75 :ヽ(´∀`≡´∀`)ノ7777さん:2011/02/16(水) 07:59:14 ID:TCQenYuJ
2010年12月はじめ頃、大崎一万発から連絡をもらった。既に本書の企画構成および取材・データ集めは済んでおり、
執筆活動に取り掛かっていた時期である。「変な本があるぞ」と。
その本とは「なぜ○○は、○○○○を全廃できたのか(○○○著・○○○新書)」である。
「韓国の成人娯楽室は国が壊滅させた。日本もぱちんこを禁止するべきだ」という、ぱちんこ非難に全力あげた本である。
この本がものすごく酷いのである。何が酷いのか。「内容」だ。ぱちんこ非難の文脈が酷いのではない。
事実関係がムチャクチャな記述が多く、少なくともぱちんこ業界に関する記述はウソが満載だ。
要するに「デタラメすぎる」のである。なんでこんな本が出版されるのか。
それはこの本の著者や編集者が「ぱちんこ業界のことを全然知らないから」であろう。
さらには「ぱちんこ業界の取材が難しいから」であろう。ちゃんと取材できる人物であれば、少なくとも
「2003年10月から始まったミリオンゴッドの検定取消し処分」について「04年7月1日に認定取消」
とは絶対に記述しない。これは取材力の欠落を示す馬鹿であり、事実確認ができない阿呆である。
なぜ韓国は、パチンコを全廃できたのか
http://yuzuru.2ch.net/test/read.cgi/pachi/1293112531/75 >>3の続き
76 :ヽ(´∀`≡´∀`)ノ7777さん:2011/02/16(水) 08:01:05 ID:TCQenYuJ
いちいち列挙するとキリがないのでウソ例示はこの一件にとどめておくが、こんなウソ記述の宝庫であるこのトンデモ本は、
日本社会とぱちんこ業界との距離をしかし示唆したものであろう。すなわち
「日本社会はぱちんこ業界のことを知らなすぎるので、ちゃんと取材ができなくてウソ記述が満載の本でも発行できる」
ということである。
一方で、まともな取材をするジャーナリストもいるにはいる。溝口敦氏の「パチンコ『30兆円の闇』(小学館)」だ。
同書は週間ポストで連載された記事の書籍化であり、連載時点からも私もコメント等で取材に協力してきた。
保通協の前会長宅に朝一番に訪れる。記者の心得「夜討ち朝駆け」の実践である。
型式試験に関しても警察庁の担当技官の「皆さん、保通協が悪い、保通協が悪いと言いますけど、
もし悪いとすれば警察庁が悪いんです」という凄いコメントも得ている。
保通協が諸悪の根源と誤解されやすいぱちんこ業界の精確な姿を、緻密な取材で明らかにする。
さすが食肉業界のドン浅田満氏を追い詰めたジャーナリストである。取材力が違うのだ。
今でも溝口氏担当だった週間ポストT氏とは、定期的に会っている。
だから、彼にぱちんこ業界の情報を求められれば、私の知っている範囲内でいつでも提供している。
ところで、溝口氏のような一流ジャーナリストは、ぱちんこ業界の追求をメインテーマにすることはない。
氏の実力がいかんなく発揮されるのは基本的には暴力団関係の記事であり、パチンコ30兆円の闇はむしろ氏の例外的ワークである。
なぜ韓国は、パチンコを全廃できたのか
http://yuzuru.2ch.net/test/read.cgi/pachi/1293112531/76