キット見たら、スゲー高い。
えらく凝ってそうだけど、そうよ
そうなんですか
3 :
名無しさん@お腹いっぱい。:01/09/20 23:09
そうよ
デザインにウンチクがあるように記事を書いているが、かっこわるい
と思う。皆はどう?
はずかし・・・。
6 :
名無しさん@お腹いっぱい。:01/09/21 01:08
かなり良い線いってるよ。
7 :
名無しさん@お腹いっぱい。:01/09/21 03:04
おお、ついに出たか、是枝氏ネタ。この人の名前って、検索しても
殆ど(全く?)ひっかからないんだよね〜。昨日、たまたまそんなこと
考えてたから、うーん、なかなか偶然だ。
で、どうなん? デザインとかともかく、あの異様な測定器群で練りに
練られたという印象のあるあのアンプ。音のインプレを聞きたい。
音のインプレだけど、酷いものだった!
300Bのppを聞いたのだが、4〜5万のアンプの方がいい音だった。
>>4 激しく同感。
小さなシャーシに詰め込みすぎ。それが技術のある証拠と勘違いしている。
部品の取付ボルトをシャーシに溶接してボルト頭がシャーシ表面に出さないようにして、これは「アマチュアには製作が不可能」とかいってる。
ボルト頭を見せないようにするだけなら、もっと簡便な方法がいくらもあるだろ(例えば、サブシャーシを付けるとか)。
測定器を山ほど持ってるのも、自分がただのアマチュアじゃないということを示したいだけだろ。
21インチCRTのCADを使ってるのを自慢しているが、それで設計しているのがあんなアンプじゃCADが腐るよ。
20年ぐらい前、WE91イミテーションの310Aー300B−274Bのシングルアンプを発表していた。
それで「この構成でない300Bシングルは全てダメ」と発言していた。
しかし、今では違う構成の300Bシングルを多数発表している。
「これが最高」「これ以外はダメ」と常に断定するね。
後々言うことが変わっても前の発言には触れない。
朝令暮改そのもの。
デザインに自信があるように文章にも自信があるみたいだな。
しかし、どちらも下手くそ。文章がいやみったらしいな。
自分の店(「オーディオ・マエストロ」だってよ。HPあり)でクズを馬鹿値で売ってるね。
アンプを売り出す際に、「もう製作記事は書かない」とラ技で発言していた。
その舌のねも乾かないうちに管球王国で製作記事を連載している。
どうしようもない野郎だな。
面識無いケド
上杉 協賛 sage
>8
あの値段でそんな音ひどいのか。
>9
禿詩句胴囲
買った人はいないのかな。
12 :
名無しさん@お腹いっぱい。:01/09/21 23:35
ふーんそんなにわりいの
よさそだけど
>9
やっぱ俺だけじゃなかったのか・・。そう思ってるのは。
>7
あの測定器群をみて、???になってしまいました。
14 :
名無しさん@お腹いっぱい。:01/09/22 10:00
デザイン云々よりも
測定器云々より
ほんとに音だめなんですか?
音はたしかに好みによると思う。
しかし、個人的に直熱管のAC点火は大賛成。2A3、WE300B、801Aなど
それこそ大事な出力管のフィラメントの「片減り」心情的には許しがたい。氏の逆相
ハム注入は一度追試してみたい。高価パーツ投入もある意味では納得。いずれはそう
なるからね。だけど各種記事の文章はやっぱりいやみっぽいと思う。
考えるまでもなく2A3のDC点火なんて、やる奴いないね。
スマソ
音は確かに好みによると言えばいえなくもないが、
程度というものがあるだろう、WE300Bにはこのレベルの音という
申し合わせというか、程度が!その線を越えなきゃWE300Bさした意味
無いでしょうが。
程度というか、WE300Bを安いと思うか、高いと感じるかにもよるよね。自分の場合、
これだけ優秀で、1本ごとに特性カーブまでついている出力管は安いと思う。自分の場合は
是枝氏の構成とは違うけど、AC点火をしたいがためにプッシュとすべく2ペア購入して22万、
モノラル構成のためのシャーシ×2に9万、OPTはどうして300Bにはこれくらいというので、
再生産品のUTCのLS−6L4が2個で、23万、PTやCHはタンゴだけど、結局全部で
パーツ代は90万オーバー。部品揃えに2年半ばかりかかっちゃった。製作は3ヶ月だけど。
現在、使用2000時間で整流管(5U4GB)の交換のみ。ノイズも出ず快調。毎日使える機械
を目指して、自作にはこれくらいはかかると思うので、是枝氏のキット価格はむしろ安いかも。
趣味にお金がかかるのは、仕方がないよ、貧乏と引き換えの幸福ってあると思う。
19 :
名無しさん@お腹いっぱい。:01/09/25 09:04
ちょった作りたくなったかも。
20 :
名無しさん@お腹いっぱい。:01/09/25 09:04
age
自作は楽しいんだよね。時々作ることが目標にすりかわったりするけど。
いったんのめりこむと際限がない。怖いよね。気が付くと直熱3極管の
アンプばっかり5台もあったりして。
自分は是枝さんの信者じゃないけど、自作しているからこそ判る
マランツのすごさっていうのも、たしかにある。聞いてよし、
測ってよしの機械は道楽じゃあなかなか作れないのも事実。
でも最高なんだよ。100Hz,1kHz,10kHzの歪率が
そろったカーブが取れた時の喜びは。
そこまで追い込んだ機械の出す音は、たしかにあいまいさがなくて、
付帯音もなくて、これは違うって断言したくなってしまう。
歪率は絶対値じゃなくて、3周波数が揃うことの方が大事、という
是枝さんの意見には賛成します。
でもビョーキなのもたしかです。
この自覚を忘れては、発言出来ません。
アンプの自作マニアは、日陰道を歩く道楽者ですから。
22 :
名無しさん@お腹いっぱい。:01/09/25 11:01
hage
ふむふむ、では良いのですな!
23様、けっして悪くはないと思います。しかし、是枝さんの記事を
読んで判ることは、氏はクラシック派だということです。バルトークの
バイオリンコンチェルトやら、オペラのDVD再生を好むようですし。
ちなみに小生はジャズorその他元気のいい音楽好みです。
こまかい味付けの部分は、是枝さんなりにクラシック向けにされている
のは間違いありません。これがお好みならお勧めです。
氏が推薦するのは、B&WのSS25を除けば、ジーメンスの
コアキシャルとか、AXIOM80とかの高能率スピーカー
ばかりです。ここらも考えといてください。
でも90dBくらいのスピーカーなら、十分鳴りますよ。
40台のオッサンとして、老婆心で言いたいことは、入力感度です。
音質を中心に追い込んだアンプ製作では、入力感度が高すぎる場合が、
ままあります。管球王国Vol.3の、氏のWE300Bシングルの
入力感度は0.3V/9Wです。こういう場合、CD直結には便利
ですが、プリをつなぐとプリの残留雑音がスピーカーから聞こえ、
みっともないことになります。小生の場合は部屋が狭いこともあって
悲惨なものでした。実は18が0.3Vなのです。
ひろいリスニング環境でしたら、心配は要りません。
小生は貧乏なので、トランス式アッテネーターを購入し、
事なきを得ております。入力感度が0.6〜0.7Vになると、
雑音より、プリの重要性が大きくなってきます。
AC点火派様
やはり私もクラシックはあまり聴きません。
管球王国Vo1.3のWE300Bシングルを貴兄ならどのようにジャズ向けに改造するのでしょうか。
一つお教え願えないでしょうか、本気で作る気になってます。
それと、マロリーが手に入らないようなので、ブラックゲートに変えてみようかと思ってます。
よろしくお願いします。
ていねいなレス有難うございます。小生も断言できるほどの経験はあり
ませんが、何回かに分けて私見を披露します。
OPTはタムラのアモルファスで決まりでしょう。パーマロイのOPT
はクラシック向けに小生には聴こえます。これはこれでよいのですが。
リキがあり、シンバルのアタックが決まるのは、アモルファスの方です。
タンゴはまだあの状態ですし、海外製OPTはハズレを引くと、
目も当てられません。12AU7−5693−300Bの構成も、
300Bのプレート電圧も作例のままがいいと思います。ただ、
初段のカスコード構成は、SRPPにした方が、ジャズ向けに
なるでしょう。是枝氏がSRPPを遠慮するのもその辺に理由が
ありそうな気がします。
ブラックゲートもよいですが、ジャズ再生ならオーディオ専科の
ニチコンゴールドがお勧めです。ちと粗い気もしますけど。
カソードパスコン,カップリングC、他音質を買えるパーツは
まだまだあります。いま手許に回路図がありませんので、本日
夕方か明日、詳しく意見させていただきます。こんなんで
よろしければ。
AC点火派様
早速のレスありがとうございます。
貴重な意見勉強になります。
今後ともよろしくお願いします。
上杉様、もしかすると今はとんでもなく恵まれた時代なのかも知れ
ません。抵抗はアーレン(生産中止ですが在庫あり)、リケンのRMG、
東京光音、CだってASCからスプラグのビタQ、東一のオイルコン
までよりどりです。ジャズ向けなら抵抗はアーレンでしょう。ただし
この抵抗、真空管回路以外は評価の対象にならない、不思議なRです。
近年、メキシコ製になって評価は下がりましたが、固定Rならまだ魅力
十分のソリッド抵抗です。ただ電圧、電流の多い部分への使用は、
抵抗値の増大が懸念されますので、注意してください。
これはソリッド抵抗の宿命ですが。
スペアを持ち、自分で交換できることが前提です。
そのためにも、是枝氏のようにシャーシは小さくつくり過ぎると
後が大変だと思うのです。
電圧増幅部に使って、うまくはまった時は、まさにアメリカンな
雰囲気があります。エネルギー感のある切れ込みというか、
いきいきした再生が楽しめます。リケンのRMGもこれはこれで
高級品の音です。アーレンよりも個性がない分、オールマイティで
守備範囲の広い音になるようです。これがお勧めかもしれません。
パーツの話をするとキリがありませんが。
フツーに使えば、10年は持つWE300B。こんな球他にはちょっとない。
できるだけのことはしたいのが、人情というもの。カップリングC、パスコンの話
は明日にしましょう。難物なのが電源。こればかりは用意したPTにあわせるのが
精一杯、いちばん応用が効かない部分かも。困ったことです。
全体の消費電流とのバランスで電圧も上下します。これがくせもの。
WE300Bはある程度電圧がかかっていないと、毅然とした音が
出にくいように思います。自己バイアス分を加算して500Vを超え
ると、我々アマチュアにはなかなか手が出ません。大容量オイルコン
も何とか入手でき、ケミコンの2段重ねもありますが、シャーシ図面を
考えるだけで鬱になります。天国の伊藤氏に笑われそうですが、ここは
是枝氏の電源部を遵守しましょう。
マロリーはホントに無くなりましたね、残念です。まだP&Cあたりに
残りがないかな?
500WVDCのケミコンは、ブラックゲートかニチコンゴールド
くらいですものね。チョーク前のインプットCは、現在のところ
スプラグのATOM以外は使えません。ぜひ入手してください。
オーディオ専科か、富士商会で買えます。
かく言う小生も北海道民でツーハン専門です。なに、時間さえかければ
部品なんて揃うものです。ご安心下さい。
これも楽しみだと思いましょう。
アーレンですか、リケンかデールのNSを考えてたんですが(あまり根拠がない)。
アーレン知りませんでした。どこで扱ってるんでしょうか、気になりますね。
Cはサイデリアかな(これは知人の推薦)と、思ってたんですがいろんな選択肢が考
えられますね。
ここは真空管アンプ製作の先達の意見に真摯に耳を傾けることにします。
上杉様、デールのNSは最高です。しかし巻線抵抗ですのでカソード
抵抗には適しますが、高抵抗値はありません。あっても入手は
困難でしょう。アーレンブラッドレーはオーディオ専科他各店で
買えます。
ただしキリのいい100kΩなどから無くなる可能性が大です。
いろいろ試してはいかがでしょう。
巻線抵抗は耐久性は抜群で、信頼性も○です。
音質も悪くはないです。個人的な経験からは電流の多い部分への
使用ではこれに勝るものはありませんが、プレート抵抗には
イマイチという気もします。難しいですね。
あら30、31読み飛ばしてました。
幸い自分は職場が銀座です、秋葉原は近いので、オーディオ専科
覗いてみます。
なんか楽しくなってきた(^^)
35 :
名無しさん@お腹いっぱい。:01/09/26 00:48
age
上杉様、銀座とはまたいいところにお勤めで、うらやましい。オーディオ専科は、
米国製中心のパーツがおいてあるよい店です。基本部品は大抵揃いますし、図面を
書けばシャーシ製作にも応じてもらえます。ただし時間は相応にかかりますし、
一品製作となれば、価格も覚悟せねばなりません。
しかし近年のNC加工によるシャーシの仕上げの美しさは、自作派の手加工では
どう逆立ちしてもかないません。変更箇所のない最終段階での製作なら、
シャーシのオーダーをお勧めします。小生も2度お世話になりました。
ただしキットのラインアップを見る限り、ここの300Bシングルは無帰還構成
のアンプ専門です。
回路設計者として、小生は森川忠勇氏を尊敬するものの1人ですが、300Bの
無帰還アンプが万能だとは思えません。
無帰還には無帰還のよさがありますが、わるく言えばDFは野放しで2前後となり、
ハイコンプライアンスのスピーカーではボンボンした低音に
なりやすい傾向があります。
積極的にNFBをかける本スレの是枝アンプとは、対極にあるといえるかも
しれません。
AC点火派様
シャーシは友達に板金屋がいるので、彼の頼む予定です。
NCではないですが、熟練の技があるかも。
是枝アンプにはメーターが付いてるんですが、特注とのこと。
なにか代用できるメーター知りませんか。
無ければテスター挿せるようにしてみます。
ここのキットも考えたんですが、やはり自作(回路設計できないのに自作か?)
で行こうかと。
38 :
かんけーないけど:01/09/26 10:18
真空管アンプの音がいい理由は、
・プリント基板を使わないので、はんだのみを
介した導通がない。
・部品点数が少なく、高級部品を吟味して使える。
ってことですか?
38さん、たしかにあなたの言われる理由もあります。
でもプリント基板が全面的に悪いわけではないでしょう。信頼性は
劣ってしまいますが。真空管アンプは素子自体が発熱して機能する
ものですから、熱対策を怠るとえらいことになります。いい例が
一世を風靡したダイナコが経年で使用不能になるのに対し、手配線の
マランツは球およびCR類の点検交換で生き返ることです。マッキンも
しかり。ついでに言えば、絶縁も心配です。
プリント基板は生産上合理的に考えると、仕方のない部分です。
手配線は手作りの美学でしょう、生産性は悪く、コストはかかります。
現在となっては。ユーザーがそのコストをためらわなければ、
成り立ちますが、現実は厳しいものです。
高級部品の使用は、やりすぎると自己満足に終わります。
小生にも多分にその傾向はあり、反省しなければなりません。
趣味の世界ですから、雑誌に製作記事を発表するのでなければ、
あまり客観的になることは、必要ないかもしれませんが。
でも、無帰還構成のシングルアンプでは、なぜかパーツの個性がもろに
反映されることが多いのも、事実といっていいでしょう。
37のメーターの件ですが、山本音響工芸で数種扱っているはずです。
これを利用されてはいかがでしょうか。
ただし、是枝氏の作例と違い、丸型ですので雰囲気は相当変わる
でしょうが。老婆心ながら付け加えますと、カソード抵抗の両端
電圧を測定して、電流値に置き換えることになると思いますが、
モニター時以外には、スイッチでoffできるようにしておいたら
いかがでしょう。カソードも信号通過部分なので、妙なものが
常時ぶら下がっているのは、精神衛生上よくないと個人的には
考えます。テストポイント用端子をシャーシ上面に出す手段も
ありますが、小生には経験がありません。あしからず。
上杉さんはみえないようだけど、あげときましょか。
パーツの音質については、ほとんど好みの世界なので、完璧な評価というのは非常に
困難。評価が成立するのは信頼性ぐらいといっていいかも。
今回は管球王国Vol.3の是枝アンプが土台で、ジャズ向けチューニングの選択に
ついて話しましょう。
カップリングコンは、ASCのX−363で決まりでしょう。
大変スッキリした付帯音のない、信頼性の高いフィルムコンです。
入手も比較的容易で、各店のツーハン広告に出ています。X−335
との差はわずかなものだと思いますが、憂いを残さぬためにも、
X−363を薦めます。是枝氏が使っている、GOODALL,
TRWもいわばASCの前身です。これらは容量値を指定すると
入手は困難です。現行品のASCなら大丈夫。
小生サイデリアの使用経験がありませんので、コメントできません。
フィルムコンでしょうけど、耐圧はどれくらいでしょう?
フィルムコン、オイルコンは耐圧が高いほど、音がよいという迷信が
あるのですが、経験上、反対できないAC点火派であります。
オイルコンでは、スプラグのビタQや118Pシリーズにはまった
ことがあります。400Vより600Vの方が、鮮鋭に感じたり
します。さらにエージングにより、音質がかなり向上しますので、
有頂天になったりする可能性が大きいです。
入手が難しいので、積極的にはお薦めしません。
はじめまして。
是枝氏の300Bプッシュプルアンプ(管球王国7号掲載)でクラシック音楽中心に
聴いております、Kと申します。
このスレではボロクソに言われているアンプですが、私はクラシック音楽を中心に聴
くせいか、非常に好ましいコッテリした中低域と、比較的みずみずしい高域のバラン
スで、オートグラフ・ミレニアムで鳴らす分には、なかなかだと思いました。
また、一関市のジャズ喫茶、ROYCEでは一時このアンプをMarantz model 7と組み合わ
せて鳴らしていて、なかなか良かったとの評判を耳にしています。
確かにオリジナルの程度の良いmodel 7と組み合わせるととても良い感じなのですが、
我が家で試すと、少し古くさい音になってしまったので、現在プリはコニサー4.0を
使用しています。
>>25 >音質を中心に追い込んだアンプ製作では、入力感度が高すぎる場合が、
>ままあります。
現在我が家の音の難点はまさにこれで、プリのコニサー4.0はあまりS/Nが良い方では
ないため(通常のレベルはありますが)、プリの残留ノイズが気になります。
で、今、是枝氏にアンプをお送りし、その点を改良していただくことになっています。
ちなみに私は昔は自作をしていましたが、最近ではなかなかそこまで手が回らず、是
枝氏に製作も含めてお願いしています。
Kさんはじめまして、すばらしいスピーカーをご使用で、うらやましい
限りです。そのプッシュプル機はたしかピークパワーに達する入力値は
0.6Vくらいだったと記憶しております。90〜93dBぐらいの
スピーカーならほぼ無音から音楽が始まるのでしょうが、高感度なオー
トグラフがそれを許さないのでしょう。
部屋の広さにもよるのでしょうが、神経質な方ならレビンソンや
シナジーでもやっぱり気になるでしょうね。プリを通した音には
独特の魅力があります。どうしてもというのなら、トランス式の
アッテネーターがいちばんでしょう。受動部品のよさはノイズを
発生しないことですから。雑音を発生しない増幅器はありません。
でも、好みに合わなければそれで終わりですから因果なものです。
是枝氏に改造を依頼中との由。氏はどう改良なさるのでしょう。
もし、ゲインを下げられるというのでしたら、その手法に大変
興味があります。不都合なければ、ご教示下さい。
サイデリアルの耐圧、大きさの関係から400Vが限界かも。
ACS363かサイデリアルはたまたビタミンQなのか、
悩むところでではありますな。
いっそ、全部買ってつけ替え聴き比べてみることにしようかな。
取りあえず、TU870改の段間コンで試してみます。
Kさん
私も興味あります、不都合がなければお願いします。
こうなると真空管の話もしたくなりますね。いっちょあげますか。
21世紀を迎えていまだに管球増幅器が一部で愛されるのは、やっぱり
音質が大きいです。半導体増幅器が出せない音があるからに他なりません。
反対に半導体の音は管球に出せませんので、石アンプファンがいて当然です。
音質を語るときに必ず登場するのが、今回の直熱3極管です。
音質ではファンの多い直熱3極管ですが、欠点だってもちろんあります。
その中でも今回はグリッド電流について説明し、意見を求めてみましょう。
通常のCR結合では、これが泣き所です。気持ちよく大音量再生時、
低音の大入力、とくに鬼太鼓座の1発、T.ウィリアムスのバスドラの
連打等で気絶、失神してしまうアンプはほとんどこれが原因です。
本来流れてはいけないグリッド電流。これは管球の真空度、電極の素材
とそのガス抜き工程(結局、真空度)に大きく影響されるそうです。
この点、WEがいちばん出来がいいといわれております。
その点で、高価なのもしかたがないのかも。WE300Bでの気絶事故
は聴いたことがありません。買うならやっぱりWEでしょう。
小生の気絶体験はセトロン300Bでした。
原理的にこの現象は、カソフォロ直結、トランス結合、グリッドチョーク
結合で回避できます。しかしこれらの回路構成はそれ自体が音色の個性
をもっているため、管球愛好家にもおしなべて歓迎されているわけでは
ない様です。小生のプッシュ機はグリッドチョークにしました。
出力管のロングライフ化にもいいようですが、残念なことに超低域に
f特の盛り上がり(LC共振)がでてしまいました。
>>44 AC点火派さん
>>45 上杉さん
>不都合なければ、ご教示下さい。
アンプが戻ってきましたら、是枝氏に訊いてみます。
ついでです、本家WE300Bにも(偉そうに)苦言を呈しましょう。
小生のプッシュ機のために、2ペアに22万の大枚を投じたことは、
すでに申告しましたが、これは勿論97年の再生産品です。
これが使用1000時間目くらいで、4本中3本までがルーズベースと
なりました。ガラスバルブとベースの接着が剥がれ、ぶらぶらになるのです。
放熱に気を使い、ソケットはスペーサーでスキマをつくって、落としこ
んだのにもかかわらず。これはさすがに腹が立ちました。
先日出張の折、大先達である、ラジオデパートの太平洋の羽龍鉄一氏に
話したところ、「昔とは違うからねえ」と一言。
「80年代のWE300Bにはそんなことはないよ。」といわれても、
価格差はいかんともしがたいものがあります。
もし、同様のトラブルで悩まされている方がいましたら、明日、
よい接着剤を紹介しましょう。硬化後も柔軟性のあるものでなければ、
熱膨張の関係で虎の子のWE300Bがピンッ といってしまいます
から。ご注意の程を。
49 :
名無しさん@お腹いっぱい。:01/09/28 07:34
age
50 :
名無しさん@お腹いっぱい。:01/09/28 10:46
接着剤おせーて
えー、商品名は「セメダイン スーパーX」です。
なんだあれか、程度のものですが、結構貴重ですよ。
コツは付けすぎないこと、接着面をあらかじめきれいにしておくことでしょうか。
あと、硬化まで48時間ぐらいかかりますので、その間の通電、加熱は遠慮した
方が無難です。
ルーズベースは動作はするんだけど、出力管とはいえ、振動やマイクロフォニック
ノイズに「丸腰」状態ですので、やっぱり放って置けません。
AC点火派さま
さすがに詳しいですね、セトロンダメですか、チョットWE高いんで
考えてたんですけど。
再生産品WEももろそうですね、ビンテージはちょっと論外です。
でも、セメダイン スーパーXがあれば良いのかな。
ちょっとがっかり。
いや、そのあまり誤解を招いてはリチャードソンに申し訳ないので、付け加えま
しょう。セトロン300Bは悪いタマではありません。むしろイミテーションブラ
ンド中ではかなり上位にきますよ。なんと言ったらいいのかな、ガラスバルブの形
や、支持マイカの形が本家に忠実ですので、鳴き方がそっくりなんですよ。
マイクロフォニックノイズは悪いことばかりでなく、300Bの場合ほんのわずか
なエコー感が、音に輝きを与えるといわれております。
その他の利点として真空管の命、直熱管フィラメントの給電方法が本家と違います。
こんなことは皆さんご存知なんでしょうが、本家WE300Bはフィラメントの
中点と両端の間に5Vを与えています。これがWE300Bの残留ハムレベルに
個体差がある原因だと(小生は)考えています。対するセトロンはフィラメントに
中点の引き出し線がなく、単純にフィラメントの両端が5Vにつながっています。
やっぱり本家がいちばんだという方はたくさんいますし、小生もそう思いますが、
ハムバランサーでゼロポイントを探すとき、本家WEよりもセトロンの方がピタッ
と決まります。これはシングルでも、プッシュでも。
これはフィラメント点火方法の違いによるもの、と考察してますが、AC点火派の
名にかけて言っておかねばなりません。
なるほど、やはり最初はセトロンでいこうかな。
WEも秋葉で75,000円で売ってたし、考えちゃうな。
うーん
それに使用経験から云うと、セトロンは結構ロングライフです。
小生の機械ではざっと700時間は使ったと思いますが、ちゃんと
生きております。700時間品と新品の比較をしたことはないのですが、
なんともないといえましょう。エミッションはそれほど減ってない
ようです。それと、音質に関係ないと思いますが、
管頂部のマイカに接するガラスの内壁が、茶色に変色いたします。
46で申した「気絶」は、マニアのたわごとだと思ってください。
いい気になってオーバーすぎた気もします。
300Bユーザーの中には、普段はイミテーションを挿し、ここぞ
というときにWEに挿し替える方もたくさんいます。
AC点火派=是枝重治だろ
自分の悪口を上手くかわしたな
57 :
名無しさん@お腹いっぱい。:01/09/28 15:42
いずれにしても金が掛かるな。ふむふむ。
>>300Bユーザーの中には、普段はイミテーションを挿し、ここぞ
>>というときにWEに挿し替える方もたくさんいます。
これ良いかも。
さらに金が掛かるな。ふむふむ。
上杉=上杉佳郎だな
自分のアンプに自信がもてなくなったな
パーツの話しましょか。カソードパスコンも信号通過部分です。300Bのパス
コンは是枝さんは39Dを使われていますが、小生は同じスプラグでもATOM
の150V100μFを薦めます。それよりも重要だと思うのが、2段目の
5693カソードのパスコンです。ここは是が非でもウェット銀タンタルコン
デンサーを使ってください。これは効きます。音のランクが1段上になります。
OSコンなども悪くはないですが、ウェット銀タンの方が上です。
規格は8〜15Vで100〜400μFなら問題ありません。
是枝さんもされているソケットの話です。これも重要なんです。
300BのUXは、ミレンのタイトを使われており、ベーク製のものが
お好みのように書かれてますが、小生はアンフェノールの黒モールドを
お薦めします。これは間違いのないものです。
国産の白タイトだけはやめて下さい。不幸のモトです。
整流管や、5693のUSもアンフェノールの黒モールドなら
心配ありません。12AU7のMT9PはシンチでOK。
以上は、ラジオデパート3Fのサンエイ電機他各店で買えます。
USソケットはオムロンのタイマー用が一番です。理由は使ってみれば判ります。
自作真空管アンプでうんちくたれる方は、いつまで経ってもシンチ、アンフェノール
が一番なんですね。またウェット銀タンなんて書き方は良くありません。銀ケース
封入の湿式タンタルコンデンサーです。音の善し悪しではありません。そんなのは
個人差もあり好きずきです。ただし銀ケース封入の湿式タンタルコンデンサーの
使用信頼性は圧倒的に優れています。この信頼性こそ重要視されるべきでしょう。
>>62 >USソケットはオムロンのタイマー用が一番
c/pは最高だね。
64 :
名無しさん@お腹いっぱい。:01/09/29 03:46
>>62 知ってるよ〜
オムロンは勘合の堅さがちょうど良いのと、ピンに穴2個で使い勝手も良いから
配線が綺麗に決まるもんな。
65 :
名無しさん@お腹いっぱい。:01/09/29 10:22
62番は先生本人か?
66 :
名無しさん@お腹いっぱい。:01/09/29 12:25
ウエスタン ああウエスタン ウエスタン それにつけても 金のほしさよ
67 :
名無しさん@お腹いっぱい。:01/09/29 15:35
>66
どっかで見かけたフレーズやな
68 :
名無しさん@お腹いっぱい。:01/09/29 16:02
やはりフルレンジには管球アンプだが、それが何か?
俺はフォスに300Bなので是枝氏の言うヒエラルキーが
違いすぎるが、それが何か?
ヤマハの1000Mは70Wの6CA7PPでもいまいち
だった。トランスは今は逝ってしまった山水SW型だったが、
それが何か?
69 :
名無しさん@お腹いっぱい。:01/09/29 20:55
上下電気=ウエシターンエレクトリック ああ〜つまんない
完実電気=パーフェクトエレクトリック こんな感じでしょうか?
70 :
名無しさん@お腹いっぱい。:01/09/30 10:11
hoge
71 :
名無しさん@お腹いっぱい。:01/09/30 16:40
是枝アンプは格好良いね。造形や色彩まで隅々まで神経が行き届いている。
本人もデザイン第1と言っていた。音なんて微妙なもの。視覚的に良い物は
音もよく感じるからね。
6CA7・Sと300B・Sでブラインドテストしてみたら、殆ど違いが
判らず、最初違いを指摘した人でも2クール目では判らなくなったそうだ。
ある人がRCA50を聴かせると言って、知らんぷりしてV6だかBX7
だかを繋いでも誰一人気が付かなかったと言う。50のヒーターが灯って
れば音も力強く感じるでしょう。人間の耳は補正機能が凄いね。
やはり大きな(高価な)球とでかいトランスは、そう言う意味で精神的に
満足感がある。誰でも安心してまた〜りと聴きたいから。
62番殿、恐れ入ります。実は小生もオムロンソケットの愛用者です。
たしかにいいですね、ついでに同じ素材でUXも作ってもらえるといいんだけど。
オムロンも認めますが、人に薦めるのはやっぱりアンフェノール、シンチになって
しまいます。アンフェノールは抜き挿しのバネ感がなんともいいんですね。
もちろんこれで音質が変わるなんて申しませんが。
71番さん、いやホントにおっしゃる通りなんです。デザインは大事
なんですよね。いかにもいい音が出そうな「構え」がありますよね。
古い話ばかりだとまた62番さんに怒られそうですが、伊藤喜多男さん
は仮組みと本普請があって当然だとおっしゃってましたからね。
実際には経済的に、そんなことはなかなか出来ないんですけど。
その代わりにシャーシ図面は、たくさん書きます。でも組み上げてみる
とあちこちに不足や余剰が出るものです。こんなことを繰り返してゆく
うちに、その人なりのトランス類の配置や、ワイヤーの引き回しの
癖や個性がでてくるのでしょう。ノイズ対策や熱対策など、考える点は
たくさんありますが、小生も最後は見た目優先が勝ってしまいます。
>5693カソードのパスコンです。ここは是が非でもウェット銀タンタルコン
デンサーを使ってください。これは効きます。音のランクが1段上になります。
OSコンなども悪くはないですが、ウェット銀タンの方が上です。
規格は8〜15Vで100〜400μFなら問題ありません。
回路図では800μ/15Vになってるけど、800μを400μに変えちゃっても
大丈夫なんですか。詳しくないもんで。
75 :
名無しさん@お腹いっぱい。:01/10/01 12:04
AC点火派 さんは大人ですね。
意見受けても素直で対応が上手い。感心しました。
かなりの実践者ですね。
ところで手持ちに15W8KのPPトランスがあります。
地味で、いい音が希望です(藁
真空管は6BQ5,6V6,6G−A4,6R−A8の
いずれが良いでしょうか?真空管は全部あります。
ノーメンテ(自己バイアス)が良いです。
74の上杉さん、心配ないと思いますけどねえ、気になされているのは
スタガー比のことでしたら、問題ないはずです。400μもおごれば
充分だと思いますが、いかがでしょう。
一時期ここの容量値を大きくすることがはやりました。800μもいい
ですが400μでも変わらないでしょう。
75さん、地味なアンプいいですね。小生もこの方7年ぐらい、直3
ばかりやってきたので、そろそろ小規模プッシュでもと考えていた
矢先です。あげられていた出力管はどれもいいですね。でもこれでは
アドバイスになりませんので、小生の好みも加えて、6V6GTは
いかがでしょう。回路構成はランジヴァン(一般にはランゲビンと
読む?)のモニターアンプがお薦めです。回路図の入手も楽です。
原器は前段が6SL7で位相反転がPK分割になっています。
ですから前段には忘れずにヒーターバイアスをかけましょう。
長く使っていると、ノイズが出たりします。また原器には電源のCHが
省略されて、100Ωぐらいの抵抗になっています。6V6は内部抵抗
が大きいので、これでもいいのですが、シャーシ内蔵型のCHを
おごってやるのも、オリジナル化の1手段です。プレートのB電源は
まだしも、スクリーン電源はノーリップルでいきたいですよね。
小生は試していないのですが、ソブテック製の6V6GTは、この構成
のアンプに挿して、馬力があってよかったそうです。この出典はかの
海老澤徹さんが、オーディオクラフトマガジン(季刊)で、オーディオ
専科のAP−515を製作された時のインプレですので、信憑性がある
と思いますが。いかがでしょうか。
AC点火派さま
わかりました、ウェット銀タンで行ってみます。
76を書いていたら、むしょうに6V6のプッシュプルがつくりたく
なりました。これが業(ごう)とかビョーキとかいわれる所以でしょう。
6V6は大変評判のいいタマで、是枝さんはもちろんのこと、かの浅野
先生もこのタマを贔屓にしておりました。ビーム管といえばまずは6L6
なんでしょうが、6V6には肩の力が抜けた良さとでもいうんでしょうか、
見かけより仕事の出来るかわいい奴といった風情があります。
うーん小生も年末に組んでみようかな。ヒーター電流が小さいので、
PTも小規模でやりくりできますものね。整流もダイオードでOK。
ソケットもそれこそオムロンでいくとして、苦労するのはむしろOPTの方
かな、1次が8〜10kくらいのpp用の良品があればいいんだけど。
ここはいっちょ、ソーダーソンの中古でも探してみようかな。
それにしても75さん、6R−A8をお持ちとは恐れ入ります。
まだ所有者がいらっしゃったんですね。Q5,V6,6G−A4なら
スペアもありましょうが、6R−A8はそれきりの貴重品です。
大事に使ってください。たしか黒川達夫さんがデジタル時代の真空管
アンプ(だったかな)のなかで、作例を発表しております。
トランス類の入手は、現在となっては無理なものもありますが、
規模・構成などは参考になると思います。
急がずにぜひとも、ものにしてください。(うらやましい限りです)
79 :
名無しさん@お腹いっぱい。:01/10/02 00:18
age
ここまで書いてきて、小生よりこれを書くべき識者はたくさんいると思うのですが、
NFBについて言及される意見が少ないのが気がかりです。
とはいえ、浅学な小生が説明するのは気が引けますね。
万が一、是枝さんがこれを読んでいたら、大笑いなさるでしょう。
その昔、トライかペンかという論争があったのをご存知でしょうか。知ってる方は
何をいまさらというでしょうが、小生は現在も続いているような気がします。
3極管には熱烈なファンがいます。排他的かどうかは別にして。
その魅力は素直な音質にあります。このトライ派にも住み分けがあり、2A3,
300B、45、50のような直熱3極管の信奉者がおります。これらは古典的な
管であるにもかかわらず、妙にみずみずしい再生音が魅力です。
傍熱3極管の分野ももちろんあり、ラックスの38シリーズがそれで、6R−A8
50CA10、8045Gなど現在の入手難が恨めしい、ファンの多い出力管です。
基本的に3極管は特性が素直というか優れており、シングルでもプッシュでも、
軽微な帰還で実用になりましょう。
これと対照的なのが多極管です。効率のよさが本来のウリでしたが、使い方は
難しいといえます。むしろそこが設計者としてのウデの見せ所みたいな部分が
あります。マランツのパワーアンプは6CA7が出力管でしたし、マッキンの
MC240、275は6L6GC、KT88といったビーム管でした。
これら名機の出す音は3極管トーンではないものの、見事な音楽性あふれた
アンプです。この評価は歴史が証明しています。
5極管やビーム管を名機にしたのは、NFB(PFB)技術の貢献が大きいと
いえます。
マッキントッシュは出力段の局部帰還が、例の複雑なOPTの使用が前提となるため、
自作アマチュアには縁遠い存在です。しかし一方の雄マランツの8Bや9は、
芸術的なMLF(多重帰還)によって、あの繊細な音を出しています。
特に出力管のプレートから位相反転段にかけたクロスオーバー帰還は白眉
といえます。一見単純に見えて複雑なQUADUは、ある種の名人芸を感じます。
阿呆な小生は完全に解析できません。
このNFB技術を生かすために、あの測定器群が必要なのでしょう。
別に歪率なんて問題より、発振を起こしたらモトも子もないですから。
その上で各特性を練り上げてゆく是枝氏のやり方は、大変マジメだと
いえるのではないでしょうか。
84 :
名無しさん@お腹いっぱい。:01/10/02 14:09
ふ〜ん
85 :
名無しさん@お腹いっぱい。:01/10/02 14:33
AC点火派さんは某MLのO川さんかな?
でも、ラジオ技術に掲載された測定器群の写真は圧巻でした。というより正直ここまで
やるか、とも思います。是枝氏自身、測定器マニアであることは公言されてますし、記事中
にも「・・・ビョーキの証でしょう。」というくだりがありますものね。
でも、これが是枝氏の個性なんじゃないかな。
皆さんには難しいだろうが、というか、やれるものならやってみな、というかっての
伊藤喜多男さんも、こんな感じではなかったでしょうか。
たんにプライドという言葉では、まとめたくないですが。
87 :
名無しさん@お腹いっぱい。:01/10/02 17:24
とりあえず安芸
88 :
名無しさん@お腹いっぱい。:01/10/02 22:33
測定器フェチだな
6V6ppにはトライアッドのトランスが似合うよ。
合わせカバータイプの奴ね。コアが黒色でカバーが青灰色。
設計は古いからカマボコ特性だけれど、コクのあるいい音がする。
深いNFを掛けるにはCR補正が必要。6V6は深いNFを掛ける
球じゃないけどな。このトランスは数年前まで秋葉原でよく見かけ
たけれど、最近は見かけなくなった。@10000円で超ハイcp
だった。是枝先生もタンゴの808を、このトランスの様に再塗装
して使ってたね。チョークにも合わせカバー型を使うとくどくなる
のでタンゴのTC−10−130Wが良い。トライアッドのトラン
スと高さがぴったりでバランスが取れる。パラにして5Hで使用。
電源トランスはST−220がどんぴしゃ。ダイオードなら250
V端子、整流管なら280Vを使えばOK。もちろんチョークも
電源トランスのカバー部もトライアッド色に再塗装する。
6V6は古い球なので出来れば整流管が似合う。6V6GTなら
5Y3GT2本。6V6Gなら80、2本。5V4Gなら1本で
最高のデザインになるが、容量がぎりぎりなので早い期間で交換
必要。5AR4なら十分だがデザイン的に合わないな。こう考え
ると、ダイオードの方がすっきりしてまとめ易いかもね(W
自分は6V6Gと5V4Gでデザイン優先で作ったけど。
90 :
名無しさん@お腹いっぱい。:01/10/02 23:59
6V6GTや6BQ5は安くて音もいい球でしたが、さすがに最近は値段が
高くなってきました。貧乏人御用達でマニアは鼻も引っかけなかったのに。
6V6好きさん、センスがいいですね、トライアッドのOPTとは脱帽です。でも
おっしゃる通り最近見かけませんね。このごろ復刻品もいろいろ出てますが、なかなか
食指が動きません。整流管の選択も恐れ入りました。ここまでやれば最高ですね。
カマボコ型のf特は、6V6にふさわしい選択だと同意いたします。ワイドレンジなんて
6V6にもとめる指向じゃありませんから。でも、こう書くと音が良くないんじゃないか
と思う方がいて、困るんです。まあ、いいけど。
6V6好きさん、トランスのカバー部を再塗装なさるとか、実は小生塗装関係には
詳しくありません。塗装法、特に色あわせの方法など、教えていただけませんか。
例えば下地作りは、ペーパーがけでいいんでしょうか?
92 :
名無しさん@お腹いっぱい。:01/10/03 11:25
是枝氏のプリはどうなのかナ
>>91 トランス程度の小物の塗装なら、車用のスプレー塗料がよいと思う。
食い付きがよいので下地のペーパーがけもいらない。シンナーで拭いておくだけで十分。
94 :
名無しさん@お腹いっぱい。:01/10/03 12:31
確かに車用は食いつきが良いが、下地処理した方がベスト。
塗装後コンパウンドで磨くとプロっぽい!
93番殿、94番殿ありがとうございます。
それなら乾燥も常温放置でいいんでしょうね。
加熱の必要さえないのなら、今度やってみましょう。
あとは色さえ好みのものを探せば、OKということで。
96 :
名無しさん@お腹いっぱい。:01/10/03 13:29
コンパウンドかける前に、一週間は乾燥させましょう。
重要! プロアマの差は乾燥時間にもあります。
納得。感謝!
98 :
名無しさん@お腹いっぱい。:01/10/04 00:29
>>92 管球王国の記事で、現代のプリアンプを作るには電波暗室が欲しいといった意
の発言があったと思ったら、次の記事ではヒーターバイアス回路にネオンランプ
が使われていました。このような設計のプリアンプがどのくらいのものなのか?
欲しくはありませんが多少の興味はあります。
99 :
名無しさん@お腹いっぱい。:01/10/04 09:15
>電波暗室とはなにか
100 :
名無しさん@お腹いっぱい。:01/10/04 09:17
100です
101 :
AC点火派:01/10/04 10:19
電界強度という言葉がありますが、それだけ外来の雑音電波が昔より
深刻だということではないでしょうか。真空管、とくに初段管のグリッドには
いろんなものが飛びつきますから。ましてプリともなれば、不要信号の飛び込み・
飛びつきには、神経質になると思います。たんなるシールド処理では役に立たない
こともあるんじゃないでしょうか。素子のハイゲイン動作にこだわった結果だとも
思うんですけど。
正直なところ、プリアンプと70Wを超えるパワーアンプには、積極的にコメント
したくないAC点火派です。過去にむなしい撤退宣言というか敗退の経験が幾度か
あるものですから。
どなたか、ベテランの有識者に代わっていただきたいです。ハイ
6V6好きさんは、かなりベテランのアンプビルダーと見ましたが、
いかがでしょうか。
意識的な狭帯域化など、小生も興味があり試してみたいと考えています。
信号通過系にOPTが必須でないプリは、広帯域化が容易なはずです、それこそ
上限が100kHzとか。(実際は大変ですけど)でもこれに5をかけると
もうAM放送のレンジに入ってしまうんですよね。
102 :
6V6好き:01/10/04 10:59
塗装の件
当初はDIYで買った缶スプレーで仕上げていた。やはり素人の限度がある。トラ
ンス類は良いが、アルミシャーシーは皮膜が弱く、剥げやすい。最近は知り合いの
自動車塗装屋に頼んでいる。特にレス89の様な場合。部品の一部に合わせて、他
も同色に塗るケースでは市販スプレーでは色を合わせられない。自動車塗装屋なら
簡単に塗料配合でやってくれる。6V6アンプではトランスすべてトライアッド色
に仕上げた。VT62アンプではタンゴのドライバートランスとチョークがアイボ
リーだったので電源、出力トランスも同色に塗って貰った。トリタン球に黒トラン
スは最悪。グレーもいまいちだった。アイボリー系が最高。もし次回VT62で再
製作することが有ったらクラウンのパールホワイトと決めている。時間切れ。続く。
103 :
名無しさん@お腹いっぱい。:01/10/04 11:10
塗料接着剤を1度吹いてから塗ると剥げ辛く良いよ〜
塗装の乗りも抜群だら〜。
104 :
名無しさん@お腹いっぱい。:01/10/04 11:25
>>99さん
シールドルーム、要するに電界強度を低くするため、フェライトタイルなどで
囲った部屋のことです。
105 :
名無しさん@お腹いっぱい。:01/10/04 11:32
106 :
6V6好き:01/10/04 17:28
塗装の件 続き
自動車塗装では焼き付け塗装のため、皮膜も強い。レス103さんの言うように、
下地も吹くから剥げにくい。これはシャーシーの話。オイルコンは焼き付け不可。
トランス類もカバーを外せる物はOK。ただしケース封入型(ハーメチックSタイプ)
は注意が必要。長い時間当てられない。線材の変質や、シーリング材(古い物だと
パラフィンやタール、松脂)が溶け出す。昔、大失敗済みです(W
塗装を頼むコツはシャーシーやトランス一式(電源、チョーク、出力等)を前もっ
て預けて置く。カタログ見本で厳密に指定すると面倒なので、レガシーのシルバー
メタとかモスグリーン系とかで頼んでおく。塗装修理で車が入ったら、余り塗料で
塗って貰う魂胆。ツヤの具合は指定出来る。2000円も上げれば喜んでやってく
れる。一度塗装して貰ったら缶スプレーには戻れない。雲泥の差。自分が下手な
だけですが。シャーシーが出来て来たら、自作のサイドウッド(着色スティン〜
ニス仕上げ)でも取り付ければ見栄えもGOOD。
AC点火派さん
自分はビルダーと言うかモデラー(伊藤さん風に言うとモデファイド バイ〜)
なので、電気工学や球アンプの回路解析等は詳しくないです。せっかくのご指名
なのに申し訳ない。
107 :
AC点火派:01/10/04 17:42
いえいえとんでもないです。詳細な塗装のアドバイス、こちらこそ恐れ入ります。
やっぱり金属は焼付け塗装がいちばんですよね。クリアコートのかかった
塗装はホレボレしますものね。小生は実は洗車マニアでもあるんです。(藁
ご指摘の通り、このやり方だとプロに依頼するしかないし、合わせカバータイプ
が前提ですね。でもいいですよね焼き付け。戻れないのも判ります。
今週末パーツ買いに行ってこよっと。
109 :
名無しさん@お腹いっぱい。:01/10/04 19:37
わざわざ焼きつけなくても2液ウレタンで1発でOK。
110 :
AC点火派:01/10/04 19:40
上杉さんいいなあ。
うーん、東京出張ないかな。あちこち物色したいのに。
トライアッドのOPT、探したいなー。
浅草でどぜうも食いたいし、自作派道民といえど、ツーハンばかりじゃ
寂しいなぁ。
球派って、シャーシやトランスの塗装にこだわる人多いよね。
>>110 AC点火派さん
>トライアッドのOPT、探したいなー。
私はフォノ用のステップアップトランスに、トライアッドのHS-1を使用しています。
フレッシュでエネルギー感あふれるサウンドが、私の好みにピッタリ一致して愛用しています。
>球派って、シャーシやトランスの塗装にこだわる人多いよね。
個性出したいよね、出来合いのシャーシだとつまらないよね。
115 :
AC点火派:01/10/05 11:36
かの武末先生が物故なさる直前に、ラ技に掲載したアンプにも狭帯域かされたアンプ
の実験があります。たしか6BQ5ppだったかな、でもここでの結論は「音は変わらない」
だったと思いますが。別にここでSACDなどに対して、文句をたれるつもりはありませんが、
f特の考察の種は尽きないでしょうね。低域端がDC領域まであったところで、何の意味が
あるのでしょう。まず、スピーカーがついていけません。
送り込まれて再生されない信号が、結果としてどんな振舞いを引き起こすのか、小生にも想像が
つきません。是枝さんもおっしゃってましたが、不要な高域端の拡大も疑問です。
「20kHz以上の信号が再生されたところで、我々はそれを直接聞いているのではなく、
ビートダウン(うなり)された音を感じているのだ。」この氏の意見に心から同意します。
たしかに音は変わりますからね。その音が好きというなら、それでいいですが。
6V6好きさんが教えてくれたOPTは、トライアッドのS142ですね。
バンド型のOPTは、雰囲気がいいですね。
忠実に再現されているかどうかは不明ですが、トレーシーエレクトロニクスとかいう
サードパーティでの復刻版にTS142というのがあるみたいです。
>>115 武末なんてどんなアンプも音が変わらないと言ってたジャンよ。
自分の設計したのも中学生の孫が初めて設計したのも同じだったとラ技に書いてた。
音が変わらんのに、何が面白いのか、次から次によく作ったもんだ。
よって、武末の「音が変わらない」との意見なんか何の参考にもならねーよ。
だいたいこのスレは是枝を罵倒するもんだろ。是枝のハナシじゃないなら別スレたてろや。
117 :
名無しさん@お腹いっぱい。:01/10/05 12:04
是枝を罵倒なんてどこに書いてあるんでオイ
118 :
名無しさん@お腹いっぱい。:01/10/05 17:28
age
119 :
僕も6V6すき:01/10/05 19:01
トレーシーのTS142ってトライアッドとおなじカッコなんですか。とても気になる。音も大事だけどまず色、形だから。
120 :
名無しさん@お腹いっぱい。:01/10/05 20:36
どこにもいるんだよね、変なのは。
管Q王国でも、ラ技でも、本が出たらそのたびに、残留ハムノイズでも全身に受信でもしたような
変な投書が舞い込むと昔、関係者に聞いたことがあります。
115もそのクチじゃないの?(藁
申し訳ないです。
116の間違いでした。
AC点火派様、誤爆でした。
平伏。逝って来ます。
122 :
名無しさん@お腹いっぱい。:01/10/05 21:01
120さん。うっかり間違いはだれでもありますよ。
123 :
6V6好き:01/10/06 03:27
AC点火派さん
トライアッドのトランス、品番書き忘れましたが知ってたみたいですね。さすが。
尚、負荷5Kの物は同型同色でS−35A。これもかなり良い。6CA7の3結
に使っているが、端正な6CA7がコクのある音を出したので驚いた。視覚バラ
ンス的には、6CA7の大きさとマッチする。S−142には6V6Gを挿して
いるが造形美的には6V6GTの方が良い。ST14バルブはやや大きいから。
6V6(メタル)なら前段はMT管はペケ。メタルの6C5や6SJ7などを、
使うと格好良い。ただ赤メタルや赤袴だと主従逆転してしまう。
トライアッドが他メーカーで復刻してるのは知らなかった。同色なら嬉しいが。
規格内容は大丈夫じゃないかな。元設計が古いし、おそらくガラ巻きのピッチ
無しと思う。本物さえも測定すれば、5Kの正弦波もまともに通らない代物だ
ろうが、聴感上は気にならず躍動感いっぱいの良い音と感じられる。耳が悪い
と言われれば反論できんが、趣味の世界なので気にも留めない。
今日富士商会に行ってきました。
なんかすごい店だったよん。
6V6好き さん
私も6V6系好きです。特に7C5が好きです。
6N7-6V6*2-5Z4の同じカッコのメタル管が並ぶのもいいです
こてこてなら5692-5992*2-6106なんてのは。
Brimarの6BR7(6J7相当)-6BW6(6V6相当)の9ピンMTもいけます。
126 :
6V6好き:01/10/07 03:13
7C5さん
オールメタルいいね。コンパクトに出来るし。5Z4は5Y3と違って傍熱管だから
ケミコンも350Vで間に合う。
7C6〜7N7〜7C5−5AZ4というオールロクタルなら壮観。ゲッターがドバッ
と飛んでるのも多いから、ギンギラギンのSF未来機械風か?ブロックコンもマロリー
の様な黒スリーブなしを使いたいね。プロング式のスプラグがあれば一番いいが。
6V6好きさん
小型で良いアウトプットトランスがなかなか手に入り難くなりましたね。
本来小型トランスのほうがバランスが良く、音も良いと思いますが。
7C5ならLUXのCOH型なんかでも定インダクタンス型で、案外実装特性も良くて、
あの頭の丸みとL字のマークがシンプルさが懐かしい。
6V6のヨーロッパG管ライン、L63-B63-6V6G(仏MAZDA)-GZ32等も
感じが違って面白いです。
128 :
AC点火派:01/10/07 11:44
6V6好きさんも7C5さんもセンスがいいですね。レス123の5kの正弦波もまともに
通らないとか、ぜんぜん関係ないですよ。MJ誌で黒川さんも言ってましたが、6V6自体、
飛行機がプロペラ回して飛んでた時代の真空管ですしね。聴感上は気にならないですよ。
たたずまいも大事です。
レス127のトランスの話、おそれいりました、小生も同じ見解です。
自己バイアスppの場合、OPTは定インダクタンス型にとどめをさします。
低域を欲張って、でかいインダクタンスのOPTなんぞ積んだら、
6V6がかわいそうです。それにしても小型で良品のOPTがないですね。同感。
アンバラ電流が5mA以下なんて、ケチなこといわずに、ギャップつきのコア
にして、15〜20mAでも、pp動作するようにしてほしいもんです。
音はそのほうがよっぽどスッキリしますものね。
129 :
6V6好き:01/10/07 12:27
COH型はいいですね。使いやすいしデザインもGT管に合う。
そう言う点で自分はOY型をあんまり評価してないな。OYは今では
伝説のトランスになりつつあるけど。アンバラ電流もそうだけど、細
い線の多重巻きで音ぬけがいまいちなんだよね。損失が大きいのも原
因ですか?NF然り。タンゴや山水ならドンと掛けても、たいした補
正いらないもんね。OYはある意味じゃ天才型のトランスだから、現
代の回路で厳密に設計したアンプで真価が発揮されると思うが。ラッ
クスの3極管アンプの音は好みじゃないです。MQ−60やキットの
愛用者は多いだろうけど、ワニクリップでタンゴのFX型で鳴らして
みると驚くほど抜けが良いし音色の変化に富む。今までこんな詰まっ
た地味な音で聴いていたのかと・・(笑) しかし、そんなところ
が良くて飽きずに聴いてきたのも人気の一因には違いないでしょうが。
130 :
AC点火派:01/10/07 12:40
定インダクタンス型、というか(pp用)OPTコアギャップの有用論は、
当スレの「是枝氏」自身が球王の中でもしてましたね。
所詮理想的なpp動作など、望むべくもないなら、OPTもそれを認識して
対応すべきだという提言です。近年でこのことに積極的だったのは、ラ技の
氏家高明氏ではなかったでしょうか。楽器用のベースアンプやギターアンプの
OPTの解析から始まり、タンゴにU808(ハイライトコア)で、pp用
トランスをオーダーして、2A3/300B共用のppアンプを発表して
いましたっけ。最近製作記事がないのが淋しいです。
昨年、仕事で徳島に行った際、氏がかかわっているジャズスポットの
フルハウスにいきましたら、店番の2人のお兄ちゃんいわく、
「氏家さんって飽きっぽい性格なんですよ。」とのこと。
さて、S−142に6V6GTの組み合わせ、いいでしょうねぇ。
部品集めよっと。上杉さん、富士商会に行ってきましたか。いいなぁ。
小生はたたんでしまった秋葉原店しか、行ったことがないんです。
やっぱツーハンかな。
ところで当スレの是枝氏のお店、岡山のオーディオマエストロに行った方は
いらっしゃいませんか。最近は映像システムというかホームシアターの
営業色が強いようですが。
131 :
AC点火派:01/10/07 12:50
6V6好きさん、全く同意! OY型は小生も好きになれません。
「ラックスの低音は丸い」「音抜けがイマイチ」はOY型のOPTのせいです。
変に特性を意識しすぎて、損失も大きいし。タンゴのFXと比較して、わかる
くらいですから、これがXE−60−5だったりしたら、愕然とします。
まあ、OYにはOYのファンがいるのも、たしかなんだけど。
132 :
六億ワット:01/10/07 13:03
>>130AC点火派さん、
プッシュプルのアンバランスに対する対策として、差動か定インダクタンス
型トランスを使う方法が思い浮かびます。是枝氏、氏家氏は後者のアンプを発
表されているようですが、トランスをどうするかが難しいですね。
私も両方の方法を試してみたいと思っていますが、後者にはLUNDAHL社のトラ
ンスで、直流タイプのものをプッシュプルで使ってみたら面白そうです。
133 :
AC点火派:01/10/07 13:27
六億ワットさん、ルンダールですか。なるほど。
調べて見ましょう。
国産トランスでは、タムラのpp用はアンバラ電流が10mAまで許容
されていて、これと比較するとタンゴ(現ISO)がハイインダクタンス
タイプだといえそうな気がします。
風評といってしまえばそれだけですが、昔のコア材の方が躍動的な音が
するという評価を聞いたことがあります。ハイライトコアとか。
是枝さんのお薦めは、タムラではアモルファスコア、タンゴでは
45パーマロイのようですけど。これらのハイμコアにも独特の濃密感
といったよさがありますよね。
そういえばタムラのF−475あたりも薦めてましたね。
たしかに変に欲張ってないよさがあるかも。
134 :
AC点火派:01/10/07 13:39
でも気になるのは、是枝氏が球王Vol.7の300Bppで、タンゴに
作らせた45パーマロイコアでの、アンバラ20mAを許容するという、
特注OPTです。使ってみたいです。当家のLS−6L4と勝負させて
みたい。別に勝ち負けじゃないんだけど。
135 :
6V6好き:01/10/07 21:27
AC点火派さん
S−142見つかれば良いですね。数年前までは安いところで一個8000円位だ
った。店内の一番上の棚にごろごろ転がっていたもの。ハモンドや無名のアメリカ
製など似たような規格形態は色々あるけれど、見た感じトライアッドが一番格調高
く感じる。色調も良いから。マグネクエストは黒一色なのが残念。これはタンゴの
ように太い線材のガラ巻きで抜けの良い音がすると聞いたことがある。
ラックスならOH18−10かCOH18−8があれば良いが。タンゴなら808
か708。山水ならW型のデザインが好きだけれど物がないからね。最後のSW型
(スーパーワイド・シリーズ)は持ってる人が多いだろうけど、6V6に合わせる
トランスじゃないからね。6BQ5や6R−A8のNFBアンプにはぴったしだが。
今挙げたものは皆、四角ケースじゃない物ばかり。6CA7や6G−B8のような
長い管だと四角ケースでも格好がつくんですが。音と関係ないことをぐだぐだ書い
て失礼しました。是枝先生じゃないけれどデザイン優先なんで(W
136 :
真空管無頼派:01/10/07 23:15
残念ながら、私は真空管アンプというのがよくわかりません。
特に自作系はからきし駄目で、このスレのAC点火派さんや、6V6好きさん、上杉さんなどなどの方々が
アツく語る内容が理解できないのが、ちょっと悔しいところです。
なんせ、2年程前まで真空管アンプ自体の音を聴いた事がなかったくらいです。
ある日本橋の店では、「真空管アンプなんて時代錯誤だ。」といって、視聴を断られたなんてこともありましたね。
そんな奴が初めてまともに聴いた真空管アンプというのが、是枝アンプでありまして・・・
いまだに、それが良いことなのか、悪いことなのか、判断がつかないのが悩むところです。(W
WEでも後期は定インダクタンス型です。
124アンプのOPT WE171C型はギャップが大きく
インダクタンスは20Hもありません。
パーマロイ等のハイμ材で飽和を防ぐためギャップを大きくして使うのは
どうも無理があり本来の使い方ではないと思います。
それに低音域が軽くなる感じがします(NY-10S,No.10429等は)。
ルンダールは良いです。ギャップが選べますので設計の範囲が
広がります。
行き付くところ、どのトランスにも癖があり、最後はその人の好みで
選ぶことになりますね。それが決まるまでにトランスの重みで家が
傾かないように・・・。
138 :
真空管無頼派:01/10/08 00:27
最近、是枝氏のスピーカーに新しいラインナップが加わりました。
「SS25もいいが、そろそろ、普通のスピーカーも聴きたくなった。」
という談でしたが、そのあとやってきた「普通のスピーカー」は、
アコースティックラボのステラエレガンスでした。(W
入ってくるまで、仲間内では、「絶対に真空管アンプなんかじゃ無理だ。」
と信じていましたが、いまやエージングも進んできて、なかなか圧巻のサウンドです。
真空管アンプの可能性をまだまだ十分に感じられたひとときでした。
139 :
名無しさん@お腹いっぱい。:01/10/08 02:38
>是枝重治のアンプってどうよ
この方のアンプってどこかのサイトで見れないのですか?
140 :
名無しさん@お腹いっぱい。:01/10/08 03:27
6V6GTだって。あんなちっこい黒いのがいい音するのか?
141 :
名無しさん@お腹いっぱい。:01/10/08 11:30
かいしゃの都合で九州から大阪に出稼ぎに来て2年 ナニワの方ともずいぶん知り合いができた。
知り合いの知り合いだが、どっかで是枝300BPPを聴いてぶったまげてそれでどっかでおんなじトランスを
都合して組んだそうだ。そいつはラウザーかローサーだとかをを使っておった。で聞かせてもらったんだが
あれは長岡先生のはこぶねの音だった。キューンピシッて鳴っていた。おどろいた。300Bって
あんな音がするのか。
142 :
AC点火派:01/10/08 12:31
6V6好きさん、アドバイスありがとうございます。デザイン優先ですよね。
特に6V6の場合は、そうなりますよね。時間をかけて探します、S−142。
もう、こうなったら止まりません。
7C5さんのレス137、実に勉強になります。
おっしゃるとおり、定インダクタンス特性を目指すなら、コアのμは全然
欲張る必要はないんです。極端な話、ハイライトコアでもいいかもしれませんから。
告白すると、小生の耳はタンゴのオリエントハイBに毒されているフシが
あります。
無頼派さんも無理をなさることはありません。単なる選択肢のひとつなんですから。
小生だって、パスラボの1000Xはたまげました。
あの音は管球には出せません。でもあの消費電力、納得できますか。
発生する熱だって、どう逃せばよいものか。
141さんのレス、よーくわかります。たかだかピークで20Wにも達しない、
300Bppでも、つくり方で音質を練り上げることができるんです。
直熱管とラウザーのような高感度スピーカーの組み合わせ、うまくいったら
そのインプレのように、スピード感があって、スキのない音が再生できます。
143 :
僕も6V6すき:01/10/08 12:39
6V6GTは1番いい音がすると思う。証拠は出せないけれど。
144 :
AC点火派:01/10/08 12:52
6V6GTはいい音がします。どんな人でもがっかりはしないはず。
外的条件のいろんな変化に、あまり影響されないというか、内部抵抗が
大きくて、規模が小さいものだから、なぜだかうまくいくんです。
これが6L6GCなんかだと、納得がいくまで大変なんですよ。
それこそ出力段の規模、スクリーン電源から、位相反転、全体のゲインを考えた
初段の選択、etc。
6V6は悩まなくて済むんです。しかも音はいい。
145 :
AC点火派:01/10/08 12:56
球王の製作記事の中でも、是枝氏は「そのうちに、飛び切り音の良い6V6
のアンプをご紹介しましょう。」とおっしゃってましたね。
氏のことですから、いつになるかはわかりませんが、楽しみにしています。
146 :
6V6好き:01/10/08 14:01
日本の音楽鑑賞事情と部屋事情を考えると、6V6は最高のパフォー
マンスを発揮できる球じゃないかな。特別に特徴がある音を出すわけ
でもないが、どんなジャンルの音楽も素直にこなす。やや高域がしゃ
くる感じもするが、そんなのは対応次第でどうにでもなること。
シングルで4W強、プッシュプルで12W程度だから、余程の大部屋
でなければ十分な音量。製作コストを考慮すれば、電源トランスの容
量が180m程度で間に合うので安上がり。6BQ5のようなペン音
じゃないからクラシックも楽しめる。これで満足しないと2A3や6
CA7に進み、揚げ句の果てはAC点火派のように300Bや845
をぶっ建てることになる(AC点火派さん失礼 W)
6V6が最高の音とは言わない。ただ2A3なら製作費2倍以上、3
00Bなら3〜4倍かかる。音も等倍で良ければ問題無しだが、そう
は簡単にいかないのが自作者の苛つくところ。だから面白いのもある
が。ブラインドしたら半数の方が判らないと思う。もちろん自分も自
信なし。
6BQ5をペン音と書いたが、けなした訳ではない。実は6V6と同
じくらい惚れ込んでいる。そのうちハンドルを6BQ5好きと変える
かも。
147 :
6V6好き:01/10/08 14:04
AC点火派さん
上スレでさん付け忘れました。失礼。勘弁。
148 :
名無しさん@お腹いっぱい。:01/10/08 14:53
6V6でずいぶんアンプつかったけど何かスピード感無くない???
というかスローモーションを見ているような激遅サウンド!
直熱管がハイスピードなのは分かるけどV6の場合コツでも有るんでしょうか?
149 :
6V6好き:01/10/08 15:06
146でブラインド試聴に触れたので昔話。
あるオーディオ店で試聴会を開いた。視聴者は顧客の社長さんやお医者
さんやらの招待客20名くらい。主催者と知り合いだったので自分も呼
ばれた。舶来の大型スピーカーを聴かせてお金持ちに売りつけようとの
魂胆丸見えの開催。一部は長島達夫さんの講義で二部が試聴会の予定。
なんと某社最上級のWE300Bsモノ2台で鳴らすと言う。あんなに
広い試聴室に計30人入れて、7Wアンプで大丈夫かいなと思っていた。
案の定、当日朝になって電話が入った。前日のリハでアンブが片方壊れ
たので、至急何か持ってこいと言う。そこにも有るだろうと返すと、50
CA10や6CA7では客にばれるかもと言う。211のシングルを持っ
て行こうと考えたが一台で30Kgあるし、万一発振でもして、スピー
カーすっ飛ばしたら目も当てられない。結局2A3のプッシュプルを持参
して事なきを得た。WE300Bアンプにはヒーターだけ入れて誤魔化した。
見えないラック裏にジムテックブランドの2A3が4本。頑張りました。
3倍のパワーなんで豪快に鳴ること。故長島氏が自分にウインクしたので
安心した。確信犯です。その辺は完全に見切っていたんでしょう。視覚と
心理のトリックですか?
上でAC点火派さんのこと引き合いに出したが、実は自分も211ぶっ建
てていた(W
WE300Bアンプは単に5U4GBの不良だったと後で聞いた。
150 :
名無しさん@お腹いっぱい。:01/10/08 17:17
>149 えぐい舞台裏ですね。大変な経験といおうかオーディオ産業の暗闇というか
笑いながらもゾ〜とするね
151 :
真空管無頼派:01/10/08 23:51
皆さん、期待の6V6アンプですが、意外に登場は早いかも知れませんね。
現在、試作中とかいう話を聞いたことがあったような気が・・・(無責任発言)
ふむふむ、6V6いいですか?
でも、WE300B用パーツあらかた揃えちゃったので、WE300Bに傾注しよ。
結局抵抗はアーレン&デールのNS、カップリングはASC X-363、ケミコンが
ブラックゲートと云う構成になりました。
シャーシの設計がもうちょっと掛かりそう。
メーターなしでテスター棒挿す仕様なので、是枝さんの設計のシャーシより
若干小さくする予定。
153 :
AC点火派:01/10/09 08:23
上杉さん、がんばってくださいね。期待しております。6V6好きさんの
レス149はいいですね。よーくわかりました。2A3はいい球ですよね。
pp構成で、AC点火でもノーハムにできますよ。コツは2A3各球を個別の
巻線から給電して、点火すること。これはかの森川忠勇氏から教わりました。
けっしてppペアの並列給電などやらないことです。
レス149のスピーカーは何かわかりませんが、割と高感度な部類じゃ
ないですか。2A3はつないだスピーカーでなんとも頼りなげな音が、
繊細の極致に変貌したりします。
小生の手許には、シングル構成の2A3ステレオアンプがあります。
消費電力は100W以上あるようですが、出力はたったの3.5W/ch。
なんとも豪勢なもんです。これがいい音を出してくれているので、当家の300B
アンプはシングル構成でなく、ppになったくらいです。
ただ、グリッド電流だけは気をつけましょう。2A3の場合、気絶どころか
暴走の結果、昇天してしまいます。これもかわいい奴ですから、大切に使って
長生きさせてあげましょう。
154 :
AC点火派:01/10/09 08:42
レス148はなんともいえないですね。それが6V6の実力かもしれないし。
他に選択肢はあることですし、あまり6V6を追い込まないでやってくださいまし。
是枝さんはどういう構成にするでしょうね。あの入力感度なら、差動構成の必要もなし、
パラプッシュでは、大げさすぎだし、やっぱり誰が作っても同じように
なるのかな。でも、あの方の美学はそれを許さないでしょう。
さて、是枝式6V6がどんな形で登場するのか、楽しみです。
155 :
AC点火派:01/10/09 10:43
なんだか6V6の話題でにぎやかになったと思ったら、2A3の話題に飛んでしまいました。
これは小生の勘ですが、是枝氏は2A3の製作記事を書かないような気がします。
もし前例があれば、どなたか教えて下さい。他の球で言うと6V6好きさんがレス146
で取り上げてますが、6BQ5なんか当スレの話題にふさわしい球だと思います。
是枝氏の作例で言うと、管球王国Vol.2のQUADU型構成のQ5ppは、なかなか
のものだと思います。
6V6好きさんは、かなりQ5で遊んでいると思うのですが、いかがですか。
駄球のようにいうのは、不当だと小生も思います。V6はニーポイントがカチッと
決まったビーム管の優等生なら、Q5はペントードの代表です。
ペントード代表には、EL34/6CA7という強敵がいますが、どっこいQ5
だって、OPTを使い、きちんと構成すれば、あなどれない音が出ます。
ただし、性格というか個性を理解してやらないと大変ですけど。
以下、小生の独断ですがQ5にはUL接続は向いてないです。(よね)
局部帰還は、OPT2次からのカソードFBが似合うようです。
3結なんてのは、やるだけむなしいです。位相反転は是枝氏のようにQUADU型で
まとめるか、PK分割にするかでしょうか。バランス感覚は大事だと思いますが、
OPTに良品を選択すると、Q5の意外な品位に皆驚きます。
出力は欲張れませんが、Q5は是枝氏もいうように電極の鳴きがなく、カチッと
した音が出せるんです。
AC点火派さん
わたしは6BQ5が好きです。昔この球はいろんなアンプに広く使用されていました。
私が最初につくったキットもそうでした。
あれは6BQ5ではなくて7189でしたか。7189は高耐圧の類似管でしたが
どうも今一つだったような気がしました。オリジナルの方が使いやすいですね。
プレート電圧は高くできてもSGはそのままでしたから。是枝さんのアンプでは球王
2号のアンプが好きです。どうにも電源トランスが高いようですからてがでませんし
オイルコンデンサもそのようでした。AC点火派さん 代わりに使えるものをなにか
御存じありませんか
是枝氏は2〜3年前にラジオ技術か何かで6V6のプッシュを
発表してたと思います。タムラのトランスだった筈です。
158 :
AC点火派:01/10/09 13:15
SGさん、6BQ5がお好きな由、よくわかります。
いろんな球にいろんなファンがいて、その人なりの思い込みがある。
これこそ管球増幅器のたのしみです。これがいいんです。
増幅素子のファンなんて、ちょっと考えたら妙ですが、これが成り
立つんですから、やめられない。
Vol.2の是枝式Q5ppアンプはいいですよね。小生も大好きです。
記事中で言ってるように、あれはWE300Bを盲信する、世間の名球
ブームへの、是枝氏のアンチテーゼのようなアンプです。
それだけに気合が入ってるのが、よーくわかります。
さて、SGさん実はこの板のどこかにも書いたんですが、製作記事を
なぞってのアンプ製作の際、小生がいちばん悩むのが電源部分の設計なんです。
こんなことは耳タコでしょうが、アンプなんてものはそもそも、電源部で整流
してこさえたDCを、音声信号のACで変調して出力しているだけです。
それだけに電源は重要です。各素子が働きやすい動作環境のために。
あの構成では、PTはノグチに特注するしかなさそうですね。
個人製作でいちばん困るのは、必要な電圧が出なかった時です。
高めにでたなら、ドロップすればいいんですが、低くでてしまうともう
救済のしようがないです。これには回路構成の電流消費量も絡んできますし、
結構なパズルです。ドロップもうまくやらないと、発生する熱が後で
ボディーブローのように効いてきます。。
オイルコンは最近、結構出回っているようです。サンガモとかデイトン、
マロリーのようなビンテージは無理でも、ラ技扱いのASCのX−386は
小生も使ってますが、こいつはいいです。(440VAC,20μ)
使用経験はないものの、東一なんてのもあります。
あと、別の記事で触れてましたが、このアンプは作例のようにアルミ板に端子
を植えて基板化しないと、ノイズが出ることもあるそうです。
あのCRの載ったアルミが、シールドもかねているそうですから。
Vol.2のその記事中でも、最後の方に書いてますが、出力管を6BQ5から
WE349に変えたら、さぞかし素敵なアンプになるだろうと考えている
AC点火派です。あのキットはまだ、取り扱ってるんじゃないのかな。
159 :
AC点火派:01/10/09 13:20
157さん、申し訳ない。2A3アンプについてです。
6V6のは、ラ技の93年9月号のじゃないですか、あれはスマートな
いいアンプでした。
160 :
名無しさん@お腹いっぱい。:01/10/09 13:33
157さん。もっともっと前だったと思う。いつだったか忘れたが。あれこそ詰め込み
すぎだ。実は私は作ってみたんだ。V6ではなくて手持ちのV6GTで作った。
子供がうまれる前だったから7年くらいまえかな。
スピード感はわりとあって音はよかったとおもう。もうバラして作り替えたが。
でも電源に変なトランスを使っていて困った。大体あの人は作りにくくしすぎる。
あの通りできれば最高だがとてもできない。好きだけどほんとに困る
161 :
AC点火派:01/10/09 13:50
あれはたしかベクターのラグ付きソケットで、組んだやつですよね。
氏のコンパクト思想はわかるんですけど、たしかに追試はしづらいですよね。
追試で困るのは、特注トランスですよね。こればっかりはもう自作できない
ですから。
そういう意味で言うと、タンゴは偉かったですね。
また以前のように、試作No.のトランスなど、オーダーに応えられる
ような時代が来てほしいです。それに執筆者の方もなるべくカタログ品の
採用に努めていただきたいもの。
162 :
6V6好き:01/10/09 18:21
球のコレクターではないけど、6V6好きが高じて手元に数十本の6V6系がある。
GT管だけでも、RCA,SYLVANIA,HYTRON,TUNG−SOL,
STANDARD,HALTRON,STC,マツダ〜東芝,日立,NEC,TEN,
双葉等。クリア、灰色スレート、黒スレート。製造時期違い、ゲッター違い。
集めたわけではなく、目に留まった時に買っていたらこうなった。20年も経てば
皆こうなります。造りは全盛期の東芝が良いと思う。ただゲッターが天井に飛んでる
からヒーターの灯りが見えにくいのが難点。銀鏡面で綺麗だが。TENや双葉の後期
製造は真空度が高いためか、青紫のグローがオーロラの様に管全体に回る。舶来球は
造りが良い筈だが(特に元祖RCA)、スレート仕様が多いから判らない。アメ球は
オシャカにもならないから割って見たこともないし。ヒーターの明るさは6F6の方
が明るくて見栄えがするが、音は6V6の方が良い。
真空管も高くなった。特に国産品。10年前は@2000円程度で買えたのに今では
物自体見かけなくなった。セロハン切ってない東芝のペアがあったので値段を聞いた
ら9000円也。AC点火派さん、これは安いですか、高いですか?
おまえみたいなのが使わずに持ってるから、こんな状態なんだぞと言われれば、すみ
ませんと言うしかないが・・・すみません。
5年程前にNHKストック分放出品(東芝製)がかなり出回り、5Y3や5AR4も
ばか安だったが、さすがにアッと言う間に市場から姿を消した。サクラ印の球もよく
昔見かけたがこれはヤバイ。自衛隊納入品の放出品だから。買う分には問題無し(W
163 :
AC点火派:01/10/09 18:48
6V6好き殿、恐れ入ります。スゴイ壮観でしょうね。
6V6GTペアが9000円とは、世も末です。(W
でも、小生なら払ってしまうかも。マツダというか全盛期の東芝真空管は
最高だと思います。つくりも音もたしかにいいです。
ちなみに我が家のWE300Bppの、整流管は5U4GBですが、小生が
試した中では、東芝の通信用が最高でした。次にレイセオンかな。
RCAは意外と×。
この東芝通信用5U4GB、現在、@3000円。
確保しとかなきゃ、いまのうちに。
ところで、6V6好きさんがいうように、USAのGT管は6V6とか
6SL7のように、カーボンスートの球が多いんでしょうか。
たしかに、電子の不要な反射を防ぐ効果はあるそうですが、見栄えは
イマイチですよね。
164 :
6V6好き:01/10/09 20:31
AC点火派さん USのGT管は確かにスレート球が多い。6V6GT
もメーカー違えど大方そうです。色は灰色から真っ黒まで。6Y6,
6K6もやはりスレートが多い。G管も6V6G,6F6Gや6L6G
まで黒球が多い。ふと考えると皆4極、5極管。ただこれは管種による
特徴だと思う。スレートが良いのであれば、なぜWE350Bには無い
のかと言うことになるからね。これらのガラスチューブは初期はクリア
ガラスだったが性能アップのためにスレート球に変更になった。この時
期にスレートされた管種はそのまま最後まで続いたが、技術進歩後の球
はスレート無しでもOKとなった。事実6L6GCや7591はスレー
トが無い。こう考えると辻褄が合うが・。電圧段の6SL7のUS球は
灰球、黒球が多いが6SN7はクリア。これはゲインの違いから来る
対策かな。はっきりしたことは誰か識者に書いてもらいたい。
ちなみに国産はクリアが殆どだがNECは黒球が多い。初期は普通だっ
たけど後にスレートされた。スレートでヒーター見えんのはいやだね。
同じ見えないにしてもゲッターがドバッのほうがずっと良い。
165 :
6V6好き:01/10/09 23:45
AC点火派さん 東芝のは5U4GBなかなかです。基本的に東芝の5U4系は
前後のダブルゲッター。マツダの5U4GはST管の頭頂部のダブルゲッターで
バルブの上半分が銀ギラ銀で最高。5U4GBのダブルゲッターはGT管のため、
挿してみるとバルブ前面に半端な面積のゲッターがくるので今一歩。アンプ前面
に球を挿す配置でなければ関係ないが。前面に挿す場合は日立等の後面のみのゲッ
ターがすっきりして見栄えが良い。5R4GはNECの通信用が気に入っている。
造形も内部の造りも芸術的。US球も目じゃない。下部のダブルゲッターでもち
ろん茶色の袴。
レイセオンの整流管でCK1006と言うのを見かけたら買って置いた方が良い。
これはガス入りの冷陰極整流管でなんとヒーターが必要ない。電源を入れると、
すぐ作用して効率も良い(電圧下降が少ない。5U4GB以上)。VT62(80
1A)を使うとデザイン上も含めて必然的に5R4Gとなるが、480V端子では
600V出ない。5U4GBならいい線行くがデザインが合わない。このCK10
06は管内がガス入りで青く発光する。出力管も整流管も光るとケバそうだが、実
際やってみると実に格好良い。音楽を聴きながら目でも楽しめると言う、これこそ
球アンプの醍醐味。この組み合わせの作例は見たことがないので自画自賛(W
時間差投入の水銀入り83より使いやすい。一応コイル状のヒーター(1,75V)が付
いてはいるが、ヒーター使用の場合ガラス管壁が高温になるのでやめた方が良い。
一時@4000円で店頭に並んでいたが最近見かけなくなった。
166 :
AC点火派:01/10/10 08:43
6V6好き殿、いやなんともいい趣味ですね。ガス入り整流管はぜひ使ってみたいと
思っていたんですが、いい雰囲気だろうなあ。83は有名ですけど、A級アンプばかり
こさえているせいか、83やチョークインプットは試す機会がなかったです。
これじゃ言い訳に過ぎませんが。
なんだか是枝スレというより、球談義スレになっちゃいましたが、これもまた楽し。
6V6好きさんとは、好みが合いそうですね。
全盛期の東芝電子管は、ホントにいいです。もう、あんないい球は2度とできないでしょう。
氏家高明氏が賞用している12AU7の高信頼管(5814Aだったか?)のシルバー
ピンなんかも最高です。US球ばかりじゃないです。国産も良品があります。
哀しいのは手に入らないことですが、こればっかりはどうしようもないですね。
所有者は大事に使ってあげてください。
6V6好きさんおしえてください。CK1006は480V端子で600Vがでるんですか。
名前は知っていましたけど全然考えてもいませんでしたから。C入力でもつかえるんですね。
音はどうですか。
168 :
名無しさん@お腹いっぱい。:01/10/10 16:41
10月第1週目に東京都主税局では、都内の税務事務所の管理職も含めた大規模な
管理職会議が開催されたそうです。
ところが、場所は箱根の温泉。しかも出発が新宿発PM6:00。
この時間に間に合わせるため、遠い事務所の管理職は、まだ勤務時間中であるに
もかかわらず、いそいそと出かけていったそうです。
浴衣姿にコンパニオン侍らせて、いったいどんな内容の会議だったのでしょうか。
ぜひ議事録を見せてほしいものです。
もしただの温泉旅行だったのなら、都の管理職は勤務中でも自由に温泉に行けるの
ですか? それとも温泉旅行も勤務の一環として認められているのでしょうか?
石原知事、ぜひ、ご返答を。
169 :
名無しさん@お腹いっぱい。:01/10/10 18:16
170 :
真空管無頼派:01/10/10 18:33
>169さん
6V6特集へのリンク、ありがとうございます!
171 :
AC点火派:01/10/11 08:27
SGさん、見てますか、申し訳ありませんが、コメントの訂正をいたします。
小生が書いたレス158の是枝氏のQUADU型のQ5ppアンプについてなんですが、
あらためて記事中の回路図を見ますと、センタータップ式で275〜280V,220
〜230mAの巻線があれば、何とかなりそうですね。氏のコメントでは、タムラの旧品
PC−131が希望だったそうです。タンゴだとST−220あたりでしょうね。
タムラの現行品PC−3003だと、280V,200mAですが、電流値が少々足りなく、
低めに電圧が出るでしょうね。5U4GBのインプットCに、35μ,450Vがあるので
容量増加ももう無理でしょう。ST−220、どっかに転がってませんか?
ただ、作例ではヒーター巻線の6.3VにもCTを設けて、これを接地しています。
こういう贅沢は、オーダーしたトランスならではの点ですね。
AC点火派さんおはようございます。わざわざありがとうございます。
ST220ですか。今はないのかも知れないのですね。春に上京した
時はじめてノグチにいきました。地下にあるとは知らなかったですが。
さすがに秋葉原ですねあんなにトランスが並んでいる場所は地方にはないです。
球王2号の電源は7万円近い値段だそうでびっくりしたのです。でも特注ですから
しかたないですね。あれはてっきしタムラかと思っていたらタムラではないそうでした。
ノグチに並んでいた似たようなタムラのグレーのケース入りは端子の形がちがっていました。
今カタログをみていました幾つか使えそうなのがあるようですね。でもなんで大抵が
200mAどまりなんでしょ。是枝さんが特注されたものは230mAですから
それにこだわってしまうのですが。CT端子はやはり音の関係あるんでしょうか。
173 :
AC点火派:01/10/11 11:09
SGさん、たしかに200mAどまりのものが多いですね。
憎らしいというか、歯がゆいですね。しかし7万とは恐れ入る次第です。
回路構成は変えないんでしょうから、200mAでやってみますか?
少々、電圧は低めにでますでしょう。
ヒーター巻線のCTは、傍熱カソードですので片側接地と大して変わらない
気もするんですが、なんともいえませんね。
ただ、傍熱管にもヒーター雑音はあります。そのための対策だと思います。
通常は巻線抵抗で中点を出したり、固定抵抗2本でやっつけたりします。
これが直熱管だったりすると、いろんなコダワリがでて来ます。
やれVRをバランサーに使うと音がやせるだの、固定抵抗2本がいいとか、
巻線のCTにかなうものはない、といった具合に。
原理から言えばアースラインにつなぐものですから、抵抗分が無い方が
いいはずです。CT接地が贅沢で最良な方法でしょうね。悔しいですけど。
大げさに言えば、抵抗は一種の雑音源ですから。
ちなみに小生の場合、前段管のヒーターバイアスなどは、50Ω程度の
固定抵抗2本を介してかける事が多いです。ただし音質上の確認はしておりません。
こうしたほうが望ましいという、精神的な満足感に従っているまでで。
いいアンプだと思うので、ここはいっちょ、がんばってみてください。
174 :
6V6好き:01/10/11 13:23
>167さん
480V端子を持っている電源トランスの定番はタンゴのMS−105
と思う。VT62での試作の場合、5R4GYではコンデンサーインプット
40マイクロで540V程度。5U4Gで580V弱。GBはガラス形状
が合わない。
CK1006ならコンデンサーインプットで610V程度出る。ただし
容量は4〜6マイクロが限度。600V以上のオイルコンが良い。ケミ
コンなら350V10マイクロの2段重ね。尚、CK1006を出た所
に10〜30オーム位の保護抵抗(10W)を入れる。
VT62sステレオアンプなら問題無いが、低圧で低容量(mA)負荷
だとC1006が発火出来ないかも知れない。ガス入りはイオン作用で
エネルギー変換してる筈。だからフィラメントコイルはあまり意味がない
ので使わない。これだけカソードとアノードが離れていては使っても、
効用が少ない。付いてるのに使わないのは勿体ないと言うのであれば、
ヒーター電圧を5V端子から1.75Vまで落とさなければならない。これ
は大変なこと。この際は5V〜6,3V間(実質1,5V程度)からヒーターを
引いた方が手っ取り早い。実験済み問題無し。ただ集中的にコイルに電子が
集まるので発熱が大きくなるが、出力電圧はあまり変わらない。
音の違いは自分には判らない(W
5U4Gに比べ悪くなったとは感じないが・・・
CK1006はST14バルブでVT62より一回り小さいが、並べて
見ると実に良い。5R4GYや5U4Gだと同じ大きさ3本となりメリ
ハリに欠ける。視覚的にも良い整流管ですから機会があったら試してみて
下さい。感電注意。
自分はVT62をトランスドライブで振っている。これがVT62かと
疑う程の力強さが出る。トランス前のドライブ管は、もちろん6V6。
3結使用の6V6とドライバートランスの励振ブロックは強力。下手臭い
300Bsアンプなんて吹っ飛びます。
175 :
AC点火派:01/10/11 16:10
VT−62シングルか、やりますね6V6好きさん。そういえば今回の管球王国Vol.21
の是枝氏の製作記事が、VT−62sアンプでしたね。記事を読むとどうも前段と直結で、
900Vをかけたかったみたいですね。キット前提の記事なんで、あきらめたみたい
ですけど、なんだか消化不良ぎみの感じを受けました。
6V6の3結でイントラドライブとは、よさそうですね。なんたってポジティブグリッド
の送信管ですから、トランスはうってつけでしょう。トランスの巻線比しだいでは、
うまいことA2ドライブになってるかも。当家のVT−62は、オーディオ専科のキット
です。カソフォロドライブのppのステレオで、音はまあまあ。
きっとブラインドでテストしたら、トランスドライブに負けると思います。
トランスといえば亡き宍戸公一氏がやっていた、送信管のイントラ反転ドライブを
思い出します。ドライブ法は納得できたんだけど、送信管のプレート電圧を下げて、
電流値を故意に大きくしていたのが、納得できなくて。
プレート損失ってこれでいいのか?
あれ、ホントに大丈夫なのかなあ。
176 :
6V6好き:01/10/11 23:06
AC点火派さん
やはり、そう思いますか。同感です。低電圧、大電流は感覚的に気に入らない。
試作してはいないが、追試した方の話しも聞かない。良いのかもしれないが。
送信管は最大電圧を掛けてのぬけの良さと透明感がいいんじゃないかと思う。
いまだVT62は@10000円で手に入るから、とことん使いたい球。
初段〜ドライブ段のカップリングは当然ビタQです。抵抗器のこだわりは無いが
ここは譲れない。近代管や最新設計にはASCやスーパーキャップが良いだろうが。
低電圧大電流と言えば不出世の国産球6B−G8で手持ちに10本あるが、
未だに音出ししていないのは情けない。良いトランスを持っていない。残念。
いつか日の目を見せてやりたいが。ppで4本ぶっ建てたいね。だからこの球に
ついてのウンチクはゼロ(W
177 :
6V6好き:01/10/11 23:08
上訂正 6G−B8(東芝)
178 :
AC点火派:01/10/12 08:24
いや、うれしいですね、やっぱりそう思いますよね。
送信管はもともとC変調用のタフ球ですし、個性が出るのはしかるべき電圧をかけた
時だと思います、ホントに。その送信管にビタQを合わせるあたり、いいですね。
小生も同じ事をするでしょう。エージング待ちはいらいらするけど、自分の組んだアンプ
の音が毎日成長していくようで、これもまたいいものです。
しかしビタQといえば小生にとってはスプラグなのですが、最近とんと600V耐圧の
ものを見かけなくなりました。広告品は大抵400Vどまりですしね。
みんな個人在庫をたくわえているんでしょうか。
6G−B8はいいですね、しかしそいつのプレート電流を許容するOPTを探すのが、
大変でしょう。同情いたします。
179 :
6V6好き:01/10/12 10:00
最近のビタQは米国製じゃないからね。ハーメチックの仕方と印刷の
文字、字体も違う。デールやA&Bもメキシコ製と聞いた。性能は維持
していると思いたいが。東一製のビタQは試聴して見ると案外良いが
摘んで見るとあまりに軽量で驚く。P&Cには今でも本物のスプラグ製
のストックがあるのかな?
6V6好きさん。 ありがとう1006さがしてみます。
181 :
AC点火派:01/10/12 10:21
スプラグは多国籍企業ですからね。台湾製やら、東南アジア方面のものが
多く出回っております。気になるのは自己バイアス用のカソードパスコン
に多用するATOMの150VDC,100μなんですが、よく見かける
黒スリーブものが実は東南アジア製で、本来のUSA製は黄色というか
橙色のスリーブのものだ、といううわさです。
ガセネタだといいんだけど。ちなみに小生のストックは、全部黒色。
どなたか教えて下さい。
あと、アーレンの固定抵抗はまだ信じて使っておりますが、VRの背部に
MEXICOと打印されているものだけは、お薦めしません。
あれはかつてのA−Bのポテンショメーターとは別物です。
擦動感がスカスカで、後日ノイズのモトになります。
御気を付け下さいませ。
182 :
6V6好き:01/10/12 17:15
ATOMは幸か不幸か黒スリーブは持ってない。手持ちに
100μ・150VDC TVA−1420 橙
100μ・350VDC TVA−1620 青
80μ・450VDC TVA−1716 橙
20μ・600VDC TVA−1966 青
がある。すべてチューブラー。
スリーブの色の違いは何を意味するのか解らない。
もっとも音の違いも判らないが(W
古いATOMは紙筒だからね。これも黄〜橙系。
マロリーのチューブラーは空色だし、アンプ内部もカラフルで楽しい。
Trアンプ用なら赤や緑のケミコンも有るが、球アンプ用の国産品は黒か茶色が
精々だな。昔のスリーブ無しのチューブラーもかなり手持ちにあるので、スペース
に余裕があるときは使っている。昔の物は図体がでかいから。音を比較しても今の
ケミコンが特別良いとは思わない。小型なのは助かるけど。
パーツの色が地味なときはせめて配線材をカラフルにしている。出来上がれば内部
なんて見えないんだが。
183 :
AC点火派:01/10/12 17:37
出来上がれば見えないものでも、あえて人様に臓物をさらけ出し、・・・
というのは、かの伊藤御大のお言葉ですが、6V6好きさんは、配線材は
何を使っていますか?
小生はもっぱら、ベルデンばかりです。AWGの#16〜22くらいで
一応、5色法を準拠してるつもりですが。
184 :
6V6好き:01/10/12 18:18
自分も専らベルデンやテフロン被覆。使いやすいし、鏝熱に強い。
ヒーター以外は太いのは使わないな。線材が太いと不細工なアンプに
なる。配線色別は商品を作っている訳ではないので無視。この時点で
電気作業者としては失格。
ヒーターは赤、AC系は緑、B電圧系は黄、接地系は黒、信号系は青
この通り適当。でもこちらの方がイメージではないですか(W
シャーシー内で白と紫は冴えないから使わない。橙も赤黄と結構紛ら
わしい。
185 :
AC点火派:01/10/12 18:56
やっぱりベルデンは使いやすいですよね。
ただ、テフロン被覆はどうしても硬すぎて、引き回しに苦労するような
気がします。サーマックスなんかはは、中のより線が銀メッキですから
電気的にはいいんでしょうけど。
AC点火派さん6V6好きさん
配線剤はベルデンが良いですか、音質的にかなり影響あるですか?
ここらへんがよく解らないんですけど、WEのなんとか(今ちょっと忘れました)
をP&Cに買いに行こうかと思案中です。
ベルデンは被覆をむいたときにより線になっているので楽ですね。
メッキがかかっててハンダの乗りもいいし。
188 :
6V6好き:01/10/13 02:58
上杉さん
綿巻き線かな?編み込んだ綿被覆の。WEもベルデン社等に委託していた筈。
音の違いは判らない。しかし古典球には雰囲気が出るね。国産でも古い物は
綿巻きやニスやシェラックで絶縁したチューブを使っていた。綿巻きは末端
を上手く処理しないと見栄えが悪い。3極管アンプならシャーシー内は込み
合わないから綿巻きでも良いと思う。ただ雑誌等の製作物を覗いたことがある
が、美的ではないね。WE等のアンプの真似というか雰囲気をねらってるの
だろうが。WE製だから良いのか、綿巻きだから良いのかは自分は判らない。
AC点火派さんの説明に期待。
189 :
AC点火派:01/10/13 10:31
期待されちゃった。どうしよう。(W
まず、WEの綿巻線。小生はAWG#22の単線(より線でない)綿巻を使ったことが
あります。細いのでもちろん信号系ですが、6V6好きさんのコメントにもあるように
端末の綿がほぐれてくると、実に見栄えが悪い。昔、おかあちゃんに編んでもらった
セーターがよれてきたみたいになります。(W かといって、熱収縮チューブなんて使うと
台無しです。それとちょっと硬めです。あくまで個人的見解ですが、やっぱりベルデン
のフックアップワイヤーがいちばんだと思います。
AWGの#22,#20,#18の3種で大体間に合うと思いますけど。
WEの配線材は、その雰囲気が好きな人にはたまらないでしょうが、小生はメリット
は見出しておりません。音質上の影響はないと思います。どうしても気になるんでしたら、
OPT2次側から出力端子までは太目の線材を使ってみたら、いかがでしょう。
実は小生もこの部分だけはAWG#16の太線でボンディングしています、
もちろん精神衛生上の対策で。
190 :
AC点火派:01/10/13 11:07
小生はラグ板オンリーで引き回しをするので、参考になるかどうかわかりません。
ただし、球王Vol.3の是枝300Bシングルには、CR基板は使用されて
いないので、同じかもしれません。
大体、ヒーター給電ラインがキレイにきまったら、勝負は半分勝ちだと思ってください。
ハンダは是枝先生と同じく、アルミットのKR19を薦めます。あれなら間違いないでしょう。
名門のキースター#44、なんてのもありますが、なあにたいした違いはありません。
それより、確実でキレイなハンダ付けをするほうが先決です。
熱した接点にハンダがすっと拡がり、フラックスの煙が立ち上がり、より線や
接合部にハンダが吸い込まれてゆくように・・・これが楽しんでできれば、
大丈夫です。おせっかいながら、この工程の時間が短すぎると、イモハンダに
なります。長すぎてもイモになりますし、毛管現象でより線がハンダを吸い上げ、
ベルデンの末端は針金のようになって、ウリであるしなやかさはどこへやら、
被覆も融けます。
いや、失礼、WEの線材を検討なさるぐらいなら、ハンダ付けなんてとっくに
マスター級でしょうね。余計な講釈でした。多謝。
187さん、6V6好きさん、AC点火派さん
ありがとうございます。
WE中止にします、古典的雰囲気狙ってるわけじゃないし、
音質も変わらないとなれば、わざわざ使う必要ありませんね。
それに、ハンダ付けマスター級なんてとんでもない、たまにイモになります。
ベルデンとアルミットのKR19買ってこよっと。
そう言えば、球王Vol.3の是枝300BシングルのOPT2次側から出力端子まで、
二本でてますけど、どういう効果があるんでしょうか。
192 :
AC点火派:01/10/13 12:05
手許にVol.3がないので、後日コメントします。
ただし、推測の域を出ないでしょうけど。
細かいこと言ってスミマセンが、
球の中が黒く塗って(アクアッダックなど)あるのは
「カーボンスート」または「カーボンコーティング」
と言います。
「スレート」は建築用の石板(合成・天然)の
ことでは?。
また、綿巻き線や絹巻き線の末端処理は
デコチンスキーセメントや封ろうで行います。
綿袋打ちコードはまず外皮の袋を処理部にろうびき線を
巻いて固定した後、おり返して更にろうびき線で
巻いてはみ出た部分を切りそろえます。
7C5さん
そうでしたか。ずっと間違って覚えていた。Thanks!
6G-B8は、ヨーロッパの高Gm管(F2aと似ている)の影響を受けて
設計された球で、低電圧大電流のA1シングルの動作を鵜呑みにして
ppにするととんでもない大電流動作になってしまいますが、
EL34と同じ様に電流をやや絞った高電圧型AB1級に良い動作点(裏動作)
があります。産業用のアンプはこの動作でした。この球のpp動作は、
東芝自身は、AB1級ppは40Wの動作しか発表していません。
196 :
6V6好き:01/10/15 01:15
6G-B8でステレオシャシーは大変だな。450mAのトランス必要か?
ただ折角の最終高性能管を高電圧低電流はもったいない。それだったら6CA7
でも役目を果たす。7C5さん。3結ppはどうです?DF2以上のところに、
ドンと20dBのNFかければDF25程度になる。それでいて出力は20W
以上は出る。6CA7じゃ真似出来ない。タイトで歯切れの良い音が期待出来る。
ただ相棒の5G-K22なんかは嫌だねえ。持ってるけど使う気が起きない。
197 :
AC点火派:01/10/15 08:21
7C5さん、さすがですね。ロクタル管の好みからして只者ではないと思ってましたが、
綿巻線の端末処理についての解説、ありがとうございます。
どんな分野にも語るべき人がいる、というのは本当だったんですね。
6V6好きさんの6GB8の大電流ppは、すごそうですね。しかしそこまでのIpを
許容するOPTとなると、大変だなあ。
小生が気になるのは、話の片すみに出てきた整流管5G−K22の方です。
お持ちなんですか?探しているのにまだみたことがないんです。
よもやこんなところで登場するとは・・・
6GB8といえば、デンオンの力作POA−1000Bを思い出すなあ。
力感があってなかなか良い音だった様に記憶しています。
199 :
名無しさん@お腹いっぱい。:01/10/15 12:10
AGE
200 :
名無しさん@お腹いっぱい。:01/10/15 12:10
200ばんゲットだぜ。
5G-K22は旧規格の5AR4を使うとすぐのびちゃうから無理くり作った球でしょ。
あれは内部抵抗を低く下はよいけどスパークしやすくてすぐダメになった。
5AR4が手に入ればそれを使う手もあるけど大電流管は良質なSi-Dが良いよ。
202 :
AC点火派:01/10/15 12:26
そうですね。大電流管はSi−Dの方が無難かもしれませんね。
ダンパー管2本というのも、シャーシ上がにぎやかすぎますかね。
ところで逆回復時間の早いFリカバリーダイオードが多数出てますが、
皆さん何をお使いですか?小生はUF−4007(オーディオ専科扱い)
を愛用しております。
203 :
6V6好き:01/10/15 13:55
日本独自の整流管の5G-Kシリーズは数種ある。5G-K4のような
傍熱やK18,K22のような直熱まで。K22は5AR4の保守用や
TV用等に使用された。直熱にしたのは、すぐ回路が作動するからか。
ボタンステムは仕方無いが、バルブより太い袴は不細工。あれは誰も
使いたく無いし、やはり内部セット用でしか活躍出来ないかも。
UF-4007はGIのIN-4007のウルトラ版ですか。4007や
10D10のような小粒な物はMT管やGT管の小型シングルには重宝
するね。見かけは頼りないが。昔よく使われたオリジンのモールド型は
(黒や緑の丸型)はクラックが入ってえらい目に合ったことがある。今
だにこれが付いているLUX等は交換しておいた方が良い。
いつも使っていた東芝の1S2711も手持ちが少なくなった。これは
タフなDiで一度もパンクしたことが無い。放熱性等見るからに頼もしい。
代替にサンケン製の物があるらしいが評価を聞かない。日立にU07N
と言うガラス封入型があり、結構気に入っている。あまりDi整流を感じ
させない音がする。これも製造中止か?
204 :
AC点火派:01/10/15 14:05
日立のU−07Nは、ディスコンになったと先日聞きました。
結構、つかいやすかったんですけどね。
ウルトラ版でも困るのが、尖頭逆電圧が1000Vどまりが多いこと。
これだとCTで350Vが限界。(規格上は少々オーバー)
せめて1500Vあれば、いいんだけど。
205 :
AC点火派:01/10/15 17:23
7C5さん、レス193のデコチンスキーセメントというのは、ベースとガラスバルブ
の接着に使っているものと同じなんでしょうか?(とくにWE300Bとか)
あれ、接着はマラカイドグリーンのセメントでしたっけね。
もし、ご存知でしたら、教えて下さい。
デコチンスキーセメントは、熱可塑性のセメントで
ベースセメントには使えません。一般のベースセメントは
熱硬化性樹脂(フェノール樹脂など)を主材に発泡材や充填材などを
加えたものです。
それから、5G-K22(5V/3A)は5AR4/GZ34(5V/2A)の互換ではなく、
5U4GB(5V/3A)の互換傍熱管として作られました。また、
TVには高価でまたウォームアップ時間が長すぎて
使われませんでした。5G-K22はレイセオンが作った
5CU4を元に作られた球です。但し耐圧が少し低い。
こっちの方が格好が良い。
いっそ、6G-B8も古い幅広ベースの球を使って5G-K22に揃えるとか・・・。
ハーメチックのSiDなら富士電機の
DS−1Kなどは・・・少し古い世代のDですが。
高圧は少々高価ですが、水銀蒸気整流放電管(866A/2H66)等
のメンテに使われたアバランシェ型はどうですか。
207 :
AC点火派:01/10/15 18:48
7C5さん、明解な解説をありがとうございます。
5G−K22のオリジンが、5CU4だったとは、知りませんでした。
7C5さん
K22は傍熱でしたか。倉庫確かめずに書いて失礼。前使ったK18は
直熱だったので、K22は親玉と思っていた。ダンパー管の方が安いだ
ろうね。
DS1Kまだありますか。4チャンネルが流行った頃ですから30年前
はオリジンと共に盛んに使われていたダイオードです。富士電機の定電
流Diの009番は使う人が多いと思う。
何か判らないことが有ったら調べるよりも7C5さんとAC点火派さん
から聞いたほうが早いな。宜しく頼みます。
209 :
名無しさん@お腹いっぱい。:01/10/15 23:35
あげ
整流管時代末期の傍熱型整流管は性能は良い割にはやりませんね。
5G-K22,5R-K16,アメリカでは5CU4,5690(赤ベース)、
ヨーロッパでもEZ150,GZ37等、パービアンスも高く、
出力電圧が高く取れるので、もっと使ってあげたいです。
211 :
6V6好き:01/10/16 01:02
ダンパーが流行らないの雑誌での作例が無いからね。
GT管の*G-K17やMT管の*R-K19など当時の値段で売ってた(500円)
あと6DW4(TVによく入っていた)とか。やはり片波整流管なのがネックか。
作例に多い5AR4の最近の価格高騰には驚いた。あんなん何時でも買えるとたかを
くくっていたら、ムラードタイプのロシア球まで値上がりしている。メタルベースの
松下製も友人に上げてしまったし、東芝製のNHK放出品が手元に数本しか残ってな
い。やはりダンパーのお出ましか。自分はデザイン重視だからDiにするか球かは
ケースバイケースだけれど。
212 :
6V6好き:01/10/16 01:58
PC時代になって球アンプのデザインは楽しいね。自分が使ってるのは、
CADとかのたいそうなものではないが。
方眼紙をくりぬき並べて見てたのをPC画面でやるだけ。雑誌の付録の
Live-Pixというソフトを使っている。画像の処理や切り取り、
貼り付け等が出来る。フォトショップ類似。こんな良い物がタダとは。
使い方は、球、トランス、シャーシー、コンデンサーや外装部品を、デジ
カメで撮っておく。上面と側面をカメラ〜被写体同距離で。あとはソフト
でパーツを切り出し、モニター上で並べて見るだけ。パーツの複製なんて
簡単だから、写真は全部撮る必要も無い。3Dは出来ないが、上面、側面
があれば十分。楽しいしリアリティが出るし、構成を簡単に変えていける
のとシャーシースペースの取り方を吟味出来る。PCプロから見れば子供
だましな方法かもしれないが。
213 :
AC点火派:01/10/16 08:22
確かに最近の5AR4からみれば、ダンパー管はまだ比較的低価格のようですね。
でもいずれ、わかりませんよ。モノラルで組んだら、何とかまとまりそうだし、小生が
考えているのは、SiD整流の遅延にダンパー管の単管投入。(うまくいくんだろうか?)
結構、用途や使い道はあると思うんだけど。シャーシ上に6DW4があれば、パイロットL.
の替わりになるでしょ。(W
PCをつかったデザインは、楽しいですよね、でもやっぱり鉛筆に方眼紙でこつこつやるのも
捨てがたいです。どちらかといえば、保守的かもしれないAC点火派です。
みなさんはアンプの足に何使ってます。
やっぱりゴム足ですか?
215 :
AC点火派:01/10/16 09:16
耐振という点からは、ゴム足もいいんでしょうが、重たいトランスが載って
いる場合、経年で結構変形したりします。プラ製も機能的には問題なくとも
満足度という点からはイマイチですね。
小生は最近、真鍮製のごつい足にすることが多いです。
P&C扱いで平たい円柱状のもので、底面はフェルト張りです。
高さは20mmくらいかな、径は50mmφでしょうか。
ごついですが、結構気に入ってます。
高さは20mm径は50mmですか。
でかいですね、でも良さそうですね。
ゴム足だとなんかつまらないので、いろいろ探してみることにします。
>>195 確か東芝の後期の資料だと100wの例も出てるように聞いたけどこの辺の情報は
錯綜してるようなのでよく解りませんが当方手持ちの東芝のマニュアル(誠文堂刊)の
コピーには100Wの例が出てました。
6G-B8は試作したことが無いが(球はあるがトランスを持っていない)、固定
バイアスのAB1級で300Vで40W、500V以上掛ければ100Wを期待
出来る球な筈。300Vで40Wなら6CA7でも良いじゃないかとなるが、売り
の一つは入力感度が高いこと。もちろんビーム管と5極管の音質差もある。これは
好き好きだろう。6CA7の音を良くしようとUL接続にすれば出力が落ちるし、
3結にすれば15W程度になってしまう。
6G-B8は真空管における到達点の一本と思うが、如何せんTR時代の波に飲み
込まれ評価の確立が成されなかった、不出世の傑作と思うがどうでしょうか。
しかし入力負荷時、一本あたり100mAじゃ済まないのがね。
アンプの足は、市販のアンプやCDPの物を補修パーツで取ると安くて見栄えも良い。
構造はプラの2重構造(外側が金や銀のメッキ)か外側がアルミもしくはアルマイト
仕上げが良い。底面はゴムやフェルト地がある。最高なのは2重構造で内部にバネが
仕込まれてサスペンション機能があるもの。アンプがフローティングされる。自分の
手持ちにあるのはサス機能付ゴム底で外側アルマイトの物。直径が50mm高さ14
mm。何の製品の足だったのか失念してしまったのが悔やまれる。道端歩いてて、
アンプ類やビデオデッキ類が捨ててあったら、ツマミと足は取って来るように。面の
皮厚くしないと良いアンプは作れない(W
219 :
名無しさん@お腹いっぱい。:01/10/17 00:27
ここの皆さんのレベルは凄いですね、びっくりします。とても参考になります
220 :
AC点火派:01/10/17 08:45
大電流動作は、DFの点で有利ですからね。NFBをかけて得られたDFとはまた違って
くるように感じるのは、小生だけではないと思います。
しかし、アンプ足やツマミのために、「家電リサイクル法」を自ら実施なさるとは、
6V6好き殿、平伏いたします。
小生にそれだけの根性があるかなあ。
他の皆さんはどうしているのですか。スイスのライテルのツマミとか、しゃれている
と思ってたんだけど。ドレークの赤ランプとかも。ジジイ趣味だと言われそうですが。
219さんも遠慮せずに参加してくださいね。
NFで稼いだDFとは一味違うと私も感じています。
6AS7Gのppなんか凄いです。特に低音のドライブ感が
違いますね。
6G-B8は、嫌いな球ではないですが、
電極の支持がゆるくマイクロフォニックやハウリングの
問題がありますね。良く出来た6BQ5/EL84は素晴らしく、
叩いてもほとんど分からない程度のものがあります。
222 :
AC点火派:01/10/18 09:38
7C5殿の同意を得て、心強いです。最近はインピーダンスの公称値が疑わしいSP
も多いですから、大電流ppはいい手段かもしれません。現代的なSPなんて相手に
するからだといわれそうですが、B&Wなんてアンプを蹴飛ばすSPの代表格では
ないでしょうか。
223 :
AC点火派:01/10/18 09:56
とはいえ、6G−B8は手ごわい球のようです。規格を見るとGm(相互
コンダクタンス)が20mSもあります。バイアス1Vの変化がIpが
20mAも動きますから、安定化等の対策が要るかもしれません。
まあ、6V6好き殿なら大丈夫でしょう。これまでの話からしても相当の
ベテランとお見受けしました。
さて、大出力管の話もいいですが、6V6の話が盛り上がったのは、レス75
からでした。その時のOPTが8kのものでしたので、話題は6V6に花が
咲いたわけです。紹介された球のなかに、6GA4がありましたが、これも
小出力ながら良品が組める傍熱3極管です。6GA4、6CK4をppに
して使うなら、OPTは5kのものを使いたいですね。8kの2次の16Ωに
8Ωをつないで、4kに見立てる手段もありますが、5kくらいなら探す
のも簡単でしょう。小生は6CK4で組んだ経験があります。
入力感度が高めですので、12AX7くらいの前段で、PK分割でドライブ
できます。簡単でかわいいセットが組めますよ。
これもお薦めにしておきましょう。経験者の方おりませんか?
NFが一般的に駄目みたいな言い方やめてくれませんか?
そりゃあトランスの入った真空管アンプでNFが上手くかからないのは
事実かもしれませんが...。
225 :
AC点火派:01/10/18 10:23
そんな言い方はしておりません。そう思われるのでしたら、手前ミソでは
ありますが、レス80〜83をお読みください。
議論はそれからです。
ちなみに小生の場合、あまり無帰還アンプは好きではありません。
NFBは大変有効な技術です。しかし「正しく」NFBをかけることは
かなりの経験を要することも事実です。
226 :
AC点火派:01/10/18 13:08
ちょっと考えていただければわかる事なんですが、6G−B8のppでいくらIpを流した
ところで、NFBをかけずにまともなアンプができるとは思えません。
まさか無帰還でできるなんて、224さんは思っているのですか?
大電流動作で得たDFを生かしても、せいぜいOPTの2次から出力管へのカソード
フィードバックが、省略できるかどうかというところでしょう。
オーバーオールのNFBは不可欠だと思いますけど。いかがでしょうか。
ppの場合、局部帰還は結構面倒なのは確かです。
6GB8などの大電流動作でもNFをかけずに済ますことは出来ないと思います。
例え3結でもオーバーオールの負帰還は欠かせないような気がします。220での
AC点火派さんのご発言はむろんその点を踏まえた上のものだと理解しています。
228 :
AC点火派:01/10/18 16:00
219さん、わかっていただいてうれしいです。どうもありがとう。
NFBのかからない無帰還アンプは、出力管の内部抵抗が相当低くなければ
成立しないものです。無帰還構成だとWE300Bシングルで、3〜4kの
OPTを使って、Ipが50〜60mAの動作例で、DFが2〜3くらい
ではないでしょうか。
個人的にはDFは最低でも5以上は欲しいと考えています。
8Ω用出力端子での内部抵抗が、2Ω以下であって欲しいということです。
小生の好みでいうなら、300Bシングルでも、NFBは必須です。
でもDFが15〜20くらいまででしょうね、球らしい音なのは。
そんな気がしませんか。
229 :
AC点火派:01/10/18 16:29
とまあ、小生の好みのご披露になってしまいましたが、むろん世の中には
無帰還がいいという人達がいるのも事実なんです。
そういう方たちは、きっとオーバーダンピングな、コーンの硬いSPを
ご愛用なんでしょう。指ではじくとパンッと音がするような奴です。
そういえば晩年の伊藤喜多男氏が、ジーメンスのコアキシャルのSPを扱って
いた頃、無帰還の5極間ppのアンプを組んで、いっしょに販売していた
そうです。これは、氏家高明氏の記事の受け売りですが。
ここまでくると、無帰還でも奥が深いなあと思わされます。
>>229AC点火派さん、
確かに、70年代前半の無線と実験には、無帰還の349A、EL34、F2Aプッシュプル
アンプを発表しておられましたね。最も前者二つは、前段部にNFをかけていましたが。
球をうまく使いこなせるようになれば、もはや球の種類(質という意味ではありま
せん)など気にしなくても良い境地に達するのかもしれません。これは、知人が
作った五極管アンプの音を聴いた印象ですが、私はまだまだとてもそんなレベル
には至れずにいます。
231 :
6V6好き:01/10/18 23:53
前回6G-B8のpp(3結)にドンとオーバーオールのNFBを掛けて、DF20の
20Wアンプはどうかと書いた。アンプデザイン的には前段をMT管にした方が良い。
GT管ならくどくなるし時代的にも合わない。小型管と大きな6G-B8の対比がこの
アンプの造形美と考えた。
オーバーオールのNFを掛けるとすれば時定数回路が少ない方が得策。初段〜反転段を
直結にすればアルテック型が良いかもしれない。管種は6AU6+12AU7もしくは
6267+6267(3結)あたりか。好みから言えば、大きい6G-B8、2本を1球
で振りたい。これは最高のシチュエーションとなる。5極3極複合管しかない。そう
なれば6AN8か6U8か。このへんの3極部で振り切れるかどうかが問題だが。
このへんの球も高価になった。6267(EF86)は好きな球でイコライザーにも
使っているが、ロシアのブリキのような奴はいやだねえ。松下製が好みだが入手困難
になってきた。へたり易いんだよこの6267は(W
232 :
AC点火派:01/10/19 08:53
六億ワットさん、お久しぶりです。
5極管の(出力段)無帰還アンプは、難しいですね。内部抵抗の大きな5極管でOPT
を定電流ドライブすると、高域にピークといおうか盛り上がりができます。(特に10
kHz以上)低域は早めに下降してしまいますし・・・。
でも出てくる音は、なかなか画期的なんですよ。(特に初体験の場合)
キット育ちの小生は、P&CのWE293Appのキットを組んだことがあります。
293Aは旧型の5極管でバイアスも深めの球ですが、これを6SL7のオートバランス
でドライブする無帰還のppアンプでした。特性は上記のように立派ではなく、くせの
ある狭帯域ですが、FM再生でのニュース音声の明瞭度にはびっくりします。
確かにハイコンプライアンスなSPの低域制動は期待できません。
でも、SPを選べば実用になるでしょう。最近ラ技誌をにぎわせている定電流アンプも
こんな感じなのかと・・・。これがエキセントリックだと言う人は、3極管の世界に
進んでゆくのでしょうね。
6V6好きさん、前段はMT管のデザインに賛成します。
3結の6G−B8の励振電圧はA1で12.2V,AB1で14.3Vとでてますね。
p−pだとこの倍になるのかな、6AN8で振れるかなあ。ギリギリですかね。
コメントの後半にあるように、6267はヨワイですね。もともと低雑音という触れ込み
の球ですから、その辺を期待して小生もよく利用しますが、全くムリが効かない球です。
消耗品とはまさにこのことです。6267って3結にしてもいい球なんですけど。
球アンプの自作は、この構成を考えている時間が、なんとも幸せですよね。
233 :
AC点火派:01/10/19 18:36
そういえばレス191での上杉さんからのおたずねで、是枝300BシングルのOPT
から出力端子まで、配線が2本出てるという件ですが、たしかに作例写真ではそう見えますね。
あのアンプは8Ωと4Ω(16だったかな?)用の出力端子が、上下に重なって付いて
いるので、そのためかと思っていたんですが。OPT端子からも2本出てますね。
うーん・・・すみません、小生にはわかりません。
ところで上杉さん、肝心の12AU7、5693、5U4GBなどはもう入手されましたか。
そんなものすでに手許にある、というのならいいんですけど。
>>232AC点火派さん、
ご無沙汰しています。仰るとおりスピーカーとアンプの相性は重要ですね。
例えば伊藤さんの多極管PPアンプを、アンプでダンピングを効かせるように
設計されたスピーカーにつなげても上手くは鳴らないでしょうね。よく指定
しておられたコアキシャルの性質を熟知された上でのアンプ設計と思います。
ウェスタンやクラングフィルムの(旧い)スピーカーは
劇場や屋内放送など配線を長くすることを
念頭に設計されているため、アンプのダンピングがあまり
期待できないため、ややオーバーダンピングに
なっています。この辺が球アンプとの相性の良さを
生んでいるのでしょう。また、スピーカーのような
インピーダンス負荷では、電流位相が変わるため、
高NFで見かけ上、下げられたダンピングファクターは
負荷電流の供給が困難で有効ではありません。
NFは必要と思いますが、薄化粧までが花では・・・。
クラングフイルムのオイロッパやその末裔のオイロダインのウーハーは決してオーバダンピング
気味ではなくて磁気制動はむしろ不足しています。エッジやダンパーはなるほど固くてオーバ
ハード?で、この点でオーバーダンピングと言われればそうなのですが。ぼくは氏家さんのあの
臨界制動型ウーファをオーバーダンピングと理解しているのですが
音響工学の教科書の定義に従えば、100Hz以下の低域の降下と低域共振の出方(Q)が
「オーバーダンピング」を示していると考えます。
私はすみませんが、「臨界制動型ウーファ」を知りませんので原理等
お教えください。
じつはぼくもクラングフィルムやウエスタンのウーハの実測特性は知りません。
でも氏家さんのスピーカやG社の80などのようにエフゼロが低くてエッジや
ダンパーが柔らかくて強力無比な磁気回路を持つものは150Hzあたりから
低域は下降しています。そのように位相反転箱にいれないと平坦にならないようなスピーカを
オーバーダンピング型、平面バッフルに着けてもいいジーメンスコアキャルなどは
その逆だと理解しているのですが。 間違っていたらごめんなさい。
239 :
名無しさん@お腹いっぱい。:01/10/20 11:49
臨界制動というのは、二次のQが0.54のときを指すから、氏家スピーカー
が臨界制動型というのは間違いでしょう。
あえて言うなら速度型ウーファーですが、データを見る限りは理想に
近い速度型とも言い難いので、単にオーバーダンピング、low-Qで
良いでしょう。
AC点火派さん
買いました
12AU7はGEです、テレフンケンも買う予定です。富士商会の人が
この部分で音が変わるのでいろいろ試したほうが良いとのこ。
5693もGEです、5U4GBは東芝買いました。
シャーシは結局ギャロップに頼みました、2台で4万円焼き付け塗装込みです。
300Bと足以外全部揃えたけど、シャーシできるのが2ヶ月弱なのでそれまで部品と
にらめっこです。
肝心のWE300B購入資金がちょっと出ない、何とかせねば。
最低共振周波数付近のダンピングとコンプライアンスは
別に考えた方が良いかも知れませんね。おじさんレベルでは
アルテックの515等(Q0=0.2程度)がオーバーダンピングの代表だと思います。
S社のコアキシャルQは低く 、周波数特性上は、バスレフの箱の方が
低域は平坦に出ますが、素直な音質でボックス内の反射音などの影響が
強く出るため、伊藤先生は平面バッフルにしたと聞いています。
242 :
名無しさん@お腹いっぱい。:01/10/20 20:47
234〜以降のお話はおじさんレベルどころか大変高度な内容だと理解します。
ドーモこのあたり誰も今までわかりやすく説明してはいないのではないですか。
専門誌の怠慢でしょうか。キーポイントだと思うのに。
7C5さん
そういえばシーメンスコアキシャルを1本と2本、位相反転箱
に入れた関本純正のシステムがありました。音は知りません。
ずっと昔に秋葉原の駅前のビルの上にジーメンスがおいてありましたが
コアキシャルはぼくはそこでしか聴いたことはありません。あそこの担当
の方は今はリンジャパンの社長さんだとお聞きしました。
239さん
氏家さんは確かに臨界制動とはいっていないかもしれません。ぼくの
思い違いでしょう。
6G-B8は案外グリッド電流が流れ易く、これが音のにごりに
なりやすい。簡単にドライブできそうでそうでもない
感じです。また、ヨーロッパの高感度5極出力管並に
μsgが高く、スクリーンの影響を受けやすい。
この辺のところがキーポイントでは。
6267は、弱い感じでしたね。特にNECのは定格近くだと
すぐにダメになった。ヒーター電力が小さいから無理が
利かないのと、この手の高級真空管?ではメーカーの
力量が出るのでしょうか。定格が小さいはずの
元祖EF40の方が寿命が長い感じです。
EF804Sもなかなか良いです。
245 :
名無しさん@お腹いっぱい。:01/10/20 23:29
便乗ですけど,よろしかったらお教え下さい。
ElekitのTU-873 (300B 6SN7GT) の回路の評価は
どんなものなんでしょう ?
246 :
AC点火派:01/10/21 11:00
あら、欠席している間にずいぶんとハイレベルな議論が展開されてますね。小生も
オイロッパやオイロダインの裏側は見たことがないんですが、コアキシャルのマグネットは
確かにあまり強力そうではありませんね。磁気制動ではないと思います。
磁気制動でもハードエッジのような機械的ダンピングでも、低DFのアンプをつないだ
場合、出てくる音は似た感じになるのではないでしょうか。
これがリアクタンス負荷としてみると、話は別の方向に行くのでしょう。
ただ、管球ファンとしては、低DFといっても直熱3極管の無帰還sやppと、5極管
の無帰還ppとでは、音の感じはずいぶん違うといっておきたいですね。
それにしても7C5さんも、じゅげむさんも詳しいですね。話題はどんどん是枝さんから
離れていきますが(w ジムランの130Aの推奨DF値が5、375ドライバーの
推奨値が3だと、昔どこかで見たことがあります。
上杉さん、パーツ集めご苦労様です。初段の12AU7は、あまりハイゲインな動作では
ないので大丈夫だとは思いますが、ノイズ源になる恐れもあります。特にマイクロフォニック
にはご注意を。複数からの選別が必要になるかも。5693ってGEブランドのものが
あるんですか。はじめて知りました。RCAかCBSくらいだと思ってたんですが。
まあ、RCAもアセンブリーメーカーなんで、製造大手のGE委託というのもありえるかな。
この辺のところ、6V6好きさんはご存知ないですか?
間違えました。
5693RCAでした。酔っぱらってまいた。
チョークコイルのA-4006が一個しかなっかたので、
これから探しに行ってきます。
248 :
AC点火派:01/10/21 11:21
レス235の7C5さんの、NFBは薄化粧くらいにという意見に大賛成です。
まずは裸特性ですよね。よーくわかります。
6G−B8プランは手ごわそうですね。グリッド電流やスクリーン電源対策
など、ドライブ法や安定化に手を焼きそうですね。これが楽しめれば、自作
も一流ですが。6V6好きさんならきっと大丈夫でしょう。
レス245のエレキットは、回路構成がわかりませんのでコメントのしよう
がありません。無帰還なのですか?6SN7はパラ使用ですか、それとも
3段構成になっていますか?もし無帰還構成なら、音は殆どOPTに支配
されるのではないでしょうか。よいOPTならいいんですけど。
自己バイアスの無帰還300Bsは、プレート電圧が高めでないと、あまり
毅然とした音が出にくいように思いますが。
245殿、TU−873の入力感度は、どれくらいになっていますか?
メタル管はもともとGEが開発して製造していたもので、
RCAは始めは販売のみでした(オリジナル5Z4は・・・)。
5693はGEも独自に作っていたと思います(フランジの刻印から)。
また、5693は6SJ7のセレクト品を単に赤く塗ったものでは
ありません。5692と6SN7の関係と同じ様に中身は見えませんが
構造が全く違います(フランジ刻印は5693)。耐震構造にしてあり、
精度も高いです。1622等は6L6そのものですが。
蛇足ですが、本当に真っ赤なニセモノ(赤く塗った6SJ7に5693プリント)を
見たことがありますので、フランジの刻印を確かめて買われた方が
良いと思います。
250 :
名無しさん@お腹いっぱい。:01/10/21 11:45
251 :
AC点火派:01/10/21 12:04
7C5さん、さすが詳しい! これからもよろしくお願いします。
老婆心ながら付け加えますと、上杉殿、5693の@番ピンは必ずアース
して下さい。メタル管は感電します。そんなことはとっくにご存知とは
思いますが・・・。
小生はそのアホな経験者であります。
801Appのバイアス調整中に感電して、中指の先に孔があいたことも
あります。不注意といえばそれまでですけど、皆さんは自作アンプでの
感電体験ってありませんか?
ドイツの太いメタル管は、金属シェルが単独に引き出されていなくて、
カソードにつながっているものが多く、当時の装置でも電圧が
掛っている場合があって感電したことがあります。
また、コンデンサーのチャージには、かなりやられました。
それから並列に抵抗を入れるようにしています。
253 :
AC点火派:01/10/21 12:58
なんと7C5さんも経験者とは、喜んじゃいけないんでしょうが、親しみが
わいてきました。(w ケミコンのチャージは厄介ですよね。
テスターで端子電圧を見ればいいんですが、つい、ね・・・(w
並列にRはいい手段かもしれません。
端的にはブリーダーとなるんでしょうが、これはいい手段です。
真空管の生命はなんといってもエミッションです。特に直熱3極管の場合は
フィラメントですから、ダメージからはいたわってあげたいです。
真空管にとってのダメージは、電源のon/off時だと信じて疑わない
AC点火派です。on時のラッシュや、過渡的なB電圧の揺らぎには、
仕方なく目をつぶってますが、off時のストレスも相当なものだと、
300Bの座談会のような記事で読んだことがあります。
offでフィラメントから電流が失われ、まだ熱を持つ状態にあるときに、
ケミコンにチャージされたB電圧がプレートにかかってますので、ホット
スイッチングと同様な状態になり、フィラメントが傷むのだそうです。
ブリーダー挿入で、なるべく早くB電圧を消滅させれば、いいわけです。
我が家の300Bppにも、もちろん入れております。
さっそく感電から話題がずれてしまいました。
でも、ブリーダーはへたな安定化回路より、いいと思うんですけど。
RCAはGE等に製造委託してたと思われますね。おそらく最初からか、
第二次世界大戦で軍事需要が多くなったあたりでしょうか。商社がRCA
で製造がGEというように。法的、経済的なバランスも考慮されていた筈。
プリント違い中身は一緒と言う球がたくさんある。
RCAとGEではブランドイメージが違う。ラジオ会社と電気機械会社
と言うような差ですか。GEは重電やら大型機械までの大企業だから、
日本で言うと日立のような感じか。RCAはDENONとは言わないが(W
RCAはたしかGEとマルコーニかどこかが出資して作ったラジオ事業
担当の子会社だったと思う。これは流通の流れも計算に入れていた筈だ。
その後RCAは成長し、GEとライバルであり同志でもある関係になる。
案外WEに対抗させようと言う腹積もりがあったのかも知れない。
メタル管はRCAの開発した物で、真空管歴史上で燦然と輝く功績であり
他社に大打撃を与え、世界最大の真空管メーカーに上り詰めた原動力。
製造をGEに委託したとすればGEブランドがあっても不思議ではない。
逆に名管RCA50は元来GEの設計、開発した物だと聞いたことがある。
RCAはラジオ受信機では業界のトップだったので商社ブランドとしての
影響力もあり、ウエスチングハウスが作ろうがGEが作ろうが、RCAの
カートンに納まればRCA管の名前が付いて流通に乗った。売れ行きを
考えれば当然のことであって、会社関連もその方が得策だったと思う。
WEがWE-300B(A)の保守管にRCAの2A3を指定していたと
何かで読んだことがある。それでてっきり、300に対抗して2A3を
開発したものと思っていたが違うようだ。2A3は1933年6月発表、
WEの86Aアンプが1935年発表だから、300も33年頃だそうだ。
300B(A)は電話中継器や軍事機器等のレギュレーター(電圧制御)
目的であった為に、一般的には全く知られていなかったと言う。知って
いても手に入らなかった筈。案外三沢や厚木、嘉手納基地あたりには、
あったのかもしれない。70歳を過ぎた知り合いのおやじさんに、RCAの
6L6メタルを貰った時に聞いてみたが、300Bのことは知らなかった。
上記の歴史的なことは多分に想像であるため鵜呑みにしないこと。この辺に
詳しい方は大勢いるだろうからお任せ致します。AC点火派さんが振るもん
だから困るんだよ(W
7C5さん メタルもGEの開発でしたか。上文のRCA開発は取り消して、RCAが
メタルシリーズ発表に訂正。レス書き始めて、食事に出かけ帰宅後に続きを書いた為に
レス249番読んでなかった。
6G-B8の前段はやはり6267では弱冠頼りないか。プレート損失も小さいから。
1球で振るとなれば、6BL8も候補だがやはり弱い。6AN7よりは6U8Aの方が
タフだが、プレート(3極部)300V掛ければ振りきれると思う。しかし球がもつかな(W
まあ数年計画。7C5さん推薦の球は知らなかったのでこれから。
256 :
AC点火派:01/10/21 15:30
どうもすみません、6V6好き殿。長レスありがとうございます。何とかスッキリ
しました。
6G−B8のスイングは大変そうですね、グリッド電流が流れなければ、励振電圧
さえかけられればいいんですが。規格の最大定格を見ると、第1グリッド抵抗最大値
が自己バイアス時 0.7MΩとでてるのでなんともないと思ってたんですが。
大電流管ですし、実際は7C5さんのおっしゃる通りかも。
大電流動作で暴走したらすごいでしょうねえ。プレートが白熱して「電球化」(w
これは黒川達夫さんのパクリですが。
グリッド電流といえば、RCA50や、2A3などの直熱3極管ばかりの話だと
思ってたんですが、NECの6R−A8、50CA10や8045Gなんかも相当
すごいことになるらしいです。
カッコは現代風でもこの3本、発熱しすぎですもんね。あれじゃどっかからガスが
でてきてもしょうがない気もします。
傍熱管の方がグリッド温度が上がりやすく、
更にグリッドがカソードに近くピッチが狭い
高Gm管の方が温度が上がりやすくグリッド電流が
流れ易い傾向があります。
旧い球でも設計の良いRE304,RE604などは1MΩまで許容
されています。グリッド電流がひどい球では、UY-6A3B(傍熱管)が
上げられます。
UX-250はウエスチングハウスが設計しRCAが販売しました。
当時RCAは工場を持っていませんでした。
UV-200,UV-201,UV-202等はGE、UX-250,UX171Aなどは
ウェスチングハウスが開発・製造しました。
どうでもいいことでした・・・。
259 :
AC点火派:01/10/21 18:11
いや、そんなことはないですよ7C5さん。
RCAとウェスチングハウスの関係は、小生は知りたいことのひとつでした。
特に2A3についてです。VT−95の場合、RCAのマークしかついて
ませんがどこで作ってたのか?(RCAなんですか)
それとは別にウェスチングハウス製の2A3もあるようですし。(探してます)
ご存知ないですか?あと、よろしければ当時2A3を生産していたUSAの
真空管メーカーを教えていただけませんか。
260 :
名無しさん@お腹いっぱい。:01/10/21 21:22
RCA,MARCONI,Ken-Rad,CROSLEY,Sylvania,Raytheon,TUNG-SOL等で
実際製造していたのはGEとRaytheon、TUNG-SOLではないでしょうか
261 :
名無しさん@お腹いっぱい。:01/10/21 23:44
このスレで6GB8の凄さを知り、黒川氏の「デジタル時代の...」の製作記事で
その思いはいっそう高まりました。某通販ページを見ると、国産出力管にしては
法外なほど高価でありません。
自作アンプの究極目標にする真空管として、買っておこうかな。
4本クラッドで今でも手に入るかな。無理か。
262 :
AC点火派:01/10/22 08:24
260さん、ありがとう。やっぱり製造大手はGEですよね。レイセオンの4ピラー
管は有名ですよね。うーん、でもUSA製の2A3は魅力があります。
あくまで小生の趣味ですが、挿し替えは300Bより、2A3の方が面白いです。
261さん、6G−B8に興味をもたれたんですね。
黒川さんのその記事は、シングル構成のものですね。大電流動作のためにタンゴに特注
のOPTをオーダーしたという、今となってはかわいくない製作例ですが。(w
6G−B8は難しい球だと思いますが、いつかは花を咲かせてやるつもりで、気長に
取り組んでください。
そういえば、富士商会の人が「5693は本家のRCAが良いでしょう」
て言ってた、GEも一緒に出してきたっけ。
しかし、皆さん造詣が深いですね。
AC点火派さん
中指に穴があかないように、気を付けます(W
264 :
AC点火派:01/10/22 15:47
富士商会は秋葉原店はたたんでしまいましたが、以前から知る人ぞ知る
といった感じの店でしたね。詩人の前の店長はなくなってしまいましたが。
今は通販部といっていたところになったんですね。行ったことはないですが、
きっと倉庫のような感じではないかな。
店の構えはどうあれ、良心的な店だと思いますが。
パーツに関する最近の悩みは、良品のポテンショメーター(VR)がなくなった
事です。大好きなA-Bはすでになく、ずいぶん前に富士商会にいった時は、
クラロスタットのVRを買ってきましたっけ。
道民の小生としては、たまにゆっくりと部品あさりを楽しみたいです。
2A3はRCAがGEから工場を買ってから、設計し作った最初の3極出力管です。
初期の単板プレート型は、RCA,Sylvania、TUNG-SOL,Arcturus等は
構造も微妙に違い実際に製造していたようです。私は、Raytheon、
GEの単板には出会っていません。東芝(マツダ)とドンも単板2A3を
作っています。
20年ほど前、富士商会は、雪谷(通販部)でも店舗を開いていました。
秋葉店舗の地引さんは「原景」等2冊の詩集を私家出版されています。
富士商会の方はお亡くなりになったのですか。昨年訪ねていった折には閉まっていましたが。
是枝さんが球王2号、、だったとおもう、、で紹介されていたソケットジグはずいぶん前に
ここで買いました。狭い店内だけどいつも豊かで聴きやすい良い音がしていたと思う。
もう随分古い店でした。30年は経っていたのかしら。
267 :
名無しさん@お腹いっぱい。:01/10/22 23:44
GE
1892年エジソン達の出資で設立。真空管は陸軍に供給するため。ド・フォレストが協力。
1913年オーディオン♯1完成。1914年プリオトロンCA。その後CG-916〜
VT10〜ケノトロンTB1。CG-886=VT-11=VT-1(WE)同種
1921年〜ウエスチングハウスより受信管の供給を受けGEボックスで発売。
GE最初の開発はUX222(4極管)最後はUX250。
ムラード・ド・フォレスト・マルコーニ
1919年設立。ド・フォレストの海軍用タイプAをSE-1444として製品化。仕様変更で
B〜Gまで製造。
RCA
1920年GEとマルコーニの共同出資で設立。社長に「タイタニック号」のSOSを傍受
して「カーパチア号」で急行、救助で有名なサーノフを任命。
当初ウエスチングハウスの提供真空管をRCAボックスで販売。UV-200,201。
1921年ラジオトロンブランド使用。UV-202.203,204発売。翌年UV-199
開発。1925年よりUXに変更。カタログに17種。ウエスチングハウス社向けも掲載。
1933年。WE、GEも極秘に音響用3極管の開発を進めていたが、RCAがUX-2A3発表。
1935年メタル管発表。続いてビーム管。1937年GT管発売。1938年。マジックアイ
開発。1939年MT管開発。
シルバニア 1925年よりスタンダード管を供給。
CEマニファクチャリング 1926年設立。RCA管をベースに製造。
タングゾル 1929年よりスタンダード管を製造。
レイセオン 1929年よりRCAとライセンス契約で製造。
アークタス 1929年15V管から製造開始。
クロスレイ 1931年設立。ラジオメーカー。真空管も製造。カーバッテリー用も。
ケンラッド 1933年設立。スタンダード管の供給とオリジナル管の発売。RCA互換有り。
WE AT&Tの依頼で1913年オーディオンバルブ開発。以後RCA、GEと共に米国の主流
メーカーとなる。
268 :
AC点火派:01/10/23 08:19
7C5さん、ありがとうございます。ドンはもしかして「超45」のことですか?
小生も写真でしか存在を知りません。ただ、風評ではフィラメントがよく切れたそう
ですが。それにしても267さんすごいですね、もしかして大塚久さんじゃ(w
でも、スッキリしました。ありがとうございます。
真空管は過去の技術とはいえ、立派な文化遺産だと思います。そして現行の増幅素子
であるともいっておきたいですね。私の大好きな2A3は1933年に発表されてますが、
フィリップスがEL34を発表したのも1930年代のはず。多極管の開発は欧州の
方がリードしてたとはいえ、これは今もってすごいことです。
そういえば、ラ技の10月号をよく読むと、小生のお目当てだったOPTのTS142
は、ディスコンのようです。無念!たしかにエイフルの広告からも姿を消してますね。
そのかわりS−35はまだあるようですが、5kですしね。6V6好きさんがいうように
マグネクエストは黒色なんで、見た目の統一感を考えると、6V6メタルを探さねば。
EL34をPhilips/Mullardが発表したのは1953年頃では?
1930年代だとEL11,EL12の頃だと思いますが。
超45と単板2A3は全くの別物です。
CQ誌の11月号(今月)には真空管規格表のCD-ROMが
付いてますよ。お買い得かも。
管球王国-7に電解コンデンサーのメーカー保証期間が3ヶ月って
本当ですか?
秋葉原にある在庫って大体が期限切れ。
これ、本当ですか!
271 :
AC点火派:01/10/24 08:38
上杉殿、もちろん本当です。
ケミコンの中身は主に4級アンモニウム塩、つまり液体が充填されており、これが少しずつ
蒸発してゆくことをドライアップと呼んでいます。(小生実は化学屋です。)
製造後、新品と同じ状態が3ヶ月だと考えてください。
でも、通電してというか電圧をかければ、ある程度持ち直してくれます。
エージングとか、ウォーミングアップのような手法が、その記事中にも紹介されている
筈です。(太陽電池使ってませんでしたか。)
でも限界はあるでしょうね、ですから小生はWEの昔のケミコンなんてこれっぽっちも
ありがたいと思ったことはありませんよ。
そもそも新品のケミコンなんて、手に入らないものと思いましょう。
それと、セットに組んでからも通電しなければ同じこと。ケミコン使用アンプは、
ずっとしまいこんでおかずに、たまに火を入れてあげましょうね。
7C5さん、いつもすいません。EL34の発表年度は再度調べてみます。
太陽電池のこと書いてありました。
しかし、
>そもそも新品のケミコンなんて、手に入らないものと思いましょう。
賞味期限切れの物しか買えないと言うのは、なんか釈然としませんね。
食品だったら返品ものでよ。このへんは業界の怠慢ってことなのかな。
と言うことは、市場に在るメーカーの完成品orガレージキットなども賞味期限切れと言うことですね。
さっさと作って通電せねば。(早くシャーシ出来ないかな)
いまでもあるかも知れませんが以前はオクタルGTソケットタイプの電解コンデンサー
がありました。むろん市場に出回っているのは賞味期限過ぎのものです。というより
厳密な意味での新品はあり得ません。電解コンデンサはそんなものでメーカはそんな
ことは百の承知で機械を作るものです。常に新品のものをとなると自分で作らねば
なりませんから。私がJR×に入社した頃は警察用にはこういう仕様のキャパを使いました。
一部のMIL規格品は何年かストックして直ちに稼動させても初期特性
を維持出来るようになっているものもあります。もっとも市場に出回っているのは
すでに期限切れですが。ケミコンは自動車のバッテリそのものかもしません。
ケミコンのオリジナルライセンスホルダはWEですが作っていたのは主にスプラグでした。
戦前のWEのケミコンのいまの価値は戦前のロールス用のルーカスバッテリとおなじかも。
うちが入れていたテレフンケンの機械のキャパはB社が多かったが耐久性はよくなかった。
274 :
AC点火派:01/10/24 12:21
めーかさんアドバイスをありがとうございます。
ソケット式のケミコンは見たことがありませんでした。へぇーという感じです。
ネジ端子式のケミコンも、同様の意味なんでしょう。
消耗品なんです。7,8年経ったら、(使ったら)取り替えましょうね。
もっと早いかな?
275 :
AC点火派:01/10/24 13:02
ついでに言えば、オイルコンだって寿命があります。しかも本来の性能を
発揮するには、エージングも必要です。でも愛好者にとってはさほど苦には
ならないでしょう。恒久的に使えるのはフィルムコンでしょうか。
オーディオ専科に置いてある、ニチコンのスーパーリニアのような。
ただし耐圧は600Vまであるものの、容量は47μどまりで、しかも
大きい。(45mmφ)
オイルコンは容量が少なくて外形が大きめ、PPフィルムは外形が大きく、
これがいやならケミコンです。
オーディオには諦観というか、あきらめも肝心です。(w
皆さんはどうしてますか?
276 :
名無しさん@お腹いっぱい。:01/10/24 13:07
妥協せずにオールフィルムコンを目指しましょう。
277 :
名無しさん@お腹いっぱい。:01/10/24 13:53
276殿、実はそれやってみました。
2A3シングルの電源部を、前述のスーパーリニア600V47μ3本と
ASCのX−386SのAC440V,20μで組んでみました。
45φの煙突が4本も立つと、それだけでかなり大きくなります。
結局シングルなのに、ppステレオの大きさに・・・(w
でも、出てくる音の透明感は、そのばかばかしさを十分補ってくれました。
276殿も、いっちょどうです。
278 :
名無しさん@お腹いっぱい。:01/10/24 14:02
>>277 そうですな。
レビンソンやクレルには、ぜひオールフィルムコンアンプを希望します。
クレルMRAは恐らく30000μくらいあるだろうが、頑張って実現して欲しいものです。
手元にUSの古い電解ブロックコンが多少ある。バンド取り付け以外の
物では
SPRAGUE製プロング型(USソケット)1951年2月、8月他数種。
25μF400VDC
20μF×2、450VDC他
ASTRON製ナット止め型1959年11月。80μF350VDC
GEN INSTR製ナット止め型1968年1月。100μF300VDC
WESTERN・ELECTRICネジ止め型1970年。シャーシ裏から−ネジ2本
100μF×2、300VDC
何れも30〜50年も経つ古代遺産(W
しかし、横河のマルチメーターで計れば容量抜けはない。元々2倍位の容量が
入っていたかも知れないが、規格容量は軽くパス。リークは計ってない。
使用中の物の容量を計る時は、必ず回路から外して、抵抗を噛ませて充電分を
抜くこと。高圧が残っているとテスターがパンクするから。
この手のブロックケミコンはデザイン上、非常によろしい。MALLORYの
ベーク差込み型も良いが。いくらニチコンGやBG、セラファインが音が良いと
しても、バンド装着型が1本でもシャーシーに乗ると格調が落ちる。バンドを
シャーシー内部に入れれば多少ましだが、視覚上ケミコンの長さが短くなって
しまうので良し悪しだ。黒(茶)スリーブに呪文書きもいただけないので
場合によっては塗装必要。初心者の方はスリーブは剥ぎ取らない方が良い。
最近のケミコンは小型なので、なにもブロックコンを立てる必要もなくなった。
チューブラー型で事足りるケースも多い。ケミコンの為にはシャーシー内収容
の方が良い筈。
280 :
名無しさん@お腹いっぱい。:01/10/24 16:32
スリーブ取ってほうが音は良い
281 :
名無しさん@お腹いっぱい。:01/10/24 17:34
282 :
AC点火派:01/10/24 19:11
6V6殿、あいかわらず豊富なコレクションですね。(w
ちょっとうらやましかったりして。でもpp構成にする限り、そんなにケミコンの
いやな面は出て来ないものですよね。あっ、上杉さんの計画はシングルでしたね、
クサらずにがんばってください、きっといい方法が何かありますよ。
あの是枝さんが、マロリーのFP295に固執するあたりも、この辺のことなんでしょう。
6V6好きさんがいうとおり、ケミコンは本来ならシャーシ内装がいいかもしれません。
なんと言っても熱源から隔離するのが、ケミコンのためですから。
最悪なのは、出力管や整流管の熱気にあおられるような配置。ここを読んでる皆さんは、
そんなことはしないでしょうが、耐久試験なんて、シャレにもなりません。
283 :
名無しさん@お腹いっぱい。:01/10/24 21:03
ここのスレッドはなんか凄くない?。ほとんど意味がわからないけれど(爆
倍電圧整流後のケミコンはよく容量抜けになりました。
昔ラックスのトランスは倍電圧整流用が多かったですが
5年から10年でほとんどハムが出るようになりました。
耐リップル用という倍電圧用の高価なケミコンもありましたが
ほとんど同じでした。
WEの最初の頃のケミコンは湿式だったそうですが、
かなり以前に、マーションの湿式ケミコンを見たことが
あります。振るとジャブジャブ音がして驚きました。
マロリーだと、高耐電圧の箔型タンタルケミコンもよいですよ。
285 :
名無しさん@お腹いっぱい。:01/10/24 21:05
まあ、是枝さん一人でやってますから・・・
7C5さん
それってもしかして銀筒の中にボタン電池みたいなやつが沢山重ねて入っている
もの?
高耐電圧の箔型タンタルケミコンは、普通のチューブラー型です。
銀めっきケースですが。箔はきれいな緑(5酸化タンタル膜)
角型ケースのタイプは直列に何ユニットか入っているものも
あります。
スプラグもマロリーも20年位前は新藤ラボが販売してた時期があった。
スプラグではオレンジドロップが安くて、ブラックビューティーがその3倍
の値段。ビタミンQはさらにその1.5倍の値段だったと思う。両社とも湿式
タンタルコン(通称銀タン)も出していた。これがまたビタQより高い。
とにかくコンデンサーは昔から高かった。
当時、ジャン平賀氏のサンセイエンタープライズ(記憶違いかもしれない)が
あって、球の品揃えはかなりの物があった。VT62を2500円で買った。
今は10000円。シーメンスやテレフンケンのEL34が2000円くらい。
ECC83が1000円ちょっと。GECのKT66やKT88が5000円
前後だった。今考えればバカ安だ。ただWE300Bはその頃でも3〜4万円
したから今の方が割安感がある。トランスも安かった。今はトランスが高くて
おいそれと手が出なくなった。
289 :
えれきっと:01/10/25 03:49
箔型タンタルとか湿式タンタルとかチューブラーとかオレンジとかブラックとかボタン電池とか
スリーフとかビタミンとかマーションとか訳わからん。
290 :
AC点火派:01/10/25 08:31
7C5さん、レス284拝見しました。なるほどね湿式のケミコンとは、そんなものが
かつてあったのですか。ぜひ一度拝見したいものです。ケミコンではありませんが、
ラ技扱いのASCのオイル入りフィルムコンのX−386Sも、振るとチャポチャポと
音がします。倍電圧整流のケミコンがいかれやすいとのこと、覚えておきます。
最近は送信管いじりから遠ざかっておりますので、このところCT整流ばかりですが。
6V6好き殿、よき時代の話をありがとうございます。GECのKT66が市場にある
時代がうらやましい。いまや見かけなくなりました。
たしかにトランスは高い買い物ですね。そういえばサンスイのトランス部門が、ハシモト
というブランドででてくるようですね。復活タンゴもぼちぼち新製品の展開をはじめた
ようですし。まあGECのKT66なんて欲しがらなければ、この世界もなくなること
はなさそうですね。
しかし、高耐圧の箔型タンタルケミコンか、ほしいなぁ。
マロリーほしいなぁー
292 :
AC点火派:01/10/25 12:25
まあまあ。(w
サンスイのトランスも復活ですか。ケースはW型がいいね。SW型は
球より背が低いことが多いので格好つかないから。カソードNF用の
巻き線はつけて欲しい。今はULは流行ってないから。
LUXもサンスイも端子間の抵抗値が揃わなかった。計らなきゃいい
けど、ついテスター当ててね(W 耳で聴いて判るわけじゃないが。
タンゴはわりに揃ってるんだが。線径と巻き方の違いでしょう。
294 :
名無しさん@お腹いっぱい。:01/10/25 13:33
>>283,289
オヤジの懐古スレだ。害はない。
多様性の尊重、住み分けと共生の原理から、放っときな。
>294
まったく仰る通りです。
しかし未だに弄り回して飽きません。
モー娘もがんばって5人覚えましたので御容赦のほどを・・・
296 :
名無しさん@お腹いっぱい。:01/10/25 13:46
実害あるよ。
初心者にいきなりマランツ7なんか勧めるな!!
6V6好きさん
以前山水にH型トランスがあったでしょう。うんとむかしに100Wクラスの
H型トランスがあったように思います。60Wだったかな。つや消し黒で良い形でした
音は分からないが。確かに山水は端子間の抵抗値は違っていましたね。どのトランスも
そうだけど2次巻線の0〜4と4〜16はふぞろいですね。カソード帰還は専用
巻線がほしいですね。
298 :
AC点火派:01/10/25 19:44
しかし未だに弄くりまわして飽きない これはけだし名言ですね。
6V6好きさん、さすがです。
今夜は1週間ぶりくらいに、アンプに火を入れてあげたいです。
そんな気持ちになりました。
299 :
名無しさん@お腹いっぱい。:01/10/25 20:15
295と298に激しく同感
めーかさん
30年前の物でしょう。そんな物を知っているとは驚いた。6CA7のpp用だ。
黒塗りのW型と同じ形状。学校の視聴覚室(校内放送)等にあるアンプにはこの
でかいトランスが入っていた。もちろんモノラルで。ただNFを深く掛けれる物
ではないと思う。このトランスに600Ω端子が有ったかは覚えてない。
やはり0〜4〜16端子を計っていましたか。これが合うと気分がいいね。
カソード帰還の良いトランスでもう一度6CA7をやってみたい。
AC点火派さん
一週間ぶりどころか殆ど電源入りっぱなし。聴いても聴かなくても。球の寿命や
部品のメンテナンスは何も怖くない。と言うより球と部品の信頼性を信じているし
手前味噌だが、その辺は十分吟味しているつもり。スペアがあれば最大限の設計で
造りたいのは皆さん同じだと思う。どうしてもアンプが持たなくてヒューズが飛ん
だり、原因が判らないで解体になったアンプもあるが、今後はAC点火派にさんに
知恵も拝借できるし、7C5さんも頼もしいから安堵(W
7C5さん、AC点火派さん
ところで判らないのはDi整流。使い慣れたDiも手に入りにくくなった。
マランツはDiをシリーズ使用していた。他ではパラ使用も見る。この辺の根拠が
実は判らない。シリーズがどうなのか、パラならエポキシで合体させるのか?
また、両波が良いのか倍電圧が良いのか、ブリッジはどうなのか?理論的に良し悪し
はあるのか?−電位がきっちりしている両波が良いと思うが。
>>301 6V6好きさん、
シリーズにするのは、整流時に生じるヒゲノイズを減らす技と思います。
あるいはダイオードの信頼性と関係があるのかな?
パラは電流容量を増加させるためかもしれませんが、素子間のばらつき
によって電流値もばらつくと思います。このあたり少々気味が悪い。
パラで使うならダイオードとシリーズに抵抗入れて電流値を揃えた方が
よいかもしれません。
303 :
AC点火派:01/10/26 08:24
六億ワットさんに、禿同と言うところでしょうか、Si−Dのパラ使用は殆ど百害あって
一利なしといってしまってもいいと思います。
なんたって、アンバランスが怖い。
でもシリーズ接続はいいです、これはむしろお薦めです。
逆電流回復時間のスパイクノイズ減少が、音質変化でわかるくらいの効果があります。
とくに内部抵抗の低い出力管の動作ではいいですね。
したがって6V6のビーム管接続では、なかなかわからないくらいですが。
これは一種の「裏ワザ」でしょうかね。
304 :
AC点火派:01/10/26 12:36
「もう一度6CA7をやってみたい。」 6V6好きさんがいうと迫力があるなあ。
小生は通いの札幌のハズレにある某ショップで、メンテが完了したばかりのマランツ
8Bの音を聴いて、こりゃかなわんと正直に思ったものです。
自作であの音に迫るのは、一筋縄ではいかないでしょうね。EL34/6CA7は
大好きな球です。3極管でもビーム管でもないあの音は、魅力ですよね。
よって自作ばかりでなく、EL34だけはシドニー・スミスに敬意を表して、オリジナル
の8Bを、いつかは入手してやろうと考える次第です。
最悪の場合、復刻版でもよしとして。(w
Diをシリーズにするのはパンクで短絡した時の保護かと思ったが、ノイズ
減らしの効果でしたか。カットオフも同期となるのでノイズは弱まりそうに
ないが。パラの方がDiの仕事が楽になるから、跳ね返りも小さくなるような
気もするが、違ったようだ。今後Di使用の時はシリーズでいきます。Thanks。
306 :
AC点火派:01/10/26 18:57
整流回路にも好みがあるんでしょうが、小生はCTというか両波整流が好きです。
やっぱり巻き線の一部がアースにつながっていると、安心ですよね。
6V6好きさん、7C5さん教えていただきたいのですが、スクリーン電源の安定化
はやったことがありますか?ツェナーダイオードも小生は未経験です。
ディスクリートで組むのも、面倒そうですが。
みなさん、どんな方法でやっつけてますか。よろしくご指導お願いします。
スクリーンの安定化は現在やってない。B電源整流やヒーターの定電圧でさえ
出来れば半導体は使いたくない。これは音が良い悪いとか、球にとっては
楽か苦かの問題ではなくて、自分の真空管アンプに対するイメージから。
Di整流した場合は球整流に比べリップルノイズが多い筈だが、これが
トランス内でヒーター巻き線にも誘導していると思われる。半導体は小型で
機能が良い反面必ずマイナス要素も付いてくる。ハムが取れない原因はこれ
だった時がある。
スクリーンを定電流化すると、それだけでは片手落ちで初段の定電流化に
ヒーターの定電圧化および、ヒーターのリップルフィルター回路も
挿入したくなる。スクリーンだけなら小型のMOS-FETで片付けられる
がB電源までやると放熱器にでかい奴を付けなければならない。やっかい。
ツェナーもバラツキがあるし、安定化どころかバイアスの可変抵抗器さえ
使いたくないくらいだ。カソードからサーボを掛けるのはやったことがない。
あちこちに半導体を入れると時間差の違いもあり球のエミッションはずたずた
になる可能性もある。余程知識がないとすべてクリア出来ない。自分の頭では
無理だ。
何時でも何処でも同じ音が出るアンプが良い。セルフバイアスでOK。最高の
音質も望んでないし、動作上安心して聴ける方が精神的にも楽だね。やっぱり
自作の楽しみはデザインだから(W
308 :
名無しさん@お腹いっぱい。:01/10/27 15:48
age
309 :
えれきっと:01/10/27 21:08
何を言ってるのかやはりさっぱり判らない。
話が高度になると先に進まない。
310 :
名無しさん@お腹いっぱい。:01/10/27 22:38
B電源の半導体安定化回路はやはり短絡時保護回路が問題のような気がする
。1KHZを越したらレスポンスは落ちるし万能ではなかった。音もそう思う。
ダイオード整流ノイズがヒータ巻線への誘導を起こしていることは納得。
究極は整流管整流、自己バイアスだろう。これで不満だったらスピーカを
代えた方が良いかも知れない。
311 :
AC点火派:01/10/28 10:26
よーくわかりました。(w
やっぱりこんなところなんでしょうね、正直、安心しました。
別にコンテストに出展して、採点を受けるわけじゃないですから、小生も適当なブリーダー
挿入くらいにしときます。
やっぱり、同じ考えだったので安心しました。毎日使う機械は自己バイアスに限ります。
312 :
名無しさん@お腹いっぱい。:01/10/28 22:46
皆さんのめり込んでるね・・けっこうけっこう。
でもね、俺も管球ファンのひとり且つ通信機設計屋として言わせてもらうけどタマのメーカーやらR、C、Lの種類で
音質が大きく変わるなんて言わないほうがいいよ、あと基本的な電気電子の勉強もしないとね・・球の型名やらCのメーカー名
ばかり憶えるんじゃなく回路を読めるようにならないと・・誰かさんのようになっちゃうぞ。
313 :
名無しさん@お腹いっぱい。:01/10/28 23:44
あんたは文章の句読点の打ち方勉強しないとね。
314 :
名無しさん@お腹いっぱい。:01/10/29 00:02
うぷぷ
スクリーン電圧の安定化は、電流変動が大きいAB級,
B級ppで、出力が確保したいときに用いられていますが、
A級では必要はないでしょう。例えば
6V6のA級シングルではスクリーン電流は4.5mAから最大出力でも
7mAまでしか変動しませんから、安定化の効果はほとんどありません。
6L6GCのAB1の55W動作では2管で5.6mA-22mAまで変動します。
しかしプレート電流は、116mA-210mAと凄まじく変動しますから、
スクリーンの安定化より電源のレギュレーションの確保が先決です。
これだけの変動をこなす電源の設計は至難です。
定電圧放電管や直列制御管による安定回路がありますが、
ブリーダー程度の方が素直で良いようです。
また、ビームや5極では内部抵抗が高いのでプレート電源から
ハムを拾い難いですが、スクリーンはハムを拾いますから
こっちの方が重要です。
が
316 :
AC点火派:01/10/29 08:30
7C5さん、おっしゃるとおりですね。肝に銘じておきましょう。
電源のレギュレーションは、たしかに頭の痛い課題ですよね。
レギュレーションや電源でいえば、小生には手つかずの課題がいくつかあります。
ppのAB級動作もそうなんですが、A級でも球によってはすごいのがあります。
ロシア製の6C33C−Bなんかは、ごつすぎて大変です。
お飾りとかオブジェとして、眺めるつもりで1ペア購入したものの、タンゴがあのよう
になり、現在プランは中断しています。
A級シングルならIpの変動はまだしも、電流値の大きさにびびってしまい、自己バイアス
はカソード抵抗の発熱が心配で、ここはさすがに固定バイアスが無難かもと考えています。
いちばんの問題はOPTとPTなんですが、正直どうしようもないですね。
ノグチトランスに聞いてみようかな。
317 :
名無しさん@お腹いっぱい。:01/10/29 11:44
みなさん、トーシローばかりだね、ラ技やらMJを必死で暗記しているのが目に浮かぶよ。なんかやったら、
すぐ音がガラッとかわるんでしょ?(w
318 :
名無しさん@お腹いっぱい。:01/10/29 11:48
音楽も電気にも無知な君らは、単なるブランド嗜好のオナニー野郎だ、ケケケ。
319 :
名無しさん@お腹いっぱい。:01/10/29 11:56
タンゴはいまは何とかしてくれるのではないかと思いますよAC点火派さん。
大出力のアンプを考えた時はレギユレータ管のトランス付きは良い選択だと
思いますが。たしかにネックは出力トランスですね。電源トランスはお近くの配電盤
の業者に頼むと1KVAで2万円くらいでしょうか
321 :
名無しさん@お腹いっぱい。:01/10/29 12:30
>>318
音楽や電気に詳しい教養人がそんなに下品な言葉遣いをするだろうか。
お里が知れるよ
322 :
AC点火派:01/10/29 12:37
めーかさんありがとう。
もうそろそろタンゴというか、アイエスオーも何とかしてくれますかね。
ここはちょっと期待しつつ、電話でもかけてみましょう。
6C33C−Bは供給の心配もないようで、以前は専用のトランスが出て
いたんですよね。待ってれば復活するかもしれませんが。
323 :
名無しさん@お腹いっぱい。:01/10/29 12:49
しかし・・、抵抗1個変えただけで人間の感覚で分かるほど音質って変化するか?マジで・・。
格段に良くなった・・云々はどうかと思うぞ。まあ、ロマンはあるけど・・。
324 :
名無しさん@お腹いっぱい。:01/10/29 12:58
ハンダ一箇所で変わる、と言う人もいる。
325 :
名無しさん@お腹いっぱい。:01/10/29 13:29
ブラインドテストを真面目に実施した経験があるのだろうか?いくら趣味の領域と言っても、
妙なことを吹聴するのはいかがなものか?
326 :
AC点火派:01/10/29 13:34
タンゴのシリーズでは、CRDがなくなってしまったんですが、最近発表
されたFE−25−8とかFE−25−5が、ほとんど同等品だといえそう
です。アンバラ電流も8kで7mAですし、元設計はCRDでしょう、きっと。
さがしていたトライアッドのS−142の替わりに、これが使えそうです。
同時に発売されたPTも280VのCTがありますが、(GS−115)
120mAではモノラルが精一杯ですね。
小生の場合、年末年始の休日を制作期間にあてることが多いです。
6V6でppにするか、6C33C−Bに取り組むか、どちらもトランス
次第ですが、今年はムリかな。
6C33C−Bは、このスレででてきた6G−B8をしのぐ大電流管ですが、
手当てが大変です。1本40Wを超えるヒーター電力や、シングル動作を
ためらうようなIp、その見返りは80Ωという極端に低い内部抵抗です。
ただしレギュレーター管の常で、Ipのばらつきはかなり大きいそうです。
どなたか、製作の経験者はいませんか。
発熱の処理が心配なんですよね。強制空冷でファンでもつけたら、きっと
暖房の代わりになると思って。(w
327 :
名無しさん@お腹いっぱい。:01/10/29 13:51
是枝氏は以前、アマチュアの製作は「銘木で建てたホッタテ小屋だ」と放言されました・・。
確かに一理ある・・・。
328 :
名無しさん@お腹いっぱい。:01/10/29 14:06
あなたは痛いことおっしゃる。わたしはその点反論出来ず。
329 :
AC点火派:01/10/29 15:43
「銘木で建てたホッタテ小屋」ですか、327殿たしかにそうかもしれません。
その発言はたしか球王Vol.1かそれ以前の「真空管アンプ大研究」での座談会の
ことではないでしょうか。
是枝さんはモトから問題発言の多い方です。まあそういうことをいうだけの努力は
してるとは思うんですけど。ちょっと聞きづらいこともおっしゃいますね。
しかし前言撤回することでも、有名なんですよね。
OPTのような、動作レベルの大きな部分でのハイμコアの使用には反対していたのに、
球王7号で300BppにタンゴのNY‐45の特注品を使用してから宗旨がえ。
ついには50シングルでもパーマロイOPTを使って、全く問題ないとのたまう始末。
まあ、実際試してみて云うのだから、正直といえば正直なんでしょうが、もう少し
言い方を工夫してほしいとは小生も思いますよ。
土下座しろとまでは言いませんが。
小生の作るアンプとて、材料費ばかりかかるホッタテ小屋かもしれません。
ただ、心意気としてはせめて、木造モルタル一戸建てを、修行中の大工が立てたくらい
にはしようとせっせとやっております。この趣味をはじめた頃の製作品は、そりゃひどい
もので、今になって組みなおしたりしています。
自分の作ったものに、値段をつけて他人様に売るのがプロなんでしょうが、所詮は
アマチュア、そんなことは望みもしません。なぜそんなことに血道を上げるのか、と
云われそうですが、楽しいんです。
くり返しにはなりますが、レス295の6V6好きさんの一言、「しかし未だに
弄くり回して飽きません。」これはホントに名言です。
小生も同じです。作品を作るつもりでやってますが、けっして商品を作ろうとは思って
はおりません。
こういう理解の少ない趣味でも、このスレでこうして同好の皆さんと知り合えたことは、
本当に感謝しております。
330 :
DC天下歯:01/10/29 15:57
このスレの名前は「AC点火派のアンプってどうよ」に替えましょう
331 :
佐久間 駿:01/10/29 17:23
評論家、製作者、玉石混交ですね。まあ、ほとんどが石っころでしょうけど、是枝氏はまともなほうと思われます。彼は60年だい以前の欧米高級機、軍用機、国産業務用機の
雰囲気が好みなんでしょうな、技術的には少し?な部分もありますが、彼の世界というのがあって記事は面白いですね。その点、故武末氏は信頼できる方だったのですが
記事、作例ともに面白味(技術的評価はともかく)に欠けたかなと思います。金田氏はやや独断的、藤井氏は信頼出来そうかな・・と。
332 :
6V6好き:01/10/29 17:43
>DC天下歯さん
「6V6好きのアンプってどうよ」を狙っていたが駄目か?残念だ。
>317,323さん
なんかやったらガラっと音が変わったと言ってみたいね。部品1個どころかアンプ
替えても殆ど違いが判らない。プリに出力が2系統あるから、ゲインをぴったり
合わせて瞬時切り替えしてみるが判らない。スピーカーも悪けりゃ耳も悪いと言わ
れれば仕方ない(W。ある程度の期間通して音楽を流しておけば、ああ、3極管の
音だ、ビーム管の音だ、高域の線が細いかなとか感じるが、実際はその程度。
>AC点火派さん
急がずぼちぼちやりましょう。釧路あたりの炉辺焼きは美味いね。さすが本場。
少し干して置いた魚を焼くから美味い。富良野も行ったが良いところだった。
函館は何度行っても飽きない。景観も良ければビールも美味い。すすきのには残念
ながら未だ御邪魔してないが、身の為か(W
333 :
AC点火派:01/10/29 17:56
そうですね、是枝さんは軍用機や通信機方面に造詣が深いですね。
よくコリンズとかドレークの話題が出てますから、そうだと思います。
プロ用機の雰囲気が好みなんでしょう。無駄は省く、小さくつくるといった
あたりも該当しますね。
ラ技の執筆者で云うと、氏家高明氏の製作記事も好きです。
元は船舶の電気関係をやってたとか。小生がお世話になっている店の主人も
同様の経歴で、レーダー等の高周波関係にも強い人です。
人の命を預かる機器の高信頼度設計というか、遊びやその他のコダワリも
感じられて、楽しませてくれます。
武末氏の徹底振りも好きでした。文句があるなら、この残留雑音以下に
つくってみろといわんばかりの書き方でした。
是枝氏の書き方はイヤミだ、という意見もあるようですが、晩年の伊藤喜多男
氏に比べたら、まだまだ可愛いものじゃないでしょうか?
是枝さん、もしかして第2の伊藤喜多男を目指してるんじゃ・・・。
334 :
AC点火派:01/10/29 18:07
6V6好きさん、こんばんわ。
たしかにヒアリングテストは難しい。こんなことで音質云々なんて断言する
のは、相当自信がないとムリ。DF不足のゆるめ低音だって、ソースが
違えばなんともいえないしね。
ただ、フトコロの痛み具合にかけて、この音がよくなければどうするんだ、
といった強迫的なものもあるかも(w
わたしの知人の先生は大のナマ音楽ファンで演奏会となれば必ず診察をおっぽり
だして駆け付けます。むろんクラシックです。ところが先生の音はこの世のものとは
思えないほど不気味に柔らかい。柔らかいなんてモンじゃなくてフニャフニャ
なのです。スピーカはオートグラフである。入れ歯のない御老人が好む砂糖掛け
トーフといえば御理解いただけでしょうか。トーフを引き合いにだすとトーフに悪いほど。
トーフは先生の音より遥か剛体だ。先生はナマはかように柔らかいとおっしゃるが
ナマの音は先生の音より1億倍も固い。AC点火派さん!! 並みのゆるめ低音ならまだ
速いという方もおられるようです。人の好みはかくのごとし。弄くりまわして飽きないのは
そのためでしょうか。オーディオもアンプ作りもおもしろいな。
336 :
AC点火派:01/10/29 19:19
めーかさんそうですね。
最近思うのは、オーディオは原音再生が、必ずしも目的ではないという
ことです。
小生も演奏会やジャズのライブは好きです。
でも定位とか音場とか言うけれど、クラシックのホールの2F席にすわり、
目を閉じてバイオリンがどっちだとか判るものなんでしょうか?
それがステレオ再生だと、きちんと左側から聞こえたりする。
M.デイビスも大抵左側からかな。(W
再生音楽は、立派なひとつのジャンルです。
人の好みはさまざまです。ゆるめでも、かためでも、甘くてもそれが好きなら
いいんですよ。
たった1曲を再生するために、作った機械があってもいいですし。
337 :
佐久間 駿:01/10/29 19:34
まあね、趣味ですからね。誰かが言う「レコード演奏家」っていうのも、あながちデタラメではないと思いますよ。
それから氏家氏は造りが上手とは思いますが、彼は音楽を聴くのでしょうか?疑問です。
製造者って印象です。製作の好みから言うと故浅野氏、故池田氏あたりが好みではあります。
AC点火派さんの言うように「オーディオは原音再生が、必ずしも目的ではない」。
まったくもってその通りでしょう、みなさんご存じの通り原音再生なんてどだい無理なわけですから。
ん千万のシステムより、新橋駅地下道の胡弓の演奏の法が当たり前だが原音再生ですよ。
バイオリンはピアノはこうあるべきでサックスはやっぱりこうこなくっちゃ、と
人それぞれ、あるでしょう。
それらを追求するのもオーディオの楽しみのひとつなんでしょね。
わたしが是枝アンプに興味をもったのは、素人ながらカラフルな臓物に
非常に惹かれるものを感じたからです。
じっと見ていると、なんか自分でも作りたくなって来たんです。
だから、原音再生なんてもとめてないんです、きっと良い音でなるんだろうなーっと。
期待をもって作ることにしたんです。
手に入らない部品なんかも多数あり、代替えしてるけど。
良いじゃないですか、趣味なんですから。
音が悪かったり、発信してスピーカーぶっ飛んでも、ブレーカーぶっ飛んでも、
感電して失神しても、事故責任ですから、是枝氏に感謝する事はあるにしても
文句なんかみじんにも思いません。
所詮趣味の世界なんだから、気楽に楽しみましょう、
うー、かなり酔っぱらってます。
お休みなさい。
339 :
AC点火派:01/10/30 08:35
佐久間さん、よろしくお願いいたします。
道楽者のAC点火派と申します。氏家さんは音楽を聴かれる方だと思います。
もともとバンドでベースをやってたようですし、地元の徳島ではFULL HOUSEという
ジャズバーを経営されてます。小生も2度ほどうかがいました。(本人には会えず)
ベースアンプいじりから、定インダクタンス型OPTに開眼された経緯が、数年前の
ラ技誌に詳しく掲載されておりました。
残念ながら池田氏の製作記事は、拝見したことがありません。
浅野勇さんは小生もファンです。浅野さんや伊藤さんの好きなところは、何より管球
を愛されていることです。
姿かたちがこれだけよくて、お灯明までともって、それ以上に音まで出てくれるのだ
から、こんなにありがたいものはない。
これなんですよね。
6V6好きさんがレス307でおっしゃった、「自作の楽しみはデザインだから」
実によーくわかります。しかも音まで出るんですものね。(W
上杉さん、がんばってください。
ところで製作を依頼したシャーシは、是枝さんと同サイズにしたのですか?
AC点火派さん、おはようございます。
シャーシなんですが、是枝さんのサイズより横幅が22mm小さいです。
メーター付けないので、そのままだとどうしても間が抜けたようになって、
詰めちゃいました。
メーターのあった場所に、ハムバランス巻線抵抗持って来ちゃった。
知り合いに発信の恐れがあるから、サイズ変えない方が良いと言われたんですが、
どうなんでしょう?
発信するかな、ちょっと心配ですね。
だんだん心配になってきた。
AC点火派さんどうでしょう、大丈夫ですか?
まだお金払ってないので、設計変更間に合うと思うのですが。
342 :
名無しさん@お腹いっぱい。:01/10/30 10:18
発信?
343 :
AC点火派:01/10/30 10:36
いや、大丈夫じゃないでしょうか。
発振のおそれがあるから、サイズ変えないほうがいいというのは、不要な
引き回しを心配してのことだと思います。
小さい場合は、むしろ飛びつきの方を警戒するのが、先でしょう。
是枝さんがなさっているように、シールド処理をすれば万全だと思いますよ。
本文記事の中にもあるように、WE300BはGm(相互コンダクタンス)
の大きい球ですから。プレートとグリッド廻りですね。
藤倉電線のシールドをほどいて使うか、銅線の単線を巻きつけるか。
Wが22mm小さいと、配線はかなり苦労しそうですね。
まあ、それも楽しみのひとつですが。
是枝氏のアンプは、電圧増幅から高gm管が多く、ゲインも高いので
発振の危険は大きいことは事実。但し、AC点火派さんが
書かれた通り、基本を守れば大丈夫だと思う。
なるべくシールド線は使いたくないですが。
また、是枝氏のアンプは、球の定格ぎりぎりか
ややオーバーのことがあり、発熱や寿命の問題が気になる。
しかし、それも個性だと思う。
伊藤さんに比べれば道楽が過ぎていないので、いやみに感じるのでしょう。
AC点火派さん、7C5さん
ありがとうございます。
安心しました。
藤倉電線のシールドって細いんですね、これバラして巻き付けるのって
かなり大変そう、でもこれも楽しみの一つですね。
発熱がちょっと気になったので、300Bと5U4GBの回りに放熱用の穴開けました。
あまり関係ないかなと思ったんですが、念のため。
346 :
6V6好き:01/10/30 12:26
放熱用の穴の開け方はそれぞれ好みがあるね。自分は基本的には穴を開けたくない方。
見栄えが落ちるし埃もはいるし。ただそうは言っても開けざるを得ない場合がある。
よく見かけるソケット周りに複数の丸穴を開ける方法は好きじゃない。見栄えが悪いし
あまり気流効果も期待出来ない。やはりソケットより大きな丸穴を開けて、弱冠、落と
し込むのが良い。落とし込む量はトランスの高さとの兼ね合いでケース・バイ・ケース
だが、あまり落とすと袴が潜り過ぎて不恰好になる。6AQ5等のMT管などの場合は
US用の30mmの穴を開けて、MTソケットを取り付けたアルミのメッシュ板を下から
取り付ける。デザイン上も放熱効果も抜群。落とし込みにはステンレスの円柱スペーサー
が便利。常識的なことを態々書いてしまった。失礼しました。
347 :
AC点火派:01/10/30 12:56
うーん、放熱用の孔は意外と難しいですね。
丸孔でソケット周辺を囲むのは、にぎやかなんだけど放熱効果に劣るのは
確かですね。偉そうに説明させていただくと、空気には「粘性」があって、
期待するようには動いてくれないものです。
管壁の高温による上昇気流で、シャーシ内の空気を吸い出そうと考えると、
6V6好きさんのいうとおり、落とし込みで大穴をあけるしかないでしょう。
小生もさんざん悩んだ末に、WE300Bppは50mmφの孔をあけて
落とし込みにしました。
あと、シャーシの底板の方にも、適当に孔がないと通りが悪いですね。
自己バイアスアンプ、とくにバイアスの深い300Bの場合は、カソード
抵抗は結構発熱するものですよ。あまりホーローや、メタルクラッドの
カソード抵抗のそばに、バイパス用のケミコンなどを持ってくるのも
長い目でみると「禁じ手」です。
丸孔でソケット周辺を囲むのはあまり効果ないですか。
実は丸孔みっともなくてすごく抵抗あったんです。
しかし、どこにも熱が逃げるところなくて、仕方なく丸孔にしたんですけど。
シャーシの底板にはもれなく孔があいてるそうなんで、落とし込みで大穴
開けることにします。
>落とし込みにはステンレスの円柱スペーサーが便利。
それいただきます。なかなか良いアイデアですね。
6V6好きさん、AC点火派さん
たびたびありがとうございます。
349 :
AC点火派:01/10/30 18:51
アドバイスもいいんだけど、上杉さんが楽しそうでうらやましい。(w
上杉さん、きっと今がいちばんたのしい時間ですよ。
ああしてやろう、これもやりたい、ここは絶対こうせねば、プランを考えながらパーツを
集めている時間はいいものですよね。
あんまり考える時間が長すぎても、誰かさんのようにトランスがディスコンになったり、
店の場所が変わったりします。(w
いや,実際楽しいです (^_^
それにしても常連の皆さんは凝ってますね、そしてお金持ちだ。私など太平洋や富士商会を覗いてはみるものの、買えるのは小物だけですよ。(W
もっぱらジャンク屋専門なのだけど、最近の秋葉原はPC系ジャンク屋ばかりですな・・、昔風のラジオジャンク屋は衰退の一途・・、総じて経営者もご高齢だから
心配です。それと、オーディオ部品屋も他所に分散傾向にあるようで不便におもいますね。
特注シャーシや銘球とは無縁の私ですが、使用しているアンプはというと、自作「全段直結PPプリメイン」でしてハンドルネームのイメージとは逆であります。(W
これは自慢になりますが、14年間、球以外ノントラブルを更新中。+Bは1.2Kvまで達しますが、アンプ回路よりむしろスタート、ストップシーケンス設計に
苦労、いや楽しみました。
とは
352 :
AC点火派:01/10/31 09:11
たしかに佐久間さんの言うように、凝っているかも。
でもお金持ちかどうかは、わかりませんよ。6V6好きさんも言ってましたが、トランス
などは本当に高い買い物です。出費を躊躇してる間にディスコンになったり、トランス屋
さんの会社が変わったりと、毀誉褒貶いちじるしいです。
抵抗くらいなら個人ストックを作れましょうが、これがフィルムコンになると話は別です。
たいしたことはできませんが、仮組みや回路検討といった製作前の予習に使うのは、
昔ばらしたキットのシャーシだったり、使いまわしのケミコンだったり、はんだカス
だらけの抵抗だったり・・・結構ノイズもでたりします。
これを新品で組んだら、きっと大丈夫なんてやってるわけです。
こうして、確信と決心ができたら、パーツ揃えに入るのです。
部品集めは時間をかけてやれば、出費の痛みはやわらぎます。(w
いっきに集めようとすると、財布が気絶することになります。決心ができたらまず
OPTを買ってしまう。これはいい手段だと思います。
背水の陣というか、退路を断つというか(w ここから後に退けない状況をつくって
おくわけですね。そうすると電源部の規模が決まり、シャーシが決まります。
OPTの経済的な痛みを忘れた頃に、PT、CH、ケミコンなどを揃えます。
ここで大抵、迷いがまた生じますね。モノラル構成を考えた時など、めまいすら感じ
ます。(w これでホントに間違っていないか、ステレオ構成にすべきではないか等です。
ここを越えれば、後はあまり大物は登場しませんから、小物を集めつつ、
製作にかかります。特注のシャーシばかり使ってるわけではないです。
ただ、モノラルで2台作るとなると、頼んじゃおうかなと悪魔がささやきます。
金属加工は木工と違い、0.5mmずれてもアウトです。めげますね、これは。
部品の取り付けや配線は、楽しい仕事ですので苦になりません。
こうして何年かに1台ずつ、増幅器が増殖してゆきます。
佐久間さん、全段直結でノートラブル14年ですか、恐れ入ります。
on/offの過渡条件の設計を教わりたいです。全段直結に限らず、素子や部品が
いちばんダメージを受け、消耗するのがこの時だと小生も信じています。
353 :
名無しさん@お腹いっぱい。:01/10/31 09:48
AC点火派さん、ヤフーのオークションにWE300b****のハンドルで参加してません?
354 :
AC点火派:01/10/31 09:57
小生、ネットオーションには参加しておりません。
趣味ではないので。
かの是枝さんは、e−bay市場を荒らしているそうですが。(w
パーツ屋さんめぐりが楽しいんですよ。手にとってみて、店主と話を
楽しんでというあの過程が。
355 :
AC点火派:01/10/31 15:59
354、ネットオークションの間違いです。
はずかし。
無け無しのおこずかいを貯めて、皆さん頑張ってきたのだと
思いますよ。お金持ちなら自作などしない。お金持ちは、
ハイエンドとやらになるのかな。
こずかいでも、ん十年すればお宝になりますね。
357 :
6V6好き:01/11/01 00:20
小学生の頃はまだ道端にラジオや電蓄がよく捨てられていた。今と違い遊びは殆ど
家外で、拾った石、釘、ネジまで宝物にしていた。真空管もだいぶ拾った。拾った
と言うより引っこ抜いた。物の機能は当然判らないが、綺麗に拭いて太陽に翳して
悦に浸っていた。男は(子供でも)、メカニカルな物を好きなものです。その後、
プラモ〜バイク〜〜オーディオと言う常套レールを走ってしまった。
17歳頃だったか6BM8でPPのアンプを造っていた。それを母親が見て「そん
なガラス球なら、もっと大きいのがダンボールに2つあるよ。蔵行って探してみ。
お前が拾ったやつだろう」
とっくに捨てられていたと思っていた真空管とご対面と相成り、感動した。メンコ
やコマまで出てきて、そっちの方が嬉しかったが。
当時拾った物でアンプ用として使えそうなものがかなり有る。80、80K(傍熱)。
6ZDH3A、12A、6ZP1、42あたりか。ラジオ球の定番だ。メーカーは
マツダ、ナショナル(松下)が多いがTENやフタバ、ロダン(岡谷)等も有る。
42は20本ほど有るので何時かオルソンアンプと思っているが、国産球なので
躊躇している。B電圧を抑えた普通のPPで様子を見たい。余談だが、球拾いを
してた子供時代はマツダ(東洋工業)のオート3輪トラックが多く走っていたので、
車の会社がこのガラス球も造っているものと思っていた(W
7C5さん アンプを造り始めた頃はタンゴのシングル用H-5が1000円ちょい。
サンスイのHS-5が1500円位。20WのU-808(タンゴ)が2500円。
PP用の15Wクラスはタンゴが2000円、サンスイが3000円。OY14は
高くて4000円以上した。ほんと無け無しのこずかいでも一番小さな物しか買えな
かった。今じゃ自分にとってはほんと宝物だ。ハイエンドユーザーには我裸苦多で
しょうが(W
6V6好きさん、ほとんど同年代で同じことをやってます。
当時はシングルの大きなトランスはなかった。
LUXのSS5B2.5やSS5B5は格好が良かったが高くて
手が出なかった。タムラのF475も高かった。
そのうちに、タンゴがU-608を大きくしたような
U-808を出してその後大型シングルトランスが
続々と出た。サンオーディオの内田さんが
タムラの営業で、放送用と云われて
HN-1を特注しました。高くて1つずつ
注文したことが思い出されます。
359 :
AC点火派:01/11/01 08:48
年上の実践者の経験談は、説得力がありますね。(w
小生も中年といっていい年なんですが、まだまだ経験不足のようです。
昔はシングル用のOPTがなかったという話は、各所でうかがいます。
実験したくて、チョーク負荷でCでDCカットして、pp用OPTをパラレルフィード
でやったとか。
タンゴのU−808は今でこそローエンドの扱いですが、出た当時はかなり評判だった
そうですね。たしかにいいトランスだと思います。
U−808未経験の方は、まずは馬鹿にせず使ってみることをお薦めしたいです。
当時オリエントコアをすでに使用していた平田ですが、808はハイライトコアです。
そのよさがでていますね。あのサイズで低音の力感を感じさせるためのワザですね。
ゴンタのノウハウやポリシーが、あのバンド型の中に詰まっていますよ。
6V6好きさん、昔は2500円ですか、・・・今は1万円を越えております。
リバイバルのパイオニアのロクハンが、1万円の時代ですから、むべなるかな。
360 :
AC点火派:01/11/01 12:38
いつもながら6V6好きさんの「拾いの美学」には、心を打たれます。
決して冗談ではなくて。
お飾りのパーツというのもあっていいんですが、オーバーに言えばこれに命を吹き込む
のが、アンプ製作でもあります。常連以外の皆さんも、パーツやアンプは大事に愛でて
あげましょうよ。(大上段に構えちゃった)
ところで7C5さん、シールド線はあまり使いたくない旨の書き込みがありましたが、
やっぱり入力Jは初段管の直近に配置して、シールド線は使わずに済ませておられる
のでしょうか。小生は容量性は気になりますが、ケースバイケースでやってます。
ときに6V6好きさんのように、デザイン重視になってしまうんで。(w
前に、道端に機械が捨ててあったらツマミと足は取って来るようにと書いた。
セカンドバッグには+ドライバー2種とメジャーを入れてある。何かと便利だ。
2つ折りの小刀はキーホルダーにぶら下げてある。これがバッグだと都合が悪い(笑
特にメジャーは重宝する。オーディオは回路や音やデザインよりも大きさ(スペース)
が重要だから。手に入れてから納まらない嵌らないでは泣くに泣けない。
「拾いの美学」とまで奉られたのでツマミの話し。
初めてA&Bのボリュームを買ってアンプを造った時、最後に入力ツマミを付けて完成
する筈だった。が、ツマミが入らない。LEXもサトーパーツも入らない。手持ち全部
入らない。なんとシャフト径が国産より大きいのだ。知らなかった。結局ツマミも米国
製品を買う羽目になった。選んだのはレイセオンの涙型(ティアドロップ)のノブ。
おそらく測定器か、何かの計器盤用かもしれない。舶来はデザインもいいね。もちろん
シャーシーと同色に塗り直した。プリ使うから廻さないんだけどね。
362 :
AC点火派:01/11/02 08:54
なるほど、やはり7つ道具の準備が必要ですね。
道端の機械から取れる部品は、ツマミと足くらいですね。さすがに真空管使用の機器は
みなくなりましたね。
A&BのVRいいですね。小生も入力のグリッド抵抗は固定抵抗に踏み切れず、いまだ
VRをつけております。入力切替なんかに便利ですし。
向こうの部品はインチサイズですからね、たしかに厄介でしょうね。
VRも良品がなくなりつつあります。淋しいなあ。
東京光音もいいけれど、雰囲気が、ね・・・。
363 :
6V6好き:01/11/02 23:32
実際300円のコスモスやバイオレットと某社高級品(鏡面を扇動部が動く)を
比べても音の違いは判らなかった。まずいことに高級品の方が、最小音量でLRの
ギャングエラーがあって、いい思いをしなかったことがある。当たりが悪かったの
かもしれないが、それ以来入力Volにはあまりこだわっていない。Volを入れ
なければもっと音が良いと言われそうだが、実はそうではない。これは理論派と
実践派の違いだが、結論は出ないでしょう。
>.363 6V6好きさん
私も高信頼をうたう外国某社の2連で大きなギャングエラーを経験し、
困りました。こういうのはラインアンプの入口に入れるのは駄目ですね。
結局問題の入力前にフェーダーを入れて、左右のレベルを調整
していますが、余計な機器はなるべく入れたくないですね。
ただ、安価な製品と高価なもので、信頼性がどのくらいちがうか
は興味があります。簡単にガリオームが出るような製品は、やはり
避けたいです。
とにかく、良いバリオームに巡り会いたいものです。
私、Trなのでスレ違いなのだけど興味ある話題だったのでごめんなさい。
私は、実使用状態でアンプのゲイン余っているので,基盤のインプットに固定抵抗つないで,
入力インピーダンスを低容量シールドでボリュームにつないで音量調節しています。
固定抵抗を高めにすれば,ほとんどCDに負担かけないで,音質下げずに
音量調節できると思います。
メインの入力にはVRはなく固定(トランス)入力ですが、
いろいろと懲りて、HN型のアッテネーターを使っています。
VRだとアーレンと同じソリッド型でカーボンブラシのコスモスの
GF281型は良かったです。見つかれば使ってみる価値は
あると思います。
グレイヒルなどのスイッチと抵抗でATTを作ります、永久に使えるでしょう。
Aカーブ2連はありますか?
370 :
名無しさん@お腹いっぱい。:01/11/05 01:27
AC点火派様:ウエスチングハウス製2A3を探しているとありましたが、約25年
程前にサンセイエンタープライズで2ペアー購入し私が製作し、現在も友人宅で元気
で働いています、375に最高と言っておりますので手放す事は無いと思いますが。
371 :
AC点火派:01/11/05 08:21
いや、みなさんやってますね。
コスモスのGF281型ですね、7C5さんありがとうございます。型番を覚えて
おきます。こういう情報はホントにありがたいものです。
2A3の話は楽しいけれど、反面切ない部分もあります。
サンセイエンタープライズがあった時代に戻りたくなります。
まあ、しかたないですけれど。入手できるものでがんばるしかありませんね。
372 :
名無しさん@お腹いっぱい。:01/11/05 14:53
書くことなくなったな
373 :
名無しさん@お腹いっぱい。:01/11/06 08:41
.
374 :
名無しさん@お腹いっぱい。:01/11/06 09:36
がんばれAC点火と上杉師弟コンビ!
375 :
AC点火派:01/11/06 10:13
ご声援、ありがとう。
いま、手が離せないので、昼休みに予告編でも。
376 :
AC点火派:01/11/06 13:08
提言はなくとも、ここを見たいという方はおられるようですね。
小生とて自作管球アンプの1ファンであっても、あんまり他人さまに講釈するほどの
者ではありません。そこまで行けば製作記事のひとつくらい、書けましょう。
いわば同好会内での会話を楽しんでいただけです。
21世紀にもなっても、いまだ資源効率の悪い増幅器の製作にうつつを抜かす、でも
それだからこその「趣味」だと思います。
さて、レス372に書かれたとおり、そろそろ書くことがなくなってきました。
いやいや、その気はありますよ。
話題ならいくらでもあるんですよ。ただむやみにスレを増やすのも、どうかと思っていた
ので、遠慮していましたが。
是枝スレのままでよければ、まだまだ会話や意見をうかがいたい事は、たくさんあります。
いくつか例をあげますと、
1.音は決してプアじゃない、6BQ5の世界
2.送信管の魅力ってなんだろう?
3.6267,6AQ5など、ヨワイ球の正しい使い方
4.OPT付きのSEPPはどうですか?
5.今入手できる500V耐圧のケミコン、(入手不可能コレクション自慢)
6.テレビ水平管やレギュレーター管のアンプって
7.(5.に類似)最近見かけない球、トランス
8.WE300B再考、なぜこんなにはびこるか?
ざっと考えただけでも、これくらいすぐに出てきます。ただ小生の独演会ではないので、
常連さんの6V6好きさん、7C5さん、めーかさん、上杉さん、六億ワットさん、
佐久間さん、その他の常連さんが、参加してくれなければ、どうしようもないです。
皆さんや常連さんの書き込みをお待ちしております。
ですから話題は上記に限りません。
AC点火派さんや7C5さんがお書きになっておられないか10回は覗いてみた。
やっと書き込みがあって嬉しい。レギューレータ球のPPアンプはいつかしてみたいけど
標準構成にするかSEPPトランス付きにするか迷っています。ずっと昔に
武末さんが6336でトランス付きのをお書きになっていて全書にも収録されている。
ラックスにもたしかMQ-80と言うのがあったとおもう。大型レギューレータ
管は市場でも安いがヒータのプリヒートが問題だと思うしOPTも問題ですね。
6336あたりはまだ1万円しないのじゃないかな。是枝さんが相当以前に
6336のトランス付きを試作したと言う話をなにかに書いておられたとおもう。
その後どうなったのだろうか。確かに管球ハイパワー機を考えると6336などは
いいかもしれない。ひとつタンゴに陳情するか。
>>377
ごめんあれは単管OTLだった。年はとりたくない。
379 :
AC点火派:01/11/06 14:10
ちょっと待ってね、夕方にコメントします。
皆さん見てるんだねぇ。
仕事が・・・。
380 :
名無しさん@お腹いっぱい。:01/11/06 14:12
4.
OPT使うならSEPPは邪道でしょう。
電源を考えてもドライバを考えても得があるとは思えません。
5.
日ケミのRWE(550Vまで)は標準品です。
LXA(525Vまで)は受注品ですが、25個から受注してくれるという話しもあります。
381 :
AC点火派:01/11/06 15:01
めーかさんにそんなに期待されていたとは、知りませんでした。
がんばります。(w
OPT使うなら、SEPPは邪道ですか、うーん反論したいけど、それも
一理ありますね。ただ通常のpp動作の場合、どうしても同相成分がOPT
の理想動作を妨げることも無視できませんよね。
これまでも、定インダクタンス型のOPTへの期待をこめつつ、その問題
を考えてきたつもりでした。
SEPPはppではなく、シングル合成ですので、その制約から逃れる1手
段だと考えていた次第です。MJ11月号での柳沢さんの作例も、そんな
興味から読んでおりました。
しかし上下の不平衡の補正は、たしかに大変ですね。SEPPだとどうし
てもOTLにいきそうになりますが、OPTをインピーダンスマッチング
のみに使う手段も、あってよいはずです。
故山中敬三氏がいちばん長く愛用された自作機が、EL34のOPT付き
のアンプだと、どこかで拝見した記憶があります。
382 :
AC点火派:01/11/06 18:33
あれこれいってもSEPP構成は、ちとめんどくさいのは事実。かわいい6V6には
こんなことはしません。(やる方がいても反対しませんが)
仮にレギュレーター管でのSEPPを考えると、思いきりOPTの1次側Imp.を
下げねばなりません。氏家高明氏のラ技97年3,4月号の6C33C−B完全対称
ブリッジ型(SEPPの対称形)では、1次Imp.が300Ω!という120Wの
OPTを平田に特注しています。なにせ内部抵抗が80Ωの管ですから・・・。
いや、なにもSEPPにこだわらなくてもいいんです。電源は超難解ですし。(w
1つのアプローチとして、提案しただけですから。
省資源、効率を優先すると、これからはデジタルアンプに高感度SPの時代が来るん
でしょうか。なあに、真空管が発熱しようが、暖房の替わりにすればいいだけのこと。(w
無駄、非効率の美学、管球アンプは不滅であります。
ケミコンは日ケミががんばっているのですか、まずは安心。小生の愛用品はオーディオ
専科扱いのニチコンGOLDですね、今のトコ。6V6好きさんのいう、金色の呪文
がやかましいかもしれませんが。(w
383 :
名無しさん@お腹いっぱい。:01/11/06 20:07
昔のラ技が都内の墨田区の図書館にあるそうで知人がそこでしこたまコピー
してきたそうです。幾つか拝見した中にその山中敬三さんのアンプがありました。
配線は凄く綺麗で球は全てナショナルのメタルべースのものでした。
今日はたしか山中先生の御命日です。もう6年も経つのか。
れんずさん。よくごぞんじですね。セメント会社の仕事で山中さんは知っていました。
その頃はそんな偉い人とは、、と言うよりアンプ作りが上手な人とはしりませんでした。
仕事で交流があった時にもっとよく教えてもらえばよかったと思います。
386 :
AC点火派:01/11/07 08:21
ステサン時代の山中先生しか知らない方(小生も当初そうでした)は、有名な製作記事
ライターだということをご存知ないと思います。
氏は「配線マニア」を自称する方でした。383殿のコメントにあるように、本当に
キレイな配線をなさる方でした。
ちなみに斯界ではいちばん早く、Trにとびついた方でもありました。
モノラルLPくらいの時代までは、「自作」なんて珍しいものではなかったと各所で
聞きます。事始めをたどると、山水、春日無線などはじめは完成品とキットの比率も
そう変わらなかったとか。
伝聞の昔話でした、失礼。
スレ違いだが。
ステサン時代の山中敬三は、本当に成金趣味の選択で一貫していたな。
大差がなければ安いものを、というのが長岡氏の選択方針だったが(とはいっても
結局は高いものを使っていたが)、山中氏は、大差がなければ高いものを、という
方針で選んでたんじゃなかろうか。
388 :
名無しさん@お腹いっぱい。:01/11/07 12:50
>大差がなければ高いものを、という方針で選んでたんじゃなかろうか。
俺もその蛍光にあるな
>381
SEPPも含めてシングルアンプは出力の半分が同窓生分になるんじゃないですか。
普通のppは逆極性の巻線があるからたとえB級になっても同窓生分は打ち消されるはず。
OPTの一次二次間CはけっこうでかいですからHFは筒抜けでしょう。
シングル用トランスでHFにディップが出るのはそのせいです。
二次側にコモンモードチョーク入れるとディップは消えますからね。
ちょっと見ない間に随分進みましたね、佐久間と名乗りながら、古典回路から半導体的回路に移行して
10数年の私、しかしこの分野の記事(執筆者)は少ないですね・・、最近は保守的製作記事が多いとは思いませんか?
391 :
名無しさん@お腹いっぱい。:01/11/07 15:52
シングル用で高域が暴れるのは波形に含まれる同相成分のせいではないはず。大体
同相成分うんうんというのは平衡動作の時だけの話でシングルは関係ないと思うけど。
コモンモードチョークを入れるのはPPアンプのB供給ポイントでしょう。
同相成分とはグランドに対する対象物の平均電位のことです。
だから片側接地のものは変位の半分が同相成分になる。
393 :
AC点火派:01/11/07 18:17
391さん、正解です。
この話題は少し長くなるので、わかりやすくまとめて(本人はそのつもり)明日書いて
おきます。
同相成分=アンバランス電流のことか。
だったらアンバランス電流という通りの良い言葉を使って呉。
ppのトランスにもギャップは入れるべきだね。
アンバランス電流に菊だけでなく飽和もソフトになる。
コモンモードチョークってのは4本足なんだがB供給ポイントにつないだのは見たことない。
391さんはコモンモードチョークのことを例えばWE59などの初期WE
アンプに使われているセンターチョークと誤解されておられるのでしょう。
PPアンプの出力トランスに流れこむ音声帯域の不平衡電流を遮るためにWEではこの
目的にチョークを入れています。たしか136Aなどがそうです。
コモンモードチョークは380さんがおっしゃられているように4端子で
これを給電点に入れることはありません。目的が違いますから。ただしこれは
音声信号アンプに使われることはほとんどなく誤解されるのは無理もありません。
わたしも一瞬そう思いましたから。ただこれをOPTの2次側に入れたらどうなる
のでしょうか。確かに高周波レベルで効くパーツですがデップが消えるかやって
みたことないのでわかりません。380さん、雑誌等ではPP
回路での同相信号分とは不平衡電流と言う認識が普通です。変位の半分が同相信号
というときにはそのあたりを細かく説明してくださいね。またコモンモードチョークを
どう入れるか簡単にお話ください。皆さん知りたいと思いますから。
追加
変位の半分が同相信号、、という箇所を変位の半分が同相分、、、に修正
397 :
AC点火派:01/11/08 08:56
トランスの専門家タムラ殿が登場して、小生もなんだか自信がなくなってきました。(w
そうですね、同相成分=アンバラ電流とした方がよかったですね、すいません。
ppアンプの理論上は「(上下)対称に接続された1対の真空管のグリッドに、等振幅
逆位相の電圧が加えられ、中点タップ付きのOPTで出力が合成される。」というもの
でしょうか。ところが現実には、そこまで理想動作はしません。
しかし、位相反転の不平衡や出力管のペア性が不完全でも、同相成分=アンバラ分が
発生しますが、OPTの2次側には現れません。(リーケージは別でしょうが)
これはOPT内で「演算」をしていることになります。この動作はOPTにとって
のぞましいものではないはずです。避けるか抑制したいもの。
アンバラ分=同相成分の抑制には、同相帰還をかけることです。
@WE59のように両出力管のカソードをCで結合する。
AOPTを定インダクタンス型に設計する。
BセンターCHをOPT中点に挿入する。
これらは結局同相帰還という点では、同じことをしているように小生には思えます。
そしてこれらのどれもが、出力帯域を制限する手法なのです。
あの時代にすでにWEは、気づいていたんですね、おそろしや。
WE全盛時代にSEPPは発明されてませんが、もしあったらWEはどうしたの
でしょうね。これらの知見は、ラ技96年10月号から始まった石塚峻氏の「なにが
アンプの音を決めるのか」に多くを学びました。暴言多謝。
ところで、コモンモードチョークは小生もよく知りません。よろしければ教えて下さい。
かなりハイインダクタンスに設計されたものなんでしょうか。
オーディオ雑誌の常識を知らなかったのは申し訳ありませんでしたが
電気界では伊藤健一先生も岡村道夫先生も同相信号はたいてい392の意味で使われてます。
市販のコモンモードチョークはスイッチング電源用が主でオーディオ帯域で使えるようなものは
ありません。自作せねば。
使い方は上記先生方の著書を見て頂戴。
399 :
名無しさん@お腹いっぱい。:01/11/08 09:59
すごい
400 :
名無しさん@お腹いっぱい。:01/11/08 10:01
400番ゲット。
401 :
AC点火派:01/11/08 12:28
いや、なんだかもういけませんね。動作リロンは難しくて肩がこるだけですね。(w
自分でもこれくらいが限界かと・・・。メンドーだわ、やっぱり。(w
さて、肩のこらない話題にします。レス376でも、予告しました。
なんだか駄球の代表のように扱われることが多い6BQ5なんですが、決してそんな
ことはないと大きな声で言いたいものです。
入力感度が高いためにどんな使い方でも大抵いけますし、ロシア製を使うと相当安価
に組めるのは、大きな魅力です。(OPTはケチれませんが)
次は「私の好きな6BQ5アンプ」なんてどうでしょう。
MT管ゆえ、なかなか放熱に苦労しますが、皆さんどうしているんでしょうかね。
かの6R−A8よりはましですが。最近お姿を拝見しない6V6好きさんもQ5が
好きだとうかがいました。(お出ましになるやら)
是枝さんの作例、球王2号のQUAD型は魅力的でした。初段3極のアルテック型でも、
カソード結合型でも、ゲインを余さなければいけますしね。最近のラ技ではカソフォロ
でpp30Wを目指した記事もありましたね。ここを見てる皆さんの経験をぜひお伺い
したいです。お願いいたします。
>>397 AC点火派さん、しばらくです。
そもそもなぜプッシュプルが考案されたのか?確証はありませんが、
信号成分を電源系に漏らさないためと認識しています。だとすれば、
理想のプッシュプルにはどうしたら近づくか、当時の技術者が当時
費やせる部品を使い、できる限りのことを行ったのは当然かもしれ
ません。
ただし、当時の部品というのは現在とはニュアンスが異なりまして、
数ある中から球を選別したり、定インダクタンスのトランスを設計
したり、巨大な容量のコンデンサー(今となっては小さなもんですが)
を作ったりと、いわゆる回路や目的に合わせて物量を投じた節が見
られます。
これらは現在では終わった技術ですし、P-P間のアンバランスも差動増幅
などでクリアできることなのでもはや振り向く人もいませんが、私は
当時のWEの回路に、当時の技術者達が求めていた理想を垣間見るような
気がします。
403 :
名無しさん@お腹いっぱい。:01/11/08 12:52
>>402 >信号成分を電源系に漏らさないため
たぶん違うと思われ。(それは差動PP)
球を等価的にパラって、かつB級動作させることでパワーを倍以上にするためだと思われ。
で、中点給電するとOPTの直流磁化が防げるのでメジャーになったんだと思われ。
404 :
AC点火派:01/11/08 12:58
おっしゃるとおりです。(w
WEは今もってスゴイですよね、キチンと実験をやってたんですから。
当時の最先端技術なんですよね。何でノーベル賞が貰えなかったかと思う
くらいです。
6BQ5の良いところは第一に作りやすいところにあると思います。高利得管ですが
意外に発振等のトラブルはありません。6V6や6F6はなぜか発振しやすく
一度で出来た試しはありません。 AC点火派さんはV6、F6でトラぶったことはありませんか
406 :
AC点火派:01/11/08 18:31
動作リロンは難解ですが、六億ワットさんのせっかくのコメントにレスします。
たしかに音声信号を電源回路に還流させないことは、音質改善には効果がありますね。
OPT中点のチョーク挿入ばかりでなく、電源部からのチョーク省略は再考すべきだと
思うんです。内部抵抗の低い3極管の場合はとくにそうでしょう。
多極管でもカソードNFや、UL接続で内部抵抗を下げた場合には、同じ心配が必要
だと考えています。もちろん程度の問題ですが。
チョークってえらいなぁ。(w
407 :
AC点火派:01/11/08 18:50
5分ほどのすれ違いがあったようで。(w
V6での失敗は、もちろんありますよ。恥ずかしい限りなのですが、恥を
しのんでカミングアウトしましょう。
シロウト設計の浅はかさで、高域発振や高域の安定度ばかりに気をとられ、
低域発振した経験があります。いわゆるモーターボーディングというやつで
ボコボコボコッといっちゃいました。笑ってくださいまし。
それ以来電源部の時定数には、慎重になりました。
相互コンダクタンスは4000前後なので、それほど高いほうには入らない筈
なんですが、6V6GTは発振しやすい傾向があるかも、いやこの辺は
6V6好きさんにたずねた方が早いと思うんですが。
御降臨してくれないかな。(w
めーかさん、Q5は作りやすいですよね、これは利点です。
408 :
AC点火派:01/11/08 19:15
ここを読んでいる自作派の皆様に質問いたします。
使用して昇天した管球、寿命をまっとうした球たちはどうしていますか?
捨ててしまいますか?
小生は・・・捨てられずに困っています。別に球供養なんてしないけれど。
皆さんはどうしてます?
ある意味では貴重な、97年製ガス入りWE300Bも1本もってます。
つかまされた時は、叩き割ってやろうかと思いましたが、できずにおります。
(憶えとれよ!札幌のO阪屋!)うまい話には気をつけましょう。
わたしはWEの小型7ピンMT管はキーホルダーに加工しますが
>>402さん、
差動PPが現れるずっと以前に、電源に信号を漏らさないという理想の増幅
回路の概念がすでにあったからこそ、当時の技術者は
>>397で挙げられたよう
な手法を考案したのではないでしょうか。
B級PPは確かにパワーを稼げますが、グリッドに電力を注入する“ドライブ”
の概念がなければ実現しません。また電流の変動も大きいので電源のレギュレー
ションを上げる必要もありますし、シングル動作同様、電源の影響が出ます。
最も、電力効率の良さやハイパワーのニーズのために、この方式が花開き、
B級用の球(整流管も含む)や部品が沢山開発されたことは、申すまでもあり
ません。
蛇足ですが、昨今ではライターすらも終段管の前の球を区別なくドライバ
ーと呼んでいますが、これが全ての誤解の元だと思います。電圧増幅だけの
スイングと、ドライブは区別すべきでしょう。
411 :
AC点火派:01/11/09 08:30
めーかさん、キーホルダーって、それいいですね。
あの大きさならいけるかも。
六億ワットさん、難しい話をご存知ですね。(モトは小生が悪いんだけど)
B級ppですか、いまはスインギングCHなんて入手できませんし、その辺の話は
小生遠慮します。ドライバーかエキサイターか、そんな話もありましたね。
ところで差動ppの話をしてますが、差動構成というか管球でいうとカソード結合、
リークムラードの場合、独特の音質の個性があると思うのですが、どう思いますか。
どなたかかもおっしゃっておられたが差動回路の場合は微視的に見て
信号の同時性に欠けるような気がする。むろんそんなことはないと言う
方も多々おられることも承知しているが。マランツの音の好き嫌いは
そこに帰結するような気がする。小生はマランツの作られたような音
は好きではない。AC点火派さんの仰る意味はなんとなくわかる。
氏家さんも是枝さんも差動構成いってみればリークムラードは決して
なさろうとはしないところが面白い。小生もムラード構成の音は自然
の風合いに欠けるように聞こえる。マランツを始めとした大方の差動
構成位相反転回路のアンプの音はいってみれば豪華すぎる。失礼な言
い方をお許し願えれば初心者好みかも知れない。真のハイファイは
QUAD回路に尽きると考えますが。
念願の札幌旅行に行ってまいりました。毛がにとタラバガニをたらふく食った。
大満足。もちろん札幌ラーメンも。夜中の1時でも行列に並ばなけば食えない程の
盛況ぶり。平日だというのに。札幌も不夜城だ。気温は6℃さすがに寒かった。
札幌時計台は周りにビルが建ち込み風情が台無しだった。場所移転で仕方ないが。
少し足を延ばして小樽見物もした。築港された港でクルーザーも多い。裕次郎
ゆかりの地ならでは。ヴェネツェア関係の装飾品やガラス製品等見る物があった。
小樽は人口11万程の小さな町だが完全に観光地化している。
6V6もトライアンプから取り外したようなプアなトランスでは上手く行かない
ことが多い。パッパッパッパと言う断続的なノイズやキュ〜ンと言う発振など。
球もトランスも小型なので、勢いシャーシーも最小に切り詰める。これが災いの元と
なっている。飛びつきや上手くNFが掛からない。トランスから初段へのNF配線を
ピンセットでずらすと発振の音が変わったり治まったりする。ろくなトランスじゃ
ない故の一苦労だ。5Kの正弦波もまともに通らないトランスなら仕方がない。
前述のトライアッドもその程度と考えて間違いない。CRで高域を下げて、NFが
安定に掛かるように荒治療となる。CRトラップを反転段〜パワー段に入れるか、
トランスに入れるかはカット&トライ。CRの定数然り。良いトランス使えば何も
苦労がないが、ちんけなトランスの音も捨てがたい物があるんだよ(W
確かに6V6や6F6はある種の不安定さを持っていると
思う。RCAが作ったビーム管は肩をきつくしすぎて
キンクがあり、飛びつき発振を起こし易い。6L6や1619は特に
その傾向が強い。6F6は、スクリーン電圧を
プレート電圧以上に上げるとダイナトロン発振を
起こすことがある。サプレッサーの利きが悪いだけではなく
クリティカルディスタンスよりプレートとスクリーンの間隔が
近すぎて、負性特性を持つことがあるためでは。それに比べ、
EL84/6BQ5は、電子幾何学が応用され、また必要以上に
肩特性を欲張っていない。特性的には、ヨーロッパでは
設計が手馴れた5極管でも、かなり旧いEL11等の
延長線上にあり、EL33(GT)、EL41(リムロック)
等の過程を通り、オーディオ用として、
洗練された球になっていると思う。低圧大電流方でないところが
また良いと思う。
415 :
名無しさん@お腹いっぱい。:01/11/09 23:45
7C5さん
負性特性とははどんなことなのですか。よくわからないのでおしえてください
普通の4極管のプレート特性曲線の折れ曲がった部分のように
電圧を下ると電流が増加してしまう状態です。
ここに入ると発振してしまいます。
417 :
名無しさん@お腹いっぱい。:01/11/10 10:13
なるほどわかりました
418 :
名無しさん@お腹いっぱい。:01/11/10 14:00
6V6好き さん
今日、朝の番組『旅サラダ』で札幌・小樽やっていました。
タイムリー過ぎですがまさかTV局関係者では?ディレクターとか。
ああ、蟹食いてェ〜
419 :
キャッチマン:01/11/11 03:43
421 :
AC点火派:01/11/11 11:47
めーかさん、レスありがとうございます。差動構成の不自然さを「豪華すぎる」と表現
されるあたりはさすがですね。小生も違和感は感じていたのですが、なるほどと思うと
同時にマランツの音味を思い出しました。
まあ好みは人それぞれなんですが、PK分割にするもよし、古典的なオートバランス
だってお茶漬けのよさがあると考える次第です。
ただQUAD型は何か他の構成にはない、何かを持ってますね。
うまくいえなくてもどかしいですが、欲張らないというか、もの欲しそうなところが
ないというか、ある意味リークムラードの対極にあるような気がします。
422 :
AC点火派:01/11/11 12:14
6V6好きさんの、ちんけなトランスの音も捨てがたいものがあるんだよ
という意見に、両手を上げて賛成します。(w
ここを見ている皆さんに聞いてみたいのが、アナタの装置(自作でも市販品でも)
で1日中自然体で音が聞いていられますか、ということです。
レンジを欲張った音や、妙に緊張感を強いる音というのは、たしかにあって、
それが好きだというのなら意見はできませんが、やさしい音やチャーミング
な音を求める方向があっても又いいわけです。
真空管の音がソフトだなんて、そんな誤解を招く発言はいたしません。
が、昔のトランスからでてくる音は、いま出来のOPTからは出てこないん
ですよ。たんに帯域だけではないような気もしますし、なんなのでしょうね。(w
7C5さんはいつもながら、説得力のある解説で恐れ入る次第です。
ニーポイントというか、動作カーブのキンクの話はあらためて、納得いたし
ました。あのカチッと決まったニーポイントのカーブは、うまくpp動作が
出来た時のみ、生きてくる資質(個性?)ですものね。
7C5さんには今度時間をとって、インゼル効果の解説と、高パービアンス
管に対する意見をうかがいたいです。
皆さん詳しい方がおいでのようなので相談させて下さい。
6GW8を持っているので今度アンプを組もうと思っています。
この球って皆さんの評価はどんなでしょう。
製作記のURLをご存じでしたら紹介していただけませんでしょうか?
424 :
AC点火派:01/11/11 13:06
製作記のURLは知らないけど、どういうプランなのでしょう?
シングル構成なのか、ppにするのか、6GW8は何本お持ちなんでしょうか。
出力用の5極部にハイμの3極部が付いた、複合のMT9Pですよね。
規格表の動作例では、sA級でPo=4.2W,ppのAB1級動作で、Po=13.5Wに
なってますね。OPTの損失を見込んでも、9〜10Wのppアンプがつくれ
るのではないでしょうか。これじゃ無責任かな。(w
6BM8の動作例を参考に、モデファィして組むのが良策のように思い
ますが、大きな違いはというと・・・
すいません、もう少し詳しく見てみますわ。
AC点火派先生、肩がこるなどとおっしゃらず異教徒とももう少し遊んでください。
せっかくタムラ様もご登場なされたことですし。
まずは岡村廸夫先生の「解析ノイズ・メカニズム」−CQ出版−が絶版でなければ
図1.11、図3.20などご覧頂きたく存じます。
シングルアンプの出力トランス一次巻線のB点はAC的に接地、P点は出力そのものですから
一次巻線のグランドに対する平均電位は出力の半分となります。
OPTの一次二次巻線間Cは概ね1nFといったところでしょうか。
これは約8kΩ@20kHzですから一次負荷抵抗に比べて無視できる値ではありません。
一次巻線の平均電位がこのCを通って二次巻線に伝わります。これが各巻線の
インダクタンスとで共振しながら出力に現れるわけです。
そこで二次巻線をコモンモードチョーク(ロスも必要)経由で接地すると、この共振を
ダンプできるんじゃないでしょうかという筋書きです。
以上は私見ですので、シングルトランスで高域が暴れるホントの正解も教えていただければ
光栄です。
426 :
AC点火派:01/11/11 13:25
はて、難解な話ですね。
もう全面的にタムラ殿にお任せしたいですね。(w
平均電位というその方向からの解釈があったわけですか、小生の不勉強
ぶりがばれますね。(w
しかし2次巻き線の接地法で、しかもL分を追加して共振のダンプが可能
なんでしょうか。ppでのB点へのCH挿入は、たしかに高域に対する同相
=アンバラ分への帰還なんですけどね。
シングルアンプでの高域の振舞いは、誰か説明してくれないでしょうか。(w
文字情報でベクトルを伝えるのは、小生にはムリです。すいません。
>>424 はい、新品の6GW8を6本。NATIONALとありますがオランダ製のようです。
アウトプットトランスはヤフオクで購入したXE60-8が2個あります。
手持ち材料はそれだけで他は新規調達予定です。
プッシュプルでモノラル構成の小型アンプにできないかと考えています。
XE60-8はちょっと贅沢な気もしますがわざわざこれを売却して格下のトランスにするのもどうかと思っています。
428 :
6V6好き:01/11/11 16:13
>427氏
自分ならその組み合わせでは組まない。トランスが泣くとは言わないが、やはりKT66
あたりを持ってこないとタンゴに申し訳がない(W) ヒエラルキーの違いと言う言葉は
使いたくないが、バランス的にも大きさがいまいちだし、複合管でモノアンプの必然性は
無い気がする。ここはグッとこらえてトランスは取って置くのはどうか。売るのは勿体ない
から、もう少し小型を入手して試作して見て上手くいったら換装(再製作)でいいのでは。
6GW8の性能を出し切ることは、球の見かけ以上に難しいと思う。6BM8の発展系
と考えられるけど結構違う面が多い。シールドなんかは完璧なんだが、詰め込み過ぎた
感じもするな。MT管に12AX7(半分)と6V6以上の5極部でHi-Gm(高感度)
だからね。アウトプットも8〜10Kになる(5Kでも2次側でやっつければOKだが)。
PPならバランス型でカソードNFを掛けるのが良いかな。NFの安定化の為にはCR
を上下に跨がせた方が良い。場所は5極部の入力部で良いと思うが。
この手の複合管はまず消耗が早いと考えておいた方が良い。6BM8のPPも素直な音で
なかなか良いが、すぐにゲッターが変色して見かけが悪くなるし暴走し易い。あの高温
では仕方ないが。おそらく6GW8も同様だろう。B電圧を低くして13Wから10Wに
落とせば多少良いだろうが、それなら6GW8を使う意味がない。6V6と12AT7で
事足りるし長期安定性はずっと上になる。
面白いのはシングルかもしれない。片Ch1本のミニアンプでは面白くないので初段に
12AX7を1本足してバス、トレブルのトーンコントロールを入れる。もちろんセレク
ターも。ついでに6267でクォード型のイコライザーも付ければ完璧だが、初心者でも
がんばれ(全5球)。長い夜に小〜中音量で楽しむには最高のプリメインが出来る。
スピーカーの相性はシングルコーンが良いかな。4W出るから別にこだわらないが。
せっかくの出鼻をくじいて申し訳無い。良いトランス持ってるので僻みが出た(W
429 :
管球入門 :01/11/11 17:31
6V6好きさん、ありがとうございます。
そうですよね。アンバランスですよね。
自分の場合最初に6GW8を入手しそれから黒川氏と那須氏の製作記事を見てカソードNFについて知りました。
そしてカソードNFなら専用巻き線のあるこれ!ということで高額なトランスを買ってしまった訳です。
そんな訳なのでなんんとかXE60-8を使いたいのですが確かに不釣り合いでもったいないような気もします。
複合管は消耗が早いとのことですが長生きできる動作点をもう少し具体的にお教え願えませんか?
なにしろ黒川氏と那須氏の製作記事しかない駆け出しなもので。
430 :
6V6好き:01/11/11 19:41
追補
カソードNFは何も専用巻き線が無くても構わない。2次端子から掛ければ良い。
あれば越したことは無いが。サンスイのSW型もUL巻き線ではなくカソード巻き
線を用意していた。'70年以降はその方が喜ばれることも多くなったと言うことか。
カソードNFを使用すると言うことは、高性能を狙う製作となる。歪率や周波数特性
および高出力等。そうなれば当然固定バイアスで−電源も必要となる。
ラボ的な仕様を6GW8に求めるのはどうかとも思う。安心して毎日使うとなれば、
違った構成が良いかもしれない。前提は安全で長生きで無調整で音もよく色々弄れる
アンプはどうか。これこそ欲張りすぎだが(W
基本回路はアルテック型に近い物。ただし初段と反転段は直結ではなくてCR結合。
低域時定数が1段ふえるが、調整不用で球交換のトラブルも無くなる。よくコンデン
サーが信号経路に入るのを嫌う人がいるが、自分としては殆ど気にしない。そんな
ことを言ったら電源にもオイルコンなんて突っ込まれない。B電圧は250V程度に
抑える。当然自己バイアスとするが、カソードのCRは上下で独立させた方が安心だ。
NFはトランス2次から初段にオーバーオール1発で良い。結構掛けても利得は十分
な筈。小型のトランスなら念押しでチタコンをパラるか前述のCR積分回路を入れる。
6GW8は新しい球なのでDi整流でOK。その方がかさ張らない。これでも10W
は期待できると思う。
色々弄れるとはどう言うことか。初段〜反転段と反転段〜出力段にカップリングコン
デンサーが2段に入る。最初をビタQかWestCapのオイルペーパーで後をASCで決め
ると言うのも面白い。色々試行出来る。カソードのCRは3箇所ぶら下がるから、同様
に遊べる。こういうアンプがあればコンデンサーの実験用としても重宝する。ただし
シャーシー内は込み入るから部品配置はよく考えなければならない。
380さんじゃないけど、岡村先生や伊藤先生の本はほんと、面白い!
技術論だいっ嫌いという人には勧めないけど、文章も味があって
人柄がうかがえる。解析ノイズメカニズムは絶版じゃないと思います。
あれも名著だ。よくトイレのなかでウンコしながら読むことしばしば。
関係ないのでsage
432 :
AC点火派:01/11/12 08:35
管球入門殿、さすがに6V6好き殿のアドバイスは当を得ていますね。
小生にとってもずいぶん勉強になります。黒川さんの本を読むと、6GW8は6BM8
の強化版で、最初からオーディオ用途に開発されたもののようです。
しかし所詮はMT9Pサイズですので、放熱はムリを承知の世界のようで、6V6好き
さんのコメントどおり、出力を欲張った動作では短命に終わりそうです。
このクラスだと小生は自己バイアス動作が好みですが、本当にXE60-8をつかわれる
予定なら、固定バイアスも面白いかもしれません。
でもやっぱり大きすぎかな、XE60。いいOPTなんですよ。
6GW8だと、20WクラスのOPTがお似合いなんだけど。
6V6好きさんのいう、シングルプランも捨てがたい。3極管のシングルは世間に
あふれている状態なので、5極管で挑戦なさるのも○でしょう。
PPの場合のOPTはサンスイのSW-15-8が良いが探せるかな。
背の高さがMT管より5mm高くひっくり返した時に球の保護になる。
アンバランスに強く、NF前提のトランスだから補正も不要と思う。
色をシルバーグレー系かモスグリーン系に塗ると格調が上がる。
シングルの場合に書き忘れたがCR型のトーンを入れる場合は、初段
12AX7のプレート(出力部)〜グリッド間にNFを掛けてインピー
ダンスを下げた方が良いかな。特性補償の為。2MΩ位の高抵抗で良い
と思うが。
434 :
AC点火派:01/11/12 10:40
こうして考えてみると6GW8のppは結構難しいですね。
出力を欲張ると短命になり、帯域を確保しようとすると補正は必至ですから。
元来がコンパクトさがウリの複合管、どこかにムリはきます。でもせっかくだから
コンパクトにまとめたいもの。しかしGmは10000ありますし、シャーシがあまり
小さいと飛び付きを起こすかも。
アルテック型にすれば、4球でステレオ構成が出来ますね。カッコイイと思いますよ。
ところで電圧は250Vに抑えても、MT管だけに結構発熱すると思いますが、6V6
好きさんや7C5さんやめーかさんは、MT出力管の積極的な放熱を検討されてますか。
例えば落とし込みとか。
レス、スレ違っちゃたね。
>アルテック型にすれば、4球でステレオ構成が出来ますね。カッコイイと思いますよ。
良いねえ。放熱はやはり落とし込みが一番と思う。30mmの穴を開けて。ソケット
周りにスペースが出来れば良いので沈めなくても良い。あと、互いの輻射熱でも参るから
球径の2倍位は離してソケット穴は開けた方が賢明。見た目もバランスが良いと思う。
436 :
AC点火派:01/11/12 12:34
やっぱり落とし込みですか、でも仕方ないですよね、熱でゲッターがメノウのように
なったり、透明になったりするのをみてるのは切ないですから。
大穴ソケットで冷却・放熱の問題がすべて解決するわけではないですが、出来る限りの
ことはしてあげるのが人情というもの。
黒川先生の6BM8ppの作例では、4球でステレオ構成ですが、初段部はカソード
結合で位相反転もここで済ませてますね、共通K抵抗は定電流ダイオードだし、出力段も
スクリーンをツェナーDでロックした固定バイアスです。いや凝ってますわ。
B電源はCHインプットだし、マイナス電源は小型の別トランスですね。
プレートに240Vかけて、最大12W
M8でここまでやれば、なんと言うか実にアッパレですが、初心者を自称する方には
どうでしょうか。やって出来なくはないですが。
興味のある方は、「デジタル時代の真空管アンプ」をご覧下さい。
6V6好きさんがレス430でいわれたいじれる部分、これはNFBループも含めて
音質調整に大事な部分で、かの伊藤喜多男御大はこれを「いじり代」と称してました。
いわば泥沼への入口のようなものです。楽しいですよ。(w
437 :
AC点火派:01/11/12 16:29
6V6好きさんのレス430は示唆に富んでおります、熟読してください。
カソードNFはたしかに専用巻き線がなくてもかけられますが、ちょいとワケ知りじゃ
ないと難しいかもしれません。OPTの位相ということも考えなければ、正帰還になり、
大事件です。またその2次のどこかをアースに落とさねばなりませんし、これを忘れると
悲惨です。そのOPTの2次に4,8,16Ωがあればラッキーで、4Ωがセンターで
これを接地、0と16Ωの両側からKに帰還を戻すわけです。(こんなわけでタップ間
の抵抗値を計ったりするわけです。)
ちょいと複雑ですが、ゆっくり考えれば誰でも出来ると思います。
このカソードNFはULより厄介ですが、うまくいったときの満足感はなかなかの
もので、ついつい誰かに吹聴したくなるくらいです。
恩恵はDFという形で得られますしね。多極間のアンプっていいですよ。
438 :
AC点火派:01/11/12 20:28
あげるついでと言っちゃなんですけど、常連組の上杉さんは元気なんでしょか?
近況というか部品集めは順調でしょうか。
シャーシ待ちでは動けないでしょうけど。
ECL86/6GW8は、ECC808(ECC83/12AX7の交流点火可能な低雑音管)の半分と
EL41(リムロック、EL84の先祖)で構成されたオーディオ専用管で、
ヨーロッパでは、ステレオ用として多用されたが、日本では、
松下が最初に作り、後に東芝、日立も作っているが、
価格が高く、メーカー採用が少なく、あまり使われなかった。
かの五味先生が一時期愛用されたテレフンケンの一体型ステレオにも
相棒のECC808と使われていたので有名。
ECL82/6BM8に比べると内部抵抗が高くまたヒーターが省電力型であるため
低音の伸びが悪くなりやすいので音をまとめるのが難しい球でもある。
また、この球は出力管のカソードNFには向かない、というより不安定を
招き易い。その理由は、ピン接続を見ると分かると思うが、
特徴である大きな内部シールドが5極管部のカソードに接続されている
ことで、他の電極と容量結合があり、飛びつきや不安定な帰還を起こす
原因となる。シールドが5極管部のカソードに接続されているのは、
ヨーロッパでは半固定バイアスや、直流点火のヒーター電源を使う
固定バイアスが常道として使用されていたため、カソードアースの
回路が一般的であったためと思われる。
440 :
6V6好き:01/11/13 00:46
7C5氏。なるほど。
カソードNFは向かないか。見るからに危なっかしい球だ。やはり詰め込み過ぎの
新種真空管で腫れ物にさわるような風情があるね。簡単に済ますにはアルテック系
の方がいいね。腕があればヨーロッパタイプやAC点火派氏の言う定電流ロックも
良いが、一般に言われる「良い電源トランスと良い出力トランスがあれば・・・」
だけでは済まなそうだ。アメリカの自己バイアス・共通カソード抵抗1本の簡略に
対して、ドイツ等のアンプは各所にこれでもかと言うくらいに暴走止めや保護回路を
入れていると聞いたことがある。まあ気質といえばそれまでだが、ヨーロッパの方が
球も回路も進んでいたし、購入者もある程度の心構えがあったのかもしれないな。
どうもご無沙汰してます。
部品集めも残すところ、足と電源コード、ねじ類それと
肝心の300B位です。
AC点火派さんが言うように、シャーシ待ち状態であまりやることがないので、
300Bに合うスピーカーをあれこれ模索してます。
タンノイのスターリングにしようか、ターンベリーのほうが良いのか、
はたまたアルテックのA5なんかどうだろう家に入るか解らないけど。
そんなこと考えながらMJ見てたらAOUND ATICSが家の近所に在るのが分かり、
日曜日に自転車で行ってきました。
木造モルタル作りの普通の民家って感じで、よく見なけりゃ分からない店です。
ちょっとびっくりしたのが、S/A LABってここで作ってたんですね、AOUND ATICSだから
S/A LABだったんだ、知らなかった。
この店大手メーカーの下請けでいろんなスピーカー作ってます。通販生活のスピーカーとか
どこだか知らないけど、一番大きなレコーディングスタジオのモニタースピーカーも制作中
で、決まれば他のレコーディングスタジオもそれになるらしいです。
アンプも作ってて、タムラの300Bもここで設計したらしいです、もっとトランスの音出すよう
にって何度も直させられたみたいです。
ここでスピーカー作るのも、良いかも。
みなさんスピーカーは何を使ってます?
電源ケーブルはどうでしょう?
誤:AOUND ATICS
正:SOUND ATICS
間違えました。
443 :
AC点火派:01/11/13 08:36
7C5さん、ピン接続くらい確認して回答すべきでしたね、反省します。
シールドとカソードがつながっているとは、未確認でした。
アルテック型といっても、固定バイアス構成では初心者向きではないかも
しれませんね。半固定バイアスとは、カソードにある程度R分を挿入した
上で、C電源でバイアスを与える構成のことでしょうか。
氏家さんの作例でよく見かけましたが、違ってたらすいません。
上杉殿、スピーカー選びとはまたゴージャスな。(w
かわりたい、正直うらやましい。でも正解です。
ターンベリーはいいですね。小生も現有のタテマツ箱を追い出して、
マジメに導入しようと画策していたりして。
しかし、クルマのローンがまだ来年1年あって・・・ダメだ!
といった次第です。
高感度スピーカーはいいですね。300Bの美点を引き出すにはいい
選択でしょう。
くだんの是枝構成300Bシングルは、作例そのままだと入力0.3V
でピーク8Wに達します。大きな部屋がいいでしょうね、きっと。
スピーカー物色中と言っても、実際には来年の3月以降の
長期スパンで考えてます。
約18畳のリビングルームに置く予定ですが、
プリ又はアッテネータで大丈夫ですか。
このへんがよう分からないです。
433補足
SW-15はNF巻き線は無いから注意。SW-30-8K、SW-50-5KはOK。
SW-15の4.5Kは6BM8,6R-A8pp。8Kは6BQ5ppにぴったりだ。
SW-50-5Kがあればカソード巻き線を使って6CA7ppか7591ppも良い。
このサンスイのSW型は聴いてみると、タンゴの抜けの良さに対して線は細いがワイド
レンジ感があって都会的な音がする。もっとも組み合わせる球がMT,GT管の近代球
でNF使用だからだが。トランスの背が低いからST管は合わないし、トランスの仕様・
性格から考えてもフィットしない。(2A3ppには球を落とし込んで使ったが)
前型のW型はデザインが良かったのだが仕方がない。SW型はOY型のような多層巻き
と思われるから内部形状(コア・巻き方)も一新された筈だ。設計チームが違うという
話を聞いた。AC氏がサンスイトランス復刻を教えてくれたが市場に出てるのかな。
446 :
AC点火派:01/11/13 19:56
18畳のリビングルームときましたか。充分じゃないですか。そりゃまるでお屋敷
だな、いや失礼、うらやましい。ターンベリーなんてたかだか25cm、もっと大きいので
いけますわ。どんな人なんだろ上杉さんて、どうもひがみっぽくなんていけないな。
プリつないでもいけそうですね。
小生は6畳間にターンベリーを押し込もうと・・・いやいやこれはもういい。(w
山水トランスはハシモトというブランドで出ています。
MJの広告に代理店経由で出てましたが、まだごらんになってないですか。
11月号なんですが、もう12が出ますね。
全てケース入りの美品?です。6V6好きどのはバンド型が好みでしょうか。
ちょっと明日までに調べて見ましょう。
太い巻き線のタンゴに比べ、ハシモト(山水)の巻線は細そうですね。
ヌケのよさならタンゴでしょうが、繊細さなら山水かラックスということになりますか。
SW−15もいいですが、復活タンゴがCRDを更新したFE-25-8kとか5k
なんてのもお薦めします。許容アンバラ分がそれぞれ7mA,9mAと小生好みの
定インダクタンス型です。重量も1.6kgとコンパクト。
別にタンゴのコマーシャルではないですが。(w
>もう12が出ますね。
まだ買っていないんですか。
今月は,3ヶ月に1度活動する信者さん達の活動期なので,お早めに。
今月号は特に注意しないと売り切れます。
448 :
6V6好き:01/11/14 00:45
AC点火派さん
タンゴのトランスは大好きです。H-5Sは6BQ5sで数台作ってあげました。
いまだに皆さん使ってくれている。もっと良い物をやっても不動の地位にある(W
ppではLUXのMQ60のOYの換わりにFX使って、このアンプがこんなに
良いアンプだったと再発見したことがあった。XEを使ってみたいね。リキ込めて。
小型CRDはかなり使えそうだ。最近またMT球やL6,F6,V6を造ってみたく
なった。
>447
最近のラ技やMJは良いですか。ここ10年全く購入していない。だから新技術も
最近の球の動向も無知で、時代に取り残されている。いろいろ教えて下さい。
自分の書き方見るとちょっと金あるぞみたいな、嫌みぽいですね。
スマソ
実は不景気で借金だらけ、おまけにマンションまでローンで買っちゃて、さらに
家財道具家電一式、おまけに結婚式も控えてる。
結構大変なんだけど、このどさくさまぎれにスピーカーも買っちゃえと。
来年の3月まで夫婦で実家の6畳間を間借り、ターンテーブルがじゃまです。
4月にはマンションに入れるんで、このチャンスをのがすと、なんやかんやで
買えなくなる恐れがあるので、今のうちに目星付けとこうかなーと。
300Bのアンプ作るのに、肝心要の300Bが未だ買えない。これが現実です。
景気良くならないかなー。
450 :
AC点火派:01/11/14 08:26
そりゃ失礼しました。許して下さい。(w
山水の復刻トランスの代理店のひとつ、世田谷のKEN AUDIO の広告が出て
います。山水からハシモトになったので、型番はSWからHWになりました。
ありゃ、pp用でみる限りは、15W級のコアはないですね。
pp用のシリーズを列記しますと
HW-100-5、HW-60-5、HW-40-10、HW40-8、HW-40-5、HW-25-8、HW-25-5
といったところ、価格は19,500〜40,000円ですね。。
他にもシングル用OPT6種、インプットT、CH、PTなどいっきにはじめた
模様です。
まあ、HW-25-8だと6V6、Q5、M8はいけると思います。
447殿、地方はMJもラ技も発売が遅い。ちなみに13日には書店数件
をみたがなかった。北海道しかも札幌でなく恵庭なんていうローカルでは
あたりまえのこと。
6V6殿、最近MJはムリして買うほどの本ではなくなりました。
淋しいものです。かつての熱気はないです。
451 :
AC点火派:01/11/14 10:05
H−5Sで6BQ5シングルとは、かわいいでしょうね。いいなあ。
邪魔にならないアンプは長生きします。(w
かわいくて捨てられるワケがないもの。もしやして全段にハイμの双3極管
を左右にわけてつかって、3球だけのステレオシングルなんてやってたら、
もうすごくかわいい! ゴミになるわけがないわ。特性なんてどうでも
いいな。それ、どんな構成なんですか?
ところで6V6殿、EL34のシングル構成はやった経験がありますか?
イタリアのユニゾンリサーチが瀟洒なステレオアンプを出してますが。
やっぱり自分で作りたいですね。
もちろん3球です。デザイン上も造りやすい。ここに6CA4なんかで整流すると
デザインが決まらなかった。MT整流管はへたり易いし。
小型シングルの場合は前段は殆ど12AT7か6AQ8。増幅率が違うので比べ
られないが好みはX7,U7よりもT7。6201やZ7などで差し替えて遊べる。
6AQ8はシールド付きだから左右に振っても安心。このくらいのアンプでクロス
トーク論じてもしょうがないけどね。ピン配置が違うからこれは差し替え不可だ。
6CA7はpp(3結含)しかやった事がない。言い訳すれば7〜8W程度のアンプ
に、この球の大きさに見合ったトランスを用意するのは気が進まないから。自分の
6CA7に対するイメージは近代球なので、背の高いケース入りトランスが欲しい。
出来れば電源トランスも。合わせカバーは嫌なんだな。そうなるとトランスの値が
張る。高価で良いトランスを用意出来たら、逆に6CA7でやる必要がなくなる(W
300BでもKT88でも良いわけだ。6CA7でシングル造ると6V6のppより
金が掛かるけれどパワーじゃ負けるからね。やはりこの球はハイパワーが似合うと
思う。ULでも50Wでるからね。20年近く前にタムラのF684でのppで、
小さなビクターのSX-3で地響きたてて悦に浸っていたことがある(爆W
453 :
AC点火派:01/11/14 17:02
うーん、ごもっともですね。昔から出力が欲しい時に汎用されてるのが6CA7pp
ですからね。シングルでは、たしかに6V6ppに負けてますからね。
固定バイアスだと、ULでも50Wでますからね。ハイパワーが似合いますわ、納得。
ミニサイズの3球シングルステレオアンプ、いい感じですね。
趣味がいいや、変に欲張りなところがないし、大賛成ですね。いわれるとおりで6AQ8
か12AT7が似合いそうです。
かわいくてじゃまにならず、お灯明がともって、おまけにイヤミのない音まで出る。
出力の大小なんて関係ないですね。(w
454 :
名無しさん@お腹いっぱい。:01/11/14 18:13
そういえば上杉殿、是枝300BシングルのACコードはどうします。
やはりメタコンつかって、脱着できるようにしますか?
そうすればたしかにスマートですね。設計者の是枝さんは尻尾のついたアンプは、デザ
イン的に許せないんだそうで。たしか裏ブタも横から見えないように、板厚分だけ
落とし込みにしてましたね。ここらは好き好きなんですが。
小生の場合、かの森川忠勇先生のアドバイスでメタルコネクター使用は止めました。
いわく「音が甘くなる」のだそうです。以来、電源コードははんだで直付け、ただし
電源SWはつかってます。ヒューズももちろん省略しません。
電源コードのブランドはもっぱらベルデンです。
太いのつけますか。(w
455 :
AC点火派:01/11/14 18:22
454に名前書き忘れました。失礼
>そういえば上杉殿、是枝300BシングルのACコードはどうします。
メタコンじゃないですが、脱着できるようにします。
秋葉のラジオセンターの平方電気で「自作するんならこれがいいよこれ」と中村社長に
勧められた1っ個1,000円のソケットを使おうかなと。どこの商品か忘れましたが。
電源コード思案中です、ベルデンにしようか、S/A LABかオヤイデあたりにしようかなー。
迷いますね。いずれにしてもバカ高いのは付けません、木村無線の人が「金額がはるのは
個性が強いから、気に入れば良いけど」と言ってたので、後でカンタンに交換できるように
しておきます。
話変わりますが、ヒノでアキシオム-80聴きました、惚れました。
なんですかこのスピーカー、50年前品物なのに。是枝さんが何年も使ってた理由が
分かるような気がします、アンプ変えると極端に音が変わる。
買おうかな〜、でも56万円なやむよな〜。
このアキシオム-80をSITアンプで聴きました、RCA50よりもEL34よりも
良く鳴ってました、石のアンプなのに聴いてた人皆さん球だと思ってた。
なかなかスゴイですよSIT 。
457 :
名無しさん@お腹いっぱい。:01/11/14 22:20
>ヒノでアキシオム-80聴きました>50年前品物なのに
ちゃうちゃう あれは再設計の再発売品だと
オリジナルとは各部が違うそうだ 俺は知らないけど
458 :
名無しさん@お腹いっぱい。:01/11/14 22:41
真空管アンプ初心者です。これから最初の一台を作ろうと思ってます。
お聞きしたいのですが、タムラのOPTっていろいろ製作記事を見ても
佐久間アンプ以外あまり使われてませんが、何か理由があるのですかね。
使いにくいとか音が悪いとか。
ご存知の方いらっしゃいますか。10kのOPT(F486)があるという貴重な存在
なので、気になるんです。
459 :
6V6好き:01/11/14 23:25
タムラのトランスは世界でもトップだと思うが。一介の球用トランスメーカー
じゃなくて、工業用大型トランス(NTTや病院も)やNHKをはじめとする
放送産業の機材(スタジオ卓まで含む)の大手企業。球用まで未だに作って
くれているのはタムラの良心でしょう。損得抜きだ。売れたって高が知れてる。
製作記事に上がらないとすれば、代理店が少ないから眼に止まりにくい。また
問屋のルートの関係で、どこのパーツ屋でも取り寄せできるものではない。よって
手に持って見ることが少ないし、購入する機会が限られるからでは。作りが良い
から高価というのもあるが。
タムラのトランスが載っているとマニアらしい感じがするね。格調が高いというか。
昔のPC型の電源トランスはもうカタログから消えているみたいだが残念だ。あれは
デザインが良かった。多少唸るのが気になったが、自分の使い方が下手だったから。
タムラで真空慣用のトランスを設計できるのは現在一人しか居ないらしいです。
完全な赤字部門で、いまだ作ってるのは社長の趣味らしい。
以上S/A LABのうえうりです。
>ちゃうちゃう あれは再設計の再発売品だと
>オリジナルとは各部が違うそうだ 俺は知らないけど
最初は再生産品だと思ってました、説明してる人も再生産品だからと
ことわっていました(この人社員かと思ったら、常連客でたまたま
店番頼まれただけの人)。よく見ると初期生産品、稀少品と書いてある。
帰り際社長にアキシオム良いですね言ったら、買いなさい買いなさい
50年前の品であんなに綺麗なのは珍しいと言ってた。
真偽のほどは分からないけど、こんなことで社長が嘘つくわけないと思うけど。
誤:うえうり
正:受け売り
失礼しました。
社員かと思った常連客の人は、自分の持ってるアキシオム80が
再生産品なので、これもそうかと思ったらしい。
同じヒノで買ったのでちょっと悔しそうでした。
462 :
AC点火派:01/11/15 08:37
タムラのトランスはプロ好み、なんたってプロ用なんだから。(w
なんか誤解があるようですね、いいというかなんとも堅実なトランスだと思いますが。
pp用のOPTでは、かたくなにアンバラ電流10mAを許容する設計を貫いており
ます。定インダクタンス型トランス推進派の小生としては、無視できないトランス屋
さんです。分解したことはないですが、巻線というよりコアのギャップにスペーサー
をいれてるのでしょう。過酷な条件でも仕事をするのが、プロ機の指名です。
オーバーに言うと、ppでは球の片側が死んでも、音が出るようなものです。
多少のアンバランスは、飲み込んでくれます。
製作記事で多数派になれないのは、旧平田電機が努力していたからでもあります。
ライターの要望に沿うべく、膨大な数の試作・特注トランスを提供して、誌面を
にぎわせてくれました。タムラにその辺の対応を要求するのはムリです。
でもOPTならあれだけの数の規格を揃えてますから、何かは使えるはずです。
律儀な音を出す、貴重なトランスですから、安心して大事につかってあげて下さい。
463 :
AC点火派:01/11/15 09:06
AXIOM80ね、あれにハマルと厄介だ。(w
反応の速さは、他のスピーカーには真似できない、恐ろしいキカイ。
以前、道内の某ショップで、グッドマンオリジナルのツインキャビネット
に収まったこれをみて、心がチジに乱れまくったことがある。
強力な磁気回路、繊細なカンチレバー設計で、あの音はこのスピーカーしか
出せないと今でも思う。したがって神経質なこともこの上ない。
湿度はもちろん、例のARU使用が前提。
ストロークは短くないが、絶対にオーバーシュートさせるような聞き方は
出来ない。ゆえに小編成クラシック専用がお薦め、別にこれでオケを聞い
てもいいけれど、向いているとは・・・。
別スレにも書いたけど、これは使いこなすというより、ユーザー側が逆に飼い
ならされるスピーカーだと思う。オールマイティではないので、2つ目の
システムに最高。いやいや断定はいけない。(w
これをメインにして、泥沼へ一直線。人生なんてどうせ一度きり、どうです
この際上杉さんも思い切ってみたら。
もちろんオリジナル品に限ります。ラ技12月号の是枝氏のページをみると、
ついにAXIOM80の片側4発システムが、稼動し始めたようです。
誌面を見る限り予想を越えた出来のようで、高域不足もなく、夢見心地が
続いているようです。
最後に上杉さん、ディスコン品、ビンテージとの出会いは一期一会。
出会ってピンときたら、買うのがいちばん。人に相談してるうちに夢に
終わってしまいます。出費という現実の痛みでくい止めない限りは。
小生、球とトランスでさんざん経験しました。
(なんか小生、いい店員になれそうだなww)
>>461 ちなみに、AXIOM80はアキシオムではなくアキームと読みます。
(設計者のE.J.ジョーダン氏が、NBAのスター選手
アキーム・オラジュワンの熱狂的ファンだったことに由来)
スレ違いネタにつきsageで。。
あの音聴くとAC点火派さん言っていることがよく分かります。
なんか頭から離れません、一期一会あ〜どうしよう。
さっさと誰か買わないかな、じゃないと私が・・・・・・
AXIOM80はアキームと読むんですか、知らなかった。
是枝さんのホームページオーディオマエストロに「アクシオム-80」と
書いてあるんですが、是枝さんも読み方知らなかったのかな。
しかし、E.J.ジョーダン氏が19歳の時に設計したというのも凄いですね。
466 :
AC点火派:01/11/15 12:32
ご理解いただけるとホントにうれしい。あの音は聴かなければ判らない。
語る資格もあるわけがない。
そこまでAXIOM80に魅入られたのは、幸福なのか不幸なのか小生にも
アドバイスは出来ないなあ。自分が信じる行動をとるしかないですね。
ヤブヘビですが、あの音はあのスピーカーにしか出せません。
他のスピーカーであの音を追求するのは、そりゃ野暮というもの。
ただし、ベストコンディションのオリジナルAXIOM80と出会うのは
奇跡に近いものがあります。泥沼の入口で上杉さんはいったい・・・(w
ところで小生英語の発音に自信はありませんが、Axiomは米英語だと
エキシエム、もしくはエイクシェムと読み、自明の理、原理、原則といった
意味があります。
上杉殿ここは2チャンネル、疑うばかりはよくないですが、迷ったら辞書
をみましょう。(w
そうそうここは2chでした、荒らしが少ないので、疑うこと考えなかった。
468 :
AC点火派:01/11/15 18:49
さてと楽しい夕方のひととき、この季節北海道はホントに日が短くて、外は真っ暗ですが。
ここでは比較的最近登場された六億ワット殿やめーか殿は、どんな出力管をご愛用でしょうか。
差し支えなければ、教えて下さい。もし解体された後なら、過去の経験談でも何でも
構いませんから。御二方ともかなりの実践者と拝見いたしました。
さてと、トラブル談義なんていかがでしょう。
かつて感電経験については、ここで少し披露しましたが、付き合ってくれたのは7C5
さんだけでした。あの時は本当にうれしかったです。ありがとうございます。
トラブルなんていっても、発振が止まらない、位相を間違えた、なんてのは自己責任
の範疇ですね。これはあんまりレスがつかないと予想します。(w
そこでうかがいたいのが、部品の不良に泣かされた話です。
これは自分の責任ではないので、気が楽ではないですか?
ではまず小生から。ソケットの接触不良によるEL34の暴走を経験したことがあります。
固定バイアス動作で、グリッドのピン接触が悪くていわゆる浮いた状態に・・・。
あえなくEL34はプレートが赤くなり、昇天してしまいました。
こんな経験、ないですか?ホントに。
年代モノのCRから、ノイズが出たとか。
469 :
AC点火派:01/11/15 19:08
もひとつ追加。やっぱり暴走。(w
現有機の前の300B事故バイアスpp(キット)で、出力管のパスコンを
自慢のATOMに交換して、SWオン。たちまち1本の300Bがプレート
赤熱、SPから盛大なハム音。
最初の内は原因わからず、沈思黙考。
原因は小生がビンボーゆえ、その頃あんまりCR類のリードを切り詰めずに
実装していたのがあだでした。パスコンのATOMの+側リードがシャーシ
に接触してたんですね。その部分はゼロバイアスになりますから、当然
赤熱しますわ。この時は中国製の300Bでホントによかった。(w
不幸中の幸運です。
ちなみにこの時のチャイナ製300Bペアは、いまでも動作確認用に活躍
しています。球って意外と丈夫です。
むかしWEのVT-52のシングルを作った時のことノイズがどうしてもとれない、
ちりちりというのです。最後の最後にチョークのあとのケミコンを変えたらウソ
みたいに消えた。短期間だが仕事で「すすむ」の金皮を使ったがこれはよく不良に
になった。多摩のエレクトロオームは全然壊れないし是枝さん御愛用のTKDも
同じだ。ソケットで思い出したが中古のWEの9ピンソケットは全部だめだった。
ソケットが駄目だと全部組み替えだから悔しかったなあ。だから中古のソケットは絶対に
使わないようにしているのです。
471 :
六億ワット:01/11/15 21:32
私の失敗談をふたつほど、
アンプから突然ハムが出て、電圧をチェックしたところ規定電圧よりはるかに
低くなっていました。調べた結果スプラグのATOMの黄色いやつが突然リーク
したことが発覚。終段管は無事でしたがあわや整流管をアウトにするところ
でした。
もうひとつ、中国製300Bでプッシュプル回路の実験をしていたときのこと、
何とも色気のある音になったなあと思いつつもつけっぱなしにして一晩
置き、翌朝オシロをつなげたら可聴域より上で発振してました(爆)。
ウエスタンの例のOPTセンタータップ前にチョークを入れる実験をやって
いたのですが、変な引き回しになっていたようです。現行品だから良かった
ですが、冷や汗かきました。それ以来慎重になりましたっけ。
ちなみにこの300Bはまだ生きてますが、使っていません。専らCV1066という
イギリス球で練習をしているところです。
472 :
六億ワット:01/11/15 21:40
もうひとつありました。
B級管のピーク電流値をA級動作の最大電流値と間違えて、
球を殺しかけました。カソードのエミッション能力を冷静に考えれば
ピークしか流れない場合と、いつもアイドリング電流が流れている
場合は異なる状態にありますね。プレート損失はクリアしていま
したが、プレート電流の大きな落とし穴にはまりました。
懺悔コーナーになってしまった。
六億ワットさん。
確かに黄色いアトムは時々トラブルの話を聞きます。ハンダの熱に特に弱いと
いうそうですが。わたしもつかっていますが今のところ問題ないようです。
でも気をつようっと。
474 :
AC点火派:01/11/16 08:39
めーかさん、六億ワットさん、貴重な情報提供をありがとうございます。
AC点火派、心して拝読いたしました。
「うまくいったよ」という話も大事ですが、むしろトラブル談の方が製作のノウハウに
直結するような気がしませんか?
ケミコンのトラブルは多いですね。小生も電源ケミコンのノイズは経験豊富です。(w
小生の耳にはサワサワと聞こえるノイズが多かったような気がします。
これは本番前の試作機につかった、セコハンケミコンですので、折り込み済みといえば
言い訳ですが。あと初段管のパスコンでも、正体不明の不定期ノイズが出ましたね。
抵抗の音質評価なんてなるべく避けたいAC点火派ですが、信頼性については意見したい
ものです。TKDも多摩もいいですね、小生も好きです。TKDはここぞというときに
奮発してつかうことが多いですが、どうせなら外観はIRCのようなカッコイイ赤に
して欲しかった、というのが本音です。
めーかさん、ソケット不良は致命的で、こればかりは更新以外に救済措置はないですからね。
同情します。EL34の昇天以来、小生も慎重に選択してます。
貴重な情報提供ありがとうございました。
475 :
AC点火派:01/11/16 08:55
貴重な情報に尾ひれをつけて、話題にしようと思います。
六億ワット殿のレス471の超高域発振と、聴感上の再生音の関係です。
小生もほとんど同じ経験をしてます。
俗説で「不安定なアンプに限って、良い音がする時がある。」というのを
聞いたことがありませんか?
超高域発振は危険です。OPTにとっては過負荷ですし、容量性負荷を
つなぐと、アンプが発振機に化けたりしますから。
でもそういうアンプに限って、ヴォーカルのサ行が妙になまめかしかったり
するんです。10kHzでの方形波でのリンギングなども、そういう傾向が
あると思います。
是枝氏もいう、「過剰な補正は慎むべき」というのはこのことなのか、と
勝手に解釈しております。
思い込みかもしれませんので、皆さんの意見をうかがいたいです。
失礼しました。
>しかし、E.J.ジョーダン氏が19歳の時に設計したというのも凄いですね
>>465 >設計者のE.J.ジョーダン氏が、NBAのスター選手アキーム・オラジュワンの熱狂的ファンだったことに由来
>>464 AXIOM80は第2次大戦前に軍用として開発されて、ジョーダンは戦後ARU付きのシステムを設計しただけでユニット設計はしていない。日本で設計者と間違えられてることはジョーダン自身知ってるが、面倒なので一々否定しない。
これは、ジョーダンがヒノに招かれて来日したとき(ヒノ主催の自作スピーカコンテスト)に語ってたって、AXIOM80ファンなら既知だろ。
特に、464のネタ元は何処だ。
GOODMANのAXIOMシリーズは全部ジョーダンが設計したってか?80より前にもAXIOM名のスピーカはたくさんあるんだよ(藁
477 :
名無しさん@お腹いっぱい。:01/11/16 12:20
478 :
AC点火派:01/11/16 12:22
よいしょっと、昼休み。
へエー、なるほどね、小生は設計は興味あっても、設計者についてはあん
まり興味ないので、レスをみてもらえば判るけど、そのことには言及して
ないです。
上杉さん、その話はヒノのその妙な店番のおじさんから聞いてきたの?
興味ないことといいつつ、E.J.ジョー談といえば、フラゴンなんかに
ついてるあのモジュールの設計したんじゃないの。
たしかステサン別冊のフルレンジ特集かなんかで、高津さんが書いてるの
読んだ気がするね。
>上杉さん、その話はヒノのその妙な店番のおじさんから聞いてきたの?
そのおじさんに聴いたんです。
おじさん曰く「E.J.ジョーダン氏がヒノに来て、そう言ってた」と
聴いたんですが。まあどっちでも良いんですけど。
しかし、まだ悩んでる、既出ですけどARUってBOXですか?
480 :
AC点火派:01/11/16 13:01
うーん、上杉殿修行が足りませんね。
ARUは音響抵抗器のことです。上杉殿が見てきたのはシングル構成だと
思うけど、エンクロージャー前面(バッフル)下部に、アコーディオン状
のものがなかったですか。それがARUです。
説明するのもアホクサイけど、振動板質量が小さくて、磁気回路(チコナル
だっけ)が強力で、エッジレスのカンチレバー構造のため、コンプライアンス
が極端に小さいんです。AXIOM80を何の工夫もせずに鳴らすと、全く
低音が出ないんです。バスレフのような共鳴空気抜きも×。
空気制動をかけてやる必要があるんです。そのためにあるのがARU。
この辺の話、SPに詳しい方は説明したくてウズウズしてるんじゃないで
しょうか。(w
482 :
AC点火派:01/11/16 19:39
さあて残業も早めに終わったし、そろそろ小生は帰宅して晩酌します。
酔っ払ったら週末だし、O.ピーターソンでも聞くかな。
ところで手前ミソですが、小生のレス475はたんなる思い込みなんでしょうか。
ご感想をお願いします。諸先輩方の意見を賜りたいです。
明日は雪は降らないようなので、洗車が早めに終われば休日出勤して、またここに出て
くるかも。(w
今度はf特(帯域)の話なんか面白いかもしれません。少し考えておきますけど、皆さん
も何か面白い話題があったら、提供してください。シャーシ加工のはなしもしたいし、
聞きたいですね。ベントー箱買ってきて、孔あけのドリル立てるとすごい音がするでしょう。
苦情きたことはないですか?
小生は毛布で押さえて、CRC−5−56たらしてがんばってますが、たまにずれて、
やけ酒を飲んだりします。ちゃんとポンチ打ったのになあ。(w
それでは小生の本日分はここまで。お先に失礼します。
AC点火派さん、レス475は一理あると思います。
特にプリ等では某3段NF型などは、不安定ですが
音が良いと言われます。これはやや正帰還がかかった
ことによるものと私は思います。
正帰還をうまく使うとビビットな
艶のある音になりますが、反面元気の良すぎる
下品な音になってしまうこともあります。
この辺のさじ加減が難しく、超高域での発振するでもなく
安定するでもない状態が最適??なのかもしれません。
正帰還を積極的に使ったアンペックスやダイナコのプリは
成功例でしょう。
シュリロ貿易がGOODMANSのスピーカーを輸入していた頃、
A.R.U.は4種ありました。AXIOM80の1個用のA.R.U.180,
2個用のA.R.U.280,4個用のA.R.U.480と30cm,38cm用の
A.R.U.172がありました。壊れたのを見ると金網が何層にも
入っていました。AXIOM80は、使っているとベークの
サスペンションが柔らかくなってきて良い音になりますが、
長続きせず折れるかたわんでボイスコイルをこすることになります。
低音は欲張らず、入れない方が良い音がします。難しいスピーカーで、
万能ではありません。P610Aが1200円の頃、AXIOM80は、28500円も
しました。
家が250万で建てられた時代にAXIOM80は1ユニット50万したんだよ。
それでも一部の医者とか金持ちが買ってたんだ、だから輸入してたんだろ。
そのときから比べれば今の価格は安いもんだよ、中古でも。
486 :
名無しさん@お腹いっぱい。:01/11/17 10:11
1ユニット50万はしていない。1965年にたしか26500円だったはず。
7C5さんの言うように28500円だったかも知れないが。よく覚えていない。
たしかステレオサウンド創刊号に紹介記事と定価が出ていた。
大阪のアサヒステレオセンターでたしか20000円だった。テレオンもほぼ同じ。
気になる方はASCに電話して確認すれば。梅川さんや吉井さんはお元気だろうか。
Notes On The AXIOM 80
のコピーもらいました、貴重らしいです。
A.R.U.の事も詳しく書いてあります、英語だけど。
ますますはまります。
6GW8の件、皆さんアドバイスありがとうございました。
おかげで初心者の私としてはすっかり腰が引けてしまいやる気がなくなりました(笑)。
XE60もどうやら出番無しの様ですしシングルをやるためにはアウト・プットを買い直さねばなりません。
いろいろ手持ちがあり使い回している方ならいいでしょうが私の場合はお手上げです。
キットでも買おうかな?
プッシュプルで良いキットありませんか?
6BQ5ppあたりこれから捜してみます。
489 :
6V6好き:01/11/17 17:04
発振寸前のアンプは確かに高域もシャリッとして、一聴すれば色気の
ある音の場合もありますね。へんに音が濡れた感じの時もある。自分は
あまり高域がシャリつくのは好みではないから、SPの前にアンプで
だら下がりに落とすから発振対策にもなっている。
アキシオム80は過去に鳴らしたことがあるので、程度の良いのがあれば
また使ってみたい気もするが、鳴らし方は音楽のジャンルにも左右される。
一番簡単で失敗しないのは、がっちりした密閉箱に取り付けて、近距離で
聴くのも良いと思う。でかい音で聴くと無理がきかないし、へたり易いから
調整も必要。15年くらい前は35000円くらいじゃなかったかな。
管球入門さん
つまらないこと言ってやる気を挫き申し訳ない。XEは大きな球に使って
やって下さい。古本屋か図書館で「無線と実験」の1989年の3月号を探
して見るのも良いと思う。AC点火派さんのアイドル、伊藤喜多男氏の
6BQ5(E84L)ppの製作記事がある。比較的簡単な回路だから
トライしてみるのも良いと思う。読むだけでも勉強になります。このアンプ
の場合は電源トランスが入手不能だが、200mA程度あれば良いから代替
品はタンゴや野口でOK。250V端子でDi整流にすれば更に簡略化。
チョーク・コイルも3〜5Hで良い。Di整流の場合はチョーク・コイルを
省き100Ω10Wのセメント抵抗でも可。その際は代替の抵抗の入力部に
100μF、出た所に200μFを奢る。耐圧は350V以上。
ヒーターにCT(センタータップ)が無かったら、片側をアースに落とせば
良い。(いろいろやり方はありますが)
伊藤氏はプロフェッショナルなのでキャノンコネクター等を使用しているが
もちろん普通のRCA入力端子とバナナプラグ用のSP端子で良い。
キットは飽きやすいのと、後に手の加え方に限界があるのは仕方ないかな。
それよりも、キットと自作では完成して音が出た時の感動が全く違う。この
感動は音が良い悪いなど関係なしだ(W
小振りな球を考えていたんです。
6EM7なんて皆さんどうでしょうか?
6AH4,6CK4なんていうのも面白そうです。
やっぱり300Bとは全然違うんでしょうか?
491 :
名無しさん@お腹いっぱい。:01/11/17 22:23
6EM7?6AH4に6CK4?
入門者がそんな真空管しってます?マニアでも使わないでしょう。
MJ、ラ技のライターが作例で書いた真空管。
初心者というのはネタかな。
492 :
管球入門 :01/11/17 22:30
>>491 なにか失礼ないい方ですね。
本読んで勉強中の入門者です。
ですが肝心の音を聴いたことがありませんし
作った事も無いんで皆さんに相談している次第です。
管球入門さん
日本人はすべて型から入る趣味が好きなんです。球趣味も同様。わたしも最初は
6BQ5から始まった。最初は普通の球を使うことが大切だとおもう。大体にして
珍しい球はみんな知らないしそんなもので教えを乞うことは初心者ならしないほうが
いいんじゃないでしょうか。わたしも6EM7など全然知らない。入門ならばこそ世間一般の
入門球を使った方がいい。6BQ5や6F6ならみんな知っているし教えることもできる。
自己流に徹するならともかく、普通は型から入ることはとても大事だ。
494 :
六億ワット:01/11/18 11:30
>>491 管球入門さん、
>>493めーかさん、
そうですねえ。確か6EM7は浅野先生の本に製作例が出ており、6AH4, 6CK4
もどこかで見た覚えがありますが、基本的な回路の作例を参考にされるのが
良いですね。
ここでベテラン諸氏の方々に、最初に製作したアンプに使った回路と球の
話題をふってみたいと思います。
ちなみに私が初めて作ったのは6F6のシングルで、何の変哲もない只の基本
回路。前段は12AT7でした。これで三結、五結、NFあり、なしと繰り返し試し、
最後は6V6や6L6、EL34まで球を交換して遊んでいました。
495 :
名無しさん@お腹いっぱい。:01/11/18 11:54
6GW8で気がひけて6BQ5に乗り換え、6V6さんがレス付けて
くれたのに無視して、今度は6EM7ですか。そりゃ、491さんや
めーかーさんじゃなくてもムッとくるでしょう。
>>4896V6好きさん
>>493めーかさん
>>494 六億ワットさん
確かにちょっと変わったのを狙おうと思ってました。
でももしそれが完成したとしてもどういう物が出来たのか評価す
る基準を持っていない自分に不安も感じてました。
皆さんのアドバイス素直に受け入れさせて頂きます。
ありがとうございます。
私も皆さんと同じ土俵からスタートしようと思います。
となるとやはり6BQ5がいいなあ。
シングルなら2A3とか300Bあたり。
六億ワットさん
今もそうですけど昔はもっとお金がなかった。学生の頃バイトして中古のオシロを
ヒイヒイいいながら買ったことも懐かしい。ゼミの先生に:きみ波形見ずして
アンプがどうたらとナマイキいうな:とどやされて泣く泣く仲間に入れてもらいたい一心で
トリオをかった。6BQ5は波形を見た最初の球だった。シングルだったがラックスの
SS-4Bだったかを先生にもらって作ったのです。クリップやカットオフの
違いなどもう全然判らなくてなにがなんだかわからない。メーカデータの出力がぜんぜん
でなくてその疑問が解けなかった。昔話はなんだが懐かしい。いまの会社に推薦してくれた
のもあの時のトリオのオシロのおかげだった。入社した頃は球アンプで有名な某先生もおられたようだ。
この球はPPで使うといまでも意外によいとおもう。伊藤先生のアンプは素晴らしい形ですね。
498 :
AC点火派:01/11/18 13:23
なかなか議論白熱してますね。これなら管球増幅器の未来も安泰だ。
まずはお礼から。
7C5さん6V6さん、レスありがとうございます。7C5さんのレス483の某3段
NF型というのは、マランツ#7のことですね。(w
一時期コピー製作記事が横行しましたね。でもなんとなく音がビビッドになるのは、たし
かな事実だと思います。正帰還はサジ加減が難しいですね、おっしゃるとおりです。
AXIOM80の話題、まだ続いてるんですか。好きなら買ってしまえばよい。
それだけですわ。苦労するのはユーザーの責任であって、幸福でもあると。
最近のこの手の雑誌が良くないと思います。
初心者が安心して作れるオーソドックスな
設計をしたアンプの記事はほとんど絶滅状態。
かつてはオーディオ用としては適性が乏しく、
見向きもされなかったTV用や送信管を
いじりまわし、さも良さそうに書いているような
記事が多い。これを初心者の参考にせよと云うのは
無理ですし可哀想でしょう。
ところで6BQ5/EL84は良いと思います。
差し替え可能な球もいっぱいあります。
但し、一部の球ではピン接続が放熱を考慮して変えてありますので
ちょっと注意(原則として6BQ5のNCを中継端子として使わない)。
E84L(旧ヨーロッパ管と新型管)、N709(GEC)、
6R-P15(東芝)、7189、7189A(高耐圧管)等。
500 :
AC点火派:01/11/18 13:44
スピーカーの論議は、あまり積極的な討論はしたくないですね。
ほどほどがテキトーなようで。
むかしむかし、日本オーディオ学界がオーディオ協会に変わった頃、故池田
圭氏が理事の頃でしょうか、むろん浅野氏、伊藤氏健在の折です。
いろんな古今東西のスピーカー(ユニット単体ではない)を集めて、そいつに
1kHzの正弦波を入力したら、それぞれピー、ポー、プーとなったというん
ですね。小生は当時の機器が劣っているなんて言いたいのではないです。
基本は何一つ変わってないんですから。今でもおんなじことが起こるでしょう。
スピーカーはオーディオの最重要点です。これはたしか。
でも、高忠実度なんていっても、ご覧の通り個性のカタマリでもあるんですわ。
もう悩んでも仕方ないいですね。自分の惚れた機械を買う。それをつかい倒す。
スピーカーってそんなもんです。買っちゃいなさい上杉さん。
管球入門どの、押し売りはしませんがQ5ppはいいですよ。
毎日使える機械を目指すならオススメ、気負いすぎるのは初心者の特権みたい
な気もしますが、肩の力を抜いていきましょう。大きなOPTをおごると
妙に不自然な低音が出る場合が多いですし、初体験からこれが管球の音なんだ
と誤解されるのが、皆さん心配なんですよ。見た目ばかりじゃなく、出力規模
に見合ったOPTを選択するのは、大事なことなんです。
アキシオム80買っちゃいました、ユニットだけだけど。
サンエイ電機でWE300Bも買いました。
もう金がない(x。x)゜゜
502 :
AC点火派:01/11/18 14:10
あらら、なにげに500ゲット。このスレがこんなに続いたのも、慈悲
あふれる皆様のおかげです。なんか最近このスレの存続に、妙な義務感を感
じるAC点火派です。(w
7C5さん、あいかわらずピン接続に関して、的確なコメントをありがとう
ございます。ピン配置が頭にさっと浮かぶのは、豊富な経験をものがたる何より
の証拠ですね。さすがです。
そういえば伊藤氏のQ5ppの記事、どこかいっちゃった!田舎の図書館には
望むべくもなし、どうしようかな。
個人的には那須好男さんのセーサク例もオススメです。ラ技の94年4月かな。
CRD−8使用ですが、最近タンゴから同等品も出ましたし、まずは安心。
自分がはじめてつくったアンプですか。それいいかも、のりましょう。
小生の処女作は2A3シングル。今でもあります、というか今年の正月に
組みなおしました。オーディオ専科のキットで、6SL7のSRPPに
グリッドチョークでOPTはXE−20S。それまでつかってた山水の
AU−607ナントカ(90W+90W)をけ散らしました。
信じられない出来事に、それからとりつかれて今日まで。
正月の改造は、大きめのシャーシに組みなおし、電源部はオイルとフィルム
コンをおごり、カップリングもASCに、全段に5691を挿しました。
今聴いてもいい音です。もちろん2A3はAC点火。(w
ありがとう2A3。
503 :
AC点火派:01/11/18 14:15
買いましたか上杉殿! おめでとう
さあ、未知の苦痛と幸福がアナタを待っています。(w
でも、それでいいんです。
是枝先生も、買い物はカン、直感だと云ってました。
箱はSOUND ATICSに作ってもらいます。
肝心のARUだけは、自分で探すか何とか作るしかなさそうです。
かなりの苦痛が待ってようですね。
しかしこのユニット裸で聴いても惚れ惚れしますねヘ↑(^^_)ルン♪
上杉さん
アキシオム-80を手に入れられたそうでおめでとうございます。
AC点火派さんも仰つておられますが是枝さんは以前ラ技で
オーディオ機器と嫁さん選びは直観だと仰られていました。
嫁さんは知りませんが小生もオーディオ機器はそうだと思います。
506 :
六億ワット:01/11/18 23:00
>>496管球入門さん、
私も諸先輩方に比べればまだまだヒヨッコで、お世話になっている方々から
時としてご心配を頂くことがあります。でも、結局は誰の趣味でもない自分の
ことですから、臆せず思うとおりに経験を積むようにしています。
ただ、このスレッドの皆さんの経験はとても豊富で、アドバイスも含蓄がある
ものが多く、雑誌などではあまり目にしない貴重な本音や経験談が紹介されてい
ます。まれにジョークもあるようですが(W。
仰る通り、まず最初は皆さんのアドバイスを参考にされるのが良いですね。
>>467めーかさん、
貴重なお話をありがとうございます。以前は職場から使わないオシロを借り
ていましたが、今では環境が変わりそれも出来なくなりました。仰る通り
オシロがあると視野が拡がりますね。
先日より、以前にも書きましたCV1066のプッシュプルをテスト中ですが、元来
高周波管のようでGmが高いので寄生発振が心配です。勿論対策はしてますが。
こういうときミリバルのほかにオシロがあると便利です。何とかして手に入れ
たいものです。でも、財政縮小の煽りを喰らって小遣いが、、、、(W。
>>1上杉さん、
>>502AC点火派さん、
500突破おめでとうございます。いつもナイスな話題の提供と含蓄のある
レスのお陰かと思います。これからもよろしくお願いします。
2A3アンプのお話をありがとうございました。気に入ったアンプは長持ち
させられますね。私も飽きの来ないアンプを作りたいと思っています。
伊藤喜多男さんの記事は当方にコピーがありますが、こういう時に
いかんともしがたいのが匿名掲示板の難しいところですね。
めーかさん
ありがとうございます。
直感と言うか寝てもさめても頭から離れず、仕事も手に着かずネットで情報さがし。
買う決め手になったのは、美空ひばりの悲しい酒を聴いた夜に決心しました。
美空ひばりのファンではないです、 CDも持ってません、しかしそこに居るんです、
美空ひばりが2・3メートルの所に、姿はみえないから幽霊が天国から来て我前で力強く
歌ってるんです。他の人は知りませんが、わたしにはそう聞こえたんです。
六億ワットさん
ありがとうございます。
これも一重にAC点火派さん、6V6好きさん、7C5さん、めーかさん、タムラさん、
その他諸先輩方のレスのおかげです、とくにAC点火派さんの含蓄あるレスに
感化されレスしてくれたものと感謝しています。
是枝さんのアンプってどんな音なんだろ、聴いたことある人いるのかなと、気軽な感じで
スレたてたんですが、良い方向に広がって、自作管球ファンには有意義なスレに成ったと思います。
これからも皆さんのレス楽しみにしています。
謝謝
509 :
AC点火派:01/11/19 12:30
@@さん、情報提供ありがとう。皆さんやさしいですね。
上杉さん、大事に、そしてとことんつかい倒してください。Ax.80
から自分の好きな音が出るまでね。
裸で鳴らしてお気に入るなら、心配なさそうですが。
さて、6V6殿のいつかのレスにあったように、急がずぼちぼち参りましょう。
性急にやると、質が落ちるのはたしかなようです。
さて前回、f特の話題に振ると予告したんですが、「低域端と高域端の意図的
な丸め方」というのはどうでしょう。
前回、10kHzSq.波のリンギング→正帰還といった話の中で、6V6殿が
減衰について示唆がありました。個人的にもfレンジは20〜20kで充分だと
思います。皆さんはどうされているでしょう。
もし、意図的な制限をかけるのなら、増幅部のどこでかけますでしょうか。
OPT2次側ですか、それとも電圧増幅段でしょうか。
(この辺はNFBの安定化になってしまいますか)
もちろんケースバイケースなんでしょうが、小生いまだこの辺のカンどころ
がイマイチ判りません。厨房的な質問ですが、よろしければレスをいただきたい
と思います。
@@さん
thank youです。
511 :
名無しさん@お腹いっぱい。:01/11/19 20:20
AC点火派さん
昔はOPTの帯域が狭かったから例え10dBの帰還でも大変だった。昔ラ技
に何年間か是枝さんがアンプの設計方法を連載しておられた。簡単だがよくわかる
内容だったと思う。そのときにたしかいまのトランスを使う限り負帰還ループに
加える微分補正だけでよいと言うことをかかれておられたと思う。うろおぼえですけど。
たしかに是枝さんは増幅部で制限するいわゆる積分補正を使ったことがないようです。
個人的には小生も増幅回路で制限したくない。負帰還回路で掛けた方が好みで、多少
音が細身になるような気がするが解像度は高いような気がする。むろん20dB
をこす負帰還をかけると話は違うと思うが。黒川さんがたしか1次巻線で帯域制限をされて
いたと思いますがコンデンサーの耐圧が気になるのです。初段付近で10KHzから制限
する形式は安全性は高いかも知れないが音はややざらつく。めりはりが効くと言うべきか。
この状態で微分補正をかけるとなるとやはりオシロが必要になると思います。
F特性は仰られるように20Kまでで十分ただしそこまではフラットで、50Kで-2dB
くらいが理想です。
511さん
むつかしいかも知れませんが一度どっかで黒川さんの本でもお買いになって熟読されて
それこそ6BQ5のシングルをお造りになってあるいはなにかキットをお買いになられて
前段の構成を広帯域のSRPPにしたりあるいは6BQ5を3極管接続にされて
波形を御覧になりそれと音の関連を確かめるといいんじゃないかと思います。
Q5を3結にするとOPTの高域特性もかわるし入力容量が変わるから増幅部そのもののF
特性もかわるし音もかわる。確かにむつかしいかも知れないけどやってみればなーんだ
と思うかもしれないですよ。
NFの安定性(リンギング防止等含)を考慮した・しないに関わらず、帯域を変化
させる方法として一般的な方法がいくつかある。
1 入力にいきなりCを入れて超低域を減衰させる。LP時代のゴロ、反り対策。
2 カソードのC容量での低域帯域の設定。昔は30〜50μだったが、今は200
〜400μ入れている場合も見うけられる。帯域というより強化電源なのか。
3 出力段へのカップリングCの前にCR積分回路を入れて高域を減衰させる。
4 出力トランス一次側にCR積分回路を入れて高域を減衰させる。Cは高耐圧の
ディップマイカ(400V以上)
5 出力トランス二次側にCR積分回路を入れて容量性負荷に対する安定性UP。
6 出力トランス二次側から初段のNF回路部にCを挿入して低域を上昇させる。
ぱっと思いつくのはこれくらい。どれも効果は認められるが、各回路に対しての
考察、定数公式は判らない。どれが音質にまで影響を与えるのか、与えないのか
までは考えたこともない。音質の変化までは自分の耳では判らないだろうと変な
自信がある。しょうがないことだ(W
AC点火派氏、7C5氏、めーか氏、みなさん詳しいので勉強になるなぁ。
513=6V6好き
一般的にはめーか氏の言われるように50kHz程度まで伸びているほうが良い
でしょう。音の鮮度感、倍音感、都会的なシズル感など今時の音。NFを多く
掛けた場合は更にその特徴が顕著に感じられる。線が細くなるが声も艶かしい。
冷静に考えれば、こんな声が有る筈はない、などと思うが、気持ち良く聴ければ
それで構わない。原音再生なんて気にしたら音楽鑑賞どころではなくなる。
聴くジャンルが特定されている人であれば、その限りではない。例を挙げれば
'50〜70年代のR&B,BLUES,JAZZ等を聴く方の場合など。
一時市場に出回っていたFenderの出力トランスや、昔ながらのハモンド社、
前述のトライアッド社などは見事なかまぼこ特性であり、深いNFも合わない。
下手すると1〜5k程度の正弦波もまともに通らない。しかしこれが非常に良く
歌う。主張したい音が固まりになって出てくるという感じと言えば判りやすいか。
忠実再生では失格だろうが、音楽を楽しむにはこっちの方が好みだ。こうなると
狭い周波数特性も高歪もリンギング等のマイナス点もプラスに作用する。
しかし、オーディオとは逆にフェンダーのツインリバーブやらマーシャルのトラ
ンスをタムラやタンゴの高級品に換装した話は聞いたことがないね(W
515 :
AC点火派:01/11/20 08:28
めーかさん、6V6好きさん、ていねいなアドバイスありがとうございます。
是枝さんはたしかに積分補正は野蛮な方法だと、某紙に発言されておりました。
いにしえのトライアンプの頃の手法であるとも。
20dBを超すNFBは、なんともチャレンジングな手法ですが、NFBが15、6
dBを超えると、なんとなくこじんまりしたTrアンプを聴いているような気がする
のです。気のせいかもしれませんが。
OPT1次側からのNFBは、小生も大変興味がある手法です。武末さん、是枝さん
がよく利用されていました。しかし気になるのはやはり耐圧。
Bの高電圧が初段カソードに入るのは、理屈で判っていても気味が悪いです。
Cの信頼性が問われます。某ショップで聞いた話では、オリジナルのマランツ#8B
は、さすがにこれだけ経年すると、EL34プレートから位相反転段に戻す、くだんの
クロスオーバー帰還のCがいかれているそうです。(これはよくここまで持ったと誉める
べきなのか?)でも、多極管のシングルでは、興味深い手法のひとつです。
20kまでフラット、50kで−2dBというあたりの感覚は、小生と共通しています。
なんだかうれしいです。
516 :
AC点火派:01/11/20 08:45
6V6好き殿の云うこともよくわかるのです。
OPTがもたらす帯域、とくにカマボコ型のざっくりトーンもいいものです。
小生はM.デイビスのモノラル音源時代を、こよなく愛するものです。
かのルディバンゲルダー録音も大好きですし、このような音源を聴く時はどう
しても力感のあるトランスのアンプが重宝します。もうこの辺はリクツでは
ないようです。高域についても、レス514しかりです。
別スレに低音の力感と、高域の繊細感を同居させることは難しいと書き込み
ましたが、なんだか意識しなくても、そこに帰結するようで自分で書いてて
むなしくなってきました。(w
やっぱり、オーデイオは諦観が大事かな。音源でアンプ、スピーカーをとっか
えるのがいちばんなのかな。
6V6好き殿は、複数システム所有派なのかな。?
アンプ、SPとも数台あるが、現在繋がっているのは3組。
6V6Gppアンプ(トライアッドトランス)+20cmコアキシャル改(国産P社)
プリ〜パワー間にグラフィク・イコライザー(ビクター社)
ROCK,JAZZ,ブラックミュージック用
VT62sアンプ(トランスドライブ)+25cmダブルコーン(国産C社orM社)
小編成オケ、コンボ、ボーカル用
#250アンプ(米マランツ社)+大型家具調SP(米ボザーク社)
大編成用 これはアンプの青いメーターとSPのデザインは最高。
尚、音決めの叩き台にA級50/50Wアンプ(LUX社)+平面3Way・リーフT
(テクニクス) ワイドレンジ検聴用 一般的にはこれが1番Hi-Fiな筈。
2番目と最後では、これが同じソフトかというくらい音が異なる。かぶりつき前席と
ホール2階席くらいの差。これは驚く。
こう見ると最後以外は皆骨董やヴィンティージ。よって耳も装置も進歩しない(W
518 :
AC点火派:01/11/20 12:27
さてと、昼休みの定期上げです。
帯域の話題で6V6殿があげられた、懐かしいトランスの銘柄ですが、NFBが深くかけ
られないOPTの音味には、独特の魅力があるのは確かな事実なんです。
そこで小生がベテランの先輩諸氏に、うかがいたいことがひとつ。
あまりにも有名なロクハンの名機、三菱のP−610。もちろん小生も持ってます。
このフレームにOPT取り付け用とおぼしき、孔があいてますよね。
その昔ここには、どんなOPTがついていたのでしょうか?残念ながらトランスを
背負ったP−610をみたことがないのです。
もし見かけたことがある方は、教えてくださいませんか。きっとかつての電蓄風の音が
するのでは、と思ってますが、正直、特性は期待すべきものではないでしょうが。
昔から抱えていた疑問なのです。これは相当昔の話だと思いつつ、お願いいたします。
AC点火派さん、7C5です。
P-610の穴は、トランスですが600Ω用です。
これが付いたやつがP-610ATです。
P-610の進化は、まずP-610(16Ωではなくて6Ω)、
さらにP-610トランス付き(600Ω、こう云う名称でした)
それからP-610A(16Ω)、P-610AT(600Ω)この辺まで旧BTS規格 、
P-610B(8Ω) が出来ました。不確かですがP-610Cはダブルボイスコイルで
したっけ。その後は私は良く知りません。
P-610までが6Ωでしたので、タムラのアウトも
旧BTS用の初期の物は6Ωがあります。例えば
HM-1は6V6/6AQ5シングル用ですが6Ωと600Ωです。
自分もトランスは見たことはないがP-610の資料をひとつ。
P-62F S22年 ダイカストF 外磁型 8500G 2.5W 5.5Ω トランス付き フェノール積層ダンパー
P-65F S25年 ダイカストF 内磁型 9500G 2.5W 5.5Ω トランス付き 絹布ベークライトワニス処理
P-60F S29年 鉄板フレーム 内磁型 9500G 3W 6Ω トランス付き 足つき綿布ダンパー
P-610 S33年 鉄板フレーム 内磁型11000G 3W 6Ω トランス付き 綿布コルゲーションダンパー
P-610A S35年(B S42年)鉄板フレーム 内磁型11000G 3W 16Ω(Bは8Ω)AはBTS規格品。Bは一般品
P-610AT 鉄板フレーム 内磁型11000G 3W 16Ω トランス付き(600Ω)BTS規格品
P-610AJ 鉄板フレーム 内磁型11000G 3W 16Ω JIS規格品
P-610M S46年 鉄板フレーム 内磁型11000G 1.5WX2 16ΩX2 ダブルボイスコイル(並列駆動可)
P-610D,F以降は略
なお62F,65F,60Fは鹿皮エッジ
詳しくは
「ラジオ技術」1981年12月号 P-610開発裏話し 佐伯多門 9ページにわたって詳細
「ラジオ技術」1982年 5月号 新型P-610誕生 佐伯多門 亀山格彦 7ページにわたって詳細
新旧P-610の比較。密閉、バスレフ、平面バッフルの製作。計20ページ
7C5氏にタッチの差で遅れを取った。
途中でコーヒー飲んでたのが敗因だな(W
522 :
AC点火派:01/11/20 15:34
なんと!知らないとは恐ろしいことですね。恥ずかしい・・・
あれは600Ωのトランスだったんですね。
云われてみれば、BTSのBはブロードキャストあたりだと気がつけば、
600Ωは説得力があります。
もしかしたら昔すぎて、7C5さんも6V6さんもご存知ないと考えたん
ですが、さすが。ラ技の特集記事があったとはいえ、詳しいですね。
やはりお二方とも、ダイヤトーンのロクハンは経験されているとみました。
一聴して紙臭いところはありますが、やはりひとつの時代を築いたSPでしょう。
AXIOM80には比べるべくもないですが。(w
当家にはつかわないのに、捨てられずに置いてあるコイズミ製60L箱入り
8Ωがあります。皆さんは押入れの中ですか?
P-610トランス付きとP-610ATの現物がありますが、
たいしたトランスではありません。但し
トランスを付けた状態でも周波数特性は
あまり変化はない様です。
皆さんよく御存じですね。ダブルボイスコイルがあったとは知らなかった。
P-65Fは見たことがありますが鹿革エッジだったように記憶している。
525 :
AC点火派:01/11/20 17:59
7C5さん情報ありがとうございます。前述の通り小生はOPTだと思ってましたが、
マッチングトランスなら、f特は変わらないでしょうね。小さくても充分でしょうか。
ダイヤトーンのロクハンに、超モダーンな音を求めても始まりません。時代が違いすぎ
ます。ここからは、壮年のフリをして・・・
かつてAM放送がHiFiだった時代を、どれだけの人が知っているでしょう。
フロア型のラジオがあった時代を。
その昔AMでステレオ放送があり、当時は立体放送といったそうな・・・
別に懐古をアオルつもりはありませんが、つい・・・(w 笑う人がいるかもしれません
が、少なくともオーディオに関しては、その当時の方が熱気があったと考えます。
管球はその当時の素子ですが、どっこい音源がCD等のデジタルに変わって、あらためて
管球の音を見直した人も多いはず。世の中、何が起こるか判りません。(w
526 :
6V6好き:01/11/21 02:26
当時、家にアンサンブル型の電蓄があった。中学生でグループサウンズから海外の
ロックを聞き出したので自分のステレオが欲しくなった。小型のセパレート型を、
買って貰ったがパッとしない。オーディオ好きの先生がいて、技術の時間に2度も
ラジオ作りを行った。ハンダ付けの面白さにはまった。こうなると作るしかないと
言う訳だ。音はスピーカーで決まる。電化店ステレオ部へレッツ・ゴーだ。
アルテック、ジムラン(言い方が古い)などもゴロゴロしていたが、中学生の相手
ではない。BETAもFLATもPAXも相手ではない。めざすは6半だ。なにせ
当時の1000円は中学生にはとっては、なりなりの大金だ。
コーラルの6A-7は@1000円ちょいだが、見るからに貧弱だ。やはり本命は
P-610Bだ。@2000円弱だが2本買うのは結構な出資だった。ちなみに
BETA-8は軽く@10000円以上。LE-8Tなど@35000円位だった筈。
その頃の模型店はプラモデルの他にラジコン部品やラジオ部品等も置いてあった。
天井には6半用のSPボックスもぶら下っていた。欲しかったが、ユニットを買った
後では手が出ない。仕方なく近所の建材屋でサブロク合板を一枚買って真っ二つに
切り、平面バッフルに仕上げた。音を出した。感動した。その後、密閉箱を作って
鳴らした。大きな音も出せた。良い音だ。友達も驚いた。
ダイヤトーンはTV・CMも格好良くてマニア以外にも知れ渡った。スピーカーは
ダイヤトーンと言う、ひとつのステイタスだ。結局DS-251も手に入れた。
'82年に全面改良したP-610DBが発売された時は、すぐ手に入れて鳴らして
みた。昔の感動を味わいたかったが、感動は蘇らなかった。あまりにHi-Fi調
な音に変貌していたからだ。コンプライアンスを高くとったロールエッジ。パワー
も入り低域が出る。高域もトゥイターを足したように伸びていた。昔のフラット
エッジで抑制されたような音の出方とは大きく変わっていた。しかし6半でこれ
以上の作品は難しいと思う。デジタル時代を迎えての三菱の意地とプライドが集約
されていた。チタンドームを採用せざるを得ず、しかしそれを隠したところに開発
スタッフのやるせなさと、こうするしかなかったと言うギリギリの英断が感じられて
胸を打った。 最終型のMBは使ったことがない。
527 :
AC点火派:01/11/21 08:21
そうなんですか、実は小生の家にあるのもDBでして、MBは聴いたことがないです。
やはり管球追求派としては、一時期OTLに心が揺らいだことがあって、これはどうしても
P−610の16Ωの4本使いだろうと、半分決心しかけたこともあったくらいです。
でもやはりロクハンはロクハン、1本(やってもTW追加)が一番と気づくのに、そう
時間はかかりませんでした。想い出は尽きないものですね。
さて、6V6氏は小生憧れのボザークを所有の由、いいだろうなあ。
デンオンの手帳みたいなカタログにのってた時代に、一度聞いたことがありますが。
某スレにも書いたように、それ以上の縁がありませんでした。ところでそのボザークは
どの時代のものなんでしょう?ユニットを取り外して、裏側を見たことはないですか?
>AC点火派さん
輸入代理店は言われる通り日本コロンビアの取り扱いです。トリオの時代もあったかな。
ボザークにはMoorishと言うシリーズがB-410を筆頭に数種ある。この
B-410は4ウーファー、2ミッドレンジ、8ツィーターの3ウェイ14スピーカー、
重量100Kg超の大型。自分の所有はシリーズ下位のB-300と言う物だが、
それでも内容積200L級の堂々としたもの。家具のようなデザインで前面のネット
部分は、白の絹カーテンのようなサランネットが張ってある。さらにその前面に金色
メッキの金属網がはまる。良く出来ていてこの部分はスライドさせて取り外せる。
ウーファーは30センチだが巨大なマグネットで強力。ツィーターは2個あるが角度を
変えて取りつけてある。おかげで指向性が良い。ボーズの先祖なのか。箱は密閉型。
音はアメリカ製と思って聴けば、驚くほど地味で暗い。良く言えば陰影・重圧だが悪く
言えば躍動感に欠ける。ランシング系とは対極な音。そこが気に入っているところだ。
いつかこのSP用のアンプと思いながら、まだ出来ていない。KT66,88、EL34
等のヨーロッパ球より、やはり米球で鳴らしたい。6V6では非力なので6L6Gppが
良いかな。6L6GCは好きじゃないからね(W
529 :
AC点火派:01/11/21 13:22
そうですね、数少ない試聴経験ながらボザークは、まったり、おっとりした感じがしました。
しかしながら高能率ヌケ優先のSPばかり応援しているわけではないので、こういうのも
ありだと思います。
室内楽などチリチリしたSPでは聴きたくないものです。
大出力を入れればオケもいけそうですが、整然とした音が本領なんでしょうね。
6L6Gとはまたシブイ。(w
350Bが入手できれば、最高でしょうね。無駄な希望と知りつつも。(w
P&Cから6L6Gppの、ナローレンジアンプのキットが出てますね。
あれでも改造なさったら。
530 :
6V6好き:01/11/21 14:06
350Bなら完璧だが、良い物4本は無理だな。スペアも考えると。
6L6GならOKだが見合った電源トランスが入手出来てない。
WEが造ってWestrexが納入した映画館用のA-10と言うアンプがあるが、
これをモデファイしたいと思っているが何時のことになるやら。
520V両波のチョークインプットでその後1KΩ50WのRでB電圧を270V
まで落としている。凄い設計だ。今時の省エネ時代に反する不この経済なアンプの
音を確かめてみたいのだが。
最初に弁当箱シャーシーに手回しドリルから入ると、何故かキットは作りたくない
ものだね。LUXのキットも作ったことがない。良いキットを組めば知識も組み方も
勉強が早いだろうね。自分は弁当箱でガラクタばかり積み上げてきた(W
キットは「作る」で、自作は「造る」というイメージなんだよ。
上530
反する不この経済なアンプ>反するこの不経済なアンプ (訂正)
532 :
AC点火派:01/11/21 15:12
520VのCT巻線からCHインプットで、ドロッパーが1kΩですか。
そりゃなんともすごい電源部ですね。
整流管の寿命を考慮すると、CH−In.は試したいのですが、臨界電流とか過渡現象
を考慮すると、C−In.になっちゃいますね。巻線520Vだと整流管は5R4Gとか
になるんでしょうか。CHと1kΩでさぞやキレイなDCが得られそうですが、設計者
の意図は別にあるような気もしますね。
今晩、A−10の回路を調べてみようっと。
そういや、次の話題にうってつけだと思うんですけど、電源回路のインピーダンスは、
どこまで低ければいいのか?なんていかがでしょう。
例えば最近のPTのサプライインピーダンスは、えらく低いそうで、このことを心配
する方も多いと聞きますが。電源部のC容量もしかりです。
ほどよい内部抵抗も、必要なのではないかとか。
素子破壊に至る設定は論外ですが、「あんばいのいいところ」があると思う次第です。
皆さんの意見をうかがいたいです。(ムリにとは申しません)
533 :
真空管無頼派:01/11/21 16:34
久々登場です。
次回の管球王国には、以前話題になった6V6モデルが登場するかもしれません。
オーディオマエストロに入ったすぐその場所が工房のようになっているのですが、
配線が剥き出しの試作中とみられるアンプがありました。
今回のテーマは、低コストとグッドデザインだということだそうです。
6V6好きさん、7C5です。
ボザークとは渋いですね。
コーン型の良さが発揮された本当に落ち着いた音がする
スピーカーでしたね。確かコーン紙には羊毛が少し入っているとか。
電源のインピーダンスは、設計思想によって最適?値が異なると
思います。またスタティックとダイナミックなレギュレーションが
回路によって異なって来ますから、難しいですね。
更に、終段の設計によっても電源インピーダンスの影響が違いますね。
A-10などでは終段は電源インピーダンスの影響が少なく、電流変動の
小さいA1級ppとして更にクリップ時の歪増加が急激にならない
様に電源のインピーダンスを抵抗で上げているのだと思います。
また、小出力の3極管アンプなどでは電源インピーダンスを下げすぎると
却ってクリッピングポイントがはっきりして消化力の無い楽しめない
アンプになり易いですね。内部抵抗にもよりますが・・・、旧い時代に
内部抵抗が数kΩの3極管が多かったのは、レギュレーションの悪いトランスで、
コンデンサの容量も大きくできなかったので、実装時に良い結果がえられた
のでしょう。
535 :
AC点火派:01/11/21 18:08
さてと楽しい夕方タイム、上げましょう。
真空管無頼派殿、ホントにお久しぶりです。球王来号の締め切りに間に合えばいいんですが、
やはり6V6で来ますかね。楽しみですね、情報提供ありがとうございます。
無頼派さんはA.マエストロの近くなんですか?一度行ってみたいとは考えております
が、距離があって悩んでおります。
それと、訪問前にはご一報をなんていうコメントを見た記憶もあって、独特の雰囲気が
あるのかな、などと勝手に想像しております。(量販店ではないので当たり前ですが)
536 :
AC点火派:01/11/21 18:24
7C5さん、申し訳ありません。質問が悪かったですね。
電源インピーダンスなんていうより、電源のレギュレーションと言うべきでした。
でも当方の見解と大きく違うところがなく、妙に安心しております。
レギュレーションを稼ぎすぎると、電源の音が聞こえてくるというのは、
7C5さんの説明されていることが該当すると思います。
クリップが耳につくというのは、たしかにありますね。
波形の上下が切れてしまうか、片側だけかでは大きな違いがありますが。
クリップ隠しには、レギュレーションもほどほどのレベルがありましょう。
増幅段と電源のバランス、どっちが豪華すぎてもまとまりにくい、ということ
でしょうか。
537 :
6V6好き:01/11/21 22:55
7C5さん
ボザークのコーンに羊毛が入っているとは知らなかった。情報有難う。
このSPは視聴位置が多少動いても定位がずれないので一杯飲みながらでもOK。
最近のSPに比したら比べようもないだろうが、イーストコーストサウンドの典型
であるから、未だに鳴らしている。音場が広いのも良い。JBLと違う低域であって
昔のビクターのSXシリーズを思い起こさせる。SXは3も5も7も使った。
SXも密閉でクルトミュラーでしたか?ビクターはホーレイも使いましたね。
A-10に関しては7C5氏の言われる通りでしょう。時代性におけるWEの知恵に
他ならない。さすがA級17Wとお見通しですな。恐れ入った。
538 :
AC点火派:01/11/22 08:38
音場が広いというのはいいですね。小生はまだその辺に踏み切れず、三角形の頂点を
意識した座り方になりますわ。(w まだまだ厨房ですね。
コーンの内部損失って大事なことなんですよね。クルトミューラーもホーレーもその辺
を意識したコーンという感じがありますものね。
小生は恥ずかしながらLE−8THをつかうこと7年ばかり、こいつのランサプラスという
白い塗り物も内部損失を考慮した結果でしょう。ただし音は重厚さを期待するもので
ないことは皆さんよくご承知のことと思います。基準用のSPとしてはなかなかだと
使用を継続しています。ただやはり飽きが来ますので、何度か引導を渡そうと考えたの
ですが、人に聴かせるといい音だねと大抵云うものですから、それをナグサメに現在まで
続いています。(w
A−10のサーキット、拝見しました。A級17Wでたしかに7C5さんの慧眼には恐れ
入る次第です。当時の時代性からかってに類推ところ、音から決めてリロンは後から付いて
いったような感じもします。絞れるだけの出力を出したところで、音が悪ければ意味がない。
そんな感じがします。
直線性という言葉があります。本当の意味で直線に近いのは、211や801Aのような
内部抵抗の高い球で、こいつらは案外電源のレギュレーションをおごらなくても、いい音
で鳴ります。内部抵抗の低いかつ低μの出力管も、負荷を大きくすれば同じ結果になりますが。
犠牲になるのは出力ですが、出力を稼がなければならない理由なんて、どこにあるので
しょう。昨晩A−10の回路図をながめて、そんなことを考えておりました。
余計なことでした。暴言多謝。
539 :
AC点火派:01/11/22 08:43
上記、かってに類推したところ、に訂正。
たびたび、申し訳ありません。
オーディオマエストロに
「WE-300B 刻印 美品 2本 30万円」
その他の項目に売りに出てます。
これはビンテージの中でも特別な物なんですか?
う〜ん、恐ろしく高いな〜
541 :
AC点火派:01/11/23 11:15
一般の感覚からすれば高いでしょうけど、仕方がないですね。そんなものです。
もともとWE300Bというだけで、幻の球だった時代があったのに、その幻の中の
さらに幻のような存在なんだし。
同等なものに、ノーザンエレクトリックの300Bなんてのもあります。
その広告で未通電とありますが、そうするとペアで30万は良心的というか安いかも。
刻印は高いです。ゆえにその音は小生聴いたことがありません。
しかし残存数が希少というだけで価格が高騰しているのではなく、立派に動作するからこそ
その値段がつくのです。コレクターがいるくらい。
高真空度がウリのWE300Bですが、製造年代によって若干真空度の差があるといわれて
おります。やはり一番真空度が高かったのは80年代から最終生産年の88年くらいとか
いわれてますね。再生産品も同等と言われてますが。
ある評価によると、真空度により音質も差があるとかいわれてます。
高域につやが出るのは、その最終バージョンの方だといわれてますが、刻印にも別の
ベクトルの音質的魅力があります。いや、あるそうです。(w
真空度はまた、グリッド電流の流れやすさとも、密接な関係があります。
また貴重品ですから、過酷な動作条件で使用するのはあんまりです。
大切に、いたわるように、それでいてちゃんと仕事をさせてやる。
そんな回路で組んでやるべきでしょう。上杉殿がトレースする是枝氏の回路は比較的
いたわった回路といえますし、挿し替えもいいでしょうね。なんたってAC点火ですし。
グリッド電流対策でいえば、トランスドライブかグリッドチョークの使用がベストでしょう。
ただしNFBはかけられません。グリッドチョークの場合は工夫をすればかける事が可能
になります。LC共振を避けるのは大変ですが。
カソフォロ、もしくは直結という手もありますが、小生の好みではありません。
どことなくWE300Bらしさがなくなるような気がして・・・。
ちなみに刻印よりも以前の300Aというのもあり、これはもっともっと高価です。
しかもその300Aの中には、フィラメントの給電方法がシリーズ(中点タップなし)
の個体が存在するそうです。欲しいとまではいいませんが、ぜひ一度拝見したいと願って
やまないAC点火派です。
入手したってもったいなくって使えやしないだろうね。毎日つかうなら97年品でOK。
それにしても上杉殿、修行が足りませんぞ。精進あるのみですな。
幻の中のさらに幻のような存在だったんですか。
88年製でよく17万円(ペア)で出てたんで、これはビンテージofビンテージなのかな、
と思ったんですが、やはりそうですか。
>修行が足りませんぞ。精進あるのみですな。
全くです、恐れ入ります。
543 :
名無しさん@お腹いっぱい。:01/11/23 15:17
真空管マニアは修行・精進ですか。大変ですね。
ぱっと作ってぱっと音を出した。結構音がよい。こんな感じがいいのですが。
544 :
名無しさん@お腹いっぱい。:01/11/23 23:59
>>496 こんなところで情報収集して人のいいなりに作るようではほとんどバカ。
いろんな雑誌見て自分が一番作ってみたいと思うタマを見つけるのが先。
それが6BQ5だろうが(そんなことはありえないと思うが)、300Bだろうが
はたまた24LQ6だろうがいいではないか。
惚れたタマをなんとか生かすよう努力しな。
545 :
名無しさん@お腹いっぱい。:01/11/24 00:13
高価な球やパーツに依存した音造りは良くないな。
基本から脱線してしまう。
聴いて良ければ良いじゃないですか、といっている
人ほど癖のある耳を持っているようで一般的に結果は
良くない。
546 :
名無しさん@お腹いっぱい。:01/11/24 04:30
>>544 プッ ワラタ
『こんなところ』を覗き、バカにレス付けてるのは誰や
>>545 スレ違いか?意味不明
誰に向かって言ってはるの
AC点火派さん
300Bは個人的にはなぜか再生産品が好きです。問題はバルブとベースの
接着材でしょうか。ジュメット線が全然異なるようで音が違って当たり前
かもしれませんが。刻印球はマイルドで味が有るような気がしますが高価すぎて
実用にはなりません。2本で30万円ででていますね。まあコレクターしか縁はないでしょう。
LE-8Tは私も使っています。アンプの音質を確認するにはこれが一番かも知れません。
特にくせもないし能率も高いし、AC点火派さんは箱をどうしているのですか?
543さん
パッとつくって結構いい音がするのもたしかに魅力ですね。友人をみても私に影響されて
何人か作りました。みんな結構気に入っているようです。それはそれでしょう。
548 :
AC点火派:01/11/24 14:51
めーかさん、レスをありがとうございます。
小生も300Bは再生産品が好きです。1本ごとに特性、Ipが表示されている球なんて
そんじょそこらにあるものじゃないですから。おっしゃる通りジュメットは旧品と色
が違うようで、これは改良されてというより、昔と同じ素材が調達できなかったようですね。
今回の再生産もアナウンスからずいぶん遅れましたが、フィラメントにアタリがなかなか
でなかったという噂話があるようです。これは相当真実味があると思いますが。
なんたって、ダルエミッタ−ですからね、ちょいと明るいと点火してるのかもわからない。(w
毎日つかうなら、なんたって再生産品でしょう。品質管理とかいわゆるQCの本家本元は
WEですから、安心してつかえますわ。快適快適。
「ルーズベースになっても、気持ち悪いだろうけど、WEの球ならずっと使えるよ。」
太平洋の羽龍鉄一翁は、ニコニコして語ってくれました。
「昔の接着セメントは、もう練る職人はいないのかもねえ。」とも申してましたが。
(ああ、いきたい!秋葉原)
ここの常連さんはみなさんベテランなので、もうすでに耳タコの話題を小生のような
生意気なシロウトにも、やさしく痛くないように教えてくれます。
常連の皆さんにとっては常識でも、「最近の若い衆」にははじめて聞くことも多いと
思います。でも結構後世に残したいものは多いと思います。
えらそうになってしまいますが、上杉さん、「40万の法則」って知ってますか。?
もしご存じなければ、少し調べてみてください。これからAXIOM80と格闘なさるん
ですから、知っておいて損はないです。
Ax.80はコーン型というか、ダイレクトラジエーターの代表選手ですが、少しホーン型
の知識をかじっておくのもよいかも。いっけん何の脈絡がないように思えても、結構あとで
意外なところで役に立ったりします。まあS/Aラボがついてるなら、心配ないかな。
549 :
AC点火派:01/11/24 15:14
ホーンドライバーの始祖のように言われる、WE555ですが、数年前の
ラ技の連載で、池田先生ご健在の折りに聞き書きの記事がありました。
その中で池田先生が好まれた、クレデンザの話がありました。
いうまでもなく蓄音機(志ん生風にはチコンキ)ですが、その構造はまさしく
ホーンとドライバー!興味はあったものの、去年その音を聴く僥倖に恵まれました。
いいんですよ、これが。とくに弦の音が。
こればかりは聞かねば判りませんね。この事件は、再生帯域を考えさせる
大きなきっかけをくれました。ワイドレンジが嫌いなわけではないのです。
ただ、これ以外のベクトルは全部間違いとは、決していえないと。
めーかさん、当家のLE−8Tは、タテマツのTS100L箱に入っています。
むろんTWをプラスして。重たい大きなソリッドな箱です。
一風かわった鳴り方をします。これに決めた時、幻のチコンキとまだ邂逅して
いなかったのです。(w
現在は適当に箱鳴りがして、快活にうたうスピーカーを物色中です。
よ、40万の法則ですか?
ちょっと知りませんでした。
どこで調べれば良いんでしょ? う〜ん・・・・・
ホーン型ですか、知ってるような知らないような。
たぶん、分かってないんだろうな。
万世橋書店に行ってこよっと。
552 :
「40万の法則」:01/11/24 17:53
再生帯域:20〜2万ヘルツ=40万
再生帯域:40〜1万ヘルツ=40万
おいらのシステムは
0.025〜1メガヘルツ。
今日は暇だったので素材置き場の棚探しをしていたら、7868が4ペア見つかった。
東芝のHi-Fi用でペアチューブ。セロハンも切っていない。昔、店を畳んだ電気店
から6CA7や6G-B8等と共にまとめて譲り受けた中のひとつだが、すっかり忘れ
ていた。ノーバ管と言うので当時は嫌って使う気がしなかった。袴なしの管頂部排気で、
6BQ5の直径を30mmに太くしたような外形だ。原型はウエスチングハウス(?)の
中出力5極管7591で、7868はRCAの登録だったか。この辺は7C5さんの
独壇場でしょう。今回封をきって見てみたら、同じ東芝の7591と中身は全く同じで
違いが判らなかった。当時は嫌な形と思ったが、今見てみると斬新で中々良い。ずんぐり
丸坊主の6C-A10よりはずっとスマートだ。
この球は位置的には6BQ5と6CA7・6G-B8の中間にあたるだろうから、出力的
にも物量的にも使いやすいと思う。ppで20〜40Wぐらいが期待できるから、家庭用
としては申し分ない。大体、球アンプファンは高能率のSPを使っているケースが多い
から、20Wもあれば十分すぎる。6CA7で50〜70Wなんて小ホールか公民館用だ。
前に書いた6CA7ppの50Wアンプの時は入力にCを入れて超低域をカットしていた。
アナログ時代ではこうしないと怖い。大出力ゆえの対策だった。
前回6L6GppのA-10型に触れたが、思いがけず7868も出力的には候補になった。
これにはXE-45トランスが似合うなあ。持ってないのが残念だ。そのうち手に入るかな。
>>552 おいらのシステムは0.025×1メガ=?・・・
40万になってないような(w
100Hzだったら4000Hzでいいの?無茶苦茶かも
>>553 数字だけの球は知らない。せめて2けたなら(初心者
555 :
名無しさん@お腹いっぱい。:01/11/24 22:49
東芝の7868とはうらやましい。ほんとによく有りましたね。あれには
UL接続動作例が別に公式データとして出ていて6.6K負荷、プレート-アース間
425Vで21Wとなっていた。規格上は7591より少し小さいが実用は同じでしょう。
あんな球がいま一番欲しいです。
シャーシが来るまで閑なので、シールド線だけ作りました。
思ったより簡単だった、しかし指先が痛い。
足りない部品がA-40061個だけで後は完璧です。
ノグチトランス曰く年内には無理かも。
タムラさーん早く作ってよ〜ん!
>>555 ハァ?どこの規格を比べてるのかはしらんが東芝が出してた特性や規格は
最大カソード電流、入力容量と出力容量が異なるくらいであとは一緒だぞ。
俺の使用した印象では変わらないと言うか袴が無い分放熱がよい7868の方が無理が利く。
実際最大カソード電流は7868の方が5mAばかり規格上は取れることになっている(但し旧規格品の7591との比較)。
B級ppで変調アンプに使ったとき、強制空冷下で連続で82W、歪率2%ってのを
使っていたが、7868の方が長持ちした記憶がある。
7868の弱点はマグノーバルなのでソケットが入手し辛い事だな。
558 :
6V6好き:01/11/25 14:56
気になったので東芝のハンドブックを見てみた。規格は殆ど同じ。違っても誤差
程度か。ただ不思議なのはppAB1級UL接続の場合は7868の方が5Wばかり
出力が落ちる(歪率も悪い)。ここだけこんな差になる訳がないから、測定の仕方
ではないか。557氏が言うように、放熱では7868の方が有利だから、無理が
効くし長持ちしたという事実は信憑性がありそうだ。情報有難う。
40万の法則については、人によって評価が異なりますね。
某オーディオ評論家は、実感としては、80〜100万位が適当ではないかといっていました。
私も気になったので東芝電子管ハンドブックを見てみました。S39/11刊
の編2のP372〜375が7591、P376〜380が7868でした。
557さんの仰るようこのに二つは同じでしょう。でも6V6好きさんの言われるように
UL接続は表示値はだいぶ違うのですね。555さんの言われるようにUL動作では
そのとおりになっていますね。でもこれはたぶん7591が理論値、7868が
実測値ではなかろうかと思いますがどうでしょうか。
40万の法則何となく分かりました。
と云うことは、AXIOM80にウーファーも検討したほうが良いのかな。
是枝氏もウーファ勧めているようだし。
う〜ん金が金が・・・・・
562 :
AC点火派:01/11/26 08:46
おととい昨日と久々にわが6畳間の掃除、6V6殿のように7868のようなお宝は
出て来ませんでしたが、ほこりを取ったついでに、正月に製作した2A3シングルを
つないであげて、灯を入れてやりました。
うーんしばらくぶりのシングルの快感!ボーカルや声楽はこれでなくちゃあいけない。
シングルにはシングルのよさがあります。無帰還ですのでDFは2あるかどうか。
このアンプで低域を出そうなんて、欲張っては台無しです。
やっぱりキカイには器量ってもんがあると思いますね。
563 :
AC点火派:01/11/26 10:17
7868ですか、いいなあ。たしかにXE−45がお似合いです。
個人的には6,or50CA10のような下方排気の球は、下の出ベソが
ポキンといきそうで好きではないのです。生かしてあげてください。
カッコイイ近代アンプが出来そうです。
上杉殿、40万の法則の件ですが、これは知っておくだけでいいのです。
頭のどこかにとめておくのです。こんな考え方もあるのだという風に。
いつか、なあるほどと思う時がくるかもしれません。
そこでウーファー追加の件ですが、個人的には賛成しかねます。
AXIOM80の速度感(反応の早さ)にマッチするユニットなんて、
そもそもこの世にないはずです。これはAx.80のよさを理解する人ほど、
そう感じるはずです。レンジ追求であのジンジンするようなリアル感を損なわ
ないこと、これが小生の考えるやり方です。ARU使用くらいがいいところ
だと思うんだけどなあ。まあ、いろんな事を試して見るのも、大事なことですね。
頭のスミに・・・といいながら、40万の話ふたたび、なんですが、レス554
さんの100Hzだったら4000Hzでいいの?無茶苦茶かも。と、あり
ますが実はそうなんですわ。(w
前述のクレデンザがまさにそれ。(実情は3500Hzどまり)
これで音楽が聞こえるのだから、不思議です。もちろん現代の感覚では、プア
にしか聴こえませんでしょうが。ナローレンジのファンもまたいらっしゃいますよ。
小生はナローもワイドもどちらも好きです。選択肢は多い方がイイ。
どれかに決めてしまうと、後から厄介です。(w
そうですね、AXIOM80に合うウーファーってどんなんだろと思ってたけど、在るわけないですか。
取りあえず箱作って、ARU色々試してみて、それから考えます。
その前に、アンプ作んなきゃ。
あっ、シャーシどうなったんだろ、ギャロップに電話してみよっと。
565 :
AC点火派:01/11/26 12:07
昼休み定期上げタイムです。
上杉さん、シャーシはギャロップに発注したんですか。広告ではよく拝見
するんですが、コンタクトを取ったことはないですね。
シャーシのオーダーは、方眼紙の手書きくらいでOKなんでしょか?
よろしかったら教えて下さい。
566 :
AC点火派:01/11/26 12:34
ところでレス562で紹介した我が家の2A3シングル、どうして正月に
組みなおしたかというと、挿し替えのためなんです。
何を挿すかというと、チェコ製のAV2A3SLという馬鹿でかいUX−2A3
の互換球です。でかいだけあって耐圧も450Vまで上がってますが、当家の
プレート300V,カソード50Vの標準条件では、なぜだか消化不良の感
があります。この条件では、RCA製2A3(VT−95)の圧倒的勝利ですね。
品があって惚れ惚れします。整流管が5U4GBなので、今度きちんとした
5AR4を挿して、幾分電圧を上げて、このチェコ製2A3を試したいと
思います。(怖いのはうっかりRCAの方に、GZ34を挿すこと、へへ。)
ずっと以前のレスに、この2A3シングルの電源部はフィルムコンをおごった
と書きました。そこで学んだ教訓をひとつ。
フィルムコンはオーディオ専科のスーパーリニア600V,47μ×3、これに
ASCのX−386S AC440V,20μ×1.
おごった効果はたしかにあります。音は透明感が増して、ザラッぽさは後退
するようです。ですがアンプがうなるのです。(w
電源トランスもCHも手で触っても、微動だにしておりません。
しかし、フィルムコンは振動します。手で触ってはっきり判るくらいに。
インプットCとして挿入した、オイル入りのX−386Sは静かなのに、
CH後のスーパーリニアが震えているんです。ブーンと音まで出しながら。(w
小生の部屋では、2A3シングルのヒーターハムより大きいのです。(w
バンドの締め具合を調節して、少し我慢できるようになりましたがいい経験
でした。コンデンサーのファラデーの原理を考えれば、納得できたものの、こんな
ことってあるんですね。
皆さんはアンプが異音を発した経験、ありませんか。?
AC点火派さん、ギャロップですが、広告には「図面は略図で可」とありますが。
それだとかならずダメと言われます、方眼紙に原寸できちっとMJなどに載ってる、
加工寸法図のように書かなければダメと言われます。
私はadobeイラストレータを使いカラーで図面を起こしました。
手書きでも方眼紙に原寸で展開図にすれば大丈夫だと思います。
ちなみに私の図面書き起こしたものです、ご参考までに
http://my.reset.jp/~kata/WE300B.gif
568 :
AC点火派:01/11/26 15:56
へえー、原寸大ね、なるほどという気もするけど。
小生がオーディオ専科に依頼する時は、A3サイズの方眼紙に1/2スケールで書いて、
オーディオ専科でCAD起こし、→下請けさんという形です。
小生のPCにもMSのVisioがついてますが、まだ使いこなせておりません。(w
アドビの方がつかいやすいよね、たしかに。
上杉殿、情報ありがとう。
電話なんか上は4kもなくて下は100も出てないけど
それなりにもっともらしいというか,不自然でないバランス
そういう意味では40万則はある程度はあてはまる
AMラジオだと上が8kとかだから,計算上の下は50に
なるけど,そんなに出たらかえって不自然か
20万位の方が妥当かな?
570 :
AC点火派:01/11/26 18:53
そもそも40万の法則は、誰が言い出したものなのかも判りませんが、古くからの言い伝え
ですね。俗説ともいいますが。
20〜20kだとたしかに魅力的ですが、20Hzはちょっとね・・・。
ですが、35〜11.4kくらいだと、妙に真実味があります。両端を−3dBくらいに
考えると、25〜16kなんてのも、実現できないことはないですね。
小生、これはなかなか楽しい俗説だと、理解してます。
571 :
AC点火派:01/11/26 19:27
それでは初心者チックな質問を残して、小生は帰って晩酌タイムにいたします。
7868なんかもそうだと思うんですが、構造上ピンの近くまでプレートが
下がっている球って、シャーシが結構熱くなりませんか?
ベテラン諸氏はどう対応されてますでしょう。よろしければご教授くださいませ。
やっぱりそんなものだとあきらめるしかないのでしょうか。
配線のヒゲを伸ばしても、放熱には足りないと思うのですが。
6V6好きさん、7C5です。
7868とはお宝ですね。また頂部排気の旧タイプは良いです。
後期はコンパクトロンの影響を受けて下部排気になりましたね。
GT管の7591と中味は全く同じですが、6V6好きさんの書かれた通り、
EIAへの登録が7591がWH社、7868がRCA社の違いで登録時のデータが
そのまま使われ、東芝もそのまま発表したため、異なってしまった
とされています。発売当時からおかしいと言われていたようです。
(「真空管活用自由自在」等にも書かれています)
両方作ったのは日本では東芝だけで、日立は7591のみ作ったようです。
7868等のノーバ管のソケットは、あまり見かけませんね。
サークル径は同じでピンが少し太い、マグノーバル管の
ソケットの方があるようですが、そう言えば松下の50H-B26は
まだ秋葉でも時々見かけます。
573 :
6V6好き:01/11/26 22:43
AC点火派さん、こんばんわ。
晩酌タイムとは新語ですか。和英合体で良い雰囲気だ。自分は自慢できないが大酒
呑みです。お新香と焼き魚か刺身が2〜3切れあれば何も要らない。歳は取りたく
ないもので、ビールから入るというパターンがなくなってしまった。いきなり日本酒、
焼酎。これはアル中の前兆だそうだ。深酒しても翌日にはまた呑みたい。やばいね。
シャーシーの熱はある程度仕方がない。仕方がないと言うよりも、シャーシーに球の
熱が逃げないと逆に球が危ないからだ。熱には輻射熱と伝導熱があるが、球(ピン)
からソケット。ソケットからシャーシーと熱が伝わる。これを空気対流での管壁空冷と、
ソケットだけに伝導熱を閉じ込めては球がもたない。出来るだけシャーシー広範囲に
熱を分散させて放熱すべきと思っている。ソケットやシャーシーが熱をもてば別の面で
都合が悪くなる。対策としては、高温な球、もしくはシャーシーを切り詰めた場合には
タイトソケットが必須だ。ケミコンはシャーシー上に立てずに内蔵したい。試しに、
数時間運転したアンプのシャーシー上のケミコンとシャーシー内のケミコンを触って
みれば、温度の差は明らか。またソケットにはCR部品を直付けしない。伏せ形の電源
トランスの場合は巻き線部の四角穴は少し大きめに取り、巻き線部とシャーシーの隙間
からシャーシー内部の空気が抜けるようにする。こうしないとトランスの熱も上がり、
さらにシャーシーに伝達されてしまう。球の放熱対策のピン接続(7868は2と6
および1と7だそうだ)を忘れない。太めの銅線かアース用の錫メッキ線で良いと思う。
6G-A4や6AQ5等も然り。小さい球ほど重要でしょう。
7C5さん、お晩です。昔NHKでやっていた『ふるさとの歌まつり』
で司会者が、みなさんお晩でございます、と言っていました。
いつも詳細な報告感謝!下部排気の物もありますか。7868のような
形態はTV用ではまま見られますが。10年も前になりますか、チェコ
かユーゴあたりのメーカーが管頂排気の大型管を一時売り出していた時
があった筈。KT-90だか99だったかは忘れましたが。多少気にして
いたが、あっと言う間に市場から消えてしまった。買った人は少ないだろうね。
575 :
AC点火派:01/11/27 08:35
6V6殿、ありがとうございます。いや、聞いてよかった。
熱伝導を利用して積極的な放熱をしなければ、たしかに球がもちませんね。
熱伝導を考えたら、やはりアルミが一番かも。対流冷却の限界は以前から考えていたので、
いざとなったら空冷ファンかな、とも考えていたのですが、なんとも大人気なくて。
しかもPC用のファンでも、結構動作音が大きいですしね。
参考にさせていただきます。
シャーシがラジエーターだと解釈しないと、MTやコンパクトロンの出力管は、きっと
短命に終わってしまうんでしょうね。
(小生は近年、ベースのついた古典管ばかりでしたので。)
576 :
名無しさん@お腹いっぱい。:01/11/27 20:15
ためになるのでage
577 :
AC点火派:01/11/28 08:40
576さん応援ありがとう。朝の始業前カキコです。
前回、6V6殿が晩酌の話題に付き合ってくれたので、お返しをひとつ。
小生はビールから入る方ですね、それから日本酒か焼酎でやんすね。困ったのは自制心
が弱いこと。500の缶ビールが呼び水になってしまいつい、・・・。
後悔するのは翌朝になってからですわ。(w
どことなく定格いっぱいで動作中の、整流管のカソードの自己破壊に似ていないことも
ないですね。カソードだか、カンゾーかがいかれてしまわぬよう、昨日はヌキました。(w
さあて、タマの話題です。以前にも申しましたが、次なる製作目標を考えている時間が、
幸福なんですよね。ここではそういう話題に付き合っていただけるし、ベテラン諸氏の
実践に基づいたアドバイスまでもらえる。いい時代になったものです。
小生の憧れは大電流管なのですが、レス571あたりから見てもらえれば判るように、
まだ放熱対策に自信が持てません。具体的に管種をいうと6C33C−Bなんですが、
電気ストーブのような球なので。これはもう少し時間をかけてチャレンジしたいです。
この管の一時期のブームのような製作例は、もう最近見かけませんしね。
さてもうひとつのベクトルは小型アンプです。
1回切ります。
578 :
AC点火派:01/11/28 09:11
小型アンプといって小生の頭に浮かぶのは、QUADUか、ランゲビンの
6V6ppです。コンパクトなアンプはまたいいものです。なんたってカワイイ。
以前のレスにも書きましたが、カソード結合というか差動構成の音には、独特の
個性があって、悪くはないのですが飽きがくるのも事実。
そこで試してみたいのが、QUAD型の構成です。
残念なことにQUAD型の追試経験がなく、少し躊躇しております。
出力管の問題もあります。良品のKT−66が入手できません。
中国製は使用したくないのです。音質以前の好みとして。そこで折衷案なの
ですが、出力管を6V6−GTにしてしまう。
是枝氏は6BQ5でまとめてますので、ビーム管の6V6ならもっと似合った
動作にならないかな?
さらにコンパクトの意匠をすすめて、ケミコンはシャーシ内蔵、チョークはスク
リーン給電以降として、小型のものを載せてモノラル構成とし、QUADUの
大きさに挑戦するというプランを考えております。
電源部の始末や、特徴である定インダクタンス型のOPTなど、頭痛の種は
多いのですが、皆さんに相談してココで少し練ってみようと、たくらんで
おります。前段はやっぱり、ソブテックの62672本かな。ここも頭が
痛い部分なんですよね。カッコ悪い。全盛期のEF86/6267が欲しい
ですね。12本くらい。(w
また昼休みに書きます。では
579 :
AC点火派:01/11/28 13:01
昼休みになりましたので、つづき。
出力を欲張ったら、きっと失敗するだろうと思います。現行のOPTでアンバラ電流に
余裕がとれるのは、タムラのF600シリーズか、タンゴのCRDの復刻板くらいでしょう。
ココはタムラのF684か685でいきたいです。挿入損も少なめで、小生好みであります。
400シリーズではちょっと小さすぎだと思いますし。
ありがたいことに是枝殿の製作例がありますので、これを参考にします。(w
NF専用の3次巻線は、オーバーオールのNFBに使用して、6V6カソードへの帰還は、
2次巻線から戻すとして・・・。プレートに約300V、6.6k負荷のQUADU型
構成だと、10Wがとれるかな。?
QUAD構成でいちばん興味深いのは、DFの大きさです。元回路でも15くらいあるはず。
はたして6V6で組んだら、いくつになるのか?これが知りたいですね。
前段、電源部、その他の話は夕方にでも。
580 :
AC点火派:01/11/28 18:22
QUAD型と呼ばれる、あの構成の動作解析はちょっと厄介です。
小生自身もまだ完全には理解できてませんので、まずは原器の構成をそのままいただき、
6V6のカソード抵抗とNFB抵抗だけをいじり、様子を見てみようという魂胆でおります。
PTにはタンゴのPH−100Sが再生産されていますので、これでなんとかならないかと
もくろんでおりますが、どうなりますやら。
CHは小型のものを、スクリーン用にあてがえばいいはず。
基本的なコンストラクションは、こんな感じです。シャーシは原器を真似たいのですが、
PH−100SとF684が幅を決めてしまいますね。
方眼紙上でレイアウトを考えてきます。
ベテラン諸氏の皆様で、QUADU構成をトレースされた方はいらっしゃいませんか?
581 :
名無しさん@お腹いっぱい。:01/11/29 00:11
夜中age
AC点火派さん
残念ながらQUADUは手に入れたことがない。だいぶ昔にあるオーディオ店で
セットで聴いたことはある。パワー感はそこそこだがNFアンプとは思えない、
3極シングルのような良い音だったと思った。確か特殊な巻き方のトランスと
記憶している。回路をモデファイしても音はどうなるのか解からない。
数年前に再生産品なのか、キンキラの成金アンプみたいなQUADUを見かけた(W
回路図を今見ていたが、非常にシンプルだ。カソードNFアンプの為、高利得の
5極感EF86(6267)を前段に使い、1発で増幅・反転したオートバランスか。
シンプル回路の極致。6267カソードRは共通、良い球が欲しいところだ。自分は
松下が好みだが、手持ちが数少なくなった。ロシアのブリキシールドは嫌だが、今と
なっては仕方ない。
タムラの685は6V6GTには大き過ぎてバランスが悪いかな。やるなら6V6G。
それに小柄な6V6GTをモノにする意味もあまり感じられない気もするが。
これ以上の考察は自分の頭では無理だ。まるで役に立たない。スマン。
583 :
AC点火派:01/11/29 08:31
カソード結合でも、オートバランスでもない、しかもスクリーンがCで結ばれて、これに
NFBの信号まで加わり、ちょっと厄介なんですわ。(w
正直なところ動作解析は、詳しく見ていくと(小生には)判らなくなる部分があります。
原器の定数でバラック組むしかないですね。こう書いている小生も追試経験がないので、
おっかなびっくり実験してみるしかなさそうです。前段も見方によってはバランス増幅と
みなせる範囲なので、電源リップルには強いとか。
原器の音質は6V6好きさんのいうとおり、シングルのような端正な音がします。
一筆書きのよさというか、pp独特の派手さ?がない音ですね。
これはそのOPTによることも大きいです。巻線はガラ巻きでも、コアはバットジョイント
にスペーサーをはさんでの、かなりの定インダクタンス型になってるそうです。
タムラのpp用は、アンバラ分が10mAまで許容された設計です。今日的には定インダク
タンス型の範疇に入るでしょう。本音を言えばもう一声、15mAくらいまでいけるように
お願いしたいところです。
40万の法則の言い出しっぺは知らんが喧伝したのは池田圭だろ(ラ技連載の盤塵集で)。
盤塵集では、80万の法則の例として、クレデンザをあげてたな(100〜8kHz)。
去年だかのラ技で氏家高明が、axiom80のウーハーにLE8Tを使う例をあげてたな。
LE8Tがウーハーとして最適なんだとよ。
585 :
AC点火派:01/11/29 12:28
なるほど盤塵集ね、わかるような気がするなあ。小生はラ技の購読は、比較的
最近からはじめたので、詳しくないですが。
でもクレデンザのレンジは高域側で8kまでいってましたっけ。
測定位置にもよるんでしょうけど、小生の見たグラフはいいとこ3500くらい、
おまけして4000といった感じでしたが。
氏家さんのその記事はもっと前でしょう、実は昨年現物を見てきました。
学会が徳島であった折に、氏家さんの友人だという方が経営する、DYLAN
というブルース、カントリーミュージックのかかる、なかなか洒落たお店でした。
そのシステムはカモイ上というか、かなり天井近くに据えられておりました。
駆動はこうこうと輝く845ppでしたね。
たしかに音色はそんなにおかしくないですが、店内BGM用途ですのでね。
ここの上杉さんのアドバイスには、不適切かも、と考えていましたが。
LE−8Tは小生も使用してますが、VC径が50mmもあるために、
20cmウーファーのレンジを、高域側に伸ばした設計だといえます。
こういう使い方は可能でしょうね。かなり大胆ですが。
586 :
AC点火派:01/11/29 13:03
我が家での昨日の事件を、恥ずかしながら公開しましょう。
まあ前段球の定期交換なんですけどね。
夕食も終わって、セロニアス文句でも聴こうかと、アンプのSW on。
L−chから不定期なハムノイズのような音が、「ああ寿命か。」。
当家のWE300Bppはモノラル構成で、WE396AというECC88
相当のMT管3本で、300Bを振っております。この球が定期的に寿命を
むかえます。
昼休みが終了したので、続きは夕方に。
587 :
AC点火派:01/11/29 18:54
586の続きです。どこがイカレたかというと、h−k間の絶縁破壊(らしい)です。
構成は入力が100kΩのAカーブVR受けの396AのSRPP、ここと直結で396A
パラ接続のカソード結合位相反転、これがグリッドチョーク接続のWE300Bppを
励振しております。初段をSRPPにしたおかげでワイドレンジになりました。
低域には8Hzくらいに盛り上がりがあるものの、20〜30kHzフラットです。
管球をセレクトすれば、70kHzまで平らになります。
出力は16から18Wといったところ。完全なA級ppでしょう。歪率はおなじみのppの
カーブ、きれいなものです。10kHzの方形波だってキレイに通ります。
しかし、SRPPにした報いもあって、それがカソード電圧です。
SRPPの上側、次段の共通カソードがそれぞれ110V前後あります。
もちろんヒーターバイアスはかけてあります。(55〜60V)
でもだめみたいですね。言い訳を言わせてもらえば、それでも700から1000時間は
大丈夫ですので、まあまあの設計だと思うのですが。
昨日交換したのは、入力のSRPPの396Aでした。この球、もともと低周波用途の
ものでないらしく、たまにマイクロフォニックのすごい個体があります。
ゆえに選別しながら、初段の差し替えをして、見事生き返りました。
自分で考え、苦労して作っているからこそ、球の差し替えだけで生き返る。よしんば
ケミコンの交換だって同じこと。トランス類の断線や絶縁不良でもない限り、生き続けて
くれるのです。これっていいと思いませんか。
この愛機、現在稼動2000時間ちょっとです。
4本のWE300Bは、ゲッターが薄くなりかけて、上部マイカの周辺が少し茶色になって
きましたが、10000時間ランニングしてくれるだろうと、信じています。
588 :
AC点火派:01/11/29 19:27
自分のネタから展開するのもなんですが、自分の愛機の修復、もしくは
かっての名機を、自分でレストアしたなんて話題はいかがですか。
予想としてはなかなか無さそうだけど。(w
常連さんは、どなたもウデ自慢の「ビルダー」みたいだし。
589 :
六億ワット:01/11/30 07:53
アンプのレストアをやったことはありませんが、ラジオをいじったことがあります。
テレフンケン製の最後の真空管ラジオで、多分30年くらい前のものでしょう。スピーカー
全面の布を洗濯、脱色したのち解れた部分を縫い直し、プラスチックやガラスのパネル
をアルコールでピカピカにしました。また内部を取り出して掃除機と綿棒でほこりを綺麗に
取りました。しかし駄目になっていたパーツは皆無で、内部にこてをあてる必要はありま
せんでした。これにはビックリ。念のため球だけ交換。結局外装の修理だけで終わって
しまった。
かつて実家にナショナルの真空管ラジオがありましたが、かなり長い間生きており、
動いていました。ラジオというのは案外長持ちするのかもしれませんが、自分で作った
真空管アンプも、こんなラジオのように長生きさせてやりたいと思います。勿論
ラジオとアンプの動作条件を同一視するのは無理があるでしょうが(w
590 :
AC点火派:01/11/30 08:30
なるほど真空管式のラジオとは、なんか懐かしいですね。
テレフンケンは案外最近まで、真空管式のラジオを作ってたんですね。
国産は後年、トランスレス方式オンリーになってしまいましたが、あのキャビ
内のホコリにまみれた様子は、汚らしくも神秘的でありました。
真空管式のチューナーでは、これをしのぐものはないといわれるマランツの
#10Bがあります。小生行きつけの店では、よく修理していますね。
話をうかがうと、ユーザーが勝手にコイル等をいじり、元に戻せなくなるのだ
そうで。高周波関係にも強い店だから安心できますけど、昔ハムをやった
というくらいの経験で、中をいじるのはやめた方が賢明です。あのキカイも
かなり理想主義的に作られていて、修理は難しいですよ。
591 :
AC点火派:01/11/30 12:50
いま、別スレをのぞいてきましたら、「日本技術者は・・・」なんとかいうところで、
管球アンプはエフェクターだという意見が出ておりました。(w
そりゃそうでしょうね、ワイヤーウィズゲインなんていう幻想に、まだとりつかれている人
もいるんですね。ベテラン諸氏はもちろんのこと、そんなことは我々とっくに織り込み済み
なんですが。管球アンプはその姿かたちも魅力なら、出てくる音の個性を認めてこその
世界です。直熱管から傍熱3極管、ビーム管、5極管、送信管とその個性がなければ、
面白くないでしょうに。OPTも加えて、こんな魅力的なエフェクターはないでしょうね。(w
>>591 向こうのスレの住人ですが・・・
別に悪い意味でエフェクタと書いたわけではないと思います。
なので、そんなに過剰反応されることもないのでは。
593 :
AC点火派:01/11/30 13:02
べつに過剰反応なんて、(w
心から楽しんでいるだけですよ。
アナログ全盛だった頃は球アンプに見向きもしない人が多かった。打って変わって
球アンプ全盛になったのはひとえに入力機器がデジタルになったためでしょう。昔は
カートリッジを変えるとシステムの音を大きく変えることが出来た。その役目
は今では真空管アンプとケーブルコードに移っていると思う。むろんもっと
高い理想信念で作られている方もおられると思うが大方の傾向はそうだとおもう。
でもそれでいいんじゃないですか。ぼくも利得付きケーブルなんて作ろうと思わないし
測定****、測定マニアと思われている是枝さんですら内心はそんなこと全然信じていないとは
明らかでしょう。でなければアキシオム80なんぞ使うわけはないと思う。あれこそ楽器だもの。
595 :
AC点火派:01/11/30 18:37
まさしくその通り。付け加えることはないです。
めーかさん、援護射撃ありがとう。(w
596 :
AC点火派:01/11/30 19:06
本日、北海道は全道的に雪となりました。まだ降っております。
これが根雪になるのかなあ。
いよいよ管球アンプの季節到来です。(w
多少の熱は暖房代わりって、そんなに部屋の中は寒くないけど、最近は
高気密住宅とやらで、放熱に困るくらい。
何がいいかというと、外が静かなこと。風がなくて雪の降る夜は本当に静寂です。
残留ノイズの多いアンプは、こうなるとてんでダメで、設計製作者の技量が
問われますね。
うちの近所は、自衛隊の基地(戦車部隊)があるほかは、老人が多くてパソコン
密度も低いし電源はきれいなほうです。
秋葉原は遠いけど、リスニング環境としてはなかなかかも。
さて、前段球も更新したことだし、今晩は何を聴こうかな。
>596
うちも車が真っ白になってました。鬱。
AC点火派さんにお聞きしたかったのですが、396Aのカソードの
耐圧不良って、固有の物っぽいですか?
実は、そのうち、396AのSRPPかSEPP出力のミニプリを計画してまして、
ある程度ストックしてたのですが、その話を聞いて、急に不安になり
ました(^^;;
>>597 せっかくお楽しみの処、差し出がましいようですが、WE-396AのH-K耐圧は90V程度だっ
た筈です。SRPPで使用する場合には、ヒーターバイアスが必須でしょう。
H-K耐圧を考慮せずに使用した場合は、必然的に信頼性が急激に落ちてしまいます。
そこら辺の情報は、今までの書き込みを拝見すると、7C5さんがお詳しいように思い
ますが・・・
599 :
六億ワット:01/12/01 02:06
600 :
六億ワット:01/12/01 02:15
>>590AC点火派さん、今晩は。
欧米仕様のラジオのFM部のコイル設定をいじるのは止めた方がよい
ですね。まともな測定器を持たない素人がやっても、はまるだけです。
それよりも、クリスタルコンバーターを作ってアンテナ端子にぶら下げた
方が良いですね。昨今では良いDBMも安価に入手できるようですし。
発振回路をどうするか、昔ながらのクリスタルを使うか、今時の
DDSを使うか、はたまたコンバートの周波数をどう設定するかなど、
お楽しみはたくさんあります。とか言ってないで、作らなきゃ!!
601 :
AC点火派:01/12/01 10:02
なお殿、耐圧不良ではないのです。
皆さんのおっしゃる通り、こいつのh−k間耐圧は90Vですよ。もちろんヒーター巻線を
接地するような阿呆はしておりません。小生のレス587をよくお読みくださいませ。
たしかに+バイアスが55〜60Vくらいだと、足りなかったかもしれませんが、700
時間動作すれば、まあまあだと思うのですけど。
小生の経験からすると、ここを90Vにあげても、大して変わらないと思いますが。
WE396AはWE製といえど、特別な高信頼管ではありません。むしろ心配なのは小生の
レスにもあるように、マイクロフォニックの方です。初段管に使うには、入念な選別が前提と
なります。でもWEのMT管はいいですよ、管壁の黄色のエナメルの文字やロゴがまた
カッコイイ!396Aのプリは、よく新さんが製作記事を書かれてませんか。
悪い球ではないですが、選別使用が前提ですね。プリなら尚更のこと。
でも大丈夫、必ずできますって。ご安心ください。
また、変法としては、これと同じ規格でヒーターが20VのWE407Aという同形の管が
あり、ヒーターの中点を使って、こいつを直列で3本つなぐと60V点火できます。
これだとヒーターバイアスが省略できましょうか。このときはDC点火の方がよろしい
でしょうか。これはオーディオ専科のキットでやっている手法です。
407Aならまだ安価ですよ。たくさん買えるし、DC点火ならプリにうってつけ。
なおさん、こんなのどう?
>601
どもです(^^)
あ、耐圧の事は、私も知っているのですが、多少余裕を持たせると
さらに寿命が上がるのかな?と、思ったもので。
とはいうものの、もう少し+B電圧をかけられたら、設計しやすいのに
と思ってます。407Aも何本か転がってます。そちらの方はいつか使
う機会が来るかな??
マイクロフォニックノイズは、403Aで懲りました(w
皆さん、こんばんわ
ちょっと見ない間に、
2名ほど、なんとなく顔?が分かりそうなHNの書き込みが・・・。
WEの傍熱管ですが、HK耐圧はあまり考えていないようです。
WE310A等は50Vですし、主に自社の電話や高周波の決った用途に
作られているため、(市販して不特定多数の使用は考えていない)
カソードが浮くような使い方は、想定して設計されていないと思います。
また、耐圧90Vと云うのは材料設計上、こんなものだという感じの
値で、しっかり絶縁をした場合は、200V以上になります(トランスレス
ラジオ、テレビ用)。また、このような低耐圧の球の場合は、
ヒーターがマイナスになる動作をさせた場合特に絶縁が悪く
なりやすいです。単管SRPPでは以前からこの問題が言われて
おりました。
マイクロフォニックは、高周波の球ではほとんど考慮していない
ので無選別でのプリ使用は難しいです。低周波の球、例えば12AX7等でも
昔は普通の球を秋葉で新品で買ってきても、ダメなものがありました。
松下の12AX7Tは、NHK向けに、初段用として実動作させてエージングし、更に
ゴムの小ハンマーでつついてマイクロフォニックの少ない物を
選別して(L)印をつけていたと聞きました。
604 :
AC点火派:01/12/03 10:20
球の選抜っていうのは、ちょっと悲しい作業ですけどね、仕方のないことです。
雑音はもちろん、歪率だって変わってきますしね。でもこうして磨きをかけたキカイは、
ちょっとしたもんですよ。能動素子ですから雑音ゼロは無理な世界でも、CDがメイン
ソースの現代でも、おつりがくる位十分なシステムになります。
自分で作った満足感ばかりでなく、客観的な評価でもそれはいえます。
通いのお店ができたら、そこに自分のアンプを持ち込んで、再生しての比較評価をすれば
いいのですから。きちんと作って正常動作をするなら、お店の人もそんなに嫌がることは
ないと思いますよ。そこでがっかりするも、逆に自信をつけてくるかは、無論製作者の
自己責任です。もちろん付き合い上、何らかの買い物はいたしましょう。
エチケットとして。
なにと比較されるかは、そのお店の事情によりますが。(w
7C5さん
いつも貴重な情報ありがとう。自分もNHKマークの球を数種持ってるが、
ハンマー選別品とは知らなかった。公務車の様に入札で安く仕入れたのか
と思っていた(W あまり公に出来ないが、桜マークの物も多数ある。
これも選別品かな。また、通信所および観測所からの払い下げの球も良い
物が多い。選別品かどうかは判らないが、ダメになったから交換ではなく、
一定期間がくれば交換するために、非常に状態が良いものも出る。この辺
に知り合いを作っていたので、廃棄の球をただで裏入手していた。(時効)
ハンマー叩きではないが、笑い話をひとつ。耐震性を調べようと、しっぺ
張りの要領でMT管をはじいたら、パーンと割れて吹っ飛んだことがある。
豪腕なのか、国産球はガラスが薄かったのかも。また、拾い溜めた球を
綺麗にしようとバケツにぬるま湯を張って、数十本放りこんだら、ポスッ
とかプスッといって球が数本真っ白くなった。真空管から大気管になった
瞬間だ。ああ勿体無い。
AC点火派さん
自分は運が良くて、買った球が不良だったことが1〜2回しかない。プリ
ヒートやエージングもしてる訳ではないが。雑音や歪率もあまり気にして
ない。と言うより、それに見合った球も使ってないし、回路能力も無い。
10年前からフレームの7(6)DJ8等が多用されているみたいだ。松下
の物が手持ちに数本あった。良い球みたいですが選別必要ですね(w
606 :
AC点火派:01/12/03 13:03
6V6殿は強運の持ち主か、うらやましいなあ。あやかりたい。
ノイズは発生したら、それが寿命というものです。本当は買うときに選別したいのだけれど、
今の状況では難しいですね。市販されている中ではRAM管なんてのがありますが、
現実にはどんなものなんでしょう。購入経験がないものですから、もしご存知の方が
いらっしゃれば教えてくださいね。
6DJ8はつかいよい球ですね、小生も好きです。初段管にはうってつけの1本でしょう。
ちょうど話題のWE396Aや407A同等の、ECC88系列になりますか。
フレームグリッド構造のこいつは、黒川達夫先生もご推奨の球です。
μがほどよくて、つかいよいんですわ。ゲインを余すことも少ないですしね。
f特も心配ないレベルだし。
6DJ8使いやすいか?
あれ、直線性に劣るので平衡pp以外では使いたくない球の一つだ。
もっとも初段で歪ませて後段で打ち消すというのなら話は別だが。
あと、あの球の特長を生かして使おうとすると少なくとも8mA以上、
理想では15mAくらい流してやらんとボケた音がする。逆にチョロチョロとしか
電流を流さずに使っているのなら電流を増やしてやると有るところで急に音が
変わる。
フレームグリッド管はこれだから使い難い。小電流で使えるのは12RHH14位。
あれも対応するECC83と同じ電流値で使うとつまらん音しかしない。
608 :
AC点火派:01/12/04 12:59
下がっていると淋しいもんで、あげましょか。
いつもながら感心するのは、6V6殿のレス605。
雑音や歪率もあまり気にしてない とおっしゃってますがそれでいいんですよ、きっと。
「音は聴いてみなければわからない。」やはりこれが一番大事ですから。
特性を追求すれば、それなりの選択肢があるのでしょうが、そうでない行き方もまた
あるでしょうね。かつて6V6殿が申された5kの方形波(正弦波?)もマトモに通らない
OPTも、なぜかそんなにおかしな音はしないものです。
広帯域、低歪が全て悪いとか、特性はどうでもいいとか、そんな極端なことを言いたくは
ないですが、過ぎたるは及ばざるが如し という言葉もあります。
どこで納めておくかというのは、難しい問題ですね。「魅惑の真空管アンプ」時代の
浅野先生の作品は、おおむね10kから先はオジギしてましたし、真空管全盛時代の
無歪出力の定義なんて、今の人が見たら一笑に付されることでしょう。でもそれがそんなに
変な音かというと・・・。
70年代初頭に、マッティ・オタラという方が提唱された、「入出力波形の相似性」
はある意味大事なことなのですが、それが全てでもないようです。
ひとり言が長くなりました。暴言多謝。
609 :
AC点火派:01/12/04 13:02
すれ違ってしまいました。(w
607殿、たしかにそんな傾向はあるかもしれませんね。
10mAくらいがいい感じだと、小生も感じております。
607さん
6DJ8の件。なるほど。しかも15mAも。使う機会があったら肝に命じておきます。
あと、オーディオ帯(低周波)使用でも、直線性に劣る球は聴感上はっきり違いが出ますか?
今後も常連で秘技の公開をしていただきたい。名前は管名で(早い者勝ち)
AC点火派さん
4〜5人でレス数を伸ばすのは、おじさんどもにとっては労働だ。まあ乗りかかった船
なんで気合を入れて書きましょう。倉庫に入庫されないよう W
611 :
AC点火派:01/12/04 18:37
継続は力なり なあんて云いますが、現実は結構しんどいですよね。(w
やっと夕方になりましたので、少し書けます。
秘技の公開とはまた面妖な(w どちらかといえばこちらが教わりたいですね。
3極管の直線性かあ、たしかにまっすぐだと気持ちいいんだけど。
この辺で思い出すのは、やっぱり古い話で恐縮なんですが、魅惑の真空管アンプ上巻の
巻末の座談会で出ている、「戦後の3極管不信論」ですね。
大昔のそれこそUV211や、801Aといった内部抵抗の大きな送信管は、まるで
ウチワの骨のごとく、まっすぐ放射状に伸びた特性曲線が印象的です。ほんまかいなと
思うくらい。高パービアンスというか、現代風にカソードとグリッドが近接してくると、
どうしても上向きにのけぞってきますよね。2A3や300Bにもその傾向はありますが。
この辺はやっぱり7C5さんがお詳しいでしょう。
AC点火派さん
はじめまして、ぜひご教示いただきたいことがあります。小生、オール直熱3極菅
シングルアンプを計画中だったのですが、最近GECのML4を入手したので、前段はこれに
しようかと思っています。そこで出力菅のフィラメントを直流点火するか、交流点火
するかで迷っているのですが、交流点火のメリットを教えていただけませんか?
小生としては、何十年も前の球にシリコンダイオードなんか使いたくない、という
形而上?の理由だけで交流点火にしたいと思っているのですが・・・。
613 :
名無しさん@お腹いっぱい。:01/12/04 20:42
>形而上?の理由だけで交流点火にしたいと思っているのですが・・・。
------------------------------------------------------------------------
なかなか良い理由じゃな 交流点火にしなさい
なぜ さがるのか
615 :
AC点火派:01/12/05 08:39
皆さんおはようございます。
GECのML4ですか、よく入手できましたね、うらやましい。
AC点火のメリットについては後述します。一口で言えばフィラメントの片減りが、
許せないのです。この辺に関しては詳しく述べたいので明日までお待ちください。
小生のHNは当然、この辺のこだわりに由来するものですので。
(代わってくれる方がいるのなら、どうぞ構いません。)
長くなりそうになったら、インゼル効果の部分の解説は、別の方にお願い、もしくは
自習していただくしかないかもしれません。
現在手許にML4の規格がないです。たしか浅野さんの「魅惑の」上巻に出てたような
気がします。これも明日までに調べて参ります。
その前にML4殿、全段直熱3極管とは勇ましいですね、おみそれしました。
ところでこれってシングルですかそれともppなんですか? これによって相当アプローチ
が変わってくると思うのですが。まずはこの辺のプランからお聞かせ願えますか。
AC点火派さん
ちょっと説明不足でしたね、アンプはトランス結合のシングルを考えてます。
小生、自慢じゃないけどシングルしか動作原理が理解できません(笑)。
数年前、新氏が、電圧増幅段に直熱管(102Lと101Dだったかな?)を使った
300Bシングルを発表されていて、今までに無い300Bの音を引き出せた、てな
ことを書かれていたので、これをマネしようと思い、STCの電話管をいろいろ
買い込んだりしたのですが、先にも書いたように、シリコンダイオードすら
使いたくないのに、電圧増幅段の点火には、3端子レギュレータなんていう、
小生にとって訳のわからないICが必要とかで、まるで蒸気機関車で新幹線の
車両を引っ張るような違和感があるなあ、と逡巡していたところに、運良く
ML4(残念ながらST管ではなく直管ですが、カーボンスートが無いのでプレート
がバッチリ拝める)が入手できたので、全段直熱ではなくなるけれど、これで
直流点火しなくてすむなと思ったのです。そこで問題になるのが出力段の点火で、
4V,2Aのフィラメントもできれば交流点火にしたい、ついてはその是非を
ご教示いただきたい、という訳なのです。どうかよろしくお願いします。
617 :
AC点火派:01/12/05 18:33
勉強することがたくさんあって大変だあ。
早く帰宅しなきゃ。
簡単な原稿を作っておいて、明日、AC点火へのコダワリを説明します。
あと、ML4さんオール直熱管アンプはシングルだと、レス612に書かれてありました。
小生のケアレスミスでした。申し訳ない。
でも出力管は何なのですか?2段構成なのですか?
AC点火のヒーターハムは、管種ばかりでなく、電源トランスの容量にも大きく左右され
ますので、その辺も説明をよろしくお願いいたします。
帰宅します、明日のために。(w
では
618 :
AC点火派:01/12/05 18:39
ニアミスでしたね。
でも4V,2Aのフィラメントって・・・
300Bじゃないし、なんですか?
とにかく帰ります。
すみません、実は、このスレッドには私の師匠連が約2,3名、徘徊して
おられるようなので、なるべく目立たないように教えを乞いたいということで、
奥歯にものが挟まったような書き方になってしまいました。でもここまで来ると、
多分もう感づかれたかもしれませんので書いてしまいますが、現在のプランは、
1:4入力トランス−ML4−1:2インターステージ−PX25Aです。電源トランスは
ノグチのPMC-120Mです。1年前に作ると宣言したのですが、大物部品がそろって、
次はシャーシ加工というところで止まっています。
初めまして、NAPA VALLEYです。是枝アンプが余りに“ぼろくそ”に言われて
いるのを見て見過ごせずちょっと一言。
私も管球王国Vol3.の300B Single Ampを2年越しでつい最近完成させたところ
ですが、その音の良さには(皆さんとは逆に)驚かされました。
これは巷のAmpとは?Tものが違う?Uという感じです。
ピアノの立ち上がりの速さ、強靭なタッチ、妙な付帯音のない響き。
消え入るような背後のピアニッシモの美しさ。
音はスピーカーから遠く離れ、スピーカーの存在を感じさせません。
まさにそこに人がいて、そこに楽器があるような感じです。
しかも問題になっていた残留雑音などスピーカーに耳を付けても全く聴こえま
せん。
ところ変われば...と言うことなのでしょうか。
しかし残念ながら私のスピーカーを鳴らすには、やはり少し(かなり)
パワーが足りませんでしたが...。
試聴装置
SP Exclusive 2404(DriverはSONY SUP T11Gに交換)
+Acapella TW1s
CD SONY SCD1
DAC MBS Technology Platinum Link DAC
Analog EMT 930st
Pre Mark Levinson No.32L
友人が球王3号の是枝300Bアンプをコピーした際に最初はラジオデパート地下の
ケース屋さんで端子配列をシャーシ奥に変更したものを作ってもらってコピーした
のです。ところがなぜかシャー雑音が多くて調べたところ凄く高いところで発振していた。
確か外部積分補正があってこれを彼は省略していたので付けたところほぼおさまった
のです。でも僅かに不安定だったので信州の方にその通り作ってくれる業者をみつけて
シャーシを作り直してわたしが組なおしたのです。ほぼこれで完動したのですがいまひとつ
物足りない。そこで意を決して是枝先生に尋ねたところ親切に教えてくれた。
文章と実際の感じはかなり違っていて凄く親切だったような気がする。注意点はいくつかありましたが
要するに完全にコピーしなさいということだった。たしかにアレンジしていたし、乗りかかった船なのでそのとおりに
したところ620さんと同じ印象をもった。友人はこれを愛用している。スピーカはオートグラフだ。ぼくのLEー8T
とは今一つだったけど。あのアンプに2年かけるといいかもしれない。
その又知人が例のプリアンプをキットで買ったが1年たってもまだできないそうだ。またしりぬぐいを
させられそうだが是枝さんのHPの中には秘密のフォルダがあるそうでキットを買った人だけに教えてくれるそうです。
ダウンロードした紙を見せてもらったが写真付きで20ページ以上ありそうだった。
NAPA VALLEYさん
作る楽しみが倍々増してきました。
めーかさん
作るのがだんだん心配になってきました。
そう言えば以前、回路図と写真と配線図の抵抗値とコンデンサーの値が違っていたので。
是枝さんにメールで問い合わせたら、丁寧な回答が帰ってきた。
ちょっと嬉しかった。
文章から受ける印象と違う言うめーかさんの言うことに納得します。
>>620 この掲示板ではメールアドレス晒さないほうがいいよ。
下手するとウイルス付きメールとか送られてくるしね。
あとは漏れみたいなのが興味本位で個人情報漁ったりするし(w
625 :
AC点火派:01/12/06 08:26
うーむ、すばらしい。皆さんやってますね。
是枝さんの設計は、まさにギリギリという感じで、自分流のモデファイを加味すると、
おおかた失敗すると見てよさそうです。
AC点火の件ですが、どの辺からお話しましょうか。是枝先生になり代わり説明すること
になります。
真空管の生命はカソードです。その整流なり増幅作用、テレビのブラウン管に画が写るの
も、大モトはカソードから発生する熱電子あってこその世界です。
ちなみにこの熱電子放射(エミッション)の能力がダウンすることをエミ減(エミゲン)と
称し、まさにこれが真空管の寿命です。
傍熱管の場合、内蔵ヒーターで熱せられたカソード(スリーブ)が熱電子の発生源です。
これはカソード全体が、アースに対して同電位に置かれています。
ところが直熱3極管の場合、ヒーターがそのままカソードですから、ヒーター電圧が、
カソードの電位分布に影響します。300BをかりにDC点火で動作したとします。
動作は自己バイアスで、カソード電位が66Vだとしましょうか。
しかしこのバイアス値66Vは、ハムバランサー中点だけのことで、+端は68.5V,
−端は63.5Vになっているのです。(判りますか?)
直熱管をDC点火すると、エミッションの負担がカソード内で不均一になるのです。
AC点火では交流波形にしたがって、この電位分布がサインウェーブ(最近は汚染されて
いるが)で1秒間に50,もしくは60回交替します。
ところがDC点火では、このアンバランスがずっと固定されるのです。
1回切りましょう。
626 :
AC点火派:01/12/06 08:46
これらのことは球王Vol.13の50シングル、ならびにラ技99年/11月号
のRS−237シングルの製作記事で、是枝さんが解説なさっています。
引用しますと、300Bのノイズレベルを追及してゆくと、最後に残るのは
フリッカノイズだそうです。(ミリバルがピョコンと振れるアレです。)
フリッカは新品の300Bでよく見られますが、もちろんエージングで消失
します。しかしDC点火のヒーター給電の+−を入れ替えると、ふたたびフリッカ
が発生するのです。
フィラメントが片減りしているのですね、これは。
DC点火とAC点火の差は、使い込んでから差が出るそうです。
300Bだと1万時間をかなり越したあたりから、どなたにもわかるかたちで、
とあります。我が家のAC点火300Bは、まだ2000時間程度ですから、
判りません。(w
球王Vol.21の801Aシングルでは、801Aの賞味期限は、DC点火で
300時間、AC点火で2000時間くらいだろうかとも仰っています。
直熱管のフィラメントは、いたわってやりたいものですよね。
続いてAC点火のデメリットについて書きたいのですが、就業時間が近づいて
まいりました。(w
続きは昼休みにいたしましょう。
果たしてシングルでトランス結合の直熱管アンプで、AC点火は可能なのか。
実のところ、難しすぎますわ!(w
627 :
AC点火派:01/12/06 12:31
直熱管のフィラメントをいたわるAC点火も、デメリットは無視できません。
むろんヒーターハムのことです。
いちばん簡単な回避策はppにしてしまうことです。ハム成分はOPT内で打ち消され、
2次側には現れません。(小生のきらいなトランス内演算です w)
我が家のWE300Bアンプが、ppなのはこのせいです。
無帰還のシングル構成で、AC点火で実用になるのは2A3くらいでしょう。
フィラメントの太さ(熱慣性)にもよりますが、50や801Aの7.5V管のシングル
構成でAC点火を実用化するには、NFBは必須です。
哀しいことにML4殿の考えるトランス結合では、これはムリです。
残された方法として、是枝さんが提案されているものに、逆相ハムの注入があります。
これは劇薬を治療につかうに等しいやり方ですが、効果があります。(ハズです)
ppのOPT内の打消しを、出力管カソードでやっているような感じです。
球王Vol.21でも紹介されてますが、ラ技99年/11月号の方がていねいに書かれて
いるようです。
直熱電池管を準備する必要がありますが、AC点火トランス結合シングルにこだわる
なら、やってみる価値はあるでしょう。ただし5mV/Div.くらいの2現象オシロは
もっていないと調整は難儀します。周波数の折り返しが見えるハム中点どうしを、探して
やらねばなりませんから。ML4殿がんばってください。
628 :
AC点火派:01/12/06 13:02
電源トランス容量の件はさておいて、(w
せっかくの是枝さんの名がついたスレですから、その話をしたいです。
是枝さんのアンプはなんだか評判がよくないとか、それはあんまりだと
思います。たしかに追試はしづらい、というかかなり高度に練り上げられて
おり、氏が公言しているコンパクト思想で設計されていますので、製作が
厄介なのはたしかです。でもNAPA VALLEYさんのレスを拝見する
限り、WE300Bからこれだけの評価の音を出せるアンプビルダーが
雑誌ライターの中にどれだけいるのでしょう。
310Aでただ漫然と振っただけでは、毅然とした音にならないとは、氏の
よく言われることです。この点まことに同感です。
昼休みが終わってしまいました。夕方まで失礼します。では
629 :
名無しさん@お腹いっぱい。:01/12/06 17:01
AGEAC点火派age
直熱出力管のヒータハムを低減するには、DC点火、逆相ハム注入の他に以下の方法があるでしょ。
@前段にもAC点火の直熱管を使用し、出力段と前段を逆相アンプにして打ち消す。
Aヒータをインバータで高周波点火する。
上記@は宍戸公一氏が実施してMJに発表しています。
上記Aは色々の制作記事で「面白い方法」としてあげられていますが、ハナシだけで実施している人はいないのでは。
ヒータのDC点火ユニットを販売しているガレージメーカがありますが、インバータの高周波点火ユニットを発売してくれるメーカはないかな。
自分で設計製作するのはちょっときつそうなので。
>>630 「DC点火ユニット」→「定電圧・定電流点火ユニット」でした
632 :
AC点火派:01/12/06 18:53
@さんそのとおりですね。@の方法は宍戸氏の本で拝見しました。
うまく工夫すれば、ML4さんのトランス結合アンプにはうってつけの方法
になると思います。ML4殿ご検討を。たしか「送信管によるシングルアンプ
製作集」でしたっけね。なかなかいい本です。(ただ送信管の低電圧大電流動作
には疑念がありますが、これは常連の6V6好き殿も同意してくれました。)
ヒーターの高周波点火は、紹介したラ技99年/11月号の中で触れられており
ます。いい方法だと思いますが、実施するにはちょいと勇気が要るかも。
これだと間違いなく直熱管のフィラメントは安泰です。ただ周波数をどこに
設定するかが問題なんでしょう。その記事中でも触れられてますが、やはり
50kHzくらいが適当だと思います。
50kHzは当然、OPT2次側に出てきます。(OPTのレンジ内なら)
人間の耳に聞こえるわけなどありません。しかし是枝さんになり代わり説明
させていただくと、楽音信号と50kHzのビートダウンした音は聞こえて
来るはずです。いわゆるウナリやビブラートの原理と全く共通したことです。
50kHzは聴こえませんが、50kHzで点火したアンプの音は、それなり
の個性をもつことだろうと思います。
この辺、高周波点火を追試した経験がありませんので、あまりえらそうなことは
いえません。100kHzとかあまり周波数が高くなると、長波放送の送信波の
ようなもので、アンプ内でどこにとびつくのかわからず、厄介でしょう。
発振機内蔵型アンプですね。出力管のシールドなんてしゃれにもなりません。
また2次側に出てこないような高周波が、OPT内でどんな振舞いを起こすのか、
それはアンプの発振と類似していないのか、とか疑問も尽きない部分もあります。
勇気ある皆さんの検証に期待すること大です。
小生はそんなに度胸のある方ではありませんので。(w
うまくいったら教えて下さい。
633 :
名無しさん@お腹いっぱい。:01/12/06 18:55
ところで是枝氏はオカマ?
634 :
名無しさん@お腹いっぱい。:01/12/06 19:04
>>632 何故に送信管の低電圧大電流に問題が有るのでせうか?
635 :
AC点火派:01/12/06 19:22
634さん、もう一回説明してもいいんだけど、できればレス175,176をお読み
ください。球のプレート損失は、最終的に管内および管壁の温度上昇から決定されるよう
ですが、なんとなく「感覚的に」納得できないのです。
かかるE×Iの値が、規格内におさまったから大丈夫だというのは、妙な話です。
本来高電圧で、かつ、さほどの電流を稼がない条件で動作をするために、送信管はトリウム
タングステンのフィラメントやジルコニウムプレートを与えられているはずです。
電圧を下げ、電流値を大きくするなら、酸化物カソード(いわゆるダルエミッタ)が
あるではありませんか。適材適所というやつです。
保守的といわれればそれまでですが、管球の個性は大切にしてあげたいのです。
個性的、先進的な動作条件が悪いとは申しませんが、小生は管球研究家ではなく、あくまで
管球愛好家なのです。
636 :
AC点火派:01/12/06 19:57
さあて、久しぶりにエールを送りましょうか。
上杉殿、覚悟はよろしいですか。是枝さんのアンプは並みの増幅器では
ありませんぞ。ゆめゆめ甘く見てかかることのなきよう、注意怠りなく
製作してくださいな。
時間をかけて、ていねいに、多少の失敗にめげずに、最後まで。
お金がかかるのは、ホンモノの証拠です。(くらいに思わなきゃ、続か
ない!) (w
AC点火派さん。わたしも低電圧大電流動作は嫌いです。カソードの能力
を考えると最大許容電流の70%以内で使いたいのです。レギュレータの
中古球を眺めるとゲッターはなんともないのにエミッションが出ない球が多い。
プレート損失だけ気にしてカソードの都合を考えないとなにか問題が出るようです。
AC点火派さん
丁寧な解説まことにありがとうございます。5回ほど読み返して、何となくわかってきました。
たぶんカソード電位の低い方からフィラメントが減っていくのですね。おそろしいことです。
ぜひともAC点火にしたい、でもPPは小生にとって、回路が理解できないこともさることながら、
贅沢すぎます。だって、出力管だけで、ステレオで4本、スペアを入れると8本必要です(小生、
スペア球の無いアンプは考えられません)。それは無理というもんです。
NFBにしてもにしても、逆相ハムの注入にしても、はたまた前段と出力段で打ち消すにしても、
逆相信号で打ち消す方法はとりたくありません、打ち消した分どこかでつけを払うことになります。
NFBでわかるように、かける量に応じて、音の生気(精気?)は確実に失われます。
結局、小細工はしたくない、調整箇所はハムバランサだけというのが理想です。あれなら、耳が
あれば調整できます。あと、電源トランスの容量の件をよろしくお願いいたします。
>>634さん、
送信管が本来どういう動作をするように設計されているかを考えれば
分かるんですが、高圧かけて電流絞るB,C級用途の球に電流流したら、
本来の動作以上にヒーター(フィラメント)に無理強いさせることに
なるというわけです。プレート損失が安全圏内だからといって油断でき
ません。詳しく存じませんが801Aが短命といわれる所以もこのあたり
に原因があるのでは!?
AC点火派さん 応援ありがとうございます。
やはり並の増幅器じゃなかったんですね、だんだん不安増幅器になってきたりして(W
難しいほど出来たときの喜びも一塩って事で、ガンバロっと。
641 :
AC点火派:01/12/07 08:44
みなさん、貴重な意見をありがとうございます。
もし幸か不幸かこのスレがいっぱいになったら、次は「カソード保護を考えるスレ」
でも立てましょうか。(w
ML4さん、経済的な問題はたしかに、最大のかつ永遠の問題かもしれませんね。
PX25は欧州の名球です。大切につかってあげたいですね。
小生が直熱管のAC点火を尊重する主旨が、いくらかでも理解いただけたようで幸甚です。
残念ながらPX25Aのハムがどの程度なのか、聴いたことはないのですが、4Vだと
結構派手に出るような気がします。フィラメントは安泰でも、大変でしょうね。
しかし逆相ハム注入とNFBは、似ているようで、かなり違いますのでもう少し研究して
下さい。打ち消しという言葉に過剰反応されたのでしょうか?
逆相ハムは一切のループをつくらずに入力されています。ここは一般のNFBと全く
異なる点です。それでもいやだというなら、ムリにオススメしませんが、音の精気が
失われることはないと断言できます。「NFBと違うのです。」
出力信号のフィードバックではありませんからね。誤解なきよう。
理解せずに生理的に嫌うことは、あまりいいことではないですし。
PTの件は昼休みにでも書きます。では。
642 :
AC点火派:01/12/07 12:27
パワートランスは充分な容量の(良質な)ものからヒーター給電すると、意外とハムレベルが
下がることがあるそうです。(むろんゼロにはなりませんが)
是枝さんの考察・見解では、ヒーター巻線電流のひずみ成分が、影響しているのではないかとの
ことです。ゆえにヒータートランスを独立させるのが、もっとも理想的だとも仰っています。
PTを大きくするか(磁束密度を下げる)、ヒータートランスを追加するか。
これも残留ハムレベルを低下させる手段だそうです。
ノグチの120Mですか、せめて200〜300VAクラスのコアならば、という感じが
するのですがいかがでしょう。
ヒータートランスならノグチトランスから安いのが出てるね
ARUの材質構造がいくら探しても分からなかったので、思い切って是枝さんに聴いたところ、
写真付きでかなり丁寧に教えてくれました。
こんなに丁寧に教えてくれるとは、感謝感激です。
秋葉原に行ったついでに、ノグチトランスのぞいたら、
年内は無理かもと言ってたA-4006のチョークが来てました。
これでシャーシ以外全部揃いました。
ワクワクハラハラ
646 :
AC点火派:01/12/07 18:32
ハムノイズの低減のほかにも、直熱管ヒーターの独立トランスからの給電は、
効果があるように思います。あくまで聴感上の感覚なのですが、音場の見通し
がスッキリするような気がするのです。
これは我が家の2A3シングルでの実験ですが。
動作プロセスの明確化(こんな言葉があるだろうか)というか、なんとなく
気分がいいのも確かです。なんとも贅沢な3.5Wアンプですよね。(w
上杉殿、是枝さんにていねいに教えていただいて、よかったですね。
小生は是枝さんと会ったことも、メールのやりとりもしたことはないのですが、
なんとなくわかります。
尋ねる方に誠意があって、マジメというか本気の方ならば、きちんと回答して
くれるのでは、と思います。
ところで上杉殿、せっかく勉強したのですから、そのARUの話のサワリだけ
でも、ここで皆さんにご披露してくださいな。
ここはいやしくも、是枝さんの名がついたスレなのですし。(w
AC点火派さん
逆相ハム注入とNFBは、現象として違うことはわかります。でも逆相信号で打ち消すという
行為は同じではありませんか?これは趣味の問題ですので、これ以上はふれません。
電源トランスですが、以前はタンゴのMS250だったか、ぴったりのがあったのですが、今は
これくらいしか見当たりませんでした。ヒータートランスを追加することを検討します。
ありがとうございました。
もう一つ教えてください。スイッチon/off時の問題は、AC点火とダイオード整流のDC点火と
ではどうなんでしょうか?
電源トランスなら特注という手もあります
特注って言ってもそんなに高いわけでもないです
以前 Rコアの専業の某社に特注で巻いてもらった
ことがありますが,メールで発注,宅配便でお届け
代金は銀行振込ですが,手間もほとんどかかりません
ほしい仕様のものにできるので,考える価値は
ありますよ
649 :
AC点火派:01/12/07 20:06
趣味の問題ですからね、イヤだと拒否されればもう何もいえませんが。
トランス結合のアンプを、実はあまり好きではない小生です。
何故ってそりゃNFBがかけられないからです。(w 音質もおおかた、
イントラに支配されてしまいますしね。
是枝さんがよく主張されることですが、「正しくNFBをかけること。」
これはよいアンプを作るために、避けて通れない重要なことだと思います。
別スレを見ましても、NFBの罪悪論のような書き込みも散見します。
過剰なNFBというのは、たしかに音を殺しますが、正しくかけられた
NFBは音のベールを剥ぎ取ってくれます。
まあ、これだけ云っても判ってくれないのでしょうけど。勝手になさいまし。
電源投入時の問題でも、DC点火は憂鬱な点があると思いますよ。
直熱のしかも出力管クラスになると、消費電流は1Aを超えます。
これはフィラメントの直流抵抗値が、ものすごく低いことを意味します。
しかも通電前の低温のフィラメントの抵抗値はさらに低いのです。
SW投入時にどっと流れるフィラメントラッシュは、あなどれません。
電流計をつないでモニターしたことはないですが、規格値の倍くらいは
流れると思います。
さてこのフィラメントラッシュの、AC/DC比較ですが、DC点火の場合、
徹底的なリップル排除のために、けた違いのケミコンがヒーター給電ラインに
挿入されているはずです。整流されてケミコンにいったんチャージされた
DCがいっきにフィラメントに流れ込む感じです。オーバーにいうとダムの
決壊のような(w まあフィラメントは丈夫ですけどね。
キットの中には、わざわざスロースタート設計にしたものもあるくらいです。
DC点火のラッシュは、定電流回路でもつけないと、過酷だといえます。
できれば1Ωくらいの保護抵抗も、入れてあげたいですね。セメントで
いいですから。
さてAC点火の方も、フィラメントの抵抗値などはいっしょなのですが、
DCほどのラッシュはないといえるでしょうね。それはトランスのヒーター
巻線が、フィラメントにつながっているからです。トランスの2じ巻線には
それなりのインピーダンス・交流抵抗値があるからです。
ラッシュに対しては、わずかでもCHに似た働きがあるでしょう。
DC点火はこの巻線抵抗すら、奪ってしまうのです。あなおそろしや。
わかっていただけましたか。
AC点火派さん、
わかりました。でもラッシュカレントの量からいうと、あまり容量の大きいトランスを
使うのも考えものだ、ということになるのでしょうか?
ARUですが金色のパンチングメタルに赤色の密度の濃いフェライトを合わせただけです。
写真を見るとARUの孔を細い柱で縦5当分に区切り真ん中の部分はフェライトが在りません。
しかし、是枝先生が言われるには「ARUはなくてもかまいませんむしろないほうがよいでしょう」
とのこと、ARUがあると低音があまり出ないそうです、ないほうが低域がのびのび鳴るとのことです。
ARUの大きな開口部に厚手のサランネットをそっと付ける程度が良いらしい。
ずっとどうしようかと考えていたんですが、目から鱗のようにほぼ解決です(^_^)
高度なやり取りが続いていて、中々割り込めない。
自分もAC点火派氏と同じで出来るならばDC点火はしたくない。しかし現状は
2A3ならいざ知らず、6V管以上(300B、NL-50、VT-62、50等)
はAC点火では厳しいものがある。4Vパワー管は微妙なところか。
音も私見ではAC点火の躍動感:DC点火の精緻感と言う風情と思う。是枝説に
よれば801A(VT-62)のDC点火は300hと言うことだが、本当か。
前述の自分の801As(6V6GT3結+イントラ・増幅無し+801Aアンプ)
の場合は1000hは稼動していると思う。レスを読んで心配して、ストックの
新品球と比較して見たが、電流値も音も然程変化は見られなかった。やはり新球の
方が音の輪郭が立っているような気がするが、心理的な要素なのか事実なのかは
判断しかねた。
このアンプの場合は、7.5V端子を整流し、4700μx2の計9400μを挿入
している。少なからず多からずと言うところだろう。C間に0.1Ω5Wを電圧降下
とラッシュ防止(効果は不明)を兼ねて上下対象に計2個入れている。ここは片側
だけではなく、半分を両側に入れると先輩から聞いたのでしたがっている。
単純なDC点火に1Ωもの保護抵抗を入れるとなると、電圧降下が大き過ぎて
6.3V球は6.3V端子からは点火出来なくなる。7.5V端子があれば大丈夫だろうが
トランスの工面が大変だ。AC点火派氏の意見は3端子レギュレーター+保護抵抗
だろうから、間違えないように。この場合も6.3V端子では無理だろう。
>652訂正 300Bは5V管。失礼。
逆相を注入してハムを消すなんて云っているのは、
やったことが無い証拠だね。低音が出ない昔のスピーカーなら
効果は少しはあるが(ロフチンの頃)。難しいし、
音がにごるので誰もやらなくなった。
球は生き物でゲインが変わると盛大にハムが出るので、いつも調整が必要。
655 :
六億ワット:01/12/08 20:15
>>654さん、
かつてのアンプには、電源からのリップル分を取り出し、 ホイートストン・ブリッジ
で分圧、さらにトランスを介してトランスの二次側を終段のグリッド側に入れて
打ち消しを行うものがある。しかしこれは電話用であって、現代オーディオに必要と
される帯域まで有効かは不明ですね。
AC点火さん、水を差すようですが、、
私は奇をてらうことはせず、DC点火を行っています。ダイオードブリッジの後は
シンプルなRCフィルター回路を用いることが多い。現在のところこれで何の問題も
ありません。Rを入れればラッシュカレントは問題ないし、RCの過渡特性を
考えればこれでラッシュカレントは軽減されるはず。ダムが決壊するのでは
なく、まずは水がたまるわけです。
フィラメントの片減りも取り正されますが、定量化された話を聞いたことが
ありません。このあたり、私は片減りよりも球そのものの使い方(どれだけの時間
どのくらいのEp, Ipで使うか、放熱はどうするか、など)のほうが寿命に
効いてくると思います。是枝氏は、長く使った300Bのフリッカノイズから片減りを
指摘されていましたが、ソケット端子の経年変化など、球以外にもフリッカを出す
要因はあるのでは?と思います。このあたりの測定方法が明記されていないので
記事を鵜呑みにできないのが正直なところです。
60Hzのハム打ち消しは以前から例があったと思う。六億ワットさんの言うように
通信用途にあったしオーディオアンプでもあったと思う。直熱管では是枝さんも言われて
いるように電源周波数の倍になる。それを打ち消すのは氏のやり方しかないと思う。
ただDC点火がほんとうに悪いかどうかはよくわからないが。私の経験だが300B
をDC点火からAC点火に変更してみた際にとなりの部屋にいた嫁さんが今日は
よい音がするねと言われて驚いたことがある。私自身はあまり差がわからなかった。
ハムが増えていい印象ではなかったがとなりで聞くとそうだった。たしかに音の通りがよかった。
伊藤喜多男さんや浅野先生もけっしてDC点火にされなかったがなぜだろうか。
伊藤300Bシングルアンプの電源には隠された秘密があってハム打ち消し回路が入っている
とはM県在住のある方から聞いたことがあります。伊藤先生の弟子のひとりだそうです。
伊藤門下では知られたことだそうですから是枝さんもそのことは御存じでしょう。
あのプリアンプを作りあぐねている某氏の話ですが。
657 :
六億ワット:01/12/08 22:03
>>656めーかさん、
点火方法の選択は音づくりの重要な部分ですね。ACとDCで違うという話は
ありますが、DCでも色々方法があります。どんな方法にせよ、それぞれ自分に
合った手法を選ぶのが良いと思います。勿論、トリタン球に定電流点火
のように、寿命を縮める組み合わせは御免ですが。
大平洋で3S4を買ってきて211で実験をしてみた。バランスボリウムの
問題さえ解決出来ればハムは確かに1/2以下になる。未だそのままだけど
不安定ではない。要は作り方か。このスレもだんだん面白くなってきた。
伊藤アンプのことはほんとか?神田の某店主の話だが無帰還だけどハムは少ないそうだ。
M先生あたりにきけばわかるだろうか。
659 :
名無しさん@お腹いっぱい。:01/12/08 23:00
いやいやそれは598さんでしょう
660 :
AC点火派:01/12/09 13:37
なんだか議論になってしまいましたね。でもたまにはいいでしょう。
AC点火に目覚めてより、小生はシングルからpp指向になりました。ppを突き詰めて
行く過程で、今度はppの同相信号分やら、定インダクタンス型設計に興味が向きました。
すでにもう役目を終えつつある、とばかり思っていた真空管アンプの世界に、アナログ
増幅回路の奥の深さを垣間見ております。
フィラメント点火は趣味の問題かもしれません。もちろんDC点火をされる方がいても
構わないのです。AC/DC間に音質上の差はあるでしょうが、好きな方を選択すれば
よいことなのです。ここはやっぱりレス658のノーハム殿のように、実践される方の勝ち
だと思います。
AC点火を推奨される是枝さんの話でも、メーカーの規格や動作例の測定値も、DC点火で
されているようですし、AC点火が絶対てなワケではないでしょう。
661 :
AC点火派:01/12/09 14:19
このスレはなかなかうまいこと成長してますね。中味も濃いですし、いいことです。
このスレの最初の部分では、是枝さんや氏の製作するアンプの罵倒スレのよう
でしたが、どうやらそんな状態には至らずに済んでいます。
小生は是枝さんとは何の面識もなく、メールのやりとりすらしたことが
ありません。でも氏の製作記事は好きです。ていねいで貴重な検討結果を、公開
してくれる、ありがたさがあります。
いつぞやどこかで自分の作られたアンプは、そのときの自身そのものだとも発言
されていました。
小生がラ技の購読をはじめて、7年くらいになるでしょうか。最初、小生が
初心者時代に氏の記事を見たときは、なんて不親切な方だろうとさえ思って
おりました。だんだんわずかながらもスキルが上がるにつれ、その疑念は
晴れてゆきました。
氏は5、6年前でしょうか、一度大病をされています。糖尿病から併発した
脳梗塞で倒れられたのだそうです。
真空管アンプ大研究という、球王の前身にあたる本での座談会で、大病前
の氏の写真が拝見できます。あの頃はずいぶん恰幅もよかったようですが、
近年の球王でのポートレートでは、スマートになられました。(w
当初、手足にマヒがあったようですが、リハビリが管球アンプ製作だったとは
後で知りました。病後の大1作が、当時ラ技試の5万円台アンプという企画
の807シングルでした。それから出たのが、当スレの上杉さんが格闘されて
いる300Bシングルです。
氏はよく記事の中で強めの主張をしたり、断言したりしますが、それも
最近は氏の気持ちがわかるような気がします。われわれと同じように、興奮
されているのです。アンプ製作やその前の検討段階で、少なからず遭遇する
発見に。みなさんもそんなことはないですか?
ひとり言が長くなりました。最後に、小生が氏に親しみを覚えたキッカケは、
球王Vol.7の、くだんの300Bppアンプの製作記事のなかのこんな
一文です。ウィリアムソン構成のその300Bのカソードパスコンについて、
「このコンデンサーをはずすのは、少し勇気が要ります。」これを読んだ時、
ああ、わしらとおんなじじゃ、そう思ったものです。
いま外は猛吹雪です。休日ですので、遭難しないうちに帰宅します。
ではまた明日。
AC点火派さん。私も同感します。
AC点火派さん、猛吹雪の中、転倒しないよう。気温も-10℃とかですか。
カソードのパスコンの有無とは話が変りますが・・・
電源部のコンデンサー及び出力段のカソードコンデンサー(パスコン)について。
よく、製作記事において、これらのコンデンサーは音決めの重要な部品であるから
良い物(ブランド銘柄多し)を投入ということになっている。
アンプはsアンプとppアンプがある。実際アンプを造って試行錯誤してみると
sアンプはCの銘柄(種類)により、音に変化が出るのが判りやすい。ただpp
アンプは自分ではその差がはっきりと判別出来ない。ppアンプは電流値の大きさ
もあってsアンプよりも大容量Cとなるケースも多い。ppアンプのこのCによる
差の無さは回路的なものか、容量的なものなのか。このようなことを解説したのを
残念ながら目にしていない。判る方がいたらお願いしたい。
耳とSPが悪いからだと言う結論があり得るが、遠慮なしで。
始めまして 励磁です
A級P-Pの 理論上の最大のメリットは 電源電流が変化しない事 と考えます。
よって 電源コンデンサーの影響が A級Sよりも少ない。
同じA級P-PでもSEPP(OTLや半導体)の場合いは アイドリング電流の2倍まで変化する可能性があります。
SEPPでもBTLにすると 電流変化はありません。
ここら辺の事は 氏家さんが非常に 拘っていました。
カソードコンデンサーも 分離なのか共通なのかで 上記と同じ現象になります。
6V6好きさんの6V6P-Pは 共通方式なのでは?
結論 6V6好きさんの耳とSPは 非常に優秀です。
665 :
名無しさん@お腹いっぱい。:01/12/09 22:25
>6V6好きさん
シングルアンプではコンデンサーが信号経路の一部ですから音の変化は当然です。
プッシュプルのA級およびAB1級の小出力範囲は「打ち消し合い」と電流変化が少ない
ために、信号がコンデンサーを通らず、その影響は少ないはずです。よってシングル
アンプほどコンデンサーの影響は受けないのでしょう。もちろん2球のバランスが
きっちり取れている場合の話です。6V6さんの言われるのは当然ですが雑誌のライター
は、コンデンサーはさほど違いが出ませんとは書きませんから。
666 :
AC点火派:01/12/10 08:33
励磁さんも665さんもお詳しい、しかも説得力がある。
お二方の云うことがそのままだと思います。
雑誌に掲載されるウィリアムソン「型」アンプと違い、D.T.ウイリアムソン氏の
発表された「原器」には、カソードバイパスコンデンサーは付いていません。
これが正しい姿なのだと、小生も思います。しかしこの方法が成立するのは、出力段が
理想的なpp動作をする時のみです。ウイリアムソンアンプの出力段に入っているあの
バランス回路がそれをものがたっています。
現実には難しいことです。しかしながら救済する手段として、定インダクタンス型OPT
をつかえば、不平衡問題から回避することができ、パスコンを省略することが出来ます。
こんなこともあって小生、最近はpp回路ばかり考えておりますが、シングルとて固定
バイアスにすれば、パスコンに悩まずに済みます。ただグリッド抵抗値は制限されて
しまいますが。ここで切りましょう。
また、書きます。
667 :
AC点火派:01/12/10 12:29
さてと昼休み、外は大雪です、昨日から。きっとなお殿も同じ雪景色をみているのでしょう。
カソードパスコンについては今朝書いたとおりですが、電源部のケミコンもまた同様の
問題を抱えていますね。シングル構成の出力段は、楽音信号が電源部に還流します。
シングル構成の電源部は、贅沢に組まねばならないと言うのは本当です。とくに低内部
抵抗の3極管では重要です。(ppはいいかげんでいい、というのではありません。)
いわば電源部の広帯域化を、考慮しなければならないのですから。
電源部のケミコンを、オイルコンやフィルムコンに変更する、というのはその最たる
ものではないでしょうか。たしか以前も書きましたが、この意味で電源部のCHは、
大変重要なシゴトをしています。電源への信号還流に対して、阻止する役目も負って
いるのです。CHのシゴトはリップルの低減だけではないのです。
3極管のシングルは、電源CHで音が変わりますしね。
また、電源部は適度な内部抵抗を持つことも大事です。
整流管整流の方が好ましい音がする、という人たちがいますが、ダイオードのノイズ
ばかりでなく、整流管の内部抵抗というのも影響しているのではないか、と考えている
AC点火派です。1回切って昼食にします。
668 :
AC点火派:01/12/10 13:03
べつにシングルアンプの悪口を言ってるわけじゃないですから、その辺は
よろしくお願いしますね。
年末ゆえ、小生も何かと気ぜわしくやってます。忙しいゆえ、何か建設的な
問題提起なり、意見なりを希望します。
ちょっと下がっても、しばらく放置するかもしれません。呼ばれればでますが、
ただ出て来いと言うだけではね・・・すいません。
では。
669 :
6V6好き:01/12/10 17:02
664励磁さん
早速の回答感謝。電流値が変化しないために、コンデンサー固有の音が出にくい。
成る程、非常に判りやすい。
665名無しさん
sアンプは信号経路となるがAppでは信号経路ではない。そうでしたか。であれば
コンデンサーの固有の音が出にくい。
両人ともかなりの有識者と見受けられました。またお願いします。
AC点火派さん
3極sは確かにCでの変化は大きいと感じます。フィルムCは段突にリップル低下作用
は一番だが、音色としては好みの問題もありケースバイケースでしょう。と言うよりも
3極ST管だと、時代性の考慮と見栄え的にナットロック式のオイルCか、角ケースの
オイルCを立ててしまう。電解Cはチューブラーで内蔵となります。
前にラジオデパートの3FのS電機でブルースターなる電解ブロックCが置いてあって
小型で安く重宝した。掘り出し物を見つけたら即買いだ。ガード下の某店では倍電圧用
(250V耐圧)のニチコン・ハイリップル・ブロックCが@500円だったので、数
本買ったが次回行った時にはもう無かった。残念。
>667
すごいゆきですねぇ。出歩くのが鬱になってしまいます。
さて、k式も昔、電池アンプを導入して以来、整流管を導入したり
と、電源の内部抵抗にこだわってないようです。低いばかりが良い
わけではない、と。最近使われている球regも、リップルがどうにか
取れれば良い程度のもので、以前の超低インピーダンス電源、といった
路線からは決別してます。方式は違えど、得たい傾向は一緒なの
でしょうかねぇ。
あ、K式と整流管の話は、ぶり返すと面倒なのでsage
671 :
AC点火派:01/12/11 08:51
さみしいので少し書きますか。
北海道地方とくに札幌周辺は、大豪雪となりました。昨夜大きめの雹が降ったところも
あるくらい、つまり上空には積乱雲があるわけで、夏の集中豪雨が雪に化けるとこんな
すごいことになるわけです。
こうなると歩くというより、雪の中を漕ぐといったほうがいいでしょう。
今朝は4時半から家の前の除雪です。(腰が・・・
さて、コンデンサーの話が続いてますね。どうしてもケミコンのお世話にならなければ
いけないときがあるのも事実です。
以前球王で是枝さんが、KT88のQUADU型アンプの製作記事の中で、「ケミコンは
同電圧、同容量の場合、外形が大きいものの方が音質がよい、これは不変の真理だ。」
と述べられています。小生もそう思います。おそらく箔のエッチングの関係から、そう
述べられたのだと思います。論争必至の話題ですが、皆さんはどう思われるでしょう。
チューブラーをシャーシ内蔵というのもいいですが、デカップリング用途などでブロック
型をつかわざるを得ない場合もあるはずでは、と思うのですが。
AC点火派様ならびになお様、大雪お見舞い申し上げます。先ほどテレビで見て
札幌の様子に仰天しました。私は雪が好きですが雪にたいするおもいはまた全然
異なるのでしょう。綺麗だとか美しいとかは雪害に関係ない地域の人間の勝手な
想いなのかも知れません。千葉はめったに降りませんから。
673 :
AC点火派:01/12/12 08:33
まあ、ホントにすごいですね、全国版のニュースに出るくらいの記録的豪雪ですから、
今朝も5時前、日の出前の暗い時間より、家の前の除雪(通称雪かき)にいそしんで
おりました。いよいよ腰が・・・アタタ という感じです。冬ですから道民として
ある程度は仕方ないのだけれど、少しインターバルが欲しいです。
さて、こうなりますと家全体が吸音材で覆われたようなもので、風がやみますと静寂
そのものです。できればこういう環境で、機器のS/N比を問いたいものです。
ある程度のパワーというものは必要でしょうが、無信号時に音を発するキカイは、ここ
ではシャレになりません。北海道の住宅ですから、エアコンなんてついてませんし。
皆さんのお宅の機器は静かですか?
ウチのキカイは文字通りAC点火ですが、いたって静かです。
アースはしっかりと、球は選別し、ケミコンは新しく、等々といったトコでしょうか。
AC点火派さん 札幌TVで見ました。凄い大雪です。史上最高とか。寒さの中で
の苦労があればこそ、風呂も楽しいし晩酌も美味いと思う。
自分がアンプを組む際はブロックCをシャーシーに立てるか、チューブラーを内蔵
するかは音のためではなくて、構成美・造形美から考えている邪道モデラーだ。只
TRアンプと違い球アンプは見て楽しむ部分も大きいから肝心なところだ。
MT管アンプには基本的にはブロックCは立てない。35mm径の物を立ている
のを見かけるが御免だ。主従逆転する。どうしてもの場合は25mm径7cmの
ニッケミが良い。
GT管アンプに一番合うのは米国製のプラグ・イン型の25mmおよび30mm径の
6.5cm。高さもぴったり。これも35mm径になるとイマイチの感が残る。
ST14管であれば35mm径でOK。マロリーの9cmや国産の10cmが使える。
ST16管以上になると12cmの円筒、角ケースオイルCしかない。ケミコンで
あればWE(KSナンバー)の12cmがある。
米国製はさすがと言うか球の大きさにCの高さが合っている。ST16型にはオイル
Cが計ったみたいに高さがマッチするし、GT管のプラグ・イン型も然り。ただし、
これらは新品はなく、古いストック品だから性能には疑問符が付く。自分としては
ハムが出なけりゃ良いという短絡振りだし、チョーク後の大容量Cの場合はニッケミ
のチューブラーでお茶を濁している。昔の物とくらべれば体積が半分で収めやすい。
巷で聞くBGやニチコンG、セラファイン等の差は同一アンプで比較したことが無い。
ppアンプでニッケミの一般品と旧ニッケミ透明スリーブ、エルナーセラファイン、
ルビコン一般品、某ブルースター、マロリー、スプラグは替えてみたが一聴で判る
ものではなかった。最低1週間づつ聴込まなければ自分の耳では判別不能だろう。
675 :
AC点火派:01/12/12 12:23
なあるほど、というかほぼ予想通りの6V6好き殿のレスでした。(w
みため重視は大いに結構だと思います。MT管の場合、たしかにブロック型は無粋かも
しれません。ついでに云うともちろんダイオード整流がお似合いだと考えます。
整流管をもってくるのは、GT管アンプということになりましょうか。
変則的な手段としては、WE412AというMT管の整流管があります。
こやつはホントにかわいいくせに、能力はあなどれません。しかも起動に35秒ほどかかる
強力なカソードです。
まあ大抵は経済的な理由から、Di整流になりますが。(w
CH後の大容量Cもニチケミのチューブラーですか。インプットCにはATOMの500V
10μ〜20μを多用しますが、CH後はブロック型をあてがうことが多いAC点火派です。
AC点火派さま
早速のレスTanks。流石にレス内容は見抜かれていました。
インプットCのATOM(青)は600V20μのチューブラーも有ります。
これは2段積みしなくてもVT62に使えるから重宝する。自分のVT62
sアンプはガス入りタンガーなのでスプラグの1000V4μオイルC。
上記ATOMはデカイ。25mmの10cm。ブロックでないのが不思議だ。
スプラグもマロリーもチューブラーは体積が大きい。国産は皆な小型だから、
35mm厚のシャーシーに格納できる。シャーシーも40mmまでが好みだ。
WEの黄色のペイントは格好良いね。レイセオンの黄色や赤ペイントも良いが
どう見ても東芝製の球があった。最盛期は日本からの輸入に頼っていたのかも
しれない。まさか秋葉原の店がブランド捏造したわけじゃないでしょうが。
677 :
名無しさん@お腹いっぱい。:01/12/12 18:20
どうにか終業時間にたどり着きました。そういえば雪もやんだようです。
ところが予報では、明日は雨が降るというハナシで、こりゃもうとんでもないことです。
もし雨が降って、それが夜間の低温で凍結すると、ことによると地獄絵図になるかも
しれません。雪もいやだけど、リンクまがいの凍結路面はもっといやであります。
WEのイエローエナメルはいいですね。でも東芝電子管にもいい雰囲気がありますね。
MT管ももいいけれど、GT管、6V6や6GA4は、中の作りがかの黒川先生もいう
ようにいかにも手先の器用な日本人が作ったという感じがします。
NEC以前のWE直系の、日本電気製真空管はみたことがありますか。
あれもなかなかいいものです。もっともWE製より入手は難しいですが。(w
678 :
名無しさん@お腹いっぱい。:01/12/12 18:29
そういやベテランの6V6好き殿ならご存じだと思いますが、以前太平洋の
羽竜鉄一翁と雑談した際、「カンマツ」の話題で盛り上がりました。
いわゆる「神田マツダの転がし球」です。
さすがにカンマツはもうないですが、(あったら逆に貴重かも)最近あらての
コロガシ球が出ているそうです。
ここをごらんのみなさまは、いずれも目利きばかりでしょうから、まがい物
をつかまされることは皆無でしょうが、お気をつけくださいませ。
679 :
名無しさん@お腹いっぱい。:01/12/12 20:28
太平洋で買えば大丈夫なのか?
雨が降ったあとの凍結路のアイスバーンは大変だ。ABSも形無しでしょう。圧雪
ならまだ良いが。>リンクまがいと言うのはネットリンクでは無くてアイスリンク
のことでしょうw。品川プリンスでの伊藤みどりアイスショーだ。
マツダから東芝になった全盛期の球は世界的にも素晴らしい。言われるようにV6
GT、6G-A4あたりは特に良い。精密機械だ。シーメンスのビーム管やメッシュ
送信管の造りにも劣らない。整流の5Y3、5AR4然り。ゲッターが厚過ぎて、
空気抜きした時にゲッター膜が引っ張られたのか窪んでいる程だ。
NECも日本電気と新日本電気がある。V6に関しては製作時期による。手持ちには
5種あるが恐らくトータルでは10種ぐらい作っているのではないだろうか。
クリア球ではゲッター基部がブリキ板、四角枠、リング型があるし、黒球も2種持って
いる。ベースへのグリーン接着剤の中期物は玉に傷だ。時期的には50年代がクリア
球の下部ゲッター。60年代に入ると黒球の下部ゲッター。後期はクリア球でボタン
ステムに変更になって頭頂部のリングゲッターになる。後期のクリア球の物はWE
同様(提携)ガラス壁面にイエローのプリントであり、プレートが楕円ではなく、F6
の様に丸型だ。
NEC後期のST16型の整流管通信用の茶ベースはマツダ〜東芝以上の出来映えだ。
勿論茶ベースで、昭和40年代製造の最後期と思うが世界最高かもしれない。下部の
リング型Wゲッター。5R4-GYA。
6V6GTについて書くと国産もマツダ・東芝以下数社に渡り、長くなるので又の機会
にする。
681 :
AC点火派:01/12/13 09:13
さすが、球の美しさの話になると、6V6好き殿の独壇場ですね。
そうです、これがうかがいたかったのです。旧管マンセーの話もたまにはいいのでは
ないかと思います。
6V6という球、今の時代から知らない世代からすれば、「何だあんなチンケな球」
となるのでしょうが、小生思うに我が国では名球の称号を与えてもいいのでは、と
思う次第です。正直、故長岡氏他の口伝になってしまいますが、歴史がありますから。
戦後日本のオーディオ黎明期、ステレオサウンドの創刊遙か前、ステレオLP登場以前
の話です。今はもう死語になった言葉で、レシーバーというコンポーネントがありました。
これはチューナー付きプリメインアンプのことです。我が国ではトライアンプといって
いました。おそらくトリオあたりの造語ではないかと思います。
これが初めて商品化されたアンプでしょう。もっとも当初は完成品としてではなく、
シャーシ付きのパーツキットだったそうですが。そのトライアンプの出力段は、なかば伝説
めいたように6V6のppだったそうです。これは6BQ5が一般化されるまで、ずっと
続いたそうな。当時はオールマイティ管だったのでしょう。ドライブは楽ですし、OPT
の質を問わない良さもあったのでしょうね。
当スレの是枝さんをはじめ、故浅野氏も愛好されたと聞きます。
一言でいうのはキケンですが、素性のいい管球といえるのではないでしょうか。
たまには懐古的な話もいいものです。ちなみに小生、まだ50代には手が届いておりません
ので、お間違いなきよう。この球は6V6好き殿がされるように、雰囲気重視型のOPTを
使うのがいいかもしれません。近年のワイドレンジ低ひずみでは、個性が出しにくいかも。
ただ、「古き革袋に新しき酒」ではありませんが、異質な感じがする組み合わせも、
またいいものがありますから、タンゴからXE45でも再発されれば、これでやってみたい
とも思うAC点火派であります。
会社PCが不調のため、代替機から書き込みましたら、HNを忘れてしまいました。
おわかりでしょうが、レス677,678は小生です。ではまた昼にでも。
682 :
AC点火派:01/12/13 18:16
いやー、えらいことです。ホントに雨が降ってます。
予報が当たれば、この雨は夜半からまた雪に変わるそうで、ああ・・・。
今年は、いや近年天気がおかしいような気がするなあ。まあいいか。
ところで日本電気、新日本電気、NECの話が出ましたので、その話を。
6V6好き殿は、きっと持っているのじゃないかと思いますが、6R−P15を知りませんか?
小生は現物を拝見したことがありません。
手持ちに古い6R-P15が2本ある。'50年代に入ってフィリップス
がEL84(6BQ5)を開発・発売して、提携の松下が国産化した。
東芝が対抗して発表した物が6R-P15だった筈。類似管ではあるが。
結局東芝も6BQ5を作ったので、6R-P15はあまりメジャーには
ならなかったのではないか。もしくはTV用途だったのか。マツダの
スタンプが押してあるから、'60年以前の開発ではないだろうか。
7189の方が後発と思う。案外、東芝初期のQ5はP15の流用
だった可能性も考えられる(憶測) 尚Hi-Fiのプリントは有る。
東芝開発のJIS名で6はヒーター電圧。RはMT9ピン。Pは5極
の意味の筈。NECの6R-A8のAは3極。BならビームでKは整流。
>トリタン球に定電流点火のように、寿命を縮める組み合わせは御免ですが。
>>657 六億ワットさん
もう少し詳しく解説してください。
685 :
AC点火派:01/12/14 11:12
やっぱり、所有していたんですね、さすが6V6好き殿だなあ。
6R−P15は、6BQ5の高性能版のように解釈していたのですが、
そうではないという人もいますし、実際のところどうなんでしょうか。
こうなると7C5さんなのかな。(w
発表時の動作例が、Q5より大きかったような気がするんですが、この辺
もう少し詳しく調べてみます。
>>AC点火派さん
私はラ技では氏家高明さんのファンでした。SアンプのOPTの直流磁化の防止策やPPアンプのOPTの交流信号の分離策など、実に独創的な提案をされていたと思います。配線技術も見事でしたし。
しかし、氏家さんの制作記事はもう1年以上もラ技には掲載されていませんね。また、氏家さん主宰(?)の銀河技研の広告もラ技に掲載されなくなったし、ラ技サービス部での取り扱いもなくなったようですね。
徳島に行かれたとのことですが、銀河技研のスピーカはお聞きになりましたか?
また、AC点火派さん自身はどんなスピーカを使用されていますか?
687 :
AC点火派:01/12/14 12:33
aoさん、どうもはじめまして、AC点火派と申します。
小生も氏家さんのファンです。氏のアンプはすごいですね、考えることも
工作技術も一流だと思います。デザインも凝ってますし。
氏のかかわった徳島のジャズバーFullHouseで、そのスピーカーは聴きました。
ツィーター、ウーハー別々に、天井からワイヤー吊りでセットされてましたね。
音の表現は難しいのですが、一言でいうなら曖昧さのない、スピード感のある
音といえますか。速度型のスピーカーとかで、さすがにAXIOM80にはまった
経験のある、氏家さんならではの音といえますか。
氏の製作記事がラ技誌で見られないのは、本当に残念です。
いつかは復活してくれると、願ってやまないAC点火派です。
飽きっぽい性格だそうですから、いずれは戻ってくるかも。
(昨年は、徳島ラーメンの旗揚げに尽力されていたそうです。)
小生はそんなにすごいスピーカーを使ってません。
LE−8THをタテマツの100LのTS箱に入れたものです。
広域にホーンツィーターを6dBで足して、能率はトランス式ATTであわせて
います。アンプは人に自慢できるくらいに、格好良くしてますが、スピーカー
のほうは塗装さえしておらず、野暮ったいまんまです。
音はなかなかいいんですけどね。
前面バッフルが4cm厚もあるカエデの集成材ですから、箱なりがあまりせず、
ソリッドな感じで、よその8Tと雰囲気が違います。
ホントはタンノイのターンベリーHE75が欲しくて欲しくて・・・。
でも、この不景気では、ちょっと。
688 :
六億ワット:01/12/14 12:38
>>684 素人さん、
オームの法則で考えてみれば分かるんですが、
細いフィラメントが高温でどんどん細くなっていく(つまり抵抗値が上がる)
ときに、電流を固定した場合と電圧を固定した場合で、フィラメントが消費
する電力(つまり熱量)がどう変化するか?ということなんです。
素人さん
自分は解説出来ませんが素人さん同様悩む場合もある。AC点火かDC点火か。または
定電圧か定電流か。決定的な優劣はないから未だ各製作例があるんでしょう。ケース・
バイ・ケースでしょうか。球を一生使うつもりなのか、スペアを数組も持っているのか。
聴く環境、ジャンル。SPの能率、最大音圧等などから考慮して自分に合った物をやって
みるのが良いですね。多少のハムには目をつぶって、音のヌケ、躍動感を取るのか、SN
比を重視して精緻な雰囲気の方が良いのか。300Bもヒーター中点から点火してるから、
片光りは気分的に良くないが、大らかに行きましょう(w
AC点火派さん
東芝のハンドブックを見てみたら、規格ではQ5が17W。P15が18W出力。誤差程度。
松下に対抗したのであればQ5より低くは出せないね。ただし7189Aが24Wだから、
さほど大事がられた球ではないだろう。6G-A4や6R-A8は探す人が多いがP15は
話題に乏しい気がする。6BQ5ほどメーカーによってプレート形状が違う球はないが、
全盛期のQ5はプレート形状違いはあれど、東芝も松下もリングゲッターのみですっきり
している。マツダのP15はグリッドに放熱板(フィンと言うのかラジエターと言うのか)
が付いている。誰か東芝の初期のQ5を持っている方がいれば、同様に付いあるかどうか
見てもらいたい。
690 :
AC点火派:01/12/14 16:04
6V6好きさん、早速のレスありがとうございます。
6RP15はQ5と同等ですか、確かに確認してみるとヒーター電力が一緒でからね。
どういう存在価値、あるいは開発意図があったのかと思いましたが、レス683のように
対抗品だったのかもしれませんね。
放熱フィン付きというのは、よく見かけます。
MT9Pは熱的に無理がたたる構造ですから、仕方ないのかもしれません。
強力なカソード、高いプレート電圧でどんどん能力は向上しますが、あの細いガラス
管の中では、熱の輻射は限界が見えていますから。
かわいそうな代表は6R−A8ですかね。あの大きさで2A3と同等というねらいですが。
短命なのが多かったと思います。器量ってありますわ。
寿命が短いくらいならまだしも、熱暴走・昇天はいただけません。
691 :
AC点火派:01/12/14 18:36
明日は休日ですが、小生は職業上の理由で休日の当番に当たっております。
温室管理の当番なもので、これで化学屋を名乗るのですから、素性がばれますね。
まあ、その話はさておいて。
このスレで小生は、ずいぶんとppアンプびいきの発言を繰り返しました。
しかし世の中にはもちろん、シングル構成を尊ばれる方もいらっしゃいます。
シングルアンプのよさについて、ひろく意見を求めたいと思います。
半導体では構成できない、真空管だけの世界でもあります。
たしかにシンフォニーの再生には向いてませんが、故宍戸先生ではありませんが、人の声
の再生には長けていると思います。原理上豊かな低域を要求すると、OPTが巨大化
しますが、むしろその方向に向かうのは、野暮かとも思います。
小生の宅にはシングルは2A3のみですが、ジェシー・ノーマンのアベマリアを聴く時は、
この小出力シングルの方が勝っております。バックで鳴っているパイプオルガンは、
WE300Bppの圧勝ですが。(w
ppでは位相反転段の違いが、音質を変えます。これが省略されるだけでもありがたい
ことなのかもしれません。そのかわり、コンデンサーの話でもふれましたが、カソード
パスコンや電源部のCなど、パーツの音質がもろに反映されるのがシングルアンプでは
ないでしょうか。(理由は665殿が解説してくれました。)
みなさんのお宅では、どんなシングルアンプが鳴っていますか。
692 :
45大好き:01/12/15 00:31
はい、シングルアンプ使ってます。出力管は45で。もちろん無帰還。
構成は27−27−45、整流管は80。OPTはタムラのアモルファス。
半年前まではオール茄子管で聴いていました。
コンデンサーはBGの無極性のものを超電解接続(要するに+と−を
互い違いにパラにしてる)です。
一番の特長は音の立ち上がり、立ち下がりが低中高音域でそろってること
でしょうか。だから拍子抜けするほどあっさりした音です。音がバラバラに
出てくることはありません(これがバラバラだといろんな音が聴こえて、
情報量が多いと錯覚するんですよね)。店頭効果ゼロの音です。
45大好きさん
27−45とはかなりの兵者ですね。227はメッシュですか。3極一本では45を
振りきれないだろうから、今考えるとすれば5極の6SJ7か6267、もしくは複合
の6AN8あたりを持って来たいところだが、27−27とは流石です。ナスは雰囲気
も最高だ。やはり球の年代を合わせたいからね。アモルファスですっきりした良い音で
しょう。無極性Cの超電解接続と言うのは知らなかった。その辺をもう少し詳しくお願
いしたい。
AC点火派さん
友人に6R-P15を当たってみたら、数年前に秋葉のクラシック・コンポーネントと
いう店で売っていたとの情報。今あるかどうかは不確認だが。なんでも外国ブランドで
@1500〜2000円ぐらいだったとか。中身は東芝製なのか、日本向けにQ5に
プリントしたのかは判らない。東芝製なら面白いね。
694 :
AC点火派:01/12/15 10:26
なんとまあすごいお方が登場しました。45シングルですか、やられたなあ。
想像するに繊細の極致を極めたような音なんでしょうね。参りましたね。
27−27−80ですか、それに80。
しかもタムラの5000シリーズを使うとは、判っていらっしゃいます。その意図はよーく
わかるような気がします。
そのアンプにAXIOM80をつないでみたいものです。
シングルアンプはppとは別の宇宙に存在するもの、とは黒川先生の受け売りですが、
そんな気もしてきました。
45大好きさん、その機械でどんな音楽をお聴きですか。差し支えなければ教えて下さい。
695 :
45大好き:01/12/15 11:49
6V6好きさん
手持ちの227はほとんどメッシュです。わずかにST管と全く同じ電極構造
のもあります。おっしゃるほどの兵者ではないですよ。浅野翁の「魅惑の・・
・」に紹介されているCR結合型シングルアンプに倣ったものです。とはいえ、
Cの容量はフィルターもカソードパスコンもカップリングもデカップリングも
現代風に(むやみと)増強してますが。先の書き込みで云い忘れましたが、整
流管直後のCは15μF程度のフィルムコンです。できればπフィルターを2
段にしたいのですがスペースがありません。
これとは別にもう1台45シングルアンプを作ってます。構成は12BZ7の
μフォロアー+45というものです。これも特性はなかなかなんですけどねえ。
OPTが違うので音はかなり違います。
無極性Cの超電解接続については、
http://www.blackgate.jp/japan1.htm を参照して下さい。この電解コンは通常の極性表示法で巻き始めと巻き終わり
を表示してます。ですから互い違いにすることで内部インダクタンスを打ち消
し、高域共振を消滅させると云うのがうたい文句です。
数年前に作って以来ずっとオール茄子管で聴いていたのですが、茄子管のボケ
味がちょっと耳に付くようになったので(なにしろ70年ぐらい前の球ですか
らねえ)現在はST管のよりすっきりした音を愛でてます。
696 :
AC点火派:01/12/15 12:02
うーむ、確かに。
45は故浅野氏が愛好されたことが、あまりにも有名ですからね。
出力を欲張らなければ、いい球だと思います。ナス管も楽しめるし。
ヒーターが2.5Vというのも、くすぐられる部分だなあ。
小生は2A3でいいです。(w
697 :
45大好き:01/12/15 12:15
AC点火派さん
最初に作ったキット6BQ5シングルアンプから迷うことなく次に選んだのが
45です。以来数台作りましたが、すっかり45の虜になってしまいました。
アメリカではこの球はオーディオと云うよりラジオ球なんですよね。でも清純
にして可憐、派手さはないけどほんとに良い音のする球です。
このアンプの最初の音出しの時のあっけにとられた驚きは今でも覚えています。
澄み切った中高音、締まった低音。良い悪いを判断する前に「なんじゃこれは
〜」と云うのが第一印象でした。アモルファスコアといえば佐久間さんが大先
輩ですが、以前お話しした時「アモルファストランスは低域が引き締まる」と
のコメントをもらって我が意を得た思いでした。
AXIOM80は高いし大きいしあきらめてます。現用のSPはロクハンベー
スですが能率が98dB/Wと高能率なので出力不足に悩むことはありません。
普段聴いているのはジャズが多いですね。それも昔のやつ。他のアンプと比べ
るとこの45シングルで聴く時が一番プレーヤーがやる気を出して演奏してい
るように聴こえます。ホーンセクションとリズムセクションの緊密な連係が手
に取るように分かります。ちょっと自慢し過ぎかな?ごめんなさい。
698 :
AC点火派:01/12/15 13:06
いやいや、正直な感想をありがとうございます。
98dB/w/mなら、45シングルが生かせますね。おみそれしました。
ロクハンベースとは、これはまたいい。大きなウーファーはたとえ高能率でも似合い
ませんね。反応のはやさを楽しむのが、そのアンプの活用法でしょうから、これは大正解
ではないかと思います。
45もアモルファスコアもどちらも透明感というか、繊細な中高域がウリですから、
これがお気に入りならベストの選択でしょう。
想像するに、案外ワイドレンジ風の音がするのではないでしょうか。
45大好きさん
BGのページ有難うございました。Cの技術はまだ発展している。
ラジアル、アキシャル、2タイプ欲しいところだ。茄子管は古い為
取り扱い慎重。300B(A)含め古典球は後期型と比べて、真空
度の違いも音の差となって出ると言う。高真空の方が音が硬い(すっ
きり)。45は球もST14で小柄で作り易い。SP感度が98dB
であれば2Wでもかなりの音量だ。自分の801Asも出力的には似
たようなものだ。高能率10インチと相俟ってスピード感ある音が
バンバン飛び出して来る。もっとも6V6でパワードライブした後に、
トランスドライブで低インピ駆動しているから、歪率無視なら3W
どころか10W近くまで行っているかもしれないが。
AC点火派さん
45も2A3もWHが開発してRCAが販売した球だろう。規格的には
45を2封入したのが2A3と言っても大間違いでは無い筈。ただし
パラ駆動の為2A3は繊細感を持ちながら図太さも出る。その辺がジャ
ンルにとらわれず、JAZZファン達にも好まれる要素ではないか。
逆パターンに6BX7−6G-A4がある。また、大出力ppアンプの
ドライバーに使われる12BH7Aと言う双3極があるが、これでパワー
アンプを組んだことがある。流石に1球でppはキツイのでパラppに
した。チャンネルあたり6AN8〜BH7Ax2の3球。これで6Wの
出力が取れてダンピングの良い音がした。最近この手の製作記はあるだ
ろうか。この不景気にはぴったりのユニクロ的3極管アンプだ(w
700 :
AC点火派:01/12/15 14:17
そうですね、トランスドライブは時々うれしいほうに化けてくれる楽しみもありますね。
送信管は、グリッドを+領域まで振り込まないとおいしくないですから、イントラは
うってつけかもしれません。グリッド電流も気にせずに済み、この点からも球のロング
ライフ化に貢献します。(この点はグリッドチョークも一緒です。)
12BH7Aのppですか、作りたくなりますね。
それにしても高感度のスピーカー、欲しいですね。不景気のついでに省エネ、変換器は
やっぱり高能率のがいいと思います。
小出力信号を音にできずに、なにが高忠実度だというのでしょう。
701 :
AC点火派:01/12/15 14:32
そういえばラ技の新年号を見ましたら、新氏が6AQ5のppを製作してましたね。
何でも電蓄の音をめざしたとか書いてましたが。
6V6好き殿は6AQ5はやりましたか?やっぱりかわいいのは6V6の方
だと思うんですが、小生はなんか弱そうな気がして、手を出しておりません。(w
6AQ5ppは眼前机上で日々稼動中です。TELが鳴った時にすぐボリュームを
落とせる位置。CDPはケンウッドのポータブルからのLINE入力。プリ無しの
ダイレクトなので、アンプのNFは程々にして感度を上げている。きっちりした音
で気に入っている。
電蓄の音を狙うのなら6AQ5ではなくて6AR5と思うがいかがだろう。昔の球
総合アンプ(トリオ名トライアンプ)は各社から出ていた。廃棄されたアンプを見
つければ、トランス類はすべて拝借しておいた。大部分が6BM8ppであった為、
電源トランスは200V前後x2の両派用か80V前後端子の倍電圧用が殆どだ。
総合アンプなので容量は180〜220mAで十分取れるのだが、如何せんB電圧
が低く250V球の使用が限度。そうなると浮上するのが6AQ5と言う訳だ。
6V6譲りの素性の良さと小振りながら10Wの出力の実力はもっと認められても
良いと思う。ただバブルを経験し300Bが当たり前の今では、こんな小っこい
吹けば飛ぶような球は見向きされないのかな。元々日本では6AQ5はあまり実績
がないから仕方がない。どちらかと言えば6AR5が使われたからね。6AQ5は
6BQ5より高かかったし、6AR5は安かった。
703 :
45大好き:01/12/16 08:40
AC点火派さんに過分なお言葉を戴いてうれしいやら恥ずかしいやら、です。
でも他にシングルアンプ派からのレスがつかないのはさびしいですね。
私としてはPPアンプのあのパノラミックに広がる音場がどうも嘘臭くて(W、
好きになれないのです。差動回路のPPはその点シングルアンプのような音が
出ると思うのですがこっちは音がなんだかきれいすぎる印象があるし。
とはいえPPアンプも作ってみたいとは思っています。出力管は45か、奇し
くも話題になってる6BQ5か6AQ5。信号ループに電解コンが入るのを嫌っ
てA級にしたいと思っていますが1次8〜10KΩのOPTってなかなかない
んですよね。
704 :
名無しさん@お腹いっぱい。:01/12/16 10:38
わしの回りにもシングルアンプ絶賛ガキじじいがいる、自分が好きならそれで良いのだが、
まわり人間にシングルが良いシングルが良いと連呼してうるさくてかなわん。
プッシュプルもシングルも両方好きだ。そのときの気分と曲目で使い分けている。
45大好きさんのことを貶しているのではない、45大好きさんは自分のスタイルを確立していると
思うので、それはそれで良いと思う。
ただ、わしのまわりに小うるさいガキじじいが居るのを思い出しただけだ。
自分の趣味を押しつけるなクソガキ。
たんなる愚痴でした スマソ
705 :
45大好き:01/12/16 10:57
706 :
マヂック愛:01/12/16 11:33
トランスドライブ大好き人間です。球は300Bと50のシングル、両用
アンプですが、現在解体して冬休みに作り直す予定です。イントラは
UTCをクラーフ結合で使っていましたが、もうちょっと中低域の力
が欲しいのでタンゴのもので直流重畳にしようかと思っています。
私自身はシングルがいいかプッシュがいいか未だにわかりません。
ただ50にせよ300BにせよPPにすると経済的負担が馬鹿に
なりません。よって金銭的理由によりシングルというまことに
御粗末な動機です(藁)
通りすがりが失礼しました
707 :
Konchi:01/12/16 21:47
SEとPPの違いの原因の一つは、出力トランスの使い方にもあるのでは。
SEは直流重畳するので動作点での透磁率が高いので感度がよい。
逆に、PPの動作点は透磁率が低い。
また、PPの低域は周波数、レベルで変化してしまう。
此は定インダクタンス型にすれば低減できるが、感度は悪くなる。
708 :
AC点火派:01/12/17 08:50
不在の間に、新しい方々のカキコが増えてうれしい限り。小生が登場しない方がいいかな。
シングルとppは比較すべきものではないでしょう。これは永遠の平行線です。
お互いの良さをみとめつつ、共存すべきと考える次第です。
シングルの音をppで出そうとしたり、ppで逆のことを試みたりする事は、大昔から
行われてきたようです。ただこういう挑戦は貴重なのですが、たいてい市販品のOPT
などでは無理なことが多く、特注品の使用もしくはオールド品の特性をよく調べた上で
の入念な試作検討となりましょう。小生のようにシロートに毛の生えた程度のビルダー
にはため息と羨望の世界ですね。復活タンゴにはかの鈴木部長(今は社長?)が健在
ですからいつかは・・・と思うのですが、まだまだ先のようですし。
最近記事を見ない氏家氏や、是枝さんの作例に、そのような貴重なチャレンジの後が
うかがえます。もっとこういう記事を見たいものですね。
マヂック愛さん
トランスドライブは小出力の球でも底力と浸透力を感じさせるね。それにしても
マヂック愛と言う名前には一本取られた。球名で名前をと言ったのは自分だが、
ユーモアセンスに脱帽した。
AC点火派さん
リードオフマンのAC点火派さんがいないと、皆さん先に進めないので以後も
宜しく願います。 ps 7ピンMT6AQ5はやはりグリットフィンが付い
ております。リングゲッターを貫通するようにU字形の物。これが無いと球が
参るだろう。
710 :
AC点火派:01/12/17 12:32
リードオフマンとはこりゃまた大変ですね。イチローみたいな機敏さは期待できません
のであしからず。
グリッドの加熱は大問題ですので、グリッドフィンは必須でしょうね。金属材料はカソード
に限らず、加熱によって電子を放出する可能性がありますから。コントロールグリッド
からエミッションが出ると、暴走の始まりです。6AQ5だとカソードからそんなに
離せませんし、頭の痛いところでしょうね。ここら辺は博学の7C5さんにご解説を願い
たい部分です。(w
6V6好きさんのレスではありませんが、「マヂック愛」というのはホントにえらい。
いいセンスですね、脱帽です。ところでその話題のマヂック愛殿がされているという
クラーフ結合ですが、古いスタイルとはいえ、こいつもなかなか奥の深い技術だと思います。
意図的に使うと、LC共振を利用してf特の低域側を補償する事ができます。
大容量のフィルムCが必要ですが、これも一つの高等技術です。発振させずに盛り上がり
程度に収めるには、測定器群のフル稼働が前提ですが。
実は小生の2A3シングルも、グリッドチョーク(480H)とカップリングC(1μF)
の組合せで同様の効果を得ています。原設計は森川忠勇先生です。
是枝さんは50シングルや、RS−237シングルでグリッドチョーク結合を検討なさり、
さらにオーバーオールのNFBまで、かけています。トランス結合では無理かもしれません
が、これはすごいことだと思います。
711 :
AC点火派:01/12/17 18:58
6V6好き殿のレスにあった、「机上の6AQ5アンプ」かわいく組んだのでしょうね。
示唆のありました6AR5というのも、確かに「アリ」ですね。
不景気の折り、こういう省マネーアンプもいいと思います。時間だけはたっぷりかけて
あげれば、いいものができるはずです。BGM的な要素にはうってつけかも。
小生、こういうプランではとっておきのがあります。少々高価ですがWE101D(F)
のシングルです。205Dは高価になりすぎました。101シリーズもソケットの手当が
大変ですが、1Wに満たなくても音は出てくれるはず、なんて想像しております。
この辺は製作例も多いので助かりますが、このアンプを何とかAC点火にまとめたくて
難儀しているというのが現実ですが。(w
ROMも結構ですが、マヂック愛さんもKonchiさんも、参加してくださいな。
そういや最近めーかさんも六億ワットさんも7C5さんも、お姿を拝見しませんね。
雑談でかまいませんから、たまにはどうぞ。
このスレをたてた張本人である上杉殿は、元気なのでしょうか。是枝先生が稼働を始めた
AXIOM80の4発システムについて、興味深い示唆を今月のラ技(2002年1月号)に書かれて
います。立ち読みでも構いませんから、(アイエー出版御免!)確認されたほうがいいですよ。
では。
AC点火派さん
いつも眺めているのですけど忙しくて(なぜ忙しいか、じつは本人もよくわかって
いない)なかなか書き込みが出来ません。あの記事にはネジを巻かれたのですが
80を8本なんて夢のまた夢でしょう。LEー8Tを8本にしても多分だめでしょうね。
いまの値段はよく知りませんがむかしのスピーカっていろんな意味で長命ですね。
ウエスタンと言い80といいむかしの何十倍の値段で取り引きされているのですから。
是枝先生ですら何やら4本は借り物だそうですから妙に安心しますが。風のたよりで
1Wも要らないそうだと聞きましたから信じられません。
713 :
マヂック愛:01/12/17 22:46
6AR5とかならガキのころに作った記憶があります。
OPTはU608だったかな、、6BQ5でも作ったな。
しかし、トランスドライブでLCで共振を利用して低域
増強ですか?う〜〜〜〜んですわ。思いもつきませんでした。
あちきの技術では無理ですわ。測定機は一通りありますが、、、
是枝氏の50チョークドライブの記事は読んだことがあります。
管球王国でしたっけ??このアンプ、確か交流点火でしたね。
一度だけ300Bで交流点火をしたことがありますが、ハムが
我慢できずにあきらめてしまいました。
クラーフ結合もよいのですが、直流カットのコンデンサの味が
どうしてもしますね。
なんか話の道筋がばらばらじゃ、、、、
小中学生の頃にはビートルズ、ベンチャーズ、和製GSのお陰でエレキギターブーム
になっていた。手に入れたのはテスコのアンプとグヤ(東京サウンド)のエレキ。
友達のお坊ちゃまはフェンダーの小型アンプを買ってもらったが球は6V6GTに
80の整流だった。この時のアンプの音が忘れられないでいまだにV6に付き合って
いる。自分のテスコは6AR5だった(w 内蔵のSPの違いも大きく、勝負に
ならなかった。フェンダーにはおそらくJENSENか何か、その手の良いSPが
入っていたと思う。
最初の出会いが肝心だ。6AR5には申し訳ないが。
廃棄ラジオから拾い集めた国産の42が20本ばかりあるが、昔の公民館や盆踊り
大会の拡声器アンプのイメージが42にあって、どうも食指が動かない。
国産球なのでオルソンには無理だろう。
715 :
45大好き:01/12/18 08:34
Konchiさん
おっしゃってることはつい最近知人がほぼ同じことを云っていたので興味深く
読みました(ひょっとして同一人物(w )。プッシュプルのもうひとつの特徴は
逆相の信号の合成機能をOPTに行わせているってことですよね。これで「低
域は周波数、レベルで変化してしまう」(特に入力信号レベルが低いほどコア
の透磁率が低下し、低域の周波数特性が悪化する)わけですから、ここらへん
が音の違いにあらわれるのかもと思っています。
716 :
AC点火派:01/12/18 08:54
めーかさんそうですか、なんたって師走ですものね。実のところ小生も追い込みがかかって
おりまして、カキコは朝始業前、昼休み、夕方くらいが限界です。
昔のスピーカーは仰るとおり長命ですね。80なんて繊細かつ脆弱だと思うのに・・・。
未使用品なんでしょうか。
マヂック愛さんのクラーフ結合にしても、小生が賞用するグリッドチョーク結合にしろ、
現代は周囲の状況がずいぶん変わりました。大容量のフィルムコンが入手できますから。
是枝さんの50シングルが成立したのは、旧タンゴの特注チョーク(1000H)ばかり
でなく、イリノイキャパシタの700V,5μFが同じくらいに重要なんです。
昔はこんないいものなかったはずです。
我が家の300Bppは120Hと4μFで、10Hz以下に大きな盛り上がりが出来た
ままです。なぜか今まで放置してきましたが、そのうち余裕が出来ましたら、NFBループ
の外の入力部分に、0.47μFと1MΩでローカットフィルターを入れてやるつもりです。
これで音が美しくなるか、それともつまらなくなるかは、結果次第です。
音は聞いてみなければわかりません。
最初の出会いが肝心とは、さすが6V6殿、説得力がありますね。そうかもしれません。
小生の最初の出会いはどこかにも書きましたが、未体験の透明感、2A3シングルの
3.5Wでした。歪率を気にしなければ、5Wはいってたはずですが、出力とは何なの
だろうと思いましたね。
最初の出会いが多極管だったら、小生もきっと6V6殿のようになっていたでしょう。
お久しぶりです。
是枝さんの804発の箱には、ラ技でも書いてありましたが、吸音材は入ってません。
その代わりに魂柱を入れるそうです。今は入れて無いようですが。
スピーカーに魂柱入れるというのも凄いと思うのですが。
AC点火派さん、話が高度すぎて私はほとんどロム専です。
でも、もの凄い勉強になります。
718 :
名無しさん@お腹いっぱい。:01/12/18 10:41
>>714 昔の公民館や盆踊り大会の拡声器アンプのイメージが42にあって・・・
ワラタよ 6V6さん! あれでメガホンラッパならすんや。ペン音。
719 :
真空管素人:01/12/18 11:33
>>六億ワットさん
>細いフィラメントが高温でどんどん細くなっていく(つまり抵抗値が上がる)
>ときに、電流を固定した場合と電圧を固定した場合で、フィラメントが消費
>する電力(つまり熱量)がどう変化するか?ということなんです。
ヒータを定電流化した場合でも、電圧はヒータ巻線の設定電圧以上にならない訳で、温度に関係なく消費電力は同じではないですか?
低電圧化した場合に、大きな突入電流が流れるのは分かるのですが。
定電流化の場合には問題はないのでは?
>>AC点火派さんを含むみなさん
ヒータをAC点火した上で、パッシブ型の一次ローパスフィルタを入れれば、ヒータハムは軽減できるのではないですか?
素人な質問ですみません。
>>717 25年ぐらい前、サンスイがJBLの代理店だったころ、JBLフルレンジ用(D131、D128)に2種の桜合板エンクロージャを発売したことがありました。
オリンパスやランサーと同じ八宝組子のフロントグリル付で、見た目は最高でした。
このエンクロージャには直径3cmぐらいの円柱状の「魂柱」が使われていました。
カタログでも「補強材」でなく「魂柱」と表記していました。
桜材ということでエンクロージャを響かせる設計のようでした。
しかし、音は硬く痩せていて、米松合板はおろかチップボード製のJBLオリジナルにも到底かなわないものでした。
フルレンジのエンクロージャは本当に難しい物です。
720 :
AC点火派:01/12/18 12:50
うーむ、真空管素人殿、ヒーターハムのメカニズムについて、どれくらいご存じ
でしょうか。ACの電源周波数は、50Hzと60Hzがありますが、このAC
で直熱管を点火し、フィラメントにハムバランサーを入れて中点を接地、もしく
は自己バイアスのRに落としますと、ハム成分は電源周波数の倍、つまり100
Hz、もしくは120Hzになるのです。この雑音を抑えるべくフィルターを
挿入したとすると、楽音信号に及ぼす影響が無視できませんね。
わかっていただけたでしょうか。やってはいけない引き算もあるので。(w
話題になっている42ですが、たしかにペン音かも。ほどほどなら、たまには
いいかもしれませんが、5極管ビーム管の使い方は結構難しいですよね。
UL接続、カソードNFなどいろんな局部負帰還のかけ方がありますが、
こういう使い方はEL34、Q5などの近代管?には似合いますが、42だと
違和感もあるような気がします。
上杉殿、例の記事はご覧になったようですね。今回は是枝さんの仰っている
ことをすべて賛成したいAC点火派です。スピーカーの吸音については、まさに
しかり。悪い音ばかりでなく、よい音も吸音されてしまうというのは、その
通りでしょう。LE−8TとAXIOM80、でてくる音も設計も全く違うユニット
ですが、我が家の8TはタテマツのTS箱に入っていると、以前申しました。
ご存じでしょうがこのエンクロージャー、内部は多面体になっています。
おそらく定在波対策でしょうが、資金の都合もあり、小生はキットで購入して
自分の部屋で組み立てました。吸音材は長手方向の4スミに、最小限の量を
張り付けてあります。
組み立てた当初は、それはひどいがさつな音でしたが、鳴らし込むにつれ、
カドがとれていい音になりました。吸音材減量の効果は、すっきりした音として
得られました。B&Wのマトリックス構造も、よく判るような気がします。
フルレンジのエンクロージャーは、確かに難しいですが、やるならば思いきった
ことをしなければ、効果はないように思います。
721 :
真空管素人:01/12/18 15:01
パッシブ型フィルタは、信号ラインに入れるのではなく、ヒータラインに入れたらどうかと考えたのですが?
つまり、DC点火の整流素子を除いて抵抗とコンデンサのみの構成にするわけですが…だめですか?
722 :
AC点火派:01/12/18 15:53
だめでしょう。(w
ある周波数をスポット的に除去するツインTフィルタと言うものがあります。
パッシブ型ですとLC構成でも特性はブロードで使い物になるようなものではなく、
仮にこれでヒータ回路の50Hzや60Hzの信号を取り除くとそもそも点火に
必要な電力がゼロになるのです。またアンプの出力にそのような細工をすることは不可能では
ありませんが、まあそれはアンプと同じかそれ以上の大きさになりますしそれではとてもとても
ハイファイアンプとは言えません。150Hz以下をLCネットワークで切れば簡単ですが
そんなアンプが使い物になるでしょうか
721さんお分かりでしょうか。
724 :
六億ワット:01/12/18 16:38
>>719 真空管素人さん、
W=I^2R、I=一定、R=増加(細くなる)から消費電力の増加は自明です。
725 :
六億ワット:01/12/18 17:02
舌足らずでしたね。ヒーターにかかる電流が一定ならば電圧も規定値がかかる
はずですが、超古典球や使い古したトリタン球など、そうとは限らないケース
もあります。本来ヒーター(フィラメント)電力は熱電子放出が設計通りに出
るようにヒーター(フィラメント)温度を設定するために定められているもの
で、定温度点火ができれば良いのですが、そんなことはできないですね。
まあ、定電圧と低電流で、ヒーターの抵抗値が変化していくと電力がどう動くか
は上の式を使ってエクセルなど遊んでみれば分かりますよ。
定電流ならば突貫電流の点では問題ないですね。でも、他にも突貫電流
を防ぐ保護する方法はありますよ。
726 :
マヂック愛:01/12/18 18:59
フィラメントを定電流で駆動するユニットを海神あたりで売っていますが、
どうしても怖くて使う気になりませんわ。想像ですけど、、、熱を出して
いるうちに抵抗値が高くなる、、となると定電流ですから印加電圧が
高くなって、球の既定値を越えるのではないかと、、噂ですが寿命が
短くなるとも聞いています。ですから、貴重な古典管を差し出してまで
試す度胸がありません。本当のところはどうなのでしょう?
727 :
Konchi:01/12/18 22:20
715:45大好きさん
そうですか、わたしの知人にも45が大好きな方がいらっしゃいます (^ ^);
ご存じかもしれませんが、PPトランスの低域の挙動実験がMJ10月号に
載っています。曰く、「コア効率を追求したラップジョイントよりスペーサをいれた
BUTTジョイントの方が安定している」だそうです。言われてみればPPアンプの音
はSEに比べて落ち着き悪いよう気がします。
と言っても、低効率のコアはトランスが大きくなり、こうなると、高域が暴れて
てくるしで、ストレスが溜まってしまいます。
SEとPPは使い分ける事しています
スコーカはSE、ウーハはPP(波動砲装備)。はたまた、枯れた音にはSE。
728 :
マヂック愛:01/12/18 23:13
AC点火派さん
是枝氏の記事にあるように、多回転ポットでフィラメントハムを
ぎりぎりまで追い詰めて取りきれるものですか?
729 :
AC点火派:01/12/19 08:42
取りきれるというのが、どの辺まで追いつめるのかは判りませんが、結論からいえば
NOです。ヒーターの中点を正確に出して、なお残っているハムのことを残留ハムレベル
というくらいですから。これは管種によって違いますし、同一管種の中でも個体差が
あるものなのです。フィラメントは1秒間に50もしくは60回の明滅を繰り返している
ようなものです。太いタイプや点火電圧が2.5Vと低いものは、低めの残留レベルに
なりますし、50のような7.5V管は高めにでます。
ひとくくりにはいえませんが、OPT2次側で2mV〜10mVくらいになりましょうか。
(もちろんB電源リップル等は、完全に対策した上で)
この辺は是枝氏の記事を再度、詳しくお読みになることをおすすめします。
一連のラ技や球王のAC点火直熱管シリーズに丁寧に書かれております。
(RS−237s,50s,801As etc)
なお残る残留ハムを、直熱電池管の逆相ハム注入などで、対応されているのです。
ppにすればいいんですけれどね。
730 :
AC点火派:01/12/19 12:33
今月号のMJ誌(2002/01)は、読むところがほとんどないですね。(w
最近管球の製作記事が、めっきり少なくなりました。考えるにタンゴの廃業の1件
が尾を引いているのでしょう。特注トランスが供給されないと、こういう事態になる
だろうと予想はしていましたが、寂しいものです。
製作記事ライターも、市販カタログ品を工夫して使用する義務があると思います。
ここのレスにもありましたが、とくに突飛な回路など考案しなくて構いませんから、
いわゆる標準動作といった「当たり前の回路」で組んで発表してもいいのではないかと
思います。
いまこそ、かつての浅野勇氏が連載された、「魅惑の真空管アンプ」シリーズのような
記事が必要ではないかと、痛切に感じるこの頃です。市販品でこう組みました、という。
古典に帰るのも「手本」がなければ・・・。
そんな重鎮いないかな。(w
ここはひとつ、森川先生あたりでも。
731 :
マヂック愛:01/12/19 18:34
AC点火派さん、レスをありがとう
冬休みに再度組む予定ですが、まだ正直ACかDCかで迷って
います。50もあるし、特注の電源トランスに5Vのタップを
作らなかったので、気持ちは3端子レギュレータでいこうかと
思ってはいるのですが、、、50を使うとなるとフィラメントが
7.5Vでないといけませんが、これがまかなえるトランスが
ありません。新生タンゴは特注を受けると言うことらしいです
が定かではありませんでしたので、別の所に特注しました。
最近のMJはつまらないですね。編集長が元の方に戻られた
ようなので少し期待をしたいところです。
732 :
AC点火派:01/12/19 19:09
さあて、夜になりましたので、がんばってあげましょか。
konchiさんが書いてくれた、レス727は小生の主張と似通ってますね。
コア効率を追求したラップジョイント→アンバラ許容分の小さいインダクタンス変化の
大きいタイプのOPT
スペーサーを入れたバットジョイント→定インダクタンス型OPT
ということです。トランスのコア材の形状については、確かにその通りです。
このほかにもコア材質(ハイライト,オリエント,同ハイB,パーマロイ(Ni含量数種)
アモルファス,etc)、巻き線のやっつけ方(巻き線径含む)などのファクターが
複雑に絡み合っております。
以前から小生は、定インダクタンス型マンセーの主張を続けてきました。今後もそれは
変わらないと思います。今回は少し挿入損失の話をしてみたいです。
どの辺から最近と言っていいか、判らない部分もありますが、そんなに透磁率の低いコア材
は採用されなくなっています。変換効率の点からいってもその方が望ましいですし。
そうなると変換効率(挿入損)を決めるのは、コアの組み方と巻き線(径)になります。
ここからは個人的な見解です。挿入損失の大きなOPTは、好みではありません。
国産でいうならタンゴとタムラは大好きです。どちらも損失は低めです。
特にタンゴは意図的に線径を太くしているようで、これが損失の少なさと、音ヌケの
よさに貢献していると思います。タムラはpp用はアンバラ分が10mAと、今日的には
定インダクタンス型といえる設計が貴重です。損失も程々のレベルでしょう。
悪口ではないですが、ラックスのトランスが好きではないです。損失が大きいのです。
(これはOY型です。)巻き線径も細いようですし、巻き線方法にこりすぎたというか、
何となくヌケの悪い音に思います。(あくまでも個人的見解です。)
特性はすばらしいのですが、難しいものだと思います。
「ラックスの低域は丸い」といわれる所以がこの辺にありそうです。
もっともこれがいいという人も、いらっしゃるのでしょうね。あまり刺激的な方向を
好まないというか。このくらいにしときます。(w
山水(現ハシモト)のOPTは、使用経験がないのでコメントは控えます。
konchi殿によれば、ppは落ち着きがないとか、(w うまく作ればそんなことは
ないですよ。(w すべてかねあいとか、バランスの問題です。
やたら特性を追求すると、確かにそうなるかもしれません。f特も歪率もほどほどが
いいようで。えらそうなこと書いちゃったなあ、すこし反省。(w
733 :
AC点火派:01/12/19 19:19
ニアミス発生!(w
そうですか、50とはいい趣味ですね。どのブランドの50(もしくは250)
なのか、教えていただけますか。
3端子レギュレーターですか、べつに反対はしませんよ。(w
ただ、レギュレーター由来の雑音対策は、どうしているのか教えて下さい。
定期的な「シリシリシリ・・・」とか「サラサラサラ・・・」とか、無音時に
聞こえたことはありませんか?
マヂック愛殿以外でも構いません、ご教授を。
734 :
名無しさん@お腹いっぱい。:01/12/19 21:10
50はRCAです。ST19です。
3端子はLT1085シリーズが比較的低ノイズと言われていますが、
お値段がものすごく高いのが欠点です。1個1000円じゃ買えなかった
はずです。千石にあります。これに出力側にタンタルとOSコンを
パラで入れる程度です。確かにちりちりはわずかですが聞こえています。
ブリッジのダイオードも高速タイプでないと駄目でしょう。今までは
このあたりを手抜きしていましたので、私もどうしたらよいか教えて
欲しいくらいです。
735 :
マヂック愛:01/12/19 21:26
734は私です、、、
50はトランスに3端子にするほどのタップがないので
素直に直流点火です。本当は交流点火の方が良いと思うの
ですけど、、フィラメントの端と端で電位差が生じるのは
真空管の動作原理から考えてどう考えても良いとは思えな
いし、、
736 :
励磁ちゃん:01/12/19 22:54
お久しぶりです。と 言っても2回目ですが
AC点火派さん 729のレスの 訂正依頼です。
50もしくは60回の明滅は 勘違いでしょう。
100もしくは120回の 明滅が正しい。
720のレスを読むとそうなる。
ここまで書いて 頭が混乱してきた。
ヒーターは 120Hzで明滅しているのに 中点を外すと なぜ60Hzになるのだろうか?
解らん 誰か教えてください。
ここまで書いて 3分考えて今解った。
中点を外すと 電位の影響が出て 中点にすれば 熱放射の影響が出て来る訳だ。
ブリッジ回路を 思い浮かべたらやっと 解った。
737 :
励磁ちゃん:01/12/19 23:12
真空管素人さんへ
721への 回答になるかな?
ヒータートランスを 追加してください。
相対的に 電圧波形が 綺麗になるはずです。
綺麗になれば バンドパスフィルターを 通したのと同じになります。
魅惑の真空管アンプの座談会で 別トランスにすれば 音が良くなると浅野さんが しゃべったのを 伊藤さんが冗談でしかっていた。
持ちネタが無くなる と。
738 :
励磁ちゃん:01/12/19 23:26
10年ほど前に 友人のガウスを米国の700Wのアンプで鳴らしているのを 聴きに行きざらざらな音に驚いた。
同行していた ラッフェルの社長が 45シングルを 繋いだら 体が勝手にスイングを始めた。
私の DCアンプは超HiFiだったが、、、、。
45恐るべし。
739 :
6V6好き:01/12/20 00:03
マヂック愛さん
友人がRCA50のロフチンアンプらしい構成(ちょっと恐い)で、JBLの
15インチを鳴らしている。ヒーターは交流点火。図太く豪快な音で、ヌケも
抜群に良い。ハムは殆ど気にならない。Volを絞ってしんみり聴けばどうな
のか判らないが、そう言う球じゃないだろうし。50は300B以上に値が張
るから聴いてても冷や汗かくな。VT62ならまだゴロゴロあるんだが。
レギュレーターではなく、普通のDC点火でCとCの間に0.1Hの3A程度の
チョーク噛ますという手も良いが、嵩張るからね。
740 :
Konchi:01/12/20 00:12
732 :AC点火派さん
低域特性は
Fc=2πL/Z
実効インダクタンスは、EIコアの場合
L=(4πN^2μA)/(1+μLg)10^9
透磁率μは、SEの場合一定だがPPの場合は電流に依り変化。
この変化率は定インダクタンス型の方が少ない
私は、ラ技9月号とMJ10月号のおかげでトランスに俄然興味が出てきました。
ちなみに私の常用PPトランスはラックス製です (--;)
741 :
名無しさん@お腹いっぱい。:01/12/20 00:43
ヒータトランスの追加は波形改善の点では全く期待出来ない。普通売られている
ヒータトランスの波形歪みは恐るべきレベルです。もし1次200Vのトランスがあれば
電流値に気をつければまだなんとかなるがそれでもタンゴタムラの優秀品とくらべると
どうでしょうか。ラックスのトランスはかなり高磁束密度の設計なので問題がでることもあります。
出力トランスも同じ傾向があるでしょう。おしなべてタンゴは優秀です。定インダクタンス型は
オリジナルは戦前のウエスタンとおもうが学会論文はパートリッジが早かった。日本では
タンゴだとおもうがラックスのCSZかもしれない。あれは西成の工場でコアのばりを手で研摩していたので
生産性はひどく悪かった。音は期待するほどでもない。OYはOZの改良型だがひどく設計に無理があった。
特にOYー15の5K以上は断線の危険が高い。注意すべし。
742 :
マヂック愛:01/12/20 06:46
6V6好きさん
ヒーターチョークはまだ試したことがないです。たしかに
がさははりますねえ、、、
743 :
AC点火派:01/12/20 08:52
やっこらせっと、おはようさん。
たくさんレスがつくと、うれしいね。会社に寝泊まりしようかな。(w
こちらは寒波の襲来で、寒いです。札幌はさほどでもないが、ここ恵庭は
観測点で朝6時の最低気温が−20℃!、我が家の玄関前でも7時半くらいに
−15℃ありましたから。ここまで下がるとヒフ的にはイタイですが、クルマ
に乗るとむしろ滑りません。融けないのでしょうね、路面が。
マヂック愛殿、やはり3端子にはタンタルが効くと、聞いたことがあります。
小容量でもいいので、タンタルをおごるべきでしょうね、同感。
6V6殿、50いや250は、もともとロフチンホワイトで有名になった管だと
いう印象が小生にはあります。やってみたいですね。
小生直熱シングルは、ロフチンも有効策だと考えています。
ヒーター点火法の話題で盛り上がりましたが、グリッド電流対策も重要な課題です。
2A3は多少ごまかしがきくものの、50の場合は大変です。
年代的にいって、カソフォロは不似合いですし、トランス結合は似合いすぎてイヤ
(6V6殿ごめん)ここはロフチンでやってみたいですね。
前段との直結は、電源投入時の過渡現象が気になりますが、ここは傍熱整流管の
スタートを工夫するなどして、解決したいところですね。
6V6殿がこういうウラ技 、得意じゃないかな。そもそも紹介例はどうやって
ヤッツケていましたか?
ロフチンの場合、なぜかAC点火のノイズがあまり気にならないと、小生も
聞いたことがあります。なぜなんでしょうね?
741さん、お詳しい、感心いたします。
仰るとおりです、ただヒータートランスを入れただけでは、×でしょう。
商品名をあげるのは気が引けますが、ノグチのパワーマックスあたりでは、
改悪になるかもしれません。磁束密度は大事です。
定インダクタンス型の原理の発表は、確かに英国の方が早いはずです。
よくご存じですね。
頼もしい方が現れました。貴重なご意見に大いに期待したいです。
これで朝の部、終了します。
741さん
よくごぞんじですね。ラックスCSZは千里に引っ越す頃に製造中止
になったはず。あの頃までは本当に自社生産だったのですね。いぜん
うちの会社に国産のどこだったかの500VAの100V出力交流電源
がありました。6GB8の5パラだったとおもう。それ自体の歪みは
200VA前後で使うと0、3%程度の歪みだったが電源トランスをいれると
一流メーカでもひどい場合は10倍以上になった記憶があります。
いまは100V電源はCSEなどから沢山でているから実験は簡単でしょうね。
是枝さんは昔、どこかに一般電源と精密電源のそれぞれで取ったデータを書いていたはずですが。
AC点火派さん
電源投入時の過渡現象であれば
@傍熱整流管を使う
A前段も直熱にする
BリレーやWスイッチを使う
それよりも恐いのは前段が切れた場合。この対策が重要。
C出力管のカソードからグリッドにブリーダーを掛ける。
一番安心なのは@+Cと思うが良い方法あったら教えて下さい。
746 :
AC点火派:01/12/20 12:26
常連さんもご出勤なさったようです。(w 昼休みサルベージタイムです。
ロフチンなどの直結型の前段の保護は、早い話が前段が起動してから、Bが掛かれば
いいのではないでしょうか。
前段の直熱化は正直、ためらいますね。傍熱整流管もお線香が、うんとノンビリ立ち上が
ってくれれば、いいのですけれど。小生は最近、リレーも好きでなくなりました。
どうせなら別スイッチをもうけて、頃合いを見計らって「エイ!」とやりたいですね。
好みの問題もあるのでしょうが。
久しぶりにロフチンを思い出しました。温故知新といいますが、たとえ古かろうと、
いいものはいいと思います。東工大の松尾さんとかいう方が、凝っていらっしゃると
聞いたことがあります。(P&Cの常連さんのようで)
6V6好き殿、よき話題の提供をありがとうございます。
昼食に行って来ます。
は
747 :
AC点火派:01/12/20 18:48
日が暮れましたので、サルベージいきますか。
ロフチンの話もしたいけど、RCAの50などという大立者が登場しましたので、その辺も
やりたいし。「是枝重治のアンプってどうよ」というスレなのですから、やはりそこから
いきますか。浅野さんや伊藤さんの大昔から、超のつく高級品だった50、逸話は数知れず
あるようです。ナス管の250は独特の気品を感じます。電極が曲がるのはイヤだけど。
是枝氏の作例は、グリッドチョーク結合によるシングルです。何度も話題にしましたね。
小生はこのやり方が好きです。インダクタンス結合独特の難しさはありますが、CR結合
でもトランス結合でも、ましてやカソフォロでもないこのやり方が好きです。
好みの問題なのかもしれませんが、3極管の励振は電圧をかけてやるべきです、電力でなく。
トライオードには、グリッド電流というやっかいなものがあり、対策をしなければなりませ
んが、パワー管ドライブもなじめません。カソフォロはやっかいだし、トランスは電圧を
与えるという意味では大正解だし、直流抵抗も低いのでいいのだけれど、食指は動きません。
そうなるとロフチンか、グリッドチョークになってしまいますね、小生の場合。
ロフチンにはある種のいさぎよさを感じます。あれ以上どうしようもないという歯がゆさ
もありますが。(w
グリッドチョークはもしかすると、古典管を生かす上で、まだ可能性のある技術かも
しれません。ただ良品を調達するのが一番の問題かもしれません。
やはりここは、復活タンゴに期待するところが大です。どうか周波数特性に問題のない
500〜1000Hの音声用チョークを、開発・市販していただくしかないように
思います。
トランスドライブのファンや、カソフォロで設計なさる方々は気にしないでください。
けなしているわけではないのですから。
むしろ出力管の励振方法で、こんなに選択肢のある「自作管球アンプ」という趣味、
すばらしいではないですか。我ながら感激してしまいます。(w
748 :
Konchi:01/12/20 22:07
740: 間違えてました
Fc=2πL/Z ⇒ 1/Fc=2πL/Z
749 :
名無しさん@お腹いっぱい。:01/12/20 22:32
6V6好きさんへ
御参考になるかどうかわかりませんが球王21号の801シングル
を試作していた時、当初プレート直結を考えていたそうです。
その時6V6好きさん同様に前段球が切れた時の対策に苦慮していたそうです。
結果としてカソード電流回路に特殊な接点型高感度メータリレーを
入れようとされていた。今時はみんな非接触型ばかりで接触型がない。あっても
どれも感度の点で使えない。どこぞでシーメンス系のものを見つけてきたが大きすぎたようです。
そこで横河の横行型を使って自作を試みたが実現性再現性が乏しく時間切れでああなったそうです。
目盛り板が黄色なのはその名残りであれは自作された目盛りだそうです。
メータリレーであれば危険電流を自由に設定出来て危なくなったら元を切れば済みます。
連日の忘年会でくたくたです。酒好きなんでいいんですが。
AC点火派氏は同年代なのに流石です。いろいろやって考察・経験上、原点を
考慮しながら今の現状も把握しています。
ロフチンしかりQ5のダイナコ型しかり、回路的にも簡略で、実際音出ししても
問題はいまだに殆どない。逆に見な直されても良い。これで問題があるとすれば
SPの問題かも知れない。
ロフチンで振るかカソードフォロワで振るかはSPを含めて高域での聴感がかなり
違ってくる。ここが自分の感性との寄り添い所。プレートよりカソードフォロアの
方がHI-FI的な感じがするのは、高域の差でなないか。この辺は好き好きだ。
749さん
レス感謝。球王と言う最近のバイブルを見てないので、本来はここにレスすべき輩
ではないです。重要な意見ありがとう。言われるように前段が切れた時は無負荷に
なりますからパワー球がお釈迦です。2A3や50に最大電流が流れますから気の毒
です。やはりカソードフォロアのほうが安全でしょう。自己バイアスの場合は前レス
の通り、カソードから分配した電圧をグリッドにバイアスして、前段が死んでも電位が
上がらないように結ぶようにするのが良いと思う。
酔ってのレスはすべきではないな。校正は明朝のAC点火派さんに任せた。
751 :
AC点火派:01/12/21 08:59
任されちゃったよ、どうしよう。(w いっちょ、がんばってみますか。
管球の保護という点では、直熱管のヒーター点火方法であれこれ講釈した小生ですから、
意見なしでは許されないでしょう。(w
確かにノーバイアス状態は恐ろしいことです。暴走と何ら変わらないでしょう。
防止法あるいは対策としては、6V6殿のレス745の出力管カソードからグリッドへ
ブリーダーをかけるか、是枝先生のようにメーター監視か、カソード抵抗を小さめにして、
不足分はグリッドの−バイアスで補う折衷バイアス(半固定バイアスというのかな)が
あるかと思います。最後のひとつはちょっとは特殊かな。
ブリーダーかメ−ターかというのは、好みかもしれませんが選択は難しいところです。
ただいえるのは、メーター設置アンプはデザインが難しいですね、それが楽しみでは
ありますが。器用なみなさまはこなせるのでしょうが、小生の場合、メーター付きアンプは
考えた時点で、シャーシは製作依頼して外注する事になるでしょう。
6V6殿はいぜんにカミングアウトされたように、「弁当箱」からスタートされるピュアな
クラフトマンでいらっしゃいます。これはブリーダー方式を選択された方がスマートでしょう。
小生もCのブリーダー方式を推奨したいです。
忘年会疲れとは大変ですね。同情します。
小生のところは今晩です。幸か不幸か盛り場「すすきの」が遠いので、連日はないです。
こんばんはそこに繰り出すために、終業後早く会社を出ますので、本日の夕方レスは
あまり期待しないでください。(w
書き込まれなくても、ここをご覧になられてる方は結構いらっしゃるようです。
741さんのような、詳しい方もおられます。博学の7C5さんもいるし、あらためて
考えてみると緊張しますね。
管球とトランスをこよなく愛好されるみなさん、あらためてよろしくお願いします。
これで朝の部は終了します。では
752 :
AC点火派:01/12/21 13:02
昼休みサルベージいきましょか。
小生の過去レス746で書いたB電源の時差スタートですが、まあ、これはタイマーリレー
を使っても同様ですが、入/切の接点は必ず整流器前のAC領域に入れてください。
ここをみている方たちには、先刻承知で今更説明の必要もないのですが、いろんなレベル
の方もいらっしゃると思うので。
そんなことはないと思っても、実験はなさらない方がいいと思います。
リップルは残っていても、そこはDCですからこれを入/切するとスパークします。
これはアーク放電と一緒ですので、放電の持続性があり、接点を痛めます。
結果として、接点部分は短期間のうちに黒く酸化してしまうことがあります。
これは電気抵抗を増やす方向に変化しますから、じきに発熱してしまうのは自明ですね。
最悪の場合、スパークが溶着になってしまうことも、ないとは言いきれません。
ACにだってゼロクロスがあるじゃないか、なんてツッコミはなしね。(w
被害の程度が違いすぎます。
ことほど左様に、DCというか直流はやっかいなものなのです。
真空管はB電源というDCを、グリッドのACに応じて変調するという仕事を、黙々
とこなしているのです。えらいなあ、働き者ですよね。(w
せめてフィラメントだけでも、やっかいなDCから見逃してやろうというのは、
小生だけなのでしょうか。(爆
突貫というかラッシュ電流だって、ACよりDCのほうが深刻でしょう。
昼休みの部、終了です。中途半端ですみません。
ラッシュを軽減させるための1番簡単な物を紹介します。
AC100Vの電源スイッチでラッシュを制限する方法。知ってる人は知ってる
古典的な方法だが、案外知らない方もいるかと老婆心です。
単極3投と言うスイッチを用意する。端子を外部で接続しておく。ここがミソ。
スイッチレバーが下位置はもちろんOFF。真中に上げるとACの出力端子(仮に
Aとする)がON。その後スイッチ上位置で出力端子(B)がONとなり短絡
(一般のON)となる。このような回路接続したスイッチで、中位置の時に(A)
端子にR(20W)を入れる。この位置ではトランスに100V掛からないように
すると言うこと。2段階にAC電圧が加わる。簡易スライダックだ。Rの値は
カット&トライで決める。尚Rにパラにパイロットを付けておけば尚良い。スイッチ
中央のプレ電源の時に緑のランプが点き、ONの時に一般の赤ランプが点くように
しておけば状態が判り易い。スイッチの容量はアンプの規格による。
これを読んで判らない方はやらない方が良い。スイッチ端子に番号がある訳ではない
ので説明しにくい。スイッチレバーの位置と端子のOFF〜ON〜ONはパズルの
ようだから暇なときにテスターで遊んでみるのも良い。両切りにこだわる方は2極
3投を使えば良い。
754 :
励磁ちゃん:01/12/23 02:41
741さん レス有り難う
お説御尤も
要は 主電源トランスと同等のクォリティーのヒータートランスが必要と言う事ですね。
直熱管であれば 全く確かにそのとうりでしょう。
755 :
AC点火派:01/12/23 11:25
せっかく休日出勤したので、あげましょう。
まあ休日ですので、早々にここを引き上げて買い物に出かけます。
世はクリスマスですので、ひとつ大切なアンプたちに、新しい整流管でもプレゼントしよう
かと考えております。ついでにCDも買ってきて、今晩一杯飲んだ後にかけたろかてな
あんばいです。
21日の忘年会は久々に大酒をくらい、昨日はヌキました。ちょっとやりすぎました。(w
「一人景気回復貢献者」といいつつがんばったのですが、ススキノからタクシーで50分
かけて家についたら朝の5時ではね。(w
自己嫌悪もひとしおのAC点火派であります。
なぜか二日酔いの時に音楽を聴くと、効きますね。昨日かけたのはバッハでした。
「G線上のアリア」は自己嫌悪に拍車をかけてくれました。自虐的なのもほどほどが
いいようで。(w ちなみに60年代前後のM.デイビスのミュートプレイなんかも
二日酔いの時に聴いてはいけません。頭の中でぞうさんが行進していたのが、今度は
黒ずくめの殺し屋に変わるようなもので。(w
よけいな話が長くなりました。整流管を買いに行ってきます。
ではまたあした。
756 :
名無しさん@お腹いっぱい。:01/12/23 23:27
>753
わかりませんでした(鬱
横レススマソ。
>>753 漏れ、ブンケイ真性厨房だが、一応分かった。
っていうか、以前、そのテーマでカキコしたので。
一つ質問。
多分おっしゃる趣旨は,1次側に抵抗を入れて、ラッシュを軽減するのがミソ、ということだと
思うが,何故なんでしょうか。
普通は(といってもそれ程多くのケースを知っているわけではないが)2次側に入れることが多いような・・・。
753での紹介は簡単・簡易的な物。電源投入した場合タイミング(波高)によって、
ブーンとトランスが唸ることもある。2段階投入すれば球だけではなくトランスにも
少しは優しいと思うが。スイッチ1個だから5〜700円で済む。
本格的には2次側にリレー回路やWスイッチを入れれば良いが、高圧が掛かっている為
初心者にはどうかと思うし、単にB電圧の時差投入であればラッシュの軽減にはなら
ない。整流・出力管の保護にはなるが。一番良いのは初期低電圧〜正規電圧と繋がる回路が
良いのだが複雑になると思う。実際この辺は深く考えていないと思う。自分もそうだ。
皆スペア球の確保のほうを問題視してるでしょう。インラッシュ軽減の特効薬があれば
公開して欲しい。答えにならなかった。757さん、すまない。
>>758 有り難うございました。
よく分かりました。
トランスの保護や高電圧までには考えが至りませんでした。
(以前私がカキコしたスレは別スレでした。勘違い…(^^;)
760 :
AC点火派:01/12/25 08:46
やあやあ、ただいまというべきか、おはようございますなんでしょうか。
昨日は出勤をやめて、休日にさせていただきました。今日はその分忙しいです。
23日は口約通り整流管を買いに、行きつけのお店にいってまいりました。家から遠い
ので閉口しますが、出かけてみると常在庫のはずの5U4GBがない!
泣きましたね、こればかりは。もちろん再入荷するそうですが、ちょっとがっかり。
ここではアンペレックスブランドの5U4GBが入手できます。
片道2時間近くのドライブですから、何か買って帰りたいのが人情というもの。
店の中を探すと、テレフンケンの元箱に入ったGZ34が1本ありました。価格が書かれて
いないので、たずねると「@1万円」という返事。即答できませんでしたね、これは。
結局買いましたけど。(w
ついでにいつになるかわからない、次の1台のために、8V,430μのウエット銀タン
を2本、これは@2500円でした。
ここの親父さんも自作されます。店内では最近作ったらしい211とおぼしき、シングル
モノーラルが鳴ってました。トランスドライブでしたね、枯淡の境地というか、なかなか
の音でした。トランス類はすべて特注のようです。
話のついでに、PB80(Ni80%)のコアを使った、15mAまでDCが流せるという
巨大なドライブトランスを見せていただきました。USA製だそうで。
日本では入手できないコアだそうです。凝ってしまうとここまでいくんですね。(w
お代はこわくて聞けませんでした。
その日帰宅後の、GZ34を使った実験については、昼休みに書きましょう。
本日の朝の部は、これで終了です。
761 :
AC点火派:01/12/25 12:34
さあて、昼休みですので、続きを書きましょうか。
お宝級の値段の付いたGZ34と、ウエット銀タンを買って、また長ーい家路をドライブ
して帰宅しました。よっこらしょと取り出したのは、以前紹介した2A3シングルステレオ
アンプ。初段6SL7のSRPPに、グリッドチョーク結合で、自己バイアス2A3
にOPTがXE20Sというものです。このアンプの電源部は5U4GB整流で、2A3
のプレートには、対アース間で300Vを切るくらいの電圧がかかっています。(実効245
〜250V)ふつうの2A3には充分でしょうが、旧チェコ製のAV/VT2A3を持っていました
ので、これを試したかったのです。こいつはプレート電圧の最大定格が450V,プレート
損失が28Wという「上位互換球」です。
もったいないので、前段の5691を6SL7WGTに換え、チェコ製2A3を挿し、整流
管を挿さずにヒーターのみ灯して15分。いったん切ってからGZ34を挿して、緊張しなが
ら電源投入!。スパークはしませんでした。早速CD音源を入れると、なかなかいい感じ。
以前より力感、音場の広がりが増しました。テスターを当てると、GBの時より45Vほど
あがるようです。もちろんこの条件で、純正2A3は使えません。
部屋の明かりを落としても、グローというか蛍光は全く見えません。この互換球の真空度が
よほど優れているのか、電圧が掛け足りないのか。ちなみにRCA製のVT−95は
GBのプレート実効250Vで紫の明かりが暗闇で確認できます。
762 :
AC点火派:01/12/25 13:03
もともとPTのタップが、両波で290V,130mAなので、上位互換球
といっても、本機でしてあげられるのはこれくらいですね。
出力は間違いなく増大しているでしょう。歪率は測定していないので、まだ
何ともいえません。しかし手前味噌ではありますが、こういう楽しみが出来る
のも整流管使用のおかげです。音質ではRCA製のVT−95の方が、透明感
では上手でした。チェコ球も電圧をさらに上げれば、化けてくれるかもしれま
せん。この辺は検討課題でしょうね。
それにしてもGZ34の@1万円は高い。そりゃWE274という上手が
いますが、本来整流管は消耗品ですから。これでは予備球が買えません。
「昔の本物」が高いのは、しょうがない部分もありますが、サードパーティ
でいいですから、再生産をお願いしたいものです。
下らぬ話につきあっていただき、ありがとうございます。
昼の部はこれで終了いたします。みなさんのご参加を心待ちにしております。
ではまた。
763 :
マヂック愛:01/12/25 16:48
マンションリフォーム中につき何もできませんわ、、
足の踏み場しかない(笑)
764 :
AC点火派:01/12/25 19:06
定インダクタンス型OPTを見つけました。マグネクエストが再生産しているピアレスの
S−271です。高価なのが難点ですが、貴重な存在です。
明日、この話を少ししましょう。詳しくご存じの方がいれば、先になさっても構いませんよ。
むしろお願いしたいくらい。(w
ではまた明日。
765 :
AC点火派:01/12/26 08:48
何かと気ぜわしい年末ゆえ、みなさんお暇がないのでしょう。しかし予想してたとはいえ、
なーんもレスがついていないのは、淋しいものですね。
マヂック愛殿は、その師走のそのまたこの時期にマンションリフォームとは、大変というか
同情いたします。せめてここでも見ててくださいな。
仕方ないので、モノローグとまいりましょう。(w
ピアレス社は現在はすでに消滅したようです。まあいにしえの会社ですから、しょうがないで
しょうね。小生の使用しているUTCのLS−6L4とて、現在はOPT Ind.という
会社で再生産していますから、同じようなものです。
ピアレスの名トランスは、現在マグネクエスト社が再生産のライセンスを持っている
ようです。はっきり言って、設計は古いです、古典的なといっても差し支えないでしょう。
オリジナル設計は1956年だそうです。1次5k/1.25kで、f特が10〜100k
Hz(±1dB)、定損失が0.3dB。興味深いのは5kのとき、1次の許容電流が
200mAで、アンバラ分が20mAまでということです。
現在こんなOPTは、ないでしょう。しかしpp動作の不平衡問題が指摘されたのも、
ずいぶん古い話です。昔の人の方がむしろ、よく考えていたような気さえします。
難点は高価なこと(@7万近く)、重く大きいこと(8kgくらい)でしょうか。
しかし、本気で一生に1台の傑作を目指すなら、これくらいの投資も許されるのでは
ないでしょうか。現に小生のLS−6L4は@115,000円でしたし、見返りは充分に
ありました。かの上杉佳郎氏は、EL34の3結パラppにこのOPTを用いて、納得できる
結果を得たそうです。
小生が考えるにこのS−271は、このレスに登場した国産の名球6G−B8に、まさに
ドンピシャではないかと想像します。いいと思いませんか?
コア剥きだし、リード引き出しの無骨な奴ですが(昔はケース入り)、名声だけではない
実力派という感じです。
でも、とりあえずは貯金しなくちゃね。(w
ではまた
766 :
マヂック愛:01/12/26 20:26
リビングが終了しました。同時並行で大掃除もしています。あと2日
で終了予定ですが、山は越えました。明日は今年最後の出勤、その後
リフォームが終了したら、秋葉原へ部品の調達に行きます。最後は、
球のソケットですが、山本音響工芸を奮発することにしました。日本
製の?タイトは駄目ですね。抜き差しは良くないし、一度整流管を
やったことがあります。、、、
それにしても疲れた、、、
AC点火派さん
私は他人様のアンプを作ったり修理したいくらも経験はありますが自前のものは
本当に少ないのです。S-271はピアレス社のあとコンドル社(だったと思いますが)
製のものがあったようです。以前にある店に頼まれてこれで845PPアンプを
つくったことがあります。昔のS-271は板金折り曲げのケースに入っていました。
私が扱ったものはオリジナルではありませんでしたしグレーハンマートン塗装にサビが
浮いていました。また5Kのトランスは845にはややミスマッチングかもしれませんでした。
それにしても重いトランスでした。さて最初は何となくハスキーな音で作った手前しんぱいでした。
それが、使うにつれて音は馴染んでいったのです。いままで私はあんなにエージングで音が変わるトランスは知りません。
2次端子はシリーズタップではなくシリーズパラレルで配線をかえる必要がありましたが
あれが本当なのでしょう。マグネクエスト271の2次タップはどうなっているのですか
こなれると素晴らしい音が出るようでした。
AC点火派さん
GZ34、一万円ですか。それは大変でした。パワー管よりヘタリ易い整流管が
高価だとまいっちゃうね。5AR4/GZ34も各社ありますが、気楽に作って
いるようで色々だ。内部構造も違えば、出力電圧も300V負荷で20V位の差が
出るケースもある(w
自分は何時も東芝か松下(平頭型は嫌だが)を使っているけど、ギター弾きの友人
から中国製のゴールデンドラゴンと言うブランドの物とロシアのSOVTEK製の
物を貰った。造りはイマイチの感があるが、動作は全く別状ない。とくにSOVT
EK製はムラード製の模倣と見える。友人は安くてタフだと言っていた。ピンエンド
を再度はんだ処理して使用中だが中々良い感じだ。
769 :
AC点火派:01/12/27 08:38
レスがつくとうれしいですね。がんばって朝カキコします。(w
マヂック愛殿、ご苦労様です。山本音響のソケットはいいですね、挿し込みのバネ部分に
工夫があるようです。接点もリン青銅ですし、これぞ!という1台にはおごりたくなる
ようなソケットです。ところでそのソケットはテフロンにしますか、それともコムプ
ライト(フェノール含浸木質)にしますか?決めているなら教えて下さい。
もっとも店頭で見かけるのは、テフロンだけになりましたが。
めーかさん、久々のレスありがとうございます。S−271はいいトランスだと思います。
トランスの設計というものは、ホントに難しいものだと思います。ppなら不平衡(アンバラ)、
シングルならば直流磁化といった、本質的な問題の解決を考えると、どうしたってコアは
大きくて、重たいものになりましょう。適当なところであきらめるのも手段ではありますが。
S−271のケース入りは端子型ですが、マグネクエストの方はリード引き出しで、
2次側は6本引き出し線のあるシリパラですね。(CT付巻き線×2)
これはUTCのLS−6L4なんかも同じです。
6V6好き殿、整流管の話は昼休みにご返事します。ついでにトランスの話なんかも。
朝の部、これで終了です。
770 :
名無しさん@お腹いっぱい。:01/12/27 10:31
自作派ならトランス作ってなんぼだ。自分で巻けとは言わんがコアの種類とサイズ
ギャップの入れ方、巻線の線径、巻線構造、絶縁紙の仕様くらい決められるだろ。
そこまで指定すれば、今は不況だから何とか技術などの雑誌に広告出してる電源トランス屋さんは
喜んで巻いてくれるよ。
OPT付きのアンプはOPTで音が決まるんだから、これを人任せじゃ何やってんだかね。
女のブランド漁りみたいな話しは辟易するぜ。
771 :
名無しさん@お腹いっぱい。:01/12/27 11:16
ふっふっふっふっふっふっふ・・・・・・
アッシは某キットで作ってみたが全然使い物にはならなんだ。確かにトランス
造りは面白い。多賀の巻線機も買ってある。でもトランス自作は自己満足の極致だ。
一度はするべきだがそれでそれがど−したといわれればそれまでだった。そこまで
するならCRをつくリなと言われても返答出来ない。
日本全国どこにでもある配電盤トランス屋に頼んでもそれなりだ。大体絶縁をどーする。
いまは線材は良くなったが簡単にできるものではなかった。
773 :
AC点火派:01/12/27 12:26
770殿、そいつは失礼いたしました。
しかしながら、小生そこまでの知識は持ち合わせておりません。
実際にトランス屋にオーダーした経験もないです。よろしければオーダーの要領など
教えていただければ、ありがたいです。
整流管使用は、今や贅沢なのかもしれませんね。GZ34では、ソブテックを一度試し
たいと思っています。中国製は選別が海外とはいえ、あまり好きになれません。
全部がダイオードで出来るのならいいけれど、やはり直熱管の電源部となると正直、
ためらってしまう部分があります。
みなさんも、ゲッターをメノウのようにしたことはありませんか?
774 :
名無しさん@お腹いっぱい。:01/12/27 12:30
過去の一流品の音質に勝るトランスが自作や
今の日本のさびれたトランス屋にできると思っている
おヴぁかがここに出るとは思ってなかった。
本物を聞いたことないからしょうがないか・・・
775 :
名無しさん@お腹いっぱい。:01/12/27 12:37
真空管も作れってか そう言えばどっかの親父がでかいのを
作って自己満してた。
776 :
トランス屋:01/12/27 12:46
オーディオ用のまともなトランスは電源トランスのような単一周波数用途のトランスしか作ったことのないトランス屋には無理。
2個同じものはできないね。素人自作で5kHz以上がそろえらるようになるには10年で経ってもまず無理だ。
タンゴさんなんかでも10個くらい試作してやっと1個が完成させるんだよ。趣味では自分の好みに合ったトランスを聞いて買ったほうが早道だね。
777 :
名無しさん@お腹いっぱい。:01/12/27 12:53
私は出力トランスをオーダーしたことがあります。結論から言うと、オーダーする
側がしっかりとした知識を持っていないと、希望どおりのトランスはできあがって
きません。頼んだのは調所電器(
http://www5b.biglobe.ne.jp/~chosho/)
というところです。
当時、トランスについては詳しくなかったので、製作予定の回路図などを
FAXし、電気的なスペックと希望(10Hz?30KHzでできるだけフラットなこと
など)を伝え、コア材や巻き線構造は依頼先に考えてもらいました。
事前に電話で若干の打ち合わせをしたりしましたが、基本的には
「あちらまかせ」です。
結局、使えるものが出来上がってはきましたが、若干高域特性が悪いなど一部に
不満もあります。
調所電器の腕が悪いというより、事前の打ち合わせが不足を痛感した次第です。
ちなみに出力トランスを、電源トランス専業のところに頼むのは危険だと思います。
まき千項増が特殊な上、ノウハウが要りますので。
>>774 そんな大それたことは思っていませんから安心してください。自作は自己満足の
世界。試行錯誤して楽しむのです。
778 :
名無しさん@お腹いっぱい。:01/12/27 13:04
あほうども
トランス作りのノウハウを自分で学べって言ってんだよ。
電源トランス屋さんに頼むのは製造設備をお借りするだけさ。
>770 のような厨房の荒しが紛れてる、と思ったら、そうかぁ、冬休みだもんね。
780 :
名無しさん@お腹いっぱい。:01/12/27 13:12
>>772 CRを作るのとトランス作るのとどっちが金かかるか考えろよ。
金もかからず面白いのがトランスだって言ってんだよ。
>>775 鉱石検波器、コヒーラ管はわりと作り易いぞ。
781 :
名無しさん@お腹いっぱい。:01/12/27 13:29
>>778 あなた自身、トランスを作った経験が無いのが見え見えの発言ですが、
いちおう賛同しておきましょう。確かにトランスつくりは楽しめる趣味です。
出力トランスは大げさな設備など借りなくても、簡単な巻き線器と材料さえあれば
誰でも出来ます。材料は秋葉原の電気材屋で(コアを含め)売って
いるので簡単に手に入りますよ。
問題は、いかに特性を出すか、そして絶縁の確保でしょうね。
782 :
名無しさん@お腹いっぱい。:01/12/27 13:34
いいスレだったのにおバカが出て来て潰すんだよね。
まあ2ちゃんねるスレではよくある話だ。
AC点火さんカンバッて下さい。相手しないで進めたほうがいいよ。
人それぞれにこだわりはある。ちょっと前の書き込みにコアの研摩の話があった。
それはEIに打ち抜いたコアの僅かなバリを取るのでしょう。一流メーカは大なり
小なり似たようなことをするものだ。780氏は一度でもトランスをばらしたことがあるのだろうか。
一流トランスを一度バラしてコアを再び元に戻してみてから話をなさいませ。全部元に組めるかと言う単純な
ことがどれほど大変かわかるはず。それぞれの職人の腕のほど知るべし。シロートは思いつきを言えばいいが
それで飯を喰っている人間の技量を推し量るべからずです。さいきん雑誌にトランスの製作記事が出ているが
音が出るだけと言うレベルだ。それで良いのなら御自分で勝手になさいまし。
言い忘れていたがマンガニン線を買えば巻線抵抗は簡単に自作出来る。
それこそトランス自作と比べてもはるかにたやすい。無誘導巻きなども
1K以下なら容易にできる。でも10K以上となると簡単ではない。
しかしながらOPTの難しさはそんなものではない。
785 :
名無しさん@お腹いっぱい。:01/12/27 14:07
>>783 まったく、そのとおりだと思います。音が出る程度のものなら簡単にできますが、
満足できるものを作るのは容易ではありません。長い経験と試行錯誤が必要で、
時間と暇がなければ、とても無理でしょう。
自作トランスでは、kameさんという著名な方がいらっしゃいます。
http://homepage2.nifty.com/Kame/index.htm セミプロの域に達していらっしゃる方で、非情に特殊な巻き線構造なども試しておられるようです。
それでも比較的、満足な特性が出しやすいSEPP出力段のOPTを主に手がけていることから、
OPTの難しさが良くわかります。
いぜん会社の仕事でマリックの松尾さんと話をしたことがある。
凄い博識の人だった。タンゴに平田さんにはお会いしたことはないが
タンゴの巻線構造の凄さ絶縁材料のすごさはとても筆舌には尽くせない。
絶縁材料の指定やコアの材質の指定で良いトランスができるなどとは
考えない方がいいでしょうね。巻き損ねさんではないが一流メーカや
職人さんのレベルを安易に考えない方がいい。その道何十年でいまの
タンゴタムラがある。
787 :
名無しさん@お腹いっぱい。:01/12/27 14:25
森川チューYOU先生がかつて定量的にトランスを論じられていた。
なぜか最近オーディオ専科で古いMJが売られていたので買って読んだら
面白かったね。
彼の記事で巻数比、E/f対インダクタンスのグラフなどありこれなら
巻数比じゃなくて巻数そのものもほぼ推定できる。トランスで最も大事な要素は
インダクタンスなんかじゃなくて飽和磁束(単位Wb=Vs)でしょうからね。
その他、分布容量の推定なども面白く彼のようなライターがいなくなったことが
オーディオの衰退の原因といえば大げさか。
そういえばAC点火派さんもチューYOU先生のファンでしたっけ?
788 :
名無しさん@お腹いっぱい。:01/12/27 14:39
以前トランスの大家としてみとめられていた永田さんという方がおられます。
武末数馬さんとラ技でいろいろ面白い論争をされておられた。むろん武末さんも
トランスはしばしば自作されておられた。ラ技全書にもその片鱗は残っています。
むろん森川さんもトランスについてお書きになられている。でも結局自作の
トランスが良かったというお話はお三方ともされなかった。御自身の回路を生かすこと
ができるトランスは片手間では出来ないものだ。すべてそれに尽きると思う。
本当に久しぶりに覗いてみました。なんとトランスの話で盛り上がっているのですね。
あまり詳しくはお話出来ませんがタムラは以前はUTCのトランスを分解して
それを大方参考にして設計していました。東大泉の前、新宿にいた時です。1965年
以前のライントランスはほとんどそうでした。旧Fシリーズも白状すればそうです。
むろんUTCそのものではありませんが主旨はそうです。ラックスさんはどうかといえば
おそらくアクロサウンドにその範を求めておられたと拝察します。山水さんの非対称
分割巻もトライアッドにそのヒントがありました。山水は自社研究室試作のもの
はとても良かったと思います。トランスの研究はすでに1960年頃にすべて終わっていましたが
それをどう実際に作るかがどこもわからなかったのです。分解して一度完全に
再現する方法しかありませんでした。おはずかしいのですがそれが本当の姿なのです。
謙虚に考えてればいまでも日本では電源トランスですら超一流品は出来ません。トランスの
自作は大変結構ですがかつての苦労話もなにかの参考になるかと思って筆を取りました。
790 :
AC点火派:01/12/27 16:04
皆さん援護射撃ありがとう。AC点火派ちょっと感激しております。
トランスの自作は以前からちょっと興味はありましたが、性能の追求とはまったく無縁
の話だと考えておりました。
どう考えても、「いい」OPTがそんなに簡単にできるわけはないですよ。(w
平田電気はなくなってしまいましたが、復活したタンゴブランド(ISO)には、かの
鈴木さん(平田時代の技術部長)が健在です。小生も期待しています。
なにやら懐かしいマリックなんていう名前も出てますね。めーかさん、もしかしてカンノ
トランスの菅野省三さんとは、お話したことはないですか。あそこのOPTは個性的
ですね。
調所電器の名前も出てきました、リストですね。ここはトランスよりも平面振動版のスピー
カーのほうが興味があります。かの景山さんが開発されたというフルレンジです。
一度某所で聴いたことがあるのですが、小出力シングルにうってつけの音でした。
つい興奮して、勤務時間に書き込んでしまいました。(w
続きは夕方に、ではまた。
791 :
名無しさん@お腹いっぱい。:01/12/27 16:34
たむらさんの話は面白いですな、高度成長前夜って感じですな
792 :
ビタミンQ:01/12/27 17:01
出力トランスを使用するアンプを作る人は、出力トランスを
自分で設計しなければ、いつまでたっても幼稚園を卒園できない野田!
タンゴ、タムラのOPTを使う以上しょせんそれ以上の音は出ない野田!
792は幼稚園云々いっているが、これだけ理路整然と大勢から批判されているのに、
自分で設計すべしという結論だけをだだっこのように連呼し続ける792こそ幼稚園児みたい。
794 :
AC点火派:01/12/27 18:24
まあまあ、放って置きましょうよ、ビタミンQさんにはいずれ自信作を公開してもらう
として、いいっぱなしの書き逃げは、そんなに続きませんて。(w
自作といえばマンガニン線の巻線抵抗の話が出てましたね。あれは確かに作れそうです。
途中から逆にターンすれば、無誘導巻線抵抗になりますし。アンティークな部品屋さんを
覗くと、ミシンの糸巻き風のボビンに巻かれた抵抗が、まだありますね。よくグリッド抵抗
にいかがですか、なんて勧められたことがあります。
巻線抵抗といえば、いぜんラ技の販売部で扱っていた、フランスはスフェルニース社の
音響用YAM抵抗をご存知でしょうか。実は我が家の自作300Bppアンプに多用して、
なかなかの結果を得たのですが、現在は入手できなくなってしまいました。
いまさらDALEのNSにもどるのもシャクだしなあ。難しいものです。
795 :
AC点火派:01/12/27 18:39
トランスの話に戻りますと、たしかに森川忠勇先生はお詳しいです。
管球アンプの設計製作をなさるライターでは、白眉です。まあ伊藤先生、
浅野先生の直弟子みたいな貴重な存在ですから、もっと書いてほしいものです。
ご自分が「オーディオ専科」の代表ですから、遠慮なさっているのでしょう。
寂しいことですし、なにより勿体無いことです。
そういえば同社のキットは、一時タンゴ一色の感じがあったのに、平田の廃業
騒ぎで、タムラに乗り換えたみたいですね。まあそれもいいのだけれど、キットは
あたるとデカイので、トランス屋さんにはおいしい商売なんだけど。
タンゴ再興のためにも、オーディオ専科へセールスに行かなきゃ、なんて余計な
お世話でしたね。(w
796 :
AC点火派:01/12/27 19:23
いまや僚友となった感じさえする、深夜番の6V6好き殿に話題を残して
帰りましょうか。小生別に国産品が嫌いなわけではないのですが、あこがれ
といったものの対象は、やはり輸入品でした。
「マニア垂涎の世界」というのが、トランスの世界にもあります。
かつてのアメリカにはUTC、スタンカー、フェランティー、ピアレス、ソー
ダーソン、アーマトラン、アクロサウンド、トライアッドなどの名トランスが
ありました。英国にもパートリッジなんてのがあります。
そんなもの骨董品じゃないか、という意見もありましょうが、古い外見に似ず、
恐る恐る購入して試してみると、意外や出てくる音のみずみずしさに驚くことも
珍しくありません。なぜなんでしょう。永遠の謎かもしれません。
めーか殿の「その道何十年で、いまのタンゴタムラがある。」というお言葉も、
実によくわかるのです。でもその音とも違う。
海外骨董品ブランドのトランスが出す、あの音の躍動感は何なのでしょう。
たむら殿のレス789にあるように、トランスの基礎研究は60年代に終わっている
のでしょうね。でも現在でもライセンスを獲得して、復刻版が結構生産されている
ようです。UTC、ピアレス、トライアッドなど。需要というかほしがる方はまだ
いるのだと思います。特性の追求なんて野暮なことはさておいても、音質になると
結構秘伝の技術が存在するのでしょう。奥が深いですね。
ピアレスS−271から、ずいぶんレスが進みました。
明日は位相反転の話をしましょうか、でもそれだとシングル派の方々は、
遠慮してしまいますね。何か考えておきます。
では、失礼します。
AC点火派さん
確かにありましたね。私が見たのはたしかスプラーグで、あれは富士商会だったでしょうか。
ボビンに巻いていて250KΩまであったと思います。会社にあったタケダ理研
のデジボルには自社製のケース入り巻線抵抗が使われていました。武田のフィールドエンジニア
の話ではなんと巻線は輸入品だそうで日本では絶対無理だそうでした。日本のマンガニン線は
ゴミだといわれてとても悲しく思いました。トランスの素材もそうかも知れません。
私の会社(作っている製品は普通の方はスピード違反の時以外は縁がないと思いますが)
にはいぜん鉄道電話があって(これは旧国鉄が線路を利用して全国にはり巡らしていた搬送波電話網)
これでカンノ製作所ともつながっていました。カンノは新幹線の通信機器の一部を担当していて私の会社
とも多少関係がありました。仕事で小倉までお伺いしたことはありますが菅野省三さんとは直接の面識はありません。
あそこのトランスのコアは東北金属に特注していて基本的に微少電圧用のパーマロイコアでしょう。出力
トランスに使って良いかどうか私はよくわかりません。たいそう甘い音がしていて独特の音がします。ただ歪み率は
高いようで特に二次ひずみは異様に多いのではと感じました。でもそれも個性であれが好きになると
もうほかではだめでしょう。内部にピッチはないようでしたし巻枠はナイロンでした。
>794
ちょっとだけ話題についていける事柄だったので・・・
スフェルニールの0.22Ω等は、石アンプのエミッタ抵抗に
抜群だったのですが、入手不可で残念。
他スレで、アメリカに未だ市場在庫があるようなカキコ
をする方がいらっしゃいましたが、もしあるならば、かき集
めたいものですね。
799 :
マヂック愛:01/12/27 22:05
スフェルニースは海神にまだ少しあるかもしれません。無いかもしれません。
初段のバイアス用に使っています。0.22は聞いたことが無いなあ、、
信号系に巻き線を多用すると解像度と空気感がまるで違ってきますね。ボビン
巻きみたいというとうちはIRCですが、ドライブ段のグリッド抵抗に
使っています。
800 :
名無しさん@お腹いっぱい。:01/12/27 22:17
AC点火派さん
反770を援護射撃と思うようじゃ甘いよ。
1.トランスはこれほどレスが集まる重要なパーツである。
2.それをトウシロウが自作するなど10年早い。
これから導かれる結論は分かるでしょう。分からない恐れもあるから
はっきり書くとアンプの自作など所詮トウシロのたわごと
だということだよ。
801 :
マヂック愛:01/12/27 22:44
>>800 そそ、トウシロのたわごとよ。それでいいのだ。
趣味として余暇の時間を楽しんでいるのだからね。
できあがりよりもそこに至る過程が大事なんだな。
もちろん、各自の「できる範囲」でね。トランスが
巻ける人は巻けばいいし、巻けない人はできあいでも
そこそこ優秀なものがあるのだからそれを使えば
良いだけのこと。トランスは音を決める重要な
パーツだとは思うが、トランスがすべてではない。
トランス以外にも音を決めるパーツはあるが、極端な
話、線材の被覆だってビニールと綿じゃ違うからな。
ともあれ、自分の時間が持ててそれを楽しめるのは
アンプの自作であれ何であれ幸せなこと。ここなら
「作る楽しみ」だな。あなたも自分の好きなスレに
逝った方が幸せだと思いますよ。
802 :
六億ワット:01/12/27 23:19
所詮トウシロウのたわごと、所詮趣味。こう言ってしまえば元も子も
ないんだけど、これらの言葉が自作オーディオのレベルアップを止め
かねないのも確かでしょう。トウシロウがどこまで頑張るか、
趣味ならば、手持ちの技と予算と時間のうちで、どこまで自己満足を追求
するか、お楽しみはここにある。
こう考えれば所詮趣味なんて言葉なぞ出せません。ましてや各人のレベルは
どうあれ、トウシロウのたわごとなんてとても言えない。ここは是枝さんに
関するスレッドなんでちょっとヨイショしますが、たかが趣味なんて言葉に
甘んじずに、心意気くらいは是枝さんを見習いたいもんだと思います。
でも是枝さんの製作手法やアンプや真似をするという意味ではありません
ので念のため。
私は援護射撃のつもりですが。めーかさんはどうですか。
800がいっていることは、要は、
「肝心部分を自作できない→アンプの自作など所詮トウシロのたわごと」
ということだが、メーカー製の真空管アンプだってトランスを自作あるいは
基本構造から設計しているところなんてそれ程ないでしょう。
それは、Trアンプの電源トランスだって同じ。
アンプに限らずSPなど他の機器でも、部品について多少の仕様指定はするものの基本設計は
部品メーカー任せ、あるいは、要求を満たしている部品を選択するだけのメーカー
なんていくらでもあるんじゃ・・・。
800が言っていることを突き詰めると分業の否定ということにもなりかねない。
言うまでもなく、人・メーカーそれぞれ得手不得手があるのだから、
各部分を得意なメーカー・人に委ねるのは当然のことなのだ。
優れたトランスメーカーであれば優れたアンプビルダーであるとはいえないことも明らかだ。
なんてことをいうまでもなく、800は単なる荒らしなのだが、ちょっとマジレスしてみた。
805 :
AC点火派:01/12/28 08:43
何でこんな方向に議論が進むのでしょうね?トランスはやっぱりトランスメーカーには
かないませんわ。これは自明の理。
804さんのレスを御覧ください、おっしゃるとおりですね。オーディオメーカーとて、
すべて内製なわけないでしょう。(w 少し大上段に構えた言い方をするならば、メーカー
も自作派も「アセンブラー」なわけです。(設計者でもありますが。)
オーバーではなく、かつてのWEだってアセンブラーですよ。(w 冗談抜きで。
ただ、assemblerにもそれなりの意地はありますからね、800さん分かったかな。
メーカー製アンプの出力段のFETや、レギュレーター管だって本来産業用の素子ですね。
それを流用して、モーター回す替わりにスピーカーを駆動したりとかね。
こんな話を続けていたら、そのうちFETやTrまで使用指定しろとか始まるんじゃないかな。
厨房議論はほどほどに。付き合ってられませんわ。(w
ある種ブランド品ですが、東京光音なんかはある程度の数がまとまれば、アマチュア相手
でも抵抗値の指定ができます。現実にはそこまでしなくても、E系列のシリパラの組み合わせ
でどうにでもなりますね。そこが自作のいいところです。
メーカーを気取って、何の得がありますやら。しかし六億ワットさんのいうとおり、
こころざし、心意気は高くありたいものですね。
昼には少し落ち着いた話を書きますね。
ではまた。
大電流を必要とする場合の整流管の使用方として両波整流管を2本使う場合がある。
たとえば300mAの場合に5AR4を2本の場合。作例として2つの方法がある。
@ 1本をパラ片波として2本使用。
A 両波のまま2本パラ使用。
この使い分けと言うかメリ・デメというのはありますか?ビルダーは回路に弱いから
@でやったりAでやったり。まあ図式にすれば等価的には一緒なんだが・・・
深夜番だったのに昼書いてしまった(二日酔い中)(笑
808 :
AC点火派:01/12/28 12:33
6V6殿、おはようさんです。二日酔いとはむべなるかな。
小生のところも、本日が仕事納めです。しかーし、職業柄といいますか、経時的に追跡して
いる実験がありまして、サンプリングのために、明日、大晦日、翌年1月2日は休日出勤
いたさねばなりません。そのときカキコしますので、年末年始も休まず営業することに
なりますね。
大電流の整流管使用ですか、両波管2本だと@の方が気分的にはすっきりするかな。
大電流が必要なら、しかも真空管でやりたいときには、ダンパー管の2本使いというのは
どうでしょう。6DW4なんていいと思うのだけれど、いかがですか。
そういえばオーディオ専科から、最近発表された300Bppステレオアンプのキットは、
GZ34の2本使いのようですね。
コストという課題があったんでしょうが、個人的には300Bppはモノラル構成でも、
決して贅沢ではないと考えます。そういえば黒川達夫さんも、ステレオ構成の作例が多い
ですね。うーん確かにモノラル構成2台を組み上げるのは、しんどいですね。
アセンブラーとしての技量も問われますし。
不思議なもので、同じようにモノ2台を作っても、わずかな差ですが同じ音にならない場合
があるものです。同じ部品を使ってもです。真空管の総引越しで逆転する場合は、球の
バラツキなんですけどね。いったん切ります。
まず昼食に行ってきます。
809 :
六億ワット:01/12/28 12:54
例えばステレオアンプの場合で、2本の整流管が両波のままパラの
接続になっている時、片チャンネルの球と、製流管1本を抜くだけ
でモノラルアンプになります。これを故伊藤喜多男氏は、球ならで
はの離れ技と書いておられた。上手い!!
810 :
AC点火派:01/12/28 13:09
めーかさん、カンノは鉄道電話をやってたんですか。考えてみればオーディオ専業で
あのトランスだけでやっていけるわけもないんですが。(w
JRでなく国鉄というと、あの独特のパステルグリーンの塗色を思い出します。
国鉄カラーなんていわないのかな?昔タムラも同様に、国策あるいは国鉄卸しの需要が
あったようで、その色に塗られたタムラのトランスを、どこかで拝見した記憶があるような
ないような・・・。
カンノのウリはパーマロイですものね。なんたってパーマロイなんでしょう、あそこは。
おっしゃるとおりニッケルを沢山入れれば、ハイμコアができますが、使うのはえらく
難しいでしょう。初期透磁率は高いけれど、あっという間に飽和してしまう。
DCを流すような使い方は無理でしょうね。ライントランスとかならその性格を生かせ
ますが。ギャップを大きく取った上で、巨大なコアにでもしないと、OPTは難しいでしょう。
そういう大きなトランス、好きですけど。(w
811 :
AC点火派:01/12/28 13:26
ニアミス発生です。
六億ワット殿、それは確か「やさしいアンプの難しい作り方」ではないですか。?
EL34のppステレオでしたね、懐かしい。あのアンプは実に凝ったつくり
になっています。ご存知でしょうが、あの電源部はCHインプットじゃなかった
でしたか?最近は開いてませんが、一時開きすぎて、本の装丁がバラバラに。(w
しかし、あの当時の翁の写真は、本当に一筋縄でいかないガンコジジイといった
フゼイがありますね。
パーツにとどまらず、工具にいたるウンチクは、説得力があって否定できません。
伊藤流と呼ばれる、あのソケットやラグの周辺で咲き乱れるような配線は、出来
そうで出来ない職人、いや名人芸でしょうね。小生もあれは出来ません。
長年の使用を考えた、パーツ交換を前提にした作り方です。
ちなみに小生は、伊藤式と呼ばれるあのアルミ板を鉄枠にねじ止めする、
シャーシのデザインだけをいただいております。
カッコイイですよ。外注前提なので、高くつくのが難点ですが、やはり
あの格好よさは捨てがたいです。
AC点火派さん
やっとヒマになりました。昨日は凄かったですね。いまさっき棚を整理していたら
なんとなんと昔の東芝の6BQ5が出てきました。6V6好きさんが以前
初期東芝6BQ5の放熱板?のことをお書きになっておられましたね。年代は
わからないのですが出てきた5本とも放熱板はありませんでした。
813 :
AC点火派:01/12/28 14:33
そういえば、伊藤さんのこだわりとオーディオ専科の勧め(たぶん森川さんの好み)もあって、
小生の半田ごては、Wellerです。
銅先の半田ごてもなかなか捨てがたいのですが、ウェラは一度使うとやめられません。
結構ムリも効きますし、いいものっていうのはこんな感じなのかも。
3年ほど使うと、グリップ内の白い充填材が、ポロポロこぼれてくるのが難点ですが。
余談ですが、恥ずかしながら小生、半田に寿命があるとは最近まで知りませんでした。
どうも最近ノリが悪いと思ったら、古かったせいでした。
お気をつけくださいませ。
やっとやっとやっとシャーシが家に来たと連絡がありました。
今日で仕事も終わりです、今日から正月ぶっ通しで作るぞーっと思ったら、
なにげに今朝ABの抵抗値を計ったら、
62kΩが68kΩに
390kΩが440kΩに
50kΩが57kΩに
100kΩが110kΩに
120kΩが135kΩに
240kΩが158kΩになってた、と言うかこれだけ誤差がありました(これって誤差の範囲か?)
是枝さんが特注してまで40.2kΩだの0.5kΩなどを使って追い込んでいるのに、
これで作るわけには行かないってんで、秋葉原にRMG買いに行ってきます。
しかし、ABってこんなもんなんですか富士商会さん
815 :
名無しさん@お腹いっぱい。:01/12/28 22:53
古くなったA&Bの誤差は凄いです。+200%なんて誤差もありましたっけ。
確かにこれも誤差の範囲かと言いたいですね。
>>806レスの件
@の使い方の方がやはりすっきりするかな。
ただ面白いのはAのパラだと品種の違う直熱どうし、傍熱どうしという
使い方の出来るのかと。容量さえクリアすれば面白い。
6CA7のppで5AR4の横に6CA4が立ってたり。計370mA
とかねえ。誰も製作記で書いてないけど。
メーカさん。東芝6BQ5のグリッドフィンありませんでしたか。初期
の物は6R-P5同様とにらんだのですが。また何かの機会があったら
教えて下さい。
上杉さん。A&Bは昔からそんなもんです。使用中に変化どころではあ
りません。選別するだけで参る。自分はA&Bはここ15年は使ってい
ません。国産のソリッド(松下のA&Bタイプ)も然り。一般的にソリ
ッド、モールド類の炭素系は誤差が付き物。信号系や電源系での長所は
ありますが音的な恩恵は自分にはあまり意味が無い。ほとんど金被と酸
金です。安いし値が揃います。音も言われるほど悪くないと思う。あまり
人気がないがシンコーのタンタル金被は信頼性が高い。ビルダーは音より
再現性・信頼性重視。Cは容量が抜けてない限り古くてもOKです。
PS
自分は面の皮が厚いから、いつも行くパーツ屋ではテスター借りて、計りながら
抵抗選別購入。前は3本買って2本選んでたけど、無駄だからね。
818 :
六億ワット:01/12/29 00:46
>>811 AC点火派さん、
記事、仰るとおりでチョークインプットの回路です。伊藤喜多男氏のプッシュプル
アンプは、電源部を思い切り簡略化して、平滑コンデンサのあといきなり+Bに持って
いくようなものが見られますが、これはある意味贅沢な回路ですね。というのは、
球のマッチングは選ぶし、ケミコンの品質も耐久性や音など色々な意味で効いてくるし、
シンプルゆえの恐さがあります。
ハンダゴテ、私もウェラを使っています。ハンダ付けをしたとき、コテ先の温度
低下が少なくハンダが流れるように付くこと、コード取り付け部とコード断面が
円形なので、持ったときのバランスが崩れないことが気に入っています。
815さん、6V6好きさん
ABっていうかソリッド抵抗はこんなに誤差があるんですか、ビックリしました。
そんなわけで、海神無線でRMG買ってきました。
あれだけ狂っていると気持ち悪いです、しかし200%って凄いですね。
散々考えてシャーシ頼んだけど、出来てみると直したいところが結構あります。
直せるところは自分でやればいいけど、でもほぼ満足です。
820 :
AC点火派:01/12/29 09:41
まあおおむねソリッド抵抗の誤差は、そんなものでしょう。固定抵抗の誤差から言えば、
生産ロットの新しいメキシコ製のほうが・・・なんて思ったりしますが、いやなら止めま
しょう。抵抗には音質差がある、という方もいますし、そんなものわかるかといった方も
います。理研電具のRMGはノイズも少なく優秀ですね。上杉殿、抵抗の使い分けって
ご存知ですか?カーボン抵抗は悪いものではありませんが、RMGはプレート抵抗には
最良の選択の一つですが、カソード抵抗には巻線抵抗を採用してはどうでしょう。
まあ、理由がわからなければ、全部RMGでもかまいませんが、一気に作ろうとせずに、
かの是枝先生がおっしゃるように、ゆっくり丁寧にいとおしみながら組み上げて下さい。
出来れば一生の宝物になるはずですから。
821 :
AC点火派:01/12/29 10:01
休日出勤のついでに、もう一個書きますか。
六億ワット殿、確かにシンプルなCHインプットは怖い。相当の経験者でなければ、
組めないですね。まずCHがそれ用でないと派手にウナリをあげてしまう。
さらに臨界電流の設定を考えないと、とんでもない波形の電源が出来てしまうし、
ゆえにかなり大きめのワッテージのブリーダー挿入がほぼ必須になるでしょう。
ただうまくいった場合は、相当の見返りが期待できます。
是枝先生が球王7号の300Bppに、これを使っていますが、そのご利益に
ついても書かれているとおりです。電源波形がきれいで、整流管にやさしい
動作で、電力的な余裕も生まれるし。
でも電圧値がかなり低めにでるので、専用CHばかりでなく高めのPTタップ
も必要になってくるし、厄介の種は尽きないですね。
タンゴのPTを買っても、Cインプットのデータしか出てませんから。
822 :
AC点火派:01/12/29 10:26
サンプリングが終わったので、帰ります。
次の出社は大晦日の予定です。もしかすると今晩はススキノのパトロール
に出るかもしれません。(w
自己バイアスアンプは調整個所はないけれど、正月休みくらいは各部電圧の
チェックをしてあげたいですね。長持ちさせる秘訣です。
直熱3極管ファンの皆さん、静止時でいいですから、グリッド電位を確認して
あげましょう。WE300Bならいいかもしれませんが、カップリングCの
リークはダメージのモトです。
ではまた。
AC点火派さん
カソードはデールのNSです。
ゆっくり丁寧にいとおしみながら作ろうと思うのですが、気がはやってソケット類
トランス等もう組み上げちゃいました(2台)。
これから妙法寺に手作りアンプの会 冬の大会(テーマは6AS5)に行ってきます、
初参加ですが面白そうです。
824 :
ビタミンQ:01/12/29 17:53
トランスを設計するのは磁束密度、ギャップ、鉄心の材料、コア形状、一次.二次の
巻線の方法、線径などアンプを一台設計するより楽しいのに何故みなさんやろうとしない
のでしょうか?
E=dφ/dt,ni=hl,B=μHくらいの式とμ0,鉄心のBHカーブが解れば
誰でも基本的設計はできるとおもいますが?
後は巻線方法や鉄心の材料や大きさなど自分なりの蓄積をしていけばどんどん
楽しくなりますよ!!
825 :
名無しさん@お腹いっぱい。:01/12/29 18:21
その話題は終わりましたが・・・
あなたが作って下さい。そして画像UPすればなお○(藁
6V6好きさん
確かに以前ナショナルにA&Bそっくりの抵抗がありましたね、そういえば
あれとそっくりのソリッドボリウムがあったことも思い出しました。公私ともに
使用経験はありませんが。あれはどうなんでしょうやっぱりライセンス生産したので
しょうか。富士商会には茶色ベースでRM抵抗やA&Bと同じ形状の金皮抵抗がありました。
確か北陸だったとお思います。ホクオームは旧電電や警察庁用機器にはしばしば
つかいますがいまもしあれば上杉さんの用途には向いているとおもいますけど。
めーかさん
松下のソリッドやはりご存知でしたか。A&Bっぽいソリッドです。昔のRは図体
がでかい。L型Rも手持ちに膨大にある。松下、RIKEN、FOX等各社。
最近は出番が少なくなった。1Wでいまの3Wくらいの大きさがあるから、切り
詰めたシャーシーのアンプには使えない。音は別に悪いとは感じないが。SiDi
のような黒色のMICROのモールドは格好が良いので使っている。
以前はローディンシュタインやフィリップスの金被等が人気があったと思ったが
最近は見かけなくなった。Cのリファやウイマ等もASCやマルチキャップが
出てきたら、主役交替となった。やはり雑誌製作記事の影響は大でしょう。10
年くらい前に友人からルビコンのスーパーツイストLXと言う結合Cを頂いた。
次回会った時に良かっただろうと言うので、あれは良いと言っておいた。実は
あまりに体積が大きいので装着出来ずに放っておいたのだが。今度使うから(W
828 :
名無しさん@お腹いっぱい。:01/12/29 23:56
>>8166V6さん
2種類の整流管でのパラ使用の案はおもしろいですね。
1989年2月号のMJにて黒川達夫さんが6L6GC・A級PPアンプを発表して
います。6DJ8+6350x2+6L6GCx4ですから、出力時は300mA以上
の電源供給が必要でした。これを5U4GB1本で対応していますが、黒川さんにして
は余裕のない設計だなと思ったことがありました。
828さん 立ちあがり時間に注意してください。水銀、直、傍、混ぜないように。
年の瀬で会社・家庭でも掃除や新年の準備で忙しいが、自分は自分のことだけしか
しないから顰蹙を買っている。デスク周りにも球やSPユニットが転がっている始末
だ。数年振りに少し「倉庫」を整理してみた。昔LPを月20枚ほど買っていた時期が
あるが、同じ盤を再度買うという失敗を何度も経験した。持っているのに持ってない、
無いのに有る筈という錯覚が引起す災難だ。結果、ダブ付いたり貴重盤逃したり。
球や部品もその例に同じだ。その都度チェックしてないから、かなり有ると思っている
球が数本だけ。見つければ買う球というのもあるから10本以上になっていたりする。
誰かにくれてやったりしたのは忘れているからか。前者は6R-A8や6G-A4等で、
後者は整流管に多い。5Y3GTも一般のマイカ保持もあればスプリング釣りもあった。
前に書いた12BH7Aは20本あまり出てきたが、各社造りがこれほど違うとは知ら
なかった。球を手に入れた際は、何時・何処で・値段等をメモして置くべきだ。エクセ
ルという強い味方もあることだし。
「倉庫」からJRCの7F64Rが4本出てきた。出所は明かせないがNECに頼んだら
10ページに及ぶ、企画・グラフ・外形図のコピーを送ってくれた物だ。親切だった。
強制空冷4極管でFM/TV放送用。トリタン球でヒーターは6Vだが電流は68〜
140A。AB1級でプレート7000Vで損失4KW出力5KWとある。悪用したら
即逮捕だろう。もっとも電源でめげてしまう。2度と日の目を見ないでしょう。
抵抗もコンデンサーも流行がありますね。
リファーは良いと評判でしたが、5年も経つと
亜鉛のメタリコン部が膨れてエポキシにヒビが
入る事故がかなり出たようで今はあまり
使われませんね。ソリッドはアーレンブラッドレーが
一番ですがそれでも使っていると段々抵抗値が
増加してきます。
どんな部品でも自作は楽しいですね。トランスも巻きましたし、
巻き線抵抗も作りました。最近、ソケット(RV239)も作りました。
平衡3線のコードも自作しました。でも
私は、トランスに関しては、UTCやWEやルンダールや
スタンコアやパートリッジより良いトランスは作れない
ことがよくわかりましたので、選ぶ方が楽しいです。
みなさま、本年はお世話になりました。
ご多分に漏れず、不況のため、人減らしで
仕事は増えて忙しく(でも給料は減って)
大変な1年でした。
来年も楽しく趣味に邁進しましょう。
本年も最後になってしまった。
7C5さん、めーかさん。来年も色々な事柄教えてくだされますよう。
上杉さん。アンプ造り頑張って。楽しみです。
マヂック愛さん、六億ワットさん。2002年も宜しゅう願います。
AC点火派さん。暖かい正月を過ごして下さい。来年もリード期待。
その他のスレ参加者の皆さん。良い晦日と新年を。
AC点火派さん、6V6好きさんを始め皆さんよいお年をお迎えますよう。
こんなに面白く、またためになってゆったり楽しく書き込みが出来ることは
素晴らしいことだと思います。来年もよろしくお願いいたします。
833 :
AC点火派:01/12/31 10:16
本日は大晦日だというのに、めでたくご出勤。これも不況のせいなのでしょうか。
さみしい会社の中で一人これを書いております。(下のフロアーに降りれば、休日出勤
の友がもう一人)今年はいろいろあった1年でした。この掲示板の存在は大きかったです。
あらためてレスを見ますと、初参加が9月24日です。そこから大晦日の本日まで、レスは
830を超えました。最初は孤軍健闘しておりましたが、6V6好きさんや7C5さん、
めーかさんや六億ワットさんの参加を得て、貴重な情報・意見交換の場になりました。
今よりも自作華やかりし時代、近所やお店屋さんには、貴重な助言を与えてくれる「先輩」
がおりましたが、現在ではこの掲示板がそんな場になるやもしれないな、と思うAC点火派
であります。
834 :
AC点火派:01/12/31 10:48
7C5さん、そういえばお久しぶりですね。ご覧になっていたとは思いますが。
後半、なぜかトランスの話題にスライドしてしまったのですが、やはり
海外の往年の名ブランドの話は、避けて通れませんでした。
昨日久しぶりに伊藤翁の本を手にとりました。
翁の後年の時代ですら、どうせ真空管の先は見えている、といいながらあの
こだわりには脱帽いたします。
「かくまで我が田に水を引く」というあの境地、それあってこその趣味という
世界でありましょう。こだわりは大事にしたいものですね。
もう真空管の全盛時代はとうに過ぎました。マラードやテレフンケン、GE
でEL34/6CA7が生産されたり、GECのKT66/KT88や、
大好きな東芝電子管も、フィリップスと提携していた松下も、タフな日立の
球ももう2度と作られることはありません。
そんな中、WEで300Bが再生産されたことは、いまだに信じがたいような、
出来事です。ステッパーレンズでの、光学精度の限界に挑むような超々LSI
の生産も、人間の手と治具でミクロン単位の精度を追求した真空管も、どちらも
立派な工業生産品です。
UTCやピアレスなどは、いまだに趣味人のためにサードパーティで再生産
されますが、一品手作りの許されない真空管には無理な話です。
「ライン」を動かさねば、タマは出来ません。
周辺部品に限れば全盛期より、恵まれているのになんと皮肉なことでしょう。
皆さんタマは大事にしましょうね。そんな大げさなものか、と以前意見され
ましたが、やっぱり昔のタマは文化遺産ですよ。
物持ちの6V6好き殿、うらやましい限りですが、大事にそして死蔵すること
なく、生かしてあげてくださいね。
なんだか感傷的になっちゃった。(w
835 :
AC点火派:01/12/31 11:02
それでは、そろそろ終了して帰りますか。
皆さん大変お世話に。なりました。
実は自慢のWE300Bppアンプが、モノのLchから電源投入時に
「ブチッ」と音を立てました。どこで火花が飛んだやら、整流管か、虎の子
のWE300Bなのか、予備のブロックコンはないし、どうしようかなあ。
今晩、スピーカー端子をはずして、電源入れて観察してみます。
丸3年間、何もなかったんだけど、いいときに悲鳴をあげてくれました。(w
最近かまってやらなかったせいでしょう。少しめでてあげねば。
どうか来年もよろしくお願いいたします。ちなみに新年は1月2日に臨時営業
いたします。(w
ではまた。
今年も今日で終わりですね、突如真空管アンプ魅せられ自分も作りたいと思ったのが半年前。
キット作ったりしながら、部品買ってシャーシ作ってもっと音の良い、家宝(W になるような
アンプが欲しいと、いろいろ調べていたところ是枝さんの制作記事が目にとまり
無性にこのアンプが作りたいと思い悩んでいたところ、音はどうなんだろうと
素朴な疑問に駆られこのスレたてた訳なんですが、AC点火派さんの登場から思わぬ良い方向に向かい、
博識在る方々の参加により、楽しく為になるスレになったのは意外でした。
ま、たまに煽りの方もいますが、これはこれで2chらしくて良いかも。
しかし今年は大変な年でした、不況のあおりで経営芳しくなく、母入院。
3回の手術の後退院2週間後、叔父が死に大慌て、自分は結婚式の準備の最中
こんどは父が入院、結婚式の当日逝去、当然結婚式は中止。
来年の3月まで母嫁私と3人住まい、狭い部屋でアンプの制作に嫁の白い目が痛い。
おまけにAXIOM80まで買ってしまい(当然値段は誤魔化してます)貧困に拍車がかかる。
そんなこんなで今年もあと数時間でおわりです。
来年こそはと、塞翁が馬塞翁が馬と念仏を唱える事のない年に成って欲しいですね。
みなさん今年はありがとうございました。
来年もよろしくお願いいたします。
良いお年を。
アンプ1台組上がりました。
スピーカーに8オーム端子で繋げたところ、蚊の泣くような音しか出ません。
4オーム端子で繋げるとキューイーンンンンンと馬鹿でかい音がします。
何も繋げないとアンプが唸ってます。
うーん、困った、困ったのでスキーに行ってきます、帰ってきたら
直ってるかも、そんな事ないか(W
では再度、良いお年を。
839 :
六億ワット:01/12/31 17:35
みなさま、今年はお世話になりました。このスレッドで、楽しい話題で盛り上
がることが出来たことを嬉しく思っています。
アンプの故障の話題が出ましたが、先日私もやってしまったことがあるので白状
しまして、今年の締めといたします。
久々に使っていなかった球を挿したところ、ガスが入っていたため紫のグローが
出てしまいました。まあ、以前からエミッションがおかしくなっていた球なので
ついに寿命かと思い、元の球に戻したところ、アンプから音が出ません。付属の
バイアス電圧監視の電圧計のスイッチを入れてみたら、バイアスがかかってない!
もしやと思い、バイパスコンデンサをチェックしたら、先のグローで巻き添えを
喰らって、導線と同じものに化けてしまってました。慌ててコンデンサを交換、
ことなきを得ました。今回はいたずら心が招いた事故でしたが、アンプの定期点検
は大事だなあと思った次第です。
来年も無事に動作しますように。というわけで、皆様よいお年を。
840 :
AC点火派:02/01/02 09:40
あけましておめでとうございます。
新年初カキコでございます。いま、もう少しで休日仕事が落ち着きますので、詳しく
レスをつけましょう。
皆様のお宅のアンプは、無事に灯が灯りましたか?
841 :
AC点火派:02/01/02 11:08
なんとか休日出勤のヤッツケ仕事も終わりました。ヤレヤレ。
上杉殿、アンプ組みあがりましたか、さっそくのトラブルとは、なんか予想通りの展開で
困りましたな。(w
あのアンプはなかなかの難物だと思いますよ、もっとゆっくり確実に組まなきゃね。
各段の動作はギリギリ、しかも3段構成でWE300Bのグリッドは、500kΩ近くの
ハイインピーダンス環境で、それを5693でスイングするという、一種綱渡り的なと
いうか、切れる寸前までテンションをかけた弦のようなアンプですわ。
それを3日仕事の早や組みなんて、恐れ多いというか、困ったものです。
トラブルシューティングもいい経験になるでしょうから、ここからはじっくりと時間を
かけましょうね。
ところで製作の前に実体配線図は起こされましたか?、構成で自己流の省略を加えてませ
んか、とくにOPT2次の補正部分はきちんとつけましたか、結線に間違いはなく完璧
ですか、高インピーダンスの配線を無用に引き回していませんか、半田付けは忘れて
ませんか、300B廻りのシールド処理、きちんとアースに落としましたか。
まずはゆっくり眺めることです、わかるまで。他人事ながらまったくもう・・・。(w
842 :
AC点火派:02/01/02 11:22
我が家のWE300Bppは、無事に起動するようになりました。
かまってやらなかったので、ケミコンがいじけてたようです。(w
昨日は元旦、酒が入ってから歌モノ中心に再生しました。
C.ベイカーシングスのようなモノラル音源から、J.ジョプリンのハスキーな
サマ−タイム、H.コールのテネシーワルツetc。
ついでにモンクのモンクスミュージックを再生中に、ちょっとうるさいよとの
忠告があって、M.デイビスまでたどり着けませんでしたが。(w
蚊のなくような音では、300Bの美点は語れません、とはいえそんなに大音量派
ではないですが。C.コリアとか、K.ジャレットなんかを再生すると、たまに
部屋を隔てている家族から、「いい音だね。」といわれることがありますが。
要はソースの好みの問題でもあるようで。
鬼太鼓座なんかは、年寄りに言わせてもいい音だそうです。
少し自慢が過ぎたかな。(w
843 :
AC点火派:02/01/02 11:50
休みの間は浅野さんの「魅惑の真空管アンプ」の、巻末の座談会部分とか、
木村哲人氏の「真空管の伝説」を読んでおりました。
今は自作派にとって恵まれているような、いないような、よくわからない時代
でしょう。周辺部品はこれまでになく贅沢な選択が出来ます。
タマさえあれば。
まあ愚痴はこの辺にしときますが、木村氏の本はなかなかよかったです。
「真空管が消えたとき科学技術は妙な方向に曲がったのではないか。」
という氏の主張に賛同したいです。
ブラックボックス化が招く技術の危機は、確かにあると思います。
ソフトウェアばかりでなく、ハードがしっかりせねば。
年が明けて、そろそろ次の予定も考えております。
スレ上でのアンプ設計なんてのも、楽しかろうと。予算面の苦労とかも盛り
込んで、いやまだムリかな。
その前に上杉殿のキカイが、正常に動作しないとあきませんな。
耳で聞いて発振するのが判ったり、アンプがうなっている様では、本スレの
名折れもいいところ。ちゃあんと完成させて下さいな。
OPTの結線、間違ってない?
では次回まで。帰宅して正月します。
皆様明けましておめでとうございます。AC点火派さんケミコンのトラブルは
たしかにありますね。寒かったり暑かったりで機嫌が悪くなりますね。
上杉さん、いくら何でも作るのが速すぎますよ。むかし伊藤喜多男さんが「あんな面白い作業はゆっくり
楽しんでしなければもったいねぇ」などとお書きになっておられました。
いぜん友人のアンプを救助した時是枝さんに何時間かけるのですかとお尋ねしたところ
1台2週間と言うことで驚いたことがあります。その折、先生は「わたしは右手右足
に障害があるからゆっくり作らないと駄目なのだ」と仰っておられたのが耳に残りました。
上杉さん一度NFを1次帰還、2次帰還とも全部外してその状態で電圧を確認したほうが
いいんじゃないかしら。それで音が出ることが先決だと思うのですが。
私の友人の失敗のひとつは出力トランスを指定のF-5003の
ステップダウン接続では無く3KΩのF-5002を使ったことにありました。
最後までとれなかった超低域のモーターボーディングはそのせいでした。先生に聞いた解決
方法はカソードバイアス抵抗に並列に入れるバイパスコンを20μにすることでした。
それで解決しましたがつくづくその奥の深さを思い知った出来事でした。グリット
のシールドは私は細い同軸シールド線を使いました。これで良いと伺いましたし
この方が楽です。
「スレの深夜番6V6好き」より謹賀新年!
皆様のご健康とご多幸を心よりお祈り申し上げます。
本年も宜しく。
昨年末の『棚卸し』で発見した'70〜80年頃の日本のポップスを聴いておりま
した。昔の詞・曲は良いですね。失われた青い時代がプレイバックして来ました。
あけましておめでとうございます
本年もよろしくお願いいたします
スキーから帰ってきました、今年は菅平も大雪です、正月にポールが貼れるなんて、
数年ぶりのことです。しかし、体中が筋肉痛で大変です。
AC点火派さん
実体配線図は起こしました(7日にアップします暇なときに、見てください)。
自己流の省略は加えてません。
OPT2次の補正つけました。
結線に間違いはなく完璧だと思います。
高インピーダンスの配線を無用に引き回していません。
半田付け確認しました。
300B廻りのシールドはアースに落としました。
電圧はプラスマイナス10%以内に収まってます。
何処がいけないんだろう?
めーかさん
NFを1次帰還、2次帰還外してみました。
発振が消えました、4オーム端子からだと力強音がします。
8オームからは依然蚊の鳴くような音です。
2次側は戻しても大丈夫でした、1次側付けると途端にキューイインンと鳴きます。
やはり早急に作ったのでどっか間違えてるんでしょうね。
300Bの頭の部分が紫色に光っているのは大丈夫なんでしょうか。
綺麗なので暫く眺めていたんですけど、ちょっと心配です。
849 :
六億ワット:02/01/04 21:02
明けましておめでとうございます。本年もよろしくお願いします。
>>848 上杉さん、
管内が発光する現象は2とおりありまして、真空度が高い時に、勢い余った熱電子
がガラス面などを光らせるものと、真空度が劣化して、管内に侵入したガスが励起
して光るものがあります。前者は蛍光、後者はグローと呼びます。ときどき混同
されることがありますが、異なる現象なので区別するべきです。
これらの見分け方ですが、ガラスの壁面が光るのか、管内が光るのかで見分け
がつきます。また蛍光の場合、磁石を近づけると蛍光面が動きます。また蛍光は
青色、グローは紫や赤っぽい色が多いです。このあいだ壊れた球はプレートの
内側から紫色のグロー光が漏れて、それはそれは綺麗でした(w
上杉さんの場合、適性な電圧がかかっているようなのでグローではなさそうです
が、念のためお確かめ下さい。
上杉さん
4Ω端子からは出て8Ω端子からは音が出ないのが気になりました。普通はそんなことには
ならないと思います。4Ω端子に音が出ることは取りあえず大きな失敗はなさそうです。
いま球王3号を取り出してみましたがあそこには位相補正がいり組んで入っていますから
今一度の点検をしてみたほうがいいとおもいます。プレート回路に使うシールド線は耐圧
に注意してください。テフロン線がいいと思います。1000ボルト耐圧が
あれば理想です。でもここは指定通りに作られたようですね。なかなか大変だったと思います。
私はズルをしました。2次帰還では発振しないそうですが1次帰還だけではどうですか?
1次帰還の定数は大事だと思いますが指定値にされたそうですし。これが無事にかかるかどうか。
六億ワットさん
よく見ると紫じゃなく青色で、官面が光ってます、磁石を近づけると光が移動します。
ほっとしました(^_^
めーかさん
1次帰還だけで発振します。今は1次帰還の50kΩ(実際は51kΩ)と50pf(実際は47pf)は外してます。
あとインピーダンス補正回路の30pfは33pfです。
プレートのシールド線はオーディオ専科で買ったAWG#16のテフロン線です。
たしか、600ボルト以上耐圧と聴きました。
今ちょっと気になってるのが、シールドに使った藤倉電線をグルグルテフロン線に
巻いちゃったんですが、これは被せるべきなのでしょうか、気になります。
1次帰還もう一度見直してみます、四5回は見てるのですがも一度、二度三度。
AC点火派さん
結線に間違いはなく完璧だと思います、などと書きましたがそんなことは、
決してありません、何度も見直してみます。
不完全ながら色々な曲を聴いてます、諸般の事情からちょっとしょぼいスピーカーを
使ってますが(AXIOM80じゃないですよ)、自分の知っている300Bの音じゃないです。
詳しくは完成してから書きます(書かせてください (^_^ )
他人事ながらアンプの音が出ないのは凄く気になります。これも職業病かしら。
さてF-5003を使った場合の1次NFの発振限界をざっと計算しましたがまだ余裕がありそうです。
R8+R9でほぼ80Kですので取りあえずここを60K+60Kで120Kにしたらいかがでしょう。
これで発振したら取付け位置を見た方がいいかも。P114の実体図のとおりにしないとだめでしたから。
友人も違うやり方をしていたが増幅部の取り回しはホント重要でした。
配線図と実体配線図に異なるところがいくつかあって電話でお尋ねしたこと
がありました。特に5693のSG抵抗は配線図は390K実体図は470K
になっている。ここは気になったので質問したところSG電圧が90Vになるように
というお話でした。あと参考になったことはカップリングのC2はできれば
シャーシに近付けてということだった。ようするにストレキャパで高域をおとす
ことなのでしょう。
めーかさん
ありがとうございます。
R8R9やってみました、けどダメでした。
何度も見てるんですが解りません。スピーカーケーブルを16Ω端子接続すると、
蚊の鳴くような音だけでなく、カソード電流計も入力に連動して動いています、
どこか配線が狂ってるだと思います。
うーむ、まいった。
C2シャーシに近づけました、写真でもそうなってますね、何でもなさそうな
細かいところに技があるんですね。奥が深い。
5693のSG抵抗470kΩだと99Vあったので、500kΩに変更したところ、
95Vになりました。
今日は疲れたので酒飲んで寝ます。また明日確認作業にはいります。
トホホホホホ
いろいろ考えましたが可能性としてはR10の1KとR8とR9の40Kの数値
を再度確認することでしょうか。それと配線図上で5.5Vと書かれている
箇所からC5の800マイクロを通って信号電圧が戻される部分が間違い無く
5番ピンのところつまりカソードかどうかを調べてみてくださいな。それさえ確実であれば
発振しないはずです。それで発振したらもう一度考えてみます。またF-5003の
4Ω端子からC16、30PがR23とC15を結んだ所に接続されていますが
これをはずしてからもう一度このあたりを全部確認したらいかがでしょうかしら。
端子で動作がそこまで変わることは普通ないはずです。
856 :
名無しさん@お腹いっぱい。:02/01/05 22:58
うまくいかないときは、全部ばらして組みなおしたほうがはやいヨ!
元設計が悪けりゃ無駄だけど(藁
あのアンプはキットを買ってその通り作るので無ければ測定器が
必要でしょうね。私が組んだアンプの中でも一番難しい部類と思います。
テスタ程度ではどうにもならなくて会社にもっていきましたから。
記憶違いで無ければ是枝さん自身球王7号のPPアンプより難しい
だろうとお書きになられていたはず。連絡をとってみます。
めーかさん
いろいろありがとうございます。
早朝言われたとおり、OPTのあたり外して見直しましたが、間違っているようには
見えませんでした、途方に暮れていたとき突如発振が止まりました。
こいつが原因かなぁーとシールド線を指で押さえたら、なんと発振しなくなりました。
8Ω端子からも音が出ます、しかし真綿でくるまれたと言うか、耳に真綿で栓ををしたような
鳴り方です。4Ω端子も同じです、力強いスピード感ある音とは段違いになりました。
電圧を測ってみますと、初段管の値が倍近くなってました。
何故なんだろう。不思議です。
もうちょと詰めてみます。
上杉さん
いちどシールド線では無くて普通の線に代えてみられたら。わたくしもそうしてみたが
それでどうこうは無かったと思います。それで安定になるのならその方がいいかも知れません。
ただあとでシールド線に戻したらたしかにその方がよかった。プレート回路にシールドをする
などとは普通は考えないしわたくしも多少疑問をもっていたのです。PPアンプでは撚りあわせると
そんな心配はしなくてもいいのですが。
メーカさん
普通の線に代えてみます。
しかし何故C10aの100u500VからR2の50kの間が342Vに成ってしまったんだろう、
ここは回路図見ると230Vなのに、不可思議哉不可思議哉。
めーかさん
初段の電流値が狂っていたのは3番ピンの1kΩが外れていたためでした。
NFを付けたり外したりしている最中に外れてしまったようです。
発振が止まった時期と電流値が狂ったのがほぼ同じ時期だったので、付けると
また発振するかもと、恐る恐るスライダックを上げていったところ発信しません。
4Ω、8Ωからも力強い音が出ます。
何故発振が止まったのかよく解りません、謎です。
どうもありがとうございました。
AC点火派さん六億ワットさん ご心配おかけました。6V6好きさん 応援ありがとうございました。
これに懲りもう1台は、ゆっくり慈しみながら作ることにします。
バンザーイ バンザーイ バンザーイ バンザーイ バンザーイ
上杉さん
おめでとうございます。良かったですね。私もほんと安心しました。試作機
はまだしも量産試作機が一番難しい。工場で安定にものができることは設計
とは異なる難しさがあるようです。今回のパターンは量産試作の部類でしょう。
なにはともあれ、あの難しい球王3号300Bシングルを独力で作られたのですから
立派です。あっぱれ、あっぱれ
863 :
AC点火派:02/01/07 08:30
皆さんおはようございます。わが社の正式な仕事始めは、本日からです。
お待たせいたしました。
上杉殿、おめでとうございます。どうやら音だしまでこぎ着けたようですね。それは
何よりです。次の仕事が待ってますよ、お楽しみの測定です。
もし機材をお持ちでなければ、しかるべき良心的なショップに依頼しましょう。
もちろんただでは出来ませんが、それは仕方のないことです。
入-出力、f特、出力対歪率などを測定して、Vol.3の掲載値とほぼ同じであれば、
無事完成です。もしやっていただければ、方形波入力で容量負荷安定性を確認していただ
ければ、ほぼ完璧です。ここをごらんの皆さんも、それを待っていると思います。
864 :
AC点火派:02/01/07 12:32
早々に測定要求のレスをつけましたが、年明け早々皆様の奮闘ぶりをあらためて拝見しますと、
大変でしたねぇ、いや、あっぱれでありました。
興味深いのはめーかさんのレス844です。
是枝さんの設計は高域ばかりでなく、低域もギリギリなんですね。
カタログ値で見るとF−5003は20H、F−5002は18Hと(ppのOPTに
比べれば)スタガリングで見ても、ゴミのようなものなのに、低域発振(モーター
ボーディング)とは、恐れ入るほどのピンポイント設計であることが、うかがえます。
しかもそのトラブルを、パスコンの容量値だけでのアドバイスで解決してしまうという、
その是枝先生こそなによりすごい方だと思います。
今、ガレージメーカーで、これだけの設計をなさる方がいましょうか。
めーかさん
是枝先生に連絡してくれたのですね。ありがとうございます。
先生から救援メールが届いていました。
困ったことがあったら送料負担だけで動くように直して下さるとのこと、
見ず知らず私にこのようなメールが来るとは、感慨の至りです。
取りあえず動いたので、まずは測定に出すことにします。これで問題が生じたら
是枝先生に甘えることになるかと思います。
しかしこのアンプかなりの難物なのですね、改めて思い知らされました、ド素人が測定器も無しに
挑むなんてかなり無茶だと云うことがよく分かりました。しかし良い勉強にもなりました。
またいろいろな人にアドバイスを受けることができました。もの凄いアンプだとおもいます。
上杉さん
昨年暮れに球王5号のアンプキットをお願いしたのでお願いしやすかったのです。
でもよかった。
867 :
AC点火派:02/01/07 18:26
上杉殿、とりあえずよかったですね、いい勉強になったと思います。
回路定数だけではアンプは出来ないという、いい見本です。コンストラクションがどれだけ
大事かという好例です。確かにそんなに厳密に詰めなくとも、簡単に動作する300B
シングルはたくさんあります。
KT88のQUAD型ppアンプの記事中で、300Bは310Aなどでただ漫然と振ると、
総身に知恵が回りかねた音になりやすいとは、是枝さんの弁ですが、この言葉には小生も
膝を叩いた一人です。WE300Bは理想的な3極管のひとつですが、いわば真っ白な
キャンバスか画用紙のようなものでして、いじり方によりそれはさまざまな音を出す素材
でもあるのです。
測定結果が楽しみですね。是枝さんの信条のひとつと想像していますが、歪率の絶対値の
大小にはとらわれず、むしろ自然な増加をたどることをよしとして、何よりも100,1k,
10kHzの3周波数で歪率が揃う事の方を大事にされています。
NFBをかけたアンプで、このことは本当に難しいことなんです。もし幸運に測定データが
そうなっていたなら、丁寧なお礼状を添えて、是枝さんに報告なさるのが一番いいでしょう。
うまくいかなければ、なおさらのこと相談すべきです。きっとアドバイスをくれると
おもいます。
868 :
AC点火派:02/01/07 18:42
めーかさん、5号のキットは確か6384ppでしたか。
今、手元に本がないものですから記憶ですが、あれもまたよさそうなアンプ
ではないですか。なにせ管球が丈夫そうですし、そのビーム管接続のままの
大電流動作でDFを稼いだ格好になってますし、骨太な音が期待できそうに
思います。高信頼管とかミリタリースペックというのは、期待させるものを
もってますよね。整流管にはダンパー管が2本載っていて、これが明るいので
PLは省略したという、個性的なアンプでもありますし。
6384もダンパー管も発熱は多そうですが、ケミコンはすべてシャーシ内装と
いうあたりに、長時間の安定性を考慮した設計のセンスのよさを感じます。
やはり経験がものをいうのでしょう。只者ではありません。
同様のアドバイスを、我がスレの6V6好き殿もしておられましたね。さすが。
その慧眼にはAC点火派、恐れ入る次第であります。
カッコばかりじゃ、だめなんだと反省しております。
私の友人どもが3人ほどあのキットを組んでいるのです。値段据え置きなので今では
なるほど安い。いまはA&Bの抵抗ではないそうですが(精度が維持出来ないそうで)。
最初は球の動作点に疑問がありましたがみんな無事にうごいてるようですし思いきりました。
LEー8Tにはいま一つとも思いましたがアルテック604で鳴った音にはネジが巻かれました。
設計屋から見るとあのシンプルさにはとても惹かれます。骨太のイメージがありますが少し違うと思いました。
中音のカタマリと言った感じで鳴る604がスッキリと柔らかくシャープに鳴るようです。
870 :
AC点火派:02/01/08 08:49
おはようございます。
なるほど、音は聴いてみなければ判らない、ということですね。
そんな繊細な音だとは知りませんでした。失礼いたしました。
タムラのトランスと、きっとうまくバランスしているのでしょうね。
ハイゲイン動作と位相補正の入り組んだ、複雑この上ないWE300Bシングルがあり、
シンプルイズベストの極みのような、アルテック構成のビーム管ppがあり、かと思えば
QUAD型のまとまりのよい、多極管ppがある。
OPT1次からNFBを戻す多極管シングルや、グリッドチョークの利点を生かした
直3シングル(しかもNFB付)と、まことに多種多様。
アンプデザインとは、かくも難しく面白いものであるのですね。
次作は6V6ppになりそうだと予想していますが、楽しみですね。
AC点火派さん
いろいろ探りを入れてみましたが詳しくは教えてもらえませんでした。でも
おっしゃるように6V6PPだそうです。2号アンプににているけど全然違う
そうです。少し心が動いたけど注文したあとだしステレオ機だそうですから
872 :
AC点火派:02/01/08 12:20
やはりそうですか、6V6ppで来ますか。
これは楽しみです。
そういえば2号アンプも、QUAD型に範をとった6BQ5ppのステレオ構成でした
ものね。どういうヤッツケかた、いや失礼まとめ方をされるのか、興味深い限りです。
ただ、コンパクトに組まれることは、間違いないと思いますが。
6V6という管種自体、是枝さんのお気に入りの一つですから、相当なこだわりが
期待できそうに思います。
小生もまだ見ていないキカイのオーダーを、考えたくなりました。
やっぱり高価なのかな。それがちょっと気がかりではありますが、いいものを作ろうと
思ったら、多少の出費は覚悟せねば。
期待して待ちましょう。
小生も是枝さんにメールを送信してみようかな。
6V6pp興味在りますね、球王23が楽しみです、もっと後かな。
その前にやること沢山有るんだった。
カップリングのC2をシャーシに近付けるだけで、変わる物なんですね。
高域の尖ったところが消えたような、多少丸みが出たような、聴きやすくなりました。
まだ全体的に音は固いんですが(測定もしていないし)、非常に透明感のある早い音です。
曲によってはかなり緊張感のあると言うか、途中ハッとすることがあります。
まだR側1本で鳴らしてるんですが、音場が広いです。細かい音がホントに良く聞こえます。
コンサートの雰囲気が肌で感じ取れる感じで、その場の楽しさが伝わって、なにやらウキウキしてきます。
まだまだ道のりは遠いんですが、このアンプのポテンシャルの高さが伺い知れるようです。
あんぷが巧く完成し、AXIOM-80の箱も巧く完成したとき、どんな音が出るのか、今からちょっとわくわくします。
874 :
AC点火派:02/01/08 13:06
ストレーキャパシティーは結構、効くんですよ。
このことは是枝さん自身、50シングルの製作記事でも述べていますね。
ただ効き過ぎても困ることがあるため、大容量のカップリングCが欲しくとも、
昔風のシャーシマウントのオイルコンや、フィルムコンは使うべからずと
アナウンスされていたはずです。
上杉殿、極上の8Wの世界です。結果を信じてL側を丹念に組み上げて下さい。
昼休みの滑り込みレスでした。以上
とうとう赤帯が出てしまいました。
このスレが無くなるのはちょと寂しいです。
876 :
6V6好き:02/01/08 16:23
3日間ばかり、知人の業者の新年会と言う名目で小旅行をしてきた。真空管同様
からだも労わらなければなりません(笑)
皆さんお揃いになりましたね。上杉さん、大変でしたが良い経験になりましたね。
めーかさん、ご苦労様でした。是枝アンプの次回作はV6ppですか。期待大です。
球を集めて磨いておきます。特注品なしで再現性が高い物がいいね。しかし、ラボ
ラトリーっぽい凝った物が出て来そうですが。またそうでなければ、納得しない
是枝アンプファンもいるでしょう。AC点火派さんとか(失礼!)暴言陳謝。
877 :
AC点火派:02/01/08 17:00
どうしましょう、新スレ立てましょうか?
まだまだと思って心の準備ができていなかった。AC点火派さん。
スレの名前はどうでもいいですけどこのメンバが集えるものが欲しいです。
新スレは950超えてからで十分
880 :
AC点火派:02/01/08 18:44
879殿、立ててしまいました。すいません。
スレのタイトルはどうでもいいと思いつつ、「やさしい自作管球アンプの難しい
作り方」とさせていただきました。
スレのムダ使いは気が引けますが、そろそろ潮時かなとも思いまして。
どうぞ新スレもごひいきに。
>>879 通常はスレの限界はレス数(1000レス)で決まってくるが、警告表示を見る限りレス数での
制限ではない。
このスレは、1レス平均の文字量が多いので、例外的に容量(文字量)制限が表に出てきたのだろう。
>>880 昔、サウンドボーイ(ステレオサウンド社)の記事で、伊藤喜多男氏の
「誰にでも作れそうなアンプのやさしくない作り方」
というのがあったように記憶しているが、それのことか?
違ったらスマソ
私が是枝アンプに興味を持ったのは氏が通信機に時折触れておられることからだった。
私の本職はかつてはその設計でした。通信機と言うものは今では多少異なるが
かつては機械80%回路20%の世界でした。うちの機械も東芝やむかしの小林の機械も
機械屋がその主導権を握っていた。と言うよりメカが設計出来なければ良い通信機は出来ないものでした。
最初の頃の球王で是枝さんはコリンズやら戦中の受信機(名前は忘れたが)に
関したことをお書きになられてた。それがきっかけだったが昔のラ技をみていたら
マランツはコリンズでハマーランドはマッキントッシュだと言う一文を発見してわが意を
えた思いがしたものです。もう余裕がないがら言ってしまうが高周波機器はアースが命なのです。
是枝アンプではボルトを本当に溶接していて友人のアンプが不安定だった本当の理由がわかりました。
あの設計では高周波機器と同じ作り方がいるかもしれません。スタッドボルトを多用したりステンレスケース
を使うのも設計屋から見るとよくわかります。でも業務機器を作っていてもあんなステンレスケースはとても
使えません。あんな設計はどうかとも思うがまたたいへんうらやましくも思う。
私見ではあるが個人的に好きなのは5号アンプ13号アンプそして15号アンプ、さらに
17号プリです。15号アンプはプリント基板を使っているがあのこだわりは尋常では無い。
私の会社でも独自の基準はあるがあの絶縁特性はオーディオ用には充分すぎるとおもう。17号プリは
見方はいろいろあろうが本職の立場でもあの設備はうらやましい。今の情勢では日本のメーカでは無理だ。
高周波を扱うとステンレスケースの必然性は痛感する。あそこまでいくとイヤミでもあるがまあそれは
できないもののひがみと思えてくる。17号のプリを見た時、敵愾心のような感情を持ったことは事実だ。
コンちくしょうと思ったがまあそれはしかたがない。キットで作ろうとはとても考えない方がいいと思う。
本スレでもついにプリアンプに触れた書き込みは無かったような気がします。考えてみればアンプの筆者でも
プリアンプを発表された方は本当に少ない。伊藤先生も結局はあのプリはお書きになっていないんじゃ無いかしら。
是枝アンプを考える時にプリアンプは凄く大事だし発表例も結構あるようです。とりわけ通信機器とプリアンプは
似ている部分が多いようですがそこまで行かないうちに終わってしまって残念です。それにしても面白いスレでした。
上杉さん!アンプの製作が曲がりなりに間に合って良かったですね。
882のメーカさんの話は興味深いです。
私が挑んでいる(四苦八苦)300アンプのカスコード構成も高周波回路には使われるが、日本ではオーディ用には二例しかなく
それもプリだけの作例のはずです。漠然とですが何故このような回路を持ってきたのか、ちょっと気になってました。
なにぶん素人なもので、こういうのも在るんだなーっと思ってました。
ここ数ヶ月の間に自作アンプのベテランの方に合う機会がありました。300Bの回路図を見てもらうと
ん、SRPPだねと言われる方がほとんどでした、「カスコード構成です」というと
あっそうか、と言う人や、何なにカスコード構成と覗き込む人がいましたが、
回路図の初段をを見ると、何でこんなに複雑にしなければいけないの? と聞かれました。
推測ですが、たぶんカスコード構成そのものが解ってないのかなと漠然と感じてました。
無論私は何の事やら解らないのですが。
メーカさんの話を見ると、是枝先生は高周波にも詳しい方だと云うのが解ります。
ちょっと面白いですね。
スレが終わる前に音が出ただけでもホントに良かったとおもいます。
スレが消えた後では、本当に一人で悩むしか無かったですから。
メーカさん 改めてありがとうございます。
このスレも、AC点火派さんの「やさしい自作管球アンプの難しい作り方」に繋がるようにしたいです。
しかし私はド素人な物で、常連さんお願いしますね。
884 :
励磁ちゃん:02/01/09 09:51
明けまして おめでとうございます。
このスレが 無事に終了する事にも おめでとうございます。
始まった当初はどうなる事かと思いましたが 素晴らしい終わり方に 是枝先生も
胸を撫で下ろされておられる事でしょう。
事実は小説より奇なり と申しますが 誰がこのような終わり方を想像したでしょうか?
自作自演でも こうはまいりません。
私もいつかは 是枝先生のAMPを 作ってみたいと思うようになりました。
「やさしい自作管球アンプの難しい作り方」では 半田 配線 そしてプリアンプと広げていかれる事を 希望します。
881さん
サウンドボーイ 1981年8月 9月 10月の3ヶ月間連載され 写真数160数点という 技術誌でさえやれない事を
やった 素晴らしい記事で 私のバイブルの一つでもあります。
読み返すと 是枝先生との共通点も多々あるようです。
EF86三結 E83CCリーク・ミュラード位相反転 EL34ULP−Pという 変哲も無い物ですが
『でもその職人は「できっこない」とタカをくくっているのが常、だからこうして作り方など述べられるのです。
わたしのこころがけだけをわかっていただければよろしいので、生きざまをお目にかけたようなもの、
どうのこうのという批判はまっぴらご免です。』
と言う 信念と実績に裏付けされた 作品と呼ぶに相応しいアンプリファイヤーです。
常連の皆さん そして私のような お邪魔虫も 新スレ楽しみにしております。
これからもよろしく!!
885 :
真空管無頼派:02/01/13 06:55
886 :
名無しさん@お腹いっぱい。:02/01/17 09:49
AGE
さっさと1000発言埋めてdat送りにしろよ!
889 :
名無しさん@お腹いっぱい。:
空ageは旨いにゃ〜