、行動イメージの別のアスペクトの限界に立ち向かっていた、、(『どですかで
ん』、そこにはスラム街があり、それを統一するものはただひとつ、自分を路面電車[あるいはその運転
手]だと思い込んでスラム街を横断する白痴の水平運動。)>(シネマ1邦訳p.340)
Akira Kurosawa tribute with George Lucas, Steven Spielberg
http://www.youtube.com/watch?v=HRiBBehTnZU#t=5m10s

<チコがハーポに或る言葉[flash-light]を投げかけると、ハーポはそれに対応するものを差し出して
いかなければならず、こうして絶えず変質してゆくセリーができあがる(たとえば、『けだもの組合』
のなかでのセリー、、flash-fish-flesh-flask-flush、、、)>
(シネマ1邦訳p.346)
Animal Crackers part 6(マルクス兄弟)
http://www.youtube.com/watch?v=cpSYKKbMBOc#t=45s

<『めまい』(ヒッチコック)から本当のめまいがわたしたちに伝わってくる。そして、めまいを起こさ
せるものはたしかに、ヒロインの心のなかにある、「同じ」女と「同じ」女との関係である。>
(シネマ1邦訳p.355)
Alfred Hitchcock - Vertigo (1:11:24-1:15:00)
http://www.youtube.com/watch?v=GnpZN2HQ3OQ#t=1m20s
355考える名無しさん:2010/11/27(土) 04:28:46 0
>>348
http://www.kawade.co.jp/np/isbn/9784309463476
ホントだ・・・。ここんとこの河出は神がかってるなwww情報ありがと。
以前このスレに「文庫化希望」と書きはしたが、ホントにやってくれるとはな・・・。
古本で買うかなーと思ってたとこなので、いやー嬉しいよ。必ず買わせてもらうわ。

ドゥルーズの文章がどうとかいう内容ではないが、引用文のチョイスがいいんだ。
千プラなんかも引用の巧みさがミソだとも言えるしな。
356考える名無しさん:2010/11/27(土) 04:35:35 0
80年代は確かにファッション感覚で読んだりしてたんだろうけど、それは
当時の日本がバブルで豊かだったからそんな余裕があったわけで、むしろ
本家フランスでは68年以降の経済の停滞、若年層の貧困化、移民問題と
人種差別問題、そして左派政権の誕生・・・と、状況的に現代日本に非常に
良く似ているんだから、千プラあたりを本当に切実な実感として読むような
時代になっているのではなかろうかと思うし、河出も意図してるのかは知らんが
この時期にバンバン文庫にしてくれてるので本当に感謝
なんか日本語になってないな
357考える名無しさん:2010/11/28(日) 16:10:21 0
河出さん、ガタリ研究本の翻訳もしてくれないかなぁ。
358考える名無しさん:2010/11/28(日) 16:28:05 0
まずは、げのすこ本だな
359考える名無しさん:2010/11/28(日) 22:11:44 0
最近デリダに浮気中
360考える名無しさん:2010/11/29(月) 04:58:14 0
杉村昌昭あたりが喜んで訳しそうだが。
361考える名無しさん:2010/11/29(月) 10:57:15 0
杉村はドゥルーズを下げてガタリを上げるからな…
362考える名無しさん:2010/11/29(月) 15:32:00 0
>>353
「なる」ってことは演じることでもある。
古代ギリシアがそうだったように、政治は演劇と深く関わりを持ってる。
ドゥルーズの「マイノリティになる」って表現も、そういう文脈から来てるわけで、
そういう意味じゃ実体としてのマイノリティですら「マイノリティになる」必要がある。
まぁそもそもドゥルーズには「実体」という概念がないんだけどね。
『差異と反復』でも『意味の論理学』でも、彼はプラトンなんかを参照しながら
「シミュラクル(見せかけ)」を問題にしてるし、「実体」も「シミュラクル」も、
ベルクソンを経由しながら「イメージ」として同一視するのが彼だからね。

>>356
欧州では68年5月の影響もあってポストモダン思想は最初から政治的文脈で読まれることが多かったし、
ドゥルーズやデリダ、フーコーといった思想家たちの意図も、本来はそこにあったわけだけど、
日本やアメリカじゃどっちかっていうと、ローティが「文化左翼」って揶揄したように、
文化論的な文脈で読まれることが多かったらしいからね。
そういう意味じゃようやく日本でも本来の意味・文脈でのポストモダン思想が
浸透してきたのかなって思うね。

>>361
精神科医だからね。
363ガタリがドゥルーズの背後から…(362):2010/11/29(月) 15:56:14 0
「出来事」=「イメージ」=「言表(エノンセ)」が、「地層」のように折り重なって堆積し、
生起してくのがドゥルーズ(フーコー?)の歴史論=時間論なんじゃないかな?
だからこそ彼は「歴史」(という概念)を否定(ないし拒否)するんじゃないかな?
そう見るからこそ、「歴史」を時間的因果的連なりとしてみるヘーゲル的歴史観=時間観に
距離感を持つんじゃないかな?
364考える名無しさん:2010/11/29(月) 16:15:54 O
「出来事」=「イメージ」=「言表(エノンセ)」が、「地層」のように
折り重なって堆積して、生起していくのがドゥルーズの歴史論=時間論


↑多少なりとも譲歩したとしても、まったく意味不明なたわ言w
というか、もう古すぎるだろ、そういう言葉遣いw
365考える名無しさん:2010/11/29(月) 16:20:21 0
「正」「反」「合」が弁証法的に総合されていくのが歴史の理念なんじゃないかな

みたいなもんだろ
366ガタリがドゥルーズの背後から…:2010/11/29(月) 17:18:16 0
>>364
>↑多少なりとも譲歩したとしても、まったく意味不明なたわ言
そうかなあ?
「出来事」の折り重なりを跡付けで解釈してくのがヘーゲル的「歴史」じゃない?
たとえば今回の北朝鮮の行動にしても。
>というか、もう古すぎるだろ、そういう言葉遣い
そりゃ80年代初頭の、ドゥルーズを文化論的に消費する流れの中にいた人から見れば
古いかも知れんけど、おれみたいに最近ドゥルーズを読み出した人間からすれば
ぜんぜん古くないと思うよ?
使ってる文脈も全然違うと思うしね。
というか、「出来事」も「イメージ(イマージュ)」も「言表」も、
ドゥルーズやフーコーが概念として使ってた言葉を使ってるわけだから、
勝手に変えるわけにもいかんでしょ…
367考える名無しさん:2010/11/29(月) 18:32:36 P
器官なき身体のフィギュアってどこで買えますか?
368考える名無しさん:2010/11/29(月) 18:44:36 0
君の身体でつくりなさい
369考える名無しさん:2010/11/29(月) 22:25:07 0
現代進化学を否定しているのはどうかと思った。
ちょっとショックだった。
370考える名無しさん:2010/11/29(月) 22:44:14 P
大陸系の現代哲学者で現代進化生物学を正確に理解している人っているの?
371考える名無しさん:2010/11/29(月) 22:47:26 0
>>362
実体はあれやこれやのものではない。
我々に直接与えられた与件は、
実体を直近の原因とするその
表現になる。
372考える名無しさん:2010/11/29(月) 22:50:43 0
ネーゲルがIDにも一理あるとか言っちゃう時代だから仕方ないねw
373トーヘンボク:2010/11/29(月) 22:55:49 0
出来事としての差異というのは、一種の交通事故だよね。

予見できなっかった、理性ではコントロールできなかった、運命のような
何か。

恐竜が滅亡したのも、巨大隕石の落下という説が最有力だしね。
374考える名無しさん:2010/11/29(月) 22:55:55 P
デネットなんかは少数派なのか…
375考える名無しさん:2010/11/29(月) 23:25:12 0
進化論は機械論なんだよな
ドゥルーズは生気論者だから相性が悪い。
376考える名無しさん:2010/11/30(火) 00:41:27 P
進化機械でいいじゃん。
377考える名無しさん:2010/11/30(火) 08:53:40 0
>>369
お伺いしますが、それはどの著作で述べられていますか。
ベルグソンは「創造的進化」で進化論を前提としておりますが。
378ガタリがドゥルーズの背後から…:2010/12/01(水) 00:12:43 0
>>369
ドゥルーズはむしろ現代進化学に親和性強いと思うけど?
どこで否定してたの?

>>371
要するに、カントの用語で言うと「物自体」のことでしょ、「実体」ってのは。
人間の意識を超えたところに外在的な「物自体」=「実体」を置くのがドイツ観念論だけど、
ドゥルーズはそれに対して、ベルクソンを援用しながらそういった「実体」=「物自体」の実在を否定する。
そしてそうした「物自体」=「実体」そのものがイメージ(≒「認識自体」)に他ならず、
あらゆる「もの」がイメージ(=「記憶」)としてしか存在しないと言うのがドゥルーズじゃない?
ちなみにドイツ観念論が「実体」の概念を置かなきゃいけなかったのは近世以前の神学との関連が
あったからじゃないかな?中近世までは「神」を「実体」として置かなきゃいけない事情があったからね。
そういう意味ではベルクソン本人もまぁ、この伝統に連なるけどね。
379考える名無しさん:2010/12/01(水) 17:59:22 0
進化は現働性の理論でしょ?
ドゥルーズは潜在性の理論。
380考える名無しさん:2010/12/01(水) 19:39:01 0
ドゥルーズはシモンドンのパクリ
381考える名無しさん:2010/12/01(水) 20:16:31 0
なに意味不明なこと言ってんの
382考える名無しさん:2010/12/01(水) 23:38:36 0
>>378
「物自体」は「実体」ではない。
さらに実体は「イマージュ」ではなく
まさに自己差異化する「持続」自体のことである。
383考える名無しさん:2010/12/02(木) 01:58:46 0
それはよかった
384考える名無しさん:2010/12/02(木) 02:10:39 0
    ___
   /∴∵∴\
  /∴∵∴∵∴丶
  /      ∵丶
 丿      ∴|
 | ̄\  / ̄ ∵|   お〜い ヒマ人
 |マ● / ィ●フ  ⌒)
 (  ̄/ 丶 ̄ ) 9|
 | |     _ノ      
 | >―′   |
  \  ̄ ̄ ̄  /ヘ
  /丶 ⌒ ノ~ / \
 /丶  ̄ ̄  /
385考える名無しさん:2010/12/02(木) 02:13:45 0
>人間の意識を超えたところに外在的な「物自体」=「実体」を置くのがドイツ観念論だけど、

普通の哲学史では、いかにカントの「物自体」を排除するかの過程がドイツ観念論として記述される
386ガタリがドゥルーズの背後から…:2010/12/02(木) 14:46:24 0
>>379
ドゥルーズは現働性を否定してるわけじゃないから、進化論を批判してるわけじゃないと思うよ。
スタティックな進化観は批判するけどね。現代進化学はむしろダイナミックな進化観を
必要としてるんじゃない?ドーキンスとかJ.M.スミスとか。

>>382
結局ベルクソンの「持続」において何が持続されるのかって言ったら「記憶」なわけでしょ?
ベルクソンの言う「記憶」ってのは、「もの」のイメージ(イマージュ)のことで、
その意味ではベルクソンも「もの」=「イデア」の実在を前提してるわけだよね?
ドゥルーズはそれを読み替えて、むしろ世の中には「持続」=「記憶」しかないんだと
言ってるわけでしょ?
おれはそういう風に理解してるけど…?

>>385
いやだから、「物自体」をそういう風に定義した上で排除するわけでしょ?
ドゥルーズは「物自体」を排除するんじゃなくて、最初からその存在を考えないわけでしょ?
ドゥルーズは「物自体/認識自体」という分類法を拒否する…ベルクソンを援用しながら。
だからカントのことを「敵」と呼んだんじゃない?『口さがない批評家への手紙』の中で。
387考える名無しさん:2010/12/02(木) 15:15:30 0
ソーカルに叩かれた人だよね?
哲学界ではやっぱすごいの?
388考える名無しさん:2010/12/02(木) 19:03:29 0
>>386
シネマにおけるイマージュ論に依拠すると、それ以前のドゥルーズの
著作で言われたことが、無効になってしまうとは思わない。
389考える名無しさん:2010/12/02(木) 20:38:20 0
>>387
現代フランスポエム界では重鎮だよ
390考える名無しさん:2010/12/02(木) 23:07:32 0
持続=記憶じゃないよ。
391考える名無しさん:2010/12/03(金) 06:19:30 0
カントのドイツ観念論の中での位置づけも理解してない馬鹿がドゥルーズ語ってるw
392考える名無しさん:2010/12/03(金) 13:36:47 0
江川隆男の『死の哲学』がおもしろそうなんだが、
この人が書くものは読みにくいったらありゃしない。
393考える名無しさん:2010/12/03(金) 20:52:51 0
じゃあ読むなよ
394考える名無しさん:2010/12/03(金) 23:24:45 0
>>385
あー、物自体ってネガティヴに示されるものなのか。
柄谷の言語数貨幣のときの自己差異的な差異体系みたく
395ガタリがドゥルーズの背後から…:2010/12/04(土) 01:01:52 0
>>387
そもそも「哲学界」って言い方を、ドゥルーズなら嫌うだろうね。
「哲学」はあれやこれやについて考えることではないとドゥルーズは言ってるからね。
「哲学」とは「哲学」の外部と関わりながら概念を創造=生成していくこと、
ドゥルーズは「哲学」をそう定義してるから。
ソーカルだってその意味じゃドゥルーズの読み方のひとつにすぎないんじゃない?
それ以上でもそれ以下でもないと思うよ。
まあおれはソーカル読んだことないけど(笑)

>>388
基本的に、『シネマ』はそれまでのドゥルーズの「イマージュ」観の実践だと思うよ?
だからそれ以前と以降で何らかの違いがあるとは思えないけどなぁ…

>>390
うん、「持続」は「記憶」じゃないよ?
「記憶」の総体が「持続」でしょ?
映画のショットとカット(あるいはシーン)の関係だね。

>>391
それって誰が位置づけたものなの?
基本的にドゥルーズはカントとドイツ観念論(というかヘーゲル)に断絶性よりは
連続性を見てたと思うよ?
じゃなきゃカントを「敵」だなんて呼ぶ理由がわからない…。
396394:2010/12/04(土) 01:12:57 0
言語学に絡みつく柄谷とか、こおいうのが哲学なんだろうなーと思った。内省と遡行とか。
こんなの言語学の授業の前に読んでいったら嫌われそうだなあと。教育学部の英語科とかだったら
もう居られないっていう
397ガタリがドゥルーズの背後から…:2010/12/04(土) 02:02:11 0
>>396
宇野邦一さんなんかはドゥルーズの『シネマ』を
<言語(学)をモデルにしない「記号論」>って呼んでるね(河出文庫『フーコー』訳者後記)。
言語(それ自体がひとつの差異化を含んでる)を介在させることで「ダイレクトな差異」そのものが
差異化されてしまって、ひとつの抑圧として機能してしまうって考えるのがドゥルーズじゃないかな?
よく文芸批評とかで「説明的」とかいうのもそれだよね、言語の抑圧作用というか。
398考える名無しさん:2010/12/04(土) 02:32:02 0
そんな理解のせいでドゥルージアンがばかになってる
体験主義みたいな人が増えていると思う
399考える名無しさん:2010/12/04(土) 04:55:08 0
とりあえずこのバカコテをNGに入れればいいのは分かった
ろくに読んでないのにしったかで語りすぎ
400考える名無しさん:2010/12/04(土) 12:36:09 0
            ∩_
           〈〈〈 ヽ
          〈⊃  }
   ∩___∩  |   |
   | ノ      ヽ !   !
  /  ●   ● |  /
  |    ( _●_)  ミ/ <こいつ最高にアホ
 彡、   |∪|  /
/ __  ヽノ /
(___)   /

   ∩___∩
   | ノ      ヽ !
  /  ●   ● |   こいつも最高にアホ
  |    ( _●_)  ミ
 彡、   |∪|   / .\
/ __  ヽノ / \ ...\
(___)   /   .│ ..│
            │ │
            /  ヽ
            l..lUUU
            .U
401ガタリがドゥルーズの背後から…:2010/12/04(土) 13:34:14 0
>>398
「体験主義」も何も、ドゥルーズは「内在性」を強調してるんじゃ…?
内がなければ外もないというようなことを『批評と臨床』で言ってるよ?

>>399
要するに、誰が位置づけたかわからんけどとりあえず「権威的解釈」だから従っとけと?
ドイツ観念論でも、例えばフィヒテなんかはカントに誉めてほしくてわざわざ会いに行ってるくらいでしょ?
逆にカントには批判されたらしいけど…「誤解してる」って。
402考える名無しさん:2010/12/04(土) 13:54:34 0
>>401
お前の言い方だと言語は駄目みたいな短絡的主張と区別つかない
403考える名無しさん:2010/12/04(土) 19:54:04 0
このバカコテ属人的主張ばっかw
フィヒテはカントに会いに行ったw

だから何?

ヤコービの物自体についての言葉もしらんのかねえ

ドイツ観念論において、一般的な哲学史では、ヘーゲルを頂点として
カントは両義的な位置におかれる
カントの物自体という設定を、いかに乗り越えるかが
その下の世代の課題であったと、一般的な哲学史では記述される
そして、その下の連中にとって
>「物自体」をそういう風に定義した上で排除する
なんてことはありません

あんたはカントとその他の連中をすべてごっちゃにして
「敵」とみなすことで、その適当な哲学史観をでっちあげている

このバカが、それぞれの哲学の内容を見る事ができず
ドゥルーズは××に対して反対だったという属人的な観点からしか
物事を見られないのは

>基本的にドゥルーズはカントとドイツ観念論(というかヘーゲル)に断絶性よりは
>連続性を見てたと思うよ?
>じゃなきゃカントを「敵」だなんて呼ぶ理由がわからない…。

このアホな記述を見れば良く分かる

カントはドイツ観念論だから「敵」
じゃなきゃ敵のはずがない

なんという単純で党派的な思考法・・・
404考える名無しさん:2010/12/05(日) 21:03:30 0
>>403
産業で書けね?
405考える名無しさん:2010/12/06(月) 18:19:08 0
このバカコテ
このバカ
このアホ
406考える名無しさん:2010/12/06(月) 20:06:37 0
バカとかアホとか多用してると、それだけで頭悪く見えるな
407考える名無しさん:2010/12/06(月) 22:38:11 0
批判が度を越えて非難になれば
党派思考のオイニがぷーん
408考える名無しさん:2010/12/07(火) 00:36:31 O
ちゃんねーのおいにーギロッポンでクンクンー
409考える名無しさん:2010/12/07(火) 10:02:00 0
ドイツ観念論史上では、ヘーゲルに至って物自体は無視されるが、
もしドゥルーズの哲学が、カント主義に厳密に対応するとすれば、
物自体は「問いの存在」、非存在たる「問題」に相応する。
410考える名無しさん:2010/12/07(火) 19:10:54 0
ドイツ観念論史上では、ヘーゲルに至って物自体は肯定される
411考える名無しさん:2010/12/08(水) 05:35:22 0
「われわれは『一般的なものについてしか科学は存在しない』ということと、『反復するものについてしか科学は存在しない』ということを、同じものとみなす」誤りを犯している
と書いてあるが、科学はそのように成り立っていますよ?
412考える名無しさん:2010/12/08(水) 12:41:37 0
それ一般性と反復は同じものではない
って事を言いたいだけなんじゃないの
413考える名無しさん:2010/12/08(水) 23:20:36 0
>>411
そりゃだれが言ったんだ。
414考える名無しさん:2010/12/09(木) 00:21:55 0
>>411

>一般的なものについてしか科学は存在しない。

それって定住的な配分のもとに、表象=代理現前から
借りてきた一般性だろうに。
415考える名無しさん:2010/12/09(木) 10:09:49 0
自分でも何言ってるか分かってなさそうw
416考える名無しさん:2010/12/09(木) 19:50:27 0
ベルクソンがすべて上だね。
417考える名無しさん:2010/12/09(木) 23:21:13 0
ベルグソンのスレないね。
418考える名無しさん:2010/12/10(金) 00:45:42 0
フランス近代哲学からベルグソンを取ってしまうと
何も残らないぐらいに、フランス哲学専攻の人の
共通の収斂点はベルグソンになる。

ベルグソンが意識していなかったのは、
「実存主義」と「構造主義」的問題についてであり、
ドゥルーズにおいてはハイデガー・ヤコブソン等の影響下にあって、
以上のファクターを体系的に取り込みベルグソンの
修正を行っている
419考える名無しさん:2010/12/10(金) 00:46:32 0
文学板にあるよ。

ベルクソン
http://kamome.2ch.net/test/read.cgi/book/1290946257/l50
420考える名無しさん:2010/12/11(土) 10:24:39 0
『ドゥルーズ 千の文学』     

宇野 邦一・堀 千晶・芳川 泰久 編

ドゥルーズはカフカをはじめプルースト、アルトー、メルヴィル、D・H・ロレンス、
ベケット、ボルヘス、マゾッホ、H・ジェイムズ、ミラー、ウルフ、フィッツジェラルド、
ミショーなどの文学者の作品に言及し、自らの哲学の糧にしてきた。
本書は44人の作家をとりあげ、ドゥルーズの思索に潜む文学との深い関わりの秘密に迫る。

著者25人・44論文 総ページ数,約520ページの超大作。 A5判 予価4800円。

詳しくは、もうしばらくしてからUPします。
タイトル・発刊月は変わらないので、書店で予約OKです。
よろしくお願いいたします。 (。-人-。)
421考える名無しさん:2010/12/11(土) 18:36:38 0
みんなもポストモダンと戦おう!
http://kamome.2ch.net/test/read.cgi/math/1288001068/l50
422トーヘンボク:2010/12/11(土) 18:40:26 0
・・あまりに高いぜ。古本になってから買うよ。
423考える名無しさん:2010/12/11(土) 20:47:22 0
こいつは世界には反復、出来事しかなくそこから切りはなして抽出できるような反復されるものはないといっているわけでしょう
こんなのは楽観的運命論であって数百頁をかけて語ることではない。社会を分析してみせたフーコーなどのほうがよっぽど有意義です
424トーヘンボク:2010/12/11(土) 23:51:12 0
有意義など、トイレに捨てて流したいですね。
425考える名無しさん:2010/12/13(月) 16:39:51 0
ドゥルーズとフーコーは友人でドゥルーズには
「フーコー」という著作があるよ。
426考える名無しさん:2010/12/13(月) 17:45:39 0
フーコー論はトポロジー数学の概念が出てきて難しかった
427考える名無しさん:2010/12/14(火) 23:22:01 0
実際には70年代後半から、かなり意見の食い違いが目立ってきて、
最後まで会うことはなかった。
428トーヘンボク:2010/12/15(水) 06:45:21 0
・・ていうか、楽観論がどうして駄目か、しっかり論証してもらいたいですねぇ。
ライプニッツだって、スピノザだって、楽観主義と呼ばれていますが、彼らも
駄目?
429考える名無しさん:2010/12/16(木) 00:37:38 0
>>427
フーコーの葬式で弔辞をドゥルーズが読んでるよ。
430ガタリがドゥルーズの背後から…:2010/12/17(金) 16:20:56 0
しばらく見てない間にずいぶん伸びて…ない(苦笑)

>>402
言語ってか、言語学をモデルにした思考法を、ドゥルーズは結構攻撃してるよ。
その最たるものがウィトゲンシュタインに対する「哲学の暗殺者」発言でしょ。

>>403
「連続性=党派性」ではないよ?
カントとヘーゲルの間には確かに見せかけ(シミュラクル)上の対立があるけど、
彼らの間には「認識自体/物自体」という共通の問題意識があって、
彼らの対立はあくまでもその問題意識上での対立なんだ。
ドゥルーズはむしろその問題提起(概念)そのものに対して問いを立ててるんだ。

>>418
まさに上のような問題提起に対する答えとして、ドゥルーズはベルクソンを
読んだんだろうね(特に「記憶と物質」あたりを)。

>>423
そういう見方は結局「差異と反復」での議論をすっ飛ばしてしまってるんじゃない?

>>427
今まさに『フーコー』を精読してるけど、食い違いといっても方法論的なものじゃない?
しかも晩年のフーコーはむしろドゥルーズに近づいてったと思うよ。
『自己への配慮』とか。
431考える名無しさん:2010/12/17(金) 17:43:23 0
>>430
ヘーゲルにおいて物自体は体系にとって重要な意味を持っていない。

 「近代の哲学の歴史において、上に述べたような、普通の意識と哲学的意識との区別を
最初に復活させたという功績を持つのは、カントである。カントはしかし、現象を単に
主観的意味に解し、現象の外に抽象的な本質を、認識できない物自体として
固定したから、中途半端であった。」ヘーゲル小論理学131節(岩波文庫)
432考える名無しさん:2010/12/17(金) 18:48:30 0
>>430
>402 お前の言い方だと言語は駄目みたいな短絡的主張と区別つかない

このことの意味がよくわかってない。哲学を選ぶということは「厳密な学」として
言葉で何かを言い表すことを、信じていなければならない。言葉で言い表す必要のない
観念や本質は当然存在する(たとえば愛:プルーストとシーニュ)。哲学なんて知らなくても
生きていけるものだ。だがひとたび学を選ぶとしたら、「構造言語学」がどうあろうと、
厳密な思考とその表現としての言葉が、安易なものにならないようにすべきだ、と言いたい。
433考える名無しさん:2010/12/18(土) 12:30:18 0
このひと科学の言葉で粉飾する癖がなかったらまだマシなんだけどねえ
434考える名無しさん:2010/12/18(土) 13:29:28 0
>>430
『監獄の誕生』はすごく評価してるけど翌年の『知への意志』で「あれ?」って感じになって
有名な77年のフーコーへの手紙「欲望と快楽」を送ることになる。
ドゥルーズが感じた疑念については國分功一郎が自身のブログや雑誌『表象』の鼎談などで
触れていて大いに参考になる。
このドゥルーズのフーコー理解に対しては萱野稔人からの批判もあるね。
最晩年のフーコーは再びドゥルーズに近づいていったのも確か。
スピノザを再読してたし、身体の統治法へのこだわりなんかもドゥルーズっぽい。
ただフーコーが最後まで真理という概念に執着したのはよくわからない。
これはやはり相容れない部分だと思う。
435考える名無しさん:2010/12/18(土) 21:27:13 0
>>433
「厳密な学」というのはフッサールなんだが、
アバウトなことをいくらお喋りしても、哲学にはなんないよ。
436考える名無しさん:2010/12/20(月) 08:56:46 0
器官なき身体って、おおざっぱに言うとフロイトのエスのことですよね?ね?
437考える名無しさん:2010/12/20(月) 09:12:12 0
「〜理解」って言葉好きだよね おフランス現代思想界隈の人たちw
438考える名無しさん:2010/12/20(月) 11:44:11 0
439考える名無しさん:2010/12/20(月) 13:11:04 0
集合的無意識(のようなもの)じゃないの?
440考える名無しさん:2010/12/20(月) 23:08:21 0
>>436
器官なき身体=エスのならないみたいだよ。
441考える名無しさん:2010/12/20(月) 23:09:43 0
>>440
「にならない」のミスタッチです。
442考える名無しさん:2010/12/21(火) 14:01:45 0
資本だしな。
443考える名無しさん:2010/12/21(火) 22:07:51 0
>>437
ホントはレクチュール(読解)とか言わなければ
ならない、とか「理解」の概念が「解釈学」の主題である、
とかいうけど、普通の言葉で通るんじゃないか。
444考える名無しさん:2010/12/22(水) 06:32:49 0
國分功一郎のブログでドゥルーズ入門的な内容の記事を教えてください
445考える名無しさん:2010/12/22(水) 09:31:36 0
>>427
死の床でフーコーはドゥルーズに会いたがったらしい。

フーコーやドゥルーズの評伝はあるけど、デリダのはないの?
446考える名無しさん:2010/12/22(水) 09:36:08 0
最近出たとか出るとか聞いたけど。
447考える名無しさん:2010/12/23(木) 04:51:07 O
>>436
生きるための欲望にちかいな
器官=知覚
器官ある身体は、「おいしい物を食べたい」とか思える。
なぜ食べたいか?生きるために。

欲望とは神の表現(様態)であり、ただただ内在的(他人の承認を必要としない)であり、無限である。
承認を必要としないから無意識かな?
自我(エゴ)は他者を必要とする。
448考える名無しさん:2010/12/23(木) 05:24:11 0
>>446
日本のアマゾンでは出てこないけど、出てるね
http://www.amazon.fr/dp/2081214075/
449考える名無しさん:2010/12/23(木) 07:28:53 0
理解が定まらないような文章を書いてる時点で糞
450考える名無しさん:2010/12/23(木) 18:34:12 0
現代科学には電波理論って言われてもおかしくないよ
実際科学的にみたらいろいろおかしい
451考える名無しさん:2010/12/24(金) 21:00:04 0
>>447
意味不明だな。
452考える名無しさん:2010/12/25(土) 15:57:13 O
科学思考の人がなぜドゥルーズのスレにいるのか?
453考える名無しさん:2010/12/25(土) 23:27:12 0
「革命的」な欲望も神の表現なわけだな。
454考える名無しさん:2010/12/27(月) 22:30:35 0
正直言って1972年の「スピノザ実践の哲学」までで
ドゥルーズの思考は一旦は完結していると思う。
必然的に「資本主義と分裂症」をどうしても帰結
しなければならい理由が奈辺にあるがが本当にわからない。

「資本主義と分裂症」には考えても、あまり
救いがないように思われる。

お分かりの方にお教え頂きたい。
お願いします。
455考える名無しさん:2010/12/27(月) 23:51:44 0
ガタリ嫌いはよくそう言う
哲学科の学生ならそのまま突っ走ってもいいんじゃないですかね
456考える名無しさん:2010/12/28(火) 09:50:53 0
だからあれは哲学じゃなくてポエムだって
457考える名無しさん:2010/12/28(火) 10:11:39 0
分裂症者や病気の人間が大好きだからって自分の都合のいいように理論に組み込んだ馬鹿がドゥルーズ
しかし哲学に関しては天才的なのは疑えないので、浅田彰や柄谷行人なども哲学者としては天才だという
浅田彰は最大肯定の最大否定としてドゥルーズを哲学者だと認めているそうです
ドゥルーズとゴダールだと確実にゴダールを取るとも言っています
アルトーは病気それ自身を生きたけどドゥルーズはそれを生きていない、そこがいけない
458考える名無しさん:2010/12/28(火) 11:29:21 0
>>457
>アルトーは病気それ自身を生きたけどドゥルーズはそれを生きていない、そこがいけない

樫村晴香の受け売りは秋田
459考える名無しさん:2010/12/28(火) 11:54:41 0
現実から逃げるドゥルーズ信者
460考える名無しさん:2010/12/28(火) 23:15:36 0
ディレッタントの浅田から子どもっぽいと言われるのがドゥルーズ
461佃煮マニア:2010/12/28(火) 23:44:48 0
東浩紀の思想地図βにドゥルーズの事が書いてあるとか
ニコ生で「リゾーム?ちょwwwwwwwww」みたいな言及してました。
浅田のドゥルーズ論と比較しても面白いかも。
462考える名無しさん:2010/12/30(木) 11:17:42 0
強度ってなんです?
463考える名無しさん:2010/12/30(木) 11:28:36 0
>>462
ガッ
464考える名無しさん:2010/12/30(木) 23:10:58 0
>>462
説明が長くなるので「差異と反復」を読んでください。
465考える名無しさん:2010/12/31(金) 04:46:02 0
少しでいいんでおしえてください
466考える名無しさん:2010/12/31(金) 07:01:41 0
強度(笑)
467考える名無しさん:2010/12/31(金) 08:22:02 0
強さの度合いのことでしょ。
468考える名無しさん:2010/12/31(金) 08:38:28 0
非常に大雑把には、知覚されるものを形作る、その背後にあるエネルギーとか力とか考えておいて
それほど間違いではないはず
469考える名無しさん:2010/12/31(金) 09:02:27 0
80年代末期、強度言えばおしゃれみたいな空気あったよね
俺も使ったりしちゃったしw
470考える名無しさん:2010/12/31(金) 09:27:47 0
ここはバブル時代を生きた人たちが多いの?
471考える名無しさん:2010/12/31(金) 10:19:53 0
ドゥルーズ自身の資質はライプニッツやボルヘス、ジョイス、マラルメ
なんかに近いと思う。
しかし当人はスピノザやカフカ、ベケット、ニーチェ、アルトーといった
隠者や狂人にあこがれ続けた。
472考える名無しさん:2010/12/31(金) 10:23:41 0
その理由は?
473考える名無しさん:2010/12/31(金) 13:14:30 0
梶村が言ってた。
ニーチェは狂人だけど、ドゥルーズは狂人を理論化しただけだと。
デリダが文句言ってた。
ドゥルーズと自分は似ていると言われるけど、本当の差異はその書き方にあるんだと。
でもドゥルーズはそんなことには自覚的。
分裂的な思考について思考するのと、実際に分裂的に思考するのとは違うと。
そしてガタリと出会った。
474考える名無しさん:2010/12/31(金) 13:24:53 0
それでお遊びの本を書いたと
475考える名無しさん:2010/12/31(金) 13:38:39 0
科学の人間は遊ぶことができないからな。
羨ましくて仕方ないんだろう。
476考える名無しさん:2011/01/01(土) 10:19:53 0
まあ生涯「僕はね、ライプニッツ研究者なんですよ」って言ってた人だからな
477考える名無しさん:2011/01/01(土) 10:37:01 0
>>468
内包量の量的差異のこととありましたが意味がわかりません

>強度は、否定を介することなく(どんな小さなそれであれ)差異を肯定の対象とするが、質と外延量のもとで現れる対象ではないから、
>日常的な経験においては感覚され得ず、感性の超越的な行使においてのみ感覚させる<感覚されるべきもの>である。


普通に感覚されない差異ってなんの意味があるんですか?
お湯の温度が熱い熱くないというのとは違うんですよね?
478考える名無しさん:2011/01/01(土) 10:47:57 0
カントの強度量はお湯の温度でいいはず
479考える名無しさん:2011/01/01(土) 12:30:18 0
強度(笑) 速度(笑) 平滑空間(笑)
480考える名無しさん:2011/01/01(土) 20:51:41 0
人類がこれまで、知らなかったことを知る
ということが可能であるというなら、
推論することも判断することもできないものを、
感覚することができる、または感覚されること
しかできないものが存在するはずであると、言う。

お湯であるとも、熱いか熱くないかとも
判断できないようなものであって、「感覚されるしかないもの」
が存在し、それが強度であると言う。
481考える名無しさん:2011/01/02(日) 10:29:08 0
國分がツイッターはじめてる。
482佃煮マニア:2011/01/03(月) 00:41:16 0
國分功一郎と宇野常寛の対談見に行く人はいますか?

  「悪い哲学 ――これから悪について話をしよう――」
  宇野常寛+萱野稔人+國分功一郎(司会)
  2011年1月8日(土)
  14時30分開場、15時開演、17時終了予定
  高崎経済大学7号館731教室

高崎って群馬県ですか。家から近い事は近いなあ。

483考える名無しさん:2011/01/03(月) 13:39:16 0
>>480
プルーストの小説にでてくるような、ふときがつくとハッとする感じですか?
484考える名無しさん:2011/01/03(月) 14:10:34 0
強度って「気づき」なのかよw
485考える名無しさん:2011/01/03(月) 17:24:06 0
例えば「長さ」の度合いは、目に見える同質的な「長さ」を足したり引いたりすることで、「長さ」の差異を考えることが出来る。
そういう「外延量」に対し、「内包量」=強度としての「お湯の温度」みたいなのは、或る温度はその温度として分割不可能な量だってこと。
もちろん、温度計で計った場合は、液柱の「長さ」などの外延量として表示されるわけだが、温度そのものじゃないからね。

ただしドゥルーズのいう「強度」は、単なるそうした感覚的な量ではなくて、「感覚され得るもの」。
お湯の熱さなんて、寒い冬に肌に触れるとよけいに熱く感じたりとか、風呂用の湯か茶を淹れる用かという心理的な基準とかで変わるでしょ。
そうした「感覚」や「経験」の条件である「感覚され得るもの」、先験的な「差異それ自体」が強度。つまりは超越論的経験論。
486考える名無しさん:2011/01/03(月) 17:35:59 0
ついでに言うと、差異ソノモノは経験され得ないからこそ、「反復」されるわけだ。
487考える名無しさん:2011/01/03(月) 17:51:34 0
それは、シニフィエの内容に還元されないものですか、アルトーの病などは強度として考えるんですよね
内包量=「痛み」みたいなものは、感覚され得るものですよね?

全員が差異を経験しているから、抽象的な概念も生まれるんですか?そしてそれを、真理があると勘違いしたプラトンたちが探求することが始まったのですか?
488考える名無しさん:2011/01/03(月) 18:44:14 0
>>485
いいけど「感覚されることしか可能でないもの」と
「感覚されうるもの」とは別だよ。
489考える名無しさん:2011/01/03(月) 20:02:01 0
>>488
kwsk
490考える名無しさん:2011/01/03(月) 20:04:07 0
要するにintentionaliteにかけた言葉遊び
491考える名無しさん:2011/01/03(月) 21:06:20 0
>>488
感覚されることしかできないものとは
感性の超越論的行使によって、知覚の予科では
なく、感性の本来的な限界を取りもどす。
(差異と反復p355)
492ガタリがドゥルーズの背後から…:2011/01/04(火) 14:51:23 0
あーあ…飽きてきた(笑)
>>431
>普通の意識と哲学的意識との区別
「哲学的意識」、これは「内省」とか「反省」とか呼ばれるものだよね?
カントにおいてそれを成り立たせてるのは「認識自体/物自体」の区別じゃないの?
ヘーゲルはあくまでもそのフィールド上で「物自体」を拒否してるだけでしょ?
イメージをそれ自体として捉えずに何かの代理表象として捉え、その意味を探ること、
それこそが「内省」であって、ドゥルーズはそれを批判したんだよ。
だから『アンチ・オイディプス』でガタリとの精神分析批判につながってくんだし。

>>432
>厳密な思考とその表現としての言葉が、安易なものにならないようにすべきだ
それは同感だけど、ただ、言語はあくまでイメージの一種でしかないってことね。
言語中心主義=「言語のオイディプス化」はドゥルーズの批判するものだよ。
これはデリダのロゴス中心主義批判ともつながるけど。

>>434
國分さんのブログは俺も読んでるよ。
フーコーとドゥルーズにはたしかにサドとマゾッホ、
オルガスム(絶頂=快楽)とプラトーの違いはある。
けど、目指すところは同じだし、だからこそ共闘関係にあったんじゃない?
もっとも、戦略的実現性という意味ではドゥルーズのほうに軍配が上がると
俺は思うんだけど。
493ガタリがドゥルーズの背後から…:2011/01/04(火) 15:18:32 0
>>492訂正
>これはデリダのロゴス中心主義批判ともつながるけど
失礼、「音声中心主義批判」だね(汗)
494考える名無しさん:2011/01/04(火) 16:22:36 0
ポスト構造主義の内哲学として残るのはドゥルーズだけだと思ってる。
495考える名無しさん:2011/01/04(火) 16:42:06 0
人間の苦痛も考えずただポジティブなだけの哲学
496考える名無しさん:2011/01/04(火) 17:01:32 0
デリダは文学理論では長く残りそう
497考える名無しさん:2011/01/04(火) 17:19:21 0
>>492
入門書的な人だから、ほっとく。
498考える名無しさん:2011/01/04(火) 17:25:20 0
>>492
ひょっとして入門書も読んでないな。
499考える名無しさん:2011/01/04(火) 20:37:55 0
フーコーだって残るでしょう。
500考える名無しさん:2011/01/04(火) 20:56:10 0
このバカのドイツ観念論理解の酷さには毎回呆れる

いまだに「ドゥルーズはヘーゲルを批判した。だからヘーゲルのへの字もしらなくてOK」みたいなバカっているんだね
501考える名無しさん:2011/01/04(火) 21:50:45 0
ドゥルーズは言葉の遊び、ポエムです
502考える名無しさん:2011/01/04(火) 23:12:33 0
潜在態=差異の蠢くイデアです?
503考える名無しさん:2011/01/04(火) 23:28:29 0
>>497-498
おじちゃんたちは入門してだいぶ経ってるんでしょう
どうして働かないの?
504考える名無しさん:2011/01/05(水) 00:59:21 0
ドゥルーズが
ナボコフやクロード・シモンに言及してないのはちょっと不思議
505考える名無しさん:2011/01/05(水) 01:27:02 0
俺からするとドゥルーズは世界は肯定できる差異は肯定できるだから生きれるって言ってるだけだからつまらない
死ぬ人は絶望して死ぬんだしドゥルーズの書いたものは何の役にも立たない
思想家として残るのはフーコーやバルトだね
506考える名無しさん:2011/01/05(水) 02:53:25 0
ちょっと何を言ってるのか分からない
507考える名無しさん:2011/01/05(水) 10:26:26 0
http://site-zero.net/_review/puf2005_1/
つまり生の哲学か、死の精神分析かって二者択一の問題?
508考える名無しさん:2011/01/05(水) 20:05:49 0
差異を否定的に捉えるのではなく肯定的に捉えましょうって言ってるだけ
ポジティブかネガティブの差でしかない(笑)
509考える名無しさん:2011/01/05(水) 20:08:19 0
さいですか〜
510考える名無しさん:2011/01/06(木) 00:31:37 0
>ドゥルーズの書いたものは何の役にも立たない

これは明白な間違い。ドゥルーズの書いたものはドゥルーズの思想を
理解するのに役立つ。それ以外には何の役にも立たない。
511考える名無しさん:2011/01/06(木) 00:47:35 0
千葉くんはドゥルーズ研究者だけどドゥルーズに批判的だよね?
512考える名無しさん:2011/01/06(木) 04:42:41 0
現代のポジティブシンキングという愚劣とどう向き合う
513考える名無しさん:2011/01/08(土) 00:18:21 0
>>512
動物化するポストモダン?
514考える名無しさん:2011/01/11(火) 12:47:41 0
ドゥルーズは神を信じていますか?
理念は信じているのだから神も信じている?
515考える名無しさん:2011/01/11(火) 17:47:24 0
>>514
oui
516ZEEK:2011/01/12(水) 21:37:30 0
「差異と反復」では「魂」という言葉を使っているし、
スピノザ論では「第三種の認識」における至福を論じている。
講義でスピノザにかんして実際に「神」について論じたことがある。

ところがスピノザ的実体(AO)である「器官なき身体」は
「神」ではない。

正確なところを言うのは難しい。
517考える名無しさん:2011/01/12(水) 21:38:53 0
この世界を信じる。
518ZEEK:2011/01/12(水) 21:46:50 0
楽天的な意味において「実体」を神として肯定できるのは、
スピノザ論においてである。

シネマ2で「ニーチェが今もかくも我々が敬虔である」のは
生存の可能性についての信仰・信頼であると述べている。
519ZEEK:2011/01/12(水) 22:39:44 0
この世界に内在する我々にとっての生の可能性についての信仰
520汎神論者:2011/01/13(木) 04:51:59 P
ドゥルーズの云う器官なき身体と欲望する諸機械は
スピノザの云う思惟と延長みたいなものだと
考えている?

属性は無限にあっていいし、
矛盾は揚棄されないというのが前提だが?

実体は暗黒物質みたいに宇宙の最初と最後ではひとつ?
今現在はモナド状にある?
521汎神論者:2011/01/13(木) 04:57:01 P
先の書き込みの「?」は文字化けでした
すみません
522考える名無しさん:2011/01/13(木) 10:18:24 0
フーコー
523ZEEK:2011/01/13(木) 23:10:58 0
>>520
>ドゥルーズの云う器官なき身体と欲望する諸機械は
>スピノザの云う思惟と延長みたいなものだと
>考えている?

全然違う。
524ZEEK:2011/01/13(木) 23:13:11 0
>属性は無限にあっていいし、
>矛盾は揚棄されないというのが前提だが?

ドゥルーズに矛盾はない。
525考える名無しさん:2011/01/13(木) 23:14:51 0
526汎神論者:2011/01/13(木) 23:25:52 P
>>524

>ドゥルーズに矛盾はない。

セリーというのはアンチノミー(=矛盾)が揚棄されないから
セリー足りえるのではないですか?

物質と記憶がイマージュとして揚棄されるというなら一応納得しますが、
そのドゥルーズ理解、というより独我論的断定は一面的だと思います。
527考える名無しさん:2011/01/13(木) 23:36:24 0
「矛盾?排中律?それが何?」つーイメージが
528考える名無しさん:2011/01/14(金) 10:49:29 0
>>526
セリーの構成要素は矛盾ではなく共不可能性。

共不可能性の知見は矛盾の知見に還元可能ではない。
むしろ、矛盾が共不可能性から何らかの仕方で派生する。
アダム−罪人とアダム−無罪人の間の矛盾は、アダムが罪を犯す世界と
アダムが罪を犯さない世界の共不可能性から派生する…
(文庫上巻201頁)

明らかにヘーゲルにおいては、矛盾は極めて些細な問題でしかない。
(差異と反復)
529考える名無しさん:2011/01/14(金) 14:20:57 0
数学において「命題や定理などからすぐに導かれる命題を系(セリー)」
という。

「意味の論理学」がドゥルーズのたてた問題についての公理について
系(セリー)と言われる。ヘーゲルの弁証法同様にセリーの方法は
叙述の方法になる。

セリー間にあるのは、差異と特異性でいいと思う。



530考える名無しさん:2011/01/14(金) 14:31:01 0

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%B3%BB_(%E8%87%AA%E7%84%B6%E7%A7%91%E5%AD%A6)
531考える名無しさん:2011/01/14(金) 14:56:14 0
共立不可能なセリー間の問題の解は発散してしまう。
532考える名無しさん:2011/01/14(金) 16:32:01 0
「意味の論理学」って絶対「エチカ」を意識してると思うのよね
533考える名無しさん:2011/01/14(金) 18:45:36 0
國分のスピノザ本はなんであんな高いの?
2次文献に6千円も出す気しないなぁ。
534考える名無しさん:2011/01/14(金) 20:55:49 0
>>533
江川隆男の『存在と差異』もそれぐらいの値段。
ていうか研究書の類って大体そんな値段でしょ。
535考える名無しさん:2011/01/14(金) 21:15:53 0
いや、だいたいこんなもんというのは分かるよ。
最近出た檜垣のドゥルーズ本だってこれくらいだったし。
でも、誰が二次本にそんな金出すの?
俺が出すんだけどさ・・・
536考える名無しさん:2011/01/14(金) 21:25:11 0
>>525
GJ
インフォシークがサービス終了してなくなったかとおもった
簡単なドゥルーズ入門みたいなの書いてください
537考える名無しさん:2011/01/15(土) 13:14:50 0
所詮、ドゥルーズ派は輪廻転生を信じている異端にすぎない
538考える名無しさん:2011/01/15(土) 19:31:07 0
ステファン・ナドーは、ドゥルーズ
のある側面を「仏教的」と呼んでいる。
539考える名無しさん:2011/01/16(日) 00:16:01 0
本当に鬱病の人や自殺したい人を救えないんだから哲学書も芸術もひとしく価値のないものだ
生きることができる人が少し人生の糧にする程度のことだよ
パウル・ツェランは詩を書いて過去と闘ったけど最後は自殺した、ツェランはもちろん好きだけど人生は辛いよ
540考える名無しさん:2011/01/16(日) 00:16:42 0
さっさと宗教へいけ、バカ
541考える名無しさん:2011/01/16(日) 01:07:39 0
宗教でも救われない人間の話をしてんだよ
542考える名無しさん:2011/01/16(日) 13:41:05 0
檜垣立哉の「西田哲学の生命哲学」で西田とドゥルーズの
比較を行っているが、共時的な「東洋」と「西洋」の交差というものを
論じる余地があると思う。
543考える名無しさん:2011/01/17(月) 20:36:19 0
>>539
単に抗鬱剤が必要なだけだ
544考える名無しさん:2011/01/18(火) 01:09:16 0
普通一言で「哲学」と言えば西洋哲学のことを指す
しかし近代西洋哲学の大家には自殺者もけっこういる
それに比べて東洋哲学の大家には自殺者がいたと聞いたことがない
西洋においても、近代以前は哲学の大家に自殺者がいたと聞いたことがない
宗教と分化してある種の普遍性を得た西洋哲学だが
宗教との分化は同時にまた哲学の根っことの別れでもあったのではないだろうか
根っこを押さえた哲学なら、そこから自殺という結論は導き出されないはずだ
545考える名無しさん:2011/01/18(火) 06:32:20 0
俺はむしろ、常識を信じきって生きてる奴が自殺の衝動に駆られるくらいに全てをひっくり返すのが哲学だと思う。
それはともかく、宗教でも、即身仏ってのがあるしな。クンダリニーが急上昇して死んじゃったりとか。
鬱や死の危険に接近するくらいでなきゃ大した哲学じゃないという見方もできる。
いずれにせよ、哲学自体は所詮は概念的な把握に過ぎないし、それが人によっては自殺に作用したりその逆だったりすることもあるってだけだろ。
宗教にこだわりがあるなら、こんなスレうろついてないで、グルジェフなりラジニーシなりを読んだらどうか。
546考える名無しさん:2011/01/18(火) 11:25:45 0
カフカと襞の文庫化はまだかいな?
襞はすぐできるだろうに>河出
547考える名無しさん:2011/01/18(火) 13:46:09 0
哲学をする人であっても、なくても自殺する人はするだろ。
哲学のせいでドゥルーズが自殺したのではないのではないか。
彼は長患いの病苦のため自殺したのではないか。
それに享年70歳じゃそんなに若死にでもないだろうな。
70までサバイバルできればそれで十分だろうに。
548考える名無しさん:2011/01/19(水) 14:15:00 0
西洋近代の哲学者で自殺した人の
例を何人いるか、名前を教えてください。
549考える名無しさん:2011/01/19(水) 14:35:45 0
昨日千葉がドゥルーズの自殺をドゥルーズ研究者は真剣に考えたことはあるのかと批判的に言ってたよ
まさにその通り、千葉はスピノチストドゥルージアンの生き生きとした共同体が共感もするけど我慢ならんらしい
おれに言わせればもっと過激にそんな共同体はクソだ
550考える名無しさん:2011/01/19(水) 14:37:41 0
千葉さんのナルシシズムも我慢ならん
551考える名無しさん:2011/01/19(水) 17:11:07 0
同感だな
552考える名無しさん:2011/01/19(水) 17:13:14 0
千葉のナルシシズムは、ドゥルーズが批判したヌーヴォーフィロゾフに近い
553考える名無しさん:2011/01/19(水) 17:37:55 0
生き生きとした共同体って、ベルグソン
であって、ニーチェじゃないな。(憶測)
554考える名無しさん:2011/01/19(水) 22:37:17 0
今回の芥川賞の受賞者の取り上げられ方が、「美女と野獣」とか何とか、
小説とは何の関係も無いところで騒がれている。
文学版の朝吹のスレなんか、酷いもんだ。ま、嫉妬の嵐なんだろうけど。
こういうの見る度に、小説と小説家の見た目振る舞い生き方とは別だろうと思うんだが。
たとえ西村が「私小説」を標榜したとしても、だ。

ところで、哲学者の見た目振る舞い生き方とそのテクストとの関係については、
このスレに限らず、小説家よりもはるかに結び付けて見られてる傾向が強いと思うけど、
やっぱり別じゃねえの?

言い方を変えれば、
ドゥルーズの自殺に限らず、ハイデガーやド・マンとナチスとか、ニーチェの梅毒とか、その他もろもろ、
なぜ「真剣に考え」る必要があるのか?
555考える名無しさん:2011/01/19(水) 22:39:28 0
思想に影響していると考えるから
556考える名無しさん:2011/01/19(水) 23:40:13 0
>>555
亡くなってしまった人の人生のことを
いつまで詮索するんだ。

>思想に影響していると考えるから

ドゥルーズの「DELEUZE:UNE VIE PHIROPHIQUE」
でも読んだら。「交差的評伝」もあるし。
557考える名無しさん:2011/01/20(木) 00:50:38 0
千葉雅也が人気あるのもルックスゆえだろう
558佃煮マニア:2011/01/20(木) 01:58:31 0
>>554
朝吹のスレを牽引しているマグナというコテは引きこもりのおっさんで、
色んな作家の盗作検証スレを乱立しているキモオタです。
文学板は哲学板より狂っているんですよ。
559考える名無しさん:2011/01/20(木) 06:59:47 0
中国で弾圧を受けているチベット仏教の僧侶が自殺したそうですね。
560考える名無しさん:2011/01/20(木) 17:56:21 0
>>555
>思想に影響していると考えるから

ゴシップネタによるレッテル貼りや色眼鏡のレベルのくせにw
561考える名無しさん:2011/01/20(木) 23:28:03 0
柄谷のニーチェ話を思い出すな@マルクス本
哲学者はキモオタヒキタニートなので、真理なるものを作ってその陰に身を隠すというやつ
562考える名無しさん:2011/01/21(金) 01:49:36 0
ドゥルーズがまさにそうですね、まったく役にたちませんよこんな本
563考える名無しさん:2011/01/21(金) 08:01:25 0
それなら帰れ。
564考える名無しさん:2011/01/21(金) 13:52:09 0
>>561
それはドゥルーズの経験論ではありえないよ。
坊や。
565考える名無しさん:2011/01/21(金) 14:27:37 0
「差異と反復」をお読みください。
566考える名無しさん:2011/01/21(金) 17:34:37 0
國分のツイッターでいたね、差異と反復を熟読中の高校一年生
567考える名無しさん:2011/01/21(金) 20:20:51 0
東大はいるんだろうな
568考える名無しさん:2011/01/21(金) 22:10:15 0
人間より書かれたものを信じるの?w
569考える名無しさん:2011/01/21(金) 23:19:02 0
人間だってひとつのエクリチュールだ。
570考える名無しさん:2011/01/22(土) 10:31:56 0
ラカンについての知識が全然ないんで、ドゥルーズ読むとき消化不良感がある。
おすすめのラカン入門本教えて。
571考える名無しさん:2011/01/22(土) 11:00:55 0
精神分析7つのキーワード:ジュアン・ダヴィド ナシオ
572考える名無しさん:2011/01/22(土) 18:32:24 0
>>564
もうちょい丁寧に論破してくれ
573考える名無しさん:2011/01/23(日) 12:17:07 0
>>572
おお、そのまさに「ニーチェ」について
「差異と反復」で論じられている。
574考える名無しさん:2011/01/23(日) 12:26:45 0
人間が持っている臆見「表象代理現前化」
は可能性としての一般的真理性を持っている。
が、必然的に、実在的経験によって、それらは破綻する。
発狂せる経験論というのはこの意味においてであるが、
だが、その億件の破綻である経験の中からのみ、差異のイデーを
得ることが出来る。
575考える名無しさん:2011/01/23(日) 12:27:38 0
>>574
ミスタイプ「臆見」
576考える名無しさん:2011/01/24(月) 16:01:46 0
>>573-574
〆ノレスィー僕
577考える名無しさん:2011/01/24(月) 17:38:01 0
>>576
殺すより殺されるを選ぶか?
578考える名無しさん:2011/01/26(水) 23:14:45 0
市橋君みて感心した。徹頭徹尾「殺される」を回避する。村上龍の小説顔負けの
自己手術までする
579考える名無しさん:2011/01/27(木) 16:55:27 0
VM002 (1 of 2) 上野修インタビュー「スピノザ哲学の魅力」
http://www.youtube.com/watch?v=L-IUj8Ja7L4
580佃煮マニア:2011/01/27(木) 19:08:42 0
「殺される」を回避するために殺したというのですか?
581考える名無しさん:2011/01/27(木) 20:15:49 0
死刑、もしくは社会的死刑としての無期を回避するということだろ?w
582考える名無しさん:2011/01/27(木) 20:35:12 0
完全?な潜伏生活って社会的には死んでるようなもんですよね?
583考える名無しさん:2011/01/27(木) 20:44:03 0
大阪に出て働いたんだよな。案外どうにかなるもんだな
584考える名無しさん:2011/01/28(金) 13:51:05 0
国分のスピノザ論、読んだ奴いる?
585考える名無しさん:2011/01/28(金) 23:42:07 0
エチカ関係ないと聞いて図書館で読むことにした
586考える名無しさん:2011/01/29(土) 00:03:48 0
新刊って、どれくらい経って図書館に入るの?
587考える名無しさん:2011/01/29(土) 00:16:30 0
リクエスツせよ
588考える名無しさん:2011/01/29(土) 19:48:11 0
>>585 エティカのはじめのいくつかの命題は、精読されているらしいじゃん
589ガタリがドゥルーズの背後から…:2011/02/02(水) 17:11:25 0
1ヶ月経ってこの伸びか…ま、荒らされるよりはいいけど。

>>497-498>>500
俺の話は、一応、木田さんの『反哲学史』なんかを
前提にしたものなんだけどね。
あとは熊野さんの『西洋哲学史』とか。
まあもともとヘーゲルは性に合わんから読まんけど。
逆に聞くけど、フーコー・ドゥルーズ的なものを経た上で、
あえてヘーゲルを取り上げる理由って何?
フーコー的な「権力―知」についてどう考えるわけ?
590考える名無しさん:2011/02/02(水) 20:31:37 0
そんなものを読んで哲学を理解した気になってる奴は
ビジネス書でも読んでた方がいいよw
591佃煮マニア:2011/02/02(水) 23:05:42 0
ドゥルーズのバタイユ批判について教えて下さい。
592考える名無しさん:2011/02/03(木) 09:19:33 0
ドゥルーズやってる俺カッコイイ

と思ってるんだろうなw
593考える名無しさん:2011/02/03(木) 14:27:53 0
哲学史家としてのドゥルーズは疑問だし、
実際木田や熊野なんかもベルクゾンの面白い解説者くらいの扱いだよね。
594考える名無しさん:2011/02/03(木) 14:28:51 0
日本の講壇哲学では、フランス系はずっと冷遇されてるからな
595考える名無しさん:2011/02/03(木) 14:43:54 0
ベルクソン業界のドゥルーズ
ヘーゲル業界の加藤尚武
596考える名無しさん:2011/02/03(木) 23:31:07 0
>>594
>日本の講壇哲学では、フランス系はずっと冷遇されてるからな

現代のフランス哲学のこと言ってるんだろうけど、
そうでもないよ。
メルロ=ポンティはもうかなり研究の蓄積があると思うし。
597考える名無しさん:2011/02/03(木) 23:52:04 0
現象学の枠内で捉えられるからだろ
598考える名無しさん:2011/02/04(金) 09:39:42 0
現象学ってかドゥルーズよりもポンティやレヴィナスやリクールの方が偉いんだよ。
これはフランス本国でも変わらない。
599考える名無しさん:2011/02/04(金) 11:07:32 0
それはまだ時間が経ってないから
あと10年もすればドゥルーズはアカデミズムにすっぽりと収まる
日本でもフランスでも現在進行中
600考える名無しさん:2011/02/04(金) 13:07:32 0
若手研究者たちの動向をみてると、
すでに現在の日本でも、檜垣や小泉あたりを中心に、
ドゥルーズのアカデミズム化は着々進行中。

翻訳の遅れているデリダはまだ捕捉されてない感じ。
601考える名無しさん:2011/02/04(金) 14:27:48 0
デリダはフランスのアカデミズムで受け入れられなかったから
602考える名無しさん:2011/02/04(金) 18:12:00 0
>レヴィナスやリクールの方が偉いんだよ。

それはないw レヴィナスはユダヤ思想家という扱い。リクールはキリスト教宗教家。
哲学と神学を峻別するフランスでどちらも主流ではあり得ない。ナンシーでさえ、
レヴィナスのトンデモ現象学解釈を読んで、最初、椅子から落ちるほどズッコケタ
みたいなこと言ってるだろ。その後に独自の思想家としての価値を認めるように
なったと認めているけどね。
603考える名無しさん:2011/02/04(金) 18:20:58 0
ベルクソン→ドゥルーズの系譜はフランス哲学アカデミアの枠内に最初から
すっぽり収まっている。てか、ドイツ哲学に対するフランスの劣等感の表出でしょ。
近代以降でドイツ哲学の輸入を除くと、ベルクソンぐらいしかフランス独自の
哲学者がいないから。どっちみちドゥルーズがもてはやされるのはフランス国内と
フランスかぶれの間でしかない。
604考える名無しさん:2011/02/04(金) 20:14:46 0
>哲学と神学を峻別するフランスで

いつの時代のフランスの話をしてるんだ?

たしかにレヴィナスの位置は微妙なんだけど
他はすっかり(カトリック)神学回帰だよ
君が書いてるナンシーも含めてね

少なくともカトリック的なものと哲学を
厳密に区別するという一時期あった風潮はなくなって
昔に戻った
605考える名無しさん:2011/02/04(金) 21:48:38 0
まさにソルボンヌ
606考える名無しさん:2011/02/05(土) 10:47:30 0
ポエム板でやってください
607考える名無しさん:2011/02/05(土) 10:52:37 0
>>606
最近増えた、こういう輩は問題だろうと思う
分析哲学をけっして軽視するわけではないが、
明らかに駄目な分析哲学者の影響を受けるとこうなる。
608考える名無しさん:2011/02/06(日) 19:32:21 0
ほう その「明らかに駄目な分析哲学者」とは誰?
609考える名無しさん:2011/02/06(日) 23:08:02 0
フランスのライシテの最後の砦はGrand Orient de Franceとか
マソンだけになりましたというオチか
610考える名無しさん:2011/02/07(月) 08:09:17 0
さんざんインテリが馬鹿にしてきたポピュリズムや排外主義がひどい国の代表格になってるよな
611考える名無しさん:2011/02/07(月) 12:22:36 0
それはこの人みたいな非合理主義の帰結
612ガタリがドゥルーズの背後から…:2011/02/09(水) 17:35:37 0
まったくもってナンセンスな話ばっか続いてるな…
木田さんはハイデガーの研究者だし、そもそも反ヘーゲル的な流れは後期シェリングをはじめとする
ドイツの哲学に起源を持ってる。
よりわかりやすいのはニーチェだけどね。
そしてまさにそのニーチェがそうだけど、哲学と神学の関係も、そう簡単に分節できるようなものでもない。

どうもこのスレの住人たちは「哲学」と「哲学史」を同一視してるんじゃない?
だからこそ俺が言った「権力−知」の問題について、誰もまともに答えられないんだろし。
批判するにせよ肯定するにせよ、ドゥルーズ読むならせめてそれくらいは踏まえてほしいけど。
まあこの辺は日本にポストモダン思想を輸入した蓮実とか浅田とかの文化左翼の責任でもあるんだろうな。

あと、哲学書がビジネス書より高等だとか、「ドゥルーズやってる俺カッコイイ//と思ってるんだろうなw」
といった批判(?)もあったけど、そういう見方そのものがヘーゲル的なものだし、
「何か(すべて)を説明するもの」としての「哲学」観からいまだ抜け出せてないことの証左でしかないよ。
もう21世紀だし、19世紀的なものの見方が通用する時代じゃないよ。
リーマン・ショックとかチュニジア・エジプトの政変がいい例だよ。

>>611
じゃなくて、まさしくヘーゲル的な反動でしょ。
サルコジとドゥルーズが相性いいわけないでしょうが。
613考える名無しさん:2011/02/09(水) 18:12:49 0
ドゥルーズ哲学やっても「何か(すべて)を説明する」どころか
ドゥルーズのテキストぐらいしか説明できるものがない
614考える名無しさん:2011/02/10(木) 02:40:38 0
この手の、厄介な事は全部××におしつけることで思考停止する馬鹿には付ける薬がない
それがヘーゲルにせよ、プラトンにせよ

そうしう頭だから、新書等で述べられている図式に何の疑問も持つことができない

木田がハイデガーの研究者なんて話は誰でも知ってるんだよ、おばかさんw
615ガタリがドゥルーズの背後から…:2011/02/10(木) 03:41:56 0
>>613
ドゥルーズ読んでないね?
「何か(すべて)を説明する哲学」はドゥルーズが批判するヘーゲルのものであって、
ドゥルーズのものじゃないよ。
それとも君はヘーゲリアンかな?

>>614
「すべてを疑え」っていうデカルト以来の懐疑論かい?それもまた一本調子で面白くないね。
で、その「疑問を持」った結果、君は「権力−知」についてどう考えるわけ?
あと『反哲学史』は新書じゃなくて文庫だからね。
木田さんはこの本以降も「反哲学」の視点からいろんな本を出してるし、
それを否定(批判)するからにはそれなりの根拠はあるんでしょ?それは何?
616考える名無しさん:2011/02/10(木) 03:48:17 0
この人は本当に馬鹿だなあ
自分で考える頭すらもたないどころか
基本的な読解力にすら欠けている

「反哲学史」はもともと単行本で出ている本だ

>厄介な事は全部××におしつけることで思考停止する馬鹿

この文章を

>「すべてを疑え」っていうデカルト以来の懐疑論かい?

だと理解する頭には、何を言っても無駄だろうけどね

>>589
>まあもともとヘーゲルは性に合わんから読まんけど。

読んでもいない著者を批判した気分になる馬鹿は
哲学解説書なんて読んでも病気が進行するだけですよ
617考える名無しさん:2011/02/10(木) 03:50:07 0
過去レス読むの面倒だから、お前が提示したい論点を書いてみろ。
>「権力−知」についてどう考えるわけ?
とか言われても、何が問われているのか意味わからんわ。
618考える名無しさん:2011/02/10(木) 03:50:36 0
大体、自分の珍妙な主張のどこの部分が、木田の本のどこに由来しているのかについて
きちんと書く事すら出来ない人間が
「俺は木田を読んでいるから正しい!」とか主張しても電波にすらならない。
619ガタリがドゥルーズの背後から…:2011/02/10(木) 03:54:55 0
ちょっと補足させてもらうと、「哲学」は「図式的」理解で全然いいと思う。
ドゥルーズは哲学書をミステリー小説のようなものとすら言ってるし、
概念は登場人物だとも言ってる。
わかりにくいミステリー小説なんて誰も読まんでしょ。
まあそんなわかり難い本ばっかり出してたから「哲学」が寂れたとも
言えるんだけど。
620ガタリがドゥルーズの背後から…:2011/02/10(木) 04:10:19 0
深夜ですので多少ブラック口調ですがお気にせず(苦笑)

>>616
一応概要くらいは頭に入れてるんですけどね。
君の理解とは違うかも知れんけど(笑)

>>617
もともと「哲学史」の話をしてたんでしたよね?
それを踏まえて「権力ー知」について聞いてるんだけどね。
わかんなきゃいいです(笑)

>>619
珍妙かどうかは御自分で本読んで確かめてくださいな。
>>614さんによると、「疑問」を持つことが大事だそうですから(笑)
あと「正しい!」なんてことは俺は一言も言ってないよ?君の印象でしょ?
ニーチェ以来、「真理」なんてものは存在しないしね。
すべては「力」、「強度」の問題。
これはドゥルーズもフーコーも言ってたことだよ。
621考える名無しさん:2011/02/10(木) 04:14:56 0
だから、「権力ー知」についての論点を示しなさいよ。
君はタームを提示するだけで、それに折り畳まれている意味を展開させようとしない。
だから、馬鹿だとか、読んでないと言われるんだよ。
622考える名無しさん:2011/02/10(木) 04:20:28 0
木田がいつ「ヘーゲルなんて読まなくてOK」なんて言ったんですかね〜

木田を読んでないと思って、適当なことを主張するのもいいかげんにしましょうね〜
そもそも木田の名前だけで、自分の珍奇な主張を正当化したつもりになるバカには付ける薬がない

614をマジで
>「疑問」を持つことが大事だそうですから(笑)
と解釈してるんだね

具体的な読解の問題を一般的な問題だと解釈する粗雑な頭では
しょうがないのだろうけど

>ニーチェ以来、「真理」なんてものは存在しないしね。

こういう風に書いてしまったとたん
これを正しいと主張してしまっている、という程度のことにも気付けない粗雑さ
623考える名無しさん:2011/02/10(木) 04:21:26 0
また波平が沸いてるのか
624考える名無しさん:2011/02/10(木) 04:33:14 0
突っ込まれると「俺、別に本気で言ったわけじゃねーし」とかアホの子すぎてかわいいな。
625ガタリがドゥルーズの背後から…:2011/02/10(木) 04:45:39 0
>>621
「哲学史」と「権力−知」、ちょっと哲学的議論をした人、勘のいい人なら、
すぐに気づくと思うけど?

>>622
ヘーゲル読まないのは俺の性分で、そのことは別に木田さんと関連付けてないでしょ?
『反哲学史』での木田さんのヘーゲル理解、その位置づけの話。
>これを正しいと主張してしまっている、という程度のことにも気付けない粗雑さ
あ、そういう反論しかできない人なのか(笑)
「何も言ってない事を言ってる」ってのを批判するのと同じで、何の意味もないよそんなの。
それより具体的なドゥルーズ読解の話をどうぞ。

>>623
波平さんの先祖の名前って何だっけ?
そして細かいこと言うようだけど、「わく」の字間違ってる。
626考える名無しさん:2011/02/10(木) 04:45:45 0
これだからマニュアル本しか読まないキチガイは困る。

フーコーは「真理」が様々に算出される諸様態を分析したのであって
「『真理』は存在しない」などという主張はしていない。

おまけに晩年は、その「真理」のカッコすら外される事は
講義録が一応の完結を見せた今、常識。
627ガタリがドゥルーズの背後から…:2011/02/10(木) 04:53:04 0
>>624
アラウレシイワソノコトバ(笑)

>>626
おや、俺はその晩年の講義録を前提にした中山元の『フーコー入門』をざっとながら
読んで書いたんだけどな…出版社に文句言わなきゃな、それじゃ。
君も協力してくれる?
628ガタリがドゥルーズの背後から…:2011/02/10(木) 04:57:17 0
つかそろそろ眠いので上がります。
おやすみ
629ガタリがドゥルーズの背後から…:2011/02/11(金) 00:40:44 0
ドゥルーズの「アジャンスマン」とクワインの「ホーリズム」…
一つの構成主義という観点から見れば、これらの概念は非常に似通ってるな。
ま、ホワイトヘッドという補助線が引かれるわけだけど。
630考える名無しさん:2011/02/11(金) 02:09:06 0
きみはまずはソーカルでも読みなさい
631考える名無しさん:2011/02/11(金) 03:03:11 P
ソーカルはホワイトヘッドを読んでいない
632考える名無しさん:2011/02/11(金) 08:42:23 0
分析哲学が最初から破綻していたことはずっと共通認識として
あったわけで、そういう立場から見ればクワインのホーリズム
なんて分析哲学によるただの自作自演。フランスでは分析哲学
そのものが最初から哲学として認知されていない。
633考える名無しさん:2011/02/11(金) 09:31:47 0
今やフランスでも分析系がかなりの地位を築きつつあるのに
いつの時代の話してるの?
634考える名無しさん:2011/02/11(金) 09:38:35 0
ただでさえ若手研究者のポストがないフランスで分哲が地位を築きつつ
あるとか、妄想の限界が知れん。分哲どころかプラグマティズムでさえ
浸透していないから、今になって慌てて研究に着手しているような有様ですよ。
635考える名無しさん:2011/02/11(金) 09:42:21 0
>今になって慌てて

www
ブブレスもレカナーティも知らないおばかさんが現状を語ってるのかw
636考える名無しさん:2011/02/11(金) 09:46:33 0
スイス行っちゃったけどPascal Engelとか幾らでもいるのに。
637考える名無しさん:2011/02/11(金) 10:36:55 0
無知で悪いがブブレスって真逆、ジャック・ブーブレスのことじゃないよね?
もしかしてブルデューがプラグマティズムとか思っちゃってるタイプ?
638考える名無しさん:2011/02/11(金) 11:18:42 0
>>636
板杉w
フランスでは誰にもまともに相手にされてないって当事者が認めちゃってんじゃん。
http://ndpr.nd.edu/review.cfm?id=1222

Pascal Engel, who teaches at the Sorbonne, is one of the leading
figures in the ongoing attempt to make the disciplinary matrix of
French philosophy more like that of Anglo-American philosophy, and
to get French philosophers to take seriously the problems discussed
by their Anglophone
639考える名無しさん:2011/02/11(金) 11:19:29 0
意味の論理学の話したい
640考える名無しさん:2011/02/11(金) 11:43:57 0
日本だと戸田山とかみたいな煽り屋が学生にドゥルーズ叩きを推奨してるから、弟子が湧いてくる
かつての煽り筆頭だった三浦俊彦は、本人が怪しい世界に迷いこんでしまったけど
641考える名無しさん:2011/02/11(金) 19:26:01 0
フランスの教師がスイスに移る理由は給料
って基本的な事もしらないバカが騒いでるのか

アンジェルが相手にされてない?
普通に、分析系ではない連中と
哲学的な方法論について議論してますよ?

ブブレスもいまだに「俺はフランスではマイナーだ」とか言ってるけど大嘘
本人が、かつてのアメリカ嫌いの時代のイメージを引きずってるだけ

てか普通にフランスの哲学雑誌を読んでいたら
分析系の研究も、当たり前のように載っている現状ぐらい
自然と分かるだろうに
642考える名無しさん:2011/02/11(金) 19:55:20 0
全然話についていけないけど、みなさんは研究者?
643考える名無しさん:2011/02/12(土) 00:51:21 0
>>641
恥の上塗りですね。本人でさえフランスじゃ分析哲学はまるで影響力がないと嘆いていますよ。
http://journals.cambridge.org/action/displayAbstract?fromPage=online&aid=6269556

Pascal Engel
People outside France have always wondered why analytical philosophy
has had so little influence in this country, while it has gained
currency in many other European countries
644考える名無しさん:2011/02/12(土) 10:43:02 0
いずれにしろポエム板でやるのが妥当だと思います
645考える名無しさん:2011/02/12(土) 20:10:17 0
河出文庫は鉛筆の走りが悪い。
646考える名無しさん:2011/02/12(土) 20:16:10 0
萱野 バリバールやネグリ、アルチュセールも、スピノザについて書いてい
ます。ただ、大学院に入って本格的にスピノザを読んでいくと、現代思想業
界で言われていることの半分ぐらいはでたらめであることがよくわかりまし
た。特にネグリのスピノザ論(『野生のアノマリー』)は問題です。
アルチュセールに関しては、正面からスピノザを論じていないところもある
から、一方的に断定するのはフェアじゃないけれど、正直言ってあやしい。
アルチュセールのいう新しい唯物論の概念はそれ自体としてはおもしろいけ
ど、それをスピノザから導き出すのは相当無理があるんじゃないか。
647考える名無しさん:2011/02/12(土) 20:17:39 0
國分 現代思想業界でスピノザについて言われていることの半分ぐら
いがでたらめだっていう話に同意するんですが、僕にとってはやはり
ドゥルーズのスピノザ論が大きかった。そして勉強を進める中で、
ドゥルーズのスピノザ論がまともに読まれていないということが分かっ
てきた。『スピノザと表現の問題』はかなりテクニカルな話をしてい
て、相当に読み込まないと分からない。ドゥルーズの文章は非常に簡
潔ですので、彼が一行の中に込めている内容はそのロジックを順序立
てて理解していかないとまったく分からない。今回の本の最後で、
『エチカ』の定理十一までの話を細かくしていますが、ドゥルーズは
そのことだって、二、三行で書いている感じですよ。ドゥルーズの不
親切さには注意しないといけない。なのにドゥルーズのスピノザ論の
名前はよく耳にする。そういうこともあって、今回の本ではドゥレー
ズのスピノザ論で読まていない部分、たとえば「分析的方法と総合的
方法」を論じた箇所や、フランス語訳『エチカ』の誤訳の指摘、『
単論文』における神の定義の問題点などといった箇所をかなり意識的
に引用しているんです
648考える名無しさん:2011/02/12(土) 20:19:12 0
萱野 ドゥルーズやゲルーのスピノザ論は本物ですね。バリバールも
おもしろい。でも、日本の現代思想業界でスピノザに言及するほとん
どの人は、これらのスピノザ論をまともに読まずに、『エチカ』の都
合のいい箇所を引用するだけで終わっている。たとえば第四部定理六
七の「自由な人間は何よりも死について考えることがない」という部
分を引いて、スピノザ哲学は生を肯定する哲学なんだみたいなことを
言って、何かを論じた気になっていたりする。相当安易な空気に支配
されていたのは確かでしょうね。

649考える名無しさん:2011/02/12(土) 20:20:18 0
國分 本の冒頭で、「とにかくスピノザを愛さねばならないという不
文律ができあがっているようにさえ思える」(11頁)と書いたんです
が、あれは、ジジェクがドゥルーズ論『身体なき器官』(邦訳、河出
書房新社)の中で「今日のアカデミアにおける不文律の一つにスピノ
ザへの愛という司令がある」(72頁)と言っていて、その言葉を意識
して書いたんです。
萱野 ジジェクの言葉には半分同意できます。みんな「スピノザ、
スピノザ」と騒いでいるけど、本当にスピノザをわかっているのかと
文句を言っているわけですよね。そこまでは同意できる。でもジジェ
ク自身もそんなにわかっていない(笑)。

國分 ジジェクはスピノザのことはそんなには知らないでしょうね。
650考える名無しさん:2011/02/12(土) 20:28:38 0
アームストロングがまともに論じられ、翻訳も出たとか
ネフの仕事が普通に引用されてるとか
最近の事情を全く知らない不勉強な子は
英語もろくによめないのだろうw

未だに「分析と旧来の哲学は別物」とか言ってるのは
日本の不勉強な頭の悪い子ぐらいw
651考える名無しさん:2011/02/12(土) 21:02:55 P
>>646-649?
紹介サンクス。

ドゥルーズは判例重視、探究2の柄谷は観念重視で、解釈の立場の相違が補完的に作用する。
ネグリは前者で、國分は後者。
ただ、スピノザの方法に柄谷への言及はない。
萱野も柄谷に関して見当違いな言及を水野との対談本でしていた。
彼らのネグリへの批判は正しいが、少なくともネグリは先行研究文献にフェアだった。
日本の研究者はへんなところで処世術が政治的だ。
652考える名無しさん:2011/02/12(土) 21:04:10 0
>ドゥルーズの不親切さ
それは読んでいていつも思う。
653考える名無しさん:2011/02/12(土) 21:05:16 0
ドゥルーズのあの接続詞の少なめな文体とか意図的なのかどうなのか
654考える名無しさん:2011/02/12(土) 22:42:32 0
というか哲学科で柄谷とか吉本って名前出すと馬鹿だと思われる人種だからね。
655考える名無しさん:2011/02/12(土) 23:05:56 P
柄谷は英訳されてるからパクるとバレる。
哲学系の方が鈍感。
656考える名無しさん:2011/02/13(日) 00:14:13 0
分析哲学を本気で論じたければ、なぜわざわざデリダの著作の哲学的価値を
否定する立場を、学術的な議論という形式をとらずに表明したのか説明
してごらん。話はそれからだ。
657考える名無しさん:2011/02/13(日) 00:17:05 0
↑クワインのことね。
658考える名無しさん:2011/02/13(日) 00:17:31 0
吉本をだして馬鹿だと思われた私が通りますよー
659考える名無しさん:2011/02/13(日) 00:45:39 0
>>650 フランスの不勉強な頭の悪い子?
http://www.unige.ch/lettres/philo/enseignants/pe/Engel%202001%20bilan%20de%20la%20philosophie%20analytique%20Cahiers%20Caen%2037.pdf

« On se trouve certes un peu dans la situation d’une petite elite eclairee,
ou de coloniaux dans un pays sous-developpe , qui ont des relations suivies
avec la metropole et un certain nombre d’avantages, qui contrebalancent la
misere dans laquelle vivent les autochtones. »
660考える名無しさん:2011/02/13(日) 00:55:39 0
植民地支配者のエリートから見たら哲学をやってる日本人なんて
欧米の猿真似をしてるだけの未開人
661考える名無しさん:2011/02/13(日) 01:05:32 0
確かに分析哲学とドゥルーズの相性だけはよさげですね
http://www.newworldencyclopedia.org/entry/Gilles_Deleuze

In "The Decline and Fall of French Nietzscheo-Structuralism" (1994),
Pascal Engel makes a global condemnation of Deleuze's thought.
According to Engel, Deleuze's metaphilosophical approach makes it
impossible to reasonably disagree with a philosophical system,
and so destroys meaning, truth, and philosophy itself.
662考える名無しさん:2011/02/13(日) 04:33:59 0
頭の悪い引用君は、フランスの新刊書もろくにチェックしておらず
ネットで一生懸命検索かけるだけの人なのかね
ヴランで、もはや1/4〜1/3を占める分析系の棚も見た事ない人なのかね

てか、そもそもブブレスすら読んだことないんじゃないの?
ブブレスなんかの昔からフランスでは、分析系と扱われ疎外されてきた連中が未だに
「俺らはマイナー」などと言っているが、もはやそんなことはないのにと言われる
(そもそもブブレスは、コレージュ・ド・フランスに居場所を得た大家だ)現状も知らないのかね

んで、アームストロングの新刊を巡る議論やら、極めて具体的な話をしているのに
出来る事と言えば、ネットからの引用だけw

しかも、頑張って、意図的にセコく引用してきた
2001-2002年(10年前だw)のアンジェルの文章が
君の意図を裏切って、しっかりと、分析哲学は2001年ですら
フランスでそれなりの位置を占めていると書いてしまっているw

>Après une période d’ignorance à peu près complète de la
>philosophie de tradition analytique dans le contexte français, mis à part les
>efforts pionniers d’une poignée d’individus, ce type de philosophie a au moins
>acquis droit de cité. Les traductions se sont multipliées, des oeuvres de recherche
>originales ont été publiées, et il y a une, sinon des écoles françaises de
>philosophie analytique, ce qui ne manque pas de créer des tensions internes, et
>nombre de chercheurs, enseignants et étudiants y font référence, écrivent et
>publient à son sujet, en français et en anglais. Des colloques, des tables rondes et
>une certaine quantité d’enseignements universitaires lui sont consacrés, des
>sociétés comme la SOPHA existent. (p.1)

(同様の内容はp. 6にも)

そして、この2001年から時代はさらに動いているわけだ
663考える名無しさん:2011/02/13(日) 04:38:19 0
翻訳してください
664考える名無しさん:2011/02/13(日) 04:39:25 0
>>632
>フランスでは分析哲学そのものが最初から哲学として認知されていない。

こんなバカなフレーズは、もはや成り立たないわけ
少なくとも君が引いているアンジェルも、そうは認識していない

彼が書いているのは「制度的に居場所がない」というだけの話
しかし、その彼ですら、こう書いてしまっている

>une certaine quantité d’enseignements universitaires lui sont consacrés, (p. 1)
(P. 8のCNRSをめぐる議論も参照)

ところで

>Par exemple, sur près de 180 dossiers présentés au CNU (Comité
>National des Universités) en 2000 pour qualifier des candidats à des postes
>d’enseignant chercheur en université, seulement une douzaine relevaient de la
>philosophie analytique au sens large, sur cette douzaine seulement 6 ont été
>retenus par le CNU, et sur ces 6 deux ou trois seulement ont eu un poste
>effectif. Les candidats étrangers ont dû passer leur tour.(p. 10)

これ、フランスの哲学を巡る現状から言って本当に「少ない」と言えるのかねえ?


そもそも、アンジェルが「フランスには分析の居場所がない」と否定的に考える理由の一つは
彼がp. 5で示してしまっているように「歴史的アプローチと分析的アプローチ」は対立すると
考えている古いタイプの分析系の人だから
これは、引用君とのくだらないやりとは別に重要なテーマ

実際には古代哲学の分野で分析系の研究者が優秀な成果を上げているように
両者は簡単な対立関係にはないし、フランスの古代哲学研究の分野なんかでも
分析系である、というだけの理由で英米圏の研究成果が無視されることは、もはやないよw
665考える名無しさん:2011/02/13(日) 06:03:59 0
>>663
多少簡素化して訳すよ
(分析的伝統の哲学とか言われても
分析方面知らない人は読みにくいだろうし)

>フランスにおいて、ごくわずかの個人による先駆的努力を除いては
>分析哲学は、ほぼ完全に無視される時期が続いたが
>その後、少なくとも、市民権は獲得した。
>分析哲学系の翻訳の数は増え、この分野での独自の研究も出版され
>今や、フランスには、一つの、ないし複数の、分析哲学の学派がある。
>そこには、分析哲学系研究者の間での生産的論争すら生まれている。
>そして、多くの研究者、教師、学生がそうした研究を参照し
>この分野でフランス語や英語で、ものを書き出版している。
>また、学会やシンポジウム、そして大学でもある程度の教育が行われ
>SOPHA(分析哲学学会)のような学会も複数存在している。

ただここだけ訳すと、フランス語を読んでいない人には
不公平なので言っておくけれど、一応本論としては
「にも関わらず、制度的には、十分に浸透していない」というのが論旨ね
しかし、その点アンジェルは悲観的すぎるのでは?
そして、これは10年前のデータ
というのは上に述べたとおり
666考える名無しさん:2011/02/13(日) 08:58:39 0
都合の悪い事実は全面的に無視ですか?

http://www.newworldencyclopedia.org/entry/Gilles_Deleuze

In "The Decline and Fall of French Nietzscheo-Structuralism" (1994),
Pascal Engel makes a global condemnation of Deleuze's thought.
According to Engel, Deleuze's metaphilosophical approach makes it
impossible to reasonably disagree with a philosophical system,
and so destroys meaning, truth, and philosophy itself.
667考える名無しさん:2011/02/13(日) 09:08:50 0
ドゥルーズ他の非分析哲学系の現代フランス哲学研究者を評価している米国の
分析哲学研究者は1人でもいるかな?

分析哲学を本気で論じたければ、クワインがなぜわざわざデリダの著作の哲学的価値を
否定する立場を、学術的な議論という形式をとらずに表明したのか説明
してごらん。話はそれからだ。

668考える名無しさん:2011/02/13(日) 09:26:35 0
ちなみに米国ではラカン、デリダ、ドゥルーズ、ボードリヤールとか
一般にはまったく区別せず、すべて「フランス思想」という扱いで
比較文学学部当りで名前が出てくるだけ。哲学とさえ呼ばれていない。
ましてや「フランス思想」と「分析哲学」を混ぜたものなど哲学の
論文として提出しようものなら、論文として受け取られないだろう。
いくら「フランスの最新のトレンドは云々」と頑張ってみたところで、
分析哲学の本家本元で認められなければ奇妙なフランスの流行ぐらいに
しかならない。

669考える名無しさん:2011/02/13(日) 09:31:18 0
ジャック・ブーブレスなんて名前を出してきても、そもそも分析哲学の人間
に分析哲学者として認知されていませんw 米英の分析哲学者として知られ
ている人間でブーブレスを引用している人間を1人でもあげてごらんw
670考える名無しさん:2011/02/13(日) 09:44:33 0
決定的なデータを突き付けられて話題を変えてひと暴れとかカッコ悪いこと、カッコ悪いこと
671考える名無しさん:2011/02/13(日) 10:07:04 0
決定的なのは制度的に認知されていないことでしょ。分析哲学に関して
米英に対して植民地宗主国と植民地の関係にあるフランスの自称
「分析哲学者」は、宗主国にそう認めてもらえなければ、分析哲学者
ではあり得ない。ところが「フランス思想」を混ぜ込んでしまったら
絶対に宗主国には認めてもらえない。致命的だな。
672考える名無しさん:2011/02/13(日) 10:09:03 0
話題をそらすのに必死なようです
673考える名無しさん:2011/02/13(日) 10:22:09 0
てか、「フランスで分析哲学がまったく認知されていない」とたかだか
1、2年前のインタビューで答えていたのがPascal Engel本人なんだが。
都合の悪い事実は全面的に無視のようですね
674考える名無しさん:2011/02/13(日) 19:45:30 0
・「分析哲学はフランスでも市民権を得た」というアンジェルの具体的な発言が俎上に上ると
 都合が悪いので無視をする

・レカナティなんかの普通に英米の分析系でも引用されている著者は
 存在しないふりをする

こんな程度の学問的誠実さしかない奴が、分析哲学的を語るという滑稽さ
675考える名無しさん:2011/02/13(日) 19:56:07 0
×分析哲学的を語る
○分析哲学を語る
676考える名無しさん:2011/02/13(日) 20:46:52 0
自分の研究分野が不当に無視されている、まだ一般的ではない、
みたいなのを誇張するのは、自らの研究意義を正当化するためのよくあるレトリック。
677考える名無しさん:2011/02/13(日) 23:11:18 0
デリダやフコーなんかの著作がいくら米国で沢山出版されて、大学の授業で
教えられて、ジャーナルの論文で議論され、シンポジウムが開かれたところ
で、米国では哲学として微塵も認められていないから仕様がないね。
678考える名無しさん:2011/02/13(日) 23:34:48 0
アメリカや現在のフランスのアカデミックでポストモダン哲学がどう扱われているかなんて、
研究者の方たちには死活問題になりかねないのかもしれないけど、
ただの一読者にはどうでもいいことですね。
679考える名無しさん:2011/02/13(日) 23:36:18 0
>レカナティなんかの普通に英米の分析系でも引用されている著者は
>存在しないふりをする

"Francois Recanati"が引用されてる米英の分析哲学の著書なんて
読んだことないな。もっぱらタルスキとかクワインとか強制的に
読まされてたからね。で、"Francois Recanati"はドゥルーズ に
ついて自分の論文でなんて言ってるの?まさか、Pascal Engel
と同じように植民地宗主国の意向どおりに「フランス思想」を
完全に排除してる人じゃないよね?w
680考える名無しさん:2011/02/14(月) 00:10:31 0
レカナティが引用されている分析哲学の論文や著書を読んだことがないとか
さすがに、それはただの不勉強

「現在、フランスで分析哲学がどう扱われているか」という主題だったのに
状況が不利になると、とたんに「ドゥルーズがどう扱われているの?」と
話題を変えて逃げる「真摯さ」に欠けた人間のようだから
分析哲学を学んでいた、というのも、せいぜいその程度の不真面目さで
やっていた、ということなんだろうね
681考える名無しさん:2011/02/14(月) 00:46:51 0
>>677
それはどこの米国?
682考える名無しさん:2011/02/14(月) 23:18:53 0
>>680
>話題を変えて逃げる「真摯さ」に欠けた人間のようだから

都合の悪い事実は一切無視するという一貫した姿勢が清々しいですね。
Francois Recanatiは、Pascal Engelに言わせれば啓蒙の光に照らされた
一握りの植民地エリートの1人でしょ?この植民地の比喩は、実は問題の
核心をついているんですよ。植民地エリートは原住民に受け入れられてる
と言えるのかな?

分析哲学研究者を自称する人間がフランス思想を自分の研究に混ぜ込んだら、
その時点で分析哲学者であることをやめたと仲間の研究者にみなされる。
これは植民地エリートが原住民の女性を正式に妻として娶れば、植民地
エリートの資格を失ってしまうのと同じこと。もちろん原住民の女性
と同棲したり、子どもを沢山生ませたりしても問題にはならない。でも、
その女性は絶対に正式の妻として認められないし、子どもも認知されない。
原住民のなかにも植民地エリートの手下になる人間もいるし、
認知されない混血の子ども、植民地エリートを親に持つことで特別な
権力をもつ地位についたりする。だけど、植民地エリートと原住民の
間に非対称的な関係があるのは厳然とした事実。
さて、Francois Recanatiのような分析哲学の植民地エリートが、
「フランス思想」を自らの論文から完全に排除している状態で、
フランスで本当に受け入れられているのかな?
哲学者の立場にはアカデミック・ポリティックスはもちろん、
戦争と連続した関係にある政治もかかわっている。クワインが
「学術的な手段によらず」、デリダの研究の哲学的価値を否定した
事実を甘くみてはいけない(デリダの研究に哲学的価値がある
かどうかは別にしてね)。
683考える名無しさん:2011/02/15(火) 03:12:37 0
>都合の悪い事実は一切無視するという一貫した姿勢が清々しいですね。

なにこれ
突っ込むのもバカバカしくなるんだけど、突っ込み待ちでボケたつもりですか?

「分析哲学がフランスで受け入れられていない」という事を証明するつもりで
得意げに引いた文章 >>659 で
アンジェル自身が「分析哲学は市民権を得た」と
はっきり書いていることを指摘されると >>662 >>664-665
それに対しては一切返答せず、あくまでも無視して、別の話へとすり替えようとする

自分で提示した資料についてすら責任を持とうとしない
そういう人間が、反論しているつもりでいる事が実に笑えるね
684考える名無しさん:2011/02/15(火) 03:24:52 0
昔ちょっとだけかじったことのある人が
無駄なプライドに突き動かされて引っ込みつかなくなってるんだろうけど
何度も書いているように、現在のフランスでは

 >>632 >フランスでは分析哲学そのものが最初から哲学として認知されていない。

こんな状態ではありません
この点については、かなり悲観的な、分析系のアンジェルですら認めている通り

別に、こんなものは歴史的な事実の問題で
時代に応じて変わるもんなんだから「自分の認識が遅れていた」と素直に認めればいいのに
アメリカでのフランス哲学の受容やら
植民地問題やら全く関係のない話題を持ち出して
何としてでも否定しようとする思考回路にはついていけませんね
685考える名無しさん:2011/02/15(火) 04:06:13 0
ちなみに、さらに若い世代なんかだと、CNRSに採用されて
クワイン、ストローソン、ウィトゲンシュタイン、オースティン、サール等についての論文があり
博士論文の試問官にはレカナティも入っていたような人が
サールとデリダのオースティン論争について両者に公平な分析を発表していたりする

時代は完全に変わったんですねえ
686ガタリがドゥルーズの背後から…:2011/02/15(火) 04:34:24 0
まったくもってどうでもいい話ばっか続いてるね…。
学派間の政治学がどうであるとか英米やフランスで何がトレンドとか、
正直、哲学=概念の創造とは何の関係もない話でしょ?
そういうのはドゥルーズがまさに批判してた哲学の商品化、
マーケティング化に他ならないと思うけど…。
問題はドゥルーズの哲学とクワインなど分析哲学との間にどのような接地点があるか、
言い換えればドゥルーズと分析哲学との「出会い」なわけで、
そこからどのような「哲学」を描ききるかということが重要であって、
そういうことをしないのであれば哲学をやる意味なんてないんじゃない?
俺はそう思うけどね。
687考える名無しさん:2011/02/15(火) 04:42:19 0
また馬鹿がきた
688考える名無しさん:2011/02/15(火) 04:54:28 0
>>686
それはそうだが、馬鹿を追い払うのがさきだろ。
端から見ても知的に不誠実な輩がいるわけだし。
ちなみに俺は第三者だよ。
689ガタリがドゥルーズの背後から…:2011/02/15(火) 04:58:54 0
>>687
まあそれはお互い様でしょ、こんな時間にこんなとこにいんだから(笑)
でも「新しい」ものを創り上げないってことは、そのまんま「時代の閉塞感」に
繋がってると思うよ?
ドゥルーズの哲学でも、領土化と脱領土化、それに再領土化を繰り返して
出来事は地層のように積み重なっていくわけでしょ?
それはそのまま、『フーコー』での知と権力をめぐる議論に繋がってる。
そのことの意味を、ここの住人はもっと考えるべきだと思うな。
690考える名無しさん:2011/02/15(火) 05:01:27 0
またそれかよ。
お前本当にしつこいな。
例の決め台詞はもう勘弁してくれな。
691ガタリがドゥルーズの背後から…:2011/02/15(火) 05:03:47 0
>>688
批判するのは自由だと思うけど、反論からは何も生まれないよ?
ドゥルーズがまさにそう言ってる。
「反論が何かをもたらしたことなど一度もない。」(『対話』P.7)
692ガタリがドゥルーズの背後から…:2011/02/15(火) 05:12:12 0
>>690
>例の決め台詞
どの台詞のこと?「権力‐知」について、かい?
しつこいっていうか、それはドゥルーズ哲学を考える上で重要な問題だと思うからね。
もちろん、それだけがドゥルーズのキーワードじゃないけど、日本の研究者、
特にニューアカ世代の研究者はそのことの意味を軽視しすぎてるように思うから、
何度も言ってるんだ。
693考える名無しさん:2011/02/15(火) 08:49:19 0
>アンジェル自身が「分析哲学は市民権を得た」と

で、スイスに亡命したわけですね
694考える名無しさん:2011/02/15(火) 08:54:59 0
>植民地問題やら全く関係のない話題を持ち出して

市民権を得たと書いているアンジェル自身が同じ論文で結論として
植民地エリートの状況にある書いているという事実は無視ですかw
695考える名無しさん:2011/02/15(火) 10:11:30 0
>>656
相手が学術的な議論という形式をとってないからでしょうねW
696考える名無しさん:2011/02/15(火) 10:18:03 0
デリダに反論しても脱構築されてイライラさせられるだけw
697考える名無しさん:2011/02/15(火) 10:43:02 0
クワインは戦時中は諜報員として働いていた人間で戦後も死ぬまで
軍事戦略研究機関であるランド研究所のメンバーだった。真の動機
がどこにあったのか分からない。学術的に重要でないなら、普通は
無視するだけで済むからね。

デリダが死んだときにも「もうデリダを読む必要は無くなった。
目出度いことだ」というニューヨークタイムズのブックレビュー
の切り抜きを大喜びで学生に見せてまわっていた教授がいたよ。
698考える名無しさん:2011/02/15(火) 10:53:21 0
フランスで言えば、ラファエル・アントーベンが、デリダの死後だいぶ
たってから、デリダについて語るゲストを招いたとき、「デリダは、
『9.11は全面的に米国側に責任がある』と発言していましたが、
どうお考えですか?」と質問してたな。アントーベンの哲学者としての
資質は知らないが、番組前にいつもしっかり下準備している。
アドリブで出た質問ではない。本当にデリダはそんな発言をしたのだろうか?
哲学の世界だって現実の政治の世界から切り離されて存在するわけじゃ
ないから、現実の政治はいつでも入り込んでいる。
699考える名無しさん:2011/02/15(火) 18:37:01 0
心中だろ
700考える名無しさん:2011/02/15(火) 23:49:09 0
>>691
あなたの態度はドゥルーズの言葉を金科玉条のように扱って思考停止しているだけだと思う。
その態度もおそらくなにも生まない。
701考える名無しさん:2011/02/16(水) 11:16:28 0
ガタリ好きだけど、『アンチ・オイディプス草稿』は読み物として楽しめる?
それとも暗号を読み解くような訳のわからなさに満ちているのかな?

ところでこの本、ガタリが送った手紙を集めているようだけど、ドゥルーズが保管していたということ?
702考える名無しさん:2011/02/16(水) 11:49:10 0
訳者あとがきをまず立ち読みすればいいと思うよ
文書の類は保存されてる
703考える名無しさん:2011/02/16(水) 12:30:59 0
>>700
そのセリフって「ドゥルーズ」の部分だけ入れ替えれば、
誰にだって使えるよね。いわゆるクリシェ。

もっと言えば、ドゥルーズの本を一冊も読まなくとも
使える台詞。

激しくツマラン。
704考える名無しさん:2011/02/16(水) 16:42:54 0
>>679
タルスキっていうとタルスキのパラドクスがイミフすぎた
球をばらして組み直したら、それより体積の大きい球ができるというやつ
705考える名無しさん:2011/02/17(木) 02:05:33 0
>>703
つまらなくてもその通りじゃないか。
あの言い方では思考停止していると指摘されても文句は言えない。
ドゥルーズの言葉は金科玉条のように扱う類いのものでは間違ってもないよ。
706ガタリがドゥルーズの背後から…:2011/02/17(木) 02:40:53 0
>>700
まったくもって反弁証法的な人物だね、君は(笑)
君の存在がドゥルーズ哲学にひとつの強度を与えてくれるよ。
707考える名無しさん:2011/02/17(木) 02:43:44 0
また馬鹿がきた
708ガタリがドゥルーズの背後から…:2011/02/17(木) 02:57:47 0
>>707
こんばんわ、ご同類。
で、今日は何の用事かな?
709考える名無しさん:2011/02/17(木) 04:10:48 0
>>706
てか、貴方の指摘も議論のやり方に対する「反論」では?
710考える名無しさん:2011/02/17(木) 04:12:00 0
ジョー・ブスケの著作の翻訳って過去に刊行されたことある?
どこで聞いて良いかわからなかったのでスレチならごめん
711考える名無しさん:2011/02/17(木) 12:22:13 0
>>705
クリシェ振り回す人間はそれこそ
思考停止してると俺は言いたかったんだが、
伝わらなかったか。
712考える名無しさん:2011/02/17(木) 12:37:09 0
自演
713考える名無しさん:2011/02/17(木) 16:40:52 0
>>711
あなたはクリシェの意味を取り違えていると思う。
クリシェの定義について調べ直してみなよ。
714考える名無しさん:2011/02/17(木) 17:33:12 0
なんでもかんでもクリシェになっちゃうわな。
715ガタリがドゥルーズの背後から…:2011/02/17(木) 20:38:00 0
>>709
反論?
俺は差異を提示してるだけだよ。
議論が結果としてどういう方向に収束するかは
俺の知ったことじゃないからね。
力=強度の終わりなき競合だよ。
716考える名無しさん:2011/02/17(木) 20:39:31 0
>>713

決まり文句、常套句でしょ?
何か問題でも?
717ガタリがドゥルーズの背後から…:2011/02/17(木) 21:22:53 0
>>715補遺
「強度」という言い方に、ドゥルーズ哲学のすべてが表れてる。
たとえばピカソは『ゲルニカ』を描くために長年封印していたキュビズムの方法論を召喚した。
ナチスによるゲルニカへの無差別空爆という歴史を超えた出来事を表現するために、
歴史を超えた方法論、容器を使ったわけだ。
ドゥルーズは思想や哲学も、そういう容器のようなものとして捉えていたと思うし、
新しい容器=概念を創ることこそが、哲学の役割だと考えていた。
作家が詩や小説を書くように、映画監督が映画を撮るように、哲学者は概念を創るのが
仕事だといつも言っていた。
そういうことを抜きにしてドゥルーズを語ろうとすることは、ドゥルーズについて
何も語っていないのとおんなじことだ。
ドゥルーズを肯定するにせよ否定するにせよ。
http://www.nicovideo.jp/watch/sm1904971
だから重要なことは、今、どういう哲学が必要とされてるかを考えることであって、
「哲学」と称されるものの本質を考えることではない。
718考える名無しさん:2011/02/17(木) 23:54:18 0
>>713
こういう煽りの仕方があるんだって最近気付いた。ちょっと珍しい語を使うやつに対する煽り。
「文治・武断」という語に関して、お前定義おかしいよと言われて戸惑ったことがある
719考える名無しさん:2011/02/18(金) 01:01:40 0
>>718
で、自分からは「正しい定義」を示さないんですよね。分かります。
720考える名無しさん:2011/02/18(金) 01:03:22 0
>>719
ゲナウゾー
721考える名無しさん:2011/02/18(金) 04:32:08 0
>718
クリシェって哲学板住人にとっては日常語。
それにあんたの使い方だとなんでもかんでもクリシェになっちまうだろ。
722考える名無しさん:2011/02/18(金) 07:39:03 0
だからポエム板でやれって
723考える名無しさん:2011/02/18(金) 07:49:24 0
クリシェなんて言葉のどこが珍しいんだよw
724考える名無しさん:2011/02/18(金) 17:18:13 0
>>723
あんた、珍しいっていう言葉の使い方おかしいよ
725考える名無しさん:2011/02/18(金) 17:59:36 0
>>724
端からみても全然おかしくないよ。
クリシェの使い方はおかしいけどね。
726考える名無しさん:2011/02/18(金) 18:52:01 0
>>725
「端から」って言いたいだけの人?ちょっと語義おかしいよ
727考える名無しさん:2011/02/18(金) 19:38:42 0
語義あおりもクリシェになったとさ。おしまい
728考える名無しさん:2011/02/18(金) 19:49:36 0
クリシェが珍しくないと言われて恥ずかしくなり暴走といったところか。
729考える名無しさん:2011/02/18(金) 20:20:38 0
日常会話やNHK各部なんかで聞くかというと聞かないけども
730考える名無しさん:2011/02/18(金) 20:22:15 0
日本ではジャーゴンに近いもんな。
731考える名無しさん:2011/02/18(金) 20:34:27 0
表象のほうでは非常によく使う語じゃないのか
732考える名無しさん:2011/02/19(土) 00:16:16 0
733ガタリがドゥルーズの背後から…:2011/02/19(土) 00:44:47 0
「そうですね、おっしゃる通りです、別の事柄に移りましょう」(『対話』P.7)
734ガタリがドゥルーズの背後から…:2011/02/19(土) 01:03:08 0
ドゥルーズはなぜ「差異」そのものを追及したんだろう?
「差異」そのものを考えることの先に、いったい何を見ていたのだろう?
そしてそれは晩年の「襞」や「運動/時間イマージュ」なんかの概念に、
いったいどう繋がってくるんだろう?
735ガタリがドゥルーズの背後から…:2011/02/19(土) 01:10:09 0
「多くの人々は、問いを何度も蒸し返すことによってしか、
その問いから抜け出すことができないと考えている。
『哲学についてはどうでしょうか、哲学は死んでしまったのでしょうか、
それは乗り越えられるのでしょうか。』これではとてもやりきれない。
問いからうまく抜け出したと思っても、たえず問いに舞い戻ることになる。
そういう仕方では決して抜け出せないのだ。」(『対話』P.8)
736ガタリがドゥルーズの背後から…:2011/02/19(土) 01:17:06 0
新しい「問いからの抜け出し方」とは、ではいったいどのようなものなのだろう?
人は答えを見つける前に、問題の在り処を見つけ出し、「問い」は製作される。
問いはどのように作られ、どのように抜け出されるのか?
ドゥルーズの入門編ともされる『記号と事件』あるいは『対話』といった本は、
そうした「問い」へのドゥルーズの答えを、却って簡明に示しているのではないか?
737ガタリがドゥルーズの背後から…:2011/02/19(土) 01:27:22 0
言うまでもなく、哲学史の研究は「哲学」ではない。
それは「哲学」を生み出すための前段階、下準備でしかない。
哲学史の研究を通じて、そこにはないもの、まだだれも問うたことのないものを
あえて問うのが、「哲学」なのだろう。
その意味では、ドゥルーズやデリダやソーカルやクワインについて語ることすらも、
「哲学」では全然ない。
738ガタリがドゥルーズの背後から…:2011/02/19(土) 01:34:41 0
その上でなお、哲学史を研究するのはなぜか?
「哲学」を生み出すため、概念=問いを製作するためである。
ヒューム、ニーチェ、カント、プルースト、ベルクソン、マゾッホ、
そして、スピノザ…
彼ら異端の哲学者・作家たちの研究を通じて、ドゥルーズが
『差異と反復』を世に放ったように。
739考える名無しさん:2011/02/19(土) 11:13:11 0
ハイデガーが哲学史の研究で著したものはスタンダードなもので、
重要な文献。
ドゥルーズは癖が強くておとぎ話と同じ扱い。
覚えておきましょうね。
740考える名無しさん:2011/02/19(土) 15:57:58 0
>>739
ただのドイツ好き・アンチフランスってだけじゃん
ハイデガーの「哲学史」もよくできたお伽話
741考える名無しさん:2011/02/20(日) 10:16:36.70 P
國分功一郎センセが安冨歩という真性電波の影響で大幅に道を踏み外されたようです
742考える名無しさん:2011/02/21(月) 08:04:32.27 0
天才にはよくあること。気にしなくていい。
743考える名無しさん:2011/02/22(火) 04:01:53.75 0
だが、哲学研究を始めた時点で、すでに人の道を踏み外しているというべきなのではないか?
744ガタリがドゥルーズの背後から…:2011/02/24(木) 00:36:50.74 0
何が主流で何が傍流(異端)かということは、一種の政治力学を解説してるだけ。
存在する(と想定される)あらゆるものは「お伽噺」に過ぎないし、表象=イメージに過ぎない。
コンピュータの基礎になってる「サイバネティクス」の考え方は今でこそ「主流」だけど、
ウィーナーが提唱した当時は「壮大なホラ」(@『数学の歴史』森毅)としか解されなかった。
問題はそうした「ホラ」がどのような経路をたどって「主流」となるか、
あるいはどのような「ホラ」を生み出すか、でしょ?
745考える名無しさん:2011/02/24(木) 00:47:48.20 0
「サイバネティクス」の考え方は今でこそ「主流」だけど=「壮大なホラ」

サイバネティクスと聞けばマインドコントロールを連想するのが世界の常識
746ガタリがドゥルーズの背後から…:2011/02/24(木) 00:49:10.54 0
言い換えれば、われわれはそうした「ホラ」の蓄積の上に存在し、生活してる。
日々目に映る景色ですらもひとつの「ホラ」だ。
そしてこの「ホラ」は一回性を持ってる。
これは日本人の自然観に近いよ。
「行く川の流れは絶えずして、しかも元の水には非ず」って。
747ガタリがドゥルーズの背後から…:2011/02/24(木) 01:07:11.53 0
>>745
まぁ君はその「マインドコントロール」を使ってここに来てるわけだけどね(笑)
発想が逆なんだよ。
作者がいて、事象の裏で糸を引いてるって見方は、生物学で言えば創造説に当たる。
でもそんなものは世界中ほとんどの人が信じてないでしょ、今や。
実際は「作者」そのものが想像=イメージの産物で、近代的な主体としての「作者」なんてのは
どこにも存在しない。
「神は死んだ」んだから。
ドゥルーズの哲学ではこの「作者」に当たるものは「襞」につながる「自己」だ。
そしてそれはドゥルーズがフーコーを読み解く中で産み出した概念だ。
前近代的なそれとも、近代のそれとも違う、とまさしく『フーコー』に書いてる。
それが違うと思うんならドゥルーズなんか読まなきゃいいし、語らなきゃいんだ。
信じられないものについて語ったって、時間と体力を浪費するだけだからね。
748ガタリがドゥルーズの背後から…:2011/02/24(木) 01:27:04.03 0
付言すれば、ニーチェの「神は死んだ」という言い方の中にはそれまで神は生きてたという前提が
暗に組み込まれてる。
ニーチェは牧師の家に生まれてるし、最初は神学の徒でもあったからね。
(その点、ハイデガーも似た経歴を持ってるけど)
ドゥルーズの哲学は明らかにこの「神の死後」の哲学を志向してるし、
フーコーが「おそらくいつの日か時代はドゥルーズ的なものとなるだろう」と喝破したのも、
そうした資質を見越してのことだったんじゃない?
749考える名無しさん:2011/02/24(木) 01:27:28.79 P
ちっ…高度資本主義のイノベーションにいタダ乗りして口から出まかせのホラ話で禄を食んでいる口舌の徒が資本主義を追い越した気になっていやがる…能天気ドゥルージアン度し難し…
750ガタリがドゥルーズの背後から…:2011/02/24(木) 01:50:52.52 0
追い越すも何も、資本主義機械の先には「器官なき身体」しかないんだけど…
資本主義の原理が資本主義そのものを破壊するってのはシュンペーターも言ってることでしょ。
ドゥルーズ=ガタリの理論ではそこで「公理系」が問題になってくるわけで。
751ガタリがドゥルーズの背後から…:2011/02/24(木) 01:56:26.21 0
あ、そうそう、2chで「禄」は「食」めないから、いちおう(笑)
752考える名無しさん:2011/02/24(木) 05:18:37.58 0
「絶対的なおちんぽジュース」
「絶対的なおちんぽジュース」
「絶対的なおちんぽジュース」
753考える名無しさん:2011/02/24(木) 17:55:47.02 0
              ,.  ----  、.
             /゙         \
            /'     ___      ゙i,__
        ○_..... ィ゙     ハ:: ゙ヽ,     .l :ヽ   
   ._. ィ"  ゙i ::、     (:::   ノ     .l:  )
  ./ :::: ゙i.    '、::ヽ、     ̄      ノ ̄     
  .l ::::: : '、    '、 :::: ヽ、::_;; :::::: :: _ _ . /
  .”-- '^~ヽ.、.,,___'_、;_: ::::_ノ_:::: ::_;:=- ' ..:
754考える名無しさん:2011/02/24(木) 21:29:10.13 0
>>745
眼鏡とか入れ歯だと思ってたのに…
755考える名無しさん:2011/02/24(木) 23:26:10.75 0
この1年くらいで急に妙なスレになったな。
756考える名無しさん:2011/02/25(金) 00:33:22.15 0
國分・千葉スレになっちまったからな
757考える名無しさん:2011/02/25(金) 01:12:06.66 P
ドゥルージアンはオカルトとかトンデモに対する警戒感が皆無でホント嫌。
安冨歩なんて被害妄想のキチガイだぞ國分さんよ。
758考える名無しさん:2011/02/25(金) 06:40:25.35 0
というか、被害妄想のキティにも五分の魂ってことじゃん。
どんなやつにも見所、使いどころがあるんだよ。
あえていえば安富が雷鳴で國分が避雷針であり、
國分がそれを読解した如く読解したらそれですら一人前になる、と。
759考える名無しさん:2011/02/25(金) 11:08:30.33 0
國分の解説は名人芸。
『カントの批判哲学』の解説を読んで、やっと『意味の論理学』が読めるようになった。
760ガタリがドゥルーズの背後から…:2011/02/25(金) 12:33:15.93 0
オカルティズムはともかくとしても、「変」であることは重要なことだと思うよ。
「知の体制」ということも含めた「体制」=システムへの揺さぶりは「変」であることの中から
生まれてくるからね。
スコラ哲学全盛の時代にはデカルトだって「変」な存在だったろうし、あるいは
大陸合理論時代のスピノザはまさに「変」だね。
日本だと伝統的に「狂」の概念があるね(あるいは「奇想」とか)。
山縣有朋は維新前は山縣狂介を名乗ってた。
ドゥルーズが『差異と反復』を書くまでの哲学史的研究においては、まさにそういう
「変」な人をこそ取り上げて研究してた。
ヒューム、ベルクソン、ニーチェ、マゾッホ、プルースト、そしてスピノザ…
761考える名無しさん:2011/02/25(金) 12:34:47.68 P
『カントの批判哲学』の解説はすばらしいね。
それだけに、「フクザツケー」とか「ヒセンケー」がカントのアンチノミーを解決できるかのような
疑似科学的アホ発言にはガッカリだわ。
762考える名無しさん:2011/02/25(金) 12:40:23.07 P
そりゃ哲学なんだから、キチガイから真実を汲み取るのは仕事の一つだろう。
ドゥルーズもキチガイから力を引き出すような思想だろうしな。
ただし、ドゥルーズ自身はキチガイの破壊的な力の恐ろしさは認識していた。
能天気に近づくような真似はしていない。
763ガタリがドゥルーズの背後から…:2011/02/25(金) 12:42:56.16 0
一方でドゥルーズにはある種のプラグマティズムもある。
ドゥルーズが「変」であることの重要性を強調しながらなおもオカルティズムに
陥ることがないのは、まさにこういう側面からだろうね。
ひとつの学説・言説がオカルティズムか否かということを決めるのは、
まさにその効用を測ることによってしかできないんじゃないかな。
ドゥルーズが68年について語りながら
「生成変化を歴史の行く末のようなものと一緒にするな!」と
怒りをあらわにするのも、まさにそういうところから来てる。
764ガタリがドゥルーズの背後から…:2011/02/25(金) 13:09:03.77 0
個人であれ集団であれ、ヒトの意思が何かを変えていく、という前提は
そもそも根本的なところを履き違えてると思うよ。
それは近代的(ヘーゲル的)な「主体」概念を前提して初めて成り立つもんで、
後期シェリングからこっち、ニーチェやハイデガーを経由して、
そういう思惟のあり方はすでに否定されてると思う。
ハイデガーがサルトルの『実存主義はヒューマニズムである』に応えて
なぜ『ヒューマニズムについて』を書いてサルトルを嗤ったのか、
ちゃんと考えるべきだよ。
あるいはそう言うハイデガーに対しての反論という意味だとすれば、
反論として底が浅すぎると言わざるを得ないね。
765考える名無しさん:2011/02/25(金) 13:12:11.28 0
あぼーん
766ガタリがドゥルーズの背後から…:2011/02/25(金) 13:23:03.62 0
>ハイデガーがサルトルの『実存主義はヒューマニズムである』に応えて
>なぜ『ヒューマニズムについて』を書いてサルトルを嗤ったのか、
>ちゃんと考えるべきだよ。
付言しとくと、ドゥルーズもそこはきちんと抑えてる。
『ヒューマニズムについて』を実際読んだかどうかは知らないけどね。
鈴木泉に『ドゥルーズ&ガタリの非人間主義へ向けてのメモ』という文章があるけど、
ドゥルーズはまずこの「非人間主義」=アンチ・ヒューマニズムを前提にして
ものを書いてる。
「ヒューマニズム」つまり「フマニタス(教養主義)」に語源を持つものとしての
人間中心主義へのアンチ=反論だね。
767考える名無しさん:2011/02/26(土) 10:16:19.72 0
このスレをしばらくロムってて思うんだが、
今の糞チャンコロの乱暴狼藉については、なにか言うこと
あるのかね、ドゥルージアンのみなさん

それとも、哲学と政治・外交は別なんですか?
768考える名無しさん:2011/02/26(土) 10:43:56.14 0
國分のブックフェア、ジュンク堂の方のリスト分かる方いますか?
紀伊國屋のやつとはまた違うんですよね。
769考える名無しさん:2011/02/26(土) 13:30:23.02 0
ナショナリズム()
770考える名無しさん:2011/02/26(土) 14:37:29.80 0
アンチ・オイディプスの使用マニ?ュアル
を読んだ人いる?
どない感じでしょう?
771ガタリがドゥルーズの背後から…:2011/02/26(土) 15:40:30.04 0
>>767
http://www.nicovideo.jp/watch/sm3571565
「左翼政権というものは存在しない」。
「左翼的要求に好意的な政府を望むことは可能」だが「統治なんぞ左翼の問題ではない」。
したがって中国政府は左翼政権でも「左翼的要求に好意的な政府」でもなんでもない。
同性愛者や少数民族などマイノリティに対する弾圧はその辺の保守的政権に匹敵するしね。
中国政府を「左翼政権」と見做して攻撃(口撃?)することは、
チベットやウイグルの自治要求、あるいは民主化運動に対して何もしていないという意味で、
中国政府と同じ穴の狢だよ。中国政府を批判する資格なんかない。
出直して来い!って感じだね(笑)
それとこの手の挑発でいつも思うのは、中国の問題点は指摘するのにミャンマーの問題点は
なぜ指摘しないのかってこと。
それ自体が特定の政治的立場に絡めとられてるとしか思えないね。

>>770
持ってるけど2〜3ページしか読んでない(苦笑)
目次見る限りは、臨床の問題とドゥルーズ、三島の問題圏を併せ読む感じでないの?
772ガタリがドゥルーズの背後から…:2011/02/26(土) 15:48:00.15 0
>>767
付言すると、ドゥルージアンにとって問題になるのは思想の左右を問わず、
独裁体制そのものだよ。あるいは国家体制そのものといってもいい。
ドゥルージアンは本質的にはアナキストだからね。
773考える名無しさん:2011/02/26(土) 17:05:01.35 0
>ドゥルージアンは本質的にはアナキスト

ダウト
774考える名無しさん:2011/02/26(土) 19:07:39.79 P
ダウトとか恥ずかしいからやめろ
775考える名無しさん:2011/02/26(土) 19:10:05.86 0
柄谷がそういう風に要約しちゃってたわ。ドゥルーズはアナキズムの新しい意匠だ、とか。
ガースー(糸圭秀美)・柄谷・福田和也の鼎談でも「DG読んでるとアジビラみたいだな」とか
そんな流れだった
776考える名無しさん:2011/02/26(土) 19:47:06.37 0
>>772
>ドゥルージアンは本質的にはアナキストだからね。

この返答は想定の範囲内だね
これを超える答えってないのかね。
別に具体的な処方箋を聞いているわけではないのだが
777考える名無しさん:2011/02/26(土) 21:18:22.77 P
>>776

フランスもスペインも中国も
アナキストが負けて今の国家がある。
逆にいうとアナキズムにはそうした国家を転覆させる力が今もる。
美学的にではなくあくまで歴史学的に。

ただドゥルーズは大きな資本の流れにこだわったマルクス主義者で、
アナキストではない。資質的にも時代的にも。


マイノリティーへ生成変化せよ。
答えなんて求めずに、連言によって連結せよ。

これらはアナキスト風だが、アナキストならもっと経済的根拠を準備するだろう。

アナキズムが理解されてないのと思想史が批判哲学に侵されている。
問題はこの二つだ。
778考える名無しさん:2011/02/27(日) 00:10:30.50 0
>>761
非線形科学とか複雑系と言うだけで
「ヒセンケー」とか「フクザツケー」とか
バカにする傾向もあるみたいで、
それは知らなかったんですけど
(そもそも全く関心がなかったので…

ttp://ameblo.jp/philosophysells/entry-10814338122.html
779考える名無しさん:2011/02/27(日) 00:26:50.41 0
國分先生に引用してもらえた名誉
780考える名無しさん:2011/02/27(日) 11:53:14.01 P
中沢新一がフクザツケーに飛びついたのもかなり昔のことだろ。
781ガタリがドゥルーズの背後から…:2011/02/27(日) 15:57:59.93 0
もうめんどくさいんで適当に書きます(笑)
ドゥルーズ読む上じゃ初歩の初歩のことだと思うんでね。
ドゥルーズのアナキズムがプルードンなんかのそれと違うのは、それが哲学史のより深いところ、
具体的にはヒュームの存在論から来てるところ(起源はもっとさかのぼれるだろけど)。
ヒュームは「自己」あるいは「自我」や「社会」、「国家」、「民族」といったものも、
ハビトゥス(習慣)としてその都度構築されつくり上げられるものだと見た。
近代において、直接の因果関係はともかくとしても、ヒュームのこの衣鉢を最もよく継いだのが
マルクスだった(「下部構造が上部構造を規定する」)。
その意味ではドゥルーズもマルクスの後継者といえるけど、言うまでもなく、「国家」や「民族」、
「社会」や「自我(個人)」といったものを自明のものとみなす「マルクス(=レーニン)主義者」とは相容れない。
「非線形科学」や「複雑系」といった20世紀以降の科学も、こうしたハビトゥスの創発の際の法則を探るもので、
ニューアカがどうとか言う話ではないよ。
実際、現代人の生活、利便性の向上に資してるわけだしね、先端科学は。
782考える名無しさん :2011/02/27(日) 17:36:04.40 0
「複雑系」とかが洗脳系擬似科学主義者の巣窟であることは世界の常識
洗脳とかマインドコントロールとかいう言葉で誤解している馬鹿が
いるようだが、やっていることは基本的に小学校のいじめと同じ。
カルト教団の修行とかがいい例。てか、複雑系とカルト教団は密接
な関係にある。
783考える名無しさん:2011/03/01(火) 01:10:43.81 0
アンチエディプスで言ってるのは
資本主義はあらゆる脱コード化を行うが資本主義自体は脱コード化されないってことだろう
資本主義の脱コード化の果てになにか希望があるかのような
まあ俺の見解ではアナルコキャピタリストだと思うよ
784考える名無しさん:2011/03/01(火) 01:34:34.27 0
英語で論文を読む訓練を積んでみたいのですが、おすすめの文献ないでしょうか?
pdfでは集中力保てなさそうなので書物がいいです。
785考える名無しさん:2011/03/01(火) 01:50:35.18 0
と質問したところで、
評判が良く翻訳を待望されているらしいゲノスコ?のガタリ本を読もうと思いついたんですが、
Felix Guattari: A Critical Introduction
Felix Guattari: An Aberrant Introduction
のどちらがおすすめ?
786考える名無しさん:2011/03/01(火) 11:23:12.11 0
両方買っとけよ
787考える名無しさん:2011/03/01(火) 19:35:47.70 0
アナルコキャピタリズムの行き詰まりが露呈されたのがリーマンショックなわけでしょう
788考える名無しさん:2011/03/02(水) 12:15:39.70 0
なぜそうなる
789考える名無しさん:2011/03/02(水) 13:00:55.44 P
ただの紋切り型だろ。新自由主義がどうのこうの言っとけばわかったような気になれる。
790考える名無しさん:2011/03/03(木) 02:53:39.74 0
資本の自由な流れにたいしと国民国家が否定的に対置されるのは常套だが
あえて比喩的にいうが
資本は発展しようが頭からつま先まで、あらゆる毛穴と毛穴から血を、油をたらしながら生まれるということ
国家は炎を噴いて吠えながら語る原国家だということ
791ガタリがドゥルーズの背後から…:2011/03/03(木) 20:45:06.68 0
ドゥルーズはアナルコキャピタリストじゃないね。
つうかドゥルーズはドゥルーズだよ。
アナキストでもなければ国家主義者でもないし、新自由主義者でもケインジアンでも、
ましてや(伝統的な意味での)マルクス主義者でもない。
ただアナーキーな側面、マルクス的な問題圏を受け継いでるってだけで。
てかもういい加減、「ドゥルーズは何者か?」みたいな話題やめない?
問題は「ドゥルーズの哲学を使って何ができるか?」だと思うけど。
792考える名無しさん:2011/03/03(木) 23:31:13.99 0
盲信的ドゥルージアンがやってきたな
793考える名無しさん:2011/03/04(金) 08:22:26.03 0
ドゥルーズもろくに読んでないドゥルージアンがな
794考える名無しさん:2011/03/04(金) 10:22:30.86 0
ドゥルージアン(笑)
795考える名無しさん:2011/03/04(金) 12:39:38.45 P
器官なき身体だから盲目なのは当然
796ガタリがドゥルーズの背後から…:2011/03/05(土) 04:36:09.80 0
何かについて論ずるためにはまず特定の解釈を踏まえなきゃならないというのは
解釈の幅を著しく狭めるものだし、ある種の政治的配慮と言わざるを得ないね。
ドゥルーズ自身がまさにこう言ってる。
「私がある特定の世代に属する人間だということはまぎれもない事実だ。
私の世代は、哲学史によって虐殺されたにひとしい最後の世代に相当する。
哲学史というものが哲学における抑圧の機能をはたしていることは明らかだ。
あれは哲学におけるオイディプスだ。
『あれこれ読んで、あれについてのこれを読まないうちから、
まさかきみは自分の名において語るつもりじゃあないだろな』というわけだ。」
      『記号と事件』「口さがない批評家への手紙」(河出文庫P.16)
そういう人間に対しては、ドゥルーズがライプニッツについて語った中の
次の言葉を投げかけなきゃいけない。
「(ライプニッツが、哲学の任務を新しい概念の創造と定めるとき、
『確立された意見』を転倒させないという条件を付すという
恥ずべき宣言をしたことを参照)。」
                  『意味の論理学』(河出文庫P.210)
ちなみにこれは『ドゥルーズ 没後10年、入門のために』というムックに
収録されたとある文章で國分さんも引用してる(訳書は違うけど)ものだけどね。
ドゥルーズについての入門的知識を欠いたままドゥルーズを批判することは
単にドゥルーズ嫌いを表明してること以上には、なんらの意味も持たないんじゃないの?
それは「新しい概念を創造すること」とは程遠いことだと思うし、そんな暇があるなら
ドゥルーズ以外の自分の好きな哲学者、思想家についての研究に没頭したほうがいんじゃないの?
それがごく常識的な判断だと思うけどね。
797ガタリがドゥルーズの背後から…:2011/03/05(土) 04:39:12.56 0
思想の流動性選好。
哲学の、相場における株式取引。
しかしそれが配当金にありつけるかどうかということとは無関係だ。
798考える名無しさん:2011/03/05(土) 13:43:18.69 0
>>796
きみは入門書ばかりをいつも読んでいるから
誰かがわかり易くまとめてくれたドゥルーズのテーゼを
暗誦するのは得意みたいだね。
「概念を創造すること」
君から何回この言葉を聞いたことか。

そして君が誰かの書き込みに対して返すのは
いつも同じ主張。
入門書に書いてあるようなスローガンとか一般論。
ほんとにわかってるの?

何にも読んでいなくても大丈夫みたいな事が書いてある
引用を持ってきているあたりが、
自分の正体を暴露しているね。
799考える名無しさん:2011/03/05(土) 20:26:04.79 0
「意味の論理学」読む暇あるなら
哲学一般コーナーにある「やさしい論理学入門」でも買って読んだほうが有意義です まじで
800考える名無しさん:2011/03/05(土) 20:54:51.14 0
君は、自己啓発コーナーにある「人に馬鹿にされない話し方」でも買って読んだほうが有意義です まじで
801考える名無しさん:2011/03/05(土) 22:36:20.93 0
ポエム板いったほうがよくない?
802考える名無しさん:2011/03/05(土) 22:40:01.49 0
お前さんはメンヘル板いったほうがよくない?
ドゥルーズスレの存在なんて否認して健康になんなさいよ。
803ガタリがドゥルーズの背後から…:2011/03/06(日) 00:10:31.71 0
入門級の知識は基礎だからね、言ってみれば。
基礎も固めず自己流の解釈で切り込めるほどドゥルーズは甘くないし、
またドゥルーズに限らず基礎の反復からしか新しいものは生まれないからね。
ちなみに俺が今読んでるのは『フーコー』だけどね、精読中。
804ガタリがドゥルーズの背後から…:2011/03/06(日) 00:45:39.79 0
『襞』、早く文庫化してほしいなぁ…
805考える名無しさん:2011/03/06(日) 01:11:13.69 0
デイヴィドソンの反訳が取りあえず完結したな。
みんな読めよ。
806考える名無しさん:2011/03/06(日) 21:42:47.52 0
>>803
反実現とか器官なき身体って、どういうことなんですか?
807考える名無しさん:2011/03/07(月) 02:12:13.05 0
Ian Bchananの Deleuze and Guattari's Anti-Oedipus ってどうですか?
808ガタリがドゥルーズの背後から…:2011/03/08(火) 12:41:35.01 0
>>806
このスレの住人たちはイメージ(表象=再現前化)が好きなようだから例を挙げると
最近の茉莉花革命のようなものだね。

>>807
人に聞く前に自分で読めば?
いらなくなったら古本屋に売ればいいし。
きみだけに言うわけじゃないけど、もっと自分の欲望に正直になりなよ。
快楽じゃなくてね。
809考える名無しさん:2011/03/08(火) 13:10:14.22 0
>>803
あたし最初の頃入門書も何も読まずに差異と反復読んだけど挫折しちゃった
そこから別の思想家の本を読んでいって色々回り道はしたけど
今の今まで入門書なんか読んだことないわ
てか入門書なんて無くても分からない単語はネットで調べれば普通に読めるし
810ガタリがドゥルーズの背後から…:2011/03/08(火) 19:46:45.97 0
ああ、そう。じゃそうすれば。
811ガタリがドゥルーズの背後から…:2011/03/08(火) 19:56:13.90 0
主体化の問題、特に政治的主体のそれは大きいな…
人はいかようにして政治的主体となるのか…
ナチスドイツの占領期に思想形成の時期にあったドゥルーズにとって、
この問題は大きかっただろし、
サルトルへの共感もこの辺から来るんだろな…
812ガタリがドゥルーズの背後から…:2011/03/08(火) 20:01:42.88 0
ドゥルーズにとってのデラシネ体験の大きさ…
813考える名無しさん:2011/03/08(火) 20:17:49.93 0
イメージ批判ほのめかすもイメージ的読解しかしていない馬鹿。
キャッチフレーズの復唱で理解したつもりになっている。
814考える名無しさん:2011/03/08(火) 20:24:41.84 0
テクスト読んで咀嚼しようとしないから、オウムのように復唱するしかない。
815考える名無しさん:2011/03/08(火) 20:38:25.78 P
イメージを使わない思考なんて天才にしかできないような気がするわ。
数学者には結構いそうだけどな。
816ガタリがドゥルーズの背後から…:2011/03/08(火) 21:17:44.13 0
>>813-314
まったく、二言目には咀嚼、解釈、「わかってる?」だね君らは…ドゥルージアンが聞いて呆れるよ。
もっとイメージの流れに身を委ねたほうがいいね、言語的イメージばっかりに固執しないでさ。
言語のオイディプス化は哲学を志すものが最も避けるべきもののひとつだよ。

>>815
数もイメージだよ。
817ガタリがドゥルーズの背後から…:2011/03/08(火) 21:24:50.12 0
いずれにしろ主体化の問題は大きい。
特に今日のような政治的情勢が不安定なときには。
人はいかにして「わたし」となり得るのか、
そして主体の管理化にいかにして対抗できるのか…
818ガタリがドゥルーズの背後から…:2011/03/08(火) 21:43:58.39 0
ドゥルーズが
>私の世代は、哲学史によって虐殺されたにひとしい最後の世代に相当する。
と言うとき、それは単なる比喩ではなく、文字通り、「哲学史」の権化であるナチスによって
虐殺された世代ということを意味する。
ヘーゲル的統合の幻想の彼方に、ヒトラーが屹立するからだ。
それはファシズムを特異な政治的現象とは看做さない今日の政治哲学・歴史哲学と符合する。
ドゥルーズのそうした問題圏は、シュミットやアーレントの問題圏と見事に重なる。
例外状態と器官なき身体、活動と欲望…
819考える名無しさん:2011/03/08(火) 23:06:53.95 P
とりあえず翻訳調の語り口はやめろ。みっともないから。
820ガタリがドゥルーズの背後から…:2011/03/08(火) 23:16:48.22 0
すまんね、ついドゥルーズに成っちまったもんだから(笑)
821考える名無しさん:2011/03/08(火) 23:35:43.25 0
正確には、ドゥルーズの翻訳本に成っちゃった、だな
822ガタリがドゥルーズの背後から…:2011/03/09(水) 00:05:28.75 0
まあそうとも言うかな(笑)
別に意識したわけじゃないけどね。
でも話それるけど、ドゥルーズの語り口ってこういう文体が一番あってるよね。
動画とか見てるとそう思う。
823考える名無しさん:2011/03/09(水) 00:11:17.81 0
ナチスについて語るのは「武器としての宣伝」を読んでからにしようね。
「ナチスの哲学」とか語り出す人間が絶えないのは、ある意味、ナチス時代が
いまだに続いていることの証でしかない。
824ガタリがドゥルーズの背後から…:2011/03/09(水) 00:19:25.44 0
アマゾンで検索したけど、あまり読みたいとは思わんね…
知ってることしか書いてなさそうだ。
トクヴィルとか読んでるほうがよっぽどよさそう。
悪いけど。
825考える名無しさん:2011/03/09(水) 00:23:44.06 0
それで無自覚にナチス思想をひろめ続けるわけですね
826ガタリがドゥルーズの背後から…:2011/03/09(水) 00:26:36.13 0
君の言う「ナチス思想」って?
827考える名無しさん:2011/03/09(水) 00:30:19.56 0
アーレントの問題圏と見事に重なる欠陥問題
反ナチスは反ナチスなのかという最も重大な問いを忘れた思想
828ガタリがドゥルーズの背後から…:2011/03/09(水) 01:36:52.53 0
>>827
何が言いたいのか漠然としててコメントもし辛いんだけども、
仮に「反ナチス!」のシュプレヒコールが広まる状態そのものがファシズムだというようなことを
言いたいのだとすれば、それはアーレントの定義するファシズムに含まれるものだよ。
だからアーレントも歴史には悲観的だし、トクヴィルのような歴史家の悲観性をむしろ擁護してる。
その点、ドゥルーズもある意味では悲観的だけど、一方でその生成変化に賭けてもいる。
というのも現実世界に生きてる以上、それ以外には方法がないし、その外側に何かある、と考えるのは、
ドゥルーズの文脈から言えば、専制君主機械(近世以前)への憧憬を捨てきれないパラノイアでしかないよ。
だからこそ、主体化の問題が重要になってくるんだし。
829ガタリがドゥルーズの背後から…:2011/03/09(水) 02:03:04.01 0
シュミットの例外状態とドゥルーズの器官なき身体を区別するものは何か。
それはごく簡単に言えばホッブズを経由してるかどうかだろう。
それがシュミットとドゥルーズの差異を生み、ドゥルーズとアーレントとを隔てている。
「評議会制」というアーレントの企ては、一面、成功しているかに見える。
だがしかし、制度化=領土化がなされる以上、そこにも重大な罠が潜んでいると言わざるを得まい。
安住の地、約束の地を求めることなく、定住しながらひたすらに遊牧すること。
常にひとつの逃走線を描き続けること。
モーセは常に殺され続けなければならない。
830考える名無しさん:2011/03/09(水) 02:04:51.30 0
本を読んでるのではなく、本に読まれてるとしか言い様がないな
831考える名無しさん:2011/03/09(水) 02:12:31.77 0
誰しもが陥る罠だ
偉物の真似をしていれば、自分も偉くなったような気分になれる
しかし、本当には何も身についてもいなければ、大事なことは何も語られていないことにやがて気づく

そのためにも、彼はドゥルーズを一回忘れてそれから思い出す作業が必要だ

832ガタリがドゥルーズの背後から…:2011/03/09(水) 02:18:50.69 0
いいね、本に読まれる「主体」というのも(笑)
833考える名無しさん:2011/03/09(水) 02:21:03.02 0
結構、よく見かけるタイプなので食傷気味だがね
834ガタリがドゥルーズの背後から…:2011/03/09(水) 02:32:37.19 0
>>831
記憶喪失のヘーゲリアン?(笑)
ひとつ聞くけど、ドゥルーズはそんなに偉人かい?
またそうだとしても、だから何?
ドゥルーズを偉人とし、またその研究者を偉人とし、自分は平凡な一介の小市民だとでも言うのかい?
そういう意識の中に「外」への欲求、パラノ性が潜んでるんじゃない?
もっと積極的にドゥルーズを使って彼を消尽させるべきだよ、君たちは。
たかがドゥルーズだ(されどドゥルーズだ)。
835考える名無しさん:2011/03/09(水) 02:36:23.17 0
>>834
別に俺らがどうのこうのより、君が崇め奉ってるのだけは誰が見てもわかる
もう少し、ドゥルーズから「自由」になったほうが楽だと俺は言ってるだけだよ
836ガタリがドゥルーズの背後から…:2011/03/09(水) 02:43:56.58 0
うん、そう、崇め奉ってるよ、マゾッホがヴィーナスを崇め奉ったようにね(笑)
服従から逃れようとするとはマゾヒストの風上にも置けない人だね、君は(笑)
837考える名無しさん:2011/03/09(水) 02:49:44.25 0
>>836
ドゥルーズの言葉を引用することでしか、しかも(笑)をつけないと安心できないという時点でなんともね
そういう自己の不安ときちんと向き合うことをおすすめする
君が思うほど君に独自性はない
そういう自己ときちんと対峙しないと、対話はできないよ
838ガタリがドゥルーズの背後から…:2011/03/09(水) 02:53:29.59 0
あ、そうそう、カフカにこういう台詞があるのはご存知?
「人間はあまりにしばしば自由に幻惑されてはいないでしょうか。
自由をめぐる幻想があるからには、幻想に対する錯覚もまたおびただしい。
(中略)
自由などほしくありません。出口さえあればいいのです。右であれ左であれ、
どこに向けてであれですね、ただこれひとつを願いました。」
               (「ある学会報告」『カフカ寓話集』岩波文庫)
839考える名無しさん:2011/03/09(水) 02:57:33.82 0
>>838
引用でしか語れないスタイルに限界を感じないのかな君は?
840ガタリがドゥルーズの背後から…:2011/03/09(水) 02:58:12.14 0
>>837
独自性?
それがあるとも思ってないし、必要だとも思ってないけどね。
それを必要とするのは近代的自我のみだからね。
そんなものは結果でしかないし、生成変化とは何の関係もないよ。
それよりも出口を探すこと、そのことのほうがよっぽど大切。
まやかしの非常口に誘導なんかされずにね。
841考える名無しさん:2011/03/09(水) 03:00:28.95 0
>>840
消費社会のただの一員であることを言明して、何か最先端のことを言った気になる
そういう言明であることにきづいていない
842ガタリがドゥルーズの背後から…:2011/03/09(水) 03:00:49.10 0
>>839
君はゴダールの映画を観ないの?
あれをつまらないと感じるならドゥルーズは読まないほうがいいかもね。
最初から肌に合わないんだろう。
843考える名無しさん:2011/03/09(水) 03:04:41.32 0
>>842
引用の織物とかいう言説のスタイリッシュさに幻惑されてるだけだと気づけよ
ゴダールを見るより、俺はターミネーターを見るね
844ガタリがドゥルーズの背後から…:2011/03/09(水) 03:48:38.67 0
そろそろ寝ていいかな?

>>841
最先端のこと言ってるんじゃなくてごく当たり前のこと言ってるだけですよ(苦笑)

>>843
スタイリッシュって…(笑)
くどかんのほうがまだスタイリッシュでしょ、そんなん言ったら。
あれもすでに終わった感はあるけど。
80年代だな〜…ターミネーター出してくるあたりも(苦笑)

ま、おやすみ。
845考える名無しさん:2011/03/09(水) 05:14:09.43 0
ゴダールワロタw
典型的なスノッブですな。
846考える名無しさん:2011/03/09(水) 05:16:02.42 0
自分の語りとスレの反応をもうちょい気にかけてもいいと思うけど、
その辺は自己保身かな。
847ガタリがドゥルーズの背後から…:2011/03/09(水) 21:48:54.59 0
>>845
はいはい、80年代君。
ゴダールを「スノッブ」とするような時代はと〜っくに過ぎたんですよ(笑)
それにドゥルーズはスノビズムを擁護してるからね。
むしろいまだに80年代に閉じこもって反俗気取って「哲学とは?」なんて
考えてるようなやつのほうがよっぽど問題だわ。

>>846
空気嫁って?
そうやってリスクもとらない代わりにリターンも得られないんだよね、
最近の日本人は。
848考える名無しさん:2011/03/09(水) 23:40:05.54 0
とりあえず、ゴダールってようやく左翼っぽいのをあからさまにしたんだな
ってかんじだわ。
849考える名無しさん:2011/03/09(水) 23:58:16.16 0
女は女であるを見た
ヘンテコでわろた
850ガタリがドゥルーズの背後から…:2011/03/10(木) 00:11:09.25 0
>>843
残念でした。
俺はゴダールが極左化した時代の作品は観てないし、興味もないんだよね。
『アルファヴィル』とか『彼女について知っている2,3の事柄』あたりが
一番好きでね。言うなれば商業主義のゴダール(笑)
851ガタリがドゥルーズの背後から…:2011/03/10(木) 00:12:43.33 0
>>849
あれ、たけしがベスト3のひとつにあげてたよ、たしか。
852ガタリがドゥルーズの背後から…:2011/03/10(木) 00:17:17.78 0
>>850訂正
アンカー間違ったな(苦笑)
>>848ですたw
853考える名無しさん:2011/03/10(木) 00:21:58.68 0
>>850
俺は君がゴダールの何を見ようが興味もないんだよね
854考える名無しさん:2011/03/10(木) 00:24:24.68 O
なんで禿ゲイが多い?
855考える名無しさん:2011/03/10(木) 00:27:07.38 0
>>854
それはいい質問だね
変なコテハンには難解な質問だろうが、俺なら答えられる
856考える名無しさん:2011/03/10(木) 00:29:47.12 0
後だしのジャンケンで勝った気になるひとだから、まず彼の解答でも待つかな
857ガタリがドゥルーズの背後から…:2011/03/10(木) 00:31:13.25 0
>>853
俺も君の感情には興味ないよ。
それよりドゥルーズについて語りなよ。
ここは俺のスレじゃないんだよ?
ゴダールのスレでもないし。
858考える名無しさん:2011/03/10(木) 00:32:28.42 0
>>857
あまりに痛いので、見かねてレスしてる
それだけのこと
859考える名無しさん:2011/03/10(木) 00:36:55.97 0
>>851
あー。なんか3−4x10月っぽかったね
860考える名無しさん:2011/03/10(木) 00:44:42.99 0
解答まだかな
たまには自分の頭で考えてみろよ
861考える名無しさん:2011/03/10(木) 00:58:49.58 0
臨機の知が欠けてるひとに説法されても薄ら寒い
結局、応用のきかない知をふりかざすことに何の意味もない
誰かのことばを鸚鵡返しに唱えるだけの作業は、きわめて容易だということだよ
862ガタリがドゥルーズの背後から…:2011/03/10(木) 01:03:35.81 0
>>859
そうだっけ?
なんせ観たのが10年以上前で内容覚えてない…(苦笑)
ベスト1だったフェリーニの道化師のほうがまだ覚えてるかも。
まぁ、3-4×10月面白いよね。
みんな〜やってるか!ももっと馬鹿げてて面白かったけど(笑)
863考える名無しさん:2011/03/10(木) 01:06:16.67 0
馴れ合いで逃げるところもまた・・・
いや、やめとこう
少々追い込みすぎたかもしれん
864ガタリがドゥルーズの背後から…:2011/03/10(木) 01:14:38.21 0
フーコーの問題圏とドゥルーズの問題圏は基本的に重なってる。
それは『フーコー』という書の全体でドゥルーズ自身が表明してることだ。
増田靖彦はこの書をドゥルーズ哲学のエッセンスだとまで言ってる。
俺もそう思うし、この書の投げかける問題、具体的には主体化の問題は
ドゥルーズ哲学の核心でもある。
そこから離れて、やれ逃走だのゲイがどうしたのと上辺だけ語って見せても、
それはドゥルーズとは何の関係もないことだ。
865ガタリがドゥルーズの背後から…:2011/03/10(木) 01:16:17.95 0
そろそろ寝ます。
お休み、また明日。
866考える名無しさん:2011/03/10(木) 01:19:33.23 0
>>864
関係は大いにあるが、それが君には見えない
とはいえ、君の大好きな「出口」を広く開けておかないとね
本当はカフカの「出口」は極限状態で発動されるものなんだけど
俺はやさしいから、そこまで追い込むことはしないよ
867考える名無しさん:2011/03/10(木) 01:22:06.54 0
>>862
女が子供ほしがって、彼氏が「相手を見つけてきてやる」とかほざくあたり

868考える名無しさん:2011/03/10(木) 02:51:19.56 0
しかし>>819氏は優しいなあ。
それに気づいていないのは「ガタリがドゥルーズの背後から…」君だけか。

スレに関わりのある話をすると、ズーラビクヴィリ『ドゥルーズ・ひとつの出来事の哲学』
は大変良い本だと思うのだが、気になる点がひとつ。
國分功一郎がブログに書かれているが、どうもズーラビクヴィリは自分のこの論文が日本語
に訳されていたことを知らなかったらしい。
http://ameblo.jp/philosophysells/entry-10598830882.html
生前の著者は翻訳刊行されていたことに「感激」していたというが、常識的に考えてこれは
マズいんじゃなかろうか。版権とか印税の問題はどうなっていたのだろう?
869考える名無しさん:2011/03/10(木) 02:53:24.42 0
訂正。お恥ずかしい。

×「國分功一郎がブログに書かれているが」
○「國分功一郎《の》ブログに書かれているが」
870考える名無しさん:2011/03/10(木) 09:41:36.37 0
空気嫁とは言わないが、なんのためにここに書き込みしているのって話。
反感かわれすぎだし、事実あんたが荒しみたいになってるからさ。
その辺のことはどう考えているのかなと。
あなたはなにかリターンがあるの?
ここに書き込みして。
871考える名無しさん:2011/03/10(木) 10:42:48.50 O
「キリストからブルジョアジーへ」、俗悪っぽくて最高だろ。
872考える名無しさん:2011/03/10(木) 10:49:10.77 0
最高でも最低でもいいんで
ポエム板でやってもらえませんか
873考える名無しさん:2011/03/10(木) 11:03:48.89 O
いや、俺は大好きだよ。

珍獣見つけたような意地の悪い喜びを感じるから(笑
874考える名無しさん:2011/03/10(木) 15:49:36.66 0
問題圏(笑)
875考える名無しさん:2011/03/10(木) 17:29:19.89 O
>>9
それだけなんだろうよ。
『感想』は途中で放り出して、『宣長』を始めた。

『宣長』の小林は『感想』の小林と全然、違うように思う。
小林のベルグソン好きは、小林が仏文から始めたせいが大きいだろ。
876考える名無しさん:2011/03/10(木) 17:35:49.89 O
白鳥が教会に戻って死んで、論壇で物議をかもした頃に
ベルグソン論を止めて、宣長の遺言話を始めた。

自分の仕事が下らなくなったんだろ。
877考える名無しさん:2011/03/10(木) 18:11:22.50 O
『感想』放り出してドストエフスキーの墓参りにソ連に
出掛けたのな。

それで『感想』は終わり。岡潔との対談で反省の弁を垂れて。
878考える名無しさん:2011/03/11(金) 00:59:16.44 0
小林秀雄の南島旅行の紀行文をたまたま読んだが
すさまじく醒めていてわろた記憶がある。土地への恨みでもあるのかと
879考える名無しさん:2011/03/11(金) 01:22:01.47 0
白仁高志のドゥルーズ研究
ttp://zaitsu.blog137.fc2.com/blog-entry-38.html
880考える名無しさん:2011/03/11(金) 10:50:30.19 0
>>868
翻訳権は出版社が管理していたりするから
案外知らなかったりするもんだよ
881考える名無しさん:2011/03/13(日) 12:39:22.70 0
何故、出来事は、病・戦争・傷・死のタイプばかりなのだろう…
幸福な出来事よりも不幸な出来事のほうが多いからだろうか
882考える名無しさん:2011/03/18(金) 05:58:11.10 0
コテハン無事か?
883考える名無しさん:2011/03/19(土) 05:51:45.46 0
宇野邦一×芳川泰久×堀千晶「ドゥルーズと異形の文学者たち」
http://junkudo.seesaa.net/
884考える名無しさん:2011/03/19(土) 07:28:12.08 0
>>881
は? 誰がそんなこと、言ったの?
885考える名無しさん:2011/03/19(土) 08:52:51.09 0
「磁器と火山」がここんところの気分に妙にはまる。
886考える名無しさん:2011/03/19(土) 09:26:26.72 0
こんどの震災をドゥルーズ的に読解するとどうなるの?
887考える名無しさん:2011/03/19(土) 13:44:27.38 P
消尽したもの
888考える名無しさん:2011/03/19(土) 16:32:53.48 0
思考が開始される当のそれ
889考える名無しさん:2011/03/20(日) 02:00:42.43 0
ドゥルーズのポエムじゃ震災には無力
890考える名無しさん:2011/03/20(日) 12:29:42.16 0
原子力への意思
891考える名無しさん:2011/03/21(月) 02:54:15.67 0
ドゥルーズがジュネやバタイユを毛嫌いした理由はなぜ?
アルトーは好きなのに
892考える名無しさん:2011/03/21(月) 10:46:42.54 0
意味の論理学には、戦争という出来事にどう向き合うかという問題意識があった。
この度の震災に対しても、それとパラレルに考えることができる。

893考える名無しさん:2011/03/21(月) 12:39:12.84 0
ドゥルーズが生きていれば
この震災という最悪の事態を甘んじて感受する「礼儀正しい日本人」
をどう評価するだろう?

『フーコー』ー「褶曲あるいは思考の内』註30
「問題は、東洋的技術には〈自己〉あるいは主体化の過程が存在するのだろうか、ということ」
894考える名無しさん:2011/03/21(月) 13:52:08.49 0
デモ運動のひとつも起こせないゴミ民族でしょ
895考える名無しさん:2011/03/21(月) 14:12:29.57 P
デモしなけりゃ解決できないことなんか日本にあるか?
デモして解決できることなんか日本にあるか?
だいたいのことは個人の工夫でどうにでもなる。
自分の半径3メートル内のことにリソースを割いた方が効率的だと思うだけ。
896考える名無しさん:2011/03/21(月) 14:29:09.35 0
>>895
お前ドゥルーズ読んでないだろ
897考える名無しさん:2011/03/21(月) 14:52:08.99 0
一撃必殺の殺し文句。
これで俺は何人もの馬鹿を黙らせてきた。
898考える名無しさん:2011/03/21(月) 15:02:11.31 0
裂け目を必死に埋めようとする神経症的な日本人ども
もうかつての学生運動のような奇跡は起こらないんだろうね
899考える名無しさん:2011/03/22(火) 02:05:25.32 0
クライスト「チリの地震」
900考える名無しさん:2011/03/22(火) 04:40:33.98 0
>>883
まったく中身のある話してないな
ポエム哲学者の研究者はやはり無能の集まりということだね
こんなので稼げるなんていい商売ですね〜
901考える名無しさん:2011/03/22(火) 09:52:18.03 0
今回の震災をドゥルーズ的に表現するとどうなるの?
902考える名無しさん:2011/03/22(火) 10:04:27.63 0
意味の論理学を読むといいよ。
今の気分に妙にはまる。
903考える名無しさん:2011/03/22(火) 10:09:21.00 0
>>901
強度の悲劇
904考える名無しさん:2011/03/22(火) 10:10:05.81 0
日本 〜マイナー地域のために〜
905考える名無しさん:2011/03/22(火) 10:54:00.28 0
ドゥルーズのポジティブシンキングにはうんざりさせられる
こんなやつにアルトーのことを語ってほしくない
906考える名無しさん:2011/03/22(火) 11:18:45.92 0
>>901
フィッツジェラルド『崩壊』
907考える名無しさん:2011/03/22(火) 11:29:56.91 P
>>905
常に窒息の危機に直面していたドゥルーズにとって絶望などというのは贅沢品だっただけのこと。
908考える名無しさん:2011/03/22(火) 12:15:28.60 0
バルティスによると晩年のアルトーは完全にカトリックに帰依していたらしいね
もちろん公式な記述、見解じゃなくて、バルティスによる回顧譚だけど
そのへんとドゥルーズによって変形させられたアルトー像を突き合わせると面白いかも
909考える名無しさん:2011/03/22(火) 20:25:35.52 0
贅沢品wさすがポエマーが好きなだけあるw
910考える名無しさん:2011/03/22(火) 21:49:59.28 P
ポエムというか、もっと即物的な話
911考える名無しさん:2011/03/26(土) 00:52:26.01 P

ツリー=東電
条里空間=計画停電
パラノ=原発
リゾーム=twitter
スキゾ=太陽光発電
平滑空間=インターネット
欲望する諸機械=津波
器官なき身体=放射能
912考える名無しさん:2011/03/26(土) 02:44:47.09 0
なるほどさっぱりわからん
913考える名無しさん:2011/03/26(土) 03:13:14.10 0
ドゥルーズは芸術家を臨床医といって賞讃してますよね
哲学者の彼からすると芸術家は憧れの存在だったんですか
914考える名無しさん:2011/03/26(土) 08:32:14.97 0
放射性物質=ノマド
915考える名無しさん:2011/03/26(土) 10:49:36.39 0
カント以降の哲学者は、芸術つまり美学をもって
おのれの思想を完結させる傾向がある。
ヘーゲル然りハイデガー然りアドルノ然り。
ドゥルーズもその例に漏れない。
916考える名無しさん:2011/03/26(土) 21:50:05.85 O
ドゥルーズを見る時にはこう考えよう。 原発は怖い事になった。
原発から放たれるエネルギーは千のプラトーであり、一面的には怖いが、一面的には何とかなる。
我々は力の意志を持って、この一面的の何とかなるを選択するのであり、これが力への意志だ。
917考える名無しさん:2011/03/26(土) 21:52:11.75 O
差異と反復


余震が無かった時の差異と余震がある時の差異を比べ、体がなれる事。
社会人と未成年者の差異を比べ、和解をしていく事。
918考える名無しさん:2011/03/26(土) 21:55:15.32 0
ドゥルーズの最高傑作は意味の論理学
919考える名無しさん:2011/03/26(土) 22:49:15.17 0
ジャーゴンをふりかざしてスノッブ気取りのレスばっか
コテハンが消えても基本は変わらんスレだね
920考える名無しさん:2011/03/27(日) 00:12:37.35 P
「ジャーゴン」もジャーゴン
921考える名無しさん:2011/03/27(日) 00:15:36.07 0
ポエム板でやればすべて解決
922考える名無しさん:2011/03/27(日) 02:31:18.96 0
フロイトラカンより退行してるように思う
ラカン批判なんてお粗末なものだし
923考える名無しさん:2011/03/27(日) 10:42:06.65 P
あえてヘーゲルを捨てる哲学なんだからラカンなんて検討する余地なくゴミ扱いに決まってるじゃないか
924考える名無しさん:2011/03/29(火) 21:40:53.39 0
>>922
ドゥルーズはどこで「お粗末」な「ラカン批判」をしてるの?
少なくとも『意味の論理学』や『アンチ・オイディプス』あたりではラカンはある程度肯定されてるよ。
925考える名無しさん:2011/03/30(水) 00:45:30.97 0
てかドゥルーズの思想は明らかにラカンに影響受けてるし
ドゥルーズは自分流に置き換えただけ
926考える名無しさん:2011/03/30(水) 11:00:21.25 0
意味の論理学を読めばいかにラカンの影響が大きいかがわかる
927考える名無しさん:2011/03/30(水) 19:04:39.42 0
>>918
いや、普通に差異と反復でしょ
928佃煮マニア:2011/03/30(水) 21:13:53.81 0
メラニークラインって自閉症の子供を催眠誘導して問題になった人でしたっけ。
929考える名無しさん:2011/03/31(木) 16:24:44.43 0
催眠誘導してなにしたの?
逆レイプ?
930佃煮マニア:2011/03/31(木) 19:19:55.36 0
あとからわかったことですが、精神疾患者に催眠とか精神分析すると症状が悪化するんですよ。
931考える名無しさん:2011/04/03(日) 16:45:47.53 0
以前、樫村晴香がアフリカのどっかの国の情報をネットでみると情報が勝っ
てわざわざ行く必要なくなる、というようなことを言っていたが、こういう
感覚と全く無縁の体癖があるということがこれみるとわかる。
樫村はさっさとタイに逃げたようだけど、緊急時に丸出しになる体癖による
動作というのは本当に興味深い。

↑これのソースを知りたい
932考える名無しさん:2011/04/03(日) 17:22:07.98 0
@kataticom晴香の方はお酒の量が増えているのが心配。本は今哲学の
本書いています。いまは九州ですか。
12:28 AM Nov 23rd, 2010 webから kataticom宛
aikokashi
933考える名無しさん:2011/04/03(日) 17:24:55.93 0
昨日は夫が新幹線に閉じ込められ、遠隔情報提供状態。一時は小田原
のファミレスに。これから静岡へ。フェスタは明日のための会議。う
ちの入試委員長は、業務のため、横浜の自宅に帰らず、大学近辺に残
るとか。
2:39 PM Mar 12th webから
aikokashi
934考える名無しさん:2011/04/03(日) 17:25:32.78 0
夫の父11/2に亡くなる。前の日まで話していたから、死の現実界性に
襲われる。こんなことは平気かと思っていた以上に夫が打撃を受けて
いる。
11:33 PM Nov 17th, 2010 webから
aikokashi
935考える名無しさん:2011/04/03(日) 17:43:37.12 0
3/17 10:54:03

昨日夫タイへ。東北のタイ人はどんどん政府が帰国させているらしい。
タイ空港で放射能チェック。靴底に反応があったらしい。夫は茅ヶ崎
かJRで成田経由で出国。
936考える名無しさん:2011/04/04(月) 09:31:40.09 0
なにこのわけのわからないコピペ
937考える名無しさん:2011/04/04(月) 10:07:45.66 0
樫村の奥さんのtwitterだろ。
938考える名無しさん:2011/04/05(火) 18:49:55.60 0
僕は精神的におかしいです、肉体と精神が灼けているようです
僕みたいな人間に向いているドゥルーズの本はなにですか
939佃煮マニア:2011/04/05(火) 19:16:57.67 0
アンチ・オイディプスを読んで下さい。
内奥から燃えさかるような狂気が本で描かれています。
940考える名無しさん:2011/04/05(火) 23:48:51.78 0
樫村のコピペ見ると
酒量が増えたのは父をなくしてからだね。コピペ順が前後してる。
哲学の本てオイディプスコンプレックスについての本か。
941考える名無しさん:2011/04/06(水) 01:38:23.35 0
今日の拙著の合評会では、江川隆男さんにまとまったコメントをいた
だいた。氏とは立場が違うが、それだけに自分では気づかなかった指
摘に満ちており、そのひとつひとつが魂に響いてくる感じで、非常に
考えさせられた。哲学魂の共鳴。11月のカント協会のセッションでは、
引き続き氏と討議する予定だ。
1:56 AM Aug 30th, 2010 Echofonから
parages
yusuke miyazaki
942考える名無しさん:2011/04/06(水) 07:09:13.42 0
いきなりあまり関係ない話題で恐縮ですが、メンヘル板の
自分は男でも女でもなく『中性』だと思う人。3というスレではじかれたので板違いかもしれませんが
ここに書かせていただきます。わたしも20年位前ミル・プラトーとか読みかじってたのでドゥルーズ
は好きですし、n個の性、という概念も厳密で興味深い話とはおもいますが、

まあ仕方なくリアルは統合失調症で障害者年金もらって細々生活してるわけでして。。

性別二元制と性同一障害をわかりやすく解決する一つの策として試験的に
『中性』という性別を作ってみてもいいと思うんですよね。

いい年して自分が中性としか思えないんですよ、なんか新しい物を作り出したいという
芸術家気質もなくなんないし。。

板ちがいですみません。
943考える名無しさん:2011/04/06(水) 08:22:22.24 0
連投スマソ
このスレ ザックリと読んで久々に哲学に興味持ったというか、リアルで分裂症の
症でドゥルーズ=ガタリの実践化のつもりで10年くらい前、医者を
精神分裂分析してやろうとか思って九大出の若い精神科医と話したら
「九大出てる医者にドゥルーズやラカン読んでる人なんかいないよ、ハイデッガー
読んでた」とか言われて一蹴された。そのころネットサーフィン(もはや死語?)
してもドゥルーズをまともに理解した上で評価するようなサイトもなかった。
2ちゃんも一緒。

こんなスレも出来ていい時代になったと思いますよ。ホント。

944考える名無しさん:2011/04/06(水) 08:47:50.36 0
いい時代ではないと思う
自分の幻想に触れられるのが恐い赤ちゃんばかりだよ、現代人達って
コンテンツとしての性は多様化されて普通に消費されるようになったけど
それが故に現実にいるマイノリティは依然として抑圧されたまま
その現実を示すと「ぼくのげんそうこわすな」と駄々こねるマジョリティという赤ちゃん達によってね
945考える名無しさん:2011/04/06(水) 08:48:11.35 0
>>943
自分には扱えない問題だから、どうこう言えないけど、最近のドゥルージアンでは千葉雅也という若手が、自身ゲイでジェンダー論にも取り組んでいるようです。
まずは、
http://twitter.com/masayachiba
を覗いてみてはどうでしょう。
946考える名無しさん:2011/04/06(水) 08:58:57.92 0
ライトオタク
ライトロリコン
腐男子

何がマイノリティへの生成変化(笑)だよ
それによって本当のオタクやロリコンや同性愛者が殺される
947考える名無しさん:2011/04/06(水) 09:12:22.51 0
結局ドゥルーズはゲホゲホいってる自分の苦しみに酔ってただけで社会的な視線に対してはあまりに無関心過ぎた
今においてドゥルーズの思想は、マジョリティが今にも消えそうな自分を肯定するためのアルコールでしかない
今そこにある痛みを無視して何十年も前に書かれた本に縋りつくゴミども
948考える名無しさん:2011/04/06(水) 11:40:56.08 0
千葉はオープンなゲイだから隠す辛さを知らないよ
そんなやつが語っても片方の人間にしか通じないよ
949942:2011/04/06(水) 13:21:53.67 0
わたしが「中性」という性つくりたいと言ってるのは 
モデルの構築にあたるのかもしれません。

マイノリティがマジョリティになりたいと言ってるのと同じ
かもしれませんね。

マジョリティがマイノリティ生成変化型民主政を理想のように考える人も
いるようですがロシアがソ連になるまえだったかな?実践してみた
アナーキズムと結果はさほど変わら
ないような気もするし。。

マイノリティにだってシステムはあっていい。
というか現実にあるし、ますます量産されている。

マイノリティが個でなければならないというのは逆に資本主義のような
マクロなシステムに管理されやすい。いまさらですが、ドゥルーズの思想は
そもそも矛盾していたように思えるようになりました。

>>947
それでも何十年も前は夢をもって読みかじったものでしたよ、マイノリティ
のために書かれた本だと勘違いしてましたからw

950942:2011/04/06(水) 13:26:53.20 0

>>945
こういうのが今の自称ドゥルージアンなんですね。学生さんみたいですね。
習った哲学って感じですかね。わたしは高卒なので別冊宝島でドゥルーズを
発見しましたがw

ジェンダー論はあまりなかったのでわたしも元ゲイ(今は中性になろうとしている)
ですがあまりぱっとしませんでした。

シンセいじりもわたしも昔やっていましたが
この子はライトシンセオタクって感じかなw
わたしの頃は音から全部つくってましたからね。

でも既製品でもあれこれ組み合わせてシステムを作っては破壊してる
というプロセスはドゥルージアンの作業といえるとおもいます。

わたしの場合、本当に資本主義がなじまず既製品を壊して自分の使いたい
別の物に作り変えたりして使ったものでしたがw
わたしの場合、本当に資本主義がなじまず既製品を壊して自分の使いたい
別の物に作り変えたりして使ったものでしたがw
951考える名無しさん:2011/04/06(水) 18:13:28.99 0
あえて聞きますが、日本のドゥルージアンの方々って
日本の天皇制とかに関心はないんですか?
952考える名無しさん:2011/04/06(水) 20:13:10.98 0
本物の病を生きている人には病を記述しているだけのドゥルーズはつまらないよ。
と樫村晴香が言ってた。
953考える名無しさん:2011/04/06(水) 21:39:41.49 0
足下を見ないで、ドゥルーズがどうのこうの言われても
なんだかねえ。これって昔からよくある日本の知識人の
典型だよね。

マルクスからドゥルーズにアイドルが変わっても、
根本的なところはみんな同じなんて、淋しすぎるな
954考える名無しさん:2011/04/06(水) 21:54:08.05 0
まずはお前の天皇制への見解を述べよ。
最初から罠をかけているかのような問いにいちいち応えてられるか。
まずは自分が餌になってみろ。
955考える名無しさん:2011/04/06(水) 22:25:59.00 0
ないです。
956考える名無しさん:2011/04/06(水) 22:28:12.93 0
天皇制より「KARA」のほうに関心あります。
957942:2011/04/06(水) 22:44:39.70 0
>>951 今後コテハンはやめますが、
元エセドゥルージアンの意見でよければお答えします^^;

幼少の頃より日の丸を歌う事をあえて割愛するという
日教組全盛時代の小学校教育を受けてきたわたしは、
中学、高校と進学するにつれ逆にそれらを強制される教育を
受けるようになったとき、天皇制というのを漠然と憎むようになりました。

ただ小六くらいの時 学校の先生に「自由と平等」どちらがいいか?
などの問いをされたとき、私は自由を選び、当然のように平等がいいという
子供もいたことにショックを受け、社会主義、共産主義、マルクス主義なども
なにかあやしげな思想なのだと思うようになりました。

そこで高校を卒業してドゥルーズの思想用語などに断片的に感化され
今西信司あたりを読んでドゥルーズというのはマルクスを踏襲した上で
理解できるものなのだとおもわされたわけですが。

958942:2011/04/06(水) 22:47:35.69 0
当時ドゥルーズを日本に紹介した浅田が「天皇制はあっても無くてもかまわ
ないが、残しておいてもいいものだ」などといっていたので、面と向かって
批判する気にもならなかったのですが。父権的、家族主義的でデュメジルの
言う印欧語族の三機能を思わす古代国家、捕獲装置、すなわちシステムに
類するものだと想い。都市の周縁からマイノリティとして、はてしない攻撃
を繰り返し、戦わなければならない敵なのだと個人的には想うようになり
ました。

今でも天皇制というものはわたし個人は嫌悪感があります。

ただ、昭和天皇 現天皇 両者に関しては人間天皇として好感の持てる
振る舞いをしてきて 今もしているように感じています。

まあ右翼の方々主張するような天皇制とか共同幻想論などのようなもの
にはいまひとつ私は勉強不足ですねw
959考える名無しさん:2011/04/06(水) 22:54:56.04 0
>>957
小六の頃から社会主義とかマルクスとか言ってるガキとか恐すぎるんだけど
960考える名無しさん:2011/04/06(水) 23:30:43.25 0
>>951
天皇制に感心はあるよ。
ドゥルージアンで天皇制に感心ある奴には、中沢新一の『精霊の王』辺りが向いてるのかな。
三島由紀夫と全共闘が討論した記録『美と共同体と東大闘争』とか、『三島由紀夫vs東大全共闘』もいいかも。
三島の「文化防衛論」で語られた天皇って、日本文化と呼ばれるものは何でも内包するジャガイモみたいなものなんだよな。
それはそれでファシズム的ではあるんだが、
「文化を全面的に容認する政体は可能かという問題は、エロティシズムを全面的に容認する政体は可能かという問題に接近している」とか、
「最深のエロティシズムが、一方では古来の神権政治に、他方ではアナーキズムに接着する」にアルトーのヘリオガバルスを、
「日本文化は、本来オリジナルとコピーの弁別を持たぬ」にシュミラークルを連想する人も多い筈。
961考える名無しさん:2011/04/06(水) 23:36:04.57 0
シミュラークルでした・・・これ、いまだにホントよく間違うわ。
962942:2011/04/06(水) 23:47:37.76 0
すみません、すこし面白い気分なのでコテハンで
もう一つだけ書かせてください^^;

小六で社会主義とかマルクスとかとおっしゃいますが、実際そのころ
安田講堂事件やよど号のっとりの実況のTVの再放送みたいのやってましよ?

この人たちはいったいなんなんだ?いい人なのか悪い人なのかまるでわからない、
でもやってる事はなんかすごいことだ。超法規的措置なんて言葉もすごいと
思ったし。

成田空港の管制塔たてこもりとか幼稚園児だったか小1〜2だったか
おぼえてないけどリアルタイムで見てましたよ?

ソ連や共産圏という国々は実際あったわけですし、学校の先生は
それらの国々は鉄のカーテンで自分たちを守ってるとか、わたしたちの
日本は資本主義であっちのひとたちとは考えがちがうとか普通に習ってた
おぼえがありますよ?

あとわたしの父は自衛官で潜在的に右よりなのか共産主義を毛嫌いしてたので、
親への反抗心みたいなのもあったかもしれません。

まあ、そんな時代でもあり、たまたまそんな環境ができることもあると
いうことで、そんなガキが100人に1人ぐらい出てきても別におかしくはない
と思いませんか?w

963考える名無しさん:2011/04/07(木) 07:47:18.92 0
統合失調症者からみて、アンチ・オイディプスってどんなもんなんですか?
964考える名無しさん:2011/04/07(木) 07:58:48.35 0
このまえ初めて『差異と反復』読みました。面白いです。
差異と同一の関係を焦点に、普遍について書いてあるという理解でいいのでしょうか?
チラ裏ですがこんな感じに。

[一義的な概念]
存在>生成>差異>反復>主体化

[反復する二義的な概念の例]
差異⇔同一(強度⇔外延量)(内外を分かつ囲いとして同一が求められてる?)
流動⇔固定
遊牧⇔定住
弛緩⇔縮約
運動⇔停止
無意味⇔意味
カオス⇔コスモス
脱コード化⇔コード化
左⇔右
無目的⇔目的
繊細の精神⇔幾何学の精神
表現⇔表現されたもの
特異⇔一般

[主体化のうちで反復するものの例]
対立⇔止揚
進展⇔停滞
不安⇔安心
絶望⇔希望
自由⇔束縛
潜在⇔現前
柔軟⇔強硬
965考える名無しさん:2011/04/07(木) 09:20:49.13 0
>>963 統合失調症です。アンチ・オイディプスは他の本とかネットでの
要約しか見たこと無いのですが、あー「私」とか「自分」とかでなくて
全部機械と欲動だったのね。とか 普通に関心しましたね。

あと「統合失調症」とか名前変えなくても「精神分裂症」で別に
よかったんじゃないか とか思いました。
966考える名無しさん:2011/04/07(木) 10:44:58.43 0
>>959
進学校なら普通だよ。
ちなみに私は恥ずかしながら右翼でした。
967考える名無しさん:2011/04/07(木) 10:55:10.65 0
進学校出だけど、
塾でトップクラスの成績の奴でもあんまりそんなのいなかったけどな。
全科目得意で滅茶苦茶頭いい奴ドラえもんマニアとかアイドルオタクとかだったよ。
文系インテリ気取りもいなかったわけじゃないけど、
そういう奴の成績はそこそこ程度。
知識も今思うと完全に聞きかじりのつぎはぎみたいのだった。
968考える名無しさん:2011/04/07(木) 10:57:45.90 0
>>951
丹生谷貴志『天皇と倒錯』おすすめ

阪神大震災の経験が、今回と全く同じということがよくわかる。
ネガな意味で。
969考える名無しさん:2011/04/07(木) 12:33:56.57 0
中1で法律の勉強をしていたやつがいたな。
ちなみにそいつは今中位ローにいる。
970考える名無しさん:2011/04/07(木) 13:15:52.65 0
まさに小泉さんが言っていたような世界が実現しようとしている・・・
971考える名無しさん:2011/04/07(木) 18:34:56.05 0
>>968
>丹生谷貴志『天皇と倒錯』おすすめ

サンクス。読んでみます。
972考える名無しさん:2011/04/07(木) 19:17:06.65 0
>>967
最近の勉強できる奴は趣味がゲームだったり、漫画だったり、すごい普通だよな
教室でカバーかけて本読んでるから難しい本読んでるのかなって思って、ちょっと覗いたらライトノベルだったりで
昔は教室で哲学書読んでるような秀才天才がいたんだろうか
973考える名無しさん:2011/04/07(木) 20:09:20.95 0
哲学読んでるから頭がいいとは限らないと思うが、
だれもいない図書室でレヴィ=ストロースの悲しき熱帯とか読んでたな。
構造主義って何?って思って。少しでも頭よくなりたかったしね。
さっぱりわからんかったが。。

教室に漫画持ってきたりはした。ゲームは学校に一台しかないPCで
タイニーゼビウスってシューティングゲームしてた。

974考える名無しさん:2011/04/07(木) 20:21:22.48 0
よくもまあこんな曖昧な用語法で物事語ってられるよね
975考える名無しさん:2011/04/07(木) 23:29:43.76 0
ドゥルーズはリセのときから、サルトルらが集まるサロンに出入りしてたんじゃなかったっけ?
976考える名無しさん:2011/04/08(金) 00:16:15.82 P
別に曖昧なのはいいけど、「厳密に〜」って自分で言うよね、ドゥルーズに限らず。
977考える名無しさん:2011/04/08(金) 00:23:44.39 0
ドゥルーズの場合は、厳密な非正確さでしょ。自覚的だよ。
978考える名無しさん:2011/04/08(金) 05:12:34.36 0
>>960
横レスだけど、三島の『文化防衛論』には政治学者・橋川文三からの応答(反論)があって、
三島は「天皇を政治的に利用するのは最悪だ」というけど、そういう三島の「文化としての天皇を護る」というのも、
天皇の政治的な利用なんじゃないかって言ってる。
三島もこれには同意してて、その上で、それをどう乗り越えるかが現代の課題だみたいなこと言ってたらしんだけど、
これって実質的に三島の敗北なんだよね(苦笑)論争としては。
『日本浪漫派批判序説』から『昭和維新試論』に至るまで、橋川は基本的にマルクシズムの人だけど、
その橋川の提起した問題を、右翼はいまだ解決できてない。
で、そういう橋川とドゥルーズがどうつながるかというと、北一輝らの思想を中心とした思考の対象、
シュミット流の「例外状態」(北の「戒厳令」)論)と「戴冠せるアナーキー」もしくは「器官なき身体」の差異性と近似性。
あるいはマルクスのボナパルティズム批判もだけど、これは考えられて然るべき問題だと思うよ。
つまり、民衆の中にある「時代精神」を待望する心性だね。
979978補遺:2011/04/08(金) 05:40:21.57 0
民衆というか、アガンベンの言う「剥き出しの生」か。
980考える名無しさん:2011/04/08(金) 12:08:46.98 0
ドゥルーズに天皇制についてどう思いますか? と聞いたら
「なんの意見も見解ももたない」
と、平然と受け流されるのが落ちだろうね

天皇制を根本的に問うても、なにも出てこないと思う
若いやつ・壮年の仕事に忙しい奴らに統計取ったら高確率で「無くても有っても、どうでもいい」だろう
天皇とは何か? なんて明治以降に作られたフィクション。あまりに洗練されたフィクションだから知的に肥満した人々が惹かれてしまう。問題はそこじゃないだろ
981考える名無しさん:2011/04/08(金) 12:39:54.17 0
天皇制スレでもだれか作ってみればいいんでないかな。

スピノザだろうがマイケル・サンデルだろうが
たいして面白い事だれも言わないと思う。
982考える名無しさん:2011/04/08(金) 17:36:39.70 0
いや、俺は天皇制が無くなったら日本人の価値観が変化すると思うぞ。
983考える名無しさん:2011/04/08(金) 17:38:33.81 0
天皇制はドゥルーズが言う意味での潜在的なものだよ。
日本の右翼がもっとドゥルーズを真面目に読んだら、
面白いことに……いや、恐ろしいことになるかも。
984考える名無しさん:2011/04/08(金) 23:25:15.16 P
天皇家は京都に帰るべき、マイノリティーの典型
日本の問題というより受け入れ体制のない
京都の問題
985考える名無しさん:2011/04/09(土) 10:49:28.37 0
天皇家がマイノリティ戦争機械として国家や権力と戦うみたいな構図
右翼には想像できるかなw
986考える名無しさん:2011/04/09(土) 11:24:53.83 0
>>985
それ漫画にするといいわ
大友克洋に描かせろ
押井守のアニメでもいいぞ
987考える名無しさん:2011/04/09(土) 12:31:00.17 0
かわぐちかいじの漫画でもいいかな
988考える名無しさん:2011/04/09(土) 15:32:03.75 0
天皇はいいですね賛成です
989考える名無しさん:2011/04/09(土) 15:51:27.59 0
>>985
中上健次が「被差別部落だって逆の意味での万世一系」とか言ってたな。
三島も、福田和也(『安田與重郎と昭和の御代』とか)も、天皇を「文化」の凝縮点として考えてるが、
その「文化」がマイノリティのまでホントに内包しえるのかって問題もあるんだよな。

『千プラ』には「『偉大な』国家元首たりうるのは、記号-先導者、記号-粒子として流れにわが身を連結し、
量子の放出によってブラックホールを乗り越える人間にかぎられている」とあるが、天皇がそうした存在たりうるのかどうか。
国民と政府が乖離するのに従って、温厚な「国民を第一に」という天皇の姿勢が一種のアナーキーを発揮しうるかによるのかな。

ちなみにガタリは自らの「エコゾフィー」に関連して、「日本は、先端技術と、遠い過去(日本の神道や仏教にまで遡る)との
つながりを保っている集団的主観性とを節合した」と言ってたそうだが(『交差的評伝』)。

ところで押井さん、最近『武道のリアル』なんて本を出したりして空手に凝ってるし、
『イノセンス』に、道教や陰陽道の式盤なんかをデザインに入れたり、『攻殻』ではネットワーク世界のモデルとして神道を想定してたり、
けっこう右っぽい趣味もあるんだよな。『パトレイバー2』は2月26日に東京でクーデターが起こる話だし。
990考える名無しさん:2011/04/09(土) 15:57:07.46 0
「安田與重郎」じゃなくて「保田與重郎」だった。変換ミスった。

ついでに書くと、今ホントに「記号-先導者、記号-粒子」たりうるのは、
天皇ってよりは「アイドル」佳子様かもなw
991考える名無しさん:2011/04/09(土) 17:45:05.77 0
プラトーの命名法をもじれば、
「BC660年、AD1889年−天皇制」
とか何とかであって、
戦後の天皇制の話にはならんと思う。
992考える名無しさん:2011/04/09(土) 17:48:20.33 0
>>985
それが正に戦前の天皇制でしょ。
想像じゃなく、現実に存在した出来事ですよ。
993考える名無しさん:2011/04/09(土) 17:59:04.11 0
伝え聞くところによると柄谷は
「皇居をぶっこわせば、交通事情が一変する。これほど民衆に貢献する雲上人はいない」
とのたまったそう。

天皇制なんてそれくらい即物的に対処するべきもんだ。
今さら離婚もできない、自分たちの出自が怪しくなるのがこわくて古墳の考古学的調査にも否定的。そんな因習的な制度−機構になにを期待しろってんだよ
994考える名無しさん:2011/04/09(土) 18:28:05.40 0
>>992
敵は欧米諸国だったわけですね。わかります。

しかし、今は天皇制ではなくアメリカ制の時代であって、
敵は中国北朝鮮ロシア。。。

再び戦前がやって来る。
995考える名無しさん:2011/04/09(土) 19:10:19.08 0
アメリカ制こそマジョリティであって資本主義そのものじゃないのか?
996考える名無しさん:2011/04/09(土) 19:37:03.83 0
三島は全共闘を前に「私は陛下が万葉集時代の陛下のようなフリーセックスの陛下であってほしいと思っている」
と、アナーキーな発言をしていた。
>>993みたいな即物性を有していて、柄谷も高く評価している坂口安吾も、「天皇を人間に還元せよ」と言いつつ、
同時に、「人間から神を取り去ることはできない。そのような人間の立場をも否定しては政治は死ぬ」と断じ、
科学の前で裸にした上で宗教的な深みに戻して天皇を論じよと言っている(「天皇小論」)。
993が挙げてる因習ってのは、単に現状への批判に過ぎないでしょ。

ドゥルーズのリゾームだって、見ようによってはカトリシズム的普遍性ともとれなくはないからなー。
ソレルのカトリシズムと北一輝的天皇を比較するとか色々と論点はあるだろう。
997考える名無しさん:2011/04/09(土) 19:51:25.14 0
>>979
そういやアガンベンは、ホモ・サケルとしての身体と「王の二つの身体」の身体を並べて論じてたな。
国家の法の外としての身体って側面から考えなきゃならんのかも。2.26だって、民衆の飢えっていう「剥き出しの生」を「例外状態」として捉えた決起でもある。
三島の「みやび」とか「神」とかいうワードじゃ捉えきれない部分はある気がする。
998考える名無しさん:2011/04/09(土) 20:41:52.53 0
▽次スレ
■ ジル・ドゥルーズ Gilles Deleuze 10 ■
http://kamome.2ch.net/test/read.cgi/philo/1302349107/
999考える名無しさん:2011/04/09(土) 20:44:50.06 0
ドゥルーズはすべてを包摂する「普遍性」やどれだけ分岐しても神や超越的一者を根っこにもつツリーに対置して、
手当たり次第に繁茂し、「と」で接続しつづてやまない「リゾーム」を提起した

天皇を文学者や国学者がどれだけリリカルに解釈してもなんの文句は言わない
ただ、末期に自分をマルクス主義者だと公言したドゥルーズ哲学の土壌に万世一系のフィクションを騙り続ける天皇を入れる余地は無い

と埋めときます
>>998 乙です
1000考える名無しさん:2011/04/09(土) 22:52:20.01 0
>>998の次スレ冒頭で、
「佃煮マニア」という糞コテが荒らしてるんだが、
このスレから時々書き込んでたんだな。

しかしNGワード指定で消滅www
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もう書けないので、新しいスレッドを立ててくださいです。。。