小室　直樹の思想

天才・小室　直樹について語る。

23げちお

誰だよ
小室　直樹って
もうほんと鼻毛か
おまえは

真の天才、小室　直樹の真髄に迫る。

板違いです。

小室哲哉か

小室　等　だよ

小室友里じゃね？

1ではないが、今少し興味あるんで、書きなぐってやるゾ！ゴルァ！

と言いながら書きなぐられてない…

マックス・ヴェーバー

『日本人のための宗教言論』

P325

イスラムは資本主義になぜ遅れをとったか

もう一つ、イスラム教ではなく、キリスト教が近代を作った、重大な宗教的要因がある。その前に補助線を引く。

−中略−キリスト教の本質として、物事の倫理規範は人間の外面ではなく内面にあるとしている。−中略−
秘蹟や免罪符をルターが否定したのは、内面的な動機と関係なしに、儀礼によって救済されるとしたからで、金を取った、
という結果を責めているわけではない。
パウロは−中略−最大の功績は−中略−内面と外面の二分法を明らかにしたことである。
パウロのこの大独創がなければ、キリスト教は世界宗教たりえないどころか、生き残ることすらできなかったと、
マックス・ヴェーバーはいっている。

原始キリスト教は、ローマの法律に反するとの理由で大弾圧を被った。生き残るために
パウロが採った方策が、この二分法である。ローマの市民は、外面的にはローマの法律どおりに行動し、
内面においてはキリスト教徒たれ、と人間の内面と外面、すなわち信仰と行動を峻別した。
キリスト教には法も規範もないので、こういう側面を元々持っているのだが、特に強調して誰にでも
わかる形で解説したのがパウロである。それゆえに、キリスト教はパウロ教だともいわれている。

キリスト教が資本主義を生み出す原動力になった理由は、まさにこの二分法にある。
キリスト教では、この二分法によって、信仰と人間の行動を全く別個にしているため、
信仰を変えることなく、外面的行動を変えることができた。
資本主義を成立させるための、法律、規範、人々の行動様式（エトス）は、すべてこの
外面的行動だけを規制している。例えば、資本主義国の憲法は、「良心の自由」を確実に
保証し、国家権力や、それ以外の権力が人間の内面に侵入することを絶対に拒否している。
このゆえに、宗教の自由は確保されているのである。

＜小室直樹のプロフィール＞
1932年東京都生まれ。京都大学理学部卒業後、大阪大学大学院経済学研究科を経て、
フルブライト留学生としてミシガン大学大学院、マサチューセッツ工科大学大学院、
ハーバード大学大学院に学ぶ。帰国後、東京大学大学院法学政治学研究科博士課程を修了。
東京大学法学博士。
’80年に発表した「ソビエト帝国の崩壊」でソ連崩壊を的確に予言したことは有名。　
弟子に宮台真司、橋爪大三郎、副島隆彦などがいる。

著書に『日本人のための宗教原論』『世紀末戦争の構造』『資本主義のための革新』
『痛快！憲法学』『日本国憲法の問題点』『日本人のためのイスラム原論』『論理の方法』
『数学嫌いな人のための数学』『経済学をめぐる巨匠たち』『経済学のエッセンス』他多数。

川島武宣博士に
「先生（大塚博士）には学問上の後継ぎがなくて残念だ。
小室さんは今やヴェバーを理解したのだから、先生の
後継ぎに相応しい」


大塚博士が
「小室さん、川島先生の法社会学、完成させてあげてよ！
あまた以外誰も出来る人はいない」

と小室直樹は言われたらしい

副島ｗ

しかし、イスラム教のように人間の内面と外面が密接に絡み合っているような宗教では
こうはいかない。イスラム法が資本主義と矛盾したときにはどうなる。
イスラム法が優先されれば、資本主義の法律は機能しなくなるかもしれない。
現に、トルコにおいてはケアル・アタチュルク以前のイスラム法で、一日に五回もの拝礼を
要求していた。これでは資本主義の活動は著しく阻害される。

ｐ３７９

日本の天皇信仰はキリスト教だった

天皇信仰は、建国神話以来の日本神道がベースにある、つまり隠れ神道として
天皇信仰があると考えている人がほとんどではないか。しかし根本的には、明治以降の
天皇信仰は隠れ神道ではない。
では、何かというと、隠れキリスト教に近いのである。−中略−
日本の天皇信仰は何に似ているかというと、神道になど似ておらず、キリスト教に似ている。

いつからこの人変人って言われるようになったんだっけ？

>>19
人が神というのが、その時点でもうおかしい。
納得するほうがどうかしてる。

−中略−
　当時の先進国、伊藤博文らが派遣された先進ヨーロッパ諸国は、まだ民主主義国家というには
未発達で、立憲主義国家、すなわち憲法による政治統治体制をとっていた。
しかしなぜ憲法による政治が可能だったのかというと、キリスト教という確たる
宗教が背景にあったから可能だったのだと伊藤博文らは気がついた。

>>20
田中角栄擁護したからのー
空気に逆らうとどんな優秀な学者も死ぬ

立憲国家体制を作るには、キリスト教のような強力な一神教信仰化体制を導入するのが必要である。
しかし、仏教も儒教も、決して一神教ではなく、強い求心力たりえない、全く無力の存在であった。
ヨーロッパのようにキリスト教もない。そこで考え出されたのが、天皇教という強力な一神教だったのである。

−中略−本来の神道とは似ても似つかないものだった−中略−そして、神道を再編成して、天皇教を確立し、
それを以て資本主義とデモクラシーを推進させようとした。

このあと、アノミー、そしてカルト教団とマルクス主義について書いてあるんだけど
ここまでにしとこ。

nu

小室直樹☆統一スレッド ［パート６］
http://academy2.2ch.net/test/read.cgi/sociology/1081587279/l50

仏教も儒教もだっせー

一部だけ抜粋しちゃうと>>21のように誤解してしまうのも仕方がない。

そうだよなー。
近代天皇制って「天皇教」だよなー。
新選組あたりの時代まで京にいたのは「帝（みかど）」だしなー。
「テンノウ？ 何やそれ？」って感じだったらしい、幕末の上方では。

ポイントは神風
なぜあんなに本気で神風を信じていた人が多いか
そこだな

念力主義

>>21
その「現人神」という発想が、（三位一体の）キリスト教と
同型であるとの、宗教社会学的分析をなしたポイントの一
つなんだよ。

小室直樹も当時の日本人は本当に天皇が神と思ってないことを例を挙げていたね。

確か戦争に負けて、米国が占領した時になぜ強いのか分析したところ、
狂信的な天皇制にあると考え憲法を読んで見ると人が神だとなっていた。
そこでダーウィンの進化論を一から教えようとしたが、
当時の日本人はそんなこと百も承知だったというのが。

だから小室も当時の日本人が天皇が神だと思っていたとは思ってないはず。

>>35
そこの部分読むと「あれはあれ、これはこれ」とスンナリ信じてしまうって書いてあるけど。
俺ちょっとしか読んでないんでまだ分かんない。「詳しくは第七章に譲るが」って書いてるから
七章にそう書いてるのかな？

>35
山本七平もそんなこと書いてたな。
米兵と同行した際にキリスト教徒が進化論の裁判を起こしたことについて訊ねたら、
逆に「お前らは神（天皇）が猿から進化したことをなぜ疑問に思わないか」と言われて
初めて自分たちの天皇観みたいなものが持っている矛盾に気がつき感心したとか。
（かなりうろ覚えで申し訳ないが）

アメリカのファンダメダリストでも進化論教えて裁判になるぐらいだからｗ

念力主義をもうちっと解体して、体系として説明してほしいな。
イラク人質事件や年金報道の空気っぷりは怖くてかなわん。

一応師匠のスレくらい貼っておくか。

●卍●丸山真男総合雑談スレッド●卍●
http://academy2.2ch.net/test/read.cgi/sociology/1049548354/l50

丸山真男＆丸山学派について語ろう。
http://tmp3.2ch.net/test/read.cgi/sisou/1074800354/l50