【マルチチュード】ネグリ+ハート【<帝国>】

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1考える名無しさん
『マルチチュード』出版記念!てことで立ててみますた。

■ 前スレ(dat落ち)
【ネグリ】<帝国>【ハート】
http://academy3.2ch.net/test/read.cgi/philo/1043339245/

■ 社会学板
ネグリ・ハートの『帝国』について語る!
http://academy4.2ch.net/test/read.cgi/sociology/1041880667/
2考える名無しさん:2005/11/14(月) 11:44:00
NHKブックス No.1041-2
マルチチュード (上)(下) <帝国>時代の戦争と民主主義

■著者
アントニオ.ネグリ 著 マイケル.ハート 著
幾島幸子 訳 水嶋一憲 監修 市田良彦 監修
■発売年月日  2005年10月29日
■定価 1,323円 (本体1,260円)
■ISBN 上: 4-14-091041-0 下: 4-14-091042-9

http://www.nhk-book.co.jp/shop/main.jsp?trxID=0130&webCode=00910412005
http://www.nhk-book.co.jp/shop/main.jsp?trxID=0130&webCode=00910422005



全世界が注目する〈帝国〉論の新たな展開、
ついに邦訳登場!

グローバル資本と結びついた、国家の枠を超える支配形態がまさに登場しつつある。
人間のあらゆる営みが市場に回収されるこの〈帝国〉時代には、貧富の拡大や紛争
の頻発などさまざまな困難が生じる。〈帝国〉に抗し、グローバル民主主義を推進
する主体「マルチチュード」の可能性を、世界情勢をふまえ平易に説く待望の書。
3考える名無しさん:2005/11/14(月) 11:45:39
現代思想 2005年11月号
定価1300円(本体1238円)
ISBN4-7917-1142-4

特集=マルチチュード
インタヴュー
マルチチュードとは何か マイケル・ハートとアントニオ・ネグリへの質問 M・ハート A・ネグリ 清水知子訳
マルチチュードとは誰か 『マルチチュード』の立場/非物質的労働/主権のありか/マルチチュードとは誰か/
オリベラリズムをめぐって/戦争と抵抗 市田良彦 小倉利丸

『マルチチュード』をめぐって
マルチチュードの未来 『マルチチュード』仏訳版刊行に寄せて P・マシュレ 桑田光平訳
マシュレへの応答 A・ネグリ 桑田光平訳
愛が〈共〉であらんことを マルチチュードのプロジェクトのために 水嶋一憲
非─全体Pastout 社会的リンクにおける〈対象a〉 S・ジジェク 長原豊訳

マルチチュードの闘争
現実主義的革命家とマルチチュード、そして闘争の最小回路 広瀬純
犬が野良犬になるについての労働の、あるいは戦争の役割 入江公康
ある晴れた朝、不可能な階級は…… 長原豊

民主主義と戦争
暴力批判試論 R・ルクセンブルクとW・ベンヤミン 市野川容孝
移動と再生産と戦争機械 平滑空間で愛を叫ぶ 矢部史郎

様々なマルチチュード
台湾─逆光的烏托邦 桜井大造
剥き出しの突飛な日常 石垣カフェとは何だったのか 篠原雅武
数々の脱出をつなぎあわせて女性ホームレスたちとの出会いから 丸山里美
グローバルな抵抗の時代におけるタイの社会運動 J・ウンパゴーン 石川耕三  長原豊訳
4考える名無しさん:2005/11/14(月) 13:05:03
有象無象
5考える名無しさん:2005/11/14(月) 14:50:06
いつまで<帝国>なんてフカシ信じてるんだよ
6考える名無しさん:2005/11/14(月) 15:00:03
誰か詳しく論じてよ。
7考える名無しさん:2005/11/15(火) 11:11:44
過去スレ追加

ネグリの『帝国』
http://makimo.to/2ch/academy_sociology/1037/1037877037.html
8考える名無しさん:2005/11/15(火) 20:13:51
誰か論じろよ!!!!!!!11111
9考える名無しさん:2005/11/16(水) 00:21:48
>>8
自演乙>>1
10考える名無しさん:2005/11/16(水) 00:35:36
『帝国』を100字で要約してください。
そしたら僕も論ずるよ。
11考える名無しさん:2005/11/16(水) 00:49:56
>>10 ほい!
グローバル化による国民国家の衰退と、生政治的な社会的現実の中から立ち現われてきた世界秩序=「帝国」とは何か グローバル化を包括的に再考し、それに対するオルタナティヴな実践の可能性を構想する。
12考える名無しさん:2005/11/16(水) 04:11:53
とんでも批評家の仲俣暁生さんがマルチチュードについてとんでも発言です。

ttp://d.hatena.ne.jp/solar/
13考える名無しさん:2005/11/16(水) 04:27:52
あは。面白く読めるからいい!
少し決めつけが過ぎたり共産はいってるけど・・・。
これ位なら可笑しくて爽快。読み口の偏りは誰しもあるし、自分の得意分野にもってきがち。
ブログには正しさよりも面白さを求めるかも
14考える名無しさん:2005/11/16(水) 11:47:42
>>12
>パリ郊外で暴動を起こしたアフリカ系移民たちは、いかなる意味でも
>マルチチュードではないだろう。日本のフリーターたちも、マルチチュードでは
>ありえないだろう。「マルチチュード」という言葉を振りかざす
>寄る辺なきインテリたち、彼らにとっての「あり得べき自己イメージ」としてのみ、
>マルチチュードという言葉は存在するのだと思う。
>
>「マルチチュード」という言葉の流通圏、もっといえば彼らの本が「商品」として
>マーケティングの対象としているものこそ、まさにこうした(先進資本主義国の)
>社会階層なのだ。マイケル・ハートは実に有能な「グローバル出版商品」「思想商品」
>のプロデューサーだが、はたしてそれ以上の存在だろうか。どんな思想でもそれが
>「商品」でもある以上(そしてそれは「思想」でもあるがゆえになおさら)、輸入業者
>や代理人が最初にその利権を獲得する。それはまだいいとして、業界人の間だけで流通し、
>キャッチボールされることで話題が増幅され、消費されるような「思想」にどんな意味
>があるのか。

こういう批判はいかにも素人臭いけど、確かに議論しなければならないポイントだと思うな。
ということで、仲俣乙!
15ぴかぁ〜 ◆wMDHqGPerU :2005/11/16(水) 12:04:15
なんだかんだいってもサヨでしょ
16考える名無しさん:2005/11/16(水) 14:54:27
なぜマルチチュード批判がインテリ批判になってしまうのか不思議
17考える名無しさん:2005/11/17(木) 15:40:25
ネグリの本はハンチントンなんかと同じで分析書ではなく計画書だからね。
つまりこれから世界の支配層はこうするってこと。
ハンチントンの「文明の衝突」も「文明が衝突する」のではなく「文明を衝突させる」
というのが本当の意味。
フクヤマの「歴史の終わり」も「歴史を終わらせる」という意味です。
18ぴかぁ〜 ◆wMDHqGPerU :2005/11/17(木) 15:42:32
な、むちゃな。
歴史は終わったのですよ。覚醒しなさい。
19過去スレ追加:2005/11/19(土) 01:01:10
20考える名無しさん:2005/11/30(水) 22:14:15
今日、帰りの電車の中で隣に座った50代くらいのサラリーマンが『下流社会』を読んでいた。
ああ、ベストセラーになってんだなーと思う(私は30分の立ち読みですませたけど)。
そのとき私はニンテンドーDSで「スーパーマリオアドバンス4」をやっていたのだが、
対抗意識を誘発されてカバンからネグリ/ハート『マルチチュード(下)』を取り出して読み始めた。

「俺は今、あんたよりもずっとずっと高尚な本を読んでいるんだ。
統計学的に怪しい単なるマーケターの書き飛ばしなどよりも、
こっちのほうが世界認識・射程・深度においてずっと、ずっと大きいんだ。
わかるか。
もちろん『下流社会』にも見るべきところはある。たとえば宮台の結婚を批判したくだりとかな。

今のところ俺は所謂フリーターだ。
あらゆる側面において完全に下流だが、人間としての誇りを失ってはいない。
あんたはどうなんだ?
俺はこれをして、あれをして、あれをしなかった。こんなことはしなかったが、
べつなことはした。そして、その後は?…」

などと心の中で叫びながら。
21考える名無しさん:2005/11/30(水) 22:52:49
>>20
22考える名無しさん:2005/12/11(日) 13:11:03
今朝の朝日に柄谷が書評を書いているわけだが。
23考える名無しさん:2005/12/14(水) 21:33:01
24考える名無しさん:2005/12/18(日) 03:23:42
ブルードン的交換銀行に失敗したアナーキストが
アナーキスト風新左翼を
プルードンだとレッテルを貼って叩くの図
25考える名無しさん:2005/12/23(金) 23:57:24
『マルチチュード』(NHK出版)を上・下巻読み終わった。

様々な分析は、大枠で当たっているのだろう、たぶん。

しかし、この寂寥感、空虚感はなんだ。

なぜ俺は、彼らに「乗れない」自分を、自らの中に発見してしまうのか。

「現状分析に基づいた行動指針」という左翼の枠組みが、とうに失効しているとは
彼らは思いもよらないのだろうか。

もしこの分析が「間違って」いたら? もし「間違った分析」に基づいた行動が、
後から「無意味」だとされてしまったら?

なかったことにして、一言で総括して、次の「現状分析」をはじめるような気がする。

この手の変わり身の早い左翼は、いつでも、どんな時代でもいるんだろう。

彼らの言うように、現在の資本のあり方が、マルチチュードによる絶対的民主主義の
必然的な条件を生み出し続けているなら、別に今のままでいいじゃないか、みたいに
も思ったよ。「資本主義から社会主義・共産主義への移行は歴史的必然である」なら、
わざわざ「加速」させる必要もないんじゃないかって、昔からある冗談のようなマジ
話を思い出した。

真摯なのに軽い。「肉」について語っているのに、肉感がない。本質的な批判をしてい
るようでいながら、むしろ相手の条件にただ乗りしているだけ、という感じ。

ハートだけの問題ではない。ネグリの思考の体質にも由来する何かが、そこにある。
26考える名無しさん:2005/12/24(土) 00:50:54
「マルチチュード(多衆)」的反乱の一つであるともいえるイスラム原理主義者であった。
27考える名無しさん:2005/12/24(土) 00:54:57
著者がいう「帝国」は、もともと経験的な概念ではなかった。それは国家というよりも、世界的な資本のネットワークそのものなのである。それに対抗するものとしての「マルチチュード」も経験的概念ではない。
それは、人民や労働者階級という現象において消されてしまうような何かなのである。
マルチチュードは多種多様なネットワークとしてあり、また絶対的に民主主義的である。それは近代の国家と資本制経済の下でもたえず存在するのだが、国家や資本によってつねに疎外される。
ゆえに、マルチチュードを自由奔放に発現させれば状況を変えられる、と著者は考える。
28考える名無しさん:2005/12/24(土) 00:56:05
ネチズンvs国家主義者
29考える名無しさん:2005/12/24(土) 11:57:39
>>25
もう読んでるかもしれないけど。
http://d.hatena.ne.jp/shinichiroinaba/20051216
『現代思想』連中も本気で持ち上げてるわけじゃなくて、
これくらいしか縋るものがないから使ってるって感じ
なんだろーな・・・
30考える名無しさん:2005/12/24(土) 16:01:18
マルチチュード独裁どころか、畜群独裁の世の中であります。
31考える名無しさん:2005/12/24(土) 16:36:14
いや。彼らは本気で持ち上げてるくらいのバカなんだよ
そのくらい読み込めよ

現代思想は終わってる。死んでるってこと
32考える名無しさん:2005/12/24(土) 19:33:59
>>29
サンキュ。

でも、稲葉はもっと嫌いなんだ。いつも口先だけで、何様の気取りか、って。

こういう輩も昔からいたんだよ。

で、メディアはこういうおしゃべりが大好き。原稿くれるもん。
33考える名無しさん:2005/12/25(日) 03:29:13
ネットワークを介した〈共〉の行為が世界を変えるって?

電源切られたらおしまいジャン(w
34考える名無しさん:2005/12/25(日) 18:11:39
とりあえず経済学批判している所は読んでてあまりにもイタすぎるから
誰かちゃんと批判してやれよwwwwww
35考える名無しさん:2005/12/25(日) 18:38:06
つーか、お前がやれよ。
36考える名無しさん:2005/12/26(月) 16:36:02
そんなのできるならとっくに論壇デビューしてる
37考える名無しさん:2005/12/27(火) 18:32:17
ネグリが「マトリックス」三部作を観ていたとは(w
っていうか、ハートって、アメリカの浅田彰みたい。
38考える名無しさん:2005/12/28(水) 19:00:33
>>33
基本的に同意。
「ネットワークを介した〈共〉の行為が世界を変える」
ネットワークがすごく管理に向いているメディアだという自覚
あっていっているのかね?
39考える名無しさん:2005/12/28(水) 19:06:55
>>37
自分が書いたことが、期せずして保守派に利用されたところも似ているね。
40考える名無しさん:2005/12/28(水) 20:40:07
血の滲むような親の苦労のお陰で大きくなった子どもらが、

親からの仕送りも絶対に止めさせず、国家による保護など
すっかりエポケーして、

「だって世界を、〈創造〉しているのは、僕たちだもんね!!」
                          (生政治的生産)

「親も国家も、〈完全に〉僕たちの言うことを聞くまでもっともっと
改造しちゃうぞ!!」
                         (絶対的民主主義)

「世界中の子供たち、君たち、本当は世界で一番偉いのは
自分だって知らないの? みんな、一斉に立ち上がって
こう叫ぼうよ」

         《親も国家も糞喰らえ!!!》

              (「マルチチュードによる革命」の鼓吹)

みたいに調子こいて、往年の「スキゾ小僧」よろしく、
はしゃぎまわっている図。
41考える名無しさん:2005/12/28(水) 21:26:50
<帝国>がアメリカマンセーの本だったとしたら、
マルチチュードはナショナリズムマンセーの本だろwwwwww

>今日、私たちはこの祖国/郷土愛の感情を現実的かつ具体的なものにするよう
>努め、それをあらゆる傭兵と、傭兵によって私物化された祖国/郷土愛の
>理念に対置させる道を探らなければならない。(p103)

>愛国/愛郷主義の本当の伝統を再生する方法を見出さなければならない。(p104)

世界最高の反動思想家ネグリ=ハートwwwwwwwwwww
42考える名無しさん:2005/12/29(木) 08:30:36
武力としての暴力は、「民主主義的に使われるなら」容認されるんだと。
「防衛的」暴力なら許されると。(下巻・238頁以降)

しかし、民主主義的か防衛的かを誰が判断するのか……

歴史は、暴力が容易に、民主的が専制的に、防衛的が攻撃的に
反転する事態を示しているのは周知の通り。

反抗に武力としての暴力が伴うことがあることは否定しないが、
もう少し洗練された基準の設定はできないのか。
43考える名無しさん:2005/12/30(金) 13:48:49
世界に住むすべての人々にとって、今も昔も、未来においても、
覚えておいたほうが良い忠告が一つある。これは常に真実で、
間違いがない。




        アメリカ人の煽りには、気をつけろ




ネグリ、お前もだ。
44考える名無しさん:2005/12/30(金) 14:14:55
神の王国があって、かつてそれは寡民小国の理想郷だった。
あるときより地上には帝国が現れて、専制を敷いた。
それはローマであり、オスマンであり、フビライの元、ナポレオン、ナチス、
そしてソ連でありアメリカである。

地上の帝国を倒し、神の王国を取り戻せ、これはユダヤ−キリスト教文化圏に属する人々の
絶え間なき願望であり理想であり、そして夢なのである。
45考える名無しさん:2005/12/30(金) 15:38:02
ここは新進気鋭のカノレスタ政治学者、根栗氏のオフィス。根栗氏は横綱宮廷を優秀な成績で修了し、
死導狂喚の「世話」により植民地DQS私大に奉職している。かつてバカボンのパパも卒業したという有名なDQS大だ。
根栗氏のオフィスには今日も出版社の編集者が来ていて打ち合わせ中だ。かつてバブル華やかりし頃、大学の広告研究会に所属
していたという典型的なギョーカイワナビーだ。
根栗氏の著書『低酷』は、グローバリゼーションの進展により、第三世界が低い生活水準の過酷な状況に置かれていることを
告発した問題の書であり、世界中のDQS正義漢の心を鷲づかみにした。
「先生、めちゃくちゃ売れてますよ! 今のうちに関連書やイベントをどんどん打って、もっと盛り上げていきましょうよ!
 ファッション誌やアイドルグループとのタイアップも考えなきゃな!」
編集者は興奮気味だ。無理もない、根栗氏のわかりやすい切り口は世界中の世間と経済学を知らないアホ院生にバカ受けし
思想書としては異例の大ヒットを記録しているからだ。もちろん編集方針も販売戦略を12分に考慮に入れた。
いまや出版社の株価は急上昇、社員たちに臨時ボーナス出たほどだという。学術書の出版社といえども企業である。これを放っておくわけがない。
根栗氏のもとには次々と講演依頼や新たな企画が持ち込まれる。さすがの彼も少々食傷気味だ。
編集者が帰ったあと、彼はほっとため息をついた。だが悪いことだけではない。彼のもとには莫大な印税が入ってきているのだ。
少し休息を取ることにしよう。久しぶりに家族とバカンスにでもいくか。カネもあることだし、今年のクリスマスはカリフォルニアのネズミーランド
にでもいってみよう。若く美しい妻と天使のように愛くるしい娘の喜ぶ笑顔を思い浮かべながら家路に着く根栗氏であった。

どうみても資本主義の走狗です。
本当にありがとうございました。
46考える名無しさん:2005/12/31(土) 04:12:09
ネグリ&ハート?

彼らのすべての思想が「カトリシズム」による世界支配のための、地ならしですよ。
彼らは常にアメリカのプロテスタントを批判する一方で、中世的思考の伝統を称揚
する。

国民国家を解体し〈帝国〉による支配への移行をネグリとハートが促すのも、
普遍主義を掲げるカトリシズムの世界支配を貫徹するための道程に過ぎない。

愛が世界を一つにする、これがカトリックの信仰告白でなくて何であろうか。
47考える名無しさん:2005/12/31(土) 04:26:42
イタリアがカトリシズムの本家本元、源流であることを忘れてはならない。
ネグリの聖フランチェスコへの傾倒、イタリア系移民の系譜にあるハート
の中世スコラ哲学への郷愁。

彼らは、「ユダヤ-キリスト教文化圏」の中で、カトリシズムの復興を
目論む、オーセンティックな保守原理主義者とみなせる。

マルチチュードにおいて、特異性と一性が一致するという彼らの思想も、
カトリック内部の唯名論の伝統の中では、ありふれた主張。
48考える名無しさん:2005/12/31(土) 09:08:24
やっぱりポスモダ系の連中って信用ならないんだよな。
神秘世界への回帰を狙ったウルトラ反動保守という評価しかもてないよ。
49考える名無しさん:2005/12/31(土) 10:36:46
>>47
なるほど、「探究」の柄谷や浅田が批判せざるを得ないわけだ。
じゃあトラクリが上手くいってるのかと言えば行ってないんだろうけど。
50考える名無しさん:2005/12/31(土) 13:35:44
,反スタ理論を突き詰めるとそうなっちゃうんだな。
資本主義の抑圧性の根源を近代理性そのものに見いだすわけだから。
思想史的にはプラトンに原型が見いだされ、
それに対置されるのはキリスト教の自由意志論というお話。
51考える名無しさん:2005/12/31(土) 14:13:30
要するに彼らの仕事は、西洋思想の二大潮流、ヘレニズムvs.ヘブライズムと
いう古典的分類にすっぽりはまってしまう。

ギリシア起源のヘレニズムは、多様で変転きわまりない事物や人間の底を貫
く〈秩序と調和の原理〉を、〈理性〉によってくもりなく見ようとした。これは、のち
に近代合理主義・啓蒙的理性へとつながり、支配のイデオロギーと化した場合、
今日の管理社会をもたらした「諸悪の根源」とみなしうる。ハートとネグリによ
れば、これが、〈帝国〉側の論理の基礎。こちらは、プラトンに最も典型的に現
れているように、現実ではなく理念や理想を追求してやまない立場でもあるの
で、従来のマルクス主義理論や目的論的な弁証法もこれに含まれ、これまた
批判の対象となる。

一方、ヘブライズムは、〈唯一絶対の神の立場から〉あらゆる事物や人間を見
ようとする。〈神〉は、なにものにも依存せず制約されない「自由な意思」だから、
人間は無限の献身と服従をもって、神的なものに預かる努力をするしかない
が、その分、地上の総ての権威は相対的なものとなる。そしてそれだけ現実
主義の立場を人にとらせる。しかし、地上世界も含めこの世界を作ったのは一
者である神であるので、一切は神の元に包摂されている。「互いに愛し合いな
さい」がこの立場の倫理的命令であり、人間相互の愛による融合と調和が目
指される。ハートとネグリの言う、マルチチュードが抵抗の主体であると同時に
愛の主体であり、融合し合う全体であるというのは、こちらの立場。

結局、彼らは、二千数百年も続けてきたヨーロッパ思想史内の主導権争いを、
現代風にアレンジしただけに過ぎない。
52考える名無しさん:2005/12/31(土) 14:28:55
蛇足だが、岩波ジュニア新書の岩田靖夫『ヨーロッパ思想入門』は、
上記のようにヨーロッパ思想の構造分析をする際に最良の入門書。
「蒙が啓かれる」とはこのことかと思うような体験をするかも。

もっともこの二分法自体は、19世紀のイギリスの詩人・文明批評家
M. アーノルドが『教養と無秩序』において述べたものの焼き直し
にすぎないが、方便だと思って使えば便利な分類ではある。

困ったのはスピノザをどちらの側につけるかだ。

西洋思想史では、「合理主義」と「神の愛」という二つの要素を
徹底して追求した両義的かつ希代の思想家ゆえ。

ネグリとハートは、戦略的にスピノザを選び出して、自分たちが
単なるヘブライズムの唱道者ではないこと(=マルチチュードが
「合理性」も持っていること)を証明しようとしている。
53考える名無しさん:2005/12/31(土) 15:45:02
解説ありがとう。
アーノルドの本は、ルカーチやオルテガなど新カント派的社会批評の
隠れ雛型になっていると思う。
スピノザは旧帝国でいう新プラトン主義かと。
哲学が自己否定して信仰に逝っちゃうまでの中間形態。
ハートはドゥルーズ本で流出論じゃないと予防線張ってるみたいだけど。
54考える名無しさん:2005/12/31(土) 16:37:17
確かにマシュー・アーノルドの大衆批判なんかの部分は、彼らの隠れ雛形というのは、言
えているかもね。

ただ、スピノザを新プラトン主義のバリエーションと言い切ってしまってよいかどうか…
確かドゥルーズが『スピノザと表現の問題』で、スピノザ=流出論説を徹底的に論破して
いたよね、曖昧な記憶だが。(違っていたかもしれない)
55考える名無しさん:2005/12/31(土) 20:05:26

              /  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ /
              /ということで         /
             /   Hardt&Negriは   /
             /  終了いたしました   /
            /              /
            /              /
           /  誠にありがとう     /
          /      ございました  /
          /                /
         /        byモナー   /
         / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄/
  ∧_∧  /                /∧_∧
 ( ´∀`) /                /(´∀` )
 (     つ               ⊂     )
 | | |                   | | |
 (__)_)                  (_(__)

56考える名無しさん:2005/12/31(土) 23:10:08
57考える名無しさん:2005/12/31(土) 23:28:03
昔から気になってたのだが、「しかし、難民や移民などになって、自分のいる社会に居場所がないと感じたり、社会自体が危機に直面して既存の価値観が意味を持たなくなった時、誰もが役割や身分を拒否した存在、マルチチュードになる可能性を持つという。」
こういうときにいう「意味」ってなに? これがよくわからん。みんなはわかる?
人生の意味とか、自分がいまここにそんざいするという価値、とかそういうの?
こういうのってみんないっつも考えるようなことなの? 俺としては実感としてはよくわからない。
「意味」ってそもそも存在するの? まじでわからん。
58スレ違いだったらスマソ:2005/12/31(土) 23:38:52
   なぜ哲学者が意味論にかかわるのか

 「○○とは何か」という表現の「○○」のところに適当な語句を代入すると、問いができあがる。
そして代入する語句が大雑把であればあるほど、問いは深遠に見える。「意味」という語も十分に大雑把なので、
「意味とは何か」は立派な哲学的問題だった。
 ところが、1967年にドナルド・デイヴィドソンが論文『真理と意味』を発表するにおよんで、この問いへのかかわり方はまったく変ってしまった。
「意味とは何か」という曖昧な問いを漫然と問う代わりに、「自然言語の意味論はどのような形式のものであるべきか、そのような理論が満たすべき条件は何か」という、
ちょっとはマシな問いを考えることになったのである。

     戸田山和久「真理条件的意味論と検証条件的意味論」(野本和幸/山田友幸編『言語哲学を学ぶ人のために』世界思想社)

これは言語哲学上の話だけど、>>57と関係ある?
59考える名無しさん:2006/01/01(日) 03:48:52
新聞のインタビューは、しゃべった趣旨が曲解されて記事になるのが
普通だからね。詮索してもしょうがない
60考える名無しさん:2006/01/01(日) 04:27:59
んなら、>>56さんの立場は・・・
61考える名無しさん:2006/01/01(日) 05:07:25
※日本でのマルチチュード出現の兆候は、「不幸なことだが、自殺者の増加かもしれません」という。
 「自殺は文字通り社会の中から消える行為であり、『自分がどこにも位置を占めていない』という強烈な自意識を感じます」

てことはやっぱり「人生の意味」だとか「存在の意義」だとか「くだらんこと」を必要以上に考えすぎる自意識過剰な人たちのための概念なんだね、マルチチュードって。

※世間にまん延する単なる悲観主義は、『人間はしょせんこんなものだから、この程度の現状でも認めよう』
 という安易な現状肯定に結びつきます。彼らは、その『この程度でいい』という話を、もうやめたいのだと思います」

まったく理解できない。悲観主義?一体何の話をしてるの?ああ、もしかして近代的自然科学による世界把握で人間性が阻害されるとかいうやつ?
それで「人間はしょせんこんなもんだから・・・」って「悲観」するの? しかもそこから「この程度の現状でも認めよう」ってなるの?
わからん。俺にはさっぱり理解できない世界だ。

そういえば、進化論では「人間存在の意味」が見出せないから、無理やり宗教と結びつけて創造論とかやってる人たちがいるよね。
あれってキリスト教原理主義者だったっけ?

まあ、マルチチュードってのが月を見ては涙を流す、芸術的というか、高踏的というか、そういった感受性の持ち主のためだけの概念だって
ことがわかってよかったよ。俺みたいな即物的な人間にはまったく関係の無い話みたいだ。

62考える名無しさん:2006/01/01(日) 19:58:47
じゃ、ねぐりん祭り、続きやろうぜ。
個人的には、56で市田の言っていることは、さっぱりわからん。
マルチチュードと自殺がどうして関係あるんだ? 
俺がアホなのは十分自覚しているが、それは市田がアホでないということの証明にはならんだろ。
63考える名無しさん:2006/01/02(月) 00:22:59
本質主義的な意味論にはまると人は自殺したくなるってことじゃない?
64考える名無しさん:2006/01/02(月) 01:45:26
ネグリとハートが言っているのは、資本主義の運動が地球規模で全面化すると、我々のすべての活
動が、生政治的「生産」と化し、情動やコミュニケーションや情報の生産という非物質的な労働の
プロセスに巻き込まれるということ。それを逆手にとって、この社会を構成している人全員の自由
と平等という権利の回復を求める運動をしましょう、そういう「生産的」な活動を一緒にやろうぜ、
みたいなのがマルチチュードによる民主主義の方向だよね。

で、自殺者というのは、前者のプロセスにも、後者の権利回復運動にも「生産としての意味」を見
いだせないわけ。だから、自殺者の増加という現象は、市田が言うようにマルチチュードのしるし
でもなんでもなく、単に、資本主義の成熟が、そこから「死」という形で完全に降りてしまう人を
生み出し続けてしまうという、ネグリとハートの期待する民衆像とは全く違う、彼らの「想定外」
の出来事が進行している兆候ととらえることもできるよね。

たとえばネグリの関わったアウトノミア運動は、資本の命令に反しても、自分たちで何らかのもの
を「生産」しようという運動だったが、自殺は、対抗運動も含め、あらゆる「生産」からの撤退だ
もの。
65考える名無しさん:2006/01/02(月) 02:48:59
64は期せずしてネグリ擁護の様相を呈してしまったわけだが。
66考える名無しさん:2006/01/02(月) 08:11:19
擁護するつもりはないよ。何でも生産、生産って回収するネグリたちのやり方は、
別の意味の資本家みたいだなあって、おもただけ。

ハートは単なるエディターだから無視するとして、少なくともネグリは生産の
可能性を心底信じているもの。自殺しちゃう人たちは、ネグリもうざい、うざ
すぎるって思ってるんじゃないかって。
67考える名無しさん:2006/01/02(月) 16:22:35
たとえばさ、心にしみる風景に感じるところあって、誰かが一句作ったとするじゃない。
これも、その句が作られるまでの世界に何事か+αする行為だし、一回しか訪れない時間と空間の断片を切り取
り、残す作業だよね。そういった意味では、言語による、広い意味での「生産」になると思う。

でも、ネグリの頭にあるのは、それによって資本が価値を創出できる「生産」でしかない。非物質的労働とか言
っていても、そこで言われているのは、価値の源泉としての労働、資本にとって回収すべき価値を含んだ労働だ
ろ。非物質的労働がコミュニケーションとか情動とか言語とかに関わるのは確かだが、そこに俳句は含まれてい
ない。マルチチュードが創造性を発揮することをいくら称揚していても、彼は、世界中の人が俳句を作るように
なったからといって、少しも喜ばないでしょ(笑)。

生産という概念は、もっとうーんと広いと思うんだ。なにげない日常の中にも、絶えずミクロな生産があって、
それは必ずしも資本による価値創出の源泉とはならない。恋人とキスをするとか、メールを送るとか、人に「お
はよう!」と声をかけるとかさ。そんなのものもすべて「生産的な行為」なんだと、俺は思う。

でもネグリは、マルクスもどっぷりつかっていた18世紀以降の労働観と生産概念から、全く自由じゃないよね。
つーことは、労働価値説にせよ何にせよ、資本主義の屋台骨を作ったイデオロギーから少しも解放されていない、
ってことだと、俺は思うよ。

彼は創造と生産という概念を縮減していると思う。
68考える名無しさん:2006/01/02(月) 20:31:51
俳句も回収されて商品として売ってますが何か。
回収不能な領域など無いから管理社会になるんじゃないの
69考える名無しさん:2006/01/02(月) 21:02:52
そりゃ商売のネタになる俳句もあるし、本として流通する俳句もあるわな。

俺が言ったのは、商品にされないような(あるいは、とても商品にならないような)俳句。たとえば定退後のお
っさんが、自宅のノートに書きためているような俳句なんかを思い浮かべてくれ。自費出版とかのつもりじゃな
くて、おっさんが死んでから遺族が泣いて読むような俳句ね。
キスもメールも商品化はされない。万一されたとしても、それは、「その日・その時」の一回性のキスやメール
の総体ではあり得ない。でも、その出来事は広い意味で「生産」だ。世界を前と違った状態に変えているからね。

「回収不能な領域など無いから管理社会になる」 という考え方──これらはネグリ・ハートが力説するし、多
くの社会思想で暗黙の前提にされているようだが──が、単純に「誤り」なんだと、俺は思うよ。これは、別の
面から見ると、生きることに対する脅迫に近い。アガンベンに対して行った批判が、そっくり己の身に降りかか
るとは、少しも思っていないらしい、ネグリ&ハート。

人生は、そんなにヤワでも貧弱でも単純でもないよ。管理だの搾取だのからこぼれ落ちる領域の方が遙かに大き
い。結局、特異性だのシンギュラリティの解放だの言いながら、常に生(せい)の現実への暴力的な抽象でしか
ないと思うよ、彼らの思想は。

もっとも思想が、現実に対する暴力的な抽象でなかった試しなど、ほとんど希にしかなかったりもするんだが。
70考える名無しさん:2006/01/02(月) 21:28:09


 ねぐりん がんばって! >_<
71考える名無しさん:2006/01/03(火) 00:10:56
ネグリは新左翼周辺理論の面と、ポスモダのコミュニケーション理論と、
ポスモダのイマージュ論的生産一元論と合わせもってるから、
どれか一つの側面を還元論的に叩いても上手くないんだな。
ネグリ自身、先進国で最後まで周辺革命論が有効だったイタリアで
最後まで外部性に固執してた当事者なんだしさ。
72考える名無しさん:2006/01/03(火) 06:03:39
ネグリとトフラーって似ている。

第三の波からパワーシフトあたりにかけての情報革命論なんか、ほとんど、変わらん。
73考える名無しさん:2006/01/11(水) 17:11:05
氣志團=マルチチュード
74考える名無しさん:2006/01/11(水) 21:02:48
↑ぅまい。
75市田良彦:2006/01/12(木) 22:56:34
信じてもらえるかどうか分かりませんが、本人です。ここで私のインタビューが話題になっていると人から聞いて、
やってきました。みなさんの議論に本名で介入するつもりはありませんが、一言だけ。
自殺に言及したのは典拠があってのことです。アガンベンが一書を捧げ、ネグリたちも引いているメルヴィルの
『代書人バートルビー』(邦訳、国書出版会)です。ドゥルーズがメルヴィルの仏訳に序を書いている(これも邦訳があるはずです。邦題『批評と臨床』(?)に入ってます)のが彼らの関心のいわばタネ本でしょう。
それはともかく、アガンベン、ネグリ&ハートがバートルビーに「拒否の戦略」の一極限を見ているのは確かです。
個人的な動機がはっきり特定できる自死と、バートルビーのそれはもちろん区別しなければならないでしょうが、
私には「最終的には」そうした区別もあやふやか、と。
新聞のインタビューというのは、かなり長く喋ったものを短く編集せざるをえないものですから、どうしても
舌足らずの印象になってしまうと思います。ご容赦あれ。
しかし自殺を「うざい」と感じるとき、それは実は自殺そのものについではなく、ある種の死に方
について思えることがらではないのでしょうか?つまりは「生き方」のほうに「うざさ」の根はあるのでは?
それから、ネグリを批判することはある意味でとても簡単なことです。彼にはそんな「スキ」がたくさんある。
けれども、それに云わばつけこんで批判しても、批判してるほうが逆に「アホやなあ」と思えるようなものが
多々ありました。アガンベンについて私はある意味でほとんど「敵」であると思っていますが、ネグリについて
はそんな「スキ」も含め、よい意味で考えるヒントを多々与えてくれる、と感じています。
以上、お騒がせしました。
76考える名無しさん:2006/01/14(土) 15:59:53
記念かきこ〜

一両日放置かよw
77考える名無しさん:2006/01/14(土) 16:00:24
浮上
78考える名無しさん:2006/01/14(土) 16:23:45
市田さん降臨記念age
>>76 専門家が実名で来ると、皆引いちゃうんだよねー。

個人的には、
>アガンベンについて私はある意味でほとんど「敵」であると思っています
の一文の真意が知りたいとおもひまつ
79考える名無しさん:2006/01/14(土) 16:25:19
あー、俺も知りたい
80考える名無しさん:2006/01/14(土) 16:45:51
「同調」ではなく、「対立」に飢えているのはなぜなんだろうな?
思えばここ数年,PCは「統合」企業は「合併」人々は「平等」と、
これでもか!って位に調和をトレースするように仕組まれていた・・・から?
81考える名無しさん:2006/01/14(土) 20:36:55
>>78
市田がアガンベンを敵だとみなす意味もわからず、おまえらネグリ叩きかよ。
読解力低すぎか、単なる不勉強。書き込む前に読書でもしてな。
82考える名無しさん:2006/01/14(土) 20:41:19
>>81
あんたには訊いてない
83考える名無しさん:2006/01/14(土) 21:20:52
ネグリとアガンベンは共闘してたんじゃなかったっけ?
84考える名無しさん:2006/01/14(土) 21:21:05
>>75:市田良彦さま 皆様   (ストローブ=ユイレが「歴史の授業」と云うタイトルで映画化した)
ベルトルト・ブレヒト『ユリウス・カエサル氏の商売』がずっと絶版になっているんですけど、
<帝国>絡みで再刊させる事は出来ないのでしょうか。塩婆(実は種本にしている)に帯を頼んで(猛藁
85しろうと ◆AUSirOutoE :2006/01/14(土) 22:18:45
>>10
国家の枠を超えて「帝国」が出現している。
だからこっちも「マルチチュード」で対抗する必要がある。
スキゾキッズは縦の逃走だったけど、これには横の連帯が必要なのだ。
しろうと的には、多重人格に対する多相人格。
86考える名無しさん:2006/01/14(土) 22:36:48
うるせーばか 東解離の尻でも追っかけてな
87しろうと ◆AUSirOutoE :2006/01/14(土) 22:55:31
>>56
自殺はあくまでも「出現の兆候」であって、マルチチュードとは言っていませんね。
自分的に甘く言い換えると、「ひきこもり」は出現の兆候だけど、
VIPにおける「ニート」はもう少し近いとか、そんな感じでしょうか。

>>57
共同体に所属していて、そこでの言語ゲームで意味を持つ、位の意味では。
88QUO VADIS DOMINI?:2006/01/15(日) 00:33:53
>>46-54 そう云えば、件のポーランドの小説家が、若き日に
カリフォルニアで風光明媚な土地を見つけて其所にコミューンを作る事を考えたそうですが、
その土地は(その土地の名前は、そしてその土地は今)‥‥
89考える名無しさん:2006/01/15(日) 00:46:50
バカが涌いてきた
90& ◆leAf1aNbyo :2006/01/15(日) 23:06:33
市田です。アガンベンについて一言(どこかで喋ったことではありますが)。
アウシュビッツを近代的統治のパラダイムと見なすことが彼の「生政治」の理解
であるなら、それは端的に間違っている、あるいは少なくともフーコーからの
後退であると考えています。近代の政治の必然的帰結がアウシュビッツであった
と語ることは一見左翼的に聞こえて、その実、ユダヤ人は殺されるほかなかったと
述べているに等しい。あるいは、誰でもよかったが歴史的に偶然の機縁が彼らを
その犠牲者にした、と。前者は哲学的本質の名において虐殺を正当化することで
あるし、後者は「神に選ばれし民」という思想を正当化する。
いずれにしても、アウシュビッツ=近代的政治のパラダイム、という図式は我々の
日常の「根源」にひとつの暴力を据え、すべてをそこから説明する通俗心理学的な
トラウマの言説でしかないだろうと思ってます。政治哲学的には、これは近年の
リオタールにその典型が見られる、ポスト・ポストモダニズムとしてのユダヤ主義
すなわち、接近も表象も不可能な「絶対他者」に倫理の源泉をみる考え方、あるいは
倫理をそうした意味での他者への態度に還元する思想と同じく、政治そのものの
倫理化(という名の道徳化)にすぎない。この点では私は実のところ、ネグリよりも
ランシエールに多くを負っています(彼の最近の著作が早く翻訳されるといいですね)。
私がネグリ派的なところ(あるいはドゥルーズ的なところ?)は、アガンベンが
アウシュビッツに代表させる「内と外の見分けがつかなくなる例外的な場所」を
あくまで、肯定的なものと捉えたいところでしょうか。権力関係の内と外が入れ子状態
になるのがフーコー的な「主体」であって、さらにはドゥルーズがバートルビーに認めた
「無差異のゾーン」であろう、と。
91考える名無しさん:2006/01/16(月) 00:07:14
age


ageなんて最近使わなくなったなー
92手塚 ◆kZ3T7x69ws :2006/01/16(月) 02:43:35
>>90
市田さん、モチツケ。

仰っていることの是非はおくとして、論が性急にすぎるでしょう。仰られ
ていること、またインタビューの主旨はよくわかるのですが、こうした不
特定多数相手の掲示板では、解釈が解釈を呼び合い、それにいちいち
応じていたら切りがない。いってみれば、東浩紀なんかがいう郵便空間
の様相を呈しているわけで(笑)、市田さんの発言も下手をすれば誤って
解釈されかねない。したがって、本来の作法どおりにまずは今回のイン
タビューについてきちんと補足ないし然るべき応答をなされた上で、発
言をしていただかないと、後々になってつまらぬ問題で悩まされないとも
かぎらない(笑)

で、例のインタビューに関していえば、とりたててたいしたことが述べられて
いるわけではない。とはいえ、やはりマルチチュ―ドに関していえば、それ
を安易に我が国のある種の若者の「空気感」のようなものに接続する身振
りは、安易といわざるをえない。というか、危険でさえあるわけで。そもそも
スピノザ→ドゥルーズの流れをただでさえ強引に解釈したネグりなのですか
ら、それを現代の日本に接続するにあたっては、用心をしてしすぎることは
ないと思いますよ。

あと、ドゥルーズをアウシュビッツの主題系に絡めるのもちょっと問題がある。
ドゥルーズのいう「肯定」というのは、この外部なき実体としての世界=自然
をアウシュビッツや通俗的な人間主義、物語など馬鹿げたものを含め、まる
ごと笑いながら肯定することにほかならないわけで、それをアウシュビッツと
いう限定されたものにのみ適用することはできないし、はっきり危険だと思い
ます。もちろんネグりにはそのようなある意味過酷な現実認識はないわけで、
彼を介してドゥルーズを政治の出汁にするのは、考えものでしょう。
93手塚 ◆kZ3T7x69ws :2006/01/16(月) 03:23:35
>>75
「しかし自殺を「うざい」と感じるとき、それは実は自殺そのものについではなく、ある種の死に方
について思えることがらではないのでしょうか?つまりは「生き方」のほうに「うざさ」の根はあるのでは?」

例えば、こうした言説を仰られる、仰りたい気分はわかりますが、それを
不特定多数の掲示板で書くという行為はやはり危険ですよ。いくら2ちゃ
んねるの過疎板であれ、いちおうネグりスレなわけです。最近浅田彰な
んかもはてなダイアリーに参加しているとか聞きますが、いずれ良い結
果にならないでしょう。然るべき体裁を整えた場所で発言なされるならと
もかくとして、このような場所でましてやこのように発言なさるのは不用意
に過ぎる。個々の選択された言葉、つまり「自殺」「うざい」「生き方」といっ
た言葉が、あまりにも無媒介にネグりのテクストに接続されてしまっている
わけで。ネグりなんか読まない私でも、少し驚きますよ。

また例の、フランス現代思想におけるデリダとドゥルーズの差異、つまり否
定と肯定の差異を、そのまま政治的実践に持ちこむのは、ほんとうにやめ
ていただきたい。たいていその場合ドゥルーズの理解が、イメージ・レベル
でとどまっていて(誰とはいいませんが)、まったく理論的な強度を落として
いる。それこそ単なる物語の領域にドゥルーズを再び囲いこんでいることに
にほかならないわけでしょう。
94考える名無しさん:2006/01/16(月) 03:38:53
(手塚さんの書き込みの間にこんな書き込みを挟んだら大顰蹙でしょうが)市田良彦さま:(稲葉振一郎『「資本」論』でも論じられていましたが)
ホモ・サケルとしての義体(攻殻機動隊等のね)、薬物投与、洗脳(そうチェチェンの"花嫁"たちの様な!)と云った概念は問題化されるべきでしょう。
http://d.hatena.ne.jp/zozo_mix/20051029に幾つか紹介されている『GUNSLINGER GIRL』についての論考
(一つだけ挙げれば紙屋研究所のhttp://www1.odn.ne.jp/kamiya-ta/GUNSLINGER.html
を踏まえた上で、http://pay.nifty.com/pay/servlet/pr?i=BGCO000606の伊藤剛のGUNSLINGER GIRL論そしてこのガンスリ論を中核に据えた
(このGUNSLINGER GIRL論から遡って『テヅカ・イズ・デッド』というテキスト全体を見直せば!)
『テヅカ・イズ・デッド』と称するテキストが「ひらかれたマンガ表現論」として挙って持て囃されるhttp://www1.odn.ne.jp/kamiya-ta/japanimation.html状況は、おぞましいです。
ところで、Multitudeとは「(各々違った目的で)神的霊感に導かれて広場(forum)などに集る、様々な人々の群れ」という意味ですが
休日の秋葉原(年末にNHKがすぐれたルポhttp://www.nhk.or.jp/omoban/k/1227_2.htmlを放映しました)やかつての原宿のホコ天、
そして盆暮れの有明(ビッグサイト)でのアレは、マルチチュードとは云えないのでしょうか、
我々にはあれらこそがマルチチュードの顕現なのですが。
95手塚 ◆kZ3T7x69ws :2006/01/16(月) 03:58:50
はっきりいってしまえば、市田さんの現状認識は、しろうとさん(私と同じ東スレの固定住人ですが)
>>85>>87の認識とある意味では、同レベルなわけでしょう。彼は面白くて切れるのですが、ドゥルー
ズはまったく読めていないわけで(というと教養の押しつけと怒られてしまうのですが)、帝国もまっ
たく自分の脳内で解釈してしまっている。つまりひとつひとつの概念に対する知的な伝統というもの
が、ぷっつりと切れてしまっているのが現状なわけです。

したがって、そうした東浩紀的な現状においては、おいそれとこんなところでアジるのは非常に危険
な行為になりつつある。それこそ「自殺」という言葉が何の媒介もなしに「マルチチュ―ド」に短絡して
しまうというのっぴきならない状況なわけですよ。2ちゃんねるとはいえ、一枚岩ではなく、北田なんか
の生産するイメージを信じて行動しても仕方がない。

さらにいえば、失礼ですが、市田さんの書きこみは、多少誠意を欠いている。もちろんこうした場に不
慣れゆえのことなのでしょうが、それにしてもひとつひとつの文脈がとうとつに過ぎやしませんか。まず
は、インタビューの「自殺」「悲観主義」といった日常言語についてきちんと応答する。ネグリとの概念的
な差異を説明する。それが筋ってものでしょう。このスレを見れば分かるとおり、ここにはまともに、アウ
シュビッツをめぐるフランス現代思想業界の文脈を押さえているものは、ほとんどおりません。したがっ
てそれでもこの場で発言なさるなら、もう少し初歩的なことから説明しなければならない。もちろん最初
からこんなとこでおしゃべりしないに越したことはないわけです。(おしゃべりを嫌ったドゥルーズのように)

以上、市田さんが時間を置いて再び書きこみなさったので、ちょっとこれは不味いだろうとあせり、こんな
ぶしつけなことを書きこませていただきました。もし上の書きこみが本人でない場合は、私の書きこみは、
それこそ「便所の落書き」以上でも以下でもないわけです。誤解なきよう。
96考える名無しさん:2006/01/16(月) 04:50:14
手塚って本当に理解してる?

>つまり「自殺」「うざい」「生き方」といった言葉が、あまりにも
>無媒介にネグりのテクストに接続されてしまっているわけで。

こういうのを見ると、読まずに批判しているだけって気がする。
これまでのログ読んでる? しかしそれにしてもこれはひどい。
市田氏があんまりだ。あと批判ならわかりやすい文章で頼む。
批評は丁寧に、批判はわかりやすくは基本だろ。
97考える名無しさん:2006/01/16(月) 04:58:21
確かにカント手塚の理解は上っ面だな w
98考える名無しさん:2006/01/16(月) 05:07:14
>>97
内容に及んでないから当然だろうね。上のだってわざわざここに載せるほどのものじゃない。

あと手塚の文っていきがった大学生クラスの文章にしか見えない。
文体とか敬語表現とかもうすこし気をつかった方がいいんじゃないか。
無駄が多いというか、とんがっているというか。
2ちゃんねるとはいえ、無礼なやつだなあとか思うよ。
まあいいけど。
9997:2006/01/16(月) 05:16:20
>>98
そうですね。
カント手塚氏にはネグリがユダヤ側に潰されかけた革命家だという理性が純粋に欠落していますね。
100考える名無しさん:2006/01/16(月) 05:28:03
手塚の場カップ利を市田さんがどう料理するか拝見。
101考える名無しさん:2006/01/16(月) 05:57:57
>>100
市田さんにしてみてもネグリ本人の心情理解が不足しているな。
つまり、ネグリの父がどうなったとか。
まあ、失礼な言い方ではあるが、日本人特有の島国感覚が市田さんにはある。


102ネグリ、終わりなき叛乱:2006/01/16(月) 10:14:12
毎日のインタビューは長いものを圧縮しているのだから、学術論文とは違うでしょう。
字面や例に挙げられたものだけを捉えて、解説を本人に求めるのってどうかと思うけど。
「誠意」や「島国根性」とか何が言いたいのかさっぱりわからない。

ま、それはそうとして以下の映画でも見てください。
英語以外のとこには字幕入ってます。

Antonio Negri - a revolt that never ends
http://www.frif.com/new2005/anto.html

The two directors of the film, Alexandra Weltz and Andreas Pichler,
explore the background of Antonio Negri.
They research for biographical, theoretical and historical points of decision makings
and portray an unusual life between philosophy and revolt.
In meetings with Negri and its political fellows and friends
the film shows continuities and breaks from the 60's to today.

以下からBitTorrentで落とせます。
http://www.v2v.cc/node/98
103考える名無しさん:2006/01/16(月) 13:20:06
市田です。
手塚さんという方がどういう方なのか存じ上げませんが、それ以上に言われている
ことの大半がよく分からない。「モチツケ」とか、「東浩紀的」とか。
私が「不慣れ」というのは確かで、そもそも最初に申し上げたように匿名での
議論に本名で介入する気はなく、少し発言したのは多少捕捉しようかな、その
結果はいかに?といういわば「スケベ根性」のみであります。しかしスケベ根性って
いけませんか?私は素人であることをぜんぜん悪いと思ってないし、それどころか
「専門家」のほうがしばしばやっかいだと感じています。「専門家」の話って、何が
いいたいのかよく分からんこと多いですし。ドゥルーズが嫌ったのも、「おしゃべり」
一般ではなく、理解しがたいそうした者どおしの討論でしょう。そんなものの理解に
時間を費やすよりは本来の仕事をしろ、という。私の最も分からんのは、手塚さんが
何をもって「政治的実践」とされているのか(何か「分かって」おられる様子なのは
おぼろげに分かりますが、それ以上は分からん)、そして「理論的強度」ということで
あります。たぶん私は「フランス現代思想業界の文脈」とやらを知らなさすぎるので
ありましょう。知らなくて幸いだと思ってますが。そんな業界がどんなものかもよく
知らん。あるのかないのかも。それを分かるためにこそ、「島国感覚」が必要なんじゃない
ですかね。
解釈が解釈を呼ぶ、しばしば誤った方向に、というのは確かでしょうけれど、私にはそれを
コントロールしようという情熱も、逆に、論文以外はいっさい発言せんなどという倫理も
ありません。なるべく仕事に集中したいですけどね。
私のネグリ本人に対する「心情理解」については他人に心配してもらうことではない。
でもまあ、もう本名での発言はやめときますわ。充分満足しました。
104考える名無しさん:2006/01/16(月) 13:41:02
あー、おわちゃった。
賢明な判断です。
105考える名無しさん:2006/01/16(月) 14:13:54
たしかに
106考える名無しさん:2006/01/16(月) 16:15:34
この手の与太に説得力感じちゃう人ってクルーグマンやスティグリッツの研究や提言を
どう思うのかな。
107考える名無しさん:2006/01/16(月) 17:32:47
>>103

>>96>>98を書き込んだ者です。読んでみてもっともな意見だと思いました。
たしかなバランス感覚を持っていらっしゃると思います。おそらく再度
手塚氏から何らかの反論があるかとは思いますが、市田氏が妥当でないと
思われる限り、返答はしないというのがよいと思います。
ただ、レスをしている人以外にも市田氏に賛同している方もいるのだと言う
ことをご理解頂きたいと思います。いったん火が付いてしまいましたので、
書き込みを控えるのが賢明かと思いますが、また顔を覗かせて書き込んで頂
けるなら、それもまたうれしいことです。
108考える名無しさん:2006/01/16(月) 17:39:54
>>107
太鼓持ち情けないよ
109しろうと ◆AUSirOutoE :2006/01/16(月) 21:01:10
>>90
>(…)ユダヤ人は殺されるほかなかったと述べているに等しい。
>あるいは、誰でもよかったが歴史的に偶然の機縁が彼らをその犠牲者にした、と。
>前者は哲学的本質の名において虐殺を正当化することであるし、
>後者は「神に選ばれし民」という思想を正当化する。

東浩紀は、誤配なき運命=アウシュビッツと
誤配される運命=ソルジェニーツィンの「収容所群島」を対置していて、
その記述はどうしても東のこの図式を連想してしまいます。
110考える名無しさん:2006/01/16(月) 21:28:08
自分の巣に(・∀・)カエレ!
111考える名無しさん:2006/01/16(月) 22:11:14
>>109しろうとにネグリはいらないな w
112考える名無しさん:2006/01/16(月) 22:56:35
まさに信者だな・・・
113手塚 ◆kZ3T7x69ws :2006/01/16(月) 23:33:55
>>109
まあ東とか岡崎も執拗にそうしたリオタールなどの、例のアウシュビッツは計測不可能だ
とかいう言説、市田さんがいうような通俗心理学(?)のトラウマ、つまり一なる徴というク
リシェを批判していたわけだ。それはただの否定神学だと。出来事を反復不可能な記憶
として「お前たちは、これに対して罪を感じる義務がある、恥を知れ」と恐喝するのではな
く、むしろそうした息の詰まるような死を、その出来事の起こる寸前から条件法で未来を語
る、そのように位相をずらす。(固有名の絶対性(アウシュビッツ)から、出来事の確率性(
収容所群島)へ)まあ、これが東の解釈するかぎりでのデリダ、郵便的=誤配的思考だっ
たのだけど、まあそれはフーコーにも通じるところはもちろんある。
114考える名無しさん:2006/01/16(月) 23:47:00
まあなんですかね。本物のマルチチュー度ってのは、
愛国ブログでイスラーミー叩くアメリカ人とか、
ネットを通した指導者の曖昧なアジに煽られた自爆アラビア人、
日本のオタクアニメに喜んでる韓国人、日本人のヨン様おばちゃん、
2chづけのひきこもり、こういう人たちでしょう。
ネットワーキングに対抗するローカリズムってのは、
えてして嫌にやるほど偏狭で、その場の吹き上がりだけがすべてだったりします。
ラッダイトはなにかの解決になったんでしょうか。
115考える名無しさん:2006/01/16(月) 23:47:34
(・∀・)カエレ!
116手塚 ◆kZ3T7x69ws :2006/01/16(月) 23:48:41
フーコーの主体というのは、市田さんのいうような「権力関係の内と外が入れ子状態」と
簡単に整理してしまうとだいぶ抜け落ちるものがある。そもそもフーコーじしんが途中で
行き詰まったのも、そうした権力関係についての思考によってなのだから。で、ドゥルーズ
いうところの例の熱情と情熱の差異、つまりフーコー=熱情でいえば、フーコー的な主体
というのは、知や権力とは異なる、システムの第三の領域において見出される。いうまでも
ないけど、そこでの外の線は、いってみれば死の線、死と自殺の見分けがつかなくなるほ
ど加速された線。で、それだとあまりにも剥き出しで危険だから、それを技法にする。それ
が自己への配慮であるのはいうまでもない。ということは、「社会で自分の居場所がないか
ら自殺します」という場合の自殺とは、まったく異なった力のありようなわけだ。その点は、
>>61に突っ込まれてもいいわけはできない。自意識過剰どころかまったく余裕のない切羽
詰った剥き出しの、外的な力に絶えず凌駕される生の状態において選択される生き方こそ
が、(ドゥルーズが解釈するかぎりでの)自己への配慮であったはず。生にスタイルを与え
ること。十全な喜びへの試み。賭け。受動から能動へと。かっこいいフレーズになるのだけ
れどね。しかしんなことは、それこそ素人でも一冊二冊読めば分かること。大事なのは、ん
な威勢のよいスローガンではなく、ドゥルーズやスピノザの哲学そのものをじっくりと読んで
いき慌てずに思考=イマージュをつくりあげていくこと。ネグリの知的緊張を欠いた駄本な
ど読む必要がないのは、いうまでもない(笑)
117考える名無しさん:2006/01/16(月) 23:56:24
言説による領土化戦争か? まあいいけどよ。
118考える名無しさん:2006/01/17(火) 00:27:20
議論と述語がとても煩雑になっていてよく分からないのですが
G・オーウェルの『1984』の主人公のような
なんかコレ違うんじゃねーのっていう意識を持ってしまった人を
「マルチチュード」って言うんじゃないんですか?
えーと、それから体制に対して声高に異を唱える者たち
そして暴動を起す者たちだけを「マルチチュード」と呼ぶのではないんですよね?

本当に稚拙な問いかけで申し訳ないのですが
皆さんとしてはそこらへんはどうなんでしょう
119考える名無しさん:2006/01/17(火) 00:40:11
>>116
手塚タン、内容もそうだけどレスの目的がボケてる・・かなw
「ナニだから、どうしろ」と言ってるの?全体にだけど・・
120考える名無しさん:2006/01/17(火) 00:43:50
>>119
確かに、カント手塚は知的緊張を欠いているな w
121しろうと ◆AUSirOutoE :2006/01/17(火) 00:49:19
>>113
「原罪」は最も基本的な神経症の身振りですからねえ。
>>118
現代の権力は「ビッグブラザー」から非人称の「データベース」(東浩紀)へと。

…ジジェクの「いただきます」っていう話があって、かつての階級闘争と、
現代の民族問題とか環境問題とかジェンダーとかの多様な闘争は別で、
だけど横断的な連帯が必要で、だからカルスタ。だからマルチチュード。
122考える名無しさん:2006/01/17(火) 00:51:34
カスの二重奏
123考える名無しさん:2006/01/17(火) 00:55:20
>>121
しろうとはエチカを嫁 w
124考える名無しさん:2006/01/17(火) 00:57:10
>>121
しろうとはこのスレでナニをしようとしてるの?
ある程度の結論があるのなら書いてみて?
125しろうと ◆AUSirOutoE :2006/01/17(火) 01:28:42
近代は原子論的世界観というか、個人が集まって国を作り、それが集まって世界になる。
対してポストモダンは全体論的世界観というか、先にグローバル資本主義という、
欲動の機械的流れが全体を満たして、個的なものは疎外された浮島になることで、
逆説的に分化され現前する。だから意識的なレベルでは確かに孤立(自殺)しています。

しかしADSLが電話線の使っていない帯域を利用して常時接続するように、
資本の流通経路を逆手に取って横断的な運動を起こすことが可能になる。
しかし現状はブロガーみたいなプチ・マル派がせいぜい。どうやったら、
マルチチュードの可能性を引き出せるか。という問題意識です。
126ぴかぁ〜 ◆q5y3ccmqnw :2006/01/17(火) 01:42:28
マルチチュードの可能性というのが「スマートモブズ」、「知民」ぐらいに
胡散臭いですね。
マルチチュードの創発性とは、そこに事前になんらかの意図、意志が
見いだせないことだと思います。
そしてジジェクのいうように、それはどこまでも資本主義的なのですね。

とりあえず流行りに乗っかるということで、レスしてみました・・・
127考える名無しさん:2006/01/17(火) 02:01:49
東スレの三羽カラス(ぴか、手塚、しろうと)
128考える名無しさん:2006/01/17(火) 03:11:51
で?      
129PLAYBOY ◆VGMdSbKWD6 :2006/01/17(火) 03:56:43
2ちゃんねるとファッショ

匿名で【色々な態度】で以て、意見交換したりチャチャ入れ合ったりできるのが匿名掲示板2ちゃんねるのよさである。
そこには記事投稿人の責任回避バイアスが働いている様だ。(むしろ仮りに責任の放棄、にこそ価値があるのかもしれない)

登場人物は以下の三様。
@一般ユーザーA掲示板管理ボランティアB管理人(ひろゆき)

ここで
国家は2ちゃんねる、政治は掲示板管理、人民は一般ユーザー、と読み替えてほしい。
………富の配分の読み替えについては後述。


130考える名無しさん:2006/01/17(火) 06:06:30
>>129は手塚さんですか?
131PLAYBOY ◆VGMdSbKWD6 :2006/01/17(火) 06:24:54
ここは企業でも共同体でもなく
【個人】運営の掲示板です。投稿記事にいくら思想や感情が籠められようとも、記事を掲示している場所(アドレス)はネット上のここに在ります。

基本的に多くの目に晒される場所は公衆(公共)という前提があるが、………しかし個人の専有するネットスペースがあるらしい。

個人運営サイト掲載分の著作物の権利の在処は、投稿者か、サイト管理人か、サイト運営人か。

創作記事についての著作の権利は基本投稿者にありますが、ここはネット上です成りすましや二次転用など容易くできます。

成りすまされて二次転用を許可されると撤回できません。

投稿時に名前があり投稿人だと証明できうる記事と、匿名での投稿記事で、所属先は変わるのか。

また二次転用著作物の所属は。


………自分には難しすぎたので筆を置きます。了
132考える名無しさん:2006/01/17(火) 07:42:58
動物大行進だな。こういうのも荒らしの一種ではある。
133考える名無しさん:2006/01/17(火) 10:09:59
なにを荒らしとするかはその人の判断。
134考える名無しさん:2006/01/17(火) 10:47:44
sageてるのも手塚としろうとだけだな
135 アロハ! :2006/01/17(火) 13:11:12
>>125 個人が集まって国を作り、それが集まって世界になる

その前提おかしくない?
思うに「国を作ろうとする者達がいて 個人はそれに属させられた」・・じゃない?
大半を占める「属させられた人々」は誰も国を望んだわけじゃなかった。
ひょっとしたら今でも・・違う?

そして世界(という行政単位)は「まだ 出現していない」できていないが、
便宜上一つの世界であるかのごとく語られている・・だけなのでは?
136考える名無しさん:2006/01/17(火) 15:04:47
ドゥルーズ=ガタリ的にはそっちが近いんじゃないの。
137考える名無しさん:2006/01/20(金) 15:49:30
ネグリの生産とか労働概念も今一新しい物ではないという意見もあるが、日本のマ
ル経のしょうもない議論に比べると少しは新しいな。なんと言っても、未だに、生産
的労働vs不生産的労働など言う議論を行っていたりする。重商主義から古典派に
掛けてはそれなりに意味のある議論だったとは思うが、それから一世紀以上も経っ
ているわけだし。
138考える名無しさん:2006/01/20(金) 23:46:03
>生産的労働vs不生産的労働
どこでこのような議論をしてるんですか?教えてください。
139考える名無しさん:2006/01/21(土) 11:04:12
選書メチエ
帝国論 編者: 山下範久
内容紹介
新たな闘いが始まっている
「帝国化」する世界を読み解くための全7章

21世紀、グローバル化する世界。<帝国>は脱領土化し、「言説空間」に闘争の場を移す。ネグリ/ハート『帝国』の問題提起を受け、「言説的権力としての帝国」によるヘゲモニー闘争として世界を読む画期的論考。

目次第1章 <帝国>状況を/から透かしみる――取り締まられるアメリカ都市空間、「ホームランド・セキュリティ」、人種――村田勝幸
第2章 「規制帝国」としてのEU――ポスト国民帝国時代の帝国――鈴木一人
第3章 <帝国>はどこにあるのか?――モンゴル国の土地私有化政策に見る<帝国>の現れ――滝口良
第4章 カール・シュミットの「アメリカ帝国」論――重田園江
第5章 ソ連崩壊後のスラブ・ユーラシア世界とロシア帝国論の隆盛――松里公孝
第6章 国際関係研究における「帝国」と<帝国>――芝崎厚士
第7章 帝国化する世界システム――「長い20世紀」とその帰結――山下範久
140考える名無しさん:2006/01/21(土) 14:53:50
>>138
要するに、サービス労働は生産的か否かとか。
141考える名無しさん:2006/01/22(日) 01:01:17
国家とは。マルチチュード的あるいはネグり敵には
国家とは、なんなのだ。
やはり、階級支配のための装置に他ならないのか?
142考える名無しさん:2006/01/22(日) 09:48:34
>>140
正確に言うと労働価値説で「サービス労働は価値を生むか否か」という論点だよね。
もしそうだったら今の日本のマル経学者はおおよそ「価値を生む」という結論に達してる
と思うけど、反対してる人もいるのかな?
143考える名無しさん:2006/01/22(日) 11:25:21
>>142
サービス労働はなぜ生産物がない労働なのに「価値を生む」とマル経学者は結論できるのでつか?
144しろうと ◆AUSirOutoE :2006/01/22(日) 11:47:15
貨幣が支払われることで、事後的に価値が生じているのでは。
145考える名無しさん:2006/01/22(日) 12:01:18
>>144
マルクス経済学の労働価値説からの説明が知りたいのですが。
146考える名無しさん:2006/01/22(日) 12:30:20
価値はそのものが持つ本質と違うからそれで良いんでは。
以前OFWがにたようなことをいってた。
マルクスその人とマルクス経済学はまた違うのかも知れないけど。
147考える名無しさん:2006/01/22(日) 14:25:57
>>145
私も素人だけど、
価値を生むか生まないかは労働の結果が(資本主義の)商品という形態をとるか否かで決まるのでは?
電力を作る労働は価値を生むし、日曜大工で椅子を作るための労働は価値を生まない。
よって、メイド喫茶のメイドさんのサービス労働も価値を生む、と。
148考える名無しさん:2006/01/22(日) 22:55:34
「価値」ってのは「価格」とは別の、マル経独特の評価体系のこと。
単なる集計因子、計算のルールに過ぎない。
だから、価値を生むか生まないかは定義の問題。
「サービス労働も価値を生む」と定義した方が現代の経済構造を分析する際に
矛盾が少ないだろう、だから価値を生むと定義しましょう、ということ。
149考える名無しさん:2006/01/23(月) 22:00:23
>「価値」ってのは「価格」とは別の、マル経独特の評価体系のこと
そんな手前勝手な能書きを受け容れなくちゃならない理由はない。
150考える名無しさん:2006/01/24(火) 00:33:04
>そんな手前勝手な能書きを受け容れなくちゃならない理由はない。
そりゃそうだな。
ひとつの学説に過ぎないから受け入れるかどうかはその人次第。
151考える名無しさん:2006/01/24(火) 01:37:21
今日、職安帰りの電車の中で隣に座った50代のサラリーマンが『下流社会』を読んでいた。
ああ、ベストセラーになってんだなーと思う(私は30分の立ち読みですませたけど)。

そのとき私はニンテンドーDSで「スーパーマリオアドバンス4」をやっていたのだが、
対抗意識を誘発されてカバンからネグリ/ハート『マルチチュード(下)』を取り出して読み始めた。

「俺は今、あんたよりもずっとずっと高尚な本を読んでいるんだ。
統計学的に怪しい単なるマーケターの書き飛ばしなどよりも、
こっちのほうが世界認識・射程・深度においてずっと、ずっと大きいんだ。
わかるか。
もちろん『下流社会』にも見るべきところはある。たとえば宮台の結婚を批判したくだりとかな。

確かに今のところ俺は無職、所謂ニートだ。
あらゆる側面において完全に下流だが、人間としての誇りを失ってはいない。
あんたはどうなんだ?
俺はこれをして、あれをして、あれをしなかった。こんなことはしなかったが、
べつなことはした。そして、その後は?…」

などと心の中で叫びながら。
152考える名無しさん:2006/01/27(金) 06:30:25
「今日では…地中海の北岸と南岸の間にも、日本列島の南と北の間にも…
不均等な発展と不等価交換が存在する」(上268ページ)

日本では南北格差って言わないよな。表日本と裏日本のことか?
153考える名無しさん:2006/01/27(金) 07:24:54
>>152
本州と北海道四国九州沖縄の経済格差って問題になってるんじゃないの?
154考える名無しさん:2006/01/27(金) 14:07:23
マイケル・ハートの署名発見。

http://wasedadetaiho.web.fc2.com/i/top.htm
155考える名無しさん:2006/01/27(金) 14:21:25
一番格差が大きい沖縄でさえ、中国辺りとくらべたら「格差なし」の部類じゃね?
156考える名無しさん:2006/01/27(金) 14:34:11
>>152
ヨーロッパ人の例に漏れず、朝鮮半島と
日本列島の区別がついていない予感。
157考える名無しさん:2006/01/27(金) 14:51:32
東北の貧しさを知らないのか
158考える名無しさん:2006/01/27(金) 22:01:59
>>152
この程度の認識で本を書いてるんだったら
他の部分も疑ってかかった方がよさそう
159考える名無しさん:2006/01/27(金) 23:58:18
>>155
そういう「程度」にしてしまったら、アイヌや琉球問題も、まあ解消されたという
ことになってしまうわな。
160考える名無しさん:2006/01/28(土) 00:40:51
北海道、東北、北陸と関東、東海、関西を比べてもやっぱり歴然とした差はあるだろうな。
161考える名無しさん:2006/01/28(土) 09:28:27
>>160
ということをちゃんと分かって書いているのか?
それとも朝鮮半島と間違えたのか?
162考える名無しさん:2006/01/28(土) 21:23:25
>>161
ネグリ・ハートが実際に間違えてるかどうかは、聞いてみないとわからないが、
>>155がいう「程度」で考えるなということじゃないのか。朝鮮半島のような
わかりやすい「程度」の南北問題じゃないものが、先進国とよばれるヨーロッパ
や日本の国内の中にもあるってことじゃないのかな。日本と中国、韓国と北朝鮮
とか、そういう「程度」の比較では、もうだめだってことでしょ。そういう対立では
捉えられない格差の問題とか「マルチチュード」と関係してくるんじゃないのかな。

「帝国」や「マルチチュード」でも、先進国の内部に、今は第三世界もが存在する
っていう、たんなる南北対立では図れない問題を持ってくると思うけど。そういうことで
日本に言及してるんだと思うけどね。
06/2/1(Wed) 知人の通夜に参列して来ました。
http://d.hatena.ne.jp/gonzap/20060201
164考える名無しさん:2006/02/12(日) 06:55:32
「南半球の大きな人口を抱える国々、たとえばブラジルやインド」(下169ページ)

西洋人の地理感覚は大丈夫かね
165考える名無しさん:2006/02/13(月) 09:36:05
これは誤訳じゃないの?
166考える名無しさん:2006/02/13(月) 15:25:58
large and populous nations from Southern Hemisphere, such as Brazil and India
(p. 292)

ところでamazonで売ってるマルチチュードに3種類あるんだが、
ハードカバー版の2種類で総ページ数が変わってるな。
http://www.amazon.com/gp/product/B0008102EK/104-5557017-4455166
http://www.amazon.com/gp/product/1594200246/104-5557017-4455166
http://www.amazon.com/gp/product/0143035592/104-5557017-4455166
漏れが持ってるのは総ページ数427のバージョンだけど。
167考える名無しさん:2006/02/13(月) 16:59:26
おそろしや。マルチチュードマニアの存在w
168考える名無しさん:2006/02/14(火) 02:43:07
市田良彦「統治性、主体、政治―フーコー晩年のプロブレマティックをめぐって」
ttp://kyodo.zinbun.kyoto-u.ac.jp/〜lumieres/pukiwiki.php?%5B%5B%A5%D7%A5%ED%A5%B0%A5%E9%A5%E0%5D%5D
169考える名無しさん:2006/02/14(火) 18:06:36
>>164
ここを批判しても揚げ足とりにしかならないけど、ちょっとアホだね。
170考える名無しさん:2006/02/16(木) 17:20:46
お粗末ですね。
ネグリもハートも編集者も気付かなかったのかw
171考える名無しさん:2006/02/18(土) 19:44:25
一事が万事。
他の個所も怪しいかも知れんぞ。
漏れ達が気付かないだけで、見る人が見れば呆れるような。
172考える名無しさん:2006/03/12(日) 16:02:11
>>122
>large and populous nations from Southern Hemisphere, such as Brazil and India
>(p. 292)

そもそもそれを言うなら、from Southern Hemisphereじゃなくてin the Southern Hemisphereだろ。
ネグリは地理ばかりでなく英語もできないんだあ。

173考える名無しさん:2006/03/12(日) 17:27:02
単に豊かな北と貧しい南といいだけちゃうんかと。「南北問題」における南北とは実際の地理的
区分からずれている場合もあろう。
174考える名無しさん:2006/03/13(月) 10:38:55
>>172
そんな助詞前置詞レベルの重箱をつつくようなこと言われたって。
175考える名無しさん:2006/03/13(月) 10:40:14
前置詞を嗤う者は前置詞に泣く。
176考える名無しさん:2006/03/13(月) 21:45:20
文法至上主義は受験英語だけで十分。
修辞学も文法だけできれば大丈夫というわけでもなし。
177考える名無しさん:2006/03/16(木) 01:31:51
最近出た論座4月号
姜尚中×水島一憲×毛利嘉孝の鼎談
「マルチチュードが〈帝国〉を変える」
が意外にも(?)良かったのでage
178考える名無しさん:2006/03/16(木) 01:32:24
ageですage
179考える名無しさん:2006/03/24(金) 10:24:43
↓こちらもネグリん論らしい
「スピノザ共同性のポリティクス」
http://www.rakuhoku-pub.jp/
180考える名無しさん:2006/03/24(金) 15:07:33
181考える名無しさん:2006/04/11(火) 12:47:28
マイケル・ハート・インタヴュー:「自律性は反帝国主義よりも強力な武器だ。」
http://www.jimbunshoin.co.jp/rmj/jhto4.htm
182考える名無しさん:2006/04/20(木) 00:41:13
>177

部分的には市田良彦が毎日新聞のインタビューに答えてた話の
焼き直しという説も……。
183考える名無しさん:2006/05/24(水) 19:43:55
で結局、ハートとネグリに未来はあるのか?
184考える名無しさん:2006/05/24(水) 22:19:48
<帝国>という本を数十ページほど読み進めている途中なのですが、
なんとなく、スピノザの「神即自然」という枠組みを持ってきて
<帝国>、それを構成するのはマルチチュードでもある、マルチチュードの
反抗は、ローカルなものであっても、垂直的に<帝国>の核心に
打撃を与える、マルチチュードの連帯、みたいな結末になっちゃうのでしょうか。。。
「マルチチュード」という概念をスピノザから持ってきてるようなのですが、
当のスピノザ自身にとっては、この概念はどういう意味を持っていたのでしょう?

世界は資本家階級とプロレタリアートの二大決戦になる、って宣言した
(すぐ撤回したけど)「共産党宣言」の頃のマルクスを反復している
わけじゃないんですよね
<帝国>という新たな主権概念の実体はマルチチュードにより構成されている、
となってるんだから、単純に<帝国>vsマルチチュードという図式では
なくて、やっぱり「神即自然」というスピノザのラインで読むべきなんですかね
どなたか無知な私にご教示を…ていうか全部読めって感じですね…
大部な書物だから予感した結論だと嫌だったもので
185考える名無しさん:2006/06/10(土) 12:39:27
で、銀河帝国と白色彗星帝国と、どっちが強いの?
186考える名無しさん:2006/06/10(土) 14:08:59
マルチチュード=ネットウヨク
187考える名無しさん:2006/06/11(日) 09:19:33
マルチ中毒=熱湯欲
188考える名無しさん:2006/06/20(火) 23:18:47
マルチ中途=2ちゃんねらー
189考える名無しさん:2006/06/21(水) 23:45:08
マルチ中途、すなわち、「何をやっても中途半端」

これが自分のことではないと言い切れる香具師がどれだけいるだろうか

世界は「マルチチュード」に満ち溢れている

ネグリん&♥はやはり正しい
190考える名無しさん:2006/06/27(火) 22:48:00
まるちちゅーと☆
191考える名無しさん:2006/07/08(土) 06:52:44
>>189
つーか、それをいうなら彼らがそうだろ
本みりゃわかる

あちこち話が飛んで、どれも中途半端
192考える名無しさん:2006/07/14(金) 00:11:36
〈f u n w a k a〉が、私たちのまさに目の前に、姿を現わしている。この数十年のあい
だに、植民地体制が打倒され、資本主義的な2ch市場に対するアクセス規制の
障壁がついに崩壊を迎えたすぐのちに、私たちが目の当たりにしてきたのは、
妄想的・独善的な一方的レスの、抗しがたく不可逆的な日常化の動きだった。
2chとそのスレの複雑化に伴い、一方的なレス、無答責の新たな論理
と構造、ひと言でいえば新たな匿名の形態が出現しているのだ。〈f u n w a k a〉とは、
これらグローバルな一方通行を有効に活用する宗教的主体のことであり、この2ch
を統治している匿名的変態のことである。

    〜中略〜

〈f u n w a k a〉への移行は現代的主権が終わりにさしかかったころ、その黄昏のなか
から姿を現わす。帝国主義とは対照的に、〈f u n w a k a〉は権力の領土上の中心を打
ち立てることもなければ、固定した境界や障壁にも依拠しない。〈f u n w a k a〉とは、
脱中心的で脱領土的な変態オヤジなのであり、これは、そのたえず拡大しつづけ
る開かれた境界の内部に、グローバルな領域全体を一方的に組み込んでいくの
である。〈f u n w a k a〉は、そのコピペの分散状況を調節しながら、異種混交的な
アイデンティティと無責任なコピペ爆撃、そしてまた自らの正しさを孤独に咆哮するの
だ。要するに、帝国主義的な世界地図の国別にきっちりと塗りわけられた色が、
一方的な〈f u n w a k a〉の虹色のなかに溶け込んでいったわけである。

私たちが直面している〈f u n w a k a〉は、コピペとそれによるスレの廃墟
化からなるけた外れの権力を揮うが、だからといって私たちは、この事実を盾
にとって、かつての支配形態へのノスタルジーに耽るべきでは毛頭ない。
〈f u n w a k a〉への移行とそのコピペの無責任化へのプロセスは、それに
対する規制をめざすさまざまな力に対して、いくつもの新たな可能性
を差し出してもいるのだ。むろん、グローバリゼーションは荒らしのみの事態のこ
とではないし、グローバリゼーションとして認知される多種多様なプロセスが、
統合されたり、一義的なものに収斂することもないだろう。
193考える名無しさん:2006/08/12(土) 02:06:17
それは明確ではない
194考える名無しさん :2006/08/12(土) 02:10:13
こんなもん哲学ちゃうわ。
社会学板へどうぞ。
195考える名無しさん:2006/08/13(日) 01:14:57
社会哲学だろ
196考える名無しさん:2006/08/30(水) 13:14:23
>>194
こんな思弁だけで社会調査もデータ解析もないのは社会学とちゃうわ。
197考える名無しさん:2006/09/22(金) 00:58:46
経済学や法学等の社会科学の仲間なるには、研究手法が体系立っていない
感覚的でいい加減なものだし、
かといって小説や評論等の文芸の仲間になる程には人気が無く…

結局、今の哲学は「雑学」の中に含まれるんじゃないかのう。
…でも、雑学者じゃかっこわりいもんなぁ。
198考える名無しさん:2006/09/22(金) 10:46:29
実際、社会学系の研究者の間じゃ理論的要素が乏しいということで評価は低いよなあ。
三浦展の「下流社会」とにたようなもんか
199考える名無しさん:2006/09/22(金) 17:33:32
プロレタリアートとブルジョアの対立を言い換えただけだしなぁ…。
哲学は100年間進歩なし、か。
200考える名無しさん:2006/09/22(金) 18:06:15
蟻だな
201考える名無しさん:2006/09/22(金) 19:44:38
>>199
ネグリとかハートってグローバルエリートを革命の担い手とみなしているんじゃない?
202考える名無しさん:2006/09/22(金) 20:05:07
>>201
あなたが正しいです
203考える名無しさん:2006/09/22(金) 22:04:08
マルチチュードっていかにも底辺の人々というイメージだが、
やっぱ、グローバルエリートのことだったのか…
最低だな今時のマルクス主義者ってw
204考える名無しさん:2006/10/14(土) 14:47:55
トーマス・フリードマンは『レクサスとオリーブの木』で、「電脳投資家」は国家に「黄金の拘束服」を着せると言って、グローバリズムを賛美している。

小泉は金融の規制緩和でキチキチの黄金の拘束服を着た。
しかしその代わり靖国参拝で右翼勢力のガス抜きを図った。
そして、タカ派の安倍晋三が総理になったとたん、村山談話と河野談話を踏襲し、イデオロギー面でも黄金の拘束服を着るはめになった。

グローバリズムを推進して国家に黄金の拘束服を着せ、国家をグローバリズムのしもべにするのは良いことなんだよ。
205考える名無しさん:2006/11/16(木) 00:58:51
206考える名無しさん:2006/11/21(火) 19:10:24
マルチ厨度
207考える名無しさん:2006/12/30(土) 18:23:42
age
208考える名無しさん:2007/02/18(日) 02:30:49
アントニオ・ネグリ - 自由の新たな空間について
http://mentai.2ch.net/philo/kako/999/999983952.html
http://makimo.to/2ch/mentai_philo/999/999983952.html

209考える名無しさん:2007/03/14(水) 02:24:11
>>103
トリップまで使えるヤツが何素人ぶってんだよ。
210考える名無しさん:2007/04/15(日) 02:57:54
狂牛病に悩むアントニオ・ネグリさん
http://mentai.2ch.net/philo/kako/987/987084462.html
211考える名無しさん:2007/05/12(土) 14:58:32 0
作品社近刊
『新たな政治の文法に向けて』  
アントニオ・ネグリ  杉村昌昭訳  予価:2600円(税別)
212考える名無しさん:2007/06/08(金) 16:32:53 0
むむ
213考える名無しさん:2007/06/30(土) 11:48:17 0
筑摩書房 『アントニオ・ネグリ講演集 上 〈帝国〉とその彼方』 
アントニオ・ネグリ/上村忠男監訳/堤康徳、中村勝己訳 8/8 ¥924 
214考える名無しさん:2007/07/08(日) 13:30:12 0
自由の新たな空間
フェリックス・ガタリ+トニ・ネグリ:著 杉村昌昭:訳
世界書院 07年7月 2,400円 46判上製カバー装206頁 ISBN:978-4-7927-2093-3

今回の新訳本には、ネグリによる「日本語版への序文(07年3月)」が新しく付されていて、そこではガタリとの出会いの思い出話が語られており、とても印象的です。ネグリは亡命先のフランスの隠れ家でガタリと交わしたやりとりについて次のように書いています。
215考える名無しさん:2007/07/08(日) 16:32:14 0
「次のように」の続きを待って3時間になるのだが……。
216考える名無しさん:2007/07/08(日) 18:58:10 0
ウラゲツブログへ
217考える名無しさん:2007/07/09(月) 01:57:54 0
それにしてもウラゲツのアレは丹生谷訳の方が良かったというつもりで
わざわざ比較を載せているのだろうか
俺には理解できん
218考える名無しさん:2007/07/09(月) 10:23:26 0
アレそういうことなの?
俺、逆の意味に読んでた
219考える名無しさん:2007/07/09(月) 11:56:06 0
おれもだ。
言われてみればそういう風にも読めるが、そもそも丹生谷のが酷すぎたので
ちっとも気が付かなかったw
220考える名無しさん:2007/08/19(日) 01:29:28 0
文庫新刊上下ゲットした!age
221考える名無しさん:2007/08/19(日) 15:56:35 O
マルチチュードは「イエスに付き従った群衆」?
ギデオン協会だかの英語付き聖書読んでさ〜。
222これか:2007/08/30(木) 12:18:31 0
アントニオ・ネグリ講演集 上 (帝国〉とその彼方
http://www.chikumashobo.co.jp/product/9784480090942/
アントニオ・ネグリ講演集 下 〈帝国〉的ポスト近代の政治哲学
http://www.chikumashobo.co.jp/product/9784480090959/
223作品社近刊:2007/10/01(月) 00:57:49 0
★ 2007年12月刊行予定の本

『新たな政治の文法に向けて』  アントニオ・ネグリ  
杉村昌昭訳  予価:2600円(税別)
224あぼーん:あぼーん
あぼーん
225考える名無しさん:2007/11/09(金) 13:03:35 0
【サッカー】哲学者トーニ・ネグリがマテラッツィとイタリアのサッカーを批判
http://news21.2ch.net/test/read.cgi/mnewsplus/1194578378/
226考える名無しさん:2007/11/26(月) 12:40:08 0
とんでも批評家の仲俣暁生さんがマルチチュードについてとんでも発言です。

ttp://d.hatena.ne.jp/solar/
227考える名無しさん:2007/12/29(土) 19:48:56 0
Michael Hardt and Antonio Negri: Empire.
http://www.angelfire.com/cantina/negri/
228考える名無しさん:2008/01/24(木) 00:17:29 0
アントニオ・ネグリ初来日記念プレ企画 
パネル・ディスカッション
“アントニオ・ネグリ 反逆する時代の知性”
『帝国』と『マルチチュード』の共著者で、反グローバリズムの象徴的な存在と
して知られる哲学者のアントニオ・ネグリ氏が3月下旬に初来日します。本企画は、
氏の来日の前に、そのインテレクチュアルとしての波乱に満ちた歩みを振り返り
ながら、氏の思索と行動を複数のパースペクティヴから考察するものです。グロー
バル化が日々進展する中で、格差の拡大、アイデンティティ・ポリティクスの噴出、
ナショナリズムの台頭等、ますます混迷を極め、複雑化した現代世界を読み解くの
に、『帝国』をはじめとした氏の分析枠組みはいかに助けとなりうるのか。こうし
たグローバルな文脈の中で、時代に迎合することのない、オルターナティヴを模索
する氏の終わりなき知的探求、その思想のアクチュアリティーを検証します。

http://www.i-house.or.jp/jp/ProgramActivities/ushiba/index.htm

主催:財団法人 国際文化会館
日時:2月8日(金) 18:00-21:00 (要予約)
会費:国際文化会館会員無料、一般1,500円、学生1,000円
場所:国際文化会館 岩崎小彌太記念ホール(東京都港区六本木5-11-16)
パネリスト:
姜 尚中(東京大学教授) 「『帝国』とアメリカニズム」
宇野 邦一(立教大学教授) 「生の政治のゆくえ」
竹村 和子(お茶の水女子大学教授) 「マルチチュード/暴力/ジェンダー」
木幡 和枝(東京藝術大学教授) 「マルチチュードと芸術」
モデレーター:
市田 良彦(神戸大学教授) 
229考える名無しさん:2008/02/04(月) 17:01:26 0
ちょっと思ったんだが
ネグリの言うマルチチュードって2ちゃんねらーの事じゃないのかな?
確かに理想を妄想してる時点では何だか素晴らしい物に見えるけど
現実に2ちゃんねらーを100人集めて「これが多様性を維持した主体です」
って言われたら「幻滅」の2文字しか思い浮かばないな
230考える名無しさん:2008/02/04(月) 17:25:57 O
どのみちマルチチュードなどウンコ
231考える名無しさん:2008/02/15(金) 09:22:04 0
3月29日(土)、30日(日)の2日間、『帝国』の共著者でイタリアの政治哲学者アントニオ・ネグリ
氏を招いて、アートとディスカッションの饗宴「ネグリさんとデングリ対話@東京芸大・上野」を
開催します。

 2000年に刊行された『帝国』は、グローバル化に伴い出現した新しい世界秩序・主権の形態を
〈帝国〉と表現して注目されました。さらに、領土を超えたネットワーク状の支配装置〈帝国〉の
秩序と権力に対抗する主体として、複数の多様な存在が織りなす群衆=マルチチュードという
概念を提起しています。

 本企画は、様々な実践者、表現者、生活者、思索者、冒険者など各地から参集する「有象無象」
の群衆が、初来日するネグリ氏を歓迎して、初春の上野で賑やかな祝祭を繰り広げるものです。


生きることと政治を議論し、共通場の発生(建築)、目撃と想像力(映像)、身体と記憶と共感
(パフォーマンス、音楽)、技術と創造性 (美術)、医療とアートをめぐる種々のイベントを行います。

報告と議論プログラム ? そこから派生するフリーな議論の小さな輪

▲身体と医療のポイエーシス 〔医療セル〕
医療セル企画シンポジウム【3月29日(土)18時?20時半】
宇野邦一(立教大学教授、フランス文学、現代思想)/河本英夫(東洋大学教授、科学論、
システムデザイン)/阪上正巳(国立音楽大学教授、精神科医、音楽療法)/
三脇康生(仁愛大学大学院准教授、精神科医、美術批評) *司会:川俣正(美術家、
仏国立高等美術学校教授、地域精神医療と芸術表現に関する総合的研究)(予定)

芸術とマルチチュード 〔アートセル/議論セル〕
議論セル企画座談【3月30日(日)13時?14時半】
アントニオ・ネグリ/田中泯(ダンサー)/川俣正(美術家)/高嶺格(美術家)/
宇野邦一(現代思想) *司会=廣瀬純(龍谷大学教員)
232考える名無しさん:2008/02/15(金) 09:22:34 0
大ラウンド・テーブル「マルチチュードか、プレカリアートか?」
── この国の「路上」からトニ・ネグリを歓待する 〔議論セル〕
議論セル企画シンポジウム【3月30日(日)15時?19時】

アントニオ・ネグリ/矢部史郎(No G8 Action)/なすび(山谷労働者福祉会館)/
小田マサノリ(イルコモンズ)/平沢剛(映画研究)/成田圭祐(IRA)/
ECD(ラッパー、作家)/足立正生(映画監督)/松本哉(素人の乱)/
山口素明(フリーター全般労組)/小野俊彦(フリーターユニオン福岡)/
水島一憲(大阪産業大学教授)/廣瀬純(龍谷大学教員)/
白石嘉治(上智大学非常勤講師)/田崎英明(立教大学教授)/
毛利嘉孝(東京藝術大学准教授)/杉村昌昭(龍谷大学教授)/山の手緑(予定)/
小川てつオ&武盾一郎(246表現者会議)/RLL(Culture Jammer)/
木幡和枝(アート・プロデューサー)/松本麻里/海妻径子(岩手大学准教授)ほか
無数の有象無象 *コーディネーター:平井玄(文化活動家、東京藝術大学非常勤講師)
233考える名無しさん:2008/02/15(金) 15:21:00 0
意外な顔ぶれが入ってんな。ECDのロンリーガールとか。
なすびってあのなすびじゃないよな。
234考える名無しさん:2008/02/22(金) 13:11:30 0
人文研アカデミー
アントニオ・ネグリ講演 「知識労働とプレカリアート」

司会 王寺賢太/コメンテーター 市田良彦

日時 2008年3月25日(火)6:00 pm-8:30 pm 
場所 京都大学創立100周年記念ホール
主催 京都大学人文科学研究所

共催 財団法人 国際文化会館
協力 日本航空〈JAL〉

無料・事前申込不要
問合せ先 京都大学人文科学研究所総務掛

用語:イタリア語/日本語(逐次通訳付き)
235考える名無しさん:2008/02/22(金) 13:35:24 0
そんなことよりナポリのゴミ問題は解決したのか?
ホント糞の役にも立たねぇなグローバルエリート様は。
236考える名無しさん:2008/02/22(金) 13:43:29 0
>>235
なぜゴミ問題にこだわる?
他に重要な問題はたくさんある?
237考える名無しさん:2008/02/22(金) 22:34:54 0
ネグリはもともと、もう久しく以前から本国イタリアでは左翼から批判されている。
体制派の御用左翼で警察の犬だと言われてる。
ネグリなんかで今更のように有難がってるのは、
日本のような田舎者だけだよ。
そもそもネグリも、日本なんかより、今の韓国や中国訪問したほうが
ずっと意味があると思うがね。
238考える名無しさん:2008/02/23(土) 02:00:44 0
>>237
>本国イタリアでは左翼から批判

ソースきぼん。どうせたいしたことないと思われ
239考える名無しさん:2008/02/23(土) 04:07:56 0
どっか、イタリアでもフランスでもスペインでもドイツでも
ヨーロッパの国に直接行って、地元の左翼と交流してみろよ



日本語で読んだだけでも、十二分に抽象的で
その分中味のない空疎な左翼言辞の列だというのは、本来まともな
知能を持ってれば一発で分かると思うがな。
240考える名無しさん:2008/02/23(土) 09:21:29 0
>>239
>中味のない空疎な左翼言辞の列

理論的な素養のない人間が言いがちな愚痴にしかきこえん
ネグリは運動家っていうより哲学者・思想家だろ・・・
241考える名無しさん:2008/02/23(土) 11:41:45 0
矢部の肩書きが毎回変わる件について。
242考える名無しさん:2008/02/23(土) 17:18:41 0
>>240
> 理論的な素養のない人間が言いがちな愚痴にしかきこえん


   だから、それがまさに、君なのだと、鏡像的に早く気付いて下さいw


243考える名無しさん:2008/02/23(土) 17:21:46 0
ネグリ読んで、あれが「理論」だとか思える人間は、要するにトンデモなのよ。

ある種妄想かフィクションの系譜にある、見慣れた言葉の列によって織られた
空想小説であり、もともと人間は、現実よりもフィクションの空想のほうを好むもの
という性質といえば、あの本が「売れた」理由も明らかにできる。

244考える名無しさん:2008/02/23(土) 18:09:30 0
中身なんかなくたって、それに食いつく人々がいれば政治的な力になる。
他人事ながら私はおおいに期待してます。
左翼の生き様を見せてくれ!
245考える名無しさん:2008/02/23(土) 19:01:44 0
要するに、それは社会の息抜き

メディアの中のお笑いね
246考える名無しさん:2008/02/23(土) 19:19:15 0
この人って何か具体的な活動はしてないの?
デリダはなんか色々やってたよな。
247考える名無しさん:2008/02/24(日) 22:42:38 0
少なくともグローバリズムへの対抗にはなり得んだろうな
ロマンチシズムだけで戦略謳うなよと
248考える名無しさん:2008/02/27(水) 01:46:39 0
市田が降臨しても祭にはならなかったが
浩紀が降臨したら祭になった
つまりはそういうことだ
249考える名無しさん:2008/02/27(水) 02:52:36 0
市田は王寺なんかと行動共にしてるぐらいだから如何わしい
250考える名無しさん:2008/03/11(火) 01:53:08 0
アントニオ・ネグリ来日プロジェクト - NEGRI TOKYO.ORG
http://www.negritokyo.org/
251考える名無しさん:2008/03/11(火) 02:18:58 0
ジジェクあたりを読むと、もうネグリ=ハートなんて読めないね。
ロマンチストすぎて。
大澤真幸の「ナショナリズムの由来」も
出だしからいきなりネグリ=ハート批判で始まってるしなw
252考える名無しさん:2008/03/16(日) 09:18:08 0
ネグリ来日はいいんだが、反貧困フェスタと同じ日っていうのが困る
253考える名無しさん:2008/03/20(木) 02:36:43 0
っていうか、ネグリは日本に来ないことになったそうです(本当に)。
254考える名無しさん:2008/03/20(木) 02:39:40 0
うそでしょ?
255考える名無しさん:2008/03/20(木) 02:57:00 0
実験はこちらでどうぞ

http://nrlabo.nobody.jp/



256考える名無しさん:2008/03/20(木) 03:17:28 0
■[哲学]ネグリ来日 13:46
アントニオ・ネグリが来日して一大シンポジウムが催され、それにフリーター労組の人も出る
のに、俺には声も掛からないという……。そもそもそんな企画があること自体、2ちゃんねる
で知ったしwww いーよいーよ、どーせ俺はマイナーだから。だけど俺、素人の乱やRLLより
マイナーなんかい*1。
*1:ぜんぜんマイナーっしょ、藁
257考える名無しさん:2008/03/20(木) 09:47:08 0
>>253
新聞には来日延期とあったけれど、どうなのよ?
258考える名無しさん:2008/03/20(木) 11:23:58 0
ネグリ来日は中止。法務省が入国を拒否。
さ〜、ドーする?
259考える名無しさん:2008/03/20(木) 11:28:38 0
入国拒否までは言い過ぎ

>外務省から7月の洞爺湖サミットを控えて入国管理が厳しくなっており、
>ビザを申請するよう説明を受けた。同氏は在住するパリの日本大使館に18日、
>ビザを申請したが、発給待ちの状態。

260考える名無しさん:2008/03/20(木) 12:14:58 0
ネグリが日本の国境線の内側に入ってこられたらmultitudeの勝ち。
入れなかったら、ウェストファリア秩序の勝ち。

是非、ネグリ様には突破してきてほしいんだが。
261考える名無しさん:2008/03/20(木) 15:09:38 0
ttp://www.asahi.com/national/update/0320/TKY200803200122.html
「〈帝国〉」の著者ネグリ氏、来日を延期
2008年03月20日13時18分

世界的に反響を呼んだ「〈帝国〉」の著者の一人でイタリア人哲学者のアントニオ・ネグリ氏(74)が
日本政府から入国できない可能性を示され、来日を延期したことが19日、わかった。

ネグリ氏は、財団法人国際文化会館の招きで20日に来日し、
約2週間の滞在中に東大など3大学で、グローバル化時代の労働問題などをテーマに講演する予定だった。

同会館によると、17日、外務省から7月の洞爺湖サミットを控えて入国管理が厳しくなっており、ビザを申請するよう説明を受けた。
同氏は在住するパリの日本大使館に18日、ビザを申請したが、発給待ちの状態が続いている。

同氏は79年に反政府組織「赤い旅団」による元首相殺害事件への関与の疑いで逮捕されたあと、83年にフランスへ亡命。
殺害事件は無罪となったが国家転覆罪で禁固刑が確定した。
97年に帰国後、03年まで刑に服した。その後執筆のほか、各国で講演活動をしている。

入管法では、国内外の法律に違反し1年以上の懲役や禁固刑を受けた外国人の入国を禁じている。
政治犯に関してはこの限りでないとしているほか、事情により法相の特別許可を受けることができる。
国際文化会館はその方向での入国の可能性を探っている。

しかしこの場合、現地の日本大使館にビザ申請し、過去の資料をもとに本人から話を聞くなどの審査を経る。
「常識的に考えて、数日間で出る可能性はきわめて低い」(関係者)といい、今回の来日日程にあわせるのは難しそ
262考える名無しさん:2008/03/20(木) 16:24:21 0
実質的に法務省が入国拒否したと見るべきだろう、
263考える名無しさん:2008/03/20(木) 17:04:52 0
これは酷い
264考える名無しさん:2008/03/20(木) 18:55:47 0
ギャハハwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
265考える名無しさん:2008/03/20(木) 19:10:14 O
なんちゅう………
266考える名無しさん:2008/03/20(木) 19:43:22 0
ネグリ来日で舞い上がっていた、
K畑某ら芸大グループ、
お祭騒ぎを予定していたh井某らマルチチュード派
東大150年記念とか言って、あの安田講堂で講演会やる予定だった
生姜、「うひとりさん女」u野たちは、
ちゃんと抗議行動やるんか?
267考える名無しさん:2008/03/20(木) 19:46:57 0
268考える名無しさん:2008/03/20(木) 19:49:13 0
_,,-―=''' ̄      ___,,-―――='' ̄ __,-―='' ̄   /
   _,,-―=''' ̄        _,,-―='' ̄ ヽ       /  +
 ̄ ̄        _,,-―=''' ̄          \    /  . . .  .
      ,,-='' ̄    _ノ        ,_ノ  ヽ  /  _|_  。. ★☆
    ,,,-''        / iニ)ヽ,        /rj:ヽヽ  ヽ/      丿 丿 ̄|   |  |   。.    .
-―'' ̄         ;〈 !:::::::c!      ' {.::::::;、! 〉   |     /|.ヽ   丿    丿
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   |      /////         |    |      ///  |  
  ヽ    γ´~⌒ヽ.       /     |        /     ̄ ̄|  _|_  丿 |~~~~~| __.  ■ ■
――ヽ   /      ヽ     /      |      /⌒ヽ、    .|   |  /|.    丿  | 丿 ▼ ▼
    \/       |     | ̄ ̄ ̄ ̄|       /    ヽ __|  丿     |   /   丿   ● ●
269考える名無しさん:2008/03/20(木) 19:53:13 0
ネグリがネグった
270考える名無しさん:2008/03/20(木) 23:38:10 0
どうすんだよこれ……

アントニオ・ネグリ氏来日中止について
http://www.i-house.or.jp/jp/ProgramActivities/ushiba/index.htm
271考える名無しさん:2008/03/20(木) 23:56:00 0
芸大の催しはやるらしいよ

ネグリ抜きで

まあ映画上映とかはいいもんね
272考える名無しさん:2008/03/20(木) 23:59:46 0
ネグリって、いつからローリングストーンズ扱いになったのだ?
273処刑ライダー ◆.EDMOUBKE2 :2008/03/21(金) 00:04:39 O
ここは自覚のないクズの多いインターネットですね。
274考える名無しさん:2008/03/21(金) 01:01:03 O
>>273
秀逸な自己紹介だな
275処刑ライダー ◆.EDMOUBKE2 :2008/03/21(金) 01:06:52 O
自覚のあるクズをハッケン
276もやしオナニーまん ◆i7O8dGH3rU :2008/03/21(金) 02:40:40 0
>>270
楽しみが一つ減った・・・
ネグリ氏の来日中止を受け、25日午後6時から京大時計台記念館
(京都市左京区)での講演会を予定していた京大人文科学研究所
は、ネグリ氏不在での開催を検討している。当日司会を務める予定だった
王寺賢太准教授は、ネグリ氏が講演する予定だったテキスト
などを基にしたイベントを考えている
278考える名無しさん:2008/03/21(金) 06:48:46 0
まず王寺というのは、ネグリ及びネグリ派とは全く関係ない
無縁の不器用な身動きの鈍いインテリだし、実践としてもネグリ的な実践活動とは
何も交わるところはない。
なんでこんな奴に役を盗られなければならないのかというのを
関西の左派はもっと考えたほうがいい。
279考える名無しさん:2008/03/21(金) 09:49:50 0
>>266
こんなマニアックなスレで名前を伏せる意味があるのかと
280霞が関:2008/03/21(金) 10:28:23 0
344 :霞ヶ関:2008/03/20(木) 21:33:51
ネグリの講演会が東大・京大でやられるから安心していた
某官庁が、プレカリ系の団体が多数参加すると聞いて
「暴動の可能性も…」とびびって講演をつぶそうと慌てて
こーゆー措置をとったみたい。革命はともかく暴動の可能性は
あったかもなw
しかし150周年記念イベントだったから東大は引くに引けず
霞ヶ関内部ですげーゴタゴタ。
281考える名無しさん:2008/03/21(金) 11:24:23 0
>>280
なんか俺でもかけそうなネタだな
HN「霞ヶ関」てw
282考える名無しさん:2008/03/21(金) 11:59:47 0
皆さん、

まったく予期せぬ一連の事態が出来し、私たちは訪日をあきらめざるを得なくなりました。この訪日にどれほどの喜びを覚えていたことか! 活発な討論、知的な出会い、さまざまな交流と協働に、すでに思いをめぐらせていました。

およそ半年前、私たちは国際文化会館の多大な助力を得て、次のように知りました。

EU加盟国市民は日本への入国に際し、賃金が発生しないかぎり査証を申請する必要はない、と。
用心のため、私たちは在仏日本大使館にも問い合わせましたが、なんら問題はありませんでしたし、完璧でした。
283考える名無しさん:2008/03/21(金) 12:00:10 0
ところが2日前の3月17日(月)、私たちは予期に反して査証申請を求められたのです。
査証に関する規則変更があったわけではないにもかかわらずです。

私たちはパリの日本大使館に急行し、書類に必要事項をすべて記入し、一式書類(招聘状、イベントプログラム、飛行機チケット)も提示しました。

すると翌18日、私たちは1970年代以降のトニの政治的過去と法的地位に関する記録をそれに加えて提出するよう求められたのです。
これは遠い昔に遡る膨大な量のイタリア語書類であり、もちろん私たちの手元にもありません。

そして、この5年間にトニが訪れた22カ国のどこも、そんな書類を求めたことはありませんでした。

飛行機は、今朝パリを飛び立ち、私たちはパリに残りました。

大きな失望をもって私たちは訪日を断念します。
数カ月にわたり訪日を準備してくださったすべての皆さん
(木幡教授、市田教授、園田氏――彼は日々の貴重な助力者でした――、翻訳者の方々、諸大学の関係者の方々、そして学生の皆さん)に対し、
私たちは申し上げたい。あなたたちの友情に、遠くからですが、ずっと感謝してきました。
私たちはこの友情がこれからも大きくなり続けることを強く願っています。
皆さんの仕事がどれほど大変だったかよく分かります。
そして皆さんがどれほど私たちに賛辞を送ってくださっているかも。
パーティは延期されただけで、まもなく皆さんの元へ伺う機会があるだろう、と信じたい気持ちです。

友情の念と残念な思いを込めて……

2008年3月19日 パリにて
ジュディット・ルヴェル
アントニオ・ネグリ

284考える名無しさん:2008/03/21(金) 14:25:27 0
チベット問題だが、あれって本当にダライラマ側が正しいのか?どうもそうも思えないんだが。
もともと歴史的に見て、チベット仏教というのは、過激という意味では
最もヤバイ宗教の一つでしょう。まず修行に、ドッラグを使うし。
それで、チベットと中国で起こっていた問題というのは、いわば
オカルト仏教対唯物論−マルクス主義、毛沢東主義という問題であるわけで、
文化大革命以来の、共産主義イデオロギー一元化の問題が、あの地域では
1950年代からまだ続いていたのだといえる。

そもそもネグリをはじめとして、いわゆる自称コミュニスト連中は、
そして毛沢東主義を信奉していたような、60年代70年代のヨーロッパの左翼は
チベット問題をどう捉えるんだろうか?あれは今でも残っている毛沢東主義弊害でしょうに。
弾圧しているのは、絵的には中国人民解放軍だから、あれは中国共産党が悪いんだ
というのは、ちょっと短絡じゃないのか?
分かりやすく言えば、かつて上九一色村にあった、オウム真理教のコミューンを
日本の警察か自衛隊が攻めにいってると置き換えてみればよい。
オウムの起源にあるのも、やっぱチベット仏教の影響が強いんだけど、
チベット仏教は、修行のオカルト性にしろ、密教的なオカルトにしろ、
暴力的な蜂起、抵抗という意味での、暴力革命的な潜在性にしろ、世界で
最も危険な宗教の一つであると言えるわけ。
それでダライラマ14世が何故ノーベル平和賞が取れたのかといえば、
こんな歴史的に危険なチベット仏教を相手にして、よく一国二制度的な、中国共産党統治との
共存を実現できたということで、彼の政治的手腕は凄い、懐柔術は凄いと賞賛されたんだよね。
現在、中国共産党の見解声明で、何処の国でも、同じことをやっただろうと
自己正当化する発表をしているが、実際それは反面ではその通りなんだよね。
チベット仏教のオカルト性を考えれば。
285考える名無しさん:2008/03/21(金) 15:11:27 0
スカイプビデオ会議で代替すればOK
286考える名無しさん:2008/03/21(金) 17:35:35 0
密教も顕教をふまえての密教なわけよ
『意味の論理学』でいう秘教的なセリーと顕教的なセリーがあるわけ
287考える名無しさん:2008/03/22(土) 10:05:31 0
>>284
確かに今の中国共産党は毛沢東とは完全に無関係だしな・・
288考える名無しさん:2008/03/22(土) 10:53:39 0
>>284はほとんどのスレに同じレス張ってるマルチだから相手しなくていいよ
289考える名無しさん:2008/03/22(土) 16:16:35 0
毛沢東と全く無関係じゃないだろう。
あれが毛沢東的なものの本質なんだよ。
40年前は毛沢東の文革に流され、
今は真逆の自由チベットに流されているというのは、
同じ連中の層にしては、余りにもダメすぎ、
無自覚すぎる。
290考える名無しさん:2008/03/22(土) 16:25:23 0
いまネグリではしゃいでる連中というのは、毛沢東の文革を知らないんだな
こういうのもちょっと唖然
それを知ってるというのは別に世代の問題ではなくて
歴史的な基礎教養の話だと思うが
291考える名無しさん:2008/03/22(土) 17:45:34 0
はいはいヌーボーフィロゾフワロスワロス
つか、おっさんはダブルクリックの練習でもしてろよ。。
292考える名無しさん:2008/03/22(土) 18:19:33 0
>> 278
なんも事情わかってないみたいだけど、関東の人? 何か恨みでもあるの?
293考える名無しさん:2008/03/22(土) 19:03:38 0
久生十蘭が小説で書いてたチベットは
ひどいとこだったよw
まあ小説だけど。
中国から見ると上九一色村みたいにしか見えてない、
というのは、ありだと思うわ。
でもさ、いまのアメリカやロシアが中国非難しても
説得力はゼロだな
294考える名無しさん:2008/03/22(土) 19:50:36 0
それより、ネグリの来日に提携してたのは、例の日本巨大資本のJALだが、
ネグリはJALの金だけ盗って、トンズラ疑惑というのはないのかい?

日本みたいに昔から、入国審査については西側諸国の中で最も奇妙に規制するのが
わかりきってる国で、最初からネグリ自身が、何の問題もなく日本に入国できるはずが
ないということを、事前にわかっていなかったはずもないんだが。

その辺はどうなのよ?
295考える名無しさん:2008/03/22(土) 20:32:06 O
おまえって小さい奴だなあ
296考える名無しさん:2008/03/22(土) 20:57:47 0
リンクされますた

http://urag.exblog.jp/
続報:ネグリ来日中止でも、三大学イベントは開催!
297考える名無しさん:2008/03/22(土) 21:32:13 0
王寺はどこいっても腰巾着でしかないからねw
298考える名無しさん:2008/03/22(土) 22:20:23 0
>>294
ネグリのコメントだと、念のため事前に日本大使館に確認したら、大丈夫って言われたそうだよ
299考える名無しさん:2008/03/22(土) 22:30:11 0
【緊急報告】アントニオ・ネグリ氏来日中止の経緯説明会
http://utcp.c.u-tokyo.ac.jp/from/blog/2008/03/post-71/
300考える名無しさん:2008/03/22(土) 23:41:44 0
ネグりは来るよ。
密入国してでも来るよ。
あいつはそういう奴。
ネグりはできる子。
301考える名無しさん:2008/03/22(土) 23:47:44 0
それじゃあただの馬鹿じゃん
302考える名無しさん:2008/03/22(土) 23:54:59 0
確かに来週末何事もなかったようにいたら笑えるなwww
303考える名無しさん:2008/03/23(日) 00:11:43 0
それも有り得ない
304考える名無しさん:2008/03/23(日) 05:52:50 0
全世界で話題になった共著「<帝国>」で有名なイタリアの政治哲学者、
アントニオ・ネグリさん(74)が、初来日を中止したと20日、
招へい元の国際文化会館が明らかにした。過去にイタリアでの政治運動に
絡み有罪判決を受けたことで入国が難しいと分かったため。

ネグリさんは79年、過激派指導者と目され国家転覆罪容疑でイタリア当局に
逮捕・起訴された。テロとの関連は認められなかったが、
実刑判決を受けた。亡命先のフランスから97年に帰国して服役、03年に釈放された。

 同会館によると、日本の法務省は入国の条件として、
元政治犯だと証明する資料の提出を求めたが、この資料の入手が困難だった。
出入国管理法は、1年以上の懲役か禁固の刑を
受けた人物の入国を禁じているが、政治犯は例外として認めている。

http://mainichi.jp/select/wadai/news/20080321ddm041040117000c.html
305考える名無しさん:2008/03/23(日) 05:59:48 0
>>232
>なすび(山谷労働者福祉会館)

これって、あの電波少年のなすび?
306考える名無しさん:2008/03/23(日) 06:16:07 0
それは別人
よく間違えるやつがいる
307考える名無しさん:2008/03/23(日) 18:21:15 0
ttp://d.hatena.ne.jp/solar/20080322#p1
*3:東京藝大でのイベント実行者会議の木幡和枝は「ネグリさんに報告しよう」「このマレビトと出会ってみたい」等々と書いている。
どこの未開民族の言葉かと真意を疑う。あげくのはてに、来日断念の集まりがモチつきとは…。
308考える名無しさん:2008/03/23(日) 18:40:28 0
「帝国」の著者、世界的な哲学者アントニオ・ネグリ氏が、
日本政府の"妨害"で来日を 断念せざるをえなくなった。

いまや世界中の笑いものになっている日本の偏狭な入管制度 。
限りなく悪意に近い無知。
東京大学 姜尚中教授は、安田講堂を満杯にしよう!と呼びかけた。

http://jp.youtube.com/watch?v=g9bLAa41OE0
309考える名無しさん:2008/03/23(日) 18:48:14 0
>>308
それさ、妙な角度で顔アップに撮ってて、なんかきもいね、印象がね。
310考える名無しさん:2008/03/23(日) 19:02:25 0
マルチチュードとかっていうのは
EUの思想なんじゃね?
311考える名無しさん:2008/03/23(日) 19:12:23 0
マルチ商法の思想だよ
312考える名無しさん:2008/03/23(日) 19:50:31 0
これほど世界的な学者まで入国できないなんてな。
鎖国は江戸時代で終わったって学校で習ったが、これも日教組による捏造なのか?w
313考える名無しさん:2008/03/23(日) 20:16:44 0
>>312
こいつもアホだな。
ロシア革命は1917年だが、レーニンが当時日本に入国できたと思うか?
もう戦後だが、毛沢東が存命中に日本への入国が可能だったと思うか
そんなもん無理に決まってるわ。
そもそもネグリに特別思想家としての価値があるなんて思えないわけで
役者としては活動家レベルの人材でしかないよ。
その辺も所詮毛沢東に毛が生えた程度だな。
314考える名無しさん:2008/03/23(日) 20:18:30 0
ロシア革命は1917年だが、レーニンが当時日本に入国できたと思うか?
もう戦後だが、毛沢東が存命中に日本への入国が可能だったと思うか

国交があるんだから一国の元首が望めば楽勝で入国できるよ
315考える名無しさん:2008/03/23(日) 20:20:00 0
失礼。313だが、
毛沢東は田中角栄と和解したぐらいだから、
70年代以降なら日本にも入国できただろうが。
316考える名無しさん:2008/03/23(日) 20:21:20 0
レーニンが生きてる時代には無理だったろうな。
317考える名無しさん:2008/03/23(日) 20:24:09 0
そう思うんなら日ソ基本条約でぐぐってみ
318考える名無しさん:2008/03/23(日) 20:26:40 0
ぐぐったが、レーニン死んだのが24年で、日ソ基本条約なら25年だよw
319考える名無しさん:2008/03/23(日) 20:27:30 0
あら失敬
320考える名無しさん:2008/03/23(日) 20:35:28 0
姦芟殉みたいな不逞鮮人が住めるだけでも日本はいい国だよ。おれが総理なら、強制送還するね。
321考える名無しさん:2008/03/23(日) 20:38:02 0
そもそもスターリンの一国社会主義のマニフェスト以前と以後では、
共産国家と西側国家の、公式的な関係とは全然違う。
スターリン以降、現実の前で妥協するコミュニストか
相変わらず妄想追っかける役でトリックスターとしてのコミュニストかということで、
それは入国審査以前の問題、
アホなものはアホだというのには、変わりない。
322考える名無しさん:2008/03/24(月) 00:08:01 0
おまえらアホはν速に池
323考える名無しさん:2008/03/24(月) 00:09:58 0
最低限「帝国」を呼んでから恋!
324考える名無しさん:2008/03/24(月) 00:43:43 0
内容のない反論だな

おまえが読んだことないんだよw
325考える名無しさん:2008/03/24(月) 01:18:34 0
>>313
おれは、レーニンだろうと毛沢東だろうと受け入れればいいと思うよ。
それと同じで、ネグリでも誰でもどんどん入れればいい。
それが何でムリなの?
日本って国が、外国人が入ってきたくらいで潰れる程度の低レベルな国だからか?
そんな国ならいっそ滅べばいいと思うがな。
326考える名無しさん:2008/03/24(月) 02:27:53 0
なんで無理なのだろうかということは、そもそも日本の独特の奇妙さとしては
それは日本には何故天皇制みたいな奇妙な制度が機能してるのと問うのと等しい。

そもそも奇妙な排除の力学で、場所の空気が管理されて
維持されるというのでは、日本の場合、実際の天皇制の話だけじゃなくて、
その他の部分までみんなそれに冒され、浸っているわけであって
日本の左翼そのものがまず奇妙なんだともいえるわけよ。
芸大だろうと京大だろうと、なんでそんな変な形でネグリ集会やるわけ?とか。

なぜ、日本の政府はネグリを入れないかは、
なぜ日本の左翼はそんな変な人選なのというのと、そのまま鏡像的に跳ね返ってくる。
日本の奇妙な体質を云々することは、そのまま日本の左翼の体質を問題にすることにも
どっかで繋がるんだな。
327考える名無しさん:2008/03/24(月) 03:08:26 0
>>313
レーニンでも毛沢東でも政府の正式な使者としてなら入国可能だったんじゃない?
戦前でもソ連と国交があったんだし、大使館もあったんだぞ
日ソ中立宣言なんてものも結ばれていたし

あと、ネグリは中国にも行っているし、アメリカやヨーロッパ諸国は何の問題も無く入国できているよ
日本だけ入管制度が、鎖国とまでは言わないけど、かなり閉鎖的なのは事実
328考える名無しさん:2008/03/24(月) 03:13:42 0
>>321
つまり、スターリンの「一国社会主義」に従っているコミュニストは
「独立主権国家体制」を容認していて、他国の内部は独立性があると考えているから
国交がある以上は、入国も問題ないってことなのか?

でも、一国社会主義って本来の共産主義とは別物だよな
どうしても、一国だけで行うとナショナリズムという側面が出てきてしまう
共産主義思想の理念よりも、独立主権国家という存在が上にきてしまうから
329考える名無しさん:2008/03/24(月) 03:15:46 0
>>326
>芸大だろうと京大だろうと、なんでそんな変な形でネグリ集会やるわけ?

「変な形」って?
330考える名無しさん:2008/03/24(月) 04:15:32 0
特定の偏った人脈で出来上がってる内輪のノリだというのは、
プログラム見ればわかるじゃない
これが革命なの?
認めないよねw    世間は。
331考える名無しさん:2008/03/24(月) 07:04:52 0
何をきれい事いってんだか。
ネグリの主張自体がある党派性帯びてるんだから、必然的に読み手の側も
そうなるのは当たり前。
332考える名無しさん:2008/03/24(月) 07:32:57 0
だからその「読み手」というのが馬鹿すぎるんよ
333考える名無しさん:2008/03/24(月) 07:46:27 0
本は翻訳されて出版されてるんだろう?
だったらそれでいいじゃん。
それで言論や表現の自由は保たれてることにならないのかな?
たぶんああいう人は書いた本ほど当人はおもしろくないんだよw
芸能人じゃないんだから来日公演にこだわることないように思うんだ。
334考える名無しさん:2008/03/24(月) 08:59:21 0
おれは、とりわけ東大安田講堂のイベントには懐疑的だった。
なぜ、あの安田講堂なのか、それも東大のヒモつきで。
ネグリが来ていたなら、このイベントは糾弾されていたんじゃないか?
生姜がそのことに一切エクスキューズせず、
安田講堂を一杯にしようなどと叫ぶのは、
問題のすりかえでしかない。
335考える名無しさん:2008/03/24(月) 10:53:01 0
ネグリの本は面白いのかな
336考える名無しさん:2008/03/24(月) 12:18:51 0
面白いか面白くないか以前に低学歴の俺様には理解できません。
マルチチュードって低学歴は入れないんだなw
337考える名無しさん:2008/03/24(月) 12:24:03 0
いままでネグリ・ハートって名前だと思ってたよ
ドゥルーズ・ガタリとか安彦良和みたいなものだったのか
338考える名無しさん:2008/03/24(月) 12:51:39 0
>330

とするなら、ネグリ来日不許可は歓迎すべき、ということか。

たしかにイベントのつくりとかみてると気持ち悪い。一部の人だけ盛り上がっている
感じ。芸大のイベントなんて11時から整理券配布ってあるけど、どうせ関係者
には優先的に配っておくつもりだったのだろう。その残りを11時から配布し、
入れなかった人は別室の体育館かどこかでビデオ中継でも見てろ、ということだった
のだろう。

で、「ネグリをみれた」ということを終生の自慢話にする。気持ち悪い!

339考える名無しさん:2008/03/24(月) 12:58:13 0
だいたい、招聘した国際文化会館(外務省の外郭団体)とか牛場フェローシップというのが
いかがわしいというか―。
スピヴァク呼んだのもここだったはずだが、その時の、沖縄での本橋哲也の暴言とか、
どう考えているんだ?
340考える名無しさん:2008/03/24(月) 13:23:36 0
国のやり方はおかしいけど関係者はネグリを利用しようとしてるやつが大半だろうな
341考える名無しさん:2008/03/24(月) 14:24:35 0
Japan refuses entry to Antonio (Toni) Negri

The Japanese Ministry of Justice has refused entry to the Italian political philosopher Antonio (Toni) Negri (74) for flimsy reasons.
Negri planned at invitation of the International House of Japan from today a lecture tour to the working politics (among other things at the respectable universities of Kyoto and Tokyo).
After the Japanese Foreign Ministry had no doubts against Negri's entry, at short notice, nevertheless, the Ministry of Justice responsible for border and immigration regulations of the country expressed doubt.
Two days before his departure one demanded of Negri a recorded proof of his past detention as a "political prisoner".
Japan refuses the entry to foreigners if they served prison sentences of over one year in the past.
Excluded by this regulation are political prisoners.
342考える名無しさん:2008/03/24(月) 14:40:12 0
おまえら、仲間に入りたくてしょーがない
て様子だなw
343考える名無しさん:2008/03/24(月) 15:01:25 0
>342
仲間に入りたいとかそんなのはどうでもよくって、要するに、
呼べなくなって地団駄踏んでるヤカラに向けて「ざまみろ」ってこと。

「仲間に入りたくてしょーがない」という読解の根本には、
「仲間はずれの論理」があることに気づくべきだね。君たち、くやしくて
仕方ないんだろう。

ネグリの利用を仲間内に限定する。こういうやりくちこそ、
ネグリが批判する私有化そのものなんですよ。たぶん。
344考える名無しさん:2008/03/24(月) 15:09:55 0
いずれにせよ、ネグリイベントそれ自体、非常に問題含みだったということだ。
これがつぶされたのはむしろ歓迎すべき。もちろん国家の介入は許される
べきではない。

いちばん理想的だったのは、こういうイベントを国家による介入とは別のやり方
で粉砕することだったのだろう。
345考える名無しさん:2008/03/24(月) 15:22:50 0
やくざさんたちを雇って襲撃すりゃいい
346考える名無しさん:2008/03/24(月) 15:31:09 0
お前ら馬鹿か?
今回の問題は、もはやネグリがどうとかじゃないだろ。
ネグリは退屈な思想家だから入国できないのか?そうじゃないだろ?
問題は、日本という国がネグリ程度も入国させないような、偏狭で排他的な国家だということが、世界にバレちゃったことだろ?
知ってるか?ヨーロッパのネオナチどもが「日本の入管法を見習おう!」って言ってるのを。
ネオナチに尊敬されるほどの国なんだよ、この国は。
そんなだから未だに謝罪と賠償とか言われるんだぜw
347考える名無しさん:2008/03/24(月) 16:05:11 0
中国や北朝鮮にはやさしいよ、この国
348考える名無しさん:2008/03/24(月) 20:50:14 0
いや、前からさ、フランスのルペンは
移民については日本のような法律にしたいんだよ、って言ってて。
それに、ネグリ程度っていうけどさ、
ぜんぜん問題なしでスルーされるのもまたさびしいような人ではなかったのか?
349考える名無しさん:2008/03/24(月) 20:56:05 0
これでネグリすげーという認識が逆に高まっている気はする
350考える名無しさん:2008/03/24(月) 21:05:13 0
ねえよ全然w
351考える名無しさん:2008/03/24(月) 21:24:23 0
ネグリなんて必要ないんじゃないの。
352青い血の日本人:2008/03/24(月) 21:56:00 0
だいたい日本は、純血主義を貫くことで、官僚の間にコンセンサスが
出来上がったんでしょ。きっと。だから、ネグリさんみたいに、
空気を乱すような人が国内に侵入してくることに、強い抵抗を感じるわけ。
官僚だけじゃなく、国民のマジョリティもその方向で安心感を
覚えてるんじゃないでしょうか。
353考える名無しさん:2008/03/24(月) 22:10:46 0
フーコーとかデリダが来日した過去を忘却しているこのスレの進行ヒドス

面白い/面白くない は入国の可否に関係ないし、それは裏返せば
「つまらないやつだから政府が拒否してもいい」となるわけで、視点が変。

イベント主催者側が気に入らない/そうでもない も、直接は入国の可否に関係ない。
主催者側の意図がネグリと矛盾するとか、運動としての効果がないというのがあるのなら、
是々非々に指摘すべきだとは思うが。私は題目がずれまくってないかぎりは
主催者が何だろうと興味深い討議参加者なら興味わくけどね。

運動が一部で盛り上がってる云々は論外。
「全体で盛り上がってる」運動なんてどこに存在するんだ。
運動に関わってる層が、ネグリの運動観にそぐわず小さすぎ、
アカデミシャンのアリバイのようになってるといった批判なら具体的に指摘すべきだけども。

私はネグリが来てもイベントには行かずに、本になった後でそれを読む見込みが高かったし、
ネグリが大好きかというと結構そうでもないんだけど、
入国の可否の基準とその問題はまた別。「こりゃ酷い事態だな」という感じだな。

いずれにせよ、この話題をきっかけにして議論をするならするで、
チャンスは有効に使うべきで、焦点がぐちゃぐちゃになっちゃいけないように思うな。
354考える名無しさん:2008/03/24(月) 22:46:40 0
ハクがついて良かったじゃん、とか言ったらダメなん?
355考える名無しさん:2008/03/24(月) 22:54:28 0
何を勘違いしてるか知らんが、相手は革命家さんなんだから、
国家権力としては牙を剥いて遇さなきゃ失礼だろw
プロレスじゃねえんだよ!
356考える名無しさん:2008/03/24(月) 23:03:24 0
おまいら世界革命を志向してるくせに、
「これで日本の評判が」とか愛国心持ってんじゃねえよ。
最近のサヨクはボケてんのか?
357考える名無しさん:2008/03/25(火) 00:16:07 0
>>355
は?ネグリも「日本なんて前近代的な国、戦うまでもないわwほっときゃ潰れるだろw」としか思ってねーよ。
牙をむくどころか、ビビって通さなかっただけじゃねーか。

>>356
は?ネグリ読んでるからって勝手にサヨク扱いすんな。
おれはネグリなんてそれほど評価してねーよ。
だから、これじゃネグリごときにビビってるみたいでやるせないって言ってんだよ。
日本に来たらこのおれがボッコボコに言い負かしてやるつもりだったのによw
358考える名無しさん:2008/03/25(火) 00:23:47 0
ネグリみたいな爺さんもてはやすより
もっと強靭な思想を練れよ。
359考える名無しさん:2008/03/25(火) 00:27:43 0
思想が強靭になればなるほど一般人はついて来られません。
360考える名無しさん:2008/03/25(火) 00:48:39 0
ロシア正教+社会主義がドストエフスキーだと思うのですが、
仏教+社会主義みたいな本はないですか?ジャンルは問いません
361考える名無しさん:2008/03/25(火) 01:45:31 0
> 主催者が何だろうと興味深い討議参加者なら興味わくけどね。

それが全然興味深くないところが、今回の事件をシラケさせてるんじゃないの?

ネグリを呼ぶ日本の左翼のほうが、妙な縄張り意識の純血主義だらけで、
身動きが取れないというのはどうなのよ?
362考える名無しさん:2008/03/25(火) 03:15:22 0
アントニオお爺ちゃん が 来れないのなら ナオミお姉さん に代役を頼んだら?

ナオミ・クラインは近著『Shock Doctorine』(現時点未翻訳)で、
経済政策での「ショック・ドクトリン」と言う、新しい現代史観を提唱しています。
アメリカの良心 エイミー・グッドマンによる ナオミ・クラインへのインタビュー。
[全編 / Real Player]
http://democracynow.jp/stream/070917-1/

[抜粋 / YouTube]
ナオミ・クラインが語る Part1of4
http://jp.youtube.com/watch?v=UgiDiZYVub0&feature=related(4分41秒)

ナオミ・クラインが語る Part2of4
http://jp.youtube.com/watch?v=JH3niKNMKAw&feature=related(8分52秒)

ナオミ・クラインが語る Part3of4
http://jp.youtube.com/watch?v=dlCwlwSgh-4&feature=related(6分57秒)

ナオミ・クラインが語る Part4of4
http://jp.youtube.com/watch?v=fVXkkOIppA8&feature=related(4分28秒)
363考える名無しさん:2008/03/25(火) 04:22:56 0
日本政府も頭が固いね。
ネグりなんか経団連がビバ・グローバリズム!とかいって歓待しそうだけど
364考える名無しさん:2008/03/25(火) 04:26:09 0
ネグリはアンチ・グローバリズムの象徴的存在だろ・・・
365考える名無しさん:2008/03/25(火) 06:26:47 0
>>364
いや、グローバリズムを布教したい側が利用することはできるだろう。
使える台詞を適当に抜き出して切り貼りすればいいんだから。
ホントに本買って読む奴なんて数が限られてるからな
366考える名無しさん:2008/03/25(火) 11:21:36 0
ハイエクだって適当に利用されてきたし
マルクスもそうだったんじゃない?
ネグリ、あんま流行らないほうが幸せかもな
367考える名無しさん:2008/03/25(火) 16:31:09 0
大体JALが今回スポンサーになってたんだから。
まだそれでも「アンチグローバリズム」とか素朴に口にするやつは
大馬鹿だぞ
368考える名無しさん:2008/03/25(火) 17:36:11 0
ネグリが来れないのは
グローバリズムの限界ってより
単なる手続き上の問題だろ・・・
それを国家のせいにするとかありえない
369考える名無しさん:2008/03/25(火) 19:09:22 0
いや、手続き上の問題って言っても、もっと早く「ビザ出せよ」って言う事は可能だったわけだし、ネグリ側も何度も確認していたわけだろ。
まあ、入管が酷いのは以前からだから、それを再確認することになっただけだな。
370考える名無しさん:2008/03/25(火) 19:19:26 0
>>367
まじめくんだなぁw
371考える名無しさん:2008/03/25(火) 19:20:27 0
もう一つ看過しえないことがある。

ジュディット・ルヴェル氏は短期滞在の場合には査証を免除されるフランス人であり、
かつ「上陸の拒否」を云々できるような前歴はないにもかかわらず、
その彼女にまで、外務省が査証申請を要求したという事実である。
372考える名無しさん:2008/03/25(火) 19:26:28 0
「敵」がわかりやすい行動をしてくれてよかったじゃない
373考える名無しさん:2008/03/25(火) 20:27:48 0
ネグリが来たところで全く何の意味もなかったことは、明らかなんだから、
ネグリを入れてやったところで、無害であるに決まってるのだが。
特にこれといって面白い事件が起きたわけでもない。
こういう当たり前のことがわからない人を指して馬鹿というのなら
日本の政府と慣習性というのは、まあ昔っから、馬鹿だったんだろうな。
374考える名無しさん:2008/03/25(火) 20:37:52 0
日本政府はネグリがテロを起こすとでも思ったのかね
375考える名無しさん:2008/03/25(火) 20:50:21 0
>>368
ずいぶんと人がいいねあんた
376考える名無しさん:2008/03/25(火) 20:50:34 0
公安が自己存続するためには、何かその為の口実と事件を
常に作り続けなければならない。
377考える名無しさん:2008/03/25(火) 20:57:45 0
ネットがあんだから
ヤフーチャットでもなんでも議論しろよw
時間かけてさw

アホらし。
国家の枠を超えることなんていくらでもできるじゃん。
ただ面子が立たないから形だけ批判してるだけ
378考える名無しさん:2008/03/25(火) 21:06:03 0
誰か、ネグリと柄谷の対談を企画していたものがいたら、
俺はそいつを褒めるけどな。
379考える名無しさん:2008/03/25(火) 21:33:04 0
とりあえず、入国させるかさせないか決めるのはおれたちなんだぜ、
そういう力を見せつけはしたよな>法務省のみなさん
380考える名無しさん:2008/03/25(火) 22:24:35 0
今回のイベントがつぶれたことには何の同情の余地もない。
というより、つぶされたことに怒るのではなく、正直に悔しがったほうが好感が
もてます。

あんがい自分らのミスだったんじゃないですか?入国上の手続きとか、もっと
しっかり調べたほうがよいです。
自分らのミスを棚に上げず、失敗を認めて悔しがったほうが
いい。

弾圧、と考えるのは早とちりじゃないですか?

だいたいそもそもネグリなんて時代遅れの思想家です。ナオミ・クラインとか
重要な人はいくらでもいるでしょう。ネグリを囲い込んで何が楽しい?

381考える名無しさん:2008/03/25(火) 22:34:53 0
> ネグリを囲い込んで何が楽しい?

妄想祭りをする。
ある意味、2ちゃんねるの現実化したヴァージョン。
382考える名無しさん:2008/03/25(火) 22:47:05 0
害無との関係で法無がだだをこねただけだろ。
道路図=騙りの二番煎じ本著者が人畜無害なくらいはさすがにわかってるよ。
結果として生姜大喜びの構図になってしまったのは残念だ。
383考える名無しさん:2008/03/25(火) 23:49:46 0
日本のバカ左翼たちが今、一丸となってネグリを持ち上げてるのは
ネグリという人物が、海の向こうの遠い距離にいた人物だから、
そこに偶像崇拝的な投影が出来ているから、というのにすぎないわけだよな。
この心的で集団的なメカニズム(祭りの理由)の解明は余りにも容易い。
ネグリを騒ぐ連中は、まず間違いなくネグリなんか読まないし、
読まないから偶像投影が可能になってるだけだよ。
ネグリがデングリなら、その吃驚するような間抜けな理由はここにある。
384考える名無しさん:2008/03/25(火) 23:56:15 0
マルクス主義の延長上で、研究上の業績ということでいえば、
ネグリなんかよりも、柄谷のほうが、先に進んだことをやったに決まってるわけで、
柄谷に対する日本人のフォビアは蔓延していても、
だからといってネグリがカリスマに引き合いに出されて持て囃されてるような現状は、
ただの左派における幼児的な退行現象を示してるにすぎない。

そもそもネグリを持ち上げてる手合いなんて、
毛沢東とダライラマとネグリの区別もつかない連中でしょ。
そんなのが騒いでるんだから、話にならないのは明白であってさ。
彼らにとっては全部一緒の偶像祭りに収まってる。
アホくさ。要するに、自分と距離の遠い偶像にのみ、
人間の幻想というのは投影されて転移されうる、
ただそれだけの、徹頭徹尾軽薄な現象なんだよ。
ここ最近の出来事は。
385考える名無しさん:2008/03/26(水) 08:56:24 0
>>383
>ネグリを騒ぐ連中は、まず間違いなくネグリなんか読まないし

なぜこんな事が断言できるんだ?
「ネグリも読まずに騒いでるバカ左翼連中」という仮想敵を勝手に作り上げて
偶像投影してるお前さんも似たようなもんだと思いますよ(笑)
386考える名無しさん:2008/03/26(水) 11:06:00 0
ネグリの著作云々の前に、まず人権問題としてまずいでしょ
党派根性丸出しにして、互いに叩き合っても意味無いよ
387考える名無しさん:2008/03/26(水) 11:52:34 0
>>386
そうそう。
おれはアホの坂田がどっか外国で入国拒否されたとしても、人権問題として抗議するね。
ネグリがどうとか関係ない。
388考える名無しさん:2008/03/26(水) 12:00:56 0
憲法解釈学の通説だと、入国の自由は国家当局の裁量の範囲で制限可能ってことだから、
いくら「人権」を盾に抗議しても無駄だよ
たんに解釈の違いってことで、こちらの声は届かないだけ
389考える名無しさん:2008/03/26(水) 13:39:55 0
まあ、ネグリについては一ヶ月もすれば忘れられるでしょう。
のど元すぎればなんとやら、で。根に持つのは一部の人だけです。

で、騒ぎが進行しているあいだ、もっとやばいことが進行していたりする。
さいきんではドイツの活動家が退去処分をくらったらしいが、あれについて、
ネグリイベント主催者のどなたかは発言していますか?市田氏とか、どうですか?

要するに、有名でしかも自分らの利害に関わる人が入国拒否されたから
騒いでいるだけではないですか?これまでだって、知らないところで入国拒否
なんてことはいくらでもありました。

有名人の災難に便乗して、そういうときだけ抗議とかいう人ってどうなんでしょう?
王寺氏とか市田氏とか、たとえば長居公園の排除についてなにかコメントしていました?

なんでネグリのときだけ人権問題になるんだ?わけがわからない。

ようするに自分たちのイベントがつぶされた(ミスでつぶれた?)せいで欲求不満
なのでしょう。負け惜しみで人権だとかの問題に転嫁しないほうがいいですよ。

みていて非常に哀れです。
390考える名無しさん:2008/03/26(水) 13:46:01 0
>>389
過去に発言していたらOK
過去に発言していないからNG

随分と脳天気な決めつけですね。幸せそうで羨ましい
391考える名無しさん:2008/03/26(水) 14:06:24 0
まぁチベット問題の時だけ騒ぐネトウヨを馬鹿にするなら、
ネグリの時だけ騒ぐのも馬鹿にされてもしょうがないんじゃないの?
392考える名無しさん:2008/03/26(水) 14:11:04 0
自分が当事者でない場合/自分が当事者の場合

これを混同しすぎだろう。なんでドイツ活動家の話やら、チベット問題が出てくるんだと。
ネグリ招聘に関わってた当事者たちが抗議の声上げるのは普通の事だろう
393考える名無しさん:2008/03/26(水) 16:40:30 0
そうした左翼的ジンケン主義者は
今までに何度も批判されてきたのに
また同じ間違いを犯してるからだろ。
394考える名無しさん:2008/03/26(水) 17:58:10 0
389の言ってることって、友人のケンカ一つを仲裁するためには、全世界のケンカを仲裁しないといけない、って言ってるのと同じだぞ。
自分が当事者でない問題にまで一々関わってたら時間がいくらあっても足りないだろ。
395考える名無しさん:2008/03/26(水) 18:02:08 0
当事者が自分が見聞きした範囲で行動するのは当たり前
神様じゃないんだから

396考える名無しさん:2008/03/26(水) 18:07:52 0
>>389,>>392
主催者は、ドイツ人活動家のことも言っていたよ。主催者の中もいろいろ意見が違う。左右のお花畑騒動の人もいたが。
主催者の一人は、日本の指紋押捺(アメリカも)の国際指紋データベースが作動して、入国直前で拒否てな事態にならんよう役人が事前にガードせざるを得なかった。
役人自身、困ってえらく低姿勢だそうだ。
こんな機械的理由で哲学者入国拒否が起きることこそ、ネグリの云う「帝国」の発現の好例だそうだ。
397考える名無しさん:2008/03/26(水) 18:18:04 0
システム=帝国 と言い換えただけだからどんな解釈でもできる
398考える名無しさん:2008/03/26(水) 20:43:36 0
> 主催者の中もいろいろ意見が違う。左右のお花畑騒動の人もいたが。

くわしく
399考える名無しさん:2008/03/26(水) 22:08:11 0

 というより、参加者(の質問など)も含めて。
 
具体的なことは忘れてるけど、私にとってはどちらかというと、ひとりよがり的とも感じられた局面のことです。

400考える名無しさん:2008/03/26(水) 22:10:35 0
> こんな機械的理由で哲学者入国拒否が起きることこそ、ネグリの云う「帝国」の発現の好例だそうだ。

些細なことについては何とでも言えるわけで、
こんなこと言うことをもって、
「哲学」とか勘違いされても困るな
401考える名無しさん:2008/03/26(水) 23:23:33 0
何か誤解してない?
「帝国」って、
基本的には国民国家の垣根が低くなっているということでしょう?
その低い垣根さえ越えられなかったということが問題なんで、
ネグリは低くなっても国民国家が存在しちゃってることをドー考えるんか。
402考える名無しさん:2008/03/26(水) 23:35:56 0
会場からの最初の質問が
「こんなことは世界中でいくらもあることでいまチベットで起きてることは
いやそもそも天安門は湾岸戦争は」
と吠えたじいさんでいきなり萎えた
市田が
「じゃああんたがチベット行ってこい」
で片づけられたのはなかなかGJであった
403考える名無しさん:2008/03/27(木) 00:07:24 0
困ったら餅つき
404考える名無しさん:2008/03/27(木) 00:25:54 0
405考える名無しさん:2008/03/27(木) 00:45:46 0
>>402
そのじいさん、このスレのアホウヨと同じだなwww

チベット問題が大変だと思うなら、チベットに行けばいい。
ネグリの問題が大変だと思うなら、ネグリのイベントに行けばいい。
そんなの個人個人の意志の問題でしょ。
それなのに、ネグリとか言う前にチベットが云々とか言うやつはバカとしか言いようがない。
406考える名無しさん:2008/03/27(木) 00:52:30 0
全然違う

ネグリがチベット問題を今どう捉えてるかによって、ネグリの発言者としての価値は
完全に右往左往するだろう。
問題は、毛沢東の文革から今の自由チベットまで、問題の区別も
人物の区別も全くつかないアホが、祭りにいってるということである。

京大で発言した爺さんがアホならば、それは30年前には文革支持してた可能性さえある。
そして上のような吹き上がるアホに限って
時間が経てば、この爺さんのようになるのも間違いないということ。
407考える名無しさん:2008/03/27(木) 01:03:47 0
>>400
> ネグリの云う「帝国」の発現の好例だそうだ。

もしそれが帝国の一部だったら、中国や韓国と同じように
ネグリは簡単にパスできたのではないかい。

要するに、日本が帝国以下で、それに当てはまらないという話でしかないな。
あるいは、最初の帝国の定義からして、ズレているというか。
408考える名無しさん:2008/03/27(木) 01:20:31 0
>>406-407
何を言ってるのかよくわからない
もう少し分かりやすく書いてくれ
409考える名無しさん:2008/03/27(木) 01:22:00 0
> 発言者としての価値は
> 完全に右往左往するだろう。
410考える名無しさん:2008/03/27(木) 01:29:18 0
>左右するだろう

これで分からないなら、単にアホだから。

何十年後かの京大の爺さんに行け
411考える名無しさん:2008/03/27(木) 01:31:49 0
> > 発言者としての価値は
> >左右するだろう
412考える名無しさん:2008/03/27(木) 01:38:40 0
ネグリがここ数年に十カ国以上訪問して、日本だけダメだったというならば
これは「帝国」の形成される以前の問題だよな。
413考える名無しさん:2008/03/27(木) 01:39:58 0
小倉利丸とか何してんだろ?
414考える名無しさん:2008/03/27(木) 01:43:32 0
それは党派的な理由で外されただけでしょう
415考える名無しさん:2008/03/27(木) 01:48:31 0
見えない敵と戦ってないでさっさと手続き済ませて、生きてるうちに
ネグリを呼べばいいだけの話
416考える名無しさん:2008/03/27(木) 01:53:15 0
問題はネグリが餅つきを喜んでくれるかどうか
417考える名無しさん:2008/03/27(木) 01:53:19 0
あと数年後には確実にネグリが来て集会やるでしょう。
別にやっても、特に何ということもない。
普通のイベントだろうけど。
そのとき、今回の事件が、帝国以前のなんともない事件だったことを
改めて知るでしょう。
418考える名無しさん :2008/03/27(木) 02:05:47 0
黒船じゃなくて“赤舟”でそのうちやってくるだろう。
来たところでどうということもない。
419考える名無しさん:2008/03/27(木) 08:16:49 0
>>412
今後、「帝国」の機械的パノプチコン(国際指紋データベース、人相データ特徴抽出データ圧縮の巨大人相データベース、、、)
によって、こんな事例が増えるのちゃう?
420考える名無しさん:2008/03/27(木) 08:54:09 0
>>396,>>397
>左右のお花畑騒動 
 日本の前近代性(現代の帝国以下)をあげつらうのは、右翼の裏返しのお花畑?
421考える名無しさん:2008/03/27(木) 09:07:19 0
>>419
エシュロンとか10年以上前からすでにそういう状況ですけど。
422考える名無しさん:2008/03/27(木) 09:17:44 0
要するに、それもまだ初歩的な近代化の一過程ということでしょう。
423考える名無しさん:2008/03/27(木) 11:07:34 0
はいはい封建遺制
天皇制がある限り、ネグリは来日できません
424考える名無しさん:2008/03/27(木) 11:17:57 0
>>417
>>今回の事件が、帝国以前のなんともない事件だったことを
>>改めて知るでしょう。

帝国以前だから問題なんじゃないの?
つまり、ネグリの議論からすれば、日本はアメリカより中国に近いわけだ。
あのチベット人を虐殺してる独裁国家と同じ穴の狢ってことだな。
425考える名無しさん:2008/03/27(木) 11:22:51 0
人相データ圧縮国際巨大データベースはエシュロンの新規展開よ
426考える名無しさん:2008/03/27(木) 11:29:48 0
指紋押捺の点で、日本はアメリカと並んでエシュロン先進国、中国よりアメリカに近い。
427考える名無しさん:2008/03/27(木) 12:55:14 0
ANTONIO NEGRI - A REVOLT THAT NEVER ENDS (Short Edit.)
http://www.youtube.com/watch?v=mKIVBPZh2cQ
428考える名無しさん:2008/03/27(木) 17:04:32 0
ネグリの招聘元の国際文化会館って近衛文麿、吉田茂のブレーンでロックフェラー三世の友人の松本重治が
ロックフェラーの援助で作ったところじゃん。
しかもその人脈を掘り起こせば明治の薩摩閥の大物の一族やら(松本も松方正義の孫)
ソニーやら共同通信やら戦前戦後日本のエスタブリッシュメントがいやってほどいる。
今何やっているのか知らなかったが、まさかネグリやスピヴァクを呼んでいたとは。
おまけに牛場記念フェローシップって、牛場信彦も松方正義の孫で兄は近衛文麿の秘書官、
本人は戦前は親英米派を売国奴呼ばわりした枢軸派外交官だったのに戦後は吉田茂のおかげで順調に出世し
親米タカ派に変貌した人で福田赳夫内閣国務大臣、岡崎久彦の師だ。
確かこの人の子はやはり牛場○彦で産経の中でもさらにタカ派の記者だったはずだが、
その人も牛場記念フェローシップに関与しているんだろうか。
国際文化会館もネグリも何だかなぁ。
やはりマルチチュードとはグローバルエリートのことか。
429考える名無しさん:2008/03/27(木) 18:56:05 0
どう見てもグローバルエリートには見えないな
特に日本でシンポの参加者の面子が。
430考える名無しさん:2008/03/27(木) 19:26:40 0
もう使い道なくて困ってるんでしょ
地方の公民館と同じで
431考える名無しさん:2008/03/27(木) 19:27:52 0
共産思想のfakeにすぎないなんていうけど、現代社会の描写はよく当たっているのとちゃうかな?
432考える名無しさん:2008/03/27(木) 19:36:46 0
別に、それをネグリに言われるまでもなく、世間的な常識をコラージュしただけなんじゃないの
433考える名無しさん:2008/03/27(木) 19:37:24 0
あれの本の内実だけど
434考える名無しさん:2008/03/27(木) 19:55:32 0
>>428

なんだかなぁだねー。
結局マルチチュードとかなんとか言っても、ブルジョアに商品化されてるだけじゃん
435考える名無しさん:2008/03/27(木) 20:04:02 0
それがブルジョワ商品にも全く見えないな。
うまか棒とか、そういった子供を騙す類の駄菓子とか
あるいは何だろう?
ロッテのガムとか、そのぐらいの商品だと思うがな。
436考える名無しさん:2008/03/27(木) 20:32:51 0
京大のシンポに、浅田がいたのか否か?報告を
437考える名無しさん:2008/03/27(木) 22:15:36 0
だから、肩肘張って、宣戦布告 なんて云っちゃってさ
438考える名無しさん:2008/03/27(木) 22:35:33 0
>>435
意味不明
439考える名無しさん:2008/03/27(木) 23:13:26 0
要するに、幼児の空腹を誤魔化すために売られている、スナック菓子といった
チープで一時的な満足から妄想を与えるための、
一定の商品の列ということ。

お菓子は所詮お菓子でしかない。
しかしお菓子の生産はなくならないし需要も常にある。

グローバルお菓子のことなら、韓国財閥のロッテにきけってか。
440考える名無しさん:2008/03/27(木) 23:28:26 0
駄菓子に限って、袋には、帝国とか王宮とかベルサイユとかベンツとかフェラーリとか
誇大な権力やブルジョワ高級感のイメージを盛り込んでるでしょう。
441考える名無しさん:2008/03/28(金) 00:20:19 0
今の国際文化会館は良く知らなかったので、調べて、というかググってみたが、
今の理事長は旧三菱商事最後の、そして財閥解体後の三菱商事最初の社長を父に持ち、
元東京三菱銀行初代頭取にして現最高顧問、外務人事審議会会長、日本国際貿易促進協会第1副会長だってよ。
霞ヶ関の連中なんかよりよっぽど権力者だ。
戦中重臣グループや吉田茂人脈はむしろ住友、三井に近かったので三菱はノーマークだった。住友三井も無関係ではなかろうがね。
そもそもここは元岩崎小彌太邸で岩崎小彌太記念ホールなんてのもあるし、やはり三菱財閥にも近いんだな。
フェローシップではトヨタやフォードと一緒にやっているものもある。
そして、2006年の本館保存再生工事完成祝賀会には天皇、皇后両陛下もご臨席あそばされたとのこと!
>国際文化会館会員無料
とあるが、会員は現会員2名の推薦に審査委員会の審査、そして入会金40万円または20万円、年会費3万円だって。
ロックフェラー、薩摩閥、三菱、両陛下ご臨席、一見さんお断り入会金40万or20万円……う〜ん、マルチチュード!

これはもうネグリ入国にまったをかけた日本の特殊性よりもこんな財団がネグリを呼ぶ日本の特殊性の方が面白いネ。
442考える名無しさん:2008/03/28(金) 00:45:36 0
下らん。関西に残ってるいかにもそれらしい後進性
−−−−−この世にブルジョワ文化などというものが実在するかのように信じている!

いかにも未開人に特有な感じの妄想が機能しているところが、
これまた来日中止事件に輪をかけてバカとしかいいようがない。
マルクスが証明したこととはこういうことだよ。よく聞け
ぶら下がりだけの三流知識人たちよ。
ブルジョワとは、存在しない。
馬鹿げた疎外された半端人間達の、覗き見妄想の中にしか、ブルジョワ的な人間も
ブルジョワなる文化の実態も存在しないんだよ。
東京じゃもう、振り返る人もいないようなコンプレックスが
関西、京都あたりじゃ、まださもありなんという感じで幽霊のように覆っているのだろう。
今回シンポに並んだ半端な知識人に相応しい、実在しないコンプのオンパレードだよ。。
443考える名無しさん:2008/03/28(金) 01:32:48 0
高橋悠治もロックフェラー財団からフェローシップもらってたっけ

今頃そんなこと言ってる奴はシオン議定書とか好きそうだなw
444考える名無しさん:2008/03/28(金) 10:01:11 0
>>442

「半端な知識人」おまえら厳しすぎ。がんばっていたと思うよ。
がんばっている人萎縮させんなよ。
445考える名無しさん:2008/03/28(金) 10:07:05 0
私たちイベント当事者はネグリが来日拒否されたことに落胆しているから
こうやって抗議しているのですよ。当事者が楽しんでいてなにが悪いのですか。
楽しみたかった自分たちが楽しみの機会を奪われたのですよ。悔しくってしかたないのは
当然でしょう。
あなたたちは私たちの楽しみの機会の輪に入れなかったからブツクサいって
いるのでしょう。要はネグリ大先生との謁見が許されていた私たちのことを
妬んでいるのでしょう。それでつぶされたことをみて面白がっているだけ。
いい加減、傍観者は黙りなさい。私たち当事者の悔しがる空気を読みなさい。

傍観者=KY
446考える名無しさん:2008/03/28(金) 12:38:26 0

 >>445の「ネグリ大先生」も、「悔しがり」も、どっちも独りよがりよね

 それに、>>442も、これまた、「東京タコ」の典型的な独りよがりね。
447考える名無しさん :2008/03/28(金) 15:49:13 0
ネグりが何者だっていうんだ。
現実社会の方が遥かにダイナミックで予測不可能という事実。
アナクロ・ネグりの出番なんか無いよ。
448考える名無しさん:2008/03/28(金) 17:20:43 0

 アンチネグリもアナクロネグリも、度し難い独りよがりのオンパレード。

 どうしょうもないね、日本は。
449考える名無しさん:2008/03/28(金) 18:12:48 0
だから日本もネグリもどうでもいいんだよ。
国境を越えたマルチチュードの連帯こそが重要なんじゃないのか?
くだらない愚痴を言ってる暇があったら、外国語の一つも学んで、
グローバルエリート様達とのコネを作るべき。

ま、俺は鎖国主義者だから関係ないけど。
450考える名無しさん:2008/03/28(金) 18:20:55 0
451考える名無しさん:2008/03/28(金) 21:06:41 0
> あなたたちは私たちの楽しみの機会の輪に入れなかったからブツクサいって
> いるのでしょう。

こんな風にしか場を解釈できないんだから、
もう「マルチチュード」なんて歯の浮く言葉を使うのやめろって。
マルチチュードなんていう言葉さえ正当に機能していない。
それだけ無意味な単語だったのか?
自分達は妬まれてると思い込みたいみたいだが、現実にはその詰まらない無能ぶりに
憐れまれているにすぎないのに。
この馬鹿げた自己正当化が、今回の「イベント当事者」なるものの
中味のなさを物語ってるよ。
かの黒幕と謁見して虫唾の走るような諂いをやって浮かれる奴らよりも
イベント自体の意味と限界を、外から相対化する意見のほうが面白い。
452考える名無しさん:2008/03/28(金) 21:10:40 0
>>445
そもそも「謁見」とかいう言葉がバカ。
本当にイベント当事者なのか?
相手を何だと思っていたんだろうw
453考える名無しさん:2008/03/28(金) 21:11:19 0
てぃんげりとかいうタイトルが馬鹿
454考える名無しさん:2008/03/28(金) 21:46:37 0
芸大の恥ずかしいイベントにネグりを参加させないために外務省が配慮したんじゃないのw
455考える名無しさん:2008/03/28(金) 23:06:53 0
そういう>>449もマルチチュードのカルト教
456考える名無しさん:2008/03/28(金) 23:13:58 0
>>450
木幡ってオバハンの顔はじめて見たわ
スゴッ
これはネグリの顔よりインパクトあるわ
457考える名無しさん:2008/03/28(金) 23:26:47 0
>イベント自体の意味と限界を、外から相対化する意見のほうが面白い。

そんな意見、結局はイベントからはじきだされた人の遠吠えでしかありません。
恥ずかしいイベントなんて、言ってはいけません。そこで参加して、
餅つきをして鬱憤をはらして熱く燃焼するなら、そんな恥ずかしいだとか
外からの意見だとかいっているのが愚かしく思えます。
ネグりにあえなくても、彼の魂は生きています。みなさん、熱く燃えましょう。
ファイヤー!!
458考える名無しさん:2008/03/28(金) 23:43:11 0
外からの意見は、あるからあるのw
あなたの主観でどんなに抹消しようとしても、それはあるんだよ。
「マルチチュード」とは、その主観の内部で開き直ることなのか?
(私達は妬まれてる!・・・よく書いたものの実績見てからいえよなw)
あるいは主観の外部にあるのか?

少なくともそれの当事者には、自分の容姿に気がついていないみたいなんだから
外で鏡に映してみたら、井の中の蛙意識が、どんな風に見えるか
まるで天下の一大事みたいに
−たしかに国家に中止されたんだから天下の一部ではあるんだろうけど、
主観で思ってることの魂だとかが、どう反映し通用するものなのか
つーことだよね。
459考える名無しさん:2008/03/28(金) 23:46:51 0
熱く燃えれば主観の外部も燃えるはず。内部と外部の境界が餅つきによって
崩壊します。容姿も何も関係ない。餅つきは美しい。ファイヤー。
460考える名無しさん:2008/03/28(金) 23:54:29 0
バカサヨお花畑と完全相似形、度し難い。
461考える名無しさん:2008/03/28(金) 23:57:06 0
かくして、ネグリイベントはファイヤーになったそうです。
(fired?)



     大仁多よんでこよう


462考える名無しさん:2008/03/29(土) 00:00:07 0
ネグリって実は久米宏顔
463考える名無しさん:2008/03/29(土) 00:42:46 0
「マルチチュード=2ちゃんねらー説を検討する」だってさ
http://d.hatena.ne.jp/naoya_fujita/20080328
464考える名無しさん:2008/03/29(土) 01:43:27 0
それはまたマルチチュードの矮小化でしょう
465考える名無しさん:2008/03/29(土) 03:57:34 O
まあ似たようなもんだろう。
マルチチュードが崇高ってわけでもあるまいし。
466考える名無しさん:2008/03/29(土) 04:40:13 0
もうちょっと良いもんだと思ってたよw
467考える名無しさん:2008/03/29(土) 06:49:43 0
招聘元が大ボケだったらしいな

http://blogs.yahoo.co.jp/isikeriasobi/52684138.html
468考える名無しさん:2008/03/29(土) 08:55:23 0
469考える名無しさん:2008/03/29(土) 09:21:49 0
>>452,>>460
スターリンに謁見できて感激に打ち震える共産主義者、いま、ネグリスト。
470考える名無しさん:2008/03/29(土) 10:18:24 0
471考える名無しさん:2008/03/29(土) 10:28:46 0

 提供 ル・サンチマン™


472考える名無しさん:2008/03/29(土) 10:31:58 0
アントニオ猪木さん来日
473考える名無しさん:2008/03/29(土) 11:21:53 0

 万国の「マルチチュード」団結せよ、そして「帝国」に宣戦布告せよ 
 
 バカサヨとどこが違うの???
474考える名無しさん:2008/03/29(土) 11:32:23 0

↑ 提供 ル・サンチマン™


475考える名無しさん:2008/03/29(土) 13:56:03 0
せっかく東大出たのにやることといったら利害の調整しかない木っ端役人が日ごろの恨み
を晴らすスレはここでしょうか。

あずまんが、官僚コースを蹴った時点で勝敗は明らかなのに・・・・
ドロップアウトした東は、歴史に残る。フランス進出。
さてそこの役人さんはどうか?

476考える名無しさん:2008/03/29(土) 15:38:41 0

 >>473 所詮は、単なるアジテーターに過ぎないのか。
477考える名無しさん:2008/03/29(土) 16:14:34 0
東大出たからって官僚になるとは限らんだろw
折口が防衛大出たのに、ジュリアナ経営してたのと同じ
478考える名無しさん:2008/03/29(土) 16:23:37 0
> ドロップアウトした東は、歴史に残る。

死んだ後も笑われ続けるのかw
479考える名無しさん:2008/03/29(土) 18:29:21 0
>>476

マルチチュード ←すでに、流行りものの匂いはしてきてるんだよね。

なんかあれなんだよ、当人の意図とはズレた形で消費されそうな悪寒がする。
480考える名無しさん:2008/03/29(土) 19:09:36 0
今日の東大シンポで、さっそく会場からテキサスが摘み出されたとの情報アリ
流石。やってくれます
481考える名無しさん:2008/03/29(土) 19:11:50 0
消費されることを織り込んでないとしたらアホすぎる。
『構造と力』がDQNが買うほどのベストセラーになってしまい、
「資本主義を甘く見てた」と述懐した80年代の浅田彰かよ!
482考える名無しさん:2008/03/29(土) 19:56:55 0
マルチチュードは大ルサンチマン。人生闘争の敗者プロレタリアートの敗者の倫理、階級闘争と同じメンタリティー。
483考える名無しさん:2008/03/29(土) 20:05:34 0

 「共」= ル・サンチマン ??

 どう違うか説明してみれ
484考える名無しさん:2008/03/29(土) 22:07:14 0
階級闘争と同じって、そりゃそうだろ。
「グローバル資本」に対する階級闘争を意図してるんじゃないの?
正直、具体的に何をどうしたいのかわからんけど。
485考える名無しさん:2008/03/29(土) 22:13:17 0
グローバルエリート様の尻を追っかけるのもいいけど、
ちょっと底辺労働のバイトでもして、
バングラ人や中国人やミャンマー人の友達を増やしたらどうか?
その方がマルチチュードっぽいと思うけどなぁ。
486考える名無しさん:2008/03/29(土) 23:45:19 0
日本の社会運動はどうしようもなくダサい、古臭いし面白くない。
それは日本人が市民運動みたいなものに慣れてないせいか、それほど頭が良くない人の方がむしろそういう運動に生きがいみたいなものを見つけてハマってるからなのか分からんけど、
会場で怒鳴ってた早稲田生(なのか?)はありえないね。ああいう風なやり方のせいで社会運動に一般人が寄り付かなくなって政治活動がダサいものになってシニシズムが蔓延しているから、それをどう打開するかという話なのに。
言いたいことは分からなくもないにせよ、あれでは誰も耳を貸さないし、つまみ出されるに決まってるじゃないか。

あと俺は東大京大藝大でネグリを呼ぶってのはどうかと思ってたので、結局来なかったのは良かったと思った。
政治犯だから入国拒否なんてベタなアクシデントが今どき起こりうるのね。
487考える名無しさん:2008/03/30(日) 00:30:26 0
>>486
早稲田生だけどはげどう。
あれが逆に左翼のイメージを悪くして分を悪くして
市民運動離れを起こしているとしか思えない。
488考える名無しさん:2008/03/30(日) 01:13:24 0
それはテキサスさんでしょ。
テキサスというのは、花咲なんとかという名前でスガ秀実の映画に出てた人。
スガちゃん最後の頼みの綱だよ。
萱野の師匠でもあるわな。
あの人なしにwの運動というのが有り得なかったというのもあるんだけど
あの人(のような人々)をどう捉えるかで、
運動論の具体的な位相というのが決まってくるというのは、
広くその世界では共有された前提だね。
暗黙の綱。
489考える名無しさん:2008/03/30(日) 01:30:21 0
今日は東大のイベントだったのだが、珍しく、あの、大人しくて知的でスマートな姜さん
(姜尚中)がキレていた。と、いうのも、「早稲田の地下部室と東大の駒場寮、奪われたこの恨み、
忘れずでおくべきかあああ!!!」という、あの、学生運動の亡霊達がやってきて、
「帝国大学が足元で大衆やら民衆やら学生を弾圧しておいて、
何がマルチチュードじゃああ!!!」と、怒り狂っていたからだった。
彼らの主張によればこのイベントに出ている某教授は東大駒場寮の廃寮と抵抗運動に対して、
酷い弾圧を加えた一味の一人らしい。亡霊達は得意の立て看板と、トラメガ、ビラで会場を威圧し、
邪魔だと言われると「自由な言論の弾圧だ!」と、涙を流した。ところがあまりにも騒ぎ立てるので、
さすがの亡霊にもぶちキレた姜さんが、トラメガを放り投げ、ガ、チャン、と。
「あ、あ、これは暴力だ!」と、少しビビリつつ、弱々しく騒ぎ立てる亡霊達。


あらら・・・    


 双方が暴力使って憎しみあってもしょうがない。
亡霊な人達はこのイベントに来る前に事前に「学生の寮を学生の同意を得ずに暴力的に破壊した
ことと、同じ大学がそういった暴力ってどうよ?と、主張している人を呼んでイベントするのは
ちょっと、おかしーんじゃないの?」とか申し立てを文章で送って、その点についてのコメントを
姜さんにもらっていればよかったんだと思う。それで無視されたら、まあ、怒鳴り込むのも
しょうがない。でも、いきなりはよくないよ。姜さんの方でもイベント主催者はこういった
怒鳴り込みが来るような怪しい教授を呼んで話させるってのも問題なんじゃないの?
事前に突っ込みがあればいろいろ調整できて、お互いまるーく進行できたような気がする。
ま、こういうのが面倒だから突然やってくるのだろうけど。亡霊たちは。
(というか、スガさん、笑って見てないで止めようよ!!)
490考える名無しさん:2008/03/30(日) 01:39:08 0
ノアだけはガチ
491考える名無しさん:2008/03/30(日) 01:43:48 0
スガちゃんは止める側ではなく、明らかに煽る側だったわけでしょw
492考える名無しさん:2008/03/30(日) 02:13:56 0
>>489
スガはそういうの大好きだからw
493考える名無しさん:2008/03/30(日) 06:13:26 0
その事件についてレポートが書かれてるよ
http://literaryspace.blog101.fc2.com/blog-entry-334.html
494姜尚中トラメガ事件――安田講堂2008年革命:2008/03/30(日) 07:02:32 0
イタリアの左翼の人、ネグリが、日本政府により入国を阻止されるという出来事が
2008年3月におこった
一生懸命ネグリを招くために準備していた方たちにとって、さぞかし残念な事態であったろう
それで、ネグリが講演する予定だった時間枠で「ネグリさんの来れなかった残念会」の
イベントがあるという
東大集合だということで行ってみた
目的地の安田講堂が近づいてくると、じょじょにアジ演説が聞こえてくる
東大の左翼って、民青だよね
民青も、活発にアジテーションやっているもんなんだなー
と思っていたら、民青などではない
有名運動家の、早稲田大学の花咲さんだった
ちょっ
花咲さん、何やっているんですか!
何年か前におこった事件、早稲田のビラ巻き不当逮捕のことで、大学の対応のことをアジっていた

昔、中核派が東大に侵入してビラ巻きしたことで、何かの事件が起こらなかったっけ?
最近は大丈夫なんだな

しかし、ぼくもアジへのあこがれはなくはない
久しぶりに聞くアジは熱い
法政大学を糾弾する!
というテーマで、花咲さんからトラメガを借りて、アジろうかとおもった
でも、自分のキャラとは違う気がしたのでやめた
ぼくは運動家になるためのディシプリンとか受けたことないし

妙にデカい立て看板がある
おうかがいしてみると、早稲田から自転車で運んできたとのこと
東大で花咲さんが「不審者」ということで逮捕されたら、それはそれで面白いかもと思っってしまった

んで、会が始まった
495考える名無しさん:2008/03/30(日) 07:07:14 0
姜尚中と上野千鶴子が壇上にあがってトークしている
1968年というのは私たちにとって、特別な年でした
その40年後である、この2008年に、在日と女が教授としてここに立っているのは、当時からしたら考えられないことですし、皮肉ですよね

そんな話に、会場はドっとわいていた
ぼくは、苦々しくこのセリフを聞いた
うらやましいことである

事態が突如として緊迫したのは、石田英敬がネグリとマルチチュードについて語り始めてのこと
早稲田大学の花咲さんと、そのお友達が、石田にアジを飛ばし始めたのだ

内容はよく分からなかったけれども、「駒場寮」という言葉が聞き取れた
「駒場寮」は、東大に昔あった、有名な自治寮だ
関東圏では、東大駒場寮、早稲田学生会館、法政学生会館が、順次、
前世紀末から今世紀初めにかけて、強制解体させられていっている
学生による自治区の解体
それは、「帝国」が自治空間を、生権力により蹂躙・変革し、
環境管理をすすめていく過程であった
そこらへんの因縁がもとになって、石田が糾弾されたのだとわかった

その瞬間、もっとも迷いなく迅速に動いたのは姜尚中だった
君たちやめなさい
終わってからにしなさい
やめないなら出て行きなさい
大きな声で威圧しつつ、花咲さんたちに詰め寄っていった

それが、マルチチュ−ドについて語る態度ですか
ヤジを認めないのはおかしい
というヤジでもって反駁する花咲さんたち
496考える名無しさん:2008/03/30(日) 07:07:48 0
姜尚中は、花咲さんの足元においていったトラメガを持ち上げ、地面に叩きつけた
トラメガと床が、ごっちんこする音が構内に響いた
暴力反対! という声があがった

そのとき、安田講堂はマグニチュード1ぐらいで震えた
40年前は、マグニチュード7くらいはあったのでしょうか

マグニチュード?
マルチチュード?

昔のマルチチュードは7で、今のマルチチュードは1くらいになっていたりして

衝突はその一瞬でおさまった

やがて、ネグリと石田のトークが始まる
ネグリの電話は、フランス語でぐだぐだと続いた
翻訳が即時的になされるわけでない
聞いている側としては、ちょっと退屈してしまった

左翼同士の内ゲバというのもさもしいものではある
姜尚中なんかも、大学では規律・訓練を行う教育者として立派な人物なのかもしれない
Web状況なんかを見れば、在日差別なんかもひどいものなわけで
当面、マルチチュードたちのアソシエーションなど、行われそうにない日本である

「2ちゃんねらー」とは水と油な雰囲気の、先生たちの集う会合でした
497考える名無しさん:2008/03/30(日) 07:09:39 0
やっぱり東京のほうが熱い!
498太陽にほえろ!:2008/03/30(日) 07:12:49 0
499考える名無しさん:2008/03/30(日) 08:37:54 0
あれは温厚な姜尚中がキレても仕方ないくらい酷いと思った。
付け加えれば、「やっぱり早稲田ってバカなんだなあ」と思った。
500考える名無しさん:2008/03/30(日) 08:44:14 0
501考える名無しさん:2008/03/30(日) 08:55:11 0
ああ、あの人はスガさんの弟子なのか。
スガさんがその人と親しそうだったから、「ああいうアナクロなやり方じゃ普通の人が誰も耳を貸さないと思うんだが、もっと上手いやり方でできないもんか」と
いう趣旨のことをやんわりと聞いたら、「まあアナクロでもいいんじゃないの」とか適当にはぐらかされたので、
ああいう学生運動に対してはあえて発言しないことにしてるのかな、と思ったけど、支持してたのね。
502考える名無しさん:2008/03/30(日) 09:17:45 0
マルチチュードを盛んに叫ぶ人に、あまり好きなタイプの人はいない。
503考える名無しさん:2008/03/30(日) 09:25:49 0
別に弟子ではない。
元々自立して運動してた輩だから。
しかしスガ氏にとっては、彼が生存の命綱にはなってるだろうな(笑

ちなみに二年前、早稲田の不当逮捕とか構内立ち入り禁止撤回とか
署名を勢いつけて集めていた運動は
あの人物が当該だよ。
504考える名無しさん:2008/03/30(日) 10:01:14 0
>>499
「温厚な姜尚中」は早稲田卒だぞ
505考える名無しさん:2008/03/30(日) 10:07:25 0
>>503
早稲田不当逮捕
これな。
http://wasedadetaiho.web.fc2.com/index.html#%8E%5E%93%AF%90l

ちなみにネグリと『帝国』を共著したマイケル・ハートも署名し、賛同しているよ。
結構、国際的には賛同者・署名多い。
506考える名無しさん:2008/03/30(日) 10:13:45 0
生姜キレたのか…かっこいいなw
507考える名無しさん:2008/03/30(日) 10:17:07 0
スガ氏の総括は
「運動的には、確かにアナクロでダサいが、サークルスペースのような
空間を大学側が排除するのは自分で自分の首を閉めているようなもので、
大学ネオリベ化の先は何もない。
運動側は、大学に見切りをつけて、大学の外に特異な「共」空間を作るべし」

だいたいネグリは、「マルチチュードは蜂起することによって現れる、戦闘開始が宣言されなければ
ならない!」と言っているの知らんのか?ネグリは表象文化論者が論じて喜ぶ対象じゃないよ。

花咲氏の行為をネグリは多分喜ぶよ。
508考える名無しさん:2008/03/30(日) 10:17:54 0
今日のぼやき「722」
http://www.snsi-j.jp/boyakif/wd200601.html#1101
副島隆彦の言うことは信じられない、などど逃げ回ることができなくしてやろうと思います。すくなくとも
私たちのまわり(周囲)にまとわりついて、私たちから知識、情報の泥棒をしに来ている薄汚い連中の脳に、
大きな真実のばい菌(ウイルス、virus ヴァイラス)を注入してやろうと思います。発病まで何年かかかる
でしょうが、それでも、私たちが見舞う真実爆弾は、「現実はこのままであり、受け入れるしか仕方がない
ものだ論者」どもの脳を侵蝕してゆくでしょう。ざまあみろ、ということです。
(中略)
過去150年間の、日本の政治知識人たちの、能力の低劣と、思わせぶりの嘘八百理解と、意味不明文をあり
がたがって、それで、「自分は、これでも、日本では政治知識人だ」と思いこめた、土人のまじない師たちの
哀れな姿の問題を、何とか、継承して、表に出して、そして、「少しでも克服する」ではなくて、本当に、
大幅前進させなければならない。これは、私の決意だ。私の人生に遺された重要な、コトバ研究の分野の仕事だ。
(中略)
急いで、弟子たちに、『政治思想の本の真実読み破りと、なめらか訳の技術の伝授』をやってしまいたい。
そうすれば、以後は、私の弟子たちが、すぐれた翻訳をやって、むずかしいがしかし定評のある外国書を
日本人知識層が、嘘つきではなく、知ったかぶりではなく、いいかっこしいではない、西欧の最先端思想
を自分だけ知っている、分かっている風の、だましの思想の嘘輸入がなくなる。これを、なんとしても、
はやく実現しなければ、いけない。
509考える名無しさん:2008/03/30(日) 10:21:57 0
>>507

>大学の外で特異な「共」空間

その意味で、むしろ芸大のイベントが面白そう。高円寺の「素人の乱」とか
プレカリアートとか。ダサい、というかもしれないが、ネグリなら、それを
後押しすべし!とアジるだろう。ネグリの魅力は、そういうところ以外にない。
510考える名無しさん:2008/03/30(日) 10:44:40 0
実際に見なくてよかったなwネグリも
511考える名無しさん:2008/03/30(日) 11:00:16 0
ネグリが来なかった故に、否定神学的に神化されたという下らない構造だけは
絶対に回避すべきだなw

> やがて、ネグリと石田のトークが始まる
> ネグリの電話は、フランス語でぐだぐだと続いた
> 翻訳が即時的になされるわけでない
> 聞いている側としては、ちょっと退屈してしまった

このグダグダと詰まらない長電話してるオッサンが、
ネグリの実体と考えて、まず宜しかろう。
所詮、ドゥルーズとかガタリとかフーコーとか、
ヨーロッパ現代思想のエピゴーネン化した成れの果てが、
ネグリという活動家上がりのオッサンの姿。
512考える名無しさん:2008/03/30(日) 11:21:45 0
さあ、今日の芸大にテキサスさんは来てるかなあ〜?
513考える名無しさん:2008/03/30(日) 11:22:32 0
ネグリがあの場にいたら、生姜、上野、吉見、石田ら主催者は、
ネグリに糾弾されていただろうね。
ネグリの近著『さらば、近代民主主義』はネグリへの罵声と怒号のなか、
それを肯定して行われた講演だよ。
ネグリの来日を阻んだ日本政府は、あきらかに東大を守ってやったのだ!
514考える名無しさん:2008/03/30(日) 11:25:40 0
スガちゃんでさえ「笑って見てた」だけなのに
ネグリだったら呆れて物も言えないか、
全部自分のせいだとわかると恥ずかしくて失禁するのではないか?
515考える名無しさん:2008/03/30(日) 11:33:05 0
市田良彦(ネグリ招聘の責任者)、
平井玄(芸大イヴェント・プロデュース)は花咲やスガちんと楽しそうに話していて、
もっとやれやれと青っておりましたぞ。彼らも反=東大、反=姜の立場?
516考える名無しさん:2008/03/30(日) 11:39:19 0
テキサスさんたちがまいていたビラがウプされてます。

http://wasedadetaiho.web.fc2.com/yotei.htm
517考える名無しさん:2008/03/30(日) 13:12:05 0
>>495の引用にあった

>1968年というのは私たちにとって、特別な年でした
>その40年後である、この2008年に、在日と女が
>教授としてここに立っているのは、
>当時からしたら考えられないことですし、皮肉ですよね

という勝ち誇った言い方はちょっとなぁ。シャレになってないよ。

マイノリティを取り込むことにって自らのフレキシビリティを上げていくのが
<帝国>であり、それに対してマイノリティは、中に取り込まれることに
よって得られたパワーや道具を逆用することで、<帝国>を下から
転覆していくべきだとネグリは主張していたはず。

なのに、自分たちマイノリティが<帝国>の一員と化したことをただ自賛する
だけでは、自己権威化にしかならないし、結局<帝国>という制度をベタに
正当化しただけじゃん。

そもそも、自分たちが勝ち組マイノリティであることを
あの安田講堂の壇上の上から一方的に誇られてもねぇ…。
俺もあの場にいたら気持ち悪くなっただろうな、、、
518考える名無しさん:2008/03/30(日) 13:12:53 0
なんかさ、マルチチュードって、ロハスと同じような記号になりそうなんだよね。
記号というよりブランドかな。

ネグリに刺激された人もいるのかもしれないけどさ、
そういう人は早いとこ自分のことばで
できればカタカナ語でない漢字で書ける日本語だけでさ、
自分なりの考え方を言っといたほうがいいと思うんだ。
519考える名無しさん:2008/03/30(日) 13:19:27 0
>>518
最後に上野千鶴子がそう言ってたよ
フェミニズムをカタカナ語にしたのは失敗だったって
520考える名無しさん:2008/03/30(日) 13:24:05 0
フェミニズムは女性問題こだわり主義とか、
マルチチュードは有象無象の群集とかと、
もっとベタに訳せばいいと思うんだけどね。
521考える名無しさん:2008/03/30(日) 13:47:43 0
ロックを直訳調で歌うと意外とコミカルだったり逆にウジウジ暗か
ったりする。そのノリだな。マルチチュードじゃブランドものの輸入
品扱いのままだよ。
522考える名無しさん:2008/03/30(日) 13:50:06 0
>>519
フェミニズムやジェンダーが誤解されがちなのは
カタカナ語で意味がぱっとつかめない人がいるからというのはありそうだね。

明治時代の知識人は偉かった、ってことなのかな。
江戸時代に寺子屋からはじまって、漢文読まされたりしてるからなんだろうな。
でもさ、漢字で翻訳するの、たいへんならさ、
国文の学者とコラボとかやればいいのに、と思うんだ。
523考える名無しさん:2008/03/30(日) 13:56:49 0
>>517
その場にいて、なんだかな、と思った人のレポートがあったよ。
http://d.hatena.ne.jp/good2nd/20080330/1206845963

「情報学環」がなにげに必死なかんじで。
ネグリより気になるけどw どうしてそこまで、みたいなさ。
524考える名無しさん:2008/03/30(日) 13:59:04 0
>>522
まったく同じことを生姜がそうやって付け足した。
だけど、あえてカタカナ語で違和感とかズレを共有するほうがいいんじゃないかとも。
525考える名無しさん:2008/03/30(日) 14:09:31 0
>会場で配布されてたプログラムの中には情報学環の紹介リーフレットがはさまってて、
>そこには卒業生の就職先が「これはほんの一部です」とかいって書かれてるわけ。
>有名な大企業とかの名前が。マルチチュードの抵抗について話を聞きにきた場所で。
>なんかすごいムズムズするんですよね。あーそういや俺もサラリーマンだよなー、みたいな。

www
526考える名無しさん:2008/03/30(日) 15:56:59 0
>>524
マルチチュード

これ自体、造語なのかな?
このまま取り入れてもいいんだろうけど、
語感的にはフェミニズムやジェンダーより
ずっと高速度で上滑りしていきそうな、そんな音感持ってないかな。

語句の定義がきちんとなされてれば、
まじめに本を読む人にはそれでいいんだろうけど、
なにか、あれなんだ。コピーに使えそうな響きがあるんだよねw
527処刑ライダー ◆.EDMOUBKE2 :2008/03/30(日) 16:19:08 O
センスはバッチリだね。ファッショナブルな印象がある。
528考える名無しさん:2008/03/30(日) 18:45:45 0
>>526
そのうちどっかの企業が使いだすかもな。
「これであなたも麗しのマルチチュード」とか言ってw

まあ笑い事じゃなく、マルチチュードさえ自らのうちに取り込んでしまうのが帝国の恐ろしさなのだが。
そういう意味では、今や東大教授の姜や上野なんて、完全に帝国に取り込まれているわけだ。
529考える名無しさん:2008/03/30(日) 20:45:40 0
>>504
それは知ってて言っている。
たとえばフェミニズム運動に共感することとヒステリックに怒っている或る女性を見て「女はバカだなあ」と思うこととは、
矛盾はしているだろうけど同じ人の中に両立しうるでしょ。

あと時代にもよるね。昔は私学でもそれぞれ個性があったと思うが今はもう東大京大じゃないと話にならない感じじゃん。
東大生が「やっぱ早稲田はバカだな」というと色々アレだけど、別に東大と比較して言ってる訳ではないよ。
530考える名無しさん:2008/03/30(日) 20:56:39 0
>>509
>その意味で、むしろ芸大のイベントが面白そう。高円寺の「素人の乱」とか
>プレカリアートとか。
素人の乱やプレカリアートの運動は、言ってる事はとても面白そうだが、やってる事がダメダメなんだよ。
高円寺の素人の乱に行ったけど、名前に反して一見さんは入りにくい雰囲気なんだよ。
市民運動に本当の一般の市民が参加してない。休日にちょっと時間があるからデモに足を運んでみようとかいう風なことが無く、
年がら年中ああいうことばっかりやってるような人が集まってるし、そのせいで一般人が入りづらい。しょっちゅう参加していると格があがるみたいな感じ。宗教かよ。
それは「開かれたアート」みたいな活動でも同じだけど、アートの場合は「仕事が早く終わったから帰りに途中下車してギャラリーに寄ろう」みたいなことが(東京では)しやすい。
今回も藝大の催しはとても楽しかった。大成功とは言えないけれど、その方面から何か出てくるといいと思う。
http://www.tententen.net/korosuna/bye.html
531考える名無しさん:2008/03/30(日) 20:58:14 0
>>523
そのブログの言いたい事はよく分かるけど、じゃあどうやって抗議したらいいんだよ?
情報学環はやりすぎ、というのは全面同意。
532考える名無しさん:2008/03/30(日) 21:02:37 0
>>530
今日の芸大の催しレポできたらお願い!
533考える名無しさん:2008/03/30(日) 21:04:06 0
昨日の安田講堂はカンサンジュンの渋さを愉しむ会だったな。
ネグリが来てたらもっとおちゃらけたお祭りムードになってたと思う。
534考える名無しさん:2008/03/30(日) 21:13:14 0
芸大で何かやってんの?

535考える名無しさん:2008/03/30(日) 21:31:05 0
早稲田とか法政とかの学生運動の根本的な問題は、東大生という選択肢を引き受けずに東大を批判だけしているところにあるんだよ。
別に経済的あるいは地域的な理由で東大に入れなかった訳じゃないんだろ、早稲田とかには行ってるんだから。東大はそういった理由で入学をはじかないし。

大雑把に言って、取りあえず人気があって受験者が絶えなければ(つまりは利益を上げられれば)それでいい私学と違って、国立大学は自分で存在する意味を生み出さなきゃならない。
しかし何のために存在するのか突き詰めたところで結局は空白だから、社会だの学問だのと虚構を積み上げては入れ込むし、生き延びることに耐えるために大義名分も必要とする。
国立大学は根本にそうした自分の暴力性と所在無さに対する含羞があって、 「そういうものだよな」って苦笑い込みの共感を前提にして成り立ってるようなところがある。
(そういった羞恥心は例えば筑駒→東大と義務教育後も国立校で過ごした東浩紀などに見て取れる)
だけどこうした旧帝同士の隠微な共感や符丁で出来上がったホモソーシャルや男性文化のような学問の空間が排他的・差別的に感じられてしまうのは事実だし、
現に在日や女性は面と向かってではないにせよ排除されてきた訳だから、それを批判することにも正当性はある。
そこで、特に80年代以降、活字の世界ではマチズモ性やロマンや感傷といったものは批判し嘲笑すべしというのが、模範解答のようになってしまった。

実際そうした学問の囲い込みが時代にそぐわなくなった部分はあるが、じゃあ私学から面白いものがたくさん出てきて垣根がなくなったかというと、そういうことは全く無いし、
私大生が一般人(旧帝以外の人々)の代弁者のような顔をして東大をただ批判しまくるのは歪だし、早稲田や法政で今も残ってる学生運動は
そうした時代の変化を相対化しないままモロに引き継いでる印象がある。 しかも主張の仕方や体質は自分への含羞がない分、ベタに正論マッチョだったりするから何というか…
536考える名無しさん:2008/03/30(日) 21:46:14 0
>>528
しかしネグリはそれを肯定してないか?
帝国と抵抗の生み出すダイナミズムを肯定しているはずだが。
537考える名無しさん:2008/03/30(日) 22:10:41 0
東大生にあって私大生にないハニカミとか糞みたいな議論だな
538考える名無しさん:2008/03/30(日) 22:13:51 0
>>536
「今や東大教授の姜や上野」も、自分が「完全に帝国に取り込まれている」と言われるような状態にある事は十分に自覚してる筈だよね。
2人とも東大(的なもの)に対しても屈折やコンプレックスを持っているから東大への批判や排除に対してもはっきり反発は出来なくて、
かといって東大という肩書きがないと在日や女性といった「弱者」は相手にもされないから東大をやめるわけにもいかないという、屈折した感情はあるんじゃないかな。
その上で個人的な好みを言えば、「弱者であること」「排除された者であること」を根拠にしたフェミ的な正論で押してくるのに対しては、
こちらも正論で返すよりも、含羞を持ちながら「悪所」としての東大を楽しむ、という態度で応じた方が、文化的には懐が深い気がする。
ただそういう嗜みを理解できる段階になるには、姜さんや上野さんのように多くの苦労体験を積まないと難しいかもしれない。
539考える名無しさん:2008/03/31(月) 00:10:02 0
悲惨なスレだなw
540考える名無しさん:2008/03/31(月) 01:20:39 0
そうですな。悲惨な展開です。
何はともあれ、藝大イベントは盛況でした。さいごの音楽もよかったし。

でもネグリがこれなかったのは弾圧というよりはむしろ
主催者側のミスだったのはほぼ真実なのだそうです。でもいまさらいっても仕方
ないでしょう。

ネグリは不在でもこういう集まりはまだまだ可能だ、ということが
明らかになっただけでも、今回の騒動は収穫だったと思いました。

一人の観客の感想。
541考える名無しさん:2008/03/31(月) 03:12:27 0
>>538
蓮見が東大総長やったのを擁護する人の言い草みたい
542考える名無しさん:2008/03/31(月) 06:56:27 0
>>538
昔横綱張った北の湖じゃないけどさ、
東大の肩書きがついたら
つまんない自意識にこだわってはにかんだりするのやめて
横綱の役、引き受ければいいのに、と思ったり。
そのほうが、私立もやりやすいんじゃないかな
543考える名無しさん:2008/03/31(月) 07:17:02 0
ソーカル=リベラルで、ポストモダン=保守反動。
これを否定するやつは修正主義者のネオナチだから相手にする必要なし。
544考える名無しさん:2008/03/31(月) 08:31:04 0
確かに東浩紀が今の典型だということはよく分かる。
相対的に誠実だということも。「自分の暴力性と所在無さに対する含羞」
を多いに持っているということも。

しかし、「東大生と言う選択を引き受けること」が
「何のために存在するのか突き詰めたところで結局は空白」
だから「生き延びることに耐える」ことか?

別に生き延びなきゃいいじゃん(笑)誰もそんなこと要求していないよ。

それなら一世代、二世代前の、翻訳と西洋の紹介やってりゃ
「アカデミック」と横綱面できた時代のほうが、まだプライドと
翻訳技術と注釈技術があったと言わざる をえない。

それに本当に空白なのか?

やることなくなって、困っているけど、どうすればいいかわからない。
けど、とりあえず風当たりの強いところにでたくない、ってだけじゃない?

それは、お分かりのように、典型的な、現代の「腰の低い」民主主義的国家の
官僚の言説でしょ。みんな謙遜しながらそういうよ。

それは「学問」なの?
一体なにがやりたいの?それならおとなしく霞ヶ関
入ったほうが、まだ役に立つよ。お願いだから、
有為の人はネグリがどうとは言わずそうしてください。
545考える名無しさん:2008/03/31(月) 08:32:40 0

>>535へのレスね
546考える名無しさん:2008/03/31(月) 09:17:14 0
>>529

花咲の活動はアホだし「早稲田はアホだ」と言われてもしょうがないと思うが、
同時にアホだと、言っててもしょうがないだろ、と言っているの。
547考える名無しさん:2008/03/31(月) 09:20:32 0
語=multitude
の元ネタはスピノザだろう。
有名な話だが。
548考える名無しさん:2008/03/31(月) 09:54:28 0
芸大で、ネグリとかほかのやつがいいこと言うと「よし!よし!よし!」って
奇声を発するおっさんがいたんだが、ひょっとしてそれが花咲じいさん?
549考える名無しさん:2008/03/31(月) 10:15:16 0
ありゃ早稲田の革マルだよ。20人くらいで来てたな。
550考える名無しさん:2008/03/31(月) 10:33:08 0
革マルでしたか。ファンキーな格好をした姉さんがマイクパフォーマンスしているとき
かなり騒いでいたな。「黙れ」と姉さんは一喝したら黙ったけどね。
551考える名無しさん:2008/03/31(月) 11:05:18 0
革マルとお姉さんはなんで揉めたの?
552考える名無しさん:2008/03/31(月) 11:07:59 0
553考える名無しさん:2008/03/31(月) 11:10:13 0
554考える名無しさん:2008/03/31(月) 11:13:00 0
増山さんが、「共産主義を運動から排除しろ」的なこと言ったら激しく反応してたね。

555考える名無しさん:2008/03/31(月) 11:15:27 0
増山さんて右翼なの?
556考える名無しさん:2008/03/31(月) 11:35:11 0
ウヨクではないんだろうが、共産主義は大嫌いみたいね。
角丸さんは「ネグリは共産主義者だろうが!」と野次っておられました。
557考える名無しさん:2008/03/31(月) 11:52:29 0
カクマルが今ではネグリ読んでるのかよ
すごい時代になってきたなw
558考える名無しさん:2008/03/31(月) 12:03:34 0
クロカンは死ぬ間際だいぶ読んでたみたいよ。
ネグリの歌も詠んでたし。
559考える名無しさん:2008/03/31(月) 12:12:25 0
嘘つけ革マルなわけないだろ。
あの途中で帰ったストリート系の10人ぐらいの集団だろ。
本当はどこの誰だか知っているやついないのか

560考える名無しさん:2008/03/31(月) 13:48:05 0
名古屋の集団らしい。もちろん革マルではないことは確か
561考える名無しさん:2008/03/31(月) 14:49:01 0
名古屋からわざわざ・・・。
ご苦労様です。
562考える名無しさん:2008/03/31(月) 14:51:28 0
桃色ゲリラの人も、柳美里や雨宮処凛のように、
気合の入った私生活見せびらかし系の人だったのねw
563考える名無しさん:2008/03/31(月) 14:56:48 O
あの集団は名古屋じゃないよ
564考える名無しさん:2008/03/31(月) 15:36:28 0
じゃあ京都?
565考える名無しさん:2008/03/31(月) 17:09:40 0
ネグリは共産主義者?
566考える名無しさん:2008/03/31(月) 17:14:06 0
革マルは論外だが、桃色某も正直害毒としか思えん。
くだらん自己顕示欲だけで運動の質を下げることはやめて欲しい。
しかし、彼女が反共だったのは初耳。
567考える名無しさん:2008/03/31(月) 17:14:16 0
確かに東大京大藝大がNegriを招くというのはキモいが、じゃあ他にどこが招くのかと言ったら、
私学はレベル的にクソだし市民団体は方法論が前世紀で止まっててゴミだし、しょうがないのかなという感じだね。
藝大の催しは良かったよ、お祭りっぽくて。
568考える名無しさん:2008/03/31(月) 17:19:14 0
反共というか、反・共産「主義」なんでしょ。
個人が特定のイデオロギーに入れ込むのはやばいと言いたいんじゃないの。
569処刑ライダー ◆.EDMOUBKE2 :2008/03/31(月) 17:33:17 0
>>543
ソーカルはおフランス哲学を叩いただけだろ。
570処刑ライダー ◆.EDMOUBKE2 :2008/03/31(月) 17:37:26 0
ああ、親米左派が招聘したのを政府が意地悪して来日しなかったのか。

ノリが軽くてガス抜きの撫順工作じゃないかと疑っちまうんだが。
571考える名無しさん:2008/03/31(月) 18:37:51 0
絶滅危惧種の左翼内でさらに内ゲバが絶えないんだから暗い話だな
572処刑ライダー ◆.EDMOUBKE2 :2008/03/31(月) 18:43:20 O
黙ってカネ勘定でもやっとれ。貴様らが哲学の議論をすると、
三分後には政治経済の話になるだろ。
573考える名無しさん:2008/03/31(月) 19:17:08 0
>反共というか、反・共産「主義」

意味わからんw
574考える名無しさん:2008/03/31(月) 19:23:45 0
党や綱領や原則に拘泥する左翼運動に対する反発は、
そういうものなしで世の中のために何かしたいと思っている
市民運動の間では意外と強かったりする。
(外からはいわゆる「プロ市民」として一括されがちだが)
575考える名無しさん:2008/03/31(月) 19:24:14 0
>>573
主義そのものに警戒してるんでしょ。

ところで、ネグリの不在講演のレポートが結構出てきたね。
http://d.hatena.ne.jp/keyword/%a5%cd%a5%b0%a5%ea
576考える名無しさん:2008/03/31(月) 19:27:32 0
>>575
反共主義も立派な主義だと思われ
577考える名無しさん:2008/03/31(月) 19:35:21 0
>>544-545
生き延びると言うか、なんで税金でエリート教育をやるのかってことだよ。公共性をどうやって担保するか。

官僚って、本当のエリートと言うよりは二番手の連中じゃん。頭の良し悪しなんて大学の教育でどうにかなるもんじゃないし。
いわゆる事務処理能力というか、字を書いて書類を作る能力を大学は教えていて、そういう人を一定数確保しないと社会が廻っていかなかった訳だけれども、
今そういう様式化された作業は自動でできるでしょ。だから大学の役目は「ずば抜けた奴」のための場を確保することくらいじゃん。
でも私大はもはや就職予備校状態だし。

あと私大生が東大生を帝大だからとかで批判しても、「でもお前も大学いってんじゃん、ブルジョワじゃん」て感じだよ。
むしろ金がないとか地元に国立大学しかないとかで大学に行くなら国立しか行けない人のほうが圧倒的に多いと思うけど。

学歴の話は不毛だけど、外部の人は東大東大とこだわりすぎたと思うね。
578考える名無しさん:2008/03/31(月) 19:38:45 0
>>573
共産思想の内容が嫌いと言うよりは、なんらかの「主義」で人を巻き込む運動そのものが嫌いって事だろ。
579考える名無しさん:2008/03/31(月) 19:50:00 0
>>576
反共主義でもなくて。
資本主義もきらいなんでしょ。
若い人に多い「脱社会」というかあえて言うなら脱主義主義とも言うべき感じでしょ。
580考える名無しさん:2008/03/31(月) 19:52:03 0
私大と国公立とかくだらない対立にしている人がいるね。
「はにかみ」が文化的に豊かとか。ばかかって。
かと言って私大だって学費の半分は国が出しているからね。
問題は国公立か私立かだけではなく、「大学」という権力のことでしょ。
581考える名無しさん:2008/03/31(月) 19:57:02 0
自称中立っていうのも胡散臭いもんなんだからな
582考える名無しさん:2008/03/31(月) 20:16:46 0
中立というか、「右翼左翼」という軸の外にいるという感じだと思うけど。
583考える名無しさん:2008/03/31(月) 22:17:56 0
>>580
はあ?頭だいじょうぶか?あ?wwwwwwwwwwwww

グラマーだろw
かログラしょーだろw

にわにわプーだろw
グラマーだろw
ログラしょーだろw
ホーペーフーダロー
インスコログラマーだろw
584考える名無しさん:2008/03/31(月) 22:44:43 0
おもしろかったことを三点。石田英敬が発言中に野次が飛んで姜尚中が静かに怒る。
安田講堂の入り口のところでつまらない演説をしていたのが中に入っていたらしい。
姜尚中は「不規則発言はするな、後で聞くから」と言っても収まらなかったところ、
なんと姜尚中はそいつらのもっていた拡声器を床に投げつけていた。
おお、毅然としてかっこいい。石田発言はたいへんいくだらなかったので、
野次が飛ばなければ本当につまらなかったと思う。彼らに感謝しなさい。とはいえ、
その野次もまたひどかった。「ほにゃららら〜」「そうだそうだ」と、二人で
(そう、二人しかいなかった)妙に息があっていて気持ち悪かった。
やるなら一人でやるか、収拾がつかないくらいの大人数でやるべきだ。
全体が終了して外で拡声器を使用して文句をたれるのではなく、退去させられるまでわめくか、
終わってから姜尚中とガチで戦うべきだったと思う。
そんな腰抜けだから誰からも見向きをされないのである。

585処刑ライダー ◆.EDMOUBKE2 :2008/03/31(月) 22:57:02 O
カフカの城に出てくる双子の測量助手だろ。
586考える名無しさん:2008/03/31(月) 23:22:32 0
今、処刑ライダーがいいこと言った!
587考える名無しさん:2008/03/31(月) 23:31:21 0
つーかここで、花咲が姜に向かって鉄パイプもって殴りかかっていったら
こういうのは、意志として一貫してる、それなりなやつだなと思えるのだが。

どう見たって、物理的な力で排除されるしかない言動をして、
それなのにやられそうになると、暴力反対とか唱えるのは、余りにも弱すぎる。
甘ったれてるよな。
中途半端に攻撃的なマスかかないで、しっかと壇上の姜と上野のところに詰め寄って
この!
カスの癖に外から東大教授入ってふんぞり返りやがってバカ野郎!
と二人にタックルかまし、団の上から放り投げてやったら、
ほんと、賞賛に値すると思うのだが。

因縁つけてるほうがビビリ上がって、「暴力反対」はねえだろうw
幾らなんでも。
588考える名無しさん:2008/04/01(火) 02:07:03 0
ああいう古臭い運動には「なんでそんな事を頑張っているんだろう、もっと物事を多面的に考えて、戯れるようにというか、上手くできないのかなあ」という半分哀れみのような感情しか抱かないね。
有象無象の単独者たちの蜂起という概念は魅力的だけど、実際に展開するにはどうするかというのが課題なんだろう。
multitudeって概念としてはそんなに目新しくないと思うよ
589考える名無しさん:2008/04/01(火) 02:45:18 0
> その野次もまたひどかった。「ほにゃららら〜」「そうだそうだ」と、二人で
> (そう、二人しかいなかった)妙に息があっていて気持ち悪かった。
> やるなら一人でやるか、収拾がつかないくらいの大人数でやるべきだ。

要するに、この人は病気なんですよ。
フロイトがヒステリー患者を分析したとき、ヒステリーの原因が、
自分が目立ちたいと思ってることにあるケースがあるを分析しているけど。

こういう野次の飛ばし方が、この人の自己主張スタイルになっていて、
これは長年積み重なって出来てきた性格で癖だから、なかなか直すのも難しいかもしれない。
面白い病人というのは、ある種の大学にとっては名物にもなる。
いつもあの辺にいくとあの人がいるという風景が、キャンパスの人々にとっての
なにか安堵感にも繋がっている。その逆もあるだろうけど。
彼が暴力をふるわない、ふるえないという、ほんとは気の弱いという前提を
知っている人々にとっては、恒例のその姿で安心感を得ていたのだろうて。

しかし、野次としての自己アピールを成立させるためには、常に「敵」がどれか設定しながら
そこに取り付いては、横から茶々をするという、寄生する対象にずっと依存している。
寄生病の一種でもある。大きな立看は自転車で早稲田から運んできたというのだから
何か涙ぐましい努力もある。二人で自転車でえっちら運んだのだ。
この涙ぐましさが、ダメでもともとと
どっかで腹をくくっている、昔から続いてきた左翼の裾野部分の同情をよぶんだよな。
この底辺的同情力によって、空白の時間に、
大学の中の左翼というのは維持されてきたのだといえる。
590考える名無しさん:2008/04/01(火) 04:04:29 0
司会の廣瀬氏にマイクが返された。
廣瀬氏は次に、春闘とベーシックインカムの話を始めた。
すると、田中氏がいきなり次のような発言をした。

「春にジャガイモの種を蒔けばジャガイモがとれる」

周囲は沈黙している。
廣瀬氏は、目を白黒させていた。何が起こったのか把握できていないような顔をしている。
しかし、しばしの沈黙の後、廣瀬氏は、
「…ええ。そうですね。で、ベーシックインカムについてですが…」と話を続けようとした。

すると、田中氏が怒りのこもった声で、次のように怒鳴った。
「この話がお前の話のどこに入っているのか。分かるけど、分からないんだよ。」

いきなり喧嘩腰である。廣瀬氏は、どうしたらいいのか分からず固まっているように見える。
しかしやがて、次のように返答した。

「…いえ。その話もちゃんと関係してくると思います。」
「階級をときほぐす言語をなぜ持っていないの?」
廣瀬氏の返答と田中氏の言葉が重なった。

「普段からあなたは、そんな話し方をするの?」
田中氏が廣瀬氏に問いかける。
「本当に誰もが分かる言葉を話す人はいないのか? 
「内部にすべてがある。外部はない。」と言うが、分かるけど、分からないんだよ。
分かるけど分からないことについて文句を言うのが「からだ」の権利だから、言うんだけどよ。
ネグリがいたら、くってかかったはずなんだけどよ。」

田中氏はかなり不満のようである。その勢いに廣瀬氏はとまどっているようであった。
591考える名無しさん:2008/04/01(火) 05:10:47 0
東大生かどこの元帝大生が物凄い勢いで長文を書いているが、
正直言って「古臭い運動」を意識しすぎだと思う。
ファイヤーとか言ってる奴と同一人物か?
592考える名無しさん:2008/04/01(火) 08:52:52 0
>590
こういう知ったがぶりのカッコつきサヨというのは、ネグリがあの場にいたら
一喝されていただろうね。もちろん、生姜や上野千鶴子ともども。
593考える名無しさん:2008/04/01(火) 09:01:55 0
いや、「古臭い運動」に積極的なものはないはずだが、
運動は常に無自覚的に、古臭いものと同型のものを、必ず
旧態依然たる姿で呼び寄せるということでしょう。

たとえば、芸大のラウンドテーブルでも、大阪の公園で路上生活者の撤去に反対する映像が
流されて、その横のブースでは、「山谷、やられたらやりかえせ」の映画が上映されている。
この二つのものにタイムラグは二十数年ほどあるが、殆ど同じ形式の撮り方に見える。
抵抗という言葉にまつわる諸々の現象を呼び寄せながら、そこにはどういう同じものが
繰り返し現れているのか。安田講堂の占拠から、駒場寮の撤廃まで、
そして早稲田地下部室撤去の事件まで、起きたことは、何か同じものをずっと含んでいるんだよね。
要するに、その同じものの解釈の過程が、時間の中で変遷しているだけなのだ。

古臭い形式が亡霊のように残るのは、そこには左翼という形式で回収されるある種の現象について
常に同じ問題を巡っているからである。姜尚中のトラメガ事件なら、それがスマートじゃなかった
という意味で、「今」?の人に反感を持っているだけで、どうせその人達が運動に関与すれば
同じヒステリーの形式を正当化しながら浸り、その奇妙さの同質性にも気がつかないだろう
というのは、簡単に推測されるんだよね。かくして同じことを繰り返すのよ。
その解釈の形式だけが、時代で変わるだけで。この同じことの流れの、象徴的なイコンが
今ではネグリという単語に込められるようになったというだけのことよ。
594考える名無しさん:2008/04/01(火) 09:04:24 0
590の記事はこれではないか。
ttp://d.hatena.ne.jp/Z99/20080330
595考える名無しさん:2008/04/01(火) 09:10:10 0
亡霊を厄払いしようとするマルクス?
こういうバカのわけ知りトンチンカンな文章を読むと、
デリダもまんざら捨てたものじゃないと思いますね。
きみたちはネグリ来日を阻止した日本政府に守られているだけなんだよ。
ネグリがこなくて良かったと、生姜もホッとしていることだろう。

596考える名無しさん:2008/04/01(火) 09:20:30 0
要するに、無知な奴が、いざ運動だと、抽象的な知識オタの世界から、
現実にコミットしようとすると、必ず無自覚的に、昔と同じことやるんだよw

私は別に、早大経由の活動家を支持しないが。
597処刑ライダー ◆.EDMOUBKE2 :2008/04/01(火) 09:36:24 O
コンピューター弄ってるのが清潔で新しくて、政治活動が不潔で
古いのか。
598考える名無しさん:2008/04/01(火) 10:15:09 0
国家権力との戦いは、そもそも同じことの繰り返しだ。
つまりは、勝利するその日まで敗北の連続であることは自明。
「古臭い」などという評価は、闘わない人間の矮小な個人史
から発した浅薄な印象論にすぎない。
599処刑ライダー ◆.EDMOUBKE2 :2008/04/01(火) 10:45:46 0
>たとえば、芸大のラウンドテーブルでも、大阪の公園で路上生活者の撤去に反対する映像が
>流されて、その横のブースでは、「山谷、やられたらやりかえせ」の映画が上映されている。
>この二つのものにタイムラグは二十数年ほどあるが、殆ど同じ形式の撮り方に見える。

権力のやることの「古臭さ」にも批判しろってことだな。

イコンの図像学?
タルコフスキーの上映会があると必ず出かけて、その詩情に満ちた映像美に酔い耽ってんだろ。
600処刑ライダー ◆.EDMOUBKE2 :2008/04/01(火) 11:10:11 0
朝日辺りがよく日本人の無思想を言ってたけど、
考えてみりゃ、そういう雰囲気は安保が固定され
て学生運動も下火になって以後のことじゃないか?
601考える名無しさん:2008/04/01(火) 11:28:39 0
まあ、朝日自身が無粗相なわけだが。
素人の乱なんていう人畜無害のナルシスト集団を
アリバイ的に礼賛しているんだから。
602処刑ライダー ◆.EDMOUBKE2 :2008/04/01(火) 11:31:11 0
無教養なバカが増えたんだよな。
603処刑ライダー ◆.EDMOUBKE2 :2008/04/01(火) 11:33:41 0
>>601
あ、そうw 隅っこにいると何も分からんのでなぁ。一日吹雪だ。
604考える名無しさん:2008/04/01(火) 11:45:48 0
イタリアのイル・マニフェスト紙に29日の東大についての記事が載っている。
書いているピオというのは、「情況」今月号でインタヴューされている、
ネグリの友達とかいうやつらしい。
おれはイタリア語げきんので誰か翻訳してくらはい。


http://www.ilmanifesto.it/argomenti-settimana/articolo_48cf48e881d82aff886095d5698aa437.html
605考える名無しさん:2008/04/01(火) 19:26:41 0
日本のヲタ知識人のメシの種にされてネグリさん哀れ
606考える名無しさん:2008/04/01(火) 20:01:33 0
デリダのマルクス論って、
共産主義という亡霊は常に回帰して人々を撹乱させるものだから、
決してそれを払拭することはできないという話なんですか?>詳しい人
607考える名無しさん:2008/04/02(水) 02:06:02 0
>>604
野郎、芸大にも来てたよ。
なんで日本ではデモが新聞に載るんですかと質問してた。
誰も答えてなかったけど。
608考える名無しさん:2008/04/02(水) 20:09:56 0
なんだかこのスレじゃ、企画者の評判悪いけどさぁ、
私は市田が関わってるって知って、あ、じゃあ面白そうだな、とか思ってたんだけどな…。
彼はMultitudeの編集委員もやってる上に、著書ではランシエールの立場から
ネグリのオペライスモに対する疑義も出してる人だから、
単に便乗して盛り上がるって感じの人じゃない。

>>515の発言見て、市田ならたしかにそういうやり取りもやりそうだな、と思ったりもした。
609考える名無しさん:2008/04/02(水) 20:15:29 0
立命評論=政経研が若いのを結構獲得してることがすごい
610考える名無しさん:2008/04/02(水) 21:07:09 0
>>590 >>594 >>596
まあ、研究者としてシンポジウムとやって発言する、という枠内では
廣瀬は別におかしなことはしてないんだと思うけどね。
実際に話は聞いてないけど、そんなにへんてこな人じゃないと思う。

ただ、運動としてこのイベントがあったのなら、田中の反発もたしかにありうる。
田中の意図や田中自身の考えは措いても、このやりとりは、
参加者側の意図がシンポジウムと運動のどちらにあったのかが、
そのことをどう考えていたのか、という面を感じさせるね。

そして、公式に、東大の記念イベントとしてやりやすいのは明らかに前者だろう
(いま、私学ではできないから東大でやってもいいじゃないか、という>>567の意見にはなるほどと思ったが)。
で、ネグリが来ようと来まいと、運動なり議論はされるべきなので、来日自体が特に大きな問題だとは思わないんだが、
来日させるのなら、運動の方でこのチャンスを生かす方が良い気がする。

>>604 >>607
そのピオの記事も、芸大イベントでの振舞いも知らないけど、
その新聞に載る云々の発言は、見ようによっては、運動としてどうなんだ、という指摘にも見えるなぁ。

月曜社やNHK出版、人文書院、作品社をはじめとする版元は、そりゃもちろん
「この来日を機会にネグリの名が知られれば、読まれれば」と思ってるだろうし、
それは善意も含んでのものだけど、版元は運動そのものをやるわけじゃないからね。
そのため、この来日イベントを運動としてどうなのかと問いにくい立場にある。
この騒動を生かしてどのような本をさらに出せるか、とかは考えてるとは思うけど。

ついつい私たちは、本を読む、本が出る、ということに傾きがちではあるんだけれども、
運動としてどうなのか、何がやりようがあるのか、そもそもネグリでいいのか、
とかいろいろ考えるチャンスではあるんだろうな。私は運動にあまり縁がない人間だけど。
611考える名無しさん:2008/04/02(水) 21:31:51 0
>>608は全然真逆のことを言ってるな。

> 単に便乗して盛り上がるって感じの人じゃない。

まずこれでは人の見方がわかってない、
間抜けで近視眼的な物の見方。
「単に便乗して盛り上がる」というなら、
それはこのような態度の事を指して言うに違いないわけよ。↓

>市田良彦(ネグリ招聘の責任者)、
>平井玄(芸大イヴェント・プロデュース)は花咲やスガちんと楽しそうに話していて、
>もっとやれやれと青っておりましたぞ。彼らも反=東大、反=姜の立場?

これが、正確な意味での、便乗盛り上がり型である。
勘違いしてはいけない。何か、野暮、野蛮な振りに迎合すれば、
それが圧倒的に気の弱いアホ達集合体としてのインテリに対して、
反便乗的な態度であるのかと思ったら、大間違いだ。

この会場で、ヤレヤレ型の野次を飛ばしたものの方が、
実際には、場所で便乗型重力を作ってる。
何も考えていないし、低レベルの自己顕示だし、
それに乗ってカッコイイとか勘違いしてるんだよ。

こういうテキトーなことやる連中に対して、その衆愚的な空白に気づかないなら、
暴走族の自己顕示走行を見て、あれが権力に反逆してるとか、
人々に便乗してないとか、持て囃す野次馬と同レベルの勘違いだな。
612考える名無しさん:2008/04/02(水) 21:39:34 0
>>604
ま、おれもイタリア語それほど出来るわけじゃないが、簡単に概略紹介しますと、

会場はおとなしすぎて「宗教的沈黙」、それに苛立ったグループが主催者の「赤いファシズム」に抗議した。
主催者たちは彼らを会場から追い出したが、彼らは出口を囲んでいて、主催者・姜は避難。
抗議した一人は言う「ネグリなら、席を立ってわれわれとともに坐るだろう」云々。
613考える名無しさん:2008/04/02(水) 21:45:57 0
>>611
この人がネグリをよんだことないのは確かですね。
614考える名無しさん:2008/04/02(水) 21:50:02 0
> 抗議した一人は言う「ネグリなら、席を立ってわれわれとともに坐るだろう」云々。

これもバカ。ネグリに神を投影してる。
どうせ読んだこともないんだよ。

前にも出たが、ネグリは本国イタリアのアナーキスト連からは、
もう久しく以前から、警察の犬で、権力の手先扱いで言われてる。

日本でいえばどんな感じだろうか?
柄谷が嫌われてる、というのとは、やっぱりちょっと違うか、
大江とか小田実みたいのが、体制派左翼人として嫌われてる感じか?
あるいは日共や革マルみたいな嫌われ方なのか、

いずれにろ、日本のアナーキストが、勝手な幻想を投影することが
すべて外れに当たるような、
偶像の中味は、すでに空っぽだということだろうな。
615考える名無しさん:2008/04/02(水) 21:50:49 0
>>613
同感
616考える名無しさん:2008/04/02(水) 21:54:36 0
↑こういう馬鹿な奴にいうが
おまえら、東大の駒場寮が撤廃されないことが、何か正しいとか
本気で思ってるのか?
だとしたらハクチだぞw
617考える名無しさん:2008/04/02(水) 21:55:40 0
>>614
柄谷も小田も日共も革マルもいしょくたにするなよw
それじゃあ、サヨクは全部同じで一つだと固く信じて
疑わない厨房ネット・イナゴと何ら変わらないぞ
618考える名無しさん:2008/04/02(水) 21:57:57 0
>>609
政経研はカクマルですね。カルトには気をつけましょう。
>>614
君はバカだね、「ネグリなら、席を立ってわれわれとともに坐るだろう」なんて、
外国向けのプロパガンダで言ったに過ぎないだろうよ。
誰もネグリを神だなんて思ってませんよ。
神学批判をすることで、どこかに神がいて、自分だけがそれを非難していると思っている
唯我独尊クン。
619考える名無しさん:2008/04/02(水) 21:58:13 0
>>617
文章をちゃんと読めw
一緒くたにしてるのではなくて、それぞれのタイプの違いを検討した上で
(柄谷型、大江小田型、日共・革マル型、)
どんな感じなのだろうか?と問うてるんだろうが
620考える名無しさん:2008/04/02(水) 22:09:18 0
> 君はバカだね、「ネグリなら、席を立ってわれわれとともに坐るだろう」なんて、
> 外国向けのプロパガンダで言ったに過ぎないだろうよ。

それこそ憶測で、会場の当人がどんな積もりだったなんて、君が知るわけない。
君は外国プレスに語った当事者なのか?

> 誰もネグリを神だなんて思ってませんよ。

実際に思ってる奴は多いよw
浮かれる連中に限って、自分が実際にそうしてるという状態にも気がつかない
客観化できないというのなら、それはあるだろうけどな。
いずれにしろ、「ネグリならこうしたはずだ」
という投影の仕方が、全く恣意的で、根拠のない投影だということを
日本のアナーキスト連は、もっと気づくべきでないのかな。
単に、読んでないこと無教養がばれるという話ではなくて
それが行為として倫理的なものでないとか、
嘘の始まりとか、そういうレベルに気づくことだね。
621考える名無しさん:2008/04/02(水) 22:15:33 0
例えば、こういう記事にはちょっと怯むよな。


ttp://illcomm.exblog.jp/7613953/
>[追記] あはは、たしかにそうだ。

「3月30日、上野にネグリという有名なアジテーターが来るのでたくさんの人が集まるという
イベントがあった。こいつは二言目には「悪がはびこってるから暴れた方がいい」とか
「勝手に騒ぎ出した方がいい」とか物騒な事ばかり言い出す景気のいいオッサンなので、
まんまと入国拒否(ヒドイ!)。ってことで、結果的に日本のわけのわからない奴らばっかりが
上野にたむろするというナゾの現象になったので、意外に面白かった。その余波で、
高円寺にも北海道から関西、九州まで妙な人がたくさんやってきて、大パニックになっていた。」
(松本哉)



こういうのは、イルコモンズだからしょうがない、とか思うべきなのか?
622考える名無しさん:2008/04/02(水) 22:20:36 0
>>620
花咲はレーニン主義者であって、アナキスト(なお、「アナーキスト」ではなく「アナキスト」と記すのがアナキストです)はないことは、
彼らのHPからも明らかです。勝手なキメツケはやめませう。
だから、外人向けプロパガンダというのも憶測ではありません。
623考える名無しさん:2008/04/02(水) 22:27:02 0
> 花咲はレーニン主義者であって、アナキスト
>(なお、「アナーキスト」ではなく「アナキスト」と記すのがアナキストです)はないことは、


誰がだよw


>>622は、単なるアホとか無知とかいうレベルを通り越してるぞw


やめてくれ。
基本的なところから啓蒙してやるが、
かの早大系活動家(年はもう41くらいか)は、
地域的な公認のアナーキストだし
レーニンは殆ど読んだことないだろうが、彼の愛読書は毛沢東語録だ。
624考える名無しさん:2008/04/02(水) 22:30:59 0
高円寺ネグリ派www
625考える名無しさん:2008/04/02(水) 22:40:34 0
>>614
>前にも出たが、ネグリは本国イタリアのアナーキスト連からは、
>もう久しく以前から、警察の犬で、権力の手先扱いで言われてる。

それは知らなかったんだが、嫌われているというのは、
武装闘争の放棄という意味合いで?
あるいは、マルチチュードの提唱だと、資本にうまく回収される事態を合理化するだけだという感じなのか。

>>621
イルコモンズは、正直なぁ…。upしてた動画は、まあ個人的に嫌いではないんだけど。

>>622
>花咲はレーニン主義者であって
それは初耳だった(アナーキストだとも思ってなかったけど)。彼はHPやってたのか。
って、なんでレーニンなんだろう。前衛党を支持するってわけでもなさそうなんだが。
626考える名無しさん:2008/04/03(木) 00:28:36 0
ネグリが今回のトラブルに巻き込まれたのは、ネグリの恋人のジュディット・ルヴェルが書いて
いるように、「用心のため、私たちは在仏日本大使館にも問い合わせ」たことから始まったのだ
と思う。おそらく、この「用心のため」には、ネグリに逮捕歴があるからだけではなく、来日時に
講演を行なうので、観光ビザでは済まない可能性があるということも含まれる。

いずれにせよ、(このへんの経緯を招聘先の財団法人国際文化会館は明かしていないのだが)
「問合せ」をすれば、大使館としては、その本性上、逮捕歴のある人間は日本入国を拒否される
可能性があること、そして、他面で「政治犯」は、ビザを免れられるということ、また、謝礼などの
収益がある場合、ビザが必要になることを明治しなければならない。

ネグリたちは、「政治犯」であることの証明を出せと要求されたと言っているが、ビザなしで入国
することを選んだのは、ネグリと招聘先である。そういう選択なしに、大使館が勝手に彼を
「政治犯」としてビザなしで入国させようとしたならば、それは、政治問題であり、日本政府の
介入によって来日が阻止されたと主張する場合には、政府批判の主題にすべきことである。
今回のトラブルは、(招聘者たちは怒るかもしれないが)日本の外交と似たような外交感覚の
ズレからお起こったような気がする。というのも、ビザ申請でえらく待たされたりすることは商用
ビザでもよくあり、それを覚悟しなければならない。それに、たとえ、大使館が入国の不可を
示唆したとしても、成田までやって来て、成田の入国審査で闘うことも可能だったからだ。

マスメディアを使って圧力をかけることも可能だったかもしれない。しかし、最終的に、
「ヤバイトキニハスグヤメル」の「アウトノミスト」ネグリ(と招聘先)は、ことがやっかいになるのを
回避した。彼(と招聘先)は、成田でトラぶるのを避け、来日を中止した。それは、彼らしくて
いいとわたしは思う。
627考える名無しさん:2008/04/03(木) 00:30:11 0
ネグリは、来日を中止したのち、
「さっさとバカンスに行ってしまった」という批判をする人もいるが、
これも、日本の「左翼」と西欧の「左翼」との文化的温度差の問題である。
そもそも「バカンス」の概念がちがうし、その意味では、
ネグリは恋人と「バカンス」をかねて日本に来ようとしたはずだ。
ネグリは、理論的には「マルチチュード」を支援しているが、
彼自身は「ブルジョア」的と日本では思われる生活をしている。
628剛田 武         :2008/04/03(木) 00:40:37 0
このスレツドは下北臭がプンプンするな。
苦手だよ
629考える名無しさん:2008/04/03(木) 00:41:00 0
サルコジと大差ないんだろ。
630考える名無しさん:2008/04/03(木) 01:48:23 0
ネグリの思想とかはともかく、日本に対する入国の可否があまりにも恣意的に決定されているという事実はたしかにある。それこそが問題。
631考える名無しさん:2008/04/03(木) 01:52:31 0
 日本の左翼は「貧民」に寄り添いたがるよな。そこで自分を正当化
するのと階級を定義して闘争しかけていくのは別問題。貧乏!貧民!
と騒ぎ立てるだけでイイのかよ?それって自己の無謬性を疑わない
で自己完結するだけじゃん。
632考える名無しさん:2008/04/03(木) 02:04:26 0
かつてガタリが3度目の来日(再婚旅行をかねて)をしたとき、彼は、パスポートが期限切れである
ことを忘れていた。当然、成田で入国不可だったのだが、朝日新聞が手を回して、数時間後には
入国できた。

アウトノミア思想の影響を受け、ガタリとネグリの共著『自由の新たな空間』を英訳している
マイケル・ライアンを新日本文学会の要請でわたしが呼んだとき、彼は、ビザなし(当時は日米間
でも必要だった)で来てしまった。すると、日本航空の職員が、日本を経由して香港に行くチケット
だということにしてくれて、ビザなしの一時滞在のあつかいにしてくれた。ノンキな時代だった。
裏話をすれば、彼は、IRAとの関係を疑われたことがあって、ビザ申請をしたくなかったのだった。

結局、ネグリの場合は、講演をするビザを取る可能性もあったし、「政治犯」であることを別に
何万ページもの文書を提出しなくても証明する方法はあったはずだが、何やかやの面倒な
事態が発生したために、いやになってしまったのだと思う。このへんを「旧左翼」流に
「権力」の問題にするのは、いまの時代には、権力に対する戦略のなさ、政治の「イナカモン」ぶり
を露呈させるものだ。


このへんの温度差は、今後変わるのだろうか? 
かつて花田清輝は、「盛大に飯が食えないような社会主義革命はダメなのだ」という意味のこと
を言った。金がなくてもうまいものを食うにはどうしたらいいのか(かつて津村喬あたりが唱えて
いた)をもっと考え、実践すべきだろう。
633考える名無しさん:2008/04/03(木) 02:09:31 0
634考える名無しさん:2008/04/03(木) 02:23:37 0
>>626-627>>632って粉川哲夫の日記からの引用だったんだね。
635考える名無しさん:2008/04/03(木) 14:30:05 0
>>396
>日本の指紋押捺(アメリカも)の国際指紋データベースが作動して、入国直前で拒否てな事態

「国際指紋情報データベース」て怖いよな・・・
パスポート偽造とかしても、生体情報の指紋で本人確認できるから、誤魔化しようが無いし・・・
今は日本やアメリカ、EUとかだけだけど、その内、全世界の入国管理機関がデータベースの共有とかして
一度でも懲役とか禁固の経歴がある人間は一切、他国に行けなくなりそうだ・・・
いや、前科とかが無くても政府に睨まれるような言動をしたら「ブラックリスト」に載せられて
「国際指紋情報データベース」を共有している国には行けなくなりそう・・・
636考える名無しさん:2008/04/03(木) 14:39:22 0
>>421
エシュロンの場合、生体情報をデータベースにはしてなかったでしょ
いざとなれば、偽造パスポートでいくらでも入国できる
637考える名無しさん:2008/04/03(木) 14:45:29 0
>>441
思いっきり支配層の関係する財団だな
ネグリを呼ぶってのが何と言うか・・・奇妙に見える
638考える名無しさん:2008/04/03(木) 14:47:38 0
>>449
>グローバルエリート様達とのコネ

英語学んだ程度じゃ無理だろうね
ハーバードの院でも留学すればコネもできるかもしれんが
639考える名無しさん:2008/04/03(木) 14:49:42 0
>>457
別に「はじきだされて」いないし、そもそも参加する意思も無かったが?
そんなに「ネグリ様」と「謁見」できるのが楽しみだったの?
クソつまらん思考能力だな
640考える名無しさん:2008/04/03(木) 14:52:08 0
>>480
テキサスって誰?
641考える名無しさん:2008/04/03(木) 15:19:57 0
>>520
>フェミニズムは女性問題こだわり主義

男性差別無視・放置主義とでも言い換えた方が良いw
642考える名無しさん:2008/04/03(木) 15:39:58 0
>>522
いや、そうじゃなくて、単純に女優遇・男性差別主義になっているからだよ
フェミニズムって女の権利を増大させることしか言ってない
義務は従来通り男性にだけ押し付けておいて、責任逃れのまま権利ばかり男性以上に受け取っている
>>535
>旧帝同士の隠微な共感や符丁で出来上がったホモソーシャルや男性文化のような学問の空間が排他的・差別的に感じられてしまうのは事実だし、
現に在日や女性は面と向かってではないにせよ排除されてきた

ええ?旧帝国大学でも女子学生多いでしょ?いつの時代の話してるの?まさか戦前?
今は文系は女子がとても多いし、理系でも生物系は女子が多い
何か、認識が30年前でストップしているぞ
643考える名無しさん:2008/04/03(木) 15:55:08 0
>>642
いや、そりゃ社会人としてなら男のほうがずーっと有利ですよw
男の中でピンキリはありますがね。
644考える名無しさん:2008/04/03(木) 18:32:12 0
>>538
在日韓国人が差別されている面はあるけど、今は女は差別されて無いでしょ・・・
上野千鶴子が若い頃の30年前なら、「女性差別」も色々とあったんだろうけど・・・
今はむしろ女優遇・男性差別だろ
>>554
増山って母乳パフォーマンスとかしていた女?反共主義者だったのか
まぁ、夫が「チンドン屋」とかって話だし、よく分からない奴だと思ってたけど
イラク出兵とか反対していたような気がするが。。。
左派思想の持ち主かと思ってたが、右翼思想なのかな
>>584
と、お前みたいに傍観者が批評しているわけだなw
まぁ、姜の行動もエキセントリックな部分があるな・・・
野次するくらい元気のある人間が減っている中、勇気がある連中だと思うよ
野次や批判も出てこない講演ほどつまらないものは無い
>>587
逮捕されるだろw 周りから過激な期待をするのは簡単だがw
お前は口だけで抗議も出来ないヘタレなんだろ?
プロレスショーを期待するのは分かるが、自分でやってみろw
645考える名無しさん:2008/04/03(木) 18:35:01 0
女はまだまだ差別されてるよ
働かず、家でゴロゴロしててもニートって言ってもらえない
646考える名無しさん:2008/04/03(木) 18:39:23 0
>>612
>会場はおとなしすぎて「宗教的沈黙」
的確な表現だな・・・日本語で言えば、「空気を読む」ってところかな?
>>614
逮捕されて刑務所に収監されたネグリが体制派なわけないだろ・・・
>>626
>たとえ、大使館が入国の不可を示唆したとしても、成田までやって来て、成田の入国審査で闘うことも可能だった
それは、口だけでは何とでも言えるけど・・・カネと時間が無駄になるリスクがあるし
>>632
>朝日新聞が手を回して、数時間後には入国できた
どういうコネ使ったんだよ?朝日新聞が法務省に頼めば超法規的措置も可能なのか?
>>643
いや、女の方が有利だって・・・賎業主婦にもなれるし、社会人としてバリバリ働くことも可能で、選択肢が多い
社会人としても優遇措置で男性よりも有利になっているし
もしかして、「首相が男ばかりだから男が有利」とか思ってる?極一部の事象しか見えていないんじゃないの?














647考える名無しさん:2008/04/03(木) 18:45:06 0
>>645
おいおいw
「ニート」って言われることこそ差別だろw
「ニート」に良い語感があるか?

女はフラフラ定職に就かなくてもあまり問題視されないから良いよ
親や世間も女ニートには甘い
男性ニートには「死ね」とか酷い接し方じゃないか
648考える名無しさん:2008/04/03(木) 20:08:36 0
女性差別や家父長制なんかないとはっきりと言えるようになるのは、
DVの加害者の男女差がなくなったときだろうな
649考える名無しさん:2008/04/03(木) 20:13:44 0
>>664
>増山って母乳パフォーマンスとかしていた女?反共主義者だったのか
>……
>左派思想の持ち主かと思ってたが、右翼思想なのかな

反戦・平和にこだわる市民運動の連中は、
革命とか共産主義とかほざく左翼が嫌いな者が多いな。
ただ、この種の市民派リベラルとガチな左翼との違いは
素人には判りにくい。右派は常にこの両者をいっしょにしがちだし
650考える名無しさん:2008/04/03(木) 20:20:21 0
女ニートは長い間家事手伝いと言われてたからな
最近あまり聞かなくなったが

ともかくニートが問題化されはじめたのには、何か社会構造の変化があるんだろうなあ
昔から定職につかない人間は一定数いたわけだから
651考える名無しさん:2008/04/03(木) 23:54:34 0
石田と鵜飼が、ネグリって唐突なような…
652考える名無しさん:2008/04/04(金) 01:31:41 0
今回、横槍を入れてきたのはどうも警察のようです。彼らはどうも本気でネグリ来日がG8絡み
で対抗勢力の運動に弾みをつけると考えたようです。これは複数の情報と状況証拠からの
判断です。私としては、そんな「意味」なぞさらさら考えていませんでした。したがって、
そもそも「戦略」を駆使してやるようなことがらでもない。そしてネグリは現在、そんな「戦略」を
駆使しなくてもアメリカ以外の国へは入れます。アメリカと日本は入るのが面倒な国になって
いるのです。友人の大学教師にはアメリカに入国ビザが下りないし。今回の事態は決して、
国家権力が正面から拳を振り上げて襲い掛かってきたような攻撃でないことぐらいは承知
していますが、たかが講演旅行ができないのはやっぱり「権力」のせい(より正確には
「権力」をめぐる状況と入管体制)なのだと思ってます。「イナカモン」かもしれませんが、
特段恥じるようなところはないし、イナカモンが蔑称になるのはそれを蔑称と思っている
人間にだけでしょう。スマートなやり方は役所と政治屋が考えればよい。
653:2008/04/04(金) 03:01:24 O
multitude・団塊が衆愚政治で民主主義崩壊させます
654考える名無しさん:2008/04/04(金) 04:46:19 0
>>649
あの人が言ってたのって、そういう共産か、社民かみたいなことじゃなくて
ネグリが、奴自身が共産主義者かどうかは別として、せっかく新しい運動の概念みたいのを
提起しているのに、それを昔ながらの共産主義とかに還元することですでに失敗した運動の
二の轍を踏まないようにすべきなんじゃないかって言ったんだよ
その発言に関しては左右も党派性もなかったよ

で、それになんかずっと騒いでた人たちが絡み出してちょっと喧嘩ぽくなったwあれが一番面白かったな

655考える名無しさん:2008/04/04(金) 10:14:30 0
最後に、警察が「本気でネグリ来日がG8絡みで対抗勢力の運動に弾みをつけると考えた」
とのことですが、これは、はからずも、反G8運動の側が、ポストアウトノミアの状況である
いまになっても、アウトミアから「会うと飲み屋」の力学しか得ていないことへの警察側の
無意識的「批判」を示唆しはしませんか? 少なくとも、そういう方向への反面教師的警告
にはなるのではないでしょうか? 警察もいろいろのレベルがあり、IT関係なんかはもっと
したたかでしょうが、反G8活動をあいかわらず「義理人情的連帯」でもりあがると踏んでいる
のです。

 結果的に、今回、ネグリは、「個別に進み、共に撃ての「個別に進む」方を活性化させる
触媒としてよりも、個別を楽天的な情念で一つにする「スター」の機能を背負わせられる
ことにになってしまったのではないでしょうか? 
656考える名無しさん:2008/04/04(金) 10:34:19 0
>>654
>あれが一番面白かったな

たしかにw
どの話者も自分のショボい活動報告みたいのばっかで眠かった。
しかし、ピンクのお姉ちゃん(?)がしゃべりだしたら、奥のほうの
若い連中がヤジりだしたので俄然目が覚めた。
あの姉ちゃんは「共産主義など糞食らえ」と言ってたわけで、フツーに
反共主義と規定されてもしょうがいと思うけどね。
別に共産主義者のかたを持つわけじゃないが、ああいう場で、つまりは
共産主義者も参加していると思われる場で、ことさらああいう発言を
するのは空気読めなさすぎだな。

657考える名無しさん:2008/04/04(金) 11:10:01 O
今時共産主義のほうが空気読めてないだろアホ
658考える名無しさん:2008/04/04(金) 12:57:34 0
>>655
どこからの引用?
659考える名無しさん:2008/04/04(金) 13:41:15 0
セイゴウさんは「ネグリ、いまなお歴(れっき)とした共産主義者である」と言い切ってるね。
660考える名無しさん:2008/04/04(金) 13:42:29 0
>>649
市民派リベラルで極左化してない団体なんてあるのか?
むしろガチな左翼って何よ
661考える名無しさん:2008/04/04(金) 13:47:29 0
>>660
>市民派リベラルで極左化してない団体なんてあるのか?

「極左化」なんてアホな物言いはやめたまい。

>むしろガチな左翼って何よ

それこそ共産主義を目指すか目指さないかの違いだと思われ
662考える名無しさん:2008/04/04(金) 13:51:01 0
資本主義それ自体や国家権力そのものを否定するか否かの違いでしょ。
伝統的な言葉で言うと、革命か?改良か?という奴。
663考える名無しさん:2008/04/04(金) 13:57:08 0
かつての共産主義革命は、国家を死滅させるために国家権力を肥大化させる
というジレンマに陥って、ただ個の多様性を抑圧するだけだったのに、
ネグリは、逆に個の多様性を最大限尊重することこそ共産主義革命への道だ、
と一ヒネリ入れて煽ってやまないから、あんなに注目されてるんでしょ。
664考える名無しさん:2008/04/04(金) 14:06:49 0
まあ右派にとっては、人権という観点から
政府のやることに文句をつけたり、
愛国心や日本人としてのアイデンティティに
ちょっと疑いを入れたりしただけで、
その時点でみな「ガチな左翼」になるわけですから。
確かにこれではリベラルかラジカルかの違いなんかどうでもいい・・
665考える名無しさん:2008/04/04(金) 14:09:14 0
ここは中学の学級会かw
666考える名無しさん:2008/04/04(金) 14:36:34 0
国家権力が個の多様性を保証するんじゃダメなん?
667考える名無しさん:2008/04/04(金) 15:06:52 0
>>666
もちろんそういう考えもありでしょ。
ヨーロッパのグローバル社民なんかは
(これとネグリとの関係はつかず離れずという感じ)
基本的にこの考え方。
668考える名無しさん:2008/04/04(金) 15:29:38 0
国家間の搾取システムを肯定する社民が「個の多様性」なんて言っても
そんなもんは侵略者の論理でしかないと思うんだけど。
ネグリはそんなのとツルんでるの?
669考える名無しさん:2008/04/04(金) 15:48:51 0
実質的にグローバル社民が制定した欧州憲法に賛成したこと
からもわかるように、グローバル化によって、内政不干渉を旨とする
従来の主権国家のあり方が変容していくという面(=<帝国>化)に対しては、
ネグリは基本的に促進する立場に立っている。
だからある面では社民の同盟者に見えたりするし、
また規制緩和の推進を肯定的に評価するときなんかは、
ほとんど巨大資本の側に立っているようにすら見える。
670考える名無しさん:2008/04/04(金) 16:57:24 0
芸大での電話インタビューでネグリは「日本の金融システムは日本人が打倒すべきだ」と言ってたけど、
もしそれが彼の本意なら社民とは相容れない立場だと思うんですがどうなんでしょ。
671考える名無しさん:2008/04/04(金) 17:04:53 0
社民やグローバル資本が、
資本主義の墓堀人やグローバル民主主義の推進役を演じるときは
特に反対しない、むしろどんどんやれ、という感じなんでしょ。
敵をおだてて油断させることによって敵失を促す、という感じかな。
672考える名無しさん:2008/04/04(金) 17:10:05 0
日本の金融システムってそんなにナショナリティあるのかねぇ
多少は消して行ってるんじゃないの
673考える名無しさん:2008/04/04(金) 17:40:20 0
ヘッジファンドの縮小傾向や各国の外交政策の二国間主義への傾斜は
資本のナショナリティを際立たせるものでしょ。
そういう現状に鑑みてのネグリの芸大での発言なんじゃないの?
674考える名無しさん:2008/04/04(金) 18:21:54 0
まぁ、日本も国家ファンドとかそのうち作るようになるのかもね
675考える名無しさん:2008/04/04(金) 23:38:00 0

ここに来ている子たちはほとんど、東京の子たちばかりみたいだね。

まあ、自分探しとマルチチュード探し、がんばってね。 
676考える名無しさん:2008/04/05(土) 00:34:51 0
つーか、桃色ゲリラの自演じゃねえ?
677考える名無しさん:2008/04/05(土) 04:09:12 0
ご承知のとおり、彼の最終的罪状は「国家転覆罪」です。このことだけをもって彼が「政治犯」
であると主張することは可能です。しかしそこにいたる裁判資料は総計25000ページあり、
それは彼の手元にもありません。仮にその一部だけ(私のところにも仏語訳されたものが
97年のイタリアへの帰国時にファックスで送られてきましたが、今回も探してみたものの
何回か引越ししているせいで、見つけられず)でも提出したとして、「国家転覆罪」(刑法の
なかにある)での禁固12年を日本政府は「政治犯罪」と認めることができるのか? 
フランス政府でさえ、公的にはやらなかったことです。イタリアが不当な人権抑圧を行った
と宣言することになるのですから(ちなみに同じ罪状で裁かれている人間は最近も
反グロ運動関係から出ています)。こちらとの交渉過程を秘密にするという条件でなら認めた
かもしれませんね。しかし時間はそれなりにかかったでしょう。今回、外務省は「ならば
フランス政府が彼を政治犯として扱っていた証拠を出せ」と言ってきた。イタリア国家の
判決については判断しない代わりに、フランス政府の判断に日本もならったことにしよう、
というわけです。しかしこれも簡単なことではない。なぜならこれまた周知のことながら、
ネグリはフランス時代、政治亡命者という法的地位をもっていませんでした。それどころか、
フランス政府の公式見解は「アントニオ・ネグリなる人物は国内にいない」というものだった。
イタリアへの外交的配慮から、イタリアが人権抑圧をしていると認定することになる亡命者の
地位を与えることなく、ネグリが偽名で暮らすことを黙認していただけです。今回、在仏
日本大使館まで「証拠」を求めて動いてくれたようですが、事後的にそれを知らされた私は、
何を無駄なことを、とあきれたものです。さらにはネグリが「冤罪」だったという主張ももはや
できない。というのも、彼は97年、イタリア国内で起こっていた一括恩赦を求める運動に
一石を投じるべく、「道義的責任」を認めて服役するために帰国したからです。つまり彼は
法的には自分の「有罪」を承認した。

678考える名無しさん:2008/04/05(土) 17:11:41 0
ネグリ・ハート

ネクラ・ハート=サヨクwwww
679考える名無しさん:2008/04/05(土) 21:13:01 0
まあ次来れるよう頑張ろう! といってる人が誰もいない件について。
680考える名無しさん:2008/04/06(日) 00:48:40 0
また6月に海外から色々な人を呼ぶ大きなイベントがあるそうな。
その際呼んだ者が全員入国できるのか、
はたまたそのときネグリの入国もOKになるのか、
というのが大きな試金石になるのだろう。
681考える名無しさん:2008/04/06(日) 12:40:20 0
そりゃ黙ってみてりゃ入国できるわけないだろw
682考える名無しさん:2008/04/06(日) 14:24:04 0
テキサス=流れる石

TEXAS is a Rolling stone



683考える名無しさん:2008/04/06(日) 14:32:32 0

 「呼ぶために呼ぶ」だけ。お祭り騒ぎの好きな日本。
684考える名無しさん:2008/04/06(日) 14:35:52 0
流行にのってチベット解放を叫ぶ日本人=マルチチュード
685考える名無しさん:2008/04/06(日) 14:36:31 0
隣国の戦争に介入するハーバーマス=マルチチュード
686考える名無しさん:2008/04/06(日) 16:44:14 0
蛇頭=マルチチュード
687考える名無しさん:2008/04/06(日) 16:47:03 0
マシーンヘッド=マルチチュード
688考える名無しさん:2008/04/07(月) 12:48:21 0
お前らちゃんとネグリ読んだの?

>>669が言っているように、<帝国>はそれ以外の主権のあり方よりもマシだとネグリは言っている。
そもそも帝国を支えているのはマルチチュードの力で、ネグリの論理は二元論と言うよりも一元論なんだよ。

テキストおいておきますね
http://www.infoshop.org/texts/empire.pdf
689考える名無しさん:2008/04/07(月) 13:00:59 0
こういうのは、最初から妄想の為の論理なんだから、
作者のほうでも何とでも言えるわけよ。

現状について、常に何とでも後追い的に現状追認できるのさ。


日本の来日中止が決まればさっさと私達夫婦はバカンスいく。
これもマルチチュードの自由の条件だと。
690考える名無しさん:2008/04/07(月) 13:25:09 0
世界システム論とどう違うのかすらわからん
691考える名無しさん:2008/04/07(月) 13:35:44 0
> お前らちゃんとネグリ読んだの?

ちゃんと読めば読むほど、その概念の曖昧さと恣意性に戸惑うようなもんでさ。
いわゆる、西洋、イタリアらしい宗教的伝統も入ってる
ペテン師司祭の論理だな。
692考える名無しさん:2008/04/07(月) 13:39:19 0
今ロンドンのオリンピック聖火リレーで、自由チベットのデモをやって、
聖火ランナーの持ってる火を必死に奪い取ろうとしてる暴徒だけど、
ああいうのが、もしネグリの読者の実態なのだとすると、
本当報われないなと思うよ。
693考える名無しさん:2008/04/07(月) 17:25:09 O
あれこそマルチチュード
694考える名無しさん:2008/04/07(月) 17:42:28 0
だからおまえは馬鹿だっつーの
695考える名無しさん:2008/04/08(火) 12:22:11 0
つーことはネグリはCIAの手先ということになるね。
696考える名無しさん:2008/04/08(火) 12:25:50 0
バカだっつーの=マルチチュード
697考える名無しさん:2008/04/08(火) 15:01:52 0
CIAじゃんなくてNEDだろ
698考える名無しさん:2008/04/08(火) 15:36:07 0
>>688
なんとなく呼んだだけだったから駄目だったんだろwwwwwww
699考える名無しさん:2008/04/08(火) 15:57:18 0
結局、自分の立場が危機に晒されると、
やっぱ「帝国」の方がマシなんだと、
自分の地位と利権の中に、開き直ってるだけの論理じゃねえかw
700考える名無しさん:2008/04/09(水) 01:38:19 0
共産主義>社会主義>帝国

帝国>共産主義>社会主義
の違いに過ぎんなあ
701考える名無しさん:2008/04/09(水) 07:35:41 0
今日はサンフランシスコの聖火ランナーが見物だな。

果たして、マルチチュードは出現するのだろうか? 
702考える名無しさん:2008/04/09(水) 11:17:46 0
世耕です「NHKスペシャルは格差問題に偏ってる」
http://jp.youtube.com/watch?v=IGfRwvQhf2s
703考える名無しさん:2008/04/09(水) 17:38:10 0
それより長野だな
704考える名無しさん:2008/04/09(水) 22:30:28 O
ここのマルチチュードは長野行くの?
705考える名無しさん:2008/04/10(木) 02:08:36 0
706考える名無しさん:2008/04/10(木) 16:15:32 0
>>705
この毎日の記事ホント不正確。
記者が勝手に不当な単純化を行ってる。

ネグリは単なる反グロ論者ではないと指摘することによって、
明らかに同時に反グロ運動とも距離を取っているかのように
受け取られる書き方をしてるけど、これはバイアス入ってるなぁー。

確かに彼はグローバルなものにローカルなものを対置させる
タイプの反グロ主義者ではないけど、反グロ運動そのものには
断固とした支持を表明してやまないんだけどなぁー。

それから東大でやじった、花咲グループの学生を「反グローバ
リズム運動に近い学生」と勝手に決め付けてるの問題。
別に花咲グループは反グロも何も、オーソドックなノンセクトの
運動をあくまでやり続けているだけだし、しかも彼らの運動や
パフォ(演奏)こそ、まさに有象無象そのものだから、
ネグリの言うマルチチュードを体現してるんだけどなぁ。

まあこの記者さんは、「ネグリ/反グロ運動」という、自分が
勝手に作ったあら筋に全てを押し込めようとしてるみたいだから、
こういうことはすべて見て見ぬふりをしたのかなぁ。
707考える名無しさん:2008/04/10(木) 17:08:41 0
> 別に花咲グループは反グロも何も、オーソドックなノンセクトの
> 運動をあくまでやり続けているだけだし、しかも彼らの運動や
> パフォ(演奏)こそ、まさに有象無象そのものだから、
> ネグリの言うマルチチュードを体現してるんだけどなぁ。



この発言に怒りを覚える市民は多数いると思われ ry
708考える名無しさん:2008/04/10(木) 17:37:01 0
市民とマルチチュードは対立概念ですが何か
709考える名無しさん:2008/04/10(木) 17:43:15 0
だからあんたは馬鹿だっつーのw
710考える名無しさん:2008/04/10(木) 17:57:16 0
以下の原稿は、「情況」2008年5月号のために書かれたものである。
原稿執筆については、われわれから「情況」編集部に申し入れ、同編集部もそれを了解した。
原稿は4月4日に送付し、6日にもゲラが出るということであった。ところが、いっこうにゲラが
出てこないので、6日以降何度も問い合わせを行うことになった。当初は、「まだ、出てこない」
という返事であったが、8日お昼過ぎの電話で、編集部員のI氏が「ゲラは出ているのだが、
大下編集長が掲載を渋っている」という返事を得た。そこで、大下氏には、改めて掲載を
求めるメールを出したところ、8日深夜に大下氏から「掲載できない」との返事が来た。
その理由なるものは、われわれの思考では全く理解不能なものである。意味が不明なので、
ここで説明することはさしひかえる。大下編集長が「情況」誌で言及すべきことと思われる。

われわれが、なぜこのような原稿を書かねばならなかったか、そして、それが何故「情況」誌に
掲載を求めたかについては全て本文に記されているので、繰り返さない。この「事件」に鑑み、
われわれ二人は、今後は「情況」誌への執筆を拒否する。

本稿の重要性に鑑み、原稿を緊急にここにアップする。

本稿はコピーレフトであり、転送・転載は自由である。

                                  花咲政之輔

                                  スガ秀実

711考える名無しさん:2008/04/10(木) 18:04:55 0
ネグリみたいに言ってる事がコロコロ変わるのは、偽善者の証拠でしょう
そんなもんをまともに相手にして
みんな空振りしすぎよ
712考える名無しさん:2008/04/10(木) 21:49:34 0
ネグリはファノンの「民族意識を超えた社会意識の変革」と同じことを言っているのかしら?
713考える名無しさん:2008/04/11(金) 12:11:28 0
もともと人間なんて考えがころころ変わるもんよ。
政治的な責任を負う立場にある人間は、そうでないフリをしているだけ。
転向したとたんに本音を開陳するパターンなんて死ぬほどみてる。
その点ネグリは潔い。
714考える名無しさん:2008/04/11(金) 12:21:47 0
> その点ネグリは潔い。

それはないなw

あれはそう思ってるよりも、はるかに凡庸な人間だと思うよ。
715考える名無しさん:2008/04/11(金) 12:24:24 0
いまここでで起きている問題というのは、
ネグリという象徴記号に対する
感情転移の問題であってさ。
単に空疎な記号に対する、神−転移の現象なんじゃないの?
716考える名無しさん:2008/04/11(金) 13:29:59 0
>>710

なんでこれにみんなレスつけないの?


717考える名無しさん:2008/04/11(金) 17:02:19 0
『情況』のあの編集長でさえ何をしたいかわからんという話だろ?
718考える名無しさん:2008/04/11(金) 17:30:45 0
>>716
興味無し
719考える名無しさん:2008/04/11(金) 17:39:12 0
ネグりハート、

こんな3流ばっかり輸入してどうすんの
720考える名無しさん:2008/04/11(金) 17:46:31 0
> 「掲載できない」との返事が来た。
> その理由なるものは、われわれの思考では全く理解不能なものである。意味が不明なので、
> ここで説明することはさしひかえる。


単に自分がバカだから理解不能なんだろう。
721考える名無しさん:2008/04/11(金) 17:53:11 0
「情況」の編集長ってバカで有名じゃん。
あの長大な編集後記読めば一目瞭然だが。
722考える名無しさん:2008/04/11(金) 17:58:55 0
どっちもバカなんじゃないの
723考える名無しさん:2008/04/11(金) 20:19:36 0
貧乏臭ぷんぷん
724考える名無しさん:2008/04/11(金) 21:02:24 0
725考える名無しさん:2008/04/11(金) 21:12:10 0
ウンコ臭ぷんぷん
726考える名無しさん:2008/04/11(金) 23:02:40 O

ネグリ氏が嫌いだったり、どうでもいいのならば、

無視するか、かまわなければいいでしょうし、

興味があるのならば、

ご自分で勉強したり、身近なお友だちと議論したりすればいいでしょうし、

それに、ここでは何を言っても、不毛なものにしかならないようですから、

何から何まで全てとは言わないまでも、まずはみなさん、ご自分で頑張ってみる方が良いと思いますよ。

早寝早起きで、一日を有意義に過ごして下さいね。
727考える名無しさん:2008/04/11(金) 23:40:15 0
>>724
http://wasedadetaiho.web.fc2.com/news.htm
ネグリはどこに行ったか?
   ――3・29東大ネグリ講演会におけるわれわれの行動と姜尚中らへの批判
     付・4・1早大入学式での学友不当逮捕に抗議する

                    花咲政之輔
                    絓秀実



728考える名無しさん:2008/04/11(金) 23:43:14 0
早大における専任教員の「ビラ撒き逮捕」に対する「反応の鈍さ」にはあ
る種の正当化のパターンが見られ、そしてそれは日本=世界において「批
判的学問」「カウンターカルチャー」がアカデミズム、資本に換骨奪胎さ
れ、「向こう側」の道具に成り果ててしまうパターンのある種わかりやす
い例ともいえます
729考える名無しさん:2008/04/11(金) 23:44:21 0
われわれの行動に対する批判として、以上のこれまでの論述がそれへの
回答とはならぬものとしては、「ハンドマイクやタテカン(それに野次
であろうか?)といった闘いの方法は、やり方として古い」というもの
が一番多かった。それについて、一言しておこう。そういう人たちは、
何が「新しい」方法かを決して示さないのである(せいぜい、ネット
とか馴れ合い的な議論の方向といったものだ)。いや、「古い」と批
判することによって、彼らは「闘争」から逃避することを合理化して
いるだけではないのか。
730考える名無しさん:2008/04/11(金) 23:51:59 0
われわれとしては、「質問状」を媒介にして、そうした状況に積極的に介入し、
ネグリ・イヴェントをラディカルに組み替えることを考えた。そうすること
がネグリの思想と行動に応接するにふさわしいと信じるからである。
731考える名無しさん:2008/04/11(金) 23:53:44 0
ネグリ(+ガタリ)の著作のタイトルを用いれば、「自由の新たな空間」
を切り開こうとするわれわれの運動を弾圧し、新自由主義の時代にふさ
わしい監視/管理体制への大学再編を目論む当局の尖兵として行動する
教員のなかには、ネグリをはじめとする左派知識人の著作を肯定的に援用
(紹介、翻訳etc)することで「大学人」としてのステイタスを誇示して
いるものが少なくない。端的に言えば、ネグリは反動的に横領されている
とさえ言えるのである。
732考える名無しさん:2008/04/11(金) 23:56:11 0
彼らが「古い」と批判するのは、半ば以上に「異質なるもの」に対する
拒絶反応ゆえであろう。もちろん、われわれが全て正しいなどと言うつ
もりはないが、彼らに「異質なるもの」を提示しえたということだけで
も、われわれの行動の意義はあったと思う。それが単純な拒絶反応から
、姜の言う「『異質なるもの』に対する問題意識」へと生成変化してい
くことを期待する。もちろん、われわれも、そうしたものに接し係争す
るよう務めていく。闘争のスタイルに古いも新しいもない。出来うるか
ぎり多様なスタイルを、「異質なるもの」として押し出していくことが
、さしあたって必要なのではあるまいか。
733考える名無しさん:2008/04/12(土) 10:52:54 0
>早大における専任教員の「ビラ撒き逮捕」に対する「反応の鈍さ」にはある種の正当化の
パターンが見られ、そしてそれは日本=世界において「批判的学問」「カウンターカルチャー」が
アカデミズム、資本に換骨奪胎され、「向こう側」の道具に成り果ててしまうパターンのある種
わかりやすい例ともいえます。このあたりを、
>どげんとせんといかん!
というわけで、私達は、この間の議論をふまえ、更に学内外の方々と連帯を深めていくために、
上記の要領で討議集会を開催します。皆さん、ふるってご参加いただければ幸いです。



なんでこんな時に「どげんとせんといかん!」なんていう台詞が使えるんだよ?
この人達が。
この台詞がどういう意味で流行った言葉なのか、よくその意味を考えて言って下さい。
734どげんとせんといかん:2008/04/12(土) 10:55:02 0
   , -―- 、
 /      ヽ、
/   , へ    〉      ,.ィ7丁フ,スニヽ、
|   |      /      /ン'⌒^´ ̄ ̄ヽ、l
{   l_ _,,.ノ         H ,.-  ̄ ―-  ,た|
`ヽ、   |          ヒj ノス ヾニ_二,ヾ、 |   ぴゃ?
   〉  i        r''ィ彡イ 、 `= ` iッヽヽ、
  (    }         ノハ、 リー'<_   , イィ、ソ \
   l  /         〃i,ノ ly',ノ'`ー`、く, K  ` ー-メ、
   |   |        / ,!´  '゛   `ヾ l       ヽ、_
   |  }     , ィ'´    |         |        ハ
   l  |      / |    ノ         `ヽ       / , ヽ、
  | |     /   i    ,リ           {      / /  \
  | |   /   l    ij          、i      / ,'     l
735考える名無しさん:2008/04/12(土) 11:01:50 0
> ネグリ氏が嫌いだったり、どうでもいいのならば、
> 無視するか、かまわなければいいでしょうし、
> 興味があるのならば、

そうは世論の、問屋がおろさない、というわけでさ
社会的な現象として、アホなものはアホと
変なものは変だと、叩くべきものは叩くのが、ここの機能でしょ。
ちゃんと言うべきことはここで言っといたほうがいいよ。
<みんな

何カマトトってんのかと思うよ。
このタコがという感じ。
そんなのはテキサス精神らしくさえないな。
736考える名無しさん:2008/04/12(土) 14:34:06 0
http://www.kyoto-np.co.jp/article.php?mid=P2008040900107&genre=C4&area=K00
こーゆー類のことをやるんだったら面白い
737考える名無しさん:2008/04/12(土) 14:36:30 0
マルチチュードというのは要するに、その程度のお遊びごっこということかい?
738考える名無しさん:2008/04/12(土) 20:34:10 O

「世論」、「社会的な現象」、「ここの機能」・・・、最近のゆとりさんはかわいいなぁ・・・w

できるだけ広い視野を持ってがんばってね。ではでは。
739考える名無しさん:2008/04/12(土) 21:55:01 0
ネグリなんかを御大層なもんだと思ってるもんが、ユトリでしょw

よく鏡を見て
自分の脳みその中
もしネグリの凄さというのがあるのなら、それはユトリの凄さという事に他ならないよね
740考える名無しさん:2008/04/12(土) 22:10:37 0
つまりゆとりってのは60代も含まれるわけか!
741考える名無しさん:2008/04/12(土) 22:11:41 0
芸大にカクマルが来てたという逸話は、まさにゆとり!w
742考える名無しさん:2008/04/12(土) 23:13:29 0
チキスレに姜本人降臨中w
743考える名無しさん:2008/04/13(日) 09:07:22 0
 
 結局、日本人にはちょっと馴染みのない「ネグリ」という名前に惚れただけの話しだったんだ。

 でも、アントニオでなく、ヴィットリオ・ネグリなら、クラシックファンの日本人ならよく知っているのに。
744考える名無しさん:2008/04/13(日) 09:46:35 0
その何故だか一行おきに書く奴
キモイからやめろ
その書き方が君のゆとり、そのものの間抜けではないかw
745考える名無しさん:2008/04/13(日) 09:49:05 0
かのスレを見たが、あれを見て姜本人が来てると思い込める奴は相当のバカだぞ


それなら、ネグリと遭遇すれば宇宙人だと思い込めるぐらいだろう
746考える名無しさん:2008/04/13(日) 12:15:01 0
一行おきに書いて何が悪いの?

「キモイ」とかいうワガママになんで配慮しなきゃいけないの?

人の改行一つ耐えられないなら日記帳でも眺めてろよ

747考える名無しさん:2008/04/13(日) 13:18:52 0
>>746
そういう考え方、開き直り方をさして、あの悪名高き「ゆとり」教育の弊害というんだよ。

自分の言ったことに対して一貫性を持ちなさい。
その点が単にキモイを通り越して、あんたがミットモナイと言われてることの由縁なんだよw

そもそもネグりなんて、帝国規模でのゆとり教育を全人民に配慮しよう
程度のことしか言ってないんだから、ゆとり派はゆとりで行ってそれでいいんだよ。
ただ、ゆとりという言葉の意味も分からず振り回してる奴は、
2ちゃんねるという場の以前にここで、恥ずかしいぞ
そういうことでしょ?w
748考える名無しさん:2008/04/13(日) 16:10:34 0
ゆとりとは0歳から60歳代まで含まれる。これがこのスレの総意だろw
749考える名無しさん:2008/04/14(月) 01:08:02 0
フランス哲学は、終わるという以前に、まだ始まっていない。
というか、始めからカラッポだった。
空なるもに形を与えてこれを可能性のうちに絵延々と先送りするシニフィアンの機能。
フランス哲学はある意味でこのシニフィアンの機能を自ら実践してみせた訳だ。

空虚な中心(笑)
750考える名無しさん:2008/04/14(月) 07:28:24 0
なんかOSがすごい原始的なやつを使ってるとか
携帯電話から無理して書き込んでるとか
そういうのじゃないの
行間にゆとりが滲み出てる人
ゆとりというか貧乏が原因ではないのか
751考える名無しさん:2008/04/14(月) 07:39:08 0
俺はその一行置きの人の書き込みを読み返してみたが、別段反発は無いな。
シニカルに自分の優位をうたうことに自己目的的に没頭してる、2chに顕著なヘタレには我慢ならないのかもしれんが。

まあ、一行置きは俺はかえって読みにくいとみなすが、
あの改行スタイルのまま30行も40行も書くのならともかく、あの行数では別に支障にもならない。
752考える名無しさん:2008/04/14(月) 11:58:09 0
貧乏な人を差別したらいけないというのが、そもそもゆとりもネグリも原点にしてる所
753考える名無しさん:2008/04/14(月) 13:00:21 0
「俺金持ってる」はもういいよ。
そんな証明能力も論立てから遠のいた発言は
「煽りレス」以外のなにものでもない。

煽りレスで得意がってる馬鹿がヘタレって言われるんだよ。
754考える名無しさん:2008/04/14(月) 14:27:56 0
カネもってるっていくらだよ
755考える名無しさん:2008/04/15(火) 02:04:54 0
イタリア国会議員候補 無所属 アントニオ・ネグリ 52歳
反ファシズム運動を出発点に、異端的極左活動家となり、
いまどき政治犯として5年拘禁され現在に至るも、反体制知識人
では続いて、アントニオ・ネグリさんの政見放送です。
756考える名無しさん:2008/04/15(火) 18:19:13 0
 
 ゆとりなんて。ネグリの超克を模索しているだけなのに。

 内実は、アップアップの溺死寸前。
757ピオ・デミリア氏のイタリアへの通信 :2008/04/15(火) 18:44:08 0
〈日本ー東京〉
ネグリ不在。「68年」集会に異議
──『帝国』の著者見あたらず。反G8に向けた"アウトノミア"の主張
(文:Pio D'Emilia、訳:永井佳乃)

上手く運ぶはずはなかった。しかし、それにしてもひどかった。宗教的
ともいえる静寂の中、直通電話から流れる彼の声はネグリの幻影に終始
した。それは、40年前この場所で起き、最もダイナミックで、また成功
したといわれる反体制運動を再生しようとこの講堂に集結した聴衆が、
〔ネグリの電話での応答の〕翻訳を30分も待たなければならなかった
めのみではない。

偉大なるToni Negriとして企画されたシンポジウムは、日本政府の官僚
的介入を克服できない困難の結果として空虚な様相を呈し、危うく暴動
に終わるところだった。最後には、このイベントが議論が欠如し、必要
以上に格式張っていることに怒り狂った"一匹狼"のグループが、TODAI
──日出ずる国の知恵と権力のゆりかご、東京大学の"赤いファシズム
"に対抗するスローガンを叫びながらこのイベント主催者の攻撃を試み
たためである。

758ピオ・デミリア氏のイタリアへの通信 :2008/04/15(火) 18:45:34 0
この年、この名門大学は創立130年を祝ったが、同時に、全学連
〔正しくは全共闘〕の一部による長期占拠事件〔安田講堂封鎖〕から
40年の記念の年でもあった。効果的な"蛇の踊り〔ジグザグ・デモ〕"
が有名なこの学生運動は、1969年1月、警察による流血の襲撃で幕を
閉じたのである。
姜尚中、石田英敬、上野千鶴子ら数名の教授は、「68年」の中心人物た
ちと共に、この2つの記念式典を結びつけることを思いつき、大学理事
会から経済的・理論的支援と、このキャンパスで最も有名な建物であ
り、未だ長期占拠事件の象徴とされる安田講堂の使用許可を得ること
に成功した。しかし、日本が崩壊に追いやられるというパラノイア〔
被害妄想〕(7月には北海道でG8が開催される。官庁は、反グロー
バル運動〔という〕バクテリアが、ダイオキシン汚染のモッツァレラ
チーズと化したり、それ以上の憂慮が入国しないよう阻止することに
懸命なのである)が、Toni Negriの入国を阻んだ。
759ピオ・デミリア氏のイタリアへの通信 :2008/04/15(火) 18:47:07 0
彼〔ネグリ〕の出発2日前、日本大使館は2万5000ページを超える
〔計17回におよぶ裁判の〕全記録〔政治犯であった証拠書類〕の提
出を求めた。〔ネグリが負った犯罪容疑に対する〕世界の学会の異
議や、〔今回の決定への〕いくつかの議会の説明要求も役立たず、
ネグリの他の著作と同様、著しい成功を享受したはずの日本で、体制
〔Impero〕は、非情にも『〈帝国〉Impero』の著者にシャッターを下
ろした。

主催者たちは、電話での参加でネグリと協議するだけのつもりだった
わけではない。しかしこれは〔ネグリの講演と〕同じではない。主
催者たちは懐古的なセクト主義を呼び起こしたり、「マルチチュー
ド」のような概念の、政府の思想・政治活動というよりむしろ、
〔日本語の訳語が〕見いだしづらいことやその〔カタカナ表記の〕
適切さなどを議論する機会に利用した。そして、既にこうした主催者
たちの長く、決定的に刺激の少ない討論に疲れていた大衆は、騒ぎ
始めた。
760ピオ・デミリア氏のイタリアへの通信 :2008/04/15(火) 18:48:14 0
ネグリの意志をかなり効果的に表現した優秀な翻訳者の努力にもかか
わらず、午後から約700人が集結した講堂では、日本の"アウトノミア"
〔ノンセクトグループ〕の一部からパネリストたちに異議が出始めた。
〔司会者の姜は〕発言の許可を得ると、〔これらの異議を述べる者た
ちに対し〕警備を呼ぶぞと脅しながら会場を後にするよう強要した。
酷い判断であった。〔大学側の〕人々が出口に取り巻き、司会者の姜
が攻撃されるのを避けるため、〔彼を〕強制的に、〔ここから〕抜け
出させたのである。
761ピオ・デミリア氏のイタリアへの通信 :2008/04/15(火) 18:49:35 0
「ネグリは机上より立ち上がり、私たちのもとへやってくると確信す
る」。抗議者の一人、小川は言う。「こうしたタイプの自主的イベン
トでの出会いは、新しい闘争や団結の形を生み出す助けとはならない。
まるで宗教儀式のようだ。しかしこの葬式に、我々は十分に耐えた。
今こそ行動し、広場〔デモ〕へと回帰する時だ」。大きな群集になる
のを避けるため、体制〔Impero〕は、警察による抑制やメディアの
無力化の他に、広場や公園を建物という障害物で満たした。東京に
は、個人の安全を危険にさらすことなく1000人以上の人々が集結で
きると思える場所はない。今日も、〔それは〕繰り返されている。
短くも激しい「68年」の呪いを受けたもう一つの大学、上野の東京
藝術大学は、「国境無き」対話集会を企画した。主役であったはず
のToni Negriは、また電話のみで参加するだろう。
762考える名無しさん:2008/04/15(火) 20:11:26 0
> 偉大なるToni Negriとして企画されたシンポジウムは、日本政府の官僚
> 的介入を克服できない困難の結果として空虚な様相を呈し、危うく暴動
> に終わるところだった。


幾ら海の向こうを相手にするジャーナリストだからいって、
こういう言い方はいくらなんでもデマだろうw
763考える名無しさん:2008/04/15(火) 20:13:17 0
> 効果的な"蛇の踊り〔ジグザグ・デモ〕"
> が有名なこの学生運動は、1969年1月、警察による流血の襲撃で幕を
> 閉じたのである。

こんな説も初めて知ったぞw 初耳だ
764考える名無しさん:2008/04/15(火) 20:14:45 0
> 姜尚中、石田英敬、上野千鶴子ら数名の教授は、「68年」の中心人物た
> ちと共に、


この文章はきっと、笑わせるために書かれたんだよね?
765んあー:2008/04/16(水) 11:10:04 0
小川ってのは花咲の本名ね
766考える名無しさん:2008/04/16(水) 14:04:30 0
> ネグリの意志をかなり効果的に表現した優秀な翻訳者の努力にもかか
> わらず、
ここがよく分からない
主催者側のこと?それともつまみ出された方?
767考える名無しさん:2008/04/16(水) 17:48:56 0
主催者側のその場での通訳のことでしょ
768考える名無しさん:2008/04/16(水) 18:03:12 0
上野千鶴子の元ダンナは確かに中心人物と言えるだろう。
769考える名無しさん:2008/04/18(金) 18:02:37 0
もともと上野と松尾は籍は入れてないよ。
息子はいるけどね。
松尾を京清大にいれたのの上野だよ。
770考える名無しさん:2008/04/25(金) 01:45:27 O
771攝津正 ◆kKsewaWfHE :2008/04/26(土) 20:50:14 0
772考える名無しさん:2008/04/27(日) 09:47:44 0
ネグリさんを入国させた方がいい?させなくてもいい?

うーん、今回は簡単だとぼくは思っていた。だって、ネグリさんの言う「マルチチュード」は大人気だものね。
これからもずっとつきあっていかなければならないのだ。この質問の答えなんて考えるまでもない。
けれど、今度の東大130周年イベントを、みんながどんなふうに感じているのか、それが探りたくてこのテーマにしたのだ。
するとあらら、不思議。寄せられたのは厳しい反ネグリさん・入国拒否派のレスばかりだった。
なぜなのかしらん?というわけで、今回は多数を占める「しなくていい」派からいってみよう。

「異端的極左活動家と友好関係をつくるのは『望ましい』ことであって、『なすべき』ことではない」(住所不明・匿名さん)。
「都合のよいときだけ、新時代にむけて団結だといいながら、なにか起きると建設的な提案なんかひとつも無い、マルチチュードが蜂起するんだ、
という者となぜつきあわなければならないのか?」(東京都豊島区・建人さん)。
「少数派とは仲良くしたほうがいいに決まっているが、多数派側から気を回してまで仲良くする必要はない」 (市部在住・匿名さん)。
「友情ごっこのような社会運動ならいらない。反体制知識人とは必要があれば協力し、なければ距離をおくくらいでちょうどいい」(東京都あきる野市・優子さん)。

ふー、びっくりした。でも、反対派の意見はほぼ一点に集中している。
ネグリさんは言ってる事は面白いけどやってる事がアブナいから、入国させる必要はないというもの。それ、ほんとなのかなあ。
今回の答えは数字のうえでは「させない」派が圧倒的だったけれど、応募しなかった多数のサイレントマジョリティを考慮にいれて決定させてもらいます。
ネグリさんに来日してもらって多数派の奴らをビビらせたほうがいい。あたりまえの話だよね。
レスをくれた「多数派」はあまりyoutubeやwikipediaの情報に踊らされないほうがいいのではないかな。
773考える名無しさん:2008/04/27(日) 10:43:31 0
長野のあれはマルチチュードだったのでしょうか?
774考える名無しさん:2008/04/27(日) 17:16:56 0

 その一つの側面ね。
775考える名無しさん:2008/04/28(月) 00:18:01 0
>>774
その言い方はズルいな
何でもマルチチュードの一つの側面にできる
776考える名無しさん:2008/04/29(火) 02:20:29 0
正しい、正しくないの判断はともかく、多種多様な意見がマルチチュードって概念なの?
やっぱもう少し具体的な定義付けした方が良いんじゃないの?ネグリよ
777考える名無しさん:2008/04/30(水) 13:53:21 0
「情況」5月号に、イタリアの「マニフェスト」紙に載った記事
(東大のネグリ・イヴェントを報じたもの)が翻訳されているが、これはヒドイ。
誤訳だらけと言える。
mixiのネグリ・コミュに出ている同じものの翻訳のほうが、まだマシという代物。
こういうもののっけるのって、ドーよ。
778考える名無しさん:2008/04/30(水) 14:47:58 0
mixiのネグリコミュにそんなものがあったのか。読んでみるよ。ありがとう777
779考える名無しさん:2008/04/30(水) 17:47:18 0

>何でもマルチチュードの一つの側面にできる(>>775

その「〜にできる」ってところが、>マルチチュードって概念(>>776)の一つの側面?
780考える名無しさん:2008/04/30(水) 17:59:43 0
781考える名無しさん:2008/05/01(木) 06:57:32 O
早大構内で、巡回してきた警備員にからんで、
延々と「賃労働が〜」などとまくしたてるのもマルチチュード。

東大で怒られて溜まってたのかな。
782考える名無しさん:2008/05/02(金) 00:43:06 0
       ____
     /      \
   /  _ノ  ヽ、_  \
  / o゚((●)) ((●))゚o \  人民に富を平等に分けたいんだお…
  |     (__人__)    |
  \     ` ⌒´     /

       ____
     /      \
   /  _ノ  ヽ、_  \
  /  o゚⌒   ⌒゚o  \  でも共産主義じゃ独裁を許してハチャメチャになっちゃうお…
  |     (__人__)    |  
  \     ` ⌒´     /

       ____
     /⌒  ⌒\
   /( ●)  (●)\
  /::::::⌒(__人__)⌒::::: \   だから無政府主義でやるお!
  |     |r┬-|     |
  \      `ー'´     /
783考える名無しさん:2008/05/07(水) 19:47:57 0
ディオニュソスの労働 きたよー
784考える名無しさん:2008/05/11(日) 00:12:40 O
早大コキントウ騒動にマルチチュードは居たのか
785考える名無しさん:2008/05/11(日) 00:18:28 0
中国人留学生は熱烈歓迎してた
786考える名無しさん:2008/05/11(日) 06:55:01 0
中国<帝国>
787考える名無しさん:2008/05/11(日) 16:29:32 0
ネグリハートの帝國って国家のことじゃないけどな。
788考える名無しさん:2008/05/11(日) 19:25:54 0
華僑のネットワーク<帝国>
789考える名無しさん:2008/05/11(日) 22:30:58 0
単一民族では<帝国>は成り立たないと思うよ。
790「緊急論争!アントニオ・ネグリは来なかった」:2008/05/13(火) 15:40:33 0
Loft A Presents
「緊急論争!アントニオ・ネグリは来なかった」

2008年3月末に来日し、2週間の滞在中に大学などで、グローバル化時代の労働問題などをテーマに講演する予定で、あれだけ話題になったのに結局来日しなかったイタリアの哲学者アントニオ・ネグリ。
講演の舞台となった東大、東京芸大などでは「ネグリは日本政府の入国拒否によって来日を阻止された、自由の侵害だ」と批判の声があがっている。
ネグリをめぐっての論争が続いてますが、そもそも私たちは何故ネグリを見たかったのか!?話を聴いてみたかったのか!?
様々な関係者を集めてのガチンコトークです。

【出演】
上岡誠二(芸術活動家)
平井玄(文化活動家、東京藝術大学非常勤講師)
毛利嘉孝(東京藝術大学准教授)
武盾一郎(246表現者会議)
鵜飼哲(一橋大学教授)
スガ秀実(文芸評論家)
花咲政之輔(太陽肛門スパパーン)
矢部史郎(思想誌『VOL』編集委員:近著『愛と暴力の現代思想』青土社)
他、出版、報道関係者多数出演予定!!

791すがちん、花咲早稲田抗議声明:2008/05/13(火) 15:45:58 0
市田良彦氏も声明参加

http://waseda080401.web.fc2.com/

花咲氏も東大で、メガホン落とされたかいがあった。

792考える名無しさん:2008/05/14(水) 23:04:05 0
コロンビア大学のミラー教授の研究をもとに川上和久・明治学院大学教授がまとめた、プロパガンダ「7つの方策」

(1)ネーム・コーリング(悪いイメージのレッテル張り)

(2)華麗な言葉による普遍化(「自由」「博愛」「愛」「平和」といった不変的な価値との結びつけ)

(3)転移(権威ある存在を味方につけ、自らを正当化)

(4)証言利用(有名人の発言を利用)

(5)平凡化(立場を似せて、親近感を得る)

(6)カードスタッキング(都合のいいことの強調と、都合の悪いことの隠蔽)

(7)バンドワゴン(ある事柄を、世の趨勢であるかのように宣伝)」

ネグリの本にはこのすべてが……

要するに、グラムシと同じように、階級闘争のための思想闘争=イメージ闘争ってことか。
793考える名無しさん:2008/05/15(木) 17:42:40 0
5と7は、批評の良風習においてもついやられてしまうことだね。
2・3・4は批評の悪風習だけど。
1・6は理論的言説や運動をする人の性格にもよるな。
戦略としてやる人もいれば、ついうっかりそうなってしまってる人もいるだろう。

5・7に関してはあまり悪く言うつもりはない。
他の関連領域について詳述することは大事だと思うし、運動面においても必要になるけど、
これは個々人の力量如何でもあるのでなかなか難しい。
794考える名無しさん:2008/05/16(金) 01:29:45 0
「公共性とエリート主義」
6月16日月曜日:19時〜(18時30分開場、19時スタート)
場所:紀伊国屋サザンシアター
パネラー:姜尚中、宮台真司、鈴木謙介、北田暁大、東浩紀
入場料:1000円(税込み)
795考える名無しさん:2008/05/16(金) 01:48:42 0
>>794は意地悪くいうと姜尚中側の2・3・4と言える。姜尚中の応答?

しかし姜尚中は、宮崎学を3年ほど前、ポスコロの視点から高く評価していたが(
おまえは「在日の中で育った学者」づらした「文化人」なのか、それとも「学者
である在日」という「生活者」(坂口安吾)なのか、はっきりしろ。胸元に匕首
を突きつけられるような予感(『近代の奈落』解説))、迷いでもあるのか?

一方東浩紀といえば、これまた「公民的な自意識の立ち上げは不可能」「私的には
それなりに知識人としてふるまうけど、公的には知識人なんていらなくなる」(『新現実』)
と、もう「公共性」も「エリート主義」も東に求めるのが間違っている、という人なんだが。
796考える名無しさん:2008/05/16(金) 08:14:35 0
>>795
姜尚中の本はほとんど読んでいないので、指摘すべき立場ではないかもしれないが、
宮台・鈴木・東・北田は姜の側ってほどでもないんじゃないかな。

794のイベントは、思うに『思想地図』2号の特集に合わせたか、巻頭掲載座談会にでもする予定なのだろう。
公共性とエリート主義という軸を出している宮台に対して、
その吟味をやりたがっている東・北田(東はそういうことを言ってたように思う)という構図があって、
宮台は姜と対談本も出しているからとか、ウェーバー研究者としてのポジション云々といった理由で
姜が入ったのかな、と思った。ネグリ関係の応答が出てくる可能性はおっしゃるようにあるかもしれないが。

二段落目に関しては姜のスタンス知らないのでノーコメント。
三段落目に関しては、東の立場はたしかにそんな感じだね。
一種の経済決定論に近いかたちでリソース決定論みたいに最近はなってて、
そのリソースのコントロールと公共性、という軸はあるだろうが、
そこにおいて知識人の活動、というふうには必ずしも考えてはないだろうし
(とはいえ、原理論的な議論をやるべきだ云々、エンジニアには意識しにくい指摘が知識人の役割だ云々とは言う)、
宮台の言うエリート論には違和感をもってるみたいだな。

まあ、宮台はネグリの立場には明確に反対していたと思う。
代議制民主主義をなめんなと。ちょっと、ネグリに反発するジジェクの国家主義的立場と似ていなくもないね。
宮台だと、代議制民主主義の政治エリート+NGOなどの対抗エリート という構図になってるが。
797考える名無しさん:2008/05/16(金) 11:16:09 0
「リソース決定主義」はいい言葉だなあ。

東の近傍に鈴木健がいるが、彼の一見民主主義の徹底とも見える「制度設計」は、
その制度を作り上げる・維持するのに莫大な人手と金がかかる。金はともかく、人の集まる
ところ、新しいことをやろうとするところ、未知のもめごとあり。いくらもめないようにと
規約を精緻にしても、最終的に法的拘束力を担保にしない規約など、精緻にすれば精緻にす
るだけガラクタと化す。さらなる矛盾が発生するし。

その意味で、宮台の代議制民主主義をなめんな、現代国家をなめんな、というのはよくわかる。
ジジェクはヘーゲル好きだし、『法哲学序説』はなめられん、欲望は他者の欲望である、ことを軽視する
やつはアホ、ということか。

とはいえ、この間ヘーゲリアン=ラカニアンの斉藤環が、NHK「視点論点」で線路突き落とし無差別殺人にからんで、
今はカント実践理性「他者を云々」をいかに具体的に制度設計するかが必要、と論じていて驚いた。

この犯罪には二重の意味で「誰でもよかった」がある。つまり殺す相手が誰でもよかった、だけでもなく
殺す主体もシステム的に代換可能で誰でもいい、もはや、動機のない殺人も主体確認の意義付けになり得ない、
完全無欠に匿名化されているという深い諦めが犯人にある、現代社会はそこまできている、だって。
798796:2008/05/16(金) 18:15:58 0
>>795=>>797(なのかな?)
>794は意地悪くいうと姜尚中側の2・3・4と言える。姜尚中の応答?
どうやら私はこの文を取り違えて返答してしまったようだね。
公共性とエリート(大学人からなる知識人という意味で)という議論をすることで、
東大でのネグリイベントで見られた、悪い意味での「大学行政・大学行事」側面みたいなものがあり、
姜は企画主催者としての立場から一種暴力的にブーイングを制止したわけだが、
その立場の正当化をおこなうそぶりをとるんじゃないか、という指摘か。
その点で「姜尚中側の2・3・4(立場正当化)」になるかもね、と。
796で別角度から返答してしまったので、補完的に書いておいた。

>「リソース決定主義」
>「制度設計」(しかし莫大な資金が必要。さらには法的拘束力がないと期待できない)
ここは重要な問題であり、かつ慎重な検討が必要なんだろうと思っていてね。
東の悪癖は、データベース/個々の消費の二層構造論といい、
リバータリアリズムをその決定論的な視覚から見ていることといい、
決定論的な思考にはまってしまうところだと思う。
制度設計は、こうした決定論的な…メタレベルからの規制を可能にする構図を取れるので、
耳易しいところがあるんだと思う。私は社会科学的な素養に乏しいので、
制度設計のアイデアそのものにどの程度の可能性と限界があるのかは知らないが。
ただ、たしかに「他者を云々」などについては言説などで個々に言ってても埒があかない、
もう制度・慣習そのものを作るしかないのではないか、という気分そのものは理解できるな。
それがどの程度可能なものなのかが疑問だけど。

そこで法的拘束力を挙げるのは(東が楽天的にネットを賞賛して欠けがちな)大事なポイントで、
レッシグだって単純にリソース決定論じゃないんだよね。
民主的な法の書き直しがいかにして可能か、という論旨がレッシグにはある。
(これもまた、代議制民主主義でやるしかないのか、NGOのようなやり方になるのかが
 困難な問題なんだけど。ただ、その論旨はある意味でネグリとも絡みうるんじゃないかな。
 ネグリは『構成的権力』も書いている理論家なわけで。)

お粗末なこんな返答でごめん。
799795=797:2008/05/16(金) 20:45:49 0
>>798

いえ、はじめてネグりに本当に興味を持てました(w
どうもありがとう。『構成的権力』未読なので読んでみます。

>)797みたいなこと言っていても最終的に、「人間、信頼関係の構築が一番大事」
みたいなところにおちつくだけですからね。ま、そりゃそうなんだけど。

僕にとって新たな発見がある有意義な議論でした。どうもありがとう。
いつかどこかで忘れたころに、いろんな意味で出会えるといいですね。
それでは。
800考える名無しさん:2008/05/22(木) 13:44:30 0
嘘800の空疎なアジテーション
801考える名無しさん:2008/05/23(金) 23:43:17 0
期待して読んだためハイエクを読んだときと同様のがっかり感が。
教養には敬意を表すが。
802嘘800のアジテーション?:2008/06/01(日) 22:00:20 0
『構成的権力』p441

「近代性とは、個人的集団的創造性を公に認めながらそれを世界の資本主義的生産様式の道具的合理性
のなかに置きなおそうという全体主義的思想の規定と発展の過程」
「構成的権力と多数的主体は、このような権力の実現、力を超越的な場の中に再吸収しようというこうした企てに絶えず
対立してきたが、この抵抗は常に弁証法によって解体され続けてきた。多数性(者)は政治的なものの視点から、常に客体化される。
多数性はその名前までも失って、卑賤なもの、下賤なもの、下層民になる。そしてその力を奪われてしまう。
 しかし、社会的・政治的生活のなかで、多数性(者)なしですますことはできないーこれはあきらかなことである」


803じゃあこういえばイイのか?:2008/06/01(日) 22:06:35 0
JUSTICEは「待ち望む」という地平とは無縁である(…)
逆説的なことに、このように行為遂行性があふれでるからこそ、
また解釈が自分の手に負えないはずのことを
常としてしまうからこそ、つまり我々が切迫され急きたてられる
ということがJUSTICEの構造であるからこそ(・・・・)
(J・デリダ『法の力』)
804じゃあこういえば良いのか?:2008/06/01(日) 22:11:45 0
単独性や還元不可能な他者性・希少性の尊重なくして民主制はなく、しかし
多数者の計算可能さな、き、互いに平等な主体なき民主制もない。この二つの法則は互いに還元できない。
悲劇的なことに調停不可能であり、永遠に傷つけあう。
(『友愛のポリティクス』Jデリダ)
805考える名無しさん:2008/06/02(月) 19:41:15 0
デリダ(あるいはレヴィナス)とドゥルーズは調停可能なの?
806考える名無しさん:2008/06/23(月) 06:58:34 0
この人の本ものすごくつまらなかった。精神構造が日本の団塊サヨクとまるきり同じ。
こいつを持ち上げる教授連もアホだな。
807考える名無しさん:2008/06/23(月) 08:13:30 0
実際、イタリアではカス扱いだからな。カッチャーリの方が評価されている。
ウェーバーと同じさ、本国より日本で評価されているってね。
808考える名無しさん:2008/06/23(月) 09:44:30 0
アガンベン、カッチャーリのほうが断然ハイレベルで優秀。
高偏差値向け。

ネグリの本は、おおかた低偏差値の左翼向け。
通俗的にはこっちが受けてるけどね。
809考える名無しさん:2008/06/23(月) 15:43:17 0
アガンベンとカッチャーリはかなり知識ないと読めないからな。
ネグリはとりあえず読めれば、論旨はそれなりに追えるよね。

だからと言って、ネグリのレベルが低いという話しではないが、かなり能天気な奴だなとは思う。
810考える名無しさん:2008/06/23(月) 15:44:36 0
ネグリの文章には深みがないのよね。
あれは詐欺師の文体でしょ
811考える名無しさん:2008/06/23(月) 15:53:18 0
詐欺師の文体って何だよwww
じゃあ、深みのある賢人の文体って誰よ?
812考える名無しさん:2008/06/23(月) 16:08:28 0
それが分からんような奴はもうやめたほうがよいなw
813考える名無しさん:2008/06/23(月) 16:10:30 0
そうやって回答を避けているわけだねwww
814考える名無しさん:2008/06/23(月) 16:14:11 0
アホには説明するだけ無駄
815考える名無しさん:2008/06/23(月) 16:15:51 0
その能天気さがいいんだろ。自称「高偏差値左翼」は
自縄自縛になって、何をしない自分を肯定するどころか、
自分が馬鹿だと思う左翼をいじめて憂さをはらすことしかできんからな。
816考える名無しさん:2008/06/23(月) 16:18:35 0
別にネグリ自身は何もしてない。だからあれは詐欺師だと言われている。
817考える名無しさん:2008/06/23(月) 16:21:23 0
ネグリはテロリストだろ、詐欺師ではない。
818考える名無しさん:2008/06/23(月) 16:24:10 0
講演と印税で儲けた金でバカンスにいき砂浜からモバイルで女と一緒にネットに繋ぎ
2ちゃんねるを開いて日本語を読めないゆえに嗚呼俺ってなんと人気者とちんこを擦り
今日の夕飯はフレンチにしようか寿司にしようかと悩むネグリは一体なに?
819考える名無しさん:2008/06/23(月) 16:25:55 0
アガンベンってフーコーをまともに理解出来なかったオジサンでしょ?
レヴェルで言えばネグリと大差ない。

岡田さんの本も出て、イタリア思想を盛り上げようとしている(?)が、正直フーコー何かと比べるとくそみそテクニックだってことがわかる。
ネグリもそうだけど、言葉を変えているだけって印象あとはその応用程度の話し。
820考える名無しさん:2008/06/23(月) 16:26:58 0
>>818
ネグリはもう勃たないと思うけど・・・それともイタリア人は性欲旺盛だからまだ勃つのかな?
821考える名無しさん:2008/06/23(月) 16:29:06 0
で、フーコーが偉い、と。はいはい。自慢できる偉い人がみつかってよかったね。
ぼくちゃん。
822考える名無しさん:2008/06/23(月) 16:30:15 0
今時はバイアグラの時代だろう
しかもバイアグラは買うと結構高いぞw
823考える名無しさん:2008/06/23(月) 16:32:28 0
マルチチュード(笑)脱構築(笑)生政治(笑)なんてスイーツ(笑)と変らない。
824考える名無しさん:2008/06/23(月) 18:24:23 0
最下層マルチチュード=ネトウヨの俺様から見れば、
どいつもこいつも同じようなもんだけどな。
共産貴族様でしょ。
825考える名無しさん:2008/06/23(月) 18:47:59 0
ネトウヨと共産主義は矛盾しない。
経済体制が共産主義でも、愛国心とは矛盾しない。
日本では何故か共産や左翼と言うと反ナショナリズムの売国奴だと思われているけどね。
826考える名無しさん:2008/06/23(月) 21:08:01 0
>>819
「ホモサケル」はフーコーを生産的に読解した最も成功した著作の一つ。
アガンベンはフーコーを相当読み込んでる。
827考える名無しさん:2008/06/23(月) 23:34:24 O
『イタリア現代思想への招待』の受け売りや劣化コピーは止めて、
ご自分で原著や邦訳を読んで、考えられてはいかがでしょうか。
岡田氏に失礼ですよ。ゆとりのみなさん。
828考える名無しさん:2008/06/23(月) 23:41:27 0
バイアグラが巷に流通するようになってから
老人の性問題が顕在化しているらしい
829考える名無しさん:2008/06/24(火) 06:56:10 0
>>826
このスレの市田氏のレスを見ればわかるけど、一般的にアガンベンはフーコーを誤用したっていうのは周知の事実。
それと生産的かどうかは別だ。
サルトルかフッサールとハイデガーを誤読しても生産的だったようにね。
830考える名無しさん:2008/06/24(火) 13:26:27 0
>>829
市田のレスって>>90のこと?
周知の事実っていうよりは、市田の一見解にすぎないと思うがな。
市田によれば、誤用してないのは、ドゥルーズのフーコー論
ということになるのかな。ドゥルーズのフーコー論も相当大胆なものだと
思うけど? 問題なのは、当の市田が自分なりの「正しい」フーコー読解を
示さないで、2ちゃんねるに与太話をまきちらしてることだと思う。
831考える名無しさん:2008/06/24(火) 20:08:15 O
>>830
たかが2ちゃんねるごときに「正しい」読解なんて、時間と労力
の無駄だと思うよ。

>>829
例えば「主権」のことだよね? こないだの『現代思想』にも、
ネグリの「主権」概念の導入について扱った論文が載っていたと
思うけど。詳しい内容は忘れた。
832考える名無しさん:2008/08/11(月) 23:20:02 0
アントニオ・ネグリ『野生のアノマリー』作品社 3150円
833考える名無しさん:2008/09/03(水) 20:43:23 0
https://www.tssplaza.co.jp/sakuhinsha/book/kinkan-info.htm
2008年9月刊行予定の本

『野性のアノマリー』  アントニオ・ネグリ  杉村昌昭他訳  本体:5800円(税別)
834考える名無しさん:2008/09/15(月) 03:02:29 0
http://www.bk1.jp/product/03023264
野生のアノマリー――スピノザにおける力能と権力 (単行本)
アントニオ・ネグリ (著), 杉村昌昭 (翻訳), 信友建志 (翻訳)
¥6,090 (本体 : ¥5,800)
# 単行本: 544ページ
# 出版社: 作品社 (2008/9/30)
# ISBN-10: 4861822033
# ISBN-13: 978-4861822032
# 発売日: 2008/9/30
835考える名無しさん:2008/09/15(月) 03:03:49 0
今ネグリなんて本気で支持してる人いるの?
誰の本読んでもネグリ批判されてるだけだ。
836考える名無しさん:2008/09/15(月) 03:08:54 0
一部バカ左翼だけ 流通してるのみ
837考える名無しさん:2008/09/15(月) 07:23:18 0
だよな。
838考える名無しさん:2008/09/15(月) 17:18:10 0
>>830

つーか市田がアガンベンをまともに読めてないだけだ。
839考える名無しさん:2008/09/15(月) 23:42:12 0
別に市田だけではないけど、現代思想特集ではみんな同じようなこと批判しとったな。
それにイタリア国内でも似たような批判はある。

そういう側面もあるということだよ。
840考える名無しさん:2008/09/16(火) 02:59:11 0
「虐殺の正当化」、「選民思想の強化」って批判にしては安直過ぎる。
841考える名無しさん:2008/09/16(火) 11:36:29 0
ネグリチュード
842考える名無しさん:2008/09/30(火) 04:40:01 0
----------------------------------------------------------------------
■特別掲載「『野生のアノマリー』日本語版序文」/ アントニオ・ネグリ
----------------------------------------------------------------------
 本書が出版されてから、すでに25年が過ぎた。本書は獄中で書かれたもので
ある。いまとなっては、どうやってこの本を書いたものか自問しても、その答
えは見つからない。

(略)

 スピノザの思想の布置は、近代の始まりにおいて「異形」として登場したが、
いまや近代の終わり、かつて「ポスト(〜以降)」と呼ばれていたものが同時代
的になるこの時に、根本的に「オルタナティブ」なもの、実際的に革命的なも
のとして姿を現す。

 「野生」というあの規定は、十七世紀の反宗教改革的の重苦しい雰囲気との
衝突のなかで、スピノザ思想の危機的かつ構築的な経験を特定するものであっ
た。こんにちではまったく別なパースペクティブ、すなわち転覆の経験の多様
性と、マルチチュードの生き生きとした力能の励起のなかでそれが称揚されて
いる。

 したがって、この作品が再び読み直されるようになったとしても、わたしは
もはや驚かない。そのなかには実現しつつある欲望があり、そこではひとつの
布置が構成されるにいたるのである。おそらく、ひとたび生が神的なものの幻
想と手を切るや、無限が(ドゥルーズがわれわれに教えたように)われわれのな
かに実現する、すなわち、欲望と現実性の一致の中に。しかし、これもまた、
スピノザが革命という普通名詞で呼んだものにほかならない。


★特別掲載「『野生のアノマリー』日本語版序文」/ アントニオ・ネグリ
→ドゥルーズ絶賛の画期的スピノザ論、待望の日本語訳がついに来週発売!
http://archive.mag2.com/0000013315/index.html
843考える名無しさん:2008/10/04(土) 09:16:11 0

 【このスレッドは ル・サンチマン™ の提供でお送りしております】


844考える名無しさん:2008/10/04(土) 16:07:26 0
機械発狂wWwWwWwWwWwWwWwWwWwWwWwWwWwWwWwWwWwWwWwWwWwWwWwWwWwWwWwWwWwWwWwWwWwWwWwWwWwWwWwW
845考える名無しさん:2008/11/08(土) 20:20:50 0
『野生のアノマリー』出たけど反応なしだね
846考える名無しさん:2008/11/09(日) 01:19:33 0
ネグリが終わってるもん。必要なし。
847考える名無しさん:2008/11/15(土) 14:40:34 0
野生のアノマリー――スピノザにおける力能と権力
アントニオ・ネグリ 作品社 2008年9月30日
レビュー

待望の翻訳という言葉がこれほど相応しい本は珍しい。

英訳では削除されたドゥルーズの序文もうれしい。

ただし内容は、フランスのスピノザ再評価の後を受けているからある程度の成果はあるにしても、一言で言えば陳腐だ。

スピノザの『エチカ』から『神学政治論』への流れを、実体から様態への力点の変化、ユートピア主義から唯物論へ
の変化(『エチカ』内では2部と3部の間の断絶に対応すると言う)ととらえることで、ネグリは自らの政治主義に何
ら反省を見出さないですまそうとしている。

極端に言って、ネグリにとって、実体がブルジョアで、様態がプロレタリアートなのだ(属性は実体に従属するので
(p156)プチブルとでも言うべきか)。そして目指されるものはその転覆(p208)であり、二元論自体は変わら
ない。それならば、むしろ思惟と延長がプロレタリアートとブルジョアと見なされた方が、平行論というよりも
アンチノミーが維持されてよかったのに。

構成力への過信は生産中心主義にすぎないし、アナキズムの内実を再検討することなく(p441,476)コミュニズム、
つまり集合力の政治的使用にスピノザを援用することはたんなるポピュリズムにすぎない。こうした「欲望」の追
認(ネグリのそれはニーチェの力への意志が擁護として相応しい)はスピノザの意図するところではない。
848考える名無しさん:2008/11/15(土) 14:41:40 0


無限と無際限の区別をしながら(p193)、そこに意義を見出さないネグリは(p197)、重要なポイントを見のがし
ている。

その点で、柄谷行人が『探究2』でしめしたスピノザ理解の方がよりコミュニズムに寄与しただろうが、、(柄谷
はカントにシフトを変えてしまった)。

ここに示された想像力は、反体制を気取った(状況に対して受動的な)所産的自然にすぎない。

対ホッブズ的にスピノザによる契約論の破棄を重視するのはいいが(p82,296,431)、新たな弁証法を(p82
で本人は否定しているが)、それもマルクスの『共産党宣言』直系の弁証法(それは解放の幻想だ)をばらまく
のは犯罪的ですらある。

反ブルジョアの思想家をスピノザに見ている点は、イタリア人らしい斬新さがあるし、『国家論』をはじめスピノザ
の矛盾が現在もなお開かれているという認識は貴重なものだとはいえ、空虚な演説を聴かされたあとのような虚脱感
が残る。

なお、ドゥルーズの序文は「諸力の自発的な発展」(これはアナキズム以外の何者でもない)とニーチェ(スピノザ
の影響を受けている)に触れており、さすがだと思う。
849考える名無しさん:2008/11/16(日) 03:28:30 0
>>848

同意。
850考える名無しさん:2008/12/12(金) 15:00:25 0
『世界共和国へ』の柄谷のネグリに関する指摘は大枠で正しいが、

ネグリは政治主義だがプルードンは違う。
ネグリはコミュニストであってアナーキストではないし、アルチュセールの文脈で政治革命志向だ。
政治革命と社会革命の違いは大きい。

ネグリは階級二元論だが、プルードンは三元論(二元論をフランス国会で演説したこともあったが)。
中間層が両極に引き裂かれているというのがプルードンの現状認識。
851考える名無しさん:2008/12/25(木) 21:54:36 0
174 名前:考える名無しさん[sage] 投稿日:2008/12/22(月) 01:44:02 0

 (スピノザの言う)絶対的民主主義の実践とは真っ向から対立する、力と主権の超越性を認める見解は、
今日、ネオ・リベラリズムの協議事項となって、再び息を吹き返している。フランス革命後にフランス・ドイツ
のロマン主義の中で政治神学が発明されたのと同様に、今日のアメリカにおける新保守主義は、「主権の
超越的本性」という神話を捏造している。レオ・シュトラウスからブッシュの戦争政策を必死で弁明する者ら
に至るまで共通して見いだせるのは、「力というものは、正義という抽象的な不変の観念に結びつけられる
場合にのみ正当化を必要とする」という確信である。これまでプラトンは、宗教的原理主義、あるいは政治
的ファシズムと言っても過言ではないこうしたイデオロギー的立場に奉仕する者とされてきた。しかし、これ
らの立場を最もよく特徴づけるのは、戦争遂行の布告を支持するようなある特殊な社会学、すなわち、グロ
ーバルな水準での主権政治の自律性を要求する主張の根底に潜む、「社会的葛藤の打ち消しと国家理性
の発動」という発想にほかならない。

                                        by ネグリの新著 『〈帝国〉とその彼方』より
852考える名無しさん:2008/12/27(土) 16:03:57 0
プラトン的実在論を擁護したいのだろうが、哲学と実際の政治を一緒にするべきではない。
スピノザもホッブズも現実に対しては非対称的であり続けた。
彼らは原理を明確にしただけで決して預言者を気取ってはいない。
そうでなければヘーゲルやライプニッツを論じた方がましだ。

ネグリは価値論ではなく価格論としてのマルクスの経済決定論を学び,分析に活用すべきだ。
帝国主義は資本輸出を伴う軍産複合だからイメージだけで批判しても不毛だ。
853考える名無しさん:2008/12/28(日) 13:52:49 0
結局政治哲学は政治学にはならない。
854考える名無しさん:2009/04/07(火) 06:29:38 0
そうかな?
855考える名無しさん:2009/04/17(金) 05:39:24 0
この文からは、ネグリがプラトン的実在論を擁護しようとしているとは読めんが
プラトンらを批判しとるんじゃろ
856852:2009/04/17(金) 20:42:34 0


ネグリのスピノザ理解はドゥルーズ経由で、従ってライプニッツ寄りだ。
それはそれでかまわないが、例えばかつてゲーデルは、ライプニッツをプラトン主義者として
解釈し、自らをその系譜で実在論者と規定(これは正確で建設的な規定だから有意義だ)していたが、
ネグリにはそうした自覚がない。

ネグリはこうした自己規定が曖昧だから、建設的な議論にならない。
アリストテレスのカテゴリー論を批判するなら、
全体主義者プラトン(byポパー)から実在論者としてのプラトンを奪い返すのが彼のプログラムであるべきだ。
(これは端的には政治主義からの脱却を意味する)。
歴史的なアナーキズムへの無理解といい、あまりに惜しい。

繰り返すが、
観念論者か実体論者かどちらかの系譜であるかと言えばネグリは実体論者だろうが、問題はネグリにはその
歴史的な系譜の自覚がない。

マルチチュードの連帯は時空を超えたものであるべきなのに。
857考える名無しさん:2009/04/18(土) 07:03:55 0
ネグリを実体論者とみなす根拠がわからん

ゆえに、なぜ「実在論者としてのプラトン」を奪還ような企てを、あのネグリがしなければならんのかも、さっぱりわからん
858考える名無しさん:2009/06/06(土) 13:09:53 0
保守
859考える名無しさん:2009/08/10(月) 02:47:27 0
この頃マルクス学者がスピノザに擦り寄っているな。スピノザを汚染するな。汚らわしい。
860考える名無しさん:2009/08/10(月) 06:14:42 0
ドゥルーズの頃からずっとそうだろ
そもそもマルクスとスピノザが無関係だと言うのもマルクス理解においてどうなのよ
861考える名無しさん:2009/09/13(日) 01:16:18 O
マルクスの理想って、案外と素朴なギリシャ崇拝だったりしねえ?
862考える名無しさん:2009/09/13(日) 01:25:58 O
>>856
>マルチチュードの連帯は時空を超えたものであるべきなのに。

資本論の導入部分の一見さんお断りな風の執拗な議論が良いよな。
863考える名無しさん:2009/09/13(日) 01:44:51 O
市場原理完全無視の労働価値説の絶対座標系で、砂漠のごとき
一見、論理学のような無意味な論理が延々と続く。
864考える名無しさん:2009/09/13(日) 09:04:10 O
社会が豊かになって進学率が上がると、誰も彼もがホワイト・カラーに
なりたがる。ホワイト・カラーになれなかった人間は文字通り、人生を
落第したことになる。
865考える名無しさん:2009/09/13(日) 09:54:54 0
視線とか「まなざし」とか言い出すと大体、話はgdgdになるけどな。
文学とか哲学の人がそーゆーののメタファーに光学用語とか使うと
理科の得意な中学生なら間違えないような間違い平気で書くし、
じゃあそれはポエムで、文脈から推論しなきゃいけなくなって面倒くさかったりするからヤなんだよな。

http://wwwsoc.nii.ac.jp/robun/bulletin38/38_mouri.pdf

↑でも「映画はネガに光を当てることによって投射される」とかあって。
ネガじゃねえよポジだよ。気取らないでフィルムって書きゃいいのに。

ふと「虚像 実像 実体」でgoogle検索してみて、最上位に表示されたのが、

http://www.satoshi-nitta.com/nemuri5/nemuri-852.htm

うあー。なんだこれ。
866考える名無しさん:2009/09/13(日) 11:50:37 O
そいつは「映像の詩学」という奴だよチミ
867生電社:2009/09/13(日) 17:19:16 O
868考える名無しさん:2009/09/13(日) 19:15:56 0
この数十年間で日本の政治思想・評論業界は孤絶し、かなり立ち遅れてしまった。ドイツとフランスの
古色蒼然たる百年前、二百年前の政治思想の本を。訳も分からないまま読み続けてるのが現状だ。
全くヒドいものだの一語につきる。
日本の八十年代の言論を圧倒したフランスの構造主義の大家ミシェル・フーコのような、現代もの
でも、かなり癖のある思想・哲学なのであって、本当はフーコや、ジル・ドゥールズらの思想は
「人文」である。文学あるいは文化研究なのだ。政治権力なるものを生まで扱う学問ではない。
現在のフランスやドイツの本当の最高の知識人たちとは「どうやったら、自分たちが、アメリカ
の支配から脱却できる」を本気で考えている人々だ。日本知識人は文化研究しかできない人々だ。
副島隆彦「日本の秘密」 P148~149


これ以外に下等学問としての 「人文」というのがある。この人文というのはヒューマニティーズの
日本語訳である。 ヒューマニティーズとは「人間、および記録された文学に関わること」という
意味である。 簡単に言えば現在で言う文学(部)のことである。他に歴史学があり、その内容は
古文書や石碑の文の解説などを行う。これらは、学問としては下等学問である。
これとサイエンス(学問)の区別をつけなければならない。これが日本人にはできていない。
すべてごちゃまぜなのが日本の大学制度である。国家的学問犯罪と呼んでもいい。
大欠陥学問観と呼んでもいい。日本の大学は、世界基準では高等学校程度であろう。
このヒューマニティーズとサイエンスの区別がついてる日本知識人がほとんど
いない。すべてごちゃまぜである。
副島隆彦「ハリウッド映画で読む世界覇権国アメリカ(上)」P324
869考える名無しさん:2009/09/15(火) 14:59:19 0


67 名前: 考える名無しさん Mail: 投稿日: 2009/07/19(日) 01:17:35 [ 0 ]
別冊情況で今出てるらしい
「68年のスピノザ」って特集なんだけど
ネット上で買えるとこないかな?
海外なんで、ネットで買えるところ探してる。

68 名前: 考える名無しさん Mail: sage 投稿日: 2009/07/21(火) 22:59:46 [ 0 ]
>>67
ttp://situation.main.jp/
「情況」のHP。買えるところにリンク貼ってるよ。

しかし、この号は買ってよかった。マシュレーとマトゥロンの「野生の
アノマリー」評、ネグリのスピノザ論が四本翻訳されてるし、
上野修、鈴木泉、江川隆男、上村忠男、市田良彦、小泉義之、廣瀬純、浅野俊哉
とよくまあ原稿が集まったなあって感じの壮観さ。で、肝心の編集長がもろ全共闘
世代で、マルクス−ヘーゲルなので、スピノザが分からんと言ってるのが、可笑しい。
でもそうなんだよね、俺も散々研究会で実感したもん、この世代のスピノザ軽視は。
870考える名無しさん:2009/11/21(土) 21:47:38 0
ネグリさんにも一度日本に来て欲しいな。
871考える名無しさん:2009/11/22(日) 11:32:22 0
Commonwealth読み始めたけどいい感じ
872考える名無しさん:2010/02/07(日) 01:15:06 0
ネグリに対するランシエールに興味があってチビチビ読んでるんだけど、
ランシエール読んでいる人います?バディウ読んでいる人はいるみたいですけど。
873考える名無しさん:2010/03/03(水) 16:15:58 0
復活
874考える名無しさん:2010/03/04(木) 11:12:48 0
マルチチュードって実際のところどうなのよ。
シーシェパードみたいなのもマルチチュードなんだろ?
875考える名無しさん:2010/03/04(木) 11:38:06 0
>>874
それでなにが悪いの?
876考える名無しさん:2010/03/04(木) 13:28:34 0
>>874
シーシェパードもマルチチュードだし、2ちゃんねらーもマルチチュード。
2ちゃんを落したコリアンもマルチチュード。

マルチチュードの具体的行為の是非を語ることに意味はないよ。
877考える名無しさん:2010/03/04(木) 17:11:51 0
いや、具体的行為はどうでもいいのだが、
私たちのようなねらーやシーシェパード他NPOや民衆蜂起が帝国をのっとれるの?って話。
正直、可能性を感じない。
878考える名無しさん:2010/03/04(木) 21:27:25 0
>私たちのようなねらーやシーシェパード他NPOや民衆蜂起が帝国をのっとれるの?

「帝国の思惑どおりにはならないぜ!」ということにはなるだろうけど
あたらしい秩序は作れないだろうね。でもあたらしい秩序を作っても
それはあたらしい帝国になるだけだし、帝国を否定するんなら秩序を
求めたらダメなんだよね。

ってことはまずは帝国壊し、その後どうするかは壊してから考えれば
いいんじゃね?

ってことだと理解してる。

それに可能性を感じるかと言われれば、微妙。
879考える名無しさん:2010/03/04(木) 21:45:17 O
世界の名著の「オルテガ/マンハイム」の巻はガキの頃から
背表紙しか知らない。
880879:2010/03/04(木) 21:48:36 O
>>879
イミフな話すんなコルァ
881考える名無しさん:2010/03/04(木) 22:02:17 0
オルテガって最初にやられた奴だっけ?
882考える名無しさん:2010/03/04(木) 22:05:36 O
ア・バオア・クーがアフガニスタンに見えるんだろ?
それがどうした?
883考える名無しさん:2010/03/04(木) 22:10:12 O
五月革命以降ベトナム戦争集結に伴って70年代は日本は左翼運動が
衰退期で、80年代からすぐ反共右派の反転攻勢が始まったのな。
空白期間ってないもんだ。
884考える名無しさん:2010/03/05(金) 07:38:04 O
宇宙世紀0079は実に忙しい年だな。
米中国交回復
イラン・イスラム革命
中越戦争
スリーマイル島事故
サッチャー政権
アフガニスタン侵攻
日本で最初のサミット
ウォークマンやPC8001発売とか
885考える名無しさん:2010/03/05(金) 08:38:22 O
土曜日午後五時半朝日放送系列の合体ロボットアニメーションも
妙にキナ臭くなってさ。
886考える名無しさん:2010/03/05(金) 08:50:21 O
サダム・フセインも79年大統領就任、イライラ戦争はスタートラインが
立った年だ。
887考える名無しさん:2010/03/05(金) 08:58:56 O
スタートライン「に」

アメリカのテコ入れでだろ?
888考える名無しさん:2010/03/14(日) 21:14:45 0
70年代ってのは、やっぱり空白の印象強いよな。
赤軍は海外に出てっちまったし。
889考える名無しさん
sage