なぜ韓国は、パチンコを全廃できたのか

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76ヽ(´∀`≡´∀`)ノ7777さん
いちいち列挙するとキリがないのでウソ例示はこの一件にとどめておくが、こんなウソ記述の宝庫であるこのトンデモ本は、
日本社会とぱちんこ業界との距離をしかし示唆したものであろう。すなわち
「日本社会はぱちんこ業界のことを知らなすぎるので、ちゃんと取材ができなくてウソ記述が満載の本でも発行できる」
ということである。

一方で、まともな取材をするジャーナリストもいるにはいる。溝口敦氏の「パチンコ『30兆円の闇』(小学館)」だ。
同書は週間ポストで連載された記事の書籍化であり、連載時点からも私もコメント等で取材に協力してきた。
保通協の前会長宅に朝一番に訪れる。記者の心得「夜討ち朝駆け」の実践である。
型式試験に関しても警察庁の担当技官の「皆さん、保通協が悪い、保通協が悪いと言いますけど、
もし悪いとすれば警察庁が悪いんです」という凄いコメントも得ている。
保通協が諸悪の根源と誤解されやすいぱちんこ業界の精確な姿を、緻密な取材で明らかにする。
さすが食肉業界のドン浅田満氏を追い詰めたジャーナリストである。取材力が違うのだ。

今でも溝口氏担当だった週間ポストT氏とは、定期的に会っている。
だから、彼にぱちんこ業界の情報を求められれば、私の知っている範囲内でいつでも提供している。

ところで、溝口氏のような一流ジャーナリストは、ぱちんこ業界の追求をメインテーマにすることはない。
氏の実力がいかんなく発揮されるのは基本的には暴力団関係の記事であり、パチンコ30兆円の闇はむしろ氏の例外的ワークである。