●○● Aquirax: 浅田彰 part12●○●
part12だボケ
みんな宮台かよw
くそう。アイクリ即読のユーワクに負けてケータイなんてもん飼っちまった。。
7 :
考える名無しさん :03/09/28 15:13
浅田彰と卓球したい
8 :
考える名無しさん :03/09/28 15:43
試合終了後、彰とメガネ交換したい。
>>1 乙
「音楽の世紀末」と「アートの世紀末」って、結局出ないの?
映画の世紀末が出てから結構経った気がするけど。
皇居前式典2万5千人動員」抗議シンポジウム 天 皇 制 の ポ リ ティ ク ス ―文化的ヘゲモニーとナショナリズム― panelists : 上野俊哉 (和光大学人文学部文学科助教授) 村井 紀 (和光大学人文学部文学科教授) 酒井隆史 (女子美術大学非常勤講師) (交渉中) 矢部史郎 (銭湯利用者協議会) 山の手緑 (銭湯利用者協議会)
11 :
考える名無しさん :03/09/28 18:10
>>9 映画の対談相手は蓮實、四方田、松浦、鵜飼だよね。
アートや音楽だと、知名度や実力からいって彼らと同レベルで、
なおかつ浅田さんと手の合う専門家4人って
なかなか思い浮かばないんじゃない?
アートだと岡崎は文句なしとして他いなさそうだし。
音楽だと、やっぱり思い当たらないし。
対談で本が作れるのは楽だかし浅田ブランドはまだ健在だから、
本人も出版社もやりたいだろうけどね。
>>11 あれは? いつも思うんだけどアート関連で丹生谷貴志が出てこないのはなんでかな?
実はあんまり詳しくないとか?
椹木野衣と福田和也は? つーか前者と後者のアート系の仕事はあんま知らんけど・・・
あとダムタイプのメンバーとの対談、ネットで中継したやつ、あれ見逃したので掲載してほしいなあ
磯崎新も入ってくるかな
スガもジャンルによっては・・・ あと松浦寿夫とか・・・
音楽だと坂本か。他にはいねーのかね
BTとかでやった対談をまとめるだけだろ。 なんでこんなに時間かかってるんだ?
14 :
考える名無しさん :03/09/28 18:34
>>12 丹生谷は芸大出身ってだけで実質はフランス現代思想の人。
サワラギは批評空間で1度も書いたことないから論外。
福田やスガは文学ネタならありだろうけど、それは柄谷の領域だから
浅田さんもでしゃばらないだろう。
美術だと、建築まで含めれば岡崎、松浦、磯崎に
あと小林康夫、田中純、丸山洋志あたりまではOKか?
でもやっぱ映画の4人と比べたら布陣がちょっと地味だよね。
ダムタイプとか池田亮司とかのサイレントでコンセプチュアル系の人は、
作品は好きでも対談相手としては考えてないだろうな。
音楽だと坂本龍一くらいしか思い浮かばないね、確かに。
>>13 本にする以上、相手にもそれなりの格が必要だからです。
15 :
考える名無しさん :03/09/28 20:16
去年かな。新潮社にメールで問い合わせたら出す予定はあるんですが、いつになるかは未定です、みたいな返事が返ってきた。 だから、話がつぶれたってことはないと思いますよ。
個人的には美術だと藤枝晃雄と対談してほしいね
17 :
考える名無しさん :03/09/28 21:59
>>16 浅田X藤枝対談は既に実現してるよ。
京都のどっかの大学のイベントかなんかで、
対談の内容もどこかでUPされていたような。
話はそれなりに弾んでいた感じだけど、
しかし藤枝にしても、以前こっぴどく批判されていたことを
知らんわけじゃあるまいに、どういう気持ちで対談してたのやら。
18 :
考える名無しさん :03/09/28 22:05
そりゃ藤枝だって浅田のこと「知的エピゴーネン」とか言ってたん だからお互い様だろう
19 :
考える名無しさん :03/09/28 22:30
あるいは、ポリーに(もだにすむ)だってこっぴどく批判されてたようなわけで、 それが彼以降ほとんどみるべきものがでてこないばかりか ほとんどがそれ以前のものに退行したかにみえたでしょ浅田には。 だから、いよいよポリーに(もだにずむ)をもちあげてこれをみよと いわざるをえなくなっていたね。 せめて、これをみてからおまえらがんばれ、と。 これをみずして息をするな、と。
20 :
考える名無しさん :03/09/28 22:42
しかし彰たん、このまま著書も論文もずっと書かないでいると、 いくら対談やアイクリこなしても形式上は業績ゼロ、延々助教授のままで いることになるがそれでいいのかな?もう46歳なのに。 今のスタンスを何も変えないで、助教授のまま定年迎えるつもりなのか (ていうか、京大がずっと今のまま置いてくれるかどうかもわかんないけど)、 それとも、近大の批評空間講座が軌道乗ったらそっちに移る気なのか。 さて、何をどう考えているのやら。
21 :
考える名無しさん :03/09/28 22:45
教授になる気なんかないでしょう
22 :
考える名無しさん :03/09/28 22:58
なんか論文一本も書かずに助教授のまま定年になった 京大哲学科の先生を思い出すな。 まあ彰たんの場合は、他の仕事一杯して新しい知識人像を 確立したとも言えるし、 影響力は段違いなわけだが。
23 :
考える名無しさん :03/09/29 00:05
岸田秀は修士論文以降学術論文をまったく書いて いなかったおかげで、一時は文科省によって教授 職を降ろされる寸前にまでなったな、そういえば。
24 :
考える名無しさん :03/09/29 00:43
浅田彰は「浅田彰」という役職を充分に勤めているからよいのでしょう。
25 :
考える名無しさん :03/09/29 00:49
その役職には、モーホー実践も含まれるのでしょうか?
26 :
考える名無しさん :03/09/29 00:54
音楽の対談相手は高橋悠治が良い。 あとは長木誠司とかかなあ。
27 :
考える名無しさん :03/09/29 01:08
細川ってのは消えたの?
>>20 別に業績とか社会的地位とか気にするような人じゃないでしょ。
これからも、もっと異種交配しまくってほしい。
>>26 そういや高橋がいたね。対談とかも全然読んだことないや。興味ある。
サカタとセッションしたことがあるらしいけど、対談もして欲しい。
長木誠司なんて、勘弁してくださいよ。
『歴史の終わり』のときみたいに、日本人にこだわる必要はないんじゃない?
また33のレスも茶目っ気があって乙だな。
35 :
魚じゃないよ・宮鯛 :03/09/29 09:21
昨日の軽い冗談だったのにな・・・ こんなこと なっちゃい ました。s.miyadai
36 :
s.miyadai :03/09/29 09:40
すいませんでした。
37 :
考える名無しさん :03/09/29 12:51
彰に拮抗できる論者がいないんだったら、彰の自作自演でどう? 彰1と彰2が対談、または彰3を交えて鼎談とか。
38 :
考える名無しさん :03/09/29 13:14
宮台と対談してほしいな。
40 :
考える名無しさん :03/09/29 13:32
M2+憂国放談、とか面白そう。 ありえなくもないと思う。
41 :
考える名無しさん :03/09/29 13:52
康夫ちゃんは理論的な話ができないので
42 :
考える名無しさん :03/09/29 14:13
宮台なんて嫌だい!…と華麗にスベる彰
彰と他三人の4Pを想像してしまった、、、、。 意外と絶倫の彰。
44 :
考える名無しさん :03/09/29 15:46
でも、宮崎哲弥にだけは入れない彰。
45 :
考える名無しさん :03/09/29 15:48
康夫=持続力 宮台=ねちっこさ 宮崎=コマカさ 彰タン=弱い所を責める
46 :
考える名無しさん :03/09/29 15:54
今から楽しみでしょうがない彰
47 :
考える名無しさん :03/09/29 20:51
48 :
考える名無しさん :03/09/29 21:07
サイードの死 デュットマンとデリダ以降
47中の日記より ●それにしても、せっかく、あの「浅田彰」と話が出来るというのに、 話題が美術のこととなると、「いくらなんでも現状はひどすぎる」という 話にしかならないのは、本当に困ったことなのだった。 これは浅田批判?自己批判?現代美術批判?
美術界には渡邊守章とか蓮実みたいな大物のおっさんはいないんだっけ?
岡崎がいるじゃないの!
ラカンの婿 2003*04-06 1960年代の半ばから、パリの高等師範学校のルイ・アルチュセールの周辺にきわめて 優秀な学生たちが集まっていた。 アルチュセールとの共著『資本論を読む』に参加したエティエンヌ・バリバールや ジャック・ランシエールらの名はよく知られている(ただ、後者は早い時期に師と 訣別し、前者も最終的に師とは異なった方向へと転進することになるだろう)。 だが、彼ら以上にユニークだったと思われる人々――たとえば、アルチュセールが 高等師範学校に招いたジャック・ラカンの影響を受けて、その娘と結婚し、理論的 後継者となったジャック=アラン・ミレールや、過激な毛沢東主義の運動に身を投 じたアラン・バディウらは、その後も、あまり目立つことなく、しかし、良くも悪 しくも一貫した理論的・政治的姿勢を維持してきた。 特にミレールの場合は極端だ。 ラカン理論が体系化され、これほどの影響力を持つに至るには、ミレールが高等師 範学校で編集していた『分析手帖』に始まる形式化の過程が不可欠だった(早い話 が、後に一世を風靡するスラヴォイ・ジジェクのラカン解釈にしても、ミレールの 理論を思い切り俗化したものと言ってよい)。 だが、ミレールはあくまで遺産相続人として、ラカンの遺稿、そして特にセミネー ルの速記録の編集に没頭し、ラカン派の枠外で活動することはほとんどなかった。 『セミネール[:転移』初版のトランスクリプションが間違いだらけだったため、 もっと正確な海賊版が出版され、ミレールが法的な権利を行使して海賊版の出版を 差し止めるといった事件はあったし、そこからもラカンの「遺産相続」をめぐる内 部闘争の激しさ(それ自体まさに「転移」の問題でもある)を見てとることはでき たが、それがラカン派の外まで波及することはほとんどなかったのである。 そのミレールが突如として活発な執筆活動を再開したのは、2001年に「正統 派」の国際精神分析協会に近い『フランス精神分析雑誌』が、批判に応える ミレールの文章の掲載を拒否してからだった。
それを「正統派」によるラカンの除名の反復としてフレーム・アップするかの ごとく、ミレールは一連の公開書簡を発表し(『啓蒙された公論への書簡』[ス イユ、2002年]という一書にまとめられる)、さらに、若い頃の自分にも助力を 求めると称して高校時代のサルトルとのインタヴューや高等師範学校時代の『分 析手帖』の論文(いま読み返しても実にシャープだ)まで収録した『人生へのデ ビュー』(ガリマール、2002年)を出版したのである。 それだけならまだ精神分析の枠外まで大きな波及効果を及ぼすことはなかっただろう。 ところが、かつての極左運動でミレールらとも近い位置におり、その後カト リック左派の『エスプリ』誌に加わったダニエル・ランダンベールが、ピエ ール・ロザンヴァロン(フランスの左翼を現実主義へと導いたこの人物は今 やコレージュ・ド・フランスの教授として故ピエール・ブルデューに替わる 影響力を手にしつつある)の編集する叢書の一冊として『秩序回帰――新反 動派研究』(スイユ、2002年)という書物を出版したとき、「新反動派」の 中に自分も挙げられているのを見たラカンの婿は、100頁にも満たないこの書 物(それなり目配りはよく、ミシェル・ウエルベックのような新世代の作家た ちの反68年感情に対する批判などは的確だが、結局はジャーナリスティックな パンフレットに過ぎない)を素材に、『ラカンの甥』(ヴェルディエ、2003年 )という400頁近いサタイヤ(諷刺)を発表したのである。
タイトルのもとになっているディドロの『ラモーの甥』と違って、この本では 対話体のほかにもさまざまなスタイルが駆使されており、ランダンベールへの 反撃をきっかけに、才気煥発な議論が縦横無尽に展開されている。 ミレールによれば、ランダンベールはスターリン主義的な「告発」を続けてい るのだが、今やその対象が民主主義的市場主義(ロザンヴァロンの推奨するよ うな)に改宗したふりをしている「マラーノ」(スペインでキリスト教に改宗 したふりをしていたユダヤ人)に替わっただけであり(ランダンベールはかつ て『イスラエルの形象――シオニスムとマラニスムの間で』において一般化し たマラーノ主義を提唱していたのに)、ランダンベール(そして背後にいるロ ザンヴァロン)はそのような告発によって自らの右傾化を偽装しているに過ぎ ない、という。
それに対し、ミレールは、「左翼の人間」はミッテランの勝利とともに死んだ のであり、いまだに「左翼の人間」を完結した集合とみなしてそこからの「破 門」のゲームにうつつをぬかすより、左翼を含む社会をハイブリッド化した「 非全体(pas-tout / not-all)」(ラカン)としてとらえなければならない、と主張するのだ。 言い換えれば、進歩と救済の物語のマルクス主義的なヴァージョンが失効した からといって、キリスト教的なヴァージョンに退行するのは論外なので、そも そもそのような物語の枠を超えたところで社会を見つめなければならないとい うのが、進歩の理想なき啓蒙としての精神分析の立場を堅持するミレールの見方だろう。 パリ的な、あまりにパリ的な内輪話が多すぎるには違いないものの、まさしく 「68年の思想」の核心部分を体現する秘教的理論家が今あえてジャーナリステ ィックな場面に踊り出てこうした活発な論戦を展開する様子は、なかなかの見ものではある。 ちなみに、先ほどミレールと並んで名前を挙げたバディウも、難解な理論的著 作を書き続けてきたのだが、最近『リーニュ』誌に時論を発表するようになり 、先頃その三篇が『状況,1』(リーニュ/レオ・シェール)として単行本化された。 ここで内容について触れる余裕はないけれど、秘教的と見られていた理論家た ちがこうしてジャーナリスティックな場面に登場してきたことは、単純なパタ ーンに収まりがちな時論を立体化するという意味でも、歓迎すべきことだと思う。 彼らが「68年の思想」の継承者であるとするなら(ちなみに、いわゆるポスト 構造主義の大半を悪い意味での「68年の思想」として切り捨てた二人組の片割 れであるリュック・フェリーは、今や保守党内閣の教育相の任にある)、その 真価は今こそ問われていると言うべきなのかもしれない。
やっぱゴダールだよなあ。対談しねーかなあ。以前一度ポシャったし。 あと最近神格化されまくってる大西巨人にも触れてほしい。
>>52-55 アリガトー
アップしてくれてる人、
過去ログで既出のタイトルざっと見てきたので、参考にしてもらえれば。
岡崎京子―7年前の「新作」
動物化する少女漫画とテレビドラマ
衆光院の永徳と天球院の山雪
ブーレーズと新ウィーン楽派
『晩鐘』と『落穂拾い』
ブーレーズとフランス楽派
エマールとフランスのピアニズム
詩人外交官としてのド・ヴィルパン
春草と大観
『現実界の砂漠へようこそ』
小林康夫と表象の批判/擁護
刺繍とフェティシズム
石原慎太郎――作家と政治家
六本木ヒルズ森タワーの上の地中海
高橋康也への感謝
黒瀬珂瀾とホモエロティックな短歌
とりあえず4月以降の既出タイトルはこんな感じでした。
58 :
考える名無しさん :03/09/29 23:24
『歴史の終焉?』聴きに行った人いないのかな? 講演内容のレポ希望。
59 :
考える名無しさん :03/09/29 23:35
古谷は北野武の「HANA-BI」をオリエンタリズムだとして 唾かけてやりたいとか書いていたと思う。実に素晴らしい。 確信犯的とかなんとかわけのわからんことを言うダーアサとは えらい違いだ。美術批評もあてになる。
えーHANA-BI良かったけどなあ
セルジュ・ルクレールって、どうして人気ないの?(ちっとも、邦訳され ないし。。。)ブランショも注目してた大物のラカン派だと思ってたのに。
大物のラカン派だからだろう
63 :
考える名無しさん :03/09/30 01:03
彰はHANA-BIは批判してなかったっけ?
64 :
考える名無しさん :03/09/30 01:50
HANA-BIもBrotherも評価低かったように記憶してるけど。
65 :
考える名無しさん :03/09/30 02:33
淀川さんも「HANA-BI」は評価してませんでした。正解。 「みんな〜やってるか〜」を美術作品と言ったのは卓見。淀川さんがね。 あと、彰が北野作品の音楽ぼろくそに言うのは、見当ハズレ、でしょ。
彰がクリント・イーストウッドを評価してるのを見たことがない。
ええ?評価しまくりやで!!
68 :
考える名無しさん :03/09/30 04:56
彰が北野作品の音楽ぼろくそに言うのは まっとうな評価でしょ。 ウェットな叙情に閉じ込める。サイアクぢゃあない?
ウェブクリだったかアーカイブで スペースカウボウイズも褒めてたよ。
70 :
考える名無しさん :03/09/30 05:45
71 :
考える名無しさん :03/09/30 06:08
>ウェットな叙情に閉じ込める。サイアクぢゃあない? 何でもゴダール映画みたいな音楽付けりゃいいってもんじゃないしさ、 閉じ込めているようなもんじゃないでしょ。軽い音楽だし。 別に久石譲(?)が好きな訳じゃないけど、浅田彰が何かにつけ 批判してるのがよう分からん。ちょっとありきたりすぎません。
いやまあ、叙情的な音楽って言ってもピンからキリまであるからねえ。。 久石みたいなのが巨匠ヅラしてんのは我慢できないんでしょ。
メロディーがなにかを喚起してしまう、ってことに我慢がならんのだよ。 音、研ぎ澄まされた音、がだいじなんであって、 メロディーってやっぱ文学だし。散文の暴力性を顕揚する彰としては 認められないわけです。
俺も、さいきん音楽をモノラルで聴く訓練を開始した。 臨場感あふれるサランウンドとか 美しいメロディとかいうものは 文化的な訓練によってリアルに感じているだけのことだしな。
75 :
考える名無しさん :03/09/30 06:43
北野武の映画に研ぎ澄まされた音が必要か疑問な訳よ。 >久石みたいなのが巨匠ヅラしてんのは我慢できないんでしょ。 まさか彰ってそんなせこい男じゃないでしょう?
76 :
考える名無しさん :03/09/30 06:46
>>71 >浅田彰が何かにつけ批判してるのがよう分からん。
>ちょっとありきたりすぎません
そりゃそうですけど、
被災しに
大多数の人が心を奪われている惨憺たる現状をみてしまったら
あのような醜い言説ででも
とりあえず否定しておかなくては!
とやはり思うのが責任感の強い彰でしょう。
77 :
考える名無しさん :03/09/30 06:51
彰の社会的役割としては、ばかばかしくとも、やっぱ おせっかいな啓蒙主義者、教育者として振舞ってしまうほかはないわけで 彼のスタンスは支持するよ。
彰氏 尊敬しています。
>>73 映画音楽にそこまでの要求してないって。
ただそれとは別レベルの問題として久石の音楽が鬱陶しいってのは彰に同意。
いや普通に恥かしいんでしょ あのレベルの音楽がついたまま 日本の映画が外国に出されるのが かといって坂本なんか問題外
青山真治のエリック・セラ叩きはしつこくてうんざりだけどね
82 :
Kurihara :03/09/30 22:49
火曜更新
83 :
考える名無しさん :03/09/30 23:25
Critical Spaceは、まもなく始まります。 それまで、旧『批評空間』サイトはここで読むことができます。 ↑カラヤンのHPにこんなこと書いてるけど・・・また雑誌やんの?
アイクリ本日更新:ライヒ&コロットの『スリー・テイルズ』
85 :
考える名無しさん :03/10/01 21:30
彰ってローザスについて何か書いたことあった? てっきりシカトこいてんのかと思ってた。
詩人外交官としてのド・ヴィルパン 2003*04-06 「詩人とはまこと火の盗人なのです」。 このランボーの言葉を踏まえて『火の盗人たちへの賛辞』と題された800頁を超える詩論が出た(ガリマール刊)。 著者のドミニク・ド・ヴィルパンは、アメリカの性急なイラク攻撃に反対して国連で喝采を浴びたフランスの外務大臣だが、 世界中を飛び回る激務の最中、しかも一方でライフ・ワークのナポレオン伝を執筆しながら、これほどの大著の準備を進めて いたのだから、驚嘆するほかないだろう。 もっとも、フランスには昔からクローデルやジロドゥーのような文学者外交官の 系譜があり、いかにド・ヴィルパンとはいえ彼らとは比肩しようもない。 むしろ、ポンピドゥーが詩のアンソロジーを編んだのに倣って詞華集を編もうと していたら、コメンタリーが膨れ上がって大著になってしまったという印象もあ る(ちなみに、ポンピドゥー大統領が官房長に選んだのがシラク、シラク大統領 が官房長に選んだのがド・ヴィルパンである)。 そのためか、タイトルが示すように文学に対するロマンティックな情熱に溢れ過 ぎていることはは措くとしても、饒舌に過ぎて構成が甘いという批判は免れ得ないだろう。
とはいえ、ボヌフォワやドゥギーらの現代詩まで、またブランショやラクー= ラバルトの評論まで踏まえて縦横に論を進めるこの書物が、保守政権の外務大 臣の著書と聞いて想像する水準を遥かに抜いていることは確かだ。 「ハイデガーのシュヴァルツヴァルトの小屋も、ヴィトゲンシュタインのノル ウェーのヒュッテも、十分とは言えまい」と言って、芭蕉やケルアックの漂白 の美学へと視線を転ずるところや、そのようなノマディズムの生み出す異種交 配に期待を寄せて、クレオル文学者のグリッサンを大きくフィーチャーしてみ せたところ(これはポストコロニアル状況における政治戦略としても有効だ) などは、なかなかの手並みと言うべきだろう。 むろん、裏で利権を追求し、アメリカとも適当に妥協しようとするフランスが 、口先だけ美辞麗句を並べているといういつもながらの批判は、決して間違っ ているわけではない。 だが、現実政治というのはおおむねそういうものだ。 少なくとも、政治家や外交官たるもの、美辞麗句くらいは操ってみせて当然ではないか。 むろん、このような詩論まで書くことは期待しない。 だが、たとえば日本の外務大臣や文部科学大臣に、このような本を書くことは おろか、読むことさえできるだろうかと考えれば、やはり暗然たる気分にならざるを得ないのである。
88 :
考える名無しさん :03/10/02 04:31
>>1 のリンクは飛べなくなってるのが多いので修正してください。
多分mentai鯖はread.cgiが動いてないので
以前のように古いリンクでは飛べません。
89 :
考える名無しさん :03/10/02 04:32
90 :
考える名無しさん :03/10/02 04:38
91 :
考える名無しさん :03/10/02 04:38
>86 87 感謝。
クルーヴァーを再発見する 2003*04-06 ICC(インターコミュニケーション・センター)で開かれているEAT(Experiments in Art and Technology)の展覧会も、会期が残り少なくなってしまった。 前にこの展覧会を取り上げたときは、ロバート・ラウシェンバーグや中谷芙二子の具 体的な作品に焦点を当てたのだが、EATの面白さはやはり芸術と技術の対話の過程( それが作品として結実するかどうかは別として)にあり、その意味でもEATの中心人 物だったビリー・クルーヴァーについて触れておかなければ片手落ちになるだろう。 ベル研究所にいたクルーヴァーは、マッド・サイエンティストと見なされることもあ る異色のエンジニアだが、1960年代半ばにアーティストとのコラボレーションに興味 を持ち、ラウシェンバーグらとEATを設立して、1970年大阪万博のペプシ館をはじめ とする多彩な活動を展開する。 もっとも、企画があまりに広範かつラディカルだったため、途中でスポンサーから解 雇されたというエピソードは、EATの理想と現実のギャップを如実に物語るものと言えよう。 それでも、クルーヴァーは諦めることなく、1970年代以後も様々な形で活動を継続してゆくのだ。 そのクルーヴァーのことを磯崎新や岡崎乾二郎と話していて、私は忘れていた本(ICCの カタログでは年表の片隅に出てくるだけ)のことを想起させられた。 クルーヴァーとジュリー・マーティンの編著「キキ 裸の回想」、そしてクルーヴァーの 単著「ピカソと過ごしたある日の午後」だ。 今では邦訳(ともに白水社)も出ているので、久しぶりに読み直してみたのだが、実に面白い。 とくに「ピカソと過ごしたある日の午後」。 これは、古き良きパリへの郷愁を綴った主観的なエッセーであるどころか、まずは 科学的な調査のレポートである。
前著に関する調査の過程で、モンパルナスでピカソらを撮影した18枚の写真とめぐ り合ったクルーヴァーは、場所(カフェ・ド・ラ・ロトンドとその周辺)を特定し、 写っている人物たちの伝記、そして究極的には写真に写った影の角度まで分析して、 それらが撮影された日時を突き止める。 その結果、それらはジャン・コクトーによって1916年8月12日に撮影されたものだと いう結論にたどり着くのだ(その前には10ないし11日に撮られたエリック・サティの 写真もある)。 ドイツ語版、フランス語版、そして英語版が出版される過程で、同じ時に撮影された 写真がさらに発見され、日本版にはそれらを加えた29枚すべてが掲載されている。 いずれにせよ、科学的捜査方法を駆使する探偵のように過去の写真を解読しながら、 それをめぐって豊かな文化史のスケッチを重ねてゆく、これはきわめてスリリングな本だ。 できれば、この本をもってモンパルナスを散策し、ラ・ロトンドでキキやピカソの名 を冠したパフェでも注文してみたい。 いや、その前に、ICCでのEAT展を再訪し、完成された作品の影に隠れがちな多くの資 料の中から、クルーヴァーらが夢見て実現しきれなかったヴィジョンを読み取ってゆ くべきだろう。 そう、クルーヴァーが昔の写真を多角的に読み解いたように、いまやわれわれがクル ーヴァーらの残した資料を多角的に読み解いてゆくべきなのかもしれない。 ちなみに、磯崎新によると、クルーヴァーが1960年代末に磯崎邸を訪れたとき、空気 で膨らませた椅子(当時の最新流行だった)に座っては、巨体の重みによって次々に 押しつぶしていったのだという。いかにもこのマッド・サイエンティストにふさわし いエピソードである。 さて、われわれはつぶれてしまった椅子をもういちど大きく膨らませることができるだろうか。
96 :
考える名無しさん :03/10/03 00:12
>94,95 感謝。 文章の落ちがぴしっと決まってて、如何にも彰らしいね。
97 :
考える名無しさん :03/10/03 00:23
「レイン」見に行くやついるか〜
98 :
考える名無しさん :03/10/03 01:17
行きまっせ〜 古谷さんの日記、昨日は確率性・偶然性/一回性・可能世界といった問題に ついてコンパクトにまとめてて面白い。スレ立てよっかな。
99 :
考える名無しさん :03/10/03 01:20
彰の脳を分析したい
100 :
考える名無しさん :03/10/03 01:34
応挙みたよ! えがったねぇ〜 やっぱり、絢爛豪華!^^ でも、彰は、そういうとこを認めつつも、例のジャパネスキゼーションだ!ともいってる。 とにかく、凄いことは凄い。
最近、浅田評価が高まっている。何かやろうとしている連中が悉く迷走する中で、 何もしない浅田が相対的に安定しているってだけかもしれないが(笑)
103 :
考える名無しさん :03/10/03 02:51
彼にとってはすべてがポストヒストリカルだから、 何もしないことこそ彼の実存なのだ(藁
スレ住人じゃないんで、このスレに人は何を今更、というカンジかもしれないけど、 浅田って、ブラスターに感染したんだね。 ダセェ。 恥ずかしい。
105 :
考える名無しさん :03/10/03 15:14
彰はマカーでは?
いんや。感染したて本人が言ってはる。
OSは2000だよな? じゃなければ浅田をハードコアとは認めがたい
2ちゃんねらに話しかけられる彰
<<レイン>>行けません。残念。
>>97 すごい羨ましい。
111 :
考える名無しさん :03/10/03 21:05
モバイル・マシーンの場合はやむをえない面もあると思う
何故ルーターを噛ませないんだとも思ったけど、そういう理由もあるのか。
113 :
考える名無しさん :03/10/03 22:39
114 :
考える名無しさん :03/10/04 02:38
>113 彰は「痛いのはきらい」っていってたぞ そに対してA感覚はいたくないって返されてたぞ
彰はインサートしないよ
116 :
考える名無しさん :03/10/04 08:27
やっぱりサッカーだな。ワールドカップとか、朝まで見てる。 でも、野球は嫌い。
118 :
考える名無しさん :03/10/04 18:26
仙台が勝ちやがって。ToTo またハズレや。
リモザンの「NOVO」 2003*04-06 クリストファー・ノーランの「メメント」からアキ・カウリスマキの「過去のない男」 に至るまで、このところ記憶喪失を扱った映画が目立つのはどういうわけだろう。 そもそも、映画というのは(アレクサンドル・ソクーロフの「エルミタージュ幻想」の ように全篇ワン・ショットで撮られているのでない限り)スクリーンに映し出される映 像の断片を観客がつなぎ合わせて物語として解釈するものなので、映画の観客はつねに 記憶喪失から出発するのだとも言ってよい。 実際、記憶喪失は昔から映画の重要なテーマの一つだった。 それにしても、最近そういう映画が急に増えてきたのはなぜだろう。 主体形成のメカニズム(たとえばフーコーの言うディシプリン)の機能不全と情報メデ ィアの発達の中で、一貫したアイデンティティを持つ主体というフィクションが揺らぎ 、主体に内面化されていた記憶も外部メモリーに分散貯蔵されるようになる――そうい う一般的傾向はあるとしても、それが映画に反映されていると言うだけでは説明として 皮相に過ぎるだろう・・・・・・。 ともあれ、記憶喪失を扱った映画のリストに、また注目すべき一本が加わった。 ジャン=ピエール・リモザンの「NOVO」である。主人公のグラアム(フランス人にして はイギリス風の名前だし、スペイン人俳優の台詞がまたフランス語としては奇妙に響く )は、柔道の事故で脳に損傷を受け、数分前のことも記憶できない――ましてや自分が パブロという名の妻子ある男だったことも。 女性との関係も、毎回が新しい出会いだ。 会社でコピー係として働く彼は、コピー機をはじめ、監視カメラやGPSのようなコント ロール・システムに取り巻かれ、またそれに依存して生きている。 そしてもちろん肌身離さず持ち歩いているメモ帳。
だが、彼は、女性が彼の掌に住所を書き込むのを拒み(そんなことをしたら体中文字だ らけになってしまうという彼の抗議は「メメント」を意識したものだろう)、メモ帳の 一部を糊付けして閉じてしまったりもする。 そして、メモ帳を盗られてしまった彼は、荒野を彷徨い、全裸で水に入りながら、息子 であるらしい少年と「新しき人(NOVO)」として出会うことになるのだ。 彼が記憶喪失を積極的に受け入れることで再生すると言えば、彼の苦しみを無視した能 天気な解釈ということになるだろう。 しかし、彼が過去に戻って自らのアイデンティティを確認する(「メメント」の主人公 が記憶喪失の原因となったトラウマ的な事件に戻ろうとするように)より、現在を現在 として受け入れ、過去の反復ではなく未来に向けての反復を生きようとしていることは 、確かなのだ。 そして、それを描き出す映像と音響(ゴダール作品でもおなじみのジュリアン・イルシ ュとフランソワ・ミュジーが担当している)の何と鮮やかなこと! 「新しき人よ眼ざめよ」とリモザンは言う。 それはこの上なく残酷にして新鮮な覚醒である。 振り返ってみれば、リモザンの前作「TOKYO EYES」(1998年)は、あえてシネフィル的 な記憶を忘却しマンガ的な世界に飛び込んでつくられた作品であり、東京でマンガのよう に表層的な世界を生きる空っぽな若者たちというテーマに現代的なオリエンタリズムを見 ずにはいられないとはいえ、武田真治と吉川ひなのを主人公として描き出されるその世界 は確かに素晴らしく軽やかで、終盤、ビートたけしが登場して重たい現実が入ってくるの がむしろ残念なくらいだった。 その「TOKYO EYES」前半の軽やかさをそのままパワー・アップして、現実を突き抜ける強 度にまで到達させたのが、「NOVO」だと言ってもよい。 もういちど「TOKYO EYES」を観ること。 それを忘れ、あらためて「NOVO」を観ること。 そのとき人はリモザン的反復が確実にその強度を高め続けていることを体感するだろう。
121 :
考える名無しさん :03/10/04 21:20
ソーカルが「知の欺瞞」でいっていることのなかに、 ラカンが「リアルなもの」をいうための「虚数」の使い方がだめってのがあるみたいですが、 ほんとはどうなんでしょうか? 彰がソーカルの科学主義は絶対とはいえないという感じにいってたと思うけど、 この点については? 1992年の彰の「ラカン/ジジェクの余白に」の大きなポイントは、 その「虚数」なのですが。
あれは出鱈目。浅田なら、ああいう比喩は使わないと思う。
123 :
考える名無しさん :03/10/04 21:25
朝だが大著を書くことはないのかも知れない。 そして、短評はいちど発表したら、そのまま棄て置くのが彼の流儀なのかも知れない。 だが、ぜひ纏めて欲しい。
もういちど「TOKYO EYES」を観ること。 〜することって命令文なのかな? しかし強度って何のことか分からんな。
今日は表象文化研究の第一回やるね
126 :
考える名無しさん :03/10/04 22:53
放送大学?再放送?
放送大学の再放送 23:00から もうすぐだ
128 :
考える名無しさん :03/10/04 23:04
今出てるね。彰、ちょこんと座ってる。
129 :
考える名無しさん :03/10/04 23:09
彰の文章ってexclamation markが多いよね 批評家でこんなに使う奴他にいないよ
130 :
考える名無しさん :03/10/04 23:17
彰はやっぱ喋らせると頭がいいのはわかるな。澱みなく喋る。
131 :
考える名無しさん :03/10/04 23:29
彰は歌舞伎について何か言ってたっけ?
前髪が横山ノックみたい
>>119 ありがと。この映画、日本じゃほとんど話題にならなかったね・・・。
前作はあちこち紹介されてたけど。
「Tokyo Eyes」は外国人が撮った日本としては一番マトモな部類に
入ると思うけど。
フランス映画の撮り方を日本でやるとこうなるかーとか言いながら
ちょっと不自然なところも含めて結構楽しんで観たけどな。
今度コッポラの娘も日本で撮ったんだよね。公開はまだだけど。
134 :
考える名無しさん :03/10/04 23:44
首の座り悪そうだが、副学長を十分ビビらせてるな
135 :
考える名無しさん :03/10/04 23:45
前の講義「演劇を読む」では、彰が「敢えて専門家でない私が蛮勇を奮う」 と言って、殆ど一人で喋り倒していたけど、今回はそういうのない感じだな。
浅田さんは蕪村とかどうなの?画のほうね。
137 :
考える名無しさん :03/10/04 23:49
この人って、数学どうなの?
138 :
考える名無しさん :03/10/04 23:52
ゲーム理論やってたんだから
139 :
考える名無しさん :03/10/04 23:53
彰は話してもエクリチュールそのまま。
140 :
考える名無しさん :03/10/04 23:56
やけに「いわば」が多いような気がした
141 :
考える名無しさん :03/10/05 00:01
142 :
考える名無しさん :03/10/05 00:07
彰の話を聞くとわかったつもりになる
で、なんで表象の臨界が大切だったの?
144 :
考える名無しさん :03/10/05 00:10
穴があくから
145 :
考える名無しさん :03/10/05 00:10
>>143 そこに表象の「可能性の中心」がある、っていうのが言いたかったようだ
146 :
考える名無しさん :03/10/05 00:10
工学部向けの数学の入門シリーズみたいなやつの推薦文を 森毅なんかと一緒に書いてたな。 そういえば、その森毅と数学史のおさらいみたいな対談もしてるね
>>127 情報サンクス。おかげで見れた。
2chも読まれるためにひとびとが書き込むいわば祝祭空間なのであって
148 :
考える名無しさん :03/10/05 00:15
そんなに頭イイなら、何で数学に逝かなかったんだろう? 数学出来るのに実験系に逝きたがる物理屋(多分いないはずだが)みたい に変なやつ。
149 :
考える名無しさん :03/10/05 00:17
趣味人だから それに頭がいいから数学に行くという理屈はよくわからん
150 :
考える名無しさん :03/10/05 00:18
表象の臨界って、表象側から外界へと拡張する界面ていう意味?
151 :
考える名無しさん :03/10/05 00:24
>>148 『怖いものなしの23人の喋るぞ!』(旺文社)に浅田のインタビューが
あったので、それを引用しておく。
「数学も好きでしたが、これまた中学に入るころには数学の才能がない
ということにも気づいていました。(中略)音楽や数学は、スポーツや
将棋と同じで、才能がなければ終わりでしょう。でも、だからといって
絶望することないので、それなりに楽しめればいいんじゃないか、と。
経済学部に進んだのは、ある意味で音楽と数学の中間というか、具体的
には文学部と理学部の中間を取ったということです。」
だそうだ。なんか、昔なんかの本に浅田が高校時代を振り返った本
(たしか『プレイバック高校時代』とかいう題名だった)に、高校
時代は、高校の数学は面白くないから、近くにいた数学科の大学生
にε-δ論法とか環・群・体論なんかの話を聞いて数学そのものを
楽しんでたとか言ってたな。
人なんかに
152 :
考える名無しさん :03/10/05 00:25
>>149 もし、彼がもし数学者だったら、こんなスレ何代にも亘って糞味噌につつき
腐されることもあるまい。有象無象に煩わされることなく、イイ頭を振り回
して楽しむには数学が一番。
無論、俺の偏見だが。
153 :
考える名無しさん :03/10/05 00:31
マトモに音楽(作曲)理論やると、ピアノでやる数学のような気がしないでもない
誰かおせーて!
155 :
考える名無しさん :03/10/05 00:34
>>150 いわば、「縦でもない、横でもない、<<ななめ>>だ」ということでしょう。
156 :
考える名無しさん :03/10/05 00:35
たんに数学以外にも、文学とか絵画とか音楽とか の一流どころが理解できてしまったから、まあ経済で いいかつてことでないの。
157 :
考える名無しさん :03/10/05 00:35
158 :
考える名無しさん :03/10/05 00:39
大学院生の時は、経済学か社会学かで揺れていたそうだ。
>>155 何か、xに対してもyに対しても線形独立でないといっているようにしか
聞こえないのですが?
それが、表象の臨界とどう関係するのでしょうか?
>>141 数学で、代数微分幾何っていう言い方はあまりしないと思うよ。
代数幾何、微分幾何っていう言い方は普通に通用してるけど。
すれ違いスマン
161 :
考える名無しさん :03/10/05 00:47
>>159 要は、「表象」の深層に「意志としての世界」(ショーペンハウアー)があ
るという具合に縦の関係で捉えるのでもなければ、「表象」の外部に「物
自体」(カント)という表象不能なものが置かれているという横の関係で
捉えるのでもない。そうした縦の次元と横の次元を超えた「斜めの次元」
において表象の可能性の中心を見ていこうということでしょう。
162 :
考える名無しさん :03/10/05 00:49
>表象側から外界へと拡張する界面 を相空間に移せば、表象の可能性中心は当然見えて来るわけで、多言を弄して 言ってることはそれだけか、彰!!
163 :
考える名無しさん :03/10/05 00:51
うん、ごめんね。
164 :
考える名無しさん :03/10/05 00:51
165 :
考える名無しさん :03/10/05 00:51
166 :
考える名無しさん :03/10/05 00:57
2002年の彰は、やたら「縦、横、斜め!」ばっか言ってたな。
167 :
考える名無しさん :03/10/05 01:05
縦糸と横糸で織られた布は、斜めの力に弱い
168 :
考える名無しさん :03/10/05 01:07
カラヤンのご機嫌伺いも楽じゃないってこった
見逃した。。放送大学。この回もう再放送ないよなぁ。来年とかか?
170 :
考える名無しさん :03/10/05 02:21
>122 ていうか、さっきの第一期『批評空間』に載っている彰の文で、 ラカンは、「虚数」を使って、スペンサー・ブラウンを先取りして、 30年も前(2003の現在からは40年)にこれだけのことを言ってしまっているのだ とずいぶん肯定的だよ。
171 :
考える名無しさん :03/10/05 02:35
スペンサー・ブラウンって数学の世界じゃトンデモ扱いだけどねw
172 :
考える名無しさん :03/10/05 04:37
>>58 いまさらだがレス。
58がまだいるかどうか分からないので、58からレスがあればレポします。
173 :
考える名無しさん :03/10/05 07:14
>171 ならソーカルの勝ちってこと? 山形がソーカルにならって「壷」で「構造と力」をつぶしにかかったのは、当然失敗 だったけど、「ラカン/ジジェクの余白に」は、ソーカルと同じやり方で、突くことが できたってこと? どのようにスペンサー・ブラウンはどのようにdでも扱いなんでしょうか? ソーカルのそもそもの論点を再検討して、どこが間違ってて、どこが合ってるのか、 はっきりさせるのも無駄ではないのかも。もしかしてそういうスレありますか?
>172 おお、レポお願いします! 今この時期、疑問符つきの「歴史の終焉?」ってタイトルで、 浅田彰がどんなこと喋るのかなーって、興味あります。
175 :
みこ ◆je6THctEy2 :03/10/05 10:50
176 :
Kurihara :03/10/05 10:55
僕も興味あります
俺に興味あります。
178 :
考える名無しさん :03/10/05 12:24
儂も興味あります。
むしろそのあと1Fでのトークの方が(ry
このスレではいつもアイクリ掲載等で参考になっているから、役に立てれば嬉しいです。 9/27、近畿大学東京コミュニティカレッジにて浅田彰の講義「歴史の終焉?」が行われました。 当日の話の流れは… 1フランシス・フクヤマの話『「歴史の終わり」を超えて』について 2ヘーゲル/コジェーヴの示したメルクマールの違い 3ソ連を例に…スターリン主義からポストスターリン主義へ 4状況論と、いくつかのヒント 5質疑応答 という感じでした。 まずは内容をまとめてみます。 タイトルから分かるように、講義は浅田とフランシス・フクヤマとの対話から始まる対談集『「歴史の終わり」を超えて』を踏まえたものです。 蛇足かもしれませんが念のためその議論を確認しておきましょう。 フクヤマは89年に「歴史の終わり?」を書きました。へーゲルにとって歴史とは「闘争の歴史」であり、冷戦体制の崩壊などによってアメリカ的な自由主義が勝利した今、歴史は終わったといえるのではないかという、タイムリーかつ予言的(事実、予言は的中)な論文でした。 フクヤマはコジェーブの弟子、アラン・ブルームの弟子にあたり、歴史が終わった後の[暇潰し]としてコジェーブの動物/スノッブの概念を当然意識しています。 論文が発表されてから10年に以上がたった今、果たして歴史は終ったのか? 今回の講義はそのような問題設定をかかえたものでした。 浅田はその返答を、様々な例を迂回することから始めました。
181 :
考える名無しさん :03/10/05 17:07
まあ、数学者ってのも大して頭がいいわけではない。 ガウス、ヒルベルト、ゲーデル、ノイマン、ウィナー・・・ 数学の天才ではあるけど、こと数学を相対化した議論に関しては どいつもこいつもトンデモじゃねえか。 所詮は計算屋っちゅーことよ。
ちゅか、天才じゃなきゃ駄目って言うのなら、森毅はどうなるのよ。 ああいうのなら浅田に合いそうじゃん。
まず最初に先日行われた、磯崎薪の講演について触れた後、ソ連のロシアアバンギャルド→スターリズム→ポストスターリズム(→SOTS ART)の流れを説明しました。 (ロシアアバンギャルドについての紹介は、この板の住人さんは既にご存じだと思うので省略します。) 一般にこの流れはモダニズム→抑圧→反動の流れで語られます。そして最後の反動にこそ歴史の終わり=ポストモダンがある、と考えられています。 しかし、磯崎の話を引用し、浅田はスターリズムの時点で革命はすでに達成されており、歴史は終っていたのではないかと言います。 パロディの枠組みでは、スターリズム下から起こってきたSOTS ART(POP ARTが資本主義リアリズムのプロパガンダとして機能するならばソ連のプロパガンダとして機能するもの)は、 グロイスによれば実は反動ではなく、スターリズムの無意識であり、意図されないパロディだったのではないか。 それがポストとなったときは意識的なパロディに変化したのではないかと。 ここで浅田は、不謹慎かもしれないと配慮しつつ、ある国を例に説明しました。例えばあの番組(●●体操)は本気なのか? 無意識によるパロディではないのか? 非常に難しい問題ですが、これらの例が示すことは、歴史は常に=既に終っている、そして常に=既に始まっているということです。 例えば冷戦体制が歴史の宙吊りであり、崩壊後にようやく歴史が再開されたのだという意見があります。 その議論は基本的には抑圧を前提としています。基本的に歴史は終わる物ではない。その意見は正しい。 しかしここで注意すべきなのは、しかし89年以降の変化は、今までのものとは質的に決定的に違うということ。
大きな物語が崩れたこと、これは実に結構なことだが、しかしタコツボ化しすぎて横断的な対話が出来なくなってしまいました。 そしてヘーゲルの時代からナポレオン、スターニズムなど、様々な終焉が意識されてきたのとは違い、今起こっていることはもっと大きな問題で、もはやドゥルーズのいうコントロール(監視=管理)へと移行している。 『構造と力』の、または『逃走論』のドゥルーズの図を思い出してください。浅田彰がホワイトボードにドルーズの提唱した概念を図式化しました。そしてその図においてリゾームに位置する物は、コントロール。ディシプリンからコントロールへ。 ここまでで注意したいのは、歴史が終わったことを名指すのは今まで何度となく行われてきたことだが、しかし現在起こっていることは、それらとは決定的に違うのだと、慎重な態度で浅田が指摘していたことです。
実は今回の講義は、単線的にまとめられる物ではなく、なんども脱線してヒントをばらまくという形の物でした。 うまくまとめることは出来ないのですが、最後に岡崎乾二郎が浅田彰に質問を始めた、そのやりとりをまとめにしたいと思います。 (思い出しながら書いているので、当日聴講していた人の中で、間違いがに気づいた人がいれば指摘してください) 岡崎「あなたの説明では近代モデル(ディシプリン)に可能性を見ているように聞こえましたが?」 浅田「エステティックに振る舞い、エシックにつなげて行くことを希望し、実践していきたい。 コントロール型には、最終的にメンテナンスが残る。それはやればやるほど不完全になっていく」 岡崎「やはり自己管理が必要だと思います。皆自立するべきだと。」 浅田「既存のものではなく、何か別のオートノミーに希望を見たいし、体現していきたい」
へえ〜。質的な違いを見るんだ。
おそらく、皆さんの予想通りの内容だったのではないでしょうか? 柄谷行人が講義「近代文学の終焉」で言ったことを踏まえての内容で、今の世界情勢などからフクヤマを読み直す、と。 ただ、要所要所の例や切り込み方は「浅田彰」って感じの切り口だと思いました。 芸術や歴史を前提に現代を語る切り口。 たまにこのスレチェックしてますので、質問や意見があればお願いします。 ちなみに、私は経済はほとんど分かりません(汗)。 あと、レポのあちこちに誤字脱字があるのはご愛嬌で…( ̄□ ̄*)
189 :
考える名無しさん :03/10/05 17:34
190 :
考える名無しさん :03/10/05 17:37
9/27で『歴史の終わりを超えて』を踏まえて、となると、 サイードには言及していませんでしたか?
191 :
考える名無しさん :03/10/05 17:37
representation乙
172氏に付け加えると、 ロシアのスターリン体制=ポストモダン説は、 ボリス・グロイスによるもの。(Gesamtkunstwerk Stalin)
193 :
考える名無しさん :03/10/05 17:45
結構、言ってることは東と変わらない気がするけど。 引用するのがハイカルチャーかおたくかという違いだけで。
194 :
考える名無しさん :03/10/05 17:52
きくぞう さん 面白いですね
195 :
考える名無しさん :03/10/05 17:57
そのへん、意外と浅田ってあずまんを評価しているんじゃないかと いう気がする。というか、ときどきパクってるよね。 村上隆のスーパーフラットをもちあげたのも、あずまんの後。 自分の言っていた小児資本主義を動物化につなげてみたり。 今回の講義も、これを見る限り、あずまんと大澤の『自由を考える』 と同じネタじゃない。だって、浅田は以前は歴史の終わりの後には 小さな物語の連結、延々と続くお喋りの世界、が訪れる、みたいな こと言ってたじゃない。それがいま管理の話になるということは、 やっぱあずまんのパクリといわれても仕方ないでしょう。
たしかに歴史段階説っぽさはある
けどパクリは言い過ぎ そう思うヤシの受容器官を一度疑ってみるべし
198 :
考える名無しさん :03/10/05 18:05
いや、別に思想なんて著作権を主張すべきじゃないし、 人のアイデアをじゃんじゃん使っていいとは思うけどね。 それに俺はアンチ・東だから浅田を悪く言うつもりはない。 ただ、日本の思想シーンにおいて、これまで浅田が占めていた 特権的な位置が、キモヲタ=アニヲタによって置換されてようとしている 悲しい現実を認めなくちゃいけない気がする。
>>190 サイードについてはほとんど言及していませんでした。
お亡くなりになったことについては一言触れていましたが。
でも、『「歴史の終わり」を超えて』でのサイードによるフクヤマ批判が議論の前提にあるのは間違いがないと思います。
ローカルな問題も、視野には入れているのではないでしょうか。
>>192 補足感謝です!
確かにその通りですよね。
>>193 >>195 東浩紀についても少し触れていましたよ。コジェーヴのアメリカ型/日本型を発展させたのが東浩紀さんで、そういう主体は確かにあるというような感じで。
ただ、そこには希望がなく、最後の岡崎との対話で少し別の希望を示唆していたような感じでした。
コントロール社会の中の、新しいディシプリンといったものは、今や大きなテーマなんでしょうね。
200 :
考える名無しさん :03/10/05 18:09
寧ろ動物化のアイディアそのものは浅田から出てるわけですし、スーパーフラットに就いても、 非常にアイロニカルな態度で、決して持ち上げてはいないように思います。 だからと云って、東を批判しているわけではなくて、管理の問題というのは、 現代の(こう云って良ければ「西側社会」に住む)批評家であれば、決して 避け得ない問いでしょう。浅田の発言は、この現状から出てきているものなのではないかな、と。
201 :
考える名無しさん :03/10/05 18:15
フクヤマの話をするなら、コジェーヴは避けては通れないよね。 ただ、浅田は監視社会をそのまま情報社会の問題につなげてるのだろうか?
202 :
考える名無しさん :03/10/05 18:17
>>172 そうですね。俺は浅田と東は、お互いに牽制しているし、
本人同士もファン同士も「棲み分け」している面があるけど、
基本的には、能力的にもセンス的にも、やはり東は浅田の後継者なのだと思います。
その意味でも、両者がきちんと議論して欲しいと思っているのですが。
>>202 その辺に関しては、個人的なわだかまり等もあるらしいので…(汗)
「後継者」と言えるかどうかは分かりませんが、議論は必要ですよね。
批評空間U−21のようなものではなく。その辺りは期待大でしょう。
もうすぐ『情報自由論』も単行本化されますし、浅田彰もどこかで言及かもしれません。
204 :
考える名無しさん :03/10/05 18:24
浅田にあって東にない最大のものは、知識や見識ではなく、ダンディズムでしょ。
206 :
考える名無しさん :03/10/05 18:25
あと、メガネだな。
207 :
考える名無しさん :03/10/05 18:28
あ、ほんとだ。
209 :
考える名無しさん :03/10/05 18:31
すこし細かい話だけど、東は情報管理社会における「匿名の自由」の 必要性を主張していたでしょう?(最近はちょっとニュアンスが変わったみたい だけど)。で、浅田はコントロール社会においてどうあるべきか、 ということに具体的に言及はしていなかったんですね?
浅田彰がダンディ? 自意識の違いでは。
212 :
考える名無しさん :03/10/05 18:35
浅田の授業うけた人いる?乾燥は?
213 :
考える名無しさん :03/10/05 18:35
やー、自意識過剰といえばあずまんの圧勝でしょう。 はてなをみるまでもなく。
214 :
考える名無しさん :03/10/05 18:38
あさだあきら あずまひろき 50音順で後継者です。
>>209 「0,10」について触れ、磯崎新の不可能なアヴァンギャルドを評価していましたよ。
浅田はモダニズムをやりたいんでしょうか?
閉鎖騒動時の「UNIX」のような「2ちゃんねる的原理」を評価してるので、一応匿名性にも触れているといえるのではないでしょうか。
引用
「2ちゃんねる」に代表されるインターネットの掲示板を「便所の落書き」と呼んだのは筑紫哲也だった。
「便所の落書き」で何が悪い。
(中略。「あの騒動」について触れる)
まさしく「2ちゃんねる」的な原理がいざというときになって底力を発揮したと言うべきだろう。
むろん、それは技術的な緊急避難に過ぎず、経済的な根本問題が解決されないかぎりどうにもならない。
9月から「2ちゃんねる」がなくなってしまう可能性もあるだろう。
だが、仮にそうなったとしても、「便所の落書き」はネットのどこかに再び現れるはずだ−−というか、現にいたるところに存在している。
そして、それが時には集合的知性として驚くべき問題解決能力を発揮しうることを、「2ちゃんねる」の危機はわれわれに示したのである。
216 :
考える名無しさん :03/10/05 18:44
自意識過剰とダンディズムは、まるで異なる。 浅田はダンディだと思うよ。
217 :
考える名無しさん :03/10/05 18:46
どこらへんがだい?
218 :
考える名無しさん :03/10/05 18:48
210だけれども、「自意識過剰」とはいっていないよ。 容姿に限定するなら、浅田は自らを「チビメガネザル」と表現する自意識を持っている。 東はサービス精神においてはやや自意識に欠けるのではないかと。 無論、自意識過剰なのは、比べろといわれれば後者なんだけれど、哲学者を自意識過剰云々で語るのはどうなんだろ?
東って能力的にもセンス的にも浅田には及ばないでしょ アイクリみたいなのやってもすぐネタ切れだろうし それに東ってオタ濃度も薄くて中途半端だよ
220 :
考える名無しさん :03/10/05 18:52
東株はこれから!
221 :
考える名無しさん :03/10/05 18:53
知のアイドル後継者東浩紀
222 :
考える名無しさん :03/10/05 18:54
抑制の美学とディレッタンティズムが。 浅田は典型的なダンディであると思う。
頼む誰かダンディの定義を…。 (ゲッツ!とかいう奴は氏ね)
ボードレール的な意味での「ダンディ」?
225 :
考える名無しさん :03/10/05 19:00
>>172 どうも有り難う。
ただ、東のいう「匿名の自由」というのは、匿名掲示板の匿名性
とは違うようです。まあ、細かいことは東の本をご参照下さい。
個人的な感想ですが、再現してもらった講義には、
俺はあまり浅田の魅力を感じません。歴史(大きな物語)の終わり、その後に訪れる
コントロール社会という現状分析と、そこでどう生きていくかという問題提起
は、東に限らず、別に目新しいものではないですから。
ニヒリストだが的確な情勢分析をする浅田、
誰にも言えないことをあっさり言い切ってしまう浅田、
を期待するものにとっては
さすがの浅田も、時代に追いつかれてきたのかという印象をもたずには
いれません。
もちろん、これは俺の勝手な期待なので、浅田の責任ではないけど。
226 :
考える名無しさん :03/10/05 19:00
男好きならダンディです
172さん、感謝です。
>>179 >むしろそのあと1Fでのトークの方が(ry
もったいつけずに、ついでにレポして頂戴。
>>225 二重の匿名性という奴ですね。
単に名前を出さない自由のみならず、データベース化から逃れるような自由。
その文脈から言えば、先ほどの私の発言は的外れでしたね。失礼しました。
ただ、後者の自由について、どのような可能性があるのでしょうね?
東も未だ明記出来ずにいるのかな、と思います。
個人的な講義の印象としては、浅田彰はいつも以上に慎重だった気がします。
サイードの訃報のせいでしょうか…。
>>227 ちなみに私は1F(アンチノミー展)でのトークは見ていません。
私も教えて欲しいです。
>>179 さん!!
余談。限定300冊のパンフは買いました。
柄谷行人のCDを聞いて、頭がおかしくなりそうです(笑)。
ステレオの左右から、柄谷の声が別々に聞こえるの。
左から正命題、右から反対命題。
…いやーーーーーーーーーっ!!
>>229 ジツワ。
狂うーきっと狂うー♪
きっと狂うー天使が通るー♪
232 :
考える名無しさん :03/10/05 21:17
なんだ、去年の話とあんま変わんないみたいじゃん。 ネタ切れか?去年も東に触れていたが「ま、どーでもいいんだけど」 みたいなことを言って笑いをとっていた記憶がある。
>>232 kyonen no repo aru?
>>181 >ガウス、ヒルベルト、ゲーデル、ノイマン、ウィナー・・・
ワイル、ヴェイユは入れないの?
> 数学の天才ではあるけど、こと数学を相対化した議論に関しては
> どいつもこいつもトンデモじゃねえか。
一流の数学者にはドグマティックな人が多い。
この論理で行くと、科学哲学をやってる人の方が、
こういう数学者より頭がいいという話になりかねない。
多分181の意見はそうなのだろう。
で、それは多分正しいんだろうね。
>所詮は計算屋っちゅーことよ。
ワイルズはどんな計算屋なの?
浅田はもう、リゾームモデルには期待してないの?
>>179 =229
なにそれ?そんなとてつもないものを完成させたのか!?
あずまんのマルチメディア手焼きCDなぞ足元にも及ばない代物だな。
さすがカラヤン!
>>181 >>234 でも、ヒルベルト、ゲーデルの数学論、あるいはメタ数学は
それ自体、哲学でしょう。哲学だから頭がいいというわけではないけど、
数学内の議論と、数学を相対化する議論は、哲学からではなく、数学から
でてきたもの。
ゲーデルが数学的対象の実在性を追求して書斎に閉じこもる一方、
ノイマンは数学は数学と割り切って政治的に活動する。
数学者というのはやはりただ者ではないと思うよ。
もちろん、ごく一部の天才数学者はということですけど。
>>236 >あずまんのマルチメディア手焼きCDなぞ足元にも及ばない代物だな。
さすがカラヤン!
ヲタ用語きもすぎ!
>>237 すみませんねえ。
関係ないけど、東浩紀が2ちゃんの自分のスレッドに
お忍びで(って論調ですぐわかるんだけど)カキコするときに、
「あずまんは・・・」と書いているのをみて、
この人はすごい人だと思った。
はてなに「僕は辛口の評論家として知られているのだ」と
書いていたのもすごいと思ったけど。
>「左胸あたり」あたりのゆうゆはkagamiさん系の印象なんですね。 >彼女はいろいろ戦略変えて、変えすぎて撃沈していたからなあ。 >僕は−3℃のゆうゆは、ポストモダン的で薄っぺらな >コスプレ魔女っ子キャラ(意味不明)みたいな感じで好きだったのです。 >ちなみに、僕は、うしろ指(高井+岩井)>美奈代>満里奈の順番。 >この4人はソロコンサートも行ってますね。うしろ髪にはいまひとつ乗れず、 >微妙な世代差を意識したものでした。 浅田もこんなのが後継者だと思うと悲しいだろうなあ。
240 :
考える名無しさん :03/10/05 23:46
/ ̄ ̄ ̄ ̄\ │ヽ ヽ || \,,,,,,,,, │ ヽ|_ _ \ ミ| / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ [ - ]-[ - ]一 6) < あいつ(東)は本物のヲタクだよ。 . l ・・、 __./ \__________________ ヽ⌒ /| | ̄ /
>>181 ウィーナーとかノイマンって数学者なのか・・・
別に数学を相対化した議論云々はどうでもいい。
数学者なんだから数学の天才で充分では、
って言うか数学に限らず何か一つの事に才能があればいいと思う。
あと計算屋って言い方はなんか否定的な言い方ですね・・・
落ちこぼれ数学科生の戯言でした。
242 :
考える名無しさん :03/10/06 00:01
計算屋/計算すら出来ない底脳香具師が、計算以上を理解できずに言う言葉
/ ̄ ̄ ̄ ̄\ │ヽ ヽ || \,,,,,,,,, │ ヽ|_ _ \ ミ| / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ [ - ]-[ - ]一 6) < 私は永田ルリ子以外決して認めない。 . l ・・、 __./ \__________________ ヽ⌒ /| | ̄ /
せっつさんはーーーって、説明する人は もう出てこないのですか
今度申請する奴は、名無しじゃなくてコテでな 粘着うぜーから
あずまんって書き込んだうちの一人は漏れだが、 漏れは東ではないよ
いやいや、そんなことどうでもいいです。
情報管理型の監獄というのはウィリアム・バロウズが諸作品で提示・予見していたことで、 ミシェル・フーコーがそれを踏まえて、 規律訓練型の近代的な監獄から バロウズ的なポスト・モダンな形態の監獄へと現代は移行しつつある、 という推論を出した。 浅田彰やマイケル・ハートはそれを参照して、 情報管理型の社会の到来に危機感を抱いている。 でもアズマンの参照枠はフーコーの推論の簡略程度にとどまっていて、 たとえばバロウズについて詳細に言及することはない。 彼の見通しは粗雑すぎる。
東がディックにもう少しちゃんと取り組んでいれば、 バロウズ問題に行き着いたはずだろう。
250 :
考える名無しさん :03/10/06 08:44
>248 フーコーじゃなくって、ドゥルーズがフーコーを参照しつつ言ったんだと思うけど。
ジャンキーと売人の関係?
>>251 ワラタ
簡潔に説明すると、
世界を俯瞰して監視するようなキャメラ・アイみたいなものを持った権力者
や中枢が消失して、
すべての人間が様々なメディア網に絡めとられて、
個人情報が容易に右へ左に流通してしまう事態が発生する。
獄吏は、たとえば身近な隣人であるかもしれない、というような
(フーコーが注目していたチェーホフの《汚名》の概念もこれと連動しているかもしれない)。
たしかバロウズの『ワイルド・ボーイズ』の冒頭だったと思うけれども、
キャメラ・アイが墜落するところなんて
象徴的なシーンだと思う。
ちょっと情報処理関係の仕事をしてみれば分かるけど、 こういうのってけっこうコストがかかる。 個人情報なんかいちいち細かく管理してられない。 まあ、彰の本が購入履歴のなかにあると国家に対する反逆者として 認識されるというような滑稽なことがあるかもしれないが。
情報管理型の監獄というのは 政府や地方自治体のような中枢部的なものが一括に個人情報を管理するのではなくて、 だれがだれの個人情報を掌握しているのかわからない状況のことですよ。 あらゆるところに権力・監獄が発生する可能性があるような状態。 具体的にいえば、盗聴とかemailを盗み見したりとか。 個人情報を政府が一括で管理するというのであれば、 それは規律訓練型の監獄のハイパー・テクノロジー化になる。 『マイノリティ・リポート』なんかはそれでしょう。 アズマンもその程度の認識しかない。
秘密をにぎってゆすりたかりってことか? 斬新な犯罪だなあ。
斬新かな 盗聴や覗きの電脳バージョンてだけじゃないの
257 :
考える名無しさん :03/10/06 17:54
255 :考える名無しさん :03/10/06 16:32 秘密をにぎってゆすりたかりってことか? 斬新な犯罪だなあ。 256 :考える名無しさん :03/10/06 16:46 斬新かな 盗聴や覗きの電脳バージョンてだけじゃないの まあ、日本の小説家がいろいろと かいてきたでしょ。選挙所いってみろ、方の動きや筆の画数で 誰が誰に投票しているかわかるようになっていて、 いわば世間による世間の監視システムこそ日本を形成してきたと いうのを臨場感含めかいてきた。隣人はすぐに家にはいりこんで きて秘密を盗み取っていく、後は噂話のねたにしては何かを握る、と。 これまではそういう泥臭い盗聴や覗きが問題だったとすれば これからは電脳バージョンもあるということには違いないでしょう。 人々の意識する世間、世間体といったもの、もうほんとうにうっとおしいものが まあ拡張されて大きくなるにはちがいない。どうしてそんなことが許されるのか? 逆にそれこそが人々の安全を保障すると暗に理解されるからでしょう。 お互いに握り合ってんだぞこら、ということでしょう。
世間体は許すとか許さないとか関係ないよ
アルモドバルの『Talk to her』 2003*07*01 1923年にロンドン郊外で『ダロウェイ夫人』を執筆するヴァージニア・ウルフ、 1951年にロサンジェルスでそれを読む主婦ローラ・ブラウン、2001年にニューヨ ークで自分のことを「ダロウェイ夫人」と呼ぶ元愛人のAIDSとの闘病を支えるク ラリッサ・ヴォーン――これら三人のレズビアン(程度の差はあれ)の物語を織 り合わせてみせるスティーヴン・ダルドリーの『めぐりあう時間たち』は、フィ リップ・グラスの音楽が例によって無神経きわまりないのを除けば、それなりに 巧みに構成された映画ではあり、ローラ役のジュリアン・ムーアやクラリッサ役 のメリル・ストリープをはじめ演技も充実しているのだが、何といってもニコー ル・キッドマンが滑稽な付け鼻を付けてやたらと神経症的なヴァージニア・ウル フを演じているのが致命傷である(これで彼女がアカデミー賞最優秀主演女優賞 をとったのだから不思議なものだ)。 そもそも、ヴァージニア・ウルフの写真を見て、ピナ・バウシュ以外の誰を思い つくというのだろう? そのピナ・バウシュを冒頭にフィーチャーした映画が公開された。 ペドロ・アルモドバルの『Talk to her』である。 もちろん、ピナ・バウシュが演技しているわけではない。 この映画は、ピナ・バウシュとヴッパタール舞踊団の公演風景を最初と最後にフ ィーチャーしており、最初はピナ・バウシュ自身も出演する「カフェ・ミュラー」 の一シーン、そして最後は「炎のマズルカ」(ただし装置は「緑の大地」)の一シ ーンが映し出されるのである。 たまたま「カフェ・ミュラー」を隣同士で観ていた二人の男性が、後にそれぞれ 昏睡状態の女性の世話をする身となって病院で出会い、何も聞こえないはずの彼 女らに語りかけようとする、というわけだ。
それにしても、現実にはありえない錯綜した筋書きを嘘のように流麗に語ってみ せるアルモドバルの手つきの、何と鮮やかなこと! しかも、異性愛者に恋焦がれる同性愛者のように、女性に一方的な憧れを抱いて ストーカーまがいの行為に走り、昏睡状態にある彼女をレイプしたとさえ疑われ る男性を、いわば悲恋の主人公のように思わせてしまうのだから、その手管たる や尋常ではない。 このメイン・コースに添えて、「これでも泣かずにいられますか」と言わんばか りに、ピナ・バウシュの舞台や、カエタノ・ヴェローゾの野外コンサート(そこ で歌われる「ククルクク・パロマ」はウォン・カーウァイの『ブエノスアイレス』 でも聴かれるが、今回のライヴとは比較にならない。ちなみに、坂本龍一との共演 でもおなじみのジャッキス・モレレンバウムがチェロを弾いており、聴衆の中には 前作『オール・アバウト・マイ・マザー』の出演者らの顔も見える)といった、熟 れきった果物のように甘美なシーンがサーヴィスされる。 あるいは、昔の無声映画という設定で挿入される『縮む恋人』という荒唐無稽な掌 編の、クイアーなフェリーニとでも言いたいような出来ばえ。 おそらくそれとの関連で、ジェラルディン・チャプリンが出演しているのも、心憎 いキャスティングだ。 むろん、かつていかにも悪趣味なクイアー・フィルムを撮っていたアルモドバルが、 うまく捻ってありながら万人を泣かせる映画を撮るようになったことに、ある種の妥 協と後退を見ることもできなくはない。 しかし、映画が万人のための大衆芸術である限りにおいて、彼はむしろ映画作家の 王道を歩んでいるとも言えるだろう。 いずれにせよ、いまは、かつての悪童が「巨匠」の域に達したことを肯定し、 あえてその術中にはまって心置きなく泣いてみてもいいのではないか。 傑作であるとも問題作であるとも言わない。 だが、これは少なくともスティーヴン・ダルドリーのような映画監督がどれほど 苦心しても撮ることのできない残酷にして甘美なフェアリー・テールなのである。
261 :
考える名無しさん :03/10/07 00:07
誰だ talk to her の 出演者が 東浩紀に 似てると言ったのは
262 :
考える名無しさん :03/10/07 00:41
レイン会場で膝を三回たたくんだ それがこのスレの証
257って頭悪そう
いやはや、某所ですごいことになってますなぁ。NAMー。
中沢氏ってパパなの?
267 :
Kurihara :03/10/07 11:55
火曜更新 「クラフトワーク・エンドレス」 「エゴヤンの「アララトの聖母」」 「アピチャートポンの「至福」」 「エドワード・サイードの遺言状」
268 :
考える名無しさん :03/10/07 14:07
窪塚まずは一応、大学に入ったほうがいいと思う。 >パパ窪塚 意味不明発言連発 ----------------------------------------------------------------------- > 3日に長男の愛流(あいる)ちゃんが誕生し“パパ”になったばかりの >俳優・窪塚洋介(24)が5日、都内のホテルで行われたイベントに出席した。 > フジテレビのドキュメンタリー特番「地球維新〜PIECES OF >PEACE〜」(5月18日深夜放送)を共同企画した民間の研究所所長と、 >「麻(ま)ことの光の錬金術」のタイトルで精神文化などについてトーク >ショーを行った。 > 窪塚からは「僕も去年、幽体離脱とか(空飛ぶ)円盤に合ったりした」 >と仰天発言。 > 円盤と遭遇した場所は伊豆。時刻は夕方6時ごろで7機の円盤を見たという。 >「凄い感動して、体がしびれて(マンガ“ドラゴンボール”の) >スーパーサイヤ人になっちゃった気分で…。いつの間にか物凄い涙が出てきて、 >物凄い心がきれいになった感じになりました」 > さらに「見える世界と見えない世界、実体験があっての現実世界で…。 >やっぱり気が付くことの必然性、よりよくなるためのガイダンスとして >そういうもの(神秘体験)が起こっていて…」などと意味不明な発言がポンポン。 > 愛流ちゃんについても触れ「親ばかフルスロットルなんですね。 >今までは自分だけだけど(愛流ちゃんの)目を見たときに、 >自分と同じように生きていき(子孫と)つながっていくんだなあと。 >だからいい未来を子供たちに残していきたいですね」と話していた。 > 入場料は5000円だったが、会場は約3000人の聴衆で立ち見が出る >ほどの盛況ぶり。最後は窪塚の提案で、全員が両手で腹部の前に円をつくり >「あーっ」と大声を上げるシーンも。前日4日にも、パパになった喜びについて >「ピースな愛のバイブスでポジティブな感じでお願いします」と意味不明の >発言をしていた。
大学より戸塚ヨットスクール入れるべき。
273 :
考える名無しさん :03/10/07 23:14
ただの電波ですな
275 :
考える名無しさん :03/10/07 23:15
ドラッグに決まってんじゃん
スーパーサイヤ人か。 リアル消防並だな。。。 彰もどうしてこんなやつ誉めたんだ?
クリムトとその周辺 2003*07*01 兵庫県立美術館で開かれているクリムト展は、最近のこの種の展覧会が たいていそうであるように、「クリムトとその周辺」と題した方がいい 内容ではあるものの、クリムトの傑作が数点は見られるし、周辺に関す る展示も充実していて、それなりに見ごたえのある展覧会だと言えるだろう。 まず、クリムトらの「分離派」がそこから「分離」しようとしたと言わ れる、19世紀ウィーンのブルジョワ絵画――とくにハンス・マカルトの 女性像の豪奢にして流麗なタッチが目を惹く。 見方によれば、このゴージャスな世界をさらに装飾化してゆき、装飾の 中に女性の身体が埋もれてしまったときに、クリムトの女性像が生まれ るのだとも言えるのではないか。 それにしても、背景の装飾がベラスケスの描いた王女の髪飾りのようにも 見える「フリッツァ・リートラーの肖像」、そして、右上からの流れが愛 人の全身を貫く「エミーリエ・フレーゲの肖像」などは、クリムトの紛れ もない傑作であり、これらを見るだけでも展覧会を訪れる価値はあるだろう。 ちなみに、クリムトはフレーゲが着ていた貫頭衣のような衣装や、彼らの 使っていた家具(ヨーゼフ・ホフマンによる)なども展示されていて、興 味が尽きない。 展覧会はさらに次の世代にも続く。 特に音楽との関連で言えば、ゲルストルのいささか異様な印象を与える 「マティルデ・シェーンベルク(?)の肖像」(画家は彼女が夫である 作曲家のもとに帰ったとき自殺することになる)、そしてココシュカが 「モナ・リザ」風のポーズで描いた「アルマ・マーラーの肖像」(彼女 と画家の愛を描いた「嵐の花嫁」ではないにせよ)が並んだ一角は、こ の時期のウィーン文化がまさに燗熟の果てにあったことを示して印象的である。 繰り返すが、クリムト展としては代表作に乏しく、1900年ウィーン展と しては広がりにかける憾みがある。 それでも、クリムトの芸術と生活を多角的に点描する、これはなかなか 興味深い展覧会だった。
278 :
考える名無しさん :03/10/07 23:24
窪塚の演技はいいよ。
窪塚は奇を衒いすぎだと思う。
クリムトなんか評価してるとは!意外だな。見え透いていてツマランと思うが。 小林のルオー趣味のこと、そう笑えないじゃないか。(w
↑じゃあお前は美術史では何を評価する?
283 :
考える名無しさん :03/10/08 00:25
フィリップ・ガストン。これ最強。
284 :
考える名無しさん :03/10/08 00:35
マンテーニャ。
かすどもがw
既出
ホイッスラー
別にクリムトを貶めるつもりはないが、やはりちとユルいというか落ちるでしょう。 いくつかは見るべき作品はあるとは思う。浅田もそういうニュアンス前提なんでは? ただし、ほかにもいくらでいるのにあえて選び取って「わたしクリムトが好きなんですぅ」なんて 女(男)に会うと「あ、こりゃ莫迦だな」とは思います。
289 :
考える名無しさん :03/10/08 02:06
ゆるいって、誰と比べて言ってるのかわからん。 誰が好きだって言う女ならいいのさ。
俺は時々わざと自称美術ファンに対して「クリムト最高!」と言っている。 そいつの程度がわかって面白い。
291 :
考える名無しさん :03/10/08 03:01
テレビで華道家のカリヤザキ何たらっていうオカマキャラの人が 「子供の頃から美術書を見てました。クリムトが大好きでした。クリムトは美しいあーだこーだ」 とか言ってたら、ゲストの神田うのが「私もクリムト好きです。『接吻』が有名なんですよねー」 とか言ってたよ。 周りの芸能人は「クリムト? 誰それ?」みたいな感じだった。美術好きのカリヤザキを尊敬してる感じだった。 神田うのはなぜか目が泳いでいたよ。
293 :
考える名無しさん :03/10/08 11:09
アンチノミー展って普通に入れるの? 講演の時のように会員制ではあるまいな
>>293 余裕。
会場にいる人にいろいろ説明してもらえる。
>>290 そんなに怒るなよ。あの浅田さんも評価してくださってるんだから
クリムト好きでも大丈夫だよ。(w
クリムトとかエゴン・シーレとかは明らかに二流。二・五流といってもいいと思う。
ここの流れを見て思ったが クリムト「だけ」が盲目的に好きって言うような 人間に会ったことある? (低俗なテレビ番組はどうでもいいとして)
298 :
考える名無しさん :03/10/08 12:34
だから何と比べて言ってるのさ。印象派? ゴッホ? セザンヌ?
>>296 そんな常識をいまさら力説するような君を釣るために
G・ドレとかミュシャ好きな漫画オタの振りをするのが好きだ
まあ彰はもともとバカ女向けのアイテムの織り交ぜ方が巧いから。 サカモトとかダムタイプとかもそう。このあたりの配合具合は多すぎず少なすぎず、ほんと絶妙。
クリムトは他と比べると二流とかなんとか そう力説することの恥ずかしさにそろそろ気付いてもいい頃だ 上のほうにも書いてあったけど、ある水準はクリアしてるわけでしょう だったらそういう不毛なことを言うのは 小学生までで終わりにしない?
302 :
考える名無しさん :03/10/08 12:56
浅田は300のような自惚れてる冴えないバカ男を釣るのも実にうまいね。 名人の技だなあ。w
釣っているというよりは、浅田自身が良い意味でガキだからこそ、 一流二流発言が飛び出すわけです。 いっけん高みに立つようでいて、 実際には読者と同じ視線を持っているのが彼の書き物の魅力でしょう。 そもそも一般人が何かに対して持つ感想は、 浅田のそれとは比べものにならないぐらい無責任で偉そうなものですよ。
↑ なんか必死だな。(w
306 :
考える名無しさん :03/10/08 13:20
「一般人より少し高みに立ちたい」という一般人の密かな願望を意識した、彼の戦略だと思ふ。 とはいえ「自身が良い意味でガキ」には同意。
307 :
考える名無しさん :03/10/08 13:43
>>300 >サカモトとかダムタイプとかもそう。
なるほどね。
でも実際、彰な趣味はモテると思うよ。
男の私でもそう。
>>306 お前の「思ふ」ってのも高みに立つ態度だな
310 :
考える名無しさん :03/10/08 13:48
一部の方にはモテるでしょうな
311 :
考える名無しさん :03/10/08 13:53
>>308 浅田好きな男を好きな女、
浅田好きな女を好きな男。
「率直にいって、どうしていいかわからない状態です。」
313 :
考える名無しさん :03/10/08 14:10
浅田の私信よみたい。誰かうpして。。
314 :
考える名無しさん :03/10/08 14:13
真上にあるやんけw
あれ、消されてる? ま、どっちにしろ、取りたてて言うほどの内容とは、俺は思えないが。 と言うと、よけい見たいか(w
316 :
考える名無しさん :03/10/08 14:32
某スレにうpしてあるよ。
317 :
考える名無しさん :03/10/08 14:33
批評空間スレ見てみ。
うん。 いや、せっつさんのサイトから。 そこだけ削除されてない? ま、賢明な判断だと思うが。
せっつさんへ 自分は、実は貴方を知っているものです。 しかし、NAMとは直接の関係はありません。 貴方からすれば無責任なギャラリーでしょうが、しかしインターネット、殊に2ちゃんねるというところは、こういう自分のような輩を呼び込むところだということは、承知しておいてください。 そして、必ずしも浅田彰支持ではありませんが、私信公開はやりすぎです。柄谷の文章で十分ではないですか。
320 :
考える名無しさん :03/10/08 14:46
私信てどういう意味?柄谷宛の私信メールだったってこと? それともメーリングリストに追伸みたいに 書かれて流されたものなの?
321 :
Kurihara :03/10/08 14:51
322 :
考える名無しさん :03/10/08 15:05
Kuriharaあんがと。 >私信なので、他の所で引用しないでください。 ってわざわざ書いてあるのにね。
323 :
考える名無しさん :03/10/08 15:48
> 267 :Kurihara :03/10/07 11:55 > 火曜更新 > [クラフトワーク・エンドレス」 これなんすか? すげー興味ある。
>>312 そのネタはこのスレではやめとけ。浅田は被害者なんだから。
325 :
Kurihara :03/10/08 16:44
>これなんすか? すげー興味ある。 テクノミュージックを確立した「クラフトワーク」というドイツの音楽グループ の新アルバム「トゥール・ド・フランス」が出たという話です。 だが、そのアルバムには何も目新しい展開はなく、クラフトワークの 音楽は同じことをエンドレスに反復しているだけだという話です。 その反復される機械音があたかもヨーロッパのポストヒストリカルな無風状態を示して いるかのようでもある、と。
あれは半分リメークみたいなもんだろう。 ジャケットも昔のまんまだし
私信では差別用語を平気で使う彰萌えw
土人のほうがより差別的だけどね。
あの私信はどういう経路で流出したの?
330 :
Kurihara :03/10/08 20:40
流出経路は 浅田→柄谷→NAMのメーリングリスト→攝津のHP→2ch でしょう。
331 :
考える名無しさん :03/10/08 21:01
私信読みたい。2ちゃんにはないの?
柄谷→NAMのメーリングリスト ってカラヤンのミス?
>>333 そうw
頭に血が上って、しちゃいけないことをしちゃった
335 :
考える名無しさん :03/10/09 08:17
クラフトワークのアルバムって今頃・・・ あれは酷いw
336 :
考える名無しさん :03/10/09 08:52
私信って西部がうんたらかんたらっての?
337 :
考える名無しさん :03/10/09 08:58
そう。「柄谷 行人 様」から始まるヤツね。
338 :
考える名無しさん :03/10/09 11:32
目指してるものが西部と柄谷さんではレヴェルが違う、 という言い方が、ちょっとチャーミングだった彰。
柄谷がいうだけでは信じない人がいるようなので、あえて引用される彰
率直に言ってどうしていいかわからないナイーブな彰。
隠れロマンティストなのですか?
342 :
考える名無しさん :03/10/09 13:15
たいへん心苦しく思っています、ととりあえずポーズをとっとく彰。
しかしまぁ、目立ちたがりの基地外が寄ってこない組織なんて 魅力がないわけでさ、そういう連中を拒絶するテクニックを磨いたところで 何か事がスムーズに進むなんてことはありえないと思うけどな。 基地外や場違いはさらっと無視しても場の雰囲気がおかしくならないような 仕組みが必要なんだよな。MLでの議論なんてのはその対極にあるものだからね。
344 :
考える名無しさん :03/10/09 14:25
レヴェルとかヴィジョンとかの、いい発音のカタカナが好きな彰
345 :
考える名無しさん :03/10/09 15:20
「なんかー、あの人ってぇー、今までポーズでああいうクールな態度とってたのかと思ってたけどぉー。あのメール見たらぁー、いいトシこいてただの了見の狭い人って感じでぇ、ちょっとガッカリー。なんかー、メッキ剥げたー?」 街のギャルの会話に、ギクッとして、自分の事かと耳をそばだてる彰。
ワラタ
347 :
考える名無しさん :03/10/09 16:29
「劇画・実録NAM騒動」 同僚を陥れることで生き延びる中間管理職としての彰の視点から描き、四十台リーマンの熱い支持を得る。「正直に言おう、もらい泣きした。綺麗事じゃない、これがオレたちのリアルだ!」 福ちゃんの推薦コピーは、なぜかロッキングオン調。
ちょっと皮肉が不正確。彰は人を陥れるのではなく、単に救済しないだけ。
失敬
350 :
考える名無しさん :03/10/09 20:57
いや〜しかし、カラヤンの文章(メール)はおもしろすぎるな。 そこらへんの文学よりよっぽどスリリング。浅田さんの私信は いまいち面白くない。ソトヅラと大して変わらないし。
そだね。思わず保存しちゃった。 カラヤン最高。 案外こういうところが人を惹き付けて離さないのかも。
>Kさんはしきりに、「俺のような偉い人が」と百回くらい >連発し、「フレデリック・ジェームソンでさえ俺が一分間怒鳴れば >ハハーとなるのに、Nは…」などと繰り返していた これは凄いw でも、身近にこういう人がいると、攝津みたいにまじめな人にはつらいだろうな。
ねえ、カラヤンのメールって何処にいったら読めるんですか?
↑乗り遅れた人
355 :
考える名無しさん :03/10/09 21:34
もう見れないよ。削除されたみたい
あ、MLの所は見れない
359 :
決定的に乗り遅れた人 :03/10/09 21:45
あ、どうもです。みてみます。
360 :
考える名無しさん :03/10/09 23:46
決定的に乗り遅れた人 ↑ワラタ
362 :
考える名無しさん :03/10/10 00:57
せっつさんへ 自分は、実は貴方を知っているものです。 しかし、NAMとは直接の関係はありません。 貴方からすれば無責任なギャラリーでしょうが、しかしインターネット、殊に2ちゃんねるというところは、こういう自分のような輩を呼び込むところだということは、承知しておいてください。 そして、必ずしも浅田彰支持ではありませんが、私信公開はやりすぎです。柄谷の文章で十分ではないですか。
あのな‥‥。
364 :
考える名無しさん :03/10/10 06:53
柄谷浅田の漫才プロジェクト はじまりました
読んでいない者にお慈悲を・・・
( `◇´) ?
?
>「(バカらしくなっているのは、世間知らずの文学者(K谷)と学生崩れやわけのわか >らない奴らの「革命ごっこ」に、これ以上付き合うのは、もうまっぴらだという意味 >で、NさんがQの制度設計にこめられた社会・経済的な思想に対してではありませ >ん。Qの理念に対しての考えは、今もかわらぬままありますし、単なる理念や原理だ >けではない、Qが提示しうる具体的なプログラムへの信念はいまも揺らいでいませ >ん。)」 Qがひどいってのはよく分った 柄谷はごく常識的だと思うがね 禁忌(藁)大の客員教授にしてくれって頼んだのは本当なの?Nさん
>>369 > 柄谷はごく常識的だと思うがね
でもあれだけ自分を出してこられたら困るだろ
なんのためのくじ引きかと
攝津の言うとおり、どっちもどっちだけど柄谷の方がちょっとマシって感じじゃない。 まあ、攝津が恣意的にMLをピックアップしたんじゃなければの話だけど。
彰はあのMLに参加してなかったのけ?
373 :
考える名無しさん :03/10/10 21:01
よくわからんが、こういうおぞましい連中のおぞましい話はもういいよ。 別のスレでやってよ。
374 :
考える名無しさん :03/10/10 22:55
なんかさー、あと14年経ったら彰は60だぜ? 浅田彰が還暦迎えるってどういうことよ、って思ったりする。 その頃柄谷は76だし。 時代は変わっているだろう。
それ嫌だなあw 東はやっぱりこの二人にコンプレックスを感じてメタメタな仕事をしてるのかなあw
>>374 あんまり考えたくないけど、
彼の母親がなくなり、さらに自分の思考力・記憶力に衰えを感じたら
この世とはおさらばってことに・・・・・・
でも、彰ってデビューしてからいままで、成熟もしなければ衰えてもいないって感じ。
>>377 逃走論を実践できたのは浅田ひとりだったってことか……。
379 :
考える名無しさん :03/10/10 23:40
いいえ、 大なり小なり逃走しつづけないことには 生き延びることがむずかしいでしょう? 人よりも目立つ、人よりも書評や展評を いち早く多く公表することばかりが 逃走であるとは私はいいましたっけ?
浅田さんサイード亡くなった事に関してはどこにも書いてないの? (現時点ではアイクリにも書いてないですけど)
「逃走論」的な生き方は柄谷の方が近いような。 浅田は良くも悪くも安定してる。
382 :
考える名無しさん :03/10/10 23:44
板谷波山と工芸の世紀 黒沢清のドッペルゲンガー
383 :
考える名無しさん :03/10/10 23:46
ええ、たしかに たんに生き延びさえすればいいとすると 人口でもいいことになります。でも口でぱくぱく消費するばかりというのも。 そうではなしに、 もっとちがうことをしながら生きる、 ちょっとそれとはちがうそれをしてみるだとか、 思いついたアイデアを生かすように生きてみる。 すると、途端にぶつかりますよ。 そんな時こそ、逃走のチャンスなのではないか。 そうした意味でのチャンスを生き長らえたならば なかなか面白いことだったろうと思うんですね、 ご本人においても、周囲においても。
384 :
考える名無しさん :03/10/11 00:38
ドッペルゲンガーつまらなかったー・・・・・・ 役所も永作もユースケもいいのに、黒沢清がだめ。 脚本がだめ。これ誉めたら彰は本当にダメポだな。
385 :
考える名無しさん :03/10/11 02:30
i-cri20030909a 北野武とビートたけし 北野武がヴェネツィア映画祭で監督賞を獲得 したことが伝えられた日、話題の映画『座頭 市』を観た。 しかし、これは、北野武が監督賞を受けるべ き映画というより、座頭市を演じたビートた けしが主演男優賞を受けるべき映画だ。 実際、事故の後遺症で麻痺の残る顔を最大限 に生かした人物造形は見事と言うほかないし 、例によって有無を言わせぬスピードで炸裂 する暴力も凄味がある。 勝新太郎の座頭市にはもう少しタメがあり、 弱いかに見えて強いという面白みがあったの だが、一部の隙も見せずに相手を瞬殺してゆ くビートたけしの座頭市も、それに勝るとも 劣らぬ魅力をもっていると言えるだろう。 他方、浅野忠信の演ずる浪人の方は、むしろ 伝統的な殺陣をうまくこなして、これまたな かなかの迫力だ。 つまり、俳優の面から見るかぎり、これはす ぐれた『座頭市』になりうる映画なのである。
386 :
考える名無しさん :03/10/11 02:30
しかし、監督に関してはどうだろうか。 むろん、『座頭市』なのだから、勧善懲悪の ストーリーが型通り流れるように展開されて ゆけば十分なのだが、それにしては、説明不 十分なところや編集がぎくしゃくしたところ が目立つ。 農民が鍬や槌を振るうのがミュージカル調に なったり、泥田を踏むのがタップ・ダンスに なったりするのはご愛嬌としても、フィナー レのタップ・ダンス大会などは、ひとり去っ てゆく座頭市の孤独を際立たせる狙いである にせよ、大げさなわりにチープに過ぎて、ほ とんど観るに耐えない。 ちなみに、いつもの北野映画の最大の欠点は 久石譲の音楽なのだが、今回の鈴木慶一の音 楽はそれに輪をかけたひどさだ。 繰り返すが、『座頭市』はビートたけしをは じめとする俳優たちの魅力に溢れる映画で、 観て損はないと思う。 座頭市について「めくら」という言葉をあえ て使ったのも、当然とはいえ、自主規制が横 行するこの時代にあっては勇気のあることだ し、そもそも座頭市は目の見えないふりをし ていただけかもしれないという設定も面白い。 だが、この映画は、プロフェッショナルな監 督−−ビートたけしのナルシシズムや甘さを 許容しない監督によってもう一段磨きをかけ られるのを待つ原石に過ぎないと言うべきで はないか。 北野武/ビートたけしの一人二役はなかなか 難しい問題に直面しているようだ。
387 :
考える名無しさん :03/10/11 02:32
砂糖市。最後のタップ・シーン以外、見るべきところのない凡作。
>>384 382はネタでっせ。
早稲田文学11月号で熊野での中上健次とフォークナーのシンポジウムの模様が
載ってるらしいです。
389 :
考える名無しさん :03/10/11 07:30
ドッペルゲンガーは阿部が文学界に書いてたが 蓮實が、蓮實なんてしらねーよ、という対象にむけて書く 映画館で販売されるパンフのような水準の文章で、親切で分かり易く 荒唐無稽にはいまいちなりきれていない阿部和重だった。
390 :
考える名無しさん :03/10/11 07:31
うぜえよマルクスきちがいが
391 :
考える名無しさん :03/10/11 09:59
392 :
kurihara :03/10/11 10:16
逃走は、みかけのうえで迷走のようにも見えますからね。
393 :
kurihara :03/10/11 10:20
たんに迷走しているだけの輩が、 あたかも逃走を実践しているようにみえてしまうこともあるので みきわめるのがたいへんです。
394 :
考える名無しさん :03/10/11 10:27
まあさ、あと50年経ったら柄谷の迷走が評価される日がくるだろうよ。 マルクスだろうが、ニーチェだろうが、フロイトだろうが みんな当時は迷走的に見られていたわけじゃない?
マルコスなんていいよ
396 :
考える名無しさん :03/10/11 11:57
2ちゃんねるを監視するビジネスがあるらしいね。アエラの中吊り広告に書いてた
397 :
考える名無しさん :03/10/11 12:03
>>396 大分以前からある
「レイン」見に行った?
398 :
考える名無しさん :03/10/11 12:10
砂糖位置は予告編だけでも寒い
迷走してただけの椰子も、歴史上腐るほど居る訳だが。
400 :
考える名無しさん :03/10/11 12:45
来週は講演会。行く人いる?
401 :
考える名無しさん :03/10/11 19:15
なんの講演会? 都合上リンク貼れないけど、六本木ヒルズの森美術館「ハピネス展」で 月末に、二日にわたるシンポジウムがあって彰も出るよ。詳細はHPに書いてある。 先着320名だったかな。「レイン」、自分は感動しました。バカだから どうよかったのかは説明できないけど。愛栗に書いてほしいな。
402 :
考える名無しさん :03/10/11 19:24
>>401 レイン行ったの?
まさか今日?
今日なら同じ場所にいたことに・・・
403 :
考える名無しさん :03/10/11 19:30
今日ですよ。どうでした?感想聞きたいな。 ダンス板のほうが書き込み多いかな。
405 :
考える名無しさん :03/10/11 22:03
ああ、レインてローザスのことか。 8年くらい前の横浜のみたけど、普通だったな。 今回のは良いのかな?
406 :
考える名無しさん :03/10/11 23:56
俺は前回観た「ドラミング」よりはいいと思った。
408 :
考える名無しさん :03/10/12 16:37
関係ないけどさ、彰は絶対2ちゃんチェックしてるよな。 ここらの一連の書き込みは、とりあえず目を通したことはあるんじゃないか。
409 :
考える名無しさん :03/10/12 16:38
浅田が2chをたまに見ていることは、アイクリで自分で 言っていた。
あまり熱心なちゃねらーではないといっていた。ブラスターに引っかかるぐらいだから、多分本当だと思う。 2chブラウザもおそらく入れてない。
浅田スレの存在も認知していて、事実無根のことが色々 書かれているけど、名誉毀損とは思わず、面白がっている と言っていたな。
>>412 「現に僕自身も、「噂の真相」や「2ちゃんねる」では、
事実無根のあらぬ噂まで書き立てられて、散々なていたらくだ。
けれども僕は、それが名誉毀損だとは思うまでもなく、
けっこう面白がっている。」(アイクリ「2ちゃんねるは生き延びるか」)
すがは数々の降臨歴を誇っている
そういや、以前浅田スレで情報があったけど、経済板に浅田が降臨したらしい。 お薦めの本をあげる、みたいな感じだったけど。2年ぐらい前だと思った。
アイクリ「2ちゃんねるは生き延びるか」 うpきぼんぬ
"i Critique"(ダブルクォーテーション付き)でぐぐれば、一番上に来ると思う
「2ちゃんねる」は生き延びるか 「2ちゃんねる」に代表されるインターネットの掲示板を「便所の落書き」と呼んだのは筑紫哲也だった。 「便所の落書き」で何が悪い。 そもそもジャーナリズムというのは、権力の言論弾圧をかいくぐって、「便所の落書き」のようなところから発展してきたものなのだ。 もちろん、ある程度パブリックな信頼性を確立した新聞やTVなどと比べると、「噂の真相」のような雑誌や「2ちゃんねる」のような電子掲示板はいかにもいかがわしく見える。 現に僕自身も、「噂の真相」や「2ちゃんねる」では、事実無根のあらぬ噂まで書き立てられて、散々なていたらくだ。 けれども僕は、それが名誉毀損だと思うまでもなく、けっこう面白がっている。 そう、書く方も書かれる方もそういう気楽な態度で接するかぎりにおいて、こういう「便所の落書き」は、さほど有害ではなく、 むしろ、インフォーマルな伝言板としてうまく機能しうるのではないか。 もっとも、僕は熱心な「2ちゃんねらー」ではなく、いしだ壱成逮捕とか稲垣吾郎逮捕とかいった時にちらっと眺める程度のミーハーでしかない。 だが、「2ちゃんねる」の危機が表面化してからの話は、さすがに関心を持たずにいられなかった。 インターネット上の巨大な掲示板群である「2ちゃんねる」は、サーバー会社からサーバーを無料で借り、その会社の広告を出すことで成り立っている。 だが、最近、アクセスが指数関数的に激増し、サーバーの負担もバカにならなくなった。 IT不況と言われるなか、会社がこれ以上の負担に耐えられなくなったのも当然だろう。 しかし、フリー(自由で無料)が原則の「2ちゃんねる」の側に、会社に払えるだけの資金はない。 こうした事情から「2ちゃんねる」の閉鎖が近いという情報が伝えられ、とりあえず転送量を大幅に引き下げる必要があると報じられた。
それを裏付けるかのように、いくつもの掲示板が次々に閉鎖されていった。
そうやって危機感が高まってきた25日19時頃、UNIXの掲示板で自然発生的に緊急タスク・フォースがつくられ、
夜勤の管理者から提供されたソース・コードをもとにプログラムを改良して転送量の大幅な縮減に成功、その夜のうちにほとんどの掲示板が新しい形に書き換えられて生き延びたのである。
まさしく「2ちゃんねる」的な原理がいざというときになって底力を発揮したと言うべきだろう。
むろん、それは技術的な緊急避難に過ぎず、経済的な根本問題が解決されないかぎりどうにもならない。
9月から「2ちゃんねる」がなくなってしまう可能性もあるだろう。
だが、仮にそうなったとしても、「便所の落書き」はネットのどこかに再び現れるはずだ−−というか、現にいたるところに存在している。
そして、それが時には集合的知性として驚くべき問題解決能力を発揮しうることを、
「2ちゃんねる」の危機はわれわれに示したのである。
参考FLASH 浅田彰はこのFLASHを見たのかもしれませんね。
ttp://www.fetica.com/unix.swf
いしだ壱成逮捕とか稲垣吾郎逮捕とかのときに見るのはニュース速報板かな?
422 :
考える名無しさん :03/10/12 19:38
801板の彰
423 :
考える名無しさん :03/10/12 19:45
書き込みできず、キーボードを叩いて壊す彰
424 :
考える名無しさん :03/10/12 19:49
愛栗のうぷに怒りを抑えられない彰。 うぷされますた、と通報しようとして周囲になだめられる彰。 仕方ないのではらいせに、通報しますた、とカキコする彰。
425 :
考える名無しさん :03/10/12 19:50
>>410 ブラスターを知らなかったから引っかかったとは思えないけど
426 :
考える名無しさん :03/10/12 20:09
ほんと、無断アップはほどほどにしましょうね、ええ。
427 :
考える名無しさん :03/10/12 20:25
皆さん。 月に300円くらいは、ケチらないように。
428 :
考える名無しさん :03/10/12 20:42
>>408 それは言える。
数年前、東大で「知とは何か、学ぶとは何か」(だったと思う)という講演会を浅田彰がした。
そのとき、ちょうどネット開始した頃で、2chの浅田彰スレ(まさにここだったと思う)を見てからでかけたわけ。
そして当日、浅田彰が東大校内のある教室に入ってきた。
講演が始まる前、ちょっとした前置きトークがあるのだが(当然、記録には残っていないであろう)、
そこで2,3の話をしたのね。
で、記憶にはっきりのこっているのは、「僕のような下手な英語を海外の知識人は「下手だな〜」と思いながらも黙って聞いてくれているわけです」って言ったのね。
それ丁度出かける前に浅田彰スレで「浅田の英語はへたくそ、訛りが酷い」という主旨でカキコがあった。
他にもいくつか酷評カキコがあって、それを丁度なぞるように雑談をしたから、
あ、浅田彰ちゃんは2chを見たのかな〜、でもそんなことないよな〜 ってな感じでしたが、
今思えばその通りだったと。
2ちゃんねらーに書き込みを読んでるに違いないと妄想されてしまう彰
408=428だったと。
なにもかもが図星の彰
こんなトコまだ読んでるのかなぁ…? 数年前ならあり得たかもしれないけど。
433 :
考える名無しさん :03/10/12 20:56
とにかく落ち着け、と
434 :
考える名無しさん :03/10/12 20:58
コピペだし
THE ENDでi Critiqueをやる意味がわからない バイト料欲しさでもなければ義理でやってんだろうか? www.aquirax.comでも立ち上げてそこでやれよと思う
436 :
考える名無しさん :03/10/12 21:41
自分のサイトを立てるとサイト運営が大変じゃん i-modeなら課金も楽だし
ワードでHTMLを書く彰
blogみたいな形でならテンプレートはいくらでもあるし ちょこっとスタイルいじる程度で見栄えは十分 メンテナンスも所謂日記サイト程度でしょ 新生・批評空間webのコーナーとしてとかなら…
月300円は何気に高いよ…。
問題なのはTHE ENDにi Critique以外に 特に魅力的なコンテンツが無いこと
まあ来月から島田雅彦の「ひとこと言わせて」が始まるけどね。
443 :
考える名無しさん :03/10/12 23:33
島田のいうことはききたくねーなー
>ひとこと言わせて おすぎみてーだな(w
ようやく愛栗登録しますた。 もう、うぷしてもらわなくてもいいです。 というか、うぷしないでください。 自分ではうぷしません。 これまでありがとう。
タイトルで「ハードボイルド・ワンダーランド」とあざとくちらつかせているように、 『不思議の国のアリス』を春樹は参照している。そしてアリスを参照するのは、 ドゥルーズ『意味の論理学』(法政大学出版)を種本にしているからだ。 つまり1983年以後というのはニューアカ以降ということだ だから、よくよく読めば二元論を乗り越えるだとか大げさに話す小男が 浅田彰をパロディにしたものだと気づく。きっと春樹は「スキゾ」とか「逃走」を さかんに繰り返す浅田彰がイヤで仕様がなかったに違いない。 春樹は主人公に自分以外になれない自分自身、 自分自身でしかない自分という人間という存在を語らせている。
ふと思いだしたが、村上春樹の『ねじまき鳥クロニクル』を読んだとき、 映画にするなら綿谷ノボル役は浅田彰しかいないと思ったなあ。
春樹は状況(=彰ほか)に横目を使ってるが、
彰は春樹ごときは状況だとは思ってねぇってのこのバカ、というスタンス。
>>435 わかってないなぁ。頼まれ仕事を仕方なくやってるっていうスタンスがいいんじゃん。
マジモードに入ったときもテレ隠しにもなるし。批評家が嬉しそうに自分のサイト持つ
なんてほんとカッコワルいと思う。7,8年前のネット高揚期ならいざ知らず。
450 :
考える名無しさん :03/10/13 01:18
いやあ、でも、東をみていると、ああするのがいいんじゃないかという 気がしてきたよ。 これまでは、自分のサイトで自分の日常をたれながす東より 浅田の方が格好いいようにみえていたけど、 でも、そういう、一歩引いたところから批評するスタンスより、 あーだこーだいわれながら、自分もあーだこーだ混ざって みっともなきゃみっともなくていいじゃん、 という東の方が、本当はいいのではないかという気がしてきた。
東の日常に嫉妬するヤシは少ないけど、浅田の日常に嫉妬するヤシは 多そうだな。だからやらないんじゃない。
わりと浅田彰って自分がどんなふうに見られてるかってわかってる人だから 公開日記みたいなの書かせると面白いと思うよ 浅田彰少年の批評家・柄谷行人との出会いみたいな文章で激しく勃起したんだが…
>>450 東の個人サイトってのは「見て見て。僕ってこんなハメハズシも
出来るんだぜ。」っていうありがちな露悪趣味だから。しかもWeb日記として
何年も前に盛り上がり終わったようなことを縮小再生産して冴えない取り巻き連中と
今頃楽しそうにやってるってのが、なんともはや。何重にもズレてるよ。
まあ東がズレててもズレてなくてもどうでもいいけど。(w
> 浅田彰少年の批評家・柄谷行人との出会いみたいな文章で激しく勃起した あれを見て、浅田はどんな事があっても柄谷を見捨てたりしないだろうなと思った。 惚れた女の弱みだねw
453 俺も最初はそう思っていたけど、最近、あれは露悪でも戦略でもない んじゃないかという気がしてきたんだよね。 「知性とパフォーマンス」でブレイクした東が、 もはや単なるヲタの日常を、ただ、だらだらと垂れ流す。 そこにはヲタとして鋭い感性があるわけでも、知性として吟味された思考が あるわけでもなく、とにかく、ただ「素」である。 「これ自体がパフォーマンスなんだよ」という言い訳もありながら、 その言い訳も、たいして本気で、自身の行為を正当化しようと しているわけではない。これが、『存在論的』を書いた知性による ものであるとすれば、これほどまでにみっともないことはない。 あくまでも、知と趣味で際立とうとする浅田の方に、 むしろ悪趣味な自意識が透けてみえるのに対して、 東の方が実ははるかにラジカルなんじゃないだろうか。
>おお、shibuさんじゃないですか。SFCはちょっと特別だものねえ。 >ところで>katsumixさん それは初耳! 見てえ〜。うぷきぼn(おい こんな、カキコを自分のサイトで公開する東の方が、 浅田より、むしろかっこいい!という気がする。 うまく説明できないが、そう思う自分にも、 何か新しい感性が芽生えつつある気がする。
>うぷきぼn(おい ・・・・・・・ 確かにこれはすごいと言えばすごいが・・・
ゆうゆがナウシカの格好して似合うのか?
>>448 綿谷ノボル=彰ってのは春樹も意識して書いてると思う。そういう「仕掛け」
みたいなのをよく春樹はつかうもんな。たとえば、『クロニクル』第三部で、
綿谷ノボルがバットで殴られて病院に運び込まれるところの記述はまんま
ビートたけしがバイク事故で入院したときの新聞記事と同じ。「東京女子医大病院」
だし、「頭蓋骨陥没」だし。手元に本がないので確認できないが、初めて読んだ
ときに気付いた。確か主人公の妄想かなんかで起こったんだよな。実際は綿谷ノボルは
脳梗塞で倒れたんだっけ。
460!
俺も綿谷ノボルのモデルの大部分は浅田彰だと思ったな。 しかも春樹は彰のことがきらいらしいから、かなりの悪意をこめて書かれてるw
団塊オヤジが彰を嫌うのは自然すぎて面白みがない
463 :
考える名無しさん :03/10/13 11:20
ん?綿谷ノボルと彰は結びつかないなー 何か具体的な根拠はあるのかな? 綿谷ノボルは実在の特定の人物をイメージしたものではないと思う。 春樹が嫌悪を抱いている人々のシンボリックな複合体のように思うのだが。
464 :
考える名無しさん :03/10/13 12:10
>>463 もちろん彰だけでなく、他のひとのイメージも入ってるかもね。
でも、あのキャラクタのイメージの多くは、上のカキコが述べるように、
浅田彰に拠ってると思うけどね。
手許にテキストがないので引用はできないが、なにか現代思想系のけったいな
経済学の本を出した俊英でうんぬんってキャラクタでしょ、綿谷ノボルって。
あれは彰でしょ、きっと。
465 :
考える名無しさん :03/10/13 13:17
>>464 いや、現代思想系って言葉は出てこない。
「専門的な経済学の本」としか書かれてない。
あと、「イェール大学院に二年間留学」(柄谷?)、
「背は高くてほっそりとして」という描写もあるから、
彰だ、とはやっぱり言い切れないよ。
岩井じゃねえの? 春樹は水村美苗も嫌いな気がするし
467 :
考える名無しさん :03/10/13 13:28
あと彼は「長崎」で脳溢血で昏倒して、 「上品な鼈甲縁の眼鏡をかけてい」るから、 実は、浅田+柄谷+村上龍だったり・・
468 :
考える名無しさん :03/10/13 13:33
まあ、80年代的な、あるいはポストモダン的なひとたちへの復讐でしょう。 浅田・柄谷系、蓮見的表象系、龍・龍一系のいずれからも ずっと批判されていたでしょ、春樹は。
469 :
考える名無しさん :03/10/13 14:02
硬直した視点を持って行動し、教条的な論理をふりまわし、 何かを笠に着て他人を断罪するような人々の姿を描きたかっただけです。 どの世界にも(そう、文学の世界にも)そういう人たちはたくさんいます。 村上春樹
470 :
考える名無しさん :03/10/13 14:38
クラフトワーク・エンドレス 「アウトバーン」(1974年)でミュージック・シーンに躍り出、 「トランス-ヨーロッパ・エクスプレス(ヨーロッパ特急)」(1977年)や 「マン=マシーン(人間解体)」(1978年)でテクノ・ミュージックの原型を確立した クラフトワーク(クラフトヴェルク)が、アルバムとしては実に17年ぶりの新作となる 「トゥール・ド・フランス」(TOCP-66224)を発表した。 とはいえ、聴いて驚くような新しい展開は何もない。 むしろ、驚くべきは、自動車や列車が自転車に変わっただけで、彼らの音楽が最初から 本質的にまったく変わっていないということなのである。 いや、それはむしろ当然のことなのかもしれない。 実際、最初にこのドイツのグループの音楽を聴いたとき、 私はそれをヴァーグナーのネガのようなものと感じ、そう書きもした。 ヴァーグナーの「神々の黄昏」とともに第三帝国が崩壊し、歴史は終わる。 そして、ヨーロッパはポストヒストリカルな無風状態をえんえんと生き続けることになるだろう。 きわめて単純な音形や卑俗とさえ言っていい旋律を鉄面皮に反復しながら、 「Parks, Hotels, and Palaces. Europe Endless」とクラフトワークは嘯く。 その反復が30年たった今も続いているというだけのことなのだ。
471 :
考える名無しさん :03/10/13 14:38
↑ やれやれ
472 :
考える名無しさん :03/10/13 14:39
その鉄面皮ぶりは、「Europe Endless」に「End of Asia」を突きつけた 坂本龍一がそれからたどった目まぐるしい変貌と比べるとき、いっそう際立つだろう (ちなみに、坂本龍一による地雷廃絶キャンペーン「Zero Landmine」[2001年]で クラフトワークがサウンド・ロゴを担当しているのは、両者の久しぶりの接点として興味深い)。 それにしても、「トゥール・ド・フランス」という自転車ロードレースをテーマとしながら、 一分の隙もなく構成されたクラフトワークのクールな機械音は、身体性をまったく感じさせない。 四半世紀前はよくクラフトワークを鳴らしながらヨーロッパ中をクルマで走り回ったものだが、 いまクラフトワークを聴きながら自転車で走ることはさすがにないのではないか。 いや、実は自転車と一体化したサイクリストこそ、真にマン=マシーンと呼ぶにふさわしいのかもしれない。 「自転車の鋼鉄は、ペダルから彼の血管に流入して、彼の身体は鋼鉄となって疾走するのだ」。 ランボーを論じてこう書いたのは若き日の小林秀雄だった。 そしていま、サイクリストのロボット化は完了し、未来派的な高揚は効率主義的な計算に席を譲る。 クラフトワークの「トゥール・ド・フランス」は、そんなロボットたちの展開する汗の匂いのしない自転車レースにふさわしいBGM―― 非情なまでの駆動力をもって走り続けるエンドレスなBGMなのである。
新しいのをupするのはやめなよ
この文章を読む限り、彰はクラフトワークがかなり好きだと思う。 不毛なポストヒストリカルこそが彰の趣味。
自分の事を末人といってたしな
477 :
考える名無しさん :03/10/13 14:54
18世紀人としての円山応挙 大阪市立美術館で円山応挙(1733-1795)の展覧会が始まった。 応挙といえば「写生」の画家ということになる。 だが、写生というのはむろん応挙が始めたことではない。 応挙の時代には形骸化した権威となっていた狩野派にしても、かつての探幽などは 多岐にわたる写生図巻を残している。 むしろ、応挙はあらゆる意味で18世紀の画家なのであり、応挙の「写生」も そういう意味でとらえなおすべきなのではないか。 18世紀といえばヨーロッパでは「美」と「崇高」のパラダイムが確立される時期だが、 実際、応挙の作品をそのパラダイムにそって見ることも不可能ではないのだ。 一方には、博物学的な写生に基づいて多彩な美の世界を展開する「牡丹孔雀図」や「百蝶図」。 他方には、それを突き抜けるかのような滝の絵(長さから見て床の間の壁から床へとL字型に 繰り延べられたのではないかと言われる「大瀑布図」や、床の間から庭の池に向かって 溢れ出さんばかりの金刀比羅宮表書院の「瀑布図」)や氷の絵(クラックだけが直線的に描かれた「氷図」)。 むろん、「崇高」といってもカント的に無限化されることはなく、逆に「美」も「崇高」も 最終的には伝統的な日本美術の枠組に回収されてしまうのだが、それにしても、 遠く離れたヨーロッパと日本の美術に同じパラダイムが見出されるというだけで驚くに値するのではないか。
478 :
考える名無しさん :03/10/13 14:56
しかし、実を言うと、応挙はオランダ経由でヨーロッパの光学・図学や 博物学・解剖学に触れ、それらを十分消化した上で出発しているのだ。 実際、若き日の応挙は、「浮絵」(遠近法の強調により対象が浮き上がって見える)や 「眼鏡絵」(覗きからくりで見ることにより遠近法の効果がさらに際立つ)を数多く描いている。 有名な「三十三間堂通し矢図」などを覗きからくりで覗いてみれば、 当時の観衆の驚きを想像することができるだろう。 淀川の両岸を上下両方から見られるように描いた絵巻などにも、そういう視覚のトリックに通ずるところがある。 また、夥しい動植物を写生して図鑑のように並べたものばかりか、人間の裸体をほぼ等身大で生々しく描いた 「人物正写惣本」(そこには手淫に耽る少年の姿まで含まれるし、拡大鏡のような円形の視野に描かれた一連の 人体部分の絵もある)のようなものもある。 それらに見られるように、西洋近代科学に基づく視線をかなりの程度まで共有した――鏡やレンズのように冷やかな その視線による「写生」を徹底した――応挙が、同時代の西洋とも共通する「美」と「崇高」の芸術を展開し得たとしても、 驚くには当たらないだろう。 むろん、応挙は、最終的には、そういう「ヨーロッパ的」な要素を、「中国的」な要素と併せ、 いかにも「日本的」な平面表現の中に回収してしまう。 そう、ここでもまた「日本的」なものは後から意図的に捏造されるのだ。 また、そのようにして成立した作品が、応挙の作品のなかで最も美しいことは、否定し難いだろう。
479 :
考える名無しさん :03/10/13 14:57
たとえば、金箔の上に、ラフなタッチの墨で幹や枝や蔓を描き、そこに細かい写生と 鮮やかな色彩による花や葉を配した、根津美術館の「藤花図屏風」。 今回の展覧会は、そのような名品を網羅しているわけではない半面、写生帖の類が 一部しか展示れておらず、いささか中途半端な印象を受けないでもない。 とはいえ、狩野派に替わって新しい伝統の創始者となった画家(確かにそうには 違いないのだが)という紋切型のイメージの背後を探ることで、 応挙を18世紀人として再発見する機会を――ひいては18世紀の日本を考す機会を与えてくれる、 これはなかなか興味深い展覧会である。 いや、「龍門鯉魚図」で鯉の滝登りを抽象的に図案化して表現した作品などは、 18世紀どころか、もっと近代的にさえ見えるではないか。 また、金剛寺や金刀比羅宮と並ぶ傑作とされる大乗寺の障壁画(今後は保護のため 収蔵庫に収められるという)をオリジナル通りの配置で見ることができるのは、 貴重な機会と言うべきだろう。 その白眉とも言うべき「郭子儀図」で、緑鮮やかな芭蕉の葉に墨で絵(幾何の図形のようにも見える)を 描いている子どもの姿に、応挙の自画像を見るとしたら、 「写実」を忘れた想像力の濫用ということになるだろうか。
こち亀 全巻 (笑)
最新のものをupしたらまずいというのは当たり前だろ
ついでに近大の展覧会のやつもおねがいします
484 :
考える名無しさん :03/10/13 15:21
ちなみに、 あいくりは速報性重視のため 批評空間ウェブサイトでは 二週間たってから 最新版を閲覧させていたよ。
彰の小遣い稼ぎを邪魔する奴は許さねぇ
彰はi-critiqueでどのくらいの収入があるのか?
487 :
考える名無しさん :03/10/13 15:42
「アンチノミー」展に始まる 先日、四国に渡る機会があったので、金刀比羅宮まで足を伸ばした。 ここの表書院に円山応挙の障壁画(「水呑みの虎」の部分が大阪市立美術館での展覧会 に出品されているが、圧倒的な滝の絵を含む山水画などはここでしか見られない)、奥 書院に伊藤若沖の障壁画(襖一枚に10点、あわせて201点の花を描いた「花丸図」の一 部が今回初めて公開されたが、虫食いにいたるまでリアルに写生しながら、全体として 図鑑のように整然と配置されているのが面白い)があることは知っていたけれど、高橋 由一の作品が27点もあるというのは驚きだった。 明治初期に西洋にならった新しい写実画を広めようとしたこの画家は、東北各県の県令 を歴任し反動派として力を振るった三島通庸と並んで、金刀比羅宮宮司の深見速雄をパ トロンとし、明治12年の琴平山博覧会にも37点もの作品を出品していたのだ。 風景はもちろん、豆腐や読本のようなものまでリアルに描き出そうとしたそれらの画面 を眺めているうち、高橋由一こそ日本のクールベ(ただし革命派ではなく体制派のクー ルベ)ともいうべき画家だったのではないかという気がしてくる。
488 :
考える名無しさん :03/10/13 15:42
彼らはいずれも、リアリティのすべてを徹底的に写し取ろうとし、結果、穴(女性の穴) としての「リアルなもの」(ラカン)まで描いてしまっているではないか。 いずれも、体制と戦い、あるいは協力しながら、大衆を巻き込む新しい美術展示のシステム を作り出そうとしていたではないか。 高橋由一のリアリズムが抑圧され、黒田清輝の似非印象主義(?)が支配的になってしまった ことが、日本近代の「洋画」を貧しくした要因のひとつではないか。 豆腐の絵の葉書にそんなことをしたためて、岡崎乾二郎に送った。 そのわずか四日後、東京の近畿大学四谷ギャラリーで岡崎乾二郎の組織した「アンチノミー」展 に行った私は、そこで高橋由一とクールベが詳細に比較分析されているのを見て驚くことになる。 高橋由一の穴とクールベの穴、高橋由一の鮭とクールベの鮭……。 もとより、畏友という言葉がぴったりのこの画家・理論家とは折に触れさまざまななことを 語り合ってきたが(『新潮』10月号にも磯崎新・福田和也両氏を交えた座談会が掲載されている)、 高橋由一やクールベについて詳しく語り合ったことはなかった。 一種のシンクロニシテと言うほかはない。
489 :
考える名無しさん :03/10/13 15:44
展覧会全体は、趣味判断は主観的なものであると同時に普遍性を要求すべきものであり、 その意味で概念に基づくものではないと同時に概念に基づくものである、というカントの アンチノミーをテーマとしており、ティエリー・ド・デューヴほど唯名論的な解釈では ないにせよ、そのようなアンチノミーを引き受けるものこそが芸術だといういわば 否定的としての近代性のヴィジョンに傾きがちだし(むろん、そのような近代性を 最低限綱領として守らねばならないという立場は理解できる)、それを単純に パズル化した作品に偏りがちだという問題はある。 しかし、高橋由一をはじめ、デューラーからマザウェルに至る画家たちの作品の分析は、 そういう図式をはみ出す豊かさをもっており、さまざまなヒントが惜しげもなく ちりばめられたカタログともども、教育的効果はきわめて高い。そう、これは、 近畿大学国際人文科学研究所の東京コミュニティーカレッジにおける岡崎乾二郎の ゼミナールの発表会――ただし、きわめて質の高い発表会ともいうべき展覧会なのだ。 むろん、展覧会というからには、教育的効果のみならず、芸術的効果を生み出す必要が あるのでそれには教育と創造のアンチノミー(?)を超えて岡崎乾二郎の個展を実現する 必要があるのかもしれない。
490 :
考える名無しさん :03/10/13 15:44
しかし、ゼミナールの参加者による「名画」の読解と新しい作品を併せたこの展覧会は、 教育の場所から派生したギャラリーのオープニング展にふさわしいものだったと言える のではないか。 なお、9月19日のオープニングでは、研究所所長の柄谷行人がアンチノミーに関する テクストを朗読するパフォーマンス、そして、ゲストの磯崎新が近作をめぐって語る 講演が行われた。 この講演がまた実に面白いものだったのだ。 建都300周年を迎えたサンクト・ペテルブルグは、有名なマリインスキー劇場 (チャイコフスキーとプティパ、そしてディアギレフとロシア・バレエ団の記憶で 名高い)の増築を計画し(その背後には、現在の音楽監督であるゲルギエフの力があり、 レニングラードと呼ばれていた時代に副市長だった大統領プーチンの肩入れがある)、 有名なソヴェト・パレスの国際コンペ以来ほぼ70年ぶりに国際コンペが開催された。 それに参加した磯崎新は、スターリン主義によって抑圧されたロシア・アヴァンギャルド、 とりわけマレーヴィチの実験に戻り、それをコンピュータ時代のテクノロジーによって 新たに甦らせることを目論んだのである。
491 :
考える名無しさん :03/10/13 15:45
シュプレマティズム風のカラフルな幾何学的形態がさまざまに組み合わされて劇場を形作る。 円熟期の巨匠の作品だけに、結果は実用面も配慮してきれいにまとめられすぎている感があり、 シュプレマティズムというよりデ・スティルのように見えたりもするとはいえ、これはきわめて興味深い設計案だ。 残念ながら、ロシア人以外の審査員が支持したにもかかわらず、ロシア人にとっていささか 問題含みの存在であるロシア・アヴァンギャルドを外国人が取り上げるといは政治的にも 受け入れがたいことだったと見えて、選ばれたのは磯崎新の大胆なデザインではなく ドミニク・ペローの装飾的なデザインだった。 しかし、ソヴェト・パレスのコンペでもル・コルビュジエをはじめとする大建築家たちが 軒並みはねられたことを思えば、歴史的にはこういう結果でよかったのかもしれない。 また、ただちにこの落選案を組み替えて、北京の天安門広場に近い超大型書店への流用を 試みるあたり、磯崎新もまた転んでもただでは起きない建築家である。 しかし、講演では、この件でロシア・アヴァンギャルドへの興味を再燃させた磯崎新が マレーヴィチについて調べてゆくうちに発見した「ミステリー」が語られた。
492 :
考える名無しさん :03/10/13 15:46
マレーヴィチが展覧会場にいる写真のうち最後のもの(1932年の「ソ連15年間の芸術家展」に おいて撮影)では、アーティストは、代表作と目されるいくつかの絵画(中央に抽象画、 周辺に類型化された人物画が配されている)の下、幾何学的な建築的形態が立ち並ぶ前に 立っている。 ところが、画家自身の写っていない公式の会場写真では、真ん中にある塔のような台座の上に レーニンと思しき人物像が置かれているのだ。磯崎新は、ここに、ソヴェト・パレスのコンペ 当選案であるイオファンの巨大な党の上に聳え立つレーニン像の原型があるのではないかと 示唆する。 それは、アヴァンギャルドとスターリン様式は断絶しているように見えて連続しているという ボリス・グロイスの『全体芸術様式スターリン』(現代思潮社)における主張ともつながって いくだろう。 そこまでいかずとも、画家がいるとき権力者はおらず、権力者がいるとき画家はいないという 事態そのものが、またしても一種のアンチノミーを示唆する興味深い謎と言えるのではないか。
493 :
考える名無しさん :03/10/13 15:48
ともあれ、すべてをゼロに還元した上で再出発しようとした1910年代の前衛の「可能性の中心」を 新たな形で甦らせようという主張において、とはいえ、ゼロへの純粋な還元は実は不可能であり、 そこにはつねにすでに外部の領域――とくに政治との相互汚染があるという示唆において、 これはきわめて興味深い講演だった。 このように、「アンチノミー」展は、単一の法則(ノモス)に律せられるのでもなく、 ばらばらな無秩序(アノミー)に陥るのでもない、まさにアンチノミー的な出発を遂げたと 言えるのではないか。 今後の近畿大学四谷ギャラリーの活動に注目していきたいと思う。
乙。 ギャラリーの場所はどこですか? 上智がある方向かな?
495 :
考える名無しさん :03/10/13 15:53
496 :
考える名無しさん :03/10/13 15:59
綿谷ノボルと彰か・・・ そういえば、EVCAFEのメンツが混ざったようなキャラだったな、ノボルは。
その表現は面白いな。
応挙展、きのう行ってきた。じつに良かった。 これ読んでから行ったら、もっと愉しめたのにな。
イオファンの建築って、今見るとスゲぇよな。 SF的というか、ペプシのボトルキャップみたいというか...
浅田好きの奴って春樹読まないのかと思ってたけど、けっこう読んでる奴いるじゃん 俺もねじまき鳥までは読んでたけど、それ以降はフォローしてない
502 :
考える名無しさん :03/10/13 18:19
「もう圧倒的な地響き立てて疾走する楽観主義で行かなきゃダメなんだよ、 物事を一旦始めてしまったなら」
503 :
考える名無しさん :03/10/13 18:20
>>502 コピペuzeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeee
504 :
考える名無しさん :03/10/13 18:20
「もう圧倒的な地響き立てて疾走する楽観主義で行かなきゃダメなんだよ、 物事を一旦始めてしまったなら」
505 :
考える名無しさん :03/10/13 20:19
レニ・リーフェンシュタールの死 地球に大接近した火星が、月の衛星であるかのようにそのごく近くに見える夜、 レニ・リーフェンシュタールが101歳の生涯を閉じたことが伝えられた(現地時間で 8日、日本時間で9日)。 翌朝、「レニ・リーフェンシュタール ART & LIFE」と題された上映会を観に行 くと、そこには海中の極彩色の世界が広がっている。 そう、リーフェンシュタールが去年なんと100歳で発表した「ワンダー・アンダー・ ウォーター(原題:水面下の印象)」と題するこの映画は、71歳でダイヴィングを 覚え水中での撮影を始めた彼女がパートナーのホルスト・ケットナーとともに撮ったものなのだ。 それにしても、冒頭に彼女自身が登場して珊瑚礁の保護と海中公園化を訴えた後は、 いわゆる環境映像のごとく何の脈絡もなしに海中生物たちの姿が次々に映し出される だけなのだから、暑い日に涼をとるには最適とはいえ、茫然とした観客も多いだろう。 女優から監督へと抜擢され、ヒトラーの命令の下、「意志の勝利」(1935年)や 「民族の祭典」(1938年)で緊張感あふれるスペクタクルを展開してみせたリーフェン シュタールが、最後には、ゆったりとして散漫な世界に移行したということなのだろうか。
506 :
考える名無しさん :03/10/13 20:19
だが、コメンタリーなしにダイナミックな形象の流れだけで映画をつくるという点は、 30年代の作品も同じだ。 また、今回の作品でも、奇抜な形態と色彩で生命を謳歌する生物たちが映し出されるばかり で、捕食、交尾と産卵、そして死といったシーンはほとんど出てこない。 おそらく、リーフェンシュタールは、ナチとの協力を批判された後も、「ファシネーティング・ ファシズム」(スーザン・ソンタグ)の美学を別の領域で実践し続けたと言っていいのではないか。 その点をさらに詳しく考える意味でも、次に上映された「アフリカへの想い」(レイ・ミュラー監督、 2000年)というドキュメンタリーはなかなか興味深いものだった。 よく知られている通り、リーフェンシュタールは、戦後、ナチス時代のことを忘れようとするかの ように、アフリカに向かう。 1956年にケニアを訪れ、奴隷をテーマとする映画のために筋骨たくましい男性を探すのだが、 マサイ族のほっそりした男たちは彼女の要求に合わない。 そんなとき交通事故で入院した彼女は、病床で手に取った雑誌でたくましいヌバ族の写真を 見つけてたちまち魅了される。 そして、長い年月をかけてヌバ族の村を探し当て、そこに何度も長期滞在して撮影を続けた 彼女は、一連の写真集によって世界的センセーションを巻き起こすのである。
507 :
考える名無しさん :03/10/13 20:20
アーリア人の美からアフリカ人の美への転回? だが、そこでもまた若く美しくたくましい肉体だけが強調され、病いや老いや死といった 影の部分がほとんど排除されている。 ファシネーションの対象が変わっただけで、質は同じなのだ。 しかし、彼女が自分を暖かく迎え入れてくれたヌバ族の人々に純粋な愛着を覚えていることも また否定できない。 実際、2000年のこのドキュメンタリーで、98歳にもなるリーフェンシュタールは、内戦の続く スーダンを訪れ、大変な苦労の末に、かつて訪れたヌバ族の村を再訪する。 内戦の傷は深く、彼女の知っていた人々の多くは殺され、イスラムへの改宗を強制されたため、 かつてあれほど輝いていた裸体は粗末な服で覆われてしまっている。 それに絶望しながらも、久しぶりに再会した人々と抱き合うリーフェンシュタールは、 もはや決してたんなる美の狩人とは言えないだろう。 だが、取材中に鳴り響いた銃声のため、彼女とクルーはヘリコプターで逃げるように 村を去らねばならない。
508 :
考える名無しさん :03/10/13 20:21
しかも、そのヘリコプターが事故を起こし、彼女は肋骨を二本折って入院することになるのだ。 1956年の入院で始まヌバ族とのロマンスが2000年の入院で終わるとは、なんという皮肉だろう。 しかし、ベッドに横たわる98歳の老女は、「これが最後の言葉になるとしたら?」という ぶしつけな質問に答えて「大切なのは人生に『然り(ヤー)』と言うこと」と断言するのだ。 おそらく101歳の彼女に聞いても同じ答が帰ってきただろう。 栄光と同じくらい多くの誤りに満ちた波乱の生涯だったことは確かだ。 しかし、そのすべてを引き受けて「然り(ヤー)」と言いながら昂然と去って行ったリーフェンシュタール――その徹底した非転向に、われわれはやはりある種の感銘を覚えずにはいられないのである。
ちょっとジーンと来た
浅田は「反動的な美」も好きっつうことだね
赤い貴族なんだよね、浅田氏は。
512 :
考える名無しさん :03/10/13 20:33
いやあ、 やっぱ一本筋がとおってるとねえ 光るよ
新しいのはやめろって。せめて要約ぐらいにしたほうがいいよ。 「彰は気にしないはず」とか妄想しているとしたら頭おかしいよ。
514 :
考える名無しさん :03/10/13 21:12
どれもこれも 速報性にいみのある記事であるのは 事実、本人もそのことを承知しているだろう。 記事の意味が速報性におおく依拠するのだから どうせこぴぺするなら、なるべく速報にちかいかたちで おこなわれることには一理ある。 遅くなってから、こぴぺしろと いってる連中はいったい、この記事のいみをどこに おいているの?
↑ 妄想馬鹿ハケーン
>記事の意味が速報性におおく依拠する だからこそ、時間をおかないと拙いんでしょ。有料なんだから。 かといって、外出のばかり上げられてもしょうがないんで、2週間を目安にって感じで良いんじゃない。
私は新作アップはどうかと思う。 単純にNTTesに訴えられるリスクもあるし、 掲示板に長文がアップされると話の流れが途切れて 会員登録してる者にとっては邪魔・目障りでしかない。 アップするなら自己責任で新スレでも立ててやればって感じ。
>>514 i-critiqueは「速報性にいみがある」からすぐにアップしてもいいの?
基本的には月額300円を出す人にしか読めないわけだし、「速報性にいみがある」
からこそ、すぐにはアップしては駄目だと思う。どっちにしろ違法だとは
思うけど、ある程度は節度があったほうがいいんじゃないかな。
でもここのスレ住人美術展に行かない奴が多そうだから速報性は無関係かも
おもいっきり他の人たちとかぶってた(w タイトルとか、何々の展覧会について、とかなら 速報してもいいんじゃないでしょうか。実際、 携帯持つ前は僕もお世話になっていたので。
i-critiqueはTHE ENDのなかにあるわけだよね。 THE ENDでは著作権とか、どういうふうに認識してるんだろうか? 300円を払って情報を得ている人が、その得たものを他に閲覧させるのは違法になるの? 詳しい人いたら教えて。 やっぱり二週間ってのが目安かな。 でも、どんなくだらない情報でも共有できる環境があるというのは意味があるし、 テキストは簡単にコピペで拡散させることができるわけだからなあ。難しいね。
522 :
考える名無しさん :03/10/13 21:29
>i-critiqueは「速報性にいみがある」からすぐにアップしてもいいの? わたしは、あいくりのいみをたずねたのである。 だから、すぐにあっぷしていいとはいっていない。 ただ、速報性に意味のある記事を遅くなってから アップするというのでは、あいくりのいみは、なくなるにはちがいない。 それでもいいならあっぷすればいい、自己責任で、と。 いみのあるアップをしたいなら、早くあっぷするしかないのだが。 携帯で公表されたのを間をおかずにすぐにあっぷするのと、 間をおいてからおそくなってからこぴぺするのと著作権違反としては 同じこと、罪の軽重に関係がないのだとすれば、 なおさら、速報性重視のあいくりの命を殺すようなあっぷでは 行為としては、さほど評価できないだろう。 では、そもそもあっぷすることがよいことなのか、 非のうちどころがないことであるかといわれると否だ。 やめたほうが懸命なことだといわざるをえない。
520は514じゃなくて518でした。逝ってきます!
どうでもいいが、難しいこと言いたい年頃の大学院生みてーな文章だな。>522
525 :
考える名無しさん :03/10/13 21:35
> でもここのスレ住人美術展に行かない奴が多そうだから速報性は無関係かも ここからみると、 速報性のないあいくりにも意味はあるということになります。 これはそのとおりです。
面白そうだから四谷に行きます。個人的にコピペに感謝。
528 :
考える名無しさん :03/10/13 22:11
アピチャートポンの映画観たいと思ったが タイ国際映画祭終わってた。速報性意味ね〜ぞ彰 写経メンバーはどうして憂国放談をうぷしないのか?
529 :
考える名無しさん :03/10/13 22:29
買うなり立ち読みするなりしろよ
530 :
考える名無しさん :03/10/13 22:51
四谷のやつ、関西でもやってほしいなー 京都芸術センターあたりなら、場所としていけるんじゃない?? 四谷の規模を知らないけど。
そりゃ浅田のデビューが早すぎたのだ。
東の方がデビューは早いけどね。
>>533 ある程度以上マスコミに取り上げられるようになったのは、浅田が先。
>>530 カタログを入手するといいよ
方法はわからん
536 :
考える名無しさん :03/10/14 09:08
「ねじまき鳥〜」のなかの「ギリリッ」っての 「未来派野郎」の3曲目の音を連想・・・
537 :
考える名無しさん :03/10/14 10:17
続憂国呆談 Number17 「改革」vs「改革」の総選挙
政治家と同じ。40代でも若手。 でもある意味当然というか。
539 :
考える名無しさん :03/10/14 12:38
それくらい論壇に若手の人材がいないってことか・・・ やっぱ30代までだと思うが。
540 :
考える名無しさん :03/10/14 13:14
今の20代に優秀な「知識人」はいますか? まあ、20代から颯爽と活躍する浅田のような存在は、 もうこの日本じゃ出ないのかなあ
541 :
考える名無しさん :03/10/14 15:10
ネットで言説を垂れ流す時代になったからね。 タコツボ化の極致というかなんというか。 浅田的な存在は出し得ないのでは?
>>540 東が出る前も、そういわれ続けてたけど。
東はその後駄目駄目になったけど。
しかし、あの東のダメさってのは何なんだろう? やっぱり浅田の放任主義の所為だろうか?
油断させといてガツンといくわけです。 東さん、今にガツンといきます。 浅田なんかメガネ吹き飛ばされてヤッサンのように探し回る のがオチです。
なまじ頭が良くって、本を読まずにもそれなりのものが書けたために、あんまり勉強しなかったらしい。
彰って若い頃から上の世代の人とからんでて 今更下の世代の東なんかにはからみづらいのかな?
547 :
考える名無しさん :03/10/14 15:56
火曜更新 「バラードの『ミレニアム・ピープル』」 「坂本龍一とコスモポリスの音楽」
548 :
考える名無しさん :03/10/14 16:05
浅田の坂本龍一評には、やっぱり、過剰な程の愛があるなあ。 J・G・バラードの新作は、イマイチらしい。
>>544 仮にそのガツンがあるとして、その鉾先は浅田などに向かうんだろうか?
向かったとしても、浅田からは微苦笑以上のものを引き出せるだろうか?
551 :
考える名無しさん :03/10/14 17:46
現在、ナルシシズムを超え出られない、弛緩した、 強度の薄弱な言説が、ネットを中心にまかり通ってます。
552 :
考える名無しさん :03/10/14 17:55
警告します。 i-critique(The End)に私が発表した小文を ここに掲載することを、即刻中止してください。 浅田彰
553 :
考える名無しさん :03/10/14 17:59
ネタ?
554 :
考える名無しさん :03/10/14 18:17
浅田初降臨でつか。
名前:浅田彰 投稿日:2000/09/05(火) 19:21
経済哲学ですか、まずは、こちら
http://philosophy.wisc.edu/Hausman/on-line.htm にある、
http://philosophy.wisc.edu/hausman/papers/67.htm と
http://philosophy.wisc.edu/hausman/anth-toc.htm それと、
Hausman, D. and M. McPherson (1993)
'Taking ethics seriously: economics and contemporary moral philosophy',
Journal of Economic Literature 31:671-731.
というsurveyはいかがでしょうか?とっかかりとして。
マルクスとジンメルの仕事が経済哲学に分類されるのか
はわかりませんが、「貨幣」についての社会学的或いは
哲学的な議論ならば、
岩井克人,1993.「貨幣論」,筑摩書房.
岩井克人,1994.「資本主義を語る」,講談社.
岩井克人,1995.「インターネット資本主義と貨幣」,
InterCommunication Vol.13,NTT出版 所収.
岩井克人,1999.「電子マネーの貨幣論」,
「電子貨幣論」NTT出版 所収.
などをはじめとする岩井克人のいくつかの論考が
導入として挙げられるでしょう。
それとこないだ筑摩から出た本。
4 名前:浅田彰 投稿日:2000/09/05(火) 20:59 追加:経済学と倫理学に関しては、 Amartya Sen の一連の著作 Kenneth Arrow の一部の著作 鈴村興太郎のIO以外の一連の論文 Jon Elster の膨大な著作の中の一部 あと、 The philosophy and methodology of economics edited by Bruce J. Caldwell, E. Elgar , 1993 や、 Philosophy and economic theory edited by Frank Hahn and Martin Hollis Oxford University Press , 1979 などに収録されている偉大な先達による諸論文など。 図書館で検索すれば一発なんでしょうけど、マルクス やジンメルや左右田だけで検索するのは偏っていると 思ったので、追加してみました。しつこくてごめんなさい。 良いresourceと出会えますように。
558 :
考える名無しさん :03/10/14 19:08
ここに書くことをを警告すると、 こんな彰や嫌だスレに移動しそうな予感が・・・
大阪のWTC 2003*07*01 兵庫県立美術館で安藤忠雄の展覧会が開かれている。 東京ステーションギャラリーから巡回してきたもので、規模は小さいけれど、やはり 彼自身の設計した空間に置くと一味違って見える。 もっとも、そこには問題がないわけではない。 特に最近、悪く言えばプランを決定できなくなった、良く言えば恣意的なプランを拝 するようになった建築家は、しばしばたんに直方体を並列してみせる――神戸では3本、 フォートワースでは5+2本というように。 それはそれとして明快な方針ではあり、デザインとしても切れ味がいいのだが、たとえば 美術館として使うとなると動線が冗長になってなかなか使いにくいのだ。 その点で、そもそも建物全体を瀬戸内の自然の中に埋め込んだ直島コンテンポラリーアー トミュージアムがやはりいちばん成功しているのではないか(特に地下の空間の連鎖だけ からなる新しい第三期工事分は大いに期待される)。 他方、ニューヨークのWTC(ワールド・トレード・センター)跡地に丸い丘(地中に埋ま った仮想的な球[グローブ]の一部と想定されている)をつくるという提案も、グローバル 資本主義とその建築ラッシュに対し、「建てない」という単純ながら明快な批判を発し得ていると思う。 だが、ここで語ろうとしているのは展覧会のことではない。
事件(と言うほどのことでもないけれど)は、帰り道、せっかくだからやはり安藤忠雄の 設計した大阪の天保山サントリーミュージアムに立ち寄ろうとして起こった。 港に面したこの美術館へは、JRのユニバーサルシティ駅(これまた安藤忠雄の設計したこ の駅はユニバーサル・スタジオ・ジャパンに行くための駅だが、それにしても「普遍都市」 とは何というネーミングだろう!)から船に乗って行くのがベストなのだが、どういうわ けか私は間違った船に乗ってしまったのだ。 船は天保山沖を通り過ぎ、どんどん港の先の方へ出てゆく。 そして、着いたところは、南港と呼ばれる埋立地の北西の果てに近いところだったのだ。 数人いた客がハイアット・ホテルの送迎バスに乗ってしまうと、取り残された私は呆然とした。 電車の駅もなければバスの停留所もなく、見渡す限り埋立地ばかりが広がっている。 近くに見えたかなり過激なデザインの建物まで行ってみると、それはフェリー・ターミナルで、 プサンから来た韓国船が停泊しているのだが、そこにも交通機関を示す表示ひとつない。 こうなったら、あそこに聳える高層ビルまで歩いていくほかないだろう。 そう、それこそ大阪のWTC(ワールドトレードセンター)のビルだったのである。 実のところ、WTCと、その隣のATC(アジア太平洋トレードセンター)に来たことのあった私は、 その傍らにニュートラムの駅があることを知っていたのだ。 だが、やっとのことでWTC/ATCまでたどり着いた私は、せっかくここまで来たのだから、あたりを 見てまわろうと思った。
何しろ、大阪市主導の第三セクターであるWTCとATCは、いまや債務返済不能に陥り、6月20日に 債務圧縮のための特定調停を申し立てたところなのだ。 果たして、WTCには大阪市とその関連団体と思われるもの以外ほとんど入居していない。 ATCの店々も閑古鳥が鳴いており、わずかに残った店員も客に注意を払おうとさえしない。 そんななかで、私はWTC55階にある展望台に上ってみた。 そこは松本零士の宇宙アニメをフィーチャーした「コスモ・ワールド」になっており、「銀河鉄 道999」などの音楽を聴きながら、眼下に広がる大阪湾の景色を眺めることになる。 そう、それはまさに未来の廃墟とも言うべき風景だった。 そもそも、南港自体がまだ空き地だらけで、その中にぽつりぽつりと、さっき通ってきたフェリ ー・ターミナル、そして「海の時空間」と称する奇妙なドームやカリフォルニアあたりのプール 付きの豪邸を模した結婚式場が点在しているに過ぎない。 そこまででもうまともな銀行家を呆然とさせるには十分過ぎる。 ところが、その先にまだ広大な埋立地が広がっているのだ。 フンデルトヴァッサーのデザインしたお伽の城のようなごみ処理工場が聳えるだけで、あとはほ とんど平らなままに見える「舞洲(まいじま)」、そして、堤防の内部にまだ水面の部分を抱え る「夢洲(ゆめじま)」。 文字通りバブルとオリンピック誘致で舞い上がったあげく夢のままに終わってしまったヴァーチ ュアル・リアリティの世界だ。
「死の欲動」に突き動かされて始めたら止まれないという官僚制+資本主義の悪夢がこれほど大 規模に展開された光景は、他に例が少ないのではないか。 そう、このところ記憶喪失を扱った映画が目立っているけれど、10年間か20年間の記憶をなくし た人間がいまこの展望室から初めて外科医を見下ろすというのは、ちょっと出来すぎのシーンに なるかもしれない。 というか、調子のいいアニメの音楽を聴き、陽光の下に静かに広がる整然とした混沌の風景を眺 めていると、われわれまでも一種の記憶喪失に陥ってしまいそうなのだ。 大阪のWTCは、自爆テロによる物理的インパクトこそ受けなかったものの、ほとんど自爆的な経 済的インパクトによって、外形こそ空に向かって聳え立ったまま、内実は静かに崩落しつつあるかに見える。 ある意味でニューヨークのWTCの崩落よりも恐ろしい光景である。 この後始末をどうつけるかというのは、大阪市はもちろん、安藤忠雄のようなアイディア・マン にとっても、かなりの難題となるだろう。 ちなみに、ATCミュージアムで開かれていた「絵画の冒険」展は、今井俊満の作品64点を軸にタピエスから キーファーやバスキアに至る作品を併せて展示したなかなか充実した内容だった。 大阪市が中之島に建設を予定しながら財政難からペンディングになっている近代美術館のコレクションを展 示したものだが、どうせ空きスペースだらけなのだから、この際ここを占拠して美術館にしてしまったらい いのではないか。 そう、「舞洲」や「夢洲」も、ロック・フェスティヴァルでないとすれば、さしずめ蔡国強あたりのパフォー マンスに提供するのがいちばんいいのかもしれない。
と言いつつメーテルに萌えていた彰
鉄郎気分で南港を見下ろす彰
新作まだ聴いてないから何とも言えないけど、 ホント坂本には好意的っていうか、酷評しないね。 久石とか鈴木慶一とかはバッサリ斬られてるけど。
566 :
考える名無しさん :03/10/14 22:04
アンチノミー展のカタログと入場料いくらかかるんだ
いくらなんでも久石とか鈴木慶一なら坂本の方が上
いつかNHKの日曜美術館で久石が出てきて カンディンスキーの絵の前でインスピレーションを受けながら 即興演奏するっていう爆笑ものの企画があったなあ
569 :
考える名無しさん :03/10/14 22:12
>>568 ビデオとったからおぼえてます。
家族でみてたんだけど、
ポカーン ってなってしまいました。
坂本と二人だけの対談ではひたすら話のレベルを 坂本のレベルにまで落とすくせに そこに一人でもまともな話できる人が加われば しれっと坂本を置いてけぼりにするところに 彰の本音がみえる
572 :
考える名無しさん :03/10/14 22:21
いくら駄目になっても切れないのは、柄谷と同じで「初恋」の人だからじゃないの
574 :
考える名無しさん :03/10/14 22:35
批評空間スレッドに、柄谷親子降臨?
初恋が何人いるのさ・・・
>>574 その割にはあんまり盛り上がってないがw
親父はともかく息子は本物っぽい。
>>569 その風景を想像して、笑わせて戴きました。
今日は合い栗で浅田さんに怒られました。 「World Citizen」(WPCL-10043)に関して 「坂本リュウイチはいまや文字通り世界市民としてコスモポリスの 音楽を奏でている」「われわれはそれを古臭い反戦音楽の類 と一緒にして無視するのではなく、もういちど素直な気持ちで耳 を傾けなければならない」そうです。 ごめんなさい、いままで素直な気持ちで耳を傾けておりませんでした。 しかし、最後のほうで坂本が想定してないようなアイロニーを 読み取ってチクリとやってるのが本領発揮といったところで しょうか。こういう芸は見習いたいものです。「ほめ殺し」という ほどわかりやすいあからさまなものではない「ちょいチクリ」の技ですかね。
579 :
考える名無しさん :03/10/15 01:25
>555-5557 すごい!感動した!^^(本人だったとして) こんな感じで、あらゆる分野の入門、必読重要文献等の一覧つくって本にしてもらえたらいいのに。 (まあ、ぼくは絶対買います!) ちょうど、別冊AERAの『○○学がわかる』みたいなのを、全部、一人でやってしまう!とか。
580 :
考える名無しさん :03/10/15 01:26
>555-5557 すごい!感動した!^^(本人だったとして) こんな感じで、あらゆる分野の入門、必読重要文献等の一覧つくって本にしてもらえたらいいのに。 (まあ、ぼくは絶対買います!) ちょうど、別冊AERAの『○○学がわかる』みたいなのを、全部、一人でやってしまう!とか。
>>566 カタログ1800
入場0
学生が説明してくれる
>>577 僕も見たよ。
同じく絵の前で自作の詩をがなる人がいて、
そっちのインパクト{{(>_<)}}がすごくて、
演奏の方の「印象」は薄い。
NHKに再放送を希望!だなあ。
584 :
考える名無しさん :03/10/15 10:26
ヒサイシは新聞紙をくちゃくちゃにしてグランドピアノの弦にはなみ、ケシゴムも、 ものすごい音をならしたあと、はずかしさ隠しに必死にになってスタッフに カンディンスキーの赤の話をしていた
585 :
考える名無しさん :03/10/15 10:47
>>581 >学生が説明してくれる
クレジット契約させられて絵を買わせられたりはしないのでしょ
うか?
586 :
考える名無しさん :03/10/15 11:02
>>583 すでにされた
アンチノミー展、入場はゼロマニーですか。
いってみるとしよう。
>>586 場所がギャラリーだぜ?
金取る方がバカ
589 :
考える名無しさん :03/10/15 11:18
しかし柄谷のCDとはいったい・・・
590 :
考える名無しさん :03/10/15 11:19
593 :
考える名無しさん :03/10/16 00:39
257 名前: 浅田彰 投稿日: 03/04/20 18:41 『知の欺瞞』か。ドゥルーズ哲学においては数学は大事だよね。 例えば、『差異と反復』の第4章の「差異と理念的総合」でドゥルーズが何を試 みているのかを理解するためには、ある程度大学の数学をやらなければならない。 特にε−δ論法を知らないと前半からつまずく。 dx/dyは値を持つが、それであるならば、そもそもdx,dyはなんなのか? ドゥルーズはε−δ論法の達成とその効果を慎重に測量しながら、微分の可能性 の中心を掘り当てようとする。 そして、dx,dyを「未規定なもの」として(それに対応する規定可能性の原理が 充足理由を形成する)、ここから差異の哲学を立ち上げる。 ドゥルーズは、諸科学を表面的だとか言って断罪・監視して、内面・反省の深さ を誇るような哲学とは決定的に無縁だ。 第4章は、数学を通して、贈与と捕獲が繰り広げられるのであり、創造の運動が 試みられているというわけだ。 とはいえ、別に我々はドゥルーズが辿った経度longitudeのリストを逐一辿り直 さなければならないわけでない。 未規定なものは、不十分さや未熟さとは関係ないし、総合は寄せ集めではないから。
>>593 それ、浅田彰じゃなくて、にょねずみだろ。
それともにょねずみの正体が浅田とか?
595 :
考える名無しさん :03/10/16 11:19
対談の最中、あるいは会話の中で、 「ところで」「とにかく」という風に浅田が話を切るとき、 その前言についてはノーコメントであるか、認めていない、否定的であることが多い。
「ええ、そのとおりだと思います。」の続きは それまでの対談相手の意図とか関係無しに我田引水が始まります
597 :
考える名無しさん :03/10/16 16:29
「生の哲学と死の欲動」の共同討議(浅田、柄谷、木村敏、新宮一成)で、 彰は、新宮が長々と喋ったあと、「ところで」も「とにかく」もなしで、 さっさと自分の話題に持っていく場面がいくつか散見される。
>いくつか散見される。 危険が危ない系かと。
600 :
考える名無しさん :03/10/17 00:28
憂国呆談更新されてます。 今月の彰はちょと凛々しくて素敵。
601 :
考える名無しさん :03/10/17 00:35
浅田もゴダールとデリダの解説で食ってきたのに、 彼らと違って雑誌と新聞の犬なんだね、突き詰めれば。 彼らより才能ないなら倫理的に体を張るべきなのに。 僕はそうしますよ。
602 :
考える名無しさん :03/10/17 00:43
↑筑紫哲哉
603 :
考える名無しさん :03/10/17 01:09
>>600 そうかな、けっこうバカっぽい顔してないか・・?
あの横分けは坂口厚生大臣を意識してるね!
しかし康夫ちゃんもなんだかんだいって暇なのな。 長野県知事が今シネセゾン渋谷でなにがかかってるかなんて知らなくていいよ。(w まあアイクリ経由の知識かも知れないが。
愛栗で青木雄二について語ってくれ、彰よ。
607 :
考える名無しさん :03/10/17 03:16
ポツダム宣言と脱ダム宣言
憂国web版。 マンセーとかいわれると2ちゃんねらーみたいだな。 康夫の方が先か?
非転向って偉いの?
それが男の生きる道。
611 :
考える名無しさん :03/10/17 04:17
浅田彰程度の能力の人は、東大や京大あたりには結構いるんでしょ? 浅田彰って、プロデュース能力に長けているんだと思う。
612 :
考える名無しさん :03/10/17 04:36
なんで怒らないのか、理解しがたい。 君ら全員。
613 :
考える名無しさん :03/10/17 04:39
612はどこがイヤなの?
614 :
考える名無しさん :03/10/17 05:23
615 :
考える名無しさん :03/10/17 10:15
web版の話題は出るけど週刊ダイヤモンドの方の話題は出ない このスレの人たちは読まないってことだろうか
616 :
考える名無しさん :03/10/17 10:17
あ
>>615 月イチだわ、本屋で見つかりにくいわ、
毎回、買うのが大変。
月刊誌に移ってくれないかなあ。
618 :
考える名無しさん :03/10/17 10:37
>>617 余程の田舎に住んでるの?
駅の売店かある程度の規模の書店だったら必ずあると思うけど
月刊誌だったらどのへんがいいだろうか
619 :
考える名無しさん :03/10/17 10:48
彰は、康夫ちゃんが菅・小沢に深入りしすぎて、困ってるんじゃないだろうか? とりあえず、自民党に比べればましという意味では、民主党を評価しているようだが、 本気で支持してるとは思えないし。 アエラが、民主党内閣の地方分権担当大臣として康夫ちゃんの名前を挙げているが、 それがもし実現したら、民主党内閣の大臣と連載対談なんか続けられるのだろうか?
菅や民主党にたいしてはともかく、小沢についてはだいぶ前から買ってる。 10年前は批判してたけど。
ジジェクを褒めているから、 浅田はてっきり代々木に入党でもするのかと
622 :
考える名無しさん :03/10/17 17:42
東京近大のアンチノミー展、来週まで延長のようだ
「民主党は与党は当分無理だろ」とちゃんと計算してる彰。
>>611 みたいに「浅田彰程度」とか一度言ってみたいもんだなw
626 :
考える名無しさん :03/10/17 22:39
とにかく自民党よりこっちのほうがいいんだ、ここが違うんだというヴィジョンがバーンと出せたね。 それにしても、ホントはここにもう一つ社会民主主義の軸がいるんだけどな。社民党も一度解党し て出直したほうがいいのかもしれない。
627 :
考える名無しさん :03/10/17 22:41
フィリップグラス
628 :
考える名無しさん :03/10/17 22:43
フィリップスくんガム
>>624 あれはクリシンの「鉄の処女」という現代思想チャート本にでてたネタ。
正しくは、『「あの程度の奴なら東大京大の学生にゴマンといる」と
早稲田政経の学生がいっていた』てな感じw
浅田現象を巡る嫉妬の図みたいなものですな。
>>629 「早稲田政経の学生がいっていた」
これで嘘ってことがわかるなw
631 :
考える名無しさん :03/10/17 23:33
632 :
考える名無しさん :03/10/17 23:49
まー「浅田彰の再来」などと恥ずかしい「賛辞」を受ける 人なら毎年のようにいるみたいだけど。 ただし現代思想ヲタが揶揄されているわけだが。 有名人にも浅田彰の再来は多いよ。 たとえば、 大澤真幸・・・遅れてきた浅田彰 東浩紀・・・浅田彰の再来(動物化した浅田彰w)
橋爪は小室直樹の子分だったわけでしょ。その橋爪の周辺から、 大澤真幸とか宮台真司とか頭がいいつもりの社会学者が輩出してるわけ。
634 :
考える名無しさん :03/10/18 00:36
田中康夫・中森明夫との鼎談だっけ
635 :
考える名無しさん :03/10/18 00:48
布施秀人って人いたよね。 脳の先生の弟子。 もはや正しい漢字わすれちゃったけど。 あの時の彰の切り捨て方もなかなかでした。 「顔と頭が悪いのが売りの人でしょ」てなもんだ。
大澤はあれだけど宮台は頭いいと思う
酷すぎるw だけどそんな彰に萌え萌え
638 :
考える名無しさん :03/10/18 01:00
一応、聞きたいのだけど、 柄谷、浅田は新潮で批評空間はじめて、 ほんとになんかできると考えてるわけですか?
宮台は、「頭がいい」ということはどういうことか判っていて、それに向かって自分の力を引き出そうと努力しているような感じを受ける。 天才を目指す(やや壊れた)秀才というか。 妙な方向に行く可能性もないではないが、傑物ではあると思う。
しかし宮台は教養が低い
宮台は、いちいち枠に嵌め込みすぎって感じがするね、教条主義的っつーか。
代々木に入党って何?
代々木ってのは日本共産党のこと。
645 :
28のノンポリ :03/10/18 01:50
代々木って言葉は、もはや注釈の必要な言葉なのか・・・
そーゆう時代なんですよ。スズキさんが聞いたら、なんて云うだろうなあ。
647 :
考える名無しさん :03/10/18 01:59
>>646 スズキさんって何ですか?
矢作俊彦の小説?
でも彰はなんだかんだいいつつも選挙では共産党に入れてそう。(w 民主党や小沢の件は康夫ちゃんに調子合わせてるだけでしょう。 自署のコラムとか論評で評価するなんてことありえないと思う。
>>647 そうです。矢作俊彦の小説のスズキさんです。
宮本顕治が死んだら入党して、 イタリア共産党化計画という噂があった。 「代々木」だとありえないが、 京都府限定ならありえると思ったよ。
志位和夫は民青がそのまま年食った、みたいなことをいってバカにしてた
>>650 彰も傷心柄谷さんとかも実働面で最後の聖戦があるとしたら結局その方向だろうかね。
「関西共産党」としてちょい独自な路線を構築とかかっこいいかも。
654 :
考える名無しさん :03/10/18 07:43
いいねえ、関西共産党。右翼の巣窟、近畿大学をもまきこんで。
655 :
考える名無しさん :03/10/18 09:09
木曜日、大阪のいずみホールにおいでになりました。 アファナシエフのコンサート。 「メランコリックなオランウータン」という文章をパンフに書いておられました。
ジサクジエーン増えましたね
657 :
考える名無しさん :03/10/18 11:29
いずみホールはベートーヴェンか。愛栗で書くかな。 朝日新聞で最近よく見るようになった岡田暁生にまた 威嚇してほしいな。
ベートーヴェンか、いいなぁ。 やっぱり極端に遅いわけだろうか? しかし、遅いベートーヴェンってどんななんだろう?
いや、今回は特に遅いって演奏じゃなかったよ でもかなり良かったです
661 :
考える名無しさん :03/10/18 14:15
バカがっ・・・!文学板でアップしやがった・・・!
それに対する名無しの感想が面白いw
>>648 >>650 >>653 流出したNAMのMLで浅田が柄谷に宛てた私信で「率直にいってどうしていいかわからない状態」
と書いたっつーのは本当なのかしら
柄谷が嘘を書いてなければ本当でしょ。 攝津がMLを捏造すれば、元会員にすぐばれるわけだし。
665 :
考える名無しさん :03/10/18 23:39
今月号の「サイゾー」で山形浩生が浅田の批判してるぞ。
666 :
考える名無しさん :03/10/18 23:50
山形浩生って自作自演野郎とかいわれてるね。 過去になんかあったのね。
もう山形はいいよ。 浅田の批判するだけしか脳がないオッサンだよ。
668 :
考える名無しさん :03/10/19 00:57
いや、雑誌をぽろぽろみてると 浅田や柄谷への批判らしいのが ごろごろしてきたよ。 いままでむしろ、みんな沈黙してたのだろう。 これからが旬。 まあ、こういうのはよくあることだけども、 浅田批判のかたちをとった読者批判だよな。 批評空間の読者がいかにうすっぺらの平板な読解や整理 しかできないおたく、ないしは、経験の薄い もまれていない登校拒否児であることか!(まあ、登校拒否児 にもいろいろいるな。しかし、ある種の印象でいえば、という条件付) 今回の長原の発言はなかなかいい。ということは、 それに反発する連中もまた多いということで、いいことですよ。
はぁ?周回遅れのオッサンが何言ってるんだか。 山形みたいな噛み付き型の浅田批判は今までも随分あったけど。 そいつらはもう消えちゃったでしょ。でも柄谷・浅田は残ってる。 それで十分。
670 :
考える名無しさん :03/10/19 01:13
別に浅田や柄谷に対して批判的であるのは一向にかまわないが、 力が弱まったとみるや一斉に批判を始める連中というのは、結局 信頼できないくずヤロウであるとしか見えないのに。バカじゃねえのか。
浅田と柄谷をセットで批判するというのはどういうものか
672 :
考える名無しさん :03/10/19 01:33
という 番犬の皆さんへの批判、うすっぺらなみなさんへの 批判であって、ご当人への批判ではないんですよ。 まえにもかきましたが。
とりあえず、このスレの住人って何歳だよ? 大学生ばっか?
おれは山形と同年齢だよ
俺は中学生
おれはキャプテン
俺も中2です。でも山形が戦略的にダメなのぐらいはわかります。
俺は小5。よかったおっさんばかりじゃなくて。
呼んだ?
>憂国呆談 幻冬舎文庫から本を出しているのに、見城徹を小馬鹿にする康夫ちゃんは サイコーだね。 さすが講談社と闘った作家だけある(おそらく日本に5人もいないっしょ) 彰は野球まで一応語るんだから大変なもんだ。 柄谷の前でも野球について語れるんだろうか?
何打九州だったのかwwwwwww
でも「江川を監督にしてた方がヒール役になっていい」 とか言ってなかった? いまや江川は好感度タレントなんじゃないの? それと、今月号のサイゾーでの山形の浅田批判はもっともだと思った。 たぶん、浅田は「環境危機をあおってはいけない」を読んでない。
ヒールっちゃあ、悪太郎と呼ばれた堀内だってそうだよね。 彰がいってるのは、原と同世代でって事なんだろうけど。
江川はヒールとして愛されてるんだけどね。 とにかくあいつらの野球の話はつまらん。
あいつらって江川と堀内かよ はっきり書け
彰と康夫だろ
京都国立博物館の「スター・ウォーズ」展 2003*07*08 京都国立博物館でこの夏と年明けの二回にわたって「スター・ウォーズ(SW)」の展覧会が開かれる。 独立行政法人になってなりふりかまわず集客に走らねばならないのだろうが、まさかここまで落ちぶれるとは・・・。 いや、本当に価値のある展覧会を開くためなら、時には確信犯的に大衆受けする展覧会で実績を 上げておくのも悪くないのではないか・・・。 そんな世評をよそに、企画者の狩野博幸が『en-taxi』No.02で息巻いている。 「はっきりしておくが、『SW』展は代理店なんかのヘボな持ち込み企画じゃなく、京博の主催 であり、僕の企画だ」と宣言する彼は、自分が展覧会を企画した/している伊藤若冲や曽我蕭白 の絵と「SW」は「まったく同次元のものなのだ」と断ずる。 江戸の「奇想の画家」たちの絵が、哲学や文学に媚を売らず、絵としての面白さだけで勝負して いるように、「SW」も映画としての面白さだけで勝負している、哲学や文学へのコンプレック スを抱いた批評家が(そして)美術家や映画作家がそれを理解しないだけなのだ、というのである。 これを読むかぎり、どうやらこの人は、白樺派のセザンヌ崇拝のようなものがいまもって主流で あると思い込み、それと全力で闘っているつもりらしい。 だが、その姿勢は二重に的外れだ。 第一に、もはやそういう哲学的/文学的な美術批評が主流だった時代は過ぎ去って久しい。 現に、「奇想の系譜」(辻惟推)とアニメをつないだ村上隆のスーパーフラット・アートが世界 を制覇している状況ではないか。
そういう意味でも、しかし、ある種のアニメならともかく(あるいは西部劇なり時代劇なり なんでもいいのだが)「SW」というのはあまりに中途半端と言うべきだろう。 第二に、そういうすでに時代遅れの「反権威主義的面白主義」に対し、われわれがやはり セザンヌならセザンヌは素晴らしいのだと言うとき、それは、セザンヌが哲学的だからで も文学的だからでもなく、セザンヌの絵があくまで絵として面白い――若冲や蕭白より面白いからに他ならない。 ゴダールならゴダールの映画についても同じことだ。 セザンヌやゴダールというだけで、哲学や文学へのコンプレックスを嗅ぎつけて拒否反応 を示す人がいるとすれば、それは、その人自身がよほど古臭い哲学趣味や文学趣味にとら われ、すでに死馬に過ぎないそうした趣味と闘っているつもりだからだろう。 もちろん、国立博物館が古い権威主義を捨ててスリリングな企画を試みること自体は大いに歓迎したい。 狩野博幸の企画した若冲展は素晴らしい見ものだったし、蕭白展も興味深いものになるだろう。 南紀で長沢芦雪の絵を見て歩くのを好む私としては、ついでに芦雪展も見てみたいものだと思う。 だが、一方で丸山応挙(ママ)を踏まえてこそ、他方で異端の弟子である芦雪の面白さが 際立つというのが、当然の道筋ではあるまいか(幸い、この秋に大阪市立美術館で大規模 な応挙展が予定されていることを付け加えておく)。 「正統」がすでに失われたところで、国立博物館がいたずらに「異端」との戯れに没入し ていくとすれば、それは文化状況をますますぬるま湯化することにしかつながらないだろう。 ましてや、「SW」展のごときものなら、デパートの催事場で十分である。
>>680 見城って確かに死ぬほど努力してるし、(たまにテレビに出てそれを語るのがウザイが・・・)
でも、努力すればいいってものじゃないとは思う。
ビジネスマンとして優秀だけど・・・その点だけ。
俺みたいな薄給激務明日にでも辞めようリーマンよりも十億倍マシだけど・・・
結局本当に良い本ってほとんど出してないよね。
俺は何も生産してないけど・・・ああ・・・
そういや高橋源一郎も見城をバカにしてたな。
スピルバーグは好きでも、ルーカスは嫌いなのね。
この手のネタを扱う文章はいつもつまらないね
美術館や映画館が、 年中セザンヌやゴダールを展示できるわけでもなかろうに… 大人げなさすぎるというか、意外性がないというか。
俺も芦雪展が観たい。
東浩紀がアニメは素晴らしいのだと言うとき、それは、アニメが哲学的であるからに他ならない。
しかし、いまどき絵として面白いなんて評価ができるのか?
696 :
考える名無しさん :03/10/19 20:12
「メランコリックなオランウータン」アップきぼん
698 :
考える名無しさん :03/10/19 21:23
山形氏のいうことは、5割くらい正しいと思いますが 彼の言う選択肢も恣意的なものだと思います。
>>696 今までのアファナシエフについての発言とほとんど変わらないから
たいして面白くないよ
700 :
考える名無しさん :03/10/19 21:53
コヤニスカッティ
>美術館や映画館が、 >年中セザンヌやゴダールを展示できるわけでもなかろうに… 展示してほしいもんですねえ。 ゴダールなんて、毎日名画座で(んなもん消えたけど)上映してほしいよ。
702 :
考える名無しさん :03/10/20 00:57
愛栗さあ,つまんなくね? なんだか,もういいよって感じ. 特に最近は,批評というより感想文って感じになってきてる. 「あの」浅田が感想文書くようじゃ終わってるよ. もう,やめときな.
703 :
考える名無しさん :03/10/20 01:01
もう,やめときな.
704 :
考える名無しさん :03/10/20 01:25
でも、「スター・ウォーズ」展よりは面白いんだよな。 愛栗の方が。
>>702 お前このスレにupされてるお零れを頂戴してるだけだろ。(w
高級な話題のはちゃんとupせずにとってあるんだよ。(w
セコいくせにえらそうなこと行ってないで
有難い浅田の文章なんだから金払って全部読んでみろっての。
山形絡みでの環境問題に関する浅田の発言は不用意だったな。 昔のオウム後の中沢新一との対談に象徴されるように、浅田 はたまに変なことを言う。
それにしたって山形は粘着過ぎ。
山形は彰の事が好きなんだよ。 他の奴にはそれほど執着してないから。
山形もゲイじゃなかったっけ?
浩生くんの耳のピアスはそのしるしですか?
山形うざい。
● 『 アファナシエフのベートーヴェン 』 ● ●
東京公演(27日)もここにいるやつらもみんな聴きに行けってさ。
三|三 、 イ `< ,..-──- 、 ヽ-┼-  ̄ /. : : : : : : : : : \. ヽニエニ ∧ /.: : : : : : : : : : : : : : ヽ 丿 `メ、 / \ ,!::: : : :,-…-…-ミ: : : : :', {:: : : : :i '⌒' '⌒' i: : : : :} ┌┬┐ └┼┘ {:: : : : | ェェ ェェ |: : : : :} ├┼┤ . |_|_| , 、 { : : : :| ,.、 |:: : : :;! └┴┘ __ ヽ ヽ. _ .ヾ: :: :i r‐-ニ-┐ | : : :ノ / } >'´.-!、 ゞイ! ヽ 二゙ノ イゞ‐′ ´⌒) | −! \` ー一'´丿 \ -' ノ ,二!\ \___/ /`丶、 /\ / \ /~ト、 / l \ / 、 `ソ! \/l::::|ハ/ l-7 _ヽ /\ ,へi ⊂ニ''ー-ゝ_`ヽ、 |_厂 _゙:、 ∧  ̄ ,ト| >‐- ̄` \. | .r'´ ヽ、 ,ヘ \_,. ' | | 丁二_ 7\、|イ _/ ̄ \ i \ ハ |::::|`''ー-、,_/ /\_ _/⌒ヽ
三|三 イ `< ,..-──- 、 _|_  ̄ /. : : : : : : : : : \ |_ ヽ ∧ /.: : : : : : : : : : : : : : ヽ (j ) / \ ,!::: : : :,-…-…-ミ: : : : :', {:: : : : :i '⌒' '⌒' i: : : : :} _|_ └┼┘ {:: : : : | ェェ ェェ |: : : : :}. |/⌒/ . |_|_| , 、 { : : : :| ,.、 |:: : : :;! /| (_ __ ヽ ヽ. _ .ヾ: :: :i r‐-ニ-┐ | : : :ノ / } >'´.-!、 ゞイ! ヽ 二゙ノ イゞ‐′ | ´⌒) | −! \` ー一'´丿 \ 二|二 ○' ノ ,二!\ \___/ /`丶、 |_ノ /\ / \ /~ト、 / l \ / 、 `ソ! \/l::::|ハ/ l-7 _ヽ /\ ,へi ⊂ニ''ー-ゝ_`ヽ、 |_厂 _゙:、 ∧  ̄ ,ト| >‐- ̄` \. | .r'´ ヽ、 ,ヘ \_,. ' | | 丁二_ 7\、|イ _/ ̄ \ i \ ハ |::::|`''ー-、,_/ /\_ _/⌒ヽ
716 :
考える名無しさん :03/10/20 21:30
>山形絡みでの環境問題に関する浅田の発言 ↑ なにこれ?
718 :
考える名無しさん :03/10/20 21:54
よく考えたら今日月曜日なのになんで更新してんだろ。 つうかなんで更新したことに気づく香具師がいるんだろ。
最近、不定期ですから。 ある意味、このスレは、購読者に更新を知らせる役目になる。
720 :
考える名無しさん :03/10/20 22:21
ここに、東京の、アファナシエフ聴きにくるヤツいないだろうな
721 :
考える名無しさん :03/10/20 22:23
ここに、東京の、アファナシエフ聴きにくるヤツいないだろうな
おれ京都から幾夜。
浅田さん、アイクリでサイード死去にちょこっと触れましたね。 いまだショックなのかなってニュアンスを感じ取りました。
山形は学生時代にニューアカ(中沢新一や蓮實)にはまっていた そうだから仕方ねぇんじゃないの。 相棒の柳下は蓮實の授業とってたそうだし。 香山リカの浅田批判と一緒だよ。青春時代をなかったことにしたいんだろ。
そういうのは山形すれでやってなさい。
726 :
考える名無しさん :03/10/21 00:06
>>723 読後感は寧ろ、音楽を捧げ物にした、サイードの追悼文って感じだったね。
727 :
考える名無しさん :03/10/21 00:34
アファナシエフ 未完成
728 :
考える名無しさん :03/10/21 00:40
>>726 そうだね。これは明らかにサイードについて書かれている。
サイードの死に際して書かれる追悼文は、当然ながら
アメリカ、イラク、パレスチナを巡るサイードの言説ばかり。
でもそれらに一切触れず、音楽を愛したサイードとともに
ベートーベンを聴く、という彰の文章には、
亡くなったものへの愛情があふれているね。
なるほどね。浅田さんらしい追悼の仕方かも。 今宵は『音楽のエラボレーション』でも読み返しながら布団に入るか。 哀
730 :
考える名無しさん :03/10/21 00:47
音楽のエラボレーションほしい・・・
731 :
考える名無しさん :03/10/21 01:28
732 :
お願いします。 :03/10/21 03:08
助けてください。
733 :
考える名無しさん :03/10/21 11:10
サイゾーの山形浩生の記事読んだ。まあ言いたいことは分かるがやっぱり浅田さんに 分があると思う。大体環境破壊してでも途上国の発展を優先っていうのは結構一方的 なものの見方。現在では環境保護の方こそビジネスマーケットがあるのに・・。 環境保護において生まれるビジネスチャンスと破壊において発展する途上国のメリット の定量的な分析。また途上国だけでなく環境破壊において地球全体にもたらす損害。 確かに考えてみる価値のあることだけど、結果的に自分は浅田に意見に賛成。 森林伐採で貴重な資源が奪われるより、それを守っておく方が長い目で見ると価値を生む 可能性があるし。
http://www.mori.art.museum/contents/happiness/public/main.html ■
シンポジウム「幸福を求めて‐THE PURSUIT OF HAPPINESS」
*日英同時通訳あり
日時:
2003年10月31日[金]13:00-19:00、11月1日[土]13:00-18:30(2日間)
場所:
アカデミーヒルズ 六本木フォーラム タワーホール
(六本木ヒルズ森タワー49F)
出演者:
浅田彰(京都大学経済研究所助教授)、ペマ・ギャルポ(チベット文化研
究所所長、岐阜女子大学教授)、ジョン・C・ジェイ(ワイデン+ケネディ
トウキョウ エグゼクティブクリエイティブディレクター)、香山リカ(精神科
医、神戸芸術工科大学助教授)、アレックス・カー(東洋文化研究者)、ジ
ョー・A・ランジセロ(ウォルト・ディズニー・イマジニアリングヴァイスプレ
ジデント)、中沢新一(宗教学者、中央大学教授)、杉本博司(アーティス
ト)、デヴィッド・エリオット、ピエール・ルイジ・タッツィ、南條史生(森美術
館副館長)
定員:
先着320名
料金:
(2日間)
一般4000円 学生3500円
メンバー(一般)3200円 (学生)2800円
*展覧会チケット込
736 :
考える名無しさん :03/10/21 21:26
情報古いなおまえら
吉田さんは浅田さんがブラームスのCDでライナーノート書いてたころは いまひとつアファナシェフにピンときてないようだったけど今回のベートーヴェンは 聞きに行けばいいのになぁと思う。きっと気に入ると思う。というかお元気なのかな? 日本の音楽評論はなんだかんだいってひっそりとこの二人しか確かなものを つかんでないと思う。
738 :
考える名無しさん :03/10/21 23:52
有栖川家の結婚式に出席していた彰
739 :
考える名無しさん :03/10/22 00:13
有栖川家の結婚式で歌を歌ったダイヤモンド・ユカイ
740 :
考える名無しさん :03/10/22 00:59
浅田彰ってホモなの?
741 :
考える名無しさん :03/10/22 03:19
─── 、 ⌒ヽ (___ノ( ) (^ ⌒ | / □-□──6 / ⊂ ソ <両刀ですが何か? (__,,_ / ヽ、` /
742 :
考える名無しさん :03/10/22 08:58
○ ←亀一の息子 |\ __r_ト ̄|○←彰 ところで有栖川有栖はどうなんだよ?
743 :
考える名無しさん :03/10/22 10:30
有栖川が犯人
744 :
考える名無しさん :03/10/22 11:24
捕まった3人は、「私も騙された」のバトロを繰り広げているそうな。
745 :
考える名無しさん :03/10/22 17:44
楠田エリコがピナ・バウシュの本を出して、 浅田とビートたけしがその帯を書いてて、 それがとあるテレビ番組で紹介されたんだけど、 たけしが帯を書いてるってことがフィーチャーされて、 浅田には誰も触れてなくて、なんとなく寂しい雰囲気が漂いました。
746 :
考える名無しさん :03/10/22 18:53
「構造・・・」から何年になるよ。もう、一般人のDBからは消えている罠。
747 :
考える名無しさん :03/10/22 22:38
YES ONO YOKO展、やっと日本に来たね。
748 :
考える名無しさん :03/10/22 22:44
まったくだ
今年のNFで浅田氏は何かやるの?
750 :
考える名無しさん :03/10/22 23:29
浅田彰ってホモなの?
751 :
考える名無しさん :03/10/23 00:10
─── 、 ⌒ヽ (___ノ( ) (^ ⌒ | / □-□──6 / ⊂ ソ <両刀ですが何か? (__,,_ / ヽ、` /
752 :
考える名無しさん :03/10/23 00:24
○ ←亀一 |\ __r_ト ̄|○←彰 ところで有栖川有栖はどうなんだよ?
753 :
考える名無しさん :03/10/23 00:34
754 :
考える名無しさん :03/10/23 02:27
みんなアイクリアイクリっていってるけど っアイクリてサイトがあるの?誰かなにも知らない私に教えてください。 当方浅田ファンです
755 :
考える名無しさん :03/10/23 03:28
>>754 アイクリ(i-critique)とは、
立花ハジメの主催する i-mode のアーティスト・チャンネル The END
(メニューリスト→7:着信メロディ/画像→3:ビジュアル→アーティストC.The END)
に原則週2回寄稿される浅田彰のコラム。有料。
─── 、 ⌒ヽ
(___ノ( )
(^ ⌒ | /
□-□──6 /
⊂ ソ <金払って読めよおめーら
(__,,_ /
ヽ、` /
756 :
考える名無しさん :03/10/23 03:45
昔のやつは読めるのかい??
757 :
考える名無しさん :03/10/23 07:40
読めるよ。
758 :
考える名無しさん :03/10/23 09:18
政治に疎い浅田彰
759 :
考える名無しさん :03/10/23 21:47
有料か。みんな金払ってるんだ。えらいね。
760 :
考える名無しさん :03/10/23 22:05
わずか、月300円、一日にしたら約10円。 お得ですよ。
携帯の基本料金がかかるだろ。このコストが胸糞悪い。
762 :
考える名無しさん :03/10/23 22:32
彰、マジ頼むよ。 HPでアイクリ見れるようにしてくれないかな。 月300円の会員制で。 携帯だと使用料がかかってウゼーし。
おれもはじめはそこまでするのバカらしいと思ったけど このスレ見てる以上ここでのチラリズムに耐え切れず(w 携帯買った。最安プランでファミリー割引組めばそう高くないよ。 まあでも携帯電話って出先でかかってくるのはほんと 鬱陶しいけど。
764 :
考える名無しさん :03/10/23 23:02
携帯見れないとかいってる輩は どこの会社のをつかってんだ?
765 :
考える名無しさん :03/10/23 23:34
>>755 やっとi-criのありかがわかった。
この間、一年強。
浅田ももっとアピールしないとな。
766 :
考える名無しさん :03/10/23 23:37
767 :
考える名無しさん :03/10/23 23:39
>>762 同感。PCでみれるようにしてほしい。
なら今すぐでもカネ払う。
>>755 このAA、どうしても植田まさしの漫画のサラリーマンにしか見えないんだけど。(w
769 :
考える名無しさん :03/10/24 00:18
770 :
考える名無しさん :03/10/24 00:19
ていうか、THE ENDの浅田彰ディヴィジョン、i-critiqueしか更新されないんだけど。 ほかに藝ないのか?
>>770 彰がいま着メロの仕事にかかってるからもうちょっと待ちな。
>>768 / ̄ ̄ ̄ ̄\
│ヽ ヽ
|| \,,,,,,,,, │
ヽ|_ _ \ ミ| / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
[ - ]-[ - ]一 6) < 分け目が逆だしね
. l ・・ / \______
ヽ二 /
773 :
考える名無しさん :03/10/24 00:35
ちょっと前まで、彰が作曲した着メロ「robots」がDLできたのにね。
774 :
考える名無しさん :03/10/24 00:36
いつも思うんだが、アイクリって彰に入ってくる金は NTTにかなり搾取されてるんだろ? だったら自サバ立ち上げて金取れば、彰が丸々儲かるじゃないか 携帯も使わなくていいから一石二鳥だろう まあ、メンテなんかが面倒だがそれはバイトにやらせれば いいし・・・どうよ、彰? 真剣に考えてみてくれん? いずれはNAM事業の一貫にしてほしいしな
>>773 え?!あれ浅田さんの作曲なの?
てっきり知り合いかサイト側か何かからの提供曲だと思ってた。
776 :
考える名無しさん :03/10/24 00:46
>robots 立花ハジメ達のやってたバンドの曲なんじゃないの? 半年くらい前にFMで、あのメロディがかかってきて、 なんかコーラスとか入ってる曲だったよ。 ちょっとサディスティックミカバンドみたいな感じだった バンド名忘れたけど ほんとのところはしらないけど
浅田さんのコーナーじゃないけれど同じサイト内でKRAFTWERKの"Europe Endless"とかの 着メロもダウンロードできるんだよね。浅田さんの趣味?をスタッフが反映させてるのかも。 まあアイクリで論評対象のスターウォーズのテーマとかもあるわけだが。(w
>>774 そんなシステム独自に組んでまで小金集めるなんてまるで割に合わないんだよ。
たとえ小額でも人様から金銭預かるってのは商売上大変な責任が生じるんだからね。
>>779 >そんなシステム独自に組んでまで小金集めるなんてまるで割に合わないんだよ。
小金って、いくらくらいなわけ?教えて?
システムなんて大袈裟だな。今時サーバぐらい中学生でもたてられるだろ。
通販だって皆、普通にやってるよ。
>たとえ小額でも人様から金銭預かるってのは商売上大変な責任が生じるんだからね。
分ってるけど?だから何?
コームインがそんな主体的に商売していいわけない。原稿料とかならいいんだけどね。
>>780 金銭管理のシステムだろ。
彰が経理の人でも雇ってひとりあたり月々300円づつ徴収するのか?(w
うざ。
なんかセコい話になってるなぁ。 小遣いに困ってる中学生でもあるまいに。w あえてそんな面倒なこと浅田がしなくちゃいけない理由ってなんなの?
784 :
考える名無しさん :03/10/24 01:40
i−modeの方が手短で書く方も読む方も気軽でいいと思う。 結構、どうでもいいようなことも書いてくれるし。 ネットで長文なんて、批評空間サイトだけで十分。
785 :
考える名無しさん :03/10/24 01:49
そうじゃなくて鬱になりやすい奴がこういうのを読むんだろ、
779=白痴
787 :
考える名無しさん :03/10/24 03:10
なんか微笑ましいぐらいのバカだな。 「俺ならこうやって小遣い稼ぐのにぃ」みたいなハナシ?
788 :
考える名無しさん :03/10/24 03:21
ボブ・ウィルソンの「ヴォイツェク」2003.09.23b. 1837年に23歳の若さで死んだゲオルク・ビュヒナーの遺稿「ヴォイツェク」が、 生誕100年にあたる1913年にやっと上演されたとき、当時の表現主義をも超える 強度をもったその舞台は、観衆に衝撃を与えた。その一人であるアルバン・ベルクがこの 戯曲をオペラ化した「ヴォイツェック」(1920年)は、20世紀のオペラの中でも 最大の成功を収めることになるーー一分の隙もない完成度を持つ「ヴォツェック」が、 未完の断片の集合である「ヴォイツェク」を覆い隠してしまうまでに。Wozzeck が Woyzeck の読み違いであることに気づきながら、作曲家がシャープな響きの Wozzeck を よしとしてあえて訂正しなかったことは、両者の関係の象徴とも言えるだろう。その 「ヴォイツェク」の初稿版をロバート・ウィルソンが舞台化してみせた。と言っても、 完成されたオペラからザラザラしたリアリズム演劇に戻るのではない。むしろ、トム・ ウェイツとのコラボレーションによって、いわば表現主義的なキャバレーに仕立て上げ、 更に、徹底してポストモダンな洗練を加えてみせるのである。
789 :
考える名無しさん :03/10/24 03:23
そこに現れるのは、驚くほど手の込んだ活人画の連続だ。もっとドラマティックな 舞台を期待した演劇ファンは、不満を覚えたかもしれない。だが、ナイーヴな下級 兵士ヴォイツェクが、ディシプリナリーな権力装置(軍隊、病院、etc.)によって 人形のようにもてあそばれ、挙げ句の果てに狂気に陥って嫉妬から妻を刺し殺して しまうと言うのが、ビュヒナーの描いたストーリーであってみれば、これを活人画 のように演出するというのは、決して的外れではないだろう。しかも、舞台装置、 そして照明や音響の完成度が凄い。巨大な手術器具のようにヴォイツェクに迫る 木の枝、傾いた矢印のような家。俳優のちょっとした動きに同期して、光が瞬時に 変化し、轟音が轟く。暗がりの中でそこだけ赤く染まった手、白く輝くナイフ。 走るヴォイツェクの激しい息づかいが劇場を満たすかと思うと、制止した瞬間に 静寂が支配する。どれをとってもロバート・ウィルソンのお家芸だ。そのマニエ リスムを批判するのは易しいが、むしろ、それをここまで完璧に磨き上げた力技を 評価しておくべきだろう。また、デンマークのベティ・ナンセン劇場のメンバーが、 演出家の難しい要求をこなしながら、十分にパンチの効いた演技を見せてくれる ことも、特筆しておく必要がある。もちろん、アルバン・ベルクの「ヴォツェック」 が原作と違うように、ロバート・ウィルソンの「ヴォイツェク」も原作と違う。だが 、それはそれでいいのではないか。むしろ、この舞台は、いわゆるポストモダン・ パフォーマンスのひとつの完成形態として、注目に値すると思われる。それにしても、 一方では「普通」の演劇、他方ではいわば弛緩した「アングラごっこ」へと退行して いるかに見える日本の演劇界で、このようなパフォーマンスはどう受けとめられるの だろうか。公演は9月24日まで東京国際フォーラムで。
790 :
考える名無しさん :03/10/24 03:24
ライヒ&コロットの『スリー・テイルズ』2003.09.30a 作曲家のスティーヴ・ライヒとヴィデオ・アーティストのベリル・コロットが 作り上げたヴィデオ・オペラ『ザ・ケイヴ』(1993年)は、ポストモダン・パフ ォーマンスと呼ばれるものの中でもひときわ抜きんでた力作だった。ユダヤ教・ キリスト教・イスラム教に共通するアブラハムの物語にまで立ち帰って、「あなた にとってアブラハムとは?」「イシュマエルとは?」「イサクとは?」といった 質問をイスラエル人・パレスチナ人・アメリカ人に投げかけ、返ってきた答えの サンプルを声楽や器楽でなぞりながらヴィデオ映像とも組み合わせて、リアルで ありながらゴージャスな絵巻物を繰り広げて行くのだ。むろん、誰もが英語で話す とか、それが一定のリズムと平均率音階に従ってシミュレートされるとかいった 枠組みそのものに潜む標準化(「グローバル・スタンダード」?)の力学を疑問視 することは出来るし、その中で政治神学的な葛藤が中和されてしまっているという 批判もできるだろう。だが、そういう枠組みの中においてではあれ、これだけの 多様性を畳み込んだ作品を作り上げたことは、評価に値するのではないか。そう 思った私は、当時アドヴァイザー役を務めていた NTTインターコミュニケーション (ICC)に働きかけて、この作品の来日公演を実現しもしたのだった(かなり充実 したブックレットがNTT出版から出ているので、詳しくはそれを参照されたい)。
791 :
考える名無しさん :03/10/24 03:26
だが、その時からライヒとコロットが言っていたように、この作品は 実際上は多くの難点を抱えていた。語りに合わせて絶えず調子と拍子 が変化するので演奏が難しい・・・。CDで音だけ聞いても面白さは 十分に伝わらないし、5つのヴィデオ・スクリーンを駆使しているの で映像をソフトウェア・パッケージにするのも難しい・・・。最近 CD+DVD(NONESUCH 7559796622)がリリースされた次のオペラ『スリー・ テイルズ』(2002年)は、そうした点を考慮し、語りより音楽を優先 して一様な流れを作る、スクリーンも一つにすると言った、かなり 単純化された枠組みを採用している。それはしかたがないにせよ、 内容面でもいささか単純化が過ぎるのではないか。
792 :
考える名無しさん :03/10/24 03:27
『スリー・テイルズ』とは、「ヒンデンブルグ」(飛行船の爆発)、 「ビキニ」(核実験)、「ドリー」(クローン羊)の「三つの物語」 であり、そのいずれにおいてもテクノロジーのもたらす災厄がテーマ 化される。むろん、一方的なテクノロジー批判が展開されるわけでは なく、特に第3部では、今は亡きスティーヴン・ジェイ・グールドを はじめ、リチャード・ドーキンスからマーヴィン・ミンスキーに至る 科学者たちが次々に登場して、クローンのみならずロボットやサイボ ーグについてもさまざまな意見を述べるのが、なかなかの見物だ。 とはいえ、その第三部に至るまで、ユダヤ=キリスト教的なテクノ ロジー観が底流として貫かれていることは、誰の目にも明かだろう。 それに加えて、音楽は随分単調になったし、むしろコミックス風の わかりやすさをねらった映像はそれなりに面白いとはいえ前作とは 比較にならない(「ニーベルング・ツェッペリン」と呼ばれるセク ションで、ヴァーグナーの動機を単純化した音楽にのせて、飛行船を 作る労働者たちの動きをジャドソン・スクールのダンスのように見せる ところなどは、単純さ故の面白さが十分に発揮されているけれど)。 実際面を考えての単純かが、作品全体の単純化までもたらしたとすれば、 不幸なことと言うべきだろう。
793 :
考える名無しさん :03/10/24 03:29
とはいえ、それはライヒ&コロットがどれだけ実演にこだわっているか の証でもある。あらかじめ決められた映像に同期させるだけに見えて、 『ザ・ケイヴ』の実演はほとんどスポーツ的な会館を感じさせるものだ ったし、恐らく『スリー・テイルズ』も大スクリーンを前にした実演を 見れば圧倒されるのではないか(芸術的に圧倒されるのではないにせよ )と思う。他方、日本語を含む各国語の字幕までついた DVD がいちは やくリリースされると言うのは、前作では考えられなかったことだ。 何と言っても、フィリップ・グラスヤジョン・アダムズらの書き散らして いる単純で冗長なポストモダン・オペラのたぐいに比べれば、ライヒと コロットの作品は今も実験性と面白さにおいて突出している。多くの人が CD+DVD を通じてこの作品に触れることを、その延長上で日本でも実演 に触れる機会がもてることを、希望してやまない。なお、この10月には 、ライヒの往年の大作『18人の音楽家のための音楽』(1976年)に アンヌ・テレサ・ド・ケースマイケルが振り付けたローザスの『レイン』 (2001年)が日本で上演されることを付け加えておく。それはおそらく 催眠的に美しい舞台となるだろう。
794 :
考える名無しさん :03/10/24 03:32
793 スポーツ的な会館→→快感
>>779 で、小金って正確にはいくらなんだよ?
答えられもしない知ったかジジイめw
3時33分
可笑しなのが迷い込んだようだw
>それはおそらく催眠的に美しい舞台となるだろう。 ワラタ。前に見たとき寝たに違いない。
799 :
考える名無しさん :03/10/24 12:58
空気読めよ写経バカ
アイクリって何人ぐらい加入してるの?
彰がマンガのことをコミックスというのはなぜなんだろう?
全国で・・1000人いるか?
ドッペルゲンガー観てきた。なんか物足りない・・・ 阿部和重や古谷が誉める「永作の手」も、それがどうしたの? というか、映画たくさん観てる人って、変わったところで 感動するんだなって感じ。「フツーに面白い」と言っただけの 東浩紀に一番共感。というのもヘンな話だけど。。。。
ドッペルゲンガーのことを彰はなんて言ってるの?
806 :
考える名無しさん :03/10/24 16:51
807 :
考える名無しさん :03/10/24 20:49
>一方では「普通」の演劇、他方ではいわば弛緩した「アングラごっこ」 こういうのって、ハリウッド映画と一緒で、物語だの効果だので、 観客をばっちり覚醒させて、舞台を注視させようとする。そーゆうのに、 彰くんはすっかり飽きているんでしょう。高い金を払って、眠りにゆくために 舞台を観に行くなんて、贅沢っちゃこれ以上ない贅沢じゃないか。
野田マップも弛緩した「アングラごっこ」かな?
アングラ演劇ってまだあんの? 若手でもいるんかね、そういうのやってる人。 クドカンみたいのとか、ああいうのが主流なのかね今。 以前教育テレビで麿の親父さんのやつ見たけど・・・
野田マップてアンタ
811 :
考える名無しさん :03/10/25 00:12
明日大阪行かれる方レポ頼みますです。。
南野レポ?
813 :
考える名無しさん :03/10/25 01:08
815 :
考える名無しさん :03/10/25 01:38
浅田×柄谷 ←対談すんの?
816 :
考える名無しさん :03/10/25 01:39
817 :
考える名無しさん :03/10/25 01:39
浅田の2ちゃんに対しての批評をアイクリからコピペしてやろう。 「2ちゃんねる」は生き延びるか -------------------------------------------------------------------------------- 「2ちゃんねる」に代表されるインターネットの掲示板を「便所の落書き」と呼んだのは筑紫哲也だった。 「便所の落書き」で何が悪い。そもそもジャーナリズムというのは、権力の言論弾圧をかいくぐって、「便所の落書き」のようなところから発展してきたものなのだ。 もちろん、ある程度パブリックな信頼性を確立した新聞やTVなどと比べると、「噂の真相」のような雑誌や「2ちゃんねる」のような電子掲示板はいかにもいかがわしく見える。 現に僕自身も、「噂の真相」や「2ちゃんねる」では、事実無根のあらぬ噂まで書き立てられて、散々なていたらくだ。 けれども僕は、それが名誉毀損だと思うまでもなく、けっこう面白がっている。そう、書く方も書かれる方もそういう気楽な態度で接するかぎりにおいて、 こういう「便所の落書き」は、さほど有害ではなく、むしろ、インフォーマルな伝言板としてうまく機能しうるのではないか。
818 :
考える名無しさん :03/10/25 01:40
もっとも、僕は熱心な「2ちゃんねらー」ではなく、いしだ壱成逮捕とか稲垣吾郎逮捕とかいった時にちらっと眺める程度のミーハーでしかない。 だが、「2ちゃんねる」の危機が表面化してからの話は、さすがに関心を持たずにいられなかった。 インターネット上の巨大な掲示板群である「2ちゃんねる」は、サーバー会社からサーバーを無料で借り、その会社の広告を出すことで成り立っている。 だが、最近、アクセスが指数関数的に激増し、サーバーの負担もバカにならなくなった。 IT不況と言われるなか、会社がこれ以上の負担に耐えられなくなったのも当然だろう。しかし、フリー(自由で無料)が原則の「2ちゃんねる」の側に、 会社に払えるだけの資金はない。こうした事情から「2ちゃんねる」の閉鎖が近いという情報が伝えられ、とりあえず転送量を大幅に引き下げる必要があると報じられた。 それを裏付けるかのように、いくつもの掲示板が次々に閉鎖されていった
819 :
考える名無しさん :03/10/25 01:42
そうやって危機感が高まってきた25日19時頃、UNIXの掲示板で自然発生的に緊急タスク・フォースがつくられ、 夜勤の管理者から提供されたソース・コードをもとにプログラムを改良して転送量の大幅な縮減に成功、その夜のうちにほとんどの掲示板が新しい形に書き換えられて生き延びたのである。 まさしく「2ちゃんねる」的な原理がいざというときになって底力を発揮したと言うべきだろう。 むろん、それは技術的な緊急避難に過ぎず、経済的な根本問題が解決されないかぎりどうにもならない。 9月から「2ちゃんねる」がなくなってしまう可能性もあるだろう。だが、仮にそうなったとしても、「便所の落書き」はネットのどこかに再び現れるはずだ−−というか、 現にいたるところに存在している。そして、それが時には集合的知性として驚くべき問題解決能力を発揮しうることを、「2ちゃんねる」の危機はわれわれに示したのである。
820 :
考える名無しさん :03/10/25 01:42
ついこないだアップされたのだが。
>820 (・д・)
822 :
考える名無しさん :03/10/25 01:44
随分前にうぷされてるよ。 もうするな。
823 :
考える名無しさん :03/10/25 01:47
>821 (・д・)
825 :
考える名無しさん :03/10/25 01:50
すげーweb critiqueが始まってる。まだ白紙だけど。 結局、webで批評空間が始まるのかな。大阪で何言うか楽しみ。
826 :
考える名無しさん :03/10/25 01:57
critical spaceねえ。 柄谷が虎栗書いて、なむをはじめたところで もうこのコンセプトは終わったはずじゃないの。 もう新しいことはできないでしょ。 なむ失敗後は、 柄谷は隠居して世相と無関係な思考を展開すればいいし、 彰は趣味で愛栗書きながら、本業の経済研究に腰を落ち着ければ いいんじゃないの? 彰もやっぱり柄谷と縁が切れないのね。
822はきっと浅田の『ドッペルゲンガー』評の ドッペルゲンガーを読んだのだ!
828 :
考える名無しさん :03/10/25 02:05
>>817-819 浅田って、結局、こんな薄っぺらなこと書いてるわけ?
読んでるだけで気恥ずかしくなってくるわな。
20年くらい前は、もうちょっとマシなやつだと思ってたけど・・・
>>828 薄っぺらいっていうか読者サービスでしょ。
俺はそう感じたけど。
830 :
考える名無しさん :03/10/25 02:14
だから激しくガイシュツの文章にけちつけんなっての。
831 :
考える名無しさん :03/10/25 02:15
馬鹿は10を聞いても10を理解せず、1を聞いただけで10を批判する。
832 :
考える名無しさん :03/10/25 02:35
アピチャートポンの「至福」2003.09.30b. 東京でタイ映画祭が開催された。私はごく一部しか観ることが出来なかっ たが、その中でも面白かったのはアピチャートポン・ウィーラセータクン (1970年生)の作品だ。シカゴのアート・スクールに留学していた時代の秀作 に始まる何本科の短編は、いかにもアート・スクール系と思わせるスタイルの 中に、緊張と退屈が一つになったような不思議な雰囲気を湛えて、観る者を 捉える。これらを観て、私は少し前にやっと観る機会を得た彼の長編「Bliss fully Yours」の背景を多少とも知り得たように思った。この長編の主な登場 人物は、ビルマ(軍事政権の言うミャンマー)からタイに不法入国した若者 ミンと、ガール・フレンドのルーン、そして近所の世話焼きのおばさんと いった感じのオーンだ(プロの俳優ではなく、役柄の設定に近いアマチュア を起用し、彼らの名前をそのまま浸かっている)。ミンはたくましい若者 なのだが、皮膚が赤くなって剥けてしまい、女たちは彼を病院に連れて行った り、あやしい民間療法の薬を試したりする。タイ語が不自由な彼は、黙って されるがままだ。しかし、後半、ミンは、仕事に疲れたルーンを、日本兵の 幽霊が出るとも言うジャングルの奥の秘密の場所に案内する。映画全体の 半分くらいまで来たこの時点で初めてタイトルが出るのだから、なかなか大胆 な構成と言うべきだろう。ジャングルの熱気。高台からの見晴らしや、透明な せせらぎ。食物にたかる蟻。熱帯の官能的な自然を、キャメラは、あくまでゆ っくりと、しかし精密に捉えて行く。
833 :
考える名無しさん :03/10/25 02:37
川べりでミンにフェラチオするルーン。 そこへ、たまたま道に迷ったオーンもやってくる。ミンを赤子のように川に 浮かべ、皮膚を洗ってやる女たち。それは「至福(bliss)」の時には違いない。 しかし、ミンは実はビルマに遺してきた妻子のことを考えており、妻子に 当てたビルマ語の手紙の朗読が流れる。やがて川べりでミンに添い寝した ルーンは、ペニスを取り出していとおしげに弄ぶ。ペニスの包皮が後退し、 ゆっくりと勃起する。それを執拗に見つめるキャメラは、パゾリーニを思わ せずにおかない。少なくともこの瞬間はミンが自分のものであり自分もミン のものであると信ずるルーン。しかし、オーンは少し離れた場所で孤独に 苛まれている・・・・。「至福」の時の表と裏をゆっくりと描き出すこれら 一連のシーンには忘れがたいものがある。むろん、「Blissfully Yours」は、 「第三世界」への関心(実はオリエンタリズムに裏打ちされた)をひけらかす 左翼がかったゲイの欧米知識人がいかにも誉めそうな映画だし、事実、その ようにしてヨーロッパのアート・シーンで高く評価されてきた。いささか過大 評価のきらいがないわけではない。しかし、「Blissfully Yours」が監督の 方法を妥協なしに貫いて撮られた映画であることは、否定しようもない。 こういう「アート系」の映画がタイに現れたことに注目し、アピチャートポン の次回作を初め、今後の展開に注意を払っていきたいと思う。
834 :
考える名無しさん :03/10/25 02:38
エゴヤンの「アララトの聖母」2003.10.07a. 少し前にフリーダ・カーロ(1907-54)を取り上げたが、彼女より 遙かに重要な絵画作品を残した、しかも、彼女と同じくらいドラマテ ィックな生涯を送った画家が、アーシル・ゴーキー(1904-48)である (ちなみに一時期カーロの愛人だったイサム・ノグチがゴーキーの親友 だったという意外なつながりがある)。何しろ、トルコでアルメニア人 として生まれた彼は、トルコによるアルメニア人虐殺(20世紀におけ るジェノサイドの原型とも言われる)の渦中で母を失いながらかろうじ てアメリカに逃げ延びるのだ(父はその前からアメリカに行っていた) 。彼はそこでヴォスダニック・アドイアンという名前を捨て、二十歳に して描いた印象派風の絵にアーシル・ゴーキーというロシア風の名前で サインする。その後のゴーキーは、驚くほどの勘の良さと理解力でセザ ンヌやピカソを消化し、1940年代には抽象表現主義の直前まで到達 するだろう。近代美術館でたいていの抽象表現主義の手前にマッタなど と並んで掛けられているその作品は、抽象表現主義より面白いことが少 なくない。だが、旺盛な制作活動を続けていたゴーキーを次々と不幸が 襲う。1946年には火事で多くの作品を失い、癌の手術を受ける。 1948年には自動車事故で利き腕が麻痺し、妻が家を出る。その直後 、ゴーキーは自ら44歳の生涯に終止符を打つのである。
835 :
考える名無しさん :03/10/25 02:39
このゴーキーの出自をヒントにした映画が公開された。自らもアルメニ ア人であるアトム・エゴヤンの『アララトの聖母』(原題「アララト」 )である。もっとも、これは画家の伝記映画ではない。フィーチャーさ れるのは、1912年に緊迫する故国で撮られた子供時代のゴーキーと 母の写真、そして、ゴーキーが20年代半ばから30年代半ばまでかけ てアメリカでそれを元に描いた有名な母子像だけだ。カナダに住みゴー キーを研究しているアルメニア人女性(最初の夫はトルコの外交官を暗 殺しようとして射殺され、二番目の夫は自殺したらしい)とその息子が 、トルコによるアルメニア人虐殺を映画化する計画に協力することにな り、過去と現在、現実と映画が絡み合いながら複雑なストーリーを織り 成していくというわけだ。実のところ、トルコからカナダに帰国した 美術史家の息子を尋問する税関職員が、自らも息子(ゲイ)との関係に 悩んでいるのだが、息子のパートナーであるトルコ系の俳優がこの映画 に出演している、といった設定は、いささか作りすぎという印象を与え る。とはいえ、彼が悪逆非道なトルコの将軍をあまりに見事に演じるの で、アルメニア人である美術史家の息子との間に緊張が走るあたりなど は、なかなか面白い。言いたいことが積もり積もっていたのだろう、 いささか盛りだくさんに過ぎる映画ではあるものの、それなりに見応え があるし、何より、ユダヤ人虐殺に比してあまりに語られることの少な いアルメニア人虐殺について、そして、ゴーキーという注目すべき画家 について考え直すためのきっかけとして、歓迎すべきだと思う。
836 :
考える名無しさん :03/10/25 02:40
むろん、カーロの場合とは違って、ゴーキーがアルメニア人として体験 したトラウマを偉大な絵画に消化しながら結局自殺に追い込まれたと いうような安易な伝記的説明にその作品を還元してしまうことは出来 ない。ゴーキーが注目すべき画家なのは、そういう伝記的背景を全く 知らなくても、その作品が美術史のクリティカル・ポイントにあって 急速に変幻しつつ輝いて見えるからだ。美術を愛するものとしては、 映画館を出た後、もう一度美術館でゴーキーの不思議な自由を湛えた キャンヴァスと対面してみたいと思う。なお、最近エリア・カザン (1909-2003)の訃報が伝えられたが、彼もまたトルコからの移民( ただしアルメニア人ではなくギリシャ人の)だった。赤狩りで転向を 余儀なくされた、しかしまた転向体験のあと深みを増した彼の映画に ついて述べる余裕はないが、あまりに短くまっすぐだったゴーキーの 生涯をそこから振り返ってみるとき、彼がカザンのように長生きして いたらどうなっていたか考えてみずにはいられない。
乙
838 :
考える名無しさん :03/10/25 02:53
クラフトワーク・エンドレス 2003.10.07b. 「アウトバーン」(1974年)でミュージック・シーンに躍り出、「トランス・ ヨーロッパ・エクスプレス(ヨーロッパ特急)」(1977年)や「マン=マシーン (人間解体)」(1978年)でテクノ・ミュージックの原型を確立したクラフトワーク (クラフトヴェルク)が、アルバムとしては実に17年ぶりの新作となる 「トゥール・ド・フランス」を発表した。とはいえ、聴いて驚くような新しい展開 は何もない。むしろ、驚くべきは、自動車や列車が自動車に変わっただけで、彼らの 音楽が最初から本質的に全く変わっていないと言うことなのである。いや、それは むしろ当然のことなのかもしれない。実際、最初にこのドイツのグループの音楽を 聴いたとき、私はそれをヴァーグナーのネガのようなものと感じ、そう書きもした。 ヴァーグナーの「神々の黄昏」と共に第三帝国が崩壊し、歴史は終わる。そして、 ヨーロッパはポストヒストリカルな無風状態を延々と生き続けることになるだろう。 きわめて単純な音形や卑俗とさえ言っていい旋律を鉄面皮に反復しながら「Parks, Hotels, and Palaces. Europe Endless」とクラフトワークは嘯く。その反復が30 年たった今も続いていると言うだけのことなのだ。その鉄面皮ぶりは、「Europe Endless」も「End of Asia」を突きつけた坂本龍一がそれからたどった目まぐる しい変貌と比べるとき、いっそう際立つだろう。
839 :
考える名無しさん :03/10/25 02:54
それにしても、「トゥール・ド・フランス」という自転車ロードレース をテーマとしながら、一分の隙もなく構成されたクラフトワークのクー ルな機械音は、身体性をまったく感じさせない。四半世紀前はよくクラ フトワークを鳴らしながらヨーロッパ中をクルマで走り回ったものだが 、今クラフトワークを聴きながら自転車で走ることはさすがにないので はないか。いや、実は自転車と一体化したサイクリストこそ、真にマン =マシーンと呼ぶにふさわしいのかもしれない。「自転車の鋼鉄は、ペダ ルから彼の血管に流入して、彼の身体は鋼鉄となって疾走するのだ」。 ランボーを論じてこう書いたのは若き日の小林秀雄だった。そして今、 サイクリストのロボット化は完了し、未来派的な高揚は効率主義的な 計算に席を譲る。クラフトワークの「トゥール・ド・フランス」は、 そんなロボットたちの展開する汗の匂いのしない自転車レースにふさ わしいBGMーー非常なまでの駆動力をもって走り続けるエンドレスな BGMなのである。
840 :
考える名無しさん :03/10/25 03:05
839 非常→非情
841 :
考える名無しさん :03/10/25 03:29
どうでもいいけど、 浅田さんが、アイクリの収入で左右される生活をしてるとはぜんぜん思わない。
>>841 それはいくら何でも浅田さんを軽く見過ぎ。
のりのりでフェラチオを描写する彰
知らない奴に浅田さんと呼ばれる彰
845 :
考える名無しさん :03/10/25 06:48
急にサインをたのまれて手を震わせながらサインをする彰
これで、立証できますね。Jさん、告訴の方向で宜しくお願いします。
勝訴上告ストリップ
848 :
考える名無しさん :03/10/25 09:58
写経して楽しい?
849 :
考える名無しさん :03/10/25 10:02
意味わかんねーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
>左翼がかったゲイの欧米知識人 左翼でゲイのニッポン知識人が浅田というわけか。
彰が左に見えるとしたら自分が右よりだからじゃない?
part12だボケ
856 :
考える名無しさん :03/10/25 17:05
今日大阪コミュニティカレッジに行った人いる?
857 :
考える名無しさん :03/10/25 17:07
坂本龍一とコスモポリスの音楽 2003.10.14a. 坂本龍一による地雷廃絶キャンペーン「Zero Landmine」(2001年) でクラフトワーク(クラフトヴェルク)のサウンド・ロゴが響き渡った とき、一見対極的なこの両者の絶妙な取り合わせに思わず唸った。それ だけではない。古い仲間と言ってよいデイヴィッド・シルヴィアンを 中心とするポップ・スターたちと、新世代の J-POPスターたちを一堂に 集め、世界各地の民族音楽を巧みに取り入れながら、驚異的な深みと 広がりを持ち、しかも誰にでもアピールする力を持った反戦音楽を展開 して行く。 坂本龍一ならではの離れ業と言うべきだろう。最近リリース された「World Citizen」(WPCL-10049)もその延長上にあるもので、9.11 とその後の混乱を経てメランコリックな色彩を深めながらも、それだけい っそうメッセージ性の強いものとなっている。もっとも、世界の苦しみ を、そして世界史民意式への覚醒を歌うデイヴィッド・シルヴィアンの 詞と歌は、あまりにナイーヴといえばナイーヴかもしれない。けれど、 知的・美的に洗練された実験をやろうと思えばいくらでもやれるはずの 坂本龍一が、あえてそういうロマンティックな歌に託してシンプルな メッセージを世界の人々の心に届けようとする姿勢に、私はむしろ潔い 決断を感ずるのだ。
858 :
考える名無しさん :03/10/25 17:08
むろん、新しいディスクも、ロマンティックな音楽としてみれば完成度 が高く、深い響きといいきわめて洗練されている(ボーナス・トラック として収録された池田亮司によるリミックスはいささか乱暴な出来で、 ミス・キャストという気もするけれど)。クラフトワークに続き機械音 によるテクノポリスの音楽で新しい地平を切り開いた坂本龍一は、今や 文字通り世界市民としてコスモポリスの音楽を奏でているのだーー深く 柔らかくしかも強靱な音楽を。われわれはそれを古くさい反戦音楽の 類と一緒にして無視するのではなく(そういう姿勢こそが今やもっとも 古臭いのだ)、もう一度素直な気持ちで耳を傾けなければならない。 そういえば、坂本龍一のオペラ「LIFE」のアドヴァイザー役を務めて いたとき、白い拘束衣を着たデイヴィッド・シルヴィアンが椅子に縛り 付けられたままチャーチルの「We shall never surrender」演説を歌う という痛切なアイロニーを帯びたシーンの可能性を検討したことがある ーー全体の方向が変わったので実現はしなかったけれど。私は彼が繰り 返す「World Citizen」という言葉にもそういう痛切なアイロニーの 一端を感じたのだが、それはあまりにひねくれた聴き方ということに なるだろうか。
859 :
考える名無しさん :03/10/25 17:10
バラードの『ミレニアム・ピープル』2003.10.14b. 歴史の過程において、否定性ーー例えば近代で言えばプロレタリア階級の反体制闘争は、歴史を 前進させるエネルギーだった。だが、歴史が終わってしまえば、それは「用無しの否定性」(バタイユ) となり、無益な爆発を繰り返すばかりだろう。私は『20世紀文化の臨界』(青土社)で今は亡き日野 啓三とともにJ・G・バラードの軌跡をたどったことがあるが、それ以後の作品である『コカイン・ ナイト』(1996年・邦訳新潮社)『スーパー・カンヌ』(2000年・邦訳新潮社)、そして最近の『ミレ ニアム・ピープル』(フラミンゴ社)の三部作は、そのような爆発を扱ったものとして位置づけられる。 そこではプロレタリア階級の作者や貧困は最早問題ではない。むしろ、専門職についた豊かな中産階級 が、何の理由もなくーー強いて古い枠組みで言えば管理/監視社会における生の意味の喪失に抵抗する かのように、暴力を爆発させるのである。『ミレニアム・ピープル』の主人公は企業相手の心理コン サルタントだが、ヒースロー空港でのテロ事件時前妻が死んだのをきっかけとして、一種の革命を 企てている知的中産階級グループに接近して行く。最初、いわばスパイとして入り込んだ彼が、やがて 彼らと共鳴するようになると言うのも、バラードの物語ではよくあることだ。そして彼は暴力的な結末 において事の真相を知ることになるだろう・・・。
860 :
考える名無しさん :03/10/25 17:11
残念なことに、この三部作はバラードの作品としてはあまり成功して いない。先に要約したテーマが単純に過ぎるので、探偵小説やスリラー 小説の枠組みを借りてそれを長篇化するより短篇か中篇にまとめたほう がまだ効果的だったろう。特に『ミレニアム・ピープル』は、前二作と 比べても、舞台が地中海岸からロンドンに戻って現実味を増した分、 近未来のシミュレーションとしても中途半端な印象を与える。実際、 現実の世界で、インターネットや携帯電話を駆使して反グローバリズム運 動を展開する人々や、単にノンセンスな群衆行動を組織してみせる人々 (flash mobs)を見ていると、さすがのバラードも現実に追いつかれつつ あるのではないかという危惧を感じずにいられない。いささかわかりや すすぎた三部作の後、この作家はふたたびもっと現実離れした場所へ 飛躍すべき時期に来ているのではないかーー現実をより鋭利に切り裂いて みせるためにも。
861 :
考える名無しさん :03/10/25 17:20
<119条> 1、著作者人格権、著作権、出版権、著作隣接権を侵害すること 2、著作権法違反となるようなコピーをするために自動複製機器(コピー機)を 使わせること ・この場合の罰則は 3年以下の懲役又は300万円以下の罰金
862 :
考える名無しさん :03/10/25 17:37
863 :
考える名無しさん :03/10/25 18:05
いつものことながら昨日アルゲリッチのコンサートに初老の女性と共に 出没。手を大きくパーにして拍手する彰。あの女性は一体何者なのだろうか?
864 :
考える名無しさん :03/10/25 18:22
彰の母君??
865 :
考える名無しさん :03/10/25 18:23
コンサート、何処であったの??
あの女性が例の「シタタメ夫人」です。 以下、この話題には触れないように。
867 :
考える名無しさん :03/10/25 18:38
「シタタメ夫人」てなにーー??気になるーー!!
868 :
考える名無しさん :03/10/25 20:54
今日、出席した人! はい!^^
869 :
考える名無しさん :03/10/25 20:58
どんな内容だった?
870 :
考える名無しさん :03/10/25 21:00
おせーてー!!
871 :
考える名無しさん :03/10/25 21:01
Aquirax: ってなんと読んで、どういう意味なんですか?
872 :
考える名無しさん :03/10/25 21:04
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20031025-00000097-kyodo-pol 民主政見放送に田中知事 菅代表とツーショットで
長野県の田中康夫知事が次期衆院選で、民主党の比例代表の
政見放送にゲスト出演することになり、25日に東京都内で収録
が行われた。
田中知事は民主党のマニフェスト(政権公約)の策定などにかか
わっているが、選挙の顔としても参加が決まった。
関係者によると、政見放送は9分間。菅直人代表が田中知事や
小沢一郎元自由党党首とそれぞれ対談する形という。
収録で田中知事は「長崎県の諫早湾干拓事業などで“Uターン”
する勇気を持っているのは民主党だけだ。薬害エイズ問題にみ
られるように菅さんには屈しない力強さがある」などと訴え、民主
党への投票を呼び掛けたという。(共同通信)
[10月25日14時46分更新]
上の方にもあったけど、彰、今後どういう距離で接するつもりだ?
元々彰は、社民主義の康夫とアナーキズムの行人の両方を支持するという形だったから、 変わらないんじゃないの。
876 :
考える名無しさん :03/10/25 21:59
民主党は社民主義とはいえない。 彰も憂国呆談で、社会民主主義というもうひとつの軸が必要なんだけどな、って言ってる。
ああ、そうか。そういう意味でなら、共産党が近いのかな。
まあ民主党方面にも康夫ちゃん経由でチャネルがあるっていうのは別にいいんじゃないの。 民主党内の松下生計塾閥みたいなアホくさい連中をけん制する意味もあると思う。
879 :
考える名無しさん :03/10/25 22:58
浅田と康夫の策動で小沢を適当に持ち上げつつ民主党を社民主義のほうへぐいっと 引き寄せるってのがまあ現実的な可能性を考えると手っ取り早い作戦なんだろうなぁ。 しかしそのためには康夫ちゃんはあまり早いうちから表舞台に出過ぎないほうがいいと思う。 政見放送に出たりなんだりってのはちょっと微妙にやりすぎなような。微妙にね。 まあ今回ある程度勝たないと菅路線もあとがないってのはあるのかもしれないけど。 もうちょっとフィクサー気取りに徹してくださったほうがいいかと。老婆心ながら。(w
880 :
考える名無しさん :03/10/25 23:14
社民主義といえば、「社会学を『第3の道』を示せるか」を思い出します。 今日、質問された方への答えにもなってるんじゃないかな、と思います。
881 :
考える名無しさん :03/10/25 23:27
松下政経塾って何が問題なの? いや、自分もここ出身の政治家はうさんくさい連中だとは思うけれど。(w 浅田さんも康夫ちゃんも相当嫌ってるよね。 政権に就いたら結局のところ日本版ネオコンみたいになりそうな政治家ばかり 育ててるってことなのかな。
882 :
考える名無しさん :03/10/25 23:30
松下政経塾出身者は、政治的ロマンチストが多いから。
883 :
考える名無しさん :03/10/25 23:34
私は、旧民社党と松下政経塾は公明党より嫌いです
884 :
考える名無しさん :03/10/25 23:36
>881 高市早苗とかでしょ。
885 :
考える名無しさん :03/10/25 23:39
ところで、世界文化賞って、浅田批評に登場する人物とよくかぶってますね。 誰が選んでるんですか?ミッテランとか?? ピナ・バウシュ、ゴダール、レム・コールハース、その他その他 今年のコールハース受賞について、浅田氏は何かコメントしていますか?
886 :
考える名無しさん :03/10/25 23:45
887 :
考える名無しさん :03/10/25 23:56
小沢はどうせ管を裏切るだろう。毎度のことだ。 あんな親米ウヨと浅田に意見の一致があるわけない。
888 :
考える名無しさん :03/10/26 00:02
>>884 高市がダメ、論外ってのは誰が見ても一目でわかるけど(w
前原誠司とかの胡散臭さってのは一般には見えにくくなってる。
889 :
考える名無しさん :03/10/26 00:04
オレが総理になったら浅田を文科大臣に起用するな。
890 :
平壌放送K :03/10/26 00:11
でも、ヤッシーも親米ウヨ的なんだよ。 マッキャべリズム推進派で。 ヤスオ的な言葉では「嫌米」だけどさ。 反米ではないという意味では同じでしょう。
892 :
考える名無しさん :03/10/26 01:41
>>846 ご存知だと思いますが、平成14年5月に施行されたプロバイダ責任制限法
もご参照ください。判例は『判例時報』1817号p84〜に出ています。
ご参考までに
893 :
考える名無しさん :03/10/26 09:20
TV WARってDVDでてるんですね。 アマゾンで探してみよう。 地上派で20年くらい前の深夜、いきなりジャックするかのように放送されたらしい TV Evolutionもみてみたいです!(これこそ伝説) GSのTV進化論はもってます。
894 :
考える名無しさん :03/10/26 09:48
ゴダール映画史 amazonのレビューに書き込む彰
895 :
考える名無しさん :03/10/26 10:28
>> 893 探したけど見つからないよ(泣)。
さて、今週末は六本木ヒルズか。
897 :
考える名無しさん :03/10/26 13:01
昨日のレポどなたかお願いします。。
アイクリUP、ありがとー。
俺もレポ聞きたいな。行った人いませんか?↓ 90年代から現代に到る新たな動向へ ● 浅田彰氏の特別公開講義( 10月18日(土)午後2時〜3時30分 21世紀の新たなクリティカル・スペースの展開 ● 浅田彰氏+柄谷行人氏の特別公開共同講義 10月25日(土)午後2時〜3時30分
900 :
考える名無しさん :03/10/26 23:40
「私の戦闘力は530000です」
902 :
考える名無しさん :03/10/26 23:53
ついに ここまで 荒されるのか
903 :
考える名無しさん :03/10/27 00:39
浅田はDBを全巻読んでいる。
僕はラディッツが好きなんだなぁ。
905 :
考える名無しさん :03/10/27 00:53
フリーザの元は彰
906 :
考える名無しさん :03/10/27 02:26
超越論的主体は超越的ではない。それは超越可能性と超越不可能性の可能性の自己反省である。 現在の超越論的意識もやがて過去の経験的意識へと沈下しうるという相対性は措くとしても、 現時点での人類の類的意識が一個人の超越論的意識に集約されうるという超越性すら怪しいのである。 例えば数学の天才が歴史的認識に疎く、歴史学に関しては博識を誇る学者に数学的洞察が欠けている というように、一個人の学的反省は超越論的認識を僭称することはできない。また諸個人の認識には、 その当時の学的水準からしても偽なる認識があるから、諸個人の超越論的認識の総和が人類的規模の 超越論的認識であるとも言えない。してみると超越論的意識とは、誰かのではあるが誰のでもない意識、 確定的には遍在も偏在もしないが、しかしそれゆえに不確定的には遍在し・かつ偏在するところの意識の 総体性であるということになろう(偏在と遍在の字の違いに注意)。 さっぱり分かんねえ。
思想空間の面々は超越論的って言葉をよく使うけど、どういう意味なのかな? ちゃんとカントを読まないと分からない?
908 :
考える名無しさん :03/10/27 02:49
906はだれの引用かな? 広松?
カラヤンか東じゃないの
910 :
考える名無しさん :03/10/27 02:58
>>908 永井俊哉氏の「社会システム論の構図」という論文(?)からの抜粋。
お薦めの入門書として「構造と力」が挙げられてたから。
911 :
考える名無しさん :03/10/27 03:16
thinking spaceあげ
912 :
考える名無しさん :03/10/27 05:30
きょう 阪神みるか それともアファナシエフ行くか・・どっち選ぶか。 アファは阪神に興味ないんだろうか・・
913 :
考える名無しさん :03/10/27 08:52
>912 アファファの当日券あるの?
914 :
考える名無しさん :03/10/27 08:56
オッス! オラ彰!! なんかこのスレにオラの事を悪く言うやつがいるんだってな! ヨシ、見てみよう ・・・う・・あ・・・な、なんて事だ!! 今のオラじゃ、とてもかないそうにねぇ!!! 20倍界王拳でも全然相手になりそうにねぇ!!! でもよ、こんなにヤバイ状況だってのにオラ、ワクワクしてきたぞ!!! この世にオラの事を悪く言う奴がまだ居たなんてよ!! おっと、感激してる場合じゃねぇな。 なんとかこいつらををやっつけねぇとな!! こうなったら超特大の元気玉に賭けるしかねぇ!!! オラの信者の達よ、オラに元気をわけてくれ!!!
915 :
柄谷行人 ◆R/Fpkzr8bE :03/10/27 11:20
WAMはもう締め切りましたよ。
916 :
考える名無しさん :03/10/27 13:35
柄谷を内心バカにしてる彰
それはない 坂本褒めるぐらいだし
918 :
考える名無しさん :03/10/27 14:11
柄谷の思想はバカにしないけど、 柄谷の行動はバカにしている?
919 :
考える名無しさん :03/10/27 14:12
してない
柄谷の人格はバカにしてるんじゃないの。お山の大将的なところは評価しないとか、 柄谷組とは距離を置いているといってたし。
もしも浅田組ができたら笑う。すでにあるのかもしれないが。
岡崎とか池田亮司とか、浅田組みたいなもんだ
浅田が岡崎組っぽい
池田亮司は留保付きでベタ褒め?することはあっても あまり弁が立つような感じの人間でもないし そういう点で彰が評価してる訳でもないでしょ 岡崎乾二郎は彰と離れていても関心がシンクロする程つるんでるw 最近じゃ柄谷よりも岡崎といる時のほうが彰は生き生きしてるよ ようやくできた同年代のツレじゃない?
浅田も推薦文を寄せている楠田枝里子『ピナ・バウッシュ中毒』を買った。 パラパラ読んでたら、浅田も所々に登場してる。例えば、ピナの祝賀イベン トに招待された楠田が改装オープンしたグランド・ホテル・ティメオに立ち 寄り、その溢れんばかりの情景に見とれていると、突如美しいピアノの音が 流れてきて、楠田が「戦場のメリークリスマスだ」と振り返ると、ガラス張 りのバーで浅田がピアノを弾いていたとか。ちょっと端折って書いているの で詳細は本の方をw
浅田さん、パーティーではそんなキャラなんですか。
927 :
考える名無しさん :03/10/27 19:59
何?「自分にピアノの才能がないのが分かるくらいの耳はもってる」 のに人前でピアノが弾けるのか?やっぱあの言葉は嫉妬をかわすための 謙遜にすぎなかったのか?
だって戦メリだもん
>>927 金取るほどではないってことでしょ。彰の腕がプロ並みというのは、結構有名な話だから。
楠田の本、さっき注文しました。 教えてくれてありがとう。
931 :
考える名無しさん :03/10/27 20:34
どういたしまして。
↑実は楠田枝里子
934 :
考える名無しさん :03/10/27 20:44
これは批評ではない。
935 :
考える名無しさん :03/10/27 23:15
アファナシエフ行ってきました。
936 :
考える名無しさん :03/10/27 23:39
佐渡さんいなかった?
マゾさんならいました
938 :
考える名無しさん :03/10/28 01:28
浅田組といえば大野じゃない?
939 :
考える名無しさん :03/10/28 02:37
席の近くに アファナシエフと知人だという人がいた 会話が聞こえてしまった
940 :
考える名無しさん :03/10/28 12:18
|⊂⊃;,、 |・∀・) ダレモイナイ…オドルナラ、イマノウチ! |⊂ノ |`J ♪ ,,;⊂⊃;,、 ♪ (・∀・∩) カッパッパ♪ 【( ⊃ #) ルンパッパ♪ し'し' ♪ ,,;⊂⊃;,、 ♪ (∩・∀・) カッパキザクラ♪ (# ⊂ )】 カッパッパ♪ `J`J ♪ ,,;⊂⊃;,、 ♪ (・∀・,,,) ポンピリピン♪ ((⊂#((⊂)】 ノンジャッタ♪ し'し' カパァー... ♪ ,,;⊂⊃;,、 ♪ (,,,-∀-) チョーット♪ ((と__つつ)) イーキモチー♪
941 :
考える名無しさん :03/10/28 13:42
nantonakuage
936 名前:考える名無しさん :03/10/27 23:39 佐渡さんいなかった? 938 名前:考える名無しさん :03/10/28 01:28 浅田組といえば大野じゃない?
今日の徹子の部屋に大野裕之出てたね。
すいません、古い話でわるいんですが 「構造と力」で出てくるFort-Daとはどういうことでしょう? 他の本にもなかなか出ていなくて良くわからないのですが。
945 :
考える名無しさん :03/10/28 18:34
|⊂⊃;,、 |・∀・) ダレモイナイ…オドルナラ、イマノウチ! |⊂ノ |`J ♪ ,,;⊂⊃;,、 ♪ (・∀・∩) カッパッパ♪ 【( ⊃ #) ルンパッパ♪ し'し' ♪ ,,;⊂⊃;,、 ♪ (∩・∀・) カッパキザクラ♪ (# ⊂ )】 カッパッパ♪ `J`J ♪ ,,;⊂⊃;,、 ♪ (・∀・,,,) ポンピリピン♪ ((⊂#((⊂)】 ノンジャッタ♪ し'し' カパァー... ♪ ,,;⊂⊃;,、 ♪ (,,,-∀-) チョーット♪ ((と__つつ)) イーキモチー♪
947 :
考える名無しさん :03/10/28 21:27
そりゃそうだけど。いじわるだな。
誰か答えて!!!
949 :
考える名無しさん :03/10/29 00:46
950 :
考える名無しさん :03/10/29 01:29
今日サボってるよね。
だいたいあれは彰が更新を仕切ってるのだろうか? それとも旧態依然として編集者にメールで原稿渡したら それっきり、更新時刻は編集者次第ってやつ? おそらくまあ後者だとは思うけれども cgiでそれぐらい簡単に出来そうな気もするんだよなぁ。
アイクリって2001年ごろのにくらべると一本がむちゃくちゃ長なってるんやね。 前は浅田さんが見つけたものを手間隙かけずに簡潔ににちょいと紹介みたいなノリだったのが わりとかっちりした批評文になってる。
日本語のページからFort-Daを検索しました。 約36件中1 - 29件目 ・検索にかかった時間0.16秒
954 :
考える名無しさん :03/10/29 10:47
>>952 どうしていいかわからない状態なのでしょう
>>779 おいジジイ
全国でアイクリ加入者が2000人いたと仮定するだろ?
300円*12ヶ月*2000人=7200000
だな
別に金に困るのどうのって話じゃないよ、ただ効率の問題
Webで見たいっつー需要も多いんだから
俺ならとっとと鯖立ててるな
まあ、搾取される一方の能無しジジイには理解できんか?藁
956 :
考える名無しさん :03/10/29 11:53
>948 946の人が答えているでしょう。 "Fort"が「いないいない」で、"Da"が「ばあ」です。 赤ん坊が「いないいないばあ」で喜ぶのは、「いないいない」をした時に母親が本当にいなくなったと思って不快になった後、「ばあ」で母親が帰ってきて安心するからなのです。 人間はエディプス以前の母親と同一であった状態を切望しますが、そこに回帰することは不可能ですから、「Fort=不在/死」を受け入れることで象徴界に参入するのを余儀なくされるわけです。
957 :
考える名無しさん :03/10/29 11:58
>955 というか、怠惰故に本を出すのも億劫だっていう人間が、自分のホームページを作る気はないと思いますけど。 779の人は、金銭的な問題ではなくて、自ら事業を起こす場合に伴う責任の重さが割に合わないと言っているんじゃないですか?
958 :
考える名無しさん :03/10/29 12:10
>怠惰故に本を出すのも億劫だ 浅田の言葉を簡単に信じちゃいけないよ
わざわざ変なメディアに書きたがる彰
まあどんなスレにもバカは紛れ込みますから。
質問に一言も答えられないジジイが寝言言ってるな(プ
無害なバカならいいんですが人違い粘着みたいなのが 一番キモイですね〜。 困ったものです。
964 :
考える名無しさん :03/10/29 14:27
そろそろ、次スレ・・・
965 :
考える名無しさん :03/10/29 21:02
結局、浅田×柄谷はどんな内容の話をしたんですか?
昆虫みたいだね
( ,, ) ) ゙ミ;;;;;,_ ( ミ;;;;;;;;、;:..,,.,,,,, i;i;i;i; '',',;^′..ヽ ゙ゞy、、;:..、) } .¨.、,_,,、_,,r_,ノ′ /;:;":;.:;";i; '',',;;;_~;;;′.ヽ ゙{y、、;:...:,:.:.、;:..:,:.:. ._ 、} ".¨ー=v ''‐ .:v、,,、_,r_,ノ′ /;i;i; '',',;;;_~⌒¨;;;;;;;;ヾ.ミ゙´゙^′..ヽ ゙{y、、;:...:,:.:.、;:..:,:.:. ._ .、) 、} ".¨ー=v ''‐ .:v、冫_._ .、,_,,、_,,r_,ノ′ /i;i; '',',;;;_~υ⌒¨;;;;;;;;ヾ.ミ゙´゙^′.ソ.ヽ ゙{y、、;:..ゞ.:,:.:.、;:.ミ.:,:.:. ._υ゚o,,'.、) 、} ヾ,,..;::;;;::,;,::;):;:;:; .:v、冫_._ .、,_,,、_,,r_,ノ′
968 :
考える名無しさん :03/10/30 18:27
「ドゥルーズ」のアクセントってどこ? 「ル」?それとも起伏なし?
「ドゥールズ」だろ
972 :
考える名無しさん :03/10/30 20:42
浅田って何で文学界新人賞の選考員やってんの? 受賞作品、どれもくだらないものばかりなのだが。
973 :
考える名無しさん :03/10/30 20:49
974 :
考える名無しさん :03/10/30 20:54
僕も文学界新人賞の選考委員を彼や山田詠美なんかと五人でやってきたけど、 彼がいつも「戦略的」と称して突拍子もないのを推すんで、山田詠美と僕が最低 のラインを守ってきた気がする。山田詠美が芥川賞選考委員に出世しちゃった んで、今後どうなるか危惧されるんだけど(笑)。
975 :
考える名無しさん :03/10/30 20:57
吉田修一「最後の息子」は悪くない。
戦略的すぎていまやコマタレ
977 :
考える名無しさん :03/10/30 21:05
978 :
考える名無しさん :03/10/30 22:39
浅田が1980年前後に生まれてたらいま何やってると思う? やっぱり「構造と力」みたいな哲学系の硬い本を書こうと企むだろうか。 それとも「アーティスト」への自由は格段に拡大しているから、 ミュージシャンかなんか目指してたりするんだろうか。
979 :
考える名無しさん :03/10/30 22:50
新スレ、たてられませんでした。 誰かよろしく。
980 :
考える名無しさん :03/10/30 22:56
はてなで「東浩紀が嫌いな日記」を書きまくる80年生まれの彰
982 :
考える名無しさん :03/10/30 23:01
80年頃に生まれてたら彰だって絶対Jポップの洗礼は受けるだろうな
>>973 しかし聚光院もさ、なんでこんなすごい永徳持ってるところが
伊東のほうの別院の襖絵を千住博にすべてをまかすかね。
先日ハイビジョン見てて唖然としたよ。
984 :
考える名無しさん :03/10/30 23:04
コミケに「参加」する彰
80年頃に生まれてJポップの洗礼を受けるやつなんているのかよw
986 :
考える名無しさん :03/10/31 00:01
>>972 柄谷スレのリンク先に裏事情がまことしやかに暴露されてる。
中上の遺産を収奪した柄谷による「文化ファシズム」の模様。
989 :
考える名無しさん :03/10/31 01:26
990 :
考える名無しさん :03/10/31 02:28
>>986 そのリンク先は柄谷スレのどこにあるの?
福子タン萌え
993 :
考える名無しさん :03/10/31 02:55
柄谷と浅田がグルって発想は、妄想だよな。 というか、浅田の賢さをみくびってる。
995 :
考える名無しさん :03/10/31 07:41
992 凄げえな、それ。 まことしやかにみせたいのならもっと巧妙にやらんと・・・。 とうの柄谷浅田のことより 執筆者の品性や知的貧乏ぶりに いたたまれなさを感じてしまうばかりだよ。
996 :
考える名無しさん :03/10/31 08:46
最近、浅田本を書かないね。
>992 これを書いてるのは久本福子でしょう? 何でもこういう陰謀に仕立て上げて、何が楽しいのでしょうか。 もはやX-FILEのレベルですね。
998 :
考える名無しさん :03/10/31 10:36
こういうのは、彼らを貶めるためにわざと書いているのか、 本気で書いているのか、よくわからない場合が多いけど、 このケースは、後者なんだろうね。
999
1000 :
考える名無しさん :03/10/31 10:42
1000
1001 :
1001 :
Over 1000 Thread このスレッドは1000を超えました。 もう書けないので、新しいスレッドを立ててくださいです。。。