目覚めよ‥勇者達‥
今、感動の冒険が幕を開けた!!
【 オ タ ハ ン ★ ク エ ス ト 】
〜第一章 勇者のぶのとくーどろあの石〜
2 :
おたく、名無しさん?:03/08/22 17:04
「くっ、また道に迷ったか‥
食料も底をついた。いよいよ俺も終わりか。
さすがまんがの森、聖地アキハバーラには
そう簡単につかせてはくれないようだ‥な‥」
バタッ!
男の力なく地に伏せるのを、見まもる影一つ。
???「あのお方はもしや‥うめの様では‥!?」
今のこの板じゃコテハンネタは難しいが
がんばれ。
4 :
おたく、名無しさん?:03/08/22 17:07
???「うめの様‥うめの様‥」
うめの「っは、君は‥?
僕は寝てたみたいだな。
なんかでかい白人に殴られる夢を見たよ‥
ところで、君の名は‥」
削除
6 :
おたく、名無しさん?:03/08/22 17:10
???「私の名前‥ 覚えてらっしゃらないんですね‥
これを見ればおのずとわかるでしょう。」
そういうと、服を脱ぎ、背中をうめのに見せた。
うめの「お前はまさか‥
まさか‥」
7 :
おたく、名無しさん?:03/08/22 17:11
???「そう、そのまさかです‥」
せっかくなら面白いこと書いてくれるとありがたいな
人選がすでにアレな気がする。
10 :
おたく、名無しさん?:03/08/22 17:30
今までの粗筋
危険な森で昼ねしたてたうめのがおきて背中を見せるまで。
11 :
おたく、名無しさん?:03/08/22 17:31
オマン「私だよ。
むかつくからビール飲んで寝るよ
うめのおやすみ・・・ 」
そういうと彼女はナイフを取り出しうめのを刺した
12 :
おたく、名無しさん?:03/08/22 17:34
どいつもこいつも眠たいらしいな。まだ夕方だぞ。
中路「屁のつっぱりはいらんですよ。」
固定はくーどろあとどきゅもだけでいいよ
うめのの死体を残し、ビールをひっかけ即座に爆睡するオマン。
至福の表情のうめのの額には深々とストライダーサバイバルナイフオタク仕様が突き刺さっている。
それからどれくらい時間が過ぎたであろう。あたりを猥雑な光が包みだした。その光が消え去るとひとりの長身の看護婦が淫猥に唇を舐めながら立っていた。
うめのの死体と泥酔したオマンに歩み寄る。
ぐんぐにるである。電子の妖精、淫槍、の別名を持つ彼女はすでに白衣の上から右手で胸を揉みしだき、左手指は股間に伸びていた。
せわしなく指先を動かしている。
白衣の下はもちろん下着は着けていない。
「あ。また死体でオナニーするとこだった」
奇癖を持つ彼女は濡れた指先を舐めながらあっさりと行為を止めた。
震えている中路に一瞥をくれ、にやりと笑う。大きな口である。
その真っ赤な口腔内は血のようないろだった。
昔は固定ネタというとアンチも含めて
脱兎のごとくレスがついたもんだが・・・
いやはや時代かのう。
名前があがってる固定にぜんぜん魅力がナッシングではレスも付くまい
続ける気があるならせいぜい自演でもして盛り上げてくれ
魅力的な固定自体が少ないよね。
アンチすら付かない程の低レベルっぷり。
この板の固定事情は未曾有の危機に瀕しているな。
自演か。否定的なオタばかりだね。
最近だと、そら汚以外の自作自演は
あまり見ないな。
奴も消えたことだし、ますます閑散としていくな。
この板のおせっかい連中が決めた運命だ。
ボンクラがボンクラだと判らず衆愚化してるのに気づかず議論しても仕方ないだろうに。
そしてそのおせっかいどもも去っていった。
彼等はなにがしたかッたんだろう。
彼等はなにを見ていたんだろう。
わたくし密かに承りますところによれば
「良禽は樹を選ぶ」と申します。
同様に「良コテは板を選ぶ」のでしょう。
良い板には良い固定が住まうものです。
この板は・・・もうダメでございます。
25 :
(・∀・) ◆UNKOsao3Og :03/08/22 19:38
(・∀・)ウンコ!
26 :
淫槍ぐんぐにる ◆MIHOsEVEpo :03/08/22 19:39
そもそも、オマン=うめのだし。
もうダメといいつつ来てるんだよな。救いようねぇよ。お前ら
>>27 それはわたくしもダメだからでございます。
もちろんあなたも・・・ダメでございます。
良い鬼もいれば悪い仏もいる。
サタンのような経験不足の理想主義者は現実をすぐ投げ出すのだ。
昔いっぱい見た。一見、親身だが無責任なのだ。
オフ好きな連中の妙な馴れ合いというか癒着がショウケツ極めているのもここの特徴だ。
あと、自治会に入ら(れ)なかった学生のような連中が多い。
オタ気分だがオタクの感じがしない。
>>29 他人のせいにするあなたも・・・ダメでございます。
他人のせいじゃないよ。お前のせいだよ。
みんなダメだから文句も言わず、楽しくやれよ。
何のタメにネットやってんだよ。
ここは新しい自治スレですか?
>>29 同じ事を繰り返す気か?
むかし、馴れ合いを猛烈に批判して、馴れ合いから派生する
ネタも全て潰して、そのうち馴れ合いでもないネタにも
過剰反応して固定も職人も名無しも追い出した連中と同じ事を。
今度はオフ好きな連中を批判して同じように板を過疎化させたいのか?
つーかヒトが小説つないでるのに、なぜ否定的なことばかりかいて小説かかねーんだ?
だから駄目だって言ってんだよ。
37 :
淫槍ぐんぐにる ◆MIHOsEVEpo :03/08/22 19:47
サタン、死んだの??
38 :
おたく、名無しさん?:03/08/22 19:49
あのデブ、苫小牧の埠頭に浮かんでたよ。
>>34 ネタを潰すのが・・・この板の名無しでございます。
>>39 俺も名無しだわい。じゃ、ここもヒトがいなくなったら続けるか。
>>36 擁護すればいいのではない。
もちろん批判がいけないのではない。
どちらも適切を欠いていたのが問題なのだ。
一時期、固定ネタならどんなに面白くてもNG、名無しのネタなら
糞つまらなくてもOKという風潮があった。
そんな中で良いネタが育つわけがない。
>>41 別のとこに書け。退屈だ。オタクこそまた同じことしてるぞ。
じゃ、終了。
45 :
◆.jMGTy6iYI :03/08/22 20:37
しょうがくせいと
つかまるまでにゃんにゃんしまくるにゃん♪
46 :
おたく、名無しさん?:03/08/22 21:20
☆ 固定ハンドルスレッド、自己紹介系スレッドは禁止!
47 :
おたく、名無しさん?:03/08/22 22:21
おい、禁止タソ
↑誰か呼んでるみたいだぞ?
48 :
おたく、名無しさん?:03/08/22 22:29
禁止ってだれ?
14歳の中学生に手を出して家庭裁判所行きになった固定。
50 :
おたく、名無しさん?:03/08/22 22:35
冒険しよ♪
末期ガンにはモルヒネも無駄
?末期で何やっても無駄だからモルヒネなんだろ
比喩以前の問題で何か勘違いしてないか
55 :
淫槍ぐんぐにる ◆MIHOsEVEpo :03/08/23 01:30
モルヒネなんて今時使わない。
56 :
のぶ ◆/EhigVFiYY :03/08/23 01:32
そういう冒険なのか?
58 :
おたく、名無しさん?:03/08/23 05:06
固定はぐんぐんさんだけでいいよ
他は死ね
59 :
ペドラー伯爵@ガソリン式バイブ発案者:03/08/23 05:08
ペドラーと天使君が一緒に冒険。
グランバニアで天使君が倒れて妊娠が発覚。
ペドは2児の父となる。
>>58 意味不明
ドリームキャストからの書き込みと見た
61 :
おたく、名無しさん?:03/08/23 05:15
>60
なに固定話にくいついてんだよ(笑)
ぐんぐんさん以外のゴミ固定はいりませんよ
62 :
ペドラー伯爵@ガソリン式バイブ発案者:03/08/23 05:18
頭の悪いゴミ名無しもいらない。
63 :
のぶ ◆/EhigVFiYY :03/08/23 05:28
もいらもおぉぉぉ?!!(泣
64 :
おたく、名無しさん?:03/08/23 05:36
だから変態ペドは死ねよこの気違いが
65 :
月城 ◆RKafSJ1pQo :03/08/23 05:38
愛犬を引き連れ冥府魔道をゆく冒険がしたい。
66 :
ペドラー伯爵@ガソリン式バイブ発案者:03/08/23 05:39
67 :
おたく、名無しさん?:03/08/23 05:40
ゴミ固定がいるから書き込んだんですが何か?
68 :
ペドラー伯爵@ガソリン式バイブ発案者:03/08/23 05:40
愛犬に槍と機関銃を装備するのを忘れずに
69 :
おたく、名無しさん?:03/08/23 05:42
ペドラーが必死に固定の話に執着する理由
それは…(笑)
70 :
ペドラー伯爵@ガソリン式バイブ発案者:03/08/23 05:44
思わせぶりな事を言ってるけど
結局何も思いつかなかったんでしょ?
71 :
おたく、名無しさん?:03/08/23 05:45
ネタは上がってんだよ
それで?(笑)
72 :
おたく、名無しさん?:03/08/23 05:47
名前が違うだけで「中身」が同じなんだものなぁ
流石おたく板って感じだがねw
73 :
ペドラー伯爵@ガソリン式バイブ発案者:03/08/23 05:47
71 名前:おたく、名無しさん? :03/08/23 05:45
ネタは上がってんだよ
それで?(笑)
↑ナニこれ?
まんこ大爆発w
75 :
おたく、名無しさん?:03/08/23 05:48
他に言うことは?(笑)
76 :
ペドラー伯爵@ガソリン式バイブ発案者:03/08/23 05:48
あー、また妄想か。
怖い怖い。
77 :
おたく、名無しさん?:03/08/23 05:50
お前の妄想の方が恐いから(笑)
78 :
ペドラー伯爵@ガソリン式バイブ発案者:03/08/23 05:50
妄想なんて一回もした事ないけど?
79 :
のぶ ◆/EhigVFiYY :03/08/23 05:50
おいらモンスターになれる系のキャラになりたいなぁ
80 :
おたく、名無しさん?:03/08/23 05:51
>78
そーかもねー(笑)
81 :
月城 ◆RKafSJ1pQo :03/08/23 05:52
黄金聖闘士になりたいな。
82 :
ペドラー伯爵@ガソリン式バイブ発案者:03/08/23 05:52
>>79 ブラジルのジャングルで生活すればなれるよ
83 :
おたく、名無しさん?:03/08/23 05:53
わかった。どいつもこいつもまかせろ。
84 :
ペドラー伯爵@ガソリン式バイブ発案者:03/08/23 05:53
>>80 「かもね」じゃなくて、実際そうなんだよ。
85 :
おたく、名無しさん?:03/08/23 05:54
コスモパワーキターー!
86 :
おたく、名無しさん?:03/08/23 05:55
ペドの馬鹿レスもキターー!
87 :
月城 ◆RKafSJ1pQo :03/08/23 05:55
君たちも、そろそろセブンセンシズに目覚めた方がいい!!!
88 :
ペドラー伯爵@ガソリン式バイブ発案者:03/08/23 05:56
今日の私は絶好調。
89 :
おたく、名無しさん?:03/08/23 05:56
ペドラー君は実に(ry
90 :
おたく、名無しさん?:03/08/23 05:57
ま、ペドはこんなもんだろ
91 :
のぶ ◆/EhigVFiYY :03/08/23 05:59
モンスター変化系キャラでもパーティに入れてくれる?
92 :
ペドラー伯爵@ガソリン式バイブ発案者:03/08/23 06:00
93 :
ペドラー伯爵@ガソリン式バイブ発案者:03/08/23 06:01
94 :
おたく、名無しさん?:03/08/23 06:03
95 :
のぶ ◆/EhigVFiYY :03/08/23 06:12
イメージとして体毛ふさふさ
ごわごわって感じかなっ
肝心なストーリーができあがってはいないがね
「屁のつっぱりはいらんですよ。屁のつっぱりはいらんですよ」
中路は必死に禁断の呪文を詠唱しようと試みた。
かつて大賢者くーどろあがオフの暗黒面に取り込まれた邪悪かつ姑息で、ヒマな名無しを板から一瞬で葬り去ったと言われる究極呪文だった。
しかし、中路の口をついて出る言葉「屁のつっぱりはいらんですよ」は虚しく森に吸い込まれていく。
なぜだ。
大賢者の呪文ではないのだ。間違ったオタ知識。
中路は自分の運命を悟った。
「ふーん」
電脳のインプ、いや淫婦ぐんぐにるは中路の股間を踏みつけた。
そのヒールは無数の死体を踏みつけたため、プトマイン毒を塗布された槍と言われていた。
絹を引き裂くような華麗な米良チックな悲鳴を上げ、中路は悶絶した。
が、それでもなお、その生を主張するものがあった。
中路のイチモツである。それははちきれんばかりに怒張していた。
ビク!ビク!とあるじを失っても生き物ように脈を打つことを止めない。
オタ板の良識派と目されていた中路もやはりおたく。
長身のグロ好きな看護婦に踏みつけられ、そのおたく人生を終えたい!
万人向けとは言い難い、屈折した欲望を、彼をもってしても隠し通すことは出来なかった。
中路は高濃度プトマインによる緩やかな死を迎えつつも随喜の表情を浮かべていた。
ぐんぐにるは早速、エモノの検分をはじめた。
中路のジーンズを下げると、下半身を露出させる。
慣れた手付きで一物を頬張り、手早く射精を促した。中路が放った精液をたんねんに舐めとる。
それからおもむろに根元から噛み切り、スケールで計測する。
10センチ。
並みのトロフィーだ。それでも塩漬けにすることは躊躇わない。
白衣のポケットにイチモツをしまいよく塩にもみ込む。こうしないと三日もしないうちに腐ってしまう。
また口内に含んだ中路の精を一部を残して飲み込んだ。
そしてそのわずかに残った一滴を唾液とともに指先に注意深く垂らし、爆睡しているオマンのほうに歩みだした。
オマン。
豪快なHNである。
自分を女であると信じて疑わない。
板では女であると信じている奴はいない。
これが淫婦ぐんぐにると、己の片割れマイ・ベターハーフ、うめのの額にナイフを突き立てた後、缶ビール1パックを軽く飲み干し爆睡出来るキモを持つ自称女、オマンとの投やりな出会いであった。
あたりは腐臭とアルコールの混じった二日酔いのゲロのような匂いが充満しつつあった。
ぐんぐにるはオマンの足元で再び、腐臭漂う笑みを浮かべた。
オマンのスカート風の下半身に手を伸ばす。
彼女は性と死以外の興味は希薄だった。多くのオタクがそうであるようになぜかはわからない。
ただその衝動にまかせるのみだった。
だが、オマンの下半身は要塞とも呼べる代物だった。
がんじがらめに鎖が巻かれ、「蓮はメール欄」と書かれたオートロックまでついた貞操帯兼ズロースがぐんぐにるの往かせる手を阻む。
これでは金庫ではないか。いや、オマン庫というべきか。
ネカマとはそれほどのものなのか。
オマン恐るべし。
ぐんぐにるは突発的に思いついた、オタク同士の交配によるモンスターの誕生という野望を諦めた。
「バナナと死体は腐りかけが美味しいってガダルカナルの生存者が言っていたけど、本当?」
質問とも独白とも世迷いごとともとれる謎の言葉を吐き、嫌な光とともにぐんぐにるは消えた。
「電車ガール」の使い込まれた濡れたカードを残して。
言うまでもなくフィクション、脳内妄想だ。
>これでは金庫ではないか。いや、オマン庫というべきか。
結局この一文が言いたかったんじゃないかと思った。
月夜である。
巨大なプードル犬が吠えた。
「どうしたの?なにかいるのかい、魔導?」
ショッキングピンクのマントに身を包んだ小柄なオタクが犬のリードを懸命に引っ張った。
そのリードは極太のチェーンだった。ぼんやりと光っている。
不思議な文様が発光しているのだ。
その文様こそ太古のルーン文字、、、。いや、変体少女文字、いわゆるルンルン文字だった。
「魔導、ステイ!」
暴れだす犬に小柄なオタクは命じた。
「魔導」と言う不気味な名前で呼ばれたプードル犬は体高3メートル超の巨体をブルッと震わせ周辺の低木をなぎ倒し、お座りした。
「いったい、突然どうしたのさ。きみらしくないよ」
「月夜の晩ばかりだと思うなよ、月城」「てめえのちんけな命令なんざ怖かねえ」
巨大プードル犬は吐き捨てるように吠えた。涎が糸を引いて苦しそうだ。
「いつかてめえの尻に俺の歯を突き立ててやる」
首輪が食い込んでいるのだ。
「いいよ、もう。悪態ばかり一人前で。自分で確かめるよ」
カンテラを前方に向ける。
「弱い犬ほど良く吠えるってのは真理だね。まったく」
月城と呼ばれたオタクは自分の身長をはるかに越す草を掻き分けた。
湿地である。
泥に足をとられ直ぐ転んだ。
「わっはっはっはっはっ。馬鹿じゃねえのか、おめえ!?そんな身体でこのオタク沢を歩けるわけねえよ」
「・・・・」
「わっはっはっはっ」
巨大プードル犬は腹を抱えて笑い転げている。バリバリと音がする。周辺の木が折れているのだ。
「わっはっ・・・はっ・・?」
「・・・・コラ。・・・」
「・・・・・え」
「・・・さっきから黙って聞いてりゃご主人様にタメ口か?!あぁ?!いい度胸だな、コラ」
巨大プードル犬は尻尾を垂れた。その顔には恐怖が浮かんでいる。
「行け」
「イエス、マスター」
魔導は従った。
「女だ。月城」巨大プードル犬がうなった。
「しかも下半身丸出しで倒れてるぜ。なんでまた?おおっ、上物だ。月城!やりてえよ!」
「魔導、何度言ったら・・・・・」
「こんな時メクラは辛いよな?なんにも見えない。こりゃ当たり前か、わはは・・・」
月城は愛犬の罵声に耳を貸さず、気配のある方に歩を進めた。
確かに女だった。
だが、何かが違う。
ケダモノの匂いだ。
朝シャンを怠らず、専用のトリマーに毎日体毛を梳いてもらっている魔導とも異なる。
そう、麝香を思わせる天然の、甘い香りだ。女と言うより雌を思わせる。
「あはん♪おなかすいたよぉゥ」
突然、その生き物は飛び起きた。間髪をいれず月城のポシェットを奪う。
「あぁん、なんにもない!」。
「食べ物ならあげるよ」
月城は顔に飛び跳ねた泥を指先で拭い、マントの中から干芋を取り出した。
「干芋ぉ?!おいらぁ、肉食だもおぉン♪でも、ま、いいか?」
手にしたポシェットを投げ捨てる。
好意をあっさりと袖にし、その舌の根が乾かぬうちに意を翻す。
しょーもない。
やはりこいつもオタクであった。
フィクションで脳内妄想だ。怒るな。
続きは〜?w
>>111 すぐ出す。つーか、誰も書かないのか?
あんたも出す。どーゆー扱いかは保証しないが。w
はやくぅ〜期待上げ
114 :
おたく、名無しさん?:03/09/01 01:36
あげ放題
115 :
月城 ◆SchvrDcYC. :03/09/01 01:40
期待あげ♪
期待するのは結構だけど、あんまり目立つとこでやるとまたうるさいのが削除依頼出すよ?
まだ清の時代まで市場に人肉が売られていたそうだ
最近も人肉饅頭事件が。
文革のときも人肉食いがあった
大陸には「悪くなった部位は食で補う」感覚がありまして、肝臓の調子が
悪いから、レバーを食う、と。
で、金持ちってのは「動物より人間を食った方が効果あるだろう」と。
もともと人を食う習慣がありますんで、あまり違和感無しにやる。
しかも、「同じ人間だって、若い方がよかろう」と。で、金持ちの大半は
男なので、「若い娘がよかろう」と。「ウヒヒヒヒヒ」と。
そのうち、殺して食うだけじゃなくて、性的嗜虐要素も加わってきまして、
「生きながらにして、自らの肉体を食われるところを見ながら死んでいく」
ってのも、プレイとしてはオツではないか!などと考えるあたりが畜生道。
殺さないように血管を避け、あるいは焼きゴテで潰し、神経を針で阻害し
畜生道の富豪の狂宴が行われます。
で、この時開発された
「極限まで生かして置いて体の肉と内臓を除いていく」
と言う手法が、その後刑罰に応用されましてね。
絵的にはこういう感じだそうで↓
ttp://www.marimo.sakura.ne.jp/~thx4311/kakisute/okazu/etc/ryouti.htm 「凌遅刑(りょうちけい)」って言うそうです。
真面目な文献としては、以下をどうぞ。
尾鷲 卓彦著『図説 中国酷刑史』
徳間書店、1,700円
関連で実物写真がありました。
凌遅処死とお肉のおこぼれに群がる群衆。
http://www.lachmenu.nl/wwereld/serious/page10/images/01.jpg
あっそうか!
ごめんね♪
月城はオタの無礼には慣れっこだった。
そうでなければオタ板ではやっていけない。
「君、なんて名前?ぼくは月城といいます」
「おいらぁ、のぶだよぉ。芋はこれしかない?ないかなぁ」
「自スレに戻ればもっとあるけど。それよりなにか身につけたほうがいいんじゃないかと思う」
「あはん?♪」
「いや、ぼくの愛犬が君のこと全裸だっていうから。あ、ぼくは気にしないでください。眼が不自由なんだ」
のぶがケラケラ笑った。
「どのみち気にしてないよぉん♪。だって、おいらぁ裸じゃないモン。これがおいらの普段着だもォ〜ん♪」
なまめかしく、片脚を伸ばす。
スラリとした、長い脚。
しかし眼をこらすとその脚は、へそ下から続いているふさふさした体毛に覆われていた。
特に夜露に濡れ、カンテラの下、しっとりとした光沢を放つ玉虫色の体毛は見方によっては素肌に見える。
俗気が抜け切らないプードルが見誤るのも無理はない。
更に、そのきわどいヒップラインから奇妙な物が伸び、くねくねと身体にまとわりついている。
尻尾であった。
ひーっと巨大プードル犬が悲鳴を上げた。
「月城、こいつ、バケモンだ!獣のあいのこだ!ヤワなコスプレなんかじゃねえ、マジ、イってるぜ!」
「おまえェ、おいらのこと、言えるのかよォう?」
「おれのひいじーさんが酒飲むたびに泣いていた。猫耳女に手を出すな。朝、必ず後悔するって!」
「なんだと、引っ掻くぞぉ。プードルぅ!」
「おれはそんな失敗はしない!アイコラみてえな偽オタ女には手を出さねえぜ。絶対!」
「これがキャラだしぃ。でも、ほんとに毟っちゃうぞォオ!」
魔導とのぶが似た者同士の舌戦を繰り広げている間、月城は思案していた。
(のぶのキャラはかまわない。だがしかし・・・)
月城の自スレは板ハズレだった。
普段あまり訪れる者のいないひっそりとしたスレをタマにageるのが趣味だった。逝って良し。
だが、雌のオタ獣人、特に全裸と見間違う陽気なオタ獣人を連れて帰るとなるとスレの末路は容易に想像出来る。
おそらく彼女のカキコもその容貌と違わぬ、ageっぱなし主体の、あっぱれなスースーしたテイストだろう。
最下層スレでも女(らしき生き物)が書き込むとあっと言う間に先客万来のオタ板だ。
なんの防備もない、半身丸出しカキコでage主体では、有象無象のオタが群がるのは火を見るより明らかである。
愛着ある自スレが荒らされてしまうのは忍びなかった。誰も書き込まないけど。
月城は決断した。
「君はなぜここに倒れていたの?」
ヒマなオタの脳内妄想だ。ジョークを理解してくれることを望む。112以来書き込んでいない。
蛇足だが、見てくれてる人がいたとは意外だった。ありがとう。
全員登場するまできっとみんな待ってる。
「俺の登場はまだか」とリロードし続ける意地汚い固定が居そうだな。
ひらがな固定がそれやってるっぽいな。
「ぎゃあああっ!」
魔導がアワを吹いた。
「なんだァ、このプードル。ぜっっんぜっん見かけ倒しじゃん?なんにもしてないのにィ?」
のぶは足の爪で耳を掻く。その爪にはギコのネイルアートがペイントされている。
「本来、彼は愛玩犬だから」
失禁し、パニックに陥った魔導を撫でながら月城は首をふった。「のぶ、答えてくれませんか?」
「おいらァ、石を探してるんだよぉ〜ん♪くーどろあの石」
抜いたワキの無駄毛をふっ、と吹きながら、のぶは屈託なく笑った。
「聞いたこと、ない?」
イライライライライラ。イラ。イララライ!
ったく、またクソレスの山かよ!
どいつもこいつも死ねよ。死んじまえよ。
どきゅもはイライラしながら携帯のセコイ画面をスクロールさせていた。
なんだ、こののぶとか言う糞コテ。知障かよ。
業者、死ね。ムカツクんだよ。
ギュウギュウ詰の夕方の車内はオヤジの汗と制汗スプレー、香水の匂いでむせかえりそうだ。
電車が揺れ、すぐそばのOLの胸に肘が当たった。
睨まれた。
誰もてめえの乳なんか、触りたくねえよ。自意識過剰なんだよ、ブス。死ねよ。
釣り師どきゅも。
オタ板きっての太公望。
だが、サオ師と呼ばれるその秘密のパオペイはベールに覆われ、可能性の、全然、まるきりない実戦を待ち続け過ぎている。
どきゅもは凄まじい勢いで携帯の画面を操作した。次々と画面が変わる。
神業と言えるスピードだ。
特にKOFで養われたともオナニーで培われたとも噂されている、タイピング能力は板でもズバ抜けていた。
その力を使おうとさえ思えば自作自演も影分身も本来、やりたい放題だった。
しかし、彼にはポリシーがあった。
死ねよ。死んで下さい。わかって下さい。死んでくれ。
これら死に共通する一言に全てのタイピング能力を傾注していたのである。
暑い。
若き才能の浪費家、高卒エスパーどきゅもは汗を拭った。
そろそろ家に着く。
板に帰る時間。
そう、俺の時間だ。
ヒマ人の脳内妄想だ。フィクションである。
みんなかわいらしく描かれてるねー♪
ご苦労様です。
あー…お前はこう言って欲しいんだろ?
マゾだからこう言われたいんだろ?
しょうがない、俺が言ってやるよ。
「くーろろあ、うぜー!」
満足か?
オタ板逆転しない法院スレッド。
そのオタクはフリル付のブラウスにスリムジーンズを、なぜか、着こなせてた。
薄い水色のブラウスはまるで古代ローマ人のトーガを思わせるように無駄に、長い。
どこからか優しく法院に吹き込む微風が、彼の金髪をそよがせている。
威厳と慈愛に満ちたその顔立ちはノーブルと言う言葉がまさにふさわしい・・・ように偶然見えた。
大賢者くーどろあ、である。
彼は中央に据えられた巨大な彫刻、というより2種混合硬化剤製の人形が据えられた台座に頬杖をついて思案していた・・ように見えた。
眼前には怯えたオタクが三匹・・・。見るからにキモイくて臭い。
今、スレを荒らした三人のオタクに、オタ板の最高権威が判決を言い渡そうとしている・・ように見えた。
大賢者くーどろあは、ゆっくりと眼をこすった。寝ていたのだ。
垂れたヨダレを拭き拭き、おもむろに口を開く。
「軽めの罪だからー。しばらくオナニーが出来ないように、右手の指を折ったりなんかしたり。。。♪(w」
刑の軽さに被告である、おたく、名無しさん?達の顔に安堵の表情が浮かんだ。
いきなり強気になる。
「貴様ァ、くーどろあ、この暗黒支配がいつまでも続くと思うなァ!!」
「答えろォ!なぜ、おまえだけがチンポの乾くヒマがないぐらいオタ女の処女膜破り続ける権利があるんだー!!」
童貞オナニスト達の罵詈雑言、侮蔑の一言一句にも彼、くーどろあは真摯に耳を傾ける。
大賢者の大愛だった。
断罪されるべき彼らもオタク板の仲間。常日頃くーどろあはそう説く。
「みんな〜、来て〜♪(w。。。」
バンダナをかぶったオタク達があらわれた。
手にはアニメイトホームセンターで購入したインパクトドライバーとチェーンソーが握られている。
当然キャラクター商品だ。
執行官。
彼らも本来名のあるコテハンである。
だが大賢者くーどろあの側近として、彼を支える事を誓った、女で転んだ精鋭達だ。
オフでは5人でひとりのオタ女の配給を受けている。この板では破格の待遇だった。
皆、アニオタ迷彩で名無しを装っている。
「右手がなくても左手でオナニーぐらい出来る。むしろ新鮮だぜ!」
被告の一人、名無しの声優オタが精液臭い、左手を高々と掲げた。
通である。
しかもオタクらしい、状況をウンザリするほど悪化させる、素晴らしい強がりである。
完全敗北者の、ウイニング・ランがキマっている。
だが、大賢者のあの口調では宣告はまだ終わったとは言えないのだ。
「うーん。。。。じゃ、左手指も折ってみたり。。」
名無しの強がりに困った表情のくーどろあは執行官に刑を付け加える事を命じた。
「けっ!俺様の加護ちゃんを感じる、独りフェラ。手なんか必要ないね!全然!」
アニオタに負けじと熱くなったモーオタが胸を張る。
「ん〜。。。舌を抜いてみるのも面白いかも。。(w」
「おれなんか、ペドだから幼女を見るだけで逝ける。無敵。w」
「えーとー。。。眼球、くり抜くー?♪。。」
次々と刑が加わっていく。
熱くなった彼らは本質よりも実存よりもオタクだった。
お気に入りお気に入り。
147 :
おたく、名無しさん?:03/09/04 02:37
さらなる大冒険きぼんぬあげ
結局、某スレに「氏ね!」と一言カキコしたおたく、名無しさん?達は両手両足、舌を切断し、眼球を摘出、尿道と肛門を縫合し剃刀で皮膚を剥ぎ取ったのち、大音響のヘッドフォンで読経を聴かせ鉢植えにするという世にも珍妙な刑が執行される運びとなった。
出来上がった鉢植えが大賢者の前に献上される。
体制と反体制の、絶妙にコラボレーションされた見事なオブジェだ。
オタも鳴かずば撃たれまいに・・・。
哀しい性であった。
「刑を執行後の反体制不穏分子はいかがなさいましょう、くーどろあ様」
執行官が鉢植えを指して尋ねる。
汗だくである。食い過ぎなわけではない。
「んーとー。。yahooオークションに出品とかー。ビジネスをしたりする気分だったりする感じだったり思ったり。。。」
「御意」
執行官達が鉢植えを運び出すと大賢者は天を仰ぎ見る。
ここ数年、くーどろあはボウフラのように次々と涌いて出る性質の悪い名無しによるコテハンへの無分別攻撃に苦慮していた。
しかも最近では辺境のクソスレどころか、聖なる雑談スレにまで平気で足跡を残す厨房が増加していた。
一晩経つとレス数こそ飛躍的に伸びているがそのスレ内容はうんことしっことちんことまんこと。
板住人よりはるかに多い業者広告。
一方通行の独り言スレである。
ようするに3歳児程度の内容になっているのだ。
もちろん、大賢者もまんこは好きだったのだが。
どういうことなんだろーかー。。。板の対象年齢はずーっと5歳以上の設定になっているはずー。。
女にカキコさせてみるのを考えてみたり〜。。。
駄目でつー。ネカマ扱いされたりするとー。。SF、なくす可能性がある〜。。(w
くーどろあは最近のお気に入り、スタローン似でアームレスリングが趣味のボールベアリングオタのセックスフレンドを思い浮かべた。
初めてのオフの夜、すぐに1発キメたくーどろあは、大量流血に感激の余りの彼女に絞め殺されるところだった・・・。
でも好きだった。
蓼食う虫も好き好きである。ぷるぷると首を振る。
そんなことは出来ない。
大賢者は出口に向かう回廊を歩きつつ、過去の2ちゃんねる不文律を懐かしく思い出した。
かつて、2ちゃんねる掲示板は新人なら最低でも45億年はROMっていろと言われたものだ。
これはウラン238の半減期とほぼ同じである。
それがひろゆきの裁判での負けがこみはじめ、様々な出版物が周辺に出回り始めた頃からおかしくなった。
もともと、おかしかったが。
しかもどの板もハナツマミ者ばかりにオタク板をアナウンスして廃棄していく。
板の産廃処理機能が限界を迎えつつある、こちらの事情はお構いなしだ。
これでは流星街になってしまう。いや、向こうの方がマシか。
板の自浄作用が健全に機能するには絶対的な優良固定の数が少なすぎるのだ。
しかし、ルーズで自分の事しか興味がなく、ケチで社会不適格者が多数を占めるオタ板にそんな逸材が潜んでいるとは考えにくい。
大賢者くーどろあは深くため息をついた。
今日は牛丼にしよー。。ウマー。。。
大賢者の心はすでに桃源郷に飛んでいた。些事には構っていられない。
一番大事なことー、忘れていたなんてー。(笑 ひょっとして調子悪いカモ〜♪。。。。
大賢者様は昼食をまだ召し上がれていなかったのである。
昨晩のも今朝のもフィクション、脳内妄想だ。
台のいや、大のお気にいり
>>139 ありがとう☆
>>140以降
本当にありがとう!(w
ちょっと感動しちゃった。。
世界で僕くらいしか感動してないと思いますがっ。
考えるのがめんどくさくなると心を飛ばしたりだとか、
よくわかってるなーって思いました♪
これからもこっそり見守りますね!
いやいや感動しました。大賢者のキャラが本物ぽくて。
<外伝>
マイクと出頭命令書を握った男が激を飛ばす。
「いいか。これは2ちゃんで初めての試みになる。諸君が英雄として故郷の各板に凱旋出来るか。それとも・・・。」
少し間を置いて、そのたらこくちびる男は続けた。「いや、必ずそうなると確信している。。。んじゃ」
「解散!」
2ちゃんねるオフ海兵隊、デルタ中隊は各板の混成部隊だった。
ラウンジ出身の背の高い男がリーダーである。
「各板周知の事実だが、今までオタ板まんがの森で正気のまま帰還した2ちゃんねらは一人もいない」
「ドイツ、シュヴァルツ・ヴァルト、黒き森よりも、暗く、不快だと言われている。迷ったものは自動的にアク禁だ」
皆、固唾を飲んで聞き入っている。真剣な表情だ。
青々としたクルーカットに刈られた、各板選りすぐりの固定達。
若い、精悍な顔付きだ。
各人のスタイルにはジーンズにアニメTシャツ、1280円の中国製スニーカー、デイバックという完全な都市型オタ迷彩が施されている。
そのシャツも充分過ぎるほど、ジーンズのなかに収められていた。
ガッチリとしたレザーベルトが頼もしい。ママンが安心するだろう。
デイバックの中身は一日分の炭酸飲料と牛丼で構成されたCレーション。
エイドキッドとしてのバンダナ。
更に蒸れたオタ達に追いかけられた際の眼くらまし用チャフ、通称「大阪のパンティ」を5ミリ片ハギレとして、100グラム装備。
もちろん、真空パックで2ちゃんねら女子中学生挺身隊有志の匂いは逃さない。
主要火気は古本屋で投げ売りの突撃同人誌が2ちゃんねるオフィシャルで採用されていた。
どのように使用するのかは機密である。
「いいか。必ず、二人以上、自分のバディと行動しろ。バディに異常が生じた際には上官の指示を仰げ」
「しかし、武器が大手じゃない3流エロ同人誌だけでは」
一人のロビー固定が恐る恐る発言した。
「しかも、なんか微妙に古いような気がします」
ロビーは伝統的に微かにオタ板と繋がりがある数少ない板だった。
許しがたいオタ板からの無差別不毛攻撃にも脅かされていた。いつあったか知らんが。
そしてそれらの経験則によりオタに対する研究は他板を一歩リードしていたのだ。
加うるに質問者の若い固定にはmoemoeという塩基配列が後日、確認されていた。
いわゆる、オタ因子の持ち主であった。
同人誌の表紙の「らぶひな」に不安を感じるのも無理もない。
在庫を大量に抱えた新古書店から安く仕入れたのだろう。
このスーパーナチュラルな感性は彼に幸いする。
彼こそが今回、第55次オタ板探索隊唯一の正気な帰還者になるのだ。
「君の気持ちは私も同じだ。だが、我々が手にしている情報は極端に少ないのが現実だ」
「せめて、ぢたまの・・・」
「それ以上は抗命行為と見なすぞ」
ラウンジ固定は一喝した。
若いロビー固定は黙った。蒼ざめた表情は凍りついていた。
二時間後。
「よし。では出発する!我々の目標スレは雑談スレ主要固定だ。それ以外のスレ、煽りには、眼をくれるな」
「エッサー!」
「しゅっぱーつッ!」
「しゅっぱーつ!!!」
全員が一斉に人外魔境オタク板にダイブした。
この第55次オタ板探索隊以降、2ちゃんねるオタ板探索プロジェクトは打ち切られることになる。
前途ある、2ちゃんねるオフ海兵隊五百十余名を飲み込んでも、なお、オタ板の過疎人口は一定だった。
人食い板の所以である。
その後唯一の正気帰還者、あの若きロビー固定を司令官と戴いた大規模な探索隊が組織され、オタ板は長く混迷と戦乱の時代を迎える事になる。
が、それはまだまだ遠い先、はるか彼方の話であった・・・。
完全妄想である。言うまでもない。
167 :
おたく、名無しさん?:03/09/07 01:51
だれーだれー?若きロビー固定とか
あぼーん
いいねえ♪
170 :
ほんとに♪:03/09/08 14:30
古参固定ゴコロにマッチした内容なんじゃないか
「ここは。。。?」
胸のリボン、学校指定制服の、に手をあて不安気に辺りをみまわす。
誰も書き込まない、残骸スレだ。
少女はようやく、自分が騙された事に気が付いた。
「どうにょ?」
「うん。ここならいいにょ〜」
少女を誘導していた二匹の生き物が立ち止まった。
その言葉はハタにはグフグフとしか聞こえない。
クジラは海洋において何千キロと離れた距離でもバイブレーションで会話すると言われている。
同じように野生化したオタクはグフグフと空気を振動させて会話する。
どんより濁った眼を合わせた。互いに頷く。
見事なアイコンタクトである。
辺りに瘴気が涌きだした。
インプ、ぐんぐにるの淫気とは異なる、腐食性の酸っぱい、濃密な気配だ。
小便臭い、鼻につくアンモニア臭が周囲の風景を侵食していく。
二匹がこの板で野生化して既に久しい。
名前もなくし、社会性も失っている。
もはや、理性の回復は望むべくもなかった。
俗にいうキモオタ。オタ最臭形である。
そのチンポはマックスになっていた。
しかも皮を被ったチンポとしては驚異的な勃起力である。
オタ女狩りの最中なのだった。
オタ女・・・。
オタクにとって全てに優先する、超レアアイテム。
特に、メガネっ娘で処女となれば、RMT、リアルマネートレードでは天文学的な値段がつく。
市場では調教済みより、未調教が好まれた。
だが、二匹は市場で換金するつもりはなかった。
メイドならぬ性奴としてそのオタ女を監禁し精液まみれの生涯で終わらせるつもりだった。
二匹は千載一遇のチャンスとズボンのチャックを下げ、その矮小なチンポを強くシゴキながらに近づいていく。
哀れな・・。
早朝、5時のことであった。
「★おまんこと話したいおたく、あつまれ〜?★」
「【舐め】俺、チンポっていうんだけど、なにか?【舐め】」
「二匹の厨」が熟慮に熟慮を重ねたスレタイだ。
自演を疑われないよう、仲良く2人でカキコ。
これで300レスはいけるだろう。
クソスレコンボである。
早朝から痛すぎる。
ゲージが一気に下がってオナニー意欲が減退しそうだ。
立てようとしていた。
その時である。
素人同然のオタ女が紛れ込んで来た。
メガねをかけていた。ロングの黒髪はミツアミにされている。
石鹸のいい匂い。
女子高生だと答えた。
二匹は少女と偶然居合わせた。
もちろん、二匹の立てたスレにではない。
「オタク、牛丼屋でどんな歌をシャウトする?21」スレ。
板の案内ではレベル1、つまり最も安全、の認定だった。
スレ数はすでに20を越えている。
魔境オタ板でも女性やネカマにも親しみ易く、書き込みやすい良スレだった。
だが、住人なら誰でもわきまえている常識。
オタク板に安全なスレが存在するなどと考えるのは幻想である・・・。先生、修行の成果です。
しかも、その折運悪く、インドの山奥で修行した4時間しか眠らないヒマなAB型、ガーディアンルシフェルは鏡の中の自分に酔いしれつつ、シコを踏むのに忙しかった。
なぜか彼が覗き込むたび、鏡が割れる。不思議ではあるが問題はない。
問題なのは彼のパソコンだ。
電源が落とされたまま、まさにヨガの眠りについていた。
オタ板は無法地帯と化す。
板は逢魔が刻を過ぎていたのだ。これも世間様の常識とはかけ離れていた。
自スレに誰も反応しないので二匹はカキコに飽きてきた。ヒマツブシに荒らすために訪れたのだ。
フレンドリーに話しかけてきた二匹に少女は最初、喜んだ。
だが、ボキャブラリーが調教、檻、亀甲縛り、ボールギャグなど特殊状況用語で占められていたため、二匹はすぐにキモイ馬脚をあらわすことになる。
ニ匹は開き直り、本性を剥き出しにした。
それでも、哀れな少女はゲス二匹が放つ様々な猥褻な質問に、シドロモドロになりながらも、真面目に、そして丁寧に答えていた。
やれやれ。
曰く、処女なのか?
曰く、写真をウPしろ。
曰く、生理はいつか?またタンポン派かナプキン派か?
曰く、オナニーは何回する?まんこに指を入れた事あるか?
中学生が好きそうな質問である。だが二匹は三十路をとうに過ぎている。
そして良いスレがあると誘い出すのに成功したのだ。最底辺の、レスが一桁で止まった自スレである。
むろん、さらなる性交を目指す。
不安げな少女にじわじわと近づいていく。・・・。
オタ女は怯え、逃げ惑うだろう。
それを追いかけひん剥き、嬲るのだ。
ニ穴同時挿入し、一ヶ月は昼夜犯しつづける。
許しを哀願する女の顔に小便をかけながら妊娠させる。必ず。
順番も決まっていた。
スカトロ調教するにゃ。グフッ。
女子中学生じゃないのが残念だけど、なに、数年前は女子中学生にょ。
えーと、その時ボキは29歳だから。あれ、27歳かな?
三十路を越えたキモイ二人組み、いやニ匹は脳内銀河にワープ8で妄想をめぐらせ続ける。
ワンワンスタイルで犯すにょ。
獲物の子宮内をボキ達の精液で満タンにするにょ。そしてまんこに栓をして発酵させ酒を造るにょ〜。
コルクを抜く時どん音がするかにゃ〜・・・。
その時の情けない女の顔を想像した。
たまらず、一斉に射精する。
キモオタ童貞の鏡である。
我慢汁どころではない。妄想十段といったところか。
他人を妊娠させる前に、自分がいっぱいいっぱいである。
お気楽なものであった。
チンポ切り落として懲役230年くらいが妥当か。
「まんこ見せてにょ。舐め舐めさせてにょー」
「ボキのチンポしゃぶしゃぶするにょ。おしり担当はボキにょ」
放った精液をシャツで拭いながら二匹は近づく。
地面に垂れた精液がジュウ、と音を立てる。精液は毒性の強い、強酸性である。
少女はうつむいていた。
しかし・・・・。
「ねえ、まんこの匂いを・・・」
キモオタが少女のスカートに手を伸ばし、引き剥がそうとした瞬間である。
そのキモオタの右肩から先、全部が焼失した。
腕だけではない。顔半分が炭化していた。
いつ絶命したのかすら本人は気づかなかったはずだ。
キモオタはオーブンで焼け焦げ、失敗したスカルピーのように硬化したままどさりと屠れた。
存外な幸せだったことだろう。
女子高生に逝かせてもらえ、フィギュアにしてもらったのだから。
ただし、焦げ臭い失敗作だったが。
少女は振り返った。髪形も表情も今までと違う。眼鏡もない。
残った一匹を見つめる。
両手はバチバチと音をたて、閃光に包まれている。
生き物のように成長していくその青白い光球は見る見るうちに周囲を圧倒していく。
あたりの空気が一変した。
瘴気に満ちた大気が急速に浄化されていく。
オゾンが発生しているのだ。
プラズマである。
少女の体内部で生体リアクタが稼動、プラズマから発生するオゾンが反応し、瘴気をろ過分解してしているのだ。
女の子はなんでも出来る。
残ったキモオタは眼を見開いた。
「このまんこはッ!ぐふゥ。チャパツだにゃ!だましたにゃ〜!」
「だが、ボキもクサイ、キモイ、デブ、ハゲ、チビ、ホーケイ、ネクラ、パシリ、ヒキコモリ、えーとそれから・・・」
「とにかく、色々言われたイケメンだ。ロリあえず、まんこ舐めてやる!にょ?」
思考がメチャクチャである。予定していた犯罪行動もメチャクチャだから結果、その思考と行動に誤差は少ない。
「見よ〜。ボキのパワーを〜にょ?!」
キモオタは野生化していく過程で正気を失いながらも瘴気をコントロールする術を身につけていた。
そうでなければこの修羅の板では数日たりとも、キモオタが生き残る事は難しい。
再び、酸性の瘴気が盛り返した。
周辺にはペンペン草も存在していないのが救いである。オタ板生態系に被害は少ない。
もともと不毛地帯が99,9999パーセントとマイナス面はNASAの安全基準なみの板ではあるが。
顔面からアブラをにじませたキモオタには一計があった。
汗腺から瘴気を霧散させたあとの放屁である。
一昨日、軽い放屁で中堅コテ十数名を窒息させた。
それをこの瘴気のなかで放つとどうなるのか。
二種混合の気体である。壮絶な威力を発揮するに違いない。グフ。
攪拌するタイミングがうまくいけば反応次第でオタ住民皆殺しに出来るかも知れないにょ。
一種の気化爆弾を炸裂させるつもりなのだ。
残念ながらジュネーブ協定ガイドラインにはオタ板は適用除外と明記されていた。
混ぜるな危険、であった。
女子高生も負けてはいない。
汚染された大気を間断なく浄化させていくのだ。
少女の生体リアクタは両手から出力されるプラズマを更に高温、膨張させていく。
熱すぎる。よく生きてるもんだ。
キモオタ対女子高生の闘いは気化爆弾対プラズマ兵器の超現代戦の様相を帯びてきていた。
うんこと空気清浄機の闘いでもある。
「さて、ここで一発・・・!!」
キモオタはグフッ、と肛門を開放するため、括約筋を緩めようとした。
「にょ〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!」
「まんこ舐めるの忘れてるにょ〜〜〜〜!!」
突然、事の本義を思い出したのだ。「一発」という単語がイメージを喚起したらしい。
どのような状況でも関心のある事は思い出すものである。
「氏んでもまんこ舐めるにょ〜〜〜〜〜!!!!!!にょ〜〜〜〜〜〜〜!!」
少女に突っ込んでいく。見事なり。逝ってよし、である。
女子高生は容赦しなかった。
プラズマをキモオタに向ける。
「氏ね。氏ね。氏ね、バカ!キチガイ!!」
キモオタの勢いが衰える。
「さっきとイメージちがうにょ!」
「うっるせえー、黙って氏ね!!ゴミ!!」
「萌えないにょ!!!」
女子高生の罵倒に抗議する。
少女は構わず罵った。
「バカ、ヘンタイ、キモ、キチガイ!!!」そして、
「オタク!!!」
誰に電光舌禍を招く事になろうと関係ない。
「萌えないにょ〜〜〜!!」
それがキモオタの最期の言葉だった。
完全に燃え尽きていた。
「・・・墨になってるじゃない。ばかあほまぬけ」
しかし、少女のパラ・アラミド繊維の強化イチゴパンツにはくっきりとどす黒く、手形が残っていた。
キモオタの執念であった。
洗っても落ちないだろう。
もう、はけないよ、これじゃ。
少女は手早く支給品で予備のチタン-ニオブ合金の形状記憶うさぎパンツにはきかえた。
オーバーテクノロジーの逸品である。
女の子は秘密がいっぱいだった。
携帯が鳴った。
じたくからであった。
だが、居酒屋からである。なんだかわからん。
「今、とりなんこつとやっぱり鮭ときのこのホイル焼き食べてるんだけど。この鮭は嘘だね。サーモンだよ。うまいけど」
「・・・・」
「で、どう?任務務まりそう?」
プラズマ発電少女に自家発電男が尋ねた。
「・・・・・」
「カイちゃん?泣いてるの?どうした、なんかあったの?」「おねーさん、オニギリ追加ー。あ、それ、こっちくださーい!」
「・・・・・」
「とりあえず、いったん戻りなよ。みんないるから」
「・・・・パフェ、おごってくれますか?」
「あー、うん。みんな頷いてるよ。」「ああ、こりゃ、あぶねーな。はやく、おいでよ」
じたくは陽気に約束した。
オタ板カヴァーネーム「絵」
内閣「失われたおたくテクノロジー」調査委員会所属コードネーム、紫電の「改」
少女は涙を制服でぬぐう。
超強化改造女子高生に初めて微笑が浮かんだ。
「はい!・・・カイ、行きます!」
プラズマの少女が普通の女子高生に戻った瞬間だった。
ヒマオタ完全脳内妄想である。フィクションだ。実在するコテとはなんの関係もない。
私などが出していただけるなんて
もったいないす。ありがとうございます。
ルシのとこもおかしかった。シコを踏む、鏡のくだりなど。
鳥なんこつでなくて、鳥唐揚げが定番でっす。
こういうのって、書き込むとウザイって荒れそうだし、
書き込まないと、反応が薄いからって誰も書かなくなりそうだし、困るわん。
例え書き込んでなくてもちゃんと読んでるっすよー。最高だにゃん♪
取り敢えず、規則だから言っておくね。
くーどろあ、ウゼー。
「なんだとゴラ!もっぺんいってみ?!あぁ?」
「おう、なんぼでも言ってやる。このチンカスが!」
大賢者くーどろあが牛丼屋に着くとそこは戦場だった・・・。
オタ板には珍しい事ではない。
構わず注文をする。
「牛丼特盛ー。 お味噌汁もー。。。(w」
大賢者くーどろあの晩餐であった。
昼食をとるため、法院スレを出た後、なんのためにスレを後にしたのか忘れた大賢者はそのまま帰って寝てしまったのである。
眼を覚ますと時計の針は午後6時を指していた。
当然、空腹である。
自然と足は牛丼屋に向かった。
昼食に牛丼を食そうと考えた事はキレイサッパリ忘れていた。今を生きる好漢、くーどろあである。
大賢者の風格であった。
「はい、おまちー」
丼が置かれた。
箸を割るのももどかしい。手が震えている。
「どーしたんだろー。。。なぜ、こんなにオナカ、空くんでつかっ!(w」
オタ特有の独り言である。
くーどろあは忘れていたが、最後に食事をしたのは三日前であった。
(w、とかやってる場合ではない。
正直、大賢者には介護が必要かも知れない。問題行動がある。要介護度4。
「いただきマース。ウマー」
分泌した唾液を溢れ出さんばかりに、丼を抱え込んだその時である。
携帯が鳴った。
「くーどろあですっ!今忙しいですっ!話はあとー!!!」
「くーさま、緊急事態です」
聞き覚えのある声だ。
じたくからである。だが、やはり居酒屋からである。
緊急事態のわりには余裕で鳥唐揚げを食べているらしい。鳥軟骨揚げではない。店を間違えた。お詫びして訂正します。
「話はあとー!」
大賢者はべそをかいていた。ムゲに電話を切れないのが大賢者の大愛だった。
「オタク板には真の自由は存在しない。今こそ解放を!我々にオタ女を!!というスローガンが各スレに張られています」
うんざりである。
「話はあとー!」
「しかし、次々とクソスレが浮上してきます。例のage荒らしです」
またまた、うんざりである。
「好きにさせといてっ!もともとクソスレばかりなんだからー(w。」
くーどろあはそう笑いながらも、泣きながら箸を置いた。
職務優先である。
大賢者の風格であった。まったくもって、人物であるですたい。
「今、部下が調査してますが、おそらくセラオタ共和国軍かアニオタ革命軍、もしくはモームス愛国同盟、革おた協、それでなきゃ・・・エロゲーライオンズクラブ」
なぜみんな仲良くできないのカシラー(w。。。?
それに、なんだってオタはこんなに分派しているんだろー?ひょっとして板の人口より多いカモー。
くーどろあは気が遠くなりそうだった。空腹で。早く電話を終わらせたい。
それでも強靭な意思力を発揮して推理する。
「セラオタ共和国軍はぐんぐにると紛争中でつ!うちのアニオタ革命軍は、初めっからみんな玄人だったから反代々木系っ!萌えてない(w。モームス愛国同盟は少数だから除外!革おた協なんて有名無実!」
「エロゲーライオンズクラブは紳士の集まりー(w!」これには大賢者も入会していた。
「じゃ、どこが・・・?」
「我々にオタ女ヨコセー、だったらー(w。。。」くーどろあは続けた。
「名無し童貞解放戦線じゃないかしらー?。。(w」
名無し童貞解放戦線。
名称からして負け犬の集まりそうな臭そうな組織である。
組織の詳細は不明である。オタ板での規模は大きい。一人以上である。
不特定多数の、オタの出入りの激しいのが組織の特徴だ。
童貞だと言う事に関して一枚岩で固い。
ただし、女とヤッタ話題を持ち出さなければそれほど過激に、というようり過剰に反応しない穏健派が主体である。
そういえば、ルシから国際クソスレテロリスト自作自演コピペ荒らしの板潜伏可能性有りの連絡が来てたハズー。
そのヒトが名無し解放戦線に入るとなると・・・・マズー・・・。
くーどろあは愕然とした。
牛丼屋のカウンターから金髪をなびかせ、華麗に滑り落ちる。ブラウスからのぞく肌が痛々しい。
気を失っていた。
当然、原因は空腹以外の何者でもない。
地下アジトスレである。童貞君、万歳!スレ。
「くーどろあには7人の妹がいると言われている。通称セブンシスターズと言う側近中の側近だ。しかも!」
「全員が対等の、七つごちゃんの妹だ」
「萌えーーー!!」
「だが、騙されるな諸君!そいつらは全員、男である!!」
「萎えー!!!」
「全員が妹分を主張してお兄ちゃんとしてくーどろあを慕っている」
「萎えー、萎えー!!!」
まるで宗教団体である。
声を嗄らせ、狭い四畳半スレでアジっているリーダーのオタクは今年で54歳。
いわゆる、団塊の世代である。
家からコミケに行く時は必ず、喜寿を迎えた母親が弁当を作ってくれた。
ハゲた頭に汗の玉を光らせ、コミケ会場を縦横無尽に走り回る。
カメラを5台抱え、キモカメコとしても有名だった。
露出レイヤーなんかすぐ、お持ち帰り出来るぜ、と言うのが得意ゼリフである。
もちろん、彼がレイヤーどころか母親以外の女性と話しているのを見たものは一人もいない。
一番女に不自由しない世代にも関わらず、彼は女に乗り遅れたのだった。合掌。
通称、ハゲ。
銀縁の眼鏡を拭きつつ、そのリーダーの言葉に頷いているのは40歳。
ぽっちゃりとした白い、もち肌だ。
いわゆる新人類といわれた世代である。
一見クールに見えるが、すべてにおいてやる気がなく、デッドコピーが世代の特徴である。
宮崎勤、新潟の少女監禁事件の犯人、その他かなり大量に猟奇的な犯罪者を輩出した有名な世代でもある。
この世代のオタクは全員、犯罪者であると言っても過言ではない。
彼もまた御多分に洩れず、逮捕歴がある。「プチトマト」万引き容疑だが。
通称、ロリ。
そのそばでは四畳半スレの二畳以上を占める、パンパンに身体が張った男が腕組みをしていた。
タンクトップからハミ出した肉はかなりのボリュームがある。
ジーンズの縫い目は大きく広がって、今、どこから裂けはじめても不思議ではない。
もちろん汗だくである。この部屋の気温を一人で5度は上げている。
真夏にストーブのような迷惑な男である。
だが、肉に埋まった細い眼は鋭く、うっかりした事は言えない雰囲気である。
再放送世代でビデオ世代。
古いアニメ、特撮物、ドラマに、リアルで観た前述した2名より驚異的に詳しい。
年齢は30歳
通称、デブ。
そしてその暑苦しい連中の暑苦しい話をくわえタバコの男がニヤニヤしながら聞き流していた。
時折、軽く頷いているせいで脳天気なオタク連中は気づかない。
ごつごつとした手を頭の上に組み、押入れに寄りかかっている。
頭にはバンダナではなく、手ぬぐいを巻いている。
赤銅色の日焼けした肌のしわは深い。
年齢は20代にも見えるし、50代にも見える。
どう見てもコミケより、飯場が似合う。
謎である。
皆には山さんと呼ばれていた。
メンバー中では新人であった。
今回、オタ狩りスレ39で才能を発揮された文豪、( ´_ゝ`)y─┛かぜくもふーん ◆FUUN/JmUDY氏の「山さん」をモデルとしたキャラを登場させていただきます。
問題がある場合は荒らして下さい。w
ヒマオタ脳内妄想である。フィクションだ。
210 :
おたく、名無しさん?:03/09/11 00:01
すごい…くどろあの口調など 瓜二つ。
211 :
のぶ ◆/EhigVFiYY :03/09/11 05:12
中ボスやりたい
やりたい
>>211 あんたはあのまま月城としばらく進む予定だ。
更に進むと「厨ボス」の可能性がある。
当初の希望どおりにはしてるつもりだがな。
期待しないで待っててくれ。w
おつかれさま♪
何気に見てるんだよね。へへへ。
おもしろいから。
あずまんが大王
「ところでポチはどうしたんだ?今日の集会は重要な話があると伝えておいたのに」
聞いたことのない炭酸飲料で喉を潤したハゲが言った。
「電話に出ないんだよ、ハゲ。あいつ、ドコモ持ってるはずなのに」
デブが答えた。タメ口である。
「え、あのヒト携帯、持ってるんですか?そんなものどうするのですか?」
ロリが否定的な物言いで疑問を差し挟んだ。
心底、驚いていた。携帯電話など、彼らには必要ないはずだった。
ポチ、と言われたオタクは20歳、フリーターである。メンバーでは最も若い。
ランドセル背負わせると日本一と言われたのは、遊◎機械/全自動シアターの看板女優、高泉淳子である。
それに対してポチはリュック背負わせるとアキバ一という評判で、道行くオタ女が振り返った。
男性性には多少かけるが、気が優しく、ジャニーズ系の甘い顔はショタ好きな女の子に人気があった。
それは人気もあるだろう。
しごく当然である。
が、これは他のメンバーには、全く理解できない謎の現象にしか感じられなかった。
ポチがモテ、なぜ自分がモテナイのか、理由がサッパリわからない。
ポチのまわりにはなんらかの超常現象が生じていると考えていた。嫉妬すらしない。そんな事、思いもしなかった。
エスカレーターに乗って、鏡張りの側面に己が姿を映すたびにその不思議は増すばかりだった。
俺のほうがいい男なのになあ・・・。
お気楽極楽の極みであった。さすがオタクである。
ロリ、デブが、ポチの怠慢をハゲのリーダーシップ不足であると非難しはじめた。
ハゲがしどろもどろに弁解する。
ポチをメンバーにしたのはハゲであった。
知り合ったのがコミケで、童貞である事が皆に推薦した理由であった。
「安易すぎるんですよ、ハゲ、あなたは」
ロリが皮肉な口調で言った。物事否定させれば日本一!を自負していた。わけではない。
「あいつ、ナヨナヨしてるし。狩りにあってんじゃないの?」
デブが冷笑する。
それまで黙って話しを聞いていた山さんが突然、立ち上がった。
くわえたタバコの煙に顔をしかめながら押し入れを勢いよく開ける。
後ろ手に、ロープに縛られた、全裸の男女が転がり出てきた。
ポチと、三人と全く面識の無い、チャパツ女であった。
女の年齢は20歳くらいか。白い肌に点々とした火傷のあとが見られる。
小振りだが形の良い乳房が印象的だ。
山さんが二人の猿ぐつわを外す。
「うえっ、えっ、えっ、えっ」
「いきなり、何すんだよ、クソオヤジ!!」
咽び泣いているのがポチで、果敢に挑戦的な発言をしたのがチャパツ女であった。
山さんがポチの頬を平手で張る。
「痛い。うえっ、えっ、えっ、えっ」
突然の出来事にハゲ、ロリ、デブの三人は呆気にとられた。
「な!なんですか。山さん、どういうことですか?」ハゲが叫んだ。「おい、大丈夫か、ポチ?今、縄を解いてやる」
ロリとデブに命じる。
「こいつはよぉ。もう童貞じゃねーんだよぉ。悲しいけどよぉ。女とこのスレでヤッてやがった、裏切り者さぁ」
山さんがロリとデブの行動を片手で制止する。次いでタバコの火を空き缶でもみ消す。
「つらいが、ソーカツしなきゃなぁ」
総括、である。
1970年代の過激派、連合赤軍の最も大切な活動のひとつ。仲間のリンチを指す。
この名目で群馬県妙義山の山岳アジトなどで仲間である同志、14人を殺害して楽しんでいる。
ぐんぐにるのがいくらかマシである。ホントにホンのわずかだが。
山さんはポチに蓮華座に組ませる。
座禅を組ませたと考えればよい。
「なにすんだよ〜。止めろよ〜」
ポチは泣きながら、必死に抵抗する。
山さんは抵抗するポチの肛門に指を突き入れ、硬直した瞬間に一連の作業を終えていた。
慣れたモンである。
ポチは足を組まされた状態でうつぶせにされていた。
涙でグチャグチャな顔はスレの畳の跡を残し、女の方を向いている。
尻は高く突き上げられ、肛門が他の四人に丸見えだった。
「何をする気ですか!山さん!」ハゲは震えていた。「た、例え、何があろうと、ぼ、暴力は止めてください」
山さんはハゲの言葉を無視し、ニッカーズボンを降ろしてふんどしをほどき始めた。
既にイチモツははちきれんばかりに怒張している。網の目のような浮き出た血管がナマナマしい。
「今、天国に逝かせてやる。気持ちいいぞぉ。女なんか必要ないくらいになぁ。ん〜?」
歌うような口調である。
ぺっと唾を両手に吐き、イチモツに丹念に擦り込む。
「何しやがるんだ、この変態クソオヤジ!キチガイ!止めろ!」
チャパツ女が叫ぶ。
「今、おめぇの彼氏が逝くトコ見せてやるから。俺に抱かれて逝くトコなぁ・・」
山さんがニヤリと笑う。
「いくぞぉ〜。そらぁっ!」
亀頭が一気にポチの肛門に吸い込まれていく。まったく、手慣れたモンである。
山さんの活動が猖獗を極めたせいで、一時期アキバはガリ好きホモにとって格好のハッテンバと化したと言われている。
オタガリどころの騒ぎではない。
「ん〜?ほらぁ?どーだー、女なんか比べ物にならないだろうぉ?ん〜?」
山さんはゆっくり、しかしリズミカルに腰を動かしつつ、ポチの陰茎をしごき始める。
体位が座位に変わる。ポチの陰茎はチャパツ女の眼前にある。
「なぁ?いいだろう?女なんかにゃ、わかんねーよなぁ?男のスポットなんかよぉ〜?」
カリ周辺を指でなぞる。
「うえっ、えっ、えっ、えっ」
ポチは泣きじゃくるばかりである。それでも強制的に勃起させらたイチモツは濡れだしてきた。
限界だった。
せつな、チャパツ女は眼を瞑る。
ポチは山さんの機械的な手の動きにより遂に達せられたのだ。最後の一滴まで山さんはシゴキだす。
まるで秋鮭の白子を搾り出すかのようだ。容赦ありません。
飛沫がチャパツ女の顔に大量にかかる。顔射である。
精液は顔からその乳房までゆっくりと垂れ流れていく。
「さーて、じゃぁ、俺もイカせて貰おうかなぁ?ん〜?」
腰の動きが激しさを増した。山さんの顔が歪む。
ポチの充血し、腫れた肛門はおびただしく、出血し始める。ポチは激痛で気絶した。
「イクぞぉ、そらぁ、ん、ん、ん、ん〜ん〜んーーーー、マンダム・・・」
歳がバレるっすよ、山さん。
一戦終えた山さんは満足げにタバコをくわえた。
頭に巻いていた手ぬぐいでイチモツを丁寧に拭う。それを精液まみれのチャパツ女に放った。
「どうだぁ?男にヤラレて出した彼の精子の味は?格別だろう?ん〜?!」
睨みつけるチャパツ女を見て、山さんはニンマリと笑った。
「ああ、格別だよ。美味かったよ。もっと飲みてーくらいだよ、飲ませろよ!」チャパツ女が声を震わせた。
「なんだよ、もう終わりかよ。俺なんかいつも5回は逝かせてるよ。一回くらいで得意になるんじゃねーよ!!!」
チャパツ女は俺女でもあった。
「ほぉ、たいしたタマだな」
山さんはタバコをくわえ、笑った。「よく見りゃ、すげぇなぁ?ん〜?」
227 :
淫槍ぐんぐにる ◆MIHOsEVEpo :03/09/11 10:49
中ボスやりたい
やりたい
どきゅも散々だなw
>>227 あんた十分ボスクラスでしょうが。
チャパツ女の身体に点在する火傷のアトの事である。
俗に言う根性焼きのアトであった。山さんはチャパツ女の陰毛を探った。
「ドテまでやられてやがる」
「てめーに見せる、まんこなんてねーよ!!」
必死に蹴りを繰り出そうとする。
「わかった、わかった。も、いいぞぉ。彼氏連れてけよ」山さんはそこまで言うと
「あ、そうだ」と後ろを振り返った。
「せっかくのチャンスだ。お前らぁ、このコとやるかぁ?女の方?ん〜?」
ハゲ、ロリ、デブの三人の名無しは壁に並んでニヤニヤしているばかりだ。
返事が無い。ただのオタクのようだ。
三人の眼は空ろである。
余りの非現実的な光景を目の当たりにして対応しきれなくなった彼らの精神は、それぞれの脳内ワールドにテイクオフ。
高度1万4千メートルを飛行中だった。オタにはよくあることである。
この基本的な自己防衛術はたいがい子供の頃の退屈な授業中に身に付けられる。
その際のデフォルトのニヤニヤした表情がキモがられる理由のひとつでもあった。
「なんだ、なんだぁ〜?ん〜?どーしたぁ?ヤリマンじゃ駄目かぁ?」
「うるせっんだよッ!キチガイ!!」元気なのは彼女だけだった。
山さんは気絶したポチとチャパツ女を四畳半アジトスレから放り出した。
「さ、遊びはオシマイ。おまえらも出ていくんだ」
続けてニヤニヤ笑いの妄想モードで脳内作戦展開中の三人を優しく出口に導く。
「おまえらのおかげで潜入出来た上に格好のアジトが手に入ったんだものなぁ・・」
山さんはいとおしげに送り出す。「ありがとうよぉ」
スレを閉め切った山さんはおもむろにプログラムを立ち上げた。ニヤリと笑う。
「くーどろあ、ウゼー。」
オタ板全てのスレにその一文が追加されるのにはそう時間はかからなかった。
フィクションである。実在するコテとは何の関係もない。
初めて全部読んだ。ちゃっかりおいら出てるぢゃん★画面見ながら
にやにやしますた。オモレ(W
235 :
おたく、名無しさん?:03/09/11 15:30
おもしろいw
236 :
やまさん嫌い:03/09/11 17:20
デブやハゲなどはモデルいるのかな
237 :
淫槍ぐんぐにる ◆MIHOsEVEpo :03/09/11 18:08
手にした者のあらゆる希望を実現させると言う”神コップ”
「神コップ戦争」と呼ばれるこの儀式は、神コップによって選ばれた七人の魔術師が、
同じく神コップに選ばれた七騎の使い魔のいずれかと契約を結び、
命を賭して戦う壮絶なバトルロイヤルであった。
>>237 神コップ、噴出しそうになっちゃったよ。
>>237 いいネタだ。聖杯伝説みたいだ。あんた書けや。
僕も出せ。
山さんって…山崎渉?
<外伝>
200X年、ヒマな年、オタ板は未曾有の出来事に直面した。
この板の象徴たる最高権威で最高権力者で偉大なる領袖様で神様で大賢者様であらせられる、くーどろあ様が牛丼屋で倒れたのである。空腹で。
おりしも、板の各スレに「くーどろあ、うぜー」の一文が書き込まれた。
テロである。
新世紀オタ板教育改革法(通称BR法)第十条の理念に基ずく新法としてヒマ人によるテロリスム対策法である、新世紀テロ対策特別法が施行された。
「いいですかぁ〜、今日はちょっとヒマなオタクの皆さんに殺し合いをしてしてもらいます♪ん〜?」
山さんだった。本名、山崎。
「優勝者にはこの、コップですねぇ。神コップと言いますよぉ。これが授与されますよ〜ぉ♪」
オタク達はざわめく。
きゃーっ、と言う悲鳴が聞こえる。
だが、秋の新番組のアニメの話題でざわめいているだけだ。
話を全然聞いていないオタクもいる。悲鳴は打ち切りが決まった作品に対するものだった。
「このコップはぁ、不思議なコップでぇ、聖杯で〜す。つまりぃ〜」
「処女の聖水もぉ、幼女の聖水もぉ、尽きることなく、リクエストどおりです。声優さんのもぉ、同じです。ん〜?」
「思いのまま、飲み放題でぇ〜す」
あたりはシーンと静まりかえる。しーん。
山さんは続ける。
「エントリーしたい奴は前に出ろ」
原案、ぐんぐにる。
ヒマオタ脳内妄想だ。コテは出ていないがフィクションだ。
大冒険♪
えっちda
えっちda?
えっち 大好き あたしもしたい
の略ですかね。
僕も
>>195みたいな感じ。
えっちな台は逝ってよし
の略だったんですが・・・
私も
>>195みたいな感じ。
してもいー?
252 :
おたく、名無しさん?:03/09/13 23:33
>>253 ネタばらすなよ。
高卒エスパーとプラズマの少女はヤリあう。ナニ、ヤルのか知らんが。
オタ板の各マスコミに「くーどろあ、倒れる!」の第一報が入ったのは午後8時頃の事だ。
その頃、板のハゲタカ、いえ、トップ屋、綾小死は全速力で帰宅するところだった。
オタクの穴場情報!スレ、のデスクから依頼のあったルポ、<今、一番萌えているメイド喫茶、ランジェのこらんちゃん、お勧めメニュー!>の原稿を全力でファクスし、愛車の中古のカブにオリャ!と跨ったばかりであった。
断っておくが、ルポはソープ情報ではない。桃のパフェ情報である。
更に断っておくが、彼の愛車は決してブルーバードSSSターボではない。中古のカブである。
綾小死はカブのスロットルを全開にする。チューンしてないから、50キロしか出ないけど。
今宵はコスプレ雑誌の発売日まであと二日ァア。オリャ。
体のコンデションはすこぶる良い。
騒ぐ血を抑えるが一苦労だ。ハァハァ。
今ならたとえ、首を切り落とされ、心臓に杭を打たれても、発売日当日朝、本屋にならんで「これ下さい」を言うだろう。
そして、通報されるだろう。そして泣くだろう。そして暴れるだろう。そして、ママンが迎えにくるだろう。そしておまわりさんは困るだろう。そして。そして。
そう、そして、彼は萌え雑誌発売日が近づくと不死身になるオタクだった。
オタには珍しくない現象では、ある。一般的な学説では脳内不死身現象といわれる、奇現象だ。
彼らの一部は年がら年中脳内無敵モードである。
どんなに殴られ、蹴られ、便器に顔突っ込み、女子の前でパンツを下げられても、「俺がポイントでは一歩リードしている」と意味不明にニヤニヤしているはずだ。ニヤニヤ。
一体、どのポイントがリードしているのか、識者の意見を待ちたいところである。
真の絶望の淵からも笑みはこぼれると言うが、それとは全く別物である事を断っておくが、言うまでもない。
脳内、野生のウルフガイ、リアル、太った子鹿ちゃん一歳、まだまだ子供。
オタクとは、かくもはかない生き物であった。
そんなかわいくないか。
だが、綾小路は違う。
月に一度、自分が最も熱くなっている雑誌の発売日を挟んでの五日間、不死身であった。
完全な、オタク・ガイである。
かといって、ゾアントロピー、いわゆる獣人化を勝手に引き起こして、キモオタ化するわけではない。
彼の能力の特性は、この板で数少ない、ライカンスロープキラー、つまり、素手で獣人と渡り合え、逝かせる、不死性のオタクであることだ。
完全不死は五日間限り!どちら様もお忘れなきよう、という条件付きではあったが。
さて、今晩はどうしようか。綾小死はホットに思いを巡らせる。
巡らしたところで、不動のK点は毎度同じ、ホットなオナニーである。
カブに跨りながら、道行く女子中学生から、70歳男性(無職)まで幅広くオカズを仕込んでいく。
脳内ディスクは80ギガ。余裕があった。オリャ。
くーどれあ倒れる!の知らせを聞いて
走っていたわけじゃないのね。 それにしてもオモシろー
261 :
おたく、名無しさん?:03/09/15 00:52
面白いからちょっとあげてみるかね。
交差点の赤信号で綾小死は一人の、激しく同意、に釘付けになる。
おっぱい、ぼよん、ぼよんである。おしり、ゆさゆさである。
なぜ、赤信号にもかかわらず、各部を振って道路を駆け足横断してるかな。
メイド風であった。
大方、つり銭間違えたのであろう、アンミラの聖女である。
ありがたや。
先ほど、メイド喫茶のルポをファクスしたばかりでありながら、綾小死は必死に萌える。
ビジネスとプライベートは別である。オタク一匹、綾小死、プロであった。
いくぞッ!!!!!!!
脳内ディスプレイに焼き付け開始である。焼き付けには60秒必要です。
この能力はトップ屋として自然に身に付けたものであるが、いかんせん、日光写真なみの時間が必要なのが欠点であった。
携帯が鳴る。
とんだスクリーンセイバーだ。怒りの余り、頭が真っ白になる。
着メロは無法松の一生。漢、村田英雄である。なぜ、こんな着メロにしたのか記憶にない。昨日まで沢田研二だったのに。
もう少しだッたーッ!
綾小死は血涙を流しながら星空を見上げる。グッバイ、ハニー。
アンミラの聖女は霧の向こうにおしりを振りつつ、消えていった。
「はい、もしもし」
やる気ナッシングである。
「綾か?くーどろあのネタは聞いたか?」オタ板最大発行部数を誇る、「いちご新聞」のデスクだった。もちろん、サンリオいちご新聞とはなんの関係もありません。
「牛丼屋で倒れたらしい」
「はぁ」
もう、どうでもいい。帰って、ホモビデオでも観て寝よ。
「それを取材しろと」
「いや、それは別の奴にやらせてる」デスクは続けた。「お前に頼みたいのはその少し前の不思議な事件だ」
「?」いつもの事でしょ。だが、それをデスクが知らないわけはない。綾小死は言葉を飲み込んだ。
「いや、女子高生がキモオタ二匹、炭にした件だ」
綾小死は、ほぅ、と答える。もはや、生返事ではない。
信号が、青に変わった。
ヒマオタの脳内妄想であり、フィクションである。
実在する固定とは何も関係はない。全然。
随所にオタクネタが仕込まれており
とてもおもしろいです。
いつ自分が登場するのかドキドキしてま〜す♪
_,,..----――----、、..._
,, ";;;;;;;;;;;;;;;;;::::::;;;;;;::::;;;;;:::::::::::::::`、
,イ';;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;ヽ、
./;;;;;;;;;;;:;:::;;;_,.. --――--- 、 ;;;;;;;;;;;;;;;;;;}
{;;;;;;;;;;;,,/ \;;::;;;;;;;;}
{;;;;;::::/ ` 、:;;;;;;}
{;;;::/:: ,, _..、 ,i;;;;;}
|;;;|:: ''"""゙` ... ''"""゙゙` };;;}
iヽ|:: イ〔o゚〕>::: イ〔o゚〕> i;/、
| i:: ' :: ` |" |
i }:: ::j i |
i ,|:: ,( o _,o )、 | |
i、|:: ' _ j_ ヽ iJ
.|:: ←ー'_→ i
i:: :: ー ' :: ,i
{、 ::::.. :: ノ
〉、:::::: ` ー--― ' {
/ \::::: 、::::::::::........... ノi
面白いです。
小腹がすいたので吉野家へ行った。
客はペドラーだけ。だが、私と一緒に、月城と綾小死も入ってきた。
私は席についた。 そして、並を注文して食べていた。
前の席の月城と綾小死が、辛そうな顔をしてペドラーを見ている。
私はペドラーが嫌なだけと思っていた。
ペドラーも並と玉子を食べていた。が、何かがおかしい。
白身が口からダラリ出ている。……何度も、白身を口から出してはごはんに掛けて……。
と思っていたが……玉子の器が無い。
270 :
おたく、名無しさん?:03/09/15 14:22
うわーきもーい!白身ってえぇ!
文体ハードボイルドだね。生タマゴなのに。w
272 :
専守防衛@佐倉 ◆mbyQUrnKHE :03/09/15 21:28
>269
うんこかな?
273 :
おたく、名無しさん?:03/09/15 21:37
コテ何人いるんだ?
しかも、ペドラーからは時折、「カーッ」と聞こえる。
そう、紛れも無く、痰をメシに掛けながら食べていたのだった。
すると、悲壮な顔でペドラーの凶行を見ていた綾小死が、白目を剥いて「ぐわーっ」と
悲鳴を挙げた。
すぐさま、ホルスターの拳銃を抜き、月城と吉野家の店員を
射殺した。それはあまりに早過ぎる光景だった。
そして、綾小死も己の頭を撃ち抜いた……。
硝煙と血の臭いが漂う中、ペドラーは変わらず痰をぶっかけながら食っている。
私は金縛りのように動けなかった。だが、ペドラーは顔を上げて言った。
「ぼくのこの光景を見たら、みんなこんな運命になるんだよ」と。
あまりの恐怖に失禁している私がいた。悪臭のする湯気が立つ。
私は死ぬのか? 痰飯を食っているペドラーを見ただけで……
私は綾小死の屍から拳銃を奪い、撃鉄を倒して銃口をペドラーに向けた。
ペドラーは不敵に笑う。「痰飯、美味いよ……」
拳銃を握る手が震える。己を撃つべきなのか、それとも、ペドラーを……。
私の頭の中で二者択一が輪舞曲のように回り続ける。そして……
乾いた銃声が、吉野家の中に響いた。( ´,_ゝ`)
275 :
おたく、名無しさん?:03/09/15 22:48
>274
リング0バースディみたいだな。
276 :
おたく、名無しさん?:03/09/15 22:49
あっ、白身ってそっちか・・・違う方を考えてた。どっちにしろ気持ちわるー
驚天動地の報、くーどろあ、倒れる、とは全く無関係に板のどうでもいいスレをフラフラしているヒマなオタ二人組みがいた。
月城とのぶである。
最下層の自スレから、最上層の都会スレまでの道のりに、比較的安全なスレ街道を、月城は選んだ。
俗に言う、オタ板ロマンチック街道である。
オタ板では、全てのスレはくーどろあに続く、と言われているのであるが、有象無象のオタがひしめくオタ板である。パートナーが半パ獣人のみでは心もとない。
慎重の上にも慎重を期さねばならなった。月城達は女性が立てたと思われる、比較的やさしいスレタイを選びつつ、移動中だった。
月明かりのきれいな夜だ。道が明るい。
のぶはずいぶんと楽しそうだ。
くるくる踊りながら歩を進める。満月に獣人の血が騒ぐらしい。マトモに歩けや。
「どうやら道に迷ったみたいだ。」
月城が首をふる。こいつも使えないオタクである。
オタ板の下層スレでそのセリフは、ある意味絶望的な言葉だった。ややこしい事態を招くことは必定である。
月城はスレ脇の土をすくう。
そして舐めた。
「おしっこの匂いがする」
「げぇ〜、月城ぉお。おまえそんなの好きなのかぁあ?!」
「いや、好きも何もそう言う話じゃなくて」月城は説明しようとした。が、諦めた。
「うん。好きだよ」
「なぁーんだ。そうなんだぁ〜。言えば飲ませてあげたのにぃ。。♪」
「いや、結構・・・」
「嘘だよぉ〜ん♪。月城って真面目な顔に似合わず変態だねぇ〜♪」
一方的だった・・・。旅に出てから・・・何もかも。
月城はのぶと道中を共にして100歳は老けた気がした。
並みのオタクなら過労死しているだろう。
過労死である。業務上の問題である。一体、なんの業務なのか?労災認定は永遠に期待できそうにない。
どうしてだろう。
自分はどうして自スレでもない、こんな不毛地帯を歩いているのだろう。
自問を繰り返す。2億6千飛んで15回目である。
旅の仲間はまして、人ではない。脳天気な獣人である。
その上、「獣人やりたい!」とか言っておきながらすっかり忘れ、「中ボスやりたい。やりたい!」とかのたまう輩である。
キャラどうりの、ヒトデナシのオタクなのは判りきっていた。
獣人というより、じゆうじんである。
のぶは踊っていた。
月下ののぶは際立っている。輝いていた。美しい。オタクがみたらなんと言うだろうか。
だが、月城にはひとつの気配しかわからなった。ムカツク気配である。
再び、何度も繰り返した自問を繰り返す。2億6千飛んで16回目である。
まるで誰かに操られているようだ。
月城はオタ獣人に、のぶに下心があってついて来たわけではない。
この獣人を口説き落とすつもりは、毛頭どころか、ハゲていてもなかった。
月城の好みはもっと現実離れした、言うなれば成仏出来ないアニメ精霊と幽玄の世界で遊ぶ事である。生々しい獣人女は範中になかった。
不思議だ。なぜ僕はここに。
考えてみればこいつはこいつで好みのうるさいオタクである。
好き嫌い言わず、子供のうちは何でも食べましょう。
「漏いらぁ、大好きな人と明るく生きてくのが夢〜!♪。。。」続ける。「どんな時でもぉ、いつまでもぉ〜♪。。でも月城じゃないよぉ〜ん。クスクス。」
くるくると舞っている。
誰もそんな事、尋ねていないではないか。2ちゃん用語に、半角カナまで使いおって。
脱力した身体に熱いものが込み上げてくる。月城のコブシが震える。
無駄であった。
無駄無駄無駄、であった。判っている。そうだ、不毛な堂々めぐりは止そう。
月城は気持ちを切り替えた。
「ちょっと待って」
月城は立ち止まった。
カンテラをハイビームから変える。
インドオレンジレッドとクロミウムオキサイドグリーンを混色したようなヘンな色のカンテラが力強く明るくなる。
舌かみそうである。
あたりは真昼のような明るさを取り戻す。一人と一匹のシルエットを映し出した。強烈なカンテラバリーライトである。
「のぶは見えるものがあったら教えて。僕には判らないから」
月城は眼が悪い。全て気配である。感覚を研ぎ澄ます。
良いアタマもフル回転。
善悪の彼岸に達した、まるでじじいのような思考でアンブッシュ、待ち伏せの先読みをおこなう。
さすが、眼が悪いのにも関わらず、メコンデルタよりヌカる、下層スレで生き抜いたきたオタクである。
「漏いら、鼻もいいんだも〜ん♪ふふぅ〜ん♪」
ネコ耳に念仏である。
他人の話よりまず自分のカタリである。なんてオタクであろう。あ、いいのかオタだから。
やはり、魔導を是が非でも引っ張ってくるべきであった。
月城はつくづく後悔した。
数日前、のぶに失禁させられ、アワを吹かされた魔導はニコニコワンニャンホスピタリーに運び込まれていた。
その設備であるプールサイドで、チェアに腰かけトロピカルドリンクを飲んでいる魔導を説得する。
月城は必死であった。
「だから、俺は被雇用者として当然の権利を主張させてもらうぜ」
「いや、だから有給休暇はこの旅終わるまで待ってってお願いしてるだけじゃない」
「だからいつまでの旅なんだ?出張るのが長いと彼女の発情期が終わっちまうんだぜ?そこんとこ、よく考慮してくれよ」
魔導は最近、シャネルのかつてのスーパーモデル、イネスによく似たプードル犬と付き合っていた。
月城も知っている。
「だーかーらー、くーどろあのトコに行くまでだってばよ」
ダカラの戦いは唐突に月城の敗北に終わる。
「はあっ?あのお気楽半獣人とか?ヤキが回ったな」そして付け加える。「あんなのが仲間にいたら自スレ一歩出ただけでアボーン、だぜ」
反論の余地はなかった。
魔導の言葉が耳にこだまする。
「あはぁん?♪どうしたの〜ん。。突然立ち止まってぇ。。さては月光の下の漏れに欲情したなぁ〜。月城?うふぅ〜ん?♪」
あはん、うふんうるせーんだよ、その言葉をこらえる。月城はそれが出来るオタクだった。
「いや、異常はないようだね。急ごう、のぶ」
「あはぁん♪」
その時である。
足元から熱湯が噴出した。
いや、熱湯ではない。
熱小便である。
「しまった。ネカマの罠だ!」
月城が叫ぶ。
「ふぅ〜ん♪」
「僕はここをオタ板、谷間の百合、女性同士でアニメを語ろう!スレだと思っていたけど、やはりこのニオイは」
「なにかにゃん?」
「これは幼女の谷間、お兄ちゃん遊ぼ。徳江3歳。スレッドに棲む怪物の排泄物だ」
徳江3歳。情の濃そうな名前である。ウラ本のタイトルのようだ。
「お兄ちゃん、私と遊ぼ」
どこからか声がする。ネカマの残留思念か。
次々と噴出す高温の小水。幼女の小水なら価値はでるが、これはパチモノである。
ペド好きなら容易に嗅ぎわけるであろう。
器用にかわしながら、月城はネカマの護符をかざす。その護符が瞬時に色を変える。
糖とタンパクが出ている。なんらかの疾病の疑いがあるのだ。
中年デブオタのションベンであることは疑いようもない。
その時、別のネカマの声がする。断るまでもなく、このスレ、ネカマばかりである。
「こっちだよ」
月城は耳を貸さない。
「はやくしないと危ないよ。こっちへ」
誘導先は類似スレだ。いくつかリンクが張られている。
月城は躊躇した。ブラクラかも知れない。
眼前からまたションベンが噴出す。間欠泉のようだ。
「あぁ〜ん。月城ぉ〜。。。」
のぶの声だ。捨てていこうかしら。
いや。
月城は首を振る。
「のぶ、こっちだよ」
のぶの手を引っ張る。
「このリンク先へ飛び込もうと思う」
「ん」
のぶは素直にうなずく。
意を決して二人は飛び込む。
彼らを飲み込む闇は深く、まるで世界の全てを吸い込んでいくようであった。
脳内妄想だ。
実在のコテとはもちろん違うし、オタクのジョークでもあるし、フィクションである。
二度目の蛇足だが、みなさんに、ありがとうである。
おもろいです。月城さんがカコイイ(;´Д`)
(´ `)「おいお前。俺の名を言ってみろ」
名無し「はっ、夜様でございます」
(´ " `)「ヨルリンだろうがァァァ!!」
名無し「ば、ばわっ!!」
倒れたくーさんはそっちのけで
いろいろ違う方へ転がって行き、
しかもその場面も完結したんだかわかんないままだったり。
合いの手をいれると、その後すぐ出演させてくれるライブ感覚。
295 :
専守防衛@佐倉 ◆mbyQUrnKHE :03/09/16 23:43
会ったこともないペドラーなのに、なぜここまで気持ち悪いんだろうか・・・。
読んでる内にのぶに萌えてきちゃったじゃないかっ、馬鹿っ!
地下スレ地味スレにもくまなく目を通してないと
書けないネタもあり。
なんか、ちょっと、うれしい内容で、ありがとです♪
楽しかったです!!!
ようやく、規制が解除された。良かった。今回は軽かった。
どきゅもはためしに「死ね」を百連打する。
1秒足らずでカキコ終了。
ディスプレイには少し遅れて表示される。
驚異的なスピードである。と、いうより、はっきり異常である。
人間の神経伝達スピードは0.2秒と言われているのだ。
どきゅもの書き込みスピードは遥かにそれを凌駕している。
高卒エスパーの由来であった。
オタ板に降り立ったどきゅもは、急いで、「くーどろあお兄チャマのピンクの黄金宮殿」スレに向かう。
コテハンスレはオタ板では原則禁止だが、大賢者くーどろあは板への多大なる貢献により、特別に許されていた。
スレはもっぱら、くーどろあのセブンシスターズ、「七人の妹」が保守していた。
くーどろあが危篤だと言う。
一体、なにがあったのか。
普段はキモオタ避けの名無し迷彩を使用しつつ、神殿に向かうどきゅもだが、今日はそんな悠長な事を言っていられない。
出会うキモオタ全てを「死ね死ね死ね死ね」と全て叩き切る。女、ネカマ、厨房も容赦しない。
時間がないのだ。
キチガイゲームに付き合う時間はまったくなかった。
どきゅもは最近のオタには珍しく硬派であった。が、ために童貞である。理由はそれだけではないが。
弊衣破帽を旨とし、ゲーセンを闊歩していた。
当然、そんなバンカラは時代遅れである。
長ラン、短ラン、ボンタンが似合うのは宮下あきらの漫画で充分であった。てか、オタは読まない。例外はあるが。
そして、彼のオタ感性の特筆すべきところは、萌え主体の昨今のオタ事情の中、職人気質のオタであることであった。
出来る事は出来るし、出来ないことは出来ない。はっきり認識したいと思う。
変人である。
これではもてる訳がない。永遠の童貞である事をお気軽に保証したします。
だが、その哀しいリアリティは皮肉にも彼のタイピング能力を超人的なまでに高めた。
それは、自己イメージのブレを無くすための積極的な自己認識の不毛の努力、違った、不断の努力のタマモノだ。
オタに限らず、真のプロは己の限界と挑戦のせめぎあいの世界でいかにバランスをとるべきか、日夜、呻吟している。
自己の理想は抱いても、幻想は抱かない。だから、声高に彼は叫ぶ。
「死ねよ」と。「俺は童貞だ」と。
魂の叫びであった。
そして返ってくる、予想通りの大ブーイング。「エッチ、クタバレ、ドーテイ野郎」
天晴れ、どきゅも、大童貞の本懐であろう。
しかし、今日は妙な日だ。
どきゅもは思う。
早朝、規制がかかる前、いつものとおり、下層スレでどきゅもは一人稽古をしていた。
華麗に動く指先はオタ板屈指の「書く兵器」だった。めったな事で全力は出せない。
スレのひとつふたつは軽く吹っ飛ぶからである。
コピペ連張り、AA連張り、煽り、煽り返し、高速長文ログ流し、スレ分身、自作自演分身2人、5人、10人、20人、50人。
E難度の連発である。
そして、現在習得中のネカマ分身に移ろうとした時だ。
すぐそばのクソスレが凄さまじい轟音をたて燃え上がる。青白い閃光である。オタ板でこの光は未だ経験がない。アーク溶接の比ではない。
半分以上の自分の稽古ログが消し炭になる。・・・・死ねよ。
衝撃が去った後、どきゅもは警戒しつつ、となりのスレに忍び込む。
女子高生が立っていた。染めた髪に端正な顔立ち。その顔は蒼ざめていた。
どきゅもに気づいていない。
足元には、もはや、原型を留めていない二匹のキモオタの死骸がぶすぶすと燻っている。
だが、二匹はその屍からも、生きている時の姿を容易に想像出来るキモぶりだった。
完全に野生化している。人の形を保っていなかったはずだ。
うち一匹のキモオタをどきゅもは知っていた。連続婦女暴行事件の首謀者として主要なスレには回状がコピペされている。
15人のネカマとオカマっぽい口調の男を次々襲い、性奴を育成しようとした容疑だった。危険度Bのキモオタである。
被害にあった女性は一人もいないにも関わらず、婦女暴行事件なのはレイプされかかったネカマが自分は女だと主張し、負けじと、他の野郎も俺は俺女だと主張したためである。
あいかわらず、しょーもない連中であった。
・・・と、とりあえず、傷害事件なのは間違いはない。
オタ板の希少資源である、オタ女に注意を喚起するため事件は連続レイプ事件として扱われた。
大賢者の英断である。ちなみにネカマの在庫は豊富である。が、ため、現在間引き対象になっている。
なお、オタ板には建前男女平等は存在するが、本音は男性優位の板である。グフ。
女はヤル対象以外の何者でもない。グフグフ。
と、言いたいところだがそれは脳内のみ。
この板は、「抜け。このチンカス野郎が!」とばかり顔を晒して、スレのど真ん中押し通る美女コテばかり、でもあった。
殺伐とするわけである。
美しい。
どきゅもは少女を眼前に、ためらっていた。さすが童貞である。
やがて、茫然として立ちつくしていた少女は、突然なにを思ったか、パンツを脱ぎだした。
そして、ポケットから新たに取り出したパンツに履き替える。
健康的な太ももが制服のスカートからあらわになる。
ナマ臭いスレに美少女のナマ足である。眼が潰れそうである。
どきゅもは勃起した。
童貞には刺激が強すぎる。太公望のパオペイが勝手に発動しそうだ。
少女は携帯で連絡をとった後、ログアウトした。
どきゅもの前より消える。
後には、超レアアイテム、脱ぎたての女子高生のイチゴのパンツが残されていた。
欣喜雀躍という言葉はまさにこのためにあるようなものであった。
使用済みコンドームを雑居ビルの階段踊り場で見つけるのとは訳が違う。
どきゅもはパンツを眼前に、ためらわなかった。さすが童貞である。
おっ、話がつながった!!!
312 :
おたく、名無しさん?:03/09/18 00:16
真打登場!か?
どきゅもダセ―――――!!!!
なんか霜ネタ覆いねぇ
気になるのは、くーどろあのセブンシスターズとは誰か???
女子固定さんたち勢ぞろいってことでもないんだろうけど。
徳江3歳とか探しちゃったよ・・
>>316
うるせー水色花柄だーもーのー
おやすみんごー
さりげない小ネタも面白すぎます。
アヒャヒャヒャヒャハハハ(・∀・)
おもろ(w
マダマダ期待
321 :
おたく、名無しさん?:03/09/18 01:12
280 名前:くーどろあ ◆Kuuh1cmSSM 投稿日:03/09/17 21:08
のぶってホント馬鹿だなぁ。。
322 :
月城 ◆SchvrDcYC. :03/09/18 01:14
絵さんがキャラメルタウンで冒険する話を作ってあげてください(笑)
【7:12】病気の子供の泣き声で起床。まだ眠い。顔を洗う。顔が濡れて詩想が出ない。
歯はみがかない。俺には金がない。
【7:22】朝食のかわりに胃に水をつめる。腹が持たない。イヤになる。
「金策に行っておいで」母の言葉だ。うるさいんだよ。俺は物乞いじゃないただの歌人なんだよ。
「気を付けて!」うるせぇんだよこの妻が。
【7:35】ダルい金策出発。小島の磯ではちっちぇ蟹がたわむれている。泣き濡れるぞ。
【7:43】「助けて〜!」父が叫んでいる。俺にどうしろっていうんだよ。
【7:50】父救出。渋民村から石もて追われたらしい。うだつの上がらない俺だ。
【8:03】今日は曇りだ。気分が盛り上がらない。盛岡に帰りたい。
【8:46】母がため息をついている
【9:30】早朝金策終了。
【9:40】帰宅。
【9:45】お腹がすいた。腹に水を詰める。また腹が大きくなる。
【10:11】ローマ字で日記。病気の子供の泣き声でちょっといらつく。
【11:20】金田一京助 登場。
【11:22】「よ〜く来たな、金田一!」 相変わらず元気な奴だ。
「石川!お前の『一握の砂』はすばらしい」本当はどうでもいい。カネ早く貸せ。
【11:40】友がみな偉く見える。鬱だ。妻に花でも買いたいがカネがない。
【11:42】「砂山でも掘ってみるか」ピストルだ。タイミングが良すぎる。誰が埋めたんだ?
【11:43】「不来方のお城の草に寝転びて……」さようなら、つらい現実、こんにちは15歳の心。
金田一がおろおろしている。
【11:45】「われは知るテロリストのかなしき心を」かなり自暴自棄だ。
「働けど働けどなおわが生活…」この状況にはうんざりしている。
【11:49】金策終了。「楽にはならないよなあ」じっと手を見る。
【11:53】母が来た。「お母さん!戯れに背負ってあげよう!」軽すぎる。三歩と歩けねえ。うだつの上がらない俺だ。
【12:30】帰宅。留守中に子供が息を引き取っていた。妻が玩具を握り締めてこっちを見ている。
やりきれない。遊郭でも行くか。
↑オタクの大冒険じゃない。 お啄ではある。
女のパンツってこんなに小さいのか・・・。
童貞の偽らざる感想である。
素早く拾い上げた後は、当然、匂いをかぐ。これは武士のたしなみである
くんくんくんくんくん。
これで来世紀までオカズに困らない。顔がバラ色に輝く。
早くも、千年童貞を誓う、漢、どきゅもであった。
このように故事来歴の「早起きは三文の得」の真実を実感したどきゅもは安心立命してクソ板から落ちた。
二時間後、そのどきゅも様がおもむろに板に復帰を試みた際の、水をさす規制である。
人生何があるかあるかわからない。
まさに死ねよ、である。
オナニーしている場合じゃなかった。死ねよ。
いや、仕方あるまい。アレを手に入れて据え膳を食わない奴は童貞とは言えない、などと自分に言い訳をする。
常套句である。
果たして、据え膳と言う言葉が当てはまるのかは一般人の認識の甘さというもので、あのブツは間違いなく、据え膳である。
童貞オナニストはひとり、頷く。
あのブツは大切な、他人様の遺失物だ。本人に手渡さねばならない。漢の義務である。
それには肌身離さず持っているのが当たり前である。
少女の使用済みパンツは胸ポケットの中に折りたたまれて静かに眠っていた。
これがある限り俺は死なない。いや、死ねないと思う。色んな意味で。
まず、何としても、あの女子高生ともう一度無理やりにでも出会うのだ。
そしてまずこう切り出す。
「僕と付き合ってくれませんか?」
彼女はちょっと戸惑いながらも、笑顔を見せる。印象的な顔立ちだ。
「うん、私もあなたの事がずっと好きだったんだよ。スレを覗いてるのも判ってたんだけど・・・。ごめんなさい、もったいぶって」
平然と初対面のオタクの前でパンツをはきかえる少女の、素直に納得のいくセリフである。
「え、まさか」とか偽りの驚きを演出し、内心、次の展開に持ち込もうとめまぐるしく脳みそは回転する。
俺はイケてる男だぜ。
伝説的なセリフが根拠なく心を素通りしていく。すぐにヘタれる自信が蘇る。
話続けるべきだ。頑張れ、俺。死ぬな。
その後、なぜか話しているうちに、不思議な事に彼女も格ゲーが好きなことが判明する。
全自動的に二人はゲーセンに行き、どきゅもは彼女にコテンパンにやられ、有意義に過ごす。
「強いね」
「ううん。そうでもないよ」どきゅもを軽く30回ほどKO!した少女は、はにかんで首を振る。死ねよとか、血管が破裂しても言わない。
日曜日に釣りに行く事を約束してその日のデートを終える。
なぜか飯を食う間もなく、日曜日はすぐに来て、海釣りをボウズで楽しんだ後、再び、血管が破裂しそうなどきゅもに彼女はそっと囁く。
「今度の日曜日うちに遊びに来ない?なぜか、両親は出かけて、家には誰もいないの」
今度の日曜日もなぜかモノ凄いスピードで訪れ、彼女の部屋で、昼下がり、ベッドに腰かけている時、なぜか不自然に彼女のタンクトップの・・・。
まるで、後ろに「さて、この妄想に間違いはいくつあるでしょう?」と続きそうな出来の妄想である。
大きなお世話だ、死ねよ。
突然、鼻血が噴出した。とんでもない勢いである。あやうくキーボードがオシャカになるところであった。
抜きが甘かったのか。
童貞の妄想力は留まることを知らないから。
いいじゃないか。死ねよ。
などと、やってるうちに午後10時である。いつの間にか丸一日近く、口を半開きで過ごしていた。
いかん。
今日はくーどろあのところで円卓のオタク会議があるのだった。規制はもう解除されただろうか。
クソ板にアクセス。
そして。
「死ねよ」
絡んできた厨房が吹っ飛ぶ。
強烈な精神的ダメージだ。もう二度とオタ板には出入りしようと思わないだろう。
そして、この段階でで死ぬわけにいかないもう一つの理由とは。
わかってるさ。死ねよ。
硬派どきゅも、童貞どきゅもの猛々しい武名を持つ自分が、女の使用済みパンツを胸に、至福の笑顔でイチモツを勃起させて死んだとあっては後顧に憂いを残す。
ンな、カッコつけてる場合ではない。ようするにこのままくたばったら、ただの変態だということだ。それくらい童貞にもわかる。
「盗んだ女の使用済みパンツを胸にどきゅもここに眠る」墓碑銘にはこう刻まれるであろう。「彼は偉大なる童貞であると共に、偉大なる変質者であった、ダセー!(ゲラ」と。
野郎、アナザー一見の喜ぶ顔が眼に浮かぶようだ。あいつとはナシをつけねばならない。あの、パチモノ半角カナ野郎とは・・・。
「死ねよ」
「面白いスレない?」と尋ねた初心者が即死する。気の毒だが死ねよ。
恥ずかーしい大人にーあのー時、なったんだねー。生まれーてーこーなければ、ほんとーはよかったのにー。
脳内で中谷美紀の「砂の果実」がリフレインする。哀しいほど同じとこだけ。
絶対に死ぬわけにはいかなかった。
だから、叫ぶ。
死ねよ。
いつの間にか、くーどろあ危篤の件など、すっかりどきゅもの脳裏から消えていた。
脳内妄想である。フィクションである。
>>324 そちらの方がアドベンチャーだよな。w
どきゅもやっぱダセ―――――――!!!!
能力的には高いのにちっともカコヨク無いのが彼らしいわ♪
あとチョイ役サンキュ。
336 :
みんな主役になれる:03/09/19 23:20
素敵だ!
今、この板には自分だけの予感!
「このリンク先を辿っていくと、安全な場所に着くと思うよ」
声の主は月城達を安心させるかのように、ささやいた。「気をつけてね」
リンクの闇の中、月城は懸命に尋ねる。
「待って。君はいったい・・・」答えはなかった。。。。。ひみつだよ。
気が付くとあたりの気配は一変していた。
「あ〜。なんだぁ?ここぉ?」・・・またか。
「なんか、すげぇえ。。。」
のぶが感嘆した吐息をもらす。さすが獣人のぶにとっては、ラクショーの衝撃である。
凡夫の体力の及ぶトコロではない。月城は衝撃でズキズキする頭を振った。
ここはオタ板である。イカレていないトコロなど、どこにもないのだ。そんな基本も判らんのか。いや、わかるわけないか。
なんとか、カンテラをかざす。
人の気配はない。生ぬるい空気が淀んでいる。嘔吐しそうだ。
自スレに戻ったのか?月城は一瞬戸惑った。
それほど似ていたのだ。自分の下層スレに。嘔吐しそうなトコなど、まったくそっくりだ。
「なにか、見えるかい?」
「うん。へんなのぉ〜・・・」そしてあっさり付け加えた。「お城が見える」
城?
オタ板に城と言えば魔王城とくーどろあの居城しかない。
月城は首をひねった。
両方とも訪れた事がある。このような気配ではなかった。
夜明けが近いオタ板で、のぶが見たもの、それは城ではない。
巨大な城に見間違う、館であった。
オタ板でも一部から最も忌み嫌われ、その名を口にする事も憚れるほどの奇人、XXXX辺境伯の館であった。
彼を憎むものは伯爵の名をいいかげんな憎悪とヒマツブシで、こう呼んだ。
ウンコ!食えと。
XXXX伯爵@ガソリン式バイブ発案者の館である。なお、諸般の事情により、一部4文字言葉はNG設定、伏字にしております。
XXXX伯はガソリン式バイブの発案者である。巨万の富を脳内で築いた。
ガソリン式バイブとは従来工法の生コンクリートを型枠に打放す際使用される棒状の振動装置を、電動式ではなく、ガソリンエンジンで稼動させるという、画期的なものであった。
このやり方だと、鉄筋、鉄骨の破断がおきにくいという噂がまことしとやかに流れた。もちろん、情報発信元は言うまでもないXXXX伯である。
脳内で飛ぶように売れた。
巨万の富を脳内で築いたXXXX伯は、一文も持たずにカラ財布で安易に冒険に出かけた。認めたくないものだな。バカさ故の過ちというものは。
途中、クソスレ、グランバニアにようこそ!の出会い系サイトで出会った、天使君(確か)12歳あひゃひゃひゃと恋に落ちるXXXX伯。
二人はオフで即座に意気投合、その晩同衾した。
天使君(確か)12歳あひゃひゃひゃは両性具有である。神が祝福し、逝った瞬間、速攻で確実受精、妊娠、翌日早朝、XXXX伯が目覚める前に天使君(確か)12歳あひゃひゃひゃは出産した。
嫌なタイプであった。
いわゆる、地雷天使である。
が、すでにXXXX伯にはオタの額ほどの己の領土に、愛人フレイヤがいた。狐尻という蠱惑的なケツを持ついい雌である。
XXXX伯は彼女に「私には子供が出来た。しかも双子だ。正直、スマンカッター」と別れ話を切り出せず、ズルズルと青色申告のシーズンのたびに帰郷し、関係を続ける。
彼女の狐尻の魅力に勝てなかったのだ。しかも何度セックスしても妊娠しない。中出しいつでもOK!なのだ。
異種間でのセックスのそこがいいところであった。しかたあるまい。いや、んなこた、どーでもいいか。
その後、出産費用と双子の養育費がかさみ、また天使君(確か)12歳あひゃひゃひゃの産後の回復も思わしくなく、借金に追われ、生活苦に悩んだXXXX伯は一大決心、郷土の愛人フレイヤに送金を依頼する。
フレイヤの家はXXXX伯と並ぶ旧家で実体経済の財務状況はXXXX伯家を凌いでいたのだ。スクエアはまだヒゲの暴走が影を落としていなかった。
愛人フレイヤはXXXX伯の緊迫した口調から不吉なものを獣のカンで読み取り、胸騒ぎを抑えつつ、単身エニックスの首都グランバニアに向かった。
その安アパートで双子を背負い、天使君(確か)12歳あひゃひゃひゃの位牌に手を合わせ泣いているXXXX伯の姿に衝撃を受け、即座に牙を剥く、フレイヤ。
344 :
オタッキー殿様:03/09/20 21:42
佐倉をボコボコにしてくれ。
「その子供は誰の子なのよ!」
「いや、その、君の子供だ」
「私が産んだおぼえないのに、なんで?!なんで?!お金返してよ!!!!!!!!」
修羅場である。
話せば分かると犬養毅ばりに冷静を促すXXXX伯。しかし、気がつくと血まみれのナイフを握り、傍らに倒れ、エロティックな姿態で失神しているフレイヤに欲望を抑えきれない。
鬼畜XXXX伯の名に恥じず、思わず欲情、大出血している狐尻を抱え込もうとする。
その時天使君(確か)12歳あひゃひゃひゃの位牌にヒビが。
「今の私は正気ではない。許してくれ!」泣き叫ぶXXXX伯。
このように金銭トラブルと色恋からの刃傷沙汰と神界からの怒りに恐れをなしたXXXX伯は父が残した館にヒキコモリ、双子を育てつつ、独りオナニーにストイックに励んでいたのであった。
のぶが見た城と見まがう館は昭和の時代なら火宅の人、今なら御宅の人、XXXX伯@ガソリン式バイブ発案者、その人の禁断の館であった。
はー、長い。
i
|
∧
ノ..λ
/…λ
====、、
|.|IIII|.|l
/∴∴ヾ、
l,i,i,i,i,i,i,i,i,i,iili;,
_|I I I I I I_|;}、
| |γ⌒ヽ| |ll|
| |,.!、,__,ノ.| |ll|
i''i;;:::;;:::;;:::;i'il|'
=========、
| |'i'i'i'i'i'i'i'| |ll|
i i i i | |;|,|,|,|,|,|,| |ll|
ムi ムi ムi ムi iBBBBill|
I.Iム,__,I.Iム I.Iム,__.I.Iム | |'i'i'i'i'i'i'i'| |ll|
|l,|I/ i^i |l,|I| |l,|I/ i^i |l,|I| | |;|,|,|,|,|,|,| |ll|
|_,!__i山i.!_|l.| _ _ _|_,!__i山i.!_|l| ム iBBBBill|
| i"゙∩゙" i |/ || || | i"゙∩゙"i |l|i i i i_l_l_!__,___| |'i'i'i'i'i'i'i'| |ll|
| i__:;l」;:_,! |凸凸凸| i__;l」;:_,! |;;,|)))))|;||;;;;;;;;;;;| |;|,|,|,|,|,|,| |ll|
IB:冊:_B|BBBIB:冊:_B|-]]]]];||=∧=ロVVVV||i
| iVi : | iii iii iii..| iVi : | .|:|:|:|:|;||'~|;;| | | | | | :| |ll|
|_|V|__:_| lll lll lll..|_|V|__:_| .|:|:|:|:|;|| l」 |_| | | |_;| |ll|
349 :
おたく、名無しさん?:03/09/20 22:10
>348
AA荒らしかコイツ?
>349
物語には絵がなくちゃあ
351 :
民明書房刊 ◆MIHOsEVEpo :03/09/20 22:17
>350
だから想像力が乏しくなるんだよ。
アナザーの小童は、俺の手で仕留めねばならぬと心に誓った。
353 :
淫槍ぐんぐにる ◆MIHOsEVEpo :03/09/20 22:41
これがぐんぐにるのトリップのはず。
名前が長い人が一気に出てくると大変だぁ・・・
しまった。今、FFやったらフライヤだった。女神と間違えた。続きから変更します。
御寛恕ください。オタ失格だ。w
パパ、お話まだぁ?
昔、昔、専守防衛@佐倉というネカマがおってな。
毎晩、毎晩2ちゃんねるという村で「糞れす」というものを
しつづけてな、村人を困らせておったそうな。
その「糞れす」は村人には嫌われていたんじゃが
専守防衛@佐倉はたいそう気にいっててな、村人に好かれたいと思って
「age」「こぴぺ」というよこしまな技をつかって村人をさらに困らせたんじゃ。
そんな専守防衛@佐倉も、とうとうるしふぇるやくーどろあにさえ愛想を尽かされてしまっての
専守防衛@佐倉は回線を切って首をつって自らの命にとどめを刺したんじゃ。
昔、昔のお話じゃよ・・・。
>>357 もっと続き聞かせて呉。 ぐんぐんのコピペ話みたいでイイ。
最近、ぐんぐにるの香具師、ヲカ板から持って来てくれないなあ。
真っ赤な薔薇は あいつの唇 優しく抱きしめてくれとねだる
瞳の奥に獲物を映して 寂しく問いかける 愛のありか
男には自分の世界がある 例えるなら空を駆ける一筋の流れ星
孤独な笑みを夕陽にさらして 背中で泣いてる 男の美学
真珠の色はあいつの眼差し 遥かな幸せを夢に描く
痛める事を恐れる余りに 冷たく突き放す愛もあるさ
男には自分の世界がある 例えるなら風を払いあれ狂う稲光
都会の闇に体を溶かして 口笛吹いてる 男の美学
>>356 パパはオナニーで忙かった。ごめんよ、ボーイ。
>>357 昔、半村良の庄ノ内昔話を本気にしてたオタがいたな。
ここでやるとラストは皆、回線で首くくる暗示的なモノになりそうだな。w
「月城。なんか、音がすりゅ。。」
固く閉ざされた大きな門を前に、怯えている。のぶである。ネコ耳には何か聞こえるらしい。
「行こう。僕達にはいずれにしろ、休息が必要だ」月城が言った。「少し休ませてもらおう」
大門が開く。
まるでふたりの会話を聞いているかのようだ。実際、聞いていたんだが。
「入っていいという事だろうね」
月城は一歩踏み出した。
するとまた、扉が開き、ホテルのフロントのようなトコロに出た。というか、ホテルのフロントそのものであった。
しかし、無人である。
「空いている番号を押してください。当ホテルへようこそ」
月城のイイ頭はすぐ、状況を理解した。
よーするに、ここはラブホテルなのだ。いったいぜんたい、なんでラブホがこんなところに。利益が上がらないのではないのか。
などと、要らぬ心配をめぐらす。
案内された部屋に入ると、100畳ほどの部屋には10畳ほどの赤いベッドがやっぱりクリムゾンレッドのレースのカーテンに隠れていた。
枕は反対色である。悪夢にうなされそうだ。
なんてファンタスティックな部屋なんだろう。
だが、常人とは異なる感性の持ち主、月城はため息をついた。
「あ。」
気が付くと、のぶが勝手に冷蔵庫から、ドリンクを持ち出し飲んでいるではないか。ガチャガチャ、グビグビ音がする。しかも何本目かに手をつけている。
手持ちの金は少ねーんだぞ。こんなとこでガバガバ飲むなら、近所のコンビニで、と言おうと思ったが、やめた。
好きなだけ飲むといいよ、のぶ。
言われなくても好きなだけ飲んでいる。すでに数十本近くのビールと栄養ドリンク、ミニボトルのウイスキーが飲み尽くされているようだ。
なんて女、じゃなくて雌獣人だ。
遠慮という言葉には無縁の獣人であった。
月城は盗聴器、盗撮用ビデオ装置のありかをおおよそ見当をつけ、のぶに注意を促した。
しかし、獣人はすでに高イビキである。そんな機器には所詮、無縁な二人組であった。
部屋に荘厳な音楽が流れ出した。ニーベルンゲンの指輪。ワーグナー「ワルキューレの騎行」である。
ありがちな音楽である。が、ラブホテルでこの曲はいかがなものか。のぶは大音響にも起きだす気配は微塵もない。
天井のミラーボールが回転しだした。スポットライトが点灯する。
「月城〜、こちらに来たまえ〜。君がくるのはわかったいた〜」
変な声である。エフェクターで声を変えているらしい。
「ウソコ食えよ!」
「なに〜。貴様〜、専守防衛@佐倉か〜!わたしを愚弄することは許さんぞ〜」
伯爵が名指しした、専守防衛@佐倉とはその名前の冠に付く「専守防衛」とは異なり、自分から仕掛けるタイプのヒマ固定である。今はXXXX伯の追っかけでもあった。
その自動追尾ヒマ能力はいちじるしく向上していた。ヒマ過ぎである。
専守防衛@佐倉に限らず、XXXX伯には固定、名無し、ネカマ含め敵が多かった。
それは貴人である伯爵の趣味が、下賎な者共には理解し難い忌避すべきタブーに映ったからである。
つまり、幼児性愛と獣姦である。通報シマスタ
「冗談だよ。君の奇行や奇癖は遠く都や、僕の辺境スレにまで届いている。安心しなよ」
「ちょっと、むかついた。もう大学始まってるんだが、レナモン好き?月城は。レナモンに入れたい」
あいかわらずの狂人ぶりである。
「それより、君、姿をあらわしなよ。これでは落ち着かない」
「焼肉奢ってくれたらね」
伯爵は動物は食する事もお好きだった。
「まあ、いいや」
XXXX伯爵@ガソリン式バイブ発案者は姿をあらわした。
全身包帯まみれである。
普通のオタクなら後ずさりしたであろう。だが、月城は眼が不自由である。
まるで警戒していない。
ここにバイエルン狂王ルートヴッヒとワグナーとの出会いにも全く似ていない、狂人同士の邂逅が訪れた。
ゾンビと化したXXXX伯が増え始めて3時間と少しがたった・・・。
XXXX伯の繁殖力(?)は凄く、生きている正常な人間のちんちんに噛み付くことによって
仲間を増やしているようだ。
2時間前までは近所に住んでいる友達6人とバットなどの武器を所持しながら
安全な場所を探していたが今では6人いた仲間もオレを含めて3人になって
しまった。しかもその内の2人はもうXXXX伯にちんちんを噛まれゾンビに成り果てている。
もう1人はXXXX伯にウンコを・・・・。
当初は家の中に立て篭もるという話しがあったが家の中にXXXX伯が攻め
込んできたらそれこそ逃げ場が無いという事になるので”ある場所”を
目指して進むことにした。
そして今オレ達3人はある場所。ホームセンターの前に辿り着いた・・・・。
>>367 早く続き書け。w みんなズボンはいてんだろうな?!
>案内された部屋に入ると、100畳ほどの部屋には10畳ほどの赤いベッドがやっぱりクリムゾンレッドのレースのカーテンに隠れていた。
は、「やっぱり、真紅色のクリムゾンレッドの」です。
すいません。
ついでに言うまでもないことだと思い触れませんでしたが、語法や言い回し、誤字脱字が異常にあります。見てくれてる方は脳内で校正して下さい。
してくれてると思いますが。
申し訳ない。
ホームセンターの前に辿り着いた中路は、ライターを取り、そして、火を点けた。
ボッと言う音と共に、明かりが揺れる。
葉巻に火をつけた。
ライターを床に置き、改めて、パーカーの上に置いたものを見て、涙が出てきた。
腕時計を入れるのは、のぶが腕時計をなくしやすいと言う事で、ポケットの中に入れていた。
そして、のぶは、昔ガールスカウトだった、事をよく口にしていた、
だから、いつも、ナイフとバンソウをポケットに入れていた。
でも、今は、XXXX伯にウンコを食わされた場面が脳裏によぎった。
それは、温かい記憶を一瞬にして、凍てつく恐怖へと変えた。
一度首を振ったが、消えなかった。
だから、少年は、ゆっくりと、黒光りのする、棒に手を伸ばした。
のぶとルシフェルのクローゼットに棒が隠してある事は、知っていたが、
あそこに、逃げ込んだのは偶然だった。そして、偶然にも、その棒は、
少年の手にある。しかし、少年は、
その棒がなにかは知らなかった。
そう言えば、昨日の夜、のぶはいつもとは違っていた、ぴりぴりしていた。
なんか文章に乱れが・・
372 :
おたく、名無しさん?:03/09/22 23:03
「なんか、すごいバンテリンの匂い。筋肉痛?」
「ちょっと、豹にかじられてしまって。ケツ抱えようとしたら嫌がりやがった。バンテリンしかなかった」
「・・・・・」
「最近、その雄が雌に発情しやがって、俺にやさしくないんだよ」
雄が雌に発情するのは当たり前じゃないか。獣姦の上に鶏姦かい。月城は言葉を飲み込んだ。ヒドイ流れである。
「ところで、月城のツレの、そこで転がってる、あの獣人は雌だね。ぐあいはどう?」伯爵は泥酔している、のぶを見やった。
「いいとは言い難いね。飲んでばかりだから」
「なんだと!そうか・・・そんなに飲んでくれるのか・・・うらやましい」
「いい加減にやめて欲しいよ。こちらはもたないから」
「俺の相手の場合は飲ませようとしたらチンポ噛み切られるだろうな。まあ、それもいいか」感慨深げである。
話しは通じている。どこに通じているかは、もう、どうでも良かった。
「僕達は女の子の声に導かれて君の館に着いたわけだけど。半日ほど休ませて欲しい」
「ああ、あのケツ毛ボウボウのネカマ野郎だろ?料金はメニューどおりだよ。好きなだけ逗留するといい」
休憩6700円、御泊り12000円。辺境のラブホにしては高い。
「子供を育てなきゃならないし、慰謝料の支払いでなにかと物入りでね」
いかん。お金が足りない。まったくお話にならないほどだ。魔導に借りねばならない。月城は青ざめた。
ラブホで手持ちがないほどミジメな事はない。
月城は280円しか持っていなかった。
のぶをくーどろあのトコロまで送った帰りに、魔導に朗読してもらう、花とゆめを買う小銭しか用意していなかったのだ。
下層スレでは現金収入は限られ、物々交換が主流である。まるで、50年前の日本か、北朝鮮のようである。
どうしよう。
「カードは使えるよね?」
「JCBとVISAなら大丈夫」
月城は区の図書カードしか持っていなかった。なぜ、尋ねたんだろう。見栄を張っちゃった。オタクだからかな。
少し顔を赤らめる。
その時、かすかな衝動が月城を押し揺るがした。
「あ・・・」
「どうした?」
「あれは・・・?なにか・・・」
「ああ、あれは我、最愛の妻でもあり、双子の母でもある天使君(確か)12歳あひゃひゃひゃの肖像画だよ。大手同人作家に描かせたものだ」
壁には切り取られた一枚のスケブにごつい額装がなされ、飾られていた。
コピックのマーカーで殴り描かれている。
夫人の面影は、かつてジャンプで連載されていた、勝手にとんちんかんのヌケ作先生に似た際立った顔立ちをしている。
伯爵は語る。伯爵夫人がいかに素晴らしい天使であったかを。
その語りは、酔っぱらった雌獣人のいる、すえた百畳の不毛のラブホテルの一室に空しく響くばかり。
なんたって見えないんだから。絵画鑑賞は月城には無縁の世界だ。月城が指した場所はその下だったのである。
僕のコスモパワーが増大していく。月城は思った。
妄想開始である。
伯爵はそんな月城にかまわず、話を続ける。
月城の心はすでに上の空だった。この確信に満ちた力強さはなにか。
何かを感じる。・・・答。妄想。
黄金の聖衣。ゴールドクロスだ。
伝説の聖なる鎧であった。ただし、金メッキ、廉価版である。
心のそこから求めていたもの、それを、感じる。確信に変わっていた。・・・そろそろあぶないな。
黄金の聖衣は車田フリークの垂涎の的であった。
キモオタが放つ全ての体液を防ぐと言われていた。薬効はそれだけではない。
冷え性、肩こり、リュウマチ、生理痛、更年期障害、不定愁訴、出社拒否、季節ウツ病など、なんでも効くと言われている。
正露丸以上の力だ。ハレルヤ。
僕は欲望を抑えることができないだろうな。月城は思った。
ワーグナー、ワルキューレの騎行は佳境を迎えようとしていた。月城の奇行はここから始まりである。
「・・・で、死んだあと、冷たくなって、死斑が出はじめた頃、泣きやんだわたしは彼女と熱烈に愛し合ったんだ。彼女の骸が腐敗するまで」
さすが、ウガニクと同列でネットに名を残す、怪人物である。死姦もその守備範囲にはいっているらしい。
「絵の下にあるのは?」さりげなく、話題を振る。
伯爵は、ああ、と一息ついた。
「絵を梱包していた、ただの風呂敷さ。グランバニアからもどる時、アパートの大家がくれたんだ。」「なにぶん、急だったものでね。スケブ一冊しか持ち出せなかった」
「お願いがあります」慎重に月城は切り出した。「僕達、荷物を包むものが何もないんだ。あの風呂敷を譲ってもらえないだろうか、伯爵」
いくぶん、ためらいがちである。
「そんなもので良ければ、持っていくといい。いいとも。進呈するよ」
伯爵は快諾する。鷹揚なものである。さすが落ちぶれたとはいえ、貴族であった。
月城はいそいそと金色の風呂敷を手に取ると、ショールのように肩にかけた。ぽかぽかする。
「ときに、君」伯爵が緊張した面持ちで月城を見つめる。
「なに?」
「あの雌の獣人のことなんだが。・・・一発やらせてくれないだろうかね?」
「え?!」
「最近、そっち方面に余りにご無沙汰でね。豹と営みを試みるとこの有様だし。このままだと、子供に手を出しそうな自分がコワイ」
考えられない話ではない。やりそうである。いや、必ずやるだろう。
「のぶに聞いてみるといいよ。彼女の合意の上なら僕はかまわないよ」月城はそれどころではない。
「君のツレだから、てっきりそういう関係だと思っていた。それは杞憂であったか。では、さっそく」
伯爵は包帯を解きはじめた。行動が早い。
体中ぐるぐる巻きの包帯は、段々血の色を帯びてくる。まだ、出血が収まっていないのだ。
この状態なら、まず、怪我を完治させるのがふつうだろうに。生々しい、血とバンテリンの匂いに月城は首をふった。
でも首筋があたたかい。やっぱり、ゴールドクロスはいいや。
伯爵は今生きているのが奇跡といっていいほどの大怪我を負っていた。
その身体は肉が各所で削り落とされ、噛み切られ、何ヶ所も骨が剥き出しである。
まるで食べやすくした完全栄養食の見本である。
このままライオンに夜這いをかけたら、まったくもって好評なよいエサになるであろう。給餌員は大助かりである。
伯爵は大の字で寝転がり、酒臭いゲップをしているのぶに重なった。よいしょ。伯爵の血飛沫がのぶの体毛に降りかかる。
「のぶとは合意の上だよ。それじゃ約束が違うじゃないか」
「終わった後、合意することにした。同じだからね」
どう、同じなのか。いわゆるオタの屁理屈である。
のぶがゲップをくり返す。
「よし。穴はどこだ?ここらか。そうだな、たぶん。獣人とやるのは初めてだからな、うむ」
ぶつぶつ言っている。伯爵はまだ人類童貞であった。狐、犬、猫、天使、デジモンに次いでの獣人である。
「ちょっと、あんまり乱暴にすると」
「なに、すぐ快楽の海で溺れさせてやるさ。見てるがいい」
いや、君の傷に障るよと言いたかったんだけど。月城は言葉を再び飲み込んだ。言う必要があることでも飲み込むオタクであった。
のぶが寝返りをうった。
あっ、という間に伯爵は吹き飛んだ。壁からぐしゃっ、と音がする。
猛獣とのセックスよりも獣人とのセックスの方が命がけである。
伯爵は吐血しながら立ち上がった。すごいガッツである。
「くそ。アバラが内臓に刺さったかな?まあ、いいや。・・・あああっ!」
「どうしたの?」
「チンポが折れてやがる。畜生!・・まあ、いいや」
月城も色々オタクとの出会いがあったが、ここまでテイク・イット・イージー、お気楽なオタクは久しぶりだった。
自分を棚上げして思う。通り越してる。クレイジーである。貴族とはこういうものなのか。ゴールドクロスをにぎる手が汗ばんできた。
383 :
おたく、名無しさん?:03/09/23 17:01
218 名前:(゚д゚)ウマー ◆UMAAgzjryk [sage] 投稿日:03/09/22 03:15 ID:???
(゚д゚)ウマーの考えた変態度数
1000:快楽殺人
900:死姦
600:獣姦
500:ショタペドフィリア
400:近親相姦
300:幼児趣味
200:食糞
30:飲尿
5:SM
1:同性愛
0.01:剃毛←★ココ★
384 :
のぶ ◆/EhigVFiYY :03/09/23 17:36
おいらつぇえ
385 :
おたく、名無しさん?:03/09/23 17:59
218 名前:(゚д゚)ウマー ◆UMAAgzjryk [sage] 投稿日:03/09/22 03:15 ID:???
(゚д゚)ウマーの考えた変態度数
1000:快楽殺人 ぐんぐにる
900:死姦
600:獣姦 ペドラー
500:ショタペドフィリア 佐倉
400:近親相姦
300:幼児趣味
200:食糞 ペドラー
30:飲尿 ペドラー
5:SM
1:同性愛 ペドラー
0.01:剃毛←★ココ★
ペドラー、戦闘力831ですか。
386 :
おたく、名無しさん?:03/09/23 23:09
218 名前:(゚д゚)ウマー ◆UMAAgzjryk [sage] 投稿日:03/09/22 03:15 ID:???
(゚д゚)ウマーの考えた変態度数
1000:快楽殺人 ぐんぐにる
900:死姦 死人
600:獣姦 ペドラー
500:ショタペドフィリア 佐倉 ペドラー ルシフェル くーどろあ
400:近親相姦 惡代官
300:幼児趣味 西園寺 美剣 親衛隊長
200:食糞 ペドラー (・∀・)ウンコ!!
30:飲尿 ペドラー
5:SM のぶ
1:同性愛 ペドラー 綾小死 枯野間貞人
0.01:剃毛 石毛利昭
ペドラー、戦闘力831ですか。
387 :
おたく、名無しさん?:03/09/23 23:11
600:獣姦 ペドラー 死人
500:ショタペドフィリア 佐倉 ペドラー ルシフェル くーどろあ 四月22日
1:同性愛 ペドラー 綾小死 枯野間貞人 四月22日
388 :
おたく、名無しさん?:03/09/23 23:12
ペドラー、戦闘力1331ですか。
死人は1500かよ
390 :
おたく、名無しさん?:03/09/24 00:05
391 :
おたく、名無しさん?:03/09/24 19:45
のぶはいよいよ酒が回って苦しくなってきたのか、嘔吐し始めた。ジタバタ、転がり回る。
伯爵は歓喜の笑みを浮かべた。血が口から垂れている。凄惨である。
「すばらしい。獣人の寝ゲロか。いただこう」吐瀉物に歩み寄る。血がボタボタ落ちる。
「ずいぶんいい物、食ってるな。オマール海老にトリュフか。これは精力が付きそうだ」
「ふむ。雌の胃酸、これは美味だ。ドムペリに勝る、雌獣人の発砲酒って奴だな」
心配するんじゃなかった。
間違ってあげてしまった。w 失礼する。
393 :
おたく、名無しさん?:03/09/24 19:56
月城は妄想を中断したまま、思う。
しかし、のぶはいつそんな物を胃袋におさめたのだろう。旅に出てから僕は水しか飲んでいないのに。
これだから女の子は信用できないよ。獣人だけどな。
だが、月城の矛盾した感情は、それでいいのだとも思っている。
だからみんな、女の子といると楽しいんだろうな。僕ら男の子には、女の子はかなりムカツク相手ではあるのだけど。
ため息をつく。
いいさ。僕は脳内で自分ひとりを選んだんだ。
それに黄金の聖衣を手に入れたしね。最近じゃ、放射能まみれのスリーマイル島でも平気らしいし。へへ。
萌え上がれ!僕のコスモ! 妄想再開のお時間です。
飲みすぎで寝ゲロにのたうち回る獣人と、瀕死の重傷にもかかわらず、その寝ゲロに執着し、這いつくばる全裸の血まみれ男のそばで、月城はみなぎる妄想に、ポーズをとる。
「ライトニング・ボルト!!!!!!!!!!!!!!!」
脳内秒速一億発の拳がくじら座タウ・ケチに向けて炸裂する。異星人も気の毒である。爆発的な妄想だ。かなり、重症であろう。要入院。
どさっ。・・・あれ?
伯爵が倒れたのだ。咳き込んでいる。月城はポージングを止め、駆け寄った。正気に返ったということか。めずらしい。
「もうだめだ。月城・・・」
「伯爵、気をしっかり」傷は浅いぞ。・・・駄目駄目なウソだ。月城は言葉につまった。
「もう食えないよ。残りはタッパーに移して冷蔵庫にしまっておいてくれ。そうだ、ラップするのを忘れずにな」
やっぱりか。
そして、その言葉から、月城はここが商売の勘所だとひらめいた。
「待ってよ。のぶの吐瀉物は僕らの大切な商品なんだよ。それを君はほとんど食べてしまった」
「わかっているとも。精算は後でする。今はただ眠い・・・よ」
気を失ってしまった・・・・。おやすみ、伯爵。
翌朝、月城が眼を覚ますと、伯爵の姿はなかった。元気なモンである。さすが貴族だ。
手紙があった。
月城へ
すまない。現在のわたしには恥ずかしい話なのだが、手持ちの金が余りに少ない。これからフライヤに借金を申し込むつもりだが、貸してくれるかどうかわからない。
君も承知しているだろうが、女はやっかいな生き物だからね。まだ恨んでいるかもしれないんだよ。
でも、君たちへの債務は必ず弁済するつもりだ。
ついては冷蔵庫の中身のモノは絶対に、引き上げないで欲しい。こちらは支払う意思があるわけだから当然だと思う。
また、追加で頼みたいのだが、雌獣人の尿を少しわけてくれないだろうか?もちろん、代金は近いうちに必ず支払うよ。
で、わたしが欲しい雌獣人の尿の状態は生理日、二日目の朝一番の尿で、前日、必ず海洋深層水を・・・。
月城は書き置きをたたんだ。
398 :
おたく、名無しさん?:03/09/24 19:59
「あたま、痛いぃよぉ、月城ぉ・・・」
「飲みすぎたんだから、当たり前」
ようやく眼をさましたのぶに笑顔を見せる。室内に寝ゲロと血痕の痕跡はない。月城が拭き取ったのである。
「そろそろ出発しよう」
「うん。・・・あれ、月城、いいショールだねぇ。いいなぁ。おいらも欲しいなぁ」
「これを獣人がすると、牙と爪が抜けると言う話だよ」
「えぇ〜。そうなのかぁ?!ちえぇっ。いいなぁ、月城はぁ」
「さ、ここから一番近いリンクを探そう」
月城は戸口に立った。門は開放されていた。
オタ板の太陽はすでに高い。どこからか吹くオタ風に月城のゴールドクロスが微かにたなびいた。
脳内妄想である。いつもと同じ、フィクションである。
401 :
おたく、名無しさん?:03/09/24 20:02
プリペイド携帯電話 身分証明書不要!
写メール、Eメール可能のプリペもあります
待ち受け専用なら維持費が月1000円のみ
匿名配送、局留め、ヤマト営業所留め可能
都内なら手渡しもOK
番号から身元がバレることがありません
オフ会、出会い系、ストーカー対策に最適
T010,T09,T08,SH010,SH09,SA05,D08等J-PHONE
最新機種の在庫も豊富
DoCoMo、au、TU-KAも販売しております
業界随一の格安販売!
まずはHPをご覧ください
http://www.p-keitai.jp/ 安価な中古品は、
http://www.p-keitai.jp/used/
広告ばっかだから、たまには書き込んでおこうー。
お元気ですか?いつも大変たのしく妄想を拝見させていただいております。
最近は気温の変化も激しく、体調を崩しやすい季節なので注意してくださいね。
であであ、これからもひっそりと応援させていただきます。
マッタリとがんばてくださいませ。
ガムバレ
「城外にハンニバルあり」
この言葉で古代ローマの泣いている子供達はみな緊張で泣き止み、若者はカンネーの戦いの屈辱に身を震わせたと言う。
「スレ外にぐんぐにるあり」
この言葉でオタ板の大きいお友達はリンク先をクリックする際、グロか?と緊張で顔をこわばらせ、セラオタはワカンネー戦いに巻き込まれた屈辱に身を震わせたと言う。
淫槍ぐんぐにる。
いずれにしろ、物騒な固定である。看護腐。いや、今は看護士というのだった。と、言い張っている。
オタ板の腐長である。
インターネットが普及するはるか以前に、妖怪マンガの大家水木しげるは死体写真を一億枚所有していたと言う。
当時は死体写真を集める事は至難であった。現在はネットでたやすく手に入る。隔世の感である。
淫槍ぐんぐにるである。
かつてはぐんぐにるメヂカルセンター、別名「淫槍館」という腐臭漂うクソスレの女主人であった。
彼女の腐の暗黒面に屈した数名の者達にかしずかれ、保守運営していたのである。
しかし、オタ板の法整備が進み、赤線状態の魔窟「淫槍館」に司直の手が入ったため、街角のタチンボ並みのやる気のなさで淫槍館は崩壊していった。
また、彼女自身、グロ啓蒙活動は一応の成果を見たと判断したのであろう。
今はただの善良なグロ好きなライダーオタ固定として安定したグロをボランティア供給している。
大賢者、危篤の報はもちろん、ぐんぐにるの耳にも入っている。
乗っ取った自スレで舌なめずり、オナニーしながら待機していた。死なないかな、早く。
好き勝手にやりたいほーだいの淫槍ぐんぐにるではあったが、くーどろあのスレを荒らすわけにはいかなかった。
大賢者の刺客、妄想旅団を派遣される恐れがあったからである。
妄想旅団。
この刺客グループはありとあらゆるところで大賢者くーどろあと敵対する者を魔人、ヒマ人問わず暗殺して回っていた。本当にヒマである。
オタ板から消えた固定、名無し、数知れず、の理由はこういうわけだった。
その苛烈さは、黒い九月、「ブラックセプテンバー」に報復したモサドの比ではなかった。至るところで暗殺が実行された。
アニメイトスレのトイレ覗き中に。偽装パテプラスチック爆弾によるガンプラ改造中に。そしてオナニー中に。
オタ板の名勝、くーどろあのピンクの黄金宮殿スレの裏地は巨大な墓地スレである。
無数の墓碑銘は現在の板住民の数より多いと言われている。オタ板住人の誰もが知っている、公然の秘密であった。
「ぐんぐん、今日はどうするんだい?」
ヒマそうなオタクが腐長に気安く声をかけた。命知らずかアホである。
ぐんぐにるを「ぐんぐん」などと気安く呼ぶ固定は数少ない。SF板の真性オタ(本人否定中)、まつろわぬ民、馴れ合い「ヒ」サンカの火祭などのフリー固定、もしくはかなり怪しい名無ししかいない。
余談になるが、サンカは山の民である。彼らの生態は昭和20年代に歴史から消えた。市井の人となったと言われている。
「ヒ」サンカはヒマの民である。彼らの生態は昭和60年代後半の宮崎事件により、歴史から消えた。そこらにいると思われる。危険です。
博覧強記がウリである。当然、錯乱狂気もウリである。
死体解剖、剥製製作中、ついでにオナニー中のぐんぐにるは上気した表情で振り返った。
彼女の後ろには白衣姿の男が立っていた。
医師のようにも見える。茫漠とした表情であった。簡単にいうとウスボンヤリである。
くいにげであった。死ねよ、くいにげ。
くーどろあ、うぜー。ウソコ、食え。などより、更に最上級の名誉ある煽り文句を、ヒマな名無しより頂戴している固定である。失踪中であった。
彼はぐんぐにるの食客となっていた。魂を腐の世界に売り渡したのである。嗚呼。
また、ぐんぐにるに殺され、イチモツをきりとられたはずの中路は予想通り蘇り、宦官としてぐんぐにるに仕えていた。ヒールの踏み込みが、もう一踏み足りなかったのかもしれない。
「解体するよ」
宣言されたくいにげは青ざめる。
「冗談でごぜーやす、へい。ご飯の時間でごぜーます、ぐんぐにるさん」
プレハブ淫槍館の魔界医師メフィストだと思われた男は、単なる、ぐんぐにるの賄い師メシストになっていたのであった。
妄想である。どんなあぶない内容でもそうである。刺客を派遣しないように。w
>彼らの生態は昭和60年代後半の宮崎事件により、歴史から消えた。
昭和60年代前半である。w
>>402 ボキはまだ4歳だ。
>>403 良く振舞ったという事はそれだけで価値がある。という英国のコトワザがある。w
>404
ある意味ハンニバルだろ。レクターの。
ところでニャルラトテップて萌えキャラ? 萌えキャラ? 語感からして萌えキャラ?
語尾が「〜ニャルラ」? あう〜、ご主人様また失敗しちゃったニャルラ。
ファックオフこのドジッ子メイドめ教育したる恐るべき教育したる人知を超えた教育したる。
そこに直れ後ろを向け尻を上げろ心持ち上げろキュッと上げろ。テェーッ。
ぬぞぷり(人知を超えた擬音)。あう〜、だめニャルラ〜。ぶぷりぐずる(人知を超えた擬音)。
びゅるっ(その辺の書物でよく見る擬音).
はぁはぁ。また、またやってしまった。俺はッ。俺はッ。うう、ダメな主人を許してくれ…。
ふきふき(何処となくエロティックな擬音)。
ご主人様そんなに悲しまないで。ニャルラトテップはご主人様の為だけに
この世に存在しているのニャルラ…。さ、夕食の時間ニャルラ。今日はタニシの丸焼きニャルラ。
フフ、お前の料理だけは未だに慣れないよ。そんな心温まるストーリー。
クトゥルー神話みたいだなと思ったら、クトゥルー神話じゃねーか。w
いよいよくいにげさんが!今年度オタク板流行語大賞を狙っていると噂の。
なぜ俺はここにいるんですか?
確か、誰かも似たような疑問を感じていたかも、である。オタは皆そう思うのが常である。
地下鉄駅ですれ違いザマ、早口で「気持ち悪い。www」と女子高生に言われたとき。コミケで楽しく過ごし、安アパートの自室で母からの留守電を聞くとき。
会社のコンパで一人、取り残された時。クラスで修学旅行の班分けする時なぜか余る自分に。
だが、長生きしたければ、オタクは余計な事は考えるものではない。そうすれば、楽しく脳内で一生を過ごせるのだ。
それでもなお、一度死んだオタクは別である。中路は一度死んでいた。当然というべき疑問であろう。
中路は不条理な扱い方をされている、自分の立場に憤りを感じていた。
誰かが冗談で書き込んだ、
「へのツッパリはいらんですよ」
その一文のみでぐんぐにるに踏み殺され、イチモツをまるで羊が去勢されるかのように食いちぎられたのだ。
しかも、固定で最初の犠牲者である。たいした活躍もせず、あっさりと見せ場もなく、ゴロサレテしまった。
スレの1でもないヒマ人のオタクの脳内妄想の最初の犠牲者だ。ヒマツブシに殺されたのだ。行き当たりばったりに。
これが不条理でなくてなんであろう。
恨んでやる。
「許せんですよ」
宦官中路は首を振った。
「オタにアタマはいらないですよ。偉い人にはそれが判っておらんのです」
思考出来るおのれの知性が煩わしい。
同意である。宦官にチンポはいらない。偉くない人にもそれは判る。
看護腐詰所。現ナースセンターである。
「ウオオオオオオオオオオオオオオオオオオオッ!!!!!!!あっ、あん、あん。うおりゃあっ!!ハァハァ」
ぐんぐにるは絶頂を迎えていた。
オナニーは一日10回まで。またその禁を冒してしまった。
すでに100回目である。起きてからずっと快感曲線を描いて過ごしていた。もうやめなきゃ。
思うだけはただである。やめるつもりは毛頭なかった。
「ニャルラトテップ、どこ?」
「ここにいるニャルラ〜」
中路である。去勢されたオタに恥の概念は無縁であった。
「どうしたニャルラ?」
「ニャルラ、座布団にまた粗相した?そこになおれ。そしてお尻をあげて」
「ニャルラ〜・・・」
も一度、死んだ方がマシである。もう、ナニをしているのか、俺は。誰か、俺の棺桶に釘を打ってくれ。ニャルラ。
中路は腐長の言うがまま、臀部を差し出した。
ぶぷりぐずる(人知を超えた擬音)、びゅるっ(その辺の書物でよく見る擬音)。
ぐんぐにるは中路の肛門から何かを引き出す。
キュウリである。
「この漬け物がいちばん」
ぐんぐにるは中路から引き出した、キュウリを今度は自分の中に入れる。自分の中とはいったいどこであろうか?
こいつは、男だか、女だか、看護婦なのか、患者なのか、人知を超えた存在である。だから、どこか、である。
そのきゅうりを今度はゆっくりと引き出す。人知を超えた、どっかから。
ぐんぐにるの吐息は荒くなる。
舌が生めましく、光る。グロスルージュを塗ったわけではないのにエロく、光沢を放つ口唇。
震えるような吐息が段々切ない喘ぎ声に変わる。
「あ、ああぁぁぁん。。ンン、ン、ンッ!たっく、くん、んんんん、うおっ、おおおおおっ。こりゃっ、うおっおおおおおおっ!!!。うおっ」
人知を超えている。
江戸時代、侍の死亡原因は大別して二つあったと言う。
肝機能障害と腎虚である。簡単に言うと、飲酒過多とヤリ過ぎである。平時の侍はヒマであった。
現代、オタクの死亡原因は大別して二つあるという。
脳機能障害と腎虚である。簡単に言うと、妄想過多とカキ過ぎである。いついかなる時空間でもオタはヒマであった。
ぐんぐにる様、御自愛ください。かしこ。
425 :
淫槍ぐんぐにる ◆MIHOsEVEpo :03/09/28 14:09
たっく、くん、んんんん??
それはのぶでしょうが。
それとも琢磨のこと??
:::::::::::/ お ヽ::::::::::::
:::::::::::| キ じ ま i::::::::::::
:::::::::::.ゝ モ つ え ノ:::::::::::
:::::::::::/ イ に は イ:::::::::::::
::::: | な。 ゙i ::::::
\_ ,,-'
――--、..,ヽ__ _,,-''
:::::::,-‐、,‐、ヽ. )ノ
:::::_|/ 。|。ヽ|-i、 .. / ̄ ̄ ̄ ̄
/. ` ' ● ' ニ 、 (____人
ニ __l___ノ (-◎-◎一
/ ̄ _ | i ( (_ _)
|( ̄`' )/ / ,.. ( ε (∴
`ー---―' / '(__ ) ヽ____
====( i)==::::/ ,/ニ\\\\\\
:/ ヽ:::i /;;;;;;;;;;;;;;;;
>>425,426
オナニーしてた。腹を切って詫びるよ。w
う、うおおおおおっ!なるほどっ!
なるほどおおおおおっ!!
早朝のプレハブ待合所。
中路はぐったりと疲れていた。
ハードディズナイトだ。毎夜毎夜、裸エプロンでケツを突き出し、ぐんぐにるに御奉仕。
なんとか、俺のチンポを取り返すことさえ出来れば、瞬間接着剤でなんとかなるのだが。
だが、世界のぐんぐにるコレクションとして、昆虫採集セットの防腐剤で処理されたチンポは看護腐詰所のかべに標本として飾られていた。取り返すのは至難の業である。
これ以上の恥は我慢できんです。殺りますか。ニャルラ。中路の両眼が暗い光を帯びる。あんた、殺れるんですか。
そんな昏い心中の中路の背後に影が忍び寄る。ヒタヒタヒタ。
「俺の妹にならないか?」
くいにげである。白衣姿、いや、いわゆる割烹着姿である。バンダナを姉さんかぶりをしている。もしかして、妹さんかぶりかも。
「・・・死ねよ、くいにげ」
「まあ、そう言わずに。グロ属性から妹属性に変らないかい?俺はどんな妹も拒まないよ」
「あんた、今、行方知れずではないですか?リアルで暗躍してるのですか?許せんです」
「ふふふ」
くいにげは怪しげな笑みを浮かべ、手に持ったレードル、というより、おたまで中路の肩をコンコンと叩いた。
「君も妹になればわかる時がくるさ」
謎の言葉を残し、くいにげは食堂に戻っていった。
なんですか。あいつは。中路は簡単にぐんぐにるの軍門に下ったくいにげを軽蔑していた。もう、恥知らずめです。
ちなみに中路はぐんぐにるの肛門に下っていた。
排泄後、舌と唾液で洗浄する大切なお役目を仰せつかっている。家畜人ヤプーである。くくっ、うわーん。
くいにげが去った後、苛立ちが増す。イライラ。生理が重いみたい。朝っぱらから中路はとってもゴキゲンナナメだわ。
死ねよ、くいにげ。
中路は思わず、あっかんべーをする。本人、気づかなかったが仕草がビミョーにカマっぽい。
ヤバイ。ドラ ◆GZDF/XXc6o 化決定である。ドラマ化決定ではない。
ドラ ◆GZDF/XXc6o。ファイルナンバー、スカ1番。オタ板問題固定。
こいつはニューハーフアンドハーフと言う、ビアホールで出される、まぜこぜビールみたいな固定である。
「キスをする時ハナは邪魔にならないのね」という有名なセリフはイングリット・バーグマンである。ハナは、だから問題ないだろ、である。
そして妖精になるなよ、である。ぐんぐにるでじゅうぶんである。しばらくしたらまた出るから今はこれで我慢シル、である。
しかし、女性途上の中路の問題はチンポ奪回である。なんとしても断固、チンポである。冗談抜きでこのままじゃシスプリではなく、アンジェリークのお世話にならなければいけない。
「ニャルラ。ニャルラトテップ。出かけるよ」
ぐんぐにるが呼ぶ。急がなければ。エプロン脱ぎ捨て、マッパ1のスピードで駆けつける。
「どこ行くニャルラ〜?」
「くーどろあのとこ。往診にきて欲しいって。行くよ」
「ニャルラ〜」
ぐんぐにるは裸の中路の背にまたがる。ぐんぐにるの股間が生あたたかい。しかも、濡れていて気持ちが悪い。まだ、続けてやがったか。
それよりパンツはけよ。
「いい?マッパ5で走れ。ご褒美はこれ」
そう言いつつ中路の鼻先にぶら下げたもの、それこそは彼のイチモツであった。鼻先にチンポである。
中路は走り出す。明日の自分は男だ。走れ、中路。がんばれ、中路。なんとかするぞ。保証はないが。
434 :
おたく、名無しさん?:03/09/30 13:46
面接官「キミ、名前は?」
阿部 「阿部高和だ」
面接官「自己PRをして下さい」
阿部 「ところで俺のキンタマを見てくれ」
面接官「・・・なっ!」
阿部 「こいつをどう思う?」
面接官「…すごく…大きいな…。だがもういい、しまってくれ」
阿部 「ん?もうかい?意外に早いんだな」
面接官「キミは内定だ」
阿部 「うれしいこと言ってくれるじゃないの」 面接官「特技はホモセックスとありますが?」
阿部高和 「はい。ホモセックスです。」
面接官「ホモセックスとは何のことですか?」
阿部高和 「やらないか。」
面接官「え、やらないか?」
阿部高和 「はい。俺はノンケでも構わず食っちゃうような人間なんだぜ。」
面接官「・・・で、そのホモセックスは当社において働くうえで何のメリットがあるとお考えですか?」
阿部高和 「はい。快感の波を与えつづけることができます。」
面接官「いや、当社にはの道下正樹のような輩はいません。それにノンケを無理やり食うのは犯罪ですよね。」
阿部高和 「男は度胸!何でも試してみるものさ。」
面接官「いや、度胸とかそういう問題じゃなくてですね・・・」
阿部高和 「いいこと思いついた。お前俺のケツの中でションベンしろ。」
面接官「ふざけないでください。それにケツの中でって何ですか。だいたい・・・」
阿部高和 「ああ・・・次はションベンだ。」
面接官「入れてません。帰って下さい。」
阿部高和 「うれしいこといってくれるじゃないの。とことん喜ばせてやるからな。」
面接官「いいですよ。やって下さい。ホモセックスとやらを。それで満足したら帰って下さい。」
阿部高和 「ところで俺のキンタマを見てくれ。これをどう思う?」
面接官「しまえよ。」
「はろー、死んだ名無しのオタクさん元気ですか」
「わたしは元気だよ」
「出会うのがみんなイイ名無しさんだったら良かったのにね。ごめんね」
「届くかなぁ・・・・・」
雑踏の中、カイは立ち止まる。
「ごめんね」
天を仰ぎ、つぶやく。謝り過ぎである。
株式会社「キャメル・クラッチ・ダウン」。ブラックホークダウンではない。テンフォー。
カイは寝ていた。
ヒマだから寝ていたのだ。PCのピンボールゲームにはもう飽きた。
パーティションで区切られた自分の区画に侵入するキモオタは今はもういない。奴らはサル部屋に一括隔離されている。一生、マスかいてエロゲーしてろ。ウキィッ。
うざい上司も、もういない。リストラされ、今は引きこもってMMOでネカマをしているという。キモイオタク野郎共には相応しい末路だ。
カイは本来、開発2部所属、グラフィック担当である。肩書きは係長であった。
今はもう、やることがない。
半年前まで、携帯の待受け画像をニゴロに移植する作業で、残業の連続であった。退屈な仕事だったが、今となってはジャギ消しに追われた日々が懐かしい。
現在は出社して、ただ寝ているだけの毎日だった。
ただ、カイの場合は身分が高校生のため、さして深刻な経済状況にはおちいらないのが救いである。
今日は日曜日なんだから。もっとリラックスしなきゃ。カイはあくびをする。睡魔が襲う。
おやすみなさい。
おたくの彼氏が欲しいんですけど・・・
会社は危機に陥っていた。銀行の追加融資は望めそうもない。今はボンクラ営業が取って来た仕事を黙々とこなすのみである。
もう、にっちもさっちもいかないのだ。カイもそれを知っていた。
元々この営業が大手取引先との打ち合わせをすっぽかさなければこのような事態は避けられた。
こいつの肩書きは営業本部長である。ひとりだけの営業本部。そこの一人だけの部長であった。ヒラはいなかった。
経理の女の子にカレカノを打ち明けた。不安だったのだろう。
だが、打ち合わせスッポカシの理由が目当てのキャバクラ嬢の同伴ノルマ協力ではどうしようもない。その話は他の15人にすぐ広まった。ったく、アホである。
彼がこの状況でもリストラされないのは社長が業界に暗いからであった。
社長は本来、中小土建屋社長である。中小の土建屋社長が営業できなきゃしょーがねーだろーである。しかたがない。社長は大卒の二代目であった。営業本部長は大手ソフト会社出身だ。
そして、ふたりはオタクであった。ゲームに憧れた。
意気投合したふたりは社長の親の金で会社を立ち上げた。そしてすぐ転んだ。これはよくある授業料である。が、オタのタッグである。通常、膝すりむくだけが、なぜか頚骨の複雑骨折で脊髄損傷、出血多量で瀕死の状態。これが「キャメル・クラッチ・ダウン」の現状であった。
社名が悪かった。やっぱ、ひねらず、キャラメルタウンにすべきであった。
「カイチャン、カイチャ〜ン」
カイは眼をこすった。ヤバ。爆睡してたよ。
コンコン。
パーティションを叩く音だ。
男が立っていた。
「ネ、ネ、時間ある?チョット打ち合わせしたいんだけどサー」
アホの営業である。打ち合わせ好きの企画会議好きである。
こいつが打ち合わせと称するものは、自分をプロデューサーだと勘違いした奴特有の、己の脳内バラ色ヴィジョンを延々と部下に語って聞かせる一方的な熱弁会だ。
カイも最初のうちは出来るだけ、その「打ち合わせ」とやらに参加するよう努めていた。今は時間の無駄だということが判っている。皆、それほどヒマじゃないのだ。お茶代はもちろん、必要経費扱いである。てめえの金はビタ一文出さない。
会社に巣食うダニである。
言い訳を考える。
「わたし、今日はお昼からお母さんに用事いいつけられてて、もう帰らなきゃいけないんですよ〜。残念です、また誘ってくださいよ」
精一杯の作り笑顔で断固断る。クス。
「マ、マママ、そう言わずにサ。君には社長もボクも期待してんだから。ネ、30分くらい、いいじゃない?下のロイヤルポストで待ってるから。すぐ来て」
言い放つと即座にフロアを飛び出す。
アホの脳内営業スケジュールは揺るがない。他人などお構いナシである。カイはあきらめた。きっちり、30分したら帰ろう。
ロイポは一階にあった。社員いきつけのファミレスだ。
「おお〜い、こっちこっち」
うるせ〜んだよ。やっぱり、15分で切り上げよう。クス。
「いやぁ〜、そう言いますけどね。あれでビルもいい奴なんですよ」
「はは。そうなんですか?やはり、噂はあてにならないものですよね」
被害者が一人、じゃなくて、先客が一人いた。アホの難しい会話に自然な相槌を打っている。逆に不自然だ。
今日のアホ営業部長の脳内親友はどうやら、マックロソフトのゲイツ公らしい。
この間は、「イイノ賢治を育てたのは俺だ」だの「坂口ちゃんはもっともっとリスキーにならなくちゃ〜」とか言っていたのだ。
大丈夫?である。もちろん、大丈夫なワケはなかった。
「遅いぞ。お客を待たせて失礼だろう」
呼びつけておいて、いきなりである。
本当に毒を盛ろうかな。クス。雑巾水なら毎日経理のコが淹れてるの飲んでるみたいだけど。クスクス。
ブチキレ寸前である。
「いやいや、突然押しかけてしまって申し訳ありません。わたくし、こういうものです」
客は腰が低かった。名刺を受け取る。それは不思議な名刺だった。
その名刺には大きく自宅と印刷され、携帯の電話番号しか記されていなかった。
昨日のブンは意味不明な個所がいくつかありました。すいません。いつものことですが、脳内補完しといてください。
フィクションである。
そ。。そのネタ元はもしかして・・眠たいスレ・・
良スレなので、応援してます!
「カイ」みたいな毎日だたら楽しそうね・・
どりー夢
結局、カイが家に戻ったのは夕方だった。
夕飯を済ませてきたと母に告げ、自分の部屋にこもった。
さて、どうしよう。
「自宅」と大きく印刷された名刺を前に思案する。
「彼」はカイに名刺を渡すと、引き止めるアホ部長に、では後ほど、とだけ言い残し立ち去った。
鮮やかだった。アホ部長はその口調から確固たる意思を感じとり、それ以上強く引き止めようとはしなかった。単純に位の差である。負けてやんの。クス。
それにしても不思議な人であった。お客には見えないし・・・。揉み手でロイポの玄関まで「彼」を見送ったアホ部長は緊張が解けたのか、席に戻ると更に饒舌になった。
いつもこの調子で饒舌だったが。そして得意げに、勝手に語りだす。便利な奴である。こいつに秘密だけは言うまい。
アホは語る。
「彼」はある団体の職員で上級職であること。その団体からの発注は大きな規模になる見込みであること。更にその発注元の中心である「彼」としては継続してオーダーしたい旨を直接伝えに来たこと。
そして、それは常日頃の自分の営業活動のタマモノであることなどである。で、どこで知り会ったんですか?の質問にはもったいぶって答えない。アホが。
内容からすると、お客様である。カンが外れたかな。
「彼」は後ほど、と言った。あれは私にいったのかな。ふと、思う。「彼」の眼は私だけを見つめていたような気がする・・・。気のせいだよね。苦笑い。
ふーっ。大きなため息をひとつ。
気を取り直す。
やるか。
カイは机の引出しから薄い、ファイルを取り出した。企画書である。
会社が傾き始めた頃からコツコツと作成していたのだ。他人の企画はアテにならない。アホの部長が良い見本だった。悪い見本と言うのが正しいか。
プロデューサー気取りに全精神を集中して、プレゼン出来る具体的な商品見本はサッパリである。全て他人まかせ。コンセプトがしっかりしてりゃー後は下にやらせりゃいい。悪いのはオマエラ、下僕デザイナーがダメだからだ。
で、そのコンセプトとやらは、なに?であった。ただの妄想である。やっぱり、ダメ人間は参考になるな。クス。
わたしは自分で作るんだ。
454,>>こいつに秘密だけは言うまい。
は、「こいつにだけは、秘密を漏らすまい。」です。メンゴ。
オナニー中、卒倒してた。二日も経過してるとは。w
この話はエロいのはヌキである。すまん。
エロ抜きだがエラソーな文が続く。神様、天罰があたりませんように。w
固定はフィクションである。
hagemasitekuretaminasann,arigatou.
幸い、絵の仕事をしてる。ヴィジュアル面はなんとかなるし。ようするに売り込みなんだ。カイはプレゼンテーションとはどういうものなのか、思い描くことが出来た。
今の会社の入社時にも経験がある。イラストを持ち込んでの面接である。人生はプレゼンテーションの連続なんだ。カイは本能的に知っていた。
学校でも社会でも、ネットでも。もしかしたら、女の子はみんなそうかも。
プロの技術は本質的に誠意とハッタリが基本である。リーマンでもフリーや増えているプロの無職でも、同じである。
カイは各デザインを含む、グラフィッカとしてゲーム開発に携わった経験からそれを知悉していた。オソロシイ女子高生である。
まず、第一に決定権はだれにあるのか。つまり、お金を支払うのは誰なのか、である。
発注元はイメージが確定していない。当たり前である。だから他人にお金を支払い、依頼するのだ。
だが、お客の意見をそのまま聞いていたらエライ騒ぎになる。イメージが確定していない上に言葉で説明するトレーニングなど考えたこともない人々だ。
打ち合わせの時、それこそ全身を集中させて意を汲み取ろうとしても大方、徒労に終わる。
むろん、特殊な例外は存在する。だが、その例外の彼、彼女らはすぐに別次元に至る人々だ。
その上、カイ自身の技量が達していなければ、すれ違っても気づかないかもしれない存在である。理解を超えている。出会えるチャンスがあり、自身に用意がととのっていれば、感じとられる可能性がある、神のような人々だ。
考えてもしょーがない。
通常、出会うおじさん達はそれぞれ仕事をしている。そして結果を出したいと願っている。そのお手伝いをするのだ。
カイはそう思っている。そしてお互いのプラスになるにはこちらから、彼らへのハッタリが絶対必要なのだ。なぜなら、現実はココロに余裕のないおじさん達の想像をはるか越えたところで進行しているのが常だから。
特にこちらは女子高生である。完全にその立場を利用させていただく。
あざとい?だって、プロだもん。
そして、使い古された、俗な言葉だが、誠意が必要だ。おじさん達もバカじゃない。甘いインチキはすぐ見抜く。
第二にリテイクの時間節約のため数種の見本を用意する。
それらはテイストがそれぞれ異ならなければいけない。こちらの手持ちカードは絵札である。絵札は「見せ方」であった。
イチオシを後に出すか、先に出すか。また、出さないか。呼吸をはからなければイケナイ。
必要があれば、パフォーマンスもやる。その場で「学校のことなどしゃべりながら」ラフを描く。これはスケブで慣れていた。
メカ、クルマを描く。話してる内容との対比も加わり、女の子が瞬時にそれらを描くとおじさん達は驚く。そのため、一台だけ練習しておく。これもハッタリである。
以前いた、カンプイラストレーターに教わったコツである。
得意じゃないものはひとつだけ練習するんだ。そして、その場で描きなさい。価値が数倍増すよ。
いわゆる、タンカバイ、バナナの叩き売り技法である。しかし、オソロシイ女子高生である。
携帯が鳴った。
また庄屋からなのか?
>>463 そうである。そのとおりであった。
「もしもし。カイさんですか?」
「・・・はい。どちら様でしょう?」
カイの知らない番号である。
ガヤガヤとして、声が聞き取りにくい。
「先ほどお会いしたものですが。自宅です。今、お時間よろしいですか?」
「あ、はい。先ほどはどうも」
「いえいえ。あ、おねーさん、から揚げ追加〜、こっちだよー。なんでいつもあっちいくのー」
「・・・・」
「すいません、今打ち合わせの途中でして。ところで単刀直入にお尋ねしますが。怒らないで聞いてください」
「はい・・・?」
「カイさん、オタクでしょ?」
絶句した。
「部長から聞きました?」
平静を装う。が、声が震えているのが自分でも判る。奴の命日は明日に決定だ。
「ああ、いえ、違うんですが、まあ、そんな感じかな。ところでビジネスの話なんですが」
「あ、はい。なんでしょう?」
もう一度明日、会うことを約束して電話を置いた。後半、ほとんどウワの空であった。
おのれ〜。アホめが。
うら若き少女のプライベートをペラペラとネタにしおって。
カイは押し入れから金属バットと「鬼ころし」、飛騨高山純米原酒怒髪衝天辛口を取り出した。その「鬼ころし」を一気にあおる。五合を一息である。さらにまたあおる。
丸々一升は二口で空になっていた。まさに怒髪衝天である。全然酔わない。もう一本取り出す。
これらは取引先のオヤジ連中と飲み比べ勝負で得たブンドリ品である。
女、ましてやプロの少女が酒の席で酔うことなどない。なんとかカイをモノにしようとした、下心丸出しのオヤジ達は次々と酔い潰れていく。その死屍累々といった状況で、ひとり、酒臭い気を吐く女子高生はホステスの畏怖の的であった。
のち、プラズマ火球を三連射とガメラ並みの能力で高卒エスパー、どきゅもと死闘を繰り広げる女子高生はハガネの営業肝臓をも、持っていた。オソロシイことである。
そしてバットをフルスイングである。そのスイングスピードは全盛期の南海、野村克也を超えている。中日、星一徹コーチがオズマで作りたかった野球ロボットをまさに、この女子高生は体現していた。
その晩、カイの怒りが収まることは遂になかった。本当に、本当に、オソロシイことである。
翌日、カイは約束の時間に約束の場所、SHOW-YAに出向いた。
庄屋も寺田恵子も関係のない居酒屋である。
制服ではさすがにマズイので営業用戦闘服である。胸元もチョビッツ開いたオヤジ悩殺スタイルである。オタ板のおねーさん方にも引けは取らない。
さすがに一斗近く酒を飲むと、朝、多少酒が残っているのを感じる。が、体育の時間に汗を流すとアルコールはキレイに抜けていた。
今はもうベストの体調である。若さに感謝、である。限度越えてるけど。
世界観がぴょんぴょん飛ぶなあ・・・
いつかみんなひとつの場所に合流するんだろうか
まだまだ期待
庄屋も寺田恵子も・・っていうのをわかる世代が何人くらいいるのか・・ちなみにわかったのでワラタ。
すいません。出していただいて・・最近は天狗にもよく行きます。食べるのは鳥からあげと塩さば、
蟹雑炊、牛タンも。
キャラメルタウンっていうのが何かがわからない
庄屋も寺田恵子のネタもわきゃらない
「おい、ドラ、これ登呂遺跡からの回収品なんだけどよ…」
タイムカードを押して出所しようとしていた金髪の美男子の下に、栗毛色をした彼の同僚が追ってきた。「何ですか、先輩。あ、今日はお酒には付き合えませんよ」
「なんだよ〜、一杯ぐらい付き合ってけよ〜…って、そうじゃねぇよ。まるで人を飲んだくれのように言いやがって。お前に用があるのはコイツの事でだよ」
そういうと、栗毛色の先輩は、片面ずつが白黒対称に塗られた奇妙な仮面を持ち出した。
メイドインコリアと書いてある。
「この登呂遺跡から出てきたヘンテコな仮面だけどさ、2,3日預かってくれねぇか?俺まだマンハッタンのキャンベル関係の始末書で手が一杯なんだわ、頼む!」
この美男子と“先輩”は10年来の付き合いで、彼もそんな先輩を熟知していたので、ドラは二つ返事で引き受けた。
「悪いな。今度埋め合わせするから。なんならいちげんさんに押し付けてもいいんだぜ。あいつどうせシップ前でぶらぶらしてるだけだし」
「埋め合わせなんていいですよ。それにいちげんさんさんも指名手配20348号を捕えるのに忙しいんでしょうし」
(元より先輩の埋め合わせなんて、当てになった試しもないし…)
そう言って仮面を受け取って、彼はIRPOの受付を後にしようとした時、「たまには俺とも一杯付き合えよな!」なんて声が聞こえた。
「来週思いっきり飲んでってくださいよ。振舞いますから!」
…これが先輩…澪が最後に聞いた後輩の台詞だった。
−それは、ほんの少しのヤキモチから来る物だった…
折角の築地本願寺での前夜祭だってのに、つまらない私のあてつけによるわがままが生んだ些細なけんかで台無しにしてしまった。
『パトロールなんてやめちゃいなさいよ』
今にして思えばどうしてこんな台詞が生まれたのか自分でも分からない。
私は、“彼の仕事”に“守られる人々”なんてのに嫉妬してたんだと思う…ううん、きっとそう。彼を独り占めしたくて、思ってもないこと口走ったんだわ…
私はそんな彼が好きで、今まで付き合ってきたのに。こんなつまらないけんかなんかで、わだかまりを残したくない。
だけど、ついに仕上がった特注のふんどしを見せれば、彼もきっと喜んでくれる…来週の今日、私たちの結婚式で着飾る純白のふんどしを彼に見せれば…フフフ、来週が楽しみだわ−
そんな淡い期待も、彼の部屋に入った瞬間消えうせた。
「な、何よこれ…!?」
その部屋は、台風が通り過ぎた後のような荒れ具合だった。
タンスは全ての段が引き出され、そこらじゅうの窓や便器なども一つ残らず割れている。ドラえもんや原子レンジも修理不可能だ。
普通の物取りでもここまで荒らしはしないだろう。何が…何が起こったのだ!?
『ガシャン!』混乱した思考は突如、何かが割れた音で元に戻った。
「もしかして…犯人…?」彼女は物音がした彼の部屋へ向かった。
−そして…彼女は絶句した。その部屋で、彼が−パトロールのドラが−血まみれで−倒れていた−
だが、そんな彼の後ろでは、そんな彼女をせせら笑うように…奇妙な仮面の道化が一人、窓際をたたずんでいた。
その姿を見るや、彼女は、ドラを蜂の巣にしたであろう拳銃を構え、仮面の道化に向けた。が…
『安全装置も外さずして、ワタシを撃つツモリかい…?』
「え?」
震える手で拳銃に目をやったが、今までそんな物を握った事のない彼女にはまるで分からない。が、『ウソだよ。ソレを撃ち殺した後は手を触れてイナイ』
捨て台詞をはいて、道化は窓から飛び出した。
「ま、待ちなさい…!」急いで彼女も窓から身を乗り出したが、道化の姿はまるで霧に包まれたかのように、消えていた…
部屋には、ドラと呼ばれていたものと、幸せのどん底から突き落とされたドラの恋人が残された…。
>>474,475
素晴らしい出来だよ。なぜか、魯迅の狂人日記を思い出した。ブンガクだね。w
>>473 SHOW-YAと言う女性バンドがあって、ペレストロイカのロシア、モスクワでも公演した。
そこのリードヴォーカルが寺田恵子という女性だった。デーハーな美女だったんだ。
彼女が脱退したあとSHOW-YAはSHOW-YAの個性を失った。名前は庄屋からとったんだよ。
キャラメルタウンはラジオスキーなオタに聞いてね。w
トキメモのキャラが目印だと言っていたけど。
カイは鋼鉄天使くるみのポスターを丸めて持っていた。用心のため、金属バットを仕込んである。万が一である。
備えあれば憂いなし。
「カイさ〜ん・・・こっちだよ〜」
声のする方を振り返る。
いた・・。タタタタタ・・。
自宅である。
と、でかい詩織の抱き枕を抱えた、見るからにキモッ!としたオタク臭を漂わせた中年のデブがパフェを食べている。頭髪がぺったりと頭皮に張り付いている。長髪がハンパである。
「いやぁ、時間に正確だね。さすが噂に違わぬ女子高生ビジネスマンだ。なにか食べる?」
「ありがとうございます。でも食事は御用件を伺っててからにします。さっそくですけど・・・?」
普段とは別の緊張を強いられ、口調が硬くなっていた。・・・もう、帰りたいよ。
「うん。話が早いね。欧米のビジネスマンみたい。じゃ、単刀直入にお願いしよう。君に協力していただきたい」「2ちゃんねるのオタ板に潜入して探し物を見つけて欲しいんだ」
「・・・・2ちゃんねるにはたまに遊びに行きますけど、オタ板ってなんですか?初耳です」
「うん。無理はない。あそこは肉眼では見えないからね。大学生活板と年代別板の間にあるんだ」
まるでキングス・クロス駅の9と3/4番線のようだ。ただし行き先はホグワース魔法学校ではなく、ボンクラ阿呆跋扈放置である。
「それは一体、どういうことですか?」
話がよく判らない。でも、面白そうだ。
後悔すんなよ、である。
「うん。管理者にも実態が良くわからない謎の板なんだ。いつの間にか勝手に出来ていた。そこの住人の妄想が現実界にちらほら影響を与えるようになり、初めて板の存在が確認されたんだ。」「どう?興味ある?」
「・・・・」
「君にお願いしたいのはそこでアイテムを探してきて欲しい。それはモノであるかもしれないし、人物かもしれない。思想かもしれないし、宗教かもしれない」そして冗談ぽい口調で付け加えた。
「ひょっとして、神様かもしれない」
「・・・・」
「信じられないのも無理はないよ。僕も最初はデタラメだと思ったんだからね」
自宅は唐揚げをつまんだ。手を拭った後、一枚の写真を上着から取り出す。
「これを見てどう思う?」
そこには古い家屋の窓に何人かの男女が歓談している姿がピンボケで写っていた。Vサインを出している者もいる。それだけではなんの変哲もない学生のコンパ風景である。
しかし、バックに巨大な地球と太陽光があるとなると話は別である。これでは逆光ではないか。誰だ、コンパのカメラ係は。
いや、つまりそこは宇宙空間であったのだ。
「これはハッブル宇宙天文台の定期メンテナンスに向かったシャトルクルーが撮った写真だ。オタ板の連中がオフ会を開いていた時のものらしい」
「?」
「ちなみにその場所は地上から高度660キロの地点なんだ。もちろん、日本政府、宇宙開発事業団にはそんな軌道上に木造モルタル二階建ての家屋を打ち上げる予算も記録もない」
「???」
「危険な放射線やデブリが多数存在する空間で、安易かつ、テキトウに開催出来るオフが示す科学力と実績。僕達はそれを失われたおたくテクノロジーと呼んでいる。それを手に入れたい」
気が変になりそうである。カイには想像を絶していた。健全です。
「しかし、どうやって行けばってか、・・・。第一、わたしの他にも誰か・・」
なに言ってるんだろ。そんなこと質問してどーすんの、私。
「まず、さっきも話したけど、オタ板にいくには適性がないと不可能なんだ。その上、板上で自在に活動するには更に卓越した特性がないと難しい。それらは君にとって問題はない。行き方はすぐおぼえるし、君は鉄の意思の持ち主だ。」
「次の質問の件だが、当然管理者側や日本国政府でも数百人規模でオタ板には人員を派遣している」ここで自宅は言葉を切った。「だが、正気で帰還した者は数えるほどだ。いや、皆無と言っていい。皆、廃人になった。帰還不能者に至っては数がすでに4ケタに届く」
カイは息を呑んだ。
「また、すでに失われたおたくテクノロジーの獲得に向けて、各国政府も動き出している。自国のOTAKUをエージェントに育成し始めたらしい。僕たちとしても急を要しているんだ。理解してほしい」
自宅は契約書を取り出した。
「君にサインをお願いしたいのは、ここだ。ちなみに、君の会社は一千万/一人月の契約で派遣を了承済みだよ」
あの、アホが〜。私を売りやがったな〜。今晩中に殺ろう。誓う。
「学校の方にはこちらから届を出しておく。契約後、君には三千万円の活動費が支給される。どう使おうと自由だ。基本的に一回オタ板にダイブするつど、百万円の支給。また獲得アイテムひとつに対してボーナスが支給されることになっている」
「今、サインするのですか?」
「出来れば」
「まだお父さんとお母さんに相談してないし・・・」
こんな話、どう相談するんだよ〜。泣きたくなってきた。
「君はリスク・テイカーだと聞いている。強烈な自負心と稀有な才能。自己実現を望むベンチャー精神の持ち主の女子高生だともね」
「誰からそんなこと、聞いたのですか?」
「大賢者が夢に見たそうだ」
誰それ?である。
「この計画には国家予算の1パーセント近く、八千億円が組まれた国家規模のプロジェクトなんだよ。君は僕らが発見した民間の最初のひとりなんだ。協力してください」
自宅は頭を下げた。もうひとりはパフェを追加である。カイも喉の渇きをおぼえた。
「私もパフェを注文していいですか?」
「あ、ああ。もちろんだよ。すいませ〜ん」
「ここの、イチゴタルトはアイスだよ。お勧め。グフ」
突然抱き枕オトコがカイに囁いた。そして再び抱き枕に顔を埋める。・・・キモイ。
「あ、そうなんですかぁぁ・・」答える声が消え入りそうである。
「紹介が遅れたね。彼はこの計画の技術顧問なんだが・・・。ご覧のとおり自閉気味でね。気の悪い奴じゃない。安心してください」
あの、御言葉返すようですが、私全然、安心出来ないんですけど。
お勧めのタルトが運ばれてきた。確かにひんやりとしたイチゴとふわりとした感触が絶妙にマッチした絶品だった。腕の良いパティシエがいるに違いない。
イチゴ、美味しい。
カイは幸せな気分になった。
三日後の早朝。
カイの部屋である。様々な機器がトコロ狭しと並んでいる。女子高生の部屋というよりも物理研究施設である。アキバから急遽移設されたマシン群がブーンと唸りを上げていた。カラーケーブルが微かに振動している。
机の前に設置された外部モニターには、自宅と抱き枕オトコが映っている。彼らは結局、内閣所属の委員会のメンバーだった。
「君がオタ板にダイブするに及んで注意事項は大方話したつもりだが、くり返すけど、今の君は通常の女子高生ではない。言うなれば超強化改造女子高生だと言うことをくれぐれも忘れずにね」
カイはこっくりと頷く。今の私には金属バットも必要、ない。その気になれば素手で一個師団と渡り合える妄想を実装しているんだ。自宅の言葉を思い起こす。この妄想を具体化し、カイに実装したのが抱き枕オトコを中心としたグループであった。
彼らはデルタと呼ばれていた。オタクの中でも特別な存在らしい。
「君のオタ板でのカヴァーネームは「絵」だ。展覧会の「絵」だ。ムソグルスキーのクラッシックをアレンジしたエマーソン、レイクアンドパーマーの傑作から僕がつけた」
聞いたことがない。
「かつて、アニソン、ヘビーメタルと並んでプログレッシブ・ロックはオタクの御用達だったんだよ」自宅が照れた。
「僕たちはいつもの店で飯を食っている。君は決してひとりではない。忘れずにね。危ない時は強制リターンが働くが、くれぐれも無理はしないように」
再び頷く。いいのか、そんなテキトウなことで。
「注意すべきポイント。パワーパックの残存妄想時間に気をつけること。プラズマ発生させる際、周囲の人に気をつけること。改造された高電圧スタンブラを人に向けないこと。全てのシステム系を過信しない事。以上です」
「OK。2ちゃんねる上にオタ板は確認は出来るかい?」
「はい。見えてきました」
「初めてのミッションだ。無理はくれぐれもせず、無事帰還することを心がけてね。カイちゃん」
自宅は初めてカイちゃん、と親しみを込めて呼んだ。
「目的スレッド、オタク、牛丼屋でどんな歌をシャウトする?21。アクセス開始します」
前面のイメージジェネレーターが低音を発生させる。心音、脳波ともに異常なし。全てひとりでこなす。
「あ。アホ部長を殺るのを忘れてた・・・」
しかし、それは今のカイにとって、遠い話であった。光の輪に包まれていく自分を感じる。強烈な光を発するゲートが眼前にせまる。
「紫電の改、出ます!!」
ゴー、ロックンロール!!
いつもどーり、フィクションである。脳内妄想の産物である。w
このスレにはスゴイ人がいるのデスネ。。。
アタイの出てくるトコは801テイストにしてくらはい。以上です。アリガト。
期待あげ
面白くなってまいりました。
ルシフェルさんは、おたく板で綾小死さんに、“7番目の愛人”と呼ば
れていた。“一番目の愛人”はペドラー伯爵さん。
綾小死さんの愛をルシフェルさんに奪われたペドラー伯爵さんは、ショックで
記憶を失い、悪の手先――荒らしになってしまう。
ルシフェルさんは、やむなく削除屋となり、二人の戦いが始まった。
「玉が痛い…」
頭の中でサイレンのような音が鳴っていた。なにか大
切なことを忘れている気がして、まるで習慣のように
ペドラー伯爵はネットにつないだ。脳裏に浮かぶのはあいつ
の顔だけだった。あいつを叩きのめさなきゃいけない、
あいつが全部いけないんだ。あいつが―――。
薄暗い部屋の中でペドラー伯爵の顔がモニターの光にぼんやりと照らされる。
その表情にかつての面影はなかった。
あの人に出会ったのはいつのことだったろう。年下の
人間をあの人と呼ぶのはすこしおかしいかもしれない、
とルシフェルはその端正な顔をほんの少しゆがめて笑った。
497 :
おたく、名無しさん?:03/10/07 02:51
最初のうち、さんづけなのがなんかおかしい・・・・ルシフェルさんて・・・
春、5月の公園であの人に会った。抜けるような青空
の下でいきなり「やらないか」とペドラー伯爵がナンパした。白い歯。茶髪、
これはペドラー伯爵が夢中になるのも仕方がないと思った。
その人の名前は綾小死。それが、運命を変える出来事になるなんて、思ってもみなかった。
その頃、綾小死はまだ大学生だった。ペドラー伯爵とはネット上で知り合ったのだという。
それがオフで会うようになり、そして気がついたらそういうことになって
いたと、ペドラー伯爵は照れくさそうに笑って言った。
「はじめまして、ルシフェルさんですよね? ペドラーちゃんからよく噂は聞いています」
「こっちも噂はよく聞いてるよ」
たしかそんな会話をしたと思う。怪しい光に満ちた綾小死の瞳―――今思えば、あの瞬間…あの、出会った瞬間から俺はその瞳に魅入られていたのかもしれない。
>>496、498・・・。
なるほど、こういう書き方もあったのか。勉強になりますた。w
ふにゃっ、としててかわいい。が、書き込んだのが野郎ならその発想は俺には驚異だ。
すげー。
オタクの図書館。スレ。
総レス数17。 今日のレスは自分のみ・・・・
レスが伸び悩んでいる。いつものことだ。もう、書物から情報を得るオタクなどはいないのだ。
はあぁ・・・。
ためいきをつく。民明書房刊はがっくりと肩を落とした。トリップがぐんぐにると同じな、かなり怪しい出版社刊行物にしては、マトモな反応である。
版元はいわゆる、カストリ雑誌出版社であった。三号もたない雑誌を出す出版社の蔑称である。まさにオタにふさわしい。そう言えば、みのり書房も似たようなものであったか。
民明書房刊。
数々のいかがわしい書物をそれらしく表現し、つい最近まで「相撲のハッケヨイは八卦、から来てるんだ、わはは。無知な奴、小僧め。まあ、飲め!」
とか会社帰りにやって、部下に迷惑かけてませんでしたか、そこのアナタ、である。罪状に覚えのあるオタは名乗り出るように。
そのかいあって信用度ゼロである。そんな図書館スレに誰が来ようか。いや、来ないであろー。
まさに、天罰が当たったのだ。そのHNで落ち込むの、ずーずーしいんですけど、である
バブル崩壊後、やはり、いち早く素晴らしい速さで華麗に倒産し、やっぱりダメか、と、オタ好み系出版社の根性のなさを発揮、期待を裏切らなかった出版社に大陸書房がある。マルチメディアとやらに手を出したからである。
この出版社はその昔、UFOだの秘境だのヨガだの仙道だの、かなり怪しい本を出していた、出版社でもあった。
宮下あきらの「魁!!男塾」中、作者がその大陸書房並の怪しげな情報源として、唐突に引用し始めたのが民明書房刊行物である。
その名をHNとするオタの立てたスレに誰が訪れよう。しかも「オタクの図書館」スレである。なんじゃこりゃ、なんのひねりもない。
そこらでコンビニに押され、閉店を余儀なくされるXX商店みたいなものである。今時、賞味期限の切れた魚肉ソーセージを定価で売っているのでは、むべなるかな、である。
せめて賞味期限は守ろう、である。はい、ここでCMです。
このレスはPRです。
<CM>
オタ板はNASAでプログラムされた食品管理システムHACCPを導入、また環境保護に努め、ISO14000シリーズを取得、推進しております。
だから、ここのオタクはとても清潔で、安全。オタク板のオタクは環境にやさしい自然繁殖のオタクです。お子様にも安心してお勧めできます。
提供 大賢者くーどろあ アンド セブンシスターズ <CM>
このレスはPRです。
しかし、儂は間違っていないッ・・・。
この板には図書館が必要だッ。そう、儂が間違っていたのはHNであるッ。綾並書店とまでいかなくてもせめて、本仕込みファンタジア文庫か落書文庫にすべきであったーッ。
悔やまれた。
「だが、儂は間違っておらぬッ!儂がッ、儂がッ」くあぁっ!「儂が、男塾塾長 江田島平八であーーーーるッ!!!」
言ったか、遂に、であった。小池一夫か板垣恵介みたいで、うるさいんですが、である。民明書房刊も劇画村塾系かも知れない。
506 :
おたく、名無しさん?:03/10/10 01:43
続かないの?
>>506 ( ゚∀゚)━~もう固定ネタはお腹イパーイだよ。。
変な先入観持たれるしよ〜(w
せめてアゲんのは止めようぜ、慎ましく地下でやってくれって感じ。
「また、高血圧で倒れますよ」
漢、江田島平八、じゃない民明書房刊は振り向いた。
そこには一匹の猫がいた。ただのシャム猫である。
「社長が倒れたら会社が立ち行かなくなるんですよ。お体、気をつけてくださいね、民明書房刊さん・・・」
大きく、伸びをする。そのしぐさは優雅でしなやかであった。
猫は古代エジプトでは神聖な生き物である、が、オタなら誰でも知ってると思うので割愛する。
シャム猫ココ。
オタ板のアブナイ固定である。淋しがりやのオタクであった。
だが、スレの1、民明書房刊にとっては、勝手に居ついた猫くらいにしか考えていない。せいぜい招き猫にでもなれば、である。
「寝てる奴だけの奴ァーいいよなー」ダメ社長の弁。
「猫はこれが仕事だもん」
「この人手が足りねェ時に、猫しかいねェなんてよォ。レス書ける奴でもいればいいのによォ」・・・・チラ。
「猫の手も借りたい?」・・・・チラ。
「いや、やっぱり猫にすがるようじゃァ、もう、本屋はやれねェなァ・・」
「あ、閑古鳥!」涙眼。でも負けない。
「わはははははは」
アホな一冊と一匹である。
ほんとはそんなこと言うつもりなかったのに。
民明書房刊が嘆息と共にスレの奥に引っ込むと、ココは急に悲しくなった。すぐ悲しくなる性質であった。誰からもかかってこない携帯を見ているような気分である。いいんだもん。
ぴょん。
スレタイの上に飛び乗る。そこはいつも暖かい。なんでか知らんが。うとうとするまで2分もかからない。シャム猫ココはいつものように浅い眠りに就こうとしていた。
げふぉっ!ぐはぁあっ!・・・遠い国で驢馬が咳をしている・・うるさい・・・。
じゃなくて、スレの下で大袈裟にアピールするオタがいる。
・・・・ドラだ。また誰かに苛められたんだ・・・。ばかちん。
ドラはにゅーはーふなオタであった。どこがオタクなのかわからないが、オタ板にいる美貌のオタだ。女性になりたいと願っていた。
が、ために異性愛好者から叩かれる事もしばしばである。百万回たたかれたオタである。ぱしぱしぱしぱしぱしぱしぱし。
だが、ドラは気にしていなかった。ドラを攻撃する異性愛好者達の大部分は、本質的に変質者のペドロリであると信じているからだ。
自分は同性をパートナーとしているだけであって、愛し方はノーマルだと信じていた。
圧倒的にぼくが正しい。
タフなホモである。とんだカマ猫君であった。
ぐはぁああっ。むはぁっ。ごほぉあああぁっ。
アピールが激しくなる。やれやれ。ココは下に降りた。
「なにしにきたの」
「うがぁあっ・・。って、怪我人に対してかける言葉がそれかい」
「怪我なんかたいしてしてないじゃない。もう帰りな」
「邪険にするな。もっとぼくをいたわれ。美しいとほめたたえよ。賞賛せよ」
このホモは気が狂ってるのかしら。それともホモは皆そうなんだろうか?
いまだにアタシが明菜よ!アタシが聖子よ!静香よ!とか言ってやがるし。くたばれ、ホモ。
なんて冷たい、ゴスロリ猫なんだ。ドラは思った。
何が、シャム猫ココだ。畜生。マイワールドに忠実過ぎて、人間性に欠ける。昭和初期に帰れ。真珠郎は何処にいる?!だ。
二匹は火花を散らした。外見的には欠伸をしている。所詮、猫である。
「で、なんの用なの。あんたのなわばりは2スレ向こうのクソスレでしょ。帰りな」
「ここもぼくのなわばりだ。君に命令されるいわれはない。ぼくをたたえよ。慈しめ」
「気が狂ってるんじゃないの。帰んな、ホモ野郎」
「気が狂ってるのはお互い様だ」
これでは話が堂々めぐりである。どっちもどっちだ。
シャム猫ココは思った。なぜこのクソ固定はここに執着するのだろうか。そう言えば私もなぜここに居座るのだろう。
マタタビでもあるのだろうか。いや、総レス数17ではそんな気の利いたものなどない。ココはレスを顧みた。
1レスめ、「ここはオタクの図書館です。みんな自分の最も大切な本を書き込んでください」
2レスめで「2ゲトー」
3レスめ、「2ゲトー」
4レスめ、「クソスレたてるな。4ゲトー、
>>3 逝ってよし(藁
5レスめで広告。ここまでageである。
6レスめ、「終了」
7レスめ、「開始」
8レスめ、「高句麗のバカレス」
9レスめ、「清岡純子写真集、私は「まゆ」13歳 ボキの愛蔵本でしゅ。」URLが張ってある。
10レスめ、「ブラクラ張るな。氏ね。」
11レスめ、「ロリ氏ね。」
12レスめ、「批判してばかりじゃなくて、なんか書けよ。俺のマイフェバリットはあかほりの本、全てだ。30歳の時初めて読んで・・・以下長文。
13レスめ、「童貞君、おまえ今、いくつですか(w」
14レスめ、金井美恵子 アカシア騎士団。
15レスめ、火祭のレス。
16レスめ、「タコ踊りは本来、多幸を祈るための祈祷、多幸踊りであった。民明書房刊。
この後10日空く。
17レスめ、「今日、デパチカの試食コーナーでキムチを試食した後、本屋に寄って・・・・以下略。民明書房刊。
17レスめ、11日目で民明書房刊の日記スレになっている。うーむ。典型的なクソスレ模様である。
また、ものすごく話が飛んでるなあ・・まあ面白いからいいけど。
よく読むとわたし、一度も書き込んでない。ココは愕然とした。
当然、ドラもである。奴の場合、レスすら読んでいない可能性もある。なんでなんで。
このままでは猫屋敷ならぬ猫図書館になってしまう。
アァ、妾は猫ぢゃないのに。どうしませう。このままでは昼の大砲が鳴る頃には恐い羅卒に牢屋にいれらてしまうことでせう。
などと、気分を盛り上げていたところに突然、書き込みの嵐が吹き荒れた。
「くーどろあ、氏んだってよ。腹上死らしい。」
「なら、くーどろあの権力はどうなるんだ?誰が継承するんだ」
「大賢者なら、さっきホテルに入るとこ見たよ。連れの女性はピーでピーらしいよ。」
「Pとくーどろあが出来てるって?マジ?!」
「氏ね。」
「くーどろあ=ほーむず」
sageで様々な書き込みがなされている。
「ぼくを賛美せよ」
ドラだ。ageである。
「ホエイを塗ると本当に肌がキレイになる。ていうか、本当に張りが出る」ドラ。
「氏ね。ホモ」名無し。
「ニューハーフだ。ぼくは美しい。」ドラ。
「氏ね氏ね氏ね氏ね」
「だから、おまえのようなクソコテがいるから板がダメになるんだよ。」
「ホモ、キモイ」
「威勢がいいとは古来、伊勢神宮を訪れる人々の健脚を称えた言葉から来ている。」民明書房刊。
「メイド服とゴスロリは違う。かなり絶対。」シャム猫ココ。あれ。なんで書き込みしてるんだろ。
「ハー・マイオニーってゴスロリにすると、どうよ?」
「いいんじゃない。」シャム猫ココ。
数分後、オタク特有の中途半端な飽きっぽさで、スレは段々落ち着いていった。ふーっ。
ドラが倒れている。
いざ、肝心な時に倒れるオタクである。いや、叩かれ過ぎであった。血を吐いている。民明書房刊も濡れタオルを持って駆けつけた。
大丈夫?
シャム猫ココは初めてドラに対して慈しむ心を感じていた。信じられない。
でも、民明書房刊もドラもわたしもどうしてこうまでこのスレを守るのだろう。それが一番不思議だ。ココは首をひねった。
どうしてなんだろうね、である。この二匹とカストリ出版社は自スレが聖域、オタ板の祝福を受けたスレであることに気づいていない。
そして自分達がなぜこのスレを保守するのか、そしてそれはなんのためなのか。
その秘密が明らかになるのは、チョット先になる。
フィクションである。ゲイをバカにするための駄文ではない。w
オモチロイw
527 :
おたく、名無しさん?:03/10/12 02:22
淫槍ぐんぐにるを召喚した翌日。
西園寺 美剣はかつ基地と淫槍ぐんぐにるだけを率いてくーどろあが傷をおった前線へとおもむく。
「ひどいな・・・」
かつ基地は足下に転がる敵とも味方ともわからない死体をみつめ呟いた。
身体は衰弱しきって生前の面影もない・・・・
「禁止!にやられた典型的な死体だな・・・」
中路が比較的冷静な口調でそういう・・・みなれたと言った感じであった。
そんな二人のやりとりを黙ってみている西園寺 美剣。
西園寺 美剣のココロの中は懺悔の念が渦巻いていた。
自分がラウンコに喧嘩を売らなければ彼はしななかったかもしれない・・・
自分がもっと的確な判断をすれば彼はしななかったかもしれない・・・
西園寺 美剣の胸中はそんなことが今渦まく・・・そしてこの思いがのちのちさらに強くなるのだが・・・
『中路様・・・相手の特定が出来ました・・・・禁止!配下のいちげんさんと思われます』
「いちげんさん・・・・なるほど・・・・アイツか・・・」
中路の瞳にきらりと光が宿る。
「さて・・・狩りでもはじめよーか・・・やろうども」
どきゅもが「くーどろあお兄チャマのピンクの黄金宮殿」スレについたのは円卓のオタク会議の開始時刻に遅れる事、3時間。もう真夜中であった。
宮殿には誰もいない。ここには必ず、七人の妹の誰かが常駐しているはずなのだ。異常事態であった。
宮殿はやはり、無駄に巨大でまるで北朝鮮を思わせる、素敵な造りであった。いたるところに、笑顔のくーどろあの肖像画が掲げられていた。
同人、ヤオイ女が股ぐら濡らしそうな寝ぼけ顔の美形である。抱かれたいオタ女の吐息で宮殿には常にハートが飛び交っていた。
そのため、黄金にしてピンクなのだ。スレの男女比は3対6である。残りはネカマであった。
そのスレにオタ女一人いないのだ。
どきゅもは胸騒ぎをおぼえた。くーどろあ、危篤は事実なのかも。超高速でスレ内を検索精査する。伝言を発見した。
「大賢者、急病につき、円卓のオタク会議はオタク総合病淫スレで臨時で開催する。ついてはメンバーは至急集合のこと。石毛利昭」とある。
さすがマメなオタクである。こういう奴が一人いると助かる。オタには珍しい。さすがパン屋の息子であった。関係ないか。
しかし、オタク総合病淫なんてスレ、いつ立ったんだよ?第一「淫」じゃなくて「院」だろう。高卒を舐めてるのか。死ねよ。
まあ、いい。移動だ。どきゅもは瞬時にスレを移動した。
高レベルオタにとって、スレ移動は容易なことであった。なら、最初からそーすりゃいいのに、である。だが、スレ移動が可能なのは上層スレのみ。
中層、下層のスレになると下手に座標を間違え、迷うと面倒なことになる。しかもオタ板の入り口は厄介なことに最下層にあった。
オタ板に適応出来なかった連中の残留思念が渦巻いて時空とスレを捻じ曲げている。そんなところで気軽に「はい、移動」とやらかすわけにはいかない。
そんな自空間で長時間生命活動出来る、上層スレ住人は限られている。彼らは「スレダイバー」の称号を持つ、特殊な固定であった。ほとんどが若いフリー固定である。
さすがの俺様でも、そういうわけなんですよ。死ねよ。
総合病淫スレ入り口は混雑していた。こんなに板に人がいるとは誰も思っていないだろう。
あれ。行方不明の固定がいる。人違いか。
どきゅもは中路を見かけたような気がした。中路は不特定多数の名無しの尊敬を集めていた、数少ない固定である。謀略にはまったとの噂が囁かれていた。
いや、今はくーどろあだ。奴の情報を手に入れるのが先だ。どきゅもは先を急いだ。
しかし、なんて広いスレだ。受付ロビーが三重にめぐらした堀の向こうにある。堀では鴨がのんきに水をかいている。これでは病院と言うより平城であった。
どきゅもは瞬時に座標を移動し、受付インフォメーションセンターで淫内資料を手に入れた。
地下1、500階、地上150、000階、総面積不明とある。ウイザードリィの迷宮どころの話ではない。宮殿スレどころか、これでは2ちゃんねるより広い。
だいたい地上150、000階なら衛星軌道まで伸びているんじゃないのか。今のこのスレの空気はどうなっている。読めないどころではない。吸えないのではないのか。
その上、迷ったら出てこられないのじゃないのか。それじゃ、いつオナニーするんだ?そうか、人影のないところで。いや、そんな余裕はないはず。様々な危機感がどきゅもを襲う。正常です。
>>527 西園寺とか、前線とか出てくると西南戦争みたいだ。
禁止!は固定じゃなくて未知の生物かよ。w
突然、警報装置が作動した。
「大変です。西門で女固定が大暴れしています。スレを、じゃなくて橋をsageろ。漏れを通せと凄い剣幕です」
職員が血相を変えて飛び込んできた。どきゅもはイヤ〜ンな予感がした。
警備員が応じる。数人集まって来た。
「たしか、あそこは予約受付のみの外来患者を扱う・・」
「ええ。一見さん、お断りです」ヤバ。どきゅもは冷や汗が吹き出るのを感じた。
「現在、職員総出でスレを、じゃない橋をageていますがいつ突破されるか判りません」
「ばか言え。あそこが突破されるならウチの警備会社は取引停止になるぞ。なんとか凌げないか」
どきゅもは不安が現実になったことを認めないわけにはいかなった。
あの、ねーさんだ。
いちげんさん。
ゾペティの小説ではない。オタ板ランキング今月付けでトップ、最強の固定である。最狂のうわさもある。
性別は女性。いちげんさんのHNは、裏を返せば、馴染み、であるということである。いろはにほへと。
彼女を非難する名無しはことごとく、誅殺された。いちげん信徒によるものだ。
だが、彼女の凄いところは自分一人で何人ものキモオタ、ヒマ人、固定をていねいにお相手つかまつるところだ。
えっち。じゃない、ホントの意味でワンマン・アーミーであることだ。つまり、ネタの宝庫である。ありがたや。
どきゅもは西門と言われていた、外来受付2号入口へ移動した。
あたりは爆撃を受けたドレスデン、ボスニア・ヘルツェゴビナのような有様だった。たった10分でこの惨状だという。
幸い、人死には出ていなかった。どきゅもは胸をなでおろした。
あの、ねーさん大暴れするとこんなもんじゃないからな・・・。で、あのお方はいずこ。
なぜか、童貞は低姿勢である。オフで弱みでも握られてか。うるさい、死ねよ。
いた。チャイナ服姿だ。しかも宝塚風である。
「ゴルァゴルァゴルァゴルァゴルァゴルァゴルァゴルァ!!!ゴルァゴルァ!!!!!!sageろ!ゴルァ!!!」
オラオラオラオラ!!!じゃなかったか。2ちゃんが長すぎたか。猛烈な勢いで跳ね上げ橋のこちら部分をを蹴り飛ばしている。
「素直に橋をsageればいいものを。ふふ。仕方あるまい。出すか、やはり」披露するのは裸ではない。この固定はマジメである。だから恐い。
「フリート・ウッドマック!!!!!!」
彼女のスタンドである。当たり前だがジョジョフリークはスタンド使いである。突然現われた数人の男女が、マイクを持って踊りだす。
堀の向こう岸では数人の名無し警備員が、ひっきりなしにいちげんに罵声を浴びせていた。
「きちげん!もう止めろ!てめーのキチガイぶりはもうわかった。大人しく手首切って、市ね。ブス」まったくもって、火にアブラである。
「ふふふふ〜。んふっ。本当のッ、キチガイがッ、どういうものか教えてくれるわッ!!!!セブンワンダー!!!!!!!」
いちげんのスタンドは数あるスタンドの中でも驚異の力を有していた。七つの驚異的な能力である。その一、なんでもかんでもどっからでもギッてくるスタンド能力である。
今回彼女のスタンドがギッて来たもの、それはトマホーク巡航ミサイルであった。レイセオン社製。一発7、000万円くらいの廉価版。おトクです。
当然、この至近距離からぶっ放すつもりである。おまけに核搭載である。
「てめー、そんなもの打ち込むと、てめーも死ぬぞ!(藁 だいたい、それは長距離用の兵器だろう。中途ハンパな知識のバカ固定逝ってよし」
「ふふふふ〜。根性なしの馬鹿め。じゃあ、逝ってみよー!!!」
いちげんが嬉しそうに宣言する。
核搭載のトマホーク巡航ミサイルをフリート・ウッドマックが発射した。オタ板はこれで終わり。2ちゃんねるも終わり。ぜんぶ終わり。ラッキー、であった。
くーどろあが死ぬぞー、いっちゃん!!!!!(小沢一郎ではない)どきゅもが叫んだ。童貞のまま、俺も死ぬぞー。これは心の声。
そのくーどろあが死ぬぞー、の声が、熱くなっていたいちげんの心に届いた。奇跡である。
「セブンワンダー!!!!!」再びフリート・ウッドマックが踊りだした。能力そのニ、脳内時間を止める能力。脳内・ザ・ワールド。
脳内時間を無限に止める力だ。この場のすべての人間の脳内時間が止まる。トマホーク巡航ミサイルは関係なく進む。これでは意味がない。
トマホークが標的に当たった。
あぼ〜ん
あぼ〜ん
あぼ〜ん
さようなら2ch!
さようならはいやだよ。
(□_□) いちげんさんの出現。これこそが人類(ちゃねらー)滅亡へのプロローグだったんだ!
(゚Д゚) ナ、ナンダッテーー!?
一見さんつおい。
しかしその核ミサイルが炸裂することはなかった。ミサイル全体が光に包まれ、先端部分から輝きが増し、崩れ、霧散していく。まるで夢をみているようである。
運命の切り札を切ったオタがいる。
誰か、高レベルのオタクでオタク生命を賭した者がいるのだ。
人は一生に三度チャンスが訪れると言う。それは、人間なら誰でにでも平等に訪れるのだという。だが、その話にオタクが登場したためしはない。過去も現在もこれから先も。
いつもオタクは例外的な存在なのだ。場違いな存在だった。常に自力をかけるしかない。その自力、妄想力を極限まで高めたエネルギーをカード化出来るオタが存在した。もちろんトレーディングカードだ。
そのカードイメージの交換が成り立つ条件はただ一つ、本人のオタク生命である。運命を逆転、引き寄せることが可能だった。普通、愛する者に使う。
そのオタクは一回だけ、ステハンを使ったことがある名無しのオタクだった。彼は偶然、この場に立ち会い、ためらわずカードを切った。なぜなのかはわからない。
わかっていることは、そのカードは2ちゃんねるオタク板の運命を変るだけの力を持っていた。そして、代償にその名無しのオタクは永遠に失われたということだ。
どきゅもは一部始終、その光景を見ていた。高卒エスパーに、いちげんのこのスタンド能力は干渉しなかった。修練の成果だ。しかし。
鼻血が噴出した。がっくりと膝をつく。よかった。生きてて。死ねよ。
そして思う。あのオタクは満足だったのだろうか。カードを取り出した時、笑っているかのようにも見えた。その相貌にどきゅもは記憶がなかった。あいつ、俺より若かった。
誰かいたんだ。凄い名無しの誰かが。喉がカラカラだった。
そうだ。いちげんねーさんは。
どきゅもはいちげんを振りかえった。倒れている。ヒジョーにハタ迷惑な男装の麗人は気絶していた。
スタンド能力を間を置かず連発使用したため、身体に負担がかかり過ぎたのだ。彼女のまわりをやばいオタクが囲みつつあった。しょーがねー。
チャイナ服はオタにはコスプレである。放っておくわけがない。1分しないで丸裸にされるであろう。やれやれ。やっかいな人だよ。
どきゅもはいちげんのほうに歩き出した。彼女を囲んでいるオタクたちを挑発する。
「死ねよ、てめーら」
ピカチューを馬鹿にするな
電気を発生できて感情豊かなかわいい人気者なんだぞ
オタク総合病淫。1,562階。エレベーターからちんけな童貞とチャイナ服姿の男装の麗人が降りる。スゴイカップルであった。
職員の説明では、ワンフロア全て、くーどろあの病室のはずだ。なぜかどきゅもはこの医淫で思念移動は出来なかった。うるさい。死ねよ。
「どきゅも君。本当にこの階でいいのか?」
「たぶん。たしか、くーどろあの病室のはずだよ」」
「んふっ。もしなんなら漏れのフリート・ウッドマックで・・・」
ノーサンキューであった。慌てて、首を振る。「先を急ごうよ」
規制で書き込めない。残念だ。w
「いちげんさん、どきゅも。こっちだ」
石毛である。
セブンシスターズの一人である。当然、女装している。だが、頭に大きなリボンを付けただけのお付き合い程度の女装である。
この板でもっともマジメに質問に答えてくれる固定のひとりである。だが、発言はわかり易い。初心者にはありがたいことであった。
時々発作的な書き込みをするオタクである。
「くーさまの様態は?」いちげんさんは狂戦士モード、「いちげん」を解除していた。
「おもわしくないようだ。さっきから医者と牛丼屋が行ったり来たりしている」
「牛丼屋?くーどろあはいったい、どうしたっていうんだよ」
「牛丼屋で突然倒れた。それだけが事実だ。その後、医者がいくら殴ったり、蹴ったりしても、ウンともスンとも言わないらしい」
医者が殴ったり蹴ったり、ってどんな医者だよ。大体、牛丼屋で倒れたって事は、大方、食いすぎたんじゃねーのかよ。あいつ、痩せの大食いだからな。
どきゅもは思った。いいカンである。実際は空腹によるものだったが。
「で、円卓のオタク会議は無期限延期だ。七人の妹たちの決定だ」
「ァ〜ン。妹だァ?あのキモイ連中になんの権限があるんだよゥ」いちげんさんが不服をとなえる。本来なら、不敬罪であった。
だが、いちげんさんを逮捕しようとするチャレンジャーはいない。治外法権、キチゲン放権とも言われている。
「どこにいるのだ。あの女装好きなキチガイ連中は。奴らの独断専横は目に余る。見せしめにニ、三人叩き切ってやる。むふっ」いつの間にか手に入れた、青龍刀を振り回している。
気の荒い固定である。
「いちげんさん、俺もセブンシスターズの一員だ。その提案には反対しなかった。今はくーどろあの回復を待つべきだと思う。
国際指名手配のテロリストがオタ板に紛れ込んでいると言う情報がルシからもたらされているんだ」
石毛は説得した。
「わかった。今回はあなたに従おう」いちげんさんは刀を降ろす。なぜか、素直であった。「だがしかし、殺す」いや、全然、素直ではなかった。話通じてるのか。
規制解除までオナニーでもしてます。w
arigato desita kotei nanasi no minasan
ヽ(´∀`)ノワタシが出てるよー
寝るのスキーなところとかソックシです
これからもROMりますよウフ
セブンシスターズにも入りたかった。
いちげんさん最高だ。
くーどろあさまは、回復したらフルーチェ風呂に入れてください。
童貞どきゅもはそのやりとりに気をとられることなかった。足早に前を通る看護士を引き止める。
「くーどろあは一体、どういう具合なんだ。教えてくれ」
「それが体重が激減していて、大変危険な状態です。今、急いで飯を炊いてるところです」
「飯なんて炊いてどうすんだ。牛丼でも食わせるつもりかよ」カンのいい童貞であった。
「そのとおりです。それしか方法がないと医淫長が」
「馬鹿野郎。そんなこと、言う医者がいるか。だいたいくーどろあは元々痩せてるんだ。死にかかってる人間に飯を食わせてる場合かよ。治療に専念しろよ」
「しかし、すでに体重は4800グラムにまで激減しており、医淫長が・・・」
4、800グラム。丸々とした立派な赤ちゃんと同じ体重ではないか。しかし、くーどろあは5歳を過ぎた、イイトシしたオタクである。
これは異常だ。それに、もし4、800グラムの体重ならまず、牛丼よりミルクだろう。
「君たち、何を揉めているのかね。ブラブラしてると医淫長に解体されるよ」
賄い師メシスト、くいにげであった。あいかわらずピカピカのレードルを持っている。
「なんだ、あんた。氏んだんじゃないのか」くいにげに気づいた石毛が驚きの声を上げる。
「魂を売ったんだ。今じゃ、日当240円の高給取りさ。中古自転車も手に入れた」
「ほう。佐賀より、稼げそうだな」いちげんさんが興味を示す。「コスプレにはなにかと金がかかる」
青龍刀がギラリと光った。コスプレのためなら魂なんぞ、いくらでもくれてやる。
「それより、医淫長って誰だ。さっきから怪しげな治療ばかり指示しやがって。まさか」どきゅもは嫌な予感がした。
「ぐんぐんだよ。決まってるだろう。他にだれがいる」くいにげが当然だ、と言わんばかりに答えた。
窮地が死地になったとはこのことだ。くーどろあの命運は尽きたも同じだ。尽きてなくても尽き果てさせてくれるだろう。
「だれがくーどろあをここに運び込んだ。石毛、答えろ」どきゅもは気色ばった。
「わからん。突然このスレが立てられ、俺は指示を受けただけなのだ。だいたい、俺はさっきまで入浴中だったんだ」
「オタが風呂なんか入ってんじゃねーよ」どきゅもは殺気だった。「おい、くいにげ。淫槍のところに案内しろ。聞きたいことがある」
「まあ、待て。落ち着けどきゅも君。なんでも強引に物事を押し進めようとしても結果は上手くいくもんじゃないぞ、ボク」いちげんさんが諭す。
あんたにだけはそんなこた、言われたくねーよ。どきゅもは思った。さっきはこのお方の大暴れのため、板が核爆発で吹っ飛ぶところだったのだ。が、確かに道理である。
「くいにげさん。まず、病室に案内してくれるかしらン?」いちげんさんが微笑む。いつの間にかメイク完了である。スタンドを発動させたな。どきゅもは思った。「わたくしたち、くー様のことが心配なの」
強烈なフェロモンである。卑怯だぞ。いちげん。で、あった。
>>558 怒ってないんで安心した。w
>>559 わかった。
>>560 あんた、気の毒だが次の晒しものだ。
>>561 わかった。
使える串は少ないから、書き込みがない時は規制です。あとはオナニーか。w
arigato.
わーい♪
煤i;´Д`)
まさかいちげんさんのスタンドとか?
ドラとかリケじゃないのかぁ。。>セブンシスタズ
>「ほう。佐賀より、稼げそうだな」いちげんさんが興味を示す。
これがヒットした(w
いよいよ中盤にさしかかったというところかねい
いちげんしゃんさいきょー
「ああ、いいよ。ぐんぐんのトコロへいく?それとも、くーどろあの病室を先にする?」
気のない返事である。くいにげにはいちげんさんのフェロモン攻撃は通じないらしい。リアル女に興味なし。鉄の意志である。こいつもこう考えるとたいしたオタクであった。
石毛、どきゅも、くいにげとこの場の野郎共にはいちげんさんのスタンド攻撃は通じない。平然とした様子に変わりはない。並みのオタなら股間を押さえてトイレに駆け込みスッキリするところだが。さすが魔人達である。
「いちげんさん、あいかわらずのようですね」どこからか声がする。「くーどろあの病室ならぼくが案内しますよ。さあ、明かりが灯る方に。一緒について来てください。どきゅもも」
夜である。
今は書き込みが少ない固定である。神経質なくらいマジメなオタクであった。時々キレル。が、最後までカキコミ責任を取るタイプである。口調がなんとなく、ニッポンの新聞、アカハタを思わせるのが特徴だ。この板の特徴として、固定はマジメなタイプ多い。
オタクらしいと言えばオタクらしい。日本のオタクも安心だ。
「夜か。久しぶりだな。一献傾けようではないか」言うなり、いちげんさんはアンプル入りの風邪薬を怪しぃ胸元から取り出し、ゴクリと飲み干す。「一献傾ける」とはふぁっきんなふるーつかくてるぱーてぃのことである。至、植物人間。
だが、今時、こんな薬は売っていない。ショック死者続出のため21世紀の日本国では禁止!である。佐賀はいまだ、昭和30年代であった。警察もやる気なしで有名みたいだったし。
「ぼくはドラックはやりませんよ。いちげんさん」やんわりと断る。夜は苦笑していた。姿は見えない。
「じゃー、一緒に手首でも切るか?ん」豪気である。出来上がっている。とも、言う。早くもクスリがまわったか。石毛が止めに入る。マメである。何度俺は止めたことだろう。石毛は思った。もうクスリは止めさせなければ。
とりあえず俺もブロンを。(よいこは真似しちゃいけないよ)
ほんとに死ねよ。この光景を目の当たりに、童帝(C.アナザー一見)どきゅもは呆れていた。クール、クール、クール。で、ある。
「石毛!漢なら腹を切れ!わはははは」いちげんさんは出来上がっていた。こちらは、ホット、ホット、ホット。で、あった。
場はまるで横文字のエロサイト状態である。だが、案内人は夜だ。とりあえず、安心してよかった。
「じゃ、俺は厨房に戻るとするか。縁があったら、また」くいにげはレードルを振った。「医淫長に会いたいなら、廊下の突き当たりに詰所があるからそこで聞くといい」
くいにげの姿が見えなくなった。
爆発で。
突然の凄まじい炎と爆煙である。なぜだ。
くいにげが存在していた空間は大穴が口を広げつつあった。マンシュウである。本望だろう。
どきゅもは一歩も動けなかった。不覚である。スローモーションで爆風が迫ってくる。クリティカルヒット。ここまでか。覚悟を決めた。
いちげんねーさんが気がかりだ。クスリをキメテルとはいえ、彼女の方が強いが。そう思った時である。
時間が止まった。スタンド能力ではない。
夜だった。夜の超能力、ナイトメアVer3.1。夜間専用夢幻能力である。
「環境を変えたつもりです。どきゅも、でも急いでください」夜の緊迫した声が響く。ですます調は伊達じゃない。冷静さに舌を巻く。爆風は春の薫風に変わり、破壊され飛んでくる様々な瓦礫はサクラの花びらに変わっていた。
しかし、それらのスピードに変化はない。
「いくぞ。どきゅも君、私につかまり給え」いちげんさんの声である。もう、正気に戻ったのか。「どこつかまってるの!ちょっと、そこ、いや」これは石毛に対してであった。
さすが石毛、いちげんバストを確保する好位置をキープしている。
俺は恐ろしくて手が伸ばせなかったというのに。さすがセブンシスターズ、侮れん。どきゅもは感嘆した。さすが、石毛。フィールドの視野が広い。翼君のようである。
だが、とりあえず、脱出だ。どきゅもは続いて、いちげんさんの腰にしがみついた。
「セブンワンダー!!!!!!!!」
いちげんさんが叫んだ。サクラ吹雪が迫る寸前のスタンド発動である。いちげんさんにしがみつきながら、どきゅもは思った。
女の体って、柔らかい。いい匂いだし。くんくん。
生死の境目でこそ、最も大切なフィーリングであった。あっぱれである。逝ってよし。で、あった。
推敲する時間がなかった。メンゴ。
いやああ・・脱帽脱毛。続きが待ち遠しい。
童帝どきゅも引用ワラタw
貴様!見ているな!?
582 :
おたく、名無しさん?:03/10/22 12:36
じたが、家で一人で留守番をしていた。
退屈をもてあましていたじたはタカラがサービスで開設している専用回線
「リカちゃん電話」の存在を思いだし、暇つぶしに電話をかけてみることにした。
リカちゃん電話のことは知っていたが、実際に電話をかけるのはこれが初めて。
彼女はわくわくしながらリカちゃん人形の箱を引っ張り出し、そこに書かれた番号へと電話をかけた。
「もしもし、わたしリカちゃん。お電話ありがとう。今、おうちにいるの。これからお出かけするところなのよ」
これで話は終わり。
彼女は「これだけなのかな、つまらないな。もう少し話が聞きたいのに」と思い、もう一度同じ番号に電話をかけた。
「もしもし、わたしリカちゃん。お電話ありがとう。今ね、お出かけ中なの」
話が変わるんだ!
じたは面白がって、もう一度だけリカちゃんに電話をかけてみることにした。すると・・・
「もしもし、わたしリカちゃん。お電話ありがとう。今ね、あなたの家の前よ」
じたははっと驚き、急いで電話を切った。
今の電話は何だったんだろう、聞き間違いかな?それともまさか・・・
彼女は青ざめた顔でのろのろと立ち上がると、恐る恐る玄関へと向かい、扉をほんの少しだけ開けて表の様子を窺がった。
・・・大丈夫。そこには「何も」いない。
ほっとした彼女はきっと自分の聞き間違いだったのだろうと思い、部屋の中へ帰っていった。
ところが彼女が部屋に入ると、まるでそれをを待ち構えていたかのようなタイミングで突然電話のベルがけたたましく鳴り出したのだ。
彼女は一瞬凍りついたが、すぐに自分の中の恐怖を追い払う。
「何を私はびくついてるの。怖がることはないわ、きっとルシフェルからよ」
そう自分に言い聞かせた彼女は、ゆっくりと受話器を握った。
しかし、電話口から聞こえてきたのは大好きなルシフェルの声ではなく、今ではすっかりおなじみとなってしまったあの人形の声・・・
「もしもし、わたしリカちゃん。今、あなたの後ろよ・・・」
このネタはなんか怪談として聞いたことがあるなあ・・
「ぐふっ・・」
「ぐぶ〜」
さっきから何体のキモオタを倒したことだろう。もう殺った数なんか数えていられない。次々増えてくる。
しかし、これはどういうわけだ。キモオタの発生が多すぎる。またどこかの国がオタ板に軍隊でも派遣したのだろうか。
だとしたら、なんて無謀な。
生き残ったほとんどのパンピーはキモオタ化したはずだ。
月城はコスモを全開にしながら無常感にとらわれた。また道を間違った。これが僕、月城の限界です。
オタ板で人格を保つためにはオタ特性値が生まれながら高くなければいけない。そうでなければ十中八、九、糸を引く濃い空気に耐え切れず、発狂する。
巷間言われるように、ヒトの脳の中には、俗にウマの脳、ワニの脳と言われる二匹の動物に例えられる脳が存在している。このことはオタなら誰でも知っているので割愛する。
だがもうひとつ、オタの脳と言われる脳があった。この存在は誰も知らない。こっちも今、知った。
この脳はワニの脳のA10神経と直結していて、そのワニの脳を直接、飼いならす、特殊な快楽ホルモン「ノーパ・ンミニ」を分泌する脳であった。誰にでも先天的に備わっているわけではない。
オタ板を訪れるにはまず、このオタの脳が発達していなければならず、更に上手に、本能をつかさどるワニの脳がコントロールされていなければならなかった。
もし、仮に備わっていたとしても、ワニの脳をコントロールするオタの脳が未発達な場合は悲劇だった。
板の余りに濃い臭気によりキモオタ化する。すなわち、女を見たら犯す。男を見たら犯す。犬を見たら犯す。
とにかく、なんでも目に付いたものはやたらと犯す。犯せないものは机と椅子だけだと言う。食道楽の中国人もビックリの色道楽である。はー、やれやれ。
のぶは。あの獣人は大丈夫だろうか。
月城はのぶの様子を確かめた。
「ブギー♪! ブギー♪! ブギー♪! ブギー♪!あっは〜ん♪ あっは〜ん♪ オゥイェーィ♪!」
歌っている。一小節歌うとキモオタの首が20は飛んでいる。むちゃくちゃである。
地獄の野獣アモンならぬ、オタ板の野獣のぶ・サップである。全然、大丈夫。月城はのぶの歌とキモオタの血飛沫を聞き安堵した。
「イクイクイクイク♪ イっちゃう〜♪」
実際、のぶがキモオタの群れを一掻きすると、数十の人体パーツが乱れ飛んでいた。これは、もはや虐殺である。ジュネーブ協定ではオタ板は無視されていることは以前述べた。更に、キモオタ化した前人間には人権は与えられていなかった。
なぜなら、人ではなかったからである。キモオタ権は確立されていない。哀しいことであった。彼らの脳には解剖学的な所見では異常はみられない。が、彼らは現実に退化していた。
これではアムネスティ含む、人権擁護団体、他のNGOも動かない。動物愛護団体も黙殺している。愛情を注ぐべき対象外だった。しかたないか。
それにしても数が多い。一気に片をつけよう。月城は考えた。
呪文を詠唱する。召喚魔法だ。
ショッキングピンクのマントからハシバミの枝を取り出す。これは魔除けである。召喚した神に影響を受けないためだ。
以前は三昼夜かかった呪文詠唱である。当然、実用性に著しく欠ける。そのため月城は改良を重ねた、品種改良した早生のオークの宿り木を召喚の触媒として使う。
古代ハイランダー、スコットランド高地人を遠い先祖に持つ月城のみのアイデアだった。これなら詠唱時間はカップラーメンより早い。
「黄昏てるヒマな神、出でよ。そして、我、くー・ふーりんの末裔、月城に従え」
呪文の詠唱はあっさりとカンタンに終わった。と、同時に雷鳴が鳴り響き、灰色の曇天からひとすじの爆焔が放たれた。巨大なプードル犬が現われた。
魔導である。
「月城、俺、アケミに振られたよ」アケミとは例のイネスに似たプードル犬である。「もう、こう、心にぽっかり穴があいた気分だよ。なにもする気が起きない」
はぁ〜、と溜息をつく。毛並みにツヤがない。魔導のダメージはでかそうだ。
窮地に呼び出した神が、たかだか雌犬に振られたダメプードル一匹である。黄昏てるヒマなゴミであった。まさか、魔導を召喚することになろうとは。
月城は落胆した。さすが使えない隠棲者、月城様である。こちらのダメージのほうが深刻だ。だが、躊躇している余裕は無い。
気を取り直して月城は魔導に歩み寄る。とりあえず、金を借りよう。途中、噛み付いて来るキモオタを杖でぶん殴る。
「へっへっへっ。難儀だったね、魔導。しょせん女なんか信用に値しない生き物ですぜ。それより僕に投資しませんか。確実に値上がりしますぜ」
先物取引のセールスマンの口調である。シカゴ相場暴落確実より、確実な月城相場。
「アケミに勧められるままに有り金、とらのあな・ヘッジファンドにぶち込んじまった。アニメとエロ同人中心としたポートフォリオ勧められて」
「なんだって。今値上がりしそうなものないぞ」
「だってよ、アケミが」
アケミが、じゃねーだろ。アケミはジョージ・ソロスか。三流コピ本、タイ・バーツのように操作出きるのかよ。女に良いようにたぶらかされやがって。
おめーのサイフは僕のものだ。月城は急速に怒りが込み上げた。辺りのキモオタをサラマンダー系の呪文で焼き尽くす。八つ当たりである。
「でもシティバンクと郵貯にはまだいくらか運用資金が残っているはずだ。月城、それは好きにしていいぞ。もう俺はどうなったっていい」
重症であった。魔導は金のなる木である。ここで枯らすわけにはいかない。僕の老後の生活が魔導の双肩にかかっているのだ。月城は考えた。
よし。オタ板の国債救助隊に頼もう。いや、国際救助隊だった。僕、ずいぶん焦っている。
>>582 あいかわらず凄い技術だ。
>>592 自作自演はしたことないな。今度挑戦してみるよ。w
スレ終了までに1が宣言した、1章は終わらせたいと思う。
ヒマオタ脳内妄想である。固定は関係ない。
>592
割り込むなよ…。
漏れキャラネタ板でキャラハンやってるよ…。
アレは騙りじゃなくてなりきり。
のぶも強えなw
のぶといちげんさんの対決が観てみたい。
オタ板NGO「シェパード」。特殊潜行能力者のボランティア集団である。
スレ・ダイバーでかつ、ヒマなオタクで構成されている。
彼らの信念はただ一つ。「板で迷ったオタクは必ず連れ帰る」であった。例え、自らのオタク生命を賭しても。まったく鬱陶しい、じゃなくて暑苦しい、じゃなくて、稀にみるヒマな青年達である。
まったく、オタ板に相応しくない。オタク、なぜ。で、あった。
モーターの低音のみ響く部屋だった。他に一切の音はない。電話が鳴った。非通知である。やれやれ。
「はい。もしもし。アナザーはいません。さっきリューターのビットが太腿に突き刺さり、出血多量で死にました」
「ナニ言ってるの?いるじゃない。どうしてウソをつくの?」
「今、忙しいんだよ。後にしてくれ」
「貴方には聞こえないのかしら。あの下層クソスレで助けを呼ぶオタの悲痛な叫びが」
「君には聞こえないかい。俺のドレメルが唸りを上げてるのが。フルスクラッチフィギュアの顔の造形の真っ最中なんだよ。後にしてくれ」もう一人の、一見は続けた。「だいたい、アンタ、また庄屋だろ。よく外食ばっかしてるな。栄養偏るぞ」
「私のことは放っておいて。今は貴方に用件をお話してるのよ」
「化式がいるだろ。あいつもシェパードメンバーだ。奴に頼んでくれ。ヒマそうだし」
「彼はデンパの通じないところにいるみたい。連絡が取れないの。田舎のオタクはこれだから困るの。肝心な時連絡がつかない」自宅は溜息をついた。「中路も行方知れずだし・・・」
「俺だって、住んでるのは偉大なる田舎だぜw」
「でも、お互いいつまでもピンハではいられないのよ。アナザー?現実は悲しいわね」
「おい。一体なんの話だ。ピンハじゃねーだろ。パンピだろ。俺には女装趣味はないぞw 待て。自宅」
電話は一方的に切られた。そう。厄介事はいつもこんな感じ。もう一人の一見、アナザー一見は防塵マスクを外し、モーターツールのスイッチを切った。やれやれ。ヒキコモリはおしまいだぜw
イッツ・ショータイム。
NGO「シェパード」に加入するにあたって、全てのスレ・ダイバーには大賢者の肝いりで創設された「戦闘幼稚園ゆきかぜ」での二ヶ月に一度の研修が義務付けられていた。
ここでは過去の板の莫大な無駄な遺産をもとにオタ・サヴァイヴァーとしての訓練を受ける。そのプログラムは文字通りプログラマが作った。
伝説的なプログラマ、カトラーに引けを取らないと言われているオタ板専属プログラマ、リッケソ大佐である。カーネル・リッケソと呼ばれている。
カーネルの記述の鬼であった。そしてお絵かきの鬼でもあった。オタ板にはめずらしくメジャー系な絵柄である。
その萌えるカリキュラムテキストにはアニオタサザビーズで高値がついていたぐらいである。サザビーではない。
アナザーはここで最近、研修を受けた、もう余り残っていない、シェパードメンバーの一人であった。
スレ・ダイバーのオタク寿命はその能力と引き換えに短かった。最もパンピーに近い精神構造を持つゆえ、板から去り、自分の道を歩き出すからである。
大丈夫。俺はまだ、オタクのままさ。アナザーは思った。黒いアンダーシャツの上からダイブ・スーツを身に付ける。それは第二の皮膚と呼ばれていた。
頭部は強固な特撮ケブラー繊維、ウルトラ・アラミド繊維製のヘッドギアがカバーする。暗視装置付である。
続き期待。
やったい!僕も出てるよ!ってうるせーよ!
なんで僕の携帯だけノンフィクションなんだよ!w
「も、萌え〜っ」
ペドラー伯爵は息を荒げながら、母親を殴ることで鍛えた右手を駆使して自らを慰めていた。
わずか三こすりで果てると、そのまま手を洗うこともなく油菓子をつまみ、脂ぎった顔をさらに脂まみれにした。
ペットボトルで用を足した後、まだ体の中で熱が冷めないと思ったペドラー伯爵は今日こそ妹を犯してやろうと妹の部屋へ向かうが、
中から三重に鍵がかけられていて開けることは出来なかった。
逆上したペドラー伯爵は45分に渡って妹の部屋のドアを叩き続け、廊下の窓ガラスを割ると、沈黙と闇が支配する午前三時半の世界へ向けて吼えた。
まだ憤りの収まらないペドラー伯爵はこのスレを立てると、再び児童ポルノ法で禁止されている画像を求めてネットの彼方へ消えた。
ひきこもり歴五年━高校にも大学にも通わず過ごした十代最後の>>1の夜はこうして更けていく。
アナザーはどきゅものような高卒エスパーではない。そんな才能にはずっと、縁が無かった。
いいさ。俺は俺だw 何があろーと、やれることをやるだけさ・・・。
そう、本心から言い切れること。
このオタとは到底思えない覚悟の、共通したところがNGO「シェパード」のスレ・ダイバー達の真の恐ろしさだった。オタのぶんざいで。
まさしく、オタ板キチガイスプリガンである。錯誤のススメ!であった。
アナザーはダイブに及んで、ハイパー・ベンチレーション・オーを行う。
これはインド、ハタ・ヨガをもとに改良を加えられたオタ・ヨガから戦闘幼稚園ゆきかぜの教授陣が発案した呼吸法である。
あの、ジャック・マイヨールも脱帽する代謝コントロールを内包したオタクの呼吸法であった。その効果は過去の夏のコミケで実証済みである。
あるオタクに至ってはこの呼吸法を行った後、それ以降、ずっと無呼吸のまま開幕まで徹夜で並び、目当てのエロ同人誌を買い漁り、オフに出席して翌朝、死んでから呼吸していないことに気づいたという凄まじさであった。
もっともこいつは一冊買い逃したため、執念で息を吹き返したらしいが。
ダイブを開始する。
一息でスレ深度170まで潜る。序の口だった。だが、ダイビング中止である。アナザーはこの深度のスレに用があった。
オタクの図書館スレ。で、あった。
アナザーはこの手のプロフェッショナル達と同様、ゲンを担いだ。
スレタイの上で欠伸していた猫が優雅に伸びをし、アナザーの前をスタスタと横切った。シャム猫ココだ。ドラは帰省中であった。
ココは今日これから、お出かけであった。ショッピングの予定なのだ。新作、さいこーだよ。
こうして図書館スレには猫のココ一匹いなくなった。静まりかえった誰も書き込まない、簡素なスレは荘厳な佇まいでアナザーの前にそびえ立つ。
まるで巨大な墓標のようだ。
でもなぜか、ミッション前にここに来るとホッとするんだよなw 気のせいかもしれないが。オタ板の、もうひとりの一見は苦笑する。
もちろん、気のせいである。ホッとするのには別の理由がある。
誰も気づいていなかったが、このスレはオタ板でチャンスの猫が生息する、唯一のスレだったのだ。
チャンスの猫の力を借りにアナザー含め、カンの良いオタは必ず、ROMとしてでもこのスレを訪れた。そして、その猫達が眼の前を横切ったオタは必ず、どんな不利な状況においてもグッズを手に入れる僥倖に恵まれた。
ココとドラ、そして「ょぅι"ょとセックルしたいにゃ〜」が口癖の三匹のチャンスの猫が、このスレには生息していたのだ。ただ、三匹目のあやしぃ猫が横切ると、臭い飯を食えるチャンスでもあったが。
一般的にはピンチの猫かも。
>>609 文章が上手い。よく伯爵に妹がいるのをおぼえていたな。たいしたもんだよ。w
猫といえば、シュレッティンガ−の猫とかも居たけど、最近は全然見かけないにゃー。
布団敷いて帰りを待ってるんですがねえ・・
逝くぞ。
アナザー・一見、急速潜行開始である。
板入り口のあたり一面、キモオタの屍が覆っていた。異臭が鼻につく。すでに腐敗が始まっているのだ。
ひょっとすると、ただのキモオタ臭なのかも知れない。区別がつかない高貴な香りである。
エフェクティブ・マイクロオーガニズムス、有用微生物群。通称、EM菌。を、以前大賢者の号令のもと妄想旅団が大量散布していた。
その効果は抜群であった。死体の分解が早いのがオタ板下層スレの特徴だ。いつも清潔、オタク板。
クロレラ栽培でもするつもりかしら。
アナザーは躊躇することなく歩を進めた。自宅からの依頼だと遭難者はここらあたりにいるはずだ。
いた。
遥か下方で閃光がきらめく。一斉に周辺の、うごめくキモオタの影が映し出される。凄い数だ。今だかつて、コミケ以外で見たことがない数である。
数万人を越す連中の影だ。ところどころで爆焔があがる。そのたび、大きな空間がうがたれる。が、すぐそれは縮小し、埋め尽くされていった。
アナザーは遭難者にデンパを発信した。
シグニチャ−ホイッスルと呼ばれる、イルカに似た特殊なオタク相互認識音だ。マトモなオタなら誰でも固有の音色を持っているのだ。
太古、コミケに向かうパンピの海の波なか、仲間を見つけあっていたらしい。オタ板の伝道之書に残っている。
「・みもぱふを見・の?」「れはだっ・すと言・・んだよ」「テ・ビジ・ンエ・ジ知ってるの?」「青コ・ーよ、さらば」
石碑に残された、解読された一部の文章はアナザーも読んだことがある。
だが、応答はない。「ぐふぐふ」という、キモオタノイズでかき消されてしまうのだ。まったく、とんでもない連中である。
じゃ、いくしかねーなw
アナザーは決断した。無言で連中の中に分け入っていく。その胸中に迷いはない。ナゼだ。
さっそく、十数匹のキモオタの熱烈歓迎である。アツイ吐息が生臭い。カバの口臭のほうがマシである。
アナザーは一挙に片付ける。そして進んでいく。
その動きは速い。快速である。
キモオタ達はビミョウにタイミングをずらされ次々吹き飛んでいく。
どこか、中国拳法、それも内家三拳と呼ばれる太極拳、形意拳、八卦掌とも似ているが、日本の合気道にも似ている。
だが、どれも違うような気がする。名前の無い体術であった。もちろん、発勁や合気と言われる技術は使用されている。
その本来の力は野球選手も使うし、職人も使う効率的な身体運用法である。それらを武術的に昇華したものであった。
この技術は超微速度運動で身体に染み込ませていくのが効果的だと言われている。静から動に至る気の遠くなる無限の時間の中でシナプスを繋いでいくのだ。
耐えられる者は少ない。三冠王、落合博満はオフシーズンはスローカーブで調整していた。ダウンスウィング全盛時にアッパースウィングで最初の三冠を取ったのだ。
気分はダウンスィングである。
気分が大切だと言っていたっけw
アナザーは名前も思い出せないゆきかぜの教官の言葉を思い出した。
でででででで?続きはっ
遭難者というのはのぶと月城か?
なんにせよ続き期待してるよ。
「誰かいるかーッ!」
アナザーは絶望的な心情で叫ぶ。この数では普通のオタクならひとたまりも無いだろう。もう死んでいると考えてもよかった。
それでも歩みを止めないのは救助を待っているのが並みのオタクではない可能性があったからだ。まあ、一般的にオタクは並ではないが。
アナザーは最下層スレにおいて、魔法やPKなど超能力を使うSクラス級のオタクが潜んでいるとのウワサを耳にしたことがあったのである。
あの爆焔を放つ能力者なら。
横から数百人のキモオタが押し寄せる。アナザーは機械的に処理していく。その動作は型が異なっていても、一律であった。
シェパード・メンバーは伝統的に武器を所有しない。自分も相手も死なない、殺さないが身上であった。これは辛い。少なくともこの場においては、現実的ではない。
だが、シェパード創設以来、この暗黙のルールのうち、「不殺」を破ったメンバーは一人もいない。たとえ、己の墓碑銘が刻まれることになろうとも。
それがスレ・ダイバー、オタ板NGO「シェパード」の誇りであり、板住人に畏敬の念を抱かせる理由の一つであった。
アナザーもまた、このルールをやぶるつもりはない。この鉄の信念が彼らの最大にして最強の武器であった。
しかし、数が多過ぎる。一匹めを入身投げで、二匹めを単鞭、三匹めを朽き倒し、と展開し、移動する。
技は形になる間がなかった。だが、残心を忘れることはない。敵を倒した後、なお心を残す事を忘れなかった。武術の基本である。これは特に集団戦闘において最も大切な要素だった。
ゆきかぜで徹底して叩き込まれたのは倒したと思い込んだものと本当に倒したという結果の見極めであった。数多くのオタの苦い経験則が生かされていた。
なぜ、ここでチュン・リーにッ!倒したはずッ!
休みの昼下がりのゲーセンで酔っ払いつつ、スト2をやってたら、パパに連れられてきた小三の女の子に乱入され、楽勝だと思っていたら、最後にパンチラ、蹴り倒されているボクのケン。なぜだ。
いついかなる時でもオタは油断大敵である。
数秒の間が出来ると調息を行う。間断なく襲いかかるキモオタを捌きつつ、それでも徐々にアナザーは目的の方向に近づいていく。
これほどの集団を相手にするのはアナザーも未体験だった。現在のシェパード・メンバーでもいないはずだ。
それでも疲労感はない。いや、むしろ心地よいくらいだ。ダイブ・スーツは時々受ける攻撃を見事に吸収してくれていた。安心して身を任せることが出来る。素晴らしいオタクテクノロジーの結晶であった。
命をやり取りしてると言うのに。アナザーは思う。妙な気分だぜw
アナザーは「ゾーン」に入っていた。
高度な技術を持ったプレイヤーが高度な精神状態に達した状態をこう呼ぶ。
一般的に「ゾーン状態」と言われる、コンセントレーションが極限まで高まり、身体コントロールが120パーセント発揮される状態である。
この時脳波はアルファ、特にシータのヘルツを示すと言われていた。だが、オタ波ではない。それはアウターゾーンだ。
高卒エスパーどきゅもはこの「ゾーン状態」に入るのが板の誰よりも抜群に優れていた。精神的なトップスピードに乗る速さが彼の天才性の一部である。
そうか。どきゅもはこの地点にいるのか。アナザーは開眼した。全ての先が見える。戦闘の見者、ヴォイヤン、アルチュール・ランボォ。じゃなくジョン・ランボーである。
こんな男、ちょっといない。
そして、ゆきかぜ年長組さん、ファンタジスタ、プライド・オブ・シェパードと謳われた、中路の境地にアナザーも達したのだ。
武術的には、もはや技は必要なくなり、そこに手を伸ばすだけ、身体を当てるだけで敵を制圧できた。究極のちからである。
ハタで見ていると超能力にしか見えない。
発勁、合気などの精緻な武術技法の最終形態であった。キモオタ達はアナザーを認識する間もなく吹き飛ばされていく。
道が開かれていく。自分の行きたい方、やりたい事にストレスを感じない。円滑化現象と呼ばれる、高次元現象にも似ていた。
アナザーはレベルが1上がった。オタ度を2失った。
穴ザ!穴ザ!
くそぅ!カッコ良く書きやがって!!
応援しないわけにいかんじゃないか!
アナザーの耳に叫び声が聞こえた。
キモオタノイズに混じって遭難者の悲鳴か。いや違う。
この絶対絶命のピンチにまったく不毛の、しょーもない口論がなされていた。まったくアホである。
「だからあんな女、止せと忠告したんだ」
「月城、それは酷だぜ。恋は盲目というだろ。メクラのおまえだってわかるはずだ」
「ああ言えばこう言って。一体いくら注ぎ込んだんだ。預金残高を照会したら、もう2千万を切ってるじゃないか」
「ざっと、2億ドル」
「ふざけるな」
月城は杖を振る。その杖の先から限りなく黒い火炎が噴出す。ドルイドの火と呼ばれる高度な魔法である。
その火炎の火傷は決して癒えることはないと言われる冷酷な魔法の炎であった。周辺のキモオタが数百体、灰燼に帰す。
こんな奴らがまだこの板にいたのか。アナザーは驚嘆した。ドルイドの火と言われる古代魔法を見るのも初めてだし、体高3メートル超のプードル犬を見るのも初めてだった。
地下スレはまだまだ、謎だらけだ。日本海溝より深く、不気味であった。
アナザーは襲いかかってくる、キモオタを捌きつつ、月城に呼びかける。
「あんたが遭難者か?それともひょっとして俺達の余計なお節介なのか?」
「君は誰ですか。僕は月城、こっちの愛犬は魔導といいます。よくこんなところまで来れたね。驚きだよ」
この非常時に極めて日常的な挨拶である。このまま、時節の挨拶に突入しても不思議ではない口調だ。やはり地下スレ住人は一味違う。
「馬鹿。おめえが呼んだんだろ、月城。例のシェパードの連中だ」魔導は呆れ口調だった。
「プードルよりシェパードだね。やっぱり」月城が答える。悪意がアリアリである。
「なんだ。その言い方は。俺だって来たくて来たんじゃねえや。そんなこと言うなら帰る」魔導はむくれた。「金はもう貸さんことにする。不愉快だ」
「一人で帰られるなら帰ってみなよ。この状況下では君には不可能だと僕は思う」
月城の言葉で魔導はあたりの状況にようやく気が及んだ。その周囲のキモオタの数に失禁し、脱糞する。
「な、なんだ?月城。おまえ、一体どのポイントに俺を呼び出しやがった」
「僕の予定ではここは下の中くらいのスレのはずなんだけどなあ。こんなに荒れてはいないと思っていたんだけど。どこを間違ったんだろうか」月城が首を傾げた。
「いや間違っていないぜ。ここは以前はアニオタ番外地、懲役3年目の春、というスレだったはずだ」
アナザーが月城の疑問に答えた。凄まじい外部勢力からの侵食のされかただ。オタ板はどうなるんだろう。圧倒的な数万匹のキモオタを目の当たりにしてアナザーは総毛立つ思いだった。
我ながらよくここまで来たよ。しかし・・・。俺たちは生き残ることが出来るんだろうかwwww ゆきかぜの格技教官の言葉が頭をよぎる。
自分の流した汗を信じろ。コミケで。
>>590 スレを隅々までみているんだなあと思った一瞬。
メイドさんブギを知っていたか!!
それと
>>613の{猫のココ一匹いなくなった}という文章が
ツボでつ
「そんな今更、僕を責めたトコロでなにか問題が解決すると思う?」
「てめえのやることはいつもツメが甘いと言ってるだろう。馬鹿」
「しょうがないじゃんか。僕はのぶと二人連れなんだよ」
「ちょっと待て」アナザーが遮る。「まだ誰かいるのか?」
「のぶという半獣人が向こうにいるはず。あれ」耳をすましていた月城の顔色が変わる。
「どこいったんだろう」
「やられたに決まってんだろう。阿呆が。この数のキモオタ相手に生きていられるわけないだろうが。ホント馬鹿。月城の阿呆」
「どっちだ?」アナザーは暗視する。見えない。畜生。
「俺が助けにいく。あんたらにはもうすぐ救助が訪れるはずだ」今頃、化式がダイブを開始しているはずだ。
殺しても彼女は死なないよ。月城は思った。しかし口はつぐんだままである。月城はこのオタクに好感を持ちはじめていた。
彼は覚悟の意味を知ってる。
カコいい人がいっぱいだあ
だがこのままだと、このオタクは死ぬだろう。月城は考える。
オタ板、シェパード・メンバーがどれほどの非凡なオタクであるのかは聞き及んでいる。
しかし、いくら「ゆきかぜ」でサヴァイヴァル訓練を受けた特殊潜航能力者とはいえ、独りで数万匹のキモオタを武器もなしで相手にすることは不可能だ。
しかもこのスレ・ダイバー、見たところ本来、限りなくパンピーに近い。信念で闘うタイプのオタだ。
月城はおくやみの言葉をどうするか考えた。いや、それどころではない。そもそも、のぶはどこへ行ったんだよ。
無鉄砲脳天気がなおらない雌獣人だよな。
「僕が援護するから君は血路を開いてください。えーと、君の・・・」
「アナザー一見だ」
アナザーはグローブを締めなおした。アニオタ合成皮革「烈-マリ姉一号」製だ。「祭-みやむーゼロ号」の改良型である。
キモオタの腐食性の血液による劣化は見られない。女神のネーミングは伊達じゃない。まだいけるぜw
「じゃあ、まず3時の方向に・・・」
「いや、逆だ、月城」魔導が言った。「麝香の匂いは9時方向からだ」
「じゃ、9時の方向に」
月城は魔導の嗅覚を信頼していた。女に騙されたダメプードルだが、盲導犬としては一流だったからである。
仕事に私怨は持ち込まない。
マントから今度は違う杖を取り出す。赤い杖である。その杖に手に下げたランタンの火を移す。
そして9時方向の空中に放り投げた。杖は銀色の閃光を放つ。キモオタは気押されて一斉に引いた。
「今だ。一気にのぶを探そう。彼らは身動きが取れないはず」
「なにやったんだw」
「最前線君カメコフラッシュ。彼らより強い光源だよ。急ごう」
月城は魔導にまたがる。
アナザーは素早く先行する。道は真っ直ぐ伸びている。ok、問題ない。
と、思った時である。
「ろんり〜、ろんり〜、ろり〜、ろり〜、たそがれろんり〜、見参!」胸に中原小麦と名札をつけたキチガイが現われた。
「一体、誰w?」
「僕は月城と言います。はじめまして、中原さん」声のするほうにお辞儀をする。
「月城、キモオタ相手になに挨拶してるんだよ。阿呆」魔導がイライラして叫んだ。
「オタ板住民ね。身ぐるみ脱いでもらうわ。特にあんた」アナザーを指差す。「いい、スーツ着てるわね」
「後にしてくれ。てか、よくあんた動けるな?」
「アタイにオタ板の水は合うみたい。みんな変になっちまったけどさァ。問答無用よ」中原小麦は構えた。
「これが使命よ。悪く思わないでね。はぁと」
中原小麦はナイフを抜いた。腰が低い。腰が低くて冷たい武器と言えばあの御国である。狙撃手を考えなくて良いのが救いであった。
帰れ、北方領土。
身体が俺より二まわりでかい。たぶん、コマンド・サンボ。捕まれたら終わり。要、注意飛びつきからの発展技w
アナザーは右手を軽く数度振った。555の真似である。一度やってみたかった。当たり前だがオタクであった。
アナザーは対ナイフ戦の教習を思い出す。フィリピン・カリスティックの教程である。アナザーの勝率は0パーセントであった。
「月城、先にいけ。こいつの目当てのモノは俺のスーツらしい。仲間を探すんだ」
次が楽しみだ・・・すごいなあ。
「きみ、どうするつもり?」
「さあw」
月城はアナザーをじっと、見つめた。眼は見えないんだが。
「じゃあ、ここは君に任せることにします。のぶを探そう、魔導」
「月城・・」魔導が不安げに月城を見上げた。
「行こう」
「グッド・ラッグ」アナザーが片手を上げた。中原小麦から視線を外さない。
月城を乗せた魔導は駆け出した。
「今生の別れは済んだ?ほほ。じゃ、いくわよ」
「あんた、日本人みたいだなw]
「あら、アタイ生粋の日本人よ。何言ってるのかしら。ほほ」
中原小麦はナイフをスウィッチさせ、即座に左手に持ち替えた。ぶっとい腕で器用な奴である。慣れてる使い手だ。
アナザーは無造作に両手を伸ばした。小麦は習慣的に刻みに来る。いわゆる、スネークバイト。
ナイフに近い相手の部位から急所まで刻んでくる、ナイフ術である。オーソドックスなスタイルと言えた。
予想したとおり、格闘技的な使い手である。
「道具を使用する際、武術的な使い方をする場合は」アナザーの耳に格技教官の声が甦る。「決して構えをとってはいけない」
「構えは攻撃の初期形だ。敵に何の情報も与えるな。居つかないように。やると決めたら、やるだけだぞ」そして続く。
「敵も必死だ。オマイラも必死・・・」
「相手が格技経験者の場合、不意打ち以外、実戦は相打ちだけだ。不毛である・・・痛いから逃げ込め、交番に」
ねーよ、交番。 助けてー、おまわりさんw
「いいのかよ。月城。あいつ、見捨てて」魔導がヨダレを垂らし、ゼイゼイと問いかける。人を乗せるのは疲れる。
「彼は大丈夫だよ」
「なんで?」
「だって」
「なぜ、アタイがこんな目にあうのヨ!なんで?なんで?」中原小麦が鮮血でぐしゃぐしゃになった顔で泣いていた。
「教えてちょうだい。どこがいけなかったの?アタイ」
「実力はあんたのが上。武器もあんたのが上」アナザーは拾ったナイフを手に小麦を見下ろして言った。「でも、クソ空間では俺に地の利がある」
「それに、このダイブ・スーツにはあんたのオタ板仕様じゃないタイティニアム-タングステンカーバイトのナイフじゃ傷もつかないよ。だから目をつけたんだろがw」
「言われてみればそのとおりね。アタイ、死ぬのね・・バチが当たったんだわ。タトゥと共演させてやるって言われてその気になっちまって」
「w。そんなに簡単に死なれたら困る。冷戦は前世紀に終わったんだ。今時・・」
ヤバイ。キモオタ達が動きだした。
小麦たんキタ√レwWw(゚∀゚)√レwWw−!!!
_ト ̄|○
なんていうか、素敵にバカな文章で大好き。
ヤバイ。キモオタ達が動きだした。
「のぶの仕業だ」魔導が吠えた。
「うん。凄い血の臭いだ。それにもう死骸の腐敗が始まっているようだね」月城は相槌を打った。
辺りいったい、文字通り血の海である。血だまりが、河川に取り残された古い三日月湖のように深く淀んでいる。凄惨である。
キモオタ達の死骸は自らの分解酵素によるものか、EM菌の作用によるものか汚わいのような臭いを発生させていた。
のぶがいた。ひとりぼっちで立ち尽くしているように見える。淋しげなうしろ姿であった。
のぶは空を見上げている。しかし、そこは何も映さない。虚空である。
そして歌っていた。キモオタの死骸が何本も卒塔婆のように立ち並んだ下層スレッドで。
「ブギー♪!ブギー♪!ブギー♪!ブギー♪!ブギー♪!ブギー♪!ブギー♪!ブギー♪!」
「壊れてやがる。あいつ・・・」魔導が怯える。
「快調に殺戮を続けていたみたいだね」
返り血を浴びすぎたのぶは、頭からバケツイッパイのブタの血をかぶった、シシー・スペイセク演じるキャリーのようである。彼女とかぶったのはのはそれくらいであるが。
ところどころ、長時間の戦闘により乾いた血の固まりが、毛玉を作っていた。美しい体毛がこれでは台無しである。
疲れを知らないのか。まったく。月城は獣人の底知れぬ体力に心底、驚いた。雌でこの有様なら、雄が暴れたらどうなるんだろう。
のぶにヤラレタ犠牲者達は、ほぼ全て、原形を留めていない。猛烈な力が鋭角的に、予期しない方向から加わったためである。瞬殺されていた。
気の毒に。相手がキモオタとはいえ、月城は犠牲者に同情を禁じえなかった。杖を振った。
ブレス・オブ・サラマンダー。
6千度を越す、超高温が杖の先の空間から放射状に周囲をなめつくす。
壮大な火葬であった。キモオタの死骸はその体脂がはぜる間もなく、ダビに臥されていった。スレは下層スレから火葬スレに変わっていく。
月城はのぶの背中に呼びかける。
「のぶ・・・。の〜〜〜〜ぶ!!」月城が叫んだ。
のぶが振り向く。
「いえぃ!月城ォ、どこいっての?♪探したんだよぉおん。死んだのかと思っちゃった」月城を確認したのぶははしゃいだ。駆け寄る。
「さ、もう気がすんだろ。上層スレからお迎えがきてくれたよ。くーどろあに謁見出来るチャンスが出来たみたいだよ」
「えぇ!!ホントォ!?スゲェ、やっぱり月城はエライなぁ」
全然月城のおかげではないのだが。単細胞の雌獣人は素直な気のいい獣人柄だった。
「よっ!追いついたみたいだなw」死骸の影から声がする。
アナザーであった。彼もまた返り血を浴びていた。ヘッドギアから血が滴り落ちていた。
「やはり、生き延びたね」月城が言った。
「小麦は土下座したら許してくれたよw 今ではオタ板永住希望者だ。仲間になりたいそうだ・・・」
そう言った、アナザーの後ろからシズシズと中原小麦、本名、ミハイル・ドミートリッチ・キンタ・ヤマモトが現われた。
「おっはよー。中原、小麦でぇ〜すッ。オタ板のみんなのォ、仲間にぃ、なりたい、なりたーいッ。小麦って呼んでね」中原小麦が震える声で挨拶した。
「お前・・・」魔導が絶句する。
「いいじゃない♪。みんな、仲間でさ♪。魔導もそんなに緊張しない」月城が促した。
「違う。月城、俺はそういう意味で引いたんじゃねえ・・・アホ」魔導が続けた。「こいつ、右手が無い・・・。引き千切られているぜ」
「え?」
「小麦、手、食べられちゃった〜。同志のォ、サーシャだと思って安心していたらァ・・。ゴメ〜ン、みんなァ、アナザー・・せっかく・・」小麦は前のめりに倒れた。見事な筋肉質の腕は肩から消えていた。
「そーゆーわけだw ワリ、俺もここまで・・。・・でもあんたら、凄いなあ・・・・この数のキモオタ相手に・・強いなぁ・・」アナザーが崩れ落ちた。
アナザーが身体から流していた血はキモオタの返り血だけではなかった。小麦のガードをしながらの追走だったため、キモオタの攻撃をかわしきれなかったのだ。
オタ板の住民になりたいという、オタクを見捨てるわけにはいかない。アナザーは頭部に傷を負っていた。致命傷だった。
一行重複した。メンゴ。
ここまでに書き込んでくれたヒト、読んでくれたヒト、どうもありがとう。w
この話はヒマオタの脳内妄想である。もちろん、全てフィクションである。
「誰、こいつら。月城ぉ・・・。なんか、死んじゃいそぉだよォ・・?」のぶが不思議そうに言った。
アナザーは霞みつつある眼で声のする方を見上げた。そうか。この人がのぶか。生きてたのか。そうか。良かった・・・・w
「魔導、僕を頼む」アナザーのそばに駆け寄った月城である。頭部をさわっていた。立ち上がる。
「月城。お前、やる気か」
「僕らは彼の勇気に答えるべきだと思う」月城はのぶを見つめる。「のぶ。ここからは魔導が君を案内するはずだ。アナザーの話だともうすぐシェパード・メンバーが来るらしい」
「ん?月城はぁ?どっかいくのきゃ?」
月城は微笑を浮かべた。それが答えだった。
さよなら、のぶ。楽しい旅だったよ。かなりムカついたけど。いや、正直、スゴク、ムカつく旅だった。でも。ありがとう。
ででででで?どどどどうなるんだぁぁぁぁl。
(・∀・)イイ!!
神様と融合するピッコロさんみたいな展開キボヌ。
・・・間違いなく月城ベースの予感!?
この緊迫した状況で月城さんはラーメンを食べていました。
「おい、獣人、下がってろ」魔導が言った。「巻き添え食うぞ」
「月城ぉ?どうした」
さすがにこの緊迫した空気はお気楽獣人にもただならぬ予感を感じさせた。月城がいなくなるかもしれない。眠くなってきた。
考えることは苦手である。
魔導が語りだした。あくびをしている獣人に向かってなのだろうか。
「俺が子犬の頃までは、月城はメクラではなかった。まっとうにモノが見えていたんだ」
「ふ〜ん?」
「こいつは契約している神々に血肉の一切れと引き換えに魔法を使っている。大量の命を必要とするんだぜ。
そんな自分に嫌気がさして下層スレッドに引き篭もったんだ。ま、資質もあるんだけど。かなり思い込みの強いバカだしな」
「あハ〜ン?」
「だが、ある日、全ての魔法を何の制約もなく使えるようになった」魔導は遠くを見つめていた。「自分の両眼の光と引き換えにな」
「こいつは今度は自分の命を引き換えにするつもりだ。このシェパードを助けるためにな」
「ふぅ〜ん?なんでェ?」
「なんでって、おまえ、月城はだな、その、たった一人でやって来たシェパードの・・」
月城の祝詞が始まった。呪文の詠唱とは異なる旋律であった。
「神よ、今度こそ、僕を奪うがいい。血の契約に今こそ従おう!血の七柱よ、太古の盟約を履行せよ!!月城の血を貴方に捧げよう!!」あいかわらず簡潔である。思い入れがないのか。
しかし、その祝詞には何の答えもなかった。手ごたえが感じられない。
返事がないのだ。なぜだ。おかしい。神は死んだのか。それとも外回りの営業中か。
魔導はおそるおそる月城に近づく。それでもその表情はほっとしていた。
「失敗かよ、アホ。・・・てなワケねえか。おい、月城どうしたんだ?魔法は十八番、のおまえらしくねえ」
「判らない。どういうことなのかこちらが尋ねたいくらいだよ。血の七柱に声が届かないなんて今だかつてないことだよ。不思議だ」
アナザーは虫の息だった。中原小麦も同様である。だが、こちらは止血が上手くなされている。上層スレへの搬送との時間勝負だ。
しかし。
アナザーの頭部に受けた傷は深手だった。これではたとえ息を吹き返したところで、シェパードの過酷な任務は無理だ。引退を余儀なくされるだろう。日常生活も他人のサポートがいるかもしれない。
月城は考えた。僕の魔法が届かないなんて。これまでそんなことはなかった。畜生。この肝心な時に。一体どういうことなんだろう。コスモが足りないのだろうか。
珍しく冷静さが揺らいでいた。
若いシェパードは絶望的だった。生命の炎は今まさに、燃え尽きようとしていた。グッドバイ、有料固定。
「あ、コラ、おめえ、何しようとしてやがる!やめれ!バカ」魔導が吠えた。
月城は振り向いた。血の匂いだ。人の血ではない。獣の血でもない。今まで経験したことのない匂いである。
のぶが手首を噛み切っていた。ドクドクと血が流れている。こ奴もリストカッターか。
のぶは血塗れの手首をアナザーの傷に差し出した。鮮血が患部に大量に降りかかる。アナザーはのぶの流血で更に凄惨な印象を与える。
ついでのぶは中原小麦の方に歩みだした。そしてアナザーと同様に、血を振りかけた。
のぶは小声で歌っていた。不思議な歌詞であった。
月城は驚嘆した。
オタ板に三千五百年生息しているが、獣人の血液など一度も御目にかかったことがないのだ。
それほどのレア・アイテムである。「希望のリング」を精製する際に不可欠なアイテムだと言われていた。
しかし、それを手に入れるのは限りなくゼロに近い。なぜなら、彼らは血を流すことなどないからである。
脳天気な上、強すぎるのだ。血も揮発性である。保存するにはSクラスの能力のオタクが1中隊、必要とされていた。
「これでいいにゃ♪」のぶがにっこりと笑う。滴り落ちる血を舐める。
「のぶ。君はなにをしたんだ」月城が尋ねた。まさか。
「ばーちゃんが困った人を見たら血をかけろって言ったんだよん♪もう大丈夫ゥ♪」
「ばーちゃんって、君ら・・・」
「もう、みんないない。漏いらひとりだけ」のぶが再びにっこりと笑った。
死相が表れていたアナザーに早くも生気が戻りつつあった。脳の外傷が凄まじいスピードで回復していく。早送りのヴィデオ映像のようだ。
もっと驚くべき現象が、中原小麦には起こっていた。
失われた右手が再生し始めているのだ。みるみる肩から腕が生えてくる。それと同時に小麦の身体が段々スリムになっていくようだ。
余剰体細胞が右手の再生に回されているのだ。息を呑む光景である。
「のぶの細胞が融合しているせいか・・・」月城は絶句していた。「これが獣人の超能力なのか・・・。凄い。オタクにも有効だったとは」
「誰にでも大丈夫なんだよぉん♪そうだ、月城も飲むかにゃぁ?漏いらの仲間になんにゃいきゃ♪」
「ありがとう。でも僕は今のままで充分だよ。今回、のぶがいなかったら・・」
月城は泣いていた。あんなにムカツク獣人だったのに。ありがとう。これで仲間の命が救われた。感無量だった。
「月城、来たぞ。シェパードだ」魔導が吠えた。
化式である。正式名称は長い。すまん、忘れた。
野を越え山を越え、人外魔境から駆けつけたのだ。羽田から飛行機で2日、それから船で三日、その後徒歩で丸二日かかるトコロに住んでいるオタクである。
もちろん携帯は圏外である。化式の住む地域はネバーランドより遠いと言われていた。
化式が実体化する。
「あ、弱いアナザーがやられてる。これはどうしたことだ。またカッコつけて無理したな」
「ルセーw]
「大丈夫そうだな」化式は破顔した。彼は自宅より下層スレの状況を聞き、アナザーの安否を案じていたのだ。
「はじめまして。月城です」
「あ、化式です。ども。あっ!!!」叫んだ。
「中原ァ、小麦です。むぎむぎ☆」
「ニセモンだ。踏まなくては。むぎ☆、踏み☆、踏み☆」
「何をするのォ、同志!」
「あんたら、ナニやってんだよw 早く脱出しようぜ。最近の下層スレは異常すぎる」アナザーが苦笑した。
「僕もそう思う。確かにおかしいと思う。首を傾げざるをえない現象が多すぎる」月城が相槌を打つ。
「そぉなんだァ?」のぶである。「わかんにゃい」
「礼を言うのを忘れていた。助けてくれてありがとう、のぶ。って言うんだっけ。月城、のぶ、本当にありがとう」アナザーが頭を下げた。
「俺が助けに来たのに。逆になっちまったぜw」
「いや、僕らの方こそ・・」
月城は言葉を飲んだ。君こそオタクの中のオタクだよ。
「月城、そろそろ行かねえと。マジ、ヤバゲな気がする」魔導が懸念する。
「そうだな。おいとましたほうがいいみたい」化式が同意した。スルスルと地面に円を描く。突然黒い影が空を被う。頭上で奇声がする。
「なにするのきゃ?」のぶが尋ねる。
「君はひょっとして?」月城が言った。
「そうだ。化式はどんな動物ともお話が出来る。そして、どんな動物も言いなりになるんだ。トンデモないところに住んでるからw」アナザーが説明する。
「そしてルートの選択に誤りがない。シェパードの最終脱出口なんだ。化式が連れ帰ることが出来なかったオタクはいない。帰還率100パーセントだ」
「よせ。さ、村に帰るだ。皆の衆」化式が促した。シェパードのクローザー、化式。自称スレストの化式である。
巨大なhenな鳥が降りてくる。三メートル越す魔導が子犬と見間違うほどだ。皆を乗せ、舞い上がる。
「討伐部隊をここに派遣するらしい。今、急編成している」化式が言った。「くーどろあは倒れたままだがこの状態を板としては看過するわけにはいかないからな。自宅の緊急提言が採択された」
「くーどろあが倒れた?まさか?!」月城が声を上げた。
「いや。それは俺も聞いたぜ。事実だ。昏睡状態らしい」アナザーが付け加えた。
「そうか・・・」
「見ろ。すげえ数のキモオタだ。次から次と涌いてきやがる」魔導が震えた。眼下には物凄い数のキモオタの眼が、ラン♪ラン♪と輝いている。キモイ。
これから僕達オタク板住民はどうなってしまうのだろう。余りにも急激な変化だ。僕達は生き残ることが出来るのだろうか?
奇しくもアナザーと同じ事を月城は思う。オタ板の上空の風はもう冷たい。月城は傍らに寝そべる、のぶを見やった。もう高イビキをかいている。
今回はのぶのお手柄だ。誰も死なないですんだ。ありがとう、のぶ。
そう。誰も死ななかった。月城、のぶ、魔導、アナザー、小麦。まるでチャンスの猫が横切ったようである。オタ板はその微妙なバランスで成り立っていた。
ココ達の力は血の七柱のパワーを凌駕していたのだ。最良の選択をツキが導いたのである。この月はまだそのことを知らなかった。
「さ、クソスレ山脈を一息に越えるよ。すぐ、上層スレだべ。携帯も使える。たぶん」化式が皆に言った。
皆の眼前にクログロとした山脈がせまる。僕達、まるでちっぽけだな。月城は思った。でも・・・一粒のムギ死な(ず)ば。
脳内妄想である。実在する固定とは何も関係がない。w
んー、ふぁんたずぃーだぁ・・・・皆死ななくて良かった良かった。
おぅいらすっげえぃ!!てゆか、おいらすげー!!
月城しゃんとりゃぶりゃぶだねぃ☆
すんまそん、この物語どのあたりがどんな感じで面白いのか
解説出来る人、解説してつかぁさい
見られてる見られてるでおい。。
685 :
護民官ピート ◆natsuGEoEc :03/11/15 14:56
∧∧
≡(・ω・)≡ニャア?
あらら♪
とってもおもしろかったよ!
どうもありがとう。
>>682 ホントだねえ(笑)。
687 :
火の人 ◆FIRE4rZZzs :03/11/15 19:40
>>685はピタニウスたん。
ジンジャーエールをなめる、時間を飛び越えた冷凍猫たんですね。
688 :
淫槍ぐんぐにる:03/11/15 19:44
何が面白いかって書いていた人がいましたが、いろいろな場所でその人がしてる発言などをたくさん読んで
その人の雰囲気や言いそうな事がそのまま台詞になっていたり、へんてこな設定だけど妙にその人にマッチして
いたりするのが面白いです。 内容もオタク風味満載な雰囲気ですし。
>>689 ほっとけ。
自分の価値観が全てだと思ってるような矮小な人間は相手にするだけ無駄。
自分が面白くなくても他人はそうじゃない、なんて事態があることが想像できないんだよ。
俺はさー、作曲スレが糞スレだって言われても、まったく傷つくことはなかった。
むしろ嬉しかったんだよ。
2ちゃんねるは色んな意見がぶつかる場所だと思っているし。
つーか色んな人が見て、色んな考えかたがあるという前提を覆している時点で、
既にそれが矮小な価値観だと思うがね。
誰もやめろなんて言ってはいない。まあ、俺は禁止さんと同意見だったりする。
批判意見を0にしたいなら、別のサイトでも作って、そこでやったほうがいいのかなと。
近日中に再開する。w
arigato minasan
>>691 ほっとけ。
自分の価値観が全てだと思ってるような矮小な人間は相手にするだけ無駄。
自分が面白くても他人はそうじゃない、なんて事態があることが想像できないんだよ。
694 :
おたく、名無しさん?:03/11/16 10:09
面白くて板全体の支持を受けてるならこのスレは常にageとかないと
>>694 あなたは馬鹿ですか?
面白い人もいれば面白いと思わない人もいるという話を
してるそばから何を言ってんだか。
696 :
のぶ ◆/EhigVFiYY :03/11/16 11:19
>>695 じゃあ見なきゃいいだけの話
だと言っても無駄だろうな
2ちゃんねるはそういうところだろう?
>>696 ハゲドウ。だが漏れは病人キャラなので、大冒険できないのが悲しい。
誰か某基地外看護婦コテと漏れが幽霊病院を大冒険する話うpしてくれないか?
初めてレス読んでみた。
オレ、出てない。よかった。
オレは出さないでもらいたい。
まぁ、キャラクターが掴めないだろうし。
699 :
おたく、名無しさん?:03/11/16 15:41
700 :
おたく、名無しさん?:03/11/16 22:29
「何なんですか」
家に帰ったのぶは口をあんぐりと開けてそう言った。家の中で、炎&rlo;(´・д・`)ネチ&lro;が冷蔵庫の中を漁っていたのだ。
床には酒の肴に買っておいたアオウミガメと、かたつむりの踏み潰されたのが
大量に散乱していた。
「誰なんですか」
炎&rlo;(´・д・`)ネチ&lro;がこちらを見向きもせずに冷蔵庫を漁りつづけているのを見たのぶは、もう一度言った。
すると炎&rlo;(´・д・`)ネチ&lro;は面倒くさそうにこちらを振り向くと、口からはみ出した子羊の脳みそをくちゃくちゃと言わせながら言った。
「やぁ」
ようやく口に呑み込まれた子羊の脳みそがくちゃっと音を立てた。
「この家には何も無いね。昨日入った家にはトドの缶が沢山有ったよ」
「のぶはそんな事を聞いてるんじゃない」
701 :
おたく、名無しさん?:03/11/16 22:31
のぶは首を振って言った。
「何故君が勝手に人の家に入って冷蔵庫から子羊の脳みそを取り出したりそれを食べたり
冷凍かたつむりの箱を開けたりそれを踏み潰したりしているのかと聞いているんだ」
のぶはひとしきり言い終わると、フウッと鼻から息を勢い良く吐き出した。
「そうだなあ」
炎&rlo;(´・д・`)ネチ&lro;はビニールの袋から新しい子羊の脳みそを取り出してそれを口にくわえた。
「この家に勝手に入ったのは冷蔵庫から子羊の脳みそを取り出す為で、子羊の脳みそを食べたのは
空腹を満たす為で、冷凍かたつむりの箱を開けたのはかたつむりを取り出すためで、
それを踏み潰したのはイライラしたからさ」
全く説明になっていない、とのぶは思った。なので、のぶはもっときちんと説明しろと炎&rlo;(´・д・`)ネチ&lro;に言った。
「つまりのぶは腹が減っていて、イライラしていた。だから君の家に入って子羊の脳みそを食べてかたつむりを踏み潰したんだ」
聞いている内に、のぶは腹が立っていた。更に、夕食を食べていない空腹感が、のぶの苛立ちを助長していた。
炎&rlo;(´・д・`)ネチ&lro;は更に抽象的な意見を吐き続けた。子羊の脳みそがクチャクチャ言う事、かたつむりを踏み潰すのに自分の足は
最適だった事、のぶの部屋の鍵は自分が外すのに最適だった事等など。
のぶの苛立ちは更に募った。のぶは人が子羊の脳みそをクチャクチャ言わせるのが
大嫌いだったからだ。
あと、今日ネットで煽られた事も影響した。
のぶは炎&rlo;(´・д・`)ネチ&lro;を無視すると、夕食を食べようとも思わずに床に就いた。炎&rlo;(´・д・`)ネチ&lro;はまだ抽象論を振りかざしていたが、
のぶにとっては子守唄代わりにしかならなかった。
「のぶがどうしてイライラしたのかなんて聞いちゃいけないよ。イライラなんて物は日々鬱積しているんだからね……」
炎&rlo;(´・д・`)ネチ&lro;の声は徐々に遠くなって行った。のぶは、自分が眠りに落ちたことを知った。
アゲル必要あんのかこのスレは?
703 :
おたく、名無しさん?:03/11/16 22:49
いや、面白いと評判らしいから
おもしろいならやっぱageとかにゃいかんけん
固定を出さなければ見向きもされないような文章だね
706 :
おたく、名無しさん?:03/11/16 22:54
707 :
おたく、名無しさん?:03/11/16 22:56
人大杉とか表示されると上の方のスレしか見えんけんageとかにゃ
出すなと言われたコテを
さっそく出すあたりが
実に単純だなヴァカめ。
なんという低能。
ママのお腹から何故出てきてしまったの?
世間はおまえみたいなヴァカが生きていくには
つらい環境だろうに。
まったく不憫な子だよ。
上のやつ書いた人と本編書いてる人は違うと思う。多分。
文体が全然違うし本編との繋がりも全然無いし。
まあコテネタ嫌いな人もいると思うし目立つの嫌いなコテもいると思うから
sage進行の方がいいと思う。
わがままな子が多いようだ。御仕置きが必要だ。
固定ネタはsageた方がいい。これ基本。
嫌がる人もいるから。
常時agaってたり人目に触れるスレで、
「見ないほうがいい」なんてのは乱暴すぎる話。
たまにsagaりまくってるスレにまでやってきて
「キモイ」だのなんだの言いがかりつけてくる奴がいるが、
そういうのはホンモノの馬鹿なので放置すればよい。
上げてる人は主に嫌がらせみたいです。
面白がってる人は地味に楽しんでいるので
そっとしておいて下さい。
たまにメインで書いてる人以外でも書く方いますけど
違いはわかりますね。穴座さん。
私には全然わからん。
それぞれツボは違うと思いますので、それはそれでいーと思います
>>712 嫌がらせって何?
このスレageて読んじゃいけないような負い目でもあるんかいのぅ
荒れるからだろ
荒れちゃうならsageで進行した方がいいと思うな。
一生懸命書いてくれてるし、実際、おもしろいしね。
このスレみてると、なんか思い出のスナップ写真を見てるような、
そんな気分になります。
2003年を一緒に駆け抜けてきた固定の皆さんとの。
本当は書きたくないのに、手がどうしても嫌がらせみたいな
ことを書いてしまう2ちゃんねる病の人もいるだろうし(笑)、
荒れちゃうならsageていきたいです^^。
さがってないyp!
719 :
おたく、名無しさん?:03/11/17 05:57
>>715 「固定ネタ」ってだけで攻撃してくる
頭の弱い人が何人かいるんだよ。
僕が失敗しちゃったかな?ごめんなさい(笑)
722 :
護民官ピート ◆natsuGEoEc :03/11/17 10:49
>>682 ∧∧
≡(・ω・)≡「ペトロニウス」だニャア
でも知っててくれて嬉しいニャ
723 :
おたく、名無しさん?:03/11/17 14:39
携帯からだと探しにくいだろ、ageとけ
724 :
おたく、名無しさん?:03/11/17 16:37
●●不正入学顛末記●●
http://www.medianetjapan.com/2/18/entertainment/uraguti/ 435 :実名攻撃大好きKITTY :03/09/20 10:56 ID:l86YajOM
この前集団女子高生スリで話題になったS足の校長は学校説明会で品女の広末は
裏口だけど、うちの山田麻衣子はKOに正面から入ったと自慢してたそうな。
4 名前: 学歴を記入して下さい 投稿日: 2003/10/08(水) 16:09
元総長(前・文学部長)の小山宙○先生が学会の後の懇親会で漏らしてくれた情報。
広末サイドは当初あつかましくも、第一文学部にネジ込ませてくれないか、
と持ちかけてきた→文学部教授会で一同激怒
→「一文では一芸入試もやってないので」と穏便に拒否
→学内の「さる方」の手引きで教育学部の国文で手を打つことにした
…そうです。もう「時効」だと思われますので…。
>723
携帯から見る場合、スレタイ検索機能がついてるのでageる必要なない。
そもそもこのスレを携帯で見るやつがいるのかと小一時間以下略
なに、ダニーがおもちゃを離さない?
そういう時はageちゃってもいいやと思えばよいのだよ。
>>698 すまん。出てる。
>>408 とあと一行。でももう出さない。
スレタイにそって妄想してきたのでこれを書くつもりはなかったが、迷惑な固定は言ってくれ。
書かない。これからかなり固定が出る。出せ、出すなという固定はドラの文を参照してくれ。
禁止と火祭は出さない。
次は1章ではラストエピソードになる。
死ぬ勇気のある固定も書き込んでくれ。ヒマなら。あの世がヒマで生き返りたい時も書いてくれ。
セクハラには気をつけたが、固定で登場するのがイヤな女性も書いてくれ。
最終決戦は脳内予定では女装のヒマ人と男装の麗人たちの対決になるので引っ張りだされるハメになる。
いつになるか判らないが。
ただし、ぐんぐにるは全て例外である。w
学祭の自主制作8ミリみたいで楽しかった。w arigato!
ベビースターラーメン
出せ。っていうか一杯出てます。ありがとございます。
いっぱい出したい☆
というか、こちらこそありがとうなのだ。引き続き応援チュゥ。
おやつカンパニー
殺すなり殺されるなりスタンド出すなりペルソナ出すなりなんなりとどうぞ〜
コソーリ応援中。
「オタは舞い降りた」
その一報がオタ板最上層「くーどろあのピンクの黄金宮殿」スレに常駐するセブンシスターズの耳に入ったのは敵が侵入してから既に、数刻の時が過ぎていた。
12月の新月の夜・・・。
2ch、オタ板に忽然とログインした集団があった。ブロック転送である。
密集隊形を取った肥満体形。それがその集団であった。吐く息は白く、荒い。
熱気を帯び、気化した汗がもうもうとこもる。まるでバリアーである。
だが、バリアーと言うべきはその臭気である。酸っぱすぎる。振りまく体液はオタ板下層スレに黒々とシミを残した。
集団は奇妙な隊形を組んでいた。
右翼が調教済みで去勢済み、いわゆる騙馬(せんば)のキモオタに騎乗している、比較的軽装なガリオタ騎兵だ。ニヤニヤ痴呆のような笑みを浮かべ、氷点下の下層スレにおいてもヌカル地面を軽快に進む。
左翼から中央部が長槍を携えた、デブオタ重装歩兵で構成されていた。重力に挑戦的な脂肪をゆらしつつも、やはり膝までヌカル大地を着実に進む。
その数およそ、3万。
右翼に打撃力を集中させ片翼包囲戦術をとるための典型的な斜行形。マケドニア斜行陣と言われる陣形である。かつてマケドニア王アレクサンダーはこの陣形で無敵を誇った。
歴史的な陣形であった。
しかし、デブ、ガリ、メガネである。アレキサンダーは果たして連中の用兵でこの陣形で歴史に名を残せただろうか。
どいつもこいつも特Lサイズのダイエットペプシを流し込み、溶かしバターをたっぷりかけたポップコーンを頬張っている。宅配ピザのトッピングが雑踏の中舞っていた。いいもの食いやがって。
ニホンゴで陽気にアニソンを歌っている。
「なるほど。いまだあんな時代遅れの戦法をとっているとはなwww しかも食いながら行軍とは(呆」
その大軍を眺めていた男がつぶやいた。長身である。その蒼貌は昏い。栄養不足かもしれない。
こちらは南極越冬隊も齧った西丸ペミカンと呼ばれる長期保存携行食のみである。糧食はそれしかない。あとは塩ゆでのパスタのみである。食料事情からのやっかみと言えなくもなかった。
「いきますか。長官」
長身の男の言葉をついで、絵筆を持つ男が立ち上がった。冷たい風が男の髪をなびかせる。
「うむ。鹿は四足、オタも四足、一気に駆け下りるぞ!」
鵯越の逆落とし、義経のセリフである。しかし、オタは四足ではない。
長官と呼ばれた長身のオタクはオタ板セブンシスターズ、筆頭三女、自宅の依頼を受けたオタ板火盗改メ長官天魔、ルシフェルであった。
筆頭三女自宅は、早くから板の異変に気づいていた。国際テロリスト、カルロス・理真、本名山崎渉の侵入をルシフェルから聞き及んでいたのだ。
警戒を続けていた。
予期したとおり不安はズバリと的中した。くーどろあ、危急の時を同じくしたこの騒動である。なにかある。あってもいいけど。
ルシフェルはその自宅の特命を受け、自軍の兵を連れ出動していた。
本来ならば情報収集が主たる任務であったルシフェル自らが兵を率いることはすなわち、オタ板に人材が、というか人員が枯渇していることを示していた。
これもいつものことだが。
そしてそのルシフェルに声をかけたオタクこそ、お絵描き祐筆、左影であった。とりあえず、4コママンガにして上層スレに転送する算段であった。
オタ板ではなんでも4コマである。手塚以前の世界であった。
そしてアニオタ新選組。名無し選抜の決死隊である。個人戦でも集団戦でも強いと言われた伝説のオタ浪人達である。
当然夏コミにも冬コミにも強い、大学受験五浪以上のツワモノどもである。もはや就職は絶望的だ。不敵な笑みをニヤニヤと浮かべている。
「抜刀ッ!!」
「抜刀ッーーーーッ!」
キモオタ丘陵を土煙を上げながら駆け下りるシフェルの叫び。それが合図であった。
左影が復誦する。吐く息が凍りつくようだ。その怒声は氷点下のオタ板下層スレに響き渡る。
「アキバに勝利を!」
「アキバに勝利を!!!」
おいおい、オタ板だろ。ギコの勢い。駆け下りる。
暗夜、百数十本の白刃がきらめいた。戊辰戦争以来、これほどの日本刀が一斉に鞘から抜き放たれたことはない。
光る剛刀、サクラ一文字。
新日鉄室蘭オタク鍛刀所で打たれ鍛えられた斬オタク刀である。名匠、故西岡棟梁も大喜びのバナジウム配合。1000年腐食しない、サムライ・ブレードである。
敵はアメリカ軍キモオタ・ナード強襲揚陸部隊。オタ板にとって初めての海外の大規模な侵略者である。
強敵であった。
前世紀末、ロング・ターム・キャピタル・オタク・マネジメント、通称LTCOMと呼ばれる巨大オタクファンドが破綻した際、天才マロン・ショールズ(10歳)が叩きだしたITバブル崩壊後の合衆国最後の勝利の方程式。
それが日本の「2ch-OTAKUITA」であった。そのオタク・テクノロジーの奪取である。
その費用捻出のためマロンちゃんは一大ハッタリをかます。
国際ユダヤ資本との協定である。レア・メタル、ダイアモンド・シンジケートなど世界はお金持ちのアブラハムの子孫のものだ。
マロンちゃんにそそのかされた彼ら、ユダヤのお金持ちは合衆国において、唯一オタ板においても通常活動出来ると目された「ナード」に着目した。
イヤだけど奴らの力を借りるのだ。一人当たりDVD五、六枚の出資なら安いものであった。
そして、オタ板を首尾よく占領の暁には「アキバ」をナードの専有経済特区にすることを約束した。アキバを租界とするのだ。
「ナード」
スレタイにあるようにNerdsと書く。
バブル前期、カウチポテトなる言葉が存在した時代、その連中の存在が知られるようになる。宝島出版の書物が本邦初出である(はず)。
当時はその辺の「アナタハカミヲシンジマスカ〜?」の若いモルモン教徒も知らなかった。ユタ州にはオタクはいないらしい。なるほど砂漠は清潔だ。オタは住めない。
彼らナードはアメリカ全土の女子大生、女子高生から敬遠されていた、特別にキモイ、聖なる存在である。言うなればスティーブン・キング作「クリスティーン」のアーニーのような存在である。
彼ら「ナード」にマロンちゃんはオタ板の完全占領とテクノロジー奪取を条件に示した、それがプロミスト・ランド「AKIBA」
連中、「AKIRA」と間違っているのかもしれない。
MIT、スタンフォード、カルフォルニア大各分校など主な脂っこいナード組織にその情報は駆け巡った。
オタ板の特性は次々と日本製よりセコイ、スパコン、クレイにより解析されていった。
米帝にとっていついかなる時も物量戦術が変わることはない。
ヒマなage嵐に守られた、バビルの塔に住んでいる超異常能力者達はしかし、興味なしであった。自分の趣味で忙しい。
このオタ板史上最大の板難、緒戦に立ち向かうは絶望的にヒマな、「アキバ絶対死守」のバンダナ巻いたアニオタ決死隊浪人百十数名のみ。
憂板のヒマな志士達である。もう廃人であった。勉強しろよ、ったく。
まさに自滅行為と言ってよい。が、引くに引かれぬ大和オタ魂。もちろん遺族年金などのお金は政府は出しません。
しょっぱなからかなりの数のミスである。w
メンゴ。脳内補完ヨロ。
脳内妄想である。実在する固定とは関係ない、一切。出たくない固定はその旨、書き込みしてくれ。
気が変わった(違った?)場合も書き込みしてくれ。助かる。
セブンシスターズに入りたいというリクエスト覚えていていただいてうれしいです。
石毛さんが一人目だったけど、他の五人も誰か楽しみにしています。もし、いればですが。
みんな他の役で活躍しているからなあ
. :::';;;;: . . ..,,,;;:
. . :;;;;;:.:;;,, ..:.;;;;.:
:;;''' .:';;; . . .:.:;;;;;':. . . .,,,,;,,...,,
.:;;;' : .:;;;;; .: ,,,;;;,,, , .:;;;';;''' ''';;;;,,
. :.;;;;' . .: ;;;;;;;;'''' ';;;:.:.. ,;: . . ''''''"
';;:;' ''''; .:.';;;;,,;;.
''' ,.:.:';;;;,,,,
,、―-、 .;.';:;.:.: ;;;;;;:.;.;...
-、_ (_二ニ=っ,、;;;:.:;.:;...:.:...'''''''''''
`‐-、_ ( ´∀)f、 `''、:..:.:. .:
`-,ノ つ; /
(〇 〈-`'"
(_,ゝ ) `‐-、_
(__) `'‐-、,_..
`‐-、._
キモオタ・ナード達は飢えていた。
すべての物に。物質文明の代表とされる国家の最高学府のポジションにいるのにもかかわらず、彼らは孤独であった。
ビバリーヒルズ青春白書は夢の夢。想像すら不可能な世界である。威嚇的な運動部の連中。
チアリーダー達の軽蔑の眼差しと孤独なダンスパーティ。壁の花ならまだ良い。
扱いは壁のしみであった・・・。
そんな彼らに、ジャパニメーションの宝庫、アキバは桃源郷であった。
そしてテンコーである。
オタ女奪取。自国の女が駄目ならトーキョーの女だ。優しいエキゾチックな美女の微笑み。
死んでも手に入れたい。俺のキャンディ・バーを舐めさせるのだ。ぐふ。二の腕のラムちゃんのタトゥが疼く。
古今東西、キモオタの考えることにたいして変わりはない。
突撃の数時間前。
アニオタ新選組隊士全員を前にルシフェルは作戦概要及びその目的を手短に語った。
「いいか。再度くり返すが、我々は本隊が来るまでの時間稼ぎだ。決して無理はするな。数では圧倒的に不利だ」
ルシフェルが言った。「皆の手にあるサクラ一文字はデルタが開発した超振動タイプの日本刀だ。刀身に触れると自分を切り落とすことになる。くれぐれも扱いは注意してくれ。それと初陣の者は?」
かなりの数の手が挙がる。実戦経験のあるものが少ない。ルシフェルの心は暗くなる。が、おくびにも出さない。ルシフェルは彼らに告げる。
「よし。戦闘幼稚園ゆきかぜで習ったオタ派一刀流は今すぐ捨てろ。技に拘ったら命を落とすぞ」
「なぜですか?せっかく習ったのにぃ」不満そうな声が各所であがる。
「実戦は踏み殺して叩き殺す場所なんだよ。すぐ判る。判らなければ死んでいる」
壁の方から声がする。腕組みをした左影である。ルシフェルの代わりに憮然とした表情で答えた。
「俺達の剣は両手持ちだ。突きと袈裟で叩き斬れ。盾がないからどんなことがあっても三人一組をくずすな。シェパードから借りたダイバー・スーツはおそらく解析されているだろう。過信するな。一人でも負傷したら撤退しろ」
ルシフェルが話しを続けた。
「でもアメリカのキモオタでしょ?ナードって。そんな連中に負けるわけないですよぉ〜。そいつらナードと言うよりラードが合ってるかも。なぁ?!」
一人の名無しが甲高い声で挑発的な発言をする。
一斉に笑い声が上がる。
ルシフェルは黙っていた。その表情は変わらない。
馬鹿め。自分たちが回りから言われていたことを今度は他人に向けるだけか。やってることが同じではないか。
俺達はオタクなのだ。オタクのオソロシサを最も知り尽くしているだろうに。ふ。やはり名無しか。
左影は思った。
手がサクラ一文字にかかる。合戦の前にひとり斬るか。自軍の気を引き締めるには良いだろう。
が、次のルシフェルの言葉が左影の気もちを押しとどめた。
「いずれにしろ、板の人口は少ない。一人でも多く生き残ってくれ。以上だ(w」
そのとおりである。板の人口は少ないのだ。兵力の無駄な損失を幹部が率先して行ってどうする。
しょうがない。四コママンガにしよう。左影は紙とペンを取り出した。
ルシフェルは丘陵を駆け下りながら、自分が言った締めくくりの言葉を思い出した。果たして何人生き残れるだろうか。
もう、実戦を数多くこなした歴戦のオタクは少ない。
強い者ほど早く板から消えていった。
今回の奇襲は当然のように失敗に終わるだろう。だが、失敗を成功裏に終わらせねばならない。
それがオタ板の生き残る最後のチャンスであった。ルシフェルはそう考えていた。
ブリーフィングを終え、ルシフェルは四コマ祐筆である左影に本音を漏らした。
「なぁ左影、俺はアニオタ新選組を地獄へ誘導しているのだろうか」
「らしくないな。ルシ」左影は言った。「死地に陥れてしかる後に生き、これを亡地に置いてしかる後に存すだ。きっと上手くいく」
「しかし、今度ばかりはクソスレ誘導とはワケが違うからなぁ(w」
いかん。つい笑ってしまう。許してください、藤岡隊長。
ルシフェルはその時を思い出した。
眼前に振り向いた、敵の巨躯が迫る。八相に構えたルシフェルは笑みを浮かべた。天魔の微笑(w ラーの鏡をも粉砕すると言われる氷の微笑である。
皆、生き残れよ。
天魔、ルシフェルは渾身の力で剣を振り降ろした。
なんかルシかっこいいなあ・・・・・・・ナルなのに。
かっぱ巻きのわさび抜き
「なんだってーッ!」
オタ板七人姉妹筆頭次女、悪代官が叫んだ。よもやこれから、この叫びを銀河が崩壊するまで叫びつづけることになろうとは思わなかったはずである。
「ええ。ですから、ルシフェル麾下のアニオタ新選組は全滅しました。生存者は確認出来ておりません」
「左影はどうした。奴は記録が仕事。生きているはずだろうッ!」
「いえ。最初の突入で手傷を負い、二度目の突入で行方知れずです。おそらく討死でしょう」
「なんだってーッ!?」卒倒しそうである。「では援軍を、援軍を派遣しろ。自宅。きゃつらはこの板にとってかけがえのない逸材だぞ!」
「誰を派遣するのですか?お姉さま。もう板に固定は残り少ないのですよ」
「もう誰でもいい。引退した予備役、いや元固定でもなんでもいい。とにかく下のスレに送れ。そうだ、シェパードはどうだ?妄想旅団は?」
「下層スレで動ける住人は少ないということはお姉さまもご存知ではありませんか?それにシェパードは不殺の鉄の規律があるのをお忘れですか?」
自宅は続けた。「付け加えておくと、既にシェパードメンバーは下層スレに向かっております。妄想旅団はメンバーがはっきりしておりませんし、くー様がこの塩梅では動きませんよ」
「なんだってーッ!!!!!」
その時である。悪代官の傍らにいた侍女が突如、飛び出した。
「天誅!!」
黒塗りの短刀を斬りつける。
「悪代官、貴方の御命頂戴する!デスょ?」裂帛の気合と共に短刀が悪代官の留袖を切り裂いた。
「きき、貴様、何者かッ!私をオタ板くーどろあお兄様の筆頭次女、悪代官と知っての所業かッ?!ななな、名を名を名乗れッ!」
悪代官が切り裂かれた個所を押さえながら糾す。嫌。モロ肌晒すなんて。
「ち。打ち損じたか・・・」着流しのオタ女はそれでも平然とした態度で再度、短刀を腰だめに構える。腎臓から肝臓に突き上げる、典型的な極道構えである。
「刺殺天使だわ。確か澪。妄想旅団ね?」自宅が看破する。
「なんだってーッ!!なぜ、妄想旅団が私達を狙うッ!?」
「自分の胸にお聞きなさいデスょ。とにかく死ぬデスょ。ぅぃぅぃ。」
短刀を投げつける。すかさず避ける悪代官。さすが、筆頭次女、素晴らしい運動神経である。
「聞いたが、我胸は知らんと言っているーッ!!貴様の仇はPだろーッ!?」
「アタチは依頼を受けただけデスょ。言われたとおりにするだけなのれす。ではさいならー。」
「待てッ!!!」
「無駄です。妄想旅団が相手では。それよりP達に連絡をしましょう」自宅が冷静に答える。
「畜生ーッ!一緒にソープに逝った仲なのにーッ!裏目に出たかッ!?拙作のネタにするかーッ?いやネタになるのは自分の方かッ?!」
悪代官が難に遭遇していた頃、Pはメールをチェックしていた。
「フラグが立った」
Pは着信メールを眺めながらつぶやいた。だが、そのフラグの分岐先はきっといつもの場所だ。吐き出す値は常にバッドエンド・・・。
いったい、自分の恋愛関数はどんなコードになっているのだろう。スパゲティ状態なのか。
誰だプログラム組んだのは。
記述されてるコメントは、/* ダメダメ、何やってもダメ。*/ これのみである。
痩せる関数を加えてコンパイルし直すのか。
いや、やっぱりソープだ。
バッドエンドの場合はそうしよう。そしてハッピーエンドの場合もそうしよう。
なんだ、返す値は同じではないか。ヌルヌルである。
あえて避けていたのかと思っていたキャラの濃いのが
いよいよ出てきた。やはりここは彼のお決まりの台詞を…
やばいなぁ。なんかすごぃ面白いよー(w
小ネタが本当にイケてます。
悪代官姉さんは留袖なんだ・・ぷぷ・・ Pさん出ましたね。 Pさんとかぱぴりうすさんとか
なんで出ないのかなあと思ってましたよ。 キャラが立っているから。
むしろ惡代官が書いてるのかと思ってた。w
ルシサマシンジャッタノ・・・?
なんでお姉ちゃんと呼ばれるのかやっと分かったYO!
こういうの出るとなんか嬉しいね。
>>764 ちがうにょ!
切っても切り離せないアタチと刃物。。。
再びメールの着信音。
「バッドエンド・・・。」
はやっ!である。
物理法則を揺るがしそうなスピードである。
「何がどうなってんだよー」Pは溜息をついた。
なんとかなんねーのかよ。イベントも発生しやしねーよ、これじゃ。
腹が減ってきた。
金で出しゃ、すぐまんこ濡らすくせによー。気取ったメス共が。
昼食のドーナツを袋から取り出す。
そして食いながら人生でも一、ニを争うムカツク光景を思い出す。
オタ板オフでの毎回の光景である。
まったく食欲が増進する。
いつも全てのオタ女は名無し、固定に関わらず眼を潤ませ、「くー様、くー様」である。擦り寄っていった。
まんこ濡らしやがってよー。肉便器が。死ねよ。
もっとも、一番積極的なのは女装趣味の野郎連中だが。
それでもムカツク。
どいつもこいつもくーどろあ、くーどろあ。かよー。あいつ何人食ってんだよ。
少し顔面がいいからってよー。こっちだって痩せてた頃はモデルだったんだ。
でも今はバッドモデルだけどなー。三つ目のドーナツを取り出す。
真っ直ぐに正直なデブであった。
しかし、なんで太ったんだろう。5個めのドーナツを頬張りながらPは思う。やっぱ、食い過ぎかよー。このまま痛風になったらやばいよなー。
高学歴理系の思惑を超えた体重増加であった。まさに人生はどこに罠があるか判らない。
大賢者、女、食い過ぎ注意。
豚、ただの食い過ぎ注意。であった。畜生。
Pはくーどろあの美貌とそのスリムな体形を思い浮かべた。七人姉妹からPがリーダーとして所属するAM3研に緊急連絡があったのだ。
セガではない。夜中の3時頃までオタ板フラフラしているからこう呼ばれる、連中の総称である。
大賢者くーどろあが危篤だと言う。
恵まれてる奴は死ねよ。とっとと死ねよ。今すぐ死ねよ。
まったく自分に正直な、感嘆すべきデブである。
このデブの高学歴な頭脳からは趣き深い箴言が日々、紡ぎだされていきオタ板のヒマな住民の心を打つ。まったく貴重な存在であった。
大賢者くーどろあはその大愛でPの罵詈雑言を受け止めていた。
「あの豚は〜大事〜カモ♪。。。ステキな大切な豚だったりしたりっ♪」
Pにとって、ほんとうにムカツク憐憫である。
僕のようなデブはてめーのようにメス共から相手にされないからね。くそ。
強制イベント発生させるか。ドーナツの袋をゴミ箱に放り込む。
今晩のアポを取ろうと指先のシナモンシュガーを舐め取り、顔見知りのソープ嬢に連絡を入れる。しかし、電源が切られている。
ダメじゃん。なんだってもー。肝心な時に役にたたねー肉便器かなー。
しょーがねー。
いっそ、デリヘル嬢三人くらい呼ぼうか。Pは冒険をしようとポスティングされていたチラシを握りしめる。
「Pさん、なんでも即物的な対症療法的な問題の取り組み方じゃ抜本的な解決に至らないのではないか。あんたのは恋愛アルゴリズムはいいが、自己最適化を目指す余りソフトのユーザーインターフェイスに問題がある。もう少し相手に思いやりを持った方がいい」
「いったい、どこから入ってきた?西園寺」Pはうしろを振り返った。そして答える。
「それを言うなら問題があるのは僕のハードのほうだ。だからハードで解決してるんだよ。肉便器には金が一番効くじゃん」
「Pさん。ハードではなくハートで解決しなけりゃ女性はついて来ないだろう。そろそろその考えを改める頃じゃないだろうか」
俺はイケテル男だぜ。伝説の漢の登場であった。当然ビール片手である。
ここに土州坂本竜馬と、軍艦奉行勝海舟の出会いにも全然似ていない二人が合間見えた。
「Pの問題は、んー、アレだ、以下長文。んで、私見として感じるのは、まぁ、アレだ、以下長文。で、結論を言うなら、んー、アレだ、痩せるだけが問題ではないと」
唐突にログインする犬の影。海舟を斬ろうと日々付けねらう長州藩士ではない。
ロビーとオタク板両方に跨って活躍する固定の登場である。
犬へぼら。
ここにオタ板恋愛トライアングル、竹林の七賢人ならぬオタ板三賢人の鼎談、無限ループが形成された。完全である。一匹イヌですが。
これぞ談論風発、オタ板ワーム・ホールである。稼げる距離は100光年は固い。女との距離だが。
ロシュの限界は望むべくもない。
君に判るのかよー?もてない奴の苦難の道のりがよー。本当の差別もしらねーくせに。わかんなくていーけどよー。カップルと恵まれてる奴は死ねよ。
今までの損は回収する。デブの決意は固い。
こういう逸材こそRCC、 整理回収機構に入れるべきである。デブだが。中坊さんも辞めずに済んだ。
デブは関係ねーだろ、デブはよー。
金で買えねーものはロクなものがねー。Pは思う。いくら食っても腹いっぱいにならねー。
女も同じである。すぐ金でまんこ濡らすくせに、気取りやがって。ちょっと顔面の良い奴や金のある奴には股開くくせに、偉そうなモラルなんか語るんじゃねー。
脳みそもたかが知れてるのによー。まったくその通りであった。
しかし、このPの思想は満蒙、樺太からの戦後引き上げの作家、大藪春彦、五木寛之、ムツゴロウ先生、焼け跡闇市派と呼ばれる野坂、又、井上ひさしなど、昭和ヒトケタの世代の根底に横たわる共通の思想でもある。
Pは、野獣死すべし。の主人公、伊達邦彦などに代表される、その世代の作家の共通認識の上に立つ、積極的ニヒリズムの権化であると逝ってヨシ。
なぜ、かようなデブが突然変異的に現われたのか?オタ板、永遠の謎である。
しかし、四十年後はデブ死すべし。である。板上、毀誉褒貶の激しいデブであった。それでもトライアルを止めない。挑戦的なデブに幸あれ、であった。
なお、断るまでもなく、クレバーさはトップクラスである。貴重な遺伝子と現金を持つデブでもあった。
おっ、どっちに向かっていくのだ?でもめちゃ面白いよ〜。三賢人ていうのは一部?がありますが
人間として大人として賢いというのと勉強ができるという賢いのと含めて「賢」なんですね。
西園寺キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!
この後、Pがいつものように肉便器だのメスだの濡れたまんこだのとステキな単語を駆使して持論を展開する。
それに漢、西園寺が調和的な異論を唱えつつ、ビールを飲み、いくぶんヤケ気味な犬へぼらがかつての自己の恋愛体験を語ると言う黄金パターンが成立する。メマイがしそうである。と思った矢先であった。
「いるかよ。デブ」
高卒エスパー、どきゅもである。瞬時に出現した。
「貧乏で童貞で低学歴のどきゅも。なんの用だ・・。あ、女の匂い。まさか」
「馬鹿め。ふふ、気づいた?この香り。もうね、俺様は童貞じゃないんだよ。」どきゅもはニヤリと笑った。
医淫でのピンチの際いちげんさんにしがみついた時の移り香である。女の匂いにとっても敏感な連中であった。これでは童貞も素人童貞も変わらずである。
「これでやっと貧乏で低学歴のどきゅもになったわけか。肩書きをひとつ失ったんだなー」
「いや。追加されるんですよ、俺様にはね。スレダイバーどきゅも君という肩書きがね」
どきゅもは胸を張った。
「それは無理だなー」」Pが言下に否定した。「童貞は死ねばかりで自分が死地に赴くトレーニングが出来るタイプじゃねー」こいつの手の内ならお見通しだ。また国士狙いか。
「死ねよ。それならアンタも同じだろ」どきゅもは舌打ちする。そして本題に移った。ここには罵りあいに来たのでもマージャンをブチに来たのでもない。「それより自宅から発注されてた物があるはずだよな。出来てるのかい、豚」
「それは、アレなもんだろ。下層スレで通常活動出来るアレ?」犬へぼらが言った。「だが、ソレはまだ塗装はアガッたが乾燥がスンでないんだな」
「俺の方もプロトタイプは渡したがPさんの設計思想には多少異を唱えたい気がするのでラインでの量産体制はとっていない」
西園寺がへぼらの言葉を継いだ。「で、どきゅもに渡せるのは零号一機のみだ」
西園寺が傍らのスイッチを押す。
AM3研の小奇麗な廃工場のようなイメージが難しいガレージが開放される。
そこにはプラモのようなロボットが鎮座していた。
まったく、ガレージキットそのものである。塗装済み。残念ながらボーメ先生作ではない。
ただし、大きさは軽く5階建てビルくらいある。
「なんだってーッ!?じゃ、俺がひとりでいくのかよ!?」
どきゅもは自宅からの連絡を聞いて驚愕した。悪代官の口調が移ってしまったようだ。
「死んでこい。低学歴。オマエの代わりはいくらでもいるんだw」Pがワロター。
「ああ、そうだよ。代わりはいくらでもいるよ。俺の分身はいくつもあるからね。豚に言われるまでもないさ」
馬耳東風である。ハラ括るしかないよ。
「んー、じゃ、アレだ、この、えー攻撃型機動迷彩コンバータ、鋼鉄の童帝君について解説しよう」
「いや。いい。じゃあ貰っていくよ。最初のは俺が使えって言われているからね」
長くなりそうだ。犬へぼらの解説を遮り、どきゅもはその巨大ロボットに移動する。
なんか、コンソール、外見共、どっかで見たようなロボットである。どきゅもの疑問を悟ってか、西園寺が叫ぶ。
「これは匿名デザイン、いわゆるオタ・アノニマスデザインといってだな、誰がイメージしたのかもう既に忘れ去られたものを我々が掘り起こし、勝手に改装したものであーる」
西園寺は酒が回っていた。
「なんだ。パクッたのかよ。豚が作ったんじゃないのか」
「常識で考えろ。いくらAM3研でもそんな急な発注に応じられるわけねーだろ。だいたい、パクッたのとは違う。だから低学歴は嫌いなんだよなー」
「オタの誰かが、んー、アレだ、イメージだけ残しンだな。それをワレワレがいただいたワケだ」
「用が済んだならでてけよ。馬鹿が移る」Pが冷静な口調で言う。
言われるまでもないね。どきゅもは童帝君とシンクロを試みる。ティッシュはないがイケそうだ。
コンソールにガリ版刷りの薄いマニュアルを見つける。表紙はみなもと太郎だ。風雲児たちである。ったく。なんだよ、これは。
文句を言おうかと思うが押しとどまる。へぼらの前で山田正紀とみなもと太郎の悪口は禁句である。
じゃ、いくか。
どきゅもは瞬時にゾーンに入いる。
オタ板初の攻撃型機動迷彩コンバータ、世間様にはただの妄想ロボ、童帝君はオタ板最前線君になるべくAM3研を後にした。
瞬間移動。そして無音である。スティルスが完璧に実装されていた。オタ板AM3研、通称「デルタ」の納期には必ずでっち上げる実力の片鱗であった。
ペナルティなんか払ってられない。
「Pさん、これでいいのかね?」西園寺がどきゅもが消え去ったガレージを見つめつぶやいた。ビールの空き缶を握りつぶす。
「この板にはもう人がいないからなー。しょーがねーんだよ」
「ンー、まぁ、アレはかなりアレにしたわけだから。で、たぶん大丈夫だろうと」
「どきゅもだしなー」Pが誰に言うでもなくつぶやく。その時、携帯の着信を確認したPは声を上げた。
「あ、フラグが立った・・・」
いい。
うまいなあ・・・・
それより十数時間前。
ルシフェル達アニオタ新選組は真っ直ぐ敵陣の大将を目指した。
それぞれが三位一体で一チームの攻撃。迫撃!トリプル・オタ!である。
天魔ルシフェルはマケドニア・ファランクスを模したと思われる長槍歩兵を側面から直撃するフラー理論に基づいた古い戦法、でもマケドニア斜行陣よりは遥かに新しい戦法、グーデリアンの電撃戦法を取った。
そして、かつての戦場での急降下爆撃機に代わるものとして、シェパードの化式戦略ニワトリが活躍していた。例の巨大なHENな鶏である。
最下層スレ上空、脳内妄想高度1万2千メートル。
「困っている人はいませんか〜♪悩んでる人はいませんか〜♪元気ない人はいませんか〜♪だったらカータンが直してあげる〜♪魔法少女カータン参上プニプニ♪」
化式である。今、青春真っ盛りである。リアル玄冬であるが。
バラバラと抱きまくらとえびせんをばら撒く。懐かしい新築家屋のタテマエ行事、いわゆる餅撒き状態である。ただしタテマエ行事でばら撒く餅の中身は小銭だが、抱き枕の中身はポケットテイッシュである。
カキスギに注意しましょう。ご利用は家族計画的に。うむ。これは役立つ。
「その歌は止めろw」アナザーが言った。無駄な行為であることは承知している。
「くちびるイノセンス♪チュッ、ホーミタイ、乙女心シークレッ。くちびるイノセンス〜♪」と、中原小麦。
アナザーと化式、それに中原小麦である。コードネーム、アイ・マイ・ミイ。
三人はそれぞれの鶏に跨り、デンパで会話していた。
「ルシからのデンパが受信出来ないだろうw」アナザーが苦笑する。
「ぴこぴこぴーぴー♪。デンパーに乗って〜♪」
聞いちゃいねェ・・・。アナザーは頭を抱えた。他の二人は抱き枕を抱えた。
上空でのノンキな様相と異なり、地上は酸鼻をきわめていた。
先陣のルシフェルのグループはナード重装歩兵と剣を交わしていた。
相手はダースベイダーのコスプレである。・・イマドキである。
「・・・ルーク、アイム・ユア・ファーザー・・・」いい加減な事を言いながらライトセイバーを振り回す。
なんだかよく判らない(w
ルシフェルはとりあえず、袈裟で斬る。袈裟は肩口を斬るのではない。頚動脈を狙う。
超振動サムライブレード、サクラ一文字はダースベイダーの首を勢い良く斬り飛ばした。斬れ味が良すぎる(w
凄まじい勢いで鮮血が吹き上がる。
頭から血飛沫を浴びる。アキバ死守のバンダナがみるみる血に染まる。まさに、纐纈染のバンダナであった。
「敵に体勢を立て直すヒマを与えるな!俺の後に続け!(w」返り血を拭う間もなくルシフェルは笑いながら、激を飛ばす。
その脇から良く判らないキャラ設定のコスプレイヤーが斧を振りかざす。ダーティ・ペアか?しかしケイとユリは斧なんかは持っていない。
かなり曲解されているようだ。古いタイプのナードばかりであった。
すかさずルシフェルは篭手を斬る。オタ派一刀流、「おたきりおとし」である。
実戦で使うのは初めてだ。とっさに出た技だった。斧を握りしめた手首がドサリと落ちる。
「ギャ〜〜〜〜〜ッ!!!」絶叫が上がる。相手は女であった。
しまった。
すかさず決心したルシフェルは彼女の心臓にサクラ一文字を突き立て、斬り下ろす。トドメである。女の内臓が滑り落ちる。
新手が三人、ルシフェルめがけて槍を突きかざした。リーダーだと気づいたらしい。
「ルシ!」
後方にいた左影がルシフェルをかばって飛び出す。
穂先が左影のダイバースーツ、ショルダープロテクターを突き破り、肩甲骨に刺さった。
肉の焦げる匂いが鼻をつく。
シェパードのダイバースーツはやはり、解析されていた。敵の長槍はヒート・ランス仕様である。穂先が強烈に発熱している。
ただ、電磁刀なら今頃、左影は丸焦げであった。その点は幸運であった。
左影は槍をなぎ払い、その穂先を引き抜いた。気丈である。
事前に渡されていた緊急用の鎮痛兼止血兼覚醒兼睡眠兼胃薬兼感冒薬の錠剤を飲む。ぐんぐにる医淫のヤバゲな処方薬である。
だが、効き目は保証済みだった。この新薬錠剤のために医淫ではアニオタ三万人を人体実験、いや協力的被験者有志での臨床下、既に効果を確認済みであった。
その間もダイバースーツは伸縮し、傷口を強制的に塞ぎだす。
「誰か左影を!」
ルシフェルが叫ぶ。だが、答えはない。ルシフェルのグループメンバーは既に絶命していた。
「左影さん、こっちへ!長官、僕がつきます」名無しが叫んだ。
ブリーフィング時、敵に対して増上慢とも思えるジョークを飛ばした名無しの若者である。彼はこのわずか三分で死屍累々の激闘を生きていた。腕は立つらしい。
「向こうも超振動タイプの得物を持っているみたいですよ。皆それでやられています。お気をつけて、長官」
その名無しの顎にも刀創がある。下唇が垂れ下がっていた。
ルシフェルが頷く。やはりそうか。十重二重とまわりを囲みだす。一気に殺るつもりだ。
だが、まだ完全に形を整えていない。ルシフェルはニヤリと笑う。
(w。
加速した。アニオタ迷走歩法である。
「縮地」と言われる古流高速歩法の戦闘幼稚園ゆきかぜバージョン。達人に至ると50メートルの長蛇の列を一息に詰め、エロ同人をゲットすると言われていた。小銭は用意して下さい、迷惑だから。
沖縄空手、那覇手、泊手、首里手などに伝わり、古流に伝播したものを更に、ヒマな流浪人剣心オタが勝手に妄想、改竄したものをルシフェルは伝授されていた。
実際には古流身体操法の「膝落」を使うと言われている。
僕も登場してるしw
小ネタ満載だね。
感動と笑い。そして…
剣を斬り結ぶ間も与えずもなく袈裟斬りで三人のナードの首を飛ばす。ナードは首をはねられた!ナードは死んだ。
うち一人へはこめかみへの斬撃である。泣き顔がナナメに崩れ落ちる。
長槍で鳴るマケドニアファランクスも超接近戦闘術をもっとも得意とするルシフェルにその間合いに入られたら木偶同然であった。
三十数人を一息に斬り倒し中央を突破、血路を切り開いていく。沸騰したおびただしい血と肉片がオタ板最下層スレの濃密な大気を血煙に染める。
バカスレ、「オタッキーは超エリートだ!」スレは瞬く間に腐臭漂うクソスレと化していく。クソスレはもとからであるが。
ただAM3研、オタ板デルタの設計による超振動刀、サクラ一文字のみがその闇の中、光を失わない。
どういういい加減な理由から励起されたのか判らない発光金属がサクラ一文字の刀身を青白く浮かび上がらせていた。
「アナタハ ダレデスカ?ゴメンナサーイ?ハハーン?」
デカイ。身長三メートルはある巨躯である。三つ編みネイティブアメリカンが中指を立てる。素手であった。
ルシフェルは愛刀を構えなおした。お気楽蜻蛉の構え。薩摩示現流モドキのオタ二次元流である。
敵は長身のルシフェルより更に大きい。はっきり、ヘンです。
「オタクナラ タイマンデース?ハハーン?」「インディアン ウソツカナーイ?ハハーン?」敵は挑発する。
「オタクなら怠慢です」
どういうアナグラムを含んだ言葉であろうか?しかし、その赤銅色のナード大将はニヤニヤして気取っているばかりである。
エロゲキャラのシャツが大きく歪んでいる。
ナヴァホ族というよりアボパ族である。
「なるほど。タイマン勝負というわけか(w」断るまでもなく笑う。「いいだろう(w」ルシフェルはサクラ一文字を鞘に収め電源を切った。電気は大切にね。
「長官!」左影を支えながら名無しが叫ぶ。かろうじて後を追って来たのだ。
「預かってくれ(w」
ルシフェルは超振動刀を名無しに放り、構える。
四股立ちである。
どっしりした安定感のある、主に剛柔流系空手の構えである。
しかし、実戦向きではないとされていた。この後に及んでウォー・クライでもやるつもりか。
しかし、アニオタ新選組は壊滅状態である。これではオールブラックスとは言えない。
そのルシフェルは腰を落とした姿から大きく息を吸うと両の手を大きく広げた。せり上がりの際の両手開き。
雲竜型より攻撃的と言われる不知火型での土俵入りである。締めているのは綱ではなくバンダナであるが。
オタ板火盗改メ方長官、天魔ルシフェル。チャレンジャーなオタクであった。
不運が付きまとうと言われる型で今まさに戦いに臨む。
見事な横綱土俵入りである。
「ヨシ、決定的な瞬間を撮ったぞ!」
偽装ブッシュの陰からオタクが高らかに叫んだ。とっても小さな囁く声で。
地雷女を踏んだらサヨナラ。
空色。
婦人科キャメラマンと思われているオタ板のキャメラマンである。
今時キャノンF1を10機もぶら下げている。FDレンズ群、互換のナガダマの重量をあわせるととんでもない重量である。
これでピュリッツアーを獲り「マグナム」に入れるかもしれないな。空色は思った。
俺は第二のキャパになる。いや、一の瀬泰三になるのだ。
そのためにはオキザイでもツバメ返しでもなんでもしてやる。
そしてキャンギャル抱き放題だ。
危うい決意に取り舵いっぱいである。それならカメラを捨てて難破したほうが早い。
土俵入りと空色さんに爆笑
_, ._
( ゚ _ゝ゚)婦人科キャメラマン...。
「解毒剤?」
「そう。ほしい?」
「もちろんです」
「じゃあこれを穿きなさい」
くーどろあは黒い布切れをさしだした。
「これは……?」
手にとって広げてみる。
「やだあ……」
惡代官の全身はふるえてきた。
見た目はブルマーだが、またぐらの内側に大きく隆起したものがある。
これを穿いたらどうなるか明白だった。
先日、コスプレ会場でつけた擬似ペニスパンティと丁度正反対の、ヴァギナに人工ペニスが突き刺さる用途のものである。
「こ、こんなものを着けるんですか? ひどいです!」
「だって解毒剤がその突起に塗ってあるの。催淫剤は経口薬だったけど、解毒剤は直接性器に塗らないと用途をなさないの。それも奥深くね。だからこんな形のパンツを穿かなきゃならないってわけ」
「でも……どうしてこれブルマーになっているんですか?」
「あら、だって次の授業は体育でしょう? それをつけて運動しなさいな」
「そんな! わたしそんなことできません」
いくらエッチが心から好きな惡代官とはいえ、そんな色情狂のような真似はできない。
「あら、じゃあ、体育の時間に好きなだけイキまくるのね」
「そ、そんな。……わかりました。」
恨めし気にくーどろあを見て、素肌にペニスブルマーをつける惡代官だ。
「そのかわりもうこんな真似はやめてください。あんまり酷いことをされると、わたしだって考えがあります。PTAとかに今度はこっちが訴えますよ」
「わかったわ……やりすぎたのは謝るから。ブルマーの穿きごごちはどう?」
笑顔で聞いてくるくーどろあだ。
(ん……んん、おまんこに入ってくるよお……)
惡代官は思わず、ぐいっとブルマーを引き上げてしまう。
「どう? 少しは落ち着いた?」
「……そうですね。大丈夫みたい」
「しばらくつけていないと薬の効果はないから。今度の授業の間はそれで我慢してね」
にっこり微笑むくーどろあだった。
モッコリ・マンというあだ名のあるくーどろあの授業は男子生徒には好評、女子生徒には不評である。
奇妙な運動ばかりさせるからだ。
今日もそのおかしな運動をさせられることになった。
尻を床について、足を広げ、腰を上下に動かす体操である。
男子生徒たちの前に女生徒を一列に並べて足を広げさせる。
(なにこれ……あたしたち見世物じゃないわよ……)
不満な惡代官だ。
だいいちこれではペニスブルマーが男子生徒から丸見えである。
外見は普通のブルマーと変わらないとはいえ、ばれてしまったらどうしようと気が気ではない惡代官だ。
モッコリ・マンなどという別名がある通り、くーどろあ教諭のジャージはいつも盛り上がっている。
20代後半の教諭でまあまあハンサムな部類ではあるが惡代官の好みではない。
しかしどうしたことだろう。
今日は不思議とくーどろあが魅力的に見える。
(ん……なんなの! トロトロあそこからジュースがあふれてきてる!)
ヴァギナを深々と抉っている擬似ペニスの与える快楽に惡代官は思わず腰を動かした。
「こらあ! まだ運動は始まっていないぞ」
(^Д^)ギャハ!↑みなさん、この人のレスどう思いますか♪なんてありきたりなんでしょうね♪
誰もが皆、一瞬つけてみたくなる発想のレスです♪
しかし、賢明な人はその自らの短絡的思考を野放しにする事を嫌がり、
こういうレスは控えます♪しかし、この人はしてしまったのです(^^;
「誰もが思い付くような事」を堂々と♪
この人にとってこのレスは何なのでしょうか♪
このレスをしている間にも時間は刻々と 過ぎ去っているのです♪
正にこの人のした事は「無意味」「無駄」でしかありません♪ああ・・・何ていう事でしょう(^^;ワラ
図星で泣いちゃうかも(^^;ワラ
ちょっとおもしろい
あげたらまた荒らされちゃうよ〜
いつも思うんだが、じたくは余計な事書きすぎ。
そういう事書くから余計荒れるんだろ。。。
(^Д^)ギャハ!↑みなさん、この人のレスどう思いますか♪なんてありきたりなんでしょうね♪
誰もが皆、一瞬つけてみたくなる発想のレスです♪
しかし、賢明な人はその自らの短絡的思考を野放しにする事を嫌がり、
こういうレスは控えます♪しかし、この人はしてしまったのです(^^;
「誰もが思い付くような事」を堂々と♪
この人にとってこのレスは何なのでしょうか♪
このレスをしている間にも時間は刻々と 過ぎ去っているのです♪
正にこの人のした事は「無意味」「無駄」でしかありません♪ああ・・・何ていう事でしょう(^^;ワラ
図星で泣いちゃうかも(^^;ワラ
くーどろあ、そんなに俺のことを…。
フ。
言うな。分かってる。
「こらあ! まだ運動は始まっていないぞ」
くーどろあが怒鳴る。
「は、はい……」
消え入るような声で答える惡代官。
だが下半身の異変はいっかな治まることがない。
おかしい。
解毒剤が効いているはずではないのか。
「よおし。では体操を始める。女子は腰を落とし、両足を開く。腕を後ろに回して全身をささえろ。そうして、足を広げたまま腰を浮かせて上下させる。この運動をすると、足腰がとても丈夫になる。では、始め!」
おずおずと惡代官は腰を動かして運動を始めた。
(ん……しみる……)
腰が動くたびヴァギナに食い込んだ擬似ペニスが惡代官を突きさす。
「惡代官! もっとちゃんと運動しないかあ!」
くーどろあが今度はさっきと別のことを言う。
(もう……くーどろあ先生最低……)
しぶしぶ惡代官は律動を激しくする。
しかしその動きに比例してヴァギナへの快感が増していく。
(んんっ? なんなの! どんどん気持ちよくなるよおッ!)
自分の意志とは別に腰の動きがさらに過激になっていく。
(どうして? どうして? 惡代官、またいっちゃうよおッ!)
その時だ。
惡代官の内部に収められた人工ペニスが律動を始めた。
「!」
絶妙な動作といえた。
緩やかに動いて惡代官を安心させたかと思うと、隙を突くように激しいうねりを加えてくる。
(そ、そんな! これ、電動式バイブだったの?)
ブルマーの内部に仕込まれた太い擬似男根に陵辱されながら、快楽の波に腰をつきあげる惡代官だ。
生徒たちとくーどろあは異様な雰囲気にしん、としている。
(す、すごい! いっちゃう! いっちゃう! バイブで惡代官いかされちゃうよおッ! すごいよ、
もっと突き上げてほしいよ! 惡代官のおまんこ滅茶苦茶にしてえッ!)
クラス中の人間にいやらしいブルマの股間を見せつける惡代官だ。
(み、みんな見てるうッ! みんな惡代官のブルマ見てるよおッ! おまんこ、ぐりぐりされてる
惡代官の淫乱な姿全部見られてるッう!)
仰向けになったまま腰をぐうっと天に突き出すようにして惡代官は絶頂した。
(いいいいッ! 惡代官いきます! いっちゃいますうッ!)
性玩具着きブルマーをべとべとの愛液で汚しながら、惡代官はエクスタシーに達した。
しかし快楽地獄はまだ終っていなかった。
(ま、またいっちゃう?)
深い絶頂感を味わったというのに、息つく暇もなく再び快楽の魔の手が惡代官を襲った。
(だめええッ。もういけないよおッ! おまんここわれちゃうよおッ!)
しかし惡代官のヴァギナは悦楽の痙攣を止めることなく、擬似ペニスを貪っていく。
ペニスもそれに応えるように、動きを加速させていった。
(うわあああッ! どうしてこんなに何度もいくのおッ! もうダメ頭がおかしくなっちゃうよおッ!)
惡代官は本気で己がおかしくなってしまうのではないかと恐れた。
どうすればいいのか。
我慢をすればするほど、快楽で爆発しそうになる。
(そうだ。思いきり声を上げよう。そうすれば少しは楽になるかも)
そう考えた時にはもう甲高い声をはりあげていた。
「くーどろあ先生! クラスのみんなッ! 惡代官のエッチなブルマー見てえッ! 惡代官いっぱいいっちゃう!
だめえッ! 止まらないの! 何度も何度もいっちゃうのおッ! ブルマーの中でびくびく動いてる惡代官のおまんこ、
みんなの視線で犯してえッ! 犯して何度も何度も惡代官をいかせてえッ!」
くーどろあだけではなく男子生徒たち全員が勃起していた。
どきゅもなどは射精に到ったのだろう、体育着の短パンの前を汚していた。
反面のぶたちは眉をひそめうつむいている。
荒波のように繰り返し打ち寄せる快楽で気を失う前、惡代官は見た。
体育館の隅にくーどろあ先生がにっこりと笑いながら惡代官を眺めていた。
手の中にあるのはリモコン?
その時惡代官はまたしても罠にかけられたことを知った。
よくわかんないけどワラタw
元のお話の続きはぁ〜?
筆村嵐たん光臨の予感…。
おいらも生徒の一人かいっΣ(゜д゜)ビックリシタァ
(´-ω-`)続きマダー?
いくぜ、沢田教一。
空色は続けざまにシャッターを切った。キャンギャルなんか、ライカでグッドバイ!
キャノンF1だってば。
一方、敵の大将はニヤニヤしながらガムを噛んでいた。よほど腕に自信があるらしい。
マーシャルアーツか。ルシフェルはニヤリと微笑んだ。と、次々と敵のコスプレ用に持参した鏡が割れ出す。
超常現象である。フルコンタクト空手有段者の手刀氷柱割りと比肩しうる、ルシフェルの微笑鏡割りであった。恐るべし。
その、周囲の異常事態を眼前にしてもなお、ナード大将はひるまない。首をかしげ妙なステップを踏みルシフェルを挑発する。
そのスタイルはテキサスブロンコ、往年のザ・ファンクス、テリー・ファンクを思わせた。ショーマンシップ、横溢である。ファンを魅了させるプロ魂の見本であった。しかしなんのプロなのか。
それでも古すぎる。ザ・ロックスにはなれないな。コスプレ嬢上がりのキャンギャル止まりだ。ルシの勝ちだ。横綱の電車道ではねられるのがオチだな。
空色はファインダー越しに敵大将の芸風を見切った。
空色がそう思った瞬間の出来事だった。
まばゆい光球があたりを包みだす。体験した事がない明るさだ。キモオタナードも驚愕し、怯えている。
彼らの新兵器ではないらしい。万を越す敵大軍は次々と光球に飲み込まれていく。悲鳴が上がる。
中には自ら突っ込んでいく奴もいる。どういう精神構造しているかまったく不思議である。
ルシフェルはその奇現象に意に介さず、敵に強烈な張り手をブチかます。猛烈な勢いで敵、ナード大将は吹き飛ばされる。
一日一万回の「鉄砲」で鍛えた張り手である。火を噴くような激しさである。もう起き上がってこられないだろう。
渾身の一撃であった。
光球が迫ってくる。ルシフェルは額に手をかざし、光をかえりみた。眩い。
なに、別段驚くに値しない。
奇現象はオタ板につきものである。慣れていた。
光球はどんどん膨張拡大していく。久しく日の当たらない下層スレが照らし出されていく。
その光はなんの熱も持たない光である。一体、なんの光であるのか。
そしてオタ板火盗改メ長官天魔、ルシフェルはその光球に飲み込まれていった。不敵な迷惑な笑みを浮かべながら。
いかん、露出オーバーになる。
ファインダーを覗き込んでいた空色は思った。慌しくF-1を仕舞う。
撤退すべきだ。そう囁くのよ、私のゴーストがね。
膨張した光が眼前に迫る。よし。おkだ。
空色は戦場を振り返った。
すでにアニオタ新選組の残存戦力はゼロ。敵も大部分が光に飲み込まれつつあった。
仲間たちはもういない。
空色は無常感にとらわれた。非日常をフレームに納めようとしているのに日常行動に支配されてどうする。
ルシフェル達はサクラ一文字で。俺はF-1で。
上層スレに情報を送ろう。
空色は意を決した。
そしてキャメラ、キャノンEOS-1D(改)を取り出す。
もちろんただのデジカメではない。AM3研が改造を加えたシロモノだ。
シャシンは時差を生じず上層スレのセブンシスターズに転送されるはずだ。
空色は光球に向かい、シャッターを切った。
アニオタ新選組を撮った時、俺の感情の被写界深度は充分だったのだろうか?
空色はシャッターを切りながら自問する。
オタキャメラマン、空色が常に忘れないユージン・スミスの言葉である。自己の限界一杯を知らなくて何が撮れるというのか。
そうか。フレームの弱点などではなかった。俺の弱点だったんだ。
そうか。畜生。やってやる。
続けざまにシャッター音が下層スレに鳴り響く。空色はもう誰になろうとも思わなかった。
光球が空色を飲み込んでいった。
やった!続きだ!
てゆうか・・書いてる人がわかったような気がします。
塩ラーメン
弁当屋でのペドラーの言い分は、
「俺の好きなウンコがないってのは、どういうことだ!?」
「俺がどんなに、ウンコが好きか、貴様ら知っているはずだろう!?」
「詫び状を今、この場所で書け〜!!」
「本社に電話するぞ!!」
続きまだー
_∧_∧_∧_∧_∧_∧_∧_∧_
| |
マチクタビレタ〜 < 続きまだーーーーーー!!? >
☆ |_ _ _ _ _ _ _ _ _ _|
ヽ ☆ ∨ ∨ ∨ ∨ ∨ ∨ ∨ ∨ ∨
=≡= ∧_∧ ☆。:.+: ∧_∧ マチクタビレタ〜
/ 〃(・∀・ #) シャンシャン ( ・∀・) ♪.:。゚*
〆 ┌\と\と.ヾ∈≡∋ゞ / ̄ヽ/,― 、\ o。。。 マチクタビレタ〜
|| γ ⌒ヽヽコ ノ || | ||三∪●)三mΕ∃.
ドコドコ || ΣΣ .|:::|∪〓 || \_.へ--イ\ ゚ ゚ ゚
. /|\人 _.ノノ _||_. /|\ ∧_∧ (_)(_) ☆:.°+
( ・∀・ )っτ 。::.☆ο
マチクタビレタ〜 ♪〜 ( つ‡ / | マチクタビレタ〜
| (⌒) | ☆1 マチクタビレタ〜
マチクタビレタ〜 彡 し'⌒^ミ A 〃
/ ̄ ̄  ̄ /| マチクタビレタ〜
| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| |
| 愛媛みかん |/
賛成!
続きがあるなら、気になるぅ。。
ねえ。全く。早くぅ〜
気がつくと「こちょこちょマシーン」に掛けられていた十束・・・
手かせに掛けられ足も動かせない。目の前にはモニターが有り、密室だ。
ここはペドラー伯爵の部屋だった。
目の前のモニターにはルシフェルがみだらな行為をしている映像が流されて
いる。こちょこちょマシーンの背後からペドラー伯爵が十束のジャージのズボン
の上からムックリと棒の形に膨らんだモノを強く揉みいじくる・・・ペドラー伯爵の手に
ある感触は十束のか細い体にに合わず成熟した大人のペニスだ。
十束「(ハァハァ・・ルシフェルがあんな風に・・ す・・凄くなってる・・・)」
もだえるルシフェルの映像を見ながら、ペドラー伯爵に背後から強く激しくジャージ
の上からモノをこすられまくる・・・その刺激に耐えられなくなった絶頂になる
とペドラー伯爵はスグに手こきを止めて、また暫くすると揉み揉みコシコシ激しく
モノをいじくる。十束「はぁはぁ・・ぁあッ!!出る・・出ちゃうっぅ・・・」
するとまたペドラー伯爵はモノをいじくるのを止めて、これを繰り返してもう2時間
が立とうとしている・・・もう十束の股間の周りはジンジン・・ジワジワ
してきて足をモジモジさせて必死にこらえている。ジャージは汗だくで濡れ
濡れになってしまった。耳元ではペドラー伯爵が背後から吐息を吹きかける・・・
ペドラー伯爵「ハァハァ・・十束可愛いよ・・・十束!!」壊れたような声で
耳元に声を吹きかけて来る・・・コリコリコリコリ!!!シコシコシコシコ!!!!・・・
強くジャージのズボンの上から手こきをして来ては、また止めて・・・
アソコの刺激が敏感になり過ぎて、もうちょっとでも手でペドラー伯爵がモノに触れる
だけでビクンビクン体中に快感な刺激が走る・・・ ペドラー伯爵「そろそろどうなって
るか見てみようか・・・」十束のズボンを下ろして脱がしてみた・・・
そこには2時間以上も弄った濡れ濡れとした精液が今にも溢れ出そうとして
いる大きくなったモノがピクピクと反応している状態で顔を覗かせた。
周りの太ももあたりの血管も浮き出て股間の周りはジンジン・・・ジワジワ・・
している。ペドラー伯爵は今度はこちょこちょマシーンの背後から丁度十束の
お尻の所にあたる部分に自分のモノが入る丸い穴を開けておいた。
そこのボードの穴に自分のビンビンに勃起したモノを通して十束の
お尻を激しく突きまくる・・・パンパンパンパンパンパン!!!!!!
もう触るだけで逝ってしまう十束のモノにはわざと触れず
背後から十束の体を弄くり回して触れながらお尻を突きまくって虐める。
十束「ハアハア・・・ぁあっ!!・・凄くジンジンするよぉっ・・うぅッ・・・」
ペドラー伯爵「あぁッ!!俺もそろそろ・・・うぅんっ・・!!・・・」
そしてペドラー伯爵のモノが絶頂を迎えると、やっとペドラー伯爵が十束のモノにも
手を触れた・・・ビンビンとそそり勃ったモノからもの凄い勢いで、どっぴゅ
どぴゅっと精液が飛び出した。2時間も初めての射精をこらえて我慢した
十束からは思わず声が漏れる。
十束「うぁああ〜ぁァア・・・!!!」勢いよく飛んだ初めての精液は
目の前のモニターにベットリ大量にくっついた。
ペドラー伯爵も十束のお尻から自分のモノを抜いてモニターのほうに強く射精
した。ペドラー伯爵「はあァァあぁァぁッ!!!うあぁあッ・・・!!」
ぶバッ!! どぴゅッ!!! 二人の精子がモニターの上で混じり合って
いやらしく垂れていた。
840 :
おたく、名無しさん?:04/03/10 03:01
キタイアゲ
841 :
ペドラー伯爵@ガソリン式バイブ発案者 ◆H/kcQzG5gU :04/03/10 05:40
十束て誰だよ
842 :
おたく、名無しさん?:04/03/10 12:02
「今日も敏感ですね」
薄く笑いながらくーどろあがぷくりと膨れたドラの突起に噛み付いた。
「……ッ」
小さな痛みも甘い刺激になる。
「ん…っ」
ざらりとした感触にドラが息を詰めた。くーどろあの舌が生き物のようにドラの胸元を這う。舌先で味わうように乳首を転がしては甘噛みする。
「や…だ…っ」
ドラのもう片方の乳首は指で嬲られていた。
「嫌じゃないでしょ? もう勃ってる」
ズボンの上からやんわりと握られて、ドラは思わず腰を退いた。
そんな彼を見たくーどろあが口の端を上げる。
「脱いで」
「え?」
「下着が汚れたら仕事ができないですよ。ベタベタになった下着を穿いて社に戻りますか? それともノーパンで?」
時々くーどろあは意地悪な言葉を口にする。
抗えるはずもない。
ドラは顔を朱に染めてベルトのバックルを外した。
カチャカチャと音がやけに響く。ズボンを脱ぎ、下着に手を掛けたドラは躊躇した。薄い布越しからでも欲望ははっきりと見てとれる。
「どうしました?」
くーどろあの問いにもドラは俯いたままだ。
「恥ずかしい?」
からかうような口調にドラの顔はさらに赤くなる。
とうとう犯される……、こんな獣みたいな男たちに……。ドラは必死に手首のロープをほどこうとした。
「じゃ、遠慮なく触らせてもらいますよ」
と、くーどろあがドラの背中に胸を密着させて、豊かなバストをわしづかみにした。
「いやぁーッ!!」
ドラはけたたましい悲鳴をあげて、脚をバタつかせた。くーどろあの指が太ももを分けて、ショーツの上からオンナの急所を捕えたのだった。
「肉体尋問は20分間とします。20分経ったら、検察官は被告人の下着を証拠物件として提出してください」
と、鷹の目があいかわらず冷静に言う。
下着に付着したオンナの証拠を、確かめられる……。ドラはその意味を察して、これから自分がされる仕打ちにうろたえた。
「ドラちゃん、ヌレてきたかい? 俺はずっとあんたのことを忘れなかったんだぜ。毎晩、夢の中であんたの裸ばかり想像してたんだからな。どうだい? 俺の愛を感じるだろう」
と、くーどろあが耳もとでささやいた。イッキに犯されると思っていたドラは、太ももを締めながらホッとしていた。だが、耳たぶに舌を這わされると、股間の奥にジワリと潤みが感じられた。
「あ、あう……。耳はイヤ」
「パンティの中がぐっしょりになり始めてるぜ」
「バ、バカなことを、言わないで……」
「ほら、染み出てきた」
845 :
おたく、名無しさん?:04/03/11 12:34
キタイアゲ
陵辱は冒険の内に入るのか・・・。
元の冒険の続きをきぼんぬなんだが。
脳内夜空、満天にきらめく星座・・・。
の、片隅に一等星とはまるきり縁が無く、これからも一生縁の無い、劣等星で構成されている星座があった。
パンピーには目視出来ず、あいまいで中途半端な、全然目立たない上にたいして社会貢献もしていない星座・・・。
ある意味、なぜか異様にはっきり目立って、それゆえばっかりではないがそれゆえ、黙殺される星座・・・。
大宇宙から消滅しても誰にも気づかれることも無く、残念がられることもない星座・・・。
でも、各々の脳内に彩る怪しげな輝きは永遠に色褪せることはない、異様な星座・・・。
オタク座である・・・。
脳内でいびつに輝いてこそのオタク・・・。
36のヒマな固定と72のヒマな名無しの星よりなるといわれている。
2ちゃんねる脳内大銀河のなかの辺境の、と言うか偏狭なオタク板を指す俗称のひとつである。が、もちろん、誰も知らない。
そのオタク脳内夜空全天にまたがるはた迷惑な星座に異変が起きていた・・・。
星が落ちていく。
星々はひとすじの光跡を残し次々と脳内オタ板地平線の不毛の大地に吸い込まれていった。
まるで流れ星である。
すでにオタク板、オタク座の形はオタ特有の強烈な思い込み、つまり妄想ですら連想するのが難しい状態になりつつあった。
まったく一般的にはどうでもいいことだが。
星たちはやる気なく次々と落ち続けていく。
2004年某日某夜。
その夜、2ちゃんねるのサーバーは全てダウンした。
莫大な闇の転送ルートを通じ、オタ板が襲撃された夜だった。
打ちっ放しのコンクリートに深海のように昏い部屋、低い振動音。まるで死体安置所かボイラールームのようである。
集中治療室なのだが。しかし、そこには太腿を露出した怪しげな看護婦一人しかいなかった。
淫長の趣味である。
「くー様の様態は?」
チャイナ服の男装の麗人が看護婦に尋ねる。ここは看護士と言うべきか。
腕を組み、尋ねるその表情は彫像のように固い。
「順調に回復に向かっています。今はカプセル内のメタボリック・フルーチェ溶液濃度を下げています」
ナースの脳天気な答えが返ってくる。
なにそれ。で、ある。
もちろんナースはコスプレイヤーである。本物ではない。
ぐんぐにるの白い巨塔にまっとうなナースなどいない。判っている。ここはオタ板だ。
くーどろあ。
いちげんさんはモニター越しに大賢者に呼びかけた。
無駄な行為だとは思う。
だが呼びかけずにはいられない。
オタ板が大変なのよ。たいがいいつもタイヘンだけど・・・。
すでに消失したスレッドは五十万スレを超えている。
こんなにも駄スレがあったのか。さすがオタ板。サーバーが落ちるわけである。
いやそんなこともどうでもいい。
「お願い。眼をさまして、くーどろあ・・・」
いちげんさんは女性らしい自身のセリフに驚愕した。思わず時計を確認する。
やば、お薬の時間かしら。
午前2時。
すでに大賢者くーどろあの蘇生開始から48時間が経過している。
しかし、楽天的なインチキ医者どもの予想と異なり、大賢者の意識は一向に戻る気配はない。
板最強のオンナ固定は深い溜息をついた。
連中は何をやっているのか。やはりトマホークでもぶっ放さなきゃ己の立場が判らんか、クソオタどもめ。
はたから言わせりゃ、自分はどうなのよ、であった。
もちろん、そんな言葉をいちげんさんに言う勇者様はいない。
いかん、気がたってきた。
カウンセラーから教わった、三戦立ち(サンチンダチ)をとっさにとり、息吹を行う。
コーオオオオオオォォオオオオオッ!!!ハアアアァァァァァアアアアアッッツ!!!!!
ボイラールームに、じゃなく病室に凄まじいな吐息がコダマする。
漢、いちげんさんはさらに引き手よりコブシを握りしめた。握った両手のコブシは白くなっていた。
推定握力は200キロを超える。
その握力は米アイアンマインド社のキャプテンズ・オブ・クラッシュグリッパー、ナンバー4を軽々とクラッシュさせると言われていた。
そのグリッパーをクリアした者は世界に3人しかいないと言われているシロモノである。
まさに恐るべしいちげんさん。で、ある。
856 :
おたく、名無しさん?:04/04/05 01:12
おおおおおお再開?
まだ登場していない固定は出番無し?
やったあ!!
漢、いちげんさんは自らの棒を握りしめ、擦り始めた。
ハァハァ僕のアイドルのぶたん・・・してやるハァハァ・・・・
漢、いちげんさんの時速200qのピストン運動。棒の先は火を吹いた。
翌朝、、黒焦げになった漢、いちげんさんの無残な残骸が発見された
「落ち着けよ、いちげんさん。くーどろあはいずれ眼を覚ます。それより、眼を覚ました時、この板があるかどうか、それが今は問題だ」
セブンシスターズ。
石毛である。
頭部に咲く大輪のひまわりのようなリボンが力強い。替えたばかりだ。
その石毛が沈痛な面持ちで、しかしそんなことどうでもいいんだよ、というあからさまな気配を悟られないよう細心の注意を払い、慰める。さすが曲者。
ジャイアンツで言うところの元木と言えばいいか。難しくも、ややこしい表現である。
大賢者なんか、どうでもいいのだよ。ふふ。石毛は頭のリボンを整えた。
そう。
んなこた、どうでもいいことなのだ。当たり前である。
野郎より美貌の固定である。
オタク板はキモオタ童貞90パーセントと、10パーセントの壮絶な、とんでもなく壮絶な、美女固定で構成されていた。
言い換えるなら、キンタマを抜かれた子羊ちゃん90パーセントと孤高の女狼10パーセント。
まさにオタクの黄金比である。
オタ女がなぜかいない、異様な板であった。なんでか知らんが。
いかにしてこのような人口比率が形成されたかは永遠の謎である。
女を見たら鬼と思え。さもなくばネカマである。
憂いを含んだ美女はいい。これこそまさにブンガクである。
石毛は思った。
そして当然、脳内ブンガクを開始する。
くーどろあ・・・。
そうつぶやき、心労の余り、倒れかかったいちげんさんをとっさに抱き支える。
そして体勢を保つフリをし、彼女の腰に手を回す。
そして、「しっかりするんだ。今、君が倒れたらどうするんだ。俺はくーどろあに合わせる顔がない。少し休み給へ、君」とかなんとかテキトーにいいかげんな事をつぶやきながら、甘い吐息を彼女のうなじに吹きかけ、ゆっくりと彼女の背中に手を這わせ、
ファスナーを下ろしていく・・・・。
ブンガクとはそーゆーものだ。そうあるべきなのだ。石毛は確信していた。
間違いないはずだ。
石毛の妄想はノンストップ・ハイテンション、ジェットコースターのように進んでいく。哀れなり。
しかし、この美貌の凶悪女固定は火山が噴火しようとも地軸が極ジャンプを起こそうが倒れることはないだろう。
石毛は根本的に間違っていた。悲劇である。
喜劇でも、ある。
まさにブンガクと言うべきである。この点では正しかった。
象が踏んでも倒れない。己が倒れる時は相手を倒した後である。そう、いちげんさんは自分で決めていた。
それでも倒れる気は毛頭ないけど。
その時。
「なんだってーーーーーーッ!誰だ。こんなことしやがった奴はー!!」
廊下で緊迫した怒声が響く。
石毛といちげんさんは外にでた。
廊下ではゼブンシスターズ筆頭次女、悪代官が天を仰ぎ凄まじい咆哮を上げている。
いったい何事なのか。
帯は解け、振袖の裾はご開帳。悪代官はあられもない姿である。
裾からのぞく足は指先まで密集している剛毛が猛々しく逆立っていた。
キングコブラの柄の振袖と素晴らしいマッチングである。
とりあえずパンツをはいてるのが救いであった。
それでも正直、夜中に一人で会いたくないな。
石毛は思った。
それにブンガク的な妄想が台無しになっちまってしまったではないか。
野郎、俺の波動突きでも食らわせるか。
「ななななな、なんてことだーーーッ!」容赦なく悪代官の血圧がハネ上がる。ただいま280です。
いちげんさんが涼風をなびかせ、悪代官に尋ねた。
「どうした。なにかあったのか?」そして付け加える。「はしたないぞ、ボク」
困った小僧どもだ。いちげんさんは首を振った。
いちげんさんはおもむろにチャックを下げて股間を剥き出しにし、悪代官に襲いかかった。
いちげんさんの高速運動。棒の先は火を吹いた。
一瞬で悪代官は黒焦げになった。
867 :
おたく、名無しさん?:04/04/09 01:19
たまに違う作者が混じってるかも。
868 :
おたく、名無しさん?:04/04/09 02:07
期待あげ
870 :
おたく、名無しさん?:04/04/13 00:07
厚揚げ
「おおッ!石毛!いちげんさん!大変なことになったッ!」
「夜中の2時ですよ、おねーさま。筆頭次女ともあろう、貴女がどうしたんですか」
石毛がたしなめる。俺の妄想どうしてくれるんだよ。
「ここのどぐされ看護師どもがッ!蘇生溶液を間違えやがったのだッ!」悪代官が気色ばった。「くーどろあが浸っているのはフルーチェではないッ!飲むフルーチェだッ!」
「しかも牛乳入れすぎだッ!これでは意味がないッ!!バカ共めッ!!」
「飲むフルーチェ?それが一体どういう・・・」
いちげんさんが悪代官の前に立つ。そんな事で激昂すんな、小僧。
「このままではくーどろあはッ!!くーどろあお兄ちゃまはッ!!」メーター振り切りそうである。
「死んでしまうのか?」
「いや。蘇生の際、細胞膜が侵食され完全な復活とはいかなくなる可能性がある。つまりッ!」
「明快に言え、ボク」
イライラしてきた。発火点の低い女であった。
漏れの理解出来るように語れ。いちげんさんの眼がすーっと細くなる。くどいし曖昧なんだよ、小僧。
ヤバイ。
熱弁を振るっていた悪代官はその凶悪な美貌の固定の顔色が変わるのを見逃さなかった。唾を飲み込む。
己の感情表現に技巧を凝らす余り、眼前の女がオタ板の最強で最凶暴な固定である事を忘れていた。
ここはタカラヅカ、ヲタ組公演の舞台ではない。
かろうじて答える。
「いや、ドロドロで・・生き返る・・と思う」
「では、ハンドルをどろどろあに変更すればよい」いちげんさんは言った。
「たいした問題ではない」
「しかし、事態はそれだけではないのだッ、お兄様のキンタマが危ない。溶け落ちる可能性があるのだッ!」
「そんなもの全人類の半分にはない。ちなみに漏れにもない。だが不自由を感じた事はないな」
背中から抜いた青龍刀をかざし、鷹揚に言い切った。
さすが漢の中の漢である。
明治の元勲のように泰然自若としている。
キンタマなんかいらないのだ。真の漢にそんなものは必要ない。
それがこの固定の信念であった。
「いや、やはりキンタマがないのはまずい」
成り行きを黙って聞いていた石毛がおもむろに口を開いた。
「それでは大山加奈と見分けがつかなくなる可能性がある」
おもしろすぎ…! さらに期待。
876 :
おたく、名無しさん?:04/04/18 01:40
漢
877 :
おたく、名無しさん?:04/04/18 02:02
878 :
おたく、名無しさん?:04/04/21 01:32
大山加奈と見分けがつかない。ぷ・・。
879 :
おたく、名無しさん?:04/04/21 08:42
左影が似合わないサングラスを指摘され怒る
880 :
おたく、名無しさん?:04/04/24 01:53
左影「これレイバンだどー!@!」
女「芸能人でもないのに黒のサングラスなんてダサーイ」
女2「童貞ファッション丸出しね( ´,_ゝ`)プッ」
女「なんかロンゲも似合って無いしー」
女2「キャハハ」
左影「おで、、おでは!!いいとこの坊ちゃんだどー」
左影が泣きながら叫んだ。
882 :
おたく、名無しさん?:04/04/25 20:50
女3「左影さん、、、イラストの自画像、、、美化し過ぎです」
左影「ダブルオナニーだよ!!コラ!」
883 :
おたく、名無しさん?:04/04/29 16:15
左影「おで、、、サングラスやめるだ」
男「それがいいっぺ」
884 :
おたく、名無しさん?:04/05/01 04:19
なんだ、、左影ってキモメンだったのか
885 :
おたく、名無しさん?:04/05/01 10:32
>>884 実物見た事あるよ。キモくはないけどね
イラストの自画像と比べてみたらさ、、、、w
確かにサングラスしてロンゲだけどさあ、、、、w
え?、、、、、、マジで?、、、、、、って感じ
どこで売ってるのその服、、、、、、w
その体形、、、、、、、、、、、、、、w
886 :
おたく、名無しさん?:04/05/05 01:37
最初から読んでみ。面白いから。
彡川川川三三三ミ〜
川|川 /臭\|〜
川?|? ●---●|〜::
川川? U 3 Uヽ〜
川川 ∴)∇(∴)〜
川川? /〜
__ /|ヽ lヽ
/:::::::: \
(( |:::::::::::::|:::::::\___ノ::::::::::|))
(( |:::::::::::::|::::::::::::::::::::::::::::::::::::::|))
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\))
\))ガタガタ
┏━<左影>━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┃私の名前は左影ニダ。
┃そんじょそこらのオタク野郎とは一味違う、イカした男ニダ。
┃私のようなエリートになると、オナーニひとつ取ってもこだわり方が違うニダ。
┃公園の茂みで堂々とオナーニ・・・どうだい、かっこいいニダ
┃エロゲーやエロ同人誌を見ながら自室でシコシコやってる奴らとは格が違うニダ(w
┃公園で戯れる幼女を凝視しながら、茂みの影でオナーニ。これ最強ニダ。
┃ズボンのポケットに穴をあけてるから、怪しまれずにオナーニできるって寸法ニダ。
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
888
>>838>>839 えっと、この十束って、もしかして私ですか?
いや、知名度ほとんど無いに等しいし、別人かな……。
帽子屋 ◆GIKO.4/BOY(車板の糞コテ)
http://hobby6.2ch.net/test/read.cgi/car/1090298973/ ・150のHNを使い分ける。
・現在34歳。数年前に妻の沙織と離婚。友達はいない。大学は文学部哲学科。
・愛車は並行輸入の146。
・「間違いだらけ・・・」は20歳から欠かさず読んでいるが2003(2004?)冬版だけは買わなかった。
・前職は会社員。現大阪阿倍野区の「早坂堂帽子店」で高価な帽子を売っている。
従業員はいない。一人で経営しているらしい。
開店は10時。11時ごろに買い付けの打ち合わせ。
閉店は20時40分。22時20分に売り上げチェックして夜12時に寝る。土日も営業。
・脱税を公言している。国税にチクられても平気らしい。
・学生時代は新聞配達、古本屋のバイトをしていた。
・3年前は4つくらいのサイトでアク禁になり、2chに流れ着いた。
・2年くらい前は2chのある板でアク禁要請を出されまくっていた。
・痔である。7:50と18:45に薬を飲むらしい。ヒゲを伸ばしている。
・自称右翼。だが自己責任論者は嫌いらしい。民主党支持。
・小泉はブッシュの言いなりで国の誇りがないから嫌い。
・毎朝必ずコーヒーを飲む。タバコも吸う。
・愛読書は加藤諦三などの哲学・心理系。小説はあまり読まない。
・フナ釣りが趣味。
・メルアドは
[email protected]
891 :
神よ再び!:04/07/26 23:42
続き読みたいよ! 入院中のくーどろあはどうなるのか。 セブンシスターズや 固定のみんなの活躍。
じたく
左影がオナニーをやらされていた
895 :
おたく、名無しさん?:04/08/11 23:44
えーそんなんじゃやだ
みんなのことがだいすきだぽ(⊃ω`)
ゴメン、ぐんぐにるちゃん。
一生ぐんぐにる一筋で生きるつもりだったけど
やっぱり俺はうんこを食べる事にします。
探さないで下さい。
898 :
おたく、名無しさん?:04/08/17 02:03
ぺ・・・?
899 :
おたく、名無しさん?:04/08/17 03:19
PとYoshiHiroのピーな展開キボンヌ
ぅぉぇっぷ
〃⌒ ヽフ
/ rノ
Ο Ο_)***
901 :
淫槍ぐんぐにる ◆ANGELcmyDg :04/08/17 17:53
902 :
おたく、名無しさん?:04/09/04 12:05
むかしむかしあるところにリコエッタという者がおったそうな
彼はとてもジミーでしたが、けなげに頑張っておったそうな。
903 :
淫槍ぐんぐにる ◆ANGELcmyDg :04/09/04 14:01
長州はペドラーの上にまたがり激しく腰を振った。
「オウッ!オウッ!ナニコラァ!」
髪を振り乱し、大きな尻を振り乱し喘ぐ長州。そしてペドラーは絶頂に達したのだった。
中学生の時。家から少し離れたところに明らかに 誰も住んでいない廃墟がありました。壁一面に蔦が生い茂った
いかにもって出で立ちの一軒家。 ある日の部活明けに、同級生8人で忍び込むことに。
時間は8時頃ドアを開かなかったため裏へ回り、窓から侵入。
真っ暗な中。懐中電灯の照らした先には何故か無数の人形と、 ボーリングのピンが壁に沿って並べてあった。
お祭り気分で乗り込んだものの、この時点でかなりテンションはダウナー。
8人もいるのに口数はかなり減った。
皆、帰りたかったがせっかく入ったんだからともう少し捜索してみる事に。
奥に進むと、そこは畳の部屋。かなり痛んでいたらしく 歩く度に足が畳を貫き、そのたびにギャーギャーわめいた。
次にリビングのような部屋に進んだ。真ん中にはテーブル。
見ると何か置いてあった。近づいてみるとそれは1枚の置手紙と
何かを録音したらしいテープ。置手紙にはこう書いてあった。
『お父さんありがとう』
特に怖いことが書いてあったわけじゃないのに、何か寒気を感じて 俺らは撤退することにした。
つづく。
907 :
淫槍ぐんぐにる ◆ANGELcmyDg :04/09/17 23:32:28
つづき。 外に出るとほっとしたのか皆、堰を切ったように話はじめた。
そして手紙の横のテープの話題に。「あれは何が入ってたんだろう?」
とか話してると友人の一人がぼそっと呟いた。「・・俺持ってきちゃった・・」と。
その場には再生するものがなかったため、責任持ってその友人が
持って帰って聞くことになった。
===ここからは友人の話=====
持って帰った彼は、少しびびりながらも、とりあえずラジカセで再生してみた。
・・・・・・無音。
10分以上聞いたが無音だった。古いテープだったし、消えちゃったのかな
と思い再生したまま彼は漫画を読み始めた。
しばらく漫画を読み、テープのことを忘れかけた時。
ラジカセから女の声が聞こえた。
「・・・お父さん、殺してくれてありがとう・・・」
908 :
おたく、名無しさん?:04/09/18 00:14:13
冒険を続ける各固定の前に敵が現れた!
よしひろA
よしひろB
よしひろC
たたかう
まほう
⇒アイテム
ニーソックス
⇒オーバーニーソックス
ニトログリセリン
アシッド
さいたまのかけら
もえたん
偉いフィギュア
逃げる
909 :
淫槍ぐんぐにる ◆ANGELcmyDg :04/09/18 00:15:03
910 :
おたく、名無しさん?:04/09/18 00:17:55
よしひろCは近眼だった。
よしひろAに999のダメージ。
よしひろAは萌え死んだ。
よしひろBに999のダメージ。
よしひろBは萌え死んだ。
911 :
おたく、名無しさん?:04/09/18 00:22:11
よしひろCの左右のコンビネーション攻撃。
Pの厚い防壁に阻まれた。
912 :
おたく、名無しさん?:04/09/18 00:25:50
固定のターン
Pの攻撃
⇒たたかう
殴る
蹴る
斬る
⇒潰す
まほう
アイテム
逃げる
よしひろCは圧し潰された。
チャラチャチャーチャチャーチャッチャチャーン
913 :
淫槍ぐんぐにる ◆ANGELcmyDg :04/09/18 00:36:28
ひでぇ扱い
915 :
淫槍ぐんぐにる ◆ANGELcmyDg :04/09/23 22:58:28
916 :
おたく、名無しさん?:04/09/24 00:20:52
>>915 そしてパソコソが潰れた。
あなたは好きですか?と聞かれても嫌いだね。
ぐんぐ、削除依頼出しとけよ!
え、これでパソコン潰れんの?
918 :
おたく、名無しさん?:04/09/24 00:27:03
正確に言うと隣の部屋に居た人は漏れかパソコソのどちらかが潰れたとオモタらしい。
Ctrl+Alt+Deleteで終了選択で脱出可能なヘタレフラッシュ。
919 :
淫槍ぐんぐにる ◆ANGELcmyDg :04/09/24 00:28:59
え、これでパソコン潰れんの? どんなPCだよ。
920 :
おたく、名無しさん?:04/09/24 00:31:20
921 :
淫槍ぐんぐにる ◆ANGELcmyDg :04/09/24 00:34:20
>920
ある意味壊れてる。
頭とか。
922 :
おたく、名無しさん?:04/09/24 00:37:57
923 :
淫槍ぐんぐにる ◆ANGELcmyDg :04/09/24 00:39:47
実写かよ。
924 :
おたく、名無しさん?:04/09/24 00:44:12
ああ実写だよ。でも実話じゃねえからな
>>922の画像は。
ぐんぐん、調子こいてヲカ板とかに貼るんじゃねえぞ!
925 :
おたく、名無しさん?:04/09/26 00:47:55
>>922 こいつ普通に生きてたじゃん。何なの、あのラスト?
この世とあの世の境目を大★冒★険するシーン欲しかったね。
ぐんぐにるタソ、セラヲタに一発お仕置きしてやっておくれよ。
926 :
おたく、名無しさん?:04/09/26 01:12:30
本編は828あたりが最後とおもわれる。(空色が光に包まれるあたり)
実際これの筆者に聞けば固定辞典などは一発だ。
表面でなく性格まで掘り下げてキャラつけてるのがすごい。
で、そういう香具師に限って、おたく氏ねとか逝ってたりする。
928 :
おたく、名無しさん?:04/11/06 02:02:26
続き激しく希望。828からの続き。
>>928 828以降も本編なんだ。
「童帝君」はいちげんさん操縦の「砲形君」と合体してオタク迷彩コンバータと完成して「紫電の改」と闘う予定だった。
また、機会があれば。
紫電改の鷹
薬用ペンタデカン
933 :
おたく、名無しさん?:04/11/14 23:39:21
そうだったんだ。 828以降作風が激変したような
みううも混ぜて。
936 :
おたく、名無しさん?:04/11/14 23:47:49
じゃあ始めから全部読んでね。そしたら考える。 って、みううって誰よ?
>>936 人生板のアイドルだよ。みんなの相談に的確に答えてたの。
たまにちやほやされにいろんな板にも出張する。
おたく板ははじめてかも。
939 :
おたく、名無しさん?:04/11/14 23:54:02
ここは固定が大冒険スレだからお客さまは… 三ヵ月くらいいたら出られるかも。
940 :
おたく、名無しさん?:04/11/14 23:55:12
やっぱりコテ名は淫槍ぐんぐにるのがいい。
えー!!
このスレあったの!?
しかも950近くにまでなってたの!?w(゜o゜;)w
やっべ、ちびる
実はこのスレはいったい何なの?
教えなさいバリバリ
943 :
バルバリシア ◆.h9Rdx40i. :05/01/01 15:03:34
おた板に住み着いた記念に立てた。
当時は酒乱の女子高生だったけんね。
そして一年半ぶりに発見。
いつの間にかこんな風になってたなんて小さな感動だね…。
蟻君も良いお年をね☆
1 名前:1 投稿日:03/08/22 16:56
目覚めよ‥勇者達‥
今、感動の冒険が幕を開けた!!
【 オ タ ハ ン ★ ク エ ス ト 】
〜第一章 勇者のぶのとくーどろあの石〜
む、とてつもなく知らないうちに僕がいくつか登場してたんですね(^-^;
ちょっとうれしい。
正月も三日も過ぎると退屈だ。ドラはホモ達のバルバリシアとコタツでウトウトしていた。
ドラはふぁ〜と大きくあくびをした後、バルバリシアに話しかけた。
「バルバリシア、どっか遊び行かない?」
ドラが話しかけてもバルバリシアは返事をしない。完全に眠っているようだ。
ドラはバルバリシアの寝顔をじっと見た。バルバリシアは結構、キモい顔をしていた。
ドラは見ているうちになんだか胸がドキドキしてきた。
ドラは悪戯心が起きてバルバリシアの口に接吻をした。
ちょん、と唇をあてるとドラはビックリしてすぐに自分の唇を離した。
(やわらかい…)
ドラはますます胸がドキドキした。ドラは今度はバルバリシアのちんちんに興味が沸いた。
ドラはコタツをどかしてバルバリシアのズボンとパンツを脱がした。
「でけえー」
とドラは大きな声で喋ってしまった。ドラは慌てて口を押さえた。バルバリシアが起きたら大変だ。
幸い、バルバリシアは起きなかった。
ドラはバルバリシアが良く寝ているのを確認すると、バルバリシアのちんちんに見入った。
バルバリシアのちんちんはバナナのように太くて大きかった。
ドラは見ているだけでは満足出来ず、バルバリシアのちんちんの先にかじりついた。
かじりつくだけでは満足できず、棒を咥えた。そして嘗めた。
それでも満足できずにドラは根元まで咥え込んで嘗めまわした。
バルバリシアのちんちんがますます大きくなった。
(流石に起きたかな?)
ドラはちらりとバルバリシアの顔を見た。バルバリシアはまだ寝ていた。
ドラは安心してバルバリシアのちんちんを嘗めた。
先っぽをぺろぺろ嘗めたり、掃除機のように吸い込んだり楽しんだ。
もうバルバリシアが目を覚ますなんて考えなかった。
突然、びゅっとドラの口の中にバルバリシアのちんちんから何か飛び出した。
ドラは最初おしっこかと思った。おしっこを撒き散らされてはたまらない。
ここは我慢して飲むしか無いと思った。
でも、それはおしっこのように沢山でないで、おしっことは違う凄い臭いをドラの口の中に広げた。
ドラは臭いを我慢してバルバリシアのおしっこから出たものを飲み込んだ。
飲み込んでから精液だと思い出した。学校で習った。
ちんちんを膣の穴に入れて精液を放つと赤ちゃんが出来る。
男の子は膣の穴が無いからお尻の穴にいれる。どこで覚えたか忘れたけど、思い出した。
ドラはズボンを脱ぐとバルバリシアの足を開いて持ち上げた。
「お尻は嫌!」
バルバリシアが目を覚ました。ドラはまずいと思った。
ドラは何を思ったのかバルバリシアに圧し掛かり強引にバルバリシアのお尻の穴に自分のちんちんを入れた。
「いたい!いたいよ!」
バルバリシアは泣き出した。ドラはバルバリシアの口を自分の口で塞いでから腰を動かした。
「うー、うううう…」
バルバリシアは苦しそうに唸っている。ドラはバルバリシアの唸り声を吸い込むように、バルバリシアの口を吸った。
(バルバリシア、苦しい思いをさせてごめんね)
ドラはそう思いながらも必死で腰を動かした。そうしなければならないと思った。
そうしないとバルバリシアとの友情が壊れてしまうような気がした。
「全員市ねーー!シネーー!しんでよおーー!」
バルバリシアは一瞬だけ唇を離すとそう叫んだ。
そして、再びドラの口を吸って塞ぎ、ドラをしっかり抱きしめた。
(言わない方が良かったかな?)
一瞬、後悔したけど、直ぐに後悔の念は消えた。ドラがバルバリシアの口を吸って、バルバリシアを抱きしめたから。
ドラはバルバリシアと心が通じ合ったような気がして嬉しかった。ドラは激しく腰を動かした。
(出る!)
ドラは射精しそうになったのでちんちんをバルバリシアの中に押し込んだ。一番奥に出したかった。
ドラはバルバリシアと同時に射精した。バルバリシアのちんちんから飛び出した精液はドラの胸の辺りまで飛んできた。
二人とも力尽きたようにぐったりして息緒を切らせた。しばらくしてバルバリシアが喋った。
「ひっかけてごめんね」
(謝らないといけないのはドラの方だよ)
とドラは思ったけど、ここは強気で押し通した方が良いかな?と考え直した。
「ひっかるなんて酷いよ。罰としてもう一回、お尻にするからね」
ドラがそう言うとバルバリシアはにっこり笑って
「うん!」
と答えた。
(おわり)
↑
カタカナ多いですね
>>944 キャー(>_<*)
仮面ライダー龍騎、このあとすぐ!!
_
[》'《|.´ ヾ
! ,! i(((ハ)))
ノノ人ilゝ゚ヮノゞ
(( ゞ(つ) yl / ̄ ̄ ̄/
 ̄ ̄\/ / / ⊂二⊃ヽ
:::::::::::::::::::::: ____,;' ,;- i ト------ ┤
:::::::::::::::::: ,;;'" i i ・i; _____ | |
::::::::::::::: ,;'":;;,,,,,, ;!, `'''i; /⌒ ⌒ \ | |
::::::::::: ,/'" '''',,,,''''--i / −、 −、 \ vvvvvvvvvvvvvvv
::::::::: ;/ .,,,,,,,,,,,,,,,,, ;i'di; / /| ・|・ | ̄ ̄\ ヽ |≡≡≡≡≡≡≡|
::::::: i;" ___,,,,,,, `i" . |/ `-●−′ \ | | コーンポタージュ味 |
::::::: i; ,,;'""" `';,,, "`i; |. ヽ.| | .|
::::::: | ''''''i ,,,,,,,,,, `'--''''" | (______ l | ─ ┼ | |.│
::::::: |. i'" "; ヽ / | ──┐┼ | |.│
::::::: |; `-、.,;''" \ / | /.◯\レ |.│
:::::::: i; `'-----j l━l><l━━━━┥ |  ̄ 棒|
>948
何そのメール欄??
_
[》'《|.´ ヾ
! ,! i(((ハ)))
ノノ人ilゝ゚ヮノゞ
(( ゞ(つ) yl / ̄ ̄ ̄/
 ̄ ̄\/ / / ⊂二⊃ヽ
:::::::::::::::::::::: ____,;' ,;- i ト------ ┤
:::::::::::::::::: ,;;'" i i ・i; _____ | |
::::::::::::::: ,;'":;;,,,,,, ;!, `'''i; /⌒ ⌒ \ | |
::::::::::: ,/'" '''',,,,''''--i / −、 −、 \ vvvvvvvvvvvvvvv
::::::::: ;/ .,,,,,,,,,,,,,,,,, ;i'di; / /| ・|・ | ̄ ̄\ ヽ |≡≡≡≡≡≡≡|
::::::: i;" ___,,,,,,, `i" . |/ `-●−′ \ | | コーンポタージュ味 |
::::::: i; ,,;'""" `';,,, "`i; |. ヽ.| | .|
::::::: | ''''''i ,,,,,,,,,, `'--''''" | (______ l | ─ ┼ | |.│
::::::: |. i'" "; ヽ / | ──┐┼ | |.│
::::::: |; `-、.,;''" \ / | /.◯\レ |.│
:::::::: i; `'-----j l━l><l━━━━┥ |  ̄ 棒|
951 :
おたく、名無しさん?:05/01/07 16:46:04
ぐんぐにる:キティちゃん
ペドラー :ダニエル君
953 :
おたく、名無しさん?:05/01/07 18:14:10
リコエッタがきたから、
「このスレはヲタ板の夏厨が大冒険する物語」にかえます
954 :
おたく、名無しさん?:05/01/08 00:55:22
850くらいまでが本編
僕も入れて。
エロネタしか連ねて無いのに
こんなところで名前出されたら恥だろ
夢の中にあって、現実のような錯覚を覚える世界。
そんな世界の中で、終焉への夢を、繰り返し、繰り返し――――
変えたくても、変える事の出来ない未来の夢。
並の人間なら気が狂いそうな光景を、あーすらは生まれてからずっと見続けてきた。
何時と同じ様に畳に座り、ぼんやりとしながら目の前に広がる光景を見詰めていた時、ふと、ゆらりと空気が動くのを感じた。
何者かが、夢の中に無理矢理侵入してきた感触。
だが、入ってきた者が居ても、気配からそれが誰かわかるのか…あーすらは身じろぎもせず、振返りもせず。
近づいてきたくーどろあに後ろから抱き込まれ、耳元に生暖かい息を感じても。
くーどろあの指が無遠慮に髪の毛に触れ、首筋に触れても、抗う事も無く。
肩から羽織っていた打掛が滑り落され、首や顎をなぞっていた指がゆっくりと襟を寛げにかかった時に、初めてか細い指が、やんわりとくーどろあの動きを止めた。
…が、元より力の無い手はいとも容易く振り払われ、くーどろあの掌が股間の中に進入するのを許す。
「…っ……」
少し強くちんこを摘まれ、ゆるゆると揉み、弄られる。
「…ぃ…たっ……」
少しずつ息が上がってきた頃に、ゆるりとちんこをつね上げられ、初めて声が上がった。
潤んだ目で、初めて己を翻弄するくーどろあを抗議するように見上げるが、不敵な笑みを浮かべたくーどろあは、そのまま藁の上にあーすらを放り出す。
うつ伏せに倒れた身体を、仰向けにして着物の襟を割る。
肉饅頭のような、脂ぎった黒い身体。
くーどろあの薄い笑いと共に、思考は夢の世界から、無理矢理現実の世界へと引きずり出される。
衝撃と共に目が覚めた時、目の前には夢と同じ様に着物の襟は肌蹴られ―――薄い笑みを浮かべたくーどろあが身体の上に圧し掛かっていた。
「身体が痩せ細っていてよく分からなかったが…あーすらも、男だったとはな…」
無骨な掌がそのままするりと撫でる様に胸に触れる。
「…男だと、何か不都合でもあるのですか?」
「別に。」
読めない表情に浮ぶ冷笑は皮肉か侮蔑か―――何を考えてこのような行動に出ているのか。
だが、そんな事はあーすらにとってはどうでもよかった。
このくーどろあは、己の金玉を奪う事の出来る運命の者なのだ。
その彼がこの身を望むなら、代償として差し出すのは当たり前の事。
このような行為が初めてであろうがなかろうが、所詮死んでいるのと変わらない身体を今更どうこうするつもりはあーすらの思考には無い。
それが、愚かな慰み――自らへの陵辱行為であったとしても、あーすらにはどうでも良い事だった。
その光景を、ペドラー伯爵がニヤニヤと気持ちの悪い笑みを浮かべ、うんこを食べながら眺めていた。
凄く萌えた。わし男設定で。
960 :
おたく、名無しさん?:05/01/17 12:07:02
蒸し暑い夏の夜、恋人たちが寄り添いあうはずのさいたまの公園
ここに破局を迎えようとしているペドラー伯爵とバルバリシアがいた・・・。
ペドラー伯爵は思いつめた顔もちで無言で歩き、バルバリシアもそのいつもと違うペドラー伯爵の心中を肌で感じていた。
どれだけ行き先も決めず歩いたろうか、ペドラー伯爵は沈黙を破るように突然振り返った
ペドラー伯爵:「なあ、折れ達もう別れよう!」
余りの突然の別れ話にバルバリシアは戸惑った
バルバリシア:「えっ?どういうこと?」
ペドラー伯爵は涙声のような震えた声でバルバリシアに告げた。
ペドラー伯爵:「折れ、おまえの事好きじゃなくなったんだ・・・他に愛人もできた、だから別れよう」
バルバリシアはまだ全てを信じられずに抵抗した。
バルバリシア:「うそよ!藻前うそ言ってるわ!あなたの性癖を受け止められる香具師なんているはずない!
スカトロ好きなバルバリシアなんているはずない!」
ペドラー伯爵は首を振って笑った
ペドラー伯爵:「おまえは勘違いをしているスカトロ好きなバルバリシアなんてこの世には沢山いる、
おまえだけじゃない。」
バルバリシアは必死だった
「嘘!うそだわ!信じない!あなたのウンコを食べられるのは私だけ!
私のウンコを食べられるのはあなただけなのよぅ!!」
バルバリシアはペドラー伯爵の腕にしがみつきすすり泣いている。
ペドラー伯爵:「もう一度言うこれで最後だ!俺と別れてくれ!新しいスカトロプレイのパートナーが
できたんだおまえはもう必要ない!!」
その場に泣き崩れるバルバリシア、その時月は黒い雨雲の中に消えた・・・。 -つづく-
普段通り学校へ登校するリコ
入り組んだ住宅街を抜け
いつもの近道、橋の下まできた時だった
リコはさっと石柱の影に隠れると
腰のうしろのホルスターから45口径のカスタムガンを抜いた
「誰だ!!」
橋の下にむなしく響く声
リコはすぐ鞄のサイドポケットから銃の先端にねじ込むサプレッサ(消音器)
を取り出し45口径に取り付けた
閑静な住宅街、警察でも呼ばれたらたまったものではない。
「コツン」
誰かが石を踏む音が聞こえた
すぐその方向、50b先の石柱に一発
キシュ
消音器を通った弾から発せられる乾いた音。
その音に敵も気づいたのか
石柱の影からソイツは現れた
冷え切ったまなざし、目にかかるほどのストレートヘア
コスプレのような奇妙な服
手には俺と同じ45口径の銃が握られていた
マズル(銃口)を俺に向ける
パン
リコは撃たれるより速く直立不動のまま横に倒れ、それをかわした
片腕で受け身を取ったリコは、低い姿勢のまま横にローリング、
立て続けに三回撃った
キシュキシュキシュ
三発の内二発は違う方向へ、一発は敵のボディに向かって行った
避けようとしない?
敵は落ち着いて構えると、一発だけ撃った
パン
ものすごい火花・ものすごい金属音
カキィィィ
リコは一瞬引きつった顔を浮かべた。
脳は硬直
なにも考えられなかった ただひたすら真っ白になっていた
弾を防いだ 同じ弾で
その時の敵の顔は
まるで何かにとりつかれたような引きつった笑みを浮かべていた